1 :
助けて!名無しさん!:
2 :
助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 12:28:25 ID:RMGmxXfZ
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。
【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしでだが、心底KINSHINアレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。
【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。
【アイク】
グレイル工務店で働く男。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグデストロイヤー。その癖フラグ立ては神技。他人のフラグもへし折る。
【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコー」と叫ぶ。
【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切し、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。エフラムとよく喧嘩する。
【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱く、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。
【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸に実った事は無い
【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコにする。
【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラ大嫌い
【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味。 影が薄い。
【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。
【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好きな乙女な少年。通称マミー君を一番気に入っている。
【リーフ】
ネガティブなムッツリ。幼馴染、ツンデレ、電波、ツインポニテな四人娘に引っ張り回されている。この人でなしー。
【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレム状態になっている。
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。
【マリク】【シーダ】
マルスの幼馴染にして、最も信頼する片腕(マリク)と大事なガールフレンド(シーダ)。
【ラナ】
「ラナオウ」の異名をもつ最凶シスター。しかし、セリスの前では恋する乙女であり、ユリアの宿命のライバル。暁流杖術の使い手。
【ナンナ】【サラ】【ミランダ】【ティニー】
リーフを振り回す四人娘。リーフのことが好きだが、いぢめるのも好き。
【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。
【へザー】
神出鬼没のレスビアン怪盗。普段の強さはサザ並みだが、百合が絡むと大→強↑化↓!される。
女版ビラクと考えると分かりやすい
【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。
【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。
【ボーレ】
豆腐を愛する商店街の豆腐屋さん、ヨウカンマンもどきなマスコットキャラクターがいる。守備が低い。
【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れる自由と混沌の女神。混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る
【サザ&漆黒の騎士】
∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ <ミカヤは俺が守る 『瞬殺』
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
サザ
∧_∧ ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <身の程をわきまえよ 『月光』
(っ ⊂=⊂≡ ⊂)
/ ) ( \
( / ̄∪ ∪ ̄\)
サザ しっこく
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <覚悟しろ 『天空』
(っ ⊂=⊂≡ ⊂=⊂≡ ⊂)
/ ) ( \ ( \
( / ̄∪ ∪ ̄ \) ∪  ̄ \)
サザ しっこく アイク
4 :
助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 12:46:18 ID:RMGmxXfZ
【エイリークの婿候補】
実はいい人、真銀の騎士、ポカラの賢者の三人に綺麗な月長石を加えた四人。常にエイリーク戦争の真っ最中。
【エリウッドの嫁候補】
ニニアンとフィオーラの二人。時々腹黒い。
【ヘクトルの嫁候補】
ツンデレファリナと天然フロリーナの二人。フロリーナといい雰囲気になるとリンにボコられる。
【ロイの嫁候補】
魔力バカ、ナバタの巫女、魔乳軍将、元気っ子、ポイズンクッキング、不思議系、イドゥン時々ギネヴィア。常にロイ奪取戦争中。
【アイクの嫁候補達】
妹的存在から年上のおねいさんまでと幅広い。何度もアイクにフラグクラッシュされるが懲りないしめげない。
【サザ&漆黒の騎士】
∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ <ミカヤは俺が守る 『瞬殺』
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
サザ
∧_∧ ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <身の程をわきまえよ 『月光』
(っ ⊂=⊂≡ ⊂)
/ ) ( \
( / ̄∪ ∪ ̄\)
サザ しっこく
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <覚悟しろ 『天空』
(っ ⊂=⊂≡ ⊂=⊂≡ ⊂)
/ ) ( \ ( \
( / ̄∪ ∪ ̄ \) ∪  ̄ \)
サザ しっこく アイク
5 :
助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 12:47:41 ID:RMGmxXfZ
既存の設定はこんな感じですが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無し。
歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだよ!
【注意!】
AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えます。
>>1乙
しかしなんで緑風としっこくは2回ボコられてるんだw
緑風だからです←結論
>>9 しっこくが二度殴られる答えになってねえええええ!!(ガビーン)
今年もクリスマスやバレンタインの時ユリウス死ぬのかな?
>>1乙
>>7 大切な事なので(ryってことなんじゃない?
だが待ってほしい。
緑風は四回ボコられている。
14 :
助けて!名無しさん!:2008/12/10(水) 13:23:36 ID:VxGIxBfm
緑風はもう葉っぱ並みにかなりボコられている
>>1 乙
>>4 遊戯王のゾンビマスター似の男 「どうして僕はエイリークの婿候補に入ってないの?
前スレでさえ一度も名前が出てこなかったよ(´;ω;`)」
聖魔の幸運0のシャーマン 「た、多分気のせいですよ。
こう考えてみて下さい。貴方はわざわざ婿候補で明記されなくとも、
エイリークに近い存在!と言う事でしょうよ(汗)」
それと前スレから飛ばされてた葉っぱが、今着地(着弾)しましたよ↓
_ ,,. . . . . . . . . . . ___
, ,.- ''' " ~~ヽ ヽ ヽ l l / / , / ~~`` ; - 、.
,,.-'' " ヽ ヾ \ 、 丶 l l l / ノ / ノ 彡 / `;、
(. ` . ` 、 丶、 ヽ \ ∩ ∩ ノ ノ ノ / / , ' " )
`ヽ 、 − ` \゛丶 ヽ、( ∨ ) ノ ノ / , . ' ' _,,' ノ
``゙ ' ‐‐ - - 、 : .; , .''''''''''''''' 、 、 ;, . . ; - - ‐ ‐ ' "
 ̄ ̄~~~ ̄ ̄
全然誰か分からんぞ
>>15 絵柄見たこと無いから分からんが、リオンか?
そういうネタを使うなら、画像もうpした上で言うと良いぞ。
緑ーフ…いや、言ってみたかっただけ
>>16-17 すまんかった。別にネタのつもりじゃなかったけど、リオンですたい。
言ってる事の意味は分かる様画像は張っておく
つ
ttp://yugioh.wikia.com/wiki/Zombie_Master シグルド 「なぁ、スクリーンの前の皆に聞きたいんだが、このスレの私が
ディアドラをGETする為にはどうしたら良いのだ?
マジレスで答えてくれ、頼む!」
ヘクトル 「兄貴…16スレ目になってもディアドラさんとイチャイチャ所かキスも出来てない現実に
焦ってやがるぜ…(泣)」
マルス (皆適当に答えて良いよ、むしろわざとアホな回答をしてあげるんだ!(・∀・))
>>18 攫われたディアドラを追ってアルヴィスの城に入る。
アルヴィス「お前は私を倒すのにティルフィングが必要だと思っているようだが、別に無くても倒せる。ディアドラは痩せてきたから兄弟家に送り返してやったぞ」
シグルドの勇気が世界を救うと信じて……! ご愛読ありがとうございました!
前スレ
>>387-380の続き
アイク「なかなか強かったな、あれは」
シグルド「流石のお前でもあれは無理だと思ったが」
アイク「完全に鍛え上げたアシュナード・漆黒の騎士のタッグと戦った時よりは楽だったぞ?」
シグルド「前言撤回だ。あの程度なら楽勝だったな、お前なら」
話が寸断され、ふとシグルドが前を見ると、茶髪で快活そうな少女と、茶髪で斧を担いだガチムチおっさんがいた。
知った顔を見て足を止めて前を見たシグルドにつられて、アイクもシグルドと同じ方向を向く。
見られていることに気付いてか、少女がアイクに向けて振り向き、いきなり走り出してくる。
ミスト「お兄ちゃん!」
アイク「ミストか」
下腹部にロケット頭突きを喰らっても平気なアイク。
おっさん達はおっさん達で話が盛り上がっているようだ。
シグルド「グレイル殿! お久しぶりです」
グレイル「おお、シグルド殿。ご無沙汰でしたな」
シグルド「今日はどちらまで?」
グレイル「いや、クリミアシティトーナメントの予選会に行った帰りでして。しかし、なかなか厳しい内容でしたな。
マギ・ヴァル名産の魔物との戦い! サイクロプスとは、なかなか腕力の強い魔物のようです」
ミスト「お父さん凄かったんだよ! サイクロプスと腕相撲して一発KO! お兄ちゃんもやってみたら?」
アイク「……」
シグルド「……」
グレイル「予選は突破できましたが、はたして本戦を突破できるかどうか。ガトリーやジョフレなど、なかなか強そうな面子が集まっていますからな」
アイク(なあ、兄さん。言ってもいいか?)
シグルド(駄目だ。絶対に止めろ)
グレイル「そういえば、広場に黒い塵の山が出来ていましたが。シグルド殿、なにか心当たりはありますか?」
アイク「ああ、それは俺が……ムグッ! むぐむぐ」
シグルド「ははは、今日はいい天気ですなグレイル殿、いい天気ですから、ついでわくわくイズカランドに行ってみたらどうです?」
グレイル「……? ああ、そう言えばミストが言っていましたな。なかなか面白いらしいですな? ドアを開けたら怒りジェネラルが飛び出してくるアトラクションがあるそうで」
ミスト「巡回してる人に見つからないように入って出ていくっていう、捕虜解放屋敷ってアトラクションもあるらしいよ」
グレイル「そうだな、一度行ってみるか」
ミスト「やったぁ!」
アイク「むー! むー!」
グレイル「シグルド殿、それではまた!」
シグルド「……何故だろう。グレイル殿がアイクとトーナメントでぶち当たって『さあ、覚悟しようか(´・ω・`)』って言われるのが目に見えるようだ」
アイク「まあ、俺が出るといったら親方は出場を取り消しかねないからな……言わなくて正解だったかもしれん」
シグルド(言ったほうが良かったかもしれんな……)
アイク「……む?」
シグルド「どうした?アイク」
アイク「……いや、少し嫌な予感が」
シグルド「嫌な予感? ……そう言えば、昔高校でメティオの嵐を喰らった時に似た気配が……」
アイク「それだ。誰かが魔法を使う前の、何かが蠢くような嫌な感触によく似てる」
シグルド「……テロか? ベルクローゼン辺りがウォームを使っているのかもしれんぞ」
アイク「……いや、違う! 来たぞ! みんな伏せろ!」
アイクの突然の怒鳴り声に、驚いて地面に座り込む買い物客。
皆が座り込むのとほぼ同時にアイクは大きく跳躍する。空から降って来る、激しい炎を纏ったメティオに向けて。
アイク「せぇやっ!」
との掛け声と共に、激しく隕石をラグネルでバッティング。宇宙空間へホームラン。
そして、間髪入れず飛来する無数のメティオ。さながら嵐のように、メティオは上から降り注ぐ。
日常を過ごすことがすなわち死と隣り合わせの紋章町においては大して珍しくないことではあれど、この状況はさすがに異常で異様だった。
すぐに喚きだす赤子。それにつられて慌てだす少数の大人たち。
少数の混乱は1ダースの混乱を招き、そして群衆は鼠の群れと化した。
シグルド「皆さん落ち着いてください! メティオは回数制限がありますから、すぐに止みます!」
こうか は ないようだ……。
アイク「兄さんは逃げ遅れた人を救出してくれ! 俺は隕石を撃ってきてる奴を倒しに行く!」
シグルド「分かった! 気をつけろよアイク!」
アイク「任せろ!」
『只今、グラド市街にメティオの雨飛来中です。グラド公園とグラド大学にグレイル工務店ダイケンジャーズの魔道障壁を展開中です。皆様そこに避難をお願いしまs』
町の電気屋のテレビがそんなことを言って、メティオを喰らって店舗ごと吹き飛ぶ。
アイク「くそ、どこだ……?」
既にグラド市街は更地になって、グラド大学の大きな校舎がよく見える。
変わらず降り注ぐ、メティオの雨。空は晴れているのに、今は真っ赤で物騒な雨が降り注いでいる。
アイク「セネリオがいれば、精霊の動きで場所の割り出しくらいやってのけそうなもんなんだが……」
前を見れば、座り込んで泣いているピンク髪の少女が。
近くには、青い髪でピアスをつけた少年が倒れている。
アイク「おい、大丈夫か?」
ネイミー「ふええ……コーマ、コーマぁ……」
コーマ「くそ……あんな攻撃に当たるなんざ……俺も案外大した事ないかもな……」
アイク「……火傷が酷いな。そこのお前、リフ薬持ってるか?」
ネイミー「あ……はい、どうぞ」
アイク「ふんっ!」
リフ薬をコーマの顔に浴びせるアイク。
アイク「どうだ?」
コーマ「……ああ、なかなかいい調子だ。ありがとな! あんた、名前は?」
アイク「アイク。兄弟家のアイクだ。ところで、だれか怪しい奴見なかったか? 魔道士風の外見の奴」
コーマ「ああ、見たぞ。灰色の顔した爺さんだ。いくら攻撃してもカキーン! NO DAMAGE! だった」
アイク「ふむ? いや、協力感謝する。さあ、早く行け。ここもじき危なくなる」
コーマ「そうだな。ほら、立てネイミー! 行くぞ!」
ネイミー「あ……待ってよコーマぁ!」
アイク「……しかし、いくら攻撃してもNO DAMAGE! だと? さすがに心当たりは……」
アイク「もしかして、女神の加護を受けてるのか? だったら……誰が黒幕だ?」
微妙
>>19 そのメティオ、リーフに当たってそうな気がする。
>【ロイの嫁候補】
>イドゥン時々ギネヴィア
イドゥンは時々でないくらいの扱いを受けているのか?
そういやギネさんはあんまり出てないな
あの回転王の妹なのに常識人というステータスがあるのに
いやFEでは普通なのか・・・?
>>25 エリロイ以外の常識人って極端に出番少ないからなぁ・・・
比較的多いのがドロシーかな?(大乱闘FEブラザーズ的な意味で)
>>24 少なくとも出番は六人より多いけどなイドゥンさん
でもロイと全然絡まないけどな、イドゥンさん
寧ろアイクやエフラム、リーフと絡んでいることの方が多いというw
と言うか、ここでロイと会話したことあったか?
セネリオ「ちょっと待って下さい皆さん!何でごく自然にアイクが『フラグクラッシャー』から『フラグデストロイヤー』にランクアップしているのですか!?」
セネリオ「……え?『当然の結果だ?』ちょっと貴方。アイクはただ…ん?『私のフラグも立てたり折ったりして〜!』?な、なにを言っているんですか!!そもそもですね……」
ただ言ってみたかっただけです。ハイ。
30 :
格闘ゲーム:2008/12/11(木) 22:03:03 ID:PCyDYh/3
ロイ「あれ?アイク兄さんがTVゲームやるなんて珍しいね」
アイク「あぁ今日発売のタツノコVSカプコンって格闘ゲームなんだがな」
ロイ「へぇ〜。なんか白い道着を着たリュウってキャラ、兄さんに似てる気がする」
アイク「この男の‘オレより強いヤツに会いに行く’ってセリフはオレの琴線に触れる。
ハッ!そうか!この男はまさしくオレが求める‘漢’の姿だったんだ!?
こうしてはいられんこれからオレは、格闘技を極める為に会社を辞めて
山篭りする!!」
ロイ「ちょ!?兄さん落ち着いてよ!」
エリンシア「ん?どうしたの?ロイにアイク」
ロイ「姉さんアイク兄さんがゲームで興奮しすぎて会社辞めるとか言い出したんだよ!」
エリンシア「え?ゲーム?どれどれ・・・まぁなんて素晴らしいKINNIKUの
が勢ぞろいじゃない。特にこのアレックスって人最高ね。」
ロイ「あぁ・・・エリンシア姉さんもおかしくなっちゃった・・・・」
リーフ「ただいまーアレ?ロイどうしたの?」
ロイ「リーフ兄さん!TVゲームでアイク兄さんとエリンシア姉さんが壊れちゃった!」
リーフ「どれどれ・・・あぁ今日発売のタツノコVSカプコンってゲームね。むっ・・・これは!」
ロイ「どうしたのリーフ兄さん?」
リーフ「このモリガンっておねぇさんのおっぱいと春麗さんと白鳥のジュンっておねぇさんの
ふとももどっちがいいと思う!?」
ロイ「リーフ兄さんは本気で氏ねばいいよ」
後半につづかない
ガラッ
アイク 「ただいま。」
エリンシア「あら?お帰りなさい。今日の大会、どうでした?」
アイク 「ああ。今日も随分と修行になった。最近は勝てるようになってきたが、まだまだだな。」
エリンシア「アイクったら、本当に強い人と競うのが好きですわね。」
アイク 「まあ、な。っと、忘れるところだった。セリスはいるか?」
エリンシア「セリスちゃん?いるわよ?」
アイク 「ちょっと呼んでくれないか?渡したい物がある。」
エリンシア「?ちょっと待ってね。セリスちゃ〜ん!ちょっとこっちに来て〜!」
セリス 「何?エリンシア姉さん。さっき頼まれたこと、まだ終わってないよ?」
エリンシア「アイクがあなたに渡したい物があるんですって。」
セリス 「え?なになに?アイク兄さん。」
アイク 「(ゴソゴソ)これだ。」
セリス 「え?これは…。いいの?兄さん。」
アイク 「ああ。いつも大会で競っている少年から貰ったものだ。『僕にはもう必要ないものだから』って言ってな。丁度、セリスに似合いそうだったから貰って来た。
ただ、貰うと言ったとき、あいつはひどく驚いてたな…何でだ?」
エリンシア「どうしてでしょうね?……あら?これ、ちょっとセリスには小さいみたいですね。サイズを合わせてきますわ。」
セリス 「僕も手伝うよ。アイク兄さん、ありがとう!大事にするね!」
しばらくチクチクと、針の音が聞こえ…
エリンシア「……。はい、できましたわ。」
セリス 「ありがとう、エリンシア姉さん。じゃあ、早速着て来るね!」
アイク 「あ、服は脱がなくても大丈夫だ。それは上から被るやつだそうだ。」
セリス 「あ、そうなんだ。…うんしょっと。どう?似合う?」
アイク 「ああ。俺の思った通りだ。」
エリンシア「そうですわね…。色も赤くしたらクリスマスにピッタリですわ。」
セリス 「えへへへ…。」
エリンシア「……そうだわセリスちゃん。昔使ってた盾と、シグルド兄さんからティルフィングを借りて、写真を撮ってみない?その服の子になりきって見るの。」
セリス 「え?」
アイク 「面白そうだな。そうすればセリスも強そうに見えるかもな。」
セリス 「あ、ひどいや兄さん。…僕ってそんなに弱そうに見えるのかな…。」
アイク 「ん…すまん。」
セリス 「いいよ。僕もわかってることだから。…でも、強くなりたいな…。」
アイク 「なら、俺が手伝ってやる。」
セリス 「え?いいの?迷惑じゃない?」
アイク 「ああ。家族の願いを迷惑になんか感じない。それに、俺は約束を違えたりはせん。」
セリス 「…ありがとうっ!」
アイク 「そんなにうれしいことか?」
セリス 「うんっ。いつも危ないところをユリウスに助けてもらってるから。僕だってユリウスを助けたいんだ。」
アイク 「そうか。なら頑張らないとな。」
エリンシア「そうですわね。」
セリス 「うんっ。」
その頃…竜王家では…
ユリウス 「(コンコン)ん?…どうしたんだユリア。ナーガの書なんか持ってきて。」
ユリア 「なぜか…お兄様をぶっ飛ばさないといけない気がして…。」
ユリウス 「ちょっと待て、俺は何も…ギャー―――――……」
―続く―
【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。また、エフラムの嫁候補でもある。
兄弟達の嫁がテンプレ入りしたのなら時スレからこうするべきでは?
>>32 猫目の子かw
確かにセリスがコスプレする所見てみたいな。GJ。
続き待っとります。
>>33 どうだろーな、エフラムはチキ・ファ・ミルラのことで手いっぱいだし
このスレじゃそんな描写もほとんどないしなぁ・・・
第一、今次スレのテンプレのこと話しても次立てる人が覚えてるかどうか
ま、立てる人のお好み(さすがに反対意見多いのは自重)ってことで
>>32 ネタはいいんだが・・・その少年が誰のことか分からんorz
続きの話で出るだろうから待つか・・・
しかし、セリスに「えへへ」って笑い方は似合いすぎる・・・
あらすじ・・・アイクから、とある服を貰ったセリス。アイクとの約束もあり、とてもうれしいセリスはその服を帰ってきた家族に見せることにした…。
ミカヤ 「今日も結構占ったわねぇ。ただいま〜。」
セリス 「おかえりなさい、ミカヤ姉さん。」
ミカヤ 「あら?その服は、あの大会に出てる子のじゃない。どうしたの?」
セリス 「これはね、アイク兄さんが……で…エリンシア姉さんも…なんだ。」
ミカヤ 「そう…だったら私に任せなさい!とってもいい写真を撮るわ。」
セリス 「ミカヤ姉さん…ありがとう!」
ミカヤ 「じゃあ、シグルドから剣を借りたら呼んでね。それまでカメラの準備をしてるから。」
エリウッド「ふぅ。今日こそ何事もなく終われますように……(ガラっ)」
セリス 「おかえりなさい、エリウッド兄さん。」
エリウッド「ああ、ただいま。あれ?セリス、その格好は…」
セリス 「あ、これ?アイク兄さんからのおみやげなんだ。」
エリウッド「そうなのか。うん、似合ってるよ。」
エイリーク「ただ今戻りました。」
セリス 「エイリーク姉さん、お帰りなさい。ねえ、この服似合ってる?」
エイリーク「ええ、とても似合っています。どこか風が流れる感じがする服ですね。」
セリス 「そうなんだ…。褒めてくれてありがとう!」
シグルド 「ただいま。今日は早く帰れたよ。」
セリス 「お帰りなさい、シグルド兄さん。いきなりでなんだけど、ティルフィングを貸してもらえないかな?」
シグルド 「それはいいが…そういえばその服はどうしたんだい?」
セリス 「これはね、アイク兄さんが……で……なんだ。」
シグルド 「そういうことか。なら私も協力しよう、ほら。その服も似合っているぞ。赤くしたら今の季節にピッタリだしな。」
つティルフィング
セリス 「ありがとう!シグルド兄さん。ミカヤ姉さ〜ん、こんな感じ?」
ミカヤ 「ええ、その格好のままで…(カシャ)はい、終わったわ。(ぴらっ)」
セリス 「えへへへ…。」
シグルド 「うん。少しかわいい気もするが、かっこいいぞ。」
アイク 「ああ。」
エリウッド「立派な勇者だね。」
エイリーク「ええ。魔王も楽勝です。」
ミカヤ 「暗黒竜もイチコロよ☆」
セリス 「えへへ…。皆、ありがとう。…そうだ、アイク兄さん。早速稽古しようよ。」
アイク 「ん?そうだな…エリンシア、飯は何時位に出来るか?」
エリンシア「そうですわね…あと1時間くらいかしら?」
アイク 「わかった。じゃあセリス、飯ができるまで庭でやろう。」
セリス 「うん!」
エリウッド「…ほどほどにね〜…。」
―続く―
>>30
ハイパーボッ
38 :
夜明け前より瑠璃色な:2008/12/13(土) 23:50:02 ID:0rns32k7
★スマブラ案内 第1章★
エリンシアとミカヤはアイクとマルスが大乱闘している間、こっそりいろんなところへいっていたのだった、、、、。
・終焉・
エリンシア:へぇ、ここが、、、、。
ミカヤ:終焉、マスターハンドいるところってきいているけど、やはり、穴以外なんもいないね、
エリンシア:たまに両手でやってくるからこわいですよね
ミカヤ:そこはアイクとマルスが同時にたおしてくれるはずよ。
・シャドーモセス・
「む、そこの女性は」
ミカヤ:この伯父さんだれ?
?:おじさんとはずいぶん、、、、。ひょっとして、アイクがいう女神と女王というのは、、、。
エリンシア:スネーク!?
スネーク:ははは、そうだ。アイクとマルスから聞いているぜ。ミカヤとリンは毎日つまらないダジャレをいっているとか
ミカヤ:は!?私は
スネーク:それだけじゃないな、エリンシアさんはいつもやさしくてミカヤはいつも怒っているとマルスから聞いた。
エリンシア:、、、
ミカヤ:え、エリンシアさん?
エリンシア:う、ううん、なんでもないの。
「あ!?」
エリンシア:ふっとばしますわー!!!
「ばしん!!!」
マルス:あーーーれーーー!!!
ミカヤ:マルス、、、、。
・マルスはエリンシア式「必殺の一撃」で星の彼方へ、、、、。
スネーク:やはり、威力はアイクよりだな
エリンシア:それはもちろん姉さんたちの逆襲ですから
スネーク:は?
ミカヤ:いってきなさい!!
「ばしん!!!」
・ミカヤの「必殺の一撃」でスネークも星の彼方へ飛んで行ったのだった。
スネーク:うわぁ!!!
「おいどうした!スネーク!スネェーーーーク!!!!」
エリンシア:ミカヤもやるね
ミカヤ:アイクはいないのかしら、、、。
・アイクは飛ばされないように身を隠れていたのだった、、、、。
アイク:なんで、あいつらがここへ??
つづく
39 :
夜明け前より瑠理色な:2008/12/13(土) 23:53:31 ID:0rns32k7
★しっこく、エリンシアに弟子入りする★
(FESSの10-388「温泉に行こう!!」の時間差外伝的なショートストーリー)
エリンシア&ミカヤ:「みんな、行ってらっしゃい!!」
・ふたり残して残りの兄弟たちは温泉へいった。
エリンシア:みんなが温泉旅行の間はずっと私とミカヤふたりだけですもんねぇ、
なにをしようか、、
ミカヤ:時の旅人さんが来たら迎えしましょうよ!
「ぴんぽーん」
エリンシア:?
ミカヤ:だれかきているみたい。
「がちゃ」
エリンシア:!?
ミカヤ:!?
・そこには少し元気がないしっこくこと「漆黒の騎士」がいた。
エリンシア:しっこくさん、アイクたちなら旅行でいませんが、、、。
しっこく:一人なので中に入っていいですか?
エリンシア:まぁ、それならどうぞどうぞ!
ミカヤ:またどうかしたの、、、。
しっこく;それが、、、、。
・どうやら、しっこくもみんながどっかへいったらしく一人だったらしい、、、。
ミカヤ:みんなって、どちらへ?
しっこく:イリア温泉へ。いきたかったんですよ!!
エリンシア:アイクたちもイリア温泉だったのですよ
しっこく:ということは、、、今頃はち合わせているかもしれませんね。
ミカヤ:みんな大暴れしてたらおもしろいのに、、、。
エリンシア:あはは、、、はぁ、、、。
・しかし、しっこくが悩んでいたのはそれだけではなかった、、、、。
エリンシア:紅茶?
ミカヤ:なんであんたが紅茶?
しっこく:実は、、、、。
・最近、ベグニオン財閥の人たちがやってくることが問題であった。
社長であるサナキが紅茶持ってこいという命令を受けられたのはしっこくだった。
おいしいなぁといいつつもいれすぎ、すくないとか愚痴いろいろ。
その不満は殺したい覚悟そのものだったらしいが、、、。
ミカヤ:(どうりでベグニオン財閥がかかわるわけね、、、、。)
エリンシア:(一発殴りたいですねあそこは、、、)
しっこく:以前アイクから「エリンシアの紅茶は天下一品」と聞いたからアイクがくるあいだ弟子入りしようと
ミカヤ:おいしいよね!
エリンシア:わかりました。(即答)
・そして、旅行行っている間、漆黒の騎士は紅茶の入れ方を伝授するため、エリンシア&ミカヤのところへ弟子入りしたのだった。
そして、しっこくはふたりの教えにより紅茶だけじゃなく、エリンシア+ミカヤが厳選したいろんなお茶の出し方をほぼマスターしていたのだった、、、。
ミカヤ:もし失敗したとしても一発ね
しっこく:承知いたしました師匠!
エリンシア:いいよ、普通に読んで。
ミカヤ:今度はわたしたちもやりますから
しっこく:師匠ぉ、、、。
エリンシア&ミカヤ:はぁ、、、、。
40 :
リーフの一週間:2008/12/14(日) 01:52:19 ID:GsIoHCnK
月曜日
リーフ「アルテナさあ〜ん!」
アリオーン「アルテナに近づくな、フン!(ドカッ)」
リーフ「うわー!この人でなしー」
火曜日
リーフ「エリスさんエリスさん」
マリク「エリス様から離れろっ、えい!(ボカッ)」
リーフ「この人でなしー」
水曜日
リーフ「ルイーズさんルイーズさん」
パント「む、誰だ、ルイーズとの二人っきりの時間を邪魔をするのは!えい!(ボカッ)」
リーフ「この人でなしー」
木曜日
リーフ「ミレディさんミレディさん」
ゲイル「邪魔だ(デュクシ笑)」
リーフ「この人でなしー」
金曜日
リーフ「ナターシャさんナターシャさん」
ヨシュア「ナターシャに手を出すな!(ボカッ)」
リーフ「この人でなしー」
土曜日
リーフ「ビーゼさんビーゼさん」
ムワリム「どけ(ボカッ)」
リーフ「この人でなしー」
日曜日
リーフ「今日はどんなおねいさんに声かけようかな?Dナイト系?それとも剣士系?迷うなあ!」
ナンナ「リーフ様」
サラ「迷う必要はありません」
ミランダ「私たちがたっぷりと」
ティニー「可愛がってあげますから♪」
リーフ「うわああああああぁぁぁああ!!!!!」
おわり
・・・こう言えばいいのか?
やめろ!リーフのHPはもう0だ!
>>40 「この人でなしー」っていってる時は、まだ余裕あるって事だな
>>41 むしろ
リーフのHPは108まであるぞ(トラ7基準で)
とか・・・それも16進数表記で
いつも思うんだが、四人娘はリーフにどんなお仕置きをしてるんだろう?
リーフ「その言い方だとエロい響きがするけどそんな甘いものとは縁遠いよ」
アウグスト「あの方々の使える武器とスキル、そして私の拷問術を
組み合わせて考えれば……もうおわかりですな?」
>>45-46 OK、把握したよ((((((;゜д゜))))))))ガクガクブルブル
ふと思ったんだがリーフの嫁候補に代替キャラのジャンヌがいないな
もっとも、代替キャラ自体マナ以外出たことないと思うけど
このスレにおいて、レヴィンとセティは親子ではなく、
兄弟として扱われていることが多い(9-442等)ので、
このネタでもそれに従い、ともにフォルセティ直系の兄弟とさせてもらいます。
(親)ラーナ (子)レヴィン、セティ、フィー こんな感じでお願いします。
それと、私が書いた「その名はAKJ」と多少話がつながっているので、
よろしければ先にそちらをお読み下さい。
第1話 悲しみをもたらす3人の男
セティ 「ふう・・・」
―ペンを置き、一息つく。ようやく3分の1が終わった。
わが名はセティ、シレジア家の次男にして、シレジア社の副社長を務めている。
まだ10代で副社長というのも妙な話だが、
血統を重視するわが社としては、シレジア直系が要職につかざるを得ない。
セティ 「・・・う・・・胃が」
―机の中の胃薬を取り出して飲む。
10代の身でこれでは先が思いやられるが、決して体が弱いわけではない、この胃痛は精神的なものだ。
そう、私は今、多大なる苦労と苦悩を背負っている。
そして、この苦しみは、私の周りにいる3人の男によって、もたらされているのだ。
レヴィン 「やあ、ご機嫌いかかがかな、マイブラザー?」
セティ 「誰かさんのおかげで最悪ですよ、兄上」
レヴィン 「何!?私の大切な弟の機嫌を悪くするヤツがいるだと!!?
どこの誰だ、私がやっつけてやる!!」
セティ 「あんただ、あんた!!」
―早速1人目が現れた。私を苦しませる男の1人、レヴィン。
シレジア家の長にして、わが実兄、本来なら私の仕事をしなければならない男だ。
ところがこの男ときたらチャランポランで、会社の仕事など一切せずに放蕩の限りを尽くしている。
おかげで、弟の私が全て兄の仕事を肩代わりしなければならないのだ・・・。
セティ 「兄上、遊んでばかりいないで少しは仕事をしてください」
レヴィン 「遊んでいるわけではない、俺には俺のやらなければならないことがあるのだ」
セティ 「女性と遊んだり、女性と遊んだり、女性と遊んだりすることは
やらなければならないことではありませんよ」
レヴィン 「意地悪いうなよ、マイブラザ〜」
セティ 「気色悪いから離れてください。
いいですか、兄上。あなたがやらなければならないのは、わが社の社長としての仕事です」
―そういって、私は兄上の目の前に、大量の書類を置いた。
レヴィン 「うわ、何これ?見ただけで吐き気がする。正気の沙汰じゃないな。
こんな仕事をやる奴なんて、変態じゃねえの?」
セティ 「全 部 あ ん た の 仕 事 だ」
レヴィン 「無理無理無理、こんなの俺には無理。もっと俺に相応しい仕事無いの?」
セティ 「相応しい仕事というと?」
レヴィン 「諸国漫遊したり、歌を歌ったり、女の口説いたり」
セティ 「そんなものは仕事とは言わねえ!!」
レヴィン 「面倒だな〜、なんで社長なんかになっちゃったんだろう、俺?」
セティ 「それは仕方ありません、フォルセティ直系の血を引く兄上の責務なのです」
レヴィン 「そうか、なら決めた。セティ、今日からお前が社長だ!!」
セティ 「・・・・・・・・・」
―もう我慢できない。私は机の上においてあった魔道書を手にとって開き、詠唱を開始する。
セティ 「兄上・・・今、フォルセティは私の手元にあることをお忘れなく」
レヴィン 「げ!!」
―フォルセティ・・・読者の方もご存知の通り、12聖戦士が残した神器の1つだ。
一般に、聖戦の系譜ではナーガに次ぐ性能を持つとされる。
この魔法のおかげで我がシレジアは、いまだ他からの干渉なく、繁栄している。
本来なら、兄上が持つべきなのだが、『重いから要らない』の一言で放り出され、
現在は私が所持している。
フォルセティで重いって・・・ドズルの者が聞いたら怒り狂いそうだ。
レヴィン 「おい、まて、落ち着け」
セティ 「流石の兄上も、この魔法だけは怖いようですね」
レヴィン 「馬鹿、家が壊れるだろ」
セティ 「グレイル工務店が直してくれるので大丈夫ですよ。
さあ、兄上、素直に部屋に戻って仕事をするか、
フォルセティに切り刻まれるか、お好きなほうをお選び下さい」
―私の右手に、風の魔力が集中していく。断っておくが、私は本気だ。
レヴィン 「え、あ、そ、そうだ、急に仕事がしたくなったな〜。
遊びもいいけど、やっぱ男は仕事だぜ。
それに、なんといっても俺はシレジア家当主だからな。
HAHAHAHAHAHAHA」
セティ 「ええ、その通りです。
それでは、お部屋に戻ってこの書類を片付けてください」
―私から大量の書類を手渡されると、兄上は自分の部屋に戻っていった。
セティ 「はぁ〜〜〜〜〜〜」
―魔道書を机に置き、椅子に座ってため息をつく。
疲れた・・・
セティ 「それにしても兄上には困ったものだ」
―シレジア家当主としての自覚が、今の兄上にはあまりにも足りない。
これでは、ダッカーやマイオスといった親族に乗っ取りの口実を与えてしまう。
実際、彼らはかなり前から画策をしているのだが、それの対応と始末も全部私がやっているのだ。
もともとの激務に加え、この気苦労・・・私の胃も痛くなるというものだ
・・・すこし、気晴らしをしてこよう。
セティ 「散歩をしてくる、兄上の監視を頼んだぞ。
逃げようとしたら、遠慮なくライトニングをぶっ放して構わない」
ホーク 「かしこまりました。それではいってらっしゃいませ」
―秘書のホークに兄上の監視を頼み、私は家の外に出た。
シレジアは紋章町でも最北端であり、もっとも気温が低い。
よその者にはこの寒さがこたえるらしいが、ここでずっと育った私にとっては、
この冷たさがむしろ心地よい。
特に、この北風・・・これを感じるたびに、私はシレジアの生まれだということを実感するのだ。
この北風を感じるのにもっと相応しい心理状態があるのだが、とりあえず、今はおいておこう。
セティ 「あれは・・・」
―トラキア区に足を伸ばした私は、遠くで少女を確認した。
遠目からでもはっきりとわかる・・・。
彼女はティニー。フリージ家の令嬢にして、私が最も愛する少女だ。
華奢で可憐な少女だが、内には強い意志を秘めたあまりに魅力的な少女、
私の宝物だ。
彼女の笑顔を見れば、私の疲れなど、すぐに吹き飛ぶ・・・・はずだったのだが・・・
注:リーフと四人娘のやりとりにつき、セティ君の目には相当なフィルターがかかっていますので、
以下では「」でセティ視点を、その下の()で客観的な事実を記載します。
ティニー 「リーフ様、今度一緒にデートしてくださいね」
(リーフ様、今度同人のモデルになってくださいね)
リーフ 「この間したばかりじゃないか、また?」
(この間付き合ったばかりじゃないか、また?)
ティニー 「だって、リーフ様のこと、すきなんだもの」
(だって、リーフ様のキャラ、受けなんだもの)
―ぐ・・・やはり、いたか。
ティニーは私の宝物だが、彼女の傍にはいつも憎きあの男がいる。
私を苦しませる2人目の男、兄弟家のリーフだ。
どうやら彼女はリーフを愛しているらしく、いつもリーフと一緒にいる。
これでリーフとティニーが本気で相思相愛というのなら、構わない。
私の想いが通じなかっただけであり、彼女の幸せを願って2人を祝福するだけだ。
しかし、現実はそうではない。
ナンナ 「リーフ様、昨日アマルダさんとデートしてたでしょ、妬けちゃうわ」
(リーフ様、昨日アマルダさんをナンパしてたでしょ、許せないわ)
リーフ 「もう、ナンナはヤキモチ妬きなんだね、可愛いよ」
(ちょ、ナンナ、いくらなんでも嫉妬しすぎ、怖いよ)
ミランダ 「浮気者のリーフ様にはおしおきよ。えい!!」
(浮気者のリーフ様にはおしおきよ、この!!)
リーフ 「こらこら、ミランダ、抱きついたら恥ずかしいじゃないか」
(やめて、ミランダ、首絞めたら苦しいじゃないか!!)
サラ 「ミランダばかりずるいわよ、あたしだって、えい」
(ミランダだけじゃすまないわよ、あたしだって、この)
リーフ 「サラまで勘弁してくれよ〜」
(サラまで勘弁してえええええ!!)
四人娘 「リーフ様、今日はたっぷり愛してくださいね」
(リーフ様、今日はしっかり覚悟してくださいね)
リーフ 「まいっちゃうな〜、HAHAHAHAHA」
(この人でなしー、UGYAAAAAAAA)
―見ての通り、あの男はティニーだけでなく、複数の少女を一度に従えている。
ノディオンのナンナ、アルスターのミランダ、ロプト教団のサラ、
いずれも名家の令嬢だが、全員リーフにぞっこんのようだ。
それをいいことにあの男は、4人の少女全員にいい顔をし、
誰か一人に決めることなく、全員を手篭めにして、弄んでいる。
おそらく少女達も心の奥底では不満を感じているはずだが、
リーフ愛しさゆえ、それを口にすることもできないのだろう。
ティニーもその中の1人だというのだ・・・考えただけで忌々しい。
リーフ 「あれ、セティじゃないか。おーい、セティもこっちきなよ〜」
(あれ、セティじゃないか。お願い、セティたーすーけーてー!!!!)
セティ 「く・・・」
―リーフに見つかった、なにやら私を呼んでいるようだが、話しても不愉快になるだけだ。
そう思った私は、気づかない不利をして彼らに背を向け、足早にその場を去った。
ティニー、彼女の存在だけが心の支えだったのに、その宝物をあの男は・・・・。
これでは散歩をしても気分は晴れないだろう、私は帰宅することにした。
セティ 「今帰った」
ホーク 「おかえりなさいませ、セティ様。お客様がおいでになっています」
セティ 「客?」
アーサー 「やあ、セティ」
セティ 「あんたか・・・」
―無駄にさわやかなオーラをまとって私を訪ねてきたこの男が、私を苦しませる3人目、アーサーだ。
フリージ家の御曹司で、ティニーの実兄である。
なぜ、この男が私を苦しませるのかというと、
ティニーはリーフLoveだが、それと同時に重度のブラコンなのだ。
まあ、実の兄妹なのだから大したことではないと思いたいのだが、
以前この兄妹から自分達の話を聞いたときには・・・
アーサー 「ティニーは甘えん坊でね、いまだにおれとお風呂に入りたがって
困ってるんだよ」
セティ (全然困っていないように見えるのは気のせいか?)
アーサー 「まったく、ティニーったら、雷が怖いから一緒に寝てくれだって
初期装備エルサンダーのくせに笑っちゃうよね」
セティ (笑えねえよ!!)
ティニー 「だって・・・にいさまのこと、すきなんだもの」
セティ (涙)
このように、やたら物騒な言葉ばかりが出てきた。
嘘だと願いたいが、真実である可能性が高いらしく、
噂ではあのノディオン家のラケシスと同等のブラコンぶりらしい。
要するに近親相姦を本気で疑ってしまうレベルだ、よってアーサーは私の敵である。
我ながら大人気ないとは思うが、ただでさえティニーはリーフにぞっこんなのだ、
その上べったりな兄がいては、私の立場は完全に無くなってしまう。
セティ 「で、今日は何の用だ?」
アーサー 「ティニーから聞いたんだけど、君、今仕事がとっても大変なんだって」
セティ 「ああ、チャランポランな兄のおかげでな」
アーサー 「それでさ、おれが君の負担を少し軽くしてあげたらな、と思ってさ」
セティ 「何!?本当か!?でも、フリージのほうはいいのか?」
アーサー 「うん。おれの家ってさ、当主の嫁が全部仕切ってるし、
娘のイシュタル姉さんもよくやっている上に、
ラインハルトっていう超有能な部下がいるから、
おれみたいな傍系は出番が無くて暇なんだよね。
だから気にしなくていいよ」
セティ 「うう・・・すまない」
アーサー 「遠慮するなよ、おれ達友達だろ。
君の負担を軽くできるのなら、喜んでやるさ」
セティ 「アーサー・・・私は君を誤解していたようだ。
それでは早速この書類の整理を」
アーサー 「だからフォルセティをおれにくれよ」
セティ 「・・・はい?」
―おもわず間抜けな返答をしてしまった。
い、今、この男はなんと言った?「フォルセティをよこせ」だと?
アーサー 「いやあ、セティも副社長なんて重大な仕事をやっている上に、
神器なんて物を持っていたら大変だろう。
だからフォルセティはおれがもらってあげようかなって思ってさ」
セティ 「な、何をいう!!そんなことより仕事を・・・」
アーサー 「いやいやいや、仕事よりも神器だよ。
今君の身にはそのフォルセティが重くのしかかっているはずなんだ」
セティ 「重くない、重さ5だから全然重くない。それよりも、仕事の方がよっぽど重い」
アーサー 「いいからおれにくれって。おれの方が強いんだからさ。
フォルセティよりもフォルアーサーの方が使えるっていうのは、
エムブレマーの常識だよ」
セティ 「そんなことはない、ステータス上限も期待値も私の方が上だ」
アーサー 「変わんない、変わんない。
フォルセティのチート補正の前では多少の上限の差なんて意味ないから」
セティ 「ス、スキルの差は大きいだろう。フォルアーサーには追撃が無いぞ」
アーサー 「大丈夫、大丈夫、これ見て(指にはめた指輪を見せる)」
セティ 「そ、それは!!」
アーサー 「そ、追撃リング。アーダンって人がくれたんだ。
『すぐにレヴィンにとられるからやるよ』だって」
―アーダン・・・今度の涙目グリーンは私がおごろう(涙)。
アーサー 「ね、だからステータスとかスキルの差はないんだって。
それなら登場も早くて機動力のあるおれの方が、
フォルセティにふさわしいと思わないかい?」
セティ 「思わん!!
いいか、フォルセティは、今やこのスレにおける
私の唯一のよりどころなんだ!!
それまで失ってしまったら、私の立場はどうなる!!」
アーサー 「セティ・・・」
―アーサーは私の肩に手を置き、真剣な表情をした。
セティ 「な、なんだ?」
アーサー 「ここまできたらトコトン涙目になった方が
ネタ的においしいって(さわやかな笑顔で)」
セティ 「ふ ざ け る な ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !!」
―アーサーを蹴っ飛ばして、家から追い出し、塩をまく。
セティ 「ゼェ、ゼェ・・・まったく、私の周りにはろくな男がいない」
―それにしても、アーサーは恐ろしいことを言う。
私からティニーを奪っただけで物足りず、フォルセティまで奪おうというのだ。
2つの宝物を奪おうとするアーサー、やはり奴は私の敵だ。
セティ 「ふう・・・さて、兄上はきちんと仕事をしているかな」
―気を取り直して、兄上の部屋に向かう。
ホークが監視しているとはいえ、兄上のことだから油断ならない。
セティ 「兄上、仕事の具合はどうですか?」
―そういって、兄上の部屋のドアを開けた私が見たもの・・・
それは、窓にロープを垂らし、今まさに、外に脱出しようとする兄上だった。
セティ 「・・・何をなさっているのですか、兄上?」
レヴィン 「え、いや、書類にさ、
『窓にロープを垂らした際の魔力上昇について』っていう項目があったから
その実験を・・・」
セティ 「つくなら、もう少しマシな嘘をついてください」
レヴィン 「セティ、見逃してくれ。シルヴィアからデートしたいって電話があったんだ」
セティ 「・・・言いたいことはそれだけですか?」
―私は魔道書を取り出し、詠唱を開始する。今回は警告は無しだ。
レヴィン 「ちょ・・・室内でフォルセティはやめろ、家が壊れる」
セティ 「もう許さん、この放蕩兄貴が!!」
レヴィン 「ご乱心、マイブラザーがご乱心!!」
セティ 「仕 事 し ろ お お お お お お!!」
―攻撃力120の必殺フォルセティが、私の手から放たれた。
ふふふ、アーサー、魔力上限25の君には出せない威力だ。
当然屋敷は倒壊、しかし母上も妹も外出中だし、使用人たちは慣れているので全員無事だ。
屋敷についても、グレイル工務店に頼めば2日で直してくれるので、たいした害はない。
修理費は兄上の小遣いから引いておくことにしよう。
セティ 「ゼェ・・・ゼェ・・・・さ、兄上、いい加減懲りたでしょう?
ホテルを取っておりますので2日間は目一杯仕事を・・・あれ?」
―兄上が消えている!?
倒壊した直後には間違いなくいたから、私が一瞬目を離した隙に逃げたのだ。
崩れなかった柱に目をやると、そこには一枚の紙が張ってあった。
『誰も俺を縛ることはできない、なぜなら、俺は風だからだ。
ということで、今日はシルヴィアのとこに泊まるから、あとはよろしくね(はあと)。
れびんお兄ちゃんより』
セティ 「・・・あのろくでなしがああああ!!何がれびんお兄ちゃんだ!!」
―私は絶叫し、その場に座り込んでしまった。
怠け者の兄レヴィン、最愛の女性を弄ぶリーフ、2つの宝物を奪おうとするアーサー、
このような者達に囲まれて、私の人生はどうなってしまうのだろうか・・・?
途方にくれ、空を見上げた私に、冷たい北風が吹き抜けた。
「シレジアの風を感じたくば、涙を流せ」これは、シレジアに古くから伝わる言い伝えだ。
シレジアの北風は泣いている時に最も心に響くらしい、確かにその通りだろう。
風が吹くと涙に濡れた頬の部分だけが一層冷たくなる、それが一層悲しみを駆り立てるのだ。
嗚呼、今日もシレジアの風が涙に沁みる・・・。
第2話に続く
>>49-54 gj!
毎度毎度、面白い作品を読ませていただいています。
次から次へとネタが生み出される多作さが凄いですね。
セティの苦労っぷりが楽しみすぎます。
>>54GJ
しかし、ティニーよ。リーフの質問に対する答えは回答になってないと思うのだが。
ホモ描写ありなので苦手な方はご注意を
リーフが一人で留守番をしているとドアチャイムの音が・・・
ピンポーン
リーフ「はいはいどちら様ですか?(ドアスコープを覗く)」
そこには赤と緑の瞳が見えた
リーフ「!!!!(この澄んだオッドアイはイドゥンさん!)」
リーフは以前からイドゥンさんに伝えたかった言葉を言いながらドアを開けた
リーフ「ガラッ 僕とけっこんしてください!!」
ライ「え?」
リーフ「え?ライさん?」
リーフが辺りを見回すと門の外には丁度帰って来たばかりの兄弟たちの姿があった。
リーフ「〜〜〜〜!!!(言葉にならない声)」
セリス「リーフ、おめでとう!」
ミカヤ「うう・・・ふつつか者のうちのリーフをよろしくお願いします・・・!(花嫁の父のような涙声で)」
ライ「いや、状況がよく分からないのですが・・・。」
アイク「そういえばリーフが以前から『オッドアイハァハァ。けっこんしてください』と寝言を言っていたがお前のことだったのか。」
リーフ「違ーーーーーーーう!誤解だ!」
エリンシア「ライさんでしたら安心ですわね。婚姻届はいつ出しましょうか?」
リーフ「何で普通に容認してるの!?」
シグルド「KINSHINは許せんがガチホモは別に問題ないぞ?(にっこり)」
リーフ「良い笑顔で何言ってるのシグルド兄さん!?」
ライ「いや、俺はノンケだから・・・」
マルス「ガリア一家と太いパイプが出来るんだ。僕も大歓迎だよ。」
エリウッド「いやー、まさか兄弟でリーフが一番に結婚を決めるとは・・・お兄ちゃん嬉しいぞ?」
リーフ「止めろよ!突っ込めよ!常識人!」
サラ「リーフが面白い事になっているって事で飛んできました。」
リーフ「ギャアアアア!!厄病神来た!!」
ナンナ「式には私たちも呼んで下さいね?」
ミランダ「べ・・・別にリーフの今の状況を楽しんでいるわけじゃないんだからね!」
リーフ「それが本心だろチクショー!」
ティニー「ガチホモktkr!!」
リーフ「鼻息荒くしながらスケッチブックに僕とライさんの密着した姿を描くなぁーーーー!!!」
ザシュッ!
リーフ「え?」
リーフの横を何か大きな生き物が2匹通り過ぎた。
リーフの頬には浅く傷が入っており、血が滲んでいた。
リィレ(化身後)「隊長と結婚するのは私なんだから!隊長に近づくモノミ ナ コ ロ ス ・・・」
キサ(化身後)「黙れ小娘!隊 長 の 愛 は ワ タ シ ノ モ ノ ヨ !」
4つの光る眼がリーフを睨みつける
リーフ「怖い怖い怖いーーー!!!」
ライ「待てお前ら!とりあえず逃げるぞ!(化身しリーフを背に乗せ全速力で走る)」
リーフ「嫌だ降ろせ猫男と駆け落ちなんて嫌だーーー!!!!」
ライ「何言ってるんだ!?あいつら本気で殺しにかかってくるぞ!」
エイリーク「夕飯までには帰ってくるんですよー。」
リーフ「ぎゃあああああぁぁぁぁぁ・・・・・(遠ざかる悲鳴と追いかけるリィレとキサ)」
セネリオ「酷い有様です。
そしてライが葉っぱとくっつけばアイクとのペアエンドは僕のものですねやっほーーーい!!!(狂喜乱舞)」
>>56-57 葉っぱ勘ちGUY乙www
かなりフリーダムな街だから、ぶっちゃけ同性婚も認められてそうだよな…
あとセネリオはしゃぐなw
>>49-54 セティwwwこの様子だとクレイン&エリウッドと一緒に、
I(胃痛が)N(中々)Y(良くなりません)同盟なんて作れるなwwwwGJ!
↓セティ
クレイン→ ('A`)人(´;ω;`)人('A`) ←エリウッド
>>57-58 突っ込み所が多すぎて吹いたwww
ティニーとセネリオ自重しろwwww
後ライってノンケかよw爆弾発言乙ww
個人的にその現場をイドゥンさんが見ていたなんてオチを期待してたのだがw
それでもGJ!
もうすぐクリスマスか。
今年はどういったネタが投下されることだろうか。
アイクは今年こそはサンタさんが来る!と信じて庭で素振りしてるんだろうな…
「ねーねー、ことしのクリスマス、サンタさんになにおねがいする?」
「おれは、仮面ライダークーガーのへんしんベルトかな!」
「そうなんだ。あたしはね、アンパントマンのノーズにんぎょうたのむの!」
「えー、あんなのほしいのかよ?」
「だってかわいいんだもん。ノーズにんぎょう!」
「まあいいや。はやくきてほしいよな、サンタさん!」
「うん!」
漆黒の騎士「クリスマス……もうそんな季節か。そろそろ準備を始めねば。」
そう。この町のサンタクロースの正体こそ、彼、漆黒の騎士なのだ!(通称・シッコクロース)
彼は今年も子どもたちに笑顔を届けるため、いそいそと準備を始めたのだった。
〜準備その1 プレゼント調査〜
漆黒の騎士「まずは、今年子どもたちが欲しがっているものを調査せねば。
よし…ルベール、いるか?」
シュタッ
ルベール「はいっ!ゼルギウス将軍!」
漆黒の騎士「ば、馬鹿者!その名で呼ぶな!」
ルベール「はっ!も、申し訳ありません!」
漆黒の騎士「まあいい。さあ、今年もいつものように調査を始めるぞ。」
ルベール「わかりました!ゼルギウス将軍!」
漆黒の騎士「……お前、ひょっとして天然か?」
ルベール「いえ…私にはもったいなきお言葉!」
漆黒の騎士(………どうやら真性らしいな。)
ルベール「では将軍!早速行きましょう!」
漆黒の騎士「うむ。まずは貧しい家庭から調査をするぞ。」
ルベール「はいっ!」
「おにいちゃん、ことしはサンタさんきてくれるかな?」
「ぼく、いっぱいごはんをたべたいな!」
オージェ「そうだね。おれがちゃんとお願いしておいてあげるよ。」
「ほんと!?」
「やったー!」
「じゃあ、あたしはあたらしいおくつがほしい!」
「ぼくは、あたらしいズボン!」
「みんなずるい!わたしにもいわせて!」
オージェ「ははは。大丈夫。順番に行ってごらん。」
「ぼく……なにもいらない。」
オージェ「え?」
「だって、うちびんぼうだし……。」
「なんでうちがびんぼうなのとサンタさんのプレゼントがかんけいあるのよー。」
「………。」
オージェ「…大丈夫だよ。兄ちゃん、割のいい仕事見つけたんだ。お金のことなら心配いらないから、な?」
「……ほんと?」
オージェ「ああ。ほんとうさ。」
「じゃあ、ぼくは……できれば、あたらしいふでばこがほしいな。」
オージェ「わかったよ。おれが、サンタさんに伝えておいてあげる。」
「……うん。」
漆黒の騎士「な………なんと清らかな青年よ!」
ルベール「弟たちのためにクリスマスも働くなんて、今どきの若者も捨てたものではありませんね。」
漆黒の騎士「全くだ。よし、ルベール。子どもたちも欲しいものをメモしたな?」
ルベール「はい、バッチリです!…ところで将軍。」
漆黒の騎士「ん?」
ルベール「私たち……何で屋根裏で聞き耳を立ててるんですかね?」
漆黒の騎士「ルベール、だからお前は未熟者なのだ。聞き耳を立てる場所といったら屋根裏。これはアスタルテ神にも由来する神の摂理なのだ。」
ルベール「はあ…そんなものですか。」
漆黒の騎士「よし、とりあえずこの家は最優先配達リストに入れておく。さあ、次へ行くぞ。」
ファ「おねえちゃん、おねえちゃん!」
ユリア「なぁに、ファ?」
ファ「ファがサンタさんにおねがいするもの、しりたい?」
ユリア「ええ。とっても知りたいわ。」
ファ「あのね…ファね、サンタさんにおうちたのむの!」
ユリア「まぁ…すごいわね。」
チキ「おねえちゃん!チキはね、おふねをもらうの!」
ミルラ「わたしは…おやまがほしいです……。」
ユリア「あらあら、三人とも、すごいもの頼むのね。はやくサンタさん、来るといいわね。」
三人「うん!」
ルベール「おうち!?おふね!?トドメにおやまーーー!?」
漆黒の騎士「しーーーっ!大声を出してはばれてしまうではないか!」
ルベール「あ、も、申し訳ありません……。」
漆黒の騎士「落ち着いて考えるのだ。
あの三人が言っていた“おうち”、“おふね”、“おやま”とは、おそらくままごとかなにかで使う類のものだろう。」
ルベール「そ、そうですよね…。
いくらこの家が相当な名家だからといって、クリスマスにホイホイ家や山をプレゼントするわけがないですよね。」
漆黒の騎士「そういうことだ。さあ、次の家へ……。」
ルベール「そういえば、将軍。」
漆黒の騎士「今度は何だ。」
ルベール「私たち、転移の粉を使って調査をしていますけど、当日もこの方法でプレゼントを配るんですか?」
漆黒の騎士「ルベール、毎年言っているだろう。サンタの乗り物といえばトナカイ。それ以外の方法をとることは神の摂理に反するのだ。」
ルベール「はぁ…そうでしたっけ。」
漆黒の騎士「さあ、まだまだたくさんの家を廻らねば。急ぐぞ。」
こうして漆黒の騎士とルベールは、何日もかけて紋章町中の子どもたちの欲しいものを調査し終えたのだった。
〜準備その2 プレゼント用意〜
漆黒の騎士「これからおもちゃを仕入れに行く。」
ルベール「しかし将軍。私は毎年思っていたのですが、将軍が大量におもちゃを購入して、よくサンタだってバレませんね?
あからさまにおかしいじゃないですか。」
漆黒の騎士「……そうか。お前は仕入れについてきたことは無かったな。今年は私と共に来てみるといい。理由がわかるはずだ。」
ルベール「は、はい。」
漆黒の騎士「ここが、私が毎年仕入れをしている店だ。」
ルベール「こ、これが……ですか?」
そこはとても小さいカンバンが出ているだけの、どう見てもおもちゃ屋には見えないボロボロの店だった。
ルベール「ん?なにかカンバンに書いてありますね。トム……ざ…らス。トムざらス?」
漆黒の騎士「そういえば、ここはそんな名前の店だったな。さあ、入るぞ。」
漆黒の騎士「御主人、いるか?」
トムス「………。」
ルベール「うわっ!出た!妖怪そうりょリフ!」
トムス「………いらっしゃい。」
漆黒の騎士「彼がこの店の主人、トムス殿だ。」
ルベール「あ、どうも……。(そうりょリフじゃなかった……。)」
トムス「………。」
漆黒の騎士「トムス殿。早速だが、この紙に書いた分のおもちゃを至急いただきたいのだが。」
ルベール「え!?こんな数の商品、置いてあるわけが……。」
トムス「………あるよ。ちょっと待ってて。」
ルベール「え!?マジですか!?」
漆黒の騎士「ありがたい。どうやら今年も用意していただけたようだ。」
ルベール「用意、ですか?」
漆黒の騎士「トムス殿は毎年この店にプレゼントを買いに来る私のために、その年の人気商品にあらかじめ目星をつけて、用意をしているらしいのだ。」
ルベール「すごいですね将軍。常連さんだったんですか。」
漆黒の騎士「…まあ正直な話、この店には私以外の客は来ないようだからな。店主は無口だし、客は他にいないから毎年バレずに済んでいる。」
ルベール「あ、なるほど……。」
トムス「………騎士さん。用意、できたよ。」
漆黒の騎士「かたじけない。これが代金だ。」
トムス「………まいど。」
ルベール「うわ、すごい量ですね。」
漆黒の騎士「毎年、転移の粉を使って持って帰る。
これなら帰り道でバレる心配もないし、楽に持って帰ることができるだろう?」
ルベール「いやー、将軍の転移の粉って便利ですねー!ディアドラえもんもびっくりですよ!」
漆黒の騎士「何を言う。これはどこでもドアを参考にして作られたものだぞ。」
ルベール「えっ!?そうだったんですか!」
漆黒の騎士「う、うむ。(なんだ…この、いまさら冗談だとは言えないルベールの純粋なまなざしは………。)」
ルベール「じゃあ、ワープの杖もおんなじ原理なんですかね?うわー!すごいですね!」
漆黒の騎士「……ルベール、そろそろ帰るぞ。」
ルベール「はい。トムスさん、ありがとうございました!」
トムス「………天然。」
ルベール「え?何か言いました?」
トムス「………何も。」
〜準備その3 サンタ服用意〜
二人は大量のプレゼントと共にしっこくの部屋へと直接転移して帰ってきた。
「ぎゃーーっ!」
ルベール「あれ?なんか変な声が……?」
「ぷはっ!」
漆黒の騎士「この声は…まさか!?」
セフェラン「ちょっとぉ!いきなりなんなのこれぇ!」
ルベール「セフェラン様!?」
セフェラン「あら?ルベールちゃんじゃない!ひさしぶりねぇ〜。」
漆黒の騎士「ど、どうして私の部屋に勝手に入っているのだ!?身の程をわきまえよ!」
セフェラン「何言ってるのよ。あんたが自分の部屋を全然掃除しないから、私がやってあげてただけなのにぃ〜。」
ルベール「将軍、その年で親に部屋の掃除をまかせるのはどうかと思いますよ。」
漆黒の騎士「よ、余計な世話だ!」
セフェラン「ところで、この山のようなおもちゃはなんなのぉ?まーた散らかっちゃったじゃなぁい。」
ルベール「これはあれですよ、ほら、ゼルギウス将軍がサンタになるための―――――」
漆黒の騎士「ルベール!それ以上は―――――」
セフェラン「サンタ?」
漆黒の騎士「い、いやこれは……。」
ルベール「あれ?セフェラン様、ご存知なかったのですか?将軍が、毎年子どもたちのために配っているんですよ。」
漆黒の騎士「ルベール……この…バカ弟子がぁぁぁぁ!」
ルベール「え?」
セフェラン「……なにそれ、超おもしろそうじゃない!私もやりたーい!」
漆黒の騎士「ああ……やっぱり…こうなるから話したくなかったのだ……。」
セフェラン「ねえねえ、やっぱりぜーたん、サンタのかっことかしちゃうの?」
ルベール「ええ、もちろんですとも!毎年、鎧の上からサンタ服を着てますよ。」
漆黒の騎士「それ以上余計なことを言うな、ルベール!」
セフェラン「あら、ダメよ。せっかくのサンタさんが黒い鎧なんて着ていったら、子どもたちが怖がっちゃうじゃない。」
漆黒の騎士「何を言う。子どもたちに見つからないようにプレゼントを置いていくのがサンタであって……。」
セフェラン「そうよぜーたん!鎧なんか脱いじゃって、素顔で配ればいいのよ!」
漆黒の騎士「な…な……なな、何を言っている!?」
セフェラン「ぜーたん、イケメンなんだから、その顔でサンタやっちゃえば子どもたちも喜ぶって!」
ルベール「それもそうですよ将軍!そのほうが好感度も上がりますし!」
漆黒の騎士「誰に対しての好感度だ!」
セフェラン「あら、それは当然ミ―――――」
漆黒の騎士「だぁぁぁ!それ以上言うな!…とにかく、私は鎧を脱ぐつもりは毛頭ない!これ以上馬鹿なことを言うな!」
セフェラン「ちぇー。」
ルベール「惜しかったですね。将軍の対人恐怖症を治す絶好のチャンスだと思ったんですけどねえ……。」
漆黒の騎士「…とにかく、私は当日着る服とトナカイの手配をしてくる。二人ともここに―――――」
セフェラン「そうだ!ぜーたん、今年のサンタ服は私が作ってあげる!」
漆黒の騎士「は?」
セフェラン「毎年おんなじ服じゃつまんないでしょぉ?今年は、私が丹精こめて縫ってあげるから!」
漆黒の騎士「いや、別に同じ服でも………。」
セフェラン「そんなこと言わない!おしゃれは服からって言うでしょ?」
漆黒の騎士「そんな言葉聞いたことはない。第一、サンタ服はおしゃれではない。」
セフェラン「よし決まり!ふふ……すっごいの作っちゃうから待っててよ〜。」
漆黒の騎士「だから、なんでそうなるのだ!」
ルベール「良かったじゃないですか将軍!お義父上に手編みの服を作ってもらえるなんて、うらやましいです!」
漆黒の騎士「……もういい。突っ込むのにも疲れた。勝手にするがいい。」
セフェラン「やったぁ!」
漆黒の騎士(くっ…なぜ、こんなことに……。)
結局しっこくはこの一件で疲れ果てて、翌日トナカイの手配に行くことになった。
〜準備その4 トナカイの手配〜
ルベール「将軍、トナカイはどこで借りてくるんですか?」
漆黒の騎士「借りるのではない。捕らえるのだ。」
ルベール「えっ?でも、野生のトナカイなんて、この町に生息していましたっけ?」
漆黒の騎士「雪山だ。雪のあるところになら、いる。」
ルベール「雪山って……登山するんですか!?」
漆黒の騎士「そうだ。行くぞ。」
ルベール「はーい…。」
ルベール「将軍…もうだいぶ登りましたよ…。本当にこんなところにトナカイが……?」
漆黒の騎士「ルベール、静かに!」
ルベール「?」
しっこくが覗く先にいたのは―――――
ペガサス「ブルルル……。」
ルベール「ええ!?あれ、天馬じゃないですか!」
漆黒の騎士「仕方がない。トナカイが飛べるわけがないだろう、常識的に考えて。
あれを捕まえて角をつければ、シルエットくらいはトナカイに見える。」
ルベール「そんな…将軍、サンタの魔法とか使えないんですか?トナカイに魔法をかけて飛べるようにするとか……。」
漆黒の騎士「そんなことができたなら、どれだけ楽だったろうな。」
ルベール「ですが、そんなの……神の摂理に反します!将軍、ご自分でおっしゃってたじゃないですか!」
漆黒の騎士「う…仕方がないだろう。だからと言って本当にトナカイに乗って陸を移動していては、バレバレだ。」
ルベール「あーあ…私、結構期待していたんですけどねえ……。現実なんて、こんなもんですか……。」
漆黒の騎士(…なぜ私は勝手に期待されて、勝手に失望されているのだろう。)
ペガサス「ヒヒーン!」
漆黒の騎士「む、いかん!天馬が逃げてしまう!」
ルベール「ああ、もう間に合いませんよ!」
漆黒の騎士「いや………ふっ!」
しっこくはペガサスすれすれに衝撃波を飛ばす。
ペガサス「ヒッ……。」
バタリ
ルベール「ああーーー!?天馬が死んじゃいましたよーー!?」
漆黒の騎士「案ずるな。気絶しているだけだ。」
ルベール「あ…本当ですね。」
漆黒の騎士「まずは、一匹……。」
ルベール「…将軍。まさか、全部あの方法で捕まえるんですか?」
漆黒の騎士「当たり前だ。素早く移動する天馬を捕らえるには、これが一番―――――」
「こらーー!そこの二人!」
ルベール「ん?」
ティト「ペガサスを抱えて何をやっているの!」
フィオーラ「ここはペガサス保護区域ですよ!」
漆黒の騎士「ま、まずい!いったん逃げるぞ!」
ルベール「ええ!?待ってくださいよ!」
ティト・フィオーラ「待ちなさーーい!」
〜準備完了〜
3日後
ルベール「どうも、ペガサス保護区域に入ったのは私と将軍だとはばれなかったみたいですね……。
あれから3日たっても誰も来ませんし。」
漆黒の騎士「ああ……あの後予定通りペガサスも確保できたし、これで全ての準備が完了したな。」
セフェラン「あ、二人とも!サンタ服できたわよぉ〜!」
ルベール「えっ!?本当ですか!?」
漆黒の騎士「…そうか。いや、何だ、その…この間は怒鳴ったりして悪かっ………。」
セフェラン「はい。ルベールちゃんの分も。」
ルベール「わあ…私のまで……!身に余る光栄です!」
セフェラン「ねえねえルベールちゃん!この服の上から二番目のボタンを押してみて?」
ルベール「え?ボタンですか?」
ポチッ
サンタ服<このプレゼントをもらわれよ
ルベール「うわあ、すごいです!将軍の生ボイスが入ってるんですね!」
漆黒の騎士「な、なんだこの機能は!余計なものをつけるな!」
セフェラン「えー、いいじゃない。かっこいいし〜。
ちなみに一番上を押すとおなじみ“身の程をわきまえよ”。配達中、空が渋滞しているときに使えば効果テキメンよ!」
漆黒の騎士「あほか!これでは鎧を着ていてもすぐに正体がばれてしまうではないか!
いいか、ルベール。この機能は一切使うな!」
ルベール「えー、結構いい機能だと思ったんですけどね……。」
セフェラン「あ、ちなみにこれは私の〜。」
漆黒の騎士「な……どうして義父上の分まであるのだ!?」
セフェラン「あら、私も一緒にプレゼントを配るからに決まってるでしょぉ?」
漆黒の騎士「だ、だれがそんなことを許可した!」
セフェラン「だってぜーたん言ったじゃなぁい。“勝手にしろ”って。だから、私も勝手についていくことに決めたのよ。」
漆黒の騎士「あれは……!」
ルベール「まあまあ、いいじゃないですか将軍。セフェラン様もいらしたほうが楽しいと思いますよ。」
セフェラン「そうそう!いいこと言うのねルベールちゃん!」
漆黒の騎士「…あー、もうわかった!ただし、当日騒いだりしたら、ソリから突き落とすからな!」
セフェラン「何言ってんのよ。私がいつでもどこでもリワープできるの知ってるくせにぃ〜。」
漆黒の騎士「う、うるさい!」
ルベール「あ、お義父上がついてくるの、本当はうれしいんですね、将軍!」
漆黒の騎士「うれしいわけあるかーーーー!」
果たして、シッコクロースは無事に子どもたちにプレゼントを配ることができるのか?
贈り物編に続く。
>>63-69 終始ワロタwwww
ルベールって天然かいなw可愛いなこの野郎(*´Д`)www
贈り物編に期待してマッスルよ!GJ!
…しっかしセフェラン、この調子だとテンプレ入りしそうだなw
このスレのセフェランってこんなキャラなのかよ…
基本出したもん勝ちだからね。そのキャラの性格や設定とかは。
まぁ受けなきゃスルーされるけど。
>>71 キャラの味付けは書き手によって変えても良いはず。
>>71さんのカッコいいセフェランも待ってるんだぜ?
ゼルギウス「父上、訊きたい事があるのですが」
セフェラン「何でしょう? 言って見て下さい」
ゼルギウス「父上は、いつから乙女と懇意にしているのですか?」
セフェラン「……中学生の頃だから……ざっと<ズドンバキュンダキューン>年程ですか」
ゼルギウス「は、はぁ……(全く聞こえなかった……)」
セフェラン「……まったく、あなたがそんなことを聞くから厭な事を思い出してしまったではありませんか」
ゼルギウス「厭な事、ですか?」
セフェラン「ええ。最悪の思い出ですよ。ミカヤさんに関係のあることです」
ゼルギウス「乙女に? 是非、お聞かせ下さい父上」
セフェラン「そう、あれは<アパムタマモッテコイ! アパム! アパーム!>年前の事です」
ゼルギウス「……」
セフェラン「あなたも知る通り、彼女はラグズとベオクの混血です。幸い、印が現れたのはあの家族でも彼女だけでしたが。
今はそんなこともありませんが、<諸君、私は戦争が好きだ>年前くらいには、まだ印付き差別が残っていたのです。
そのせいで、学校に行けば彼女は虐められていましたよ。ベオクラグズ問わず、ね。
思えば、彼女を虐める時に限って、ラグズもベオクも団結していました。……皮肉なものです」
ゼルギウス「乙女に、味方はいなかったのですか?」
セフェラン「いました。私と、当時付き合っていたオルティナさんが味方に付いていました。
それと、ネサラ風紀委員長とティバーン応援団長、ニケ副生徒会長とカイネギス生徒会長、ソーン先生、デギンハンザー校長あたりです」
ゼルギウス「大所帯ですね……」
セフェラン「ええ。私たちがいるときは虐めることはなかったのですがね。
ある日、可虐者達があの家に突撃してしまって」
ゼルギウス「……それは、どういう結末に?」
セフェラン「ミカヤさんを含め、小学生だったシグルドさんから赤子だったロイ君まで、全員が病院送りにされましたよ。
まあ、私たちが所属していた学校は全員が最上級職ですから仕方の無い事ではありましたが。
後日、全員ソーン先生に勇将怒り連続必殺恐怖慈悲の威風を食らわしていました」
ゼルギウス「うちゅうのほうそくがみだれる!」
セフェラン「退院してきたミカヤさんに謝りもしない彼らを見て、さすがに私もプッツン来ましてね。
バルベリトですかー!? NO!NO!NO! クライディレドですかー!? NO!NO!NO! まさか、クライディレドバルベリト暁光陽光ですかァーッ!? YES!YES!YES! Oh my god! という感じでした。
その後、蘇るスーパーサイヤ人理論で復活最強化したアイクさんヘクトルさんエフラムさんの小学生トリオにぼっこぼこにされてる彼らの姿は別にみても何の感慨も湧きませんでしたよ」
ゼルギウス「それで、『この世界にベオクはいらぬ。ラグズもまた同じ……』だなんて危険思想に囚われたんですか」
セフェラン「ええ。その後、オルティナさんにラグネルエタルド怒り勇将大天空を食らって目を覚ましましてね。とりあえず、今に至るという訳です」
ゼルギウス「人に歴史あり、ですか」
セフェラン「そう言うことです」
ぴんぽーん
ミカヤ「セっちゃーん! カレーできたからお裾分けよー!」
セフェラン「あ、ありがとミカやん! お礼に今度温泉地旅行券あげるわぁー!」
ゼルギウス「うん、深い話だったんだ……。深い話だったんだけど……。父上が、オルティナ殿にも昔のミカヤ殿にもあのように接していたと思うと……
ぐぁぁぁぁぁ! 身の程を弁えよ父上! 今日こそ月光でその根性叩きのめしてくれるわー!」
>>74 イイハナシダナー(;∀;) <GJ!
しかし…
>>セフェラン「ミカヤさんを含め、小学生だったシグルドさんから赤子だったロイ君まで、全員が病院送りにされましたよ。」
( ゚Д゚)
( ゚Д゚ )
13-428が最初かなこのキャラのセフェランは
ネタごとにキャラが違う気もするけどまあそんなもの
>>76 一番違ったのがヴァルターだな。
15-353の神ネタであの綺麗なヴァルターが定着したとはいえ、過去スレではちゃんと悪役やってたしな。
さすがフリーダム&クレイジーなスレだwww
まだ定着はしてないだろう
やけに綺麗なヴァルターを推す人がいるけど、
自分には原作で非道な事しかしてないから違和感しか沸かなかったり。
意外性として狙っているんだったらそれはそれでいいんだろうけど、定着させるなら落とし所を考えて欲しい。
初期の悪質な悪戯ばっかしてたマルスは裏で家族思いだったり、いつも涙目のサザだってミカヤには理解されている。
逆に品行方正なエイリークやエレンシアは貧乳や筋肉でネタキャラとしても扱われてる。
あんまり書き手のキャラ贔屓が目に見えてしまう展開は控えてもらいたいかな。
俺も綺麗なヴァルターはあんま好きじゃないな
気に入らないとかじゃなくてヴァルターが綺麗なだけで
キャラとして逆に薄くなったというか面白みがなくなったように思った
まあこれは元のヴァルターがひねりを加える必要が無いくらいネタ要素が大きいと感じてるからなんだけどさ
なんのためにフリーダム&クレイジーなんて標語があると思ってるんだ。
書き手が自由に創作するためじゃないか。
だから、綺麗なヴァルターが好きなら綺麗なヴァルターで書けばいいし、変態ヴァルターが好きなら変態ヴァルターで書けばいいんだよ。
……つっても、テンプレにあったら無視できんわな。次スレからはテンプレから外そうぜ。
まあ、良い意味でも悪い意味でも影響を与えてしまった訳だ。
そういう風にスレに影響を与えられる作品を
私は書きたい。
折角やってもらったんだが、兄弟の嫁候補もわざわざテンプレに入れなくても良いかも。
だいたい、ここの住人になるくらいなら誰が候補として皆に認められるのかは当然想像つくだろうからな。
原作からは結び付きにくい、例えばルーテ辺りが妙にスレでは活躍してるから、そういう位置付けはテンプレ入りのままでいいんだろうけど。
なんか長いと怠いし、削れる部分は削った方が、これからの書き手のストレスを軽減出来ると思う。
つか、自分にも言うが……こんな段階でする話じゃなくね? スレ立ての時に普通に忘れられるだろ。
【リーフが嫁にしたいお姉さん一覧】
アルテナ、イドゥンさん、イシュタル、マーニャ、エリス、テティス、シレーネ
ユーノ、エスリン、ディアドラ、アイラ、セシリア、ウルスラ、ゼルギウス、ブリギッド
タニス、シグルーン、ミレディ、ビラク、ブルーニャ、ビーゼ、ナターシャ、ルイーズ
ニーナ、アマルダ、レテ、エキドナ、ルキノ、へザー、カアラ等以下略ry
マルス 「…もの凄い数だね」
エリウッド「…ルイーズさんとかカアラさんは人妻じゃん!
このリスト見て俺の胃がマッハでゴーだぜ!!」
ヘクトル 「…てかお姉さん系ならべオグもラグズも関係無しかよ」
リーフ 「ふふふっ…コレだけ居れば僕の魅力とナンパ術で絶対一人か二人は物に出来るさ!」
ロイ 「…あえて突っ込まないで置こう…(汗)」
リーフ 「はっはっはー!………ビクッ!何だこの凄まじい殺気は…!!
しかも一人や二人からじゃない…数は恐らく二万人超…!!
これは…どういうk」
マルス 「あ〜あ、無茶しやがって…馬鹿な奴だ」
ロイ 「おお、リーフよ、死んでしまうとは情けない」
エリンシア「マッスル!マッスル!アイ・アム・マッスルーッ!!?」
リーフ 「いや皆ちょ、助けて……アッー!コノヒトデナシーッ!!」
思いつきで書いた。反省はしていない
男が混じってるんだが。いい男とか言い男とか。
ビラク「さぁオレの胸に飛び込んでくるんだ!!」
しっこくの中身もいたぞ
デュランダル「はぁ……」
ソールカティ「どうしたデュランダル? 何か嫌なことでもあったかい?」
デュランダル「うん……いや、僕って重いじゃない?」
ソールカティ「厭味かい?」
デュランダル「いや、そう言う訳じゃないんだ。そのせいでエリウッドに迷惑をかけてるし、ちょっと申し訳ないなー、ってさ」
ソールカティ「ああ……分かるよそれ。俺も、そのせいでリンに迷惑をかけてる部分もあるし」
ティルフィング「いったい何の話ですか?」
デュランダル「勝ち組は出て行け。重さが関係なかった時代の奴は話に入ってくるんじゃない」
ティルフィング「またいつもの愚痴ですか……。シグルド様の手に渡る前はずっと壊れた状態だった私に比べたら、あなたたちの悩みなんて……(´;ω;`)」
ジークムント「煩いな。何を騒いでいる?」
ジークリンデ「大した活躍もできなかった役立たずたちの泣き事ですよ。さあ、彼らのことは無視して、私たちは愛し合うだけですわ……」
ジークムント「ジークリンデ……」
ジークリンデ「兄上……」
ティルフィング「KINSINは許しませんよ!」
デュランダル「姉さん移ってる移ってる。そんなキャラじゃないでしょ」
アルマーズ「いったい何の話だ? 楽しそうだな、俺たちも混ぜろよ」
セ イ ニ ー 「私も混ぜてー」
ア ミ ー テ 「僭越ながら私も……」
ラ グ ネ ル 「む……俺はアイクと一緒に修行に行く予定だったのだが……」
デュランダル・ソールカティ・ティルフィング「幸せになりてぇー!」
ファルシオンはアルムが移ったか。二本とも忘れ去られてる…
封印の剣「やあ兄さん」
ファルシオン「封印の剣か。ふう、いいなあ君は。そんなに攻撃力が高くて」
封印の剣「威力は高いんだけどね……。20回使われたら簡単に砕けちゃうからさ。その点では、兄さんが羨ましいかな」
ファルシオン「使ったらマルス様を癒して差し上げられるし、直接攻撃も無効化できるからね」
封印の剣「うん、使用者を守るって点では、兄さんはすごく貢献できてるからさ。ちょっと羨ましいな」
ファルシオン「だけど、攻撃力は低いよ」
封印の剣「……そうなんだよねぇ。合体して性能を上げられればいいんだけど」
ファルシオン「はぁ……」
封印の剣「……ふぅ」
ラグネル「? どうして俺を見ている?」
封印の剣「いやぁ……悩みの無い強さって羨ましいなって思って」
ファルシオン「僕も暁に出演してればもうちょっとは脚光浴びられたのかな……」
ラグネル「? とりあえず、悩みがあるなら修行すればいいと思うぞ」
流れを中断して
とある画像みてたら思いついた正月小ネタ。著作権とかでその画像は載せれないのが惜しい
リン「お餅・・・私の家じゃすぐ無くなるわね」
ギィ「おっ、焼けた焼けた!・・っ!あちっ!」
カアラ「だ、たいじょうぶかギィ殿」
カレル「・・・」つおしるこ
カレル「・・たまには甘いものも悪くないな・・くくく」(^~^)モグモグ
そろそろ正月だから書いてみた。反省はしてない
実は俺っ娘なラグネル
>>91 和んだw同じサカ仲間のラスいても問題なさそうだな
エタルド「身の程をわきまえよ。対して強くもないくせに偉そうにするな」
ラグネル「強くない……だと……? 少なくとも、お前には言われたくない」
ウルヴァン「じゃあ俺には?」
ラグネル「三すくみで有利だからな。お前に言われる筋合いはない」
ヴァーグ・カティ「それなら私はどうかな?」
ラグネル「うっ……おまえは間接攻撃ができないだろう。それならまだ俺のほうが使える」
ゼ ー ン ズ フ ト 「やぁ(`・ω・´)」
ラグネル「もう止めて……勘弁して……」
エタルド「だから身の程をわきまえよとあれほど(ry」
ラグネルとエタルドとガウェインって
元ネタどういう話なんだっけ?
確かアーサー王と円卓の騎士。
ラグネルとエタルドは女性だっけか
>>97 マジか
>>93 >>91の元の画像は烈火の剣士四人で・・・って絵だったからラスを入れるのは思いつかんかったorz
ちなみに、ただ今黒い牙で思案中。
バゼラート「カルド(笑)緑風(笑)」
たしか、呪いでニイメみたいにされてたところでガヴェインと結婚して呪いが解けたんだっけ。
結果イドゥンみたいな美人になったとか。
エタルドにひっかけられたペレアスカワイソス(´・ω・`)
アイク「ぬぅん!」
ヘクトル「ぐふっ!」
エフラム「ごふっ!」
リーフ「このひとでなしー!」
アルム「ははは、アイク兄さんは相変わらず強いなあ」
セリカ「本当ね、アルム。うふふ、シグルド兄さんは気絶してしまったし、いつもどおり……」
アルム「そうだね。セリカ……」
セリカ「アルム……」
シグルド「KINSIN……は許さんぞー!」
マルス「凄いな……天空食らって内臓はみ出てたのに、もう傷が治ってるよ」
エリウッド「生命の神秘だね。神秘といえばアイク兄さん、いつからこんなに強くなったんだっけ?」
エリンシア「グレイル工務店に勤め始めたとき……はもう神将になっていましたし」
リン「三年前……はもう天空ヒャッハーだったし」
ミカヤ「四年前くらいに騎士様が引っ越してきたあたりだったかしら」
アイク「ああ、セフェランの嫁に修行つけてもらった」
全員「な、なんだってー!?」
ミカヤ「え? セっちゃん結婚してたの!?」
シグルド「四年前の、鉄の剣持つのが精一杯だったアイクをここまで鍛え上げたのが女性だと!?」
ヘクトル「誰それ! 教えてくれよ!」
エフラム「凄まじく高名な女傑なのだろうな……」
リン「ラグネル持てるんだ? すごくいい体格してるんでしょうね」
エイリーク「その人は胸が大きかったですか兄上!」
エリンシア「KINNIKUはどれくらいだったの!?」
リーフ「綺麗なおねいさんだったのか!? そうだったのかそうでないかだけ教えろ!」
ロイ「それって、つまりしっこくさんのお母さんだよね!?」
マルス「気になる……気になる!」
アルム「ラグネルの元所有者ってこと!?」
セリカ「魔法も使えたりするのかしら!?」
アイク「……すまん、一度に言われても答えられんのだが」
シグルド「ああ、そうだったな。で、どんな人だったんだ?」
アイク「名前はオルティナ。白い髪で……そうだな、ミカヤ姉さんが20歳くらいの外見になったらああなるだろうな。
エタルドとラグネルを両手で持って、俺と漆黒の騎士に稽古をつけてくれたぞ」
リーフ「ミカヤ姉さんが20歳……ひゃっほう!」
エリンシア「KINNIKUハァハァ……」
エイリーク「む、胸は……」
アイク「あー、狼女王くらいはあったぞ」
エイリーク「ぐふっ」
エフラム「会ってみたい。ぜひ手合わせしてみたい!」
ヘクトル「右に同じく!」
アイク「いや、無理だろう。今は……たぶん宇宙であの配管工の手伝いをしているはずだ。もしかしたら、物語世界の中で青のハリネズミと一緒に走り回っているかも知れん」
エフラム・ヘクトル「ぐふっ」
【ここからチラシ裏】
やったーッ!!この度大学に受かる事が決定したよーーーッ!!!
来た!大学の合格きた!心理学専攻の可能性きた!これで長年の鬱病に勝つる!!!
【ここまでチラシ裏】
…ココの覇者の剣を読んだ人達に質問なのですが、竜としての力を覚醒したアルは
どの様な外見、それに攻撃をしていましたか?
今度日本に行く際覇者の剣をまとめ買いする予定なのですが、
それだとネタが書けないので、早く続きを提供出来る様、この質問したいと思います
皆さんのご協力お願いします
覚醒アルは髪が伸びる
性格が若干クールになる
要はサイヤ人化
あと、おめでとう
って言いたいとこなんだけどいい加減そのチラ裏は止めた方がいい
こういう匿名性の高いところで固定化するとあまりいいこと無い
アル 「お、いいこと聞くな、お前。おれの化身じxy」
アウグスト「その事については、僭越ながら私も説明いたしましょう。」
アル 「うわっ!?だ、だれだ!?」
アウグスト「ただの通りすがりの説明小父さんです。私の事はともかくとしてアル殿の化身状態、ですか。
外見としては、簡単に言うと子供リンクが大人リンクになった状態が一番対比が合うでしょう。ちなみに長髪になりますな。
そして能力としては化身後は身体能力が上昇し、ゼフィール署長とも渡り合えるぐらいになりましょう。
そして、一番重要なのが彼の竜石ですな。彼のそれは『封印の剣』のように、彼の『思い』に反応して変化しますな。
普段の化身は少年が青年になるぐらいのものですが、彼の強い『思い』に反応すると、その『思い』の強さに応じて竜化が進行します。
ただ、その『思い』はどのベクトルのものでも反応するので、注意が必要ですな。一時期、彼は深い絶望から『始祖の竜』と化し、大事件となりましたしな。」
アル 「お、おう…。あの時は家族とかロイの家の連中とか皆に迷惑をかけちゃったしな…。」
アウグスト「過去に何があろうとも、その経験から今後の役に立てればよいのです。
さて、私からのアル殿の化身状態については以上ですな。後は他の人からの意見も参考にするといいでしょう。では、また。」
スタスタ……
アル 「お、おう。…ありがとな。(でもあのおじちゃん、ちょっと苦手だな)あ、あと色いろと頑張ってくれよな。」
>>102 ・・ネタ作り大変になるだろーけど頑張れよ
あんたのネタ、楽しみにしてる(漆黒VSサザがどうなるか)
>>103 「今日からマ王」の有利のいわゆる「上様モード」も近いよな?
>>104 アウグスト・・・何者?
ものっそ久々の投下です、語ることは最後にしてとりあえず本編
前回(14スレ目 200-206)
アルム「ああ…別の方向で驚かされたよ」
エイリーク「そうですね…元々アイク兄上は様々な事を可能にしましたけど」
リン「なんか人間としての壁をどんどん越えていく様が見えるわよ…」
アルム「越えた先に何があるんだろ…」
リン「前人未到の領域よ、わかるはずないじゃない…」
アルム「だよねぇー…」
神剣でネジ締めという本来の使用用途からも、
人間業としても離れ過ぎている兄の行動に呆気にとられた三人、
回復するには少し時間を要してしまった
エイリーク「それにしても本当に直ってます」
開閉させてみると、勝手に開いたりや先ほどの開くときの耳障りな音もしない
しかも開閉が実にスムーズだ、いい仕事をしている
アルム「うわ、ネジがしっかり締まってるよ…」
蝶番のネジを指でなぞってみても、しっかり留っているのが分かる
リン「今日また一つ壁を越えたわね、アイク兄さん…」
アルム「いや、あの神業はとうの昔に出来てたみたいだし、すでに越えてるよ」
リン「そうね…とりあえず先に行きましょうか」
アルム「賛成、えっと階段は?」
エイリーク「こっち、みたいです」
扉を指さすエイリーク、そこには『階段』とわかりやすいプレートが貼ってあった
リン「そ、じゃあ行きましょ」
アルム「あ、待ってよ、置いてかないで…」
とりあえず2Fへ行くことにしたようだ、リンが代表して扉を開ける
リン「よいしょ、と」
コンッ
リン「きゃ…何?」
リンの頭に何かぶつかったようだ
アルム「(すごい女らしい悲鳴だしたな、リン姉さん)何か落ちたみたいだね」
リン「アルム…解説はありがたいけど、失礼なこと考えなかった…?」
アルム「! や、やだなぁー、失礼なことって何さ?」
リン「珍しく女らしいとか」
アルム「(心読めんのこの人!?)そ、そんな事思ってないって…!」
リン「本当にー…?」
アルム「あ、あう…」
どこか怒りのオーラを纏いアルムに詰め寄るリン、その迫力に押されるアルム…女は強し
エイリーク「何か書いてありますね、これ」
リン「え?」
ところがエイリークが拾ったもの、つまりは自分の頭に当たった者への関心の方が大きかったようだ
そちらへ意識が向いたことで解放されたアルムは、安心し一息つく
アルム(エイリーク姉さん、GJ…)
リン「確かに何か書いてあるわね」
エイリークが手にしていたボールを覗き込み、リンはそう呟いた
エイリーク「暗くて読めません…」
少し日が傾いてきたようだ、光の向きが変わり、ボールの字を読むのに適した明かりがない
リン「姉さん、それ貸して」
エイリーク「え? いいですけど」
了承を得たことでひょいっとボールを取り、リンは鋭い視線でボールを見る
アルム(獲物を狙う肉食獣みたいだ…は! やばい、またリン姉さんに悟られる!)
自分の思考を振り払うようにブンブンと頭を激しく振るアルム、
そんなアルムをエイリークは不思議そうに見る
リン「読めそうよ」
アルム「よく読めるね…僕には全く読めないよ」
リン「私、夜目がきくから」
アルム(ますます動物的だよ!!)
リン「アルム…あなたまた何か」
アルム「わー! わー! それよりなんて書いてあるのさ?」
リン「ま、いいわ、んーと…」
字を読み始めたリン、答えを待つ他二名
しばし静寂が訪れた…が
リン「マァルゥスゥゥゥゥ!!!!」
その静寂を突如破るは怒りに満ちたリンの声
言の葉に含むはこの場にいない弟の名
しかもボールを手にいきなり階段を駆け上がってしまった…
アルム「ちょ、リン姉さーーーーん!!?」
エイリーク「…」
アルムはとりあえず呼び止めようとし、エイリークはポカンとしてしまっている
エイリ−ク「…とりあえず追いましょうか」
アルム「あ、うん」
二人して階段を上りはじめた、その瞬間
「いやああああああああぁぁぁぁ…」
取り残された二人の耳に届くは誰かの悲鳴…その正体は
アルム「今のって」
エイリーク「マルスの声、ですね」
とりあえず階段を駆け上がる二人、2Fへ近づくにつれ声が明瞭に聞こえるようになってきた
「マルスゥーー!!! あんたって奴はぁーーーーー!!!」
「アッーーーー! というかなんで僕の居場所わかったのさ アイダダダダ!!」
「ボールにあんたの匂いが染み付いてんのよ!!」
「ちょ、それなんて警察犬…ナアァァァァー! ちょ、ギブギブ…NOOOOOOO!!!」
アルム(何がおきてんのー!?)
エイリーク「リーン! ボールには何が書かれてたのか気になるのですがー!?」
アルム(え、マルス兄さんの心配は!?)
しばし間、階段を上った先で二人はマルスの悲鳴をBGMに佇むのだった、
それぞれ違った気がかりを胸にしながら…
―(改めて)2F―
数分後、リンがどこからか戻ってきた
リン「はぁー…はぁー…はー…」
アルム(目が怖いよ!!)
エイリーク「あ、あの…ボールには何g」
リン「なんか言った!?」
エイリーク「い、いえ何でも…」
すごい剣幕で睨まれ、エイリークは畏縮してしまった
リン「今度簀巻きにしてイリアの海に投げ込んでやろうかしら…」
アルム(マルス兄さん、ほんとに何したのさ)
もはや誰をも寄せ付けぬオーラを発しながらリンは先へ歩いて行ってしまう
他二名はある程度距離を置きつつリンの後をついていく
リーフ「ねぇ…生きてる?」
マルス「な、なんとか…」
ロイ「リン姉さんにシメられるのはいつものことだけど、何したのさ」
マルス「う…ボ…ル…を、見…ガクッ」
マルス、機能停止
リーフ「マルス兄さーーん!! 散り際の台詞にしてはあんまりだよー!!」
マルスの意識を呼び戻そうと揺さぶるリーフ、されるがままガクガクと揺さぶられるマルスを
ひとまず視界の端に追いやり、ロイは先ほどリンがマルスに豪速球で投げつけたボールを手に取る
ロイ「…これじゃ無理もないなぁ」
そこにはもう悪口の嵐、『ヘザーさん二号』とか、『野生動物』とか、『太足』とか
ロイ(ま、気を引きたいがための無自覚な行動なんだろうけどね)
それにしても―――
ロイ(またマルス兄さんが使い物にならないや…)
1Fでは暴走、2Fでは気絶、先が思いやられる
はぁー…っと深いため息を吐き、ロイは日が傾いたことで
少しずつ夕日に近付きつつある橙色の空を逃避目的を兼ねて窓から見るのだった…
リン「まったく…マルスの奴…」
先ほどよりかは怒りも治まってきたようだ、いくらか他者を寄せ付けぬ雰囲気が薄れた
アルム「何やったかは知らないけど…懲りないなぁ、マルス兄さん」
リン「いくらシメあげても同じことやらかすのよね」
エイリーク「それにしても…なにも起きませんね」
アルム「そういえばそうだね、もうだいぶ進んでるのに」
リン「…忘れてた、そろそろ何か来るかしら?」
ロイ「リーフ兄さん、どうしよ?」
リーフ「んー…何かないっかなー」
ガサゴソと袋をあさり、仕掛けを探すリーフ
ちなみにマルスはその辺にあった椅子を並べ、そこに寝かせた
椅子の高さがマチマチのため寝心地は悪そうだ
意識が戻るのはいつになるやら…
ロイ「リン姉さんとかは普通じゃ驚かなさそうだしね…」
リーフ「そうなんだよ、どうしたものかな」
リーフはこの袋には良いものがないと判断し、机の端に袋をどけ、
また別の袋を手元に持ってきて漁る、どれだけ用意したのだろうか
リーフ「ん? これなんだっけ…」
何か気になるものがあったのだろうか、袋の奥へ手を伸ばし、取ろうとする
ロイ「なにかあったの?」
リーフ「いやちょっと気になるのがあって…取れないなぁ、よっと!」
もどかしくなり一気に袋の奥へ手を突っ込む、その拍子に先ほど端へどけた袋を突いてしまった
ロイ「あ!」
ガシャンッ!!
当然の如く床へ落ちる袋、散乱する中身
リーフ「HAHAHA、やっちゃったZE!」
ロイ「『やっちゃったZE』じゃないよ、もう! 全く…」
とりあえず片付けるべく落ちた袋の元へ向かうロイ
ロイ「へ? 何コレ」
リーフ「ん?」
二人の目線の先には散乱した袋の中身、それとなぜか虹色に光り輝く袋があった
ロイ「確かこれマルス兄さんが持ってきたんだっけ」
リーフ「うん、確かそうだったはず、マルス兄さーん、これ何…って聞こえないか」
当の本人、現在進行形で気絶中
ロイ「とりあえず片づけないと…」
リーフ「はは、ゴメンゴメン」
ロイが身をかがめ、正体不明の物を片づけようとする、その瞬間部屋に突風が吹いた
ロイ「うわ…! すごい風」
リーフ「なんか風が強くなってきたね」
今でも開けっぱなしの窓から新鮮な空気がこれでもかといわんばかりに入ってくる
リーフが窓から外を見ると木々が激しく揺れている光景が飛び込んできた
ロイ「あ、それどころじゃないや、片づけ…あれ?」
袋がない、どこにいったのかと探すと部屋の端っこに、くしゃくしゃになった袋を見つけた
ロイ(あの光の正体なんだったんだろ…というかどこにいったのかな)
周りを見渡してもそれらしきものは見当たらなかった…
リン「ついに何も起きなかったわね、もうすぐ階段」
エイリーク「なんだか拍子抜けです…」
アルム(マルス兄さんは大方ダウンしてるだろうけど…あと二人いるのに?)
リン「あった、あれね」
アルム「うーん、腑に落ちないんだけど」
エイリーク「私もです、何かあると思ったんですけど」
緊張が完全に緩みつつある三人、その時だった
フゥッ…
リン&エイリーク&アルム(((…!)))
背後に何かの気配を感じ、一斉に後ろを向く
が、なにもいない…
リン「あれ…なんか気配があったと思ったんだけど」
アルム「気のせいじゃないと思うんだけど…うーん」
エイリーク「…」
確かになんらかの気配があった、三人は辺りを見渡すが何も見えない
エイリーク「気のせいだったんでしょうか」
リン「でも私たち全員が気配を感じてるのよ」
アルム「なんか気味が悪いなー…」
得体のしれない悪寒がする、しかし何もない以上気にしても仕方がない
気配もすっかり消えてしまった
アルム「やっぱり気のせいだったのかも…先行こうよ」
エイリーク「そうですね…何もないですし」
二人は階段へと歩み始めた
リン(気のせいなんかじゃない…確かになにか居た…―――!)
背後に何かの気配をまた感じる、リンがそっと後ろを向くと…
リン「きゃーーーーーーーー!!!!?」
アルム「おわぁ!? リン姉さんいきなり何…って、わーーー!!?」
エイリーク「シ、シグルド兄上!!?」
三人の目線の先にはシグルドがいた…
しかもただのシグルドではない、虹色に輝くシグルドの顔があった、
首から下はない、所謂「生首」状態、それが宙に浮いている
リン「いやぁーーーー!! 何よこれーー!!」
アルム「ビジュアル最悪だよ!」
エイリーク「なんでシグルド兄上の顔なんでしょう…!?」
リン「こっちが聞きたいわよ!」
とりあえず三人して謎のシグルド(以下、虹シグルド)から距離を取る、
一番近くにいたリンはものすごい速さで後ずさりした、虹シグルドはというと
三人を黙って直視している、リン達は目線を合わせることができずにいた
アルム「ど、どうしよ?」
リン「とりあえず絶対近づきたくない」
エイリーク「同じく…ちょっと…その」
三人で対策を練る中、虹シグルドはふいに三人から視線を外してしまった
そしてしばしその辺をふよふよと動きまわる
エイリーク「ど、どうしたんでしょう?」
リン「知らないわよー…」
アルム「ゆ、夢に出そう…」
ふいにまたピタリと動きを止める、そしてゆっくりまたこちらへ視線を向ける
リン「こっち見んな…!」
アルム「目が…合わせられない…!」
エイリーク「これが…眼力ですか…!」
数秒見つめた後、今度はくるりと壁の方へ向きを変える虹シグルド、そして
虹シグルド「キンシンハユルサンゾォー…」
そう呟きながら壁の中へ吸い込まれるように消えてしまった…
沈黙
アルム「…怖っ!!」
アルムが他二名の心中を代弁し、三人はその場でしばし凍りついているのだった
一方こちら仕掛け人組み
リーフ「おろ、リン姉さんの悲鳴?」
ロイ「なんか凄い罠仕掛けたっけ?」
一旦作業をする手を止め、口を開く二人
マルス「ん…アイタタ…体の節々が傷むよ…」
ロイ「あ、目覚ました」
リーフ「おはよう、マルス兄さん」
マルス「…三途の川って、向こう側に花畑見えるんだね」
ロイ(危うく渡りそうだったのか)
リーフ「兄さん、3Fに仕掛けしに行くことにしたから、早いとこ体動かしてよ」
マルス「体が痛いんだけど…ものすごく」
リーフ「いつも僕が負う傷に比べたら遙かに温いよ、その程度なら動けるって」
ロイ「とりあえず傷薬渡しとくから、使いながら来てよ、時間ないし、今までサボってたし」
荷物をまとめるリーフ、ロイは袋から傷薬を差し出しながら、マルスに動くよう促す
マルス「…はいはい、僕の袋はどこ?」
ロイ「んっと、これかな」
袋を受取り、中を少し確認する
マルス「うん、確かに…あれ?」
リーフ「どしたの?」
マルス「仕掛けが一つないんだ、ちょっと自信作のやつだったんだけど」
ロイ「…もしかしてそれ、虹色に光ったりしない?」
マルス「そう…ってなんで知ってるの」
リーフ「ごめん、さっき僕が荷物落しちゃってさ、その辺にいっちゃったみたい…」
マルス「そうか…まあ無くなったものは仕方ないか」
ロイ「あれ、なんだったの?」
マルス「地区対抗の『スマッシュボール』だよ、それをカプセル状態で持参した」
リーフ「なんでそんなの持ってきたの、ハンマーといい…」
マルス「何かに使えるかなって思ってさ、しかもただのスマッシュボールじゃないんだ」
ロイ「また物騒な細工したんじゃないだろうね…」
マルス「それが、わかんないのさ」
リーフ「え、なにさそれ、自分で把握してないの?」
マルス「ルーテさんに頼んだんだ、『これを素に肝試しで使えそうな物にしてほしい』って、
そしたら二つ返事でOKだったよ、興味深いと言ってたかな」
ロイ「ルーテさんの手が入ったスマボ…すさまじく嫌な予感がする」
リーフ「それが今、野放しになってるんだよね…」
マルス「一応安全は保証すると言ってたけどね」
ロイ「アテにならないと思う…」
リーフ「まあ、とりあえず行こう、時間が惜しいし」
マルス「後で見つけたら処理しとこうか」
荷物をまとめ、3Fへ急ぐ仕掛け人三名、
3Fを前に時が止まってるリン、アルム、エイリーク
そして…
虹シグルド「キミニキスデキナイウンメイナンテ…」
ルーテ作のスマッシュボールがその辺を何か呟きながら徘徊してる最中、
肝試しはなおも続く…
ここで斬り…長い間ほったらかしててすみません
理由は多々ありますが語るものでは無いので省略
もう季節が冬になってるというのに、季節外れネタじゃないかorz
それにしても相変わらずネタ職人の皆さん
まとめてで申し訳ないですがGJ!
毎日楽しませてもらってます
113 :
助けて!名無しさん!:2008/12/20(土) 01:11:21 ID:YiX7uPWb
>>104 アウグストのおっさん説明不十分だよ。アルは絶望に溺れると始祖竜に化身するのさ
>>106 肝試しおもろかった。リンはもはや獣牙族・・・
>>102 正直マジでうざい
チラ裏とわかってるなら書くな。誰もお前が大学受かったどうこうなんざ興味ないんだよカス
>>102 おめでとう…といいたいがそんなチラシの裏の話をされても何も出来ないんだが。
自慢したいだけなのか?
誰も貴方の私生活について興味などないし、仮想現実の世界でリアルの話をされても困る。あとその口調はわざとかそれとも天然か?
>>115 まーそうだな。
>>102はネタ師としてはかなり優秀なんだろうが
チラシ裏の話はこのスレを最悪止めてしまう可能性すらあるから
自重しなきゃいけないだろうな。まだそのあたり考えが不足してるようだ
・・・こんな流れはこの辺で切るか
>>106 GJ!このネタ待ってた!
何の事情があったか聞かんが、無事でなによりだ
皆、私の所為で不穏な空気にしてしまって本当に申し訳ない
あまりの嬉しさに調子に乗っていた様です…迷惑を掛けた以上黙って又名無しの一員に戻ります
>>103-104&
>>113 アルの化身化についての説明ありがとう
>>106-112 お久しぶり様です。読者を引き付ける文章力は相変わらずですね。GJ
ココの住人って驚く程優しいな
他のスレだと叩きの大嵐でも、ここだと一応この程度で済むのだからな
…ファリナとヘクトルの支援会話見てて思ったんだが、
ヘクトルのあの鋭いツッコミは吉本新喜劇でやっていける気がしないでもない
まぁメタボ扱いだからツッコミ役ではなく、その巨体を生かしてボケyうわ何をするやめt
俺の名前はフォルカ。テリウス区で暮らしている住所不定無職だ。
普段やっていることといえば……。
そうだな、黒い鎧を着て、家から飛び出して「身の程を弁えよ」と言いながら神剣で衝撃波を繰り出し続けるあの騎士と同じような物だ。
かかってこいよフォルカ! と涙目で叫んで、最強の短剣を持って襲い掛かってくる緑風を、アスパラで滅殺するのが普段やっている事だ。
詰まるところが、フリーター。
一応収入源はあるのだが、臨時収入だから一定していないし、税金も(ry。
盗賊ではないから、緑葉の団にも属していない。
盗み・鍵開けの技術は暗殺者になるときに捨ててしまったし、滅殺を発動すれば相手は死んでしまうので、「とらえる」を有効活用した緑葉の団の強盗法には向かないのだ。
そんな俺の仕事は、フリーの消防士。……喉を引っ掻いて死にそうな死亡フラグが立ったが、まあ気にしない。
テリウス最強の消防士。それが俺の称号だ。
大企業が消し止めて欲しいと依頼してきた火事を、秘密裏かつ最速で消し止め、一切の火事の痕跡も消す。
それが俺の仕事だ。
携帯電話が鳴ったら仕事の始まり。静かな闇を乱す炎を消し、眠る良い子の平和を守る時が来る。
西にシムベリンとレクスフレイムでメメタァされたベグニオン本社があれば、火にスティレットで必殺して掻き消して、
東にメティオとファラフレイムでフルボッコにされている馬面が居れば、ニトログリセリンでも投げつけて暴力的に消火し、
南にフォルブレイズ(笑)でボッコボコにされている災いを招く者が居れば、ペシュカドで必殺し、
北に屍竜のブレスでフルボッコにされる幸運0サマナーが居れば、行って屍竜にバゼラードで滅殺する。
俺の一日はそんな風にして終わる。
リーフ「マルス兄さん、フォルカさんからこんな事書いた紙貰ったんだけど」
マルス「どういう意味だろうね?」
葉っぱと涙目緑風がコンビを組んで盗賊稼業やるってネタ、前あったよね?
>>119 ????「なっ!?フォルカッ!貴様ッ…!!」
爆発の後、そこには青いマントと神々しい剣、そして一握りの灰があったそうな…。
>>120 まさに
>>119にある「緑葉の団」のことだな
>>118 ま、必要以上に叩くと叩かれたほうがいなくなる可能性があるからな
優秀なネタ師とあればなおさら、な
だから叩きは最小限で抑えて自重してもらうってのが最良パターンだろうな
・・反省しなきゃ別だが?
>>106-112 久しぶり、GJ!
季節外れでも構わない、続き待ってます!
とりあえず、スマボに何したんだルーテさんwww
>>119 >眠る良い子の平和を守る
フォルカがこんなこと書いたと思っただけで吹いたww
小ネタ?
黒い牙の男の面々が100m走をした
ロイド「相変わらず俺が一位か」(10秒1)
ラガルト「ま、あんたに勝つ奴なんざそうそういないだろうな」(10秒3)
ジァファル「・・・」(10秒4)
ジュルメ「チッ、ジャファルに負けちまった」(10秒6)
ライナス「は、速すぎるぜ兄貴・・・」(10秒9)
ウハイ「むぅ、ここまで速いとは・・」(11秒)
ブレンダン「わしの息子たちも速くなったものだ・・」(11秒1)
ベアード、カムラン、マクシム、オレグ((((忘れられないでよかった))))(11秒3)
ダミアン「誇・・・りたまえ・・私に・・勝ったことを・・・」(11秒6)
テオドル「まぁ、私は闇魔道士ですし・・」(11秒9)
ハインツ、ゾルダム((私たちもだよ!))(12秒8)
アイオン「何故闇魔道士に負けたのだorz」(13秒)
ケネス「はっ・・はっ・・はっ・・」(18秒)
パラメータの速さとはさして関係してない。反省も後悔もしていない
>>124 四牙の面々は勿論速いが、ウハイやブレンダンも結構な年なのに速いなぁw
ケネスwww立派なお腹が邪魔をしたんですね、分かります。
ヘクトル「ちなみにアイク兄貴はどれくらいでいけるんだ?」
エフラム「俺も気になる。兄上、100mいくらで走れるのか教えてくれ」
アイク 「俺か?俺は……」
二人 「(ワクワクテカテカ)」
アイク 「てか、100mくらいならわざわざ走らなくても跳べばよくないか」
エフラム「マジか」
ヘクトル「さっすが兄貴!今日も予想の斜め上を爆走中だぜ!」
リーフ「…………」
マルス「どうしたんだい、面白い顔して」
リーフ「いや難しい顔してたつもりなんだけどね!?」
マルス「で、どうしたの」
リーフ「うん、今のアイク兄さんの「跳べばいいじゃない」発言だけど」
マルス「うん?」
リーフ「幅跳びなのかな、高飛びなのかな」
マルス「……アイク兄さんならどっちもいけそうだから困る」
リーフ「それも走りじゃなくて立ちでね」
アイク以外にジャンプ力が高そうな主人公といったら
セリス、葉っぱ、エリウッドくらいか
あれ?誰か忘れてるような…気のせいか
葉っぱはトラ7仕様なら移動力も上がるさ
リンの必殺は跳んでると言えるのかな?
ロイ「ねえ。アルム兄さんとヘクトル兄さんが、『オレナンカドウセー!』って言いながら
物凄い速さとそこそこな速さで走って行ったけど、何かあったの!?」
〜バレンシア地区、ラムの村近くの畑〜
今は真夏の炎天下、麦藁帽子をかぶって首に手拭いを巻き、軍手を履いたアルムが畑仕事に精を出していた。
アルム 「……っと、これで今日の草むしりも終わり。ひとやすみ……ん?」
ふっと地面に大きな影が落ちたので、アルムは空を見上げる。すると、ずっと上の方に、ゆっくりと飛んでいく大きな黒い竜が。
アルム 「あれは確か……イドゥンさーん!」
「みんなあつまれ!」のときと同じぐらい大きな声で呼びかけてみる。竜は空中で静止し、悠然とはばたきながらゆっくりと降りてくる。
竜が降りてくるに従ってその力強い羽ばたきが風を巻き起こし、アルムは麦藁帽子と手拭いを手で押さえなければならなかったほどだ。
地上に降りてきた竜の体が神秘的な光に包まれ、一瞬後、そこに見知った女性が立っていた。
アルム 「ああ、やっぱりイドゥンさんだった。こんにちは」
イドゥン 「こんにちは、アルムさん」
いつも通りの無表情ながらも、丁寧にお辞儀をしてくれる。アルムも頭を下げて、それから首をかしげた。
アルム 「どうしたんですか。こんなところまで飛んでくるなんて、珍しいですね」
イドゥン 「少し、探し物をしていて」
アルム 「何を探していたんです?」
イドゥン 「おいしい野菜を」
これはどうやら自分でも相談に乗れそうだ、と悟ったアルムは、イドゥンを誘って近くの大樹の下に腰を下ろした。
イドゥン 「……わたしには小さな妹が三人いるのですが」
アルム 「ミルラとチキとファですか」
イドゥン 「ええ。あの子たち、最近お肉しか食べてくれないんです。野菜は美味しくないから、と。
偏食はいけないと思ってわたしもユリアもあれこれと工夫しているのですが……」
小さくため息をつく。相変わらず表情の変化も声の起伏も乏しいが、彼女が妹たちのことを心底から心がけていることはよく分かる。
アルム (偏食、か。どこの家でも事情は似たようなものなんだな)
肉ばかり食いたがってエリンシアに叱られている兄たちの姿を思い出して、アルムは少し苦笑する。
それから、胸を叩いて請け負った。
アルム 「そういうことなら任せてくださいよ。ちょうど今日収穫の野菜があるので、持ってきます」
イドゥン 「でも」
アルム 「遠慮しなくてもいいですよ。僕としても、野菜嫌いの子がいると聞いたら黙ってられませんからね。じゃ、ちょっと待っててください」
アルムは畑に取って返して、今日収穫したものの中でも特に出来がいいと見た野菜を、小さな籠に入れて戻ってきた。
アルム 「お待たせしまし……どうしたんですか?」
イドゥンが大樹の幹のある箇所をじっと見つめていた。近づいてみると、そこには
アルム 「ああ、まだ残ってたんだ、これ」
アルムは苦笑する。そこには、「アルム セリカ」と、相合傘の下に拙い文字で名前が刻まれていた。
イドゥン 「これは?」
アルム 「ずーっと昔にセリカと二人で彫ったものですよ。
……この頃はシグルド兄さんも『二人は仲良しさんだな』なんて笑ってくれてたんだけどなあ」
今は手をつないだだけでもティルフィングが飛んでくる有様である。本当に、どうにかならないものかと思う。
アルム 「懐かしいな。昔はよくここで遊んだんですよ。木登りしたり、木の周りをぐるぐる回って追いかけっこしたり」
イドゥン 「素敵な思い出」
木漏れ日の下で、イドゥンが優しく眼を細める。
イドゥン 「もしご迷惑でなければ、今度妹たちと一緒にここで遊んでも構いませんか?」
アルム 「ええもちろん。いつでも大歓迎ですよ」
アルムは笑いながら、持ってきた野菜の籠を差し出した。
バレンシア地区でアルムとあったその日の夜、イドゥンは部屋で机に向かっていた。
彼からもらった野菜で作った数々の料理は、妹たちだけでなく弟たち、さらに祖父や叔父たちにも大絶賛された。
自分が作ったものを美味しく食べてもらえるのは、実に嬉しいものである。
イドゥン (これならあの子たちの偏食も直るかもしれない。アルムさんにはいくらお礼を言っても言い足りないぐらいだわ)
そこで、今日作った料理のおすそ分けと一緒に届けるべく、お礼の手紙をしたためているのであった。
ほとんど初めての遠出だったが、バレンシアは予想以上にいいところだった。
今度家族みんなでピクニックに行ってみようか、と思う。
あんな穏やかな場所ならユリウスとユリアも仲良く過ごせるだろうし、ナギもいつもより気持ちよく熟睡できるだろう。
弟や妹たちがあの大樹の下ではしゃぐ姿を想像して、イドゥンは一人微笑む。
イドゥン (お礼……何を書いたらいいのかしら)
少し考える。普通に「ありがとうございました」などでもいいが、今後の付き合いも考えると、少し表現にこだわりたいところである。
そう思ったときふっと浮かんできたのは、あの大樹に刻まれていた二人の名前であった。
これからああいう大切な場所を使わせてもらおうというのだから、それなりの礼儀を尽くすべきであろう。
イドゥンはゆっくりとペンを走らせた。
少し経って、場所は兄弟家に移る。
アルムは一人部屋のベッドに寝転びながら、落ち着きなく寝返りを打っていた。
アルム (どうなったかなあ、イドゥンさん。竜って基本的に肉好きだから、野菜を美味しく食べてもらうっていうのは難しいかもしれないし)
イドゥンと別れてから、どうにも気持ちが落ち着かないのだった。
自分が丹精込めて育て上げた野菜がどういった評価を受けるのか。気にならないはずがない。
たとえて言うなら、どこぞのスレにネタを落とした職人が、5分置きぐらいにカチカチ更新ボタンのクリックを繰り返しているような心境である。
アルム (あー、気になるなー。ちゃんと食べてもらえたかなー)
ベットの上で転がっていると、不意に誰かが扉をノックした。
アルム 「はい、どうぞ」
答えると、扉が開いてセリカが入ってきた。
その顔に浮かんでいる底知れない笑顔を見て、「何かとても怒っているらしいぞ」とアルムは直感する。
セリカ 「アルム」
アルム 「な、なに、セリカ?」
思わずベッドの上に正座すると、セリカは笑顔のままで切り出した。
セリカ 「さっき、イドゥンさんが料理のおすそ分けを届けに来たんだけどね」
アルム 「そ、そうなんだ! なんて言ってた?」
セリカ 「おかげさまで悩みが解決しました。ありがとうございます、だって」
アルム 「そ、そっか。いやー、良かったなー!」
セリカ 「それで、ね」
セリカは笑顔のまま、アルムに一枚の手紙を差し出す。何故か、もう封が切られている。
セリカ 「アルムに、って。ああ、開けたのはわたしじゃなくて変態女神だから」
アルム 「ユンヌさんが? 相変わらず困った人だなあ。いや人じゃないけど」
自分の野菜がウケたことに機嫌を良くして笑いながら、アルムは手紙を取り出してみる。
その笑顔が一瞬で凍りついた。手紙には温かみを感じさせる丁寧な文字で、こう書かれていたのだった。
――二人の思い出に捧ぐ
昼間の出来事を思い出してみれば、意味は分かる。意味は分かるのだが。
アルム (なに、この誤解を招く文面。天然なんだろうけど、わざとやってるとしか思えないんですけど)
アルムが体の震えを自覚しながら顔を上げると、そこには可愛らしく首を傾げるセリカの笑顔が。
セリカ 「……二人の思い出って、なに?」
アルム 「いいいいいいやいやいやいや、ちちちち、違うんだよセリカ、これは」
セリカ 「アルムの浮気者ぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉおおおおっ!」
アルム 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
それからしばらく経ったある日、イドゥンは約束通りバレンシアのあの場所に家族を連れてやってきた。
彼らを歓待したのは、その頃にはもうすっかり誤解も解けて、前よりもむしろ仲良くなったアルムとセリカの二人。
熱々な二人の丁寧な観光案内と、時折飛んでくるティルフィングや手槍の雨の下で、竜王家の面々は楽しい休日を過ごしたとのことである。
終わり。
物凄く久しぶりにイドゥンが書きたかっただけ。
>>131 アルムは分からんが
ヘクトルのアルマーズの必殺モーションは大→跳↑躍↓するからな
>>125 ちなみに女性二人(
>>124の続き)
ウルスラ「正直、運動はちょっと他の四牙よりは苦手ね」(11秒8)
ニノ「あー楽しかった!」(12秒6)
その場にいた全員「・・・・」
ニノ「どうしたの?」
ウルスラ(中学生女子がこのスピードって)
ライナス(魔法の暗唱だけじゃなくて運動もできるのかよ!?)
ジャファル(・・知らなかった・・)
ロイド(まぁ、小学生の頃の俺の方が速かったが?)(12秒2)
他三人「何・・・だと?・・・」
・・・反省も後悔も(ry
連レスすまんが
>>132 ひ・さ・し・ぶ・り・に・キタァァァァァーーーー!イドゥン書きたかっただけの人!
どこいったんだろうと心配してたぜ!!
いいぞもっとやれ!
>>132 K・I・T・A・KITA キタァァァァァァァァアアアーーー!!!!!!!!
>>132 !!おおっとこれは!!
何も言うことあありません。ただただGJです。
もうこうなったら全員分いくしか…!
話を中断して申し訳ないのですが質問です。
>>63-69 を見て思ったのですが、
皆さんは紋章町内の企業にはどんなイメージを持っていますか?
ちなみに私は下に張るネタのようなイメージを持っています。
〜ベグニオングループ〜
テリウス地区最大規模にして、紋章町四大企業(リゲルコンツェルン・グランベル商事・グラド重工)の1つである。
その中でもベグニオングループは幅広く業務を展開しており「産婦人科から墓石まで」という何処かで聞いたことがある様なキャッチコピーを掲げている企業である。
その子会社の一つ、『フラゲル清掃』に勤めているノーズは先月、部長へと昇進となったのだが……
ノーズ 「はぁ……。部下はもう、年始・年末の予定を満喫しているというのに、私は仕事確定、かつ飛び石休暇…。
部長といっても某企業のように社員がとても忙しくなったようなもの…。こんなことだろうと思っていたのだ…。
今頃、部下たちは暖かい家で家族や恋人達と仲良く時間を過ごしているに違いない…。はあぁぁ…。」
などとぼやきながら今日の仕事、グランベル商事の清掃を行っていた。
しばらくして……
ノーズ 「…はぁ、ぼやいていても仕方がない。あとは…」
アルヴィス「…おい、そこの清掃員。」
ノーズ 「(ドキィ!)は、はいぃ!なんでしょうかぁ!」
アルヴィス「お前、事務の経験は無いか?」
ノーズ 「は、はい?????」
アルヴィス「事務の、特に簿記の経験はないかと聞いている。」
ノーズ 「は、はあ。一応資格も持ってますが…?」
アルヴィス「そうか。ならちょっと整理を手伝ってもらえないか?人員が足りなくてな。」
ノーズ 「い、いえ…わたしは清掃員でして…」
アルヴィス「会社には私から言っておく。それでいいだろう?」
ノーズ 「し、しかし違法では……」
アルヴィス「(真っ赤な本を片手に)い い だ ろ う ?」
ノーズ 「は、はいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!よろこんでぇぇぇぇぇ!」
アルヴィス「そうか、ありがとう。」
・・・今日の清掃(事務作業付)も終わり・・・
ノーズ「はぁぁぁ…。なぜ、なぜなんだ…。どうして私ばかりがこのような目に会うんだ…。私よりも優秀な人材ならいくらでもいるだろうに…。こんなことならグループ本社に出向いた時、ルベール殿の様に取り入られるよう頑張ればよかった……。」
彼の後輩だったルベールは、ある日ノーズと一緒に本社に向かった際幹部の一人、ゼルギウスにその腕を買われ、引き抜かれていった。今では彼の片腕的存在になっているとの事。
自分の不幸を悶々とを考えながら帰ろうとした時、後ろから声をかけられた。
???「すまん、聞きたい事があるんだが…。」
ノーズ「はいっ?なんでしょ……!!!?」
そこには大男が居た。それもっとっておきの。
ノーズ (!!!! で……で、で、で、でででででででで………出たーーー!)
アイク 「?」
ノーズ (こ、この者はアイク!紋章町め、名物にして最強最凶の、の猛者!歩いた後は瓦礫ぐらい鹿の、残らな意図菊!
どうする!私!こ、このままお、おお星様に成るのか!そ、それとも一目散ににに逃げようか!?)
アイク 「おい、聞いてるのか?」
ノーズ (ま、待て!落ち着け! 落ち着くのだ私!奴は聞きたい事があるだけ!私に反の興味もないはず!ここは相手の言うと売りに・・・)
ノーズ 「名、何ででっしょう?」
アイク 「大丈夫か?ま、いいか…。俺の兄、シグルドに用事があるんだが、どこの課にいるか知らないか?」
ノーズ (だ、誰だそれは!?こやつの兄!?こやつよりも凄い者がこの会社にい、いるというのか!ななななな何とかこ、ここここの場を切り抜けるには……
はっ!?た、確か先ほどの者がその名前をつぶやいていたような…よしっ)
ノーズ 「あ、あそこの課の赤毛の者がし、知っていると思いますでしゅ。」
アイク 「ん?そうか…(プイっ)」
ノーズ (目、目を逸らした!つまり逃げ時は今っ!)
ノーズ 「ええい、我が健足で何とかなれ!」
ノーズは逃げ出したっ!
ダカダカダッ
アイク 「(プイっ)…ありが、なんだ?えらく落ち着きがないやつだな。
〜おまけ〜
リーフ「(キュピーーン)!!」
ナンナ「どうしたのですか?リーフ様。」
リーフ「いや、どこかに僕と似たような人がいるみたいだ。」
ナンナ「そうなのですか…。」
――――――――――――
…こんな感じです。
いえ、今ノーズに何とかされから書いたわけではないですよ?
>>136に更に便乗
ソーニャ「暑苦しいわね…何が楽しいんだか…」
ネルガル「みんな集まって何をしているんだ?」
ソーニャ「よし、走ろう。」
ジュルメ「わかりやすっ!!」
ケネス 「…では私がスターターをしましょう。
ゴールは100m先のウルスラの所です。」
ウルスラ「ソーニャ様頑張ってくださーい!」
ジュルメ「俺がタイム計るのか?まぁ、良いか…」
ケネス 「位置について…よーい…スタート!」
ソーニャ「!(つまづき)キャン!!(顔からコケる)」
ウルスラ「(駆け寄り)ソーニャ様!!大丈夫ですか!?」
テオドル「鼻を強打すると痛いんですよね…ちなみに、
鼻、喉、心臓など、人体の急所は身体のセンターに多いです。」
ケネス 「そりゃあ、いつものドレスで走ったらつまづくでしょうよ…」
マクシム「ウルスラ様もいつもの服でなく、
運動しやすい服装ですよ?」
ソーニャ「(鼻真っ赤で涙目)う、うるさいわねぇ!!
そんなジャージなんて持ってないんだからぁ!!」
ウルスラ「ソーニャ様…(;´Д`)ハァハァ(よしよし。)」
ソーニャ「ふえ〜ん!!(泣)」
マクシム「ウルスラ様、本音と建前が逆です。」
ジュルメ「(さっきウルスラが駆け寄った時のタイム…『2秒7』…!?)」
ネルガル「そもそも100メートル走のタイムは直線で計らなくないか?」
143 :
136:2008/12/21(日) 17:02:27 ID:BgrDLCU+
>>142 まさか便乗してもらえるとは思わなかったwwwありがとう!
マクシムは黒牙の突っ込み役か?www
ウルスラのジャージ姿か・・アレ?なんか似合う気がする・・
しかし・・
>ジュルメ(さっきウルスラが駆け寄った時のタイム・・『2秒7』・・!?)
> 2 秒 7
> 2 秒 7
・・・なにぃっ!?
ルーチェ必殺で吹き飛ばされてる
>>125の姿が見えたんだが…気の所為か
>>132-135 又 ア ン タ か ! ?(勿論良い意味で)
相変わらずイドゥンさんが可愛すぎるwwwぜひもっとやって下されwww
GJ!
少し早いクリスマスプレゼントになるが、ネタを投下する(クリスマスネタじゃなくてスマソ)
ヘクトル 「…ちょっと出かけてくる」
エリンシア「あら、お出かけですの?」
ミカヤ 「デートじゃないかしら?」
ヘクトル 「違う違う。マシューを連れて闇の樹海で百人斬りの修行でもしようと思ってな」
セリス 「頑張ってねヘクトル兄さん!」
ロイ 「僕はヘクトル兄さんの無事を心の底から祈ってるよ(棒)」
ヘクトル 「ロイ…どうしてお前はそんなに俺の事が憎いんだよ…(涙)」
エリンシア「あ、ヘクトルちゃん」
ヘクトル 「何だよ姉上」
エリンシア「私含めて今日は皆午後遅くまで出かけてるそうですわ。
これは一応アナタにも、そしてスクリーンの前の皆様にもご報告ですわ」
ヘクトル (何でスクリーンの前の奴らも対象なんだ…?これは伏線か?)
ロイ 「二人ともメタ的発言自重して」
半時間後…
ヘクトル 「おりゃあ!」
ヘルボーン「GWOOOOO!」
ヘクトル 「てりゃあ!!」
アークビグル「イギーッ!!!!……ガクッ」
ヘクトル 「犬っころめ!せいやあ!?」
ケルベロス「ぎゃあうっ!!……グルルルルル……(怒)」
マシュー 「上級魔物相手に百人斬りなんて発想が凄いですね〜、いよ!大統領ッ!!」
ファリナ 「ただアホなだけよ。ここは闇の樹海…敵は魔の力で強化された魔物達…
いくらあいつでも無謀な行いだわ…
べ、別に心配してる訳じゃないからね!か、勘違いしないでよ!!?」
マシュー 「あ、ファリナ危ない!」
(デスガーゴイルがキラーランスを持ってファリナに突っ込むが、
体勢を変えて受け流し、持ってきたレークスハスタで串刺しにする)
ファリナ 「…ねえヘクトル様、危ないからもう帰るわよ!」
マシュー (じゃあ何で俺達についてきたんだ?と聞けば串刺しにされるから言わないでおこう…(汗))
くっ…タイトルを微妙に間違えたよorz ×機器一発 ○危機一発
Dガーゴイル「SYAAAAA!!」
ヘクトル 「うおッ!!…く、ならこのキラーアクスで倒してやる!」
妖弧 (…又来たのかあの男は…
一々ココの魔物達をけしかけよって…そのお陰で良く眠れんわい!
まぁしかし…あちら側の岸に行かねばならぬ用事がある以上、
あの男の近くの茂みを通って行くかの…)
ヘクトル 「必殺の一撃!!」
Dガーゴイル「GWAAAAAAA!?…ガクッ」
ヘクトル 「…はぁ…はぁ…よし、これで百人斬り大→達↑成↓ッ!!だぜ!」
マシュー 「流石ですね若様。正に『見ろ!魔物がゴミの様だ!』ですねw」
ヘクトル 「ムスカ乙」
ムスカ本人「私はあんなこそ泥じゃなーい!」
ファリナ 「…わざわざこんな所までそれ言いに来たの、アンタ?
…やれやれだわ」
ヘクトル 「ジョ○ョ自重」
はぁ…ツッコミ疲れた。よし、帰るz………あっ」
妖狐 「!!!!!」
(痛いのも無理は無い。ヘクトルは狐の尻尾を踏んでいた。想像出来るだろう…
メタボに足を踏まれた時の痛mうわ何をするやめt)
妖狐 (痛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!?
あのデブに尻尾を踏まれたアッー!)
ファリナ 「ああ、可哀相に…へクトル様謝りなさいよ!!」
ヘクトル 「だが断る。と思わせといて……馬鹿め!悪かった!」
マシュー 「ジ○ジョとラング将軍両名ともに乙」
妖狐 (な、何じゃあこの若者等は…人の尻尾を踏んだのに真面目に謝りはせん。
…許せんぞ!(#^Д^)…)
ファリナ 「ビクッ…こ、今回ばかりはちゃんと謝った方が良いと思うわよ(汗)」
ヘクトル 「あーっ、大丈夫だよ。所詮は狐、踏まれた事だって明日には忘れてるだろうよ」
妖狐 「(###^Д^)」
マシュー 「そっすね若様ッ!」
妖狐 (#####^Д^)<(もう堪忍袋の緒がキレたわい!)
ファリナ 「な、何か嫌な予感が…」
妖狐 (許さん。このわしの呪いでも食らえい!!ハアアアアアァッ!!!)
三人 「!!!」
(妖狐が口から紫色の光を放つ)
ファリナ 「キャアッ!」
マシュー 「うお、まぶし!」
ムスカ本人「うわぁぁぁ!目がッ、目がぁぁぁぁぁ!!!」
ヘクトル 「くっ、ま、眩しい…!!
…てかムスカは早く帰れw」
妖狐 (…はぁ…はぁ…)
ヘクトル 「…………な、何だったんだ今のは…」
ファリナ?「……へクトルよ、気をつけなさい。…目の前の狐は恐ろしい敵…
…関わってはなりません」
ヘクトル 「もう手遅れだよ!後ディアドラ自重w」
マシュー 「ああっ、今の紫光でファリナが変になっちまったΣ(((;゜Д゜)))」
ヘクトル 「よ、よし逃げるぞ!」
マシュー 「はい、若様!」
(錯乱したファリナをお姫様抱っこしてヘクトルとマシューが闇の樹海を後にする)
妖狐 (…あいたたた…尻尾が痛いのう。
しかし!わしの妖術はヘクトルとか言うメタボに決まった。
これは対象者を媒介に仲(ダキューン!)やライバル(ダキューン!)乱させるモノ…
しっかりと謝ってもらうまでそなたを未来永劫呪うであろう!)
ヘクトル 「はぁ…ココまで来れば大丈夫か」
ファリナ 「(錯乱状態から回復した)何なのよあの狐は…」
マシュー 「若様が怒らせたからですよ…謝りにいったらどうですかwww」
ヘクトル 「馬鹿言うな!誰が狐なんかに…」
?????「ウィーッス!」
マシュー 「ん?今のは誰でしょ……( ゚Д゚)」
ファリナ 「何よマシュー、そんな『こっち見んな。』的顔を……( ゚Д゚)」
ヘクトル 「お前ら二人とも何で大口開けて馬鹿面を……(Д) ゚゚ ポーン!」
フロリーナ「ヘクトル様ぁ〜、一緒に遊ばな〜い?」
(三人とも(゚Д゚)するのは無理も無い。フロリーナは下着一枚の踊り子姿で手で何かを後ろに隠して
ヘクトルを誘ってるのである。
正直ちょっとヘクトルがうらやまs…ゲフンッゲフンッ!)
ファリナ 「フ、フ、フロリーナ、何で格好をしてるのよ!?風邪引いたらどうするのよ!」
フロリーナ「あははっ!へクトル様に暖めてもらうんだから別にいーもん!」
ファリナ (´;ω;`)ブワッ
マシュー 「フロリーナが変ですね…」
ヘクトル 「見れば分かるわ!
仕方ない…ココはファリナに任せて俺達は行くぞ!」
マシュー 「そうっすね。ファリナ頼みましたよ!」
ファリナ 「わ、分かったわ」
フロリーナ「あ!待ってぇ〜ヘクトル様ぁ〜(はぁと)」
ファリナ 「フロリーナ!目を覚ましt…!!!…」
フロリーナ「惜っしーいな〜!お姉ちゃん邪魔だから退いて!」
ファリナ 「わわわ危ないわよフロリーナ!?後ろにキルソード隠してたの!
…お、落ち着きなさい!」
フロリーナ「誰に〜も邪魔させな〜い〜わ〜」
セネリオ 「酷い有様です」
ファリナ 「ちょっとアンタ、そんな所でボ〜と突っ立ってないで少しは手伝いなさいよーッ!」
セネリオ 「えっ、ちょ、何僕を持ち上げて…」
ファリナ 「うおおおりゃあ!!つブラザーアーチ」
セネリオ 「アッー!コノヒトデナシーッ!」
リーフ 「あ〜あ、セネリオさん無茶しやがって、馬鹿な奴だ」
ファリナ 「アンタもブラザーアーチの弾じゃあああ!つブラザーアーチ」
リーフ 「アッー!僕もかよコノヒトデナシーッ!!」
ヘクトル 「まったく…何がフロリーナをあんな事に…」
マシュー 「でもちょっと興奮したでしょ、若様?…ってアギャッ!
げ、拳骨で殴る事は無いじゃないですか!!」
ヘクトル 「うるせーッ!興奮したのはお前だろうが//」
(いや、興奮する所か不覚にも(自主規制ry)///)
マシュー 「とりあえず兄弟家に戻って体制を立て直しましょう」
ヘクトル 「分かった。
うちはもう直ぐd……ってえええええっ!!!」
マシュー 「…これは…」
ライナス 「オラオラオラオラオラナオウラオラァ!!!」
ロイド 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!」
(…何と驚く事にロイドとライナスが主人公兄弟家を壊していた!!)
ヘクトル 「ちょwてめーら何してるんだよ!」
ライナス 「ハハハッ!…親父の命令で『ヘクトール』家を襲えと言われたからな!」
ロイド 「悪く思うなよ」
ヘクトル 「へクトール家…?確かにココは俺の住む家だが…」
ライナス 「そういう訳だ。壊れろ壊れろーッ!!アヒャヒャヒャヒャヒャ(・∀・)!!」
ヘクトル 「ああっ!リビングルームが…!?」
こ、これもあの狐の仕業なのか…?
とにかくお前ら二人とも落ち着きやがれぇぇぇぇ!!つソードキラー」
数十分後…
リーダス兄弟「ぐふっ」
ヘクトル 「はぁ…はぁ…」
リーダス兄弟「…ううぅ……」
俺 達 は 正 気 に 戻 っ た !!
ヘクトル 「竜騎士自重」
某カイン 「呼ばれた気がしたので飛んできますた。記念にガリ下さい」
ヘクトル 「(・∀・)カエレ!!」
ロイド 「…何だ…ヘクトルか?どうしたんだその有様は?」
ヘクトル 「お前ら、何も覚えてないのか?」
ライナス 「いや……黒い牙首領の親父の依頼で…
賄賂を受け取ってフリージの民を苦しめているレプトール家を
襲撃しろと言われたんだが…」
ロイド 「お前の家の近くを通る途中眩暈がした…どうやらその時混乱したのかもしれんな」
ライナス 「多分その時レプトール家をへクトール家と誤認したんだろうぜ」
ヘクトル 「マジかよ(´AV)」
ライナス 「あーっ、悪かったなヘクトル。明日にでも修理に戻ってくるわ」
ロイド 「じゃあな」
ヘクトル 「OTL」
マシュー 「若様の部屋は一応無事みたいですね…」
ヘクトル 「そう…だな」
マシュー 「もういい加減謝ってはどうですか?これ以上被害が出たら…」
ヘクトル 「分かってる!今からでm…うわ!」
マシュー 「お、斧が…浮いてる!?」
ヘクトル 「これはどういう事だ?誰も持ってないのに俺のキラーアクスが…
ってうお!何か俺目掛けて飛んできた!?」
マシュー 「こいつはまさか…ポルターガイスト現象」
(マシューが怪奇現象の名を口にしたのを合図にしたかの様に、
一斉にヘクトルの部屋の武器が飛び回る)
ヘクトル 「うわあああああああぁぁ!!!(AA略)」
マシュー 「に、逃げますよ若様ッ!」
ヘクトル 「あ、ああ!…おっと!そして今すぐあの馬鹿狐に謝りに行くぞぉぉぉ!!」
ヘクトル 「という訳だ。狐よ、許してくれ!」
妖狐 「…………」
マシュー 「あまり意味が無いようですね」
妖狐 「キュー、キュー、キュー!!」
(お主らの謝りがフェイクっぽく聞こえるわ!
もっと心の底から謝れい!)
マシュー 「何言ってるか分かりませんけど、どうやら許してくれなさそうですよ…」
ヘクトル 「くっ、そうか…」
(そんな殺伐とした状況にガチホモの救世主が!)
ビラク 「ソウルブラザーの危機に、良い男ビラク様が登場!!」
ヘクトル 「うわあぁ!ど、何処から沸いてきた!?」
ビラク 「ガチムチ男が居る限り俺達ブラザーは不滅さ!」
ヘクトル 「さりげなく俺もお前系の奴らの一員にするな!」
妖狐 (これで変態が三人になった…)
ヘクトル 「で、何の様だ?」
ビラク 「この狐の言ってる事が分かるアイテムをプレゼントしようと思ってな。
つ『翻訳蒟蒻(ほんやくこんにゃく〜)♪』」
ヘクトル 「おおっ!!まさが伝説のディアドラえもんの道具が実在したとはな!」
ビラク 「値段は20000ガチホモドルで、日本円に換算すると…約8億円だ」
ヘクトル 「高すぎるわ!!」
マシュー 「安すぎるわ!!」
ビラク 「使い方は簡単だぜ」
マシュー 「ああ知ってますよ。リアルのドラ○もんだと、
確か食べる事で宇宙人語を含むあらゆる言語を理解し、話せる様になる代物」
ビラク 「ノンノンノン…確かに効能は↑と同じだが、
これは食べるのではなく、お尻に入れる事で効果を発揮するんだ!」
狐含む三人「((Σ(;゚Д゚ )))」
ヘクトル 「…ヒック…エク……グスッ…り、理不尽だよちくしぉー(´;ω;`)」
マシュー 「若様、自分の身を犠牲にして…( ;∀;)イイハナシダナー」
妖狐 (何かちょっと可哀相になってきた…)
ビラク 「よし今だ!あの狐に
ヘクトル 「ウウッ……き、狐…少し前に尻尾を踏んですまなかった!…許して下さい!」
妖狐 (………分かった。許してやるわい)
ヘクトル 「ほ、本当か!?」
妖狐 (あの男にあんな事強制されてまでわしに謝りたいその心、認めてやる!)
ヘクトル 「よ、良かったぜ……ふぅぅ…」
妖狐 (よし、わしの妖術を解いてやるわい!
解除用の呪文は…『お前の姉ちゃん、キーンニクッ!』)
(そしてヘクトルの呪いが解ける)
ヘクトル 「…ふう…」
マシュー 「さっすがです若様!」
ファリナ 「おーいっ!マシュー!ヘクトル様―ッ!!」
ヘクトル 「ファリナ!…フロリーナも元に戻ったのか」
ファリナ 「ええっ…自分の姿を見たらあまりの恥ずかしさに気絶したけどねw」
ヘクトル 「分かった。直ぐに会いに行っておくよ…
はぁ…まさかフロリーナやロイド、ライナスが大暴れしたり、
ポルターガイストが起きたのがこの狐の呪いの力だったとはな」
狐 (…ん?お主の仲間の暴走は呪いの影響じゃが、
最後のポルターガイストは知らんぞ)
二人 「えっ、それじゃあアレは一体どうして起きたんだ(((((((;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル」
ファリナ 「?」
こうしてヘクトルと狐の呪い騒動は幕を閉じた。
ちなみにリーダス兄弟は本分にもある通り今度こそはレプトール家を襲撃したが、
うっかりティルテュとイシュタルが入浴中の風呂場を破壊した為、
逆鱗に触れて怒りトローンで返り討ちにあったそうな。
…ちなみにヘクトルの部屋で起きたポルターガイスト現象は今だ解明されていない。
152 :
助けて!名無しさん!:2008/12/21(日) 18:36:08 ID:syjsfBdC
お美事…ですが
フロリーナの踊り子姿とティルテュとイシュタルのお風呂シーンで
鼻血が出そうになったので、まったくもってけしからんと言っておきます。
>>145 GJwwwヘクトルが災難だwww
ファリナまでブラザーアーチ使うとはwww次は誰かな?
・・ところで勝手な予想だが、アンタ大乱闘FEブラザース(ズ?)の作者か?
>>153 どうしてそう思うんだ?
セリス 「ロイ!ロイ聞いてよ!」
ロイ 「何さ兄さん」
セリス 「遂に今日エフ☆イー☆オウ!初めてのテーマデッキが発売されたんだ!」
リーフ 「どう見ても遊○王のス○ラクチ○ー(構築済み)デッキのパクリです、本当に(ry)」
セリス 「ほらほら、一緒に行こう」
ロイ 「あ、ちょっとセリス、待ってよ!」
セリス 「うわぁ、もう人が沢山並んでる…くっ、僕があの列の一番に来る頃には
売り切れてない事を祈らなくては…」
リーフ 「はいはい…(僕はお姉さん目白押しテーマデッキが欲しかったのに…くやしいっ…!)」
ロイ 「ん?これは…あっ、そのテーマデッキの宣伝チラシだ」
セリス 「ぜひ読んでみなよ!内容が凄いんだから〜!」
ロイ 「どれどれ…、
デッキ名:THEME DECK −KINSHIN・ワールド−
商品内容:構築済みデッキ一個・カード40枚一組
公式ルールブック一冊&プレイングガイド一部&デュエルフィールド一枚
KINSHINの重要性についてのパンフレット・一誌
商品説明:兄と妹の禁断の愛をテーマにしたデッキです
KINSHINカウンターや兄妹の絆を使った戦略性の高いデュエルを、
初心者でも手軽にお楽しみ頂けます。
妹、KINSHIN属性を持ったキャラカード達がデュエリストの勝利を約束するでしょう
このデッキをプレイすればKINSHINがいかに健全で、人道的か良く分かるかと思われます
という訳で選挙の際には、このデッキの発案者所属のAKJ会に投票しましょう…。
収録キャラカード例:『ラケシス』、『エルトシャン』、『ティニー』、『クラリーネ』、『ユリア』等
収録イベントカード例:『禁断の方法』、『KINSHINは許さんぞぉぉぉ!!』、『逞しき兄の後姿』等
リーフ 「商品説明の最後二行でAKJの本音が出ててクソワロタwwwwwwww」
ロイ 「…ねぇ…コレ本当に兄さんが買うの?」
リーフ 「そうらしいね。でもセリス兄さんだからね」
ロイ 「うん、セリス兄さんだからね」
リーフ 「原作でも妹のユリアと知らずとはいえ、惹かれあうしね」
ロイ 「うん、そうだね」
セリス 「ふうっ、やっと列の一番か。店員さん、テーマデッキ一つ下さ〜い!」
ハチ 「まいどあり!」
マルス 「やぁ、皆。ここでプレゼントのお知らせだ。
このネタの中で出てきたテーマデッキ『KINSHIN・ワールド』を
抽選で50名にプレゼントしてあげよう!
あて先はこのスレ宛てで、手紙に氏名、住所、年齢、銀行の口座番号を明記してくれ!
ちなみにその銀行の口座は僕が正義の為に…」
リン 「アンタまだこんな詐欺紛いの事をやってるのね!
もっとハードにシバいてあげるわ!!」
マルス 「うわぁ太ももお化け自重しt……イギャアアアア!!?」
又遊戯王ネタですまない。だが反省はしていない
前リクエスト求めてたからだとは思うが、それでなくとも文体とか言い回しとか
キャラ性の微差とかノリで大体あのネタ書いた人だろうなーって大体分かるぞ
長文書きの人に限るが
>>155 前リクエスト求めてたからです。はい
・・そしてリクエストしたのが俺だからです・・・
また連レスすまんが
>>148 >ライナス「オラオラオラオラオラナオウラオラァ!!」
>オラナオウラオラァ!!」
> ラ ナ オ ウ
> ラ ナ オ ウ
な、なにぃーー!!?(ガビーン)
エリウッド「ハァ……ハァ……ハァ……うっ」
ヘクトル「エリウッドが血を吐いたぞ!」
リン「誰かお医者様はいませんかー!」
????「大丈夫ですか?」
ヘクトル「明らかに大丈夫じゃないだろjk!」
????「リフ薬とかは持っていないのですか?」
リン「すいません、貧乏な家庭なもので、その類は持っていないんです!」
????「それなら仕方ありませんね……。はい」つ【ライブ】【レスト】
エリウッド「俺は正気に戻った!」
リン「よかった! 元に戻ったのね!」
ヘクトル「気をつけろよエリウッド! こんないい人がいるとは限らないんだから、ちゃんと体調に気をつけてだな」
????「具合はどうだい?」
エリウッド「良好です。ありがとうございました」
????「それは重畳です。何かあったら、また僕を呼んでください」
エリウッド「はい! どうもありがとう御座いました!」
????「ところで、探し人がいるのですが……知っているでしょうか? ロイ、という名前の赤毛の少年です」
ヘクトル「うん? 俺達の弟だぞ」
????「おお! 女神アスタルテよ、感謝いたします! 是非案内してくださいませんか?」
リン「ええ、エリウッドの恩人ですもの。あなた、お名前は?」
キルロイ「キルロイ。ボルトキラー、魔王キルロイと申します」
その後、キルロイは名前に記された使命を果たし、テリウス地方のクリミア市に帰って行った……。
>>158 ちょww教えちゃらめぇww
お主さては女性限定攻略を見たな?
いや、見てない。
蒼炎やる前に、封印でスーロイ限定プレイやってたからキルロイが印象に残ってたんだ。
キルロイの正体はヤンデレなリリーナがよこしたロイを狙う暗殺者
…キル(kill)ロイなだけに
フィンブル「俺が通りますね^^」
>>161 な、なにぃー!!
そんなことをしてリリーナ、貴様が幸せになr(フォルブレイズ)
・・なると・・・思って・・い・・る・・の・・か・・
>>161 「ヤンデレの嫁候補に死ぬほど愛されて眠れないロイ」って単語が頭に思い浮かんでしまった
幼馴染から先生までバリエーション多し、考えただけで((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
今イドゥンさんが手違いでロイの学校の保健室の先生になるなんてカオスなネタを思いついた
だが私はネタ職人じゃない…だから面白いSSに出来なくて…くやしいっ!
>>165、君はいいアイデアをしているな。
ネタ職人にならないか?我々住人は君のような人材を求めている。
…ちょっとマジな話をするとな、
職人だからネタを書く ではなくて ネタを書くから職人って呼ばれるんだよ。
アイデアがある人は一度ネタの投下にチャレンジしてみることをオススメする。
やってみると結構楽しくてヤミツキになったりするぞ。
確かにヤミツキになるなwww
昔は敬遠しがちだったが、ちょっと投稿すると次からは
「どんな反応してくれるかなぁ?」
とか思う自分がいる。
ただ、ネタがあってもなかなか完成におっつかないから真剣に困るな。
っつーわけで、完成次第またヘクフロ投下する。
第2話 妹よ・・・
クレイン 「酒がたりんぞぉぉぉ」
セティ 「そうだ、そうだ、もっともってこい!!」
―ここはカリルの店。その名の通り、カリルという女性が経営している酒場だ。
私の前で同じように自棄酒をかっくらっている男はクレイン。
リグレ家の跡取りなのだが、父である当主パント殿がほとんど会社の仕事をしないため、
ほとんど息子であるクレインが取り仕切っている。
つまり彼は私同様、家族のおかげで涙目な苦労人なのだ。
同じ境遇に身をおいている私達2人は、たちまち友となり、
こうして自棄酒をかっくらっては、互いの境遇を愚痴りあっている。
クレイン 「しかし、あれだね、本当自由奔放な家族を持つと苦労するよね」
セティ 「全くだよ、兄上の好き勝手の後始末は全部私がやっているんだから・・・
はは、飲まなければやっていられないね」
クレイン 「私もだよ。
年末の最も忙しいこの時期に両親は魔道研究と称してバカンスさ」
セティ 「うちの兄上も一昨日から恋人と旅行さ」
クレイン 「仕事は全部私に周って来てさ、実は3日寝ていないんだよ」
セティ 「甘いな、私は4日だ」
クレイン 「それにさ、いくら重役とはいえできることには限度があるんだよ。
昨日なんか顧客が怒鳴り込んできてさ、『責任者出て来い』って。
どうやって答えろっちゅうねん。
何、『夫婦揃ってバカンス中です』て言えってか!?」
セティ 「あるある!!言えるわけないよな」
クレイン 「今日の昼なんか限界でね、もういっぱいいっぱいでどうしようもなかった時、
父上から手紙が届いたんだよ。
きっと仕事の助言だと思って私は喜んで読んださ。
そうしたらなんて書いてあったと思う?」
セティ 「いや、わからない」
クレイン 「『弟と妹どっちが欲しい?』の一行。
いい歳こいて盛ってんじゃねええええええええええええ!!」
セティ 「うわ〜〜〜〜〜〜」
クレイン 「ねえ、息子がこんなに苦労してるのに、
両親はラブラブイチャイチャって間違ってるよね?
そうだよね?」
セティ 「私のところもそうだ、弟が胃を痛めているときに、
兄上は温かいベッドで女性とヌクヌク、こんなの絶対間違ってる!!」
クレイン 「ちきしょう、飲まなきゃやってられねえええええええ!!」
セティ 「だから酒を持ってこぉぉぉぉい」
クレイン 「家族といえば、うちにはもう1人困ったのがいてね」
セティ 「もう1人?」
クレイン 「妹なんだよ」
セティ 「妹?たしかクラリーネ・・・だったな。彼女がどうかしたのか?」
クレイン 「兄離れできないんだよ、いつまでも私にべったりなんだ」
セティ 「可愛いもんじゃないか」
クレイン 「限度ってものがあるんだよ。
もう16だって言うのに、やれ手をつなごうだの、一緒に寝ようだの、
子供みたいにさ」
セティ 「ははは、私も同じような兄妹を知っているよ」
クレイン 「叱ると泣き出すからあまり強く言ってこなかったけど、
そろそろ限界だね。
あの甘えん坊を直すにはどうしようかと、これも頭が痛いよ」
セティ 「そうか、大変だな」
クレイン 「それに、それに、ティトが・・・うう・・・(涙)」
セティ 「ど、どうした?」
クレイン 「ティトが・・・ティトが・・・
今年のクリスマスはアレンと約束してしまったって・・・
彼女の妹から聞いたから間違いないんだ・・・うわーん」
セティ 「そんな、君と彼女はすごく仲がよかったじゃないか」
クレイン 「そのはずだったのに・・・
なんでか知らないけどデートの度に謎の妨害が起こるんだ
四方からティトにナイフが飛んできたり、彼女の食事に毒が混ざっていたり、
おかげですっかり愛想をつかされた・・・最近じゃ電話もしてくれないんだ」
セティ 「クレイン・・・うう・・・(涙)」
クレイン 「ぐす・・・セティ、君はどうだい?
フリージ家の・・・ティニーでよかったかな?」
セティ 「ふ・・・相変わらずさ。
葉っぱLOVEでアーサーにべったり・・・私の入る所なんて皆無だ」
クレイン 「君もか・・・お互い、今年も寂しいクリスマスになりそうだな」
セティ 「甘いな、クレイン。
お互い殺人的な仕事量が課されるから、
寂しいなんて感じている暇も無いさ(涙)」
クレイン 「何なんだよこれは!?
本来仕事をすべき者が仕事をほったらかしてリア充ライフ、
それで私達は仕事にまみれて寂しい独り身・・・
どう考えても世の中間違っているよね!!?」
セティ 「ああ、間違ってる。
でもな、クレイン、その間違いを正す方法が、我々には無いんだよ」
クレイン 「だから・・・こうして酒でも飲まなきゃやってられないんだね」
セティ 「全く持ってその通りだ」
クレイン 「だから酒を持ってこぉぉぉぉぉぉぉい」
セティ 「早くしないとフォルセティぶっ放すぞぉぉぉぉぉ」
―私とクレインは新たに運ばれた大ジョッキを一気に飲み干した、そして・・・。
セティ・クレイン 「うわああああああああああん」
―泣いた。
ラルゴ 「ったく、ありゃ、今夜もブッ潰れるまで帰らないな」
カリル 「そうみたいだね、迎えの電話しておくよ。ええっと、電話番号は・・・」
―1時間後、私とクレインは完全に酔いつぶれ、その場に眠ってしまった。
そして、気がつくと、自室のベッドの上だった。
リグレ家の傭兵達がクレインと一緒に、私も一緒に送り届けてくれたらしい。
セティ 「これと、これ、あとこの書類も必要だな・・・」
―次の日、私は、自室で会社に向かう準備をした。
兄上が旅行に行ってしまった以上、私が仕事を処理しなければならない。
相当な量があるし、おそらく泊り込みになるだろう。
準備を終え、部屋を出ようした時、誰かがドアをノックした。
フィー 「お兄ちゃん、入っていい?」
セティ 「フィーか、構わないぞ」
―私がそういうと、1人の少女がドアを開けた。
彼女はフィー。シレジア家の末娘で私の妹だ。
怠け者の兄上や、不運な私に似ず、素直で優しい娘に育ってくれた。
ティニーやフォルセティが危うい今、私の唯一の宝物と言ってもいい、大切な家族だ。
当家を狙う親戚がこの子を利用しようとしているが、この子だけは、私が守らねばならない。
フィー 「ねえ、またお仕事に行くの?」
セティ 「ああ、かなり溜め込んでいるからな」
フィー 「レヴィンお兄ちゃんは?」
セティ 「フュリーさんと旅行に行った」
フィー 「また?」
セティ 「ああ、まただ」
フィー 「もう、しょうがないな。遊んでばっかりじゃない」
セティ 「まったくだ、お前からも何とか言ってやってくれ」
フィー 「そんなことよりも、お兄ちゃん大丈夫?
随分疲れているみたいだよ」
セティ 「そんなことはない、充分休んではいる」
フィー 「嘘、お兄ちゃん嘘ついて、無理しようとしてるでしょ。
ねえお兄ちゃん、お仕事も大事だけど、
お兄ちゃんの体の方がもっと大事なんだよ」
セティ 「いや、だがな・・・」
フィー 「無理ばっかりして、もしもお兄ちゃんに何かあってからじゃ遅いの。
もしもそんなことになったら、わたし・・・」
セティ 「フィー・・・」
―悲しそうに俯いた妹を見て、私は反省した。
仕事のためとはいえ、こんな心配をかけてしまっては兄失格だ。
私も兄上のことは言えないな。
セティ 「すまなかったな、フィー。
どうやらお前に相当心配をかけていたみたいだな」
フィー 「本当だよ、もう・・・」
セティ 「ははは、怒らないでくれ、今日は仕事に行くのをやめるから」
フィー 「本当?」
セティ 「ああ、お前の言うとおりだった。
確かに、体を壊しては元も子もないからな。
だから、今日は一切仕事をせずに休むことにした」
フィー 「うん、それが一番だよ、お兄ちゃん」
―フィーは嬉しそうににっこり笑った。
思えば、仕事にかまけていて最近はほとんどかまってやれなかったな。
よし・・・
セティ 「フィー、せっかく休んだんだ、これからどこか2人で遊びにでも行か」
フィー 「ねえ、大丈夫みたい、お兄ちゃんが留守番してくれるって」
セティ 「?」
アーサー 「悪いね、セティ」
―フィーがドアの外に呼びかけると、あの憎きアーサーが部屋に入ってきた。
セティ 「アーサー!!貴様、何の用だ!?」
フィー 「アーサー!!(ギュ)」
セティ 「はい?」
―思わず間抜けな反応をしてしまった。
アーサーが私の部屋に入ると、間伐入れずにフィーはアーサーに抱きついたのだ。
セティ 「おおおおおお前達、いいいいいい一体・・・?」
フィー 「あ、お兄ちゃん、紹介するね。わたしの彼氏でアーサーさん」
セティ 「な、何ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?」
―ここここここの男が、フィーの、彼氏!?
アーサー、貴様、ティニーとKINSHINじゃなかったのか!?
アーサー 「ははは、そんなにはっきり言うなよ、はずかしいじゃないか」
フィー 「アーサーはわたしのこと、嫌いなの?」
アーサー 「そんなことないだろ、きみはぼくにとって大切な人だから・・・」
フィー 「アーサー・・・」
―この野郎、なにが「ぼく」だ。普段は「おれ」の癖にいい子ぶりやがって。
注:アーサーの一人称は「おれ」(セリスの前では「私」)だが、
フィーと恋人だった場合にのみ発生する終章の会話でのみ、なぜか「ぼく」。
フィー 「助かったわ。
お兄ちゃんが仕事休むのなら、留守番できるよね。
じゃあ、わたし、アーサーとデートしてくれるから」
セティ 「ちょ、ちょっと待て!!」
アーサー 「留守番お願いしますね、お義兄さん」
セティ 「誰がお義兄さんだ!!」
―貴様が義弟など、死んでもごめんだ!!
フィー 「じゃあ、いってきま〜す」
アーサー 「いってきま〜す」
セティ 「おい!!」
―私が止めるのも空しく、フィーとアーサーは出て行った。
確かに、シレジア家の者がまとめて家を空けるのはまずいので、
我々のうち誰かは屋敷にとどまるようにしている。
大概は母上がいらっしゃるが今は外出中だったのだ。
ろくでなし兄貴の方はそんなこと気にせず遊び歩くので、
そういうことに気が回る分、妹は偉いのだが・・・。
数分後、私の部屋の窓をノックする音がした。
セティ 「?ここは二階のはずなのだが・・・」
―窓を開けると、天馬マーニャに乗ったフィーと、その後ろでフィーに掴まっているアーサーがいた。
フィーがいなければ撃ち落としてやりたい。
フィー 「お兄ちゃん、やっほー」
アーサー 「やっほー」
セティ 「いちいち私に声をかける必要はない」
アーサー 「もう、そんな冷たいこと言わないで、お義兄さん」
セティ 「だからその呼び名はやめろ!!」
フィー 「きゃ、アーサー、変なところ触らないでよ」
アーサー 「ええ〜、だってフィーがしっかりつかまってろって言うからさぁ〜」
フィー 「も、もう、アーサーのえっち/////」
―何、このバカップル的やりとり?フィーの顔、相当赤いんですけど・・・。
フィー 「じゃあ、いってきま〜す」
アーサー 「お土産買ってくるからね〜」
―そう言って、2人を乗せた天馬は飛んでいった。
私は怒る気力も失せ、何も言わず、ただ機械的に手を振るだけだった。
天馬の姿が見えなくなると、私は机の上にある受話器をとった。
セティ 「・・・ああ、クレインか。私だ、セティだ。
急で悪いのだが、今夜時間取れないか?
非常に大事な話しがあるんだ・・・いや、仕事の話じゃない。
昨夜、妹のことを愚痴っていたが、それについて、ちょっとな。
・・・ああ、じゃあ、今夜10時にカリルの店で・・・」
―そう言って私は受話器を置いた。
クレインよ、君は知るべきだ。
兄離れができない?兄にべったり?甘えん坊?大いに結構じゃないか。
本当に辛いのは、そんなかわいい妹が他の男に取られたときだ。
それを目の当たりにしたときだ。
まして、奪った男が憎き敵だった場合など・・・くぅぅぅぅ(涙)。
いいかクレイン、甘えられているうちは幸せなんだ。
今のうちにしっかりその幸せをかみ締め、
そして、妹を任せてもいい男を日頃から考えておくこと。
取られてから後悔しても遅いんだ。
私は、今夜、君にそのことをたっぷりと語ろうと思う。
ふと、開いた窓の方向を見ると、窓から冷たい風が吹いてきた。
そういえば、この窓は北向きだったな。
嗚呼、今日もシレジアの風が涙に沁みる・・・。
第3話に続く
このネタ見ているとさ、セティとクレインに本気で幸せになってほしくなるね。
哀れってレベルじゃねーぞ!
乙!
>>168 キタ━━(゚∀゚)ーー!
相変わらずGJ!このセティとクレインは絶対酒で体壊すな…
あと妹思ってつらい繋がりで某ヴぁの人も入りそうだなw
175 :
助けて!名無しさん!:2008/12/23(火) 08:23:58 ID:dy9lQxn1
>>168 GJ!例によってセティの悲惨さに笑うと同時に泣いたよ
今聖戦やってるからセティとティニーをくっつけようと思ったら
フリージ行きだった・・
セティよ・・君にはカリンという天馬騎士がいるじゃないか
・・・もしかして違う?
>>175 カリンにはフェルグスとミーシャ隊長が居るからな・・・
ツンデレ発言を真に受けて涙目なセティを想像してしまう
>>174 ヴぁっ君(命名・ウィル)ですな、分かります
もう俺は何度連レスすりゃ気が済むんだOTZ
>>166 小ネタしか書かない俺は・・職人とはいえんか
まだ見習いってとこだろうな
>>167 確かにな。特に便乗してもらった時の喜びといったら・・
また引っ張ってみる
100m走 グラド帝国六将編
セライナ「勝っちゃったわね、私」(10秒8)
グレン「・・ついに負けてしまったか」(11秒)
ヴァルター「ククッ、貴様にここまで迫れるとは思ってなかったぞ、グレン」(11秒2)
ケセルダ「はっ・・はっ・・は、速すぎるぜセライナ・・」(11秒4)
アーヴ「年寄りに無茶させるでないわ・・・はぁ・・はぁ・・」(12秒9)
ケネス「・・・あの歳のお爺さんに負けたorz」
アイオン「私もかorz」
ロイド(・・不憫な奴ら)
反省も後k(ry
179 :
178:2008/12/23(火) 13:38:28 ID:hESpsGVS
ってああぁぁあぁぁぁあ!?
デュッセル将軍忘れてた!!
すいません、デュッセル将軍入れてもっかい書くとともに反省しますorz
セライナ「勝っちゃったわね、私」(10秒8)
グレン「・・ついに負けてしまったか」(11秒)
ヴァルター「ククッ、まさか貴様にここまで迫れるとは思ってなかったぞ、グレン」(11秒2)
ケセルダ「はっ・・はっ・・は、速すぎるぜ、セライナ・・」(11秒4)
デュッセル「やれやれ、ここまで差をつけられるとは」(11秒6)
アーヴ「年寄りに無茶をさせるでないわ・・はぁ・・はぁ・・」(12秒9)
ケネス「・・・あの歳のお爺さんに負けたorz」
アイオン「私もかorz」
ロイド(・・不憫な奴ら)
反省はする。だが後悔はしない
>>175 ゲーム中のセティとカリンの会話では
セティ「本来は王妃に渡すのものなのだが、約束(シレジアに帰ると言う約束)の証として預かっていて欲しい」
カリン「分かりました、でも預かる丈ですよ。必ず返します」
こんな感じだったと思う。
わざわざ「本来は王妃に渡す」なんて言ってるの辺り、セティ→カリンはありそうだけど、そんなものを「必ず返す」なんてフラクラされてる辺りカリン→セティは無さ気
ゲーム中のセティからカリンへの支援効果は忠誠的なもんだろうね
―LEVEL C―
ワユ 「ええと…あ!いたいた。大将〜〜〜!」
アイク「ん?ワユか、何かあったか?」
ワユ 「ちょっと用があってさ。」
アイク「用?なんだ?」
ワユ 「私の用があるっていえば、これしか無いでしょう!いざ、尋常に勝負!」
アイク「…ああ、それか。」
ワユ 「そう、これ!剣の道を極める為に修行してるけど、大将との勝負が一番いい感じになるからさ〜♪」
アイク「まあ、今は特に用事も無いし今からでもいいぞ。」
ワユ 「あ、そうなんだ。じゃあ早速……ってうわっ!?」
小石につまづく。
アイク「!おっと。大丈夫か?」
ワユ 「う…うん……ってごめん!大将。い、今離れるから…。」
アイク「小石で転ぶとは、お前らしくないな。どこか怪我してないか?あるなら、見せてみろ。」
ワユ 「う、ううん、だ、大丈夫!そ、それより早く勝負しようよ!」
アイク「本当に大丈夫か?傷薬くらいは持っているんだが…。それに、何か様子が変だぞ?」
ワユ 「こ、細かいことは気にしない!い、行くよ!!」
―LEVEL B―
アイク「ワユ、ちょっといいか?」
ワユ 「あ、大将…。」
アイク「今日はどうかしたのか?仕事中も少しぼんやりしてたようだったが…体調が悪いなら休んだほうが…」
ワユ 「へ、平気だって。」
アイク「だが、熱があるんじゃないのか?顔が少し赤いぞ?」
アイクはそう言ってワユのおでこに手を当てて熱をはかる。
ワユ 「! ! !(その手を払い)だ、大丈夫だってば!」
アイク「あ、ああ。熱も無いよ‥?どうした?さっきより顔が赤いぞ?」
ワユ 「こ、細かいことは気にしない!!最近、少し調子が悪いだけだって!」
アイク「?何か悩んでいるのか?役に立てるか知らんが俺で良かったら聞くが?」
ワユ 「〜〜〜〜ああ、もう!大将、ご、ごめん!」
そう言うとワユは突然走り去って行った。
アイク「???」
―LEVEL A―
ワユ 「あっ…」
アイク「やっと見つけた…こら、逃げるな。ちょっと俺の話を…」
ワユ 「わ、私は剣の道を進むって決めたんだ!一流になって、今まで『女だから』って馬鹿にしてきた奴等を見返してやるって、そう心に誓ったんだ!
なのに…気がついたら…た、大将のことばかり頭に浮かんでて…」
アイク「…ワユ。」
ワユ 「い、いきなり何言ってるんだろう私…。じゃ、じゃあね!」
アイク「だから逃げるな。」
ワユ 「あっ…。」
アイク「…ったく。逃げるのは俺の話を聞いてからにしろ。」
ワユ 「ご、ごめん…。」
アイク「まあいい。さっきの話だが…俺が思うに、『自分の限界はここだ』と感じてないか?」
ワユ 「??そうかなぁ…?」
アイク「たぶんな。それでなかなか勝てない俺の事を考えて『勝てないのは自分がここまでだからだ。』という言い訳をつけようとしているんじゃないのか?」
ワユ 「そうなのかな…。」
アイク「おそらくな。だが、それで納得した時点で俺たちはここで終わりだ。いくら才能があろうとも、自分を区切ってしまえばそこからはもう出られない。」
ワユ 「そうだよねぇ…。」
アイク「そうだ。だから俺は死ぬまで前に進み続けると心に決めた。それに、俺に剣で張り合おうとするやつは中々いないからな。
俺も、お前から学ぶ事が色々ある。だから、お前に剣を置かれるのは困る。」
ワユ 「!!そうだよね!私から剣を取ったら何も残りそうに無いもんね!」
アイク「??どうやら元気になったみたいだな。さて、どうしたもんか…。」
ワユ 「へ?なにが?」
アイク「いや、てっきりお前が修行関係で困っているのかと思って、修行に誘おうかと思ったんだが、違ったみたいだからな。…一人で行くか。」
ワユ 「あ、待って!私も行くよ!」
アイク「ん?まあ、元々お前を誘おうと思っていたからいいが…もう良いのか?」
ワユ 「うん!それに私の口癖は『細かいことは気にしない』だよ?いつまでも悩んでたら私らしくないよ!じゃあ、しゅっぱーつ!」
そう言いながら、ワユはアイクの左腕に抱きついた。
アイク「っと。おい、ワユ。動きづらいんだが。」
ワユ 「気にしな〜い、気にしない!」
アイク「……まあ、どうでもいいか。」
ワユ 「そう!細かいことは気にしない!いこっ♪」
アイク「ああ。」
そうしてアイクとワユは竜と魔物の盛り合わせ修行ツアーに向かっていくのであった。
――――――――――――――――
ノアとフィルの会話をアイクとワユにやらせてみたけど……あれっ?(o・ω・o)?
フラクラじゃない(?)アイクもいいなぁ
流石アイクだ。ノア殿の役をやらせても何ともないぜw
こういうのはどうなんだろう…
スレ違いってわけでもないのかな、うーん…
ちょっと微妙。
セリス「あ、テレビ見てるの?」
シグルド「ああ、セリスか。そうだよ、ディアドラえもんはもうすぐだからね。つなぎとしてNHK教育テレビを……」
アンナ『えー、ここでお知らせです。現体操のお兄さんであるバアトルさんは、シハラム宅急便の達急動で轢き殺されてしまいました』
シグルド「衝撃の事実」
セリス「子供番組で言うには重すぎる話だね」
アンナ『というわけで、代理のお兄さん、どうぞー』
フォルカ『……代理として来た暗殺のお兄さん、フォルカだ』
セリス「……暗殺の」
シグルド「……お兄さん」
フォルカ『普段は消防士をしている。さあ、訊きたい事があるなら何でも訊くが良い』
セリス「フォルカさんってこんなキャラだったんだ」
シグルド「何時も何時も、アスパラで滅殺してる姿しか印象になかったからな」
>>181-2 なんだろう…アイワユ嫌いではないんだけど
ものすごく何かを押し付けられてる感が…
ちょっと微妙
>186
ちょっ、バアトルさん殺すなw
>181
オールキャラのスレで、あまりにも1カプ限定すぎるネタは、ちょっと自重してほしい気がする。
兄弟も関係ないし。
個人の二次サイトならいいんだけどさ。
コーマ「よお、サザじゃんか」
サザ「お前か。どうだ? 最近は」
コーマ「へっ、いい調子に決まってんじゃんか。で、そっちは?」
サザ「ああ、緑葉の団にいれば瞬殺(笑)呼ばわりされることも無いしな。居心地はいい。楽でもある」
コーマ「そいつは結構」
サザ「で? お前が俺を呼びにくるということは、それなりの用事があるのだろう?」
コーマ「おお、そうだ。来い来い。ちょっと宴会をすることになっててな」
サザ「宴会? 何のだ?」
コーマ「ばっかお前、世界最大の詐欺師の生誕日に決まってるだろう」
サザ「ああ……カシムの誕生日か」
リーフ「あーなんでこんな寒い日に買い物なんていかなきゃいけないんだろう。」
セリカ「どうせならアルムと2人きりで行きたかったのにぃ><」
シグルド「クジで決めたんだ、いい加減諦めろ。あとKINSHINはいかんぞ^^」
アイク「あとは鶏モモ肉と・・・ああ、豚も忘れてはいけないな」
リーフ「ちょw兄さんさっきから肉しか買い物籠に入ってないよ・・・ハッ!こ、この香りは!?」
セリカ「どうしたの?リーフ」
リーフ「エスリンおねええさああああん(ルパンダイブ」
???「(スッ)しね! ハイエナめ!(ザクッ)」
リーフ「このヒトデナシーー」
キュアン「なんだ、リーフか・・・まぁ、どうせ無傷だろ」
エスリン「前向きなキュアンもカッコイイ♪」
キュアン「はは、そんなエスリンもかわいいよ」
セリカ「バカップルうざっ」
シグルド「アルムがいない時にカップルを見ると嫉妬オーラにかられるんだなセリカは(キラキラ)」
アイク「豚の次は・・・牛だな」
キュアン「(イチャイチャ)・・・ってシグルド!シグルドじゃないか!」
シグルド「相変わらずだなキュアン。それにエスリン、久しぶりだな」
エスリン「お久しぶりです、シグルド兄さん」
シグルド「そろそろ兄さんは卒業してくれw子供の頃は良かったがいい加減私も恥ずかしい」
リーフ・セリカ「「兄さん!?」」 アイク「霜降りもたまにはいいよな」
リーフ・セリカ「「血の繋がらない年下の女の子に兄さんて呼ばせてるの?シグルド兄さん!」」
セリカ「へ、変態だーー!!」 リーフ「うらやまし過ぎる!!」 アイク「やっぱり次はドラゴンの肉だな。癖はあるが嫌いじゃない(スタスタ)」
シグルド「落ち着け2人とも。エスリンとは幼馴染で兄代わりをしていたから兄さんて呼ばれていたんだ。」
リーフ「ちくしょおおおお 僕もエスリンお姉さんに兄さんて呼ばれたいいい。エスリンお姉さん、僕にもお兄ちゃんて呼んでください!(キリッ」
キュアン「しね!! ハイエナめ!!」
リーフ「あああ!そんなに強く頬を引っ張らないでええええ らめぇ、壊れちゃうからあぁ ひふぉふぇなふぃー(ひとでなしー)」
エスリン「攻撃的なキュアンもかっこいい!」
キュアン「そんなエスリンもかわいいな、私の宝物だ。」
セリカ「バカップルうざっ(´・ω・`)」
リーフ「ちくしょう・・・どうして僕の回りにはドSで貧乳な娘しか集まらなのに、どうしてキュアンにはこんなカワイイお姉さんが来てくれるんだorz 僕が神器も持てないし、聖戦士でないからか!」
キュアン「リーフ?・・・いったい何を言っている!?聖戦士とはいったい何だ?単に神器を受け継ぐ者のことか、そうではないだろう
かつてこのユグドラル町は数百年のながきにわたり暗黒神ロリトウスを信仰する悪のロリコン共に支配されていた
その支配からお姉さんを救い出した者達それが聖戦士とよばれた英雄たちだ。
リーフはその戦いをもう生まれた時から続けている。苦しく困難な戦いだったろう
だが、よりかわいいお姉さんを選ぶためにお前はこの聖戦を戦ってきたのだ。
私は、私やOIOの会員達がお前より偉いとは思わない
一番年下だった君がもっとも困難な中で成長し誰よりも自分の本能と長く戦ってきた
それが聖戦士でなくしていったい何だというのだ!
リーフ、もっと自信を持て!
お前はまぎれもなくノヴァの意志をつぐ聖戦士なんだ!」
リーフ「キュアン・・・ありがとう。僕やってやるよ!」
キュアン「あぁ、やってやるんだ!」
リーフ「兄さん達悪いけど僕、やってくるよ!男だから!それじゃ」
リーフ・キュアン「「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」」
キュアン「それじゃ、私達もいこうかエスリン。またなシグルド あとリーフにたまには槍の訓練に顔を出せと伝えておいてくれ」
エスリン「ええ、キュアン。それじゃシグルド兄さん達、今度はゆっくりお話しましょう」
シグルド「相変わらずだな、あの2人は」
セリカ「あ、そういえば買い物は!?」
アイク「買い物なら今終えてきたぞ」
シグルド「私達が話し込んでいたせいで1人でやらせてしまってすまないな、アイク」
セリカ「ありがとアイク兄さん。ちょ、何この肉の山は!肉しか買ってないじゃない」
アイク「肉は体に良いぞ?」
・
・
・
リーフ「フィン、これからナンパをするぞ!目標は1000人だ!」
フィン「かしこまりました(なぜだろう、胃が・・・)」
夜の暗闇に深々と降り注ぐ白い雪。
町を彩る美しい明りの下、子どもたちは笑い、恋人たちは寄り添いあう…。そう。今日こそクリスマス・イヴ。
この日のために準備をしてきた男が今、立ち上がる!
ヘクトル「おいビラク!これは何のつもりだ!?」
ビラク「何を言っているソウルブラザーヘクトル。今日は聖夜。聖夜といえばウホッじゃないか。」
ヘクトル「どうしてそっちに行くんだよ!?いいから縄をほどけ!」
ビラク「俺はこの日のためにお前の目を目覚めさせる準備をしてきた。
安心してくれ。明日には女なんてガーゴイルにしか見えなくなっているさ。」
ヘクトル「ちょ……やめろーーー!」
完
漆黒の騎士「おい、勝手に終わらせるな!身の程をわきまえよ!」
ルベール「どうされたんですか将軍?急に怒り出して……。」
漆黒の騎士「い、いやなんでもない。それよりどうだ、天馬のコンディションは。」
ルベール「最高ですよ。あいつらったら、すっかり私になついちゃって。……あの、クリスマスが終わったら本当に山に返しちゃうんですか?」
漆黒の騎士「当然だ。それとも、お前が飼うか?」
ルベール「う……本当はそうしたいんですけど、私の家、マンションなんですよね…。」
セフェラン「二人とも!プレゼント積もうーー!」
ルベール「はい!セフェラン様!」
漆黒の騎士「全く………まだ七時だぞ。配るには早…。」
セフェラン「わ!これ、超品薄の“ラルゴっち”じゃない!こっちは限定カラーのニンテントDS!」
漆黒の騎士「こ、こら!中身を見るな!」
セフェラン「えへへ。ごめんなさぁ〜い。」
漆黒の騎士(やはり、一緒にプレゼントを配るなんて許可するべきではなかったな……。)
ルベール「将軍、そろそろ……。」
漆黒の騎士「む…そうだな。よし、ルベール。」
ルベール「はい。」
しっこくとルベールは、手を合わせて静かに目を閉じた。
漆黒の騎士「…アスタルテ様。どうか今年のサンタ巡業も成功を収められるよう、神のご加護をお与え下さい。」
ルベール「お与え下さい。」
セフェラン「あら?それまさか、毎年やってたの?」
ルベール「はい、この祈りのおかげか、毎年将軍は何事もなくサンタとしての役目を終えられています。」
セフェラン「なんだ。私に頼めば直接アスタルテ様にお願いに行ってあげたのにぃ〜。」
ルベール「女神のご加護がついたソリですか!それもいいですね!」
漆黒の騎士「馬鹿者。こんなことのために女神の御手を煩わせるわけにはいかん。」
ルベール「将軍、そんなこと言って、実はちょっと乗ってみたいんじゃないですか?」
漆黒の騎士「そ、そんな気持ちは微塵も無い!」
セフェラン「やーだ、やっぱりぜーたんもそう思ってたぁ?
じゃ、今からアスタルテ様のところに行って、ソリをスペシャル女神様バージョンにしてもらうよう頼んでくるわね!」
そう言うと、セフェランは一瞬のうちにリワープしてしまった。
漆黒の騎士「ああ……。全く、勝手なことを……!」
ルベール「わあ、よかったですね将軍!ああ、スペシャル女神様バージョンってどんなソリでしょうね?
時速1000km突破できたり、水中も進めたりしたらすごいですなあ。」
漆黒の騎士「………私は期待などしていないからな。」
と、言いつつ、内心ちょっとだけわくわくしている自分に嫌気が差したシッコクロースだった。
漆黒の騎士「…遅い!義父上は何をしているのだ!
もう行かねばならない時間だと言うのに!」
ルベール「そうですね……。」
漆黒の騎士「……仕方がない。義父上は置いていく。」
ルベール「ええっ!?いいんですか!?」
漆黒の騎士「いい。」
ルベール「そんな……。」
漆黒の騎士「さあ、サンタ服に着替えるぞ。」
しっこくとルベールはサンタ服を着込みソリのところへ行ったが、ソリはいまだにバージョンアップしていなかった。
漆黒の騎士「全く…やる気があるのか義父上は……。」
ルベール「ゼルギウス将軍!プレゼント、積み終わりました!」
漆黒の騎士「うむ。さあ、早くソリに乗るのだ。」
ルベール「はいっ!」
漆黒の騎士「よしっ…飛ぶのだ天馬!」
ペガサス「ヒヒーーーン!」
サンタ二人とたくさんのプレゼントを乗せたソリが、ペガサスたちに引かれ、走り出した。
そしてペガサスたちが空へとはばたくと、ソリもまたふわりとクリスマスの夜空へと飛び立った。
ルベール「うわーーーっ!すごいです!すごいですよ将軍!」
漆黒の騎士「そうか。お前が同乗するのは初めてだったな。美しい眺めだろう。」
ルベール「はいっ!とっても!」
漆黒の騎士「しかし、我々の任務は子どもたちにプレゼントを届けることだ。それを忘れてはならない。」
ルベール「あ……申し訳ありませんでした!私、ついつい大はしゃぎしてしまって…!」
漆黒の騎士「(まあ、気持ちはわからんでもないがな。)…そろそろ最初の家に着くぞ。」
ルベール「ここは、あの青年の家ですね。」
漆黒の騎士「そうだ。よし、どうやら子どもたちは全員眠っているらしい。」
ルベール「では、早速中へ入って……。」
漆黒の騎士「!ルベール、静かに!」
ルベール「え?な、なんですか?」
ゲラルド「なんですかい、この家?ボロ屋じゃないですか。本当にこんなところに盗みに入るんですかいアニキ?」
ガンドルフ「ああ。この家はボロで金はないが……小せえガキがうじゃうじゃいるんだ。」
ゲラルド「なるほど。そいつらをさらって売っぱらうってことですね。さすがアニキだ!」
ガンドルフ「そういうこった。さ、とっとと終わらせるぞ。」
ゲラルド「へい。」
ルベール「あいつら……まさか人さらいですか!?クリスマスだってのに、ロクでもないことを……!」
漆黒の騎士「…ルベール、このサンタ服を持っていてくれ。」
ルベール「行かれるんですね、将軍。……お気をつけて。」
漆黒の騎士「無論だ。」
「すーすー。」
「すやすや。」
ゲラルド「おおう!こりゃあ相当多いですね。」
ガンドルフ「さあ、悪く思うなよ……。」
ガターーーン!
ガンドルフ「なっ…なんだあ!?」
漆黒の騎士「……その子どもたちに手を出すことは、この私が許さん。」
ガンドルフ「なんだあ、てめえは!?」
ゲラルド「げっ……あいつはまさか…!?」
漆黒の騎士「貴殿がただの汚い山賊ならば、そこを退くがいい。時間の無駄だ。」
ガンドルフ「んだとゴルアアア!」
ゲラルド「アニキ!あいつはえらく強いって有名な漆黒の騎士ですよ!」
ガンドルフ「なんだと?」
ゲラルド「俺たち、とんでもねえところに来ちまった…。ここはしっこくハウスだったんですよ!
アニキ、悪いことは言いませんから、とっととズラかったほうが……。」
ガンドルフ「うるせえ!漆黒の菓子だかなんだか知らねえが、俺の邪魔をするやつは……ドタマカチ割る!」
ガンドルフが斧に手をかけた瞬間、
漆黒の騎士「甘い!」
スキル発動【月光】【怒り】【連続】【勇将】【恐怖】【武器破壊】
ガンドルフ「な………!?うぎゃああああ……!」
ゲラルド「ぎゃああ!だから言ったのにぃぃ……!」
二人はもうすでに星になっていた。
漆黒の騎士「口ほどにも無い。」
ルベール「やりましたね、将軍!」
漆黒の騎士「うむ。しかし…それにしても……。」
「ぐーぐー。」
「むにゃむにゃ…。」
漆黒の騎士「あれほど騒いだというのに、誰一人起きなかった。子どもはよく眠るというが……。」
ルベール「いやぁ、たくましいですよね。子どもって。」
漆黒の騎士「全くだな。…よし、眠っている間にプレゼントを配るぞ。」
ルベール「はいっ!」
オージェの家の子どもたちにプレゼントを配った二人は、再びソリに乗って次の家へと急いだ。
漆黒の騎士「しかし、一軒目からあんなことが起きるとはな。」
ルベール「でも、子どもたちを守れてよかったですよ。」
漆黒の騎士「お前は子どもが好きか?」
ルベール「はいっ!私、なぜか子どもによくなつかれるんです。一時期は、保父さんになろうと思ったこともあります。」
漆黒の騎士「そうか。
(ルベールが保父に……。ちょっと抜けてるせいで、子どもたちに馬鹿にされている姿が想像できてしまう……。)」
ガゴゴゴゴ…
ルベール「あれ?将軍、なにかおかしな音がします。」
漆黒の騎士「む……?」
奇妙な音が聞こえてすぐに、ソリが大きく揺れ始めた。
ルベール「う、うわ!?ソ、ソリがゆれてて…ててっ!舌かんだ!」
漆黒の騎士「これはまずい……。早く、どこかに着地を…。」
ルベール「あーーっ!将軍!ソリの底に穴が開いています!」
漆黒の騎士「何だと!?まさか、さっき山賊を退治したときにエタルドの衝撃波が当たったのか……!?」
ルベール「そんな…将軍、ちゃんと狙いつけてくださいよーー!」
漆黒の騎士「そ、そう言われても仕方が無いだろう。巻き込まれたほうが悪いのだ。」
ルベール「ペガサスにギリギリで衝撃波を当てるなんてこともできるのに…。
あの時かっこっよく山賊退治をした自分に酔って気が緩んでいたんじゃないですかー!?」
漆黒の騎士「な…!そ、そんなことは……!」
ゴスッ
ルベール「え?」
漆黒の騎士「…嫌な予感がする。」
鈍い音が聞こえた直後、ソリが落下を始めた。
ルベール「うわあああ!落下してますよ将軍!」
漆黒の騎士「落ち着けルベール!私の上によじ登るな!」
ルベール「しょ、しょ、将軍!転移の粉で脱出しましょうよ!」
漆黒の騎士「無茶を言うな!空中で使用すれば粉が拡散してしまう!」
ルベール「そ、そんなあ!じゃ、じゃあポチ、タマ、ミー、コロ!(←ペガサスの名前)私たちを乗せてくれ!」
ポチ「プイッ(やだね。)」
タマ「ブルル(オレら、ピッチピチの女の子しか乗せないもんねー。)」
ミー「ヒヒヒン(そんなむさい鎧男、乗せてられっか!)」
コロ「ヒン(オレらは勝手に脱出させてもらうからな。じゃ!)」
ペガサスたちは無情に飛び去っていく……。
ルベール「ああっ!この白状者!あとで馬刺しにしてやる!」
二人が問答している間にも、地面がどんどん近づいてくる―――――
ルベール「ああ…わたしのじんせいは ここでおわってしまった\(^o^)/」
漆黒の騎士「くっ……すまんルベール、義父上、そして………。」
―雪降る夜空を駆け、夢を贈る者たちよ……。
漆黒の騎士「!?この声は……!」
ルベール「うわああ!あの世からのお迎えだ!天使が舞い降りて、フラ○ダースの犬よろしく、僕らをソリごと天へ持って行っちゃうんですよーー!」
漆黒の騎士「いや、違う!これは……!」
―正しき道を歩むそなたらに、正の女神の祝福を授けん!
その不思議な声と同時に、落下していたソリが淡い光に包まれ、空中でピタリと動きを止めた。
ルベール「え……!?ソリが…止まりました!」
漆黒の騎士「………女神の加護!」
動きを止めたソリはそのままゆっくりと下降し、森の空地へと静かに着地した。
ルベール「あ……助かったんですね!私たち!」
漆黒の騎士「そのようだ……。」
「もー、ほんとによかったぁ!二人とも無事で!」
ルベール「え?」
セフェラン「もうちょっと遅かったら危なかったわよ!全く…無茶するんだからぁ!」
ルベール「セフェラン様!?いつの間にソリに乗ってらしたのですか!?」
セフェラン「ついさっきよ。
いやぁ〜、800年ぶりくらいにアスタルテ様と直接お会いしたもんだから、ついつい積もりに積もった話をしちゃって遅くなっちゃったの!
ごめんなさぁ〜い!」
漆黒の騎士「…つまり、くだらん世間話が原因で約束をすっぽかしたということだな?」
セフェラン「やだぜーたん、そんなに怖い顔しないで!
ほら、アスタルテ様もあなたたち二人のサンタ巡業を感心なさって、とびきりスペシャルなご加護を与えてくださったのよぉ!みてみて!」
二人はソリを見たが、一見すると何の変化もないように見えた。…エタルドで開けた穴はいつの間にか塞がっていたが。
セフェラン「これこそ、名づけて
“ハイパーゴールドラグジュアリーフルオートオートマチック真ファイナルヴァーチャルエムブレムときめきドラゴンソリ”よ!」
漆黒の騎士「長いわ!しかも、結局何にも変わっていないではないか!」
セフェラン「そんなに焦らない!ほら、こっち来て。ここに新しいボタンがついたの!この一番左のボタンを押してみてぇ?」
漆黒の騎士「またボタンか……。今度は何だ…。」
ポチッ
ソリナビ<起動中……。ヨウコソソリナビヘ、データヲロードシマス。
ルベール「わっ!ハイテクなモニターが出てきました!」
セフェラン「これは紋章町の地図を正確に記録したソリナビ!これでプレゼントを届けるために一番いいルートがわかるわよぉ!」
ルベール「じゃあ、このボタンはなんですか?」
ポチッ ウィィィィーーン
ルベール「わぁぁ!かっこいい翼とエンジンが出てきました!」
セフェラン「ルベールちゃんリクエスト・最高時速1000kmで飛べるソリよ!
翼で飛んでも自動でトナカイのシルエットを出してくれるから、雰囲気もバッチリ!」
ルベール「すごいです!ああっ、正の女神様!私などのお願いを聞いてくださってありがとうございます!」
セフェラン「どうどう?ぜーたん?」
漆黒の騎士「………。」
ルベール「あ、あれ?将軍?」
セフェラン「……気に入らなかった?」
漆黒の騎士「………………………………………かなり、やる。」
セフェラン「!!!」
ルベール「やっぱりそう思いますよね、将軍!」
漆黒の騎士「アスタルテ神からの贈り物……ありがたく使わせていただこう。」
セフェラン「そうこなくっちゃ!じゃ、早速配達再開ね!」
ルベール「やった!早く飛びましょう!」
漆黒の騎士「うむ。では、行くぞ。飛べ!」
セフェラン「ぜーたん、そんなんじゃダメダメ。ちゃんと“ハイパーゴールド(略)ドラゴンソリ、発進!”って言わないと。」
漆黒の騎士「す、少しほめたぐらいで調子に乗るな!身―――――」
サンタ服<身の程をわきまえよ。
漆黒の騎士「ルベール!その機能は使うなと言っただろう!それと私のセリフを取るな!」
ルベール「いやー、やっぱりこの機能を封印するのはもったいないですよ。簡単に将軍になりきれて楽しいです!」
漆黒の騎士「なりきらんでいいわ!」
セフェラン「ほらほらぜーたん、早くしないと朝になっちゃうわよぉ〜?
ちゃんと“ハイパーゴールド(略)ドラゴンソリ、発進!”って言わないと、このソリは動かない仕組みなのよぉ。(ウソ)」
漆黒の騎士「くっ…仕方がない。では…ハイパーゴールド(略)ドラゴンソリ……発・進!」
セフェラン(ふふ…まだまだね、ぜーたん^^)
女神アスタルテの加護を受けたソリを手に入れたシッコクロースたち。
このまま無事にプレゼントを配ることができるのか?
流星編に続く。
※贈り物編で完結予定でしたが、長くなった為分割。
クリスマスものということでなるべく明日には続きをうpしたいですが、まだ完成していないので無理かもしれません…。
>>168-172 セティとクレインがカワイソス(´;ω;`)
誰かこの二人を幸せにして!GJ!
>>192-197 腹筋が痛くなるほど笑ったwwww
誰かへクトルを助けてやってくれwww
おい、ロイそこでニヤニヤするな!
GJ!
後
>>186の方にデュランダル(封印仕様)を装備したカアラとフィルが向かいましたよ
_
- ::::::::::\
/:::::::::::::::::/○
|┃三 /:::::::::::::::::::::/
|┃ ≡ ,(ニニニニニ)
|┃ ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _
|┃≡ /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、
|┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' ! !:::::::::::::
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,' )ヽニVニイ!r'´! !:::::::::::::::::: 乙女よ、今年のプレゼントは何が欲しい?
|┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::! !::::::::::::::::::::
|┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l:::::::::::::::::::: ガラッ
|┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::
専用武器とクラスをくれ
>>200 サザwww貴様去年も同じ事言ってたぞw
しかも
>>199は乙女宛のだwww貴様じゃねーよ!身の程を弁えよwwwww
という訳で仕切り直しだ。
乙女よ、今年のプレゼントは何が欲しい?(次 緑 風 が答えたらエリア51送り)
もう少し胸が欲しいです…
お姉さんください!
205 :
助けて!名無しさん!:2008/12/25(木) 11:15:44 ID:L20zfBpL
俺は、剣があればそれでいい。
あとは・・・このマントがあればどこでも寝れるし、
食うものもまあ・・・何とかなるだろう。
KINNIKU!KINNIKU!
207 :
助けて!名無しさん!:2008/12/25(木) 11:27:43 ID:L20zfBpL
竜石と前ゼフィールに折られたオヤジソードを元に戻して欲しい。
そうすれば竜石使って覇者の剣とオヤジソード(覚醒の方。魔方陣を作り出して攻撃魔法を跳ね返すことができる)で
最強無敵なロイの兄さんに戦いを挑めるぜ!!
ヘザー「あ、大将じゃない」
アイク「あんたか。しかし、なんで俺のことを大将と呼ぶんだ? ワユも、あんたも」
ヘザー「大将は大将だから、って理屈じゃ駄目かしら? 名前で呼びたくないって言うのが一番の理由だけど」
アイク「成程。納得がいった」
ヘザー「大将は、このクリスマスを共に祝う相手がいるのかしら?」
アイク「ああ、いるぞ。漆黒の騎士・サザ・ペレアスと飲み明かす」
ヘザー「はぁ? 何、女の子とデートしたりしないの?」
アイク「? いや、しないが」
ヘザー「はー、全くもってもったいないわね。大将、ビアンの私から見てもなかなかのいい男っぷりなのに。黙ってても女の子が寄って来るでしょう?」
アイク「ああ、どうやらそのようだ。しかし、良く分からんな。俺なんかと付き合ったって面白くもなんともなかろう? 無粋だし、優しくする事など出来そうも無い」
ヘザー「自覚が無いってのはきついわね……。ところで、大将は私のこと、どう思う?」
アイク「……腕が立つ。フォルカ並み、エディ並みとは行かんが、腕前は相当なものだろう。マルスあたりだと手も足も出ないだろう」
ヘザー「色気無い論評はいいのよ! 男の視点から見て、何か思うことは無いか、って訊いてるの!」
アイク「美人だ。美人だし、スタイルもいい」
ヘザー「あら? レズだから気持ち悪い、とか思わないわけ?」
アイク「思うわけ無かろう。いいか? 俺はベオクもラグズもマムクートも違っていることは分かっている。だが、同時にそんなことはどうでもいい、とも思っている。
種族の違い、国籍の違い、民族の違いも、どうでもいい。男女の違い、性癖の違いなどもっとどうでもいいことだ」
ヘザー「……あー、もうっ! なんで、対象はいちいちそんなにかっこいいかな! それだったら女の子も寄ってくるわよ! 危うく惚れそうになっちゃったじゃないの!」
アイク「すまん」
ヘザー「謝ることじゃないわよ。はー、何? 優しくなんて出来ない、だっけ? 馬鹿、ナチュラルに優しくしてんじゃないの」
アイク「……そんなもんか」
ヘザー「無自覚、鈍感。あーあ、ミストちゃん達が可哀想」
>>203 つ『肉まん二つ』
胸の所にパッドの変わりとして入れてみよ。体が暖まる上、いざとなったら非常食になるぞ!
>>204 つ『リングの貞子』
…呪い殺されても知らんがな(´・ω・`)
>>205 つ『バリアの剣』
アイク、装備する事でお前の低い魔防がカバーされるぞ
>>206 つ『キン肉マン単行本一式』
これでハァハァするといい!何というか身の程を弁えよ!
>>207 この二つの杖を使われよ。そしてティーナ辺りに使わせよ
つ『ハマーン&リペアの杖』
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< 乙女の願いマダー?
\_/⊂ ⊂_)_ \_______
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
| 漆黒ハウス .|/
シッコクロース…
や ら な い か ?
クラスチェンジさせてください、主人公なんだし…
僕の剣、軽くして・・・
キラリン☆
セリカ「あっ、流れ星!」
アルム「本当だ。雪の降る聖夜の流星か……。とってもロマンチックだね。」
セリカ「アルム、ありがとう。こんなに夜景のきれいな場所につれてきてくれて、私、とっても嬉しいわ。」
アルム「そんな…。僕はセリカが喜んでくれれば、それだけで……。」
セリカ「アルム……。」
アルム「セリカ……。」
禁断のカップルの熱い気持ちをますますヒートアップさせた、ロマンチックな聖夜の流れ星。しかしその正体は……。
ルベール「さささささ寒い!しょしょ将軍!スピード落としてくださいいいい!」
漆黒の騎士「し、しかしこのスピードで行かなければ、配達が間に合わんのだ。」
セフェラン「ぜぜぜーたん!ここのままじゃ私たちこごえちゃううう!」
ソリナビ<目的地マデ、アト3分デツキマス
漆黒の騎士「もうすぐ着くようだから我慢してくれ。」
ルベール「しょしょ将軍はずるいですす!その鎧、僕にも着せてくださいいい!」
漆黒の騎士「何を言うか……。このくらい、耐えろ。」
ルベール「ブチッ…………ころしてでも うばいとる!」
漆黒の騎士「な……!?やめろ、ルベールーーーッ!」
ルベール「本っっっっっ当に申し訳ありませんでした!」
セフェラン「ルベールちゃん、もういいのよぉ。きっと寒さでちょっとおかしくなってただけなんだからぁ。ねえ、ぜーたん。」
ゼルギウス「まさか…まさかまさかまさかっ!この私が本当に素顔で配るハメになるだとっ!?うわぁぁぁぁん!」
セフェラン「あ…こっちは兜が壊れておかしくなっていたんだった……。」
ルベール「将軍……申し訳ありませんでした!将軍のお心を傷つけた代償、この命で払わせてください!」
ゼルギウス「!?」
セフェラン「ちょ、何言ってるのよルベールちゃん!?」
ルベール「止めてくれるなセフェラン様!私、この場で切腹しますーーーっ!」
セフェラン「早まんないでーー!」
ゼルギウス「や…やめろルベール!」
ルベール「ですが……!」
ゼルギウス「兜が壊れたのはお前だけのせいではない。これは…相当前から使っていたものだからな。
もうガタが来ていたのだろう。」
ルベール「本当ですか……?」
ゼルギウス「ああ。それに、サンタとは基本的にこっそりプレゼントを置いていくものだ。
だから、たとえ私が素顔で配っ……て…も………。
うわぁぁぁ!やっぱり恥ずかしいぃぃぃぃぃぃ!」
セフェラン「ぜ、ぜーたん!落ち着いて―――――」
ルベール「ああ…やっぱり私、ハラキリしますーーー!」
セフェラン「だから早まんないでーーー!」
その時、突如セフェランが激しい光に包まれ―――――
ゼルギウス「なっ!?」
ルベール「えっ!?」
ドゴォォォォォン!
ゼルギウス・ルベール「のわぁぁぁぁぁ!」
セフェラン「もう…。少しは落ち着いたぁ?」
ゼルギウス「お…落ち着くどころか死ぬかと思ったわ!」
ルベール「い、今のは……一体…?」
セフェラン「クライディレドwith暁光よぉ!」
ゼルギウス「殺す気か!」
ルベール「今度こそ人生終わったかと思いました……。」
セフェラン「だってぇ、あのくらいしないと、二人ともずっとバサーク状態だとおもったんだもの。」
ゼルギウス「だからと言って、あんなやり方が……!」
セフェラン「…ゼルギウス、今のあなたが一番優先させるべきものを、よく考えなさい。」
ゼルギウス「……!」
ルベール「セフェラン様……?」
セフェラン「今のあなたに課せられた使命…。
それを全うすると決めたのなら、こんなところで油を売っている暇はありませんよ。」
ゼルギウス「…何か話をすりかえられたような気もしたが、確かにその通りだ。」
セフェラン「うふふ…。わかればよし!さ、さっさと配達再開しましょうぉ〜!」
ルベール「あ…れ?もとのセフェラン様に戻りました。」
ゼルギウス「……義父上は不思議な方だ。神秘的な雰囲気を纏っているかと思えば……。」
セフェラン「やだー!さっきのクライディレドで、ちょっとソリに傷つけちゃったみたーい!ごめんね、ぜーたん!」
ゼルギウス「ああやってふざけたことを言い始めるし……って何だと!?傷をつけただって!?」
セフェラン「大丈夫、大丈夫!飛行にモーマンタイだから。たぶん。」
ゼルギウス「たぶんで済むか!ちょっとそこに座れ!」
ルベール「……将軍だって、似たようなことしたんですけどね…。」
セフェラン「ねー。」
ゼルギウス「う…うるさい!だからこそ余計にダメなのだ!」
セフェラン「今のあなたに課せられた使命…。それを全うすると決めたのなら、こんなところで油を売っている暇は(ry
ゼルギウス「こんなときばかり真剣モードになるなーーーっ!」
途中から素顔になるというハプニングに見舞われながらも、なんとかプレゼントを配っていったシッコクロースたち。
しかし、最後の家に最強(?)の敵が待っていようとは、夢にも思っていなかったのだった……。
ルベール「ここで最後ですね!」
ゼルギウス「長かったな……。やっと終わりだ。」
セフェラン「ここって…竜王家ね!デギンちゃん、元気かしら〜?」
ルベール「さあ、最後の仕事ですね、将軍!早速……。」
ゼルギウス「待てルベール。…何か様子がおかしい。」
ルベール「え?」
アイク「この酒……うまいな。」
イドゥン「それは…竜王家の倉に代々保管されていた1000年もののワインだそうです。
気に入っていただけたみたいで良かったです。」
エリウッド「げっ……そんなプレミアものを兄さんが……!?ああ…めまいが頭痛が胃痛が……。」
ミカヤ「エリウッド!?しっかりして!」
デギンハンザー(ん?あのワインはわしが1000年前に倉に入れたものか。
まあ、まだまだたくさん入れてあるし、一本くらいはあの若者にあげるのも良かろう。)
リン「あれ?そういえばアルムとセリカとヘクトルがいないわね?」
ロイ「ああ、アルム兄さんとセリカ姉さんは例によって二人でどこかへ出かけたよ。
ヘクトル兄さんは……知らないや。」
シグルド「なに!?アルムとセリカが!?K―――――」
エリンシア「KINNIKU!KINNIKU!サ・イ・コー!」
ヤアン「……頼むから、わたしにしがみついて胸板を触るのはやめてくれないか。」
セリス「ああ、姉さん……完全に酔ってるみたいだよ。」
マルス「…酔って無くてもあんな感じだけどね。」
ファ「わーい!エフラムおにいちゃんあそんで!」
エフラム「おいおい三人とも、もう寝たほうがいいんじゃないか?」
チキ「いや!きょうはずっとおきてる!」
ミルラ「みんな…楽しそうです。私たちも、遊びたいです。」
エフラム「そうか。だが、あまり起きていてはサンタが来てくれないかもしれないぞ。ほどほどにな。」
三人「はーい!」
シッコクロースにこんな願いが届いています
追撃のスキルが欲しい(ユグドラル地区シアルフィ在住Nさん)
俺にも聖戦士の血が流れていれば…(ユグドラル地区シアルフィ在住Aさん)
追撃や聖戦士の血なんて我が儘は言いません…責めて、山を越えられるなら…なんて、贅沢ですよね、ハハハ…(ユグドラル地区シアルフィ在住Aさん)
ゼルギウス「なぜだ……なぜあの兄弟たちまでいるのだ!?」
ルベール「どうやらクリスマスパーティーの最中みたいですね!」
セフェラン「あらら、子どもたちまで起きちゃってるわよぉ。」
ルベール「楽しそうでいいなぁ。将軍、僕らも来年はクリスマスパーティーやりましょうよ。」
ゼルギウス「だめだ。サンタ巡業はどうするのだ。それに……。」
ルベール「それに?」
ゼルギウス「…いや、なんでもない。(男三人でパーティーを開いて何が楽しいのだ!?私はできれば乙女と(ry
セフェラン「ねえねえ、どうやって入るのぉ?」
ゼルギウス「むうう…。正面から入れば確実に誰かに見つかる。かと言って、この家には裏口はないし……。」
セフェラン「あ…そうだ!ホラ、ぜーたんが持ってるそのどこでも粉で、子どもたちの部屋へワープしちゃえばいいのよ!」
ゼルギウス「そのドン○ラ粉とどこでもドアを足したようなおかしな名前で呼ぶな!」
ルベール「ええ!?転移の粉の正式名称って、どこでも粉なんですか!?
やっぱりディアドラえもんにインスピレーションを受けていたんですね!」
ゼルギウス「(まだ信じてたのかあの嘘を……。)…と、とにかく、子どもの部屋へ直接乗り込むなど断る。」
セフェラン「えー、どうしてぇ?」
ゼルギウス「…わ、私は今、“漆黒の騎士”ではなく“ゼルギウス”になっているのだぞ!?
も、もしサンタ服なんかを着ているところを見られたら……う、うわぁぁぁ!想像するだけで恥ずかしいぃぃぃぃ!」
ルベール「しょ、将軍!落ち着いてください!」
ゼルギウス「頼むから一人にしないでくれえええ!」
セフェラン「ぜーたん、しーっ!しーっ!」
アイク「……ん?外から声が聞こえたような…?」
リーフ「え?僕には何も聞こえな―――――」
シグルド「KINSHINはぁ〜、ゆるっさんぞぉ〜!くらえティルフィング〜!」
リーフ「僕はアルム兄さんじゃないってーー!この人でなしーー!」
ロイ「リーフ兄さん…クリスマスまで不幸な目に会うなんて哀れすぎ……。」
マルス「仕方がないよ。それがリーフのアイデンティティだからね。あれがなくなったらつまらないし。」
ロイ「兄さんもひどいこと言うよね……。」
アイク「…シグルド兄さんは完全に酔ってしまったようだし、俺が外の様子を見てくるか。」
ゼルギウス「……はっ!」
ルベール「あっ、気づきました!」
ゼルギウス「あ…あれ?私は……?」
セフェラン「スリープかけたのよ。も〜、ぜーたんったら、子どもみたいに泣き喚くんだからぁ。」
ゼルギウス「し、仕方がないだろう。嫌なものは嫌なのだ!」
ルベール「うーん…わかりました!私が行ってきますよ!」
セフェラン「ええっ、ルベールちゃんが!?」
ルベール「こんなこともあろうかと持ってきたんです。ほらっ!」
つアンパントマンの着ぐるみ
ゼルギウス「……何だこれは。」
ルベール「見ての通り、着ぐるみです!これを着ていけば、絶対正体はばれませんよ!
子どもたちも喜んで一石二鳥です!」
ゼルギウス「喜ぶ前に不審者として捕まるわ!」
セフェラン「しかも、顔隠せてないしねぇ……。」
※アンパントマンはアンパンの被り物をしたキャラですが、顔はしっかり出ています。
「誰だ?そこにいるのは。」
ゼルギウス「!?」
不意に暗闇から聞こえてきた声に驚くシッコクロースたち。
ルベール「まずいです!誰か来ましたよ!」
セフェラン「と、とりあえず逃げましょ!」
「待てっ!逃がさん!ぬぅん!」
ものすごい衝撃波が三人を襲う!
ルベール「う、うわぁぁぁ!」
セフェラン「いったぁ〜い!」
ゼルギウス「この衝撃波は…まさか……!?」
「ん?その声は……。」
ゼルギウス「やはり………アイク!」
暗がりから現れたのは、ラグネルを構えたアイクだった。
アイク「しっこく……いや、ゼルギウス…?何でこんなところにいるんだ?」
ルベール「え……?この方が、将軍がいつも楽しそうにお話してくださるアイクさんですか?
はじめまして!私、ルベールと申します!いつも将軍がお世話になっています!」
アイク「楽しそうに……?まあいい。よろしく頼む。」
ゼルギウス「ば、馬鹿者!余計なことは言わなくていいのだ!」
セフェラン「な〜ん〜だアイクちゃんだったの!も〜、びっくりさせないでよねぇ〜。」
アイク「…で、こんなところで一体何をしていたんだ?」
ゼルギウス「いや、それはだな……。」
アイク「ん?あんたたちのその格好は……?」
アイクが三人の着ている真っ赤なサンタ服を見る。
ゼルギウス「(ま、まずい……!)ア、アイクよ。これはだな……。
そ、そう!私たちはサンタクロースに頼まれて、代わりにこの家の子どもたちにプレゼントを渡しに来たのだ!」
アイク「なんだって!?」
セフェラン(ぜーたん、いいの!?)
ゼルギウス(いい!私たちがサンタ本人だとバレなければ………。)
アイク「…頼む!教えてくれ!どうやったらサンタさんと会えるんだ!?」
ゼルギウス「は?」
アイク「俺は、幼いころに絵本でサンタさんの存在を知ってから、ずっとクリスマスイヴの夜に靴下を用意して待っている。
しかし、いまだに会えたことがないんだ……。」
ゼルギウス(アイクよ………。)
セフェラン(どこまで純粋なのかしら……。)
アイク「あんたたちがサンタさん直々に頼みごとをされたのなら、どうすれば会えるのかも知っているはずだ。
頼む!サンタさんに会う方法を教えてくれ!」
真剣に頼み込むアイクを見て、困惑するシッコクロースたち。
ルベール(ど、どうします?)
ゼルギウス(これは…上手く伝えれば、何とかなるやもしれん。)
セフェラン(どうやって?)
ミカヤ「あら、アイク。外に出てたの?」
アイク「あ、ああ。そうだ。ちょっと気分転換に。」
ミカヤ「あら?何、その大きな箱は!」
アイク「これは……その、二階に運ぶように頼まれたんだ。」
ミカヤ「そんな大きな箱、三つも積み上げちゃって…。待ってて、今エフラムを呼ぶから…。」
アイク「だ……大丈夫だ!一人で運べるから!」
ミカヤ「そう……?」
アイク「ああ。心配してくれてありがとう、姉さん。」
ミカヤ「わかったわ。じゃあ、気をつけてね。」
アイク「そうする。」
ミカヤがパーティー会場に戻ったのを確認し、アイクはほっと息をつく。
アイク「……なんとかなったな。」
アイクはぽつりとつぶやいた……いや、話しかけたのだ。
ゼルギウス(箱の中)「ああ…肝が冷えたぞ……。」
ルベール(箱の中)「見つかるかと思いましたね…。」
セフェラン(箱の中)「もう!窮屈すぎるわぁ!アイクちゃん、早く子どもたちの部屋に連れて行ってくれない?」
ゼルギウス(箱の中)「こら!わがままを言うな!
第一、ついてこなくていいと言ったのに、勝手についてきたのは自分だろうが!」
セフェラン(箱の中)「だって、最後の仕事じゃない?この目で見届けたいの!」
ゼルギウス(箱の中)「なら文句を言うな!」
アイク「頼む……。箱の中でケンカしないでくれ………。」
ゼルギウス(箱の中)「うっ…すまん。」
ルベール(箱の中)「私は結構好きなんですけどね、この中も。巣にもぐりこんだハムスターの気分になれて楽しいです!」
ゼルギウス(箱の中)「……お前ののんきさが私はうらやましいぞ、ルベール…。」
ルベール(箱の中)「そんな…もったいなきお言葉です!」
アイク「それより、プレゼントを置くのを手伝ったら、サンタさんに会う方法を教えるというのは本当なんだろうな?」
ゼルギウス(箱の中)「も、もちろんだ!その代わり、このことは口外してはならんぞ!」
アイク「わかっている。じゃあ、急ぐぞ。」
アイク「ふう…何とか二階に着いたな。あと少しで子ども部屋だ。」
ルベール(箱の中)「あの子達は、おんなじ部屋で寝ているんですよね?」
ゼルギウス(箱の中)「そのはずだ。」
アイク「…しっ!誰か来る!」
ゼルギウス(箱の中)「むっ!?」
マルス「あれ?アイク兄さん、何抱えてるの?」
ルベール(箱の中)(あの子は……?)
ゼルギウス(箱の中)(出たな……兄弟一の腹黒少年マルス。こやつにだけは、我々の仕事を知られてはいかん…。
何をされるかわからないからな。頼んだぞ、アイク!)
アイク「これは、子ども部屋に運ぶように頼まれた荷物だ。」
マルス「ふーん、これがねえ……。何が入ってるの?」
アイク「に、肉だ。」
ゼルギウス(箱の中)(あほか!もっと上手い嘘をつけ!)
マルス「肉?なんでそんなものを子ども部屋に運ぶのさ?」
アイク「え、えっと……。」
セフェラン(箱の中)(やだ!このままじゃ見つかっちゃう!)
マルス「…わからないの?」
アイク「あ…いや……。」
ルベール(箱の中)(これは…まずいですよ将軍!)
ゼルギウス(箱の中)(…アイクに頼んだ自分が一番あほだったーーーっ!)
ところが三人の予想とは裏腹に、マルスは意外なことを口にした。
マルス「…まあいいや。僕は手伝えないけど、頑張ってね、兄さん。」
アイク「え?あ、ああ…わかった。」
それだけ言って、マルスは一階へと降りて行ってしまった。
ルベール(箱の中)「あれ?行っちゃいましたよ。」
アイク「危なかった……。」
セフェラン(箱の中)「絶対ばれると思ったのに…案外鈍感なのかしらぁ?」
ゼルギウス(いや……違うな。あれは………。)
階段を下りたマルスは、二階を見上げてつぶやいた。
マルス「全く…僕もお人よしだよね…。
あの場で正体を暴いちゃえば、脅しのネタにも出来たけど………。
何の利益も顧みずに、あそこまで頑張っている人にそんなことが出来るほど、僕も悪にはなりきれないみたいだ。」
アイク「(キョロキョロ…)よし、着いたぞ。もう出ても大丈夫だ。」
ゼルギウス「ぷはぁっ!」
ルベール「うわーっ!やっと出られました!
冬眠から覚めたリスの気分ってこんな感じですかね?気持ちいいです!」
セフェラン「あー、肩こっちゃったわぁ〜。」
ゼルギウス「よし、さっさとプレゼントを配って―――――」
「わーい!みんなからプレゼントもらったー!」
「おへやであそぼうよ!」
ゼルギウス「ま、まずい!子どもたちがくるぞ!」
ルベール「将軍!プレゼント配り、完了しました!」
ゼルギウス「よし、転移の粉で脱出……。」
アイク「待て。約束は果たした。サンタさんと会う方法を教えてくれ。」
ゼルギウス「な……。(し、しまった!忘れてた!)」
ルベール「将軍!早くしないと……!」
ゼルギウス(ええーい、こうなったら適当に……!)
セフェラン「……その心を忘れないこと。それが一番大切です。」
ゼルギウス「え?」
セフェラン「会いたいと願い続ければ…その想いはきっと、届きます。
大事なのは、その気持ちを忘れないことです。」
アイク「…願い続けることか。俺にできるか…?」
セフェラン「それは、あなた次第ですよ。」
ゼルギウス(願い続けること………。)
セフェラン「……さ、早く脱出しましょ!アイクちゃん、ありがとね!」
ゼルギウス「そうだ…世話になったな。礼を言う。」
ルベール「ありがとうございました!」
アイク「いい。サンタさんに会う方法も教えてもらえたしな。」
ゼルギウス「では、また…イヤでも会うだろうな。……さらばだ。」
ファ「あれ?アイクおにいちゃん、どうしておへやにいるの?」
アイク「ああ……今、サンタさんに会ってな。ほら、プレゼントを持ってきてくれたぞ。」
チキ「ほんと!?」
ミルラ「サンタさん…どこにいるのですか?」
ファ「ファもあいたーい!」
アイク「残念だが、時間が無くて今年は会えないらしい。
だが…“会いたいと思い続ければ、いつか絶対に会いに来る”……そう言っていた。」
ミルラ「…ほんとうですか?」
チキ「じゃあ、ずっとあいたいっていうね!サンタさんにあいたーい!あいたーい!」
ファ「…あれ?なに、このおもちゃ?」
チキ「ちいさいおふねだー。」
ミルラ「じゃあ、明日、お姉ちゃんたちにもらったおやまにもっていってあそびましょうか。」
チキ「うん!チキのおふねにのっていこうね!」
ファ「じゃあ、おやまにあるファのおうちでおままごとしようよ!」
ミルラ「それがいいですね。明日が楽しみです。」
ゼルギウス「終わったな……。」
ルベール「終わりましたね……。」
セフェラン「終わったわ……。」
三人は大きく深呼吸をする。今年のサンタ巡業は、これでおしまい。とりあえず、成功を収めることが出来たのだ。
ルベール「将軍、本当にありがとうございました。すっごくいい経験になりました!子どもたちの喜ぶ顔も見られて、私、幸せです!」
ゼルギウス「そうか。私もお前が手伝ってくれて本当に助かった。なんなら来年も一緒にするか?」
ルベール「はいっ!喜んで!」
セフェラン「も〜、サンタって大変なのねぇ〜。ぜーたん、毎年一人でやってたのよね?すごいわぁ。」
ゼルギウス「ふっ…私も、願い続ける者だからな。」
ルベール「え?」
ゼルギウス「この町中の子どもたちの幸せ……。私はそれを毎年願っている。
…かつて、一人さまよっていた子どものころの私に、幸せを与えてくれた人のようになりたくて、な。」
セフェラン「………!」
ゼルギウス「一つの想いを貫くことは、並大抵の覚悟で出来ることではない。
しかし、私にそれを決断させてくれた“彼”には、本当に感謝している。……ありがとう。義父上。」
セフェラン「…ちょっとやーだー!ぜーたん、あなたすっかり大人になっちゃってぇ!」
ゼルギウス「ちょ……や、やめろ!ほおずりするな!」
ルベール「あはははは!……あっ、ゼルギウス将軍、セフェラン様!見てください!流れ星です!」
空にはまるでクリスマスイヴの夜を楽しむかのように、無数の流星がふりそそいでいた。
ゼルギウス「……美しいな。」
セフェラン「……そうね。」
ゼルギウス「…そうだ。もう一つ、二人に言わねばならないことがあった。」
セフェラン「えっ?」
ルベール「なんですか?」
ゼルギウス「……メリー・クリスマス。義父上、ルベール。」
その言葉を聞いた二人は、そういえばまだ言ってなかったなあと笑って、こう返した。
ルベール・セフェラン「メリー・クリスマス!ゼルギウス(将軍)!」
漆黒の騎士「ふう……やっと家に着いた。」
ルベール「将軍!打ち上げしましょうよ!打ち上げ!」
セフェラン「…待って。何か外が騒がしいわよぉ?」
窓から外を見ると、しっこくハウスの周りに群がる無数の人々が見えた。
ルベール「わあ!将軍、たくさん人が来ています!きっと、プレゼントのお礼を言いに来たんですよ!」
漆黒の騎士「馬鹿な……。私たちがサンタだとはばれていないはずだ。そんなわけが……。」
「ここが容疑者の家だ!」
「全員…突入!」
ルベール「え?」
ドゴォォォォン!
セフェラン「ええ!?」
「いたぞー!」
「気をつけろ!奴らは全員相当の戦闘力を持っている!」
ルベール「な…なんですか!?」
漆黒の騎士「ま……まさか…!?」
「……やっと見つけたぞ。」
三人「!?」
ゼフィール「漆黒の騎士、ルベール。
…天馬保護区に不法侵入し、保護指定を受けていた天馬数頭を傷つけた罪で、逮捕する!」
しっこく・ルベール「やっぱりバレてたーーーーーっ!」
おわり
>>197 >ハイパーゴールドラグジュアリーフルオートオートマチック真ファイナルヴァーチャルエムブレムときめきドラゴンソリ
クソワロタwwwwwwwwww
ネジ一本締め忘れちゃったんですね、分かります
226 :
お詫び:2008/12/25(木) 21:23:27 ID:uHvyGYH3
あー…。思いつきで
>>181-2 書いたけど、ネタの方向を間違えたか…。
万人に受けるネタは奥が深い…。
反省と修行を兼ねてカウク洞窟の地図作ってこよ…。
あ、そういえばシッコクロースさん宛じゃないかな?これ。
『活躍の出番が欲しい。 A』
『家族や皆がいつまでも仲良くできますように M』
強敵が欲しい
あんな怖い顔してるくせにシッコクロースに願いをかける
純粋なAさんに萌えた
>213-224
GJGJ。この三人の絡みは面白いので今後も出して欲しいです。
それにしてもアイクよ、純粋すぎるだろ。
>>213-224 GJ!最後に包囲されてるオチは予想出来なくてワロタwww
アイクとセリス、エイリーク辺りは今だにサンタさんを信じてそうだな
× 今だに
○ 未だに
ちょっとリーフの影武者になって四人娘に拷問されてくるわOTZ
想像という名の妄想
黒い牙のみんなの料理の腕前はどんなもんか
ロイド・・和食が完璧な腕前。他もそこそこ
ライナス・・洋食が完璧。他そこそこ
ジャファル・・ニノの弁当は彼のお手製。上二人の平均くらい
ウルスラ・・コーヒー、紅茶、ココアは「元」から作るほどの拘りよう(四牙の三人も絶賛)
ニノ・・デザート(和菓子含む)が上手すぎで旨すぎ
ブレンダン・・ロイド、ライナスの料理の腕は彼譲り
ウハイ・・見た目は下手物だが癖になる味
オレグ、ケネス・・肉料理メチャ旨
ジュルメ・・動物肉調達係
ベアード・・サバイバル料理専門
アイオン・・調理器具一式を取り揃えてる。腕はからきしダメ
ダミアン、ワイアー、マクシム、カムラン・・作れないし、作らない
量産型リムステラ・・なぜかアルムの畑仕事をたまにみており、記録していたため
野菜は彼女担当。メチャクチャ上手い
テオドル、ハインツ、ゾルダム・・作らせてもらえない
意味は・・・分かるな?
反省も後悔もしないが、異論は認める
233 :
232:2008/12/27(土) 23:24:07 ID:MoavlhKD
あ、リムステラが見てた理由思いついた
ロイがたまにアルムの農作業を見に来ていると思えば・・・
後は「一万本」と言えば察しのいい方々は分かるでしょう
連レスになったらスマソ
別にいいけどあんた黒い牙好きだな
名前見て思い出せないユニットが多い
兄弟家の場合は……
アイク →肉料理
ヘクトル →ちゃんこ
リン →スイーツ(笑)
エイリーク→乳製品
とか
マルス「リン姉さんの得意料理がスイーツ(笑)とかwww
リン姉さんの腕前じゃあ野生の猪を丸焼きにするぐらいが関のやm
(リンによって省略されました。続きを読みたければ(ry
>>234 大っっっっ好きですマジで!!
あと100m走ネタ書いたのも俺だったりする
・・・あのときは忘れてごめんねワイアー・・
>>235 ヤンじいさんとラガルトおじさんは?
とツッコンでみるテスtうわなにをするやめrアッー(いい男に貫通されました)
>>237 あっ・・・ちょっと首吊ってくる
そしてあんたにリブロー!!
ヤン・・不味くもなく、旨くもなく
ラガルト・・酒ウマッ!!首領達の晩酌は彼のお手製
240 :
助けて!名無しさん!:2008/12/28(日) 16:41:43 ID:BYYcYYNo
パスカルは?
>>234 エイリークはむしろ何でも作れそうな気がしたけどもそれはエリンシアマm・・・姉さんのポジションだな
何でも作れるエリンシア姉さんだけど特に得意なのは肉じゃがとかお味噌汁だとか家庭的な料理だったりすると良いなぁ(*´∀`)
>>240 リムステラ以外モルフは思いつかなかっただけ
>>241 彼は「元」ってことで抜いて考えてた
嘘。思いつかなかっただけ
・・・全員作りそうにも作れそうにもねぇな モルフとパスカル
例外があるなら
デニング・・完璧にレシピ通り
くらいかと
>>243 そ り ゃ そ う さ
おふ・・もとい、あったかい家庭の味、なんだろうさ
エリウッド・・・キムチとか、辛いもの(スタミナをつけるため。しかし効果は・・・。)
セリス・・・お菓子全般。ケーキなんかもらくらく作っちゃう。
シグルド・・・卵焼きなど簡単なものならちょっとだけ作れる。でも基本的にはダメダメ
マルス「ねえリーフ、人は時に残酷な二択を迫られることがある」
リーフ「何いきなり」
マルス「ぺ様を殺すか殺させるか、二万ゴールドを払うか『凄腕』を逃すか」
リーフ「なるほど、確かに難しいね」
マルス「サザさんを終章に出すかナーシルさんを使うか」
リーフ「いや、それは随分簡単な問いだと思うけど」
マルス「西方でバアトルさんルート」
リーフ「エキドナさん一択で」
マルス「ま、そんな感じで人生は重要な選択の連続なわけですよ」
リーフ「うん、で?」
マルス「レッツ突撃☆『川に流されたどちらを助けるか』だよ」
リーフ「あー、やるやるそういう心理テストまがいwww」
マルス「というわけでみんなが嫁候補婿候補をどう思ってるかの調査してみました」
〜アイクの場合〜
マルス「アイク兄さん、もしワユさんとミストさんが川に流されてたら」
アイク「両方助ける」
リーフ(やっぱり……)
マルス「いや、もしどちらか一方しか助けられないとしたらね」
アイク「そんな判断を下すこと自体が間違ってる。やれるかやれないかじゃない、やるんだ」
マルス「あの仮定の話だからね?本当に絶対無理だとして」
アイク「絶対助ける!」
マルス「……(^ω^;)」
リーフ「無駄だよマルス兄さん引き上げよう」
マルス「そうだね……てかアイク兄さんが一人や二人いっぺんに救出できないはずがなかったわ」
〜ミカヤの場合〜
マルス「しっこくさんとサザさんが川で(ry」
ミカヤ「騎士様」
リーフ「そんな即答でエエエエエエエエェェェ」
マルス「サザさんカワイソス」
サザ 「ミカヤに護られない俺が通りますよ(´;ω;`)」
ミカヤ(騎士様は鎧で間違いなく沈むけどサザは大丈夫だろうからって思ったんだけどまずいこと言ったかしら……?)
〜エリンシアの場合〜
マルス 「エリートさんと鷹王(ry」
エリンシア「ティバーン様で!」
マルス 「ジョフレしょーぐん……」
エリンシア「ほ、ほら!KINNIKUって水に浮かないからティバーン様の場合は……」
リーフ 「でも鷹王って当然だけど翼があるよね浮上出来るよね」
マルス 「ジョフレしょーぐん……」
エリンシア「ち、違いますよ!『ああ、こんなに服がビショビショじゃないですか脱いで下さいハァハァ』なんて下心は無いですよ!」
マルス 「ジョフレしょーぐん……」
ジョフレ「通りますウッ(´;ω;`)」
(´;ω;`)
マルス「突然ですが普段着チェーック!」
リン「なんなのよいきなり…さては絵板のエフラム兄さんみて思いついたわね?」
エフラン「俺がどうかしたのか?」
リン「今日は例のバカ一代+中学時代の体育ジャージね…」
エフラム「家でこたつでごろごろする分にはちょうどいいだろう」
マルス「双子の妹エイリーク姉さんは家でも隙なくふわふわワンピースだっていうのにそれに引き換え兄さんは…」
エイリーク(言えない…Tシャツだと体のラインが浮き出るからふわふわワンピでごまかしてるなんて言えない…!)
ゼト・ヒーニアス「家でも天使のようなエイリークがいると聞いて飛んできまし」エフラム「死にさらせ!!妹はやらん!!」
マルス「まあリン姉さんがスイーツ(笑)女子高生のご他聞にもれず、芋ジャージなのは説明するまでもないと思うけど、」
リン「ちょ、ちょっと待ってよ恥ずかしいじゃない!違うわよ、まさかコンビニにスイーツ買いに行くのにパーカーだけはおったりしないわよ!」
リーフ「丁寧に自分で説明してるじゃない」
マルス「あれ、キミは意外に普段からちゃんとした服を着てるんだね」
リーフ「まあね。いつ何時お姉さんの訪問があってもばっちりなようにね!この家には訪問客が多いから!」
ナンナ「あら、リーフ様。私たちはてっきり、」
ミランダ「私たちがいつもあなたを見守っているから、」
サラ「常に気合を入れた格好をなさっていると思っていたのですけれど」
リーフ「あ、いや…はは…その、うん……ちょっと待ってミニスカサンタコスやめて!僕男の子!
>>57-58といい、お婿にいけなくなっちゃう!!」
ティニー「クリスマスが過ぎましたからね、東○ハ○ズで安く売ってたんですよ!リーフ様ハァハァ」
リン「あとはまあみんなトレーナーとかジャージとかセーターとか…あんまり特徴あるのはいないわね、普段着だし」
マルス「いや、あそこに一人」
アイク(上半身裸)「ぬうん!!」
リン「…あれは…その…寒中トレーニング?」
エリンシア「KINNIKU!KINNNIKU!!露出が少ない寒い冬のオアシスね!冬よ終われ夏よ来い!!」
ヘクトル「さっすがアイク兄上だぜ!俺も一緒にやろうかな!」
ロイ「(ボソッ)忘年会クリスマスパーティ続きでたるんだお腹を晒せるの?」
ヘクトル「ぎく」
ロイ「大体さぁ、普段は何もやらないのに休暇に入ったとたん、アイク兄さんと一緒に修行し始めたりじゃあ意味が無いんだよ。
エフラム兄さんを見てみなよ、毎日ロードワークちゃんとこなして。それに引き換えヘクトル兄さんは思いついたときに修行。
この間の闇の樹海のだってクリスマスの寂しさを紛らわすためでしょ?その癖二人と張り合ってたくさん食べるから、どんどんメタボに」
ヘクトル「・・・・今日からダイエットじゃああああ!!!!」
エリウッド「ロイ、お前なんでヘクトルにそんなに厳しいんだ…痛っ、胃が棘棘しいオーラに当てられた…」
>>245 そういえばセリスって綺麗なヴァルターの話でレシピ貰ってたな
>>248 ロイのヘクトル嫌いは元からあった設定だよな
ロイ「兄さん、オーラで胃が痛むなんて・・・」つ胃薬
リン(・・・ニニアン呼んできた方がよさそうね、気も休まるでしょうし)
アイクはスノボ派のイメージがある。ヘクトルも。
>>248 リンは家の中での服装はちょい芋気味だけど、クローゼットの中にはえらい可愛い服ばかり入ってるようなイメージがあるw
・・・というかそうであってくれ。
普段ガサツな印象の女の子が何かのきっかけに可愛い服でおめかしした時の萌え的な破壊力はまさにひっさつのいちげき級だからな
まさにリンはうってつk・・・っていや別にリンさんがガサツだといいたいんじゃなくてですnひとごろしー
>>250 スポーツとして楽しむより普通に修行の一環としてラッセルしそうな気もする
普段着で
>>250、
>>253見て思い付いたネタ
「アイク兄上、一体どこに行かれるのです?」
と、エイリークが尋ねた。
疑問に思うのも無理はない。
今はすでに夜、懐中電灯なしでは周囲を確認するのも困難なほどだ。
そんな時間に出かけるなど、特別な用事でもあるのかと思える。
アイクは心配するエイリークの顔を見て、宥めるように頭を撫でた。
「心配するな、エイリーク。少し山に行ってくるだけだ」
「山・・・って余計に心配になりますよ!」
逆効果だった。
余計に心配し始めたエイリークをどうしようかと悩むアイク。
その様子を見ていたミカヤが、助け船を出すつもりで
「山に行って何をするつもりなのかしら?」
と尋ねた。
思いもよらない人物からの質問に一瞬固まったアイクだが、それにすぐ答えた。
「滑ってこようと思う」
「・・・は?」
予期せぬ回答にミカヤ、エイリークの両者は声を揃えて驚いた。
そんな二人に構わず、アイクは続ける。
「暗闇を滑ると目前にいきなり障害物が現れるだろう?
それを避けるには反射神経が必要になる」
「・・・つまり、アイク兄上は修行のために今から山に行かれる、と」
「そういうことだ」
真顔で淡々と語るアイクに、言っても無駄と判断したエイリークは
「それなら仕方ありませんね・・・、行ってらっしゃいませ」
と、見送ることにした。
翌朝、アイクが野生の鹿や猪を担いで帰って来たのは言うまでもない。
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(;^ω^)……
/ ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
' ヽ、
/ i ::i;; i :ヽ
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|;; ii i ..ii: ::.;i ..:: ,,|
|::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|
ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/" ヾ ,,,|
ヾF"| ト |
丶;|、 ;;; |_/
レ"二==-- --二二 | ヽ
"| | Fリフ.ii F-ソ ̄ | -| 相変わらず気持ちの悪いスレだなぁ
│ii| || ii,,ソ
ヾ| |、 .,ノ
| ヾ=- .|
ト、 --=-- /| _、
_ .,|;;"、 ::::::: , .|レ ヽ
/  ̄ ̄| 、 .., | ,_」
ト、 ヽ;;;;;;;;;| 、__ , ' ‖/:::::::::
::::::ヽ 丶;「| \ ,,,| |
>>254 障害物として目前に現れた鹿や猪を、本当なら避けるつもりだったはずなのに、
つい反射的に斬って斬って斬りまくってしまったわけですね、わかりますw
第3話 シレジア滅亡の危機(前編)
シルヴィア「セティ、レヴィン知らない?」
―仕事中の私の部屋に、1人の女性がいきなり入ってきた。
彼女はシルヴィア、ユグドラルの踊り子で、兄上の恋人の「1人」だ。
セティ 「い、いえ、今日は朝から出かけたようですが・・・」
シルヴィア「本当でしょうね?隠すとためにならないわよ」
セティ 「は、はい、本当です」
シルヴィア「レヴィンの奴・・・どこいったのよ・・・」
セティ 「あ、あの、つかぬことを聞きますが、兄上と何が・・・?」
シルヴィア「レヴィンの奴、クリスマスはあたしと2人っきりだって言ったのに、
他に何人もの女とも約束してたのよ!!」
セティ 「あの放蕩兄貴め・・・」
―私は頭を抱えた。
放蕩三昧、遊び好きの兄上ゆえ、女癖も相当悪い。
あちこちで女性を口説いては、こうしてトラブルの種を蒔いている。
そして、大概、後始末は私が行うのだ。
私自身は独り身なのに、なんたる不公平、なんたる不条理、いますぐにでも泣いてしまいたい。
シルヴィア「今日という今日は許さないわ。
セティ、レヴィンを見つけたらすぐにあたしに知らせなさい。
さもないと、あんたもこの剣のサビにしてやるから」
―そう言って、シルヴィアさんは一振りの剣を私に見せた。
オープニングで見せた壊れた剣ではない、一見普通の剣だが、妙な寒気を覚えるのはなぜだ?
セティ 「あ、あの、その剣は一体・・・?」
シルヴィア「これ?ふふん、この間アカネイアに仕事に行ったときに手に入れたの。
もとはただの細身の剣だけど、通常の限界を越えて錬成した特注品よ。
威力は50、命中は200を超えているわ」
セティ 「ちょ・・・神器以上!!」
シルヴィア「さらに特別に風の魔法使いに対する特攻も付与、
あんた達にいくらフォルセティの補正があっても一撃よ」
セティ 「な、なんですか、その、シレジアを目の敵にしたような仕様は?」
シルヴィア「あいつを見つけたら思いっきり叩き込んでやるんだから。
だからすぐにあたしに知らせるのよ、わかった!?」
セティ 「は、はいいいいいい!!」
―あんな剣をちらつかされたら、従うほかはない。
シルヴィア「あのばか・・・あたしだけだって言ったのに・・・」
―そう言って、シルヴィアさんは部屋を出て行った。
数分経ち、彼女が屋敷から出たのを窓から確認すると、ため息を一度ついてから、
私以外誰もいないはずの部屋で、私は口を開いた。
セティ 「シルヴィアさんはお帰りになりました、
もう大丈夫ですよ、兄上。」
レヴィン 「ぷはぁ〜〜〜〜〜、あ〜狭かった」
―私の足元の床の一部が開き、そこから兄上が出てきた。
この間改築するさい、兄上が業者に勝手に頼んで作らせたらしい。
それ以来、私以外の人間から隠れる時に使用している。
レヴィン 「まったく、あいつにも困ったもんだ。
俺のためだけにあんな剣まで作りやがって・・・」
セティ 「自業自得です。
あんな綺麗な恋人がいるのに、他の女性に手を出しまくれば、
こうなるのは必然でしょう」
レヴィン 「恋人〜?シルヴィアが〜?
でも、あいつとしたことっていったら、
何回か『可愛い』って言って、メシ食って・・・」
セティ 「それで充分ですよ」
―悔しいが、兄上は相当の美形だ。
ユグドラル一ともいわれる甘いマスクに、軽妙さと品性を兼ね備えた振る舞い、
さらには口八丁、手八丁、となれば惹かれる女性も多い。
そんな兄上に面と向かって「可愛い」と言われ、一緒に食事をする、
女性が本気になるには充分だろう。
ちなみに私はティニーに「君は私の宝物だ」と言ったことがあるが、綺麗さっぱり流された(涙)。
セティ 「兄上がそんなことをすれば、シルヴィアさんは本気に・・・」
レヴィン 「あと映画行って、遊園地行って、夜景見て、
抱きしめて、キスして、ホテルに行って・・・」
セティ 「そんなことしてたんかい!!」
レヴィン 「これくらいで本気になるか、普通?」
セティ 「なるに決まってるだろうが!!!
むしろそれだけのことして恋人だと思わないアンタがおかしい!!」
レヴィン 「そういうもんなの?」
セティ 「こ、この男は・・・」
―どうやら泣かせているのは弟だけではないようだ・・・。
セティ 「いいですか、兄上。
あなたはシレジア家の当主であり、社長なんです。
あなたの行動は、即シレジアの評価や信用に繋がってしまいます。
ですから、女性と遊ぶなとは言いませんが、
もう少し節度のある行動をなさって下さい」
レヴィン 「はいはい」
セティ 「まったく、妊娠した女性が『認知して』とか押しかけたら、
どうするつもりですか?」
レヴィン 「・・・・・・なあ」
セティ 「な、なんです?急に真剣な顔をして・・・」
レヴィン 「フォルセティの血ってさ・・・妙に傍系が多いんだよな・・・」
セティ 「ど、どうしたんですか、いきなり?」
レヴィン 「9章のムーサーとか、終章の三姉妹とか、なぜか傍系持ってるんだよ」
セティ 「そ、そういえば・・・」
レヴィン 「逆に親世代のダッカーとかは持っていないんだよな・・・
つまりだ、親世代の時点においては、
フォルセティの血を持っていた奴はそんなにいないんだよ」
セティ 「な、何を仰りたいのですか・・・?」
レヴィン 「俺はシグルドに会う2年前から各地を遊び歩いていた。
俺は女好き、子世代は親世代から大体20年後、
そんな子世代にセティ傍系の血をもった奴らが現れた・・・」
セティ 「あ、兄上・・・」
レヴィン 「つまり、ムーサーや三姉妹は俺の・・・」
セティ 「だあああああああ!!それ以上言ってはいけません!!」
―い、いくら憶測とはいえ、怖くなった。
ムーサーや三姉妹といえば子世代屈指の強敵、
そんな連中が「認知してくれ」と押しかけてきたら・・・。
こ、これ以上は考えないようにしよう・・・あくまでネタだ、ネタであってくれ!!
セティ 「そそそそそ、そんなことより・・・
い、今外に出たらシルヴィアさんに見つかるでしょう?
どうせ外に出られないのだから、たっぷり仕事をなさって下さい」
レヴィン 「え〜〜〜〜〜?」
セティ 「あなたは当主なんです、社長なんです、仕事をするのは当然です」
レヴィン 「し〜ご〜と〜き〜ら〜い〜」
セティ 「ええっと、シルヴィアさんの番号は・・・」
レヴィン 「ああっと、やります、仕事します!!」
セティ 「よろしい」
―どうやら兄上も、シルヴィアさん(というよりあの剣)は怖いようだ。
セティ 「とりあえず、こちらの書類を処理してください」
―兄上の部屋に大量の書類を運び、それを机の上に置いた。
レヴィン 「うわあ・・・吐き気がする」
セティ 「私はいつもその5倍の量をこなしているのですが・・・」
レヴィン 「もうさあ、お前が会社継げって」
セティ 「そうもいきません、親戚達に余計な口実を与えるだけです」
レヴィン 「ううう・・・」
セティ 「言っておきますが、逃げようとしても無駄ですよ。
ドアには特注の魔法錠を施してありますので、
私の許可なく開けることは絶対にできません。
窓も開きませんし、ガラスも耐魔法強化ガラスです。
神器クラスでないと破壊は不可能、エルウィンドじゃ絶対無理ですよ」
―第1話で倒壊した家を直す時に、兄上の部屋にだけ施しておいた。
クレインに頼み、彼の父パントの師、大賢者アトスに作製してもらったものなので、
絶対に安心だ。
フォルセティは私が所持しているし、流石の兄上もここから逃げることは不可能だろう。
レヴィン 「よくもまあ、こんなことを・・・」
セティ 「兄上が逃げるからです。
とりあえず、3時間後に休憩を取りますから、
それまでは集中して仕事に取り掛かってください」
レヴィン 「セティの鬼、悪魔」
セティ 「なんとでも言ってください」
レヴィン 「暗黒神、ロプトウス」
セティ 「仕事をしてくれるのでしたら、何を言われても気にしません」
レヴィン 「独り身、チェリー」
セティ 「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
―私の心に、兄上の言葉が必殺で突き刺さった。
レヴィン 「あれ、いや、冗談で言ったんだけど、え、図星?
待てよ、お前、ティニーとまだだったの!?」
セティ 「い い か ら 黙 っ て 仕 事 し ろ !!」
―兄上を一発蹴飛ばした後、部屋を出て、魔法錠を施す。
馬鹿野郎、私はまだティニーの手すら握ったことないんだ、なんか文句あるか?
グス・・・(涙)
涙ぐみながら部屋の扉を後にし、階段を降る。
玄関には母上がいた、丁度外出から帰ったところらしい。
セティ 「母上、お帰りなさいませ。外は寒かっ」
ラーナ 「セティ〜〜〜〜〜〜!!」
―私の姿を確認するやいなや、母上は私にすがりついてきた。
そして、大声で泣きだした。
セティ 「は、母上・・・いかがなされましたか?」
ラーナ 「ま、また、またやってしまったのですぅぅぅ・・・よよよ・・・・・・」
セティ 「ということは・・・はぁぁぁぁぁ」
―思わず深いため息をつく、また「あれ」が出たようだ・・・。
我が母ラーナ、優しく慈悲溢れたすばらしい女性だが、1つだけ、致命的な欠点がある。
実は母は失言がものすごく多いのだ。
普段、何気ない会話の中でも、うっかりと一言多く言葉を発してしまい、
それが相手の神経を逆なですることがよくある。
おそらく読者の方々も、以下の会話は耳にしたことがあるのではないか。
(聖戦の系譜 第4章冒頭会話より)
ラーナ 「それにね、その姫様はアルヴィス卿と恋仲だそうよ
国王も認められて近々盛大な挙式をなされるとか」
シグルド 「アルヴィス卿と?」
ラーナ 「見てきた者の話ではとても美しい姫様のようでアルヴィス卿とはとてもおにあいとか、
お二人とも幸せそうだったと申しておりました。
ふふっ、若い人達はいいですね。シグルド様も・・・あっ・・・ごめんなさい
・・・・・あなたのおくさまは・・・」
シグルド 「(グサッ)妻は・・・ディアドラは消えたままです・・・
あれからもう一年あまり(グス・・・)、
セリスもすっかり大きくなったというのに
まだ見つけることができません(シクシク・・・)」
―このように相手を傷つけ、トラブルに発展する。本人には全く悪気がないのがかえって性質が悪い。
セティ 「母上、まずは落ち着いてください。
玄関では話しにくいですから、場所を移しましょう。
誰か、温かいお茶を用意してくれ」
―私と母上は、食堂の方へ場所を移した。
しばらくして、お茶が運ばれてきた頃、ようやく母上は泣きやみ、落ち着きを取り戻した。
セティ 「落ち着かれましたか?では、母上、一体何があったかお話ください」
ラーナ 「実は、竜王家にお茶会のお誘いがあったのですが・・・」
セティ 「りゅ、竜王家!?」
―よりにもよって、あのラスボス大ボス勢ぞろいの一家に失言・・・どうやら面倒なことになりそうだ。
ラーナ 「そこで、このような話になりまして・・・」
〜竜王家サロン〜
ニニアン 「お茶をどうぞ」
ラーナ 「わざわざありがとう、こちらのお嬢さんですか?」
デギンハンザー「うちの三女、ニニアンです。
ニニアン、シレジア家のラーナ殿だ。ご挨拶なさい」
ニニアン 「ニニアンと申します。ラーナ様にお会いできて光栄ですわ」
ラーナ 「まあ、ご丁寧に。とても素敵なお嬢さんですね」
デギン 「ははは、よろしければ、セティ殿の婿にいかがですかな?」
ニニアン 「え、そ、それは・・・」
ニルス 「お爺様、ダメだって。ニニアンはもう好きな人がいるんだから
あ、僕の名前はニルス。ラーナ様、よろしく」
ニニアン 「二、ニルス!!」
ラーナ 「ふふふふ・・・そういうことでしたら、お断りしないといけませんわね
それに、ニニアンさんはうちのセティには勿体無いですわ」
デギン 「そんなことはありません、セティ殿は素晴らしい。
あの年齢で経営の手腕を発揮し、さらに魔道の研究もしている。
実に立派なものですぞ」
ラーナ 「お褒め頂いて光栄ですわ」
アル 「アルだ、よろしくな」
ユリウス 「ユリウスだ」
デギン 「お前達は・・・申し訳ありませんな、ラーナ殿」
ラーナ 「ふふふふふ・・・
男の子はこれくらいの方が元気があってよろしいですわよ」
デギン 「まったく、少しはセティ殿を見習ってほしいですな。
うちの者に限らず、最近の若者は礼儀も根性も足りませんからな」
ラーナ 「あら、でもデギンハンザー様に足りないのは、
根性でも礼儀でもなく、『 髪 の 毛 』ではありませんこと?」
ニニアン ( ゚Д゚)
ニルス ( ゚Д゚)
ユリウス ( ゚Д゚)
アル ( ゚Д゚)
デギン 「(ピキピキ)は、は、ははははは・・・
ラーナ殿はなかなかご冗談がお上手だ・・・
あは、あははははは、はは・・・」
ラーナ 「おほほほほほほほ・・・」
デギン 「そ、それにしても、今後とも我々とシレジアは
良好な関係を持っていきたいものですな。
そうすれば、両家の明るい未来に繋がるでしょう」
ラーナ 「デギンハンザー様の頭はすでに充分明るいと思いますが」
ニニアン ( ゚Д゚)
ニルス ( ゚Д゚)
ユリウス ( ゚Д゚)
アル ( ゚Д゚)
デギン 「は、はは、ははははははははは・・・
わかりました、それがシレジアの姿勢なのですな」
セティ 「なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ラーナ 「先方はそうとう怒っていました・・・ああ・・・」
セティ 「当たり前です!!!
は、母上、あ、あなたはなんということを・・・」
―よ、よりにもよって、竜王家三巨頭の1人に向かって、
髪が足りないだの、頭が明るいだのと・・・。
竜王家三巨頭とは、竜王家の頂点に立つ3人の長老で、ガトー、メディウス、デギンハンザーを指す。
大ボス揃いの竜王家の中でも屈指の力をもち、
さらにその中でもデギンハンザーは最強の戦闘力をもつと、もっぱらの噂だ。
そ、そんな人を怒らせたら・・・。
セティ 「そそそそそそそ、それで、むむむむ、向こうは、
ぐぐぐ、具体的にどうすると・・・?」
ラーナ 「シクシク・・・あ、明日の朝、竜王家が、シレジアに対して、
宣戦布告をするようです・・・よよよ・・・」
セティ 「な、なんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
せせせせせせせせ、宣戦布告ぅぅぅぅぅぅぅ!!!!????」
ラーナ 「全面戦争ですって、あああああああ」
―全面戦争・・・
あの、ラスボス、大ボス、チートユニット勢ぞろい、
さらに常時戦闘竜を1000人以上かかえる竜王家と、全面戦争!!?
無理無理無理、絶対無理、1週間たたずに跡形もなく消し飛ぶわ!!
シレジアが・・・シレジアが・・・滅亡!!
セティ 「そ、そんな・・・」
ラーナ 「あああああ・・・」
―私は途方にくれた・・・一体どうすればいい・・・?
第4話(後半)につづく
※すみません、レス数的にもう少し余裕があるので、追加します。
―途方にくれる私たちに、秘書のホークが受話器を持って声をかけた。
ホーク 「セティ様、竜王家の方よりお電話が」
セティ 「何!!すぐに代われ」
―奪うようにホークの手から受話器をとった。
セティ 「・・・はい、代わりました、セティです」
ユリウス 「おい、この年の瀬になんて面倒なことを起こしてくれたんだ!!」
セティ 「その声・・・ユリウスか?」
―同級生のユリウスだ。
あまり話したことはないが、流石に声を聞けばわかる。
ユリウス 「ああ、そうだ、ったく、家中は大騒ぎだぞ」
セティ 「こ、今回のことは本当にすまない、私の母も悪気はないんだ。
それで・・・やはり、戦争なのか?」
ユリウス 「ああ、もう戦闘竜が1500人は集まっているな」
セティ 「そ、そんな・・・
確かに非はこちらにあるが、それだけで戦争というのはあまりに酷ではないか?」
ユリウス 「いつもならそうだが、あまりにタイミングが悪かった」
セティ 「どういうことだ?」
ユリウス 「2年位前か、家の財産の10パーセント以上を費やして
紋章町中の大学に究極の毛生え薬の開発を依頼してな。
それが先週やっと完成したんだ」
セティ 「・・・」
ユリウス 「デギンハンザーはそりゃ大喜びさ。
家族集めて、『これでわしもフサフサじゃ』とか言って、
僕達の目の前で頭皮ににたっぷりと薬を塗った」
セティ 「・・・」
ユリウス 「ところが、薬は結局効果がなかったんだ。
大学に問い合わせたら、
『この薬でだめな以上、現代の医学では解決できません』だと。
つまり、じじいは名実共に、完全なハゲの烙印を押されたんだ」
セティ 「うわあ・・・」
ユリウス 「それからというものじじいは塞ぎこんでな・・・
巨額の金を費やしたことで、他のじじいにはなじられるし、
ファには『おじいちゃま、いつになったらフサフサになるの?』
なんて聞かれるし。
そしてとどめに、お前の母親のあの発言ときた。
そりゃあ、怒り狂いもするわ」
セティ 「うう・・・頼む、そこをなんとか・・・
お前達とまともに戦ったら、確実にシレジアは滅亡する」
ユリウス 「幸い他の2人のじじい、メディウスとガトーが反対している。
いくらなんでも戦争はやりすぎだとな。
姉さんや妹達、僕も同意見だ」
セティ 「本当か!?」
ユリウス 「今から一席設けるから、そこで謝罪してくれ。
そうすれば、じじいも怒りを納めるだろう」
セティ 「それは助かる!!で、どこに行けばいい?」
ユリウス 「今から1時間後に、責任者を連れてうちにこい。
急だが、非はそっちにある、戦争が嫌なら全てに優先させろ」
セティ 「もちろんだ、すまない、恩に着る」
ユリウス 「ふん・・・じゃあ、1時間後にな」
セティ 「ああ(受話器を置く)」
ラーナ 「ど、どうだったの?」
セティ 「なんとかなりそうです。
竜王家で一席設けてくれるそうなので、
そこで我々が謝罪をすれば、今回は許してもらえる、と」
ラーナ 「ああ、よかった」
セティ 「1時間後に責任者を連れて竜王家に来い、とのことです。
私、母上、兄上の3人でいいでしょう。
母上、早速ですが支度をなさって下さい、30分後には出発します」
ラーナ 「ええ、わかったわ」
―私はホッと一息ついた。
とりあえず、最悪の事態は回避できそうだ。
それに、兄上がこの場にいたのも幸いだ・・・これで遊びに出かけられたら一苦労だからな。
私は兄上の部屋に向かい、扉をノックした。
セティ 「兄上、よろしいですか?兄上・・・・」
―何度ノックをしても、返事がない・・・まさか・・・。
セティ 「兄上、入りますよ」
―そう言って私は魔法鍵を解き、ドアを開けた。・・・部屋はもぬけの殻だった。
窓ガラスは割られ、窓辺にロープが垂らされていた。
セティ 「逃げられた!!?」
―馬鹿な、窓は特注の耐魔法強化ガラスだ。エルウィンド程度では絶対に割れない。
フォルセティは私の手元にあるのに・・・何故だ?
ふと、机を見ると一枚の紙がピンで留められてあった。
魔道書の1ページだ・・・この文章には見覚えがある。
セティ 「レクスカリバーか!!」
―レクスカリバーとは、テリウス区における最強の風魔法、
以前セールスに来たララベルという行商から買ったものだ。
しかも、これは以前私が威力を増大させた改良版だ、
これならこの強化ガラスも打ち破ることは可能だろう。
どうやら兄上はこれを私の研究室から持ち出し、魔法を発動させて逃げたようだ。
紙の裏には、兄上の字でこう書いてあった。
『私は今も昔も、間抜けな吟遊詩人、まちがっても私を社長などと呼ぶな。
ゆえに私は仕事をしない、よって遊びに行く。
なんて完璧な論理展開、ということであとはよろしく。
れびんお兄ちゃんより (はあと)』
セティ 「なにが完璧な論理展開だ、遊びたいだけだろうがぁぁぁぁ!!」
―おもわず絶叫してしまった。
これのどこが完璧な論理展開なのだ?
はっきり言って意味不明、っていうか・・・ああもう、どこからツッコめばいい!!?
頭を抱えたくなったが、そんなことをしている時間すらない。
約束の時間までに竜王家にたどり着かない限り、我々は滅亡するのだ。
く・・・一体どうすれば・・・?
今度こそ、第4話(後編)へ続く
これはヤバいwwwwww
ラーナ様そんな事言っちゃらめぇぇぇぇ!!!
何と言う大戦の悪寒\(^0^)/
>>258-264 コレは『酷い有様です』をも超える『惨い有様』ですだwwwww
GJ!なんだが、シレジアに原子爆弾(という名の竜王家一同)が襲来する悪寒((((((;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
\(^О^)/
原作でのラーナとシグルドの会話を見て思ったんだが、
そんな盛大な挙式ならアルヴィスの嫁(つまりディアドラ)の名前位聞いてる
と思うんだが…ディアドラも記憶は無くしてるとはいえ、名前だけは覚えてたんだし
…現実にも、結婚式に行ったら新郎と新婦の名前は何度が聞くだろうし
何か後半チラシ裏でスマソ
ところで、何でロイはへっくんが嫌いなん?
リリーナに懐かれてるから
原作でのヘクトルとリリーナの関係は?
そしてエリとヘクの支援会話Bのテーマは?
>>268 だって彼はオナラ神拳つk(ザシュッ
…あれ?何かお花畑が見えるよ…?
>>269-270 サンクス。リリーナ関係か。
封印じゃあずいぶん慕ってるようだったからフシギだったが、ロイも男の子なんだなw
15章の過去ログってあります?久しぶりに来たから200くらいまでしか読めなくて・・・。
できれば保管庫にリンク貼って頂けたらうれしいです。
急かすようなことしてすみません。でもその暇な時で良いので・・・
雰囲気壊したかもしれないですね。お詫びにネタ置いていきます。季節はずれだけど・・・
セリス「今度、職場体験をすることになったんだけど・・・どこにしようか迷ってるんだ」
エリンシア「そういうことを言われても、仕事のことは私にはあまり・・・」
シグルド「セリスには、お菓子屋さんとか、ケーキ屋さんなんかが似合いそうだな」
ミカヤ「そうね!『○○屋さん』なんて、かわいい感じのところが似合うと思うわ!」
リーフ「もう完全に乙女って感じだよね」
アイク「『肉屋さん』はどうだ?」
エリンシア「肉屋さんだからって、お肉が貰えるわけではないと思いますわ、アイク」
アイク「・・・」
ロイ「・・・貰ってきてほしかったんだね、アイク兄さん・・・」
エリンシア「そういえばエリウッドちゃん達も、似たようなことがありませんでした?」
ミカヤ「そうそう!セリスほど悩んでる様子でもなかったけど。エリウッドは確か・・・」
エリウッド「僕は・・・コンビニに行ったんだ。」
セリス「どうしてコンビニなの?」
エリウッド「バイトの練習にでもなればいいと思って・・・。
余ったお弁当とかパンとかを分けてもらえて助かったよ」
エリンシア「そうそう。おかげで助かりましたわ。食費がいくらか抑えられて・・・」
リーフ「トゥー♪トゥー♪(中略)コンビニーエンスストーア♪」
ロイ「うわーリーフ兄さんがノリノリで歌い始めた!」
リーフ「(中略)綺麗なおねいさん!ノーブラですかーっ!?」
エリウッド「歌うのをやめるんだ、リーフ!」
リーフ「ごめん、ごめん、思わず歌いたくなっちゃって・・・」
ロイ「兄さん、後ろ、後ろー!」
エイリーク「ブラをつける必要もない程の大きさの胸を持つ女性を、侮辱するなんて許しません!!!」
リーフ「待ってよエイリーク姉さん!これそういう意味じゃn・・・ この人でなしー」
エフラム「落ち着けエイリーク!」
ヘクトル「止めに入るの遅くないか!?」
エフラム「お前にだけは遅いとか言われたくないな」
エリウッド「待つんだ2人とも!この忙しい時期に、家を壊すのはやめてくれ!!
今家を壊したら、新年早々赤字になってしまう!」
ロイ「・・・今じゃなければいいというわけでもないんだけどね」
エリウッド「年末年始くらい僕の胃を休ませてくれ!
このままじゃ、我が家の金運は大凶って、おみくじ引かなくてもわかるじゃないかあああああ!!!」
ロイ「エリウッド兄さーん!? 」
マルス「我が家のメンバーなら毎年大凶だと思うけどね」
ミカヤ「ごめんね、お姉ちゃんがしっかりしてないから・・・!」
エフラム「・・・俺は喧嘩なんかするつもりでいたわけじゃない。
セリスにコンビニで職場体験するのはやめろと言いたいんだ。」
セリス「どうして?」
エフラム「不良の溜まり場の代表格じゃないか!そんなところにセリスを行かせるわけには行かない!」
ロイ「不良の溜まり場の代表格って・・・確かにそんなイメージあるけど、それって夜なんじゃないの?」
エフラム「昼でも来るかもしれないじゃないか!」
ミカヤ「確かに絶対に来ないとは言い切れないわよね」
ヘクトル「そういえばお前は何処に言ったんだ?」
エフラム「幼稚園だ」
セリス「幼稚園の先生かぁ。楽しそうだなあ」
マルス「兄さんは期待を裏切らないね」
エフラム「何の話だ。 ・・とにかく、幼女に悪い奴はいない。セリスも幼稚園ならば安全だ」
ヘクトル「男の園児は眼中にないってか!ロリコン乙」
エフラム「そういうお前はどこに行ったんだ?ピザ屋か、そうか」
ヘクトル「まだ何も言ってねーよ!つーか何でピザ屋なんだよ、俺がピザって言いたいのか!」
エフラム「そうだ。わかってるじゃないか。 ピザ屋じゃないならどこに言ったんだ?」
ヘクトル「・・・お、俺は・・・」
エフラム「どうした言えないのか、やっぱりピザy」
ヘクトル「違うって言ってんだろ!」
マルス「言えませんよね。
希望調査書には、闘技場って書いておいたんだけど却下されて、おまけにあまりにも成績悪かったから、
担任の先生と仲のいい先生がいる学校で、『教師の職場を体験』という名で、
授業受けたり先生の手伝いしたりした、なんて・・・・・・言えませんよね!」
ヘクトル「うわああああマルス言うなあ! そもそも何で知っt」
エリンシア「ヘクトルちゃん!?そんなの姉さん聞いてませんわ!
お仕置きにぶっとばして差し上げますわー!!」
ヘクトル「この人でなしー」
エリウッド「知らなかったよ・・・ヘクトルがそこまで・・・問題児扱いを・・・フフフ、蝶サイコー!」
ロイ「わー精神安定剤だよ兄さんー!」
リン「私も同じ学校に行ってたけど全く知らなかったわ。マルスあんた・・・」
マルス「やだなあ。ただ先生に聞いただけですよ。
ところでリン姉さんの職場体験は、やっぱr ・・・ちょ、まだ何も言ってな・・・いたいいたい!」
リン「あ、ごめんごめん。つい・・・。 私は牧場に行ったわ。」
ロイ「リン姉さんにぴったりだと思うよ!」
リン「広い草原で、馬や牛達と一緒に過ごすの。あの風、日の光、草の匂い・・・たまらないわ」
リーフ「リン姉さんの顔がキラキラしてるね」
ロイ「あ、復活したんだねリーフ兄さん」
セリス「とっても楽しかったんだね、リン姉さん!」
リン「ええ。でも仕事は大変だったわ。力仕事が多くて・・・。でも、仕事が終わった後に見る草原の夕日は最高よ!」
マルス「じゃあセリスには向いてないかもね。リン姉さんなら、力仕事したって大して疲れな・・・・・・
・・・ちょ、痛いです痛いですリン姉さん折れr この人でなしー」
ロイ「兄さんわざとだよね」
リーフ「そうだよね」
セリス「僕には向いてないのかあ・・・」
アルム「僕にも聞いてほしいなあー・・・」
ロイ「アルム兄さん!これから聞こうと思ってました!」
リーフ(嘘だ!)
アルム「僕は畑に行ったよ。」
セリカ「アルムが働く姿、見たかったわ・・・!」
ロイ「え?一緒に行ったんじゃないの?」
セリカ「私は教会に行かなければならなくて。 そうだセリスもこの機会にミラ教に(ry」
アルム「あ、あのね!畑仕事は、とても時間もかかるし、大変な仕事なんだ。
だけど、一生懸命育てた作物を収穫する時は本当に嬉しい。すごくやりがいのある仕事だと僕は思うよ。」
セリス「何かかっこいい・・・!」
セリカ「かっこいいわアルムー!」
ロイ(よかったセリカ姉さんが元に戻って・・・!)
アルム「セリカだって綺麗だよ・・・!」
セリカ「アルム・・・」
アルム「セリカ・・・」
シグルド「KINSHIN KINSHI ―――!!!」
ロイ「アルム兄さんは野菜を育てているけど、セリス兄さんは花を育てる方が似合いそうだね」
セリス「僕、お花好きだよ!綺麗だよねー。」
リーフ「確かに野菜よりは花だけど、花を育てるより花屋で花を売っている方が似合ってる気がする」
結局セリスは、ダラハウさんのお花屋さんに行きましたとさ。
めでたし、めだたし。
おわりです。途中タイトルがぬけました、すみません。
リーフが歌った歌は、ブリトラ コンビニで探してもらえればわかるかと思います。
どうしてもエイリークにあのツッコミしてほしくて・・・。
エイリークは職場体験なさそうだと思ってます、校風的に考えて。
279 :
助けて!名無しさん!:2008/12/30(火) 18:43:38 ID:HoJJJpz+
>>275 花屋かあ、セリスにうってつけの場所さな。
>>275-277 兄弟のキャラがよく出てておもしろいわ、GJ!
しかし、セリスの花屋さん…お客さん殺到しそうだなwww
第4話 シレジア滅亡の危機(後編)
私は、兄上の部屋を出て、階段を駆け下る。
玄関のホールでは、すでに母上が支度を済ませていた。
ラーナ 「レヴィンはどうしたの?」
セティ 「逃げました」
ラーナ 「そ、そんな・・・ああ・・・」
セティ 「母上、お気を確かに。
大丈夫です、私が時間内に必ず連れ出しますので、
母上はお先に竜王家へ」
ラーナ 「わ、わかりました」
セティ 「ホーク、母上を竜王家へお送りしろ」
ホーク 「かしこまりました、ラーナ様、こちらへ」
セティ 「カリン、いるか!!?」
カリン 「は、はい、ここに」
―私が叫ぶと、シレジアに仕える天馬騎士、カリンが現れた。
セティ 「大至急、天馬を用意してくれ」
カリン 「既に用意はできております」
セティ 「そうか、では私たちも出発する」
―外に出て、カリンと共に彼女の天馬に乗る。
カリン 「それで、どちらに?」
セティ 「フュリーさんのアパートだ、大急ぎで頼む」
カリン 「了解、しっかりつかまっていてくださいよ!!」
―シルヴィアさんに会えない今、逃げた兄上が行くところといったら彼女の元しかない。
カリン 「セティ様、ここでよろしいですか?」
―10分後、アパートの前に到着した。
セティ 「君は少し待っていてくれ、すぐ戻る」
―天馬から降り、アパートの階段を駆け上る。
フュリー・・・シレジア四天馬騎士の1人で、兄上の恋人の「1人」である。
我々シレジア家とは幼い頃からの付き合いであり、
私やフィーにとっては姉代わり、いや、二人目の母といっても過言でない女性だ。
「っていうか、母親そのものだろ」というツッコミは勘弁して欲しい。
世代交代のあるユグドラルとエレブではどうしてもこういったズレが生じてしまうものなのだ。
目下、兄上にとっても本命と思われ、しょっちゅう彼女の家に転がり込んでいる。
もっとも、私もちょくちょく行っては愚痴を聞いてもらっているので人のことは言えないが。
セティ 「明かりはついている・・・やはりここか」
―彼女の部屋のドアの前に着いた。
ここで呼び鈴を鳴らしたら、確実に兄上は逃げるだろう。
彼女には悪いが、ここは奇襲だ。
ポケットから鍵をドアノブに差し入れ、ドアを開ける。
家族同然の我々のために、彼女がくれた合鍵だ。
一気に玄関から部屋に駆け込み、叫ぶ。
セティ 「あにうえええええええええ!!」
レヴィン 「セティ!?」
フュリー 「セティ、い、いくらなんでも、チャイムくらい・・・/////」
―予想通り、兄上はフュリーさんのところにいた。
セティ 「兄上、急な仕事です。行きますよ」
レヴィン 「ま、待てって、お前・・・」
セティ 「拒否、言い訳は一切認めません」
―そういって兄上の腕を引っ張り、引きずって玄関に連れて行く。
フュリー 「セ、セティ、どういうことなの?」
セティ 「フュリーさん、申し訳ないですが、説明している時間がありません。
これで失礼します」
フュリー 「え、ええ・・・」
―いくら家族同然の女性とはいえ、あまりに礼を欠いた振る舞いだったが、
あと30分以内に竜王家にたどり着かなければ、シレジアは滅亡するのだ。
だから、無礼を気にしている余裕はない。
そうだ、気にしてはいけない!!
私が踏み込んだ時、兄上とフュリーさんがベッドの中にいただとか、
なぜか2人とも裸だっただとか、
「あら、先に2人ではじめちゃったの?」と言いながら
姉のマーニャさんが浴室からバスタオル一枚で出てきただとか、
そんな些細なことは気にしている余裕は・・・ちきしょおおおおおおおお!!
わ、私なんて、未だにティニーの手すら握ったことないっていうのに・・・グス(涙)
今すぐこの放蕩兄貴を切り刻んでやりたいが、シレジア存続のためにこらえ、
ただただ引きずっていく。
レヴィン 「服ぐらい着せろって」
セティ 「引っ張られながら着てください」
レヴィン 「いくらなんでも無茶・・・って寒!!外めちゃくちゃ寒!!」
セティ 「火照った体と頭を冷やすのに丁度いいでしょ」
レヴィン 「凍死するわ!!」
―玄関を出て、階段を下り、カリンの元へ向かう。
カリン 「セティ様、時間がありませ・・・きゃあああああああ!!
な、ななななな、なんて格好しているんですか、
レヴィン様/////////////!!?」
―カリンが見たもの、それは、私に引きずられながらも、
かろうじてパンツだけは穿いた兄上だった。
風の王子もこうなると相当間抜けだが、彼女にとっては刺激が強かったらしい。
レヴィン 「だって、セティが有無を言わさず引きずるから・・・」
セティ 「兄上、残りの服を着てください、カリン、次は竜王家だ」
カリン 「は、はい///////」
―服を着た兄上と私が天馬に乗る。
セティ 「出発だ、急いでくれ」
カリン 「あ、あの、ひとつよろしいですか?」
セティ 「どうした?」
カリン 「レヴィン様、ああいう格好だったって事は、
その、やっぱりフュリー様と・・・/////」
セティ 「カリン!!急いでるんだ!!!」
カリン 「は、はいいい!!」
―20分後、竜王家の前に到着した。
セティ 「約束の時間の5分前・・・なんとか間に合ったな・・・」
ラーナ 「セティ、レヴィン、間に合ったのね」
レヴィン 「母上、聞きましたよ。またやっちゃったんですって?」
ラーナ 「う、うう・・・」
セティ 「兄上、今はそんなことを言っている場合ではありません。
いいですか、今回の非はこちらにあります。
徹頭徹尾、身を低くして謝罪をするのです。
シレジアの存亡がかかっているので、
軽率な言動は絶対に慎んでください、いいですね!」
ラーナ 「はい」
レヴィン 「へいへい」
セティ 「基本的には私が話しますので、余計なことは絶対に言わないように。
もしも、何か軽率な言動があった場合、その都度チェックし、
減点をしていきます」
ラーナ 「げ、減点?」
セティ 「減点1つにつき、来年の小遣い一か月分を没収、
つまり、減点12になれば、来年のお小遣いは一切無しとなります」
ラーナ 「そ、そんな・・・」
レヴィン 「そりゃないぜ、マイブラザー」
―我が家の生活費は全て私が管理している。
妹はともかく、母や兄までそんな様で、シレジアは大丈夫なのかとも思うが、
こういうときの脅しとしては非常に有効である。
セティ 「ホークとカリンはご苦労だった、屋敷に戻って待機してくれ」
ホーク・カリン「わかりました」
セティ 「それでは参りましょう。
いいですか、くれぐれも軽率な言動は慎んでください、
シレジアの存亡がかかっていることを、決してお忘れなく」
―我々3人は、竜王家の門の前に立った。
そこには、竜王家に仕える12魔将の1人がいて、我々を出迎えてくれた。
アインス 「シレジア家の方ですね、本日はようこそおいでくださいました」
セティ 「いえ、こちらこそ、母の無礼な言動、誠に申し訳ありません」
アインス 「我が主がお待ちです、どうぞこちらへ」
―アインスの案内で、我々は竜王家の敷地に足を踏み入れた。
中庭から屋敷に続く道の両脇には、戦闘竜の人間形態がずらっと並んでいた。
おそらく、我々との戦争にあつめた者たちだろう。
レヴィン 「へえ〜、こいつらが戦闘竜か・・・見た目は人間と変わらないんだな。
お、結構美人もいるじゃん、お姉さん、これから俺とどう?」
セティ 「兄上、減点1」
レヴィン 「うぐ・・・」
―先が思いやられる・・・。
アインス 「主を呼びますので、しばらくここでお待ち下さい」
―我々は応接室に案内された。
レヴィン 「この屋敷には久しぶりに入ったけど、
流石は紋章家一の資産家だな。
うちの屋敷よりも豪華なんじゃないか?」
セティ 「そうですね、私も詳しくはわかりませんが、
調度品や飾ってある絵画などは、相当高価なものでしょう」
ラーナ 「まあ、このお花、とっても綺麗。
見たことないけど、なんてお花かしら・・・?」
セティ 「母上、無闇に触らない方が・・・」
―パリーーーーーーン。
遅かった・・・母上が触った花と花瓶は床に落ち、派手な音を立てて割れてしまった。
セティ 「あーーーーーーー!!」
ラーナ 「きゃあああああああ!!」
ユリウス 「おい、なんの騒ぎだ!?」
セティ 「ユ、ユリウス・・・」
ラーナ 「えっと、あの、その・・・わ、割ってしまいました。
も、もうしわけありません」
ユリウス 「騒ぐな、どうせ安物だ、あとで召使に始末させる」
セティ 「す、すまない・・・あとで弁償しよう、
それと母上、減点1」
ラーナ 「ああ・・・」
ユリウス 「そんなことより、もうすぐじじい達が来る。
あらかじめ僕達が説得しておいたから、徹頭徹尾謝ってご機嫌を取れ。
そうすれば、少なくとも戦争は回避できるだろう」
セティ 「もとよりそのつもりだ、非はこちらにあるのだからな」
ユリウス 「特にそこの遊び人、余計な言葉は慎むんだぞ、
じじいのご機嫌を損ねたら、もうフォローはできないからな」
レヴィン 「俺だけ名指し〜?」
ユリウス 「お前が一番心配だからだ」
セティ 「何から何まですまないな、本当に感謝する」
ユリウス 「ふん、この年末に面倒なことを避けたかっただけだ、
別にお前達のためじゃない※」
※注 ユリウス君がここまで協力的だった理由(↓)
〜数時間前、竜王家〜
セリス 「ユリウス、遊ぼう・・・
って、あれ、な、なんでこんなに戦闘竜がいるの?」
ユリウス 「戦争の準備だよ」
セリス 「せ、戦争!!?ど、どこと!!?」
ユリウス 「シレジアだよ」
セリス 「レヴィンやセティのいるところと?どうして?」
ユリウス 「知らん、じじいが決めたことだ」
セリス 「ダメだよ、戦争なんかしたら。仲良くしようよ」
ユリウス 「僕には関係ない」
セリス 「そんなこと言わないでよ。
ねえ、ユリウス、何とかして、お願いだよ!!
(涙で潤んだ瞳、上目遣い、すがり付きの究極三連コンボ)」
ユリウス 「う・・・わ、わかった、一応じじいにかけあってやるよ」
セリス 「本当!!ユリウス、ありがとう!!」
ユリウス 「ば、ばか、抱きつくな!!!」
デギン 「そろわれているようだな」
―デギンハンザーが応接室に入ってきた。
それに続いて、ガトーとメディウスが入ってくる。
ガトー 「よくきたの、まあ、座ってくれ」
―テーブルを挟んで一方に我々シレジアの3人が、もう一方に三巨頭とユリウスが座る。
目の前に竜王家の三巨頭・・・こうしてみると圧巻だ。
レヴィン 「そういえば、竜王家の三巨頭って、まともに見たのは初めてだな。
デギンハンザーねえ・・・確かに髪が足り・・・ぎゃあ!!」
―言葉を言い切る前に、私は兄上の尻を思いっきりつねった。
デギン 「何か言いましたかな?」
セティ 「い、いえ、何も。それと兄上、減点2」
メディウス「減点?」
セティ 「こ、こちらの話しですので、お気遣いなく。
そ、それよりも、我が母ラーナの軽率な言葉により、
デギンハンザー様のお心を深く傷つけてしまったこと、
深くお詫びいたします、誠に申し訳ありません」
―そう言って、私は深く頭を下げた。
セティ 「さあ、2人も」
ラーナ 「何も考えず、あのような事を申して・・・
デギンハンザー様のお心を察することができませんでした。
今回のことはいくらお詫びをしてもしきれません・・・」
レヴィン 「申し訳ありませんでした、
母上に悪気はないのでどうかお許しを」
メディウス「うむ、どうやら3人とも反省をしているようだな」
ガトー 「デギンハンザーよ、ラーナ殿も悪気はなかったようだし、
こうして謝罪もした。
そろそろ許してやったらどうだ?」
デギン 「む、むう・・・」
ユリウス 「シレジアはフォルセティの末裔、すなわち、元は竜族、我々と同胞です。
つまらないことでいがみ合うより、両家の発展のために協力をすべきでは?」
デギン 「わ、わかった、たしかにわしも大人気なかったな。今回のことは水に流そう」
セティ 「ありがとうございます、寛大なお心に感謝します」
―はあああああああああ・・・体の力が一気に抜ける。
な、なんとか滅亡の危機は免れた・・・。
デギン 「ところで、セティ殿、少し話しに付き合ってもらえんかな
貴殿とは以前から話しがしてみたかった」
セティ 「ええ、喜んで」
ユリア 「あら、お爺様、どなたかいらっしゃってるのですか?」
―1人の少女が応接室に入ってきた、ユリアだ。
レヴィン 「よう、ユリア」
ユリア 「レヴィン様!」
レヴィン 「久しぶりじゃないか、しばらく見ないうちに美人になったな」
ユリア 「ふふふ、レヴィン様は相変わらずですね」
ガトー 「そういえば、おぬしら2人は知り合いだったの」
―そうだった、この2人、原作では親子同然だった。な、なんか嫌な予感が・・・。
ユリア 「幼い頃、レヴィン様にはよく遊んでもらいましたし、
それに、勉強や魔法についてもいろいろ教えていただきました」
レヴィン 「そんなこともあったなあ・・・
よし、これだけ美人になったのだから、
今度は色々と大人の遊びも教えてやらないとな」
ユリア 「まあ、レヴィン様ったら・・・」
ガトー 「・・・」
メディウス「・・・」
デギン 「・・・」
―ま、まずい、三巨頭が明らかに怒っている。
せっかく機嫌を直してもらったのに、このままでは・・・。
ユリウス 「怒怒怒怒怒怒怒怒怒」
―ユリウスもだ!!こっちは、ロプトウス取り出して臨戦態勢になっている。
デギン 「セティ殿」
セティ 「は、はい」
―デギンハンザーが身を乗り出し、周りに聞こえないよう、小声で私に声をかけてきた。
デギン 「正直なところ、わしは貴殿のことは評価している。
しかし、貴殿の兄、レヴィン殿については別だ。
当主としての責務を放り出し、放蕩の限りを尽くしていると、もっぱらの噂だが・・・」
セティ 「そ、そんなことはありません」
―嘘です。実際はそんなことあります、ありまくりです。
デギン 「特に、女癖が非常に悪く、
何人もの女子を口説いては弄んでいるらしいな」
セティ 「ソ、ソンナコトハアリマセン。
アニハタダ、ジョセイニヤサシク、シンシテキナダケデス」
―あまりに本音と違うため、口調も棒読みになってしまう。
デギン 「まさか、うちの孫娘もたぶらかそうと・・・」
セティ 「だ、断じてそんなことはありません。それは私が保証します」
―いくら兄上でも、妹(というより娘)同然のユリアに手を出したりはしないだろう。
し、しかし、この状況はまずい、非常にまずい。
セティ 「あ、あの、お手洗いをお借りしたいのですが・・・」
ユリウス 「部屋を出て、右の廊下をまっすぐだ」
セティ 「は、はい、では兄上、参りましょう」
レヴィン 「何だよ?男のトイレに付き合う趣味はないぞ」
セティ 「こなかったら減点10」
レヴィン 「お、お兄ちゃんも行きたくなっちゃったな〜」
―応接室を出て、ドアを閉めると、私は兄上を睨み付けた。
セティ 「兄上、あなたは何を考えているのですか?」
レヴィン 「シレジアの未来のために、当主として何ができるかついて」
セティ 「嘘つけ!!あんた一回もそんなこと考えたことないだろ!!」
レヴィン 「ソンナコトナイヨ〜イツモシレジアノコトデ、アタマガイッパイダヨ〜」
セティ 「台詞が棒読みですよ、ってそんな場合じゃなかった。
兄上、折角先方が機嫌を直したというのに、
それをぶち壊すようなことは控えてください」
レヴィン 「え、俺、なんかした?」
セティ 「ユリアを口説いていたでしょう」
レヴィン 「馬鹿、ユリアは妹みたいなもんだぞ、フィーと一緒だよ」
セティ 「しかし先方はそうは思っていないのです。
兄上のような人が女性に『大人の遊びを教える』なんて言ったら、
誰だって不安になります」
レヴィン 「信用ねえな、俺。
真面目に、一途に、誠実に、が俺のモットーなのに・・・」
セティ 「どの口がいうか!!どの口が!!」
―ほんの一時間前に裸の姉妹を侍らせてたくせに・・・。
レヴィン 「大体な、俺はガキには興味ないんだって」
セティ 「シルヴィアさんに手出したくせに」
レヴィン 「お前、それ、あいつの前で言ったら殺されるぞ」
セティ 「でも、実際、かなり年下の女性にも手を出してるでしょう?」
レヴィン 「そうでもないって。俺の好みはもっと、こう・・・」
???? 「もっと、こう・・・何ですか?」
セティ・レヴィン「!!!!!!」
―突如、我々の後ろから声がした。
私と兄上が後ろを振り向くと、そこには一人の女性が立っていた。
ビロードの様な、くせのない紫色の長い髪、
一点の穢れもない純白の肌、
エメラルドとルビーを埋め込んだかのような、色の違う瞳、
この世のものと思えない美しさに、私も兄上も息を呑んだ。
???? 「あ、あの、すみません、驚かせてしまいましたか?」
セティ 「い、いえ、そ、そんなことはありません。
あ、あの、失礼ですが、竜王家の方ですか?」
イドゥン 「はい、私、竜王家の次女、イドゥンと申します」
セティ 「これは失礼しました。
私はシレジアのセティ、こちらは兄のレヴィンです」
レヴィン 「レヴィンだ、よろしくな」
イドゥン 「シレジア・・・確か紋章町の中でも最北端の地区でしたね」
セティ 「ええ」
イドゥン 「私、一度も行ったことがないんです。
何でもこの季節は見事な銀世界だそうですね」
レヴィン 「同じ町だからたいした距離じゃないぜ。
それなのに一度も行ったことないのか?」
イドゥン 「私、ずっとこの屋敷の中で育ちましたから、
外の世界のことがほとんどわからないのです」
レヴィン 「ずいぶんな箱入だな・・・よし」
―兄上がイドゥンさんに近づいた。とてつもなく、嫌な予感がする。
レヴィン 「なあ、イドゥン、外の世界、見てみたいか?」
イドゥン 「え、あ、はい」
レヴィン 「よし、じゃあ、俺についてこいよ。
今から色々と見に行こうぜ」
―やっぱり!!
セティ 「ちょ、ちょっと兄上」
イドゥン 「え、本当ですか!!?」
レヴィン 「ああ、シレジアだけじゃなく、
色々と面白いものを見せてやるよ」
イドゥン 「嬉しいです」
レヴィン 「お、笑ったな。
すました顔より、よっぽど可愛いぜ」
イドゥン 「レヴィン様・・・」
レヴィン 「レヴィンでいいって」
イドゥン 「はい、ではレヴィン、私を外の世界に連れて行ってください」
レヴィン 「ようし、早速出発だ!!」
セティ 「待ってください、兄上!!」
レヴィン 「セティ・・・」
―急に兄上が真剣な表情をする。
セティ 「な、なんですか、急に・・・?」
レヴィン 「俺の好みって言うのは、こういう人の事をいうんだ。
ということで後は頼んだよ〜」
―そういって、兄上はどこかから杖を取り出し、イドゥンさんにかざした。
すると、イドゥンさんは光に包まれ、その場から消えた。
間伐入れずに兄上は手を上にかざすと、兄上も光に包まれ、その場から消えた。
しまった、リターンの杖とリターンリングだ!!
こういうときだけ用意周到に立ち回りやがって・・・・。
???? 「・・・・・・イドゥンは、どこに行ったのじゃ?」
セティ 「・・・」
―不意に背中の方から声がするので、恐る恐る振り返ると、
そこにはこの世のものとは思えない闘気をまとった三巨頭が立っていた。
セティ ( ゚Д゚)
ガトー 「レヴィンという男、紋章町でも指折りの女たらしだと聞いたが・・・」
メディウス「その男がイドゥンをたぶらかしたとは・・・」
デギン 「セティ殿、これはどういうことですかな?」
セティ 「え、いや、あの、これは・・・」
ラーナ 「もうレヴィンったら本当に手が早いんだから。
この前もグランベルのお嬢さんに同じようなことを言って、
結局朝まで帰ってこなかったのよねえ・・・」
セティ 「ははうえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
―あ、あなたは、火に油を注ぐようなことを・・・!!
ガトー 「ほう・・・」
メディウス「そうか・・・」
デギン 「よくわかった・・・」
セティ 「あ、あの、こ、今回はそんなことはないので、ええっと・・・」
ユリウス 「はぁ〜〜〜、セティ、あきらめろ。
じじいどもの爺馬鹿ぶりは筋金入りだ。
とくにイドゥン姉さんについてはな」
セティ 「ユリウス!!」
デギン 「セティ殿、我が竜王家は、只今を持ち、
シ レ ジ ア へ 戦 線 を 布 告 す る !!」
セティ 「そ、そんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
―そこから先は地獄だった。
まず、私は三巨頭を必死で説得し、イドゥンさん捜索のために紋章町中を駆け回った。
数時間後、エレブグランドホテルで兄上とイドゥンさんを発見、
幸い、まだレストランで食事中だったため、イドゥンさんの貞操は守ることができた。
ただし、兄上のポケットからはスイートルームの鍵が出てきたので、
間一髪であったのは間違いない。
シルヴィアさんに連絡し、兄上の身柄を引き渡した後、イドゥンさんを竜王家に送った。
イドゥンさんが無事だったこともあり、シレジアが多額の賠償金を支払うことを条件に、
なんとか三巨頭に許してもらい、宣戦布告は取消された。
セティ 「うう、なんでこんなことで、出費をしなければならない・・・」
―払えぬ額ではないが、会社に対して説明しなければならない。
なんと説明すればいい?
兄がナンパをした慰謝料ですと言えというのか?
ああ、もう、どうしよう・・・。
兄上と母上は一生小遣いゼロということだけは確実だが、
ほかの事は本当に頭が痛い。
会社への説明を考えなければならないし、
会計を修正しなければならないし、
地位を狙う親戚達にも、格好の材料を与えてしまったので
その対処も考えなければならない・・・。
セティ 「これは当分徹夜だな・・・」
とぼとぼと我が家に帰りながら途方にくれる私の頬を、
シレジアの北風が通り抜けた。
嗚呼、今日もシレジアの風が涙に沁みる・・・。
最終話に続く
レヴィンがド畜生すぎるwwwwもう埋めるしかねぇwwww
頑張れセティ!
誰かレヴィンをどうにかしてくださいw セティ頑張れ!!!
GJでした、続き待ってます
>>290 ありがとうございます、見れました!
普通にググれば良かったですね・・・すみません。
超GJ!面白すぎる!
続きが楽しみです
てかいつも思うんだが、イドゥンこのスレで贔屓されすぎじゃないか?
>>292 原作がラスボス(笑)だからまあ許してあげて・・・
ただ喧嘩イクナイと思っただけなのに捕われ人体改造され1000年間放置プレイされたあげく
ありえない強さの特効武器に反撃すら許されずなぶり殺され下手すりゃラスボスにすらなれないという
シグルド並かそれ以上の薄幸さだからじゃないかなw
GJ!セティは好きなキャラなので毎回楽しみで待ってました
ここまでくるともうフォルセティ(笑)って呼びたくなってしまう
最終章でセティがどうなるか楽しみです
>>275-277 GJ!
セリスにはぴったりの場所だな。お花を売る姿や店先でお花に水をやる姿が様になっていると思うし。
……ごめんなさい、最初お花売りって違う意味のお花想像しましたw
>>281-288 GJ!
もうセティの立場が可哀想すぐるwww胃薬いくらあっても足りねーぞこれw
レヴィン兄さん羨ましいぞw
>>275 セリスがしゃがんで花に水あげてる姿とか、もうね
誰か!!誰か絵に!!
>>281 ・・・
胃袋ぶっ壊れ同盟
セティ・クレイン・エリウッド
反省します
>>297 I(胃薬が)I(いくら有っても)T(足りません)同盟ですね、分かりますw
…その同盟にレイヴァンを加えてや ら な い か ?(カレイヴァンマン&苦労人的に考えて)
>>281-288 セティwwwwww作者相変わらずGJ!
レヴィンいい加減にしろやwwwてか貴様が羨まし過ぎるwww
…ちょっと
>>289と一緒にレヴィンを埋めてくるノシ
リンとマルスが好きすぎて初投下。
過去ログ全部読んでないので、似たような話あったりしたらスミマセンorz
なんとか年内に投下したかったんだ…
その日の家の中は、とても静かだった。
年末年始、せわしなく回る世間とは全く違う世界に存在しているかのようだ。
扉の蝶番が悲鳴をあげ、冷えた床に足指の先が怯えている。
今まで何とも思わなかった出来事をひとつひとつ辿り、マルスは居間へと向かった。
「遅かったわね」
長い緑色の髪を靡かせ、振り向く姉。
普段ならすかさず悪態をつくところだが、弟は黙って着席した。
異常なまでに静か、というよりも、この家が静かということ自体異常事態だ。
だからきっとその異常な空気にあてられたのだろう。少し冷めてしまった朝食に手を伸ばしながら、
「妙に静かだけど、皆は?」
と訊ねた。
「買い物に出かけたみたい。セールだ福袋だって忙しい時期だもの」
「せっかくの機会なんだから、一緒に行けばよかったのに。
新しい服が欲しいとか言ってなかったっけ」
少々の間があって、リンはマルスの真正面、そこからすこし右にずれた場所に座った。
温かいお茶が食器の横に並ぶ。湯気と息が白く混じるのを見て、漸く暖房のついていないことに気が付いた。
「姉さん達が適当に見繕ってくれるわよ」
皆大急ぎで出て行ったのだろう。年越しくらいきれいな部屋で、と全員で丸一日かけて片付けた居間は、
既に強盗にでも入られたかのような惨状だ。
マルスは今朝の献立をとても簡素なものだと感じたが、これはもしかしたら普段通りのメニューかもしれない。
寒い朝、二人きりの静まり返った家で、冷えたご飯を食べて、美味しく感じるはずもない。
「そういうあんたこそ、どうして行かないのよ」
「一人でのんびりしたいと思ったんだよ。よりによって、一番邪魔なのが残っちゃったけど」
「そうよね、ごめん」
最低でもビンタ一発、最悪暴力フルコースをお見舞いされると思っていたマルスは、
思いがけないリンの言葉に、米粒が喉へと引っかかり、大きく咳き込んだ。
無論、本当に引っかかったわけではなく、驚きのあまり飲み込むのを忘れてしまっただけではあるが。
やはり彼女も異常な空気に呑まれたのだろうか。随分と細い、女々しい声だった。
「何かあったの、…冬太りなら気にすることないよ、野生の獣は冬になると脂肪を溜め込むのが常だからさ」
まだ半分ほどご飯が残った茶碗を置いて、不安げに顔を上げる。
心なしか沈んだ表情を歪ませて、リンは苦笑してみせた。
「なんでもないの。ちょっと調子が悪いだけよ。
あーあ、あんたなんか放っといて一緒に出かければよかったなー…」
以降二人は暫く口をつぐみ、
一刻も早く家族が戻り、重たい沈黙を誰かが破ってくれるのを、じっと願っていた。
「今年もいっぱい買いましたわー! 大家族だと"お一人様制限"なんて無いに等しいのが利点ですわね」
「買ってもすぐ消費するから、得にはならないけどね。プラスマイナスゼロハッハー」
陽が空の中心まで昇った頃、いつもの喧騒が帰ってきた。
どれ程の時間沈黙に押し潰されていたのか、時計を見る余裕もなかった二人にはわからない。
「騎士様やサザにも協力してもらったから、ギリギリプラスになると思うわ」
「サザさんはともかく、あんな鎧でレジに並ぶのは罰ゲームだよ…
あれ? 暖房もつけずに何やってるの、って言うかどっか出かけてると思ってた」
器用に足で開けられた扉の向こうから、ぎゅうぎゅうの紙袋を両手いっぱいに抱えて、ロイを始めとした兄弟達が顔を出す。
「部屋が荒れてるな、また例の姉弟ゲンカかー?」
「ヘクトル、あの棚は君がひっくり返したんだよ。あっちの机はエフラムだ、あれはアイク。
そしてその後始末はみんな僕がやるのさ…ふ、ふふふふふ」
「私も、いえ皆できちんと片付けますから、渇いた笑みを浮かべないでください」
マルスは慌ててぬるいお茶と茶碗の中のご飯を一気に口へ詰め込み、空になった食器を流し台へぶち込んだ。
大分古くなったストーブにライターで火を点けて、シグルドが笑う。
「灯油を買うお金くらいはあるんだ、変な気を使う必要はないぞ」
女性陣と、違和感なく溶け込むセリスが紙袋の中身を引きずり出す。
おちついた色合いのコート、ふわふわのスカートや暖かそうなニットの帽子。
シーツやカーテン、調理用具など、多種多様な品物が次から次へと奇術のように現れる。
「この青い手袋はアルムのよ。ほら、わたしとお揃い」
奇術師の気味の悪い仮面のような形相をしたシグルドはさておき、床一面に広げられた戦利品を
皆が思い思いに手に取る。自分の趣味に合わないものも、他の兄弟にはぴったり合うことが多いので、
値段のみを見て適当に商品を購入しても、後々悔やむことはまずない。
全面に手槍マークが印刷されたシャツを片手に、エフラムがマルスに訊ねた。
「おまえ、頑なに外出を拒んだと思ったら、結局昼近くまで寝ていただけか?
体調崩したなら早めに、誰にでもいいから教えるんだぞ」
「わかってるよ。それよりリン姉さんが−−…」
いつもの通りからかおうとしたが、やめた。
視線の先で、ほんの数分前まできつく口を閉じていた姉が、これが似合う、かわいいと楽しそうに笑っている。
不愉快である、が、それ以上に自分の言動に虚しさを覚えていた。
「姉さんがどうかしたの?」
きょとんとした顔で尚問いつめようとするリーフを、ロイはそっとたしなめる。
「どうせ何もしなくてもあとで酷いとばっちり喰らうんだから、
兄さんは下手な詮索とかしない方が延命になると思うな」
「あ、うん…何年経ってもオチ読めなくてごめんね、ハハハ…」
今回はここまで。緊張で手がふるえる(´・ω・`)
きっと長くても3回くらいで終わるはず。
>>299 この兄弟スレのリンとマルスは自分も大好きだ。
GJありがとう! 続きをwktkして待ってるよ。
>>299 おとなしいリンもいい感じですなwww
GJ!続きまってます
で、過去スレ見て思ったんだけど
ルゥとレイにとってもロイド達は「お兄ちゃん」になるのか?
(ニノがルゥ、レイの姉という設定が依然あったので)
305 :
304:2008/12/31(水) 18:12:40 ID:dMVnb2Wh
×依然
○以前
レイに全体力吸われてくる
明けましておめでとう。
今年もネタで溢れればいいんだが。
あけおめです
>>299 GJです!いつもと違う感じなのでwktkしてます。
続きが楽しみです。あと被ってる感じは今のところないけど、
似たような話があってもおkだと思います
>>304 つリフ
ニノがルゥ、レイの姉の設定はあるし、ロイドたちの妹の設定もあるけど、
このスレは基本的に「主人公が兄弟(兄弟の順番はできれば守って欲しい)」
そのほかは自由だったと思うから、書く人の好きなように書いてもらっていいと思います。
個人的に言えば、ロイドたちがルゥレイの兄なのは違和感あるかなあ
あおころ。さて、肉でも食うか。
309 :
304:2009/01/01(木) 11:30:55 ID:oE1X7j8u
>>308 略しすぎだアイクwww
>>307 おk。もし俺が思った設定を使うとしたら
ロイド「あけましておめでとう。」つ封筒×3
ライナス「ほら、お前達お年玉だ」つ封筒×3
ニノ「わーありがとうお兄ちゃん!!」
ルゥ「ありがとう、兄さん」
レイ「ああ、ありがとう兄貴」
って感じになるのかな、お正月のワンシーン
略しすぎワラタw
>309
ん?そうすると、黒の牙一家とカナスさんちは親戚ってことになるのかな?
お正月の風景イイ!
昨日年末に放送された番組一覧
6:00〜 紋章町ニュース ニュース内容の一例↓ 視聴率22.3%
『【邪魔者は】年末大バーゲン中兄弟家のエリンシアが傷害罪で逮捕ッ!【アミーテ殴打】』
『流星軒の女将アイラさんじゅうななさいに年齢詐称疑惑!?』
『お年玉に最適?エフ☆イー☆王!用構築済みデッキ・《世界ひろしの降臨》の発売が決定!!』
『紋章町BBSの雑談スレが30,000スレ突破』
7:00〜 ビラク&レヴィンに学ぶ同性の落とし方/100のコツ! 視聴率0.0001%
8:00〜 ドキュメンタリー:ヤアン先生に学ぶ人竜戦役の真実 視聴率33%
9:00〜 ディアドラえもん: 視聴率25.5%(←シグルド&録画で見たセリス含む)
アッー!して、イズカちゃんの風呂覗いて、酷い有様ですと言って、
ディアドラえもんと一緒にドラ焼きを食べて年越し3時間半スペシャル!!
9:00(別チャンネル)〜 今世紀最強の対決!!?
ガチムチセリス&ユリウスVSアイク&漆黒の騎士 視聴率50%
勢いで書いてみた。まったく反省はしていない
ちなみに名前欄の金額は私から兄弟家へのお年玉だ。受け取って欲しい
レヴィン「お前たち、お年玉だ。」
フュリー「大切に使うのよ。」
フィー「わーい、お父様お母様ありがとう!」
セティ「宝物にします。」
レヴィン「ははは。ほうら、もっとあるぞ。」つ20億ゴールド
フィー「どひゃー」
セティ「何に使うか迷うな。ここは貯金かな。」
フュリー「何を言っているのセティ。これは今月の生活費よ。」
セティ「…はい?」
レヴィン「俺とフュリーは今から出張でイリアに行ってくる。」
フュリー「だからフィーのこと任せたわよ。」
フィー「あたしは大丈夫よ。今日からアーサーの家に一週間泊まるから。」
フュリー「まあ、仲がいいのね。それじゃ、行ってきま〜す」
レヴィン「セティ、独りは寂しいかもしれないが…お土産いっぱい買ってくるから我慢してろよ。行ってきま〜す」
フィー「それじゃあ、あたしも行ってきま〜す」
バタン・・・
セティ「…くそおおおおおお!」
涙目グリーンのお店
アーダン「はあ…結局今年も独りで初詣か」
サザ「ミカヤは家族で餅つきしてるし」
ウォルト「僕は明日から補習だ…」
セシリア「ロイは補習に来ないし…」
セティ「…やあみんな……」
サザ「どうしてアンタがここにいる!」
セティ「はあ…新年早々両親は出張という名の雪国バカンスに、そして妹はあの男と家でバカンス…はあ…ブツブツ」
アーダン「セティ…お前も苦労してるんだな。」
ウォルト「僕たちだけが涙目なのかと思っていたら…世界はひろかった」
セシリア「マスター、私たちからあの方に一杯、お願いね。」
ル○ージ「ok」
サザ「セティ、といったな。何かあったらいつでも俺たちに頼れよ。」
アーダン「いつでも力になるぞ。」
セティ「みんな…ありがとう…」
セティは新年早々、人の暖かさを改めて実感したのであった。
終わり
ピコピコ……
ロイ「あれ、兄さん何やってるの?」
マルス「パワ〇ロだよ。」
ロイ「ああ、あの野球選手を育てられるモードがあるやつ?今育てているのは……シグルド兄さん?」
マルス「そうそう。出来るだけ家族の皆に近付けるようにしているんだ。」
シグルド投手特殊能力・寸前×
思いついたので書いた。
前に似たようなのがあった気もするが、反省も後悔もしていない。
とうとうミカヤがニン○リで『サザガード』を発動させてしまった。
この中に犯人なんて居ない…よな。
さて、サザを慰めてくるか。
>>311 ディアドラえもんのタイトルが既にひどい有様ですwwwGJ!
あと兄弟家は人数多いから、せっかくのお年玉だけど一人100円くらいしか貰えないな・・・
>>312-313 GJ!別のネタでもいつも涙目のセティかわいそうすぎるw
涙目グリーンのお店に来れるようになってしまったのですね・・・
会社でのアルヴィスの直属の部下って、アイーダやヴァハを筆頭に華やかそう。
逆にシグルドはむさ苦しそう。
でもシグルド兄さんは男女問わず人望あるんだろうな。
セリカ「『…あるんだろうな。』BBSに送信っと。」
アルム「やれやれ。(苦笑)」
新年なので、リクエスト形式でネタを一つ書こうと思う
皆さんには、この中(↓)の題材からドレか一つを選んで欲しい
(1) 手違いでイドゥンさんがロイの中学校の保健室の先生になるネタ
(2) 流星軒での一騒動ネタ
(3) AKJ対OIOの骨肉な争いネタ
(4) シグルドとアルヴィスのディアドラ争奪戦三本勝負ネタ
>>319 さぁ、早く1のネタを書く作業に移るんだ。
書く気があるんならリクエストなんか求めてないで
いっそ全部書けばいいと思うよ
正月だし
−七色家族−
紋章町の日が暮れる。誰かが吹っ飛んだりする無茶苦茶な町にだって、時の流れはある。
夕刻になれば誰もが戦いの手を休め、帰るべき家へと向かう。安らぎが町を包む。
その一角、最も騒がしい主人公一家。ここにだって静かな時間が流れる。
ねぇ、ミカヤ姉さん。
「あら、ロイじゃない。わざわざ私の部屋に来て、どうしたの?」
ちょっとだけさ、よく分からないかもしれないけど、聞いてほしいんだ。
「私でよければ聞くけれど」
僕たち兄弟は皆髪の色が違うじゃないか。それで考えたんだよ。
皆の髪の色からどんなイメージができるかなって。
「・・・ふぅん、どんな風に?」
例えばミカヤ姉さんは銀色だから、皆の月みたいな感じかな。
表立って皆を引っ張るわけじゃないけど、いつでも支えてくれてたじゃないか。
だから、真っ暗い夜を照らしてくれる、お月様。太陽じゃないけど、明るい。
「そんなに煽てたって何もでないわよ。でも、それなら正しく貴方は太陽かしら。
いつでも明るく、家族を暖かくしてくれる。一番年下だけどね、誰よりも輝いているの」
そうかなぁ。僕はそこまで凄くないよ。
「事実よ。あ、エリウッドも同じ色だけど、私としては夕焼けみたいな感じね」
うわ、それなんだか分かる。さんさんとしてないけど、静かで、柔らかい感じ。
「イメージも一致。やっぱり、あの子はそういう子かしらね」
じゃないかな。次に思いつくのは・・・水色。エフラム兄さんとエイリーク姉さん。
「二人はどう違うの?」
色の通り『水』のイメージなのは共通。でも、種類が違うんだ。
エイリーク姉さんは渇きを潤して、命を育む水。自然と皆を癒してくれる。
エフラム兄さんは何にも濁らない、透き通った水。自分のありのままであり続ける。
「なるほど。他にはずばり」
緑は緑でも三者三様。だから、エリンシア姉さんとアルム兄さんとリン姉さん。
エリンシア姉さんは草花の緑。心を和ませてくれる、当たり前の風景。
アルム兄さんは山渓の緑。力強くて、生命力が溢れてる。
リン姉さんはやっぱり草原の緑。深い色合いは風が自由に走る広大さ。
「自然を示す緑でも三者三様、と」
それでね、セリカ姉さんの桃色はあったかい、皆を包む日差し。太陽じゃないよ?
リーフ兄さんの茶色なら、大地の色。目立たないけど、誰よりも大きな存在。
あとは一番多い青色の人たち。似た色だけど、これまた違う。
「へぇ〜、どういう風に?」
シグルド兄さんなら海。時に荒れることがあっても、深く澄んでる。
アイク兄さんは炎。青いと熱くなさそうだけど、実際は凄く熱いんだ。
ヘクトル兄さんも海かなぁ。でも、シグルド兄さんと違って荒波を立ててる。
マルス兄さんなら夜。よく見えないけど、なんとなく安心できる。
セリス兄さんは空。天真爛漫で、どこまでも広がって、何でも包んでくれそう。
「なるほどなるほど。それにしても、随分と詳しく話せたわね」
あ、これずっと前から考えてみてたんだ。
皆色が違うけど、それなら皆の色はどんな物を表す色なんだろうかな、って。
冗談のつもりだったけど、これが結構イメージが広がって。
・・・・・・実は最近、いや、ずっと前から考えてることがあったんだ。
「心配事? それとも何かあったの?」
正直――僕たち兄弟は似ていないな、って。
そもそも同じな筈の色や瞳の色が色々でさ、とても、不思議だった。
シグルド兄さん、アイク兄さん、ヘクトル兄さん、マルス兄さん、セリス兄さんはみんな青い髪。
エリンシア姉さんとアルム兄さんは緑で、リン姉さんはそれよりもっと深い色。
エフラム兄さんとエイリーク姉さんは水色。僕とエリウッド兄さんは赤。
そして、ミカヤ姉さんは銀、セリカ姉さんは桃、リーフ兄さんは茶色。
いくらなんでも色鮮やかすぎじゃないかって。本当に血の繋がった家族なのかなって。
「――そうね。一番上の私も、疑いたくなるときもあったわ。だけどね」
だけど。
「そんなのどうだっていいじゃない」
は? え、あの、姉さん、そんないきなり回答を丸投げされても。
「ちょっと言い方が極端だったわね。別にあなたへの答えを拒否するつもりではないわ。
ただ、血が繋がっている・繋がっていない、それだけが家族を示すものだと思う?」
・・・・・・・・・・・・。
「一緒に過ごして、時間を共有して、一番沢山の思い出のある存在。
誰よりも分かりあうことが出来る、それが家族じゃないかしら」
たしかに、姉さんの言うとおりかもしれない。
「あれだけ話せるのは、それだけ相手を知っているってことよ。
似てなくたって、こんなに兄弟のことを分かってるじゃないの」
うん、そういえばそうだ。
「それで十分。どんなことがあっても私たちは家族よ。似てなくたって、今まで家族だったでしょう?」
うん、まぁ、確かに。兄さん姉さんがいる、家族。皆で生活してきた、当たり前の家族。
似ていないことなんて、そこまで気にする必要はないかもね。
「分かれば宜しい。気にする気持ちは分かるけど、考えているだけ無駄なこともあるわ。
せっかく皆で暮らせているのだし、今は気にしないでのんびりといきましょうよ。
・・・・と、なんだかはぐらかしちゃった感じもあるけど、これが私の考えよ。どうかしら?」
あはは。ありがとう、ミカヤ姉さん。
「「み ん な あ つ ま れ ー !」」
「この号令はアルムとセリカ? あぁ、もう夕食なのね。行かなくちゃ」
うん。呼ばれたからには行かなくちゃ。早くしないと兄さんたちに夕食を取られちゃう。
昔から、不思議に思っていたことがある。僕たち兄弟は似ていない。
ほかの兄弟と違って、髪の色や瞳の色が多種多様で、それが不思議でしょうがなかった。
シグルド兄さん、アイク兄さん、ヘクトル兄さん、マルス兄さん、セリス兄さんはみんな青い髪。
エリンシア姉さんとアルム兄さんは緑で、リン姉さんはそれよりもっと深い色。
エフラム兄さんとエイリーク姉さんは水色。僕とエリウッド兄さんは赤。
そして、ミカヤ姉さんは銀、セリカ姉さんは桃、リーフ兄さんは茶色。
いくらなんでも色鮮やかすぎじゃないか。本当に血の繋がった家族なのか。
不安だったんだ。もし、血のつながっていない、赤の他人の集まりだったらどうしようって。
分かっていたんだよ? もしそれが分かった所で何になるわけでもないってさ。
ミカヤ姉さんと話してよかった。どんなことがあっても、僕たちは家族なんだ。
「おっ、今日は焼肉!? 豪k・・・兄貴肉取るのHAEEEEEEE!!」
「流石は兄上だ・・・・・・俺も負けてられんな」
「食べれるだけ食べておかねば、次にいつ食べれるかわからないからな」
「ちょ、アイク兄さん食べすぎ自重! ヘクトルもエフラム兄さんもそれに対抗しないっ!!」
「とか言ってリン姉さんは自分の分の肉があだだだだだだ止めて止して関節技は許して」
「ほほほほほほほ誰が肉付きのいいおばさんですってぇぇぇぇえええええ!?」
「わぁ、マルス兄さんからメキメキって音がするね。ホルモンいただきまーっす」
「それより誰もあそこまで言ってないんだけど。ってセリス、それ僕のだよこの人でなしーっ!」
「で、誰も助けないんだ・・・あぁ、皆お肉ばっかり! 野菜も食べてっ!」
「ええ、肉類を食べるならその分野菜類もきちんと食べるべきです!」
「僕もエイリークに賛成だね。でも僕は胃が弱いから、そもそもお肉はあんまり・・・・・」
「大地母神ミラ様、今日も無事家族と食卓を共に囲めたことを感謝します―――」
「シグルド兄様、お酒は飲まれますか?」
「ああ、頼むよエリンシア。そんなに飲まないから缶一本だけ頼む」
騒がしくて、家もよく壊れて、紋章町一目立つのが僕の家族。
だけどこうやって皆で過ごして、笑ったり泣いたり、喧嘩もする普通の家族。
横を見れば嬉しそうに微笑んでいるミカヤ姉さん。僕はこんな良い家族に囲まれて幸せだ。
皆と家族で、本当に良かった。
えー、変な区切りかたしてすみません。初心者が投稿するもんじゃない・・・・・・orz
なんとなく、主人公兄弟の髪の色へのイメージを書きたかっただけです。
このスレは初心者とか関係なく、寝た職人さん大歓迎のスレだと思うよ
髪の色のイメージ、みんなぴったりだと思う。
同じ色もいるから難しそうだけど、個性出てていいと思うよ!GJ
アルムは緑なのか青なのか迷ってたんだけど、一般には緑として知られてるの?
>>323-325 ほのぼの癒された!GJ!
色のイメージもぴったりだと思う。
アルムの髪の色はゲーム画面は青で、パッケージは緑とかじゃなかったっけ?
資料少ない上にそんなあいまいだから、よく迷うんだよなー…
wikiの投票コーナー、好きな組み合わせが「アイクとミカヤ」がダントツなんだな。
「さかあがり」でこの二人が好きになったのかしら?それともシグルド発狂的な意味で好きなのだろうか?
恐らく前者だろうと思うが。
>>328 でしょうね。あの話は感動した
もしかしたら分からない人いるかもしれないけど(それについてはごめんなさい)
兄弟家が某無双ゲームをやるとしたらこんなメンバーになると予想
(ミカヤとエイリークとシグルドとロイは分からなかった)
エリンシア 甘寧、宮本武蔵、前田慶次
アイク 真・遠呂智、本多忠勝・関羽
エリウッド 曹不、孫権、孫策
ヘクトル 典偉、徐晃、柴田勝家
エフラム 大喬、ガラシャ、卑弥呼
リン 孫悟空、陸遜、くのいち
アルム 浅井長政、周喩、劉備
セリカ お市、小喬、孫尚香
セリス 太史慈、上杉謙信
マルス 曹操、織田信長、太公望
リーフ 濃姫、月英、阿国
エフラムのとこが書きたかっただけ
分かる人に対しては反省も後悔もしない
330 :
329:2009/01/05(月) 11:25:57 ID:R3n+IRQj
あっセリスのとこ二人だけだ
訂正
セリス 太史慈、上杉謙信、黄蓋
かかってこいよフォルカ!!!!!!スレの504を兄弟スレ用に改変してみた
『歴代FE主人公兄弟スレビンゴ』
┌─┬─┬─┬─┬─┐
|1 | 2| 3| 4| 5| 1 ひろしキタ-----!! 2 イドゥンさん 3 AKJ 4 エイリーク貧乳 5 紋章町BBS
├─┼─┼─┼─┼─┤
|6 | 7| 8| 9|10| 6 ピザ 7 身の程を弁えよ 8 四人娘 9 肉 10 KINSHINは許さんぞぉぉぉ!
├─┼─┼─┼─┼─┤
|11|12|●|14|15| 11 ミラ教大信者 12 酷い有様です 13 ● 14 このひとでなしー! 15 蝶サイコーッ!
├─┼─┼─┼─┼─┤
|16|17|18|19|20| 16 フラクラ 17 KINNIKU! 18 お姉さんッ! 19 FETV 20 涙目グリーンの居酒屋
├─┼─┼─┼─┼─┤
|21|22|23|24|25| 21 性別:セリス 22 影薄い 23 世界ひろしと言えどもな 24 胃薬 25 メタ的会話
└─┴─┴─┴─┴─┘
./l-lヽ
ゝ| .V |lヽ うむっ……つまり、それにまつわるSSネタやAAが投下されると
ヽY /.| ヽ ↑のようにビンゴに穴が開く仕組みと理解した。
/ ミ彡l \ ちなみに言葉自体が上にそっくりではなくとも、意味合いさえ同じなら
~∪ヾ∧.l ∪ヾ コレにはカウントされるようだ。例:11のフラクラはフラグクラッシャーでもOK
,7ッ凵,ゝ ヾ 悪魔でこれ自体はネタであり、職人さんの書きたいSSを束縛する物ではない事を忘れるな!
. -.i_/ J- ~~~ べ、別にかまって欲しい訳ではない。勘違いするな!
そんなシッコクさんに思いつきのネタをプレゼント。
333 :
時の挟間にて:2009/01/05(月) 19:52:30 ID:ytj2s/Ad
12月31日23時50分
―大晦日から元旦へと変わるのもすぐという時間―
本来なら誰も居ないはずのマレハウト山岳頂上に一人、立っている者が居た。
その者の姿は、学者か研究者を彷彿させるような―この深夜でもはっきりと見える白い―ローブを着ていて、長髪だった。
その者は何かを待っている様で、時計をやや気にしつつもその場から動こうとしなかった。
一刻、一刻と時計は進み、あと10秒で日付が変わるという時、その者は動き出した。
顔に手を当て、体を反らせながら深呼吸をして、止まり…
叫んだ。
「今年は、色々と、酷い有様でしたーーー!!」
デシターー
デシターー
デター・・
シター・・・・・
山彦が帰ってくる中、その者はもう一度深呼吸をして、止まった。
1月1日 0時0分 元旦
「今年も、色々と、酷い有様でありますようにーーーーーーーー!!」
コトシモイロイロトヒドイアリサマデアリマスヨウニーーーーー
コトシモ・・・・ヒドイ・・デアリマス…ーーーーー…
コトシモイロイロト・・・アリ・デ・・ス・・ーーー
………………・・・・・・ウニーー……
山彦も消えてからしばらくして…
「……さて、帰るとしましょう。」
その者は春風のごとく帰って行った。
大晦日に何やってんだセネリオwww
確かに、今年も酷い有様であってほしいがww
えっと、これで
>>331の12が埋まるんだよな?
っていうか、ビンゴになったらどうなるんだ?
オズイン「ビンゴか、よくやった。オスティア重騎士団に入る権利を与えよう。」
マシュー「何いってんすか。」
このスレの誰かの願いがネタという形で叶うんじゃないかな?
ニコ動でだいぶ古いネタ(8-535)みたいな動画見つけて、小ネタ思いついた。
ワユ「しっこくさ〜ん、いま、空いてる?」
漆黒「む、暇な時間があるかと言う意味ならば、空いていると言う事になるが?」
ワユ「じゃあ良かった。実は、手合わせを願いたいんだけど…」
漆黒「やや?珍しい、いつもはアイクと手合わせしているのではなかったか?」
ワユ「う〜ん、そうなんだけどさ〜、大将、工務店の仕事で、今週いっぱい出張で
いないんだよね〜。それで、大将と互角に渡り合える漆黒さんに
頼もうと思った、ってわけ」
漆黒「成程、そういうことであれば引き受けよう。」
ワユ「いいんですか?」
漆黒「勿論だ。さあ、来るが良い!」
ワユ「とりゃーー!!」
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm4982037 漆黒「ぬおおぉぉぉ!?」
なんか反則スレスレのような気もするけど、これで7番が埋まったのかな?
337 :
6番 ピザ:2009/01/05(月) 23:47:17 ID:VtxRhr5V
ヘクトル (……今年もついつい食い過ぎちまった……体重計に乗るのが怖え……
いや、しかしチェックしときてえ、ピザってないって安心してえ。いやでも……)
マルス 「あ、何してんのピザトル兄さん」
ヘクトル 「(ビクッ!!)よ、よお……マルス……」
マルス 「(ジロジロ)ふーん……今年も、ねえwww」
ヘクトル 「う、うっせえ!毎年恒例みたいに言うんじゃねえ!ちょっと今年はアイク兄貴が張り切って餅つき過ぎるから」
マルス 「餅みたいな腹になってるんですねわかりますm9(^Д^)」
ヘクトル 「違えよ!そんなこと……は……」
マルス 「おーいみんなー!いつもの勢いでピザ否定するのも困難な程メタボって
大変なヘクトル兄さんがダイエットをみんなに手伝って欲しいってー!」
ヘクトル 「な……!ちょ、待て待て!」
シグルド 「何だ何だ」
エフラム 「仕方のないピザだな」
エイリーク「肥満は身体に良くないですから何とかしませんと」
ヘクトル 「あああワラワラ集まって来やがったマジ性格悪いなお前!」
ロイ 「それでメタボなヘクトル兄さんなわけだけど」
ヘクトル 「お前ら人のことメタボメタボ言うけど俺はメタボじゃねえ!なんかかほら基準があんだろ」
エイリーク「男性はウエスト85cm以上、というのですか?」
ヘクトル 「そう!そ……?……ちょ、ゴメン。よく聞こえなかったもう一回頼む」
エイリーク「ウエスト85cm以上ですが」
ヘクトル 「(マジで……?)」
リーフ 「予想外に基準が厳しかったと気付いたみたいだね」
マルス 「ヘクトル兄さんにはちょっとキツイ値だよね」
ヘクトル 「う、確かに……いや待て!以前アイク兄貴のスリーサイズ量ったことあっただろ!
俺の記憶じゃ軽くウエスト85cmを超えてたはずだぜ!これでいくと兄貴もメタボだ!」
アイク 「そういえばそうだな。俺はメタボか」
マルス 「いや、こんなカッチカチの腹したメタボ見たことないから」
ヘクトル 「兄貴がメタボなら俺もメタボ、兄貴がメタボじゃないなら俺もメタボじゃないッッ!」
リン 「このピザ暴論に出たわ」
エリンシア「でもアイクはボンキュッボンですからハァハァ」
エフラム 「そしてお前はドラム缶だ」
エイリーク「誰がドラム缶ですかァァァァァ!」
ヘクトル 「ほらエイリーク姉貴だってメタボになんぞ」
マルス 「はいはい論点すり替えすり替え」
ミカヤ 「そもそも全体的にエイリークは細いじゃない」
エイリーク「全体的に……ですよねorz」
ヘクトル 「しかしお前らはまだ俺を論破出来てねえ!85cm以上のアイク兄貴がメタボじゃないなら俺も違う!
ドラム缶姉貴もまた然りだ!さあ、この俺をそんなにピザと呼びたいなら動かぬ証拠をつきつけてみたまへよ!」
リーフ 「もはやネタのスタート地点から主旨が変わってるけど」
エフラム 「もう駄目だなこのピザは」
マルス 「仕方ないなあ、ほれ」
ニア つきつける
・メタボリックシンドロームの基準は国によって異なり、男性の場合日本では85cm、米国では102cm以上である
マルス 「僕たちって日本のゲームのキャラだけど実際のとこ西洋人だから日本基準は使えないよね」
ヘクトル 「う……」
マルス 「この場合アイク兄さんは満たさないけどヘクトル兄さんはどうなのかな?かな?」
ヘクトル 「み、満たさねえもん……(モゴモゴ)」
マルス 「嘘だッ!!」
ヘクトル 「うるせー!公式設定にスリーサイズなんざねーんだよバーローww(ダダッ!!)」
マルス 「あっ逃げんなメジャーで計らせろバーローww(ダダッ!!)」
ミカヤ 「二人で走って出ていっちゃったわよ」
ロイ 「いいダイエットになるんじゃん?」
今年の初夢にリーフがでてきたのでネタで再現してみる
夢の話が元なのでところどころカオスだが、そこはスルーしてほしい
リーフ「ロイ、今から一緒に仕事に行かない?」
ロイ「仕事?」
リーフ「火山が爆発寸前の島に人が取り残されているらしいんだ。
その人たちを救出しに行くっていう。」
ロイ「…また報酬目当てでしょ。」
リーフ「うん。臨時お年玉ゲットだぜ!」
ロイ「兄さんも正直だなあ……。」
リーフ「とにかく行こう!」
島に着いた二人
ロイ「みなさん、早く逃げてください!」
リーフ「思ったより数が多いなあ…このままじゃ逃げ切れない。こうなったら……。」
ピッ
ニア そうび
鉄の剣 50
ブラザーアーチZ 5
ニア ブラザーアーチL 5
ロイ「ちょ、ちょっと待って!何する気、兄さん!?」
リーフ「そーれ、ブラザー…アーーーチ!」
島の人「うわぁぁぁぁぁ……。」
ロイ「何てことするの兄さん!」
リーフ「アイク兄さんから借りてきたんだ。これが一番効率がいいじゃない。
ほら、あっという間にみんな脱出だ。」
ロイ「危なすぎるよ!」
リーフ「うるさいなあ……ロイも飛んじゃえ!」
ロイ「う、うわぁぁぁぁぁ……。」
リーフ「あー、飛ばされるのはカンベンだけど、飛ばすのはこんなに気持ちいいなんて!
ブラザーアーチ、サイコー!」
ドッカァァァァァン!
リーフ「あれ?火山が噴火して溶岩がちょっと待っぎゃあーっ!このひとでなしーーー!」
これは今年もリーフがコノヒトデナシな目に会いまくるというお告げでしょうか
そういやマリオRPGでヒトデナシという敵がいてだな
そいつがよくろくでなしと言われてたそうな(ヒトデナシの一つ前はロクデナシ)
うん、それだけなんだ。すまない
だからやmくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
アル「なぁ、ティーナ!」
ティーナ「何?」
「お前ってプリンセスなんだよな?」
「えぇそうよ。単行本にも書かれてるわ。似合わない、とかは無しよ」
「そうじゃねぇって。実はお前、やれば斧とかも使えたりしてな、と思ってさ!」
「何言ってるの。ぶっ飛びすぎて話がわからないじゃない」
「あのさ、ラケシスって知ってるよな」
「当たり前でしょ。有名じゃない、彼女。
容姿端麗引く手数多にも拘わらず恋人はお兄様なLOVEで突っ走るAKJ会長。
その割に恋人候補の話が出れば 周 囲 に 仁義なき戦いを呼び起こす。
知らないほうが珍しいわよ」
「あいつもプリンセスだろ。で、そのクラスチェンジ先、知ってるか?」
「え、マスターナイトだけど・・・・・・あ!」
「そうそう、お前も剣と杖が使えるプリンセスなら、ぜってーなれるって!!」
「うーん・・・そうね、なってみたい気もするわ。だけどアル」
「何だよ」
「光Sのアーリアルを使えるマスターナイトって、ゲームのバランスを崩しすぎると思うけど」
「まぁ、それはそうだけどさぁ、なってはみたいんだろ?
そもそもエレブ大陸で剣と杖使ってる時点でゲームなんか関係ねぇし!」
「でもクラスチェンジアイテムが無いわ。騎士の勲章でも使えっていうの?」
「グランベル商事のオイフェさんか遊び人のレヴィン・・・さんにやってもらえるから平気だって!」
「じゃあ、今度試してみようかしら」
「リーフなんかには負けんなよ!」
ロイ「色々と・・・突っ込むべき気がしたような・・・・・・」
オチの無い会話。これまた思いついただけ。後悔はしてない。
このスレでティーナを知っている人は何人いるのだろうか?
アルは前々から話題にもなってたから多分知ってるだろうけど。
・・・仮にアルが竜王家の人間なら、年上に「さん」付けぐらい、するよね?
ある意味王道パターンな小ネタ
ヴォルツ「っ・・この家の前は毎度ビクビクして通らにゃならん・・
まったく・・紋章町ひろしといえど、これほど恐ろしい一家はないな」
ヘクトル「ひろしキター!!」
アイク「勝負だ!!ぬぅん!!」
ひろし「ちょっちょっとまt」
ドゴーン
リーフ「アッー!この人でなしー!!」
ひろし「・・あのなぁ、不意打ちはやめてくれよ
世界ひろしといえどあれは避けれんぞ」
アイク「・・・すまなかった」
こいつで1、14、23が埋まるのか?てか一気にやるのありかな?
最終話 宴のあとに残されたものは(前編)
ティニー 「セティ様・・・わたし、セティ様のことを、お慕いしております」
セティ 「ほ、本当か!?」
ティニー 「はい・・・ですから・・・わたしの全てを・・・あなたに、捧げます」
セティ 「ティニー・・・」
―そうして私達は手を握り、見つめあい、1つになってゆく・・・。
セティ 「ううん、ティニー・・・そんなとこさわっちゃらめ〜」
フュリー 「・・・」
セティ 「うふふふ・・・ティニーはかわいいな、私の宝物ら」
フュリー 「・・・・・・」
セティ 「あれ、ティニー、そんなに胸大きかったっけ?
でも、かまわないぞ、ティニーの胸なら私はだいす」
フュリー 「いい加減にしなさーーーーーい!!」
セティ 「ぐはぁ!!」
―頭部に強い衝撃が走り、目の前のティニーが消え、代わりに拳を握り締めた緑髪の女性が現れた・・・。
セティ 「あ、あれ、ティニーは?」
フュリー 「まったくもう・・・」
―辺りを見回すと、そこはフュリーさんのアパートだった。
セティ 「あれ、どうして、ここに?」
フュリー 「昨夜のこと覚えてないの?」
―あ、そういえば、竜王家への賠償金の処理が大体片付いたこともあり、昨夜は飲んだくれたのだ。
涙目グリーンに始まり、色々ハシゴをして、最後はクレインと自棄酒、そして例のごとく酔いつぶれたのだった。
セティ 「フュリーさんが、潰れた私をここまで運んでくれたのですね」
フュリー 「ええ、夜も遅かったし、あなたのお屋敷まではちょっと距離があったから、
とりあえず、私の部屋で寝かせたのよ」
セティ 「す、すいません・・・」
フュリー 「夢の中で女の子口説いてるんだから、やっぱりあなたもあの人の弟ね・・・」
セティ 「ちがいます、あらゆる意味で違います」
―私はティニーの手すら握ったことがないんです(涙)
フュリー 「そんなことよりも、大丈夫?昨夜も相当飲んでいたでしょ。
まだ未成年なんだし、あまりにも体に悪いわよ」
セティ 「うう、でも、つい・・・」
フュリー 「仕事が辛いのね」
セティ 「仕事だけじゃありませんが、まあ、色々とありまして・・・」
フュリー 「それで自棄になって飲んじゃう、と」
セティ 「はい・・・」
フュリー 「ふう・・・セティ・・・」
―フュリーさんは、私の肩と頭に両腕を添えると、そのまま自分の下に引き寄せ、抱きしめてくれた。
フュリー 「辛いことがあったら、お酒に逃げる前に、まずは私のところに来るの、いい?」
セティ 「いや、でも、これ以上ご迷惑をおかけするわけには・・・」
フュリー 「私たち、家族じゃないの?」
セティ 「いや、でも・・・」
フュリー 「わかった?」
セティ 「はい・・・」
フュリー 「ふふふ、いい子ね・・・」
―そういって、頭をなでてくれた。この優しさに何度救われたことか・・・。
セティ 「・・・あの・・・」
―さて、こうして安らぎを得たことだし、目覚めてから目に付いて仕方のなかった「モノ」について、疑問を解決しよう。
フュリー 「・・・どうしたの?」
セティ 「ひとつ、伺ってもよろしいですか?」
フュリー 「なあに?」
セティ 「それ・・・何ですか?」
―私が指差した「モノ」、それは一言で言えば「人間の干物」だった。
人間からありとあらゆる水分を抜かない限り、ああはならない。
大人か子供か、男か女か、元がどんな人間だったかは、そのモノの外見からは全く見当がつかない。
ただ、そのモノの頭と首にまかれたターバンとマフラーは、あきらかに見覚えのあるものだった。
フュリー 「ああ、あれね。ふふふ・・・お察しの通りよ」
セティ 「つまり・・・兄上?」
―いくら風の王子とはいえ、乾燥しすぎでしょう。
フュリー 「ふふふふふふ・・・。
聞いたわよ、去年の暮れに、竜王家のお嬢さんをナンパしたんですってね・・・」
―先ほど私を抱きしめてくれた、母性溢れる表情は消えていた。
フュリー 「姉様やシルヴィアくらいだったら、まあ、私も我慢するんですけど・・・」
―実際、マーニャさんとは3人で楽しもうとしてましたよね・・・。
フュリー 「いくらなんでもそれ以上は許せないというか、
ハーレムも3人が限界というか、
しかもそれでセティにまで苦労をかけるのなら、
もうこれは見過ごせないというか・・・」
セティ 「さ、3人まではいいんですか?」
フュリー 「そのラインについてはあきらめたわ」
―テ、ティニーもそんな感じなのだろうか?
フュリー 「だから、シルヴィアがお仕置きしてたのに、私と姉様も混ぜてもらったのよ」
―兄上をシルヴィアさんに引き渡したあの後、そんな惨劇が・・・。
フュリー 「いつもなら謝れば許すんですけど、今回は徹底して痛めつけたから、
少しは懲りると思うわよ・・・ふふ、ふふふふふふ・・・」
―怖!やっぱり、この人には逆らわないようにしよう・・・。
セティ 「ええっと、その、元に戻してもらえませんか、
ちょっと話したいこともありますし」
―自分でこういったが、あれ、元に戻るの?っていうか、生きてるの?
フュリー 「ちょっと待っていなさい」
―そう言って、フュリーさんは兄上の干物をつかむと、バスルームに行き、干物を湯船に放り込んだ。
しばらくすると・・・
レヴィン 「ぷはーーーーー、し、死ぬかと思った」
セティ 「生きてたんかい」
―さ、さすがは一度死んで生き返った男・・・。
レヴィン 「フュリー、俺はインスタント食品じゃないんだぜ」
フュリー 「知りません、あれほども浮気はしないといいながら、
竜王家のお嬢様をホテルに連れ込んで・・・」
レヴィン 「だから、あれは、食事しただけだって」
フュリー 「スイートルームの鍵まで用意していたくせに・・・」
レヴィン 「うぐ・・・」
フュリー 「それに、あなたのせいで、セティに多大な負担がかかっているのですよ、
少しはそういったことも考えてください」
セティ 「そうだ、そうだ、もっと言え!!」
―なんだかんだで我々兄弟は彼女に頭が上がらない。だから、こうして弾劾しているときは、一方的になる。
レヴィン 「はいはい、わかったわかった、もうしないから」
フュリー 「どうだか・・・」
レヴィン 「信用ねえなぁ、俺」
セティ 「そんなことよりも兄上、
あなたのせいで、我々は多額の賠償金を竜王家に支払うことになりました」
レヴィン 「ああ、それは聞いた。なんだ、払えないのか?」
セティ 「いえ、それについては支払いも、会計の修正もすべて終わりました」
レヴィン 「なんだ、もう終わってるのか。
いやあ、お前は本当に優秀だなあ・・・俺が仕事しなくてもいいんじゃ・・・」
フュリー 「ジロリ」
レヴィン 「え、あ、その、で、何か問題あるのか?」
セティ 「叔父上達への弁解が、まだ・・・」
レヴィン 「ダッカーとマイオスか・・・」
―その名前を聞いて、さすがの兄上も少々顔が真面目になる。
ダッカーとマイオス・・・先代当主の弟で、我々の叔父にあたる2人だ。
以前より、兄上が家督を継いだことを不満に思い、
何かにつけては、我々をシレジアから追い出して、我が物にしようと画策している。
今回の賠償問題はまさにうってつけの機会なのだが、なぜか向こうから動きはない。
フュリー 「そのことについては、先ほどホークさんがこんなものを置いていったわよ」
セティ 「ホークが?」
―フュリーさんがテーブルの上に置いたもの、それは、招待状だった。
レヴィン 「俺たち兄弟あてか・・・何々・・・
1月×日、午後7時より、新年を祝う会を催しますので、
ぜひご参加下さい・・・だとよ。
×日って、今日じゃないか」
セティ 「めずらしいですね、叔父上たちが我々を招待するなどと・・・」
レヴィン 「あのオッサンたちのことだ、俺たちをつるし上げようって魂胆だろ。
ああやだやだ、こんなんだから、俺は吟遊詩人のほうが性にあってるんだよ」
セティ 「違います、あなたのそれはただの遊び好きです」
フュリー 「家督争いが嫌なだけなら、浮気する必要はないですしね」
レヴィン 「お前らなあ・・・」
セティ 「いずれにせよ、これは今日の19時までに対策を立てなければいけませんね。
今、6時だからあと13時間、やれるだけのことはやりましょう」
レヴィン 「面倒くさい、俺パス〜〜〜」
フュリー 「レヴィン様、この剣が目に入りませんか?」
―第3話冒頭でシルヴィアさんが見せたレヴィンキラー(仮)だ・・・。
レヴィン 「げ!!それ、この間のお仕置きで使い切ったはずじゃ・・・」
フュリー 「スペアたくさんあるらしくて、一本頂いてきました。
私、姉様、シルヴィア、それぞれが所持していますのでお忘れなく」
レヴィン 「セ、セティ、お、お兄ちゃんも仕事したくなったな〜」
セティ 「では、急ぎましょう。フュリーさん、ご迷惑をおかけしました」
フュリー 「屋敷まで送るわ」
―フュリーさんの天馬で屋敷にもどった我々は、部屋にこもり、対策を練った。
賠償金についての報告、説明はもとより、
ありとあらゆる質問や、責任追求に対する回答と対策をつくり、それを頭に叩き込んだ。
フュリーさんのお叱りが効いたのか、兄上が協力的で、かなりスムーズに進んだのは幸いだった。
17時を回るころには、一通りの対策を立てることができたのだ。
セティ 「ふう・・・とりあえずはこれでいいでしょう。
パーティーですからそんなに本格的にはしないでしょうし」
レヴィン 「うう〜〜もう嫌だ、これで今年は一切仕事したくねえ・・・」
セティ 「何言っているんですか、さあ、そろそろ支度しましょう」
―我々はそれぞれの部屋に戻ると、パーティ用の正装に着替え、玄関へ向かった。
フィー 「お兄ちゃん達、見て見て」
―玄関ではすでに母上とフィーが支度を済ませていた。
フィーもパーティ用のドレスアップ姿だ。
普段元気な姿しか見ないが、こうしてドレスアップすると、随分大人っぽく見える。
セティ 「素敵だよ、もう一人前のレディだな」
レヴィン 「ああ、これなら男もほっとかないぜ。
お前、パーティで変な男に引っかかるんじゃないぞ」
フィー 「えへへ〜〜」
ラーナ 「ふふふふふ、家族揃ってパーティなんて、久しぶりね」
セティ 「母上、今日は絶対に失言は控えてください」
ラーナ 「はい・・・」
レヴィン 「おい、セティ、魔道書はどうする?」
―母上やフィーに聞こえないよう、小声で兄上が言った。
セティ 「どうせ会場は武器持ち込み禁止ですから、置いていきましょう」
レヴィン 「でも敵陣真っ只中だぜ」
セティ 「今日のパーティには各地区の名士が参加します、
そんな場所で手荒な真似をするはずもないでしょう」
―大体、今回はこちらに賠償金という「非」があるのだ。
伯父上達も、その非をついて、我々の責任を追及するほうがよっぽど得のはず、
わざわざ手荒な真似をする理由がない。
レヴィン 「なんか、心配だな・・・」
セティ 「その辺はホークたちに任せましょう。
そういうことでホーク、後は頼んだぞ」
ホーク 「お任せ下さい」
セティ 「それでは出発しましょう」
―我々4人は、会場へと向かった。
場所はエレブグランドホテルのアネックス(別館)だ。
エレブグランドホテルは、紋章町屈指の高級ホテルで、その名の通りエレブ区にあるのだが、
シレジアにパーティ会場を別館として持っており、伯父上達は新年になると、パーティをそこで催している。
去年まで我々4人は呼ばれていなかったため、今回がはじめての参加となる。
レヴィン 「へえ〜ここがアネックスか・・・はじめてきたな」
セティ 「私は何回か来たことがあります」
フィー 「うわ〜、すご〜い」
ラーナ 「さすが紋章町で最高のホテルが経営してるだけはありますね。」
―30分後、我々は会場に到着した。
歴史的建造物をおもわせる見事な外装はいつ見ても圧倒される。
4階建てで1階と2階をあわせて大ホールとなっており、3階は小ホール、4階は休憩室になっているはずだ。
外は公園になっていて、有名な芸術家作のオブジェや銅像が数多く飾られている。
クブリ 「招待状を拝見してよろしいですか」
セティ 「どうぞ」
クブリ 「これはこれは、シレジア本家の方々、ようこそおいでくださいました。
まもなく、主催者より挨拶がありますのでお急ぎ下され」
セティ 「・・・わかりました」
―妙だ、この男、言葉こそ丁寧だったが、所々の振舞いが高級ホテルの従業員とは思えない。
人手不足で、急遽アルバイトでも雇ったのか?
フィー 「わあ、すごーい」
―パーティホールは、外装以上に華やかだった。
丁度、主催者のダッカーが乾杯の挨拶をするところだ。
ダッカー 「皆様、新年明けましてございます。
皆様と、我々シレジア家の発展を祈って、乾杯」
一同 「乾杯」
セティ 「さあ、叔父上に挨拶をしにいきま」
フィー 「わ〜、あれ、おいしそう」
ラーナ 「あら、コノートの奥様、おひさしぶり」
レヴィン 「レッツ、ナンパ!!」
セティ 「・・・」
―仕方ない、私1人で行こう。
セティ 「叔父上、おめでとうございます」
ダッカー 「ほう、セティではないか」
マイオス 「ふん、竜王家と不始末を起こしたというのに、
よくも宴に参加できたものだ」
―呼んだのはそっちだろ・・・と言いたくなるがこらえる、この程度の嫌味は覚悟の上だ。
セティ 「それについては、昨日までに全て処理いたしました。
経営の方に影響はありません」
ダッカー 「まあいいだろう、今夜は堅苦しい話は忘れて楽しんでくれ」
セティ 「ありがとうございます。それでは失礼します」
―思ったよりあっさり解放してくれたな。
もっとねちねちと弱みを突かれるものだと思っていたが・・・。
シルヴィア「あれ、セティじゃない」
セティ 「シルヴィアさん・・・」
―叔父上のもとを離れると、シルヴィアさんが声をかけてきた。
セティ 「あなたも招待されていたのですか」
シルヴィア「うん、お客じゃなくて踊り子としてだけどね。
あとでとっておきの踊りを見せてあげるから」
セティ 「それは楽しみですね」
シルヴィア「悪いけど、レヴィンの監視お願いね。
あいつ、絶対ナンパしてお持ち帰りを狙ってるから」
―ご名答、っていうか、すでに実行中です。
シルヴィア「ナンパしていたら、即あたしに知らせなさい、
ナイフ投げの的にしてやるから」
セティ 「ま、まあ、善処はします」
―そうは答えたものの、今日は彼女の味方はできない。
各地区の名士、さらに叔父上達がいる前で、兄上の恥をさらすわけにはいかないのだ。
???? 「あら、セティ」
セティ 「君達は・・・」
―次に私に声をかけたのは、ナンナ、ミランダ、サラ、つまりはリーフの嫁候補達だ。
ナンナ 「セティ、あけましておめでとう」
セティ 「おめでとう、君達も呼ばれていたのか」
ミランダ 「ええ、お父様達が都合で来られないので、
代わりに私達が参加することになったのよ」
サラ 「大人たちがお世辞言い合ってるだけで、つまんないけどね」
ナンナ 「サラ、そんなこと言わないの」
セティ 「リーフも来ているのか?」
ナンナ 「いいえ、リーフ様はいらしていません」
サラ 「このスレの設定じゃ庶民だからね」
セティ 「そうか・・・」
―ちょっとほっとしてしまった。
セティ 「ところで、テ、ティニーはいないのか?」
ミランダ 「ティニーでしたら・・・」
ティニー 「あ〜〜〜、セティ様ら〜〜〜」
―声をする方を振り向くと、ティニーがいた、ドレスアップした彼女は一段と美しい。
ただ、顔が赤く、足元もおぼつかない、どうやら酔っている様だ。
ティニー 「セティ様〜」
セティ 「!!!!」
―ふらついた彼女が私によりかかってきた。
生まれて初めてティニーの体に触れることができた。
とても嬉しい。
ミランダ 「まったくこの子ったら、一口飲んだだけでこうなのよ」
ナンナ 「もう、こんなに弱いなんて知らなかったわ」
サラ 「と、いうわけで、ティニーのことよろしく」
セティ 「え?」
ナンナ 「こんなに酔っていたら不埒な殿方に何されるかわからないから、
誰かがついてあげないとね」
ミランダ 「でも私達、これから他のところにも挨拶しなければいけないので、
かまってあげられないのよ」
セティ 「いや、しかし・・・」
サラ 「嬉しいくせに」
セティ 「う・・・」
ナンナ 「それじゃあ、お願いするわね」
サラ 「あなた自身が『不埒な殿方』になっちゃダメよ」
―そう言って、3人は去り、私とティニーだけが残った。
セティ 「ティニー、とりあえず、会場から出よう」
ティニー 「はい〜〜〜」
―そう言って、3人は去り、私とティニーだけが残った。
セティ 「ティニー、とりあえず、会場から出よう」
ティニー 「はい〜〜〜」
―私達2人はホールを出て、4階に上った。
4階は休憩室になっている。
ホテルと同様に部屋がならんでいるので、空いている部屋を探していると、
兄上が見知らぬ女性を連れて部屋のドアから出てきた。
セティ 「兄上!!」
レヴィン 「なんだ、セティ・・・お前も一人捕まえたみたいだな」
―兄上はどうやら「事後」のようだ。
あれだけナンパはしないとフュリーさんに誓ったはずなのに・・・。
っていうか、シルヴィアさんがきているの知っているのだろうか?
レヴィン 「ん?ティニーじゃないか、ほう、酔わせてお持ち帰りとは
お前も古典的な方法使うなあ・・・」
セティ 「ち、違います、少し酔っているみたいなので、
部屋で休ませるだけです」
レヴィン 「はいはい、そういうことにしておきましょう。
ま、頑張れよ〜」
―そういって兄上と女性は去っていった。
今の話がティニーに聞かれたら、と心配したが、どうやら彼女は既に眠っている。
ドアを開けると、中は高級ホテルの宿泊室そのままだった。
灯りをつけ、彼女をベッドに寝かせた。
ティニー 「zzzzzzzz」
―ティニーは無防備な姿をさらしたまま、眠っている。
それを見て私は息を呑んだ・・・。
こ、この部屋には、私と彼女の2人っきりしかいない。
しかも彼女は眠ったまま、こ、これはチャンスなのでは・・・。
セティ 「って、な、何を考えているんだ、私は!!?」
―大きく首を振って、欲望を振り払う。
眠った女性をどうこうしようなどと、最低ではないか。
ああ、でも・・・私はもう一度ティニーの姿を見た。
端正ながら幼さを残した顔は赤く染まり、
イブニングドレスからは染みひとつない肌が惜しげもなくさらされている。
さらに寝た体勢が悪かったため着衣は相当乱れたようで、
裾は捲れあがって太ももは丸出しだった。
セティ 「ぐ、ぐおおおおおおお」
―私は頭を抱えて苦悩した。
こ、こんな状態の彼女と2人っきりで、理性を保てというのか?
うう、どうせ誰も見ていないし・・・いや、まて、セティ、
愛しい女性の体をこんな形で手に入れて満足か?
お前のティニーに対するそんなものだったのか?
聖戦士の誇りはどうした!?
それではケダモノではないか!!
ティニー 「ううん・・・」
―ティニーが寝返りを打ってうつぶせになった後、
すぐにもう一度寝返りを打って仰向けになった。
今の動きで肩紐が外れ、胸の上半分が丸出しになった。
はい、無理です、理性なんて保てません。
私はケダモノです、はい。
セティ 「キ、キスだけなら・・・」
―身をかがめ、ティニーの肩を掴んだその時、彼女の目がいきなり開いた。
ティニー 「・・・・・・」
セティ 「!!!!!!いや、あの、その、これは・・・」
―終わった・・・私はそう思った。
しかし、その後の彼女は思わぬ行動に出た。
ティニー 「・・・・・・ふにゃあ〜」
―なんと彼女は起き上がって私に抱きついてきたのだ。
セティ 「え、え、ええええええ!?」
―何がなんだかわからない、一体何が起こっているのか。
ただ、これだけははっきりと言える、今私は、
最 高 に 幸 せ だ !!
ティニー 「うふふふふ・・・ぎゅ〜〜〜〜」
―ティニーはさらに強く抱きしめてきた、どうやら、まだ酔っているらしい。
しかしそんなことはどうでもいい、
こ の 至 福 の 時 と 比 べ れ ば。
ティニー 「えへへ〜」
―抱きつきながら、上目遣いで私を見つめてくるティニー、ああ、
神 様 あ り が と う。
ティニー 「ん〜〜〜〜」
―ゆ、夢か、これは夢か?
ティニーは目をつぶり、唇を軽く突き出して、私の顔に近づいてきた。
こ、こここここここ、ここここここ、こここここれは、
キ ス の お ね だ り !!
ここまで不幸の連続だった私に、ようやく僥倖が舞い降りてきたのだ!!
涙が出るのを必死にこらえる、このチャンスを逃してはならない。
私は目を閉じ、彼女に顔を近づけた。
うう、感激だ。あまりの嬉しさにこの身が爆発しそうだ。
2人の唇が重なり合おうとしたそのとき・・・
『ド ガ ー ー ー ー ー ー ー ー ン』
外で本当に爆発が起こった。
後編に続く
すみません、レス数の関係で今回も前後半分けます。
1レスあまったので、ビンゴに挑戦します。お題は22「影薄い」25「メタ的会話」です
セティ 「はあ、どうして私はこんなにも不幸で涙目なんだ・・・」
サイアス 「出番があるだけマシですよ」
セティ 「サ、サ、サ、サイアスどの、
い、い、い、い、いつの間に?」
サイアス 「大体、原作のあなたはユグドラル屈指の勝ち組じゃないですか、
それに比べて私などひどいものです。
あなたと二者択一のおかげで
私を仲間にするプレーヤーの少ないこと少ないこと・・・」
セティ 「そ、そういうメタ的発言はどうかと・・・」
サイアス 「はあ〜〜〜(深いため息)」
セティ 「え、いや、あの、申し訳ありません」
サイアス 「別にあなたのせいだとは言ってませんよ」
セティ (言ってるって)
サイアス 「まあ、あなたは前作の登場人物、
それも王道カップリングで生まれた最強ユニット。
どう見てもあなたを選びますね、それにくらべて私なんか・・・
どうせ胡散臭い坊主としか思われていないんですよ・・・グス」
セティ 「そ、そこまで自分を卑下しなくても・・・」
サイアス 「唯一のとりえの指揮レベル☆10も、
仲間になると3に下がっちゃいますしね。
多分、それを見て23章やりなおした人もいるんでしょうね」
セティ 「いえ、流石にそんなプレーヤーは・・・い、いるかも」
サイアス 「兵種の少ないフリージ軍と違って、
兵も出身地もバラバラのリーフ軍で、
指揮10とか、土台無理なのですよ」
セティ 「お、お察しします」
サイアス 「それでもね、まあ、☆5位はなんとかいけたんですよ」
セティ 「え、そうなんですか?」
サイアス 「ですけど、難しさが魅力のトラキア776で
出撃だけで15%も補正かけたら折角の難しさが崩れるでしょう。
それで9%にしておこうと遠慮したんですよ
私は自分の栄光より、『手ごわいシミュレーション』の名を
折らぬ事を選んだのです」
セティ 「だ、だから☆3に抑えたんですね、素晴らしい配慮です」
サイアス 「ま、そんな私の配慮も、だれかさんが神器もってきたせいで
台無しなんですがね」
セティ 「うぐ・・・」
サイアス 「速さと技に+20ってどういうつもりなんですかね?
つまり命中と回避に40%の補正がかかるんですよ、
6%の差で悩んだ私が馬鹿みたいじゃないですか」
セティ 「そ、そういわれましても・・・」
サイアス 「そういうことで今日も私は空気扱い・・・
せっかくファラ直系なんて美味しい設定なのにこの影の薄さ・・・
あ〜あ、私もファラフレイムもってくればよかった」
セティ 「ご、ごめんなさい」
サイアス 「まあ、あなたに愚痴っても仕方ないですね」
セティ (なら愚痴るな・・・とは流石に言えないな)
サイアス 「メタ会話ばかりでご迷惑をかけました、この後に約束があるので、これで失礼します」
セティ 「約束?」
サイアス 「私と同じく、対になるキャラのおかげで影がうすくなってしまった者達の集まりです。
今回はユグドラルの者だけですが、結構来ますよ。
私にイシュトー、スカサハ、ハルヴァン、イリオスが参加予定です
あなたも参加しますか?」
セティ 「え、遠慮しておきます」
サイアス 「下には下がいる、ということをお忘れなきよう」
セティ 「・・・」
―そう言ってサイアスは去っていった。うーん、私など、まだまだ幸せなのかもしれない・・・。
「天才軍師の憂鬱」 完
>>350 リーフ「☆10の指揮と状態異常の杖で僕達を苦しめるのがサイアスさんの仕事じゃないですかコノヒトデナシー」
リン「そもそも軍師って裏方の仕事じゃない?マークが戦ってる所なんて見たこと無いわよ」
>>341 ひろしwww
有名人も難儀なモノよのう…w
GJ!
>>342-349 この爆発はアイクによって引き起こされた気がしてならない…(汗)
描写の一部がやけに生々しい気がするけど、私は毎回wktkしながら読ませて貰っていますよ
GJ!
>>350 サイアス…(;つд`)
こちらのGJ!
>>457 お頼みのAA見つけてきましたよ
}:.:.:}:.:.:.:.:.:ヽ\
|:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.ヽ \
}:.:.:|:.:.:.:.:.:_:.:.ヽ \
ノj`W"´ヽ ヾ:.r‐、.ヽ、
ヽモォ〉 〈tテj |:.|f^!:..:-〉
〈 `{ ,} ̄ ノ:」_ノ:.:/
ト-−-' T }:./
ヽ 'T´ /// イ
}`-‐'´/ / |ト 、
, イ |ヽ / 〃 ,〃 ノハ`r==、― 、_
,イ「 ̄`v'´ {{ , 〃-――=、 /八ヽ ヽ ヽ、
/ {{ /  ̄ ヾ `((::))´ ヽ ヘ ヽ
/ /ハV 〃 ヽ、 i !〃|
i / -={! 》 | | /
| i {! -==ニ==、-T―- 、 イ
ヽ /| ! /i _ ヽ、 ヽ、
/ ヽ、__ / {` ‐- 、___ / ト==< ヽ i
/{ / 人 i'´ } ヽ /,へー‐ 、 i i〃 |
i / ==-==/ヽ { 丿_ ノー/{ ヾュ_ `i , ィ‐-- ,j | |
| i ==" /ヽ、ト 〉'´ { `ヽ〈 ハ ヽ V‐'´ヾ{⌒ ` i
∧ ! / ヽヽ{、_ j、 } iヘ ` ヽ、 ヾ、 {
レ { } r' } `‐- { ヽ` 、ヽ ‐=ァ= ヽ、
/ ヽ | ├-―┌――‐┴--入 ヽ 〃 `−--―'´ 〉
| } }| 「「|  ̄ |{ ̄|{ 「| ̄ ̄| | 「` ̄ ̄ ―== ヽ、. /
プロフェッサー・コブラ
ト、 ト 、/:.i ト、/{
|ヽ\!ヽ ヾ:.| i リ i |イi
トヽ、\ヽ、ヽ:| |///
ヽヽ、 ,ィww、,wwィ-ーァ
ト、_〃ヽ、 / .i:/:/
Tヘリ,-tゥv__イtゥ‐|:/
ヽ ! `ー' 〉‐-イノ
(∧ r‐ァ /
__/ i ヽゞ‐/i_
, ィ'´⌒`v'´ _ | `7/ | `v‐=- 、
__ { , -‐'´-三ヨ∠/__/ ⌒ \
/∠ / ニニユ !ヽ、
/ ̄/ / TT{ , -‐'´ i -‐大― ‐- 、 ト、
/ | i i ヽ-‐‐'´ | / ヽ、 ヽ、 ー 、
ヾヽ/-‐' ヽ __/`ヽ __ イ 入 i ヽ
`−'−-―'´ } ィ‐'T ̄ヽ、 彡| ノ `‐‐-r ヽ ./ニヽ
ト { ⊥ } 彡! / ヽ / /./_\
ヽ {'´ { `‐ } / `-┴-、〃 _ ',
} }- 个ー-{ { \//ヽ、
├==―-┴―:.┤ } ヽ、
/i三二三二二―-{ 〈 、ヽ、 ',
/、二ニ―――:. ̄:.:.} } 〈 ヽ、ヽ !
/:.:.:.ヽ、__:.-‐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i ヽノ しヽ \
/、:.:.:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-ニニ{ しヽノ
アモン・ガラム
ぐあああああっ!!
遊戯王スレに投下する予定が派手に誤爆orz
ちょっと吊ってくるわ
どうやったらそんな誤爆出来るんだよwジャンル自体違うじゃねーかwww
>>355の誤爆をフォローしてみた
>>353-354 エリンシア「キャアアアアアッ!!KINNIKU!KINNIKU!!」
セリス 「あっ、コレ知ってるよ」
ヘクトル 「マジで?一体何なんだこれは?」
セリス 「アニメ:遊○王GXのキャラクター達だよ
この二人は当初デュエルするはずだったんだけど、何故か
服を脱いで生身のデュエル(つまり拳と拳の真剣勝負)を始めちゃったんだ。
デュエルするアニメなのに、デュエルをしないこの人達を見て思わず噴き出しちゃったよw」
エリンシア「イアッホ−!!MASSURU!!MASSURU!!!?」
ヘクトル 「ふ〜ん、なるほどな」
ロイ 「兄さんもこの二人を見習うべきだよ。その醜いボディは見てて痛々しいよ^^」
ヘクトル 「うるせぇわい!」
エリンシア「至高の筋肉!!最高の筋肉!!?舐め甲斐のあるKINNIKU!!!?」
アイク 「
>>353と
>>354、俺に一緒に拳のデュエル、や ら な い か ?」
セリス 「まずは遊○王を買った方が良いと思うよ」
アイク 「ぐふっ」
エリンシア「お二人のKINNIKU蝶サイコーッ!!!?」
エフラム 「おいお前ら、そこで雑談してないで姉さんを止める手伝いをしろ!」
エリンシア「何人たりとも私からKINNIKU!は奪い取れませんわぁぁぁ!!?」
エフラム 「うぐっ、何て力だ…!」
エリンシア「HA☆NA☆SE!」
エフラム 「誰か俺を手伝ってくれぇぇぇ!(´;ω;`)」
どうやらこのネタは15番と17番に該当する様だな
>>342 セティ・・胃袋より肝臓壊すぞオイwww
>>350 T(対になる人物の)S(存在感がでかすぎて)M(目立ちません)の会ですかわかりませんwww
連レススマソ
>>357 ナイスフォローwww!!俺もちょっとやってみっか
>>353-354 Aリーク「はっ!!・・わ、私より胸囲が・・・orz」
Fラム(・・・疲れてるんだな)
4を埋めたぜ!!ヘイヤッ!!
>>358 もっとも、二次創作ではスカサハは結構オイシイ役所が多いし、ハルヴァンも必殺係数4で相当強いがな。
へ?イリオスさん? だれだっけ…あぁ、オルソンさんか!
>>357 一応指摘しとくと、マッスルのスペルはMUSCLEだぞ
昔、串田ア○ラが歌ってた
>>358 ユグドラル以外だとどうなんだろうな
パッと思い浮かんだのはカイルだな、俺の風のインパクトが強すぎる…
後烈火のカレルはハーケンの存在が…ってそれほどでもないかw
>>362 聖魔の赤緑はどっちも不遇ではなかろうか
フランツと初期値に差が無いのにレベルだけが高い
相方よりレベルが高いのにパラが全体的に低いノア殿も不遇かと
好きな子の父親がアレだし……
緑風も・・・誰と比べるかは自由だけど
でもネタとしては優遇されてるんだよな、そう考えれば不遇なのはトパックのほうかも
366 :
対と言えば:2009/01/08(木) 11:06:03 ID:t4cHtnTE
ヴィドフニル「ニーズヘッグお兄様ったら幸運+5(笑)」
ニーズホッグ「実はいい人以外誰も使ってくれねええええええええ!!!」
ナグルファル「リオン様毎度ご利用あざーっす^^」
グレイプニル「一体なんだってんだよぅ……技+5補正してもナグルファルの命中に及ばないわ双聖器で一人だけ魔物特効はないわ…」
ミュルグレ「あれ、あなたいつの間に倉庫にいたの?」
マルテ 「ヨーデル司祭に運ばれてついさっき……(´・ω・`)」
ギガスカリバー「噛ませ犬は引っ込んでて下さいね^^」
フォルブレイズ「ちくしょおおおおお!!!」
フォルブレイズ「おかしくないか?!俺達技や幸運補正だからってだけでこの扱い!」
グレイプニル 「だよね……技と幸運だって凄いのにね……」
ニーズヘッグ 「技と幸運と言えばテリウスにも同志がいるらしいぞ」
マルテ 「え、本当ですか?!」
ニーズヘッグ 「しかも補正値は+3(笑)らしい」
フォルブレイズ「マジか?!早速会いにいこうぜ!んで涙目武器同士集って語りあかそうぜ!」
∧_∧ ∧_∧
;;;;;、(;ω(:;(⊂=⊂(・ω・`) レクスボルト「ハゲキラー舐めんな」
(っΣ⊂≡⊂=≡ ⊂)
./ )ババババ( \
(_/ ̄∪ ∪ ̄\_)
∧_∧ ∧_∧
;;;;;、(;ω(:;(⊂=⊂(・ω・`) ゼーンズフト「直間両用槍舐めんな」
(っΣ⊂≡⊂=≡ ⊂)
./ )ババババ( \
(_/ ̄∪ ∪ ̄\_)
レクスカリバー「酷い有様です」
アランとサムソンは…まぁ似たようなもんか
関係無いけど、少し前にトラ7やってて気付いた事。
「あー、このマップ、サフィ使うかなー」と思ってフィールド用のグラを何気無く見ていると、小さいグラフィックながら見事に巨乳に描かれてたりする(下級職時。上級職になると貧乳になる)
リーフが任天堂に頼み込んだのかね
巨乳:プリースト、ソードファイター、ボウファイター、アーチナイト、ボウナイト、マージ(敵と緑用)マージ(ミランダの専グラ)マージナイト、ダンサー、ロプトマージ(没グラ。サラに使うつもりだったのか)
※一部は胸当ての可能性あり。そこまでは判別不能
貧乳:ハイプリースト、ソードマスター、スナイパー、シスター、セイジ、シーフファイター
判別不能:下馬のナイト系(セルフィナ藻そうだけど、乗っている時は胸の辺り見えない)マーシナリー
シーフについては、手元にデータが残ってなかった
それにしても、シスターとセイジだけが常に貧乳なのは、リノアンはまだしも、サラの…ん、こんな朝早くから誰だよ
368 :
357:2009/01/08(木) 19:12:57 ID:1lYkbA03
>>361 わざとMASSURU!と表記したんだ、すまない。
なぁ、誰かそこに鼻血の出し過ぎで倒れてるエリンシア姫を運ぶのを手伝ってくれ。
どこを持ったもんか・・・困る。
レクスカリバー「……」
グルグラント「……」
バルベリト(夕食時なのにこんなに険悪なのは何故でしょう? 解説のバルベリトです、よろしく)
グルグラント「おい、威力13貧弱小僧」
レクスカリバー「なんです、重さ25ピザ親父」
バルベリト(命中75ノーコン義兄です)
グルグラント「小僧、貴様は何時まであの剣と仲良くするつもりだ?」
レクスカリバー「あなたにラグネルをどうこう言う資格はありませんよ」
バルベリト(スレ補正ですね、わかります)
アベルとカインが出てこないとは何事
>>368 俺の部屋に連れ込んで好き放題…ヌフフwww(よし、俺が連れて行こう)
>>366 バルキリー「あなた方は一体何が不満なのですか?
神器などと言われながら補正が全く付かないものもいるのですよ。
敵味方ともに壊れ性能の武器が暴れてる中で、本当の意味でいらないと思われてるものもいるのですよ」
>>372 バグで本来自軍では手に入らない武器を提供してくれるじゃないか
それに資金さえあれば何度でも生き返らせれる分オームよりましじゃないか
リーフ「貴様等ーッ! 神器なら武器レベルAでも使えるようになって見せろッ!
貴様等より☆+100勇者の剣の方がよっぽど神器だッ!」
375 :
助けて!名無しさん!:2009/01/08(木) 21:13:19 ID:0FaeQxxT
>>374 ラグネル「私達が相応しいと感じたのならば、武器レベルなど問わないのですが……。」
封印の剣「そうだよね。」
ファルシオン「やだなぁ、DSリメイクでは武器レベルAどころかEでも使えるようになってますよ^^」
外伝武器「そもそも僕たち武器レベルあったっけ?」
ジークリンデ「専用武器の私達と外伝シリーズを一緒にしてはいけないと思いますが。」
ゲイボルグ(もうちょっと線の太いほうが好みなんだよね。アルテナが男でないのが惜しいな……。)
ラグネルは貴婦人らしいけど、貴婦人の口調なんてわからないんだぜ。
またやっちまった。下げ。
バルフレチェ「けっきょく ぼくが いちばん つよくて すごいんだよね」
>>375 最後の文を読むまでアイクみたいな低い声で再生されてたw>ラグネル
所でこれは兄弟関係あるのか?
アイク×セネリオはいやだけど
ラグネル×レクスカリバーは全然ありだな
あれ、俺なにいってんだ
>>380 それぞれの武器に兄弟スレでの人格が宿ってるのもあるし、いいんじゃない?
読んでて面白いしさ
兄弟の専用武器を擬人化したっていいじゃない。
歴代主人公の専用武器が主人公だったら、って感じだけど。
その場合、ラグネルは俺っ子。金髪美人がぶっきらぼうな台詞を吐くとかもううっひょう!
ジークリンデとジークムントがキャッキャウフフでティルフィングがKINSINは(ryして光の剣がknhdするのか。
ラグネルとアルマーズとアミーテが一緒に修業したり、レクスオーラがセイニーになじられるとか。
ファルシオンズとソール・カティとデュランダルは涙目決定。
>歴代主人公の専用武器が主人公だったら
兄弟が一人減るぞ!
気をつけろ!!
光の剣、専用なのはトラ7だけで他では普通に誰でも使えるからな…
っと、ミスった。
歴代主人公の専用武器が主人公で兄弟だったら、か。
カオスだ! すげえカオスな有様です!
>>385 いや、オレっちはシグルド、セリス枠のティルフィングの事を言ったんだが…
まぁ、そういう勘違いをしてくれたらなという期待は勿論あったけどな
おまいらもっと重要なことを忘れてる
セリカにはそもそも専用武器が無いぞ
ライナロックはデューテも覚えるから専用魔法というわけでもないし
遊戯王知らない人にはすまないが、知らんならスルーしてくれ
もしも歴代FE主人公が兄弟で尚且つ遊戯王のデュエリストだったら
ミカヤ・・・『天使系デッキ』
シグルド・・・『思いつかない』
エリンシア・・・『風属性&E・HEROワイルドマンデッキ』
アイク・・・『偉大魔獣ガーゼット等が入ったビートダウン』※引きの良さは闇遊戯並み
エリウッド・・・『回復デッキ』
ヘクトル・・・『思いつかない』
エフラム・・・『幼女山盛りの魔法使いデッキ』
エイリーク・・・『アルカナ・ナイトジョーカーデッキ』
リン・・・『フィールド魔法:草原をベースの獣戦士デッキ』※本人も獣みtnqあwせdrftgyふじこlp
マルス・・・『除外デッキ』
アルム・・・『植物系デッキ』
セリカ・・・『儀式デッキ』
セリス・・・『E・HEROデッキ』
リーフ・・・『装備魔法山盛りデッキ』
ロイ・・・『思いつかない』
‐オマケ‐
ブリギッド『ハーピィ・レディデッキ』
ヒーニアス『青眼の白竜&お邪魔トリオデッキ』
リオン 『純アンデット族デッキ』
ハーディン『帝デッキ』
うん、又むしゃむしゃして書いたんだ。反省はしていない
でも兄弟の誰よりも、まず真っ先にアルムとセリカが使いそうなデッキが思い浮かべたのは驚きだ
>>390 ロイはドラゴン族と戦士族デッキだろーな。引きの良さは十代並み
リーフは遊星のデッキも使いそうなもんだ(スレチだが、遊星本人曰く「拾った」デッキ)
アルムのは十六夜のデッキみたいなのかな?
ロイド・・・魔法、罠がバランスよく組まれた戦士族デッキ
ライナス・・・とにかく攻めるデッキだが、アイクほど極端じゃない
ウルスラ・・・魔法使いデッキ。罠カードを駆使して精神的に追いつめていく
ジャファル・・・リバースと罠によるモンスター破壊デッキ
うん、四牙が好きなんだ。すまない
ヘクトルは最上級中心の糞重いデッキを使いそう
そして切り札はメタボ…ちょなにをす
シグルトは何気にガチのライトロードだな
サザVSしっこく
サザ「俺のターン!」
しっこく「身の程をわきまえろエクゾディア」
そういや昔、ブルーアイズ連続で3枚引いて
降参せざるを得なかったことあったなぁ。
幸運が低いキャラだと、そういう状況になってしまうかも。
ケントとかアスレイとかルセアとか。
逆に幸運高いキャラ、ミカヤとかだとコンボが決まりやすそうだとか思ったりw
この辺で遊戯王は身の程をわきまえようか
知らない人もいるんだからさ
__________________________
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| [N]inten-indo.... ..| |
| 冂 [二二) /フ..┌冖ー┐ 冂 .| |
| | .レ'7[二ヽ ソ. く く ´フ カ l | .レ'7 lー┐ | |
| .!____/ ∠/[二二) .ヽ>./_/ l__/ |__./ └‐┘ | |
| ./! _ ト、. ..| |
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| お鍋の中からこんにちは! 庶民の味! | |
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サザ「ザムディン!」
どうでもいい事だが、昨日テレビでやってた『いじわるばあさん』を少しだけ見たんだが、その時 ふと『いしゅたるばあさん』なんて単語が浮かんだなぁ…
それにしても今日は天気が悪い。
朝っぱらから雷が鳴ってやがる。
>>397を見て浮かんだ今期のFETV放送予定ドラマ一部
月21 「このHDN〜力なき葉っぱの声〜」←法医学もの
火21 「リンちゃんの執事」←イケメン執事もの
火22 「トライアングルアタック」←サスペンスもの
木21 「万年係長 シグルド」←特命、と見せかけてただのアルヴィスのシグルドいびりもの
金21 「"必殺"仕事人」←マルスと愉快な仲間達による裏仕事もの
金22 「フラグ・シャッフル」←恋愛……なんだかんだでフラグクラッシュもの
土21 「銭リーフ」←追い剥ぎもの
日21 「本日もひどい有様。異常なし」←某大賢者の日常
>>398 ひどい有り様なのに異常なしかよwww
それが紋章町だったな
リーフ「ヒャッホウ!!今日もお姉さんたちを『とらえる』!!」
ユンヌ「私は 神だ」
リーフ「な、なに!?」
ユンヌ「お前に 天罰を 下す
全ての 神よ この者に 裁きを」
リーフ「ぐぅ・・!苦しい!誰か・・助け・・」
(急に姿が変わる)
ミラ「 私 だ 」
ユンヌ「お前だったのか」
ミラ「また騙されたな」
ユンヌ「また気づかなかった」
・・・・
ミラ「暇を持て余した」
ユンヌ「神々の」
二人「「 遊 び 」」
うん、モンスターエンジン好きなんだ
ロイの中学校の先生陣を妄想してみた
科学の先生:セシリア
歴史の先生:ヤアン
武術の先生:ケル
教頭先生1:ダグラス
教頭先生2:パーシバル
校長先生:ギネヴィア(※ロイ目当て)
妄想はここまでにして、ネタを投下します↓
リーフ 「でさぁ、ドリアスはアイスクリームの食べすぎで歯医者送りだよ。正に酷い有様さw」
ナンナ 「あらあら…うふふ」
ミランダ 「もっと他の話も聞かせなさいよ」
リーフ 「わ、分かったよ」
サラ 「…その話を聞いて思い出したけど、リーフって抜くの美味かったわよね」
ナンナ 「そうでしたわ!リーフ様のは正に神業…//」
ミランダ 「痛み無しで成し遂げられるのはリーフだけね、うん」
ティニー 「サラなんてまだして貰ってるんだしょ?」
サラ 「あっ…な、何を言って…//」
ナンナ 「何かちょっと羨ましいな。大人に近づいた頃にはもう無理な事ですし」
イドゥン 「…う〜ん、どうすれば…チキもミルラもファもそろそろ抜かないと……
でも嫌がってしまう…
…?……あれは…リーフさん?」
イドゥン 「あの…リーフさん…?」
リーフ (イドゥンさんキタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!)
「ふっ、どうかされましたかな、イドゥンさん。
君の為なら火の中水の中、あの子のスカートの中何処までも行って差し上げます!」
ナンナ (初期のポ○モンア○メ乙!)
ミランダ (そもそも誰のスカートの中よ!?)
イシュタル(…クションッ!)
ミランダ (アンタのかいな!?)
イドゥン 「あの…先程のお話を聞いてました」
リーフ 「あ
イドゥン 「そ、それでお願いがあるのですが…カクカクシカジカ」
リーフ 「カクカクウマウマ……あ、はい、分かりました。すぐにでもあの三人の相手をして差し上げましょう^^」
リーフ 「ふぅっ…痛いのが嫌だから大暴れして、
もうちょっとで失敗する所だったけど、
何とか三人共完了した…最後には『ありがとうリーフお兄ちゃん!』って喜んで貰えたし、
これでイドゥンさんとの距離も縮まったはずだ!」
イドゥン (チキ、ファ、ミルラ…三人とも喜んでくれた…
リーフさんにお願いしようかしら…私もまだ一つだけありますし)
エリンシア「新年も平和ですわね
誰もが大怪我をせずに新年にこうして朝食を食べられるのですから」
ミカヤ 「そうね〜(ズズズッ・・・)」
漆黒の騎士「うむっ!乙女とエリンシア殿の作るたくあんは最高だ!」
ロイ (漆黒の騎士が兜付けたままで、
たくあんを食べているこの状況に突っ込むべきか…?)
漆黒の騎士「味噌汁も味噌の味がうまく濃縮されてるな…(ズズズッ・・・)」
ロイ (もう僕には突っ込めないよぬるぽOTL)
セフェラン「私の作るお味噌汁より美味しいわぁよぉ」
エフラム 「二人とももっと食べていってくれ!…いや作ったのは俺じゃないが」
エリウッド「……ん?今誰かドアベルを鳴らした様な」
リン 「どうぞ入ってきてー!」
イドゥン 「…お邪魔します」
家族全員 「「「イ、イドゥン(さん)!」」」
イドゥン 「皆様、あけましておめでとうございます」
女性陣全員「いやいや、こちらこそあけましておめでとうございますわ」
男性陣全員「お、おおっ…あけまして、おめでとう」
アイク 「それでどうしたんだ?」
セリカ 「誰かに用でも?」
イドゥン 「あ…リーフさんに御用があって…」
リーフ 「これはまさか告白フラグクル━━━━(゚∀゚)━━━━!!) 」
葉っぱ以外「ΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩ<<<な、何だってーッ!!!!」
イドゥン 「チキ、ファとミルラ…三人ともリーフさんのお世話になりまして…
何でも驚くほど痛みを感じず、すぐに終わるそうで…
だから私もリーフさんにして貰おうかと…///」
葉っぱ以外「ΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩ<<<な、な、何だってーッ!!!!!!(AA略)」
ヘクトル 「マジかよ!!?」
ミカヤ 「リーフとイドゥンさんがもうそんな関係になってたなんて知らなかったわ!?」
黒エフラム「ミルラ達にもしたのか!こうなる事なら早めに俺も…くっ、俺はどうすれば…!?」
(あの子達に不純な行いをした…だと…!貴様だけは許せん!!)
エイリーク「兄上は今直ぐ死んだ方がよろしいかと思われます。建前と本音が逆ですし」
エフラム (´・ω・`)
エリウッド「アバババババババッ!!ゴボボボボボボッ!!…ゴハァ!」
リン 「ああっ!エリウッドの 胃 が 心 臓 発 作 を起こしてしまったわ!早く救急車を呼んで!?」
セネリオ 「酷い有様です」
リン 「そんな事言ってないでこっち手伝えーッ!」
セネリオ 「アッー!」
リーフ (なあんだ…そんな事か)
「…分かった。ちょっと部屋で待っててくれるかな。
糸とか血を拭き取る為のティッシュとか用意しておくからさ」
イドゥン 「はい…お待ちしてます」
ヘクトル 「これはYABEEEEEEEE!!」
ロイ 「糸って…何というS○プ○イ予告」
漆黒の騎士「その伏字あまり意味が無いぞ」
セフェラン「これはこのスレ初のカップムググググッ!」
ミカヤ 「セっちゃん自重して」
セフェラン「酷ーい!カップヌードルと言おうとしたのにぃ」
漆黒の騎士「嘘を付くな!身の程を弁えよ!?」
アルム 「どうする?」
セリカ 「どうするっていったって…」
シグルド 「イドゥンの替わりにディアドラを連れて来るべきだ」
二人 「お前は帰れ」
シグルド (´・ω・`)
エリンシア「仕方ありませんわ…皆でその現場を覗きですわ!」
セリス 「僕には分かる…このネタは…スクリーンの前の人達の予想に反したオチになる!」
ミカヤ 「…あれ?何か…大事な人を忘れてる気がする…?
確か毎朝誰かが尋ねてきた気が…やだわ、年を取ると忘れっぽくなってしまって、もう!?」
リーフ 「イドゥンさん、気分はどう?」
イドゥン 「…………」
リーフ 「まぁこういうのって誰でも怖いさ。想像すると痛いんだろうし」
イドゥン 「…はい…」
リーフ 「大丈夫。僕はこれでもこの技には自信がある。
だから安心して、全てを僕に任せて欲しい」
イドゥン 「はい…リーフさん」
ヘクトル 「作者これ書いたら死ぬまで叩かれるぞ、いやマジで」
セリス 「大丈夫だよ兄さん。作者も重々分かってる。
僕だけはこのネタのオチを知ってるから言うけど、
実は二人がしていたのはただのn」
デギンハンザー「うむ、誰も居ないのか」
セリス以外「…アッー!このタイミングで、
核弾頭キタ━━━━((((;゜Д゜))))━━━━!!!!」
デギン 「…やけに二階が騒がしいな」
エイリーク「ど、どうしましょう…今あの人がこれを見てしまったら」
リン (ダキューン!)→ちょっと、頭を冷やそうか… → 家が大→倒↑壊↓ッ!! → 私達オワタ」
ミカヤ 『…運良く生き残ると信じてる家族の一員へ。死んだ私達の分まで強く生きてね。
ちなみに貯金は銀行の中にあって、銀行の口座番号は…』
リン 「姉さん遺書書かないで!」
マルス 「よし、その調子で番号を書くんだ!」
リン 「アンタは自重しなさい!」
デギン 「おおっ、皆この部屋の前に来ておったか。誰も居ないかと思って心配しましたぞ」
葉っぱ以外「もう僕(俺)(私)達オワタ\(^0^)/」
デギン 「…ん?この匂いは…血?それに我が孫イドゥンの声も聞こえる……まさか!
(コンマ一秒で化身)GAWOOOOOOOO!!SATSUGAI!?SATSUGAIせよぉぉぉ!!」
アイク 「お、落ち着け!!」
デギン(竜)「HA☆NA☆SE!!?」
エリンシア「アイク。今彼を止められるのはアナタだけですわ…もっと踏ん張って下さい!」
アイク 「わ、分かってる………だが毎秒毎に攻撃力が1000ポイントアップしていって…
ぐっ…もう…俺には無理だ」
デギン(竜)「GUWOOOO!!MAGOHAWATASHIGAMAMORUUUU!!(バタンッ!)」
男性陣一同「うぉあ!……あれ?」
女性陣一同「きゃあ!……えっ?」
デギン(竜)「GAWOOOOooo…………ん?」
リーフ 「ふうぅ…歯抜き終わりましたよ」
イドゥン 「ありがとうございます。
さすがですね…痛く、ないです」
リーフ 「まぁ糸で乳歯を引っこ抜く…コツさえ掴めば全然痛みを伴わずに出来るモノだよ。
僕はこう見えて器用だからね!」
デギン 「…あー、リーフよ。我が孫に何をしてるのだね?」
リーフ 「えっ…イドゥンさんの乳歯を抜いただけですよ。
……ミカヤ姉さんも他の皆も何そこに突っ立ってるの?」
エフラム 「なぁ、ミルラ達にもしたってのは…?」
リーフ 「ああっ、幼女竜三人も抜けそうな乳歯があったんだけど、自分で抜くのが怖かったから
それを抜く様イドゥンさんに頼まれたんだ」
葉っぱ以外「…………」
漆黒の騎士「何か興醒めだな」
セフェラン「ちょっと期待してたのにぃ」
リーフ 「いや、何何何何何!!?」
デギン 「私は心底期待してなかったがな」
エリンシア「それよりもアナタは勘違いで家を倒壊させちゃって、
一体どうしてくれるのですか!」
デギン 「あぅ……うむっ、すまない」
エリウッド「アガガガガガガ!!?僕はデギンハンザーさんを信じてた!
数ある紋章町の人達の中で数少ないまともな人だと思っていたのに!
ただの勘違いで何で人様の家倒壊させてるんじゃあ我ェ!!
新年早々家が木っ端微塵って、マッハでわしの胃と心臓に悪いんじゃコラァ!
蝶サイコーッ!蝶サイコーッ!新年早々グレイテスト蝶サイコーッ!!!
だ→か↑ら↓ッ!早く家建て直せぇぇぇぇ!!!?」
デギン 「お、お、落ち着けエリウッド殿よ、今すぐ立て直す故、落ち着いてくだされぇぇ!(´;ω;`)」
リン・へク「エリウッド……(つД`)」
アイク 「黒竜王がああやって土下座してるのは貴重だな」
マルス 「ちょっとその様をニコ動に載せて来るよ」
デギン 「だが断る」
マルス 「アッー!」
イドゥン 「…リーフさん…本当に、ありがとうございます…////」
>>400 異 論 は 無 い(特にケル)
>>401 器用貧乏な葉っぱならではだなwww
デギンハンザーには爺バカ属性が完全についたようだな。シレジアの風が〜のネタのような
このGJを受け取られよ!! byケル、しっこく(よく考えたらこの二人口調似てるよな)
リーフ「ただいまー…あれ?」
シーダ「こんにちは、お邪魔してます。」
リーフ「おおお!これはこれはシーダさん、今日も美しい」
マルス「僕の目の前でシーダを口説くとはいい度胸してるね」
リーフ「あ、マルス兄さんいたんだ。」
マルス「(う…今日はシーダがいるから我慢だ我慢!葉っぱなんていつだって吹っ飛ばせるんだ!)」
リーフ「そういえばシーダさん、どうしても頼みたいことがあるんですが」
シーダ「なんでしょう?」
リーフ「どうしたら皆を口説くことができるんですか?僕もアルテナさんやエスリンさんを口説いて…アヒャヒャ」
マルス「シーダに変なこと聞くなよ。」
シーダ「いいんですよ、マルス様。…実は私、この町にたった一人だけ説得することができない人がいるんです。」
リーフ「なんだって!そんな人いるのか!?」
マルス「だ、誰なんだい!?」
シーダ「はい…あれはとある日、私は暇だったので散歩していたんです。」
シーダ「あら、剣士ナバール。こんにちは。」
ナバール「…今日は寒いな」
シーダ「そうですね。」
ナバール「…これをやる。」
シーダ「まあ!これはナバールモデルのキルソード。」
ナバール「か、勘違いするなよ!俺は女・子供には興味ないんだからな!」
シーダ「ありがとうございます。」
シーダ「ふふ…いいものもらっちゃった。後でマルス様に……あら?」
ディーク「おー寒い寒い…今日は冷えるな…」
シーダ「あの、すみません!」
ディーク「なんだい嬢ちゃん。」
シーダ「あなた、洋服を買うお金がないのね。少しなら私が持ってます。さ、これで服を買ってきなさい、上半身裸では寒いわ!」
ディーク「じょ、嬢ちゃん…!(別に服買えないわけじゃないけど…俺のことを心配してくれるなんて…!)」
シーダ「それじゃあね。」
ディーク「…へへ、この金、大事にとっておこう。いつか恩は返すぜ」
レヴィン「はあ〜寒っ。…ん?あんなところに美女が!きみ、今ひまかい?」
シーダ「なんですか、あなた。」
レヴィン「俺はレヴィンさ。ああ、君のような美しい女性と出会えるとは!」
シーダ「あなたはあいをしんじますか あなたにはあいするひとがいますか」
レヴィン「信じますいます!俺と今からその愛を確かめに行こうぜ!」
フュリー「レヴィンさま!いい加減にして下さい!」
レヴィン「あっ、フュリー…嘘だよ、俺にはお前だけなんだ」
フュリー「まあレヴィンさま……って、なるわけないだろ!さあ行きますよ。」
シーダ「まあ…仲がいいのね。…あら?」
???「ふんっ」
シーダ「とても強そう…あんな方がマルス様のそばにいてくれたら心強いわね。」
???「どうした?」
シーダ「私、シーダです。よろしければあなたのお名前も…」
アイク「俺はアイクだ。」
シーダ「アイクさんですか。(どっかで聞いたことあるような…)」
アイク「それで、俺に何の用だ?」
シーダ「アイクさん、お願いです、どうか私たちに力を貸してください。お金は少しなら私が持っています。」
アイク「俺はそこまで金に困ってはないな」
シーダ「く…あなたはあいをしんじますか あなry」
アイク「あんただいじょうぶかい?」
シーダ「くっ…お願いです、力を貸してください。もしダメだというのなら その剣で私をすきにして」
アイク「わかった。俺は相手が女といえども手加減はしない。」
シーダ「い、いやーーー!」
***
シーダ「…というわけで最後は必死に逃げたんです。」
リーフ「まさか、アイク兄さんだったとは…」
マルス「でもアイク兄さんだったらさすがにシーダの説得でも落ちないな、あれは。」
シーダ「マルス様のお兄様だったんですか!?…すみません」
マルス「いいんだよシーダ」
アイク「ただいま」
マルス「アイク兄さんだー。おかえり」
シーダ「こ、こんにちは!シーダです。」
アイク「ん?あんたはたしか…」
シーダ「あの時はすみませんでした!」
アイク「いや、いいんだ。それより、あの時髪飾りを落としただろう」
シーダ「あ…そういえば…」
アイク「俺のせいだからな、気に入るかはわからないが…新しいのを買ってきた。」
シーダ「ありがとうございます!でもいいんですか?」
アイク「ああ、あんたにはこれからもお世話になりそうだからな。どうか受け取ってくれ」ミマモッテイテクレナイカスマイル発動
シーダ「まあ…アイクさまったら…」
リーフ「今フラグが立ったね。」
マルス「…くそおおおおおおおお!!!」
リーフ「うわあ!!この人でなしー!」
セネリオ「酷い有り様です。…あの女は要注意ですね。」
おわり
グダグタですみませんorz
ユアン 「あ、マリカみつけた。」
マリカ 「ユアン?どうしたの?」
ユアン 「マリカに連絡。少しの間お仕事は休みだよ。」
マリカ 「どうして?」
ユアン 「大したことなかったんだけど、ジスト隊長がケガしちゃったんだ。」
マリカ 「!!」
ユアン 「それで、一週間位病院に入院してるんだ。このメモに病院の地図と部屋番号書いてあるから。」
マリカ 「そう、・・・ありがとう、ユアン。」
病院にて・・・
ジスト 「しっかし、俺としたことが情けねぇ話だな。こんなケガして入院だなんてな。」
テティス 「でも、命に別状がなくて良かったわ。本当、心配したんだから。ね、マリカ?」
マリカ 「・・・(コクッ)」
ジスト 「そいつは悪かったな。俺はしばらくベッドの上での生活になるが、お前達まで俺に付き合って仕事休まなくても良いんだぜ?」
テティス 「何言ってるの。まだ傷が響くんでしょ?お世話しなくて良いの?」
マリカ 「(うんうん。)」
ジスト 「ハハハ・・・。」
テティス 「少なくとも、どうしても抜けられない仕事の時以外はこうして付いていてあげるわ。」
マリカ 「私も。もし、隊長がケガしているの知って悪い奴らが来たら大変だから・・・私も来る。」
ジスト 「だからわざわざ個室の病室を借りたのか・・・二人とも、ありがとよ。」
次の日・・・
ジスト 「よう、マリカ、良く来たな。」
マリカ 「隊長、具合はどう?」
ジスト 「まぁ、ちょっとずつだが良くなっているぜ。」
マリカ 「良かった。・・・テティスは?」
ジスト 「ああ、昨日言っていた『どうしても抜けられない仕事』が入っちまったらしい。」
マリカ 「そう。・・・今日は、私が隊長を、守るから・・・。」
ジスト 「おう、期待しているぜ。」
数時間後・・・
ジスト 「・・・・・・。」
マリカ 「隊長、どうしたの?」
ジスト 「いや・・・ちょっとばかし眠いだけだ。・・・ひとつ、頼まれて貰って良いか?」
マリカ 「何?」
ジスト 「いや、俺が眠っちまったら、その間に上半身だけで良いから、身体拭いてくれねぇか?まだ風呂には入れねぇんだ。」
マリカ 「え・・・!?」
ジスト 「ま、できたらで良いからよ。そん・・・じゃ・・・ちょっとばかし眠らせて貰・・・ZZZ。」
マリカ 「わ、私が、隊長の・・・?」
マリカはお湯につけたタオルを手に取った。視線の先には自分の思い人であるジストの眠っている姿がある。
彼女は勇気を出して、ジストのパジャマの上を脱がせた。間近で見る男の裸体
(エリンシア「KINNNIKU!KINNNIKU!」エリンシアさん、患者さんが起きるんで自重して下さい。)
自分の体温が上がっているのを彼女は感じた。そして彼女の手(タオル)が触れそうになった瞬間・・・マリカの意識はなくなった。
さらに数時間後・・・
ヒーニアス「ん?」
サレフ 「む。」
ヨシュア 「お?」
ヒーニアス「何故貴様がこのような場所にいる?」
サレフ 「この部屋に入院している友人の見舞いに来ただけだ。お前にどうこう言われる筋合いはない。」
ヨシュア 「まぁまぁ、目的は一緒なんだから仲良く行こうぜ。怪我人の前で喧嘩するのも何だろ?よーう、ジス・・・」
ドアを開けた次の瞬間、三人の目の前には凄まじい光景が広がっていた。
三人 「血の海―――――!!!????」
そう、さほど広くもない病室にはジストが横たわっているベッド、花瓶、来客用の椅子などが置かれているのだが、
その全てを覆い尽くすような、真っ赤な血が壁一面、床一面にぶちまけられていたのである。
ヒーニアス「一体何があったというのだ!?」
ヨシュア 「し、知らんがな!?あっ!あそこに倒れているのはマリカ!?」
サレフ 「左手にタオルのようなものを握りしめているが・・・!?」
ヒーニアス「ペロ・・・これは鼻から出た血液!!」
ヨシュア 「何でわかるんだ!?つーかよくなめられるな!!」
ヒーニアス「なんとなくだ!!」
ヨシュア 「(スルー)そうか、これはきっとマリカは貧血で倒れたんだ。その証拠にこの大量の・・・」
ジスト 「ん・・・(寝ぼけ眼で血まみれ)おーうみんな、見舞いに来てくれたのかー・・・?」
ヒーニアス「まずい!!この状況を見られたら・・・」
サレフ 「スリープ!!」
ジスト 「・・・(がくっ)・・・ZZZ。」
ヨシュア 「なにしてるんだ!?」
サレフ 「はっ、体が勝手に・・・」
ヒーニアス「いや、むしろGJと言わざるを得ない。ジストが眠っている間に、我々でこの状況をなんとか打開するぞ。」
ヨシュア 「お、おう!・・・確かにここで起きられたらマリカオワタだもんな・・・。」
サレフ 「それで、具体的にどうする。」
ヒーニアス「ここにはうちの執事のモルダが医者としても働いていることもあり、私は何かと顔が利く。
私は院長と話を付けてくる。ヨシュアは付いてきてくれ。
サレフ、お前はマリカの介抱とジストが目を覚ましそうになった時のスリープの重ねがけを頼む。」
サレフ 「わかった。まかせてくれ。」
ヒーニアス「よし、いくぞヨシュア。」
ヨシュア 「ああ。」
ヒーニアス「よし、次は部屋の掃除だ。私は天井と壁をやる。二人は床を頼む!」
ヨシュア 「ジストの着替えと体をキレイにするの、終わったぜ!」
サレフ 「そろそろ起きる頃だな・・・スリープ!!」
ヒーニアス「そうですか・・・新しい病室は取れませんか・・・ではできればもうひとつベッドを貸して・・・大丈夫ですか!ありがとうございます!!」
ヨシュア 「よっしゅあ!!運ぼうぜ!!」
サレフ 「今のは聞かなかったことにしておいてやる・・・。」
ヒーニアス「輸血の方は・・・おお!!ヨシュア、お前の血液がマリカに使えるようだ。」
ヨシュア 「え?・・・ち、血が〜!!」
サレフ 「・・・。」
そして・・・
マリカ 「ん・・・?」
ジスト 「お?起きたみたいだな、マリカ。」
マリカ 「・・・どうして私がベッドに?」
ヒーニアス「貧血で倒れていたんだ、私達が見舞い来た時にな。」
ヨシュア 「ちょっと疲れが溜まってたみたいだな。(フラフラ)」
サレフ 「医者が言うには、二,三日休めば大丈夫らしい。ゆっくり休むことだ。」
ジスト 「だってよ。みんなに感謝しとけよ?」
マリカ 「ありがとう。(ペコリ)」
ヒーニアス「気にするな。特に大変なことがあったわけではないからな。なぁ?」
ヨシュア 「お、おう。これくらい何でもないさ。(血は足りないけど。)」
サレフ 「気にしないでくれ。」
ジスト 「それにしても、お前達、随分仲良くなったみたいだな?」
マリカ 「私もそう思う。」
ヒーニアス「・・・まぁ、少しな。」
ヨシュア 「俺は元々仲良いつもりだぜ?」
サレフ 「ふっ・・・(微笑み)」
ヒーニアス「さて、そろそろ私達はおいとましよう。面会時間も限られているしな。
そうだ、二人は同じ部屋で構わないか?私が掛け合って別々の部屋にしても良いが・・・。」
ジスト 「そこまでしてくれなくても良いって。まぁ、マリカ。少しの間我慢してもらえるか?」
マリカ 「私は・・・一緒の部屋でも構わない。(///)」
ヒーニアス「そうか。では私達はここで失礼する。」
ヨシュア 「ゆっくり治せよ。」
サレフ 「(お前もな。)また来させてもらう。」
ジスト 「おう、ありがとよ。」
マリカ 「ありがとう。」
ジスト 「みんな帰っちまったな。ところで・・・何でかわかんねぇけど、今日全然眠くねぇんだ。お前は?」
マリカ 「私も今起きたばかりだから・・・眠くはない。」
ジスト 「そうか。じゃあ久々に話でもするか。ここ最近、仕事ばっかりだったもんな。」
マリカ 「・・・うん。」
こうして、三人の男達の活躍によって事なきを得た。
だが忘れてはならない。誰かの笑顔、喜びの裏には必ず
誰かが影ながら頑張っているのだと言うことを・・・
ジスト 「(・・・にしても、上半身どころか、下半身も、全身やけにさっぱりしてるんだよな・・・
これはマリカがやって・・・くれたんだよな・・・。)」
マリカ 「隊長、どうしたの?」
ジスト 「・・・ま、いっか。」
終わり
セリス「リーフってさ、よく死ぬよね」
ロイ「何を今更・・・」
マルス「確かにね。原作でも99%の攻撃を避けられ、10%の攻撃を当てられ、更に1%の必殺で即死したりするしね」
ロイ「マルス兄さんメタ発言自重。でもそれはリーフ兄さんに限ったことじゃないでしょ」
セリス「そうだよ。リーフばかり死ぬのはおかしいよ!今日だけでも皆でリーフを助けてあげようよ!」
ロイ「セリス兄さんは優しいなあ。でも具体的にどうするのさ?」
セリス「皆でリーフを見守って、リーフがコノヒトデナシーする前に守ってあげるんだ!」
マルス「流石に無理じゃないかな。熱意だけでは出来ない事もあるんだよ。セリス」
ロイ「こればかりはマルス兄さんに同意かなぁ。無茶だよ」
セリス「最初から諦めていたら駄目だよ!僕は一人でもリーフを守るよ!」
ロイ「やめた方がいいんじゃ・・・って、行っちゃったよ」
マルス「面白そうじゃないか、ロイ。尾行してみようよ。」
ロイ「まぁ、暇だし・・・別にいいけど」
リーフ「ちょっ、やめて、こっち来ないでーーーーっっ!」
四人娘「待ちなさいリーフーーー!!」
ロイ「いきなり追われてるしw」
マルス「流石リーフww期待を裏切らないねwwwww」
リーフ「待てと言われて待つ馬鹿がいるか!マスターナイトの貧乏器用さを舐めないでくれよ!リワープ!ユグドラル地区へ!」
ミランダ「チッ!私たちもリワープよ!」
セリス「待って!!!」
ナンナ「セリス様!?」
セリス「今日だけでもリーフいじめをしないで欲しいんだ。」
サラ「なぜ・・・・?」
セリス「リーフはいつも死んでいるんだ!今日だけでも・・・今日だけでもリーフを生き延びさせてよ!」
ナンナ「確かに・・・ちょっと可哀想な気も・・・」
セリス「君たちだってリーフが嫌いなわけじゃないでしょ!?一日だけでいいからさ。お願いだよ・・・」
ミランダ「・・・まぁ、私たちもやり過ぎだったかもしれないわね・・・」
ナンナ「そうですね・・・ごめんなさい。お詫びとして、私達に何かお手伝いできる事はありませんか?」
ティニー「セリス様×リーフ様ハァハァ」
サラ「いいわ、今日だけはいじめないであげる・・・リーフを守りましょ。ワープ!リワープ!ユグドラル地区へ!」
ロイ「あっさり説得しちゃったよ!」
マルス「いや、四人娘がいなくてもリーフの死因はたくさんあるよ。これからさ・・・マリク!」
マリク「(シュタッ)ここに」
マルス「僕達二人をワープさせてくれ。ユグドラル地区だ」
ロイ(マリクさんといいセネリオさんといい、何故紋章町の魔道士は突然現れるんだろう・・・)
リーフ「ふぅ、危なかった。今日こそは簡単には捕まらないぞ」
ナンナ「あ、いました。リーフ様です」
セリス「よし、気付かれないように尾行しよう」
マルス「僕達も追うよ。二重尾行だ」
ロイ「うん・・・(やっぱり神出鬼没なのが魔道士の条件なのかなぁ・・・そういえばセシリアさんも何時の間にか僕の後ろにいるときが・・・)」
某公園--
ユリウス「えー、これで基礎は終わりだ・・・です。では、みなさん実際に撃ってみましょう」
ユリウス(くそー、なんでこの僕が「よくわかるメティオ講座」なんて開かなきゃならないんだ)
ユリウス(ガトーのじじいめ、たまには職業というものを体験するのも悪くないぞ。だと?)
ユリウス(竜王家は金が沢山あるんだから、働かなくてもいいじゃないか!!・・・ん?一人変な動きの奴が)
ユアン「あっ、やばいミスった!」
ユリウス「おい!どこに撃ってるんだ!そっちは町の方向だぞ!」
リーフ「ん?流れ星?」
ロイ「メティオだよ、マルス兄さん。いつものことだね。」
マルス「この日常からいかにしてリーフを守るのかな?セリスは」
ティニー「セリス様!メティオです!」
セリス「くっ・・・!(ワープやマジックシールドは隣接していないと使えないし、メティオを相殺できる程の魔法は今無い・・・)」
セリス「(こうなったらティルフィングの魔防+20を頼りに、僕が受け止めるしか・・・)」
アイク「ん?セリスじゃないか。何をしてるんだ?」
セリス「アイク兄さん!そうだ!アイク兄さんなら・・・」
リーフ「ちょww流れ星がこっちくるwwメティオですねわかりますwwww」
アイク「リーフッ!!!」
リーフ「ア、アイク兄さん!?こっちに向かって走ってきて・・・どうしたの!?」
アイク「 ラグネル --
ニア ブラザーアーチ 1 ピッ」
リーフ「ちょっwwwいきなり何を・・アッーーー!!!」
セリス「やったぁ!すごいや!アイク兄さん!」
四人娘「( ゚д゚)ポカーン・・・」
アイク「任務完了。適当に投げたが、多分エレブ地区辺りに飛んだと思うぞ」
セリス「ありがとう!アイク兄さん!これでリーフはメティオに当たらずに済んだよ!」
アイク「弟を守るためだ。礼などいらん。とりあえず俺は仕事に戻る」
四人娘(根本的な解決になってない気がする・・・・)
ロイ「あぁ・・・空の彼方に飛ばされたリーフ兄さん・・・」
セネリオ「アイクの気配を感じて来ました。ひどい有様です」
マルス「どこから沸いて出た。しかし天然もここまで来ると重症だね。」
ロイ「そうだね。あ、みんなリーフ兄さんを追って走って行ったよ。追いかけようよ。」
マルス「そうだね。しかしロイ、君、なんか積極的になってない?」
ロイ「だって面白いじゃないかww」
マルス「君って時々黒いよね」
続くかも
>>415 続くかも、じゃない
続けてくださいGJですwww
初めてこのスレでネタを書いてみようと思ったんだが、
使いたい元ネタが結構多くて困ってしまった
ヤンデレCD、他のゲーム、難易度…
とりあえず今更だがテンプレ見てたら思いついたのを書いてみた↓
リーフ「ねえミカヤ姉さん」
ミカヤ「何リーフ、珍しく真面目な顔して」
リーフ「珍しく?まあいいや、実は」
ミカヤ「タイプの幼女の前でドジったのね」
リーフ「某槍王子と一緒にしないで…テンプレだよ」
ミカヤ「テンプレ?このスレの?」
リーフ「そう。最初から読んでみて、気づいたんだ…凄い事に」
ミカヤ「ほうほうそれでそれで?」
リーフ「なんで緑風(笑)さんとしっこくさんは2回も4回もボコられてるのか?
…という事さ」
ミカヤ「それなら答えは簡単、よくある
『大事な事なので2回やりました』
ってことよ!」
リーフ「また適当な事を…個人的には、
『
>>1は緑風(笑)としっこくさんにかなりの恨みがあった』
…って所かと」
ミカヤ「ほうほう、例えばどんな?」
リーフ「ステータスとか瞬殺とか…
ハードでの鬼ステータスとかラグネルとか…」
ミカヤ「じゃあ次スレでは15回くらいボコってみたら?」
リーフ「…後で僕が直視できない状態になると思われるので勘弁して下さい」
蒼炎も暁も未プレイだから、いろいろ違う所があるかもしれない。
もし発見したら指摘して下さいお願いします。
あと、なるべく3月までには、
ヤンデレCDか髪型がワカメの人のネタ書こうと思っているので、
気長にお待ち下さい。
>>412 GJ!個人的にジスト傭兵団の人達が好きだから尚更楽しめました。
ヒーニアスのコナンネタ、ヨシュアのギャグに吹いたwww
>>415 GJ!天然セリス可愛いよセリス。
しかしロイ、お前も黒いなwww
是非とも続きをお願いします!
>>407-411 アイクがフラクラ出来ない唯一のモノは肉だからなぁ…w
GJ!
>>412-414 マリカwwwわざわざ下半身まで拭かなくてもいいじゃんwww
ちなみに私の中でエイリークの婿候補としてのヒーニアスとサレフの株がちょっと上がったよw
GJ!
>>415-416 ロイの以外な黒さにちょっとワロタww
しかし葉っぱ…お前こんな美少女四人に追われてるんだから、毎日色々されたって文句は言えずちくしょう私なんて(ry)
GJ!
ちょっと
>>412-414の流れで気になる文があるんだが、
>>ヒーニアス「そうですか・・・新しい病室は取れませんか・・・ではできればもうひとつベッドを貸して・・・大丈夫ですか!ありがとうございます!!」
>>サレフ 「今のは聞かなかったことにしておいてやる・・・。」
…どういう事?
423 :
412:2009/01/11(日) 18:35:00 ID:Yj4aS+Kr
>>422 それはヒーニアスがベッドを借りることができて、
それに対してヨシュアが喜んで「よっしゅあ!」と言った(ボケた)のを
サレフが「聞かなかった事にしてやる…」
という流れのつもりっす。
量産型リムステラは元気にしてるんだろうか…?
乳戦争の時に参加するとおもっていたんだがなあ。
でもなんだかんだ人脈をもってそうだよな。
竜王家とか<量産型リムステラ
最終話 宴のあとに残されたものは(後編)
―な、ななな、なんだ、今のは!!?明らかに爆発音だ、外か!?
窓から外を見ると、そこには信じられない光景が広がっていた。
建物の扉が破壊され、そこから武器を持った男達が、数多く侵入しているのだ。
まるでテロだ・・・私は怒りに震えた。
ティニー 「セティ様、何が起きているのですか!?」
―ティニーが私に近づいてきた。今の爆発音で酔いが醒めたらしい。
セティ 「様子を見てくる、ティニーはここにいるんだ」
―部屋を出て廊下を走る、すると曲がり角で5人の男達と遭遇した。
いずれも武装しているが、その中の1人に見覚えがあった。
クブリ 「くくく・・・セティ、大人しく我々についてきてもらおう」
―この男、始めに招待状を確認した警備員だ。
やはりエレブホテルの従業員ではなかったのか・・・。
セティ 「あの爆発は貴様の仕業か?」
クブリ 「そうだ、我が配下にはあれくらいたやすいことよ」
セティ 「そうか・・・」
クブリ 「セティを捕らえよ、丸腰の奴など恐れるに足らん」
傭兵 「おい、大人しくすれば痛い目には・・・ぐは!!」
セティ 「痛い目には、なんだって?」
―傭兵の言葉が終わらぬうちに、私は拳を叩き込む。
魔道書など必要ない、怒りと悔しさで全身が満ちた今の私には、拳があれば充分だ。
断言しよう、今のならラナオウにも勝てる。
私は周りの傭兵を倒したあと、クブリに近づき、胸倉を掴んだ。
セティ 「おい、貴様」
クブリ 「ば、馬鹿な、貴様は魔道士、肉弾戦は苦手のはずでは・・・」
セティ 「なぜ、あのタイミングで爆発させた?」
クブリ 「は?」
セティ 「なぜ、あと10秒、せめて5秒遅らせなかった?」
クブリ 「貴様、何をわけのわからんことを・・・」
セティ 「貴様の爆発が遅ければ・・・ほんの一瞬でも遅ければ・・・
私はティニーとキスできたんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
クブリ 「いやああああああ!!」
―怒りに任せ、クブリに無数の拳を叩き込む。
セティ 「チャンスだったんだぞ、一生に一度のチャンスだったんだぞ!!
酔っているとはいえ、向こうから抱きついて、おねだりしてきたんだ!!
休日返上で仕事をし、兄上の放蕩に耐え、妹を敵にとられ、
母上の失言でこの身を削った末に、手にした唯一のチャンスを、
貴様は台無しにしたんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
クブリ 「あ・・・あひぃ・・・」
セティ 「貴様だけは許さん、この恨み、思い知れ!!」
―私は怒りと悔しさを拳にこめフィニッシュブローにはいった。
セティ 「君に、キスできない、運命なんて、認めなああああい!!」
クブリ 「あぎゃあああああああああああああ!!」
―クブリはふっとび、壁に叩きつけられ、気絶した。
まだ怒りは収まらないが、こうしてばかりもいられない・・・一度部屋に戻ろう。
セティ 「ティニー、武装した兵が多数忍び込んできている、急いでここを出よう」
ティニー 「そ、そんな・・・」
セティ 「大丈夫、君の事は必ず守ってみせる。君は、私の宝物だからな」
―決まった!!
ティニー 「セティ様、急ぎましょう!!」
―だが、流されたようだ・・・(涙)
セティ 「階段を降りるぞ、とにかく外に出るんだ」
―ところが、3階に降りたその時・・・何者かの悲鳴が聞こえた。
ティニー 「セティ様、外です!!」
―ティニーが指差す方向にある窓を開けて、外を見回す。
すると真下では、シルヴィアさんが3人の男に囲まれていた。
シルヴィア「なによ、あんた達、あっち行ってよ!!」
ゴロツキ1「へっへっへ、随分な上玉だな、よだれがでるぜ」
ゴロツキ2「捕まえろって言われたのはシレジアの人間だけだったな?」
ゴロツキ3「じゃあ、あとは好きにしていいんだよな・・・ぐへへへへへ」
―シルヴィアさんが危ない!!
セティ 「ティニー、君はこのまま下に降り、外に逃げてくれ」
―彼女を助けに行くため、私は窓に身を乗り出した。
ティニー 「ここ、3階ですよ」
セティ 「う・・・」
―下を見る、かなり高い、だが階段を降りている暇は無い。
シルヴィア「いや・・・やめて・・・」
―男の1人が彼女を地面に押さえつけ、残りの男も彼女に近づいていく。
助けが来る様子もない、私が行くほかはないようだ。
セティ 「ティニー、すぐに逃げるんだぞ!!」
ティニー 「セティ様!!」
セティ 「う、うおおおおおおおおおおおお!!」
―覚悟を決めて窓から飛び降りた、3階だから落ちるのは一瞬だが・・・
セティ 「ぐは!!」
ゴロツキ1「な、なんだ!?」
―やはり飛び降りれば痛い。多分、折れた。
セティ 「お、おい、彼女をはな」
???? 「悪いな、その女は先約済みだ。誘うなら別のにしてくれ」
―何者かの言葉が、私の言葉をさえぎった。
その直後、突如風が巻き上がり、ゴロツキたちを吹き飛ばした。
ゴロツキ達「うわああああああ・・・うげ!!」
―ゴロツキたちは壁や地面に叩きつけられ、気絶してしまった。
レヴィン 「ま、その前に女の誘い方を勉強するべきか」
―暗闇から現れたのは兄上だった、手にはエルウィンドの魔道書を持っている。
レヴィン 「シルヴィア、怪我はないか?」
シルヴィア「う、あ、あ・・・レヴィーーーーーン!!」
―シルヴィアさんは兄上に抱きつき、胸の上で泣きじゃくった。
レヴィン 「お、さすがのシルヴィアも怖かったみたいだな」
シルヴィア「このばか!!どうしてもっと早く来てくれないのよ!!」
―まったくだ!!あなたがあと10秒早く現れてくれれば、私は飛び降りずにすんだのに・・・。
レヴィン 「ま、主役はちょっと遅れてくるもんだって」
シルヴィア「あたしが、何かされたらどうするつもりだったのよ?」
レヴィン 「そんなことはさせねえよ。
ヒロインはピンチにはなっても、それ以上にはならないもんさ。
その前にヒーローが助けに来るからな」
シルヴィア「ぐす・・・随分浮気者のヒーローだけどね」
レヴィン 「ヒロインもおてんばで子供だけどな」
シルヴィア「ばか・・・」
―それから2人は何も言わずに抱き合っている。
随分といい雰囲気だが・・・べ、別に、羨ましくなんてないんだからな。
私がいじけていると、暗闇の中から杖を持った男が現れた、ホークだ!!
ホーク 「セティ様、まずは治療します、リカバー!!」
―ホークが杖をかざすと、体の痛みが消えていった。
セティ 「ふう・・・すまない、ホーク。それにしても、なぜここに?」
ホーク 「ダッカーとマイオスについて重大な事実が判明したので、
お伝えするためにきたところ、すでにこうなっていました」
セティ 「ということは、この事件は叔父上達が?
なぜだ、なぜこのような目立つことをする?
自分達が犯人だとばれたら、家督どころではないはずだぞ」
ホーク 「実は、ダッカーとマイオスは去年、贈賄と粉飾決算を行っていました。
おそらく、今月内にはベルン署の捜査も入るでしょう。
行き詰った奴らは、テロに見せかけ、セティ様たちを拉致し、
むりやり家督を譲らせ、シレジア本社を支配に治める、
その後、本社の力で贈賄などをもみ消すつもりなのでしょう
奴らには時間が無いのです」
セティ 「と、なれば狙いは我々か・・・よく調べてくれた、ありがとう」
ホーク 「恐れ入ります。
それで、現在の状況ですが、私の独断でマギ団と天馬騎士を投入し、
ラーナ様含め、招待客の半数は救出に成功しております。
また、すでに数人の傭兵からダッカーに依頼されたという言質も取っております。
それと、魔道書と武器をおもちしました、
セティ様はライトニングとフォルセティをお使い下さい」
―な、なんという手際のよさ、さすがはホーク・・・平民プレーの神と呼ばれた男。
「フォルセティがなければセティより優秀」と聖戦スレで言われるだけはある。
セティ 「よし、私は単独で行動するから、
ホークは引き続きマギ団と天馬騎士の指揮にあたってくれ」
ホーク 「了解しました」
セティ 「兄上、シルヴィアさんはマギ団に預けて、あなたも救出に参加して下さい」
レヴィン 「この状況じゃ、嫌ともいえんか・・・わかったよ」
セティ 「では、私は公園の方を探す、兄上は会場をお願いします」
※すみません、最初2つが名無しですが、426から始まりです。
―私は公園の方へ走った。しばらくすると、私を狙う気配がした。
セティ 「隠れても無駄だ、出て来い」
―暗闇の中から武装した男達が私を囲んだ、1、2・・・数は6人だ。
傭兵1 「大人しくしろ、そうすれば痛い目にあわずにすむぜ」
セティ 「断る、お前達こそ武器を捨て、投降しろ」
傭兵2 「口じゃわからないみてえだな、やっちまえ!!」
―傭兵達が一斉に斬りかかって来る・・・。
まず、1人目の大剣と、2人目の斧をかわす。
そして地面を蹴って、上空に飛び上がる。
傭兵3 「奴が消えた!?・・・はっ、上か!!」
セティ 「光よ、彼の者を討て、ライトニング!!」
―空中で魔道書を開き、瞬時に詠唱を行うと、まばゆい光が一瞬だけ傭兵達を包みこんだ。
傭兵達 「ぐはああ!!」
―私が着地すると同時に、傭兵達はその場に倒れこみ、気を失った。
読者の皆様、これが私の実力だ。
本来の私は無敵の魔道士であり、セリス軍、リーフ軍どちらでも活躍するエースユニットだ。
涙目で飲んだくれている姿はあくまでネタなのでそこのところを誤解なきよう!!
先を急ごうとすると、どこかから、苦しそうなうめき声が聞こえた。
音の方向を辿ると、物陰で1人の少年が倒れていた、左肩には矢が刺さっている。
セティ 「アスベル!!」
アスベル 「セティ・・・様・・・」
―彼の名はアスベル、マンスターで活動するマギ団という団体の一員だ。
セティ 「おい、しっかりしろ」
アスベル 「すいません、フィー様が・・・敵の手に・・・」
セティ 「フィーが!!」
アスベル 「も、もうしわけありません、僕が、しっかりしていないから・・・」
セティ 「気にするな、お前はよくやってくれた。それより傷を見せろ」
アスベル 「ぼ、ぼくなんかより、フィー様を・・・」
セティ 「そういうわけにはいかない」
―アスベルの左肩の傷は不自然に黒ずんでいた、毒矢だ!!
セティ 「ちょっと寒いが我慢してくれ」
―そういってアスベルの胸元の服をつかむと、一気に引き裂いた。
そして、矢を抜き、アスベルの肩に唇を近づけ、毒を吸い出す。
毒消しもレストも無いため、応急措置をするしかない。
セティ 「痛いかもしれないが、 少しの辛抱だ」
アスベル 「だ、大丈夫・・・です」
―毒を吸っては吐き出すことを繰り返す。
この寒さで上半身裸では辛いだろうから、私の体を近づけ暖める。
これは純粋な治療行為であり、私にもアスベルにもそれ以上の意味は無い。
しかし、彼女の目にはそうは映らないようだ・・・。
ティニー 「セ、セティ様・・・一体何を・・・」
セティ 「テ、テ、テテテテテテテ、ティニー・・・い、いつのまに?」
ティニー 「暗い物陰で、セティ様が、裸のアスベル君を、抱きしめて、体にキス・・・」
セティ 「ち、違うんだ、ティニー」
ティニー 「き、き、き、きゃああああああああああああああ!!」
セティ 「ティニィィィィィィィィィィィィィ!!」
―彼女は悲鳴をあげて走り去ってしまった。
愛しい男(←違います)が男と抱き合ってキスしていたら、ショックを受けてしまうのも無理は無い。 ※注
マチュア 「アスベル、無事!!?」
アスベル 「僕の方は何とか大丈夫ですけど、セティ様が・・・」
マチュア 「セティ様、ご無事だったんですね・・・って、どうなさいましたか!?」
セティ 「シクシク・・・」
アスベル 「ぼ、僕もよくわからないんだけど、急に泣き出しちゃったんだ」
―うう・・・誤解された、完全に誤解された。
折角ティニーといい雰囲気(←セティ君の思い込みです)になれた矢先に、ホモ疑惑・・・
神様、私、なんか悪いことしましたか?
※注 セティ君は勘違いしていますが、ティニーは全くショックを受けておりません。
むしろ非常に喜んでいます、「きゃあああ」も喜びの悲鳴です。
ティニー (凄腕の美青年セイジと、その弟子の素直な美少年マージ・・・
セティ×アスベルで次の新刊は決まりだわ!!
タイトルは『セイジは妖しいのがお好き』、
キャッチコピーは『そう、そのまま飲みこんで。僕のグラフカリバー・・・』
ああ、早く書きたい描きたい!!)
マチュア 「あ、あの、セティ様、どこか具合でも・・・?」
セティ 「いや、なんでもない、アスベルを頼む」
―いつまでも泣いている訳にはいかない・・・フィーを助けなければ。
私は涙を拭き、公園の奥へと走った。
しばらくすると、先方に人の気配を感じたので、とっさに物陰に隠れた。
目を凝らしながら、少しずつ近づくと、フィーと傭兵の姿が見えた。
フィーは一本の木に縛り付けられていて、周りには2人の傭兵が見張っている。
セティ 「フィー、今助ける」
―妹を助けるため、奴らの前に飛び込もうとしたその時、何者かが後ろから私の手を引いた。
アーサー 「やあ、セティ」
セティ 「お前も呼ばれていたのか!?」
アーサー 「ああ、フリージ代表でティニーと一緒にね」
セティ 「そんなことよりも何故止めた?フィーを助けなければ・・・」
アーサー 「無駄だよ、フィーは完全に奴らの支配下にある。
正面から躍り出ても、彼女を人質に取られて動きを封じられるだけさ」
セティ 「く・・・一体どうすれば・・・」
アーサー 「幸い敵は2人、奇襲すれば楽勝さ、あれを見て」
―アーサーが指差したのは巨大な銅像だった。
アーサー 「あれの台座を破壊すれば、銅像が倒れる。敵は銅像の下敷きさ」
セティ 「成程、よし、ライトニングで破壊する」
アーサー 「だめだ、それじゃ、銅像ごと粉々になっちゃうよ」
セティ 「じゃあどうすればいいんだ?」
アーサー 「ついてきて、音はたてないように」
―私達は連中に気づかれないよう、場所を移動する。
移動した先は、銅像の裏手。丁度我々、銅像、見張りの2人が一直線に並ぶ形になった。
像と我々は大体7メートルほど離れている。
アーサー 「ここから台座に直接、物理的な力を与えて倒すんだ。
そうすれば確実に見張りの方向へ倒れる」
セティ 「どうやって?」
アーサー 「フォルセティの風の力ってすごいよね・・・
人間1人くらいなら簡単に吹き飛ばせそうだよね・・・」
セティ 「まさか・・・」
アーサー 「そう、君自身にフォルセティをかけて、台座に突っ込むんだよ」
セティ 「私が死んでしまうだろ!!」
アーサー 「大丈夫大丈夫、ギャグネタ補正で死にはしないって」
セティ 「そんなに言うならお前がやれ。私がとばしてやるぞ」
アーサー 「いや、おれ、そういうキャラじゃないし」
セティ 「私だって違う!!」
アーサー 「ほら、あの2人が銅像からはなれちゃうよ。妹を助けたくないの?」
セティ 「ぐ・・・お、おぼえてろよ、アーサー・・・・・
うおおおおおお、フォルセティィィィィィィィィ!!!!」
―自棄になって、私は自分自身にフォルセティを発動させた。
直後、ものすごい力が私の体にかかり、私はロケットのごとく台座に突っ込んだ。
言葉にできないほどの痛みが体を走り、台座は壊れた。
傭兵 「な、なんだ、う、うわあああああああ!!」
―銅像が傭兵目掛けて倒れ掛かり、傭兵2人は下敷きとなって気絶した。
セティ 「ぐ、ぐおおおおおおおおおお」
―激痛をこらえながら体を起こすと、すでにフィーの縄は解かれていた。
アーサー 「フィー、無事かい?」
フィー 「アーサー、助けに来てくれたのね」
―い、妹よ、助けたのは私だ。
アーサー 「当然だろう、だって、君はぼくの大切な人だからね」
フィー 「で、でも、そのために危険な目に・・・」
―い、妹よ、危険な目にあったのは、私だ。
アーサー 「君のためならこの身は惜しくない、命を賭けて守ってみせるさ」
フィー 「アーサー・・・」
―い、妹よ、身を惜しまなかったのも、命を賭けて守ったのも、私 の 方 だ。
そう叫びたかったが、激痛のおかげでうまく声が出ない。
おまけに2人の世界に入っているので、全然私に気づいてくれない。
仕方なく私は、その場を去った。
それにしても何たる理不尽・・・身体を張り、痛みを伴った者が無視され、
楽でおいしいところを取った者が感謝されるなどと・・・こんなことがあっていいのか!!?
この世の不条理をかみ締めながら歩いていると、向こうから人影が見えた。
ホーク 「セティ様、その傷は一体・・・?回復します、リカバー」
セティ 「ふう、すまない。それで、状況はどうだ?」
ホーク 「救出も鎮圧もほぼ完了していますが、肝心のダッカーとマイオスが見つかりません」
―次の瞬間、突如、私の脳内に直接声が響いた。
『ティニーは預かっている。娘の命が惜しくば、貴様1人で公園の広場にこい、フォルセティを忘れるなよ』
―今のはダッカー!!?声が届いたのは、おそらく精神系の魔法の一種だ。
ティニーが奴らの手に・・・これは、絶対に助けなければ・・・。
セティ 「ホーク、私は公園の方を探しに行くから、君はもう一度会場を探してくれ」
―ホークにそう言って、私は公園の広場へ向かった。
広場には3人の人間が立っていた、灯りがともされているので夜でもはっきりわかる。
1人はダッカー、1人はマイオス、そしてもう1人はティニーだ。
ティニー 「セティ様・・・」
セティ 「ティニー!!」
マイオス 「動くな!!この娘がどうなってもいいのか?」
―そういって、マイオスはティニーの首筋にナイフを突きつける。
私は動きを止めるしかなかった。
ダッカー 「セティよ、フォルセティを私によこせ。この娘の身が惜しかったらな」
セティ 「・・・今さらこれを手に入れたところでどうなる?
ここまで大きな悪事を犯したんだ、
シレジア家を乗っ取ろうがもみ消しは不可能だぞ」
ダッカー 「ふん、我々の安全はベルクローゼンが保証してくれる。
フォルセティを持っていくという条件でな」
―ベルクローゼン・・・紋章町を暗躍する犯罪組織か・・・。
マイオス 「さあ、わかったら早くその魔道書を渡せ!!」
ティニー 「セティ様・・・渡してはだめです・・・」
―マイオスがティニーの頬をナイフでなぞる。
しかし、恐怖に耐えながら、ティニーは絞り出すような声で私に語りかけてくる。
そんな彼女をこれ以上見ていることはできなかった。
セティ 「・・・フォルセティはくれてやる。だから彼女を放せ」
ダッカー 「魔道書が先だ、まずはそこから10歩進め」
―言われたとおりにするしかない、私は10歩ダッカーたちに近づいた。
ダッカー 「フォルセティを地面に置け、ライトニングもだ」
―言われたとおり、魔道書を取り出して地面に置こうとしたその瞬間・・・
???? 「こ の ひ と で な し ィ ィ ィ ィ ィ ィ !!!!!」
セティ・ダッカー・マイオス・ティニー「!!!!??」
―夜空の一点が一瞬だけきらりと光り、
その直後この世のものとは思えない怪音をだしながら、
何かが空からものすごいスピードで突っ込んできた。
ダッカー 「う、うわああああああ!!」
―その物体はダッカーとマイオスの方に向かい、爆音と衝撃を発生させながら地面に突き刺さった。
信じられない現象だが、おかげで奴らとティニーとの距離があいた、チャンスだ!!
私は全速力でマイオスに飛び掛った。
マイオス 「しまった!!」
―私の体当たりの直撃を受けたマイオスはその場に倒れこみ、
勢いよく地面に頭をぶつけて、気絶してしまった。
私は即座に起き上がり、ティニーの手を引いて敵2人から距離をとった。
これで形勢逆転だ、私はティニーを後ろにかばい、ダッカーに向けて叫ぶ。
セティ 「もうそちらに勝ち目はない、観念しろ、ダッカー!!」
ダッカー 「おおおお、おのれ、若造がぁぁぁぁぁ!!」
―ダッカーが魔道書を取り出し、詠唱を開始した、トルネードだ!!
セティ 「ティニー、下がって!!
風よ・・・天より光を運び、地を駆け抜ける風よ」
―私はティニーを後ろに下げ、魔道書を開いて詠唱を開始する。
ティニーを守るためにも、絶対に失敗はできない。
ダッカー 「ぬおおおおお、死ねえええええ」
―ダッカーの手から、真紅の竜巻が起こり、私目掛けて襲いかかる。
セティ 「今、十二戦士の名において、彼の者に裁きを下さん。
フ ォ ル セ テ ィ ! !」
―ほんの一瞬遅れて、私の体から風が起こる。
正しき者には温かさを、邪悪なる者には裁きを与える聖なる風、それが神器フォルセティ・・・。
聖なる風は竜巻を飲み込み、ダッカーを包み込む。
ダッカー 「う・・・ぐは・・・そんな、ばかな・・・」
―ダッカーは膝をつき、その場に倒れた。
ホークから貰った縄を取り出し、ダッカーとマイオスの両手を縛った。
これで大丈夫だろう、そうだ、ティニーは!!?
ティニーの方を振り向くと、彼女は呆然と立っていた。
ティニー 「・・・・・・」
セティ 「ティニー、無事かい?」
ティニー 「・・・う・・・ぐす・・・」
―恐怖から解放され、緊張が解けたのだろう。少し俯き、しゃくりあげはじめた、そして・・・。
ティニー 「怖かった・・・とっても、怖かったんです・・・」
セティ 「よく頑張ったな。でも、もう大丈夫だ」
ティニー 「う・・・あ・・・あああああああ!!」
セティ 「ティニー・・・」
―泣きながら彼女はこちらに向かって駆け出した。
いくら気丈とはいえ、彼女は可憐な女の子、優しく抱きしめてあげなくては・・・。
私は両手を大きく広げ、彼女を迎え入れた。
ティニー 「ああああああ・・・」
セティ 「ティニィィィィ」
―さあ、私の胸に飛び込んでおいで。
彼女が私に近づく・・・私は彼女を抱きしめるため、両腕を閉じ
セティ 「あれ?」
―たのだが、彼女は私を通り過ぎ、私の腕は虚空を切った。
ティニー 「リーフ様!!!」
―はい?後ろを振り向くと、リーフに抱きつき、泣きじゃくっているティニーがいた。
ティニー 「リーフ様、怖かった、とっても怖かったんですよ!!」
リーフ 「僕は、とっても、痛かったです・・・」
―リーフ、貴様、いつの間に!!?
よく見ると、リーフの頭からは大量の血が出ている。
そして、謎の落下物の落果点には、穴があいていただけで、物体は消えていた。
ま、まさか、さっきの落下物の正体は貴様だったのか!!?
ティニー 「恐ろしい人たちが、わたしを・・・うわあああああ・・・」
リーフ 「恐ろしい兄さんが、僕を・・・ははははははは・・・」
ティニー 「それなのに、だれも、だれも助けてくれなくて・・・」
―ちょっとまて、ティニー、私は!?私の存在は!?
ティニー 「でも、わたし、信じていました。絶対、リーフ様が助けに来てくれるって。
そうしたら、本当にわたしのもとに、とんできてくれましたね」
―いやいやいやいやいや、どう見てもリーフは自分の意思ではここにきていない。
大方騒動のとばっちりを喰らって、たまたまここに飛んできただけだろう。 ※注
※注 セティ君、正解。アルムとセリカのKINSHIN成敗のために、
シグルド兄さんが振り上げたティルフィングが、例によってリーフにあたり、吹っ飛んできただけです。
ティニー 「リーフ様は、いつもわたしのことを助けてくれますね。それが本当に、うれしいです」
―おかしくね?ティニー助けたの私じゃね?
確かにリーフも結果的には役に立った。
だが、ダッカーもマイオスも倒したのは私であり、リーフは身体を張っただけだ。
先ほどのアーサーの例だったら、おいしいところをもらえるのは、私のはずなのだが・・・。
???? 「シレジア家のセティ様ですね・・・」
―あまりの不条理に混乱している中、背中で私を呼ぶ声がした。
エリック 「私、アネックスの総責任者、エリックと申します」
セティ 「せ、責任者の方でしたか。こ、この度は、誠に申し訳ありませんでした。
それで、私に何か?」
エリック 「これをお受けとり下さい」
―エリックは私に一枚の紙を渡した。それにはこう書いてあった。
『請求書 シレジア家 セティ殿
賠償金 500万ゴールド
内容 損壊した建物、銅像の修理代、パーティの未払い料金 等』
― ( ゚Д゚) ご、ご、ごごごごごごご、500万ゴールドォォォォォォォォ!!!?
セティ 「エリック殿、今回の事件の犯人はダッカーとマイオスです。
それならば、彼らの方に請求すべきなのでは?」
エリック 「しかし、ダッカーとマイオスは犯罪者、
支払いは望めませんので、ここは親族たるシレジア本社にお支払い願います」
セティ 「いや、でも、それは・・・」
エリック 「セティ様、実は私はあなたに親近の情を抱いております」
セティ 「え?」
エリック 「我が父ダーレンは、ホテルの経営をほったらかし、
親子ほどに年の離れた若い女に現を抜かす始末 ※注。
その苦労はすべて私が負って・・・くぅぅぅ・・・(涙)」
※注 くわしくは「その名はAKJ 第一章」をご覧下さい。
―そ、そうか、この男も家族のおかげで苦労しているのか・・・
エリック 「ですが、それはそれ、これはこれでございます。
父が腑抜けだからこそ、私が心を鬼にして請求するのです。
では、30日後までにお支払い下さい、失礼いたします」
セティ 「ちょちょ、ちょっと、待ってください!!」
―私が呼び止めるのも聞かず、エリックは去っていった。
セティ 「2日前に竜王家が片付いたばかりなのに・・・仕方ない、兄上にも協力してもらおう」
―ちょうどいいところに、兄上がこちらにやってきた。
レヴィン 「よう、セティ、なんとか終わったみたいだな」
セティ 「兄上、申し訳ないのですが、緊急の仕事ができました、すぐに私と屋敷に戻って下さい」
レヴィン 「そうしたいのはやまやまなんだが・・・」
―そういって、兄上はチラッと隣にいるシルヴィアさんを見た。彼女は顔を赤らめながら、兄上の左腕に絡み付いている。
シルヴィア「だ〜め、今夜は絶対に離さないから」
レヴィン 「こいつが離してくれないんだ、悪いけどあとは頼むわ、じゃあな〜」
セティ 「え、あ、ちょっと、兄上えええええええ!!」
―そう言って、2人は公園の出口の方へ消えていった。く、仕方ない、働かせっぱなしで悪いが、秘書のホークに協力してもらおう。
ホーク 「セティ様、犯人は全て警察に引き渡し、招待客も帰宅いたしました」
セティ 「今日は本当によくやってくれたな」
ホーク 「おそれいります。それで、ちょっと、これから、その・・・」
―そういって、ホークはチラッと隣にいる女性を見た。彼女はリンダ、ティニーの親戚でフリージ家の令嬢だ。
リンダ 「えへへ、ホーク様、今日は一杯お仕事したんだから、あとはわたしと一緒に過ごすんですよ」
ホーク 「お、お恥ずかしながら・・・私達、こういうい関係で・・・////ということで、明日の昼には戻りますので・・・失礼します」
セティ 「え、ちょっと、ホーク!!」
―そう言って、2人は公園の出口の方へ消えていった。
フィー 「あ、お兄ちゃん、今日は大変だったね、でも、アーサーが助けてくれたから、わたしは大丈夫だったよ」
アーサー 「ティニーのためなら、ぼくはどんなことでもできるさ」
フィー 「じゃあね、お兄ちゃん」
アーサー「じゃあね、お義兄さん」
―そう言って、2人は公園の出口の方へ消えていった。
アーサー、なにをぬけぬけと、この野郎・・・。
ティニー 「リーフ様、大好きです」
ナンナ 「ティニー、1人だけずるいわよ」
ミランダ 「そうよ、抜け駆けはなしって言ったでしょ」
サラ 「ふふふ、せっかくだから4人で可愛がってあげましょ」
リーフ 「勘弁してくれ・・・」
セティ 「・・・・・・」
―4人は公園の出口の方へ消えたその時、午前0時をしらせる時計の音が鳴った。
ずいぶん長く感じたが、フュリーさんのアパートから1日も経っていないのだ。
こうして、狂乱に満ちた宴は、完全に終結した。
そして、宴のあとに残されたものは・・・ホモ疑惑、500万ゴールドの請求書、底知れない虚しさの3つだった。
セティ 「・・・ああ、クレインか、セティだ。実はまた賠償金を負ってしまったよ。
額?500万だ、ああ、君の母上なら笑顔1つで解決できるが、うちはちょっと無理だなあ・・・当分徹夜だよ。
それで、今から飲めないか?・・・じゃあ、カリルの店で待っているよ・・・」
―私は携帯電話を切り、カリルの店に向かい歩き出した。フュリーさんごめんなさい、あなたの慰めだけでは足りそうにありません。
セティ 「グス・・・」
―1人歩く私の身体を、シレジアの北風が通り抜けた。
嗚呼、今日もシレジアの風が涙に沁みる・・・。
「シレジアの風が涙に沁みる」 完 今回も長々とお付き合いくださり、誠にありがとうございました。
>>426 しっこく「この乙を受け取られよ」
いやぁ、ほんっと面白かったですGJ!
それにしてもこのセティの苦労人っぷりときたらエリウッドと同等かそれ以上だな…
セティに幸有らんことを祈る…
>>426 セネリオ「全くもってひどい有り様です」
GJだった!
少しこのスレの住民に聞きたいのだがフォルセティとか抜きで
セティが好きな人はどれぐらいいる?
自分はトラキアの聖戦士とは云々のところで好きになった
あのセリフはかっこよかった
書き手さん乙
そういや、セティにはカリンは忠誠的なものかも知れないけど、マチュア姐さんもいるじゃん(ブライトンの後日談はアレだけど、マチュアに支援を与えられるのはセティだけ。カリンにはフェルがいるからやっぱ忠誠的なもんかな、と)
ティニーの事なんか忘れて姐さんにしとけって。まぁマチュアの方もマギ団の上司と部下での支援かも知れないけどw
>>426 面白かったけど、セティカワイソっ。ホーク居なかったら1日ほとんど仕事だな。
話変わるが、雷神一家(仮)って大所帯だな。
レプトール
ブルーム
ヒルダ
イシュトー
ライザ
イシュタル
ティルテュ
アーサー
ティニー
エスニャ
アミッド
リンダ
ぐらいか?
なんかレプトールは趣味でモノクル売ってて、カナスやエッツェルと仲良くなってそう。
想像ダダ漏れですまない。
>>426 長編GJでした
是非、セティには幸せになってほしい
幸せになってほしいんだが……
>>439 オレはフリージのイシュタル以外の女性陣はヒルダとライザ含めて、みんな腐の人だと思ってる
男性陣も何故か理解がある
そんな一族
コミケ前にそんなネタ書こうと思ってたが、いつの間にか過ぎてた……orz
>>426 セティ哀れww
セティのポエマーっぷりを見て、シグルド・セティ・ヨハンで
SPO(好きな女子に ポエムを 贈ろうではないか)同盟ができそうだと思いました。
>>426 面白かった・・・んだけど、あまりにもセティが可哀想過ぎて、何も考えずに笑う事ができない・・・(´;ω;`)
少しは救いのあるオチでも良かったように思う
話題になっていた武器人格有にチャレンジ。ギャグじゃないけどよろしく。
前スレ>>109よりネタを借りました。感謝!
あたしの名前はソール・カティ。太陽の剣。弟の名前はマーニ・カティ。月の剣。
私達は二振りで一対の、精霊の剣。弟は守りを、あたしは殺めを司る。
我等姉弟、リンディス様が刃なり――持ち主の力となり、守り、戦うことこそ武器の役目。
だけど、持ち主を守れる弟と違って、あたしは宿す力故にとても重たい。だから使われない。
今日も弟がリンディス様に携えられて出掛けて行く。学校、あたしも行ってみたいな。
−太陽の心−
此処はリンディス様のお部屋。あたし達のように、他の武器たちも持ち主の部屋にそれぞれいる。
『お帰りなさい、マーニ』
横に立て掛けられた弟にそう語りかけると、弟は嬉しそうにあたしに答える。
『ただいま姉さん! あのね、今日はヴォルフバイルと戦ったんだよ。
持ち主のヘクトル様にリンディス様が怒ってね、それはもうすっごくてさ!』
『へぇ、そうだったの? で、勝ったんでしょうね』
『当然! ボクと怒ったリンディス様に敵う人と武器なんてそういないよ!!
あぁでも、アルマーズ相手だとどうなるかなぁ。レギンレイヴとどっちが手強いかなぁ』
ああ、なんて嬉しそうなんだろう。あたしも戦いたい。外でリンディス様の力になりたい。でもなれない。
弟の楽しそうな話が右から左へ流れていく。いつまであたしはこの四角い風景を見ていればいいの?
コンナアタシニソンザイイギナンテアルノ?
夕食を食べ終わって、今日は宿題が多めにあるから早めに部屋に切り上げた。
得意でも不得意でもない理科を終えて一息ついたところで、後ろから戸を叩く音がした。
入っていいわ、と言えば入ってきたのはリーフだった。
「や、リン姉さん。武器余ってない?」
「・・・えーっと、細身の剣。使いかけで捨てられてたのが二本あったから拾ってきたけど」
「じゃあ一本頂戴」
そういうので立ち上がりクローゼットを開けて、弓や剣を立て掛けている中の細身の一振りを取り出した。
すこし刃が欠けた程度だから、まだまだ使えるのに。どうして捨てるのかしら。
振り返るとリーフのいる入り口を向く前に、いつの間に部屋に入っている当人の姿が見えた。
「ちょっと、何勝手に部屋に入ってるのよ」
「・・・・・・・・・・・・んだね」
「え?」
「リン姉さん、ソール・カティだけ使ってないでしょ」
そこにあったのは、私だけが扱うことを許されているという二振りの剣。
確かに殆ど使わないし、最近手入れをしてなかった気もする。だけど、それが一体どうしたっていうの?
「僕はね、どんな武器にでも心があると思うんだ。
武器に限らず、どんなものにも役目を全うしたいって気持ちはあるんじゃないかな。
だから僕は使えるものを捨てる輩は嫌いだ。姉さんは逆に、今日そういった物を救った人。
でもさ、こうやって使わないなら捨てている人と同じようなものだよ」
心に何かが突き刺さった気がした。
「そう言われても、ソール・カティは重過ぎるのよ。それに手入れだってきちんとしているわ」
「コレは武器だよ? 模造刀みたいに見た目で人を喜ばせるのが仕事じゃない。
使ってもらってこそ武器としての価値が出るのに、武器が可哀想だ」
「っでも、言ったじゃない。重いって――」
「・・・・・・・いいよね、リン姉さんは。
こうやって世界に二つとない名刀を二振りも持って、選べるなんて」
「!」
ああ、そうだ。確かにそうなんだ。うちには沢山名器が遺されていた。
皆当たり前のように使うけど、使えない兄弟も確かにいるのに。
今目の前にいるリーフも、セリカもそうだし、セリスもティルフィングは基本的にシグルド兄さんの物だ。
「ごめん、なんか色々と言っちゃった。それじゃあ、僕は部屋に戻るよ」
呆然としつつリーフに剣を渡し、戸を閉めたのを見てから部屋のベッドに一人腰掛けた。
皆が普段使う、レイピアを始めヴォルフバイルやレギンレイヴ、リガルソード。
それらとマーニ・カティは異なる。ソール・カティと共に、どちらも精霊の加護を受けた剣と聞いた。
そんな剣を私は選べている。当たり前だった。当たり前じゃないのに。
ソール・カティは私のための剣としてずっと傍にあったのに。
今日、リンディス様はあたしを部屋の外へ持ち出してくださった。嬉しいと同時に、驚いた。
昨日だってあたしのことを重い重いと仰っていたのに、一体どういうことなのだろうか。
辿り着いたのはこの家の前。外に出るなんて、一体いつが最後だっただろう。
「――――持ち上げることは出来るでしょう?」
「まあ、ね。で、どうやるの?」
聞こえてくるのはリンディス様と、その姉君エイリーク様の御声。
エイリーク様はこれまた兄君のアイク様からラグネルを受け取り、振る動作を見せる。
ラグネルはこの家の武器たちの中でも気高く、しかし美しい方だ。
華麗に、次々と共に舞う。エイリーク様の御髪が揺れ、ラグネルの金色の刀身が美しく光る。
あたしも、彼女のように、リンディス様と共に・・・・出来るのだろうか。
『貴女が主を信ずる限り、私のように戦うことは不可能ではないよ』
『え、ら、ラグネル?』
『さぁ、もう行くようだ。ソール、いつか戦える日を楽しみに待っている』
「じゃあ、ちょっと庭で練習してくる」
女性の優しい口調ながら、いかにも武人らしい言葉が嬉しかった。
家の横を周り庭先へ出て、抜き身になったあたしをリンディス様は振るった。
まだまだ重たさに慣れなくてぎこちないけど、共に舞えている。
『姉さん、良かったね』
ボクは守りの刀だ。主を守るため、主の守りたいものを守るために存在する。
だけどただ守っているだけじゃ守りきれないこともあるんだ。
その分姉さんは強い力を持つから、使いこなせば何だって倒せて、何だって守れる。
だからリンディス様には、姉さんも使ってほしかった。
主のために振るわれることが、僕らの役目だ。
あたしだって不可能じゃない。リンディス様と一緒に戦える。
この方が努力をしてあたしを振るってくれるなら、あたしはどんな敵をも切り伏せてみせる。
あたしは主を信じ、共に戦おう。
私が努力をすれば不可能じゃない。ソール・カティと共に戦える。
この剣が私のために存在してくれているなら、その力を存分に使わせてもらうわ。
私はこの剣を信じ、共に戦おう。
彼女が、自分のために在ってくれる限り。
ID変わってますが七色家族書いたものです。ども。
ちなみにカティ姉弟の性別は元ネタであろう北欧神話から。
ラグネルも同様に円卓の騎士に則りました。
あと、レギンレイヴもワルキューレだから女性らしい。
ぐおっ、一日来てないだけでこんなに神ネタが投稿されていたとは……
>>426-435 セティ…つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
乳戦争時にも言ったけれど、やはり
>>442に同感してしまう
ここまで特定のキャラの扱いが酷いと、読み終えた時にちょっと鬱になってしまう
保管庫のQ&Aの事は心得てるけど、それでも限度が有るのではないだろうか?
どうしてももうちょっと希望有るオチが欲しかったなぁ…と感じてしまいます
…まぁ、どちらにせよGJ!もし他にシリーズ物を書くのであれば期待しています
>>440 テ ィ ル テ ュ に関してだけは異議有り!
彼女は腐では無く、ただの天然だと思う
>>443-444 イイハナシダナー( ;∀;)
ラグネルが貴婦人なのにかっこよくて惚れた…w
GJ!
447 :
驚異(胸囲)の妄想力1:2009/01/12(月) 20:03:35 ID:uTaBFAAJ
リーフ「そーいえば、前にエイリーク姉さんの胸=銀の剣の武器レベル
ってネタがあったよね?」
ロイ 「兄さん、いきなり自重wwwあとタイトル自重www
・・・んで、何で今更そんなネタ掘り返してきたの?
てか、いくらなんでも分かりずらくない?」
リーフ「作者曰く、ひたすら過去ログ漁っても見つからなかったんだって。」
ロイ 「ちょwww」
マルス「いきなりなんだと思いきや、胸ネタかよ・・・。
んで、それがどうしたの?」
リーフ「いやさあ、『武術書』ってあるじゃん?」
ロイ 「つまり、一気にA→Sってわけだね。」
リーフ「そーいうこと。」
マルス「甘いな。」
リーフ「え?なんで?」
マルス「なぜって、そんなもんマギ・ヴァルには無いからだよ。」
リーフ「あーそうか・・・。」
ロイ 「でもさあ、その理論だとミカヤ姉さんハジマッタだよね。
SSまでいくじゃん。ほら、前に15スレの25あたりで
貧乳キャラが定着したしさ。」
マルス「君も色々と自重www。
でも君も甘いな、なぜAからSになるか考えてみな。」
リーフ「え〜と、なんでだろ?」
ロイ (わかった、でも今のうちに逃げる準備しておこ・・・)
マルス「それはね・・・。」
マルス「 S S ( ス ー パ ー ・ ス モ ー ル )だからだよ!!!」
448 :
驚異(胸囲)の妄想力2:2009/01/12(月) 20:04:25 ID:uTaBFAAJ
ヘクトル 「・・・んで、こんなひどい有様になったと・・・。」
エリンシア「姉上、いくらなんでも魔力カンスト【暁光】レクスオーラで家を倒壊させることないじゃないですか!!!」
ミカヤ 「ゆんぬ、まだこどもだからよくわかんなーい」
エリンシア「しらばっくれないでください!あなたは正真正銘ミカヤ姉上です!!」
ミカヤ 「ふーんだ!どーせあなたみたいなきょにゅーな人には、私みたいな
ひんぬーの気持ちは分からないのよ!!
あなたみたいな緑髪で2X歳の人は、インカム付けて
事務員やってればいいのよ!!」
エリンシア「(#^ω^)ピキピキ もう我慢できません。
ぶっとばしてさしあげますわ!!」
セリス「リーフ〜、ロイ〜、マルス兄さ〜ん、生きてる〜?」
エリウッド「家の近くの角を曲がると、そこは瓦礫の山だった・・・
蝶 ☆ サ イ コ ー 」
ヘクトル「おい、誰かエリウッド止めるの手伝ってくれ!!
エフラム!お前、エイリークとか知らねーか!?」
エフラム「エイリークならさっき、『ちょっと、テリウス行ってきます!!!』
て言って出ていったぞ。」
ヘクトル「ちょwwwあいつ真に受けすぎwww」
アルム 「たとえ家がなくなっても、君との愛は無くならないよ。セリカ。」
セリカ 「家はもう無くなっているわ、でも私もよ。アルム。」
アルム 「・・・セリカ///」
セリカ 「・・・アルム///」
シグルド「KINNSINNはゆるさ・・・ってあれ、私のティルフィングはどこに行った?」
エフラム「それなら、さっきエイリークが持っていったぞ。
なんでも、マレハウト山岳通るのに必要だとか。」
シグルド「(´・ω・`)ショボーン」
勢いで書いた反省はしている。
ちなみに、暁ワユの胸はパッドだと思っている。 ってちょなにするやめ
449 :
驚異(胸囲)の妄想力2:2009/01/12(月) 20:14:31 ID:uTaBFAAJ
アーッ!!!
肝心の人を忘れてたー!!!
というわけで付け加えておいてくれ・・・。
アイク「とりあえず直すか・・・」
ちなみに、最初は全員だすつもりだったのが、リンのセリフがなくなってしまったorz
>>446 ティルテュに関して同感
世間知らずな天然おバカって感じがする
>>447 エイリークネタ大好きだw
GJ!
>>449 後で付け加えられたからなのかは知らんが
やけのアイクの台詞に哀愁が漂っている気がするw
>>445 マジか
>>447 リアーネ(案の定家が)「ひどい・・ありさ・・です・・」
セネリオ「ちょっ、僕のセリフ!!」
過去スレでリアーネがたまにセネリオの代役やってたの思い出した。ネタとは関係無いけどwww
あとアイク、家直すのを「とりあえず」ですますなwwwGJ!!
ロイ 「そういえば成人式とかあったわけだけど」
マルス「関係無いよ、僕らサザエさんなんだから」
ロイ 「そういうメタ的なこと言わない」
マルス「ま、ちょうど二十歳なのがいないしね。そもそもこの町の成人が二十か怪しいけど」
ロイ 「歳も曖昧だしね。今エイリーク姉さんエフラム兄さんエリウッド兄さんピザ兄さんっていくつ?」
マルス「高二、三前後としか…」
ロイ 「ああっ、なんかまたメタメタしてきた!何歳か分からないって気持ち悪い!」
マルス「まあアイク兄さんエリンシア姉さんが二十一なのは確かなんだけど」
ロイ 「あ、それって去年成人式したはずだよね。どうだったんだろう」
マルス「そりゃあれでしょ、今問題になってるニュースで取り上げられるあれでしょ」
ロイ 「あ、やっぱりそう思う?だってアイク兄さんだもんね。真面目だけどむしろ真面目にやらかしそうだもんね」
マルス「いやいやエリンシア姉さんでしょ。『恐れ入りますが父兄の方はあちらの席へ…』とか言われちゃってさ」
ロイ 「あー、ぶっ飛ばしてそう。絶対市長とかぶっ飛ばして差し上げてそう」
マルス「まあね、去年の成人式はあれだったろうね。今年の比じゃないくらいあれだよ」
ロイ 「そうそうあれあれ」
二人「『厳重警戒も意味成さず!今年も大荒れ酷い有様成人式』wwwww」
>>453 納得できるあたりがこの兄弟らしいwww
シグルドは案外ふつーに成人できてそうな感じ。
仲間内の二次会で何かやらかす気はしなくも無いがw
ミカヤはミカヤで、晴れ着で何とかなるけど一瞬「彼女成人?」みたいな視線を向けられそうで不憫・・・・・・。
>>452 サジ(ry
差し支えなければ次はラグネル書きたいんだが。
レギンレイヴも書きたいが、そんな彼女はロリか否か、幾つか意見が欲しい。
ちょっと目を離した隙に良ネタがたっぷりwww皆GJ!
ラグネルがお姉さまとか最高にツボwひんぬーネタにもサザエさんにも笑わせてもらったよ
>>454 レギンレイヴは名前的にどうも男しか思い浮かばないかなぁ
ロリか否かだったら俺だったら否かな
リン 「ねぇアルム、時間ある?よかったら弓の練習に付合ってくれないかな」
アルム 「僕が?姉さんのスタイルには遊牧民の人に教わる方が適してる思うけど」
リン 「あのね、私もあなたみたいに0距離で撃ちたいの」
アルム 「ふ〜ん。まぁ時間もあるからいいよ」
リン 「ありがと。でもどうしたら上手く練習できるかしら。なにか良いアイデアはない?」
アルム 「夜襲なんてどうかな」
リン 「・・・・・。なかなか良いアイデアはねーわね」
アルム 「いや冗談だよ。いくらなんでも弓の練習で夜襲はありえないよ」
リン 「わかってるわよ。実は私なりに考えてることがあるのよ。庭に行きましょ」
アルム 「…で、リン姉さんの考えっていうのはどんなのかな?」
リン 「実践あるのみ。実際に撃つ感覚を身に着けるのが一番だと思うの」
アルム 「悪くないね。理論を並べるよりも、身体で覚えるのが姉さんには合ってるよ。
でも撃つだけじゃダメだよ。あたらなければどうということはないっていうからね」
リン 「わかってるわ。だから当てる感覚を掴むために命中値の高い神器を用意したわ」
アルム 「神器!?たかが練習に神器貸してもらったの?」
リン E:キラーボウ
アルム 「…なんか違くない?」
リン 「更に的にも一工夫したのよ。当てやすい的を選んだわ」
アルム 「いきなり小さな的を狙ってもムリだからね。でも大きすぎても逆に意味ないよ?」
リン 「大丈夫よ。ホラ」 ⇒ マルス「ムグーー! モガモガーー!!」
アルム 「猿ぐつわに簀巻きで柱に縛り付けられたマルス兄さん!?」
リン 「手頃な大きさの上に、お仕置きも出来るお得な的よ」
アルム 「いやいや、あれは可哀相だよ。はずしてあげようよ」
マルス 「ぷはぁー、助かったー。非道いよ姉さん!」
アルム 「よし、これで息継ぎできるね。よきかな、よきかな」
マルス 「あのーアルム君、僕はまだスマキから開放されてないのですが…?」
アルム 「的が動いちゃだめだよ」
マルス 「はなしてーー!!」
アルム 「それじゃぁ準備OKってことだね。始めよっか」
リン 「マルス、覚悟はいいわね」
マルス 「いいわけあるかー!」
リン 「その綺麗な顔を吹っ飛ばして差し上げますわ!」
マルス 「やめてー!!」
リン 「てりゃっ!」
ぼっよ〜〜っん。
マルス 「人殺しー …お?当たってないや。ふぅ〜助かったー」
リン 「すっぽ抜けちゃった。すごくマヌケな音がしたわね。残念、失敗かぁ」
アルム 「で、その失敗した矢はどこに行ったのかな。いくら勢いが無くっても危ないよね」
リン 「えっと…、確か向うの方向に飛んで…… あっ!!」
ひゅ〜ん、ぷすっ
通りすがりのPナイト「あーれー--------」
アルム 「なんとおおおぉぉぉーーー!?」
リン 「あああぁぁぁぁー!」
アルム 「今のPナイト青色のロングヘアーだったよ。もしかしてシーダさん!?大変だっ!!」
マルス 「ああ、シーダじゃなかったから大丈夫。エイリーク姉さんだった」
リン 「そう、それは不幸中の幸いだったわ。でもエイリーク姉さんが犠牲に…は?」
アルム 「エイリーク姉さん?兄さん、今エイリーク姉さんって言った?」
マルス 「うん。あれ、なんでエイリーク姉さんがペガサスに乗ってたんだろう?」
リン 「と、とにかく助けに行くわよ!」
〜エイリーク落下地点〜
リン 「この辺りに落ちたはずなんだけど…」
アルム 「誰も居ないね。ペガサスの姿も見えないや。おかしいなぁ。姉さんは一体何所に…」
エイリークの声「誰かいませんかー!助けてくださーい!」
リン 「あ、エイリーク姉さんの声だわ。無事だったのね、よかった」
アルム 「何所からかな…キョロキョロ…いた!木の上にいるよ。おーい、エイリークねえさーん」
エイリーク「あ!マルス、リン。いいところに来てくれました」
アルム 「僕もいるぞ!」
マルス 「あれ、アルム君いたの?」
アルム 「・・・・・(´・ω・`) 」
エイリーク「あ、あの、そんなことよりも…、お願いです助けてください」
マルス 「その前に状況を説明して欲しいんだけど…なんで木に登ってるの?」
エイリーク「登ってません。ペガサスに乗っていたら突然矢が飛んできて落ちてしまったんです」
リン 「へ、へぇ…それは…災難…だったわね…。け、怪我は無いの?」
エイリーク「幸運にもこの木がクッションになってくれたので大きな怪我もありません」
リン 「そ、そう…無事でなりよりだわ…。流石姉さん、運いいわね」
エイリーク「でも驚いたペガサスが逃げてしまって…、そのため降りられなくて困っているのです」
リン 「結構高い木ね。コレを降りるのはエイリーク姉さんにはキビシイわね」
マルス 「う〜ん。 キョロキョロ 梯子とかも周りには無いね」
エイリーク「そんな…、ではどうすれば…」
アルム 「オイヨイヨ!!」
エイリーク「?」
マルス 「飛び降りろって。僕らで受け止めてあげるから大丈夫だよ」
エイリーク「ほ、本当ですか?本当に大丈夫ですか?」
リン 「大丈夫よ。私たちを信じて!」
エイリーク「では…い、いきます!」
マルス 「あぁ、でもさぁ…」
アルム 「どうしたの?兄さん」
マルス 「今の格好(いつものミニスカート)で飛び降りたら ぱんつまるみえ だよね」
エイリーク「えいっ!! って…え!? あっ!? きゃあああぁぁぁーーー!」
リン 「スカート気にしてバランス崩しちゃた!これじゃ受け止められないっ!」
ドッシーンッ!!
エイリーク「ううっ…いたい…。受け止めてくれるって言ったのに…ヒドイじゃないですか…」
リン 「ご、ごめんなさい姉さん、怪我は無い?大丈夫?」
エイリーク「あんまりだいじょうぶじゃないです…。…ゴニョゴニョ…おしりいたいです…」
アルム 「<パシャッ>それだけで済むなんて<パシャッ>運いいなぁ<パシャッ> …兄さんなにしてるん?」
マルス 「<パシャッ>写真撮ってるの。さっきエイリーク姉さんが飛び降りた時から撮ってるんだ。
ぱんちらとかしてたら高値で売れると思うんだよね」
アルム 「アンタって人はーーー!!姉を売るとか、アンタはいったい何なんだー!」
マルス 「安心してよ。流石に変な男に売る気はないから。ルネス女学院の生徒だけだよ」
アルム 「それならいいか。…いいのか?なんか間違ってるような気がするんだけど」
マルス 「(写真チェック中) ばかな…、一枚もぱんちらしてないだと?ちぇっ、ハズレか」
アルム 「えっ、こんな際どいアングルなのに?まさか… ぱ ん つ は い て な い !?」
エイリーク「はいてますっ!!は…恥ずかしい事を言わないでくださいっ!!」
マルス 「まぁこれはこれで人気ありそうだね。とりあえず確保しておこう」
リン 「あんたらねー、あんまりふざけてばかりいると怒るわよ」
マルス 「ん〜。その前にもっと重要な問題があるんじゃないかな」
リン 「何よ?テキトーな事言って逃げようったってそうはいかないわよ」
マルス 「そもそも、エイリーク姉さん何でペガサスに乗ってたの?」
エイリーク「え゛っ゛!?」
アルム 「なんでそんなに驚いてるの?当然の疑問だと思うけど」
エイリーク「えっ〜と…、その…、風を感じてみたかったのですよ」
リン 「なにそれ。 <ヒラヒラ〜> ん?姉さん何か落ちたわよ」
エイリーク「あっ!それは…」
リン 「ターナさんの写真?仲良いのは知ってるけど、こんなの持ってたら誤解されるわよ」
エイリーク「い、いえ…あのですね… <ヒラヒラヒラヒラ〜> あっあっそんな…ちょっと待って…」
アルム 「また落ちた。これは…エリンシア姉さんにパオラにシグルーンさん。他にもたくさん…」
マルス 「あ、このシーダの写真いいなぁ。姉さん、これちょーだい」
リン 「どういう意図の写真か、なんとなく分かる気がするけど…一応聞いてみましょうか。
……エイリーク姉さん、この写真はなに?」
エイリーク「る〜るるるるっる〜、今日はいい天気〜♪」
アルム 「致命的なまでに誤魔化すの向かないって人っているよね」
マルス 「ま、聞かなくても分かるけどね。
エイリーク姉さんの憧れの人ってところだね。 ( ゜∀゜)o彡゜ ( ゜∀゜)o彡゜」
アルム 「ペガサスに乗ってたのは、この人達みたいに胸を大きくしたいと思ったからかな」
リン 「エイリーク姉さん…Pナイトになったからって、大きくなるとは限らないのよ」
エイリーク「あうぅ。で、でもでも職業ごとに成長率補正があるんです。ならば胸の成長だって…」
アルム 「あるあr…ねーよ」
リン 「職業なんて関係ないわよ。歩兵や騎兵でも大きい人はいるでしょ?」
エイリーク「うぅっ…何という説得力。ちょ、ちょっと大きいからってそんな自慢しなくっても…」
リン 「…自慢なんてしてないわよ」
マルス 「Pナイトでもちいさい娘はいるしね。姉さんがPナイトだとしてもそっちのグループだよ」
エイリーク「がっくり…。はぁ…どうすればこの悩みを解消できるのでしょうか…グスッ」
アルム 「何、気にすることはない」
マルス 「さ、とりあえず家に帰ろうよ。エイリーク姉さんも一応無事だったし」
エイリーク「はぁ…今日はついてないですね…」
リン 「はぁ…結局わたしの弓の練習もうまくいかなかったわね…ホントついてないわ」
エイリーク「リンもですか。でも気を落とすこと…ん? ゆ・み・の・れ・ん・し・ゅ・う?」
リン 「 あ 。 」
エイリーク「リン…。もしかしてあれは…」
リン 「え、え〜っとね…その…わ、わざとじゃないのよ…お互い運が悪かっただけで…」
エイリーク「……」
リン 「ご、ごめんなさ〜〜〜い」 ダッシュ!
エイリーク「まっ、まちなさ〜い!」
アルム 「二人とも行っちゃった…。兄さんこれからどうする?」
マルス 「僕は写真を売る準備をしようと思う。アルムも手伝ってくれるかい?」
アルム 「いいよ。分け前よろしくね」
エイリーク「そんな事許すわけないでしょう?覚悟はいいですね、二人とも」
リン 「アルム、あんた普段は地味でいい子なのに…、どうして流されちゃうのかしら?」
マルス 「くっ、何時の間に…。アルム、僕は戦略的撤退を図る。姉さん達の足止めは任せたぞ」
アルム 「まかせてくれ!こんなやつら僕が ひ ね り つ ぶ し て y」
リン&エイ『邪魔しないっ!!』
アルム 「ぐわあぁぁぁー!」
エイリーク「マルスは!?どこに行ったのですか?」
リン 「見つけたっ!既に逃げてるわ!追うわよ、姉さん!!」
マルス 「ふははははっ!さらばだ諸君、また会おう!」
リン 「待たんかい、こらぁ!」
エイリーク「逃がしませんっ!」
アルム 「せ、せっかくの決め台詞の途中なのに…ひどいや…ぐふっ」
>>456 アルムの「アンタって人はーーー!!」が「いやマルス(兄さん)だし」ですまされそうだなwww
後「なんとおおおぉぉぉーーー!!?」て元祖さんとこの海本さんじゃないかwww
あっちの人のセリフ、いくら出番が少ないからって使いすぎんなよwGJ!!
>>457 何げに某兄弟のアスカくんの決めゼリフも言ってるなwww
あと、オイヨイヨもwww
GJ!
461 :
緑風:2009/01/13(火) 20:11:43 ID:Les3B9Ca
>>447-448 一つ言っておくけど、ミカヤは巨乳なんよ
実際に寝てる最中に揉んだから分かるんよ( ・ω・)三つ三つババババッ
∧_∧
=≡( ・ω・)、 ∧_∧ ,
と と ))):;)ω・).・∵ ;
=≡</</ ⊂ O)
【月光】 ( ヽ
∪ ̄\ )
何かすまん
>>453 この町の成人式が無事に済むのが想像できないwww
しかし、「ピザ兄さん」って…ロイが黒くなっていくww
>>456-458 アルムww
久しぶりの出番だと思ったら、すっかりマルスに毒されてwww
リンとエイリークのコンビも好きだw GJ!
>>398を見てちょっと思いついた
シャナム「……という訳でFETV、今季の新番組制作会議を始めるぞ」
セーラ 「今年こそ私の美貌を紋章町中に伝える新番組を要求するわ!」
ドロシー「毎年言ってるじゃないですか、それ」
セーラ 「パチモン社長のパチモン企画よりは確実に視聴率取れるわよ」
シャナム「パチモンとは心外だな、今回の企画はかなり自信があるぞ」
セーラ 「……とかいってまた視聴者から訴えられたり殴りこまれるのは勘弁してよね」
シャナム「訴訟や暴力を恐れて番組が作れるか!ペンは剣よりも強しだ!」
ドロシー「何でこんなときだけ男らしいんですか」
イリオス『今年こそ脱AD!給料UP!』
セーラ 「……もう何でもいいからさっさと進めてよね」
シャナム「よし、それじゃまずは少女向けアニメだ
いつまでも魔女っ子ミカリンには頼っていられないからな」
「ミカリン☆レボリューション」
ミカヤは人気アイドルに憧れる(ダキュン!)歳の中学(ダキュン!)年生の女の子。
ひょんなことから憧れのアイドルになったミカヤの活躍やいかに!
シャナム「ちなみにこれはP.N.星の王子様からの持ち込み企画だ」
セーラ 「腹黒王子も姉使ってパクリ番組って何やってるのよ……。
ていうか(ダキュン!歳の時点で)明らかに中学生じゃないでしょ、中学生じゃ」
ドロシー「……そ、そういえばミカヤさん『もう二度とアニメはやらない』って言ってませんでしたっけ」
シャナム「その辺はぬかりない、盗聴音声から作成したヴォーカロイド『初音ミカヤ』も企画者から入手済だ」
セーラ 「相変わらずこういう事はしっかりしてるのねあんたら……」
イリオス『ミカヤさんマジ最高』
シャナム「よし、次は連ドラだ
アカネイア地区在住・P.N.ケチな傭兵さんからの持ち込み企画行くぞ」
ルーキー
「新兵ズ」
荒れ果てた紋章学園野球部に赴任した熱血教師・サム藤の(ry
セーラ 「いやいやこれもパクリだから」
ドロシー「清々しいほどのパクリ企画ですね」
シャナム「ちっ、これもダメか……全くあの偽者野郎め」
セーラ 「あんたが言うなあんたが」
イリオス『主題歌は涙目GReeeeNで決まりだな』
シャナム「気を取り直して次の企画行くぞ」
「アイボー・ふたりだけの特命係」
「テリウス警視庁のお荷物」と呼ばれるたった二人の特命係・
アイクとボーレが推理を駆使して難事件に立ち向かう!
セーラ 「……なんか推理とは無縁っぽい二人組ね」
ドロシー「なんだかんだで事件は解決しそうですけどね」
イリオス『あぶ○い刑事か西○警察のほうがいいんじゃね?』
セーラ 「…で、結局どれ採用するのよ」
シャナム「決まってるだろう、全部採用だ!」
ドロシー「やっぱりそうなるんじゃないかと思ってました」
セーラ 「まあこの局のやりそうなことよね」
イリオス『だな』
〜それからしばらく後の兄弟家にて〜
ミカヤ 「あら、みんな揃って何見てるの?」
セリス 「あ、ミカヤ姉さん!今日から新番組が始まるんだって」
エフラム「ミルラ達が楽しみにしているみたいだからな」
ミカヤ 「それじゃ私も久しぶりに見てみようかしら…って」
〜ミカリン☆レボリューション〜
ミカヤ『私ミカヤ!ちょっと食いしん坊でアイドルを夢見る(ダキュン!)歳!』
チキ 「ミカヤおねーちゃんかわいー!」
ファ 「かわいー!」
ミルラ 「かわいいですー」
セリス 「魔女っ子の次はアイドルだなんて姉さんすごいや」
エフラム「うむ、とても(ダキュン!)歳には思えない演技だな」
ミカヤ「な ん じ ゃ こ り ゃ あ あ あ あ あ あ ああああああ」
その日、FETVが光に包まれたとかマルスが星になったとかならないとか
またそれは別のお話である
466 :
GAIDEN:2009/01/14(水) 03:09:39 ID:ihjM+zlR
>>464 アイボーwww
FETVは相変わらずだなぁw
ではこちらもネタ投下
ここはバレンシア地方にあるラムの村
そこでとある会話が行われていた…
セリカ 「アルムを、ああアルムをどうやって空気キャラから脱出させればいいのかしら」
グレイ 「実はアイクさんと同等にやりあえる実力持ち設定(※1)」
クレア 「NON、以前に似た様な話でスレが荒れたことがあったわ
〜が最強ネタのようなことになるから却下」
ボーイ 「某動画投稿サイトにあるFE外伝の動画ネタ」
メイ 「NON、あそこの話題は分からない人には分からないし
アルム様自身が活躍しているものはない、その上あのサイトの性質上荒れかねないと言えなくもないわ」
クリフ 「外伝の戦闘システムの関係によるグラップラー・アルムネタ(※2)」
シルク 「NON、元ネタの主人公は不人気です
下手をしたらアルム様まで不人気になりかねません」
ロビン 「空気は個性キャラ」
ジェニー「NON、根本的な、解決になっていません」
マイセン「結論は…」
アルム 「KINSHINネタも設定ネタも必要なく
スレの荒れを悪くする心配もなく
僕を空気キャラから脱出させられる
そんなネタ(orキャラ)だ」
・・・・・・・・・
グレイ 「…無理だな」
ロビン 「そもそもアルム以上に僕たちは空気なわけだし」
クリフ 「出るかどうかすら分からないリメイクを待つしかないか…」
全員 「ハァ……orz」
アルム 「うう…また今年も空気キャラでいかなきゃけないのか」
セリカ 「アルム、それでも私はあなたの事が好きよ…」
アルム 「セリカ……」
セリカ 「アルム……」
マイセン「ほどほどにしておかんとまた剣が飛んでくるぞい」
その後マイセンの言ったとうりに二人の間に割って入るかのようにティルフィングが飛んできたとか
※1(外伝の最大ステータスはHP以外全て40なためうまく育てれば暁と似たような感じにできる
また二人とも最後には神を倒している)
※2(外伝の戦闘はステータスの値だけで計算する、何もない場合は他のシリーズでいう素手状態と変わらないため
詳しくはこのサイトを参考にしてくだされ→
ttp://fegaiden.client.jp/)
支援効果の強さ(100%必殺)だけは歴代最強と言えなくも無いがなw<アルム(とセリカ)
このスレのアイクの弱点って何だろう?…家族の涙(逆上がり的に考えて)?
リーフ「弟の僕がマジレスすると、アイク兄さんはワキをくすぐられるのに弱いよ」
マルス「あと実はこの歳になって未だにワキ毛が生えてないのが軽いコンプレックス」
474 :
色々と質問:2009/01/14(水) 22:02:47 ID:GemvYbf1
「シレジアの〜」の作者です、まずは今回もお読みくださりありがとうございました。
厚かましいお願いですが、ネタに使用したいので、
以下についてご存知の方は教えてください。
私が探した限り、本編中でははっきりと示されていないので、
資料集や攻略本、小説、漫画などに載っていてご存知の方、
よろしければ教えてください。
質問事項
・エルトシャンの乗っている馬の名前
・トラバント、アリオーン、アルテナ、ディーンが乗っている飛竜の名前
(エダはケイト)
・イシュタル、ラインハルトの年齢
・ラインハルト、オルエンの名字
あとこれは、質問というよりアンケートなのですが、
「シレジアの〜」のラストのオチ、「救いようのない涙目」って
やりすぎないほうがいいですか?
実は、同じようなことを言われた「乳戦争」(15-25)も私が書いたので、
気になって聞いてみました。
よろしかったら意見を聞かせてください。
質問だけではあれなので、ここから先はネタです。
I☆NO☆RI
―ある日の兄弟家リビング、いるのはミカヤ、シグルド、セリカ、リーフ、ロイの5人である。
ミカヤ? 「だああああ、うるさいうるさいうるさあああい!!」
リーフ 「どどどどど、どうしたの急に?」
セリカ 「っていうかあなた、変態女神の方ね?」
ユンヌ 「ごめん、今月『祈り』の当番なのよ」
シグルド 「祈り?ピンチ時に回避が増加するスキルのことか?」
ユンヌ 「そう、実はあれって、スキル持っているやつの祈りを
あたしたち神がキャッチして、回避アップの力を送っているのよ。
その担当って神の間で持ち回りなんだけど、今月はあたしなの。
ああやだやだ、これ、ものすごく面倒だし、うっとうしいのよねえ・・・」
ロイ 「え、じゃあ、本人はアスタルテ神に祈っているつもりでも、
力を送っているのはユンヌ神、ってことがありえるわけ?」
ユンヌ 「ええ、そうよ。
混沌のあたしに『法と秩序の名の下に我を救いたまえ』なんて祈られると、
思わず笑っちゃうわね」
セリカ 「うう・・・信仰って一体何なの?」
ユンヌ 「ああ、また来た・・・あんた達にも見せてあげるから、目を閉じなさい」
―セリカ達が目を閉じると、暴漢に襲われているペレアスの姿が見えた。
ペレアス 「うわああ!!(斧の直撃が当たる)」
暴漢 「ったく、抵抗しやがって・・・さあ、諦めて金を渡せ!!」
ペレアス 「これは僕のではなく、デインのものだ、渡すことはできない」
暴漢 「このやろう!!(斧を振り下ろす)」
ペレアス (だめだ、僕はまだ倒れるわけには行かない。
僕の罪を償うために、まだ僕は・・・神よ・・・・)
ユンヌ 「回避力ア〜〜〜ップ」
暴漢 「何、かわしたああああ!?」
ペレアス 「今だ、逃げろ!!」
セリカ 「(目を開ける)・・・へえ、祈りってこういう仕組みだったんだ」
ユンヌ 「今のペレアスは楽な方。っていうか、テリウスの連中は皆マシなのよ。
うっとうしいのは、ユグドラルの連中」
リーフ 「そ、そうなの?」
ユンヌ 「あ、丁度そのうっとうしいのが来たわ、はい、目を閉じて」
―目を閉じると、暴漢に襲われているイリオスの姿が見えた。
イリオス 「ぐは!!」
暴漢 「とどめだ、この平民野郎!!」
イリオス (死ぬのか、俺は貴族にもなれぬまま、死ぬのか?
オルエンばっか贔屓され、ろくに仲間にもされないまま、死ぬのか?
ちきしょう、大体、なんだあの女?
ステータスは全部俺のほうが上なのに、ダイムサンダに聖なる剣なんて
厨性能ウェポンなんざ持ってきやがってえ・・・おかげで俺は・・・
神よ、一体この差別はなんなんだああ!!)
ユンヌ 「んなもんあたしが知るかああああ、回避力アップ!!」
暴漢 「何?かわしたあああ!?」
イリオス 「今だ、スーパー貴族クラアアアアッシュ!!」
リーフ 「(目を開ける)・・・ごめん、次のプレーでは仲間にしてあげるね」
ロイ 「そ、それにしても、なんかすごかったね。
恨みとか執念とか、そういうものがズシッとのしかかってきたよ」
ユンヌ 「あんたたちは見てるだけだからマシよ。
あたしなんて直接キャッチしているからね。
重いわ、暗いわ、うっとおしいわ・・・あ、もっといやなのがきた」
―目を閉じると、女性と戦っているラケシス(祈りの剣装備)の姿が見えた。
ラケシス 「きゃああ!!」
グラーニェ「そこまでよ、『敗者はエルトから手を引く』というこの勝負、私の勝ちみたいね」
ラケシス 「く・・・」
グラーニェ「さあ、とどめよ!!」
ラケシス (そんな、私が負ける・・・だめ・・・まだ私は・・・
エルト兄様とあんなこともこんなことも、
<ピー>も<ダキュン>も<コノヒトデナシー>もしてないのに!!
私は負けられない、お願い兄様、ラケシスに力を。
兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様
にいさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)
ユンヌ 「ちっとは神に祈れやぁぁぁ、回避力アーーーップ!!」
グラーニェ「な、かわした!!」
ラケシス 「今よ、必殺のブラコンアターーーーーック!!」
シグルド 「ちょっとグラーニェに加勢してくる」
ロイ 「兄さん落ち着いて!!」
シグルド 「ガルルルルルルルルル」
リーフ 「確かにすごい執念だったね」
セリカ 「さすがはAKJ会長、わたしも頑張らなきゃ」
ロイ 「あ、見習っちゃうんだ」
ユンヌ 「あれ・・・ほう、これはこれは・・・(ニヤニヤ)」
リーフ 「急にニヤついてどうしたの?」
ユンヌ 「次が来たのよ、リーフ、よ〜く見ておきなさい」
―目を閉じると、暴漢に襲われているサラの姿が見えた。
サラ 「何をするの、離しなさい!!」
暴漢 「そうはいかねえな、
孫娘が人質ならマンフロイもさすがに言うことを聞くだろ」
サラ 「汚い手で触らないで!!」
暴漢 「ほう・・・痛い目に合いたいようだな・・・おらああああ!!」
サラ (だめ・・・よけなくちゃだめ・・・
お願い、リーフ・・・あたしに・・・力を・・・)
暴漢 「何?かわしたあああ!?」
サラ 「覚悟しなさい、ライトニング!!」
暴漢 「ぐはああ!!」
サラ 「ふう・・・(胸の前で手を組み、目を閉じる)
ありがとう、リーフ、あなたのおかげよ・・・」
シグルド 「ほう〜(ニヤニヤ)」
セリカ 「ふ〜ん(ニヤニヤ)」
ロイ 「へえ〜(ニヤニヤ)」
リーフ 「な、な、なんだよ、皆して僕を見ながらニヤニヤして?」
セリカ 「べっつに〜、ただなんだかんだで愛されているな〜って」
シグルド 「大事にしてあげなきゃダメだぞ」
ロイ 「いい加減1人に絞りなよ」
リーフ 「ロイ、君にだけは言われたくない」
ユンヌ 「げげげ!!祈り持ちで一番うっとうしいのが来た・・・
リーフ、今度もよーっく見ていなさい」
リーフ 「え、それって、まさか・・・」
―目を閉じると、暴漢に襲われているフィンの姿が見えた。
フィン 「うわあああ!!」
暴漢 「とどめだ!!」
フィン (死ぬのか・・・私はここで死ぬのか・・・?
・リーフ様に修理した光の剣を届けないままに、
・ナンナのお迎えが終わらないままに、
・エスリン様に言われたおつかいをやり遂げぬままに、
・キュアン様に頂いた勇者の槍の今日の分の手入れしていないままに、
・その他諸々の家事や事務を成し遂げぬままに、
・やれ朴念仁だの、女性に冷たいだの言われたままに、
・挙句の果てに「フィンはキュアンにしかハァハァできないよ」
とホモキャラにされたままに、
私は死んでしまうのかあああああああ!!!?
何故だ、何故ですか神様ぁぁぁぁぁ!!
お願いです、私はまだ死ねないんです!!
かああああみいいいいさああああまああああ!!)
ユンヌ 「だあああああ、わかったからとっとと避けなさい、
回避力アーーーーーップ!!」
暴漢 「何?かわしたあああ!?」
フィン 「今だ、勇者の槍!!は、しまった、耐久を2も減らしてしまったああ!!
せせせせっかく、キュアン様から賜ったものを・・・
ああ、キュアン様、申し訳ありませえええええええええん!!」
セリカ 「・・・・・・」
ロイ 「・・・・・・」
ユンヌ 「こいつ、いつもこうなのよ・・・」
シグルド 「・・・・・・明日、彼に休暇を出すよう、キュアンに言っておこう」
リーフ 「・・・・・・僕も、労わってあげるね」
ユンヌ 「ま、こんな感じでやってるのよ。
ああ、やだやだ、これがあと1ヶ月もつづくなんて・・・」
セリカ 「変態女神も結構大変なのね・・・」
―その夜、リーフの自室
リーフ 「(プルルルル)あ、イリオスさんですか、はい、僕です、リーフです。
あの、今度の周回なんですけど、
イリオスさんをメンバーに加わわってもらおうと思います。
え?制限プレー?いらない子縛り?違いますよ、普通のプレーです。
もちろんあなたは一軍ですよ・・・
いや、だから荷物持ちじゃないですって、もう、疑り深いなあ・・・。
ええ、ですから、そのつもりで準備お願いしますね、では・・・(ガチャ)
ええっと次は・・・(プルルルル)あ、サラ?
あのさ、明日時間ある?いや、たまには2人で遊びに行こうかなって。
え?僕の部屋がいい?サラがいいならかまわないけど・・・
この間の『5時間耐久呪い100種類重ねがけプレイ』は無しだよ、
え、うん、じゃあ明日、何時でもいいよ、じゃあね(ガチャ)
最後は・・・(プルルルル)あ、ナンナ?
あのさ、明後日空いてない?フィンが忙しくて疲れているみたいだから
たまには僕ら2人で労わってあげようと思ってさ・・・
うん、料理持って行ったら喜びそうだね、僕も手伝うよ。
明後日の午前中にそっちに行くよ、うん、じゃあね(ガチャ)
ふう・・・(ベッドに寝転ぶ)まったく、主人公も楽じゃないよ、
他の人たち、ちゃんとやってるのかなあ・・・?
明日もあるし、今日は寝よう・・・zzzzzzz」
「I☆NO☆RI」完
>>474 「シレジアの風が(嬉し)涙に染みる」オチの方が好きだな俺は
ただやっぱもう「人それぞれ」なんでアンケートは必要ないかと
・・・ただエイリークはあの綺麗なヴァルターの話でちょっと救われた感じはあるが
そんなこと意図してないと思うが
>>475 ユンヌに対する認識を改める必要がありそうだwwwGJ
>>474 自分は涙目になるネタはかまわないと思うが救いようがないのはどうかと思った
ネタ自体は毎回面白いし好きなんだが乳戦争もシレジア〜も読み終わったあと何だかなあと思った
これだけ書いたけどあなたのネタは今回も面白かったし書き続けて欲しいと思ってる
情報提供の役にはたてないけど次の作品も楽しみにしています
紋章町野球大会の最後参照
一番 ショート ジャファル
「・・・行くぞ。」
二番 セカンド ジュルメ
「んだよ、状況によっちゃジャファルのために死ぬのかよ。(バントとか)」
三番 ピッチャー ロイド
「牙の名において、死(アウト的な意味で)の裁きを下す。」
四番 センター(兼リリーフ) ライナス
「兄貴!後ろには俺がいること、忘れんなよ!!」
五番 キャッチャー ブレンダン
「さて息子達よ、思いっきり投げてこい。(ソーニャたんに良いところを見せるのだ。)」
六番 レフト ウルスラ
「公式戦には出られないのだけれどね。」
七番 ライト ウハイ
「正々堂々、かかってくるがいい!!」
八番 ファースト ケネス
「やれやれ、あまり動かないポジションですか。(でもキャッチャーでなくて良かった!!)」
九番 サード ダミアン
「嘆きたまえ、キャラの薄さ故に私にスタメンの座を奪われることを。」
ベンチ入り
アイオン 「称号持ちの幹部なのにスタメンじゃないなんて・・・くやしい・・・!!」
テオドル 「まぁ、私は見ているほうが好きなんで。スコアブックでも書きますか。」
カムラン・マクシム・ゾルダム・ボイズ・ワイアー・オレグ・ハインツ・ベアード「まとめすぎだろ!!」
ニノ 「私はやっぱり控えかぁ・・・みんなと一緒に試合に出たかったなぁ。」
ライナス 「まぁ、危険なところもあるからな。」
ロイド 「そうだな・・・ニノは足が速いから、代走で出るのはどうだ?ケネスあたりの所でとか。」
ライナス 「お、それ良いんじゃねぇか?」
ニノ 「うん!私がんばる!!そうだ!試合に出ない時はみんなの応援するね!!」
ロイド 「(良い子だ)」
ライナス 「(良い子だ)」
そして試合・・・
ニノ 「かっとばせー!ジャ・ファ・ル!!」
ジャファル「(///)」←見たいけど直視できない
観客A 「お!牙のベンチ見てみろよ。あんな可愛い子がチアガールしてるぞ。」
観客B 「試合見ろよww」
観客A 「うひょー、あんなに足上げて、もう少しで中が見え・・・」
ジャファル「む。(キュピーン!)」カキン!!
観客B 「あれ?ファールボールがこっちに・・・?」
観客A 「・・・あべし!!(直撃)」
観客B 「き、救急車−!!」
ジャファル「・・・悪は滅びた・・・。」
ジュルメ 「いいから塁に出ろよ。」
エフラム 「今度球場に変態が出た時は頼む。」
ジャファル「・・・任せておけ。」
ソーニャ 「・・・ところで、あたしは?べ、別にさみしくなんてないんだから!!」
妄想おわれ
テリウスの祈りは回避力うpじゃないんだが。
HPが0になったとき、幸運%で半分の体力にするって内容だった。
483 :
助けて!名無しさん!:2009/01/15(木) 14:16:45 ID:FkSEGewz
そうか。それでペレアスはイズカの陽光バルベリト喰らっても死ななかったんだ。
>>474 中途半端に救いのある展開にしたって面白くはないだろうから、
突き抜けて救いの無い展開か、涙目キャラのサクセスストーリーにしたほうが面白いと思う。
サザがフォルカ・しっこくに勝ったりとか、シグルドがディアドラをゲットしたりとか、グレイプニルがナグルファルに挑戦するとか。
「男の子はどん底に落ちれば落ちるほど、這い上がってきた時にカッコ良くなれる、」って感じ?
>>484 サクセスストーリーは別にいいが、あんまり大きな変化をもたらせると今後のスレのネタに影響が出かねない
その例で言うとシグルドがディアドラゲット確定させたら今後ディアドラをめぐるシグルドとアルヴィスのネタはもう使えなくなるな
>>481 ウルスラが結構な強打者だなwww
それともう一つ いいぞもっと(ry
妄想 四牙がバーサクにかかったら
マルス「↑を頼みたいんだけど」
ユンヌ(ミ)「任せて!!」
黒い牙本部(リーダス家宅)
ライナス「兄貴、この書類まとめといてくれないか?」
ロイド「面倒くさいことは俺任せかよ?全く・・いい加減自分でやりやがれ」
ライナス「・・・別に仕事があるからな、頼む」
ロイド「ったく・・分かったよ」
マルス「まだ予想通りな感じだなぁ。もっとインパクトがほしいよ」
ユンヌ「この人はどうかしら?」
ジャファル「よおお二人さん、元気か?」
ライナス「ああ」
ロイド「ニノは学校では元気か?」
ジャファル「まあそうだな。(任務だからしかたなく、だが)」
マルス「う〜ん、確かにギャップはあるけど予想通りっていうか」
ユンヌ「じゃあこの人は?」
ウルスラ「ヤッホ〜。みんな元気?コーヒーいれたから飲もうよ」
ロイド「お、いいな」
ウルスラ「ニノちゃんもクッキー焼いたから、それも一緒に」
三人「「「賛成」」」
マルス「うwwwはwww」
ユンヌ「予想外もいいとこwww」
終われ
あと次スレそろそろ・・・
別に大きな変化があっても今後も既存の設定を使ってもいいんじゃないかな
設定は便乗するもしないも書き手の自由だとは思うし
>>474 >>480に同意。あなたのネタは高く評価してるけど、
『乳戦争』や『シレジアの風』の時みたいに救いが無いオチというのは好きになれないよロックマン
バットエンド全般が嫌いな自分の戯言でしょうが…
(せめてセティはティニーにキス位して貰えれば…(´;ω;`)ブワッ)
>>475-477 サラにノックアウトされたのは私だけではない筈だw
フィンの扱いを見て、彼はクレインやエリウッド、セティと同列だと判断したwww
GJの替わりにNice Work!!と言いましょうw
>>481 ワロタwww
ジャファル自重wwwGJ!
議論はその辺で保管庫にある掲示板でも使おうぜ
あまり活用されてないじゃんかあそこ
>>474 自分はそこまで酷いとは思わなかったですね。
基本的に男女の仲は進展しない兄弟スレにおいて今回のセティとティニーの仲が始まる前と後で前進も後退もしなかったでしょうし。
逆にリーフ、アーサー、腐女子とスレ内でも移り気要素の強いティニーに更にセティと気のある描写や
意識のないティニーにキスをするようなセティはそのキャラの人間性を落としかねないかと。
今回の内容だとフュリーのようなセティの理解者の人数や機会を増やしたり、
対極的な存在であるレヴィンやアーサーをもう少し落としたりしてバランスを取れればいいんじゃないでしょうか。
>>490 避難所はそれこそ人が来ないから意見が偏ってしまう恐れがあるんですよね。
492 :
BOA:2009/01/16(金) 10:51:15 ID:GSFF0y2Z
「シレジアが〜」の作者です。数々のご意見ありがとうございます。
あまり自分の話題だけで本スレを消費するのもあれなので、保管庫の掲示板にも同様の質問をしておいたので、
まだ意見のある方は、そちらにお書き下さい。
スレは「感想とか要望とかネタ落としとか 」です。
ここから下はネタです。
―ある休日の昼下がり、兄弟家
エリウッド「リンディス、そろそろ時間だよ」
リン 「あ、今日はBOAの日だっけ、まってて、すぐに支度するわ」
ロイ 「BOA?」
セリス 「タイトなジーンズにねじ込む?」
マルス 「助けるの面倒なくせに、大して強くもない爺さんのことでしょ?」
エリウッド「いや、ボア司祭のことではないんだ。まあ、皆にはあまり関係のない話だよ」
ロイ・セリス・マルス「???」
リンディス「おまたせ、じゃあ行きましょう」
ロイ 「あれ、今日はソール・カティなの?マーニじゃなくて」
リン 「うん、今日はこっちじゃなきゃダメなのよ」
エリウッド「じゃあ、出発しよう。夕飯までには帰るよ」
セリス 「いってらっしゃ〜い」
―エリウッドとリンが出かけようと玄関に出たところ・・・
ヘクトル 「今帰ったぜ」
アイク 「ん?これから出かけるのか?」
リン 「2人ともお帰りなさい。私達は出かけてくるわ」
アイク 「気をつけてな」
ヘクトル 「それにしても、兄貴とラグネルの組合せは最強だな。
結局一本も勝てなかったぜ」
アイク 「それは剣と斧の相性のせいだ。
これが槍ならお前とアルマーズに勝てる者はいないだろう」
エリウッド「・・・本来なら2人もBOAの資格があるんだけどなあ・・・」
リン 「いいわよね・・・力や体格がある人は」
ヘクトル・アイク「???」
―エリウッドとリンがむかった先はドズル家である。
リン 「こんにちわ」
エリウッド「遅れて申し訳ありません」
ブリアン 「よくきたな、座ってくれ」
リオン 「やあ」
セフェラン「やっほ〜〜〜、ミカやんは元気?」
ブリアン 「よし、全員そろったし、これから今月のBOA会合を開こう。
まずは、我々のテーマソングを聴こうではないか」
―ブリアンがリモコンのボタンを押すと、ステレオから音楽が鳴り出した。
『タイニーな ハンドに 食い込む〜♪ 専用という 重 い ブ キ ♪
ど〜んな 遅い 相手にも〜♪ 追撃のチャンスをあ・げ・て・My Weapon♪』
(BoA 「VALENTY」のメロディーで)
ブリアン 「うむ、いつ聴いてもよい歌だな。それでは本題に入ろう」
リン 「私のBOAウェポンはソール・カティよ。
精霊の剣なんてご大層な名前だけど、重さはなんと14!!
体格6の可憐な乙女にこんなもん持たせてんじゃないわよ!!
しかも何?威力12ってやる気あるの!?
HP120の相手に最大ダメージ8って・・・
最近、世間では『焼けた石に水』の代わりに、
『焼けた竜にリン』って言うらしいわね。
ひどい、あんまりだわ・・・うう・・・」
493 :
BOA:2009/01/16(金) 10:53:19 ID:GSFF0y2Z
ブリアン 「くぅぅ・・・お前のようにか弱き女がよく耐えた、辛かっただろう?」
エリウッド「つぎは僕だね、烈火の剣デュランダル・・・
作品のタイトルにもなっているのに、
重さ16のおかげでメタボなネタ剣に早変わりさ・・・
このおかげで、僕はドーピングに頼らない限り、ラスボスに追撃不可能、
場合によっては追撃される始末・・・しかも絶対に助からない、
しかも結構ありうるんだよね、これが!! ※注
うう、おかげで、今では僕自身がネタキャラ扱い・・・グス」
ブリアン 「存分に泣いてくれ、ここはそういう場所だ」
※注
デュランダル装備のエリウッドが古の火竜に挑んだ場合、速さが18以下では追撃され、
絶対に助からない。
期待値どおりに育った場合、速さが19になるのはロードナイトレベル10。
ちなみにヘクトルが期待値どおりに育った場合、クラスチェンジさえすれば
追撃されることはない。
リオン 「僕は闇魔法に手を出したことをつくづく後悔しているよ。
心は乗っ取られるし、大戦争は起こしてしまうし、
結局大地震は回避できないし、こんな重い武器を掴まされるし・・・
僕さあ、自慢じゃないけど、勉強ばっかりしていたもやしっ子なんだよ?
ペンより重いもの持ったことないんだよ?重さ18とか絶対無理ってわからない?
ねえ、魔王(笑)さん、こんなもの渡して本気で僕を勝たせる気あったの?」
セフェラン「性能はまあまあだし、皆さんに比べれば影響は少ないし、
耐久無限は家計を預かる身としては大助かりなんだけど、
もう少し軽くならないんですかねえ、このクライディレド。
終章のボスで攻速落ちしているのなんて、私だけですよ。
もうアッちゃん(アスタルテ)はこういうところが、
おっちょこちょいなんですよねえ・・・」
ブリアン 「お前達の苦しみがわが身に伝わってくる・・・無念だったな。
それでは最後に私だ。
解放戦争当時、私は窮地のドズル家を何とかしようと、己を鍛えた。
血のにじむような努力の結果、最強といわれるマスターナイトになり、
また、クラス相応のステータスを身につけることもできた。
だが、だが・・・そんな努力もこのスワンチカのせいで水の泡だ!!
せっかく26まで速さを鍛えたというのに、重さ20ってどういうことやねん!!?
それならせめて見切りくらいつけろっつうの!!
私だって本当は勇者の剣が持ちたかったんだよ、ちきしょおおおおお!!」
エリウッド「くうううう・・・ブリアン殿の話はいつ聞いても泣けますね」
リン 「大丈夫、私達が、私達がついてるわ!!」
セフェラン「みんなで力をあわせて頑張っていきましょう、ね?」
リオン 「速さ至上主義、追撃ができねば人にあらずのFEにおいて、
重い武器をもたされた僕らの苦しみを、世間はわかってはくれないのさ」
ブリアン 「全くだ、この不条理には本当に・・・」
一同 「頭 に き ち ゃ う !!!!」
―BOA・・・武器(Buki)が重くて(Omokute)頭(Atama)にきちゃうの会。
>482
すいません、すっかり忘れてました。ペレアスのところだけ「生存力アップ」に読み替えてください。
リーフ「ミカリン終わっちゃったね」
マルス「そうそう、金儲けになるから姉さんは黙っておいて欲しかったんだけどなぁ。いいじゃん、どうせロリババアなんだから」
リーフ「FETV、余った枠どうするんだろ」
マルス「新しい番組始まったんじゃなかったっけ? あ、ミカリンの時間だ」
セーカイジューノ(ry
リーフ「今度は魔○陣グ○グ○のパクリっすか」
マルス「ニケ役がニケさんでククリ役がラフィエルさんか。安易だなぁ」
トンデルサギニハワカラナイクロウ
リーフ「生々しすぎないかね」
マルス「飛べない鷺はラフィエルさんだけだからね」
リーフ「化身すると余計役立たずになるからね。段差すら越せない」
サザ『ザムディン!』
>>492 S(専用武器が)K(壊れやすくて)B(ビクビクしてます)の会はないものかwww
まあ彼らの苦悩は存分に分かった。しかも古の火竜は特効が×2とかヒデェwww
・・・デュランダルの最大ダメージは27+5+34−40で26
アルマーズは30+36−40で26か・・・
封印仕様だと強すぎだろエリウッドwww
(重さ12の為速さ21で追撃可能
追撃されるのは速さ14のとき)
まあなにがいいたいかというと、GJ!!
まあエリウッドが追撃できてたら流石に魔王(笑)程ひどくないと思うが
烈火のラスボスも古の火竜(笑)になってたかもしれないね
家族構成
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。
【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなので、KINSHINを察知すると凶暴化する。
【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。
【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。
【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。
【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切し、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。
【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱く、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。
【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。
【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコにする。
【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。
【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。
【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。
【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好きな乙女な少年。通称マミー君を一番気に入っている。
【リーフ】
ネガティブなムッツリ。幼馴染、ツンデレ、電波、ツインポニテな四人娘に引っ張り回されている。この人でなしー。
【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレム状態になっている。 ちなみにヘクトルに大しては黒い。
サブキャラクターズ(団体)
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、イドゥンさん、氷竜姉弟、
ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。 持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。
【マリク】【シーダ】
マルスの幼馴染にして、最も信頼する片腕(マリク)と大事なガールフレンド(シーダ)。
【ラナ】
「ラナオウ」の異名をもつ最凶シスター。しかし、セリスの前では恋する乙女であり、ユリアの宿命のライバル。暁流杖術の使い手。
【ナンナ】【サラ】【ミランダ】【ティニー】
リーフを振り回す四人娘。リーフの事が好きだが、いぢめるのも好き。
【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。
【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。
【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。
【ボーレ】
豆腐を愛する商店街の豆腐屋さん、ヨウカンマンもどきなマスコットキャラクターがいる。守備が低い。
【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れる自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る
【サザ&漆黒の騎士】
∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ <ミカヤは俺が守る 『瞬殺』
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
サザ
∧_∧ ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <身の程をわきまえよ 『月光』
(っ ⊂=⊂≡ ⊂)
/ ) ( \
( / ̄∪ ∪ ̄\)
サザ しっこく
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <二人とも落ち着け 『天空』
(っ ⊂=⊂≡ ⊂=⊂≡ ⊂)
/ ) ( \ ( \
( / ̄∪ ∪ ̄ \) ∪  ̄ \)
サザ しっこく アイク
【エイリークの婿候補】
実はいい人、真銀の騎士、ポカラの賢者の三人に綺麗な月長石&魔王皇子を加えた五人。
常にエイリーク戦争の真っ最中。
【エリウッドの嫁候補】
ニニアンとフィオーラの二人。時々腹黒い。
【ヘクトルの嫁候補】
ツンデレファリナと天然フロリーナの二人。フロリーナといい雰囲気になるとリンにボコられる。
【ロイの嫁候補】
魔力バカ、ナバタの巫女、魔乳軍将、元気っ子天馬騎士、ポイズンクッキング、不思議系、イドゥン時々ギネヴィア。常にロイ奪取戦争中。
【アイクの嫁候補達】
妹的存在、女商人、手斧美人、実在したカービィ♀、元気っ子女剣士、幼女社長、ツンデレ猫と幅広い。
何度もアイクにフラグクラッシュされるが懲りないしめげない。
【涙目グリーンの居酒屋】
ネタキャラ扱いされている緑髪のキャラ達の憩いの場。常連は主にウォルト、サザ、セシリア、アーダン、セティ等である。
【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。兄弟家のSが天敵
少しだけ修正を加え、新たに涙目グリーンの居酒屋とAKJを入れてみた。
ダメなら他の人がスレを立てる際に修正して下されm(_._)m
>>499 さり気無くロイの項目が加筆しているなw
つーか、気付かん内にシグルドとかアイクとかエイリークとかの紹介が変わっとるw
前スレで嫁関係はテンプレにいらないんじゃないかって議題が出たけどどうなったの?
というかこのスレの最初の方に嫁のテンプレは止めた方がいいって話あったじゃないかwww
>>507 乙
アイクが注意してるのに吹いたwww
なんか可愛いから和んだがww
ジャファルが立ててくれたのかw
>>496 火竜は基本的にエリもヘクも追撃させない事を前提にバランス取ってる節があるからな
リンは追撃&必殺が出ること前提にして控えめな攻撃力なんだろうけど力がへたれるとNO DAMAGEなのが何とも
>>512 2周して2周ともNO DAMAGE!!だった俺は育てるのをやめた
重さ14で追撃は無理だし回避も辛いから使い道がない
北米版なら乳揺れがあるけど国内版だとそれもないから使い道がない
マルス「残りも少ないし、皆で暴露大会でもやろうよ。
はい、1番!FE家、マルス!!実は公になっていること以上に、裏でえげつない事やってます!」
「「「「「「「「「「「「知ってるよ。」」」」」」」」」」」」
>>514に便乗?
エフラム 「俺は断じてロリコンではない!」
エイリーク「兄上……」
リーフ 「暴露って言うかそれは周知の事じt……アッー! 止めて、ジークムントで刺さないで!」
エフラム 「(グリグリ)俺は女、子供に優しくしようとしているだけで、何故こういう言われ方をしてしまうのかが解せん」
ヘクトル 「女、子供って言うか、女と子供を足しちゃって幼女限定なのがマズイだろ」
マルス 「それに、その必死さが怪しい」
エフラム 「…………(グリグリグリグリ)」
リーフ 「痛い痛い痛い痛い、僕にだけ当たらないで!!」
旅行に行く前に埋め
>>514 マルスwwwみんなの反応ひでーwww
まあ、そう言われても仕方ない気もするけどなw
>>515 リーフ、余計なこと言わなきゃいいのに…w
ってか、何も言えなくなってるところが余計に怪しいですよエフラム兄さn…
イヤチョットコッチコナイデコノヒトデナシー!
>>515 酷いなエフラムw
ヘクトルの言ってることも尤も。女+子供=幼女だよなぁww
だから事実じゃn・・・おや、こんな住宅街に馬の足音が。
埋めようよ
あと4Gか・・・
埋めるくらいなら埋まってやる。
>>514にネタ追加。
エリンシア「マルスちゃんもエフラムちゃんも、皆が知っていることを言っても暴露にはなりませんよ?」
ミカヤ「そうよ?マルスが、『リン姉さんの事が大好きだー!!』て言うならともかく…ね♪」
マルス「(…ミカリン関係終わらせてやるもんか。)じゃあ、ねえさん達が暴露してよ♪」
エリンシア「え?そうねぇ…。う〜ん…」
ミカヤ「何があったかなぁ…。」
エフラム「…?待ってくれ、姉さん。それはどういう意味だ?答え次第では、たとえ姉さnモガっ」
(マルスに口を塞がれる)
マルス「そんなことはどうでもいいから。はい、気にしないでどうぞ。姉さん。」
エリンシア「?じゃあ私からいくわね。これは本編でアイクとアシュナード(メダリオン使用)が戦っていた時なんだけど…」
エフラム(モガモガ…これが終わったら庭に来い、マルス。)
マルス(嫌です。)
エリンシア「そして先に攻撃が当たった方が勝つという場面で、回復してくれって言われてリブローしたのですが…
…不覚にもアシュナードの筋肉に魅了されて、アイクを回復した後ついアシュナードにもリブローしてしまいましたわ。」
「「「「「「「「「「「「「「な、なんだってーーーーーーーーー!!!」」」」」」」」」」」」」」
アイク「ちょっと待て、エリンシア。あの時なんか変だと思っていたが、そんなことしていたのか!?」
エリンシア「すみません、アイク。でも、アシュナードが悪いのですわ。
騎竜の上でグルグランドを振りまわす為とはいえ、上腕二頭筋や大腿筋をあんなにも脈動させるから…」
アイク「まぁ天空が出たから結局の所、問題は無かったが…知りたくなかったな。」
リーフ「あんな顔するアイク兄さん、見るの初めてかも。」
エリンシア「今晩のおかず、多めに作りますから許してもらえません?」
アイク「そうだな。わかった。」
「「「「「「「「「「「切り替え早っ!」」」」」」」」」」」
ミカヤ「じゃあ私からも行くわね。」
ガラガラッ。シツレイスル。・・・?ダレカイナイノカ?
ミカヤ「本編でグラーヌ砂漠を越えようとた時だけど、そこでも騎士様が助けにきてくれたの。でも、その時だけは正直(経験値や財宝発掘の為)邪魔だったわ。」
リーフ「バッサリ言ったねぇ…。」
ガタン!シュイン・・・。
ミカヤ「な、何!?」
リーフ「誰だっ!(つるっ)ってうわ!」
ロイ「あ、兄さん滑って転んだ。でも、なんでこんなところに水が?それになんか煌めいてる。」
マルス「これは(その水に手を触れる)…わかった!」
ミカヤ「え?」
マルス「真実はいつもひとつ!皆にはわかるかな?」
アーサー「ん、こんな時間にどうしたんだい、ティニー?」
ティニー「にいさま、久しぶりにメティオがみたいなぁって。」
アーサー「かわいいティニーの頼みだからね、構わないけど。…でもこんな時間に大丈夫かい?」
ティニー「(地図を指して)このあたりなら、人もいませんから。」
アーサー「…わかったよ。じゃ、今打つからそこで見てるんだよ。」
ヒュゥー・・・コノヒトデナシー!
アーサー「…何か聞こえなかったかい?」
ティニー「え、何も聞こえなかったですけど。あ、ありがとう、にいさま。」
(こうしちゃいられないわ。早く次スレでリーフ様の飛びっぷりを見なきゃ)
埋め
リーフの発射遅かったな・・・
次スレ建ったから鈍くなって500まで行くの遅れたからかな?
埋め
中途半端に残ったときが一番困るな
リーフ「埋めネタを何か投下すればいいのに」
マルス「そう簡単にネタが浮かぶものじゃないのさ。飛ばしていいならネタ作るけど」
アイク「飛ばすか?」
>>526 飛ばすって、リーフとか? 彼はもう飛んでいるが。
それとも別の意味??
などといいつつ埋めてみるのが俺クオリティ。
これで埋めてやるー
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