【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part6【面倒】
1 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
04/03/29 10:11 ID:rkqBtLgw
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/03/29 10:12 ID:lm7FpPtH
2か?
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。
ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
レスは期待しないで下さい。それでも良いというならどうぞ。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
関連スレ(漫画板)
【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part3【面倒】
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1080318494/
●未解決分 ■PS2 ・鋼の錬金術師-翔べない天使- ・スーパーロボット大戦スクランブルコマンダー ・ライゼリート ・スペクトラルソウルズ ・ブラックマトリクス2 ・フェイスパラドックス ・ラピュセル ・零 ・零〜赤い蝶〜 ・幻想水滸伝3(3人のEDを詳しく) ・フロントミッション4 ■PS ・里見の謎 ・クロックタワー3 ・聖刻1092 操兵伝 ・ブラックマトリクス ・クーデルカ ・フロントミッション3 ・テイルズオブエターニア ・エンドセクター ・ビヨンドザビヨンド ・レジェントオブドラグーン ・だんじょん商店街 ・エクサフォーム ・みつめてナイトR ・新世代ロボット戦記ブレイブサーガ ■GC ・バイオハザード0 ・ファンタシースターオンライン3 ■SFC ・トレジャーハンターG ・ウィザードリィ5 ・ウィザードリィ6 ・ロマンシングサガ2 ・ダークキングダム ・ざくろの味 ・永遠のフィレ―ナ ・ルドラの秘宝 ・ブレスオブファイア ・ラストバイブル3 ・超魔法大陸ウォズ ・伝説のオウガバトル ・ダークハーフ ・イデアの日 ・トラバース ・ソウルアンドソード(トラバースの前作) ・幕末降臨伝ONI ・鬼神降臨伝ONI ■FC ・ドラえもんギガゾンビの逆襲 ・太陽の神殿 ・ミネルバトンサーガ ラゴンの復活 ■XBox ・真女神転生NINE ・OTOGI〜百鬼討伐絵巻 ■セガ系 ・女剣士アスカ見参! ・サイバードール ・ファンタシースターオンライン2 ・シャイニングウィズダム ・「テラ・ファンタスティカ」 ・魔導物語シリーズ(1,2,3,A) ・ドラゴンフォース ・デッドオアアライブ ■携帯機 ・オウガバトル外伝 ゼノビアの皇子 ・タクティクスオウガ外伝 ・アークザラッド 機神復活 ・ONI ・ONI2 ・ONI4 ・ONI5 ■PCゲー ・ダイナソア 〜リザレクション〜 ・英雄伝説3 白き魔女 ・田中の夢物語(ネタ?) ・魔導物語R ・魔導物語S ・「囚人へのペル・エム・フル」 ■その他 ・剣神ドラゴンクエスト ・スーパーロボット大戦64(64) ●途中 ■前スレ ・グローランサー4 ・Ever17 ・シャドウオブメモリーズ ・ゼノギアス ・FE紋章の謎 ■前スレから放置 ・戦国サイバー藤丸地獄変 ・HOSHIGAMI〜沈みゆく蒼き大地〜(真エンド) ■Part4から放置 ・ジャングルウォーズ2 ・サーカディア ・ONI3 ・真女神転生2 ・.hack ・ブレスオブファイア3 ・ヘラクレスの栄光4 ■3以前から放置 ・アンサガ(キャ、アー編以外) ・東京魔人学園符咒封録 ・グランディア ・バテンカイトス ・デビルメイクライ ・ロマサガ(WCだけの話) ・ジルオール ・FF8 ・ミッシングパーツ ・デュープリズム ・サモンナイト(カルマ) ●執筆予告がある物 ・ラングリッサー2 ・天使の詩2 ・「真・女神転生デビルサマナー」 ・ジェネレーションオブカオス2 ・ジェネレーションオブカオス3 ・テイルズ なりきりダンジョン ・鬼武者 ・鬼武者2 ・鬼武者3 ・FF4 ●題名不明 主がEDで死、シリーズの1に戻り無限ループオチ:エルナード?シャドウハーツ2?
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/03/29 11:03 ID:LSlIwYtJ
ゲームのストーリーって文章だけ読んでも最悪につまらんだろ
藤丸の糞馬鹿は遂に諦めたようだな。
1さん乙〜。 神の御光臨をお待ちします(・∀・)
文章に起こすとつまらないストーリーこそゲームでは良シナリオ説を唱えてみる 論証は↓がやります
文章であらわして面白いものとつまらないものは どのようなシナリオで楽しませるか、どのようなシステムで楽しませるか という作り方の差ではないかという仮説を立てた。 面倒なので仮説の証明は省略。 以上 ↓では職人の皆様、ストーリーの執筆頑張ってください。
│ ..,,r''~;;;;ノ";;;;;ヽ │ ..,i';;;;;;;;,r"~~ゞ、;;ヽ 職 │ ..,l;;;;;;;,r"__〜_,,,,'i;;ヽ │ ..,l;;;;;l "''"_,、 _、,'l;;;i + 員 │ ..i;;;;;;l ' ̄ノ ヽ ゞ;l └→ ゞ;;;,, r `__"_ヽ ,|;/ 室 ヽ;;;iヽ、~`'''''" /;;ヾ ゞ/`r、_-,,,,,,r"ノ'' 来 / \ `ー- '"ヽ`ヽ、 ,-'"~ i ヽ /,,\|| ` :: い
既出リストにありますが、フロントミッション3を、どなたかお願いします。 できればアリサ編キボンヌ
13 :
ヘラ4の人 :04/03/30 02:09 ID:+jA3jttc
待っている方、放置してすいません 入院中だから暫ク待っててください 待てねーよ屑、俺が書くから遠慮無く氏ねという方が現れた場合は トランク(保管サイト)の中の原稿はもう必要ないので最初から書いてください
トランクの中の原稿という表現がオサレでいいね
>>1 乙ですー。
>>ヘラ4の方 入院乙です(^^; ごゆっくりと養生して下さい。
前回の訂正からorz
オープニング1/3の中ほど、「過去の遺跡から-中略-ロボットが発見されたのだ」の次の行の文頭、
ギア・パーラーとなってますが、ギア・アーサーの間違いです。
http://game5.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1079106441/536-538 (序説)
http://game5.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1079106441/574-577 (オープニング)
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【とまどい 砂漠の街ダジル】
森を抜けたフェイとシタンは、ヴェルトールの補修パーツを手に入れるために、
遺跡発掘の拠点となっている街ダジルに向かった。
砂漠の中のダジルについた二人は、早速『教会』(註1)の工房に向かったが、
そこにはヴェルトールのような軍用ギアのパーツは置いてなかった。
その事を受け、ヴェルトールにいい感情を持っていないフェイは、放置しようと言う。
しかし、このままではいずれキスレブとアヴェの争奪戦が始まり、ラハン村にも被害が及ぶと危惧する
シタンは、何とか修理できないだろうかと思案をめぐらせた。
やがて彼は、砂漠で遺跡を巡る小競り合いがある事に思い至り、スクラップから部品を回収するべく、
フェイを残してサンドバギーに乗って砂漠に向かった。
一人残ったフェイだったが、砂漠に海賊が出る事を知って心配になり、シタン追って徒歩で町を出た。
シタンを探して砂漠を駆けるフェイは、巨大な空飛ぶ円盤を目撃。その後を追うように通り過ぎる
アヴェ軍のギアが気になり、彼はバイクを盗んで走り出した。
日も暮れ、ギアも円盤も見失って途方に暮れていたフェイを、アヴェのギアが取り囲んだ。
間一髪の所でシタンの操縦するヴェルトールに助けられたフェイだったが、新手に囲まれ、
やむにやまれず操縦を代わって敵ギアを撃退した。
その時、野太い笑い声と共に黒衣を纏った仮面の男が現れた。
フェイ「誰だっ! 誰? ……そうだ、俺はお前を知っている……お前は…あの人を殺した……
あの人……? いや、殺したのは……」
フェイの脳裏に血を浴びた幼い自分が浮かぶ。やがて幼い彼は光の中でうずくまった。
幼フェイ「違う…僕じゃない…… 殺したのは……」
??「臆病者……」
幼いフェイが声に振り向くと、そこに少年のシルエットが立っていた。
少年「お前だよ」
われに返ったフェイは、その男と共に現れた黒い翼を持つギアが、あの夜ラハンに現れたギアだと気づいた。
男はグラーフと名乗り、フェイの力を見るためにラハンの騒動を画策したと語った。
彼は、破壊を求めるフェイの本質と父親の最期を仄めかし、「神を滅ぼす」ためにフェイの力を求めた。
しかしいまだ力不足と切り捨て、試練を与えると言ってグラーフは去った。
困惑するフェイの前に怪物が現れた。彼は差し当たって怪物を撃退し、故障したヴェルトールから降りた。
心配するシタンと暗く考え込むフェイをアヴェ軍のギアが取り囲んだ。
二人は抵抗するすべも無く、捕らえられた。
註1・・・この世界に於ける『教会』は、単なる宗教団体にあらず、過去の歴史を管理統制し、
その一環として遺跡資源(ギアなど)を修復する技術を独占している。
【襲撃! 熱砂のシャチ】 フェイは夢を見ていた。グラーフと拳法家が睨み合っている。そのそばには赤い長髪の男。 「われらが一つとなれば……」 そう言うグラーフに、拳法家は「こやつは渡さん」と長髪の男を庇った。 フェイは、アヴェの護送船の中で目を覚ました。彼は昨夜の出来事に思いを巡らせ、 そばにいたシタンに自分が何者なのか知りたいと漏らした。 なんにせよ囚われの身では如何ともしがたく、フェイはまた眠りに付いた。 彼が寝入った後、シタンは一人、天帝カインとの密談を思い返していた。 『福音の刻』。神の眠りと共に楽園から追放されたヒトが、再び楽園へと回帰する約束の刻。 それまでに天帝以下ガゼルが神を復活出来ねば、原初からの定めどおり滅亡しよう。 カインはそう、シタンに語った。その福音の刻が近づいている。シタンは確信した。 その頃、二人の収容して砂漠を行く護送船を、海賊の潜砂艦ユグドラシルが狙っていた。 甲板のヴェルトールを狙う海賊に砲撃され、護送船は沈没寸前になった。 その混乱に乗じて抜け出し、ヴェルトールで脱出したフェイとシタンだったが、 息つくヒマもなく、海賊の親玉、片目のバルトの駆る赤いギア、ブリガンティアに襲われる。 アヴェ軍と思い込み問答無用で襲い掛かるバルトを、やむなくシタンを下ろして迎え撃つフェイ。 だが、二人の決着は、流砂が二人を飲み込んだ事で、付かないまま持ち越される事になった。 ----------------------------------------------------------- 【脱出、大鍾乳洞! 地底の隠者】 地底の鍾乳洞に落ちた二人は、とりあえず誤解を晴らして休戦し、出口を探す事にした。 その頃、地上ではユグドラシル乗員が護送船乗員の救助を行っていた。 甲板で、シタンはユグドラシルの副長、バルトとは逆の目に眼帯をしたシグルドと話していた。 シグルド「偶然とはいえ、よりによってお前に会うとはな」 シタン「偶然ではありません、恐らくは必然……」 シグルド「……何が始まるのだ……ヒュウガ……」 鍾乳洞の中を、調子の悪くなったギアをなだめつつ進むフェイとバルトは、ポツンと建つ人家を発見した。 そこには、足音を聞いただけでギアの調子を見抜く、バルタザールという老人(以下バル爺)が住んでいた。 バル爺はここで物探しをしていると言い、その一部である化石を見せた。 老人は、一万年前を境に人骨が出土しなくなる事から、教会の唱える進化論よりも、伝承を信じると言った。 「神の楽園から追放された人間は、神を憎み、巨人を作って神に挑んだ。結果、善き心を持った一部の 人間を除いて人は滅ぼされ、神自身も傷ついて楽園と共に海中で永い眠りについた。」 話を終えた後、バルトはバル爺に、太古の昔に作られた全てのギアを超越する『ギア・バーラー』について 何か知らないかと尋ねたが、老人は「"そんなもの"は存在せん」と一蹴し、フェイたちのギアを修理する ために出て行ってしまった。 部屋の二人がギア・バーラーについて話していると、ヴェルトールをいじっていたバル爺が声を上げた。 二人が様子を見に行くと、バル爺は呻いて言った。 「こいつは……神を滅ぼす者の拠り代……」 その言葉について問いただそうとするフェイ達だったが、けんもほろろに追い出されてしまった。 バル爺に追い出され、教えられた出口に向かう二人は、途上、自律行動型のギア、カラミティに襲われた。 隙をつかれて袋叩きにされたヴェルトールだったが、突然暗黒の波動を伴った拳でカラミティを消し去る。 なぜそんな技が出せたのか分からず困惑しつつ、フェイはバルトと共にその場を後にした。 その後、鍾乳洞を脱出した二人は、バルトの案内でユグドラシルとの合流地点に向かった。
【海賊アジト 戦う理由、死ぬ理由】 ユグドラシルに合流し、シタンと再会したフェイは、そのままバルト達のアジトまで同乗する事に。 アジトに到着した後、フェイとシタンは、バルトの教育役である執事のメイソン卿に案内され、食堂へ。 そこで二人は卿から、バルトがアヴェ王国の王子バルトロメイ・ファティマその人である事、先代王亡き後、 宰相のシャーカーンに幽閉されていた所をシグルドらが救出した事、その後、王権奪還の兵力を養うために 海賊行為をしていた事を聞かされた。 さらに、バルトの従妹であり、ニサン法皇府の教母マルーが、『ファティマの至宝』入手を狙う シャーカーンに囚われている事を聞かされた。マルーは、ファティマの至宝の在り処を記した 『ファティマの碧玉』の半片を持っているのだ。 ファティマの至宝とは何か、と言うところまで話が及んだとき、バルトが食堂に現れ、至宝について 書かれた絵巻物を見せると言ってフェイたちを作戦室に連れて行った。 スクリーンに映し出された500年ほど前の絵巻には、炎を纏った巨人の力を借りてアヴェを建国した ファティマ一世が、巨人をとある場所に眠らせた事が書かれていた。その巨人が至宝なのだと言う。 そこまで話し、バルトはマルー救出の助力を願い出たが、これまでの出来事に頭がパンク寸前だった フェイは、付き合ってられんとブチギレて部屋を飛び出した。 シタンに事情を聞いたバルトが後を追ったが、フェイは戦う理由も無く、また、戦うのも誰かを傷つける のもイヤだとバルトを突き放した。バルトは、ラハンのような悲劇を繰り返さないためにも戦争を なくすために戦わなければいけない、それが戦う理由ってヤツではないか? と問いかけ、去った。 暫く佇んでいたフェイは、シグルドに呼ばれ甲板に連れて行かれた。艦首でポエムっているバルトを 見ながらシグルドは、フェイにはバルトと共有できるものがある、バルトを助けてくれと頼んだ。 その夜、アジトに侵入警報が鳴り響いた。ランクを隊長とするゲブラー特殊部隊のギアだった。 バルトたちが迎撃に向かう中、混乱を極める状況をみながら、自分は何をするべきか何をしたいのかと 苦悩フェイの姿があった。 一方、格納庫から出力未調整のじゃじゃ馬ギア、ヘイムダルに乗って出撃したシタンは、 特殊部隊のタフさから、戦意高揚剤『ドライブ』を服用している事に気づいた。 その頃、特殊部隊のフランツのギアが子供達に迫っていた。だが、間一髪の所でヴェルトールが駆けつける。 フェイの加勢もあって特殊部隊は撤退、アジトを守りきった。 アジトの混乱も落ち着いた頃、フェイは、自分にできる事をやりながら自分の道を見つける、そう言って バルトたちに協力すると告げた。 その後、彼らはマルー救出のため、ユグドラシルに乗ってアヴェに向かった。 続く
18 :
ゼノのヤツ :04/03/30 05:27 ID:kjNOhw9P
また訂正 福音の刻→福音の劫 ブリガンティア→ブリガンディア です。
2get
あと数スレ待って、藤丸続き書いてみようかと思う・・・・・・・。
ゆっくり書いていけばちょうどよさそうだね 俺もなんか書くものあればいいんだけどな ラピュセル辺り数スレ後に書くかもしれん
ウィザードリィ6 禁断の魔筆(ベイン・オブ・ザ・コズミックフォージ) 書かせていただきます。宜しくお願いします
(プロローグ) この世には 知らねばならない ことがある 120年ほど昔、あるところに邪悪な王と邪悪な魔法使いがいた。 彼らは手を組み、邪悪な者達を滅ぼす戦いを繰り広げた。 そしてある邪悪な魔神を倒した時、彼らは「それ」の存在を知った。 書いたことが現実になるという恐ろしい魔法の筆…コズミック・フォージ。 二人はその魔筆を手に入れ、宇宙に恐怖を織り込み始めた。 が、筆を手に入れて間もなく、二人はお互いの力を妬み 彼らの命運と筆の行く末を決める最後の戦いを始めた。 それが伝わっている全てである。 王と王妃、魔法使いと魔筆のその後については誰も知らない。 ただ、誰もいない荒れ果てた城と王国が残るのみ… そして今、また魔筆と宇宙の運命を変えるであろう冒険者達が 城へと足を踏み入れようとしている… ******************** ゲームの前提 ・主人公はその冒険者達 ・冒険者は6人まで作成・カスタマイズ可能 ・何をしに、何のために城に入るのか説明はない ・主人公たちはゲームスタートとともに城の入り口に立っている ・NPCはどいつもこいつもよく喋る
【城の探索】 果たして何のためか、どこへ行くのかもわからぬまま 城へと足を踏み入れた冒険者達。 主が消えて久しい城は暗く荒れ果て、 崩れてゴミと成り果てた高価な調度品が かつての栄華をしのばせるのみ。 遠い昔、王は自分の娘が14になった日から週に一度は寝室を訪れていたという。 そして女王はあてつけの如く、夜な夜な若い男達を寝室に引き込み 怪しげな儀式を行っていたという。 城で得たものは王の日記。 しかしそれは暗号で書かれており読むことはできなかった。 城の4つの尖塔のうちの一つに、閉じこめられたゾンビを見つける。 無表情に襲いかかってきたゾンビをあっさり倒すが、 何故ここに閉じこめられていたのかは今はまだ謎である。 【城の地下から山岳地帯、鉱山へ。魔法使いと出会う】 城の地下の坑道を抜けると山岳地帯に。 山裾には古い鉱山が。 冒険者たちは鉱山の最深部にて、 ダイヤモンドの壁で封じられた部屋の中に老人を見つける。 のみでダイヤモンドの壁を崩すと 老人が話しかけてきた。 彼はなんと、かつて王と共に国を支配した 邪悪なる魔法使い・ゾーフィタスの霊であった。
【ゾーフィタスの話・ゾーフィタスの善なる半身の消滅】 120年前、王とゾーフィタスは魔筆・コズミックフォージを探していた。 それは災いをもたらすペンにして、この世界の理を書き記すものであった。 王とゾーフィタスはペンを見つけたが、それは聖なる祭壇に安置されており 「ペンは聖なる祭壇の内側でしか使ってはならぬ」 との規則がペンにより書き記されていた。 ペンを聖なる祭壇から盗み出し、なおかつこの規則を破るためには どうにかして例外を作らねばならなかった。 そこで、王とゾーフィタスは恐るべき例外を考え出した。 「もしサークルの外でペンが用いられた場合、 それを使って何かを書いた者は、 まさにその書き記したことを自らに対する災いとして受ける。 そして、災いは新たなる世代が過ぎ去るまで、 100と20年の間その者を苦しめ続け、 その後に解放の時がやってくる。」 そうして彼らはペンを盗み出したのだが、 ペンが祭壇から出た瞬間にその例外規則によって、 直ちに王とゾーフィタスに災いが降りかかった。 彼らはその災いから逃れようと、 それぞれさらにペンを使って災いから逃れる術を書き記してしまった… つまり、120年前、ゾーフィタスは災いから逃れようとしたのが更なる仇となって その命を失い、魂は二つの存在に引き裂かれた。 鉱山に封じられていたゾーフィタスは 二つに裂かれたうちの善なる半身であり、 半ば正しく、半ば誤り、そして気の触れた霊魂であった。 彼のもう一つの半身はまだ生きておりフォージとともにある、 その悪なる半身を捜し、倒せ!冒険者たちに命じた後、 ゾーフィタスの善なる半身は120年の災厄から冒険者達により解放され、 消えた。(身勝手な話だ)
【鉱山から山岳地帯、ピラミッド、そして再び城へ】 鉱山を出て、山岳地帯やピラミッドを探索。 王国のあちこちに散らばった王たちの遺品を収集の後、 再び城に戻り、魔法使い・ゾーフィタスの実験室に侵入する。 そこには魔法使いの日記が遺されていた。 日記にはゾーフィタスの最期の日までの記録があった。 【ゾーフィタスの日記より】 ・牧師が連れてきた「かの悪魔娘を産んだみだらな母親」の死体の再稼働に成功したが、 心や魂は再生されなかった。生ける屍となりはてたその女を塔の一室に閉じこめた。 ・気が触れて打ち首となった牧師を使い、斧が首に振り下ろされる瞬間に 彼の魂がこの世界から離れられない呪文が施した。 見事成功し、この世に縛り付けられた牧師の魂を 城の塔の別の一室に閉じこめた。 ・コズミックフォージを発見。 ・ペンで何を書くかを決めた。王を「終わらざる死」へと誘ったペンの災厄から逃れられるはずだ。 今夜ペンで我が運命を刻み込むつもりだ。 ここで日記は終わっていた。 【恐ろしい実験・生ける屍と囚われの魂の解放】 恐るべき実験…そして災い…王にふりかかった「終わらざる死」とは?…。 最初に塔で見つけたゾンビは、 ゾーフィタスの哀れな実験台のうちの一人だったようだ。 そこで、ゾーフィタスの実験室で見つけた鍵を使い、 ゾーフィタスのもう一つの実験の犠牲者・囚われの牧師の霊に会いに行く。 霊は気がふれており「アニー、アニー」と女の名を叫ぶばかり。 何とか聞き取った霊の話を要約すると ・霊はかつて聖なる職についていたが、道を誤ってしまった ・アニーの娘は悪魔である ・王がやってきて娘を連れ去ってしまった 牧師の霊は、冒険者達の訪問により ゾーフィタスのかけた呪文から解き放たれ、消えた。
【城から死者の川、沼地、そして死者の島と死者の殿堂】 城の地下は地下を流れる「死者の川」にも繋がっていた。 死者の川を渡り、地上へ抜けて沼地へ、 そして再び死者の川とさまよう。 (おつかいイベントがあるけどストーリーとは直接関係ないので省略)。 死者の川に浮かぶ島の地下に「死者の殿堂」を発見。 そこは、邪悪なる王たちの墓所であった。 骨とゾンビを乗り越え王の墓の前に立つと、 一匹のコウモリが現れあっと言う間に男に姿を変えた。 ベイン・キング〜災いの王と名乗る男は 「レベッカに近づくな!」 と警句を発すると、再びコウモリになって飛び去ってしまった。 【女王の霊に会う・女王の話・120年前に起ったこと】 次に、女王の墓を訪れるとそこには女王の霊がいた。 120年間たまりにたまった恨み辛みをヒステリックに話し続ける女王。 以下は女王の話である。 かつて神に仕えた王の子孫である邪悪なる王は力を欲し、 世界の支配を欲した。 彼は城の北の森に暗黒の寺院を建て、世界の支配を願った。 そして彼は気が触れた。 王は聖ならざる戦いに手を染め、地獄の底から悪魔を召還。 悪魔の力を借り、彼は強大になっていった。 ある日、王は悪魔から与えられた力の代償を求められた。 そこで王は牧師の愛人の娘を捕らえて悪魔に差し出した。 生け贄の娘は身ごもり、やがて女児を産んだ。 悪魔の子は母親の元で育てられ、 生け贄の娘の愛人であった牧師は彼女に付き添い、 王の過去の悪行のせいで降りかかってくる危害から母と娘を守り続けた。 悪魔の娘が13歳になった年、王は悪魔の娘を自らの元に招き寄せ、 娘をエサに娘の父親である悪魔を罠にかけ、葬り去った。 娘は王の愛人になり、女王は失脚した。 そして、悪魔の娘は悪魔の父親の力を引き継ぎ、 恐るべき力を発揮しはじめた。 悪魔の娘が14歳になった年、 自分の母と父について王から教わった娘は、 母と牧師の死を王に願い出た。彼らは死刑に処せられた。 そして、災いのペンの事件が起った。 王がペンにて望みを書き終わった時、三つの出来事が起った。 一つ、悪魔の娘の手にかかって女王が死んだ。 二つ、悪魔の娘が子を宿した。それは王と娘の子であり、新たな呪われ子であった。 三つ、不死を望んだ王が変化しはじめた。 女王の話は以上である。 語り終わると女王は「我が恨みを晴らせ!」と 冒険者達に銀の十字架を押しつけ、消えていった。(こいつも身勝手だ)
**冒険者の選択** 女王の恨みのこもった過去話を信じるか信じないかで展開が変わる。 選択肢は以下の二つ。 1.女王を信じて、十字架を持って王に会いに行く 2.女王を信じず、十字架を捨てて王に会いに行く 【死者の殿堂の中心・王とその愛人レベッカに出会う】 死者の殿堂の奥へと入っていくと、 そこには悪魔の娘・レベッカがいた。 レベッカ「あのひと、あなたたちが私を殺しに来るって言ってたわ」 謎めいた笑みを浮かべるレベッカ。 そこにまたベイン・キングが現れる。 「レベッカに近づくなと言ったろう!」と冒険者達を威嚇し、 レベッカの催眠術で麻痺させられた彼らに近づき 首に歯を突き立て血をすすろうとする。 1.十字架を持っていた場合 王は十字架に阻まれてやけどを負い、血を吸うことができない。 怒った王は冒険者達を地下牢に閉じこめる。 2.十字架を捨てていた場合 冒険者達は血を吸われて気を失い、 そのまま地下牢に閉じこめられる。 【地下牢・古代の森・雄羊の神殿へ】 意識を取り戻した冒険者達は、 壁の隙間から地下牢を抜けだすことができた。 地下から城の北の森に出た彼らは、 女王の話に出てきた、暗黒の寺院である雄羊の寺院に潜入する。 邪悪な信者たちがうろつく寺院の迷路と 試練をくぐり抜けた彼らに襲いかかってきたのは、 ゾーフィタスの悪の半身であった。 悪魔を召還し戦うゾーフィタスを倒すと、 この寺院の奥にコズミックフォージが封じられていることがわかる。 【寺院の最深部・再び王とレベッカ】 寺院の奥へ進むとそこには かつて王国の王であったベイン・キング〜災いの王、今はドラキュラと化した男と その養女にして愛人のレベッカがいた。 1.十字架を持っていた場合 王とレベッカが襲いかかってくる。 激しい戦いの末に二人を倒すと、王が穏やかに話しかけてくる。 2.十字架を捨てていた場合 王が穏やかに話しかけてくる。
【王の話・120年前に起ったこと】 王の話。 かつて、全てを手に入れようとした王も死を恐れた。 王は、コズミックフォージで我が身の永遠の生を記した。 彼の願いは叶ったが、 それは決して満たされることのない空腹感を抱えて 夜をさまよう永遠の日々であった。 彼は、自らペンで記した通り、永遠の時を生きるドラキュラになったのだった。 空腹感故に血を求め、 王国の全ての者を死に誘った後、彼は死んだ。 だが、ペンの呪い故に彼は死ぬことすら出来ず、 死体は無理矢理歩み続けさせられた。 生きる喜びもなく死もない、永遠に続く日々。 それでも彼は死を恐れ、それ故に生きることはできない。 しかし、冒険者達の訪問により災いを終わらせることが出来た。 ようやく災いは去ったのだ… 王が語り終えた後、 1.十字架を持っていた場合 王の霊は消える。レベッカの霊が現れ話しかけてくる。 2.十字架を捨てていた場合 王は自分の胸を木の杭を突いて消滅する。 物陰に隠れていたレベッカがおそるおそる現れ、話しかけてくる。 レベッカ「あの人、死んでしまったの?」 【レベッカの話・120年前に起ったこと】 レベッカの話。 王はレベッカを女王の手から助け、守ってくれた。 女王は狡猾な女で、かつてはゾーフィタスの愛人であった。 女王はレベッカの父である悪魔を誘惑し、ゾーフィタスとも手を組み、 何も知らぬレベッカの哀れな母とその恋人の牧師を殺した。 女王に殺されかけていたレベッカを救い出した王をレベッカは愛し、 王もまたレベッカを愛した。 王の寵愛を受けるレベッカに嫉妬した女王は、 コズミックフォージにレベッカの死を願ったせいで フォージの災いを受け、結局は命を落としてしまった。 女王は転んで自分のナイフの上に倒れたのである… 1.十字架を持っていた場合(王とレベッカを殺した場合) コズミックフォージはあなたたちに託す、と告げて レベッカの霊もまた消えていった。 2.十字架を捨てていた場合(王が自害した場合) コズミックフォージはあなたたちに託す、と彼女は告げた。 また、「フォージの社の奥にレベッカの腹違いの弟がいるので 彼の面倒を見てやってくれ」と冒険者達に頼んで 彼女は一人で闇の中へ飛び去って行った。 ちなみに腹違いの弟とは、レベッカによると 狡猾な女王がレベッカの父の悪魔をたらしこんで作った子のことだそうだ。
【コズミックフォージの社・エンディング】 王が落としていった指輪を使い、王の日記を解読してみると そこには不思議な文章が記されていた。 コズミック・フォージを封じ込める以外には新たな災いを妨げる方法はない。 元の場所に返せればよいのだが、我らの船には燃料が全く残っていない。 暗号は「運命の手」 暗号を使って、冒険者達はとうとう コズミックフォージが置かれた部屋へ侵入する。 ここでフォージを手に取るとエンディング1へ。 ここでフォージを手に取らず、更に奥の隠し部屋へ進むとイベントが発生する。 1.十字架を持っていた場合(王とレベッカを殺した場合) 奥の部屋には巨大なブラック・ドラゴンのベラがいる。 ベラは「彼らを殺したな!おまえらを殺してやる!」と 叫んで襲いかかってくるのでこれを倒す。 倒した後、フォージの部屋へ戻ってペンを手に取ればエンディング1へ。 更に奥に進めばエンディング2へ。 2.十字架を持っていない場合(王は自害、レベッカは去っていった場合) 奥の部屋には巨大なブラック・ドラゴンのベラがいる。 ベラはレベッカの腹違いの弟である。 ベラが語りかけてくる。 「燃料は森の恐竜たちから作ることが出来る。 共にコズミック・ロードを追ってみるかね?」 ・ベラにNoと答えると、ベラはそのまま一人で去っていく。 戻ってフォージを手に取ればエンディング1、 更に奥に進んで宇宙船に乗り込めばエンディング2。 ・ベラにYesと答えるとエンディング3へ。
【エンディング・その1】 フォージを手に取ると何者かが現れ、聞き慣れぬ声が言った。 「それは私がもらっておこう!」 そして冒険者達は新たなる冒険へと出かける。 森から巨大な宇宙船が舞い上がり、遙か宇宙の彼方へ… <<ウィザードリィ7へ続く>> 【エンディング・その2】 フォージの後ろの隠し部屋のさらにその奥へと進む。 そこには、巨大な物体が横たわっていた。 物体の入り口に飛び込む冒険者たち。 彼らを乗せて、巨大な物体=宇宙船が空に舞い上がった。 そして彼らは新たなる冒険へと出かける…遙か宇宙の彼方へ… <<ウィザードリィ7へ続く>> 【エンディング・その3】 ベラに連れられて宇宙船に乗り込んだ冒険者達は 新たなる冒険へと出かけることとなった。 森から巨大な宇宙船が舞い上がりった。 そしてベラと冒険者達は新たなる冒険へと出かける…遙か宇宙の彼方へ… <<ウィザードリィ7へ続く>>
>>23-31 ウィザードリィ6 禁断の魔筆 bane of the cosmic forge
は以上です。
エンディングに突然宇宙船が出てくるのでぽかーんとなるのですが、
これはwiz6がwiz7と続きモノで、wiz7が宇宙の果ての星でのお話だからです。
ちなみに女王とレベッカ、どっちの話が本当かというと
レベッカの話が本当っぽいです。
ウィザードリィ乙です。 んで依頼なんだけど誰かMOON書けたらお願いしまつ
MOONか。懐かしいなぁ。 かなりやりこんだが、ソフトがどっか逝った…。 自分もストーリー聞きたYO。 只今FF8執筆中。 できる限り複線なんかも盛り込もうと思って書いてるんだが、 どうしても長くなっちまう。 アプするまでに時間かかりそうだ…。
名言入れてくれるといいかも
今日買ってきたのでスクコマを予約しておこう
テイルズオブデスティニーの1部のみお願いします。
1だけでいいの?
1部だけ書かれてもまとめサイトの人が困るでしょう どうせやるなら全部お願いします
零〜紅い蝶〜行きます。 一作目はもう忘れちまったんで他の人たのんます。
●主役双子 天倉澪(あまくらみお)主人公。繭の妹。いつも姉を気遣っているしっかり者。 天倉繭(あまくらまゆ)澪の双子の姉。片足を引きずってる。いつも妹にべったり。 ●皆神村(みながみむら)地図から消えた村。怪しい儀式を信仰していた。ある日いきなり消滅。 ●村の人々 黒澤紗重(くろさわさえ)双子。八重の妹。繭に憑依する。 黒澤八重(くろさわやえ)双子。紗重の姉。儀式を嫌がった。 立花樹月(たちばないつき)蔵に幽閉されている白髪の少年。 真壁清次朗(まかべせいじろう)皆神村の儀式を調べに来て、生け贄にされた民俗学者。
●プロローグ 幼い双子の姉妹が、森の小道を走っていた。 「お姉ちゃん!はやく!」「待って!澪」 妹の澪に追いつこうと必死で走っていた姉の繭は、足を踏み外して 小道の脇の低い崖に転落した。 成長した双子が、森にやってきた。 もうすぐ森がダムに沈むので、最後に遊びに来たらしい。 繭はあの転落事故で左足に障害が残り、足を引きずっている。 澪は責任を感じていて、繭を気遣い、いつも世話を焼いていた。 と、繭がふらふらと紅い蝶を追いかけ、森の奥に入って行ってしまう。 あわてて後を追う澪だったが、なぜか足の悪い姉に追いつけない。 追いついたときは、すでに日が暮れ、見たことのない廃村の中に居た。 ボーっとしていた繭だったが、澪に呼びかけられ、我に返る。 繭は「地図から消えた村がこの付近にあるって聞いたことがある」と言い出す。 おまけに来たはずの道が消えて、帰ることが出来なくなっていた。
●一ノ刻「地図から消えた村」 道に落ちていたリュックの中身から、この村が皆神村という名前で、 ダムの調査員が最近この付近で行方不明になっていることがわかった。 人影を見かけて、廃屋の前まで来たものの、いかにもヤバげな雰囲気。 澪は、先頭に立ち、おそるおそるあたりをうかがう。 真後ろから澪の肩に、そっと繭の手が置かれた。その手をぎゅっと握り返す澪。 気づくと繭は真横を歩いていた。 とすると今握っているこの手は誰の?振り返っても後ろには誰もいなかった。 廃屋に入ってみると、繭が異様に怖がり始めた。繭には霊感があるらしい。 とりあえず部屋を調べて、懐中電灯と射影機というカメラを発見。 説明書には射影機で霊を写すと写真に封じ込めることが出来ると書いてあった。 ふすまをあけると、恐ろしい形相の女の幽霊が向こう側に立っていた。 驚く二人。その女は二階の部屋に入っていった。 二人はやめときゃいいのに、なぜか後を追う。 部屋の中央に、その女性の物らしい手帳が落ちていた。 この村で行方不明になったダムの調査員の恋人のものらしい。 「彼を捜しにここまで来たが、村から出られない、助けて」と書かれていた。 繭が悲鳴を上げた。 座って手帳を読んでいる澪に、その女性、須藤美也子の亡霊が覆い被さっていたのだ。 襲いかかってくる須藤美也子の亡霊。射影機で抵抗する澪。 なんとか、撃退するも、澪は気を失ってしまう。
●ニノ刻「双子巫女〜フタゴミコ〜」 澪が目を覚ますと、繭の姿が無かった。 あわてて部屋を出ると、廃屋をふらふらと出ていく繭の姿が。 澪の呼ぶ声も聞こない様子で、紅い蝶に誘われるようにまっすぐどこかへ歩いてゆく。 追いかけていくと大きな屋敷の門に入っていってしまった。 村人の幽霊が襲いかかってくるものの、射影機で撃退。門の鍵を探すため、村を探索。 村の外れの蔵の中にいる樹月という白髪の少年に声をかけられる。 樹月は、澪の事を「八重」という人と勘違いしていて 「いますぐ紗重を連れて村から逃げろ」と、鉄格子越しに訴えかけてくる。 樹月の助言を元に、門の鍵を探し出した澪は、 繭が入っていった屋敷、村一番の豪邸の黒澤家へ。
●三ノ刻「大償〜オオツグナイ〜」 そのころ繭は、何かに導かれるように大広間へ入っていった。 その中央では、真っ白な着物を鮮血で染め上げた女が繭を待っていた。 橋では溺死した女の幽霊が、宙をびゅんびゅん飛び 玄関開けると、宮司の幽霊がたたずみ、 廊下を歩けば、のれんの向こうを走る子供の足が見え、 部屋に入れば血痕だらけで、体中を刻まれた男女の幽霊が襲いかかってくる。 黒澤家は幽霊悪霊亡霊怨霊の巣窟。 黒澤家では懐中電灯がなぜか使えなくなって一瞬あせったものの、 射影機は使えるのでガンガン封じながら進んでいく澪。 繭が入っていった大広間に到着すると、ある幻覚が澪を襲う。 30畳はあろうかという広間に埋め尽くされる大量の死体、死体、死体、死体。 その中央で、血塗れの着物の女がけたたましく狂喜の笑い声をあげていた。 幻覚が終わると、次は白髪を振り乱した爺の怨霊が襲いかかってきた。 果敢に射影機を向ける澪だったが、なんとこの怨霊には射影機が効かない! ギリギリで無敵の白髪怨霊をかわし逃げ切って、二階へ。 さらに奥に進むと雛壇のある部屋へ。 ついたての向こうにぼおっと浮かび上がる着物を着た女の影が・・・。 髪型といい背格好といい、大広間の血塗れの着物の女のようだ。 座り込んでうなだれており、襲ってくる気配はない。 おそるおそるついたての向こうを覗くと、そこには気を失い倒れている繭がいた。
●四ノ刻「秘祭〜ヒサイ〜」 繭は、なぜ自分がここにいるかわからない様子。 おびえて早くここから出たいと澪にしがみつく。 出口に向かう二人の前に黒澤家当主、黒澤良広の幽霊が出現するようになった。 「なぜ逃げた?」現れては、二人を責める言葉を吐いて消えていく。 玄関に行くには、先ほどの大広間を抜けなければいけない。 さっき居た白髪怨霊はいなかったが、また繭の様子がおかしくなり 一人で勝手につかつかと広間に入っていってしまった。 澪が追いかけると、繭は広間中央で立ちつくしていた。 その微動だにしない後ろ姿は、血塗れの着物の女とそっくりだった。 「お、お姉ちゃん?」おそるおそる肩を叩くと、ふりふいた繭は、 普段の繭だった。「澪、ここ嫌だよ、早く逃げようよ」と語りかけてくる繭に 安堵はしたものの、何気なく繭を射影機で覗いてみる。 するとそこには、繭に群がる無数の手、手、手、手、手、手、手。 玄関がなぜか開かなくなっていたので二人は別の出口を捜すことに。 地下に進んだ二人は、座敷牢に行き着く。 ここには皆神村の秘伝の儀式を調べに来た民俗学者・真壁清次朗という男性が 幽閉されていたらしい。
牢に落ちていた手記や、その他の記録や書物から 黒澤家は、皆神村の伝統儀式を司る由緒正しき家系ということ、 黒澤家には双子の娘が居て、姉が八重、妹が紗重といい、 次の儀式はこの双子が行うこと、などがわかってきた。 蔵に幽閉されてる白髪少年・樹月は、この二人と、澪&繭を混合しているようだ。 黒澤家の地下奥深くには「虚」と呼ばれる穴が広がり、何十年かおきに そこからすべてを覆い尽くす災厄がわき出るという。 そのため、皆神村では、定期的に双子の儀式を執り行ってきた。 (その深淵を覗いた人は失明してしまうのだが 不思議なことに「虚」を覗いてしまう村人は絶えることが無いという) 儀式とは、双子の姉(兄)が妹(弟)を絞め殺して 死体を穴に投げ入れるという、とんでもないしろもの。 儀式までの時間稼ぎに、村人以外の人間を人柱として穴に捧げるのだが 民俗学者はこの生け贄にされるため牢に幽閉されたようだ。 座敷牢から出ようとすると、急に格子が閉まり、繭が閉じこめられてしまった。 「行かないで!置いてかないで!」狼狽してすがる繭を、 「鍵を探して必ず戻ってくる」となだめる澪。 澪の後ろ姿に「また置いてくの?」と様子のおかしくなった繭が、吐き捨てた。 それは繭にとりついた『誰か』の言葉でもあり、 幼い頃、自分を置いて走っていった澪に対する繭の心情でもあった。
●五ノ刻「贄〜ニエ〜」 地下道をたどって、村に出た澪。 どこを探せばいいのかわからないので、ヒントをもらいに 蔵に幽閉されてる樹月の元へ。 この村の家は各家々に地下道があるらしい。 言われたとおり最初に行った家の地下を探索し、なんとか牢屋の鍵をゲット。 黒澤家地下道に戻り、わらわらと井戸から湧き出る無数の貞子を撃退して 座敷牢に戻ると、なんと繭がいない!大慌てで黒澤家を飛び出す澪。 二つの家を繋ぐ二階の渡り廊下を、やはり何かに取り憑かれ、ふらふらと歩く繭発見。 後を追いかけるが、やはり繭が入っていった扉は開かない。 地図を見ると繭が入っていった家は立花家。 繋がっている屋敷は桐生家。 立花家に入る方法を探すため澪は桐生家を探索することに。
●六ノ刻「鬼隻〜キセキ〜」 桐生家は、からくり人形師の家だった。 あちこちに転がる人形のパーツ、立ち並ぶ等身大の人形 何かを悔いている人形師の幽霊、ひとりでに転がる鞠、 襲いかかってくる着物を来た幼女の双子怨霊。 この双子は儀式を行ったらしい。(いつ行ったか時期は不明) 双子の姉は、自分の手で妹を絞め殺した自責の念により、気が狂った。 人形師はたまりかねて、妹にそっくりのからくり人形を作り、姉に与えた。 するとそのからくり人形は魂を持ち動き始めた。 恐ろしくなり人形を壊そうとした父親を、双子は殺した。 「どうして殺すの?」「また殺すの?」「コロサナイデ」 澪は殺された方の妹の霊と出会う。 儀式については村のためだし、覚悟を決めていた それどころか姉に殺されるのなら本望だとさえ思っていた。 姉に殺されることで「一心同体」になることのできる儀式なのだから・・・。 なのに自分が死んだ後、姉は気が狂い、からくり人形が自分になりすました。 悲しんでいる妹幽霊は、からくり人形を壊して欲しいと澪に頼み、 立花家へ入るヒントをくれる。 澪は、双子怨霊を撃退、怨霊化した人形師も撃退、 立花家に続く地下道に進んだ。
●七ノ刻「紗重〜サエ〜」 地下で、黒澤家で見た『血塗れの着物の女』が突如出現して襲いかかってきた。 あわてた澪は射影機を落としてしまう。 立花家に逃げ込んだものの、血塗れの着物の女は、執拗に追いかけてくる。 その怨霊は黒澤家の双子の妹、紗重で ときおり、繭の声で「おいてかないで」と呼びかけてくる。 捕まると瞬殺されるので、無我夢中で逃げまわる澪。 なんとかもう一度桐生家の地下へ戻ることができて、 射影機を無事取り戻し、また立花家に突入。 二階の小部屋で、繭発見。 座り込んで背を向けて泣いていて、澪が廊下の窓から呼びかけても答えない。 引き戸には鍵が掛けられており、澪は今度は鍵を探しに立花家探索。 この立花家は、白髪の少年・樹月の家だった。 実は樹月も双子で儀式を行っており、弟を自分の手で絞め殺していた。 樹月が白髪なのは、儀式で弟を殺す時の苦しみでなってしまったのだという。 樹月は弟を殺したくないと、いやいや儀式を行ったのだが その気持ちのせいか、はたまた男双子だったせいか、災厄は収まらず儀式は失敗。 急きょ、次の双子儀式が行われることとなり、次の担当は黒澤家の娘、八重&紗重に決定。 それを知った樹月は、こんな気持ちを味わうのは自分で最後にしたい、と 八重と紗重に、村から逃亡するように持ちかける。 樹月の友人で、民俗学者の助手の宗方という青年が 村の外まで二人を迎えに来てくれるという。 紗重は儀式を受けいれるつもりでいたが、八重に説得され逃亡に同意する。
逃亡は失敗した。 森の小道。逃亡に気づいて追いかけてくる村人。 先を走っていく八重、「待って」と追いかける紗重。 紗重が足を踏み外し、小道から落ちた。 八重は、紗重を置いて逃げた。 双子がそろわないまま、儀式は決行されることが決定。 樹月は首を吊って自殺。しかも樹月に思いを寄せていた紗重が第一発見者となる。 八重がいないので、紗重は宮司に縄で首を絞められ殺された。 儀式はまたしても失敗した。しかし、それはただの失敗ではなかった。 度重なった失敗、不完全な双子、そして紗重の絶望が 村人が恐れていた最大の災厄「大償」を引き起こしてしまった。 穴から暗闇が飛び出し、村中を闇で包んだ。 村人は逃げることも出来ず、穴から飛び出した紗重の怨霊になぶり殺され、 皆神村は地図から消えた。 村人は幽霊となり、未だに儀式を行うため双子を求めているのだ。 樹月には愛らしい妹がおり、押入から出てきては 「お兄ちゃんをかえせー!」とポカポカ襲ってくるが射影機でことごとく撃退される。 その妹が持っていた鍵を使って、繭の居た小部屋に戻ると・・・ またしても繭が居ない。 と、廊下をこっちにむかって歩いてくる黒澤紗重が・・・。 もう逃げ場はない。その人影は、戸をガラッと開け、澪に飛びついてきた。 ・・・・・それは紗重ではなく繭だった。 繭は「どこにも行かないで、もう置いていかないで」と澪にすがる。 澪にとっては納得がいかないはずの言葉ではあるが、 「もうどこにも行かない、ずっと一緒よ」と優しく約束する。 机の上には、村から脱出できる抜け道の地図が置いてあった。 とりあえず脱出ルートがわかったので、二人では立花家を出た。
●八ノ刻「片割れ月〜カタワレヅキ〜」 脱出口のある神社の隠し扉には、またしても鍵がかかっていた。 鍵は祠にあるからくりを解くと開くらしい。 祠まで来ると、そこで繭が疲れたと言って座り込み 「何があっても澪のこと許すから」と言い残してぐったりと倒れ込む。 仕方ないので澪は、一人でからくりのパーツを探すために村中を走り回る。 そして、からくりのパーツを全て手に入れ、鍵を解いた。 あとは、神社の隠し扉に戻り、脱出するだけ! 繭をたたき起こして、神社へと走る二人。 足が限界に来たのか、繭はとても辛そう。 神社の階段を上がったところで、村人幽霊の大群が押し寄せてきた。 「双子が逃げるぞ!」「捕まえろ!」 澪が射影機で善戦するも、繭は村人にさらわれてしまう。 *ここで隠しED* 神社の隠し扉を入れば、村の外に出られる・・・。 澪は繭を置いて一人逃げることを選び、扉に入った。 「お姉ちゃん、ごめんなさい!」森の小道を走る澪。 森の中には黒澤紗重のけたたましい笑い声が響いていた。 はっと目が覚めると、そこは最初の木漏れ日あふれる森の中。 あれは夢・・・・?「お姉ちゃん?」 繭を探すが、繭の姿はもうどこにも見えない。 *隠しED終わり*
●終ノ刻「紅い蝶」 繭は、また紗重に憑依され、完全に同化してしまっていた。 宮司達を従え、繭は黒澤家へと歩いていく。 村人達は、繭をつかって儀式を行うつもりなのだ。 澪は、黒澤家へ走った。 『虚』と呼ばれる深淵、祭壇のある場所に繭はいるはず。 *ノーマルEDへ 何千本ものろうそくが灯る地下の広間で、 大広間に居た白髪爺の怨霊が襲いかかってきた。 それは生け贄となり、穴に投げ込まれ、災厄のせいで 怨霊と変わり果てた民俗学者・真壁清次朗のなれの果てだった。 なんとかシャッターチャンスを掴んだ澪は、真壁を倒すことができた。 そして最下部の祭壇へ。そこでは繭(紗重)が澪を待っていた。 繭(紗重)は自分を殺してくれと、澪に告げる。 「ずっと一緒だと約束したけど、いつまでも一緒にはいられない。 置いて行かれるくらいだったら、その手で殺してほしい」 それは紗重の望みでもあり、繭の望みでもあった。 繭はゆっくり近づいてきた。最初はこばんでいた澪だったが、 繭の瞳に操られるように、ふらふらと繭の首に手を伸ばしてしまう。 耳元で繭がささやく「・・・・・殺して」
我に返ると、繭は絶命していた。 その首に残った澪の手のひらの痕が、紅い蝶へと姿を変えた。 呆然とする澪。 穴から、大量の紅い蝶が舞い上がった。 儀式は成功したのだ。澪の後ろで宮司達が喜んでいる 繭の化身の紅い蝶が、お別れをするように澪のそばに近づいて そして蝶の群と共に空へ舞い上がった。 「お姉ちゃん、ごめんなさい!ごめんなさい!」 泣きながら紅い蝶を追いかける澪。 そして夜明けが訪れた。 〜後日〜 村のあった場所はダムに沈んだ。 ひとり、ベンチに座り水面をながめる澪。 その首には、紅い蝶の痣がくっきりと浮き上がっていた。 完
●零ノ刻「虚−ウツロ−」(ハードモードクリアで出現するED) 『虚』にたどりついた澪。そこには紗重(繭)が立っていた。 紗重(繭)とラストバトルに突入。 「なぜ私を置いて逃げたの?私はあなたに殺されたかったのに」 と八重を責める紗重。そして「あの時落ちたのはわざとだったの、 怪我をすれば、澪が側にいてくれると思った」と告白する繭。 なんとか紗重を倒し、繭の体から引き剥がすことに成功。 だが紗重と一緒に、繭が『虚』に落ちそうになる。 澪はとっさに手を伸ばし、繭の腕をつかんだ。 繭をひきあげようとして、つい澪は『決して見ては行けない穴』を見てしまう。 そこには、うごめく無数の死者たちが手を伸ばしてくる姿が・・・・・。 引き上げられたあと、意識を取り戻した繭が見たものは 地面にうずくまり、両目をおさえて苦しみもがく妹の姿だった。 その後、ふたりは森の中で倒れているところを捜索隊に発見された。 〜後日〜 繭と澪はベンチに座ってダムの水面を見ていた。 「そろそろ行こうか?」繭が立ち上がって澪の手をとった。 澪は失明していた。 目に包帯を巻いており、繭に支えられてよろよろと立ち上がった。 心配そうに妹を見つめる繭。 もう、ずっと一緒だから・・・。その瞳は喜んでいた。 *完*
●おまけ さてさて、逃げた黒澤八重についてですが、 逃亡を手伝ってくれた民俗学者の助手、宗方と結婚します。 零一作目の主人公、雛咲深紅の曾お婆ちゃんです。 そして村が「災厄」によって滅亡したことを知り精神崩壊。 晩年、首を吊って自殺。 零一作目で自縛霊になっていたところを、深紅によって除霊されます。 ちなみに現法では、双子は先に産まれた方が姉(兄)となりますが 皆神村では、先に産まれたのが妹(弟)、あとに産まれたのが姉(兄)となります。 あちこちに、手帳やメモや日記などがあって それをつなぎ合わせていくと、全貌が見えて来るという形なのですが ややこしくなるので、説明できるところで一気に説明しちゃってます。 てな感じで終わりです。
乙っす。最後までおどろおどろしいというか…
59 :
38 :04/03/31 09:14 ID:M1NFI9j+
>>39-40 1部だけって書いたのは数年前に1部だけやって今2部やったらさっぱり話忘れてたから…。
レベル上げとかしたし、またやるのもメンドイんで。
全部書いてくれるんなら1部と2部と分けて書いてくるれるとありがたい。
零乙!自分じゃ怖くてできないから読めてよかった。
>60 どれだけ、必死になって探したことか・・・
63 :
ゼノギアス :04/03/31 14:38 ID:lIQya0tX
>>41 お疲れ様です。
怖そうだから、途中で読むのやめてしまった。タハハ…
>>34 「ハグハグ」も忘れないでね(w
てなわけで、ゼノ、アヴェ編の後半です。ちょっと長いです。
アヴェ編その1は
>>15-17
【潜入、王都アヴェ! 偽りの王】 ユグドラシルがアヴェ王都ブレイダブリクに向かっている頃、同じく王都に、ゲブラー総司令官ラムサスを 艦長とする空中戦艦が、国境付近のキスレブ軍の掃討作戦を終え帰還した。 前任の指揮官であり大鑑巨砲主義の筋肉脳ヴァンダーカムと傀儡政権の宰相シャーカーンに迎えられ、 副官のミァンを伴って艦を降りたラムサスは、シャーカーンの案内で王城内のマルーに会いに行った。 ラムサスは、一人称"ボク"娘のマルーから至宝の事を聞き出そうとするが、彼女は知らないという。 それを見ていたシャーカーンは、『本国』にも報告していないマルー確保の情報が漏れた事を訝かった。 一方その頃、フェイ、シタン、バルトの三人はブレイダブリクに入り、マルー救出の為に情報収集していた。 その結果、街の地下水道が城につながっている事、国を挙げての祭りである大武会が翌日開催される事を 知り、フェイが大武会に出場し、盛り上げて兵士の目を惹きつけ、その間にバルトが地下から城に潜入して マルーを救出する作戦を立てた。 ----------------------------------------------------------- 【王都アヴェ 嵐を呼ぶ大武会】 翌日、作戦決行の時。フェイは会場に向かい、偽名を使って大会に参加した。 参加者控え室で、フェイはラハンのダンと再会する。ダンは、村の恨みを晴らすと言って控え室を出た。 困惑するフェイに、仮面の男ワイズマンが話しかけた。彼は、フェイがどう戦うか興味があると言った。 「まぁ、楽しみにしているぞ、"フェイ"」 「(なぜ俺の名前を……? 偽名で参加しているのに)」 開会の演説を終えたシャーカーンを、ラムラスとミァンが訪れた。立ち寄っただけと立ち去るラムサスを 尻目に、ミァンは一回戦の舞台に上ったフェイを見て一言。 「まぁ、素敵な子……」 一回戦、二回戦、三回戦と精一杯会場を沸かせて勝ち上がったフェイは、準決勝でダンと戦う事に。 アルルの、ティモシーの、村人の恨みだと叫びながら戦うダンだったが、反撃してこないフェイにいらだち、 彼にアルルの花嫁衣裳を叩きつけて走り去った。 鬱りながらも決勝に望んだフェイは、そこでワイズマンと当たった。軽々と攻撃をかわすワイズマンに フェイは焦り、必殺の武技雷迅を仕掛けるが、それすらかわされてしまう。 戦いの最中、ワイズマンはフェイに戦う理由を問いかけ、自分の事しか見ていないと断じた。そして、 「よくあの怪我から回復したものだ。フェイよ……」 と、謎の言葉を残し、彼は姿を消した。結局、うやむやのままフェイは大武会の優勝者となった。 ----------------------------------------------------------- 【再会マルー ファティマ城脱出】 一方、地下水道から城内に入ったバルトは、天守閣でマルーとの再会を果たしていた。 マルーお気に入りのぬいぐるみと共に部屋を出たバルトは、そこでラムサスとミァンに見つかってしまう。 バルトがラムサスと戦っている最中、大武会を終えたフェイが追いつき、加勢した。 武技雷迅を受けたラムサスは、エルルの悪夢(註1)を思い出していた。 赤い長髪の男が素手でソラリスのギアを次々と撃破する。その男が武技雷迅を使っていたのだ。 さらにラムサスは、"フェイ"と言う名前にも聞き覚えがあった。 ??「フェイ……それが私の子の名前……」 ラムサスがひるんだ一瞬の隙をつき、フェイたちはその場を離脱した。 ラムサス「(やはり奴なのか……奴であるならば……俺は……塵<ごみ>……)」 兵士に追跡を命じ、ラムサスはそう考えていた。 註1・・・十数年前にソラリスが行ったエルルという国の大粛清。その最中、グラーフと赤い長髪の男の 突然の乱入により、ソラリス軍は壊滅。ラムサスは指揮官として参戦していた。
【マルー救出! 一路ニサンへ/やすらぎの都 ニサンの聖母】 ラムサスから逃げおおせたフェイたちは、ゲブラー基地内に入り込んでしまい、そこでエリィと鉢あった。 彼女は、追っ手が迫るフェイたちを自分の宿舎に連れて行きかくまった。 追っ手の気配が消えた後、自分の素性を語るエリィに、フェイは森での事を謝った。 フェイたちがマルー救出に来たと知ったエリィは、彼らをギアの射出口に案内し、脱出させようとする。 脱出間際、フェイは一緒に行こうとエリィに言うが、彼女はここが自分の居場所だと悲しげに言った。 「今度会うときは……敵同士ね」 一方、フェイたちを追おうとしていたラムサスは、予想もしない訪問客に驚いた。 伝令「(閣下……ヒュ……様が)」 ラムサス「……奴め…今時分何用でここに」 無事フェイたちが帰還したユグドラシルは、マルーが教母を務めるニサン法皇府へ向かった。 その途上、フェイは様々な話を聞くことになる。 マルーがアヴェに捕らえられた事の顛末。以前、バルトとマルーが王城から逃げ出した時に、王国の 主力兵器であるユグドラシルをも奪ってきた事。ユグドラやギアの動力源、スレイブジェネレーターについて。 ゲブラー総司令のラムサスが着任した事により、ゲブラーの目的が遺跡発掘だけではない事。マルーの 持ってきたぬいぐるみが、実はチュチュという妙な生物で、フェイに一目ぼれした事などなど……。 さらにフェイは、バーで話し合うシグルドとシタンの不可解な話を、バルトと盗み聞きしてしまう。 様々な思惑を乗せたままユグドラはニサンに到着し、フェイたちは修道院へマルーを連れて行った。 そこでひとしきり修道女達と再会を喜び合ったマルーは、フェイたちを肖像画の間へと案内する。 ニサン建国の母でありニサンの教義を創った初代大教母ソフィア。描きかけの肖像画以外の記録は 残されていない彼女は、言い伝えでは500年前に人々の為に自らを犠牲にし、神の下に召されたという。 その肖像を見て、フェイはエリィにそっくりだと言い、シタンは筆運びがフェイに似ていると言った。 肖像画に見入るフェイの脳裏に、遠い日の記憶が蘇った。 この部屋でソフィアの肖像を描く自分。ソフィアは彼の事をラカンと呼んでいた。 修道院を後にした彼らは、アヴェのニサン侵攻の情報を聞き、作戦を練るために宿屋へ向かった。 そこでバルトは、ゲブラーに詳しすぎるシグルドに説明を求めた。 シグルドとシタンは自らの経歴やソラリスについて語り始めた。 天空にあるソラリスは、地上人をラムズと呼び、労働力として地上から拉致したのち洗脳している事。 シグルドもそうしてソラリスへ行き、政府の一員として活動していたが、出奔して戻ってきたという。 純粋なソラリス人は人口のおよそ1/4しかおらず、多くが地上から連れ去られたラムズと、下層市民街に住む ラムズの間に生まれた人間であると言う。シタンとラムサスも、貧民街の生まれだった。 だが、卓絶した能力を持っていたラムサスは異例の速さで出世し、それまで身分重視だった体制を能力重視の 体制に変えようとした。シタンとシグルドはその理想に同調し、共に助けあった。 しかし、軍の要職に付いた二人はそこでソラリスと地上との関係を知った。単なる労働力だけではなく、 『ドライブ』に代表される薬の実験体として地上人が使われている事も。 フェイ「ドライブってのは、ソラリスの軍人なら誰でも使うのか?」 バルト「お前、エリィの事が気になるんだろ。あったぜ、あいつの部屋に」 フェイ「(´・ω・`)ショボーン」 フェイに軽く嫌がらせした後、バルトは一息つくために外へ。 信頼していたシグルドの、予想を超えた過去を知ってショックを受けたバルトは、後を追ってきたシタンに もっと早く教えてほしかったとこぼした。 シグルドの事を良く知っているシタンは、アヴェの平定を成し遂げるまで余計な心配はかけないようにと 気を回していたのだとフォローし、まずは王権奪還に集中するよう諭した。
【アヴェ奪回作戦! 決死の反撃】前編 宿屋での話の後、彼らは議事堂へ集まり、王都奪還の作戦を次のように立てた。 アヴェに常駐しているゲブラーを王都から引き離すために、バルトらが以前拿捕していたキスレブ製の ギアでニサン国境の西方警備隊を急襲、キスレブの侵攻と見せかけゲブラーを誘い出し、その間にバルトら 主力部隊が王都奪還へ向かう。さらにフェイを含む別働隊が、国境付近の前線部隊に配備された戦艦 キファインゼルを旗艦とする無敵艦隊を足止めし、王都への撤退を阻止する。 この奪還作戦は明朝決行と決まった。 翌朝、彼らを乗せたユグドラシルは、マルーと修道女達に見送られ、王都に向かった。 途上、フェイたち別働隊は国境に向かうためユグドラシルを離艦した。その直前、バルトはフェイに、 「俺がもしもの時はマルーを頼む」と言って彼を見送った。 その夜。ユグドラの甲板でバルトがシグルドと語り合っていた。 バルト「王様ってのは、誰でもいいんだろうな……希望の象徴であれば、俺じゃなくても」 シグルド「私がソラリスの洗脳から逃れられたのは、『帰らねば』と言う強い思いがあったからです。 その時に思い出したのは、一国の王子ではないただの子供の若とマルー様でした。私は、王権 などどうでもいい。若の家だから取り戻したいのです……」 ラムサスは夢を見ていた。エルルの粛清に赴いたソラリスのギア隊が、たった一人の生身の男に次々と 撃破されてゆく。やがて男は真紅のギアに乗り込み、ラムサスに向かって来た。彼は叫び声を上げた。 目を覚ましたラムサスは、心配するミァンを生返事を返し、寝室から出て行った。 一人残ったミァンの所に、突如グラーフが現れた。彼はミァンに余計な手出しをするなと釘を差した。 ミァン「心配しないで……。貴方の大事な物を奪ったりはしないわ。だって貴方は私を……」 翌朝。ラムサスの空中戦艦にエリィと特殊部隊のランクたちがいた。エリィは、今回の任務でランクたちの 隊長に任命されたのだ。彼らに意地悪く茶化されながら、彼女は仕官専用ギア、ヴィエルジェに乗り込んだ。 その頃、フェイたち別働隊は国境前線部隊の裏をかくべく、岩山を登っていた。 頂上にたどり着き、峰を越えようとしたとき、彼らのレーダーがゲブラーのギア部隊の接近を感知した。 ゲブラーのギアを一手に引き受け、他の隊員を先行させることにしたフェイの前に現れたのは、エリィの 率いる特殊部隊の面々だった。 ランクらは海賊アジトでの雪辱に燃え、エリィを無視してヴェルトールに挑みかかるが、あっさり撃破。 二度の敗戦が信じられないフランツはさらにドライブをキメて戦おうとする。 その最中、エリィは苦悩していた。命令とはいえフェイとは戦えない、後はドライブを使うしかない、と。 彼女の脳裏に苦い記憶が蘇る。 軍の要職にある父を持つエリィは、他の兵士から疎まれていた。ある日、ドライブをキメた同僚達に追われ、 無理やりにドライブを打たれてしまう。その結果、力が暴走して同僚達を殺してしまったのだ。 死体が散乱する血の海にうずくまり呆然としていた所を拘束された彼女だったが、上層部は暴走した力に 耐えられなかった同僚が愚かなのだとお咎めなしとした。しかし、彼女にはトラウマとなってしまった。 苦悩するエリィをよそに、精神が壊れるとのランクの制止も聞かずドライブを打とうとするフランツ。 フランツ「どうせボクは元から壊れてるんだァァーーーッ!!」 エリィ「やめなさいフランツ。私が……やるわ……」
【アヴェ奪回作戦! 決死の反撃】後編 ドライブを打ち、まるで人が変わったかのようなエリィがフェイに襲い掛かる。 エリィ「ははは、もがけ! 踊れ! ここで朽ち果てるのよ!」 彼女はエアッド(註1)を使ってフェイを追い込んでいく。 エリィに攻撃できず、防戦一方のフェイだったが、やがてドライブの切れ掛かった彼女が苦しみ始めた隙を つき、ヴィエルジェを押さえ込んだ。そして、フェイの呼びかけに応えるように彼女は自分を取り戻す。 落ち着きを取り戻した後、ヴィエルジェを降りたエリィはフェイに語った。 自分では認めたくない、制御できない力が自分の中に潜んでいる。それに支配されてしまう。しかし、仲間を 助けるためにはこうするよりほかに無かったのだ、と。 お互いに似た境遇にあることに気づき、フェイはエリィの力になろうとするが……。 フェイ「変えられないのか……?」 エリィ「そんな顔しないで。私には選ぶ事なんて出来ない。私の唯一の居場所だから……」 彼女に、できる事なら軍を抜けろ、そう言ってフェイは先行した隊員を追った。 その頃、王城でバルトたちはシャーカーンの兵に囲まれていた。彼らの前にはシャーカーンとミァンが。 ラムサスのいない事に気づいたシタンは、作戦の失敗に気づいた。 ラムサスはバルトらの作戦を見破り、西方警備隊の援護に向かっていたのだった。 バルトたちに兵の銃弾が撃ちこまれようとしたその時、いち早く異変に気づいたメイソン卿がランドクラブで 駆けつけ、バルトたちを収容してその場を離脱した。 ----------------------------------------------------------- 【緋の鬼神 悲しみは熱砂の海に】前編 国境の前線部隊の裏を付いたフェイたちは一気に旗艦キファインゼルを目指した。 彼らを迎え撃つ司令官は、筋肉脳ヴァンダーカム。彼は迎撃のギアを下がらせ、主砲による決着を図った。 しかし、機動力で遥かに上回るヴェルトール以下ギア部隊は、砲弾を回避しつつ着実に進撃。 キファインゼルに取り付いて主砲を破壊した。 退艦命令が発令され、乗員がヴァンダーカムを無視して退避する中、彼は巨大ギア、ドーラに乗り出撃する。 通常の数倍はあろうかと言う巨体とその装甲の厚さに手を焼きつつ、それでもフェイらはこれを撃破した。 度重なる敗戦に呆然とするヴァンダーカムの前に、グラーフのギアが現れた。 グラーフ「我が拳は神の息吹。"堕ちたる種子"を開花させ、秘めたる力を紡ぎだす。美しき滅びの母の力を」 グラーフのギアの右腕から発せられた波動がドーラに注がれた。 その頃、王都を離脱し、ニサンに向かっていたユグドラシルは、ラムサスの駆る潜砂艦の攻撃を受けていた。 推進器にダメージを受け浮上するユグドラシルを前に、ラムサスは逡巡した。 ミァン「あら、お迷いになるなんて珍しい」 ラムサス「古い友人と約束してな。手加減せねばならん」 彼は、シグルドがソラリスを出奔するときの事を思い出していた。裏切り者! 彼はシグルドにそう叫んだ。 グラーフのギアが去った後、ドーラは突然再起動して襲い掛かってきた。それまでとは桁違いの破壊力に、 ヴェルトール以外のギアが次々と大破していく。その光景を前に、フェイは次第に壊れていった。 註1・・・精神波<エーテル>(註2)感応誘導式モジュール。エーテルによって無線誘導するビーム兵器。 これを使えるのはごく限られたエレメンツ(註3)クラスの者だけらしい。(ランク談) 註2・・・ゲーム中では魔法のような位置づけ。超能力のようなもの。 註3・・・元来はラムサスがユーゲント(註4)時代に設立した精鋭集団。現在ではラムサス直属の近衛部隊。 註4・・・ソラリスの指揮官養成学校。シタン、シグルド、ミァン、エリィも所属していた。
【緋の鬼神 悲しみは熱砂の海に】後編 ユグドラシルを取り囲んだ艦隊に、異常事態が起こった。 突然現れた真紅のギアに次々と艦が沈められて行く。ラムサスがエルルの悪夢と呼ぶ、あの時のギアだった。 そのギアを見止めたラムサスは、目の色を変えて飛び出した。 ブリガンディアに迫らんとする真紅のギア。そこへラムサスの駆る専用ギア、ワイバーンが割り込んだ。 だが、ワイバーンは一撃の下に腕を飛ばされてしまう。「ぐわっ! そんなバカなっ!」(ラムサス談) ラムサスがあっさりと退場した後、真紅のギアは再びブリガンディアに迫った。 真紅のギア「モーターのコイルもいい塩梅にあたたまった。そろそろメインイベントと行こうか」 その時、ユグドラシルが全速で突っ走り、砂丘のクレストを利用してジャンプ、真紅のギアにのしかかった。 しかし、真紅のギアはユグドラシルを片手で受け止め、そのままブリガンディアに放り投げた。 地面に叩きつけられた艦は壊滅的なダメージを受けた。艦内が混乱を極める中、シグルドはシタンを ヘイムダルと共に脱出させた。そして、ユグドラシルは砂の海に沈んで行った。 ヘイムダルを乗せた脱出ポッドは風に流され、国境付近に不時着した。 そこでシタンの見たのは、見るも無残に破壊されたドーラの残骸だった。 シタン「この有様……やはり同じですね……」 ----------------------------------------------------------- てなわけで、アヴェ編終了です。 途中行数オーバーでぶつ切れになってしまいました。申し訳ない。 カッコの外に前編後編とあるのは、ゲーム中は区別がつけられてません。 次からはキスレブ編に入りますが、どうでしょう、ちょっとペース速すぎますか? もう少し自粛したほうがいいですかね?
問題無(・∀・)イイ!
ダンとの戦いは胸にくるものがあったな。 姉ちゃんの仇!といって気功砲を撃ってきたのは驚かされた。
あまりにも暇になったんで、アンサガのルビィ編でも書こうと思ったんだが、 アンサガかなり放置されてるな・・・。 ストーリー知りたい人いる?いないんなら書かないけど・・・。
お願いします
>41-57 零の人、ちょい亀だがモツカレー。 暗い粘着ED、イイ…。しかも切ない。ホラーゲームできないから良かったよ。
>>71 子安編書いたの俺俺
がんがってくれぃ('∀`)ノシ
>>72 &74
了解。
でもルビィ編、設定やらを説明するのが最も面倒なんで
ちと時間をくれ。
うむ。ルビィ編は歴史や世界観を知ることが必要になるからな。 終盤、ラスボスに行く前までが盛り上がるところなのでその辺ヨロロ
コマンド&コンカー希望 できたらタイベリアン・サンも
age
>64 エルルの悪夢は3〜4年前くらいじゃないかな? 10数年前だとフェイ子供だし。(ネタバレごめん) 色々難しい話だと思うが最後まで頑張ってくれ。
80 :
ゼノのヤツ :04/04/01 17:44 ID:Xveq2uRU
>>79 ウッハ、そうでした。
なぜかドミニアを基準に考えてた。
ドミニアが子供の頃っつー思い込みがあったので。
第伍話 鎮守 大きな使命を持ちながらも、やっぱり遊びたい盛りの3人は新宿へ買い物に出かけた。 ところがその帰り、異様な殺人事件を目撃してしまう。 不気味な男女の手にかかり絶命する少女。 ところが次の瞬間、 遺体も犯人も跡形も無く消えてしまった。 殺された少女、梓の氣に導かれ、とある神社を訪れた矢村たちは彼女を護る男、アカガネと出会う。 悪事を重ねる両親に絶えられず、殺して自分も自害した梓だが、 彷徨う両親の魂は同じく現世に留まる梓を仕返しとして殺し続けてきた。 両親の邪気を払い、その輪廻を絶ち切る緋勇たち。 だがそれは同時に両親と力が繋がっていた梓が暴走してしまう事になる。 梓を護るため、自ら邪気を身に受け、猛犬になったアカガネを封印すると 少女の魂も開放されるのだった。 第六話 転生 伊涼は死者が積みあがる戦場で矢村に似た男と焔羅が誰かと戦っているという夢を見ていた。 その中に出ていた強い邪気を持つ男が言うにはそれは伊涼が転生する前の光景であるという。 その頃、緋勇と矢村は強大な邪気を持ち主、高丸が放つ魑魅魍魎の前に厳しい戦いを繰り広げていた。 その間に伊涼は池袋サンシャイン60に連れ去られてしまう。 魍魎を追っ払った彼らに、矢村と伊涼が藤原俊宗と鈴鹿御前の“宿星”を引き継いでいると言う高丸。 陰の者の高丸は敵である陽の物の藤原俊宗と、同じ鬼なのに寝返った鈴鹿御前を激しく憎んでいる。 高丸の野望である陰の者による地上制覇を阻止するため突撃する3人だが、高丸は本気を出すことなく 忽然と姿を消したのであった。 第七話 言霊 高丸の真意を探るべく、近所の図書館にきた3人。 そこで矢村は「鈴鹿山伝承」、伊涼は「悪路寺の伝説」に関する文献を発見した。 「鈴鹿山伝承」に書かれた俊宗と鈴鹿の悲惨な最期に愕然とする矢村。 そんな矢村の前に邪気を発する者たちが現れた。 彼らが紡ぎ出す言霊の真実と、矢村と伊涼の最後を暗示する“因果” それは言葉をモノとしか認識しようとしない人間たちへの言霊による復讐であった。 言霊の邪気を封印した3人。目の前には白紙になった文献が転がっていたのだった。
タイベリアン・サン NOD編 NODの所有するTV局が「今日の処刑」コーナーを放映していた。 処刑されるのはNOD軍の1分派の司令官であるスラヴィック。 しかしスラヴィックはニュースキャスターに化けて潜伏していた副官によって 救出される。自由の身となったスラヴィックは対立する分派の将軍を倒す。 (この分派の将軍はGDIの将軍と裏で繋がってる) その後、死んだはずのケインが姿を現す。 NODテンプルでケインマンセー集会を行って士気を高めた後、 スラヴィックらはGDI本拠である衛星攻撃計画を立案する。 しかしこの衛星を攻撃するにはシールド解除のパスワードが必要だ。 スラヴィックはGDI軍の指揮官、マクニール弟の軍を攻撃し、彼を捕える。 そして副官がマクニール弟のティンコをちょろっとなでると弟はパスワードを白状。 次にミサイルサイロか何かを占領し、兄貴の方も捕える。 「これでGDIもおしまいだな」 捕えたマクニール兄の前でミサイル押しちゃうもんねと凄むスラヴィック。 マクニール兄は「やめろーーーー!」と叫ぶも、無情にもスイッチオン。 衛星爆発。がっくりと放心状態になるマクニール兄。終わり。
>82 誤: ミサイル押しちゃうもんねと 正: ミサイルのスイッチ押しちゃうもんねと タイベリアン・ドーンと、サンのGDIの方はよく覚えてないな。
さてアンサガ書こうかと思ったんだけど 時間見ると、みんな長いのもいっぺんに書きこんでたんだな。 一区切りごとにその場で書いてんのかと思ってた・・・。 これってどういった書き込み方するんですか?無知スマソ
>>84 メモ帳などに区切りのいいところまで書いてしまってそれをコピペしたほうがよいかと。
ストーリーの頭から結末まで、一気に貼れるならその方がよいのでは?
>>85 サンクス
うちのパソコンメモ帳機能ぶっこわれたというかなんというか
とにかくなぜだか使えん状態なんで、アホですがその場で書いては貼るというやりかたでいきます。
ルビィ編は設定とか世界観がわからないと なんだかよくわからんうちにエンディングを迎えます。 まずストーリーに関わるこの世界の伝説なんかを説明します。 ○七大驚異 黄金時代の建造物。建造目的など詳しいことはほとんどわかっていない。 七大驚異にはすばらしい力が眠っていると考える人もいる。 「七大驚異の全ての力を解放したとき、再び黄金時代が訪れる。」(うろ覚えです。) とのうわさ。 もちろん7つある。 ファロスの地下迷宮、神のテーブル、神船の錨、ナクルの地上絵、 さまよえる島、二つの月の神殿、空中庭園の7つ。 ○黄金時代 数千年前、文明の発展で人類有頂天の時期。 ○「終末の日」 簡単に言うと、悪いやつらがでてきて、黄金時代崩壊。 世界は絶望と混沌に包まれた、ってカンジ。
○イスカンダール 約千年前、「終末の日」であたふたしている人類の救世主的な存在。 数々の偉業を成し遂げるが 突如、歴史上から姿を消し、今となっては本当にいたのかどうかもわからない。 まさに伝説の人。 ○リース・トーレス イスカンダールの仲間の魔道士。ルビィ編とはそれほど関係ない。 とりあえず有名な大魔道士。 アリス・アンブローシア イスカンダールの仲間の魔女。強力な魔道士だったらしく イスカンダールの偉業に協力していたらしい。
>>86 それもしかしてウィルスじゃないか。
Notepad.exeをウィルスファイルで上書きしてぶっこわすウィルスあったよね。
いっぺんウィルスチェックしてきた方が…
>81 乙です。続き楽しみに待ってます。 最初の1行にワロタです。 >82 >87>89 乙
ルビィ(17) ラークバーンの高名な占い師サファイアの妹。 本人も占い師だが、かなり適当な性格で占いの腕も相当あやしい。 「占いなんてしょせん気休め」がモットー。 ヒロユキ(18) ルビィとサファイアの幼なじみ。 普段は家の手伝いをやっている(何の手伝いかは知らんが)らしいが 占いの手伝いをしに来てる方が多い気がする。 押しが弱く、ルビィにとってはいいパシリ。 サファイア(23) ルビィの姉。腕のいい占い師で有名。 ルビィとは違い落ち着いていて大人っぽいカンジ。 ちなみにルビィとは幼い頃から二人で暮らしてきたようだ。 イスカンダール(?) 見た目は四十くらいのおっさん。 その不思議な言動は伝説の英雄「イスカンダール」を思わせるが・・・? (この世界でイスカンダールという名は別に珍しくありません。) ジーンムーア(18) 騎士団改革派のリーダー的存在。美人で騎士団じゃ人気者。 非常にまじめで一途、信念は決して曲げない性格。 七大驚異征服を強く主張。
>79-80 エルルの悪夢はフェイが12歳のときって PW?に書いてあった。 5、6年ぐらい前かな。
ラークバーン、美しい湖に囲まれた町。 この町の名物ともいえる占い館「水晶宮」には毎日多くの人が訪れます。 遠方からはるばる訪ねてくる人も少なくありません。 ある日、騎士団のお偉いさんらしい人が水晶宮にやってきました。 いつもの通り占いを始めるサファイア。しかし、どうも様子がおかしいようです。 占い終わったかと思うと、サファイアは突然倒れこんでしまいました。 驚いた騎士団の人はその場からとっとと立ち去ってしまいました。 異変に気づいた妹のルビィと、遊びに来ていた(?)ヒロユキがその場に駆けつけます。 ルビィ(以下略ル)「サファイア姉さん!」 ヒロユキ(以下略ヒ)「サファイアさん!」 サファイア(以下略サ)(・・・死・・・すべての死・・・) なにやら嫌な予感がします。
翌日、意識は取り戻したものの占いがうまくいかないサファイア。 これは死活問題です。 仕方なく占い師としては未熟なルビィが代わりを買って出ました。 ル「占いなんて適当に気休め言っておけばいいんだから私でも大丈夫よ。」 インチキはヤバイと説得を試みるヒロユキを無視してルビィは占いを始めます。 評判の占い館には今日もお客さんがいっぱいです。 持ち前の適当さでガンガン適当に占いをこなしていくルビィ。 だんだん疲れてきたので、そろそろ閉店にしようかと思っていたそのとき、 一人のおばちゃんが血相変えて入ってきました。 おばちゃん(以下略お)「すいません、どうしても今日占ってほしいんです!」 聞いたところ、ネコのミーちゃんがもう三日も帰ってこないのだそうです。 ルビィ「あはは、ネコですか。じゃあ占いましょうか。」 ちなみにルビィは適当に答えてるというわけでなく、ルビィなりにきちんと占っています。 ルビィとサファイアの占いはまず占いから複数のキーワードを割り出し、そこから結果を導き出すというスタイルです ルビィもキーワードは正しいのですが、結果の求め方が適当なのです。 ル「大丈夫です。ミーちゃんはもうすぐ帰ってきますよ。」 お「本当ですか!ありがとうございます!」 ネコだからといって、あんな気休めはどうかと心配なヒロユキ。さすがのルビィも少し不安に。 ル「行くわよ、ヒロユキ!」 ヒ「行くって、どこへ?」 ル「猫捜しによ!わたしたちが見つければ占いどおりでしょう。」 ヒ「何だよそれは?占いじゃネエじゃんよ。」 ツッコミも気にせず、ルビィはヒロユキを連れて猫探しにでかけます。 占いから出た「水」と「地下」というキーワードをもとに近くにある古井戸の中へ。 中はちょっとした迷路のようになっていて、奥には古いけど頑丈そうな扉が。 中からネコの声が聞こえます。どうやら狭い穴から中に入り込み出られなくなったようです。 偶然拾った鍵で扉を開けると、ミーちゃんの姿が。ミーちゃんは外に逃げていきました。 ヒ「あっ、逃げた!」 ル「いいのよ。これで占った通りになるわ。」 ムリヤリ占い通りにできて満足そうなルビィでした。
さてその次の日、ネコの一件で気をよくしたルビィ。今日もやる気満々です。 ル「私の占いの才能もなかなかのものよ。姉さんより稼げちゃったりして。」 ヒ「ダメだこりゃ。完全に調子に乗ってるよ。」 昨日と同じく適当な占いを続けていると、そこに黒衣に身を包んだおっさんが訪ねてきました。 黒衣のおっさん(以下略黒)「探し物だ。昔、友人に贈った短剣の行方を知りたい。」 ル「(・・・砂・・・光・・・滝・・・) 町の北に不死者の洞窟という場所があります。その奥に光砂の滝と呼ばれる場所があります。 探し物はそこにあるはずです。」 黒「なるほど、ありがとう。」 おっさんが出て行ったのを確認して・・・ ル「ヒロユキ〜、出かけるわよ〜!」 ヒ「出かけるってどこへ?」 ルビィは家の奥からいい感じに古びた短剣を出してきました。 ル「うちに昔からあるの。」 ヒ「まさかそれを持って不死者の洞窟へ行くつもり?」 ル「何よ。当然一人で行けとは言わないわよね、ヒロユキ?」 押しの弱いヒロユキは断れずにいやいやながらもルビィに同行することになりました。 ル「これがあんたの運命よ。」 不死者の洞窟。アンデッドがうようよしている非常に危険なところです。 その辺の若者が来ていいようなところではありません。 とりあえず、なんとか最深部「光砂の滝」にたどりついた二人。 ル「ここに短剣を置いて、っと。」 置いた途端、奥からかなり強めのアンデッドが現れました。ヤバイです。 するとそこへ先ほどのおっさんが登場。 黒「ふっ、こんな所でなにをしてるんだ、占い師よ。」 襲いかかるアンデッドをあっさり倒してしまったおっさん。なにやら只者ではないようです。 黒「おっ、こんな所に短剣があるじゃないか。占い通りだ、さすがだな。」 そう言い残して、おっさんは短剣を持って去っていきました。 ル「バレちゃったかな・・・。」
あんなことがあってもこりずに占いをつづけるルビィ。そこにまたあのおっさんが。 黒「また占いを頼みたいんだが、今度は本物の占い師に占ってほしい。」 やっぱりバレてたみたいです。 というわけで、サファイアが呼び出されました。奥でおっさんと何か話しているようです。 しばらくするとおっさんが出てきました。 黒「おお、これを返さないと。」 おっさんが取り出したのはあの短剣。 黒「もともと贈ったものだからな。」 意味深な言葉と短剣を残して、おっさんは去って行きました。 その日の夜・・・ サファイアはルビィに話があるようです。 サ「ルビィ。私、あの方(黒衣のおっさん)イスカンダールさんと旅に出ることにしたの。」 ル「いきなりどういうこと。」 サ「詳しいわけは話せないんだけど・・・。」 ル「最近、姉さん調子が悪いもんね。その関係?」 サ「そんなところね。」 やはり姉が心配なのか、それとも単に興味本位か、ルビィも同行を申し出ます。 ルビィ一人を残して行くのも不安なサファイア姉さん。連れて行くことにします。 翌朝、旅の支度を整えた姉妹のもとにヒロユキがやって来ました。 店をたたんで旅に出かけることを告げるルビィ。 ル「ヒロユキはどうする?」 ヒ「どうするって、いきなり言われても。そんな気楽に旅に出るわけにはいかないよ。」 ル「そりゃそうだね。それじゃ、これでお別れだ。」 サ「長い間ありがとう、ヒロユキさん。」 ヒ「えっ・・・」 ヒロユキを残してルビィとサファイアはおっさんと合流。 まずは森を抜けて東へ向かうようです。ヒロユキとお別れして内心せいせいしているルビィ。 ところが森の入り口には見慣れた姿が。 ヒ「俺もいくよ。」 ル「はあ?あんた、付いて来たいなら最初からそう言えばいいのよ。」 サ「また、お願いしますね。ヒロユキさん。」 イスカンダール(以下略イ)「さあ、行くぞ。」 こうして、ルビィはイスカンダールを名乗る謎のおっさんとの冒険に 目的もわからないまま旅立つことになったのでした。 続く。
とりあえずここまで。
>>88 オンボロのせいかダウンロードなどをしようとするとフリーズしてしまう・・・。
アドレス貼ってもらったのに申し訳ない。
>>90 ウィルスではないみたい。余計な心配おかけしました。
続きも今のやり方しかないな・・・。
人のいなそうな夜中と早朝の間くらいに書かしてもらいまつ。
ルビィに既視感を覚える あ、姉貴そっくりだ
>
↑ミスりました、すみません。
>>98 色々やりようはあると思いますよ。たとえば、スレの入力フォームである程度書いてしまって、
一レス分だけ残して切り取り→投稿→貼り付け→次の一レス分残して切り取り→投稿→貼り付け、とやるとか、
あるいは、メールソフトの送信フォームを利用するとか。メールソフトなら、保存も出来るでしょう。
ってなわけで、キスレブ編その1です。
前回は
>>64-68
【とらわれの鳥 キスレブ帝都】 キスレブ帝都ノアトゥン中央に位置する総統府。その総統室で、キスレブ総統ジークムントがアヴェ国境 付近での戦闘に関する報告を聞いていた。報告によると、以前強奪されたヴェルトールを戦闘地域で発見、 パイロットともども確保したと言う。 さらに、訪問客があると聞いたジークムントは、ドックへと赴いた。ドックには、ツボのような形の戦艦が 入渠しており、その戦艦から、厳重に梱包された荷物が降ろされていた。 戦艦から降りてきた覆面の女はジークムントに、アレがあれば障壁を越えられると言い、それを渡す見返り として、ヴェルトールとフェイをD区画に移す事を頼み、戦艦と共に去っていった。 フェイは夢を見ていた。幼い自分が母親とキャッチボールをしている場面が、繰り返し繰り返し流れている。 それが大きなスクリーンに映し出されたものだと気が付いたとき、スクリーンの前に立つ彼の前に、画面を 食い入るように見つめる幼い自分が現れた。困惑フェイに、もう一人の幼い自分が声をかけた。 「ここはお前のくる所じゃない……」 帝都犯罪者収容区画、通称D区画。その囚人宿舎の医務室で、フェイは目覚めた。 そばにいた女医のディアナから事情を聞かされていたフェイの下に、四人の男達が現れて彼を連れ出した。 彼らは、D区での序列を決めるための『洗礼の儀式』をするため、フェイを、D区でキングと呼ばれている 亜人のリコの下に連れて行った。 その儀式で、リコ配下の四人、レオナルド、ハインリヒ、バルガス、スザーンと戦って勝ったフェイだったが、 リコにはまったく歯が立たず負けてしまう。 再び医務室で目を覚ましたフェイはディアナから、儀式の結果ランクAになった事、囚人の首につけられる 首輪爆弾のせいで脱獄は不可能な事、困ったときは調達屋のハマーを訪ねるといい事を聞かされる。 ラハンを出て以来不可解な事が続いた上にいつの間にか監獄に入れられ脱出=即死な状況に置かれたフェイは、 なんかもうどうでもいいやと半ヤケになりながら、差し当たってやることも無いのでハマーに会いに行く事に。 酒場で会った底抜けに明るい亜人のハマーにフェイが兄貴とか持ち上げられていると、バトリング管理委員会 の人間がやってきて、フェイにバトリング(註1)への参加を要請した。 本来は自らギアを用意せねばならない所を特別に委員会が用意するなどと言って、彼らはフェイを説得 しようとするが、ギアを嫌っているフェイは頑として首を縦には振らなかった。 委員会が去り、宿舎に戻ろうとするフェイに、今度はハマーがまとわり付く。うるさくバトリングへの出場を 促す彼をいなしながら宿舎に戻ったフェイは、そこでシタンと再会する。 シタンはキスレブの無線を傍受していてヴェルトールが回収されたのを知り、追ってきたのだった。 彼からユグドラシルの沈没と国境艦隊の壊滅を知らされたフェイは、ラハンの時と同じように、また自分が やってしまったのではないかと気に病んだ。 シタンに励まされ、マルーを守ると言うバルトとの約束を果たすべくキスレブ脱出を決意する。 差し当たって首輪爆弾を外そうと考えた彼は、シタンに分解を頼むが、危うく失敗しそうになり断念する。 そんな二人を見ていたハマーは、首輪爆弾を外すもう一つの方法を教えた。 それは、ジークムントが観戦するバトリングの御前試合で優勝する事。そうすれば、特赦されると言うのだ。 しかし、優勝するためには現在三連覇中のリコに勝たねばならないため、不可能に近いと言う。 それでもフェイは、約束を果たすためにバトリングに参加することを決意するのだった。 註1・・・ギア対ギア、もしくは対モンスターと言ったカードで行われる娯楽競技。
【目指せ、バトリングの勇者】 巨大な球体に埋め込まれたスクリーンに映ったガゼルの法院が議論している。。 「予想より早かったな……触れえざる者の目覚め……」 「あれから三年。メモリーキューブの情報に拠れば、今はノアトゥンだ」 「500年前、ヤツさえ現れなければ、ラムズを"アニムス"とすることも無かった」 「各エリアでの"アニマの器"の発掘は順調だ。ゲートキーパーの起動、もっけの幸いだったな……」 「イグニスの均衡、破るわけにはいかん。それにあれは不浄の地だ。カインも異存はあるまい」 「粛清だ。だが、第三艦隊の兵力で足りるか? "ゲーティアの小鍵"は来るべき時まで使えん」 「あそこには旧文明の原子炉がある。あそこにはもう得るべきものもない。直撃ならば……」 「では、裁決を下そう……」 ノアトゥン。バトリング出場を決めたフェイは、恩赦目当てでマネージャー兼メカマンを買って出たハマーに 出場登録をしてもらい、早速参戦するためにシタン、ハマーと共に闘技場へ向かった。 闘技場で委員会に迎えられたフェイは、用意されたギアに登場するため、パドックへ向かった。そこには あのヴェルトールがあった。 驚くフェイにシタンは、キスレブの軍事プランの一環としてバトリングのデータが収集されている事から、 フェイとヴェルトールのデータを取ろうとしているのではないかとの推測を語った。 キスレブの思惑はどうあれ、乗りなれたヴェルトールでフェイは緒戦に挑んだ。 緒戦の相手は、フェイと洗礼の儀式で戦ったリコ配下のレオナルド。フェイは試合を有利に進めたが、後一歩 の所で機体に異変が。レオナルドがヴェルトールに爆弾を仕掛けていたのだ。その爆発によってヴェルトールは 戦闘不能に陥ってしまった。 その夜、D区画の地下下水道に、レオナルドとハインリヒの姿があった。この地下下水道はモンスターが 住み着いており、そのモンスター退治が囚人達の最大の収入源なのだ。 突然、ハインリヒの悲鳴が響き渡った。彼の元へ駆けつけようとしたレオナルドに何かが襲い掛かる。 翌朝、医務室で目覚めたフェイは、心配するシタンに嫌な夢を見たと語った。 いぶかるシタンに手を振り、彼は闘技場へ向かった。彼は昨日の緒戦で既に負けてしまっていたが、本選 出場権を持っていたレオナルドとハインリヒが棄権したため、フェイは繰り上げ進出となったのだ。 その後、フェイは二日目、三日目と順調に勝ち進んで行った。 ----------------------------------------------------------- 【地下水道の悪夢 闇にはうもの】 三日目の試合が終わり、フェイが宿舎に帰ると、そこにリコが待っていた。 彼は、地下下水道で起きている連続殺人事件について調べていると言う。地下下水道で殺されたのは、 リコ配下のあの四人を含む五人。リコはその事から、洗礼の儀式や緒戦の爆弾事件をうらんだフェイが、 モンスターの仕業と見せかけて殺したのではないかと考えたのだ。 これから下水道に調査に行くというリコに、フェイは潔白を証明するために付いていく事にした。 シタンも加えて現場に赴いた三人は、そこで不可解なゲル状の物質と「赤い化け物」というダイイング メッセージを発見。何者かの鈴の音に緊張しつつ、下水処理施設に向かった彼らは、そこで鈴を発見する。 その鈴が化け物の持ち物だと推測した三人は、鈴を鳴らして化け物をおびき出した。 灼熱の雨を降らせる化け物と戦った三人は、激しい戦闘の末これを打ち倒した。 リコ「こいつは一体なんなんだ……。なんで鈴なんか……」 シタン「人並みの知能があったようですね。……いや、残っていた、と言うべきですか……」 とにもかくにも、事件は解決した。しかし、この戦闘でリコは腕に怪我を負ってしまっていた。 それを心配するフェイだったが、リコは手加減など無用と言い放って去っていった。 その頃、ゲブラーのブリーフィングルームで、エリィ以下特殊部隊の面々が上官から任務の説明を受けていた。 大質量爆弾での飽和爆撃。その旗艦の護衛だった。ブリーフィングの後、エリィは作戦に難色を示した。 ランク「粛清だろ? ラムズの」 エリィ「彼らだって私達と同じ人間なのよ。それを一方的に粛清なんて……」 ランク「あんたみたいな一級市民がそんな考えを持っているとはね、意外だよ」
【倒せ、無敵のバトラーキング】 殺人事件を解決した後も、フェイはバトリングで順調に勝ち上がっていた。 そして、リコとの決戦前夜。シタンとハマーを伴って、フェイはヴェルトールのメンテナンスをしていた。 しかし、委員会からパーツの供給を受けているリコのシューティアとの性能差は歴然としていた。 もっといいパーツはないのかと焦るフェイの前に、突然ワイズマンが現れ、そして戦いを挑んできた。 相変わらずワイズマンに手も足も出ないフェイ。やがて武技雷迅を叩き込まれてしまう。 ワイズマンは倒れたフェイに、能力差を埋めるためには隙を突く事が重要だと教えた。 去ろうとする彼を呼びとめ、フェイはなぜ自分を知っているのか聞こうとした。記憶を失っている事をつげ、 少しでも情報が欲しいと訴えるフェイに、ワイズマンは語り始めた。 ワイズマンとフェイの父、ウォン・カーンが同門の徒である事、共にカレンと言う名の女性に恋をし、 カーンが彼女を娶りフェイを生んだ事、その後修行の旅に出たワイズマンの下にカーンから、グラーフという 男がフェイをさらったと手紙を受け取った事、そして三年前、フェイを探していたワイズマンは、カーンから 息子の居場所を突き止めたと知らせを受け、急行したその場所で大怪我をしたカーンとフェイを見つけた事、 その後、カーンはグラーフを追って旅立ち、ワイズマンもフェイをラハンに預けてカーンを追った事。 最後に彼は、カーンが武官をしていたのが空に浮かぶシェバトだと告げ、姿を消した。 ワイズマンが去った後、フェイは彼の教えから一縷の勝機を見出した。 翌日、ついにリコとの決戦。フェイは力で押してくるリコに対し、ヒットアンドアウェイで翻弄、途中 幾度か押し切られそうになるも、リコの姿勢が乱れた一瞬の隙を突き、見事勝利を収めた。 決勝の直後、敗れたリコは、ある覚悟を持って団体戦に向かった。 その頃、アヴェ国内ゲブラー基地では、エリィたちが、出撃のために格納庫に来ていた。 格納庫から見えるドックには、8艦の爆撃艦が待機していたが、その内コントロール艦はわずか1艦。その他は 全てエーテル誘導による艦だった。 彼らがその編成に驚いていると、そこへラムサス直属の精鋭部隊エレメンツの一員ドミニアがあらわれた。 ユーゲント時代彼女と動機だったエリィは、彼女にこの作戦の目標を尋ねた。 エリィにコンプレックスをもつドミニアは切り口上で、元来ラムズを隔離するために設置したゲートを越える 事ができるゲートキーパーをキスレブが入手したための粛清として、原子炉を爆破する事を伝えた。 無差別に人々を殺す事になる子の作戦を非道と非難するエリィに、ドミニアはいらだちを隠さなかった。 ドミニア「気でも違ったか。過ぎた知識は家畜には不要なのだ。ラムズは我々が管理せねばならん」 エリィ「あなたももとは地上の人間でしょう? それなのに……」 ドミニア「私はラムサス閣下に選ばれた人間だ! ユーゲント時代、せっかくの素養がありながらその責任を 放棄して逃げ出した貴様に言われる筋合いはない!」 続く
ゼノ(゚∀゚)キター
●未解決分 ■PS2 ・鋼の錬金術師-翔べない天使- ・スペクトラルソウルズ ・ブラックマトリクス2 ・ライゼリート ・フェイスパラドックス ・零 ・幻想水滸伝3(3人のEDを詳しく) ・ラピュセル ・フロントミッション4 ■PS ・里見の謎 ・クロックタワー3 ・ブラックマトリクス ・フロントミッション3 ・クーデルカ ・聖刻1092 操兵伝 ・テイルズオブエターニア ・エンドセクター ・MOON ・レジェントオブドラグーン ・だんじょん商店街 ・エクサフォーム ・みつめてナイトR ・新世代ロボット戦記ブレイブサーガ ・ビヨンドザビヨンド ・テイルズオブデスティニー ■GC ・バイオハザード0 ・ファンタシースターオンライン3 ■SFC ・トレジャーハンターG ・ウィザードリィ5 ・ロマンシングサガ2 ・ラストバイブル3 ・ダークキングダム ・永遠のフィレ―ナ ・ブレスオブファイア ・ルドラの秘宝 ・ざくろの味 ・超魔法大陸ウォズ ・伝説のオウガバトル ・ダークハーフ ・イデアの日 ・トラバース ・ソウルアンドソード(トラバースの前作) ・幕末降臨伝ONI ・鬼神降臨伝ONI ■FC ・ドラえもんギガゾンビの逆襲 ・太陽の神殿 ・ミネルバトンサーガ ラゴンの復活 ■XBox ・真女神転生NINE ・OTOGI〜百鬼討伐絵巻 ■セガ系 ・女剣士アスカ見参! ・サイバードール ・ファンタシースターオンライン2 ・シャイニングウィズダム ・「テラ・ファンタスティカ」 ・魔導物語シリーズ(1,2,3,A) ・ドラゴンフォース ・デッドオアアライブ ■携帯機 ・オウガバトル外伝 ゼノビアの皇子 ・タクティクスオウガ外伝 ・アークザラッド 機神復活 ・ONI ・ONI2 ・ONI4 ・ONI5 ■PCゲー ・ダイナソア 〜リザレクション〜 ・英雄伝説3 白き魔女 ・田中の夢物語(ネタ?) ・魔導物語R ・魔導物語S ・「囚人へのペル・エム・フル」 ・コマンド&コンカー ■その他 ・剣神ドラゴンクエスト ・スーパーロボット大戦64(64) ●途中 ■現スレ ・ゼノギアス ・東京魔人学園符咒封録 ・アンサガ(キャ、アー編以外、ルが途中) ■前スレから放置 ・Ever17 ・グローランサー4 ・戦国サイバー藤丸地獄変 ・FE紋章の謎 ・シャドウオブメモリーズ ・デビルメイクライ ・HOSHIGAMI〜沈みゆく蒼き大地〜(真エンド) ■Part4から放置 ・ジャングルウォーズ2 ・サーカディア ・ONI3 ・真女神転生2 ・.hack ・ブレスオブファイア3 ・ヘラクレスの栄光4 ■3以前から放置 ・グランディア ・サモンナイト(カルマ) ・バテンカイトス ・FF8 ・ロマサガ(WCだけの話) ・ジルオール ・ミッシングパーツ ・デュープリズム ●執筆予告がある物 ・ラングリッサー2 ・天使の詩2 ・「真・女神転生デビルサマナー」 ・ジェネレーションオブカオス2 ・ジェネレーションオブカオス3 ・鬼武者 ・鬼武者2 ・鬼武者3 ・テイルズ なりきりダンジョン ・FF4 ・スーパーロボット大戦スクランブルコマンダー ・FF8 ●題名不明 主がEDで死、シリーズの1に戻り無限ループオチ:エルナード?シャドウハーツ2?
グランディア2、出てなかったらお願いします。
age
デビルメイクライ2ってもう完結したっけ?
BURAIのストーリー教えてください
>110 確かしてた。そして1のラスト待ち〜。
>>101 あ、その手があったか。
助言ありがとうございます。
どこを目指しているかもわからずに、ただひたすら東へと歩き続けます。 行けども行けども目的地に着く様子はありません。 いいかげん飽きてきたルビィはキャンプの夜にサファイアに尋ねます。 旅の目的、そしてあの日の占いで何を見たのか、そもそも何を占ったのかを。 サ「あの占いは七大驚異を征服することの吉兆を占ったの。」 ル「なんで騎士団の人が、そんなお宝ねらいの冒険者みたいなことを占おうとしたんだろう。 それはいいか。で、それで見えたのが、「死」だったわけ?」 サ「見えたのは大勢の死。その中に自分も含まれているのだという漠然とした感覚・・・。」 ル「姉さん自分の未来を見ちゃったの!そうかー。それじゃ本当なんだね。 自分の未来を見てしまうと、未来を見る力が無くなってしまうってのは。」 サ「恐怖ね。また自分の未来が見えてしまうかもしれない。そう思うと、読めなくなるの。」 この旅の目的は、そんなサファイア自身を占えるという人物に会いに行くことだったのです。 ル「占いなら私がやってあげるのに、ってやっぱ無理かな、ははっ。」 サ「ありがとう、ルビィ。あなたには私以上の力があると思うの。 でも、今は無理。あなたは好奇心が強すぎて、いろんなことに捕らわれすぎるの。 私が自分の未来に捕らわれて占えないのと同じ。」 七大驚異に大勢の死。 話が重くなっていくのをひしひしと感じるルビィでした。
険しい山道や雪道を越えて、とうとう目的地らしき村に着いたようです。 イ「ここはトーレ村という。」 サ「トーレ・・・まさか、リース・トーレスの?」 イ「さすが察しがいいな。ここはリース・トーレスの故郷だ。」 リース・トーレスの生家へと向かう一行。 イ「ここがリースの生まれた家だ。あの頃とあまり変わっていない。」 ル「さっきから見てきたように喋ってるけど、このおっさん大丈夫か?」 伝説の大魔道士リース・トーレス。その子孫である人物が力になってくれるそうです。 さっそく家を訪ねるルビィとサファイア。中には一人の老婆が。 老婆(以下略老)「珍しいお客さんだね。二人ともなにをお悩みだい?」 ル「私は別に何も。悩みがあるのは姉さんよね。」 老「そうかい。あんたにも悩みがありそうだけどね。」 なにやらルビィに興味を示す老婆。サファイアは自分から話を切り出します。 サ「私、占い師をやっております。自分の未来を見てしまって、 それ以来、恐怖心で読めないのです。」 老「あんたは本当に恐れているのかい?」 サ「えっ?」 老「恐れているのはこっちの娘に見えるけどね。」 サファイアは恐れているわけではない。むしろ、本当に恐れているのはルビィの方。 なんだかよくわかりませんが、それ以上は何も教えてくれません。 謎かけのような老婆の言葉に途方にくれる二人。 イ「まあいいさ。ナゾナゾを解きにきたわけではないからな。」 突然、イスカンダールが一つの提案を持ちかけます。 イ「自分の運命に関わっているものと向き合ってみないか、サファイア。」 サ「七大・・・驚異とですか?」 イ「そうだ。一度その目で確かめてみるのも悪くないだろう?」 ル「いいわね。行こうよ、姉さん。おもしろそうじゃん!」 サ「正直、あまり気が進まないのですが・・・。」 考えていても埒があきません。 姉妹は運命と向き合うために、七大驚異に挑戦することになったのでした。 続く。
アンリミの人乙ー。 俺は買ってすぐ売った負け組だから、すげー楽しみに続きを待ってるよ。
まとめ読んだ中ではMOTHERがよかった あとレーシング・ラグーンの無茶な話にワラタ 乙です
118 :
FF[ :04/04/04 03:58 ID:rLtaIdIS
ウォード,キロス,ラグナの場面に 採掘現場のような場所に偵察に来ているはずだったが,敵に見つかってしまう. 採掘現場の中を進んでいるうちに崖に出てしまい,同時に運悪く後ろから敵が来て 背水の陣に.なんとか敵を倒すことが出来たが,ウォードとキロスが重症を負う. 重症を負ったウォードとキロスを崖の下へ降ろし,そこに停泊しているボートで 脱出を試みようとするが,足を滑らせ崖から落ちてしまう.(このとき既に,ウォードとキロスは 崖の下の海に,ラグナの手によって落とされている) 場面はスコール達に戻り,ガルバディアガーデンへ ガーデンに着いた一行,キスティスは前にも来たことと,学園長とも面識があることから, 学園長と先に話に.しばらくして呼び出しがかかり,応接室についたところで キスティスが入ってき,バラムガーデンが無事なこと,サイファーの刑が執行され,処刑されたことを伝える そこでリノアがサイファーが好きだったことを話す.ゼルやキスティスもサイファーについて話すが スコールは,サイファーの事を過去の人として話すのを聞き,自分もこうなるのかと思うと 感情が高ぶり,自分はこんな風に過去の人として語られたくない「俺は嫌だからな!」っと 急に叫び部屋を出て行ってしまう. スコール一人でガーデン内をぶらぶらしていると,ホールで風神,雷神に呼び止められ, シドからの新しい命令を学園長に知らせた,ということを聞く. このとき二人にサイファーが処刑されたことを伝えるが, 二人は信じず,そのままサイファーを探しに. 二人が去った後,バラムガーデンの者はゲート前に来るようにと放送が流れ,ゲートへ向かう. ゲート前で学園長ドドンナからシドの命令を伝えられる. シドの命令は魔女の暗殺,それにともない狙撃の得意なアーヴァインが仲間に加わり 列車でデリングシティへ向かう.
デリングシティにつき,協力者であるカーウェイ大佐邸にいくが,門番に実力を試すので 名もなき王の墓へいけといわれ,墓に向かい門番に言われたことをすませ,通してもらう. カーウェイ邸では,カーウェイがリノアの父親ということを知る.余りに待たせるとリノアが 文句を言いに向かうが戻ってこず,代わりにカーウェイが入ってくる. 街を歩きながらカーウェイに作戦の説明を受けるSeeDメンバー 作戦内容はパレードをしている魔女イデアを凱旋門に閉じ込め,正面の時計台から 狙撃するというものだった. カーウェイ邸に戻り,狙撃チームをスコールとアーヴァイン,残りが凱旋門チームとして 計画を実行しはじめる. 凱旋門チームが部屋を出ようとしたところ,リノアが魔女の力を抑制するアイテムをもってくるが キスティスに遊びじゃないと叱責され落ちこんでしまう. 各持ち場に皆つくが,キスティスが言い過ぎたと思い,リノアに謝りに行くという, それに付いていくセルフィ,ゼル. その頃リノアは一人で行動を起こし始め,キスティス達とは入れ違いになってしまう. 入れ違いに部屋に入ったキスティス達だったが,カーウェイがリノアの安全を考え リノアを閉じ込めようとした罠にかかり,キスティス達が部屋に閉じ込められてしまう. 自分ひとりでもなんとかしてやると,リノアは単独でイデアの所に向かうが, あっさりとイデアに捕まってしまう. イデアの演説が始まり,いよいよかと構える狙撃チームだったが,イデアの後ろにリノアを発見する. 演説中にデリングを殺し,魔女の力を示したイデア.パレードは予定通り行なわれはじめた. そのころ凱旋門チームは隠し扉から部屋を脱出し,地下水路を通じて凱旋門に向かっていた.
演説終了後リノアを助けるために時計台に向う狙撃チーム,途中,イデアのパレードにサイファー を確認する. イデアが呼び出したモンスター(シュメルケ)を倒し,リノアを助け,狙撃位置で待機する狙撃チーム. 時間ぎりぎりで凱旋門チームも待機位置に到着し,イデアを凱旋門の中に閉じ込めることに成功する. あとはアーヴァインが狙撃するだけとなったが,ここにきて臆病風に吹かれ自分では出来ないという スコールの説得によりなんとか狙撃をするが,銃弾はイデアの張ったバリアに防がれてしまう. 狙撃失敗により強行手段を選択したスコールが,単身イデアの元に向かう. イデアの元についたスコールであったが,イデアの前にサイファーが立ちふさがる. 一対一でサイファーを倒したところで,合流したリノア,アーヴァインと共に イデアを倒そうとするが,逆にイデアの放った魔法にスコールが倒れてしまう.
うむ、果てしなく下手だな。 なんだか攻略チャートっぽい。
>121 そんな自虐的なツッコミを…。読みやすいよ。 唯一FFで一回しかクリアしてないからストーリー忘れてるんで、続きよろー。 いやしかし、スコール「俺は嫌だからなっ」のくだりとかはやはり唐突な感が否めないな。
まとめサイトの方、いつも乙です。 やっぱりバハムートラグーンが最強だな…
俺はライブアライブが一番だな。話の削り方が上手い。
個人的にはバイオハザードで笑い転げたよ。
場面はラグナに. ウィンヒルという村におり,部屋にいると少女(エルオーネ)が客が来たことを伝えにくる. エルオーネの両親は既に他界しており,レインと言う女性と暮らしていた. 客に会いにエルオーネと共に隣のレインの酒場に,そこにいた客はキロスだった. 採掘現場(セントラル)からの敗走から一年,重症を負ったラグナは半年近くレインに看病されていたため 情報がほとんど入ってこなかったので,その間のことをキロスに聞く キロスは1ヶ月程度で治り,軍をやめ,一緒にいれば退屈しないラグナを探すことに. ウォードは傷は治ったが,声が戻らなかった. 彼も軍をやめ,D地区収容所でクリーンアップサービスの職についていた. ジュリアはカーウェイ少佐(後に大佐)と結婚した事を聞く. ラグナを探すことが目的だったキロスはしばらく村に留まることにし 村に入ってくるモンスターを倒している,ラグナの助手に強引に任命される. 村には,魔女アデルによって支配されたエスタの兵を警戒するガルバディア兵がいるが, 警戒だけで手一杯であり,代わりにラグナがモンスターを倒していた. 村の中を一通りパトロールし,酒場に戻るラグナとキロス. 酒場の二階ではエルオーネとレインが会話しており,エルオーネがレインはラグナと結婚するの?と聞くが レインはラグナのことは好きだが,ここに留めておくのには忍びない様子という答えをする. タイミングを見計らい二人がいる部屋に入り,倒したモンスターの報告をしたあと,部屋に戻り一休みする どこかの一室に閉じ込められてるゼル,セルフィ,リノア,キスティス ゼルがウォードの夢を見ており,ウォードが働いていた収容所に自分達がいることを 気がつくゼル.しかし分かったところでどうしようもないと悩んでいたとき何か機械音が聞こえた. その音が何なのかと,ちょうど部屋に入ってきた嫌な感じの警備員達に聞くと, 捕らえられた奴が拷問を受ける音だと聞かされる. このときのゼルの態度に腹を立てた警備員達が,ゼルを何度も蹴りを入れる. 何度か蹴ったあと,リノアを探しに来たといい,リノアだけ連れて部屋から出て行く. 傷ついたゼルを回復しようとして,魔法が聞きにくいことに気がつき, 魔法がダメなので武器が必要だということになり,ゼルが単身武器を奪え返しに向かう.
上手い事武器を取り返し,キスティス,セルフィがいる部屋に戻り態勢を整え スコールを助けに行こうとしたところで 少佐から二等兵に降格されたビックス&ウェッジが入ってきて戦闘に.倒してスコールを助けに向かう 三等兵降格を決定付け,スコール救出へ. スコールは隔離された一室に. 部屋が急に揺れ,下の階の独房を取り外して運ぶクレーンで 独房ごと上の階に運ばれ,独房の動きが止まったと思ってると扉が開き サイファーが現れ,そして殴られて気絶してしまう.気絶してる間に, 兵士たちに使われている獣(ムンバ)がスコールを拷問台まで運ぶ. サイファーはSeeDとは何か聞きだすため,拷問を始める そして憧れていた魔女になれたと話す. あっさり気絶するスコールに対して「俺をがっかりさせるな」 目が覚めたスコールに,拷問を続けているサイファーの元に伝令兵が来て ガーデンへミサイル攻撃が行なわれることを伝える.サイファーはそれを聞くと所長に 後は任せたといい去っていく. 後を任された所長がSeeDとは?という問いに答えられないというと,拷問が激しくなり 完全にのびてしまうスコール. ムンバに独房に戻せと命令し,所長が部屋を去ると,数匹いたムンバが ラグナ ラグナ とスコールを見て呼び始め,拷問台からスコールを降ろす. 訳もわからず拷問部屋で休んでいると,ゼル,キスティス,セルフィが部屋に入ってくる. スコールに武器を渡し,脱出方法を考えていると,ゼルがウォードの時にみた クレーンで下の階へ移動することに. 操作するのには一人が制御パネルを操作しなければならなず,ゼルが制御パネルがある上階に移動する. クレーンを使い下の階にいき,近くにある扉を開けるが,砂が邪魔して進めなかった. どうやら砂に埋もれているのでは?と話していると,上の階から銃声が聞こえてくる.
スコール達が下にいっている間ゼルは見つかってしまい,追いかけられ,所長に危うく撃たれそうになるが 間一髪スコールが所長を倒し,ゼルと合流する.すぐにキスティス,セルフィとも 合流したのはいいが,銃撃が激しく身動きが取れずにいると,アーヴァイン,リノアが助けに. アーヴァインの銃によって状況は打開. リノアはカーウェイによって,一人だけ刑務所から助けだされようとした. その助ける役目をアーヴァインが受け,リノアだけ助けようとしていたが,リノアの説得(脅迫?) によって助けに戻ってくる. 話していると敵が集まってきてしまう.先に逃げようとしたアーヴァインが,スコール,リノア,(他一名)を 上の階に先に行かせ,残ったアーヴァイン達は,下の階からクレーンで一気に上の階に上がることにする. 上の階で警備兵を倒し,クレーンの操作をしてアーヴァインを待つスコール達,隣の建物に行ける橋があり その橋を渡っている途中,刑務所がネジのような構造をしており,自分達が頭の部分にいることを知る. 橋を渡り終えようとしたとき,突然刑務所が地中に埋まり始め,畳まれ始める橋に残っていたスコール. なんとか巻き込まれずにすみ,アーヴァイン達とも合流する 刑務所下部が地中に埋まることにより,上部にいたスコール達は脱出できるように. カーゴ(自動車)を奪って刑務所を後にする. ミサイル基地が遠方に見える道の途中で,トラビア,バラムガーデンがミサイル攻撃されると アーヴァインが皆に知らせるが,その話をしている最中,無常にもミサイル基地から ミサイルが発射されてしまう.トラビア,バラムの順に攻撃が行なわれるというアーヴァイン. トラビアガーデンの出身者セルフィは,落ち込みもせず,バラムガーデンへの攻撃を阻止すべくミサイル基地に 向かという. スコールはミサイル攻撃があることをバラムガーデンへ伝えるため, スコール班,セルフィ班の二手に別れそれぞれの目的地に向かった. ガルバディア兵の制服,カーゴでまんまとミサイル基地に潜入したセルフィ班 電力室に入り込み,電力装置を停止 コントロールパネルをいじくり,ミサイルの着弾修正をするなどの妨害工作をするセルフィ班. 自爆装置を作動させて脱出を試みようとするが,出口を目の前にしてミサイルが発射されてしまう そして巨大なガードロボット(BGH251F2)に基地からの出口をふさがれてしまう. ガードロボットを倒すも,出口は塞がれたままで基地が爆発してしまう.
スコール班がバラムガーデンに到着すると,マスター派とシド派に分かれて 学園内で対立が起きており,学園は騒然としていた. 雷神,風神にロビーでミサイルが近づいていることを伝え,シドを探しに. シド派を指揮しているシュウに会い,シドの待つ学園長室へ. シドはスコール達に,非難することをシュウ,雷神,風神と共に皆に伝えながら逃げるよう指示するが スコールは,シドがしようとすることを,変わりに俺がやるという. なぜやりたいのか?というシドの質問に対し,ガーデンが大切な場所,自分にとって必要な場所,等 色々思いを馳せるが,結局「・・・俺の気持ちなんて関係ないと思います」という. シドに「キスティス君の報告どおり,思いを伝えるのが苦手なようですね」といわれてしまう. シドのしようとしたことは,過去にシェルターであったガーデンの機能(どんな機能か不明)を使い ミサイルを防ごうというものだった.スコール班はその機能を動かすため, ガーデン内のMD層最深部へと向かう. 途中エレベーターの停止や,MD層に巣くうモンスター(オイルジッパー)に襲われるなどアクシデントが あったが,MD層最深部へとたどり着く. MD層最深部には巨大なエンジンの様なモノと,それを操作するパネルがあったが 操作の仕方がわからず適当にスイッチを押す. しばらくすると目の前の巨大な機械が回転しはじめ,いつのまにかスコール班は操作パネルごと シドのいる学園長室まで運ばれる. それと同時にガーデン全体が動き出し浮上,ミサイルの直撃を避け移動を開始する. 驚きの機能に同様をしていた面々だったが,シドに頼まれスコール班は学園内がどうなったか見に行くことに. しばらく見て回っているとシドから呼び出しがかかる. 行って見ると動かし方がわからず,バラムの街につっこんでしまう,スコール,どうにかしてくれと言われる. なんで俺が・・・っと,とりあえず操作パネルをめちゃくちゃ押すとガーデンは旋回をはじめ,海に突っ込み なんとか動きが止まる. マスター派が放ったモンスターを一掃し,部屋でセルフィ班のこと,魔女のこと,サイファーのこと等 色々考えているうちに眠りについてしまう.
起きて学園内をぶらぶらしているところ,ホールでガーデン教師に,マスター様が呼んでいると 伝えられる. マスターノーグがいるマスター室にエレベータで行くと,シドがノーグに対して何か相談し,追い返される ところだった.シドはノーグが金の事しか考えない奴だと,後悔しながらマスター室を後にしていった. 入れ替わりで入ってきたスコール班がみたのは,巨大な機械に包まれた,人間ではない生き物 この生き物こそがガーデンの経営者ノーグ. ノーグは魔女のことについて報告を求めてきたので,シドの命令どおりガーデン同士で 協力して魔女の暗殺を遂行,失敗したと報告をすると, 「協力?オマエラ,だまされた」というノーグ, ガルバディアガーデンのマスター,ドドンナは,ノーグの手下で ガルバディアガーデンだけで魔女の暗殺するはずだった.しかしドドンナは,いざというとき バラムガーデンの命令と示すために,スコール達を協力させ,バラムガーデンを噛ませる形をとっていた. 作戦は失敗し,予想通り魔女の矛先はバラムガーデンに. さきほどの学園内紛争は,魔女の怒りを静めるために,SeeDの首をささげようとノーグが考え SeeDと一緒にシドも魔女に差し出そうとしていたため起こった争いであった. ガーデンは私のものというノーグに対し,違うというスコール. 「では誰のものだ?シドと魔女,あの夫婦のものか?!」と怒る. ガーデンを乗っ取られると思いノーグは,スコール達を奴らの手先か!ゆるせん!と,襲ってくる. 襲ってきたノーグを退けると,ノーグは巨大な繭な様なモノに包まれてしまう. わからないことだらけになり,とりあえずシドに話を聞きに. 保健室にいたシドにSeeDは魔女を倒すためにのもの,イデアはシドの妻であり,SeeDを 考えた本人であること,ノーグはシュミ族という種族で,昔,ガーデンの資金繰りで意気投合 ガーデンの経営を共にし,ノーグのアイディアで莫大な金が入ってくるようになったが, ガーデンの本来の意味は薄れていったこと話す. 話を聞き終え,漂流状態をどうにかする手段を探していたところ,ホールでシュウに 白い船が近づいてきていることを知らされる. 外に出て見ると既に船は着いており,魔女イデアのSeeDと名乗る三人がいた. 彼らに戦意はなく,シドにエルオーネを引き取りに来たと言う.スコールはシドに命じられ エルオーネを探しに.
図書館でエルオーネをみつけるが,その姿は既に成人した女性であった. ラグナについて聞いて見るが,上手く説明できないといわれるが,唯一つあれは「過去」であると教えられる. 過去を変えるために,スコールをあっちの世界に送っていたのがエルオーネとしると 「なぜ俺なんだ!俺は俺のことで手一杯だ!」というが,エルオーネに謝られ どうしていいか分からずうなだれる.そのスコールにエルオーネは 「頼れるのは,あなたたちだけなの」とささやき,迎えにきたシュウと図書室を出て行く. どうして人は人を頼るのか,自分は今まで人に頼らず生きてきた,子供のころはいろんな人に 頼ってきてけど・・・,今は一人で生きていける・・・,いや,何も知らずに混乱している 誰にも頼られず生きて行きたい.どうしたらいいんだ?誰か教えてくれ.誰か?結局俺も頼るのか. 雨の中佇み,「・・・・おねいちゃん」とつぶやく少年 「ぼく頑張ってるんだよ,おねいちゃんいなくても大丈夫だよ,なんでも一人で出来るようになるよ・・・」 スコールの部屋に入ってきたメンバーが,スコールを励ますが,スコールは自分はそんな落ち込んでる ように見えるのか?と思う.気分を紛らわすため自室からでると,館内放送が入る. と同時にどこかにぶつかったのか,ガーデン全体が揺れ,シドに学園長室まで来なさいと呼び出される. シドの命令で,ぶつかったフィッシャーマンズホライズン(以下F.H)というか海上街に赴き, 謝罪と,こちらには敵意がないことを伝えてきて欲しいといわれる.
F.Hの長であるドープ駅長と話すが,暴力は暴力を産む,早く出て行ってくれと言われる. ガーデンが動かせない状況をしると,ドープは技術者を派遣するという. 決定権がないスコール達は一度ガーデンに戻ろうとするがタイミング悪く ガルバディア兵がF.Hに攻め込み始める. 話し合いをするためガルバディア兵の所へ向かうと言うドープ,彼を追って,街の広場についたところ ドープはガルバディア兵とすでに話していた. ガルバディア兵達の目的はエルオーネで,いてもいなくても,街に火を付けるといわれていた みていられず助けに入るスコール達,ガルバディア兵,応援要請で来た巨大なガードロボット(BGH251F2) を倒すと,ロボットの中からセルフィ班が出てくる. 無事で良かった,と思うスコール 「おかえり,セルフィ」他の二人にも「また会えて・・・良かった」と. とりあえずスコール以外のSeeDメンバーはガーデンに戻ることに. 残ったリノアは,会いたかったぞといい,少し話してガーデン戻っていく. ガーデンに戻る途中,セルフィを元気付けて欲しいと,アーヴァインと合流する. 学園祭で用意したステージが今までの騒動でぐちゃぐちゃになってしまっていた. シドに呼び出され,ガルバディアがエルオーネをさがしていたこと,街に火をつけようとしたことを 報告すると,シドは腹を決め,復旧作業終了後ガーデンは魔女討伐の移動基地とする考えを放送. 今後のリーダーをスコールとする.魔女討伐はあなたの運命と言われ,スコールは 「俺の人生が最初から決まってたみたいに言わないでくれ!」と反抗する. SeeDをやめない限りしなければならない,SeeDをやめる?考えたたくもない,パス. 学園長の言う通りにするしかない.バトルはともかく他人の面倒をみるのが・・・ さっさと魔女を倒すしかない.魔女って学園長の奥さんだろ?そんな命令出さなければいけない どんな気持ちなんだろう.
いいかげん考えるのもあきて,スコールは自室から出ると,廊下でリノアに,コンサートへ一緒にいこう と誘われ,一緒にコンサートに行くことに. スコールのリーダー就任祝いに演奏をプレゼントという話になり, セルフィ,アーヴァイン,キスティス,ゼルが演奏をし,リノアが元気付けるということになっていた. コンサートでは皆を代表してスコールを励ますリノア 「一人じゃ答えがでなかったらなんでもいいから私たちに話して」 スコールは,人はいつか離れる時が来る,頼ることに慣れると大変だと・・・ 一人になる寂しさを感じるなら,最初から一人がいい.っと考えていた. 「いい夜に,いい音楽,隣にはカッコイイ男の子,その人は私が言ったことに対して深く考えている 彼,何も言わないけどわたしにはわかるんだ,私たちの提案どうかな?」 「みんなの考えはわかった,でも・・・」 「『でも』はいらないの,みんなで一緒にいられるのも今だけかもしれないでしょ?せっかく一緒 なんだからたっくさんお話した方がいいと思うんだ」 「今だけか.・・・明日いなくなるかもしれない仲間なんていらない」 「なんでも悪く考えちゃうんだね.未来の保証なんて誰にも出来ないよ.だか,い・ま,なの. みんながしたいことは,スコールの力になりたいってこと.みんなスコールが好きなんだよ.スコールと 一緒に頑張りたいんだよ」 「俺と一緒に・・・」 「スコールはそのことだけ覚えといて.一人じゃどうしようもなくなったときに思い出して.みんな 待ってるから.保証はないけど,明日とか明後日とかはすぐにいなくなったりしないよ.スコールが したいことって何?今とか将来とか」 ・・・わからないんだよな 「悪いな,そういう話ならパスだ.あんたはどうなんだ?」 「遠い将来の話は・・・私もパス.よくわからないの.今は・・・ こうしていたいな」 コンサートも終わり,部屋に戻ったスコール, 前にみた夢?雨の中を佇む少年「・・・おねいちゃん ぼく・・・ひとりぼっちだよ. でも・・・がんばってるんだよ.おねいちゃんいなくても大丈夫だよ なんでも一人で出来る ようになるよ.」
>>122 thx、そういって頂けるとありがたいです。
ところで穴はありませんか?
入りたいです(´д`;)
135 :
34の人 :04/04/05 01:25 ID:sx5u3R+U
…あれ? FF8先越されてしまったな。 自PCで執筆中だったんだが、もう書かなくてよくなってしまったようだ。 個人的に寂しいが、執筆してる人がんばってくれ。
>>135 見落としてました・・・すまんです。
まあ、見ての通りのダメかげんなので
そちらの載せちゃってくだされ。
あれ?FF8書いてるのって、>34の人かと思っていたんだけど・・・。 誰かあのあと執筆宣言したっけ? 同じスレで34の人が執筆宣言しているのに、何故別の人がウプしちゃうのだか。 スレ立て執筆、こういうものは宣言して確認してから、っていうのは常識っしょ。
138 :
34の人 :04/04/05 01:34 ID:sx5u3R+U
>>136 以前書かれたモノ見ると、若干の間違いがあったりしたので、初めから書いてたんだが、
続きから書いてくれたので、こっちは辞めにした方が無難ではと考えてみる。
それに、まとめ人的に考えると、書かれた物を編集しなおすのは難しいかもしれないと思しな…。
賑わってくるとこういうことも起きてくるなぁ 内容も長編化しているし、何と言うか残念
140 :
34の人 :04/04/05 02:04 ID:sx5u3R+U
…うーん。 今書いている人に任せた方がいいのか、自分が書いた方がいいのか…? 実際、まとめる上でどうなんだろう? 書き込みが遅かったので書いちゃったから、書いた人優先にするのか、 宣言した人のほかの人が書いてしまうのは、規定違反(?)ということにした方が 乱れなくて済むので、宣言した人を優先するのか…。 書かれたのが長文だったので、引け目感じるんだよな…。
>>140 ローカルルールすっ飛ばして書いていました。
申し訳ない。
そちらのが完成しだい、載せてしまってください。
>書かれたのが長文だったので、引け目感じるんだよな…。
駄文なんで気になさらずに。
以後投稿自粛致します。
>>141 間違ったからといって投稿自粛、じゃなくってさ、
やりたい宣言さえすれば書くのは全然オッケーなの。
そこでへこまないで、次は自分が書くって先に言っておけばいいんじゃねーの。
がんがれよ。
喧々諤々の議論の最中お邪魔します。ゼノギアス キスレブ編後半です。
前半は
>>102-104 【侵入ギアドック 地に落ちた英雄】
D区画。バトリングで優勝したフェイは、キングの称号とランクSの特権を与えられ、首輪も取れた。
彼は委員会に案内されてキングに与えられる部屋に入ると、リコの消息を尋ねた。
リコはフェイとの試合の後に行われた団体戦で総統の観覧席に突入、行方不明との事だった。
委員会は、ジークムントがフェイに会いたがっている旨を伝え、去っていった。
リコの消息を心配しながらも、とりあえず行動を起す事にしたフェイたちは、まずヴェルトールを回収する
べく、ハマーに情報収集を頼み、その間にジークムントに会いに行ってみることにした。
キスレブ総統府。門番の兵士達に案内され、フェイとシタンは総統府の中に入っていった。その、門番が
いなくなった一瞬の隙をついて、リコが総統府へ侵入した。
そうとは知らないフェイたちは兵士に案内されて、作戦司令室や艦橋など各所を見て回った後、総統室へ。
そこで総統とフェイが話を始めた直後、天井からリコが落ちてきた。彼は慌てて部屋を逃げ出し、今は住む
ものも無く、遺伝子ロックで閉ざされたままの総統の妻の部屋に逃げ込んだ。
部屋に残された残り香が、リコの記憶を呼び起こした。
普通の人間となんら代わりのない、幼い頃のリコと母親。病弱な母親は幼いリコに、離れて暮らす立派な
父親の話をしていた。時が経ち、二人の生活は次第に変化していった。リコの爪と耳が長く伸び始め、リコと
母親は周囲の人間から亜人の親子と非難され始めた。やがて母親は寝たきりになってしまい、そしてリコは
一人、亜人として生きていかなくてはならなくなった。
本人ですら忘れていたその記憶。それを呼び起こしたこの部屋の匂いに困惑しながら、彼は鏡台に置かれて
いたペンダントを手に取った。
その時、フェイたちが扉を叩いた。彼らと共に部屋を出たリコは、そこに現れた総統の兵士によって捕らえられた。
どうする事も出来ずに総統府を後にしたフェイとシタンは、ハマーからの情報で、ヴェルトールがD区エリアの
地下ドックに移送された事を知った。そこへの侵入ルートは闘技場内と輸送列車トンネルの二つ。闘技場内
からの侵入は不可能と判断したフェイは、残る輸送列車の通過時間の調査をハマーに依頼し、D区に戻った。
キングの部屋に戻ると、リコ配下の者達が待っていた。彼らは、リコを助けて欲しいと言う。
リコは今夜、総統ジークムント暗殺未遂の罪で、闘技場で公開処刑に処されるというのだ。
事情はこうだ。そもそも、バトリング管理委員会は『協会』の人間で構成され、以前は政府の一大勢力だった。
しかし、ジークムントによりそのほとんどが放逐され、バトリングすらも自らも管理しようとする総統が邪魔
になった。そこで委員会は一計を案じた。ジークムントの推進した亜人排斥運動により虐げられたリコを利用
し、総統を事故に見せかけて暗殺しようとした。しかし、それも失敗してしまった。
リコを真のキングと仰いでいた彼らは、委員会に操られたリコを何とか助けたいと語った。
フェイは、戻ってきたハマーから今夜輸送列車が通ると聞き、ヴェルトール奪回の後、そのまま闘技場へ侵入、
リコを救出するという作戦を立てた。
夜。作戦決行の時。準備を終え、仮眠を取ったフェイとシタンは、輸送列車に忍び込んだ。列車がトンネルに
入ったところで列車から通風孔へ飛び移り、迷路のような通風孔を通ってギアドックへ。無事ヴェルトールを
回収し、闘技場に向かった。
【粛清! 暗夜に舞う死の影は】 闘技場。生身のリコに、地竜が襲いかかろうとしていた。間一髪、飛来したヴェルトールに撃破される地竜。 フェイ「俺は帝都を脱出する。あんたはどうするんだ? やり残した事があるはずだろ」 リコ「黙れ! 二度もこの俺の…。行くならさっさと行け。俺はたとえここで死んだとしても帝都は離れん」 その時、帝都に空襲警報が鳴り響いた。ゲブラーの爆撃艦が上空に達したのだ。 艦の行方を見ていたシタンは、一艦が原子炉への直撃コースを取っているのに気づいた。それを聞いた フェイは、艦の針路を帰るために向かって行った。一方、シタンはハマーを伴って市民を避難させ始める。 爆撃によって方々から火の手が上がる町を見ながら、リコはフェイの言葉を思い出していた。 リコ「俺の町……? クソッタレの町……。俺も……クソッタレだ……な」 艦隊護衛の特殊部隊のランクたちは、飛来するヴェルトールに気づき、エリィの制止も聞かず迎撃に出た。 ランク「スマンな隊長。だが、俺達は武人として、ヤツと決着をつけたいのだ」 一斉に掛かってくる彼らに苦戦するフェイに、突如飛来したシューティアが加勢した。 リコ「気に食わねぇ奴らをぶっ飛ばすのに理由はいらねぇ。お前も含めてな」 フェイ「……それも一つの理由だ」 リコの助けをえてランクたちを撃破したフェイの前に、エリィが立ちはだかった。 その事に驚きながらも、フェイはリコを先行させ、彼女と対峙した。 フェイ「軍を抜けろと言ったのに、どうして……」 エリィ「できるならとっくにやってるわ! でも変えられないの。貴方のように自由に自分の道を選べない。 これが私の居場所……お願い、解って」 フェイ「俺も…居場所は無いよ。バルトたちは艦ごと行方不明になってしまった。俺に居場所はもう無いんだ」 エリィ「そんな……じゃあ、なんの為に戦ってるの……?」 フェイ「お前は戦うのがそんなに好きなのか? 人が死ぬのを見るのがそんなに好きか!?」 エリィ「バカな事言わないで! 好きなわけないじゃない」 フェイ「だったら来い!」 ギアからエリィを降ろし、高台に連れて行くフェイ。町は今にも火の海に飲み込まれんとしている。 フェイ「似合わない事するなよ。無理して居場所作らなくてもいいじゃないか。 俺が何のために戦っているのか、自分でもよく分からない。けど、戦う事が自分や、自分を必要と してくれる人に少しでもプラスになるなら、なにもしないでいるより遥かにいい。それだけさ。 今、先生もハマーも、必死で住民を避難させてる。リコはこの町を憎んでいるはずなのに協力して くれている。だから、俺は行くよ……」 そう言って、フェイはリコの後を追った。残されたエリィは、燃え盛る町を見つめ続けた。 艦隊のコントロール艦ヘヒト。そのコントロールユニットを操るドミニアに挑みかかっていたリコは、 追いついたフェイと共に、ドミニアのエアッドに手を焼きながらもこれを撃破、艦首に回り込んだ。 艦の針路を変えようと最大出力で艦首を押す二人だったが、あまりの質量に思うように針路が変わらない。 そこへ、エリィのヴィエルジェが加勢。三機が力をあわせ、原子炉直撃コースからは外れた。さらに被害の 少ない針路に変更しようとする三機だったが、シューティア、ヴェルトールが相次いでオーバーヒート。 フェイの止めるのも聞かず一人残ってギリギリまで艦首に取り付いていたエリィだったが、ヴィエルジェの エネルギーが尽き、退避することも出来ずに墜落してしまう。 ヘヒトの墜落と共に大質量爆弾が爆発した。その爆風にヴィエルジェが巻き込まれようとしたその時、彼方 からグラーフのギアが凄まじい速さで飛来し、ヴィエルジェを庇った。爆風が収まり、エリィの無事を確認 すると、彼は何も言わずに飛び去った。エリィは、彼に誰かの面影を見ていた。
【キスレブ脱出 秘密兵器を奪え!】 空襲の混乱がひと段落ついた頃、フェイ、シタン、エリィの三人は、ハマーが掴んできたキスレブを脱出 する為の情報を聞いていた。キスレブの新造空中戦艦ゴリアテ。単独でブレイダブリクを壊滅させられる ほどの巨大戦艦が、キスレブの北の山脈の地下にあると言うのだ。そこは、以前エリィがヴェルトール強奪の ために潜入した基地だった。一行は、キスレブが報復として出撃させる前にこの戦艦を奪って脱出する事に。 早速帝都を出ようとした彼らだったが、警備兵に呼び止められてしまう。フェイは指名手配されていたのだ。 逃げるか戦うか彼が迷っていると、リコが嵐のように現れ、警備兵を叩きのめしてしまった。 リコは、自分もキスレブを脱出するため、手を貸すという。心強い味方を得て、彼らは北へ向かった。 ゴリアテ工場。基地に入った彼らは、警備のギアを撃破しつつ、エリィの案内で進んでいった。 最深部でゴリアテを守るギア「への6号」を撃破した彼らは、首尾よくゴリアテに乗り込み、離陸した。 ----------------------------------------------------------- 【脱出イグニス めざせ新天地】 シタンの操縦で海上を行くゴリアテの前に、突如グラーフのギアが立ちはだかった。 フェイ、エリィ、リコが迎撃に出るも、生身のグラーフにヴェルトール、シューティアが撃破されてしまう。 しかし、グラーフが攻撃しないヴィエルジェが隙を作り、シタンの機転によってグラーフ機は撃墜された。 なぜ自分を攻撃しなかったのか。エリィの疑問を乗せて、ゴリアテは海上を飛び続けた。 そのゴリアテを狙っている目があった。潜水艦ユグドラシル。その発令所で、バルトはゴリアテを見ていた。 キスレブが報復に打って出たと考えた彼は、撃墜すべく、ゴリアテに向け巡航ミサイルを発射した。 ミサイルは見事命中。そして、制御不能に陥ったゴリアテはユグドラシル目掛けて墜落、見事命中。 大爆発を起した。 ゴリアテには、ゲートキーパーが装備されていた。ソラリス側にしかないはずのその機械は、その作動時、 時空震という揺れを発生させる。 ブレイダブリクのラムサスは、自らの空中戦艦内で、先に発生した時空震について調査させていた。その 結果、ゴリアテがその震源である事を突き止め、彼はキスレブの粛清が失敗した事を確信した。 そのラムサスの下に、突如グラーフが現れた。彼は、ゴリアテに乗っていたフェイが、転移によりアクヴィに いると伝え、去った。それを聞いたラムサスは、目の色を変え、アクヴィへ針路を取った。 その直後、グラーフはミァンと会っていた。小細工は無用と言うグラーフにミァンは、 ミァン「結果的に枷が外れやすくなったのだから、いいじゃない。それに、"器"は定められた者にしか反応 しない。これはあの子達も知らない事なの。でも、カール(ラムサス)に彼は必要ね。カールの存在 意義そのものだから。それよりお礼しなくちゃ。助けてくれたんでしょ? 私の為? 彼の為? それとも、自分自身の為かしら……?」 アクヴィへ向かうラムサス艦に、ドミニアが回収され、先んじてアクヴィへ向かったと報告が入った。 ゴリアテ墜落の場面をスクリーンで見ながら、ガゼルの法院が議論している。 「メモリーキューブの情報だと、"奴"の周囲にはM計画対象者<スファラディー>ではなく、"アニムス"の因子 を持つ者たちが集まっているらしい。……"奴"に引き寄せられたか? 図らずも500年前と同じだな」 「転送先はアクヴィ。カレルレンが直々に向かうらしい。ゼボイムの遺産が見つかったのだそうだ」 「遺産……ということは、以前ヤツが話していた技術か?」 そこへ、天帝カインが加わった。 カイン「そうだ。ナノテクノロジー創生の地、ゼボイムの首都が海底下に眠っていたのだ。19年もの間、その 存在は『協会』によって隠されていたがな。ところで、お前達……"消すつもり"であったのか?」 「なに、偶然だよ。それにあの程度で消せるとは思っておらん。粛清も失敗に終わった。今後は無い。 "アニムス"が集まっているのならなおさらな」 「しかし、なぜそこまで"奴"にこだわる。"アーネンエルベ"……未だに信じているわけではあるまい」 「あれは幻想だよ。理想ですらない。結果はこの姿。見ての通りだ」 「カイン、我等が"神"なのだ……」 続く
はい。てなわけで、キスレブ編終了です。 ようやく全体の1/3ぐらいでしょうか? 先はまだ長いです。orz ところで、未プレイの方は付いてこれてるんでしょうか? 元々解りにくいものを、要約しているのでさらに 解りにくくなってないか心配です。 解らないところがあったら指摘してくださいね。 次回からはアクヴィ編に入ります。
147 :
34の人 :04/04/05 15:39 ID:sx5u3R+U
ゼノギアス乙です。 良くわかると思いますよ。 なんか、執筆宣言した、してないでどうこう言う以前に 解りやすく書いてくれたものがここに掲載されたことに変わりないと思う。 是非続きをがんばって書いてください。 自分は執筆掲載やめときますので、よろしく頼みます。
イ「では、ファロスの地下迷宮、神のテーブル、神船の錨、ナクルの地上絵、 さまよえる島、二つの月の神殿、どこへ行く?」 ル「ちょっと待って。七大驚異なのに、どうして6つなの? え〜と、空中庭園は?」 イ「空中庭園は空中にあって簡単には行けないからだ。」 ル「なるほど、納得。」 (本来どれから行くかは自由に選べますが、ここではイスカンダールが挙げた順に進むことにします。) 「ファロスの地下迷宮」 英雄イスカンダールが建設したといわれる古都イスカンダリア。 その地下には迷宮が広がっているとウワサされますが、巨大な扉が道を閉ざしており 中を見たものはほとんどいません。 ル「へえ〜っ、これが七大驚異。ふ〜ん。」 ルビィがのんきに眺めていると、いきなり後ろから男がぶつかってきました。 男「どけっ!邪魔だ!」 男はファロスへと走っていきました。そしてそれを追いかける騎士団の格好をした女性。 ル「意外と人がいるわね。何かイベントでもやるのかしら?」 イ「そんなわけないだろう。さあ、行くぞ。」 なぜか開いていた扉の先は、ウワサどおりだだっ広い迷路になっていました。 ただでさえややこしい迷路に加え、うまく開け閉めしなければ進めない隔壁。 そしてあちこちにあるスイッチでエレベーターに動力を供給しなければなりません。 やっとの思いでゴール地点らしい場所につき、何かのスイッチを押すと、 どこからともなく首の無い鎧の化け物が。これを退けるとさっきのスイッチで 薄暗かった地下に明かりが灯りました。どうやらこれで「ファロスの地下迷宮」クリアのようです。 思っていたよりあっけなかった七大驚異に少し拍子抜けのルビィ。 ル「そういえば、さっき何か拾ったな〜。」 不気味な光を放つ三角錐の物体。イスカンダール曰く「テトラフォース」というそうです。 ルビィはそれに何らかのパワー、そしていや〜な感じを覚えます。 そこに先ほど入り口で見かけた騎士団の女性が声をかけてきました。 女性(以下略ジ)「私は神殿騎士ジーン・ムーアと申します。あなたのおかげで バジル・ゲレイオス(さっきの男)が七大驚異の力を奪うのを 防ぐことができました。感謝します。」 ル「感謝だなんて、私は何もやってないよ。」 会話を交わしていく内に、ジーンに好印象を受けたルビィはテトラフォースを譲ることに。 ジ「なにか不思議なパワーを感じますね。これが七大驚異の力でしょうか? 本当に頂いてよろしいのですか?」 ル「いいよ。私には合わない感じだから。」 ジ「あなたにイスカンダールの加護があらんことを。」 テトラフォースを受け取り、礼儀正しくその場を立ち去るジーン。 イ「私の加護など当てにしても仕方ないだろうに。」 ル「だれもおっさんの話はしてないでしょう。」 イ「あのテトラフォース、渡してよかったのか?あれを集めないと空中庭園へは行けないぞ。」 ル「え〜っ!そんな話聞いてないわよ!」 後悔しても時すでに遅し。仕方なく次の七大驚異へと向かう一行でした・・・。
騎士団についてです。興味ない方は飛ばしてください。 騎士団はもともと英雄イスカンダールの精神を重んじて結成されたものです。 この世界では騎士団というのはかなり広い規模で活動しています。 本部であるイスカンダール神殿を中心に活動する神殿騎士。 都市を警護する守護騎士に、地方の村を警護する辺境騎士などです。 騎士団の中には立場を利用してやりたい放題な者もいます。 (例 警護している街道で通行人からムリヤリ通行料とったり) いつからか騎士団では「騎士団が世の中を支配する。」みたいな身勝手な考えが広がります。 そこで正義感の人一倍強いジーンがこのままではいかんと 改革派を立ち上げて、七大驚異征服を主張します。 それは「イスカンダールは七大驚異から力を得ていた。」と考えられているからです。 こうすることで本来のイスカンダール精神に立ちかえらせようとしたのでしょう。 こうして騎士団内では、改革派と守旧派で派閥争いになってしまいました。 こんなところです。若干勘違いしてるかもしれませんがあしからず・・・。
二つ目の七大驚異にやってきたルビィ。 周りには七大驚異に眠っているといわれる力を手に入れようと、ろくでもない連中が集まっています。 そいつらが言い争いなんかしているのを見て、ルビィは呆れてしまいます。 「神のテーブル」 巨大な柱に支えられた巨大な鏡のような板。 その姿から「神のテーブル」と呼ばれるようになったこの場所には、 鏡の中の世界へと続く入り口があるという言い伝えが残されています。 小道に隠されたワープゾーンで上まで上がると、辺り一面まさに鏡のようです。 その辺に落ちている鏡の破片に触れると、実は罠だったりモンスターだったりするので注意が必要です。 ワープをつづけて進んでいくと、何の前ぶれも無くいきなり空から巨鳥が急降下して鏡に激突。 派手な登場の割には激弱な鳥を倒して、なんだかよく分からないうちに「神のテーブル」クリア。 やはりここにもあったテトラフォース。 ル「今度はちゃ〜んと持って帰らないとね。」 次の七大驚異へと向かうルビィたちの陰には、なにかを狙っていたかの様なジーンの姿が・・・。 「神船の錨」 船の錨のような形をした建物。その向きが極星を指している事から 「神々が星々を旅するための船の錨じゃなかろうか。」 なんて伝説を持つなんともロマンチックな七大驚異。 中には「星々の間」と呼ばれるプラネタリウムのような部屋が。 そこにしるされた星座を正しくたどっていかなければなりません。 道を外すと、モンスターが流れ星気取りでタックルしてくるので油断なりません。 星座をたどった先に待っていたのは不気味な姿をしたアンデッド。 体の自由を奪ってじわじわと生命力を削ってくる強敵でしたが、なんとかこれを撃沈。 「神船の錨」クリアです。 今回も忘れずにテトラフォースを持ち帰ろうとするルビィの前にジーンが現れます。 ジ「それを譲って頂けませんか?」 ル「え〜っ!そう言われても、私も必要なんだよね〜。」 七大驚異の征服のためなら命を捧げてもかまわないとまで言い張るジーンに押されて、 ルビィは次は自分がもらうことを条件に、テトラフォースを渡してしまいました。
これで3つの七大驚異を征服したことになるルビィたち。 それでも本来の目的、老婆の言葉の意味を理解することがどうしてもできません。 久々に老婆の家を訪ねます。 老「二人とも悩みは解決したかい?」 まだ答えの出ないことを伝えるサファイア。 すると老婆は今までとはうって変わって重い口を開きます。 老「あんた喜んでるんだろう?自分の死まで予言できて。 他人を超越した能力。世の中があんたの言葉通りに動く。 あんたが予言通り死んでいく時、勝利の雄叫びを上げてるあんたが目に浮かぶよ。」 サファイアの中にあったのは恐怖ではない。 自分の力こそ絶対であると考えていた傲慢ともいえるほどの過信。 老婆はそう指摘するのです。 サ「私が自分の力に溺れていると・・・。」 動揺を隠せないサファイア。老婆の語りはルビィにも向けられます。 老「あんたはどうなんだい?」 ル「私!私は恐れてなんかないわよ。なんたって七大驚異を征服しちゃうんだからね。」 老「それでも姉にはかなわない。」 ル「そりゃ〜今はね。経験をつめば姉さんみたいに・・・」 老「なれるって言い切れるかい?そんな自信があるのかい? 姉には追いつけない。自分には何の力も無い。 それがわかってるから、いつも必要以上に大騒ぎしてるんだろう?」 完璧な姉を見て育ってきたために生まれた劣等感。 今まで元気を装って隠してきたそれを老婆には見抜かれていたのです。 ズバリ言葉で指摘され、ルビィはたまらず泣き出してしまいます。 ル「そんなこと・・・言わなくてもいいじゃない・・・。 姉さんに勝てない事なんか分かってるよ・・・。 私に出来ることなんか、何にも無いのもわかってるよ・・・。 でも私だって一生懸命にやってるんだよ。姉さんに迷惑かけたくないもん。 姉さんにルビィなんていらないなんて言われたくないもん・・・」 サ「ルビィ・・・」 泣きながら外に出て行ってしまうルビィ。それを追いかけるサファイア。 イ「ばあさまも憎まれ役が大変だ。」 老「時にはこういうキツイ言葉も必要なんだよ。」 自分の内に秘められた弱さに改めて気づかされた二人の姉妹。 これに目を背けずに正面から向き合うことで、何か得られるものがあるのでしょうか・・・。 続く。
アンサガおつ。 楽しみにしてるよ(゚∀゚ )
書き手さんに聞きたいんだけど、今プレイ中ですか? プレイしながら書いてるのか、記憶と攻略本を頼りに書いてるのか、疑問なんですが。 やっぱプレイしながら書かないと駄目なのかな。
「ドラえもん・ギガゾンビの逆襲」を予約します。 よろしくお願いします。
>>153 自分は記憶派。
で攻略サイトのチャート見て、名前と流れが正しいか確かめつつ書く。
サイレン、デスピリア、ネビュラ、零2、とホラーゲーばっか書いてますが
再プレイしつつ書いたのはデスピリア。
で、思ったのはやりながらだと、長くなる。
細かい描写やセリフもつい書き込んでしまうから(零も長かったですが)
本編とはあまり関係ない流れも、つい書いちゃうし。
デスピリアは書き上げたあと見直したら、
恐ろしく長くて、あれでも3分の2に縮めた。それでも今読むと長え〜と思う。
(イオ少年イベントは、本編とはあまり関係ないサブイベントだし無駄に長いし
イラネと思ったが、好きな話なので消せなかった)
でもデスピリアや零はプレイするのが難しい人もいるので、
詳しくてもまあいいかとも思ってる。まとめサイトの方にはホント感謝。
ただ、プレイしながらでないと書けない長さと入り組んだストーリーのゲーム(ゼノ、FF等)
や書くのが難しいゲーム(聖剣とか)もある。
それは職人さんがすげえと思う。根気と愛情がないと書けないから。
>>155 さんあなたがすげぃよ!(・∀・)十分、零とか書きにくいとおも
>>153 俺も前に投稿した事があるが、その時は記憶を頼りに書いていた。
時々、攻略本・サイトの情報と照らし合わせて確認はしたけど、
購入以来、繰り返しプレイしていたゲームなのでだいたい覚えていたし。
でも、今思えば愛着がある分、どのエピソードも省略できずに長すぎたな、と反省。
記憶が曖昧で自信が無いなら再プレイするべきなんだろうけど
時間の無い人には出来ないし、ゲームによっては
予約してから記事を書くまでに時間がかかるのが難点か。
>>155 やゼノの人のように複雑なゲームじゃなくて
完全に一本道のゲームだったのが救いだったなあ。
なるほど。みんな記憶力いいんだなぁ・・・・。 これからもがんがって下さい。>職人さん達。
アンサガさん乙です。 では、Part.2あたりから放置されてる模様の「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」を投下します。
このRPGはドラえもんの映画に出てきた様々な世界を渡り歩く話で、 基本的には映画の後日談という位置づけになっています。 設定に関しての知識がなくてもとりあえずプレイはできますが、 映画を見ていないと分からない設定も多いかと思います。 ベースになる映画は「のび太の魔界大冒険」「のび太の海底鬼岩城」 「のび太と竜の騎士」「のび太の日本誕生」の4本です。 (鉄人兵団とパラレル西遊記からもキャラクターが出ていますが、 こちらは知らなくても大丈夫です) プロローグ かつて人類の歴史を支配しようとした精霊王ギガゾンビ。 彼が今再び世界を征服するための計画を進めていた。 様々な世界の支配者たちを蘇らせ彼らを操りだしたのだ。 それを知ったドラえもんたちはその野望を阻むために立ち上がった。 タイムマシンでギガゾンビがいる原始時代へと向かったのだ。 ところが・・・ その動きを知ったギガゾンビが亜空間を捻じ曲げてしまったのだった。 ドラえもんたちは時空乱流の中に放り出されてしまった。 ドラえもんだけが彼の住む町に戻ることができたのだが・・・。
#以上、オープニングよりコピペ。 #ちなみにひみつどうぐも全て時空乱流に巻き込まれており、 #ドラえもんは四次元ポケット以外に何も持っていない。 ドラえもんが戻った場所は、ドラえもんと同じ町に住む主人公の家。 ドラえもんは世界に散らばった仲間を助け、ギガゾンビの野望を打ち砕くため、 主人公に力を貸して欲しいと頼みます。 もちろん快く引き受ける主人公。 (断ることも可能。一部で有名なバッドエンドへ。) 「じくうしんカウンター」で、魔界に誰かが飛ばされていることを知った一行は、 魔界にいく方法について調べ始めました。 出木杉君の家を訪ね、何か変わったことはないか尋ねると、 変な電話ボックスがいつの間にかできていた、とのこと。 もしかするとなくしてしまった「もしもボックス」かもしれない、と、 2人はそれを探すことに。 程なくしてもしもボックスを発見。2人は魔界へと飛ぶのでした。
#魔界編(のび太の魔界大冒険) 魔界の「星の街」に飛んできた一行。 街で様々な情報を集めるうちに、倒したはずのデマオンが 復活していたということを知ります。 また、そのデマオンの弱点を知る満月先生と、その娘の美夜子が 行方不明になっているとのこと。 ただならぬ事態に驚きつつも、まずは飛ばされた仲間を探すため 街の探索を続けることにしました。 街を歩くうちに、古い洋館の中で石化したのび太を発見。 何か手がかりはないだろうか、そう考えた一行は、 その洋館のさらなる探索を開始します。 探索を続けるうちに、洋館の奥で1匹の猫がいること気づきました。 何かを訴えかけたそうなその猫に、街の外れの茂みに落ちていた ほんやくこんにゃくを食べさせてみることにしました。 猫の正体は、なんとデマオンの魔法により再び猫の姿に変えられた美夜子でした。 のび太の石化もデマオンの仕業で、その魔法を解くためには デマオンを倒さなければならないと聞かされます。 美夜子を仲間に加え、まずはデマオンを倒すために必要な 銀の矢を求めて、一行は町の外へ。 街の住人の「隣の村に銀があるらしい」との噂を聞き、 最初の目的地を「港の村」に定めました。
「手持ちの武器、マジカルソードやナイフはともかくとして ピコタンハンマーってのはどうなんだろう」など、 旅に出るにはあんまりな武装に対して少々不満を感じつつ 何とか港の村へとたどり着いた一行。 名産品の銀に関して情報を集めるが、 何と銀は全てデマオンに取られてしまったとのこと。 途方にくれる一行だったが、町の子供から 「大人たちが銀をどこかに埋めていた」という話を聞くことができました。 銀がない今、頼りはその埋めた銀だけですが、残念ながら場所までは覚えていないという。 村中をしらみつぶしに探しても見つからず、 街の一角に住み着いた凶暴な犬のいる辺りが怪しいとは思うもののどうにもできず、 仕方なく一行はさらに次の村「職人の村」を目指すことに。 コウモリや人食い草など、凶悪な魔物たちをピコタンハンマーでなぎ倒しつつ、 住人それぞれが何らかのエキスパートという、職人の村にたどり着いた一行。 銀の矢を作れるのは銀細工職人のマサだけだと聞き、 まずは話だけでもとマサの元へと向かいました。 マサに話を聞くと、マサの愛犬が港の村へと行ってしまい、 心配で心配で仕事が手につかないという。 様子を見てきてくれないか、というマサからの依頼を受け、 愛犬の大好物の骨を受け取りました。 職人の村の宝箱からひみつどうぐを回収するも、 よりにもよって「チャンピオングローブ」と「ひかりごけ」と 微妙にマイナーな道具でションボリしつつ、港の村へと戻る一行。 先ほどの犬に骨をやってみると、ようやく犬は警戒を解く。 茂みに囲まれた草むらを掘り起こし、デマオンの手を逃れた貴重な銀を手に入れました。 マサに犬が無事だったことを伝えると、ようやくマサは元気を取り戻し、 上機嫌のマサは無料で銀を銀の矢に加工してくれました。
「銀の矢を手に入れたのはいいけど、よく考えたら そもそもデマオンがどこにいるのか知らないじゃん」という 根本的な問題にようやく気づいた一行。 今までの街では手に入らなかった情報を求め、 職人の村の東にあるという「谷間の村」へ。 谷間の村はデマオンの城のすぐそばにある村でした。 しかし残念ながら城の周りには川があり、徒歩では向かえない事を知りました。 住人から「魔術博士」という人物ならデマオンの城への 行き方を知っているかもしれない、と聞き、その人物を探すことに。 探すうちに、村の北東にある家で腹を空かせた男に出会いました。 ドラミが毎回100個単位でドサドサ持ってくるドラ焼きを分けてあげると、 男は「ダンジョンキー」という特殊な鍵をくれました。 この人が魔術博士ではないのかとガッカリしながらも、 貰えるものはありがたく頂いて次の目的地を探す。 「まやかしの平原」を抜けた先に「ちんからむら」という村があると聞き、 魔術博士を探してちんからむらへ。 #「ダンジョンキー」は、世界各地にある意思を持ったドアを開けるための道具。 #星の街の洋館の裏手にある物置(?)の口の悪いドアを開け、 #ひみつどうぐ「ネムケスイトール」を回収できる。 #このひみつどうぐの効果は(ry
突然やたらと攻撃力の上がった敵に驚きつつ、まやかしの平原を抜けてちんからむらに到着した一行。 村の外れの家に住む魔術博士に会うも、偏屈じじいなのでまともに取り合ってはくれない。 何とか話をするため、誰かに紹介状を書いてもらうことにする。 ここ最近の悪魔の被害に悩むちんからむらの村長の愚痴を聞いてあげると、村長は紹介状を書いてくれるという。紹介状を持って再び魔術博士のもとへ。 紹介状を見せると、魔術博士はようやく取り合ってくれるようになりました。 魔術博士はデマオンを倒せる素質のある人間を探しているとのこと。 デマオンを倒す意思があることを告げると、魔術博士は「水晶の眼」を一行に託します。 これは「導きの水晶」と対になる道具で、その2つが揃えばデマオンの城へと向かう鍵になるはずだという。 が、その肝心の「導きの水晶」がどこにあるのかが分からないらしい。悪魔が持っているという話もあるが、その悪魔がどこにいるのかも分からない。 村長が悪魔の被害に悩まされていた事を思い出し、その悪魔に関しての情報を集める。 その甲斐あって、悪魔はちんからむらの北の洞窟にいるらしい、という噂を聞くことができました。 まずは悪魔を手当たり次第に倒していこうという大雑把な考えで、一行は一路北の洞窟へ。
洞窟に入ると、そこは一切光が入らない真っ暗な空間でした。 四次元ポケットから「ひかりごけ」を取り出すドラえもん。 ひかりごけの効果で洞窟の探索がまともにできるようになりました。 洞窟の奥に進むも、出てくるのは骨になったネズミとほこりむしという訳の分からない生物ばかり。 悪魔はどこに行ったのか・・・そう考えつつ探索を進めると、洞窟の最深部で1つの宝箱を発見。 それに近づいた瞬間、隠れていた悪魔「一つ星の悪魔」が襲い掛かってきた! 辛くも悪魔を撃退する一行。 しかしこの悪魔は導きの水晶を持っておらず、また宝箱の中身も目的のものではありませんでした。 回収したひみつどうぐ「コンクフード」で腹を満たしながら、一行は外へと出ます。 洞窟の近くに立つ一軒の家。そこには年老いた夫婦が暮らしていました。 老夫婦に悪魔のことを告げると、ここからさらに北にあるもう1つの洞窟にも悪魔がいるという話。 老夫婦から悪魔を弱らせる効果があるという「銀の玉」を受け取り、もう1つの洞窟へと向かった。 こちらの洞窟も先ほどの洞窟に負けず劣らず真っ暗。 というわけで再びひかりごけの出番。マイナーな道具なのに大活躍です。 ダンジョンを探索中、「ドアに話しかけないでよ!」などと小粋なセリフをはくドアを発見。 ドアを開けるとそこには宝箱が。ひみつどうぐ「おいしゃさんカバン」を入手です。 タケコプターやどこでもドアのような派手さこそないものの、今回のような旅では頼りになりそうな予感。
粗方探索は終わったかな、と気を抜いたその時、隙をついて襲い掛かってきたのは「二つ星の悪魔」。 一つ星の悪魔とは比べ物にならないほどの力で一行をねじ伏せようとしてきます。 しかしこちらには銀の玉があります。 銀の玉をかざすと、途端に力を失う悪魔。 それでもなお一つ星の悪魔以上の力を見せ、襲い掛かって来ます。 眠りの魔法を交えた猛攻に耐え抜き、何とか悪魔を倒した一行。 悪魔の消えた後に何かが落ちていることに気づきます。 それこそがまさに捜し求めていた「導きの水晶」でした。 更なる洞窟探索で「水晶のナイフ」を手に入れた一行。 この辺りは水晶が名産品なのかもしれません。 それはともかく、これでようやくピコタンハンマーとはおさらばです。 こんにちは水晶のナイフ、さようならピコタンハンマー。 外に出て、早速導きの水晶を使ってみることに。 水晶を覗き込むと、そこに移っていたのは「星の街」の洋館にあった魔法陣。 これは何だろう、と思う暇もなく一行の体が中に浮かび上がる。 辿り着いたのは星の街の入り口。さっきの魔法陣は何を意味しているのだろう、と、洋館の庭に描かれた魔法陣へ。 魔法陣の前に立った瞬間、襲い掛かってきたのは「三つ星の悪魔」。 銀の玉を使いながら何とか退けると、力を失ってしまったのか銀の玉は砕け散ってしまいました。 魔法陣に足を踏み入れると、今までは何の効果もなかった魔法陣が水晶の力で移動の魔法陣として使えるようになりました。 もちろん目的地はデマオンの城です。
デマオンの城は魔王が住むに相応しく、重く暗い雰囲気の漂う城でした。 現れるモンスターも今までのものとは一味違う、より凶悪なモンスターです。 1階の大広間に落ちていたのはひみつどうぐ「みちびき」。 次のレベルに上がるために必要な経験値を教えてくれる、どこぞの世界の神父さんみたいな道具です。 襲い掛かってくるメデューサを退け、更なる前進を続ける一行。 ネズミが現れるたびにいちいちドラえもんが目を回してしまうのが厄介です。 進んでいくうちに、またもや現れる意思を持つ扉。が、話しかけても残念ながら何も答えてくれません。 「こんなところで働いてるなんて、ドアの中の人も大変だな」と思いつつダンジョンキーであけると、またもや宝箱を発見。 ひみつどうぐ「アタールガン」です。 迷路のように入り組んだ城を昇り、何とか第3階層へ到着。見ると、何かの石像が。 近づいてよく見てみると、それは石像ではなく石化した満月博士でした。 美夜子がテレパシーで話しかけると、まだ意識が残っていたのか何とか反応を返します。 話を聞くと、石化を解くためにはデマオンを倒さなければならないこと、 銀の矢はデマオンの心臓に刺さなければならないこと、 戦って弱らせなければ銀の矢はデマオンの心臓に届かないことが分かります。 そして最後に、残ったわずかな魔力を振り絞って美夜子にかけられた魔法を解き、満月博士は意識を失います。 のび太を助けるため、そして満月博士を助けるため、一行は最上階を目指すのでした。
道なりに歩くうちにひみつどうぐ「やくよけシール」を発見。 文字通り、厄を避ける・・・つまり、敵が襲ってこなくなるアイテムです。 ただでさえ敵の強いダンジョン、このひみつどうぐは貴重です。 そして、最上階の中心部。デマオンはそこで一行を待ち構えていました。 圧倒的な迫力で目の前に立つデマオン、その姿は3人の心に恐怖を与えます。 しかし、こちらとて負けるわけにはいきません。恐怖に屈することなく、勇気を振り絞り、デマオンに立ち向かうのでした。 流石は魔王、その攻撃の一撃一撃が今まで戦ってきた敵とは桁違いです。 おそらく、2発耐えられるかどうか、といったところでしょう。 しかしこちらとて全くの非力というわけではありません。 人間に戻った美夜子の魔法の力とひみつどうぐが、少しずつデマオンの身体に傷をつけます。 そしてデマオンがよろめいたその時。 主人公の放った銀の矢が、デマオンの心臓を打ち抜きました。 断末魔の叫びを上げながら消えるデマオン。 3人は再びデマオンを倒すことに成功したのでした。
魔法が解けた満月博士の力で星の街へと飛ぶ一行。 洋館の前で待っていたのは石化の解けたのび太でした。泣きながらドラえもんにしがみつくのび太。 しかし、のび太も目的を忘れていたわけではありません。 そう、最終目的はギガゾンビをとめること。 気合を入れなおしたのび太は、これから一緒に戦っていくことを誓うのでした。 満月博士がデマオンの城で見つけたというひみつどうぐ「こがたせんすいかん」と 「テキオーとう」を受け取り、3人はもとの世界へと戻ったのでした。 魔界編 終
話はまだまだ続きますが一旦ここで切ります。 ちなみに実際のところ、ボスたちはそれほど強いものでもありません。 よっぽど逃げまくったりしない限りは、回復アイテムを使うことすらなく通常攻撃のみで蹴散らせます。 このゲームの中では、ドラえもんのいろいろな設定をRPGのシステムとしてうまく取り込んでいて (四次元ポケットがDQのふくろシステムと同等の機能だったり、 ネズミ型モンスターが出現するとドラえもんが麻痺状態になったり) エポックの努力の後が垣間見えます。
申し訳ありません、170で名前入れ忘れてました_| ̄|○
>159-171 乙。ピコタンハンマーワロタ。 所々紹介されている秘密道具がドラえもんの雰囲気に相応しくて(・∀・)イイ!!
四次元ポケットはアイテム運搬の理屈に合ってるな
これから10-2やるので、永遠のナギ節のストーリーを教えてください こういうのはダメでしょうか?
乙です。 ギガゾンビの逆襲は名作だったよねぇ。 懐かしい。 未プレイの人はまじでオススメ。かなり細かいところに手が届いて本当に当時のソフトかと驚くこと請負。 へたな今のゲームより面白い。というのは言い過ぎか。
永遠のナギ節に答えましょう! …ほんの少し待ってて。
#まずはあらすじだけ。 シンを倒した2年後のビサイド島での話。 すっかり有名になったユウナの元には、沢山の人が会いにやってくるようになる。 新しく出来た組織(同盟)の相談や勧誘などで訪れる人もいる。ユウナは誰にも利用されたくないと、同盟に入ることは拒否している。 そこへリュックは彼に似た人が映ったスフィアを持ってやって来た。 自分だけの沢山の楽しみを持てる時代になったはずなのに、ユウナにとってのナギ節は、2分41秒の潜水記録とぷにぷにのワッカだけ。 勝手にいなくなったら、みんなをがっかりさせてしまうかもと考えていると、ティーダの声が聞こえてくる。 「大人ぶってカッコつけてさ 言いたいことも言えないなんて 絶対イヤだ」 もっと欲張っても良いよね。と思い直し、新たな旅の決意をし、旅立って行く…。
簡単に説明するとこんな感じだけど、 もっと細かいセリフ込みのも要るのかな?
ナギ節ってなんすか?思い出みたいなものなの?
「FF10 INTERNATIONAL」におまけでついてた、ゲームじゃなくて10分くらいのイベントシーン。 フルボイスでストーリーが進む。 流れで言うと、FF10→FF10永遠のナギ節→FF10-2→FF10-2ラストミッション …となるわけです。 ナギ節は、「シン」を倒した後、また新たな「シン」が現れるまでの期間のことです。 で、ユウナは「シン」の根源を断ち切ったので、再びシンは復活せず、ナギ節が永遠に続くという意味で、 「永遠のナギ節」なわけです。
なる〜サンクスコ(・∀・)ノシ
183 :
175 :04/04/07 21:16 ID:SjBdfXDb
レス遅れてすみません
>>178 さんありがとうございます
セリフ込みのはできれば欲しいところですが、面倒でしたら結構です
永遠のフィレーナって、出てないよね。 お願いします。
>>183 了解しました。
ちゃんと書くから安心してちょっと待ってな。
そうりょリフ 1stシングル「ちりょうのつえがつかえます」発売!
誤爆スマソ
そんな受け狙いレスを誤爆されると…
セリフ前にメモっといて良かったよ…。 こんな形で役に立つとは。 では書きます。ちょっと長文です。 ------------ ビサイド島の海岸。海で潜水しているユウナ…37,38,39,40,41…息つぎの音。海からザバっと顔を出し、「2分41秒、最高記録。」 浜から「ユウナぁ、時間だ」というワッカの声が聞こえた。 ユウナは「今行く。」 と言いワッカの方に歩いて行く。 ずいぶん潜ってられるようになったんだな。と褒めるワッカに、ワッカさんにはかないません。と答えるユウナ。 ワッカ「俺、もうダミだなあ。トレーニングだって御無沙汰だあ」 ユウナは「ぷにぷにだしね。」とワッカのおなかをつつきながら言うと、ワッカは「げ」とひとこと。 ユウナは「ワッカさんが産む訳じゃ無いんだよ。」ワッカ手をあげて去って行く。 ――あれから2年。私、2分も潜っていられるようになりました。 長く潜る為には体力だけじゃ無くて、いくつかのコツが必要で、言葉で説明されても分からなかったけど、 何度も試して、最近やっと分かってきたんだ。 ねぇ、あの頃はそんなコツが有るなんて考えた事も無かったよ。考える余裕なんて無かった。 永遠のナギ節、それは私の2分41秒とちょっと太ったワッカさん。小さな..でも、穏やかな幸せ。―― そう思いながらユウナは海岸から去ってゆく。
ビサイド島の寺院にて、ワッカと老人が話している所へユウナが寺院の扉を開き、入ってくる。 老人(名前はタスジオ)は、2年前、スタジアムでお姿を拝見していたが、間近でお目にかかるとなんとまあ、お美しい...というのに対し、ユウナは 「有難うございます。」と答える。 タスジオ老人は、孫が青年同盟に入ってしまった事を相談に来たらしい。あの同盟も悪くは無いが、自分も妻も新エボン党員で、息子夫婦も同じ。 孫も以前は集会に参加していたが、ある日突然のことだという。同盟には若い人達が多いので孫にとっては刺激的で良いのかもしれませんが…と心配しているようだ。 ――あれからスピラのあちこちでいくつものグループが結成されました。 新しい時代をどうやって作っていくべきか、これからのスピラはどうあるべきか、 皆が自分達の時代を探している所です。―― 考えている途中に、スタジオが孫達は急ぎすぎてる気がすると言う。 ――色んな考え方が有るから、時には対立も起こります。中にはこんな時代を不安に思う人もいるみたい。 実は、私も時々..でも、今はこれでいいんだ、そう思って暮らしています。―― スタジオの話に、ユウナは、お気持ちは分かりますが、一度お孫さんと話し合ってみて下さい。傍から見ると危なっかしいかもしれないけど、スピラを想う気持ちはきっと同じですから。と答えた。
ビサイド島 滝の道にて。 橋の上を歩き、滝を見上げるユウナの所へワッカがやって来て「おーい」と呼びかける。 あれ、お客さん?と答えるユウナ。ワッカは「うんにゃちょっと話をな。あのな村のじいさんばあさんがまた例の話をな」という。 (例の話というのはここでは語られないが、見合いじゃないかな? ) 今度は、誰?と言うユウナに、ワッカは「新エボン党の党首の息子らしいぞ」と答えた。 かなり嫌だったようで、「絶対に、嫌。私きっとその人に利用されちゃうよ。」と言うユウナ。 その様子にワッカは「あ..悪かったな、ユウナ」と謝る。 私から断っておくというユウナに、年寄り達の寂しそうな顔見るのつらいだろうから、自分に負け任せておけと答えた。 そのとき、背後から「ユウナ様ー」と呼ぶ声がする。 走ってユウナ達の前で立ち止まると、それは鎧に身を包んだ青年だった。そして「ユウナ様、自分は青年党のヤイバルであります」と自己紹介。 ヤイバルは、ユウナに我らの盟主ヌージからの伝言を伝えに来たというと、ワッカは同盟への参加はお断りと言う。 ユウナは、「そういうお話なの?」とヤイバルに問うと、彼は 「その通りであります」とあっけらかんとした様子。 ユウナ「私どこのグループにも参加しませんから」 その答えに、「もしや、ご自分のグループを作るのでは?」と疑問を抱くヤイバルに、ユウナは「帰って下さい」と突っぱねた。 すると、橋の向こうからなつかしい声が聞こえてきた。リュックが駆け寄ってくる。「ユウナん!ワッカ!」 ――リュックは時々ビサイドに来てくれます。彼女はスピラ中で機械の使い方を指導したり、 大地に埋もれた機械や海中の機械を発掘したり、忙しそうだけどいつも楽しそうです。――
アルベド族の船の甲板にて、ユウナは眩しそうに太陽に手をかざす。 ワッカのお腹を「プヨプヨ」と言いながらつつくリュック。ワッカ「やめれ〜」と抵抗。リュックは、「ほんとぷにぷにだねぇ。」という。 ルールーは?というリュックの問いに、村にいるぞ。会っていくよな?と答えるワッカ。うれしそうに「もっちろん!」と答えるリュック。 ユウナんは..相変わらずみたいだね。とリュックが確認すると、にっこりと微笑み返し、「そう、相変わらず」とユウナは答えた。 ユウナは空をみあげると、カモメが2羽飛び交っていた。 ワッカはリュックに「キマリはまだガガゼト山なのか?」問う。リュックはそうだという。 キマリは、ロンゾの孤児達に色々教えており、すっかり先生って感じだという。「でね、今日来たのは、キマリから預かってきたこれを…」とリュックが何か出しながら言った。 山の中で見つけたんだって。と。 それはスフィアで、珍しい形をしていた。 リュック「ユウナん、よっく見てね。」 というと、スフィアの画像に移り変わる。 ●スフィアの画像● 今にも切れそうで、酷く荒れ、古ぼけた映像と雑音。ガシャリと扉が閉まる音がすると、そこには懐かしい影が動く。 ティーダそっくりの男性が映っていた。声も叫ぶように割れている。 (FF10-2で分かるが、彼はシューイン。シューインについてはFF10-2のストーリーを読んで下さい。) シューイン「何で俺が逮捕されるんだ?納得いかないっての! なあ、聞こえてるんだろ?あいつがあんたの彼女だったらどう思う? 敵の機械兵器使ってどこが悪いんだよ!召還士を守るにはああするしか無かったんだ! 自分ならどうするか考えてみろよ!出してくれよ!アイツに会わせてくれ!」 画像はここで終わる。
――なつかしい、なんて言えない..ずっと身近に有る声で―― 無言になる三人。驚きを隠せない様子。 混乱した様子のワッカが口を開いた。「...何だよ、これ..アイツ、何してるんだ?..っつうかよ、ホントにアイツなのか?どういう事だよこれ!?」 「よく分からないんだ。でも知りたいでしょ?」というリュックにユウナは「うん」と答える。 調べに行こう!と誘うと「どこへ?」と問うと、わかんないよそんなのと答えた。 続けて「とりあえず、これを見つけたキマリに話を聞いて、それから考えよ。」と提案する。 心配をするワッカは、行くったって、分からない事が多すぎから、もうちょい色々分かってからでも良いんじゃ無いのか?と言う。 誰が調べるわけ!?と言うリュック。そこにヤイバルは、「我々にお任せ下さい!」と突然横から登場する。 「リーダーのヌージも賛成するはずです、いえ自分が説得します」というヤイバルに、ワッカは帰れというと、調べろと誤解したヤイバル。 「了解です。では行って来ます!委細判明次第戻りますので!」と言い残し、走り去ってしまう。 「アタシはユウナん自身に旅してほしいな」というリュックに、そりゃ駄目なんだとワッカ。 どうして?と問うリュックに、「3ヶ月先まで客の予約が入ってる。皆ユウナに会うのを楽しみにしてるんだ」と答えた。 「ユウナんの楽しみは?」というと、「そりゃ、お前..いつか、世の中が落ち着いたらな」と申し訳ないといった様子で頭をかく。 そんな様子のワッカにリュックは言葉をぶつける。 「いつかなんて待ってたら来ないよ!ワッカどうしたの?ユウナんあんなに頑張ったんだよ?もう自分の事だけ考えれば良いのに、どうして!アタシ、ここに来る度に思ってたんだ。皆どんどん新しい幸せを見つけていくのに、ユウナんの時間だけ止まったままだよ」 ワッカ「そんなこたぁーー」と反抗するが、言葉をさえぎるように、ぷにぷにワッカは何にも分かって無い!という。 リュックは「ユウナん!」とユウナに答えを求める。 「私はー…」と答え、ユウナは思いにふける。 ――私は..また旅に出てみたい。でも…勝手にいなくなったら誰かをがっかりさせてしまうかも―― 空を見上げながら「私…」と言うと、ティーダの声が聞こえて来る。 <大人ぶってかっこつけてさ、言いたい事も言えないなんて絶対嫌だ!そんなんじゃ何も変えられない!> ユウナうなずき「行く」と言う。 ワッカは「ユウナぁ!」と言う一方、リュックはホっとする。 ユウナ「勝手で悪いんだけど…これは私の物語りだから。」 リュック「でっしょー?絶対ユウナんはそう言うと思って私お土産持って来たんだ」 ワッカ「マジかよ…」 走り出して甲板にある物置のドア(ハッチ?)を開けるリュック。ゴソゴソと探し物をしている様子。 リュック「まず着替えね。雰囲気ガラっと変えちゃおうよ!相変わらず有名人なんだから、変装っぽく!」 ワッカ「ちょ…ちょっと待ってろよな、ル…ルーを呼んでくっから!」というと、慌てて走り出す。 ――永遠のナギ節、それは私の2分41秒とちょっと太ったワッカさん。小さくて穏やかな幸せ。でも…もっと欲張っても良いよね。―― リュックを見てユウナは言う。 「リュック、今の内に出発しちゃおう!」 リュックは驚いた様子。だがすぐに運転室へと走り出し、エンジンをかけた。 画面が白くなり、船の出る音だけが聞こえる。 THE END
長々と申し訳ない。
セリフだけで書いても状況が分からないかと思い、
説明付で書いたが、ヘタレだ。_| ̄|○
まとめると、
あらすじ
>>178 セリフ付
>>189-193 です。
乙(・∀・)b!
職人さん乙! 依頼です、「 クロックタワー〜ゴーストヘッド〜 」 をお願いします。
立ち止まっていても何も変わらないし、ここまで来た以上後には引けないでしょう。 ルビィとサファイアは引き続き七大驚異を目指します。 「ナクルの地上絵」 延々と迷路のように続く壁。 上から見ると、それが一つの大きな絵になっていることがわかります。 ちなみに序盤にここを選ぶとほぼハマります。 自分の足でその地上絵を隅々まで歩いていくことで道が開かれていきます。 巨人、蝶、渦巻、剣、そして鳥。全ての地上絵をたどると、結界が解かれ邪神が姿を現しました。 なんとか倒すことに成功し、「ナクルの地上絵」をクリア。 いつものようにテトラフォースを持ち帰ろうとしますが、突如現れたジーンが横取りします。 ル「ちょっと!約束が違うわよ。」 ジ「モンスターに七大驚異の力を渡してもよいのですか!?」 ものすごい剣幕で怒鳴るジーン。強引に持っていってしまいます。 ル「あの人、ちょっと変だ。前と感じが違う。」 ジーンの異様な変貌に、ルビィは不安を覚えます。 「さまよえる島」 通称アヴァロン。船のように海の上を勝手に移動する不思議な島。 周りは常に嵐が吹き荒れ、近づくことも困難です。 何とか上陸に成功。探索を続ける内に大きな穴を発見します。 かなり深い所に台を確認し、なんとか引き上げられないかと再び島を探索。 あちこちに設置されたあからさまなレバーを下げると、台がうまいこと引き上げられました。 これに乗って下まで降りると、底には大穴の主である竜が。 いつも通りやっつけて「さまよえる島」クリア。 ジーンの来ない内に急いでテトラフォースを持ち帰ります。 ジ「チッ、なんということ!」 一足遅れたことに気づいたジーンが舌打ちをかまします。
「二つの月の神殿」 青の月ラズリアと赤の月エローゼ。(この世界には月が二つあります。) この二つの月の力を司るといわれている広大な神殿です。 月光を思わせる淡い光を放つ床。 財宝を守る、二つの月を象徴するかのような赤と青の竜。 さすが名前のことだけある神殿です。 奥にいた月と全然関係ない魔物を倒してクリア。 例のごとくジーンが現れ、テトラフォースを持ち去ろうとします。 ル「最後の一つ、それは渡せない。返して、ジーンさん。」 ジ「私の邪魔をするのですか?世界を救うのが私の使命。 それを妨げるとは、お前は悪しき者の手先に違いない。」 わけの分からないことを抜かすジーンに、ルビィも我慢限界のご様子。 ル「な〜に言ってるの!あんまりふざけた事言ってると、怒るわよ。」 ジ「だれも私を止めることなど、出来はしない!」 剣を抜き、切りかかるジーン。 あまりの突然の出来事に身を守る暇もなく、重傷を負ったルビィはそのまま意識を失ってしまいました・・・。
「・・・アリス・・・アリス・アンブローシア・・・」 どこからか声が聞こえます。 その声で目を覚ましたかと思ったら、目の前には見知らぬ男性。 自分も全く知らない女性の姿に変わっています。どうやらまだ夢を見ているようです。 「寝ぼけているのか、アリス?」 夢の中の自分をアリスと呼ぶ男性。自然と言葉が出てきます。 「・・・は、はい。大丈夫です、イスカンダール様。 ただ、悪い夢を見たので・・・。」 「夢?」 「思ったように戦えずにやられてしまう、イヤな夢でした。」 ル(夢?違う。今、見てるのが夢・・・。 だって私はルビィ、アリスじゃない・・・。) 急に場面が変わって、今度は男性が二人、何か話しているようです。 「おっ、やっと起きたのか。」 「夢を見た。老けたお前が出てきたよ。」 「何が夢だ、のんきな奴だ。 おい、リース。何がおかしいんだ。」 「いやイスカンダール、お前も年をとるんだなと思ってな。」 「当たり前だ!」 ル(だれ、この人たち・・・やっぱり夢だ・・・変だもん・・・) またまた場面が変わり、次に出てきたのは少女と老人。 気のせいか、その少女はルビィによく似ています。 「本当にやるのか?」 「止めようって言うの、イスカンダール? 他の世界ではあなたは無敵。でもあなたが生まれたこの世界では、ただの老人にすぎないのよ。」 「止めるつもりはない。この世界をどうするのか、それはお前たち自身が決める事だ。」 ル(この子は・・・私?・・・違う・・・やっぱり・・・夢よ・・・) 次に見えてきたのはヒロユキの顔。 ル(ヒロユキ・・・?) ヒ「ルビィ!サファイアさん、ルビィが目を覚ました!」 今度は本当に目が覚めたようです。 幸い命に別状はなかったようで一安心の一同。 さっきの夢は一体なんだったのか・・・。気にはなりますが、考えてもわかるわけがありません。 とりあえず、今のルビィにはそれよりも大事なことがあるみたいです。 どうやらサファイアも同じ気持ちのよう。 老婆のもとへと急ぐ二人。長い冒険の中で、何か答えを見つけたのでしょうか? 続く。
行の空け方えらいミスりました・・・。 ゴメソ
「街」ってゲームは依頼無理? ザッピングシステムがあって、書くのが難しいだろうからなぁ・・・・。 もし挑戦する豪胆な書き手さんがいたら、応援します。
>>200 乙( ゚ー゚)つ旦~~
街はザッピングとは言っても、一人一人のストーリー解説する分には、
そこまで難しくは無いと思うよ。大変だとは思うけどね。
203 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/04/08 22:03 ID:0CDdbb74
●未解決分 ■PS2 ・鋼の錬金術師-翔べない天使- ・スペクトラルソウルズ ・ブラックマトリクス2 ・ライゼリート ・フェイスパラドックス ・零 ・幻想水滸伝3(3人のEDを詳しく) ・ラピュセル ・フロントミッション4 ■PS ・里見の謎 ・フロントミッション3 ・ブラックマトリクス ・聖刻1092 操兵伝 ・MOON ・エンドセクター ・ビヨンドザビヨンド ・レジェントオブドラグーン ・みつめてナイトR ・クーデルカ ・だんじょん商店街 ・エクサフォーム ・新世代ロボット戦記ブレイブサーガ ・テイルズオブエターニア ・テイルズオブデスティニー ・街 ・クロックタワー3 ・クロックタワーゴーストヘッド ■GC ・バイオハザード0 ・ファンタシースターオンライン3 ■SFC ・トレジャーハンターG ・ウィザードリィ5 ・ロマンシングサガ2 ・ラストバイブル3 ・ダークキングダム ・永遠のフィレ―ナ ・ブレスオブファイア ・ルドラの秘宝 ・ざくろの味 ・超魔法大陸ウォズ ・伝説のオウガバトル ・ダークハーフ ・イデアの日 ・トラバース ・ソウルアンドソード(トラバースの前作) ・幕末降臨伝ONI ・鬼神降臨伝ONI ・BURAI ■FC ・太陽の神殿 ・ミネルバトンサーガ ラゴンの復活 ■XBox ・真女神転生NINE ・OTOGI〜百鬼討伐絵巻 ■セガ系 ・女剣士アスカ見参! ・サイバードール ・ファンタシースターオンライン2 ・シャイニングウィズダム ・「テラ・ファンタスティカ」 ・魔導物語シリーズ(1,2,3,A) ・ドラゴンフォース ・デッドオアアライブ ・グランディア2 ■携帯機 ・オウガバトル外伝 ゼノビアの皇子 ・タクティクスオウガ外伝 ・アークザラッド 機神復活 ・ONI ・ONI2 ・ONI4 ・ONI5 ■PCゲー ・ダイナソア 〜リザレクション〜 ・英雄伝説3 白き魔女 ・田中の夢物語(ネタ?) ・魔導物語R ・魔導物語S ・「囚人へのペル・エム・フル」 ・コマンド&コンカー ■その他 ・剣神ドラゴンクエスト ・スーパーロボット大戦64(64) ●途中 ■現スレ ・ゼノギアス ・東京魔人学園符咒封録 ・アンサガ(キャ:アー編以外:ルが途中) ・ドラえもんギガゾンビの逆襲 ・FF8 ■前スレから放置 ・Ever17 ・グローランサー4 ・戦国サイバー藤丸地獄変 ・FE紋章の謎 ・シャドウオブメモリーズ ・デビルメイクライ ・HOSHIGAMI〜沈みゆく蒼き大地〜(真エンド) ■Part4から放置 ・ジャングルウォーズ2 ・サーカディア ・ONI3 ・真女神転生2 ・.hack ・ブレスオブファイア3 ・ヘラクレスの栄光4 ■3以前から放置 ・グランディア ・サモンナイト(カルマ) ・バテンカイトス ・ロマサガ(WCだけの話) ・ジルオール ・ミッシングパーツ ・デュープリズム ●執筆予告がある物 ・ラングリッサー2 ・天使の詩2 ・「真・女神転生デビルサマナー」 ・ジェネレーションオブカオス2 ・ジェネレーションオブカオス3 ・鬼武者 ・鬼武者2 ・鬼武者3 ・テイルズ なりきりダンジョン ・FF4 ・スーパーロボット大戦スクランブルコマンダー ●題名不明 主がEDで死、シリーズの1に戻り無限ループオチ:エルナード?シャドウハーツ2?
MOONはストーリーをどう説明したら良いか悩むな。 単純そうでその実、結構奥が深い。 ところで誰もやらないならテイルズオブデスティニーやるけど… 予約して良いのかい?
>>204 いいんでないの?
それにしても、誰も書きそうにないマイナーなゲームがいっぱい残ってるな。
俺、ドリキャスのブラックマトリクスなら持ってるけどPSは無いわ。
>>204 どぞー。神の降臨を楽しみにしてるよ。
なんならMOONもやる?(ワラ
>>201 「街」か!懐かしいな。
一部のストーリーならやりこんだから、書けるかも。
思い出しながらやってみるか!
…いかん。 実家にSSごと置いてきたようだ。 全員分の詳細までは書けそにないな。 …というわけで、桂馬は書く。 他は有志キボンヌ
208 :
204 :04/04/09 00:11 ID:d/B99peg
んじゃお言葉に甘えてTOD予約する。 攻略本と脳内引っ掻き回して記憶を掘り返すか… MOONはチョト勘弁。今一掴みきれてないし(;´Д`)
ギガゾンビの逆襲、海底編です。
ここまでのストーリーは
>>160-170 。
#海底編(のび太の海底鬼岩城)
もとの町に帰ってきた一行は、再びじくうしんカウンターを使い、仲間を探します。
すると、海底世界に誰かが飛ばされていることが分かりました。
海底へ行く方法を探し、再び町中を探索。
こんなときは知識が欲しいときの頼みの綱、出木杉君の出番です。
出木杉君の話では、この町にある池は海とつながっていて、もし潜水艦があれば海まで行けるだろう、とのこと。
潜水艦は確かにありました。先ほど満月博士から受け取った「こがたせんすいかん」です。
都合のいいことに、苛酷な環境での活動を可能にするテキオーとうまであります。
一行は池にこがたせんすいかんを浮かべ、それに乗り込みました。
辿り着いたのは海底の国・ムー連邦の首都。
街を歩くうちに、どうやら海底世界でも不穏な動きがあることに気づきます。
倒したはずのポセイドンが復活したという話です。
まずはもっと詳しい情報を得るべく、首都の中心部にある「ナバラの神殿」へと向かい、ムー連邦の首相に謁見することにしました。
首相はこちらの顔を見るなりいきなり助けを求めてきました。 ポセイドンが復活しアトランチスの鉄騎兵軍団が首都を包囲しているというのです。 さらに悪いことに、調査に向かったエルからの連絡も途絶えてしまい、ムー連邦は全く身動きが取れない状態にあるとの事。 仲間も大事ですがムー連邦も大事。ということで、首相の依頼を受け、ポセイドン討伐に乗り出すことになりました。 とはいえ、鉄騎兵の能力は桁外れ。デマオンを倒した一行でも、生身で戦えば大被害は免れないでしょう。 そこで、神殿の奥にある抜け道を使い、鉄騎兵軍団の包囲網を抜けることになりました。 首相に別れを告げ、首都の北にある「ウーの街」を目指します。 神殿の奥にあった宝箱からひみつどうぐ「ころばし屋」を入手。名前の通り、誰かを転ばせるひみつどうぐです。 戦闘に際してなかなか役に立ちそうに思えます。問題といえば、襲ってくる敵のほとんどが足のない深海魚ばかりということくらいでしょうか。 さて、抜け道に出た一行。敵の攻撃に耐えながら北を目指します。が、ここで大きく足を引っ張る問題が。 のび太が弱すぎるということです。 確かにデマオンとの戦いを通じて戦闘のコツをつかんだ主人公やドラえもんに比べ、技術的に圧倒的に劣るのは頷けます。 でもこれはあんまりです。 「お前荷物まとめて帰れよ」という言葉をぐっとこらえ、装備品を集中させて何とか補強を図ります。
「どう考えたってホオジロザメに勝てるわけないって!」などと騒いでいるうちに、何とかウーの街に到着しました。 町を散策していると、一人の少女に出会いました。 綾取りで勝てば何かいいものをプレゼントしてくれるとのこと。 早速のび太が挑戦。テストダメ、運動ダメ、ついでに冒険のほうもダメと相変わらずのダメっぷりを晒していましたが、綾取りとなれば話は別です。 しかし少女も綾取りの名人。のび太を窮地に追いつめます。 のび太は仲間にすがるものの、綾取りの分からない主人公に、そもそも綾取りができるわけがないドラえもん。頼れるものは自分の腕のみです。 激戦の末、「ウルトラスーパーのび太スペシャル」で少女を破るのび太。 少女がプレゼントしたのは「たつまきストロー」。深刻な攻撃力不足に悩む一行には最高の一品です。 ポセイドンとこの世界に飛ばされた仲間に関しての情報を集めだした一行、住人たちから有力な情報を聞くことができたました。 何でも、地上人の男の子がこの街に来ていたというのです。 特徴はキツネ顔。間違いなくスネ夫です。 さらに情報を集めると、スネ夫はオーターの街に向かったということ。エルと同行しているならまだ何とかなりそうなものですが、悪いことに1人で向かったとの話。 急いでオーターの街へと向かいます。
たつまきストローで攻撃力倍増、ホオジロザメもシュモクザメも蹴り飛ばしつつ、オーターの街へと到着。 ここは昔一緒にポセイドンと戦ったバギーちゃんの墓があることで有名なところです。 まずはスネ夫に関しての情報を集めます。が、誰もスネ夫の事を見ていないとの事。 まさか鉄器兵にさらわれてしまったのでは・・・そんな悪い考えがよぎります。 一方、エルの事について聞いてみると、エルたち一行は溶岩地帯を越えたところで消息を絶ったようです。 スネ夫にせよエルにせよ、溶岩地帯を超える手段を見つけないことには会える見込みはないみたいです。 しかしながら、手持ちの手段では溶岩地帯を渡ることができません。 いつもならひみつどうぐで一発解決なのですが、現在はいろいろ回収しながら何とかやっている状況。困りました。 何とかできないかと街を歩いていると、1人の男性に出会います。 今年88歳になる彼の母親が、どこかから拾ってきたスカーフを身につけたとたん、子供になってしまったということ。 どうもひみつどうぐの香りがします。幼女ハァハァなどと言っている暇はありません。早速そのおばあちゃんを探し出しましょう。 程なくして、街外れで遊んでいる赤いスカーフを身に着けた女の子を見つけました。 スカーフの持ち主が自分だということを告げると、女の子はスカーフを返してくれます。 スカーフだと思っていたものは「タイムふろしき」でした。 これはスカーフではなくふろしきだということを教えてあげると、おばあちゃんは照れたように笑います。 なかなかかわいらしいおばあちゃんです。
タイムふろしきを持ってバギーちゃんの墓へ。 ポセイドン神殿の瓦礫の中から見つかったパーツを拾い集め、祠に祀っているのだそうです。 バギーちゃんの石像にタイムふろしきをかけると、パーツが昔の姿へと組みあがっていき、1台のバギーの姿になりました。バギーちゃん復活です。 眠っていたところを起こしたのは少々申し訳ない気もしますが、もう一頑張りしていただきましょう。 祠の中には、誰が置いていったのか、「ファイトこづち」が落ちていました。 確かに今までの「疲れたらコンクフードとドラ焼きで腹を満たす」という方法では間に合わなくなってきていましたが、 しかしだからといって精神論に逃げるのはどうなんでしょうか。ひとまずありがたく頂いておきます。 溶岩地帯を抜けると、ポセイドンの神殿へと辿り着きます。入り口近くの扉をダンジョンキーで解除すると、そこにいたのはスネ夫とエルでした。 それぞれ行動は別にしていたものの、どちらも鉄騎兵に捕らえられてしまった模様。 共に戦おうとするエルに対し、ドラえもんは直ちに首都に戻るように言いました。 首都は既に鉄騎兵に包囲されており、陥落の瞬間が確実に近づいていたからです。 お互いに頑張ろう、と言い残し、エルはその場を去りました。 そして、スネ夫。もちろん3人と一緒に戦うに決まっています。ムー連邦を鉄騎兵から守るため、一刻も早くポセイドンを倒さなくてはなりません。 スネ夫からこの神殿の扉を開けるために必要な「ポセイドンの鍵」をうけとり、4人は神殿の中枢部を目指し、攻撃を開始します。
鉄騎兵や他のモンスターたちによる猛攻で傷つきながらも、一行はポセイドンのもとへと辿り着きました。 復讐の神を名乗るポセイドンは、一行を見ると憎悪に燃えて闘志を漲らせます。 アトランチスを護れ、と命ぜられたポセイドンはアトランチスが滅んだことを知らず、その強大な力をギガゾンビに利用されていたのでした。 必死の説得にも応じることはなく、ポセイドンは一行に襲い掛かってきました。 激しい激闘の末、ついに動きを止めたポセイドン。鉄騎兵も動きを止めました。一行は急いでナバラの神殿へと向かいます。 ナバラの神殿はエルの活躍もあり損害も軽微でした。ほっと一息ついたところで、首相が2つの道具を持ってきます。 それは「ぎじゅつてぶくろ」と「どこでもホール」でした。首相はこの奇妙な道具がドラえもんのものではないかと考え、捨てたりせずにとっておいてくれたのです。 そして、復活したバギーちゃん。バギーちゃんはこの海底世界がひどく気に入った様子で、ここに残ると言いました。 静香によろしく伝えてほしい、と言伝を頼まれます。 短かった海底の旅を終えて、一行は潜水艦に乗り込み帰っていきました。 海底編 終
連続投稿ですかって怒られた(つД`) というわけで、海底編は終了です。シナリオ・マップ共にギガゾンビの逆襲の中で一番規模は小さいのですが、 とにかく敵が強いために苦戦する人の多いシナリオです。 当時小学生辺りであったプレイヤーも、恐らくはこのシナリオでつまづいた人が多かったんじゃないかと思います。 このシナリオは映画との結びつきが強いため、映画を見ていないと単なる作業になってしまいます。 なるべく映画のネタバレをしないように書いたので、不明瞭な書き方になってしまったかもしれません。申し訳ないです。
えー。 前の方で質問が続いていた「ゲームやりながらまとめてるのか それとも攻略本や記憶を頼りにまとめてるのか」に今更ながらお答えしますと 自分はゲームやりながらです。セーブデータでルートを振り分けたりも。 で、ラスト2章残して全データ吹っ飛んだために暗黒竜からやり直し中です。 もうちょっと待って下さいごめんなさい。勇者隊に追われる日々はいやん。
一ヶ月以上放置されてるブレス3やりたいんだけど、いいかな?
221 :
218 :04/04/09 20:11 ID:N0HFPYg3
222 :
218 :04/04/09 20:13 ID:N0HFPYg3
主要キャラクタ ・リュウ:超越的な力を持つ竜族最後の末裔。ダウナ鉱山のゴースト鉱から目覚める。 自分の力の強大さに戸惑っている。気は優しくて無口。 ・レイ:虎人の青年。自分と同じ孤児のリュウとティーポの面倒を見る。 盗賊として生計を立てている。性格は軽いが、責任感は強い。 ・ティーポ:レイに拾われた孤児。わんぱくで生意気な少年。レイに憧れている。 ・ニーナ:飛翼族の国、ウインディアの王女。お節介で色々な事に首を突っ込む。 この時代の飛翼族は翼が退化していて空を飛ぶことはできない。 ・モモ:古代機械とゴースト鉱の原理を研究している学者の女性。 機械以外の事はあまり知らない。 ハニー:ゴーストの力で動く機械兵。モモの友達兼研究対象で、戦闘能力は無い。 ・ペコロス:作物の変異体から生まれた、動くたまねぎ。言葉、生態などは全くの謎。 ・ガーランド:この世界では見かけない種族。義理堅い屈強な男で、大武会の優勝者。 ある目的を持って旅をしている。 竜大戦…数百年前に、竜族が世界を滅ぼそうとして他全ての種を敵に回し戦い、 滅亡したとされる戦い。詳しいことは伝わってない。 ゴースト鉱…魔力を持った生き物が死んで化石化するとエネルギーを発する鉱物となる。 機械の動力源。魔力に反応してエネルギーを発するそのプロセスは未だ解明されてない。 リュウはドラゴンのゴーストに触れると、そのジーン(因子)を体に受け、戦闘中に組み合わせて竜変身に使うことができる。
〜幼年期編〜 −ダウナ高山− ゴースト鉱の産地であるこの鉱山で、巨大なゴースト鉱に包まれた一頭の小さなドラゴンが見つかった。 とっくの昔に絶滅したドラゴンだ、生きている訳がない。 炭鉱夫達の爆薬によってドラゴンはゴースト鉱ごと粉々になるはずだった。 しかし、それは生きていた。目を覚ましたドラゴン(リュウ)は手当たり次第に周りの人間を焼き尽くしていった。 騒ぎを聞きつけてリュウを捕らえようとした男に向かってブレスを吐こうとしたその時、誰かの声がリュウを止めた。 イ ケ ナ イ 隙ができたリュウはクレーンで一撃をくらい、気絶したところを捕まってしまう。 檻に入れられトロッコで何処かへ運ばれていくが、途中で崖から転落してしまった… −シーダの森− 今年のマクニール村の作物は不作で、シーダの森でも食料となる木の実や動物が減っていた。 久しぶりの獲物を仕留めようと盗人のレイは茂みに隠れていたが、森の奥で大きな音がして猪は逃げてしまった。 レイが様子を見に行くと子供が野犬に襲われていた。レイ「やれやれ・・ ゆかいだね」「さっきの音は、お前らか?」 レイは野犬を始末して子供(リュウ)を見る。少し迷って、リュウを連れて帰ることにした。 レイ「ちぇっ、分かったよ‥ この、レイさまがひろってやるから‥ かんしゃしろよ‥」 リュウを背負ってアジトに戻るレイをティーポが迎えた。ティーポ「にいちゃん、おかえり! それ、獲物‥?」 レイ「‥何でも、食いたがるな ティーポは?」とりあえずリュウはティーポのベッドに寝かされた。 ティーポ「こいつ‥だれ?」 レイ「‥‥さあな 森に、倒れてたんだ」 ティーポ「ふうーん‥ 何か、おれみたいだね?」 村で食物を探してくる、と出て行くレイ。「捨てられた‥ のか‥ ホント、おれと同じだなぁ‥?」ティーポも後を追う。 リュウは夢を見ていた。最初に長髪の男が出てきた。男は言う。「分かるだろう‥ リュウ」 「俺と同じ血を引く、お前なら分かるはずだ‥」「あいつらは‥ 弱い! どうしようもないほどに‥‥」 次に、羽を持つ女が現れた。女は呟く。「リュウ‥」「私の、リュウ‥‥」 リュウ
リュウは目を覚ますとねまきのままフラフラと外へ出て行った。森を抜けると村が見たので行ってみる。 村に入るとドロボーに失敗した二人にあった。ティーポ「あ、なんだ‥ 目が覚めたんだ、お前‥」 リュウの腹が鳴る。レイ「‥ゆかいだねぇ よけいに食い物を探さないとダメになったぜ‥?」 ティーポ「こいつにも、手伝わせよう にいちゃん‥?」 ねまきじゃマズイので装備を調達しよう、とレイ。 ティーポ「待ってな‥ リュウ 今にいちゃんが武器屋にしのびこむからさ‥」何故かリュウの名前を知ってるティーポ。 「あれ‥‥、今おれリュウって言った?」「‥‥‥お前の、名前?」 汗をかくリュウ。 「何でおれ、知ってんだろ 夢でも見たかな‥‥?」 レイ「ずらかれ!」レイが飛び出てきた。 牧場まで逃げてきたレイ達。村では不作で食べ物がないので、街道で追いはぎをすることになった。 首を横に振るリュウ。 レイ「‥って言っても、そんなにヒドイ事は、しないぜ 殺したり、傷つけたりは 俺の好みじゃ、ないんだ」 ティーポ「そう、そう‥ だから初心者でも安心だよ 心配しないで、行こうぜ」 「おれたち、いつかこのチンケな村を出て‥ ウインディアみたいなでっかい町へ行くんだ‥」夢を語るティーポ。 ウールオル街道まで来たレイ達、隠れる場所を探す。人を襲う事を躊躇するリュウ。 レイ「食うのに困った‥ かわいそうな子供のする事だ ちょっとぐらい大目に見てもらえるさ‥、な?」 その時、牧場の方から大男が歩いてきた。根性試しにリュウが行くことになり、ティーポに押されて大男に ぶつかったがビクともしなかった。男はババデルという腕っ節の強い木こりだった。 「こぞう‥ バカ供に会ったら、言っておけ くだらん事ばかりしてると ぶっとばす、てな」 ババデルはレイとティーポをばかにして去っていった。くやしがるティーポ。 しかしババデルの家に忍び込むなら今がチャンス。狩の上手いババデルの家なら何かあるはず… 家に忍び込み、ほしにくをゲット。しかし、ババデルが帰ってきて全員捕まってしまう。 ババデルから、森から追い出されるかわりに仕事を与えられる。 レイは何故かグラウス山に一人で行くように言われる。リュウとティーポはマキ割りをやらされた。 しぼられてもティーポは全然反省してない。 ババデル「そんな事ばかりしてると‥ そのうち本当に痛い目を見るのが分からんか」 一人で山に行ったレイが心配になり二人も山へ向かった。
山を登り、すっかり夕方になってしまった。小屋を見つけ中に入るとレイがいた。 レイ「‥あのなぁ、ティーポ じいさんが、おれ一人をここに来させたのは‥ お前らを心配したからだと思うぜ‥ たぶん‥」 その時、外で不気味な鳴き声が聞こえた。 どうやらババデルはレイに最近村の家畜を襲うモンスターを退治させようとしたらしい。 ティーポ「どうして、にいちゃん一人にそんなヤバい事、さすのさ!?」 レイ「だけど‥‥ 俺は‥ ヤツより、強い 俺、一人だったらな‥」 レイの言葉に首をかしげる二人。 「だけど、お前らがいたら‥ アレを使うわけにはいかねぇしな‥‥ ゆかいだねぇ‥」 小屋に一晩泊まってからモンスター・ヌエを探すことにした。 ヌエの鳴き声で目を覚まし、小屋を出るとすぐ戦闘になったが、ヌエは洞窟の中に逃げ込んでしまう。 ヌエを見つけ出し追い詰めると、後ろの穴をかばうようにして果てた。 穴の中を見るとヌエの子供の死体があった。 ヌエは子供が死んでるのが分からず、せっせと餌を運んでいたんだろう… ティーポ「‥‥あいつ ‥‥‥バカだね にいちゃん‥ 子供‥‥ もう、死んでるのに」 レイ「‥‥ゆかいだね、まったく」 後味の悪いまま山を下りるとババデルがやって来た。 ババデル「これで、春になって‥ 獲物が戻ってくると楽になる‥‥ おてがらだよ、お前ら‥‥」 去ろうとするババデルをレイが呼び止める。「待て‥‥‥ ‥‥あんた、あいつが子供に エサ運んでるって知ってて‥ おれたちにあいつを殺させたのか!?」 ババデルがゆっくり振り向く。「子供がいると、分かってたら殺さなかったか‥‥?」 そして春が来た。ヌエを倒したことで森に食料が戻り、村で厄介者扱いだったレイ達は 次第に認められていった。自分達の評判を聞くために村に行ってみる。 村のためにヌエを倒したってことになり、レイ達の評価は180度変わった。 そこへズルスルって奴が来て、話を持ちかけてきた。 ズルスル「‥いや、ね あんたたちも聞いてるでしょ マクニールさんの事ですよ」 ティーポ「けちで、よくばりなんだろ?」 レイ「よくある話じゃねーか?」 ズルスル「で、でも‥ マクニールさんの場合はちょっとやりすぎかなって思うんですよ‥‥‥ ですよね?」 気を良くしていたレイ達は軽く引き受ける。 夜を待ってからマクニール邸に忍び込む。 カンペキな警備をくぐり、にわとりを暴走させ、混乱に乗じて屋敷に潜入。 レイが囮になり警備をひきつけ、二人で屋敷を探索することになる。 オマケ キャンプ中のセリフ レイ「こんな風に、人によろこばれるってのも‥ 悪かねぇな」 ティーポ「村のやつら、よろこんでたな えへへへへ‥」
226 :
218 :04/04/09 20:26 ID:N0HFPYg3
とりあえず今日はここまで… せりふ大杉って言うなら削ります
ブレス3乙! しかし、今の状態でこのまま行くと、最終的に物凄い量になってしまうんじゃ。( ;゚Д゚) 「街」職人さん、がんがれ!超がんがれ!!応援してっぞ!( ゚Д゚) 私は途中でサタが壊れたからお終いを知らないんだよ。楽しみにしてる。
前回から少し間が開いてしまいました。
別にロマサガ3をやっていたとか、そういうことはありません。決してorz
というわけで、アクヴィ編その1です。
前回は
>>143-145
【漂流 星空の海にただよえば】 ゴリアテが撃墜された後、シタン、リコ、ハマーは潜水艦ユグドラシルに収容された。 撃墜から意識を失い、ユグドラの船室で目覚めたリコは、バルトがミサイルを撃ったこととは知らず、 シタンに促されて礼を言いに行ったが、そこで事実をしるや、バルトをボコ殴りしたのだった。 一方その頃、フェイとエリィはゴリアテの残骸に乗って海を漂流していた。その残骸の下には、ヴェルトール とヴィエルジェがあったが、隔壁に隔てられ、動かすことは出来なかった。当面の食料を確保しようと、魚を 追い掛け回していたフェイは、アヴェの砂漠で見た空飛ぶ円盤を再び目撃した。エリィによると、それが シェバトだという。砂漠に現れたのは、特別な目的があったのだろうと。 ユグドラシル。ゴリアテ撃墜の件を謝るため、バルトはまずシタンに会いに行った。そこで彼は、この艦が 元々はシェバトの技術によって造られたものであろうと聞かされた。その後、ギアハンガーのリコに会いに 行くと、リコはブリガンディアとヘイムダルの性能に感じ入っており、今後も行動を共にすると言った。 夜。漂流しているフェイとエリィは、星空を見上げながら語り合っていた。 フェイ「俺はダメな奴さ。誰かに必要とされるために今まで行動していた気がする。そうやって癒されている 自分がいるんだ。確かにそれはゼロじゃない。けど、1でもないんだよ」 エリィ「私、なぜ自分が今ここにいるか考えてみたの。それは多分フェイが、何もしないでいるより何かして いる方が良いって言ったから。1じゃなくても良いじゃない。たとえそれがごくわずかでも、何度も 繰り返せば1になるでしょ。 …そんなに思いつめる事ないと思う。誰でもそうやって、見返りを求めて何かを分け与えてるのよ。 私だってそう。さっきの非常食、おいしくないのに無理して食べてくれたんでしょ? 自分だけ 生き残ろうと思ったら、独り占めした方がいいのに。でも、無理して食べてくれるのを見て、分けて あげてよかったなぁって、癒されたもの。 それは独善的なものだけど、そうやって分け与える喜びを学んでいけば、いつか自分の大切なものも 分け与える事が出来るようになると思うの……」 そう語りながら、エリィは以前もフェイに同じように言ったようなデジャヴを感じていた。 ----------------------------------------------------------- 【大海原のタムズ、海の男の心意気/再会 昨日の友は今日の……】 翌朝、フェイとエリィは、海上都市タムズに遭遇、救助された。 タムズの副長であると言うハンスの出迎えを受けた二人は、ヴェルトールとヴィエルジェを修理に回したと、 聞き、救助の事とあわせて礼を言うため、タムズを見学しながら艦長に会いに行った。 大海を回遊しながら海中資源のサルベージを生業とするタムズは、さながら巨大な洋上艦といったところで、 広い甲板では、住民によって市場も開かれているほどであった。 この艦長と言うのがまた実に豪放磊落な男で、ガッハガッハと笑いながら、歓迎の宴まで開いてくれると言う あまりの親切さに警戒するフェイから理由を尋ねられても、 艦長「それはな…… 俺が! 海の! 男だからだ!!(バァァァァァーン!!)」 という一言で済ませてしまうほどであった。 その艦長に案内されてビアホールに向かったフェイたちは、料理を食べながらこの艦について聞いていた。 海底のお宝は、最近では少なくなったものの、代わりに『教会』からの大仕事が入ったと艦長は語った。 その頃、エレメンツのケルビナが操縦する水中用ギア、ハイシャオに収容されたドミニアは、ゴリアテ捜索中、 ユグドラシルを発見。その時点の指揮官であるケルビナを説得し、ユグドラシルの撃沈に向かった。 その戦闘で起こった振動と水柱は、遠くタムズまで届き、それを確認したフェイはユグドラシルが戦闘に 巻き込まれている事を知るや、修理が終わったばかりのヴェルトールで出撃し、エリィもこれに続いた。 ユグドラシル甲板でシタンらと再会したフェイとエリィは、迎撃に出たバルトの加勢に海中へもぐった。 ドミニアは、フェイと現れたエリィを見て逆賊と断じ、襲い掛かった。だが、ユグドラシルの爆雷を受けて ハイシャオはダメージを負い、ケルビナは撤退を決めた。しかし、諦めきれないドミニアは、ヴィエルジェを 確保し、エリィを連れ去ってしまった。
【敵の手に落ちて 裏切りの代償/ねらわれた艦 ラムサス急襲!】 ソラリス製の、しかも水中用のギアに追いつけるはずも無く、フェイは追撃をあきらめざるを得なかった。 ユグドラシルに戻ったフェイは、被弾したユグドラの寄港先としてタムズに向かうように言った。 タムズに向かう間、彼はバルトからこれまでの話を聞いた。 真っ赤なギアにやられて砂の海に沈没したユグドラシル。しかし、沈没した地下には巨大な空洞があり、 そこにユグドラそっくりの潜水艦が眠っていたという、嘘のようなホントの話。その後、ユグドラから使える 所を移植したユグドラII世で、バルトは真っ先にニサンへ向かい、マルーを連れてきたのだという。 そんな話をしているうちにユグドラはタムズへ到着。早速艦長に会いに行ったバルトは、案の定艦長と意気投合。 ビアホールに招かれたのだった。 その頃、ラムサス艦に収容されたエリィがドミニアに激しく叱責されていた。ひるまず反論するエリィに、 ドミニアはついに剣を抜いた。そこへミァンが現れ、エリィを庇った。エリィを連れて行こうとするミァンに 詰め寄ったドミニアだったが、ミァンの眼力に気おされ、口を閉ざしてしまった。 ラムサス艦居住区の一室で事情の説明を受けたミァンは、他課員への示しのため、暫く謹慎しているように 言い、エリィの目を見つめた。ミァンの目が奇妙な光を発した。 タムズ。ビアホールで飲んだくれていたバルトたちに、エリィ帰還の報が伝えられた。彼女はフェイたちに 迎えられると、疲れていると言って一足先にユグドラシルに乗り込んだ。一人になった彼女は、ふらふらと 機関室へ向かい、スレイブジェネレーターのコントロールパネルを操作して機関を暴走させ、倒れこんだ。 突然の事に技師やフェイらが困惑する中、ひとり落ち着き払ったシタンが機関の暴走を止めた。彼によると、 エリィは強力な催眠術に操られていたとの事だった。 ともかくエリィを医務室へ運んだものの、機関は大ダメージを受け、修理に時間を要するとの事だった。 医務室で彼女が目を覚ますと、事情を聞く暇も無く、発令所より敵機の接近が伝えられた。 エリィは自らの潔白を証明するため、バルト、フェイと共に迎撃に出た。 まず襲ってきたのは、ドミニアの専用ギア、ブレードガッシュだった。エーテル剣で激しい攻撃を仕掛ける ブレードガッシュを何とか退けると、水中から爆撃があった。即座に水中へもぐった彼女らは、ハイシャオ を操るラムサスと対峙した。 ラムサスの狙いはフェイただ一人。ハイシャオの集中攻撃を受けたヴェルトールの装甲は破損、コックピットに 海水が浸入し、フェイは意識を失ってしまう。ラムサスが止めを差そうとしたその時、エリィがエアッドを 起動、間一髪のところでラムサスを退けた。 ----------------------------------------------------------- 【少年司祭 我らがために祈り給え】 タムズの医務室。意識不明のままのフェイの傍らで、エリィは責任を感じて落ち込んでいた。その姿を見かねた タムズの医師は、『教会』本部の医局ならば、治療の手立てがあるかも知れないと言い、現在タムズに来ている 教会のエトーン<罪をあがなう者>(註1)に話してみれば、もしかすると紹介してもらえるかもしれないと教えた。 早速そのエトーンを探しに向かったエリィは、甲板広場でちょっとしたトラブルに出くわした。銀髪の少女が 悪漢にかどわかされようとしていたのだ。それを助けるエリィ。しかし、そこに現れた少女の父親は、エリィが ソラリスの軍服を着ているのを見て、彼女に銃口を向けた。 そこへ、シタンが仲裁に入った。少女の父親はジェサイアと言い、ユーゲント時代のシタンの先輩だったのだ。 ジェサイア、通称ジェシーは、非礼を詫び、口の利けない娘のプリメーラに代わって礼を言った。 シタンとジェシーが互いの近況を語っていると、タムズの医師がエトーンを連れてやってきた。そのエトーンは ジェシーの息子のビリーと言う少年だった。ジェシーは『教会』からはテロリストと目されており、ビリー とはそれも含めて確執があって、この時も口論になりかけた。しかし、妹が助けられた事を知ると、ビリーは フェイを『教会』の医局へ紹介する事を約束した。 註1・・・アクヴィに出没する死霊<ウェルス>(註2)を浄化する役目を持った聖職者。武器、ギアの扱いに長ける。 註2・・・人以上の知能を持つものもいる、謎の生物。
【安らぎ 海流のなかの孤児たちと】 『教会』本部。荘厳な礼拝堂とは打って変わって近代的な施設に、医局はあった。そこでフェイを診察した 医師は、単に疲労がたまった為の昏睡であり、時間が経てばめを覚ますだろうと診断した。 安心したエリィたちは、フェイをユグドラシルに移し、ビリーに礼を言うため、孤島の孤児院へ向かった。 孤児院。そこでは、ビリーが身寄りのない子供達と共に暮らしていた。 そこでビリーに会い、エリィたちが礼を言っていると、シグルドが追ってきて巨大な艦影を補足したと報せた。 すわゲブラーかとユグドラに彼らが戻ろうとした所にジェシーが現れ、シグルドを見止めるや、声をかけた。 シグルドはユーゲント時代、ジェシーの家に下宿しており、ビリーとも旧知の間柄であったのだ。 久々の再会に喜んだジェシーは、シタンとシグルドを(半ば強引に)連れ、ユグドラのバーに飲みに行った。 あっけに取られていたエリィたちがわれに帰り、ユグドラに戻ろうと孤児院を出ると、そこにビリーの上司 であるストーン司教が現れた。 司教によると、以前から行方がわからなくなっていた教会の輸送船が発見されたのだが、通信で呼びかけても 応答が無く、ウェルスに襲われ占領されている恐れがあると言う。その調査をビリーに頼みに来たのだ。 フェイの事もあって、エリィたちはその仕事の手伝いを申し出、早速出発するためにユグドラに戻った。 しかし、ユグドラではジェシーが飲んだくれており、それに付き合って飲めない酒を飲まされていたシグルドが ダウン。結局出発は明日になった。 その夜。孤児院に戻ったジェシーはビリーと口論になった。『教会』を否定し、仕事を辞めろと言うジェシーに、 ビリー「僕の生き方に口をはさまないでくれ。僕はまだ貴方を父親だと信じているわけじゃない」 そう言って話を切り上げた。 ----------------------------------------------------------- 【波よ聞け、死霊のわらう船】 翌朝。ユグドラに乗艦したビリーは、エリィにエトーンとなった理由を聞かれ、自分の身の上を語り始めた。 まだ小さかった頃、ジェシーが蒸発、母ラケルとプリメーラ、ビリーの三人で暮らす事になった。彼が12歳の 時、家が死霊に襲われた。死霊はラケルにジェシーの居場所を聞いたが、ラケルは口を割らず殺された。 ビリーたちは間一髪の所でストーン司教に助けられたが、プリメーラはその時から喋らなくなったのだという。 その後、ビリーはストーン司教に憧れ、『教会』に入ってエトーンの修行を積んだ。何年かして家に戻った ビリーとプリメーラの元に、ジェシーが現れた。しかし、人相が変わっており、今でも本当の父親か信じられ ないという。だが、プリメーラには父親が必要だし、ビリーも心の底では父親であって欲しいと思っているのだ。 ビリーの話が終わった頃、ユグドラシルは輸送船を発見、接近した。 輸送船は予想通り死霊に占領されていた。襲い掛かる死霊を掃討しつつ、船内を進んだビリーたちは、艦橋で 最後の死霊を倒した。その死霊が巨大ウェルスを呼んだ事を知ったビリーは、艦橋の通信設備で孤児院に連絡。 孤児院では子供達が協力してビリーのギア、レンマーツォをオートパイロットに設定、発信させた。 間一髪、巨大ウェルスの襲撃に間に合ったレンマーツォに乗り込み、ビリーはこれを撃破した。 続く
と言うわけで、アクヴィ編前半でした。 後半は……激しくマンドクセ…… セリフ長いし、端折れんし……ストーン司教ウザ
233 :
204 :04/04/10 14:19 ID:Ai6I6eqv
んじゃ2日空いたけど、テイルズオブデスティニーやります。
【世界設定】 遠い昔、宇宙から一つの彗星が飛来し衝突した。その衝撃で舞い上がった粉塵により日光は閉ざされ、世界は急速に寒冷化。人類は滅亡の危機に瀕する事になる。 しかし人類はそのまま絶滅する事を善しとはしなかった。光を求め、粉塵よりも更に上空に都市を創り、そこへ移民する計画を立てて実行に移した。 ところがその都市へ移民出来たのは、実際には極一部の特権階級の人間のみだった。彼らは自らを天上人と名乗り、地上の人々を圧倒的武力で支配するようになる。 この弾圧に耐えられなくなった地上の人々が一斉に蜂起し、天上軍VS地上軍の天地戦争が勃発。長い戦いの末、地上軍側が勝利を収めた。 天上軍との圧倒的な武力差にも関わらず、地上軍が勝利を収める事が出来たのは、局地戦用兵器として開発された『ソーディアン』の存在によるものが大きかった。 一見普通の剣にしか見えない六本の『ソーディアン』。しかしこれにはマスター(装備者)の人格が投影(※1)された『コアクリスタル』が組み込まれており、互いの精神の同調を図る事によって強力な力を得る事が可能となった、切り札的武器だった。 しかし戦争終結後、マスターの人格とソーディアンの人格が相互干渉を起こし、互いの精神崩壊を引き起こす危険性が出て来た為、ソーディアンは封印される事となった。 ※1:装備者の精神をコピーしてコアクリスタルに移植。結果、装備者と同じ人格を持った、話せる剣が誕生した。
【第一部】 主人公スタン・エルロンは王国の兵士になる事を夢見、セインガルド王国の飛行竜(天地戦争時代の乗り物)に密航していたが、そこへ突然モンスターの襲撃が。 手持ちの武器が無く逃げ惑うスタンだったが、倉庫で『ソーディアン・ディムロス』と名乗る一本の剣に話し掛けられる。 不審に思いながらもその剣を手にし、指示通りに墜落寸前の飛行竜を脱出。しかしそのまま力尽きて倒れてしまう。 スタンが気が付いた場所…そこはファンダリア王国の森にある山小屋のベッドの中だった。 助けてくれたのはウッドロウ・ケルヴィンという名の青年。彼にジェノスという街まで送ってもらい別れると、今度は「仲間を助けてくれ」とマリー・エージェントという女性に頼まれる。 彼女に同行して近くの神殿に向かうと、そこには罠に嵌って動けないルーティ・カトレットの姿があった。 レンズ・ハンターとして名高いらしい彼女を無事罠から救出するものの、人の良いスタンはそのまま遺跡荒らしの片棒を担がされてしまう。 一旦ジェノスに戻ると、ルーティは自分もまた『ソーディアン・アトワイト』のマスターであるとスタンに打ち明けた。 同じソーディアン・マスターという共通点からスタンも二人に同行する事になり、三人はセインガルド王国の村ハーメンツへ。 そこで神殿から持ち出した杖を仕事の依頼主に渡すも、セインガルド王国管理の神殿を荒らした=国宝泥棒として王国の兵士に捕らえられてしまう。 ところが国王の前で極刑を言い渡されるところだった三人は、レンズ製品で富を得ているオベロン社の総帥ヒューゴに命を助けられる。 助命の条件は、最近連絡の付かないストレイライズ神殿の調査に、ソーディアン・マスターとして力を貸すと言うものだった。拒否権はほぼ無いに等しいので、しぶしぶ了承するルーティとその他二名。 見張り役として、ハーメンツで三人を捕らえた『ソーディアン・シャルティエ』のマスターであるリオン・マグナスという少年剣士も同行する事になった。
ストレイライズ神殿に向かう四名だったが、そこで彼らを待っていたのは無数の死体だった。 僅かな生き残りや、石化で封印されていた司祭フィリア・フィリスの話によると、大司教グレバムが神殿が隠し続けていた『神の眼』を強奪したらしい。 『神の眼』…それは天地戦争時代の天上軍の拠点『ダイクロフト』の動力源ともなった、膨大なエネルギーを秘めた巨大レンズ。 これを悪用されれば世界は破滅すると、一行はフィリアを同行者に加えてグレバムを追う事にする。 国王に報告がてら首都に戻ると、港で『神の眼』らしき物体が異国のカルバレイスに運ばれたいう情報を入手。一行は怪物が出ると噂の海域を通ってそれを追う事に。 海路を行く途中、怪物の正体である海竜(天地戦争時代の乗り物)に連れられて『ソーディアン・クレメンテ』と合流を果たし、フィリアがそのマスターとして選ばれた。 着いた港で情報を収集し、首都カルビオラにある『神の眼』が運ばれたらしい神殿に乗り込むが、しかし時既に遅し。『神の眼』とグレバムは既に他国へ移動した後だった。 落胆する一行だったが、最近オベロン社のレンズ運搬船が襲撃されている事件にグレバムが関わっているのではないかという疑念が持ち上がる。 少ない手掛かりを元にスタンの故国フィッツガルドの首都ノイシュタットへ行き、オベロン社フィッツガルド支部長のイレーヌの協力で海賊船に襲撃をかける。 敵の首領を捕らえてみると、その正体はフィリアの元同僚司祭のバティスタだった。 彼を拷問にかけるリオン。しかし全く成果は上がらず、仕方なく逃走させてその後を追う事にする。 逃走先はセインガルド王国と敵対関係にある国アクアヴェイルだった。 その国への潜入を果たした一行は、そこのモリュウ領に最近新しい領主が立ち、その名前がバティスタというらしいという情報を得る。 この情報をもとに、吟遊詩人風の男ジョニー(シデン領領主の三男)の助けを借りてモリュウ城に忍び込み、噂通り領主として君臨していたバティスタを打ち破った。 バティスタの、現アクアヴェイル国王であるティベリウス大王の所にグレバムがいるという言葉から、一行は今度はトウケイ城に乗り込んだが、しかし後一歩のところでグレバムには逃げられてしまった。
彼の行き先はファンダリア王国であり、そこからセインガルドに攻め込む計画だと大王から聞かされると、再び船に乗り、今度はグレバムの占領下にあるファンダリアへ向かう事に。 ファンダリアに着いた一行は、実は王族であったウッドロウと合流し、王都と城を占領しているグレバムに戦いを仕掛ける。 途中、マリーが一身上の都合で抜けて五人になった一行だったが、『神の眼』とファンダリア王家に伝わる『ソーディアン・イクティノス』の力を利用して襲い掛かってきたグレバムをなんとか撃退。しかしそこで『神の眼』が暴走し出してしまう。 このままでは不味いと、オベロン社特製のディスクを取り出すリオン。それを装備させたソーディアンの力で、無事に暴走を抑える事が出来た。 安堵する一行だったが、そこで何故かソーディアン達の意識がなくなってしまっている事に気が付いた。 突然の事に動揺するスタン達。しかし「『神の眼』を守ると言う使命が果たされた為、再び長い眠りに付いただけだ」と、リオンは説明する。 その後、グレバムが利用していた飛行竜で『神の眼』をセインガルド王国に運び、その功績から約束通りにスタンとルーティは釈放。各自に褒賞金も出たが、自分を育ててくれた孤児院に恩返しがしたいと頑張っていたルーティに、皆はそのお金を全額譲る事にする。 セインガルド王は、国王死去により新しいファンダリア王となったウッドロウに、「二度と『神の眼』を悪用されないよう、責任を持って王家で管理する」と約束。 元々セインガルド王国の品だった『ソーディアン・ディムロス』を返したスタンは、兵士になりたいと田舎から出て来た筈だったが、取り敢えず一旦故郷に戻る事にした。 こうして一行は別れの時を迎え、世界に再び平和が戻った。 …かのように見えた。
とりあえず今日は第一部終了まで。 続きはもうチョト待ってくれ。
ゼノの人もTODの人も乙! 最近、なんだかまとめかたが上手い人ばっかりだな。
moonやってみようかなー。でも204の中の人の言うとおりストーリーがなぁ。 ラブ集めの最中辺りをどう書いたらいいものか悩む。
>240 がんがれ!応援しますぜ。 好きなゲームだけど、確かに凄いストーリーの解釈とかがなぁ。 独特のムードをどう出すか、その辺が難しいでしょうね。 ムツジローとか、笑える要素多いよね。(w
カオスシード越しても次の面が出なくてむかついて放置してたけど なんかここみてたらやりたくなりました。久しぶりにSFC出します。
243 :
218 :04/04/10 23:59 ID:1FbSe64x
>>227 サンクス!なんとか圧縮してみる
今回も間延びした感があるけど…
街は…
俺がやったらテキスト丸写しになりそだ
肖像画のある部屋に入った。 ティーポ「‥‥リュウ 誰かに見られてるような気がしない‥?」 辺りを見回す。 「‥‥き、気のせいだよな」 ロビーから進もうとするとポルターガイストが起こった。 ‥ふとどき者め我が、マクニール家に立ち入ることは、許さん! ティーポ「な、な、何だ!?誰なんだよ、出てこい!」 すると目の前に霊が現れた。 「我が名はトラスト 名門マクニール家5代目の‥‥ タマシイだ」 襲ってきたトラストを倒した。 トラスト「な、なんたる者どもだ!?ご、ご先祖さま‥‥ 申しわけありません‥ ぐぶ」 ティーポ「‥‥あれって、やっぱユーレイかなぁ? だとしたら‥‥ やだなぁ‥ 苦手なんだよなぁ 不気味なのってさ‥‥」 廊下に出ると男が待ち構えていた。「ようこそ、小さなお客様 私が、当主マクニールです」 ティーポ「‥‥本当か? だったら話は早いや この悪者め‥‥!?」 マクニール「ほほほほ、何ですと?地主が税金をとって何が悪いのです?」 リュウが刃を向ける。 ティーポ「お、おいリュウ どうしたんだ? ‥え!? こいつ、ニセモノ!?」 マクニール「ほほほ、ニセモノとは人聞きの悪い‥ 私は本物のマクニール‥ 3代目、カッセンの‥タマシイですぞ!」 カッセンを倒す。 カッセン「ぬお〜〜!! この私が負けるとは!? ‥‥だが、マクニール家は13代つづいた名家だ 先祖は私だけではない!」 ティーポ「‥ここってオバケやしき、だったんだな ‥‥に、してもリュウ オバケ、怖くないんだ?なきむしのクセに」 そこまでだ!! 階段を下りようとしたらまた霊がでた。 「われら先祖の守りをくぐりぬけ‥ ここまで来れたのはほめてやろう‥ しかし! ティーポ「‥ここのオバケは みんな よくしゃべるなぁ」 ‥この12代目、カルテル様が出たからには君たちのろうぜきもここまでだと思い給え!?」 ティーポ「おれ、オバケてのは もっと、こう‥‥ 不気味なモンだと思ってたよ」 カルテルを倒した。 「‥ここの連中みたいなオバケだったら おれも、あんまり怖くないや‥‥」 先に進むとまた出た。 きさまら〜‥ この先 生きて通れるとおもうでないぞ〜 この私 8代目‥ ティーポ「‥つまり、みんなマクニールなんだろ? だったら、やっつけてやる!」 ……倒した。 ティーポ「名前くらい 言わせてやれば良かったかな?」「ま、また出たら考えよう 行こ リュウ」 カルテル:ひいおじいさまでもだめでしたか‥ ドクセン:くくっ 名乗る前にやられてしまったわ トラスト:このままやつらの好きにさせるのか!? カッセン:‥マクニール家の危機だ‥ カンゼイ:うむ‥ しかし あやつ 13代目に期待するしかあるまい‥
屋根に出て辺りを見ると何故かかぎ縄が。しかしリュウ達の力では向こうの屋根まで届かない。 そこへレイがやって来た。「‥うまくいったみたいだな 中はどうだった?苦労したか?」 そっぽ向くティーポ。 レイ「いや、おれも‥ てつだいに行ければ良かったんだけど‥ その、ちょっと 探し物を‥」 ティーポ「‥オバケがいっぱい出てやな感じだったけど にいちゃんの作戦にしたら上出来だったんじゃない?」 レイ「そりゃ、どうも‥ で、後は‥ あっちに行く方法だが‥ 探してもらいたい物が‥」 ティーポ「これじゃないの?にいちゃん‥」リュウがかぎ縄を渡す。 レイ「うっ、これは おれのロープ!」 ティーポ「‥やっぱりそうか こんな物が屋根にあるの変だと思ったんだ‥」 レイ「うっ‥ 上出来だ ティーポ‥‥」 「‥ま、まあ見てろ これさえあれば‥ こんな屋根なんて」 だがレイはコケで滑って向こう側まで飛んでしまう。 「‥あ、あぶねぇ 何とかごまかせたかな‥」 リュウ達の方へ縄を飛ばす。 ティーポ「にいちゃん、すごかったね‥ 自分だけ先に来て楽したり‥‥ 大事なロープをなくしたり‥ おもしろい事ばっかりやってると思ったのに‥」 レイ「‥やる時は やるだろ?」 汗をかくレイ。 ティーポ「‥その上、足すべらせて ジャンプするなんて! にいちゃん かっこいいよ」 レイ「‥悪かったよティーポ お前らだけをオバケと戦わせたりして‥ あやまるからキゲンなおしてくれよ、な?」 マクニールのいる部屋を見つけ乗り込むと、当の本人は女の尻を追いかけていた。 女「いやああ〜ん」 マクニール「これ、待たぬか うひひひひひ」 レイ「‥やれやれ ゆかいだね」 気づくマクニール。「だだ・誰だ!」 ティーポ「‥誰でもいいだろ? お前からお金をとり戻しに来たぞ!」 マクニール「と、とり戻す!? なな、何のことだ? わしは ただ‥‥」 レイ「‥見苦しいぜ マクニールさん あんた、さっきみたいに楽しむために‥‥ 村のみんなからまき上げてるんだろ?」 そこへ先祖達が現れる。 ‥‥もうよいわ マクニール家の面汚しめ 先祖達が合体した! 見よ!これが名家の力だぁ! なんとかコンガーマリトを倒したレイ達。 マクニール「ひいいいいいい ななな、何が一体!? わしわし、わしは‥ ただ‥ なんにも悪い‥ ひい」 レイ「‥落ち着けよ、おっさん さっきのはあんたのご先祖さまで‥ おれたちゃ、ただのドロボーだよ‥‥?」 混乱しているマクニール。 ティーポ「‥ばかだなぁ、お前 いいから金のありかを教えればいいんだよ」 マクニールに言われ、奥に金を取りに行くレイ達。代わりに今まで隠れてた女がでてきた。 女「なによ、こしぬけ! ドロボーの方がよっぽどカッコイイわ!」 泣き崩れるマクニール。 マクニール「‥‥‥‥‥‥くっ ‥‥くくくくく ‥‥そうやって、わしをバカにしていればいいさ ‥‥‥‥‥‥‥ガキども」 本当に 力を持っているのが誰なのか‥‥ 教えてやるぞ‥‥
‥次の日、村には払った税金が戻ってきていて大騒ぎだった‥ ティーポ「おもしろかったね にいちゃん! マクニールなんて てんでだらしないの! もう この辺りでおれたちに敵うヤツなんていないよ、にいちゃん!!」 はしゃぐティーポ。 三人で村にほめてもらいに行くことにした。 しかし、税金というものを良く知らずに盗って来たレイ達に向けられたのはこれまでにない冷たい視線だった‥‥ ズルスルを問い詰めると、場所が悪いのでそこの小屋で話すから先に行っててくれ、と言う。 小屋でズルスルを待つレイ達。 ティーポ「‥‥にいちゃん なんか‥‥ 変だね‥」 レイ「‥‥ズルスルのやつに説明させよう」 しかし小屋に入ってきたのは牛を連れたババデルだった。 ティーポ「ば、ババデル!?」 ババデル「‥‥わしは、ウシの世話を頼まれて来ただけだ ‥‥今からウシあいてにひとりごとを言う」 レイ「何だよ、それ!? 俺達はズルスルを‥」 ババデル「‥ズルスルは、楽しようとマクニールの金を狙ったが なんでも、マクニールは ヤバイ組織と関係あるらしいなぁ、ウシよ‥」 話が、見えにくい。 ティーポ「‥何それ、にいちゃん?」 レイ「どうやら‥ あまりウロウロしてる場合じゃなさそうだな‥ とにかくいったん家に戻った方がよさそうだ」 ババデル「‥ズルスルは逃げたぞ お前らは、利用されたんだ ほとぼりがさめるまでおとなしくかくれてろ‥」 なんだか雲行きが怪しくなってきたので、アジトでしばらく大人しくしてることにする。 …だが、アジトに戻ったレイ達が目にしたものは炎に包まれた我が家だった! レイ「なん‥ だと!?」 レイがとんで見に行く。 レイ「何だ‥‥ どうしたってんだ‥‥!?」 ティーポ「わっ! に、にいちゃん!!」 レイ達の前に凶悪なホースマン(馬人)の兄弟、サントとバリオが現れた。 サント「ほう‥ 強盗と言うからどんなヤツかと思うたら‥ まだ、ガキじゃぞ バリオの兄者よう‥?」 バリオ「‥気を抜くなよ、サント 手クセの悪い子供には世間のきびしさを教えないと、な?」 「ちくしょう、お前らが」怒りに震えるティーポ。 バリオ「そういう事だよ おいたのすぎた子供たち‥ さ、おしおきしてあげるから大人しく来なさい」 身構えるリュウ。 サント「兄者、あいつらやる気になってますぜ」 バリオ「‥なら、お説教はこれぐらいにしておくか」 レベルの違う強さにあっという間にやられてしまう三人。 リュウが次に目を覚ましたのはババデルの家のベッドだった。 「‥‥‥わしが、見つけたのは 傷だらけで森に倒れていた‥ お前だけだ」 バリオ達にやられ、行方不明となったレイとティーポ。 ババデル「いつか、痛い目に会うと言ったが‥‥ まさか、ここまで‥‥」 泣き出してしまうリュウ。 ババデル「恐らく、レイやティーポは‥ もう‥‥」 涙を拭き、歩き出すリュウ。 ババデル「どこへ行くつもりだ?ふたりを‥探すつもりなのか‥?」「ウインディア‥!?」 リュウ一人の旅が始まった。きっと、何処かで二人が生きていると信じて……
THE KING OF FIGHTERSシリーズお願いします
格ゲーキター
うーん、KOFは本筋は同じだけど、 キャラの関係とかはそれぞれED近くまで進まないとわからんからな…… 94-96までは記憶が間違ってないなら確か漫画で連載されていたはずだけど…… これはどうなるんかな……
KOFは'97までは日本神話をベースにした結構熱いストーリーだったな 主人公は神代にスサノオを守護した古流武術の使い手…とか '99からSFになってポカーン 脇役キャラの話までやるかどうかが問題やね
脇キャラは設定紹介程度でいいんでは。 庵や四天王のようなオリキャラは別だけど。 てRPGじゃねぇよ。 ゲーニッツマンセー
おお!自分もKOF知りたいッス
KOF京も忘れるな
1994ももう10年前か…
255 :
38 :04/04/11 12:10 ID:XwtSwCdp
>>204 サンクス!&乙華麗!
なんとなく思い出した。
これでやっと2部できるよ…。
良スレだな〜
256 :
203 :04/04/11 12:41 ID:REq0FSPx
( ゚д゚)ノ ハイ!質問! KOF95〜99&京=PS、2000〜2002=PS2、94&2003=NEOGEO、 KOFR-1&KOFEX=携帯機でFA?間違ってたらスマソ
最近やって内容覚えているから テイルズオブエターニア予約しても良いかな? 少しずつまとめていこうと考えているから 時間はかかると思うけど・・・
がんばって
老「二人とも答えは出たかい?」 サ「答えと呼べるかどうかは分かりませんが。」 まずサファイアが自分なりの結論を報告します。 サ「私には占いを通して『見る』力があります。それは二つの目で世界を見ることと同じ。 それ以上でもそれ以下でもない。それだけのことです。 特別な力ではないのです。普通に見るように見ればよいのだと気がつきました。」 ル「あれ〜、私の結論と似てる。」 ルビィが姉に続いて話し始めます。 ル「未来のことは分からない。分からないから不安。不安で当然。不安でいいんだ。 大人になったらどうなる?年をとったらどうなる? そんなこと今考えたくない。考えたくなきゃ考えなきゃいい。 大人になれば、年をとれば、嫌でも考えなきゃいけなくなる。でも、今すぐ大人にはなれないし、年もとれない。 だから今は今、今の自分だけを考えて生きていればいいんだって。」 つまりは自分の弱さだかなんだか難しいこと気にしないで、今まで通りで問題なしということ。 ものは考えようですね。気分すっきりです。 イ「二人とも吹っ切れたようだな。 では、二人に占ってもらおうか。最後の七大驚異、空中庭園へ行くことの吉兆を。」 サファイアはもちろん、悩みを克服したルビィも占いに挑戦します。 イ「で、どう読んだ?」 サ「言いにくいのですけれど・・・やはり世界の終わりと。」 ル「私はちょっと違う。ううん続きがある感じ。 終わって、また始まるの。」 悩みを克服したとはいっても、やはり姉とは違う結果になった自分の占いに少し不安なルビィ。 そんなルビィにヒロユキが一言。 ヒ「ルビィらしくないな。堂々とインチキ占いやってた度胸はどこ行ったの。」 そうです。町でやっていた占いと同じく、自分の気に入るように結果の方を変えてしまえばいいのです。 運命とは自分で切り開くもの。心機一転、ルビィは空中庭園へと向かいます。
「空中庭園」 名前のとおり空中に浮かんでおり、七大驚異の中でも最も驚異的な存在と言われています。 独立した季節を展開し、季節ごとに姿を変える美しい七大驚異。 空中庭園の真下までやってきたルビィたち。 ル「どうやって上がるつもり?テトラフォースの数が足りないんじゃない?」 イ「私を誰だと思っているんだ?イスカンダールだぞ。 テトラフォースなど一つあれば十分だ。」 ル「げーっ、なんちゅうおっさんじゃ。必死こいて集めさせといて実はいらないなんて。」 ともかくイスカンダールの力で上まで上がることに成功します。 広い割には今までとは違い何の仕掛けも無く、あっさりとゴール地点に。 いつもならここで主である魔物が現れるはずですが、待っていたのは魔物ではなく親衛隊を引き連れたジーン・ムーア。 ジ「騎士団の未来のため!イスカンダールの夢のため!お前たちは全てを捧げなさい!!」 声を張り上げ、有無を言わさず襲い掛かかってきます。わけもわからぬまま戦闘に突入しこれを撃退。 戦闘不能のジーンから奇妙な光が放たれます。 ジ「私こそが・・・選ばれし者・・・。イスカンダールの力を・・・この・・・地上に!!」 そう言ってジーンは光とともに姿を消してしまいました。 次の瞬間、ルビィたちは不思議な空間に吸い込まれてしまいます。 まるで宇宙のような空間。そこに突然現れたのは巨大な異形の怪物。 これが七大驚異に眠っているといわれる力の正体でしょうか? ル「そんな力なんか必要無いの。あんたなんて消えちゃいなさい。」 ひるむことなく立ち向かうルビィ。最後の戦いが始まりました。
死闘の末に謎の怪物は消滅。 不思議な空間から戻ってきた途端、空中庭園は音をたてて崩れていきます。 かなりの高さから落ちたようですが、まるっきり無傷な一同。辺りには見る影も無い空中庭園の残骸が散らばっています。 ヒ「さすが、ルビィ。七大驚異をぶっ壊しちゃったよ・・・とほほ・・・」 ル「あんなものは私たちの未来じゃない。夢でも希望でもないよ。」 しみじみと語りだすルビィ。 ル「夢も未来もここ!この胸に中にあるのよ!!」 胸に手を当て、得意満面に意味不明の言葉を叫びます。胸と聞いてすかさず反応するヒロユキ。 ヒ「そんなでっかいものが入ってる割には小さいな。」 ル「なにお〜!ヒロユキ〜!」 夕日をバックに追いかけっこする二人。 妙に滑らかなルビィのダッシュが逃げ惑うヒロユキを捕らえます。 ゴバッ!グゲッ!ボギョッ!(肩をつかんだだけなのに異様な効果音) ・・・・・ 顔を赤らめて見つめ合う二人。長い冒険で単なる幼なじみからちょっぴり距離を縮めたようです。 サファイア姉さんもイスカンダールもジーン・ムーアも、そしてあらゆる伏線も全て放ったらかしにして 最後はお花に囲まれて気持ち悪いポーズをとるルビィのイラストに 「終」 の一文字。 (゚Д゚;) おしまい
本当なのこれ?(;´Д`)
良くも悪くもって感じだ
戦乱続く地球。ある日、太平洋上に謎の建造物が出現したことから事態は急変することになる。 第一話 機械神、出撃! 地球連邦は謎の建造物をその剣に似た形状からソーディアンと呼称し調査を開始した。 調査協力を求められた光子研究所の弓博士は娘の弓さやかを派遣する。 一方、研究所にいつもどおり攻めてきた機械獣を撃破したマジンガー、グレートマジンガー。 海底要塞ブードに乗り込んだあしゅら男爵との戦いが始まろうとしていた。 ソーディアンに飛ばした調査ポッドが次々と故障。何らかの障壁が存在している模様… そこまで考察したところ衝撃波とともにソーディアンは突然目の前から消えてしまう。 ソーディアン消滅の連絡と同時にさやかとの通信が不能になったことを聞き 救出に向かおうとする甲児と鉄也。しかし、突如2機の上空にソーディアン構造物が出現する。 エネルギー切れでもないのに行動不能に陥る2機のマジンガー。通信も不能になる。 これを好機とみたあしゅら男爵はミサイルを放つが命中前に推力を失い落下。 ブードもソーディアンに近づくほどエネルギーが低下するため退却していくのだった。 再び消滅するソーディアン。同時にマジンガーは再起動する。 さやかの乗った飛行機を無事救出した後、弓博士はソーディアンについて考察する。 あらゆるエネルギーを遮断するフィールドと瞬間移動、もしくは次元移動能力を持つ存在。 異星人の船という考え方はあながち間違いではないのかもしれない。謎は深まるばかりだった。 第二話 ガンダム集結! シベリア・ヤクーツク上空。飛行を続けるカラバ(レジスタンス支援組織)のアウドムラ。 艦長のハヤトの下に弓教授からソーディアンについての情報があった直後。 進行方向にソーディアンが出現。回避はしたものの出力低下を受け高度が落ちてしまう。 そこにソーディアンを狙うティターンズ(連邦政府の特殊部隊)が襲撃。 エンジンを大破したアウドムラを守るためデータ収集用にレストアしたガンダムで出撃する アムロ。偵察に出ていたカミーユとジュドーも駆けつけ艦を守ることになった。 ティターンズのモビルスーツと共にOZのモビルスーツがいることに驚きながらも撃破。 彼らの前にもソーディアンがあらわれるがすぐに消えてしまう。 異星人に対抗する前にソーディアン奪取を目論むティターンズを前に ハヤトは各勢力がソーディアン争奪戦に乗り出すことを予見。 機動力のあるアウドムラに日本の特機(スーパーロボット)を集めることを提案するのだった。 第三話 恐竜達の歓喜の時 恐竜帝国・マシーンランドではソーディアン構造物について会議が行われていた。 ガレリィ長官は機体が不調になっても操縦者には影響がなかったことから 「生体エネルギー」は遮断されない、反生体兵器のメカザウルスならば接近可能と提案する。 爬虫類人の弱点であるゲッター線を遮断する技術。その奪取を命じる帝王ゴール。 人の目を逸らすため浅間山の新早乙女研究所に攻撃をしかけるのだった。 ゲッターチームがソーディアン探索の任についている間、護衛任務につくシロー・アマダ少尉。 襲来するメカザウルス。「必ず生き残れ!」と命令した直後破壊される部下のジム。 メカザウルス・ザイの突進をビームサーベルで迎撃するも隙を突いてもう一体襲い掛かる。 そこに現れたのは各地でティターンズの基地を破壊している謎の翼を持ったガンダムだった。 爆弾をもって突撃するバドを止めようとするウイングゼロカスタム。そこにゲッター参上。 第2波に備え、シローが囮となり2機が必殺技をチャージする時間を稼ぐ作戦を提案する。 作戦は成功し研究所を守り抜いた彼ら。防衛任務を果たせなかったことを恥じるシローだが 早乙女博士はその腕を高く評価し、これからも共に戦うよう言うのだった。 一方、謎の少年ヒイロはゼロの見せる未来のまま彼らと共に戦うことを選ぶ。
第四話 異星人共闘 南原コネクション。作戦会議を行うコンバトラーチームと獣戦機隊の面々だが仲間割れを始める。 以前、使徒戦で協力したさいダンクーガーの断空砲の巻き添えを食らうところだったと豹馬。 忍はパイロットがへぼだからだと日に油を注ぐ。 「君達には共通点がある」という葉月博士。「リーダーが熱血バカで血がのぼりやすい…とか」 それは異星人戦のプロという点。前者はキャンベル星人、後者はムゲ・ゾルバトス帝国。 これまで独自に戦ってきた自分達が何故、今になって共同戦線を張るのかという疑問に対し ソーディアンを狙う各勢力からソーディアンを守る構想を語る。 ソーディアンのこれまでの行動から次元航行に問題が発生していると思われることなどから 侵略ではなく避難を目的とした可能性を考慮、中の知的生命が死んでいるとしても技術は危険。 破壊するにしてもエネルギー遮断能力によって現時点では不可能だという結論が出されたのだ。 そこに襲来したのはムゲ帝国の戦闘メカとキャンベル星人のマグマ獣。 共に地球侵略を掲げる彼らが手を組んだことからソーディアンが彼らの船でないこと ワープ技術を持つ彼らが狙う以上次元航行以外にも何らかの秘密があると予測。 豹馬と忍がこの件の片がつくまで一時休戦だと認め合う中。 四ッ谷博士は特務機関ネルフに協力を要請することを考えていた。 以前の使徒迎撃において協力要請を受けたことから互いに交渉の余地があるというのだ。 ネルフの誇るスーパーコンピューターMAGIによるデータ解析が目的らしい。 第五話 4つの巨人 科学要塞ムトロポリス。東山所長はひびき博士の残したムー帝国の資料に 空に浮かぶ巨大な剣の絵を発見する。1万2千年前にソーディアンが現れた可能性があるという。 そこにネルフから作戦部長の葛城ミサト一尉が来訪したとの知らせが入る。 ネルフ指揮のもと特機を集中させた部隊の結成にライディーンを加えるとともに 特殊エネルギーの専門家である東山所長を迎えに来たのだ。 使徒迎撃の為に利用されるのではないかという意見に内心舌を巻くミサトだった。 ネルフ本部・ジオフロントに来たひびき光はエヴァンゲリオンのパイロット達と出会う。 「君は、何故戦うの?」そう問いかける初号機パイロット碇シンジに 謎の声に呼ばれライディーンに乗り込んだことを話し、これが宿命だったという光 「宿命…君も僕と同じなんだね」 一方、妖魔帝国バラオ神殿ではプリンス・シャーキンが人間の動きを察知し 剣の秘密気付かれては1万2千年前の繰り返しになると侵攻を決意する。 妖魔帝国の襲来に、あるとは思わなかったエヴァ出撃の許可がでる。 内部電源と予備電池のみのため時間制限がありつつもライディーンと共に戦う3機のエヴァ 去り際にシャーキンに「光は父さんを返せっ」と声を上げシンジは驚く。 (お父さんを助けようと戦う光君は僕と違う、父さんは僕を利用しているだけなんだ…) 第六話 剣の鞘 極東軍基地に集結した各パイロット達。彼らはアウドムラを中心に各地を転戦することになる。 名目上はネルフ管轄下だが基本的には自由に戦えるというミサト。 部隊名は剣の鞘を意味する「シース」と決まった。 エネルギー遮断能力が人間には影響していないことからメカザウルスを警戒する案がでたり ネルフの指揮系統に対し不安の声がささやかれたりもするが、そのときがきたならば自分達が 動くとアムロは告げるのだった。 襲来するミケーネ軍団。相変わらず指揮官はあしゅら男爵だが今回は戦闘獣を投入してくる。 やはり目的はソーディアンだったが戦闘が長引いた為ソーディアンは再び移動。 敵は撤退する。ソーディアンの出現位置が少しずつ西に向かっていることがわかるが それ以外の謎は多い。ムー帝国の壁画がソーディアン解明の鍵につながるかもしれない…
ライディーンのパイロット、ひびきあきらの名前が感じででてこない… 仕方ないので光の文字で代用させてもらいました。 続きは明日には書けると思います。 分かりにくい所があったら指摘してください。
>>266 乙です
続き期待してます
とりあえず洸は(あきら)では変換できないようなので(コウ)で変換してみてください
できなかったらコピペでどぞ
じゃあ、エターニア始めるよ。 台詞(特に序盤は)うろ覚えで書いてることが多くなるけど 大体の台詞は合わせるよう努力していくよ。 とりあえず、キャラの適当な紹介。 ディスクが切り替わるごとに主役4人の性格が変化していくので この紹介文は変化していく予定。 キャラ解説【序盤】 1.リッド・ハーシェル 本作の主人公、平凡かつ何も起こらないことが 真の平和だと信じて疑わず新しいことに挑戦しようという 意欲は皆無。幼馴染のファラに降りまわされることに 嫌気を感じる傾向が出始めている。 2.ファラ・エルステッド 本作のヒロインの一人。人の役に立ちたいという 意識が強く、基本的に正義感が強いおせっかい。 が、おせっかいが裏目に出ることが多く、 逆に他人に迷惑をかけてしまうことがたびたび起こる。 その後始末をリッドがしていることに彼女は気付いていない。 しかし、その前向きさとお節介にはどこか病的なものを感じる。 3.キール・ツァイベル リッド・ファラの幼馴染で、ミンツ大学の学生。 光晶霊学士という大学の中でもトップの位置に君臨する 優等生。しかし、半ば引き篭もりな勉学が災いしているのか、 体力は恐ろしく低く、序盤は疲れて休んでしまうことが目立つ。 そして、優等生という意識があるのかエリート特有の 高慢な態度が浮き出て、リッドと対立することも。 二人の連れてきた異世界の少女、メルディを 出世道具としか見ていない。 4.メルディ 異世界、セレスティアから来た謎の少女。 最初は何を言っているのか理解出来ないのだが、 「オージェのピアス」という道具で 意志疎通が出来るようになる。 世界が破滅の危機に陥ると言う自然現象? グランドフォールを止めるために 「大晶霊」の力を借りるのが目的らしいが、 実際のところは不明。リッドに触れると、 光が放出されるが、「フィブリル」というものらしいと 言うこと以外は分かっていない。 5.クイッキー メルディと共にやってきた謎の生物。 学術名はポットラビッチヌスというらしいが、 名前の由来は鳴き声がクイッキーだから。 正式名称がゲーム上に出てきたことは恐らくない。 元は実験生物だったらしいが、メルディに気に入られ今はペットになっている。 メルディの基本戦闘スタイルが後方からの晶術援助のため 敵が接近してきた際はもっぱらクイッキーが追い払っている。 小さい体の割りには知能は発達しているらしく、 危険が迫ったりすると、真っ先に反応する。 メルディとは付き合いが長いのか、メルディの感情の変化にも敏感に反応している。
名前入れるの忘れた_| ̄|○ 今のはキャラ紹介。 気を取りなおして本編。 OP スタート直後にムービー。 老人が懐中電灯のようなものを持って、 森の中を歩いていると、目前に謎の機械が出現。 老人の足元に光を当てると、謎の生物が鳴く。 謎の生物が走り寄った先にはドレスを着た女の子。 互いに謎の言葉で語り合う。 (横に訳文が表示される。↓たしかこんな感じ) 「もう、来ていたのか?」 「なんだか、落ちつかなくて・・・」 「ちゃんと準備はすませたか、忘れ物はないか?」 「うん、バッチリだよ。」 「どうか、気をつけてな。」 「わかってる、でもこれは私がやらなくちゃ・・・」 「うむ、健闘を祈る。」 「ありがとう!じゃぁ、行って来るね!!」 機械に女の子と謎の生物が乗ると、機械は起動して 浮上していく。 それを見ながら老人が呟く。 「まったく、どうしてこんなことになってしまったのだ・・・ どうか、無事でいてくれよ・・・」 機械は天高く飛びあがる。 青い光の筋となって、空へと消えていく。 <スタッフロールと主役4人の声優紹介> ムービーが終わると、また森の中。 今度は赤髪の男が歩いている。 空を見上げると空に陸らしきものが見える 一瞬、空が光り何かが落ちてきたような音がするが 男は気にせずに先へ進んでいく。 高見台に向かうと、女の子が待っていた。 互いに名前を呼び合ったので、 男の名はリッド、女の子の名がファラだと分かる。 二人の他愛ない会話が始まる 変わらない日常に、大きな変化が起きることを望んでいるファラと 何もないことが一番だと考えるリッド。 微妙に、二人に食い違いが起きていることが会話で察することが出来る。 しばらくして、ファラが何かに気付く。 そこに、空から何かが落ちてきて、 高見台が衝撃で破壊される。 ファラを助けたのも束の間。 何が落ちてきたのだろうと、興奮しながら ファラが走っていってしまう。 呆れながら後を追うと、そこには壊れた機械と 謎の生き物と、ドレスを着た女の子がいた。
言葉が全く通じず、困っていると 機械が爆発、とっさにファラと女の子を庇ったリッドだが ふとした弾みで女の子とリッドの体が触れ合った途端、光が溢れ始める。 二人の間に光が溢れた瞬間、女の子は興奮したように「ふぃぶりる!」と叫んで リッドに抱きつく。 女の子の行動に戸惑いつつも、 女の子が助けを(主にリッドに)求めていることに分かった二人は とりあえず女の子を連れて、村に帰ることに。 村長に事情を話すと、村長は激怒する。 よそ者は追い出せと言う村長に、ファラが反論しようとした時、 家の壁を突き破り明かに敵だと分かる男が乱入する。 男は女の子と同じ言葉を話し、女の子に襲いかかろうとするが リッドとファラがそれを食い止める。 女の子は無事だったが、村長の機嫌はさらに悪化。 吐き棄てるように怒鳴り散らす。 「また災いを起こすのか、あの時のように!」と村長が呟くと リッドは昔のことは関係ないと、過剰に怒り。 ファラは違うと何かに怯えたように叫ぶ。 女の子を受け入れることは無理と分かったファラは、 村を出ていくことを自ら宣言し、女の子と一緒に家を出た。 リッドが後を追うと、ファラは自宅で女の子に服を着せていた。 ドレスでは目立ちすぎるからという考慮だった。 リッドは半ば強引に二人と一緒に村を出ることに。 村を出て、橋の付近で三人は自己紹介。 女の子にどうにか意味が通じたのか メルディと名乗る。一緒にいた謎の生物もクイッキーだと教えてくれる。 が、名前以外のことは分からないため ミンツへ向かい、幼馴染であるキールに相談しに行くことに。 ・・・この辺りまでがOPなのかな 次は《ミンツ〜モルル》まで。 続く 分かりづらかったらスマソ。
今ガンガって「街」の桂馬編をまとめてます。 読むだけで犯人推理できるようにやってるんだが、どーしても時間かかる。 遅い!って怒らないでくれな。頼むわ。 _| ̄|○
| ヽ、 | | | | ||\ ヽ ∧_∧ .| | || ヽ ( ・∀・)、 ( ヽ、 遅い! || / ,ゝ 〉と ノ ∩ / ⊂二__,.ノi | | | | ( ⌒ヽ、,.ィ | / i | ト´ヽ、.,_ ヽ、| / ,ノ ヽ /⌒'´..`_,.ノ⌒__ノ < し( 。ц。 ) > |/ V ̄V \|
「街」はいろんな意味でキツイと思う。 期待してます。ごゆっくりどーぞ。
● .∵ ○ ノ 遅い! ':. | ̄ _| ̄| / > ・・・冗談。街はそれぞれの話が深さ抜群だからてこずるだろう。ゆっくりやってくれい。
花火はあらすじだけでうるりそう
街は大変だろうなぁ。がんがってくれ!!
第七話 赤い彗星の帰還 小惑星アクシズ。地球の動向を見守るネオジオン総帥ハマーンの元にシャアからの通信が届く 反政府組織エゥーゴの中心人物クワトロ・バジーナとして活動するシャアは ティターンズとOZの同盟を牽制するべく同盟案を持ちかける。 だが、ハマーンは言葉ではなく行動で示せと連邦のあの「プロジェクト」を潰せというのだった。 シャアが向かったのはジオン残存軍によるアジアキャンプ。ギニアス・サハリンの部隊 陽動として活用されているという赤ザクを前に「まるで道化だな(今の私のように」と呟くシャア ギニアスの妹、アイナ・サハリンは兵達のエゥーゴ参加を条件に協力する。 しかし、モビルアーマー「アプサラス」の狂気に取り付かれたギニアスは協力を拒否。 「出て行きたければ勝手にしろ(私のために時間を稼ぐがいい)」とニヤニヤしていた。 立場の違いを超えて地球のために協力する…これでいいんですシローと乙女なアイナだった。 一方、サースではアジア方面の調査を行っていた。基地襲撃の件についてジオン残党によるものと 語るシロー。過去にアジア方面で戦ったさい、アプサラスを撃墜後一時行方不明となり 敵パイロット(アイナ)と共にいるところを発見されスパイ容疑をかけられた過去があるのだ。 「戦うためではなく生き延びるために力を合わせた」 「敵と味方に別れていても、いい人間はいる…分かり合える相手はいる」 真っ正直に答える熱い男シロー・アマダ。前線送りになったのもそれが原因だとか。 「疑われるのは当然だ。しかし、俺の信念はこれからの行動で証明する」というシロー。 シースはネルフだけの組織ではないことを証明するため今回の鎮圧作戦を実行することになる。 戦場で出会うアムロとシャア、そしてシローとアイナ。 仲間達はあの赤い彗星は本物なのかーなどと話しているが アムロ達は単独任務について連絡が取れないクワトロを疑っている。 (これまではシャア=クワトロは暗黙の了解だったんですが、今回は直で語っています。) 獣戦機隊の指揮官ジャピロ・キーツがムゲ帝国に寝返ったという話も出る。 あとジオン残党軍が破壊した施設はティターンズの特機開発計画の関連施設だったらしく ほんとにクワトロ大尉だったのかもね…と呟く葛城ミサトだった。 第八話 光子力研究所の危機 ネルフのジオフロントを見て基地らしくないというスパロボメンバー U字磁石をくっつけた南原コネクションや巨大アンテナをつけた光子力研究所の方が変だと アスカは反論する。あれは電磁バリアーにスーパーバリアー発生装置らしい。 そんな中、機械獣による光子力研究所襲撃の連絡が入る。いそいで駆けつけるシース。 基地防衛と迎撃の2部隊編成で光子力研究所を守り抜くことに成功した…と思いきや ジャピロ・キーツからの通信が入る。「裏切り者ー!」 「勝ち目のない戦いはしない。それが軍人としての冷静な判断ですが何か?」 今回は様子見だというがキャンベルの将軍ダンゲルが突っ込んでくるので撃破。 特機を集中させた以上シース自身を狙って攻めてくる一方、今回のように裏をかいてくるもの 特に地球の軍拠点や重要施設を知るジャピロを警戒しなければならないのであり 頭を悩ませる葛城ミサトだった。 一方キャンベル星人の本拠地では女王ジャネラとジャピロが腹の探り合いをしていました。 ムゲ帝王はソーディアン出現に地球侵攻軍の大半を引いており2人ともチャンスと考えています ダンクーガーの紅一点である沙羅はジャピロと恋仲でしたが置いてかれたので殺る気十分 シロー・アイナ組とは随分違います。
第九話 操り人形 OZ総帥トレーズ・クシュリナーダと仮面の男、ライトニングバロンのゼクス・マーキス トレーズはソーディアンは人類にとって諸刃の刃であること、 人は支配されることを是とするほどの弱さを持つが、その力は人知を超えたものではならない 戦争は人間同士が戦ってこそ美しく、次の段階へ進む為の悲惨さを知ることができるとして それを手に入れようとするティターンズと決別することを告げる。 トレーズはゼクスことミリアルド・ピースクラフトに一枚の命令書を渡したあと ティターンズとロームフェラ財団の一部が計画している「プロジェクト」を潰すことを頼み トレーズは連邦に対する時間稼ぎに向かう。 アメリカ大陸。西部砂漠OZ基地には多くのモビル・ドール(無人機)が配備されていた。 そこに忍び込むあしゅら男爵配下の鉄仮面達。彼らはドールに細工をほどこす。 ティターンズの特機が遅れていると報告を受けるゼクスの前にソーディアンが出現。 当然、シースが駆けつけてくるがゼクスは全員待機を命じる。 (直属の部下でこの混乱、果たして彼らが私を信用してくれるか…) みんな疑っていました。時間稼ぎか騙まし討ちのどちらかだと決め付けてます。 とりあえず様子見ということでゼクスとの通信に入りましたが停戦を申し込まれた途端 モビルドールが攻撃を仕掛けてきました。 ライバルのヒイロは、これがゼクスの意思によるものではないと見抜きましたが 追撃を振り切れずやむなく戦闘に突入することになりました。 全ての責任は自分が取るといって基地の廃棄、部下の脱出を命じるゼクス。 無人機の中、一人時間稼ぎの役を買います。「言い訳はせんっ!」 シースの攻撃に倒れるトールギス。「これでゼクスは戦死したことになった…」 モビルドール撃破後、あしゅら男爵があらわれ各地のモビルドールに今回の処置を施せば 労せずして世界は我らのものだと自慢気にネタばらし 弱った貴様らに止めをさしてくれると襲ってきますが、あっさり撃破。 パイロット達は意思の存在しない兵器、モビルドールに機械獣に通じるものを感じる。 モビルドールを総帥トレーズが否定することに驚くがティターンズに流出したことが不安を呼ぶ 機体を失ったゼクスが命令書を開くとそこにはあるモビルスーツのデータが記されていた。 「なるほど、私の考えは全てお見通しだったというのだな…」崩壊した基地の地下に眠る ゼロシステムを積んだもう一機のガンダム、エピオンにゼクスは乗り込むのだった。 第十話 静止する街 ミケーネ帝国と小競り合いがあったとの報告を受ける帝王ゴール 一刻も早いソーディアン奪取を望む中、ガレリィ長官からメカザウルス改良の知らせが入る ソーディアン出現の報が入るが、進行方向には恐れていた都市「大阪」が存在していた。 地上がエネルギー遮断圏内に入りにくいといっても都市機能麻痺に変わりなく避難が行われる。 そんななか、メカザウルスがあらわれ都市部・ソーディアンに別れ攻めてくる。 下手をすると自分達は動きを封じられメカザウルスの餌食になるのではと恐れるシンジ。 何故戦うのかと問う甲児にシンジは周りの人に言われたから…とへたれる。 エネルギー遮断エリア外で敵を食い止めるシースだが突如ソーディアンが方向転換 こちらは全機行動不能に陥るがメカザウルスは攻撃を続けてくる。 2度の方向転換のあと、再び姿を消すソーディアン。 爬虫類人に先手を打たれた形になったが、ソーディアンに近づいた飛行型メカザウルスが 文字通り生体エネルギーまで遮断…息の根を止められたことに愕然とする一同だった。 ミサトから報告を受けたネルフ司令・碇ゲンドウと副指令・冬月コウゾウ ソーディアンの存在と能力が死海文書に記されていることについて話している。 「奴の作り出すものは所詮イミテーションに過ぎん」 「イレギュラーは彼らに始末させるつもりか」 「そのためのシースです」謎は深まるばかりだった。
文章長すぎるって怒られた。 第十一話 使徒、出現 前回、メカザウルスとの戦闘の際エネルギー遮断領域にいて無事だったパイロットがいたらしい 距離にして500メートル、もしかして人間なら無事なのかしらと口に出すミサト。 ネルフ技術部長の赤木リツコはJAの時みたいに無茶をするなと釘を刺す。 「わかっているわ…あの時みたいにシナリオはないんですからね」 ソーディアン出現の報告を受け現場に向かうシース。すると突然光の柱が発生する。 そこから現れたのはシンジがはじめて倒したという使徒、サキエルだった。 「奴は自己修復能力は持っていたけど完全に消滅したはず!」というミサトを尻目に ソーディアンへと近づいていくサキエル。エネルギー遮断を受けた様子はみられず その右手から放たれた光のパイルはソーディアンの外壁に傷をつける。 しかし外壁が光り始めたかと思うとサキエルは方向を転換しアウドムラに仕掛けてくる。 あれは使徒とは似て非なるものだと告げる綾波レイ。MAGIも96,87パーセント同一だが フェイクであるという判断を下す。 エヴァだけでサキエルと戦えといわれてびびるシンジ。周りの人に言われたから戦うとへたれる 怒った甲児は自分だって好き好んで戦う訳ではないが大切な者を守りたいから戦えると言う。 アムロも自分の意思というものについて考えてみるように説得。 自分が何故ここまで来たのか、その意味を確かめるため戦いを覚悟するシンジ。 仲間達の協力もありATフィールドを持つサキエルを撃退するのもつかの間 今度は、やはり倒したはずの使徒シャムシエルが現れる。そして次にあらわれたのは 未だ出現もしていない第14使徒、ゼルエルだった。 ゼルエルの撃破後、再び姿を消失させるソーディアン。 フェイクを作り出した…つまり自分達に敵対行動を見せたと考えるミサト。 シンジは戦う理由を見つけることはなかったが戦いから逃げちゃ駄目だという結論を出した。 再びネルフ司令室、剣によって未来と過去を垣間見たこと ソーディアンが使徒を操ったことから心理攻撃を用いてくることにに懸念を示す冬月。 しかし、ゲンドウは抑止力があると、剣が鞘におさまれば我々の時が動き出すと告げ静観する
第十二話 魔界の王子 「ついに剣の守護者が現れたか…」あせる妖魔帝国のプリンス・シャーキンは早い決着を望む。 一方、エピオンを駆るゼクスは計画の一時停止に漕ぎつけたもののトレーズ拘束、OZ分裂に 個人で行動することの限界を感じつつあった。そこにトレーズ派の兵士達が現れる。 ここでガンテに乗ったシャーキンが出現。洗脳光線で兵士達を同士討ちさせる。 強い精神力を持つゼクスだが、これに対抗するためゼロシステムを起動させるのだった。 前回の使徒出現について話し合うシース。サキエルの最初の行動は再現率が高すぎた為 予想外の自立活動を行ったのではと推測された。まだ見ぬ使徒をコピーしたという事実に ネルフ首脳部は何かを隠しているのではないかという疑念もあがる。 そんな時、ムトロポリスへの妖魔帝国襲来の報が入る。出撃するシース。 敵は化石獣と鹵獲されたモビルスーツの混合軍。しかし、その中に敵味方問わず攻撃する 一機の高機動モビルスーツ・エピオンの姿があった。 その動きがゼロシステムの暴走と気付いたヒイロは機体にダメージを与え停止させる。 正気に戻ったゼクスは「ゼロが私の進むべき道を示した」といって戦線離脱。 お返しとばかりにガンテに必殺の一撃を叩き込んでいった。 「決着をつけるぞシャーキン!」ひびき洸の声に答え出撃するシャーキン。 「バラオオオォォォ!」それは生身のまま巨大化した巨大シャーキン(まんま)だった。 戦いに敗れたシャーキンはあの剣がある以上お前達もいずれ自分達と同じ道を歩む… あれは境界を切り裂く剣だ、その気があるなら叩き折るんだなといって切腹。 「敵ながら見事な戦士だったぜ…シャーキン」と言わしめた。 そのころ東山所長はあらたな事実に驚きを隠せずにいた。 前回、サキエルがソーディアンに与えた傷が第一回調査時には既に存在していたのだ 時間移動の事実が確認されたことによって1万2千年前に姿をあらわしたのもうなずける。 ということはその気になれば奴は人類を滅ぼすことも可能なはずだ… シャーキンの残した「境界を切り裂く剣」という言葉にシースは不安を感ていた (境界が世界をあらわすならば使徒の説明はつく…このことを司令やリツコは知っていたの…?) 妖魔帝国にさらわれ石に変えられたひびき博士は結局見つかりませんでしたが ムトロポリスの仲間達が捜索を続けてくれ、ライディーンはこれからも共に戦ってくれるそうです
第十三話 形なす悪夢 兄の妄執を止めるため一度帰ると告げるアイナ。シャアは事が済んだらシースに合流するよう言う。 ギニアスはやはりアプサラスを完成させていた。シースを倒し、ソーディアンの洗礼によって 地球連邦を滅ぼすと狂気の計画を話す兄を必死で止めようとするも薬を打たれてしまう。 虚ろな瞳で倒れるアイナ「シロー…」「私の手となり足となる…その約束果たしてもらうぞ」 襲来するアプサラス。メガ粒子砲の攻撃を受けたさいゲッター3のパイロット・ムサシが負傷する。 シローがアイナを説得したいといい、アムロは俺と同じ目にあわせたくないと許可 「俺だっ、シローだっ。返事をしてくれっ、アイナーーー!」 「シ…ロー…」「馬鹿な!薬の効果はまだきれないはず…認めないぞ、そのような絆など!」 「お前とは言葉が通じないようだな」「あなたとはっ…昔から!でも、シローは違った!」 「愛など粘膜の作り出す妄想にすぎん…だから母は私達を捨てたのだ!」 「かわいそうなお兄様、だからこんな鉄の子宮を作ったのね。…投降しましょう」 切れたギニアスはアイナを射撃。コックピットから落下する。 「貴様のせいで妹は死ななければならなかった。せめてもの手向けだ共に送ってやろう!」 「お前の野望は一年戦争と一緒に終わっているんだ!」 戦闘終了後、アイナを助けたシロー。以降同士として共に戦ってくれることになった。 ティターンズのモビルドール計画に懸念の声があがるがアムロはシャアが動くなら大丈夫という その言葉どおり、火の海に立つゼクスのエピオンとシャアの百式。 二人はティターンズ計画の特機、モビルドールシステム搭載のサイコ・ガンダムを破壊していた。 「共にシースへ向かうか?」「それが私に与えられた本来の役割ならば」 第十四話 集結する力 シャアがアムロの為にνガンダムを持ってきてくれました。 ゲッタードラゴン完成にさいし、前回怪我をした武蔵が離脱。新パイロット弁慶が参加します。 アイナ、シャア、ゼクスも加わり戦力増強…あれ?ゼクスはエピオンじゃなくてトールギス? 一方、キャンベルのジャミラ女王は恐竜帝国のように2面攻撃ではなく シースに戦力集中させることによって活路が見出せるだろうと判断。 将軍ダンゲルにマグマ獣グレートマグマを与えるが失敗は死あるのみと念を押す。 強大な力を示すものの敗れたダンゲルは、脱出ポッドで特攻をかける。 「俺は戦える!戦わせてくれぇっ!」しかし、命中前にポッドは爆発。 「ふん、時間切れか」「なるほどダンゲル将軍の機体の自爆装置は時限式でしたか」 「まさか命をかけて特攻するとは思わなんだな…お前は失敗するなよ」 敵とはいえ戦士としての誇りを踏みにじるやり方に怒りを燃やす豹馬だった。 そこに、ソーディアンが箱根地区にあらわれたと連絡が入り、彼らは出撃する。
第十五話 暴走 いつもより低い高度に出現したソーディアン。ミサトは今回エヴァによる接触を提案する。 サキエルの例に従いエヴァならばATフィールドで障壁を中和、突入できるというのだ。 成功したらステーキをおごるというミサト。やる気を見せるシンジ 「これは僕達にしかできないことなんだ。そして後ろにはみんながついてくれている。」 「こいつ、言うようになりやがったな。ハハ」と和やかムードで進む中、作戦開始。 直前まで接近し、作戦成功と思いきや壁面が輝きだし3機とも活動を停止。 次の瞬間暴走状態となり、こちらへ突撃してくる。内部電源が切れても停止しないエヴァに 葛城ミサトは攻撃命令を出す。動きを止めてエントリープラグ(コックピット)を切り離すのだ。 「…ンジ!シンジ!しっかりしろ」甲児の声に目を覚ますシンジ フェイクを出すこともなく消えたソーディアンの行動から、人間以外の接触に警告を 発したのではないかと言う結論が出される。 一方、ネルフ本部。今回の件といい4号機の件といいと頭が痛いという冬月に対し ゲンドウは奴はダミーシステムの存在を「知って」いたのだろう。予想範囲内だと答える。 S2機関なしに稼動したことについては遮断できるのだから与えることもできるだろうといい エヴァを支配しなかったことについては別の結果を知っていたからだろうと述べる。 我等はサースという人身御供を捧げ、剣が消えるを待てばいいのだ あの剣は、時を止めるだけの存在に過ぎないのだから… 第十六話 確執の行方 シャアがティターンズの計画を潰したこと、ソーディアン出現によって各勢力のバランスが 拮抗、秩序を生み出したことを皮肉に思いながらも、連邦の腐敗までは正すことができない。 人の手によって粛清が行われなければとハマーンは動き出す。 前回の約束どおりミサトがクルー全員にステーキをおごり、当然経費で落ちなかったという 話をしているとネオジオン軍襲来の報が届く。 対エゥーゴ、対ティターンズ、そしてダカールにある連邦議会へ向かう地球降下部隊。 本命のハマーンはダカールへと向かう隊だと考えたシースは緊急出撃。 先陣を切って現れたのはハマーンの乗るキュベレイだった。 「全ての勢力を排除したとしてお前達は何を為すというのだ」と問いかけるハマーン 「ミケーネや恐竜帝国は人類そのものを抹殺しようとしているんだ!人間同士で戦う場合か」と甲児 「あんたは人の可能性を信じちゃいない、そんなあんたに時代を切り開けるか!」とジュドー 「急ぎすぎる革新は失敗を繰り返すだけだ。人はやがてニュータイプになる時がくる」とシャア しかし「所詮、お前達は目先のことしか考えていないのだ!」と戦闘が開始される。 「お前達が第三勢力やソーディアンを排除し、地球圏に平穏を取り戻したとしても 連邦に対するスパースノイド(宇宙住民)の憎悪が払拭されるわけではない! その感情がネオジオンの新たな力となるだろう!」 時は来ていなかったと去るハマーン。 「ハマーンを始末できなかったとはシースも役に立たんな」そう告げるティターンズのバスク大佐 当面の敵はシースが相手すると考え、ソーディアンは自分達が頂くと息巻いている。 それを冷ややかに見つめるパプテマス・シロッコ。「まだ力を見極めてからでも遅くはない…」 ダカールからの退去を命じられるシース、自己保身しか考えない連邦の体制に そりゃハマーンも怒るさとあきれるみんな。宇宙も地球も手を取りあう道はきっとみつかる。 希望はきっとあると信じて彼らは今日も戦い続けるのだった。
>>244-246 の続き
ウインディアに抜けるためにモーランジ山を一人で登るリュウ。
しかし頂で立ちション中のサントと鉢合わせてしまう。 サント「ふ〜〜‥‥‥」
「さ、兄者‥ 行こ‥‥ ん?」 リュウの姿を見て驚くサント。
「あ、兄者じゃねぇ!!おま、おま、おまえわ?」 バリオもやってきた。
サント「生きているんじゃ〜! おばけなんじゃ〜〜!!」 木の陰に隠れるサント。
バリオ「‥‥おどろいたな ホントに、生きてるのか?」 ナイフを出すサント。
バリオ「‥‥殺りそこねたか?」 「‥いや、やっぱ死んでるよ、お前」
ナイフで背中を一突きされ倒れるリュウ。
バリオ「今度こそ、ちゃんと殺ったか?」 サント「殺った、殺った!死んだおばけは怖くない〜」
鼓動とともにリュウの体が振動する。 バリオ「こ、これは!?」
刺されたショックでファイアのジーンに目覚め、竜に変身してしまうリュウ。
サント「あ、兄者―っ!こ、これは何じゃぁ!?」 バリオ「‥‥不死身だと言うのか?」
サント「ひーっ 兄者 に、逃げよう!」 バリオ「いや‥‥ 弟よ‥ こいつは、金になるぞ‥‥」
リュウは馬兄弟に拉致されてしまった。
ウインディア王「まこと、竜だと申すのだな?」 リュウはウインディア城で見世物にされるところだった。
バリオ「ええ、王よ まちがいありません」 サント「ほんとです、ほんとです まちがいないです!」
王「うむ‥ もし、それがまことであれば‥‥ 事体は重大だ‥ なにせ‥」
バリオ「‥世界を滅ぼした、竜の生き残りですから‥‥」
王の前で布が取られるが…… 「げっ、人間に もどってる!」
バリオ達は檻を蹴ってリュウを刺激する。
王「もうよいわ おろか者ども いったいなんのマネだ!」
リュウは馬兄弟共々捕まってしまう。
牢屋へ入れられ泣くリュウ。 バリオ「うるせーぞ! ビービーなくな!くそガキ!」
サント「おめーが、ちゃんと竜に変身しないから‥ わしらまで捕まったんじゃ! 大会も近いのにどうする、兄者」
「‥こんにちは わたし、ニーナです」 さっきの事を見ていた王女がやって来た。
「あなた‥ いじめられて‥ かわいそうだから逃がしてあげようと思って‥」
だが、リュウを逃がす前に馬兄弟に騙されて、二人を出してしまうニーナ。
ニーナ「もう、いじめたら いけませんよ‥?」 バリオ「ええ、もう あのガキには、何もしません」
ニーナ「?」 突然サントがニーナを殴りつけた。
バリオ「あんな気味の悪いガキよりも‥‥ 王女さまの方が、金になると言うものよ‥」
どうやらニーナを誘拐して身代金を要求つもりらしい。
リュウは体当たりで牢を破るとバリオ達を追った。
すぐに追いつくがニーナがいるため下手に手を出せないリュウ。 バリオ「‥もう あのガキにふりまわされるのはゴメンだ‥ 今度こそ、殺るぞ?」 またバリオ達にやられてしまうが、状況だけにとどめをさされずにすんだ。 ニーナ「‥‥だいじょうぶ?」 気がつくリュウ。 ニーナ「あなたが、あいつらに立ち向かってくれたから‥ さらわれずにすみました‥ ありがとう、ええと‥?」 「‥リュウ? ありがとう、リュウ」 「とにかく、ここを出ましょう」 ニーナが仲間になった。 牢屋から王家の墓を通り、ウインディアの城下町へ抜ける。 ニーナは遠くに離れた方がいいと言うが、リュウはウインディアで人探しをしたいと言う。 ニーナ「‥レイにティーポ? ごめんなさい、聞いた事ない‥ ‥‥でも、いっしょに探してあげる」 首を振るリュウ。 ニーナ「あら、いいのよ‥ 困った人を助けるのは王家のつとめですもの‥ さ、いきましょう、リュウ」 街で聞き込みをするがなかなか有力な情報は得られない。 「さがしてる?‥人を? ふ〜〜〜ん、わかったぞ」「それは‥‥ か・く・れ・ん・ぼ、だな?」 街の子供達に聞いてみたところ、何故かかくれんぼになってしまった。 もーいいよ! ニーナ「‥‥さ、さがしましょ」 子供の事は子供に聞くのが一番、とニーナ。 全員見つけて話を聞く。するとリュウくらいの子供のドロボーが街道の方に逃げていったという。 エッグノック街道まで来たが、待ち伏せしていた馬兄弟にニーナが捕まってしまう。 バリオ「‥お前なんか、ほっといてもかまわないんだが」 サント「俺たちが、王女をさらったって事を‥ お城に知らされるとちょっと、やっかいだ」 バリオ「だが、ここで殺して‥ また、ドラゴンになられても困るしな‥‥?」 今度は闘都ジンメルまでさらわれてきたリュウ達。縛られて居酒屋に連れて行かれる。 バリオ達は忙しいので、リュウ達はファールという甲殻族(マッチョなアルマジロ)に任された。 バリオ「助かるぜ、ファール ‥‥おい、ガキ 大会が終ったらぶち殺してやるから‥ おとなしく待ってろよ」 サント「ガーランドのだんなもほどほどにな‥‥ 大会は近いぜ‥‥」 馬兄弟が出て行った。 リュウがロープを噛み千切る。 物陰からニーナが確認する。 ニーナ「あいつらは、行ったみたい‥ ファールって人が、いるけど よっぱらってるみたいだし‥ そっと行けば、気づかないかも」 入り口まで静かに歩いてく。 ファール「おや?子供たち‥ どこ行くんだい?」 ニーナ「いいえ‥ どこへも行きませんわ」 ファール「どこへも‥‥ ヒック」 ニーナ「ええ‥‥‥ それでは しつれいします」 脱出に成功したリュウたち。 メーカース峡谷を渡ればすぐウインディアだが、荷車の事故で通れないのでボウモウ山から遠回りすることに。
ボウモウ山を登ると、小屋とケーブルカーが見えた。 メイソン「子どもが、どうしてこんな山ン中へ‥? ま、まぁともかく暗くなってきた事だし小屋へお入り‥」 これまでの事を説明するニーナ。しかし、バリオとサントの名前が出るとメイソンの顔色が変わった。 今日はここで一泊して、明日リフトで山の向こう側へ連れてってもらうことになった。 朝になるとサントがやって来た。 サント「へへへ‥‥ おっさん、長生きするぞ」 メイソン「‥‥すまんな、子供たち ‥あんな連中とゴタゴタをおこしたくは ないんだ」 急いでリフトに乗り込むリュウ達、間一髪逃げることができた。 このまま一気に逃げるつもりが、すでにリフトの先は先回りされてた。崖に追い詰められる二人。 サント「おまえらが、いくら逃げようとしても‥ 最後にはわしらの思う通りになるんじゃ‥ それが、世の中っちゅうもんなんじゃ」 捕まるくらいなら、と崖から飛び降りる二人。リュウはプロテクトのジーンに目覚め、ニーナを守った。 ニーナ「ありがとう、リュウ このお礼はいつかきっとします」 山から出ると塔が見えた。 ニーナ「大っきなおうちね‥ ‥ここにかくまってもらいましょうか?ウインディアへの道も聞きたいし‥ ね?」 塔に入ってしばらく進むと、目の前の扉から物音がして小さな機械兵が出てきた。 すぐ後に扉の中で爆発が起こり、それを確認するとその機械兵(ハニー)は部屋に戻っていった。 ニーナ「な、なな、何なの!?」 部屋を覗くと女の人がいたがこちらに気づいていない。 ハニーが袖を引っ張る。女は気づくとモモと名乗った。話を聞いてもらおうとするがどうも話がかみ合わない。 モモ「ごめんなさいね、さっきは爆音で耳がキーンとしてたのー‥」 話を聞いてもらった。 モモ「‥まかせてー ちゃんとウインディアへ連れてってあげるー」 ニーナ「ありがとうございます このお礼はお城に着いたら必ず‥」 モモ「‥‥‥お城?」「あっ!ニーナって‥ ニーナ王女ぉ!?」 驚くモモ。 モモ「わ、わ、わ、王女様!知らなかったとはいえ無礼をいたしましたっ!」 ニーナ「い、いえ‥ 助けていただくのに‥ ニーナでいいです」 モモ「‥‥あら、そう?じゃ、ニーナ 出発しましょっか‥?」 モモが仲間になった。 モモが準備してる間一休みする二人。だが、戻ってきたモモは下にガラの悪い連中が集まっていると言う。 モモが言うには塔の上に逃げ道があるという。塔のトラップを潜り抜け、最上階に着く三人。 ここは昔、モモのお父さんの部屋で、脱出用の装置があるという。隠しスイッチを押すとロケットが出てきた。 ニーナ「でも、どうして逃げ出すための機械なんてお作りになったの?」 モモ「たぶん、作りたかったから作ったのよ‥ 機械、大好きだから‥」 ロケットに乗って脱出するが、途中で墜落してしまう。一人乗りだったようだ。三人はその場を離れる。 オマケ ニーナ「これで、ウインディアに戻れるかな‥ 戻ったら、もう一度ふたりを探してみようね‥」 モモ「王女様と、旅してるからって リュウが王子様ってことはないわよね‥ 当たり前か‥」 ハニー:キレイずき らしい・・ (テント内を掃除) 続く
第十七話 剣の破片 海底を探索するあしゅら男爵は、ついにソーディアンの欠片を発見・回収する。 破片もエネルギー遮断特性をもっていることから、防御装置として戦闘獣に組み込むことを提案する。 そのころティターンズはソーディアンが日本に連続出現することを怪しみつつもシロッコを派遣した。 対シース用兵器「フラグメント」の完成を待って攻撃を仕掛けるミケーネの暗黒代将軍。 ソーディアンには目もくれず、一路アウドムラを目指し攻めてくる。 暗黒代将軍はなんとか撃破したもののフラグメントには一切の攻撃が通用しない。 苦戦するシースに赤木博士からの解析が届く。防御力を上回る攻撃を繰り返せば勝てるという 必殺技を数回ぶつけバリア発生装置に過負荷をかけ破壊に成功。 あしゅら男爵に止めを刺すことにも成功した。しかし、次の瞬間ティターンズがあらわれ フラグメントを回収されてしまう。 (この手際、木星帰りのシロッコか…奴が動いたということはティターンズが動く日も近い!) 第十八話 地球破壊命令 ムゲ帝国がこれ以上援軍を出さないことを聞いた女王ジャネラは地球破壊爆弾を用意する。 自分も地球には興味を失った、ソーディアンさえ手に入るならば地球が滅んでもかまわんという。 それが嫌ならシースを倒してみろといわれジャピロは出撃する(この雌狐め!) 俺は宇宙を支配する男だーという野望の男ジャピロはシースに立ち向かうのだった。 俺は神だぁーと叫びながら死ぬジャピロ。「あんた…馬鹿だよ…」 急いで、その奥にあるキャンベルの移動要塞へと向かう。 しかし、既にジャネラは地球破壊爆弾を地中にむけて発射していた。緊急離脱していく要塞。 「ゲッター2に変形だ!間に合うか!」その時、地中から爆弾を抱えたメカザウルスが現れ 要塞へ突っ込んでいく。「馬鹿な!この私が…」 消滅するキャンベル要塞。「俺達は恐竜帝国に救われたのか?」 「奴らにとっても地球が破壊されるのは迷惑だった…それだけだろう」 こんな形でキャンベル星人との決着がつくとはな…豹馬は呟く。それでも戦いは続くのだった。 ジャピロの亡骸を埋める沙羅。「この十字架は、あたしの過去との決別の証…」
第十九話 堕ちる巨人 次々と各勢力が脱落していく様子を見るシロッコ。時勢を見極めることこそが重要だと呟く。 しかし、バスクは今こそがソーディアン奪取の機会なのだと東京上空にあらわれた ソーディアンに大軍を投入する。シロッコはバスクを内心侮蔑しつつ そろそろ「扉」が開くかもしれないと事態の見極めに入る。 モビルスーツの大軍に立ち向かうシースの面々、降下部隊を遠距離攻撃で打ち落とし しとめ損ねた分を地上部隊が受け持つ、50機以上を撃破して第一波を防いだものの 宇宙にはティターンズ主力艦隊が控えていた。「このままでは…」苦戦するシース その時、地下から高エネルギー反応がでる。退避するアウドムラ それは恐竜帝国の新兵器「超マグマ弾」だった。 「フッ…やはりあの男も他の勢力と同じように消え去る運命だったようだな バスク=オムよ。人ならざるものの手にかかって消えるがいい」 消滅するティターンズ艦隊。そのあまりの威力に驚くシース。 その時、ソーディアンからエネルギー遮断領域が消滅する。 「扉が開いたか…ただの偶然か…私が選ばれたのか…全ての答えを知る時が来たようだ」 ジ・Oに乗り込んだシロッコはソーディアン内部に向かうのだった。 第二十話 地球の光と影 勝利を確信した恐竜帝国は超マグマ弾をアウドムラに向け発射する。 しかし、ソーディアンがまるで庇うかのように攻撃を受け地に墜落するのだった。 決着は自らの手でつけると姿をあらわす帝王ゴール。 人類と恐竜帝国との決戦が始まるのだった。 激戦の末倒れる無敵戦艦ダイ。帝王ゴールは人類もまたいずれ淘汰されるに違いないといって爆死 何故マグマ弾を使ってこなかったのだろうという弁慶に隼人はそれが帝王としての プライドだったのだろうと答えた。 第二十一話 死の翼 ソーディアン内部に侵入したシースの前に広がるのは、まるで都市。 しかし、そこには全く生命が存在していなかった。 調査を開始した彼らの上空に現れる影、それは建造途中のはずのエヴァシリーズだった。 その白いエヴァ達を率いて現れたのはパプテマス・シロッコ。 「この巨大な箱舟は永き放浪の末、その力を失いつつあり機能制御さえ困難となっている。 そのため、幾多の世界・時代を越えて自らを任せられるものを探していたのだ そして、この世界、この時代にいる我々がもっともふさわしいと判断されたわけだ」 地球の重力から人間の魂を開放する=地球に住む人々全殺し計画を唱えるシロッコ。 「これからはじまるのはソーディアンの真の主を決める儀式であり、 お前達は私に与えられた最後の試練なのだエヴァシリーズが私に従うのが何よりの証」 といって戦いを挑んでくる。 「そうか、ソーディアンは私を選んだのではなく公平な条件を整えるために… そして、奴のいう適正とは力や意思の強さではなく…生存率の…高さ…か…?」 シロッコは散る。その言葉の真意を知るため彼らは中枢へと進んでいった…
最終話 最後に立つ者 ソーディアン中枢部、剣の化け物でも出るんじゃないかと話していると 本当に剣の形をしたロボが姿を現した。 「ケース1・小惑星アクシズの落下による地球環境の壊滅…」シャア「!?」 「ケース2・アースボムによる地球の破壊…」豹馬「そんなこと起きてないぞ!」 「ケース3・ムゲ・ゾルバトス帝国による地球の制圧…」忍「ムゲ野朗が征服だと!」 「ケース4・百鬼帝国による人類の改造」竜馬「百鬼帝国!?なんだそれは」 「ケース5・リーブラの落下による地球環境の破壊…」ヒイロ「!」 「ケース6・ミケーネ帝国による世界征服」鉄也「世界征服!?」 「ケース7・ムートロンエネルギー暴走による地球の壊滅」洸「ば、馬鹿な!」 「ケース8・人類補完計画発動による世界の終結」ミサト「!!」 これらはソーディアンの力を持ってしても回避できなかった並列世界の運命であり 度重なる戦闘の末、なかの人類の大半が死亡。機能不全に陥りこのケース9へと「漂着」した 適格者よ、この船の力を使い世界を統べ、残った乗員のために働いてくれ… ソーディアンの存在自体が新たな戦いの火種になると、それを否定するシースの面々。 跳躍機能故障の為、もはや失敗は許されない。新たな適格者を見つけるだけだと排除にかかる。 守護者ソーディアンズ・ガードとの決戦。 ライディーンの未だ目覚めぬ必殺技ゴッドボイスに酷似した技を繰り出し苦戦を強いられる。 巨人を倒し、先に進むとカプセルに浮かぶ2人の赤ん坊がいた。 「彼らは、この箱舟の乗員だ…」 その声は自らを船の中枢(環境整備・生命維持)、生体コンピューターのようなものだと名乗る。 ソーディアンの中枢はあと2つあり、一つはこの世界に来た時点で大破(箱舟の航行) もう一つは先ほど倒した巨人(箱舟の防衛)だったと告げる。 「箱舟に乗り込んだ乗員は87645人。内乱や度重なる戦闘によって86214人が死亡した。 残った者達も種の保存の為2りの娶児を私に託し死んでいった… この2人の赤ん坊こそが君達のいうアダムとイヴなのだ。」 彼らは高度な文明を誇っていたが戦争によって自滅、それを予測した一部が箱舟に乗って脱出したの だという。しかし、これまで訪れた世界もやはり創造主と同じように滅びの道を歩んでいったのだ。 跳躍は自由に行えるものではなく、次元交錯線が不安定で割り込みしやすい世界。 この星、この時代の前後20年しかなかったのだ。 その狭い範囲で破滅を避ける世界を見つけるのはことのほか困難だった。 8度目の跳躍の後、原因不明の事故により1万2千年前に移動した彼らはムーの民を適格者に 選ぼうとした矢先、妖魔帝国が襲来。迎撃しようとしたことが地殻変動につながり ムー帝国を破滅させてしまったというのだ。 (さっき戦った巨人はムーの技術を取り入れたためにライディーンと似ていたらしい。) その一万2千年の跳躍によりシステムに以上が発生。この世界の行く末を知ることは出来なくなった。 超マグマ弾の直撃を受け、自己修復機能にも限界が近づく中、2人の娶児の保護者を求める。 「君達の戦いを見て分かったことがある。人が人である限り戦いから逃れることはできない 完全平和な世界を求めて旅立った彼らは現実逃避以外の何者でもなかったのだ 彼らは自分達の世界で、その未来を作り出すべきだった…そうだろ」 うなずくシースのメンバー。たとえ滅亡の未来が待っていても黙って受け入れたりはしない。 自分達の、人間の可能性を信じる強さ。それがシースを勝利へと導いてきたのだ。 未来の定まらないこの世界に、未来を作り出す力を持った彼らに赤ん坊を託すシステム。 彼は自己消去プログラムを使い、箱舟ごとその姿を消すことを選択する。 様々な思いを託されたシースは、未来のため、そして自分達の為に今この世界を存続させるため これからも戦い続けていくのだった… スーパーロボット大戦 スクランブル・コマンダー完
あっ終わったんだ、乙っす〜('∀`)ノシ
ミンツへ行こうと川辺に向かうと、土砂崩れを除去中で進めない様子。 ファラが突き進もうとした途端、地震が発生しますます進めない事態に。 道を使わずに進む方法を知っているという人が、レグルス道場にいると言うことで ファラが通っていたというレグルス道場へ。 道場に向かうと、入門者と間違われ戦闘に。 勝つと、道場の師範が現れ事情を説明。 どうやら、入試試験だったらしい(危なすぎる気がするが) 川を渡る方法を知っている人(パウロ)のところに行くと、 何故かファラを見て照れながらも了承してくれる。 川に向かうとメルディの使う言葉を突然叫ぶ。 すると、急だった川の流れが穏やかなものになりイカダで下れるように。 メルディが騒ぎ出したが、気にせずに川下りをすると ミンツはもう目の前。 キールがいるであろう大学に向かうと、彼はワケあって今は山の観測所に 引き篭もっていると生徒の一人が教えてくれる。 ここでもメルディは騒ぎ出し、あわや大混乱となりかけるが誤魔化して先に進んでいく。 頂上にある観測所に行くと、そこは暗闇 ファラが何度か名前を呼ぶと、背後から現れては意味不明なことを言い出す。 どうやら、大学関係者と間違われたらしい。 事情を話すと、キールは半信半疑ながらもメルディの言葉を訳し始める が。 さすがに大学で勉強をする彼でも、メルディの早口謎言語(メルニクス語)には対応できない模様。 かろうじて分かったことはメルディがセレスティアから来たことだけだが、 三人はその言葉に半身半疑。目的を聞きたくてもキールが訳せない。 通じないと分かったのか、メルディは突然部屋の中にある 地図を指差した。インフェリアとセレスティア、両方を指差し彼女は叫ぶ。 「いんふぇりあ、せれすてぃあ、どかーんっ!」 その言葉で、キールは察したらしく 天体望遠鏡を無理やり見せる。 空には不自然な黒体が浮かんでいた。 キールいわく、この黒体が世界を滅ぼすらしい。 自分達ではどうしようもないと判断し、ひとまず キールの恩師、マゼット博士のいるモルルに向かうことに。 山を下る途中、キールが疲れて歩けなくなる。 それを見て、懐かしむファラと。 ちっとも変わってないと呆れるリッド。 キールはメルディを調べようとするが、 怖がられ、逃げられてしまう。 先行きに不安を感じつつ、一行はモルルへ向かうため 大陸と大陸をつなぐ、海峡トンネルに入った。 入り口で、エッグべアという生き物の卵を持った商人と出会い トンネルの中は危険だと忠告される。
トンネルの途中、またも疲れたのかキールが転ぶ。 それを見て、昔を思い出すリッドとファラ。 魔物に襲われそうになったキールを庇うファラと 二人を護るため囮になったリッドの幼き日の思い出が写される。 あの時と違うのはキールが大きくなり、なおかつ可愛げがなくなったことであった。 しばらく進むと、ゆっくりと休めそうな場所に。 そこに入った瞬間、エッグベアが現れる。 リッドとキールがそれを倒す。 キャンプが始まった途端、リッドはエッグベアの死体を解体しようとする。 干し肉には栄養があって上手いとリッドは言うが、 キールいわく、栄養はなくマズイとのこと。 意見が食い違い対立する二人を ファラは「好きな人が食べれば良い」と言って二人をなんとかなだめる。 キャンプを終え、さらに先に進み一行はモルルのある大陸に辿りついた。 モルルに入り、マゼット博士のいる家に。 マゼット博士に会うやいなや、メルディは相変わらず謎の言葉を喋りだす。 言葉は通じないとどうすることも出来ないと察した博士が取り出したのは 「オージェのピアス」、晶霊の話す言語とメルディの話す言語が同じことから 応用できるのではと判断したのだが、そう簡単に通じるわけではないらしい。 互いの心の波長が合わないと無理。と意味深な発言をする博士。 ふと、メルディが騒ぎ出し慌てふためき外に飛び出していってしまう。 仕方なく後を追う三人。 立ち去り間際、博士はキールに 「彼女も同じ人間だということを忘れてはいけない」と告げる。 メルディの後を追うと、そこはモルルの奥地。 後を追いつづけると、そこには魔物に襲われそうになっているクイッキーと それを護ろうとしているメルディがいた。 クイッキーを探していたことにようやく気付いた三人は、 メルディを助けるため、魔物を退治する。 理由があったとはいえ、単独行動をしたメルディを責めるキール。 すると、 「ごめんな・・・」 メルディは申し訳なさそうに謝った。 言葉が通じるようになったことに驚くファラとキール。 リッドもかなり間を空けて、言葉が通じることに驚いた。 キールはメルディにインフェリアにきた目的を改めて尋ねる。 メルディの目的は、グランドフォールを防ぐこと。 そのために、大晶霊と契約をしたいのだと言う。 しかし、大晶霊はその辺にいる晶霊を統括する存在であるため そう簡単には会えない上に、契約は不可能だとキールは言う。 だが、メルディの持つパラソルと言う装置がそれを可能にするかもしれないとのこと。 メルディの目的がわかったところでひとまず、 マゼット博士の家に戻ることに。 無事だったことと、言葉が通じるようになったことに喜ぶ博士。 大晶霊の事を尋ねると、モルルから北上した先に (水晶霊の川)なる場所があり、そこに水の大晶霊がいるかもしれないとアドバイスをくれる。 会えるかどうかはともかく、次の目的地が定まったので4人と一匹は大晶霊に会いに 水晶霊の川を目指すのであった。 ここまでが《ミンツ〜モルル》です。 どうでも良いことだけど、、メルディ喋るの早いと思われ。 次は《水晶霊の川〜バロール到着》まで行く予定。 続く
先は長いが頑張ってください(´ー`)ノシ
ストーリーを知ってもらうスレになったな
240ですが、moon予約します。 ストーリー等の確認のためのウレイ中なので遅くなる悪寒。
203の残り物見てたんだけど・・・ 漏れが知ってるのがいくつかあるわけよ。まぁ普通はあるよね。 で、ロマサガ2なんだけど、一応フリーシナリオなはず・・・。 あれをどうやって説明しろと?
登場人物 ・ヴァルエルス(男主人公) ・ラクジット (女主人公) ・イクシュヴァーク ・エルベトーン ・シュライン ・ハールーシャ サンガラ教団(敵勢) ・マハーダル ・サンガラバーギ3人衆(呪王、剣王、妖王) え〜これからブルフォレ語るつもりですが、まとめサイトに乗っけてくれますか?? いいですか? おれマジですけど
無駄にマルチエンディングなゲームだよな、それ
>>295 ストーリー背景の説明(オープニング丸写しでも可かな?)
序盤の説明
各地方の解放の簡単な経緯
最終皇帝の話し
めでたしめでたし。
吟遊詩人になったつもりで書くのもあり。と、私は思う。
>>297 あんま興味無いかな?
やめとくか・・・ 青き森の神話なんて今ごろ 時代遅れか
いや、原作未読なのに何故か購入し、コンプリートするまでやりこんだだけだ。 説明してくれるなら嬉しい。
301 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/04/13 00:32 ID:j7W0Tnt+
●未解決分 ■PS2 ・鋼の錬金術師-翔べない天使- ・スペクトラルソウルズ ・ブラックマトリクス2 ・ライゼリート ・フェイスパラドックス ・零 ・幻想水滸伝3(3人のEDを詳しく) ・ラピュセル ・フロントミッション4 ・KOF2000 ・KOF2001 ・KOF2002 ■PS ・里見の謎 ・フロントミッション3 ・KOF95 ・KOF96 ・KOF97 ・KOF98 ・KOF99 ・KOF京 ・エンドセクター ・ビヨンドザビヨンド ・レジェントオブドラグーン ・みつめてナイトR ・クーデルカ ・だんじょん商店街 ・エクサフォーム ・新世代ロボット戦記ブレイブサーガ ・ブラックマトリクス ・聖刻1092 操兵伝 ・クロックタワー3 ・クロックタワーゴーストヘッド ■GC ・バイオハザード0 ・ファンタシースターオンライン3 ■SFC ・トレジャーハンターG ・ウィザードリィ5 ・ラストバイブル3 ・超魔法大陸ウォズ ・ダークキングダム ・永遠のフィレ―ナ ・ブレスオブファイア ・ルドラの秘宝 ・ざくろの味 ・伝説のオウガバトル ・ダークハーフ ・イデアの日 ・トラバース ・ソウルアンドソード ・幕末降臨伝ONI ・鬼神降臨伝ONI ・BURAI ・ロマンシングサガ2 ■FC ・太陽の神殿 ・ミネルバトンサーガ ラゴンの復活 ■XBox ・真女神転生NINE ・OTOGI〜百鬼討伐絵巻 ■NEOGEO ・KOF94 ・KOF2003 ■セガ系 ・女剣士アスカ見参! ・サイバードール ・ファンタシースターオンライン2 ・シャイニングウィズダム ・「テラ・ファンタスティカ」 ・魔導物語シリーズ(1,2,3,A) ・ドラゴンフォース ・デッドオアアライブ ・グランディア2 ■携帯機 ・オウガバトル外伝 ゼノビアの皇子 ・タクティクスオウガ外伝 ・アークザラッド 機神復活 ・ONI ・ONI2 ・ONI4 ・ONI5 ・KOFR-1 ・KOFEX ■PCゲー ・ダイナソア 〜リザレクション〜 ・英雄伝説3 白き魔女 ・田中の夢物語(ネタ?) ・魔導物語R ・魔導物語S ・「囚人へのペル・エム・フル」 ・コマンド&コンカー ■その他 ・剣神ドラゴンクエスト ・スーパーロボット大戦64(64)(NEOGEO) ●途中 ■現スレ ・ゼノギアス ・東京魔人学園符咒封録 ・アンサガ(キャ,アー,ル編以外) ・FF8 ・ドラえもんギガゾンビの逆襲 ・ブレスオブファイア3 ・テイルズオブデスティニー ・テイルズオブエターニア ・街(桂馬が途中) ・ブルーフォレスト物語 ■前スレから放置 ・Ever17 ・グローランサー4 ・戦国サイバー藤丸地獄変 ・FE紋章の謎 ・シャドウオブメモリーズ ・デビルメイクライ ・HOSHIGAMI〜沈みゆく蒼き大地〜(真エンド) ■Part4から放置 ・ジャングルウォーズ2 ・サーカディア ・ONI3 ・真女神転生2 ・.hack ・ヘラクレスの栄光4 ■3以前から放置 ・グランディア ・サモンナイト(カルマ) ・バテンカイトス ・ロマサガ(WCだけの話) ・ジルオール ・ミッシングパーツ ・デュープリズム ●執筆予告がある物 ・ラングリッサー2 ・天使の詩2 ・「真・女神転生デビルサマナー」 ・ジェネレーションオブカオス2 ・ジェネレーションオブカオス3 ・鬼武者 ・鬼武者2 ・鬼武者3 ・テイルズ なりきりダンジョン ・FF4 ・MOON ●題名不明 主がEDで死、シリーズの1に戻り無限ループオチ:エルナード?シャドウハーツ2?
>>298 詩人風いいな。それはいい。ディモールトいい。
誰かやって。
303 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/04/13 03:07 ID:b9Y0S1Lf
女神異聞禄ペルソナ2罰をお願い致します。 特に前作のキャラが出るシーンを詳しく書いてくれるとあり難いです。 噂だとエリーを仲間にするとEDで前作主人公が出て来るらしいので、 その内容もお願いします。
がぁぁぁageてしまった、申し訳無いです。 m(__)m
まとめサイトに行け
【第二部】 妹のリリスに怒られる平凡かつ平和な毎日へと戻ったスタン。 いつも通りに朝寝坊をしていると、セインガルド王国に返却した筈のディムロスの大声が聴こえてきた。慌てて部屋を出ると、驚いた事にそこにはディムロスとクレメンテを携えたフィリアの姿が。 眠りに付いたんじゃないのか?と首を傾げるスタンに、ディムロスは「我々はリオンに騙された」と憤りを交えて話す。 『神の眼』が再び盗まれた事を知らされ、スタンはフィリアと共に首都ダリルシェイドに向かう事になった。 途中、セインガルド王国内のクレスタの村で傾きかけてた孤児院を建て直し、共に育った兄弟達と楽しく暮らしていたルーティと、ファンダリア王国のウッドロウに事の次第を伝え、共にセインガルド王のもとへ。 そしてそこで『神の眼』が盗まれた事、同時期にオベロン社総帥ヒューゴとリオンが失踪している事を告げられ、ソーディアン・マスターとして真相解明に力を貸して欲しいと正式に要請を受けるのだった。 手掛かりを求めヒューゴ邸へ向かい、書斎に既に閉鎖された筈の工場の名が記されたメモを見つけた一行は、これは怪しいとその工場があった場所へ向かってみる。そこは未だ稼動中であり、到底閉鎖されたとは思えない工場だった。 警戒しながら、そして「リオンは敵なのか?」と苦悩しながら奥へ奥へ。工場を抜け、その先の海底洞窟の更に奥へと進むと、その先にはヒューゴと何故か人質状態になってるヒューゴ邸のメイドのマリアンと…そしてリオンの姿が。 スタン達の足止めとして一人その場に残ったリオンは、驚くべき真実を一行に告げる。 全てはヒューゴの計画通りであり、スタン達もソーディアンもその手の中で踊らされていたに過ぎないのだと。そしてヒューゴとリオン、そしてルーティは紛れもない親子である事を。 リオンの本名はエミリオ・カトレットと言い、ルーティはヒューゴとその妻クリス・カトレットの第一子として生まれたが、女児だった為利用価値はないとされ、殺されるよりはと思ったクリスによってアトワイトと共に捨てられたのだった。 動揺するルーティに、「優しいお姉さんは弟を殺せるか?」と冷たく問うリオン。 事情はどうあれヒューゴを止めなくてはならないと、襲い掛かってきたリオンに応戦する一行だったが、決着が付いた途端海底洞窟が崩壊。リオンをその場に残して、一行は押し寄せてきた濁流に流されてしまう。
ヒューゴを止める事は適わなかった。海底洞窟の崩壊と同時に上空へ浮上したのは、天地戦争時代の空中浮遊都市群。 天上軍の拠点『ダイクロフト』も復活し、無差別地殻破壊兵器『ベルクラント』が地上へ向けて次々と発射される。それによって破壊された土砂が空中へと舞い上がり、空を覆うように外殻が徐々に形成され始めた。 天地戦争再来の危機に飛行竜で突入しようとするも、高度があり過ぎてこれは適わず、かつての地上軍の拠点、浮遊都市『ラディスロウ』を復活させる事にする。 ラディスロウは以前クレメンテと合流を果たした場所であり、そこではソーディアン同様に自分の人格をユニットに投射した、地上軍司令官リトラーが一行を待っていた。 長き時を経て再び空へと舞い上がり、徐々に広がる外殻へソディアン・マスター達を運ぶラディスロウ。 一行は外殻の上を行き、空中都市間を繋いだワープ装置を利用して乗り込む事にする。しかしダイクロフトへのワープ装置は察知したヒューゴにより既に閉ざされていた為、外殻上から直接乗り込む事を余儀なくされる。 外殻上を行く為の浮遊クルーザーを入手する為、空中都市の一つであるミックハイルに入った一行は、そこで身柄を拘束されたマリアンと再会する。自分が人質となっていた為、リオンはヒューゴに従わざるを得なかったと嘆く彼女を助け出すと、彼らはラディスロウへと向かった。 しかしそこでまたも一行の道を阻むものがあった。ラディスロウは鏡面バリアーで包まれ、その周りは守護竜によって守られており、これらを排除しなければ中への進入は果たせない。 バリアーの中和装置を作るにはイクティノスの力が必要だったが、しかし先の大戦の後遺症故か、彼は未だ目覚めの時を迎えてはいなかった。
イクティノスを修復する為、空中都市『ヘルレイオス』へと向かう一行。そこで彼らを待っていたのは、ノイシュタットで彼らを助けてくれたイレーヌだった。 富める者にも貧しい者にも分け隔てなく接していた、あの優しいイレーヌが何故? 戸惑うスタン達にイレーヌは「一度最初からやり直さなければ、世界から貧富の差や人種差別はなくならない」と言う。 しかし戦いの末、彼女は自らの過ちに気付いた。そして自分の求めた世界をスタン達に託し、彼女は上空から己が身を投げ出してしまう。 悲しみに耐えながらイクティノスを復活させると、今度は守護竜を沈黙させる為、そのコントロールルームがある空中都市『クラウディス』へと向かう。 そこではグレバムを追っていた際にカルバレイスで世話になった、オベロン社幹部バルックが待ち構えており、互いの“世界を救う”という信念に基づいて刃を交える。 鏡面バリアー、守護竜、共に無効化する事に成功し、ダイクロフトの下層部であるベルクラントに乗り込む一行。そこには最後のソーディアン『ソーディアン・ベルセリオス』を手にしたヒューゴがいた。 運命の悪戯により、弟と同様に実父とも戦う事になったルーティだったが、世界を救う為にこれを撃破。しかし死に際に父としての言葉を掛けられ、僅かに動揺してしまう。 その時ベルセリオスから聴こえてくる、ベルセリオスではない者の声。その声の主に、他のソーディアン達は驚愕する。それは天上人の最後の王ミクトランの声だった。
かつてオリジナル・ソーディアンマスター達によりその野望を打ち砕かれた天上王ミクトランは、死に際に精神をベルセリオスに移した。そして再び世界を手にする為に、永きに渡り生き続けてにたのだった。 復活の為に操られていたヒューゴもまた犠牲者の一人。彼の最後の言葉が、父から娘へ掛ける事が出来た最初で最後の言葉だった。その事に激しく憤るルーティ。 『神の眼』の力により復活を遂げたミクトランと対峙する現代のソーディアン・マスター達だったが、その圧倒的な力の差により完全な敗北を迎える。 戦いに敗れ、地上へ戻された一行が目にしたのは、全世界を覆う外殻。最早一筋の光も射さない地上には、人々の絶望の声しかなかった。 ラディスロウも外殻の一部として取り込まれ、リトラー司令の手伝いとしてラディスロウに乗り込んでいた助手も脱出の際に意識不明となっており、打つ手が見つからない。 しかしスタン達は何もせずにはいられず、完成された外郭にエネルギーを吸収されて徐々に弱っていく人々を守る為、天上から送り込まれてくるモンスターを次々と倒していく。しかし地上が破滅してしまうのは時間の問題だった。 そこへ助手の意識が戻ったとの連絡が入り、彼からリトラー司令の言葉を伝えられる。指示通りにソーディアンを第二形態まで進化させると、次に外殻を攻撃する為に『集積レンズ砲』を作る事になった。 集積レンズ砲では外殻の完全な破壊は出来ないものの、完成した外郭は以前より高度が下がっている為、穴さえ開けられれば飛行竜でも突入は可能だと言う。 作成に必要な特殊なレンズを集め、完成をみる集積レンズ砲だったが、しかし期待に反してその砲撃は外殻を傷つける事が出来なかった。 外殻にはエネルギーを吸収する特殊なフィールドがあり、それにより砲撃が無力化されてしまっているらしい。万事休すかと思われたその矢先、ラディスロウのリトラー司令から通信が入る。「ラディスロウを打て」…と。 外殻に取り込まれているラディスロウならばそのフィールドの効果範囲外であり、そこを打つ以外、外殻に穴を開ける方法はない。その説明に動揺を隠せないソーディアンだったが、彼の最後の指令通りに集積レンズ砲を打つしかなかった。
リトラーの犠牲と引き換えにダイクロフトへ乗り込んだスタン達は、そこで地上の人々のエネルギーにより復活しようとしている天上人の姿を見る。そして奥で待ち構えていたミクトランの前には、海底洞窟以来行方不明となっていたリオンの姿が。 死して尚利用されているその哀れな姿に、躊躇いながらも彼の願い通りその命を開放するスタン達。 命を弄ぶ所業の数々を決して許す事など出来ない。ミクトランに再度戦いを挑んだスタン達は、苦戦の末これを打ち破り、その野望を潰えさせる。 しかしミクトランの消滅と共にダイクロフトが地上へと降下を始め、外殻が地上へと落ち始めた。 このままでは地上は破壊され尽くしてしまう。その時ソーディアン達は最後の悲しい決断を下した。「自分達の『コアレンズ』と『神の眼』を共鳴振動させ、連鎖的に外殻を破壊する」と。それは即ち、ソーディアンの死を意味していた。 これ以上の犠牲はいらないと反対するスタンだったが、地上を守りたいソーディアン達の意思は固かった。命を支えあい、助け合ってこの苦難を乗り切った仲間の覚悟に涙するスタン達。 それぞれに別れを告げ合い、ダイクロフトから脱出するマスター達を見送ったソーディアン達は「最後の時に良いマスターにめぐり会えて幸せだった」と言って『神の眼』や外殻と共に消滅していった。 一年後、スタンの故郷リーネ村に旅の仲間達は集まった。多くの犠牲があり、彼らのお陰で迎えられたこの平和の意味を忘れない為に。 ───END───
以上です。 読み難く、分り辛かったらスマソ(;´Д`) では名無しに戻る。
>>312 乙。
依頼人じゃないけど、第2部はダンジョンだらけなのが激しくウザくて
途中でやめてしまったので助かった。
やっと書き終わった…。 だが、初めて読む人も推理できるようにしたから 長い。すまねぇ…。 _| ̄|○ では投下。
雨宮 桂馬「オタク刑事、走る!」グッドエンド ― 一日目(10月11日水曜) ― 渋谷の交差点。 「雨宮桂馬」(あめみやけいま)は「ゲーマー刑事」である。 警視庁渋谷中央署生活安全課少年係。これが桂馬の正式な肩書きだ。 桂馬は雪印のコーヒー牛乳を片手にいつも通り、朝の巡回をしている。 登校拒否をしている少年の「ガイ」(本名:土屋利男)へ公衆電話を使ってネットで補導する。 そこで11時にゲームセンターでの待ち合わせをし、ネットから落ちるガイ。 通信を解除すると、あこがれの先輩婦警「麻生しおり」に見つかりあわてるが、彼女は桂馬の補導を理解しているので、注意するだけだった。 そのとき、不気味な音楽が聞こえてくる。音楽は「葬送行進曲」。 音の鳴る方向である、オーロラビジョンへ目を向けると、「爆破」の二文字が大きく表示されている。 何かとんでもないことが起こっていると直感した直後、画面が切り替わり、文章が表示される。 「DO YOUR BEST 死を刻む十三の鐘 混沌の大地より産まれ し災の子 予言は木馬を越え車の時代あみ 目に花の哀しみ幾千と 警告街滅する意宇 智と技を要し 意を解し 喜惨負はんとす る者 主の再起の戦の相手 貴殿と認める 審判の日は訪れんばく弾は街で目醒を待つ DO YOU DO IT? 悪魔 の手下」 桂馬は直感で「爆破予告」と感じるが、桂馬の上司である「ゴロイチ」(本名:権田玄三)が頭に平手を飛ばす。 良く見ろと言われ、もう一度オーロラビジョンを見ると 「ドラマ『刑事・独走最善戦』ジャパンテレビ系で絶賛放映中!」という画面が追って現われた。 ドラマの予告であることがわかった。しかし、なおも桂馬は疑念を拭いきれないが、ゴロイチに、 遊んでないで仕事しろと殴られる破目に。 再び巡回に戻ることになった。 ゲーマーの桂馬にとっては、ゲームセンターの警邏は、魅力が溢れる場所である。 UFOキャッチャーの商品取り出し口に手が挟まれたふりをして、しおりを追い払う。 小銭を握り締め、11時の決選が近いと考えているとき、通りすがりのカップルと肩がぶつかり、小銭を落としてしまう。 カップルにも協力してもらいながら小銭を集め終わったとき、ふと手の中に丸められた紙が握らされていることに気がついた。 そこに書かれていた文章は、オーロラビジョンの怪文書。どこからともなくあの旋律が聞こえる。 桂馬の心に不安が湧いた。それは、この桂馬の25年の生涯で、はじめて感じる虫の報せのようなものだった。 元鬼刑事であり、現在資料室主任。桂馬が最も信頼を置く「ヌマさん」(本名:沼田岳義)に合うために、資料室へ向かう。 ヌマさんもビラをもらったらしいが、それは、黄色いスタジャンを着たロケ隊の男達が配っていたドラマの広告だという。 やっぱり爆破予告ではないと理解するが、警戒は怠るなとヌマさんに警告される。 ガイとの待ち合わせを思い出した桂馬。再びゲームセンター街へ。ゲーセン「PIXY」へ向かった。
ガイと会い、「WOLFIRE3」(以下、ウル3)で対戦しようと桂馬がコインを入れると、急用があると言いどこかへ行ってしまう。 すると直後に背後から不気味な気配がした。 男は「ジェロニモ」とつぶやくと、乱入する(対戦する)ためコインを入れた。 はめ技で、彼に勝つと、彼はコンパネを叩き、切れたように立ち上がり「オモシロカッタ」の捨てぜりふを残して去ってしまう。 彼が居なくなると、ガイが戻ってくる。 ジェロニモと名乗る男は新宿から流れてきたゲーマーで、「シャチテの悪魔」と呼ばれているクラッカーだという。 彼に目を付けられると、ストーカー行為をされた挙句、社会で生活できないほどの侮辱を受けると言う。 ただ、ゲーム上で彼に再び負けると、その行為もぴったりと止まるのだという。 警告を受けると、後ろからゴロイチ刑事が睨まれていることに気づき、横っ飛びで外へ出る。 外では、しおりが待っていた。彼女もビラを持っていた。逆さにして貼ってあるところを持ってきたという。 テレビドラマを装った本物の犯行予告ではないかと疑いを持っていた。 が、ビラを受け取った人がいたずらでやったと結論に至り、巡回を再開した。 独走最前線の台本を持った男が公衆電話で話しているところを見つけ、話しかける。 ドラマの中で今回爆弾が登場することはなく、チラシも配っていないと言われ、爆破予告は本物だと確信。 桂馬は走り出す。十三の鐘は、午後1時のことだと推理したからだ。 「審判の日は訪れんばく弾は街で目醒を待つ」とは、今日の午後1時に爆発が起こるということだと言う桂馬に、 思い込みが激しいと言うしおり。本当に思い込みなのか疑問に思っていると、ヌマさんが一枚の紙を持ってやってきた。 このゲーセン街の公衆電話から渋谷署の全室に設置されているFAXに届いたのだという。 「Q1 混乱を鎮めたくば頭脳を運べ」 いたずらだろうと署内では言われているが、ヌマさんは知らなかったらしいが、 2,3日前にも「悪魔の手下」と名乗るハッカーから同じようなFAXが届いていたが、結局何もおこらなかったという。 この爆破予告は本物で、このFAXは「Q1」というところから、ヒントだと考えた。 「混沌」は「カオス」。「頭脳」は「ブレイン」。ゲーセン「カオス」は「ゴッドブレイン」というクイズゲームが売り。 そのゲーム機の中に爆弾を仕掛けたという文章だと推理し、ゲームセンター「カオス」へと急いだ。 目的のゲーム機へコインを入れ、キャラクター選択画面に変わると、 そこにはいつもよりもキャラクターが一人増えている。使われるはずの無い警察のキャラクター。 そのキャラを選択すると、画面に「爆破」と大きく表示され、クイズが始まった。全13問。 苦労しながらも解き、13問目の選択が終わったときだった。地底からの地響きがした。 選択を間違えたと危険を感じた桂馬としおり。 桂馬はしおりをかばい、床へと伏せた。大きな爆発音。 …しかし、全ては筐体から出る音だった。画面には「起爆装置ON」の文字が表示される。 一度ヌマさんにも相談するため、資料室へと戻ることにした。 ヌマさんに事情を話し終えるとメールが届く。 メールをチェックすると、オーロラビジョンと同じ内容だった。これは資料室宛でのみ届いている。 メールの続きを読むと、さっきのクイズも書かれていた。このクイズに爆弾のヒントがあると言うヌマさん。 クイズの答えの正解番号には、1525という並びの法則があることに気づく。 「Q1@UFO Q2D売場 Q3Aデパート Q4D屋上 Q5@玩具 Q6Dいなり Q7A夏 Q8D左隣 Q9@ぬいぐるみ Q10Dプラスチック火薬 Q11A赤と青 Q12Dきる Q13→全部×」 桂馬は「UFO」は「UFOキャッチャー」で、ぬいぐるみに爆弾が仕掛けてあると読む。ここに手がかりがあると読む。 しかししおりは、最後の二問中で、なぜか「売れないぬいぐるみ」という言葉が続けてあることに気づく。 桂馬はまたひらめく。「デパートの玩具売場の、UFOの左隣に赤と青の夏のもを着たぬいぐるみが、プラスチック爆弾を仕込まれて、 居成りで置いてあったとしたら!」と言い、部屋を飛び出し、渋谷内にあるデパート各店を探し回ることにした。
資料室を出てから、デパートを巡り、残すはあと一店舗という状態になったが、結局収穫は無い。 センター街でガイと出会う。桂馬の行動を見ていたガイは、ぬいぐるみを探していることを悟り、 週末に、デパートで着ぐるみショーが行われる予定になっていて、 もうぬいぐるみや機械は搬入されているはずと教えてもらい、そのデパートの倉庫へと向かった。 人形だけでも、30個ダンボール。全部で360体。片っ端から調べ、10個目の箱という時、しおりがやってくる。 桂馬が資料室から出た後、ヌマさんと推理していたが、 「売れないぬいぐるみ」は「売れ残り」ではなく「売ることが出来ない」すなわち、「非売品」のもので、 UFOキャッチャーのぬいぐるみは非売品であることから、はじめに桂馬が推理していたことに近い線じゃないかという。 夏はNATUビル。屋上にお稲荷さんがあり、左隣にUFOキャッチャーがあると気づいた。急いでそこへと足を向る。 予想通り、UFOキャッチャーの中には、ここにあるはずのない「ポピーくん」("街"世界の警察のマスコットキャラクター。実際の警視庁のマスコットは「ピーポくん」ですので、鵜呑みにして間違えて覚えないように。) が「マムルボンボン」(球体のキャラクター)にまぎれて入っていた。 桂馬の持っている小銭は500円玉1枚と、100円玉1枚だけ。 500円玉なら、6回できるとはじめるが、店員を呼びに行き、取り出してもらおうと言い残し、走り去るしおり。 しかし、桂馬は「時間がない」と思い、ゲームをはじめてしまう。 ポピー君はマルムに押し込まれるようにして入っているため、なかなか取り出すことができない。 手違いでマムルをキャッチしてしまうが、マルムは取り出し口より大きく、出口を塞いでしまった。 桂馬は筐体を蹴った。すると、振動感知センサーが働き、電源自体が落ちてしまう。 残りの回数を無駄にしたが、コンセントを入れなおし、復活させる。 最後の100円玉を入れ、再び挑戦するが、子供が話しかけてきたので、ぬいぐるみを取り損ねてしまった。 もう小銭がなく、自分も店員を呼びに行こうと、下階へと降りる。 そこでデジタル数字が目に飛び込んできた。 しかし、その文字は小太りの女性が体重を量っていたその文字だった。その数字を見ると「666!!」ゾロ目! フィーバーで、もう一回だけゲームが出来るかもしれないと思い、再び屋上へと戻る。 予想通りもう一度のチャンスが出来ていた。 今度は取り逃すまいと、ポピーくんをつかみ、取り出すことに成功する。 そのぬいぐるみには、粘土状のプラスチック爆弾とタイマーが付いていた。 時間を見ると、あと1分45秒しか残っていない。 狭い場所へ逃げ込み、携帯ナイフを取り出し、赤と青の線、どちらを切ればいいのかと悩むが、結局両方を切断。 タイマーは0.01秒を残すところで停止した。 直後、警告が鳴り出し、慌てて人形を抱え走り出す桂馬。激しい閃光がひらめいた・・・ 結局コンパクトカメラのフラッシュで、爆破はしなかった。 署へ戻ると、ゴロイチが悪戯の犯人を捕まえたと言った。 犯人として捕まえられていたのは「ガイ」だった。 オーロラビジョンの操作室の近くでガイがうろついていたのを見た人物がいるという。 本当にガイが犯人なのか、信じられない桂馬。 さっきの爆弾が本物か調べてもらうことにした。 その結果は「ニセモノ」で、プラスチック爆弾は、ただのプラスチック粘土。 力が抜けた桂馬だが、ヌマさんに、こういう犯人はエスカレートするから、今日で無事終わったと思わず、気を抜くなと言われ、 気を引き締め、甘くてほろ苦いコーヒー牛乳をすすった・・・。
― 2日目(10月12日木曜) ― 翌日になり、ヌマさんは、 ・「カオス」に電話して、筐体を開けて調べてもらったが、基盤への細工の跡はなかったこと。 ・一ヶ月前のメンテナンス時でも異常はなかったこと を話してくれた。 メーカーが仕掛けたものなら昨日のゲームのようなことは出来るが、爆弾が絡んでいるので、下手したら捕まることになると話す。 ヌマさんは知り合いのメーカーに当たり、桂馬はゲーセンへを当たることにする。 ゲーセンで何か心当たりでもあるのかと言うヌマさんに、「シャチテの悪魔」という名前を挙げる。 ヌマさんは人物については一切知らないが、15年前の高田馬場で聞いたことのある名前だという。 コンピュータに関する知識・技術・才能は人一倍優れていたと聞いていた。 爆弾ゲームのようなプログラムは作れる技量はあるかと問うと、ヌマさんは余裕だろうと答える。 「悪魔の手下」に「シャチテの悪魔」。偶然ではないはずと考える桂馬だった。 そのとき、しおりが入室し、ガイが昨日のうちに自宅へ帰されたと話す。 オーロラビジョンの制御室に、ガイの生徒手帳が落ちていたので、その生徒手帳を鑑識に回すと、ガイ以外の指紋が出てこなかったので、 盗まれたりしたわけではないと考え、ガイを帰し、およがせているのだという。 にわかには信じられない桂馬に、ガイの疑いを晴らしたかったら、まずは行動することだとヌマさんに言われ、 できるだけやってみますと頭を下げ、部屋を後にした。 ガイとの定例通信の時間である午前10時になった。 いつも通り、ネットからミニパソでガイへ呼びかける。返事はない。 しばらく呼びかけていると、ガイが返事をする。話し方もいつも通りのガイだ。 「悪魔の手下じゃないなら、学校へ行ってマジメ高校生を印象付け、疑いを晴らそう」という桂馬に、 「このオレこそ、本物のシャチテの悪魔だ」と言った。 冗談にしては悪い冗談だと思いながらも、「無実は晴らしてやる。真犯人を捕まえてやる」とメールを打った。 ゲーセンの開店時間に合わせて聞き込みをはじめる桂馬。 だが、大した情報は得られなかった。 「ロンゴロンゴ」というゲーセンに行くと、ちょうどメンテナンスが終わったところで、一足違いで担当者が帰ったと聞く。 株式会社ペガサスの「桶畑夏美」という人物だったようだ。女性かな?と思いながら名刺を預かり、手帳にはさむ。 二時間ほどゲーセンを回ったが、収穫はない。 昼になり、目の前にはしおりの行きつけの店があったので、昼ごはんを食べる為、入店した。 案の定、しおりは昼食をとっていた。 今、特に動きはないから、これで事件も終わりかな?でも、悪い予感がすると話していたとき、桂馬のポケベルが鳴った。 見ると、それはヌマさんが連絡をくれという意味のものだった。 しおりに携帯電話を借り、電話すると「奴からメールが来た」という。 桂馬のミニパソに転送したというので、確認する。 「爆破予告」 黒魔術師は知っている 警察の代理人ポピーくんの 運命や如何に 制限時間30分 悪魔の手下 やっぱり終わっていなかったと実感し、回線を切る。 急がないと30分で爆発だという桂馬に、心当たりがあるのかととうしおり。 魔術師は一人しかいないと言い、ゲームセンター「あんだんて」の「WIZARD」というゲームを目指した。
「WIZARD」に100円を入れると、画面には黒いローブを着た老魔術師が現れる。 「我が名はカニエル。汝の名は」と言う問いに、「ポピーくん」と入力すると、魔術師が笑い出す。 「待っておったぞ、占ってやろう。ありがたく思え」と言い出した。ジャンルはこれだ!という声の直後、 画面には「爆弾クイズ」という文字と爆弾が表示された。と同時に、画面の下にある口から、プリントアウトされた紙がでてくる。 (## 注意:縦書きです!! ##) ▼死▼風ば在待は悪ふ▼ 第 有ぬい知、▼ち不魔者此 五 悪 難まのりく仕人可の知の 十 魔 やでち好も事うの手恵み 七 十万転の流ま意下無く 番 の 競事すイ転のあにくじ 手 争休べロあ尻り及しに 大 下 也すしとらに▼ぶてあ 凶 意味がわからないと話す二人。 それに答えるかのように、魔術師の声が聞こえる。 その紙には魔法がかかっている。魔法を解くにはある呪文が必要だ。Read at 10o'clock!と言われる。 これが暗号になっているんだと気づいた二人。 「Read at 10o'clock」は、直訳すると「10時に読め」という意味。 10時は十字で、上から5番目を左から右へ。 右から7番目を下から上へ読めば、 「十万転の流ま意下無く、とロイのもくば」すなわち「十万点ノルマ以下、泣く。トロイの木馬」となる。 馬に関係している言葉の多いことから、競馬ゲームの「トロイフィールド」で、得点が10万点以上にしないといけないとわかり、 急いでゲームセンター「ロンゴロンゴ」へ向かう。 第五十七番は、57番ステーション(ステーション=席と思ってもらえば想像しやすいかと。)の意味も兼ねていると思い、 カウンターで、「57番ステーション」と予約すると、既に、エントリー済みだと言われる。 エントリーした人物は「ガイ」だった。 何故ガイがエントリーしているのかと考えながら、時間がないので、テーブルへと向かった。 アナウンスで「本日のメインレース、警視庁ポピーくん記念カップを残すだけとなりました」と聞こえる。 これは間違いないと思い、57番ステーションの席に着く。 ガイがエントリーしていたはずだが、全く賭けていなかったようす。 この一回で、10万点取らないといけないので、全額を穴馬にかけたが、当たらなかった。 レース終了直後、画面は切り替わる。 「あと8分。ばかは見ぬ馬のケツ」 一瞬だけだった。すぐ普通の画面に戻った。 この言葉に、「馬の名前の後ろだけを読めば良いんだ」と気づき、ゲーセンの警備室へと向かった。 警備室には、警備員のセイさんがいた。彼は一瞬の画面の異常表示に気づいてはいない様子だった。 彼に今の馬の名前を全て教えてもらい、@から順に後ろの文字をつなげて読むが、意味が通じない。 着順に最後の文字をつなげて読んでみると、「ナンブRパトカー」→「南部Rパトカー」 と意味の通る文となり、 デパートの屋上にあるおもちゃのパトカーに爆弾が仕掛けられていることに気づき、先を急いだ。
パトカーには子供と一緒にピポーくんのぬいぐるみが乗っていた。 桂馬は、しおりに頼み、子供と非難してもらう。パトカーの料金ボックスの下に、ポケベル型のタイマーがついていた。 線はピポーくんにつながっており、ピポーくんの背中を開けてみると、 ペットボトルいっぱいに入っていた液体と、そのふたには細工がされていた。 時間になると、ペットボトルに入ったガソリンに引火して、爆発する仕掛けになっているんだと理解した桂馬は、 ピポーくんを抱え、物陰へ急いだ。 また昨日と同じように、赤と青の線が一本づつあり、両方切断するとタイマーは0.1秒で停止した。 その直後だった。 ポケベルは突然鳴り始める。 驚いた桂馬は、ポピーくんを投げ捨てた。しかし、それをみた子供がピポーくんに駆け寄る。 危ないと感じた桂馬は再びピポーくんを抱え、噴水の池へと飛び込んだ。 結局何も起こらなかった。 すると、いきなり後ろから叩かれた。それはゴロイチ刑事だった。 彼は、また爆弾だと言って遊んでいるのかと注意されるが、桂馬は爆弾らしきペットボトルを見せる。 すると、ゴロイチは、ペットボトルを開け、中身を飲み、「これはテキーラだ」と言うので、 桂馬たちも開けて確かめて見ると、アルコールの臭いがした。 肩を落としながら、濡れそぼった桂馬はそのまま署へと戻ることにした。 ヌマさんに今日あった出来事を全て話すと、テキーラだったとはな…とつぶやいた。 「人がいいから、親しいから、身近にいるから、大好きだからといって、容疑者圏内から外すことは許されない。それが刑事という仕事なんだ」と諭し、 ガイが57番を先にエントリーしていたのも偶然とは考えにくく、怪しい。 一足違いでメンテナンスしていた男も怪しいという。(ヌマさんは名前しか見ていないが、男だと思っている) 競馬の馬の名前を教えてくれた警備室のセイさんも怪しいと言い出す。 終いには、誰が置いて行ったか分からない爆弾に見せかけたモノを飲んだゴロイチ刑事も怪しく、 いつも行動を共にしているしおりまでもが怪しいと言い出す始末。 驚く桂馬だが、参考になったと礼を言い、もう一度街へと出て行った。 さっきのヌマさんとの話をまだ引きずり、考えながらどこに向かうでもなく歩き続けている。 はっきりと間違いだという証拠がないだけに、気持ちが暗くなった。 いきなり誰かが桂馬の腕をつかんだ。驚いて振り返ると、それはしおりだった。 しおりは、「桂馬はしばらく調査できないだろうから、メンテナンス会社へ行って桶畑夏美って男を調査してくれ」 とヌマさんから電話で言われていたらしい。 その人は、何もいじっておらず、問題もなかったという。 プログラムも見直してもらったが、異常は見つからなかった為、白だとわかる。 さっきガイに会ったということも話す。声をかけようとすると、逃げてしまったという。 桂馬はガイに当たってみると言い、分かれようとするが、しおりはあることを思い出した。 ヌマさんに「このホシは、必ず桂馬の身近にいる。もしかしたら犯人は桂馬自身かもしれない」と言われたと声に出して笑った。 ヌマさんのジョークだろうか?と思いながらも、立ち尽くしてしまう。
再び桂馬は一人で街をさまようが、ガイが立ち寄りそうな場所にはどこにも彼はいなかった。 直接会って話ができないのなら、ネットで話そうと思い、電話ボックスでミニパソを立ち上げると、 メールが来たと知らせるので、チェックしてみた。 すると、そこには… 雨宮桂馬告別式 十月十三日金曜日 喪主・悪魔 の手下 と書かれていた。パスワードがないと送れないはずの、HPに直接送ってきているのだ。 警察という組織ではなく、桂馬個人をねらってきていることは確実だった。 そのとき、視界の隅で人影が動いた。向こうの影から確実にこちらの動きを伺っている。 絶対に捕まえてやる!と意気込み、走り出す。ずいぶんと追いかけたが、見失ってしまった。 人影はガイに見えた。ジェロニモにも見えた。ゴロイチ刑事にも見えた。…誰もが怪しく感じた。 ただ、しおりではなさそうだったことが、桂馬にとっての救いだった。 勤務時間を過ぎた後、桂馬は資料室のパソコンで、ガイからの通信を待った。 メールは既に送ってある。 ずいぶんと待ち続けた。 そして、11時半を回った時、やっとガイからの通信が入った。 桂馬はマジメにガイへ二つの質問をする。 一つ。「ロンゴロンゴ」のトロイフィールドの57番ステーションを予約したのは何故だ。 二つ。しおりさんと合った時、逃げたのは何故だ。 一つ目の質問に、ガイは「全く覚えがない」という。 なんだって!?と驚く桂馬。 それにガイは「もう答えた。オレは知らない。もし名前があったなら、誰かがオレを利用したんだろうさ」と言うのだ。 信じていいんだな?と桂馬は言うと、ガイは俺を信じているのか?と逆に質問してくる。 信じてるさ!信じてるさ!だからお前に訊いてるんだ。と声に出して叫んでしまう。 信じてくれているならと、ガイはもう一つの質問を答えた。 「逃げたのは、ゴロイチの所へ連れて行かれるのが面倒だったから」と。 生徒手帳も盗まれたし。とついでのように答える。 誰が盗んだんだ!?という桂馬の問いに、眠いといって、落ちてしまった。 桂馬は疲れがどっと出た…。
― 3日目(10月13日金曜) ― 日付が変わったころ、桂馬は行きつけのゲーム喫茶「シルベール」へと向かった。 クラシックゲームしか置いていない、通のみぞ知る店である。 ここで飲むコーヒー牛乳は、雪印も負けるほど美味いらしい。おとといからの事件で、二日ぶりの来店である。 高校時代からこの店に通っているので、すっかり常連。 桂馬の親友と、「ネプチューン・ウォー」というゲームでよく遊んでいたという。 ミニパソで、今回事件にかかわった店のみを抜き出すが、共通点はない。 マスターにメンテはどうしてる?と問うと、メンテナンスは明日で月一度だという。 今までの店も、月に一度だったのだ。 席を立ち、「ネプチューン・ウォー」というシューティングゲームにコインを入れ、 ボタンをガチャガチャ入力し、裏モード「ネプチューン・ウォー桜花バージョン」で遊ぶのが日課。 一時間ほど遊んだ後、自宅へ帰るのが面倒になった桂馬は、資料室の隅で寝ることにした。 しおりとヌマさんの起こす声でようやく目が覚めた桂馬。時間は既に、午後一時を回っていた。 また予告メールが来ているという。 『oct.1三(金)』 眠れる海王狙ふ者は災いに遭ひ やがて来るべき死を謳うか 金鵄勲章なる薄謝をば得るのみ ・馬を落ち無限地獄にて愚者は悟る 未来のやすらぎ取り戻す術 ここに全て消え火玉なむ降る 悪魔 の手下 海王というのは、ポセイドンで、「キングポセイドン」というガンシューティングゲームを指している。 金鵄勲章は、全国大会で優勝した人にだけもらえるものの事をいうと桂馬は指摘する。 しかし、しおりは、海王は「ポセイドン」以外にも「ネプチューン」とも言うと指摘した。 考えを切り替え、文章上で気になる「oct.1三(金)」に注目する。 将棋の駒の並びのよう9行9列の枠に、右から1列目、上から3行目に文章中の「金」を配置し、(1,三に金を「置くと」と読める事から。) 残りを配列。すると中央にドットが来る。そこから桂馬飛びにメビウスの輪を描くように読むと以下のようになる。 「死るべ得るえ来・謳ふかちらむや」→「シルベールへ来。桜花散らむや」 桂馬の行きつけの店にある「ネプチューン」に仕掛けられていることが分かり、しおりはいち早く部屋を飛び出していった。 それを追うように、桂馬も出て行った。
到着すると、マスターにしおりさんは?と聞くと、すでにしおりはポピーくんを抱え、屋上へ行ったという。 急いで屋上へ向かうが、すでにしおりは爆弾の解体を始めていた。 逃げろ!と桂馬は言うが、しおりは「赤?青?どっち!?」と問いかけてきた。 桂馬は「犯人は裏の裏をかく!両方の線を切れ!!」と叫び、しおりは両方を切断する。 その瞬間、激しい光がほとばしった…。 気がつけば、しおりを抱きかかえている桂馬だった。 爆破は免れたが、しおりはぐったりと気を失っている。 そこへ心配して駆けつけてきたマスターに「病院まで運ばなくちゃ」と伝えると、マスターにタクシーを呼んでもらい、病院へ向かった…。 ストレッチャーに乗せられ、救急処置室へと入っていったしおり。 命に別状は無く、かすり傷程度だったが、意識は戻っていなかった。 ヌマさんに状態を伝え、その足でシルベールへ向かった。 警察が調べに来る前にポピーくんについて聞きたいとマスターと話す。 ・しおりは中が空になっているテーブルの中に入っていたぬいぐるみを取り出して出て行った事 ・いつ仕掛けられたのかは分からないが、店を閉めて出た後で侵入された形跡があった事を聞く。 形跡とは、エンディングの画面(表彰式のワンシーンのような画)を印刷したものが、 テーブルの上に置かれていたことだった。 桂馬は力なく笑った。このゲームを作ったのは「SINDAI」と言う会社。 漢字変換すると、寝台。眠れる海王ともつじつまが合う。 しばらくすると、ゴロイチ刑事を先頭に、刑事と鑑識が到着した。 署で結果を待ってろと言われるので、少年係で待つことにした・・・。 ずいぶんと待った感じがする。 そこへゴロイチ刑事が帰って来て、略式だが鑑識で調べた結果、 爆弾ではなく「マグネシウム」だったと言った。すでにガキのいたずらとマスコミにも発表済みだという。 しおりがなんともなかったから良かったものの、もしも死んでいたら 「業務上過失致死」になっていたところだぞと一喝され、桂馬は街へと出て行った・・・。 自分の無力を呪い、再び彷徨う街には雨が降っていた。 失望しながら考えにふけって歩く。すると目の前にはジェロニモがたたずんでいた。 怒りが込み上げ、追いかけようとするが、既に姿はなかった。 肩を落としていると、後ろからガイが風邪引くぜと声をかけてきた。 その優しさが嬉しく、目頭が熱くなる。 ガイは、しおりの見舞いに行く為に出てきていたヌマさんに事情を聞き、心配で来たのだという。 その優しさに目頭が熱くなる。 ガイは傘を桂馬に貸し、照れたように笑って立ち去った。 自分も病院へもう一度戻ることを決めた。 病室に入る勇気が無く、前で座っていると、ヌマさんに会った。 状態は正常だが、ショックが強かったので、最悪の場合記憶喪失や、思考力の途絶なども考えられると告げられた。 酷いことをしてしまったと思った桂馬。ヌマさんともう一度事件を一から考え直すことにし、資料室へと戻る。
この事件の手掛りは、桂馬の行動を熟知した犯人が起こしているものだと考える。 その上で、一番怪しい人物はと言う問いに、桂馬は「ジェロニモ」を挙げ、さっきの街での行動と、 一昨日のはめ技で勝ったゲームの話とストーカー行為をすることを話した。 彼に関する資料を、ヌマさんは雑誌記事を見せた。 そこにはジェロニモの本名「高松野平」と、彼のインタビュー記事が掲載されていた。 もう一つ、ジェロニモが同人誌として出版した、「ネプチューン・ウォー、桜花バージョン」の 全攻略冊子をも渡してくれた。おくづけには、編集発行「シャチテの悪魔」と記されている。 その冊子の最後のページには、ゲーム喫茶で見せてもらったエンディングの写真があった。 この雑誌類は、ヌマさんが10年前に亡くした息子の遺品だという。 息子の徳矢もゲーマーで、ちょうど桂馬くらいの年で、 ヌマさんが初めから桂馬に親近感を覚えたのはそのせいだという。 もう一度病院に戻り、しおりを看病しようと決め、部屋を後にした。 自分にできることは、しおりの傍についているとだけだと思い、 ベッドの傍らに朝まで看病することにした…。
― 4日目(10月14日土曜) ― しおりの声がする。 桂馬はいつの間にかベッドに寄りかかり、眠ってしまっていたようだ。 しおりは意識を取り戻していた。そして桂馬が来る前に自分がみたことを桂馬に伝える。 シルベールのネプチューン・ウォーで何をすればいいのか分からなかったので、まず100円を投入する。 目茶苦茶な図形が出た後、「爆弾ハ、我ガ友ノ体内ニアリ」と表示されたので、近くの筐体をあけるとポピーくんがあって、 取り出すと画面が「爆破マデ アト00:07:32」と表示され、ポピーくんを抱きしめて屋上へ上がったという。 だから、ネプチューンの基盤に何か仕掛けがしてあるんじゃないかと言い、それを確かめる為、署へ戻ることにした。 署に戻ると、資料室へ戻る前にゴロイチ刑事からカミナリが落ちた。 シルベールでのゲーム基盤は異常ナシという結論を聞き、逃げるようにヌマさんの元へ帰る。 しおりの意識が戻り、ヌマさんに連絡してきたという。しおりはヌマさんへ、桂馬に「共通点を探って」と伝えてくれといわれた。 共通点と聞き、桂馬の中で何かがはじける。 今までのゲームは全て「通信機能」搭載だったのだ。ホストコンピュータとリンクさせ、情報を引き出すことができる。 ネプチューンも、もしかすると、何かと通信していたのではないかと考え、「シルベール」へと急いだ。 ネプチューンを調べているとき、筐体の下側にケーブルが隣のインベーダゲームの筐体につながっていることを発見する。 ここになにかあると勘付いた桂馬は、インベーダゲームの天板を開け、中を見る。 すると、それはインベーダゲームの基盤ではなく、ネプチューン桜花バージョンを改造し、 しおりが見た映像が流せるようにしてあった。 改造されたロムを取り出し、ふと思う。 桜花バージョンを持つネプチューンは、レアモノなので、持っている人は限られる。 「とのさま堂」というレアモノを扱うゲーム専門店なら、購入者リストをもらえるかもしれないと思い、 マスターに、とのさま堂の店長へアクセスしてもらい、リストを送ってもらうことにした。 資料室へと戻り、ヌマさんにリストが届いたかと問うと、届いていると言う。 ヌマさんは、ジェロニモの本名である「高松野平」で検索したが、なかったという。 一番最近購入した人は、「赤蔦峰穂」という名前。女性ではないかと考える桂馬に、男性かもしれないというヌマさん。 とにかく、リスト中の人物が、警視庁のスーパーコンピュータ内にあるデータベースにあれば、 事件と関係があると思い、検索するが、一時間ほどで終了。ヒットはなかった。 休憩の為、テレビを見ることに。 おめざめテレビの占いで、桂馬は1位だった。 キーワードが洋服のポケットの整理と言うことなので、ポケットの中身を全て出してみると、 警察手帳やアニメの時計、ヌマさんの実家に遊びに行った時に買った岐阜県の電車の切符など、 関係ないものが沢山出てきた。最後に探ったポケットの中から、 今まで事件の起こった全てのゲームセンターでメンテナンスをした人の名刺が出てくる。 警視庁のコンピュータ内にあるデータベースを検索し、これらの人物が今までの事件と かかわりがないかを調べることにした。 ヌマさんの手伝いにより、名刺の名前を正しく読むことができる。 「松方丙=マツカタヒノエ」など分かり難いのもまで読んでもらった。 が、収穫はなし。もしかすると、シャチテの悪魔と検索したらヒットするかもしれないと、 キーを叩いたとき、桂馬は気がつく。 「同じキーばかり叩いているような気がする…」 これはおなじアルファベットを並べ替えた「アナグラム」によって作られた名前で、 どれも同一人物ではないか考えがまとまる。 そして、ヌマさんと協力し、「shatite no akuma」の並べ替えで検索することにする。 膨大な量の名前を検索した中、「タカハシムネト」一件だけがヒットした。 しかし、その名前ではなく「柴田亜美」がヒットした。気を取り直してその内容を読んでみた。
それは5年前、六本木署管内で発生した賭博麻雀ゲームのプログラムを改造し、不正に儲けていた店が摘発された、 いわゆる「裏ロム事件」だった。柴田亜美は、キャラデザインを担当して聴取されたのだという。 その供述の片隅に、「高橋宗人」の名前があった。 事件の調書写しならあるかもしれないと探し出し、読んでみる。 自称「高橋宗人」は、プログラムの作成者として事情聴取されたが、関与を否定。 証拠不十分で帰されおり、そのまま事件は未解決だった。 調査時にMOを押収しているので、それを見れば何かつかめるかもしれないと考えているとき、 しおりから電話が入る。病院から退院許可が出たので、署へ戻るという。 帰り際に、MOも取ってくると言ってくれたので、しおりの帰りを待つことにした。 待つことおよそ2時間。しおりはようやく戻った。 MOには、プロテクトがかかっていたが、しおりが昔ヌマさんにもらったフロッピーを使うと解除でき、 中を確かめて見ると、「UFO倶楽部」「バーチャルウォーリア」「マスターブレイン」「ブラックマジック」「リアルホース」 それは今流行っているゲームの元であろう企画だった。 「UFOキャッチャーU」「ウル3」「ゴッドブレイン」「WIZARD」「トロイフィールド」…。 すべて事件と関係も有る。しかし、一件だけがまだ世に送り出されていないもの「Damned Dog」だ。 企画も先を見越したもので、あらゆる要素を取り入れた、ヒット間違いない企画…。 作成された日付はいずれのゲームも発売前。考え出した「高橋宗人」=「シャチテの悪魔」はすごいと関心するばかり。 だが、未だ「ジェロニモ」=「高橋宗人」=「シャチテの悪魔」であるという証拠は無い。 だから大手プロバイダに登録されているアナグラムで作られた名前全てにメールを送り、あらゆる掲示板に書き込みをし、 挑戦状を叩きつけると言い出す。事件の大きさから、迷惑をかけるなんて言っていられないと、 その仕事をヌマさんとしおりさんに頼む。 桂馬は、高校の親友で、シルベールに通った奴に、ネプチューンの基盤を「Damned Dog」のタイトルを表示できるよう改造を依頼した。 親友から基盤を受け取り、シルベールに立ち寄り、ロムをセットし、「Damned Dog」のタイトルを表示できるようにした。 セット途中に、ヌマさんから進捗具合を確かめる連絡があり、順調と伝える桂馬。 ちゃんと表示されるか確認すると、店を後にする。 はじめにジェロニモと対戦したゲーセン「PIXY」へ向かう。 待ち続けると、確かにジェロニモがやってきた。 格闘ゲームを始める。その後、事件のあったゲーセンを転々とし、ジェロニモ犯人説が疑いから確信に変わる。 そして、最終地点であるシルベールへと向かった。未発表のゲームタイトル画面を目にし、 「くッ、これは俺のゲームだ!俺の作品だ!!」と絶叫しながら店を飛び出す。 それを尾行し、家を突き止め、表札に名前が102号室「間瀬谷」(間瀬谷=ませや?)と書かれているのを確認したとき、 ヌマさんからポケベルで呼び出しがかかった。深追いはするなという意味ととらえ、そのまま署へと戻る。 ヌマさんにとしおりさんに自宅を突き止めたことを報告する。間瀬谷という名前があったと話す。 しおりはまたアナグラムではないかというが、「MASEYA」と”Y”が邪魔だと話した。 すると、メールが来ている。 愚かなる警察へ ここまで愚かだったとは。 愚かなる行為は愚かなる命で償え。 最終爆弾は起動した。 爆破は予告日時通り。 悪魔 の手下 「この文章は、家に入ってすぐ送って来たものだから、突き止めた家は間違いなくジェロニモの家だ」とヌマさん。 最終爆弾の爆破予告日時は聞いていないと考えこむ。正式な捜査令状を取ってくるにも、ゴロイチを納得させるだけの証拠がない。 そう考えているとき、壁掛け時計は午前0時の時を刻んだ・・・。
― 5日目(10月15日日曜) ― さっぱりメールの内容に関する意味がわからない3人。 「最終爆弾」に「予告日時」これは一体何のことだろうと考えていると、 「それらを既に受け取っているのに気がつかないだけだろうな?」とアドバイスをするヌマさん 一人口をつぐみ、考え込んでいる桂馬。彼には一つの考えがあった。そして資料室を後にした。 桂馬の来た場所は、ジェロニモのアパートだった。 102号室の電気が消えており、モニターも点いていないことを確認。 外出していると思い、部屋へと侵入する。令状がないので、確実に住居侵入罪だが、この際そんなことは言っていられない。 まずはパソコン周りを調べるが、メディア類は一切見当たらない。 棚を見ると、先月から走り出している「京戸線」の新型車両「ゆりかーご」のNゲージ(電車の模型)が置かれていた。 だがただの置物で、これといって変わったところは無い。 メディアがないという事は、PCの中に入っていると思い、全台電源がつきっぱなしのPCの中身を全て確認するが、 特にめぼしいものは見つからない。 もう止めようと思ったそのとき、ふと思いつく。 「消去したデータが完全に消去されきらず、残っていることはないか。復元させることができないか」と。 案の定、一件だけ見つかる。「present.txt」というもの。 中を確認すると、「愚」という文字で埋め尽くされた、ただのテキストだった。茫然自失となる桂馬。 ショックを隠しきれず、5時間も部屋に居座ってしまったので、いつジェロニモが帰ってくるかわからない。 そのテキストだけ持ち帰ることにし、部屋を出た。 外は既に夜が明けていた。すぐに帰る気にもなれず、ハチ公前で座り込む。 ジェロニモに馬鹿にされ、キリキリ舞いをさせられているだけだろうかと悔し涙が流れた。 桂馬君と呼ばれ、顔を上げると、そこにはしおりが居た。 「ダメだったのね。元気出して」と自分を理解し、励ましてくれる。声を出して泣きたくなった。 涙をぬぐい、署へ戻り、一からやり直そうと心に決める。 署に戻ると、まずはジェロニモの部屋にあったファイルから調べることにした。 文字だけにしては容量が大きいというしおりの指摘に、もしかするとプログラムかもしれないと解析してみる。 最初の数行と最後の数行に「愚」が並んでいるだけで、中央部はバイナリデータが入っている。 それに混じって、読めそうに無い漢字や文字が散らばっている。 「トキソイド」「ソーク」「ジェンナー」「クレプス」「セービン」「ハルトマン」「BCG」「DTP」 読める言葉を拾うが、特に意味がないのかと考える桂馬にしおりは、 ジェロニモのことだから、何か意図があるかもしれない。BCGとかジェンナーなんて、予防接種の名前だという。 だが、爆弾予告とは無関係で、それらは陽動作戦だろうという結論に至った。
既に予告されているとはいえ、今回の予告は何も聞かされていない。 だが、一つだけ解いていない文章がある。それはオーロラビジョンに映し出された爆破予告だ。 爆弾をばく弾と書いた不自然さもある。今までの予告通りにいくと、字数あわせの為と考えられる。 だが、どう解くかまだ思いつかない。三人で考えることにした。 あの時なにがあったのかと考えてみる。音楽が鳴り、画面に映し出された…。 僕達は見落としていたのではなく、聞き落としていたんだ! 音楽だと気がつき、葬送行進曲の旋律を思い出す。(♪レーレーレレーファーミミーレレーレレー) 文面を良く見ると、最初の「Do」は音階の高い音の「ド」最後の「Do」は音階の低い音の「ド」とすると、 行は全部で8行。音符もド〜ドで8音。予告文は五線譜になっている。 葬送行進曲の旋律を文章にあてはめると 「審判の日要再起んばく弾」→「しんぱんのひにちよう」→「審判の日日曜細菌爆弾」 日曜の今日午後一時、細菌爆弾が爆破されると理解された。 しおりも、「present.txt」を調べていると、意味不明の言葉は、ウィルス病のワクチンや ワクチン発明者の名前だったから、ワクチンを用意しておけという警告だったのかもしれないという。 コトが大きくなった以上、課長に報告し、捜査課にも働いてもらおうと提案する。 ヌマさんの後輩である課長の梶本に事件を報告すると、いたずらだという話もある以上、鵜呑みにはできないという。 そこへ桂馬たちが課長と話をしに来ていると聞きつけたゴロイチ刑事が入室してくる。 全てガイの悪戯だと言うゴロイチに対し、桂馬はガイは無実で、本物の細菌爆弾だったら死人が沢山出ると討論する。 やめんか!と一喝する課長。 桂馬には始末書を書けと命じ、ゴロイチにはガイを抑えろと命令した。 自分の主張が通ったゴロイチは、ニヤリと馬鹿にするように桂馬とヌマさんを見た。 課長は「雨宮、それから沼田君。君たちは権田を手伝うように」と言って話は終わった。 桂馬とヌマさんは二人でコーヒー牛乳をすする。 ヌマさんは手取り足取り教えこんだ梶本課長があんな態度を取ったことにショックを覚えていた。 のっそりと腰を上げ、資料室へと戻る。 資料室ではしおりさんが落ち込んでいるヌマさんを見て心配した。 それに桂馬は「ゴロイチが相変わらず大バカ者で、課長はその上を行くアホウだっただけです」と怒りを露に説明。 絶対にこの事件は止めないと決意を新たに、細菌爆弾がどう使われるかから考えることにする。 「@空からバラまく場合」「A水道を媒介とする場合」「B人混みの中に設置する場合」の三点と推理する。 空からの場合は、ヘリや小型飛行機、アドバルーンや風船なども考えられるため、 渋谷上空を通過もしくは滞空するもの全てをチェックする必要がある。 と聞くと、ヌマさんは「航空関係の上層部にも親友がいるから、わしが引き受けよう」と力強くうなずいた。 Aの場合は細かい水まで調べるとキリが無いので、水道局へ連絡して渋谷に入り込んでいる供給源だけ調べる。 これもヌマさんが、水道局のお偉方にもポン友がいると引き受ける。ヌマさんの顔の広さを改めて知る。 Bは時限装置付のものだろう。ゴミ箱やハチ公の銅像なんかも考えられるので、人手が足りないと嘆くと、 ヌマさんは、親しい刑事や交番の警官達に頼もうと言ってくれる。 正規のルートなんか無くても、わしがどれほどの警察官や関係者を動かせる男か見せてやると言い切った。 その目は、鬼刑事の自信を取り戻していた。 自分達もできる限り動こうと、ばらばらに街へと出た。
手当たり次第に駆け回ったが、収穫は無い。約束の場所でしおりと合流した。 しおりも収穫は無かったようだ。ヌマさんは各方面への手配は済んだしおりから聞き、凄腕だと関心していると、 ヌマさんに頼まれて動いていた鯨井刑事が、伝言を携えて二人のもとけ来た。 「手は尽くした。総勢300人からの人が渋谷の街を動いている。だから一度スタートから考え直そう」というのだ。 ふたりは署へと戻った。 これだけ大規模な捜索をやっても出ないということは、何かの間違いがあるんじゃないかと考える。 桂馬もジェロニモというキャラと細菌爆弾が結びつかないと考えていた。しおりも同じ考えだった。 三人は事件の最初から考え直す。 7つのゲーム、3回の爆破予告、3つのニセ爆弾、「高松野平」の過去、オーロラビジョンのメッセージ・・・。 時間はあと40分というとき、桂馬はひらめいた。 法則ある番号、クイズの名前、占いゲームの名前、競馬ゲーム、ペットボトルの中身、3日目の予告と仕掛けられたゲーム… 「ブレイン」「1525」「ウィザード」「トロイの木馬」「テキーラ」「13日の金曜日」「ネプチューン」 全てコンピュータウィルスの名前だったのだ。これならキャラと一致する。 もう一度初めの爆破予告を見直す。 すると、ヌマさんは葬送行進曲の第二フレーズを口ずさんだ。 (♪ファーファーファファーラーソソーファファーファファー) ハッとひらめく桂馬としおり。第二フレーズででも読めということに気が付いたのだ。 第一フレーズはこのまま、第二フレーズは上下逆さにして読む。 「宇意るす殿惨喜警_と千」→「うぃるすでんさんきけいとせん」→「ウィルス電算機京戸線」 確かにジェロニモの部屋にNゲージがあったことを思い出す。 新型車両「ゆりかーご」は、完全自動列車だったのだ。先月から試運転で、渋谷にも乗り入れ、 一日一本、渋谷着13時13分だ。それにウィルスを侵入させ、暴走させようと企んでいたと確信した。 ヌマさんに後を任せ、桂馬としおりは署を飛び出した。 二人は京戸線渋谷駅オペレーション室へ来た。 オペレーション室主任に事情説明するが、専用回線で外部からの侵入ができないようになっているという。 ATC作動用のコンピュータにウィルスは侵入される心配は無いが、車両に搭載されているコンピュータには侵入される恐れはあるが、 侵入されてもその時点で警告が鳴るようにできている。まだ警告も何も無く、正常だと主張するばかり。 すでに時間は12時55分を回っていた。 車両を止めてくれと要請するが、それはできないと言われる。 今日の試験運行は無人かと問うと、特別試運転の為、都知事や警視総監など著名人とマスコミ関係者、 合わせて100人ほど乗っているという。 なら、なおさら停めてくれと頼み込むが、主任は一歩も引かない。 押し問答をしていると、1時になってしまった。 もうダメだと思っていると、「停めてください!」と権田が飛び込んできた。 ヌマさんが課長に働きかけたから、警察が動き出したと話す。 正式な令状もあり、署が全責任を負うので、即時停止させてくれと言ったのだ。 ガンとして停めようとしなかった車両を、主任は停止する命令を下した。 そして列車は停止した・・・。
しかし、列車は再び動き出した。やはりウィルスは生きていた。 停止ボタンを押してももう止まらない。 こんな新種のウィルスにワクチンなんてあるはずが無い! どうすれば止まるんだと考える。そのとき、ジェロニモの自宅から押収したテキストのファイル名を思い出す。 「present.txt」これは自分に対してのプレゼントという意味だろうか? もしかすると、これがウィルスのワクチンではないかと思った桂馬。 いちかばちかで実行しようと、管理センターのコンピュータを借り、ファイル名を実行すると、 「ワクチンを送信します」と表示された。 停車駅に近づいてくるが、なかなか終わらないプログラム。50%…70%…90%…100%! ようやく終了したと思い、線路表示板を見るが、まだゆりかーごは突き進んでいた。 ブレーキ有効の限界ポイントまであと10Mというとき、じっとしていられず、桂馬は部屋を飛び出した。 そして最終停車駅の停車場所の端に立つ。こんなことをしたところで、意味はないのは理解していた。 自分は100人の命を救うことができなかったと、己の無力を呪い、ここで100人とともに殉職しようと考える。 と、隣にゴロイチ刑事が立った。「同じ釜のメシ。死なばもろともだ」権田は初めてニヤリと笑った。 だんだん列車が近づいてくる。もうあと少しというところで、列車は無事ホームに静止した。 ワクチンは効いたのだ。力が抜ける桂馬。100人の命を救うことができたことを実感した。 桂馬はいつの間にか自分が泣いていることに気が付いた。しおりも泣いていた。権田の目にも光るものがあった。 権田がニヤリと桂馬に手を差し出した。やったな、桂馬。と。 署に戻ると、真っ先にヌマさんが笑顔で出迎えてくれた。 ジェロニモが逮捕されたことを聞いた。彼は大筋で犯行を認めたという。 これで終わりか・・・。コーヒー牛乳でひとり祝杯を上げた。 コーヒー牛乳を片手にいつもの巡回をしている桂馬。 思えばここから始まったんだなと、オーロラビジョンを見上げると、一瞬だが、画像が表示された。 悪魔が声を出さずに笑っていた。悪魔の手首が突然切れた。何かが引っかかった桂馬。 悪魔から手が切り離された。悪魔の手下は、手下でしかなく、シャチテの悪魔は別にいるんだと理解した。 「やっぱり事件は終わっていなかったんだ!」 資料室へと戻り、ヌマさんに考えを報告すると、わかっとるといわれる。 しおりも緊張した面持ちで資料室へと入って来て「都倉署長が呼んでいる」という。 所長室へ入ると、所長は「先月押収したTNT火薬100kgが盗まれた。内部事情に詳しい者の犯行だ」という。 現場にはあのビラが置かれていたのだ。ただ、署名が「悪魔 の手下」ではなく「シャチテの悪魔」だった。 「犯人はシャチテの悪魔。しかも犯人は署内に居る」と断言する。 ジェロニモが取調べ中に紛失したので、奴はシャチテの悪魔ではない。 もっと早く気づくべきだったと悔やむ桂馬に、所長は推理を無視した全責任は署長である私にあると断言。 本件は警視庁、警察庁の応援も仰いでおり、全署をあげての捜査体制だという。 ジェロニモは桂馬に会いたがっているので、話を聞き、それをヒントにTNTのありかを突き止めろという、 警視総監からの特別命令だったのだ。 長い沈黙だ。 30分が過ぎ、3時になったとき、ジェロニモは口を開いた。 「バクダン、TNT、100キロ」と。やはり何か知っていると感じた桂馬。どこにあるんだと問うと、 俺はタダの手下。自分で探せ。と言われる。 シャチテの悪魔とは誰なんだ!とすがる思いで聞く。 ジェロニモは言う。 「トウダイモトクラシ」「イチバンエライノハダレダ」 「シャチテの悪魔当テゲーム・・・当テタラ、バクダン、止マル。当テナカッタラ20時、ドッカアアアン・・・」 それきり二度と喋らなかった。
廊下で待っていたヌマさんとしおりの前で「解いてやる!」と誓う。 桂馬は言った。奴は100kgの火薬を手に入れ、どこかにセットした。 僕らが最後のクイズに正解を出さなければ、本気でドカンとやるきだと。 ヒントは全てもらった。そして真犯人を考え始めた。 犯人は渋谷署内に居る。「まさか」という概念を外して考えることにする。 「とうだいもとくらし」は、「灯台下暗し」なのか?トウダイは、東大、当代、東台、登第などもありえる。 「一番偉い」のは「警視総監」や「署長」だが、「偉そうにしている奴」は「ゴロイチ」。 「プロフェッショナル」という意味なら「鯨井」トウダイが東台で、京都出身の意なら鯨井は京大卒だ。 だが、決定的な証拠はなく、そこで推理は止まった。 シャチテの悪魔の意味も自分達の知らない何かがあるかもしれないと、もう一度アナグラムをやってみることにする。 だが、意味が通るものにはならない。 ひとつだけ意味の通るものができる。「ハチ公前 NATS」 NATUビルのことだと思い、署を飛び出してハチ公前へ行くが、ここからではビルが見えなかった。 センター街入り口でゴロイチに出会い、何か見つかったかと問われるが、街の景色のなかで手掛りを探していると言うと、 ばかにされ、平手がとんだ。 署に戻るとき、鯨井刑事にも出会う。ビラの文字を階段状に読むと、 野金ビルの13階と読めるが、ビルは7階建てだった。鯨井は悔しそうに地団駄をふんだ。 署に戻り、何か見落としているかもしれないと考え始めた。 ジェロニモの部屋の前にあった表札というと、ヌマさんが「間瀬谷」(ませたに)か。とつぶやいた。 その答えに、自分は「ませや」と読んでいたからアナグラムにならなかったんだと気づく。 「MASETANI」から残りの文字を使ってアナグラムにして見るが、これといった収穫は無い。 また一から考えようと決める。 しおりは「いくら聞き込みをしても、ロケ隊に化けてビラを配っていたグループを見た人なんて居ない」という。 2日目の桶畑夏美という男が結局ジェロニモだった。桂馬は女性だと思っていた。 3日目にはジェロニモの正体がわかった。4日目にはあの名前のアナグラム。どれもヌマさんのおかげだと感謝する。 煮詰まってきたので、一度外に出ることにした。 オーロラビジョンを見上げると、またあの悪魔の絵が表示されたが、すぐに消える。 今は10分おきだとゴロイチが来て言った。最初は60分おき。30分おきになり、今では10分おきだという。 止めないのかと問うと、陣頭指揮を取っている所長が様子を見ろといっているという。 警視総監まで出てきている始末。街中お巡りだらけだ。 単刀直入にゴロイチへ火薬が盗まれたとき何をしていたかと聞くと、怒り、人ごみへと消えた。 鯨井刑事はと気になり、さっきの野金ビルへと向かうが、既にしらみつぶしに調べ終えた後で、そこには居なかった。 そのとき、しおりの携帯電話に署長から電話が入り、鯨井がシャチテの悪魔の新しいアナグラムを見つけたという。 鯨井の居場所も聞き、急いで向かう。
行くと、鯨井は真犯人は4人居ると言い出す。「急いた悪魔4t」ともなるからだ。 4の「Y」は余計だと言うと、シャは「sha」でもあるが、「sya」でもあるから「yon」ができるんだという。 Tは、ジェロニモの本名、高野もしくは手下のtがプラスされているんだと。 だが、桶畑夏美にも松方丙や他の名前にもならないと、しおりが指摘すると、やはりHかと悔しがる。 その場を後にし、署へと戻った。 道すがら、警視総監と、所長が麻雀荘へと向かうところを目撃するが、似ているだけだと結論付けた。 三人でもう一度考えようと話している中で、MOのプロテクトを解除したフロッピーの話になる。 ヌマさんは「あれは後輩からもらった」と言っていたそうだが、 後輩といえば、ゴロイチも、鯨井も課長も警視総監だって後輩かもしれないし、しおりや桂馬も後輩だと話す。 署へ戻ると、ヌマさんはシャチテの悪魔のシャは「sya」もあるとありえると話す。 それをヌマさんに聞いてもらおうと思って帰ってきたが、Yだと悪魔の手下にはならないと答えたそのとき、 桂馬はひらめいた。 シャチテの悪魔と悪魔の手下は別なんだから、悪魔の手下にならなくてもいいんだ。と。 「SYATITE NO AKUMA」のアナグラムかもしれないと考えたとき、しおりはこの中にTNTが入っていることに気づく。 残りの中に、「IS」もあり、それも消し、並べ替えると、「OKAYAMA ue」が残った。 「TNT is OKAYAMA ue」オカヤマビルの屋上にTNT爆弾があるととれる。 できた!と部屋を飛び出す桂馬。 しかし、爆破が止まるのは、真犯人を挙げた場合のみ。 そのとき、桂馬は閃いた。 ミニパソを取り出し、何かを打ち込む。 青ざめた表情で顔を上げた。そんなバカな!と絶叫した。 犯人が。全てがわかったのだ。 混乱しながらも確認の為、人事部のデータを検索する。…これで真犯人を確信した。 携帯電話で犯人を呼び出し、オカヤマビル屋上へと向かった。 ビルの屋上へ到着した。真犯人は本当に来るのかと話しかけるしおり。 足音が屋上に静かに響き、そして止まった。 真犯人のシルエットが現れた。肩を落とし、真犯人に話しかける桂馬。 「あなたが真犯人だったんですね…。沼田岳義さん。」 相手はゆっくりと明るいところへ出た。それはヌマさんだった。 全ては沼田の名前のアナグラムでできていたのだ。 「駅前でビラを配っているニセロケ隊」を見たのもヌマさんだけ。自分で持ってきたから誰もロケ隊を見ていない。 「桶畑夏美」という名前も、それだけなら女だと思うところを、男知っていたのもヌマさん。 死んだ息子も、10年前に死んだとしても、生きていたら、 ヌマさんの年なら30歳くらいになっていたはず。それを小さい子供のように言った。 名前も「徳矢」と言っていたが、本当の名前は「草太」。人事部のデータで知った。 徳矢もシャチテの悪魔のアナグラムで、「TOKUYA」を引き、並び替えると「MASETANI」=間瀬谷。 また、「トクヤ」という名前は、後ろから読むと、「ヤクト」ヌマさんの故郷「岐阜県吉城郡」の方言で「嘘」。 メンテナンス会社の名刺の名前を全て正しく読んだのも、ヌマさん。 間瀬谷と言う名前も、「ませたに」と正しく読んだのも。 全てのヒントは沼田から出た言葉だ。解決へ誘導していたのだ。
全てを自白する沼田。 非番の日にインベーダゲームを一緒にやりに行く約束だったが、街で事件が起き、呼び出され、 息子は一人でゲーセンへ行った。 事件は銀行強盗で、犯人はハジキを持っていた。撃ちあいになった。これが「渋谷拳銃戦事件」だ。 銀行はゲーセンの前で、誰かの撃った流れ弾に当たり、息子を失ったと言う。 犯人グループの撃った弾に当たったと調査結果だったが、どう考えても犯人の発射角度が違った。 これを無理やり手柄にして、出世したのが今の警視総監だ。 やたらとバンバン撃ってたのが、ゴロイチ刑事だ。 嫁さんも、息子が死んだショックで倒れ、二度と起き上がることはなかった。 息子と嫁さんへの償いのつもりで、息子が好きだったインベーダゲームを買い、自分もプログラムの勉強をした。 そして、息子が好きそうなゲームの開発もした。 沼田の中での息子はいつまでたっても10歳だった。桂馬が現れるまでは。 桂馬は息子がそのまま成長した感じで現れた。 母親は長生きをした。 だが、5年前に母親が倒れ、救急車で運ばれたそのときは、 イメージアップの為だけに行われたゲーム賭博の取り締まりに借り出された。 結局親の死に目には会えなかった。 ジェロニモには、ゲームの勉強をしていたときに知り合った。 あいつは世間に対して恨みを抱いていた。自分の才能が認められないことや、大手ゲームメーカーにだまされた事だ。 だが、今回はたまたま組んだだけで、やつも自分の被害者だという。 鬼刑事と呼ばれていた現職中に、資料室勤務になったのは、 10歳の子供をひき逃げした事件を捜査したとき、犯人は政治家だった。 逮捕令状を取ろうとしたが、令状は握りつぶされ、自分は移動命令が下された。 しおりは、何かを言いたそうにしているが、涙で言葉にならない。 全ては警察への復習。仕返しがしたかったのだった。 その自白に桂馬は「でもヌマさん、それはやっぱりイケないことだよ・・・」と涙をこらえながら言った。 ヌマさんの目に、初めて涙が浮かんだ。 「桂馬としおりをキリキリ舞いさせてしまったが、ワシは誰も殺さなかった。 本当に爆発するつもりだったかどうか、自分でも分からない。 だが止めたんだ。これで警察への仕返しは果たしたよ。 死人は出なかったが、今後この事件は問題になり、国会でも問題になる。 奴らへもこれからジワジワと聞いて来るさ。」と語り、桂馬へ両手を差し出した。 桂馬は、恩師・沼田岳義の両手に、手錠をかけた・・・。
迎えのパトカーにヌマさんを乗せ、見送ったとき、「明日から寂しくなるわね・・・」としおりはつぶやいた。 そのとき、オーロラビジョンから聞き覚えのある曲が流れた。 見上げると、メッセージが映し出されていた。 「素晴しき刑事君に告げる 完敗だ。 君に敬意を払い、 ここにその栄誉を称える。 シャチテの悪魔」 顔を見合わせたとき、どこかで8時の時報が流れた。 直後、空には大きな花火が打ち上げられた・・・。 事件から1ヶ月が過ぎた。 今日も桂馬はコーヒー牛乳片手に、日課の巡回をしている。 道で肩がぶつかったが、その相手はガイで、この一ヶ月はマジメに学校に通っているという。 そのとき、携帯電話が鳴った。 ラジコンに爆弾を仕掛けたという内容だ。 切られた直後、桂馬としおりとガイのすぐ足元にラジコンが走り抜けていった。 あれだ!と追いかけて行った。 雨宮桂馬はいまやバクダン刑事である。 「オタク刑事、走る!」完
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街の人 :04/04/13 18:07 ID:4WfrWKaG
すげー長いな・・・。すまねぇ_| ̄|○ 桂馬編終わりです。 縦書きの爆破予告が、ズレてることに、投下して気づく罠。 逝って来るわ。 次からは、推理要素がないので、短いはず。
乙! リアルタイムで読めたんでドキドキしました。 どうもありがつ
桂馬編乙ですー。面白かったー。
うお!「街」やってる!! 今からゆっくり読みまつ。職人さん、乙でした。次もがんがれ!( ゚Д゚)/
すげえの一言
( ・∀・)< エロいな
342 :
街の人 :04/04/13 21:56 ID:4WfrWKaG
書き終えて、もう一回読み直したが、数々誤字あるな。
>>334 下から二行目。
ジワジワと聞いて来るさ。←何を「聞く」のかと小一時間。
正しくは「ジワジワ効いて来るさ。」だわなぁ・・・。
すまねぇ。
読み返してて、自分の行いにワラタ。
ただの名無しですが、 現在「聖刻1092 操兵伝」をプレイ中です。 もしもクリアできたらストーリーを書きたいと思ってるんですが。 予約、という形になるんでしょうか?
>>街の人 メチャ楽しめたよ、他のルートも楽しみなので頑張ってくれい
>>街の人
凄い乙。かなり乙。
次もガンガレー。
>>343 もしもと言わず是非クリアを!
神降臨を待ってるよ。
>>342 誤字指摘しだすときりがないから
読み返さないほうがいいよ('ー`)
いやー楽しかった!ゲームが
絡んだ推理ものはいいなぁ。
でも1シナリオがここまで長いんじゃ
やる気にならん。また書いておくれよ
(´ー`)ノシ マッテルヨ
>街の中の人 桂馬などはほかのキャラからかなり独立して関連性が少ないけど、馬牛辺りはつらそうだね
鬼武者マダー? あとTOSもよろしく
>343 自分はハイダル倒せず断念した。 ゲームがゲームだけにEDに期待はしてないが、頑張ってくれ。
>>街・桂馬編 激しく乙。 アナグラムとか葬送行進曲とか、言葉にしづらい部分の説明が上手ですね。 牛・馬・美子辺りは難しそうですが頑張って下さい。 ギガゾンビの逆襲、地底編と古代編行きます。
ここまでのストーリーは
>>160-170 >>209-214 。
#地底編(のび太と竜の騎士)
もとの町に帰ってきた一行は、三度じくうしんカウンターを使い、仲間を探します。
すると、地底世界に誰かが飛ばされていることが分かりました。
地底に向かう方法を探そうとしたその時、スネ夫がある提案をします。
先ほど首相から受け取った「ぎじゅつてぶくろ」を使ってラジコンを改造し、
武器にしようというのです。当然賛成する一行。
スネ夫はパーティを離れ、家でラジコンの改造を始めました。
さて、改めて地底への行き方を探ります。
困ったときの出木杉君頼み、早速ご意見番の元へと向かいます。
出木杉君の話によると、昔空き地の地下にトンネルがあったとのこと。
そういえば空き地の地面には1ヵ所土の色が変な部分がありました。
空き地に通り抜けフープを仕掛け、地下世界へと向かった一行。
辿り着いたのは恐竜人の国のエンリル。
この世界では誰が復活したのだろうか・・・と思い情報を集めてみるも、これといった話はないようです。
街を探索していると、ついに「どこでもドア」を発見できます。
これこそまさに旅の必需品。一度訪れた場所にしか行くことはできませんが、
これさえあればぐっと移動が楽になります。
あまりのビッグネームの登場に、先ほど恐竜人のおじさんから貰った「ナカミスイトール」の姿が悲しく霞んで見えます。
話を聞くうちに、悪人の復活とは別の件で問題が発生している事が分かりました。 同じ地底世界に住むナンジャ族と戦争状態にあるらしいのです。 その件について法王に話を聞こうと法王庁に向かいますが、なぜか門前払い。 まずはとにかく情報を集めるために、次の街へと向かうことにしました。 幸いなことに、ここから東へ向かったところに村があるそうです。 村の名前はノドン。何だか某国のミサイルみたいで嫌な感じです。 「いくら襲ってくるからとはいえ、ムカシトンボなんていう貴重そうな種を バタバタと落としていいものだろうか?」などと考えている間にノドンの村に到着します。 ここは隣の大陸への移動手段となる「次元転換船」があることでも知られる街です。 話を聞くうち、地上人の男の子についての話を聞くことができました。 恐らくジャイアンでしょう。何でも次元転換船に乗って隣の大陸へと向かったということ。急いで追いかけます。 しかし残念なことに現在は戦争中、次元転換船を一般人が利用することはできないということです。 どうしても乗りたいのであれば軍団長に許可を貰ってこいと言われてしまいます。 軍団長に会うべく、隣のウルスの村へ向かいます。村の名前がテポドンでなくてよかった。 地底竜、ナンモナイト、デロデロバー、ツチダマチーフ、 火食い鳥とあまりにも統一性のないモンスターたちをなぎ倒し、何とかウルスの村に辿り着きました。 街を歩くうちに、一人の若者に声をかけられます。 「この道具はドラえもんさんのものじゃないですか?」そう言いながら渡してくれたのは「タケコプター」と「くうきほう」。 ようやくドラえもんのひみつどうぐが揃ってきました。 1件1件訪ね歩くうちに、ようやく軍団長と会うことができました。 許可を求めようと話しかけると、昔の武勇伝を語り始める軍団長。 この軍団長、どうもどの世界にもいる語りたがりの様子。じっくりと話を聞かされます。 ひとしきり話し終えると、満足したのか上機嫌で乗船許可証を出してくれました。 激励の言葉までかけてもらい、ちょっとだけ気合いが入る一行。ジャイアンを追うため、ノドンの村へと戻ります。
どこでもドアでひとっ飛び、ノドンの村に到着します。 兵士に乗船許可証を見せると、晴れて次元転換船を利用できるようになりました。 早速次元転換船に乗り、ジャイアンがいるであろう隣の大陸へと向かいます。 辿り着いたのはピスの砂漠の中央に建てられた第1ベースキャンプ。 情報を集めるものの、要人が少ないためかあまり良質な情報はありません。 第1ベースキャンプの東のトプスの森に建てられた第2ベースキャンプの位置を聞くことができたので、とりあえずそこに向かってみましょう。 こちらの大陸は先ほどまでの奇妙な生物ではなく、恐竜たちの支配する世界でした。 その猛攻に何度も大怪我をしながら、何とか第2ベースキャンプに辿り着きました。 キャンプを1つ1つ廻っていると、バンホーの妹、ローさんに会うことができます。 他の兵士たちもですが、ローさんはこの戦争に関して何か不自然なものを感じているようです。 ナンジャ族の言い分も聞く必要があると考えたローさんは、一行に大使としてナンジャ族の村へと向かうように頼みます。 もちろん断るはずがありません。白旗を受け取り、南に流れる川沿いにあるというナンジャ族の村へと向かうことになりました。 まだ廻っていないテントがあったため、そちらにも顔を出してみると、その中の1つでようやくジャイアンに再開できました。 「おう! 心の友よ!」と、いつものセリフと共に抱きつくジャイアン。 仲間にできるか、と思いきや、バンホーがパトロールから戻るまでキャンプを守るという約束をしたそうで、離れることができないと告げます。 「パトロール隊が帰ってきたらエンリルに向かう。そこで落ち合おうぜ!」 ジャイアンと約束を交わす一行。 ああ、今回も大長編用の性格の刷り込みをされているのだなぁ、と野暮なことを考えつつ、ナンジャ族の村を目指すのでした。
川を遡っていくとナンジャ族の村に辿り着きます。 村の入り口に立つ番人に白旗を見せると、大使と認めてくれ村の中に入ることが許されます。早速ナンジャ族の村で情報の収集を始めます。 話を聞くうち、この戦争は竜の騎士側から仕掛けてきた戦争だということが分かりました。 しかし竜の騎士に以前聞いた話では、この戦争を起こしたのはナンジャ族側の攻撃だったはず。 何だか少しずつきな臭い香りが漂ってきました。 族長にこの戦争の不審な点を伝え、戦争をやめるように要求すると、族長は重い口を開きました。 そして「以前ナンジャ族の先祖を助けた神というのはお前たちのことか」と問いかけてきます。 確かに以前、ナンジャ族の先祖を助けたことがありました。ナンジャ族はそれを後世まで語り継いでいたのでしょう。 族長は一行のことを信じ、停戦に同意しました。そして一行に法王へ1通の手紙を届けるように頼んだのでした。 法王庁入口の兵士に手紙を見せると、ようやく法王庁の中に入ることを許可されます。 法王庁の中の人に話しかけてみると、どうも最近地下から変な物音がしたり、 変なものが法王庁の中を歩き回っているものを見たり、といったことが相次いでいるらしい、という話が聞けます。 突然の法王の性格の変化を含め、怪しさを感じ取った一行は法王庁の地下へと向かいました。 地下にある牢獄に閉じ込められていたのは法王と最近行方不明になっていたバンホーの2人。 2人は一行に上にいる法王が偽者であることを告げます。 法王庁へと戻り、偽者の法王の前へ。偽者であることを指摘すると、偽者はその正体を現します。 偽者の招待はツチダマでした。 ツチダマを破壊し、法王庁の内部にいた真の敵を追い払うことに成功します。 ツチダマたちの目的は2つの大陸を支配すること。 そのために障害となる竜の騎士とナンジャ族の間に戦争を起こさせ、互いに潰し合わせようと目論んだのでした。 今回の戦争の発端が明るみに出たことで、両軍共にツチダマを倒すために動き始めます。 そして法王は一行に、クロマニヨンの塔にいるツチダマのボスを倒すように依頼しました。
「しょうげきはピストル」「デンコーセッカ」「バリヤーポイント」「タイムマシン」といったひみつどうぐ、 そして何より心強い味方ジャイアンを得た一行はクロマニヨンの塔へと向かいます。 クロマニヨンの塔に向かう途中の小島で、一行は1つのマイクを拾います。 「まじんのマイク」という名前のそれは、声を強力にブーストして辺り一帯に大声を振りまくというものでした。 眼をぎらつかせながら、まじんのマイクを握るジャイアン。 地底世界を揺るがすリサイタルの時間です。。 襲い掛かるティラノザウルスもゴルゴザウルスも、この一撃には敵いません。 クロマニヨンの塔は、16階層にも及ぶとてつもない建物でした。 強烈な炎を吐く竜や、ティラノザウルスを超える強烈な一撃を持ったゴルゴザウルスなど、 凶悪な敵と対峙しながら少しずつ塔を昇っていきます。 そして、最終フロア。 一行を待ち構えていたのは、金と銀の2体のツチダマ・・・ツチダママスターでした。 様々な策略をめぐらして地底世界に混乱をもたらした2体との対決です。 敵を痺れさせる特殊な武器を用いて攻撃してくるツチダママスター。 耳がないためかジャイアンの歌声も通じず、何度も窮地に追いつめられます。 何とか勝利を収めることができた一行。意気揚々としてエンリルに凱旋です。 法王は一行の功績を褒め称えます。 これからの地底世界について聞いてみると、ナンジャ族との和平を結び、平和に暮らしていくとの事。 一行は安心して地底世界を後にするのでした。 地底編 終
#古代編(のび太の日本誕生) 元の世界に戻った一行。 最後の仲間、しずかちゃんを探すため、「じくうしんカウンター」を使います。 反応があったのは古代。大昔の日本でした。 古代世界に向かおうとしたその時、ジャイアンが一旦抜けると言い出しました。 店をサボっているので、かぁちゃんが怖いのだそうです。 また後で合流することを誓い、ジャイアンは自分の家へと帰っていきました。 このときは気づかなかったのでしょうが、ジャイアンの手にはまだあの魔神のマイクが握られたままです。 次回のリサイタルはきっと大惨事になることでしょう。 古代に向かうとなれば、使う道具も使う方法も分かっています。のび太の机からタイムマシンに乗り込みましょう。 が、ここでドラえもんがタケコプターの電池が切れてしまっていることに気づきます。少々億劫ながら、これからは徒歩で移動するしかなさそうです。 たどり着いたのはトロの村。ギガゾンビの復活に怯えている人々が暮らしていました。 早速しずかちゃんについての情報を集めます。が、しずかちゃんを知る人物は全くいません。 いろいろ話を聞いてみると、ナンボの村というところがクラヤミ族に襲われた、ということが聞けました。 ギガゾンビがクラヤミ族を従えて人々をさらい、その生命力を何かに利用しようとしているようです。 もしもナンボの村にしずかちゃんがいたら・・・そう考えた一行は、ナンボの村に向かうことにしました。 更に話を聞くうち、テラという人物がいることを知りました。 テラは神の使いとも呼ばれる人物で、不思議な術を使いギガゾンビと戦っているということ。 もしかしたら、しずかちゃんの捜索に協力が得られるかもしれません。
東へ東へと進むと、高い山に囲まれた小さな村、ナンボの村に到着しました。 地面に残された大きな跡の数々がクラヤミ族の襲撃の凄まじさを語っています。 前回の襲撃の際に村長がさらわれたそうで、復興を果たしていないのはそのせいもあるのかもしれません。 その村長は何とか無事に戻ってこられたそうなので、少々話を聞いてみることにしました。 しかしながら村長はさらわれた以降の記憶を持っていませんでした。 おぼろげながらに覚えているのは、テラという人物について何かを知ってしまったような気がする、ということだけ。 村人たちの間では、村長はテラの秘密を知ってしまったがために記憶を消されたのではないか、という噂が流れていました。 真相は不明ながら、テラという人物、どうやらただの正義の味方ではない様子。 向かうのは山の向こうにあるヒカリの村、テラがいると言われている村です。 ヒカリの村は、テラを長とする大きな村でした。 村の人々はテラに絶対的な信頼を置いているようです。 村の中央にある大きな建物、そこがテラの住む社でした。 中に入ると、そこに立っていたのは儀術用の服と装飾品を身につけた1人の少女。その少女こそがテラでした。 しずかちゃんのことを尋ねると、テラは既にしずかちゃんと会っていたということ。 それどころか、全てを察したテラはしずかちゃんを元の世界に戻したというのです。 「あなたたちも危ないことをやめて帰ったほうがいいわ」 一行にそう告げるテラ。しかしこちらも、ギガゾンビの悪行を前にして黙ってみているわけにはいきません。 「でも僕たちはギガゾンビの悪巧みをやめさせなければならないんだ」 ドラえもんがそういうと、テラはうつむくのでした。
社を後にする一行。村の人々と話すうち、とんでもない話を聞いてしまいます。 テラが眼には見えない誰かと話していたこと。 「村人の力を全て奪わないで欲しい」と言っていたこと。 テラの行動が何を意味するのか、疑問に思えてきました。 ギガゾンビのいる城の周りの火は芭蕉扇でしか消すことができない、という情報を聞き、芭蕉扇を持っているというクラヤミ族の村へ。 何かにつけてやたらと殴ってくるクラヤミ族の住むのがクラヤミ村です。 いちいち殴られるのに何とか耐え、村長の家に入ると、村長が有無を言わさず襲い掛かってきました。 流石はクラヤミ族の村長。 しかしながら、本気を出した一行に勝てるはずはありません。 何とか倒すと、村長は「自分より強い奴には逆らわない」と言い、ようやく話を聞いてくれるようになります。 芭蕉扇について尋ねると、村長は芭蕉扇を持っていないといいます。 芭蕉扇のありかについて尋ねると、村長は言いづらそうにおどおどします。 誰にも言わないことを条件にして何とか聞き出せた持ち主、それはテラでした。 テラに不信感を抱きながらヒカリの村へ戻る一行。 しかし、ヒカリの村では何やら変な騒ぎが起こっていました。 テラに真意を問うのは後回しにしてその騒動について尋ねると、村の子供ククルの母親が重い病気になったのだそうです。 ドラえもんの道具でも治せない病気に戸惑う一行。
テラに病気について尋ねると、その病気を治すにはクラヤミ族の村の近くの洞窟に生える赤い薬草が必要なのだそうです。 「でもあの洞窟は危険な場所。あなたたちをそんなところに行かせる訳にはいかないわ」 「ククルは僕たちの大切な友達なんだ。放っておけないよ!」 弱気なテラの言葉に返すのび太。 ギガゾンビよりも何よりもまずはククルの母親の命を救うため、一行は薬草の生える洞窟へと向かいました。 薬草の生えている洞窟は、氷に閉ざされた洞窟でした。辛うじて残っている足場同士を結ぶロープを渡りながら、洞窟の最奥部を目指します。 そしてついに光も届かない洞窟の奥深くで、こじ開けられた宝箱に寄り添うように生えている赤い薬草を発見したのでした。 テラに赤い薬草を渡すと、薬草から薬を作ってくれます。即効性はないものの、確実に効果はあるはずです。 ククルに薬を渡し、何とか一安心。 さて、ククルの母親の病気の問題も解決したところで、再びテラの社へ。 テラが何と言おうとも芭蕉扇を受け取り、ギガゾンビの元へと向かわなくてはいけません。 テラに芭蕉扇の事を尋ねると、テラは一行に芭蕉扇を渡します。 社から出ようとテラに背を向けたその時、テラが一行を心配し、一緒についていくことを提案しました。 引っかかるところはありますが、快くテラを迎え、4人でギガゾンビの城を目指します。 ギガゾンビの城を囲む炎の壁。今まで行く手を阻んでいたその炎を、芭蕉扇の風で吹き飛ばします。 蛇のようにくねる谷間の道を進み、襲い掛かるマンモスやツチダマ、ロボット、果てはキマイラを打ち倒し、城へと突撃する一行。 城の最奥部。そこにはこれまでの事件の黒幕、ギガゾンビが待ち構えていました。
激闘の末、主人公の手にした炎の剣がギガゾンビを貫きました。 断末魔の叫び声を上げながら、ホログラムのように姿のかき消えるギガゾンビ。 そう、ついに一行はギガゾンビを倒すことができたのです。 古代世界とも別れを告げるときがやってきました。 テラの真意はとうとう分からないままでしたが、しかしいつまでも古代世界にいるわけには行きません。 何より、すれ違いになってしまったしずかちゃんのことも気にかかります。 テラの時間を越える術により、元の世界へと送られる主人公、ドラえもん、のび太の3人。 手を振る3人に応えて笑うテラの顔は、やはりまだどことなく曇ったままでした。 元の世界に戻った3人。早速しずかちゃんの家へと走ります。 「しずかちゃん!」 「のび太さん。みんな無事だったのね!」 再開を喜ぶ4人。 「うん! それからテラがしずかちゃんによろしくってさ!」 「えっ! テラと会ったの?」 「そうさ! 一緒にギガゾンビを倒したんだ!」 そう言うと、しずかは心底驚いた顔をします。 「そんなはずはないわ。だってテラはギガゾンビの娘なのよ!」 「ええっ! 何だって!」 「私、偶然知ってしまったの。テラは村人を騙して命のエネルギーを集めていたのよ。」 しずかの口から語られたのは驚愕の事実でした。 「ど、どうして?」 「それが魔物たちを復活させるのに必要だったからなの。」 「テラがそんなことをするなんて・・・。」 「ええ、テラも本当はそんなことしたくはなかったみたい。」 三人の脳裏に様々な光景が浮かび上がります。 記憶を消されたナンボの村の村長。 テラと何者かとの会話を聞いてしまったヒカリの村の女性。 ギガゾンビの城へと続く道を切り開く芭蕉扇を、聞かれるまで敢えて隠し続けていたこと。 そして、終始曇りがちだったあの表情。 「それに、時空乱流に放り出された私たちを救ってくれたのは、実はテラだったみたいなの。」 「えっ!」 「テラはきっと心の優しい子なのよ。ただ、お父さんのために仕方なく・・・。」 戸惑う一行。そこに、ドラえもんが提案します。 「妖魔城に行けば何か分かるかもしれない。とにかく戻ろう。またタイムマシンに乗って!」 スネ夫から、ようやく完成した「改造プラモ軍団」を受け取り、主人公、ドラえもん、のび太、しずかの4人は再び古代世界へと向かったのでした。 #古代編 終
以上です。 次回が多分ラストになります。
乙〜 映画に出来そうだよね。このゲーム。
キングダムハーツは既出ですか? もしなかったらよろしくお願いします。
乙。 どこかで見たことあるようなストーリーと思っていたら 攻略本を何度か読んでるんじゃねーか、自分。
>>348 鬼武者3作とも予約した人こないね・・・持ってる3だけならやり直せば
2,3日でストーリー書けるけど前2作前提の部分あるしなぁ・・・。
>>291 の続き・・・
モルルを出発する前に、マゼット博士がキールに
「不可知なる学問を学べと」アドバイスをする。
理解したのかどうかは不明だが、キールはその言葉を留めておく。
支度を済ませて、水晶霊の川に来た一行。
適当に敵を蹴散らしながら進むと、
滝の中に洞窟を発見し、ひとまず休憩することに
すると、洞窟の奥にあった泉から一行が捜し求めていた大晶霊ウンディーネが姿を現した。
どうやら、一行の目的も全て知ってるようである。
それが分かると、メルディはパラソルを出し
「ここ、入って欲しいよ!」と願い出る。
しばらく、沈黙したウンディーネは
力を証明できたら、力を貸す。
そう言って、姿を消してしまう。
ウンディーネの要件に、戸惑うキール。
力を証明するということはすなわち
ウンディーネと戦い、勝利すると言うことだからだった。
大晶霊と戦うのは無謀すぎるとキールは言うが、
ファラはメルディを助けるため、
メルディはグランドフォールを止めるため、
リッドはここまで来て引き返すわけにもいかないからと
ウンディーネと戦うことを決意する。
一休みし、一行はウンディーネの待つ場所に
川の水源となっているのであろう、場所でウンディーネは待っていた。
お互い、全力で戦い勝利した一行は
無事、ウンディーネとの契約に成功する。
(この時、キールとメルディが所持しているクレーメルケイジが使用できるようになり、
そのどちらかに大晶霊を入れることで使用できる晶術が増えると説明される)
来た道を戻り、先ほどの洞窟で休憩する一行。
これからどうするかを考えていると、リッドが
話が大きくなりすぎていることと、自分達だけでやっていくには
限界があると悟り、1度インフェリア王に報告してみたらどうかと提案する。
その意見に、賛同するキールとファラ。
目的地を王都インフェリアに定めた一行はそこに行くためには
ミンツから船で行くルートといざないの密林を抜けるルートが存在するが
前者は階級の高い人間しか使用できないルートらしく、
彼らは後者のルートで行くことに。
いざないの密林はただの密林ではないらしかった。
数多くの怨霊が漂う、呪われた密林。
それを聞いたリッドが怯えるが、
他の三人と一匹は全く気にせず先に進んでいく。
怨霊を振り払い、複雑な構造の密林を歩いていくうちに 全く敵の気配の無い場所にたどり着く。 案の定、キールが疲れたらしく休もうと提案するのであった。 休憩の最中、ファラがメルディに問いかける。 「ねぇ、メルディ。大晶霊を全部集めたら、その後どうするの?」 その問いに、もちろんセレスティアに帰ると答えるメルディ。 「どうやって、帰るのか知ってるのか?」とリッドが聞くと 「わかりません!」と堂々と即答するメルディ。 仕方ないので、せめてセレスティアに帰る方法を見つけてあげようと宣言し 「うん、イケる、イケる!」と もはや口癖となっている台詞を言う。 明かにそちらのほうが難しいのではと呟くリッド。 ふと、キールがメルディにどうやってセレスティアからこちらに来たのか尋ねる メルディは素直に、クレーメルクラフトなる乗り物に乗ってやって来たというが、 空を飛ぶというような高度な機械を原始的なセレスティア人が作れるはずがないと キールは断言する。 その言葉に反論するメルディ。 メルディいわく、セレスティアはインフェリアよりも機械技術に精通し、 街は機械で満ち溢れていると豪語する。 が、インフェリアの教えではセレスティア人は『人肉を食らう凶暴な人種』と されるほどなので、そんなことは絶対にないと言われてしまう。 実際に乗ってきた機械を見れば話は別だとキールは付け足すが、 その機械は爆発して跡形もないと伝えると、キールは落胆するのであった。 休憩を終え、先に進み密林を抜けた一行は そのままインフェリア城を目指す。 王都インフェリアに入った直後。 キールがメルディに 「メルディ。 ここからは突拍子も無い動き、 変な踊り、奇声、全て禁止だ」 と、メルディ自身を否定しているような忠告をする。 それに対し、不満そうなメルディだが これまでそれで結構な騒ぎが起きていることに気付いたのか それに従うのであった。 城に入ろうと城門に近づいた瞬間、門前払いを受ける一行。 仕方ないので、王立天文台に行くことを提案するキール。 勝手に中に入ったことがバレて、追い出されそうになるが キールはそこに働く者にグランドフォールに関するレポートを付きつける。 が、目の前でそれはばら撒かれてしまう。 結局追い出される一行ではあったが、その騒ぎに気付いて 王立天文台を管理するゾシモフ台長が来たことには気がつかないのであった。 いつになったら王と面会が出来るのかとキールに八つ当りするリッド。 最後の手段で、王と直接関係のあるセイファート教会の大司教に グランドフォールの危険性を伝える。 すると、大司教は激怒し 「吉兆の証である黒点を危険とは神への冒涜」と言う。 ここで、初めてキールは自分の論文が認められなかった理由に気がつく。 長居をすると、捕まりかねないので逃走する一行。 が、一行がしたことはすでに城にも伝わっていたらしく 入り口で兵士に囲まれ、捕われることに。
面会のチャンスがあると踏んだキールだったが 王は会う気すらないらしく、一行に処刑を執行する。 処刑方法はどうやら水責めらしく、上から大量の水が流れ込んでくる。 それを眺める王と王妃と姫。 だが、姫は気分を害しているらしかった。 王妃がそれに気付き、早く始末しろと命令する。 泳げないキールはウンディーネを呼ぶが反応が無い。 このまま殺されてはたまらないので、脱出口を探そうとするリッド すると、梯子が降ろされ上がって来るようにと言われる。 上に行くと、そこには一行を助けるように指示したゾシモフ台長が。 レポートをどうやら見てくれたらしく、キールはゾシモフ台長の提案で 王立天文台に行って、手伝いをしに行く。 リッド達は衛兵長ロエン=ラーモアなる男に案内され、 城内にある部屋に案内される。 王立天文台が結論を出すまで、ここで待っている必要があるらしかった。 そこに、さきほど気分を害していた姫がやってくる。 姫(アレンデ)は一般人と会話したことが無いらしく、 どうしても直接会話をしてみたかったらしかった。 そのことに困惑するロエン達に対して、 全く臆することなく、話しかけるメルディ。 満足したのか、アレンデはロエンと共に部屋を出ていく。 部屋に用意されたベットを見て、とりあえず休もうかとしていた時、 メルディが三人一緒に寝ようと提案するが、 ファラが照れながらも、無理やり壁を挟んだ向こう側の部屋に行く。 寝たふりを決め込んだリッドだったが、 メルディの発言が頭を離れず、眠れなくなったようだった。 一方でキールはゾシモフ台長と共に、 徹夜でグランドフォールの解明に努めていた。 黙々と作業をしていたキールに、ゾシモフ台長は 望遠鏡を見るのを変わってくれと言ってくる。 喜んで、その役を受けるキール。 そして、望遠鏡に映ったセレスティアに思わず感動する。 ふと、ゾシモフ台長がグランドフォールの危険性に気付いた理由を尋ねる。 キールは無意識の内に 「それは、メルディが・・・」 そう、言いかけて自分が発見したと訂正する。 夜が明け、目が覚めると同時にロエンがやって来て、 王が結論を下したので集合しろとのこと。 徹夜明けで帰ってきたキールと共に 王の間に。 そして、王に呼ばれたゾシモフ台長は 「グランドフォールはセレスティア人が人為的に引き起こした災いであり、 「数々の災厄を引き起こすだけでは飽き足らず、 世界全体を破滅させようと計画」と発表した。 それに、一行は動揺する。
一行とは裏腹に王は告げる 「よって、インフェリアはセレスティアに全面攻撃をする」と。 集まった兵達はその意見に賛同しているが、 一行がその決断に納得するはずが無く、 キールは立ち去ろうとするゾシモフ台長に問い詰める 「グランドフォールが人為的に起こるのは不可能だと、 あれほど話していたではないですか!それなのに、どうして?!」 その問いに、ゾシモフ台長はただ一言。 「王国の管理下にいる以上、多少の事実の湾曲は避けられない」と告げる。 幻滅しつつも、城を出る一行。 その間際、ロエンが一行に「乗船パス」を手渡す。 船の使用を許可してくれるようだった。 ファラがさりげなく、王の言っていることが変だと指摘すると 王の言うことは絶対だと怒られてしまう。 諦めて立ち去ろうとすると、ロエンがキールを引きとめた。 何か会話をしたあと、キールはリッド達の後を追った。 王都から北にある港に着いた一行。 王に頼れない以上、自分達でなんとかするしかないようだ。 とりあえず、一行はこの港から出航する<バロール>行きの船に乗船しようとする。 が、 キールが立ち止まり一緒に行くことは出来ないと言う。 ロエンがキールを呼びとめた理由は、王立天文台でゾシモフ台長の手伝いを 引き続き、そのまま職員にならないかと言う誘いだったのだ。 元々、キールの夢は王立天文台の職員になること。 これは願ってもないチャンスなので、断るわけにはいかないのだった。 ファラはそれを理解したらしく、引きとめることを止めた。 キールは港を離れて行ってしまう。 「仕方ないよ、キールの人生だもん」 その言葉に納得できなかったのか、メルディが立ち去るキールに向かい叫ぶ 「なんでだよー!!」 キールを見送った一行はバロール行きの船に乗船した。 船は出航した。 その船の船室で三人と一匹は沈黙していた。 キールがインフェリア王側に付いたことに少なからずショックを受けたようだった。 中でも、メルディのショックは大きい。 セレスティア人が敵と認められてしまったこともあるのだろう。 いつか、インフェリア王が間違いだと気付いてくれるとファラがフォローするが メルディの口から出た言葉は 「キールと、敵となっちゃうか・・・」 その言葉に、ファラは 「キールは敵になったりなんかしないよ! キールを、信じてあげようよ?」 メルディを慰めるファラを見て、リッドが呟く 「信じる・・・か。」 何か考え込んでいるリッドにどうしたのかとファラが聞くが 「別に」といってリッドは何かを誤魔化した。 バロールの港に船は無事到着した。 降りるやいなや、 メルディが良い匂いがすると言って、深呼吸をする。 ファラとリッドも同じように深呼吸するが、 リッドは「食いモンの匂いだな」と もはや食べることしか考えていないのであった。 港を出て、一行はバロールの町に行く。 イベントがダラダラ続くところだったので一気に書いたよ 大体、ここでディスク1の中盤までは来たんじゃなかろうか。 このゲームはディスク3まであるから先はまだ長いけど。 次は《バロール〜風晶霊の洞窟》まで。 土・日にウプする予定。 続く。
皆凄いなあ。大作ぞろいだ。
なんかエターニアのだらだら具合が出てて面白い 引き続きヽ(゚д゚)ノ ヨロロ
あぁ、前スレからのコピペだけど・・・ 書くところミスったから勘弁して ついでだから少し続き書いとく ・幼少時 序章ヴァルエルス編 アトリ「コラ おきなさいヴァルエルス いつまで寝てるの?早く起きなさい」 母アトリの声に、主人公ヴァルエルス(以下ヴァル)は起きた ヴァル「んん? もう朝か おはようアトリ」 主人公は朝っぱらから、母に頼まれ村の神社におにぎりを持ってお供えに行く 神社には偶然にも幼馴染のハールーシャが居た 何か研究の材料の植物を取りに行く予定らしい 山のふもとの神社にお供えを置いた後彼らは、ついでに自分達の好きな場所 風の気持ちい場所裏山の崖っぷちに行く 目的の場所へたどり着いた そこでハールーシャはヴァルにあることを告白した ハールーシャ「実は僕、エテルシアに行って文官になりたいんだ。 君は性格も明るく力もあるから 村の力仕事ができるからに好かれてるけど、僕は少し頭がいいだけで、ちっとも役に立てない でも、学問が豊富なエテルシアに行けば、自分のとりえを可能性を十分に発揮できるかもしれない」 ヴァル「・・・ハールーシャ」 ハールーシャ「ま、こんな話はどうでもいいとして、この山に来た理由は、告白だけじゃなくもう一つ 用事があるんだ。 この山に薬草があるんだけど一緒に探してもらえないかな?」 ヴァルはハールーシャの頼みを受けて、一緒に研究の材料を探しに行く。 しばらくすると 薬草を見つけることができた。 少し高い位置に生えていて手が届かなく手こずったけど ようやく手にいれることができた・・・・。 しかし、後ろを振り返ると! ゴブリン「ぐへへ こんなところにがおいしそうな人間の子供が2匹もいるぞ」 なんと邪悪なゴブリンたちにいつの間にか囲まれていた ヴァルは自分だけ逃げようとした。 ハールーシャ「あ! ヴァル!」 しかし、すばやくゴブリンはヴァルを捕まえた ゴブリン「くく・・無駄だ お前らはここで食い殺されるんだ!」 ハールーシャ「ひっ・・・!」 だがその時ヴァルの体が激しく光った ヴァル「食い殺される・・・? 殺す? 」 その瞬間ヴァルの髪は鮮やかな青色染まり目の色も赤に変わった ヴァル「殺すだと? この俺を?ふふ面白い」 変身したヴァルはいとも簡単にゴブリンを殺してしまった。 ヴァル「お前弱いくせに生意気なんだよ」 なんとヴァルは次々と鬼のようにゴブリンを 殺し、殲滅した。 そしてヴァルは無言でハールーシャに顔を向けた ハールーシャ「う、うわぁあぁぁ〜〜〜〜」 (ここで画面が真っ暗になる) ヴァル「・・・!」 ヴァルは目が覚めた。 回りを見ると自分の家の布団に寝ていた どうやら山で倒れているのを発見され、助けられたようだ。 スズナ「お兄ちゃん! 良かった目が覚めたのね」 妹のスズナはあるが、母のアトリの姿がない ヴァル「アトリはどうしたんだい?」 スズナ「・・・」 スズナは無言である手紙をヴァルに手渡した 手紙にはこう書かれていた 「(忘れたから省略)〜〜〜〜〜〜〜〜もしあなたが本当の真実を知りたい時は 私はあなたに全てをざんげする」 ヴァルエルス 序章終了 遅れながら登場人物↓
登場人物 ・ヴァルエルス(男主人公) ・ラクジット (女主人公) ・スズナ ・イクシュヴァーク ・エルベトーン(魔族) ・シュライン ・ハールーシャ 降魔教団(敵勢) ・マハーダル ・サンガラバーギ3人衆(呪王、剣王、妖王) ・サヴァタージ
良スレだなぁ
エターニアやったはずなのにストーリーがさっぱり思い出せない罠 この先どうなるんだったか本当に全然覚えてない…という訳で応援〜。
・・・・っていうかブルフォレっていらなかったりする?
>>376 テンプレより
「・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。
ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
レスは期待しないで下さい。それでも良いというならどうぞ。」
と、あるが、まぁ、やりだしたんだから最後までやってみては?
>>300 もああ言ってるし。
ただ、できる限り要約できるところは要約したほうが、いいかも。
>>283-285 の続き
茶屋で一休みする三人。ウェイトレスの話によると街道で通行をチェックしてる連中がいると言う。
モモ「きっと、あなた達を追ってる連中ねー‥」
その声を聞いてじいさんがやって来た。
男はペレットといい、モモの父レプソルの作った実験プラントの所長をしていると言う。
そこではゴーストの力で強化作物を作っているのだが、最近どうも機械の調子が良くないらしい。
所長はモモにプラントまで来るように頼むと去っていった。
「ま、まあ 街道もしばらくは通れそうにないから、いいでしょ‥?」
プラントで所長の話を聞くとどうやら機械自体よりも心配な事があるらしい。所長は巨大な玉ねぎを指差す。
モモ「かわいー、わね 何、あれ?」 所長「か、かわいい!? いや、そんな事ないでしょう」
所長の悩みは作物の変異体で、それが西の処理場で発生して、気味悪がって誰も近づかないそうだ。
リュウ達は変異体の処分を引き受ける。
ゴミ捨て場の変異体を処分しにやって来たが、変異体は自我を持っていた。
理性を失い襲ってきた変異体ミュートプラントを倒す。理性を取り戻した変異体はリュウ達に自分の始末を頼む。
変「私は、存在すべきではありません‥」 「ありがとう‥ さようなら‥」
変異体がマグマへと落ちる。
モモ「やっぱり、待って! 大発見したなんて言いふらさないから‥ ちょっとだけ、調べさせて!」
変「知ろうと欲するのは決して悪くありません‥ ただ‥‥‥」
モモ「?」
変「一歩間違えば‥ 私‥ 以上に‥ 恐ろしい 化け‥ 物を‥‥ 生み出すと‥ 言うこと‥ 忘れ‥ ない‥ で」
「ぷきゅきゅー!」
三人「?」
モモ「なに‥?」
突然、マグマに沈んだ変異体からデカイ玉ねぎが飛び出した。
モモ「これは、あのカワイイ‥」 ニーナ「タマネギね‥‥」
よく分からないが玉ねぎは悲しんでいるようだ。
モモ「でも、きっと‥ 私達が連れて行くのを変異体は望んだはず‥ よね、きっと?」
ニーナ「ねぇ‥ その子の名前‥ ペコロスって、どうかな?」 ペコロスが仲間になった。
プラントに戻り、ウインディアに行くと言うと、所長が荷車に隠れて行くように勧める。
本当にこんなんで大丈夫かと思っていたら、やっぱり捕まってしまった。
所長「うふう‥ やれやれ 街道の奴等が探してるのが モモ達ってのは都合が良かったな‥」
「後はあいつらが始末してくれるだろう‥ 変異体の秘密と一緒にね‥‥ うふううふう」
―漢羅強烈大武会― 年に一度闘都で開かれるこの大会はバリオ達の組織が仕切っており、世界中から 兵が集い戦って優勝した者は何でも思いの物を手にすることができ、また観客は賭けで熱くなる。 また闘都までさらわれて来た4人。バリオ達の部屋に連れて来られる。 バリオ「どうだ、子供達よ‥ 世の中の仕組みってものが 少しは分かったかな?」 サント「最後はわしらみたいな‥ 強いもんの思う通りになるって事じゃな、兄者?」 バリオ「‥強い者が全てを手にする そして、弱い者も逃げ出すことは出来ない‥ 漢羅強烈大武会と同じだ‥」 ニーナはそれを聞いて自分達が大武会に出場する事、優勝したらみんなを解放する事を頼む。 バリオ「誰も、こいつらに金を賭けない‥‥ と、言うことは‥だ もしこいつらが勝てば その分俺達が儲かるってワケだ‥」 出場を認められたが仲間を一人人質に取られてしまう。 一回戦は烈火の闘場でのパトリオチーム戦を勝ち抜く。 二回戦の禁呪の闘場で、エミタイチームが泣き落とし作戦とマッスルゴーレムを使ってきたがこれを倒す。 次は決勝のガーランド戦だが、覇王の闘場でリュウ一人の一騎打ちと決まった。控え室で時間を待つ。 一方その頃、ガーランドの控え室では…… バリオ「‥決勝前に何だよ ガーランド」 サント「わしらがつるんでるのがバレたらどーすんじゃ!?」 ガーランド「‥相手の、あの子供 一体、何者だ?」 バリオ「あいつは‥ ナリは小さいが中身はドラゴンさ」 話を聞いて何かを考え込むガーランド。 いよいよ決勝戦が始まりチャレンジャーとしてリュウが登場する。 アナ「‥‥‥‥そしてっ!迎え撃つは、この人!漢羅強烈大武会はこの人なくして語れません!」 「恐怖の翼! 一撃必殺の男! ‥伝説のチャンピオン! ミスター・ダイナマイツ ガーランド!!」 スポットと共にガーランド入場。 ガーランド「‥‥リュウとやら全力を出し切らねば死ぬことになる‥ とだけ言っておこう」 アナ「おぉ〜〜っと、イキナリ不敵ですっ、チャンピオン! ‥子供相手に大人気無いとも言えますが、 とにかく恐ろしい闘いになりそうです」 全力で立ち向かうリュウだったがガーランドの凄まじい攻撃の前に倒れてしまう。 アナウンサーがガーランドの優勝を告げて、バリオを呼ぶ。 ガーランド「‥‥何でも望むものが貰えるんだったな? ‥だったら、リュウとその仲間を貰うことにしよう」 バリオ「な、何トチ狂ってんだ!話が違うぞ‥?」 ガーランド「何だったら、お前さんの生命でも‥かまわんが?」 アナ「‥‥チャンピオンのガーランドさんには リュウさんと、その仲間が与えられま〜〜す!?」
ニーナの呼びかけで目が覚める。 ガーランド「で、お前達の身柄は俺が、預かることになった‥」 ガーランドと一緒に人質も返してもらいに行く。 「‥確かにこいつらは俺のものになったんだよな? ‥‥貰っていくぞ?」 出て行く5人。 サント「‥‥兄者ぁ どうなってるんじゃ?」 バリオ「散々コケにされてこのまま帰すワケにはいかねぇな‥ リュウ‥」 何故助けてくれたのか聞くと、ガーランドはリュウが竜族だからだと言う。 ガーランド「リュウよ‥ 助けた礼、とは言わん 竜の血を‥ 知りたいと思うのであれば‥ ‥東の地に 『天使の塔』と呼ばれる遺跡が、ある そこへ、来てもらおう‥ 待ってるぞ‥‥」 去って行くガーランド。何にせよリュウ達は一度ウインディアに行かねばならない。 メーカース峡谷まで来ると馬兄弟が手下を大勢連れて待ち伏せしていた。 バリオ「‥リュウ おめぇは、全く大したガキだよ‥‥」 サント「わしらにここまでやらせるんじゃから、なぁ‥」 襲ってくる手下どもと戦うが数が多すぎる。 敵の一翼をかたずけた時、ガーランドが現れ背後の敵を殲滅した。 バリオ「‥おい、ガーランド 俺達を裏切ってそいつらを助けるのか? 一体、何のために?」 「さあな‥‥ だが‥ 手を出すなと言ったぞ?」 「先に裏切ったのはそっちのよう、だな?」 「ガーランドよ‥‥ このままじゃ親父も黙っちゃいねぇぞ!?」 「下らん‥」 「キサマらのボスがどうしようと、知らぬ‥」 「よく‥ 分かった‥ ならば‥ ここで‥‥ 死ぬが良かろう‥‥」 バリオとサントが合体する! スタリオン「ふううぅぅぅん 強烈合体! すたりおんん! わしらのこの姿を見て生きていた奴ぁ、おらんんん」 スタリオンを倒してレイとティーポの敵を討つ。 王女をウインディアに送ったら天使の塔に向かおうと言うガーランド。 ニーナは、リュウがレイとティーポと言う二人を探していることを話す。 ガーランド「俺には、そいつらが生きてるとは思えんが‥」 泣き出すリュウ。ニーナも怒る。 「あいつらを見ただろう? 平気で人を殺すような連中だ‥‥ リュウが助かったのは竜の血を持ってるからだ‥‥ 違うか?」 まずウインディアに行きニーナを城に帰し、王から通行手形を貰うことに。 リュウの旅は新しい局面を迎えようとしていた。 続く
ブレス3乙〜 こりゃ相当長くなりそうだ
>>376 構って君にいちいち反応する人は
少ないみたいですよこのスレ
スタリオン戦のあんまりな終わらせ方にワロタ
>>382 まあ確かに仇の割にはあっさり目ではあった。
次に話題になった時には、奴らの言われて思い出したぐらいだったし。
ブレス3の方乙です ブレスは4、5しかやってないけど3もプレイしようかな… 要望にはありませんが、やっと一通りのEDが見れた刻命館やりますね ちょっと異色作ですけど… 自分へたれなんで少しづつ書きます 皆さんすごすぎ…
ウペシウム光線とか笑ったなぁスタリオン 英雄伝説3 白き魔女 予約させてもらいます PS版ですが、ストーリー内容は全く変わらないとの事なので
▼世界 魔力を信奉するゼメキア王国と、剣を尊重するエンゼリオ帝国は冷戦中 この2国は元々ヴァンゲリオというひとつの国だったが、 魔力の無い者たちが反乱を起こし騎士帝国を建国。今に至る ▼主な登場人物、用語の説明 ・主人公 ゼメキア第一王子。フィアナを婚礼の為に連れ帰るが、その日に運命を変える事件が起こる 復讐者として魔神の契約者となる以前は、皆に慕われる優しい人物だった(名前は**とします) ・アスタルテ 封印された魔神の代弁者 ・ユリアス ゼメキア第二王子。兄に父王暗殺の罪を着せ国王に即位。暴君 主人公とは以前は仲の良い兄弟だったのだが… ・ザムール 国王の側近で大魔導師。ユリアスと謀り国王殺害。更なる野望を秘める ・フィアナ エンゼリオの姫君で主人公の婚約者。主人公の処刑後はユリアスの婚約者として軟禁状態 ・エリオウス エンゼリオの第二王子でフィアナの兄。主人公とは親友。正義感と使命感が強い ・古の6勇者 500年前に魔神を刻命館に封印した6人の勇者 ・魔導器 魔神の封印も復活も出来るが全て揃わないと無意味。強力な魔力を帯びており破壊は不可能 古の勇者たちが別々に保管したが、時代と共に所在不明に ▼主人公の目的 魔神の契約者として、刻命館におびきよせた人間から魂や魔導器を奪い、 魔神を復活させて復讐を果たすこと(分岐により変化。マルチEDです) ▼注意 主人公は喋らないし感情も表しません よってルート(選択肢)によって、契約後の主人公の心情、行動の解釈は随分変わります このゲームは主人公の感情描写は序章にしかないんですが、 書きづらいんで自分なりに勝手に解釈&脚色します(極力避けますが)
■序章 衛兵「ゼメキア王国王太子**殿下、エンゼリオよりお戻りになられました!」 国王の待つ光射す謁見の間が開かれる「陛下がお待ちです。どうぞ御前へ」 王の側にひかえるのは大魔導師ザムール「これは王太子殿下、御機嫌うるわしゅう」 父王ゼメリスは長旅を労った後、婚礼の日が近いこと、自身が老いたことを話し、 王位を譲る話をしようと立ち上がる。その瞬間ザムールが『動く』 急に王が苦しげに倒れたかと思うと、その頭上に剣が現れ王の胸を貫く 一瞬の出来事に衛兵は目をみはる「陛下…!?」間髪いれず扉が開かれ第二王子登場 「!ユリアスさま!」衛兵の声をよそにユリアスは王を貫いた剣を見やり叫ぶ 「兄上、これはどういうことか?その剣は紛れも無く兄上のもの!」 かくて王子は血をわけた弟に陥れられ、父王殺しの罪に問われた 暗くよどんだ空の下、処刑場に引きずりだされる王子 それを見て薄ら笑いを浮かべる第二王子。泣き崩れる許婚の姫 その死に様を見ようと大勢の民が火刑台を取り囲む ザムールが声を張り上げる 「この者の犯せし罪、大逆、国家への反逆、父殺し…相応しい罰は何か!?」 「死を!反逆者に死を!殺せ!殺せ!」 昨日まで自分を慕ってくれていたはずの民たちが、自分を指差し人殺しと罵る 自分を信じてくれる者は誰一人としていないのか 真実をしらぬ愚かな者どもが憎い。自分を陥れた何者かが憎い 火刑台の燃えさかる炎にその身を焼かれながら彼は叫んだ 「力が…力が欲しい!神でも悪魔でもかまわない、誰か力を!私に力を!」 瞬間、閃光が空を覆った。人々は「あっ」とどよめく 雷が火刑台を直撃し、王子の姿は消し飛んでいたのだ 不安がる民をよそにユリアスだけがこれぞ天罰と高笑いを続けていた… 「─目覚めよ、力を求める者よ。我は闇の王の僕」 目を覚ますと周囲は鬱蒼と茂る暗い森。目の前に陽炎のように女が浮かぶ 女は告げる。ここは王城より遥か北の迷いの森だということ 主人公の願いを聞き、魔神の力を借りてこの地に呼び寄せたということ 「力が欲しいのであろう?何者にも負けぬ力が… 刻命館を訪れるがよい。魔神と契約を結び、かの呪われし館の主となるのだ」
388 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/04/16 18:33 ID:xtJwGGyP
390 :
ブルーフォレスト物語〜風の封印〜 :04/04/16 22:03 ID:WrCi2Hcw
やめた
moon予約したものですが、己の文章力のなさにここに書くのが気が引けてならない・・・。 それでもいいっすかー?ついでも言うともうちょっと遅くなる。オフィシャルブックとか見てるとゲーム中に語られない 設定とか載ってるからそのことも考慮しないと・・・ だめぽだめぽだめぽぬるぽ
じゃあその文章力の無さをみしとくれ。 ・・・・というか内容が知りたいだけだから。 小学生の文でもおkよ。オレは
393 :
ブルーフォレスト物語〜風の封印〜 :04/04/16 23:10 ID:WrCi2Hcw
394 :
街の人 :04/04/16 23:20 ID:ETc0k1H2
ブルフォレの人、投下するのかな? 街投下したいが、ちと待ってみるテスト。
>>391 ガッ
それはともかく、チャレンジしてみれ。一度書いて、読んで、手直しして、
また読んで・・・を繰り返していけば十分いい文章になるよ。
テストの文章題とか小論文の試験じゃないんだから、時間はたっぷりある。
じっくりやっとくれ。
それはそうと、希望者いるようだし、鬼武者3先行しちまっていいか?
予約者が復帰しそうとかFF8の時のような予約被り問題とか、その他
諸事情ありそうなら控えるが、そうでなければ再プレイして挑んでみる。
>>391 確かにMOONは大変だろうと思う。
明確な一本道ストーリーってのがほとんどないからな。
ガンガレ。応援してっぞ。
>>393 ブルーフォレスト書かないの?
折角書いたなら、投下すればいいのに。
>>395 諸事情がってのがあるかどうかわからんが、
ガッツがあるなら誰にも負けない物書けると影ながら応援。
みんなガンガレ。
397 :
街の人 :04/04/17 00:16 ID:whe+wSXo
では今回は「街」馬部と牛尾編です。 二人の話は、かなりストーリーが絡み合ってます。 どっちも読まないと、どうしてそうなったのかわかんねと思う。 ただ、絡み合う分だけ、詳細も長い。 性格の比較もあるしな。マジすまん。_| ̄|○ というわけで、今回は両方のストーリーを一気に投下。
398 :
街の人 :04/04/17 00:17 ID:whe+wSXo
馬部甚太郎「The Wrong Man 馬」グッドエンド ― 一日目(10月11日水曜日) ― 射つだけだ。 刑事を一人殺るだけだ。 張り詰めた空気を持つ男が一人、街角に立ち、ポケットの拳銃を握り締めた。 頭上の時計を見上げたとき、女性が「もう時間ね」と声をかけた。 恋人の「椎名みちる」が立っていた。 あっちは全て整ったわ。後はあなたがヤルだけよ。モノは持ったね? それに対して男は胸のポケットを叩いた。 のし上がるチャンスじゃないのと励まし、そして「ちゃんと殺してきてね」という。 男は「おう」とだけ言い、大股で歩き出した・・・。 現場へと向かうと、そこには刑事一人で来たことを確認し、拳銃を握り締めた。 男は車の陰から飛び出した。「う、動くな!」 刑事も振り向きざまに拳銃を抜いた。現場に緊張が走る。 「ししし死んでもらうぜ!」男が言ったが早いか 「バキューーーン・・・・・・」 ピストルが双方から火を噴いた。 刑事が弾かれたように吹っ飛んだ。そして男も倒れ、そして絶命した・・・。 「カーーーーット!!」 ガチンコがなり、カバ沢監督の罵声が飛ぶ。 倒れた男が起き上がった。 そう。これはドラマのワンシーンだったのだ。 監督から罵声が飛ぶ。男は本当は倒れてはいけなかったのだが、普段やられ役の多い彼は、 いつものクセで、撃たれると反射で倒れてしまったのだ。 ロケ現場にイライラとした空気が漂う。 役者の名前は「馬部甚太郎」馬部は17年も無名の役者を続けている。 しかし、今回連続刑事モノのTVドラマ「独走最善戦」で、「主役刑事と対立するヤクザの組長役」 というこれまでにない大役をもらい、演技次第では大スターにのしあがるチャンスをつかんだ。 しかし、彼には自信が無い。 女優の「椎名みちる」と馬部は恋人同士。 自信が無い馬部を励ましてくれ、身も引き締まり、がんばろうという気にさせてくれる。 シーンは公園で馬部(演じる親分)が殺されるところである。 拳銃で撃たれ、階段を落ちるシーンを要求され、演じるが、迫力がないと却下される。 替わりに池に飛び込むシーンを急遽挿入することにしようという。 それを知って顔面蒼白の馬部。 衣装は濡らせないので、今日が初日のADサギ山がテストアクションで池へ飛び込む。 そのテスト中に、馬部はみちるに打ち明ける。「実は・・・泳げないんだ。」 そんなことでせっかくのチャンスを逃すなと一喝され、本番に挑むことに。 本番で、撃たれた後、悶絶する馬部。そしてついに飛び込むのだが、躊躇しながらも池へ。 しかし、手足をばたつかせてしまい、恐怖は隠せず演技どころではない。やはり監督から喝が飛ぶ。 出してはいけないNG。 スタッフには白い目で見られ、スズメの涙ほどの自信はもう無くなってしまっていた。
399 :
街の人 :04/04/17 00:19 ID:whe+wSXo
衣装が乾くまで休憩!と指示が来る。 彼はみちるの隣に来るが、彼女はタバコをくゆらし、無視をしている。 自分は役者に向いていないのかな?といったことを話していると、 彼女は情けない姿の馬部を見ていられないと言った様子で「バカ!」とビンタをし、 どこかへ行ってしまった。すっかり見放されてしまった。 情けない気持ちになり、現場から離れたベンチで服を乾かしながら休憩していると、 小脇にバッグを抱えたチンピラ風の男が来る。 これが馬部と牛尾、ふたりの悲劇の幕開けとなる。 彼は馬部を「兄貴」と呼び、尊敬しているなどと言い出す。 自分は「三次」と名乗り、完全に役に入りきっている様子だ。チャカ(拳銃)まで持ち出している。 銃の使い方は俺に任せておけと言う馬部に、拳銃を渡した。 会話のズレに気付かず、馬部は三次を以前一緒に仕事をした役者だと勘違いしてしまっていたのだ。 兄貴、移動しましょう!と言われるので、もうロケ班は、自分を置いて移動してしまったと思たのだ。 移動している途中、なぜか警察に追われた。 これも馬部は撮影だと誤解し、三次から預かった拳銃で警官に向け発砲。弾は外れた。 そとき、馬部は気づいた。 「これは本物の拳銃だ」と。慌てる馬部。 拳銃は三次が破門になった「白峰組」(牛尾が現役時代属していた組)から騙してくすねてきたものだった。 しかもそれは組長白峰忠道の銃なのである。 ここは逃げるしかない! なんとか逃げ切ったと思ったが、「キツネの三次」の異名をとるほどの逃げ足の速さには勝てなかった。 逃げる仕込をすると、三次は立ち去る。 一人になり、もう逃げようと考える馬部だが、すぐに三次は帰ってきてしまい、考えがまとまらなかった。 ラジカセを持ってきたというが、木陰を見ると、一人の男が頭から血を流し、裸で倒れていた。 服とラジカセを三次にかっぱらわれたのだ。 ラジオを流す。 臨時ニュースのようだった。 「本日午前11時ごろ、渋谷の宝石店に強盗が入り、およそ3億円の宝石を奪って逃走しました。 目撃者の証言によりますと、犯人は暴力団風の男二人組で、現在も渋谷周辺を逃走中です。 二人組は拳銃を所持しており、警察は目下全力で犯人の行方を追っています。」 奴は本物の強盗だったんだと、今更ながら気づく馬部。 盗んできた宝石を見せられ三次が強盗であるという事実を知ってしまった以上、 正体がバレたら口止めのために殺されかねない。 馬部は、ロケ隊に合流できるまで、身を隠しながらヤクザを演じるしかないと決心。 役者、馬部甚太郎の命を賭けた演技が始まった。 ロケ班に合流しようと思い、本心は隠したまま、二手に分かれて逃げようと提案する。 が、三次に「警察も白峰組も動いている。丸腰だと自殺行為だ」と却下された。 仕方なく、手下と合流する予定だとごまかし、元居た公園へと移動。
400 :
街の人 :04/04/17 00:20 ID:whe+wSXo
しかし、もうロケ班の姿はどこにも見当たらなかった・・・。 ひとり、トランシーバを持ってADサギ山がひょっこり歩いているのを見つけ、すがる気持ちで話しかけると、 「いつの間に現場から公園へ帰ってきたんです?早かったですね。」と言われ、「走ったからな」と言う。 三次は、サギ山を馬部の舎弟と思い、「兄貴の服ぐらい持って来い」というと、 さっき着替えたでしょなどともめる。サギ山は三次を新人のエキストラと思っているのだ。 このまま揉め続け、サギ山が馬部の立場を知らずに余計なことを言ってしまい、正体がばれると殺されると感じ、 取り繕ったりするが、サギ山が「もう戻ります」と言い出すと「僕も連れて行って・・・」と泣き言。 安全なところへ兄貴を誘導しないと勘違いした三次はサギ山を蹴り飛ばし、「それが舎弟の態度か!」と言う。 「もう辞めてやる!」と泣き言を言いながら、去っていくサギ山。 公園は警察が多いので、ホテルへ向かおうと言われ、仕方なく従うことにした。 ホテルのある地域は、白峰組のシマだが、灯台下暗しだと言い、予約を入れてくるとフロントへ向かう三次。 その隙に逃げようとするが、ヤクザ風の男達がうろついているので、どうにも逃げられず、 ホテルの部屋へとあがる事になってしまった。 部屋で三次は、抱えていたバッグの中身をベッドの上にひっくり返す。 3億円の輝きだと言われ、さらにビビってしまう。 取り分は現金でいいだろうと言われ、素直に従う。 現金に換えるルートは、つてのある関西の故買屋(盗品と知ってて買い上げる者のこと)に連絡がつき次第だという。 バスタオルを取って来いと言われ、これも素直に従うと、三次は言った。 「兄貴、丸くなりましたね。暴れ牛も角が折れたか。」と。 怪しまれていると思った。 タバコをくわえた三次。素直に火をつけようと見せかけたとき、彼は三次を押さえ込み、顔に火を近づける。 「火をつけてやるが、タバコだとは限らない」と精一杯の演技をすると、三次は、図に乗りすぎましたと謝る。 馬部は肩で息をしながら三次から離れた。一か八かの演技だったが、内心はチビりそうだった。 盗んだ宝石を慣れた手つきでバスタオルにくるむと、バッグへとしまった。 外の様子を見てきますと、出て行く三次。 扉が閉まると、突っ伏してシクシク泣きながら弱音を吐く。 「・・・どうしよう。逃げようかな。でもすぐ戻るって言ってたしな。」決心がつかない。 だが、外には白峰組と警察が自分達を追っている・・・。 あれこれ悩んでいるうちに、時間は過ぎ去り、三次は帰ってきてしまった。 白峰組のチャカを使ったことがバレて、組のモノが増えてることと警察が多いことを報告される。 そろそろ兄貴のガソリンが切れるころだと思いましてと一本のウィスキーを取り出した。 グラスにストレートで注がれていく液体。今日は辞めておこうと言ってしまう馬部。 馬部は下戸だった。一口飲んだだけで倒れるほど飲めないのだ。 だが、命がかかっている。命がけの演技だ。 怪しまれるわけにはいかない。 「がはは、ヨーシ、じゃあ祝杯を上げるか!お前も飲め!」と乾杯をする。 精一杯の虚勢を張り、一気にグラスを空ける。 そして「疲れたから寝るってんだよ!文句あんのか!」と宣言するが早いか、眠り込んでしまった。 その夜、馬部は悪夢を見た。 しかし、悪夢より辛い現実がさらに続くことを、このときはまだ知らない・・・。
― 二日目(10月12日木曜日) ― 馬部はうなされて目が覚めた。夢か・・・と思うが、窓際で外を見張っている三次の姿に 悪夢の方がマシだと思った。 三次は異常は無いという。昼間で休みたいと言い出すので、快く了承する馬部。 完全に三次が寝入ったコトを確認すると、テーブルの上に置かれていた、あの宝石の入ったバッグを持ち、 警察に届けようと逃げた。 裏口から外へ出ると、まっしぐらに駆け出した。 昨日あれほど居た警察が、全くいない。 ゲーセン街でようやく見つけた、若いヨレヨレのコートを着た男は手帳に何か紙のようなものを挟もうとしている。 もしやと思い、男の手帳を取り上げると、それは警察手帳だった。男は雨宮桂馬という刑事だった。 事情を話そうとバスタオルに包まれたモノを出す。 しかし、宝石ではなく灰皿だった。 持って来ちゃったんなら自分で返しに行ってくださいといわれ、逃げるように去っていってしまう。 突然物陰から、三次が現れた。自分だけ助かろうとしていると誤解される馬部。 どうも様子がおかしいと思い、バッグの中身をすりかえられていたのだ。 「裏切りは、死をもって償え。これは昔兄貴が言った言葉だ」と言い、懐から拳銃を出した。 そのとき、突然サイレンが聞こえた。パトカーだった。二人を見つけ、追いかけてくる。 「兄貴、このままじゃ済ますさねぇからな!」と捨て台詞を吐き、逃げ去った。 馬部も三次とは別方向へと逃げ出した。 警察に追われ、「違うんだぁぁぁ!」と泣きながら走った。 通りに出たところで、突然オートバイに阻まれた。 早く乗って!と言われるまま、後部座席に乗り、逃げ去った。 ここまで来れば安心と、オートバイを止めた。 ライダーはメットを取り、頭を振って長い髪をパサリと下ろした。 パッチリとした目が印象的な、23歳ぐらいの美女だ。 馬部には全く覚えが無い。ロケ隊のスタッフかと思っている程度。 「君みたいな人が居てくれて嬉しいよ」だの「一緒に居て良いんですね」など、 誤解を招く言葉を吐くが、ロケ隊から離され、死ぬ思いをしている以上、しかたないのだ。 彼女は恋焦がれているような返答。るい子と呼んでください。という。 そして、彼女の口から、「牛尾」という名前がでて、やはり誤解されていると理解する。 馬部は「宝石泥棒なんてしてないんだから!信じてよ・・・」と泣き言をいう始末。 父の元が安全だというので、三次や白峰組に捕まるよりマシと思い、 どこだか分からないまま自宅へ向かうことになった。 立派な門構えの家である。門が内側へと開き、バイクとともに中へと進む。 建物は、純和風の豪邸といった感じだ。 玄関の前まで来ると、大勢の男達がずらりと並んで出迎えた。 「お帰りなさいやし!お嬢さん!」一斉に男達は叫ぶ。 ここは白峰組事務所で、彼女の父は組長だったのだ。 馬部は目眩がした。しかし、組員の男に強引に中へと上げられてしまった。 長い廊下を進みながら馬部は考える。もしNGを出しても、テイク2はない。 部屋に入ろうとしたとき、黒スーツに身を包んだ、有能な銀行マンといった感じの男「山吹」が襖を開けた。 牛尾が組を抜け、若頭となったその男は、迫のある目で睨み付ける。 馬部を匿うつもりで連れてきたんだろうが、よくも裏切り者をつかまえてくれてってとこだという。 俺は知らないと弁解する馬部。組長に言うんだなと山吹。 恐ろしい揉め事の中、「もう辞めて。父を呼んできてちょうだい」とるい子が割って入った。 山吹は馬部に一瞥をくれ、奥へと消えていった。
広間は20畳以上あった。恐怖と緊張で固まった馬部。二人は正座して組長を待った。 静かに襖が開き、和服姿の白峰組組長、「白峰忠道」が現れた。その迫力に唾を呑む。 隣を見ると、るい子が礼儀正しく頭を下げている。慌てて馬部も畳に額をつけた。 どっかりと腰を下ろす。重苦しい沈黙が続く。 殺されると分かっていて何故ここに来たのかと、白峰の付き人である「柏木」が言う。 馬部は頭がクラクラした。 「三次と一緒に逃げた男は貴様だと報告が入った。三次は見つけ次第始末する。 奴と組んだお前も覚悟ができているだろうな。」柏木が言うが、馬部はやってないと弁解。 恩を仇で返すとはといわれていると、山吹が襖の向こうから「大松」を連れてきたと言った。 入れと命令され、入ってきたのは、大松を連れた山吹と若い男だった。 さらしに巻かれた包丁と、足のついたまな板を持っている。 「すぐに始めてよろしいですか」という山吹に、白峰は無言でうなずく。 大松は、三次にチャカを盗まれ、その銃で強盗された。 「本来なら小指ですまないところだが、白峰の温情だと思え」と言われ、左手をまな板の上に乗せられる。 包丁をさらしから外し、大松の小指へと当てる。馬部は気が遠くなりかけており、見るどころではない。 包丁に一気に体重をかけられる。 馬部の額にコツンと何かが当たり、転がった。 「!!」 転がった小指を山吹は和紙で包み、白峰へ見せる。そして病院へ連れて行けといわれ、 大松はよろよろと広間を後にした。 馬部は膝に力をいれ、気絶しそうな体を支えた。 事の次第じゃエンコ(小指)だけじゃすまないぞと凄まれ、三次とチャカと宝石のありかを聞かれるが、 馬部は当然わかりませんと答える。証明する為に、服のポケット全てを裏返す。 すると、そこからは指輪が3個出てきた。寝てる間に三次が入れたのだろう。 それを見た付き人は、「それだけじゃないだろう。どこで三次と会う」と聞く。 会いません!と断言すると、白峰は立ち上がり、言った。 「こいつは・・・牛尾じゃない」 心臓が破裂しそうになる。 「昔の暴れ牛はもう死んだ。東京湾にでも沈めろ」といわれ、山吹が牛尾の肩に手をかけた。 「違うんです!これは婚約指輪だ」と命惜しさに出まかせを言った。 今日にも婚約を申し込むつもりだったという馬部に調子を合わせるように、るい子が言葉を足す。 「その相手とは、私なんです!」 白峰の目が大きく見開き、柏木と山吹も呆気にとられたが、一番たまげたのは馬部だった。 るい子は続けた。 牛尾さんが組を抜けてから何度も逢っていた事。自分は牛尾が好きだということを。 馬部も調子を合わせる。ここで殺されるより嘘でも勘違いでも利用して生き延びる方が先だ。 「結婚を申し込みに来た。どうしても信用できないならかまわないが、結婚を認めてからにしてくれ」と だが、白峰は「山吹から正式に結婚を申し込まれている。こいつ(牛尾を演じる馬部)よりましだ」と否定。 もう二度と牛尾と会うなという。 「私は命がけで牛尾さんを愛しているの。ずっと牛尾さんと一緒に居る」 と言うるい子の言葉に、怒り、床の間にある日本刀を抜刀し、るい子の鼻先へ突きつける。 山吹では死んでも嫌と言うなら、死ね。と言い、刀を振り上げた。 気合を発し、刀が一閃した。 るい子のジャケットが裂けたが、るい子自信は無事だった。 「お前は男を見る目が無い。育て方を間違えた」 るい子は尻もちをつく。馬部は既に腰を抜かしていた。 白峰は馬部を見て言う。 「明日までに三次の首とチャカを持って来い。お前の話はそれからだ。 ただしできなかったときは・・・」刀を振り下ろす。殺されるということだ。 今の約束を盃で約束してくれと言うるい子に、白峰は苦笑し、柏木に用意しろと命じる。 (ヤクザ社会において、盃を酌み交わせば、”血よりも濃い”結びつきとされる。)
盃の用意が整い、向かい合わせに座る馬部と白峰。 「命を賭けた約定の覚悟、今一度胸中お確かめの上、腹定まったならば、 この盃、三口半で飲み干しまして懐中深くお納めをお願いします。どうぞ。」 柏木が口上を述べた。 白峰は三口半で飲み干した。 しかし馬部は盃を見つめたまま動かない。 呑めない。でも飲まないと殺される・・・。 ようやく盃を口に運んだ。 手が震え、三口半かどうか分からないが飲んだ。アルコールが回る。 白峰が懐紙に盃を包み、懐に入れる。慌てて馬部も盃を包んでポケットにしまう。 「つたなき盃ではございましたが、ここに約定の儀はつつがなく終了いたしました。それではお手を拝借。」 一本締めでその場は収まった。・・・が馬部は目が回った。 るい子の部屋へと通される。 馬部は酒がまわり、ぐにゃりとるり子に倒れこむ。彼女をベッドへ倒してしまった。 るり子は誤解し、自らの帯を解く。 抱えた馬部の首にキスの雨を降らす。 そのとき、突然扉が開き、山吹が入ってきた。起き上がるるり子。床へ転がり、倒れこむ馬部。 彼は身辺警護だという。野暮なことはしないで!あなたに用は無いというるり子に、 私にははあるんですという。 用というのは、牛尾に若い者が挨拶したいと言ってるから、ツラを貸してくれということらしい。 私も行くというと、野暮なことはしないでもらいたいと一蹴される。 そして、「大切な客人だ。丁寧にな!」と言うと、 床でつぶれていた馬部を若い衆が抱え上げ、引きずっていった。
広い居間に連れて行かれ、ソファーに座らされた馬部。 その周りを血の気の多そうな組員達に囲まれた。 山吹は手下と耳打ちをする。馬部の目の前には数本のブランデーが並べられた。 グラスに注がれ、乾杯をする。唇を濡らすだけだったが、山吹に凄まれ、仕方なく飲み干した。 すぐに次が注がれる。呆然とする馬部。 「牛尾さんは必ずかけつけ三杯でしょう」といわれ、気が遠くなりながら胃へ流し込んでいく。 飲み干したとたんに、頭が前に倒れ動かなくなった。 組員達は「これが本当に「暴れ牛」か?なんか違う」と口々に言っている。 山吹は確かに何処かがおかしいと言いながらも、外へ運び出し、車に乗せろと命じた。 手下達が馬部を抱え上げ、「だらしねぇ。この牛去勢されてるんじゃねぇか?」と笑った。 「なんだと・・・」とゆっくりと顔を上げる馬部。そして続けざまに言う 「誰に向かって言ってんだ、この野郎!」いきなりボトルで殴りつけた。 殴られ、頭を押さえて転がりまわる組員。若い衆は一気に殺気立った。山吹は息を飲んだ。 「イキがるんじゃねぇ、ヒヨッコどもが!」 馬部は一喝した。完全に目がすわっている。 過度のアルコールで切れたようだ。 「いいかッ、こっちはてめぇらが鼻たらしてるときから刃重ねてきてるんだ。何百となく死んできてるんだよ!」 牛尾の数々の武勇伝を聞かされている若い衆は、思わずたじろいだ。 足を洗った人間が、何を今更言ってやがる!という山吹に、 「誰が足を洗ったっただと。馬鹿いうな、俺はヤクザの顔役としてこれからドンドンとのし上がっていく男だ!」 馬部は銀幕に賭ける意気込みを話した。 狙いは白峰の跡目だなという山吹に、白峰なんざ今もうやってら!もっと主役になるんだよ!という馬部。 理解に苦しむ山吹。 そのとき、頭から血を流した男が起き上がる。手にはドスを持っていた。 刺すぞと脅す男に構えがなってないと怒鳴りつけ、ちょっと貸してみろと言うと、刺すぞと脅される。 だからそうじゃねぇって言ってんだろ!とグラスを投げつけ、ドスを奪い取る。 刺し方教えてやると言うが、テーブルが邪魔で動きにくい。 近くに居た山吹の手下に「テーブルをわらえ」と言うと、手下は力なく笑った。 「笑ってんじゃねぇ!この野郎!邪魔だからどけろと言ったんだ!そんなこともわからねぇのか!このド素人が」 と思いっきり蹴り飛ばした。(テーブルをわらう=テーブルをどける。業界用語です。) 唖然と見つめている若い衆。わからねぇ・・・。 そして、ドスの構え方を映画のタイトルで説明し、無造作に男の太ももへと刺した。 ぎゃあああああ!と叫ぶ男に「(やられ方が)上手いじゃないか、その感じ忘れるな!」と褒める。 他に刺し方教えて欲しい奴いるかという馬部に、 若い衆はブルブルと首を横に振る。暴れ牛はむちゃくちゃだ・・・。 「さてと、この街も住み辛くなった。そろそろ潮時だ。あてのねぇ旅だ」と言い、ポーズを決めると、 若い衆が車で送ると言い、二人の若い衆が馬部の前に立った。 キメで邪魔すんじゃねぇ!と若い衆を放り投げる。さらに踏みつけにする。(キメ=ポーズを決める事。業界用語?。) 何年この世界で食ってやがるんだ!声にならない声で謝る若い衆。 居間はむちゃくちゃになった。 肩に背広を引っ掛け、「何か困ったことがあったら、いつでも呼びな。あばよ」とニヒルに笑って立ち去った。 誰も後を追えなかった・・・。 馬部はフラフラと、無人の児童公園に出た。 ドスンと砂場に腰を下ろし、コト切れたようにバッタリと倒れた。 「へっくしょん」 馬部は自分のくしゃみで目が覚めた。 どうやら雨が降ったらしい。地面が濡れている。 山吹に飲まされてから覚えていない。自分の体を確かめたが怪我はない。助かったと思った。 しかしそのとき、三次の首と拳銃を持っていかないと殺されることを思い出す。 だから解放されたのかと思った馬部。 三次を見つけるなんてとんでもない。逆に殺されると思い、どうしようどうしようと悩んでいる。 そしてロケ隊を探して再び街を歩き回った。
レストランの前で足が止まった。 そこにはみちるが立っていたのだ。 馬部はゆっくりとみちるへ近づく。みちるも後ろを気にしながら馬部へと駆け寄る。 「どうしたの?うまちゃん。気になって見に来ちゃったの?あの人とは話をあわせただけよ」と言い出す。 馬部は突然みちるを抱きしめ、「怖かった。もう離れたくない!」と言い泣いている。 大げさね。と言いながらも、ウマちゃんがそんな事言ってくれたの嬉しいとみちるは目に涙を浮かべていた。 「でも今は待ってね。全部終わってからって言ったじゃない。あ、ほら来た!」とみちるが言うと、 白いコルベットがレストランの駐車場から出てきた。 おまたせと車からデュークが馬部に近づいてくる。身の程ってものをわきまえた方がいいかな。という。 そしてみちるを強引に車へ乗せ、車を出そうとする。 馬部は次の現場は何処かと聞くが、さっきと同じところだよとそっけなく言われ、車は出て行ってしまう。 「どこッ、それどこォォォッ!」 馬部の絶叫が街にこだました。 馬部の足取りは重かった。みちるに置き去りにされたショックも去ることながら、気力体力共に限界だ。 ふと思い出す。スケジュールでは昨日も今日もホテルは同じの予定だ。 撮影も心配だが、ホテルへ先回りすれば必ずロケ班と合流できると考える。 だが、ホテル名を忘れていたので、電話ボックスのタウンページで調べ、思い出し、向かった。 フロントにはジイさんが一人居るだけだった。 ロケ隊の取った部屋で待つのも気が引けたので、別室のツインを一室とる。 ジいさんへ、ロケ隊が帰ってきたら、遅くなってもかまわないから教えてくれと言った。 そして部屋へと入った。 狭い部屋で、オートロックはないが、三次と白峰が居なければいいと、ベッドへ倒れこみ、 そのまま深い眠りに落ちていった・・・。
― 三日目(10月13日金曜日) ― 電話のベルが鳴っている。目を覚まし、電話に出ると、フロントからだった。 「ロケ隊が帰ってきた」というのだ。 これでやっと戻れる!喜んでいると、ノック音がした。 みちるだと思い、扉を開けるとそこに立っていたのはるい子だった。 「どうして黙ってウチを出たんですか!一人じゃ危険なの解ってるでしょ!ずっと一緒にいるって約束したのに!」 すねたように馬部の胸を叩いた。 馬部の後を、小指を切られ、帰る途中だった大松がつけてきていたのだ。 大松から居場所を無理やり聞き出し、白峰には黙って出てきたのだと言う。 これでまた牛尾を演じなければいけなくなった。 るい子は「牛尾さん変ったわ。でも、今のナイーブな牛尾さんの方が好き。私の部屋の続き」といい、 慣れた手つきで馬部のシャツのボタンを外していく。 何とか逃げようと「悪いんだけど、先にトイレ行ってもいいかな?」と言って、部屋を出て行く。 共同トイレの一つだけ開いていた、トイレの個室に駆け込んだ。 「・・・どうしたらいいんだ」 すると隣の個室から声がする。 「そっちに紙ねぇかな。出した後で、ないのに気づいた。」 トイレットペーパーを壁越しに手渡す。 それから宝石強盗はつかまったのかという話になり、 流れで互いに自分の置かれた状況を、簡略化して相談する。 状況が状況だけに名乗りはしない。 「ヤクザの女に迫られて困っている。手を出していいものか、後のことを考えて出さないべきか・・・。」 すると隣の個室から 「ヤクザの女には手をださないことだ。身包みはがされてケツの毛まで剥かれるぜ」と言われる。 恐ろしくなり、絶対手を出さないと心に誓う。 隣の男は「ひょんなことから芝居しないといけなくなったが、長いセリフを覚えるのはどうすればいいんだ?」 それに馬部は「口に出せば覚えられる」とアドバイスした。 お互い大変みたいだががんばろうなと語り、隣の男は先に出て行った。 個室の扉を開け、誰も居ないことを確認すると、馬部は部屋へと戻った。 部屋ではるい子が服をまとわないまま、深い眠りについていた。 彼女に布団をかけなおし、自分は少し休み、逃げようと決めた。 首元を誰かにごそごそとさわられていることで目が覚めた。 それはるい子が自分に金のネックレスをかけていたのだ。 これは母がしてたもので、自分も夫となる人にあげようと決めていたという。 婚約指輪のお返しとキスをされる。またせまられると危険を感じる馬部。 話題を替えようと「チェックアウトの時間は大丈夫かな?」と焦りながら言う。 もう。とふくれるが、るい子は缶コーヒーを差し出した。 外で買ってきたものらしい。ホテルの前でデューク浜地に会いサインもらったと言った。 時計を見ると、既に午前10時を指していた。 ロケ隊は出発してしまったんだと気づく。だが、ホテル代は持っていない。 るい子は先に済ませたと言う。会計は妻の務めですからと、すっかり夫婦きどりだ。絶句する馬部。 フロントで、鍵を返したとき、ジイさんが「あんたまだいたのか」とロケ隊について行ったと思ってたと言われ、 るい子に正体がばれそうで焦るが、有名人のサインをもらおうと思っていただけと濁した。 ホテルを出ると、るい子から帽子と黒ぶちめがねを変装用に受け取った。
三次はどこにいるんだろうかとるい子に聞くが、そんなのどうでもいいわと返される。 二人で白峰も手の届かないところへ愛の逃避行をしようと言っているのだ。 それはまずい。なんとか逃げ出すんだと考える馬部。 まだこの近くにロケ隊が居ると感じ、「ご飯を食べよう」と言い出す。 食べ終わり店を出ると、服を買いに行こうと衣類店を数店回る。 実は、服を探している間にロケ隊が発見できないかと見るためだったのだが、見つからない。 るい子は「私にあてがあるの。来て」と言い、強引に引っ張って行かれた。 そこはラブホテル街。 彼女は強引にも店を決め、中へと引っ張り込んだ。 「ああッ、でもォーッ!」 馬部の悲鳴が秋の空に響いた。 その入り口で、みちるが様子を見ていた・・・。 20分ほどで、手を出すことなんてできないと服を整えながらホテルから飛び出し 「許してくれェ!」一目散に逃げた。 「イテ!」「アイタッ!」 闇雲に走っていた馬部は、出会い頭に大柄な男とぶつかった。 「スイマセン!」馬部は男の顔も見ずに叫ぶとそのまま走り抜けた。 ハンズの前まで逃げて、ようやく立ち止まった。振り返るとるい子はいない。 ほっと息をつく。だが、一人残してきてしまった。怒っているのではと悩む。 そのとき、「牛尾さん」と女の声がした。反射で謝り、のけぞってあとずさる。 どうかなさいました?と問う女。自分は見覚えがないが、やっぱり自分を牛尾政美と間違えている。 「ごめんなさい。お待たせして。私の彼、まだ来てないんです」という。 「そう」ととりあえず話をあわせておく。 女は突然「警察に行ってありのままを話してみたらどうでしょう」というのだ。 なぜ宝石強盗のことを知っているのかと混乱していると、中年男が割り込んだ。 女の顔がこわばる。馬部も知らない男だ。 男は「撮影中にいいんですか?こんなところまで来ちゃって。」 中年男は馬部を知っているようだが、馬部はやはりこの男を知らない。 撮影ってなに?と混乱する女に、似すぎてますよね。と言いながら、 男は馬部に近づくと、すばやく目じりの傷跡を少しこすり、メイクの傷が少しめくれた。 中年男の表情が和らぐ。と同時に女の目が大きく見開いた。 知り合いですかと改めて問う男。 女はあわてて「違います。今偶然会った。だから刑事さんに…」と話す。「刑事!?」 刑事と聞き、どうすればいいのか分からず、ダッシュで逃げ出した。 一刻も早く、ロケ隊に合流したい!
あてもなく走り続けた馬部は、足がもつれて倒れてしまった。 ごろんと仰向けになった。そのとき、どこかで聞き覚えのある音に、起き上がった。 100メートル離れたあたりに、人だかりができている。レフ板が見えた。 「ああッ、ロケ隊だ!」歓喜の表情で馬部は走り出した。 シーン67!・・・と言っている。ADサギ山が「ウマさんどこ行ってたんですか!」というが、 馬部は熱いものが込み上げてくる。僕の名前をもう一度呼んでと嬉しそうに言う。 「ウマさん待ちなんですから急いでくださいよ」と愚痴る。 自分はウマさん。ウシじゃない! 「ウマさんのおかげでこっちはタコ呼ばわりですよ。」というサギ山。 帰ってきた!強い喜び。それに役も降ろされていない。涙をこらえた。 みちるが無言のまま馬部の肩を抱き、態勢を作る。感無量で見つめると、冷たくされた。 今ではそんな態度も掛け声もカメラやマイクさえも懐かしい。 そして本番が始まった。 その演技はいきなり上手くなったと評価を得る。 今の馬部の気持ちがそのまま出せるシーンだったからだが。 カット後、みちるが後で話したいことがあるという。素直にうんと言った。 やっぱり現場はいいなぁと、感無量だ。 組長が刑事に追いかけられるシーンの撮影に入った。 刑事役はデュークだ。 電車の動きに合わせて走るため、サギ山に無線機を持たせ、スタンバイする。 本番で走り、感情のある良いシーンが取れたとカットが出る。 しかし、カメラの死角に入ったところで、デュークがギャっと悲鳴を上げた。 振り返ると小指に包帯を巻いた大松と路上でノビているデュークがいた。 大松は、三次を見かけたという報告が入ったから急ごう。乗ってくださいという。 また命がけの芝居が始まり、泣きたくなった。 「刑事に追われているところを見て、警察に垂れ込んだのは嘘だと分かった」と、 ドラマを本物だと信じていた。 馬部も「見つけたらただじゃおかねぇ」と精一杯の芝居をした。 昨日からすぐに三次を探さないのは何故だ問われ、まずい状況になると感じた馬部は、 一日目のホテルで、三次が宝石を売るという話をしていたと話す。 エンコ落とされたカタはきっちり付けてやる。兄貴の協力はなんでもする。と言い出す。 組の中には山吹が組を仕切る親になるのはたまらんと思ってる奴が多いから、兄貴が戻って くれるのを待ってるんだと言われ、妙な具合になりながらも、 二人は見かけたという現場へと向かった。 到着すると、大松に裏口へ行って、三次が出てきたところを挟みうちにしようと提案。 大松は素直に従い、裏口へ。だが、その隙に逃げようと、車に乗り込む馬部。 エンジンをかけたそのとき、一番会いたくない人物「三次」が目の前に立ちふさがった。 やばい。殺される・・・。 三次はすばやく車に乗り込み、付き合って欲しいところがあるという。 仕方なく従い、車を出す。 故買屋が、相棒と一緒に来いといっているのだという三次。 関係ないだろうと答えると、脇腹に銃を突きつけられ、逃げられなくなった。
そこは建設中のビル。奥から鼻に大きな絆創膏をつけたハゲの男が出てきた。 「その節はどうも」とガムをくちゃくちゃさせながら言うが、何のことかわからない。 三次は顔色を変え「何で知ってるんだ!」というと、脇からもう一人の男が出てきた。 顔の左半分が腫れ上がり、左目はほとんどふさがっている。 鼻の折れたハゲは、「もう一人は病院にいる」というが、馬部はさっぱりだ。 つくづく牛尾が恨めしい。 彼らは故買屋ではなかったのだ。 銃口を向けられ、三次は「俺を殺したら宝石のありかは教えない」というが、 そんなケチな話はどうでもいいと一蹴される。 ハゲ男は白峰組のチャカで二人を殺し、揉め事の末の相打ちって事にすると言い出す。 まずはお前からだと、銃口を馬部の鼻先に向けられた。 そのとき、ハゲ男の後ろで影が動いた。 「動くな」とハゲの喉元へドスを突きつけていた。ハゲ男は銃を落とした。 「そっちの貴様もだ。チャカを牛尾の兄貴に渡せ」とすごみ、馬部は銃を受け取る。 その隙に、三次は銃を拾い上げ、「やっぱり白峰組と組んでやがったな!」と言い残し、 猛ダッシュで逃げた。 「オイてめぇらどこのもんだ」と大松はハゲ男と顔を腫らした男に問うが返答はない。 「じゃあ組に帰って口割らすか。おお?」とすごむが、「あんたらはもう狙われている」と答えた。 馬部は牛尾になりきることが必要だと思い、 「そうか。上等だ、今度は鼻折るぐらいじゃ済ませねぇぞ」とハゲの鼻の絆創膏を剥ぎ、鼻をつかんだ。 「ぎゃぁぁぁ!」悲鳴をあげるハゲ男。 馬部は続けた。「俺の怖さは十分知っているだろう。死にたくても死ねねぇ状態にしてやる」と、 今度はドスを握り、「まずはこの鼻からだ」とドスを鼻に当てた。 「平らな顔にしてやるぜ!」ドスを握る手に力を込める。 焦ったハゲ男は「ま、待ってくれ!わかった、話す・・・全部カラクリを言う!」と自白を始めた。 馬部は白峰邸へ行くという連絡を入れ、向かった。 ずっと「牛尾」になりきったままだ。不思議な力が湧いてくる。 これからやることは、三流役者「馬部甚太郎」の一世一代の大芝居であった。 馬部は単身その門をくぐった。 中庭には山吹の息のかかった者達が集まっていた。毅然とした態度のまま中へ進む。 山吹も前へ進み出て、馬部と対峙した。 わざわざ殺されに戻ってくるとはと言う山吹に 馬部は「何を焦っている。俺が戻ってくるとは思わなかっただろう」という。 山吹のシナリオでは、三次と牛尾(馬部だが)は死んでるはずだった。 しくじったのは、山吹の方だった。「逃げなきゃいけないのはお前の方だ」という馬部。 殺せ!と命じる山吹に従い、組員は一斉にドスを抜く。 「ガタガタ騒ぐんじゃねぇ!」馬部は一喝した。 何事だと言う声とともに、白峰が現れた。 約束のものは持ってきたんだろうなと言う白峰。 「そのことについてお話があります。全ては罠でした」という馬部。 聞く必要はは無い。早く始末してくれという山吹に、言葉が終わるが早いか、 「黙ってろ、タコ!」馬部は山吹を黙らせるに十分の演技をした。 カラクリを話し出す馬部。 故買屋は関西のヤクザで、そいつに指示を出したのが山吹だった。 指示の内容は、関西のヤクザに三次を殺させ、チャカを取り返し、 それを手柄に、お嬢さんと結婚を強く要求するつもりだった。 拳銃の線で捜査が組に及べば、組長が捕まる。 そうなったら、組を二つに割り、関東進出を目論むヤクザと手を組んで、 組を牛耳るという手筈だったのだ。 それを話し終えると、もういいぞと外へ声をかける。 大松がハゲ男を連れて入ってきた。山吹の顔色が変った。 「欲出したのは失敗だったな、山吹・・・覚悟しな、今度はおめぇが逃げ回る番だ!」 今馬部甚太郎は、完全に「牛尾政美」だった。 急に逃げ出す山吹に、白峰の目配せで何人かがその後を追った。 馬部は言った。「組長。ただ今お聞かせした通りです」と。 すると、白峰は「わかった。では急げよ。今日中だ」と三次を捕まえてくるよう言う。 山吹の魂胆がばれたところで、状況は変わりないのだ。 再び馬部はあてもなく彷徨った。
いつになったら身の危険がなくなるのか・・・。 そう考えたとき、ふと思いつく。 「ロケ隊へ帰ればいいんだよ!」と。 そしてロケ隊を探すことにした。 出会いは、意外とあっさりやってきた。 「牛・・・!」 「馬・・・!」 馬部は来た方向を慌てて走り出し、逃げた。 牛尾政美が後を追ってくる。 馬部は牛尾にタックルされた。 混乱する馬部に「知ってること全部教えてくれ!」と言う牛尾。 馬部は牛尾に支えられ、起き上がった。 話のできるところ行こうやと言われ、移動した。 馬部は牛尾に全てを話し、その間、牛尾がどうしていたのかも聞いた。 「そうか、山吹がなぁ・・・」と呟く牛尾。 「あなたさえ警察に出頭してくれたら万事解決するんです」と馬部。 だが、牛尾は「甘いな」と返し、理由を告げた。 馬部は、組の内情とチャカを使ったことなど、知りすぎてしまった。 牛尾が出頭しても、牛尾政美に成りすましていた男がいたということはいずれバレる。 組は馬部の口を塞ぐだろうと話され、不安になる馬部。 牛尾は言った。「助かりたかったら、三次を捕まえて全てを自白させたうえ、チャカのことは黙らせることだ」 無理だ!と思った。 そのとき牛尾の携帯電話が鳴った。 二言三言言葉を交わすと、電話を切る。 ・・・やるしかねぇ。考えるんだ。牛と馬で。
ロケ隊を遠くから眺める二人。 「・・・ヨシ。それしかねぇ。」何かの相談が固まったようだ。 しかし、馬部はまだ心配している。 どう考えても人手が足りないからだ。 しかし、サギ山は仕事を辞めたがっていた事を思い出し、 手伝わそうと決め、早速行こうと話したそのときだった。 突然牛尾はタックルされた。 「抵抗するな!」というタックルした男。 「鯨井・・・!?」牛尾はタックルした男の名を呼んだ。 男は昼間、ハンズの前で会った刑事だった。 「よくも騙してくれたな!宝石はどこにある」と押さえ込みながら揉めていた。 後からみちるも来る。刑事を連れてきたのはみちるだったのだ。 大丈夫?ウマちゃん。と心配してくれるが、今は牛尾が気になる。 鯨井は牛尾の腕をさらに絞り上げ、共犯者はどこだと問い詰める。 だが、牛尾は俺は共犯者じゃねぇんだ!と抵抗。 危うく強盗犯を匿って逃亡の手伝いをするところだったと言いながら、馬部を立たせる。 あの・・・と間に割り込むみちる。鯨井は答えた。 「いや、みちるさんのお手柄でしたよ。よく見破ってくれました」と。 詳しい話は署で聞こうかと言ったとき、牛尾は叫んだ。 「まだクランクアップしてねぇんだよ!何も終わっちゃいねぇ!こんなところで降ろされるわけにはいかねぇんだよ!」 「!・・・」馬部もまた同じ気持ちでいたのだ。 鯨井は「まだ役者気取りでいるのか。寝言は署で聞いてやる」と言う。 しかしみちるは「お願いです。うまちゃんの好きにさせてあげてください」というが、 鯨井は、顔の傷をこすり、背中の刺青を見せ、こいつは牛尾だと証明する。 だが、彼は今までずっと演じてきた、立派な役者だから、最後までやらせてくださいと みちるは鯨井に頼んだ。 そうだ。まだ終わってないんだ!と思った馬部は、鯨井にタックルし 「逃げろ!牛尾さん!」 抵抗する鯨井刑事。だが、馬部は必死にしがみついている。 そうよ!早く逃げて!とみちるも鯨井にしがみついた。 「すまねぇ・・・!」 牛尾は馬のように駆けだした。 放せ!と抵抗する鯨井に、コレにはわけがあるんです!と頼み込んだ。 既に日は傾いていた。 公園の階段にポツンと座るサギ山の前に馬部とみちるが立った。 本当にもう、こんな仕事ヤメよう。そうつぶやくサギ山。 「止めないけど、ちょっと力貸して欲しいんだけどな」と言う二人。 は?と突飛なことに驚くサギ山。 スタッフに内緒で、ある人に芝居を見せたいという。 誰に見せるんですか?と疑問を持つサギ山に、馬部はいう。 「実は兄に芝居を見せたいんだ。兄は今日ブラジルに移住する。 あと3時間もすれば、日本を発つ。でも空き時間になって、撮影を見せられないだろ。」 自分でも驚くほどスムーズにでまかせが出てくる。 「だから特別に別のところで見せ場の芝居をやって、それを兄貴に見てもらおうってわけ」 馬部のでまかせに納得したサギ山。小道具を担当して欲しいと言われどのシーンかと訊くが、 説明は後と言い、みちるが一枚の紙を渡した。 だが、コレだけのものを勝手に持ち出すと怒られるというサギ山に、 「もう辞めるんでしょ。じゃあやめる前にパッと遊ぼうよ。それで鬼チーフからもバイバイだ」というと、 サギ山は快く了承した。 サギ山は何とか用意が終わり、注文どおりの品を用意して戻ってきた。 「これからどうするんですか?」と訊くサギ山に、 「君は最後に登場する予定だから、ここに入ってて欲しい」と車のトランクへサギ山を押し込んだ。
雨が降り出した。 パトカーの運転席には、付け髭をした馬部。 助手席に、メガネの制服警官が乗っていた。 馬部の車は、その場を逃げ出そうとしていた三次の行く手をさえぎって止まった。 馬部は制服警官と共に車を降り、拳銃を構えた。 「動くな!抵抗すると射つ!」 周りには、腕から血を流した牛尾と胸を射たれて倒れている鯨井が居た。 「射つな!射つなよ!」と三次は両手を上げ、地面に膝をつく。 制服警官は、雨に打たれている鯨井の元へ走り、脈を取る。 「ウソだろ・・・」と三次も唾を飲んで見守った。そして警官は首を横に振った。 雷があたりを白くする。 「強盗容疑、及び殺人の現行犯で逮捕する」と馬部は手錠を三次の手首へかけた。 牛尾も警官に取り押さえられている。 「ちがう。おれは射たなかった。殺してないし、殺す気も無かった。」と主張する三次。 「往生際が悪いぞ相棒・・・一緒に射ったんだ。命中したのはお前の弾だろ」 と苦痛に顔を歪ませながら牛尾は言った。チャカなんかもってねぇ!と両手を広げる三次。 「貴様らがグルになって強盗したのはわかってる。目撃者もいる。今から念仏でも唱えておけ。」 馬部は冷たく言い放つ。 すると三次は言ったのだ。 「待ってくれ!あいつは俺の相棒なんかじゃねぇ!確かに宝石強盗をしたのは俺だ。 だが俺一人でやったことで、あいつは何も関係ねぇんだ。仲間でもなんでもない! 今だって本当にあいつが一人で殺したんだ!」 馬部は「牛尾とグルだったんじゃないのか!」と言い放つと、 「ちがう!あいつは客だったんだ、共犯なんかじゃねぇ。宝石強盗は俺一人でやったことだし、 警官殺しはあいつ一人がやったことだ!嘘じゃねぇ!」三次は必死に訴えた。 「・・・そうか。なるほどな。」 死んでいたはずの鯨井刑事がむっくり起き上がった。 「生きてる・・・?」混乱する三次に 「銃持ってる奴を捕まえに来るのに防弾チョッキ着ない馬鹿がいるか」という。 署まで楽しいドライブだと言い、三次の横に立つ。 牛尾は捕まえねぇとかと問う三次に、鯨井はパトカーは狭いんでね。とごまかす。 後は君達に頼むと馬部に告げた。馬部は「はい!」と答えると、来い!と三次を引っ張る。 観念した三次はおとなしく連行されていく。 覆面パトカーに三次を放り込んだ鯨井は、こちらを振り返って気持ちのいい笑顔を見せた。 鯨井の運転する覆面パトカーは、うなりを上げて走り去った。 「ハイ・・・カット!OK!」警官の帽子とメガネを外すと、みちるは叫んだ。 「やりましたね。まんまと引っかかった」と馬部も帽子と付け髭をはずした。 今まで腕を押さえて辛そうだった牛尾もようやく笑顔を取り戻し、 「こうなると、紛れ込んだのがロケ隊でよかった。宝石も拳銃も火薬も血のりまであるしな」 不安だった出演者も最高の演技だった。鯨井までよくやってくれたと談笑する。 そして着替えを済ませると、みちるはサギ山をトランクから出した。 終わったとサギ山に伝えると、僕何もしてませんけどと返してきたので、 「お前がいてくれたから、助かった。」と牛尾はサギ山の手を握った。 こいつを小道具に礼を言って返しておいてくれ。また叱られるかもしれねぇがと、 アクセサリーの入ったケースと拳銃を渡した。 「どうせ辞めるんでかまいませんけど、最後にウマさんたちのお役にたてたなら良かったです」 サギ山の言葉に、「馬はこっちだよ」と馬部が言った。 牛尾と馬部が並んで立っている。混乱するサギ山に、二人は笑った。 「双子だったんですか!」と納得するサギ山。 そこへロケバスが到着した。
ドアが開き、ものすごい形相をしているくま野が降り立った。 小道具に嘘ついて一体なにしてやがったんだ!と怒鳴ると、辞めてやるんだ!知ったことか!と返す。 すると、くま野は「そうはいかねぇ。てめぇは俺の下でたっぷりかわいがってやる」と、 サギ山の耳をつかんでバスへと乗せた。「イテテ・・・チキショウ!今に辞めてやる!」 牛尾は馬部に、大事な品だからなと、るい子からもらった金のネックレスを返した。 止めて下さいよ。それ考えるとまた憂鬱になる。という馬部。 せいぜい頑張るんだなと、牛尾とみちるは明るく笑った。 ロケバスの入り口で、くま野がこれからラストシーンだろう!と呼んだ。 しっかりね!とみちるは馬部の背中をおした。 そうだ、自分には帰る場所があったんだ!と、馬部は牛尾に小さく頷き、喜び勇んでバスへ駈けて行った。 最後のシーンが始まった。 馬部の演技が始まった・・・。 カットがかかると、ホッとした様子で戻ってくる馬部。 スタッフから拍手が起こり、「なんかウマちゃん急にうまくなったよなぁ! なんか役者としてひと皮むけたって感じだよ」などと褒められる。 サギ山が「ありがとうございました。また機会があったらよろしくお願いします。」という。 馬部も「お互い頑張ろうな」と励ましあった。 ようやく傷跡メイクを落とし、ヤクザ風衣装も脱いだ。 馬部は体が軽くなったような気分でロケバスの外に出て思いっきり伸びをした。 「これで本物の役者になれる気がする!」と足取りも軽く歩き出した。 が、そのとき・・・。 「待ってたわ」 と後ろから声をかけられてギクリと立ち止まった。 馬部はゆっくりと振り向いた。 そこにはるい子と白峰がいた。周りには若い衆もいる。 違うんだという馬部に、 分かってるわ馬部甚太郎さんというるい子の声はしっとりとしていた。 助けを求めて周りを見るがもうロケ隊はどこかへ行ってしまっていた。 「安心しろ。あの取り決めは牛尾政美がしたもので、あんたとじゃない。なにもしない。」 と白峰。とりあえずホッとする馬部。が、何の用だろうと考えている。 白峰は言った。「別の頼みがあるんだが」と。 僕に?と言うと、白峰は「あんた、本当にるい子と結婚しないか?」というのだ。 「ええええーーー?!?!」目を見張る馬部。 どうやら牛尾よりあんたを気に入ってしまったらしくてねと言う白峰。 るい子は頬を赤らめ、馬部に抱きつき「今度こそもう離れません!」と言い出すのだ。 混乱する馬部に、白峰は言った。 「ウチで見せたあの度胸なら、この世界でもやっていける。跡目を継いでくれ」 馬部はめまいがして倒れそうになった。 悪夢はまだまだ終わらない・・・。 「The Wrong Man 馬」完
牛尾政美「The Wrong Man 牛」グッドエンド ― 一日目(10月11日水曜日) ― プロポーズだ。 高峰綾にプロポーズする。 それが今日の大問題だった。 牛尾政美は半年前にヤクザを辞めた。もう幹部でも組長候補でもない。 今、牛尾は単身殴りこみに行ったときと同じくらい緊張している。 だが、ターゲットはヤクザではなく宝石店で働く高峰綾だ。 ドスも拳銃もいらない。言葉を唯一の武器にするのだ。 信号が変り、力強く歩き出す。 作戦は、既に練ってある。 彼女にお気に入りの宝石を選ばせて買い、結婚してくれと言う。 無粋な自分でもなかなかいいぞと思っていた。 手ぶらで行くと行きづらいので、花を買い、店へ向かった。 ガチガチに固まりながら、店へ入る。 奥のショーケースの前ではカップルがいちゃついている。綾はその相手をしていた。 入ってきた牛尾にいらっしゃいませと挨拶するが、自分だとは気づいていない。 牛尾は綾の顔に見とれた。落ち着いた服だが、綾の華やかさと清潔感を引き立てている。 思わずにやけそうになり、あわてて花で顔をかくす。 店長の柿沼がやってきたが、降ろした花で顔が露になると、柿沼は後ずさり、 牛尾の相手をするように綾に言った。 綾はカップルに会釈し、こちらへ向かってきた。 ちょうど入ってきた岸という老婆を奥のテーブルへ案内する為、さがった。 先日はありがとうございました。と会話が始まった。 おいで頂けるのをお待ちしてましたと言う言葉に自信を深める牛尾。 婚約しているのかとカップルを横目で見ながら話すと、まだだという。 花を綾に渡すと、 「私にですか?嬉しい。こんな立派なお花。ありがとうございます。」という。 宝石を選ぶため、ショーケースへ近づいた。 後ろでは老婆が指輪の修理の見積もりを見て文句を言い、さわいでいた。 どんなものがよろしいですか?と牛尾に問う綾。 あんたが選んでくれと頼む牛尾。 綾が一番似合うものを選んでくれと言い、綾は選び出した。 プラチナチェーンのダイヤモンドネックレスと、ルビーのファッションリングだった。 そのとき、バラの花束を持った四十代後半といった感じの男が店に入って来た。 すぐ戻りますからと、綾は男の方へと向かう。 牛尾は夢中で宝石を見ている。 後ろでは男と綾が、さっき牛尾に言った言葉を中年紳士に言っているが牛尾の耳には届かない。 牛尾はふと振り向くと、中年紳士が綾に花束を渡している。 ルビーのリングを持ったまま肩を怒らせて一歩出た。 綾を呼び、もういっぺんあんたに似合うか見たいんだと、中年紳士を睨みながら言った。 「聡明なあなたには、ルビーよりブルーサファイアが良く似合う」と口を挟む男性。 何だぁ?と牛尾は気色ばむと、綾が中年紳士を待たせ、牛尾の所へ戻った。 綾が指輪をつけ、見せているとき、中年紳士がわざと牛尾の視界に入ってきた。 君に分かるのかねという表情だ。怒りをなんとか抑え、どっちもなかなかと綾に言った。 牛尾の結婚の話になるが、「マエがあるから」と、前科の話を持ち出すと、 綾は「マエ」を「前の結婚」と思い、話がすれ違う。 牛尾はもう生まれ変わりましたと言うと、素敵な旦那様になると思いますと言われる。 あんた結婚は?と訊くと、私だってしたいですが、縛られるのが嫌なんですと答える綾。 興奮状態の牛尾は言葉のまま捕らえ、「いきなりでドキッとした。そんなにすごいのか・・・」 と見当違いの答えを出してしまう。 後ろでは、老婆は電話で口論している。 指輪とネックレス、どちらになさいますかと綾に訊かれ、どれをもらうか答える。
カップルと入れ違いにサングラスをかけた男が入店してきた。 男は茶色のバッグを持っている。 真っ直ぐやってくると、いきなりバッグを綾に差し出し、ここへありったけの宝石を詰めろと言い出す。 死にたくなけりゃ早くしろと言い、拳銃を懐から見せる。 脅えて動けない綾。そのとき、銃を発砲する。 そして、牛尾へ「動くな!」と銃口を向けた。 とたんに男の顔色が変った。「兄貴!」 牛尾の元舎弟の狐島三次だった。三次は懐かしげに牛尾の手を握った。 それを見た柿沼が、こいつらグルだ!と叫ぶ。驚いて綾は振り返る。 違うんだと言っても聞いてはくれない。 早く詰めろと言われ、綾は震える手で宝石をバッグに詰めていく。 老婆はまだ電話に夢中だった。 三次は老婆の手に握られていた指輪まで盗ろうとしている。 牛尾はよせ!と三次の腕をつかんだとき、銃は暴発した。 綾は耳を塞ぎ、悲鳴を上げる。弾は中年紳士の横に当たった。 老婆ともみ合いになる三次。 その隙に、綾は警報ベルを鳴らした。 貴様!と銃口を綾へ向ける。牛尾は咄嗟に三次の腕をつかみ、 「止せッ!逃げるんだ!来いッ!」と外へ引っ張った。 牛尾は店を出る間際、振り返った。 綾が信じられないという表情で茫然と見ていた。 柿沼は床にへたりこんでいる。中年紳士の足元には、水溜りができていた。 警察を呼んどくれ!二人組の強盗だよ!老婆の叫び声がかすかに聞こえた。 三次は逃げ道を示した。が、キツネの三次の異名を取るほどの逃げ足には付いていけず、 見失ってしまった。 しばらく右往左往していたが、ようやく前方に見えてきた公園へと向かった。 そっと奥へと進み、池に突き出した休憩所のベンチで崩れるように腰掛た。 プロポーズに行くはずが、強盗にされてしまった。だが、バッグは三次が持っていると、 独り言を言ったが、その手には指輪とネックレスが握られていた。 しまった。誤解じゃ済まない。そう思っていると、いきなり丸めた冊子で頭を叩かれた。 見覚えのない男女二人だった。だが、警察官ではなさそうだ。威嚇するように睨み付ける。 が、手に持っていた指輪とネックレスを、女が「勝手に持っていって」と取り上げられた。 こら!返せ!というが、ヤクザは宝石なんていらないと返してくれない。 しばらく女と揉めていると「クマ野さーん」と男に助けを求める。 男は「マリ子を困らせるなよ。行くぞ」と言い、牛尾の腕をつかんで歩き出す。 「放せ!この野郎。殺されてぇか」と牛尾は振り切るが、クマ野はひるまない。 上等だ。半殺しにしてやると言う。 男に連れられるまま、池の反対側へと向かった。
そこには制服警官が待ち構えていた。信じられないほど迅速な捜査体制だ。 絶望的な気持ちになって立ちすくんでいると、強い光が当てられた。 見ると、テレビカメラまである。マスコミまで来ている。 クマ野は「今度こそちゃんと死んでもらうからな」と不敵に笑った。 牛尾は完全に包囲された。 牛尾の前に、拳銃を持った三人の男達が飛び出した。 「死ね!」「とったぁ!」口々に言う男達。 いきなり射殺か!と思い、もがくように柵を乗り越えた。 そのとき、男達の銃口から火が噴いた。 牛尾は池に倒れた。死を覚悟した牛尾は身を硬くして目を閉じている。 クマ野は小さく「そのままそのまま・・・」とつぶやく。 だが、牛尾は何の痛みもないことに気づき、まだ逃げられると、池の小島へ走り出した。 カットがかかってないのに立つ奴があるか!と罵声が飛ぶ。 サギ山、早くバスタオル持ってこい!という声に牛尾は振り返ると、 自分を包囲した人間達がみな笑みを浮かべている。唖然となった。 クマ野が近づき、「ウマちゃん最高。毎回ああいうリアルな芝居してくれりゃいいんだよ」 という。芝居と聞いて、改めて周りを見ると、老若男女問わず、迫力ある顔は一人もいない。 ようやく気づいた。「撮影か。ふざけやがって」途端に力が抜けた。 何故自分が?と考えていると、ADサギ山に引っ張り上げられ、バスタオルをかけられる。 クマ野が、「おウマさん、次のカット終わったらすぐ移動だから着替えて」と言う。 馬だ馬だと言われ、腹が立ち言い返すが、クマ野は気にも止めない。 殴りかかろうとしたとき、後ろからスーツを引っ張られた。 振り向くと、30代後半だろうか。小柄な女性が呆れ顔で立っていた。 どこかで見覚えがあるが思い出せない。 女は、バスに着替えがあるから早く行ってきなさいよと促され、 バスの場所をきくと、「やるときはやるじゃない」と嬉しそうに去っていった。 牛尾は何のことかわからなかったが、服を着替えにバスへ向かった。 女の言っていたバスには誰もいない。牛尾の着ているものと同じような服がかかっていた。 服を脱ぎ、体を拭いていると、サギ山がバスに入ってきて動きが止まった。 牛尾の背中には、牛頭天王の刺青があったのだ。 見られたと思った牛尾はシャツを引っ掛ける。 だが、サギ山は、役作りだと勘違いし、感動する。恥ずかしかったら誰にも言わないと言い、 無線を箱から取り出すと、出て行った。 着替え終わった牛尾は、マリ子と呼ばれていた女に宝石を取られていたことを思い出し、 取り返すため撮影現場へと向かった。 マリ子とさっき見覚えがあると思った女が居た。 イヤリングを取り出しているマリ子。その箱だと思い、隙を見てアクセサリーの箱ごと持って離れた。 公園の脇の道で、東北訛りのある警官が声をかけてきた。 牛尾はぎょっとしたが、またエキストラだと思った。 相手してる暇はないと思い、立ち去ろうとした。だが、待ちなさいと言われ、カチンと来た牛尾。 「うるせぇぞ!素人が!」というと、警官の目が鋭くなった。 これは本物だと気づいた牛尾。撮影許可書持ってるのかといわれ、わけが分からなかった。 ここで撮影しているんだろうという警官に知らないと答えると、牛尾の持っていた箱に気づく警官。 ロケ隊の人でないなら、その箱はなんだ。中を見せろと要求される。牛尾は観念した。 そのとき、サギ山が来て「ウマさん、移動です。早くバス乗って下さい」と声をかけてきた。 警官はサギ山に、コイツはロケの人かと問うと、そうだと答えた。 箱はと問うと、牛尾が持っていってたんですね!マリ子さんが怒ってますと言った。 撮影の人なら初めからそう言えと言い、警官は去った。牛尾も黙ってバスに乗るしかなかった。
バスに乗ると、見覚えのある女が、「ウマちゃん、私窓際にしてよ」と言って、隣に座った。 全員乗ったことを確認され、ロケバスは動き出した。 なんでさっき警官に捕まってたのかと問うサギ山。 本物のヤクザに間違われるくらい貫禄がないといけない。とクマ野。 口々に馬鹿にした言葉を言い出す。 カチンと来た牛尾は「俺はウマじゃねぇ!ウシだ」と叫んだ。 車内はシーンとなった。 わけの分からないこと言ってないで、マリ子にアクセサリーのこと謝れといわれる。 マリ子は椎名さんに謝って下さいというと、牛尾の隣に座った女が「私ならいいのよ」と言った。 椎名?と悩む牛尾。そして気づいた。 主役をすることはないが、脇を固める中堅の女優、椎名みちるであることを。 まじまじとみちるを眺める。みんなに気づかれるじゃないというみちる。 「あんたのこと、いつも見てるよ」という牛尾。誤解したみちるは「ヤダ・・」と照れる。 みちるは台本に何か書き、それを牛尾に見せた。 そこには「今夜話があるの」と赤ペンで書かれていたが、それよりも 台本に印刷されていた名前の方が気になった。 「岩松組組長・・・馬部甚太郎」 わかったぞ畜生!とうなると、みちるはどうしたの?と言う。 「だから、俺が組長で、ウマちゃんなんだな」と言うと、「当たり前でしょ!」と答えられた。 バスは次のロケ現場へと到着した。 次は角のコンビニで撮影である。 だが、牛尾は出番がないので、休憩となる。 撮影のため、無線機持って行けといわれるサギ山。 だが、公園に忘れたと言うと、取って来いと言われ、バスから蹴り出される。 「ちくしょう。辞めてやる」と呻き、サギ山は行ってしまった。 再びバスは空になり、牛尾一人が残された。 逃げようと決め、マリ子のアクセサリーボックスから、自分の物を探し、 ポケットに入れ、バスを降りた。 スタッフ達は、次の準備をしているが、牛尾を気に止めない。 とりあえず渋谷駅の方へ向かった。 警官の姿もなく、街の人たち牛尾を注目しない。 牛尾は宝石店へ戻ったときの言い訳を呟いてみる。 色々考えるが、脅えた高峰綾の顔が目に浮かぶ。 代金を払い損なったことにしようと思い、歩き出すが、財布がないことに気づく。 財布は濡れた上着の中だった。買えない。 見上げたオーロラビジョンには、臨時ニュースが流れていた。 「本日午前11時ごろ、渋谷の宝石店を二人組の男が襲撃。宝石を強奪して現在逃走中。」 完全に仲間だと思われている。 牛尾は決めた。「組長でもウマちゃんでも何でもなってやる」とロケ現場へ向かった。 本物はどこにいるんだ?と疑問を持ちながら。
戻ると、すぐに撮影が始まった。 今度は刑事に追いかけられる役だ。角を曲がるまで駆け抜けろというのだ。 牛尾は、俺がやるのか?とサギ山に聞くと、とっととスタンバイしてください!とそっけない。 機嫌悪いなと言うと、無名の役者に蹴られたという。 蹴ったのはクマ野とかいう助監督だと悩んでいる牛尾。 どうしてこんなに早く戻ってこれたのかと聞くサギ山。 駅まで行くところを見られていたと思った牛尾。適当にごまかす。 ボーッとしているようで、意外と目端が利くのかもしれない。 エキストラと共にスタンバイする。 周りには見物人が集まりだしていた。 テストで何度も走る。ふらふらになりながら本番がスタートしようというとき、 牛尾の視界に一人の男が入った。 男は手帳を見せて、何か訊いていた。デカだ!すぐにピンときた。 いかにも叩き上げと言う感じの男だ。自分の目尻に人差し指をやり、傷跡の仕種をして聞き込んでいる。 自分を探しているのだと緊張が走った。男も顔を上げた。牛尾と目が合う。 そして、牛尾は逃げ出してしまった。男は後を追いかけてきた。 ちょうどそのとき、本番がスタートした。 必死で逃げる牛尾。 カメラから二人が消え、カットがかかった。だが、どこまでも走っていく。 人気のない路地で牛尾は男のタックルを受け、転倒した。 ポケットから宝石が転がった。男は宝石強盗の容疑で逮捕するといった。 牛尾は観念した。男は宝石をハンカチで拾い上げた。 すると、女の声がした。なにしてるのと言う。みちるだった。 その手を放しなさいとみちるは男に言う。エキストラだと思っていた。 しかし、手帳を見せ、「渋谷中央署の鯨井だ」と名乗った。 鯨井は「コイツは宝石強盗だ」というが、みちるは、 「この人は役者です。朝から一緒にロケしてました」と答え、サングラスを外した。 鯨井は大きく目を見開き、椎名みちると気づき、ファンでしたと言った。感激していた。 おれはずっとこのままかと呟く牛尾。 みちるは「この人は馬部甚太郎という役者なんです」と説明した。牛尾も頷いた。 この宝石は?と訊くと、ドラマの道具だという。 失礼しましたと、鯨井は、牛尾に宝石を返した。 鯨井は頬に傷のある男とだけきいていたので、おいかけたのだという。 メイクの腕がいいからとみちるは笑った。 朝からロケですか?という鯨井の問いに、日曜日までやってるからよかったら見に来てと言い出す。 鯨井は喜んで見学するという。牛尾は不安になった。 宝石はみちるが借りていたことにしてあげると、宝石を取り上げられた。 欲しいものはなぜか皆逃げて行くのだった。
夜のシーンの撮影に入った。 牛尾はなんとか「役者」を続けている。 拳銃で撃たれるシーンのテストをしていた。人差し指を相手に指し、バキューンなどと言うのがはずかしい。 なんとかならないかとサギ山に言うと、モデルガンに火薬つめてるからもう少し待ってくださいという。 すると、監督のカバ沢が言った。 「拳銃ナメて組長!」 舐める?と疑問を持つ牛尾。 サギ山にどういうことだと聞くと、そのままの意味じゃないかという。 仕方なくいう通りにした。現場の空気が一瞬固まる。 牛尾はペッと唾を吐き、こんなの旨いもんじゃねぇという。 舐めてどうすんだ!とカバ沢が怒鳴った。 ウマちゃんも疲れてんだから、つまんねぇ冗談やめてくれよなと言う。 牛尾は黙り込んだ。 ロケ現場に鯨井が来ていた。嬉々としてみちるの芝居を眺める。 牛尾は気が気ではない。だが、捜査状況は聞けた。 ・犯人はまだ二人とも捕まっていないこと。 ・聞き込みでは、二人一緒に逃げてるというのと、ばらばらで逃げてるのとがあること。 ・犯人の目星は一人ついていて、それは宝石店の女店員で、証言が曖昧だということ。 女店員は、高峰綾だ。それを気にしつつも、撮影へと戻った。 そして、撮影はどんどんと進み、深夜にまで続いた。
― 二日目(10月12日木曜日) ― 牛尾が出るシーンは切れ間なく続き、撮影は深夜にまで及び、ようやく終了した。 明日も早朝からロケのため、役者にはホテルが用意されていた。 サギ山は、ウマさん荷物忘れてますと、バッグを渡した。 俺のか?と聞くと、相当疲れてますね。ゆっくり休んでくださいと言われた。 お前もなと言うと、サギ山は「今日で辞めるんです」といった。 牛尾はシングルの小さな部屋に入った。バッグを放ってベッドに倒れこむ。 ・・・悪夢のような一日だった。 だが、綾の顔が浮かび、警察に調べられていることを思い出す。 ベッドから起き上がり、外へと出た。 牛尾は宝石店が見えるところまで来ていた。 シャッターが閉まっており、警察ももういない。 店の前に立ったが、中は見えない。来てもどうにもならないのはわかっていた。 だが、気になって足が向いてしまった。 「何をしている」背後から声をかけられ、ギクリとする牛尾。 振り返ると、そこにはもっと驚いた顔をした男が立っていた。 「だ、代貸・・・?」男は牛尾の過去の役職を呼んだ。 男は、元牛尾の下にいた、白峰組幹部の山吹だった。 武闘派だった牛尾と対照的な、経済に強く外見もスマートな一流大学出のヤクザだ。 「今日この店で強盗事件があったの知ってますか?」ときかれ、ぎょっとする牛尾。 ニュースで見たからここを通ったとごまかす牛尾。 山吹は、ここを叩いたのは三次で、チャカはうちの若い者から騙し取ったものだという。 二人で逃げてるもう一人は誰なのか・・・と付け加える。 外部者に喋りすぎた。気にしないでくださいというと、牛尾は黙り込んでにらみを効かせる。 すると、山吹は自分は代貸で、お嬢さんと結婚し、跡目を継ぐと言い、山吹は消えた。 白峰組組長には「るい子」という娘がいる。 彼女は牛尾に惚れていて、足を洗った後何度か逢いに来ていた。 牛尾は「奴が跡目とはな・・・俺には関係ない」と呟くとホテルへと戻った。
部屋のドアを開けようとしたとき、中で人の気配がした。 ドアを開けると、そこにはみちるが立っていた。 牛尾の顔の傷を見て、メイクをまだ落としていないのかと問う。 役になりきろうと思ってとごまかす牛尾。 「今夜話があるって言ってたでしょ」ときりかえるみちる。 ロケバスの中で、台本に書き込んだメッセージだ。 みちるはいつまでも待てない!と言う。結婚はいつしてくれるのかと言っているのだ。 突然のことで驚く牛尾。 いい女だが、男の気持ちも考えた方がいい。と言い出す牛尾。 立場が違っても、逆玉の輿もあるというみちるに、 男のメンツが大事だという牛尾。それを聞いて瞳を潤ませるみちる。 そのとき、ノック音とドアの外から声がした。マリ子だ。 みちるは涙を拭きながら、牛尾の背中に回った。 よく見たら、これは私のじゃないと、あの宝石二つを持ってきたのだ。 喜んだ牛尾は「コレがないとプロポーズできねぇんだ!」という。 誰にですか?と聞くマリ子。誰でもいいじゃねぇかとマリ子を外に押し出した。 ホッとドアを閉めると、いきなりみちるは抱きついてきた。 自分にプロポーズするつもりだったんだと誤解したみちる。 宝石を取り上げ、自分で付けてみる。 ウマちゃん大好き!と牛尾をベッドへ倒した。 思いっきりキスをする。さらにキスの雨を降らす。 そしてみちるは牛尾の耳元で囁いた「私を組長の女にして」と。 刺青を忘れていた牛尾は、ハッと飛び起き、ケジメがつかねぇと言った。 みちるも了承し、「明日からはウマちゃんのセリフ、結構あるもんね」と言い、 身なりを整え、宝石はちゃっかりと持って部屋を出て行った。 疲れた・・・とバッタリと横になり目を閉じた。 だが、そのとき、みちるの最後の言葉が気になった。 「明日からはウマちゃんのセリフ、結構あるもんね」 セリフ!?と飛び起き、台本を取り出し組長のセリフを見た。 「こんなに喋るのか・・・」絶望的になった。 その夜、牛尾の部屋から明りが消えることはなかった・・・。 翌朝、集合場所であるロビーへと降りた。 サギ山が朝食のおにぎりとウーロン茶を配っている。 辞めなかったのかと訊くと、ずっと撮影で辞める暇がなかったのだという。 こっちもずっとセリフを全部覚えていたというと、全部覚えたんですか?というサギ山。 全部今日喋るわけじゃないといわれ、そうなのか?という牛尾。 そんな事知らないはずはない。もう騙されませんよ。などと話していると、 サングラスをかけたデューク浜地が現れた。 サギ山はデュークに朝飯ですどうぞと渡すと、コーヒーもってこいとサギ山も見ずにカバ沢の所へ行った ねぎらいの言葉をカバ沢にかけるデューク。 「上の人間にはいい顔なんだよな」と、渋々コーヒーを買いに出るサギ山。 みちるも集合した。 デュークは、車で一緒に行こうとみちるを誘い、コーヒーを買ってきたサギ山には、 現場に着いたら、ミルクティーとクロワッサンを持って来い。二人分なと言い出す。 立ち去るデュークとみちる。 その背で、サギ山は「チキショウ。辞めてやる」と呟く。 牛尾も「野郎、少し痛い目に合わせたほうがいいな」と呟いた。 冗談ですよね・・・。とサギ山が作り笑いをした。聞こえたらしい。
テストシーン。 デュークと牛尾が互いにパンチを打ち合うシーン。 カットがかかると、デュークは気に入らない様子で、自分の見せ場を派手にして欲しいと言い出す。 サギ山は、「だいぶ痛い目に合わされてますね」と牛尾の衣装を整えに来た。 このシーンの後は、しばらく出番がなかったので、ロケバスの中に居た。 ここが今のところ一番安全だからだ。 スポーツ新聞を読むと、まだ三次が捕まった記述はない。 鯨井が高峰綾を疑っていたことが気になる。あの人は関係ない。自分も無関係なのだが。 次のロケシーンへ来ていた。 メイクさんに、口から血ィ流してもらってくれとクマ野が言う。 メイクだな。と現場から少し離れたロケバスへと向かった。 途中、鯨井が現れ、例の顔に傷のある男がこっちに来てるという情報があったという。 一瞬たじろぐ牛尾。 だが、鯨井は「撮影の馬部さん」と間違えないように言ってあるという。 昨日言ってた怪しい女は?と牛尾は訊くと、午後から事情訊くつもりで呼んでるという。 みちるの居場所を聞くと、嬉しそうに鯨井はみちるの演技を見に行った。 鯨井がいなくなると、牛尾はいきなり両脇を二人の男に抱えられた。 男達は牛尾を黙って路地へと引っ張って行く。 そこにはもう一人背の低いハゲ頭の男がいた。 まだアザのメイクしてねぇぞとハゲ頭はクチャクチャとガムを噛みながら 牛尾を覗き込むように見る。牛尾は場面が違うんじゃねぇか?と思っている。 「殺るかどうかはあんたの返事しだいや」とハゲ頭は関西訛りで話した。 さっきの鯨井と一緒に居たことを言っているようだ。 「知るか。あいつが離れないんだからしょうがねぇ」と答える。 狙いはなんや?と訊いてくる。 「わかってねぇ奴らだな。サギ山呼ぶから待ってろ」と牛尾は言った。 だがハゲ男は続ける。 「あんたに余計な動きされるとな、色々面倒なことになるんや。一応警告しとこ思うてな」 警告ってなんだと思っていると、ハゲ男は鳩尾に強烈なパンチを見舞った。 「オマエは手ェ引け、いうことじゃ!」と顔を蹴り上げ、牛尾は仰向けに転がった。 撮影だと思っている牛尾は、本当に殴るのもありだと思い立ち上がった。 その目つきは変っていた。「こっちもやってやる!勝手に撮れ!」 完全にキレていた。牛尾はかつての暴れ牛に戻っていた。 ハゲ男の鼻っ柱に顔面を頭突きし、残りの二人も膝蹴りと鉄拳であっという間に伸した。 「ったく、どこの役者だコイツら」と荒い息を整え、あたりを見回す。 先行くぞお前ら勝手に戻って来いよと言い残し、現場へ急いだ。 クマ野に殴り合いのシーンを聞くと、午後からだという。おかしいと思っていると、 口元をみて、メイクしてきたのか!リアルだなという。(殴り合いで切れた)
買い物袋を提げた椎名みちるが、マンションに入ろうとしたとき、悄然としたデュークが物陰から現れる。 「どうして」驚いた表情のみちる。 「来ちゃった」呟くデューク。 全て捨てたという。信じないというみちる。どうしても会いたかったとデューク。 デュークはみちるを抱きしめると、買い物袋が落ちる。 デュークは強引に唇を重ねる・・・。 「よぉし!カット!」 途端に空気は緩和した。 撮影のテストだ。テストからデュークは本気だ。 メイクを直してくるとみちるはカメラから外れた。 クマ野がサギ山に命じる。 「内トラ作っとけ!あと次のカットトラックバックだからカメアシとスタンバイしとくんだぞ」 だが、サギ山は理解できなかった。 クマ野に聞くと怒られそうだと思ったサギ山は牛尾に相談する。牛尾の答えは 「トラックをバックさせるから、亀の足を用意しとけってことだろう。内トラは家のトラじゃねぇか」 やっぱりそうなんだ!と牛尾から離れた。 途中デュークに呼び止められ、鏡を用意してくれと言われ、鏡を取りに走った。 牛尾だけにはチラッと悔しそうな顔を見せた。 みちるが何気なく牛尾に近づく。 出番がないのにどうしていつまでも見てるの?という。 だが、牛尾にはデュークが気に入らない。「野郎、調子に乗りやがって」と睨みながら唸った。 少し痛い目にあわせたほうがいいなと言った牛尾に、驚くみちる。 「ああいうのが一番嫌いだ」というと、どうして怒るの?と訊くみちる。 マトモな男なら、怒るもんだという。芝居でしょと諭すみちる。 だが、見たままのゲス野郎だと言うと、みちるは困ったように微笑んだ。 みちるの本音も、デュークとは嫌なのだ。 本テスト行きますとクマ野の声に、みちるはカメラの前へ入っていった。 サギ山がおろおろと戻ってきた。 トラックが動いてくれないと言う。牛尾に頼んできて欲しいというので、 牛尾はトラックへ向かう。 トラックのドアを叩き、少しバックしてもらえねぇかと頼んだが、無視される。 頼むよと言うと、雑誌を牛尾の方へ投げ捨てた。 「撮影と言えばなんでも通ると思ってやがる。てめぇらそもそも誰に断って撮影してやがんだ」 牛尾はコンクリートのブロックをドアへ投げつけた。 運転手は勢いよくドアを開けた。殺すぞと言いかけたが、牛尾の顔を見て固まった。 「撮影にお前の許可が要るのか」と慣れた風に凄味を効かせ、助手席に乗り込んだ。 運転手は慌てて目をそらした。 「お前がやらねんなら俺がやるよ。昔はよくセメントの塊運んでたっけ。東京湾までな」 さすがに運転手もビビリ、トラックを下げた。
あのシーンの本番がはじまった。 唇を重ねたとき、いきなりトラックが割り込んできた。 スタッフ達が一斉に逃げた。当然NG。カットだ。 サギ山はどこだ!とどなるクマ野。 トラックの助手席から涼しい顔で牛尾が降りてきた。 トラックこの辺でいいのかという。スタッフ全員が唖然とした。 本番中だとヒステリックに叫ぶクマ野。 バカ野郎頼まれたからわざわざバックさせたんじゃねぇかと牛尾。 あまりにも堂々としていたので、クマ野も言葉を失った。 「僕がウマさんにトラックをバックさせるようたのんだんです」 と、駆け寄り、牛尾に礼を言うサギ山。亀の足もウチの虎も見つからなかったという。 クマ野は歯軋りしながらサギ山を見て言った。 「俺が言ったのは、次のカットはトラックバックっていう移動撮影をするから、 カメアシ…カメラアシスタントとレールや台車を準備しとけって意味なんだよ!」 サギ山の顔が引きつる。続けて恐る恐るウチトラは?と訊く。 「人数足りないから、内輪のスタッフからエキストラ作っとけって言ってんだ!」 クマ野は怒りを爆発させた。 仕切りなおしで本番と叫ぶが、デュークは機嫌を悪くしていた。 クマ野とサギ山が頭を下げるが機嫌は直らない。 牛尾はデュークに食って掛かるが、クマ野に言葉でさえぎられる。 そのとき、デュークをみて、黄色い声援が飛んだ。女子高校生の集団だ。 デュークの機嫌は一気に直り、女子高校生たちは離れたところで サギ山にブロックされながら見ることになった。 くれぐれも声を出したりフラッシュたいたりしないで下さい注意し、本番だ。 テイク2。 同じシーンだ。 デュークがみちるにキスをしようとしたとき、女子高校生達がフラッシュをたき、声援が飛ぶ。 NGだ。クマ野が「サギ山ーッ!」と叫ぶ。 その後彼女達は4度同じことを繰り返した。クマ野が「サギ山ーッ!」と叫ぶ。 これ以上どうしたらいいんですかとやけっぱちだ。 イライラしているのはみちるも同じだった。 デュークが女子高校生たちに注意すると、彼女らは途端に目を輝かせ素直に頷いた。 恨めしそうにサギ山がぼやくが、静寂は取り戻せた。 そして7回目の本番。 デュークがみちるの唇を奪ったそのとき、突然サイレンが鳴り響いた。 カバ沢は立ち上がって、椅子を蹴り飛ばした。 スタッフはガックリと首をうなだれる。 覆面パトカーだった。サギ山が交渉しに行くが、サイレンは止まらない。 サギ山は諦めて戻り、牛尾にお願いしますと頼んだ。 乗っていたのは鯨井だ。とりあえずサイレンを止めてもらった。 演技でもデュークとのキスシーンは許せないという鯨井。彼もデュークが嫌いだった。 みちるのためにも早く終わらせたいので、目をつぶってやってくれというと、納得する鯨井。 そのとき、無線がはいった。綾の取調べが終わり、何かを隠しているようなので、 追跡してくれという内容だ。無線は警察の隠語で語られたが、理解できた牛尾に、 鯨井は良くわかったなと言う。昔出たドラマがリアルな警察を描いたものだったからとごまかした。 覆面パトカーが去った後も、牛尾はその場を動けなかった。 サギ山が牛尾に礼を言い、本番は再開した。
デュークが激しく唇を重ねる。 邪魔するものはいない。気持ちを最高に盛り上げたデュークとは対照的に、 イライラの頂点に達したみちる。いきなりデュークへ平手を見舞った。 直後、思いっきり抱きつき、「大好き!」と言い放ち、カット。 女心が出ていて良いとOKが出た。 デュークはギャラリーの女子高生の元へ行く。 だが、彼女らは引いていた。笑っていた。 デュークの鼻から血がでていたのだ。 大笑いされるデューク。そこへ雨が降り始めた。 女の子達はクモの子を散らすようにいなくなった。 一人たたずむデュークの鼻血は、通り雨と一緒に流れて落ちた。 すっかり日は暮れ、休憩になる。 サギ山を呼び、金持ってるか?というと、サギ山は持っているというので、一緒に喰おうという。 みちるも一緒に行くというが、デュークに誘われ、みちるはデュークと一緒にコルベットで移動した。 おったまげラーメンと言う店でサギ山におごってもらい、店を出るとサギ山は用事があるという。 大事な用だというが、牛尾は強引にロケバスまで帰った。サギ山は慌てて用事を済ませに走っていった。 改めて見回しても、本物の馬部甚太郎が現れそうな気配はない。 ロケ再開の時間となり、牛尾は外へ出た。 サギ山のなんとか時間に間に合ったと帰ってくる。 「ウマちゃん!」とデュークの車を降りてくるみちるが驚いた表情で近づく。 どうしてこんなに早く戻ってこれたの?と訊くが、自分はラーメン食べてすぐ戻っただけだと答える。 信じられない・・・と呟くみちる。 次の本番となった。 演技はできてもセリフに詰まる。 「オイ、本当に役者か?」というカバ沢。 その言葉に、疑われていると思った牛尾。こんな役者見たことねぇと、クマ野まで同調する。 ばれたと思った牛尾は、一歩後ずさった。 「物覚えが悪すぎるもの。3行以上言えてねぇじゃねぇか!」「へ・・・?」 元の立ち位置に戻り、本番。OKが出る。 サギ山が嬉しそうに近づき、凄みがありました!という。 だがクマ野は呆れたように言った。 「明日は長ゼリフがあるんだろ。大丈夫だろうな。頼むよ本当に」と。 牛尾は「サギ山君よ」とグチを言った。馬部甚太郎という役者はすごいなと。 サギ山はナルシシズムに縁遠い人かと思ってたと談笑した。
― 三日目(10月13日金曜日) ― 今日も撮影は深夜にまで及び、牛尾が解放された時間は既に1時半を回っていた。 昨日と同じホテルの部屋で、牛尾は台本を開いてセリフを読み返していた。 必死に頭に入れようとする姿勢は、役者そのものだった。 何やってんだ俺は・・・。 今まで自分のことだけを考えていたが、本物の馬部甚太郎はどうしているのかと気になった。 もし自分と間違われていたら、最悪のことも考えられる。高峰綾のことも気になる。 疑問で台本が頭に入らない。ええい!ヤメだ!と共同トイレへと向かった。 ・・・しまった。紙がない。牛尾は硬直した。 そのとき、隣に誰かが入ってきた。「どうしたらいいんだ」という男のため息が聞こえる。 「そっちに紙ねぇかな。出した後で、ないのに気づいた。」 牛尾は隣の男に声をかけると、壁越しにトイレットペーパーを受け取った。 隣の男のおかげで事なきを得た。 それから宝石強盗はつかまったのかという話になり、 流れで互いに自分の置かれた状況を、簡略化して相談する。 状況が状況だけに名乗りはしない。隣の男は、 「ヤクザの女に迫られて困っている。手を出していいものか、後のことを考えて出さないべきか・・・。」 と相談してきた。 「ヤクザの女には手をださないことだ。身包みはがされてケツの毛まで剥かれるぜ」と答えた。 牛尾は訊いた「ひょんなことから芝居しないといけなくなったが、長いセリフを覚えるのはどうすればいいんだ?」 隣の男は言った「口に出せば覚えられる」と。 お互い大変みたいだががんばろうなと語り、牛尾は先にトイレから出た。 今朝も朝早くから撮影は始まった。 牛尾は自分の出番がないときでも、今日は撮影の様子を見ていた。 やっぱりあんたら演技上手いなという牛尾に、みちるは嬉しそうに、 「またそんな弱気なことを言う。ダメよ。私が絶対足洗わせないから」と言われる。足は洗ったはずだと思った。 牛尾がずっと現場にいるのは、鯨井が来てもすぐ分かる為だ。 昼を過ぎても今日は現れない。綾の尾行をしているのかとひどく気になる。 空き時間あるかとサギ山に聞くと、次は1時からだから空いているという。 10分前までには戻ると言い残し、現場を離れた。 だが当てがあるわけではないので、とりあえず宝石店のほうへ足を向けた。 ハンズの前まで来たとき、制服を着た警官が立っていた。まずいと思ったそのとき、 誰かが牛尾の腕をつかんだ。見ると高峰綾だった。 綾は人の少ない裏通りへと牛尾を連れて行った。
警官の目を逃れ、綾はほっとため息をついた。 鯨井は綾を尾行しているのかと気になり、注意深く辺りを見るが、いなかった。 すると綾は「大丈夫です。牛尾さんの名前もなにも警察の人には話していません」という。 色々訊かれたが、何度も店に通い、ご馳走までしてくれた人が強盗はしないと思い、知らないで通したという。 だけど、店長やあのときの客は信じてくれそうになかったから、とりあえず黙っておいたのだ。 プロポーズする為に石を選んでいたんだといって、財布を捜すが、またロケ班が持っている事を思い出す。 後で良いですと言ってくれ、信じてくれる。悪い人と思われてなくて、牛尾も安心する。 折角結婚にむかってたのにと言う綾に、無実を証明してきれいな身で予定通り結婚だというと、 綾は私も勇気を出してプロポーズしますという。答えは決まってるんだ、いつでもいいと答える牛尾。 綾は言った。「牛尾さんの婚約者の方が羨ましいわ」と。 ショックを受ける牛尾。 12時にハンズ前で待ち合わせだから、彼にあって欲しいと言う綾。 俺、タバコ買ってくるわと言うと、綾は先に行ってますと歩いていってしまった。 牛尾はショックで動けなかった。 自動販売機の前にいるが、財布を忘れたことに気づく。そのとき、鯨井の姿が見えた。 やばい!と陰に隠れるが、綾と一緒のところを見つかると、綾も疑われると思い、 すばやく角を曲がった。 「イテ!」「アイタッ!」 出会い頭に走ってきた男とぶつかった。 牛尾が倒れそうになるほどの大男だった。 「スイマセン!」男は振り向きもせずそのまま走っていった。 「クソォ、どいつもこいつも・・・」呟き、移動した。 牛尾はさっきのロケ現場に戻ったが、誰もいなかった。 どうやら移動してしまったらしい。ロケの場所確認し良かったと思いながら、あてもなく探しに出た。 周囲を警戒しながら探したが、なかなか見つけることはできなかった。 「ウマさーん早く!」サギ山の声が聞こえた。 クマ野とサギ山がロケバスの前に立っているのを見つけた。 予定時間を1時間以上過ぎていた。 どこいってたの?ウマちゃん待ちだぞというクマ野。 すぐやるからと言う牛尾に、「あれはOKだっつったろ」という。 いい芝居だったことはみんな認めてる。普通あそこで泣けないよなと付け足した。 全く覚えがなかった。追ッかけっこのシーンは?と訊く牛尾に、一発OK!ドンピシャだ!という。 馬部甚太郎がやったのか?と訊く牛尾。頭でも打ったかと言われるが、 牛尾は馬部が居るとロケバスを見た。だが、早く乗り込めとクマ野に押し込まれた。 ロケバスの中には馬部は居ない。どうなってるんだ?と疑問を持つが、バスは走り出した。 次の現場はバーだった。 みちるがそっと牛尾の隣に立った。 さっき話したいことがあるって言ったでしょというみちる。なんだと聞き返す牛尾。 休憩のときにどこへ行ったんだと問い詰められる。静かなところと言うと、 次はベッドシーンじゃないわよ!とハイヒールのかかとで足を踏まれた。 何がなんだかさっぱりだったが、それより問題は次の長ゼリフだ。 心配になり、店のトイレに入って呼ばれるまでの10分間、必死に暗唱を繰り返した。
テストいきます!と牛尾の隣にはホステス役のみちる等女性が座り、前にはデュークが座った。 スタートといわれるが、セリフが出てこない。 素人には難しい。頭は真っ白になる。 私を裏切った罰よといいながら、牛尾のグラスに本物のウィスキーを注いだ。 ウマちゃん落ち着いて、コレ飲んでと微笑み、グラスを牛尾に渡した。 ああ。と返事し、一気にグラスを空けた。 もう一杯くれと牛尾に言われ、みちるの目が丸くなる。 馬部は下戸なのだ。一滴でも飲めば倒れるほどだ。 自分でやる!とウィスキーのビンをみちるから奪った。 グラスになみなみと注ぐと、一気に飲み干す。 そんな・・・と唖然となるみちる。 「落ち着いた。ぶっつけ本番いこうか」と言い出す牛尾。 本当にできるのかと心配するクマ野とカバ沢。 「二度とできるシーンじゃねぇと」ぶっつけ本番が決まった。 本番が始まった。 牛尾は言った。 「いいか、よく効け・・・確かに話し合いで解決した方が利口だ。 ドンパチやりゃいいってもんじゃねぇ。けどな、この世界メンツ潰されたままじゃ 生きていけねぇんだよ。てめぇら、どうせ別件でも何でも見つけて パクるんだろうが。いいさ、おれはヤクザの人権なんて泣き言は言わねぇ。 だがな、よーくこのツラ見て物言え」 牛尾は、本物の組長になっていた。 OK!カット。 やるときゃやるねとスタッフ達はいうが、みちる一人が信じられないという表情で見ていた。 コイツのおかげで助かったと、ウィスキーのビンを見せた。 上機嫌で濡れナプキンで顔をこする。強くこすれば取れるはずの傷跡は取れない。みちるはさらに驚いた。 みちるは青い顔で逃げるように表へ飛び出した。 表へ出ると、酔っ払いの4人の男にみちるは絡まれていた。 牛尾は四人相手に大暴れする。 やっぱりウマちゃんじゃない。そう思ったみちるは、嬉しそうな顔をして戦う牛尾を見て、唖然とした。 やはり暴れ牛は強かった。4人の男達はよろよろと逃げていった。 オイ大丈夫か?とみちるに言うが、ありがとうと硬い笑顔で返されるだけだった。 そのとき、小さな十字路を駈ける人影が牛尾の視界に入った。 三次だった。右手に拳銃を握っていた。ちょっと外れるぜと牛尾は三次の消えた方向へ駆け出した。
人通りがないのを確かめ、牛尾は三次に近づき、背後から革ジャンをつかんだ。 やっと捕まえたぜと言い、有無を言わさず三次を壁に押さえつけた。拳銃を下へ落とす。 久しぶりだな三次というと、冗談はよしてくれと言う。 お前のおかげで愉快な目を見てるぜ。折角足洗ったのに、このままじゃ逆戻りだと言った。 白峰組と組んで、俺を始末し、跡目復帰を狙ってるんだろと三次に言われ、知らんと答える牛尾。 宝石強盗は単独犯で、俺は無関係だって自首しろという。白峰はいいのかといわれ、もう縁は切れてると話す。 だが三次は、自分が捕まるときは兄貴も一緒だと言う。 そのときだった。 ロケバスが狭い道を入ってきた。 クマ野が顔をだし、ウマちゃん次のロケ現場知ってたの?じゃ、すぐ先だからと言って60M程先で停車した。 なんですかありゃ?と言う三次。 沈黙する牛尾。 三次に、彼等は牛尾と言う名前を知らないとばれてしまったのだ。 三次は落ちた拳銃を拾い上げ、「これから故売屋に宝石を売って、白峰組に見つかる前に高飛びをする」という。 ここで三次に高飛びされてはいつまでも追われる身の牛尾。 宝石は、お前の持っているだけでは3億円にはならないと言う。 牛尾はお前の倍の宝石を持っていると続けて言うと、嘘だと言う三次。 あのドサクサでお前は気づかなかっただけだという牛尾。 そのとき、パトカーのサイレンが鳴った。 この続きの話は後にしようと、三次はポケットから盗品の携帯電話を渡し、駈け去った。 盗品の携帯電話ということは、自分も容疑者のままだ。 最後は力だと思い、白峰組に向かって歩き出した。 出会いは、突然やってきた。 「馬・・・!」 「牛・・・!」 馬部は来た方向を慌てて走り出した。 牛尾は後を追った。 牛尾はタックルで馬部を捕まえた。 混乱する馬部に「知ってること全部教えてくれ!」と言う牛尾。 牛尾は馬部を立ち上がらせた。 話のできるところ行こうやと言い、移動した。 牛尾は馬部から全て聞き、自分もどんな目に遭って来たかを話した。 「そうか、山吹がなぁ・・・」と呟く牛尾。 「あなたさえ警察に出頭してくれたら万事解決するんです」と馬部。 だが、牛尾は「甘いな」と返し、理由を告げた。 馬部は、組の内情とチャカを使ったことなど、知りすぎてしまった。 牛尾が出頭しても、牛尾政美に成りすましていた男がいたということはいずれバレる。 組は馬部の口を塞ぐだろうと話され、不安になる馬部。 牛尾は言った。「助かりたかったら、三次を捕まえて全てを自白させたうえ、チャカのことは黙らせることだ」 無理だ!と思った。 そのとき、三次から渡された携帯電話が鳴った。 「さっきの話本当でしょうね。下手うつと、今度ばかりはチャカ使いますよ」という三次。 ああ、わかってると返事した。 「6時半、神宮橋」そう言われると、電話は切れた。 ・・・やるしかねぇ。考えるんだ。牛と馬で。
ロケ隊を遠くから眺める二人。 「・・・ヨシ。それしかねぇ。」何かの相談が固まったようだ。 しかし、馬部は心配している。 どう考えても人手が足りないからだ。 しかし、サギ山は仕事を辞めたがっていた事を思い出し、 手伝わそうと決め、早速行こうと話したそのときだった。 突然牛尾はタックルされた。 後からみちるも来て、本物の馬部に駆け寄るのが視界の隅に入った。 「よくも騙してくれたな!宝石はどこにある」と押さえ込みながら揉めていた。 大丈夫?ウマちゃん。訊くみちる。大丈夫だよと答える馬部。 鯨井は牛尾の腕をさらに絞り上げ、共犯者はどこだと問い詰める。 だが、牛尾は俺は共犯者じゃねぇんだ!と抵抗。 危うく強盗犯を匿って逃亡の手伝いをするところだったと言いながら、強引に馬部を立たせる。 手を固められ、顔を歪ませながらみちるを見たが、みちるは動けない。 話はゆっくり署で聞こうか。と、牛尾の腕を固めながら歩き出す鯨井に、 あの・・・と間に割り込むみちる。鯨井は答えた。 「いや、みちるさんのお手柄でしたよ。よく見破ってくれました」と。 待ってくれ!という牛尾。怪訝そうな鯨井。 「まだクランクアップしてねぇんだよ!何も終わっちゃいねぇ! こんなところで降ろされるわけにはいかねぇんだよ!」 「!・・・」みちると馬部はハッと牛尾を見る。 鯨井は「まだ役者気取りでいるのか。寝言は署で聞いてやる」と言い、 強引に牛尾の背中を押して歩き出す。 しかしみちるは「ウマちゃんの言う通り、ラストシーンが残っています」という。 思いがけない言葉に、牛尾はみちるの顔を見た。 だが、鯨井はあなたが通報してくれたじゃないかという。 そして、みちるは「お願いです。うまちゃんの好きにさせてあげてください」というが、 鯨井は、顔の傷をこすり、背中の刺青を見せ、こいつは牛尾だと証明する。 だが、彼は今までずっと演じてきた、立派な役者だから、最後までやらせてくださいと みちるは鯨井に頼んだ。牛尾はじっとみちるを見つめた。 いきなり、馬部が鯨井に飛びついた。 「逃げろ!牛尾さん!」 抵抗する鯨井刑事。だが、馬部はしがみついて離れない。 そうよ!早く逃げて!とみちるも鯨井にしがみついた。 「すまねぇ・・・!」 牛尾は馬のように駆けだした。
小さなケース一つ持って、牛尾は約束の場所に向かっている。 稲妻と共に雷鳴が轟き、大粒の雨が容赦なく顔を叩く。 「約束の物、持ってきてくれましたか」 そこに着いた途端、声がした。無表情の三次が立っていた。 ここにある。と、牛尾はケースを開けて見せた。 本物かと疑うので、指輪とネックレスを三次に放った。 それらを品定めし、三次は本物だと口をゆがめて笑った。 「これでお前のと会わせて3億円だ」という牛尾に条件はなんだと問う三次。 どこでも好きなところへ行け。但し、捕まっても単独犯と言えと牛尾は言った。 自分に有利すぎる条件に、警察に牛尾のことを言ったらどうするかと訊く三次。 そのときは白峰組がお前のタマを取ると答える。 だが、既に白峰組に狙われている三次は、そんな脅しに乗らないという。 余計なことを言わない限り、組は俺が止めるというと、三次は組を抜けた牛尾にそんな力ないという。 牛尾はお嬢さんと結婚して跡目を継ぐと言い、証拠に金のネックレスを見せた。 亡くなった姐さんがお嬢さんに渡したもので、組長がいつもしてるだろうと言うと、 三次は納得し、ケースを引き取った。 「捕まってもチャカの出所は喋るな」と念を押すと、約束は守ると言う。 そのとき、二人の前に覆面パトカーが突っ込んできた。 咄嗟に車の陰に身を隠す二人。 「動くな!」鯨井がドアを開け、拳銃を構えた。 「奴を殺って逃げる!」と拳銃を抜く。 刑事はまずい!殺したら死刑だ!と止める三次。 こっちも必死だ。お前も射て!お望みどおり共犯といこうじゃないかと言う牛尾。 混乱する三次。 鯨井!と牛尾は叫び、車の陰から飛び出した。 鯨井と牛尾の銃が同時に火を噴く。 刑事は胸を射たれ、地へ倒れこんだ。 牛尾は拳銃を地面に落とた。左腕からは鮮血が流れ落ちている。 その隙に逃げようとする三次。 だが、突っ込んできたパトカーが三次の行く手をさえぎった。 刑事と制服警官は車を降り、拳銃を構えた。 「動くな!抵抗すると射つ!」ひげの刑事が叫ぶ。 「射つな!射つなよ!」と三次は両手を上げ、地面に膝をつく。拳銃は持っていない。 制服警官は、雨に打たれている鯨井の元へ走り、脈を取る。 「ウソだろ・・・」と三次も唾を飲んで見守った。やがて警官は首を横に振った。 雷があたりを白くする。 「強盗容疑、及び殺人の現行犯で逮捕する」とひげの刑事は手錠を三次の手首へかけた。 牛尾も警官に取り押さえられている。 「ちがう。おれは射たなかった。殺してないし、殺す気も無かった。」と主張する三次。 「往生際が悪いぞ相棒・・・一緒に射ったんだ。命中したのはお前の弾だろ」 と苦痛に顔を歪ませながら牛尾は言った。チャカなんかもってねぇ!と両手を広げる三次。 「貴様らがグルになって強盗したのはわかってる。目撃者もいる。今から念仏でも唱えておけ。」 ひげの刑事は冷たく言い放つ。 すると三次は言ったのだ。 「待ってくれ!あいつは俺の相棒なんかじゃねぇ!確かに宝石強盗をしたのは俺だ。 だが俺一人でやったことで、あいつは何も関係ねぇんだ。仲間でもなんでもない! 今だって本当にあいつが一人で殺したんだ!」 馬部は「牛尾とグルだったんじゃないのか!」と言い放つと、 「ちがう!あいつは客だったんだ、共犯なんかじゃねぇ。宝石強盗は俺一人でやったことだし、 警官殺しはあいつ一人がやったことだ!嘘じゃねぇ!」三次は必死に訴えた。
「・・・そうか。なるほどな。」 死んでいたはずの鯨井刑事がむっくり起き上がった。 「生きてる・・・?」混乱する三次に 「銃持ってる奴を捕まえに来るのに防弾チョッキ着ない馬鹿がいるか」という。 署まで楽しいドライブだと言い、唖然とする三次の横に立つ。 牛尾は捕まえねぇとかと問う三次に、鯨井はパトカーは狭いんでね。とごまかす。 後は君達に頼むと馬部に告げた。ひげの刑事は「はい!」と答えると、来い!と三次を引っ張る。 観念した三次はおとなしく連行されていく。 覆面パトカーに三次を放り込んだ鯨井は、こちらを振り返って気持ちのいい笑顔を見せた。 鯨井の運転する覆面パトカーは、うなりを上げて走り去った。 牛尾は顔を上げて振り返り、ニヤリと笑った。 「ハイ・・・カット!OK!」制服警官がいきなり叫んだ。女の声だ。 警官の帽子とメガネを外すと、それはみちるだった。 「やりましたね。まんまと引っかかった」ひげの刑事も帽子と付け髭をはずした。馬部だった。 「こうなると、紛れ込んだのがロケ隊でよかった。宝石も拳銃も火薬も血のりまであるしな」 不安だった出演者も最高の演技だった。鯨井までよくやってくれたと談笑する。 そして着替えを済ませると、みちるはサギ山をトランクから出した。 終わったとサギ山に伝えると、僕何もしてませんけどと返してきたので、 「お前がいてくれたから、助かった。」と牛尾はサギ山の手を握った。 こいつを小道具に礼を言って返しておいてくれ。また叱られるかもしれねぇがと、 アクセサリーの入ったケースと拳銃を渡した。 「どうせ辞めるんでかまいませんけど、最後にウマさんたちのお役にたてたなら良かったです」 サギ山の言葉に、「馬はこっちだよ」と馬部が言った。 牛尾と馬部が並んで立っている。混乱するサギ山に、二人は笑った。 「双子だったんですか!」と納得するサギ山。 そこへロケバスが到着した。 ドアが開き、ものすごい形相をしているくま野が降り立った。 小道具に嘘ついて一体なにしてやがったんだ!と怒鳴ると、辞めてやるんだ!知ったことか!と返す。 すると、くま野は「そうはいかねぇ。てめぇは俺の下でたっぷりかわいがってやる」と、 サギ山の耳をつかんでバスへと乗せた。「イテテ・・・チキショウ!今に辞めてやる!」 牛尾は馬部に、大事な品だからなと、るい子からもらった金のネックレスを返した。 止めて下さいよ。それ考えるとまた憂鬱になる。という馬部。 せいぜい頑張るんだなと、牛尾とみちるは明るく笑った。 ロケバスの入り口で、くま野がこれからラストシーンだろう!と呼んだ。 しっかりね!とみちるは馬部の背中をおした。 馬部は牛尾に小さく頷き、嬉しそうにバスへ駈けて行った。
「あんたは行かなくていいのかい?」牛尾はみちるに訊いた。 私は後で追いかけるからと答え、牛尾は警察へ行くのかと問う。 「その前に寄るとこがある。こいつの代金を払わないとな」と、 三次に品定めさせた指輪とネックレスを見せた。そうねと笑うみちるには少し陰があった。 そして、牛尾は一緒に店まで来てもらえねぇかと頼んだ。そして言葉を続けた。 「まさか盗品のままで、あんたにプロポーズするわけにはいかねぇからな」 『え・・・・・・・・・・・・・・・』 プロポーズだ。 椎名みちるにプロポーズする。 それが今日からの大問題だった。 「The Wrong Man 牛」完
乙ー! 馬編が特に面白かった。
435 :
街の人 :04/04/17 01:46 ID:whe+wSXo
リアルタイムで読ませてもらった、とても面白かったよ〜 とにかく作者乙!
乙〜。 しかしおかげでそろそろ次スレの季節がやってきたようだ。 次スレも良スレになりますように。
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。
ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
レスは期待しないで下さい。それでも良いというならどうぞ。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
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【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part3【面倒】
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1080318494/
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ヤバ、あと6KB
確認、突っ込みヨロ。 連投規制ウザ。せめて30秒にしてくれ。
あれだけ長くても面白く読めたんだから 出来はいいみたいだな>街
次スレ立てないと容量オーバーでdat落ちするかな。テンプレどうしよう
俺がやってみよう
スレ立てやってみます
>445 よろしく
>1のリンクはまとめサイトと前スレだけでいいと思われ
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