【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part5【面倒】
えー、てなわけで、早くも後悔しながらorzつらつらと書いてみようと思うわけですが、
ゼノギの物語を一言で言うと、人が神の呪縛(運命)から開放されて自立するお話、と成りましょうか。
その辺りを頭の片隅に置きつつ、まずはざっくりと大枠的なところから解説なんぞを。
3スレの
>>302さんの書き込みと併せてお読み下さい。
ゼノギアスは、宇宙の始まりから終焉までを描く一大叙事詩だそうで、
ストーリーは大きく分けて六つのエピソード(時代)に分かれます。
まず、ワープ航法を使って恒星間を自由に行き来できるほどに文明が発達した星間戦争時代(EP1)
このEP1は、ゲームのOPにアニメーションで流れる程度で、ゲーム中ではあまり細かくは描写されません。
とは言うものの、この時代の船が未開の惑星に墜落した(しかも最新の戦略兵器と一緒に)事が、
ゼノギのストーリーの中核をなしているので(3スレの
>>302参照)、無視は出来ませんが。
EP2は、原初の時代。船が墜落した直後からあまり年代が経っていない時期のお話。
文明レベルとしては、古代ローマ帝国とか、その辺りの時代の雰囲気。
これもゲーム中ではあまり詳しくは語られません。
次にEP3。墜落から約6000年ほど経った頃のゼボイムと名付けられた時代。文明レベルは近未来的。
この頃のヒトは、生殖能力に欠陥があるなど、種として弱いものでした。
最終的に、この時代の人間は、核戦争によってほぼ全滅します。
これもゲーム中では(以下略
EP3より3500年ばかし経った頃の話がEP4。ソラリス戦役時代です。
世界支配をたくらむソラリスと、それに抗うシェバトを中心とする勢力との戦乱の時代。
ゲームのメインとなるEP5と年代的にも近いため、中盤以降この時代の話が色々と絡んで来ます。
この戦争は最終的に、突如現れた謎の第三勢力の破壊活動により、全人口の90%以上が失われるに至り、
生き残った人々が結託して第三勢力を打ち倒すことで終結します。
EP5。ゲームのメインとなる時代です。EP4より500年ほど後の時代。
墜落から実に一万年。この時代に至り、未開の惑星を舞台にした神とヒトの因縁に終止符が打たれます。
詳しいストーリーは後々……。
EP6。ゲームのエンディング後の時代。
これはゲーム中では一切触れられません。
てなわけで、大枠的なゼノギのストーリーの概観でした。
続いては、ゼノギのストーリーの大元、EP1ついて、少し詳しく。
引き続き3スレの
>>302と併せてお読み下さい。
西暦20XX年の地球、40億年程前の地層から後にゾハルと呼ばれる明らかに人工的な物体が発掘された。
解析の結果、それは約150億年前、すなわち、宇宙誕生の瞬間には既に存在していたことが分かった。
このありえない結果を受け、ゾハルの研究は一時凍結、研究再開には5000年の時を要した。
その間、人類は宇宙への進出を続け、2500年ごろには宇宙への移民計画が発動された。
計画により年号が西暦からT.C.に改められてからおよそ300年後、人類は移民可能な惑星を見つけ、
そこを新たな母星とすることに。
それからおよそ4500年後、各宙域で紛争が起こる星間戦争時代。
5000年の放置の後、再開された研究により、ゾハルによって事象変異が引き起こされることが分かり、
それを有効利用すべく研究する「プロジェクト・ゾハル」が立ち上がる。
やがて制御システムである生体電脳カドモニとの連結によって制御が可能になったゾハルは、
無限のエネルギーを生み出す事象変異機関として、かねてより激化していた紛争を解決すべく
開発中であった生体兵器デウスの動力源として組み込まれ、星間戦略兵器デウスシステムが誕生した。
しかしながら、その起動実験の際、デウスシステムは原因不明の暴走を起こし、周辺宙域のコロニーに
次々と侵攻。軍により強制停止される。
その後、デウスシステムは凍結されたまま、原因調査のために恒星間移民船エルドリッヂに収容された。
デウスシステムによって被害を受けたコロニーの住民らも収容して出航したエルドリッヂだったが、途上、
デウスシステムの突然の再起動によって船は制御を奪われ、本星(地球)へとワープを始める。
エルドリッヂの艦長はそれを阻止するべく自爆を決断。実行する。
ワープ中に自爆したエルドリッヂは、どことも知れぬ宙域に投げ出され、とある惑星へと墜落していった。
ようやくOPにつながった……orz
次は、ストーリーを理解するうえで絶対避けて通れないデウスシステムについて解説します。
ちょっと設定厨っぽくなりますが、ご容赦。
引き続き3スレの
>>302と併せてお読み下さい。
デウスシステムは、実質的な攻撃兵器であるデウスと、動力源であるゾハル、ゾハルを制御する
生体電脳カドモニの三つの要素で構成されているのだが、このカドモニに予期せぬトラブルが
起こったことが全ての始まり。
ゾハルとデウスの連結実験の最中、ゾハルの発するエネルギーのためか、はたまた、
事象変異と言う現象自体が原因なのか、次元の境目に歪みが生じ、三次元世界よりもっと高位の次元との
通路のようなものが開いてしまった。
高次元から降臨した波のような存在は、三次元世界では物質化できないために、カドモニの
メインフレームである生体素子ペルソナを一時的な拠り代とした(註1)。
さらにその時、試験場になぜか偶然、アベルと言う少年が紛れ込んでいた。
三次元世界に降臨して間もなく、定義づけがなされていなかった高次元存在は、アベル少年の
回帰願望を感じ取って母親と定義づけられ(註2)、生体素子ペルソナを女性の姿に進化させて
オリジナル・エレハイムを作り出した。
アベルの定義づけによって三次元世界において物質の檻に閉じ込められてしまった高次元存在は、
高次元への回帰を願い、肉体であるデウスを破壊し自身を解放する接触者としてアベルを運命付ける(註3)。
その運命によりアベルは、肉体が滅んでも魂(語弊があるかも)に記憶が刻まれ転生を繰り返す事になった。
その後、エルドリッヂの墜落により多くの構成物質を失ったデウスシステムは、
自身を復旧させる計画を実行する。
復旧に必要なものは、生体兵器であるデウスの部品を構成するための生体。
墜落時に各地に散らばったカドモニの部品であるアニマ。
まずデウスシステムは、生体素子ペルソナから始祖の女性ミァン・ハッワーを作った。
ミァン・ハッワーはカドモニの構成部品アニムスから始祖の人間、天帝カインと12人のガゼルの法院を
作り、その後、人間の管理者として自らの分身、エレハイムとミァンを作った。
カインとガゼルの法院はデウスの部品としてのヒトの原型を量産し、以後、ヒトは進化を続けながら
増えていく。
《オリジナル・エレハイムとミァン・ハッワーとエレハイムとミァン》
アベルによって高次元存在が定義づけられ、結果オリジナル・エレハイムが出来た。
ミァン・ハッワーとは、オリジナル・エレハイムがカドモニのプログラム「System HAWWA」によって
変容した時の名称であり、基本的にオリジナル・エレハイムと同一人物。
ミァン・ハッワーが分化した片割れのエレハイムは、高次元存在の(より正確に言うならば、
アベルの意思を受けとった高次元存在の)意思によって母としての役割を持って生み出された。
もう片一方のミァンは、純粋に管理者としての役割を持って生み出された。
註1・・・この辺り、ちょっと曖昧です。大枠的には間違ってないと思いますが。
註2・・・能動主体による主観的な観測による定義づけ、とかゲーム中では言っていたような。
ようは、お母さんに会いたいとか言う思いが高次元存在に投影されてしまったと言う事かな?
註3・・・高次元存在の解放は、接触者にしか出来ないらしいです。
自分のケツは自分で拭けって事でしょうか。アベル君も災難です。
これでバックグラウンドは一通り。初っ端から話のケツ割りまくりですがorz
ともあれ、デウスの復活が全ての話の根本に流れている事がご理解いただけたでしょうか?
ただ、デウス本体と高次元存在の目的が微妙に食い違っているから話が複雑になっていくのですなぁ。
ここまでで分かりづらいところがあれば、ご遠慮なく言って下さい。
次回からは、ゲーム本編の進行に沿ってあらすじを書いてみます。