歴代FE主人公が兄弟だったら 15章

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1助けて!名無しさん!
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という
前提で彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1222934468/l50

関連スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1217691182/l50
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1224163075/l50

保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
2助けて!名無しさん!:2008/11/10(月) 19:34:34 ID:h/Xg0cYT
>>1おつ
3テンプレ1:2008/11/10(月) 19:38:45 ID:Mh/zszkc
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしでだが、心底KINSHINアレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く男。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコー」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切し、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。エフラムとよく喧嘩する。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱く、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸に実った事は無い

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコにする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラ大嫌い

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味。 影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好きな乙女な少年。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
ネガティブなムッツリ。幼馴染、ツンデレ、電波、ツインポニテな四人娘に引っ張り回されている。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレム状態になっている。
4テンプレ2:2008/11/10(月) 19:43:06 ID:Mh/zszkc
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、イドゥンさん等、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも・・・。

【マリク】【シーダ】
マルスの幼馴染にして、最も信頼する片腕(マリク)と大事なガールフレンド(シーダ)。

【ラナ】
「ラナオウ」の異名をもつ最凶シスター。しかし、セリスの前では恋する乙女であり、ユリアの宿命のライバル。

【ナンナ】【サラ】【ミランダ】【ティニー】
リーフを振り回す四人娘。リーフのことが好きだが、いじめるのも好き。

【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ!通称ヴォルツ。

【へザー】
神出鬼没のレズビアン怪盗。普段の強さはサザ並みだが、百合が絡むと大→強↑化↓!される。
女版ビラクと考えると分かりやすい

【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。

【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。

【ボーレ】
豆腐を愛する商店街の豆腐屋さん、ヨウカンマンもどきなマスコットキャラクターがいる。

【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れる自由と混沌の女神。混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る

【アイクの嫁候補達】
妹的存在から年上のおねいさんまでと幅広い。何度もアイクにフラグクラッシュされるが懲りないしめげない。

【サザ&漆黒の騎士】
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ <ミカヤは俺が守る 『瞬殺』
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
  サザ

 ∧_∧    ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <乙女は私が守る 『月光』
 (っ ⊂=⊂≡  ⊂)
 /   )    (    \
 ( / ̄∪    ∪ ̄\)
  サザ    しっこく

 ∧_∧    ∧_∧     ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡;(д(⊂=⊂≡(・ω・  )  <だが姉さんは俺が護る『天空』
 (っ ⊂=⊂≡   ⊂=⊂≡  ⊂)
 /   )    (    \    (    \
( / ̄∪     ∪ ̄ \)   ∪  ̄ \)
  サザ    しっこく      アイク
5助けて!名無しさん!:2008/11/10(月) 20:43:33 ID:Gd1cCgYW
>>1
6助けて!名無しさん!:2008/11/10(月) 22:09:01 ID:bWCBNOgs
>>1
ヘザーさんの「百合が絡むと大→強↑化↓!」に吹いたw
7助けて!名無しさん!:2008/11/10(月) 22:20:30 ID:RStAVFQ4
>>1おつ
ひろしのとこ通称ヴォルツって逆だろwww
8助けて!名無しさん!:2008/11/10(月) 22:26:22 ID:E16Q0nSv
>>1

>>7
何を言っている、ひろしはひろしだろ?
9命芽吹く風と共に:2008/11/10(月) 23:28:53 ID:cUArXFVp
みなさんはじめまして。
今月に入ってここの存在を知り、とても楽しい日々を過ごしてます。
ただ、サザについての出会いが見当たらなかったので、駄文ながら書いてみることにしました。

________________________
とある休日の昼前。
この昔話は何気ない一言から始まった。
その日はアイクがシグルドの頼みのついでとサザを(鍛えるため)連れて行った後だった。
ロイ「そういえばミカヤ姉さん。」
ミカヤ「何?ロイ。」
ロイ「今まで聞いたことなかったけど、サザさんとはいつ出会ったの?」
リン「あ、それ私も知りたい。」
うんうん。ええ、私も。俺もだ。私もですわ。僕も。と、他の兄弟からも声が上がる。
マルス「そういえばいつの間にか居たよね。どこであの涙目拾ったの?」
ミカヤ「ええと、それはね………。」
リーフ(そこスルーなんだ…。)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜回想〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もう10年以上前かしら…。恐山で巫女修行を始めて半年くらい経った秋に、1週間休みが貰えたの。それで私は気分転換にちょっと馴染み深かった
デインに行ったんだけど、かなり久しぶりだったものだから宿泊先のネヴァサに着いた早々迷ってしまって…。

リーフ (かなり!?何年単位だろう…聞くのも怖いなぁ。)

路地裏の行き止まりに行き着いたら…隅っこにあの子がいたの。
がりがりに痩せていて……目つきばかりが鋭どくて…。
あの子の周りには凸凹の器と四角い〜そう、あの子がすっぽり入るくらいの〜木箱くらいしかなかったわ。

兄弟大半(うわぁ……。)

それであの子に、
「ちょっと迷っちゃって、道を教えてくれない?」って聞いたの。
そうしたらあの子、少し時間をおいて、すごく警戒しながらだけど、
「………だったら俺についてきて。」って言ったの。
それでその日はあの子のおかげで無事に宿屋に着くことができて…、別れ際にお礼をしようとしたけど、いつの間にかいなくなっていたの。

それから4日間、デインの観光をしていたのだけど、ふと気付くと視界の中にあの子が居ないか探している自分がいるの。 特に何かあったわけじゃないのにね?

ガラクタの山で何かを探しているあの子。
物陰で息を潜めているあの子。
砂漠に向かって歩いていくあの子。
パンや果物を両手一杯に抱えて全力疾走しているあの子。
誰かに追いかけられているあの子。
遠くから私の様子を窺っているあの子。私が見ていることに気づいたら一目散に逃ちゃったわ。
店主らしき人に捕まって、ボコボコにされているあの子。
ナイフの練習をしていて、誤って怪我をしているあの子。
あの時はライブをかけてあげたわ。

ロイ (ボコボコにされているときはかけなかったんだ…。)
10命芽吹く風と共に:2008/11/10(月) 23:30:20 ID:cUArXFVp
そんなこんなで休みも僅かになって、恐山に帰ろうとしていた日に運悪くチンピラにぶつかっちゃったの。当然のごとくからまれちゃって。
その時はまだ修行中の上、観光目的だったから持ち物は薬草以外にはライブの杖とあの子にもらったナイフしか無かったし、かなり困ったわ。
そうしていたら突然私とチンピラの間にあの子が割り込んできたの。私を庇うように。
チンピラが、「なんだぁ、このガキ!死にてぇのか!!さっさとどけ!」って言ってもどかなくて、私が声をかけてもだんまりで…。
最終的にそのチンピラは痺れを切らした後あの子をボッコボコにして、気が済んだのかいなくなったわ。

セリス (サザさんかっこいい…!)
他一同 (止めようよ、ミカヤ姉さん…。)

その後、私はあの子にライブと薬草を使いながら、
「どうしてこんな事をしたの?」って聞いたの。そうしたら少し痛みをこらえながらあの子、
「はじめて、必要と…されたから。」って…。

一同 (………。)
マルス (ちっ…。口出しできる雰囲気じゃあないな。)

その後は治療が終わるまで私もあの子も黙っていたの。
治療が終わって、恐山に戻るために去ろうとしたけど、妙にあの子のことが気になっちゃって。
それで私は手を差し出しながら、
「もし良かったら、一緒に来る?」って聞いてみたの。
そしたら、キョトンとした後、すごく警戒しながらだけど近寄ってきて……。


恐々と私の手を握ってきたの。


指が…枯れた小枝みたいに細くて、握り返したら折れそうで……。
その時は、もうその手を離す事が出来なかった…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミカヤ「それからは一緒に恐山に向かって、あの子は雑用として働きながら一緒に暮らすことになったの。あの頃はとても楽しかったわ。あの子ったら、うふふふふふh……。」
ロイ「えと、あの、ちょっと落ち着こう?姉さん。」
ミカヤ「え?あ、ごめんね。ふふ…。それから一年半が過ぎて、私は巫女として認められて貰って、ここに帰ることにしたの。」
シグルド「ん?確かミカヤが帰ってきた時、サザ君はいなかったはずだが?」
ミカヤ「ええと、それは……。ごめんなさい、ちょっと喋り過ぎて疲れたから少し休憩にしない?」
エリンシア「そうですわね。ちょうど良い時間だし、お昼を食べてから続きにしましょう。」

―――
その頃、オーガヒル近辺にて。
サザ「団長!いくらなんでも自分に千人切りはちょっと無理が…」
アイク「サザ。できる、できないじゃない。……殺るんだ。幸い、向こうは親玉がいる限り幾らでも居るみたいだからな。お前は盗賊系だし盗みながら戦っていればかなり持つだろう。
そのために俺は、『小手調べ』と『武装解除』をつけてきたんだし。武器も女神の加護(カードの事)とユンヌの加護付き最強練成の『銀のナイフ』を渡したし、楽勝だろ。」
サザ「…(そういえばそうかも)…いやっ、団長は『天空』があるから良いけど俺、今手持ちの傷薬が尽きそ…」
アイク「盗むなり、武器を売って買えばいいだろう?さて、敵の増援が済んだようだ。シグルド兄さんに頼まれた☆付けもまだあるし、行くぞサザ。」
サザ「……ええい!我がナイフでどうにでもなれ!」

〜続く〜


______________________
…つたない文章ですみません。
一応ここ風にしてみましたがどうでしょうか?
11助けて!名無しさん!:2008/11/11(火) 12:29:08 ID:OtTflfWZ
ファ「お散歩行ってくるね!」
チキ「私も!」
ミルラ「行ってきます……」
ユリウス「待てお前ら。イドゥン姉さんいないんだから、今日は散歩行っちゃいけないって言っただろう?」
ファ「でも、こんなにいいお天気だよ!」
チキ「お散歩ー!」
ミルラ「そもそも何故おにいさんは『俺がついて行ってやるよ』の一言も無いんですか」
ユリウス「ぐっ……今日は魔道の研究で忙しんだよ! リオンと一緒に研究したから、もう少しでロプトウスの有効活用法が見つかりそうなんだ」
ユリア「言い訳はよしなさい。ファ、チキ、ミルラ。ユリウス兄様は今日引きこもって賢者になるそうだからそっとしておきなさい」
ファ・チキ・ミルラ「はーい」
ユリウス「幼女に何を吹き込んでいるか! そもそもどこで知ったそんな言葉を! お兄ちゃんは許しませんよ!」
アル「兄さんうるさい。デギン老公に逆鱗くらっても知らないよ? さて、チキ達、僕が付いていこうか? 今日はちょうど暇だし」
ユリア「あら、いいの? アル」
アル「可愛い妹たちの為に、って奴さ」
ユリア「行くならちゃんと化身していきなさい。その姿のままだとヘザーあたりにはフルボッコでしょう」
アル「あれ疲れるんだけどなー」
ユリア「可愛い妹たちの為に、でしょう」
アル「本当、姉さんには敵わないな」
ユリア「女の口先に敵う殿方なんていないわ」
アル「でしょうね」
ファ・チキ・ミルラ「行くの? 行かないの?」
アル「ああ、行くからちょっと待ってくれよ。えーと、リガルブレイドと覇者の剣、っと」
ユリア「女の強引さに敵う殿方もいないのね……。さて、セリス様のお宅にお邪魔しますか」
ユリウス「もーやだ、この妹」
ユリア「ナーガ」
12助けて!名無しさん!:2008/11/11(火) 16:57:30 ID:EF1hfMSU
最近、ロイの嫁達の話が少なくて少し寂しい
13助けて!名無しさん!:2008/11/11(火) 23:43:16 ID:xDkaOY4U
エフラムの嫁達の方が出てきてないだろ…
ロリばかりに焦点が当たるのは仕方ないと思うんだが
ツンデレのラー様やターナの話も見てみたい
14助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 00:04:21 ID:oU5/Dbh1
ズガン!!
リーフ「やっぱり、おねえさんネタもだして、欲しい…できればムチムチの……」
ガクッ
15助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 00:14:37 ID:+bIQVXZF
ナンナ「お望みならもう一度飛ばしてあげましょうか?」
ミランダ「どうせ向こうも容量余ってそうだしね。」
ティニー「というわけで」
サラ「逝きましょうか。」

リーフ「ちょ、みんなしてまた、しかもサラ、それ文字がちがうかr  コノヒトデナシー!」

サラ「またボロボロの姿で帰ってくるのかしら・・・ゾクゾク」
16助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 00:45:30 ID:ML3e46sl
>>14-15
笑顔を浮かべて連れ去られるリーフに
アイク「リーフ、お前ははやればできる。
新しい記録を作るんだ。
前人未到の、ス レ 往 復だ。
これは、お前にしかできない。
正直、俺はお前をうらやましく思う。
俺には、到達できない境地だ…」
リーフ「ちょ、アイク兄さん。何悔しそうに舌打ちしてんの?!てかさっきまで前スレにいたよね?!
自分も往復してんじゃん!!」
ミカヤ「大丈夫。容量がいっぱいになったらこっちでレスキュースタンバイしてるわ」
リーフ「何ミカヤ姉さん『私素敵なおねーさん♪』オーラ出してんの、
どうせならムチムチぷりんのお姉さんにそういうオーラ出してもらいた…
うそ、ごめん。そんな姉さんの胸が兄弟のなかでエイリーク姉さんの次に洗濯板なんて
そんなこと考えてませんから。え、何、ちょま…
いやああああああああああああああ
レクスオーラとからめえええええええええ!!!!!!!!!!!」
17助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 02:13:33 ID:sUJzMzZx
前スレと合わせたネタってのはまた斬新だなwその発想に脱帽した

だが欲を言うならば前後関係がいまいち分かりにくくなりそうなので
メル欄辺りにでもどの番号からの続きかを書いてもらえると助かる
1814:2008/11/12(水) 02:23:46 ID:oU5/Dbh1
とりあえず流れとしては
>11から前スレの581
前スレの582から>14-16
>16から前スレの583と585のつもりです。
19助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 02:28:55 ID:+bIQVXZF
面白そうなネタなので勝手に便乗しちゃいました
ID:oU5/Dbh1さん、お目汚しでなければ幸いです

リーフ「人のネタ使う前に断るべきだよねー」

4人組「(懲りないわねリーフ・・・)」
20助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 02:40:43 ID:oU5/Dbh1
いや僕も便乗した口だし。
でもリーフって移動ブーストには絶対欠かせない人材だよな。
聖戦でもそうだったし、アイクミカヤと組めばどんだけ遠くまでいけるのやら。
21助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 02:43:05 ID:sUJzMzZx
>>18
d
しかしここに来てまた新たなネタの手法が出てくるとは驚きだ
新スレ移行&前スレ埋めもより楽しくなりそうだw
2216:2008/11/12(水) 02:57:10 ID:naaPeLal
私も乱入失礼しました。
まさか旧スレでエイリークとユリウスがまってるとはw
GJです!
23助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 03:04:22 ID:+bIQVXZF
     ∧_∧       ∧_∧
    (前スレ)      ( ´;ω;)
  三 (  つ つ     (つ   ,ノつ  ←リーフ
  三 人 ヽノ      / ゝ 〉
   (__(__)     (_(__)

                ∧_∧     ∧_∧
               (;ω⊂彡  三次スレ )
        リーフ→ ⊂    ノ  三G(   こつ
                人  Y    三(_,\ \
               し (_)        三___)

                 リーフ
       ∧_∧     . ↓ .    ∧_∧ ∩
       (フ前スレ)フ   ::∧_∧: ⊂(次スレ,)/
      (    )ノ    ( ∩∩ ).   \    )
      / / /     ::(´ ノ ノ::     ( (  |
      (_)_)     ::( ̄__)__)::     し(_)
24助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 12:44:27 ID:Gf9BrMP0
アイク「俺の妹たちを嫁にしたい……? ならば来るがいい。俺を乗り越えて、セリスを奪ってみるがいい!」つ【天空】
ゼト「アッ―!」
アイク「せぇやぁ!」つ【大天空】
サレフ「アッ―!」
アイク「ぬぅん!」つ【鳴動】
ラナ「アッ―!」
アイク「覚悟しろ」つ【撃破】
ラス「アッ―!」
アイク「俺は手加減をせん」つ【逆鱗】
ケント「アッ―!」

ヘクトル「すげえぜアイク兄さんは……システムの限界を超えて奥義を繰り出してやがる。っつーかどうやってんだあれ……」
エフラム「そうだ、これでこそアイク兄さんだ。俺の目標、超えるべき壁だ」
セリス「あ、太陽出した」
ミカヤ「月光まで」
エリンシア「流星でトドメ、と」

リーフ「ただいま……さすがに一往復半は辛すぎ……アッ―!」
アイク「む、リーフ!」

ロイ「帰ってきたリーフ兄さんがまた星になったよ」
マルス「はは、二往復の伝説達成かな」
25乳戦争 前編:2008/11/12(水) 17:30:36 ID:TgNP39E0
>9
サザにもそんな時代があったとは・・・いい話でした、続きが楽しみです、GJ。

>14-24
なんとも斬新なアイディア、今後は埋めもたのしくなりそうですね、リーフ、頑張って生きて。GJ。

今回のネタは「Fire Emblem World」等公式サイトのグラフィックを見ながら読むとわかりやすいと思います。
巨乳、貧乳の判定については、筆者の主観&ネタの都合ですので、そのへんはご了承下さい。
なお、セリカについてはバストアップ以上のイラストが見つからないので、ネタの都合上勝手に貧乳扱いさせていただきます。間違っていたらごめんなさい。

乳戦争 歴史的背景 ―エイリークの悩み―
―エイリークが1人で道を歩いていると、後ろから突然彼女に抱きつくものがいた。
???? 「だ〜れだ」
エイリーク「ヘザーさんですね」
ヘザー  「わ、即答で当たりなんて、すごーい。これってやっぱり二人の愛のなせる業?」
エイリーク「男性ならともかく、女性に甘い声をかけて抱きつく女性は、紋章町ひろしといえど、あなたしかいません」
ヘザー  「もう、兄弟家ってみんなつれないのよね〜(むにゅ)」
エイリーク(う・・・この背中に当たった感触は・・・)
ヘザー  「たまには私とたのしいことしようよ〜」
エイリーク「あ、あの・・・ヘザーさん・・・相変わらず、見事な・・・スタイルですね。私の背中にも・・・伝わっています」
ヘザー  「ん?ああ、おっぱい?何、興味あるの?いいわよ、いくらでも見せてあげるし触らせてあげる。なんならここで脱いじゃう?」
エイリーク「けけけけ結構です。ただ・・・その・・・私もヘザーさんのような豊かな胸になれたらなと、思いまして」
ヘザー  「ちっちゃいおっぱいも可愛いわよ」
エイリーク「そんなことありません、こんな平坦な胸、殿方と全く変わらない・・・ひゃん!!」
ヘザー  「ふふふ・・・感度はしっかり女の子みたいね」
エイリーク「きゅ、急に触らないで下さい」
ヘザー  「もう、本当に可愛いんだから〜・・・ねぇ、エイリークちゃん、いいこと教えてあげようか」
エイリーク「いいこと?」
ヘザー  「おっぱい大きくする方法」
エイリーク「そ、それは是非!!」
ヘザー  「それはね・・・」
エイリーク「それは・・・?」
ヘザー  「『レズになること』よ」
エイリーク「・・・失礼します」
ヘザー  「わー、ちょっと待って、話は最後まで聞いて」
エイリーク「・・・信用できません」
ヘザー  「いいから聞いてよ。人間ってね、子供を残す必要があるから、やっぱり基本的には男女で愛し合うようできているわけよ」
エイリーク「はい、そうですね」
ヘザー  「だから、心や頭では同性を好きになったとしても、体や細胞のどこかはそれを拒絶しちゃうのよ」
エイリーク「・・・なるほど、そこまではわかります」
ヘザー  「それでね、具体的に何をするかって言うと、女性ホルモンを大量に分泌するの。
『お前は女だぞ、だから女を好きになるんじゃない』っていう信号なんだって。だからそのおかげで胸が大きくなるのよ」
エイリーク「・・・い、一見筋が通っていますが、本当なのですか?」
ヘザー  「本当よ、グラド大学の実験でも証明されているわ(嘘)」
エイリーク「う・・・」
ヘザー  「論より証拠、実際紋章町のレズって巨乳だらけじゃない」
エイリーク「いや、そう言われても、そもそも女性を愛する女性を私はほとんど知りませんので・・・」
ヘザー  「まずわ・た・し、これは説明するまでもないわね」
エイリーク「はい」
ヘザー  「次にベグニオンのサナキ社長の秘書でシグルーンって知ってる?」
エイリーク「はい、私など足元にもおよばない神乳をお持ちの方ですね」
ヘザー  「彼女・・・レズよ」
エイリーク「ええええ!!」
ヘザー  「表向きは平静を保っているけど、本音ではサナキ社長にハァハァ」
エイリーク「そ、そんな・・・」
ヘザー  「もっともサナキ社長はあなたのお兄さんにゾッコンだから叶わぬ想いとしてこらえているみたいだけどね。そう言われるとそんな感じしない?」
エイリーク「ひ、否定はできませんね・・・」
ヘザー  「でもたまに抑え切れなくて辛いみたいよ。この間サナキ社長がせがむからお風呂に入ったみたいだけど、『入浴時間があと10分長かったら危なかった』って本人言ってたわ」
エイリーク「うう、できれば聞きたくありませんでした」
26乳戦争 前編:2008/11/12(水) 17:31:30 ID:TgNP39E0
ヘザー  「あと、エリンシアさんの親友のルキノさん・・・彼女もレズよ」
エイリーク「ええええっ!まさか、好意の対象は・・・」
ヘザー  「もちろん、親愛なるエリンシア様よ」
エイリーク「だって、あの2人は友情と信頼で・・・」
ヘザー  「最初はルキのんがね、『エリンシア様の伴侶に相応しい男性を見極めなければ』って感じで、情けない弟やその他諸々の男共を排除していただけなのよ」
エイリーク「そ、それで・・・」
ヘザー  「でもそのうち『こんな情けない男共に渡すくらいなら、いっそのこと私が・・・』ってなっちゃってね・・・」
エイリーク「う、嘘です」
ヘザー  「大体さ、おかしいと思わなかった?これだけ嫁候補、婿候補満載でハーレム状態の兄弟家で、エリンシアさんだけ浮いた話のネタほとんどないでしょ?」
エイリーク「そ、そういえば・・・」
ヘザー  「それはね、ルキのんがエリンシア様に近づく男を片っ端から切り捨てているからよ」
エイリーク「まさか、そんなことは」
ヘザー  「まぁ、『女に忠誠を誓う女』の半分はレズだと思って間違いないわよ。ルキのんの胸のサイズは・・・言うまでもないわね」
エイリーク「・・・はい、シグルーンさんに負けず劣らずでした」
ヘザー  「黒い牙のウルスラはソーニャ様にハァハァ、やっぱり巨乳」
エイリーク「そんな・・・」
ヘザー  「そして、リンちゃん」
エイリーク「う・・・」
ヘザー  「皆、見事な百合百合、見事な巨乳でしょ」
エイリーク「確かに・・・でも」
ヘザー  「さ、そうとわかったらエイリークちゃんも百合の道を歩みましょう」
エイリーク「え、いや、私は・・・」
ヘザー  「おっぱい大きくなりたくないの?」
エイリーク「う・・・でも、その・・・」
ヘザー  「大丈夫よ、私が0から優しく教えてあげるから。それにね、あなたは絶対百合の才能があるわ。私が半月基礎を教えれば、ルネス女学院の8割はあなたの虜にできるわよ、私が保証する」
エイリーク「いえ、そんな才能も能力も必要ありませんから・・・」
ヘザー  「でも巨乳になりたいんでしょ?谷間作りたいんでしょ?ゆさゆさ揺らしたいんでしょ?」
エイリーク「うう・・・」
ヘザー  「さあ、早く・・・」
エイリーク「ああ・・・」

―ヘザーの誘惑に、エイリークがフラフラと向かいかけた瞬間、ヘザーの首筋に槍が突きつけられた。
エフラム 「そこまでだ、変態盗賊、人の妹を悪の道に誘い込むのはやめろ」
エイリーク「あ、兄上」
ヘザー  「失礼ね、レズは犯罪でも悪事でもないわよ、ロリコンの方がよっぽど犯罪じゃない」
エフラム 「・・・本気で刺すぞ」
ヘザー  「ち・・・この間のことといい、私の邪魔ばかり(13スレ「その名はAKJ 外伝」参照)。いつか絶対殺すわ」
エフラム 「面白い、いつでも受けて立とう」
ヘザー  「しょうがないから今日は引いてあげる。でもエイリークちゃん、その気になったらいつでも来てね(はあと)」
エフラム 「未来永劫その時は訪れん」
ヘザー  「アンタに聞いてないわよ!!」

―去っていくヘザー
エイリーク「・・・兄上、あの・・・」
エフラム 「まったく、あんなのに騙されるとはな。出鱈目に決まっているだろう」
エイリーク「でも・・・」
エフラム 「体だけでなく心もまだまだ子供か」
エイリーク(グサ!!)
エフラム 「そもそも胸の大きさなどで悩むことが馬鹿馬鹿しい。小さいなら小さいで構わないだろう」
エイリーク「・・・」
エフラム 「よし、じゃあ帰るぞ」
エイリーク「・・・兄上は」
エフラム 「ん?」
エイリーク「兄上はロリコンだからそういうことがいえるのですーーーー!!」
エフラム 「おい、待て!!」

―戦争には常に歴史的背景と遠因が存在する。
乳戦争、後にそう呼ばれる戦いの背景には、FE世界における不平等・・・すなわち「乳格差」が存在した。
巨乳がもてはやされ、貧乳はネタにされる・・・そのような現状に対する貧乳の不満が、「乳戦争」を引き起こしたのである。
27乳戦争 前編:2008/11/12(水) 17:33:12 ID:TgNP39E0
乳戦争 勃発 ―兄弟家における内戦―
―その日の兄弟家 入浴をすませたエイリークが、胸にメジャーをあて、その数値に目を凝らしていた。
エイリーク「はぁ・・・今日も胸のサイズは一切変わらず。5年前から一切変わらないステータス。やはり、もうカンストしているのでしょうか・・・」

―エイリークは自分の左肩に右手の指先をあて、そのまま体に沿って下へ向かって指を這わせた。
先端の突起にわずかに引っかかる以外は、まさに「フラットライン」と呼ぶに相応しい、見事なまでの平坦ぶりであった。
エイリーク「『乳房』『双丘』『メロン』・・・いずれも私には無縁の言葉ですね・・・」
セリカ  「姉さん、どうしたの?」
エイリーク「セリカ・・・別に大したことではありません。文字通り・・・『とても小さな悩み事』ですよ・・・(涙)」
セリカ  「・・・胸のことね」
エイリーク「うぅ・・・」
セリカ  「まぁ、私も小さいから気持ちはわかるわ。アルムが気にせず好きでいてくれるのが救いよ」
エイリーク「うう、セリカ・・・(抱き合う姉妹)」
ミカヤ  「・・・何やってるの、あなた達?」
エイリーク「姉上、実は・・・」
ミカヤ  「もう、2人ともつまらないことで悩んで・・・」
エイリーク「しかし、姉上」
ミカヤ  「悩む気持ちもわかるけど、胸なんか些細なことよ。女の子の魅力はそんなことじゃ決まらないの」
エイリーク「そうなのですか?」
ミカヤ  「それよりも、胸なんかにこだわって気持ちを小さくしてしまうことのほうがよっぽど問題よ、もっと自信を持たなきゃだめ」
エイリーク「さすが、姉上。ご立派なお考えです」
ミカヤ  「ふふふ、伊達に<ダキュン>年生きていないわ」
セリカ  「・・・(じーっ)」
ミカヤ  「どうしたの、セリカ?」
セリカ  「・・・エイリーク姉さんがいるからこのスレじゃあんまりネタにならないけど・・・ミカヤ姉さんもはっきり言って『貧乳』の部類よね・・・」
ミカヤ  「(ギクッ)セ、セリカ、私の話を聞いていなかったの?女の価値は胸だけじゃ・・・」
セリカ  「ふーん、そう・・・(ミカヤの後ろにまわり、羽交い締め)」
ミカヤ  「セリカ、何をするのよ」
セリカ  「エイリーク姉さん、ちょっと触ってみてくれない」
ミカヤ  「な、何を言うの?エイリークも、やめなさい」
エイリーク「あ、姉上、失礼します」

―エイリークは両手をミカヤの胸に当てた
セリカ  「・・・判定は?」
エイリーク「私よりはましですが・・・その・・・正直大きいとは・・・とても・・・」
セリカ  「決まりね、ミカヤ姉さん、あなたは『貧乳』よ」
ミカヤ  「な、何言ってるのよ、わたしの巫女の立ち絵見なさいよ、結構胸でてるじゃない」
セリカ  「前から思ってたんだけど・・・あれ、肋に巻いてるので相当寄せてあげてるでしょ・・・」
ミカヤ  「ギク!!」
セリカ  「やっぱりそうだったのね」
ミカヤ  「うう、だって、仕方が無いじゃない。私って『印つきゆえ、成長が極端に遅く、何十年も同じ姿』っていう設定なんだもの。それなのに巨乳じゃいまいち説得力ないじゃない。少女体型の方がわかりやすいじゃない」
エイリーク「やはり、姉上も気になさっていたのですね・・・」
ミカヤ  「いいもん、いいもん、こんな体型だけどサザも騎士様もペレアスも、褒めてくれるもん。サザなんか一昨日『ミカヤは幾つになっても綺麗だな』って言ってくれたもん」
セリカ  「あ、居直った」

エリンシア「ただいま帰りました・・・あら、3人揃ってどうしましたか?」
ミカヤ  「・・・エイリーク、セリカ」
エイリーク・セリカ「はい!(エリンシアを拘束)」
エリンシア「2人とも、何をするの!?」
ミカヤ  「チェック開始(両手をエリンシアの胸へ)」
(むにゅ〜)
エリンシア「な!?お、お姉様いきなり何をなさるのです?いくら姉妹とはいえ、む、胸を触るのは・・・」
エイリーク「姉上、いかがですか?」
ミカヤ  「服の上からでもはっきりわかるわ・・・この掌が沈み込む感触は、間違いなく『巨乳』!!」
セリカ  「そ、そんな・・・」
エイリーク「やはり・・・」
ミカヤ  「何か秘密があるの?ペガサスに乗るのがいいの?それともアミーテに仕掛けが!?まさか男に・・・!?」
エリンシア「////違います!!3人とも、何か変ですよ!!」
28乳戦争 前編:2008/11/12(水) 17:34:13 ID:TgNP39E0
リン   「ただいまー、ってあれ?姉さん達だけ?男共はまだ帰ってきていないの?」
セリカ  「・・・来たわね、私達最大の敵が!!」
リン   「え、敵?どういうこと?」
ミカヤ  「セリカは私と一緒にリンを抑えて、判定はエイリークがやって」
リン   「ちょ、ちょっと?」
エイリーク「リン、いきますよ(両手をリンの胸へ)」
(むにゅ〜〜〜〜)
リン   「何するのよ!?」
エイリーク「・・・ほんの少し力を入れただけで大きく揺れる柔らかさ、手のひらがどこまでも沈んでいく様な感覚、私の手では収まりきらないこの大きさ、間違いなく当家一の『巨乳』と断定できます」
セリカ  「これが、サカの、草原の恵みだというの・・・」
ミカヤ  「リン・・・あなた15歳って嘘でしょ?本当は10歳サバ読んでるでしょ?」
リン   「ちょ、ミカヤ姉さんに歳のこと言われたくないわよ」
エイリーク「リン、私はあなたが憎い・・・なぜ、実の姉妹、それも妹なのにここまでの差が・・・憎い・・・あなたが憎い・・・」
リン   「い、痛い痛い、力入れすぎ!!この歳で形崩れちゃったらどうするのよ!!」
エイリーク「ふふふ・・・聞きましたか・・・形ですって。そうですよね、リンには崩れる『形』があるんですよね・・・平らな私など・・・そもそも形という概念すら・・・うう・・・」
リン   「どうしちゃったの、この3人?」
エリンシア「いえ、私にもよくわからないので・・・」
ミカヤ  「悲しいけど、我々3人の当家における敗北は決まったわ。でもまだ諦めちゃいけない、今度は外に出て私たちは戦うのよ」
リン   「ちょ、ちょっと・・・」
ミカヤ  「特に気をつけなければならないのはうちの弟達の嫁候補。私達をさらなる敗者にするような無慈悲な人に、大事な弟はまかせられないわ」
セリカ  「その通りよ」
ミカヤ  「これは戦争・・・そう、『乳(ちち)戦争』よ!戦争は嫌だけど、それでも愛する家族を守るために、戦うしかないの!!」
エイリーク「戦いましょう」
ミカヤ  「どちらかしか生き残れないのなら・・・貧乳が勝利する道を、わたしは選ぶわ。そこに迷いはない・・・!」
エリンシア「素直に、どちらも仲良くすればよろしいかと・・・」
ミカヤ  「さあ、出陣よ!!」
セリカ・エイリーク「おーーー!!」
リン   「ねぇ・・・今のミカヤ姉さんってユンヌモード?」
小鳥ユンヌ「失礼ね、私はここにいるわよ」
リン   「じゃ、じゃあ・・・あれは、素?」
エリンシア「どうやら、そのようですね」
ミカヤ  「そこの巨乳2人、なにをやっているの!?さっさと来なさい!!」
リン・エリンシア「は、はい!!」
―「乳戦争」、後にそう呼ばれる戦争がここに始まった。
紋章町における乳格差を遠因とし、兄弟家での内戦に端を発したこの戦争は、後に紋章町全体を巻き込む悲劇へと発展するのである。

乳戦争 激戦化 ―嫁候補との戦い―
―戦う相手を求め、紋章町をさまよう主人公姉妹、そこに、ミスト(暁バージョン)が現れた。
ミカヤ  「初戦を飾るに相応しい相手が現れたわね、エイリークは抑え、判定はセリカがやって」
エイリーク・セリカ「はい」
ミスト  「あ、皆さん、こんにち・・・って、え、ちょっと、何するんですか!!?」
セリカ  「判定開始!!」
(むにゅ)
ミスト  「きゃっ!!」
エイリーク「どうですか?」
セリカ  「蒼炎のときならともかく、暁バージョンの今は・・・たしかにふくらみがあるわ!!」
エイリーク「・・・ミストさん!!」
ミスト  「は、はい!!」
エイリーク「恥を知りなさい!!」
ミスト  「え?」
エイリーク「妹キャラは貧乳、これは古来より変わらぬ神の摂理だというのに、あなたのその胸はなんですか!!」
ミスト  「な、なんですかと言われても・・・」
エイリーク「大体本編におけるあの健全兄妹ぶりはなんですか!!?妹といえばKINSHINのファイアーエムブレムにおいて、主人公の妹という立場にありながらあの体たらく、恥ずかしいとは思わないのですか!!」
ミスト  「なんか、すっごく理不尽なことで怒られてる気がするんだけど・・・」
エイリーク「私など武器からしてKINISINだというのに・・・あなたという人は・・・・(※)」
※双聖器ジークリンデとジークムントの元ネタは歌劇「ニーベルングの指輪」にでてくる同名の兄妹。
血の繋がった兄妹だが、同時に夫婦でもあり、子供も産んでいるガチKINSHINカップルでもある。
ちなみに、その子供の名が「シグルド」というのは、なんという皮肉であろうか。
29乳戦争 前編:2008/11/12(水) 17:35:44 ID:TgNP39E0
ミカヤ  「とにかく・・・ミスト、私たちより胸の大きいあなたは、アイクの嫁候補失格よ!!」
ミスト  「え、えええええええええ!!?」
ミカヤ  「さあ、いきましょう」
エイリーク・セリカ「はい!!」
ミスト  「ちょっと待ってください、あの、いくらなんでも理不尽というか、その、なんで・・・」
リン   「ああ・・・あのね、今日の姉さん達なんかおかしいのよ。だから、気にしなくていいから」
エリンシア「ええ、今までどおり、アイクと仲良くしてあげてくださいね」
ミスト  「は、はあ・・・・」

―主人公姉妹が次に見つけたのは・・・毎度おなじみ四人娘である。
ナンナ  「リーフ様のお姉様方・・・どうなされましたか?」
ミカヤ  「これから、あなた達を審査するわ」
ミランダ 「し、審査!?」
セリカ  「あなたたちが、リーフの恋人に相応しいかよ」
ティニー 「え、えええ!!?」
エイリーク「この審査に合格した方は、我々リーフの姉直々に、『リーフの嫁候補』認定を下します。リーフを愛するもよし、いじめるもよし、全て我々姉が許します」
サラ   「ゆ、夢のような資格ね」
ミカヤ  「そのかわり・・・失格となった者は・・・2度とリーフに近づけないわ・・・いいわね」
ナンナ  「そ、それで、審査とは?」
ミカヤ  「簡単なことよ、あなた達、そこに一列に並びなさい・・・判定は私がやるわ・・・審査開始!!」
ナンナ  (ぺたん)
ミランダ (ぺたん)
サラ   (つるーぺたーん)
ティニー (ぺたん)
ミカヤ  「なんてことなの・・・」
ミランダ 「あ、あの・・・いきなり胸を触られたんですけど・・・」
サラ   「それで、判定は??」
ミカヤ  「あなた達・・・」
四人娘 (ゴク・・・・)
ミカヤ  「全員合格よ!!!」
四人娘  「よっしゃああああああ!!」
ミカヤ  「ごめんなさい、少しでもあなたたちを疑った私たちを許して、あなた達以外にリーフの嫁は考えられないわ」
ティニー 「そ、それでは・・・」
ミカヤ  「ええ、煮る、焼く、お持ち帰り、全て許すわ、好きなだけやっちゃって。これからもリーフのことよろしくね」
四人娘  「いやっほうぅぅぅぅぅぅぅ!!」
リン   「いや、これは、あくまで姉さんが勝手に言っていることであって、リーフ本人の意思では・・・」
エリンシア「何も聞かずに行ってしまったわね」
リン・エリンシア「リーフ、頑張って生きて・・・(涙)」
30乳戦争 前編:2008/11/12(水) 17:37:05 ID:TgNP39E0
―続いての標的はターナとラーチェルである。
ターナ  「あ、エイリーク」
ラーチェル「皆さん、ごきげんよう」
ミカヤ  「ここは、やはりエイリークに判定を行わせるべきね」
エイリーク「はい」
ターナ  「どうしたの・・・って、ちょっと何するの?」
エイリーク「ターナ・・・」
(むにゅ〜〜〜〜)
ターナ  「や、やだ・・・きゅ、急にどうしたのよ?////」
エイリーク「ターナ・・・これまで私は、あなたのことを信じていました。あなたこそが私の一番の親友・・・そう思ってきました」
ターナ  「え、ち、違うの!!?」
エイリーク「あなたの少女らしい明るさ、そうであれば当然体型も少女らしいもの、そう信じてきたのに・・・現にあなたを貧乳扱いするネタもあったのに・・・(4-232 「夏のお嬢さん」参照)」
ターナ  「え、ええっと・・・」
エイリーク「全ては、全ては2008年4月1日なのです!!あの日にあなたの公式イラストが発表されてから・・・あなたが巨乳となってから・・・全てが、あなたとの友情さえも・・・崩れたのです」
※ターナ公式 ttp://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/seima/character/images/chara19.jpg
ターナ  「ちょっと、エイリーク!!」

エイリーク「次は・・・ラーチェルですね」
ラーチェル「や、やめなさい、エイリーク。女同士とはいえ、はしたないにも程がありますわ!!」
エイリーク「これは・・・戦いなのです!!」
ラーチェル「い、いやああああ」
(ぺたん)
エイリーク「・・・ラーチェル(抱きしめる)」
ラーチェル「え?ど、どうしましたの!?」
エイリーク「私と同じような見事なまでの平坦ぶり、私と同じ苦しみを分かち合う者、あなたが、あなたこどが私の親友です」
ラーチェル「あ、あまり褒められていないと感じるのは、気のせいですの?」
エイリーク「あなたなら、あなたにだったら兄上を任せられます。兄上のこと、よろしくお願いしますね」
ラーチェル「あ、兄上ってエフラム?これって妹公認?大チャンスですの?」
ミカヤ  「エイリークだけじゃないわ。長女の私からも宣言するわ。我が兄弟家が認めるエフラムの恋人は、ラーチェル、あなたただ1人なのだと!!」
ラーチェル「や、やりましたわああああああ!!」
ターナ  「あ、あの・・・私は・・・?」
セリカ  「私たちより乳の大きいあなたに、大事な兄さんは任せられないわ」
ターナ  「そ、そんな!!」
リン   「あの、気にしなくていいからね」
エリンシア「そうよ、今までどおりでいいのよって、聞こえていないようですね」
エイリーク「さようなら、ターナ・・・巨乳のあなたと、貧乳の我々とでは住む世界が違うのです」
ターナ  「待って、おねがい、待って、エイリークーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

―ターナの悲痛な叫びが紋章町にこだまする。
ラーチェルは狂喜乱舞しレナックに祝賀パーティの準備を命令した、一方ターナはその場でひざを落とし泣き崩れてしまった。
勝者と敗者がここに決まったのである。
敗者の姿を見て、同情の念を持ってはならない。、
勝者は喜びの美酒に酔いしれ、敗者は涙し朽ち果てる・・・それが戦争の掟なのだから。

後編に続く
31助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 21:22:21 ID:sUJzMzZx
乳(ちち)戦争wwwwwww
FFT獅子戦争やってた俺としてはその名前だけでもツボにくるwwwww
普段のエイリークももちろん好きだが乳ネタの絡んでるエイリークはもっと好きだwww
32助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 22:43:48 ID:oU5/Dbh1
リーフ「ああ、なんてことだ。せっかく帰ってきたのに、このままではお姉さんが全滅する。
でも攻められるお姉さんというのも、それはそれで…クッ!僕はどうしたらいいんだ!」
(鼻血を出しつつ)


恐怖の乳戦争。いったいどうなるんだろうw
wktkがとまらないぜ。
33助けて!名無しさん!:2008/11/12(水) 22:55:28 ID:lcYoPWe3
>>25-30
GJ!
エイリーク酷すぐるwww戦争は非情ですなw
続きを楽しみに待ってます。
34助けて!名無しさん!:2008/11/13(木) 07:17:03 ID:igQLZV2g
>>25-30
セネリオ「ひどい有り様です」
なにはともあれGJ!
もしかすると前スレのネタ的に考えると
アイクもあの三人の憎悪の対象?
35助けて!名無しさん!:2008/11/13(木) 07:19:20 ID:igQLZV2g
sage忘れたorz
36助けて!名無しさん!:2008/11/13(木) 12:27:14 ID:3S3qxrmt
>>25
ひろし「呼ばれたような気がしたが・・・気のせいか」
37助けて!名無しさん!:2008/11/13(木) 17:21:38 ID:xiDz+LRV
>>34
鋼のように硬いおっぱいだがな
38助けて!名無しさん!:2008/11/13(木) 19:27:05 ID:p/ai2yLy
≫34
前の6章あたりにあった銭湯に行ってきたアイクがラスボスになったり…。
いや、マルスに聞かれないうちに撤回しておきます。
39大乱闘FEブラジャーズ 作者:2008/11/13(木) 20:24:23 ID:HH363awi
わーいっ!、やっと試験終わったよ\(^o^)/!!
結果自体はクリスマスまでは分からんけど、
個人的に心理学、生物学と英語は問題無いだと思う。でも地理が……(´;ω;`)ブワッ

ではチラシの裏はココまでにして大乱闘FEブラザーズの続きを投下するとしますか
40大乱闘FEブラザーズ 9章:2008/11/13(木) 20:28:26 ID:HH363awi
【前回までのあらすじ】
皆が待ち望んでいた大会ももう三回戦が終了した!
熾烈を極めたヒーニアスVSエフラムの戦いも一つの爆弾によって勝負が決まった。
エフラムが間一髪で勝利したのである!
次はアイクVSリーフの試合…果たして勝利の女神はどちらに微笑むのであろうか?

【※注意】
今回の話は無駄に急展開+表現が多少過激+長めです。
話の流れはギャグ→シリアス→ギャグ→シリアス→ギャグとなっています。
感覚として二行空けされた時が流れの変わり目でしょうか
それではネタを御楽しみ下さい


アイク  「くくく……参る(・∀・)」
リーフ  「いや、、兄さんまずは落ち着くんだ!」
アイク  「久しぶりに敵に出会えた。良い試合をしよう(・∀・)」
リーフ  「ちょww戸愚呂(弟)自重して……
      くそっ!神器さえあれば…
…こ、こっち来るなぁぁぁ!!(逃走)」
ドロシー 「ああっ!!リーフ選手が近づいてくるアイク戦車から逃げ出しました!!」
アスタルテ「…そのコメントには間違いがあるぞ
      ×戦車
      ○選手」
イリオス 『…アイクはどちらにしても最近のファ○コンウ○ーズDSでいう
      新型戦車だから、そのままでも良いと思うぞ』
セーラ  「良くねーッ!」

アイク  「ふんっ!(・∀・)三つ」
リーフ  「うわぁ!」
アイク  「せいやぁ!(・∀・)シY」
リーフ  「ゴファ!!?」
アイク  「とりゅあ!(つラグネル衝撃波) (・∀・) ミつノシ十― ==≫)*`Д´)」
リーフ  「えっ!?…ぐぼぁ!!
      ちょ、ラグネルから衝撃波なんて反則d…」
アイク  「トイレに行った後帰ってきたら突然出る様になった。
      …射程の問題がカバーされて凄く嬉しいです(^o^)」
41大乱闘FEブラザーズ 9章:2008/11/13(木) 20:32:30 ID:HH363awi
リーフ  「嫌アアアァァァ!!?
      神器さえ持てればアイク兄さんと互角に戦えるのに…!」

ユンヌ(幼)(ふふふっ…私がスマブラ専用ラグネルを本物とすり替えて置いたわ
       …気に入ったかしら?)

ヘクトル 「地区格闘技大会(※某スマブラ)のアイク+ラグネル衝撃波とか
      チート過ぎるわwwww」
エフラム 「リーフ…イ`」
エイリーク「リーフも相変わらず神器に拘ってますね」
エリンシア「そうですわね。神器がその者の強さを語る訳ではないと
      何度も言ってますのに、聞く耳を持ってくれません…どうしてでしょう?」
全員   (そりゃあアンタ自身の強さの八割以上がアミーテのお陰だからだよ!!!)

※アミーテは蒼炎の奇跡、暁の女神共にエリンシア姫の専用武器であり、
勇者の剣と同等の能力に無限耐久力、そして守備&魔防を+3というチート武器である。


リーフ  「く、来るなぁあぁ!」
アイク  「何をそんなに怯えてる?俺はただ全力で戦ってるだけだが」
リーフ  「だからそれが嫌d…わっ!(10ダメージ)」
アイク  「…今のは神の矢だな。リーフ、もっと落ち着け。
      精神を集中させていれば飛んでくるタイミングだって分かr」
リーフ  「ふざけるな!兄さんは神器を持ってそれでいて強いからそんな事が言えるんだ!」
エリウッド「じゃあ神将器持ってても持ってなくても微妙な僕は何なんだよ(´;ω;`)ブワッ」
ヘクトル 「エリウッド…イ`」

アイク  「リーフ…お前がドレだけ努力したか、良く分かってるつもりだぞ」
リーフ  「ふんっ!そんなモノ、神器の前では塵と消えちゃうんだよ!!?」
アイク  「……そうかも知れんな」
リーフ  「そうでしょ?だから説教なんて僕n」

バシッ!

セリス  「アイク兄さんが…」
エフラム 「リーフを…」
エイリーク「引っぱたいた…?」
アイク  「…お前が…そんな臆 病 者だとは思わなかったな」
リーフ  「…くっ!」
アイク  「続ける前に…一つ言っておこう」
42大乱闘FEブラザーズ 9章:2008/11/13(木) 20:34:39 ID:HH363awi
リーフ  「…………」
アイク  「神 器 に 頼 る な っ ! ! ! !」
ミカヤ  「…アイク…」
アイク  「オマエが前を向いて!
      オマエが立ち上がって!
      オマエが戦うんだ!!」
リーフ  「…ハハッ、何だそりゃあ。まるで僕が神器に囚われて何も出来ないみたいじゃないか」
アイク  「違うのか?今までのお前の言葉を思い出してみろ」

>>リーフ 「くそっ!神器さえあれば…
>>リーフ 「兄さんは神器を持ってそれでいて強いからそんな事が言えるんだ!
>>リーフ 「ふんっ!そんなモノ、神器の前では塵と消えちゃうんだよ!!?」

リーフ  「!!!!……ち…違う!
      …僕は……僕は……
      神器に頼らなくたって!兄さんを倒せるんだああ(つリーフ渾身の一撃)
アイク  「ぐはぁ!……ふっ、それでこそ俺の知ってるリーフだ」


エイリーク「遂にリーフが戦う気になったようですね」
エフラム 「良い事だな」
シグルド 「だがクラウドフィーバー(以下CFS)システムは、
      某嫁候補達とアイクスレ住人の声援によってアイクの方に防御力上昇+Mシールド効果を与えている
      …声援が少ないリーフはかなり不利だと思うのだが」
セリス  「でもリーフ兄さんも案外善戦するんじゃないかな〜?」
ミカヤ  「というと?」
セリス  「つ『チアリード席』」

ナンナ  「( ゚∀゚)o彡°リーフ様!頑張ーれ!リーフ様!頑張ーれ!!!」

ヘクトル 「うはww何というチアガール姿www」
ミカヤ  「露出が凄いわね…ミニスカでパ○ツ丸見えだし」
アルム  「リーフが見たら鼻血を噴水の様に噴出するんだろうな…」
セリカ  「アルム、私がもし彼女と同じ格好をしたらそんな風になる?」
アルム  「勿論さセリカ、君がどんな格好してても欲情してみせるよ」
セリカ  「アルム…」
アルム  「セリカ…」
シグルド 「KINSHINはどこ行っても許さんぞおおおぉぉぉ!!
      つ【ティルフィング☆100】」
二人   「あらよっと(シグルドの攻撃を避ける、そして…)」
マルス  「ぐははぁ!…リーフが今戦ってるからって何故僕に!?」
サザ   「でも残念な事に団長が相手だから、そんなよそ見する暇は無いという」

不良A  「ナンナちゃんテラ可愛いなw」
不良B  「…後でナンパしね?」
不良C  「同感w」
不良A  「決定だな。例えナンパ自体がうまくいかなくても力づくで…」
デルムッド「…お前ら何俺達の妹に色目使ってるんだ?つ【銀の大剣☆100】」
アレス  「…死ぬ前に何か言い残す事はあるか?つ【魔剣ミストルティン】」
三人   「ギアッー!」

…ただ今観客席で放送出来ないほどの惨状が繰り広げられています。
         観客席の出来事は気にせずに試合をお楽しみ下さい

リーフ  「くっ!あのアシストボールが取れれば…」
アイク  「…行くぞ」
リーフ  (…あの構えは居合い切り!なら裏をかいて近づきながらジャンプしt)
43大乱闘FEブラザーズ 9章:2008/11/13(木) 20:37:20 ID:HH363awi
アイク  「甘いな。(↑B必殺)天ーっ!空!!」
リーフ  「!!!…アッー!(バシュゥーーーンッ!!!)」

リーフ  「くうぅ…まさかこの僕が裏をかかれるとは…
      …でも、無敵時間を利用して僕がアシストボールを取った!
      フィン、出て来い!」
???? 「……きゃあああああああっ!!」
リーフ  「!!…こ、この声は……」
???? 「リーフさんのエッチ!?」
リーフ  「ミランダ!?…てかド○えもんの○ずかちゃん自重」
イズカちゃん「呼んだかの?」
リーフ  「…死ねるから帰ってくれ、いやマジで」
ミランダ 「アンタ、何私がお風呂からあがろうとしてる時に呼び出すのよ!!?」
ドロシー 「な、何という事でしょう!?
      リーフ選手がアシストボールで呼び出したのは…
      何と風呂上がりでバスタオル一枚姿のミランダさんです!
      これは一体どうなる事でしょうか?」
リーフ  「し、知らないよ!アシストボール用キャラはフィンとアルテナさんと…
      確かサラが僕の為に誰か選ぶっt」
ミランダ 「原因なんて知った事じゃないわ!皆吹きとべぇぇぇぇ!!
      つ【ステージ全体にトロン】」
リーフ  「アッー!(50%ダメージ)」
アイク  「ぬううおおおぉぉぉっ……!!(ティーン☆!!)」
イリオス 『(イリオスに直撃)……ばいばいきーんっ!(ティーン☆!!)』
ドロシー 「…雷がイリオスさんに当たってお星様になってしまいましたね」
アスタルテ「紋章町では良くあることだ、気にするな」
セーラ  「そうですね」
ドロシー 「では実況を続けさせていただきます」
イリオス 『お、おまいら…この人でなしーっ!』

ティバーン「どの試合も中々楽しめるな。早く俺の番が来てh」
鷹ラグズ 「ティバーン様ーっ!!」
ネサラ  「ん?何がどうした?」
ティバーン「いつも言ってるだろう?廊下は走るなt」
鷹ラグズ 「大変です!リアーネ姫が大魔王クッパに連れ去られました!!」
ティバ・ネサ・ニケ「…な、何だってぇぇぇ!!?(AA略)」
ラフィエル「…本当ですか?」
鷹ラグズ 「はい。側近のカメックによってスリープを掛けられ、
      ワープで恐らくクッパ城に…」
ティバーン「こうしては居られん!今直ぐ飛び立つぞ!」
ネサラ  「お前大会はどうするんd」
ティバーン「ふっ、大会なんて…大会なんて……

ティバーン

〇∧〃 
/ >   でもそんなの関係ねぇ! 
 <\ でもそんなの関係ねぇ!

ニケ   「…ティバーンがあまりのショックに壊れた件」
44大乱闘FEブラザーズ 9章:2008/11/13(木) 20:38:53 ID:HH363awi
ネサラ  「今行くっつっても多少は準備しないとな。
      よし、クッパ城には俺と鷹王と狼女王が向かう…
      ラフィエル、悪いがココに残ってアスタルテ様に、
      鷹王が大会を辞退するって伝えててくれないか?」
ラフィエル「…分かりました」
ティバーン「それと、もしこの奪還任務を助けてくれる奴が居るなら
      そいつを会場手前の広場に行かせてくれ。
      四十分後にその広場からココを出発する!」

アイク  「…やるな、リーフ(残り2機 披ダメージ67%)」
リーフ  「うう…に、兄さんもね…(残り2機 披ダメージ123%)」

ミカヤ  「大会の観客席のふいんき(何故か変換出来なry)が凄いわね
      大半がアイクを応援してるからアイクは更に強化されてるのに、
      ナンナちゃん達みたいな一部の人達の応援でリーフが互角の戦いをしてる…」
ヘクトル 「リーフは馬に乗ってる…ひろしもそうだが、
      やはり馬になってるキャラは有利なんだろうな」

リーフ  「食らえ!つ(B溜め 銀の弓最大)」
アイク  「はっ!(Lで防御)」
リーフ  「くう…いくら遠距離で攻めても防御されてラチがあかない…なら近づいて!」
アイク  (ここで溜め…)
リーフ  「今だ!(横B必殺 トルネード)」
アイク  「ぬぅん!(横B溜め 居合い切り)」 

ビイウウゥゥン! ザシュー! ドーン!!

リーフ  「うわあああああぁぁぁ……!!
(バシュゥーーーンッ!!!)
アイク  「うぐおおおおおぉぉぉ……!!
(バシュゥーーーンッ!!!)
ドロシー 「お互いの必殺攻撃が炸裂!両者共に残り一機となってしまいました!!
      CFSはアイクさんの方により多くの力を与えていますが、
      リーフ選手も騎兵である事と器用さをうまく使って同等の戦いをしています
      果たしてどちらが勝利を勝ち取るのか、目が離せない試合です!!」

ユンヌ(幼)「リーフもやるわね…最初はアイクが楽勝勝ちすると思ってたけど、
      リーフも案外強いじゃない♪」

アスタルテ「…何?ティバーンが……そうか、残念だ」
ラフィエル「はい。彼が辞退した以上、え〜っと…仮面の男が不戦勝となりますね」
アスタルテ「そうか…ではドロシーに言って第八試合は仮面の男の不戦勝に…」
???? 「待った!」
セーラ  「誰っ!?」
ドロシー 「あなたは…」
?????「半年位竜と特訓してたからな。皆忘れてしまったかもな…
      デギンハンザー爺には了解は取ってある
      オレもこの戦いに出て腕試ししたいんだ!
      頼むアスタルテ神!オレの参加を認めてくれ!」
アスタルテ「……ふ〜む…。
      お前は実際FEのキャラでありFEのキャラではないが、分かった。
      特例で参加を認めてやろう」
?????「やったっ!ありがとう!!」
45大乱闘FEブラザーズ 9章:2008/11/13(木) 20:40:31 ID:HH363awi
ドロシー 「…お久しぶりですね」
?????「それはこっちのセリフだ。サウル司祭も元気にしてるか?」
ドロシー 「ええ、一 応 で す が ね」
アスタルテ「…聞いておくが最後の切り札は何なんだ?」
?????「…これさ」
ドロシー 「あ、これですか」
セーラ  「何よこれ!……何か石ころみたいね」
イリオス 『これは(ヌゥン!!)だな。最後の切り札時にこれを用いて(ビュウウゥゥン・・・!!)するんだな?』
セーラ  「あ、帰ってきた」
?????「アシストボールは(ドーンッ!!)ナとガ(ビシュ!!)と…そしてオレの親父だ!
      ははっ、試合が待ち遠しいな!」
ドロシー 「…あっ!!貴方と会話していたら司会するのを忘れてた!
      えっ〜と、今のお互いの状況は…」

アイク  「…リーフ…(残り一機 ダメージ114%)」
リーフ  「…兄さん…(残り一機 ダメージ127%)」
アイク  (…あのスマッシュボールが取れれば大→天↑空↓!に持ち込める!)
リーフ  (…これで…アイク兄さんを倒す!)
(両者、中に浮いているスマッシュボール目掛けてジャンプする)
アイク  「ラグネルよ…」
リーフ  「光の剣…」
二人   「届けぇぇ!!」

  カッ! パリンッ!!

リーフ  「よしっ!」
アイク  「まずい!早くアイテム『肉』を取って回復s…」
リーフ  「はあああああぁぁぁ!!!……」
(リーフの周りを緑色の結界が覆っていく)
アイク  「…この技…何処かで…確かこれh、ぬぉ!」
マルス  「これは…ルイージの最後の切り札かぁ!」
(アイク、結界に触れてバーサク状態と化す) 
アイク  「くうっ…何か体が変てこな動きを…」
リーフ  「今だ!そりゃそりゃそりゃそりゃそりゃそりゃそちゃそりゃああああ!!!」
(リーフが懐に隠していた様々な武器(※合計108個)をアイク目掛けて投げる)
アイク  「ぐっ、ぬっ、くっ!あっ、がっ!、こおっ!くっ……ふっ、防ぎ切れん!!」
リーフ  「…これが僕の必殺技!アンリミテッド・ウェポンだぁぁぁ!!」
(懇親の力を込めてブラギの剣をアイクに振るう)
アイク  「ぐっ!!…うおおおおぉぉぉ……
      ………ふっ(バシュゥーーーンッ!!!)」

ドロシー 「…今その瞬間を見た私ですら信じられません……ですが!
      (; ゚Д゚)…しょ、勝者は…リーフ選手です!!!」

観客一同 「ウ オ オ オ オ オ━━(゚∀゚)━━オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ ・・・・・ ! ! ! ! ! 」

リーフ  「ハァ…ハァ…僕が…僕が…勝ったんだ…」
サラ   「やったじゃない、リーフ」
ティニー 「さすがです!リーフ様ぁ!」
リーフ  「う…うん。二人ともありがとう
      …あれ?ナンナは?」
サラ   「今着替えてるわ。…控え室で待ってるんじゃないかしら?」
リーフ  「そうか。とりあえず控え室で一休みするよ」
(立ち上がって控え室へと向かう)

エフラム 「…し、信じられん…」
エイリーク「リーフが…」
リン   「アイク兄さんに…」
46大乱闘FEブラザーズ 9章:2008/11/13(木) 20:43:55 ID:HH363awi
アルム  「勝ったなんて…」
ミカヤ  (他の兄弟は知らないみたいね…リーフの意外な努力と…そして才能を)

(ミカヤの回想)
ミカヤ  「あら?リーフったらこんな時間帯(※夜の1時)に何処行くのかしら…
      まさか四人娘の内誰かの夜這いとか…
      ならばその瞬間をこの目に焼き付けておくべきね♪」

ミカヤ  「…ここは空き地…誰かと待ち合わせでも……!!!」
リーフ  「はっ!…えいっ!…今だ!」
ミカヤ  (…これは…)
アイク  「ぬっ!リーフこんな所で」
ミカヤ  (シッ!尾行してるのがバレるでしょ!?てかいつの間に来てたんだ…)
アイク  「…すまん」
ミカヤ  「まさかリーフがこんな所で修行してるなんてね…」
アイク  「…………」
(回想終了)

エリンシア(リーフちゃんはそのクラスゆえ器用貧乏と呼ばれる…でもね、
      殆どの武器がAって事はどんな武器を持たせても活躍できるって事なのですわ…
      そのリーフちゃんを生かすのはスクリーンの前のプレイヤーさん達のお仕事ですけど…
      それは又他の機会に話すとしましょう)


ナンナ  (リーフ様が勝った…!!着替えたらすぐに控え室に行って
      思いっきりキスして差し上げなくては…)
     「キャア!」
不良A  「ふふふっ…!」
ナンナ  「だ、誰ですか?アナタ達は…」
不良B  「へいへいちょっとそこの可愛い子ちゃ〜ん!」
不良C  「僕達大人の男とお茶しな〜い?」
ナンナ  「そんなナンパはもう死語ですよ。
      それに口先だけの男に口説かれるほど馬鹿じゃありません」
三人   「ぐふっ」
ナンナ  「それでは失礼s…キャア!」
不良A  「…くっ、優しくすれば付け上がりやがってこのアマがぁ!」
不良B  「ならプランBだ!無理矢理にでも俺達のオンナにしてやる!!」
不良C  「同感w」
ナンナ  「嫌!放しなさい!!」
不良A  「断る。俺達を怒らせた事…後悔させてやる!」
ナンナ  「助けて!リーフ様あああっ!」
リーフ  「ナンナを放せ!!!」
(叫び声を聞いたリーフが駆けつける)
不良B  「…ふっ、来たか」
ナンナ  「ああ!リーフ様!……あ!…ぁぁ…」
(不良Aがナンナの喉元にナイフを突きつける!)
不良A  「おい…もし一歩でも動いたら彼女がどうなるか…分かるよな?」
リーフ  「…くっ!!」
47大乱闘FEブラザーズ 9章:2008/11/13(木) 20:45:50 ID:HH363awi
不良A  「よし…おい、部下共、あいつをフルボッコにしてやりな。
      さっきの試合でボロボロだから楽勝でいたぶれるはずだ!」
ナンナ  「嫌あああ!リーフ様逃げてーっ!!」
リーフ  (…僕は…何て弱い……大切な友達一人守れない……ウゥ…)
三人   「はーははははは!感極まr」

 ヒュン ブウゥン!!!

不良B+C「ぐあああああ!!」
不良A  「誰だっ!」
アイク  「…………」
リーフ  「兄さん!」
不良A  「けっ、誰かと思えばさっき負けた奴じゃねえか。所詮お前なんて敵じゃねーな」
アイク  「…リーフとその仲間を傷つけているのはお前達か?」
不良A  「あ?だとしたらどうしたってんだ?」
アイク  「…………ツ」
(アイクが腕を振り上げると同時に衝撃波が飛び、
 不良の手のナイフを弾き飛ばすと同時に吹き飛ばす)
不良A  「ぐああああ!な、何だ今n」
(不良が喋り終える前にアイクがフルチャージした噴火を叩き込む)
不良A  「ごあああああああああ!!!…ぐふっ」
不良B+C「…くそぉ!居て込ましたれぇぇぇ!!」
アイク  「…………はあああっ!!(##゜Д゜#)」

ヒュッ ドン!! ビシッ!! バキッ!! ボキッ!! グシャ・・・!! ガアアアア!! ホ、ホネガアア・・・!?
オレノカゾクニテヲダシタコト・・・コウカイシロ!! テンッ、クウッ!! グッハアアアアアアァァァ・・・!!!!

ナンナ  「…す…凄い…」
リーフ  (…こ、攻撃が見えない程に早い…!
      それに…兄さんのこんなに怒った顔…初めて見る…!!?)

三人   「ぎいやはああああああぁぁ!!!?」
(不良達が断末魔の悲鳴をあげて気絶する)
アイク  「…ふうっ…」
リーフ  「に、兄さん…?」
アイク  「二人とも大丈夫か?」
リーフ  「えっ、あ、うん…」
ナンナ  「はい。助かりました。…アイクさんありがとう御座います」
アイク  「……リーフ、さっきはお前を臆病者扱いして悪かった」
リーフ  「えっ?」
アイク  「お前は強い」
リーフ  「!!!」
アイク  「お前は努力してる。俺が言うんだから間違いないと思うぞ」
リーフ  「で…でも…僕は…」
アイク  「?」
リーフ  「こんな時に…誰も守れなかった」
ナンナ  「リーフ様…」
アイク  「さっきの状況なら仕方なかったかも知れんな…
      …だがな」
リーフ  「?」
アイク  「リーフ、お前は神器とか奇襲に対応出来るとか…それを強さと思っているのか?」
リーフ  「えっ?…あ…うん…」
アイク  「そういう力はあるに越した事は無いだろう。
      だがな、本当の強さはそんな所には無い」
リーフ  「じゃあ…本当の強さって何なの?兄さん?」
48大乱闘FEブラザーズ 9章:2008/11/13(木) 20:47:27 ID:HH363awi
アイク  「……それは……
      大 切 な 人 を 想 う 心 だ !!!」
ナンナ  「大切な人を…」
リーフ  「想う心…!」
アイク  「そうだリーフ。お前はそれを十分に持ってると俺は思う。
      だから自信を持て、な?」
リーフ  「……う、うん」
アイク  「それと……確かアンタは…ナンナ…だったか?」
ナンナ  「はい。そうですけど」
アイク  「リーフは心優しい奴だ。力も有るし、将来大物になると俺は思ってる
      だがやはり一人では限界がある…
      だからアンタに頼みたい事がある。
      俺の弟…いや、リーフを見守ってくれないか?頼む」
ナンナ  「あ……は、はい!////」


(そして側に転がってる不良達を見ながら)
アイク  「さてっと。こいつらはどうしたモノか……そうだ!
      …ビラク!ビラクは居ないか!?」
ビラク  「ココに居るぜ!」
リーフ  「うわぁ!いつ沸いてきたの!?」
アイク  「ビラク、頼みがある」
ビラク  「ソウルブラザーのアイクの頼みだ!何でも聞いてやるさ」
アイク  「この高校生位の心底腐った三人に罰を与えたいんだが」
ビラク  「分かったよロs…アイク!
そうだな…」
(紙を取り出して何かを書いていく)
ビラク  「つ【罰のリスト】
      これ見て一番効きそうなのを選んでくれ」

(A):72時間対抗超兄貴大会に出場
(B):裸で新暗黒竜の本気のメディウスに特攻
(C):24時間連続で2枚重ねのティッシュをはがして1枚にする仕事
(D):聖魔ハードのラグドゥ遺跡(10層含む)を鉄武器だけで突破
(E):現ビラクスレに強制転送されてアッー!
(F):聖水&Mシールド無しでヘクハー29章クリア
(G):竜王家を雑巾掛け(※およそ3,000坪)…真面目にやらないとユリアのナーガが飛ぶ
(H):ベルン警察署→牢屋送り

リーフ  「いくら何でもこれはHIDEEEEEEEEEE!」
ナンナ  (というかCって何!?)
ビラク  「ドレか一つ選んでくれよ」
アイク  「…ふ〜む…
      よし、分かった」
リーフ  「決まったのかな?」
アイク  「Aから順番に全部やってくれ」
リーフ  (ちょ、どれか一つって言ったじゃんwwwwwww)
ナンナ  (この三人、私に暴行をくわえようとした人達だけど、
      何だか可哀相に思えてきた…)
ビラク  「合点承知だ!マリア!レスキューをやらないk…じゃなくてやってくれ!」
アイク  「頼む」
(ビラクが三人を担ぐ。そしてマリアのレスキューで何処かに消える)
49大乱闘FEブラザーズ 作者:2008/11/13(木) 21:06:35 ID:HH363awi
ラフィエル「あ、あれは……アイク殿ーっ!」
アイク  「うん?どうしたんだ?」
ラフィエル「実は…私の妹が…リアーネが大魔王クッパにさらわれたんです!」
リーフ  「な、何だってーっ!!(AA略)」
アイク  「何!?そうか、今すぐに助けに向かうぞ!」
ラフィエル「今ラグズ王達が会場前の広場に居ますので彼らに合流して下さい」
アイク  「分かった(アイクが広場に走っていく)」

ナンナ  「…アイクさん…」
リーフ  「兄さん…ありがとう」

ドロシー 「さあシグルド選手とリオン選手の戦いの火蓋が、
      今切って落とされました!
      この試合、勝つのはどちらなのでしょうか!?」

シグルド 「ディアドラの為に勝つ!」
リオン(魔)「愚かな…お前は次のネタで(ry)」

アスタルテ「…よし、彼の登録が正式に認証されたぞ」
ドロシー 「そうですか。
      えーっ、会場の皆様…今からトーナメントの内容変更を行ないたいと思います。
      第八試合のティバーン選手VS仮面の男ですが、
      ティバーン選手がとある事情により辞退しました!」
観客一同 「な、何だって〜っ!!!(AA略)」
ドロシー 「ですが替わりの選手が現れました。
      ですので第八試合は仮面の男VS特別参加者とさせて頂きます!
      どうかご了承下さいm(_v_)m」
ミカヤ  「誰かしら?その特別参加者って…」
アルム  「相手が替わったんだ……ふむっ…」
エリンシア「誰かマッチョな方が良いですわね…ハァハァ…」
エリウッド「姉さんもういい加減に自重」
ドロシー 「その選手の名前、それは…
      かのネクr…八神将ハルトムートを父に持ち、始創竜の血を引いたアル選手ですっ!!

ネサラ  「もうそろそろか…」
ティバーン「そうだな。出発するか」
アイク  「おーいっ!」
三人   「アイクッ!!?」
アイク  「事情は聞かせて貰った。俺も行かせてくれ!」
ニケ   「それは良いが…」
ティバーン「茸区にあるクッパ城までかなり掛かると思われる…
      もしかしたら明日の試合には間に合わなくなるぞ」
ネサラ  「どうせ、アイクの事だ。相手を秒殺したんだろ?」
アイク  「いや、間一髪の所で負けた。
      リーフは…本当に強くなったな」

三人    ( ゚д゚)

三人    ( ゚д゚ )

アイク  「こっち見んな」

10章に続く
50助けて!名無しさん!:2008/11/13(木) 21:17:24 ID:fa3JC1bu
アイク兄さんに勝った、リーフ!!
頑張ったぞ!!
でもって特別参加はやっぱりアル。切り札は例のアレですか。
シグルド兄さんが次涙目になりそうだが、ここはまず
GJ!! 試験もお疲れ様!
51助けて!名無しさん!:2008/11/13(木) 21:22:50 ID:zrMh5tKE
デインのミカヤ〜ハタリカラキマシタ〜 ラグズ美容しt

いや、なんでもない・・・
52助けて!名無しさん!:2008/11/14(金) 01:46:02 ID:3L0E7s1z
いい試合だった!!GJ!!
切り札を採用してくれて俺歓喜の涙目www
そしてナンナとミランダの姿に欲情ww

…うん、デルムッドに斬られてくる。

ところでビラクはいつの間にアイクとも
ソウルブラザーの関係にww
53助けて!名無しさん!:2008/11/14(金) 12:15:33 ID:ThtIqmrV
今回の埋めはかかってこいよフォルカ!!!!!スレ住民の結束力に近いな。
54助けて!名無しさん!:2008/11/14(金) 16:03:43 ID:0oo932+s
葉っぱもうちのスレでいじられるといいんよ
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
55アイク・ザ・レインボー:2008/11/14(金) 18:06:55 ID:ofNiX9Ej
中編です。前編は14章の>515
>タイトルは64のヨッシーレインボーと見た
そのとおり。
ただアイクレインボーだと微妙に語呂が悪かったんで、英語的にしっくりくるかとか全然考えずにザをつけてしまった。今では(ry


アイク・ザ・レインボー中編 〜レインボーアイクを捕獲せよ!〜

セフェラン「ああ…今日はいい天気だねえ。」
漆黒の騎士「そうだな。こんな日は茶でもすすりながらのんびりするのが一番……。」
ドゴォォォォーーン!
セフェラン「な、何今の!?だれか、かくばくだんでも使った!?」
漆黒の騎士「………私が見てこよう。」

アイク(赤)「いってててて……。」
エフラム「おい、みんな大丈夫か!?」
エリウッド「……あんまり大丈夫じゃないよ。」
リーフ「ちょっと!三人とも重い!重いって!」
アイク(赤)「む?どこからかおかしな声が……。」
リーフ「ここだよ!あんたの下!」
エフラム「…聞こえる。この音は……!」
デーデッ デーデッ デーデデデーデデデー(漆黒のテーマ)
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::   
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::  ガラッ
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::

アイク(赤)「…お前は!」
漆黒の騎士「……ここで何をしている。」
エリウッド「お隣の漆黒さん!?」
エフラム「ということは、ここはしっこくハウスか。どうやら俺たちは、家が崩れた衝撃で吹き飛ばされたらしいな。」
漆黒の騎士「ん?お前は……。」
アイク(赤)「俺から聞いていたぞ、漆黒の騎士!一度お前と戦いたかったんだ。来い!」
漆黒の騎士「そうか、アイクが私に転移の粉を借りてまで連れ出したのは貴殿か。……いいだろう。庭へ出るがいい。」
アイク(赤)「ああ!」
エリウッド「ああ……大変なことに……。」
リーフ「……ねえ、お願いだからどいてくれない?本気で潰れそうなんだけど……。」
エリウッド「あ、ごめん。」
エフラム「忘れてた。」
リーフ「…ちょっとひどすぎるでしょ!この人でなしー!」

アイク(赤)「ふっ、せいやぁ!」
リーフ「うわ、早速始めちゃってるよ……。」
エリウッド「頼むから、これ以上人の家を壊さないでくれ………。」
アイク(赤)「どりゃあ!」
アイク(赤)はラグネルを大きく振り上げ漆黒の騎士へ打ち下ろす。だがその攻撃を漆黒の騎士は簡単にかわした。
漆黒の騎士「…太刀筋が甘いな。姿もそうなら、中身も昔のままか。」
アイク(赤)「何だとっ!?」
漆黒の騎士「これで終わりだ。」
漆黒の騎士がエタルドを構え、アイク(赤)に向かって行く。
エフラム「あれは……月光の構えだ!逃げろ兄上(赤)!」
アイク(赤)「逃げる……?そんなことしてたまるか!逃げるくらいなら俺は死ぬ!」
漆黒の騎士「…愚かな奴だ。」
56アイク・ザ・レインボー:2008/11/14(金) 18:08:40 ID:ofNiX9Ej
セフェラン「あーーーーーっ!」
漆黒の騎士「ビクッ!」
セフェラン「見っけた!もー、なかなか戻ってこないから様子を見に来てみれば……。またお友達とケンカしていたのね!?」
漆黒の騎士「な、な……い、今出てくるな!」
セフェラン「何言ってんの!あー、ごめんなさいねぇみなさん。ぜーたん、根はいい子なんだけどぉ、ちょっと不器用で……。」
アイク(赤)「……誰だ?」
セフェラン「あらぁ、あなたはお隣のアイクちゃん!……じゃあないみたいねぇ。なんか、ちょっと雰囲気違うしスリムだし。」
エリウッド「あーセフェランさん、話せば長くなるんですが……。」
ドンドンドンドン!
セフェラン「あらぁ?だれか来たみたい。」
ミカヤ「セッちゃん!騎士様!」
セフェラン「あーら、ミカやんじゃない!どうしたの急に?」
ミカヤ「ごめんなさい突然。ちょっと上がらせてもらえる?」
セフェラン「もちろんいいわよ。」
アイク「……邪魔をする。」
セフェラン「あら、アイクちゃんまで!ぜーたん、アイクちゃんが来たわよー!」
エフラム「兄上が!?」
ミカヤ「アイク(赤)!」
リーフ「あ、姉さん!」
ミカヤ「あら、みんなもいたのね!良かったわ!」
漆黒の騎士「……乙女よ。私は状況がよくわからないのだが。」
ミカヤ「あ……そうですよね。アイク、この二人になら話してもいいわよね?」
アイク「ああ。あんたらはこういうことを口外するような人間じゃないからな。」
ミカヤ「わかったわ。エリウッドたちも聞いて。実は………。」

漆黒の騎士「なるほど。話は大体わかった。」
エリウッド「じゃあ、残りの兄さんたちも探しに行かないと!」
アイク(赤)「……俺はここに残る。」
エフラム「何故だ?」
アイク(赤)「俺がこっちのアイクと行動を共にしていたら、いくらなんでもマズイだろう?」
ミカヤ「そうね……それが一番いいわ。セッちゃん、騎士様、アイク(赤)をお願いします。」
漆黒の騎士「承知した。」
セフェラン「まかせて!変な奴が寄って来たら、クライディレドでぶちのめしてやるから!」
エフラム「……兄上(赤)。」
アイク(赤)「何だ?」
エフラム「お前の同胞は、俺たちが必ず救い出す。主催者の勝手な都合で消させたりはせん。だから、その腕を磨いて待ってろ。
     もっとも、俺は今度の勝負も負ける気はないがな。」
アイク(赤)「…ああ!」
57アイク・ザ・レインボー:2008/11/14(金) 18:09:50 ID:ofNiX9Ej
一行はしっこくハウスから出て路上に集まった。
ユンヌ(鳥)「ミカヤ!」
ミカヤ「ユンヌ、偵察ご苦労様!どう?アイクたちは見つかった?」
ユンヌ(鳥)「ええ、ビンゴよ!向こうのほうに……。」
「きゃーっ!」
「ステキー!」
ミカヤ「え?」
ミカヤたちが声のする方を見ると、たくさんの人が何かにまとわりつくように歩いていた。
ワユ「大将、今日はやっさしいねー!」
ミスト「お兄ちゃん、大好き!」
レテ「わ、私は別に嬉しくなんかないぞ!」
リィレ「ふふ、本当はちょーうれしいくせに!」
ジル「アイクさん、お肉のお届けものです。……私から。」
セネリオ「いや、そんなものより僕の用意した特上ドラゴンステーキを……。」
ティアマト「アイク、今日はなんだかとてもうれしそうね。」
イレース「アイクさんのオーラおいしいです^^」
サナキ(くぅぅ…今日はアイクにあっさり遊園地のチケットを受け取ってもらえて二人きりでデートが出来ると思ったのに、
    なぜいつの間にか取り巻きが増えているのじゃ!?)
アイク(黄)「ははは、みんな笑顔が一番だからな。さあ、次はどこに行こうか。」
嫁候補たち「アイク!アイク!(゚∀゚)」

リーフ「うはwwwアイク兄さんにさわやか好青年分がプラスされてすごいフラグメイカーになってるよ!」
ミカヤ「しかも何気に支援関係がない人まで巻き込んでるわね。」
ティアマト「ところでアイク、もし良かったら今日の夜いっしょに……。」
ワユ「何言ってんの!大将はあたしと……。」
アイク(黄)「そうだな。じゃあみんなで行こうか。みんなが笑顔なのが俺は一番嬉しいからな。」
ティアマト・ワユ「………。」
ミカヤ「でも、結局鈍いのは変わってないみたいね……。」
リーフ「……なんか、本家よりタチ悪いフラグクラッシャーになってない?」
エリウッド「というか、なんであんなに馴染んでるんだろうね…。」
「あーっ!やっと見つけた!」
エフラム「ん?今度は何だ?」
マルス「おーい!」
ロイ「みんな!」
エリウッド「マルス、ロイ!」
ミカヤ「良かったわ無事で!ケガはない?」
ロイ「うん、大丈夫。それより……。」
マルス「ああ、やっぱり大勢の人に囲まれてるよ………。」
エフラム「お前たちは兄上(黄)と一緒にいたのか?」
マルス「うん。いつの間にかグレイル工務店にいたんだ。今日は休みで誰もいなかったから良かったんだけど。」
ロイ「それで急いで家に戻ろうとしたら、なぜかだんだんいろんな人がアイク兄さん(黄)の周りに集まってきて……。
   その集団に押されて僕たち離れ離れになっちゃったんだ。」
リーフ「……あの兄さん(黄)はカリスマのスキルでも持ってんのかな?」
ミカヤ「だけどあのままじゃまずいわね。あれじゃいつまで経ってもアイク(黄)に近づけないわ。」
アイク「よし、俺が行ってこよう。」
ロイ「え!?ダメだよ兄さん!兄さんが行ったらみんな混乱しちゃうよ!」
アイク「うーむ…。」
マルス「…待って。僕にいい考えがあるんだ。」
58アイク・ザ・レインボー:2008/11/14(金) 18:11:33 ID:ofNiX9Ej
マルス「お待たせ。用意できたよ。」
ミカヤ「マルス、早かったわね。」
マルス「まあね。で、今の状況は?」
ミカヤ「……ますますひどいことになってるわよ。」

ミスト「はいお兄ちゃん、ジュースだよ!」
ワユ「はいはい大将、お茶だよ!」
ティアマト「いえいえ、おいしいコーヒーが…。」
セネリオ「全力で阻止。」
ミスト・ワユ・ティアマト(このガキ………!)
ティバーン「よっ、アイクじゃないか!どうだ?これから飲みに……。」
リュシオン「ティバーン……まだ昼だぞ。」
サナキ「あーもううっとおしいわ!第一、始めにアイクを誘ったのは私じゃぞ!?」
イレース「…誰が最初かなんて関係ありません。」
アイク(黄)「みんな、楽しいのはわかるがこれでは身動きが取れないぞ。ははは。」

ユンヌ(鳥)「…アイク(黄)のカリスマパワー、恐るべしね。あっ、私も惹かれちゃう〜。」
マルス「どさくさに紛れて行こうとするな変態女神!」
ユンヌ(鳥)「チッ……。」
マルス「どうも早く始めたほうがいいみたいだ。よし、みんな準備はいいね?」
ミカヤ「ええ。」
アイク「大丈夫だ。」
リーフ「…ねえ、本当にやるの?」
マルス「もちろんさ。さあ、いまだアイク兄さん!」
アイク「よし。」

ニア そうび

  ラグネル       ‐‐
ニア ブラザーアーチZ    50

アイク「行くぞ!」
アイクはリーフを、アイク(黄)を取り囲む集団の上空に投げた。
リーフ「もう!何でこんな役ばっかり…う、うわああああああぁぁぁぁぁ……。」
59アイク・ザ・レインボー:2008/11/14(金) 18:13:12 ID:ofNiX9Ej
ミスト「な、なあに今の?」
マルス(よし、タイミングばっちり!)
続いてマルスが、リーフに気を取られた集団の中にケムリ玉を投げ込む。
これは、地区対抗格闘技大会のときに彼がこっそりくすねてきたものだ。
ワユ「うわっ!」
ティアマト「何なのこの煙は!」
マルス「姉さん!」
ミカヤ「わかったわ!レスキュー!」
アイク(黄)「なっ!?」
視界をさえぎる煙にまぎれて、ミカヤは見事アイク(黄)を集団の中からレスキューした。
アイク(黄)「なんだここは?俺はどうなっ―――――。」
エリウッド「しっ!」
アイク(黄)「むあっ!?もごもご……。」
エフラム「しばらく黙っていてくれ。」
アイク(黄)「???」
アイク「…そろそろいいか。行ってくる。」
マルス「うん。頼んだよ兄さん。」
レテ「ゲホゴホ!やっと煙が晴れたな。」
セネリオ「全く………誰のイタズラでしょう?」
アイク「……みんな。」
ワユ「あれ?大将なんだかいきなり太った?」
アイク「気のせいだ。それより、すまんが急用が出来てしまった。俺はここで帰らせてもらう。」
一同「えーーーーーーーっ!?」
アイク「じゃあな。」
アイクは急いで集団の中から去った。
全員「…………。」
アイク(黄)を囲んでいた集団はしばらく呆然としていたが、しばらくしてからわれに帰った。
ワユ「……もーっ!せっかくチャンスだったのに!」
ミスト「お兄ちゃん!?どこ行ったの!?」
サナキ「……せっかくチケットも受け取って上手くいくと思っていたのに、お主らのせいで何も出来なかったではないかーー!」
イレース「人のせいにしないで下さい…。ああ、まだまだおなかがすいていたのに……。」
ティバーン「ちっ、つまんねえな。」
セネリオ「………。(やはり、さっきのアイクは別人だったみたいですね。あれはなんだったのでしょう?)」
ティアマト「それにしても今日のアイク、何かおかしかったわね…。さっきまで妙に楽しそうにしていたのに、いきなり帰っちゃうなんて…。」
ジル「あれ?なんか洗脳が溶けたように頭がすっきりと……。」
レテ「ふん。結局帰ったか。ぜ、全然……悲しくなんてないぞ!」
60アイク・ザ・レインボー:2008/11/14(金) 18:14:57 ID:ofNiX9Ej
ミカヤ「ああ…フラグが音を立てて壊れていくわ……。」
マルス「でも、とりあえず入れ替わり作戦は成功したみたいだ。ここがうちの近くでよかったよ。
    そうでなきゃ倉庫からレスキューとケムリ玉をとってこれなかったし。」
アイク「…ふぅ。なんとかバレずに済んだぞ。」
エリウッド「お疲れ様、兄さん。」
ミカヤ「ロイがリーフを回収するまで時間がかかりそうだし、先にアイク(黄)だけでも騎士様のお家に預けに行きましょうか。」
アイク(黄)「……イヤだ。」
ミカヤ「え?」
アイク(黄)「せっかくみんなと仲良くなれたのに、もうお別れなんて…。俺はもっとこの町を見てみたい。」
エフラム「何を言ってるんだ。お前がこの町をうろついていたら、主催者に脱走がばれて最悪消されるかもしれないんだぞ。」
アイク(黄)「そんなことはわかっているよ!でも、だからってこのまままたあの生活には戻りたくない!」
アイク「………。」
アイク(黄)「暗い会場に閉じ込められて、戦いに明け暮れる毎日……。
       だけど、そんな人間とは呼べないような扱いをされていた俺の周りでみんなが笑ってくれるのなら、たとえ消されたって……!」
バチーーーン!
アイク(黄)「なぁっ……!」
ミカヤ「マ、マルス!?」
エリウッド「マルスが…兄上(黄)を……殴り飛ばした!?」
マルス「……あんたさ、さっきからバカみたいに笑顔笑顔って言ってるけどさ、一番肝心なことを忘れてない?」
アイク(黄)「なん…だって…?」
マルス「あんたが勝手にうろちょろして口封じされるのは自業自得だからどうでもいいけどさ、それで一番悲しむのは自分自身じゃないの?」
アイク(黄)「あ………。」
アイク「…俺(黄)、お前は今日初めて外に出たんだ。いろんなやつと楽しく過ごしたいというのはわかる。」
アイク(黄)「………。」
アイク「だが、もう少し待ってくれないか?今は散り散りになった“俺たち”と合流するべきだと思う。
    …俺はいつか、お前たちが自由に外を歩けるように主催者と交渉するつもりだ。どれだけかかるかわからんが…。だから今は、頼む。」
アイク(黄)「……わかった。正直君がそこまで言ってくれるとは思ってなかった。ありがとう。」
61アイク・ザ・レインボー:2008/11/14(金) 18:16:40 ID:ofNiX9Ej
マルス「………。」
ミカヤ「マルス…。」
エフラム「お前の熱い気持ちが兄上(黄)に伝わったみたいだな。なんにせよ、納得してくれて良かった。」
マルス(よっしゃ上手くいった!これでうざったい兄さん(黄)と一緒に行動しなくて済んだぞ!
    やっぱり、なんだかんだで兄さんのクローンだよね。拳で説得したらこんなにすんなりと……。)
アイク(黄)「それと、マルスくん。」
マルス「……えっ!?な、何?」
アイク(黄)「感謝してるよ。君は俺のことを想って、忠告してくれたんだね。」
マルス「は?いや、ちが――――」
アイク(黄)「君は大切なことを気づかせてくれた。俺はこれからも本当の“笑顔”を忘れない。本当にありがとう!」
アイク(黄)はよほど嬉しかったらしく、マルスの手を握り、目を輝かせながらお礼を言った。
マルス「あーもう、やっぱりウザい!とっととしっこくハウスに引っ込んでくれーっ!」
ユンヌ(鳥)「あらあらマルス、素直じゃないわね。うふふ……。」
マルス「あんたわかってて言ってるだろ!」
アイク(黄)「どうしたんだい?別れ際まで怖い顔をして。さ、笑顔笑顔!」
マルス「だーーーっ!何でこうなるんだーーっ!」

それから一行はしっこくハウスにアイク(黄)を送り、再び路上に集まった。
ロイ「おーい、みんなー!リーフ兄さん連れて来たよー!」
エリウッド「ああ、ロイ!」
ロイはリーフを引きずりながら戻ってきた。
リーフ「………。」
エフラム「おい、リーフが白目剥いてるぞ。」
ミカヤ「完全に気絶してるわね。困ったわ…レストの杖はガレキの下だし。」
ユンヌ(鳥)「おかしいわね。いつもはこのくらいじゃへこたれないのに。」
エリウッド「今日はさっきから酷い目にばかりあってるからね。」
ロイ(ていうか、みんなの態度もたいがい酷いよね……。)
マルス「じゃ、とりあえずリーフはほっといて、次はどこへ行けばいいんだろう?」
アイク「少し待て。俺たちに呼びかけてみよう。………………。」
ダラダラダラ…
マルス「うわっ!兄さん、いきなりヨダレ垂らさないでよ!」
アイク「あ、ああすまん。どうやら俺(灰)は食事をしているらしい。」
エリウッド「食事?」
ミカヤ「アイク、呼びかけてみてくれる?」
アイク「わかった。(おい、俺(灰)!聞こえるか!?)」
62アイク・ザ・レインボー:2008/11/14(金) 18:18:16 ID:ofNiX9Ej
アイク(灰)「………この食事、美味い。」
イドゥン「そうですか。それならよかったですね。」
セリス「イドゥンさん、ユリウス、ユリア、ありがとう。食事まで用意してもらって。」
エイリーク「私たちは天井を突き破ってしまったというのに……。」
ヘクトル「お、俺の体重のせいじゃねえからな!これは四人まとめて落ちてきたからであって(ry
セリス「兄さん、焦りすぎだよ…。」
ユリア「いえいえ全然構いませんわ。私、セリス様とお兄さま方が来て下さってとても嬉しかったんですもの。」
ユリウス「家が壊れるのはいつものことだしな。主に誰かのチート光魔法のせいで……。」
ユリア「何かおっしゃいましたか、お兄様?」
ユリウス「な、なんでもありませんからナーガはやめてアーッ!」
セリス「あはは、あいかわらず元気だねユリア。」
ヘクトル「おいおい、また屋根に穴が開いたぞ……。」

アイク(灰)「…………うっ、ぐぅぅ……。」
エイリーク「ど、どうしました兄上(灰)!?」
イドゥン「まさか、私の料理がアイクさんのお口に合わなかったのでは……。」
アイク(灰)「……頭………すごく痛い……。何か……聞こえる………。」
アイク(おい、俺(灰)!聞こえるか!?)
アイク(灰)「な……俺から…声が………。」
セリス「えっ、兄さんから!?」
アイク(今、どこにいるんだ?)
アイク(灰)「セリス……ここは、どこだっけ………?」
セリス「ここは竜王さんちだよ!」
アイク(灰)「竜王さんちだ……。」
アイク(なに!?竜王山地だと!?)
アイク(灰)「………?」
アイク(お前たちは竜の住む山にいるのか!?)
アイク(灰)「え………いや……。」
アイク(わかった、すぐに行く!そこを動くなよ!)
アイク(灰)「…………。」
アイク(ところで……。)
アイク(灰)「なんだ……早くしろ………頭痛い。」
アイク(お前の食べた食事の味を俺へ送るなんてことは、できないか?)
アイク(灰)「………………ふざけているのか?」
アイク(残念だ……。)
アイク(灰)「あ…聞こえなくなった……。」
エイリーク「兄上はなんとおっしゃってましたか?」
アイク(灰)「……そこを動くな、迎えに来る…と。」
エイリーク「そうですか。迎えに来てくださるのですね。」
アイク(灰)「……大丈夫か…あいつ……?」
イドゥン「…アイクさん。」
アイク(灰)「なんだ…。」
イドゥンは山のような料理をアイク(灰)たちの目の前に置いた。
ヘクトル(ゲッ…今食い終わったばかりだってのに!)
イドゥン「先ほどのお料理がお口に合わなかったようでしたので、急いで作り直して来ました。どうぞ、召し上がってください。」
アイク(灰)「………。」
セリス「う、うわぁ、おいしそうだね。」
エイリーク「ほ、本当ですね。」
アイク(灰)「……よし、みんな食うぞ。……残さず。」
セリス・エイリーク・ヘクトル「はーい…。」
63アイク・ザ・レインボー:2008/11/14(金) 18:20:18 ID:ofNiX9Ej
アイク「みんな、大変だ!」
ミカヤ「な、何!?どうしたのアイク!?」
アイク「俺(灰)たちはどうやら竜がたくさん住む危険な山に飛ばされているらしい。今すぐ助けにいかなければ!」
ロイ「ええ!?」
ユンヌ(鳥)「ちょっと待って、アイク。私、そんなところの空間を持ってきた覚えはないわよ!」
アイク「しかし、あいつらは今“竜王山地”にいると……。」
エリウッド「…竜王山地?」
ミカヤ「そんな地名聞いたことないけど……。」
エフラム「何かおかしくないか?」
ロイ「竜王山地……リュウオウサンチ……リュウオウ、サンチ…竜王さんち……あっ…!」
アイク以外全員「竜王さんち(竜王家)だ!」
アイク「?」
エリウッド「危なかったよ…本当に山登りをするはめになるところだった。」
アイク「…あいつらは山にいるんじゃないのか?」
ロイ「兄さん、竜王、さんちだよ!竜王家!」
アイク「……………あ、ああ!」
マルス(なんかいまだにわかってないような返事なんだけど。)
ロイ(兄さん、鈍いにもほどがあるよ……。)
アイク「よ、よし。じゃあ竜王家にあいつらを迎えに行くぞ!」

マルス「残るアイクはあと三人…。しかし、この七色アイク探しの裏で大きな陰謀が動いていることを、彼らはまだ知らなかった……。」
ロイ「兄さん、なんで無理矢理締めようとしてるの…。しかも陰謀って何。」
マルス「ああ…。いや、僕が思うに、主催者はもうとっくに兄さんたちの脱走に気づいてると思うんだよね。
    で、もうそろそろ何か仕掛けてきそうな気がしたからさ。」
ロイ「何かって?」
マルス「さあ、それはさすがの僕にもわからないけど…。これが杞憂なら一番いいんだけどね……。」


後編に続きます
64助けて!名無しさん!:2008/11/15(土) 10:12:06 ID:ppcgts+g
GJ
続きも楽しみにしてるぜ
65助けて!名無しさん!:2008/11/15(土) 11:45:44 ID:EpnCmqJ2
竜王山地に吹いたw アイクらしい勘違いでイイ(・∀・)!
66助けて!名無しさん!:2008/11/15(土) 13:21:31 ID:LBTet5kw
目の前には俺が立っていた。

と言っても今の俺じゃない、少し幼い。十四、五くらいの頃の俺だろうか。
半ば呆れた様な顔で訓練用の斧を構えるその姿が何故か俺の目からは山のように大きくそびえ立って見える。
何度か手合わせでもした後であるかのように服の所々が汚れているがほとんど疲れた様子も無い。我ながらタフな中坊だ。
それに対する俺は息も荒く、疲労しきっていて、今にも剣を握りしめた拳がほどけそうだ。
しかしどこからそんな力が湧いてきたのか俺はもう一度しっかりと剣の柄を握り目の前の俺に構えた。
それを見て目の前の俺が苦い表情で口を開く。

「なぁ、もうこの辺にしとこうぜ兄貴?何度やっても同じ………」

「まだだ!まだ俺はやれる!」

俺の口からすかさずそんな言葉が出た。馬鹿だ、こんな状態でもう一度なんて、勝てるはずも無いだろうに。
そんな俺の考えとは裏腹に俺の身体はもう動き始めていた。
勢いだけは良いが至る所隙だらけ。そんなまま俺は目の前の俺に突っ込んでいく。
目の前の俺はやれやれと一旦ため息をついて斧を一気に振り俺の持った剣に大きな衝撃を与えた。
剣が宙を舞い、俺の腰は地についた。

「これで決した、だろ?」

目の前の俺が頼むような口調で言う。また俺の口が動いた。

「俺の………負け……………だ……」

武器を失い完全に体勢も崩した俺はようやく敗北を認めたようだった。
目の前の俺は弾いた剣を拾って俺の前に置き、うつむいた俺の様子をしばらく見つめた後そのままその場を去った。
間もなくして慌てた様子のミカヤ姉貴が駆けてきた。
大きな声で何か俺に言っている。何だかよく聞こえない。
視界がぼやけてきた。目の前が暗くなっていく。
ミカヤ姉貴の叫びだけが響いてくる。何だ、何て言っている?

………ね……な……………き………………ザ………

………きろ…………ザ………………

……………ザ……………

セネリオ  「 寝 る な 起 き ろ ピ ザ ー 野 郎 !!!!! 」
ヘクトル(ア)「誰がピザだコルァァァァァァ!!(ガバッ)」

ん?!俺は一体………と考えるまでもなく目の前の三体の火竜の巨体が俺に簡潔に状況説明をしてくれた。
もうすぐそこまで爪を伸ばしている竜達。寝転がっていたヘクトルはとっさに起きあがってかわそうとする。
が、傷の痛みに支配されている全身は思うように動かない。
襲いかかってくる山のように大きな竜の姿、その姿が何故かさっきまで対峙していた自身の姿と重なった。
そして次の瞬間―― 

ズ ド ォ ン !

鈍い音が響き、ヘクトルは身体ごと床に叩きつけられる。

ヘクトル(ア)「ぐっ……あ……!」
セネリオ  「レスキュー!」

竜達が次の攻撃に移る前にセネリオが動いた。自分の目の前にヘクトル転移させると杖を持ち替えて治療に移る。
67俺があいつであいつはこいつ:2008/11/15(土) 13:22:34 ID:LBTet5kw
ヘクトル(ア)「お、お前………」
セネリオ  「喋るな動くな心配するな!全くアイクの身体をこんなボロボロにして………」
ヘクトル(ア)「えっと混乱してんだけどな………俺はひょっとしてさっきまで」
セネリオ  「ええ、気絶してましたよ。勢いよく火竜に突っ込んだはいいもののフルボッコにされて」
ヘクトル(ア)「マジか?!よく気絶してる間大丈夫だったな俺!!」
セネリオ  「ああ、まぁ今みたいにレスキューして火竜から引き離してましたからね」
ヘクトル(ア)「はぁ?!じゃあなんで目覚めた時はあんなところに」
セネリオ  「そりゃあ僕が放り込みましたから」
ヘクトル(ア)「ちょ、お前マジで鬼だな!!!」

そうか、やはり俺は気絶していたか。怒りのツッコミをしつつもヘクトルは先ほどの夢について考え始める。
日が傾き始め、辺りが徐々に赤く染まっていくいつかの冷たい風の吹く午後。
俺は剣を持って構えていた。俺は何だか華奢で頼りない身体だった。
目の前には昔の俺がいた。そしてそいつは俺のことを『兄貴』と呼んだ。
俺は――アイク兄貴だった。
弱くて弱くて何度も弟の俺に挑んでは敗れていたアイク兄貴だった。
兄弟の中でも特に発育が良かった俺はこの頃には既にほとんどの兄や姉達の背を追い抜いていて、
逆に体格にあまり恵まれなかったアイク兄貴は俺に全く勝てなくなってしまっていた。
もちろん俺も元の体格だけに頼って強かったわけじゃない。鍛錬だって人一倍こなしたし、身体だって鍛えてた。
だけどそれはアイク兄貴も同じ事だった。むしろその体格の差を埋めるために兄貴は必死で鬼のように努力していた。
兄貴を不憫に思いその悔しさを少しは酌み取ったつもりでいた俺だったが、それでも理解出来ない事があった。
何故あんなにも諦めが悪いのか、ということだ。
兄貴が無茶師なのはいつものことだが、こと勝負に関しては身体が限界に達するか
武器を失ったり体勢を大きく崩したりして明確に勝負が決するまで最後まで立ち上がり続けるのだ。
俺にはよく分からない。負けをより決定的にすることの意味が。
でも、アイク兄貴はいつだってそうした。
あの夢もそうだった。あの夢のアイク兄貴も――
………あれはこの兄の身体が見せた自身の記憶だったのだろうか。
すっかり忘れちまってたな、兄貴が昔はあんなに弱かったことなんて。
今じゃ身体の大きさなんて関係なしに大暴れだからな。多分今頃エイリークの身体で――
ガンッ!

セネリオ  「こら、何の妄想してんですかムッツリスケベ」
ヘクトル(ア)「痛って!!魔道書のかどっこで叩きやがったな!!これ以上成績落ちたらどうしてくれる!!」       
セネリオ  「それ以上落ちようが無いから大丈夫だと思いますよムッツリスケベ」
ヘクトル(ア)「うるせー!!てか何も妄想なんかしてねーよ!!俺はムッツリじゃねーよ!!」
セネリオ  「『今頃エイリークの身体で――ハァハァ』って考えてた癖に」
ヘクトル(ア)「違っ………いや、違わなくねぇけど違えよ!ハァハァとか言ってねぇから!
       いや、それより何で最後の一文だけ心読んでんだお前はよ!」
セネリオ  「ふーん、案外元気そうですね。まだいけそうですか」
ヘクトル(ア)「はぁ?!んな元気あるわけ…………」

少し距離の離れた門の前に高く立ちはだかる火竜が見えた。
ついさっき昔の自分の姿と重なったそれが今度は屈強な兄の姿と重なって見える。
急に、おかしな感情がこみ上げてきた。
意思とは裏腹な言葉が口から出ようとしている。俺の馬鹿、やめろ――

ヘクトル(ア)「………まだ余裕だっつーの。見てろ、ボコボコにしてきてやんよ」
セネリオ  「そうですか、お気を付けて」

俺はまた馬鹿みたいに火竜に向かって突っ走った。案の定ボコられた。
セネリオのリブローが飛んできた。しかしまたボコられた。
もう一回、もう一回。
そうしてる内に身体には確実に疲労が溜まっていき立つことすらキツくなってきた。
治療の杖では傷は治せても疲れまでは癒せないらしい。
それでも俺の身体は動いた。動く限りやってやろうと。
やる?何をやってやると言うんだ俺は?勝ちたいのか俺は?
一体何を、俺は――
68俺があいつであいつはこいつ:2008/11/15(土) 13:23:33 ID:LBTet5kw
セネリオ  「 ス ト ッ プ ! 」

セネリオの声が響いた。俺の動きが止まった一瞬を付いて魔法陣が俺を囲み、俺は再びセネリオの元へと転移した。

セネリオ  「もう………いいです。ここらで止めときましょう」
ヘクトル(ア)「おい、何でだ?!俺はまだ………」
セネリオ  「もう十分なんです。無理強いさせて申し訳ありませんでした」
ヘクトル(ア)「………おい、ふざけんなよ。一体どういうことなんだ!!アイク兄貴は出来るのに俺には無理だってのか?!」
セネリオ  「そういうことを言いたいのではありません」
ヘクトル(ア)「だったら何だって言うんだよ!!」
セネリオ  「 『負け』 は恥なんかじゃない!!」
ヘクトル(ア)「……………!」
セネリオ  「誰だって最初から強いわけじゃない最初から全てに勝てるわけじゃないアイクだって例外じゃなかった!!」

ヘクトルの脳裏に先ほどの夢と、それについて――過去の兄について巡らせた思いが再び蘇った。

セネリオ  「アイクはあなたにもよく負けていたらしいですね」
ヘクトル(ア)「ああ………でも今じゃそんなのチャラになるくらい勝ち越しで」
セネリオ  「知ってました?まだアイクはあなたに負けた半分も取り戻して無いらしいですよ」
ヘクトル(ア)「………!!そんな馬鹿なこと………」
セネリオ  「他にも漆黒に459敗」
ヘクトル(ア)「マジかよ………緑風なんか目じゃねぇな」
セネリオ  「グレイル店長には906敗」
ヘクトル(ア)「うっお………って待て、459に906って語呂合わせで『しっこく』『ぐれいる』………どんだけ都合いいんだよ!!」
セネリオ  「まぁそんな冗談は置いといて」
ヘクトル(ア)「冗談かよ!どこから嘘なんだよ!」
セネリオ  「………まぁ要は、それだけ多くの『負け』を経験してアイクはあそこまで強くなった。そういうことです。
       確かにあなたは強いかも知れない、多くの勝利を手にしたのかも知れない。でもどれだけ『負け』を知ってますか?」
ヘクトル(ア)「『負け』………」
セネリオ  「アイクは、いつも己の弱さから目を逸らさなかった。負けることから逃げようとしなかった」
ヘクトル(ア)「……………」
セネリオ  「だから、弟のあなたにも逃げてほしくなかったんです。諦めて欲しくなかったんです。」       
       たとえそれがこんな無茶な依頼だったとしてもね」
ヘクトル(ア)「お前………」
セネリオ  「でも、もうここらで踏ん切りつけないと。古の火竜に対する負けは死を意味しますから」
ヘクトル(ア)「……………俺は」
セネリオ  「どうしました?」
ヘクトル(ア)「俺はそれでも………勝ちたい。兄貴に、アイク兄貴に追いつきたい」
セネリオ  「え?」
ヘクトル(ア)「あんなに弱っちかった兄貴が、いつの間にか別人の様に強く逞しくなって俺を追い抜き返した。
       俺はそれを嬉しいとは思えど悔しいなんてこれっぽっちも思わなかった。だけど、今は………」
セネリオ  「………悔しそうですね、とっても」
ヘクトル(ア)「兄貴のことすげーって、俺もいつか兄貴みたいにって思いつつも………どこか諦めてたんだ。
       あれは兄貴だから出来るんだ、俺には無理だって。俺はその兄貴に何回も勝ってたっていうのに」
セネリオ  「………それで?」
ヘクトル(ア)「だから………俺に、もう一度チャンスをくれ!兄貴に、アイク兄貴に追いつきたいんだ!」

セネリオ  「駄目です」

ヘクトル(ア)「(あれ………?)も、もう一回言うぜ?もう一度チャンスを」
セネリオ  「駄目です」
ヘクトル(ア)「え、ちょ、ちゃんと聞いてくれ。俺に」
セネリオ  「駄目ったら駄目」
ヘクトル(ア)「おい、俺がこんなに頼んで」
セネリオ  「駄目(゚听)」
69俺があいつであいつはこいつ:2008/11/15(土) 13:24:14 ID:LBTet5kw
ヘクトル(ア)「そ〜こ〜は〜『仕方ないですね云々』とか言って許すのがお約束かつ予想される展開だろーがァァァァ!!
       空気を読め空気を!!少年漫画を読め少年漫画を!!何だ『駄目(゚听)』ってホント腹立つなお前は!!!!」
セネリオ  「少年漫画ならあなたががボコられてる時に金字塔を読んでましたけど何か(゚听)
       ちゃんとセリフも言えますよ『クリリンのことかァァァ フリーダァァァ(゚听)』」
ヘクトル(ア)「だぁぁ!何でもかんでも(゚听)を付けんなうっとうしい!!てか微妙にセリフ間違ってるしな!
       いや、そんなことはどうでもいいとして………何で駄目だってんだよ?!」
セネリオ  「いいですか、それアイクの身体ですよ?人様の身体ですよ?受けた傷は全部アイクの身体に来るんですよ?
      『あーあ死んじまって、馬鹿な奴だ』じゃすまされないんですよ?そんなことも分からないんですか?」
ヘクトル(ア)「う………それは」
セネリオ  「はぁ、これだからピザは………」
ヘクトル(ア)「おい!!それは関係ねーだろ!!」
セネリオ  「ほら、火竜達も言ってますよ。あ、僕一応竜の血入ってるんで何なら翻訳してあげましょうか」

古の火竜1 「シャゲエエエエエ!!(ねぇねぇ、あそこのお兄さんってピザらしいわよ)」
古の火竜3 「グオオオオオオオ!!(えー?全然ピザってないじゃない)」
古の火竜2 「ヒギャアアアアア!!(馬鹿ね、中の人がピザなのよ。キティちゃんの着ぐるみにピザなおっさん入ってましたみたいな)」

ヘクトル(ア)「な………騙されねえぞそんなデタラメこいたアテレコ………(ビキッ)」

古の火竜3 「グオオオオオオオ!!(えー!嘘マジでピザー?!キモーイ!)」
古の火竜1 「シャゲエエエエエ!!(メタボが許されるのはチャップさんまでだよねー!)」
古の火竜2 「ヒギャアアアアア!!(キャハハハハハ!)」

ヘクトル(ア)「………そもそもなんでこいつらオネエ言葉なんだよ………(ビキビキッ)」

古の火竜1 「シャゲエエエエエ!!(でねー、封印になると体格が20になってるんだってー)」
古の火竜2 「ヒギャアアアアア!!(マジ?!真性メタボ系じゃない?超腹出てる系じゃない?)」
古の火竜3 「グオオオオオオオ!!(それ大丈夫なわけ?跳んだりはねたり出来なくない?)」
古の火竜1 「シャゲエエエエエ!!(出来ない出来ないwwwもしやったら大地震ですからwww)」

ヘクトル(ア)「……………(ビキビキビキッ)」
セネリオ  「あー、いっぱい喋ったら疲れた」
ヘクトル(ア)「………おい」
セネリオ  「はい?」
ヘクトル(ア)「あいつら今度は何て言ってる?」
セネリオ  「飛べないピザはただのピザ、って」
ヘクトル(ア)「………もっぺん」
セネリオ  「飛べないピザはただのピザ」
ヘクトル(ア)「(ビキビキビキビキッ………ブチッッッッッッッ!!)」
セネリオ  「飛べないピザ………は………!!」

セネリオは目を見開いた。目の前にいるアイクの姿をしたこの男の『気』が明らかに変わったからだ。
それこそ、この身体の本来の持ち主が放つような、底知れぬ程に力強く、そして静かなものへと。
セネリオは身体に軽い震えを感じながらも口元に笑みを浮かべずにはいられなかった。

ヘクトル(ア)「俺は………俺は………」
セネリオ  「……………(ゴクリ)」

ヘクトル(ア)「 オ レ は 怒 っ た ぞ ー ! ! ! 古 の 火 竜 ー ッ ! ! ! (AA略)」

静かな波を保っていたヘクトルの『気』が一気に爆発した。
その青髪はハリネズミの如く逆立ち、その上黄金色に輝いて………はいなかったのだが、
今のヘクトルの身体は炎を思わせるような蒼き光を纏っていた。

セネリオ  「さすがアイクのおと………いえ、さすが………初代オラオラ系主人公 ヘ ク ト ル ッ !」
ヘクトル(ア)「いくぞオラァァァァァァァァァァ!!!!」
70俺があいつであいつはこいつ:2008/11/15(土) 13:25:18 ID:LBTet5kw
ヘクトルは火竜を一瞥したかと思うと次の瞬間にはもうそれらの背後にいた。
無数に繰り出される攻撃に竜達が苦痛の唸りを上げる。
その唸りを打ち消すような轟音でヘクトルが吼えた。

ヘクトル(ア)「誰がァァァァ!!跳んだりはねたりも出来ねえってェェェェェェ?!!!!」

ヘクトルは今やそのような考えも及んでいなかったのだが、
その一撃一撃はさっきまでのカキーン!!さが嘘であるかのように硬い竜の表皮を貫いていた。
攻撃の度に銀の光を帯びるその拳にはまるで月光が宿っているかのようである。
そんな強烈な拳による一撃を首元にまともに受け、古の火竜のうち一体の身体が崩れ落ちた。

ヘクトル(ア)「誰がァァァァ!!飛べねェェェェ!!ピザだってェェェェェェ?!!!!」

危機感を感じた残りの二体がブレスの体制に入ろうとする。
その一瞬を見逃さなかったヘクトルは火竜の頭部まで跳躍し、開きかけの竜の口を蹴り破った。
今度は太陽の力を纏った脚部による蹴りの一撃が加えられ、瞬く間に次の一体が倒れた。

ヘクトル(ア)「俺はなァァァァ!!俺はなァァァァ!!飛べないピザなんかじゃねェェェェェェ!!!」

最後の竜、その太く長く伸びたその尾を掴み、回し、ヘクトルは放り投げた。竜の身体が宙を舞う。
上昇を続けるそれを追うようにヘクトルもまた飛び上がり蹴りによる追撃を与える。
そして身体を包む蒼い光が一層強さを増してきた。
あともう一歩――そう思ったセネリオは柄にもなく腹の底からの声援?を送った?であろう?

セネリオ  「 飛 べ な い ピ ザ は た だ の ピ ザ ー !!」

ヘクトル(ア)「俺はァァァァ!! 飛 べ る ピ ザ だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

空中での強烈な蹴りの後に間髪入れずに続く宙返りからの両拳を合わせた槌のような拳の振り下ろ………あれ?もうよく分からんわ
とにかく、その蒼き光に包まれ繰り出された妙技はさながら体術版【天空】であった。

古の火竜2 「…………グ………ガァァァァァァァァァァァァ……ァァ……!!」

俺に高く舞った空中から一気に拳ごと頭を床に叩きつけられた最後の竜はやっとその動きを失ったようだった。
ざまー見ろバーカ!バーカ!ピザはお前だっつーのこのデブ竜が!!この俺様を怒らせたのが運の尽き………
………ん?
あれ?なんで俺って竜と戦ってたんだ?確かセネリオの奴に『駄目です(゚听)』とか言われてそれで………
ていうか、何、古の火竜に勝って………?

ヘクトル(ア)「おおおおい!!どうなってんだこいつぁよぉ?!」
セネリオ  「一皮、むけましたね(ニヤッ)」
ヘクトル(ア)「てめっ………!!まさか………!!」
セネリオ  「『強くてかっこいいアイク兄貴』に少しは追いつけたんじゃないですか(ニヤニヤ)」
ヘクトル(ア)「駄目とか言いながら最初からこのつもりだったんだな?!」
セネリオ  「はい、アイクは溶岩風呂(文字通り)修行したこともあるんで多分その身体火竜のブレスくらい余裕で耐えますから」
ヘクトル(ア)「どんな修行だよそれ!!っていうかピザピザ言ってやがったのもひょっとして………」
セネリオ  「ほら、スーパーサイ○人は怒りでパワーアップするって言うじゃないですか。あ、ピザは本音ですけど」
ヘクトル(ア)「……………」
セネリオ  「本当に単純単細胞なんだか………ら?!え、ちょっと何するんですか急に!!」
ヘクトル(ア)「お前今回まだ『ひどい有様』って言ってないだろ?俺が言わせてやーるーよっと!!」

そう言ってヘクトルはセネリオを持ち上げると肩車をし、そのまま全力で辺りを走り回りまくった。
わざと不完全な体勢で乗せたためにことある毎に揺りまくり落ちそうになりまくりである。
71俺があいつであいつはこいつ:2008/11/15(土) 13:25:56 ID:LBTet5kw
セネリオ  「ぎゃー!!恐い恐い恐い!!死ぬる死ぬる死ぬる!!は………早く降ろして下さい!!」
ヘクトル(ア)「バーカバーカ降ろさねぇよ!ガキの癖に生意気な真似するからだ!」
セネリオ  「ちょ、僕はこれでもアイクより年上なんですよ?!もっと敬っ………ぎゃー!!」
ヘクトル(ア)「敬ってやってるよ。こうして俺より頭が高い位置に置いてやってるだろ?」
セネリオ  「そんなことはいいから早くおおおお降ろして下さぎゃああああああ」
ヘクトル(ア)「お前が『ひどい有様』って言ったら降ろしてやんよ!」
セネリオ  「そう言われると意地でも言いたくなくなりますねあああああああ」
ヘクトル(ア)「だったら俺もぜってー降ろしてやんねー!!」

そう言いながら駆けるヘクトルの表情はどこか嬉しそうであり、そんなヘクトルから何かを汲み取ったのか
セネリオも恐い恐いと叫びつつもまんざらでもなさそうな顔だった。
と、その時――

古の火竜3 「ギ……………グァアア………ッッ!」

まだ動けたのか、一体の火竜がじりじりと迫ってくるのがセネリオの目に映った。
その赤く禍々しい眼に怨みの炎を宿してこちらを見ている。口が、赤の光で満たされる――

セネリオ  「あ、危ないッッ!!」
ヘクトル(ア)「は?大丈夫だって落とさねえから」
セネリオ  「いや、違っ!僕だけじゃなくてあなたも………いややっぱ耐えちゃうだろうから僕だけ危ない!!」
ヘクトル(ア)「ハハッお前、何言っ………て?!」

ヘクトルが気づいた時には炎は目前まで迫っていた。やばい――この体勢じゃあこいつを護れねぇ。
くっ……ちくしょう………!!

    マナフィ の なみのり!  こうかは ばつぐんだ!

古の火竜3 「グギャアアアアアアアアアアアアア(´;ω;`)」
ヘクトル(ア)・セネリオ「へ?」

竜の門の入り口、階段下辺りから急に大きな津波のようなものが押し寄せてきてブレスを消し去ってしまった。
しかし驚くべきは同時にその波に流されてきた人影二人――

サザ     「うわぁぁぁぁぁぁ!(´;ω;`)」
リーフ    「ぎゃー!このひとでなしー!」
マルス  (セリス)「こらー!そこの草タイプ二人!!いまひとつの攻撃にひるむなアホー!!」
エリウッド(シ)「サザさん………『先発は俺に任せてくれ』なんて言うから………」

ヘクトル (ア)「お、おい!!お前ら?!」
マルス  (セリス)「使えねー!!緑風(笑)マジ使えねー!!って………アイク兄さん?!」
サザ     「団長?!この哀れな俺を救ってくれぇぇぇ!」
マルス  (セリス)「どいてアホ密偵。アイク兄さん………じゃなかったねヘクトル兄さんか」
ヘクトル (ア)「ああ………てかお前ら一体どうしてここに?」
マルス  (セリス)「それはこっちのセリフなんだけど。何してんのそれ」
セネリオ   「おろせー、おろせー」
ヘクトル (ア)「あ、いや………!まぁいろいろあってだな!」
マルス  (セリス)「合体中か………お邪魔したね」
ヘクトル (ア)「変な言い方すんじゃねーよ!!てかあの青いフワフワした奴かマナフィって」
マルス  (セリス)「ご名答。てわけでさっさとその合体解いて捕獲手伝えガチホモズ!!」
セネリオ   「ちょっと、複数形にしないでもらえます?アフォでピザでガチホモなのはこの下の人だけなんで」
ヘクトル (ア)「あああガチホモでもアフォでもピザでもねえしむしろガチホモは上の奴だし言われなくても捕獲手伝うし……
        って突っ込む気力も失せてきたわ!さっきの今でまたこれかよ!もうマジで出ずっぱりな俺を休ませてorz 」
セネリオ   「全くひどい有様ですよね」
ヘクトル (ア)「そうそう………ってサラッとオチだけ持ってくんじゃねーよ!」

ヘクトルの受難は つ づ く。
72続・命芽吹く風と共に:2008/11/15(土) 13:51:35 ID:TFZ2Sccv

>>25
ありがとうございます。
楽しんでいただけると嬉しいです。
乳戦争も大爆笑もので続きが楽しみです。

>>55
〜スマブラアイクを封鎖せよ〜あ、いや、なんでもないです。
アイク(青:シグルドカラー)がどこに行ったか楽しみです。

それでは続きです。

――――――――――――――
ミカヤ「っと。お昼も食べたし、サザについての話の続きね。えっと…。たしか、『私が帰ってきたときになんでいなかったのか。』よね?」 
シグルド「ああ。」
ミカヤ「それはね。帰ってくる途中船に乗ったんだけど、乗る前にわざとはぐれて置いてきたの。」
アルム「え!?どうしてそんな事をしたの?ひどいじゃないですか!」
ミカヤ「……怖かったの。」
アルム「え?」
ミカヤ「…あの子に避けられたり嫌われるのが怖かったの。」
セリス「どうして?今のサザさんからは考えられないんだけど。」
ミカヤ「そうね。いまのあの子からは考えられないけど、あの時は分からなかった。それに、ほら。あの子は日に日に大きくなっていく。けど私は…変わらないじゃない?
あの子も1年過ぎたころからたまに、少し不思議な顔をしていたから。限界だと思ったの。」
セリカ「素直に自分のことを話せばよかったんじゃない?姉さん。」
ミカヤ「ふふ、そうね。でも、あの子といた時間が当たり前になり過ぎていて…『もし拒絶されたら』って考えてしまうと耐えられなかったの。」
リン「だからって自分から切り捨てなくても…。」
ミカヤ「あ、勘違いしないでね?一番の理由は、私のせいであの子が傷つくのを見ていられなかったの。ほら、昼前に話した事みたいに私に何かあるとすぐに私を庇って、
あの子が代わりに傷ついてしまうの。私が傍にいるとあの子は怪我してばかりで、だから……」
マルス(ヒソヒソ…。ねえリン姉さん。)
リン(ヒソヒソ…。なに?マルス。)
マルス(あの緑風がその時、なんでミカヤ姉さんを庇っていたのか分かっているのかな?)
リン(…あの口振りだとあまり分かってないわね。でも昔の行動はともかく、今のサザっちなら理解してると思うわよ?)
マルス(そうなんだろうけど…どうしてこの兄弟は、ほぼ確実に鈍感なんだろうね?)
リン(血のなせる技じゃないかしら?)
マルス(そうだよね…。ところで“サザっち”てなに?)
リン(え?その…。“サザさん”って言うのもピンとこないし、呼び捨てもなんだから…あだ名?)
マルス(…いろいろ爆笑したいところだけどミカヤ姉さんの話はまだ続いているし、自重するよ。)
リン(うっさい!)
ミカヤ「……と言う事なの。」
シグルド「そういうことだったか……だがミカヤ。いきなり引き離される方の身も考えなさい。再会した時どうなっているか分からないんだよ。」
ミカヤ「そうね、ごめんなさい。あの子と再会した時によくわかったわ。」
シグルド「わかってもらえればいいんだ。…あ、ちょっと思い出したぞ。確かサザ君を見かけ始めたのは…ええと…そうそう、たしかアイクが小学校の修学旅行に行ってからだったな。」
73続・命芽吹く風と共に:2008/11/15(土) 13:52:23 ID:TFZ2Sccv
ミカヤ「ええ。どうやらあの子、密航しようとしていたらしくてね。丁度、船でデイン地区に着いた時に見つけたらしいの。その後はアイクが保護して、修学旅行中一緒にいたみたいなの。」
エイリーク「はぁ。兄上と一緒に…。」
エフラム「以前修行について行った事があるが、半端な覚悟では到底無理だぞ。」
エリウッド「いや、たかが修学旅行中一緒にいたくらいで…。しかも小学校時代だし。今みたいな事はないと思うんだけど。」
ヘクトル「そう考えるとサザって意外とすごいんだな。」
エリウッド「だから修学旅行…。もういいや、胃が痛くなってきた…。」
ロイ「大丈夫?兄さん。」
ミカヤ「それでね?アイクが帰ってきたとき『ミカヤ姉さん。土産と忘れ者だ。』って言うから、『忘れ物ってなにかしら?』と思って玄関について行くと、セイニーを持ったあの子がいたの。」
リーフ「感動の再会ってやつだね。」
ミカヤ「あの子、最初何か言いかけたけど、何故か怒った顔して黙っちゃって……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
サザ『………どうして…。』
ミカヤ『え?』
サザ『…どうしていきなりいなくなったんだよ…。』
ミカヤ『サザ、それは…』
サザ『ミカヤは俺が護るって言ったじゃないか!!それなのに…。』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミカヤ「って言われちゃってね。あの子、アイクとしばらく一緒にいたからなのかしら?雰囲気がすごく変わっていたわ。」
エイリーク「何故でしょう?テレビか何かで見たことが有る様な無い様な…?」
セリカ「それにしても、考えてみればシグルド兄さん並みに凄いセリフよね…。」
エリンシア「でも女の子だったら一回くらい言われてみたくない?」
セリカ「そ、そうね…///。」
シグルド「ん?」
ミカヤ「ということでサザは紋章町の一員になったの。」
全員「へぇ…。」
ガラガラッ
アイク「ただいま。」
ミカヤ「あ、ちょうどよかった。お帰りなさ…ってサザ!?どうしたの!?」
そこにはラグネルを右手に、ぐったりしたサザを左肩に担いだアイクが。
アイク「ああ、827人目までは調子良かったんだが、とうとう追撃に『瞬殺』が出てしまって倒せなくてな。しかも運悪く次の相手が必殺だして…まあ、そんなとこだ。」
ミカヤ「いったい何の事を…ともかく早くこっちに下ろして!治療するから。」
ヘクトル「へえ。やっぱり意外とやるじゃないか。」
エフラム「ああ。今度手合わせしてもらおうか。」
エリウッド「…ほどほどにね。」
リーフ(今回は平和に終わるかな?)
サザ「うぅ……ミカヤ?」
ミカヤ「もう…こんなに無茶をして。どうして男の子はこう…。」
サザ「ミカヤ…もう子供扱いは…よしてくれ。俺はもう立派な大人だ。」
ミカヤ「はいはい、だったら心配ばかりかけさせないでね?でも……サザ、ちょっと手を見せて。」
サザ「?」
ミカヤ「大きな手……あの頃はあんなに小さくて細かったのに。」
サザ「ミカヤ…。」

どこか近寄りがたい雰囲気が発生している中、居間では、
ロイ「あれ?いつもと扱いがかなり違わない?今の姉さん。」
マルス「きっと昔の事を思い出したことで、あれが自分にとってどんな存在だったか再確認したんじゃないかな?」
リーフ「ということはこのままいけば…。」
マルス「ないない。たぶん1週間、下手をすれば明日にでも元の扱いに戻るよ。」
ロイ「否定できないところがまた…。」

こうしてその日はミカヤとサザの絆が中々強いことを垣間見た兄弟たちであった。

―完−
74続・命芽吹く風と共に:2008/11/15(土) 13:53:52 ID:TFZ2Sccv
―番外編その1―
アイク「最近ラグネルとハンマーしか使ってなかったからな(ドキャッ)…他の武器も知っておかないと、いざという時に…。(ザシュッ)っと、これで☆100完了。次は…リーフの光の剣か。ん?装備できない…。まあ、いいか。(光の剣を持ち)ぬぅん!(パリーン)(ポトッ)」
アイクが光の剣を振りかぶった時、何かが壊れ、落ちる音がした!
チャラララ~ラ~ラ~~。
『光の剣はリーフ専用では無くなってしまった…。』
アイク「なんだ?この音は?ん?(足元から何かを拾い)『リーフ専用』?これはいったい…。これから取れたのか(ドガッ)。それにいつの間にか装備できるな…。(ザシュッ)まあ、後で付ければ問題ないだろ。サザもまだまだ頑張っているし、(ドキュッ)負けられないな。」



―番外その2―
シグルド「そうだ、アイク。頼んでいた武器の☆付け、問題なかったか?」
アイク「ああ兄さん。この通りだ。」

ニア わたす
――――――――――――――――――――――――――――――――
E ラグネル --/-- | E ティルフィング 50/50
ブラザーアーチV 50/50 |   こわれた剣 --/--
ニア   こわれた剣 --/-- |ニア
  こわれた剣 --/-- |
  こわれた剣 --/-- |
  こわれた剣 --/-- |

――――――――――――――――――――――――――――――――
シグルド「ああ、ありがと…って何だこれは!壊れているじゃないか!!」
アイク「仕方が無いだろう。どうしても耐久値が足りなかったんだ。途中で修理する訳にもいかなかったからな。」
シグルド「くっ…、確かに☆付けは壊れた状態が一番コストがかからないが…。あぁ…せっかく安上がりな上、効果は抜群だからクリスマスプレゼントに打ってつけだと思っていたが、これでは修理費が…。」
アイク「修理費…?だったらこれを使えばいい。(ドサッ チャリ~ン)」
ニア あげる
シグルド「ん?『あげる』?私はお前とは……ナ、ナナ、なんだこの額は――――――!!!」
テケテケテ~ン
シグルドは『---表示不能---』ゴールドを手に入れた。
シグルド「…(計算中)…よ、400万ゴールドだと!???!?」
アイク「良くすぐに額がわかるな。兄さん。」
シグルド「うるさい!すぐ計算できなくてベオウルフが雇えるか!!ともかく、こんなお金をどこから…」
アイク「ああ。サザがシステムを無視して頑張ってくれたおかげだ。これで修理金は問題ないだろう?」
シグルド(こんな金額…。私が一生働いても貰えるかどうか…。)
アイク「兄さん?」
シグルド「( ´; ω ;` )」
アイク「どうしたんだ?重いのなら代わりに…」
シグルド「兄に勝る弟なんてええぇぇぇ……。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・・。・゚・。・゚・(  ノдT)・゚・。」
アイク「いきなりなにを言って…行ってしまった…。銀行にでも行ったのか?」
セリス「ねえ、エリンシア姉さん。あれ…」
エリンシア「…あとで励ましに行きましょうか。セリス。」
セリス「うん!」



頑張れシグルド!負けるなシグルド!!それでも君は大黒柱だ!!!

―終幕―

―――――――――――――――
75助けて!名無しさん!:2008/11/15(土) 19:40:53 ID:NlA9K/2w
>>72
いい話だった!GJ!
ただ、今度から書き込むときはなるべくsageてくれれば嬉しい
76助けて!名無しさん!:2008/11/15(土) 19:46:01 ID:D6r8g1Qo
>>66-71
飛んでるピザに吹いたwww
自分でピザって公言しちゃらめぇぇぇっ!!
GJ!

>>72-74
アイクも盗賊かよ!?と思ったが瞬時に頭の中に『アッー!』が聞こえてきた
…シグルドカワイソス
GJ!

よし、こっちも勢いに乗ってネタを張ってみる↓
77新たなる組織 その名も!OIO会ッ!!:2008/11/15(土) 19:51:10 ID:D6r8g1Qo
リーフ  「(キョロキョロ)…よし、誰も見てないな…入るか」

リーフ  「…こんばんは〜♪」
イシュトー「おお、来たかリーフッ!」
コープル 「良く来てくれましたねリーフさん」
デュー  「(´・ω・`)やぁ」
リーフ  「うん皆も良く来てくれた。
      …イシュトー、イシュタルお姉さんは最近どう?」
イシュトー「ん…ああ、妹なら元気にしてるさ。
      …まったく。もしイシュタルが妹じゃなくてお姉さんだったらな〜と毎日思っているよ」
コープル 「もうそれを言うのは今年に入って23528回目ですよw」
イシュトー「おっとすまないな。君達も早く良いお姉さんを捕まえてイチャイチャするんだぞ。
      …そう、私のようにな」
リーフ  「うわぁ(´A`)又嫁のライザお姉さん自慢かYO!」
コープル 「……僕も綺麗なお姉さんが欲しいな…」
イシュトー「まぁ君のお姉さんは綺麗系と言うより、ロリ系だからな」
アレス  「イシュトー貴様っ!この俺をロリコンだと!!?」
イシュトー「…まぁ君はどちらかといえばショタ系だから、
      そこを生かせばまぁショタコンお姉さんを楽にGET!出来るだろうな」
デュー  (何故だろう…?コープルがリーフの姉のミカヤを美味しく頂く様を想像してしまった。
      丸であのエロパロスレの(ry))
リーフ  (今突然アレスが湧いてきた気がしたが、別にそんな事は無かったぜ!)

デュー  「…で、イシュトーさん?このメンツの組織への介入の件、
      どうなった?つ『ある人物達のリスト』」

・ルゥ
・チャド
・オスカー
・シャルロー
・マルス

イシュトー「ルゥはOKだったぞ!彼に、
      『OIO会はお姉さんにお菓子を作ってあげる組織だから、
      一緒にお菓子作ってお姉さん達にや ら な い か ?』
      って誘ったら会員に出来た」
デュー  「お主も悪よのぅ…ww」
イシュトー「いえいえお代官様程では…ww」
コープル 「そういえばこの組織って毎月会員は会費を払うんでしたよね?いくらでしたっけ?」
リーフ  「100円だ」
コープル 「安ッ!」、
リーフ  「AKJ会は家の財力を使って色々と事を起こしているが、僕達はそこまで常識は無くしていない!」
78新たなる組織 その名も!OIO会ッ!!:2008/11/15(土) 19:54:49 ID:D6r8g1Qo
デュー  「お金を使わずともお姉さんの心を掴めるとおいら達は信じているよ!」
イシュトー「それにお金が必要なら、
財政係のデューが週に一回オーガヒルで海賊から追いはぎしてるから、そこで大量に手に入るしな」
コープル 「…………」
セネリオ 「酷い有様です」
イシュトー「チャドは最初は警戒していたが、資金の三割をボランティアや孤児院に寄付してるって言ったら、
      嬉しそうな顔で『俺にも協力させてくれ!』って言った。
      彼にはデューと一緒に海賊相手に金盗みして貰うと良いな。
コープル 「…ボランティア云々は本当?」
リーフ  「うん、本当だよ。ただこれの狙いはもしお姉さん達がその事を知った時に、
     『あらぁ〜、そんなに若いのにボランティアだなんて感心しちゃうわ♪
      じゃあそんな貴方に私が身体でボランティアしてあ・げ・る(ハート)』
      という甘いシチュに持ち込む為なのだあああああっ!!!」
コープル (えっ!?純粋にボランティアの為だからじゃないの!!?)
セネリオ 「(よし今だ!)…ひd」
コープル 「酷い有様です」
セネリオ 「あっ、こらっ!僕の生き甲斐を先に言うなぁぁぁぁ!!!(´;ω;`)」
デュー  「オスカーはどうだったの?」
イシュトー「俺と見た目がカブるからやめた」
他全員  「オイッ!!」
イシュトー「冗談だ。彼はもう既にタニスお姉さんと良い感じだからな。
      わざわざこの組織に入る必要性が無いと判断した」
デュー  「じゃあシャルローは?」
コープル 「シャルロー?誰それ?美味しいの?」
リーフ  「アンタの義理の兄弟じゃん!」
デュー  「じゃあ最後にマルスはどうだったんだい?」
イシュトー「リーフ君も知ってると思うが、彼は潜在的な姉萌え派だ。
      彼を入れようとしたんだが…」
デュー  「失敗?」
イシュトー「そうだ。さすがツンデレ王子と言った所か」

マルス  「…何か今凄く変な事言われてる気がする…
少し前にイシュトーに変な組織へ勧誘された事と何か関係が…」
ロイ   「どうしたの?」
マルス  「いや、何でもない」

イシュトー「なぁリーフ」
リーフ  「何イシュトーさん?」
イシュトー「驚くかも知れんが、私は個人的にユリウスよりも君にイシュタルを任せたいと思ってる」
リーフ以外「な、何だってーっ!!」
リーフ  「Mjdsk!?」
イシュトー「正直妹に瞬殺(笑)されるDQNなヘタレ小僧よりも、芯は強い君の方が良いと思う」
リーフ  「イシュタルお姉さんの家族の承諾キタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!」
イシュトー「…だが一つ条件が有る」
リーフ  「…な、何?」
イシュトー「原作の終章でイシュタルを生存させたまま、ユリウスを倒してみよ!!」

リーフ   ( ゚д゚)

リーフ   ( ゚д゚ )

イシュトー「こっち見んな」
79新たなる組織 その名も!OIO会ッ!!:2008/11/15(土) 19:57:19 ID:D6r8g1Qo
このお姉さんについて熱く語る輩の集団、彼らはA(兄が)K(嫌いな)J(女子は居ません!)会に対抗した組織、
O(お姉さんと)I(イチャイチャしたくない)O(男は居ません!)会であるっ!!
彼らはAKJ会と比べて規模こそ小さいものの、彼らの想いは勝るとも劣らない
基本メンバーは次の通りである(※一応名無しの会員も相当数居る)

《OIO会設立者&最高責任者・リーフ》 
彼がこの組織を設立した。目的はこの世にお姉さんフェチを広める&姉好きの人口を増やす事である
ターゲットはお姉さん全般だが、特にアルテナとイシュタルがお気に入りらしい

《OIO会のポケモンブリーダー・イシュトー》
OIO内では唯一お姉さん系(※ライザ)をGETした勝ち組。
最近までは普通の青年だったが、ポケモンアニメのタ○シに顔が似てるので、洗脳されて無類のお姉さん好きとなる
イシュタルを妹では無く姉として欲しかったと一日に67回程愚痴るのが日課となっている(二つの意味で)
なお、顔グラは目を閉じているが、実は写輪眼を隠し持っている

《OIO会の財政係・デュー》
OIO内で会計を扱っている盗賊の少年。
見た目はどう考えても12歳前後だが、お姉さんを見る目(※性的な意味で)は確かである
ターゲットはエーディンとブリギッドである

《OIO会のショタ属性・コープル》
OIO会の回復役を司るショタ、それがこのコープルである。この組織の新入りでもある
彼自身姉を持つが、上記で言った通りロリ系に近い為か、大人のお姉さんを本能的に求めている
ターゲットは特に居なさそうと思わせて、無意識では母親的存在のアルテナを想っている



…大乱闘FEブラザーズの方が大事なので、多分この話は続かない
80助けて!名無しさん!:2008/11/15(土) 20:21:56 ID:B/pk1FZd
GJだ。
あとヒースとかサザとかが入りそうだな。
存外経済力もありそうだし、なんとかなるか。
81助けて!名無しさん!:2008/11/15(土) 20:47:33 ID:ppcgts+g
>>66-71
セネリオwww
82助けて!名無しさん!:2008/11/15(土) 23:39:39 ID:2w0reap+
>>66-71
ヘクトルとセネリオの掛け合いが良すぎるwww
ヘクトル、よく頑張った!まだまだ頑張ってくれww

>>72-74
珍しくミカヤといい感じに…緑風、良かったな…
しかし、しっこくさん家からの衝撃波には気をつけろ

>>77-79
リーフが最高責任者かよw
とりあえず、4人娘に知られないように気をつけんとなww
83サザと漆黒と衝撃波と:2008/11/16(日) 01:14:06 ID:UE6efSmr
ある日、サザが毎度同じくというように主人公家に遊びに来た時のこと。
ロイはふと疑問に思っていたことをサザに聞いた。

「サザさんってさ、しっこくさんと戦うとき以外に衝撃波を受けたことってあるの?」
「あぁ、あるけど・・・なんでまたそんなことを聞くんだ?」
「いやぁ・・・ペレアスさんとか、リーフ兄さんとかが同じような目によくあうから」
「・・・リーフは被弾体質なだけじゃないのか?」
「まぁいいから」
「あまりよくないと思うが・・・。まぁ、衝撃波を食らうことならたまにある」
「それって、街中とか、自分の家の中とかでも?」
「一応な」
「・・・家はともかく、街中とか他の人に迷惑がかかりそうなんですけど」
「・・・家の場合でも他の人に迷惑はかかるとか思わないのか?」
「いやいや、だったら僕らは何回訴えられるんだって話で。
それにグレイル工務店を忘れてない? 全部元通りにしてくれるでしょ、あそこなら」
「あぁ・・・そうか、そういやそうだな」
「話が脱線してる気がするから戻すけど、しっこくさんと対峙してるとき以外だとどうなの?」
「・・・あいつも色々と気を使ってくれてるらしい、と最近思うようになったな」
「・・・どういうこと?」
「街中とか、家の中とかにいるときは絶対人に迷惑をかけないようにしてくれてるんだ」
「・・・なんで?」
「例えば・・・街中だと空から衝撃波が降ってきたり」
「・・・は?」
「家の中だと窓をすべて閉め切っていても隙間から入り込んで俺だけに衝撃波をあてるとか」
「いやいやいやっ!」
「ん? 何かおかしいところがあるのか?
最近あいつがそうやって気を使ってくれてるから、巻き添えを食う人が出たりだとか、
家の窓が割れたり家具が粉砕されることがないから結構助かっているが」
「それってさぁ・・・『緑風に巻き込まれる人が可哀そう』とか、
『食器割るとかもったいない』とか思われてるだけなんじゃぁ・・・」
「・・・ちょっと漆黒に俺の実力を見せて思い知らせてやる」
「はぁ・・・行ってらっしゃい」


十数分後、また緑風が涙目になったそうである。
84助けて!名無しさん!:2008/11/16(日) 01:19:15 ID:UE6efSmr
>>83を書いた者です。
>>82の感想にあった
「しっこくさん家からの〜」と過去にあったペレアスの話から思いついた話です。
会話の流れはロイ→サザ→ロイ・・・という感じです。

思いついてやった。反省はしていないが後悔はしている。
85助けて!名無しさん!:2008/11/16(日) 12:30:02 ID:GvXLx/Yo
総入れ替えネタ面白すぐるgj!!
86助けて!名無しさん!:2008/11/16(日) 16:02:29 ID:IdQW+DEe
>>77-79
OIO会中々良すぎる
兄弟家のフラグクラッシャーとフラグメイカーをどう扱うか楽しみだw

あとOIO会の中ではジョフレは最悪の裏切り者扱いしていそうだ。
他に姉がいるのはツァイスくらいしかいないかな。
このスレで出てきた事がない気がするけど・・・
87助けて!名無しさん!:2008/11/16(日) 19:54:41 ID:29tIa48A
>>86
>>あとOIO会の中ではジョフレは最悪の裏切り者扱いしていそうだ
どういう事?

OIO会といえば>>79で葉っぱがユリウスを倒せといわれたけど、これは可能なのだろうか?
合計攻撃力を1/2にする以上、神器を持てないリーフじゃあ、
パワーリング+力カンスト+銀の斧でやっと2ダメージな気が…
88助けて!名無しさん!:2008/11/16(日) 20:03:45 ID:b/oBZZVV
>>87
一応原作では仲間で削るか
ツェーンのヘルで削ることによって倒せる
タイマンではまず無理だろうけど
89助けて!名無しさん!:2008/11/16(日) 20:13:57 ID:DlmV6Flj
OIO会面白いww
他にOIO会に入れそうなキャラ考えてみた。

マリク…エリス様萌え
レヴィン…マーニャハァハァ
シャナン…アイラハァハァ
ハルヴァン…エーヴェル様萌え(トラキアは未クリアなので、他にエーヴェルに想いを寄せそうな年下キャラがいたらすみません。
エーヴェルの正体は分かります。)
サウル…イグレーヌ他ハァハァセイン…イザドラ他ハァハァ
ユアン…お姉ちゃんとかマリカとかハァハァ
トパック…本人は恋愛感情無さそうだが、ビーゼやカリルさんに可愛がられてOIO的には羨ましいキャラ。
90助けて!名無しさん!:2008/11/16(日) 20:15:20 ID:29tIa48A
>>88
つまりリーフ一人で撃破したい!って方はリーフにバーサク振らせて、
狂ったツェーンがヘルでユリウスの体力を1にした所を、リーフが止めをさす訳か…何か擬似タイマンだな

…あれ?リーフが凄い嬉しそうな顔してイシュタルの方に走って行ったぞ?大丈夫かなぁ?
91ユリウス:2008/11/16(日) 20:45:22 ID:29tIa48A
>>91
       て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
      ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
  ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
  "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"
      ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
     ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
   ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
 ._,-"::::/    ̄"''---  i|  o  |i            ヽ::::i
.(:::::{:(i(____         i| ...↑  .|i          _,,-':/:::}
  `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|  リ  .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
    "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|  |  .|i二;;;;;::--- ∧_∧  ~
            ̄ ̄"..i|   フ  .|i      ( ´_ゝ`)   俺の嫁に手を出すとは・・・
              .i|        |i    (ヾ.,,三,.彡'ヽ.   罪を通り越して
              i|        |i    ヽ くV > ヽ、 \ いっそ 哀 れ だ な ・ ・ ・ ・
              .i|          .|i     ヽ<iゝ  l>  )
             .i|           |i     〉・ ・ / ./
            .i|      ,,-、 、  |i    / ・ ・ \イ
            i|      ノ::::i:::トiヽ、_.|i   ∧     'i,
        _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__/ 人     'i,
  ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ,/ / /'i,     ヽ
  ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l' i'ヽ(  ヽ
92助けて!名無しさん!:2008/11/16(日) 23:05:03 ID:InbGySXr
ユリウスの嫁?
ああなんだ、セリs……

おっと、世紀末覇者に見つかる前に去るか
93助けて!名無しさん!:2008/11/16(日) 23:31:11 ID:GvXLx/Yo
>>92
ラナオウ「逃がさんぞ」
94助けて!名無しさん!:2008/11/17(月) 01:51:36 ID:cpZgiWOY
>>94
さりげにageていくとは、流石ラナオウ様
95助けて!名無しさん!:2008/11/17(月) 01:54:50 ID:cpZgiWOY

自分にコメントしてどうすんだ俺orz
94ではなく93です
96助けて!名無しさん!:2008/11/17(月) 09:33:35 ID:leTwVNua
別にリーフがユリウスを倒せとは一言もない気がするが…。
イシュタルを生かしたままでクリアしろという話だろ?
97AKJ vs 兄弟家:2008/11/17(月) 12:52:39 ID:AIoNeSCc
ラケシス「由々しき事態ですわね」
プリシラ「ええ。イシュタル様は兄であるイシュトー様と結ばれるべきです」
ティニー「OIO……なんとも面倒な相手ができましたね」
プリシラ「しかし、彼らの戦力は大したものではありません。私達がイシュタル様とイシュトー様の間に既成事実を作ることを止めることは出来ないでしょう」
ラケシス「ふむ……その一環として、イシュタルとフラグの立っている方々を滅殺することが最重要ですわね」
ティニー「ユリウスさんとか、ですか?」
プリシラ「リーフ様・ユリウス様の二人は確実に叩き殺す必要があるでしょう」
ラケシス「そうですね。では、AKJの全戦力をもって、彼らを叩き殺しましょう!」
ティニー(……ちょーっとまずい事態になったかな。リーフに知らせに行こう)


ティニー「と言う訳で、AKJ同盟がリーフとユリウスさんを殺そうとしてるわ。ナンナ、サラ、ミランダ。護衛をよろしくね?」
ナンナ・サラ・ミランダ「イエスマム!」
サザ「俺も協力するぞ! AKJなんてボッコボコにしてやんよ!」
アイク「来るなら来いと伝えておけ。家族を傷つけるなら、俺の全力をもって貴様らを叩き潰す、とも」
ティニー「はーい!」

その後、参謀セネリオを伴ったグレイル傭兵団と兄弟家脳筋ブラザーズの大暴れによって、AKJの野望は阻止されたそうな。
途中からデギンハンザーとアシュナードとイドゥン、鎮圧にきたゼフィール署長などのお陰で、紋章町バーハラ区は完全に壊滅、某工務店がボロ儲けしたとの連絡がドーマ様に入るものの、
「人間のことは人間で何とかしろ。まあ、どうしようもなくなったら手を貸してやらんでもないが。勘違いするな、お前らのためじゃない。こう言っておかないとミラに殴られるからで(ry」
とツンデレ台詞を弄してお茶を濁したと正史に残った。
98助けて!名無しさん!:2008/11/17(月) 19:29:32 ID:6Bh+e2Y4
>>97
GJ!でもユリウスも助けてあげなよw

ユリウス 「このスレでの俺の扱いは、原作での俺の悪行に対する報いなのか?」
サザ   「じゃあ俺の扱いはどう説明するんよ!?原作でもココでも瞬殺(笑)なんよ…(´;ω;`)ブワッ」
アルム  「もっと出番頂戴なんよ(´;ω;`)」
99助けて!名無しさん!:2008/11/17(月) 23:48:48 ID:mcJItjrW
OIOがオイヨに見える
オイヨイヨ!
100助けて!名無しさん!:2008/11/17(月) 23:51:11 ID:YcHfHvpJ
>>98
ロイ「うーん、確かに悪行三昧の人達は酷い目にあってること、多いよね」
マルス「でも豆腐さんがボーレ屋になってるように設定や成長率がキャラ付けに役立つってのもあるし」
シグルド「マルス、それは私が万年係長であることを馬鹿にしてると解釈していいのかな?」
マルス「ハハハ、まさか」

リーフ「問題は影が薄いというか、会話が少ない外伝はキャラがつかみ難いって言うか」
シャア「ララァは私の母になってくれたかもしれない女性というか」
セリス「僕なんかキャラが被るとか裏設定とかで中性的キャラになってるのにねー」」
101助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 00:52:38 ID:eD4u/vxq
待ってくれ…なぜシャアがいるんだ…www
102助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 02:56:50 ID:JiP60d0Q
さすが元祖兄弟スレ一の変態だ。板の壁すらぶち壊すかw
103助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 03:13:57 ID:hC8RH5MP
前スレの自治厨うざい
104助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 12:28:13 ID:coC1P1y8
アイク「はぁぁぁぁ……!」
アルム「っせぃぃぃぃぃ……!」
アイク「ぬうううん!」
アルム「ぐぉぉぉおらぁぁぁぁッ!」
アイク「くうっ、アルムに腕力で負けるとは!」
リーフ「五月蠅いよ二人とも。大体なんで腕相撲なんかで勝負してるのさ」
アイク「この間アルムと手合わせしてみたらなかなか重い剣筋だったからな。どれくらい力があるのか試してみた」
アルム「ははは、まさか僕のほうが力あるとは思いもしなかったけどね」
アイク「さて、もう一回だ」
アルム「はいはい」


アイク「ぬううううううう……!」
アルム「よし、あとちょっと! やったぁ! 僕の勝ちだ!」
ユンヌ「勘違いするなよ! アイクの本気タイムはまだ終了してないぜ!」
ユンヌ「負の女神ユンヌのスキルによって、神将アイクは今までクラッシュしてきたフラグの数×5を全能力に追加する!」
ユンヌ「ドロー! ツンデレラグズ! ドロー! アホ毛元気っ子! ドロー! 健気な妹! ドロー! 食欲魔道士! ドロー! 負の女神!」
アルム「ぐああー!」

マルス「馬鹿じゃないのかこの人たちは」
105助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 16:04:18 ID:JuRbhH7h
腕相撲はエリンシアが最強そうだな

…いえ談ですだからアミーテはやめt
106助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 16:14:17 ID:JuRbhH7h
× …いえ談ですだからアミーテはやめt
○ …いえ冗談ですからアミーテだけはやめt

…どちらにしてもぐふっ
107助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 17:40:40 ID:4a2hqijn
外伝やったことないからわからんのだけど、そういえばアルムはかなり強い、って昔スレで言ってたっけ

アルムは実は兄弟家の影の実力者なんだな
…出番はないけど
108助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 18:50:59 ID:ZXuL50Z6
>107
何を言っているのだ!マルスやらリーフやらアイクやらヘクトルやらエフラムなんかの
しでかした失敗を常にフォローしているのはアルムじゃないか!














その描写はないけど
109助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 19:42:42 ID:coC1P1y8
エイリーク「リン、ソール・カティが重いとはいっても、技術さえあればどうにでもできるのですよ」
リン「……いや、そのりくつはおかしい。だって重かったら持ち上げられないし、そもそも振ることが出来ないじゃない」
エイリーク「持ち上げることさえできれば問題はありません。現に、重い重いと言いながらあなたは持ち上げることは出来るでしょう?」
リン「まあ、ね。で、どうやるの?」
エイリーク「そうですね……アイク兄上、ラグネルをお借りしてもよろしいでしょうか?」
アイク「いいぞ。何だ?」
エイリーク「リンに重い武器の使い方の実演を見せようと思いまして」
アイク「成る程。興味がある。見学してもいいか?」
エイリーク「どうぞ」
エイリークの細腕がラグネルの柄を掴み、両手で支えるようにして持つ。
エイリーク「流石に……重いですね。いいですか、リン。
      まず、宙に浮かせる事が出来るのならば、位置エネルギーを得ることが出来たといえます。
      そして、運動エネルギーに置換する……つまり、振り落とせば剣の基本である動作の一つ、『振り下ろし』が可能となります」
そういって、薪割りの要領でラグネルを振り下ろす。
エイリーク「しかし、振り下ろす事ができてもそこで動作は止まってしまいます。
      ならば、振り下ろしにひねりを加えて、剣を回転させるように動かせば、また振り下ろすことができます」
再び持ち上げたラグネルを、再度振り下ろし、弧を描くようにして振り上げる。エイリークを中心として、金色の円が描かれた。
エイリーク「この動きを応用すれば、月光の動作や流星の動作も可能となります。では、実演しましょう」
ラグネルを振り下ろし、振り上げ、袈裟に振り下ろす。再度振り上げ、振り落とし、その反動で振り上げる。漆黒の騎士の月光モーションそのものである。
エイリーク「とはいえ、奥義月光は魔術の要素を多分に含みますから、私には使えないのですが」
微笑みながらそう言い、流星を繰り出す。
流れるようにしてソドマス必殺モーション、リン必殺モーション、エリウッド歩兵時必殺モーション、そしてアイク必殺モーションと流れるように繰り出す。
エイリーク「参考になりましたか? リン」
リン「……うん。凄く参考になったわ。エイリーク姉さんって、結構凄い人だったのね」
エイリーク「練習、頑張ってくださいね。来週は剣術の実技試験なのでしょう?」
リン「うん。じゃあ、ちょっと庭で練習してくる」
エイリーク「……兄上、どうですか、私は? 少しは上達したでしょうか」
アイク「しただろう。前は、今みたいに動くことは出来ていなかったからな。しかし、おまえは凄いな。あの小難しい理屈は、俺には理解できん」
エイリーク「しかし、あれは兄上の剣術を見て学んだことです。……やはり、私は兄上の足元にも及びません」
アイク「いや、そんなことはない。決してありえない。お前は十分素質がある。理論を構築する頭も、それを反映できる剣の腕もある。何より、努力し続けることのできる才能がある。
    それがある限り、いまは届かずとも、いつか必ず俺に、俺以上にも届く」
エイリーク「兄上……。はい、頑張ります! いつか必ず、兄上に辿り着いて、追い越して見せます!」
アイク「そうだな。……その時を、楽しみにしている」
ミマモッテクレナイカスマイル発動

シグルド「むっ! KINSINの臭いだ!」
アルヴィス「うるさいぞそこの万年係長! 会議中くらい静かにしろ! クルト社長からナーガ食らうぞおまえ!」
シグルド「(´;ω;`)」
110助けて!名無しさん!:2008/11/18(火) 21:57:03 ID:Kp0qnf7m
ネタエイリークじゃないけど、でもこのエイリークもかっけえー
GJ!!
111助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 02:01:44 ID:S/L0bUIQ
文章のみだけど、エイリークがとてもかっこよく、そして美しく見えた・・・
112乳戦争 後編:2008/11/19(水) 04:04:28 ID:Gdws1emI
>109 格好いいエイリークGJ。そうですよね、エイリークはもともとは109のように、凛々しく気高い主人公なんですよね!!

・・・・・にもかかわらず、再びネタエイリークでごめんなさい、「乳戦争」の続きです。

乳戦争 泥沼化 ―嫁候補との戦い 2―
―主人公姉妹はとどまることを知らず、乳戦争はさらに激しさをましてゆく。戦火はテリウス区に及んでいた。
レテ   (むにゅ)
ワユ   (わゆ〜ん)
ララベル (むにゅ〜〜)
ミカヤ  「3人ともアイクの嫁候補、失格!!」
レテ・ワユ・ララベル「理不尽だーーーーー!!」
ミカヤ  「そういうことで・・・アイクを頼んだわよ」
サナキ  「ま、まことか!!!!????」
ミカヤ  「ええ、これからは、わたしのことを姉と思っていいのよ」
サナキ  「あ、姉君ぃぃぃぃぃぃぃぃ(ミカヤに抱きつく)」
セリカ・エイリーク「( ;∀;)イイハナシダナー」
リン   「そ、そうかしら・・・?」
ミカヤ  「さあ、つぎはエレブよ」

―エレブ区最初の相手は、エリウッドの嫁候補2人である。
フィオーラ「あ、あの・・・そろそろ手を離していただきたいのですが・・・」
エイリーク「胸当てがあるので判定は難しいのですが、これは、巨乳とみていいと思います。そしてニニアンさんですが・・・」
ニニアン 「え、ええっと・・・」
エイリーク「あなたも非常に判定が難しいのです。なぜなら、あなたのイラストは尽く手を胸の前で組んでいるので、胸が隠れているのですよ※」
※例:公式イラスト ttp://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/rekka/character/images/chara29.jpg
   烈火公式トップ ttp://www.nintendo.co.jp/n08/ae7j/index.html
ニニアン 「よ、よく、観察なさっていますね・・・」
エイリーク「しかし、私は見逃しませんでした・・・エリウッド編20章に出てくる一枚絵イラストで、あなたの胸のふくらみ、それも相当大きなものが確認できるのです※」
※↓のページの11枚目、「力の受け渡し」をご覧下さい
ttp://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/rekka/gallery/index.html
ニニアン 「ほ、本当によく観察なさっていますね・・・」
フィオーラ「そ、それで・・・エリウッド様には胸の大きな女性がふさわしいということでよろしいのでしょうか?」
セリカ  「逆よ、巨乳のあなた達はエリウッド兄さんの嫁候補失格なの」
ニニアン 「そ、そんな・・・!!」
フィオーラ「な、なぜ、胸の大きさだけで・・・!?」
エイリーク「申し訳ありません、でも、これは運命なのです・・・」
ニニアン・フィオーラ「う・・・うわああああああ(泣きながらその場を去る)」
エリンシア「ニニアンさん、フィオーラさん!!」
ミカヤ  「やめなさい、エリンシア。敗者にかける言葉は存在しない、これが戦争の掟なのよ」
リン   「いや、勝ち負けで言ったら貧乳のほうがむしろ敗者の気が・・・」
ミカヤ  「それにしても、嫁候補全員が巨乳なんて・・・エリウッド、真面目な顔しておっぱい星人だったのね」
リン   (本編じゃ私も嫁候補だし・・・本当にそうなのかも)

―エレブ区、次なる相手はロイのハーレム陣である。
ミカヤ  「数が数だから一気にいくわよ、あなた達、まとめてそこに並びなさい!!」
嫁候補  「は、はい!!(な、なんで命令形なの?)」
セリカ  「まずは3人、判定開始!!」
リリーナ (ぺたん)
スー   (ぺたん)
ソフィーヤ(ぺたん)
セリカ  「素晴らしいわ、ロイを頼んだわよ」
リリーナ・スー・ソフィーヤ「やったーーーー!!」
セリカ  「次ぎいくわよ」
シャニー (むにゅ)
ララム  (むにゅ)
113乳戦争 後編:2008/11/19(水) 04:06:10 ID:Gdws1emI
セリカ  「・・・あなた達!!」
シャニー・ララム「は、はい!!」
セリカ  「いいですか、この世に完璧な人間など存在しません、人は皆、何かが欠けているところがある。ミラ神はそう、人をお創りになりました。
ですから、あれもこれも欲張るのは神に対する畏敬の念を忘れた行為なのです。『天は二物を与えず』とはまさに至言であるのです」
ララム  「う、うん・・・だから?」
セリカ  「それなのに、あなたたちは何ですか!!?古来より、少女なら貧乳、巨乳なら年増、と決まっているのです。
幼さの魅力を持つものは胸の魅力に欠け、胸の魅力を持つものは若さに欠けている・・・そうやって神は不完全なように人を作っていったのです。
それなのに、あなたたちときたら、顔も言動も少女にかかわらず、しっかり揉みごたえのある胸をしているなど・・・ミラ神に対する冒涜に他なりません」
シャニー 「ええっと、それってつまり・・・」
ミカヤ・エイリーク・セリカ「ロリ巨乳なんて羨ましすぎて、絶対に許せないのよぉぉぉぉぉ!!」
ララム  「ちょっと、それってただの僻みじゃない!!」
ミカヤ・エイリーク・セリカ「僻 み で 何 が 悪 い ! !」
リン   「うわ、居直った」
セリカ  「とにかく、神を冒涜するような女に、大事なロイは任せられないわ、あなた達、ロイハーレムから除名よ!!」
シャニー 「いくらなんでも、ひどすぎるよ!!」
ララム  「家族の横暴を許すな〜〜!!」
ミカヤ  「問答無用!!兄弟家の長女は私、つまり私が法、私が神、私が完全なの!!」
エリンシア「お姉様、暁本編のテーマ的に、その発言はまずいです」
セシリア 「あの〜私は・・・?」
セリカ  「・・・」
セシリア (むにゅ〜〜〜〜)
セリカ  「論外」
セシリア 「orz」

―エレブ区最後の相手は、ファリナとフロリーナである。
ミカヤ  「判定はリンがやりなさい」
リン   「わ、私!?」
ファリナ 「ちょ、こら、なにすんのよ!!」
リン   「あの、ファリナ、ごめんね」
ファリナ (むにゅ〜)
ファリナ 「きゃ!!こら、リン、女同士といえ私の体は高いわよ!!」
エイリーク「リン、判定は!!?」
リン   「・・・うん、大きいと・・・思う」
ミカヤ  「次はフロリーナよ」
フロリーナ「わわわわ私も!!?」
リン   「フロリーナは触らなくてもわかるわ、72のBカップ。大きくは無いけど形は整っているし、肌はすべすべだから、さわり心地もよくて、すごく魅力的な胸よ。
あと、乳頭よりも乳輪が弱くて、右胸と左胸だと左の方が感じやすいのよね」
ミカヤ  「・・・」
エイリーク「・・・」
セリカ  「・・・」
エリンシア「・・・」
ファリナ 「・・・」
フロリーナ「////////////////」
リン   「あ・・・」
ミカヤ  「・・・なんで、あなたがそんなに細かく知ってるの?」
リン   「そ、それは・・・あの・・・その・・・ゴニョゴニョ(よく一緒にお風呂はいるときに、触りっことか洗いっこしてるから・・・・)。つ、次は、ユグドラル区よね、さ、さあ、急ぎましょー(その場を逃走)」
ミカヤ  「リンが逃げたわ、追うわよ!!あと、ヘクトルの恋人はフロリーナに決定、ファリナは失格よ!!」
フロリーナ「え!?」
ファリナ 「ちょ、どさくさにまぎれて何言ってんのよ!!!!」
ミカヤ  「リン、待ちなさーい!!(主人公姉妹は、逃げたリンを追う)」

ファリナ 「・・・・・・結局なんだったの、今の?」
フロリーナ「・・・さあ・・・?」
ファリナ 「そ、それにしても、わけわかんないわよね。な、何がヘクトルの恋人失格よ!!もとからあんなヤツのことなんか・・・。
ま、まあ、決めるのはあいつ自身よね、だからフロリーナもあんまり本気にしちゃダメだからね、いい!!」
フロリーナ「・・・・・・・・・・・・・・・クス」
ファリナ 「ちょ、アンタ、今笑ったでしょ!!?私に対して、勝ち誇った嘲笑をしたでしょ!!?」
フロリーナ「まさか、そんなことないよ、お姉ちゃん・・・・・・・・・クスクス」
ファリナ 「ア、アンタって娘はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
114乳戦争 後編:2008/11/19(水) 04:07:52 ID:Gdws1emI
―ユグドラル区には、主人公姉妹を迎える二人の少女がいた。
ユリア  「セリス様のお姉様方、お待ちしておりました」
ラナ   「聞くところによると、お姉様方はご家族の恋人候補となるものを審査なさっているとか」
ミカヤ  「ええ、よく知っているわね」
ユリア  「つきましては、私、竜王家のユリア」
ラナ   「そして、ユングヴィ家のラナ」
ユリア  「いずれがセリス様の伴侶にふさわしいか」
ラナ   「この場で雌雄を決したいとおもい、参上しました」
ユリア・ラナ「さあ、審査をお願いします(両手を広げる)」
ミカヤ  「いい心がけね、ではセリカ、判定をお願い」
セリカ  「わかりました、それでは偉大なるミラ神の名の下に・・・」
ユリア  (無乳)
ラナ   (無乳)
セリカ  「・・・・・・・・・素晴らしいわ」
ユリア・ラナ「!!!!」
セリカ  「2人とも、なんという平坦・・・ふくらみなど微塵も感じさせないみごとな無乳、2人とも、大合格よ!!」
ユリア  「そ、それで・・・」
ラナ   「どちらが・・・より相応しいと!!?」
セリカ  「ごめんなさい、2人ともあまりに素晴らしくて優劣はつけられないわ。2人の勝敗をきめるなど、ミラ神でも不可能よ」
ユリア  (そ、それでは・・・)
ラナ   (意味が無いのよ!!)
ミカヤ  「いっそのこと、2人ともセリスの嫁になっちゃえば?」
エイリーク「そうですね、それが一番かもしれませんね。よろしければ今日から我が家で暮らしませんか?」
リン   「ちょ、ちょっと!!」
エリンシア「い、いくらなんでもあまりに急なのでは・・・」
ユリア  (く、とりあえずはそれでよしとするか・・・)
ラナ   (だが、おぼえてなさい)
ユリア・ラナ(こ の 決 着 は い ず れ つ け る わ ! ! )

―グランベル商社医務室
ディアドラ(むにゅ〜〜〜〜)
ミカヤ  「・・・ディアドラさん、あなたシグルドには相応しくないから、さっさとアルヴィスさんとくっついちゃっていいわよ」
ディアドラ「え?あ、は、はぁ・・・わかりました・・・」

―そして、最後の目的地であるアカネイア区に、主人公姉妹はたどり着いた。
ミカヤ  「いよいよ最後の戦いよ」
エイリーク「初代ヒロイン、シーダさんですね」
セリカ  「好都合なことに対抗馬のカチュアさんも一緒にいるなんて、これはミラ神のお導きね」
シーダ  「マルス様のお姉様方、わたし達に何か・・・?」
エイリーク「シーダさん、カチュアさん、これからマルスの恋人候補に相応しい者を審査します」
カチュア 「えええええ!?」
シーダ  「そ、そんな・・・だって、マルス様は、わたしの・・・」
セリカ  「我が兄弟家には、『巨乳を嫁に迎えるべからず』という掟があるの、だからいくら本人達が愛し合っていても、兄弟家の男である以上、この掟を破ることはできないわ」
カチュア 「そ、そんな掟があったなんて・・・」
リン   「無いから、無いから」
ミカヤ  「これからあなた達の胸の大きさを判定するわ。そして、貧乳の方にマルスの恋人としての資格を、我々姉妹全員が認めます」
シーダ  「ちょ、ちょっと待ってください」
ミカヤ  「問答無用、まずはカチュアよ」
カチュア 「は、はい、お願いします」
ミカヤ  「判定開始!!」
115乳戦争 後編:2008/11/19(水) 04:08:57 ID:Gdws1emI
カチュア 「い、いかがでしょうか?」
ミカヤ  「カチュアさん、あなた達3姉妹の胸に関しては二つの見解があるわ。1つは『年齢順と大きさ順が一緒』というもの、もう1つは『一番巨乳はパオラだが、2番目はエストで、カチュアは妹に負ける貧乳』というもの。
どちらが正しいのかは、紋章の謎のイラストからは判断できないわ※」
※紋章カチュア(暗黒) ttp://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/monsyo/character/images/chara_021.gif
 同上(英雄) ttp://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/monsyo/character/images/chara_021_2.gif 
カチュア 「それで、判定は?」
ミカヤ  「作者が後者の設定の方が好みなの、だからあなたは貧乳よ」
カチュア 「やった〜〜〜〜〜〜」
シーダ  「ちょ、そんな理由でいいんですか!?」
ミカヤ  「次はあなたよ、シーダさん」
シーダ  「きゃっ」
ミカヤ  「・・・シーダさん、暗黒のあなたは手が邪魔だし、英雄のあなたは厚い鎧をきているから、あなたも判定は難しいの※」
シーダ  「・・・」
※紋章シーダ(暗黒) ttp://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/monsyo/character/images/chara_010.gif
 同上(英雄) ttp://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/monsyo/character/monsyo_sec_character01.html#09
ミカヤ  「あなたは少女という設定だし、なにより初代ヒロインとしてずっとマルスを想いつづけてくれたから、どちらか曖昧な時は、マルスとあなたを認めてあげようと思っていたわ・・・でもね」
シーダ  「え?」
ミカヤ  「DS版暗黒竜の公式イラスト、あれのあなたは明らかに胸が出ているのよ!!※」
※DS暗黒竜シーダ ttp://www.nintendo.co.jp/ds/yfej/character/index.html
ミカヤ  「だからごめんなさい、あなたとマルスを認めるわけにはいかないのよ!!」
シーダ  「そ、そんな・・・」
ミカヤ  「カチュアさん、いままで苦しかったでしょうけど、ようやくあなたの想いが報われるわ。マルスのこと、お願いね」
カチュア 「は、はい!!」
シーダ  「ま、待ってください。いくらなんでも、胸の大きさだけで決めるなんて、あんまりです!!」
エイリーク「でも、それが我が兄弟家の掟なのです!!」
セリカ  「それにね、マルス兄さんって実は大の貧乳マニアなのよ」
シーダ  「う、嘘!!」
セリカ  「本当よ(嘘)。だから、マルス兄さんの気持ちは、もうあなたには・・・」
シーダ  「そ・・・ん・・・な・・・」
リン   「ちょ、いくらなんでもデタラ」
ミカヤ  「リン!!それ以上、敗者に言葉をかけてはだめ。あなたの行為は、かえって敗者の誇りをふみにじることになるわ」
リン   「ならないならない、どう見てもならないから」
ミカヤ  「さあ、行きましょう」
シーダ  「マルス様・・・」
カチュア 「マルス様・・・」

―カチュアとシーダ、2人が同時に放った「マルス様」という言葉に込められた想いは全く異なるものである。
カチュアは喜びと希望、シーダは悲しみと絶望、それは2人の立場の差、すなわち勝者と敗者の差を如実にあらわすものであった。

乳戦争 終結 ―圧倒的な戦力差―
ミカヤ・エイリーク・セリカ「ひんにゅうなんて きにしないわ♪ムネペチャだって だって だって お・き・に・い・り♪(『キャンディ・キャンディ』のメロディで)」
リン   「ふわ〜・・・家を出てから30時間、いい加減眠いんだけど・・・」
エリンシア「3人はよく疲れませんね・・・私など今にも倒れそうよ」
リン   「それどころか、むしろみなぎっているわね」
エリンシア「この元気はどこから出てくるんでしょう?」
ミカヤ  「弟達の嫁候補との戦いは、終わったわ」
リン   「じゃあ、そろそろ家に・・・」
ミカヤ  「でも乳戦争が終わったわけじゃない、まだ、貧乳に苦しんでいる人たちはたくさんいるはずよ。その人たちのためにも、わたしたちは立ち止まるわけにはいかないの!!」
エリンシア「もう終わりでよろしいかと・・・」
ミカヤ  「まだまだやれるわよね!!?」
エイリーク「もちろんです」
セリカ  「むしろ始まったときより力が溢れている感じがするわ」
ミカヤ  「それなら、更なる戦いへ出陣よ」
ミカヤ・エイリーク・セリカ「おーーーーー!!」
リン   「うう・・・もういい加減にして・・・」
116乳戦争 後編:2008/11/19(水) 04:12:20 ID:Gdws1emI
―しかし、戦いは突如終わりを告げる。
???  「エリンシア様にご家族の方、このような場所でいかがなさいましたか」

―姉妹が振り返ると、そこには暁仕様のルキノが立っていた。蒼炎の時よりさらなるパワーアップをとげた乳房が、圧倒的な存在感を示していた。
ミカヤ  「・・・」
エイリーク「・・・」
セリカ  「・・・」
ミカヤ  「・・・は!?皆、しっかりしなさい!!」
エイリーク「申し訳ありません、一瞬気を失っていました」
セリカ  「な、なんて大きさと存在感なの・・・」
ルキノ  「あの、私が何か?」
エリンシア「気にしないでいいわよ。今日はルキノは1人?」
ルキノ  「いえ、あの方々がご一緒でして」
リン   「あの方々?」
ミカヤ  「!?何、なんなの、この悪寒は!!?」

―ミカヤの巫女としての能力が、己の身に迫る圧倒的な力を感知していた。
ヴァイダ 「よう、リンディス」(ぼよ〜〜〜〜ん)
イグレーヌ「ロイ君は一緒じゃないのかしら?」(ばい〜〜〜〜〜〜ん)
カアラ  「あなたがミカヤ殿か。ロイ君には娘のフィルが世話になっている」(ぷる〜〜〜〜〜〜〜ん)
ブルーニャ「ミカヤさんに、家族の皆さん、こんにちわ。マルス君やリーフ君は真面目にやっているかしら?」(むに〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん)
シグルーン「皆様、いつもサナキ社長がおせわになっています」(しぐる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん)

―主人公姉妹の前にあらわれたのは、紋章町屈指の巨乳達だった。その圧倒的なエネルギーの前に、ミカヤたち貧乳軍はなすすべを持たなかった。
セリカ  「あ・・・あ・・・な、なんて・・・強大な力なの・・・・」
エイリーク「あああ、姉上、圧倒的です。敵の戦力は圧倒的過ぎます・・・・」
ミカヤ  「う、ううううううう、うう、うろたえたらダメよ。まままままだ私たちの、負けが、きききき、き決まったわけじゃないわ」
リン   「いや、どう見ても完敗でしょ・・・」

―劣勢に立たされながらも、戦う意思を捨てない貧乳軍、しかし、そんな彼女達に冷徹な事実が突きつけられる。
エリンシア「ところで、ルキノこそどうしたの?シグルーンさんはともかく、他の方々と知り合いだとは知らなかったわ」
ルキノ  「いえ、あの、それがですね・・・その・・・///」
ヴァイダ 「女同士で恥ずかしがってどうするんだい。ブラジャーだよ、ブラジャー」
リン   「え?」
シグルーン「あの・・・実は、私たちのサイズに合う既製品がほとんどないので、デパートでまとめてオーダーしてきたのです」
ミカヤ・エイリーク・セリカ「な、なんですってーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ブルーニャ「月に一度、有名なデザイナーがエレブデパートに来るのよ。どうせオーダーにするのならいいデザインのものを頼みたいしね」
カアラ  「正直この歳になると、デザインなどはどうでもいいのだがな。ただまとめて注文すると割り引いてくれるので、家計を預かる身としてはありがたい・・・全く、わが身ながら不経済な胸だ」
イグレーヌ「もう、そんなことを言ったらだめよ。せっかく20代の美貌を保っているんだから、少しはお洒落をしないとバアトルさんが悲しむわよ」
セリカ  「オオオオオーダーの、ブブブブラジャーなんて・・・姉さんは持ってる?」
ミカヤ  「持ってる無いじゃない!!わたしなんていまだに中学生用ので間に合ってるのよ!!」
エイリーク「わ、私など、小学生用ので・・・うう・・・」
ルキノ  「エリンシア様とリンディス殿も次回はご一緒にいかがですか?お2人のサイズでは既製品も少ないでしょう」
エリンシア「え、あ、そ、そうですね・・・」
リン   「き、機会があったら、お、お願いしようかな・・・」

―劣勢に立たされた貧乳軍に、さらなる追撃が繰り出される。
ニケ   「ミカヤじゃないか、久しぶりだな」ぼよ〜〜〜〜ん)
ミカヤ  「な・・・!!」
ソーニャ 「そこのあなた達、私にエーギルを捧げなさい」(ばい〜〜〜〜〜〜ん)
エイリーク「ううっ・・・!!」
プラハ  「くくく・・・あんたは半生かい?それとも黒焦げがいいかい?」(ぷる〜〜〜〜〜〜〜ん)
セリカ  「ああっ!!」
ヘザー  「え、何これ?なんでこんなに美女ばかり集まってるの!?ここって、天国?楽園?ユートピア?」(むに〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん)
ミカヤ・エイリーク・セリカ ( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
エリンシア「こ、これはまた・・・」
リン   「見事に紋章町の巨乳が集まっちゃったわね・・・」
117乳戦争 後編:2008/11/19(水) 04:14:01 ID:Gdws1emI
―ミカヤたち貧乳軍をかこむ圧倒的な巨乳・・・そのすさまじい乳力(にゅうりょく)に対し、もはや貧乳軍に戦う力は残されていはいなかった。
セリカ  「ね、姉さん・・・増援よ・・・増援が来たわ」
エイリーク「無理です、もう、これは、あまりに強大で・・・私達では・・・」
ミカヤ  「う・・・悔しいけど・・・わたしたちの・・・負けだわ」
セリカ  「姉さん!!」
エイリーク「姉上!!」
ミカヤ  「わたし達は全力を尽くして戦ったわ、でもね、でもね、サザがどんなに意気込んでも騎士様に勝てないように、この世界には、想いを尽くしても太刀打ちできない圧倒的な力の差というものが存在するのよ」
リン   「さりげなくひどい事言ったわね」
セリカ  「力の差・・・そんな・・・」
エイリーク「同じ人間、同じ女でありがなら・・・何故・・・」
ミカヤ  「でもね、わたし達が全力を尽くして戦った事は、紛れも無い真実よ。だから・・・そのことは誇りにおもうべきなの」
セリカ  「・・・・・・姉さん・・・」
エイリーク「・・・・・・姉上・・・」
ミカヤ  「2人とも・・・グス・・・泣いたらダメよ・・・も、もっと・・・うう・・・胸を張らなきゃ」
セリカ・エイリーク「うう・・・はい・・・」

―顔には涙を浮かべ、無い胸を張り、ミカヤ、エイリーク、セリカの貧乳3姉妹は去っていった。紋章町の夕日は、そんな彼女達を暖かく包んでいた。
ルキノ  「あの・・・エリンシア様・・・ご家族の方はいったいどうなさったのですか?」
エリンシア「・・・気にしないで、ルキノ。私達には一生理解できない苦しみが、この世にはあるのよ」
ルキノ  「????」
リン   「ふわ〜、私たちも帰りましょう」

―こうして、乳戦争は終結した、しかし悲劇までが終結したわけではない。乳戦争は、罪無き人々に、大きな傷痕を残していったのである。

乳戦争の傷痕 ―乳戦争終結の翌日―
―「パシーーーン」と派手な音を立て、ヘクトルの頬に真っ赤な手形が貼られた。
ヘクトル 「痛えな!!急に何しやがる!!?」
ファリナ 「うるさい、ヘクトルの馬鹿!!貧乳フェチ!!」
ヘクトル 「はあ?」

―エレブ中学の教室では、ロイの嫁候補が巨乳組と貧乳組に別れ、争っていた。
リリーナ 「だから言ってるでしょ!!もうあなた達はロイのそばにいる資格は無いの!!」
スー   「そうだ、長女ミカヤ殿の判断に従うべきだろう!!」
ソフィーヤ「もう・・・あきらめるべきです」
シャニー 「違うもん、ロイ様が決めたわけじゃないもん」
ララム  「そうよ、男の人は大きいおっぱいが好きだっていうのが、常識じゃない」
セシリア 「ロイは末っ子だから、母性に飢えているはずよ!!大きな胸に甘えたい年頃なんだから!!」
ロイ   「ストップ、ストーーーップ!!何はともあれ、皆落ち着いて、持ってる武器を納めて!!このままじゃ校舎が崩壊しちゃうよーーーー!!」

―こちらでは、エリウッドの疲労が最高潮に達していた。
エリウッド「ニニアン、ナイフを捨ててくれ!!」
ニニアン 「離して下さい、あなたと結ばれるためには仕方ないんです!!」
エリウッド「それと自分の胸をナイフで切るのと何の関係があるっていうんだ!!?」
ニニアン 「この胸が、こんな胸があるからぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
エリウッド「お願いだからやーめーてーーーーー!!」

エリウッド「はぁ、はぁ、あれから2時間。やっと思いとどまってくれた・・・だめだ、もう胃が限界・・・」
フィオーラ「この胸が、こんな胸があるからぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
エリウッド「・・・ごめん、皆、僕は生きて帰宅できないかもしれない・・・」
118乳戦争 後編:2008/11/19(水) 04:15:27 ID:Gdws1emI
―ユグドラルでは歴史上まれにみる大珍事が起こっていた。なんと四人娘が泣きながらリーフに対して平謝りしているのである。しかし、リーフは一向に耳を貸そうとしない。
ナンナ  「ぐす・・・リーフ様、ごめんなさい」
ミランダ 「あなたのこと、わかってなかったみたいね・・・」
ティニー 「今回は、言い過ぎました」
サラ   「・・・とっても反省してます」
フィン  「リーフ様、四人も反省しているようですし、そろそろ許しても・・・」
リーフ  「いやだね!!僕は正真正銘のおっぱい星人なんだ。この意思だけは、生まれてこの方一度も曲げたことはない。
それを貧乳好きだなんて、僕の人生そのものを否定しているのと一緒さ」
フィン  「そ、そこまでのことですか・・・」
リーフ  「レンスターの血統を侮辱されてもなんとも思わないけどね、おっぱいだけは侮辱を許さない!!」
フィン  「いや、むしろ血統についてはなんとも思ってください」
四人娘  「お願いします、許してください」
リーフ  「絶対イヤだ!!マスターナイトとしてあらゆる武器を使い、ナンナとミランダに二枚舌を使った僕だけど、おっぱいに対してだけはそんな態度をとることはできないんだ!!」
四人娘  「う・・・あ・・・うわああああああ(号泣)」
フィン  「もういやだ・・・キュアン様助けて・・・」

―エフラムは人生最大の修羅場に出くわしていた・・・マギ・ヴァル地区のメインストリートのど真ん中で、号泣するターナにすがりつかれているのである。
ターナ  「お願い、わたしを捨てないで!!あなたに捨てられたら私、生きていけないわ!!」
エフラム 「いや、捨てる捨てないとかは俺が決めるわけでは・・・」
道行く人々「ヒソヒソ・・・」
ターナ  「私なんでもするから!!妹プレイだってするし、幼稚園児の服もちゃんと着るからぁぁぁぁぁ!!」
エフラム 「待て、いつ俺がそんなものを望んだ!!?」
道行く人々「ヒソヒソヒソヒソ・・・」
ターナ  「だから捨てないでぇぇぇぇぇぇぇ!!」
道行く人々「ヒソヒソヒソヒソヒソヒソ・・・」
エフラム 「わかった、わかったから、まずは落ち着いてくれ。このままでは、明日から俺は外を歩けなくなってしまう。
あと、そこのスナイパー、さっきから無言で俺の背中に矢を当てるんじゃない、こんな時に限って連続で必的を発動させるな!!」
ヒーニアス(怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒)
ターナ  「うわあああああああああああん(号泣)」
エフラム 「お願いだから泣き止んでくれえええええ!!」

―グレイル工務店は憎しみと闘志のインフェルノと化していた。
レテ・ミスト・ワユ・ララベル「アイクを殺して私も死ぬうううううううう!!」
アイク  「む・・・つまり、命をかけて俺に挑みたいというわけか。それならば、俺も全力で・・・何!!」
レテ・ミスト・ワユ・ララベル「うがああああああああああ!!」
アイク  「な、なんという力だ・・・これが、命を賭した者の力だというのか・・・このままでは・・・」
サナキ  「アイクを死なせてはならぬぞ、者共、かかれええええええ!!」

ガトリー 「すげえ・・・ミストちゃんたち、アイクとベグニオン軍相手に互角以上に戦ってるぜ」
オスカー 「愛憎の力とは恐ろしいものだね・・・」
ヨファ  「ね、ねえ、止めなくていいの?」
シノン  「おまえ、あの中に入っていく度胸あるのか?」
ティアマト「はあ・・・セネリオ・・・いつものお願い」
セネリオ 「ひどい有様です」

―その一方で時に幸せを産みだすのも、戦争である。
ラナ   「セリス様」
セリス  「ラ、ラナ・・・そ、そんなにくっついたら恥ずかしいよ////」
ラナ   「だって、セリス様のおそばにいたいんですもの」
ユリア  「ラナばっかりずるいです。私だって、えい」
セリス  「わ!!も、もう、急に抱きついたらビックリするじゃないか」
ユリア  「いやですか?」
セリス  「う、ううん・・・嬉しいけど・・・やっぱり恥ずかしいよ///」
ユリア  「セリス様・・・」
ラナ   「大好きです」
セリス  「//////」

ユリウス 「コロスコロスコロスコロスコロス、僕のユリアを・・・あのカマ野郎、今日という今日は許さん」
イシュタル「フルパワーナーガとユングヴィ神拳で返り討ちが落ちですよ、これを機に少しは妹離れしてください」
119乳戦争 後編:2008/11/19(水) 04:16:38 ID:Gdws1emI
―また、バレンシアでは・・・
セリカ  「アルム・・・」
アルム  「セリカ?」
セリカ  「しばらく・・・しばらく、抱きしめていて欲しいの・・・だめ?」
アルム  「もちろんいいけど・・・急にどうしたの?何か・・・辛いことでもあったの?」
セリカ  「ううん・・・ただ、私にはあなたしかいないってことが、改めてわかっただけ」
アルム  「セリカ・・・」
セリカ  「アルム・・・」

―ちなみに、こんなKINSHINの現場を何故シグルドが放っておくのかというと・・・
『お祝い 営業部のアルヴィスさんと医療室勤務のディアドラさんがこの度ご婚約なさりました。当社からお祝い申し上げます(グランベル商社 社内報)』
シグルド 「嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

―そして、アカネイアでは・・・
ゴードン 「マルス様、お気を確かに!!」
マルス  「シーダが・・・僕と・・・絶交・・・」
マリク  「何かの間違いですよ、すぐに仲直りできるはずです
カチュア 「無理無理無理、もう関係修復は不可能ですって。ですから私とラブラブしましょう、マルス様」
カイン  「カイン、カチュアを黙らせろ!!お前の嫁の姉だろうが!!」
アベル  「カチュア殿・・・お願いですから静かにしていてください」
マルス  「シーダがいない・・・クラスチェンジもできない・・・ファルシオンも役立たず・・・そんな僕に残されたのは・・・地獄のスマブラ強制出場だけ・・・あ・・・あ・・・あ・・・・・・(バタ!!シュゥゥゥゥゥ)」
ジェイガン「マ、マルス様が砂にぃぃぃぃぃぃぃぃ!!オームの杖を、だれかオームの杖をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

―こうして、乳戦争は、罪無き人々に多大なる悲劇と、わずかなる幸福をもたらしていった。
ちなみに、ミカヤたち貧乳軍は居酒屋で朝まで飲んだくれていたという。
「乳戦争」 完

今回も長々とおつきあいくださり、ありがとうございました。
120助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 12:23:47 ID:6+cDvLUX
しっこく「月! 光! 蝶!」
アイク「ぐああ馬鹿な(ry」
121助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 12:38:43 ID:lfscpgpd
シグルド涙目すぎるwwww
122助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 16:25:06 ID:53Hwgz9i
>>112-119
いや、GJ!はGJ!だし、途中はワロタんだが…
どうしてか読み終えてからちょっと鬱になった
…考えてみたら多分それは巨乳組に最後までフォローが入らなかったからかもしれん
…………

所でミカヤも貧乳というより巨乳じゃないかね?
ttp://www.rupa-rupa.com/fe/souen/akatuki/01.html
でも胸の所が膨らんでるし
123助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 16:55:30 ID:kOivbR/h
変態ネタばかりだし、長いし、読んでないので問題ない
124助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 17:02:20 ID:NExVQgGI
「肌や眼や髪の色が違おうが、尻尾や耳や翼が生えてようが、胸が大きかろうが
 小さかろうが、根本は皆同じものだ。わざわざ分ける意味が分からん」

って感じにアイクがフォローしてくれるよ
125助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 18:14:03 ID:6+cDvLUX
メメタァッ!
ミカヤ・エイリーク・セリカ「ぐふっ」
アイク「……いいか。俺は、決してベオクやラグズ、マムクートも男も女もロリコンもおねいさんフェチも差別しない。誰とでも、平等に一切の容赦なく接する。
    漆黒の騎士だろうがユリウスだろうがアシュナードだろうがヘクトルだろうが、俺は平等に接する
    そんな俺だからこそ、今回お前たちがしでかしたことを許すわけにはいかん」
ミカヤ「で、でも……」
バチィィィィン! アイクの平手がミカヤの頬に。
アイク「姉さん、俺は姉さんに憧れていた。姉さんは時々我を失って人に岩や油をかけている。
    だが、それは自分よりも、それこそ何よりも大切なものを守るためだと知っているから、俺は姉さんを否定しなかった。
    しかし、今回は違う。自分の名誉を守るため? 否、あんたがやったのは他者を貶めるためだけの行いだ。貶めるためだけの貶めだ。アシュナードと同じことをしたんだ」
ミカヤ「ごめん、なさい……」
アイク「駄目だね。許さんぞミカヤァァァァ!」
いきなり調子を変えて叫びだすアイク。
アイク「ドロー! 天空カード! ドロー! 流星カード! ドロー! 逆鱗カード! ドロー! 砕破カード! ドロー! 鳴動カード!」
サザ「もうやめてくれ団長! ミカヤのHPはとっくに0だ! もう勝負はついたんだよ!」
アイク「HA☆NA☆SE! エイリークゥゥゥゥゥこの野郎!」
アイク「ドロー! 天空カード! ドロー! 流星カード! ドロー! 逆鱗カード! ドロー! 砕破カード! ドロー! 鳴動カード!」
エフラム「もうやめてくれ兄貴! エイリークのライフはとっくに0だ! もう粛清は終わったんだ!」

セネリオ「酷い有様です」
126助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 18:27:37 ID:xTixZS4I
確かに酷い有様です
127助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 18:29:46 ID:xOUAoAvg
胸で嫁を選ぶ人がいるなら
筋肉で婿を選ぶ人がいてもいいじゃない。いいじゃない
128助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 20:03:48 ID:pHWdoPlR
>>127
エリンシア乙
129助けて!名無しさん!:2008/11/19(水) 20:36:03 ID:vg9KIIde
待て、そうなるとジョフレが涙目に…
元からか
130助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 08:14:37 ID:19YbwGNQ
保管庫未練けど、俺だけ?
131助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 09:35:01 ID:iIOalsK9
俺も見れない
メンテか鯖落ち?
132助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 13:23:21 ID:C/bsio6S
落石は正攻法だろ。デイン的に考えて。
133いつまでも:2008/11/20(木) 16:47:18 ID:FqLayJMB
紋章町一の大きさを誇る竜王家。
その庭はちょっとした草原並みに広く、建物はいつから存在しているかも定かではないほど歴史のあるものだ。
今、その広大な竜王家の前に、青い髪の少女が立っていた。少女は家を見つめ、少し間をおいてから呼び鈴を鳴らす。

リーンゴーン

「はいはーい!」
エイリーク「こんにちは。こちらに私の兄…エフラムは来ていませんか?」
「エフラム?ああ、あいつならさっきチビたちと一緒に出かけたよ。」
エイリーク「そうですか。では……。」
エフラムがいないことを知り、エイリークは引き返そうとする。が、呼び鈴に応答した声の主があわててそれを止めた。
「ちょっと待った!多分もうすぐ帰ってくると思うから、上がって待ってなよ!」
エイリーク「ですが……。」
「いいって、いいって!じゃ、門開けるからな!」
声が途切れ、門がゆっくりと開いた。
エイリーク「…おじゃまします。」
エイリークは門の内側へ遠慮がちに足を踏み入れた。

エイリーク(……なぜでしょう。なんだか…落ち着きません。)
歩きながら竜王家の庭に生える多彩な植物を見て、エイリークは思った。彼女は何度もこの家を訪れたことがある。
彼女の家、主人公家と竜王家はなぜか縁が深く、交流も盛んだからだ。
しかし最近、エイリークはこの家に来ると妙なざわつきを覚えるのだった。
エイリーク(以前までは、こんなことはなかったのに……。)
そんなことを考えながら庭を歩いていると、ふと、視界に青い髪の男性が飛び込んできた。
エイリーク(あれは………兄上!?)
竜王家の玄関に立っていた青い髪の男性は、こちらを見て笑っているエフラム―――――
少なくとも、彼女にはそう見えた。
エイリーク「兄上!出かけていたのでは―――――」
エイリークがそう叫びながら兄に近づこうとした瞬間、
「お、おいおい!どうしたんだよ!」
エイリーク「え?」
その言葉をきっかけに、彼女の見ていた兄の像は瞬く間に消え、後には全く別の少年の姿だけが残った。
アル「エフラムならまだ戻ってないぜ?さっき言っただろ?」
エイリーク「あ………。」
アル「まあいいや。お前、ロイのねーちゃんのエイリークだろ?さ、上がってくれよ。俺一人で退屈だったんだ!」
玄関に立っていたのは、エフラムではなく竜王家の一員、アルだった。エイリークは、彼を兄と見間違えたのだ。
嬉しそうに自分を家の中へと導くアルの姿を見ながら、彼女は呆然とした。
エイリーク(私は…どうして……。)
134いつまでも:2008/11/20(木) 16:49:52 ID:FqLayJMB
エイリークはアルの案内で竜王家の居間へと通された。
もっとも、居間とはいっても主人公家のそれとは比べ物にならないほど広く、
竜王家の全員が一緒に食事を取れるように巨大な長テーブルまで用意されているので、
どちらかというとパーティー会場のようにすら見えてしまうのだが。
アル「ほら、適当に座ってよ。」
エイリーク「はい。」
エイリークは長テーブルの端に座る。アルはその向かい側に座り、目を輝かせながらエイリークに話しかける。
アル「ところでさ、なんでエフラムを迎えに来たんだ?」
エイリークは少し困ったような顔をして答える。
エイリーク「今日は家庭教師の方が来る日だったのに、兄上はそれをすっかり忘れてどこかへ行ってしまったようなので…。
      もしかしたらここではないかと思って。」
アル「あいつ、家庭教師に勉強を教わってんのか。すっげーな!
   俺なんて、ちょっと文字を見ただけで頭痛くなるのに。」
エイリーク「そ、そうですか。(まるでバアトルさんのようですね……。)」
アル「なあなあ、エイリークとエフラムって、めちゃめちゃ似てるよな!」
エイリーク「ええ。私と兄上は双子ですからね。」
アル「へー、ユリアねえちゃんとユリウス兄貴とおんなじか。どうりで似てるわけだ!
   でも、ロイとは全然似てないよなー。ホントに弟なのか?」
エイリーク「ふふ。よく言われます。でも、ロイは正真正銘私の弟ですよ。」
ロイだってエフラムと同じ自分の兄弟なのに、やっぱりそんなに似てないのかしら、
と思うと、エイリークは少しだけおかしい気持ちになり、思わず笑みを見せた。
アル「おっ、笑った。」
エイリーク「え?」
アル「いや、さっきからなんか辛そうな顔していたからさ。なにかあったのかなって思って……。
   でも、やっと笑ってくれてから、なんかほっとしたよ。」
エイリークは驚いて、目をぱちくりさせた。自分がそんな顔をしていることに、全く気づいてなかったのだ。
エイリーク「私……そんなに辛そうな顔をしていましたか?」
アル「ああ。なんだ、自分で気づいてなかったのかよ?なんかこう…すっごく額にしわが寄っていたぜ?」
エイリーク「そう……ですか。」
エイリークは少し黙ってうつむいた。自分が兄とこの少年を間違えたことを、見透かされたような気分になった。
アル「な、なんだよ。また元気なくしちゃって……。俺、なんか悪いこと言った?」
エイリーク「いえ、違うのです…。」
エイリークはまた押し黙った。そして、意を決したかのようにアルをまっすぐ見つめ、口を開いた。
エイリーク「あの、アルさん……。」
アル「アルでいいよ。」
エイリーク「はい。では、アル……。少し…私の話を聞いてもらえますか?」
アル「いいぜ。」
エイリークはその言葉を聞き、少しだけ微笑んだ。そして静かに息を吸って、話し始めた。
135いつまでも:2008/11/20(木) 16:51:49 ID:FqLayJMB
エイリーク「私は……怖いのです。」
アル「怖い?何が?」
エイリーク「私は、生まれたときから兄上…エフラム兄上とずっと一緒に育ってきました。私たちは双子でしたから、容姿も、考え方も、武術の型すらも、似ていました。」
アル「そうだな。ユリアねえちゃんとユリウス兄貴も、時々びっくりするくらい表情が似ているもんなあ。」
エイリーク「私たちは二人で一人……私はずっとそう信じ続けてきました。…ですが、最近気づいてしまったのです。
      私たちの道は……遠くない未来に、必ず分かれてしまうことに………。」
アル「………。」
エイリーク「私とエフラム兄上だけではありません。家族みんな……ミカヤ姉上、シグルド兄上……ロイだってそうです。みんな……今は一緒にいられます。
      でも、いつか必ず、別々の道を歩むことになるんです。」
アル「別々の道、か……。」
エイリーク「私は……怖いのです。そのときが来たら、一体私には何が残るのでしょう?兄上たちのいない、一人の“私”として、一体何が出来るのでしょう?
      それを思うと、私は自分がひどく小さな人間に思えて…………。」
エイリークはそこまで話して再びうつむいた。そうだ。さっきこの家に入ったときに感じていた心細さは、広い世界に一人で投げ出されることへの不安だったのだ。
アルをエフラムと見間違えたのもきっと……。話しているうちにそう気づいて、エイリークの体に思わず力が入る。
エイリーク「すみません。こんな話をして……。」
アル「一人じゃないぜ。」
エイリーク「えっ?」
不意にアルが発した言葉に驚き、エイリークは思わずアルを凝視する。アルは優しく、力強い表情をしていた。
アル「大丈夫だよ。もし、みんなが別々の道を進んでも…それで終わりじゃない。みんな、どこかで必ずつながってる。」
エイリーク「どこかで…つながってる?」
アル「ああ。家族って、そんなもんさ。だから、エイリークは一人じゃない。いつまでも、みんなと一緒だ。」
エイリーク「ですが……。」
アル「聞いてくれよ。俺なんて、つい最近までこの家の一員じゃなかったんだぜ?」
エイリーク「そうなのですか……!?」
アルは空を見つめ、何かを思い出しているようだった。
アル「それどころか、自分が化身できることだって知らなかった。でも、この家の、みんなはそんな俺でも受け入れてくれて、すごく優しくしてくれたんだ。」
エイリーク「…竜王家の方々は、みなとても強く優しい人々ばかりですからね。」
アル「ああ。こんな俺でも、みんなとの…家族との絆ってやつを感じてるんだ。
   だからさエイリーク、お前とお前の家族の間にはもっともっと強い絆があると思う。そんな硬いつながりが、簡単になくなるはずないよ!」
エイリーク「家族の……絆……。」
アル「思い出してみなよ。自分の家族のこと。」
エイリーク「………はい。」
136いつまでも:2008/11/20(木) 16:56:45 ID:FqLayJMB
エイリークは目を閉じて、自分の家族…主人公家の人々のことを思い出してみた。
いつもみんなへの心配りを忘れない、強い心を持ったミカヤ。一家の大黒柱として頑張る、優しいシグルド。大きな体に優しい心を持った、頼れるアイク。
一人で家事をこなし、みんなを影から支えるエリンシア。優しくて真面目な、家族思いのエリウッド。口調は荒いが根は優しい、不器用なヘクトル。
自然を愛し、明るく活発なリン。イタズラもするけれど、本当は一番家族のことを考えているマルス。セリカを大事に思い、しっかりと守ってあげているアルム。
神の教えを重んじる、芯の強いセリカ。穏やかな性格で、みんなから慕われるセリス。とても器用で、なんでもこなせるリーフ。末っ子なのにしっかりしていて、たくさんの友達を持つロイ。
そして、厳しさの中に優しさを持つ、自慢の兄エフラム……。
離れていても次々にみんなのことが頭に浮かんでくる。こうしてみんなのことを考えているだけで、エイリークの中に暖かい気持ちがあふれ、恐怖を溶かしていく。
そこには、確かにみんながいた。そして、双子の片割れとしての自分、15人の家族のうちの一人としての自分も。
エイリーク(私は……私たちは、一人じゃない。いつまでも…こうして、心の中でつながっている……。)
アル「エイリーク、大丈夫か?泣いてるのか?」
アルの呼びかけで、エイリークは目を開ける。
エイリーク「……大丈夫です。ありがとうございます。」
エイリークは目に少しだけ溜まっていた涙をぬぐって、アルに笑顔で答える。
エイリーク「アル、本当にありがとうございました。あなたに話して……良かったです。」
アル「…なんか照れるなあ。でも、良かった。お前、今すっごくいい笑顔してるぞ!」
エイリーク「本当ですか?」
アル「ああ!なんか、俺まで楽しくなってきちゃったよ。ははは!」
エイリーク「……ふふ。」
アルに話したおかげで心が軽くなったせいか、なぜだか無性におかしくなって二人で笑っていると、

リーンゴーン

アル「あ、エフラムたちが帰ってきたみたいだ!」
エイリーク「兄上が……!」
アル「ああ。さてと…。」
アルは立ち上がって、エイリークに笑いかける。
アル「一緒に迎えにいくか!」
エイリークは顔を輝かせ、明るい声で答える。
エイリーク「……はい!」


エイリークには、もう何も怖いものはなかった。
たとえ一人で暗闇に投げ出されても、いつまでもみんなが側にいてくれるのだから。
137助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 18:53:39 ID:7UlvIchT
ミカヤ「占いはいかがですかー。四柱推命からタロットまで、古今東西のあらゆる占いが出来ますよー」
ラナオウ「余は占いなど信じぬ。このマトローナで運命を切り開くだけよ」
ミカヤ「それは残念です。またのご利用をお待ちしておりまーす。……チッ、アンタ死ぬわよ」

ユリシーズ「おお、貞淑なる銀髪の乙女よ。出来うる事ならば、吾輩の芸人人生を占ってくださりませぬか?」
ミカヤ「はい。ベオクのルーンが出ましたね。逆位置ですので、今行っている計画には何か問題が起こると推定されます。
    それか、家族のだれかが健康を損なっている可能性があります」
ユリシーズ「なんと! それは誠ですかな?」
ミカヤ「暁の巫女の占いに外れはありません。絶対です」
ユリシーズ「なんということだ……ルキノ、待っていてくれ!」
ミカヤ「またのご利用をお待ちしておりまーす」

グローメル「占いを……」
ミカヤ「落石にお気を付けください」
138助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 18:55:56 ID:7UlvIchT
ミカヤ「占いはいかがですかー。四柱推命からタロットまで、古今東西のあらゆる占いが出来ますよー」
ラナオウ「余は占いなど信じぬ。このマトローナで運命を切り開くだけよ」
ミカヤ「それは残念です。またのご利用をお待ちしておりまーす。……チッ、アンタ死ぬわよ」

ユリシーズ「おお、貞淑なる銀髪の乙女よ。出来うる事ならば、吾輩の芸人人生を占ってくださりませぬか?」
ミカヤ「はい。ベオクのルーンが出ましたね。逆位置ですので、今行っている計画には何か問題が起こると推定されます。
    それか、家族のだれかが健康を損なっている可能性があります」
ユリシーズ「なんと! それは誠ですかな?」
ミカヤ「暁の巫女の占いに外れはありません。絶対です」
ユリシーズ「なんということだ……ルキノ、待っていてくれ!」
ミカヤ「またのご利用をお待ちしておりまーす」

グローメル「占いを……」
ミカヤ「落石にお気を付けください」

誠「占いを」
ミカヤ「アンタ今晩死ぬわよ」
139助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 18:59:25 ID:0IoCAD5k
140助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 20:16:42 ID:7UlvIchT
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          |:::::::::Y::::::::::|    ̄弋 ー'′    ィ=≡ハ! 1 1:::::::::≫    呪    .≪
          |::::::::::|::::::::Nィテ==-r         ! f;;j | ヽ|::::::::::≫    わ    .≪
      /|    |::::::::::|:::::::〈 @ f;;j !       (ゝぅ(ン)  |::::::::::≫   れ    ≪
\_WW/ |WWWW/:::∧::::: |  ゝ _ cノっ / /////// ハ::::::::≫.    ろ    ≪
≫ 呪  異 貴 ≪:::| l::::::ヘ( `)///// `       U   |::::::::≫          ≪
≫ い  性 様 ≪::::ヽj:::::::::ヽ/ //       ___       人::: ≫   シ    .≪
≫ を  に に .≪:>、:ヽ::::::从      r' ⌒´    `ヽ_ /三|::::≫    グ   .≪
≫ か. 縁 は ≪ 三 \::::::::ヽ     (           f´   Y :三!:: ≫    ル     ≪
≫ け  が 一 ≪ 三 三`:―-\、  `ー― - ‐ -ー l   │三 !::::≫    ド    ≪
≫ て  無 生 ≪ 三三三三三 :\:>r-、─ - ─ 〉ー ' ` ー┐::≫   !!   ≪
≫ や  く   . ≪ 三三 ゝ 三三三 \j!  \    ノ ゝ  /    `ー、MMMMMMMM、\
≫ る  な    ≪ 三三三 > 三三三 ヽ   >-/    i   /   l三三三三三三三
≫ ぅ   る     ≪ 三三>ーく⌒ヽ 三三 | ,.イ::::{  ` '⌒ヽ.  /    ハ三三三三三三三
≫  l         ≪   '´   /⌒rー':三三 | / ヽ::\   ノー<  / 人三三三三三三三
≫ っ         ≪ /i  /  /⌒ r−、三|'    >ー<i´|::::::`ー<_ イ 三\三三三三三三
≫ !      ≪ ! !  '  /  /  / 三 \   |::::::::::|‖::::::::::::::::/三三三 | 三三三三三三
/MMMMMMMM、\ `ー-ゝ  '  /三三三 \.|::::::::::|‖:::::::::::: / 三三三 ` 三三三三三三
141助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 20:44:40 ID:ghtRWhXk
>>140
マルス「もうかかってますがな」
シグルド「いやまてマルス、私にはディアドラという女性がいてな・・・」
アルム「それは公式設定であってこのスレじゃ関係ありませんぜ」
シグルド「アッー!」
マルス「まあそれはアルヴィスさんにも言えるけど、あの人はアイーダっていう妾もいたしねー」
シグルド「ならディアドラは私にまわして、ディアドラは私というネタを・・・」
アルム「・・・僕と同じ扱いになっても良いと?」
ロイ「どゆこと?」
アルム「KINSHINに突っ込むくらいしか存在価値がないってこと」
ロイ「それはひどい」

いきおいでかいた
142助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 20:59:28 ID:jAb5XZSk
>>141
一行目のマルスのセリフで吹いたwww
143助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 21:47:28 ID:55qIZ+9h
>>136
GJ!
心温ましたわ

>>138
落石www
あと一番最後の客は助かりそうにねーなw

>>141
アルム…任天堂さーん!外伝のリメイクはまだですかー!?

あと>>140のAAはおそらくルイズなんだろうけど
アルヴィスとしてもあんまし違和感を感じなくなってきた
144助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 23:32:54 ID:vioHeILk
リーフ  「そういえばさ、エリンシア姉さんはいつからああなの?生れつき?」
マルス  「何が?オバンシアだってことがかい?」
エリンシア「うふふ、マルスちゃんったら何の話かしら?」
マルス  「あ、いやそのすみません慈悲拷問は止めアッー」
リーフ  「はいはい志村うしろうしろ」
エリンシア「あらリーフちゃん話を遮ってごめんなさい。それで私が何ですって?」
リーフ  「そうそう、前から聞きたかったことなんだけどさ、姉さんはいつからあんな筋肉好きなの?」エリンシア「え……」
ミカヤ  「おっとそれは私も気になるところね」
リーフ  「ん、姉さんも知らないの?」
ミカヤ  「うん、この子ったら中学生には既にガチムチ覗きで前科二犯だったからね」
リーフ  「マジですかwwwやばいっすねwwwww」
エリンシア「その……あの頃にはありがちな厨二病だったというか///」
リーフ  「いや、今もしてるでしょ」
ミカヤ  「んー、でも確か小学校低学年くらいはそうでもなかった気が……その頃からかしらね?」
エリンシア「……それは!」
リーフ  「あれ、図星?」
エリンシア「……はい、確かにそう……です」
ミカヤ  「ど、どうしたのエリンシア胸に手を当てちゃって?もしかして切ない恋の記憶?!」
エリンシア「私の……淡い初恋だったんです」
リーフ  「ガチムチ好きになったきっかけの恋か。微妙だなぁ……」
ミカヤ  「ちょ、聞かせて聞かせて!」
エリンシア「あれは十年程前……まだ私が天馬騎士を志したばかりの頃でした……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

エリンシア「お、おねがいです!いうことをきいて!」

幼いながらもどこか大人びた雰囲気の11歳エリンシアは暴れる天馬に悪戦苦闘していた。
まだロクに天馬に乗ったことのないためになかなか扱いの勝手が分からないのだ。
しかしペガサスは不完全な体勢でしがみついているエリンシアを無視して空へとどんどん進もうとする。

エリンシア「や、やめて……そんなにとんではだめ!こ、こわい……!」

下を見下ろすとさっきまでいた庭があんなにも小さくなっている。恐ろしさのあまり手綱を掴む手が震える、思わず手が滑る。

エリンシア「……っ!」

体が大きく揺れ、天馬の上から滑り落ちたエリンシアは腕一本でどうにか留まっている状態であった。
しかしそれは11歳の力無き少女のか細い腕、自らの体を支えるのはすぐに限界が来た。もう駄目、落ちる――

?????「ピー!」

何かの鳥の鳴き声が聞こえた。前方にやけに大きな緑の鳥が見える。
それは風をも超えるような速さで迫り、そのままエリンシアをくちばしでくわえる。
驚きのあまり言葉も出なかったエリンシアに次の更なる驚きが待っていた。

?????「ふぅ、全くベオクの娘っ子はそそっかしくていけねえ」

巨大な鷹にくわえられていたはずのエリンシアはいつのまにか筋骨逞しい大男の腕の中にいたのだ。しかもその男の背中には――

エリンシア「ととと鳥さんの羽ついた人とななな何でさっきの鷹さん私おおお落ちてはわわ」
鷹の民の男「お、おいおいちょっと落ち着けって、別に取って喰わねぇから。ほらよ(天馬に乗せる)」
エリンシア「あ……」
鷹の民の男「乗る奴が怖がるからこいつも怖がって暴れるんだぜ?しっかりしろよ」
エリンシア「あ……は、はい。……あの、ありがとうございました。危ないところを助けていただいて」
鷹の民の男「……随分躾の行き届いたベオクだな。俺が怖くねぇのか?」
エリンシア「……??どうしてですか?助けていただいた方を怖がるだなんて」
鷹の民の男「いや、その……ほら、耳が尖んがってるとか翼が生えてるとかよ」
エリンシア「え……あ……そういえば翼?さっきの鳥さん?あなたは一体?」
鷹の民の男「混乱してんな。ま、無理もねえか。あのな、俺達はラグズって言ってな……」
145助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 23:34:32 ID:vioHeILk
鷹の民の男「ま、そういうわけだからあまり俺達には関わらないこった。お前やその家族までのけ者にされちまうからな」
エリンシア「……やっぱり意味がよく解りませんが?」
鷹の民の男「嬢ちゃんにはもう少し賢い印象を受けたんだがな?あのな……こんな化け物みたいな奴らと」
エリンシア「そんな素晴らしい翼を持っていることの何がそんなにおかしいのですか?私には理解しかねます!」
鷹の民の男「……!」
エリンシア「私、ずっと鳥さんに憧れてたんです、自分の翼で空を飛べる鳥さんに。でも、それは私自身の力では到底無理なことだと解っていました。
      だから、天馬騎士になってせめてこの子の力を借りて飛びたいってそう思ったんです。でも、上手くいかなくて落馬して……」
鷹の民の男「ほう……」
エリンシア「そんな中、あなたに出会えました。同時に言い表せない感動にも。まさか、こんな、こんな風に自分の翼で空を飛べる人がいるだなんて!」
鷹の民の男「……嬢ちゃん」
エリンシア「あ……!すいません、お喋りが過ぎました!……お気を悪くさせたでしょうか」
鷹の民の男「何なら……俺と一緒に飛んでみるか?」
エリンシア「本当に申し訳な……え?」
鷹の民の男「なんだ、その……もし俺みたいなのが本当に怖くねぇってんならだけどよ……」
エリンシア「ほほほ、本当によろしいんですか?!」
鷹の民の男「ああ、ペガサスよりもその気分に近くなれると思うぜ?」
エリンシア「ぜ、是非ともおねがいします!」

エリンシアの了解を得ると、鷹の男は早速天馬から彼女を降ろし、しっかりと抱きかかえた。
男の隆々とした筋肉の感触が直にエリンシアの肌に伝わってくる

エリンシア「あ……///」
鷹の民の男「おっとすまねえ。化身して背に乗せるんじゃどうしても危ねえからな。このままじゃまずいか?」
エリンシア「い、いえ!お構いな……あ、あの!///」
鷹の民の男「どうした?」エリンシア「お、おにいさん?はひょっとしておねえさん……だったりしますか?!」
鷹の民の男「……は?!」

突然の突拍子もない珍妙な質問に男は鳩が、いや鷹が豆鉄砲を喰らったような顔をした。

鷹の民の男「な……どうやったら俺がお姉さんに見えるんってんだ?」
エリンシア「し、失礼しました!やっぱりおにいさんですよね!」
鷹の民の男「いや、怒ってねえけど。ただ、なんでそんな……」
エリンシア「おっぱいが……」
鷹の民の男「へ?」
エリンシア「おにいさんにしてはおっぱいがやけに大きいなあって……///」
鷹の民の男「ぷっ……くくっ……ハッハッハ!嬢ちゃん、お前は面白い奴だなあ!」
エリンシア「わ、私また何か無礼を?!」
鷹の民の男「いやいや。にしても……くくっ、おっぱいってな!」
エリンシア「ち、違うんですか?」
鷹の民の男「いいか、確かに俺の胸は膨らんでるかも知れねぇ。でもな、これは『筋肉』なんだ」
エリンシア「『筋肉』?」
鷹の民の男「そ、おっぱいと違って柔らかくねえんだよ。ほら、触ってみろ。こいつをどう思う?」
エリンシア「すごく……硬いです……」
鷹の民の男「な?ま、これも戦う男の勲章みたいなもんだ。てわけで俺は正真正銘男だよ」
エリンシア「筋肉……KINNIKU……硬い……男の勲章……」
鷹の民の男「お、おい?」
エリンシア「ハッ!すみません、ちょっとぼーっとしてて」
鷹の民の男「大丈夫か?まあ、ずっとこうしてるのも何だしそろそろ行くぜ」
エリンシア「は、はい!」
鷹の民の男「俺の腕にしっかりとつかまってろ……よ!」

男はそう言って全身を斜めに傾け飛び立ち、エリンシアはその感動に浸るはずであったのだが――

エリンシア「(や、山のような腕と胸のKINNIKUに密着して窒息しそうハァハァ/ヽア)」

彼女は飛ぶどころか堕ちてしまっていた。

鷹の民の男「どうだ、気持ちいいか?!」
エリンシア「は、はい!とっても!(KINNIKUが///)」
146助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 23:35:45 ID:vioHeILk
しばらくして残された天馬の元に戻り、それを引き付れて地上へと降り立つ。
その頃にはエリンシアはすっかり男の虜になってしまっていた。

エリンシア「あ、あああありがとうございましたッッッ///」
鷹の民の男「ちょ、大丈夫か?なんか顔赤いぞ嬢ちゃん。ひょっとして……無理させちまったか?」
エリンシア「いえ!そんな!全く!全然!」
鷹の民の男「しかしな、息も荒いみてぇだし……寒い中飛び回って風邪ひいたんじゃあ」
エリンシア「そ、それは違います!私は、私は……」
鷹の民の男「な、なんだ?」
エリンシア「わ、私はおにいちゃんのことを好きになってしまったみたいなんです!」
ティバーン「?!」
エリンシア「……鷹のおにいちゃん!私をあなたのお嫁さんににして下さい!」

男は二回目の豆鉄砲でちょっとの間呆然としていたが、しばらくするとまた一回目の時の様に豪快に笑い出した。

鷹の民の男「俺の……くくっ……ラグズのお嫁さんにってか!ハハハ、こんな面白いベオクに会ったのは嬢ちゃんで二人目だぜ!」
エリンシア「な……!私は本気ですよ!!」
鷹の民の男「いやー、悪い悪い。気持ちは嬉しいんだけどな、その……俺とお前じゃあ……えっと」
エリンシア「私が子供だからってことですか?!」
鷹の民の男「……あ、ああ!そう、それ!嬢ちゃんみたいな色気の無いガキには興味ねえからな〜」
エリンシア「そ、そんな!もうブラだって付けてるのに!」
鷹の民の男「なんと言われようと今のままじゃ駄目だな。まあ、十年経って……それでも俺のこと想ってくれてるようなら考えてやってもいいけどよ」
エリンシア「十年、本当ですね?!」
鷹の民の男「……ああ、約束しよう」
エリンシア「私、ずっと待ってますから!」
鷹の民の男「そうか……じゃ、俺そろそろ行くな?」
エリンシア「はい、今日は本当にありがとうございました!」
鷹の民の男「ああ、元気でな、嬢ちゃん」
エリンシア「はい……あ!待って!」
鷹の民の男「ん、どうした?」
エリンシア「お名前を……伺ってませんでした!私はエリンシア、あなたは?」
ティバーン「俺は、ティバーン。フェニキス王ティバーンだ、エリンシア!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

エリンシア「というわけなんです」
リーフ  「へー!あの鷹王が初恋の相手で命の恩人だったんだ」
エリンシア「はい。それからというもの私はティバーン様の面影を追いかけてはガチムチな殿方を視姦し痴漢しハァハァするようになり」
ミカヤ  「今に至るってわけね」
マルス  「犯罪入ってるよ」
ミカヤ  「全くそれならそうと早く言ってよ!妻子持ちのバアトルさんにハァハァしだした時はどうしようかと思ったけど鷹王様なら全面的に応援するわよ!」
マルス  「鳥翼族とのパイプ、しかも最高に太いやつが出来るしね」
ミカヤ  「顔もなかなかのイケメンだしね」
アイク  「何か知らんが鷹王なら確かに安心して姉さんを任せられるな」
エリンシア「それはそうなのですが……」
リーフ  「どうしたの?もう十年経ったじゃん。何でそんなに失恋みたいに悲しそうなの?」
エリンシア「駄目なんです、私はあの方を愛してはいけないんです!」
ミカヤ  「な、何で?!」
エリンシア「皆さん、ラグズがベオクと間に子をもうけると……どうなるかご存知ですか?」
リーフ  「え?」
ミカヤ  「まさか……!」
エリンシア「あの時ティバーン様が私を避けた本当の理由が今なら分かります。そう、私は……
     知ってしまったんです!その子供は親のラグズとしての力を奪ってしまうということを!」
リーフ  「そんな!」
ミカヤ  「なんてセツナイ恋の結末なの!」
エリンシア「私はあの方の翼を奪いたくないんです!ティバーン様にはいつまでも空の王者でいて欲しいんです!ウッウッ……」
リーフ  「姉さん……」
ミカヤ  「エリンシア……」
147助けて!名無しさん!:2008/11/20(木) 23:37:09 ID:vioHeILk

マルス・アイク「いや、子供産まなければよくない(か)?」

エリンシア「え?」
ミカヤ  「ちょ、何を言い出すのよ!」
リーフ  「な、なんてデリカシーのない……!」
マルス  「だってそうじゃん、今時避妊方なんかいっぱいあるんだし」
ミカヤ  「そういう問題じゃないの!出産が女性にとってどんなに大事な……いや、その前に空気を、このセツナイ空気を読みなさい!」
マルス  「セツナイ(笑)」
ミカヤ  「むきー!ヲトメゴコロ(笑)馬鹿にすんなー!」
リーフ  「姉さん、自分で(笑)付けてるから」
アイク  「コウノトリに鷹王の力を奪わない子供を頼めば」
ミカヤ  「あんたは根本的に間違ってる!全くもうどいつもこいつも繊細さに欠けるんだから!ねぇエリンシ」
エリンシア「盲点でした……そういえばそうですね!」

ミカヤ・リーフ「エェェェェェェェェェェェ」

エリンシア「たとえ実の子は産めなくても、この愛はきっとティバーン様の厚い胸板に届くはず!」
リーフ  「ちょwwwテラポジティブwww」
アイク  「頑張れエリンシア!俺も協力するぞ」
マルス  「そうだよ、十年経ってレディ通り越して熟女になったその魅りょ……ぐふっ!」
エリンシア「はい!頑張ります!」
ミカヤ  「ああもうどうにでもなれー!早くデキ婚でもコウノトリでもしちまえー!」


ルキノ 「どうしたのヘタレ弟よ」
ジョフレ「姉さん……何故か涙が止まらないんだ(´;ω;`)」

おわる
148助けて!名無しさん!:2008/11/21(金) 00:57:09 ID:wUYMK4I/
>>144-147
GJ!鷹王のおっぱいは確かに凄そうだ
というかマルスとアイクお前らは天才だwww
じょふれしょーぐん…イ`…
149助けて!名無しさん!:2008/11/21(金) 07:55:09 ID:ySTzmjJO
>>133
こんないい奴が、あのハルトムートの息子か……

>>141
エーディン「何故? 何故なの!? 何故そこで私の名前が出てこないの!?」
ラナ「お姉さま、落ち着いてください!」

>>144
ティバーンはあらゆる意味でいい男だからな
リシュオンが憧れるのもエリンシアが惚れるのも仕方ない

しかしジョフレはアレだな
基本的に涙目しか出番がないな
150助けて!名無しさん!:2008/11/21(金) 12:06:33 ID:cWL8Ro86
緑風も涙目だが瞬殺(笑)とかで中々出番あるもんな
151助けて!名無しさん!:2008/11/21(金) 12:30:55 ID:LYOVC09M
>>141
だが待ってほしい。
シグルドはアルヴィス×ディアドラは寝取られた上にKINSINだったからこそKINSINキラーになったんだ。
つまりだね、ディアドラとシグルドがカップルになったらKINSINという存在意義すら剥ぎ取られてしまうんだよ!
152助けて!名無しさん!:2008/11/21(金) 13:09:06 ID:4KzcrgcZ
指揮レベル2(笑)と素敵ポエムがあるじゃあないか。
153助けて!名無しさん!:2008/11/21(金) 13:52:33 ID:En3BHJCS
>>144-147
正にイイハナシダナーとギャグが良くブレンドされた良作。GJ!

ちなみにコレ>>144-147を見た後のじょふれしょーぐんの反応↓

 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ  <エリンシア姫を半獣なんかに渡すもんかぁぁぁぁッ!!
 (っ ≡つ=つ     (もう鷹王の横暴には我慢なりません!このキラーボウで撃ち落とす!)
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪

   _____====_____
三 |\      ‖鷹 王 |   .     \
   | ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ 
三 | │  │  │  │  │  │  │  │ 
   | ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ 
三 | │  │  │  │  │  │  │  │ 
   | ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ 
三 | │  │  │  │  │  │  │  │ 
   | ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ 
三 | │  │  │  │  │/‖  │  │   
   | ├─┼─┼─┼ .ノノノノ .‖─┼─┤    
三 | │  │  │  |.(#゚∋゚) .‖  │  │      ∧_∧
   | ├─┼─┼─┼─┐  ‖─┼─┤   三 ( ´;ω;)
三 .ヽ│  │  │  │  │\‖  │  │   三 (つ   ,ノつ
   .ヽ└─┴─┴─┴─┴───┴─┘    三 / ゝ 〉
    └─────────────┘    三(_(__)
      三 彡 / \/ヽ ヽミ       
           \  ヽノ         
  ─=三   ヽ/⌒ /\.ヽ        
    ─=三 川 ̄    \\   
           ─=三  ヽ ミ  
154よいこのえほん:星をみるおうじさま:2008/11/21(金) 17:51:15 ID:7kneXc2E
あるところに、三人のおうじさまがいました。
おうじさまたちは、それぞれべつのばしょで、お星さまをみています。

マルス「今日は星がきれいだなあ。たまには、こうしてのんびり星を見るのも悪くないかもね。」
かみのけも、おなかのなかもくろい、まっくろおうじさまがいいました。
マルス「あれ?なんか光ったぞ…。」
まっくろおうじさまがよぞらをみていると、ちいさなながれ星がひかりました。
マルス「流れ星だ!」
まっくろおうじさまは、ねがいごとをしました。
マルス「スターロードになりたいスターロードになりたいスターロードになりたい!」
まっくろおうじさまは、きちんとねがいごとをいうことができました。

エリウッド「ああ、こうやって星空を見ていると、日頃の疲れが癒されるようだなあ……。」
かみのけはあかいけど、かおはまっさおな、まっさおおうじさまがいいました。
エリウッド「ん?あれは…。」
まっさおおうじさまがよぞらをみていると、ちいさなながれ星がひかりました。
エリウッド「流れ星だ!」
まっさおおうじさまは、ねがいごとをしました。
エリウッド「デュランダル軽くしてデュランダル軽くしてデュラ…」
まっさおおうじさまは、さんけつでたおれてしまいました。

ヒーニアス「む…あれはオリオン座だな。それにしても、夜空とはなんと雄大なのだろう。
      いつかエイリークと一緒に、あんなことやこんなことをしながら見たいものだ。」
かおはかっこいいのに、いってることはかおがまっかになるほどはずかしい、まっかなおうじさまがいいました。
ヒーニアス「……何だ?」
まっかなおうじさまがよぞらをみていると、ちいさなながれ星がひかりました。
ヒーニアス「流れ星だ!」
まっかなおうじさまは、ねがいごとをしました。
ヒーニアス「エイリークと結婚したいエイリークと結婚した―――――――」
ターナ「お兄様!いつまでお風呂に入ってるの!早く私も入りたいんですけど!」
ヒーニアス「ひぃっ!」
ターナ「?そんなに驚いて、どうしたの?」
ヒーニアス「ターナ…今の声、聞いてなかっただろうな?」
ターナ「ええ。何も。」
ヒーニアス「そうか…なら……。」
ターナ「お兄様が露天風呂でどっかの夢見る乙女みたいに、“エイリークと結婚したい!”
    なんて夜空に向かって叫んでいる声なんて聞いてないわよ。」
ヒーニアス「ターナァァァァ!頼む!聞かなかったことにしてくれぇぇぇぇ!」
まっかなおうじさまは、さいごまでねがいごとをいうことができませんでした。
155よいこのえほん:星をみるおうじさま:2008/11/21(金) 17:53:17 ID:7kneXc2E
つぎのひのあさになりました。

マルス「………。」

ピッ


マルス   ロード
Lv 16 E 6


ロード

ロード

ロード

マルス「うわあああああ!僕はなんて馬鹿なんだ!
    ほんのちょっとだけ期待をしてしまった、僕はなんて馬鹿なんだあああああ!」
リン「マルス、朝からうるさいわよ!」
マルス「ほっといてくれよリン姉さん……。
    どうせクラスチェンジできる姉さんに僕の気持ちなんてわからないんだああああ!」
リン「いいから静かにしなさい!ご近所迷惑でしょ!」
マルス「ちょ、朝から関節技はやめてーーーっ!」

エリウッド「はっ、もう朝か…。そうか、昨日僕は酸欠で倒れて……。
      ………まさか、ね。」
ズシッ
エリウッド「う……やっぱ…り………重…い……うう…。」
エリンシア「エリウッドちゃーん、朝ごはんよー。」
エリウッド「そうだ、逆に考えるんだ。剣を軽くできないなら、僕が大きくなればいいんだ!
      アイク兄さんだって細かったのにあんなに大きくなれたし、見込みはあるはずだ!よし、早速……。」
ガチャ
アイク「エリウッド、早くしないと朝ごはんが冷めてしまうぞ。」
エリウッド「あ、兄さん……。」
アイク「どうした、朝からデュランダルなんか持って。」
エリウッド「え?いや、ちょっと朝の訓練を……(ウソ)。」
アイク「そうか、それはとてもいいことだ。」
エリウッド「ね、ねえ兄さん。どうやったら、僕も兄さんのように筋肉をつけられるだろう?」
アイク「ん?そうだな。俺も昔はあまり筋肉はついていなかった。
    だからここ数年、毎日腹筋とスクワット、腕立て伏せをそれぞれ5000回で1セットにして、一日3回休まずやったな。」
エリウッド「………。」
エリンシア「エリウッドちゃん、起きなさい!もう7時半よ!」
アイク「ん?もうそんな時間か。早くメシを食いに行かないと、エリンシアが心配するぞ。俺は先に降りてるからな。」
ガチャ
エリウッド「…そうだった。アイク兄さんがムキムキになれたのは、兄さん自身が超人だったからで……。
      僕に見込みなんてないわけで……。ふ、ふふふふ……蝶サイコー!」

ヒーニアス「は、はっくしゅん!」
ターナ「お兄様、風邪引いたの?昨日あんなに長風呂してるからよ。」
ヒーニアス「ターナ!昨日言ったとおり……。」
ターナ「はいはい。誰にも言わないわよ。」
ヒーニアス「…よし。約束だからな。」
ターナ「ええ。(ふふ…お兄様の弱みゲットしちゃった!時々ちらつかせて言うこと聞かせちゃおうかしら。)」

三人のおうじさまは、きのうとなにもかわっていませんでした。
156よいこのえほん:星をみるおうじさま:2008/11/21(金) 17:55:06 ID:7kneXc2E
マルス「全く…今日は朝から非常に不愉快な気分だ。」
シーダ「マルス様、おはようございます!」
マルス「やあシーダ、おはよう。」
シーダ「どうされたんですか?浮かない顔をしているみたいですけど……。」
マルス「やっぱりわかった?そうだなあ……君になら話してもいいかもね。」
まっくろおうじさまは、きのうのことを、おんなのこにすべてはなしました。

エリウッド「はあ……やっぱりボディリングを買ってくるべきなんだろうか…。でも、あれは高いしなあ……。」
ニニアン「エリウッドさま、おはようございます。」
エリウッド「ニニアン、おはよう。」
ニニアン「…エリウッドさま、お顔が辛そうです。だいじょうぶですか?」
エリウッド「……そうだな。君には話そうか。実は……。」
まっさおおうじさまは、きのうのことを、おんなのこにすべてはなしました。

ヒーニアス「…そろそろエイリークが来る時間だな。よし、今日こそ……。」
ラーチェル「あら、ごきげんよう。ヒーニアス。」
ヒーニアス「…ラーチェルか。」
ラーチェル「まあ。あなた、なんだか元気がないですわね。一体どうされたの?」
ヒーニアス(…言えない!この女にだけは、絶対に言えない!)
ラーチェル「なんです?何かあったのでしょう?さあ、このラーチェルになんでも言ってみなさいな!」
ヒーニアス「…別に大したことではない。」
ラーチェル「まあ!そう言われると……余計知りたくなってきましたわ!」
ヒーニアス「く、来るな!お前に言うことは何もない!」
まっかなおうじさまは、きのうのことを、おんなのこにはなしませんでした。

ふたりのおんなのこは、おんなじことをいいました。
「あなたは、あなたのままで、じゅうぶんみりょくてきですよ。」と。

マルス「で、でも…僕は、このままじゃ弱すぎる……。もっと力が……。」
シーダ「マルス様がご自分のことを弱いと思うのなら、みんなで助け合えばいいんです。
    一人で抱え込む必要はありません!」
マルス「シーダ…。」

エリウッド「で、でも…僕は、自分の専用武器すら扱えないなんて……。」
ニニアン「わたしは…エリウッドさまのいいところは、自分を飾らないところだと思います。
     だから…無理にデュランダルを使う必要はないです。エリウッドさまには、レイピアがあるじゃないですか。」
エリウッド「ニニアン…。」
157よいこのえほん:星をみるおうじさま:2008/11/21(金) 17:57:12 ID:7kneXc2E
ラーチェル「さあ、いい加減に白状なさい!」
ヒーニアス「言わん!ぜっっったいに言わん!」
ラーチェル「…仕方がありませんわ。では、最後の手段…。」
エイリーク「あら、ラーチェル、ヒーニアス様、おはようございます。」
ヒーニアス「エ、エイリーク!?いつの間に……。」
ラーチェル「エイリーク!いいところに来ましたわ!」
エイリーク「どうしたんですか?」
ラーチェル「ヒーニアスったら、何か私に隠していますの!全然話してくれないんですのよ!」
エイリーク「そうなのですか。」
ヒーニアス「うっ………。」
エイリーク「ヒーニアス様、こういう場合は思い切って言ってしまうほうがいいこともあります。
      勇気を出して、話してみたらどうでしょう?」
ヒーニアス「……そうか。」
エイリーク「はい。」
ヒーニアス「わかった……エイリーク!私とけっこ(ry
エフラム「妹が変態に襲われていると聞いて飛んできました^^しね!ハイエナめ!」
ヒーニアス「ちょ、エフラムなんで…は、話せばわかるアッー!」

三人のおうじさまたちは、きのうとなにもかわっていませんでした。
でも、ほんとうはそれがいちばんのしあわせだったときづいたのです。
それからおうじさまたちは、とくべつしあわせにはくらしませんでしたが、ふこうになることもなく、
いつまでもかわらない、ちいさなしあわせのなかでくらしました。めでたし、めでたし。


カナス「ふう。このお話はこれで終わりです。」
「わーい、おもしろかったー!」
「ねえねえ、まっかなおうじさまはどうなったの?」
カナス「あー、それは……また今度、話しましょうか。」
「うん!」
カナス(…言えませんよね。エフラムさんの攻撃で全治3ヶ月の重症を負って、
    結局ターナさんにもお風呂でのことをばらされたなんて……。
    まあ、この絵本も事実を元にして書いたものですし、また…何か考えておきましょうかね。)


おわり
158助けて!名無しさん!:2008/11/21(金) 18:54:37 ID:POiyDWcf
>>154-157
まったりしたいい話だw
159助けて!名無しさん!:2008/11/21(金) 20:59:42 ID:X9oujxhb
>>154-157
イイハナシダナー GJ!
どうでもいいが、
>エリンシア「エリウッドちゃん、起きなさい!もう7時半よ!」
の部分におかんを感じた
160助けて!名無しさん!:2008/11/21(金) 21:39:57 ID:ZRGdAmLL
>>154-157
いい話ですね。
話を切って悪いのですが、
今日コンビニで「男前豆腐店クリームパン」っていうのを見ました。
ボーレ豆腐店の新メニューになりませんか?
説明『生地にもクリームにも男前豆腐を使用した男前なパンです。』


それはさておきネタを張ります。スマブラネタです。
161本当にあった(マルスにとって)怖い話:2008/11/21(金) 21:42:11 ID:ZRGdAmLL
〜地区対抗格闘技大会イベント戦会場〜
ここは様々な条件の下、提示された課題をクリアしていく会場だ。
今日マルスは、数回大乱闘を行った後ここに呼ばれ『ホントの最終決戦』をノーミスでクリアし、控室に戻ってきたところだ。

マルス 「まったく、なんでこの僕がこんな事をしなければいけないんだ…。さっきの大乱闘だって、リン姉さんにはぶっ飛ばされ、ピット君には場外でボこられたり、
さっきので服が火薬臭いし…。シーダのクリスマスプレゼントを予約したいから、とっとと帰りたいな。」

ピンポンパンポン!
アナウンス 「これから、各個人に特別な課題に挑戦して頂きます。呼ばれた方は各会場までお越しください。
まず会場1にはアイク選手、デデデ選手、カービィ選手、ワリオ選手。会場2にはルイージ選手。会場3……」

アナウンス 「…以上です。次は20分後にお呼びいたしますので、各選手はリフレッシュしつつお待ちください。」
パンペンピンポン!
マルス 「各個人に特別課題だって…?くそっ。」

まだ帰れそうにないと知ったマルスは、気分転換にこの前ルーテから借りた『あるワカメヘアーの観察日記セット』を読んで時間をつぶすことにした。

マルス 「こいつはナルシスト。こいつはやたらと『?』が多い。これはヘタレ…。ロプトだし。あまりワカメには良いやつがいないのか…。ペレアス位か。ふむふむ。」

ピンポンパンポン!
アナウンス 「お待たせいたしました。呼ばれた方は各会場までお越しください。会場7には……。最後に、マルス選手は9と3/4会場にお越しください。」
パンペンピンポン!

マルス「なんで中途半端で分かりにくい名前の会場なんだ…?」

不思議に思いつつもマルスはその会場に向かった。その途中アイクと出会い、軽く話をした。

マルス 「おや?アイク兄さんじゃないですか。こんな所でどうしたんですか?」
アイク 「ん?マルスか…。いや、さっきの課題が終わった後、『会場10に来い。』と言われたんだが、迷った。」
マルス 「ああ、会場10ならあっちですよ。」
アイク 「すまんな。」
マルス 「ところで、兄さんの課題は何だったんですか?少し辛そうに見えますが。」
アイク 「ああ…。確か『激突!!グルメレース』と言ったか?『古っぽい王国』に散らばった食べ物を喰いながらゴールを目指し、速さと食べた量を競うものだった。
まあ、3位だったがな。」
マルス 「そ、そうですか…。(FE界の紫カービィを混ぜたら何が起こるだろう…)」
アイク 「ああ。おれももっと精進しないと。」
マルス 「いえ、兄さんは今のままで良いですから(汗)。」
アイク 「そうか?まあ、お前もこれから課題だし、頑張れよ。」
マルス 「ええ。早く帰りたいですし。」

二人は互いにハイタッチで別れた。
162本当にあった(マルスにとって)怖い話:2008/11/21(金) 21:43:00 ID:ZRGdAmLL
その後会場に着いたマルスは、さらに10分待つことに。

マルス 「一体、何時まで待…」

ピンポンパンポン!
アナウンス 「大変お待たせいたしました。今回マルス選手に挑戦して頂く課題は、先ほど行った課題がとても優秀だったのでそれを強化したものです。
そちらのパンフレットをご覧なった後、ステージにお越しください。」
パンペンピンポン!

そのパンフレットの表紙にはこう書いてあった。
『本気(MA★ZI)で最終決戦』。
マルス 「なになに?『剣士で彩る最終決戦。FEチックな勝負をお楽しみください』…つまり相手は剣持ち×3か…。アイク兄さんは別会場だから、緑バーサーカーと緑ネコ目、あとはメタナイト卿かな?」
そう予想を立てつつマルスはステージへ向かった。
マルス 「よっと。…2人しか居ないな。あの影だとメタナイトと…ピット君か。少し予想が外れたかな?」

気楽にステージへ向かったマルスだったが、次の瞬間絶望に落ちることとなった。

メタナイト・ピット君「「…勝負だ!!」」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」
マルス 「ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。コロコロ」
マルス 「Σ(・口・)…はっ。あの、兄さん。何でここに…?」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」
マルス 「いや、兄さんは会場10…」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」
マルス 「ちょ、ちょっと。弟の話はちゃんと…」
巨大アイク 「(ブンッ!)はあああああああああ!!!」
マルス 「Σ(゚口゚;) ビクッ!」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」
マルス 「くっ…。既にスマブラモードになっていて話にならない。ここはあいつらから説得を…。」
マルス 「あの、ピット君(黒カラー)?さっきも戦ったしもう良いと思わない?」
ピット君 「(横アピール)まだまだっ。…(上アピール)勝負だっ!」
マルス 「畜生!まだ僕を虐め足りないって言うのかっ!この堕天使めっ!」
マルス 「じゃああっちだ。あの、メタナイト卿(ピンクカラー)。今日は見たところ愛戦士みたいだけど、手加減して貰えない?」

メタナイト 「(上アピール)ふっ…。」
マルス 「あ、すいません。頼む態度じゃありませんでしたね。メタナイト卿、今日のところは見逃していただけないでしょうか?」
メタナイト 「(上アピール)ふっ…。」
マルス 「(プチッ)いや、『ふっ』じゃねーよ!頼んでんだから、人の話を聞けよっ!」
メタナイト 「(下必殺)甘いなっ…。」
マルス 「ああ、もう分かった!分かったよ!やればいいんでしょ?やれば!くそっ…。」
メタナイト 「来い!」
ピット君 「…勝負だ!」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」

マルス 「(シーダ…マリク……姉さん…。)『皆、見ていてくれ!』(下アピール)」
『3』
マルス (僕は…)(上アピール)
『2』
マルス 「僕は…」
『1』
マルス 「僕は…!」
『GO!』
マルス 「僕は、負ける訳にはいかないんだーーーーーーー!!」

この後マルスは、二人に袋叩きに遭っているところに兄さんからスマッシュをもらい、念願の『星の王子様(スターロード)』になれましたとさ。
チャンチャン。
163Good Luck! 前編:2008/11/21(金) 22:51:32 ID:ZuT30ado
>144
そうだよ、エリンシアにはティバーン様がいたじゃないか。容姿、人柄、人望、能力、胸板・・・何一つ欠ける事なく完璧。これならるきのんも安心ですね。
頑張れ、エリンシア、その手で愛を掴め!!え、しょーぐん?まあ、その・・・生きろ。GJ。

>154
いい話だ。そうですよね、ありのままの姿が一番幸せですよね。
CCできないマルス、デブ剣のエリウッド、ふくよかなヘクトル、影の薄いアルム、みんなありのままが・・・あれ、誰か来た様な・・・GJです。

>161
『あるワカメヘアーの観察日記セット』って、何を書いてるんですかルーテさん!!?
つまりマルスはリーフと立場を入れ替えればいつも星の王子様でいられるんですね、わかりました。GJです。

ここ↓からはネタです。

―紋章町エレブ大広場に舞台が設置され、大勢の観客が集まっていた。
どうやら、なにかイベントが開催される予定らしい。
シャナム 「おい、時間だぞ」
ユアン  「準備はバッチリ」
イリオス 「じゃあ、本番開始だ、54321、スタート」

―セーラとドロシーが舞台の真ん中に現れる。
セーラ  「幸運、それは人知の及ばぬ力」
ドロシー 「幸運、それは神に愛されたものの証」
セーラ  「自由と狂気が支配する紋章町では、ただ強いだけでは生き残れない」
ドロシー 「最後に生死を決めるのは、生まれ持った運」
セーラ  「誰が最も神に愛されているのか」
ドロシー 「決めてみたいのが人情というものではないでしょうか、というわけで」
セーラ・ドロシー「FETV主催、第一回紋章町幸運王選手権、開催しまーす!!」
観客   「わあああああああああああ!!」
セーラ  「さあ、いよいよ始まります、シャナム社長と作者のおもいつきだけのやっつけ企画、ここエレブ大広場から生放送で中継しております」
ドロシー 「あまり大切なステータスと見られない幸運を、この機会に見直してくれたら幸いです」
セーラ  「司会は私、幸運期待値28.8、まさに神に愛された美少女セーラと」
ドロシー 「幸運期待値15.6、顔だけでなくステータスも地味なドロシーが務めさせていただきます」

セーラ  「ドロシー、まずはルールを説明しなさい」
ドロシー 「なんで、命令口調なんですか・・・ええっと、この大会は各作品において、幸運の高いキャラクターを選出し、そのなかで運に関するさまざまな勝負を行っていきます」
セーラ  「勝負ごとに、規定の得点があり、その得点をクリアできなかったら、その時点で脱落よ」
ドロシー 「そして、最後の戦いで最も得点の高い選手が優勝となります」
セーラ  「優勝者には、FETVより『第1回幸運王』の称号と、豪華商品をあげちゃうわ!!」

ドロシー 「つぎに、出場選手についてです」
セーラ  「出場資格は、レベルマックスの幸運期待値がカンストしているキャラから、一番期待値の高いキャラクターを各作品から1名出場させているわよ」
ドロシー 「よって、幸運の期待値が誰もカンストしない『聖戦の系譜』『蒼炎の軌跡』からは残念ですが出場できません。なお、聖戦の方は親世代、子世代必須、代替キャラのみを対象としました」
セーラ  「それに加えてエレブ大陸から封印、烈火共通の幸運男を1名、それと主人公代表としてカンストが期待できる2名、合計10名によって争われるわ」
ドロシー 「それでは出場選手をご紹介します」

セーラ  「エントリーNo.1、奴隷に売られる?敵にさらわれる?でもそんなの関係ねえ!!だって必ずマルスさまが助けてくれるもん。
『暗黒竜&紋章』代表は、幸運期待値37.4、優遇されまくりの勝ち組魔女っ娘、リンダ!!」
リンダ  「お父様、マリクさん、頑張るわ」
ドロシー 「英雄戦争に限ればシーダさんの37.5が最強なんですが、暗黒戦争では35.2ですので、どちらも37.4のリンダさんが出場します」

セーラ  「エントリーNo.2、『敵は幸運0』この常識を打ち破ったのは、外伝のこの人!!その値は脅威の40!!世界変革のため、自ら悪役となった彼はいかなる幸福を手にしたのだろうか!?
『外伝』代表は、外伝の大ボス、リゲル王ルドルフ!!」
ルドルフ 「バレンシアの民のため、全力を尽くそう」
ドロシー 「歴代FEにおいて、人間で幸運がカンストしている敵キャラは、おそらくルドルフさんだけです。
味方キャラについては、期待値のデータが無かったので、確実に判明しているルドルフさんに代表になっていただきました」
164Good Luck! 前編:2008/11/21(金) 22:53:06 ID:ZuT30ado
セーラ  「エントリーNo.3、世の中何が無駄って、この娘の幸運ほど無駄なものは無い!!上限20の世界で、期待値は何と49.8。なぜ、なぜ暁の女神に出演しなかった!!?
『トラキア776』代表はニッコリ笑ってちゃっかり窃盗、反則外道シスター、ティナ!!」
ティナ  「おねえちゃ〜ん、見ててね〜」
ドロシー 「外道シスターとか、セーラさんにだけは言われたくないですね」

セーラ  「エントリーNo.4、優しく美人で信仰心厚く、さらに男性は苦手。その姿は天然か、計算か!?私は計算だって信じてる!!
『封印の剣』代表は、なんか完璧すぎて腹が立つ、幸運シスター、エレン!!」
エレン  「エリミーヌ様、どうかご加護を」
ドロシー 「皆さんいいですか、エリミーヌ教はエレンさんのような方がたくさんいらっしゃる教団です。
私の隣にいるわがままシスターや、どっかのエロ神父は例外中の例外ですからね!!あれが普通と思っちゃ絶対にダメですよ!!」

セーラ  「エントリーNo.5、儚げな見た目に騙されるなかれ。烈火の剣で幸運がカンストするのは彼女とマリナスだけ。男の運を吸い取る魔性の幸運女、おかげで支援相手は全員薄幸だぁぁぁぁ!!
『烈火の剣』代表は魔性のブラコンプリンセス、プリシラ!!」
プリシラ 「兄と妹が愛し合える社会実現のために頑張ります。見ていてくださいね、兄さま」
ドロシー 「早速ブラコン発言が爆発しましたね」

セーラ  「エントリーNo.6、テントなのに、テントなのになんで当たらないの!!?攻撃する奴らの目は節穴か!!?山賊に襲われようが事業失敗しようが何故か貴族が拾ってくれる、まったくリキア様々ね!!
『烈火&封印』代表、商才は無いが運はある、強運商人マリナス!!」
マリナス 「しょ、商才も備えていますぞ!!」
ドロシー 「テントなのに避けるあれは本当に謎です。エレブ大陸で最も強運なので、作品の枠をこえて出場していただきました」

セーラ  「エントリーNo.7、正義と秩序の使者?華麗な活躍?正義の美少女?勘違いが甚だしいにも程がある!!しかし、なぜか、なぜかこの女には神が味方する!!
『聖魔の光石』代表は、ロストンの聖王女ラーチェル!!ああ、腹立たしいわ」
ラーチェル「ちょっと、そこの司会者、その物言いはなんですの!?まったく、浅学が滲み出ていますわね。この戦いで格の差というのものを教えて差し上げましょう。
それはともかく、ロストンの正しき教えを広めるため、頑張りますわ」
セーラ  「きぃぃぃぃぃぃぃ!!」
ドロシー 「ええ、皆さん、これがいわゆる『同属嫌悪』というものですね」
セーラ・ラーチェル「誰が同属よ!!」
ドロシー 「ほら、やっぱり」

セーラ  「エントリーNo.8、FE至上最高の幸福上限値50、白鷺の王族は伊達じゃない。そんなチート上限をカンストさせるのはこの娘だ!!
『暁の女神』代表は、体は軽いが、天が授けた幸運は重い!!白鷺の王女、リアーネ!!お願いだからダイエットの秘訣教えて!!」
リアーネ 「せいっぱい、がんば、ます!」
ドロシー 「鷺の民の体重が軽いのは、ダイエットとかそういうのではありませんからね」

セーラ  「エントリーNo.9、知っていました、実は彼、幸運カンストするんです。災難にあいまくっても必ず生き残る悪運はある意味最強か!!
主人公代表、ムッツリ悪運王子、リーフ」
リーフ  「紋章町中の巨乳お姉さんのためにがんば、はぶわっ!!」
セーラ  「おおっと、アクシデントです。リーフ選手に突如、大地の剣が飛んできて、見事彼の左胸に突き刺さりました!!」
ドロシー 「実況していないで、治療してください!!」
リーフ  「この・・・人で・・・なし・・・」
ドロシー 「それにしても、大地の剣は一体どこから飛んできたのでしょうか・・・?」

観客N  「どうしてそこで、わたしの名前が出てこないのよ、リーフ様の馬鹿」
観客M  「ちょ、今のはやりすぎじゃないの、どう見ても心臓いってるわよ、あれ」
観客T  「大丈夫ですよ、リーフ様の悪運なら」
観客S  「心臓でも心配ないわ、あたし、バルキリーの杖もってきてるから」
165Good Luck! 前編:2008/11/21(金) 22:54:50 ID:ZuT30ado
セーラ  「リラーイブ!!」
ドロシー 「だ、大丈夫ですか?」
リーフ  「し、死ぬかと思った」
ドロシー 「リーフ選手は無事です、っていうかなんで左胸で生きてるんですか!?」
リーフ  「か、かろうじて心臓はよけてくれました。あと7ミリ左にズレいていたら、即死でしたね」
観客   「おおおおおおおおおお!!」
セーラ  「聞きましたか、心臓を7ミリよけるとはなんたる強運!!」
観客   「わあああああああああああああああああ!!」
セーラ  「リーフ選手の強運に観客はわいております。戦う前だというのに自らの運を見せ付けるデモンストレーション、見事な芸人魂ね」
ドロシー 「どうみても本人が望んだことじゃないと思うんですけど・・・」

観客N  「彼ならこうなるってわかってやったの、伊達にリーフ様の幼馴染してないわ」
観客M  「ほ、本当?その割には剣投げた時の目が血走っていた気が・・・」
観客T  「まあ、普段のリーフ様に降りかかる災難からすればこんなの序の口よ」
観客S  「竜の巣に3日放り込んでも、普通に生きてたしね」

セーラ  「エントリーNo.10、神に愛された女?っていうか、体の中に住んでますから!!変態女神でも神は神、おかげで幸運だけならクラスチェンジいらず!!
主人公代表2人目は、光の賢者で期待値40の幸運乙女、ミカヤ!!」
ミカヤ  「む、リーフばっかりずるいわ。お姉ちゃんだって負けられないんだから。はっ!!」
ドロシー 「な!!」
観客   「おおおおおお!!」
セーラ  「なんということでしょう、ミカヤ選手、10本のナイフを真上に投げつけました」
ドロシー 「投げたナイフは当然ミカヤ選手にむかって落下してきます、しかしミカヤ選手は微動だにせず。あ、あぶなーーーーーい!!」
ミカヤ  「フ・・・」

―ミカヤめがけて落下する10本のナイフ、しかしいずれもミカヤの体を傷つけることなく地面に突き刺さった。
ミカヤ  「フ・・・サザを担いだまま4部終章Area2を無双できるわたしの回避力は伊達じゃないわよ」
ドロシー 「な、なんということでしょう、投げたナイフは一本も当たりませんでした。まるでナイフ自身が意思をもち、ミカヤ選手を避けているように・・・」
ミカヤ  「皆さん、見ましたか!!これが銀の髪の乙女の強運よ!!」
観客   「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
セーラ  「リーフ以上の盛り上がりを見せる観客、さすがは最狂一家の長女。ってゆうか、私をさしおいてこんなに歓声受けるんじゃないわよ」
ドロシー 「セーラさん、本音が出てますよ、スマイルスマイル・・・っと、ここでさらなるアクシデントです」
セーラ  「どうしたのよ?」
ドロシー 「えー、ミカヤ選手とリーフ選手のご家族が観戦に来ているのですが、その中の1人、エリウッドさんが呼吸困難と胃痛で倒れました」
セーラ  「あちゃ〜、今のデモンストレーションは病弱のエリウッド様にはキツかったかしら・・・」

エリウッド「ナイフがポ〜ン・・・大地の剣がグサ・・・あ、あは・・・あははははは・・・ガク」
ヘクトル 「おい、しっかりしろ、エリウッド!!」
ロイ   「大丈夫だから、2人とも無事だから」
エイリーク「そうです、あれはあくまで余興なのですから」
アイク  「リーフの方は本気だったように見えたのだが・・・」
リン   「ああ、もう、リーフも姉さんもやりすぎよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

セーラ  「ま、まあ、それはおいといて」
ドロシー 「おいとくんですか!!?」
セーラ  「選手紹介でこの盛り上がり、まるでこれからの波乱の戦いを暗示するかのようね」
ドロシー 「強引に流れを戻さないで下さい、知りませんよ、来年の放送許可取消になっても」
セーラ  「いいのいいの、どうせそうなっても責任は社長1人に擦り付けるから」
シャナム 「おい」
セーラ  「時間も押しているし、早速一回戦を始めるわよ!!」
ドロシー 「その前に、一旦CMです」

中編に続く
>>161
念願のスターロードなれてよかったなマルスw

>>163
キャラ紹介が刃牙の全選手入場みたいなノリで面白いっすw
そしてサザはここでも涙目かw

では長いのを投下します

ユリウス「まま、待ってくれユリア!誤解なんだ!信じてくれ!」
ユリア 「いいえ、許しません。私を差し置いてセリス様と一緒に昼食を共にするなんて…」
ユリウス「偶然セリスと相席になっただけなんだ!それに葉っぱやアレスも一緒だったから二人っきりってわけじゃ…」
ユリア 「言い訳無用!ナーガの鉄槌を受けなさい!」
ユリウス「や、やめtアッーーーー!!」

説明しよう!
彼、ユリウス少年が何故にこのような状況になっているかというと

ユリウス「腹が減ったな…久しぶりに流星軒にでも行くか」
ラクチェ「いらっしゃいませー…ってユリウスじゃない
     あんたがここに来るなんて珍しいわねー」
ユリウス「まぁ、今日はラーメンが食いたい気分なんでな」
ラクチェ「そう、んじゃあそこの空いてるカウンター席に座ってね」
ユリウス「ああ」

     テクテクテク……

ユリウス「さーて、なにを頼むかな…」
セリス 「あれ、ユリウス?」
ユリウス「ん?」

ユリウスが隣を見るとそこにはセリスが座っていた

セリス 「やっぱりユリウスだ!」
ユリウス「ゲッ、セリス!」
セリス 「リーフ!アレス!ユリウスが来てるよ!」
リーフ 「ホントだ、珍しいこともあるもんだねー」
アレス 「全くだなー」
ユリウス「(何かいやな予感がしてきたぞ…)」

…とこのようになんだかんだで四人が話しながら昼食を摂り店から出てきたところをユリアに目撃され
毎度恒例のユリウスの必死の説得→問答無用のナーガ!→アッー!!
のお仕置きのパターンが決まっっていたところであったのだ
(ちなみにセリスは店に忘れ物を取りに行っていたため見ていなかった)

ユリア 「私は用があるからもう帰りますけど今後は気をつけるように(テクテク…)」
アレス 「おーい、ユリウス…って大丈夫かお前」
リーフ 「最早恒例のパターンだねぇ」
ユリウス「うぐぅ…このままじゃ葉っぱの奴と同じキャラになっちまいそうだ…」
リーフ 「なにそれヒドッ!!」
ユリウス「フン、そんなの知るか」
アレス 「(既になっているような…)ん?おい、なにか燃えてるぞ」
リーフ 「ホントだ、何だろう…ってあれは…」
ユリウス「ん?どうしたんd…あああああああああ!!」
ユリウス視線の先には燃え盛るロプトウスの魔導書があった

ユリウス「なんで燃えてるんだぁぁぁーーー!?(ガビーーーン)」
アレス 「とにかく火を消さねーと!」
ユリウス「言われんでも分かっとるわ!水、水はどこだぁぁ!!」

       ワーワーギャーギャー

ユリウス「何とか火は消したものの…どーすんだこれ?」
アレス 「見た限りじゃとても使えるようには見えないな…」
リーフ 「一回試してみたら?」
ユリウス「そうだな…ハアアア!!」

   ロプトウスは発動せず、少しの間沈黙の時が流れた…

アレス 「……何も起きないな」
ユリウス「どーすんだよ!このままじゃユリアにロプトウス(笑)以下の仕打ちを受ける上に
     チキ、ファ、ミルラの相手なんかしたら確実に身が持たねーぞ!!」
リーフ 「でも流石にここまで酷いと修理のしようもないだろうし…」
アレス 「神器の替えなんてあるわけがない…」
ユリウス「ああ…ついに神は俺を見捨てたのか…orz」
セリス 「ふー、見つかってよかった…ってどうしたのユリウス?」
ユリウス「フフフ…人の大ピンチにのんき顔をしているお前が憎い…」
アレス 「実はな…かくかくしかじか」
セリス 「そんな…大変じゃないか!?」
リーフ 「でも手の打ちようがねぇ…」

   重い空気が立ち込める中そんな四人の前に一人の救世主が現れた

サラ  「リーフ、騒がしいようだけど一体どうしたの?」
リーフ 「サラ…そうだ!サラ、確か君はマンフロイ爺さんの孫娘だよね!?」
サラ  「そうだけど…それがどうしたの?」
ユリウス「マンフロイ…そうか!大司教のあいつなら何か知っているかもしれない!」
アレス 「しかしあのイタズラ好きの爺さんがそう易々と協力してくれるとは思わんが…」
セリス 「とりあえず先のことはマンフロイさんに会ってから考えようよ」
サラ  「リーフ、さっきから状況が飲み込めないんだけど…」
リーフ 「実は…かくかくしかじか」
サラ  「そう…お爺ちゃんなら今はのど自慢でも見てる頃だからちょうどいいわね」
ユリウス「そうと決まれば話は早い!さっそくマンフロイのところに行くぞ!!」
三人  「オオーー!!」
サラ  「(何か面白そうな予感がする…ウフフ…)」


後にユリウス少年は語る
あの時はこんな事になるなんて思いもしませんでした…と
彼らを待ち受ける出来事とは一体何か!?
待て、次回!!


つーわけで続きます
長編は初めてなんで不安ですが
完結できるよう頑張りたいと思います
168助けて!名無しさん!:2008/11/22(土) 11:38:59 ID:/eNR2HAL
まあ、とりあえず形にできればいいよ
でもwktkしている自分がいる。
169助けて!名無しさん!:2008/11/22(土) 14:56:16 ID:qtmBQPOF
>>163
このネタのテーマだけみて「烈火代表はプリシラ」は想像ついたwww
逆にこれが不幸ネタなら烈火代表はケントだな?聖魔ならノールさんだな。
ん?客が二人?誰だろ。
エリウッド・・本編ではかなりの幸運王子なのに・・・
いろいろ言ったけど、後一つ。
GJ!
170助けて!名無しさん!:2008/11/22(土) 17:57:12 ID:eNa9G3Aw
>>163
まさかルドルフを出してこようとは
続き楽しみにしてます
171助けて!名無しさん!:2008/11/22(土) 18:00:40 ID:rjZ5G9Ys
>>153
…なぁ、誰かコレに突っ込んでくれ
私には出来ない

>>160
テラワロタwwwwww男前豆腐って何だwwwwwww

>>161-162
巨大アイクとか怖すぎるwwwマルス…イ`;
GJ!

>>163-165
プリシラとラーチェルは予想出来たけど、ルドルフは予想出来なかったww
もし聖戦の親非固定子供も対象内だったら、ファバルが出場出来るんじゃなかろうか…
フィン(幸運成長高い)×ブリギッド(ウルの濃い血)で幸運合計成長率が脅威の115%になるし
中編や後編にwktkクマーしつつGJ!

>>166-167
原作でもこうたやすくロプトウスの書が焼けたら、子供世代の戦争は防げたかもな…
ユリウスの災難を予想し、次に期待しつつGJ!
172紋章町レーシング大会:2008/11/22(土) 18:15:24 ID:rjZ5G9Ys
ドロシー  「さぁ皆さん!待望の第一回紋章町レーシング大会が始まりました!!」

ウ オ オ オ ォ ォ ォ ・ ・ ・ ! ! ! ! !

ドロシー 「参加選手は次の八名です!まずは皆さんご存知の蒼炎の勇者・アイク選手です!
      アイクさん、何か言う事はありませんか?」
アイク  「…俺達選手はこのレースの一部のようなもんで…なんというか
      レーサーってのは大会にとっちゃやっぱり必要なもんだろ?
      そりゃあんたら観客を喜ばせることばかりじゃない。
     『俺 は 運 転 は 初 め て だ か ら』がっかりさせる事だって、いくつもあるだろう
      それもこれも全部ひっくるめて見守ってくれないか?頼む」
男性諸君 「オイッ!運転初めてならレースに参加するなよ!!?」
アイク  「強者が来ると聞いてエントリーした。反省はしてない」
男性諸君 「反省しろYO!てか自重しろ!!?」
アイク  「俺は立ち止まらん。
      死ぬまで前に進み続ける」
男性諸君 「立ち止まって運転免許取ってこーい!!?(´;ω;`)」
女性諸君 「ああ…アイク様ぁ…(惚)」

ドロシー 「次は流星軒の女将・アイラ選手です!」
アイラ  「ふっ、アイク殿よ。こんな形で矛を交えるとはな」
アイク  「お互い手加減は無しだ。」
アイラ  「…そうだな」
     (いやちょっと待てお前免許持ってないだろう…(滝汗)

ドロシー 「三人目はティルテュ選手です!」
ティルテュ「皆さん頑張りますので応援して下さーいっ!!」
男性諸君 「ティルテュ可愛いよティルテュハァハァハァハァ・・・(*´Д`)!!!」
アゼル  「つ『観客にファラフレイム』」
男性諸君 「アッー!」

ドロシー 「四人目はアルム選手です!」
アルム  「このレーシング大会に優勝して影が薄くないことを証明してやる!」
セリカ  「アルム…頑張ってn」
シグルド 「KINSHINは許さんぞーっ!!」
アルヴィス「何か↑の台詞がルパン三世の銭形警部の
     『ルパーン!逮捕だぁ!!』みたく口癖になってる件」

ドロシー 「五人目は葉っぱ選手です!」
リーフ  「せめて本名で呼んでくれよこの人でなしーっ!!」
四人娘  (リーフ(様)…頑張って!)

ドロシー 「六人目はガルザス選手です!」
ガルザス 「ふっ、この俺に勝てる奴はいねーよ、この世界ひろしと言えどもな」
マリータ (世界ひろし…どんな人だろう…?)

ドロシー 「さあ選手紹介も後二人です!
      七人目はセネリオ選手です!」
セネリオ 「…僕が出るとは誰も予想しなかったでしょうね。
      アイク以外のメンツは酷い有様なので僕は高確率で二位って所でしょうか?」
ティルテュ「何よそれ!アンタの風魔法がフリージの雷魔法に有利だからって
      …失礼しちゃうわ!」
アゼル  「セネリオ…後でちょっとツラ貸せや(怒)」
アルヴィス「アゼル…お前…いつからそんなドスの効いた893口調に…Σ(゚Д゚;) 」
173紋章町レーシング大会:2008/11/22(土) 18:17:46 ID:rjZ5G9Ys
ドロシー 「そして最後の選手は…な、何とデスガーゴイルです!」
Dガーゴイル(せめて選手って言われたいモノだな…)
ヘルボーン「カッカッカッカッカッカ!!(魔物代表として頑張れよ!)」

ドロシー 「さて…と。8人全員の紹介をしましたので、このレースのルールを発表したいと思います!
      ユンヌ神お願いします」
ユンヌ  「はぁーい!混沌の女神ユンヌちゃんの解説ですよーっ!!
      ルールはいたって簡単。何故ならルールはマ○カシリーズとまったく同じなのだからね!
      …えっ?マ○オカートを知らないって?
      なら公式サイト逝くなり、実物買うなり、友達の家でプレイするなりして習えや、
      この童貞共がぁぁぁ!!!」

マリカ  「…呼ばれた気がしたのだが」
ジスト  「いや、ユンヌが言ったマリカはマリ○カートを略しただけだから、な?」

ドロシー 「と、とにかく基本的ルールは○リオカートで同じですが、少しだけ追加があります。
      コース上には一箇所だけ通常のアイテムボックスではなく、
      スペシャルボックスが並んでる所があります。
      スペシャルボックスの中身はレーサーによって変わりますが、どれも強力です。
      積極的に取る様にしましょう!」
アイク  「…分かった」
ドロシー (分からない人の為に簡潔に補足して置きますが、
      マリオカートはアイテムで妨害しつつレースをするゲームです。
      このレースも基本はそうですが、コース数は合計4つで周回数は3週にします)
ドロシー 「それでは最初のステージを発表します!
      最初のステージは…聖戦の系譜終章にもあった『グランベル領』コースです!!
      まずはシアルフィ城からスタートし、エッダ城→ドズル城→フレージ城→
      バーハラ城→ヴェルトマー城の順番にルートを通ります。
      ヴェルトマー場内にはワープの陣がありますので、そこに乗って下さい。
      シアルフィ城手前に転送されます。
      これが1セットです!ステージは地形的にS字になりますね…」
アイク  「なぁ、とっとと始めたいのだが」
174紋章町レーシング大会:2008/11/22(土) 18:23:02 ID:rjZ5G9Ys
ドロシー 「あっ、はい、分かりました」
     (知らない人はこのネタを公式サイトと合わせて見ながら見る事をお勧めします)

アイク  「何だかオラわくわくして来たぞ!」
アイラ  「孫悟空自重…頼むから安全運転してくれよ(汗)」

ドロシー 「それでは各々の選手(Dガーゴイル以外は)は自分のマシンに乗って下さい」
アイク  「俺は立ち止まらん。死ぬまで前に進み続ける。つ【ラグネル号】」
アイラ  「つ【シャーティング・スター号】」
ティルテュ「つ【レディース・ボルト号】」
アルム  「つ【農業用のトラクター】」
リーフ  「つ【フェイク・ゲイボルグ号】」
ガルザス 「つ【エターナルフォースムーンライト号】」
セネリオ 「つ【ラジャイオン本人】」
Dガーゴイル「つ【自分の翼】」

ドロシー 「準備は良いですね!
      それでは行きます…」
(ペガサスナイトが信号機を持ってスタートラインに来る)

Pナイト 「3、2、1…0ッ!!」
(0の掛け声でレーサー達が発進し、お互いに体当たりしながらもエッダ城に向かう
 …が何故かアイクだけ後ろに猛スピードに走る)
アイク  「あっ、しまったっ!うっかりBボタンを押しながら発進してしまった!」←Bが違ったらすまん

女性諸君 「ああっ…ドジなアイク様も素敵…(惚)」
兄弟家  「…テラ心配だ…;」



コース1:グランベル領編に続く(続くかは分からんね)
175本当にあった(リーフにとって)怖い話:2008/11/22(土) 20:14:29 ID:qa1z/pU+
晩御飯の後。
色々な偶然が重なり誰もテレビを見ていないため、リーフはテレビを見ようと行動を起こした。

リーフ  「シグルド兄さん。今日の朝刊はどこ?」
シグルド 「ああ、そこにあるぞ。」

テレビ欄を見るため新聞紙を開いたリーフだがその時、チラシではない紙が落ちた。
リーフ  「ん?なんだこれ?」
その用紙にはこう書いてあった。

『あたし、マンフロイの孫娘、サラちゃん!明日、リーフきゅんの家に遊びに行くの!』

リーフ  「え?」

―続く―
176助けて!名無しさん!:2008/11/22(土) 20:44:36 ID:MQ62KO+n
>174 セネリオ自分の叔父をマシンにするな。
177助けて!名無しさん!:2008/11/22(土) 21:02:06 ID:oXDxZiqT
>>172-174
ガーゴイルが自分の羽で飛ぶのを見て、これカービィのエアライドでもいけたんじゃないかと思ったw
ラジャイオンについては、兄弟スレだから仕方がないw
期待wwww
178助けて!名無しさん!:2008/11/22(土) 23:08:53 ID:zLB7mVvs
マリオ「何故、マリ○カートなのに私が出てないんだ?」
179助けて!名無しさん!:2008/11/22(土) 23:25:05 ID:/Z7Qo7+P
>>172-174
チキチキマシン猛レースを思い出した
そういえば、このスレでブラック魔王みたいなキャラってあんまいないね
リーフやユリウスなんかは頻繁に痛い目にあってるけど、自業自得なのは少ないし
マルスのイタズラ→リンにフルボッコぐらいかな
180助けて!名無しさん!:2008/11/22(土) 23:48:34 ID:e/nHXaIo
ぜーたんに対するおかんセフェランがそれに近い
181本当にあった(リーフにとって)怖い話:2008/11/23(日) 06:56:24 ID:/Y4l1WaU
〜あの不思議な紙を見た次の日〜

今日は珍しく早く起きてきたリーフ。
リーフ  「昨日のあの紙はなんだったんだろう…。いつの間にか無くなっていたし、怖いなぁ。あ、おはよう。エリンシア姉さん。」
エリンシア「おはよう、リーフちゃん。丁度良かったわ、そろそろ朝ごはんができるからお皿を用意してくれないかしら。」
リーフ  「うん、わかったよ。」

要領よくテーブルの上に皿を並べていくリーフ。
綺麗に並べ終えたので姉さんを呼ぼうとしたのだが、ふとテーブルの上を見ると、中央にまたあの紙があるのが見えた。

先ほどまではなかった筈なのに…

軽く戦慄したリーフは、警戒しながらもその紙をとった。
『それ』は昨日見た紙と全く同じ材質で、ほんのり薄紫色だった。
この紙にはこう書いてあった。

『あたし、マンフロイの孫娘、サラちゃん!朝、リーフきゅんが私を一杯並べてくれて嬉しいの!』

これを見たリーフは二重の意味で身震いした。

――1時間経過――

朝ごはんを皆で食べ終わった後、朝の件で身の危険を感じたリーフは、何があってもいい様にと武器と杖の確認と手入れをすることにした。
光の剣、ブラギの剣、各素材の剣/槍/斧/弓、手槍/手斧、ボルガノン/トローン/トルネード/ライト/エルライトの書、ライブ/リカバー/レスト/スリープ/リターンの杖と
〜そのほとんどが盗品や兄弟からのお下がりだが〜次々に消耗度の確認・手入れをしていった。
最後にリワープの杖の確認をするために手を伸ばしたリーフだが、杖に何か紙が巻き付いていることに気付いた。

何時の間に…。

毎度の事ながら、あの子の手際の良さ、もとい策略の巧みさに慄きながらその紙を開いた。
そこには、

『あたし、マンフロイの孫娘、サラちゃん!リーフきゅんがずっと部屋に引きこもってばかりで寂しいの!だから一緒に遊んで!
ちなみに拒否した場合はロクな事がないよ!ウフフ☆まず最初は、トイレに行ってほしいの。』
とあった。

どちらにせよ、逃れられないと悟ったリーフはこの後の結末を憂いつつ、指示に従うことにした。
トイレの前に着いたリーフ扉の前には例の紙があり、

『中に入って上を見て☆』
とあった。その通りにすると今度は、

『さっきの紙の裏を見て☆』
とあった。

本当にいつの間に仕込んでいるのだろう…?

そう感じながらも先ほどの紙の裏を見ると、

『これを読んだ茶髪人は屋根の上で「僕の兄さんはピザ野郎――!!」て叫んでね!青髪の人は自分の部屋の押し入れに行ってね☆』
とあった。
リーフ  「なんで僕以外にもあるんだ…?というか、僕に死ねというのか…。( ・_;)( ;_;)( ;_;)(>0<)ワーン」

182本当にあった(リーフにとって)怖い話:2008/11/23(日) 06:56:58 ID:/Y4l1WaU
この後もサラの要求の下、リン姉さんのスイーツ(笑)ものリストを作ったり、シグルド兄さんのポエムを朗読したり、マルス兄さんの暗黒手帳を盗み見たりなど、
見つかったら即死級の難題をいくつもこなし、ボロボロになっていくリーフ。
しかしこの遊びも終わりがやってきたらしく、エイリーク姉さんの部屋からとある品物を探せとあり、ベッドの下から見つけると、

『これで最後!貴方の部屋に行ってほしいの!』
と書いた紙が付いてあった。
ようやくこの地獄の行脚も終わるのか…。とほっとしながら自分の部屋に入るリーフ。そこには、壁一面にでかでかとこう書いてあった…。

『 汝 が 後 ろ に 』

リーフ  「!??」
サラ   「あたし、マンフロイの孫娘、サラちゃん!今リーフきゅんの 後 ろ に 居る の。」
リーフ   「! ! Σ(=д=ノ)ノ ! !」
サラ   「リ〜〜フきゅん?あ・そ・び・ま・しょ?」

ドアが閉まる音がした。部屋が暗くなってきた気がした。
リーフ   「ち●▲w●w▽○■サ▲?▼★ま■☆◆◎!●☆◆▽■△、◇のひ●▽○シ●○▽!!(声にならない叫び)」

もう、何も見えない・・・

―完…?―
183助けて!名無しさん!:2008/11/23(日) 06:57:34 ID:/Y4l1WaU
『本当にあった(マルスにとって)怖い話』を書いたものです。あの話を書いたあと、突然とある人形の事を思い出して書きました。ロプト神が降臨したとしか思えません。反省どころかむしろ満足しています。
あと今回の話繋がりで、エフラムとアルムを考えておりますが、
その他の兄弟やこの話(リーフ)の続きは、まだ(全く)考えておりません。これを読んでロプト神等が降臨した方は、その感性の下、ネタを投下してくれればと思います。
これで…やっ…と…眠……れ………
184助けて!名無しさん!:2008/11/23(日) 23:03:43 ID:Yma5JWBw
アンタ、7時まで起きてたのか!!
まぁ・・ゆっっっっっくり休んで考えて続き4649。
185こんな姉、もうたくさんだ!:2008/11/24(月) 00:43:05 ID:cuViSG5w
『助けてくれッ、デニムッ!!
マルス 「お、タクティクスオウガですか」
アイク 「ボーレが面白いから一度やってみろと言っていてな。
     だが、俺はこういうのは苦手だからエリウッドに手伝ってもらっている」
エリウッド 「と言ってもユニットの性能がどうとかってことだけどね。
       トレーニングでレベル上げて一気に進めてるからこっちも楽だよ」
マルス 「ふーん・・・僕も見学させてもらおうかな」

『くそッ、やっぱりこんなプレイヤーはダメだ!
 おい、貴様ッ! 貴様が代わりにプレイしろッ!』
マルス 「エリウッド兄さん落ち着いて!」
エリウッド 「だいじょうぶだ・・・ おれはしょうきにもどった!」
マルス 「それは正気に戻った人間のセリフじゃない!」
エリウッド 「ハァ・・・ハァ・・・すまない、ちょっと頭を冷やしてくるよ・・・」
アイク 「・・・何が悪かったんだ?」
マルス 「思いっきりカチュアを唐竹割りしてましたがな」
アイク 「これまでの態度が気に入らなくてな、ついカッとなってやってしまった」
マルス 「気持ちはわかるけど、それだとグッドエンドにいけなくなるよ」
アイク 「そうか・・・ならやりなおすしかないな」

『待って! 置いていかないでッ!!
アイク 「というわけでなんとかクリアしたわけだが」
マルス 「ここで選択肢を間違えるとやりなおしだから、言うとおりにしてよ」
アイク 「わかった」
マルス 「それじゃ、まず近くにラグネルを置いて、と」
アイク 「何か関係あるのか?」
エリウッド 「それは後でわかるよ」
マルス 「おかえり、エリウッド兄さん」
エリウッド 「ただいま、マルス。で、選択肢だけど最初は下ね」
アイク 「わかった」

アイク 「次はどっちだ?下か?」
エリウッド 「いや、ここは上だよ」
マルス 「でも、選んだらすぐにラグネルを構えて待機して!」
アイク 「なんでだ?」
エリウッド 「いいからやる!」
アイク 「む・・・」

 ドドドドドド・・・

シグルド 「KINSHINはここかー!」
アイク 「間合いが甘い!」
シグルド 「アッー!私の出番はこれだけかー!」
アイク 「一体なんだったんだ?」
エリウッド 「『姉さん! 僕は姉さんを愛している!』だからね。
       シグルド兄さんのセンサーに引っ掛かったんだと思うよ」
アイク 「迷惑な話だ」
アルム 「まったくです」
186Good Luck! 中編:2008/11/24(月) 02:05:09 ID:clMTUgb7
―CM中
フレリア王子、ヒーニアスは知っている。
たまに必ず当たる、それが弓。
ヒーニアス「はっ」
囲まれたら何もできない、それも弓。
ヒーニアス「たすけて、エイリーク!!」
だばだ〜だ〜だ、だばだ〜だばだ〜
スナイパーこそ弓兵の本道。
上質を知る人の、ネスカフェGOLDBREND。

セーラ  「さあ、それでは一回戦をはじめるわよ」
ドロシー 「個人的には今のCMに賛成したいですね、遊牧騎兵は邪道だと思います」
セーラ  「幸運王決定戦3本勝負、1回戦は・・・」
ドロシー 「『ギャンブル運』です!!」
観客   「わああああああああああああ!!」
セーラ  「運を競うっていったらやっぱりギャンブルよね。ドロシー、ルールを説明しなさい」
ドロシー 「だからなんで命令形なんですか・・・ええ、1回戦は『ギャンブル運』を競ってもらいます。
これから、各選手には1人ずつコイントスを10回勝負していただきます。そして7勝以上した選手は2回戦進出決定、6勝以下なら脱落となります」
セーラ  「ギャンブルの相手をするのは、この人。ある時は軽薄なナンパナバール、またある時は「賭けるのは、俺の命だ」とかほざく中2病。
しかし正体は・・・ママにかまってもらえなくてグレちゃったマザコン王子、その名もヨシュア!!」
ヨシュア 「もうすこしマシな紹介はなかったのかよ・・・」
ドロシー 「では、勝負開始を開始します。まずは、リンダ選手!!」

リンダ  「えっと、よろしくお願いします」
ヨシュア 「ま、お手柔らかにな・・・よっと(コインを投げる)表か裏か、どっちだ?」
リンダ  「え〜っと・・・表」

―ヨシュアが手を開くと、コインは表を示していた。
観客   「おおおおおおお!!」
ヨシュア 「へえ〜、あんたなかなかやるな」
リンダ  「た、たまたまですよ」
ヨシュア 「よ・・・と。次はどっちだい?」
リンダ  「次も表です」
ヨシュア 「・・・正解、次は?」
リンダ  「裏」
ヨシュア 「・・・正解(略)」
リンダ  「裏」
ヨシュア 「・・・せ(略)」
リンダ  「表」
ヨシュア 「(ry)」
リンダ  「裏」

―10戦勝負終了
セーラ  「な、なんと、リンダ選手、10戦10勝のストレート勝ちよ!!」
観客   「わあああああああああ!!」
ヨシュア 「たまげたぜ、あんた、たいしたツキだな。それとも、かわいい顔してギャンブル狂とか?」
リンダ  「い、いえ、賭け事なんて今日が初めてです」
ヨシュア 「ならツキか、たいしたもんだ」
セーラ  「それにしても、初心者に完敗なんてギャンブラーが聞いて呆れるわね」
ヨシュア 「ま、そんなこともあるさ、いちいち気にしてたらギャンブルなんてやってられねえって」
ドロシー 「何はともあれ、リンダ選手、2回戦出場決定です!!」
観客   「わあああああああああ!!」
ドロシー 「いきなり、とてつもない強運を見せ付けられましたね」
セーラ  「相手がヘタレだっただけなような気もするけど・・・」
ドロシー 「セーラさん、ヨシュアさんに恨みでもあるんですか?」
セーラ  「そんなことより次はルドルフ選手よ!!」
ルドルフ 「よろしく頼む」
ヨシュア 「そろそろ本気を出させてもらうぜ」
187Good Luck! 中編:2008/11/24(月) 02:09:56 ID:clMTUgb7
―10分後
ヨシュア 「・・・・・・」
ルドルフ 「賭け事などやったことはないのだが・・・わしの勝ちということでよいのか?」
ドロシー 「な、なんと、リンダ選手に続き、ルドルフ選手も10戦10勝のストレート勝ちです!!」
観客   「おおおおおおおおお!!」
ヨシュア 「ま、勝負はこれからだ」

―3人目、ティナ
ティナ  「やった〜、おねえちゃん、見てる〜!!」
ドロシー 「ティナ選手、10戦10勝のストレート勝ちです!!」
観客   「おおおおおおおおお!!」
ヨシュア 「しょ、勝負はこれからだ」

―4人目、5人目・・・
エレン  「賭け事は禁じられているのですが・・・」
ドロシー 「エレン選手、10戦10勝のストレート勝ちです!!」
ヨシュア 「しょしょ、勝負はこれから・・・」

プリシラ 「兄さま、私に力を・・・」
セーラ  「プリシラ選手、ブラコンぶりを見せ付けつつ、10戦10勝のストレート勝ち!!」
ヨシュア 「しょしょしょ、勝負はこれから」

マリナス 「ギャンブルなど、一流の商人がすべきではありませんな」
ドロシー 「といいつつも、マリナス選手、10戦10勝のストレート勝ちです!!」
ヨシュア 「しょしょしょしょ、勝負は(以下略)」

ラーチェル「あなた、本編で既にわたくしに負けてますでしょう」
セーラ  「ラーチェル選手、10戦10勝のストレート勝ちね・・・ちっ」
ヨシュア 「しょ(略)」

リアーネ 「かち・・・ま・・た」
ドロシー 「只今のリアーネ選手の言葉は『かちました』です。リアーネ選手、10戦10勝のストレート勝ちです!!」
ヨシュア 「(ry)」

リーフ  「100と0がないトラキア776を勝ち抜いた僕にギャンブルとは無謀だね」
セーラ  「1回の行動が常にギャンブル、そんな修羅場を生き残ったリーフ選手、10戦10勝のストレート勝ちね」
ヨシュア 「・・・・・・」

ドロシー 「な、なんということでしょう、これまで9人の選手が勝負を終了しましたが、いずれも10戦10勝のストレート勝ちです!!」
セーラ  「なんか、もうギャンブラーの名折れね」
ヨシュア 「・・・・・・」
ヨシュア (ま、まずいぜ・・・いくらなんでもこの状況はまずいぜ・・・このまま10人にストレート負けじゃギャンブラーの名がすたる。
やりたくねえがやむをえねえ・・・次の勝負は、サマを使わせてもらうぜ)
セーラ  「それじゃ、最後の勝負ね」
ヨシュア 「宣言するぜ、最後の勝負くらいはギャンブラーの意地を見せる!!勝つのは俺だぁぁぁ!!」
観客   「おおおおおおおお!!」
ドロシー 「おお、ヨシュア選手、勝利宣言です」
セーラ  「盛り上がったところで最後の勝負開始!!挑戦するのはこの人よ!!」
ミカヤ  「ごめんなさい、わたし、他人の心が読めるから、こういう勝負は負けようがないの」
ヨシュア ( ゚Д゚)

―5分後
ヨシュア 「シクシクシク・・・」
セーラ  「えーっと、最後の勝負もミカヤ選手の10戦10勝、ストレート勝ちね」
ミカヤ  「わたし・・・1回くらい負けた方がよかったかしら?」
ドロシー 「と、いうわけで、第1回戦は脱落者なし、全員が完璧な形で2回戦に進出決定しました!!」
ヨシュア 「う、うわああああああああん」
セーラ  「あーあ、泣いて帰っちゃった・・・どうせママに慰めてもらうんだろうけど」
ドロシー 「だから、ヨシュアさんに恨みでもあるんですか・・・」
188Good Luck! 中編:2008/11/24(月) 02:11:36 ID:clMTUgb7
セーラ  「気を取り直して、2回戦よ!!幸運王選手権3本勝負、2回戦の種目は・・・」
ドロシー 「『金運』です!!」
観客   「わああああああああ!!」
セーラ  「世の中やっぱり最後に物を言うのはお・か・ね!!幸運王を名乗るなら、お金の運は必要不可欠よね、さ、ルールを説明しなさい」
ドロシー 「ええ、ルールですが、これから選手の方々に1時間が与えられます。その間は会場の外に出ても構いませんので、時間内に2万Gを集めて下さい。集められた選手は3回戦進出となります」
セーラ  「現金、株、物、なんでもいいから、資産価値が2万GあればOKよ。1時間たったらこの場に集合、いいわね、それではスタート!!」

マリナス 「むむむ・・・2万G・・・早速手持ちの商品を計算しなくては・・・」
ラーチェル「ま、楽勝ですわね」
エレン  「困りましたね、そんな大金、教会にお願いできるでしょうか・・・?」
リアーネ 「おかね・・・あるかな・・・」
ドロシー 「各々、事情をかかえているようですね」

―観客席
ミカヤ  「み、みんな、財布出して!!に、2万ゴールド集めなきゃならないの!!」
ヘクトル 「ちょ、月の小遣い500の俺達じゃ無理だって!!」
エリンシア「困りましたね・・・私も800が限界です」
アイク  「ラグネルは・・・売却不可能だから無理か」
エリウッド「こうなるってわかっていたら、家から高性能の武器もってくればよかったね」
セリカ  「シグルド兄さん、何とかしてよ、社会人でしょ!!」
シグルド 「無茶を言うな、2万Gなんて私の給料の<ダキュン>倍だぞ!!」
アルム  「シグルド兄さんの名誉のため、具体的な数字の表示は控えさせていただきました」
マルス  「そうだ、リン姉さん、今すぐイケないお店で働く契約して契約金を・・・ひでぶ!!」
リン   「アンタこそ、裏でこそこそやって稼いだ金はないの?」
マルス  「生憎と全部銀行で・・・そうだ、ロイ、今すぐリリーナと婚約して結納金を・・・あべし!!」
ロイ   「兄さん、いくら僕でも本気で怒るよ」
エイリーク「あの、ところでリーフは・・・?」
ヘクトル 「そういえばいないな、てっきりあいつも俺達を頼ってくるのかと思ってたのにな」
セリス  「リーフならさっき、会場の外を走って行ったよ。『ふ、余裕だね』とか言ってたような・・・」
ヘクトル 「あいつ、金のあてあんのか?」

―1時間後
セーラ  「タイムアーーーップ!!」
ドロシー 「そこまでです、それでは判定に入ります」
リンダ  「お父様から借りてきました」
ドロシー 「現金2万G、文句なしで合格ですね。リンダ選手、3回戦進出決定です!!」

ルドルフ 「本来なら民のために使うべきなのだが・・・」
プリシラ 「これでよろしいですか」
ラーチェル「レディたる者、つねにこれくらいの金額は持ち合わせていませんと」
ドロシー 「いずれも現金で2万G、合格です」
マリナス 「ぎ、ぎりぎり足りているはずですぞ」
ドロシー 「続いてマリナス選手も合格です」

ドロシー 「やはり、王族、貴族、商人といった方々は有利ですね」
セーラ  「となると庶民は・・・」
ミカヤ  「うう、どうせうちは貧乏よ・・・13人合わせて1万Gにもいかないショボさよ・・・うう・・・」
ドロシー 「2万Gに満たないようですね、そうなると残念ですが、ミカヤ選手、だつら」
???? 「待てえい!!」
ミカヤ  「!!?」
サザ   「ミカヤ、金だ!!」
ペレアス 「これ、少ないけど・・・」
漆黒の騎士「この金を使われよ」
ミカヤ  「サザ、ペレアス、騎士様・・・」
セーラ  「おおっと、これは意外な展開!!ミカヤLoveな男達が、自ら金品を持参してきました」
ドロシー 「・・・確認しました、確かに2万G以上あります、ミカヤ選手、3回戦出場決定です!!」
ミカヤ  「やったわ!!」
観客   「おおおおおおおおお!!」
189Good Luck! 中編:2008/11/24(月) 02:21:27 ID:clMTUgb7
ミカヤ  「みんな・・・ありがとう」
サザ   「ミカヤのためなら、これくらい当然だ」
ペレアス 「僕にはこんなことしかできないからね」
漆黒   「乙女よ、そなたは私が守る」
ミカヤ  「ありがとう、あなた達に出会えたことが、一番の幸せよ・・・チュ(3人の頬にキス)」
サザ・ペレアス・漆黒「う、うおおおおおおおおお/////////!!!!」
ドロシー 「おおっと、これは大胆!!ミカヤ選手、3人の頬に口づけをしました。男性陣は喜びで舞い上がっています。っていうか、漆黒さんは兜の上からでも嬉しいんですね」
セーラ  「ほっぺにチュウ位で舞い上がって、金を貢ぐ・・・やっぱり男って馬鹿よねえ。でもいいなあ・・・私も笑顔1つで貢いでくれる男が欲しいわ」
ドロシー 「セーラさん、あなた一応聖職者だということをお忘れなく」

リーフ  「フ・・・男の力を借りなければダメなんて、姉さんの幸運もまだまだだね」
ミカヤ  「むか!どうせリーフだってナンナ達から借りたんでしょ」
リーフ  「まさか、そんなことをしなくても、僕にはこれくらい軽いのさ・・・ご覧あれ!!」
ドロシー 「おお、高価な武器やアイテムの数々が並んでおります」
リーフ  「ほのおの剣、リザイア、ヨツムンガンド、銀装備各種・・・現金はないけど、軽く2万Gは越えているだろう」
ミカヤ  「・・・・・・」
リーフを除く兄弟家一同(どう見ても盗品です、本当にありがとうございました)
リーフ  「ま、僕の金運を持ってすれば、これくらい朝飯前さ」
セーラ  「家族の反応が気になるけど、リーフ選手、3回戦進出決定よ!!」

ドロシー 「続いては、ティナ選手です」
ティナ  「あ、あたし、お金集められなかったの。で、でも、リーフ様のあれがいいならあたしだって・・・えい!!」
セーラ  「ティナ選手、いきなり杖をかかげました・・・って、ちょっと待った!!アンタ、それは・・・」
ハーディン「私の財布がない!?」
ルイーズ 「あら、パント様に貰ったネックレス、落としちゃったかしら?」
アーダン 「お、おれの追撃リングが!!おれの唯一の存在価値が!!」
ティナ  「財布にネックレスに指輪・・・これだけあれば足りるよね」
セーラ  「ちょっと待ちなさい、アンタ、シーフの杖使ったでしょ。それは禁止よ、禁止!!」
ティナ  「え〜どうして〜?リーフ様のだって似た様なもんじゃん」
セーラ  「あれは私たちの見てないところでやってるから、知ったこっちゃないの。でもアンタのはだめ」
ドロシー 「今、この場での、現行犯ですからねぇ・・・残念ですがティナ選手、脱落です」
ティナ  「ぶーぶー、納得いかな〜い」
サフィ  「いいから、盗った物を返してきなさい。み、皆様申し訳ありません、私のほうからきつく言い聞かせますので」
セーラ  「この番組を見ているよい子の皆、盗みは立派な犯罪だからね。ばれないようにこっそりやらなければダメよ」
ドロシー 「ばれなくてもやっちゃダメです」

セーラ  「次は、エレン選手ね」
エレン  「も、もうしわけありません、そのような大金、私にはとても集めきれず・・・」
ドロシー 「そうですか、残念ですがこれもルールですので・・・エレン選手、脱落です」
エレン  「私を応援してくださったエリミーヌ教の方々、力及ばず本当に申し訳ありません」
セーラ  「エレンも馬鹿ねえ・・・エリミーヌ教徒なんてその辺にいくらでもいるんだから、お布施と称して適当に貢いで貰えばいいのに・・・エレンの顔と教団の名前があれば楽勝でしょ」
ドロシー 「ちょっとセーラさん、あなたはなんてことを言うんですか!!え、エリミーヌ教の関係者がそのようなことをしていいわけが・・・」
セーラ  「え、だめなの?私、たまにやってるんだけど」
ドロシー 「ちょ、何当たり前のように言ってるんですか!!あなただけです、そんなのは!!」
セーラ  「ええ?でも私の友達とかも普通にやってたし、そもそも教えてくれたのはヨー」
ドロシー 「ストップ、ストーーーーップ!!ユアン君、カット!!今のセーラさんの発言はカットして!!」
ユアン  「いや、これ生放送だから」
ドロシー 「い、いいですか皆さん。エリミーヌ教はエレンさんのように優しくて清らかな信徒の集まりです。こんな生臭シスターは例外中の例外ですからね!!
絶対に、絶対に、ぜーーーーーーったいに、誤解しないで下さい。絶対ですよ。」
セーラ  「あんたも必死ねえ・・・」
ドロシー 「誰のせいだと思っているんですか!!」
セリカ  「だからミラ教こそ至高だと何度言えば・・・」
リン   「狂信者自重」
190Good Luck! 中編:2008/11/24(月) 02:23:11 ID:clMTUgb7
ドロシー 「な、なんか大分脱線してしまいましたが、最後はリアーネ選手です」
リアーネ 「おかね・・・もて・・・ないで・・・す」
セーラ  「あら、どうやら、1Gも集められなかったみたいね」
ドロシー 「それでは残念ですが、リアーネ選手、だつら」
???? 「ちょっとまったぁぁぁぁ!!」
リアーネ 「!!?」
ネサラ  「リアーネ、こいつを使え!!」
セーラ  「おおっと、ミカヤ選手に続き、リアーネ選手にもお助けが!!キルヴァス王ネサラが大金の入った袋を持参してきました」
リアーネ 「ネサラ!!」
ネサラ  「俺の一年の稼ぎだ、楽勝で足りるだろう」
リアーネ 「Naesala、hontouni arigatou(古代語で ネサラ、本当にありがとう)」
ネサラ  「Be,betsuni omaenotameni yattawakejaneeyo.Wazawaza syutujousitannda,beogunoyatsuranni okurewotottara komarukanara////。
(べ、別にお前のためにやったわけじゃねえよ。わざわざ出場したんだ、ベオグの奴らに遅れをとったら困るからな////)」
リアーネ 「Fufufufufuf・・・(ふふふふふ・・・)」
ドロシー 「ええ、古代語でやりとりしているみたいなので、私達にはききとれません」
セーラ  「ま、ネサラの顔を見れば、リアーネがお礼言ってネサラがツンデレてるのはわかるけどね・・・ま、とりあえず、リアーネ選手3回戦進出けって」
ドロシー 「あ、あれ?あ、あの、ちょっと待ってください」
ネサラ  「あん、なんだ?」
ドロシー 「え、ええっと・・・この袋の中身を合計しても2万Gには足りないのですが・・・」
ネサラ  「はあ?お前、何言ってやがる!!光った金が800枚は入ってるぞ、足りないわけないだろ!!」
ドロシー 「で、でも袋の中身は全て1G硬貨ですので、合計800Gちょっと、2万Gにはとても・・・」
セーラ  「つかぬ事を聞くけど・・・あんた、これなんだか知ってる?(ポケットから1000G札を出す)」
ネサラ  「なんだそりゃ?ただの紙切れじゃねえか」
セーラ  「そ、紙切れ。でもこの紙切れ一枚の方が、あんたが持ってきた袋一杯のお金より価値は上なのよ」
ネサラ  「ちょ、てめえ、何わけのわからんことを言ってやがる!!俺の光って綺麗な金が、そんな紙切れにまけるわけねえだろうが!!
わかったぞ、さては俺達をだます気だな、この野郎、やっぱりべオグは・・・ぐはっ」
ティバーン「(握りこぶしから煙を出しながら)お前という奴は・・・・・・ああ、会場の者達よ、身内のものが騒がせてすまなかった、この鷹王に免じて許してやって欲しい」
リュシオン「ついでにいうと、ネサラのような者はラグズの中でもごく一部だ。我々のほとんどが、べオグの経済事情については一通りの知識を持っている。
『ネサラがラグズの普通』などとは、思わないように」
ティバーン「おい、ネサラ、行くぞ。邪魔をして本当にすまなかったな」
リュシオン「リアーネもくるんだ」
リアーネ 「う、うん」
ネサラ  「ティバーン、リュシオン、離せ!!俺は全然納得いかねえ、こうなったらもう一度戦争だ!!」
ティバーン「いいから、黙ってろ!!国王のお前がしゃべった分だけ、そっくりそのまま鳥翼族の恥になるんだ」
リュシオン「ラフィエルに頼んで、みっちり経済講義をしてもらうしかないな」
ネサラ  「納得いかねええええええええ!!」
セーラ  「・・・」
ドロシー 「・・・」
セーラ  「ああ、とりあえず、2回戦終了ということでいいわね」
ドロシー 「そ、そうですね。ティナ選手、エレン選手、リアーネ選手が脱落、その他の選手は3回戦進出ということで」
セーラ  「7人か・・・予想以上に残っているわね」
ドロシー 「そうですね、それだけ皆さんが強運の持ち主なのでしょう」
セーラ  「次はいよいよ最後の勝負、泣いても笑ってもこの3回戦で第一回幸運王が決まるわよ!!」
ドロシー 「3回戦に行く前に、CMです」

後編に続く

>185
RPG史上最凶の姉、カチュアキターーーーーーー!!修羅場好き、ヤンデレ好き、姉好きとしては、たまらないキャラでしたね。
FEのお姉ちゃんも好きなんですが、エリスしかりミレディしかりテティスしかり、健全姉弟すぎるんですよねぇ・・・。
兄妹はKINSHINがいっぱいいるのに、姉好きとしては、1人くらいカチュアのような不健全な姉を望みます。
といいつつ、AKJなんて組織を勝手に作ったのも自分なんですが・・・。
191助けて!名無しさん!:2008/11/24(月) 14:39:16 ID:GV4HeJaf
>>186
オイCMwwwGJだwww
AKJつくったのアンタだったのか。
たまにコメントに使わせてもらってる。
ヨシュア・・・・あんた悲しいな・・

>>185
マルス「〜唐竹割りしてましたがな」
この口調はなんだwww
192雨の中で:2008/11/25(火) 01:34:30 ID:tPO9U14A
彼女の天馬が体調を悪くし、少し離れた病院に連れて行ったこと。
検査入院ということになり、翌々日迎えに行くことになっていたこと。
彼女の姉達は午後から用事が入っていたため、帰りは徒歩になっていたこと。
傘を持っておらず、雨が降ってきたので走っていたら躓き、その時に足を捻挫したこと。
その経緯を聞いて、ヘクトルはなぜ彼女がここに一人でいるかに納得した。


数分経った。
しかし、雨の勢いは治まらず、依然としてバケツをひっくり返したかのように降っていた。
さて、どうしたものか。と彼は少し悩んだ。
このまま一人で帰ることもできるが、フロリーナを置いて帰ることはできない。
かといって、彼女は今歩くことができない、というか歩かせるわけにはいかない。
思いつく限りで最善の方法は恐らくこれしかない、そう判断したヘクトルは突然立ち上がり、フロリーナに傘を手渡す。
そして、彼女に背を向けて座り込む。
「背負ってやっから、早く乗れ。・・・送ってやる。」
不器用な、でも力強い優しさ。
フロリーナは一瞬動きが止まった。戸惑ったのだろう。
そのあと、顔を微笑ませて、彼に応じた。
「よろしく・・・お願いします。」

ヘクトルがフロリーナを背負い、フロリーナは彼の背中にしがみ付きながら傘を持っていた。
そんな彼達の前方から一人の男が歩いてきた。
その男はヘクトルに気がついたのか、ヘクトル達に近づいてきた。
(ったく、何でこんなタイミングで・・・)
と、ヘクトルは内心毒づいた。今の状況は見られたくないのだろう、恥ずかしくて。
「あれ? 若様じゃないッスか、どしたんですか・・・そのお嬢さん。」
情報収集から鍵開けまでなんでもござれ、がモットーとか言っているが、
本編では力や守備が伸びにくくおじさんに鞍替えされるくせに
無駄にかっこいい場面が用意されている男、マシューだ。
しかし、前述したように情報収集能力は高く、
弱みを握られてしまったらあまり逆らいたくはない相手でもある。
(それでもマルスに比べたら怖くねェけどな・・・。)
そこで、ヘクトルはふと気がついた。
マシューはいろいろな物事に精通している。事情を話せば手伝ってくれるだろう、と。
「マシュー、ちょっとひとつ頼まれてくれ。」
「いいッスけど・・・なんすか?」
ヘクトルがいきなり頼みごとをしたからか、マシューは少し驚いた表情を見せた。
しかし、すぐに真剣な表情になった。頼まれごとは完遂したい主義なのだろう、とヘクトルは思った。

193雨の中で:2008/11/25(火) 01:36:23 ID:tPO9U14A
時は初冬。冷え込みが厳しくなってくる時期。
「ついてねぇな・・・ったく」
主人公一家の一人、ヘクトルが呟くが、そう落ち込むのも無理はない。
彼の姉エリンシアが兄アイクの忘れ物を、珍しく一人だけ家にいた彼に届けに行かせた帰り、
これはまた珍しく雨が降ってきたのである。
一応エリンシアに傘を持っていくよう言われたので防ぐことはできる、が。
「んだよこれ、雨だけだったら台風なんじゃね? マジで・・・。」
そう、雨の勢いが半端ではなかった。
出かけついで、家から工務店の直線上の遠く離れたゲームセンターに行っていたのが敗因だ、と思った。
彼が格闘ゲームに熱中している間にかなりの時間が経っていたようである。
ふと時計を見ると、アイクの仕事がそろそろ終わるころだった。
しかし、雨は店の窓に叩きつけるように降っていたが、風はそれほど強くはなかった。
これ以上ひどくなる前にさっさと帰ろう。彼はそう思い、家路につく。


彼がしばらく歩いていると歩道橋に差し掛かった。
と言っても使うことはなく、風景と同等のそれをいつものように通り過ぎようとしていた。
が、今回は少し違った。
歩道橋の階段の陰にあるベンチに、見知った人物が座り込んでいた。
「あれ・・・フロリーナか。何やってんだ?」
フロリーナと呼ばれた少女は一瞬肩を震わせた後、ヘクトルの方を見やった。
その表情はいつもと違い、少し困惑しているようだった。
「ヘクトル・・さま?」
ヘクトルは力なく声を返す彼女を少し心配し、彼女に近づいた。
傘をたたみ、彼女の隣に座り込むヘクトル。

五分くらい経っただろうか、不意に彼は口を開いた。
「右足、捻挫してんだろ?」
フロリーナは驚いた顔を見せる。どうやら彼の言ったことは当たっているらしい。
それからまた少し経ったあと、彼女は。
「あの・・・、ヒューイが・・・。」
194雨の中で:2008/11/25(火) 01:37:14 ID:tPO9U14A
彼女の天馬が体調を悪くし、少し離れた病院に連れて行ったこと。
検査入院ということになり、翌々日迎えに行くことになっていたこと。
彼女の姉達は午後から用事が入っていたため、帰りは徒歩になっていたこと。
傘を持っておらず、雨が降ってきたので走っていたら躓き、その時に足を捻挫したこと。
その経緯を聞いて、ヘクトルはなぜ彼女がここに一人でいるかに納得した。


数分経った。
しかし、雨の勢いは治まらず、依然としてバケツをひっくり返したかのように降っていた。
さて、どうしたものか。と彼は少し悩んだ。
このまま一人で帰ることもできるが、フロリーナを置いて帰ることはできない。
かといって、彼女は今歩くことができない、というか歩かせるわけにはいかない。
思いつく限りで最善の方法は恐らくこれしかない、そう判断したヘクトルは突然立ち上がり、フロリーナに傘を手渡す。
そして、彼女に背を向けて座り込む。
「背負ってやっから、早く乗れ。・・・送ってやる。」
不器用な、でも力強い優しさ。
フロリーナは一瞬動きが止まった。戸惑ったのだろう。
そのあと、顔を微笑ませて、彼に応じた。
「よろしく・・・お願いします。」

ヘクトルがフロリーナを背負い、フロリーナは彼の背中にしがみ付きながら傘を持っていた。
そんな彼達の前方から一人の男が歩いてきた。
その男はヘクトルに気がついたのか、ヘクトル達に近づいてきた。
(ったく、何でこんなタイミングで・・・)
と、ヘクトルは内心毒づいた。今の状況は見られたくないのだろう、恥ずかしくて。
「あれ? 若様じゃないッスか、どしたんですか・・・そのお嬢さん。」
情報収集から鍵開けまでなんでもござれ、がモットーとか言っているが、
本編では力や守備が伸びにくくおじさんに鞍替えされるくせに
無駄にかっこいい場面が用意されている男、マシューだ。
しかし、前述したように情報収集能力は高く、
弱みを握られてしまったらあまり逆らいたくはない相手でもある。
(それでもマルスに比べたら怖くねェけどな・・・。)
そこで、ヘクトルはふと気がついた。
マシューはいろいろな物事に精通している。事情を話せば手伝ってくれるだろう、と。
「マシュー、ちょっとひとつ頼まれてくれ。」
「いいッスけど・・・なんすか?」
ヘクトルがいきなり頼みごとをしたからか、マシューは少し驚いた表情を見せた。
しかし、すぐに真剣な表情になった。頼まれごとは完遂したい主義なのだろう、とヘクトルは思った。
195雨の中で:2008/11/25(火) 01:37:57 ID:tPO9U14A


「こいつ・・・フロリーナが捻挫しててな。応急手当くらいならできるだろ?」
いつも喧嘩騒ぎばかりするヘクトルが、こんなことを頼むとは思わなかったのだろうか。
少し呆けた反応をした、がすぐにいつもの調子に戻った。
「了解っ! じゃ、ちょっと雨宿りできるところに行きましょうよ。」

近くにあった屋根付きのバス停の下に行き、ヘクトルはフロリーナをベンチに座らせ、自身も隣に座った。
フロリーナは傘をたたんでベンチに立て掛けた、マシューもそれに倣った。
「さてと・・・若様、ハンカチとか持ってないっすか?」
「持ってるぜ。いつもなら持ってねぇけど、今日は姉貴がうるさかったからな。」
「じゃ、それ貸してください。」
マシューはヘクトルからハンカチを受け取り、フロリーナの前に座り込んだ。
靴、脱いでくださいね。とマシューは言い、その間にハンカチを細長くたたんだ。
「それじゃ、フロリーナさん。ちょっと失礼しますよ」
「ひっ・・・。」
と、マシューが手を伸ばしたとたん、身体を強張らせるフロリーナ。
彼は疑問符を頭に浮かべ、ヘクトルのほうに振り向いた。
「・・・男性恐怖症ってリンが言ってたぜ。」
「じゃ何で若様にはべったりなんですか? ・・・まぁ、我慢してくださいよっと。」
答えが分かった問題を聞くまでもない、そう思ったマシューは手当を始める。
先ほどたたんだハンカチを、フロリーナの捻挫した足首を固定するようにあてがった。
保健の教科書に載っているような方法で応急処置を続けるマシュー。
実技テストだと高得点を貰えるだろう。
「・・・これでよし、と。これである程度は歩けると思いますよ?」
応急手当を終えたマシューは得意満面といった笑みを見せた。

「サンキュな、マシュー。」
「構いませんよ、若様。また困ったことがあったら是非言ってください。」
マシューはヘクトルに軽く頭を下げた後、傘を広げ立ち去って行った。
天気は相変わらずの土砂降り。収まることを知らないようである。
ヘクトルは変わらない雨模様にあきれ顔をしてガシガシと後頭部を掻いたあと、フロリーナに手を伸ばす。
「雨がもっと酷くなる前に、さっさと帰ろうぜ。」
目の前に差しのべられた大きな手をしっかりと握り、彼女は立ち上がった。
キツくなったら言えよ、と彼女の足を気遣いながら、彼はベンチに立て掛けていた傘を手に取る。
196雨の中で:2008/11/25(火) 01:39:30 ID:tPO9U14A

が、彼は何かを思い出したか。焦りの表情を浮かべる。
「フロリーナっ! 今何時かわかるか?!」
切羽詰まった彼の様子に圧倒されかけたが、なんとか耐えきったフロリーナは
彼に自分が持っていた時計を見せる。
「やっべぇ! シグルド兄貴が帰るころだ! 急いで帰らねぇと間に合わねぇ!」
時間を確認したヘクトルは更に焦る。
尋常ではない焦りようにフロリーナは何事か、と頭の中が疑問符でいっぱいだった。
「ど、どうしたんですか、ヘクトル様?!」
「どうしたもこうしたもねぇよ! 今日はシグルド兄貴が焼き肉を喰いにに行くだとかで先週からアイク兄貴が殺気立ってんだ!
 ちょっとでも刻限に間に合わねぇと殺される!」
それを聞いた彼女は納得する。

グレイル工務店のアイクと言えば、泣く子も黙る(?)と言うほど肉が好きだということは周知のことだ。
焼き肉を食べに行く予定が少しでも遅れたら恐らくアシュナードやグレイルを圧倒するほどの戦闘力を発揮するだろう。
そんなアイクを相手にするというのはレベル1のウォルトがモルフウハイに挑戦するのと同じ、
いや、それ以上に無謀なことなのは一から十を数えることよりも簡単でわかりやすい。
「じゃ、じゃぁヘクトル様・・・早く帰ったほうが・・・。」
フロリーナは彼の身を案じ、早く帰るように促した。
本当は一緒に帰りたかったが、そんなことをしている場合じゃない。
そう感じた彼女なりの気遣いだった。
だが、ヘクトルはそれを聞いて困った顔をした。
ひどい土砂降りの中、傘を持っていない女性を一人置いていくことは薄情だと思ったからだ。
けど急いで帰らなければ自分の命が危うい。ルナ持ちドルイドを大勢相手にするよりも危険だ。
フロリーナを雨から守り且つ自分が生き残る方法。キーアイテムは傘。
一つの選択肢を見出したヘクトルは傘をフロリーナに手渡す。
「これ、貸しといてやるよ。心配すんな、俺は頑丈に出来てっからよ。じゃ、またな!」
フロリーナが口をはさむ間もないほど立て続けに話したあと、ヘクトルは走り去って行った。


彼女はポカンとした表情をしていた。
しかし、ヘクトルの背中が見えなくなったころ、
手渡された傘を見みるその表情はいつもより柔らかい笑みが浮かんでいた。




横着して投稿ミスとかもう最悪だっていうかくぁwせdrftgyふじこlp
・・・なんかスマソorz
197助けて!名無しさん!:2008/11/25(火) 07:48:29 ID:bjveHJGT
>>196
久々に可愛いフロリーナ&ヘクトルを読んでほんわかした。
GJ!

あとこういう意見は正直意図して無いだろうからフォローにならないかもだけど、
投稿ミスの状態(192からのスタート)からでも綺麗な導入だなー、と思ったよ。
このカップリングは好きなのでこういう綺麗な文章で綴ってくれると素直に嬉しくなる。
改めてGJでした。
198助けて!名無しさん!:2008/11/25(火) 12:53:09 ID:U07n3pRe
アイク「ただいま。今日は友人を連れてきた」
マルス「あ、なんか嫌な予感」
ヘクトル「アイク兄さんの友達? なかなか凄そうだな」
アイク「そうだ。かなり強いぞ。さあ入ってくれ、歓迎する」
                 ___,,r=ー--、,,,,,__        ,、
    __ノ\   // .,、-='ミV/////彡彡彡ヽ、    / `ヽ、_
    )  エ `ヽ、.   / ミミ y// 彡彡彡 三\ ヾ<゙  エ  7
    〈   フ  /  /ミミ\///// /彡彡 ミ\ l ii   フ  _l
    ゙i,  ッ /  /彡.彡=、_川/ 彡=ー'''))-、三 三ミ) |   ッ /
     ゙i, /゙.  ,ノ彡/ )):.:.:`'''ー''゙)):.:.:.:.:.:((:.:\_彡三 ) !r''' ̄⌒
      !'゙   (彡 |:.:ノヘ、゙l:.:.:l:.:((:/ ,へ、,,_)):.:゙i,三三ミヽ )i
        / | l 彡ノi/゙\|i :.|:.:.)//゙゙゙`''ヘ、(('i=y'゙iミミ゙ヽ、
     /\  l  .l彡rt, ,,==、゙i, l:.:.:(/゙゙,,m==、_ _ノh,/ .ノミミト、_,r'''゙,r=-、
   / エ \ i  )゙i、| .( (())i,:.i:.:.:/:::::(.(())ノ`:.:.:.:.:.:lノヽ,ミミミ==''゙
   )  フ  > ノ((/.゙i, :.:.:.;;,,ン i i(:::::.:.Zニ,__:.:.:.:.ノ.゙i:.:.:.:iミミミヽ==、 \
  <   ッ  / ./人川ヽ、( :.:.:/=ミー、::.:.:.:.:.:ノ,イ ,ノ:.:.:.:.゙i;;;\ミナ-、_ .゙i,
   \ _,rー'''!゙ Vハメ.|:.:.:i:>、:.:`-=r''゙゙:.:.:.:.:.:.ハ y''゙::.:.:.:.:.:.:.`i;;;;;i、ヽ
    `'   (  ゙! r'''゙i:.:.\(ノ<ニ=ニ>、__,r.:./:/:.:.:.:.:.:.:. ノ::i;;;;;;;゙l`''=、, ヽ
    _ニ   /;;ir=':.:.:.:.:.゙i,'゙ヽ-=r''゙゙゙:.:.:ノ/:.:.:.:.:.:. / :::ノ;;;;;;;/;;;;;;;;;;;゙'
      _,、-/;;;;;;;l:.:.:.l :::.:.:..゙i, :.:.:.:.:.)):.:./ /:.:.:.:.:.: :./;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;
   _、r''゙゙;;;;;;;(;;;;;;;;;;;;i:.:.:.:い:.:.:. `=ー--ー'゙:. /:.:.:.: .:./;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;


全員  ( ゚Д゚)……
全員  (゚Д゚)
エリンシア「キャー! KINNIKU! KINNIKU!」
しっこく「さあ身の程を弁えようか」
199助けて!名無しさん!:2008/11/25(火) 17:02:33 ID:wPAFrgLK
こっち見るなwww
って誰だこれ!?
200それいけ!アンパントマン!:2008/11/25(火) 18:28:39 ID:3huaQcT6
※設定の一部を『http://febrother.hp.infoseek.co.jp/1204766129.html 過去スレ9スレ目 >>463』と
前スレの意見の中から借りました。ありがとう。

そーうーだー おそれないーでー まーほうーのためにー
だが…この、魔道の気配は……人を狂わせる!
グシャ バキ ドォォォン! ハッハッハ…
<しばらくおまちください>
まどうとー ちしきだけーがー とーもだちさー

ミカヤ「…何この歌。」
リーフ「あ、姉さん。」
マルス「これは今日から始まったアニメ、“それいけ!アンパントマン!”のオープニングソングさ。」
ミカヤ「へえ…新しいアニメが始まったのね。よかったわ。これで…。」
マルス「おっと、“魔女っ娘ミカリン”はいまだ人気衰えずで再放送決定だけどね。」
ミカヤ「……ちょっとFETVにセイニーぶちこんでくる。」
リーフ「姉さん、早まっちゃダメだって!(売り上げ横流ししてもらってんのに!)」
マルス「お、始まるよ。」

第一話 きょうふのおせんまいじけん〜せきにんしゃでてこい!〜

ミカヤ「何“おせんまい”って。」
リーフ「“おせんまい”?…どっかで聞いたような。」
マルス「見てればわかるんじゃない?」

―ここは、アンパントマンハウス。
 パン職人ジャムカおじ…お兄さんのパン工房でもあるこの家には、たくさんの正義の味方たちが暮らしていました。
ジャムカ「うーん。気持ちのいい朝だ。」
ラナ「ジャムカお兄様、おはようございます。」
ジャムカ「ああ、ラナこくん、おはよう。」
ラナ「さあ、今日も早速パン作りですわね!」
ジャムカ「ああ、そうだな。ってあれ?小麦粉がないなあ。」
ラナ「もう!お兄様ったらドジなんですから〜。」
ジャムカ「う〜ん、困ったなあ。」
???「やあ、おはよう。二人とも。」
ラナ「あら?その声は……。」
ジャムカ「アンパントマン!」
―アンパンの被り物をしたお兄さん、アンパントマンが二階から颯爽と降りてきます。

ミカヤ「ちょっと、何このキャラ!顔はイケメンなのに、頭の変な被り物のせいでちっとも私好みじゃないわ!」
リーフ「ああ、やっぱりそれ期待してたんだ姉さん。」
マルス「残念ながら、このアニメに出てくる正義の味方は全部こんな調子です。本当に(ry
    他にもカレーパンとか、食パンとか、いろいろバリエーションが……。」
ミカヤ「あら?そういえば、マルス。あなたなんでこんなにこのアニメに詳しいの?今日から始まったんでしょ?」
マルス「え?あ、いや…ちょっと興味があったから調べただけで…。(主に金儲けのため)」
ミカヤ「ふーん…あなたもシグルドと同じ部類の人間だったのね……。」
マルス「え!?ち、違うって!なんでそっちに考えるのさ!」
201それいけ!アンパントマン!:2008/11/25(火) 18:30:23 ID:3huaQcT6
パント「どうしたのかな?二人して頭を抱えて。」
ラナ「それが…小麦粉をきらしてしまって、パンが作れないの。」
パント「なんだ、そんなことか。それなら私が買ってこよう。
    ついでにパトロールもしてくるよ。」
ジャムカ「ありがとうアンパントマン。じゃあ、頼んだよ。」
パント「はい。ジャムカお兄さん。」
エコバッグを持ち、魔法の力で空を飛んで、アンパントマンは町へでかけました。
ジャムカ「ん?ああ、しまった。卵もなかったんだっけ?
     弱ったなあ……アンパントマンはもう行っちゃったし。」
ラナ「あら、それならもう一人に頼めばいいことですわ。」
―ラナこさんは息を吸い込み、目を見開いて叫びます。
ラナ「カレイヴァンマァァァァン!起きろやぁぁぁぁぁ!」
レイヴァン「うぉわあああ!?」
―カレーパンの被り物をした青年、カレイヴァンマンが慌てて二階から降りてきます。
レイヴァン「な……何だ、朝から!」
ラナ「あら、おはよう。お目覚めはいかが?」
レイヴァン「……最高に悪いが。」
ラナ「そう。ならよかった。はい、これ。」
レイヴァン「……なんだ、これは。」
ラナ「見りゃわかるでしょ!お使いよ、お使い!さっさと行って卵買ってくる!」
レイヴァン「断る。大体、お前が行けば………。」
ラナ「早・く・行・け。」
―ラナこさんは腕まくりをして、奥義・ユングヴィ神拳を………
レイヴァン「わ、わかった!」
―カレイヴァンマンは焦りながら、徒歩で町へ出かけました。

リーフ「カレイヴァンマンパシリ過ぎワロタwww」
マルス「にしても、さすがラナオウ。アニメの中ですら世紀末覇者か………。」

パント「お嬢さん、小麦粉を3袋ほどいただけないかな?」
店員「ええ。もちろんです。……ああ…アンパントマン様……。」
パント「ありがとう。」
―買い物を終えたアンパントマンが町を歩いていると、
 道の真ん中で泣いている女の子と出会いました。
女の子「うぇぇぇん!」
パント「どうしたのかな?」
女の子「おなか…すいたの。」
パント「よしよし。それなら……。」
ポンッ!
パント「ほら、おいしいアンパンだよ。」
女の子「えっ……!」
―アンパントマンは、魔法でアンパンを出して女の子にあげました。
女の子「ぱくっ……うわあ、おいしい!」
パント「それならよかった。じゃあ、私はこれで。」
女の子「うん、ありがとう!アンパントマン!」
―アンパントマンは笑顔になった女の子と別れます。
202それいけ!アンパントマン!:2008/11/25(火) 18:32:19 ID:3huaQcT6
―アンパントマンが買い物を終えて少し経ってから、おなじお店にカレイヴァンマンがやってきました。
レイヴァン(くそっ…何で俺が朝からこんなことを……。)
店員「いらっしゃいま………!?」
レイヴァン「おい、卵を2パックくれ。」
店員「いやーっ!強盗!変な被り物をした強盗がーーっ!」
レイヴァン「は?」
店員「店長!たすけてーーーっ!」
レイヴァン「ちょっと待て。俺は……。」
漆黒の騎士「ほう…貴殿がこの“しっこくストア”に強盗に入った命知らずか。」
レイヴァン「げっ……あんたは!ち、違う。話を聞け!」
漆黒の騎士「問答無用!」
レイヴァン「ちょ、アッー!」
―カレイヴァンマンは心は優しいのですが、地顔が怖い為、よく誤解されてしまう悲しいヒーローなのです。

ミカヤ「…私としては、あんな被り物をしてたらどっちも変人扱いするけど。」
マルス「ごもっとも。」

パント「さて、そろそろ帰ろうか。」
「きゃーっ!助けてーーっ!」
パント「ん!?誰かの悲鳴が……!」
―アンパントマンは空を飛んで悲鳴が聞こえたほうへ向かいます。
バルテロメ「くすくすくす。さあ、もっと叫びなさい……。」
パント「お前は…バルテロマン!」
バルテロメ「おや、アンパントマン……あなたでしたか。」
―バルテロUFOに乗ったバルテロマンが、不適に笑います。
パント「またバルオーラを悪用して、悪さをしていたんだな!」
バルテロメ「悪さ、とは人聞きの悪い……。
私は、そこの小娘のお弁当を、ステキにおいしくしてあげただけですよ。くすくすくす。」
女の子「うわぁぁん!私のお弁当が!」
パント「何!?」
―酷い有様です!女の子のご飯は、紫色に変色していたのです!
パント「これは…!」
バルテロメ「私のバルオーラのバイキンをトッピングしてあげたのですよ。さて、こうしてはいられません。
もっともっと、このバイキンをばら撒いてあげましょう。」
―バルテロマンはバルテロUFOに乗って、町の中央へ逃げてしまいました。
パント「いけない…早くバルテロマンを止めないと、町中のご飯が汚染米になってしまう!」
―アンパントマンも急いで後を追います。

ミカヤ「“おせんまい”って…汚染米のことだったのね。」
リーフ「設定はアレなのに、社会を鋭く風刺したアニメだなあ。」
マルス「リーフ、君はもう少し新聞を読んだほうがいいよ。もう微妙に古いし……。」
ミカヤ「そ、そうよ!何て画期的なアニメかしら!きっと人気出るわよ!ね!」
リーフ(よっぽど魔女っ娘ミカリンを終わらせたいんだな………。)
マルス(姉さんには悪いけど、あのアニメの収入はいまやシグルド兄さんの給料を軽く凌いでいるからね。
何が何でも続けてもらわないと……。)
203それいけ!アンパントマン!:2008/11/25(火) 18:33:59 ID:3huaQcT6
バルテロメ「さあ、ばるるんるんたち!やってしまいなさい!」
ばるるんるん「ばるーーっ!」
ニノ「わーん!給食のご飯がおかしくなっちゃったよーー!」
ばるるんるん「ばるーーっ!」
ネサラ「ぎゃーっ!3日ぶりにありついたメシがーー!」
ばるるんるん「ばるーーっ!」
アルム「ああっ!せっかく育てたお米が変色したーー!」
ばるるんるん「ばるーーっ!」
「ニュース速報です。しっこくストアで販売されていたお米から、基準値を大幅に超えるバイキンが……。」
漆黒の騎士「売り上げがーーー!」
バルテロメ「くすくすくす……。いい気味ですね。」

リーフ「あれ?アルム兄さんがこっそり出てるよ?」
マルス「よかったなあアルム。こういうとこで出番稼いでおかないとね。ただでさえ影が薄……。」
ヒュッ
ミカヤ「きゃっ!どこからともなく飛んできたファルシオンがリーフの頭に!」
リーフ「ちょ…言ったのはマルス兄さんなのに……このひとでなしー!」
マルス「アルム……シグルド兄さんみたいなことするなあ。」

パント「バルテロマンめ…なんてことを!」
レイヴァン「おい、アンパントマン!」
パント「おお、カレイヴァンマンか!いいところに来てくれた。…ん?その頭の上の大きなタンコブは……?」
レイヴァン「これは…なんでもない。それより、またバルテロマンがなにか悪事を働いたようだな。」
パント「ああ。バルテロマンは、町中にバイキンをばら撒いているんだ。
    カレイヴァンマン、私に協力してくれるね?」
レイヴァン「…仕方がない。さっさと終わらせるぞ。」

パント「バルテロマン!もう悪事はやめるんだ!」
バルテロメ「やめろと言われてやめたら、警察はいりませんよ。」
パント「そうか…。なら、力ずくで止める!行くぞ!」
―アンパントマンは、魔法の力でバルテロUFOと同じ高さまで飛び上がります。
バルテロメ「くすくすくす…くらいなさい!バルオーラ!」
パント「なんの!」
―バルテロマンのバルオーラ攻撃をひらりとかわすアンパントマン。
パント「それっ!アーンパーント!」
バルテロメ「ぐっ…!」
ガッシャーン!
―アンパントマンの必殺技、アンパント(チ)がバルテロUFOに直撃し、UFOが墜落しました!

ミカヤ「えっ!魔法で攻撃するんじゃないの!?」
リーフ「ただのパンチかよ!」
マルス「なんという視聴者の裏をかく手法。これは斬新だね。」
リーフ「そういう問題?」
204それいけ!アンパントマン!:2008/11/25(火) 18:36:00 ID:3huaQcT6
バルテロメ「アンパントマン…!よくも私のUFOを!」
レイヴァン「…待っていたぞ。」
バルテロメ「!」
レイヴァン「カレイキック!」
バルテロメ「ぎゃああ!」
―下で待ち構えていたカレイヴァンマンの必殺技、カレイキックが華麗にバルテロマンに炸裂します!
バルテロメ「ぐうう……。」
パント「さあ、もうこれにこりて悪さはやめるんだ。」
バルテロメ「くすくすくす…。」
レイヴァン「?…なにを笑う?」
バルテロメ「これで…私に勝ったと思ってるのですか!?」
ブシューッ!
パント「ぐわああ!」
レイヴァン「アンパントマン!」
―バルテロマンは隠し持っていた予備のバルオーラをアンパントマンに放ちます!
パント「ああ…被り物が汚れて……魔力がなくなった……。」
レイヴァン「……貴様!」
バルテロメ「おっと、あなたにはこれです。」
ポチッ
プリシラボイス「にいさま……だいすきです!だから、もうこんなことはやめてください!」
レイヴァン「ぐはあ!」
―カレイヴァンマンは吐血しながら倒れてしまいました。
バルテロメ「ふふふ。たわいもない。」
???「あら…あれは……?きゃっ!アンパントマンたちがやられてるわ!大変!」
―バルテロマンにやられたアンパントマンたち!
 はたして、このピンチをどう切り抜けるのでしょうか…!?

リーフ「あ、CMになった。」
ミカヤ「ていうかあの二人弱すぎでしょ!せめて魔法と剣で攻撃しなさいよ!」
マルス「だめだよ姉さん。これはあくまで子供向けのアニメなんだから。暴力的なシーンは原則禁止さ。」
ミカヤ「…さっき吐血シーンあったけど?」
リーフ「二人とも!CM終わるよ!」
ミカヤ「はっ!」
マルス(なんだかんだではまってるよね、姉さんもリーフも……。)
205それいけ!アンパントマン!:2008/11/25(火) 18:37:43 ID:3huaQcT6
バルテロメ「さあ、とどめをさしてあげましょう。」
「アンパントマン!カレイヴァンマン!」
バルテロメ「ん?この声は……!」
ジャムカ「あっ、ほんとだ!二人ともやられてるぞ!」
ラナ「大変!助けなきゃ!」
―アンパントマン号に乗った、ジャムカおじ…お兄さんと、ラナこさんが助けに来ました!
バルテロメ「ど、どうしてここが……!?」
???「それは、私が教えたからよ!」
バルテロメ「!お前は…!」
アンナ「神出鬼没の正義の味方、メロンアンナ、登場よ〜!」
―正義の味方の女の子、メロンアンナちゃんが助けを呼んだのです!
バルテロメ「くっ…。」
パント「メロンアンナ!助かったよ!」
アンナ「うふふ。どういたしまして!」
バルテロメ「…しかし、あなたたちになにができます?もう戦う力は……。」
ジャムカ「やはり、アンパントマンは魔力を失っているようだ。…ラナこくん!」
ラナ「わかっていますわ!」
―ラナこさんは紫の髪をした男の子を担いでアンパントマンに投げつけます。
ラナ「アンパントマン!新しい魔力よーー!」
エルク「ぎゃああ!やめてえええ!」
バルテロメ「そうはさせませんよ!」
―バルテロメはバルオーラでエルクの動きを止めようとします!
アンナ「なんの!えーいっ!……“きろくしますか?”」
ピタッ
バルテロメ「なっ!?」
―アンナの必殺技、セーブアンドリセットを受けたバルオーラの攻撃が、ピタリと動きを止めました。
 その間に、ラナこさんが投げたエルクがアンパントマンの元に届きます。
エルク「………。(気絶)」
パント「エルク、魔力を借りるよ!」
―アンパントマンがエルクに手を当て、魔力を吸収します!
パント「魔力百倍!アンパントマン!」
バルテロメ「しまった!」
パント「バルテロマン!行くぞ!魔力百倍アンパーント!」
ドカグシャア!
バルテロメ「ぎゃーーーーっ!」
ボカーーーン!
バルテロメ「もう少しで上手くいくところだったのに!ゼールギーウスー!」
キラリーン
―魔力百倍アンパントが直撃したバルテロマンは、UFOと一緒に星になってどこかへ飛んでいきました。
アンナ「やったあ!」
パント「ふう。なかなかてこずってしまったよ。みんなの助けがなければ勝てなかった。ありがとう。」
ジャムカ・ラナ・アンナ「どういたしまして、アンパントマン!」
―みんなが勝利に酔いしれる中
レイヴァン(…あれ?俺無視されてる?)
エルク(僕も、毎回これやるんですか……?)
―忘れられた二人は、さびしく地面に横たわっていたのでした。
206それいけ!アンパントマン!:2008/11/25(火) 18:40:49 ID:3huaQcT6
ニノ「わあ、ご飯が真っ白に!」
ネサラ「げっ、このメシ、元から腐ってたのかああ!」
アルム「あ、稲が元気に!」
漆黒の騎士「あのニュースは誤報だったらしい。一時はどうなるかと思ったが。」
―バルテロマンがやられたことで、汚染されていたお米ももとに戻りました。
ネサラ除く三人「ありがとう、アンパントマン!」
―アンパントマンは、みんなの笑顔を見事に取り戻すことが出来たのです!

まほうのすずがーりんりーんりーん ふしぎなエルークるんるーんるーん
アンパント シャナパン カレイヴァン ジャムカ ラナ ノーズだんだーんだーん

マルス「終わったね。」
リーフ「なんかいろいろつっこみどころはあったけど、なかなか面白かったじゃん。」
ミカヤ「あら、シャナパン…?まさか、もう一人いるの?」
マルス「ああ、そうだった。今回はまだ登場しなかったみたいだけど。」
ミカヤ「どーせ、またおんなじような……。」
リーフ「お、次回予告だ。」

アンナ「大変!私たちの新しい仲間、シャナパンマンが出てきて早々裁判にかけられることになっちゃったの!
    なんでも、ロリコン疑惑がかけられていて、PTAから苦情が来たみたいなんだけど……。一体どうなっちゃうの!?
    ということで次回のそれいけ!アンパントマン!は
    “シャナパンマンをすくえ!〜それでもわたしはやっていない〜”よ!
    来週もまた見てね〜。」

ミカヤ「え?なに、今の食パンの被り物した人は!」
マルス「あれがシャナパンマンさ。」
リーフ「ね?やっぱり期待するだけ無駄……。」
ミカヤ「超イケメンじゃない!」
リーフ「へ?」
ミカヤ「よし!リーフ、来週の回は絶対ビデオに入れといてね!姉さん、操作方法わかんないから!」
リーフ「いや、あのキャラだって被り物してたんだけど……。」
ミカヤ「なに言ってるのよ!あの二人とは全然かっこよさが違うじゃない!」
リーフ(うわあ…クラリーネさんとプリシラさんにボコボコにされそうな発言……。)
ミカヤ「うふふ。一個楽しみが増えたわ!それに、これで、魔女っ娘ミカリンもおしまいよ!うっふふふふ!」
マルス「だからあれは終わら(せ)ないって………。」

その後、それいけ!アンパントマン!を毎週見るようになったミカヤ。
しかしミカヤの期待と裏腹に、魔女っ娘ミカリンは再放送と同時に再び爆発的ブームになったらしい……。
207助けて!名無しさん!:2008/11/25(火) 20:42:09 ID:vwIUVdKN
>>193-196
いい話だった、GJ!
つか、怒ったアイク怖ぇwww

>>200-206
アンパントマンおもしれーwww
オープニングの途中何があったww
しかし、レイヴァンとエルクはなぜ出ることを了承したんだwww
208助けて!名無しさん!:2008/11/25(火) 20:54:23 ID:jZg7eISY
>>200-206
アンパンマン見たかったんだよ! 超GJ! 是非シャナパンマンの話も書いてくれ!
209208:2008/11/25(火) 20:58:02 ID:jZg7eISY
あ、すまん、肝心の「ト」が抜けた! アンパントマンGJ!
210助けて!名無しさん!:2008/11/26(水) 03:24:17 ID:taoxRmTD
>>206
GJ!
最初から最後まで笑いが止まらなかったw
てっきり新しい被り物を投げるかと思ったらエルクかよww哀れすぎるw
211助けて!名無しさん!:2008/11/26(水) 03:28:38 ID:5kXvmA1v
>>206
GJ
アンパント(チ)のシーンで爆笑したw

ところでシャナパンマンてやっぱシャナンなんだろうな
よく偽者の会社で作ってる番組に出る気になったなw
2129スレ目463:2008/11/26(水) 16:06:23 ID:7PIA1gJY
>>200-206
アンパントマンネタが出たと聞いて飛んできました
想像以上に流れが神で最初から最後まで笑わせて貰いましたwww
エルクとカレイヴァンマンはねーよとも感じましたよwエルクで回復するアンパントマンwwwww
貴方にはぜひシャナパンマンの話も書いて貰いたいwwww
GJ!
213大乱闘FEブラザーズ 10章:2008/11/26(水) 16:44:24 ID:h4b/dWFv
ドロシー 「さあシグルド選手VSリオン選手の試合…勝つのは一体どちらなのでしょうか!!?」
シグルド (ディアドラ…見ていてくれ!)
     「はぁっ!(つAでティルフィング振り下ろし)」
リオン(魔)「ふっ(後ろに下がって余裕で回避)」
シグルド 「かわされたか…だが馬に乗ってる私が有利だっ!」
リオン(魔)(甘いな…戦いとは個人の能力ではない。
      つまり馬に乗ってるから有利だとは限らぬ
      この試合で馬に乗ってた事を後悔させてやろう!!)
ディアドラ「…シグルド様…」
アルヴィス「…………」

アイク  「飛ぶのは気持ち良いな…あんたらもそう思わないか?」
ニケ   「(ネサラの背中に乗っている)…なぁ、これは突っ込むべきなんだろうか…?」
ティバーン「ああ、気持ち良いさアイク。だがな……一つだけ言わせてくれ!
      何でお前だけ 風 船 で飛べるんだ!!?」

(ちょっと巻き戻しして、広場での会話にて)
ティバーン「そうか、来てくれるのはありがたい。お前が居れば心強いぞ!」
ニケ   「しかしクッパ城へは皆飛んでいくつもりだ。
      私は化身しなければ体が小さめなゆえ、どちらか二人の背に乗って行けるが、
      お前はそうはいかないだろう?」
ネサラ  「…で、どうするんだ?アイク?」
アイク  「ふっ、俺が何の準備も無しにココに来たと思ったのか?
      今の俺の相棒はこいつだ。つ【風船】」

三人    ( ゚д゚)

三人    ( ゚д゚ )

アイク  「だから一々こっち見んな。ほら、べオクって風船持てば皆飛べるもんだしな」

      。 。
     / / ポーン!
三人 ( Д )


(そして現在へとなり、大会会場)
シグルド 「ふんっ!ええいっ!そりゃあっ!!(ラッシュを掛けるが全て避けられる」
リオン(魔)「悪いが、そんな温い攻撃は当たらんな」
シグルド (…信じられん!原作ならナグルファルの重さのお陰で
      回避率が大→低↑下↓!するから、どんな攻撃も当てられるはずなのだが…?)
リオン(魔)「ふふふっ…」

ミカヤ  「あら、リーフ随分遅かったじゃない」
リーフ  「ふうぅ…」
エリンシア「凄かったですわよリーフちゃん!まさかアイクに勝つなんてっ!!」
214大乱闘FEブラザーズ 10章:2008/11/26(水) 16:45:59 ID:h4b/dWFv
ヘクトル 「ふんっ、俺ならあれ程苦戦はしなかったぜ!」
マルス  (何嘘ついてんだよ、このメタボがぁ!)
リーフ  「シグルド兄さんはどう?」
ミカヤ  「…苦戦してるわね…」
エイリーク「どういう事でしょう?」
エフラム 「……まさか!」
エイリーク「えっ、ちょっと、兄上一体何処に行かれるんですか?」
エフラム 「ちょっと気になる事があるんだ…」

エイリーク「ココは会場の図書館…一体何をs」
エフラム 「ちょっと紋章町BBSをな…
      よし、入れたぞ」

1: 【衝撃の】漆黒の騎士の正体は近所の山田さん【事実!!?】(763)
2: 【ナルト】流石だよなうちは兄弟 その十二【NARUTO】 (99)
3: 千年生きても未だに童貞なのかわしはぁぁぁぁ!!! (5)
4: 秘密の店について語るスレ (847) 
5: OIO会のスレ 勧誘18人目 (333) 
6: 愛しの彼はフラグメイカー 8人目の嫁(112)
7: FE聖戦のラナは羊×覇王カワイイ (542)
8: 愛しの彼は下手な女より女らしいです (664)
(…以下略)

エフラム 「有った!4番目のスレだな……これは…!!」

692 名無しに代わってOIO会がお送りします 投稿日: 3001/3/1(木) 21:15:28 ID:FW/Hachi

先月の成果(全てシルバーカード込みで計算)

・天使の衣      4000G ×4   = 16000ゴールド
・エナジーリング   4000G ×3   = 12000ゴールド
・秘伝の書      4000G ×1   =  4000ゴールド
・疾風の羽      4000G ×15  = 60000ゴールド 
・女神の像      4000G ×3   = 12000ゴールド
・竜の盾       4000G ×3   = 12000ゴールド
・魔除け       4000G ×4   = 16000ゴールド
・ボディリング    4000G ×16  = 64000ゴールド 
・各種CC用道具   5000G ×13  = 65000ゴールド
・リブロー      1250G ×8   = 10000ゴールド
・オプーナを買う権利    5G ×0   =     0ゴールド
・ビラク印のきび団子  801G ×323 =258723ゴールド
先月の合計利益額             =529723ゴールド

エフラム 「やはり、そうか……リオンがまさかな…」

シグルド 「ハァ…ハァ…」
リオン(魔)「さてと…そろそろ攻撃を始めるか
      …はっ!つ【横Bでマグダイルのハルベルト】」
シグルド 「ぐがあああああああっ!!」
ディアドラ「シグルド様ッ!!?」
シグルド 「ぐぅ…騎兵特効の斧で殴られた…一気に36%ダメージとか」
リオン(魔)「(B溜め)ミィル発射!」
ロイ   (凄く…技がミュ○ツーのシャドーボールです…)
シグルド 「おっと」
215大乱闘FEブラザーズ 10章:2008/11/26(水) 16:49:00 ID:h4b/dWFv
リオン(魔)(よし、スキが作れた。今の隙に…)
     「アシストボール入手!いでよ、我を崇拝する良き僕(しもべ)よ!!」
(掛け声と共にアシストボールからアーヴが登場する)
アーヴ  「ふぇふぇふぇ…」
シグルド 「くっ、まずい!……あっ、これは聖水d」
アーヴ  「アルジローレッ!!!」
シグルド 「ぐあああああぁぁっ!!…な、何とか聖水を使って威力を下げれた…」
ディアドラ「ああ、シグルド様……良かった…」
リオン(魔)「くっ、惜しかったな」


(その頃アイク達一行は…)
ネサラ  「も〜も太郎さん、桃太郎さん♪
      お腰に付けた(ビラク印の)きび団子〜♪
      ひっとつゴリラにあげました〜♪」
アイク  「誰がゴリラだ」
ティバーン「…なぁ、少し休むぞ。あの町に下りよう」
ニケ   「分かった」

キノピオ 「こんにちは皆さん、シーサイドタウンにようこそ!」
アイク  「なぁ、聞きたい事が有るんだが…」
キノピオ 「何でしょう?」
アイク  「クッパ城への近道を探してるんだが、誰か知らないか?」
キノピオ 「アナタ方クッパ城へ行かれるんですか?」
アイク  「そうだ。俺達の仲間がクッパに誘拐されたからな。
      だから少しでも早く助けてやりたいのだ」
キノピオ 「なるほど……実はクッパ城自体はとても近いですが、
      これは伝えておいた方が良いですね」
ティバーン「何だ?」
キノピオ 「今現在…クッパ城の扉は封鎖されています」
四人   「な、何だってーっ!!!(AA略)」
キノピオ 「開けるとすれば特殊な鍵が必要なのですが、
クッパは鍵を二つに分けて隠してしまいました」
ニケ   「むう…」
キノピオ 「噂によれば一つは深海の沈没船の中。
      もう一つはバーレル火山の中かと…」
ネサラ  「…その二つの場所の位置は?」
キノピオ 「沈没船はここから南西の海に、バーレル火山は北西です」
アイク  「分かった。感謝する」
ニケ   「少しこの町で休んだらまずは沈没船に出発だ!」
他三人  「オーッ!!!」
216大乱闘FEブラザーズ 10章:2008/11/26(水) 16:50:44 ID:h4b/dWFv
シグルド 「はあっ!」
リオン(魔)「ふっ」
シグルド 「ジャンプ斬り!」
リオン(魔)「!…っ」
シグルド 「よし、何とか動きを捉えてきた…この調子で勝つ!」
ドロシー 「さあシグルド選手の反撃が始まりました…!?」
シグルド 「あっ、これは…アシストボールッ!」
リオン(魔)「取らせるかぁ!ミィル!!」
シグルド 「くっ(Lで防御)
      よし取れた…こいっ!」
???  「……シグルド殿、加勢に来た」
シグルド 「おっ、今回はアイラか!」
アイラ  「ふっ、私を登録していて正解だったと感じさせてやる。リオンよ…悪いな」
リオン(魔)(ま、まずい…いくら我でも勇者の剣からの流星剣h)
アイラ  「ハッ!、トウッ!、ハッ!、フッ!、クォ!、ハッ!、トウッ!、エイッ!、トゥッ!!」
リオン(魔)「ぐが…ああ…!!?」
アイラ  「トドメだ!ハアアッ!!!(つ必殺の一撃)」
リオン(魔)「ぐおおおおおおおおっ…(バシュゥーーーンッ!!!)」
ドロシー 「アシストボールから現れた流星軒の女将・アイラさんがリオン選手を華麗に撃破っ!!
      この勢いでシグルド選手は勝つ事が出来るのでしょうか?今後の展開が見逃せません!!」

ディアドラ「シグルド様頑張れーっ!!」
アルヴィス(シグルド…お前が負ける事は断じて認めない。
何故なら私がお前を正々堂々と倒してディアドラをGETするからな!) 

リオン(魔)「侮っていたようだな
……なら…アレを使うか」
シグルド 「…何?」
ドロシー 「あーっ!ステージの上にスマッシュボールが出現しました!」
シグルド 「くっ、急いで取らなくては!」
リオン(魔)「ふふっ…」
シグルド 「よし、今だっ!」

カッ パリンッ!

シグルド 「取れたっ!リオン、これで終わりだ!アイ・ラヴ・ディアd」
リオン(魔)「(↓B)ひっぺがしッ!!」
シグルド 「!!!」
(シグルドが纏っていたオーラが剥がされ、スマッシュボールに戻る)
リオン(魔)「今のはひっぺがし…紫色の光が対象の能力アップ、切り札用意を解除する技だ。
      これ自体はモンスタウンの場違い魔物に教えて貰ったがな」
シグルド 「…くっ…」
リオン(魔)「では…(カッ パリンッ!)…我の切り札を見せてやる」
シグルド 「させるかっ!(横B、手槍)」
217大乱闘FEブラザーズ 10章:2008/11/26(水) 17:00:09 ID:h4b/dWFv
リオン(魔)「魔炎ッ!!」
(リオンが纏っていた炎が禍々しい黒色になり、竜を象ってシグルドに突っ込む)
シグルド 「ぬおっ……くっ!」
リオン(魔)「逃げられると思っているのか?」
シグルド (まずい、もうこれ以上後ろには下がれない!)
     「なら…ジャンプする↑!!」
(ジャンプして竜を回避し、竜がそのまま進んでいく………と思われたその時!)
リオン(魔)「ふん…(→、↑、←、)!」
シグルド 「…!!!…ぐおあああああああああっ!!!!」
アルヴ・ディア「シグルド(様)ッ!!?」
兄弟家  「シグルド兄さん(お兄様)ッ!!!」
ドロシー 「何という事でしょう!?まっすぐ突き進んでいたはずの黒炎の竜が方向転換し、
      シグルド選手を強襲しました!!?」
シグルド 「ぐあああっ!!…がっ……ぐぅ……」
リオン(魔)「ふふふっ…こうなれば後は煮るなり焼くなり…いや、もう焼いたか。
      くっくっく…」

?????「貴様だけは許さん!!」

リオン(魔)「…ぬぅ?」
ディアドラ「アルヴィス様ッ!」
ミカヤ  「アルヴィスさん、いつの間に!」
アルヴィス(意識を失ったシグルドを見ながら)…ワープッ!」
リオン(魔)「ふっ…治療室にでも送ったのか。無駄な事を…」
アルヴィス「あの様子ではもう戦えんからな。次は私が相手だ。
      シグルドを焼いた分、10倍返しにして貴様を焼き尽くす!!」
ドロシー 「アルヴィスさん。もう第五試合は終わり、次は第六試合のロイド選手VSラナ選手なのですよ!
      勝手な行動は…」
アスタルテ「そうか…分かった」
ドロシー 「アスタルテ神ッ!」
アスタルテ「今のあやつを止めるのは酷だろう?
      あいつに…仇を取らせてやろうではないか、うん?」
ドロシー 「……分かりました。貴方がそう考えるのでしたら、もう言いません。
      …会場の皆様、今ご覧になられてるかと思いますが、
      アルヴィス選手は対戦相手であるリオン選手と今試合を行ないたいそうです。
      なので次の試合はリオン選手VSアルヴィス選手となりましたー!」

ミカヤ  「ああ…シグルドが…」
ヘクトル 「今直ぐ治療室へ向かうぞ!」
漆黒の騎士(やはり…こうなったか)
セリス  「待ってッ!」
ヘクトル 「何言ってるんだ!セリスッ!!
      シグルド兄上があんなされたんだ。心配にならないのか!?」
セリス  「…確かに心配だよ。
      でも僕はこの試合を見届ける。
      それがシグルド兄さんの意思…の様な気がするんだから」
リーフ  「…………」
ヘクトル 「分かった。少し待ってこの試合を見よう。
      だがこの試合が終わったらすぐに向かおうぜ!」
セリス  「うん、ありがとう兄さん!」

リアーネ 「あ、あの……いつ…出し…くれるの?」
クッパ  「悪いが、あのイズカちゃ……イズカ殿が来るまでは出せんな。
      それまで大人しくしてるのじゃ!」
リアーネ 「う、うん………ビビンバ」
クッパ  「だから我輩はビビンバじゃないと何度言えば(ry)」
218大乱闘FEブラザーズ 10章:2008/11/26(水) 17:02:37 ID:h4b/dWFv
アルヴィス「(横A)杖ポコッ!」
リオン(魔)「甘い!ミィル!!」
アルヴィス「おっと。そんなミュウツーのシャドーボール紛いは私には当たらんぞ!
      (↑B)焼竜拳ッ!!」
リオン(魔)「グアッ!」
     (…ガ、ガ○ンド○フのアッパーカットをアレンジした攻撃か…)
アルヴィス「(B溜め)ファイアーッ!」
リオン(魔)「甘いわッ!ミィルッ!!」
(二つの玉がぶつかり合って火花を散しながら朽ちる)
アルヴィス「むっ、相打ちだと…!?この程度ではシグルドとディアドラに……まだまだぁ!」

ドロシー (ステージから離れてるのにこの熱…会場の温度が上がってる…
      …感じる……アルヴィスさんは怒ってる…!?)

リオン(魔)「得意魔法が炎なら性格も熱血漢って所か。
      …ふっ。これでも受けて頭を冷やすが良い!
      つ【横B、ヘルボーンのスリープの剣】
アルヴィス「うぐっ!…しま…った……zzz…」
ディアドラ「アルヴィス様ッ!!!」
リオン(魔)「スクリーンの前の貴様らなら知ってるだろうが、聖戦の系譜にはあるバグが存在してな、
      スリープの剣のスリープ効果は本来30−相手の魔防の確率で発動するのだが、
      何故か対象者の魔防が30を上回っている場合のみ、スリープ効果の発動率が100%となる。
      原作ではアルヴィス(神器補正)、ユリウス(神器補正)とイシュタル(バリアリング)辺りが対象者だな。
      だからアルヴィスは今こうして情けない姿を晒し出してるのだぁぁぁ!!」
ディアドラ「アルヴィス様ッ、起きて下さい!」
リオン(魔)「無駄だ。最低でも5ターンはこの有様…ふんっ!(杖ポコでアルヴィスが吹き飛ぶ)」
アルヴィス「……………(バシュゥーーーンッ!!!)」

ミカヤ  「アルヴィスが一機をもう無くしてしまった…リオン…強い!」
へクトル 「エイリークやエフラムはまだ帰ってこないな…チィッ」
セリス  「大丈夫、アルヴィスさんはそんなに弱くないよ。原作で戦った僕が一番良く分かってる!」
ミカヤ  「…あれ?リーフは?」
サザ   「さっきまで居たんだが、リオンがスリープの剣云々を話し終わったら、
      もの凄い嬉しそうな顔して出て行ったぞ」

アルヴィス(負けられない…二人の為にも…私自身の為にも…!!!)
リオン(魔)「ふふっ、残念な事に、お前が吹き飛んでる間にスマッシュボールが来たぞ。
      食らえッ!魔炎ッ!!!」
アルヴィス「くっ!シグルドと同じ目に合わされてたまるものか!」
(俊敏な身のこなしで間一髪竜を避けていく)
アルヴィス「おっと。はっ!…シグルドには当てれても、速さ30のセイジであるこの私には当てられんぞ!」
リオン(魔)「…そうかい。ならばもう一度眠るが良いわ!」
アルヴィス「!!!」
(ザシュ・・・)
アルヴィス「…前門の虎、後門の狼という訳か…済まぬ、シグルド…ディア…ド…ラ……zzz…」
(ボンッ!!)
アルヴィス「ぐああああああああっ………」
ディアドラ「アルヴィス様―――ッ!!!!」

ドロシー 「…この試合のしょ、勝者は…リオン選手です!」
219大乱闘FEブラザーズ 10章:2008/11/26(水) 17:07:09 ID:h4b/dWFv
リオン(魔)(ふふっ…我が最強最高の肉体を持って復活するのももう少しだな…
      …くっくっくっくっくっくっくっく)

へクトル 「皆、治療室へ向かうぞ!」
他全員  「ああっ!」

(治療室)
ディアドラ「シグルド様…アルヴィス様…どうして…こんな事に…」
ミカヤ  「ディアドラさん!二人の容態は!」
ディアドラ「…先程看護士のシスターの方に聞いたのですが、
      二人共に意識が戻らないそうです。丸で昏睡状態みたいだと…」
兄弟家  「…………」
ディアドラ「リオンさん…どうしてあそこまで…」
漆黒の騎士「あの男はリオンではない。魔王だ」
ミカヤ  「えっ…?」
セリス  「本当!?」
漆黒の騎士「あの男は現時点では魔王にコントロールされている。
      横Bスマッシュを使った時に見えた斧や剣も、
      恐らく魔物の武器を口寄せしたモノに違いない。
      それにリオンは…」
???? 「ドーピングを使っているんだろう?」
エリンシア「…エフラムちゃん!?ああ、エイリークちゃんまで!二人とも今まで何処に…」
エフラム 「今まで図書館にいた。どうやら魔王はリオンの速さと体格をカバーする為、
      大量の疾風の羽とボディリングを買っていた様だ」
エイリーク「まさか魔王が…又リオンをのっとっていたなんて…」
漆黒の騎士「あの二人を元に戻すなら、リオン殿…いや、魔王を倒さなくてはな」
ミカヤ  「…二人の看病はディアドラさんに任せましょ。
      シグルドは心配だけど、私達よりディアドラさんに看病して貰った方が良いんでしょうし」
アルム  「…そうだね」
エリンシア「行きましょう」
兄弟家  「う、うん…」
マルス  (でもリオンだけじゃない…アシュナードも止めなくては…)

(ディアドラのミニ回想)
ディアドラ「シグルド様、アルヴィス様…私をアシストキャラにしてくれませんか?お願いしますッ!」
シグルド 「( ゚д゚ )…い、いや…君を危険に遭わせたくないから駄目だ!」
アルヴィス(かっこつけるなよ…と言いたい所だが…)
     「すまないが、私も無理だ。君は観客席で応援してくれたまえ」
220大乱闘FEブラザーズ 10章:2008/11/26(水) 17:08:37 ID:h4b/dWFv
ディアドラ(あの時…私が無理にでもアシストキャラになれていれば…こんな事にはならなかったのに…
      ………はっ!!…そう…その手がありましたわ。
      あの子になら…)

ドロシー 「さてっと…ようやく第六試合が執り行われます。
      対戦者は黒い牙の四牙の一人で【白狼】と恐れられし男、ロイド選手ですッ!!」
以上の女性観客「キャーッ!!!ロイド様こっち向いてーっ!!!」

ロイド   ( ゚д゚)

ロイド   ( ゚∀゚ )b

女性観客 「ロイド様蝶サイコーーーッ!!!!」
エリウッド(↑に触発された)…ふふふっ…蝶サイコーッ!!!」
ヘクトル 「ちょ、もwwちwwつwwけwwwエwwリwwウッwwwwドwwww!!」

ドロシー 「もう一人の対戦者はセーラさんをも超越する色物シスター。
      杖ポコ無いのに無駄に力をカンストして大損する覇者!ラナ選手ですっ!!」
セーラ・ラナ「オイッ」

ドロシー 「今回のステージはマハレスト山脈です。
      マリオカード64でいうチョコレートマウンテンの落石位大量に降ってきますので、
      頭上に気をつけましょう」
3!、
ロイド  (スキル:フェミニスト発動中)
     「相手は女の子か。軽くお相手してあげよう」
2!、
ラナオウ 「…わしが相手となった事、後悔させてやるわ!!」
1!、

ドロシー 「ス タ ー ト で す !!!!」


11章に続く
221大乱闘FEブラザーズ 10章 おまけ:2008/11/26(水) 17:10:20 ID:h4b/dWFv
【オマケ1】

シグルド (………)
?????(…ルド……シグ……ド!……シグルドッ!!)
シグルド (…ん?この声は…アルヴィス!?)
アルヴィス(今魔道で意識を失ったお前に電波を送ってる。
      テレパシーって所か)
シグルド (…私はリオン殿から最後の切り札を食らって…で、意識を無くして…)
アルヴィス(私もそうだ。お前が倒れた後あいつと試合したんだが、返り討ちにあってしまった)
シグルド (…そうか)
アルヴィス(私達はどうやら意識の壁というモノに閉じ込められている。
      あの魔炎という攻撃の影響だろう。誰かがあいつを倒さない限り、私達はずっと昏睡状態かも知れんぞ)
シグルド (な、何だってーッ!!(AA略))
アルヴィス(まったく、この作品の作者もめんどくさい事をした物だ。
      ギャグ書いてたつもりが、ココ最近はシリアスが入ってるとボヤいている。
私がこうなったのもその所為なんだよちきしょーっ!!!)
シグルド (アルヴィス…私もだが、イ`)


【オマケ2】

イシュタル(ふうっ…闇と雷の魔道書に、毛布に食料品と…これだけ買っておけばしばらくは大丈夫そうね)
リーフ  「イシュタルお姉さん!覚悟ぉぉぉッ!!」
イシュタル「!!!…キャアッ!リ、リーフ君一体何を……」
リーフ  「( ゚∀゚)o彡°お持ち帰り!お持ち帰りッ!!」
イシュタル(リーフ君の目が普通じゃない……まさかバーサク状態に?)
リーフ  (このスリープの剣で眠らせた後、某エロパロスレにリーフ×イシュタルを投下してやるぅぅぅ!!!)
イシュタル「おっと。…トールハンマーッ!!」
リーフ  「ぎゃああああああっ!!…ぐふっ」
イシュタル(ふうぅ…バーサクにはレスト以外にショック療法も有効だとユリウス様は仰られていました。
      これでひとまず大丈夫ですかね)
(そう呟きながらイシュタルは葉っぱに毛布を掛ける)
イシュタル「…今日はとても寒いですので、風邪をひかない様気をつけて下さいね」
リーフ  「…………」
222助けて!名無しさん!:2008/11/26(水) 17:26:25 ID:1P7QDgqI
>>213-220
ロイドか次は・・・
→B 疾風斬り(○ォックスイリュージョンみたいな技)
B 光の剣(タメで威力アップ)
なんてどうですか?ロイドの必殺技。
ああ・・エリウッドが壊れていくwwwGJすぎwww
223助けて!名無しさん!:2008/11/26(水) 20:17:26 ID:tvN3x3CN
>>213-221
アルヴィスが敵討ち的に出て来るとは思わなかったな。いい話だ、GJ!
アイラもいいが、今回の場合は確かにディアドラがアシストの方が、馬鹿高い魔防で守ってくれそうだ。
224助けて!名無しさん!:2008/11/27(木) 12:42:56 ID:IYYI4PfN
マルス「リーフ」
リーフ「一体何? マルス兄さん」
マルス「いや……アイク兄さんって、フラグデストロイヤーだよね」
リーフ「壊せ壊せフラグなど壊せって感じだよね」
マルス「うん。そのくせ自給自足でフラグメイキングまでしてくれる高性能クラッシャーだよ」
リーフ「あのフラグ立ての技術は目を見張るものがあるよ」
マルス「今まであまり触れられてこなかったけど、マーシャさんとルキノさんもアイク兄さんの嫁候補でもおかしくないんだよね」
リーフ「マーシャさんはわかる気がする。命を救われたことによる安心感を好意と勘違いして、みたいな」
マルス「うん。原作でも唯一アイク兄さんから説得して寝返らせた人だからね」
リーフ「ルキノさんは分からないんだけど。接点あったっけ?」
マルス「本当に馬鹿だな君は。暁で一番興奮するムービーがあるじゃないか」
リーフ「なるほど。あの救出はフラグに見えなくもないね」
マルス「だろう?」
リーフ「だがそのりくつはおかしい」
マルス「なんでさ」
リーフ「ルキノさんはレスビアンだ」
225Good Luck! 後編:2008/11/27(木) 15:07:11 ID:YlRdUgJQ
>213
ドーピングリオンは最強だからなあ・・・でも、強さの秘密が魔王じゃないってところが魔王(笑)らしいですね
あと、OIOスレ伸びすぎwwwwオプーナ買ってやれwwwwGJです。
>224 ちがうよ、るきのんはエリンシアさまの伴侶に相応しい男性がいないから、いっそ私がっておもっているだけだよ・・・あれ?

―CM中
(BGM 「夜がくる」)
イサドラ 「司祭様の背中見るの、好きなんです」
レナート 「・・・え?・・・はは、やめろよ、そんな」
イサドラ 「しばらく・・・見てていいですか」
レナート 「やめろよ・・・」
イサドラ 「・・・」
レナート 「・・・」
恋は、遠い日の花火ではない。
OLD is NEW
レナート 「いぇい!!」
SUNTRY OLD WHISKY

セーラ  「これはまた懐かしいものを持ってきたわね・・・」
ドロシー 「はじめて放映されたのは1994年ですからね・・・ぶっちゃけ知らない読者の方が多いんじゃ・・・」
イリオス (知らない人は、『サントリー』『オールド』『長塚』で検索してくれ)
セーラ  「それはさておき、いよいよ最後の勝負よ、泣いても笑ってもこれで第一回幸運王が決定するわ」
ドロシー 「最後の勝負に残ったのは7名、果たして誰が第一回幸運王の座に輝くのでしょうか!?」
セーラ  「それじゃあ、いくわよ!!幸運王決定戦3本勝負、3回戦は・・・」
ドロシー 「『恋愛運』です!!」
観客   「わああああああああああああ!!」
セーラ  「人生、やっぱり幸せを決めるのは、いい男といい女!!どれだけ金を掴んでも、どれだけ地位を掴んでも、愛無くして真の幸せは訪れないのよ!!
ドロシー、ルールを説明しなさい」
ドロシー 「まず、各選手に、意中の異性を語っていただきます。
そして、その方がこの会場にいらっしゃればステージに立ってもらい、いらっしゃらなければ当社のスタッフが居所をつきとめ、中継いたします。
それらをもとに、5名の審査員が『この選手はどれだけ、恋愛で幸せを味わっているか』を採点します。
審査員の持ち点は20点ですので、5名の採点を合計した数字がその選手の得点となります。
そして100点満点中60点以上をとり、かつ、もっとも点数の高い方が優勝、第一回幸運王の座に輝きます。
誰も60点以上取れなかった場合は、残念ですが今回は該当者なし、ということになりますね」
セーラ  「ま、さすがに30点の人間を幸運王とよぶわけにはいかないしね」
ドロシー 「審査員ですが、『幸運は神に愛された証』ということで、ミラ神、ナーガ神、聖女エリミーヌ、ユンヌ神、アスタルテ神と、5名の神様にお願いしました。
設備の関係上、会場に直接降臨することは叶いませんでしたので、審査員の方々には別な場所にいらっしゃいます。
審査や講評については、グラド大学神学部特製の天界通信FAXを通して送られます」
セーラ  「いいの、神様がこんな番組に出て?」
ドロシー 「こんな番組って、自分が司会しているじゃないですか・・・でも、正直私もセーラさんと同意見です」
セーラ  「ま、そんなことはおいといて、いよいよ最終決戦をはじめるわよ!!」
観客   「わあああああああああ!!」

―最終決戦一番手、リンダ
セーラ  「最終決戦一番手はこの人、リンダ選手!!」
ドロシー 「それではリンダ選手、まずはあなたの意中の男性について語ってください」
リンダ  「え、ええっと・・・わ、私の好きな人は・・・私と同じ魔道士の人なんですけど・・・
私なんかよりもずっとすごい使い手で、よく魔法を教えてもらっていたんです。
み、見た目もすごくカッコイイし、とても優しくて、落ち込んでいるときも力になってくれて、それで私・・・///」
観客   「おおおおおおおお!!」
セーラ  「おおっと、リンダ選手顔を真っ赤にして俯いてしまいました。これには観客も萌え萌えだあああ!!
それでは、リンダ選手、ずばり、あなたが愛するものの名前は!!」
リンダ  「パ、パ、パレス魔道学院の、マリクさんです//////////!!」
セーラ  「キターーーーーーーーーーー!!」
観客   「うおおおおおおおおおおおおおお!!」
セーラ  「さあ、なんかよくわかんないけど、盛り上がってまいりましたああああ!!」
リンダ  「//////////////////」
ドロシー 「只今情報が入りました、マリクさんは現在アカネイア公園にいらっしゃいます・・・皆さん、あちらのスクリーンをご覧下さい」
226Good Luck! 後編:2008/11/27(木) 15:08:13 ID:YlRdUgJQ
―会場の両サイドにある巨大スクリーンがアカネイア公園を映し出した。そこには件のマリクともう1人・・・
エリス  「マリク、あ〜ん」
マリク  「エ、エリス様、私も子供ではないので、自分で食べられますから・・・」
エリス  「い〜や〜、エリスはマリクに『あ〜ん』ってしたいの〜」
通行人  「くすくす・・・」
マリク  「わ、わかりました、あ、あーん」
エリス  「はい、あーん・・・どう、おいしい?」
マリク  「は、はい、とても」
エリス  「やったー。じゃあ、次は私に食べさせて、あ〜ん」
マリク  「え、えっと・・・あーん」
エリス  「あーん、うーんとってもおいしいわ」
通行人  「くすくすくす・・・」
エリス  「ねえ、『エリス、愛してる』って言って〜」
マリク  「むむむむむむむむ、無理です、いくらなんでもそれだけは、無理です」
エリス  「ぐす・・・うう・・・やっぱりマリクは私のこと嫌いなのね・・・ぐすん」
マリク  「そそそそ、そんなことはありません、私は・・・その・・・一生おそばにいる・・・ことを・・・・ち、ちか、誓いましたし」
エリス  「だったら、ここで言って〜」
マリク  「え、エリス、あ、愛してるよ・・・・//////////」
エリス  「きゃーーー、嬉しーーーー、私も、マリクのことだーい好き、愛してるわよ!!(ぎゅ)」
マリク  「エ、エ、エ、エリス様いけません、そんなに抱きついたら胸が当たる、じゃなくて、人前で抱きつくなど、高貴な身分のあなたがなさることでは・・・//////」
エリス  (ぎゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜)
通行人  「くすくすくすくすくす・・・」

セーラ  「・・・」
ドロシー 「・・・」
リンダ  「・・・」
観客   「・・・」
ロイ   「ちょ、エリス先生、何やってるんですか!?」
マルス  「通行人笑いこらえてんのに必死じゃないですか。エリス先生、少しは自分の年齢というものを考えた振る舞いを、ってぎゃあああああ、蟲が、蟲があああああ」
セーラ  「22行にも渡るバカップリを見せられたおかげで会場総ドン引きだけど、彼がマリクって人でいいわけ?」
リンダ  「はい・・・実は、マリクさんは、エリスさんというとってもお綺麗な女性と、相思相愛なのです」
ドロシー 「ええっと、それでもマリクさんのことが・・・?」
リンダ  「だって、好きなものは仕方がないじゃないですか・・・ぐす・・・」
セーラ  「・・・ええっと、なんか湿っぽくなっちゃったけど、判定に入るわよ」
ドロシー 「神々の皆様、採点をお願いします」

5点、4点、3点、9点、12点  合計 33点

セーラ  「ええ、60点に届かないので、リンダ選手脱落よ・・・」
ドロシー 「審査員からのFAXは・・・『マリクだけが男じゃないから頑張って。あなたはとっても綺麗な子だから、すぐにいい人が見つかるでしょう』です」
リンダ  「ぐす・・・はい・・・」
観客   (拍手)
ドロシー 「退場するリンダ選手に、暖かい拍手が送られています」

―二番手、マリナス
セーラ  「あんた、女なんかいるの?」
マリナス 「不肖マリナス、生まれてこれより商業一筋、いまだ妻は迎えておりません」
セーラ  「ふうん、独身なんだ、その歳で。寂しい人生ねぇ・・・」
ドロシー 「ちょ、ちょっと、失礼ですよセーラさん。それで、マリナスさんは意中の女性はいらっしゃいますか?」
マリナス 「いえ、特には・・・」
セーラ  「いないとなると、判定の仕様がないわねえ・・・」
ドロシー 「あ、そうだ、支援相手の方とかいかがですか?」
マリナス 「し、支援相手・・・と、いうと・・・」
ヴァイダ 「あたしを呼んだかい?」
マリナス 「で、でたああああああ!!」
ヴァイダ 「人を化け物みたいに言うんじゃないよ、よっぽどアンブリエルのエサになりたいみたいだね」
マリナス 「ひ、ひいいいいいいい!!」
セーラ  「どう見ても、『意中の女性』とは程遠いわね」
227Good Luck! 後編:2008/11/27(木) 15:14:06 ID:YlRdUgJQ
ドロシー 「ええっと、他に支援相手は・・・」
ニノ   「あたし、そうだけど」
セーラ  「え、何、マリナスってロリコンだったの?」
マリナス 「だだだだだ、断じてそのようなことはありませんぞ!!」
セーラ  「必死になって否定しているのが怪しいわね」
ニノ   「でも、あたしはマリナスさんのこと大好きだよ」
マリナス 「こ、こら、からかうでない//////」
セーラ  「うわ、顔赤らめてる・・・やっぱりロリコンじゃない」
マリナス 「だから、断じて違うとさっきから・・・!!!!な、ななななな!!」
ドロシー 「な、なんと、たったいま、会場に向かってナイフが投げつけられました!!
ナイフはマリナス選手の鼻先をかすめて、壁に刺さっております。
あれ?ナイフに手紙が巻きつけられていますね・・・ええっと・・・」

『これ以上ニノに近づくな。さもないと、牙の裁きがお前を待つ』

マリナス 「ひ、ひ、ひ、ひいいいいいいいいい!!」
セーラ  「うわ、これ脅迫状じゃない」
ニノ   (あのナイフ、ジャファルのだ・・・)
マリナス 「ひいいい、きききききき、棄権します、マリナスはこの勝負を棄権しますぞ!!」
セーラ  「マリナス選手、棄権により脱落よ」
マリナス 「いいいいいい、命が幾つあってもたらんわい」
ドロシー 「マリナス選手、荷物をまとめて逃げ去りました」

―三番手 ルドルフ
セーラ  「次はルドルフ選手よ、脱落者が連続している流れを断ち切れるかしら」
ドロシー 「それではルドルフ選手、意中の女性をどうぞ!!」
ルドルフ 「いない」
セーラ  「ちょ、そんな身も蓋もないこと言わないでよ」
ドロシー 「あれ、でもルドルフ選手って原作だとアルムさんの・・・」
セーラ  「そうよ、だったら奥さんいるはずじゃない」
ルドルフ 「妻は既にこの世を去っている」
ドロシー 「あ、でも、再婚とかは・・・」
セーラ  「そうよ、王様なんだから女なんかよりどりみどりでしょ」
ルドルフ 「本来ならそうすべきなのだが、私にはできなくてな・・・妻を忘れることができなかった。
幸か不幸か、仕事はいくらでもあったからな・・・没頭することによって、私は逃げていた。
そして、挙句の果てにバレンシアに戦火を・・・私は王たる器ではなかったのかもしれない」
ドロシー 「・・・そ、そんなことないですよ、あなたは立派なことをしました。神に依存しない人類を作り上げたじゃないですか。
ほら、会場の皆さんだって・・・」
観客   (盛大な拍手)
ルドルフ 「・・・ありがとう」
アルム  「うう・・・俺、俺・・・頑張るよ・・・」
セリカ  「アルム・・・」
ドロシー 「判定不能のため、ルドルフ選手、脱落です。しかし、まるで優勝したかのような盛大な拍手が、ルドルフ選手に送られています」

―四番手、ラーチェル
セーラ  「うう・・・なんか、私こういう真面目な雰囲気って苦手なの・・・背中が痒くて。
というわけで、ネタキャラに登場してもらうわね。ラーチェル選手、出番よ!!」
ラーチェル「ちょっと!!わたくしのどこがネタキャラなんですの!?」
セーラ  「いや、つま先から頭のてっぺんまで、全部」
ラーチェル「あなたにだけは言われたくありませんわ!!」
ドロシー 「はいはい、同類同士で争ってないで、ラーチェルさんの意中の男性をどうぞ」
ラーチェル「年中槍のことしか頭にない武道馬鹿ですけど、それでも、いざって時には、わ、わたくしのことを気にかけてくれる殿方ですの。
ま、まあ、容姿も合格でしょう・・・振る舞いと教養が少々足りませんが、そ、そんなのは、わたくしが教えればいいですし。
そ、そのためには、やはり、こ、こ、こここ交際をって、いつまで言わせる気ですの!?
エエエエエ、エフラム、とっとと出てきなさーーーーい!!」
観客   「おおおおおおおおおおお!!」
228Good Luck! 後編:2008/11/27(木) 15:14:45 ID:YlRdUgJQ
ドロシー 「ラーチェル選手のお相手は、兄弟家のエフラムさんです。それではエフラムさん、ステージの方へどうぞ!!」
観客   「・・・・・・・・・」
ドロシー 「あ、あれ?」
ラーチェル「ちょっと、エフラム、照れてないで出てきなさい」
セーラ  「おかしいわね、兄弟家は会場に来てるはずよ」
エイリーク「あ、あの・・・用事がありまして、エフラム兄上だけは、こちらには来ていないのですが・・・」
ラーチェル「な、何ですって!?わたくしの活躍の場だというのに、あの男は・・・」
ドロシー 「エフラムさんの居場所が判明しました、映像流しますので、スクリーンをご覧下さい」

ようじょ 「おにいちゃん、だいすき〜」
エフラム 「こらこら、あまり抱きつくな」

ドロシー 「・・・」
観客   「・・・」
セーラ  「・・・何これ?ロリコンの犯罪現場?」
ラーチェル「ちちちちちち違いますわ、エフラムは子供の世話をするのが好きなだけです。そそそそ、それだけ優しい男という証拠ではなくて?」
エイリーク「あ、あの、今日は孤児院の催し物がありまして、どうしても人手が足りないために、その手伝いに行っております」

ようじょ1「あたし、おおきくなったら、おにいちゃんのおよめさんになる〜」
ようじょ2「ずる〜い、およめさんはあたしがなるの〜」
ようじょ3「ちがうの、あたしがけっこんするの〜」
エフラム 「喧嘩はいかんぞ。全員と結婚してあげるから、みんなで仲良くするんだ」
ようじょ達「やった〜〜〜〜〜、おにいちゃん、だいすき〜〜〜」
エフラム 「結婚したら、赤い屋根の家に住んで、犬を3匹飼おうな。あと、大きな暖炉も欲しいな」

セーラ  「うわ、ハーレム宣言」
ラーチェル「どこの世界に子供相手にハーレム宣言する男がいるんですの!?冗談に決まっていますわ」
セーラ  「そう?そのわりには随分具体的なビジョンの気がしない?」
ドロシー 「只今グラド高校のルーテさんより申し出がありました。『よろしければ、エフラムの幼女達に対する感情を分析します』とのことです」
ラーチェル「お断りします!!わたくしも真実をしるのが少し怖くなってきましたわ・・・そ、そんなことより、わ、わたくしにはもう1人、伴侶の候補がいますの。
わ、わたくしも本意ではありませんが、やむをえません。審査対象をフレリアのヒーニアスに変更しますわ」
セーラ  「おっと、ロリコンに見切りをつけたラーチェル選手、審査対象を変えてきました」
ドロシー 「ヒーニアスさんは、フレリアの弓道場にいらっしゃいます。スクリーンをご覧下さい」
229Good Luck! 後編:2008/11/27(木) 15:15:37 ID:YlRdUgJQ
ヒーニアス「必的!!」
天馬騎士1「きゃ〜、ヒーニアス様素敵!!」
天馬騎士2「たまに必ず当たるなんて、とっても哲学的。知的なヒーニアス様にぴったりのスキルね」
天馬騎士3「私のハートも射抜いて欲しいなぁ〜〜〜」
ヒーニアス「この程度、騒ぐことではない」
ヴァネッサ「お疲れ様です、ヒーニアス様。あ、あの、私の手製でよろしければ、お弁当がありますが・・・い、いかがでしょうか?」
天馬騎士1「ああ、ヴァネッサずるい!!」
天馬騎士2「抜け駆けはなしだって言ったでしょ」
天馬騎士3「今日は私のを召し上がっていただく日って決めたでしょ!!」
ヒーニアス「ふ・・・お前達、これくらいなら全て食べてやるから争うのはやめろ」
天馬騎士達「きゃ〜、ヒーニアス様ってとってもワイルド〜〜〜!!」

セーラ  「・・・」
ラーチェル「・・・」
エイリーク「・・・」
観客   「・・・」
ドロシー 「・・・そういえば、ヒーニアスさんってフレリアの天馬騎士にはすっごく人気あるんですよね・・・」
ラーチェル「う・・・うう・・・」
セーラ  「あ〜、そろそろ判定始めていい?」
ラーチェル「もう、どうにでもしてくださいまし・・・」
セーラ  「じゃ、判定開始」

3点、7点、1点、5点、3点  合計 19点

ドロシー 「ラーチェル選手、脱落です。審査員の講評はたった一言『最後まであきらめるな』です」
セーラ  「1人はロリコン、もう1人は他の女にモテモテじゃしょうがないわね・・・なんかちょっと可哀相になってきたわ」
ドロシー 「『同類、相憐れむ』というやつですね」
セーラ・ラーチェル「誰が同類よ!!」
ドロシー 「ほら、やっぱり」
セーラ  「失礼しちゃうわね・・・それにしても、こんなんでいいの?まだ誰も60点以上とっていないじゃない、残り3人しかいないのよ」
ドロシー 「ルールですから仕方ないですよ。残った3人の選手に期待しましょう。その前に、CMです」
セーラ  「ちょっと、これ『後編』じゃない」
ドロシー 「予想以上に長くなったので、一旦切ります。続きは『完結編』となるそうです」
セーラ  「ったく、無計画に書いているからこうなるのよ」
ドロシー 「CMの後、いよいよ第一回幸運王決定です」

完結編につづく
すみません、本当はこれで終わりの予定だったのですが、予想以上に長くなったのでここで切ります。
230助けて!名無しさん!:2008/11/27(木) 16:29:20 ID:PAYUnB64
>>225
相変わらずのGJだwwwラーチェルネタキャラやもうwww
で、恋愛運か・・・突然、「優勝者ロイ」なんて見えちまった・・・
231助けて!名無しさん!:2008/11/27(木) 16:36:57 ID:I3LIkDBo
>>225-229
マリクがテラウラヤマシスwwwwてかジャファル自重しろwwwww
それとこのネタはヒーニアスが珍しく涙目じゃないなw
…後はエレン、葉っぱとミカヤだけど、意中の相手がまったく予想出来ないwww
無理に予想すると、葉っぱは四人娘の内の一人と思わせといて、
イドゥンさんとかアルテナとかイシュタル辺りの様な気がするよwwwwww
GJ!
232助けて!名無しさん!:2008/11/27(木) 18:21:54 ID:IYYI4PfN
ヘクトル「くぉ……駄目だ。科学が全くわからん。アルケンって何だよ!」
エフラム「駄目だ駄目だ駄目だ全く分からん。cosec? sinカーブ? いったいどこの言語だ」
マルス「兄さんたち……」
アルム「それは高校一年生の科目じゃないか……」
セネリオ「全くです。アイクの弟の癖になぜそこまで駄目なのか理解に苦しみますね」
ヘクトル「アイク兄貴だって同類だろJK」
エフラム「もしかすれば俺たちより酷いかもしれん」
セネリオ「たしかに、アイクの記憶力と理解力は非常に低いです。そこは認めましょう」
ヘクトル「だろ?」
セネリオ「ですが、皆無という訳ではありません。
      知っていますか? アイクの学生時代の成績を。須らく平均点以下ですが、赤点、すなわち60点を割ったことは一度たりともありません。
      その理由が、貴方達に分かりますか?」
エフラム「努力、か」
セネリオ「そうです。それこそが、アイクがアイクたりえているファクターです。
     今のあなたたちにその要素が足りているとは、とても思えませんが?」
ヘクトル「……確かに。俺は、全然駄目だった。だけどな、俺はアイク兄貴とは違う。兄貴に理解力はあったかもしれないが、俺には無いんだ」
エフラム「その通りだ。その点でも、兄さんに天性のものがあったと考えられるだろう」
セネリオ「それで? 『出来ない』とでも?」
エフラム・ヘクトル「ああ。出来ん!」
セネリオ「アイクはこう言うでしょう。『出来る出来ないじゃない。やるんだ』」
エフラム「……」
ヘクトル「……」
セネリオ「分かりましたか? 分かったならいい加減に再開しなさい。期末試験までの日数は数日、貴方達の頭の中に詰め込むべき物が山ほどあります。
     覚悟しろ。ここからはデスロードだ。弱音を吐く暇も、心の余裕も与えん!」
エフラム・ヘクトル「イエッサー!」
233助けて!名無しさん!:2008/11/27(木) 19:11:44 ID:rHTGT2fO
>>232に便乗
 
エフラム「そもそも俺は、数学は分数の割り算が出た辺りから全く理解出来ん。五分の三のケーキを八分の七で分けろとか」
セネリオ「それは数学ではなく算数です。……分数の計算は概念です。ケーキという概念とは相反する現象というもので考えてしまうから混乱してしまうのであって……」
ヘクトル「止めてくれ、脳ミソがかゆくなる!」
セネリオ「ようするにつべこべ考えず、八分の七をひっくり返して掛けなさい」
エフラム「納得いかん……」



俺がぶち当たった壁の話。
234助けて!名無しさん!:2008/11/27(木) 21:03:06 ID:b1LykeUV
分数は考えるんじゃなくて感じる
他の科目もそうだが
こうなりますよってヤツに「何故?」とか考えたら思考が停止するぜ
235助けて!名無しさん!:2008/11/27(木) 21:44:37 ID:PAYUnB64
>>231
エレンじゃなくてプリシラですね、ハイ
プリシラの場合AJKとして「レイヴァン」なのか
本編のペアエンド的に「ギィ」なのか・・・
>>232
中二より学力低いのなこの二人・・・
だが九九くらい言えるだろこの二人も
あ、ヘクトルはバーサクかけりゃいいんだ!!
236助けて!名無しさん!:2008/11/27(木) 23:56:41 ID:ClaCPfva
アイクは笑い飯かなんかの小難しい長台詞を丸覚えして
人に伝言するという変な記憶力を見せてた気がする
237助けて!名無しさん!:2008/11/28(金) 15:04:21 ID:fNIRxgI5
高一までは数学が得意だったのに、
高二で違う学校に通い始めたら突然まったく分からなくなった私が通りますよ
高一の科目選択で数学系を三つ選んだから本当に地獄だった…orz

逆に兄弟家で数学とかが出来そうなのは誰だろう?
エイリークは確定として、ロイとかエリウッドとか意外と葉っぱ(原作の資金巡り担当的に)とか…

>>236
アイク 「…笑い飯からの伝言を伝えま(ry)」
ですね、分かりますw
238助けて!名無しさん!:2008/11/28(金) 16:22:12 ID:Xdfc/vI1
でも実際ヘクトル、エフラムの二人は将来普通の人並みにはなりそうな気がする。
原作だとヘクトルはウーゼルに勝るとも劣らない政治をしたとかどうとかがあったと思うし、
エフラムはルネス王になった気がするし。
後者はともかく、前者は結構説得力のある材料だと思う。



あ、例えもしそうだとしても大人になるまでは馬鹿のままか。
239助けて!名無しさん!:2008/11/28(金) 16:25:42 ID:DAuita3h
ヘクトルは何かの切欠(原作ではウーゼルの死)で一念発起すればってんじゃないか?
240助けて!名無しさん!:2008/11/28(金) 19:39:57 ID:mYnDYmi2
>>239
でもこのスレの場合何が起きたらヘクトルは一年勃起するのやら…
241助けて!名無しさん!:2008/11/28(金) 21:04:14 ID:7CjIgef/
ビラク「それじゃあとことん喜ばせてやるよ」
242助けて!名無しさん!:2008/11/28(金) 21:18:45 ID:Ukqgg+n5
それぞれの得意教科予想

ミカヤ→解放の呪歌で披露した美声で音楽

シグルド→国語。ポエムが特に素晴らしい(本人談)

エリンシア→生物。やたら筋肉の名前を覚えている

アイク→体育以外だとものつくり系の技術。パソコンは無理

エリウッド→家計簿を付けているだけあって数学と家庭科

ヘクトル→体育以外だと政経が意外にできたり

エイリーク→全部得意だが保健体育のあるページを見ると鬱になるらしい

エフラム→体育以外だと家庭科、の主に保育分野

リン→体育が出来て尚且つ脳筋組よりは五教科も出来る

マルス→社会科全般。もはや教えてもらうことなど無い

リーフ→マルスと同じく得意だがテストでは70点代とか微妙な結果を出す

セリス→とりあえず体育の着替えは男女問わずに覗かれる

アルム→技術の農工分野

セリカ→倫理社会。他の宗教のページは塗り潰す

ロイ→どれも苦手は無い。が、特に得意も無かったり
243助けて!名無しさん!:2008/11/28(金) 21:49:58 ID:PPrMlnPt
>>242
>>セリス→とりあえず体育の着替えは男女問わずに覗かれる
セリス自分じゃ男だとおもって男の教室で着替えるから
男は「のぞく」というより「眺める」と思うぞ
それかラナオウのオーラでそれどころじゃなくなるか
244助けて!名無しさん!:2008/11/28(金) 21:55:29 ID:g+MbFiSl
>>242
ミカヤは心を読む能力で
集団テストでは無敵そうだが
245助けて!名無しさん!:2008/11/28(金) 23:52:05 ID:aFOH8BAE
ってかこのスレのミカヤって学校行ってなかったよなw

ところで兄弟家のみんなって将来どんな仕事に就きそうだろうか?
セリスのサラリーマンと
エフラムの保父さんだけはパッと思いつくんだが
246助けて!名無しさん!:2008/11/29(土) 00:05:32 ID:n3R7rqd/
エイリークにはプロのバイオリン奏者になってほしいかな。折角日本一?になる腕前があるんだから。
まぁ、何でも出来そうだけどな。
 
マルスはリーフと組んで、何か阿漕な商売やってそうだW
247助けて!名無しさん!:2008/11/29(土) 00:34:11 ID:y5pjwRcx
エイリークは多種多様な才能に恵まれて多方面から引く手数多なんだけど、
結局の所どこにも行かずに専業主婦かお嫁さん(誰のとは言わない、言えない)にでもなって、
ささやかだけど平穏で幸せな暮らしに落ち着きそうなイメージ
248助けて!名無しさん!:2008/11/29(土) 01:01:20 ID:gqQOXDqY
エリウッドは何故かモデルやってそう。
リンは婦警のイメージがある。
ヘクトルはガテン系の職を経た後大物国会議員に。
249助けて!名無しさん!:2008/11/29(土) 01:06:18 ID:jEdGUH8y
セリカが開いたミラ教系幼稚園で働く保父エフラムと保母エイリーク
その幼稚園の子供たちが野菜などを育てている畑のお兄さんアルム

これくらいかな
250助けて!名無しさん!:2008/11/29(土) 02:12:05 ID:5ZbetnS7
>>233に更に便乗

セネリオ「まったく、この程度で音を上げてるようでは先が思いやられますよ」
ロイ「そろそろ休憩にしたらどうですか?兄さん達頭から煙出てますし」
セネリオ「甘い!………と言いたいところですが、下手に詰め込んでも効率が悪くなる可能性は高いか。
     仕方ないですね。少し休憩にしましょう」
エフラム・ヘクトル「た、助かったー」

ピンポーン

アルム「あれ、イドゥンさん?」
イドゥン「エフラムさん…………また相手してもらいたくて、その……来ました」
エフラム「む、そういえば約束していたな。あまり時間は取れないが、それでもいいか?」
イドゥン「はい………大丈夫です」
エフラム「分かった。すぐ用意してくるから、そこで待っていてくれ」
セリス「イドゥンさんとエフラム兄さんで何するの?」
イドゥン「とても楽しい事です。前回二人で……した時はとてもよかったです」
リーフ「二人で、楽しくて、よかった事………(ブバッッ!)」
エフラム「何を考えている。俺達がしていたのはコレだぞ」
セリカ「将棋?」
エフラム「それで今回はどうする?角落ちでいいか?」
イドゥン「駒落ちはなしで……お願いします」
エフラム「では先手を譲ろう」
イドゥン「はい」パチ

パチパチパチパチパチパチパチパチ

リン「エフラム兄さん、ほとんどノータイムで打ってるんだけど」
エリウッド「でも、闇雲に打ってるわけじゃない。後になって気付くけど、どの手もきちんと先を見据えてる」
マルス「素早く的確に攻められると普通の人なら焦ってミスするものだけどね。
    さすがはイドゥンさんと言うべきか、軽くいなしてるね。どっちもかなりのレベルだよ」

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

エフラム「かなり上手くなったものだ」パチ
イドゥン「ヤアンお兄様とメディウスお爺様に…………たくさん教わりましたから」パチ
エフラム「成る程。今度はじっくり戦おう。そうすればもっといい勝負が出来る」パチ
イドゥン「あっ…………ありません」
エフラム「こっちが急かした部分があるからな。何だかんだでペースを乱されたんだろう。
     普通にやっていればどっちに転んでもおかしくない」
イドゥン「そうですか………次にするのを楽しみにします」

ヘクトル「ちょうど十五分で終わらせやがった」
エイリーク「私は将棋には詳しくありませんが、とても良い勝負だったのではないでしょうか」
セネリオ「どうして、あれだけ頭の回転が速いのに算数レベルの問題が解けないんですかー!!」

エフラムについては普通の教科書は駄目だけど、戦術書とかは面白そうに読むイメージがある
251助けて!名無しさん!:2008/11/29(土) 07:57:09 ID:n3R7rqd/
>>245
セリスがサラリーマン……やっぱシグルドに続いてグランベル商社に勤めるんだろうか? アルヴィスを軽く越える出世しそうだ。しっかし、セリスにはスーツ似合わなそうだな〜。髪の毛切りゃいいんだろうけど。

後ロイはどうだろ? こいつも何となくサラリーマンで、営業に汗水流してる図が浮かんだ。ちなみに営業成績は、持ち前の人懐こさで結構良さそう。
252233:2008/11/29(土) 08:01:42 ID:n3R7rqd/
>>250
ナイスフォロー! エフラムが輝いて見える。
253助けて!名無しさん!:2008/11/29(土) 08:38:51 ID:psu8Bf7U
>245
一応高校は卒業しているはずだ。
ダキュン才だからメディウス爺さんと同期だけどね

>251
ユリウスは名前だけの宗教法人兼学校法人ロプト系列の会長と
グラド大で研究職とかしていそうだ。
でも時々ホストあたりと勘違いされそうだけど。
254助けて!名無しさん!:2008/11/29(土) 11:30:25 ID:VKAUpBp5
>>250
確かに彼は勝てない戦はしないからな(原作でそう言ってるからな)。指揮レベルあったとしたらシグルドより上かも。
囲碁、チェスも強いんじゃね?チェスはエイリークも強い気がする。
255ヘクトルにありがちな事:2008/11/29(土) 14:25:20 ID:bsz4hXBw
流れをティルフィングするが…

ヘクトル 「おいっセリス、TVで何見てるんだよ」
セリス  「あ、兄さん。今クレヨンしんちゃんの映画版を見てるんだよ。
      タイトルは…クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦で、」
ヘクトル 「けっ!男がその年でアニメに夢中だと…!?
      まぁ…俺も暇だから見てやるか」

そして物語も終わりに来て…

ヘクトル 「うっ…うっ…侍のおっちゃんが…侍のおっちゃんがぁぁぁ!!・゚・(つД`)・゚・
      実は相思相愛だったのに、自分の気持ちも伝えられずに死んじまうなんて、
      俺そんなの認めんぞおおおッ!!!。゚ヽ( ゚`Д´゚)ノ。゚(゚ `Д)ノ。゚ヽ(  )ノ゚。ヽ(Д´ ゚)ノ゚。。゚ヽ(゚`Д´゚ )ノ゚。」
セリス  「兄さんうるさい!話が聞こえないじゃないか!」

エリウッド「…ヘクトルって実はジャイ(ry)」
256助けて!名無しさん!:2008/11/29(土) 20:29:41 ID:VKAUpBp5
>>255
そのイメージ、激しく同意。

>>251
ロイの会社に押し掛ける嫁候補達
で、嫉妬する同僚が見えちまう。
257助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 04:38:50 ID:X5HrPkuY
>>251
スーツは確かに似合わないな
セリスは袖の長いセーラー服(膝下スカート+三つ織靴下)が最高に似合うと思うんだ…
258助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 08:43:21 ID:USYANnGT
セリスがゲーム本編で着ている衣装を思えば
スーツも似合うと思う自分は異端なのか・・・。
259助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 14:01:24 ID:3bgKzAf4
>>251
ロイの営業…行く先々の取引先でフラグを立てまくる姿しか想像できないのは気のせいかw

あと、マルスは普通の企業じゃなくて、秘密結社の首領が一番似合う気がするw
260助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 14:59:36 ID:7MWwlJY0
じゃあリーフは
リーフ「(マスターナイトなので)なんでもできます!」
企業「じゃあ開発職で。君たくましそうだから睡眠0でだいじょうぶだよね」
リーフ「コノヒトデナシー」
261助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 16:36:30 ID:4v9Uc9s7
>>260
葉っぱなら出来るなw
いつのネタかは忘れたけど、確か同人作業を休まずに完遂したような…(うろ覚えスマソ)

エリンシアなら…

エリンシア「何でも出来ますわ!」
企業   「じゃあスキンケアのCMのモデルしてくれないかな?」
エリンシア「勿論ですわよ、任せて下さい」
企業   「それではスキンケアする前のオバさん肌のモデルを演じてくれ」
エリンシア「………ぶっ飛ばして差し上げますわッ!!」
企業   「アッー!」
>>261   「私も道連れかアッー!」
26220年後:2008/11/30(日) 19:09:02 ID:gizo0Bkl
「はぁ…」
パソコンのモニーターの前で両目を閉じ指をあて、日々のデスクワークで疲れきった瞳を軽く揉む。
そういえば最近あまり休んでいない。大きなプロジェクトに取り掛かっている最中で、休む間がないのだ。
家族とも出かけてないな…と、今週末くらいは出かけようかとカレンダーとにらめっこを始めたとき、
彼の傍らに置いてある携帯電話が点滅と振動を始めた。
ディスプレイには ☆★☆マルス兄さん☆★☆ の文字
「はいもしもし…」
「セリス、大変なんだ!今すぐに家に来てくれ!実はっ…!」


玄関前に立って家や庭を見回すと、久々の”家”は一見何も変わることがないようだった。

何度も破壊と修復を重ねた塀、
アイクが毎日素振りをしていた庭、
その片隅にあるマギヴァル庵や隣のアルムの畑、
エリンシアが鳥翼族と昼間団欒をしていた縁側、
そして開く前から響く家の喧騒を聞きながら開ける玄関ドア――

それが今や、しんと落ち着き、自分にとって開けがたいもののようにそびえていた。
263助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 19:09:41 ID:gizo0Bkl
最初はヘクトル兄さんだった。今でも鮮明に覚えている。高校卒業と同時にヘクトル兄さんは家を出たのだ。
当初はグレイル工務店にお世話になるかと思われた兄さんだったが、
老舗オスティア建設が遠く離れた極寒の地イリアの土地開発事業に乗り出したのに加わったのだ。
進路も何も決めていなかったヘクトル兄さんがこの道を決めたのは、フロリーナさんのお願いだったらしい。
そして、彼一人立ちの決断も同時にしたのだ。

兄さんの旅立ち前夜の送別会は忘れられない。
最初はご馳走に目を輝かせアイク兄さんと肉の取り合いをし、
珍しくOKをだしたシグルド兄さんからチューハイを頂き、
まったく元気な様子だったが、ロイがみんなからの寄せ書きを差し出した途端、
酔っ払ってハイだったのが急にさめ、鼻をすすり始めた。

一人ずつヘクトル兄さんにプレゼントを渡していったのだが、
そのたびにどんどん「ありがとな」の声が小さくかつ震えた声になり、
エフラム兄さんが「お前みたいながさつな奴が一人で生きていけるかどうかはなはだ疑わしいな」
と言いながら武器コレクションの中の黒斧ガルムを押し付けたとき、ついに「うるせぇロリコン!」と叫ぶやいなや泣き始めた。
トドメはシグルド兄さんとアイク兄さんの二人だった。
「辛いこともあるだろうが耐え抜け。それが男だ」とアイク兄さん、「お前ならできないことはない。大きな男になってこい」とシグルド兄さん。
二人から新品の鎧、しかも(ユンヌのだが)女神の加護付をもらったとき、
ヘクトル兄さんはマジ泣きを始めた。
僕がヘクトル兄さんのマジ泣きをみた最初で最後だった。
26420年後:2008/11/30(日) 19:10:33 ID:gizo0Bkl
それから一人、また一人と
あるものは結婚、あるものは就職、自立がしたい、留学をする、俺より強い奴に会いに行く…、
僕もまたその一人だった。
20になったときこの家を出た。

いつまでも僕は兄さんたちに守られる弟でいてはいけない。
いつまでもこの家にしがみついてちゃいけない。一人で生きていけるようにならなくちゃ。
兄さんたちを心配させないような人間にならなくちゃ。
そう思って家を出た。
とは言っても僕とロイが一緒に家を出たので、結局は一番最後だったのだけれど。
家を継ぐ家長のシグルド兄さんは、
「私なら気にしないのだから、別にお前たちもここで暮らしたってかまわないんだぞ」
と言ってくれたが、僕たちがいたら結婚もしにくいだろうと丁重に断った。


あれから家にはめったに来ていない。
辛いなったら帰ってこよう、そう思っていたら、なんだか帰るのが申し訳ない気持ちになってしまったのだ。
今はシグルド兄さんの家であり、"僕らの家”ではないのだ。
なんの用もなく帰っても一体何になるというのか――
結局僕は一人立ちなんてできていなくて、素直にシグルド兄さんの思いやりを受け取っていればよかったんじゃないのか。
そんなことを考えてしまい、家に赴く気持ちになれなかったのだ。

そして今、僕は家の前に立っている。
そのドアは静かに閉まっている。手をかけたそのドアノブは質量以上に重い。

その瞬間、ドアは内側から開かれた。
あっと息をのんだ瞬間、銀色の髪に目を奪われた。
「おかえりなさい、セリス」

そこにはあの時とまったく変わらない顔が、ミカヤ姉さんの優しい笑顔があった。
265助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 19:15:44 ID:gizo0Bkl
とりあえず途中までで失礼します
このあいだお聞きした兄弟たちの職業が出てくるかもしれないし出てこないかもしれない

ぶっちゃけこの兄弟たちなら嫁婿も含めてずっとあの家でみんなで暮らしてそうだよね
266助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 19:34:11 ID:kNz3BRE1
ちょ、未来ネタはタブーなんでは…
267265:2008/11/30(日) 20:10:22 ID:6myGvzIU
あっと途中で切れちゃってるからあれだけど、
別に確定した未来の話にするつもりはないから見逃して欲しい

あのサザエさんCMのノリだとおもっていただけると
タブーってんなら止めるんで言ってくださいorz
268助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 20:23:11 ID:7MWwlJY0
>>265
あの家広そうだもんねw

>>266
別に公式認定さえ求めなければいいんじゃないの?
カレルだって厨二病改善なしの中年verと剣聖ver両方があるし

>>260ちょい修正
開発職について脈絡がなかったので

リーフ「(マスターナイトなので)何でもできます!」
企業「じゃあ人手不足の開発職ね。君たくましそうだから24時間勤務の睡眠0ね」
リーフ「コノヒトデナシー!」

※就職活動で聞いたところによると設計よりも開発の方が大変らしいです。
設計は自分お仕事についての見通しがあるけど開発はどれくらい時間かければ自分の仕事が終わるのかわからないからだそうです

ヒュウは本編中と同じ金融についてそうですねw
銀行の場合個人相手だと甘くしすぎて成績悪いけど法人相手にはバリバリ好成績たたき出しそうw
269助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 20:23:49 ID:KEY8WFrf
サザエさんCMも、あれは無いだろうって内容だと思うんだが
やりたいならやればとしか言いようが無い
270助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 21:16:46 ID:/rL5Ogtp
まぁこの流れなら未来話もいいんじゃなかろうか。折角皆盛り上がったんだから、ネタが何も無しというのも勿体ない気がするんだ。
ま、一つの可能性というか…。
俺は良い話だと思った。
セリス視点って珍しいしな。続き頑張れ。
271助けて!名無しさん!:2008/11/30(日) 21:18:17 ID:TlZtqLAp
>>264
際どいネタだとは思うけど、これはこれで面白そうだから続きが読みたい
272助けて!名無しさん!:2008/12/01(月) 12:55:14 ID:LcFvcWx5
セリス「サザさんって、懲りない人ですよね。何か理由でもあるんですか? その馬鹿馬鹿しいまでの身の程知らずは」
サザ「ミカヤの妹にしては失礼な奴だな。理由くらいあるにきまっているだろう」
セリス「へえ、意外です。本気で言っているのかと思ってました」
サザ「あのな……。いや、それはいい。理由を教えてやろう。聞きたいんだろ?」
セリス「はい」
サザ「俺があの手の身の程知らずの発言をする。そうだな、実力も弁えてない、正に『身の程を弁えよ』ってやつだ」
セリス「それでも懲りませんよね」
サザ「ああ、懲りない。懲りないとどうなる? つまり、対外的な評価だが」
セリス「ネタキャラ化ですね」
サザ「そう。それで、俺はビラク・リフ級のネタキャラになった」
セリス「自覚してるんだったら矯正したらいいでしょう」
サザ「馬鹿め。これが目的なんだよ」
セリス「はぁ?」
サザ「俺がネタキャラになる。これが俺の目的だ」
セリス「すみません。理解不能です。できれば理由を」
サザ「いいか? 俺が最大級のネタキャラになれば、俺以外のたいていの人間はネタキャラ化を免れる、ということだ。よく考えてみろ? ミカヤ、漆黒の騎士、団長すらも、十分以上にネタキャラの素質はある。だが、ネタキャラ化はしていない
   これが俺の目的。俺がネタキャラになることで、相対的に周囲の評価が一段上がる。俺が酷い目に遭うことで、ほかの連中から矛先をそらせる。それが、俺の喜びなんよ、ってとこだな」
セリス「……思ったより、まともな人でしたね?」
サザ「ミカヤには言うなよ?」
273助けて!名無しさん!:2008/12/01(月) 13:27:07 ID:rpT3LHUa
なんか、ますます緑風にイラッときた
274助けて!名無しさん!:2008/12/01(月) 13:44:15 ID:0qRJU2Q9
文句があるならかかって来いよ>>>273
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
275Good Luck! 完結編:2008/12/01(月) 14:27:24 ID:Gl+uiVfM
―CM中
は〜あ おらがの デインで昼寝をすれば
飛竜も行くとこなかんべな〜 なんて便りもやってくる
いいもんだな〜ふるさとは〜 
それにつけてもおやつは ハール

セーラ  「ちょ、いくらなんでも強引過ぎでしょ!!なによ、『おやつはハール』って!?」
ドロシー 「仕方ないですよ、もともとは全3話の予定だったんですから、ネタ切れなんでしょう」
セーラ  「ったく、こんなCMじゃ誰にも・・・」
ジル   「おやつはハール・・・ハールさんを食べる・・・//////////!!!!」
ドロシー 「約一名、ツボにはまったみたいですね」

―五番手、プリシラ
セーラ  「それはともかく、なんなのよ、これは!!4人終わった段階で全員脱落って、マジで優勝者でないんじゃないの!?」
ドロシー 「そ、そうならないためにも、残った3人の選手に期待しましょう」
セーラ  「五番手はプリシラ選手よ!!」
ドロシー 「プリシラ選手、意中の相手を・・・って、おおおお!!」
エルク  「プリシラ様」
ギィ   「プリシラ」
ヒース  「プリシラさん」
プリシラ 「み、みなさん・・・」
ドロシー 「おおお、流石お姫様、なんと婿候補が自ら名乗り出てきました、それも一気に3人も!!いずれも、美青年揃いです!!」
セーラ  「ふん、何よ何よ、どうせ男は、ああいうおしとやかで従順そうな、媚売った女が好みなんでしょ」
ドロシー 「ええ、セーラさんは候補の中にエルクさんがいるため、少々ご機嫌ななめの模様です」
セーラ  「ちょっと、勝手な解説つけないの!!」
エルク  「プリシラ様、ただの護衛ではなく、あなたの人生そのものの支えに、私はなりたく思います」
ギィ   「あ、あんたのことはおれが助ける・・・それがサカの掟・・・いや、おれの決意だ」
ヒース  「俺・・・傍にいるから・・・身分とか家柄とか関係なく、きみの傍にいるから・・・」
プリシラ 「・・・・・・」
観客   「わああああああああ!!」
ドロシー 「おお、求愛の言葉もバッチリですね!!」
セーラ  「ちょ、ちょっと・・・私には全然言ってくれなかったくせに・・・同じ護衛対象なのに差別だわ!!」
ドロシー 「妬かない妬かない。ですが、これは高得点が期待できそうですね。それでは、採点をお願いします!!」

19点 17点 18点 16点 18点  合計 88点

観客   「おおおおおおおおお!!」
ドロシー 「なんと88点、はじめて60点越えがでました、それもかなりの高得点です。プリシラ選手、一気に優勝に近づきました。
プリシラ選手、今のお気持ちはいかがですか?」
プリシラ 「この勝負、棄権します」
ドロシー 「・・・・・・はい?あ、あの、すみません、よく聞こえなかったので、もう一度おっしゃっていただけますか」
プリシラ 「ですから、この勝負、棄 権 し ま す と、申しました」
プリシラ除く一同「な、なんだってーーーーー!!」
ドロシー 「ちょちょ、ちょっと、なんで棄権なんか・・・あなたは今暫定トップ、しかもかなりの高得点ですから、優勝の可能性はかなり高いんですよ」
プリシラ 「レイモンド兄さまと結ばれない恋愛運など一片の価値もありません」
ドロシー ( ゚Д゚)
セーラ  ( ゚Д゚)
エルク  ( ゚Д゚)
ギィ   ( ゚Д゚)
ヒース  ( ゚Д゚)
観客   ( ゚Д゚)
ドロシー 「あ、あまりのブラコン発言に、会場は静まり返ってしまいました。
あ、あのですね、プリシラ選手、エンディングについては仕方ないですよ・・・。
兄妹でペアエンド、それもあんな爆弾発言のあと(『だいすきです、兄さま』)じゃ、FEが全年齢推奨ゲームじゃなくなって・・・」
プリシラ 「それが、どうしました?兄妹の崇高な愛の前では、推奨年齢など物の数ではありません。C○ROが怖くてKINSHINなどできますか」
ドロシー 「そ、そういう危険な発言は控えてくださった方が・・・」
プリシラ 「とにかく、私は兄さま以外の愛を受け入れるつもりはありません。
それなのに決して結ばれることがないなんて、私は・・・世界で一番不幸な女です・・・うう(その場に泣き伏せる)」
276Good Luck! 完結編:2008/12/01(月) 14:31:40 ID:Gl+uiVfM
ティニー 「よくいったわ、プリシラ」
クラリーネ「それでこそ、AKJの幹部ですわ」
ラケシス 「会場の皆様、ご覧下さい、あの悲しい少女の姿を。誰よりも純粋な愛を持ちながら、結ばれぬ悲劇を!!
それもこれも、兄妹で愛することを禁じる現在の社会の責任です、なんて罪深いことでありましょうか。
そこで、我々はそのような現状を打破するために『兄妹恋愛支援法案』を議会に提出しております。
どうか、この法案が一刻も早く可決するよう、市民の皆様、ご協力をお願いします!!」
ドロシー 「政治活動は自重してください」
シグルド 「離せ、私にはKINSHINをこの世から消し去るという使命が」
エイリーク「兄上、落ち着いてください。会場には大勢の人々がいます。それを巻き込む気ですか?」
エリウッド「お願いですから、抑えてください。こんな大掛かりな会場を破壊したら、損害賠償でこんどこそ我が家は破産します」
リン   「ヘクトル、なにやってるの、しっかり抑えなさい」
エリンシア「アイク、あなたもですよ、絶対に離してはダメですからね」
ヘクトル 「そ、そんなこと言ったってよ・・・」
アイク  「わ、悪いが、俺の力ではおさえられそうに・・・ない」
アルム  「AKP(Anti-KINSHIN-Power)が最大に溜まったシグルド兄さんは最強だからなあ・・・」
セリス  「たしか、ロプトウスもったユリウスを一撃で倒しちゃったんだよね・・・(「その名はAKJ 外伝」参照)」
シグルド 「ガルルルルルルルルル・・・」
ドロシー 「兄弟家の方々も自重してください」

―そのころのコンウォル家
ルセア  「レイモンド様、お茶が入りました・・・あれ、あの、どうなさいました、どこかお具合でも?」
レイヴァン「(テレビの前で頭を抱えながら)明日から外歩けない・・・」

ドロシー 「え、ええっと、ご本人の意思が固いようですので、プリシラ選手は棄権、脱落ということに決定いたしました。
あ、あの、婿候補3人の方々も、わざわざご登場いただいたのに、申し訳ありませんでした」
エルク  「あなたが謝ることじゃないですよ」
ギィ   「おれたちの修行が足りなかっただけだ」
ヒース  「やっぱり、俺みたいな一兵卒には高嶺の花みたいだな・・・」
エルク  「・・・」
ギィ   「・・・」
ヒース  「・・・」
涙目婿候補「シクシクシク・・・」
ドロシー 「な、泣いています、ペアエンドがあるにもかかわらず、アウトオブ眼中宣言されたも同然の扱いを受けた3人。
悲しみと悔しさが漂った後姿は、あまりに悲しすぎます」
セーラ  「ふん、見た目に釣られてホイホイされたんだから当然の結果よ・・・いい気味だわ」
ドロシー 「と、言いつつも、エルクさんをとられずにホッとしているセーラさんでした。だめですよ、あとでちゃんと優しくしてあげなくちゃ」
セーラ  「だから勝手な解説をつけるなーーーーー!!」

―六番手、ミカヤ
セーラ  「ちょ、ちょっと、本当にこれ、優勝者出るの?これで該当者なし、なんてオチだったら番組的に最悪じゃない」
ドロシー 「いや、そういうことを堂々と言う方が最悪です・・・あとの2人に期待しましょう」
セーラ  「ええい、どうとでもなれ!!六番手はミカヤ選手よ!!」
ドロシー 「ミカヤ選手のお相手といったらこの人!!」
セーラ  「瞬殺(笑)、密偵(笑)、緑風(笑)。もはやこいつを語るものには全てに(笑)つく!!
ファイアーエムブレムきっての涙目男、暁の団のサザだぁぁぁぁぁぁ!!」
サザ   「おい、そこの司会!!今の解説は何だ!!?」
セーラ  「ええ〜、だって事実じゃん」
サザ   「く・・・」
セーラ  「この調子じゃ、ミカヤ選手も脱落ね・・・」
ドロシー 「ちょっと、いくらなんでも言いすぎですよ」
サザ   (だ、だが・・・このツインテールの言うことは本当かもしれん・・・。
ただでさえ、全員脱落してきた厳しい勝負に、俺のようなヘタレが相手ではミカヤは・・・く、すまない、俺の力が足りないばかりに・・・)
ミカヤ  「サザ・・・」
サザ   「え?」
ミカヤ  「そんな顔していたらだめ、もっと胸を張りましょう」
サザ   「で、でも・・・」
ミカヤ  「他の人はどう思っているかわからないけど、少なくとも私はあなたと出会えてよかったと思っているわ。
楽しいことも、苦しいことも、あなたと一緒に体験できたんだもの、私は、世界で一番幸運な女よ」
サザ   「ミ・・・ミカヤぁぁぁぁ」
277Good Luck! 完結編:2008/12/01(月) 14:35:13 ID:Gl+uiVfM
観客   「わあああああああああああ!!」
セーラ  「なんと大胆な!!ミカヤ選手、この大観衆の前でとんでもない言葉をぶっ放しました!!」
ドロシー 「これを聞いたサザさんは嬉しさのあまり大号泣です!!」
リン   「うわぁ・・・言っちゃったわね・・・////」
エイリーク「姉上って、大胆ですね・・・////」
セーラ  「さあ、会場のテンションは最高潮」
ドロシー 「高得点が期待できます、幸運王の座に輝くのはミカヤ選手か!!?それでは、採点をお願いします!!!」

0点 0点 0点 0点 0点 合計 0点

セーラ  「合計0点で、ミカヤ選手脱落よ!!」
ミカヤ・サザ「なんでじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?」
ドロシー 「ま、まさかの0点、い、いや、神様を疑うわけではないですが、こ、これは一体・・・?」
観客   「Boooooooo!!」
ドロシー 「さ、さすがにこの採点については、観客席からもブーイングの嵐です」
セーラ  「ちょっと、悪いのは私じゃなくて神様・・・もまずいわね。そう、全て悪いのは社長、うちのパチモン社長が全部悪いのよ!!」
シャナム 「おい」
ドロシー 「あ、只今、天界FAXが届きましたので、お読みします・・・何々・・・」

『サザがおいしい目にあっているのが気に入らない ユンヌ』
『サザに(笑)がつくことは運命 ミラ』
『サザに幸福が訪れた時、世界に再びロプトの悲劇が訪れるでしょう ナーガ』
『世界の秩序と安定のため、耐えて下さい エリミーヌ』
『サザ=涙目は神の摂理。何人たりとも、これを曲げることかなわぬ アスタルテ』

セーラ  「だ、そうよ」
サザ   「理不尽だぁぁぁぁぁぁぁ(´;ω;`)!!」
観客   「おお〜〜」
サザ   「お前らも納得するなぁぁぁぁ!!」
ドロシー 「え、ええっと・・・あの、申し訳ないのですが、ミカヤ選手、脱落です」
サザ   「うう・・・すまない・・・すまない、ミカヤ・・・」
ミカヤ  「私自身は幸せに思っているって言ったでしょ。だから泣かないの」
サザ   「ぐす・・・わ、わかった」
ミカヤ  「さ、行きましょう」
サザ   「うう・・・ミカヤの優しさだけが救いだ・・・」
ドロシー 「退場していくミカヤ選手とサザさん、負けてしまいましたが、なんとなく幸せそうですね」
ミカヤ  「(ボソ)ちっ・・・騎士様にしておけばよかった」
サザ   「え、ちょっと・・・い、今なんて?ミカヤ、ミカヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
セーラ  「そうでもないみたいよ」
ドロシー ( ノД`)

―七番手 リーフ
セーラ  「つ、ついにここまできちゃったわね・・・」
ドロシー 「既に7人中6人が脱落。次の方が60点以下の場合、幸運王に該当なし、ということになりますね」
セーラ  「ああ、もしそうなって番組がグダグダになっても、全責任はシャナム社長になるのであしからず」
シャナム 「オイ」
ドロシー 「そ、そうならないことを祈りましょう。泣いても笑っても最後の1人です!!」
セーラ  「七番手はリーフ選手よ!!」
ドロシー 「それではリーフ選手、意中の相手はだれですか?」
リーフ  「そりゃあ、巨乳で甘えさせてくれるお姉さんが一番さ。
本命はイドゥンさんとイシュタルさん、もちろんセラフィナさんやルイーズさんといった人妻も大歓迎、
あ、でもエキドナさんみたいなワイルドな人も捨てがたいなぁ〜」
セーラ  「それじゃ、意中の相手に登場してもらうわね」
リーフ  「え、本当!?」
ドロシー 「会場の皆さん、拍手でお迎え下さい」
リーフ  「うっひょ〜、お姉さん天国キターーーー」
278Good Luck! 完結編:2008/12/01(月) 14:35:49 ID:Gl+uiVfM
四人娘  「リーフ様(はあと)」
リーフ  (ズコ!!)
ミランダ 「ちょっと、なによ、その昔のギャグ漫画みたいな盛大なズッコケは!!?」
セーラ  「ナンナ、ミランダ、サラ、ティニー、リーフ選手のお相手となる4人娘の登場よ!!」
観客   「わああああああああああああ!!」
ナンナ  「皆様、大きな声援、ありがとうございます」
リーフ  「ちょちょちょちょ、ちょっと待った!!なんだよ、これは!!!?」
セーラ  「何って、あんたの嫁候補よ」
リーフ  「僕は『巨乳で』『甘えさせてくれる』『お姉さん』って言ったの!!
この4人は『貧乳で』『ドSで』『年下の子供』って、見事に正反対じゃないか!!」
セーラ  「あんたねえ・・・4人も女がいるのに、まだ欲しいわけ?」
リーフ  「この4人は勝手につきまとってるだけ、生まれてから今まで、僕の本命はずっと巨乳のお姉さんなの!!」
ティニー 「そ、そんな頭ごなしに否定しなくても・・・」
リーフ  「じ、事実だろ、大体君達だって、僕のこといじめて楽しんでるだけじゃないか」
サラ   「リーフ・・・あたしはリーフのこと、好きだよ」
リーフ  「君が一番信用できない」
サラ   「そんな・・・」
リーフ  「お姉さんとの縁はゼロなのに、この4人には付きまとわれて、僕はなんて不幸なんだ・・・恋愛運ゼロどころか、マイナスなんじゃ・・・あれ?」
ナンナ  「グス・・・ヒグ・・・」
ミランダ 「な、なによ・・・グス・・・そこまでいうことないじゃない・・・」
サラ   「ひどいよ・・・リーフのこと大好きなのに・・・えーん」
ティニー 「私の想い・・・伝わらなかったみたいですね・・・うう・・・」
ドロシー 「なんと!!嫁候補四人が悲しみのあまり泣き出してしまいました」
セーラ  「乙女心を傷つけるなんて最低ね」
観客   「Boooooooo!!」
ドロシー 「観客からも不満の声が上がっています」
デルムッド「てめえ!!俺の妹のどこが不満なんだ!!?表出ろや、この野郎!!」
セティ  「私の宝物を奪うだけでなく、泣かせるとは・・・リーフ、貴様だけは許さん!!」
アトス  「わしなど1000年で1人も女に縁がなかったんじゃぞ!!
それを15年で4人もつかまえておきながら、不満を漏らすとは罰当たりな。わしに1人よこせ!!」
オグマ・シャナン・ディーク・ライナス・ジャファル「少女を泣かす男は俺たちが倒す!!」
セーラ  「兄馬鹿、寝取られ、喪男、ロリコン、様々な視点から観客の野次が飛び交っているわね」
リン   「リーフ、女の子を泣かせるなんて最低よ!!」
エリンシア「そんな子に育てた覚えはありません!!」
アイク  「後で性根を叩きなおしてやる必要があるな」
ドロシー 「家族の方からも、お叱りがありました」
セーラ  「リーフ選手、ピンチ!!」
リーフ  「う・・・うう・・・」
四人娘  「グス・・・えーん・・・・」
リーフ  「え、ええ〜と、あのさ、ちょっと言い過ぎた。
君たちの事は好きなんだけど、こ、こんな大勢の場所でいうのが恥ずかしくて、つい、意地悪を言っちゃった・・・ごめんなさい」
ティニー 「本当?」
リーフ  「う、うん、本当だよ。こんなにかわいい子が傍にいてくれるんだから、嫌なわけないじゃないか。僕は最高に幸せな男さ!!」
ナンナ  「リーフ様・・・」
リーフ  (うう・・・憎い・・・数え切れないほどいじめられた相手なのに、僕の好みとは正反対なのに、こうなると放っておけない自分の甘さと口の軽さが憎い・・・)
四人娘  「うれしーーーーー!!(ギュ)」
観客   「おおおおお!!」
セーラ  「美少女4人の一斉ハグ!!これはおいしい!!」
ドロシー 「先ほどとはうって変わって笑顔の四人、非常に幸せそうです。やっぱり素直になるのが一番ですね」
リーフ  (あれ、なんか妙に切り替え早くない?)
四人娘  「リーフ様、大好きです」
観客   「わああああああああああ!!」
セーラ  「今度は一斉告白!!観客の興奮も最高潮だ!!」
リーフ  (それに、なんでこんなに連携がいいの?え、ひょっとしてこれって・・・)
サラ   「(ボソ)リーフ、せっかくこれだけ盛り上げたんだから、1人だけテンション下げないの」
リーフ  (やっぱり嘘泣き!!!?)
ドロシー 「盛り上がったところで、採点にいきましょう。はたしてリーフ選手は幸運王となれるのでしょうか!?」
リーフ  (く・・・またしても4人に弄ばれた・・・ま、これならどうせ点数は低いさ・・・)
ドロシー 「審査員の方々、採点をお願いします」
279Good Luck! 完結編:2008/12/01(月) 14:36:21 ID:Gl+uiVfM
20点 20点 20点 20点 20点 合計100点

セーラ  「なんと、100点満点!!!」
ドロシー 「これは文句なしですね、ということで」
セーラ・ドロシー「第一回幸運王は、リーフ選手に決定しました!!!!」
観客   「わああああああああああああああああああ!!!」
リーフ  「納得いかねえええええええええ!!」
ナンナ  「リーフ様、やりました!!」
ミランダ 「しょ、勝利のお祝いよ・・・あ、ありがたくおもいなさい」
ナンナ・ミランダ「チュ・・・」
リーフ  「//////!!」
観客   「おおおおおおおおお!」
サラ   「あたしを忘れちゃダ〜メ」
ティニー 「リーフ様、受取ってください」
サラ・ティニー「チュ・・・」
リーフ  「////////////!!」
観客   「おおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ドロシー 「こ、これは大胆!!」
セーラ  「右に2つ、左に2つ、あわせて4つの唇が、リーフ選手の頬に押し付けられました。
美少女4人によるWほっぺにチュの連続攻撃、これぞまさに、お と こ の ゆ め!!
リーフ選手、幸運王の何恥じない、幸せっぷりを見せつけたああああああああ!!」
サラ   「さすがのリーフもこれにはまいったんじゃない?」
リーフ  「ま、まさか、お姉さんならともかく、君達じゃ・・・なんとも・・・」
サラ   「ふふふ、強がっちゃって」
ドロシー 「それでは、表彰に入ります」
シャナム 「表彰、兄弟家代表、リーフ殿。紋章町でもっとも神に愛されたものとして、貴公、第一回幸運王の称号を授ける」
ドロシー 「リーフ選手に、第一回幸運王の証明書と、王冠が送られます」
観客   「わあああああああ!!」
ドロシー 「次に副賞です」
セーラ  「副賞は、幸運王と幸せを分かちあう愛と幸福の旅、任天都名所全巡り、7泊8日の旅行にペアでご招待よ!!」
ナンナ  「な」
ミランダ 「な」
サラ   「な」
ティニー 「な」
四人娘  「なんですってーーーーーー!!」
ナンナ  (リーフ様とふたりっきりで7泊8日の旅行!!)
ミランダ (ゴールイン同然じゃない!!)
サラ   (でも、一緒に行けるのは当然1人・・・)
ティニー (これは、譲るわけにはいかないわ)
ナンナ  「ちょっと、マイク貸して!!」
ドロシー 「え?あ、ちょっと、何を?」
ナンナ  「会場の皆様、先ほどの暖かい声援、ありがとうございました。おかげでリーフ様が第一回幸運王の座に輝くことができ、感謝の言葉もありません。
ご存知の通り、現在リーフ様の伴侶候補には私たち4人が挙がっていますが、誰も決定的な要因を持たず、誰が伴侶となるのか、決められませんでした。
しかし、今回の旅行・・・ふたりっきりで7泊8日となれば、これに同行したものが伴侶となることはほぼ確定となるでしょう」
リーフ  「ちょっと待って!!その旅行はお姉さんと行くの!!甘くてHな旅にするって決めてるんだ!!」
ミランダ 「あなたは黙ってなさい!!」
リーフ  「当事者なのに・・・優勝したのは僕なのに・・・」
ナンナ  「そこで、我々はこの場を借りて、誰が旅行に行くかを決定したいのです。
名づけて『第一回 旅行同行権争奪 リーフの彼女決定戦』、その開催を提言したいと思います!!!!!」
観客   「異議なーーーし!!」
リーフ  「えええええええ!?」
ドロシー 「これは予想外の展開です!!」
セーラ  「FETVはもちろんOKよ、社長がダメって言っても無視して続けるわ!!」
シャナム 「オイ、だがこんなおいしいネタをやめるわけにはいかん。続行を許可する」
観客   「わああああああああああ!!」
リーフ  「ね、ねえ、僕の意思は?こういうのって、まずは当事者である僕の意見を聞くのがスジってもんじゃない?」
観客   「幸 運 王 空 気 読 め !!」
リーフ  「観客全員でハモってる!!」
280Good Luck! 完結編:2008/12/01(月) 14:36:52 ID:Gl+uiVfM
???? 「ちょっと待ったああ!!」
観客   「!!!!?」
リーフ  「皆!!」
ミカヤ  「さっきから聞いていたら、私たちの弟を見世物みたいに・・・」
エリンシア「いいですか?皆様にはただの余興でしょうが、私たちにとって、リーフは、かけがえのない家族なのです」
エイリーク「それも、将来の伴侶などと一生にかかわる大切なことを、ここで決めようなどと・・・」
シグルド 「そうだ、他人がおいそれと決めていい問題ではない」
リーフ  「みんな・・・ありがとう、僕のことをわかってくれるのは、姉さん達だけさ・・・」
ミカヤ  「だから、審査員は我々兄弟家が引き受けます!!」
リーフ  「ちょっと待てえええええい!!」
ドロシー 「只今、兄弟家の方々が審査員に立候補されましたが、いかがでしょうか?」
観客   「異議なーーーし!!」
ドロシー 「それでは、兄弟家の方々、ステージへどうぞ」
マルス  「はいは〜い、僕、勝負の方法考えま〜す」
リーフ  「ちょ、ダメ、マルス兄さんだけは絶対にダメ!!」
マルス  「大丈夫だよ〜、なんといっても僕はリーフの兄だしね。君にぴったりの勝負方法を考えてあげるよ」
リーフ  「信用できねええええええ!!」

セーラ  「これで役者は揃ったわね」
ドロシー 「それではこれより1回戦を開始します」
マルス  「1回戦は、『リーフをどれだけイジメられるか勝負』!!!」
観客   「わああああああああ!!」
リーフ  「何それ!!僕を殺す気!!」
マルス  「ルールは簡単、今から1人ずつリーフをいつも通りいじめてもらいます。
ただし、ただ痛めつけるのではダメ、いかに愛情をもってできるか、そこが勝負の分かれ目となります」
リーフ  「いや、そんなの絶対いや、帰らせてもらう!!」
マルス  「はいは〜い、アイク兄さんとヘクトル兄さん、リーフを縛り付けて」
リーフ  「ちょ!!」
ヘクトル 「あきらめろ・・・」
アイク  「・・・(←10分前に、焼肉食べ放題で買収された)」
マルス  「一番手はナンナ選手です、思いっきりやってください!!なんせ相手は幸運王ですから、めったなことでは死にませんし」
リーフ  「死ぬ、絶対死ぬ!!」
セーラ  「それでは、はじめ!!」
ナンナ  「リーフ様、私、頑張りますから!!」
リーフ  「こ の ひ と で な し ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ !!!!!」

Good Luck! 完
281おまけ エレブ1のラブコメ男:2008/12/01(月) 14:38:18 ID:Gl+uiVfM
―番組収録が終わり、仕事帰りのセーラさん
セーラ  「・・・エルクの奴、落ち込んでるかしら?な、何言ってるのよ、私は?大体ねえ・・・私とプリシラであの態度の違いは何?
金も出さずに自発的に護衛なんてふざけてるわ!!私のときなんて「金返すから、1人で戻れ」とか言って・・・私の方が先に護衛頼んだのに・・・。
私みたいな美少女を放って、見た目に騙されて振られたんだからいい気味だわ、エルクの自業自得よ!!
でも・・・・・・」
回想ドロシー『だめですよ、あとでちゃんと優しくしてあげなくちゃ』
セーラ  「ま、まぁ・・・ケーキ位買ってやるか」

―ケーキ片手にエルクのアパートに向かうセーラさん
セーラ  「ええっと、あいつの部屋は962・・・ここね。
エルク、いつまでもシケた顔してんじゃないの。ケーキ買ってきてあげたから、感謝しなさ・・・・」
ニノ   「エルクさん、晩ごはんできたよ」
エルク  「わざわざすまないね」
ニノ   「ううん、これくらいなんともないよ。エルクさんこそ、今日のことは気にしちゃダメだよ」
エルク  「あ、ああ、もう大丈夫だよ」
ニノ   「本当?とにかく元気出してね、どんなことがあっても、あたしはエルクさんの味方だよ」
エルク  「ニノ、ありがとう・・・」
セーラ  「オイ」
エルク  「き、君は!!また勝手に人の家に・・・」
セーラ  「なによ・・・これ?」
エルク  「え、ああ、彼女は私の教え子でニノというんだ・・・今日の大会にも出ていただろう」
ニノ   「今日の司会やってたセーラさんですね、あたし、ニノです。エルクさんが今日のことで落ち込んでるから、ご飯作ってあげたの」
セーラ  「ああ・・・そう・・・へえ〜・・・」
エルク  「ところで、君は何の用だ?たかりなら今日は遠慮して欲しいんだが・・・」
セーラ  「ア、ア、ア、ア・・・・アンタって人はーーーーーー!!」
エルク  「な、何をする!?やめろ、暴れるな、家が壊れる」
セーラ  「振られたその日に新しいフラグ立ててるんじゃねええええええ!!このラブコメ男がああああ!!」
エルク  「何を言ってるんだ君は?いつも以上にわけがわからないよ」
セーラ  「うるせええええええ!!」
ニノ   「あ、これケーキだ。セーラさんが買ってきてくれたの?」
セーラ  「え、それは・・・」
エルク  「はあ・・・もうダイエットやめたのか・・・」
セーラ  「ち、違うわよ!!これは・・・」
ニノ   「あ、ひょっとしてお土産?そっか、セーラさんもエルクさんを励ましにきたんだね」
セーラ  「え、いや、あの・・・////////」
エルク  「ニノ、それはないよ。おおかた残念会と称して、夕食をたかりにきたんだ」
セーラ  「(ブチッ)・・・・ウガアアアアアアアア!!」
エルク  「わ、やめろ、髪だけはやめろ、ただでさえ君の苦労で、最近抜け気味なんだ」
セーラ  「うるせええええええ、アンタなんか若ハゲになればいいのよーーーー!!」

おまけ エレブ1のラブコメ男 完
今回も長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。
282助けて!名無しさん!:2008/12/01(月) 15:47:44 ID:TEhUaXl0
<<280
リーフ、4人娘の暴行で枯れ葉になるなよ?その年で枯れたらさすがにかわいそうだし
283助けて!名無しさん!:2008/12/01(月) 16:14:51 ID:MrXOPPGN
>>282
いや、私は四人娘になら枯れ葉にされても良いぜ…あ、でもネタの続き書けなくなるかw
まぁソレは置いておくとして、

>>275-281
プwwリwwwシwwwラwww自ww重wwwwしろwwうぇwwww
サザの扱いも酷すぎる…ナーガさんサザが幸せになったら又ロプトの悲劇が起きるって何だwwww
それとミカヤ黒いよミカヤ
後四人娘にキスされて葉っぱが凄く…羨ましいです…。
GJ!次回作(出るのか?)も期待してますよ
284助けて!名無しさん!:2008/12/01(月) 17:32:28 ID:EamrigrF
>>281
セーラ、安心しろ。
ジャファルがアップを始めたみたいだから。
285助けて!名無しさん!:2008/12/01(月) 17:59:51 ID:PYfHY3wc
>>284
まあまあジャファル、あくまで教え子って立場だからいいじゃんか・・

・・・教え子?
はっ!!
エルク何歳!?(セシリアっていう前例がっ!)
286助けて!名無しさん!:2008/12/01(月) 22:44:24 ID:me2kYn+B
>>285
セシリアだったらますます安心じゃねーか
287助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 07:05:31 ID:ak6zXBH1
>>286
いや、ほら、セシリア先生は教え子ロイと場合によってはくっつくだろ…?
だから>>285の心配はもっともだ。
そういえばパーシバルとは支援Aでもくっつかなくて驚いたなぁ。
288助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 10:23:17 ID:SUAMr2mh
アイク「へザー」
へザー「できれば話しかけないで欲しいんだけど。特にあんたみたいな男には」
アイク「そうだ。君がほしい」
へザー「……え?」
アイク「あんたの諜報能力は大したものだ。その能力をかって、一つ仕事を頼みたい」
へザー「べ、べつにいいけど……どんな仕事よ?」
アイク「地区対抗格闘技大会の主催者、サークライの命令書に工作を頼む」
へザー「何て?」
アイク「マルスを外せ、ロイを入れろ、と」
へザー「まあ……随分と家族思いですこと」
アイク「本来、こういう工作は好きじゃないんだがな。正攻法でどうにかなるなら自分でどうにかしていた」
へザー「なるほどね。自分の出来ない事まできっちり把握した上で行動する……。あなた、頭は悪いけど馬鹿じゃないわね」
アイク「そうかもしれんな」
へザー「で、報酬は?」
アイク「あんたと一緒に娘溺泉に入る」
へザー「契約成立ね」
アイク「期待している」
289助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 12:49:43 ID:VmKBHgrH
なにこれぇ
290リーフ:2008/12/02(火) 14:24:06 ID:56ms7nKJ
そうだ!
僕が娘溺泉に入れば、ヘザーさんとあんな事やこんな事ができるぞぉ!
ィィィイッヤッホォォォォォウッ!!
早速入ってこなきゃ!!
291助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 15:37:47 ID:jFHBR2jQ
>>287
まじで!?パーシバルとくっつかないんだ・・
くっつかなくて驚いたのはスーとシンだったな、俺は。

>>290
俺は・・とめないぜ?
292助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 16:56:48 ID:lkfN+vyC
ポケモンFRLGの女主人公(通称:リーフ)になるんですか、分かりません><
293助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 16:59:16 ID:lkfN+vyC
>>291
というかペアEDの自体が烈火からの要素で、封印では存在してなかった
一応ペアED似たような感じで、ロイとくっついたキャラの後日談が変わるのはあるけど、
あくまでもロイの嫁候補がロイとくっついた時限定だった
294助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 18:20:10 ID:/djNTbwN
>>293
そしてロイと支援Aの男はバグって後日談消滅と言う珍事が
295助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 18:23:02 ID:dev1rtO3
それはきっと、
ウホッでアッーな後日談が検閲&削除を(ry
296助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 18:45:28 ID:SV+ECzOj
壁一面にモニターがある暗い部屋に、男が一人座っていた。
男はモニターの一つを見つめ、大きくため息をつく。
????「やはり…か。」
?「ご主人様!やはり、クローンたちがいなくなっていたのだ!」
????「ああ。今、私のほうでも確認した。」
男がモニターを切り替える。

ピッ

エイリーク「な、なんとか食べ終わりました…。」
セリス「おなかパンパンだよ…。」
ヘクトル(くそっ、また体重が増えちまうじゃねーかよ…。)
アイク(灰)「…美味かった。イドゥン、おかわ―――――」
エイ・セリ・ヘク「ダメーーーー!」

ピッ

アイク(緑)「サザ、お前が―――――」

ピッ

アイク(白)「ここは………?」
エリンシア「どこかの家のようですが…。」
セリカ「ずいぶん豪華な家ね。」
アルム「あっ、誰か帰ってきたよ!」

ピッ

????「………。」
?「あああ…。これはまずいのだ……。
  もしご主人様が、違法に生み出したクローンを戦いに使っていたと知れたら……!」
????「…やむをえない。Gよ。」
G「はっ。」
????「MTOS作戦を開始する。……ぬかるなよ。」
G「わかったのだ!」
????「まったく…惜しい人材だった……。
     だが……アイク、いや“アイクたち”よ…これで、さらばだ。」


アイク・ザ・レインボー後編その1 〜天からふりそそぐもの〜

297アイク・ザ・レインボー:2008/12/02(火) 18:47:18 ID:SV+ECzOj
TV「えー…今日の午後からはところにより雪が降るでしょう…。」
セリス「そういえば、兄さん(灰)って雪は見たことある?」
アイク(灰)「ユキ……?」
セリス「えっと、とっても白くて冷たくて、さわるとすぐに溶けちゃうんだ。」
アイク(灰)「ああ、あれか…。恐竜島……氷山でも見たことある……。
       だが……ちゃんと触れたこと………ない。」
セリス「そっか。じゃ、もし雪が降ってきたらいっしょに遊ぼう!」
アイク(灰)「………ああ。」
ヒュウウウウ…
ヘクトル「ん?」
アイク(灰)「これ……雪が降る音…?」
エイリーク「花火ではないでしょうか?」
ヘクトル「おいおい。今は昼だぞ。」
ユリウス「げっ、この音は……!?」
ドゴオオオオオン!
エイリーク「きゃああ!」
ヘクトル「なんだあ!?」
ユリア「中庭に、何か落ちてきましたわ!」
セリスたちは急いで中庭に様子を見に行く。
セリス「なにこれ!?」
アイク(灰)「セリス……この町の雪………変わってる。」
ヘクトル「いや、これはどう見ても雪じゃねえよ!」
中庭に落下して大きな穴を開けたのは、巨大な赤いブロックのような物体だった。
どうやらかなり頑丈な素材で出来ているらしく、あんなに大きな音を立てて落ちてきたというのに傷一つついていなかった。
エイリーク「見てください。このブロック、中央にチューリップの模様があります!」
確かに、よく見るとブロックの中央に大きく何かが刻印してあった。
セリス「ほんとだ、かわいいね〜。」
イドゥン「これは……。」
ユリア「お姉さま、どうかしましたか?」
イドゥン「これは、チューリップではなく炎のマークではないでしょうか?」
セリス「炎?」
イドゥンに指摘されて、セリスがもう一度刻印を見る。
セリス「そうだね。ブロック自体も赤いし、なんか炎に見えるかも。」
ヘクトル「ということは、これは……?」
セリス「炎の紋章!?」
ヘクトル「へ?」
イドゥン「なるほど。これは炎の紋章なのですね。」
エイリーク「すばらしいです!この町に、また新たな紋章が増えたのですね!」
ヘクトル「いや……嘘だろ。こんなもんが………。」
セリス「兄さん何言ってるの!ほら、この立派な大きさ、真っ赤な色、炎の刻印、どこからどう見ても炎の紋章じゃない!」
ヘクトル「う…そう言われると、なんかそんな気がしてきたような……。」
アイク(灰)「でも……なんで空から…?」
ユリア「…ですよね。しかも、やたらと大きくありません?」
ユリウス「………。」
298アイク・ザ・レインボー:2008/12/02(火) 18:49:05 ID:SV+ECzOj
一同が謎のブロックを見つめながら悶々としていると、
ミカヤ「アイク(灰)!」
セリス「あ、姉さん!」
イドゥン「あら、みなさんこんにちは。」
エフラム「すまないイドゥン。いくら呼び鈴を押しても応答がなかったから、勝手に上がらせてもらった。」
エリウッド「何かすごい音が聞こえたけど、大丈夫でしたか!?」
イドゥン「ええ。中庭に、炎の紋章が落ちてきて……。でも、ケガはしていません。」
アイク「なんだって!?炎の紋章!?」
イドゥン「え…アイク……さん?」
ロイ「兄さん!出てきちゃダメって言ったでしょ!」
アイク「すまん。だが、本当にここに俺(灰)たちがいるのか気になって……。」
エリウッド(ロイ……こっそり拾ってきた子猫に言うような口調だなあ……。)
マルス「ところで、炎の紋章って…これが?」
ミカヤたちは先ほど落ちてきたブロックを見つめる。
ユンヌ(鳥)「!!!これは……!」
ミカヤ「ユンヌ、何か知ってるの?」
アイク「やはりこれは炎の紋章なのか?」
ユンヌ(鳥)「これは…マズイわ!」
エイリーク「どういうことですか?」
ユンヌ(鳥)「これはね………。」
ユリウス「メティオだ。」
一同「!?」
ユンヌ(鳥)「その通り!ってユリウスちゃん、よく気づいてたわね。」
ユリウス「当たり前だ。僕は町で一番のメティオ使いだからな。」
セリス「えっ、ユリウスってそんなにメティオ使ってたんだ!僕、ほとんど見たことなかったけど…。」
ユリウス「い、いいんだそんなことは!」
マルス「ま、原作からの垂れ込みだろうしね。」
ロイ「兄さんメタ的発言自重。」
ユリウス「これが落ちてくるときの音は、明らかにメティオ特有のものだった。
     何度も聞いている僕が言うから間違いない。」
エリウッド「でも、ただのメティオなら大丈夫なんじゃ……。」
セリス「だれかの打ちそこないじゃないのかなあ?」
ユンヌ(鳥)「これは普通のメティオじゃないわ。見て、この形。
       こんな四角いメティオは炎魔法じゃ作り出せないもの。」
ミカヤ「じゃあ、誰が……?」
299アイク・ザ・レインボー:2008/12/02(火) 18:51:06 ID:SV+ECzOj
アイク(灰)「俺……聞いたことある………。」
セリス「え?」
アイク(灰)「ご主人…いや……大会主催者……巨大な…隕石……操る………。」
ロイ「ええ!?あの人にそんな能力が!?」
マルス「…彼は、いろんなところにコネがある。その一つが…宇宙。」
エフラム「宇宙……?」
マルス「うっかりしてたよ……。あの主催者は宇宙人とも繋がってる。
    しかもその宇宙人たちは、巨大な隕石を操ってスポーツのように相手の星を滅亡させているとんでもない連中なんだ…。」
エイリーク「じゃあ、この攻撃は……!」
ユンヌ(鳥)「おそらく、彼の部下の宇宙人が作り出したメティオね…。主催者にばれたのよ!」
その言葉を待っていたかのように、紋章町の上空に突如無数の流星が現れた。
赤、白、黄…様々な色のメティオがまるで虹のように町に降り注ぐ。
リーフ「う、うわあ!なんだこれ!」
ロイ「あ、兄さん起きたんだね!よかったー。」
リーフ「あ…う、うん。
   (あーもう、本当は気絶したふりを続けてラクしようと思ったのに…あんまりすごいから思わず声を上げちゃったよ…。)」
マルス「どこかで僕らの会話を聞いていたんだよ!あいつは…紋章町ごと僕らを口封じするつもりだ!」
ミカヤ「いけない…このままじゃ、町が!」
アイク「…元々俺がまいた種だ。俺は町を守りながら残りの“俺たち”を探しに行く。みんなはここで待機していてくれ。」
ミカヤ「何言ってるのよ、アイク!」
アイク「だが……。」
エイリーク「そうですよ。みんなで行きましょう。」
エフラム「俺も兄上(赤)と約束した。必ず兄上たちを連れて帰ると。」
リーフ「兄さんだけに、おいしいとこ持って行かせらんないね!」
エリウッド「兄さん一人が全責任を負う必要はないよ。」
ロイ「みんなで兄さんたちを助けよう!」
セリス「僕らだって兄さんの力になれるよ!」
ヘクトル「あんな危険なもんを降らせやがって…許せねーー!」
マルス「全く…心底いけ好かない主催者だよねー。」
ユンヌ(鳥)「アイクたちを守るのは負の女神ユンヌちゃんの天命よ!」
ユリア「町のことならご心配なく。」
イドゥン「私たちが…守ります。」
アイク(灰)「…俺も……イドゥンたちと…一緒に……町……守る。
       みんなのこと…頼んだぞ。」
ユリウス「本当はどうしてアイクが二人もいるかすっごく気になるけど、ま、聞かないでおいてやるから安心しろよ。」
アイク「みんな……すまんな。じゃあ、行くぞ!」
一同「おーーーっ!」
300アイク・ザ・レインボー:2008/12/02(火) 18:52:46 ID:SV+ECzOj
マルス「あ、兄さん。水を差すようで悪いけど、僕はちょっとやるべきことがあるから別行動をさせてもらうよ。」
アイク「やるべきこと?」
マルス「うん。…このメティオに対抗する作戦を思いついたからさ。」
アイク「本当か!?」
マルス「うん。それと、もし兄さんたちをみんな探し出せたら、僕らの家に集めておいてくれないかな?」
アイク「ああ。わかった!」
マルス「よし、行くよリーフ!」
リーフ「ええ!?僕も行くの!?」
マルス「もちろんさ。たっぷり眠って疲れもとれたろう?さ、早く!」
リーフ(起きたとたんにこき使われて…やっぱり寝たふりしておくべきだったよ。とほほ……。)
マルスはリーフを連れて急いで走り去った。
ヘクトル「ところで兄貴、残りの奴らの場所はわかんねえのか?」
アイク「ちょっと待て……………ん?おかしい。何か…ふらふらする……。」
エイリーク「ふらふら?」
アイク「ああ…今、“俺たち”のつながりを使って俺(緑)と連絡をとろうとしたんだが……。
    視界が…ふらついて………。」
アイクは足をからませ、思いっきり転んでしまった。
セリス「だ、大丈夫!?」
アイク「う……ああ。よし、もう一度……。(…おい、俺(緑)!応答しろ!)」
301アイク・ザ・レインボー:2008/12/02(火) 18:54:21 ID:SV+ECzOj
サザ「なあ、あんたら…二つほど聞きたいことがあるんだが。」
シグルド「ん?」
リン「なぁに、サザ?」
サザ「一つ目。何で緑以外立ち入り禁止のこの居酒屋に、
   わざわざ緑じゃない奴(シグルド)をつれて天井から派手に入店するなんて真似をしたんだ?ヘタしたらリンチ喰らってたぞ。」
リン「こっちが聞きたいくらいよ!いつの間にかこんなところにいたんだもの!」
シグルド「まあ、いいじゃないか。他に客はいないんだし。」
サザ「う…まあな。マスターは今留守だし、店番を任された俺が全責任を負えばいいことだからな。
   あんたらには日頃お世話になってるし……。」
リン「で、もう一つは?」
サザ「…何で今日の団長はやけに緑色で、しかもやたらと俺に絡んでくるんだ?」
アイク(緑)「サザ!酒が足りんぞぉ!もっと持ってこーい!」
リン「あーそれは……。」
シグルド「まー、そんな日もあるさ!はっはっは!」
リン「アイク兄さん(緑)もシグルド兄さんも、相当お酒まわってきたみたいね…。」
アイク(緑)「だいたい不公平なんだ!同じ緑のくせに三角の勇者やでっていうは目立ってるのに、俺たちと来たらなんだぁ!?
       あまりに扱いがひどすぎるだろ!」
サザ「団長……あんたは青色だろ?」
アイク「なにを言っている!俺たちはぁ、この色のせいで散々永遠の二番手だの、緑(笑)だの言われてきた仲間だろぉ!
    さあ、今日は飲むぞ!」
サザ「リン……団長に何があった?」
リン「えっと…話せば長くなるんだけど……。」
と、豪快に酒を飲んでいたアイク(緑)が突然頭を抱えだした。
アイク(緑)「うう……。」
リン「兄さん(緑)?」
アイク(緑)「頭いてええ……。」
シグルド「なんだアイク(緑)、その程度でギブアップか?まだまだだな!はっはっは!」
リン「そういう問題じゃないでしょ!兄さん(緑)、大丈夫?」
アイク(緑)「…飲みすぎだろう。少し横になったほうが……。」
アイク(…おい、俺(緑)!応答しろ!)
アイク(緑)「……あ?俺から…声が…。」
リン「ええっ、兄さんから!?兄さん、いつの間にエスパーになったのよ!?」
サザ「おいおい、本当に今日の団長どうなって……。」
シグルド「まーまー、サザ!私たちも一緒に飲もうじゃないか!」
サザ「ちょ…俺は仕事中で……わっぷ!」
302アイク・ザ・レインボー:2008/12/02(火) 18:56:14 ID:SV+ECzOj
アイク(緑)「なんか用か〜主役さんよ〜。」
アイク(お前…まさか、酔ってるのか?)
アイク(緑)「はあ?俺はぜんっぜん平気だ!」
アイク(…まあいい。今お前はどこにいる?)
アイク(緑)「ここは緑しか入れない居酒屋だ!お前は入れないぞぉー!ざまーみろ!」
アイク(……そこを動くな。今から迎えに来るからな。)
アイク(緑)「…あ、聞こえなくなった。」
リン「ねえ、本当にアイク兄さんからだったの?」
アイク(緑)「知らん!俺は何も聞いていなぁーい!」
リン(もう…このアイク兄さん(緑)、妙にうちのアイク兄さんに劣等感持ってるみたいね……。
   元は一人なのにねえ。)
その時、店の奥から緑の影が現れた。
リン「あ…マスター!」
マスター「おや、リンさん。お久しぶりですね。どうですか?サザはあなた方にご迷惑をかけておりませんか?」
リン「ええ。まあ……。」
サザ「うっしゃあああああ!団長!今日は飲むぜええ!今日はあんたと俺の記念日!みどりの日だあああ!」
アイク(緑)「おおお!」
シグルド「お前たち、今日は私がおごってやるぞ!どんどん飲め!」
三人「わっはっはっは!」
リン「………。」
マスター「なんと、サザめ、お客様と一緒に酒を飲むとは!なんという……ん?んん!?」
マスターは飲みまくる三人のうちの一人―――――アイク(緑)を見て目を丸くした。
アイク(緑)「んん?あんたがマスターかぁ?あれ…そういえば、前どこかで……?」
マスター「ホッハッヒッヘッフ!?」
リン「マ、マスター、どうしたんですか!?」
マスター「え、ああ、す、すみません。あまりに驚いたものですから……。」
リンの呼びかけで、驚きのあまりおかしなポーズをしていたマスターはいつもどおりの落ち着きを取り戻した。
が、それでもまだその顔は驚愕に満ちている。
303アイク・ザ・レインボー:2008/12/02(火) 18:59:49 ID:SV+ECzOj
マスター「とにかく、あなたはここにいてはいけません!すぐにもといた場所に帰らないと……。」
サザ「マスタァ?なーにを言ってるんですかあ?」
アイク(緑)「俺は今日は帰らんぞおおお!」
バシャア!
サザ「うおお!?」
アイク(緑)「つ、冷たい!」
マスター「それで少しは酔いも覚めたでしょう。」
リン「マスター!?何を……。」
マスター「いいですかリンさん、この“アイク”さんを早く帰るべき場所へ………。」
ヒュウウウウウウ……ドゴオオオオン!
シグルド「う、うおお!?」
アイク(緑)「な!?」
リン「なに、今の音!?」
マスター「やはり……もうすでに…さあ、みなさん早く!裏口へ!」
マスターに連れられて、訳のわからないうちにリンとアイク(緑)は店の裏口から外へと出た。
マスター「先ほどの爆音は、地区対抗格闘技大会主催者の攻撃です!
     アイク(緑)さんの存在を外部に漏らさないように、この町ごと消すつもりなのですよ!」
リン「な、なんですって!?」
マスター「わかったなら、早く!」
リン「なんかちょっと、まだ頭がこんがらがってるけど…わかりました。とにかくアイク(緑)兄さんを連れて帰ります!」
アイク(緑)「いやだ!俺はもっとサザと語り合いたいんだ!」
リン「そんなこと言ってないで、早く行く!」
アイク(緑)「黙れ!お前にはどうせわからん!俺たち哀れな緑の気持ちなんて……。」
リン「………。(ソールカティを構える)」
アイク(緑)「よし!みんな、行くぞ!誰も死ぬな!」
リン「全く………。」

シグルド「あっるええ〜?みんな、どこ行ったんだあ〜?」
マスター「しまった…シグルドさんを忘れていましたね……。」
サザ「仕方がない。俺が送っていこう。ついでにリンたちとも合流して……。」
マスター「それはありがたい。…ですがその前に、サザ、何か忘れていませんか?」
サザ「へ?」
マスター「…あなたは店番という立場にありながら、お客様と、泥酔するまでお酒を酌み交わしましたね?」
サザ「げっ!まさか…!?」
マスター「……反省してもらいましょう。」
マスターはおもむろに不思議な踊りを始める。するとその周りにおかしな空間が発生し、サザを飲み込んでいく!
サザ「ぎゃあああ!すいませんマスタァァァ!あ、頭に花があああ!」
意味無くこけたり、眠ったりと色々とすごいことになっているサザを尻目に、マスターは懐から出した緑の帽子を被り、
リンとアイク(緑)が去った方向を見て祈るようにつぶやいた。
ルイージ「嗚呼……どうか、無事で…緑の同志よ………。」


後編その2へ続きます。
(後編が長くなりすぎたため、分割します。その3まで分割する予定です。)
304287:2008/12/02(火) 19:06:05 ID:ak6zXBH1
>>293
あ、そうか。しかも詳しい後日談が見られるのは最終決戦に望んだ何人かだけだったよな。その他大勢は適当w

>>291
セシリアとパーシバルは軍将同士お似合いだと思って頑張ったんだが、最後までお互い国の事しか心配してないんよ。アイクに勝るとも劣らん朴念仁パーシバルが、会話の中だけでも色恋沙汰に盛上がらんかと期待してたんだか……がっかりだよ!
305303:2008/12/02(火) 19:27:44 ID:ak6zXBH1
>>296-303
わぁ、変なタイミングで書き込んですまん!
相変わらずGJ! なんかすごそうな展開だな。今から読みに行ってくる!
306兄弟家の朝の風景:2008/12/02(火) 19:42:11 ID:SUAMr2mh
東の空に太陽が昇る。世界は陽光に包まれ、朝日の赤光を浴びる。
さあ、と、暁光が部屋に差し込む。
その光を浴びて、黄金の刃の真剣は、常よりも一際眩しく光る。
部屋は骨で埋もれる。火竜や魔竜の肉を食らった残骸で埋もれている。その中に、青年はいた。
アイク。紋章町最大戦力の名を欲しいままにする兄弟家の、その中で更に頭抜けた戦力を持つ怪物。
素手で地震を打ち消せようが、時速20qで流れるプールを逆行できようが、決してこいつにだけは手を出してはいけないとまことしやかに言われる人間災害である。
その貌に浮かぶのは、敵に対する鬼の表情ではない。幼子のような、安らかな表情だ。
眠っていた。一際巨大な地竜の頭蓋骨を枕にして、アイクは眠っていた。
神剣に暁光が反射し、アイクの瞼に当たる。
と同時に、飛んできた隕石がアイクの部屋に飛び込み、跳ね起きたアイクのぬうんで地の果てに水平飛行。
ラグネル真っ青の衝撃波をまき散らして、しっこくハウスやらアシュナード家やらを根こそぎ粉砕し、第二宇宙速度で大気圏に突入させる。焼失する隕石。
つまるところ、メティオの一撃が飛び込んで来たというだけなのだが、二次災害のほうがより甚大な被害を生みだすあたり、さすがのアイククオリティである。
「どういうことだ……」
それはこっちの台詞だと言わんばかりに、今度はブリザードとサンダーストームの二連撃。
ブリザードは噴火でただの水蒸気をまとった暴風に変え、同時にラグネルを避雷針としてサンダーストームを回避する。階下からコノヒトデナシー。
とりあえず、遠距離攻撃ばかりだから、相手は遠い所にいるのだろうと目星をつけ、逆鱗でも食らわせてやるかとラグネルを振りかぶったところで、遠方にイクリプスの黒とバルオーラの紫が垣間見える。リーフの操るパージもあった。
つまり、ミカヤとリーフとセリカの同時攻撃。おそらくというか確実に相手は死んでいるので、ラグネルは背中の鞘に収める。
「今日も平和だ」


ミカヤに聞けば、犯人はルキノに振られて自棄酒飲んだ笑い飯が暴走したのだとか。女が絡むと碌な事にならないな、と認識を深めるアイクであった。
307助けて!名無しさん!:2008/12/02(火) 21:15:12 ID:vT5+tLYh
今からネタ投下します。
誰とは言いませんが、キャラに
明らかに変な点があるので、その辺はスルー推奨で。
308ジャファルと光闇の剣:2008/12/02(火) 21:15:55 ID:vT5+tLYh
紋章町には有名なモテ男(兼フラグクラッシャー)がいる。
そう、この町及びスレで知らない者はいない、兄弟家次男のアイクである。
今日も生まれ持っての正義感と努力の賜である強さで人助けをし、助けた女性に惚れられる。(フラグも折ってるけど)
だが、あまり話題にはあがらないが、アイクに惚れた女性の事が好きな男性がいることも忘れてはならない。
多少腕に自信のあるものは、女性の心を取り戻すべく、アイクに勝負を挑む。(皆返り討ちだけど)
この話はそんな、ある一人の男の物語である。

アイク  「はっ!!」
ゲブ   「ぐあー!!ただょぅじょを俺好みにしようと思って声かけただけなのに出番これだけとはー!!!(吹き飛ぶ)」
アイク  「大丈夫か?」
ニノ   「はい。・・・アイクさん、ありがとうございました!!」
アイク  「これからは気をつけるんだぞ。ああいうヤツもいるんだからな。俺は行くぞ。」
ニノ   「はい!・・・アイクさん。」
鈍いアイクは気がつかなかったが、アイクを見つめるニノの目は、明らかに「恋する乙女」のそれだった。そして、その現場を見ていた男が。

ジャファル「ニノ・・・。」
そう、毎度おなじみ、「ロリ・・・ ゲフンゴフン「死神」ことジャファルである。
自分がたどり着いた時には事は済み、ニノに危害が及ばなかったことにほっとしながらも、
ニノがアイクに惚れてしまうと言う新たな危機に、彼は焦っていた。
そして彼が考えた結論は・・・。
ジャファル「あの男を・・・倒す・・・!!」

こうしてジャファルの戦いが始まった。

ジャファル「だが・・・あの男は強い。この前もロイドとライナスを圧倒していた・・・。真っ正面から言っても勝てない・・・。・・・そうだ。」
ジャファルはあるところへ向かった。

BAR『疾風』
ラガルト 「よぅ、珍しいなジャファル。お前が俺に頼み事なんて。」
ジャファル「・・・。」
ラガルト 「おいおい、そんな怖い顔するなって。それで?依頼って何だ?」
ジャファル「この男について、調べて欲しい。つアイクの写真」
ラガルト 「なるほどね・・・。了解だ。」
ジャファル「・・・頼む。」

ラガルトを頼ったのにはワケがある。元々顔なじみと言うこともあるが、
彼は持ち前の洞察力から相手が何を求めているのか瞬時に判断し、最高の仕事をしてくれるからである。
今回、ジャファルは口に出さなかったが、彼が求めているのはアイクの情報の中でも、特に重要な、彼の弱点である。
それをラガルトはくみ取り、ジャファルのプライドを傷つけないよう配慮してくれたのである。
309ジャファルと光闇の剣:2008/12/02(火) 21:18:15 ID:vT5+tLYh
そして数日後・・・
ラガルト 「よう、ジャファル、大体あがったぜ。」
ジャファル「そうか。」
ラガルト 「あの男は相当な使い手だな。とにかく腕が立つ。でも完全に万能ってワケでもねぇな。」
ジャファル「・・・?」
ラガルト 「魔法だよ魔法。あの男は速さも技もスゲェのに、魔法防御だけが低いんだ。
      それに、大体は実力で何とかしているが、運が良いって程でもねぇな。そこの画面を見てるアンタ!!
      いきなりスリープ食らってボコられたり、いきなり魔法の必殺くらってゲームオーバーとかあるんじゃねぇのか?」
ジャファル「・・・誰に話している・・・?」
ラガルト 「こっちの話だ。あとはかなりの家族思いだな。大体こんなもんだな。」
ジャファル「わかった。感謝する。(ぺこり)」
ラガルト 「おう、なんかあったらまた来いよ。・・・アイツ、変わったな。昔とは大違いだ。」

こうして得た(みんなは既に知っているような)情報から、彼の一人脳内会議、通称「ジャファル会議」が始まった。
説明しよう!!ジャファル会議とは、ジャファルの脳内にいる何十人もの小さなジャファル達が
様々な事柄について行う会議である。会議のエンディングにはマシュマロのつかみ取り大会など、様々なイベントが開催される。

ちびジャファA「今回の議題は、どうすれば『アイクに勝てるか』ジャファ!」
ちびジャファB「今回得た情報は以上ジャファ。」
ちびジャファC「うーん・・・スリープで眠らせるのはどうジャファ?」
ちびジャファD「杖なんか使えないジャファ。それに、誰かにスリープをして貰ったら二対一で卑怯ジャファ。」
ちびジャファE「それに、そんな手段で勝ってもニノの心が帰ってくるとは思えないジャファ。」
ちびジャファF「じゃあ・・・家族を人質に・・・というのもダメジャファね。」
ちびジャファG「でも、直接攻撃しても、ほとんどダメージ通らないジャファ。やっぱり魔法攻撃が・・・。」
ちびジャファH「そうだ!!魔法剣があったジャファ!!」
ちびジャファ達「おお!!それジャファ!!」
ちびジャファI「でも魔法剣なんて持ってるジャファ?」
ちびジャファJ「それなら心当たりがあるジャファ!だから大丈夫ジャファ!!」
ちびジャファK「なら、これで決まりジャファね!!さぁ!今日も会議の〆の大イベント!!『マシュマロつかみ取り大会』ジャファ!!」
ちびジャファ達「頑張るジャファ〜!!」

ジャファル「・・・中々良い会議だった・・・。特に、マシュマロに紛れてマシュマ−・セロが紛れているとは、
      ニクい演出だ・・・。よし、まずは剣を取りに行くか・・・。」
そうつぶやいて、ジャファルはアジトに向かった。

ジュルメ 「ひゃははっ・・・今日は楽しかったぜ・・・あのカーライルって野郎、女に入れあげてる
      変な野郎かと思ったら中々話せるヤツだし、奪い取ろうと思ってた風の剣も『友好の証』ってことで
      くれるなんてな!今度俺も礼に光の剣でもプレゼントしてやるか!!これで俺様の魔法剣コレクションも三本目・・・あれ?」

ジュルメが不思議に思うのも無理はない。なぜなら、彼の魔法剣コレクションが一本残らずなくなっていたからである。
ジュルメ 「お、俺様の光の剣とルーンソードがなーい!?一体どこに・・・ん?手紙?」
手紙   「剣借りる。 ジャファル」
ジュルメ 「あ、あの野郎−!!!!」

そして、決戦当日。
アイク  「俺に果たし状をよこしたのはアンタか。」
ジャファル「ああ。・・・俺はアンタを乗り越えなければならない。」
アイク  「そうか。だが、俺も倒れるわけにはいかない。全力で行かせて貰う。」
310ジャファルと光闇の剣:2008/12/02(火) 21:18:54 ID:vT5+tLYh
そして始まる剣戟。
アイク  「・・・二刀流か・・・。」
ジャファルの右手には光の剣、左手にはルーンソードが握られていた。
アイク  「だが、相手にとって不足はない!! ふんっ!!」
ジャファル「くっ・・・!!」
間合いをとるジャファル。そして剣から放たれる光。
アイク  「!!これは・・・魔法剣か!!」
思わずひるむアイク。ジャファルはその隙を見逃さず、矢継ぎ早に闇魔法を繰り出す。
アイク  「くっ・・・かなり、やる・・・!!」
ジャファル「(いける!!)」
これでとどめと、ジャファルは一度に光と闇の魔法を繰り出す事を試みる。だが・・・
ジャファル「・・・!?」
突然ジャファルの目の前が真っ暗になる。
ジャファル「これは・・・うっ!!」バタン!!
そしてそのままジャファルの意識は闇に飲み込まれていった・・・。

誰かの声がする。
??   「・・・ファル・・・ファル・・・・・・かりして・・・」
ジャファル「・・・?」
ニノ   「ジャファル!!しっかりして!!お願い!!」
ジャファル「・・・ニノ?」
アイク  「気がついたか。」
ジャファル「・・・俺は・・・?」
アイク  「今まで気を失っていたんだ。俺も驚いたぞ。突然あんたを変なオーラが
      包んだかと思ったら、死んだように動かなくなったんだからな。」
ニノ   「ジャファルのばかっ!!・・・ぐすっ・・・心配・・・したんだからぁ・・・!!」
ジャファル「ニノ・・・すまなかった。・・・あんたも。」
アイク  「あんたのその剣、光の剣とルーンソードを同時に使うのは危険だぞ。
      ある騎士が言っていたんだが、『ダークパワーっぽいのはナイトが持つと
      光と闇が両方そなわり最強に見える暗黒が持つと逆に頭がおかしくなって死ぬ』らしい。
      俺も意味はよくわからんのだが・・・こうして心配してくれるヤツがいるんだ。そんな無理するのはやめておけ。」
ジャファル「ああ・・・。世話をかけたな。」
アイク  「だが、あんたのその魔法剣の使いこなし、見事だった。
      こういう相手とは戦ったことがあまりなかったからな、あんたさえ良ければ、
      また俺と手合わせしてくれないか?光闇二刀流はなしで。」
ジャファル「ああ。俺は構わない。」
ニノ   「アイクさんに認められるなんて、やっぱりジャファルはすごいんだね!!・・・でも、もう危険なことはしないでね・・・?」
ジャファル「・・・ああ。」

こうして、ジャファルの戦いは終わった。いや、まだまだ始まったばかりなのだ!!
頑張れジャファル、負けるなジャファル。すべての幼女の元に平和が訪れるまで!!!


ジャファル「本当は『瞬殺』狙いもしていたんだが、魔法剣だと出ないんだな・・・。」
エフラム 「そもそもアイク兄上は見切り持ちだから瞬殺は出ないぞ?」
ジャファル「(´・ω・`)」

終わり
311助けて!名無しさん!:2008/12/03(水) 00:26:31 ID:/OG2JV66
>>308
おっ、こいつはなかなか・・
光の剣とルーンソードにそんな秘密があったとは・・・(二刀流のほう)
いやぁ、やっぱジャファルって「死神(笑いor涙目)」じゃなかった!!GJ!!
あとラストがその二人なのは・・・
312助けて!名無しさん!:2008/12/03(水) 01:16:24 ID:UjMRNi1A
そうですかありがとうラグネルすごいですね
って感じだな。GJ
313助けて!名無しさん!:2008/12/03(水) 14:30:04 ID:kYbU71+H
アルム「セリカ……」
セリカ「アルム……」
シグルド「KINSINは許さんぞー!」

マルス「毎度ながら懲りないねあの人々は」
リーフ「いい加減にお約束だと思って諦めよう。そうさ、次の瞬間にはティルフィングが飛んできてコノヒトデナシーするはめになるんだほらやっぱり! コノヒトデナシー!」
アイク「今日のシグルド兄さんは凄まじい。月光剣と太陽剣と流星剣を同時に発動している。何故だ? 兄さんはこんなに強かったか?」
リン「アンチKINSINパワーでしょ。電磁石みたいに、条件が揃ったときだけあの力を発揮できるってところじゃないの?」
アイク「成程。アルムとセリカがイチャついたとき限定でか……それならあの状態の兄さんと手合わせする手段は無いな……」
リン「んー、そんなこともないんじゃないかな? ユリウスさんがユリアさんにDVされてたときも問答無用でティルフィングkhnしてたから」
アイク(つまり、俺も家族の誰かといちゃいちゃすればあの状態の兄さんと戦えるということか……)「ミカヤ姉さん、ちょっと来てくれ」
ミカヤ「何ー?」
やって来たミカヤの唇に口付けるアイク。
リン「流石兄さんッ! 私たちにできないことも平気でやってのける!」
マルス「そこに痺れる、憧れるゥ!」
ミカヤ「な、ななななななななな何するのよ!」
アイク「さて、シグルド兄さんは……」

シグルド「KINSINは許さんぞー!」
アルム「兄さんしつこい!」
セリカ「喰らえライナロック!」
シグルド「まだまだ!」

アイク「気付いてない……orz」
リン「ざんねん、にいさんのぼうけんはここでおわってしまった」
マルス「おおあにうえよ、しんでしまうとはなにごとじゃ」
ミカヤ「あのー……私は? 放置プレイなのこれ?」
314助けて!名無しさん!:2008/12/03(水) 16:58:38 ID:6+q2fdka
色々ネタよくてGJ!
製作者つながりでメテオスとか最高だw
ジャファル……頑張れよ

>>291,304
同志発見。しかしあの会話がいいんだと自分は思うぜ
13章の沈黙のシーンと支援Cの「傍にいながら助けてやることができなかった」が……
315助けて!名無しさん!:2008/12/03(水) 21:03:23 ID:qbQiCJC5
>>313

「ざんねん、にいさんのぼうけんはここでおわってしまった」って…シャドウゲイト?
316助けて!名無しさん!:2008/12/03(水) 21:15:13 ID:/OG2JV66
>>313
アイク漆黒にぶった斬られっぞwww
息ピッタリなリンとマルスもイイwwwなぜジョジョwwwなぜ(おそらく)ドラクエ風www
・・・で、ミカヤ・・・悲しすぎだろ・・・

>>314
パーシバルは永久のイケメンです。
317助けて!名無しさん!:2008/12/03(水) 22:26:52 ID:bboyebMc
緑風涙目w

ここしばらくの作品まとめてGJ!!
毎日楽しませてもらってる、ありがとう!
318助けて!名無しさん!:2008/12/03(水) 23:42:46 ID:JMjDlQg6
>>313 便乗ネタ

エフラム「甘いな兄上は、もっとガチで危険な香りを出さないとシグルド兄上のセンサーは反応しない」
リーフ「さすがペアエンド持ち兼双聖器冠名がガチでやばいだけあ…ちょやめてジークムントで小突くのやめて」
アイク「じゃあ一体どうすればいいんだ?」
マルス「兄さんがどれくらいのpKで動くかを調べないとなんとも言えないんじゃないかなぁ」
リン「pKって何よ」
マルス「やだなぁ、中学レベルですよリン姉さん、これだからスイーツ(笑)は」
リーフ「彼のお家で勉強デート(笑)デキる女の甘え方(笑)」
リン「マァァァルゥゥゥスゥゥゥ!!」
マルス「んぎゃあっちょっうわっ、痛い痛い首しまってるって!なんで僕だけってうわっ!」

シグルド「この感じ…pK5.0!弱近親!」

マルス「たわぱっ!…だから何で僕だけ…knhn…」ガクッ

アイク「くそ!またチャンスを逃した…!リン!俺の首も絞めてくれ!」
リン「アイク兄さんセリフが危ないわよ!」
エフラム「所でpKって何だ?」
リーフ「近親濃度。potential KINSHINの略だって」
319助けて!名無しさん!:2008/12/04(木) 12:20:47 ID:DjK2DRk7
リーフ「ねえ兄さん、セネリオさんってなんでガチホモなの?」
アイク「……? ガチホモ?」
リーフ「あれ? ガチホモの定義知らないの?」
アイク「いや、知っている。ビラクドドドドレックスのことだろう」
リーフ「うん。あれ? っていうと」
アイク「セネリオは女だぞ。水泳のときはきっりちスクール水着だったからな」
エフラム「なんだと!?」
リーフ「うわ」
エフラム「本当か兄さんそれは!」
アイク「ああ。本当だ」
エフラム「ひゃっほう! 貧乳ツンデレクール! 最高だな!」
リーフ「兄さんの頭の中は最低だよ」
320助けて!名無しさん!:2008/12/04(木) 15:15:15 ID:U88pTbLK
>>319
さてどこからツッコもうか
321助けて!名無しさん!:2008/12/04(木) 16:58:39 ID:nV3tUPGT
>>320
ビラクドドドドレックスの元ネタ
はじけすぎてるエフラム
>>319だとしたら僕っ娘なセネリオ

から、いこうか
322助けて!名無しさん!:2008/12/04(木) 18:43:21 ID:xW53F5Wh
>>316
ステータスMAXの超本気しっこくと戦えるのならそれはそれで狙い通りだなw
323助けて!名無しさん!:2008/12/04(木) 18:50:07 ID:3zZW9UMy
ステータスMAXの超本気(笑)サザやステータスMAXの超本気ペレアスとも戦えるぜ!

そういえば、ここしばらくペ様を見ないな
324助けて!名無しさん!:2008/12/04(木) 19:38:08 ID:P12HWcd/
冬の其方(そなた)の撮影で忙しいんじゃない?<ペ様
325助けて!名無しさん!:2008/12/04(木) 20:14:19 ID:nV3tUPGT
>>322
その発想は無かったわwww
ついでに言うと、YOJOがらみで切れるエフラムも相当だよなwww

>>323
ペレアスのフルMAXデータがどれほどのものか知りたい。
(笑)って無いからかなりやるのではないかと予想。
326助けて!名無しさん!:2008/12/04(木) 20:23:43 ID:URPB1s8o
かわき茶にデータあるから調べて見てみ
魔道系だしアイクの苦手には違いない

だが、あんまこういうスレでパラの話とかしない方がよさげ
327助けて!名無しさん!:2008/12/04(木) 20:26:17 ID:Pdp6bcLb
ペレアスはほぼ自軍唯一の闇使いだしな
杖レベルも最上級でいきなりBと高いから緑風よりよっぽど(ry
328助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 12:59:53 ID:jNCVC4By
しかもペレアスには精霊の護符があるんだよな
魔法使って威力上がるけど命削るかなり危ない精霊との契約
なんかサザより大物だな 命知らずというかなんというか
329助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 16:40:33 ID:Bxz1L+V0
>>326
OK分かった。

>>328
闇魔道士は命知らずさんが多いのな・・
330助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 17:57:24 ID:HrBSXLfB
超本気になるとこんなスキルを持つのかな?

嫉妬(常時怒り+勇将発動。ステータスMAX化)
執念(治癒+回復+練達+地形効果と見切り無効)
331助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 18:44:03 ID:HrBSXLfB
あ、規制がやっと取れた。
今までとてもGJでした!とても楽しかったです。
とりあえず一言。
レイヴァ〜〜ン(泣)。いい人なのに・・・不憫すぎる…。
あとで話を作ってやるからなぁ!

さて、と。とりあえず小ネタを投下します。
332助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 18:46:06 ID:HrBSXLfB
ロイ 「えっと、あとお肉お肉っと。お使い完了!か〜えろっと。」
・・・ガラ・・・ゴロ・・・・ガラゴロ・・ガラゴロガラゴロ・・・
ロイ 「あれ?この音は…こんなところで馬車なんて珍し…」

ガラゴロガラゴロッ♪ガラゴロガラゴロッ♪

マルス「あ〜る晴れた〜♪ ひ〜る〜下がり〜♪
    ノ〜ル〜ダ〜へ 続〜く道〜♪
    荷〜馬〜車〜が♪ ガ〜タゴ〜〜ト♪
    子熊を 乗せ〜て行く〜♪
    かわいい(憎たらしい)子熊 売られて行〜く〜よ〜
    悲〜しそうなひ〜と〜み〜で 見〜て〜い〜る〜よ〜♪
    ドナドナド〜ナ〜ド〜〜ナ〜〜〜♪
    子熊を 乗〜せ〜て〜♪
    ドナドナド〜ナ〜ド〜〜ナ〜〜〜♪
    荷馬車が 揺〜れ〜る〜〜♪」

ロイ  「ちょっ…マルス兄さん!?何やってるの!?こんな所で!ってオグマさんもいるし!」
マルス「ロイじゃないか。いや、ちょっとノルダまでね。」
ロイ 「ただ行くだけだったらオグマさんも馬車も要らないじゃん!」
マルス「別にいいじゃん。そんな細かいこと。」
ロイ 「細かい事って…。おぐまさんもどうして…。」
オグマ「ああ…。シーダ様から頼まれたからな…。」
ロイ 「そ、そうなんだ…。」
マルス「(-゛-#)…。じゃあ、僕たちは行くから。」
ロイ 「あ、ちょっと!」
ガラゴロガラゴロガラゴロガラゴロ・・・・

ロイ「行っちゃった…。」

ガラゴロガラゴロ…ガラゴロガラゴロ…
オグマ「あーおーい空ー そーよーぐ風ー…
    ラーグーズーが 飛びーかーうー…
    荷ー馬ー車が ノールーダーーへ」
マルス「子熊を 乗せ〜て行く〜♪」
オグマ「もしもつばさが あったな〜ら〜ば〜
    楽〜しいタ〜リ〜ス〜に 帰れるも〜の〜を〜…(Tдメ)」

「「ドナドナド〜ナ〜ド〜〜ナ〜〜〜♪」」

マルス「子熊を 乗〜せ〜て〜♪」

「「ドナドナド〜ナ〜ド〜〜ナ〜〜〜♪」」

オグマ「荷馬車が 揺〜れ〜る〜〜(泣)」


ロイ 「何気にオグマさんも歌ってるし………リン姉さんに言った方がいいのかな?」
333助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 22:33:09 ID:VIm2OsPt
質問です。
今ネタを作っているところなんですが、
このスレ的に任天都を仕切っているのは(都知事とかそういう意味で)サクライさんということでよろしいのですか?
334助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 23:01:04 ID:SM+KSLl+
そんなわけでもない
櫻井(not桜井)は地区対抗格闘技大会の主催者ってだけ
任天都の主は特に決まってない

これも守らないといけないわけではないから>>333の設定で書いても、誰も文句は言わないはず
335助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 23:07:57 ID:qelK+LX2
任天府、イズシティでいいんじゃないかな?
他にも星野区とかが合ったりして
市長は設定に応じていろいろ変える感じで
336助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 23:15:28 ID:z7wHeSmX
カガ市長は失きゃ・・・(以下自粛)
某組織は彼の復権を望んでいるらしいが・・・
337助けて!名無しさん!:2008/12/05(金) 23:46:11 ID:a+xR61wS
ISさんとかかな
338助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 00:04:43 ID:G5qauToh
任天道ってのは…そのまますぎてダメかね、やっぱりw
まぁ紋章町ってのもネタ次第でいくらでも変わる設定だし
職人がやりやすいように好きにやったらいいんじゃないかな
339助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 12:46:58 ID:xvZNMt19
>>333
ネタ、楽しみに待ってます。

後こんなこと言うのもなんだが

次スレはいつくらいですかね?
340助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 15:03:27 ID:0OAZg9Un
リーフ「うわああぁぁぁん!!」
アイク「どうしたんだリーフ」
リーフ「エルナさんがぁ・・・エルナさんがぁ・・・」
マルス「多分アタックしてふられたんじゃない?」
ロイ 「兄さんの年上好きも困ったもんだ」
リーフ「ちがうよぉ、もちろんそうしようとしたけど」
マルス「その前に玉砕しちゃったんだね」
リーフ「畜生――!! グスングスン あの女さえいなけりゃー」
ロイ 「あの女?」
リーフ「ククク、ハハハハハハ。 いいか、教えてやるよ。なんとエルナさんはリーリアさんとデキてたんだよ」
3人 「な、なんだってー!?」
アイク「マズイ」
ロイ 「どしたの兄さん」
アイク「明日親方がある女性とお見合いがあって」
マルス「それがエルナさんなんでしょ」
リーフ「グレイルさんに悪いけど、玉砕確定だね」
ロイ 「でも思わぬところにHザーさんみたいな人っているんだね」
341助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 15:51:46 ID:lbbxq0OV
>>333
ネタに期待してます

>>340
グレイル将軍涙目wwww
てかHザーさんがそっちに向かいましたよ

本来なら今日大乱闘FE大会の続きが投下出来る所なのですが、
肝心なネタを違うパソコンに忘れてきてしまったので、代わりにこのネタを投下しておきます↓
342エフッ☆イーッ☆王ッ!!:2008/12/06(土) 15:56:04 ID:lbbxq0OV
ロイ   「・・・エフ☆イー☆王!って何?」
セリス  「ロイは知らないの!?三日前に発売されたカードゲームで
      この町の人達をモチーフにしてる今最もトレンディなゲームなんだよ!」
ロイ   「ふーん」
セリス  「キャラクターカードを出して、イベントカード(魔法カード)や装備カードで
      キャラを強化しLPを削り、先に相手のLPを0にした方が勝ちなんだ」
リーフ  (それってどう考えても遊○王です、本当に(ry))
セリス  「・・・?あれって・・・」
ロイ   「ん?・・・・・・・・あっ・・・」
リーフ  「グランベル商社の近くの公園でシグルド兄さんとアルヴィスが
      何かやってる・・・」

シグルド 「先攻でドロー!いくぞアルヴィスゥゥゥ!(LP現在8000)」
アルヴィス「掛かって来いシグルドォォォ!(LP現在8000)」
シグルド 「私のターン・・・召喚!不幸な寝取られ騎士・シグルド(´;ω;`)」
アルヴィス「まずは☆2の指揮官を召喚したか・・・っていや、シグルド泣くなよ」
シグルド 「・・・と、とにかく・・・これでターン終了だ」
アルヴィス「・・・私のターンだな。ドロー&召喚!火炎魔道士・アゼルッ!」
シグルド 「アルヴィスのデッキは炎魔法をベースにしたバーンデッキか。かなり、やる」

ロイ   「ちょwww二人とも仕事中に何やってるのwwww」
セリス  「おっ、シグルド兄さんはバルドとヘイムの血デッキかな?見に行ってみようっと」
リーフ・ロイ「ちょ、セリス待て!」

アルヴィス「ふっふっふ、その程度がシグルド。この調子ならディアドラは私の妻だな」
シグルド 「勝負は最後まで分からんわ!」
アルヴィス「もういい、何も言うな!・・・・・アゼルを生贄にして召喚!
      火焔と近親の皇帝・アルヴィスッ!!(´;ω;`)」
シグルド 「いや、お前も泣くなよ」
アルヴィス「追加にイベントカード!『指揮官の格差』を使用する!」
シグルド 「何ぃ!」

ロイ   「えっ?何!?」
セリス  「自分のフィールドに指揮官レベルを持ったカードが居る時のみ
      発動出来る魔法カードだよ。相手の指揮官レベルと比べて上だった場合、
      その☆の差分×700ダメージを相手のLPに当てるんだ!
      アルヴィスの指揮官レベルは☆5、兄さんの指揮官レベル(笑)は☆2だから、
      シグルド兄さんに3×700=2100ダメージだ!!!」
343エフッ☆イーッ☆王ッ!!:2008/12/06(土) 15:58:12 ID:lbbxq0OV
リーフ  「な、何だってーっ!!」
ロイ   「もうどうでもぬるぽOTL」

シグルド 「くっここまでか・・・(LP残り3300)」
アルヴィス「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!(LP残り1900」
シグルド 「一か八かだ・・・魔法・トラップゾーンにカードを一枚セットして召喚!
      悲運の猛将、バイロン様ッ!!
      彼の能力によって山札から『神器・ティルフィング』を手札に入れる!!」
アルヴィス「くはははは!もう手遅れだ!
      イベントカードッ!!『カースド・ブラッド・プランスの降臨』を発動する!!」
セリス  「まさか・・・まさか・・・!!?」
ロイ   「今度は何よ!?」
セリス  「拡張パック第四弾『聖戦の系譜・近親祭りッ!!』
      に収録されているシークレットレアだよ!
      フィールドか手札から、レベルが10になるように生け贄に捧げなければならないし、
      生贄は絶対ロプト又はファラの血を持ってないとダメだけど
      でも物凄く強ーいカード・ユリウスが呼び出せるんだ!!!」
リーフ  「どう見ても遊○王の儀式カードです、本当に(ry)」

アルヴィス「フィールドからは父親である私を、手札からはディアドラを墓地に、降臨っ!!!
      闇の皇子・ユリウス(悪魔族の攻撃力2500、守備力20000)!!!」
シグルド 「・・・やはり来たか」

セリス  「ユリウスキタ----(・∀・)---!!!!」

アルヴィス「ユリウスの能力により、
      手札又は墓地から装備カード『神器・ロプトゥスの書』を引っ張ってきて装備!
      これによってユリウスと戦闘するキャラの攻撃力は半減する!!
      更に能力2で墓地にあるアルヴィスを除外して、
      アルヴィスの攻撃力分のダメージをLPに与える!!」
シグルド 「ぐわああああぁぁ!!!(LP3300→300)」
アルヴィス「よし、これでトドメだ!暗黒皇子ユリウスでバイロンを攻g」
シグルド 「今だ、トラップカード発動!『奇跡が導く光』!!!」
アルヴィス「何!」
シグルド 「手札からカードを一枚捨てる事で、山札又は手札から光の皇子・セリスを特殊召喚する!
      そして息子にティルフィングを装着ッ!(攻撃力2200→4400)」
アルヴィス「ふははははは・・・・・・だがそれだけではユリウスは敗れんぞ!」
344エフッ☆イーッ☆王ッ!!:2008/12/06(土) 16:00:31 ID:lbbxq0OV
シグルド 「甘いな。セリスの効果により手札からユリアを更に特殊召喚!
      彼女がフィールドに居る限り、ロプトウスの書の相手攻撃力半減は消える!」
アルヴィス「な、何だってーッ!!」
シグルド 「それにユリア自身、ユリウスと戦闘する時は、
      攻撃力が+1500されるんだぜ(攻撃力1700→3200)」
アルヴィス(な、何だとぉぉぉぉ!!)
シグルド 「これで終わりだ!・・・セリスでユリウスに攻撃ッ!」
アルヴィス「NOOOOOOOOOOOO!!(LP1900→0)」

アルヴィス「ふっ・・・負けたか」
シグルド 「よし、今晩は私がディアドラとデートするのだぁぁぁ!」
アレク  「シグルド様・・・アルヴィス様・・・」
ノイッシュ「いい加減・・・」
アーダン 「仕事して下さい」
オイフェ 「酷い有様です」

三人   「ちょwディアドラさんとのデート権を賭けてデュエルしてたのかよwwwwww」



弟のクリスマスプレゼント用に構築済みデッキ『アンデット・ワールド』を買った時に思いつきますた
gdgdですが、まったく反省はしていない
345助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 16:35:49 ID:tPldUkVL

遊戯王が分かる奴なら笑ってるだろこのネタ。ネタが思い浮かんだらスレの住民たちも自重せずにもっと投下してほしい。


話とは関係ないが、ぬるぽと言ったロイ君を
   ( ・∀・)   | | ガッ
  と    )    | |
    Y /ノ    人
     / )    <  >__Λ∩
   _/し' //. V`Д´)/
  (_フ彡        /  ←ロイ君
としたくなるのは漏れだけか?
346助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 17:51:54 ID:0OAZg9Un
>>343
ユリウスの守備力20000ってこれ誤植?
347助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 18:40:15 ID:xUgguUP0
>>342-344
いやぁ、面白かったぜGJ! カードの内容も納得。
コンボが決まると気持ちいいな。実際狙ってデッキ組んでも、活かせない事が多くてイライラするから……。

それはともかく、また別の勝負も見てみたいもんだ。
348助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 19:42:21 ID:hRdNjK9m
遊戯王のアニメも、ルール分からなくてもノリとか雰囲気で楽しめたりしてたし無問題だな
っていうかグランベル組はTCGあるんだからそっちも遊んでやれよとwwww
349助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 20:03:12 ID:IELoup6H
乙!
3日で拡張パック4弾とか早すぎるwww
というかパック名自重www
350341:2008/12/06(土) 21:21:24 ID:lbbxq0OV
>>346
すいません、誤植です…本来は守備2000ですorz

>>349
現時点と未来に出るパックのタイトル名

第一弾 『暗黒竜と光の剣・手ごわいシミュレーションの始まり』 ←初代収録
第二弾 『外伝・影薄き者達』 ←外伝&魔物シリーズ収録
第三弾 『紋章の謎・暗黒童貞のひがみ』 ←紋章2部収録
第四弾 『聖戦の系譜・近親祭りッ!』 ←聖戦親世代&子供世代収録
第五弾 『トラキア776・ドM(マゾ)達の聖戦』 ←トラキアキャラ(一部聖戦)収録 New!!
第六弾 『封印の剣・主人公がハーレムな運命なんて認めない!』 ←封印の剣キャラ収録
第七弾 『烈火の剣・誇りたまえ、第七弾まで続いた事を…』 ←烈火の剣(一部封印キャラ)収録 
第八弾 『聖魔の光石・保父と無乳兄妹の奇妙な冒険』 ←聖魔&魔物シリーズ収録
第九弾 『蒼炎の軌跡・人間台風の大成長物語』 ←蒼炎の軌跡収録
第十弾 『暁の女神・神に歯向かう罰当たりな者達』 ←暁の女神収録
第十一弾『初代リメイク・皆大→整↑形↓ッ!で大→失↓敗↑ッ!』 ←初代(能力違い)再録
スペシャル『紋章町・平和無きカオスワールド』 ←このスレの性格を取り入れた今までのキャラ全員再録 New!!


長々とすまないが、反省していない
…ん、こんな時間に誰だろう…?
351助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 21:26:15 ID:xvZNMt19
>>350
ダ  ミ  ア  ンwww
いいぞもっと倒置法使えwww
352助けて!名無しさん!:2008/12/06(土) 21:32:32 ID:IELoup6H
>>350
スペシャル版のビラク・ヘザーが凄そうだw
同性のキャラにつき能力upしまくりか?
353エイリーク誘拐事件!!?:2008/12/07(日) 02:00:26 ID:PYRh4PEz
※この物語はフィクションです、実在の人物、団体、『聖魔の光石』本編、カップリングとは一切関係がありません。

―日曜昼下がり、エイリークは泣きながら兄弟家の玄関を飛び出していった。
エイリーク「うわああああああああん!!」
リーフ  「あ〜あ、泣かせちゃった、ダメじゃないか姉さん」
リン   「わ、私のせい?そ、そんなこといったら、アンタだって、巨乳エロ本を姉さんの上にばら撒いたじゃない」
リーフ  「あれはナンナに見つかる前に隠し場所を変えようと・・・」
マルス  「エイリーク姉さんが階段を登ったところ、巨乳エロ本の束を持ったリーフとぶつかる。巨乳の写真に埋もれた姉さんは凹む。
そして、階段を駆け下った姉さんが足を滑らせ、階下に転げ落ちたのを、リン姉さんがキャッチ。
しかし、エイリーク姉さんの眼前には、我が家1の巨乳がありましたとさ。
巨乳をこれでもかと見せられた後に、実の妹の巨乳をつきつけられたら、そりゃ家も飛び出すよね・・・ま、そのうち戻ってくるでしょ」

―泣きながら街中を駆けるエイリークは、ある人物にぶつかってしまった。
エイリーク「あんなに巨乳を見せ付けて・・・貧乳に、貧乳に何の罪が・・・きゃ!!あ、も、申し訳ありま・・・あなたは!!」
ヴァルター「くくく・・・エイリークではないか。久しぶりだな?」
エイリーク「く・・・」
ヴァルター「警戒するな、何もする気はない・・・それよりも、泣いていたようだがどうした?」
エイリーク「いえ、たいしたことでは・・・あ、あの、1つ伺ってもよろしいですか?」
ヴァルター「何だ?」
エイリーク「大きな胸と、小さな胸、どちらがお好きですか?」
ヴァルター「くくく・・・愚問だな。小さな胸に決まっているだろう」
エイリーク「ほ、本当ですか!!?」
ヴァルター「巨乳を否定はしないが、平坦な胸には遠く及ばない。真の豊かさを表した完璧な美がそこにある」
エイリーク「・・・ヴァルター!!(ヴァルターに抱きつく)」
ヴァルター「!!」
エイリーク「申し訳ありません、私は、私はあなたを誤解しておりました・・・」
ヴァルター「くくく・・・そうか・・・それでは我が元へくるか?」
エイリーク「・・・はい」
ヴァルター「くくく・・・」

―買い物帰りのヘクトルの上空を、一匹のワイバーンが飛んでいった。
ヘクトル 「ったく、なんで俺が買出しなんか・・・って、あれは!!・・・今のワイバーンに乗ってる女・・・エイリークだったよな・・・。
・・・しかも、もう1人はヴァルターじゃねえか!!おい、これって、まさか・・・誘拐!!?く・・・とりあえず家に戻って報告だ!!」

―兄弟家
兄弟家一同「な、なんだってーーーー!!」
エリウッド 「エ、エイリークが・・・誘拐!!?」
セリカ  「ヴァルターって、たしかFE史上最強の変態といわれたワイバーンナイトよね、しかもエイリーク姉さんに執着していた気が・・・」
アルム  「そんな変態につかまったら・・・」
マルス  「大変だよ!!今頃姉さんは裸にされて縄で縛られながら・・・」

エイリーク「いや・・・やめて下さい・・・」
ヴァルター「くくく・・・体はもっとやってほしいようだぞ。この淫乱娘が?」
エイリーク「ああ、ヴァルター・・・」
ヴァルター「『ヴァルター様』だろ」
エイリーク「ヴァルター様・・・」

リーフ  「ブハァァァァァァ!!」
リン   「マルス、何てこと言うのよ!!リーフも実の姉のピンチに欲情してんじゃないの!!」
シグルド 「だが、危険な状況だということに変わりはないな」
エリンシア「そうです、あの子の体や貞操に何かあったら・・・早く助けに行きませんと!!」
ミカヤ  「全員最強装備を5分以内に準備しなさい、エイリークを救出に行きます」
兄弟家一同「了解」

―5分後
ミカヤ  「準備はいいわね。すぐに出発するわよ・・・ってエフラムは?」
アイク  「エフラムならヘクトルが報告をした瞬間、ジークムントを持って家を飛び出したぞ」
ロイ   「速!!」
セリス  「僕達も急ごうよ!!」
354エイリーク誘拐事件!!?:2008/12/07(日) 02:01:45 ID:PYRh4PEz
―10分後、ヴァルターの屋敷前
マルス  「ここがヴァルターの屋敷『蛇竜館』か。屋根の上にはワイバーンの像・・・変態の棲家に相応しい趣味の悪さだね」
ヘクトル 「表札が『ヴァルター?』って自分の家なのに『?』つけんなよ」
リン   「ね、ねえ・・・中から血のにおいがするんだけど・・・」
セリカ  「そ、そんな・・・な、中で何が起こっているの?」
シグルド 「私が扉を開ける。中では何があるかわからん、皆、気をつけるんだ」

―シグルドが扉を開けると、そこにはこの世のものとは思えない惨劇が起こっていた。
エフラムがヴァルターを押さえつけ、メッタ刺しにしていたのだ。
エフラム 「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!言え、エイリークをどこにやった!?言うんだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ヴァルター「ぐ・・・がぁぁぁぁぁ」
シグルド 「セリス、セリカ、見ちゃダメだ!!」
リーフ  「攻撃するたびに、滅殺やら月光やら、物騒なスキルが発動してる・・・あ、今天空がでた」
ヘクトル 「シスコンパワーってすげえんだな・・・」
アイク  「今の状態のエフラムと、一度手合わせしてみたいものだ」
ロイ   「ちょ、冷静に解説している場合じゃないでしょ!!」
リン   「もうやめて、とっくにヴァルターのライフはゼロよ!!」
エフラム 「HA☆NA☆SE!」
シグルド 「エフラム、落ち着け。その状態では喋れるものも喋れない」
エリウッド「うぷ・・・と、とりあえず、杖を使える人、治療をお願いします」
ミカヤ  「リカバー」
ヴァルター「はぁ、はぁ、エフラム、貴様・・・悪魔か?」
リーフ  「そんなことより、姉さんはどこだ!!?どこで調教した!!?」
ヴァルター「調教?意味がわからんが、エイリークならそこのリビングにいるぞ?」
ロイ   「だから、なんで『?』なの?」

―兄弟家一同がリビングに向かうと、エイリークはソファーに座りながら紅茶を飲んでいた。
エイリーク「兄上、どうしてここに?」
エフラム 「エイリーク!!(ガバッ)」
エイリーク「え、あ、兄上、そんな、急に抱きついて・・・どうなさったのですか?」
エフラム 「お前は何も悪くない。操は失っても、お前が大切な妹ということは変わらない。これからは兄と強く生きていこう」
エイリーク「・・・あの、どういう意味ですか?」
ミカヤ・エリンシア「エイリーク!!(ガバッ)」
エイリーク「あ、姉上まで・・・」
ミカヤ  「たとえ体がどうなっても、心までは汚れていないわ。あなたは綺麗な女の子のままよ」
エリンシア「今日のことは犬に噛まれたものと思うの。気に病んじゃダメよ」
エイリーク「????」
ヴァルター「さっきから貴様らは何をわけのわからんことを・・・」
ヘクトル 「ヴァルター、てめえ!!」
リン   「姉さんに何したのよ!!」
ヴァルター「何のことだ?」
マルス  「とぼけるな、姉さんを調教して陵辱したくせに!!」
リーフ  「そうだ、口では言えないあんなことやこんなことをしたんだろ!!」
ヴァルター「????」
シグルド 「何があったか、正直に言ってもらおう」
アイク  「事の次第ではただでは済まさん」
エイリーク「あの・・・状況がよくわからないのですが、もし私のことを心配してくれているのなら、その必要なありません。
私はヴァルターの家に招かれ、お話していただけですから」
エイリーク除いた兄弟家一同「えええええ!?」
リーフ  「嘘だ、だってあのヴァルターだよ」
マルス  「そうだ、FE史上最悪の変態が、エイリーク姉さんを家に連れ込んで何もしないはずがない!!」
アルム  「姉さん、恥ずかしい気持ちはわかるけど、正直に答えてよ」
セリカ  「は!!まさか、既にヴァルターの調教が完了しているんじゃ・・・」
ヴァルター「くくく・・・どうやら貴様らはよっぽど私に喰われたいようだな」
エフラム 「エイリーク、正直に答えろ、本当に何もされていないんだな?」
エイリーク「は、はい」
エフラム 「本当だな、おれの目を見て言えるな?」
エイリーク「/////・・・は、はい」
エフラム 「・・・おい、ヴァルター、ちょっとこい」
ミカヤ  「エイリーク、アイク、エリンシア、セリカ、セリス、ロイはここに待機、後の人はついてきて」
355エイリーク誘拐事件!!?:2008/12/07(日) 02:03:04 ID:PYRh4PEz
―ヴァルターとエフラムたちは廊下に出た。
エフラム 「おい、どういうことだ、なぜエイリークに何もしていない?」
ヴァルター「くくく・・・貴様は、エイリークに何かして欲しいのか?」
エフラム 「ふざけるな、貴様ほどの変態が、家に連れ込んで何もしないのが解せないだけだ」
ヴァルター「私に喰われたいのか?」
ミカヤ  「あなた、エイリークを屈服させるとか支配するとか言っていたじゃない」
ヴァルター「それがどうした?」
リン   「屈服とか支配とかって、つまりは・・・その・・・いやらしいことするつもりだったんでしょ」
ヴァルター「愚かな・・・力づくで女の体を奪って何になる?それでは女の心が手に入らないだろう」
リン   「え・・・?」
ヴァルター「そうではなく、まずはその女のために尽くし、己の身も心も捧げる。
そして、運よく女が己に振り向いてくれたとしても、驕らずに尽くし続ける。そうして、はじめて女の心が手に入る。
体などは最後でかまわないのだ。
いいか、これが女を屈服させ、支配するということだ?」
マルス  「何、その真っ当な恋愛論?」
アルム  「っていうかそれ屈服とか支配とか言わないよね、ただの誠実な恋愛じゃん」
シグルド 「私も愛する女性がいるのだが、彼女は他の男に心が向いている。それは、私の愛が足りなかったのだな」
ヴァルター「そうだ、嘆く暇があったら、すこしでもその女に尽くすことだな・・・。
それでもダメなら貴様はそれまでの男ということだ、大人しくその女の幸せでも願ってやれ・・・くわっはっはっは・・・」
シグルド 「はい、わかりました。うう・・・感動した」
アルム  「ねえ、言っていることは正しいんだから、その口調何とかならない?」
ヴァルター「直そうと努力はしているが、なかなか上手くいかん」
リーフ  「努力はしているんだ・・・普通にいい人じゃん」
エフラム 「ヴァルター、つまり貴様はエイリークを愛しているから、尽くそうというのだな」
ヴァルター「ああそうだ、いつか必ずあの女を屈服させ、支配してみせる」
エフラム 「ほう・・・まあいいだろう、エイリークが決めることだ。もっとも、貴様のような変態を選ぶとは思えんがな」
ヴァルター「くくく・・・私は目をつけた獲物は絶対に逃さない主義でな?」
エフラム 「そうか、俺を相手にしても、その主義を貫けるかどうか見物だな」
エリウッド「えっと・・・もしかして、これ、一触即発?」
ヘクトル 「ったく、シスコンなんだからよ」
ミカヤ  「ま、まあ、エイリークが無事だってわかればいいわ。とりあえず、もどりましょう」
ヴァルター「待て、今のことはエイリークには絶対に言うな」
リン   「何でよ?好きなんだから言っちゃってもいいじゃない」
ヴァルター「エイリークは優しい女だ、私の気持ちを知ったら、私を気遣うに決まっている。
それでは、彼女に迷惑がかかるだろう。
何も言わず、彼女に尽くし、彼女が自然と私に振り向いてくれるまで待てばいいだけの話だ」
マルス  「何、その無駄に思いやりに満ちた態度?」
ヘクトル 「実はいい人とか言うレベルじゃねえ!!」
エリウッド「ま、まあ、本人がそういうなら、僕らは黙っていないとね。とりあえず、リビングに戻らないかい?」

―リビングに集まった兄弟家に、ヴァルターは数種類のケーキとクッキー、紅茶を持ってきた。
ロイ   「えっと、このお菓子は・・・」
ヴァルター「全て私の手製だ、好きなだけ喰らうがいい?」
エイリークを除いた兄弟家一同「えええええええ!!」
アルム  「ちょ・・・料理とかするの?」
セリカ  「似合わないことこの上ないわ。実はこれ人肉入りとか?あるいは媚薬入りで、この後肉欲の宴が・・・」
ヴァルター「そこの女、貴様はいらないのだな」
セリカ  「いえ、いただきます・・・って、美味しい!!これ、並みのケーキ屋じゃかなわないレベルよ」
エリンシア「紅茶もいい香り・・・葉も淹れ方も見事ですわ」
セリス  「ヴァルターさんすごいよ、ねえ、作り方教えて。僕もお菓子作り大好きなんだ」
ヴァルター「この私に作り方を教えろだと・・・貴様、女のような顔して見上げた度胸だな。
それとも、救いようの無い馬鹿なだけか・・・?
(戸棚から紙の束を取り出す)レシピだ、もっていけ」
セリス  「わ、すごく丁寧に書いてある。ヴァルターさん、ありがとう」
ヘクトル 「普通に渡せよ」
セリス  「お礼に、今度僕の得意なお菓子の作り方、教えるね」
ヴァルター「くくく・・・それは血が躍る。私を楽しませろよ?」
ミカヤ  「セリスとも仲良くなっちゃったわね」
356エイリーク誘拐事件!!?:2008/12/07(日) 02:04:52 ID:PYRh4PEz
―アイクにはケーキでなく、巨大な骨付きチキンがあてがわれた。
ヴァルター「そこの男、貴様にはこちらがいいだろう、血の滴る肉だ・・・存分に喰らうがいい」
アイク   「わざわざすまない・・・ヴァルター、あんたは信頼に足る男だな」
ヴァルター「くくく・・・」
ロイ   「アイク兄さんとも仲良くなっちゃったね」
ヘクトル 「なあ、こんなデカい屋敷に住んでんのに、アンタ以外誰もいないのか?」
ヴァルター「ああ、私1人だ?メイドや使用人を雇おうとしても、誰も希望してこない」
ヘクトル (そりゃ、雇い主の顔と口調がこれじゃな・・・)
リーフ  (メイドさんとか、真っ先に貞操の危機を感じるよね)
ヴァルター「私一人では広すぎるが、代々仕事と共に受け継いだ家だから捨てるわけにもいかん」
エリンシア「お仕事というと?」
ヴァルター「株式会社グラドの役員幹部だ」
エイリーク「リオンのお父上が経営なさっているマギ・ヴァル区最大の企業ですね」
アルム  「へえ、ヴァルターさんって偉いんだ」

―ヴァルターと兄弟家の会話が弾むのを見ながら、ミカヤとエリウッドが小声で話し合っていた。
ミカヤ  「ねえ、ヴァルターのこと、どう思う?」
エリウッド「誠実ないい人みたいだね。僕たちは彼を誤解していたみたいだ」
ミカヤ  「そうね、別にエイリークにどうこうしようという気はないみたいだし」
エリウッド「それにエイリークへの気配りを欠かしていない。
いまだって、熱いお茶を飲んだエイリークにあわせて、さりげなく空調の設定温度を変えていたよ」
ミカヤ  「どうやらエイリークへの想いは本物みたいね」
エリウッド「恋愛とかそういう問題はともかく、しばらく見守ってみようよ。エイリークも楽しそうだし」
ミカヤ  「そうね・・・でも、それならさ・・・隣にいるこれ、何とかならない?」

―ミカヤの隣では、エフラムが場に不似合いな不機嫌面をしていた。
菓子には一切手をつけず、会話にも参加せず、ひたすらヴァルターを監視していた。
エフラム (少しでも変な真似をしてみろ、ジークムントが貴様の心臓を貫く)
エイリーク「あの、兄上もいただいたらどうですか。とっても美味しいお菓子ですよ」
エフラム 「要らん。それよりもエイリーク、お前、ここにはワイバーンに乗ってきたらしいな」
エイリーク「はい、ヴァルターに乗せてもらいました」
エフラム (ヴァルターめ、騎乗したドサクサにまぎれて、エイリークの体を触りまくったに決まっている。
ルネス脱出のとき、ゼトが用いたのと同じ手口・・・劣情を抱いた男は同じことを考えるものだ)
エイリーク「ヴァルターったら、私と体が触れないために、わざわざいつもと違う体勢で運転してくれたんですよ。
あの姿勢での騎乗は大変だったでしょう?あそこまで気を遣ってくれなくともいいのですよ」
ヴァルター「お前は嫁入り前だ、必要以上に男と体を触れ合わせてはならない」
エリンシア「ヴァルターさんは紳士なんですね」
エフラム (く・・・騙されてはならない。我々を油断させておいて、ばかめ・・・というのが貴様の魂胆だろう。
これからは今まで以上に神経を集中させろ!!絶対にヴァルターから目を離すな、エフラム!!)
ヘクトル 「少しは落ち着けシスコン」

―マルスも先ほどから会話に参加せず、黙って色々と考えていた。そして、突然口を開いた。
マルス  「・・・・・・あ、すいません、トイレ、いいですか?」
ヴァルター「廊下の突き当りを右だ?」
マルス  「ありがとうございます、行こうリーフ」
リーフ  「え、いや、別に僕は」
マルス  「(小声で)いいからついてくるんだ」

―リビングから廊下に出ると、マルスが口を開いた。
マルス  「リーフ、ヴァルターの私室を探すよ」
リーフ  「ええ!!なんで!?」
マルス  「声が大きい。実は僕もエフラム兄さんと同感でね。
ヴァルターの奴、紳士ぶっているけど、怪しいもんだね。内心じゃ変態的欲望を持っているに違いないよ」
リーフ  「そ、そうかなぁ・・・?」
マルス  「今からその証拠を探すのさ・・・私室が一番怪しいからね」
リーフ  「い、いいのかなぁ・・・」
マルス  「僕らの姉さんが変態の毒牙にかかってもいいの?」
リーフ  「うう・・・わかったよ」
マルス  「で、窃盗王子のリーフ君、君の経験上、私室はどの辺だと思う?」
リーフ  「この手の館だと私室は・・・」
357エイリーク誘拐事件!!?:2008/12/07(日) 02:05:58 ID:PYRh4PEz
―リーフが目をつけたのは、廊下の奥にある部屋だった。
ドアを開けると、そこには本棚やベッド、机、テレビ等私室に必要なものが置かれていた。
マルス  「ビンゴだね、早速捜索といきますか。まずはテレビ・・・きっと姉さんの盗撮ビデオが・・・」
リーフ  「『紋章町絶景百選』『アンパントマン』『百一匹ワイバーン物語』、どれも健全なものばかりだね」
マルス  「次は本棚だ、きっと『女を屈服させる調教マニュアル』とか『SM大全』みたいな変態本が山ほど」
リーフ  「『ワイバーン騎乗上級編』『世界の美術大百科』『平和への道』・・・いたって真面目な本ばかりだね」
マルス  「ちっ・・・ん、これってもしや・・・リーフ反対側を押して(奥からもう1つ本棚が現れる)。
やっぱり二重本棚だ。わざわざ二重にしてあるってことは、今度こそ隠したい変態本が山ほど・・・」
リーフ  「『言葉遣いの直し方』、『勇気を出してコミュニケーション』、『シャイな男性のための恋愛入門』、
コミュニケーションと恋愛入門に関する本で埋め尽くされてているみたいだけど」
マルス  「えっと、つまり、ヴァルターはこういう本で人との付き合い方を勉強していたと・・・」
リーフ  「普通に努力家のいい人じゃん、やっぱり兄さんの思い過ごしなんだよ」
マルス  「いいや、そんなはずは無いね。次は机だ。
おお・・・日記発見!!きっと中は姉さんに対する変態的欲望がズラズラと・・・これは読むしかないね」
リーフ  「ちょ・・・いくらなんでもそれはまずいって」
マルス  「姉さんが毒牙にかかってからじゃ遅いんだ!!さあ、ご披露!!」

○月×日 晴れ
今日、ルネス女学院の校門前を通ったらエイリークが友人と歩いていた。
声をかけようと思ったが、私のことを見て怖がるといけない。
彼女達に気づかれないよう、私はその場を去った。
最愛の女を一目見ることができただけで、満足すべきなのだ。
会社で部下に口調が怖いと言われた・・・自分でもわかっているがなぜか直らない。
しかし、これを直すまでエイリークと口を利くわけにはいかない。

マルス  「・・・」

○月△日 晴れ
夜、たまたま通った路地裏で、エイリークが暴漢に襲われていた。
距離をとってスレンドスピアを投げ、暴漢を成敗した。
私の姿を彼女に見られていないようなので安心した。
彼女のことだ、私が助けたことを知ったら、私に礼をするに決まっている。
私のことで、彼女に気遣いをさせるのは忍びない。
あと今後このようなことが無い様、防犯灯の設置を自治会に投書しておいた。

リーフ  「・・・・・・」

○月□日 曇り
私は、やってはいけないことをやってしまった。
エイリークの写真を、本人にだまったまま1枚手に入れてしまったのだ。
欲望に負け、知らず知らずに彼女を辱める真似をした私は、許されるものではない。
今すぐ焼き捨てるべきだが、この微笑を捨てることが、私にはできない。
教会に行って懺悔をしたが、神父は『気に病むことないですよ』としか言ってくれなかった。
しかし、私は自分を許すことはできない。
(そのページにはエイリークが微笑んでいる一枚の写真があった)

マルス  「・・・えっと、何これ?」
リーフ  「滅茶苦茶純情でいい人じゃん」
マルス  「でも、この写真は?」
リーフ  「それ、姉さんがコンクールで賞をとったときの記念撮影でしょ。
女学院の文化祭で普通に販売されていたよ、もちろん本人公認で。
そりゃ、懺悔された神父も『気に病むことないですよ』としか言えんわ」
マルス  「・・・まだ疑いの余地が・・・」
リーフ  「はいはい、いい加減に戻らないと怪しまれ」
ヴァルター「おい、貴様ら」
マルス・リーフ「!!!!は、はいいい!!」
ヴァルター「ここは俺の私室だ、貴様らが戻る場所ではないぞ?」
マルス  「え、いや、あの、こ、こ、この館広くて迷っちゃって・・・」
ヴァルター「くくく・・・そうか、ではついてこい」
マルス  「は、はーい」
358エイリーク誘拐事件!!?:2008/12/07(日) 02:09:49 ID:PYRh4PEz
―ヴァルターに案内された部屋は、リビングではなかった。
ヴァルター 「音楽室だ、入れ」
リーフ  「お、音楽室!!そ、そんな物まで!?」
ヴァルター「そんな物でも作らん限り、この屋敷は1人では広すぎる」
マルス  「ヴァルターさんのお好きな音楽っていうとやっぱり・・・」

ヴァルター「SATUGAI SATUGAIせよ SATUGAI SATUGAIせよぉぉぉぉぉぉ KILL KILL KILL KILL」

マルス  「って感じですか?」
ヴァルター「ロックも嫌いではないが、今回の趣とは違う」
リーフ  「今回の趣?」
ヴァルター「入ればわかる、他の連中は既に中にいるはずだ」

―中に入ると、そこは小規模のコンサートホールだった。
壁や天井には音響装置が施され、ステージの前には客席が設けられ、そこには兄弟家の面々が着席していた。
グランドピアノが設置された小さなステージでは、エイリークがバイオリンの試し弾きをしている。
ヴァルター「どうだ、なんとかなりそうか?」
エイリーク「はい、とても素晴らしい楽器ですね、私が普段使っているものより、よほど上等なものです」
ヴァルター「くくく・・・それはよかったな」
リーフ  「ええっと、一体何が行われるの?」
ミカヤ  「あなた達がいない間に、エイリークのバイオリンとヴァルターさんのピアノで競演しようって話になったのよ」
リーフ  「ちょ、ヴァルターさん、ピアノ弾くの!!!?」
ヴァルター「かれこれ20年以上な」
マルス  「似合わNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」
ヴァルター「私の演奏を聴いたあとにも、同じ言葉が聞けるかどうか楽しみだな・・・くわっはっはっは・・・」
マルス  「だからその笑い方、何とかなんないの?」
エイリーク「ヴァルター、準備ができました」
ヴァルター「そうか、では始めよう。私を楽しませろよ、エイリーク?」
シグルド 「アイク、ヘクトル、エフラム、寝るんじゃないぞ」
アイク  「努力はする」
ヘクトル 「最初の一分は絶対に起きてるぜ」
エフラム 「・・・・・・(←不機嫌)」
エイリーク「それでは、私とヴァルターによる『ピアノとバイオリンのための協奏曲 第1楽章』、どうぞお聴き下さい」

―エイリークが軽くお辞儀をし、ヴァルターと一度目を合わせた。
そして、ヴァルターによるピアノ前奏が始まり、続いてエイリークがバイオリンを奏で始めた。
演奏は完璧だった、両者とも相当な腕前であるだけでなく、
まるで、何十年も共演しているかのように2人の息がピタリと合っていたのだ。
兄弟家一同は、その演奏に聴き惚れていた。
普段は一分以内に確実にスリープがかかるアイク、ヘクトル、エフラムの3人でさえ、
あまりの素晴らしさに眠気を忘れ、聴き入っていたのだ。
もっともエフラムは終始、仏頂面だったが・・・。
エイリーク「(演奏を終える)・・・以上です、ご清聴ありがとうございました」
兄弟家一同「ブラボーーーーー!!」
エリンシア「素晴らしい演奏でした」
セリス  「すごい、すごいよ、僕、感動しちゃった」
ロイ   「なにがすごいって、この3人が寝ていないところがすごいよ」
ヘクトル 「あまりにすごすぎて、眠気も吹き飛んじまったぜ」
アイク  「音楽をここまで素晴らしいと思ったのは、生まれて初めてだ」
エフラム 「・・・・・・(←超不機嫌)」
エイリーク「ありがとうございます」
ヴァルター「くくく・・・我が力、思い知ったか」
エリウッド「それにしても二人の呼吸はピッタリだったね。はじめてだとは思えなかったよ」
セリカ  「きっと、心の奥で通じ合っているからよ。わたしとアルムみたいにね」
アルム  「そうだね」
エイリーク「ふ、2人とも、何を言い出すのですか/////」
シグルド 「そこ、KINISHINをするな。しかし、私も同感だな、お互いに信頼と強い想いがない限りあの演奏はできない」
エイリーク「も、もう、兄上までそんな・・・/////」
エフラム 「・・・・・・(ガシッガシッ)」
リーフ  「痛い痛い、槍刺すのやめて!!」
359エイリーク誘拐事件!!?:2008/12/07(日) 02:12:19 ID:PYRh4PEz
エイリーク「ヴァルター・・・素晴らしい腕前でしたね」
ヴァルター「くくく・・・お前には及ばん」
エイリーク「今度は、他の方も呼んで聴かせたいのですが・・・また一緒に演奏していただけますか?」
ヴァルター「いいだろう、獲物は多い方が望ましい」
エイリーク「/////」
ヴァルター「・・・」
リン   「(小声で)え、何、この間?ひょっとしていい雰囲気?」
ヘクトル 「(小声で)知らねえよ・・・でも、エイリークの顔、かなり赤いよな・・・」
エフラム 「・・・・・・(グサッ!!)」
リーフ  「あぎゃああああああ!!」
エリウッド「はい傷薬。エフラムもリーフに八つ当たりしない」

―その時、玄関の呼び鈴が鳴った。
ミカヤ  「あら、誰か来たみたいね」
ヴァルター「私が出る、お前達はリビングで待っていろ」

―数分後、ヴァルターは5人の客をリビングに連れてきた。
エフラム 「デュッセル師匠!!」
デュッセル「おお、エフラムではないか。それにご家族の方まで」
ミカヤ  「いつも弟がお世話になっております」
エフラム 「あの、なぜここに?」
デュッセル「実は珍しい槍が手に入ったのでな、ヴァルターと品評をしようと持ってきたのだ。
後でそなたにも見せようと思ったがちょうどよかった、一緒に鑑賞しよう」
エフラム 「は、はあ・・・」
セリカ  「ねえ、アルム、この人たちって・・・」
アルム  「グラド社の幹部役員・・・いわゆる『帝国六将』だね。たしか、通称に鉱石の名前がついているんだ」
エリンシア「あの、他の方は、どういったご用件でいらしたのですか?」
ケセルダ 「おう、いいウイスキーが手に入ったから、皆と飲もうと思って持ってきた」
グレン  「ヴァルターと竜の話をしようとおもってな」
セライナ 「お料理を作りすぎちゃって、だから皆と食べようと思って持ってきたの」
アーヴ  「ふぇふぇふぇ・・・魔王フォデスについての新たな文献を見せに来たのじゃ。
皆、魔王(笑)と馬鹿にし、ろくに目もくれんが、ヴァルターは真面目に話を聞いてくれるでの」
デュッセル「皆で何かを楽しもうとする時はヴァルターの館に集まろう、と、取り決めていてな」
マルス  「ちょ・・・あ、あんた達って仲良いの!!?」
ケセルダ 「おう、紋章町ひろしといえど、俺たちより結束の固い幹部を抱えた企業はないぜ」
兄弟家一同「な、なんだってーーー!!」
ロイ   「ごめん、一番仲悪いと思ってた。だって本編が本編だからさぁ・・・」
セライナ 「正直最初はギスギスしていましたよ」
グレン  「だが、ヴァルターが率先して皆の中を取り持ってくれたおかげで、我々の結束は高まったのだ」
兄弟家一同「ええええええええ!!」
ケセルダ 「共通の話題を見つけたり、積極的に飲み会を開いたり、ヴァルターの努力はすごかったぜ」
アーヴ  「今まで誰も聞いてくれなかったわしの話を、ヴァルターのやつは一晩ずっと熱心に聞いてくれたのじゃ。
ロストンの連中ですら、わしを認めてくれなかったのに・・・こやつは・・・うおおおお(泣)」
デュッセル「『ヴィガルド社長は病に伏している今こそ、我々が奮闘せねばならない。
それなのに仲違いをしている場合ではないだろう』
ヴァルターが、そう我々に呼びかけたとき、私は己の愚かさを自覚したのだ。
それ以来、我々はお互い切磋琢磨しながらも、グラドのために尽くそうと日々協力し合っている」
セライナ 「今の我々、さらには今のグラドがあるのは、ヴァルターのおかげです」
ヴァルター「買いかぶりすぎだ。私は仕事を円滑に進めるために、当然のことをしたにすぎない?」
ケセルダ 「謙遜するんじゃねえよ」
マルス  「何、この無駄に理想的な信頼関係?」
リーフ  「ヴァルターさん、仕事も完璧なの!!?」
シグルド 「なんと素晴らしい、わが社など、私とアルヴィスですら仲違いしているというのに・・・」
セリカ  「それは、三角関係だからでしょ」
ヴァルター「まあいい、お前達、夕食を喰らっていくがいい」
エイリーク「え、そんな、悪いですよ」
ヴァルター「気にするな、獲物は既に用意してある・・・20人分以上なので少々時間がかかるが、そこで待っていろ」
エイリーク「あ、あの、お手伝いします」
エリンシア「私も手伝いましょう」
セリス  「僕もやるよ」
360エイリーク誘拐事件!!?:2008/12/07(日) 02:15:34 ID:PYRh4PEz
―厨房
ヴァルター「くくく・・・どうだ、私に切り刻まれる気分は?少しくらいは抵抗しないと、楽しみがないぞ」
セリス  「す、すごい包丁捌き・・・野菜が見る見る刻まれていくよ」
ヴァルター「なんと喰いがいのある獲物だ・・・見ているだけで血が躍る、さあ私を楽しませろ?」
エリンシア「すごいわ・・・お肉もお魚も高級品ばかり」
ヴァルター「くわっはっはっは・・・抵抗できずに炎に包まれ、焼かれるのを待つばかりとは哀れな姿だな。
私にもわかるぞ、貴様の肉体が焦げていく匂いがな・・・
さあ、命乞いしろ、羊のようにあわれっぽい声で鳴いてみせろ?」
エイリーク「オーブンの中のローストビーフ、とてもいい匂いですね。
中から聞こえる『ジュ』という肉汁の音も食欲をそそります」
マルス  「あのさあ、3人とも他にコメントするところがあるでしょ・・・」

―1時間後、数々のお手製料理が並び、宴会が始まった。
ある意味異様な光景だが、宴会は終始和気藹々とした雰囲気で進んだ。
夜の9時を回ったころ・・・
ケセルダ 「そろそろお開きにすっか」
セライナ 「そうね、明日の仕事もあるしね」
グレン  「午前10時にシレジアとの会合がある、打ち合わせをしたいので、8時には役員会議室にきてくれ」
アーヴ  「ふぇふぇふぇ・・・明日また会おう」
デュッセル「それでは失礼する」
ヴァルター「くくく・・・また来るがいい」
ミカヤ  「わたし達もそろそろ失礼しましょうか」
エイリーク「・・・名残惜しいですね」
ヴァルター「だが、もう9時だ。家に帰って明日に備えるんだ。私の蛇竜で送ろう」
エイリーク「いえ、家族と一緒ですから、歩いて帰ります」
ヴァルター「そうか、では玄関まで送ろう」

―館の玄関に集まる兄弟家一同
エリンシア「今日は何から何まで、お世話になりました」
ミカヤ  「次は我が家に遊びに来てください」
アイク  「今度、訓練に付き合ってくれないか」
シグルド 「仕事帰りに2人で一杯飲みたいので、時間があったら連絡して欲しい」
ヴァルター「くくく・・・いいだろう」
マルス  「(小声で)ちょ・・・年長組に気に入られた!!」
ロイ   「(小声で)これは・・・まさか!!」
エイリーク「あの、ヴァルター、今日は本当にお世話になりました」
ヴァルター「くくく・・・私も楽しかったぞ?」
エイリーク「それでは失礼します・・・また、お会いしましょう」
ヴァルター「エイリークよ・・・」
エイリーク「はい」
ヴァルター「私の顔をよく見ておけ。お前を屈服させ支配する男の顔だ」
マルス  「ヴァルター的告白キターーーー!!セクハラ発言にしか聞こえないところがすごいよね!!」
エイリーク「ふふふ・・・楽しみにしていますよ」
ロイ   「しかも、姉さんも満更じゃないみたい!!」
ヴァルター「・・・・・・」
エイリーク「////////////」
リン   「だから、この間は一体なによ!?」
エイリーク「そ、それでは、失礼します。皆、行きましょう」

―帰路
アルム  「・・・普通にいい人だったね」
セリカ  「そうね、わたし達、今まで誤解していたみたいね」
エリウッド「いや、もういい人とか言うレベルを超えているような・・・」
リン   「誠実で、紳士的で、努力家で、ピアノと料理が美味くて、仲間思いで、大企業の幹部・・・完璧じゃない」
マルス  「顔と口調は怖いけどね」
シグルド 「信頼できる男であったな。私など、最後には本気でエイリークの相手に、と思ったぞ」
アイク  「奴になら家族を任せられる・・・俺はそう感じた」
ミカヤ  「そうね、実はいい人やロリコン教師より、ずっと相応しい相手だと思うわ」
エリンシア「今度我が家にいらしてもらいましょう」
セリス  「うん、今度は僕達がご馳走してあげたいよね」
361エイリーク誘拐事件!!?:2008/12/07(日) 02:17:46 ID:PYRh4PEz
エイリーク「も、もう、皆、早とちりをしすぎです。
ヴァルターの気持ちや都合もありますし、あまり我々だけで決めてしまっては、彼に迷惑が・・・//////」
マルス  「と、いいつつも、顔が赤くなっているエイリーク姉さんでした」
エイリーク「こ、こら、マルス//////////」
エフラム 「・・・・・・ウガァァァァァァァァァァァ!!!!」
リーフ  「え、ちょ、だめ、いくらなんでもジークムントは、うぎゃああああ!!」
ロイ   「大事な妹を他の男に取られて、しかも男は完璧なので反対する理由も妨害する理由も見つからず。
怒りのやり場がなくなったので、仕方なくリーフ兄さんに八つ当たり・・・こんなところかな」
ヘクトル 「ったく、どうしようもないシスコンだな、エフラムは」
リーフ  「ちょ、冷静に解説してないで助けて!!僕は何にも悪くないのに!!」
エフラム 「いいから、黙って俺に刺されろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
リーフ  「こ の ひ と で な し ぃ ぃ ぃ ぃ!!!!!」

―翌日、ルネス女学院放課後
ターナ  「へ、へえ・・・き、昨日そんなことがあったんだ・・・」
エイリーク「はい、今度、2人も演奏を聴きにきてください」
ラーチェル「え、ええ、き、機会がありましたらね・・・」
ターナ  「(小声で)ちょっと、どういうことなの、これ?今朝からずっとヴァルターの話ばかりじゃない」
ラーチェル「(小声で)わ、わかっていますわ。そ、それも、話す時には必ず顔が赤らめていますのよ」
ターナ  「(小声で)まさか・・・恋?」
ラーチェル「(小声で)認めたくないですけど、あるいは・・・」
エイリーク「・・・どうしましたか?」
ターナ  「う、ううん・・・」
ラーチェル「な、なんでもありませんわ」

―フレリア家
ターナ  「ただいま・・・って、何してるの、お兄様?」
ヒーニアス「む、帰ってきたか、妹よ・・・これはエイリーク用に仕立てた特注のサンタ衣装だ。
今月の24日、これをエイリークにプレゼントし、着てもらうのだ。
見ろ、このスレスレのミニスカートを、さらに胸にはリアル感触のパットいりだ!!」
ターナ  「はあ・・・だめだ、こりゃ」
ヒーニアス「な、なんだ、そのリアクションは!?」
ターナ  「お兄様、妹として1つ忠告しておくわ。
そんなしょうもないことばっかりやってると、冗談抜きでエイリークを他の男の人にとられるわよ」
ヒーニアス「ふ・・・あんなムッツリ教師と似非賢者など、私の敵ではない」
ターナ  「お兄様・・・伏兵っていうのは意外なところから現れるものよ・・・」
ヒーニアス「?」

―エイリークとヴァルターが友人を招いてコンサートを開くのはそれから2週間後であった。
息ぴったりの演奏と、演奏後妙にいい雰囲気の2人を見たその時、
ヒーニアスは「伏兵」の意味を痛感したという。

「エイリーク誘拐事件!!?」 完

重ねて言いますが、この物語はフィクションです、実際の人物、団体、
「聖魔の光石」本編、カップリングとは一切関係がありません。

今回も長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。
362助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 02:35:00 ID:+f8GFXkj
まさかこんな夜中にこんな名作に会えるとは。
ヴァルター良い人、つか完璧過ぎるww
これから本編で倒すのに躊躇してしまうじゃないかww

にしても、このスレの職人の手にかかると
どんな本編での悪役も良い人か萌えキャラになるなぁw
俺もあのキャラで書いてみるか…
363助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 03:31:09 ID:TJUFzcEj
何と言う良作…GJ!
ちょっと聖魔トライアルマップでヴァルターをフルドーピングしてくる
364助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 03:44:02 ID:eiv4Yz9v
「実はいい人」がほぼ唯一のアピールポイントを奪われた形だなw
365助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 11:20:48 ID:DLUrPg3d
>>353-361
良作テラワロスwww
まさかこのヴァルターはあの魔性の槍を持つ前のヴァルターかwなら納得だけどさwww
表札の『ヴァルター?』で噴き出したwww
GJ!

ちょっと>>353-361記念に『エイリーク争奪戦が激化な予感!!』AAを作ってくるわ
完成したら張ります
366助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 20:23:29 ID:cJQf9WIX
【前回までのあらすじ】
大乱闘FEブラザーズも波乱の第五試合が終了した。
魔の力によりドーピングされたリオンが、シグルドとアルヴィス両者を戦闘不能にしたのである!
彼を倒さねば二人を救う事は出来ない…エイリークは彼等の為にも、
そしてリオン自身を救う為にも彼を倒すと心に誓った。
…次の試合は黒い牙の白狼・ロイド選手と世紀末覇者・ラナ選手だ。
この強者同士の戦いにおいて勝ち残ることが出来るのは、一体どちらなのでろうか!?

【※注意】
…そしてラナのネタキャラ扱いについての悲痛な想いを聞いて、笑うと同時に泣いてあげて下さい
それと途中マ○オRPGネタがあるので、知らない人はアイク編を軽く流してくれるとありがたいかと…
後最後の方でちょっとした企画もあります


ロイド  「マハレスト山脈…足場はごつごつとしていて走りにくい上、
      上からは落石が降ってくるか…」
ラナオウ (落石上等だぁッ!!)
ロイド  「にしてもこの子…こんな可愛らしいのにこの大会に出場…マグレか?
      …とにかく俺好みの可愛い子だ(*´Д`)」

ヘクトル 「ロイドの奴まさか…あの世 紀 末 覇 者を知らねえのか!!?(゚д゚)」
リーフ  「マジですかwwww」
マジ   「いや、お前はサジだよ」
バーツ  「俺はバーツだよ!」
サジ・マジ「知ってるよ!」
マルス  「三人とも帰ってくれ」
セリス  「………ちょっとソードキラー借りてくる」
ユリア  「セリス様落ち着いて下さいっ!!!」
ヘクトル 「そもそも装備出来ないだろセリス」

エイリーク「…リオンは…この私が倒します!!
      …ア、アナタはさっきの……えっ?私のにですか…?
      …お互い共通の目的がある様ですね、分かりました。
      ヒーニアスを抜いて貴方を登録しましょう」

ロイド  「悪いが、大会には勝たせて貰う!…はっ!つ(横B必殺)」
ラナ   「ぐっ!!…何今のは…太刀筋が見えなかった…」

イリオス 『フォックスの横B攻撃ktkr』
ドロシー 「ロイド選手速いですね…」
女性観客 「( ゚∀゚)o彡°ロイド様!ロイド様ッ!!」
セーラ  「そりゃそうよ。彼はソードマスターなのよ!」
女性観客 「( ゚∀゚)o彡°ロイド様!ロイド様ッ!!」
アスタルテ「ソドマスが冷遇され始めた烈火の剣においてもあやつの強さは際立っているな…」
女性観客 「( ゚∀゚)o彡°ロイド様!ロイド様ッ!!」
セーラ  「ちょっとはボリューム下げろや婦女子共がぁぁぁっ!!」
ドロシー (今回ばかりはセーラさんに同調せざるおえない…)
367助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 20:27:05 ID:cJQf9WIX
ロイド  「手荒な真似はしない。全力で掛かってきなさい」
ラナ   「は、はい…」
     (その済ました面、この拳で恐怖に変えてやるわ!)
ドロシー 「さあラナ選手、(拳王としての正体を隠しただの少女の振りして)ロイド選手に立ち向かいます!」


(そしてアイク達ご一行は…)
アイク  「(海面を見ながら) ココから沈没船に行けるんだな」
ティバーン「でも俺とネサラは鳥だから泳げんな…」
ネサラ  「ああ」
ニケ   「ふっ、私は問題無いな」
鳥二人  「犬掻きm9(^Д^)プギャー!!」
ニケ   「い、犬掻きの何処が悪いのだ!まったく泳げぬお前らよりはマシだ!
      ったく、お前らが鷹と鴉のラグズじゃなくてペンギンのラグズだったらなぁ…
      泳げるし、愛嬌も有るだろうに…」

エリンシア「ピクッ…そんな事は認めません!
      鷹王じゃないティバーン様なんてティバーン様じゃありませんわ!!
      それにペンギンのラグズになれば、飛べないばかりか立派なKINNIKUまでも失われてしまいます!!
      そんな事はこの私が許しませんわ!」
ルキノ  「ちょwwwどうしたのですエリンシア様!?」
エリンシア「えっ…あ…いや、何でもありませんわよ…(汗)」
ジョフレ 「(´;ω;`)」

アイク  「じゃあこうしようか。
      俺がティバーンとネサラの手を繋ぐ、そして海に潜ると…」
ニケ   「何だ、この渦潮に入れば水の中でも普通に移動できるのか」
アイク  「えっ?」
鳥二人  「ちょ、有り得ねーよwwwwww」
アイク  (…マ○オRPG…)

(大会会場)
ドロシー 「さあ試合も中盤、ラナ選手とロイド選手共に二機です!」
     (ヒント:ラナはセリスに気を取られた隙に斬られ、
      ロイドは落石と一緒に転がってきたグローメル将軍に当たって吹き飛んだ)
セーラ  「未だ余裕を見せているロイド選手、
      必死に攻撃を続ける(ふりをしてる)ラナ選手、どっちが勝つのか見物ね!」
女性観客 「( ゚∀゚)o彡°ロイド様!ロイド様ッ!!」
男性観客 (応援すればエーディンの着替え写真が見られるという契約に釣られたアホ達)
     「( ゚∀゚)o彡°ラナオウ様!ラナオウ様ッ!!」
弓騎兵一同(応援しないと地獄行き)
     「(´;ω;`)o彡°ラナオウ様!ラナオウ様ッ!!」
368助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 20:29:24 ID:cJQf9WIX
ラナ   「ハァッ!つ(Aでリライブ杖ポコ)」
ロイド  「ふっ、そんなのは当たらないよ、お穣ちゃん」
ラナ   (今猫かぶりをやめた)
     「ならばお主はこれ食らえいッ!つ【B手榴弾】」
ロイド  「がはぁっ!!?…な、何だ今の爆発は…!?
      …それに…この子のふいんき(何故か変換出来なry)が変わった?」
ラナオウ 「ふんっ!(羊髪に手を突っ込んで手榴弾を取り出す)
ロイド   ( ゚Д゚)

ロイド   (゚Д゚)
ラナオウ 「こっち見んな。ほれっ」
ロイド  「むぅっ!だが…(B溜め)光の剣ッ!」
ラナオウ (ぐっ!!!…あの男が剣を振り上げた瞬間、閃光が狙いを付けて飛来してきた…
      良くも悪くも原作のGBAの光の剣のエフェクトと同じか…
      だが振り上げるだけで何処にいても攻撃を加えられるのは、
      遠距離戦対策にもなってとても厄介…)
ロイド  「行くぞ!(横B)瞬身斬り!」
ラナオウ 「ぐぅっ!」
ロイド  「もう一度!」
ラナオウ 「連続では食らわない!防御!(Lボタンで)」
ロイド  「うっ、しまった!相手に後ろを…」
ラナオウ 「(横B)ウインドッ!」
ロイド  「ぐぅ…!」
ラナオウ 「それにアルムみたいに影が薄い指輪:Filla’s might(日本語名は忘れた)を入手!
      これで攻撃力アップッ!
      更にアシストボールを同時に入手!こい、罵射気裏通多亞!!」
レスター 「…弓隊用意ッ!連射し続けろ!放てーッ!!!」
(大量の矢がロイドに降り注ぐ)
ロイ   「…何というアンノーンの攻撃(汗)」
ラナオウ (B溜め中)
ロイド  (ぐっ、がっ!まずい…相手は技を溜めているのに、
      この弓が邪魔で近づく所か動けない…)
ラナオウ 「食らえッ!」
ロイド  「!!」
ラナオウ 「ユングヴィ真拳奥義・風螺丸掌(ふうらがんしょう)ッ!!」
ロイド  「ぐうああああああぁぁぁっ!!!(バシュゥーーーンッ!!!)」
ライナス 「兄貴ッ!」
ニノ   「お兄ちゃん!」
369助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 20:31:18 ID:cJQf9WIX
ミカヤ  「凄いわねラナオウ」
ロイ   「今の術は…」
リーフ  「何だい、ロイ?」
ロイ   「凄く…螺旋丸です…」
リーフ  (ラナオウを見て)
     「こいつ…かなりの切れ者…」
エフラム 「ここまでの子とは…」
カカシ  「大した奴だ」
ヘクトル 「ちょwおい!一人FEに関係の無い奴が紛れ込んでるぞw」

アイク  「ここが沈没船の中か…」
ニケ   「何か不気味だな…」
ネサラ  「おい、あれ見ろよ!あれって…」
アイク  「…レイホーだな」
ティバーン「知ってるのか、アイク?」
アイク  「ああ。どうやら俺たちはマ○オRPGの世界に居るみたいだ」
ラグズ三人「な!>Ω、ΩΩ<何だってーッ!!!」
ネサラ  「おい!アイク説明しろ!」
アイク  「どうやらここら辺は任天道・茸区の魔理男RPG県の様だな」
ネサラ  「…マジかよ…」
アイク  「とにかく、奥まで進もうか」
ラグズ三人「…分かった」
(そして沈没船の中を、会う敵全員フ ル ボ ッ コにしながら突き進む)

ニケ   (化身を解く)
     「…ん?何だこの部屋は?ブロックが七つ浮いてるぞ!」
アイク  「あっ!これは…」
ティバーン「知ってるのか」
アイク  「これは暗号を入れる為のモノだな」
ネサラ  「というと何だよ!?」
アイク  「マ○オRPGの仕掛けだな。ブロックを叩いて文字を選んでいく。
      七つのブロックそれぞれで正しい文字を選ぶと、何かしらの単語となる。
      単語が正解ならあそこの扉が開いて先に進めるのだろう…」
     (しかし腹がすいたな…動物でも魚でも良いから肉が食べたい…)
ネサラ  「じゃあ答えは何だよ?」
アイク  「…作者はただ原作と同じにするのはつまらないから、色々と改造してるな
      ブロックが六つから七つになってるし」
大乱闘作者「ギクッ!!」
アイク  「安心しろ、前の方の部屋のミニゲームで巻物が手に入っただろ?
      それを元に推理すれば大丈夫だ」
ラグズ三人「………」
370助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 20:34:17 ID:cJQf9WIX
アイク  「巻物1は…『最初はコ』か。」
ニケ   「…よし、ブロック1をコにしたぞ」
アイク  「巻物2は…『単語には今までに会った海の生物の名が隠されている』…か」
ティバーン「海と沈没船内では、
      ゲッソー(イカ)やプクプク(フグ)とかロクデナシ(ヒトデ)を倒したな」
アイク  「巻物3は…『デとシの間にはナがある!』」
アイク  「巻物4……『ナは偶数(※2、4、6)のブロックの中に入る』」
アイク  「巻物5……『humanは日本語で何ですか? →○○』」
アイク  「巻物6……『ヒの前にはノが入る』」
アイク  「巻物7……
      『紋章町のある少年は、この単語を日常生活において良く使っているらしい』」
四人   「…………」
アイク  「…わ、分からん…」
ネサラ  「所詮ク○クルドゥドゥドゥ!程度の知能しかない俺達鳥には分からないぜ!」
ティバーン「馬鹿!そんな事言うな、クッ○ル先生に共食いされるぞ!!?」
ニケ   (その少年…知ってる気がするのは気の所為だろうか?
      名前は忘れたがな)
アイク  「…よし、分かった」
ネサラ  「ぬっ!分かったのか!流石はアイクだ!!」
アイク  「…ここはスクリーンの前の皆に聞くぞ!」

ラグズ三人 ( ゚Д゚)

ラグズ三人 (゚Д゚)

アイク  「だからこっち見んな。皆この流れ飽きてる筈だぞ。
      …とにかく、俺達は答えが分からないが、
      スクリーンの前のお前達なら大丈夫だと思う。
      このネタを先に進める為にも協力してくれ、頼む」
ラグズ三人「アwwイwwwクwww自www重wwwしwwろwwwww」

(又会場に戻る)
ロイド  「くうっ……そうか、君が…噂に聞く覇王の正体か。
覇王と言うからてっきり人外な男だと思ってた。まさか年端も行かぬ君の様な少女が…」
ラナ   「ウガアアーッ!!私だって一人の平和な少女で居たかったわ!!
      でも原作でジャムカおじさんが親だったりすると、
      私の成長率的に力がカンストしやすくなるの!
      だから魔力より腕力なんて、シスターには要らないモノがMAXになるのよ!
      それに家族の誰にも似てないモコモコの羊髪のお陰で
      更にネタキャラ街道まっしぐらなのよ!!?
      貴方にはその辛さが分からないでしょ!……グス…ウゥ…ウゥ…」
ドロシー 「あーっ!な、何という事でしょう!ラナ選手が突然号泣し始めました!!」
ジャムカ (非情にも無言でキラーボウをラナに向ける)
ブリギッド「お、落ち着いてジャムカ!アンタをおじさん呼ばわりしたのは事実でs…
      …じゃなくて彼女が今錯乱状態だからよ!
      ゆ、許してあげて!!」
(ロイド、剣をその場に捨ててラナに近づく)
371助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 20:36:48 ID:cJQf9WIX
ロイド  「そうか。君にはそんな過去があったのか…
      ほら、このハンカチを使われy…使ってくれ。
      女の子が悲しんでる姿は男は見たくないものさ、
      だからこのハンカチで涙を拭いてくれよ、な?」
ラナ   「う、うん…」
(だがそんなイイハナシダナー( ;∀;)的状況に豪腕の救世主が!)
ラナオウ 「…と思わせといて…」
ロイド  「ん?」
ラナオウ 「馬鹿め!死ねッ!!」

                _ ∩ ;. ;.,;.;.∵
        ☆ーー|ー⊂/  ノ゚Д゚). ;. ;    ←ロイド
              /   /
              し'⌒∪
   ↓ラナオウ様
         ・;☆;∴‥
  n ノハ)ヽ∩  :: :.
  ζ リ ゜ヮ゜)/  :: ::
   (つ   /  :: :'
   人⌒l ) :: :: 
   し(_)
 彡

ロイド  「!!!!…な、何だと!!な、殴ったな!
      親父にも殴られた事は無いのにー!!?(バシュゥーーーンッ!!!)」
女性観客 「きゃああああっ!ロイド様がぁぁぁ!!」
セリス以外「ラナオウ…黒ェ…」
セリス  「わあ凄いよラナ!ロイドさんに勝っちゃったよ!?」
FE兄弟家「オイッ!」

ドロシー 「…あー、その…」
セーラ  (作者の奴、何勝手に私のAA使ってるのよ!?)
アスタルテ「正にカオスだな、勿論悪い意味で」
ドロシー (どちらにしろ勝ったのはラナオウ…ならば…)
     「こ、この試合の勝者は…ラナ選手です!!」

観客一同 (((゚Д゚;))) <ナ 、 ナ ッ ト ク イ カ ネ エ エ エ エ ェ ェ ェ ェ ! ! ! ! ?

(治療室)
ロイド  「女に殴られた女に殴られた女に殴られた女に殴られた女に(以下略)」
ライナス 「兄貴ッ!しっかりしろ、兄貴ッ!!!」
ロイド  「優しさが裏目に出た優しさが裏目に出た優しさが裏目に出た優しさが裏目に(ry)」
ライナス 「…兄貴…」
ニノ   (´;ω;`)


ミカヤ  「あれ、サザは?」
へクトル 「姉上…次の試合はサザVS漆黒の騎士だぞ!」
ミカヤ  「な、何ですってぇぇぇぇぇッ!!」
この場に居ない兄弟以外(ミカヤ(姉さん)…知らなかったのか…!?)
ミカヤ  「…そう……サザ、頑張ってね」
アルム  「あ……ト、トイレ行ってくる」
372助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 20:39:32 ID:cJQf9WIX
ドロシー 「とにかく、ここ数試合は混沌の極みでしたが、
      多分この試合はある意味正統なモノとなるでしょう!(ミカヤ争奪戦的な意味で)」
      緑風選手VS漆黒の騎士選手です!」
      ステージはナバタ砂漠(封印の剣バージョン)となります。
      視界は悪いですが、アイテムが砂に埋まっており、運が良いとアイテムが入手出来ます。
      なお、何処かにソンケルバーン先生が埋まっておりますが、
      そっとしておいてあげて下さい…」

3!、
漆黒の騎士「サザが相手だと…身の程を弁えよ!」
2!、
サザ   「…このステージ、この状況…
      今の俺には!アンタに100%勝てる方法が有るんだよ!!」
1!、

ドロシー 「ス タ ー ト で す !!!!」



【オマケ】

イシュタル「それでは早く会場に…あ、ユリウス様ッ!」
ユリウス 「イシュタルか。買い物ご苦労様だ…よし、私が少しばかり持ってやろう」
イシュタル「ユリウス様そんな……ありがとうございます///」
ユリウス 「…ん?あれは…葉っぱか?何であんな格好を…」
イシュタル「実は先程リーフ君に襲われまして…」
ユリウス 「ピクッ……何…だと…!?」 
(ユリウスが荷物を床に置いて杖を取り出す)
ユリウス 「ワープ!!」
イシュタル「えっ?ユリウス様一体何を…」
ユリウス 「…あいつを治療室に送ってやった。その方が良いと思ってな(・∀・)」
イシュタル「あ、そうでしたか」
ユリウス 「…行くぞイシュタル」
イシュタル「はい!ユリウス様ッ!」
ユリウス (くっくっく…本当は違う所に送ったわ。イシュタルに手を出した罰だ!
      …次のネタで出現すると思うが、その頃には、
      あの巨大イカに食われてるかもな…あーっははははははッ!!!)

アシュナード「我の出番マダー?」


12章に続く
373大乱闘FEブラザーズ 作者:2008/12/07(日) 20:50:28 ID:cJQf9WIX
注意の所で言った企画ですが、アイクがネタの中でスクリーンの前の皆さんに問題を丸投g…
攻略の依頼をしましたよね。
実は最初にそれを解いた方の為に、FE保管庫の次回予告置き場の中からネタを一つ書こうと思っています
その単語(※7文字)と、書いて欲しいネタを明記の上、レスして下さい
…2chanでそんなの許されなかったらすいませんorz
374助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 21:29:32 ID:+74yS4EK
>>366
答えは「コノヒトデナシ」だな。「四牙の日常」頼みます。
GJ!!ラナテラ鬼畜www
375374:2008/12/07(日) 21:33:53 ID:+74yS4EK
って四牙の日常なんてそこにないか。ゴメンorz
もうちょいしっかり見てからあなたに頼みます。
376助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 21:46:25 ID:+74yS4EK
>>374ですが
「男ヘクトル危機一髪!!祟りと誘惑と勘違いの三重奏」お願いします。
勘違いと多重レスすいません・・・

>>353
ヴァルターがパーフェクト超人とな!!?
377助けて!名無しさん!:2008/12/07(日) 23:53:10 ID:h/AiaQL1
>>366
実に面白かったGJ!

>>353
このヴァルターなら司祭に兵種変更してもうなずける
378フラグマスターアイク トーナメント青月光:2008/12/08(月) 11:43:55 ID:o+OGmA7l
一部、大乱闘FEブラザーズと重複しかねない設定があります。その点に留意のうえご覧ください。
そろそろテンプレについて話し合おうぜ。


―――その日、紋章町のあらゆる未来視たちが夢を見た。
リオン「……これは……」
ミカヤ「……なんて……こと」
ヘクトル「オイオイオイオイ、洒落になんねーだろ……」
ユリウス「……地球滅亡か……?」
そして、その全ての者たちが決意した。この事態は食い止めねばならぬと。
そのためには、結束して事に当たるべきであると。

数週間後、兄弟家

エリンシア「お早うございます兄上とアイク。今日はカレーですよ」
シグルド「ありがとう。いただきます」
アイク「いただきます。……今日は祝日か」
シグルド「そうだね。セリカ達も、テリウス区にできた新しい遊園地(わくわくイズカランド。しっこくハウスやマレハウト山を模したアトラクションがあることで話題)に遊びに行ったようだし」
アイク「暇だな」
シグルド「そうだね」
エリンシア「そうだったら、少しお使いに行って下さいませんか? 今日の夕食分の肉が切れてしまって」
アイク「肉か……重要な問題だ。俺が行こう」
シグルド「私も行こう。少しは運動しないと体がなまってしまう」
アイク「それなら、グラドの商店街まで競争しようか? 俺は徒歩でいい」
シグルド「じゃあ私は馬で行こう」
エリンシア(仲が良いですわね……。微笑ましいわ)

十分後、バーハラ商店街

シグルド「ぐはっ……はあ、はあ、くそ、早すぎるぞアイク……」
アイク「不摂生が祟ったな。さて、肉屋は……」
ヴァルター「くくく……久しぶりだな? エイリークは元気か?」
アイク「ヴァルターか。ああ、エイリークは元気だ。ただ、少し学園祭の出し物で苦労しているようだがな」
ヴァルター「ほう……それは旨くないな? 何が足りないのか言うがいい? 私が用意してやるぞ?」
アイク「そうか。ならば肉を頼む」
シグルド「待てアイク! お前の欲しい物じゃないだろう!」
ヴァルター「構わんとびきり上等の竜の肉を用意してやろう?」
アイク「有難うヴァルター、恩に着る。エイリークが必要なものは人手だそうだ。俺も手伝っているが、流石にステージの作成は難しいようでな」
ヴァルター「それならば私に言ってくれればいいものを……いや、その奥ゆかしいところがエイリークの良い所だな?」
アイク「そうだな。肉は家に届けてくれ」
ヴァルター「把握した?」
シグルド(私空気……)

アイク「さて兄さん、やることが無くなってしまったが」
シグルド「うむ。……おや、あっちの広場で何かやっているようだ」
アイク「縁日か? 行ってみよう」
379フラグマスターアイク トーナメント青月光:2008/12/08(月) 12:03:55 ID:o+OGmA7l
マージョウ「はい、クリミアシティトーナメント参加希望者はこちらに並んでください。住所と電話番号も記入してください。登録された方は、サイクロプスと腕相撲して……」

アイク「クリミアシティトーナメント?」
シグルド「ふむ。例のやつか」
アイク「知っているのか兄さん」
シグルド「ああ。最近、バレンシアで行われた大会と同系列でね。ほら、アルムが出場していただろう」
アイク「ああ、あれか。つまり、あの大会をクリミアでも行うと」
シグルド「というか、同じ大会の予選という扱いだったね。クリミア市の人だけが出場できる予選だろう」
アイク「……さて、問題は俺が出場できるのかということだが」
シグルド「出来るだろう。一応、アイクはグレイル工務店にも籍を置いてあるからね」
アイク「そうか。じゃあ、受け付けてくる」

マージョウ「はい、お名前を」
アイク「アイク。グレイル工務店のアイクだ」
マージョウ「……アイク!? お、おいコユージョ! たしかこの人って……」
コユージョ「うむ、確かそうだ。……失礼しました。では、この書類にサインを」
アイク「……これで良いんだな? サイクロプスとやらはこれだな?」
マージョウ「あ、そちらではなく。こっちのドラゴンゾンビと闘ってください。武器は無しです」
シグルド「無理ゲーだろ!」
380フラグマスターアイク トーナメント青月光:2008/12/08(月) 12:30:42 ID:o+OGmA7l
通された場所は、広場の中央。
それなりに広く、踏み固められ、ところどころに焦げ目の入った地面が、賢者たちの魔道障壁で覆われている。
広場の中央に、一体のドラゴンゾンビが鎮座する。ただのドラゴンゾンビではなく、古の火竜が屍竜化したモノ。
攻撃射程は3。攻撃力は守備無視で40。体力は100を超える。シグルドの叫びも致し方ない、まさに無理ゲーだ。
その屍竜の前に相対する、紋章町最大戦力の人間災害。それが、屍竜の前でファイティングポーズをとる。
「覚悟しろ」
その言とともに、人間災害は吶喊する。握られた拳が、屍竜の顎を砕く。
屍竜は苦痛を感じた気配もなく、雄叫びを上げ、口腔に漆黒の炎を宿し、解き放つ。
それはアイクに直撃し、地面を溶かす。障壁の内側が、炎に包まれる。
だが、アイクは動じない。作業的に、屍竜に攻撃を加えていく。
腹、脚、尾、翼。攻撃する度にそれらはぼろぼろになり、やがて黒い塵に帰る。
激しく動き回るアイクに屍竜の攻撃は当たらず、障壁の内側が、黒い炎に染め上げられていく。

やがて屍竜の四本の脚は全て塵へ帰り、翼も尾も千切れとんだ。
ただし、最大の脅威はまだ厳在する。黒い炎を生産する胴体、それを発射する口腔。
アイクは胴体に狙いをつけ、そこに対術版天空を浴びせようと光る雲を突き抜けFly Away。
そのアイクを狙って、屍竜は鎌首を持ち上げ、アイクに向けて口を開く。
そして再度宿る、黒い炎。それが発射され、炎の奔流がアイクを焼き尽くさんと迫る。
ひらりと、空中だというのに回避するアイク。
屍竜の眼が、なん……だと……とばかりに見開かれ、蹴り壊され、その先の胴体ごと二つに分断された。
どさ、と屍竜の体が地面に倒れる。屍竜の体は塵に帰り、黒い炎も消え失せた。

コユージョ「はい、予選突破です。では来週、第一試合を行いますのでグリトネア塔にいらしてください」
マージョウ「お疲れ様でしたー」
381助けて!名無しさん!:2008/12/08(月) 18:19:26 ID:lPWOBNex
>>378
確かにそろそろ次スレだしな。テンプレにヴァルター加えてほしいwww
(以下ネタに関して)
きれいなヴァルターキターーー!!すげぇwww
アイクならこいつが何体までなら勝てるかな?GJ!!ww
382助けて!名無しさん!:2008/12/08(月) 20:59:55 ID:7RX+qKfV
>>378-380
わくわくイズカランドってwwwアトラクションもカオスだけど、名前だけで吹くわw
シグルド兄さんとアイクのコンビいいなw兄さん突っ込み大変そうだけどww

>>381
ヴァルターはほしいなw
しかし、そうなると実はいい人とか変態教師も入れて
エイリークの婿候補って書いたほうがいいのか?
383助けて!名無しさん!:2008/12/08(月) 21:41:59 ID:GWLdUtZu
【エイリークの婿候補達】
ロリコン教師、偽似賢者、実はいい人、実は完璧な紳士など。ちなみにエイリークといい感じになるとエフラムにメッタ刺しにされるので要注意。

こんなもんか?センスなくてゴメン
384助けて!名無しさん!:2008/12/08(月) 22:23:36 ID:lPWOBNex
>>382-383
いやそこはもう
【ヴァルター】
顔と口調は悪いが他は非の打ち所なしの完璧な紳士。兄弟家の年長組に気に入られており、エイリークともいい感じ?

で、もう一区切りにしてやっていいくらいだと俺は思う。
385助けて!名無しさん!:2008/12/08(月) 22:27:01 ID:AUlgeAVR
たった一度のネタでテンプレ入りは正直どうかと思う
386助けて!名無しさん!:2008/12/08(月) 23:25:28 ID:Q6lG9bnq
同意。もう少しネタが増えてからにしようよ。
387助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 02:13:48 ID:bxNOduuf
そうだな。ネタがかなりのGJだったから>>384の気持ちはわからんでもないが、テンプレ入りするとしても>>383程度に抑えとこうぜ。
 
あの神ネタはともかく、実際個人的には原作イメージ悪すぎて、紳士ヴァルターの定着はきついんだ(^-^;
388387:2008/12/09(火) 02:19:45 ID:bxNOduuf
あ、ちょっと間違えた、ヴァルターが紳士なのはともかく、きついのはエイリークの婿候補って事だったw
しかも有力候補ww
389小説版外伝ネタ※メタ注意:2008/12/09(火) 04:16:47 ID:4Hbpp4xL
ロイ「ただいまー。あれ?アルム兄さんが先に帰って来てるって珍しいね」
アルム「……(本に熱中している)」
ロイ「何読んでるの?いつもの種苗の通販カタログ?……じゃないな。えーと双葉社ファンタジーノベルFE外d…」
アルム「(おもむろに立ち上がり)俺は変わる!」
ロイ「……俺?」
エリウッド「い、一体どうしたんだい、アルム?」
アルム「ロイや兄たちに比べ、俺の出番はあまりにも少ない」
ロイ「確かにそうかも」
アルム「なぜか!?それは個性に乏しいからだ。俺は出番を増やすために色濃い個性を出さねばならん」
エリウッド「で、でも、原作と接点がなければただのキャラ破壊じゃないか?」
アルム「その通りだ、兄よ。いくら個性を出そうとも原典に何も関連がなければ俺は俺であると認められないだろう。そこで思い出した。俺には有名な小説版がある」
ロイ「小説版?」
アルム「時代がかった小説版の俺の口調ならば他の兄弟と見分けることも容易い。これで影が薄いとも言われることも無くなるだろう」
エリウッド「そうかもしれないけれど……」
ロイ「なんだか違和感だなぁ」
マルス「(ひょっこり)なんだか僕の十八番を奪うようなメタな会話をしてるね」
アルム「マルスか」
マルス「さっきから聞いてたけど、その小説版口調、あまり意味がないと思うよ」
アルム「なぜそう思う」
マルス「小説版が有名ったって所詮大昔のゲーム小説だよ?一部のネタが有名なだけでアルムの口調なんて覚えてる人いないってw」
アルム「そんな……」

マルス「それに、影が薄いのはアルムじゃなくて外伝全体だからwキャラ付けで何とかなる問題じゃないからw意味なしw」
アルム「orz」
マルス「それよりも、もっと気にしなきゃいけないことがあるんじゃない?」
アルム「え?」
セリカ「小説版…小説版…シルクと出奔…許すまじ……!(メラメラ)」ロイ「ああっ、セリカ姉さんの怒りの炎で家が燃えてる!」
エリウッド「ははは…また建て直し……蝶サイコォォーー!」
アルム「ごめん、ごめんよセリカ!小説版はもうやらない。シルクといなくなったりもしない!だから落ち着いてー!!」

シグルド「(キュピーン)今どこかでKINSHINフラグと何か大事なものが崩れた予感が!」
アルヴィス「いいから仕事しろお前」
390次スレのテンプラ:2008/12/09(火) 11:10:23 ID:RMGmxXfZ
391次スレのテンプラ:2008/12/09(火) 11:11:20 ID:RMGmxXfZ
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしでだが、心底KINSHINアレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く男。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコー」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切し、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。エフラムとよく喧嘩する。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱く、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸に実った事は無い

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコにする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラ大嫌い

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味。 影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好きな乙女な少年。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
ネガティブなムッツリ。幼馴染、ツンデレ、電波、ツインポニテな四人娘に引っ張り回されている。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレム状態になっている。
392次スレのテンプラ:2008/12/09(火) 11:18:42 ID:RMGmxXfZ
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。

【マリク】【シーダ】
マルスの幼馴染にして、最も信頼する片腕(マリク)と大事なガールフレンド(シーダ)。

【ラナ】
「ラナオウ」の異名をもつ最凶シスター。しかし、セリスの前では恋する乙女であり、ユリアの宿命のライバル。暁流杖術の使い手。

【ナンナ】【サラ】【ミランダ】【ティニー】
リーフを振り回す四人娘。リーフのことが好きだが、いぢめるのも好き。

【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。

【へザー】
神出鬼没のレスビアン怪盗。普段の強さはサザ並みだが、百合が絡むと大→強↑化↓!される。
女版ビラクと考えると分かりやすい

【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。

【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。

【ボーレ】
豆腐を愛する商店街の豆腐屋さん、ヨウカンマンもどきなマスコットキャラクターがいる。守備が低い。

【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れる自由と混沌の女神。混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る

【エイリークの婿候補】
実はいい人、真銀の騎士、ポカラの賢者の三人に綺麗な月長石を加えた四人。常にエイリーク戦争の真っ最中。

【アイクの嫁候補達】
妹的存在から年上のおねいさんまでと幅広い。何度もアイクにフラグクラッシュされるが懲りないしめげない。

【サザ&漆黒の騎士】
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ <ミカヤは俺が守る 『瞬殺』
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
  サザ

 ∧_∧    ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <身の程をわきまえよ 『月光』
 (っ ⊂=⊂≡  ⊂)
 /   )    (    \
 ( / ̄∪    ∪ ̄\)
  サザ    しっこく

 ∧_∧    ∧_∧     ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡;(д(⊂=⊂≡(・ω・  )  <覚悟しろ 『天空』
 (っ ⊂=⊂≡   ⊂=⊂≡  ⊂)
 /   )    (    \    (    \
( / ̄∪     ∪ ̄ \)   ∪  ̄ \)
  サザ    しっこく      アイク
393次スレのテンプラ:2008/12/09(火) 11:27:02 ID:RMGmxXfZ
こんなんでどうだろう。
394助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 12:09:27 ID:oEMsLw7P
エイリークの婿候補をテンプレ入りさせるなら、
多少とはいえそれよりも出番の多いエリウッドとヘクトル、ロイの嫁候補もテンプレ入りさせるべきじゃないか?
395次スレのテンプラ:2008/12/09(火) 12:25:02 ID:RMGmxXfZ
あー……そうするか。
とりあえず立ててくる。
396助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 16:40:37 ID:AKR/w1kZ
>>385-388
すまん、こいつ一番原作とのギャップが激しいからつい・・

>>395
頼むぜぇ!!
397助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 18:28:33 ID:vhygjlG+
次スレ
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1228793231

まだ誘導なかったみたいだから貼っとく
398助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 18:34:54 ID:RMGmxXfZ
>>397
すまない、そしてありがとう。忘れていた。

リーフ「ああ……またやってきた……」
サラ「うふふ……埋めの時間よ」
ミランダ「さあ」
ティニー「準備はいいかしら?」
ナンナ「歯を食いしばりなさい!」
リーフ「嫌だ! もうやだ! 痛いのはもういコノヒトデナシー!」
399助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 18:59:06 ID:aDBrhdH1
ミカヤ 「さあさあ、次スレにいって頂戴ね〜。
リーフ、あとで治してあげるからファイトよ」
400助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 19:08:14 ID:4lywJqZf
>>398
スレ立て乙

なんだけど、やっぱり嫁・婿関係はテンプレにいらないんじゃないかと思う
恋愛関係は原作ですら荒れる元だから
8スレ目のラストで登場回数の浮き沈みがあるからサブキャラは削るって流れに一回なってるんだし
実際ネタはリーフが多いくらいで、アイクやロイだって頻繁にあるわけでもないと思うのだが
401助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 19:38:14 ID:RMGmxXfZ
入れた方がいいんでない? という意見が多かったので入れた。
まあ、この件については次スレでゆっくり話し合いましょう。
402助けて!名無しさん!:2008/12/09(火) 21:02:46 ID:AKR/w1kZ
>>397乙埋め
403助けて!名無しさん!:2008/12/10(水) 02:02:32 ID:Ts52laBM
うめ
404400:2008/12/10(水) 20:19:45 ID:tyN84OSt
>>401
他の人達の意見も聞きたかったですけど、あまり話題にあがらないようですし
今度のスレ立て時に取り上げた方がいいかもしれません。
色々とご迷惑お掛けしました。
405助けて!名無しさん!:2008/12/10(水) 21:57:07 ID:hQjzxEKP
埋めついでに妄想。
ヴァルターは暇なとき楽器のチューニングとか
同僚の五人(帝国六将)と連絡取り合ったりとか
エイリークの学校に不審者いないか見回ってたりとか(そのせいで警備員と顔見知りとか)
竜と一緒にクラシック聞いたりしてそう
406助けて!名無しさん!:2008/12/11(木) 12:38:46 ID:JV50wT1P
>>405
それだと逆にヴァルターが不審者に(ry
407助けて!名無しさん!:2008/12/11(木) 20:22:23 ID:EDqvjpDS
うめ
408助けて!名無しさん!:2008/12/11(木) 20:29:21 ID:9IdalsZ+
埋め  梅  うめぇ  宇目  楳  生め  産め  膿め  熟め  績め  ウメ  

>>406
あ〜・・そうなっちゃいます?
409助けて!名無しさん!:2008/12/11(木) 22:06:50 ID:v7n2Navz
>>405
つまり今までの所業は、
「抑えきれなくなった愛の暴走」ということで。

松 竹 梅
410助けて!名無しさん!:2008/12/11(木) 22:26:15 ID:9IdalsZ+
>>409
そいつは原作的な意味だな?

ダミアン「喜ぶがいい、私がこのスレを埋めていくことを・・・」
411助けて!名無しさん!:2008/12/12(金) 14:39:00 ID:nsNqIHuE
>>390-392
マルス 「次からテンプレのヘクトル兄さんはこのAAで良いと思うよ(・∀・)↓」
     `|`|`|`|`|`|`|`|`|`|/
     `r'/,v^v^v^v^v^il
     l// jニニコ iニニ!.
    i~^'  fエ:エi  fエエ)Fi     
    ヽr      >   V
     l   !ー―‐r  l
 ̄ ̄|~| 人   `ー―'  ノ~ ̄\
   | |  ゙ー‐-- ̄--‐'"ハ   |
   | |ヽ、______.ノ| |  |
   //   ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ | |  |
412助けて!名無しさん!:2008/12/12(金) 15:00:03 ID:q2/MgRjM
残念それはきれいなガトリーだ
413助けて!名無しさん!:2008/12/12(金) 16:58:12 ID:vPWZroM+
埋め?
414助けて!名無しさん!:2008/12/12(金) 16:59:35 ID:8ngEV0UU
うめ。
415助けて!名無しさん!:2008/12/12(金) 17:40:01 ID:KtgEqWo+
うめ
うめ
うめうめうめうめうめうめ
416助けて!名無しさん!:2008/12/12(金) 21:33:09 ID:90gpS/ll
うめ。
う〜め!
うぅめぇ!
…うめ。
うめだな。
うめですわ。
417助けて!名無しさん!:2008/12/13(土) 06:16:01 ID:kw3VEFp3
ところで新作マダー?
418助けて!名無しさん!:2008/12/13(土) 11:33:55 ID:rbLtqtQD
マダー。
419助けて!名無しさん!:2008/12/13(土) 11:40:20 ID:sChNA0px
新作と外伝リメイクの発表はどっちが早いかね?(そもそも外伝リメイクすんの?って問いは禁止)
420助けて!名無しさん!:2008/12/13(土) 12:01:14 ID:Nyrgi43u
以前はヴァルターが普通に悪役だった気がしていたが別にそんな事はなかったぜ!
421助けて!名無しさん!:2008/12/13(土) 14:31:11 ID:rbLtqtQD
埋めるしかあるまい
それしかない
422助けて!名無しさん!:2008/12/13(土) 14:49:09 ID:8e3V2eKE
とりあえず、リーフを埋め埋め。
423助けて!名無しさん!:2008/12/13(土) 15:36:59 ID:u6wAhRlv
このスレを埋められよ
424助けて!名無しさん!
うめうめ