【ハニー】ククール×ゼシカ 3【……バカ！】
1 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：
[このスレのしきたり]
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃カップル萌えスレでこれだけは守れ！
┃１．常時sage進行を原則としろ。この板は最下層でも落ちないから安心だ。
┃２．煽り荒らしは当然放置な。特に他カプ萌え派を装い抗争を誘う連中には完全無視を貫け。
┃３．他スレで萌えキャラが貶されていても一切構うなよ。相手にしたら負けだ。
┃４．ＳＳ投稿してくれるときはなるたけトリップをつけろ。トリップくらい知っとけ。
┃５．エロいＳＳや画像のうpは……俺的には大歓迎だが注意書きくらいつけてくれな。
┃ ２１禁以上の大人なエロ、それにグロ汚物系は相応の板へ投下しろ。
┃ ,〃彡ミヽ
┃. 〈（（(/（~ヾ》. / 守らねー奴にはＳＨＴバイキルトミラクルムーンだ。
┗ ヾ巛ﾟ.ｰﾟﾉ" / ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/~'i'：=：!ﾞ}つ ｸｯｸﾙ ｶﾖ
|~￣]￣￣￣￣￣￣| ∧ ∧ ∧ ∧ ｾﾞｼｶ ｾﾝｾｲ ﾉｶﾞ ﾖｶｯﾀﾅｱ…
|￣|￣￣￣￣￣￣| (ﾟ ) (ﾟ )
| | | =====⊂ ヽ==⊂ ヽ======
￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ||──( ﾉ～─( ﾉ～─||
|| ┏━━━━━━━━┓ ||
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃カップル萌えスレでこれだけは守れ！
┃１．常時sage進行を原則としろ。この板は最下層でも落ちないから安心だ。
┃２．煽り荒らしは当然放置な。特に他カプ萌え派を装い抗争を誘う連中には完全無視を貫け。
┃３．他スレで萌えキャラが貶されていても一切構うなよ。相手にしたら負けだ。
┃４．ＳＳ投稿してくれるときはなるたけトリップをつけろ。トリップくらい知っとけ。
┃５．エロいＳＳや画像のうpは……俺的には大歓迎だが注意書きくらいつけてくれな。
┃ ２１禁以上の大人なエロ、それにグロ汚物系は相応の板へ投下しろ。
┃ ,〃彡ミヽ
┃. 〈（（(/（~ヾ》. / 守らねー奴にはＳＨＴバイキルトミラクルムーンだ。
┗ ヾ巛ﾟ.ｰﾟﾉ" / ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/~'i'：=：!ﾞ}つ ｸｯｸﾙ ｶﾖ
|~￣]￣￣￣￣￣￣| ∧ ∧ ∧ ∧ ｾﾞｼｶ ｾﾝｾｲ ﾉｶﾞ ﾖｶｯﾀﾅｱ…
|￣|￣￣￣￣￣￣| (ﾟ ) (ﾟ )
| | | =====⊂ ヽ==⊂ ヽ======
￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ||──( ﾉ～─( ﾉ～─||
|| ┏━━━━━━━━┓ ||
|
|
|
2 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/12(木) 22:19:04 ID:OmnVRbGf
[前スレ]
【カリスマ】ククール×ゼシカ2【お色気】
ttp://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1110809484/
[前々スレ]
DQ8 ククール×ゼシカでカプばな～
ttp://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1101739628/
[まとめサイト]
ttp://www.geocities.jp/kukule_jessica/
[ククゼシお絵かき掲示板]
ttp://bbs3.oebit.jp/kukulejessica/
3 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/12(木) 22:25:09 ID:ilxIitNt
3！
>1さん乙！
>1さん乙！
4 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/12(木) 22:41:29 ID:QZJ24817
4？
１さんスレ立て感謝！
１さんスレ立て感謝！
>>1
5963！
5963！
6 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/12(木) 23:03:19 ID:Dyc+KQOT
>>1
乙華麗！そしてありがとうです！！
乙華麗！そしてありがとうです！！
7 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/13(金) 01:58:01 ID:HDCdqgWU
美男美女！！！！！
8 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/13(金) 13:19:01 ID:iPN4hbD5
>>1乙！
新スレ記念にSS投下したいんだけど難産で・・・
新スレ記念にSS投下したいんだけど難産で・・・
9 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/13(金) 14:06:23 ID:HDCdqgWU
10 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/13(金) 14:11:21 ID:vVTxD0YZ
>>8
ｶﾞﾝﾊﾞｯﾃ!!
ｶﾞﾝﾊﾞｯﾃ!!
11 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/13(金) 20:23:20 ID:iPN4hbD5
12 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/13(金) 21:07:17 ID:kQmEbRyz
>>8
がんがれ！待ってるぞ！(･∀･)
がんがれ！待ってるぞ！(･∀･)
13 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/13(金) 21:36:15 ID:4R785EL1
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ スレッドのレス数が １０００に達した！ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,,ﾉィ ｸｴｯｸｴｯ
＜・ 彡v .┌────┐
（ ﾌﾉ三 | ←次スレ |ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε
ｿ ヽ, └─┬┬─┘ 人 ＊「ぷるぷる。
´ ´ .｜│ (ﾟ∀ﾟ) このスレッドは もう 終わりだよ。
ﾞﾞ'ﾞ'ﾞ 新しい スレッドをたててね！
>>なにこれ。
いつのまに・・・。
14 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/13(金) 21:38:57 ID:HDCdqgWU
前ｽﾚ完走ｵﾒ！
1000さんｵﾒ！
1000さんｵﾒ！
15 ：前スレ990＆1000：2005/05/13(金) 21:46:57 ID:0kjhHATb
16 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/14(土) 01:12:30 ID:zsgzZ37t
1000取りが終わってるではないか！
なんにせよ週末が楽しみですね。
なんにせよ週末が楽しみですね。
新ｽﾚおめです。
まとめサイトも更新しました。
きっちり2ヵ月でしたね。
また萌えましょー。
まとめサイトも更新しました。
きっちり2ヵ月でしたね。
また萌えましょー。
18 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/14(土) 11:56:20 ID:EMGOv20T
まとめ人さん
サイト更新お疲れさまです。
見やすく使いやすいサイトなので重宝してます。
サイト更新お疲れさまです。
見やすく使いやすいサイトなので重宝してます。
19 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/14(土) 14:56:48 ID:EnMeIEvY
絵板に新作が!!(ﾟдﾟ)
20 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/14(土) 16:54:14 ID:Tdnt9/oo
二つも来てるｼﾞｬﾏｲｶ!
それぞれ萌えたよ!絵師さんたちいつもGJ!!
それぞれ萌えたよ!絵師さんたちいつもGJ!!
21 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/14(土) 19:21:52 ID:yiILHePf
なに！？逝ってくる！
22 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/15(日) 11:55:26 ID:zTrOyhS0
23 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/15(日) 13:01:22 ID:T5Tzg1QO
絵板は祭だね。あっちのほうがﾚｽついてる……。
こっちはSS待ちか。
こっちはSS待ちか。
24 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:37:53 ID:tteK8Vlv
25 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:39:39 ID:tteK8Vlv
『はじまりの唄』
暗い天井。
ふと目を覚まし初めに目に入ったのはそれだった。部屋の外からは波の音が聞こえる。
古代船を手に入れドルマゲスを追いエイト達一行は西の大陸を目指す航海の途中だった。夜になってしまったので錨を降ろし海上に留まっていたのだ。
夜明けにはまだ時間がある。何度か寝返りを打つが目が冴えてしまって眠ることが出来ない。
仕方なく起き上がりゼシカは甲板に出る。
海は穏やかで心地よい風がゼシカの頬をなで、解かれた髪を揺らした。
「あれ？まだ交替の時間じゃ・・・」
ふいに声を掛けられ振り返るとランタンを片手に間抜け面のエイトが立っていた。
「ゼシカか・・・ヤンガスかと思ったよ」
「あ、ごめんね」
「どうした？眠れないのか？」
「・・・うん」
「船、落ち着かない？あ、それともオレが起こした？」
「うぅん。違うの」
「夜風は冷えるから良くないよ？」
「・・・うん」
「・・・・・・」
どうも会話が続かない。ゼシカは黙って海を見つめている。
「ゼシカ、どうした？・・・オレで良ければ話を聞くよ」
「え・・・」
エイトの申し出に少し驚いたゼシカだったが、一瞬考えエイトになら自分の素直な気持ちを言える気がして、コクリと頷いた。
「・・・みんなには内緒にしてくれる？トロデ王にもミーティア姫にも言っちゃダメよ」
「うん」
暗い天井。
ふと目を覚まし初めに目に入ったのはそれだった。部屋の外からは波の音が聞こえる。
古代船を手に入れドルマゲスを追いエイト達一行は西の大陸を目指す航海の途中だった。夜になってしまったので錨を降ろし海上に留まっていたのだ。
夜明けにはまだ時間がある。何度か寝返りを打つが目が冴えてしまって眠ることが出来ない。
仕方なく起き上がりゼシカは甲板に出る。
海は穏やかで心地よい風がゼシカの頬をなで、解かれた髪を揺らした。
「あれ？まだ交替の時間じゃ・・・」
ふいに声を掛けられ振り返るとランタンを片手に間抜け面のエイトが立っていた。
「ゼシカか・・・ヤンガスかと思ったよ」
「あ、ごめんね」
「どうした？眠れないのか？」
「・・・うん」
「船、落ち着かない？あ、それともオレが起こした？」
「うぅん。違うの」
「夜風は冷えるから良くないよ？」
「・・・うん」
「・・・・・・」
どうも会話が続かない。ゼシカは黙って海を見つめている。
「ゼシカ、どうした？・・・オレで良ければ話を聞くよ」
「え・・・」
エイトの申し出に少し驚いたゼシカだったが、一瞬考えエイトになら自分の素直な気持ちを言える気がして、コクリと頷いた。
「・・・みんなには内緒にしてくれる？トロデ王にもミーティア姫にも言っちゃダメよ」
「うん」
26 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:41:53 ID:tteK8Vlv
ゼシカは躊躇いながらも話し始めた。
「・・・あのね、最初に会った時は嫌いだったの。なんて軽薄なヤツ、って思ったの。女好きだし、イカサマポーカーはするし。でも本当は心に傷を抱えてて・・・その事で悩んでるみたいだし、本当は優しいヤツだし・・・」
ゼシカは名前は言わなかったが、ククールの事であるのはエイトにも容易に想像がついた。
両手の指先を合わせモジモジしながらゼシカは話し続ける。
「イライラするのよ。アイツが女口説いてんのも私が口説かれるのも。・・・こう、胸の辺りがキュッて痛くなるの」
ゼシカは胸の辺りを両の手で押さえ襟元をクシャと掴んだ。そんな彼女をエイトは黙って見つめている。
「ごめん・・・なんだか変な話よね」
話が上手くまとまらない。「そんな事無いよ。ゼシカね場合とは違うけど・・・オレもその気持ちわかるような気がする」
「・・・え？」
驚くゼシカにエイトは優しく微笑みかけた。
そんなエイトの笑顔がなんだか眩しい。彼はこの気持ちが何だか知っていて、その気持ちに素直に向き合っているように見える。
「なんて・・・」
俯きつぶやく。
「なんて言うの・・・？」この気持ち。
アイツの事を考えるとイライラする、苦しくなる。でも同時に胸が暖かくなる。この気持ちの答えが知りたくてエイトの顔を見ると相変わらずの人懐こい笑顔で優しく肩を叩かれた。
「ゼシカ、本当はわかってんだろ？」
「・・・・・・」
そう言うとエイトはヤンガスとの交替の時間なのだろう、オヤスミと一言残し言ってしまった。
ゼシカは暫らくその後ろ姿を見送っていた。エイトは死んだ兄とどこか似ている。
そしてゼシカは思い出す。彼女をこんな気持ちにさせた一件を。
「・・・あのね、最初に会った時は嫌いだったの。なんて軽薄なヤツ、って思ったの。女好きだし、イカサマポーカーはするし。でも本当は心に傷を抱えてて・・・その事で悩んでるみたいだし、本当は優しいヤツだし・・・」
ゼシカは名前は言わなかったが、ククールの事であるのはエイトにも容易に想像がついた。
両手の指先を合わせモジモジしながらゼシカは話し続ける。
「イライラするのよ。アイツが女口説いてんのも私が口説かれるのも。・・・こう、胸の辺りがキュッて痛くなるの」
ゼシカは胸の辺りを両の手で押さえ襟元をクシャと掴んだ。そんな彼女をエイトは黙って見つめている。
「ごめん・・・なんだか変な話よね」
話が上手くまとまらない。「そんな事無いよ。ゼシカね場合とは違うけど・・・オレもその気持ちわかるような気がする」
「・・・え？」
驚くゼシカにエイトは優しく微笑みかけた。
そんなエイトの笑顔がなんだか眩しい。彼はこの気持ちが何だか知っていて、その気持ちに素直に向き合っているように見える。
「なんて・・・」
俯きつぶやく。
「なんて言うの・・・？」この気持ち。
アイツの事を考えるとイライラする、苦しくなる。でも同時に胸が暖かくなる。この気持ちの答えが知りたくてエイトの顔を見ると相変わらずの人懐こい笑顔で優しく肩を叩かれた。
「ゼシカ、本当はわかってんだろ？」
「・・・・・・」
そう言うとエイトはヤンガスとの交替の時間なのだろう、オヤスミと一言残し言ってしまった。
ゼシカは暫らくその後ろ姿を見送っていた。エイトは死んだ兄とどこか似ている。
そしてゼシカは思い出す。彼女をこんな気持ちにさせた一件を。
27 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:45:45 ID:tteK8Vlv
サーベルトが笑っている。その前には自分がいて、頻りにこれまでの旅の話を聞かせている。
サーベルトは何も言わずに唯笑っているだけ。
ゼシカは構わずに話を続ける。
兄さん、あのね・・・。
そこで目が覚めた。
目の前には焚き火があり、辺りはまだ暗い。
まだ眠れる、ともう一度目を閉じた時突然背後から声を掛けられた。
「ゼシカ！」
急に呼ばれたことに驚きぼんやりした頭が次第にハッキリしてきた。
振り返り声の主を認める。開口一番。
「ククール・・・アンタ何してんのよ」
ククールの態勢に怪訝そうに眉をひそめる。
ククールは脚を開いて座りゼシカはその胸に背中を預けて眠っていたようだ。
「まさか、アンタどさくさに紛れて・・・！」
殴ろうと拳を振り上げるがククールに適うはずもなくアッサリ止められてしまった。
「ストップストップ！なんか勘違いしてんだろ、お前」
「なにがよ？」
「・・・ったく、覚えてねーねか。オレ達モグラの落し穴に落ちたんだよ」
「・・・・・・」
そういえば、月影のハープを取り戻しにモグラのボスと戦って、その帰り道だったはず。
あまり記憶がハッキリしない。考え込んでいるゼシカを見兼ねてククールが続けた。
「ヤンガスのおっさんの重みでひびが入った地面にオレ達乗っかっちまったんだよ。で、この通り」
両手を広げてみせるククール。それを見ていたら、ある事に気が付いた。
28 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:48:01 ID:tteK8Vlv
四つん這いになりククールに詰め寄る。
「ほかの二人は？」
「はぐれた」
「・・・うそ・・・痛っ！・・・」
さらりと言ってのけるククールに言葉を失い呆然と座り込むと足首に痛みが走った。どうやら穴に落ちたときに怪我をしていたようだ。見ると足首に血が滲んでいる。
苦痛に顔を歪めているとククールの手が延びてきてゼシカの足首に触れた。
「血よ肉よ傷を塞げ・・・ベホイミ」
ククールの掌が緑色に光り出したかと思うとチラチラと消えてしまった。
「ありゃ、ＭＰ切れだ」
「え？私の傷なんか大丈夫なのに！アンタも怪我してたらどーすんのよ！」
ゼシカは怪我の有無を確かめるためにククールの体を触り始めた。
「怪我はないみたいね。足の方は大丈夫なの？」
心配そうに聞くゼシカに対してククールはニヤニヤしている。
「なに？なに笑ってんのよ？」
「ゼシカってばエッチだなぁ」
ゼシカの手はククールの胸の上に置かれていた。かぁーと顔が熱くなった。
「もうっ！バカ！」
堪らず笑いだすククールに自分の軽率さを呪った。
「いい加減笑いすぎよ！」「悪い悪い。ところで、足大丈夫か？」
「ん・・・大分痛みが引いたみたい。ありがと」
「いや、オレのＭＰがもう少し残ってれば完全に治してやれたんだが」
「大丈夫よ。こんな傷。それよりも、どうするの？出口探す？」
「いや・・・。今はヘタに動かずエイト達が来てくれるのを待った方がいい」
確かに怪我をしてまともに動けないゼシカとＭＰ切れのククールでは魔物に襲われたとき明らかに不利だ。二人はその場に留まる事にした。
「ほかの二人は？」
「はぐれた」
「・・・うそ・・・痛っ！・・・」
さらりと言ってのけるククールに言葉を失い呆然と座り込むと足首に痛みが走った。どうやら穴に落ちたときに怪我をしていたようだ。見ると足首に血が滲んでいる。
苦痛に顔を歪めているとククールの手が延びてきてゼシカの足首に触れた。
「血よ肉よ傷を塞げ・・・ベホイミ」
ククールの掌が緑色に光り出したかと思うとチラチラと消えてしまった。
「ありゃ、ＭＰ切れだ」
「え？私の傷なんか大丈夫なのに！アンタも怪我してたらどーすんのよ！」
ゼシカは怪我の有無を確かめるためにククールの体を触り始めた。
「怪我はないみたいね。足の方は大丈夫なの？」
心配そうに聞くゼシカに対してククールはニヤニヤしている。
「なに？なに笑ってんのよ？」
「ゼシカってばエッチだなぁ」
ゼシカの手はククールの胸の上に置かれていた。かぁーと顔が熱くなった。
「もうっ！バカ！」
堪らず笑いだすククールに自分の軽率さを呪った。
「いい加減笑いすぎよ！」「悪い悪い。ところで、足大丈夫か？」
「ん・・・大分痛みが引いたみたい。ありがと」
「いや、オレのＭＰがもう少し残ってれば完全に治してやれたんだが」
「大丈夫よ。こんな傷。それよりも、どうするの？出口探す？」
「いや・・・。今はヘタに動かずエイト達が来てくれるのを待った方がいい」
確かに怪我をしてまともに動けないゼシカとＭＰ切れのククールでは魔物に襲われたとき明らかに不利だ。二人はその場に留まる事にした。
29 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/15(日) 18:49:50 ID:37crlm8t
連投規制大丈夫かな？
30 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:50:21 ID:tteK8Vlv
ゼシカはククールと少し離れた所で焚き火にあたっていた。
ククールは相変わらず壁に保たれ掛かり目を閉じている。
エイト達を待ってからどのくらいの時間がたっただろうか。外はきっと夜になっているだろう。
「くしゅっ・・・！」
「寒いのか？そういえば少し冷えてきたか。」
「大丈夫」
そう言ってゼシカは消えかかった焚き火にくべる物を探しだした。しかし、こんなモグラの穴の中ククールが集めた木の枝や根以外あるわけもなく、諦めて座り込んだ。
もうすぐ焚き火もきえるだろう。心なしかゼシカは震えているように見える。
「ゼシカ、こっち来いよ」「大丈夫よ」
それだけ言うとゼシカはプイとそっぽを向いてしまった。彼と出会ってから二ヵ月ほどしか経っていないため少々警戒心が働く。
「ゼシカ、寒いんだろ？なにもしねーから、こっち来いよ」
「・・・本当に？本当になにもしない？」
「しねーよ。いくらオレでもこんな状態で何かする程バカじゃねーよ」
それでもまだ疑いの眼差しで見ているゼシカに胸の前で十字を切って見せた。
「神に誓って・・・」
そこまで言うならと立ち上がり、まだ少し痛む足を引きずりチョコンと彼の左側に座る。
ククールは自らのマントを外しゼシカの肩に掛けてやりながら、まだ少し距離のあるゼシカの肩を引き寄せた。
「ちょっ・・・なにもしないって言ったじゃない！」「ちげーよ、しねーよ。・・・こうした方が暖かいだろ？」
「・・・・・・」
確かに暖かい。基本的に男女の体温の違いの所為だろう。
ゼシカは少し安心した。暫らく経ってもククールは何もして来なかったからだ。「・・・本当に何もしないんだ？」
「・・・誘ってんのか、拒否されてんのか、どっちなんだよ？」
「フフ、感心してんのよ」呆れ顔のククールを見てゼシカはクスクスと笑った。「少し、眠れよ」
「うん・・・」
こういうところの女の扱いは流石だと思う。体力の違いを気遣ってくれているのだ。ゼシカはそれに甘えて目を閉じる。
ククールは相変わらず壁に保たれ掛かり目を閉じている。
エイト達を待ってからどのくらいの時間がたっただろうか。外はきっと夜になっているだろう。
「くしゅっ・・・！」
「寒いのか？そういえば少し冷えてきたか。」
「大丈夫」
そう言ってゼシカは消えかかった焚き火にくべる物を探しだした。しかし、こんなモグラの穴の中ククールが集めた木の枝や根以外あるわけもなく、諦めて座り込んだ。
もうすぐ焚き火もきえるだろう。心なしかゼシカは震えているように見える。
「ゼシカ、こっち来いよ」「大丈夫よ」
それだけ言うとゼシカはプイとそっぽを向いてしまった。彼と出会ってから二ヵ月ほどしか経っていないため少々警戒心が働く。
「ゼシカ、寒いんだろ？なにもしねーから、こっち来いよ」
「・・・本当に？本当になにもしない？」
「しねーよ。いくらオレでもこんな状態で何かする程バカじゃねーよ」
それでもまだ疑いの眼差しで見ているゼシカに胸の前で十字を切って見せた。
「神に誓って・・・」
そこまで言うならと立ち上がり、まだ少し痛む足を引きずりチョコンと彼の左側に座る。
ククールは自らのマントを外しゼシカの肩に掛けてやりながら、まだ少し距離のあるゼシカの肩を引き寄せた。
「ちょっ・・・なにもしないって言ったじゃない！」「ちげーよ、しねーよ。・・・こうした方が暖かいだろ？」
「・・・・・・」
確かに暖かい。基本的に男女の体温の違いの所為だろう。
ゼシカは少し安心した。暫らく経ってもククールは何もして来なかったからだ。「・・・本当に何もしないんだ？」
「・・・誘ってんのか、拒否されてんのか、どっちなんだよ？」
「フフ、感心してんのよ」呆れ顔のククールを見てゼシカはクスクスと笑った。「少し、眠れよ」
「うん・・・」
こういうところの女の扱いは流石だと思う。体力の違いを気遣ってくれているのだ。ゼシカはそれに甘えて目を閉じる。
31 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:52:44 ID:tteK8Vlv
目の前に緑色の光が広がる。その光にゼシカは目を覚ますとエイトがにっこり微笑んでいた。
「・・・エイト」
ククールに抱えられて眠っていたゼシカは慌てて身を起こす。足に痛みが走る。「痛っ・・・」
「遅くなってゴメン。出口に近い所に居たから、ここまで来るのに時間掛かって」
言いながらエイトはゼシカの足にベホイミをかけている。
どうやら落し穴はアジトの奥に続いていたようだ。
エイトのかけてくれているベホイミの光を見ながら、アレ？と思う。目を覚ます前に感じた光もホイミ系のものだった。自分の足の治療は今行なわれている。
と、言うことは。振り返り立ち上がっているククールを見上げる。
「ククール！怪我してたの？」
そこに空かさずヤンガスが割り込む。
「そうなんでがすよ。ククールのヤツ右肩に・・・ガフッ！」
間髪入れずにヤンガスにボディブローが決まる。
「つまんねー事言ってんじゃねーよ」
腹を抱えてうずくまるヤンガスを見下ろし冷たく言い捨てる。
治療の終わったゼシカはククールの右肩に手を添える。
「本当に大丈夫なの？ねぇ？」
心配そうに顔を覗き込むとポンポンと軽く頭を叩かれた。
「ゼシカの足の傷に比べれば大した事ないよ。さ、帰ろうぜ」
そう言いさっさと先に行ってしまった。
礼を言いそびれて立ち尽くすゼシカの背をエイトは優しく押し先を促した。
「帰ろうか。ヤンガスも大丈夫か？」
「ゲボゲボ・・・大丈夫でかす。ククールの野郎・・・」
ククールに続いて三人は歩き出した。
「・・・エイト」
ククールに抱えられて眠っていたゼシカは慌てて身を起こす。足に痛みが走る。「痛っ・・・」
「遅くなってゴメン。出口に近い所に居たから、ここまで来るのに時間掛かって」
言いながらエイトはゼシカの足にベホイミをかけている。
どうやら落し穴はアジトの奥に続いていたようだ。
エイトのかけてくれているベホイミの光を見ながら、アレ？と思う。目を覚ます前に感じた光もホイミ系のものだった。自分の足の治療は今行なわれている。
と、言うことは。振り返り立ち上がっているククールを見上げる。
「ククール！怪我してたの？」
そこに空かさずヤンガスが割り込む。
「そうなんでがすよ。ククールのヤツ右肩に・・・ガフッ！」
間髪入れずにヤンガスにボディブローが決まる。
「つまんねー事言ってんじゃねーよ」
腹を抱えてうずくまるヤンガスを見下ろし冷たく言い捨てる。
治療の終わったゼシカはククールの右肩に手を添える。
「本当に大丈夫なの？ねぇ？」
心配そうに顔を覗き込むとポンポンと軽く頭を叩かれた。
「ゼシカの足の傷に比べれば大した事ないよ。さ、帰ろうぜ」
そう言いさっさと先に行ってしまった。
礼を言いそびれて立ち尽くすゼシカの背をエイトは優しく押し先を促した。
「帰ろうか。ヤンガスも大丈夫か？」
「ゲボゲボ・・・大丈夫でかす。ククールの野郎・・・」
ククールに続いて三人は歩き出した。
32 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:54:45 ID:tteK8Vlv
後日、エイトに教えてもらった話によると、落し穴に落ちたのはゼシカ一人でククールは自ら穴に飛び込んだというのだ。
肩はその時に怪我したのだろう。エイト達が来てくれるのを待とうと言ったのは『動かない方がいい』ではなく『動けなかった』からだ。
自分を心配して後を追ってきてくれたククール。彼は自分が思うよりも軽薄な男ではないのかも知れない。ゼシカは思い出していた。トロデーン城で祈りを捧げていた姿、モグラのアジトでの彼のさり気ない優しさ。
エイトに言われなくても、きっとわかっていた。自分のこの気持ちはきっと・・・。
ひとつ息を吐いて空を見上げる。夜が明けるにはもう少し時間が掛かるだろう。ゼシカは部屋に戻り、もう一度眠る事にした。
ベッドに潜り込み何もない天井を見つめ考える。
兄の夢を。
最後に自分は何を言おうとしていたのだろう。兄は唯笑っていただけだった。
あの時自分が何を言おうとしていたかはわからない。でも、次は―
次に兄に会った時はきっと伝えられる。
この胸の気持ちを。
終
33 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:57:40 ID:tteK8Vlv
終です。
呪文の詠唱はドラクエCDシアターよりお借りしましたＷｗ
呪文の詠唱はドラクエCDシアターよりお借りしましたＷｗ
34 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/15(日) 18:59:51 ID:tteK8Vlv
>>29
規制回避㌧です！
規制回避㌧です！
35 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/15(日) 19:01:08 ID:37crlm8t
リアルタイムｷﾀ━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!!
更新連打してしまいました（29では横ヤリｽﾏｿ）。
クックル優しいよー漢だよー。こりゃ惚れてしまいますわ。
トトさんＧＪ！
存分に萌えさせていただきました。
更新連打してしまいました（29では横ヤリｽﾏｿ）。
クックル優しいよー漢だよー。こりゃ惚れてしまいますわ。
トトさんＧＪ！
存分に萌えさせていただきました。
36 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/15(日) 19:21:01 ID:zTrOyhS0
トトさん乙でした！！
オイラもリアルタイム！
リロード連打してたけど規制回避ケコーンしないでヨカタ
ククールは落ちたんじゃなくて飛び下りたのか。漢だねぇ。
プレイする時はよくククールをAIにするんだけど、自分が
HP黄色でも眉間に皺寄せながら自分以外を回復させるよね。
読みながらそれを思い出してました。
>>「・・・誘ってんのか、拒否されてんのか、どっちなんだよ？」
>>「フフ、感心してんのよ」
ここが禿萌えですた。もーたまらん・・・
オイラもリアルタイム！
リロード連打してたけど規制回避ケコーンしないでヨカタ
ククールは落ちたんじゃなくて飛び下りたのか。漢だねぇ。
プレイする時はよくククールをAIにするんだけど、自分が
HP黄色でも眉間に皺寄せながら自分以外を回復させるよね。
読みながらそれを思い出してました。
>>「・・・誘ってんのか、拒否されてんのか、どっちなんだよ？」
>>「フフ、感心してんのよ」
ここが禿萌えですた。もーたまらん・・・
37 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/15(日) 19:56:09 ID:L1JRuoW2
もぉ…たまりまへんな(;´Д｀)
38 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/15(日) 21:59:09 ID:zimWELCV
も、萌え悶えました・・・
クックルカコイイ！！
ＧＪです・・・！！
クックルカコイイ！！
ＧＪです・・・！！
トトさん。
よかったら連絡ください。伝言があります。
よかったら連絡ください。伝言があります。
40 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/16(月) 19:02:03 ID:Cuf2MLUm
感想ありがとうございます。予想に反して萌えて頂けて光栄です。
まとめ人様
メールした方がいいんですよね？
メールします。
まとめ人様
メールした方がいいんですよね？
メールします。
41 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 00:48:37 ID:wIfknmgP
まとめサイトが更新されてる！
まとめ人様いつも乙です！
まとめ人様いつも乙です！
42 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 01:14:54 ID:YSxn5D5l
絵板もｷﾀ━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!!
43 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 01:30:44 ID:wIfknmgP
あまりの神絵に鼻血が止まらんですたい
44 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 02:03:41 ID:F3MCWoNc
45 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 02:20:56 ID:YSxn5D5l
46 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 11:04:12 ID:O4UNd2+a
スレタイが提案される中で「…」が増えていったのが
おもろかったなー。
まとめ人さま
いつも手早い仕事っぷり乙です！
イラストページも変わってて更に見応えうpしてるね。
校正屋さんも乙。
おもろかったなー。
まとめ人さま
いつも手早い仕事っぷり乙です！
イラストページも変わってて更に見応えうpしてるね。
校正屋さんも乙。
47 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 11:58:38 ID:9Dk006SE
まとめ人様、更に見やすく萌え満載にしてくれてありがとうです。
まとめ人様が職人の作品を大事にしてくれているので頑張れるですよ。
まとめ人様が職人の作品を大事にしてくれているので頑張れるですよ。
48 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 21:33:35 ID:q8A/V6CD
まとめ人様、いつも本当に乙でございます。
イラストページ、絵板の投稿も職人別に追加されてて見やすいです。
イラストページ、絵板の投稿も職人別に追加されてて見やすいです。
49 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 23:17:08 ID:B1WqCkon
まとめ人さま
いつも見やすいサイト作りをありがとうございます。
イラストページも壮観になりましたね。
これからも楽しみにしてます。
いつも見やすいサイト作りをありがとうございます。
イラストページも壮観になりましたね。
これからも楽しみにしてます。
50 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/17(火) 23:20:34 ID:B1WqCkon
既出かもだけどツーショットポイント報告
船入手後にサヴェッラ大聖堂裏の昇降盤にゼシカ先頭で行くと、
マルチェロとの会話イベントでククゼシvsマルチェロの図に。
後ろ姿なので表情観察はできないけど、直後のゼシカのセリフ
「あいつのあだ名、変更よ。２階かr(ry
での萌え度がアップ！
ついでに、ククール加入直後にククール先頭でリーザス村に
行ってポルクを捕まえてもツーショットに！こっちも後ろ姿だけど…
船入手後にサヴェッラ大聖堂裏の昇降盤にゼシカ先頭で行くと、
マルチェロとの会話イベントでククゼシvsマルチェロの図に。
後ろ姿なので表情観察はできないけど、直後のゼシカのセリフ
「あいつのあだ名、変更よ。２階かr(ry
での萌え度がアップ！
ついでに、ククール加入直後にククール先頭でリーザス村に
行ってポルクを捕まえてもツーショットに！こっちも後ろ姿だけど…
52 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 04:03:08 ID:C/J5urcX
そーいえば前スレで連載初めてくれた人どこ行った？
53 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 10:49:56 ID:gNE8sNJK
ああ、確かアルバート家の家政婦は見た！シリーズをやってくれた方だっけ？
あれも非常に面白くて良かったので、ぜひまた降臨していただきたい所なんだが。
あれも非常に面白くて良かったので、ぜひまた降臨していただきたい所なんだが。
54 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 11:02:30 ID:C/J5urcX
家政婦さんもそうなんだけど、もう一つあったよね？
スレの後半で出てきた…まとめサイトには入ってないやつ。
すれ違い・切ない系の…。
読みてー！
スレの後半で出てきた…まとめサイトには入ってないやつ。
すれ違い・切ない系の…。
読みてー！
55 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 12:55:25 ID:0DyM6Gex
GWあたりに名無しさん状態で投下された、不思議な泉を舞台にしたやつだよね。
確かにあれの続きは激しく気になる・・・。
あとは微エr(ry)
『家政婦は見た！』はアネモネさんで、まとめサイト収録済みナリよ。
確かにあれの続きは激しく気になる・・・。
あとは微エr(ry)
『家政婦は見た！』はアネモネさんで、まとめサイト収録済みナリよ。
56 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 13:48:14 ID:C/J5urcX
そうそう、気になるよね。今、久しぶりにククール先頭で8やってるんだけど、ゼシカに物を買ってあげるのが超楽しい。私九九ｽｷｰなのに…。
57 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 18:35:36 ID:AVvn+M6Z
58 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 21:05:43 ID:C/J5urcX
禿萌え
59 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 21:42:04 ID:Hvuu4ZzH
漏れもだよ。今2周目やっててクックル先頭、まさに彼女に買ってあげてる気分だよ！まるで。
2番目はゼシカたんにして、2周目ククゼシ萌えライフを満喫しまくってまつ。
1周目で○チェロにぱふらせた事を激しく後悔してる漏れ…orz
ごめんよ。漏れの脳内で両思いになったら心行くまで2人でぱふぱふしておくれ。
2番目はゼシカたんにして、2周目ククゼシ萌えライフを満喫しまくってまつ。
1周目で○チェロにぱふらせた事を激しく後悔してる漏れ…orz
ごめんよ。漏れの脳内で両思いになったら心行くまで2人でぱふぱふしておくれ。
60 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 23:03:06 ID:N8tqZz8d
61 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/18(水) 23:15:33 ID:skhZQWm9
>>60
ﾜﾛﾀ
ﾜﾛﾀ
62 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 00:24:33 ID:Loac/tN1
63 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 01:06:52 ID:U1FBsmC/
おまいらどうしたんだ！？(ﾟдﾟ)
64 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 01:14:28 ID:U1FBsmC/
65 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 01:15:45 ID:U1FBsmC/
66 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 01:34:15 ID:I2VbCY43
67 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 11:18:44 ID:Nuj533nI
68 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 11:27:22 ID:EIZnNKuu
ｾﾞｼ「なに顔赤くしてんのよ？あんたなんて女性のきわどい格好どころか
生まれたまんまの姿だってイヤって程拝んでるでしょうよ」
ｸｸ「…全然違うよ。そこらの女達と心底から本当に愛してる女の子のそれとは…」
そして、そんなゼシカを他の男達の視界に晒すのが次第に癪に障りだした彼であった。
生まれたまんまの姿だってイヤって程拝んでるでしょうよ」
ｸｸ「…全然違うよ。そこらの女達と心底から本当に愛してる女の子のそれとは…」
そして、そんなゼシカを他の男達の視界に晒すのが次第に癪に障りだした彼であった。
69 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 11:54:12 ID:I2VbCY43
>>68萌死ぬ！
ｸｸ「ばか！なんて格好してんだよ！（魔法のビキニ）そんな格好してたら他の野郎共の目が・・・っ！」
ｾﾞｼ「でも結構守備力いいのよ？それに可愛いし」
ｸｸ「確かに可愛いけど・・・あっ！てめー今ヤラシイ目でゼシカの事見ただろ！」と町人にグランドクロス。
ｾﾞｼ「・・・はー、もう・・・」と呆れつつ嬉しいゼシカたん。
ｸｸ「ばか！なんて格好してんだよ！（魔法のビキニ）そんな格好してたら他の野郎共の目が・・・っ！」
ｾﾞｼ「でも結構守備力いいのよ？それに可愛いし」
ｸｸ「確かに可愛いけど・・・あっ！てめー今ヤラシイ目でゼシカの事見ただろ！」と町人にグランドクロス。
ｾﾞｼ「・・・はー、もう・・・」と呆れつつ嬉しいゼシカたん。
70 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 12:10:30 ID:Nuj533nI
71 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 12:26:21 ID:EIZnNKuu
72 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 12:49:51 ID:U1FBsmC/
誰かSSに！
73 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 14:48:28 ID:Nuj533nI
路地裏ﾊｱﾊｱ
74 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 15:08:49 ID:I2VbCY43
>>72
今書いてまつ
今書いてまつ
75 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 15:24:41 ID:Nuj533nI
76 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 15:52:36 ID:U1FBsmC/
>>74
ｶﾞﾝｶﾞﾚ！
ｶﾞﾝｶﾞﾚ！
77 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 17:48:32 ID:/Y6ITaXT
>>74
蝶ｶﾞﾝｶﾞﾚ！
蝶ｶﾞﾝｶﾞﾚ！
出来ました！
投下しまつ。
投下しまつ。
79 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/19(木) 19:17:53 ID:I2VbCY43
『独占欲』
旅を続けるエイト達一行。まだ日も高くそれほど疲れてはいなかったが、目的の町に着いたので休憩をとる事にした。
宿屋を探して歩いていると町の人々がこちらを見ている。特に男達の視線が集まる。
「・・・？なんだろ。旅人が珍しいのかな？」
「なんでげすかねぇ？」
エイトとヤンガスは不思議そうに辺りを見ていた。
そんな二人の会話も気にせずゼシカは始めて来た町を見物していると、ある事に気が付いた。
隣を歩くククールの顔が怖い。しかも妙に自分にピッタリくっついている。
「？ククール、どうかしたの？怖い顔しちゃって」
「・・・・・・」
顔を覗き込むと更に怖い顔になって睨まれてしまった。
機嫌悪、と思い少し離れて歩くがククールは離れようとしない。
「なによ？」
「いいからオレから離れんなよ」
は？意味がわからない。怒ってるかと思い距離を置いたに離れるなとは。
こんなククールと一緒に居てはこっちまでムッとさせられる。そんな事を考えていたらエイトとヤンガスが立ち止まりキョロキョロし始めた。
「どうした？」
不機嫌そうにククールが声を掛けると、エヘヘと緊張感の欠片も感じられない笑顔でエイトが振り返った。「宿屋がわかんない」
それほど大きな町ではないが複雑に作られている所為で道に迷ったらしい。
道の真ん中に立ち止まり地図とにらめっこをしていると相変わらず町の男達がチラチラとこちらを見ていた。
「だぁーっ！！てめー、今ヤラシイ目でゼシカの事見てただろ！！」
大声を上げ絶叫するククール。次の瞬間には呪文を唱え始めた。
あの詠唱は・・・グランドクロス！
慌ててエイトとヤンガスが止めに入る。
大騒ぎしている三人を端で見ていたゼシカが盛大な溜息を吐き出した。
旅を続けるエイト達一行。まだ日も高くそれほど疲れてはいなかったが、目的の町に着いたので休憩をとる事にした。
宿屋を探して歩いていると町の人々がこちらを見ている。特に男達の視線が集まる。
「・・・？なんだろ。旅人が珍しいのかな？」
「なんでげすかねぇ？」
エイトとヤンガスは不思議そうに辺りを見ていた。
そんな二人の会話も気にせずゼシカは始めて来た町を見物していると、ある事に気が付いた。
隣を歩くククールの顔が怖い。しかも妙に自分にピッタリくっついている。
「？ククール、どうかしたの？怖い顔しちゃって」
「・・・・・・」
顔を覗き込むと更に怖い顔になって睨まれてしまった。
機嫌悪、と思い少し離れて歩くがククールは離れようとしない。
「なによ？」
「いいからオレから離れんなよ」
は？意味がわからない。怒ってるかと思い距離を置いたに離れるなとは。
こんなククールと一緒に居てはこっちまでムッとさせられる。そんな事を考えていたらエイトとヤンガスが立ち止まりキョロキョロし始めた。
「どうした？」
不機嫌そうにククールが声を掛けると、エヘヘと緊張感の欠片も感じられない笑顔でエイトが振り返った。「宿屋がわかんない」
それほど大きな町ではないが複雑に作られている所為で道に迷ったらしい。
道の真ん中に立ち止まり地図とにらめっこをしていると相変わらず町の男達がチラチラとこちらを見ていた。
「だぁーっ！！てめー、今ヤラシイ目でゼシカの事見てただろ！！」
大声を上げ絶叫するククール。次の瞬間には呪文を唱え始めた。
あの詠唱は・・・グランドクロス！
慌ててエイトとヤンガスが止めに入る。
大騒ぎしている三人を端で見ていたゼシカが盛大な溜息を吐き出した。
80 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/19(木) 19:19:20 ID:I2VbCY43
どうやらククールの不機嫌な原因はゼシカの装備している魔法のビキニにあったらしい。町の男達はそれを見ていたのだ。
二人がかりでやっとククールを落ち着かせたが、息も荒くゼシカに歩み寄ってきた。
「・・・くそ！これでも羽織れ！」
ククールはマントを外しゼシカの肩に掛けてやる。そして手を取りズンズンと歩き始めた。
「ちょっ！ククール？」
「おい！エイト、早く宿屋見つけろよ！」
エイトを怒鳴りつけゼシカを人目につかない路地裏に連れ込んだ。
「ったく！だから魔法のビキニ買うの反対だったんだ・・・」
「でもコレ結構守備力高いし、可愛いし」
「確かに可愛いけど・・・可愛いけど・・・」
オレ以外の男の目に触れさせたくないんだよ、と頭を抱え込みブツブツ言っているククールを見ていたらゼシカはなんだか急に嬉しくて自然と顔がにやけて来てしまった。
「？なに笑ってんだよ」
「フフ・・・バカね」
そう言うとゼシカはククールの頬を両手で包み込んだ。
「ヤキモチ妬く必要なんてないのに」
私はアンタのものなんだから。最後の言葉は声にせずククールを見つめる。
「ゼシカ・・・」
「ククール・・・」
お互いの顔が少しづつ近づいてゆく。ククールの唇がゼシカのそれに重なり合う瞬間。
「ククール！宿屋見つかったよ！」
嬉しそうな声のエイトの邪魔が入った。
「てんめぇ～エイト・・・」
がくりと頂垂れるククール。ゼシカは顔を真っ赤にして苦笑いを浮かべている。「あれ？二人ともどしたの？」
そしてキョトンとしているエイト。
「続きはまたね」
ゼシカは残念そうにしているククールにそっと耳打ちし、エイト達の所へ走って行ってしまった。
その後ろでは凄い形相でエイトを睨むククールがいた。
そんな三人を眺めていたヤンガスが一人呟く。
「兄貴・・・絶妙のタイミングでがす・・・」
終
二人がかりでやっとククールを落ち着かせたが、息も荒くゼシカに歩み寄ってきた。
「・・・くそ！これでも羽織れ！」
ククールはマントを外しゼシカの肩に掛けてやる。そして手を取りズンズンと歩き始めた。
「ちょっ！ククール？」
「おい！エイト、早く宿屋見つけろよ！」
エイトを怒鳴りつけゼシカを人目につかない路地裏に連れ込んだ。
「ったく！だから魔法のビキニ買うの反対だったんだ・・・」
「でもコレ結構守備力高いし、可愛いし」
「確かに可愛いけど・・・可愛いけど・・・」
オレ以外の男の目に触れさせたくないんだよ、と頭を抱え込みブツブツ言っているククールを見ていたらゼシカはなんだか急に嬉しくて自然と顔がにやけて来てしまった。
「？なに笑ってんだよ」
「フフ・・・バカね」
そう言うとゼシカはククールの頬を両手で包み込んだ。
「ヤキモチ妬く必要なんてないのに」
私はアンタのものなんだから。最後の言葉は声にせずククールを見つめる。
「ゼシカ・・・」
「ククール・・・」
お互いの顔が少しづつ近づいてゆく。ククールの唇がゼシカのそれに重なり合う瞬間。
「ククール！宿屋見つかったよ！」
嬉しそうな声のエイトの邪魔が入った。
「てんめぇ～エイト・・・」
がくりと頂垂れるククール。ゼシカは顔を真っ赤にして苦笑いを浮かべている。「あれ？二人ともどしたの？」
そしてキョトンとしているエイト。
「続きはまたね」
ゼシカは残念そうにしているククールにそっと耳打ちし、エイト達の所へ走って行ってしまった。
その後ろでは凄い形相でエイトを睨むククールがいた。
そんな三人を眺めていたヤンガスが一人呟く。
「兄貴・・・絶妙のタイミングでがす・・・」
終
81 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/19(木) 19:21:04 ID:I2VbCY43
こんなんで良かったですか？
82 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 19:25:23 ID:p0cYWcLl
最高でがす
83 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 19:36:48 ID:3kReLDNr
ぐっぢょぶ！
頭を抱え込んでブツブツ言うククールに禿萌えしますた！！
激しく天然のエイトもイイ！
しかしヤンガスよ・・・
アンタはデバガメ決め込むつもりだったのか（笑）！
頭を抱え込んでブツブツ言うククールに禿萌えしますた！！
激しく天然のエイトもイイ！
しかしヤンガスよ・・・
アンタはデバガメ決め込むつもりだったのか（笑）！
84 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 20:09:44 ID:ilbAYtDc
も、悶え萌え死ぬーーーーーーーーーーーーーー！！ＧＪ！
そして密かなﾋﾟｰﾋﾟﾝｸﾞﾀｼｰﾛなヤンガス激藁ｗｗ
そして密かなﾋﾟｰﾋﾟﾝｸﾞﾀｼｰﾛなヤンガス激藁ｗｗ
85 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/19(木) 22:58:09 ID:U1FBsmC/
萌えたーーーーーーっ！
86 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/05/20(金) 01:43:13 ID:WjrZaWk7
レスくれたみなさん、ありがとう。
また誤字脱字があって読みづらかったですね。ｽﾏｿ
また誤字脱字があって読みづらかったですね。ｽﾏｿ
87 ： ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 05:25:29 ID:cEuZte4O
何だか本当に今更で申し訳ないんですが、
>>54-56あたりで覚えていてくださった方がいらっしゃったようなので、
慌てて続き書いてみました。遅ればせながら投下させて頂きます。
前スレを保存し忘れてしまったので、何番かわからない上、
まとめ人さんへのメールも怠っていたため、前回の話がわからない方はごめんなさい。
ようやく最後まで書き上げることが出来たので、
いずれ…近い内に一番最初のだけでも送らせて頂きます。
余談ですが一応トリップ付けました。まとめ人さんへのメールは、
このトリップをタイトルにして送らせていただこうと思います。
>>54-56あたりで覚えていてくださった方がいらっしゃったようなので、
慌てて続き書いてみました。遅ればせながら投下させて頂きます。
前スレを保存し忘れてしまったので、何番かわからない上、
まとめ人さんへのメールも怠っていたため、前回の話がわからない方はごめんなさい。
ようやく最後まで書き上げることが出来たので、
いずれ…近い内に一番最初のだけでも送らせて頂きます。
余談ですが一応トリップ付けました。まとめ人さんへのメールは、
このトリップをタイトルにして送らせていただこうと思います。
88 ：『un titled』 1/7 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 05:45:09 ID:cEuZte4O
暫く呆然と同じ場所に立ち竦んでいたククールは、
泣きそうに歪む顔を伏せそのまま小さな声で一つの魔法を唱えた。
「ルーラ」
短く呪文が唱えられた瞬間、ククールのいた周囲に風が巻き起こり、
そのまま風に運ばれるようにしてククールの姿が空に消える。
そこから数メートルも離れていない位置で、
突然起きた風にゼシカは小さく「きゃ」と悲鳴をあげて目を閉じ、
エイトは反射的に風の起こった方を振り返った。
（アレは…ククール？！）
ゼシカを庇うように立ち上がりながらも、
一筋の弧を描いて空の彼方へと消える姿を見て、驚きに目を見開く。
ククールがゼシカを想う気持ちにも、ゼシカがククールを想う気持ちにも、
それとなくエイトは気づいていた。
二人がその想い故に擦れ違っていることも。
（もしかして今の会話を聞いていたとしたら…
どうしよう、ククールは、何処に行くつもりなんだろう）
「エイト？」
自分に背を向けるようにして立ったまま、
腕を組んで何事か考え込んでいるエイトを不審に思い、
ゼシカは声を掛けるも、深く考え込んでしまったエイトの耳には届かない。
（いちかばちか…行ってみるしか）
ゼシカの声に気づかないまま、エイトは何かを決意した眼差しで空を見上げ、
そうして先程ククールが唱えたものと同じ呪文を大きな声で口にした。
泣きそうに歪む顔を伏せそのまま小さな声で一つの魔法を唱えた。
「ルーラ」
短く呪文が唱えられた瞬間、ククールのいた周囲に風が巻き起こり、
そのまま風に運ばれるようにしてククールの姿が空に消える。
そこから数メートルも離れていない位置で、
突然起きた風にゼシカは小さく「きゃ」と悲鳴をあげて目を閉じ、
エイトは反射的に風の起こった方を振り返った。
（アレは…ククール？！）
ゼシカを庇うように立ち上がりながらも、
一筋の弧を描いて空の彼方へと消える姿を見て、驚きに目を見開く。
ククールがゼシカを想う気持ちにも、ゼシカがククールを想う気持ちにも、
それとなくエイトは気づいていた。
二人がその想い故に擦れ違っていることも。
（もしかして今の会話を聞いていたとしたら…
どうしよう、ククールは、何処に行くつもりなんだろう）
「エイト？」
自分に背を向けるようにして立ったまま、
腕を組んで何事か考え込んでいるエイトを不審に思い、
ゼシカは声を掛けるも、深く考え込んでしまったエイトの耳には届かない。
（いちかばちか…行ってみるしか）
ゼシカの声に気づかないまま、エイトは何かを決意した眼差しで空を見上げ、
そうして先程ククールが唱えたものと同じ呪文を大きな声で口にした。
89 ：『un titled』 2/7 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 05:45:47 ID:cEuZte4O
ふわり、と地面に着地する手前で身体が一瞬浮き上がり、
トンと軽快な音を立てて目的の場所、ドニの町へとエイトは降り立った。
足が地面に着き切るのを待たずにその足を前方へ向けて走り出し、
町の入口を猛スピードで潜り抜ける。
そして目前にあった大きな酒場へと、
勢いを止めずに飛び込むようにして足を踏み入れたと同時に叫ぶ。
「ククールはいますか！？」
酒場では活動時間外の真っ昼間に、
突然大きな声をあげて入って来た青年に、
中にいた数人の人が振り返って入口を見る。
その視線の中に、今しが金髪のバニーガールを引き連れ、
裏口から出ようとしている赤い制服を男を即座に見つけると、
エイトは即座に駆け寄った。
驚きに見開かれた蒼い瞳が、ふい、とバツが悪そうに背けられる。
行こうぜ、とククールが隣にいるバニーガールの子の
腰を引き寄せて言いかけた声を遮って、エイトが口を開く。
「やっぱりココにいたんだ」
「……わざわざ追いかけて来たのか？悪趣味だな」
傍にいたバニーガールを腕を伸ばす仕草で、
先に外に出したあと追いかけて来た人物を振り返り、
馬鹿にしたような表情を浮かべてククールが返す。
トンと軽快な音を立てて目的の場所、ドニの町へとエイトは降り立った。
足が地面に着き切るのを待たずにその足を前方へ向けて走り出し、
町の入口を猛スピードで潜り抜ける。
そして目前にあった大きな酒場へと、
勢いを止めずに飛び込むようにして足を踏み入れたと同時に叫ぶ。
「ククールはいますか！？」
酒場では活動時間外の真っ昼間に、
突然大きな声をあげて入って来た青年に、
中にいた数人の人が振り返って入口を見る。
その視線の中に、今しが金髪のバニーガールを引き連れ、
裏口から出ようとしている赤い制服を男を即座に見つけると、
エイトは即座に駆け寄った。
驚きに見開かれた蒼い瞳が、ふい、とバツが悪そうに背けられる。
行こうぜ、とククールが隣にいるバニーガールの子の
腰を引き寄せて言いかけた声を遮って、エイトが口を開く。
「やっぱりココにいたんだ」
「……わざわざ追いかけて来たのか？悪趣味だな」
傍にいたバニーガールを腕を伸ばす仕草で、
先に外に出したあと追いかけて来た人物を振り返り、
馬鹿にしたような表情を浮かべてククールが返す。
90 ：『un titled』 3/7 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 06:03:08 ID:cEuZte4O
一瞬、言葉に詰まりエイトは俯くも、首を横に振って見せた。
「…君の行動を咎めるつもりで来たんじゃないんだ。
僕は、もし今の旅が嫌になったら逃げても良いと思ってる。
いや、君にも他のみんなにもその権利はあるんだ」
真摯な眼差しで、一言一句確かめるように言い放つエイトから視線を外して、
ククールは自嘲気味な笑いを零す。
「だったら放って置いてくれよ。…そのうち、気が向いたら戻るからさ」
「それは構わないよ。…ただ、ゼシカが心配するから、
彼女には一言何か言ってあげて欲しい」
「そりゃあ悪かったな。でもオレなんかより、
愛するお前から伝言受けた方がゼシカは喜ぶぜ？」
一瞬躊躇うように言葉を切った後、
どことなく遠慮がちに言葉を紡ぐエイトが全部言い終わらぬ内に、
ククールが吐き捨てるように言い、そのまま背中を向けて一歩踏み出す。
「…君の行動を咎めるつもりで来たんじゃないんだ。
僕は、もし今の旅が嫌になったら逃げても良いと思ってる。
いや、君にも他のみんなにもその権利はあるんだ」
真摯な眼差しで、一言一句確かめるように言い放つエイトから視線を外して、
ククールは自嘲気味な笑いを零す。
「だったら放って置いてくれよ。…そのうち、気が向いたら戻るからさ」
「それは構わないよ。…ただ、ゼシカが心配するから、
彼女には一言何か言ってあげて欲しい」
「そりゃあ悪かったな。でもオレなんかより、
愛するお前から伝言受けた方がゼシカは喜ぶぜ？」
一瞬躊躇うように言葉を切った後、
どことなく遠慮がちに言葉を紡ぐエイトが全部言い終わらぬ内に、
ククールが吐き捨てるように言い、そのまま背中を向けて一歩踏み出す。
91 ：『un titled』 4/7 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 06:11:14 ID:cEuZte4O
「…やっぱり、ククールは誤解してるよ」
エイトはその後ろ姿を追いかけようとはせず、
僅かに首を傾げてポツリと呟くように零す。
「…何が？」
いかにも迷惑そうな表情を作りながらも、
エイトの台詞が気にかかった様子で、ククールが今一度後ろを振り返った。
「…こんなことを僕の口から言いたくはなかった。
だから黙ってた…けど、ゼシカが好きなのは僕じゃない」
エイトは、キュッと何かを堪えるように胸の上で拳を握り締めると、
普段と変わらぬ淡淡とした声音で告げた。
顔だけを振り返らせたククールの冷めた表情に、
一瞬僅かな動揺が走ったあと、おどけた仕草で肩を竦めて見せた。
「…冗談。さっき不思議な泉でゼシカから告白されたばっかりだろう？
それとも、何、オレをからかってんの？」
「僕が君をからかったり、
君が敢えて傷つくような冗談を言う人だと思ってるの？」
作り笑いのような表情を浮かべ、
どこまでも軽く受け流そうとするククールの態度に、
エイトの表情と声に僅かな怒りが篭もる。
ククールは、虚を突かれたように目を薄く見開くと、
僅かに体勢を変えてエイトと向き直り目を伏せる。
エイトはその後ろ姿を追いかけようとはせず、
僅かに首を傾げてポツリと呟くように零す。
「…何が？」
いかにも迷惑そうな表情を作りながらも、
エイトの台詞が気にかかった様子で、ククールが今一度後ろを振り返った。
「…こんなことを僕の口から言いたくはなかった。
だから黙ってた…けど、ゼシカが好きなのは僕じゃない」
エイトは、キュッと何かを堪えるように胸の上で拳を握り締めると、
普段と変わらぬ淡淡とした声音で告げた。
顔だけを振り返らせたククールの冷めた表情に、
一瞬僅かな動揺が走ったあと、おどけた仕草で肩を竦めて見せた。
「…冗談。さっき不思議な泉でゼシカから告白されたばっかりだろう？
それとも、何、オレをからかってんの？」
「僕が君をからかったり、
君が敢えて傷つくような冗談を言う人だと思ってるの？」
作り笑いのような表情を浮かべ、
どこまでも軽く受け流そうとするククールの態度に、
エイトの表情と声に僅かな怒りが篭もる。
ククールは、虚を突かれたように目を薄く見開くと、
僅かに体勢を変えてエイトと向き直り目を伏せる。
92 ：『un titled』 5/7 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 06:18:14 ID:cEuZte4O
暫しの沈黙。先に口を開いたのはククールだった。
「……いや、そんなことは、思ってない…悪い」
心底申し訳なさそうな表情を浮かべ、
口許を押さえて掠れた声でククールが謝罪する。
エイトはそれに首を横に振って答えて、一拍置いてから口を開く。
「…それより、ゼシカとちゃんと向き合って、話であげて。
君のことを放っておく訳にいかなくて、一人で置いて来ちゃったんだ。お願い」
少し物悲しいような、どことなく切なそうにも見えるエイトの表情と、
最後に付け足された短い一言に、
ククールは困ったように首を傾げた後、肩を竦めた。
「……エイトにそう言われると、オレ、何も言い返せなくなるんだけど。
オレは、確かに、ゼシカの口からエイトが好きだって、聞いたぜ？」
「きっと、タイミング悪かっただけだよ」
困惑気味に言葉を紡ぐククールに、エイトは苦笑して答える。
「……いや、そんなことは、思ってない…悪い」
心底申し訳なさそうな表情を浮かべ、
口許を押さえて掠れた声でククールが謝罪する。
エイトはそれに首を横に振って答えて、一拍置いてから口を開く。
「…それより、ゼシカとちゃんと向き合って、話であげて。
君のことを放っておく訳にいかなくて、一人で置いて来ちゃったんだ。お願い」
少し物悲しいような、どことなく切なそうにも見えるエイトの表情と、
最後に付け足された短い一言に、
ククールは困ったように首を傾げた後、肩を竦めた。
「……エイトにそう言われると、オレ、何も言い返せなくなるんだけど。
オレは、確かに、ゼシカの口からエイトが好きだって、聞いたぜ？」
「きっと、タイミング悪かっただけだよ」
困惑気味に言葉を紡ぐククールに、エイトは苦笑して答える。
93 ：『un titled』 6/7 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 06:30:06 ID:cEuZte4O
疑惑をきっぱり否定するように言い切られてしまい、
ククールは降参したように両手を挙げた。
直後、開け放たれたままの扉の隙間から、
ひょっこりと先程のバニーガールが顔を覗かせた。
「話は終わったの？」
一度エイトをチラリと見たあと、
ククールの様子を窺うようにして尋ねる。
「いや、その話なんだが…ちょっと用事が出来たみたいでさ、」
気まずそうに髪を掻きあげ、
悪いんだけど…と続けようとしたククールの言葉を遮るように、
立てた人差し指をチッチッと横に揺らす。
「悪いんだけど、全部聞かせて貰っちゃった。
酒場にいた他の人もみ～んな、
ククールたちの話に釘付けだったみたいよ？
女の子が店内を見渡すようにして言ったその言葉に反応するように、
酒場のあちこちからゴホン、とかウン！などと言った咳払いの声や、
止めていた作業を再開するような音が響いた。
エイトはその様子を見て、困ったように頬を掻き、
ククールは呆れたように嘆息した。
ククールは降参したように両手を挙げた。
直後、開け放たれたままの扉の隙間から、
ひょっこりと先程のバニーガールが顔を覗かせた。
「話は終わったの？」
一度エイトをチラリと見たあと、
ククールの様子を窺うようにして尋ねる。
「いや、その話なんだが…ちょっと用事が出来たみたいでさ、」
気まずそうに髪を掻きあげ、
悪いんだけど…と続けようとしたククールの言葉を遮るように、
立てた人差し指をチッチッと横に揺らす。
「悪いんだけど、全部聞かせて貰っちゃった。
酒場にいた他の人もみ～んな、
ククールたちの話に釘付けだったみたいよ？
女の子が店内を見渡すようにして言ったその言葉に反応するように、
酒場のあちこちからゴホン、とかウン！などと言った咳払いの声や、
止めていた作業を再開するような音が響いた。
エイトはその様子を見て、困ったように頬を掻き、
ククールは呆れたように嘆息した。
94 ：『un titled』 7/7 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 06:33:05 ID:cEuZte4O
「大事な女の子がいるんでしょ？ククールにも、そんな時期が来たのね。
この借りは次来てくれたときに返してくれればいいわよ。はいどうぞ」
何故か楽しそうにクスクスと笑いながら、
バニーガールの娘は外に出るのを促すように扉を開けてみせる。
ククールはチラリとエイトを見た後、
「じゃあ悪いけど、行くよ」と誰にでも無く言葉を返して、
裏口から外へ出て数歩歩いた位置で再びルーラを唱えた。
エイトは安心し切った微笑みをたたえて、その後ろ姿を見送った。
この借りは次来てくれたときに返してくれればいいわよ。はいどうぞ」
何故か楽しそうにクスクスと笑いながら、
バニーガールの娘は外に出るのを促すように扉を開けてみせる。
ククールはチラリとエイトを見た後、
「じゃあ悪いけど、行くよ」と誰にでも無く言葉を返して、
裏口から外へ出て数歩歩いた位置で再びルーラを唱えた。
エイトは安心し切った微笑みをたたえて、その後ろ姿を見送った。
95 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/20(金) 07:28:16 ID:3GyNs+7f
(;´Д｀)…乙でした！
続きが見られて嬉しいです。うーん、長かったようなそうでないようなｗ
続きが見られて嬉しいです。うーん、長かったようなそうでないようなｗ
96 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/20(金) 07:30:20 ID:3GyNs+7f
あ、それと。>>95で「長かった」っつーのは待たされた時間のことでつ。
ぜひとも、この後以降も続きがあったら嬉しいです。
ぜひとも、この後以降も続きがあったら嬉しいです。
97 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/20(金) 12:06:13 ID:WjrZaWk7
続きだー！
二人結ばれてほしいでつ。更に続きが読みたいんですけど・・・
二人結ばれてほしいでつ。更に続きが読みたいんですけど・・・
続きキターーー！！
前回前々回でハラハラし通しだったから、
軌道修正されてきて安心しました。ホッ。
でも>>88によると、これで最後になっちゃうんですか？
続きが激しく気になるんですが・・・。
ゼシカが宙ぶらりんのままでかわいそうですよーう
前回前々回でハラハラし通しだったから、
軌道修正されてきて安心しました。ホッ。
でも>>88によると、これで最後になっちゃうんですか？
続きが激しく気になるんですが・・・。
ゼシカが宙ぶらりんのままでかわいそうですよーう
99 ： ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 13:33:21 ID:cEuZte4O
はう。申し訳ありません。最後に一言書き足すのを忘れてました。
長くなったので二回にわけたので、>>88-94のあとにもう一回だけ続いて終わります。
（流石にあれで終わりでは消化不良だと思うので…）
そしてまたちょっとばかり長いですが、もう少しだけお付き合い頂けると光栄です。
長くなったので二回にわけたので、>>88-94のあとにもう一回だけ続いて終わります。
（流石にあれで終わりでは消化不良だと思うので…）
そしてまたちょっとばかり長いですが、もう少しだけお付き合い頂けると光栄です。
100 ：『un titled』 1/5 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 13:36:50 ID:cEuZte4O
「一体何があったんでゲスかねえ…」
不思議な泉の前に、放心したような表情のヤンガスが、
空を見上げてポツリと呟く。
その隣で所在なさげに立っていたトロデ王が声も無く頷いた。
突然何の前触れもなくいなくなったククールとエイトに、
理由も行き先も知る術もない他の四人は、
ただ泉の前で待ち続けるしかなかった。
ミーティアは馬の姿のまま、落ち込んだ様子も露に、
本日何度目かの泉の水を口にちびちびと飲む。
「これミーティア。あまり飲みすぎるのはいかんぞ」
その背を宥めるように撫でながらトロデ王が窘めるものの、
ミーティアは憂いをたたえた表情で、
横に首を振って聞こうともしない。
ゼシカは草むらの上に膝を抱えて座り込み、
心ここにあらずな様子で、ブチブチと身近にある草を、
手許も見ずに引き抜き続けている。
はあ…と誰のものとも付かない溜め息が零れたとき、
不意に泉の入口から草を踏みしめるようにして歩く足音が聞こえ、
咄嗟にヤンガスとトロデ王が振り返り、ミーティアが顔をあげた。
「「ククール！！」」
二人の声が驚きにハモりを響かせてから、
ようやくゼシカがハッと我に返った様子で、
立ち上がるのと同時に振り返った。
不思議な泉の前に、放心したような表情のヤンガスが、
空を見上げてポツリと呟く。
その隣で所在なさげに立っていたトロデ王が声も無く頷いた。
突然何の前触れもなくいなくなったククールとエイトに、
理由も行き先も知る術もない他の四人は、
ただ泉の前で待ち続けるしかなかった。
ミーティアは馬の姿のまま、落ち込んだ様子も露に、
本日何度目かの泉の水を口にちびちびと飲む。
「これミーティア。あまり飲みすぎるのはいかんぞ」
その背を宥めるように撫でながらトロデ王が窘めるものの、
ミーティアは憂いをたたえた表情で、
横に首を振って聞こうともしない。
ゼシカは草むらの上に膝を抱えて座り込み、
心ここにあらずな様子で、ブチブチと身近にある草を、
手許も見ずに引き抜き続けている。
はあ…と誰のものとも付かない溜め息が零れたとき、
不意に泉の入口から草を踏みしめるようにして歩く足音が聞こえ、
咄嗟にヤンガスとトロデ王が振り返り、ミーティアが顔をあげた。
「「ククール！！」」
二人の声が驚きにハモりを響かせてから、
ようやくゼシカがハッと我に返った様子で、
立ち上がるのと同時に振り返った。
101 ：『un titled』 2/5 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 13:49:40 ID:cEuZte4O
ふしぎな泉の入口の方から、
ククールが「悪い悪い」と言いながらバツの悪そうな顔で、
片手を挙げて歩いて来る姿がゼシカの視界に映る。
「ククール！」
二人とは一呼吸以上遅れて叫び、
ゼシカは逸早くククールの許に駆け寄った。
ぶつかりそうになる一歩手前で二人同時に立ち止まり、
涙に潤んだ目でゼシカがククールを見上げる。
「この、バカ！！一体どこに行ってたのよ、
何かわかんないけどエイトも一緒にどっか行っちゃうし、
本当、何かあったのかと思って心配し」
耐え切れずに薄らと涙を浮かべ、大きな声で捲くし立てるゼシカを、
ククールが何も言わずに、遠慮がちに抱き締めた。
突然全身に伝わる温もりに、驚いたゼシカの声が止まる。
「ゼシカ、…ごめん」
申し訳なさそうな声音で、ククールはゼシカの耳元に囁いて、
名残惜しそうに抱き締めていた腕を解いた。
そして何が起こったのか把握出来ずに呆然とした
ゼシカの肩に両手を置き、僅かに屈むような体勢で見つめる。
ククールが「悪い悪い」と言いながらバツの悪そうな顔で、
片手を挙げて歩いて来る姿がゼシカの視界に映る。
「ククール！」
二人とは一呼吸以上遅れて叫び、
ゼシカは逸早くククールの許に駆け寄った。
ぶつかりそうになる一歩手前で二人同時に立ち止まり、
涙に潤んだ目でゼシカがククールを見上げる。
「この、バカ！！一体どこに行ってたのよ、
何かわかんないけどエイトも一緒にどっか行っちゃうし、
本当、何かあったのかと思って心配し」
耐え切れずに薄らと涙を浮かべ、大きな声で捲くし立てるゼシカを、
ククールが何も言わずに、遠慮がちに抱き締めた。
突然全身に伝わる温もりに、驚いたゼシカの声が止まる。
「ゼシカ、…ごめん」
申し訳なさそうな声音で、ククールはゼシカの耳元に囁いて、
名残惜しそうに抱き締めていた腕を解いた。
そして何が起こったのか把握出来ずに呆然とした
ゼシカの肩に両手を置き、僅かに屈むような体勢で見つめる。
102 ：『un titled』 3/5 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 14:03:52 ID:cEuZte4O
何かを言いかねて躊躇うように、ククールの双眸が左右に揺れる。
「……ごめん……好きだ」
真摯でどことなく申し訳無さそうな表情を浮かべ、
ゼシカを見上げるようにしてククールが短く告げる。
その言葉の意味を、ゼシカは瞬間理解出来ずに眉を顰めた。
「…何が？」
あまりにも間の抜けた返答にガク、とククールの肩が落ちる。
困ったように顔を顰めながらも、
ククールは気を取り直してゼシカの目を見つめ直した。
「ゼシカが…好きなんだよ。誰よりも、何よりも…………愛してる」
囁きかけるような掠れた声音で再度想いを打ち明けながら、
ククールはゼシカの口許を見つめ、目を閉じて顔を寄せた。
徐々に寄せられるククールの顔と、その言葉に、
ようやくゼシカの止まっていた思考回路が元に戻るのと同時に、
首筋から額にかけて一気に赤く染まり始める。
「……ごめん……好きだ」
真摯でどことなく申し訳無さそうな表情を浮かべ、
ゼシカを見上げるようにしてククールが短く告げる。
その言葉の意味を、ゼシカは瞬間理解出来ずに眉を顰めた。
「…何が？」
あまりにも間の抜けた返答にガク、とククールの肩が落ちる。
困ったように顔を顰めながらも、
ククールは気を取り直してゼシカの目を見つめ直した。
「ゼシカが…好きなんだよ。誰よりも、何よりも…………愛してる」
囁きかけるような掠れた声音で再度想いを打ち明けながら、
ククールはゼシカの口許を見つめ、目を閉じて顔を寄せた。
徐々に寄せられるククールの顔と、その言葉に、
ようやくゼシカの止まっていた思考回路が元に戻るのと同時に、
首筋から額にかけて一気に赤く染まり始める。
103 ：『un titled』 4/5 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 14:19:16 ID:cEuZte4O
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと、ちょっと待っ」
突然のことに困惑の色を露に、
ゼシカが上擦った声をあげ制止をかけるも、
ククールの動きが止まる様子は無い。
あまりの至近距離が耐え切れずに、ゼシカは目を強く閉じた。
チュッと軽い音が聞こえてゼシカの額に柔らかい感触が伝わる。
「……オレにこういうことされるの、嫌か？ゼシカはエイトが…」
好きか、とククールが問い掛ける間も無く、
唇にキスされるかと思っていたゼシカは、
身を強張らせていた力が一瞬にして抜け、
ずるずるとその場に崩れ落ちて行く。
「お、おいゼシカ！」
慌ててククールがそれを抱きとめるも一瞬遅く、
ゼシカは赤くなった顔を両手で押さえ、
その場に座り込んで俯いてしまう。
「…ゼシカ…？」
ククールがその前に膝を付いて、心配そうに覗き込む。
「…私も…あんたのこと、悔しいけど、
すごく悔しいけど、…ずっと…好き、だったわよ…」
少しの間を置き、俯いたままのゼシカが
今にも消え入りそうな小さな声で呟くように零す。
その言葉にククールは僅かに驚いた表情を見せたあと、
目を薄めて心底安堵したような柔らかい笑みを零し、
「……ありがとう」
と短く耳元に囁きかけて、ゼシカの身体を柔らかく抱き締めた。
突然のことに困惑の色を露に、
ゼシカが上擦った声をあげ制止をかけるも、
ククールの動きが止まる様子は無い。
あまりの至近距離が耐え切れずに、ゼシカは目を強く閉じた。
チュッと軽い音が聞こえてゼシカの額に柔らかい感触が伝わる。
「……オレにこういうことされるの、嫌か？ゼシカはエイトが…」
好きか、とククールが問い掛ける間も無く、
唇にキスされるかと思っていたゼシカは、
身を強張らせていた力が一瞬にして抜け、
ずるずるとその場に崩れ落ちて行く。
「お、おいゼシカ！」
慌ててククールがそれを抱きとめるも一瞬遅く、
ゼシカは赤くなった顔を両手で押さえ、
その場に座り込んで俯いてしまう。
「…ゼシカ…？」
ククールがその前に膝を付いて、心配そうに覗き込む。
「…私も…あんたのこと、悔しいけど、
すごく悔しいけど、…ずっと…好き、だったわよ…」
少しの間を置き、俯いたままのゼシカが
今にも消え入りそうな小さな声で呟くように零す。
その言葉にククールは僅かに驚いた表情を見せたあと、
目を薄めて心底安堵したような柔らかい笑みを零し、
「……ありがとう」
と短く耳元に囁きかけて、ゼシカの身体を柔らかく抱き締めた。
104 ：『un titled』 5/5 ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 14:22:38 ID:cEuZte4O
「…でも、いきなりこんなことされたら心臓に悪いわよ、
このバカ――――――――――――――！！！」
そんなククールの不意を突くように
ゼシカは突然真っ赤に染まった顔をあげると同時に、
勢い良く振り被ってククールの右頬を張り飛ばした。
バチーン！と大きな音があたりに響く。
「ちょ、まっ…何もそんな怒ること」
「怒るに決まってるでしょ！こんなに心配させて、
挙句の果てに私の了解無く変なことまでしようとして！」
叩かれた頬を押さえ、逃げ腰になるククールを、
ゼシカが自分の腰に手を当てて、物凄い剣幕で言い返す。
そんな二人の一連の様子を、少し離れた位置で見守っていた
ヤンガスとトロデ王はお互いに顔を見合わせたあと、
「自業自得ですげすな」
「喧嘩をする程仲が良いと言う奴じゃろうな」
と交互に安心半分、呆れ半分で呟きを零し、
やれやれと言った様子で肩を竦めると、再び旅に戻る仕度を始めた。
更にその二人よりも後方に少し離れた位置で、
ルーラでこっそり戻って来た
エイトとミーティアが寄り添うように立って、二人の様子を眺めていた。
馬の姿のままのミーティアの長い鬣を優しく撫でたあと、
柔らかく細められたその目を見つめて、エイトは幸せそうに微笑んだ。
このバカ――――――――――――――！！！」
そんなククールの不意を突くように
ゼシカは突然真っ赤に染まった顔をあげると同時に、
勢い良く振り被ってククールの右頬を張り飛ばした。
バチーン！と大きな音があたりに響く。
「ちょ、まっ…何もそんな怒ること」
「怒るに決まってるでしょ！こんなに心配させて、
挙句の果てに私の了解無く変なことまでしようとして！」
叩かれた頬を押さえ、逃げ腰になるククールを、
ゼシカが自分の腰に手を当てて、物凄い剣幕で言い返す。
そんな二人の一連の様子を、少し離れた位置で見守っていた
ヤンガスとトロデ王はお互いに顔を見合わせたあと、
「自業自得ですげすな」
「喧嘩をする程仲が良いと言う奴じゃろうな」
と交互に安心半分、呆れ半分で呟きを零し、
やれやれと言った様子で肩を竦めると、再び旅に戻る仕度を始めた。
更にその二人よりも後方に少し離れた位置で、
ルーラでこっそり戻って来た
エイトとミーティアが寄り添うように立って、二人の様子を眺めていた。
馬の姿のままのミーティアの長い鬣を優しく撫でたあと、
柔らかく細められたその目を見つめて、エイトは幸せそうに微笑んだ。
105 ： ◆AQLOv83XcM ：2005/05/20(金) 14:27:21 ID:cEuZte4O
ちゃんとククゼシになってるかどうか不安なのですが…以上で終わりです。
途中間が空いてしまいましたが、何とか書き終えることが出来て一安心しました。
最後の方少しゴチャゴチャと言うか、
まとまり無くなってしまってすみません。
感想を下さった方、気長に待っていて下さった方、ありがとうございました。
纏めてではありますが、この場を借りてお礼させて頂きます。で、では！
途中間が空いてしまいましたが、何とか書き終えることが出来て一安心しました。
最後の方少しゴチャゴチャと言うか、
まとまり無くなってしまってすみません。
感想を下さった方、気長に待っていて下さった方、ありがとうございました。
纏めてではありますが、この場を借りてお礼させて頂きます。で、では！
106 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/20(金) 16:26:37 ID:AZMMHDjU
萌えまくりますたぁ～!
(;´Д`)ﾊｧﾊｧ
この萌えは止まることを知らないみたいだ!!
萌え氏ぬヽ(*´∀`)ﾉ
最後が二人らしい展開でよかったです!
すてちぃ～なSSまりがとう!
(;´Д`)ﾊｧﾊｧ
この萌えは止まることを知らないみたいだ!!
萌え氏ぬヽ(*´∀`)ﾉ
最後が二人らしい展開でよかったです!
すてちぃ～なSSまりがとう!
>>98でアンカーミスってた・・・
88でなく>>87ですた、スマソ。
そして、良かったーーーーーっ！！
目線の高さを合わせたククールと脱力したゼシカに
激萌えです！はふー・・・。
しかし殴り落ちになるとはw
103から104へ移った途端に噴き出しました。GJ!!
で・・・ごめんなさい、１つだけ突っ込ませて下さい。
104の冒頭、向かい合って右頬を張り飛ばすには
ゼシカが左手を挙げることになるんですがいいのでしょうか？
自分、左利きなもんでこういう所がすごく気になるんですよ。
88でなく>>87ですた、スマソ。
そして、良かったーーーーーっ！！
目線の高さを合わせたククールと脱力したゼシカに
激萌えです！はふー・・・。
しかし殴り落ちになるとはw
103から104へ移った途端に噴き出しました。GJ!!
で・・・ごめんなさい、１つだけ突っ込ませて下さい。
104の冒頭、向かい合って右頬を張り飛ばすには
ゼシカが左手を挙げることになるんですがいいのでしょうか？
自分、左利きなもんでこういう所がすごく気になるんですよ。
108 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/20(金) 23:03:40 ID:eAjwd7K6
長編乙でした！
激しく萌えました！！
激しく萌えました！！
まとめサイト更新しました。
報告したりしなかったり・・・（汗）。
>>◆AQLOv83XcMさん
おつかれさまでした。みなさんより一足早く、まとめ萌えさせていただきました！
報告したりしなかったり・・・（汗）。
>>◆AQLOv83XcMさん
おつかれさまでした。みなさんより一足早く、まとめ萌えさせていただきました！
110 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/21(土) 02:00:58 ID:RgKuNkug
まとめ人さんも乙華麗！です。
ところで………
どーなってんの！？この板ーーーーーーー！！
スレ35個しかないんだけど！？
ところで………
どーなってんの！？この板ーーーーーーー！！
スレ35個しかないんだけど！？
111 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/21(土) 02:11:43 ID:RgKuNkug
スレ復活してきた。落ちてたのか。
112 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/21(土) 02:57:08 ID:U11FXWpb
まとめ人さん
いつも手早い更新お疲れさまです。
私も◆AQLOv83XcMさんのSSをまとめ萌えしてきました！
前スレで読むよりまとめサイトでの方が一気読みしやすいので
とてもありがたいです。
いつも手早い更新お疲れさまです。
私も◆AQLOv83XcMさんのSSをまとめ萌えしてきました！
前スレで読むよりまとめサイトでの方が一気読みしやすいので
とてもありがたいです。
113 ： ◆AQLOv83XcM ：2005/05/21(土) 18:50:05 ID:ZKioUExY
>>107さん、ご指摘ありがとうございます。
まとめ人さんへメール送る際に修正しておきました。
>>109
素早い対応ありがとうございます。こうして見ると結構長かったんですね…。
萌えて頂き恐縮ながらも嬉しいです。
他の方々（まとめレスで申し訳ございません）も感想有り難うございます。
初のノーマルカップリングだったので心配だったのですが、励みになりました。
これからは名無しに戻りますが、また何か機会があった際には宜しくお願い致します。では。
まとめ人さんへメール送る際に修正しておきました。
>>109
素早い対応ありがとうございます。こうして見ると結構長かったんですね…。
萌えて頂き恐縮ながらも嬉しいです。
他の方々（まとめレスで申し訳ございません）も感想有り難うございます。
初のノーマルカップリングだったので心配だったのですが、励みになりました。
これからは名無しに戻りますが、また何か機会があった際には宜しくお願い致します。では。
114 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/21(土) 21:12:22 ID:U11FXWpb
絵板で再び鼻血噴けますよみなさま！
トトさん羨ましいぞゴルァ！！と言っておこう（笑）。
トトさん羨ましいぞゴルァ！！と言っておこう（笑）。
115 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/22(日) 10:35:58 ID:ZKtpl7xC
逝って来てしまいました。トトです。
鼻血どころか吐血しました。ﾊｧﾊｧ
鼻血どころか吐血しました。ﾊｧﾊｧ
116 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:02:02 ID:cjp0yzK6
こんばんは。SS投下させていただきます。
とりあえず目指すのは…事故のない投下！
前科２犯なのでトラウマ気味です、マジな話。
こんなこと宣言して、また事故ったらどうしよう。
でもタイトルは「墓穴」。なんだかなぁ（笑）。
とりあえず目指すのは…事故のない投下！
前科２犯なのでトラウマ気味です、マジな話。
こんなこと宣言して、また事故ったらどうしよう。
でもタイトルは「墓穴」。なんだかなぁ（笑）。
117 ：『墓穴』 1/7 ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:03:36 ID:cjp0yzK6
ドルマゲス追跡時以来、久しぶりにベルガラックを訪ねた一行は、成り行きでギャリング家の家督騒動に首を突っ込んでしまっていた。
一行はギャリング兄妹からひと通りの依頼内容を聞き屋敷を出た後、その依頼をどう受けるかについての相談を町はずれですることにした。
「ユッケを嫌っているわけじゃないけど、護衛するなら私はフォーグがいいな」
口火を切ったのはゼシカだった。それにすかさずククールが茶々を入れる。
「さてはゼシカ、ユッケちゃんがオレに惚れたらヤバいって思ったんだろ？」
「何を馬鹿なこと言ってんの？」
負けず劣らず、ゼシカの応酬も素早いものだった。
ゼシカは片手を腰にあて、もう片方の手の人差し指をククールの鼻先に突きつけて話を続けた。
「だってユッケはベルガラックで一番のお嬢様でしょ？街の人たちから見て得体の知れない一行よりは部下をつけた方がいいんじゃないかって思っただけよ」
「おいおい、まるでオレらが悪い虫みたいな言い方だな」
「「オレに惚れたら」なんて言ってるんだから、どこから見ても悪い虫じゃない」
「そんなのアッシはどっちでもいいでげすよ」
色々な意味で馬鹿馬鹿しい、といった空気を漂わせるヤンガスの冷めた一言が割り込んだおかげで、ゼシカとククールの妙なやりとりは一旦止められた。
一行はギャリング兄妹からひと通りの依頼内容を聞き屋敷を出た後、その依頼をどう受けるかについての相談を町はずれですることにした。
「ユッケを嫌っているわけじゃないけど、護衛するなら私はフォーグがいいな」
口火を切ったのはゼシカだった。それにすかさずククールが茶々を入れる。
「さてはゼシカ、ユッケちゃんがオレに惚れたらヤバいって思ったんだろ？」
「何を馬鹿なこと言ってんの？」
負けず劣らず、ゼシカの応酬も素早いものだった。
ゼシカは片手を腰にあて、もう片方の手の人差し指をククールの鼻先に突きつけて話を続けた。
「だってユッケはベルガラックで一番のお嬢様でしょ？街の人たちから見て得体の知れない一行よりは部下をつけた方がいいんじゃないかって思っただけよ」
「おいおい、まるでオレらが悪い虫みたいな言い方だな」
「「オレに惚れたら」なんて言ってるんだから、どこから見ても悪い虫じゃない」
「そんなのアッシはどっちでもいいでげすよ」
色々な意味で馬鹿馬鹿しい、といった空気を漂わせるヤンガスの冷めた一言が割り込んだおかげで、ゼシカとククールの妙なやりとりは一旦止められた。
118 ：『墓穴』 2/7 ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:05:38 ID:cjp0yzK6
「オレは断然ユッケちゃんだね。エイトも護衛をするならユッケがいいよな？」
全くもう人の話を全っ然聞いてないんだから…と言いたげに、ゼシカは冷ややかな視線でククールを見ながら肩を落とす。
ククールに意見を求められたエイトはその様子を見ながら暫く考え、口を開いた。
「ゼシカの話も分からないでもないんだけどさ。部下の人たちと僕たちを比べたら、多分僕たちの方が戦力的に勝ってると思うんだ」
「闇の遺跡での事を考えりゃ、確かにそうでげすな」
うんうん、と、ヤンガスが頷く。
「で、僕たちがユッケさんの護衛をすれば、フォーグさん側との戦力バランスが五分に近づくと思うんだ」
「二人の勝負の為に、できるだけフェアな環境を作ろうってことね？」
「うん、そういう事。それでいいかな、みんな？」
「兄貴の言う事に間違いはねえでげすから、アッシは賛成でがすよ」
ヤンガスがそう言う中、ククールは無言でエイトの側に歩み寄り、その正面に立つと両手でエイトの肩をガッシリと掴む。
「うむ。見事な騎士の選択だ。やっぱ女のコを守ってこその騎士だぜ」
そう言いながらバシバシとエイトの肩を叩き始めた。
全くもう人の話を全っ然聞いてないんだから…と言いたげに、ゼシカは冷ややかな視線でククールを見ながら肩を落とす。
ククールに意見を求められたエイトはその様子を見ながら暫く考え、口を開いた。
「ゼシカの話も分からないでもないんだけどさ。部下の人たちと僕たちを比べたら、多分僕たちの方が戦力的に勝ってると思うんだ」
「闇の遺跡での事を考えりゃ、確かにそうでげすな」
うんうん、と、ヤンガスが頷く。
「で、僕たちがユッケさんの護衛をすれば、フォーグさん側との戦力バランスが五分に近づくと思うんだ」
「二人の勝負の為に、できるだけフェアな環境を作ろうってことね？」
「うん、そういう事。それでいいかな、みんな？」
「兄貴の言う事に間違いはねえでげすから、アッシは賛成でがすよ」
ヤンガスがそう言う中、ククールは無言でエイトの側に歩み寄り、その正面に立つと両手でエイトの肩をガッシリと掴む。
「うむ。見事な騎士の選択だ。やっぱ女のコを守ってこその騎士だぜ」
そう言いながらバシバシとエイトの肩を叩き始めた。
119 ：『墓穴』 3/7 ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:07:23 ID:cjp0yzK6
「騎士は関係ないでしょ、騎士は！」
やたらと嬉しそうな様子のククールを呆れ顔で見ながらゼシカは言った。
「騎士なら男女の別なく守るもんでしょ？普通」
「イヤだね。フォーグに誓願立てたわけじゃあるめーし」
「ほらやっぱり！結局ユッケとお近づきになりたいだけ……」
何故か言葉は途中で途切れ、ゼシカは黙り込んでしまった。
「あれ？どうかしたのゼシカ？」
ゼシカはククールの言葉の中にあった、聞いたことのない言い回しが気になって仕方がなかった。
気になったら確かめなければ気がすまないのがゼシカの性分だ。
しかし言葉の主であるククールに聞くのが癪だと思ったゼシカは、エイトの呼び掛けをこれ幸いにとエイトに向かってその疑問を投げ掛けた。
「ねえエイト……「誓願立てる」って、何？」
「ああ」
エイトは柔らかい笑みを見せながら話し始めた。
「騎士が主君に忠誠を誓うことを、誓願を立てるって言うんだよ」
「ふうん」
ゼシカは瞳を丸くしてエイトの説明に耳を傾ける。ククールの不純な動機のことはすっかり蚊帳の外となってしまっていた。
「僕も近衛兵に登用して戴いた時にやったんだよ。玉座の間で、大勢の見届け人がいる前で、正装して」
「へえぇ、なんかかっこいいね……」
やたらと嬉しそうな様子のククールを呆れ顔で見ながらゼシカは言った。
「騎士なら男女の別なく守るもんでしょ？普通」
「イヤだね。フォーグに誓願立てたわけじゃあるめーし」
「ほらやっぱり！結局ユッケとお近づきになりたいだけ……」
何故か言葉は途中で途切れ、ゼシカは黙り込んでしまった。
「あれ？どうかしたのゼシカ？」
ゼシカはククールの言葉の中にあった、聞いたことのない言い回しが気になって仕方がなかった。
気になったら確かめなければ気がすまないのがゼシカの性分だ。
しかし言葉の主であるククールに聞くのが癪だと思ったゼシカは、エイトの呼び掛けをこれ幸いにとエイトに向かってその疑問を投げ掛けた。
「ねえエイト……「誓願立てる」って、何？」
「ああ」
エイトは柔らかい笑みを見せながら話し始めた。
「騎士が主君に忠誠を誓うことを、誓願を立てるって言うんだよ」
「ふうん」
ゼシカは瞳を丸くしてエイトの説明に耳を傾ける。ククールの不純な動機のことはすっかり蚊帳の外となってしまっていた。
「僕も近衛兵に登用して戴いた時にやったんだよ。玉座の間で、大勢の見届け人がいる前で、正装して」
「へえぇ、なんかかっこいいね……」
120 ：『墓穴』 4/7 ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:09:30 ID:cjp0yzK6
今まで旅をしてきた中で三つの国の玉座の間に入る機会に恵まれたゼシカは、エイトの語る儀式の様子を脳裏に思い描いていた。
茨に覆われてはいたものの、トロデーン城の玉座の間は吹き抜けになった高い天井と大きなシャンデリアと広さが印象的で、その豪華さは三国の中で文句なく一番だった。
そこを舞台に行われた王室の儀式は、さぞかし盛大で荘厳なものだったのだろう……。
丸くなっていたゼシカの瞳は、いつの間にかうっとりとした状態に変わっていた。
「端から見りゃかっこいいかもしれねぇけどよ？当の本人は必死なんだぜ」
だよな！と、ククールが再びエイトの肩を叩きながら言った。
「作法間違えてねぇか、セリフ間違えねぇか、ってな」
「そうなんだよねー」
頬を掻き、苦笑いをしながらエイトが頷く。
やけに具体的なククールの言葉を聞いて、ゼシカは現実に引き戻された。
そしてハッとする。
「ええっ！？もしかしてククールもやったの？その儀式」
「当たり前だろ！失礼な…。オレだって騎士のはしくれだぜ」
大袈裟に仰け反り本気で驚くゼシカの側にククールは歩み寄り、話を続けた。
「マイエラ修道院のは、聖堂騎士団の指輪を授かる儀式でもあったけどな」
「そんな大事な指輪を、あんたってばホイホイと他人に渡したのね」
「ちゃんと戻ってきたんだからいいじゃねーか」
にやりと笑い、そう言いながらククールは右手でゼシカの右手を取る。
「指輪ならいらないわよ？」
「違うって！話のついでに誓いの言葉、聞いてみないか？」
一度首をもたげてしまったゼシカの興味は治まらなかった。
「うん……折角だから聞いてみようかな」
茨に覆われてはいたものの、トロデーン城の玉座の間は吹き抜けになった高い天井と大きなシャンデリアと広さが印象的で、その豪華さは三国の中で文句なく一番だった。
そこを舞台に行われた王室の儀式は、さぞかし盛大で荘厳なものだったのだろう……。
丸くなっていたゼシカの瞳は、いつの間にかうっとりとした状態に変わっていた。
「端から見りゃかっこいいかもしれねぇけどよ？当の本人は必死なんだぜ」
だよな！と、ククールが再びエイトの肩を叩きながら言った。
「作法間違えてねぇか、セリフ間違えねぇか、ってな」
「そうなんだよねー」
頬を掻き、苦笑いをしながらエイトが頷く。
やけに具体的なククールの言葉を聞いて、ゼシカは現実に引き戻された。
そしてハッとする。
「ええっ！？もしかしてククールもやったの？その儀式」
「当たり前だろ！失礼な…。オレだって騎士のはしくれだぜ」
大袈裟に仰け反り本気で驚くゼシカの側にククールは歩み寄り、話を続けた。
「マイエラ修道院のは、聖堂騎士団の指輪を授かる儀式でもあったけどな」
「そんな大事な指輪を、あんたってばホイホイと他人に渡したのね」
「ちゃんと戻ってきたんだからいいじゃねーか」
にやりと笑い、そう言いながらククールは右手でゼシカの右手を取る。
「指輪ならいらないわよ？」
「違うって！話のついでに誓いの言葉、聞いてみないか？」
一度首をもたげてしまったゼシカの興味は治まらなかった。
「うん……折角だから聞いてみようかな」
121 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/22(日) 19:11:14 ID:fOA4CI/M
初リアルタイムですー。連投規制防止にこっそり。
122 ：『墓穴』 5/7 ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:12:02 ID:cjp0yzK6
ゼシカの回答を得たククールは目をつぶり、深呼吸をする。
「では、リクエストにお応えして…」
一言、また一言と、異様ともいえる間隔を空けながらククールは誓いの言葉を綴っていった。
「平和な時、いくさの時、生きる時も、死す時も」
ゼシカはその様子を見て素直に感心していた。
（ふうん…。普段ふざけてばかりいるけど、やることはちゃんとやってきたんだ、ククールってば）
「この時より以後、主君が我を解きたもうまで」
マイエラ修道院のどの場所で儀式は行われたのだろう？
入ってすぐの広間だろうか？それとも噴水のある中庭だろうか？
「神の腕（かいな）に我が魂が抱かれるまで」
（うわぁ…これ、すごくかっこいい………）
聞き慣れない文体であることも手伝って、ゼシカは再び夢心地となりつつあった。
ふっ、と不意に右手が僅かに下へ引かれたことでゼシカは我に返り、ククールの姿を見て唖然としてしまった。
先程まで立っていたはずのククールが跪いているではないか！
その姿だけでも衝撃的であったのに、続くククールの言葉と行動はゼシカに更なる衝撃を与えた。
「では、リクエストにお応えして…」
一言、また一言と、異様ともいえる間隔を空けながらククールは誓いの言葉を綴っていった。
「平和な時、いくさの時、生きる時も、死す時も」
ゼシカはその様子を見て素直に感心していた。
（ふうん…。普段ふざけてばかりいるけど、やることはちゃんとやってきたんだ、ククールってば）
「この時より以後、主君が我を解きたもうまで」
マイエラ修道院のどの場所で儀式は行われたのだろう？
入ってすぐの広間だろうか？それとも噴水のある中庭だろうか？
「神の腕（かいな）に我が魂が抱かれるまで」
（うわぁ…これ、すごくかっこいい………）
聞き慣れない文体であることも手伝って、ゼシカは再び夢心地となりつつあった。
ふっ、と不意に右手が僅かに下へ引かれたことでゼシカは我に返り、ククールの姿を見て唖然としてしまった。
先程まで立っていたはずのククールが跪いているではないか！
その姿だけでも衝撃的であったのに、続くククールの言葉と行動はゼシカに更なる衝撃を与えた。
123 ：『墓穴』 6/7 ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:14:26 ID:cjp0yzK6
「我が主君、ゼシカに忠誠を誓います」
そんな言葉を言われた後、手の甲に恭しく口づけをされてしまっては、ゼシカは顔を引きつらせ赤面するより他はなかった。
「…以上が騎士側の一連の流れ、さ」
立ち上がってさらりと言ってのけるククールを見て、ゼシカは何か言いたげに口をパクパクとさせていたが、全く言葉にならない。
成り行きとはいえ自分から希望した状態なので、文句の言い様もなかった。
「ほんとは最初っから跪くんだけどな。でもそうしてたらゼシカ、多分最後まで聞けなかっただろ？」
ククールはいつものように、にやりと笑いながら言う。
「………もうっ！！」
ゼシカは地団駄を踏むと、くるりと三人に背を向けた。
「もう……恥ずかしすぎてみんなの顔見てられないじゃない！！」
そう言い放つと脱兎の如くその場から駆け出して行ってしまった。
「気が強くても、あれで根は純情な娘っ子だ。からかうのも程々にしといたらどうでげす？」
呆れた口調のヤンガスに、ククールは彼方にあるゼシカの後ろ姿を見つめたままポツリと言った。
「別にからかったつもりじゃないんだけどな」
一旦言葉を途切った後、振り返ったククールは努めて軽薄な口調で続けた。
「あーそうそう。今の見届け人はお前らってことで、よろしくな」
「ええーっ！！？」
「ななっ！？どうしたんでげす兄貴！？」
ヤンガスはエイトの今までにない驚き様に驚いただけだったが、エイトは別の理由で心底驚いていた。
そんな言葉を言われた後、手の甲に恭しく口づけをされてしまっては、ゼシカは顔を引きつらせ赤面するより他はなかった。
「…以上が騎士側の一連の流れ、さ」
立ち上がってさらりと言ってのけるククールを見て、ゼシカは何か言いたげに口をパクパクとさせていたが、全く言葉にならない。
成り行きとはいえ自分から希望した状態なので、文句の言い様もなかった。
「ほんとは最初っから跪くんだけどな。でもそうしてたらゼシカ、多分最後まで聞けなかっただろ？」
ククールはいつものように、にやりと笑いながら言う。
「………もうっ！！」
ゼシカは地団駄を踏むと、くるりと三人に背を向けた。
「もう……恥ずかしすぎてみんなの顔見てられないじゃない！！」
そう言い放つと脱兎の如くその場から駆け出して行ってしまった。
「気が強くても、あれで根は純情な娘っ子だ。からかうのも程々にしといたらどうでげす？」
呆れた口調のヤンガスに、ククールは彼方にあるゼシカの後ろ姿を見つめたままポツリと言った。
「別にからかったつもりじゃないんだけどな」
一旦言葉を途切った後、振り返ったククールは努めて軽薄な口調で続けた。
「あーそうそう。今の見届け人はお前らってことで、よろしくな」
「ええーっ！！？」
「ななっ！？どうしたんでげす兄貴！？」
ヤンガスはエイトの今までにない驚き様に驚いただけだったが、エイトは別の理由で心底驚いていた。
124 ：『墓穴』 7/7 ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:15:55 ID:cjp0yzK6
「そ…それって、その…言葉は変だけど二股になるんじゃ？」
「言うにことかいて二股かよ！…人聞きの悪い」
予期せぬ言葉に噴き出した後、ククールは真顔でエイトの疑惑を否定した。
「オレが請願を立てたオディロ院長は召されてしまったんだから、さっきまでオレはフリーだったんだぜ？」
「あ、そうか。そういう事になるのか」
エイトは拍子抜けするほどあっさりと納得する。
肝が据わっているのか深く考えていないのか、そのあっけらかんとした表情からはどちらとも伺い知ることはできなかった。
二人のやり取りでようやく状況を把握できたヤンガスは、深くため息をつく。
「なるほど。ゼシカの姉ちゃんと同じく、アッシも一生縁がないと思ってた事を背負い込まされたわけでがすな…」
そう言って途方に暮れるヤンガスの肩を、エイトはポンポンと叩いて慰めた。
「さてっと！頃合いを見計らって我が主君殿のご機嫌を伺わないとな」
「夕暮れ前にはギャリング家にご挨拶に行きたいから、それまでに頼むよククール」
了解、と手で返事をしながら、ククールはゼシカの走り去った方角へと向かった。
（やっぱ主君側の言葉までは説明できなかったか……）
儀式の続き。
主君が騎士に下賜する言葉は、ククールの記憶では確かこういうものだった。
「そなたの誓いをこの胸にとどめ、その働きに報いを与えよう」
「忠誠には愛。武勇には栄誉。不忠には復讐で報いよう」
歩きながらククールは苦笑する。
（不忠には………多分メラゾーマだよな、ゼシカの場合……）
～ 終 ～
「言うにことかいて二股かよ！…人聞きの悪い」
予期せぬ言葉に噴き出した後、ククールは真顔でエイトの疑惑を否定した。
「オレが請願を立てたオディロ院長は召されてしまったんだから、さっきまでオレはフリーだったんだぜ？」
「あ、そうか。そういう事になるのか」
エイトは拍子抜けするほどあっさりと納得する。
肝が据わっているのか深く考えていないのか、そのあっけらかんとした表情からはどちらとも伺い知ることはできなかった。
二人のやり取りでようやく状況を把握できたヤンガスは、深くため息をつく。
「なるほど。ゼシカの姉ちゃんと同じく、アッシも一生縁がないと思ってた事を背負い込まされたわけでがすな…」
そう言って途方に暮れるヤンガスの肩を、エイトはポンポンと叩いて慰めた。
「さてっと！頃合いを見計らって我が主君殿のご機嫌を伺わないとな」
「夕暮れ前にはギャリング家にご挨拶に行きたいから、それまでに頼むよククール」
了解、と手で返事をしながら、ククールはゼシカの走り去った方角へと向かった。
（やっぱ主君側の言葉までは説明できなかったか……）
儀式の続き。
主君が騎士に下賜する言葉は、ククールの記憶では確かこういうものだった。
「そなたの誓いをこの胸にとどめ、その働きに報いを与えよう」
「忠誠には愛。武勇には栄誉。不忠には復讐で報いよう」
歩きながらククールは苦笑する。
（不忠には………多分メラゾーマだよな、ゼシカの場合……）
～ 終 ～
125 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:19:31 ID:cjp0yzK6
ここまで読んで下さり、どうもありがとうございました。
事故なく投下できて脱力しました。ふぅ ○∠＼＿
121さん、規制支援ありがとうございました。
リアルタイムで見て下さってる方がいるって嬉しいです。初体験だぁ！
参考資料は「ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還」と、しいて言えばFSS。
聖堂騎士が忠誠を誓う相手は院長でなく法皇じゃないかとも思いましたが、
ククール的には院長だろう、という勝手な解釈をしましたのでご容赦下さい。
さてっと！では絵板に行ってきます。
事故なく投下できて脱力しました。ふぅ ○∠＼＿
121さん、規制支援ありがとうございました。
リアルタイムで見て下さってる方がいるって嬉しいです。初体験だぁ！
参考資料は「ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還」と、しいて言えばFSS。
聖堂騎士が忠誠を誓う相手は院長でなく法皇じゃないかとも思いましたが、
ククール的には院長だろう、という勝手な解釈をしましたのでご容赦下さい。
さてっと！では絵板に行ってきます。
126 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/22(日) 19:20:17 ID:ZKtpl7xC
プロポーズキター！！
ちょー萌ー！！
ゼシカ可愛いよー！堪らん！ニヤニヤしました。
ぐっじょぶ！
ちょー萌ー！！
ゼシカ可愛いよー！堪らん！ニヤニヤしました。
ぐっじょぶ！
127 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/05/22(日) 19:40:48 ID:cjp0yzK6
ぎゃーす！！誤字発見！！１！
やっぱ事故った墓穴掘ったもうだめぽ
身体はってギャグすんなよ自分＿|￣|○
まとめ人さま、あとでメールしまつ……
126さま
速攻のご感想ありがとうございます！！
やっぱ事故った墓穴掘ったもうだめぽ
身体はってギャグすんなよ自分＿|￣|○
まとめ人さま、あとでメールしまつ……
126さま
速攻のご感想ありがとうございます！！
128 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/22(日) 20:18:37 ID:+T/HOLJ8
うひょーーーーーーーーーーーーーー！顔ニヤけっぱなしです！
え！？これってﾌﾟﾛﾎﾟｰﾂﾞなんでつか？(;´Д｀)
え！？これってﾌﾟﾛﾎﾟｰﾂﾞなんでつか？(;´Д｀)
129 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/22(日) 20:44:25 ID:JpLuxZ+C
おい！
このスレ見てたら最プレイしたくなったぞ！
PS2起動してキマース
このスレ見てたら最プレイしたくなったぞ！
PS2起動してキマース
130 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/22(日) 20:53:52 ID:ZKtpl7xC
>>127
リアルだったものですから、興奮して速攻レスしました。誤字なんてｷﾆｼﾅｰｲ。
これからもｶﾞﾝｶﾞﾚ(^O^)／
>>128
私はプロポーズみたいに取れました。
誓いの儀式ってのがね、ゼシカに対してだから余計に
リアルだったものですから、興奮して速攻レスしました。誤字なんてｷﾆｼﾅｰｲ。
これからもｶﾞﾝｶﾞﾚ(^O^)／
>>128
私はプロポーズみたいに取れました。
誓いの儀式ってのがね、ゼシカに対してだから余計に
131 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/22(日) 23:39:36 ID:DZFoVzCU
ククール
132 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/23(月) 00:15:47 ID:/RAgc42b
ぐあああああ！
数日目をはなした隙に神々が降臨されていらっしゃる・・・！！
ＧＪ、ＧＪです、禿萌えです・・・！
数日目をはなした隙に神々が降臨されていらっしゃる・・・！！
ＧＪ、ＧＪです、禿萌えです・・・！
133 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/23(月) 12:39:45 ID:eGkbKBbO
◆aO0Gallp8sさん
くはぁ・・・毎度ご馳走様でつ
冒頭のやり取りになんか見覚えがあると思ったら
仲間コマンドが土台になってるｼﾞｬﾏｲｶ!
あの数行からここまで膨らむ妄想に脱帽しますたw
絵板の方でも激しく乙!!逝ってきたョ
くはぁ・・・毎度ご馳走様でつ
冒頭のやり取りになんか見覚えがあると思ったら
仲間コマンドが土台になってるｼﾞｬﾏｲｶ!
あの数行からここまで膨らむ妄想に脱帽しますたw
絵板の方でも激しく乙!!逝ってきたョ
134 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/23(月) 23:04:12 ID:tJslb2rP
＞＞◆aO0Gallp8s氏
純情な子っていうヤンガスの表現に剥げ同しつつ鼻血が止まりませんでしたGJGJGJ!!
純情な子っていうヤンガスの表現に剥げ同しつつ鼻血が止まりませんでしたGJGJGJ!!
135 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/05/23(月) 23:26:57 ID:vj6g2Zp1
みなさま、ご感想をどうもありがとうございます。
つい長くなってしまうのと遅筆とで、あまり頻繁に投下はできませんが、
みなさまのご感想を糧に、これからもちまちまとがんがります！
>>プロポーズ
折角萌えて戴いたところでこう言うのも申し訳ないんですが、今回はドサクサに
紛れて騎士として正式に忠誠を誓った、という場面を書かせていただきました。
拙作中でプロポーズ的に書いたのは「プティのたまご」(まとめサイト参照)の
ラスト近くのセリフです。激しく回りくどいですけどね（笑）。
>>仲間コマンド引用
あそこでククールが安っぽく「騎士」を連発するところがツボだったもので
引用しました。自分の作品的にもちょうどいいタイミングの舞台でしたし。
仲間コマンドや会話は今までも何度か少しずつ引用させて貰ってます。
つい長くなってしまうのと遅筆とで、あまり頻繁に投下はできませんが、
みなさまのご感想を糧に、これからもちまちまとがんがります！
>>プロポーズ
折角萌えて戴いたところでこう言うのも申し訳ないんですが、今回はドサクサに
紛れて騎士として正式に忠誠を誓った、という場面を書かせていただきました。
拙作中でプロポーズ的に書いたのは「プティのたまご」(まとめサイト参照)の
ラスト近くのセリフです。激しく回りくどいですけどね（笑）。
>>仲間コマンド引用
あそこでククールが安っぽく「騎士」を連発するところがツボだったもので
引用しました。自分の作品的にもちょうどいいタイミングの舞台でしたし。
仲間コマンドや会話は今までも何度か少しずつ引用させて貰ってます。
皆さん乙です。更新しますた。
137 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 17:26:36 ID:alX2N4SC
まとめ人様
いつも乙です。
これから逝ってきます！
そしてちょいネタ投下。
某所で身長比率があったので
データを拝借して計算してみた！
結果／ククール1に対してゼシカ0.89
ククール175cm → ゼシカ155.7cm(身長差19.3cm)
ククール178cm → ゼシカ158.4cm(身長差19.6cm)
ククール180cm → ゼシカ160.2cm(身長差19.8cm)
どうよ？…漏れは２番目の数字に萌え～～ﾀﾞﾒﾀﾞｺｼｸﾀﾞｹﾀﾖ
いつも乙です。
これから逝ってきます！
そしてちょいネタ投下。
某所で身長比率があったので
データを拝借して計算してみた！
結果／ククール1に対してゼシカ0.89
ククール175cm → ゼシカ155.7cm(身長差19.3cm)
ククール178cm → ゼシカ158.4cm(身長差19.6cm)
ククール180cm → ゼシカ160.2cm(身長差19.8cm)
どうよ？…漏れは２番目の数字に萌え～～ﾀﾞﾒﾀﾞｺｼｸﾀﾞｹﾀﾖ
138 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 18:01:04 ID:Genybpxm
へー！すごいですね。
私的には3番目だなァ・・・。
178cmの人が身近にいるので180あってもいいかなと。
どちらにしても、20cmも差があるとキスする時ゼシカ大変。萌。
私的には3番目だなァ・・・。
178cmの人が身近にいるので180あってもいいかなと。
どちらにしても、20cmも差があるとキスする時ゼシカ大変。萌。
139 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 19:04:23 ID:UmLdLIGh
>>138
背伸びが大変？・・・ﾊｱﾊｱ(*´Д｀)
背伸びが大変？・・・ﾊｱﾊｱ(*´Д｀)
140 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 19:33:03 ID:aBxfryAF
141 ：返事が無い＠ただの屍のようだ：2005/05/24(火) 19:49:36 ID:u77rC3ga
ぐはぁ！！
20cm近い身長差があるとは思っていたけど、
実際に数値化すると禿げ萌えSHTになりますな！
２番目と３番目が捨て難い・・・けど、
ゼシカ＝小柄なイメージを追求すると２番目かなぁ。
背伸びもかがんでもらうのも、どっちでも逝ける・・・ぐふっ
まとめ人様
いつもサイト管理お疲れさまです。
20cm近い身長差があるとは思っていたけど、
実際に数値化すると禿げ萌えSHTになりますな！
２番目と３番目が捨て難い・・・けど、
ゼシカ＝小柄なイメージを追求すると２番目かなぁ。
背伸びもかがんでもらうのも、どっちでも逝ける・・・ぐふっ
まとめ人様
いつもサイト管理お疲れさまです。
142 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 19:55:41 ID:jWr4qQIb
ゼシカが階段かなんか1段あがってするとかね……。
身長差たまらんね。
身長差たまらんね。
143 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 20:01:45 ID:UmLdLIGh
144 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 20:35:35 ID:IjOVCHNf
>>142
階段・・・萌ますた。ﾊｧﾊｧ
階段・・・萌ますた。ﾊｧﾊｧ
145 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 21:07:39 ID:gfRH5otq
ぜひこれをテーマとしたＳＳと神絵をきぼんぬ！！
146 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 21:15:17 ID:UmLdLIGh
キスといえばあの方とあの方に、といってみるテスツ。
147 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 21:36:04 ID:AN+/+z8o
うおー！！久しぶりにココに来れた～（ノД｀）
皆様GJでございます！！まとめ人さんいつもありがとうございます！！！
皆様GJでございます！！まとめ人さんいつもありがとうございます！！！
148 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 21:54:47 ID:Cf0nllBZ
149 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/24(火) 22:30:00 ID:IjOVCHNf
>>146
誰と誰ですか？と聞いてみるテスツ
誰と誰ですか？と聞いてみるテスツ
150 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/25(水) 00:57:13 ID:FJx6ea0+
座ってみたらどのくらいの差になるんだろう…。
もしかしたら座ったときククの肩に頭を預ける高さに丁度いいんじゃないかと思ったら
こてん、って。
自 家 発 電 ピカー (´Д｀;)+☆。*
もしかしたら座ったときククの肩に頭を預ける高さに丁度いいんじゃないかと思ったら
こてん、って。
自 家 発 電 ピカー (´Д｀;)+☆。*
151 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/05/25(水) 01:09:42 ID:k7elKjXZ
>>149
私でないことは間違いない、と言ってみるテスツ
（私の場合、対唇は無しの方向ですから～）
>>150
その図描いたけど、そこまで考えて描かなかったっすorz
ゼシカの背筋が伸びてるところとククールが背中ちょっと
曲げ気味ってところで許して下さい。…姿勢悪いな（笑）。
私でないことは間違いない、と言ってみるテスツ
（私の場合、対唇は無しの方向ですから～）
>>150
その図描いたけど、そこまで考えて描かなかったっすorz
ゼシカの背筋が伸びてるところとククールが背中ちょっと
曲げ気味ってところで許して下さい。…姿勢悪いな（笑）。
152 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/25(水) 01:30:25 ID:1/TV13Pe
>>147
何があったのか知らんけどオメ！
何があったのか知らんけどオメ！
153 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/25(水) 02:10:35 ID:X2n4Vu01
>>147
どうした？迷子になっていたのかい？
どうした？迷子になっていたのかい？
154 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/25(水) 10:19:54 ID:WBtm//7c
155 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/25(水) 10:20:04 ID:7sDI7aJP
156 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/25(水) 10:21:08 ID:7sDI7aJP
>>154
げっ…期待に応えられなくてゴメンｗ
げっ…期待に応えられなくてゴメンｗ
157 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/25(水) 10:27:39 ID:WBtm//7c
158 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/25(水) 10:49:54 ID:7sDI7aJP
159 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/26(木) 19:08:53 ID:lg+koOpV
何をいまさらかもだが禿げ萌えたのでカキコ！
ふと、ククの「むにゃむにゃ……。」が見たくなってプレイしてみたら、
ゼシカの隣のベッドじゃないか━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!1!!
しかもゼシカの方に向いてるじゃないかああぁぁあああ!!! ﾊｧﾊｧ…
ふと、ククの「むにゃむにゃ……。」が見たくなってプレイしてみたら、
ゼシカの隣のベッドじゃないか━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!1!!
しかもゼシカの方に向いてるじゃないかああぁぁあああ!!! ﾊｧﾊｧ…
160 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/26(木) 19:22:31 ID:5uvsJFtG
見たい・・・
ドラクエ友人に貸しちゃって返ってこない・・・
もう、我慢の限界が・・・ﾊｧﾊｧ
ドラクエ友人に貸しちゃって返ってこない・・・
もう、我慢の限界が・・・ﾊｧﾊｧ
161 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/26(木) 21:03:03 ID:1DdKUcJ5
162 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/26(木) 21:05:41 ID:HbTBFRea
163 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/26(木) 22:43:45 ID:QgZ0xAwC
某所でククゼシアンソロジーの通販始まってましたねー。
買おうかどうか迷ってますが…給料出たら買っちゃうと思います。
買おうかどうか迷ってますが…給料出たら買っちゃうと思います。
164 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 00:29:48 ID:Fj9kE9uE
165 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 00:43:33 ID:6XKG5BzA
このスレの職人さんたちによる全部書き（描き）下ろしによるアンソロが激しく読みたい。
166 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 00:57:42 ID:tbXRgq48
167 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 01:00:06 ID:tbXRgq48
168 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 02:45:14 ID:Yk1yuvNP
169 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 03:52:29 ID:pa8eUVAt
>>161
「ちょっと、アンタの温もりは悪くないんだけど、少し力イレ過ぎ！！
このアタシの暫定世界２位の胸になにかあったらどうする気？」
「だって、こうしてないとオマエ、どっか行っちまいそうだから…」
「バカ……」
「ちょっと、アンタの温もりは悪くないんだけど、少し力イレ過ぎ！！
このアタシの暫定世界２位の胸になにかあったらどうする気？」
「だって、こうしてないとオマエ、どっか行っちまいそうだから…」
「バカ……」
170 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 07:32:58 ID:vYLL7CQj
171 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 12:09:00 ID:/CnjakpW
>>165
確かに「本」の形は魅力的だけどなあ。
どこでもﾊｧﾊｧwww
>>170
ぱふぱふ屋に行った時に敗北感を感じてなかったっけか？
うろ覚えだから後で行ってみる！！
アローザさんは間違いなく５本指の圏内だな。いや、３本かw
確かに「本」の形は魅力的だけどなあ。
どこでもﾊｧﾊｧwww
>>170
ぱふぱふ屋に行った時に敗北感を感じてなかったっけか？
うろ覚えだから後で行ってみる！！
アローザさんは間違いなく５本指の圏内だな。いや、３本かw
172 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 12:26:55 ID:ObifPjBe
173 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 14:47:08 ID:Yk1yuvNP
4コマ劇場3巻でてるね。
買うべきか悩むな。
買うべきか悩むな。
174 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 18:29:05 ID:fQoJMemm
マジ！？
買って来なきゃ！
ククールとゼシカの絡みあるかなぁ
買って来なきゃ！
ククールとゼシカの絡みあるかなぁ
スレ違い気味になるが、ぱふぱふ屋初潜入時の仲間コマンド会話を拾ったので報告～。
「扉が鉄格子だったから アッシは てっきり牢屋じゃねえかと思ったんでげすが ちがいやしたね。雰囲気からして 武器屋じゃねえことは たしかでげすな。酒場でもなさそうだし うーん……。」
「ここにいる 人たちって じつは魔物が化けていたりして！ってのは さすがに ちょっと警戒しすぎかしらね。」
「カウンターに立つムキムキマッチョな おっさん そしてあやしげな店内……。これが 世にいう ぼったくりバーってやつなのか！？」
「うふふ いらっしゃい。ううん なにも言わないで。わかってるんだから。あなたがなにをしに 来たのかなんて。さあ となりの部屋に行って リフレッシュしてくるがいいわ。」
「リフレッシュしてくるがいいわ」の「が」がツボった。有無を言わせない迫力www
「扉が鉄格子だったから アッシは てっきり牢屋じゃねえかと思ったんでげすが ちがいやしたね。雰囲気からして 武器屋じゃねえことは たしかでげすな。酒場でもなさそうだし うーん……。」
「ここにいる 人たちって じつは魔物が化けていたりして！ってのは さすがに ちょっと警戒しすぎかしらね。」
「カウンターに立つムキムキマッチョな おっさん そしてあやしげな店内……。これが 世にいう ぼったくりバーってやつなのか！？」
「うふふ いらっしゃい。ううん なにも言わないで。わかってるんだから。あなたがなにをしに 来たのかなんて。さあ となりの部屋に行って リフレッシュしてくるがいいわ。」
「リフレッシュしてくるがいいわ」の「が」がツボった。有無を言わせない迫力www
ぱふぱふ終了後
「本物の ぱふぱふとは ずいぶん ちがうでげすが これはこれで エロエロでがすよ。やっぱ 目隠しってのは 想像力を かきたてるでがすね。」
ぱふぱふ中にずっと指をわきわきさせてるところがエロすぎ！
ていうか、さりげなく本物のぱふぱふと比較してるし！！
「私に 勝るとも劣らない大きさの人を見たのは 初めてだわ。世界一かもしれないって 自負していたのに……。」
ここで敗北感出ておりました。
染まった頬には一筋の汗。左手人さし指をずっと動かしているところから想像するに
「……何なのよ一体この大きさは？？」
みたいな事を考えてる？
「うーん。ずーっと ここで ぱふぱふをしてもらいながら 一生を終えるのも 悪くないな。」
ぱふぱふ開始後暗転した時のセリフ「…………。」に入ったところで口笛を吹いてますた。芸が細かい！
状況としては、１人ずつ部屋に入ってぱふぱふして貰ってるんだろう。
男どもは真実を口にはしてないから（男のロマンってやつか？）、ゼシカは本物だと思い込んでる可能性が高いかも。
以上、ぱふぱふ屋における仲間コマンド報告ですた！
「本物の ぱふぱふとは ずいぶん ちがうでげすが これはこれで エロエロでがすよ。やっぱ 目隠しってのは 想像力を かきたてるでがすね。」
ぱふぱふ中にずっと指をわきわきさせてるところがエロすぎ！
ていうか、さりげなく本物のぱふぱふと比較してるし！！
「私に 勝るとも劣らない大きさの人を見たのは 初めてだわ。世界一かもしれないって 自負していたのに……。」
ここで敗北感出ておりました。
染まった頬には一筋の汗。左手人さし指をずっと動かしているところから想像するに
「……何なのよ一体この大きさは？？」
みたいな事を考えてる？
「うーん。ずーっと ここで ぱふぱふをしてもらいながら 一生を終えるのも 悪くないな。」
ぱふぱふ開始後暗転した時のセリフ「…………。」に入ったところで口笛を吹いてますた。芸が細かい！
状況としては、１人ずつ部屋に入ってぱふぱふして貰ってるんだろう。
男どもは真実を口にはしてないから（男のロマンってやつか？）、ゼシカは本物だと思い込んでる可能性が高いかも。
以上、ぱふぱふ屋における仲間コマンド報告ですた！
177 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 21:49:18 ID:UV58vNyd
「そうか、パッフィーちゃんに負けたのがそんなにショックだったのか…どうだ、俺が解決してやろうか？」
「…え……？」
「俺が揉んで大きくしてやるよ」
「……バカ！」
いや、…バカ！じゃ済まされなさそうだが。
「…え……？」
「俺が揉んで大きくしてやるよ」
「……バカ！」
いや、…バカ！じゃ済まされなさそうだが。
178 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/27(金) 21:52:49 ID:MxgLzjYl
横向きゼシカの後ろから抱きすくめるんなら、苦しくなくていいかも。
身長差あると、男の内側と女の外側(うー、うまく表現できない…)が
ぴったりフィットするんだよねー。
寒い冬の夜に「あったかい・・・」とつぶやいて眠りに入るゼシカさん。うは。
身長差あると、男の内側と女の外側(うー、うまく表現できない…)が
ぴったりフィットするんだよねー。
寒い冬の夜に「あったかい・・・」とつぶやいて眠りに入るゼシカさん。うは。
180 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 01:34:04 ID:sDr6YW1E
絵板が渋いっすよ！
181 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 01:50:46 ID:oqzBrCzu
全年齢の絵板に前あったやつといい、今回のといい
ｾﾞｼｶたん髪結びｼﾁｭ+ｸｯｸﾙはｲｲﾜｧ
ｾﾞｼｶたん髪結びｼﾁｭ+ｸｯｸﾙはｲｲﾜｧ
182 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 07:23:42 ID:C5xDMBYz
クックルとゼシカたんはどっちが髪長いんだろ？
ゼシカたんは結ってるから分かりづらい。
ゼシカたんは結ってるから分かりづらい。
183 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 10:43:40 ID:sDr6YW1E
多分ククの方が長いんじゃないかなーと思う。
ゼシカは結んだ状態で肩に届いてないから、解いたら
ベルト（幅広の方）の上部に届くくらいではないかな？
極端にハイウェストなので、身体で言うとアンダーバストくらい？
一方、ククは左側から見ると完全にベルト（装備装着用）の
位置まで到達してる。こちらは腰。
見た目のイメージでは結んだ部分から先だけで40cm近く
あるんじゃないかと思った。
そしてククにゼシカと同じ位置での結び方をさせたら、
絶対に肩に付くだろう…って、その図を想像して大後悔時代orz
ゼシカは結んだ状態で肩に届いてないから、解いたら
ベルト（幅広の方）の上部に届くくらいではないかな？
極端にハイウェストなので、身体で言うとアンダーバストくらい？
一方、ククは左側から見ると完全にベルト（装備装着用）の
位置まで到達してる。こちらは腰。
見た目のイメージでは結んだ部分から先だけで40cm近く
あるんじゃないかと思った。
そしてククにゼシカと同じ位置での結び方をさせたら、
絶対に肩に付くだろう…って、その図を想像して大後悔時代orz
184 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 12:21:29 ID:oCm9nsLY
185 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 17:05:12 ID:FDF5rXQ2
186 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 18:07:57 ID:VCPeER9L
187 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 18:17:24 ID:sDr6YW1E
その図、ちょっと描いてくれる紙キボンヌ。
>184-186 三部作だなｗ
>184-186 三部作だなｗ
189 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 18:53:08 ID:o4SPqrJs
せいぜい食べ物吹いてる絵くらいしか描けないな…。スマソ。
190 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 19:30:22 ID:VCPeER9L
そっちかいｗ
191 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 21:51:13 ID:ixhPuJhE
192 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 22:21:22 ID:sDr6YW1E
絵板にキタ━━━━━━━━!!1!!!1!
………漏れが諸悪の根源だ、謝ってこよう（笑）。
………漏れが諸悪の根源だ、謝ってこよう（笑）。
193 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/28(土) 22:27:11 ID:VCPeER9L
>絵板
ワイン吹いた
ワイン吹いた
194 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 19:44:27 ID:lAsmBBGV
おまいら、２つ結びククなら４コマ１巻にもいますよ
縦ロールのオプション付きで
縦ロールのオプション付きで
195 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 20:34:06 ID:aSf1e3U7
マジで!!?
だれかうｐしてくれんか。
だれかうｐしてくれんか。
196 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 21:07:08 ID:wmB2jk6o
絵板で出ちゃったが、階段一段上がりのチューSS書いてもいいですか？
197 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 21:19:05 ID:ewjoxbAe
198 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 21:29:51 ID:nD92WLe8
クックルが縦ロールって…何かの罰ゲームか？（ｗ
199 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 21:42:45 ID:K3cTdOu1
>>196
お願いしまっす！
お願いしまっす！
200 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 22:12:02 ID:C7D0YDSs
201 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 22:17:41 ID:ZqCmMLC1
縦ロールがどうとかね…、正直スレ違いなキガス。
202 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 22:32:02 ID:wmB2jk6o
>>196これから書くから出来るだけ早く仕上げます
203 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/29(日) 22:38:02 ID:F/ZvRvGh
>>201
確かに・・・あんまりそこで盛り上がられてもな（苦藁
確かに・・・あんまりそこで盛り上がられてもな（苦藁
205 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/30(月) 00:00:45 ID:1ABPq4vI
まぁイ㌔や
206 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/30(月) 05:33:12 ID:wKdMPree
ｷﾆｼﾅｰｲ(ﾟ▽ﾟ)
>>205-207 反省しまつ(つД｀)
罰としてそのうち微ERっぽいのをば…
罰としてそのうち微ERっぽいのをば…
以前、絵版で「仔ククゼシＳＳ書きたい」とか言ったのですが。
結局書けなかったので、脳内だけでﾊｧﾊｧして。
「段差チュウｖ」書きました。
神絵みながら書いたのですが、モノがモノなのでぶっちゃけ『別物』とか思って読んだりしてください。
結局書けなかったので、脳内だけでﾊｧﾊｧして。
「段差チュウｖ」書きました。
神絵みながら書いたのですが、モノがモノなのでぶっちゃけ『別物』とか思って読んだりしてください。
210 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/30(月) 21:06:25 ID:ZPziDcYA
そんなに凹むな。困る。
そ～れ！
└（ﾟ∀ﾟ└）ﾊｯｽﾙ!ﾊｯｽﾙ!（┘ﾟ∀ﾟ）┘
そ～れ！
└（ﾟ∀ﾟ└）ﾊｯｽﾙ!ﾊｯｽﾙ!（┘ﾟ∀ﾟ）┘
北海を望む美しきトロデーンへ続く階段道を上りながら、ゼシカはうんと伸びをした。
「気持ちいいわね！」
二歩遅れてゆっくり上っていたククールは、その仕草に笑む。
「はしゃぎすぎて足踏み外すなよ？」
ゼシカはむぅっとふくれた。
「なにそれ、失礼ね。久しぶりのトロデーンだっていうのに、そんなことしか言えないわけ？」
返されて、ククールはクックッと意地悪く笑った。
「もうっ」
「…いやごめん。俺、今ハニーしか見えてねーから」
冗談めかして巫山戯ると、ゼシカがジト目になり、少し頬を紅潮させて「………バカ」と呟く。
ぷいと向こうを向いてしまった。
「気持ちいいわね！」
二歩遅れてゆっくり上っていたククールは、その仕草に笑む。
「はしゃぎすぎて足踏み外すなよ？」
ゼシカはむぅっとふくれた。
「なにそれ、失礼ね。久しぶりのトロデーンだっていうのに、そんなことしか言えないわけ？」
返されて、ククールはクックッと意地悪く笑った。
「もうっ」
「…いやごめん。俺、今ハニーしか見えてねーから」
冗談めかして巫山戯ると、ゼシカがジト目になり、少し頬を紅潮させて「………バカ」と呟く。
ぷいと向こうを向いてしまった。
しかたがないので、ククールは肩をすくめるとまっとうな話に流れを向ける。
「ほんと久しぶりだな。あいつも姫様と結婚してしばらく立つがどうしてんのかね？
ったく、忙しいには違いないだろうが、友達がいのないやつだぜ。
こっちがわざわざ出向いてやらねーと、顔も会わせられない」
「それは、ククールが悪いんじゃない。いっつもふらふらしちゃってさ。
一体どこで何してるんだか。
おかげで、連絡取るのも一苦労だって彼困ってたわよ？」
「そりゃ悪かったな」
今度は彼がむくれる番だった。
ゼシカはそれで気分が良くなり、階段を上っていた足を止めて、くるりと振り向く。
「ねえ？ この階段を初めて上った時のこと、覚えてる？」
「あ？」
唐突な話題に、ククールは間抜けな声を上げた。
「ほんと久しぶりだな。あいつも姫様と結婚してしばらく立つがどうしてんのかね？
ったく、忙しいには違いないだろうが、友達がいのないやつだぜ。
こっちがわざわざ出向いてやらねーと、顔も会わせられない」
「それは、ククールが悪いんじゃない。いっつもふらふらしちゃってさ。
一体どこで何してるんだか。
おかげで、連絡取るのも一苦労だって彼困ってたわよ？」
「そりゃ悪かったな」
今度は彼がむくれる番だった。
ゼシカはそれで気分が良くなり、階段を上っていた足を止めて、くるりと振り向く。
「ねえ？ この階段を初めて上った時のこと、覚えてる？」
「あ？」
唐突な話題に、ククールは間抜けな声を上げた。
「だから、古代船の手がかりを求めてこの城を目指したじゃない」
「…ああ」
彼はとたんに不機嫌なコトを思い出したのだろう。
たしかに、あの時トロデーン城は呪われていて、冗談ではすまされない凶悪なモンスターが徘徊していた。
しかも、あの頃の自分達はまだとても弱くて、そのうろつくモンスターの群れに不意打ちをくらい、あわや全滅しかけたのだ。
「ククールがいなきゃ、あたしここにいなかったかも」
そう、懐かしげにしみじみとした表情で思い出を語るゼシカとは対照的に、ククールはますます不機嫌な記憶を思い出していた。
本当に、死んでしまうかと思ったのだ。
目の前でどんどん体温が奪われていくゼシカと、覚えたてで使い慣れず、何度も失敗し続ける己のザオラル。
「…ああ」
彼はとたんに不機嫌なコトを思い出したのだろう。
たしかに、あの時トロデーン城は呪われていて、冗談ではすまされない凶悪なモンスターが徘徊していた。
しかも、あの頃の自分達はまだとても弱くて、そのうろつくモンスターの群れに不意打ちをくらい、あわや全滅しかけたのだ。
「ククールがいなきゃ、あたしここにいなかったかも」
そう、懐かしげにしみじみとした表情で思い出を語るゼシカとは対照的に、ククールはますます不機嫌な記憶を思い出していた。
本当に、死んでしまうかと思ったのだ。
目の前でどんどん体温が奪われていくゼシカと、覚えたてで使い慣れず、何度も失敗し続ける己のザオラル。
「それで？」
嫌な気分がダイレクトに伝わる低い彼の声に、ゼシカはすこし思い出す仕草をする。
「んー。お礼してなかったから、しとこうかな～って」
「お礼？」
ククールは眉を上げると、階段の先に立つ彼女を見上げた。
彼女は聞いてくる。
「覚えてる？」
「何を？」
「ほら、ククール言ったじゃない」
「何か言ったっけ？」
本気で覚えていないらしいククールの様子が、ゼシカはおかしくてくすくす笑った。
「なんだよ？」
嫌な気分がダイレクトに伝わる低い彼の声に、ゼシカはすこし思い出す仕草をする。
「んー。お礼してなかったから、しとこうかな～って」
「お礼？」
ククールは眉を上げると、階段の先に立つ彼女を見上げた。
彼女は聞いてくる。
「覚えてる？」
「何を？」
「ほら、ククール言ったじゃない」
「何か言ったっけ？」
本気で覚えていないらしいククールの様子が、ゼシカはおかしくてくすくす笑った。
「なんだよ？」
覚えていないのも無理はない。
彼はその台詞を、深く意味を持たせずいつも口にするのだ。
－お礼なら、ハニーの熱い口づけを希望するね－
ま、たまにはね。
ゼシカはくすくす笑いながら、上った階段をとんとんと下りる。
降りると、彼の顔が丁度、目の前に来た。
ククールの肩にそっと手を添えると、やっと、彼の青い目に理解の色が灯った。
「マジ？」
「思い出した？」
「…ああ」
まだ信じられないという当惑した顔を瞼に、ゼシカは瞳を閉じると。
ククールの腕が彼女の背中と腰を抱き寄せ。
ゼシカはククールに『熱い』口づけをした。
彼はその台詞を、深く意味を持たせずいつも口にするのだ。
－お礼なら、ハニーの熱い口づけを希望するね－
ま、たまにはね。
ゼシカはくすくす笑いながら、上った階段をとんとんと下りる。
降りると、彼の顔が丁度、目の前に来た。
ククールの肩にそっと手を添えると、やっと、彼の青い目に理解の色が灯った。
「マジ？」
「思い出した？」
「…ああ」
まだ信じられないという当惑した顔を瞼に、ゼシカは瞳を閉じると。
ククールの腕が彼女の背中と腰を抱き寄せ。
ゼシカはククールに『熱い』口づけをした。
216 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/30(月) 21:24:11 ID:JWqPSYqo
おおおおおお！リアルタイム…とちょっと違うか。
乙です！しびれる…(;´Д｀)
乙です！しびれる…(;´Д｀)
217 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/30(月) 21:29:43 ID:Xz/MAtdb
寝る前に見てみてよかったー（・∀・）ＧＪ！
218 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/30(月) 21:44:43 ID:OJjWT16q
Mさん、乙です！
本気で覚えてないククと、悪戯っぽくじわじわと
一言ずつ歩み寄るゼシカに禿げ萌えますた！！
そして「マジ？」がトドメ・・・。
SS→絵板もイイけど、逆もまたイイ！！
ご馳走様でした～～～！
本気で覚えてないククと、悪戯っぽくじわじわと
一言ずつ歩み寄るゼシカに禿げ萌えますた！！
そして「マジ？」がトドメ・・・。
SS→絵板もイイけど、逆もまたイイ！！
ご馳走様でした～～～！
219 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/30(月) 21:58:06 ID:icFYXGij
>>Mさん
乙華麗！！萌えますた(*´д｀*)
私も「マジ？」が相当ツボです！
攻め気味（？）なゼシカもまた良しです。
乙華麗！！萌えますた(*´д｀*)
私も「マジ？」が相当ツボです！
攻め気味（？）なゼシカもまた良しです。
220 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/30(月) 23:06:13 ID:ubdn0SUv
おおぅ。あの絵からこんな素敵なＳＳが…！
感激だ～Mさんありがとうです!!
ヤバイ…また創作意欲が沸々と沸いてきてしまいますた。
いい加減にしないとククゼシ廃人になってしまう（いや、もうなってるかorz）
感激だ～Mさんありがとうです!!
ヤバイ…また創作意欲が沸々と沸いてきてしまいますた。
いい加減にしないとククゼシ廃人になってしまう（いや、もうなってるかorz）
よかったです、GJ!
寝て起きたら誤字発見しました。
２／５の（誤）「しばらく立つ」→（正）「しばらく経つ」
まとめ人さん、すみませんが恥ずかしいので収録時には訂正お願いいたします。
お手数かけます。
２／５の（誤）「しばらく立つ」→（正）「しばらく経つ」
まとめ人さん、すみませんが恥ずかしいので収録時には訂正お願いいたします。
お手数かけます。
223 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/31(火) 17:04:01 ID:kwYHYrNf
何、しばらく勃つ？
224 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/31(火) 17:56:00 ID:VtOFUa91
誰が？！
225 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/31(火) 20:58:46 ID:n3q/WFC+
226 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/31(火) 21:00:57 ID:VtOFUa91
227 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/31(火) 21:07:25 ID:08x+fgUd
ここはエッツィなインターネッツですね
228 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/31(火) 21:09:40 ID:VtOFUa91
いやぁ、まだまだですよぉｗ
すいません、また調子に乗りすぎました
すいません、また調子に乗りすぎました
229 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/31(火) 21:11:59 ID:aBBQNZs2
230 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/31(火) 22:05:56 ID:nQoS4hlH
まあなんつーかほどほどにな
この程度の下ﾈﾀもひいちゃう人いるかもしれんし
この程度の下ﾈﾀもひいちゃう人いるかもしれんし
231 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/05/31(火) 22:48:53 ID:VtOFUa91
232 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:04:39 ID:UH4JHpIx
233 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:05:02 ID:0bgEqq8C
さあ！カプ萌え者にとっては嬉しい６月がやって参りましたよ！
234 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:14:00 ID:NN0+XiGZ
235 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:14:26 ID:NN0+XiGZ
>>234へですた。
236 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:21:00 ID:DP7pLhvT
234じゃないけど、ｼﾞｭｰﾝﾌﾞﾗｲﾄﾞじゃね？
237 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:22:35 ID:fhQ0eQz5
238 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:26:54 ID:NN0+XiGZ
>>236
正解です。ぜひますます神々にはがんがってもらいたいもんです。
正解です。ぜひますます神々にはがんがってもらいたいもんです。
240 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:29:28 ID:UH4JHpIx
>>233 たぶんジューンブライドだと思う。
ミーティアのドレスはシンプルだけどレースがかわいかった。
ゼシカもドレスを着るなら、レースよりもデザイン重視がいいなぁ。
ミニスカウエディングでもいい、普段がロングスカートだから。
ククの騎士団服に合わせて、お色直しは赤だな。真紅。
妄想全開ｽﾏｿ(つД｀)
ミーティアのドレスはシンプルだけどレースがかわいかった。
ゼシカもドレスを着るなら、レースよりもデザイン重視がいいなぁ。
ミニスカウエディングでもいい、普段がロングスカートだから。
ククの騎士団服に合わせて、お色直しは赤だな。真紅。
妄想全開ｽﾏｿ(つД｀)
241 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:35:01 ID:DP7pLhvT
242 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:43:02 ID:NN0+XiGZ
243 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 00:54:18 ID:UH4JHpIx
244 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 01:40:23 ID:0cv7EDlc
245 ：アネモネ ◆KJ/KITTY/w ：2005/06/01(水) 02:04:36 ID:NN0+XiGZ
246 ：『恋の病 4』アネモネ ◆KJ/KITTY/w ：2005/06/01(水) 02:07:24 ID:NN0+XiGZ
ある朝、目覚めたら恋をしていた。
といっても、天使が耳元でラッパを吹くとか、エロスの弓で胸を打ち抜かれるとか、劇的な衝撃があって唐突に恋をしたわけではなく、私の恋はゆっくりと時間をかけて育てられたものだ。
つまり自分の気持ちを認めざるを得なくなった―――これは恋心だと自覚をしたのが今朝だったというだけわけだ。
朝の支度をしようと、鏡を覗き込んでみたら、普段よりも格段に色ツヤのよい顔がそこにあった。
窓辺から見下ろす新しい光に満ちあふれた世界は美しく、何故か感傷的になっている私の瞳はつい、潤んでしまう。
ククールの事を考えると、甘くて苦い想いで息苦しくて―――でも幸福で。
ついにきた。これが私の恋の自覚症状。
宿の帳場に行くとエイトとヤンガスがいた。二人は既に出発の準備も済んでるみたいで、お茶しながら寛いでいた。
「ククールは？」
エイトに尋ねると、
「また寝坊」
とそっけない返事が返って来た。
彼らはククールを起こすのに飽き飽きしているらしく、仕方なく私が起こしに行く事にした。
といっても、天使が耳元でラッパを吹くとか、エロスの弓で胸を打ち抜かれるとか、劇的な衝撃があって唐突に恋をしたわけではなく、私の恋はゆっくりと時間をかけて育てられたものだ。
つまり自分の気持ちを認めざるを得なくなった―――これは恋心だと自覚をしたのが今朝だったというだけわけだ。
朝の支度をしようと、鏡を覗き込んでみたら、普段よりも格段に色ツヤのよい顔がそこにあった。
窓辺から見下ろす新しい光に満ちあふれた世界は美しく、何故か感傷的になっている私の瞳はつい、潤んでしまう。
ククールの事を考えると、甘くて苦い想いで息苦しくて―――でも幸福で。
ついにきた。これが私の恋の自覚症状。
宿の帳場に行くとエイトとヤンガスがいた。二人は既に出発の準備も済んでるみたいで、お茶しながら寛いでいた。
「ククールは？」
エイトに尋ねると、
「また寝坊」
とそっけない返事が返って来た。
彼らはククールを起こすのに飽き飽きしているらしく、仕方なく私が起こしに行く事にした。
247 ：『恋の病 4』アネモネ ◆KJ/KITTY/w ：2005/06/01(水) 02:10:55 ID:NN0+XiGZ
彼の部屋に入る。
っていうか……。何この人、枕なんか抱いちゃって。変な男。
でも日頃のすれた態度とのギャップに胸がきゅんとなる。
朝の光を受けて、銀の髪はけぶるよう。長いまつげは羽根のよう。今さらだけれど、この人は本当にきれい。
あまりにも安らかなその寝顔に起こす事が躊躇われる。が、心を鬼にして肩を軽く揺さぶり、名前を呼ぼうとする。
「ククー…、わあっ！！」
呼び掛けたその声は、言葉にはならなかった。ククールによって腕をつかまれてベッドに引きずりこまれてしまったので。
顔を胸元に押しつけられて、僅かな汗の匂いが鼻先を掠め、頭の中が真っ白になる。
耳の上でくつくつと喉を鳴らせているのにはっと我にかえって、思わずその腕を振り払い、容赦ない平手打ちを食らわせた。
ククールは打たれた頬を押さえながらのっそりと起き上がる。
「いてぇ……、なんて暴力的な起こし方なんだ」
「何すンのよ！」
「見惚れてたくせに」
いけしゃあしゃあと言ってのけるククールは、私の手のひらに発生した炎を見て、顔色を変える。
「げっ……、ごめんなさい！すみません！！」
平謝りする様子が阿呆らしくてとりあえず炎を手の中に収めると、ククールはほっと一息ついて挨拶してきた。
「おはよ」
「……おはよう」
髪をかきあげるククールをあらためて見ると、髪はくしゃくしゃ、寝巻はしわくちゃ、仕草はフニャフニャ。
カッコ悪い……。
でも……。
可愛い……。
アバタもエクボってこーゆー事かぁ、なるほどね……って、何だそりゃー！！
やばい。なんだかドキドキしてきた。とてもじゃないけど、ククールを真っすぐに見ていられない。
「早く支度しなさいよ！みんな待ってんだからね！」
バンッ！！
扉を必要以上に勢いよく開けると、言い捨ててその場から逃げた。
っていうか……。何この人、枕なんか抱いちゃって。変な男。
でも日頃のすれた態度とのギャップに胸がきゅんとなる。
朝の光を受けて、銀の髪はけぶるよう。長いまつげは羽根のよう。今さらだけれど、この人は本当にきれい。
あまりにも安らかなその寝顔に起こす事が躊躇われる。が、心を鬼にして肩を軽く揺さぶり、名前を呼ぼうとする。
「ククー…、わあっ！！」
呼び掛けたその声は、言葉にはならなかった。ククールによって腕をつかまれてベッドに引きずりこまれてしまったので。
顔を胸元に押しつけられて、僅かな汗の匂いが鼻先を掠め、頭の中が真っ白になる。
耳の上でくつくつと喉を鳴らせているのにはっと我にかえって、思わずその腕を振り払い、容赦ない平手打ちを食らわせた。
ククールは打たれた頬を押さえながらのっそりと起き上がる。
「いてぇ……、なんて暴力的な起こし方なんだ」
「何すンのよ！」
「見惚れてたくせに」
いけしゃあしゃあと言ってのけるククールは、私の手のひらに発生した炎を見て、顔色を変える。
「げっ……、ごめんなさい！すみません！！」
平謝りする様子が阿呆らしくてとりあえず炎を手の中に収めると、ククールはほっと一息ついて挨拶してきた。
「おはよ」
「……おはよう」
髪をかきあげるククールをあらためて見ると、髪はくしゃくしゃ、寝巻はしわくちゃ、仕草はフニャフニャ。
カッコ悪い……。
でも……。
可愛い……。
アバタもエクボってこーゆー事かぁ、なるほどね……って、何だそりゃー！！
やばい。なんだかドキドキしてきた。とてもじゃないけど、ククールを真っすぐに見ていられない。
「早く支度しなさいよ！みんな待ってんだからね！」
バンッ！！
扉を必要以上に勢いよく開けると、言い捨ててその場から逃げた。
248 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 02:20:20 ID:0cv7EDlc
寝られーん！！と叫びつつ連投規制支援
249 ：『恋の病 4』アネモネ ◆KJ/KITTY/w ：2005/06/01(水) 02:20:20 ID:NN0+XiGZ
ある朝、いつものように寝坊したら、ゼシカに叩き起こされた。
とりあえず身なりを整えようと鏡を覗き込んでみたら、ゼシカに打たれた左の頬が赤くなっていた。
女の子に叩かれた位ではオレ様の美形力が衰えるはずもないが……おぼこ娘め、なんだあの位で。
頬を掻きながら思う……絶対見惚れてると思ったんだけどな。ゼシカもとうとうオレの魅力に気付いたかと。
容姿端麗、八面玲瓏、なーんてね。
ガキの頃から呪文のように言われ続けてきた言葉。
あんまり周りが言うもんだから、オレ自身もそーなんだなぁなんて思うようになっていた。
でもゼシカにはそんな武器は全く通用しなくて、口説いても口説いても、ちっともなびきやしない。
恐ろしくブラコンで、美人のクセに浮いたエピソードの一つも持ってやしない。
……恋愛回路あるんだろうか。それすらも疑わしい。まぁ、くじけないで頑張るけどね。
好きなんだぜ？ハニー。いつの日か、目覚めた時に枕の代わりに君がいるといいんだけどな。
宿の帳場に行くと全員揃っていて、早速まじめなエイト君に毎度お馴染みの説教を食らう。
面倒臭くて話し半分にそれを聞きつつ視線を彷徨わせていると、ヤンガスのでっかい図体の向うのゼシカと目が合った。
ザマーミロ、というような顔で『あかんべ』を送ってきたので、ゼシカの専売特許『投げキッス』で応戦してやった。
いや、深い意味はなかったんだけどね……。
するとゼシカはこれ以上赤くなれないだろうという位赤くなって下を向いてしまった。
様子がおかしいので、ギャーギャーうるさいエイトを無視してゼシカの近くに寄ってみる。
「ゼシカ？」
「………。」
「おーい？ゼシカさん？」
話し掛けてもだんまりを決め込んでいるので、その肩に手を置こうとした……その時、
「触らないでよーーーーーっ！！」
ゼシカはネコ見た鼠のように、ものスゴイ勢いで飛びずさると一声叫んで一目散に外へと逃げてしまった。
取り残されたオレは、宙に浮いたまま行き場のなくなった手を気まずくぶらぶらさせる。
なんなんだろう……？
女の子の事は知り尽くしているつもりだけれど、あの子の事はわからない。
茫然としているオレをエイトとヤンガスがしたり顔で見ていた。
とりあえず身なりを整えようと鏡を覗き込んでみたら、ゼシカに打たれた左の頬が赤くなっていた。
女の子に叩かれた位ではオレ様の美形力が衰えるはずもないが……おぼこ娘め、なんだあの位で。
頬を掻きながら思う……絶対見惚れてると思ったんだけどな。ゼシカもとうとうオレの魅力に気付いたかと。
容姿端麗、八面玲瓏、なーんてね。
ガキの頃から呪文のように言われ続けてきた言葉。
あんまり周りが言うもんだから、オレ自身もそーなんだなぁなんて思うようになっていた。
でもゼシカにはそんな武器は全く通用しなくて、口説いても口説いても、ちっともなびきやしない。
恐ろしくブラコンで、美人のクセに浮いたエピソードの一つも持ってやしない。
……恋愛回路あるんだろうか。それすらも疑わしい。まぁ、くじけないで頑張るけどね。
好きなんだぜ？ハニー。いつの日か、目覚めた時に枕の代わりに君がいるといいんだけどな。
宿の帳場に行くと全員揃っていて、早速まじめなエイト君に毎度お馴染みの説教を食らう。
面倒臭くて話し半分にそれを聞きつつ視線を彷徨わせていると、ヤンガスのでっかい図体の向うのゼシカと目が合った。
ザマーミロ、というような顔で『あかんべ』を送ってきたので、ゼシカの専売特許『投げキッス』で応戦してやった。
いや、深い意味はなかったんだけどね……。
するとゼシカはこれ以上赤くなれないだろうという位赤くなって下を向いてしまった。
様子がおかしいので、ギャーギャーうるさいエイトを無視してゼシカの近くに寄ってみる。
「ゼシカ？」
「………。」
「おーい？ゼシカさん？」
話し掛けてもだんまりを決め込んでいるので、その肩に手を置こうとした……その時、
「触らないでよーーーーーっ！！」
ゼシカはネコ見た鼠のように、ものスゴイ勢いで飛びずさると一声叫んで一目散に外へと逃げてしまった。
取り残されたオレは、宙に浮いたまま行き場のなくなった手を気まずくぶらぶらさせる。
なんなんだろう……？
女の子の事は知り尽くしているつもりだけれど、あの子の事はわからない。
茫然としているオレをエイトとヤンガスがしたり顔で見ていた。
250 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 02:22:34 ID:fhQ0eQz5
微力ながら支援
251 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 02:25:35 ID:NN0+XiGZ
252 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 02:26:13 ID:NN0+XiGZ
>>250
ごめん！おわりなんだw
ごめん！おわりなんだw
253 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 02:47:38 ID:0cv7EDlc
朝っぱらからドタバタなバカップルの図に萌えました～！！
ゼシカにはククールの今までの戦略（笑）が通用せずに
戸惑うところがやっぱ萌えポイントなんだなーと思いますた。
ちょっとは通用してるところもあったようですが。ゥヶヶ
ゼシカかわいいな～もう。
寝る前にご馳走さまでした！明日も楽しみにしてます。
とゆーわけでおやすみなさい（笑）。
ゼシカにはククールの今までの戦略（笑）が通用せずに
戸惑うところがやっぱ萌えポイントなんだなーと思いますた。
ちょっとは通用してるところもあったようですが。ゥヶヶ
ゼシカかわいいな～もう。
寝る前にご馳走さまでした！明日も楽しみにしてます。
とゆーわけでおやすみなさい（笑）。
254 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 02:49:58 ID:0cv7EDlc
あ、忘れた。
文頭シンクロしてるところが気に入りましたん。
文頭シンクロしてるところが気に入りましたん。
255 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 02:51:43 ID:DP7pLhvT
>>アネモネ氏
ｶﾜｲｲ！！
相変わらずｼﾁｭ(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ
おぼこ娘にﾊｹﾞﾜﾗでした
ﾃﾝﾎﾟいいなぁ
ｶﾜｲｲ！！
相変わらずｼﾁｭ(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ
おぼこ娘にﾊｹﾞﾜﾗでした
ﾃﾝﾎﾟいいなぁ
256 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 13:59:36 ID:WPKT6iCs
２、３日目を離した隙に神が！
GJです！
ギャーギャーエイトが笑えました。聞いてないククールにも。
GJです！
ギャーギャーエイトが笑えました。聞いてないククールにも。
257 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 20:19:06 ID:qjbqP1pN
>>エロスの弓で胸を打ち抜かれるとか
こういう夢見がちなゼシカの恋愛感表現がｲｶｽ！ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ
恋の病シリーズﾔﾊﾟｰﾘ萌えまつ(つД｀)
こういう夢見がちなゼシカの恋愛感表現がｲｶｽ！ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ
恋の病シリーズﾔﾊﾟｰﾘ萌えまつ(つД｀)
258 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/01(水) 23:00:20 ID:qnk+MgLF
毎度ＧＪです！
恋に落ちたゼシカの描写が素敵で、
なんだか自分まで恋したくなっちゃいましたｗ
恋に落ちたゼシカの描写が素敵で、
なんだか自分まで恋したくなっちゃいましたｗ
259 ：アネモネ ◆KJ/KITTY/w ：2005/06/02(木) 02:39:31 ID:0EWiLpsj
こんなネタに感想いただけて恐縮です。
ありがとうございましたv
ありがとうございましたv
260 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/02(木) 03:48:15 ID:WeSUDnGH
ふお～！！いつもGJです！
クックルの寝汗に固まるゼシカ萌え
萌えどころまちがってるかも知れませんが、その乙女心わかるﾜｱ・・・(;ﾟ∀ﾟ)=3
クックルの寝汗に固まるゼシカ萌え
萌えどころまちがってるかも知れませんが、その乙女心わかるﾜｱ・・・(;ﾟ∀ﾟ)=3
261 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/02(木) 07:16:04 ID:7fIYN4cg
寝汗…悪い夢を見た時の冷や汗でない事を祈る(´・ω・｀)
262 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/02(木) 11:35:03 ID:6TA1vUyZ
保守
263 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/02(木) 12:03:53 ID:S3e7Vca1
夢の中で何かやらかしてメラゾーマ喰らいそうになって
冷や汗かいてたりしてなーwww
冷や汗かいてたりしてなーwww
264 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/02(木) 18:29:37 ID:FvqevJ0Q
悪夢を見た後、寝起きでゼシカをきゅっと抱きしめ、現実の感触にホッとするクックル
もちろん即メラゾーマ。
もちろん即メラゾーマ。
265 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:39:44 ID:QgJgp8yF
こんばんは～。SS投下に参りました。
期待されている６月モノでないばかりか、かなり異色な内容に
なっちゃってますが、お楽しみいただければ嬉しいです。
>>263-264
ダブルメラゾーマですかっ！！！
朝っぱらからめちゃめちゃ疲れそう（笑）。
期待されている６月モノでないばかりか、かなり異色な内容に
なっちゃってますが、お楽しみいただければ嬉しいです。
>>263-264
ダブルメラゾーマですかっ！！！
朝っぱらからめちゃめちゃ疲れそう（笑）。
266 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/02(木) 18:40:00 ID:JYoHXSXr
わぁぁぁん俺怖かったよ～(>_<;)と泣き付くのはあり？
…あんまガラじゃないか。
…あんまガラじゃないか。
267 ：『innocence』1/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:40:49 ID:QgJgp8yF
（…何でかしら？上手いんだけど、どこか…変？）
ゼシカは夕食に使うイモの皮を剥きながら、目の前で同じ作業をするククールの様子を見てはそんなことを考えていた。
ククールが一行に合流したのは、つい先日のことだった。
黙々と慣れた手つきでイモの皮を剥いているその姿は、ドニの町での一連のドタバタで抱いた軽薄な第一印象とはいささか違う感じがする。
育ての親だったオディロ院長を失って間もないからだろうか？
あるいは「赤の他人」から「仲間」となった自分たちとの接し方を模索中なのだろうか？
「…ん？何か？」
時折向けられるゼシカの視線に気付いたククールは手を休め、その顔を上げた。
「あ…皮剥くの上手いなーって思ってたの。でも…」
その先の「どこか変」という言葉を言っていいものかと躊躇ったゼシカは言葉を飲み込む。
「でも？」
ククールのまっすぐな蒼の瞳に射抜かれたゼシカは、その躊躇いも手伝って反射的に目を逸らし、意図せず自分の手元を見る形となった。
ゼシカは夕食に使うイモの皮を剥きながら、目の前で同じ作業をするククールの様子を見てはそんなことを考えていた。
ククールが一行に合流したのは、つい先日のことだった。
黙々と慣れた手つきでイモの皮を剥いているその姿は、ドニの町での一連のドタバタで抱いた軽薄な第一印象とはいささか違う感じがする。
育ての親だったオディロ院長を失って間もないからだろうか？
あるいは「赤の他人」から「仲間」となった自分たちとの接し方を模索中なのだろうか？
「…ん？何か？」
時折向けられるゼシカの視線に気付いたククールは手を休め、その顔を上げた。
「あ…皮剥くの上手いなーって思ってたの。でも…」
その先の「どこか変」という言葉を言っていいものかと躊躇ったゼシカは言葉を飲み込む。
「でも？」
ククールのまっすぐな蒼の瞳に射抜かれたゼシカは、その躊躇いも手伝って反射的に目を逸らし、意図せず自分の手元を見る形となった。
268 ：『innocence』2/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:43:01 ID:QgJgp8yF
「あっ！」
ゼシカは思わず声をあげ、再びククールを見た。そして自分の手元と見比べる。
「そっか、違和感があるわけよね。左手でナイフ使ってるから」
「ああ、そういうことか」
フッ、と軽く笑った後、ククールはその手のナイフをくるりと回転させた。
「よく言われるよ。「珍しい」とか「変な感じ」とか「器用だ」とか。そう思ったかい？」
ゼシカは「違和感」などと口走ったことを軽卒だったと後悔した。
三つもの具体的な形容を即座に返してきたククール。
その顔に浮かんでいたものは、苦笑。
きっと過去に幾度となく同様の言われ方をしてきたのだろう。
そしてそれは、あまりいい記憶ではないように感じられた。
「身近に左利きの人はいなかったからね。…気に障ったのなら、ごめん」
「別に謝らなくてもいいけど？実際、メタルスライムを見かけるくらいには珍しいんだろうし」
ククールはそう言うと、何事も無かったかのようにイモの皮剥きを再開した。
「ねぇ…左利きで困ったことってある？」
暫しの沈黙の後、ゼシカはククールに問い掛けた。
これといった話題が無いのと興味とが半々の割合、といった感じだろうか。
先程のように、知らずに相手を傷つけかねない状況を少なくしよう、とも思っていた。
好むと好まざるとに関わらず、ククールはこの先しばらくの間は毎日を共に過ごす仲間となったのだから。
ゼシカは思わず声をあげ、再びククールを見た。そして自分の手元と見比べる。
「そっか、違和感があるわけよね。左手でナイフ使ってるから」
「ああ、そういうことか」
フッ、と軽く笑った後、ククールはその手のナイフをくるりと回転させた。
「よく言われるよ。「珍しい」とか「変な感じ」とか「器用だ」とか。そう思ったかい？」
ゼシカは「違和感」などと口走ったことを軽卒だったと後悔した。
三つもの具体的な形容を即座に返してきたククール。
その顔に浮かんでいたものは、苦笑。
きっと過去に幾度となく同様の言われ方をしてきたのだろう。
そしてそれは、あまりいい記憶ではないように感じられた。
「身近に左利きの人はいなかったからね。…気に障ったのなら、ごめん」
「別に謝らなくてもいいけど？実際、メタルスライムを見かけるくらいには珍しいんだろうし」
ククールはそう言うと、何事も無かったかのようにイモの皮剥きを再開した。
「ねぇ…左利きで困ったことってある？」
暫しの沈黙の後、ゼシカはククールに問い掛けた。
これといった話題が無いのと興味とが半々の割合、といった感じだろうか。
先程のように、知らずに相手を傷つけかねない状況を少なくしよう、とも思っていた。
好むと好まざるとに関わらず、ククールはこの先しばらくの間は毎日を共に過ごす仲間となったのだから。
269 ：『innocence』3/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:45:58 ID:QgJgp8yF
「困ったことか。うーん…。草刈りは苦手だったな」
「草刈り？」
どんな話でも予測できるものでは無かっただろうが、そのあまりに意外すぎる答えにゼシカは呆気に取られてしまった。
「草刈り鎌がさ。あれ、左手じゃ使えねえんだ」
草刈り鎌は片刃で、手前やや上方に引くことで作業をする道具だ。
左手で持つと刃が上下逆になり、その結果手前やや下方に引かないと同じ作業はできない、と、ククールは身ぶり手ぶりを交えて説明をした。
「へえぇ。それって右利きだと分からないわね」
「だろ？それで「お前はなんてヘタなんだ」なんて言われた日にゃブチ切れよ？」
ククールのおどけた言い方に、ゼシカは思わず噴き出してしまった。
「あと、タマゴ型のレードルも使い辛いから嫌いだな」
そう言いながら、脇に置いてある鍋に突っ込まれていたレードルを取り出す。
「こういう丸いのならいいんだけど」
ククールはゼシカの目の前でレードルを左右に振り、鍋に戻した。
「草刈り？」
どんな話でも予測できるものでは無かっただろうが、そのあまりに意外すぎる答えにゼシカは呆気に取られてしまった。
「草刈り鎌がさ。あれ、左手じゃ使えねえんだ」
草刈り鎌は片刃で、手前やや上方に引くことで作業をする道具だ。
左手で持つと刃が上下逆になり、その結果手前やや下方に引かないと同じ作業はできない、と、ククールは身ぶり手ぶりを交えて説明をした。
「へえぇ。それって右利きだと分からないわね」
「だろ？それで「お前はなんてヘタなんだ」なんて言われた日にゃブチ切れよ？」
ククールのおどけた言い方に、ゼシカは思わず噴き出してしまった。
「あと、タマゴ型のレードルも使い辛いから嫌いだな」
そう言いながら、脇に置いてある鍋に突っ込まれていたレードルを取り出す。
「こういう丸いのならいいんだけど」
ククールはゼシカの目の前でレードルを左右に振り、鍋に戻した。
270 ：『innocence』4/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:47:31 ID:QgJgp8yF
「剣と弓は、習った時に特に苦労した記憶はないね」
「えっ？そうなの？」
その二つは苦労したのではないか、と考えていたゼシカは驚く。
そして続くククールの言葉に更に驚かされた。
「むしろ他の奴らより楽だったかもな。対面状態だとオレは教官を鏡にできるからさ」
「鏡にできる…って？」
もう何が何だかゼシカには分からなくなってしまっていた。
そんなゼシカの様子を見て取ったククールは、ゼシカと正対する形に向き直って話を続けた。
「ゼシカが生徒でオレが教官だとするだろ？で、オレの動作をそのまま右手で真似してみな」
ククールはそう言うと、ナイフを持った左手を真上に上げた。
「これでいい？」
ゼシカがそれに倣って右手を真上に上げたのを見届け頷いた後、ククールは自らの右手の方向に斜めの線を描くように左手をゆっくりと振り下ろす。
ゼシカはその一瞬後に自分の左手に向かって右手で斜めの線を描いた。
「向かい合って構えを教わる時、相手と利き手が違う場合は今みたいに鏡を見る感覚でできるわけさ」
頭から足先まで、全身を映せるほど大きな鏡をゼシカは見たことがない。
そのような大きさの鏡は造るのが難しいためにとても高価で、一般には出回っていないからだ。
なるほど、相手の動作を真似る場合に、この疑似体験ほど有利な状況はおそらく無いだろう。
「ほんと…今のだと考え方が楽ね」
「だろ？たまには少し得した感じになるんだ」
「えっ？そうなの？」
その二つは苦労したのではないか、と考えていたゼシカは驚く。
そして続くククールの言葉に更に驚かされた。
「むしろ他の奴らより楽だったかもな。対面状態だとオレは教官を鏡にできるからさ」
「鏡にできる…って？」
もう何が何だかゼシカには分からなくなってしまっていた。
そんなゼシカの様子を見て取ったククールは、ゼシカと正対する形に向き直って話を続けた。
「ゼシカが生徒でオレが教官だとするだろ？で、オレの動作をそのまま右手で真似してみな」
ククールはそう言うと、ナイフを持った左手を真上に上げた。
「これでいい？」
ゼシカがそれに倣って右手を真上に上げたのを見届け頷いた後、ククールは自らの右手の方向に斜めの線を描くように左手をゆっくりと振り下ろす。
ゼシカはその一瞬後に自分の左手に向かって右手で斜めの線を描いた。
「向かい合って構えを教わる時、相手と利き手が違う場合は今みたいに鏡を見る感覚でできるわけさ」
頭から足先まで、全身を映せるほど大きな鏡をゼシカは見たことがない。
そのような大きさの鏡は造るのが難しいためにとても高価で、一般には出回っていないからだ。
なるほど、相手の動作を真似る場合に、この疑似体験ほど有利な状況はおそらく無いだろう。
「ほんと…今のだと考え方が楽ね」
「だろ？たまには少し得した感じになるんだ」
271 ：『innocence』5/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:49:35 ID:QgJgp8yF
いつの間にかゼシカは、ククールが次から次へと語る未知の話に夢中になっていた。
「武器の中であれだけはダメだな。ブーメラン」
「どうして？」
ゼシカはエイトの背負っていたブーメランを思い出す。
エイトのブーメランは持ち手側に布だか皮だかが巻かれていたが、左手で使う場合はそれを左右巻き替えればいいのではないか？などと考えていた。
「ブーメランは片側の羽だけ少し削ってるんだ。そうしておかないと投げた時戻ってこない」
「へえぇ。あれって左右同じ形だとばっかり思ってたわ」
「逆側を削って作ればオレでも使えるようになるけど、問題はその先にあるんだ」
ククールは一旦そこで言葉を切り、ゼシカに視線を投げ掛けた。
「どんな問題だか分かるかい？」
「問題……？」
ゼシカはそう呟くと俯き、真剣に考え始める。既にその手は止まっていた。
その様子を見たククールの口許が、ほんの僅かばかり釣り上がる。
（やっぱり。疑問を抱いたら没頭するタイプ…だな）
「武器の中であれだけはダメだな。ブーメラン」
「どうして？」
ゼシカはエイトの背負っていたブーメランを思い出す。
エイトのブーメランは持ち手側に布だか皮だかが巻かれていたが、左手で使う場合はそれを左右巻き替えればいいのではないか？などと考えていた。
「ブーメランは片側の羽だけ少し削ってるんだ。そうしておかないと投げた時戻ってこない」
「へえぇ。あれって左右同じ形だとばっかり思ってたわ」
「逆側を削って作ればオレでも使えるようになるけど、問題はその先にあるんだ」
ククールは一旦そこで言葉を切り、ゼシカに視線を投げ掛けた。
「どんな問題だか分かるかい？」
「問題……？」
ゼシカはそう呟くと俯き、真剣に考え始める。既にその手は止まっていた。
その様子を見たククールの口許が、ほんの僅かばかり釣り上がる。
（やっぱり。疑問を抱いたら没頭するタイプ…だな）
272 ：『innocence』6/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:50:59 ID:QgJgp8yF
「どう？分かった？」
ククールは頃合いを見計らってゼシカに答えを促す。
ゼシカは若干の口惜しさが漂う表情を浮かべ、上目遣いでククールを見ながら言った。
「……ヒント、ちょうだい」
「プッ…」
その仕草と発想があまりに可愛らしく思えたククールは、不覚にも噴き出してしまった。
そんなククールを見て、ゼシカは抗議まじりに話を続ける。
「笑わなくてもいいじゃない！ブーメランのこと全然知らなかったんだから」
「悪い悪い。ヒントか。そうだな……」
ククールは暫く考えてからこう言った。
「エイトのブーメランでは簡単に出来て、オレのブーメランではやり辛いことがある。これがヒント」
「うーん……」
ヒントを与えられたゼシカは、ますます深く悩む状態になってしまった。
「なあ、ゼシカ…」
ククールは暫くゼシカの様子を黙って見守っていたが、やがて意を決したように呼び掛けた。
ゼシカはハッとして顔を上げる。
「答えは言わないでおくからさ。とりあえず今はこいつをやっつけようぜ？」
そう言いながらククールは、手にしていた剥きかけのイモを宙に舞わせた。
「あっ！…あはは。そうね、急がないと」
ゼシカは照れ笑いをした後、慌てて皮剥きを再開した。
ククールは頃合いを見計らってゼシカに答えを促す。
ゼシカは若干の口惜しさが漂う表情を浮かべ、上目遣いでククールを見ながら言った。
「……ヒント、ちょうだい」
「プッ…」
その仕草と発想があまりに可愛らしく思えたククールは、不覚にも噴き出してしまった。
そんなククールを見て、ゼシカは抗議まじりに話を続ける。
「笑わなくてもいいじゃない！ブーメランのこと全然知らなかったんだから」
「悪い悪い。ヒントか。そうだな……」
ククールは暫く考えてからこう言った。
「エイトのブーメランでは簡単に出来て、オレのブーメランではやり辛いことがある。これがヒント」
「うーん……」
ヒントを与えられたゼシカは、ますます深く悩む状態になってしまった。
「なあ、ゼシカ…」
ククールは暫くゼシカの様子を黙って見守っていたが、やがて意を決したように呼び掛けた。
ゼシカはハッとして顔を上げる。
「答えは言わないでおくからさ。とりあえず今はこいつをやっつけようぜ？」
そう言いながらククールは、手にしていた剥きかけのイモを宙に舞わせた。
「あっ！…あはは。そうね、急がないと」
ゼシカは照れ笑いをした後、慌てて皮剥きを再開した。
273 ：『innocence』7/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:53:14 ID:QgJgp8yF
遅れを取り戻すべく黙々と作業をして食材を入れた鍋を火にかけた後、レードルで鍋の中の灰汁を取り除きながらゼシカはぽつりと呟いた。
「鏡に映したものを取り出せる魔法があったらいいわよね」
「は？」
その突拍子も無いゼシカの発想に、ククールは咄嗟に言葉を返せず呆然としてしまった。
「やだっ！あんたまた笑うわね！？」
ククールの表情を見て、呆れられたかと思ったゼシカは頬を染めて身構える。
しかしククールは呆然としたままゼシカを見つめ続け、ようやく口を開いた。
「いや、そういう言い方されるのは初めてでさ。……驚いてた」
そして微かな笑みをこぼした。
それは苦笑でも失笑でもなく、純粋な微笑みだった。
（そうだな。本当にそんな魔法があるといいよな……）
照れくさくてとても口にすることは出来なかったが、ゼシカのその無邪気な気遣いをククールは心底嬉しく思うのだった。
「鏡に映したものを取り出せる魔法があったらいいわよね」
「は？」
その突拍子も無いゼシカの発想に、ククールは咄嗟に言葉を返せず呆然としてしまった。
「やだっ！あんたまた笑うわね！？」
ククールの表情を見て、呆れられたかと思ったゼシカは頬を染めて身構える。
しかしククールは呆然としたままゼシカを見つめ続け、ようやく口を開いた。
「いや、そういう言い方されるのは初めてでさ。……驚いてた」
そして微かな笑みをこぼした。
それは苦笑でも失笑でもなく、純粋な微笑みだった。
（そうだな。本当にそんな魔法があるといいよな……）
照れくさくてとても口にすることは出来なかったが、ゼシカのその無邪気な気遣いをククールは心底嬉しく思うのだった。
274 ：『innocence』8/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:55:39 ID:QgJgp8yF
結局ブーメラン問題は翌日に持ち越され、ゼシカの思考は泥沼化してしまっていた。
一行はアスカンタ城に辿り着いたものの、国中が服喪中であったためにこれといった目新しい情報を得ることができず、その城下で店を物色しながら今後の相談をすることにした。
そんな中、答えは思わぬ形で突如もたらされることとなる。
「あっ！これ欲しいな、やいばのブーメラン。1360ゴールドかぁ…」
エイトは武器屋の前で立ち止まり、背負っていたハイブーメランを店主に見せて話を続ける。
「すいません。これ、いくらで引き取って貰え…」
「あ～～～～～っ！！！」
町中に響き渡ったゼシカの絶叫に、店主とエイトとヤンガスは驚き一斉にゼシカを見た。
三人の視線を浴びたゼシカは両手で自分の口を覆い、真っ赤になりながら謝罪をする。
その様子を後ろで見ていたククールは、堪らずに大笑いを始めた。
事情を知らないエイトとヤンガスは、一体何故笑うのかと目を白黒させる。
逃げるようにしてゼシカは笑い続けるククールの側へと歩み寄り、がっくりと項垂れながら言った。
「……やり辛いことって、下取りだったのね」
～ 終 ～
一行はアスカンタ城に辿り着いたものの、国中が服喪中であったためにこれといった目新しい情報を得ることができず、その城下で店を物色しながら今後の相談をすることにした。
そんな中、答えは思わぬ形で突如もたらされることとなる。
「あっ！これ欲しいな、やいばのブーメラン。1360ゴールドかぁ…」
エイトは武器屋の前で立ち止まり、背負っていたハイブーメランを店主に見せて話を続ける。
「すいません。これ、いくらで引き取って貰え…」
「あ～～～～～っ！！！」
町中に響き渡ったゼシカの絶叫に、店主とエイトとヤンガスは驚き一斉にゼシカを見た。
三人の視線を浴びたゼシカは両手で自分の口を覆い、真っ赤になりながら謝罪をする。
その様子を後ろで見ていたククールは、堪らずに大笑いを始めた。
事情を知らないエイトとヤンガスは、一体何故笑うのかと目を白黒させる。
逃げるようにしてゼシカは笑い続けるククールの側へと歩み寄り、がっくりと項垂れながら言った。
「……やり辛いことって、下取りだったのね」
～ 終 ～
275 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/02(木) 18:56:48 ID:QgJgp8yF
ここまで読んで下さり、どうもありがとうございました。
白状すると単に左利きネタを描きたかっただけなんですが、
それを描くならククール加入直後しかないよね、ということで
こんな形にしてみました。
この時期だと萌え要素も何もあったもんじゃないですけどね。
それでは、また！
白状すると単に左利きネタを描きたかっただけなんですが、
それを描くならククール加入直後しかないよね、ということで
こんな形にしてみました。
この時期だと萌え要素も何もあったもんじゃないですけどね。
それでは、また！
276 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/02(木) 19:01:48 ID:8SVJZyZA
乙です！楽しくリロード連打させていただきました。
左利きエピソードがすごくリアルですね。オチもかわいいｖ
二人の初々しいやりとりが萌えですよ。
左利きエピソードがすごくリアルですね。オチもかわいいｖ
二人の初々しいやりとりが萌えですよ。
277 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/02(木) 19:50:43 ID:AQ1rk2gS
ブーメラン問題解けんかったorz
278 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/02(木) 21:37:36 ID:S3e7Vca1
乙でした！じっくり読ませていただきました。
異色とおっしゃるけど、日常の１コマっぽくて良かったです。
さりげなく女の子のタイプ観察してるククにワロタw
最後の大笑いのところで、ククが100%楽しくて笑ったのって
ものすごく久々なんじゃないかと思ってしまってホロリ
異色とおっしゃるけど、日常の１コマっぽくて良かったです。
さりげなく女の子のタイプ観察してるククにワロタw
最後の大笑いのところで、ククが100%楽しくて笑ったのって
ものすごく久々なんじゃないかと思ってしまってホロリ
皆様激しくGJ!&乙！です。
更新しました。ではまた(・∀・)
更新しました。ではまた(・∀・)
280 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/03(金) 04:02:16 ID:XLEytnSr
281 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/03(金) 15:49:37 ID:baEwU0aq
>>◆aO0Gallp8s
乙！お互いを意識しはじめたククゼシも良いけど
出会った頃の初々しいククゼシもイイもんですね。萌えた。
また最初からプレイしたくなりますた。
乙！お互いを意識しはじめたククゼシも良いけど
出会った頃の初々しいククゼシもイイもんですね。萌えた。
また最初からプレイしたくなりますた。
282 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/03(金) 22:11:22 ID:Rm1X+8JM
まとめ人さま
いつもお世話様です。
早々に収録していただき、ありがとうございます。
ご感想下さったみなさま
どうもありがとうございます。萌えていただけて嬉しいです。
「再プレイしたくなった」というのは最高の褒め言葉ですね。
>> 左利きエピソードがすごくリアル
キターーーーーー！！！…というわけで、ちょいとタネあかしなど。
盛り込んだエピソードは全て実体験に基づくものです。
草刈り鎌＆タマゴ型レードル → そのまんま。
剣と弓の鏡疑似体験 → 剣道弓道は経験ないのでテニスの素振り
ブーメラン → オーストラリア土産で左利き用ブーメランを貰った
鏡に映したものを取り出せたらいい
→ 体育の実技でキャッチボールをした時、右手用グローブしか
備品には無く、ボールを受け取ってはグローブを外して投げ返す
という状態になって「助けてドラえm(ry」と思った。
トランプも実は左利きには使い辛いアイテムなんですが、盛り込んだ
アイテムほどインパクトが無いために没にしました。
ククールがポーカーのイカサマに長けているのには、利き手が関係
してるかも？と思います。
「左利きグッズ」でググると他にも色々見られるので面白いかもしれません。
以上、スレ違いな長文失礼しました～。ではでは！
いつもお世話様です。
早々に収録していただき、ありがとうございます。
ご感想下さったみなさま
どうもありがとうございます。萌えていただけて嬉しいです。
「再プレイしたくなった」というのは最高の褒め言葉ですね。
>> 左利きエピソードがすごくリアル
キターーーーーー！！！…というわけで、ちょいとタネあかしなど。
盛り込んだエピソードは全て実体験に基づくものです。
草刈り鎌＆タマゴ型レードル → そのまんま。
剣と弓の鏡疑似体験 → 剣道弓道は経験ないのでテニスの素振り
ブーメラン → オーストラリア土産で左利き用ブーメランを貰った
鏡に映したものを取り出せたらいい
→ 体育の実技でキャッチボールをした時、右手用グローブしか
備品には無く、ボールを受け取ってはグローブを外して投げ返す
という状態になって「助けてドラえm(ry」と思った。
トランプも実は左利きには使い辛いアイテムなんですが、盛り込んだ
アイテムほどインパクトが無いために没にしました。
ククールがポーカーのイカサマに長けているのには、利き手が関係
してるかも？と思います。
「左利きグッズ」でググると他にも色々見られるので面白いかもしれません。
以上、スレ違いな長文失礼しました～。ではでは！
>>Mさん
SS訂正するの忘れてました！ごめんなさい。直しました。
校正屋さんに突っ込まれて気付きました。
SS訂正するの忘れてました！ごめんなさい。直しました。
校正屋さんに突っ込まれて気付きました。
284 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/04(土) 01:56:24 ID:O/iavxo2
まとめ人さん乙でーす！
新絵ｷﾀ━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!!
解答、漏れは3だと萌える…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
新絵ｷﾀ━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!!
解答、漏れは3だと萌える…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
285 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/04(土) 06:51:33 ID:u98SfacR
286 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/04(土) 22:50:36 ID:MKl41ikt
祝！まとめサイト6000HIT！！
・・・キリ番踏んだの漏れじゃないけどねww
・・・キリ番踏んだの漏れじゃないけどねww
287 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 00:19:04 ID:vPWCyjVw
誰かククゼシ的萌えな話題はないものか…。
ほらせっかくどようからにちようにかけてのよるですから。
ほらせっかくどようからにちようにかけてのよるですから。
>┴< ⊂⊃
-（ ﾟ∀ﾟ.）- ⊂⊃
>┬< ﾄｰﾅｰﾘﾄﾞｳｼ ｱｰﾅｰﾀｰﾄ
ｱｰﾀｼ ｻｸﾗﾝﾎﾞｰ♪
@ @〈/（~ヾ》.
∬(*ﾟーﾟ)ヾ ﾟ.ｰﾟﾉ",
∪ |ω| |).
～| |～ヽ_つ
..,､＿＿＿＿ ((( (/"ヽ) (/__ ..,｡＿＿､＿..＿＿__
;;⌒::.;;.⌒⌒/ /|￣￣￣￣￣/ /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
.. ,::.; / /|￣￣￣￣￣/ /.., ,; .: ,,｡,.（◯） :
-（ ﾟ∀ﾟ.）- ⊂⊃
>┬< ﾄｰﾅｰﾘﾄﾞｳｼ ｱｰﾅｰﾀｰﾄ
ｱｰﾀｼ ｻｸﾗﾝﾎﾞｰ♪
@ @〈/（~ヾ》.
∬(*ﾟーﾟ)ヾ ﾟ.ｰﾟﾉ",
∪ |ω| |).
～| |～ヽ_つ
..,､＿＿＿＿ ((( (/"ヽ) (/__ ..,｡＿＿､＿..＿＿__
;;⌒::.;;.⌒⌒/ /|￣￣￣￣￣/ /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
.. ,::.; / /|￣￣￣￣￣/ /.., ,; .: ,,｡,.（◯） :
289 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 01:23:40 ID:P0LSOXxw
>┴< ⊂⊃
-（ ﾟ∀ﾟ.）- ⊂⊃
>┬< ﾄｰﾅｰﾘﾄﾞｳｼ ｱｰﾅｰﾀｰﾄ
v ｱｰﾀｼ ｻｸﾗﾝﾎﾞｰ♪
@ @〈/（~ヾ》. v
v ∬(*ﾟーﾟ) ヾ ﾟ.ｰﾟﾉ", ｖ
∪ |ω| |). ｖ ｖ
～| |～ヽ_つ ｖ 人 人
..,､＿＿＿＿ ((( (/"ヽ) (/__ ..,｡＿＿､＿..＿（ ﾟ∀ﾟ）_（ﾟ∀ﾟ ）_
;;⌒::.;;.⌒⌒/ /|￣￣￣￣￣/ /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
.. ,::.; / /|￣￣￣￣￣/ /.., ,; .: ,,｡,.（◯） :
288だとあまりＤＱらしくないのでちょっとだけ改変してみる
-（ ﾟ∀ﾟ.）- ⊂⊃
>┬< ﾄｰﾅｰﾘﾄﾞｳｼ ｱｰﾅｰﾀｰﾄ
v ｱｰﾀｼ ｻｸﾗﾝﾎﾞｰ♪
@ @〈/（~ヾ》. v
v ∬(*ﾟーﾟ) ヾ ﾟ.ｰﾟﾉ", ｖ
∪ |ω| |). ｖ ｖ
～| |～ヽ_つ ｖ 人 人
..,､＿＿＿＿ ((( (/"ヽ) (/__ ..,｡＿＿､＿..＿（ ﾟ∀ﾟ）_（ﾟ∀ﾟ ）_
;;⌒::.;;.⌒⌒/ /|￣￣￣￣￣/ /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
.. ,::.; / /|￣￣￣￣￣/ /.., ,; .: ,,｡,.（◯） :
288だとあまりＤＱらしくないのでちょっとだけ改変してみる
290 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 02:20:02 ID:97Xtvc9e
ゼシカたん絵板、10日～16日までククゼシ祭りだってよ。
ここの住人で参加する方がいるかわかんないけど、エチーなククゼシが1つでも見れるとうれすい。
ここの住人で参加する方がいるかわかんないけど、エチーなククゼシが1つでも見れるとうれすい。
291 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 02:50:42 ID:vPWCyjVw
>>290 おーすごいな、それ。
あそこは個人的に当たり外れの差がデカいから、女性の絵師さんが書けばまろやかでGJのはず
次の土曜からが楽しみ。ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
（関係ないが注意書きの項目５の投稿が可能な板ってあすこのことだよな？）
あそこは個人的に当たり外れの差がデカいから、女性の絵師さんが書けばまろやかでGJのはず
次の土曜からが楽しみ。ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
（関係ないが注意書きの項目５の投稿が可能な板ってあすこのことだよな？）
292 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 03:11:22 ID:97Xtvc9e
めったにないしね。ククゼシのエチをかくチャンス。
293 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 03:35:47 ID:vPWCyjVw
そういえば今のククゼシ絵板は100％健全板ってことでいんだよな？？
漏れ、下やら微エロはやらないように気をつけているんだが。
漏れ、下やら微エロはやらないように気をつけているんだが。
294 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 03:55:02 ID:6zFR3Pqz
295 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 08:42:07 ID:9XctO23h
微エロか・・・。
個人的解釈だが、Ｒ指定の無い映画の濡れ場程度が境界線じゃないかと思う。
DQ的に言うとこんな感じか？
「ハイ、二人ともヤる気満々ですよ～～ガサゴソ・・・そして夜が明けた」
>>（関係ないが注意書きの項目５の投稿が可能な板ってあすこのことだよな？）
「あすこ」ってのは現絵板のことだよな？
今のテンプレは前スレと同じで、現絵板（旧含む）が出来たのは前スレの途中だから
微妙だと思う。エロ絵の隣に注意書きされても無意味だしな。
項目５で言う「注意書き」は、他所にうpした絵へ誘導する際には一筆ヨロ、って
事じゃないかね？
>>288-289
かわいい気配は分かるが漏れがMacのせいかズレて見えるorz
個人的解釈だが、Ｒ指定の無い映画の濡れ場程度が境界線じゃないかと思う。
DQ的に言うとこんな感じか？
「ハイ、二人ともヤる気満々ですよ～～ガサゴソ・・・そして夜が明けた」
>>（関係ないが注意書きの項目５の投稿が可能な板ってあすこのことだよな？）
「あすこ」ってのは現絵板のことだよな？
今のテンプレは前スレと同じで、現絵板（旧含む）が出来たのは前スレの途中だから
微妙だと思う。エロ絵の隣に注意書きされても無意味だしな。
項目５で言う「注意書き」は、他所にうpした絵へ誘導する際には一筆ヨロ、って
事じゃないかね？
>>288-289
かわいい気配は分かるが漏れがMacのせいかズレて見えるorz
296 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 09:54:00 ID:6zFR3Pqz
>>あすこ
291さんはゼシカたん絵板のことを言ってるんだと思うよ。
>>微エロ
メディアのやることが参考にならないっつうか、普通の少女漫画とかでもセクースしてたり、テレビでご飯食べてる時に杉○彩の小説が朗読されたりするから良くわかんなくなってきた。
スレちがいだからもう辞めとくか。
291さんはゼシカたん絵板のことを言ってるんだと思うよ。
>>微エロ
メディアのやることが参考にならないっつうか、普通の少女漫画とかでもセクースしてたり、テレビでご飯食べてる時に杉○彩の小説が朗読されたりするから良くわかんなくなってきた。
スレちがいだからもう辞めとくか。
297 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 12:27:09 ID:lQITXzVI
DQ8全般お絵かき板ではちくび見えてて削除されてたよ。
絵板の方が規制は厳しいようです。
絵板の方が規制は厳しいようです。
298 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 12:35:48 ID:9XctO23h
なるほど。
291氏の２行目「あそこ」と最終行「あすこ」は共にゼシカたん絵板のことか。
２行目のみゼシカたん絵板だと読んでしもた。スマソ。
でも、ゼシカたん絵板はここのスレから派生したものではないだろうから、
>>投稿が可能な板ってあすこのことだよな？
という質問の仕方で特定の絵板限定の方向に話が流れるようには
しない方がいいと思う。あちらは管理してる方が違うんだしね。
祭り期間内ならもちろんエチーなククゼシ描いてきていいと思うけど、
期間外はあくまであちらは「ゼシカたん」なわけだから。
291氏の２行目「あそこ」と最終行「あすこ」は共にゼシカたん絵板のことか。
２行目のみゼシカたん絵板だと読んでしもた。スマソ。
でも、ゼシカたん絵板はここのスレから派生したものではないだろうから、
>>投稿が可能な板ってあすこのことだよな？
という質問の仕方で特定の絵板限定の方向に話が流れるようには
しない方がいいと思う。あちらは管理してる方が違うんだしね。
祭り期間内ならもちろんエチーなククゼシ描いてきていいと思うけど、
期間外はあくまであちらは「ゼシカたん」なわけだから。
299 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 14:49:45 ID:97Xtvc9e
頭のカタイ人だね。
>>296も言ってるけどやめないか？キリねーし。
>>296も言ってるけどやめないか？キリねーし。
300 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 15:08:39 ID:6zFR3Pqz
300!
301 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 17:01:25 ID:QR1pVBzY
とにかくククゼシが見られるってことで萌えとこうﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
302 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 17:07:35 ID:WBvbps22
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
303 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 17:27:48 ID:QR1pVBzY
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
304 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 17:36:42 ID:WBvbps22
ククゼシ…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
305 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 21:05:24 ID:QR1pVBzY
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
306 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 21:23:30 ID:WBvbps22
>>305
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)人(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)人(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
307 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 21:41:13 ID:QAuHCphV
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)人(´Д｀;)人(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ
308 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 21:51:15 ID:CQWx4xv4
これから黒犬殴りに逝ってきますよおまいら！！
309 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 21:54:06 ID:QAuHCphV
>>308
それでククゼシ的にオイシイ場面ってあったっけ？思い出せないorz
それでククゼシ的にオイシイ場面ってあったっけ？思い出せないorz
310 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 22:05:12 ID:BwDY3CsY
エロいククゼシか。
ゼシカが顔真っ赤にして感じちゃってる痴漢プレイ中。
というシチュがするっと頭に浮かんだ。
ゼシカが顔真っ赤にして感じちゃってる痴漢プレイ中。
というシチュがするっと頭に浮かんだ。
311 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 22:08:46 ID:vbX+qYwW
風呂場でいちゃつきシチュ
312 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 22:37:22 ID:CQWx4xv4
>>309
その足で煉獄島にGo!!・・・だったはず。
その足で煉獄島にGo!!・・・だったはず。
313 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 23:14:21 ID:QR1pVBzY
314 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 23:18:23 ID:vbX+qYwW
煉獄は、ククが自分も精神的にヤヴァイはずなのに
ちゃんとゼシカを気遣うところに愛を感じました。（籠から降りるﾔﾂ）
萌えポイント。
ちゃんとゼシカを気遣うところに愛を感じました。（籠から降りるﾔﾂ）
萌えポイント。
315 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 23:32:21 ID:QR1pVBzY
316 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 23:33:41 ID:QAuHCphV
317 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/05(日) 23:52:47 ID:QR1pVBzY
なんだか今ごろ309のククとゼシカは煉獄島でお医者さんごっこしつつ
ゐちゃゐちゃしているのかと思うと萌える。
ゐちゃゐちゃしているのかと思うと萌える。
318 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 00:02:10 ID:b6x58AsM
>>317
いやぁ～た、たまりませんなぁ…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)人(´Д｀;)人(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ>305>307←道連れｗ
いやぁ～た、たまりませんなぁ…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)人(´Д｀;)人(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ>305>307←道連れｗ
319 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 00:09:38 ID:qN4I3LlP
>>313
それとか女性だったらブルーデーの時とかな。さぞかし困るだろうになぁ…。
>>318
漏れらみんなﾅｶｰﾏ＼(´Д｀;)人(´Д｀;)人(;´Д｀)人(´Д｀;)人(´Д｀;)人(;´Д｀)人(´Д｀;)人(´Д｀;)人(;´Д｀)ノ
それとか女性だったらブルーデーの時とかな。さぞかし困るだろうになぁ…。
>>318
漏れらみんなﾅｶｰﾏ＼(´Д｀;)人(´Д｀;)人(;´Д｀)人(´Д｀;)人(´Д｀;)人(;´Д｀)人(´Д｀;)人(´Д｀;)人(;´Д｀)ノ
320 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 00:23:10 ID:b6x58AsM
>>319
それｷﾋﾞｼｲよなぁ～→ブルーデー
具合悪そうで青ざめてるゼシカたんをさり気なくいたわるクク…
と妄想族ってみるが、でも実際は、
すっげー機嫌悪くなってるゼシカたんにイミなく八つ当たりされるククって感じか…ｗ
ﾅｶｰﾏ一杯♪ｗ
それｷﾋﾞｼｲよなぁ～→ブルーデー
具合悪そうで青ざめてるゼシカたんをさり気なくいたわるクク…
と妄想族ってみるが、でも実際は、
すっげー機嫌悪くなってるゼシカたんにイミなく八つ当たりされるククって感じか…ｗ
ﾅｶｰﾏ一杯♪ｗ
321 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 00:31:07 ID:qN4I3LlP
>>320
それ(･∀･)イイ！
以前、看守のやらしい魔の手・目から守る為彼女の肩から
自分のマントをかけてあげるってネタあったけど
そんな時には、冷えないようにお腹にかけてあげるってのも良いかも。
顔色悪いな…しかも頻繁に腹をさすってる…もしかして…って。
女性の事についてはよーく知ってる彼ですからｗ
で、八つ当たりされてもあーはいはい、と軽くいなすククさん。
それ(･∀･)イイ！
以前、看守のやらしい魔の手・目から守る為彼女の肩から
自分のマントをかけてあげるってネタあったけど
そんな時には、冷えないようにお腹にかけてあげるってのも良いかも。
顔色悪いな…しかも頻繁に腹をさすってる…もしかして…って。
女性の事についてはよーく知ってる彼ですからｗ
で、八つ当たりされてもあーはいはい、と軽くいなすククさん。
322 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 00:37:36 ID:b6x58AsM
>>321
>顔色悪いな…しかも頻繁に腹をさすってる…もしかして…って。
>女性の事についてはよーく知ってる彼ですからｗ
>で、八つ当たりされてもあーはいはい、と軽くいなすククさん。
そうそうｗたとえ殴られても（いき過ぎか＾＾；）平然と受け止めるクク。
それを見て、こいつ（クク）マゾか？！という疑いを持つオッサン（トロデ王）
みたいなねｗ
>顔色悪いな…しかも頻繁に腹をさすってる…もしかして…って。
>女性の事についてはよーく知ってる彼ですからｗ
>で、八つ当たりされてもあーはいはい、と軽くいなすククさん。
そうそうｗたとえ殴られても（いき過ぎか＾＾；）平然と受け止めるクク。
それを見て、こいつ（クク）マゾか？！という疑いを持つオッサン（トロデ王）
みたいなねｗ
どーしてもﾈﾀに走っちゃうな～orz
324 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 00:57:38 ID:w40rw1HB
それより、おなかに手を当てるだけだと体勢が微妙だから後ろから抱っこの方向で。
そのほが合理的だしなによりﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ/萌える/ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ。
>>302-307までﾊｧﾊｧしか言ってないのにﾃﾗﾜﾛｽ
そのほが合理的だしなによりﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ/萌える/ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ。
>>302-307までﾊｧﾊｧしか言ってないのにﾃﾗﾜﾛｽ
325 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 01:20:07 ID:w40rw1HB
今からちょっと簡単にSS書くよー煉獄島の。ボルテージ振り切ったﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
326 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 01:25:51 ID:b6x58AsM
>>324
確かにたまらん…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
でも、あの状況（煉獄）だとゼシカたんが許すとは思えん…
って別に煉獄にこだわる必要ないワナｗ
>>325
ｷﾀﾜｧ*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜(n‘∀‘)ηﾟ･*:.｡..｡.:*･゜ﾟ･* !!!!!
くっ…しかし、もうオネムの時間だ…無念だが寝るﾉｼ
明日を楽しみにしてます、おやすみなさいｍ（＿）ｍ
確かにたまらん…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
でも、あの状況（煉獄）だとゼシカたんが許すとは思えん…
って別に煉獄にこだわる必要ないワナｗ
>>325
ｷﾀﾜｧ*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜(n‘∀‘)ηﾟ･*:.｡..｡.:*･゜ﾟ･* !!!!!
くっ…しかし、もうオネムの時間だ…無念だが寝るﾉｼ
明日を楽しみにしてます、おやすみなさいｍ（＿）ｍ
初投稿なので勝手がつかめないぽいですが宜しく(つД｀)
ちょっと突貫にしては長いかもでつ。
事故りませんように…
ちょっと突貫にしては長いかもでつ。
事故りませんように…
チクッ
不意に下腹部に感じた痛みでゼシカは目を覚ました。
煉獄島に幽閉され二週間が経とうとしたある日のことだった。
「もしかするともしかしてるわね…ひぃふぅみぃ…、やっぱり」計算してみると、間違いなかった。
来ると思っていたが、こうも日付感覚の欠落した場所にいると忘れてしまうのだ。
ふと、月のものをすっかり忘れていた自分がとても怖くなってきた。
このまま少しずつ神経が衰弱して、そのうち自分がアルバート家のゼシカだということも、
ラプソーンを討伐する為に旅をしていることも、ここがどこなのかも認識できなくなるのではないか。
それはありえないけれど、もしかしたらそうなるかもしれない。
ゼシカはどこまでも抜けられない底なしの不安のようなものに襲われていた。
とにかく、月のもの特有の憂鬱な、陰鬱な気分だった。
不意に下腹部に感じた痛みでゼシカは目を覚ました。
煉獄島に幽閉され二週間が経とうとしたある日のことだった。
「もしかするともしかしてるわね…ひぃふぅみぃ…、やっぱり」計算してみると、間違いなかった。
来ると思っていたが、こうも日付感覚の欠落した場所にいると忘れてしまうのだ。
ふと、月のものをすっかり忘れていた自分がとても怖くなってきた。
このまま少しずつ神経が衰弱して、そのうち自分がアルバート家のゼシカだということも、
ラプソーンを討伐する為に旅をしていることも、ここがどこなのかも認識できなくなるのではないか。
それはありえないけれど、もしかしたらそうなるかもしれない。
ゼシカはどこまでも抜けられない底なしの不安のようなものに襲われていた。
とにかく、月のもの特有の憂鬱な、陰鬱な気分だった。
丁度時間だったようで、遠くから鎖の擦れる音、空気の振動が聞こえる。
少しだけゼシカの寄りかかった柵が振動し、伸ばした足先の水溜りも波紋が広がっている。
「もうこんな時間なのね」今から看守が交代するようだ。
籠の落下と共に少しだけ新鮮な空気が、地底のぬるりと湿った空気と入り混じる。
この牢屋は太陽の光も新鮮な空気も得られない、無条件で得られるはずのものが得られない場所なのである。
（少しだけ、おなか減った…）ゼシカは食事を貰いに行くことにする。
食事は野宿のために用意していた保存食で賄っている。
4人とニノは寝起きの時間を少しずつズラし（ひどい話だが、他の囚人に盗まれないように）食料を見張ることにしていた。
今の時間はククールが番をしている。
少しだけゼシカの寄りかかった柵が振動し、伸ばした足先の水溜りも波紋が広がっている。
「もうこんな時間なのね」今から看守が交代するようだ。
籠の落下と共に少しだけ新鮮な空気が、地底のぬるりと湿った空気と入り混じる。
この牢屋は太陽の光も新鮮な空気も得られない、無条件で得られるはずのものが得られない場所なのである。
（少しだけ、おなか減った…）ゼシカは食事を貰いに行くことにする。
食事は野宿のために用意していた保存食で賄っている。
4人とニノは寝起きの時間を少しずつズラし（ひどい話だが、他の囚人に盗まれないように）食料を見張ることにしていた。
今の時間はククールが番をしている。
目当ての相手は隅で一人座って剣を磨いていた。
「おはよ、ククール」ゼシカは正面に立つ。
「おはよう、起きるのちょっと早いんじゃないか？」ゼシカを見上げてから、手入れを止めククールは道具を傍に置いた。
「目が覚めちゃって…隣いい？」ゼシカがそう言うと、ククールは隣に置いた袋をどける。
「そうそう。これ、今日の食事な」袋から出したのはビスケットだった。
「ありがと」ハンカチでそれを受け止め、隣に腰を下ろした。
「うん？なんか顔色悪いぜ、しっかり食えよ？」怪訝そうな顔でククールが言う。
「ううん、大丈夫だから心配しなくていいわ。ほらぁ、ここって空気悪いから気分悪くなるのよ」
少しだけゼシカは笑い、髪を耳にかける。
「そんなことより！ここに来てからもう二週間になるね」なんとなく話題を誤魔化したようになってしまった。
気が付いただろうか？そう考えると少し頭と腰が重くなってきたような気がする。
「ああ、こうしている間に地上じゃあ何が起きてるやら…心配だぜ、一応だけどな」
すました顔でククールが言った、彼がこういう表情のときは結構真剣である。
「おはよ、ククール」ゼシカは正面に立つ。
「おはよう、起きるのちょっと早いんじゃないか？」ゼシカを見上げてから、手入れを止めククールは道具を傍に置いた。
「目が覚めちゃって…隣いい？」ゼシカがそう言うと、ククールは隣に置いた袋をどける。
「そうそう。これ、今日の食事な」袋から出したのはビスケットだった。
「ありがと」ハンカチでそれを受け止め、隣に腰を下ろした。
「うん？なんか顔色悪いぜ、しっかり食えよ？」怪訝そうな顔でククールが言う。
「ううん、大丈夫だから心配しなくていいわ。ほらぁ、ここって空気悪いから気分悪くなるのよ」
少しだけゼシカは笑い、髪を耳にかける。
「そんなことより！ここに来てからもう二週間になるね」なんとなく話題を誤魔化したようになってしまった。
気が付いただろうか？そう考えると少し頭と腰が重くなってきたような気がする。
「ああ、こうしている間に地上じゃあ何が起きてるやら…心配だぜ、一応だけどな」
すました顔でククールが言った、彼がこういう表情のときは結構真剣である。
ゼシカはふっと自分たちの置かれた状況を哀れむ気分になる。
「うん、どうなっちゃうんだろうね、地上も、私たちも」膝に置いた手で頬杖を付きながら、なんとなく不安になる。
「…それは神のみぞ知るって奴なんじゃないか？
少なくとも俺たちが行動を起こすにも何もきっかけはないしな」たっぷりと間を空けてククールが喋った。
きっかけがなければ何もできない？何を言っているのだろうかこの男は。
そんな受動的な態度に少しイラついてきた。
「確かにそうだけど…、どうしてそんな悠長なの？これは自分たちの事なのよ？
いつまでも受身でいたって、私ここは抜けられないと思うけど？！」
「ゼシカ。何怒ってるんだよ、俺が受身なのはいつものことだぜ？」
口元だけ笑い、なだめる様に肩に触れようと手を伸ばす。
「んもう、触んないでよね！」ククールを少し睨む。
ゼシカは避けようと、地面に片手を置き重心を少しずらした。
すると不意にじんじんと痛む。今から本格的な波が襲うことをゼシカは予感した。
「レディーは今日はユウツな気分のようで。こりゃまいったね…」宙に浮いた手を滑らかに引っ込めた。
「うん、どうなっちゃうんだろうね、地上も、私たちも」膝に置いた手で頬杖を付きながら、なんとなく不安になる。
「…それは神のみぞ知るって奴なんじゃないか？
少なくとも俺たちが行動を起こすにも何もきっかけはないしな」たっぷりと間を空けてククールが喋った。
きっかけがなければ何もできない？何を言っているのだろうかこの男は。
そんな受動的な態度に少しイラついてきた。
「確かにそうだけど…、どうしてそんな悠長なの？これは自分たちの事なのよ？
いつまでも受身でいたって、私ここは抜けられないと思うけど？！」
「ゼシカ。何怒ってるんだよ、俺が受身なのはいつものことだぜ？」
口元だけ笑い、なだめる様に肩に触れようと手を伸ばす。
「んもう、触んないでよね！」ククールを少し睨む。
ゼシカは避けようと、地面に片手を置き重心を少しずらした。
すると不意にじんじんと痛む。今から本格的な波が襲うことをゼシカは予感した。
「レディーは今日はユウツな気分のようで。こりゃまいったね…」宙に浮いた手を滑らかに引っ込めた。
「んーなあゼシカ、ここ寒くないか？」思いついたようにそう言うと、ククールはマントを外した。
「まあちょっとね」その肩にふわりとマントが掛かる。
「あら…どうも」ククールを一瞥して視線をそらす。
「当然だろ？」ククールは口元で笑って、少しだけ首をかしげる。
「え？」
「具合の悪いレディーに対しては当然だろ、ってこと」少し焦る。
「…いつから気付いてたの？」
「俺は女性の事なら大抵なんでも知ってるんだぜ」茶化すように言った。
「バカ」
「そうだ、温めてあげようか？」
ククールはこの胸に飛び込めと言わんばかりに両手を開く。
「バーカ！」ゼシカは赤い舌を出した。
「大丈夫、何もしねぇよ。かれこれ丸一日近く起きてるし」
「えっ？それほんと」少し驚いた。
「ホントだよ、あのニノのおっちゃんがなかなか起きてくれなくてさ」
ククールが指差した先に、ニノがいびきをかいて寝ている。
「だから寝ずの番してたって訳。ゼシカが早起きしてくれて助かってたんだぜ？」
「そうだったの…」
「俺もう限界だし、寝てる間なら俺で暖とってもいいよってこと」
「まあ、確かに寝てるなら安心だけど…」
ちらりと見たククールの顔は、隅の方で暗いからわからなかったがそれなりに寝不足がにじんでいた。
「それに恒温動物だから寝てるほうが暖かいし」ククールはそう言って唇を曲げる。
ゼシカはくクールの目がとろんとしているのに気付いた。
「アンタ、寝たほうがいいわよ」少しだけ心配になる。
「つうか、ほんと、もうそろそろキツいんだ…ごめん」ククールは目を閉じる。
「うん、おやすみ」ゼシカが言っても、返事は返ってこなかった。
「まあちょっとね」その肩にふわりとマントが掛かる。
「あら…どうも」ククールを一瞥して視線をそらす。
「当然だろ？」ククールは口元で笑って、少しだけ首をかしげる。
「え？」
「具合の悪いレディーに対しては当然だろ、ってこと」少し焦る。
「…いつから気付いてたの？」
「俺は女性の事なら大抵なんでも知ってるんだぜ」茶化すように言った。
「バカ」
「そうだ、温めてあげようか？」
ククールはこの胸に飛び込めと言わんばかりに両手を開く。
「バーカ！」ゼシカは赤い舌を出した。
「大丈夫、何もしねぇよ。かれこれ丸一日近く起きてるし」
「えっ？それほんと」少し驚いた。
「ホントだよ、あのニノのおっちゃんがなかなか起きてくれなくてさ」
ククールが指差した先に、ニノがいびきをかいて寝ている。
「だから寝ずの番してたって訳。ゼシカが早起きしてくれて助かってたんだぜ？」
「そうだったの…」
「俺もう限界だし、寝てる間なら俺で暖とってもいいよってこと」
「まあ、確かに寝てるなら安心だけど…」
ちらりと見たククールの顔は、隅の方で暗いからわからなかったがそれなりに寝不足がにじんでいた。
「それに恒温動物だから寝てるほうが暖かいし」ククールはそう言って唇を曲げる。
ゼシカはくクールの目がとろんとしているのに気付いた。
「アンタ、寝たほうがいいわよ」少しだけ心配になる。
「つうか、ほんと、もうそろそろキツいんだ…ごめん」ククールは目を閉じる。
「うん、おやすみ」ゼシカが言っても、返事は返ってこなかった。
「まったく、無茶して…」とりあえず出しっぱなしの剣を鞘に納め、袋の口もしっかり閉めた。
腰は重たいが、まだなんとか耐えられる。でも立ち続けるのはちょっと…
そんなゼシカの目に入ったのは、立膝で座ったまま寝ているククール。
だらりと垂れ下がった手を掴むと、ゼシカの手よりずっと暖かい。
「…ちょっと、本気にしてみようかしらね」少し、ゼシカの喉が鳴る。
両膝の間に収まるように、座り込む。確かにこれなら一人より大分暖かい。
背中の辺りに手が当たるのがちょっとむず痒くて、ゼシカはその邪魔な腕をちょっと持ち上げた。
どこに添えようか考えて、自分のお腹の上で交差することにする。
ククールはよく眠っているようだし、大丈夫だろうと思ったのだ。
それに、痛みは立つのがつらい波に差し掛かっていた所だった。
腰は重たいが、まだなんとか耐えられる。でも立ち続けるのはちょっと…
そんなゼシカの目に入ったのは、立膝で座ったまま寝ているククール。
だらりと垂れ下がった手を掴むと、ゼシカの手よりずっと暖かい。
「…ちょっと、本気にしてみようかしらね」少し、ゼシカの喉が鳴る。
両膝の間に収まるように、座り込む。確かにこれなら一人より大分暖かい。
背中の辺りに手が当たるのがちょっとむず痒くて、ゼシカはその邪魔な腕をちょっと持ち上げた。
どこに添えようか考えて、自分のお腹の上で交差することにする。
ククールはよく眠っているようだし、大丈夫だろうと思ったのだ。
それに、痛みは立つのがつらい波に差し掛かっていた所だった。
「痛、うぅ…」ゼシカが小声で呻く。
ニノはまだ起きる気配はない。
「なんで今日はこんなに痛いのかな…あああ」
そういえば昨日ゼシカが眠り始めたとき、まだ彼は起きていたことを思い出す。
「つー」
何度目かの波で、鼻の頭に汗をかいていることに気付く。
ゼシカはそれを手の甲で拭い、姿勢を一度正した。
すると、背中にしていた物がもぞっと動いた。
「…ぁーれ…ゼシカ？何してる…だ…」枯れた声のククール。
ゼシカの体を抱きしめるようになっていた手に、無意識に感覚が集中する。
「え、どうしたこれ」記憶はないが、普段触れることのない細身の腰に両手が掛かっている。
「ちょっと、やっぱり、キツくって」ククールの方を向いた顔は、血色が悪い。
数時間前、眠りの縁に落ちる前の（といっても実は意識は半分朦朧としていたが）顔色よりずっと悪い。
「寒いのよね、さっきから」頬からは血の気が引いている。
「だから俺はこんな状態なんだな、了解」やっと、おぼろげに輪郭が思い出せてきた。
暖を取っていいやらなんやら、ちょっとバカなことを言ったような気がする。
それを本気にしてくれたゼシカは、素直で、ちょっと可愛い。
「手を出したらマダンテ…」ゼシカはリブルアーチのときのように眉間にしわを寄せている。
「わかってらい」
「も一度寝てよ、落ち着かないから…」少し甘えるような声で、ゼシカがささやく。
「わかった、おやすみ」こんな状態で寝られるわけがない。
「ええ、おやすみ…」ゼシカはため息をついて、プイと正面を向いてしまった。
白いうなじが気になるし、手も意識し始めたら途端に動かしたくなってくる。
しかし、動いた途端に培った信用を失うのも惜しい。
するりと動くゼシカの背中も、小さなうめく声も危険だ。
さて、どうしようか。
「だから俺はこんな状態なんだな、了解」やっと、おぼろげに輪郭が思い出せてきた。
暖を取っていいやらなんやら、ちょっとバカなことを言ったような気がする。
それを本気にしてくれたゼシカは、素直で、ちょっと可愛い。
「手を出したらマダンテ…」ゼシカはリブルアーチのときのように眉間にしわを寄せている。
「わかってらい」
「も一度寝てよ、落ち着かないから…」少し甘えるような声で、ゼシカがささやく。
「わかった、おやすみ」こんな状態で寝られるわけがない。
「ええ、おやすみ…」ゼシカはため息をついて、プイと正面を向いてしまった。
白いうなじが気になるし、手も意識し始めたら途端に動かしたくなってくる。
しかし、動いた途端に培った信用を失うのも惜しい。
するりと動くゼシカの背中も、小さなうめく声も危険だ。
さて、どうしようか。
エイトは目を覚ました。
うつ伏せになるように眠っていて、枕代わりにしていたせいかすこし腕が痛い。
「ん…あれ」腹ばいのまま軽く顔を上げると、ゼシカとククールがくっついている。
「え」そのまま腕立て伏せの要領で上体が起きる。
「あらエイト、おはよう」ゼシカはにっこり笑った。
「おはよう、どうしたの？」エイトは怪訝そうな顔でゼシカの後ろの彼に目を向ける。
「違うの。これはね、この状況だと誤解されるかもしれないけれど、それはエイトの大きな誤解なの。
不可抗力って言うの。これはね、体を許したとかそういうのじゃなくて、別に毛布みたいなものなの。
エイトが考えたようなことではないの。違うのよ。断じて違う」
冷静な声で、早口でゼシカが言い切った。
「あぁ、そうなの…」エイトは唖然としている。
少し嬉しそうに眠っている（ように見えるが実際はどうかわからない）ククールを見つめながら。
---終幕
うつ伏せになるように眠っていて、枕代わりにしていたせいかすこし腕が痛い。
「ん…あれ」腹ばいのまま軽く顔を上げると、ゼシカとククールがくっついている。
「え」そのまま腕立て伏せの要領で上体が起きる。
「あらエイト、おはよう」ゼシカはにっこり笑った。
「おはよう、どうしたの？」エイトは怪訝そうな顔でゼシカの後ろの彼に目を向ける。
「違うの。これはね、この状況だと誤解されるかもしれないけれど、それはエイトの大きな誤解なの。
不可抗力って言うの。これはね、体を許したとかそういうのじゃなくて、別に毛布みたいなものなの。
エイトが考えたようなことではないの。違うのよ。断じて違う」
冷静な声で、早口でゼシカが言い切った。
「あぁ、そうなの…」エイトは唖然としている。
少し嬉しそうに眠っている（ように見えるが実際はどうかわからない）ククールを見つめながら。
---終幕
337 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 03:33:19 ID:w40rw1HB
あひー中途半端ですみませぬ。
とにかく、読んでくださった方ありがとうございました。
突貫工事だったので意味がわからない箇所があるかもしれませんが、
修正希望の部分がありましたらどうぞ、パッチ作ります…。
ではではおやすみなさい。深夜の投稿班でしたー
とにかく、読んでくださった方ありがとうございました。
突貫工事だったので意味がわからない箇所があるかもしれませんが、
修正希望の部分がありましたらどうぞ、パッチ作ります…。
ではではおやすみなさい。深夜の投稿班でしたー
338 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 07:30:08 ID:dq4PtURk
>>328-336
初投下グッジョブ～！！(;´Д｀)彼の優しさが身にしみるなぁ…
初投下グッジョブ～！！(;´Д｀)彼の優しさが身にしみるなぁ…
339 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 16:02:15 ID:WhD1iFOb
新職人さんｷﾀ━━（ﾟ∀ﾟ）━━!!
お言葉に甘えるゼシカたん(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
我慢するククたん (´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
グッジョブです！
お言葉に甘えるゼシカたん(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
我慢するククたん (´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
グッジョブです！
340 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 18:33:13 ID:b6x58AsM
341 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 18:41:50 ID:ze2DIuY+
>>337
突貫工事乙でした！
必死で我慢してるククと最後のゼシカの言い訳が（・∀・）イイ！
>> 修正希望の部分がありましたらどうぞ、
表現の修正ができるのは職人自身です。（校正は別ですが）
気になる点を見つけたら、修正したものをまとめサイト宛に
送るといいと思いますよ。（経験者談w）
>>338
IDがDQ4
突貫工事乙でした！
必死で我慢してるククと最後のゼシカの言い訳が（・∀・）イイ！
>> 修正希望の部分がありましたらどうぞ、
表現の修正ができるのは職人自身です。（校正は別ですが）
気になる点を見つけたら、修正したものをまとめサイト宛に
送るといいと思いますよ。（経験者談w）
>>338
IDがDQ4
言い忘れ
「手を出したらマダンテ…」にウケましたｗ
さっすがゼシカたんｗ
改めてGJっした!!!
「手を出したらマダンテ…」にウケましたｗ
さっすがゼシカたんｗ
改めてGJっした!!!
343 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 21:03:54 ID:4OlWABgp
ゼシカたん、ククにそれの予定日をきっちり把握されてしまったのね。
…両思いになってからは別な意味で活用しそうだな。
…両思いになってからは別な意味で活用しそうだな。
344 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 21:22:06 ID:b6x58AsM
345 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/06(月) 22:24:40 ID:3shHM1HP
新職人氏乙です！心身ともに温まります(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ
ひゃーコメントどうもでつ、すっごい嬉しいっす(つД｀)
胸に仕舞ってこれからの糧にします。ありがとうございまーす！
>341 校正、そうですよね！助言どうもです！
>343 安全日安全日フゥ～！
胸に仕舞ってこれからの糧にします。ありがとうございまーす！
>341 校正、そうですよね！助言どうもです！
>343 安全日安全日フゥ～！
347 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 00:31:31 ID:eG4ivpte
ちょっと素朴な疑問です。
ククに対するゼシカは、お姉さんタイプ？それとも妹タイプ？
どっちだと思いますか？
ククに対するゼシカは、お姉さんタイプ？それとも妹タイプ？
どっちだと思いますか？
348 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 00:48:03 ID:xnhE1ONq
>>347
ｵｲﾗ的には妹ではないような～…
かといって姉でもないような～…う～む…
あ、何の答えにもなってないなスマソｏｒｚ
あえて言うなら…姉かな～…う～む…
でも、時には姉のようで時には妹のようで、更には母親のようだったり、
こどものようでもあり、だけど、最愛の恋人であり、妻であり自分の子どものママである、
と言うのが……なんてハイ調子に乗り過ぎました失礼しました。
ｵｲﾗ的には妹ではないような～…
かといって姉でもないような～…う～む…
あ、何の答えにもなってないなスマソｏｒｚ
あえて言うなら…姉かな～…う～む…
でも、時には姉のようで時には妹のようで、更には母親のようだったり、
こどものようでもあり、だけど、最愛の恋人であり、妻であり自分の子どものママである、
と言うのが……なんてハイ調子に乗り過ぎました失礼しました。
349 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 00:53:37 ID:9inzYcSr
うーん難しい。兄弟として接するより、男と女として意識している方が長いからである。
それをあえて属性に分けるなら、おねえ系で。
軽い相手を流す感じが、うるさい弟を追い払う姉のイメージにそっくりだから。
それをあえて属性に分けるなら、おねえ系で。
軽い相手を流す感じが、うるさい弟を追い払う姉のイメージにそっくりだから。
350 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 01:10:16 ID:8DulrzEF
お互いに諫めたり甘えたりふざけたりする対等な関係がいいす。
351 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 07:18:35 ID:vSy90+vO
自分はお姉さん系かなー。
基本的に（特に十代頃は）女性の方が精神年齢高いもんなぁ。
基本的に（特に十代頃は）女性の方が精神年齢高いもんなぁ。
352 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 07:20:08 ID:qxfMXfrl
二人とも、自分の方が年上（兄＆姉）的に接してると思う。
353 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 11:56:43 ID:DRcqUka8
>>深
書きこんじゃった・・・。スマソです。
>>深夜投稿班さま 今晩あたり更新しようかと思ってるんですが、「深夜投稿班」様で良いのかな？
>>深夜投稿班さま 今晩あたり更新しようかと思ってるんですが、「深夜投稿班」様で良いのかな？
355 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 18:23:34 ID:cwyglxFa
二人の声はどんな声だろう。
ククはそのままﾄﾗﾝｸｽでいけるような気が。
ゼシカは意外と想像つかない。
ククはそのままﾄﾗﾝｸｽでいけるような気が。
ゼシカは意外と想像つかない。
356 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 19:11:48 ID:YJnLTfvn
おまいら絵板に神絵が来てますよ！(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ
357 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 21:08:45 ID:1QK8xa4S
358 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/07(火) 21:10:34 ID:yVogweph
姉や妹というよりは、クラス委員長タイプだと思う・・・
でもあえて言うなら、やっぱ姉かな。
「もう世話がやけるんだから！」とかいってそう。
でもあえて言うなら、やっぱ姉かな。
「もう世話がやけるんだから！」とかいってそう。
360 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/08(水) 02:00:24 ID:qUMFxw/q
>>まとめ人さま
いつも本当に乙です。
なんとなくお忙しそうですが無理しないで下さいね。
いつも本当に乙です。
なんとなくお忙しそうですが無理しないで下さいね。
361 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/08(水) 02:58:23 ID:BjcqDLL7
まとめ人様乙でっす！ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ
SS、真中よりちょい上あたり、内容が重複している箇所があるっぽいです
SS、真中よりちょい上あたり、内容が重複している箇所があるっぽいです
362 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/08(水) 17:59:37 ID:eV+STKHo
ゼシカは姉プレイも妹プレイも出来そうな
オールラウンダーに見えるけど、
ククールはゴリゴリの弟タイプだろうな。
よって2人の関係性は姉弟プレイということに。
オールラウンダーに見えるけど、
ククールはゴリゴリの弟タイプだろうな。
よって2人の関係性は姉弟プレイということに。
364 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 00:25:38 ID:YKhQ6/U1
365 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 00:34:09 ID:bMQ+zJ5n
まとめ人さん禿しく乙です。いつのまにか6000越えてましたね。
あらためて見ると、職人の数にも驚いたり。
明日（10日）から祭りですな。エロなので主ゼシほど期待できないかも知れないけど、1つでもステキエチーが見れますように。
あらためて見ると、職人の数にも驚いたり。
明日（10日）から祭りですな。エロなので主ゼシほど期待できないかも知れないけど、1つでもステキエチーが見れますように。
366 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 01:01:38 ID:mINTtcKX
367 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 07:32:20 ID:SiLWVyyN
>>365
割と楽しみなんだが、厨房とか野朗の描いた絵って女の子が残酷に
虐げられてるのが多くてかわいそうになってくる…あと画力にかなり難があったり。
正視に耐える物だといいんだけど。…とわがままを言ってみるテスト
割と楽しみなんだが、厨房とか野朗の描いた絵って女の子が残酷に
虐げられてるのが多くてかわいそうになってくる…あと画力にかなり難があったり。
正視に耐える物だといいんだけど。…とわがままを言ってみるテスト
368 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 08:31:45 ID:bMQ+zJ5n
画力に難とか、野郎が云々とかいうなよ。どれほどの方か存じませんけど。
もともとがククゼシサイトでない
ラブ絵ばかり期待して、それが外れて、ここで不満を吐き出す厨が出ないことを祈る。というか釘を刺す。
もともとがククゼシサイトでない
ラブ絵ばかり期待して、それが外れて、ここで不満を吐き出す厨が出ないことを祈る。というか釘を刺す。
369 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 12:09:07 ID:hdf1+XMC
>>368
うるせーんだよ偉そうに自治厨が
うるせーんだよ偉そうに自治厨が
370 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 12:19:47 ID:hdf1+XMC
あまり細かいシチュエーションや絵のレベルうんぬんに文句言う気はさらさらないが、
一方的に虐待されてるようなのはあまりにキャラが可哀相で見てられないってのは激同かな。
あっちに乗り込むよりかは、ここでそれぐらいの所感を言ったっていいと思うけど。
あまりに治安にうるさすぎるのもどうかと思う。
一方的に虐待されてるようなのはあまりにキャラが可哀相で見てられないってのは激同かな。
あっちに乗り込むよりかは、ここでそれぐらいの所感を言ったっていいと思うけど。
あまりに治安にうるさすぎるのもどうかと思う。
371 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 12:42:31 ID:bMQ+zJ5n
それぐらいの所感ならいーよ。別に。
画力がどうとか野郎がどうとかはここの住人がいう筋合いじゃねーだろっていってんの。
画力がどうとか野郎がどうとかはここの住人がいう筋合いじゃねーだろっていってんの。
372 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 12:58:05 ID:hdf1+XMC
367の言い方は不適切だと思うし画力は仕方ないと思うけど、キャラがあまりにひどい事されてて凹むってのは
偉そうとか程度とかの問題じゃなく倫理的な問題じゃないか？
まあでもそんなのは今更絵板に限った事じゃないしな…いつも自分の気に入る絵ばかり来るとは限らんし。
最初絵が表示されそうな時視点をぼやけさせて画面を見つめ、大丈夫そうならはっきりと見るってのはどないだ？
見たいけど危険かもしれない…って時には個人的にそうしてる。
偉そうとか程度とかの問題じゃなく倫理的な問題じゃないか？
まあでもそんなのは今更絵板に限った事じゃないしな…いつも自分の気に入る絵ばかり来るとは限らんし。
最初絵が表示されそうな時視点をぼやけさせて画面を見つめ、大丈夫そうならはっきりと見るってのはどないだ？
見たいけど危険かもしれない…って時には個人的にそうしてる。
373 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 13:02:10 ID:hdf1+XMC
374 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 13:17:15 ID:vKChmKDf
ﾏﾀｰﾘマターリ（´▽｀）
375 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 13:21:20 ID:gA0D7G3Z
376 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 13:33:18 ID:YKhQ6/U1
まとめSS読み直し…ダメだ…考えただけで萌え死ぬｗ
377 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 16:09:19 ID:lOGAkouj
つうかこんな流れじゃ祭に投下しようと思ってる職人さんが
投下しづらくなっちまうとオモ
投下しづらくなっちまうとオモ
378 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 19:30:31 ID:L24Hh4vw
379 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 19:51:43 ID:NVNOrpEO
買ったよ。
380 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 19:55:13 ID:lz+TdbdX
ククゼシあった？？
381 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 19:56:33 ID:mKOO/2q2
風峰ゆいなのネタがもろククゼシ
382 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 20:11:07 ID:L24Hh4vw
よし！ 買おう！
383 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 20:19:18 ID:YKhQ6/U1
>>381
マジっすか！！じゃ、オイラも買ってくる！！
マジっすか！！じゃ、オイラも買ってくる！！
384 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 21:05:09 ID:8LMA4K+z
ゼシカの家庭教師ネタも萌えた！！(;´Д｀)
385 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 21:10:32 ID:mINTtcKX
おおう！それらは何冊目でつか？
（何冊出てるかも知らん漏れorz）
（何冊出てるかも知らん漏れorz）
386 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 21:39:37 ID:8LMA4K+z
387 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 21:45:18 ID:L24Hh4vw
１巻はオススメできないなぁ
ククゼシはおろかククの扱いが酷すぎる
ククゼシはおろかククの扱いが酷すぎる
388 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 21:53:07 ID:mINTtcKX
389 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 22:01:25 ID:rAmgcU2O
あれも思えば公式同人誌みたいなもんだよな、４コマにアンソロジーって銘打ってる業者もあるし
それにしてもククゼシがあるとは～！
今までのごった煮方式からシリーズ別になってからさっぱり手を出さなかったから
買ってみるのも手かな…
買うとしたら3からｗ
それにしてもククゼシがあるとは～！
今までのごった煮方式からシリーズ別になってからさっぱり手を出さなかったから
買ってみるのも手かな…
買うとしたら3からｗ
390 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 22:08:18 ID:YKhQ6/U1
予約終了しました！ｗ
教えていただいてありがとう♪
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
教えていただいてありがとう♪
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
391 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 22:12:28 ID:rAmgcU2O
そいえば！あとちょいで11日。あと二時間弱なにして過ごそう…
ククゼシククゼシ ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
ククゼシククゼシ ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
392 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 22:15:52 ID:YKhQ6/U1
実はｿﾉ祭り会場がﾄﾞｺｶﾜｶﾗﾅｲ漏ﾚｶﾞｲﾙ
ﾃﾞﾓ…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
ﾃﾞﾓ…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
393 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 22:33:57 ID:mINTtcKX
11日なら24時間プラスせんとな。今日9日だし。
ていうか、以後放置プレイ。
ていうか、以後放置プレイ。
394 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 23:01:20 ID:rAmgcU2O
395 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 23:01:25 ID:YKhQ6/U1
おけｯｽ！
突然だが、ククが仲間になる時の映像見るためだけに
DQ8をやり直したい漏ﾚｶﾞｲﾙ…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
突然だが、ククが仲間になる時の映像見るためだけに
DQ8をやり直したい漏ﾚｶﾞｲﾙ…ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
396 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/09(木) 23:11:12 ID:mINTtcKX
>>ククが仲間になる時の映像
そこはゼシカに普段着を着せておくと
また違った風味になるぜよ。
あとはマルチェロと昇降盤前ではち合わせする時に
ゼシカ先頭で装備はバニーガール（ぉぃ
そこはゼシカに普段着を着せておくと
また違った風味になるぜよ。
あとはマルチェロと昇降盤前ではち合わせする時に
ゼシカ先頭で装備はバニーガール（ぉぃ
397 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 00:23:56 ID:zeISBpaf
398 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 11:56:34 ID:26CL+glE
ｸｸｾﾞｼ祭り絵もうキテルね。ナカナカ良いよ！
399 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 15:09:36 ID:/INWVTPP
なかなかというか…結構萌えました。(・∀・)ｲｲ！
400 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 20:36:04 ID:msjr/kVJ
このスレにはブックマークから飛んでるんだけど、
久しぶりにスレッド一覧見たら下から６段目だったよ、このスレ。
廃れてるわけじゃないのにびびった！
まあsageでも書き込みあれば落ちることはないし
ageすぎても変な人が来るかもしれないから下の方でも全然いいんだけどね。
久しぶりにスレッド一覧見たら下から６段目だったよ、このスレ。
廃れてるわけじゃないのにびびった！
まあsageでも書き込みあれば落ちることはないし
ageすぎても変な人が来るかもしれないから下の方でも全然いいんだけどね。
401 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 21:30:24 ID:IX9HWbsA
誰か4コマ3巻のククゼシ的ﾈﾀをうｐしてくれませぬか
自分隠れｵﾀなのでマンガはさすがに買いづらい･･･
自分隠れｵﾀなのでマンガはさすがに買いづらい･･･
402 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 21:36:22 ID:OAv1xO3t
オイ、そりゃいくらなんでもマズイだろ
403 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 21:44:36 ID:Qz39DFLQ
うむ、マズいよな。
買えないなら閲覧可能な書店に行ってみるとかどうよ？
ちなみに漏れは今日買ってきた。なかなか面白かったぞ。
買えないなら閲覧可能な書店に行ってみるとかどうよ？
ちなみに漏れは今日買ってきた。なかなか面白かったぞ。
404 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 22:02:30 ID:8drtzoho
んなもん、知り合いに見られなければいいだけの話だと思うんだが
そんなもんまで人に頼ってちゃあいけない
そんなもんまで人に頼ってちゃあいけない
405 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 22:06:25 ID:51jkzktb
ぜひ、買ってくださいね
406 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 22:19:49 ID:msjr/kVJ
塚、漫画くらい買えるだろ。
隠れオタじゃなくても漫画買ったことない奴なんて少ないとｵﾓ。
隠れオタ装ったクレ厨じゃないだろな？
隠れオタじゃなくても漫画買ったことない奴なんて少ないとｵﾓ。
隠れオタ装ったクレ厨じゃないだろな？
407 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 22:22:23 ID:Qz39DFLQ
408 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 23:06:39 ID:qWGsEL2i
買えない事情があるのなら買わなくてもいいと思うよ。たいしてククゼシじゃないし。
409 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/10(金) 23:33:23 ID:itHl5cQH
まあ、財布に余裕あったら？ってニュアンスでとっていいかと。
ククゼシﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
ククゼシﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
410 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 00:14:57 ID:w2miBJOI
ﾏｲﾊﾆｰ♪
v 〟 ､, v v
v ＿〈（ /（~ヾ》. @〃@_ v ｵﾔｽﾐ♪
| ヾ巛 ﾟ.ｰﾟﾉ"(ﾟーﾟ*)∫
|＼⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒＼
| ＼ ＼
＼ ｜⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
＼ |＿＿__＿＿＿＿＿＿|
あーＡＡってなんて難しいんだ。2人に見えないかも
v 〟 ､, v v
v ＿〈（ /（~ヾ》. @〃@_ v ｵﾔｽﾐ♪
| ヾ巛 ﾟ.ｰﾟﾉ"(ﾟーﾟ*)∫
|＼⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒＼
| ＼ ＼
＼ ｜⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
＼ |＿＿__＿＿＿＿＿＿|
あーＡＡってなんて難しいんだ。2人に見えないかも
411 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 00:45:03 ID:jULbLXXV
そういえば前に某雑談スレのＤＱ２ネタで
一人だけ生き残った月が、ザオリクやルーラを使える差丸を生き返らせるために
世界樹の葉を、煎じる道具がないので口移しで飲ませたため
恥ずかしくて顔を合わせられない、というのがあった。
まんまククゼシに変換できるジャマイカ！(ﾟ∀ﾟ)
一人で妄想して萌えました。
>>410
カワイイ！！
一人だけ生き残った月が、ザオリクやルーラを使える差丸を生き返らせるために
世界樹の葉を、煎じる道具がないので口移しで飲ませたため
恥ずかしくて顔を合わせられない、というのがあった。
まんまククゼシに変換できるジャマイカ！(ﾟ∀ﾟ)
一人で妄想して萌えました。
>>410
カワイイ！！
412 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 01:27:00 ID:wtCYxy2W
>>411
ひー萌える。杖スキル極めていない自分はそのネタをマジで使えるからｲｲﾃﾞﾂﾈｰヽ(ﾟ∀ﾟ)
>>410 ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧこれから彼らは何するんですかﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
ひー萌える。杖スキル極めていない自分はそのネタをマジで使えるからｲｲﾃﾞﾂﾈｰヽ(ﾟ∀ﾟ)
>>410 ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧこれから彼らは何するんですかﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
413 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 02:20:59 ID:euEviNbz
414 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 02:43:16 ID:wtCYxy2W
>>413 心の友よー
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)人(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
ﾊｧﾊｧ(´Д｀;)人(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
415 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 03:16:39 ID:Ow0YDFwm
キショッ((((；ﾟДﾟ)))
416 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 07:21:33 ID:6MFuwrAI
>>411
いいねえ。人工呼吸とかなｗ
いいねえ。人工呼吸とかなｗ
417 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 09:12:25 ID:CK0kwG2b
人工呼吸か…
なんでも完璧なククが実はカナヅチってのはドゥーですか？
ゼシカでもいいんだけど。
なんでも完璧なククが実はカナヅチってのはドゥーですか？
ゼシカでもいいんだけど。
418 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 09:25:04 ID:y+NKzmuz
船進水イベントで華麗に泳いでたからなぁ……と、
話の腰を折ってスマソ。
まぁあれは本当の水じゃないかもしれんが。
ところでおまいら、絵板絵板！！
話の腰を折ってスマソ。
まぁあれは本当の水じゃないかもしれんが。
ところでおまいら、絵板絵板！！
419 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 12:14:21 ID:euEviNbz
420 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 15:34:05 ID:DnO4alq7
たしかいたストで、ククは泳ぐのが苦手って言ってたよ
421 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 16:14:42 ID:euEviNbz
>>420
なんですとー！！ ……脳内消去「いたストでククは泳ぐの苦手って言ってたよ」ｷｰｶｼｬﾝ…終了……（ﾉд｀）
なんですとー！！ ……脳内消去「いたストでククは泳ぐの苦手って言ってたよ」ｷｰｶｼｬﾝ…終了……（ﾉд｀）
422 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 18:58:04 ID:MRGHkC+x
再開
423 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 19:55:11 ID:CK0kwG2b
>>420やべー…萌えた
ゼシカたんのﾏｳｽﾄｩｰﾏｳｽ
ｾﾞｼ「大変！ククールが溺れて息してないわ！」
ﾔﾝ「人工呼吸するでがす！」
ｴｲ「わかった！！ぐふっ！」
ククールの蹴りがエイトの腹に決まる
ｾﾞｼ「・・・・・・」
ドスッ！ゼシカのパンチがククールの腹に決まる
ｸｸ「ぐふっ！」
ｾﾞｼ「本気で息出来なくするわよ！」
ﾔﾝ「・・・」
ゼシカたんのﾏｳｽﾄｩｰﾏｳｽ
ｾﾞｼ「大変！ククールが溺れて息してないわ！」
ﾔﾝ「人工呼吸するでがす！」
ｴｲ「わかった！！ぐふっ！」
ククールの蹴りがエイトの腹に決まる
ｾﾞｼ「・・・・・・」
ドスッ！ゼシカのパンチがククールの腹に決まる
ｸｸ「ぐふっ！」
ｾﾞｼ「本気で息出来なくするわよ！」
ﾔﾝ「・・・」
424 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 20:46:14 ID:y+NKzmuz
>>423
禿藁！！ぐっぢょぶwwww
禿藁！！ぐっぢょぶwwww
425 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 21:08:54 ID:dPDsmdaI
>>423 ﾃﾗﾜﾛｽｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
426 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 21:12:08 ID:CoeQCalw
>>423
期待してたんだなっ！ 期待してたんだなっ！ めっちゃ期待したなっ！
期待してたんだなっ！ 期待してたんだなっ！ めっちゃ期待したなっ！
427 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/11(土) 21:58:28 ID:dPDsmdaI
でも人工呼吸とかならゼシカは照れずにテキパキやる方が自分は萌える。（命かかってるし）
後からネタにすると「忘れるまで何度でも」と、ﾒﾗｿﾞﾏる方が…
とまあこれならギャグでもシリアスでも応用で使えるネタだな。
後からネタにすると「忘れるまで何度でも」と、ﾒﾗｿﾞﾏる方が…
とまあこれならギャグでもシリアスでも応用で使えるネタだな。
428 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/12(日) 02:14:52 ID:xTO8f3xf
429 ：1/6 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/12(日) 02:16:18 ID:xTO8f3xf
魔法の鏡に魔力を宿す方法を求めて船で各地を巡り、一行が偶然足を踏み入れた洞窟。
そこで何気なく探索を始めたのが間違いだった。
いや、何気なくではない。確固たる理由があった。
船から降り立った時、目の届く範囲に樽があったからだ。
冒険者の性癖というやつで、未知の場所で樽や壷を見ると投げ割りたくなる衝動はどうにも抑え難い。
好奇心が身を滅ぼすとは、よく言ったものだ。
そこに出現した魔物は、圧倒的な強さで仲間たちを蹂躙した。
先手を取られ、繰り出された連続攻撃は何度撃ち込まれたかも今となっては定かではない。
懸命の回復もまるで追い付かず、一人、また一人と斃され、あっという間にククール唯一人となってしまった。
もう一度撃ち込まれたら確実に自分も後を追うことになるだろう。
口惜しいが、自分の技量では目の前の脅威を退けることなど到底不可能だ。
ならば、取るべき手段はひとつ……。
そこで何気なく探索を始めたのが間違いだった。
いや、何気なくではない。確固たる理由があった。
船から降り立った時、目の届く範囲に樽があったからだ。
冒険者の性癖というやつで、未知の場所で樽や壷を見ると投げ割りたくなる衝動はどうにも抑え難い。
好奇心が身を滅ぼすとは、よく言ったものだ。
そこに出現した魔物は、圧倒的な強さで仲間たちを蹂躙した。
先手を取られ、繰り出された連続攻撃は何度撃ち込まれたかも今となっては定かではない。
懸命の回復もまるで追い付かず、一人、また一人と斃され、あっという間にククール唯一人となってしまった。
もう一度撃ち込まれたら確実に自分も後を追うことになるだろう。
口惜しいが、自分の技量では目の前の脅威を退けることなど到底不可能だ。
ならば、取るべき手段はひとつ……。
430 ：2/6 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/12(日) 02:17:49 ID:xTO8f3xf
万にひとつの望みを賭けた、格上の敵からの逃走が成功した。
辺りを見回し魔物を振り切ったことを確認すると、ククールは乱れた息を整え呟いた。
「ふう。ククール様一世一代の大博打、成功…っと」
いつもの癖でこんな時でも軽口めいた言い回しだったが、それに応える声は今は無い。
ククールは斃れた仲間たちの元で簡易結界を張った。とりあえずこれで魔物の襲撃は回避することができる。
しかし、少しでも移動すればこの結界は解けてしまう。
折角逃げおおせたのだ。ここは歩く以外の方法での脱出を模索するのが賢明というものだろう。
ルーラには同等の効果があるキメラの翼というアイテムがある一方で、リレミトにはそれが無い。
ククールはその理不尽さに不満を抱きつつ、自らの負った傷はそのままの状態で横たわるゼシカに対してザオラルを唱えた。
「……しくじったか」
ゼシカは微動だにしなかった。
もう一度。
しかし、またしても望む効果は得られなかった。
ザオラルは被術者との相性も成功率に関係するのだろうか？
ならば……、と、リレミトを習得しているもう一人であるエイトに対して唱えてみたが、こちらも失敗する。
辺りを見回し魔物を振り切ったことを確認すると、ククールは乱れた息を整え呟いた。
「ふう。ククール様一世一代の大博打、成功…っと」
いつもの癖でこんな時でも軽口めいた言い回しだったが、それに応える声は今は無い。
ククールは斃れた仲間たちの元で簡易結界を張った。とりあえずこれで魔物の襲撃は回避することができる。
しかし、少しでも移動すればこの結界は解けてしまう。
折角逃げおおせたのだ。ここは歩く以外の方法での脱出を模索するのが賢明というものだろう。
ルーラには同等の効果があるキメラの翼というアイテムがある一方で、リレミトにはそれが無い。
ククールはその理不尽さに不満を抱きつつ、自らの負った傷はそのままの状態で横たわるゼシカに対してザオラルを唱えた。
「……しくじったか」
ゼシカは微動だにしなかった。
もう一度。
しかし、またしても望む効果は得られなかった。
ザオラルは被術者との相性も成功率に関係するのだろうか？
ならば……、と、リレミトを習得しているもう一人であるエイトに対して唱えてみたが、こちらも失敗する。
431 ：3/6 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/12(日) 02:19:43 ID:xTO8f3xf
その後もククールはゼシカとエイトに対して交互にザオラルを唱え続けたが、遂に一度も成功することなく魔力が尽きてしまった。
「逃げた時に運を使い果たしたってか？ったく、冗談じゃねえぜ」
ククールは舌打ちをしてその場に腰を下ろした。
魔法の聖水はあっただろうか？と、道具袋を確認してみたが、雑多なものが多すぎてなかなかそれらしいものは見当たらない。
そんな状態で道具袋と格闘しているうちに、ククールはサザンビークでエイトが買っていた珍しいアイテムのことをふと思い出した。
それは、世界樹の葉。
とても貴重な物で、使うとザオリクの効果があるという。
「前衛が持ってても倒れちゃったら意味が無いから、ゼシカかククールが持っててくれるかな？」
「ああ、オレはザオラルがあるから、ゼシカ頼むわ」
そんなやり取りをしてゼシカに預けられたはずだった。
「逃げた時に運を使い果たしたってか？ったく、冗談じゃねえぜ」
ククールは舌打ちをしてその場に腰を下ろした。
魔法の聖水はあっただろうか？と、道具袋を確認してみたが、雑多なものが多すぎてなかなかそれらしいものは見当たらない。
そんな状態で道具袋と格闘しているうちに、ククールはサザンビークでエイトが買っていた珍しいアイテムのことをふと思い出した。
それは、世界樹の葉。
とても貴重な物で、使うとザオリクの効果があるという。
「前衛が持ってても倒れちゃったら意味が無いから、ゼシカかククールが持っててくれるかな？」
「ああ、オレはザオラルがあるから、ゼシカ頼むわ」
そんなやり取りをしてゼシカに預けられたはずだった。
432 ：4/6 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/12(日) 02:21:39 ID:xTO8f3xf
「悪いなゼシカ、ちょっと荷物を見させて貰うぜ」
もの言わぬゼシカに向かって律義に断りを入れてから、ククールはゼシカの荷物を調べ始めた。
ほどなくして世界樹の葉は見つかったが、それを手にしたククールは新たな問題に直面する。
サザンビークでゼシカに世界樹の葉を預けることにした後、売り子から説明を受けているゼシカたちから少し離れて、ククールは売店の近くを通りかかった踊り子に視線を投げ掛けたりしていたのだ。
つまりはこういう事である。
「……使い方分からねぇ」
しかし、いくら考えても分からないものは分からない。
正しい使い方が煎じるにしろ練るにしろ、葉そのものを余すところ無く服用すれば恐らくは効果が得られるだろう。
「ま、サラダの野菜だと思えばいいだろ」
そんな訳の分からない理論を振りかざし、ククールは今一度世界樹の葉を見た。
さて。どうやって口にさせる？
「手っ取り早い方法はこれだよな」
ククールは手袋を外し、膝の上にハンカチを広げると世界樹の葉を可能な限り細かく千切り始める。
やがてこんもりとした薬味の山が出来た。しばらくそれを眺めたククールは、ハンカチを地面に置き直すと山を三等分にした。
ククールはその山の三分の一をこぼさないように注意しながら口に含み、小脇から水筒を取り出し、栓を外して水を口に含んだ。
もの言わぬゼシカに向かって律義に断りを入れてから、ククールはゼシカの荷物を調べ始めた。
ほどなくして世界樹の葉は見つかったが、それを手にしたククールは新たな問題に直面する。
サザンビークでゼシカに世界樹の葉を預けることにした後、売り子から説明を受けているゼシカたちから少し離れて、ククールは売店の近くを通りかかった踊り子に視線を投げ掛けたりしていたのだ。
つまりはこういう事である。
「……使い方分からねぇ」
しかし、いくら考えても分からないものは分からない。
正しい使い方が煎じるにしろ練るにしろ、葉そのものを余すところ無く服用すれば恐らくは効果が得られるだろう。
「ま、サラダの野菜だと思えばいいだろ」
そんな訳の分からない理論を振りかざし、ククールは今一度世界樹の葉を見た。
さて。どうやって口にさせる？
「手っ取り早い方法はこれだよな」
ククールは手袋を外し、膝の上にハンカチを広げると世界樹の葉を可能な限り細かく千切り始める。
やがてこんもりとした薬味の山が出来た。しばらくそれを眺めたククールは、ハンカチを地面に置き直すと山を三等分にした。
ククールはその山の三分の一をこぼさないように注意しながら口に含み、小脇から水筒を取り出し、栓を外して水を口に含んだ。
433 ：5/6 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/12(日) 02:23:48 ID:xTO8f3xf
そしてエイトには目もくれずにゼシカを抱き起こし、首の後ろに手をあてがって頭を仰け反らせる。
しかし思ったほど口が開かなかったので、空いているもう片方の手をゼシカの唇にあてがい、ちょうど良い加減に口を開かせてからゆっくりと慎重に唇を重ねた。
残りの二山も同様にしてゼシカに飲み込ませ、失敗なく作業を終えられたことにククールは安堵した。
あとは効果が現れるのを待つだけだ。
ククールは未だ昏睡状態のゼシカを抱き直して仰け反らせていた頭を立て直し、口角に残っていた水滴を指で拭おうとした。
が、頬のところでその手は止まり、頬から耳にかけてを愛おしむように包み込む形に変わる。
（……このくらいは、いいだろう？）
ククールは唇を寄せてその水滴を吸い取ると、続けてほんの少しの間だけ再び唇を重ねた。
世界樹の葉の効果はその後すぐに現れ、ゼシカは意識を取り戻した。
「私、やられちゃってたのね……」
ゼシカは起き上がって辺りを見回し、傍らに斃れたままのエイトとヤンガスの姿を認め眉をひそめる。
「でもあの魔物の群れからは逃げられたのね。凄いわ」
「ああ。なんたってオレには幸運の女神がついてるからな」
ククールはそう言ってにやりと笑った。
しかし思ったほど口が開かなかったので、空いているもう片方の手をゼシカの唇にあてがい、ちょうど良い加減に口を開かせてからゆっくりと慎重に唇を重ねた。
残りの二山も同様にしてゼシカに飲み込ませ、失敗なく作業を終えられたことにククールは安堵した。
あとは効果が現れるのを待つだけだ。
ククールは未だ昏睡状態のゼシカを抱き直して仰け反らせていた頭を立て直し、口角に残っていた水滴を指で拭おうとした。
が、頬のところでその手は止まり、頬から耳にかけてを愛おしむように包み込む形に変わる。
（……このくらいは、いいだろう？）
ククールは唇を寄せてその水滴を吸い取ると、続けてほんの少しの間だけ再び唇を重ねた。
世界樹の葉の効果はその後すぐに現れ、ゼシカは意識を取り戻した。
「私、やられちゃってたのね……」
ゼシカは起き上がって辺りを見回し、傍らに斃れたままのエイトとヤンガスの姿を認め眉をひそめる。
「でもあの魔物の群れからは逃げられたのね。凄いわ」
「ああ。なんたってオレには幸運の女神がついてるからな」
ククールはそう言ってにやりと笑った。
434 ：6/6 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/12(日) 02:26:04 ID:xTO8f3xf
「でもMPが尽きちまってたもんで、悪いとは思ったがゼシカの荷物から世界樹の葉を出させてもらって使ったぜ」
「悪いだなんて…。いいわよ緊急事態だったんだから」
ゼシカは傷だらけのククールを見て、改めてよく助かったものだと感心していた。
「で、話は後だ。とりあえずリレミト頼む。ここはヤバすぎるし、こいつらも早く蘇生しないと」
「分かったわ。ククールの怪我も治さない……と…！？」
ゼシカはククールの顔を見た途端に目を見開いて絶句し、真っ赤になるとくるりと背を向けてしまった。
「ん？オレの顔に何か付いてたか？」
（つ…付いてるも何も………口許に……緑……葉っぱのかけら……！！）
背を向けて小刻みに震えるゼシカの様子を案じてククールは呼び掛けた。
「どうしたゼシカ？大丈夫か？」
その震える肩に手をかけると、ゼシカは雷に打たれたように跳ね上がった。
「なっ、何でもないわ！何でもないの！！リレミト！！！」
～ 終 ～
「悪いだなんて…。いいわよ緊急事態だったんだから」
ゼシカは傷だらけのククールを見て、改めてよく助かったものだと感心していた。
「で、話は後だ。とりあえずリレミト頼む。ここはヤバすぎるし、こいつらも早く蘇生しないと」
「分かったわ。ククールの怪我も治さない……と…！？」
ゼシカはククールの顔を見た途端に目を見開いて絶句し、真っ赤になるとくるりと背を向けてしまった。
「ん？オレの顔に何か付いてたか？」
（つ…付いてるも何も………口許に……緑……葉っぱのかけら……！！）
背を向けて小刻みに震えるゼシカの様子を案じてククールは呼び掛けた。
「どうしたゼシカ？大丈夫か？」
その震える肩に手をかけると、ゼシカは雷に打たれたように跳ね上がった。
「なっ、何でもないわ！何でもないの！！リレミト！！！」
～ 終 ～
435 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/12(日) 02:29:42 ID:xTO8f3xf
ネタ元の>>411さんの妄想ではゼシカ→ククールとのことでしたが、
ルーラ術者がフィールドで倒れてもキメラの翼のおかげで
個人的には何の緊迫感も無いので（笑）、ダンジョンでリレミト
術者が倒れるパターンにしてみました。
一応最後で「恥ずかしくて顔を合わせられない」方向に
軌道修正を試みてはみましたが。
しかし、ちょいネタのつもりが何でこんな長さになってるかなぁ。
ま、いっかー（笑）。ではまた！
ルーラ術者がフィールドで倒れてもキメラの翼のおかげで
個人的には何の緊迫感も無いので（笑）、ダンジョンでリレミト
術者が倒れるパターンにしてみました。
一応最後で「恥ずかしくて顔を合わせられない」方向に
軌道修正を試みてはみましたが。
しかし、ちょいネタのつもりが何でこんな長さになってるかなぁ。
ま、いっかー（笑）。ではまた！
436 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/12(日) 03:22:11 ID:Qf/9+WcZ
ＧＪ！ 萌えました。
クク→ゼシもまたよし。 ただ、ククからだとエロいｗ
クク、どさまぎでｴﾛいよ（´∀｀*）
ゼシカってリレミト覚えるんだね。
杖スキル極め切れなかったから知らんかった。
主人公かククがリレミト係りだったなぁ。
ただ、ククと主人公のなんて見たくないのでゼシカ超ＧＪｗ
一応元ネタ紹介しときますね （２１禁板ですよ、と）
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1107985749/320
クク→ゼシもまたよし。 ただ、ククからだとエロいｗ
クク、どさまぎでｴﾛいよ（´∀｀*）
ゼシカってリレミト覚えるんだね。
杖スキル極め切れなかったから知らんかった。
主人公かククがリレミト係りだったなぁ。
ただ、ククと主人公のなんて見たくないのでゼシカ超ＧＪｗ
一応元ネタ紹介しときますね （２１禁板ですよ、と）
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1107985749/320
437 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/12(日) 03:25:33 ID:QwBetNnT
438 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/12(日) 08:56:31 ID:X4MJw9cw
萌えたー。よくここまで見事な妄想をｗＧＪです！
男共の扱いにﾜﾛｽw ゼシカの動揺っぷりもほんとかわいいです、
男共の扱いにﾜﾛｽw ゼシカの動揺っぷりもほんとかわいいです、
439 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/12(日) 12:11:55 ID:nc/KylKk
どう収拾がつくのかとやきもきさせられたけど、なるほど。
そういうオチになるのかー!GJ!!
あと冒頭３～５行目がツボったwww。その気持ちは痛いほど分かるorz
>>436
ゼシカがリレミトを覚えるのはレベル11。
ついでに言うと主人公はレベル6で覚えてククはリレミトを使えない。
武器スキル関係ないから誰のプレイでも当てはまるよ、このSSの状況は。
そういうオチになるのかー!GJ!!
あと冒頭３～５行目がツボったwww。その気持ちは痛いほど分かるorz
>>436
ゼシカがリレミトを覚えるのはレベル11。
ついでに言うと主人公はレベル6で覚えてククはリレミトを使えない。
武器スキル関係ないから誰のプレイでも当てはまるよ、このSSの状況は。
440 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/12(日) 12:27:44 ID:FwBY+S+y
おおー！グッジョブ…！！
対唇解禁になったんですね！萌えた！
対唇解禁になったんですね！萌えた！
441 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/12(日) 15:48:22 ID:vQG7IcM/
ｾﾞｼ→ｸｸＧＪ!!ゼシカ怒らないんだね。
照れてるんだね｡｡｡ｳﾊ
照れてるんだね｡｡｡ｳﾊ
442 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/12(日) 22:28:07 ID:CBUs/60A
うひょー！萌え萌えです！樽あったら行かずにはいられないですよね。
くGJです！
くGJです！
443 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/13(月) 00:26:36 ID:kTxbw6Lg
ご感想下さったみなさま、どうもありがとうございます。
えー？エロいですかー？マジメなのになぁ、彼 な り に。
男どもの扱いは、まぁあんなもんじゃないかなぁと思いながら
書いてました。ザオラルはエイトにもかけてますしー。
ちなみに今回の舞台は、具体的に言うとレベル25くらいで
うっかり海賊の洞窟に突入、です。
ほぼ確実に死ぬだろうし、樽あります。逃走実験はしてませんが。
お暇がありましたら行ってみて下さいな。
>> 対唇解禁
あわわわ！まさかこのツッコミが来るとは！！
違う違ういやそのえーとこれはですねいわゆる人工呼吸的なもので、
最後のアレもゼシカは無意識ですからノーカウントということでひとつ！
時系列的にはリブルアーチより前ですし！！（必死だな私）
対唇無し縛りは私の主義ではなくてククールの誓いなのですよ。
まとめサイト二つ目収録SSのラストがそれです。
>>436
元ネタありがとうございます。萌えてきました。
>>439
呪文解説ありがとうございます。
えー？エロいですかー？マジメなのになぁ、彼 な り に。
男どもの扱いは、まぁあんなもんじゃないかなぁと思いながら
書いてました。ザオラルはエイトにもかけてますしー。
ちなみに今回の舞台は、具体的に言うとレベル25くらいで
うっかり海賊の洞窟に突入、です。
ほぼ確実に死ぬだろうし、樽あります。逃走実験はしてませんが。
お暇がありましたら行ってみて下さいな。
>> 対唇解禁
あわわわ！まさかこのツッコミが来るとは！！
違う違ういやそのえーとこれはですねいわゆる人工呼吸的なもので、
最後のアレもゼシカは無意識ですからノーカウントということでひとつ！
時系列的にはリブルアーチより前ですし！！（必死だな私）
対唇無し縛りは私の主義ではなくてククールの誓いなのですよ。
まとめサイト二つ目収録SSのラストがそれです。
>>436
元ネタありがとうございます。萌えてきました。
>>439
呪文解説ありがとうございます。
444 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/13(月) 12:27:12 ID:pVmBYfM+
◆aO0Gallp8s氏の言う対唇無し縛りを確認しに
まとめサイトを覗いたら更新されてるｼﾞｬﾏｲｶ!!
いつもご苦労様です >>まとめ人様
でもって納得しますたw >>対唇無し縛り
まとめサイトを覗いたら更新されてるｼﾞｬﾏｲｶ!!
いつもご苦労様です >>まとめ人様
でもって納得しますたw >>対唇無し縛り
445 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/13(月) 23:31:19 ID:kTxbw6Lg
まとめ人さま
いつもお世話様です。
早々の収録ありがとうございます。
いつもお世話様です。
早々の収録ありがとうございます。
446 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/14(火) 00:22:49 ID:juMme+4R
今祭り開催中のとある板の方もぞくぞく神が降臨中ですね…
あと2日、終了までスパートをかけてもっと集まって欲しい…ｗ
自分も描きたくなってしまったが身バレが恐くてできない罠。チキンだな…orz
ところであの時って2人は髪ほどくか結ったままにするかどっちがいいのか
ってこれあちらに投下すべきだったかな？ｽﾏｿ
あと2日、終了までスパートをかけてもっと集まって欲しい…ｗ
自分も描きたくなってしまったが身バレが恐くてできない罠。チキンだな…orz
ところであの時って2人は髪ほどくか結ったままにするかどっちがいいのか
ってこれあちらに投下すべきだったかな？ｽﾏｿ
447 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/14(火) 00:42:08 ID:H/cMcPHh
予想してた以上に素敵シチュが多くて萌えてます。
実は今回の祭りで初めて見に行ったんだけど、住人さんの雰囲気もいいね。
実は今回の祭りで初めて見に行ったんだけど、住人さんの雰囲気もいいね。
448 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/14(火) 01:44:57 ID:DqVvL4dv
>446
つ勇気スキル
そしてククは髪結いでゼシカはほどくのキボン。
つ勇気スキル
そしてククは髪結いでゼシカはほどくのキボン。
449 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/14(火) 09:29:35 ID:z/ZkWE65
>>448禿同
450 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/14(火) 22:41:50 ID:IftH3x3G
あー。もう少しで某板祭りが終わっちゃうよー
自分も何か描いて投下したくなったけどやっぱちょいと無理だ。
という訳でせめて、よーしお父さんAA投下しちゃうぞー
∫ ∫
∫ .__ ∫∫ ∫ ∫ ∫ ∫
,.._,/ /＿＿ 〟 ､, ＿＿＿＿＿＿＿
./// //─ 〈（ /（~ヾ》. @〃@、─ｧ /|
/// //~~'~~ヾ巛 ﾟ.ｰﾟﾉ"(ﾟーﾟ*)∬~/ / | ｲｲﾕﾀﾞﾅ♪
.///_// "'''"'''"'" "'''"''" / / |
//_《_》─────────── / |
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ | /
| | /
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＿|/ ｳﾝｖ
ｱﾄﾃﾞｶﾗﾀﾞｱﾗｯﾃｸﾚﾖﾅ♪
自分も何か描いて投下したくなったけどやっぱちょいと無理だ。
という訳でせめて、よーしお父さんAA投下しちゃうぞー
∫ ∫
∫ .__ ∫∫ ∫ ∫ ∫ ∫
,.._,/ /＿＿ 〟 ､, ＿＿＿＿＿＿＿
./// //─ 〈（ /（~ヾ》. @〃@、─ｧ /|
/// //~~'~~ヾ巛 ﾟ.ｰﾟﾉ"(ﾟーﾟ*)∬~/ / | ｲｲﾕﾀﾞﾅ♪
.///_// "'''"'''"'" "'''"''" / / |
//_《_》─────────── / |
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ | /
| | /
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＿|/ ｳﾝｖ
ｱﾄﾃﾞｶﾗﾀﾞｱﾗｯﾃｸﾚﾖﾅ♪
451 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/15(水) 00:56:15 ID:kwPvJyMI
家風呂かわいいな
452 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/15(水) 01:00:54 ID:UsX6Jvt/
長髪をくくった男を女が誘うとき、抱きついた腕のまま男の髪の紐を無言で解く…
その萌えがえらいひとにはわからんのです。
えろいひとにはひょっとしたらわかります。
最中に勝手に解けるのもまたよきかな。
その萌えがえらいひとにはわからんのです。
えろいひとにはひょっとしたらわかります。
最中に勝手に解けるのもまたよきかな。
453 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/15(水) 01:10:39 ID:UkxxVhRg
何を言っているんだ？なんかあったのか？
454 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/15(水) 07:17:30 ID:x0/ZfIVB
えらいひととえろいひとと2つならべて韻を踏んでるんでしょ
特に深い意味はないと思われ
…ひょっとして某板のお祭りを知らない？
特に深い意味はないと思われ
…ひょっとして某板のお祭りを知らない？
455 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/15(水) 16:32:50 ID:UkxxVhRg
知ってるけども…
えらいひとにはわからんってのは何故なんだろうと…
えらいひとにはわからんってのは何故なんだろうと…
456 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/15(水) 18:17:46 ID:kwPvJyMI
457 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/15(水) 19:18:14 ID:tQOIpH9C
458 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/15(水) 19:56:27 ID:kqnigH2y
自分はエロイ人
459 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/16(木) 15:27:32 ID:VEsrtHZz
俺ドラクエ８やってないんだけどこの二人そういう関係なんか？
460 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/16(木) 15:40:27 ID:X+4Yf7dU
>>459
そうなったらイイナ～という妄想ですよ…私の中ではねｏｒｚ
そうなったらイイナ～という妄想ですよ…私の中ではねｏｒｚ
461 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/16(木) 18:40:38 ID:kx/gy4+W
462 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/16(木) 19:12:34 ID:Fdtyxe0K
>>460-461
ここは二人のカップル萌えスレなんだから堂々としる！
ここは二人のカップル萌えスレなんだから堂々としる！
463 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/16(木) 20:16:55 ID:V4U159gE
>>459
ぜひプレイ汁！
ぜひプレイ汁！
464 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 02:22:36 ID:/Vbo6zZj
>>459
悲しいけど妄想の域を出ることはできない、かな・・
悲しいけど妄想の域を出ることはできない、かな・・
465 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 06:37:46 ID:uT0C1at8
原作の関係が微妙すぎるんじゃあ！
466 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 07:24:46 ID:slHDAoip
しかし攻略本じゃ結構…いやあれでも厳しいかな
467 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 09:17:15 ID:40YUh0iP
お前らな、そういう関係かどうか知りたいならプレイをしろと。
ククゼシってのはな、お互い微妙に気になる感じがいいんだよ。
他の女を口説いてるククにいつメラゾーマが飛んでもおかしくない、
くっつくかくっつかないか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
ククゼシってのはな、お互い微妙に気になる感じがいいんだよ。
他の女を口説いてるククにいつメラゾーマが飛んでもおかしくない、
くっつくかくっつかないか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
468 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 11:47:56 ID:1KU3Kyi9
確かにそーだよね。
焦れったさが堪らない罠
焦れったさが堪らない罠
469 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 12:13:12 ID:+d7CFHE2
470 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 18:19:21 ID:cr+5KAy0
ゼシカがククールに対して気がないのなら、エンディングの一枚絵の
メラが説明できない……と希望をもってみる
メラが説明できない……と希望をもってみる
471 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 18:39:03 ID:/Vbo6zZj
現実的に考えると、やきもちではなく
単にどこでも誰にでも口説く尻軽男に鉄槌を下そうと思っただけだと思われ。
脳内？
もちろん「嫉妬」に変換さ。
単にどこでも誰にでも口説く尻軽男に鉄槌を下そうと思っただけだと思われ。
脳内？
もちろん「嫉妬」に変換さ。
472 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 18:58:53 ID:KJ91Yy+E
でも何よ？ククールと一緒のあのチャラチャラした女たちは。私仲良くできそうにないわ！
ゼシカ仲間コマンドより
怒りが男でなく女に向かうのは、ガチで嫉妬です。
ゼシカ仲間コマンドより
怒りが男でなく女に向かうのは、ガチで嫉妬です。
473 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 19:01:34 ID:uT82/pee
「短い間だけどまたこの顔ぶれで旅ができるなんてうれしいわ。
でも何よ？ククールと一緒のあのチャラチャラした女たちは！
私仲良くできそうにないわ。」
と、EDでエイトに愚痴をこぼしているわけで。
気にしてなきゃこんなにピキッとこないと思われ。
でも何よ？ククールと一緒のあのチャラチャラした女たちは！
私仲良くできそうにないわ。」
と、EDでエイトに愚痴をこぼしているわけで。
気にしてなきゃこんなにピキッとこないと思われ。
474 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 19:03:27 ID:uT82/pee
ぐわっ！
スマソ。リロードせんと…orz
スマソ。リロードせんと…orz
475 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 19:05:07 ID:KJ91Yy+E
こちらこそ…
考えること一緒だねw
考えること一緒だねw
476 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 19:14:54 ID:1KU3Kyi9
私もアレは嫉妬だと思ってプレイしながらﾆﾔﾆﾔﾊｧﾊｧ
477 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 21:04:52 ID:05tnygNa
>>472>>473
貴方達は私ですか？全く同じ事思ってた。
フィルターなしで見るなら、潔癖なゼシカがククールの軽薄さに怒っただけだろうな、とは思いつつ
しかし本っ当に純粋にそれだけなら、そのセリフの矛先は女達ではなく
ククール自身だけに向かうはずじゃないかなぁと。
やっぱちょっとは気になるのかな…と思いたい、少しでも
貴方達は私ですか？全く同じ事思ってた。
フィルターなしで見るなら、潔癖なゼシカがククールの軽薄さに怒っただけだろうな、とは思いつつ
しかし本っ当に純粋にそれだけなら、そのセリフの矛先は女達ではなく
ククール自身だけに向かうはずじゃないかなぁと。
やっぱちょっとは気になるのかな…と思いたい、少しでも
478 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 21:36:33 ID:9R2WOw6M
このスレで遠慮することなくない？
他のスレに乗り込んで吠えてるわけじゃないしさ。
そうだと思ってる人が集まってるんでしょ？
他のスレに乗り込んで吠えてるわけじゃないしさ。
そうだと思ってる人が集まってるんでしょ？
479 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 21:41:13 ID:05tnygNa
480 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 22:28:07 ID:KJ91Yy+E
どのあたりがナーバスなのか全然わかんね。
481 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 22:44:28 ID:gZRPPnsC
FFの主人公たちや、1主人公とローラのようにガチではない。
しかしそういう風に「匂わせる」要素はある。
そしてここはその匂いを嗅ぎ取って、それを気に入った人たちのスレ。
これでいいんじゃね？
しかしそういう風に「匂わせる」要素はある。
そしてここはその匂いを嗅ぎ取って、それを気に入った人たちのスレ。
これでいいんじゃね？
482 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/17(金) 23:00:54 ID:KJ91Yy+E
そーですね。
まとめサイト久々に見たら7000越えてた！6000越えたなーなんて思ってるうちに…
10000に合わせて何かお祝いしたいな…
まとめサイト久々に見たら7000越えてた！6000越えたなーなんて思ってるうちに…
10000に合わせて何かお祝いしたいな…
483 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/18(土) 04:49:02 ID:6YusFWh/
お祝いしたいねー。
484 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/18(土) 09:20:36 ID:g0v6hjh4
ここのレスから逆算して、あと2週間強くらいなのかな？
私もささやかながらSSでも……。
私もささやかながらSSでも……。
485 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/18(土) 21:21:44 ID:vaAwsIQt
お！SS期待してまつ！！
早く読みたいからリロード連打してくるか（ぉぃ
早く読みたいからリロード連打してくるか（ぉぃ
486 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/18(土) 22:36:23 ID:0tDfc6s5
沢山見れたらいいねー。
487 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/19(日) 12:41:07 ID:3eyvKTNt
そうだね。今から楽しみだｗ
488 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/20(月) 00:41:01 ID:ZF6Rc9Hf
保守！保守ーーーっ！！
ククゼシ萌え～～～～っ！！
ククゼシ萌え～～～～っ！！
489 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/20(月) 03:08:50 ID:s/pGQ58d
よっしゃククゼシ萌え！
490 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/20(月) 07:36:25 ID:Y1wQ70D7
☆ ﾁﾝ
,〃彡ミヽ
☆ ﾁﾝ 〃〈（（(/（~ヾ》 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ヽ ＿＿_＼ヾ巛ﾟ.∀ﾟﾉ"＜ SSまだぁ～？ﾏﾁｷﾚﾅｲﾖｰ
＼＿／⊂ ⊂＿)＿ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣／|
| ￣ ￣￣￣￣￣￣:| |
| 淡路たまねぎ .|／
,〃彡ミヽ
☆ ﾁﾝ 〃〈（（(/（~ヾ》 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ヽ ＿＿_＼ヾ巛ﾟ.∀ﾟﾉ"＜ SSまだぁ～？ﾏﾁｷﾚﾅｲﾖｰ
＼＿／⊂ ⊂＿)＿ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣／|
| ￣ ￣￣￣￣￣￣:| |
| 淡路たまねぎ .|／
491 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/20(月) 12:13:05 ID:oiUor3Tn
前回の投下は12日か・・・。
待ちきれないのは同意だが、職人さんにも色々都合があるだろうし、
絵板を見ると存在は確認できるから、まとめサイトでSS読み直しして
くるとかしながら気長に待とうﾎﾄﾄｷﾞｽ。
あとできる事といえば、SSに発展しそうなネタを提供するとかだよね。
>>411氏みたく。・・・うーむ、なんか無いかなー
待ちきれないのは同意だが、職人さんにも色々都合があるだろうし、
絵板を見ると存在は確認できるから、まとめサイトでSS読み直しして
くるとかしながら気長に待とうﾎﾄﾄｷﾞｽ。
あとできる事といえば、SSに発展しそうなネタを提供するとかだよね。
>>411氏みたく。・・・うーむ、なんか無いかなー
492 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/20(月) 19:56:12 ID:U+4Iz4Rf
493 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/20(月) 22:24:33 ID:0tJCzKhm
そういえばリアルじゃ漏れの地域は昨夜やや大きめの地震がありますた
あの世界に地震（巨大な魔物による地響きなどは別にして）があるのかどうかは分からないけど…
これをネタに何か出来ないだろうかとちょっとだけ考えた
ゼシカ「…きゃあっっ！………（何でもいいからと夢中で何かにしがみつく）…！！
（なっ…なんでこいつなのよ！でもこのまま離れるのが恐い…）」
ククール「…俺に捕まってろ！（背中を強く抱きしめる）」
…ありゃ、ありきたりで案外いいのが思いつかなかったわorz
あの世界に地震（巨大な魔物による地響きなどは別にして）があるのかどうかは分からないけど…
これをネタに何か出来ないだろうかとちょっとだけ考えた
ゼシカ「…きゃあっっ！………（何でもいいからと夢中で何かにしがみつく）…！！
（なっ…なんでこいつなのよ！でもこのまま離れるのが恐い…）」
ククール「…俺に捕まってろ！（背中を強く抱きしめる）」
…ありゃ、ありきたりで案外いいのが思いつかなかったわorz
494 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/20(月) 22:35:08 ID:pc4UzyrE
う～ん…共通の呪文がいくつかあるんだからそれを使ってみるのもいいかも。
一緒に呪文の練習したり覚えたりとか…ダメかorz
一緒に呪文の練習したり覚えたりとか…ダメかorz
495 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/20(月) 23:40:55 ID:Gi3P4sf3
>493
地震あったよ。
旅の最初、ポルトリンク～荒野の山小屋間は地震による崖崩れにより通行止めだった。
地震あったよ。
旅の最初、ポルトリンク～荒野の山小屋間は地震による崖崩れにより通行止めだった。
496 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/21(火) 10:27:18 ID:eER0FnG/
待ておまいら。地震とはお約束燃えシチュではないか！
崩落の時とっさに覆いかぶさってかばったまま身動きとれずに二人きりで暗闇に隔離。
場を明るくしようと軽口を叩くアイツは実はどっか挟まれて怪我してたりで大ピンチ！
…魔法使えば一発解決か。
回復魔法を使えなくする手はあっても攻撃魔法で瓦礫どけられそうだ。
ちぇっ。
崩落の時とっさに覆いかぶさってかばったまま身動きとれずに二人きりで暗闇に隔離。
場を明るくしようと軽口を叩くアイツは実はどっか挟まれて怪我してたりで大ピンチ！
…魔法使えば一発解決か。
回復魔法を使えなくする手はあっても攻撃魔法で瓦礫どけられそうだ。
ちぇっ。
497 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/21(火) 14:16:07 ID:7p1UGyGI
いやいや、そんな近距離で魔法使うのは危ないと思うので。
大事なオレのハニーの顔にキズでも付いたら大変だ
大事なオレのハニーの顔にキズでも付いたら大変だ
498 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/21(火) 14:20:54 ID:bbyC3LeW
某氏式で、MPもMP回復道具もなんもない状況にしちゃえば？
499 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/21(火) 14:28:43 ID:Nv28vcrN
某氏がわからないが、ソレダ！
500 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/21(火) 15:31:45 ID:ZBBuBQw/
某氏式ってなんぞや？
501 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/21(火) 16:56:09 ID:Nv28vcrN
500ｹﾞｯﾄおめ
502 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/21(火) 18:24:23 ID:RUToNQqn
>>498
確かこの前のSSのあれだよね？
確かこの前のSSのあれだよね？
503 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/22(水) 00:23:37 ID:UyjjvNPN
とりあえず怪我で異物貫通（釘かなんか刺さるとか）してれば
回復魔法は使えなくなる…筈だ。
木の家ならメラ系や電撃系もアウト。さらに地下室なら水系も溺れるからアウト。
風系はちょっとわからんが、木造建築が崩壊して地下室に落っこちるのでどうだ。
回復魔法は使えなくなる…筈だ。
木の家ならメラ系や電撃系もアウト。さらに地下室なら水系も溺れるからアウト。
風系はちょっとわからんが、木造建築が崩壊して地下室に落っこちるのでどうだ。
504 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/22(水) 00:47:41 ID:BPHRPq8P
ひいぃ！恐いよ異物貫通・・・
でも、どちらかが怪我or病気になって看病するってのは
萌えだよな。
でも、どちらかが怪我or病気になって看病するってのは
萌えだよな。
505 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/22(水) 01:23:00 ID:iF8tbQNN
それでは、ククールがゼシカたんの看病をしてあげるのと
ゼシカたんがククールの看病をしてあげるのとでは、どっちがより萌えますかね？
自分は…ああ、どっちも捨てがたいどうしよう！
ゼシカたんがククールの看病をしてあげるのとでは、どっちがより萌えますかね？
自分は…ああ、どっちも捨てがたいどうしよう！
506 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/22(水) 05:50:16 ID:ibM3zDZY
ゼシカがククールの看病するのはドキドキほっこり系で
ククールがゼシカの看病をするのはムラムラしますね。
ククールがゼシカの看病をするのはムラムラしますね。
507 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/22(水) 12:43:34 ID:Q6AOziaZ
508 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/22(水) 12:44:04 ID:Q6AOziaZ
>>507
甲乙付け難いの間違いじゃorz
甲乙付け難いの間違いじゃorz
509 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/22(水) 13:03:32 ID:aaLldBe7
>>507-508
おまいさんのﾊｧﾊｧっぷりがよっく分かりますたwww
おまいさんのﾊｧﾊｧっぷりがよっく分かりますたwww
510 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 00:13:56 ID:6zxlhbAa
素朴な疑問・・・。
インターナショナル版だとやっぱしアンジェロ×ジェシカとかになるの？
慣れのせいかククールという名前の方が愛着あるんだけど。
つーか北米にも萌えおたくはいるんだろうか。
インターナショナル版だとやっぱしアンジェロ×ジェシカとかになるの？
慣れのせいかククールという名前の方が愛着あるんだけど。
つーか北米にも萌えおたくはいるんだろうか。
511 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 02:55:46 ID:QzXL/Zgk
アンジェロ×ジェシカって……。
ククゼシじゃないみたいだなー。
ドニとか、神鳥の巣とか、煉獄島脱出とかのククゼシイベント、海外版で残してるんだろうか。
日本では発売しないんだよね？確か。
ククゼシじゃないみたいだなー。
ドニとか、神鳥の巣とか、煉獄島脱出とかのククゼシイベント、海外版で残してるんだろうか。
日本では発売しないんだよね？確か。
512 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 12:11:20 ID:kOk6gQsw
海外版出ることすら知らなかった…
513 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 12:38:52 ID:USPgj7GC
発売してくれたら買っちゃうのになぁ、インターナショナル版。
ムービー見ると主人公のSHT時のグラが全然違ったりとか、
結構いじっているようなので、ゲーム全体で見てみたい。
ジェシカはともかくアンジェロってのはどうにも馴染めないけどねwww
ムービー見ると主人公のSHT時のグラが全然違ったりとか、
結構いじっているようなので、ゲーム全体で見てみたい。
ジェシカはともかくアンジェロってのはどうにも馴染めないけどねwww
514 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 12:43:04 ID:QzXL/Zgk
しゃべるって聞いたよ。
個人的にドラクエで声、聞きたくないけど…
個人的にドラクエで声、聞きたくないけど…
515 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 13:08:56 ID:kOk6gQsw
>>514
同意見だけど、聞いてみたい…
同意見だけど、聞いてみたい…
516 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 13:12:46 ID:USPgj7GC
517 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 13:55:24 ID:WVcHyOLR
アンジェロは女の子で言うとこのアンジェラ（ｴﾝｼﾞｪﾙ）聖職者のククとかけてるとオモ。
北米版、自分もやりたい。発売しないかなぁ。
ククゼシ＝アンジェシWW
北米版、自分もやりたい。発売しないかなぁ。
ククゼシ＝アンジェシWW
518 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 14:40:30 ID:USPgj7GC
「ククール」って音が英語圏では発音し辛いから変わったとかいう
話をどこかで見たけど(冗談ではなく「クックル」としか言えないらしいw)、
天使と聖職者の引っ掛けもあるのかもね。
英語圏目線ではどうだか解釈できないけど、マルチェロとアンジェロを
並べると音と字面は似てるから(カタカナではなー)、そのへんも名前決定の
理由のひとつｼﾞｬﾏｲｶ?と思ってみたりする漏れ。
話をどこかで見たけど(冗談ではなく「クックル」としか言えないらしいw)、
天使と聖職者の引っ掛けもあるのかもね。
英語圏目線ではどうだか解釈できないけど、マルチェロとアンジェロを
並べると音と字面は似てるから(カタカナではなー)、そのへんも名前決定の
理由のひとつｼﾞｬﾏｲｶ?と思ってみたりする漏れ。
519 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 16:10:17 ID:QzXL/Zgk
そーなんだ…
クックルでいーじゃんね？かわいいじゃん？
クックルでいーじゃんね？かわいいじゃん？
520 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 17:01:26 ID:oBK8RV8v
だよねｗ自分も思った。
521 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:22:37 ID:dFcHl/6S
こんばんは～。SS投下に参りました。
若干日付が空いているとはいえ連投になるので
少々気が退けたりしてたのですが、待ちきれないとの
カキコもありましたので踏み切りました(笑)。
(とは言っても投下保留していたわけではないんですけど)
投下の前に少々注意事項をば。
今回、ほぼ全編に渡ってククールがあり得ないほど、
痛々しいほどに暗いです。
そのあたりが苦手な方はスルーをよろしくお願いします。
若干日付が空いているとはいえ連投になるので
少々気が退けたりしてたのですが、待ちきれないとの
カキコもありましたので踏み切りました(笑)。
(とは言っても投下保留していたわけではないんですけど)
投下の前に少々注意事項をば。
今回、ほぼ全編に渡ってククールがあり得ないほど、
痛々しいほどに暗いです。
そのあたりが苦手な方はスルーをよろしくお願いします。
522 ：『言霊』 1/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:24:01 ID:dFcHl/6S
嫌な夢を、見た。
ここ……煉獄島に送り込まれて間もない頃に。
黒犬を倒した後の、あまりに理不尽なこの展開。
法皇の館からここまでの一連の筋書きを作ったのは、他ならぬ兄。
極度の混乱によって暫くの間は眠ることすらできず、半ば倒れるような状態で眠りに陥った時の夢だった。
緊張の糸が切れたように傍らで倒れてしまった法皇様。
悦に入った表情で一瞥をよこした兄。
混乱の中で放置してきてしまった、あの杖。
それらの衝撃的な記憶がもたらした悪夢だとばかり思っていた。
あまりに凄惨な図だったために、口に出すこと自体が憚られた。
そんな夢を見てしまったことで底なしの罪悪感に苛まれていた。
（杖を聖地に近づけてはならぬ……。決して、聖地には……！！）
ククールの夢に現れ悲痛な叫びを残した法皇の胸には、ぽっかりと穴が空いていたのだ。
ここ……煉獄島に送り込まれて間もない頃に。
黒犬を倒した後の、あまりに理不尽なこの展開。
法皇の館からここまでの一連の筋書きを作ったのは、他ならぬ兄。
極度の混乱によって暫くの間は眠ることすらできず、半ば倒れるような状態で眠りに陥った時の夢だった。
緊張の糸が切れたように傍らで倒れてしまった法皇様。
悦に入った表情で一瞥をよこした兄。
混乱の中で放置してきてしまった、あの杖。
それらの衝撃的な記憶がもたらした悪夢だとばかり思っていた。
あまりに凄惨な図だったために、口に出すこと自体が憚られた。
そんな夢を見てしまったことで底なしの罪悪感に苛まれていた。
（杖を聖地に近づけてはならぬ……。決して、聖地には……！！）
ククールの夢に現れ悲痛な叫びを残した法皇の胸には、ぽっかりと穴が空いていたのだ。
523 ：『言霊』 2/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:25:03 ID:dFcHl/6S
地上の大ニュースが、日々繰り返される看守交代の折に煉獄島へともたらされた。
法皇が亡くなったと看守は言った。しかもひと月ほど前のことだと言う。
そのニュースに牢内も一時騒然となり、それが収まった頃に囚人の一人である修道僧が、震えながら小さな声で絞り出すように語った。
「そう。あれはちょうどひと月前。法皇様が夢枕に立ち、私にこう告げたのです。杖を聖地に近づけてはならぬ……と。胸に何かを突き刺されたような、大きな穴の空いた、おいたわしいお姿でした」
ガチャッ！！と、派手な金属音が牢内に響いた。
床に腰を下ろしていたククールが修道僧の側に向き直った際に、その勢いのあまりに装備していた剣がたてた音だった。
ククールの顔は驚愕で歪み、その瞳は修道僧を凝視していた。
その様子を見て、近くにいた全員がククールに注目する。
「あんた……法皇様に会ったことがあるのか？杖って何だ！？」
「い、いえ！お目にかかったことはありませんし、杖も分かりません」
尋常ならざるククールの迫力に、修道僧はたじろぎなからも言葉を続けた。
「ですが不思議なことに、夢に出た方が法皇様だということだけは確信が持てたのです」
ククールと他の面々の視線が、今度は修道僧に向けられる。
「そして、法皇様をあのようなお姿で夢に見てしまった自分は何と罰当たりなのだろうと思い、あの日以来懺悔をしておりました」
そう言うと修道僧は俯き、十字を切ってから祈りを捧げ始めた。
法皇が亡くなったと看守は言った。しかもひと月ほど前のことだと言う。
そのニュースに牢内も一時騒然となり、それが収まった頃に囚人の一人である修道僧が、震えながら小さな声で絞り出すように語った。
「そう。あれはちょうどひと月前。法皇様が夢枕に立ち、私にこう告げたのです。杖を聖地に近づけてはならぬ……と。胸に何かを突き刺されたような、大きな穴の空いた、おいたわしいお姿でした」
ガチャッ！！と、派手な金属音が牢内に響いた。
床に腰を下ろしていたククールが修道僧の側に向き直った際に、その勢いのあまりに装備していた剣がたてた音だった。
ククールの顔は驚愕で歪み、その瞳は修道僧を凝視していた。
その様子を見て、近くにいた全員がククールに注目する。
「あんた……法皇様に会ったことがあるのか？杖って何だ！？」
「い、いえ！お目にかかったことはありませんし、杖も分かりません」
尋常ならざるククールの迫力に、修道僧はたじろぎなからも言葉を続けた。
「ですが不思議なことに、夢に出た方が法皇様だということだけは確信が持てたのです」
ククールと他の面々の視線が、今度は修道僧に向けられる。
「そして、法皇様をあのようなお姿で夢に見てしまった自分は何と罰当たりなのだろうと思い、あの日以来懺悔をしておりました」
そう言うと修道僧は俯き、十字を切ってから祈りを捧げ始めた。
524 ：『言霊』 3/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:28:29 ID:dFcHl/6S
ククールは修道僧の姿を凝視したまま、しばらくの間凍りついたように動かなかった。
そしてようやく開かれたその口から出された言葉は、それを耳にした者全員を凍りつかせることとなる。
「オレも、あんたと同じ夢を見た……」
静まり返った中、ククールは沈痛な面持ちで語り始めた。
「多分、法皇様はその姿で亡くなったんだ。そして最後の力で世界中の僧侶の心に呼び掛けたんだろう」
全員が固唾を呑んでククールの話に耳を傾ける。
「……あの杖のことを。しっかし、滑稽なもんだよな」
ククールは立ち上がり、かぶりを振って苦笑した。
傍目には苦笑に映るククールの表情を見た仲間たちは愕然とする。
いつもの彼のそれとは違う、その奥に見え隠れするやり場のない怒りや絶望……。
それらが綯い交ぜになった、凄絶としか言いようのないものを垣間見てしまったからだ。
「あのじいさまが法皇様でなけりゃ……。お告げを受け取ったのが僧侶でなけりゃ……。最後の最後で、法皇様が生涯を捧げて教えを説いた信仰ってやつが邪魔しやがったのさ……」
寄せられる視線から逃れるようにククールは皆に背を向けると、その胸中に溜まっていたものを一気に吐き出した。
「たった今真実を知らされるまで！誰もお告げだと気付こうともしなかったんだ！あんたも！オレも！！」
そして振り上げた左手の拳を壁に打ちつけた。何度も、何度も。
「何が懺悔だ！？笑わせんじゃねえよ！それで悪戯にひと月も無駄に……ちくしょう……！！」
そしてようやく開かれたその口から出された言葉は、それを耳にした者全員を凍りつかせることとなる。
「オレも、あんたと同じ夢を見た……」
静まり返った中、ククールは沈痛な面持ちで語り始めた。
「多分、法皇様はその姿で亡くなったんだ。そして最後の力で世界中の僧侶の心に呼び掛けたんだろう」
全員が固唾を呑んでククールの話に耳を傾ける。
「……あの杖のことを。しっかし、滑稽なもんだよな」
ククールは立ち上がり、かぶりを振って苦笑した。
傍目には苦笑に映るククールの表情を見た仲間たちは愕然とする。
いつもの彼のそれとは違う、その奥に見え隠れするやり場のない怒りや絶望……。
それらが綯い交ぜになった、凄絶としか言いようのないものを垣間見てしまったからだ。
「あのじいさまが法皇様でなけりゃ……。お告げを受け取ったのが僧侶でなけりゃ……。最後の最後で、法皇様が生涯を捧げて教えを説いた信仰ってやつが邪魔しやがったのさ……」
寄せられる視線から逃れるようにククールは皆に背を向けると、その胸中に溜まっていたものを一気に吐き出した。
「たった今真実を知らされるまで！誰もお告げだと気付こうともしなかったんだ！あんたも！オレも！！」
そして振り上げた左手の拳を壁に打ちつけた。何度も、何度も。
「何が懺悔だ！？笑わせんじゃねえよ！それで悪戯にひと月も無駄に……ちくしょう……！！」
525 ：『言霊』 4/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:29:54 ID:dFcHl/6S
「もういいから！やめてよっ！！」
壁に打ちつけ続けられるククールの左手を、ゼシカは駆け寄って後ろから両手で掴み制止しようとした。
しかしククールの手加減無しの腕力を華奢なゼシカが受け止められるはずもなく、最後の一回はゼシカの手もろとも壁に打ちつけられることとなってしまった。
「痛…っ」
自らの左腕にしがみついたまま眉間に皺を寄せるゼシカを見て、ククールはようやく恐慌から抜け出す。
「…ゼシカ……」
「ククールもこの人も悪くないわ。悪くない……」
ククールの左腕から力が抜けてゆくのを感じたゼシカは、拳を労るように両手で包み込んでから話を続けた。
「誰だってそんな夢を見たら胸の内に留めるわよ。だから、そんなに自分を責めないで」
「…………」
しばらく時間をおいた後、ゼシカは未だ呆然と立ち尽くすククールの顔を覗き込む。
「ね？」
ゼシカと目が合ってしまったククールはバツが悪そうに目を逸らし、今の騒動でゼシカの手にできてしまった擦り傷に、泳がせた視線を落とした。
「……すまない」
ククールはぽつりと一言呟いてから、半ば条件反射的にゼシカの手の傷にホイミを施す。
「ありがとう……」
ゼシカはククールが平静を取り戻しつつあることを認め、微笑みを返した。
壁に打ちつけ続けられるククールの左手を、ゼシカは駆け寄って後ろから両手で掴み制止しようとした。
しかしククールの手加減無しの腕力を華奢なゼシカが受け止められるはずもなく、最後の一回はゼシカの手もろとも壁に打ちつけられることとなってしまった。
「痛…っ」
自らの左腕にしがみついたまま眉間に皺を寄せるゼシカを見て、ククールはようやく恐慌から抜け出す。
「…ゼシカ……」
「ククールもこの人も悪くないわ。悪くない……」
ククールの左腕から力が抜けてゆくのを感じたゼシカは、拳を労るように両手で包み込んでから話を続けた。
「誰だってそんな夢を見たら胸の内に留めるわよ。だから、そんなに自分を責めないで」
「…………」
しばらく時間をおいた後、ゼシカは未だ呆然と立ち尽くすククールの顔を覗き込む。
「ね？」
ゼシカと目が合ってしまったククールはバツが悪そうに目を逸らし、今の騒動でゼシカの手にできてしまった擦り傷に、泳がせた視線を落とした。
「……すまない」
ククールはぽつりと一言呟いてから、半ば条件反射的にゼシカの手の傷にホイミを施す。
「ありがとう……」
ゼシカはククールが平静を取り戻しつつあることを認め、微笑みを返した。
526 ：『言霊』 5/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:31:30 ID:dFcHl/6S
再び床に腰を下ろしたククールは、微動だにせず自らの足許に視線を落としていた。
ゼシカはそのすぐ隣に腰を下ろし、静かにククールを見守っていた。
そんな状態でどのくらいの時間が経っただろうか。
ククールがぽつりと呟いた。
「……だらしねぇなあ、あいつ」
「ん？」
ゼシカは小さく一言だけを返した。
ちゃんと聞いているからね、というサインだった。
「マルチェロの奴、まんまと暗黒神に乗っ取られやがって。ざまぁねぇや。…………ほんと…頭くるね。マルチェロも、ラプソーンもさ。ほんとに……」
ククールはゆっくりと一言一言を噛み締めるように呟いた。
ゼシカはその言葉を聞いて、改めてククールの抱える苦悩の大きさを思い知らされる。
そうだった。
自分たちは杖……ラプソーンの動向だけを案じていたが、ククールにはそれに加えてマルチェロのこともあったのだ。
そして法皇様の死も、自分たちとは違った辛さがあるのだろう。法皇様の死……。
（あれ……？）
ゼシカはひとつの疑問に突き当たった。
ゼシカはそのすぐ隣に腰を下ろし、静かにククールを見守っていた。
そんな状態でどのくらいの時間が経っただろうか。
ククールがぽつりと呟いた。
「……だらしねぇなあ、あいつ」
「ん？」
ゼシカは小さく一言だけを返した。
ちゃんと聞いているからね、というサインだった。
「マルチェロの奴、まんまと暗黒神に乗っ取られやがって。ざまぁねぇや。…………ほんと…頭くるね。マルチェロも、ラプソーンもさ。ほんとに……」
ククールはゆっくりと一言一言を噛み締めるように呟いた。
ゼシカはその言葉を聞いて、改めてククールの抱える苦悩の大きさを思い知らされる。
そうだった。
自分たちは杖……ラプソーンの動向だけを案じていたが、ククールにはそれに加えてマルチェロのこともあったのだ。
そして法皇様の死も、自分たちとは違った辛さがあるのだろう。法皇様の死……。
（あれ……？）
ゼシカはひとつの疑問に突き当たった。
527 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 19:31:46 ID:Z7R33l3h
つ規制回避
528 ：『言霊』 6/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:33:12 ID:dFcHl/6S
「ねえ、あれからひと月過ぎてるのに、大ニュースが法皇様の訃報だけって変じゃない？」
「……何で？」
「法皇様が亡くなったってことは、最後の封印を継ぐ賢者の末裔も死んじゃったわけで、それで杖の封印は全て解けたってことでしょ？でも暗黒神が現れたっていうニュースは無い」
「そう…だな……」
ゼシカの言葉の勢いに思考が追い付かないのか、ククールの返答はゆっくりとしたものだった。
「あの時は法皇様が倒れられてしまったから、しばらくの間は誰も杖に触らなかったんでしょうね。だけど、その後ずっと部屋に放っておかれたとも思えないの」
「…………」
「でね。私も杖を拾ったのはマルチェロだと思ってる」
ゼシカの耳が微かな金属音を捉える。
マルチェロの名を聞いて、ククールが身じろぎをしたようだった。
「……それが館の警護を任された聖堂騎士団長の仕事でしょうからね」
「よりによって……だよな」
ククールの声音には絶望的な響きが含まれていた。
それを聞いたゼシカは首を横に振る。
緋の髪が大きくなびいているのが、ゼシカに視線を向けずともククールには認められた。
「ううん。不幸中の幸いだわ」
その言い様に驚いて顔を上げたククールは、ゼシカの瞳に宿る強い光に貫かれた。不覚にも背筋に衝撃が走る。
「今確実に言えることは、私たちにはチャンスが残されてるってことよ」
「チャンスったってなぁ……。ここからじゃ何も」
「うん。まずはここから逃げ出さないとね」
ゼシカは大きくため息をついた。
世情を冷静に判断して微かな希望の光を見出したゼシカも、こと脱走に関しては良策が浮かんでいないようだった。
「……何で？」
「法皇様が亡くなったってことは、最後の封印を継ぐ賢者の末裔も死んじゃったわけで、それで杖の封印は全て解けたってことでしょ？でも暗黒神が現れたっていうニュースは無い」
「そう…だな……」
ゼシカの言葉の勢いに思考が追い付かないのか、ククールの返答はゆっくりとしたものだった。
「あの時は法皇様が倒れられてしまったから、しばらくの間は誰も杖に触らなかったんでしょうね。だけど、その後ずっと部屋に放っておかれたとも思えないの」
「…………」
「でね。私も杖を拾ったのはマルチェロだと思ってる」
ゼシカの耳が微かな金属音を捉える。
マルチェロの名を聞いて、ククールが身じろぎをしたようだった。
「……それが館の警護を任された聖堂騎士団長の仕事でしょうからね」
「よりによって……だよな」
ククールの声音には絶望的な響きが含まれていた。
それを聞いたゼシカは首を横に振る。
緋の髪が大きくなびいているのが、ゼシカに視線を向けずともククールには認められた。
「ううん。不幸中の幸いだわ」
その言い様に驚いて顔を上げたククールは、ゼシカの瞳に宿る強い光に貫かれた。不覚にも背筋に衝撃が走る。
「今確実に言えることは、私たちにはチャンスが残されてるってことよ」
「チャンスったってなぁ……。ここからじゃ何も」
「うん。まずはここから逃げ出さないとね」
ゼシカは大きくため息をついた。
世情を冷静に判断して微かな希望の光を見出したゼシカも、こと脱走に関しては良策が浮かんでいないようだった。
529 ：『言霊』 7/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:34:25 ID:dFcHl/6S
「それにあのマルチェロだしな。どうせロクなこと考えてねえぜ」
ゼシカは苦笑する。
「相変わらずな言い方ね。まぁ分からないでもないけど。でも、今に限ってはマルチェロに感謝してるわ、私」
「感謝だって？」
途端にククールの顔に不機嫌の色が現れた。
言うに事欠いてマルチェロに感謝とはどういうことだ？しかも直前の言い分と矛盾してはいないか？
「マルチェロが何を考えているかなんて私には分からない。だけど今、マルチェロは確実に杖の要求を抑え込んでくれてる。他の人だったら多分できないわ。そのことに感謝してるの」
「……そうか」
「それがどれだけ大変なことか、私には分かるわ。私の時は、サザンビークに戻った日の晩から杖の望む行動をさせられたんだもの」
ビクッ、と、ククールが身を強張らせた。
ククールの脳裏に、リブルアーチでの出来事が鮮明に甦る。
二度と思い出したくもない、ゼシカと刃を交えたあの悪夢のような出来事。
それを今度は兄で経験することになるのか？
考えたくはなかったが、その可能性は極めて高い。
そして、ゼシカの時とは決定的に違うことが二つあった。
ハワードの結界が無いことと、杖の封印が完全に解け、その魔力が格段に上がっていることだ。
それが意味すること……それで可能性が上がってしまうことは……。
ゼシカは苦笑する。
「相変わらずな言い方ね。まぁ分からないでもないけど。でも、今に限ってはマルチェロに感謝してるわ、私」
「感謝だって？」
途端にククールの顔に不機嫌の色が現れた。
言うに事欠いてマルチェロに感謝とはどういうことだ？しかも直前の言い分と矛盾してはいないか？
「マルチェロが何を考えているかなんて私には分からない。だけど今、マルチェロは確実に杖の要求を抑え込んでくれてる。他の人だったら多分できないわ。そのことに感謝してるの」
「……そうか」
「それがどれだけ大変なことか、私には分かるわ。私の時は、サザンビークに戻った日の晩から杖の望む行動をさせられたんだもの」
ビクッ、と、ククールが身を強張らせた。
ククールの脳裏に、リブルアーチでの出来事が鮮明に甦る。
二度と思い出したくもない、ゼシカと刃を交えたあの悪夢のような出来事。
それを今度は兄で経験することになるのか？
考えたくはなかったが、その可能性は極めて高い。
そして、ゼシカの時とは決定的に違うことが二つあった。
ハワードの結界が無いことと、杖の封印が完全に解け、その魔力が格段に上がっていることだ。
それが意味すること……それで可能性が上がってしまうことは……。
530 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 19:36:01 ID:Z7R33l3h
リアルに規制回避2
531 ：『言霊』 8/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:36:53 ID:dFcHl/6S
押し黙ってしまったククールを見たゼシカの表情が、にわかにかき曇った。
ゼシカの目に映ったククールは、普段の彼からは全く想像もつかない、不安や恐怖に苛まれ、それを隠すこともままならない姿だったからだ。
「……これからのことを考えると、辛いわよね」
ゼシカは立ち上がり、スカートの裾についた土埃を払った。
「でも、ククールは私の何倍も辛いんだと思う」
そしてククールの背後に歩み寄る。
「私はククールみたいにホイミはできないけど……」
ゼシカは両腕を広げると腰を屈め、後ろからククールをそっと抱きしめた。
「……ゼシカ？」
「こうすると、辛い思いを和らげられることは知ってるわ」
そしてククールを抱きしめたまま、ゼシカはゆっくりと立て膝の姿勢に変えた。
「子供の頃、恐い夢を見て眠れなくなった時にこうしてもらったの」
まぁ、子供を抱く時とは姿勢が違うけどね、と、照れくさそうにゼシカは付け加える。
予想外のゼシカの行動に驚いていたククールだったが、やがて強張っていた表情を緩ませ、目を伏せると身体の力を抜き、背中を軽くゼシカに預けた。
徐々にその背中にゼシカの温もりが伝わってくる。そして、鼓動や息づかいも。
「こうしてると安心できるでしょ？一人じゃないって……」
そう言いながらゼシカは、額をククールの後頭部にコツンとあてた。
「全部一人で抱え込もうとしないで。さっきも今も……心が悲鳴を上げてたわ」
抱きしめる両腕に少し力が入る。
「話せば楽になることもあるし、何かいい考えが浮かぶかもしれないし」
ゼシカの言葉はそこで途切れ、静寂が二人の周囲を支配した。
ゼシカの目に映ったククールは、普段の彼からは全く想像もつかない、不安や恐怖に苛まれ、それを隠すこともままならない姿だったからだ。
「……これからのことを考えると、辛いわよね」
ゼシカは立ち上がり、スカートの裾についた土埃を払った。
「でも、ククールは私の何倍も辛いんだと思う」
そしてククールの背後に歩み寄る。
「私はククールみたいにホイミはできないけど……」
ゼシカは両腕を広げると腰を屈め、後ろからククールをそっと抱きしめた。
「……ゼシカ？」
「こうすると、辛い思いを和らげられることは知ってるわ」
そしてククールを抱きしめたまま、ゼシカはゆっくりと立て膝の姿勢に変えた。
「子供の頃、恐い夢を見て眠れなくなった時にこうしてもらったの」
まぁ、子供を抱く時とは姿勢が違うけどね、と、照れくさそうにゼシカは付け加える。
予想外のゼシカの行動に驚いていたククールだったが、やがて強張っていた表情を緩ませ、目を伏せると身体の力を抜き、背中を軽くゼシカに預けた。
徐々にその背中にゼシカの温もりが伝わってくる。そして、鼓動や息づかいも。
「こうしてると安心できるでしょ？一人じゃないって……」
そう言いながらゼシカは、額をククールの後頭部にコツンとあてた。
「全部一人で抱え込もうとしないで。さっきも今も……心が悲鳴を上げてたわ」
抱きしめる両腕に少し力が入る。
「話せば楽になることもあるし、何かいい考えが浮かぶかもしれないし」
ゼシカの言葉はそこで途切れ、静寂が二人の周囲を支配した。
532 ：『言霊』 9/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:37:49 ID:dFcHl/6S
あの日……初めてマルチェロに会った日以来、ククールは無意識のうちに他人に救いを求めることを避けるようになってしまっていた。
最初から救いを求めなければ、それをはね返されて心に傷を負う苦痛を味わうこともない。
そんな、哀しいまでの自己防衛の手段だった。
マルチェロのことをこぼした時も、傍に居たゼシカのみならず、誰の返答をも期待していたわけではなかった。
言葉を口に含むことで自分自身に無理矢理納得をさせる、独り言の延長線上のようなもののつもりだった。
しかし、ゼシカはそれを心の悲鳴だと言った。
ゼシカの返してきた言葉は、ククールの想像の範疇を越えていた。
決して絵空事ではない解釈をもってして、それまでがんじがらめになっていたククールの心を、いとも簡単に解きほぐしてくれたのだ。
そして両の手を大きく広げて、負の感情が放つ棘から心を守るように包み込んでくれた。
それは久しく存在を忘れていた、心の片隅に残る遠い過去の記憶と重なるもの……。
これからやらねばならないことを考えると、そのあまりの恐ろしさに身も心も押し潰されそうになる。
しかしゼシカとのやり取りを経て、彼女の言う通りに幾分かはそれも和らいだ感じがした。
マルチェロが暗黒神ではなくマルチェロのまま対峙することになれば、その先に光明を見出すことも叶わぬ夢ではないように思えてきた。
ゼシカの胸に背を預け目を伏せたままのククールの顔に、いつの間にか微笑が浮かんでいた。
それはまるで母の膝の上で微睡む幼子のように、安らぎに満たされたものだった。
最初から救いを求めなければ、それをはね返されて心に傷を負う苦痛を味わうこともない。
そんな、哀しいまでの自己防衛の手段だった。
マルチェロのことをこぼした時も、傍に居たゼシカのみならず、誰の返答をも期待していたわけではなかった。
言葉を口に含むことで自分自身に無理矢理納得をさせる、独り言の延長線上のようなもののつもりだった。
しかし、ゼシカはそれを心の悲鳴だと言った。
ゼシカの返してきた言葉は、ククールの想像の範疇を越えていた。
決して絵空事ではない解釈をもってして、それまでがんじがらめになっていたククールの心を、いとも簡単に解きほぐしてくれたのだ。
そして両の手を大きく広げて、負の感情が放つ棘から心を守るように包み込んでくれた。
それは久しく存在を忘れていた、心の片隅に残る遠い過去の記憶と重なるもの……。
これからやらねばならないことを考えると、そのあまりの恐ろしさに身も心も押し潰されそうになる。
しかしゼシカとのやり取りを経て、彼女の言う通りに幾分かはそれも和らいだ感じがした。
マルチェロが暗黒神ではなくマルチェロのまま対峙することになれば、その先に光明を見出すことも叶わぬ夢ではないように思えてきた。
ゼシカの胸に背を預け目を伏せたままのククールの顔に、いつの間にか微笑が浮かんでいた。
それはまるで母の膝の上で微睡む幼子のように、安らぎに満たされたものだった。
533 ：『言霊』 10/10 ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:38:58 ID:dFcHl/6S
ふっ、と、ゼシカの腕から力が抜け、ククールの胸前で組まれていたその手が解かれた。
ゆっくりと背後に戻されようとするゼシカの手を、ククールは名残惜しそうに手を伸ばし、眼前で捕らえる。
見るとその手の甲には、僅かばかりの擦り傷の跡が残っていた。
いずれ跡形もなく消えるであろうそれは、ゼシカから差しのべられた紛うことなき救いの証……。
その傷跡に、ククールは気付かぬうちに口づけをしていた。
一瞬の後、自身の行動に戸惑いながら握る手の力を緩め、背後に去り行くゼシカの手をククールはこの言葉で見送った。
「……ありがとう」
「どういたしまして」
ほんの小さな声で短く交わされた、互いの言葉の内に宿るものの大きさは、計り知れなかった。
～ 終 ～
ゆっくりと背後に戻されようとするゼシカの手を、ククールは名残惜しそうに手を伸ばし、眼前で捕らえる。
見るとその手の甲には、僅かばかりの擦り傷の跡が残っていた。
いずれ跡形もなく消えるであろうそれは、ゼシカから差しのべられた紛うことなき救いの証……。
その傷跡に、ククールは気付かぬうちに口づけをしていた。
一瞬の後、自身の行動に戸惑いながら握る手の力を緩め、背後に去り行くゼシカの手をククールはこの言葉で見送った。
「……ありがとう」
「どういたしまして」
ほんの小さな声で短く交わされた、互いの言葉の内に宿るものの大きさは、計り知れなかった。
～ 終 ～
534 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/23(木) 19:42:25 ID:dFcHl/6S
長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。
ID:Z7R33l3hさん
527と530で規制回避ありがとうございました。めちゃ助かりました！
暗いわテンポは悪いわ萌え皆無だわで、投下に至るまでに色々な意味で
時間がかかってしまいましたが、煉獄島ではゼシカからククールに
対して何らかのアプローチがあった上で、地上に出た時のエスコート
シーンがあるのだろうと思い、こんな形にしてみました。
なお、◆DeYjggYHksさんとトトさんの作品と一部分似た記述が出来て
しまっていたことをここでお詫びさせていただきます。
最後に。
「絵にしたらほとんどぱふぱふじゃないか？」というツッコミが
ありそーなので、言われる前に言っておきます。その通りですとも！！
ID:Z7R33l3hさん
527と530で規制回避ありがとうございました。めちゃ助かりました！
暗いわテンポは悪いわ萌え皆無だわで、投下に至るまでに色々な意味で
時間がかかってしまいましたが、煉獄島ではゼシカからククールに
対して何らかのアプローチがあった上で、地上に出た時のエスコート
シーンがあるのだろうと思い、こんな形にしてみました。
なお、◆DeYjggYHksさんとトトさんの作品と一部分似た記述が出来て
しまっていたことをここでお詫びさせていただきます。
最後に。
「絵にしたらほとんどぱふぱふじゃないか？」というツッコミが
ありそーなので、言われる前に言っておきます。その通りですとも！！
535 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 19:44:43 ID:Z7R33l3h
乙です!!
536 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/23(木) 19:53:28 ID:gFln2hvj
おっぱいが背中にあたってますな
537 ：トト ◆.eBujHzjTY ：2005/06/24(金) 00:02:02 ID:CGRUOUwu
全然似てないです！GJ！
最後の「ありがとう」「どういたしまして」に萌えました
最後の「ありがとう」「どういたしまして」に萌えました
538 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/24(金) 13:30:37 ID:admjEVlQ
◆aO0Gallp8sさん
ランチタイムがやばくなる程の読み応えですたw
>「私はククールみたいにホイミはできないけど……」
のところが禿萌え～
あと萌えとは違うけど、ククールのキレっぷりが凄かったっす。
実際あのくらいに追い詰められてたんだろうな(ノД`)・゜・
ランチタイムがやばくなる程の読み応えですたw
>「私はククールみたいにホイミはできないけど……」
のところが禿萌え～
あと萌えとは違うけど、ククールのキレっぷりが凄かったっす。
実際あのくらいに追い詰められてたんだろうな(ノД`)・゜・
539 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/25(土) 00:37:30 ID:bo2KYRqY
GJ!!です！！
ゼシカの優しさがたまりませんね～！
ゼシカの優しさがたまりませんね～！
540 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/25(土) 11:00:54 ID:5x2jcZWO
トトさん
わざわざのお出ましとご配慮、どうもありがとうございます。
ご感想下さったみなさま
どうもありがとうございます。
最後の「ありがとう」は、ククールに口走らせていいものかかなり悩んで、
ゲーム中のククールの言葉を漁りまくったりしてました。
その結果、言っているシーンがあったので採用。
補足になりますが、「修道僧が見た夢」は丸々ゲームからの引用です。
ククールもそれを見た、というのは私の創作ですけれどね。
暗過ぎなSSで重苦しい雰囲気を撒き散らして申し訳ありませんでした。
気分を一新するため、ククールにミラクルムーンを覚えさせてきます。
今、格闘スキル93！それでは～！！
わざわざのお出ましとご配慮、どうもありがとうございます。
ご感想下さったみなさま
どうもありがとうございます。
最後の「ありがとう」は、ククールに口走らせていいものかかなり悩んで、
ゲーム中のククールの言葉を漁りまくったりしてました。
その結果、言っているシーンがあったので採用。
補足になりますが、「修道僧が見た夢」は丸々ゲームからの引用です。
ククールもそれを見た、というのは私の創作ですけれどね。
暗過ぎなSSで重苦しい雰囲気を撒き散らして申し訳ありませんでした。
気分を一新するため、ククールにミラクルムーンを覚えさせてきます。
今、格闘スキル93！それでは～！！
こんばんはー
まとめサイト更新しました。
まとめサイト更新しました。
542 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/25(土) 21:48:09 ID:jcDyaGB6
>>541
いつもお疲れ様ですありがとうございますｍ（__）ｍ
いつもお疲れ様ですありがとうございますｍ（__）ｍ
543 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/26(日) 02:04:56 ID:0iYKFFvx
乙です！！
544 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/06/26(日) 02:11:58 ID:xt6SwSKY
まとめ人さま
いつもお疲れさまです。
早速収録して下さり、ありがとうございました。
先ほど状態確認を済ませてきました。
いつもお疲れさまです。
早速収録して下さり、ありがとうございました。
先ほど状態確認を済ませてきました。
545 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/26(日) 11:13:45 ID:5/wZr1Si
ククゼシという言葉に激しく愛を感じる漏れがいる。
546 ：ククールの初体験：2005/06/26(日) 12:30:07 ID:E0e4d9fT
中学２年生の頃、放送部だったオレはその日、下校時刻に音楽を流す当番で部員のユッケと部室でヒマをつぶしていた。
幸いレコードが沢山あるので、それのライナーノーツを読みながら二人で他愛も無い話をしていた。
下校時刻が近付き校内には数人しか残っていない状態で、そろそろ音楽をかけなくてはとブースに入っていった。
ユッケが校内放送をやり、オレがテープを操作する手筈だ。（古い機材で、オープンリールだった）
いつも通りにルーチンワークを終え、校内には寂しげな「螢の光」だけがかかっている状態。
ブースのモニタ音量は絞ってあったので、ユッケとの間に妙な沈黙が訪れた。
ユッケとは音楽の趣味が合う事や当時流行のまっただ中だったカジノの話題やらで
気軽に話の出来る女友達といった関係だった。
そろそろテープも終わりに近付き、デッキの大きなツマミを操作しようと手をのばした時
ボリュームを操作していたユッケの手に触れてしまった。ユッケは「ビクっ」として肩が震えていた。
オレは思わずユッケの肩を掴みこちらを向かせた。
潤んだ目でオレをみるユッケに堪らない気持ちになりソッと唇を近付けていった。
そのままユッケは目を閉じて震えていた。
初めてのキスは訳が分からないままただただ唇を重ねていた。
肩を掴んでいたオレの腕は次第にユッケの背中へと廻りそのまま強く抱き締めていった。
オレは震えながら背中に廻した手をユッケの胸へと持っていった。
想像していたより遥かに大きい乳房に驚きながらゆっくりと揉みしだいていく。
ユッケは低い呻き声を揚げながら、抵抗する事も無くオレにされるがままだった。
勢いの付いたオレは止まらなくなりユッケのプリンセスローブの胸の当たりから手を差し入れる。
幸いレコードが沢山あるので、それのライナーノーツを読みながら二人で他愛も無い話をしていた。
下校時刻が近付き校内には数人しか残っていない状態で、そろそろ音楽をかけなくてはとブースに入っていった。
ユッケが校内放送をやり、オレがテープを操作する手筈だ。（古い機材で、オープンリールだった）
いつも通りにルーチンワークを終え、校内には寂しげな「螢の光」だけがかかっている状態。
ブースのモニタ音量は絞ってあったので、ユッケとの間に妙な沈黙が訪れた。
ユッケとは音楽の趣味が合う事や当時流行のまっただ中だったカジノの話題やらで
気軽に話の出来る女友達といった関係だった。
そろそろテープも終わりに近付き、デッキの大きなツマミを操作しようと手をのばした時
ボリュームを操作していたユッケの手に触れてしまった。ユッケは「ビクっ」として肩が震えていた。
オレは思わずユッケの肩を掴みこちらを向かせた。
潤んだ目でオレをみるユッケに堪らない気持ちになりソッと唇を近付けていった。
そのままユッケは目を閉じて震えていた。
初めてのキスは訳が分からないままただただ唇を重ねていた。
肩を掴んでいたオレの腕は次第にユッケの背中へと廻りそのまま強く抱き締めていった。
オレは震えながら背中に廻した手をユッケの胸へと持っていった。
想像していたより遥かに大きい乳房に驚きながらゆっくりと揉みしだいていく。
ユッケは低い呻き声を揚げながら、抵抗する事も無くオレにされるがままだった。
勢いの付いたオレは止まらなくなりユッケのプリンセスローブの胸の当たりから手を差し入れる。
547 ：ククールの初体験：2005/06/26(日) 12:31:43 ID:E0e4d9fT
あまりにも柔らかい感触に更に驚くと
「今日、体育の後、ブラしてなかった・・」と小さな声でユッケが言った。
弛んでいたタイを外しながら、またゆっくりと大きな乳房の感触を確かめていると
「・・あっ・・」とユッケは悶え、切なげな口を開きながらうっとりと目を閉じた。
そのまま上着をとずり上げていくと、ユッケは脱げ易いように手を上げてくれた。
初めてみる生の乳房にオレはしばらく動けなくなった。
小豆大のうす紅色の乳首を隠すようにユッケは両手を胸の前に組んだ。
オレはみかわしの服を脱ぎ、そのままユッケを抱き締めた。
股間は痛い程に弩張している。
ブースのコンソールの背後にある長椅子にユッケをそっと倒れこませると、ユッケは顔を両手で覆った。
乳房があらわになる。
揺れる乳房の先の乳首が震えるように揺れている。
オレはステテコパンツを下しながらユッケの上に立てヒジついてそっと乗る。
ユッケのプリンセスローブのボタンを外して脱がせ、床にそっと置く。
パンツの股間の部分にうっすらと映る黒い茂みに興奮は最高潮に達した。
オレは震える手でパンツに手をかけて、ゆっくりと下ろそうとしたが上手くいかない。
少しユッケの腰を浮かしながらクルクルと丸めながら脚から抜いた。
茂みに覆われ、ユッケが脚をギュッと閉じてしまった為ソレは見えなかった。
「今日、体育の後、ブラしてなかった・・」と小さな声でユッケが言った。
弛んでいたタイを外しながら、またゆっくりと大きな乳房の感触を確かめていると
「・・あっ・・」とユッケは悶え、切なげな口を開きながらうっとりと目を閉じた。
そのまま上着をとずり上げていくと、ユッケは脱げ易いように手を上げてくれた。
初めてみる生の乳房にオレはしばらく動けなくなった。
小豆大のうす紅色の乳首を隠すようにユッケは両手を胸の前に組んだ。
オレはみかわしの服を脱ぎ、そのままユッケを抱き締めた。
股間は痛い程に弩張している。
ブースのコンソールの背後にある長椅子にユッケをそっと倒れこませると、ユッケは顔を両手で覆った。
乳房があらわになる。
揺れる乳房の先の乳首が震えるように揺れている。
オレはステテコパンツを下しながらユッケの上に立てヒジついてそっと乗る。
ユッケのプリンセスローブのボタンを外して脱がせ、床にそっと置く。
パンツの股間の部分にうっすらと映る黒い茂みに興奮は最高潮に達した。
オレは震える手でパンツに手をかけて、ゆっくりと下ろそうとしたが上手くいかない。
少しユッケの腰を浮かしながらクルクルと丸めながら脚から抜いた。
茂みに覆われ、ユッケが脚をギュッと閉じてしまった為ソレは見えなかった。
548 ：ククールの初体験：2005/06/26(日) 12:32:23 ID:E0e4d9fT
ユッケの足首を持ち、ユッケの股の間にオレの腰を近付けていくようにしてそっと開いていくと
ぬらぬらと光りながら乳首よりも少し濃い色のソレは粘液の糸を引きながら口を開けた。
ユッケは顔を覆ったまま首を横に向けている。
居ても立ってもいられなくなったオレはステテコパンツを脱ぎ捨て先から糸を
引いた自分の分身をソレに近付けていった。
呆気無い程簡単ににオレはユッケ自身に迎えられた。
「っん、っんんっ」とユッケは苦痛の為か呻き声を上げたが
暖かくヌメやかなユッケ自身はオレを言い様もない快感にいざなった。
乳房を揉みながら、両手で覆われたユッケの顔に顔を近付けていく。
そっと指の隙間から覗いたユッケの目は涙であふれていた。
そのままユッケにキスをしたオレは更に強引な程に乳房を揉みながら、訳も分からず腰を動かした。
快感の頂点は直ぐに訪れた。
普段の自慰行為とは格段に違う快感を伴ってオレはユッケ自身に射精した。
射精の時間が果てしなく続くかの様な錯覚をオレに与えながらユッケ自身は全てを受け入れた。
そのままユッケに突っ伏すとユッケは涙目で天井の吸音材を見つめながら
「ククール・・ずっと好きだったの・・」とつぶやいた。
オレは例えようもない感情を説き伏せる様にキスを繰り返した。
手もちのティッシュじゃ足らなくてユッケのハンカチでユッケ自身から溢れ出るモノを拭う。
そんなオレの頬にユッケはそっとキスをする。
成長途上の乳房を曝け出しながら愛しげな赤ん坊を見るようなその視線に
オレの中にまた愛情とは違う劣情が溢れてきた。
ユッケは抵抗する事無くまたオレと身体を重ねた・・・
すでに外は暗くなっていた。後ろを向きながらユッケはプリンセスローブのボタンをとめている。
「帰るぞ。」ユッケが言った。
顧問のトンヌラ先生に放送室の鍵を渡して外に出た。見上げた星空は明るかった。
「明日は全校集会だね。機材設置手伝うよ」
明るく笑うユッケに対して、オレはユッケの目を見る事もできずにニガ笑い。
ぬらぬらと光りながら乳首よりも少し濃い色のソレは粘液の糸を引きながら口を開けた。
ユッケは顔を覆ったまま首を横に向けている。
居ても立ってもいられなくなったオレはステテコパンツを脱ぎ捨て先から糸を
引いた自分の分身をソレに近付けていった。
呆気無い程簡単ににオレはユッケ自身に迎えられた。
「っん、っんんっ」とユッケは苦痛の為か呻き声を上げたが
暖かくヌメやかなユッケ自身はオレを言い様もない快感にいざなった。
乳房を揉みながら、両手で覆われたユッケの顔に顔を近付けていく。
そっと指の隙間から覗いたユッケの目は涙であふれていた。
そのままユッケにキスをしたオレは更に強引な程に乳房を揉みながら、訳も分からず腰を動かした。
快感の頂点は直ぐに訪れた。
普段の自慰行為とは格段に違う快感を伴ってオレはユッケ自身に射精した。
射精の時間が果てしなく続くかの様な錯覚をオレに与えながらユッケ自身は全てを受け入れた。
そのままユッケに突っ伏すとユッケは涙目で天井の吸音材を見つめながら
「ククール・・ずっと好きだったの・・」とつぶやいた。
オレは例えようもない感情を説き伏せる様にキスを繰り返した。
手もちのティッシュじゃ足らなくてユッケのハンカチでユッケ自身から溢れ出るモノを拭う。
そんなオレの頬にユッケはそっとキスをする。
成長途上の乳房を曝け出しながら愛しげな赤ん坊を見るようなその視線に
オレの中にまた愛情とは違う劣情が溢れてきた。
ユッケは抵抗する事無くまたオレと身体を重ねた・・・
すでに外は暗くなっていた。後ろを向きながらユッケはプリンセスローブのボタンをとめている。
「帰るぞ。」ユッケが言った。
顧問のトンヌラ先生に放送室の鍵を渡して外に出た。見上げた星空は明るかった。
「明日は全校集会だね。機材設置手伝うよ」
明るく笑うユッケに対して、オレはユッケの目を見る事もできずにニガ笑い。
549 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/26(日) 12:57:10 ID:h5+08bcZ
絵板に神々がいらっしゃってますよ。
まだ見てない方は急げ！
まとめ人様
いつもいつも乙華麗様です。これからも頑張って下され
まだ見てない方は急げ！
まとめ人様
いつもいつも乙華麗様です。これからも頑張って下され
550 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/26(日) 13:02:39 ID:Q3q6fUHN
萌え、ギャグ、シリアス、シチュエーション……あの絵板はクォリティたけーな。
551 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/26(日) 13:42:54 ID:1wg50eIl
見た見た！もう萌え死にそうでつ！
えーっと、また絵版から勝手にコラボります。
Ｎｏ，３６「ぎゅ」です。
一応予告はしたつもりだけど、こーいう意味に取ったわけじゃないだろうなと思ったり（謎
まあ、やっぱりある意味おもいっきり別物なので、ご容赦ください。
Ｎｏ，３６「ぎゅ」です。
一応予告はしたつもりだけど、こーいう意味に取ったわけじゃないだろうなと思ったり（謎
まあ、やっぱりある意味おもいっきり別物なので、ご容赦ください。
トロデーンの夜景は美しい。
広大な庭園にぽつりぽつりとランプが灯り、着飾った紳士淑女が笑いざわめく。
それは、世界に平和が戻った証だった。
昼間のうちの馬鹿騒ぎもやがておちつき、弦楽の舞踏曲が楽しげに流れてくる。
テラスの精巧な柵に手をついて、ゼシカは曲のテンポに身を任せて軽くリズムを取っていた。少し飲んだワインの酔いが夜風に吹かれて心地よい。
ゼシカは目を閉じた。
ふと背後に人の気配。
「何か御用かしら？」
あまりにも慣れ親しんだ気配だったので、笑い含みに問いかける。すると、やはり苦笑した気配がした。
「こんな素敵な宵に、テラスに佇む美しい女性。お暇でしたら是非ダンスのお相手をと」
「どうしたの、ククール。そのマスク」
広大な庭園にぽつりぽつりとランプが灯り、着飾った紳士淑女が笑いざわめく。
それは、世界に平和が戻った証だった。
昼間のうちの馬鹿騒ぎもやがておちつき、弦楽の舞踏曲が楽しげに流れてくる。
テラスの精巧な柵に手をついて、ゼシカは曲のテンポに身を任せて軽くリズムを取っていた。少し飲んだワインの酔いが夜風に吹かれて心地よい。
ゼシカは目を閉じた。
ふと背後に人の気配。
「何か御用かしら？」
あまりにも慣れ親しんだ気配だったので、笑い含みに問いかける。すると、やはり苦笑した気配がした。
「こんな素敵な宵に、テラスに佇む美しい女性。お暇でしたら是非ダンスのお相手をと」
「どうしたの、ククール。そのマスク」
キザったらしい台詞廻しに振り返ってやると、その顔に思わず呆れた。
彼は顔の半分をマスクで覆っていたのだ。ファントムマスクというやつである。
普段彼が好きこのんで装備している、見慣れた品だが、こんな夜会の場でその姿は何故か見慣れない。
彼は唇に笑みを浮かべると、ついとゼシカの手を取った。
「今の私はククールではありません。魅力的すぎる貴女に胸を焦がす一人の名も無き男です」
そして手のひらにそっと口づける。
流れてくる曲が終わりを告げた。
不意にしんとなる。
いつもなら、「バカ？」とか言って振り払うのに、今日はなんだか調子が狂う。
「じゃ、一曲だけ」
ゼシカが頷くと、また新しい曲が始まった。
ややスローなワルツだ。
「光栄です」
彼に手を引かれてテラスを降りると、踊る人々の中に紛れ込む。
やさしいリードに導かれ、ステップを踏む。
仮面に隠れた彼の顔がとても真剣な気がして、ゼシカはなんだか切なくなった。
彼は顔の半分をマスクで覆っていたのだ。ファントムマスクというやつである。
普段彼が好きこのんで装備している、見慣れた品だが、こんな夜会の場でその姿は何故か見慣れない。
彼は唇に笑みを浮かべると、ついとゼシカの手を取った。
「今の私はククールではありません。魅力的すぎる貴女に胸を焦がす一人の名も無き男です」
そして手のひらにそっと口づける。
流れてくる曲が終わりを告げた。
不意にしんとなる。
いつもなら、「バカ？」とか言って振り払うのに、今日はなんだか調子が狂う。
「じゃ、一曲だけ」
ゼシカが頷くと、また新しい曲が始まった。
ややスローなワルツだ。
「光栄です」
彼に手を引かれてテラスを降りると、踊る人々の中に紛れ込む。
やさしいリードに導かれ、ステップを踏む。
仮面に隠れた彼の顔がとても真剣な気がして、ゼシカはなんだか切なくなった。
555 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/26(日) 19:01:07 ID:XZuIJh/v
こーいう攻め方もアリかなーと。
556 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/26(日) 19:11:11 ID:h5+08bcZ
ぎゃー！たまらんです！
よ、よだれが・・・！
ダンスシチュ大好きです。
よ、よだれが・・・！
ダンスシチュ大好きです。
557 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/26(日) 23:32:41 ID:AWCXDsXE
ほ、ほぎゃー！！萌えますた。最高に萌えますた
558 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/27(月) 01:06:40 ID:oIMYaN7c
こーいうのやらせると天下一品って感じがしますよねー、ククってば。
めまいがしますたww もうクラクラと・・・。
ところで予告ってどこに？？わからんかったーよorz
めまいがしますたww もうクラクラと・・・。
ところで予告ってどこに？？わからんかったーよorz
わわ、Mさんありがとうございます！めちゃめちゃ嬉しいですよ！！
マスカレイドのシチュエーションで描いたものだったので、もうこのお話どおりで…！
むしろ私の絵には勿体無いくらい。これを打ちながらにやにやし通しです。
重ね重ね、有難う御座いました！
「コラボ予告」の意味がちょっとわかりました（笑
マスカレイドのシチュエーションで描いたものだったので、もうこのお話どおりで…！
むしろ私の絵には勿体無いくらい。これを打ちながらにやにやし通しです。
重ね重ね、有難う御座いました！
「コラボ予告」の意味がちょっとわかりました（笑
560 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/28(火) 10:24:44 ID:SCokcOVd
保守
561 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/28(火) 13:33:11 ID:J9fBIGnW
地方によっては違うだろうけど、とりあえず関東は暑いっすね。
今日みたいな日に見習さんのSS『2-401-403』を読むと、
描かれたシーンがそりゃもうリアルに再現され・・・ﾊｧﾊｧ
今日みたいな日に見習さんのSS『2-401-403』を読むと、
描かれたシーンがそりゃもうリアルに再現され・・・ﾊｧﾊｧ
562 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/28(火) 15:27:38 ID:ZO8tnsdr
ﾊｧﾊｧって・・・そっちかよwww!!
あの服装を想像するだけで倒れたくなるな、今日は。
あの服装を想像するだけで倒れたくなるな、今日は。
563 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/29(水) 18:37:28 ID:gZmi3hV7
突然だが、みんな夏コミ行く？
私は行ってククゼシ本買い漁ってくるぜ！
私は行ってククゼシ本買い漁ってくるぜ！
564 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/29(水) 19:08:45 ID:3s6oLY+A
夏コミ行ける奴みんな不幸にな～れ～……。
565 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/29(水) 20:56:32 ID:kk87knmE
職人の皆様お疲れ様です。
まとめサイト更新しました。
では！ﾉｼ
まとめサイト更新しました。
では！ﾉｼ
567 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/29(水) 22:02:57 ID:xqJzLWfH
568 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/29(水) 23:10:52 ID:wmdQConS
569 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/30(木) 10:43:48 ID:c947QsUZ
まとめ人様、いつもご苦労様です。
>>563 >>567
あの暑さと人津波の中で買い漁るのは骨が折れるが、ｶﾞﾝｶﾞﾚ!!
いい本と出逢えるといいな。
あと>>567
屋内イベントだが普通の屋内だと思って行くと簡単に逝けるので、
暑さ対策は万全にな。サバイバルだと思って自分の身は自分で守れ。
>>563 >>567
あの暑さと人津波の中で買い漁るのは骨が折れるが、ｶﾞﾝｶﾞﾚ!!
いい本と出逢えるといいな。
あと>>567
屋内イベントだが普通の屋内だと思って行くと簡単に逝けるので、
暑さ対策は万全にな。サバイバルだと思って自分の身は自分で守れ。
570 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/30(木) 18:24:19 ID:U6GmMl3J
>自分の身は自分で守れ
ﾋｴﾋﾟﾀ必要かな？
ﾋｴﾋﾟﾀ必要かな？
571 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/30(木) 18:29:47 ID:U6GmMl3J
↑を書き込んだ直後に。
ゼシカ「頭がぼーっとするわ…」
ククール「どれどれ？ …ん、見事に熱風邪だな。今日は休んでろよ」
ゼシカ「……ククールの手、つめたい」
ククール「そりゃ酷い熱だからじゃ…」
ゼシカ「気持ちい」
ククール「……。」
ゼシカ「もうちょっと…」
という方向へ逝きました。
ゼシカ「頭がぼーっとするわ…」
ククール「どれどれ？ …ん、見事に熱風邪だな。今日は休んでろよ」
ゼシカ「……ククールの手、つめたい」
ククール「そりゃ酷い熱だからじゃ…」
ゼシカ「気持ちい」
ククール「……。」
ゼシカ「もうちょっと…」
という方向へ逝きました。
572 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/30(木) 19:31:04 ID:dRI5dtie
>570
無いと死ぬ。あっても死ぬかもしれん。前日にペットボトル凍らせとけ。
同人イベント板で下準備しとき。
無いと死ぬ。あっても死ぬかもしれん。前日にペットボトル凍らせとけ。
同人イベント板で下準備しとき。
573 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/30(木) 22:11:29 ID:aYCEcWym
小さいクーラーバックがあるとなお良
ククゼシカプのコスプレさん居るかなぁ
ククゼシカプのコスプレさん居るかなぁ
574 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/30(木) 22:38:01 ID:Pvc+6C4+
北米版にはククゼシエンドが追加されている……といいなー
575 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/06/30(木) 22:40:11 ID:W3I4dshG
ゼシカはともかく、ククのコスプレは暑くて大変だろうな・・・
>>570
冷えピタはデコではなく首の後ろ（血管の上）に貼るべし。
血を冷やすためにね。
・・・という方法が紹介されるような環境だ。
まぁ外でデコに貼る勇者はあまりいないだろうがwww
>>570
冷えピタはデコではなく首の後ろ（血管の上）に貼るべし。
血を冷やすためにね。
・・・という方法が紹介されるような環境だ。
まぁ外でデコに貼る勇者はあまりいないだろうがwww
576 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/01(金) 00:15:33 ID:dDf0lQOI
577 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/01(金) 00:18:07 ID:dDf0lQOI
578 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/01(金) 01:52:42 ID:S+ZYs0h7
>>574
そんなステキゲームあったら、今日のボーナス全部つぎ込んでもいいぜ。
そんなステキゲームあったら、今日のボーナス全部つぎ込んでもいいぜ。
579 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/01(金) 18:41:43 ID:Djh0RV1m
その追加シナリオは主姫とのダブル結婚式と言ってみるテスツ
580 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/01(金) 19:16:59 ID:UdRP/78h
そんな素敵ゲームあったら、今日のバイト代全部つき込んでもいいぜ。
581 ：?U¨?AE?ss?l：2005/07/01(金) 21:19:12 ID:xj7f1L0l
>>580のバイト代がいくらか気になる。
582 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/01(金) 23:12:35 ID:aaNSyTKW
表EDのトロデーンに着いてすぐククが神官代行で主姫に結婚式を挙げさせ
「ククールもたまにはいいとこあるじゃない」
「今ならもう一組サービスしちゃうぜ、花嫁限定先着一名様限り」
「何言ってんだか」
とかなんとか言ってるうちに姫にベールかぶせられてブーケ持たされて
神官代行兼花婿と挙式してしまえ。
「ククールもたまにはいいとこあるじゃない」
「今ならもう一組サービスしちゃうぜ、花嫁限定先着一名様限り」
「何言ってんだか」
とかなんとか言ってるうちに姫にベールかぶせられてブーケ持たされて
神官代行兼花婿と挙式してしまえ。
583 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/01(金) 23:39:48 ID:Z9Nyft+X
>>582
ちょっと流れが掴みにくいんだが、3行目以降はゼシカ相手って事でいいのかな？
ちょっと流れが掴みにくいんだが、3行目以降はゼシカ相手って事でいいのかな？
584 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/02(土) 00:06:28 ID:IinoNfq3
そうです。
すまん、湧いた脳の赴くままに書き込んだ。
今は反省している。
すまん、湧いた脳の赴くままに書き込んだ。
今は反省している。
586 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/02(土) 01:29:53 ID:xkyBboJ6
たまりませんなぁ…ﾊｧﾊｧ
587 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/02(土) 03:15:30 ID:Hp6tryUW
わああそんな素敵なククゼシシナリオ（脳内）が…挙式してくれー！！！！
そんな素敵ゲームあったら、貯金全部注ぎ込んでもいいぜ。
そんな素敵ゲームあったら、貯金全部注ぎ込んでもいいぜ。
588 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/02(土) 03:45:33 ID:GWwx+giq
まぁさ、挙式追加まではないだろうけど、見つめあうくらいの追加はあってもバチはあたらねーと思う。
589 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/02(土) 07:14:35 ID:mAgjfz1j
多分即席ｹｺ-ﾝ指輪は騎士団員の指輪かな。(･∀･)
590 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/02(土) 09:44:03 ID:IinoNfq3
リーザス村の母上には事後承諾ですな
お、義母様、娘さんをオレが頂いてしまいました！
お、義母様、娘さんをオレが頂いてしまいました！
591 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/02(土) 11:24:35 ID:xkyBboJ6
反対されても「魅惑の眼差し」で納得させるクク
592 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/02(土) 12:39:51 ID:Wibc1Q+e
こりゃ母親の反応を想像するのが楽しくて仕方ないな。
んま～こんなカワいいボウヤが息子になるなんて～vとなるか
悪い虫がついた！となるか…どっちも捨て難い…
んま～こんなカワいいボウヤが息子になるなんて～vとなるか
悪い虫がついた！となるか…どっちも捨て難い…
593 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/02(土) 21:26:42 ID:Be/+Vkau
もまいら絵板に神が来てますよﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
594 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/03(日) 20:35:09 ID:k7LwmmX6
595 ：sage：2005/07/03(日) 21:46:45 ID:cS3xfffs
596 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/03(日) 21:49:12 ID:cS3xfffs
スマソageてもーたorz
597 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/04(月) 22:33:32 ID:jKhT7gu/
ありえないとは思いつつも宿屋に泊まる度に
クックルとゼシカは同じ部屋と脳内変換している漏れがいる。
クックルとゼシカは同じ部屋と脳内変換している漏れがいる。
598 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/04(月) 23:21:54 ID:8yem6WEj
>>597
漏れも漏れも～ｗ何度も想像した事がある。
何らかの都合で、やむを得ず2人ずつ同じ部屋にしなくてはいけない時
（部屋が2つしかなく、部屋も狭い宿屋の場合とか？あっでも1部屋男3人にすれば済むか…）
ゼシカを気遣って、自分は床や押入れで寝るククール…なんていいなぁと思った事がある(;´Д｀)
まだはっきり恋人になってない段階で同衾はしないだろうと思ったから。
あと、マル兄に遭遇して冷たく当たられた後、夜寝る時に決まって彼がうなされているので
ゼシカが「ちょっとだけ同じ部屋にいてあげようかな…」とか。
あんまりありえないだろうと分かっちゃいても、空想（妄想？）は止められませぬ orz
漏れも漏れも～ｗ何度も想像した事がある。
何らかの都合で、やむを得ず2人ずつ同じ部屋にしなくてはいけない時
（部屋が2つしかなく、部屋も狭い宿屋の場合とか？あっでも1部屋男3人にすれば済むか…）
ゼシカを気遣って、自分は床や押入れで寝るククール…なんていいなぁと思った事がある(;´Д｀)
まだはっきり恋人になってない段階で同衾はしないだろうと思ったから。
あと、マル兄に遭遇して冷たく当たられた後、夜寝る時に決まって彼がうなされているので
ゼシカが「ちょっとだけ同じ部屋にいてあげようかな…」とか。
あんまりありえないだろうと分かっちゃいても、空想（妄想？）は止められませぬ orz
599 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/04(月) 23:49:57 ID:M5u1QT1n
>>あと、マル兄に遭遇して冷たく当たられた後、夜寝る時に決まって彼がうなされているので
>>ゼシカが「ちょっとだけ同じ部屋にいてあげようかな…」とか。
ヤベぇ、萌えてきた……
>>ゼシカが「ちょっとだけ同じ部屋にいてあげようかな…」とか。
ヤベぇ、萌えてきた……
600 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/05(火) 22:39:46 ID:lHSogkck
もう8687HITか…10000HITが楽しみだなヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ
601 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/06(水) 15:17:28 ID:EupEH2Ai
保守。
602 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/06(水) 23:15:10 ID:oNS/iJoV
SS作者さん、いつも読ませてもらってます！
603 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/07(木) 01:45:31 ID:x12i3PZt
クックルの髪って枝毛とかあるんかなぁ？
なんか急に気になったんで、ゼシカさん調べてください。
なんか急に気になったんで、ゼシカさん調べてください。
604 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/07(木) 19:07:47 ID:xMftPkSv
調べてみたら何故かほとんど無いことにショックを受けて
今まで以上に髪の手入れに気合いを入れるゼシカ、とかどうよ？
今まで以上に髪の手入れに気合いを入れるゼシカ、とかどうよ？
605 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/07(木) 21:12:15 ID:euE65ViI
いいね
606 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/07(木) 22:09:00 ID:gVnsm84T
クックルの方が髪きれいそうだもんね。手入れ方法とか自分も聞きたいよ。
607 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/07(木) 23:44:55 ID:pTgiiZFI
髪質がいい人はあんまり手入れしなくても綺麗なんだよ。
ククは正にそんなカンジ。
ククは正にそんなカンジ。
608 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/08(金) 23:49:46 ID:oeHADnEi
マズイ・・・ほしゅ
609 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/09(土) 02:34:37 ID:94Z9vpuJ
そろそろ板圧縮ありそうな・・・保守。
610 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/09(土) 06:07:47 ID:+Ne1i11H
もう夏ですよね。海ネタ山ネタビキニネタをお待ちしております。
611 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/09(土) 12:18:08 ID:RUogc3mW
そうそう、やっぱ海やね。
かのお方はゼシカたんの眩しい水着姿が見られて嬉しい反面、
彼女が公衆で肌晒すのにまた複雑だったりするのかな(*´∀｀*)
かのお方はゼシカたんの眩しい水着姿が見られて嬉しい反面、
彼女が公衆で肌晒すのにまた複雑だったりするのかな(*´∀｀*)
612 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/09(土) 20:00:03 ID:ZuUe50Zl
そこで危ない水着ですよ
613 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/09(土) 21:15:11 ID:0lhVPIyO
ついうっかりセパレートと言ってしまい世代の差を感じる罠…うう、欝だ
614 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/09(土) 21:31:34 ID:4sXqvkyz
セパレートってなに？
615 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/09(土) 21:57:03 ID:dRo9RGQG
セパレートという言葉の意味からして
別れてる→ビキニと思われ
別れてる→ビキニと思われ
616 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/09(土) 23:08:59 ID:4sXqvkyz
なるほど。とんです。
617 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 00:26:51 ID:HPM5x9LP
>>615
ビキニほど露出は多くない。そうね、スクール水着のお腹の部分をカットして
露出させた程度と考えれば良いかな。へそや胸の谷間は隠されているんじゃないかな。
その部分が見えると、もうビキニという感じかな。
ほとんど年が分かるな。きっと最年長だ・・・・・。
ビキニほど露出は多くない。そうね、スクール水着のお腹の部分をカットして
露出させた程度と考えれば良いかな。へそや胸の谷間は隠されているんじゃないかな。
その部分が見えると、もうビキニという感じかな。
ほとんど年が分かるな。きっと最年長だ・・・・・。
618 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 01:10:08 ID:1lp1QfE9
スポーツ的な感じなのかな？デザイン次第では可愛いかも……と想像してみました。
しかし開きのない水着でゼシカの胸が収まるのか心配。
年齢なんて(・∀・)ｷﾆｼﾅｲ!
しかし開きのない水着でゼシカの胸が収まるのか心配。
年齢なんて(・∀・)ｷﾆｼﾅｲ!
619 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 01:52:05 ID:uyjYOJoe
胸が大きいと小さい服着ると妙にエロくなっちゃうんだよね。
で、胸にあわせてサイズ選ぶとデブっぽくなっちゃう。。。
ゼシカにも巨乳ならではの悩みがあるんだろうか。
お約束の「肩が凝る」とか。
で、胸にあわせてサイズ選ぶとデブっぽくなっちゃう。。。
ゼシカにも巨乳ならではの悩みがあるんだろうか。
お約束の「肩が凝る」とか。
620 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 02:53:58 ID:C58vR53P
乳でかいとブラや服がないのは結構切実。特に可愛いのがないぜっ。
巨乳ビジネスとかゼシカが興業してくれないかな。ベンチャー企業家ゼシカ。女社長…
ゼシカぐらいだと、なんかどっかにひっかかったりぶつけたりしそう。
さすがにつまづくはないだろうけれど。
巨乳ビジネスとかゼシカが興業してくれないかな。ベンチャー企業家ゼシカ。女社長…
ゼシカぐらいだと、なんかどっかにひっかかったりぶつけたりしそう。
さすがにつまづくはないだろうけれど。
621 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 03:20:13 ID:1lp1QfE9
巨乳ビジネスってどんなだろうw
ゼシカはあの身体なのに、顔は童顔だし、中身は真面目でいいコ……。ギャップがいいな～と思う(・∀・)!
「水風船いれてんのかと思ったぜ」
「あの胸反則だろ！」(公式ガイド)
クックルもなんだかんだで、ゼシカの胸に注目してたんだなーと微笑ましくオモタ。
ゼシカはあの身体なのに、顔は童顔だし、中身は真面目でいいコ……。ギャップがいいな～と思う(・∀・)!
「水風船いれてんのかと思ったぜ」
「あの胸反則だろ！」(公式ガイド)
クックルもなんだかんだで、ゼシカの胸に注目してたんだなーと微笑ましくオモタ。
622 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 08:50:22 ID:4WM8mOjv
ククールは最初っからゼシカのボディに注目してるじゃないですか。
あの初対面、何往復じろじろ眺めたんだか（笑
あの初対面、何往復じろじろ眺めたんだか（笑
623 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 11:17:33 ID:iNgwjd3H
セパレートタイプの水着着る時、あえて小さめのを選んでハミ乳気味にするのもいいよ。
ゼシカなら…デフォ服とは逆に下チチするのが萌える。
ゼシカなら…デフォ服とは逆に下チチするのが萌える。
624 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 11:18:24 ID:j7SgCZPP
「（改めて見てみりゃスゲー上玉だよなこのコ・・・ってええぇぇええ！？
何だこの爆乳！！この細腰！！・・・下はスカートで正確には分かんねぇなあ。
予想が外れることはないだろうが、風吹かねぇかな、風！にしてもマジかよ
この胸？なんか詰めてんのか？いや、違う！服で隠れてるならいざ知らず、
こりゃどう見てもナマの肌だよな。しかしあり得ねぇサイズの胸だ。このまま
ハイさよならってのはあまりに惜しすぎる。ていうか、ハイさよならしたら
確実に一生後悔するな。それだけは自信を持って言い切れる。さあどうする
オレ？・・・そうだ！指輪を）」
以上、あの何往復かの間にククの脳内に駆け巡った思考を妄想してみた。
息つぎせずに読み切れば、出会いの時の衝撃を体感できます（嘘
「あの胸は反則」発言は、本編中ではヤンガスなんだよね。
男だけのパーティになった途端におまいらそう来るか！とワロタ
何だこの爆乳！！この細腰！！・・・下はスカートで正確には分かんねぇなあ。
予想が外れることはないだろうが、風吹かねぇかな、風！にしてもマジかよ
この胸？なんか詰めてんのか？いや、違う！服で隠れてるならいざ知らず、
こりゃどう見てもナマの肌だよな。しかしあり得ねぇサイズの胸だ。このまま
ハイさよならってのはあまりに惜しすぎる。ていうか、ハイさよならしたら
確実に一生後悔するな。それだけは自信を持って言い切れる。さあどうする
オレ？・・・そうだ！指輪を）」
以上、あの何往復かの間にククの脳内に駆け巡った思考を妄想してみた。
息つぎせずに読み切れば、出会いの時の衝撃を体感できます（嘘
「あの胸は反則」発言は、本編中ではヤンガスなんだよね。
男だけのパーティになった途端におまいらそう来るか！とワロタ
625 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 11:37:25 ID:iNgwjd3H
626 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 22:04:17 ID:J1RJBcNZ
季節は夏、それはバカンスである。
鏡の前に無防備に座ったゼシカは、その両手にそれぞれ色違いの小さな布キレを持っていた。
それはよく見ると、紐やらレースやらが付いている水着だということがわかる。
彼女は鏡にそれを宛がったり、覗き込んだり、真剣な顔つきで審美しているようだ。
そこでノックの音がするが、ゼシカは全く気が付かない。
「うっす、もう着替えたか？」 ノックから少し経ってククールが扉を開けて入ってきた。ゼシカに用事があるらしい。
「それがまだなのよ」 彼女はククールが部屋に入ってきてから一度も鏡から目をそらしていない。
「そうか、手が空いてたら日焼け止め塗ってもらおうと思ったんだ。ほら、オレの美しい身体が焼けたら困るだろ？」
「んーどっちにしよう…」 彼女はまだ吟味しているようで、その言葉はすっかり耳に届いていないようだ。
「水着が決まらないのか」 無視に耐えかねゼシカの顔をひょいと覗き込むと、ククールはその手から水着をすっと抜いた。
もう！と抗議の声が聞こえるが、曖昧に返しておく。
「どうかな、スポーツ系の可愛いのと、ちっちゃい感じのビキニなんだけど」 どうやらコメントを求めているようだ。
「どっちがスポーツでどっちがちっちゃいんだ？？」 ククールもいくら女性に詳しくてもこの見分けは付かなかった。
「紐が付いてるのがビキニの方なの」 ゼシカはククールの右手に下がっていた黒い布を引く。
正直、露出が高ければ高いほど嬉しいのだが。この両者には布の面積に差異はなさそうだ。
どんな格好で泳いで欲しいだろうか。彼はそれを考えて結論を導き出そうとする。数秒経つ。
「そうだな………髪ブラか手ブラなんてどうかな」 ククールは布を手から下げつつ真面目な顔で言った。
「か…みぶら…？ こっ、この馬鹿男お！！！」 肩を強かに打たれたククールは少しよろめく。
「あーもう早く決めないと日が暮れるぅ～」 どうやら癖のようだが、ゼシカは頭を抱えるとき結った髪の付け根を掴む。
そのまま頭を揺らす動作は子供っぽくてかわいいなあ、とぼんやり見ているククールだった。
それはバカンス、そしてロマンスである。
鏡の前に無防備に座ったゼシカは、その両手にそれぞれ色違いの小さな布キレを持っていた。
それはよく見ると、紐やらレースやらが付いている水着だということがわかる。
彼女は鏡にそれを宛がったり、覗き込んだり、真剣な顔つきで審美しているようだ。
そこでノックの音がするが、ゼシカは全く気が付かない。
「うっす、もう着替えたか？」 ノックから少し経ってククールが扉を開けて入ってきた。ゼシカに用事があるらしい。
「それがまだなのよ」 彼女はククールが部屋に入ってきてから一度も鏡から目をそらしていない。
「そうか、手が空いてたら日焼け止め塗ってもらおうと思ったんだ。ほら、オレの美しい身体が焼けたら困るだろ？」
「んーどっちにしよう…」 彼女はまだ吟味しているようで、その言葉はすっかり耳に届いていないようだ。
「水着が決まらないのか」 無視に耐えかねゼシカの顔をひょいと覗き込むと、ククールはその手から水着をすっと抜いた。
もう！と抗議の声が聞こえるが、曖昧に返しておく。
「どうかな、スポーツ系の可愛いのと、ちっちゃい感じのビキニなんだけど」 どうやらコメントを求めているようだ。
「どっちがスポーツでどっちがちっちゃいんだ？？」 ククールもいくら女性に詳しくてもこの見分けは付かなかった。
「紐が付いてるのがビキニの方なの」 ゼシカはククールの右手に下がっていた黒い布を引く。
正直、露出が高ければ高いほど嬉しいのだが。この両者には布の面積に差異はなさそうだ。
どんな格好で泳いで欲しいだろうか。彼はそれを考えて結論を導き出そうとする。数秒経つ。
「そうだな………髪ブラか手ブラなんてどうかな」 ククールは布を手から下げつつ真面目な顔で言った。
「か…みぶら…？ こっ、この馬鹿男お！！！」 肩を強かに打たれたククールは少しよろめく。
「あーもう早く決めないと日が暮れるぅ～」 どうやら癖のようだが、ゼシカは頭を抱えるとき結った髪の付け根を掴む。
そのまま頭を揺らす動作は子供っぽくてかわいいなあ、とぼんやり見ているククールだった。
それはバカンス、そしてロマンスである。
627 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/10(日) 22:34:38 ID:J1RJBcNZ
以上完結でー！突発です。どういうシチュエーションなんだか。
ちょっと最後とかある歌手の歌詞みたいなの入っていますが気付かない振りしてください。
ちょっと最後とかある歌手の歌詞みたいなの入っていますが気付かない振りしてください。
628 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/11(月) 01:04:04 ID:bjKHMeKp
クク・・・エロいぜ。
歌詞とやらは気付かないフリも何も、わかんねっすorz
歌詞とやらは気付かないフリも何も、わかんねっすorz
629 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/11(月) 01:12:38 ID:ga9JvTEm
>>627
普通にイチャついてるようにしか見えない漏れが居る。いいでつねー、ふたりで海ですか
普通にイチャついてるようにしか見えない漏れが居る。いいでつねー、ふたりで海ですか
630 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/11(月) 07:19:33 ID:2TJmIuzz
>>626
ハァハァハァハァハァハァ(;´Д｀)ハァハァハァハァハァハァ ｲｲ…
特に日焼け止め塗りってのが。
個人的に、彼は細くて色白そうなので、ちょっとぐらい焼けた方が
男らしくかっこよくなるかもしれないな。
でも色白の人って一時真っ赤になるだけですぐ冷めるんだよね。
ハァハァハァハァハァハァ(;´Д｀)ハァハァハァハァハァハァ ｲｲ…
特に日焼け止め塗りってのが。
個人的に、彼は細くて色白そうなので、ちょっとぐらい焼けた方が
男らしくかっこよくなるかもしれないな。
でも色白の人って一時真っ赤になるだけですぐ冷めるんだよね。
>>628-630
萌えてもらえてよかったヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ
某絵師さんのアニメに触発されて、スレのネタを使いつつ途中まで絵を書いて力尽きたのでSSにしますた
>>628
リスペクトネタはリップスライムでーす
萌えてもらえてよかったヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ
某絵師さんのアニメに触発されて、スレのネタを使いつつ途中まで絵を書いて力尽きたのでSSにしますた
>>628
リスペクトネタはリップスライムでーす
632 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/11(月) 23:55:56 ID:bjKHMeKp
633 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/12(火) 07:32:39 ID:fiFO6dIu
>>631
某絵師さんて誰？？
某絵師さんて誰？？
634 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/12(火) 10:26:37 ID:L6CCi7Er
まとめサイト更新しました。
gogo様ご協力ありがとうございました！
ではｖ
gogo様ご協力ありがとうございました！
ではｖ
大事なことを書き忘れました
職人の皆様いつもお疲れ様です！
職人の皆様いつもお疲れ様です！
637 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/12(火) 12:31:57 ID:fiFO6dIu
638 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/12(火) 21:52:21 ID:/F+h6MSs
まとめ人さま
いつもご苦労様です。
件の４連作も見応え抜群ですね。
SS職人さん、絵師さん、これからも
がんがって下さい。楽しみにしてます。
>>637
描画アニメはネタ仕込みがあったり、描く過程が
見られたりで色々面白いですよね～。
いつもご苦労様です。
件の４連作も見応え抜群ですね。
SS職人さん、絵師さん、これからも
がんがって下さい。楽しみにしてます。
>>637
描画アニメはネタ仕込みがあったり、描く過程が
見られたりで色々面白いですよね～。
639 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/13(水) 04:50:52 ID:pBMPdrWK
ゼ「ベギラゴンで日焼けする？」
ク「それは火焼け…いや、火傷っていうんだぜハニー」
なんとなくなネタ。
ク「それは火焼け…いや、火傷っていうんだぜハニー」
なんとなくなネタ。
640 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/13(水) 05:31:09 ID:9FHfmlh9
朝っぱらからﾜﾛｽ
ククが何かやらかしたんですかね？
ｸｸ「ゼシカ、日焼け止め塗ってやるよ」
ｾﾞｼ「じぁ、お願いしようかな」
ｾﾞｼ「……ちょっとアンタ、どこ触ってんのよ？」
ｸｸ「あ、悪ぃ悪ぃ。日焼け止めで手が滑った♪」
ククが何かやらかしたんですかね？
ｸｸ「ゼシカ、日焼け止め塗ってやるよ」
ｾﾞｼ「じぁ、お願いしようかな」
ｾﾞｼ「……ちょっとアンタ、どこ触ってんのよ？」
ｸｸ「あ、悪ぃ悪ぃ。日焼け止めで手が滑った♪」
641 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/13(水) 09:31:41 ID:T90Ft9UZ
ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ(;´Д｀)ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ どこを触ったのか！？
ｸｸ「俺にも日焼け止め塗ってくんね？全身くまなくな」
ｸｸ「俺にも日焼け止め塗ってくんね？全身くまなくな」
642 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/13(水) 15:03:53 ID:vQAAtoWU
ｾﾞｼ「そう、なら覚悟はいいわね」
ｸｸ「え？？？？」
ｾﾞｼ「えい！！！！」
ボキ！！！！
ｸｸ「ブギャ～！！！！！！！」
ｸｸ「え？？？？」
ｾﾞｼ「えい！！！！」
ボキ！！！！
ｸｸ「ブギャ～！！！！！！！」
643 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/13(水) 17:20:38 ID:aVyW/v+Y
644 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/13(水) 19:30:57 ID:+ZamQEMo
クリムゾンかよ！
宣伝ウゼー。
宣伝ウゼー。
645 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/13(水) 21:59:54 ID:/VF15ydV
>>644
スルーしろ
スルーしろ
646 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/14(木) 04:23:24 ID:tCFOKGBJ
ボキ！！！！
ク「ブギャ～！！！！！！！」
ゼ「はい、右腕終わり。次もガンガンいくわよ」
ク「いま一瞬肩垂直になったぞ！！俺のいのち大事に！！」
ゼ「ま、全身塗り終わることには関節という関節が外され」
ク「わーっわーっ！！きこえなーい！！」
ゼ「あっ、逃げた。待ちなさいよー全身塗って欲しいんでしょー！」
ク「こえーよ！！ゼシカこえー…っていうか怖過ぎだろ！！！！」
>>642
勝手に続きｽﾏｿ。
そういえば極端にコメディな作品、このスレで初めて見たような。なんか嬉しかった
ク「ブギャ～！！！！！！！」
ゼ「はい、右腕終わり。次もガンガンいくわよ」
ク「いま一瞬肩垂直になったぞ！！俺のいのち大事に！！」
ゼ「ま、全身塗り終わることには関節という関節が外され」
ク「わーっわーっ！！きこえなーい！！」
ゼ「あっ、逃げた。待ちなさいよー全身塗って欲しいんでしょー！」
ク「こえーよ！！ゼシカこえー…っていうか怖過ぎだろ！！！！」
>>642
勝手に続きｽﾏｿ。
そういえば極端にコメディな作品、このスレで初めて見たような。なんか嬉しかった
647 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/14(木) 10:35:24 ID:n3qa3gDA
648 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/14(木) 13:33:45 ID:SHUpHDCY
649 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/14(木) 19:25:22 ID:MXJ0DE6E
652 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 00:11:33 ID:agY7Ypya
あげ
>>650
ｸｸは左利きだから、右腕でよかったね、って事でしょう。
>>647-650
感想㌧でつ。ウケてﾖｶﾀｗｗｗｗｗｗｗ
書いた後何気なく肩を垂直近くまで勢いよく上げた所ﾎﾞｷｯてなりますた。気をつけて。所で
>>ゼ「塗り終わるこ と には」
「塗り終わるこ ろ には」の間違いでつ(つД｀)
眠かったしテンション高かったんだろなぁ…。
ｸｸは左利きだから、右腕でよかったね、って事でしょう。
>>647-650
感想㌧でつ。ウケてﾖｶﾀｗｗｗｗｗｗｗ
書いた後何気なく肩を垂直近くまで勢いよく上げた所ﾎﾞｷｯてなりますた。気をつけて。所で
>>ゼ「塗り終わるこ と には」
「塗り終わるこ ろ には」の間違いでつ(つД｀)
眠かったしテンション高かったんだろなぁ…。
654 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 00:12:51 ID:liQM/emD
今投稿したら一番上になってたｗｗｗｗｗｗ
ageられてﾜﾛｽｗｗｗｗｗ
ageられてﾜﾛｽｗｗｗｗｗ
655 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 00:20:19 ID:b8sOxczX
最下層に近かったのが気になってageてしまった。
今は反省している。
今は反省している。
657 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 00:31:01 ID:liQM/emD
658 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 00:40:41 ID:6P5XC7dR
直接ククゼシとは関係ないかも知れんけど
8月5日 「ドラゴンクエストVIIIのあるきかた」 発売だって。
オドロキの事実の数々が満載！（公式サイトより）らしい
8月5日 「ドラゴンクエストVIIIのあるきかた」 発売だって。
オドロキの事実の数々が満載！（公式サイトより）らしい
659 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 00:42:53 ID:9eYhPOTh
きっと買ってしまう
660 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 00:43:46 ID:liQM/emD
きっとゲームに直接関係ないドラクエトリビアとかあるんだぜ。
ククールは寝ているゼシカの
スリーサイズを測って気付かれなかったことがある。
ククールは寝ているゼシカの
スリーサイズを測って気付かれなかったことがある。
661 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 00:47:29 ID:6P5XC7dR
662 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 00:49:26 ID:agY7Ypya
663 ：周允 ◆EoZJlWK/TE ：2005/07/15(金) 01:06:04 ID:5B4gBran
きっとマダンテされるねwww
664 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 01:23:50 ID:9eYhPOTh
8月5日も楽しみだが、間近の10000祝に実は期待氏ている漏れ。
665 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 04:38:45 ID:liQM/emD
みなで祝おう10000HITヽ(ﾟ∀ﾟ)人(ﾟ∀ﾟ)ﾉｷﾀｵｰ
あと500ちょいか。
8/5のご本、エンディング後の話は載っているだろうな、と期待。
ククールがなぜかリーザスに住みつくとかそういうミラクルおきないかな。
「恋人」としてではなく、イチ旅の仲間として、戦友としてゼシカが故郷に招きいれる。
個人的には、寸止め、愛情か友情かわからない、萌える。
自分達は恋人じゃない、でもこの気持ちはなんだ？ってあたりがかなり。
過大妄想ｽﾏｿ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
あと500ちょいか。
8/5のご本、エンディング後の話は載っているだろうな、と期待。
ククールがなぜかリーザスに住みつくとかそういうミラクルおきないかな。
「恋人」としてではなく、イチ旅の仲間として、戦友としてゼシカが故郷に招きいれる。
個人的には、寸止め、愛情か友情かわからない、萌える。
自分達は恋人じゃない、でもこの気持ちはなんだ？ってあたりがかなり。
過大妄想ｽﾏｿ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
666 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 07:34:28 ID:haQ41F7y
>>660
69へぇ
>>665
100もぇ
でも発売日が8/5ってのは今知ってちょっとがっかり。
確か他スレで7/15って書かれてあったから、今日は朝からルンルンだったのにorz
ああ～！！待ちきれないぞゴルァ。
69へぇ
>>665
100もぇ
でも発売日が8/5ってのは今知ってちょっとがっかり。
確か他スレで7/15って書かれてあったから、今日は朝からルンルンだったのにorz
ああ～！！待ちきれないぞゴルァ。
667 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 10:44:10 ID:aREbJ0y1
>>650
18禁の部分を折ろうとした（実際には折っていない）と妄想してしまいました。
18禁の部分を折ろうとした（実際には折っていない）と妄想してしまいました。
668 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 12:19:05 ID:WA0jjOHt
>>667
彼のには骨が入ってんの？
彼のには骨が入ってんの？
669 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 14:02:00 ID:nz5H3ayh
このスレ、いい加減キモすぎ
クク×ゼシなんてあるわけないじゃんｗｗ
エンディングだけで勝手にフラグ立てしてるなんて馬鹿みたい
クク×ゼシなんてあるわけないじゃんｗｗ
エンディングだけで勝手にフラグ立てしてるなんて馬鹿みたい
670 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 15:09:58 ID:aREbJ0y1
>>668
伏字だらけになるけど、男性の○○が、○○状態の時に、強い力が加わると
○○体がから出血して激痛が走るそうです。そういう状態を、本当に
骨が折れるわけではないけれど、○○骨折と呼ぶそうです。
なお、○○は同じ漢字の場合もありますが、３種類の言葉が入ります。
伏字だらけになるけど、男性の○○が、○○状態の時に、強い力が加わると
○○体がから出血して激痛が走るそうです。そういう状態を、本当に
骨が折れるわけではないけれど、○○骨折と呼ぶそうです。
なお、○○は同じ漢字の場合もありますが、３種類の言葉が入ります。
671 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 15:18:20 ID:B/C9caeM
>>669
妄想くらい自由にさせてやってくれ
妄想くらい自由にさせてやってくれ
672 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 15:49:29 ID:L9psayMy
>>671
つ ダンシングメイル＋ファントムマスク or しんぴのビスチェ
つ ダンシングメイル＋ファントムマスク or しんぴのビスチェ
673 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 16:02:14 ID:9eYhPOTh
ファントムマスクか…、オペラ座の怪人みたいなヤツだったら萌えたんだけどなー。
あれでもまぁいいんだけど、女王様っぽくてちょっとな…
あれでもまぁいいんだけど、女王様っぽくてちょっとな…
674 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 19:18:42 ID:WA0jjOHt
>>671
一切構うなスルー汁。
一切構うなスルー汁。
675 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/15(金) 20:29:34 ID:r9BmqVFS
678 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/16(土) 08:12:24 ID:UqHPiebd
宴が終わると、城はものすごい勢いで日常を取り戻す。
日の出前の城門、ククールはすでに旅姿であった。
「なに？ もう行く気？」
「世界中の美女が俺を待っているのさ、ハニー」
「あっそ。良かったわね」
呆れて肩をすくめるゼシカは、あと数日、ここトロデーンに滞在する予定だった。
そんな彼女にククールは「それじゃな」と軽く笑む。
けれど彼女は、「で、また行方不明になるんだ？」と続けた。
だから、彼はいかにも心外だという顔をした。
「酷いな、ゼシカ」
手慣れたものだ。
「俺にはルーラがあるんだぜ？ いつでも君の元へ飛んでいくさ。ゼシカはただ望むだけで良い」
自分が嘘吐きだという自信がある。
日の出前の城門、ククールはすでに旅姿であった。
「なに？ もう行く気？」
「世界中の美女が俺を待っているのさ、ハニー」
「あっそ。良かったわね」
呆れて肩をすくめるゼシカは、あと数日、ここトロデーンに滞在する予定だった。
そんな彼女にククールは「それじゃな」と軽く笑む。
けれど彼女は、「で、また行方不明になるんだ？」と続けた。
だから、彼はいかにも心外だという顔をした。
「酷いな、ゼシカ」
手慣れたものだ。
「俺にはルーラがあるんだぜ？ いつでも君の元へ飛んでいくさ。ゼシカはただ望むだけで良い」
自分が嘘吐きだという自信がある。
679 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/16(土) 08:13:15 ID:UqHPiebd
可能ならば、二度と会わない。
それがいいのだ。
あきらめるには。
「……。」
彼女の返事は無かった。
ちらっとみた顔に、『喜』も『怒』も『哀』も無くて少し残念な気持ちになったが、それでいい。
ついでだから、親愛の意味を込めて彼女の頬にキスをした。
軽く。
で、さっさと離れる。
つもりが上手くいかなかった。
ゼシカがマントをいつの間にか掴んでいたのだ。
それがいいのだ。
あきらめるには。
「……。」
彼女の返事は無かった。
ちらっとみた顔に、『喜』も『怒』も『哀』も無くて少し残念な気持ちになったが、それでいい。
ついでだから、親愛の意味を込めて彼女の頬にキスをした。
軽く。
で、さっさと離れる。
つもりが上手くいかなかった。
ゼシカがマントをいつの間にか掴んでいたのだ。
680 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/16(土) 08:13:47 ID:UqHPiebd
彼女は眉をきゅっと寄せて。
ちょっと下を向いて。
「じゃあちゃんと来なさいよ…」
理解出来ない魔法の言葉。
うっかり空耳かと思い過ごしてしまいそうな。
夜明け前は薄暗い。
彼女の顔はよく見えない。
「ちょっと！ 聞いてるの？」
今度は『聞こえた』。
聞き間違いなどではありえない。
ちょっと下を向いて。
「じゃあちゃんと来なさいよ…」
理解出来ない魔法の言葉。
うっかり空耳かと思い過ごしてしまいそうな。
夜明け前は薄暗い。
彼女の顔はよく見えない。
「ちょっと！ 聞いてるの？」
今度は『聞こえた』。
聞き間違いなどではありえない。
あ。名前欄うっかりいれてないorz
>>553-554の翌朝ってかんじです
>>553-554の翌朝ってかんじです
682 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/16(土) 08:45:52 ID:VP0D1R1J
切ない雰囲気が漂って来まつた(ノД｀)
出来れば続きとかを
出来れば続きとかを
683 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/16(土) 09:40:17 ID:OOFebuXe
マントを掴んで離さないゼシカがいじらしい・・・。
ククの動向が気になって早起きしたか、寝ないでいたかの
どちらかなんだよね？
続きが気になる切なさです。
ところでMさん。
このSSで３作目になるわけですし、そろそろトリップを
つけてみてはいかがでしょうか？
ククの動向が気になって早起きしたか、寝ないでいたかの
どちらかなんだよね？
続きが気になる切なさです。
ところでMさん。
このSSで３作目になるわけですし、そろそろトリップを
つけてみてはいかがでしょうか？
684 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/17(日) 00:28:38 ID:Xxj9wWIW
イヤイヤと首を振り力を入れるゼシカの足を
腕の力で開き、２本の親指で性器を開くと
彼女のため息とクチュと湿った音がして
赤く腫れた蒸れた濡れたまんこが僕の前にむき出しになった。
舌の先でクリトリスを突こうと口を寄せると
「汚いから…っ」とまた力を入れてくるけど本気で嫌がっていないのがわかる。
僕はそれを無視して
ゼシカのクリトリスに舌をつけた。
優しく突付いて、舐めて、吸って、こねて、たまに噛んで
ゼシカが聞いたことのない声で
「あっ、あ、あ、あ、」
と体をのけぞらすのが嬉しくて
長い間、クリトリスをもてあそんでいると
そのうち「あ、だめ、本当に、駄目」と
ひときわ大きな声を上げて、大きく仰け反り
ゼシカは小刻みに震えだした。
まんこはビクビク波打ち、僕の涎と混ざってビショビショになっている。
僕は我に返り自分のちん子を軽くしごき
ゼシカのまんこの入り口に押し当てた。
腕の力で開き、２本の親指で性器を開くと
彼女のため息とクチュと湿った音がして
赤く腫れた蒸れた濡れたまんこが僕の前にむき出しになった。
舌の先でクリトリスを突こうと口を寄せると
「汚いから…っ」とまた力を入れてくるけど本気で嫌がっていないのがわかる。
僕はそれを無視して
ゼシカのクリトリスに舌をつけた。
優しく突付いて、舐めて、吸って、こねて、たまに噛んで
ゼシカが聞いたことのない声で
「あっ、あ、あ、あ、」
と体をのけぞらすのが嬉しくて
長い間、クリトリスをもてあそんでいると
そのうち「あ、だめ、本当に、駄目」と
ひときわ大きな声を上げて、大きく仰け反り
ゼシカは小刻みに震えだした。
まんこはビクビク波打ち、僕の涎と混ざってビショビショになっている。
僕は我に返り自分のちん子を軽くしごき
ゼシカのまんこの入り口に押し当てた。
685 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/17(日) 00:52:52 ID:CijySpq9
686 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/17(日) 01:06:48 ID:riV8A/fQ
ああ、なるほど…じーん。
687 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/18(月) 12:46:01 ID:a02YLt6a
10000まで350を切りましたね～、と言いつつ保守
688 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/18(月) 16:15:59 ID:f6dypcj1
えっ、まじですか？…と言いつつ保守
689 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/18(月) 18:20:58 ID:cIjUkz1x
10000HIT祭りに合わせて職人さん期待してまつ
690 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/18(月) 19:51:18 ID:5z1O8UfV
最近職人さん減ってきたね・・
691 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/18(月) 21:00:23 ID:O8oDvLWR
>690
夏だから忙しい人多いのやもしれぬ、ﾏﾀｰﾘ待ってよーぜ
あの世界では夏祭りとかあるのかなー
夏だから忙しい人多いのやもしれぬ、ﾏﾀｰﾘ待ってよーぜ
あの世界では夏祭りとかあるのかなー
692 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/18(月) 21:21:33 ID:inA6SEdO
>>691
ｻｻﾞﾝのバザーがお祭りにあたるんでないの？
きっとトロデーンとかアスカンタでもあったんじゃないのかなぁ？
しかし劇中ではトロデーンは滅亡だし、アスカンタは喪中だったから……
あと、教会関連のお祭りとかは華々しかったのかもね～
ｻｻﾞﾝのバザーがお祭りにあたるんでないの？
きっとトロデーンとかアスカンタでもあったんじゃないのかなぁ？
しかし劇中ではトロデーンは滅亡だし、アスカンタは喪中だったから……
あと、教会関連のお祭りとかは華々しかったのかもね～
694 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/18(月) 22:59:14 ID:UwX2g+Sf
とりあえず、浴衣姿の２人に萌えてみる(;´Д｀)
695 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/18(月) 23:43:09 ID:PVRzULcP
>>693
これからも期待してますのでがんがって下さい。
トリップの件だけど、しきたりの4でも推奨していることだし、
何よりまとめ人さんの作業が楽になると思うので、つける気が
あるなら早目につけた方がいいと思うんだけど・・・。
これからも期待してますのでがんがって下さい。
トリップの件だけど、しきたりの4でも推奨していることだし、
何よりまとめ人さんの作業が楽になると思うので、つける気が
あるなら早目につけた方がいいと思うんだけど・・・。
696 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/19(火) 19:03:29 ID:cW6NocnO
この連休中、OCNが規制くらってたらしいね。
まだ一部駄目なところがあるみたいだけど
職人さんたちは大丈夫だろうか？
まだ一部駄目なところがあるみたいだけど
職人さんたちは大丈夫だろうか？
697 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/19(火) 19:08:33 ID:cW6NocnO
698 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/19(火) 19:36:12 ID:d1NabsYJ
やっぱ赤の浴衣でWw
ゼシカは白か赤の浴衣が似合いそうだなぁ
ゼシカは白か赤の浴衣が似合いそうだなぁ
699 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/19(火) 22:40:20 ID:7MQvZCDe
白地に朱の和金と藍の波紋でヨロシコ
ククは射撃や金魚掬いが神憑り的にうまいに一票
ゼシカは悪魔的にヘタクソに一票
銃をもたせりゃ暴発
網をもたせりゃ焼き魚
ククは射撃や金魚掬いが神憑り的にうまいに一票
ゼシカは悪魔的にヘタクソに一票
銃をもたせりゃ暴発
網をもたせりゃ焼き魚
700 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/19(火) 23:48:22 ID:5f1RBaiX
>>銃をもたせりゃ暴発
>>網をもたせりゃ焼き魚
ワロスｗｗｗ
>>網をもたせりゃ焼き魚
ワロスｗｗｗ
701 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/20(水) 00:12:44 ID:QQWG03Hr
>>699
射撃上手いのは本当にありえるんじゃないかな。
左利きの人って空間認識能力が優れてるって聞いた事があるので
となると的狙いモノは上手いはず。
で、「ヘッタクソだな～、どれ俺が代わってやるよ」と言われて
「きーっ！何よ馬鹿にしないでよ！ちゃんと上手くやれるもん！」と意地を張るゼシカたん。
「素直に言う事聞いとけよ。…ほら、あれが欲しいんだろ？」彼が指差す先には何かアクセサリーとか。
なんてね…(;´∀｀)ﾍﾍ
射撃上手いのは本当にありえるんじゃないかな。
左利きの人って空間認識能力が優れてるって聞いた事があるので
となると的狙いモノは上手いはず。
で、「ヘッタクソだな～、どれ俺が代わってやるよ」と言われて
「きーっ！何よ馬鹿にしないでよ！ちゃんと上手くやれるもん！」と意地を張るゼシカたん。
「素直に言う事聞いとけよ。…ほら、あれが欲しいんだろ？」彼が指差す先には何かアクセサリーとか。
なんてね…(;´∀｀)ﾍﾍ
702 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/20(水) 02:15:16 ID:nAk+UMCZ
萌え。ﾊｧﾊｧ
アクセサリーよりぬいぐるみとかのが意外に子供っぽくて(ry
アクセサリーよりぬいぐるみとかのが意外に子供っぽくて(ry
703 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/20(水) 06:29:45 ID:oTzNq5fh
可愛い飾りの付いた髪ゴムしとめて、
「ほら、じっとしてろよ」
と小器用にゼシカの髪をいじるの希望
「ほら、じっとしてろよ」
と小器用にゼシカの髪をいじるの希望
704 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/20(水) 07:01:20 ID:f8j01R+m
ｷﾓがって逃げるゼシカに「ちょ、ちょ待てよ！」といいすがるククール
705 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/20(水) 07:27:11 ID:/fJ998r+
>>702
あ、それイイ(･∀･)！
それとか女性用のきわどい衣装とか水着が景品にあったりして。
ゲームは、的当てでも糸を一本選んで引っぱるやつ（何て言うんだ？）でも何でも可。
彼にしては珍しくムキになって「（…っくそー！あれを取るぞー！！）」
その様子を見て何を狙ってるか見当が付き、ゼシカ一言「…あんたねぇ……（呆）」
あ、それイイ(･∀･)！
それとか女性用のきわどい衣装とか水着が景品にあったりして。
ゲームは、的当てでも糸を一本選んで引っぱるやつ（何て言うんだ？）でも何でも可。
彼にしては珍しくムキになって「（…っくそー！あれを取るぞー！！）」
その様子を見て何を狙ってるか見当が付き、ゼシカ一言「…あんたねぇ……（呆）」
706 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/20(水) 12:45:21 ID:2kZ/jmrw
>>705
ムキになるククと呆れるゼシカ、イイ(・∀・)！！！
射的だと弓の心得のあるククは多分サクサクやっちゃうだろうから
純粋に運だけで決まる糸引きくじゲーム(漏れも正式名称ｼﾗﾈ)の方がいいなー。
駄菓子屋だと糸の先に飴がついてるよね。あれも燃える。
ムキになるククと呆れるゼシカ、イイ(・∀・)！！！
射的だと弓の心得のあるククは多分サクサクやっちゃうだろうから
純粋に運だけで決まる糸引きくじゲーム(漏れも正式名称ｼﾗﾈ)の方がいいなー。
駄菓子屋だと糸の先に飴がついてるよね。あれも燃える。
707 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 00:46:35 ID:WeVr9OKo
ゼシカが不器用ちゃんみたいな扱いが気になる。
ゲーム内では不器用とか、そういう風な説明はなかったような希ガス
カタヌキとか得意なんじゃないかな。カタの急所を短剣スキルで狙い撃ちとか。
それで失敗したカタを食べるククールの隣で得意げにかたぬきをやってほしいなあ
ヨーヨーが割れて水がかかった裾から足チラリしたり屈んだうなじにドキリするククゼシ
それか金魚すくいに夢中になって袖をぬらして欲しい（以下妄想）
「あーあ。ククール袖が水に付いてるわよ」
「何？…ちっ、しょうがねぇな」
「うふふ、金魚に夢中になりすぎよ」
「そういうゼシカだって袖落ちてるじゃねえか」
「えっ嘘ぉ！あ～んおろしたばっかりだったのに…」
「今のでどれ狙ってたのか判らなくなったぜ、しょうがないあいつを狙おう」
「赤い出目金？難しいんじゃない、大丈夫？」
「ゼシカに似てるから大丈夫だよ」
「なっ、どういう意味よソレ！」
夏祭りはｲｲ！
ゲーム内では不器用とか、そういう風な説明はなかったような希ガス
カタヌキとか得意なんじゃないかな。カタの急所を短剣スキルで狙い撃ちとか。
それで失敗したカタを食べるククールの隣で得意げにかたぬきをやってほしいなあ
ヨーヨーが割れて水がかかった裾から足チラリしたり屈んだうなじにドキリするククゼシ
それか金魚すくいに夢中になって袖をぬらして欲しい（以下妄想）
「あーあ。ククール袖が水に付いてるわよ」
「何？…ちっ、しょうがねぇな」
「うふふ、金魚に夢中になりすぎよ」
「そういうゼシカだって袖落ちてるじゃねえか」
「えっ嘘ぉ！あ～んおろしたばっかりだったのに…」
「今のでどれ狙ってたのか判らなくなったぜ、しょうがないあいつを狙おう」
「赤い出目金？難しいんじゃない、大丈夫？」
「ゼシカに似てるから大丈夫だよ」
「なっ、どういう意味よソレ！」
夏祭りはｲｲ！
708 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 00:47:54 ID:WeVr9OKo
余談ですが OCN規制とけてて安心しますた(つД｀)
>>703 漏れも髪ゴムキボンヌﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
>>703 漏れも髪ゴムキボンヌﾊｧﾊｧ(´Д｀;)ﾊｧﾊｧ
709 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 01:24:34 ID:YHNsCVNc
>>707
まぁキャラ観とかは個人の解釈なんだからさ。
「ゲームじゃそんな描写なかったぞ」みたいに言われても…
そう言ったらどんな妄想もできなくなってしまう。
各自色々な見方があって、それから「ゼシカはぶきっちょタイプかな？」と想像を広げる人がいる訳で
それを真っ向否定みたいにされるのってちょいと悲しいものがある。
「個人的にはそれとは逆でこう思っている」ぐらいに言ってみてはどうかな？
でも、言われてみれば確かにそういう逆パターンもいいよね。
特に最後から4行目あたりから最後行、最高！思わずクスリと来ますた(´∀｀)
まぁキャラ観とかは個人の解釈なんだからさ。
「ゲームじゃそんな描写なかったぞ」みたいに言われても…
そう言ったらどんな妄想もできなくなってしまう。
各自色々な見方があって、それから「ゼシカはぶきっちょタイプかな？」と想像を広げる人がいる訳で
それを真っ向否定みたいにされるのってちょいと悲しいものがある。
「個人的にはそれとは逆でこう思っている」ぐらいに言ってみてはどうかな？
でも、言われてみれば確かにそういう逆パターンもいいよね。
特に最後から4行目あたりから最後行、最高！思わずクスリと来ますた(´∀｀)
710 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 01:48:00 ID:jx10QYHF
正直、どちらのパターンでも萌えるぜ
>>709 読み返すと喧嘩売ってるような文だった；；ﾃﾗｺﾞﾒｽ
ゼシカは運のよさ高そうだから、チョコバナナとか3本あたったりするんだろうな。
それで1本をククにあげたりするんだろうな。
もう1本ををポルクにあげたらそこにマルクがやってきて、仕方がないから自分の分をあげたりするんだろうな。
そんで最終的にはククと間接キスなんだろうな。
ゼシカは運のよさ高そうだから、チョコバナナとか3本あたったりするんだろうな。
それで1本をククにあげたりするんだろうな。
もう1本ををポルクにあげたらそこにマルクがやってきて、仕方がないから自分の分をあげたりするんだろうな。
そんで最終的にはククと間接キスなんだろうな。
712 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 04:40:31 ID:lpftEZnZ
やばっ！チョコバナナ萌えっ！ﾊｧﾊｧ
713 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 06:01:08 ID:Kz6CAToz
小器用なゼシカか
金魚すくいに射的に輪投げにヨーヨー釣りに…
ああ、ギャーギャー言いながらククールとケンカ勝負してる姿しか想像できん（笑）
金魚すくいに射的に輪投げにヨーヨー釣りに…
ああ、ギャーギャー言いながらククールとケンカ勝負してる姿しか想像できん（笑）
714 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 11:41:10 ID:Oh2mhrHY
自分は4ｺﾏでなんか植え付けられた＜不器用ゼシカ
錬金窯がうまくいかない奴
錬金窯がうまくいかない奴
715 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 11:49:54 ID:Oh2mhrHY
あと回復魔法を覚えないところとか
最初人の話を聞かずに問答無用で攻撃してきたり、謝らずにパーティ加入するところとか
表面的にはガサツというか直球勝負というか融通がきかないというか
回りくどいことや細かいことは無視というか
だ が そ こ が い い 。
最初人の話を聞かずに問答無用で攻撃してきたり、謝らずにパーティ加入するところとか
表面的にはガサツというか直球勝負というか融通がきかないというか
回りくどいことや細かいことは無視というか
だ が そ こ が い い 。
716 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 12:00:48 ID:jx10QYHF
見た目が可愛いだけにね～
717 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 12:11:04 ID:GhHrjvKb
自分は、ゼシカはお嬢様だからククの方が器用に何でもこなせて・・・
みたいな感じに考えてる。
ゼシカが不器用ってんじゃなくて(及第点は出る器用さ)、ククが
異様に器用で、それを見てゼシカがむきー！って感じね。
みたいな感じに考えてる。
ゼシカが不器用ってんじゃなくて(及第点は出る器用さ)、ククが
異様に器用で、それを見てゼシカがむきー！って感じね。
718 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 12:14:12 ID:GhHrjvKb
お！カキコできたﾖｶﾀ
昨日は閲覧だけでカキコできんかったんだよOCN
昨日は閲覧だけでカキコできんかったんだよOCN
719 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 12:28:25 ID:J/DF7okJ
もうなんかどんなんでも萌える俺ガイル…
720 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 15:13:45 ID:jx10QYHF
ところで誰か、今何カウント位か教えてくれませんか？
PCぶっ壊れてしまい、携帯厨になってしまい、カウンター読めない…
PCぶっ壊れてしまい、携帯厨になってしまい、カウンター読めない…
721 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 16:49:33 ID:G24QIH8E
なんかここ最近のレス、ｷﾓくね？
722 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 17:04:03 ID:lpftEZnZ
キモくない。
つか、久々に内容のあるレスかと思われ。
つか、久々に内容のあるレスかと思われ。
723 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 18:27:37 ID:b77T5DqH
724 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 20:06:44 ID:jx10QYHF
ﾄﾝです！
ヤバイ、今度は私のPCが逝きかけてる＿|￣|○
スレ違いな話でスマソ。
祭直前なのにあああぁぁ・・・データが・・・
スレ違いな話でスマソ。
祭直前なのにあああぁぁ・・・データが・・・
726 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 23:02:34 ID:nDJ9b1m3
>>725
ガンガレ…！！
ガンガレ…！！
727 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/21(木) 23:57:48 ID:RR2U8z32
ゼシカでもダイエットしたりするのだろーか
食べ過ぎたかなと思われる翌朝に、ククールに姫様だっことかされて
微妙な目つきでウエストのあたりを見られたらやるだろか
食べ過ぎたかなと思われる翌朝に、ククールに姫様だっことかされて
微妙な目つきでウエストのあたりを見られたらやるだろか
728 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/22(金) 00:09:51 ID:BZLTdAGp
>>727 胸で見えないに一票
729 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/22(金) 01:59:28 ID:YdR6TQiz
女子にダイエットは付き物かと。
実行はしなくても気にはするんじゃないかな
実行はしなくても気にはするんじゃないかな
730 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/22(金) 12:10:53 ID:DUGD5iaw
731 ：723&725こと ◆aO0Gallp8s ：2005/07/22(金) 13:19:03 ID:BS18wEDr
こんにちは。携帯から書き込みしてます＿|￣|○
前述の通りPCが逝きかけてしまい、祭り直前だというのに
身動きが取れなくなってしまいました。
嘆いたデータはSSと絵でしたが、最新のものは諦めました。
幸いMOに逃がしておいたデータがあるので、2日ほど巻き戻りますが
それで何とかSSの方は軌道修正できるかなぁ、という感じです。
会社のMacを昼休みにこそこそ使わせてもらい、必要最低限のデータを
引きずり出してWin用に変換しました。我ながら悪魔だな～とは思いますが、
そうでもしておかないとこの週末を耐えられそうにないので(苦笑)。
これから弟のお古のノートを借りてきて、それでちまちまと追い込みを
かけていきます。
予告めいた事をするのは本来好まない性分なんですが、今回はどう考えても
こちらの件のみに集中できない状況なので、こちらで数名の方は私を期待して
下さっているのだろうとうぬぼれつつ、新作はありますがしばしお待ちくださいとの
一言を申し上げたく、この一文をしたためた次第です。
以上、ウザーな長文失礼しました。
>>726さま
どうもありがとうございます。昨晩格闘しながら携帯で拝見して泣けました。
前述の通りPCが逝きかけてしまい、祭り直前だというのに
身動きが取れなくなってしまいました。
嘆いたデータはSSと絵でしたが、最新のものは諦めました。
幸いMOに逃がしておいたデータがあるので、2日ほど巻き戻りますが
それで何とかSSの方は軌道修正できるかなぁ、という感じです。
会社のMacを昼休みにこそこそ使わせてもらい、必要最低限のデータを
引きずり出してWin用に変換しました。我ながら悪魔だな～とは思いますが、
そうでもしておかないとこの週末を耐えられそうにないので(苦笑)。
これから弟のお古のノートを借りてきて、それでちまちまと追い込みを
かけていきます。
予告めいた事をするのは本来好まない性分なんですが、今回はどう考えても
こちらの件のみに集中できない状況なので、こちらで数名の方は私を期待して
下さっているのだろうとうぬぼれつつ、新作はありますがしばしお待ちくださいとの
一言を申し上げたく、この一文をしたためた次第です。
以上、ウザーな長文失礼しました。
>>726さま
どうもありがとうございます。昨晩格闘しながら携帯で拝見して泣けました。
732 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/22(金) 22:37:13 ID:Mlafi3el
By way of thanks for helping me, and as a memento of our... 'encountor'...
ha-ha-, gigamoes!!!!!!(;´Д｀)
ha-ha-, gigamoes!!!!!!(;´Д｀)
733 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/22(金) 23:24:48 ID:85MQxZ1x
9966HITだったーわーわー
734 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/22(金) 23:36:36 ID:4fxHhk7h
10000が祭りっていつの間に決まったのですか？
知らなかったヨ
知らなかったヨ
735 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/22(金) 23:49:41 ID:GLC/oeXG
>>734
ずいぶん前に、一万ＨＩＴしたらお祝いしたいねーって話があったのですよ
ずいぶん前に、一万ＨＩＴしたらお祝いしたいねーって話があったのですよ
736 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/22(金) 23:54:45 ID:4fxHhk7h
737 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 00:54:16 ID:cCkszMtJ
今まとめサイト逝ったら9999hitだった！
ぁと1hit…
ぁと1hit…
738 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 00:54:51 ID:0h1bJrIM
10000踏んだ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
739 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 00:59:06 ID:Dc8znq+j
まじかよ！ちっくしょー！！！
でもオメ（ノﾟ∀ﾟ)ノ！
でもオメ（ノﾟ∀ﾟ)ノ！
740 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 01:29:47 ID:++Sfur8y
>>738
おめです！
おめです！
741 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 01:37:57 ID:ZiziKYbo
祝・１万打！
と叫ぶだけ叫んでみた。これからもみんなでがんがって萌えましょう。
と叫ぶだけ叫んでみた。これからもみんなでがんがって萌えましょう。
742 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 02:54:37 ID:wXmDlHQa
>>737 おめ！！
がんがってもえましょう。
がんがってもえましょう。
743 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 09:35:54 ID:YaFihtTh
>>738
おめで㌧
せっかく一万踏んだんだから、試しに噂のキリリクしてみれ
職人さん達もまあ栄光の一万踏みだし なによりククゼシ仲間だ
きっとおまいのリクなら 酔狂な彼らも快く
(￣￣￣）
(二二二) ／￣￣￣￣￣￣￣
（ ・∀・） ＜ どんな願いでもかなえるからな！
（ 職 ） ＼＿＿＿＿＿＿＿
（ （~
~） ）
( (~~
V
（￣￣）
） （
/====ヽ
（＝職＝）
ヽ＿＿/
とか言ってくれそうだ
おめで㌧
せっかく一万踏んだんだから、試しに噂のキリリクしてみれ
職人さん達もまあ栄光の一万踏みだし なによりククゼシ仲間だ
きっとおまいのリクなら 酔狂な彼らも快く
(￣￣￣）
(二二二) ／￣￣￣￣￣￣￣
（ ・∀・） ＜ どんな願いでもかなえるからな！
（ 職 ） ＼＿＿＿＿＿＿＿
（ （~
~） ）
( (~~
V
（￣￣）
） （
/====ヽ
（＝職＝）
ヽ＿＿/
とか言ってくれそうだ
744 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 13:44:23 ID:uGNu2Mwx
一万行ったのですか！おめ！！
何故か自分はカウンタ数が表示されないのですがブラウザの問題でしょうか○l￣ｌ＿
何故か自分はカウンタ数が表示されないのですがブラウザの問題でしょうか○l￣ｌ＿
745 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 17:38:49 ID:K/OmTHrZ
１万打おめ！
なんも考えてないなぁ・・。
暇があったら何か用意したい。
ところでここの住人は職人に頼りすぎてて期待ばかり募らせている気がする。
お前らも何か用意しる！
なんも考えてないなぁ・・。
暇があったら何か用意したい。
ところでここの住人は職人に頼りすぎてて期待ばかり募らせている気がする。
お前らも何か用意しる！
746 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 17:52:20 ID:YaFihtTh
747 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 18:20:15 ID:QecIayus
よし、漏れも何か書いてみるか…。
でも小説なんてマジメに書いた事ないから文章おかしくなる可能性大 orz
でも小説なんてマジメに書いた事ないから文章おかしくなる可能性大 orz
>743
キリリクとかってした事ないからどんなんしたらいいかわからんですばい
つか最近クリアしてククゼシに嵌ったばかりなんでめっさ飢えてて
もうなんでもﾊﾞﾁｺｲщ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝ状態でござますんでやんすよ
キリリクとかってした事ないからどんなんしたらいいかわからんですばい
つか最近クリアしてククゼシに嵌ったばかりなんでめっさ飢えてて
もうなんでもﾊﾞﾁｺｲщ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝ状態でござますんでやんすよ
749 ：746ことＭ ◆m.wfq0Dq3E ：2005/07/23(土) 20:34:18 ID:YaFihtTh
というわけで、一万記念書いたよ、アップするよ。
「ゼシカ、俺とつきあわね？」
これがここのところ、ククールの『挨拶』だった。
「なあ？」
暇な証拠だ。
「イヤ」
「…ノーカウントかよ。それはあまりにもつれねーんじゃね？」
「ありえないもの」
「なんで？」
「興味ないし」
その淀みない応えに、あっちゃーっとククールは大げさな演技で天を見上げる。
「体験してもいないのに、切り捨てるのは如何なモノかと」
「今日はしつこいわね。一体、何が言いたいの」
ウンザリぎみのゼシカに、ククールはニッと笑う。
「そこでだ。いきなり深い仲になるのは恋愛未経験のゼシカちゃんにはステップが高かろうというわけで、俺考えたわけよ」
「相手があんたという時点で終わってんだけど？」
「試してみよーぜ」
「は？」
「だから、お試しで俺と付き合ってみんの。それで良けりゃあ、正式に恋人になる」
これがここのところ、ククールの『挨拶』だった。
「なあ？」
暇な証拠だ。
「イヤ」
「…ノーカウントかよ。それはあまりにもつれねーんじゃね？」
「ありえないもの」
「なんで？」
「興味ないし」
その淀みない応えに、あっちゃーっとククールは大げさな演技で天を見上げる。
「体験してもいないのに、切り捨てるのは如何なモノかと」
「今日はしつこいわね。一体、何が言いたいの」
ウンザリぎみのゼシカに、ククールはニッと笑う。
「そこでだ。いきなり深い仲になるのは恋愛未経験のゼシカちゃんにはステップが高かろうというわけで、俺考えたわけよ」
「相手があんたという時点で終わってんだけど？」
「試してみよーぜ」
「は？」
「だから、お試しで俺と付き合ってみんの。それで良けりゃあ、正式に恋人になる」
ハー…、今度はゼシカが溜息をつく番だった。
何を言い出すかと思えば…。
「……。」
「ＯＫ？」
「つまり、今日一日付き合ってあたしがやっぱりイヤだったら、ちゃんとあきらめてくれるってことなのね？」
「いちにちぃ！？」
「何よ、まだなんかあるの？」
「ゼシカちゃんよお。一日で恋愛の良さの何が分かるっての？」
「なにそれ」
「無理だね、短すぎる」
「じゃ、二日？」
「あのですね、ゼシカさん」
「…一週間」
「……。」
「何よ、その目。じゃー、あんたは一体どのくらい付き合えばお試し完了出来る思ってるの？」
応えてククールはサラッと言った。
「一万回」
何を言い出すかと思えば…。
「……。」
「ＯＫ？」
「つまり、今日一日付き合ってあたしがやっぱりイヤだったら、ちゃんとあきらめてくれるってことなのね？」
「いちにちぃ！？」
「何よ、まだなんかあるの？」
「ゼシカちゃんよお。一日で恋愛の良さの何が分かるっての？」
「なにそれ」
「無理だね、短すぎる」
「じゃ、二日？」
「あのですね、ゼシカさん」
「…一週間」
「……。」
「何よ、その目。じゃー、あんたは一体どのくらい付き合えばお試し完了出来る思ってるの？」
応えてククールはサラッと言った。
「一万回」
「いちまんっ！？」
何ソレ、一万て一体何週間…いや何ヶ月…もしかしなくても年単位…
そこまで思わず考えて、不意に違和感に思い当たる。
ゼシカは上目遣いでククールを睨んだ。
「一万『回』って言わなかった？」
一万日じゃなくて、一万回。
「ああ、言ったさ」
「何よソレ？」
彼は笑みを浮かべて、飄々とした仕草で、「もちろん、ナニだ」とワケ分からない。
しかも、怪訝な顔をしているゼシカを面白そうに見下ろして、クックと笑う。
ゼシカはそんなことされるとムカッときて、
「腹が立つわね、はっきり言いなさいよ！」
そう言うから、ククールはちゃんとゼシカにも分かるよう『はっきり』言った。
それは、Ｓで始まる卑猥な単語で
「このっ！」
ゼシカの頬がたちまち赤く上気する。
「何考えてんのよ、この馬鹿！ 誰があんたなんかと付き合うもんですか！」
何ソレ、一万て一体何週間…いや何ヶ月…もしかしなくても年単位…
そこまで思わず考えて、不意に違和感に思い当たる。
ゼシカは上目遣いでククールを睨んだ。
「一万『回』って言わなかった？」
一万日じゃなくて、一万回。
「ああ、言ったさ」
「何よソレ？」
彼は笑みを浮かべて、飄々とした仕草で、「もちろん、ナニだ」とワケ分からない。
しかも、怪訝な顔をしているゼシカを面白そうに見下ろして、クックと笑う。
ゼシカはそんなことされるとムカッときて、
「腹が立つわね、はっきり言いなさいよ！」
そう言うから、ククールはちゃんとゼシカにも分かるよう『はっきり』言った。
それは、Ｓで始まる卑猥な単語で
「このっ！」
ゼシカの頬がたちまち赤く上気する。
「何考えてんのよ、この馬鹿！ 誰があんたなんかと付き合うもんですか！」
753 ：Ｍ ◆m.wfq0Dq3E ：2005/07/23(土) 20:43:49 ID:YaFihtTh
一万ＨＩＴ記念と言うことで。一万回。
一万日だったとしてもクリアするのに２７年かかるね。すごいね一万。
初トリップつけたら、ＤＱ３になってちょっと嬉しいよ
一万日だったとしてもクリアするのに２７年かかるね。すごいね一万。
初トリップつけたら、ＤＱ３になってちょっと嬉しいよ
754 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 21:07:14 ID:nBpxco58
ククール「屁…こいていい？
ゼシカ「程々にね…
バブリ!!!!
半径10メートル内の人間死亡
ゼシカ「程々にね…
バブリ!!!!
半径10メートル内の人間死亡
755 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 21:23:51 ID:5Qa9DypZ
756 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 22:15:46 ID:3TYu6xcA
zilyama
757 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 22:38:44 ID:0h1bJrIM
>750-752
ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
素敵だよハニー(*´Д`)
エロエロだよバカリスマｗ
既にプロポーズとも言える回数だね
すごいね一万
ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
素敵だよハニー(*´Д`)
エロエロだよバカリスマｗ
既にプロポーズとも言える回数だね
すごいね一万
758 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/23(土) 22:39:08 ID:Dc8znq+j
>>Mさん
1万回ってゆーのが記念っぽくて良いですね！
素早い仕事ぶりにびっくりでした。
1万回ってゆーのが記念っぽくて良いですね！
素早い仕事ぶりにびっくりでした。
759 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/24(日) 02:08:00 ID:fbgZ0x12
>>Ｍさん
１万回ですかwww
さらっととんでもない事を口走るところが
ククらしいと思いますた。
ステキなトリップ、オメです。いい記念になりましたね！
１万回ですかwww
さらっととんでもない事を口走るところが
ククらしいと思いますた。
ステキなトリップ、オメです。いい記念になりましたね！
760 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/24(日) 03:57:01 ID:fPZbe+Gh
761 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/25(月) 14:02:16 ID:9FBc7ip9
プロポーズだったのかなあ＜一万回
762 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/25(月) 16:03:19 ID:Zo5rzbfo
プロポーズだったら萌え(´Д｀*)
763 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/25(月) 19:47:33 ID:wx+hYK7B
プロポーズにしても絶ｒ（ｒｙ
764 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:15:14 ID:wiChNeNW
こんばんは。
メインのPCは相変わらず逝ったままですが、なんとかここまで漕ぎつけました。
10,000HITの話が出てきた頃からちまちま書き溜めていたのですが、
気が付いたらいつにも増して馬鹿みたいに長くなってしまってました。
長くなったので、一度やってみたかった前後編にしてみたり。
なお、今回の作中には過去作のエピソードが入っていますので、必要に応じて
まとめサイト収録の拙作『ハニー』もしくは『2-604-611』をご参照下さいませ。
メインのPCは相変わらず逝ったままですが、なんとかここまで漕ぎつけました。
10,000HITの話が出てきた頃からちまちま書き溜めていたのですが、
気が付いたらいつにも増して馬鹿みたいに長くなってしまってました。
長くなったので、一度やってみたかった前後編にしてみたり。
なお、今回の作中には過去作のエピソードが入っていますので、必要に応じて
まとめサイト収録の拙作『ハニー』もしくは『2-604-611』をご参照下さいませ。
765 ：『so sweet…』・前編1/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:16:44 ID:wiChNeNW
真昼の空が真紅に染まったあの日の後も、ベルガラックの歓楽街は変わらずの賑わいを見せていた。
聖地ゴルドに降り掛かった災厄のことは風の便りにこの街へも伝わってきていたが、それが遠く離れた土地での出来事のせいか、あるいはこの街独特の雰囲気なのか、行き交う人々の表情は、他所で見られるそれとはどことなく違っていた。
そんなベルガラックを、一行は骨休めの地に選んだ。
煉獄島での過酷な日々の直後に繰り広げられたゴルドの激戦で、今までになく消耗してしまっていたからだ。
「腹が減っては戦はできぬ、と、昔から言われてるでげすからなぁ」
そう言いながら天井を仰ぎ、満足げに自らの腹を叩くヤンガスを見て、エイトとゼシカは噴き出した。
ひとしきり笑った後、ふとゼシカの表情が曇る。
「……ククール、やっぱりまだ辛そうだったわね」
ぽつりと呟いてゼシカは窓の外を見る。
その視線は、ククールが戻ったであろう宿の方角に向けられていた。
「仕方ないよ。色々あった後だからね。色々」
「少しでもメシは食ったんでげすから、今はそれで良しとしやしょう」
「無理矢理って感じもしたわよ？」
プッ、と、ゼシカは再び噴き出した。
食べる気分じゃないと言い張るククールにヤンガスが脚払いを仕掛けた後、樽を扱うが如くに担ぎ上げてレストランへと連れ込み、席に着かせた後もその眼光で無言の圧力をかけていたことを思い出したからだ。
一見して乱暴に映るが、それがヤンガス流の気遣いというやつだった。
聖地ゴルドに降り掛かった災厄のことは風の便りにこの街へも伝わってきていたが、それが遠く離れた土地での出来事のせいか、あるいはこの街独特の雰囲気なのか、行き交う人々の表情は、他所で見られるそれとはどことなく違っていた。
そんなベルガラックを、一行は骨休めの地に選んだ。
煉獄島での過酷な日々の直後に繰り広げられたゴルドの激戦で、今までになく消耗してしまっていたからだ。
「腹が減っては戦はできぬ、と、昔から言われてるでげすからなぁ」
そう言いながら天井を仰ぎ、満足げに自らの腹を叩くヤンガスを見て、エイトとゼシカは噴き出した。
ひとしきり笑った後、ふとゼシカの表情が曇る。
「……ククール、やっぱりまだ辛そうだったわね」
ぽつりと呟いてゼシカは窓の外を見る。
その視線は、ククールが戻ったであろう宿の方角に向けられていた。
「仕方ないよ。色々あった後だからね。色々」
「少しでもメシは食ったんでげすから、今はそれで良しとしやしょう」
「無理矢理って感じもしたわよ？」
プッ、と、ゼシカは再び噴き出した。
食べる気分じゃないと言い張るククールにヤンガスが脚払いを仕掛けた後、樽を扱うが如くに担ぎ上げてレストランへと連れ込み、席に着かせた後もその眼光で無言の圧力をかけていたことを思い出したからだ。
一見して乱暴に映るが、それがヤンガス流の気遣いというやつだった。
766 ：『so sweet…』・前編2/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:18:21 ID:wiChNeNW
「ヤンガスが飲みたいそうだから僕たちは酒場に行くけど、ゼシカはどうする？」
店主に勘定を頼みながらエイトが言った。
「どうするって？」
問い返してはみたものの、ゼシカにはエイトの言わんとしていることは分かっていた。
ククールの様子を伺いに行くか否か、ということだ。
気にはなっていたが、一人でククールの部屋を訪ねることに関しては、ゼシカには正直なところ未だ若干の躊躇があった。
そんなゼシカの心境を見て取ったエイトは後押しをする。
「気になるなら行ってみるといいよ。でないとゼシカが落ち着かないんじゃない？」
「うん……。でも一人で行くのって変じゃない？」
「別に変じゃないと思うけど？……あっ！でも何かあっても室内でメラはだめだよ。ラリホーあたりにしといて」
「それじゃククールを信用してるんだかしてないんだか分からんでげすよ、兄貴」
笑いながらそう言うヤンガスの隣でエイトはしゃがみ込み、小脇に置いてあった道具袋を漁り始める。
「ゼシカが反撃するような展開になるのは、僕たちにとってはむしろ歓迎すべきだと思うけど？」
探し物をしながら話すエイトはどうやら笑いを堪えきれないようで、小刻みにその肩を震わせていた。
そんなエイトを見下ろしながら、ゼシカは少々呆れた口調で返す。
「……荒療治ってわけ？」
「そうなるかどうかはゼシカの加減次第だけどね。はい、これ」
笑顔で返事をしながらエイトはゼシカに、道具袋から探し出した物を差し出した。
「念のため」
「やっぱり信用してないんじゃない」
ゼシカは苦笑すると、エイトからキメラの翼を受け取り腰のポーチにしまい込んだ。
店主に勘定を頼みながらエイトが言った。
「どうするって？」
問い返してはみたものの、ゼシカにはエイトの言わんとしていることは分かっていた。
ククールの様子を伺いに行くか否か、ということだ。
気にはなっていたが、一人でククールの部屋を訪ねることに関しては、ゼシカには正直なところ未だ若干の躊躇があった。
そんなゼシカの心境を見て取ったエイトは後押しをする。
「気になるなら行ってみるといいよ。でないとゼシカが落ち着かないんじゃない？」
「うん……。でも一人で行くのって変じゃない？」
「別に変じゃないと思うけど？……あっ！でも何かあっても室内でメラはだめだよ。ラリホーあたりにしといて」
「それじゃククールを信用してるんだかしてないんだか分からんでげすよ、兄貴」
笑いながらそう言うヤンガスの隣でエイトはしゃがみ込み、小脇に置いてあった道具袋を漁り始める。
「ゼシカが反撃するような展開になるのは、僕たちにとってはむしろ歓迎すべきだと思うけど？」
探し物をしながら話すエイトはどうやら笑いを堪えきれないようで、小刻みにその肩を震わせていた。
そんなエイトを見下ろしながら、ゼシカは少々呆れた口調で返す。
「……荒療治ってわけ？」
「そうなるかどうかはゼシカの加減次第だけどね。はい、これ」
笑顔で返事をしながらエイトはゼシカに、道具袋から探し出した物を差し出した。
「念のため」
「やっぱり信用してないんじゃない」
ゼシカは苦笑すると、エイトからキメラの翼を受け取り腰のポーチにしまい込んだ。
767 ：『so sweet…』・前編3/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:19:43 ID:wiChNeNW
（行くとは言ったものの、どうしよう……）
宿屋の自分の部屋に戻ったゼシカはベッドに腰掛けて悩んでいた。
ただ部屋を訪ねるだけでは、露骨に心配していると言っているようなものだ。
心配しているのはもちろん事実だが、ククールに対してそれを表面に出してはおそらく上手く事は運ばないだろう。
考えがまとまらないままにゼシカはベッドからドレッサーへと移動し、手持ち無沙汰に髪を結び直し始める。
しかしそれもすぐに終わり、鏡を見つめるだけになってしまった。
その後様々な角度に首を傾げながら百面相を始めたゼシカは、先程の食事で紅が薄くなっていたことに気付き、ドレッサーの上のコスメボックスを開ける。
「あ……！」
思わずゼシカは小さな声を漏らし、にんまりと鏡の中の自分に笑いかけた。
手早く紅をひき直すと、足早にククールの部屋へと向かう。
「お願いしたいことがあるんだけど、よかったら屋上に来てくれる？」
ゼシカは部屋の入り口から様子を伺い、ベッドに腰掛けていたククールにそう伝えると屋上へと向かった。
風に揺れる街路樹から漂う緑の香りが、屋上に出たゼシカを包み込む。
その香りに触発されて思わず深呼吸をした後、ゼシカは街の入り口と外の風景を望める側へと移動して満天の星空を眺める。
彼方から瞳に飛び込んでくる不規則に瞬く星の光と、視界の端で規則的に瞬く歓楽街の人工的な光。
それらは昔も今も変わらないのに、明日はあるいは……と考えると、嫌でも感傷的になってしまう。
宿屋の自分の部屋に戻ったゼシカはベッドに腰掛けて悩んでいた。
ただ部屋を訪ねるだけでは、露骨に心配していると言っているようなものだ。
心配しているのはもちろん事実だが、ククールに対してそれを表面に出してはおそらく上手く事は運ばないだろう。
考えがまとまらないままにゼシカはベッドからドレッサーへと移動し、手持ち無沙汰に髪を結び直し始める。
しかしそれもすぐに終わり、鏡を見つめるだけになってしまった。
その後様々な角度に首を傾げながら百面相を始めたゼシカは、先程の食事で紅が薄くなっていたことに気付き、ドレッサーの上のコスメボックスを開ける。
「あ……！」
思わずゼシカは小さな声を漏らし、にんまりと鏡の中の自分に笑いかけた。
手早く紅をひき直すと、足早にククールの部屋へと向かう。
「お願いしたいことがあるんだけど、よかったら屋上に来てくれる？」
ゼシカは部屋の入り口から様子を伺い、ベッドに腰掛けていたククールにそう伝えると屋上へと向かった。
風に揺れる街路樹から漂う緑の香りが、屋上に出たゼシカを包み込む。
その香りに触発されて思わず深呼吸をした後、ゼシカは街の入り口と外の風景を望める側へと移動して満天の星空を眺める。
彼方から瞳に飛び込んでくる不規則に瞬く星の光と、視界の端で規則的に瞬く歓楽街の人工的な光。
それらは昔も今も変わらないのに、明日はあるいは……と考えると、嫌でも感傷的になってしまう。
768 ：『so sweet…』・前編4/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:21:05 ID:wiChNeNW
時間は、あるようで無いのだ。
なのでククールには一刻も早く、いつもの調子に戻ってもらわなくてはならない。
仲間のために。旅の目的達成のために。ひいては、この世界のために。
（……おためごかしなのかな？これって）
ふと脳裏にそんな言葉がよぎって、ゼシカは素直になれない自分に苦笑した。
「星に願いでも？」
乾いた靴音と共に、背後から待っていた声がした。
「ま、女神像も無くなっちまったし、教会もあのザマだし、それが一番いいのかもな」
「そうかもね。お金かからないし、願いも叶ったし」
ゼシカは振り返らずに相槌を打ちながら、歩み寄ってくるククールの気配を耳で追う。
「ふーん、叶ったのか。そいつは良かった」
頃合いを見計らってゼシカはククールの側に向き直ると、上目遣いでやや悪戯っぽい笑みを作りながら言った。
「ククールが来てくれますように、ってお願いしてたから」
「なんだ。そんなことか」
ククールは一瞬呆気に取られ、直後に軽く噴き出した。
その様子を見て、ゼシカは安堵の表情を浮かべる。
「良かった。思ったより元気そうね」
「さっきよりはマシになったかもな。……で？オレに頼みって何？」
単刀直入な物言いをするククールを見て、ゼシカは未だククールの気持ちに余裕がないことを感じ取っていた。
いつものククールならば、ここで茶々のひとつでも入れてくるだろうに……。
ゼシカは意を決して、先程思いついたプランを実行に移すことにした。
なのでククールには一刻も早く、いつもの調子に戻ってもらわなくてはならない。
仲間のために。旅の目的達成のために。ひいては、この世界のために。
（……おためごかしなのかな？これって）
ふと脳裏にそんな言葉がよぎって、ゼシカは素直になれない自分に苦笑した。
「星に願いでも？」
乾いた靴音と共に、背後から待っていた声がした。
「ま、女神像も無くなっちまったし、教会もあのザマだし、それが一番いいのかもな」
「そうかもね。お金かからないし、願いも叶ったし」
ゼシカは振り返らずに相槌を打ちながら、歩み寄ってくるククールの気配を耳で追う。
「ふーん、叶ったのか。そいつは良かった」
頃合いを見計らってゼシカはククールの側に向き直ると、上目遣いでやや悪戯っぽい笑みを作りながら言った。
「ククールが来てくれますように、ってお願いしてたから」
「なんだ。そんなことか」
ククールは一瞬呆気に取られ、直後に軽く噴き出した。
その様子を見て、ゼシカは安堵の表情を浮かべる。
「良かった。思ったより元気そうね」
「さっきよりはマシになったかもな。……で？オレに頼みって何？」
単刀直入な物言いをするククールを見て、ゼシカは未だククールの気持ちに余裕がないことを感じ取っていた。
いつものククールならば、ここで茶々のひとつでも入れてくるだろうに……。
ゼシカは意を決して、先程思いついたプランを実行に移すことにした。
769 ：『so sweet…』・前編5/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:26:03 ID:wiChNeNW
「えっとね。頼む人を教えて欲しいの。ククールしか知らない人だから」
「なんだそりゃ？」
首を傾げるククールの前でゼシカはスカートのポケットを探り始める。
「これ、無くなっちゃったから。決戦前に元気のもとが欲しくて」
そう言いながらゼシカがククールに見せたものは、空になった小さな瓶だった。
「まさかゼシカとここに来ることになるとは、思いもしなかったぜ」
ククールは苦笑しながらドニの酒場の扉を開き、手馴れた振る舞いでゼシカを店内へと導く。
「いらっしゃい！久し振りね、ククール。今日はそちらの彼女とデート？」
バニーが口にしたデートという言葉を耳にしたゼシカは、胸の鼓動が心なしか早くなり頬に熱を帯びてしまったことに焦っていた。
そう思っていない……いや、認めようとしないのはゼシカだけで、二人の有り様はどこから見ても立派なデートの光景である。
「まぁ、そんなようなもんなのかな？」
「なっ……！！」
条件反射でククールの言葉を否定しかかったゼシカは慌てて言葉を飲み込んだ。
ここで喧嘩を始めてしまっては、思い描いたプランが台無しになる。
「あら、恥ずかしがらせちゃった？ごめんなさいね、うふふ」
日々あらゆるタイプの客を捌く百戦錬磨のバニーは、すかさず妖艶な微笑みを見せながらゼシカの動揺を鎮めにかかってきた。
もっとも、ゼシカは客のタイプとしてはかなり特異なので、その効果の程は未知数ではあったのだが。
「なんだそりゃ？」
首を傾げるククールの前でゼシカはスカートのポケットを探り始める。
「これ、無くなっちゃったから。決戦前に元気のもとが欲しくて」
そう言いながらゼシカがククールに見せたものは、空になった小さな瓶だった。
「まさかゼシカとここに来ることになるとは、思いもしなかったぜ」
ククールは苦笑しながらドニの酒場の扉を開き、手馴れた振る舞いでゼシカを店内へと導く。
「いらっしゃい！久し振りね、ククール。今日はそちらの彼女とデート？」
バニーが口にしたデートという言葉を耳にしたゼシカは、胸の鼓動が心なしか早くなり頬に熱を帯びてしまったことに焦っていた。
そう思っていない……いや、認めようとしないのはゼシカだけで、二人の有り様はどこから見ても立派なデートの光景である。
「まぁ、そんなようなもんなのかな？」
「なっ……！！」
条件反射でククールの言葉を否定しかかったゼシカは慌てて言葉を飲み込んだ。
ここで喧嘩を始めてしまっては、思い描いたプランが台無しになる。
「あら、恥ずかしがらせちゃった？ごめんなさいね、うふふ」
日々あらゆるタイプの客を捌く百戦錬磨のバニーは、すかさず妖艶な微笑みを見せながらゼシカの動揺を鎮めにかかってきた。
もっとも、ゼシカは客のタイプとしてはかなり特異なので、その効果の程は未知数ではあったのだが。
770 ：『so sweet…』・前編6/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:27:12 ID:wiChNeNW
「ゼシカ、頼む相手は彼女だぜ。じゃ、オレは向うで待ってるから」
ポン、とククールはゼシカの肩を軽く叩き、その手をひらひらと振りながらカウンターへと向かう。
カウンター席に腰掛けマスターと言葉を交わし始めたククールの背を見ながら、ゼシカは胸を撫で下ろした。
ゼシカの真の目的……ここでククールにひと時を過ごしてもらおうというプランは、どうやら軌道に乗りそうだ。
「聡明そうな感じのお嬢さんだね」
カウンター席に斜めに腰掛けゼシカとバニーの様子を見守るククールに、マスターは水を差し出しながら話しかけた。
「そりゃ、ああ見えて実は稀代の大魔法使いだからな。賢者の末裔だし」
二人の視線の先のゼシカは、バニーに頬を触られたり、バニーの動作の真似をして指先をいじったりしていた。
話の内容は酒場の喧噪にかき消されて聞くことはできないが、おそらくは肌の手入れなどの手ほどきを受けているのだろう。
男所帯で過ごしている中ではまず見ることのできない、ゼシカの楽しげな姿を目の当たりにしたククールの目尻が思わず緩む。
「へえぇ、そりゃ凄いや。どうりで、今までぼっちゃんが連れてきた女の子とはどこか違う感じがしたわけだ」
「いい加減、ぼっちゃんは勘弁してくれよマスター」
ククールは苦笑しながらマスターの側に向き直った。
「あと、連れてきたんじゃなくて、オレが連れてこられたんだよ、今日は」
「こりゃまた珍しいこともあったもんだね。それも空が赤くなったせいかな？」
「それは関係ないような……。いや、違うとも言い切れないか」
ポン、とククールはゼシカの肩を軽く叩き、その手をひらひらと振りながらカウンターへと向かう。
カウンター席に腰掛けマスターと言葉を交わし始めたククールの背を見ながら、ゼシカは胸を撫で下ろした。
ゼシカの真の目的……ここでククールにひと時を過ごしてもらおうというプランは、どうやら軌道に乗りそうだ。
「聡明そうな感じのお嬢さんだね」
カウンター席に斜めに腰掛けゼシカとバニーの様子を見守るククールに、マスターは水を差し出しながら話しかけた。
「そりゃ、ああ見えて実は稀代の大魔法使いだからな。賢者の末裔だし」
二人の視線の先のゼシカは、バニーに頬を触られたり、バニーの動作の真似をして指先をいじったりしていた。
話の内容は酒場の喧噪にかき消されて聞くことはできないが、おそらくは肌の手入れなどの手ほどきを受けているのだろう。
男所帯で過ごしている中ではまず見ることのできない、ゼシカの楽しげな姿を目の当たりにしたククールの目尻が思わず緩む。
「へえぇ、そりゃ凄いや。どうりで、今までぼっちゃんが連れてきた女の子とはどこか違う感じがしたわけだ」
「いい加減、ぼっちゃんは勘弁してくれよマスター」
ククールは苦笑しながらマスターの側に向き直った。
「あと、連れてきたんじゃなくて、オレが連れてこられたんだよ、今日は」
「こりゃまた珍しいこともあったもんだね。それも空が赤くなったせいかな？」
「それは関係ないような……。いや、違うとも言い切れないか」
771 ：『so sweet…』・前編7/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:28:41 ID:wiChNeNW
そんなやりとりをしているうちに、ゼシカがカウンター席にやってきた。
「お待たせ。でももう少し時間がかかっちゃうんだって」
裏口方面の衝立の脇から手を振ってきたバニーにゼシカは軽く会釈をすると、ククールの隣の席に収まる。
「ああ、瓶の消毒とかがあるもんな。どうする？待ってる間、少し飲んでみるかい？」
「うん。何かお奨めってある？」
「あるぜ。マスター、いつものやつを」
ククールはにやりと笑い、呆れるほど気障な素振りで注文を出す。
その様子を見ながら、ゼシカは内心よしよし、と思うのだった。
「これ、ワイングラス？このマーク……？」
ゼシカはマスターがカウンターに置いたグラスを見て呟いた。
それはワイングラスとは似て非なるもので、脚の部分が太く短かい。
グラスの最上部には金色の縁取りがあり、側面には騎馬衛兵を象ったエンブレムが描かれていた。
しげしげとグラスを眺めながら首を傾げるゼシカの様子を見て、ククールは待ってましたとばかりに話し始める。
「これから出してくれるビール専用のグラスで、聖杯型ゴブレットっていうんだ」
「ビール？いつものやつって言うから、ワインだとばっかり思ってたわ」
ビールはジョッキで飲むもの、という固定観念を持っていたゼシカは目を丸くした。
そして、いつもワインを口にしているククールがビールを注文したということにも驚いていた。
「ここのビールは特別でね」
そのククールの言葉を待っていたかのようにマスターがグラスにビールを注ぐと、ゼシカの目が更に丸くなった。
「お待たせ。でももう少し時間がかかっちゃうんだって」
裏口方面の衝立の脇から手を振ってきたバニーにゼシカは軽く会釈をすると、ククールの隣の席に収まる。
「ああ、瓶の消毒とかがあるもんな。どうする？待ってる間、少し飲んでみるかい？」
「うん。何かお奨めってある？」
「あるぜ。マスター、いつものやつを」
ククールはにやりと笑い、呆れるほど気障な素振りで注文を出す。
その様子を見ながら、ゼシカは内心よしよし、と思うのだった。
「これ、ワイングラス？このマーク……？」
ゼシカはマスターがカウンターに置いたグラスを見て呟いた。
それはワイングラスとは似て非なるもので、脚の部分が太く短かい。
グラスの最上部には金色の縁取りがあり、側面には騎馬衛兵を象ったエンブレムが描かれていた。
しげしげとグラスを眺めながら首を傾げるゼシカの様子を見て、ククールは待ってましたとばかりに話し始める。
「これから出してくれるビール専用のグラスで、聖杯型ゴブレットっていうんだ」
「ビール？いつものやつって言うから、ワインだとばっかり思ってたわ」
ビールはジョッキで飲むもの、という固定観念を持っていたゼシカは目を丸くした。
そして、いつもワインを口にしているククールがビールを注文したということにも驚いていた。
「ここのビールは特別でね」
そのククールの言葉を待っていたかのようにマスターがグラスにビールを注ぐと、ゼシカの目が更に丸くなった。
772 ：『so sweet…』・前編8/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:30:15 ID:wiChNeNW
「こんな色のビール、初めて見たわ」
ゼシカが驚くのも無理はない。
マスターが鮮やかな手つきで注いだそのビールは、チョコレートのような色をしていたからだ。
注ぎ終わったビールの上に乗っている泡はミルクティーのような色でまるでメレンゲのようにきめ細かく、緩やかな山を築いていたが不思議と崩れない。
「これは修道院で作られたビールなんですよ」
続いてククールの側に置かれたグラスにビールを注ぎながら、マスターが言った。
「えっ？修道院って、マイエラ？」
「そ。グラスのマークは、ほら、修道院の入り口にあるだろ？」
マスターの言葉を継いでククールが説明を続ける。
「どこかで見たことがあると思ったら、あのマークだったのね」
疑問の一つが氷解したゼシカの表情がパッと明るくなった。
喜怒哀楽いずれの感情にしても、ゼシカの表情はいつもそれを余すところなく表現する。
その清々しいまでの分かりやすさを、ククールは気に入っていた。
「さてと。何に乾杯しようか？」
ククールがグラスを持ちゼシカの側に差し出すと、ゼシカも真似をしてグラスを寄せる。
その動作はアルバート家で身に付けたテーブルマナーとは少々勝手が違うようで、どことなくぎこちがなかったが、それはそれでいいもんだな、と、ククールは考えていた。
「こういうのって初めてだから、よく分からないわ。うーん……」
グラスを掲げたままゼシカはしばらく考え込み、やがてこう言った。
「明日のために、っていうのは？」
「よし。それじゃ、明日のために、乾杯」
「乾杯」
カチンと二人は杯を合わせると、それぞれの口に運んだ。
～ 続く ～
ゼシカが驚くのも無理はない。
マスターが鮮やかな手つきで注いだそのビールは、チョコレートのような色をしていたからだ。
注ぎ終わったビールの上に乗っている泡はミルクティーのような色でまるでメレンゲのようにきめ細かく、緩やかな山を築いていたが不思議と崩れない。
「これは修道院で作られたビールなんですよ」
続いてククールの側に置かれたグラスにビールを注ぎながら、マスターが言った。
「えっ？修道院って、マイエラ？」
「そ。グラスのマークは、ほら、修道院の入り口にあるだろ？」
マスターの言葉を継いでククールが説明を続ける。
「どこかで見たことがあると思ったら、あのマークだったのね」
疑問の一つが氷解したゼシカの表情がパッと明るくなった。
喜怒哀楽いずれの感情にしても、ゼシカの表情はいつもそれを余すところなく表現する。
その清々しいまでの分かりやすさを、ククールは気に入っていた。
「さてと。何に乾杯しようか？」
ククールがグラスを持ちゼシカの側に差し出すと、ゼシカも真似をしてグラスを寄せる。
その動作はアルバート家で身に付けたテーブルマナーとは少々勝手が違うようで、どことなくぎこちがなかったが、それはそれでいいもんだな、と、ククールは考えていた。
「こういうのって初めてだから、よく分からないわ。うーん……」
グラスを掲げたままゼシカはしばらく考え込み、やがてこう言った。
「明日のために、っていうのは？」
「よし。それじゃ、明日のために、乾杯」
「乾杯」
カチンと二人は杯を合わせると、それぞれの口に運んだ。
～ 続く ～
773 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/07/25(月) 23:32:13 ID:wiChNeNW
お祝いといえば乾杯でしょう。乾杯といえばビール。
ビールといえば、おお、ちょうど修道院があるではないですか！！
という展開でこういうお話にしちゃいました。妄想妄想（笑）。
『トラピストビール』や『シメイ』でぐぐっていただければ、
このビールが大体どんなものかが判っていただけるかと思います。
というわけで、続きはまた明日～！
ビールといえば、おお、ちょうど修道院があるではないですか！！
という展開でこういうお話にしちゃいました。妄想妄想（笑）。
『トラピストビール』や『シメイ』でぐぐっていただければ、
このビールが大体どんなものかが判っていただけるかと思います。
というわけで、続きはまた明日～！
774 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/25(月) 23:53:41 ID:LddUV4Vw
ＧＪ！ぐぬぬ明日が待ち遠しいぞ～！
775 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/26(火) 00:02:20 ID:PzO10kAr
776 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/26(火) 00:53:18 ID:m8MtNqHx
投下ｷﾀ！！
続き楽しみにしてますヽ(°∀°)ノ
続き楽しみにしてますヽ(°∀°)ノ
777 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/26(火) 09:00:55 ID:KqTaqig7
ぇえ！！ 続きを！ 燃えたぎる嵐のような続きを！！
778 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 00:58:45 ID:Ub0xac5k
こんばんは、後編を投下しに参りました。
別名、酔っ払いいちゃいちゃ編とでも申しましょうか。
お楽しみいただければ嬉しいです。
遅ればせながら、まとめサイト１万ヒットおめでとうございます。
よくよく考えたらお祝い言ってなかった私…（笑）。
別名、酔っ払いいちゃいちゃ編とでも申しましょうか。
お楽しみいただければ嬉しいです。
遅ればせながら、まとめサイト１万ヒットおめでとうございます。
よくよく考えたらお祝い言ってなかった私…（笑）。
779 ：『so sweet…』・後編1/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 01:00:31 ID:Ub0xac5k
「……にが」
一口目の率直な感想をこぼしたゼシカを見て、ククールが微かに笑う。
「これは普通のビールよりキツいからな。ゆっくり飲むといいぜ」
「それにしても、修道院でビールを作っていたなんて知らなかったわ」
「宣伝してるわけじゃないし、今までここにも修道院にも長居はしなかったしな」
特に誰かさんは長居をしたくなかったようだし？と付け加えながら、ククールは意地悪く笑う。
「もぉ！それはククールも同じでしょ？」
「オレは修道院はともかく、ここならいくらでも居られるぜ？」
そう言うククールの表情からは、ベルガラックで見られた蔭はすっかり態を潜めていた。
「修道院で作られてるのはビールだけじゃないんですよ」
そう言いながらマスターは一皿を二人の前に置いた。
「これも修道院から仕入れてるものでしてね。チーズとバター。バターの方は店でレーズンバターにしてるんだけど」
「あー、頼もうと思ってたら先越されちまった」
悔しがるククールに、したり顔のマスターは続けた。
「これは私から奢り。こんなご時世だから、ククールぼっちゃんが素敵なお嬢さんを連れて久々に来てくれたのが嬉しくてね」
マスターの言葉を聞いたゼシカは頬を染め、再びぼっちゃんと呼ばれてしまったククールは思わずむせ返る。
「だ……だいじょぶ？」
「ぼっちゃんは勘弁って、さっき言っただろ……」
息も絶え絶えにマスターに抗議をするククールは、気の毒というよりはどこか滑稽に映る。
一口目の率直な感想をこぼしたゼシカを見て、ククールが微かに笑う。
「これは普通のビールよりキツいからな。ゆっくり飲むといいぜ」
「それにしても、修道院でビールを作っていたなんて知らなかったわ」
「宣伝してるわけじゃないし、今までここにも修道院にも長居はしなかったしな」
特に誰かさんは長居をしたくなかったようだし？と付け加えながら、ククールは意地悪く笑う。
「もぉ！それはククールも同じでしょ？」
「オレは修道院はともかく、ここならいくらでも居られるぜ？」
そう言うククールの表情からは、ベルガラックで見られた蔭はすっかり態を潜めていた。
「修道院で作られてるのはビールだけじゃないんですよ」
そう言いながらマスターは一皿を二人の前に置いた。
「これも修道院から仕入れてるものでしてね。チーズとバター。バターの方は店でレーズンバターにしてるんだけど」
「あー、頼もうと思ってたら先越されちまった」
悔しがるククールに、したり顔のマスターは続けた。
「これは私から奢り。こんなご時世だから、ククールぼっちゃんが素敵なお嬢さんを連れて久々に来てくれたのが嬉しくてね」
マスターの言葉を聞いたゼシカは頬を染め、再びぼっちゃんと呼ばれてしまったククールは思わずむせ返る。
「だ……だいじょぶ？」
「ぼっちゃんは勘弁って、さっき言っただろ……」
息も絶え絶えにマスターに抗議をするククールは、気の毒というよりはどこか滑稽に映る。
780 ：『so sweet…』・後編2/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 01:02:13 ID:Ub0xac5k
そんなククールの様子を見て、ゼシカは遠慮なしに笑う。
「あら、私だってリーザス村やポルトリンクではお嬢様って呼ばれるわ。兄さんだってずっとサーベルトぼっちゃんって呼ばれてたし。そういう場所があるって、いいことだと思うけどな」
「お嬢さんの言う通りだと思うよ。あとは私の口癖だね。今更、ククールさん、とは呼び辛いし」
「分かったよ……。ゼシカにもマスターにも叶わねぇな」
そう言うククールの表情は、苦笑しながらもどことなく心地よさの漂う風情だった。
「そんなことより、な？チーズとレーズンバター」
ククールはどうにも話題を逸らしたいようで、出された皿をつい、とゼシカの方に移動させる。
少し酔いが回ったのか、ゼシカはチーズを口にしながら唐突にクスクスと笑い始めた。
「美味いと笑うのかよ？ゼシカは」
「ううん、そうじゃないけど。あ、マスターご馳走さま。美味しいです」
「どういたしまして。ごゆっくりどうぞ」
笑顔で応じたマスターは、軽く会釈をすると他の客の注文をこなすために二人の前から離れていった。
「チーズを見ると、どうしてもトーポを思い出しちゃって」
「なるほど、そういうことか。ひとかけら持って帰ってやってみるか」
「それ、いいわね。でも食べたら何か吐くかしら？」
何気ないククールの言葉に、ゼシカは楽しげに同意をする。
「マイエラのチーズだからなぁ。……ダジャレを吐いたりしそうだよな」
「やだっ！ほんとにそんな気がしてきたわ」
意図的に真顔になったククールの言葉は、再びゼシカを笑いの渦に巻き込んだ。
「あら、私だってリーザス村やポルトリンクではお嬢様って呼ばれるわ。兄さんだってずっとサーベルトぼっちゃんって呼ばれてたし。そういう場所があるって、いいことだと思うけどな」
「お嬢さんの言う通りだと思うよ。あとは私の口癖だね。今更、ククールさん、とは呼び辛いし」
「分かったよ……。ゼシカにもマスターにも叶わねぇな」
そう言うククールの表情は、苦笑しながらもどことなく心地よさの漂う風情だった。
「そんなことより、な？チーズとレーズンバター」
ククールはどうにも話題を逸らしたいようで、出された皿をつい、とゼシカの方に移動させる。
少し酔いが回ったのか、ゼシカはチーズを口にしながら唐突にクスクスと笑い始めた。
「美味いと笑うのかよ？ゼシカは」
「ううん、そうじゃないけど。あ、マスターご馳走さま。美味しいです」
「どういたしまして。ごゆっくりどうぞ」
笑顔で応じたマスターは、軽く会釈をすると他の客の注文をこなすために二人の前から離れていった。
「チーズを見ると、どうしてもトーポを思い出しちゃって」
「なるほど、そういうことか。ひとかけら持って帰ってやってみるか」
「それ、いいわね。でも食べたら何か吐くかしら？」
何気ないククールの言葉に、ゼシカは楽しげに同意をする。
「マイエラのチーズだからなぁ。……ダジャレを吐いたりしそうだよな」
「やだっ！ほんとにそんな気がしてきたわ」
意図的に真顔になったククールの言葉は、再びゼシカを笑いの渦に巻き込んだ。
781 ：『so sweet…』・後編3/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 01:03:25 ID:Ub0xac5k
二人は杯を重ね、それぞれ程良い心地に酔っていた。
チーズとレーズンバターに代わって、二人の前には皮のまま丸ごとオーブンで焼かれたイモが出されていた。
ゼシカはパリパリになったイモの皮を器用にナイフとフォークを使って剥がし、小さなココット皿に入れられたバターを一口サイズに切り分けたイモの上に乗せる。
「はい、できたわよ」
「サンキュ」
ゼシカが皿をククールの側に置き直すと、ククールは待ってましたとばかりにイモを手元の皿に取り分ける。
ベルガラックでは少ししか食べることがなかったククールは、どうやら今頃になって食欲が出てきたらしい。
ゼシカもその皿からひとかけらのイモを取り分け、口に運ぶ。
「レーズンバターも美味しかったけど、普通のバターも美味しいわね」
「当然だろ？」
そう言いながらにやりと笑うククールは得意げだ。
なんだかんだで自分の出身地のことを褒められるのは、悪い気はしないらしい。
「このバターもチーズもビールも、たまらなく好きなんだよな」
「うん、分かるわ。だってこんなに美味しいんだもの」
ぽつりとこぼされたククールの言葉に、ゼシカはニコニコしながら素直に頷く。
「もちろん美味いってのもあるけどな。同じ理由で酒場も好きなんだ」
「酒場って、ここだけじゃなくて？」
「そ。マスターも、そこで働く女の子も、全部ひっくるめてな」
チーズとレーズンバターに代わって、二人の前には皮のまま丸ごとオーブンで焼かれたイモが出されていた。
ゼシカはパリパリになったイモの皮を器用にナイフとフォークを使って剥がし、小さなココット皿に入れられたバターを一口サイズに切り分けたイモの上に乗せる。
「はい、できたわよ」
「サンキュ」
ゼシカが皿をククールの側に置き直すと、ククールは待ってましたとばかりにイモを手元の皿に取り分ける。
ベルガラックでは少ししか食べることがなかったククールは、どうやら今頃になって食欲が出てきたらしい。
ゼシカもその皿からひとかけらのイモを取り分け、口に運ぶ。
「レーズンバターも美味しかったけど、普通のバターも美味しいわね」
「当然だろ？」
そう言いながらにやりと笑うククールは得意げだ。
なんだかんだで自分の出身地のことを褒められるのは、悪い気はしないらしい。
「このバターもチーズもビールも、たまらなく好きなんだよな」
「うん、分かるわ。だってこんなに美味しいんだもの」
ぽつりとこぼされたククールの言葉に、ゼシカはニコニコしながら素直に頷く。
「もちろん美味いってのもあるけどな。同じ理由で酒場も好きなんだ」
「酒場って、ここだけじゃなくて？」
「そ。マスターも、そこで働く女の子も、全部ひっくるめてな」
782 ：『so sweet…』・後編4/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 01:05:11 ID:Ub0xac5k
そこで働く女の子、という言葉が少々引っかかったが、ククールの口調からは真面目な雰囲気が漂っていたので、ゼシカはそのまま話を聞くことにした。
「酒場ってところはさ。貧乏人でも金持ちでも、同じ金を払えば同じ分だけ満たされることができる場所だと思ってる。だからオレは、そこで働く人たちが好きなんだ」
滔々と語るククールを見て、ゼシカは目から鱗が落ちる思いがした。
今まで、ククールは単に酔っぱらいながら女の子と戯れているだけだと思っていたからだ。
過去に何度となくククールがこぼしていた、教会は金持ちしか救わないという批判と、修道院時代に自らに課せられたという、金持ちから寄付金を集めて廻る日々の話。
生きるために取らざるを得なかった自らの行動に疑問を抱きながら、ククールが自身の安息を求め行き着いた場所が、教会とは対極にある酒場だったのだろう。
「バターもチーズも、それと同じなの？」
「ああ、大雑把なイメージはな。そのまま食べても料理やお菓子に使っても、誰が食べても美味いだろ？」
「うん、そうね」
「美味いものを食べると、大人も子供も、誰でも幸せな気分になれるからな」
「あ！！そうよね。それってステキなことね……」
ゼシカはククールをまじまじと見つめながら思う。
この派手で気障な外見からは想像もつかないが、ククールには聖職者たりうる素質が十二分にあったのだと。
そしてその思想と解釈は、世にいる数多の聖職者の中で誰よりも純粋で、それでいて柔軟で、きっとどんな人の心をも満たすことができるのだろう、と。
もっとも、当のククール自身はそれに気付いていないような気もしたのだが。
「酒場ってところはさ。貧乏人でも金持ちでも、同じ金を払えば同じ分だけ満たされることができる場所だと思ってる。だからオレは、そこで働く人たちが好きなんだ」
滔々と語るククールを見て、ゼシカは目から鱗が落ちる思いがした。
今まで、ククールは単に酔っぱらいながら女の子と戯れているだけだと思っていたからだ。
過去に何度となくククールがこぼしていた、教会は金持ちしか救わないという批判と、修道院時代に自らに課せられたという、金持ちから寄付金を集めて廻る日々の話。
生きるために取らざるを得なかった自らの行動に疑問を抱きながら、ククールが自身の安息を求め行き着いた場所が、教会とは対極にある酒場だったのだろう。
「バターもチーズも、それと同じなの？」
「ああ、大雑把なイメージはな。そのまま食べても料理やお菓子に使っても、誰が食べても美味いだろ？」
「うん、そうね」
「美味いものを食べると、大人も子供も、誰でも幸せな気分になれるからな」
「あ！！そうよね。それってステキなことね……」
ゼシカはククールをまじまじと見つめながら思う。
この派手で気障な外見からは想像もつかないが、ククールには聖職者たりうる素質が十二分にあったのだと。
そしてその思想と解釈は、世にいる数多の聖職者の中で誰よりも純粋で、それでいて柔軟で、きっとどんな人の心をも満たすことができるのだろう、と。
もっとも、当のククール自身はそれに気付いていないような気もしたのだが。
783 ：『so sweet…』・後編5/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 01:07:16 ID:Ub0xac5k
「ん？オレの顔に何か付いてるか？」
視線に気付いたククールがゼシカに問う。
「別に何も？しいて言えば、口許にビールの泡がほんのちょっとかな」
微笑みながらそう言うゼシカの心もまた、気付かぬうちに満たされているのだった。
「……正直、院長が替わってからは、この味も変わっちまったんじゃないかって心配してたんだが。変わってなくて安心したぜ」
何杯目かのグラスを空にしたククールは、ふぅ、と息をつきながら呟く。
「この味が変わったら、うちの店は多分商売あがったりになっちゃうわよ」
カウンター奥の厨房から二人の前に小瓶を持ったバニーが現れ、ククールの言葉に相槌を打つ。
「はい、お待たせしました、ゼシカさん」
「ありがとう」
ゼシカは礼を言うと、小瓶を預けたときに相談していたらしい対価をバニーに渡し、嬉しそうに小瓶を受け取った。
「これで明日の朝は美味しいお茶が飲めるわ」
そう言いながらゼシカは席を立った。
ククールの気持ちもある程度は和らいだであろうし、明日決戦になるかは分からなかったが、それに臨む態勢は整えておかなければならないからだ。
見るとククールは若干名残惜しそうにしていたが、やがてマスターに勘定を頼むとゼシカに続いて席を立つ。
「また来てね、ゼシカさん、ククール」
「ああ。終末半額フェアーが終わったらな」
「うふふ、終わるといいんだけどね」
二人にかかるその言葉の重さを知る由もないバニーは、いつものように妖艶に微笑んだ。
視線に気付いたククールがゼシカに問う。
「別に何も？しいて言えば、口許にビールの泡がほんのちょっとかな」
微笑みながらそう言うゼシカの心もまた、気付かぬうちに満たされているのだった。
「……正直、院長が替わってからは、この味も変わっちまったんじゃないかって心配してたんだが。変わってなくて安心したぜ」
何杯目かのグラスを空にしたククールは、ふぅ、と息をつきながら呟く。
「この味が変わったら、うちの店は多分商売あがったりになっちゃうわよ」
カウンター奥の厨房から二人の前に小瓶を持ったバニーが現れ、ククールの言葉に相槌を打つ。
「はい、お待たせしました、ゼシカさん」
「ありがとう」
ゼシカは礼を言うと、小瓶を預けたときに相談していたらしい対価をバニーに渡し、嬉しそうに小瓶を受け取った。
「これで明日の朝は美味しいお茶が飲めるわ」
そう言いながらゼシカは席を立った。
ククールの気持ちもある程度は和らいだであろうし、明日決戦になるかは分からなかったが、それに臨む態勢は整えておかなければならないからだ。
見るとククールは若干名残惜しそうにしていたが、やがてマスターに勘定を頼むとゼシカに続いて席を立つ。
「また来てね、ゼシカさん、ククール」
「ああ。終末半額フェアーが終わったらな」
「うふふ、終わるといいんだけどね」
二人にかかるその言葉の重さを知る由もないバニーは、いつものように妖艶に微笑んだ。
784 ：『so sweet…』・後編6/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 01:09:33 ID:Ub0xac5k
酒場を後にした二人を、火照った身体にちょうど心地のよい夜風が包む。
「涼しくて気持ちいいわね」
ゼシカは一足先に階段を下りると、そう言って伸びをした。
「ね、ククール、少し……」
散歩してから帰ろうか、と、振り向きながら言おうとしたゼシカの言葉は、思わぬククールの行動に遮られてしまった。
ククールが片腕をゼシカの肩に回し、反対側の肩に顎を乗せる状態でその身体を預けてきたのだ。
ちょうどゼシカがククールに肩を貸しているような体勢になってしまっている。
「なっ……ちょ、ちょっとククール！どうしたのよ？」
振り向くことの叶わなかったゼシカは、その視線だけをククールの方に向けた。
顔をそちらに向けることも出来ただろうが、ゼシカにはどうしてもそれが出来なかったのだ。
「もしかして、酔っ払いすぎちゃった……とか？」
今しがた夜風で冷まされたはずの身体が酔い以外の何かで再び火照るのを感じながら、ゼシカは辛うじて言葉を絞り出した。
「ああ……恥ずかしながらな。座ってる時はさほどでもなかったんだが」
ククールはそう言うと顔をゼシカとは反対側に向けてから大きく息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。
その動作の一部始終を背中で感じることは、ゼシカには刺激が強すぎた。
このような状態になった酔っ払いを介抱した経験がないことも相俟って、ゼシカはどうすれば良いか分からないままにククールの様子を観察する。
やがてククールはゆっくりと顔をゼシカの側に向けると、空いた側の手で前方を指差しながらこう言った。
「涼しくて気持ちいいわね」
ゼシカは一足先に階段を下りると、そう言って伸びをした。
「ね、ククール、少し……」
散歩してから帰ろうか、と、振り向きながら言おうとしたゼシカの言葉は、思わぬククールの行動に遮られてしまった。
ククールが片腕をゼシカの肩に回し、反対側の肩に顎を乗せる状態でその身体を預けてきたのだ。
ちょうどゼシカがククールに肩を貸しているような体勢になってしまっている。
「なっ……ちょ、ちょっとククール！どうしたのよ？」
振り向くことの叶わなかったゼシカは、その視線だけをククールの方に向けた。
顔をそちらに向けることも出来ただろうが、ゼシカにはどうしてもそれが出来なかったのだ。
「もしかして、酔っ払いすぎちゃった……とか？」
今しがた夜風で冷まされたはずの身体が酔い以外の何かで再び火照るのを感じながら、ゼシカは辛うじて言葉を絞り出した。
「ああ……恥ずかしながらな。座ってる時はさほどでもなかったんだが」
ククールはそう言うと顔をゼシカとは反対側に向けてから大きく息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。
その動作の一部始終を背中で感じることは、ゼシカには刺激が強すぎた。
このような状態になった酔っ払いを介抱した経験がないことも相俟って、ゼシカはどうすれば良いか分からないままにククールの様子を観察する。
やがてククールはゆっくりと顔をゼシカの側に向けると、空いた側の手で前方を指差しながらこう言った。
785 ：『so sweet…』・後編7/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 01:12:52 ID:Ub0xac5k
「今はルーラできそうもねぇや。わりぃけど、宿屋で少し休ませてくれないか？」
ククールに他意は無かった。
以前に酔った状態でルーラを唱えて失敗したことを思い出し、万が一にもゼシカに怪我をさせるわけにはいかない、と、強烈な睡魔に襲われる中でただそれだけを考えての提案だったのだ。
しかし、そんなことを耳元で吐息混じりに言われたゼシカはたまったものではない。
一瞬にして頭の中が真っ白になってしまった。
宿屋で休む、ということは、つまりいわゆる……。
ククールに寄り掛かられ固まったままの姿勢でゼシカは頭の中の真っ白な霧を必死に振り払い、もの凄い勢いであれこれと考えを巡らせる。
酔った勢いで云々……という定番の話は耳にしたことがある。
もしやククールのこの行動は、自分を誘うための手の込んだ演技ではなかろうか？
しかし純粋に辛そうにも見受けられるので、この懸念は取り越し苦労かもしれない。
ここまで酔った姿は見たことがないし、大体ククールはいつも何かにつけては口説き文句を口走るので、たとえしらふだったとしてもその正否を見極めること自体が難しい。
今の状態でベッドに放り込めばそのまま寝てしまうかもしれない。
しかし仮に寝たとしても、回復までに一体どのくらいの時間がかかるのかが全く判らない。
起こすタイミングなど皆目見当もつかないし、起きるまで待っていて朝になってしまうのもよろしくない。
それでは自分も休めないし、何より他の仲間たちに朝帰りと思われてしまうことが問題だ。
はっきり言ってそれは嫌すぎる。
「なぁゼシカ、宿屋に……」
ククールに他意は無かった。
以前に酔った状態でルーラを唱えて失敗したことを思い出し、万が一にもゼシカに怪我をさせるわけにはいかない、と、強烈な睡魔に襲われる中でただそれだけを考えての提案だったのだ。
しかし、そんなことを耳元で吐息混じりに言われたゼシカはたまったものではない。
一瞬にして頭の中が真っ白になってしまった。
宿屋で休む、ということは、つまりいわゆる……。
ククールに寄り掛かられ固まったままの姿勢でゼシカは頭の中の真っ白な霧を必死に振り払い、もの凄い勢いであれこれと考えを巡らせる。
酔った勢いで云々……という定番の話は耳にしたことがある。
もしやククールのこの行動は、自分を誘うための手の込んだ演技ではなかろうか？
しかし純粋に辛そうにも見受けられるので、この懸念は取り越し苦労かもしれない。
ここまで酔った姿は見たことがないし、大体ククールはいつも何かにつけては口説き文句を口走るので、たとえしらふだったとしてもその正否を見極めること自体が難しい。
今の状態でベッドに放り込めばそのまま寝てしまうかもしれない。
しかし仮に寝たとしても、回復までに一体どのくらいの時間がかかるのかが全く判らない。
起こすタイミングなど皆目見当もつかないし、起きるまで待っていて朝になってしまうのもよろしくない。
それでは自分も休めないし、何より他の仲間たちに朝帰りと思われてしまうことが問題だ。
はっきり言ってそれは嫌すぎる。
「なぁゼシカ、宿屋に……」
786 ：『so sweet…』・後編8/8 ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 01:15:38 ID:Ub0xac5k
固まったままのゼシカの耳元で再度ククールが囁いたのと時を同じくして。
（「メラはだめだよ。ラリホーあたりにしといて」）
というエイトの言葉がゼシカの脳裏をよぎり、次の瞬間ゼシカはククールの言葉をかき消すようにラリホーを唱えてしまっていた。
本来味方には効かないとされる呪文だったが、ククールが酔っているせいか、あるいはゼシカの精神力の賜物か、あっさりとククールはその術中に陥った。
（ごめん、ククール。今は……今はやっぱりこうするのが一番いいと思ったの……）
心の中でククールに詫び、その吐息が寝息に変わったことが耳で認められたことでゼシカの緊張もようやく解け、ククールの方を見ることができた。
初めて至近で目の当たりにするククールの安らかな寝顔はまるで天使のようで、起きている時とのあまりのギャップに思わず笑いがこぼれてしまう。
（それなりに楽しんで貰えたようだし、まぁ、これで一応は作戦成功……よね）
ゼシカは暫しの間ククールの寝顔を堪能すると、その胸中に安堵と微かな名残惜しさを覚えつつ、腰のポーチからキメラの翼を取り出して満天の星空の中に投じた。
～ 終 ～
（「メラはだめだよ。ラリホーあたりにしといて」）
というエイトの言葉がゼシカの脳裏をよぎり、次の瞬間ゼシカはククールの言葉をかき消すようにラリホーを唱えてしまっていた。
本来味方には効かないとされる呪文だったが、ククールが酔っているせいか、あるいはゼシカの精神力の賜物か、あっさりとククールはその術中に陥った。
（ごめん、ククール。今は……今はやっぱりこうするのが一番いいと思ったの……）
心の中でククールに詫び、その吐息が寝息に変わったことが耳で認められたことでゼシカの緊張もようやく解け、ククールの方を見ることができた。
初めて至近で目の当たりにするククールの安らかな寝顔はまるで天使のようで、起きている時とのあまりのギャップに思わず笑いがこぼれてしまう。
（それなりに楽しんで貰えたようだし、まぁ、これで一応は作戦成功……よね）
ゼシカは暫しの間ククールの寝顔を堪能すると、その胸中に安堵と微かな名残惜しさを覚えつつ、腰のポーチからキメラの翼を取り出して満天の星空の中に投じた。
～ 終 ～
787 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/07/27(水) 01:17:28 ID:Ub0xac5k
長々とお付き合い下さりありがとうございました。
結局寸止めオチかよ！というお嘆きの声が聞こえるような気がしますが、
そこは作風ということでお許し下さい（笑）。
多分、ククールはいい夢見てると思います。
>>745
>>747
うふふふふ。楽しみにしてますです。
私も期待を募らせている住人の一人ですからね～。
とりあえず思いついたセリフや展開を並べ立てていって、繰り返し
肉付けをしていけばなんとなく形になるんじゃないかと思います。
ていうか、それでなんとなく形にしているのが私ですから、何とか
なるもんですよ、と言い切ります（笑）。
「SS」や「二次創作」なる言葉はこのスレで初めて知りましたし、
こんな長い文章を書くなんて、国語の授業以来だったりしますから。
結局寸止めオチかよ！というお嘆きの声が聞こえるような気がしますが、
そこは作風ということでお許し下さい（笑）。
多分、ククールはいい夢見てると思います。
>>745
>>747
うふふふふ。楽しみにしてますです。
私も期待を募らせている住人の一人ですからね～。
とりあえず思いついたセリフや展開を並べ立てていって、繰り返し
肉付けをしていけばなんとなく形になるんじゃないかと思います。
ていうか、それでなんとなく形にしているのが私ですから、何とか
なるもんですよ、と言い切ります（笑）。
「SS」や「二次創作」なる言葉はこのスレで初めて知りましたし、
こんな長い文章を書くなんて、国語の授業以来だったりしますから。
788 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/27(水) 07:25:57 ID:XiE+q/z8
779-786乙でした！うーん、ちょっと期待しちゃったけどなーｗ
ああ、甘い…
ここまでの長文書いたのは久しぶりとの事ですが、
そうは思えないぐらいよく出来てますよ！
ああ、甘い…
ここまでの長文書いたのは久しぶりとの事ですが、
そうは思えないぐらいよく出来てますよ！
789 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/28(木) 08:04:44 ID:Ufp2U6ij
保守
790 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/28(木) 15:33:01 ID:ATy4ky5m
◆aO0Gallp8sさん
大変な事態の中での大作乙です！
ひたすらいちゃいちゃするのもいいですね！！
特にイモ切り分けのところがたまらん⊂⌒~⊃｡Д｡)⊃
>>今は……今はやっぱりこうするのが一番いいと思ったの……
の最初の「……」この間にゼシカの純情を感じて萌えますた。
修道院のビールとやらを探して飲んでみようと思いまつ
大変な事態の中での大作乙です！
ひたすらいちゃいちゃするのもいいですね！！
特にイモ切り分けのところがたまらん⊂⌒~⊃｡Д｡)⊃
>>今は……今はやっぱりこうするのが一番いいと思ったの……
の最初の「……」この間にゼシカの純情を感じて萌えますた。
修道院のビールとやらを探して飲んでみようと思いまつ
791 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/28(木) 18:01:03 ID:VzaHcElg
>>今は……今はやっぱりこうするのが一番いいと思ったの……
持ってき方次第てことやね。がんばれククール
持ってき方次第てことやね。がんばれククール
792 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/28(木) 20:11:16 ID:3usHSyL3
そう言えばシャンパンと言えばあれ、という銘柄も修道院ゆかりのものだったね。
修道院ブランドおそるべし！
修道院ブランドおそるべし！
793 ： ◆aO0Gallp8s ：2005/07/28(木) 22:52:46 ID:ROfRnrjD
みなさま、ご感想ありがとうございます。
私の中では二人とも「旅の目的達成まではそちらに集中しなきゃ」と
考えているって感じなので、どうしてもこんな展開になってしまうのですよ。
お互いに意識はしてるんだけど……というジリジリ感が好きなのです。
>>修道院のビールとやらを探して飲んでみようと思いまつ
ククールが言っているように普通のよりキツいので、ご利用は計画的にどうぞ（笑）。
>>シャンパンと言えばあれ、という銘柄も修道院ゆかりのものだったね。
わ…わからない＿|￣|○ ていうか、シャンパン自体が縁遠いもんですから。
ビールは資料と称して飲んだんですけどね。あとで酒事典で調べてみようっと。
私の中では二人とも「旅の目的達成まではそちらに集中しなきゃ」と
考えているって感じなので、どうしてもこんな展開になってしまうのですよ。
お互いに意識はしてるんだけど……というジリジリ感が好きなのです。
>>修道院のビールとやらを探して飲んでみようと思いまつ
ククールが言っているように普通のよりキツいので、ご利用は計画的にどうぞ（笑）。
>>シャンパンと言えばあれ、という銘柄も修道院ゆかりのものだったね。
わ…わからない＿|￣|○ ていうか、シャンパン自体が縁遠いもんですから。
ビールは資料と称して飲んだんですけどね。あとで酒事典で調べてみようっと。
794 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 00:23:15 ID:tSbaHCJS
ﾁﾗｼの裏、多くてｳｻﾞｽ
795 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 00:30:42 ID:M2u/AU0R
>>794 ？？
796 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 00:32:19 ID:sBunWood
禿同
特に>>764
特に>>764
797 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 00:35:51 ID:tSbaHCJS
798 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 03:46:21 ID:QdV+d5zU
799 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 08:42:35 ID:tSbaHCJS
だいぶ前から我慢してたっての。
前スレからログ読んでみろ。
なんでここで人の日記を読まなきゃならんのだ。
前スレからログ読んでみろ。
なんでここで人の日記を読まなきゃならんのだ。
800 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 12:20:59 ID:CtR4687z
794とかは言い過ぎだけど、確かに最近個人宛ての私信や近況レスなどが増えて、
ちょっと個人サイトの掲示板みたくなってきてるのが気になったな。
ククゼシまとめサイトに掲示板を設けてみるのはどうかな？と少しだけ思ったのだけどどうかな。
で、ここってたまにうるさすぎる自治者が出てくるのも…かえってギスギスに感じてしまう。
でも、スレの雰囲気がどうも…と感じてきた人は、注文を言う前に自分も何か楽しいネタでもを振ってみましょうや。(・∀・)
ちょっと個人サイトの掲示板みたくなってきてるのが気になったな。
ククゼシまとめサイトに掲示板を設けてみるのはどうかな？と少しだけ思ったのだけどどうかな。
で、ここってたまにうるさすぎる自治者が出てくるのも…かえってギスギスに感じてしまう。
でも、スレの雰囲気がどうも…と感じてきた人は、注文を言う前に自分も何か楽しいネタでもを振ってみましょうや。(・∀・)
801 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 14:13:18 ID:CfUy3Ggt
802 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 15:13:55 ID:sBunWood
確かに雰囲気わるくなるのは嫌だけど、ここを個人サイトと考えられちゃ困る。
803 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 18:18:27 ID:c7txL/7t
だが自分たちで雰囲気悪くして、スレを廃れさせたいのか？
物には言い方ってもんがあるだろうよ。
物には言い方ってもんがあるだろうよ。
804 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 19:01:39 ID:CtR4687z
＞物には言い方ってもんがあるだろうよ
798や803もね。特に798。
だからさ。800以降は別にトゲのある言い方で雰囲気悪くする事までは肯定してないでしょ。
最近の流れは自分も実は…とだけ言ってるんであって。過度な自治厨も荒れる元だよ。
794も794なら798も798だ。どちらもうっとおしい。
798や803もね。特に798。
だからさ。800以降は別にトゲのある言い方で雰囲気悪くする事までは肯定してないでしょ。
最近の流れは自分も実は…とだけ言ってるんであって。過度な自治厨も荒れる元だよ。
794も794なら798も798だ。どちらもうっとおしい。
805 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 19:03:22 ID:366IP72/
もうちょっとで書きあがるのでＳＳ投下したいんだけど・・・。
いいかな？
いいかな？
806 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 20:36:23 ID:u303pVnK
>>805
いいとも！
いいとも！
807 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 20:42:36 ID:LilOD7wR
＞物には言い方ってもんがあるだろうよ
>>804もだけどね。
そう思ってる人が数名いたんなら、でるべくしてでた話題って感じもするな。
実は漏れもだけど。
スレからひっそりと人がいなくなっていくよりいいよ。
>>804もだけどね。
そう思ってる人が数名いたんなら、でるべくしてでた話題って感じもするな。
実は漏れもだけど。
スレからひっそりと人がいなくなっていくよりいいよ。
808 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/29(金) 20:43:54 ID:LilOD7wR
809 ： ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:09:46 ID:lW665t1d
>>806,808さん、ありがとうございます。８０５です。
初投下のくせに長くなっちゃいました、すいません。
初投下のくせに長くなっちゃいました、すいません。
810 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/30(土) 14:21:47 ID:yjxN5zIp
まぁ、気長に待つからノンビリやりなぃ
811 ：『知らない人』 １／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:22:01 ID:lW665t1d
「ようこそ防具の店に。ご用はなんでしょう？」
「たびびとの服を一つお願いしたいんだけど」
「７０Ｇになりますがよろしいですか？ こちらで装備なさいますか？」
「あ、いえ、違うの。私用じゃなくて、そっちにかけてある紳士用のが欲しいの」
「ああ、プレゼント用でしたか。リボンでもお付けいたしましょうか？」
「いいえ、実用品だから大袈裟にしないで、簡単に包んでちょうだい」
「ありがとうございました。またおいでくださいませ」
買ってしまった・・・。
本人の好みも訊かずに勝手にこんな事したら気を悪くするかしら。
でも仕方ないわ。
これから夏になるっていうのにあんな格好、見ているこっちが暑苦しくなる。
全身真っ赤で、ブーツは膝上まであって、おまけにマントまで羽織ってるのよ。
確かに修道院の建物は、川が近かったせいか風通しがいいのか、ひんやり涼しかったけど、もう騎士団はやめたんだから・・・。
そう、やめたはずなのに、何故彼はいつまでも騎士団の服を着続けているんだろう・・・。
ラプソーンとの戦いに勝ち、トロデーン城で祝杯をあげる時、私たちは装備していた重い鎧や盾、かぶとを脱ぎ、楽な格好に戻った。
戦いの間に集めた装備品や道具は、あの杖が封印されていた部屋を改装してそこに展示室を造ろうというトロデ王の提案に賛成し、特別思い入れのない物は全て城に残してきた。
ルーラの使えない私は皆に会いたくなった時すぐにどこでも行けるように、風のぼうしを譲り受けた。後はリーザス村を出る時に着ていたたびびとの服と、いつの間にかエイトたちに持ち出されていた普段着だけ持って故郷に帰った。
そして彼、ククールはレイピアと騎士団の服と指輪。そして騎士団長の指輪を持って、ひとまずドニの町へ落ち着くと言って城を離れていった。
「たびびとの服を一つお願いしたいんだけど」
「７０Ｇになりますがよろしいですか？ こちらで装備なさいますか？」
「あ、いえ、違うの。私用じゃなくて、そっちにかけてある紳士用のが欲しいの」
「ああ、プレゼント用でしたか。リボンでもお付けいたしましょうか？」
「いいえ、実用品だから大袈裟にしないで、簡単に包んでちょうだい」
「ありがとうございました。またおいでくださいませ」
買ってしまった・・・。
本人の好みも訊かずに勝手にこんな事したら気を悪くするかしら。
でも仕方ないわ。
これから夏になるっていうのにあんな格好、見ているこっちが暑苦しくなる。
全身真っ赤で、ブーツは膝上まであって、おまけにマントまで羽織ってるのよ。
確かに修道院の建物は、川が近かったせいか風通しがいいのか、ひんやり涼しかったけど、もう騎士団はやめたんだから・・・。
そう、やめたはずなのに、何故彼はいつまでも騎士団の服を着続けているんだろう・・・。
ラプソーンとの戦いに勝ち、トロデーン城で祝杯をあげる時、私たちは装備していた重い鎧や盾、かぶとを脱ぎ、楽な格好に戻った。
戦いの間に集めた装備品や道具は、あの杖が封印されていた部屋を改装してそこに展示室を造ろうというトロデ王の提案に賛成し、特別思い入れのない物は全て城に残してきた。
ルーラの使えない私は皆に会いたくなった時すぐにどこでも行けるように、風のぼうしを譲り受けた。後はリーザス村を出る時に着ていたたびびとの服と、いつの間にかエイトたちに持ち出されていた普段着だけ持って故郷に帰った。
そして彼、ククールはレイピアと騎士団の服と指輪。そして騎士団長の指輪を持って、ひとまずドニの町へ落ち着くと言って城を離れていった。
812 ：『知らない人』 2／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:23:20 ID:lW665t1d
それを見て、私何だか落ち着かない気持ちになった。
ククールは事あるごとに「オレは修道院から解放された」なんて言ってるけど、本心は違うのかもって。
僧侶は彼の天職なんじゃないかっていうのは、前からずっと思ってた。
回復呪文が得意とか、邪悪な気配に対する勘が並外れているとかそういうことだけじゃなく、神聖なものに対する敬意とか、呪いにかけられたトロデーンの人たちに祈りを捧げる姿なんかを見ていると、誰よりも純粋な気持ちで神様と向き合っているんだと思う。
でも、もしククールがそれに気付いてしまったら・・・。修道院に戻るようなことになってしまったら、彼自身の幸せはどうなるの？
・・・いいえ、違う。こんなのは言い訳。傍から見て窮屈な暮らしでも、自らの意思でそれを選ぶのなら、それは幸せな人生。
私は私自身の気持ちのために、ククールに修道院に戻ってほしくないのよ。
気がつくと、大分陽が高くなっていた。
いけない、急いでトロデーン城へ行かないと。
今日はミーティア姫がサヴェッラ大聖堂へと旅立つ日。あのチャゴス王子と結婚するために・・・。
正直その知らせを受けた時はビックリしたわ。あの王子の最低を見て、まだそんな話が続いてるなんて。
出発前に姫と話をして、本当にそれでいいのか気持ちを聞きたい。
出発前で忙しいでしょうに、姫様は私を自室に通して人払いをしてくれた。
でも私の「チャゴス王子なんかと本当に結婚する気なの？」という問いかけに対する姫様の答えは「王族のつとめだから」の一点張り。意外な頑固さにこれまたビックリ。
ミーティア姫の固い決意を知った私は、先に中庭へと向かう。
途中でエイトとばったり会って、ククールとヤンガスはもう中庭に行っていると教えてもらう。
エイトはこの結婚のこと、どう思ってるのかしら。自分の心の中を話してくれる人じゃないから、気持ちを読み取るのは難しいけれど・・・。
今の私に言えるのはこの言葉だけ。
「早くミーティア姫のところに行ってあげて」
ククールは事あるごとに「オレは修道院から解放された」なんて言ってるけど、本心は違うのかもって。
僧侶は彼の天職なんじゃないかっていうのは、前からずっと思ってた。
回復呪文が得意とか、邪悪な気配に対する勘が並外れているとかそういうことだけじゃなく、神聖なものに対する敬意とか、呪いにかけられたトロデーンの人たちに祈りを捧げる姿なんかを見ていると、誰よりも純粋な気持ちで神様と向き合っているんだと思う。
でも、もしククールがそれに気付いてしまったら・・・。修道院に戻るようなことになってしまったら、彼自身の幸せはどうなるの？
・・・いいえ、違う。こんなのは言い訳。傍から見て窮屈な暮らしでも、自らの意思でそれを選ぶのなら、それは幸せな人生。
私は私自身の気持ちのために、ククールに修道院に戻ってほしくないのよ。
気がつくと、大分陽が高くなっていた。
いけない、急いでトロデーン城へ行かないと。
今日はミーティア姫がサヴェッラ大聖堂へと旅立つ日。あのチャゴス王子と結婚するために・・・。
正直その知らせを受けた時はビックリしたわ。あの王子の最低を見て、まだそんな話が続いてるなんて。
出発前に姫と話をして、本当にそれでいいのか気持ちを聞きたい。
出発前で忙しいでしょうに、姫様は私を自室に通して人払いをしてくれた。
でも私の「チャゴス王子なんかと本当に結婚する気なの？」という問いかけに対する姫様の答えは「王族のつとめだから」の一点張り。意外な頑固さにこれまたビックリ。
ミーティア姫の固い決意を知った私は、先に中庭へと向かう。
途中でエイトとばったり会って、ククールとヤンガスはもう中庭に行っていると教えてもらう。
エイトはこの結婚のこと、どう思ってるのかしら。自分の心の中を話してくれる人じゃないから、気持ちを読み取るのは難しいけれど・・・。
今の私に言えるのはこの言葉だけ。
「早くミーティア姫のところに行ってあげて」
813 ：『知らない人』 3／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:24:45 ID:lW665t1d
中庭に出てみると、改めてこのお城ってこんなに美しかったんだと感動する。呪いが完全に解けて、本当に良かった。
階段のそばには懐かしい人たちの姿。変よね。懐かしくなるほど長い時間は経っていないのに。
ククールの服装は心配していた通り、暑苦しい騎士団の服。
でも、それはいいわ。予想していた通りだから。それよりも何よ、あのバニーと踊り子は！
「よう、ゼシカ久しぶり、元気そうだな」
ククールが私に気付いてこっちに近づいてくる。
「ええ、おかげさまで。ところでそちらの方達は？」
「ああ、踊り子のマーニャちゃんと、バニーのミーニャちゃん。サヴェッラまで一緒に来て、いろいろ手伝ってくれるんだ」
手伝うって、一体何をよ！ 今日はミーティア姫にとって特別な日なのに。あんな最低王子とイヤイヤ結婚するために旅立たなきゃいけない日だっていうのに、チャラチャラ両手に花やってる場合じゃないでしょう！
・・・私バカみたい。ククールはこうしてちゃんと楽しくやってるんじゃない。
帰るところがないんじゃないかとか、修道院に戻ってしまうんじゃないかとか、大きなお世話よね。
よく考えるとたびびとの服なんて安物だし、ククールには似合わないだろうし、騎士団の服って布地も上等だし案外着心地いいのかもしれない。
なによ、踊り子さんとヒソヒソ話なんか始めちゃって、そういうのって感じ悪いと思うわ。
きれいな中庭にゴミを散らかすようで申し訳ないけど、とりあえずこの包みは階段の下へ隠しておこう。
包みをそっと下に落として後ろ足で押し込んだので、誰にも気付かれていない。
この旅が終わったら、こっそり取りにこよう。だからそれまでここに置かせておいてね。
階段のそばには懐かしい人たちの姿。変よね。懐かしくなるほど長い時間は経っていないのに。
ククールの服装は心配していた通り、暑苦しい騎士団の服。
でも、それはいいわ。予想していた通りだから。それよりも何よ、あのバニーと踊り子は！
「よう、ゼシカ久しぶり、元気そうだな」
ククールが私に気付いてこっちに近づいてくる。
「ええ、おかげさまで。ところでそちらの方達は？」
「ああ、踊り子のマーニャちゃんと、バニーのミーニャちゃん。サヴェッラまで一緒に来て、いろいろ手伝ってくれるんだ」
手伝うって、一体何をよ！ 今日はミーティア姫にとって特別な日なのに。あんな最低王子とイヤイヤ結婚するために旅立たなきゃいけない日だっていうのに、チャラチャラ両手に花やってる場合じゃないでしょう！
・・・私バカみたい。ククールはこうしてちゃんと楽しくやってるんじゃない。
帰るところがないんじゃないかとか、修道院に戻ってしまうんじゃないかとか、大きなお世話よね。
よく考えるとたびびとの服なんて安物だし、ククールには似合わないだろうし、騎士団の服って布地も上等だし案外着心地いいのかもしれない。
なによ、踊り子さんとヒソヒソ話なんか始めちゃって、そういうのって感じ悪いと思うわ。
きれいな中庭にゴミを散らかすようで申し訳ないけど、とりあえずこの包みは階段の下へ隠しておこう。
包みをそっと下に落として後ろ足で押し込んだので、誰にも気付かれていない。
この旅が終わったら、こっそり取りにこよう。だからそれまでここに置かせておいてね。
814 ：『知らない人』 4／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:26:19 ID:lW665t1d
「まったくあの野郎！ なーにが平民ふぜいは式に招待できないだ！ ムカツクぜ」
ククールがテーブルを拳で叩き、怒りをあらわにしている。いつもクールにしているのに、ちょっと珍しいかも。
「王者の儀式からだいぶたったが、あの様子じゃ、あいかわらず性根はくさったままだな」
全く同感。このままじゃ、姫様がかわいそうすぎる。
「なあ、エイト？ 親父さんの指輪をクラビウス王に見せてみたらどうだ？ クラビウス王もお前が亡き兄の息子だってわかれば、考えを変えるかもしれないぜ」
でもエイトは首を縦に振らなかった。王族の方々は法皇の館にお泊りになってる。当然警備だって甘くはない。自分が近衛隊長とはいえ、大臣に帰るよう言われている以上、穏便に館に入ることは無理だろうと。
「ヤッホー、ククールー」
そこへ拍子抜けするような声をあげながら、マーニャさんとミーニャさんが入ってきた。
「頼まれてたことＯＫよ～」
何を頼んでたのよ、この深刻な時に。
「ああ、ありがとう、さすがだな。二人に頼んで間違いなかったよ」
「あたいたちの魅力をもってすれば当然よ。楽勝、楽勝」
何のことかと思ったら、なんと、マーニャさんは法皇の館側の天の道の見張りを、ミーニャさんは大聖堂側の見張りを、昼の間に仲良くなって、夜の勤務時間に抜け出させる約束をしてきたんだという。
「見張りなんて、どっちか片方にいればいいじゃないって言ったら、あっさりよ」
サヴェッラに着いてすぐに姿が見えないと思ったら、そういうことだったの」
ククールが懐から聖堂騎士団の指輪を取り出し、エイトに渡す。
いえ、よく見ると色が違う。あれはそう、騎士団長の、マルチェロの指輪だ。
「館の前まではオレも一緒に行く。万一誰かに見咎められても、お前のことは制服の準備が間に合わなかった新米で押し通す。その時にはその指輪を見せろ。それは正真正銘騎士団員しか持てない指輪だ、誰も疑わない」
騎士団の制服に、騎士団の指輪が二つ・・・。もしかしてククールは、ラプソーンを倒したすぐ後から、この日のことを考えて計画してきたんだろうか・・・。
815 ：『知らない人』 5／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:27:03 ID:lW665t1d
「ククール、そろそろ待ち合わせの時間よ」
「ああ、じゃあ行こうか」
ククールがエイトを促して立ち上がる」
「アッシは何をすればいいでがすか？」
「悪いな、ヤンガスとゼシカはここで待っててくれ。二人ともちょっと目立ちすぎるんだ」
そうして、宿には私とヤンガスだけが残された。
「ククールのヤロウ、アッシらを除け者にしやがって」
「そうね」
「あんな計画、一人で立てやがって、一言相談してくれればいいものを」
「そうね」
気の抜けた返事しか出来ない私。
「・・・うまくいくといいでがすね」
「・・・本当にそうね」
願いは虚しく、エイトはお父様の形見のアルゴンリングをクラビウス王に取り上げられ、肩を落として帰ってきた。
私達はエイトに何もいうことが出来ず、眠れぬ夜を過ごした。
「ああ、じゃあ行こうか」
ククールがエイトを促して立ち上がる」
「アッシは何をすればいいでがすか？」
「悪いな、ヤンガスとゼシカはここで待っててくれ。二人ともちょっと目立ちすぎるんだ」
そうして、宿には私とヤンガスだけが残された。
「ククールのヤロウ、アッシらを除け者にしやがって」
「そうね」
「あんな計画、一人で立てやがって、一言相談してくれればいいものを」
「そうね」
気の抜けた返事しか出来ない私。
「・・・うまくいくといいでがすね」
「・・・本当にそうね」
願いは虚しく、エイトはお父様の形見のアルゴンリングをクラビウス王に取り上げられ、肩を落として帰ってきた。
私達はエイトに何もいうことが出来ず、眠れぬ夜を過ごした。
816 ：『知らない人』 6／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:28:31 ID:lW665t1d
朝になってベッドから身体を起こすと、エイトは疲れきった顔で眠っていたが、ククールとヤンガスは既に目を覚ましていた。
エイトを起こさぬように、無言のまま外に出る。
「うっ、うっ。かわいそうな兄貴。クラビウス王もひどい事するでがす。あんまりでがすよ」
「まったくだわ。せめてアルゴンリングだけでも返してもらえないかしら。たった一つのご両親の形見ですもの」
「いや、ここまできたら指輪だけなんでケチなこと言わずに、姫様もさらっちまおうぜ。ミーティア姫も本当はそれを望んでるだろうに、エイトの奴もわかってないよな」
「そんなにこの結婚を止めたいの？」
ちょっと意外な気がして聞いてしまった。ククールって、こんなにおせっかいだったかしら。
「ああ、まあな。エイトの奴には何とか幸せになってもらいたいんだよ。こう見えても、あいつには誰よりも感謝してるんだぜ？ あいつのおかげでいろんなものが変わったからな」
「それは聞き捨てならんでがす。誰よりも兄貴に感謝してるのは、このアッシでがす」
「ああ、はいはい、わかったよ。ヤンガスの次ぐらいに感謝してるよ。ついでにおせっかいも移っちまったようだけどな」
「わかればいいでがす。それじゃあアッシはちょっくら先に大聖堂の様子を見てくるでがす」
ヤンガスが走り去って二人きりになったので、私は今のうちに勝手に誤解したことを謝っておくことにした。
「あの、ククール、ごめんなさい。私、マーニャさんとミーニャさんのこと、チャラチャラした女たちなんて言ったりして・・・」
エイトたち為に力を貸してくれたのに、本当に失礼だったわ」
「へ？ そんな事言ったっけ？ いつ？」
「いつって、トロデーン城を出る前・・・」
そこでハッと気付く。あれはエイトに対して言ってしまった言葉で、ククールたちの耳には聞こえていなかったのだ。
ああ、私のバカ。言わなければ知られずに済んだのに、思い切り墓穴掘っちゃった。
でも、謝らなきゃいけないとは思うし、ああ、どうしたらいいの？」
エイトを起こさぬように、無言のまま外に出る。
「うっ、うっ。かわいそうな兄貴。クラビウス王もひどい事するでがす。あんまりでがすよ」
「まったくだわ。せめてアルゴンリングだけでも返してもらえないかしら。たった一つのご両親の形見ですもの」
「いや、ここまできたら指輪だけなんでケチなこと言わずに、姫様もさらっちまおうぜ。ミーティア姫も本当はそれを望んでるだろうに、エイトの奴もわかってないよな」
「そんなにこの結婚を止めたいの？」
ちょっと意外な気がして聞いてしまった。ククールって、こんなにおせっかいだったかしら。
「ああ、まあな。エイトの奴には何とか幸せになってもらいたいんだよ。こう見えても、あいつには誰よりも感謝してるんだぜ？ あいつのおかげでいろんなものが変わったからな」
「それは聞き捨てならんでがす。誰よりも兄貴に感謝してるのは、このアッシでがす」
「ああ、はいはい、わかったよ。ヤンガスの次ぐらいに感謝してるよ。ついでにおせっかいも移っちまったようだけどな」
「わかればいいでがす。それじゃあアッシはちょっくら先に大聖堂の様子を見てくるでがす」
ヤンガスが走り去って二人きりになったので、私は今のうちに勝手に誤解したことを謝っておくことにした。
「あの、ククール、ごめんなさい。私、マーニャさんとミーニャさんのこと、チャラチャラした女たちなんて言ったりして・・・」
エイトたち為に力を貸してくれたのに、本当に失礼だったわ」
「へ？ そんな事言ったっけ？ いつ？」
「いつって、トロデーン城を出る前・・・」
そこでハッと気付く。あれはエイトに対して言ってしまった言葉で、ククールたちの耳には聞こえていなかったのだ。
ああ、私のバカ。言わなければ知られずに済んだのに、思い切り墓穴掘っちゃった。
でも、謝らなきゃいけないとは思うし、ああ、どうしたらいいの？」
817 ：『知らない人』 7／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:29:49 ID:lW665t1d
「おう、エイト、起きたのか」
天の助け。良いところでエイトが宿から出てきてくれた。今のうちに少し落ち着こう。
何気なく、大聖堂の方を見上げると、もう石段のところはすごい人だかりだった。結婚式はもう始まってしまったかしら。
「オレたちは仲間だ。お前が何かするつもりなら力を貸すぜ」
ククールがエイトの肩を叩く。その言葉に背中を押されるように、エイトは大聖堂へ続く階段を一気に駆け上がっていった。
「やれやれ、やっと行ったか。全く世話のやける奴だぜ」
「ホントね、あっ！」
エイトの前に立ちはだかった騎士団員を、ヤンガスが殴り倒すのが見えた。
「あいつはすぐにアレだ。もっとオレみたいにスマートにやれないもんかね」
「仕方ないわよ、ヤンガスだもの」
私たちも加勢すべく、石段を上る。
「でも、私まで置いていくことないじゃない。お色気だったら、バニーにも踊り子にも負けないのに」
「ゼシカが他の野郎を誘ってる姿なんて、考えただけでも我慢できないね」
えっ、それって・・・。
「皆さん、落ち着いてください！」
目の前で起こった乱闘にざわついていた見物人たちが、ククールの一声で静かになる。
「賊は、我々聖堂騎士団にお任せください。みなさんは危険ですから、端の方に寄っていてください。大丈夫、危険はありません！」
良く聞くと、危険はないけど、危険だから端に寄れってメチャクチャなんだけど、ククールにはやはりカリスマ性があるのか、皆ククールの支持に従う。
あの整った顔から、ちょっと低めの甘い声で、大丈夫、なんて言われたら、まあ信じちゃうわよね大抵は。
私だっていつも見慣れた騎士団服姿なのに、今日は何だか貫禄があるようにも見えるわ。
天の助け。良いところでエイトが宿から出てきてくれた。今のうちに少し落ち着こう。
何気なく、大聖堂の方を見上げると、もう石段のところはすごい人だかりだった。結婚式はもう始まってしまったかしら。
「オレたちは仲間だ。お前が何かするつもりなら力を貸すぜ」
ククールがエイトの肩を叩く。その言葉に背中を押されるように、エイトは大聖堂へ続く階段を一気に駆け上がっていった。
「やれやれ、やっと行ったか。全く世話のやける奴だぜ」
「ホントね、あっ！」
エイトの前に立ちはだかった騎士団員を、ヤンガスが殴り倒すのが見えた。
「あいつはすぐにアレだ。もっとオレみたいにスマートにやれないもんかね」
「仕方ないわよ、ヤンガスだもの」
私たちも加勢すべく、石段を上る。
「でも、私まで置いていくことないじゃない。お色気だったら、バニーにも踊り子にも負けないのに」
「ゼシカが他の野郎を誘ってる姿なんて、考えただけでも我慢できないね」
えっ、それって・・・。
「皆さん、落ち着いてください！」
目の前で起こった乱闘にざわついていた見物人たちが、ククールの一声で静かになる。
「賊は、我々聖堂騎士団にお任せください。みなさんは危険ですから、端の方に寄っていてください。大丈夫、危険はありません！」
良く聞くと、危険はないけど、危険だから端に寄れってメチャクチャなんだけど、ククールにはやはりカリスマ性があるのか、皆ククールの支持に従う。
あの整った顔から、ちょっと低めの甘い声で、大丈夫、なんて言われたら、まあ信じちゃうわよね大抵は。
私だっていつも見慣れた騎士団服姿なのに、今日は何だか貫禄があるようにも見えるわ。
818 ：『知らない人』 8／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:40:55 ID:lW665t1d
通り道が出来たので、私達は石段を上り、ヤンガスと合流する。
「兄貴は無事に中に入ったでがすよ」
「ああ、後はどうにかして二人を逃がすだけだ。戦いの準備をしておこう」
私ったら、どうして何も武器を用意してこなかったのかしら。人を相手にあんまり魔法は撃ちたくないけど、仕方ないわ、何とか上手く手加減しよう。
大聖堂の扉が開く。身構えた私たちの目に映ったのは、純白のウエディングドレスを着たミーティア姫。そして、その隣にいるのは、エイト！
二人の手がしっかりと握られているのも見て、私たち三人は顔を見合わせ、全てを理解した。
全てうまくいったんだ！
思わず歓喜の声をあげ、二人に向かって手を振る。
見物の人たちも、拍手で二人を祝福してくれている。
ふと顔を上げると、ククールが初めて見る無邪気な顔で笑っている。
今までの彼は、笑っているときも、どこか皮肉な感じがしていたのに・・・。
そんなククールの顔を見て、私はますます嬉しくなる。
良かった。本当に良かった。
「兄貴は無事に中に入ったでがすよ」
「ああ、後はどうにかして二人を逃がすだけだ。戦いの準備をしておこう」
私ったら、どうして何も武器を用意してこなかったのかしら。人を相手にあんまり魔法は撃ちたくないけど、仕方ないわ、何とか上手く手加減しよう。
大聖堂の扉が開く。身構えた私たちの目に映ったのは、純白のウエディングドレスを着たミーティア姫。そして、その隣にいるのは、エイト！
二人の手がしっかりと握られているのも見て、私たち三人は顔を見合わせ、全てを理解した。
全てうまくいったんだ！
思わず歓喜の声をあげ、二人に向かって手を振る。
見物の人たちも、拍手で二人を祝福してくれている。
ふと顔を上げると、ククールが初めて見る無邪気な顔で笑っている。
今までの彼は、笑っているときも、どこか皮肉な感じがしていたのに・・・。
そんなククールの顔を見て、私はますます嬉しくなる。
良かった。本当に良かった。
819 ：『知らない人』 ９／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:42:36 ID:lW665t1d
トロデ王が（いつのまにか）御者を務める馬車に乗って、エイトとミーティア姫は故郷のトロデーンに帰っていく。
私達はその後姿が見えなくなるまで見送った。
「さて、全て丸く収まったことだし、軽く祝杯でもあげるか」
ククールの提案に、私もヤンガスも文句なく賛成する。
「その前に、と」
突然ククールが騎士団の服のボタンを外し始めた。
「な、何してるのよ、こんなとこで」
「野郎のストリップは見たくないでがすよ！」
私とヤンガスは止めようとしたが、よく見ると中にもう一枚着ているよう。よく今までのぼせなかったもんだわ。っていうか、さっき貫禄があるように見えたのって、単に着膨れしてたってことだったのね。
あら？ ・・・その中の服ってもしかして・・・。
「もう騎士団の服が役に立つことはないだろ。ああ、暑かった。茹だるかと思ったぜ」
いや、待って、落ち着くのよ。あんなの市販品なんだから珍しくも何ともないわ。ただの偶然・・・。
「これすげー涼しいよ、ゼシカは気が利くなあ」
やっぱり、私が買った服ーっ！！？
「・・・あーあ」
ヤンガスが大きな溜め息を付く。
「アッシは先に一杯やってるでがす。つきあってられないでがす」
一人でつぶやきながら行ってしまう。待ってよ、私を置いていかないで。
私達はその後姿が見えなくなるまで見送った。
「さて、全て丸く収まったことだし、軽く祝杯でもあげるか」
ククールの提案に、私もヤンガスも文句なく賛成する。
「その前に、と」
突然ククールが騎士団の服のボタンを外し始めた。
「な、何してるのよ、こんなとこで」
「野郎のストリップは見たくないでがすよ！」
私とヤンガスは止めようとしたが、よく見ると中にもう一枚着ているよう。よく今までのぼせなかったもんだわ。っていうか、さっき貫禄があるように見えたのって、単に着膨れしてたってことだったのね。
あら？ ・・・その中の服ってもしかして・・・。
「もう騎士団の服が役に立つことはないだろ。ああ、暑かった。茹だるかと思ったぜ」
いや、待って、落ち着くのよ。あんなの市販品なんだから珍しくも何ともないわ。ただの偶然・・・。
「これすげー涼しいよ、ゼシカは気が利くなあ」
やっぱり、私が買った服ーっ！！？
「・・・あーあ」
ヤンガスが大きな溜め息を付く。
「アッシは先に一杯やってるでがす。つきあってられないでがす」
一人でつぶやきながら行ってしまう。待ってよ、私を置いていかないで。
820 ：『知らない人』 １０／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:43:42 ID:lW665t1d
「・・・どうやって見つけたの？」
「オレがハニーから目を離すはずないだろ？」
「・・・バカ」
どうして、そういうことをテレもせずに言えるのよ。本気じゃないからじゃないかって、そう思っちゃっても仕方ないでしょう。
「でも、何であんなところに隠したりしたんだ？」
う・・・。当然の疑問なんだけど、それだけは聞かないでほしかった。勝手にヤキモチ焼いて、何て言えない・・・。
「・・・似合わないと思ったのよ。真っ赤な姿のイメージ強すぎて」
「バカだなあ、オレぐらいの美形になると、何着たって似合うもんなんだよ」
「ハイハイ、言ってなさい」
でも、ほんと、思ったより似合ってる。何だか少し子供っぽくなった感じがするけど、キザな感じが薄れて好青年って感じ。
「それに他ならぬゼシカが買ってくれた服なら、どんなのだって喜んで着るさ」
またもう、コイツは。
「ところで、一つ聞きたいんだけど・・・」
ククールは急に真剣な顔付きになる。
「な、何？」
「男がレディーに服を送る時は、それを脱がせるためだけど、女の子の場合もやっぱりそうなのかな？」
「メラゾーマ」
「うそです！ 冗談です！」
「・・・は、勘弁してあげるわ。新しい服を燃やしたくないから」
「ふう、ゼシカには冗談言うのも命がけだな」
真剣にうろたえてる。こういうところも初めて見るかも。
「オレがハニーから目を離すはずないだろ？」
「・・・バカ」
どうして、そういうことをテレもせずに言えるのよ。本気じゃないからじゃないかって、そう思っちゃっても仕方ないでしょう。
「でも、何であんなところに隠したりしたんだ？」
う・・・。当然の疑問なんだけど、それだけは聞かないでほしかった。勝手にヤキモチ焼いて、何て言えない・・・。
「・・・似合わないと思ったのよ。真っ赤な姿のイメージ強すぎて」
「バカだなあ、オレぐらいの美形になると、何着たって似合うもんなんだよ」
「ハイハイ、言ってなさい」
でも、ほんと、思ったより似合ってる。何だか少し子供っぽくなった感じがするけど、キザな感じが薄れて好青年って感じ。
「それに他ならぬゼシカが買ってくれた服なら、どんなのだって喜んで着るさ」
またもう、コイツは。
「ところで、一つ聞きたいんだけど・・・」
ククールは急に真剣な顔付きになる。
「な、何？」
「男がレディーに服を送る時は、それを脱がせるためだけど、女の子の場合もやっぱりそうなのかな？」
「メラゾーマ」
「うそです！ 冗談です！」
「・・・は、勘弁してあげるわ。新しい服を燃やしたくないから」
「ふう、ゼシカには冗談言うのも命がけだな」
真剣にうろたえてる。こういうところも初めて見るかも。
821 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/30(土) 14:44:35 ID:opJI73ab
規制回避支援 初リアルタイムｷﾀｰ
822 ：『知らない人』 １１／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 14:59:29 ID:lW665t1d
「でもなあ、ゼシカがなあ・・・」
今度は、すごく嬉しそうな顔をするククール。服が変わったせいか、どんな表情も初めて見るように見える。
「ヤキモチやいてくれるなんてなあ。今日はいい日だなあ」
一気に顔に血が昇ってしまったのがわかる。
「な、誰がいつヤキモチなんてやいたっていうのよ！ うぬぼれるのもいい加減にしなさいよ！」
ああ、ダメ、声がうわずってる。
「目の前で、他の女性と内緒話なんてしたら、そりゃあ面白くないよな、オレが悪かったよ」
「だから違うって・・・」
もう穴があったら入りたい。イオラで掘れるかしら。
「オレにとって、彼女たちは姉さんみたいな人たちなんだ。オレおぼっちゃんだったからさ、甘えっ子なんだよ」
「私だって、お嬢様だから甘えっ子よ・・・」
甘えっ子同士って、もしかして相性悪いんじゃないの？
「だから、これからもたくさんゼシカを怒らせるだろうけど、そうやっていろんなこと感じて、うまくやっていこう」
「・・・そうね」
今度は、すごく嬉しそうな顔をするククール。服が変わったせいか、どんな表情も初めて見るように見える。
「ヤキモチやいてくれるなんてなあ。今日はいい日だなあ」
一気に顔に血が昇ってしまったのがわかる。
「な、誰がいつヤキモチなんてやいたっていうのよ！ うぬぼれるのもいい加減にしなさいよ！」
ああ、ダメ、声がうわずってる。
「目の前で、他の女性と内緒話なんてしたら、そりゃあ面白くないよな、オレが悪かったよ」
「だから違うって・・・」
もう穴があったら入りたい。イオラで掘れるかしら。
「オレにとって、彼女たちは姉さんみたいな人たちなんだ。オレおぼっちゃんだったからさ、甘えっ子なんだよ」
「私だって、お嬢様だから甘えっ子よ・・・」
甘えっ子同士って、もしかして相性悪いんじゃないの？
「だから、これからもたくさんゼシカを怒らせるだろうけど、そうやっていろんなこと感じて、うまくやっていこう」
「・・・そうね」
823 ：『知らない人』 １２／12 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 15:03:36 ID:lW665t1d
この一日で、私、彼の知らなかった一面を色々見た気がする。長い時間一緒に旅してきたのに、変な話よね。私ってククールのこと、ほとんど理解していなかったのかもしれない。
それに、今まで気付かなかったヤキモチやきで子供な自分も・・・。
でも、それも悪くない。だって新しく見るククールの姿は、私を何だか嬉しい気持ちにしてくれる。
ヤキモチやくのも、ちょっとだけ楽しかったし・・・。
これからも知らない人と出会うような気持ちでドキドキしながら彼に会えたら・・・。きっと楽しくやっていけるわ。
＜終わり＞
それに、今まで気付かなかったヤキモチやきで子供な自分も・・・。
でも、それも悪くない。だって新しく見るククールの姿は、私を何だか嬉しい気持ちにしてくれる。
ヤキモチやくのも、ちょっとだけ楽しかったし・・・。
これからも知らない人と出会うような気持ちでドキドキしながら彼に会えたら・・・。きっと楽しくやっていけるわ。
＜終わり＞
824 ： ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/30(土) 15:05:52 ID:lW665t1d
>>821さん、支援ありがとうございました。
初リアルタイムが、こんな長い話でごめんなさい・・・。
初リアルタイムが、こんな長い話でごめんなさい・・・。
825 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/30(土) 15:39:26 ID:sxfkjIlS
826 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/30(土) 16:46:56 ID:s1ToXiLW
827 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/30(土) 19:23:21 ID:lIS8cpp1
>824
ＧＪ！ｲｲﾖｲｲﾖｰ！
ＧＪ！ｲｲﾖｲｲﾖｰ！
828 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/30(土) 21:47:47 ID:733WHjT3
……………………（じーん
ここまで内容の濃いＳＳを読んだのは本当久しぶり。
乙！乙！とにかく乙です！
ここまで内容の濃いＳＳを読んだのは本当久しぶり。
乙！乙！とにかく乙です！
829 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/30(土) 21:52:53 ID:QGCTvnLb
>>８２４
乙です！２回も読み返しちゃったよ！
>イオラで掘れるかしら
ワロタ。(´∀｀*)
ありがとん！
乙です！２回も読み返しちゃったよ！
>イオラで掘れるかしら
ワロタ。(´∀｀*)
ありがとん！
831 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/31(日) 12:33:26 ID:d6BcI9qJ
ｶﾞﾝｶﾞﾚ
832 ：『星に願いを』1/7 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/31(日) 15:32:53 ID:zFnwmlQt
ゼシカの手には杖が握られていた。
かつてはトロデーン城の最上階に封印されていた杖。
その正体は、遠い昔、神鳥レティスの力を借りた７賢者が、暗黒神ラプソーンを封印した杖だった。
その杖を手にした者は、暗黒神の意思に操られ、賢者の末裔の命を奪う為の道具となってしまう。
ゼシカの目の前にいる若者の名はチェルス。気の良い純朴な青年である彼は、自らに流れる血の尊さを知らない。
『ダメ、彼を殺しちゃダメ』
体が思い通りにならない。チェルスの背後に忍びよったゼシカは、杖を頭上高く振り上げる。
『いや、お願い、チェルス、逃げて！』
願いは虚しく、杖はチェルスの背に突き立てられる。
『イヤーッ！』
かつてはトロデーン城の最上階に封印されていた杖。
その正体は、遠い昔、神鳥レティスの力を借りた７賢者が、暗黒神ラプソーンを封印した杖だった。
その杖を手にした者は、暗黒神の意思に操られ、賢者の末裔の命を奪う為の道具となってしまう。
ゼシカの目の前にいる若者の名はチェルス。気の良い純朴な青年である彼は、自らに流れる血の尊さを知らない。
『ダメ、彼を殺しちゃダメ』
体が思い通りにならない。チェルスの背後に忍びよったゼシカは、杖を頭上高く振り上げる。
『いや、お願い、チェルス、逃げて！』
願いは虚しく、杖はチェルスの背に突き立てられる。
『イヤーッ！』
833 ：『星に願いを』２/7 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/31(日) 15:34:11 ID:zFnwmlQt
見覚えのある天井が目に映る。
ここはベルがラックのホテルの一室。
『またこの夢・・・』
汗だくになったゼシカはベッドから身を起こす。
暗くてよくわからないが、仲間を起こさずに済んだようだ。
明日（もう今日になっているかもしれないが）は聖地ゴルドで戴冠式が行われる。あのマルチェロが新しい法皇になる日だ。
ニノ大司教の事を考えると不謹慎ではあったが、決戦の前夜というのは気持ちが昂ぶるものだ。
リラックスする為にカジノで遊び、ついでに強力な装備品が手に入れられれば一石二鳥というものだ。
おかげで、ルーレットで大当たりして、いのりの指輪４つと交換できる程度には儲けた。適度に興奮して疲れて、今夜はぐっすり眠れると思っていたのに、すっかり目が覚めてしまった。
ゼシカは、杖の呪縛から解放された後、先ほどのような悪夢にうなされることが多くなった。
仲間たちに心配をかけることを怖れていたが、幸い皆、昼間の戦いで疲れきっているので、気付かれることはなかった。
ゼシカは足音を忍ばせて部屋を出る。
誰もいないところに行きたかった。決戦に備えて体力を回復しなければならないのはわかっているが、今夜はもう眠れそうにない。
ベルガラックのホテルには屋上がある。大きなバーとカジノのある街だ。夜にホテルの屋上に行く者はいないだろう。
そう思っていたのに・・・。
ここはベルがラックのホテルの一室。
『またこの夢・・・』
汗だくになったゼシカはベッドから身を起こす。
暗くてよくわからないが、仲間を起こさずに済んだようだ。
明日（もう今日になっているかもしれないが）は聖地ゴルドで戴冠式が行われる。あのマルチェロが新しい法皇になる日だ。
ニノ大司教の事を考えると不謹慎ではあったが、決戦の前夜というのは気持ちが昂ぶるものだ。
リラックスする為にカジノで遊び、ついでに強力な装備品が手に入れられれば一石二鳥というものだ。
おかげで、ルーレットで大当たりして、いのりの指輪４つと交換できる程度には儲けた。適度に興奮して疲れて、今夜はぐっすり眠れると思っていたのに、すっかり目が覚めてしまった。
ゼシカは、杖の呪縛から解放された後、先ほどのような悪夢にうなされることが多くなった。
仲間たちに心配をかけることを怖れていたが、幸い皆、昼間の戦いで疲れきっているので、気付かれることはなかった。
ゼシカは足音を忍ばせて部屋を出る。
誰もいないところに行きたかった。決戦に備えて体力を回復しなければならないのはわかっているが、今夜はもう眠れそうにない。
ベルガラックのホテルには屋上がある。大きなバーとカジノのある街だ。夜にホテルの屋上に行く者はいないだろう。
そう思っていたのに・・・。
834 ：『星に願いを』３/7 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/31(日) 15:35:56 ID:zFnwmlQt
先客がいた。
深夜だが、隣のカジノの照明で、誰の姿かはっきりと見ることができる。
ククールだった。
どうしようかと、ゼシカが躊躇している間に、ククールの方でもゼシカに気がついた。
「ゼシカか？ こんな時間にどうしたんだ？」
一人になりたくて来た場所だったが、気付かれてしまっては仕方がない。できるだけ自然な声でゼシカは答える。
「ちょっと、目が冴えちゃって・・・。ククールも？」
「オレは、ほら、星空に誘われて、さ」
相変わらず、歯の浮くようなセリフをサラッと口にする男だ。
「ゼシカも一緒にどうだい？ カジノの明かりが邪魔だが、中々キレイだぜ？」
気持ちがまいってしまっているゼシカには、上手い断わり文句が思いつかない。
「そうね、いいわ」
珍しく、あっさり誘いにのってきたゼシカにちょっと拍子抜けしながらも、ククールの女性へのエスコートにぬかりはない。
「ほら、足元暗いから気をつけて」
ゼシカの手を取り、手すりに座らせる。
「美女と眺める星空は一段とキレイだな。まあ、キミの美しさには敵わないけど・・・」「・・・」
全くの無反応だった。さすがにククールも、はっきりとゼシカの様子がおかしいのに気付く。
「ゼシカ？ どうした？ 具合でも悪いのか？」
「何でもないわ、ちょっと疲れてるだけ。・・・ごめんなさい、一人になりたいの。私もう行くわね」
835 ：『星に願いを』４/7 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/31(日) 15:36:47 ID:zFnwmlQt
立ち上がりかけたゼシカをククールは押し止める。
「いや、いい、オレが消えるよ。気付かなくて悪かった」
「ごめんなさい・・・」
ゼシカを残して階段を降りかけたククールは、立ち止まり、少し考えた後、再びゼシカに声をかける。
「ゼシカ、ごめんな」
「えっ、何の事？」
予想外の言葉を投げかけられ、思わずゼシカは顔を上げる。
「あのクソ兄貴のせいで、投獄されたり、色々酷い目に遭わせちまって。大体、あいつがよけいなことしなけりゃ、今頃は杖を回収できて、全部丸く収まってたんだ」
『・・・違うわ・・・』
ゼシカの呟きは声にならない。
「大体、普段偉そうにしてやがるくせに、あっさり暗黒神に利用されやがって、情けないったらありゃしねえ」
「・・・ごめんなさい・・・私のせいで・・・」
ようやく搾りだされたゼシカの声は震えていた。
「私さえしっかりしてれば、こんなことにならなかったのに・・・」
「何言って・・・」
「チェルスが死んでしまったのは私のせい・・・。メディおばあさんだって、法皇様だって、私があの時・・・」
ようやくククールは、先刻の自分が口にした言葉を、ゼシカがゼシカ自身に当てはめてしまっていることに気付く。
「ごめん、ゼシカ、そんなつもりじゃ・・・。っていうか、あれはゼシカのせいなんかじゃない、そんなの当たり前だろう？」
「いいえ、私のせいよ！ 私のせいで皆死んでしまったのよ！ ごめんなさい・・・」
そこまでが限界だった。ゼシカは身を震わせながら、大声で泣き出してしまう。
「ゼシカ・・・」
836 ：『星に願いを』５/7 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/31(日) 15:37:33 ID:zFnwmlQt
『たまたま杖を拾ってしまったのがゼシカだっただけで、他の誰が杖に触れても同じことだった』
『ゼシカの力がなければドルマゲスを倒せなかった』
『ゼシカが操られた事で、暗黒神の目的を知ることが出来た』
かける言葉はいくらでもあった。
だが、それらの言葉が、一欠けらさえもゼシカの心を軽くすることは出来ないことがククールにはわかった。
隣に腰をおろし、そっとゼシカの肩に手を置く。
ゼシカは一瞬ビクッと震え、涙に濡れた顔をククールに向けた。
「あなたのお兄さんも・・・」
「えっ？」
「私が巻き込んだのよ・・・許して・・・」
「・・・バカ」
ククールはゼシカの身体を引き寄せ、自分の膝の上に座らせた。
「ずっと、そんな風に悩んでたのかよ」
一人になりたくて来た場所だった。だが、命を預けられる程の絆で結ばれた仲間のぬくもりは温かく、ゼシカの中で張り詰めていたものが、プツンと切れてしまった。
ククールの胸に顔をうずめ、子供のように泣きじゃくるゼシカ。
ククールも子供をあやすように、そっとゼシカの背を叩いてやる。
『ホント、バカだよな、オレ。一体今まで何見てたんだろうな』
リブルアーチでのあの事件から、何ヶ月経っただろう。
その間、誰にも打ち明けることなく、ゼシカは己を責め続けていたのだろうか。
腕の中にすっぽり入ってしまう小さな身体。
まだ少女といえる年頃の娘が、慕っていた兄を殺され、その敵討ちに故郷を飛び出す。
命がけの戦いの毎日。男ばかりのパーティーで溜まるストレス。賢者の末裔であることのプレッシャー。世界を救わなければならないという責任。
その全てがこの小さな肩にのしかかっていたのだ。潰れてしまう寸前だったのだろう。
そのことに気付いてやれなかった自分が、ククールは情けなかった。
そして同時に、この時、この場所に自分を導いてくれたことを天に感謝した。
一人になりたいとゼシカは言っていた。
一人になって泣くために？ 涙を堪えるために？
どちらにしろ、そんな姿を想像するだけで堪らなかった。
837 ：『星に願いを』６/7 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/31(日) 15:38:18 ID:zFnwmlQt
五分ほどもそうしていただろうか。
「あの・・・ククール？」
ゼシカがククールの腕の中でわずかにもがく。
「その・・・もう大丈夫だから」
「ああ・・・」
ククールはゼシカの身体に回していた腕を緩める。
が、ゼシカは顔を上げようとしない。
「ごめんなさい、みっともないとこ見せちゃって。その・・・ありがとう」
多少しゃくりあげた調子になってはいるが、声に先刻までの悲壮な気配はない。
ゼシカが顔を上げないのは、単に恥ずかしかったからと、泣き腫らした顔を見られたくない女心からだった。
それを察したククールが空を指して叫ぶ。
「ゼシカ！ ほら、流れ星！」
「えっ、どこ！？」
思わず空を仰ぐゼシカだが、ククールの嘘なので、当然見られない。
「残念だったな。でも、さっきから結構星は流れてるぜ？」
これは本当のこと。
「次に来たら、願い事でもしてみたらどうだ？」
「流れ星に３回？ よくそんなこと知ってるわね」
「まあ、女の子の好きそうなことは大概ね」
そう言っている間に、大きな星が流れていく。
ゼシカは素早く立ち上がり、拳を握り締めて叫んだ。
「勝つ！ 勝つ！ 勝ーつ！！！」
実にシンプルな願いだけに、星が消えてしまう前に３回言い切ることが出来た。
「やったわ、成功」
ゼシカが元気になったのは嬉しいが、ククールはほんの少し複雑な気持ちになった。
「いや、それ、願いっていうより、決意表明じゃないか？」
「いいのよ、ただ願うよりこっちのほうがきっと効くわ。結局戦うのは自分なんだから」実にゼシカらしかった。もう大丈夫という言葉は本当らしい。
完全に大丈夫になるには長い時間がかかるだろうが、今はとりあえずこれでいい。
「そう、勝つのよ。倒すじゃなく」
意思の強い視線をぶつけられ、ククールはドキッとする。
838 ：『星に願いを』７/7 ◆JbyYzEg8Is ：2005/07/31(日) 15:39:18 ID:zFnwmlQt
「私、マルチェロのこと、悪い人だとは思えないのよ」
意外な言葉にククールは驚く。
「ゼシカはてっきり、あいつのことは嫌ってると思ってた」
「キライよ。ものすご～くイヤミな奴だとは思ってるわ。でもね、あの人オディロ院長のことは本当に慕ってたと思うの。ドルマゲスが襲ってきた時、命懸けで守ろうとしていたし。あの姿を見ちゃってるから、根っからの悪人とは思えないのよ」
ククールも思い出す。毛嫌いしていたはずの自分に『院長を連れて逃げろ』と命じた兄の声。思わず『兄貴』と呼びかけてしまった自分に対しての言葉だった。
「自分を見失ってるだけだったら、きっと取り戻せるわ。だから、勝つのよ。きっとやれる」
ゼシカの言葉は、力強く、温かかった。
兄と戦わなければならない苦しみで疲れていた心が癒されていく。
「ありがとう、ゼシカ」
ゼシカを励ますつもりが、いつの間にか、自分が励まされている。つくづく情けないとは思いつつも、悪い気分ではなかった。
「ありがとうは私の方よ。おかげで何だか眠れそうだわ。ククールは？」
「ああ、オレも・・・眠れそうだ」
全ては夜が明けてからだ。これ以上何も失わないために、大切なものを守るために戦う。
だが今は眠ろう。仲間の温かさが心を温めてくれているうちに。
＜終＞
839 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/31(日) 20:42:47 ID:wcbY3tNJ
仲間なククゼシが超萌える!!
840 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/31(日) 22:02:42 ID:2hOOqRYi
…･…･…･…･…･…･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･…･…･…･…･…･…･
なんてイイ話なんだ…がんがって戦ってこいよ…！
なんてイイ話なんだ…がんがって戦ってこいよ…！
841 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/31(日) 22:13:30 ID:fRZxjOby
乙です！
ゼシカを支えるククって凄く絵になるなと
改めて思いました。萌える～。
ゼシカを支えるククって凄く絵になるなと
改めて思いました。萌える～。
842 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/07/31(日) 23:29:22 ID:aYfBinhC
勝つ！勝つ！勝つ！
泣きたい時、誰かが居るだけで心持がぜんぜん違ってくると思う
こんないじらしいゼシカたんに萌えますた(つД｀)
泣きたい時、誰かが居るだけで心持がぜんぜん違ってくると思う
こんないじらしいゼシカたんに萌えますた(つД｀)
843 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/01(月) 02:27:44 ID:npMdBAFU
(´-｀).｡o(金金金を思い出した…)
(´-｀).｡o(だって稼ぐの大変だったんだ…)
ひざのせだっこ(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ
(´-｀).｡o(だって稼ぐの大変だったんだ…)
ひざのせだっこ(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ
844 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/01(月) 18:06:07 ID:tk+HwzQF
おまいら絵板に新作が来てますよ！
いつも職人さん乙です！！
いつも職人さん乙です！！
845 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/02(火) 00:22:30 ID:YgEez/sq
ゼシカの日記
龍の月/獅子の日（晴）*サザンビーク
今日は起きたら前髪がペッタリしてて超ブルー。どうして仰向けなのにあんなになるの？
午前中は王家の谷周辺でレベル上げをする。最近ずっと移動はキラーパンサーだから、太るのが心配。
エイトはいつもどおり上薬草の錬金。どうしてドラゴンテイルを作ってくれないのかしら！
ヤンガスはどうも最近肩があがらないらしい。四十肩なんじゃない、と言ったらむっとされた。ゴメン
ククールが川べりでぼーっとしてて、話しかけたら水に映る自分に見とれてたらしく超笑った！！
午後になってからは宝探しのためにルーラであちこちを回った。
雨が降ってきたので今日は海辺の修道院に泊まる。
最近ここのシスターが怪訝そうな顔をするようになった。もしかして、ちょっと来すぎなのかな？恥ずかしい。
夜にククールとふたりで屋上に行き夜風に当たっていたの。
ふたりきりで眺める海は超ロマンチックで、遠くの夜景の光が宝石みたいだったわ。
あの崖の上の街はなんなのかしら？ってククールに聞いたら、それはね、と耳元でささやいてから…
不意打ちで私にキスをしてくれたｖ超嬉しくてそのまま背中に腕を回してもっと～と言っていると
そのまま押したお
「ククール」 般若のような顔のゼシカが立っている。
「げっ」 憤怒のオーラを感じ、ククールの視線は背後に注がれる。
「人の日記を何改竄してるのよ！！バーカ！！この大バカ男！！」 ゼシカは長い髪を力いっぱい引っ張った。
「痛いちょっと止めろ痛いすいません痛い！すいませんごめんなさい」 勢いで机の上にインクが床にこぼれた。
「わ、ちょっと！…あーよかった、日記が無事で」 ゼシカは机から日記を取り上げる。
「俺の服にかかったじゃねえか！」
「自業自得よ！私の日記勝手に見るの止めてよね！もうっ！」
「あーはいはい。…所で、もうみんな寝たみたいだからこれから屋上で夜けっ」 日記の角でククールを殴ると、頭をおさえてうずくまってしまった。
ゼシカはそれを振り返りもせず、さっさとベットに入った。日記の後半部分はフィクションです。
龍の月/獅子の日（晴）*サザンビーク
今日は起きたら前髪がペッタリしてて超ブルー。どうして仰向けなのにあんなになるの？
午前中は王家の谷周辺でレベル上げをする。最近ずっと移動はキラーパンサーだから、太るのが心配。
エイトはいつもどおり上薬草の錬金。どうしてドラゴンテイルを作ってくれないのかしら！
ヤンガスはどうも最近肩があがらないらしい。四十肩なんじゃない、と言ったらむっとされた。ゴメン
ククールが川べりでぼーっとしてて、話しかけたら水に映る自分に見とれてたらしく超笑った！！
午後になってからは宝探しのためにルーラであちこちを回った。
雨が降ってきたので今日は海辺の修道院に泊まる。
最近ここのシスターが怪訝そうな顔をするようになった。もしかして、ちょっと来すぎなのかな？恥ずかしい。
夜にククールとふたりで屋上に行き夜風に当たっていたの。
ふたりきりで眺める海は超ロマンチックで、遠くの夜景の光が宝石みたいだったわ。
あの崖の上の街はなんなのかしら？ってククールに聞いたら、それはね、と耳元でささやいてから…
不意打ちで私にキスをしてくれたｖ超嬉しくてそのまま背中に腕を回してもっと～と言っていると
そのまま押したお
「ククール」 般若のような顔のゼシカが立っている。
「げっ」 憤怒のオーラを感じ、ククールの視線は背後に注がれる。
「人の日記を何改竄してるのよ！！バーカ！！この大バカ男！！」 ゼシカは長い髪を力いっぱい引っ張った。
「痛いちょっと止めろ痛いすいません痛い！すいませんごめんなさい」 勢いで机の上にインクが床にこぼれた。
「わ、ちょっと！…あーよかった、日記が無事で」 ゼシカは机から日記を取り上げる。
「俺の服にかかったじゃねえか！」
「自業自得よ！私の日記勝手に見るの止めてよね！もうっ！」
「あーはいはい。…所で、もうみんな寝たみたいだからこれから屋上で夜けっ」 日記の角でククールを殴ると、頭をおさえてうずくまってしまった。
ゼシカはそれを振り返りもせず、さっさとベットに入った。日記の後半部分はフィクションです。
846 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/02(火) 01:30:05 ID:hC6euSYZ
>>845
ﾏﾀﾞﾝﾃﾜﾛｽｗｗｗ
ﾏﾀﾞﾝﾃﾜﾛｽｗｗｗ
847 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/02(火) 03:37:13 ID:1A2sFMBV
寝苦しくて、ちょっとだけと思ってＰＣ立ち上げたら、ククールバカすぎｗｗｗ
ベッドに戻っても、絶対思い出し笑いして眠れない ｏｒｚ
ベッドに戻っても、絶対思い出し笑いして眠れない ｏｒｚ
848 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/02(火) 03:37:19 ID:0sHIYyXO
なんだよ捏造オチかよW
ククールの妄想ゼシﾀｿ可愛すぎ
ククールの妄想ゼシﾀｿ可愛すぎ
849 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/02(火) 08:58:37 ID:oMmLA5Lh
なにがやりたかったんだろうｗ ククール
850 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/02(火) 12:16:00 ID:cD3Q+Ssl
…クーさん溜(ryってないか？頑張れ。
851 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/02(火) 17:05:43 ID:zAzwyxCh
852 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/02(火) 20:27:55 ID:9jED6a05
>>851
845じゃないけどお願いしたい。
845じゃないけどお願いしたい。
854 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/02(火) 22:44:27 ID:uY/pmPe6
テレ東も嫌です
>>855 気長に待ちます。
857 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/04(木) 00:21:36 ID:fhNUCYv9
ホシュ
858 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/04(木) 11:08:19 ID:PEPu57X8
>>855 待つわ
859 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/04(木) 12:27:18 ID:AazEYNnw
>>858
あみん？
あみん？
860 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/04(木) 16:31:08 ID:ezS95bHD
いつまでも待つわ。
861 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/04(木) 18:16:29 ID:E2GGIFya
たとえあなたがふりむいてくれなくても
862 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/04(木) 19:49:41 ID:zH/5Srp6
ドラゴンクエストVIII-II ユ・フ・ゼ、レディーゴー！
863 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/04(木) 22:50:32 ID:3hPODv8e
ここは年寄りだらけのインターネッツですね。（ﾎﾞｹﾂｗ
ところで今日「あるきかた」ゲットしますた。
…26ページの右下。目を疑いつつよーく見てみたら…
ク ク ゼ シ じ ゃ な い で す か ！ ？ こ れ 。
いや、全然興奮するほどのもんじゃないかも知れませんが。
落ち着け、落ち着け自分…
ところで今日「あるきかた」ゲットしますた。
…26ページの右下。目を疑いつつよーく見てみたら…
ク ク ゼ シ じ ゃ な い で す か ！ ？ こ れ 。
いや、全然興奮するほどのもんじゃないかも知れませんが。
落ち着け、落ち着け自分…
864 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/04(木) 23:44:22 ID:EaCKGlzO
865 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/04(木) 23:50:06 ID:zH/5Srp6
>>863
詳細ｷﾎﾞﾝﾇ!!
詳細ｷﾎﾞﾝﾇ!!
ネタバレしちゃっていいのかな？明日になれば確実にどこでも売りだし始めるだろうけど
せっかくの燃料投下なんだし、よーしお父さんちょっとばらしちゃうぞー。
ククの剣スキルを上げていくと「クイーンズナイト」となるけれど
この「クイーン」とは誰を指すのか…？という疑問。
しかしＤＱ8には女王と言える人は全く存在しない。
一番に考えられるのはメダル王女がその候補だけど、
スキルをあげると「クイーン」の呼び名が付く
ゼシカに対するものである可能性も…てな事を書いてありますた。
まあ、あるきかた自体は他愛も無い、割とどうでもいいような
データをこちゃこちゃっと集めたような本なんですがね。
せっかくの燃料投下なんだし、よーしお父さんちょっとばらしちゃうぞー。
ククの剣スキルを上げていくと「クイーンズナイト」となるけれど
この「クイーン」とは誰を指すのか…？という疑問。
しかしＤＱ8には女王と言える人は全く存在しない。
一番に考えられるのはメダル王女がその候補だけど、
スキルをあげると「クイーン」の呼び名が付く
ゼシカに対するものである可能性も…てな事を書いてありますた。
まあ、あるきかた自体は他愛も無い、割とどうでもいいような
データをこちゃこちゃっと集めたような本なんですがね。
867 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/05(金) 00:37:52 ID:JbDlUhmS
>>866 ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ！おとーさんありがとー！！
禿しく萌えました・・・ﾊｱﾊｱ(*´Д｀)
禿しく萌えました・・・ﾊｱﾊｱ(*´Д｀)
868 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/05(金) 00:42:32 ID:G92JuEYl
>>866 ﾊｧﾊｧ(つД｀)ｲｲｺﾄｷｲﾀﾜ…
お礼にどんづまりになったＳＳを載っけるぜ。続きが浮かばなかったぜ。
「なぜこんなことをした！」 吼えるククールの目をゼシカはじっと見た。
青い虹彩に縁取られた深い穴のような瞳孔はこちらを向いたまま動こうとしない。
「ごめん…なさい」 その冷たい瞳に耐えられず、ゼシカは思わず顔を逸らす。
するとククールはゼシカの顎を掴み、自分の顔の方に向けた。きっちり固定され顔を逸らせなくなる。
「もう一度聞く」 ククールの語調が強まり、怒気が含まれているのが判る。
射られるように強い直視に、ゼシカの汗は引いていく。白い睫が二度三度瞬く。
「どうしてこんなことをした？」 もう目は逸らせそうにない。
「…あなたの、ためだったからよ」
ゼシカは不意に、距離の変わらないはずのククールが遠のいていく気分になる。
視点が崩れ、頭が揺れているような感覚に襲われる。音が、遠い。
お礼にどんづまりになったＳＳを載っけるぜ。続きが浮かばなかったぜ。
「なぜこんなことをした！」 吼えるククールの目をゼシカはじっと見た。
青い虹彩に縁取られた深い穴のような瞳孔はこちらを向いたまま動こうとしない。
「ごめん…なさい」 その冷たい瞳に耐えられず、ゼシカは思わず顔を逸らす。
するとククールはゼシカの顎を掴み、自分の顔の方に向けた。きっちり固定され顔を逸らせなくなる。
「もう一度聞く」 ククールの語調が強まり、怒気が含まれているのが判る。
射られるように強い直視に、ゼシカの汗は引いていく。白い睫が二度三度瞬く。
「どうしてこんなことをした？」 もう目は逸らせそうにない。
「…あなたの、ためだったからよ」
ゼシカは不意に、距離の変わらないはずのククールが遠のいていく気分になる。
視点が崩れ、頭が揺れているような感覚に襲われる。音が、遠い。
869 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/05(金) 04:31:34 ID:SxkmyXXp
お父さんにも萌えたけど↑の続きが気になる！！
ゼシカたん何やらかしたの？
ゼシカたん何やらかしたの？
870 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/05(金) 04:39:12 ID:kMXkHEbA
>>866ｴｴｼﾞｮｳﾎｳﾀﾞ ｶﾈｵｵﾒﾆｵﾛｿｳ
お礼に>>868の続きをちょびっと考えてみるよ。
「俺の…ため…？」
耳にざわつく単語を聞いた顔で、ククールが掠れた声を出した。
『こいつは何を言っているのだ？』
それがまず、理解出来なかった。
俺の為にしたというその唇は、青ざめてはいたがみずみずしくて
思わず奪いたくなるほど愛らしい。
…俺が、望むことは『それ』だけだったはずだ。思いやりなど求めちゃいない。望んですらいない。
「…!!」
不意に苦いものがこみ上げてきて、ククールはゼシカを掴んでいた手を離してしまった。
今、『彼女』を側に置いておきたくなかった。
ここまでだーーーーーーーーーーーーー！！！
お礼に>>868の続きをちょびっと考えてみるよ。
「俺の…ため…？」
耳にざわつく単語を聞いた顔で、ククールが掠れた声を出した。
『こいつは何を言っているのだ？』
それがまず、理解出来なかった。
俺の為にしたというその唇は、青ざめてはいたがみずみずしくて
思わず奪いたくなるほど愛らしい。
…俺が、望むことは『それ』だけだったはずだ。思いやりなど求めちゃいない。望んですらいない。
「…!!」
不意に苦いものがこみ上げてきて、ククールはゼシカを掴んでいた手を離してしまった。
今、『彼女』を側に置いておきたくなかった。
ここまでだーーーーーーーーーーーーー！！！
872 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/05(金) 12:31:29 ID:axS7PVBV
>>866,868
どうしても我慢できず、続き書いちゃいました。
不思議な泉周辺で野営をしていた一行はゼシカの姿が見えないというエイトの言葉で目を覚まし、手分けしてゼシカを探していた。
そしてついさっき、崖から落ちて倒れているゼシカをククールが発見したのだった。
幸い下が柔らかい草だったので大きなケガはなく、ククールのべホイミで完全に回復したが、そんなところを魔物に襲われていたら一たまりもなかっただろう。
「これだけは言っておく。二度とこんなマネするな・・・どれだけ心配したと思ってるんだ・・・」
その言葉に込められた苦悩にゼシカも思わず叫ぶ。
「私だって、あなたが心配なのよ！」
ゼシカは続ける。敵の攻撃を受けても、ククールはいつも仲間の回復を優先し、自分自身は後回しだ。回復手段を持たないゼシカにはそれが苦しかった。
「せめて、一つでも多く薬草をって・・・」
薬草を探すために一人で危険な夜道を歩き回っていたのだと言う。
「・・・怒鳴って、悪かった」
ククールの胸の内は複雑だった。
こんな感じでどうでしょう？
どうしても我慢できず、続き書いちゃいました。
不思議な泉周辺で野営をしていた一行はゼシカの姿が見えないというエイトの言葉で目を覚まし、手分けしてゼシカを探していた。
そしてついさっき、崖から落ちて倒れているゼシカをククールが発見したのだった。
幸い下が柔らかい草だったので大きなケガはなく、ククールのべホイミで完全に回復したが、そんなところを魔物に襲われていたら一たまりもなかっただろう。
「これだけは言っておく。二度とこんなマネするな・・・どれだけ心配したと思ってるんだ・・・」
その言葉に込められた苦悩にゼシカも思わず叫ぶ。
「私だって、あなたが心配なのよ！」
ゼシカは続ける。敵の攻撃を受けても、ククールはいつも仲間の回復を優先し、自分自身は後回しだ。回復手段を持たないゼシカにはそれが苦しかった。
「せめて、一つでも多く薬草をって・・・」
薬草を探すために一人で危険な夜道を歩き回っていたのだと言う。
「・・・怒鳴って、悪かった」
ククールの胸の内は複雑だった。
こんな感じでどうでしょう？
874 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/05(金) 20:30:18 ID:Xk3TL5J3
>>872
(;´Д｀)いい…
(;´Д｀)いい…
>>870>>872
ウホッ イイ小説！！ 続きが足されるとは思わなんだ。
そういう話だったんか・・・と思わず膝打っちまったでゲス
時系列がちょっと複雑なのに、味がある。ゼシカ視点クク視点三人称かな？
そんなわけで続いてみる。
「私もほんとに、ほんとにごめん。もう…危ないことしないから」
「いい、わかった、俺も悪かった」 二人はしばし沈黙した。
だがククールとゼシカの複雑な思いをよそに、時間だけは過ぎようとする。
「…戻ろ、エイトもヤンガスも心配してる」 歩き出し、遠慮がちにこちらを見るゼシカの表情が辛かった。
気づけば暁も消え去り、暗く静かな夜だった。先ほどから無言で二人は歩いている。
足元がふらふらするのは、果たして打身の痛みだけだろうか？ゼシカはククールの一喝に痺れたような感覚を覚えていた。
腰の袋に詰め込まれた薬草も、この痛みは癒せないかしらね、とぼんやり考えながら黒い木立を見つめる。
「行くなよ」 不意にククールが言った。
「え？」 ゼシカは立ち止まる。
「もう一人で…行くなよ」 ゼシカが振り返ると、腕組をしたククールが立っている。
その表情は先ほどまでの険しさは微塵も感じない、穏やかだが限りなく無に近い表情だった。
「俺のためとか言われても、お前が怪我したらシャレになんねぇし…その」 じっとゼシカの目を見た。
「青ざめたゼシカなんて呪われてる間だけで十分だし、なんつーの？
決して嬉しくないわけじゃないけど、心配してもらってありがたいけど、…俺なんかのためにもういいよ」
「やめてよ、そういう顔するの」 ゼシカの前に立つククールは、穏やかだが悲しそうな顔をしている。
「私のお節介がいけなかったって思ってる…でももうそんなこと言わないで？」 ゼシカの胸で悲しみが湧き起こる。
「いつもそんな風に一人で諦めたようにして、自分は捨て鉢みたいなくせにみんなばっかり心配して、
見てて苦しくなるの。だから、だから…」 ゼシカは俯いて、泣いてしまった。
ウホッ イイ小説！！ 続きが足されるとは思わなんだ。
そういう話だったんか・・・と思わず膝打っちまったでゲス
時系列がちょっと複雑なのに、味がある。ゼシカ視点クク視点三人称かな？
そんなわけで続いてみる。
「私もほんとに、ほんとにごめん。もう…危ないことしないから」
「いい、わかった、俺も悪かった」 二人はしばし沈黙した。
だがククールとゼシカの複雑な思いをよそに、時間だけは過ぎようとする。
「…戻ろ、エイトもヤンガスも心配してる」 歩き出し、遠慮がちにこちらを見るゼシカの表情が辛かった。
気づけば暁も消え去り、暗く静かな夜だった。先ほどから無言で二人は歩いている。
足元がふらふらするのは、果たして打身の痛みだけだろうか？ゼシカはククールの一喝に痺れたような感覚を覚えていた。
腰の袋に詰め込まれた薬草も、この痛みは癒せないかしらね、とぼんやり考えながら黒い木立を見つめる。
「行くなよ」 不意にククールが言った。
「え？」 ゼシカは立ち止まる。
「もう一人で…行くなよ」 ゼシカが振り返ると、腕組をしたククールが立っている。
その表情は先ほどまでの険しさは微塵も感じない、穏やかだが限りなく無に近い表情だった。
「俺のためとか言われても、お前が怪我したらシャレになんねぇし…その」 じっとゼシカの目を見た。
「青ざめたゼシカなんて呪われてる間だけで十分だし、なんつーの？
決して嬉しくないわけじゃないけど、心配してもらってありがたいけど、…俺なんかのためにもういいよ」
「やめてよ、そういう顔するの」 ゼシカの前に立つククールは、穏やかだが悲しそうな顔をしている。
「私のお節介がいけなかったって思ってる…でももうそんなこと言わないで？」 ゼシカの胸で悲しみが湧き起こる。
「いつもそんな風に一人で諦めたようにして、自分は捨て鉢みたいなくせにみんなばっかり心配して、
見てて苦しくなるの。だから、だから…」 ゼシカは俯いて、泣いてしまった。
「…俺、あなたのためとか言われたことなかったんだ」 ポツリとククールは言った。
「ゼシカを心配してたのに何言ってんだかわかんなくて、理解が追っつかなくて、混乱した。
俺が心配するのは慣れてる。でも思いやられるとか、慣れてないんだ。
いつもみたいに軽口も叩けない。なあ、俺どうすればいい？
俺のために何かしてくれるゼシカになんて言ったらいい？」
「ククール」 うつろにこちらをみるククールがゼシカには泣きそうに見えた。
「薬草ありがとう、ほんとにありがとう。ゼシカにお礼まだ言ってなかった」
手袋を外して、ゼシカの涙をぬぐった。だが、荒れる気持ちは一向に収まらなかった。
（事体は収拾つかない方向へ向かっているような…えらくシリアスでゲス･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･ｺﾞﾒﾎﾟｰ）
「ゼシカを心配してたのに何言ってんだかわかんなくて、理解が追っつかなくて、混乱した。
俺が心配するのは慣れてる。でも思いやられるとか、慣れてないんだ。
いつもみたいに軽口も叩けない。なあ、俺どうすればいい？
俺のために何かしてくれるゼシカになんて言ったらいい？」
「ククール」 うつろにこちらをみるククールがゼシカには泣きそうに見えた。
「薬草ありがとう、ほんとにありがとう。ゼシカにお礼まだ言ってなかった」
手袋を外して、ゼシカの涙をぬぐった。だが、荒れる気持ちは一向に収まらなかった。
（事体は収拾つかない方向へ向かっているような…えらくシリアスでゲス･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･ｺﾞﾒﾎﾟｰ）
878 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/05(金) 23:20:23 ID:4OX4sqgQ
>>877 何の設定もなしに会話文のみを考え付いたので、設定作って頂けて助かってました。
この調子であわせ技一本になったら「よかったでゲス」てことで。
コトの発端は866氏のククゼシ情報。ありがとうククゼシ、ありがとう866氏。
この調子であわせ技一本になったら「よかったでゲス」てことで。
コトの発端は866氏のククゼシ情報。ありがとうククゼシ、ありがとう866氏。
879 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/06(土) 08:01:19 ID:+NVARgrt
私のほかにも、お父さんがいたのがうれしいよ（うれし泣
ちなみに、私は、セパレーツの説明をしたおじさんです。
ちなみに、私は、セパレーツの説明をしたおじさんです。
880 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/06(土) 13:39:05 ID:m1yi0ZBu
亀レスだけど
＞しかしＤＱ8には女王と言える人は全く存在しない。
メダル王女じゃね？（´・ω・｀）
＞しかしＤＱ8には女王と言える人は全く存在しない。
メダル王女じゃね？（´・ω・｀）
881 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/06(土) 17:48:21 ID:ADs++kbp
ｶﾞｲｼｭﾂ
882 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/06(土) 18:00:22 ID:X61nrh1j
メダル王女は王の代理をしているだけで、女王にはなってないでしょ。
ただそのままいくと確実に女王になるんだろうけど…しかし後に振られる訳でｗ
やっぱゼシカたんしかいない！と思いたい。
ただそのままいくと確実に女王になるんだろうけど…しかし後に振られる訳でｗ
やっぱゼシカたんしかいない！と思いたい。
883 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/06(土) 23:55:10 ID:w3kSxRNz
ククールって中盤あたりから不思議な程に、対ゼシカ口説き台詞が入らなくなるのだよね。
そのかわり、闇レティシアのゲモン爆発イベントでゼシカかばったり。
煉獄島脱出で、手をつないだりと…
口に出さないけど行動で…
そのかわり、闇レティシアのゲモン爆発イベントでゼシカかばったり。
煉獄島脱出で、手をつないだりと…
口に出さないけど行動で…
884 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/07(日) 00:06:41 ID:gbzLsKIO
まあクイーンウイップって技もあるくらいだしね。
885 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/07(日) 00:22:22 ID:4hQJ7N2P
>>883
そうなんだよね。それがちょっと寂しいと感じたり。＞口説かなくなる
そうなんだよね。それがちょっと寂しいと感じたり。＞口説かなくなる
886 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/07(日) 01:51:04 ID:shs3jgJZ
口ではなく行動に表れるようになった時点で、もう彼女になってたんだろう
…ということになってる。私の中では。
…ということになってる。私の中では。
887 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/07(日) 11:37:36 ID:xmBmfxlp
こんにちは。 ◆JbyYzEg8Is です。
すんごくカメで今更なんですけど、 >>839-843 感想ありがとうございます。
このスレの住人の方は皆さん優しいので大好きです。
書きたいことはまだあるので、出来たら投下させていただきたいと思ってます。
よろしくお願いします。
すんごくカメで今更なんですけど、 >>839-843 感想ありがとうございます。
このスレの住人の方は皆さん優しいので大好きです。
書きたいことはまだあるので、出来たら投下させていただきたいと思ってます。
よろしくお願いします。
888 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/07(日) 13:21:42 ID:Mg+FANa5
889 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/07(日) 23:29:38 ID:UWZFLuL3
>>883
最後に聞いたのは海賊の洞窟かなぁ？
ゼシカ「あんたにもついてきてもらうわよ！」
クク「君の為についていくよ」
ゼシカ「もう、それでいいわ。」
みたいのが最後だったような。
それまではとりあえず美人だし口説いとけ！ってノリで口説いてたけど
本気でゼシカが気になりだしてからはかえって言えなくなったんじゃないかな？
ククールって意外と本気で恋愛したことないような気がして。
最後に聞いたのは海賊の洞窟かなぁ？
ゼシカ「あんたにもついてきてもらうわよ！」
クク「君の為についていくよ」
ゼシカ「もう、それでいいわ。」
みたいのが最後だったような。
それまではとりあえず美人だし口説いとけ！ってノリで口説いてたけど
本気でゼシカが気になりだしてからはかえって言えなくなったんじゃないかな？
ククールって意外と本気で恋愛したことないような気がして。
890 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/08(月) 00:35:01 ID:ev71hTKd
ゼシカの日記
龍の月/星の日（快晴）*サヴェッラ大聖堂
今日はパルチザンを買いにサヴェッラに寄った。お金を貯める為に戦闘！
砂塵の槍を作るためにフィールドを歩き回って戦闘！！今日だけでナント200匹。
もう夏だから日差しが厳しい。頭の分け目で日焼けすると悲惨だから、帽子をかぶる。
昼過ぎ、あいつに指摘されて防止を外すと、なんと幸せの帽子がシオれる。
超ショックだった。あわててアモールの水をかけたけど、特に変化無し。
宿屋に行ってからエイトに相談したらタイツを脱げといわれたから脱いだ。
そしたら一緒に錬金釜へポイ。何を作るつもりなのかしら？
最近気づいたけど、あいつが私に話しかける回数が多くなってきた。
今まではエイトが話しかけるまで、あいつと喋る事なんてほとんどなかったけど。
しかも口説き文句とかじゃなくて、雑談なのがフシギ。あんな奴だったっけ？？
案外いい奴なのかもしれない。まあ、二人になったときは必ず告白されるのはご免こうむりたいけど...
妄想力逞しい俺が来ましたよ。
龍の月/星の日（快晴）*サヴェッラ大聖堂
今日はパルチザンを買いにサヴェッラに寄った。お金を貯める為に戦闘！
砂塵の槍を作るためにフィールドを歩き回って戦闘！！今日だけでナント200匹。
もう夏だから日差しが厳しい。頭の分け目で日焼けすると悲惨だから、帽子をかぶる。
昼過ぎ、あいつに指摘されて防止を外すと、なんと幸せの帽子がシオれる。
超ショックだった。あわててアモールの水をかけたけど、特に変化無し。
宿屋に行ってからエイトに相談したらタイツを脱げといわれたから脱いだ。
そしたら一緒に錬金釜へポイ。何を作るつもりなのかしら？
最近気づいたけど、あいつが私に話しかける回数が多くなってきた。
今まではエイトが話しかけるまで、あいつと喋る事なんてほとんどなかったけど。
しかも口説き文句とかじゃなくて、雑談なのがフシギ。あんな奴だったっけ？？
案外いい奴なのかもしれない。まあ、二人になったときは必ず告白されるのはご免こうむりたいけど...
妄想力逞しい俺が来ましたよ。
891 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/08(月) 07:33:33 ID:muOTBc+S
>>890
エイトの提案なのか。あいつだったらもっと最高だったけど…(･∀･)イイ
エイトの提案なのか。あいつだったらもっと最高だったけど…(･∀･)イイ
892 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 07:48:28 ID:vYmbIOQO
ものすごい底辺まできたね。
893 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 11:01:07 ID:wgezDPPi
ククール「おい、このスレ下から二番目だぞｗ」
ゼシカ「いいの！ギリギリに落ちないくらいがいいんだから。」
ククール「しょうがねぇなぁ。じゃあ俺がageて・・」
ゼシカ「やめて！」
ククール「え？」
ゼシカ「このスレ・・・荒らされるの・・・ヤなの」
ククール「そうか。ごめん。」
そう言ってククールはゼシカを強く抱きしめた。
ゼシカ「いいの！ギリギリに落ちないくらいがいいんだから。」
ククール「しょうがねぇなぁ。じゃあ俺がageて・・」
ゼシカ「やめて！」
ククール「え？」
ゼシカ「このスレ・・・荒らされるの・・・ヤなの」
ククール「そうか。ごめん。」
そう言ってククールはゼシカを強く抱きしめた。
894 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 12:38:58 ID:xrZu4PL0
クク「(抱きつきながら)ひっそりsage進行しておいた方が、心置きなくイチャイチャできるってもんだぜ～♪」
ゼシ「……バカ！v」
…こんな事書いてる漏れアフォですねそうですね
ゼシ「……バカ！v」
…こんな事書いてる漏れアフォですねそうですね
895 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 13:36:24 ID:3HlzU+/o
896 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 13:40:31 ID:TLaLdumJ
ワロス
897 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 20:08:33 ID:f7znxTmj
最下層！！！！！！！
898 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 20:22:54 ID:vYmbIOQO
すっごい！！！
899 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 20:36:39 ID:wgezDPPi
おい、大丈夫か？ageなくて
900 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 20:37:44 ID:/ZjOohn3
900ｹﾞﾄｽﾞｻﾞｰ
書き込みがあれば落ちないんじゃないの？違う？
書き込みがあれば落ちないんじゃないの？違う？
901 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 20:43:59 ID:3HlzU+/o
９００ゲット、オメ！
違わない。書き込みがあれば落ちない。
見つけやすいから、このまま最下層にいてほしいよ。
違わない。書き込みがあれば落ちない。
見つけやすいから、このまま最下層にいてほしいよ。
902 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 20:44:54 ID:/ZjOohn3
そう言われるとちょっと心配になるな
なんならageますか？
なんならageますか？
>>901
そうか了解(･∀･)
そうか了解(･∀･)
904 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 22:04:15 ID:MCBmx/6g
>>893-894 ﾃﾗﾓｴｽうぇｗｗｗｗ
905 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 22:24:47 ID:vYmbIOQO
カラン…
最後の小石が落ちてきて、背中に当たった。
その刺激で我に返り、ゼシカはガバッと起きあがる。
ダンジョンそのものにガタが来ていたのだろう、慎重に進んでいたつもりなのに…
「ククールっ！？」
『下』から小さな呻きが上がり、慌ててどける。
目が合うと、彼が笑ったような気がした。
「ちょっ、怪我はっ！？ ねぇっ！！」
「あー…、ずいぶん穴が小さく見えんな…、ここ、最下層じゃね…？」
心配するゼシカに対して、異様にのんきな返事が返ってくる。
「このままゼシカちゃんと二人っきりで…ってのも、悪かねーよな…」
のんきだが、…どこか虚ろな声。
「ほんと大丈夫なのっ！？」
ゼシカは悲鳴を上げた。
「エイト！！！！ ちょっとエイト！！ どこなの！ 早く！ ククールがっ！！！」
悲鳴が崩れかけたダンジョンに響く。
「………。」
沈黙があった後、転がっていたククールがむくっと起きあがった。
「大丈夫だっつーの…」
めっちゃふてくされた彼は、手早くベホマを唱えると、立ち上がりまた上を見上げた。
最後の小石が落ちてきて、背中に当たった。
その刺激で我に返り、ゼシカはガバッと起きあがる。
ダンジョンそのものにガタが来ていたのだろう、慎重に進んでいたつもりなのに…
「ククールっ！？」
『下』から小さな呻きが上がり、慌ててどける。
目が合うと、彼が笑ったような気がした。
「ちょっ、怪我はっ！？ ねぇっ！！」
「あー…、ずいぶん穴が小さく見えんな…、ここ、最下層じゃね…？」
心配するゼシカに対して、異様にのんきな返事が返ってくる。
「このままゼシカちゃんと二人っきりで…ってのも、悪かねーよな…」
のんきだが、…どこか虚ろな声。
「ほんと大丈夫なのっ！？」
ゼシカは悲鳴を上げた。
「エイト！！！！ ちょっとエイト！！ どこなの！ 早く！ ククールがっ！！！」
悲鳴が崩れかけたダンジョンに響く。
「………。」
沈黙があった後、転がっていたククールがむくっと起きあがった。
「大丈夫だっつーの…」
めっちゃふてくされた彼は、手早くベホマを唱えると、立ち上がりまた上を見上げた。
906 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 22:26:23 ID:vYmbIOQO
以前、こーいうシチュ（ダンジョンで床が崩れて二人っきり）のSSが投下されていたが、
私はあえてここで同じシチュを投下したい！！！！
私はあえてここで同じシチュを投下したい！！！！
907 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/09(火) 22:46:01 ID:3HlzU+/o
908 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 01:51:30 ID:1v2i1xhT
>>906 ｳﾎｯいい心意気!
唐突だがこのときのククール、粉塵でムセて声がガラガラに枯れてたりしたら萌えるな。
唐突だがこのときのククール、粉塵でムセて声がガラガラに枯れてたりしたら萌えるな。
909 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 04:10:20 ID:sGODIZ9u
萌えました。
続きキボンヌと言ってみる。
因みに自分はその作家でつ。
続きキボンヌと言ってみる。
因みに自分はその作家でつ。
910 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 07:28:19 ID:ZsQTkUEo
912 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 13:14:17 ID:zDQ8O1Ga
IDがＤＱ８になりました。ばんざ～い！！
913 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 13:20:50 ID:sGODIZ9u
オメ！(ﾟ∀ﾟ)
914 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 13:36:29 ID:SkSD4j9W
おおっ！スゲエ！おめでとー！(゜∀゜)
915 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 14:00:50 ID:zDQ8O1Ga
どうもありがとう。
917 ：『おとぎ話』1/6 mo-gurinn：2005/08/10(水) 17:17:20 ID:ZsQTkUEo
ラプソーンを倒し、威厳と美しさを取り戻したトロデーン城。
その長い廊下にククールのぼやき声が響く。
「ったく、いったいオレが何したっていうんだよ」
祝宴の席、ククールが飲み物を運んでくれた女の子の名前を聞いたら、いきなり横からメラの炎が飛んできた。
ギリギリ当たりはしなかったが、城の外壁には焦げ跡が残る。
ゼシカが子供たちに魔法を見せてやっていたのは横目で見てわかっていたが、手元が狂って、人のいる方に飛ばしてしまうとは思っていなかったククールは、かなり驚いた。
ゼシカのメラは常人の二倍の威力だ。ククールには当たっても『ちょっと熱い』程度で済むが、他の人間に当たれば結構な惨事になる。
それなのに、トロデ王にこっぴどく叱られたのは何故かククールの方だった。
エイトもヤンガスも弁護してくれず、『お前が悪い』の一言。
おまけにミーティア姫までもが『ゼシカさんに謝ってきてください』と詰め寄る始末。
『ゼシカさんは私の部屋でお休みです。今すぐ行ってあげてください』
客用寝室は瓦礫の残骸が散らばっているので、比較的損傷の少なかったミーティア姫の部屋にゼシカを通したのだという。
『私の部屋は封印の間に続く階段の隣です』
「案内してくれてもいいと思うんだよなぁ」
姫君自らそうしてくれと言いたいわけじゃない。エイトでも城の兵士でも誰でもいい。
この城には長いこと来ていない。それも茨が蔓延っている頃にしか見ていないのだから、印象が変わっていて、その言葉だけで姫の部屋を探すのは結構骨が折れる。
誰かに聞こうにも、城の人間は皆、中庭での祝宴に加わっているので人っ子一人いない。呪いの茨は影も形もなくなっているとはいえ、これだけの広大な城に一人で放り込まれるのはどうにも落ち着かなかった。
その長い廊下にククールのぼやき声が響く。
「ったく、いったいオレが何したっていうんだよ」
祝宴の席、ククールが飲み物を運んでくれた女の子の名前を聞いたら、いきなり横からメラの炎が飛んできた。
ギリギリ当たりはしなかったが、城の外壁には焦げ跡が残る。
ゼシカが子供たちに魔法を見せてやっていたのは横目で見てわかっていたが、手元が狂って、人のいる方に飛ばしてしまうとは思っていなかったククールは、かなり驚いた。
ゼシカのメラは常人の二倍の威力だ。ククールには当たっても『ちょっと熱い』程度で済むが、他の人間に当たれば結構な惨事になる。
それなのに、トロデ王にこっぴどく叱られたのは何故かククールの方だった。
エイトもヤンガスも弁護してくれず、『お前が悪い』の一言。
おまけにミーティア姫までもが『ゼシカさんに謝ってきてください』と詰め寄る始末。
『ゼシカさんは私の部屋でお休みです。今すぐ行ってあげてください』
客用寝室は瓦礫の残骸が散らばっているので、比較的損傷の少なかったミーティア姫の部屋にゼシカを通したのだという。
『私の部屋は封印の間に続く階段の隣です』
「案内してくれてもいいと思うんだよなぁ」
姫君自らそうしてくれと言いたいわけじゃない。エイトでも城の兵士でも誰でもいい。
この城には長いこと来ていない。それも茨が蔓延っている頃にしか見ていないのだから、印象が変わっていて、その言葉だけで姫の部屋を探すのは結構骨が折れる。
誰かに聞こうにも、城の人間は皆、中庭での祝宴に加わっているので人っ子一人いない。呪いの茨は影も形もなくなっているとはいえ、これだけの広大な城に一人で放り込まれるのはどうにも落ち着かなかった。
918 ：『おとぎ話』2/6 ◆JbyYzEg8Is ：2005/08/10(水) 17:20:30 ID:ZsQTkUEo
ああ、何かこんな話、修道院で暮らしてた『頃、誰かに聞いたっけなぁ』
ドニの町で仲良くなった女の子が話していたおとぎ話。
茨に囲まれ静まりかえった城。その中には呪いにかけられたお姫様。勇敢な王子様は、お姫様を救うために茨を掻き分け奥へと進む。
『ククールも、あたしが呪いにかけられたら、そうやって助けに来てくれる？』
返事は『アホらしい』とは言うわけなく『もちろんさ、ハニー』
その時はとにかく眠りたかったから、そうやって適当に答えたのだ。
別にククールは、そう言った彼女のことを『アホらしい』と思ったわけではなかった。女の子がそういうものに憧れる気持ちがわからないような、ヤボな男はモテない。
『アホらしい』と思ったのは、そんな話を考えた人間の方だった。
『顔も見たことないお姫様の為に呪われた城に飛び込む奴がいるかっての。それも何不自由無く城で育った王子様が？ 無理だね。っていうか、そういうことするなよ王子。お前に何かあったら国民どうすんだよ』
という感じで、寝ぼけ半分で聞いていた割に、心の中でツッコミまくっていたのだ。
だが、そんなおとぎ話に、ちょっとだけ似たような話はすぐ身近にあった。茨に覆われた城に、呪われたお姫様。
大きく違ったのは、姫様はただ眠って助けを待つだけではなく、馬にされても馬車を引く根性があり、姫様を救ったのはどこかの城の王子様ではなく、姫様の幼馴染の一兵士だったということ。
ククールはその二人の行く先を心配していた。
呪いの解けたお姫様には、生まれる前からの婚約者がいた。
それも、性根が腐っているとしか思えないどうしようもない王子。
トロデ王がミーティア姫を溺愛しているのは承知しているが、国同士で決めた約束事。簡単に破棄してしまえるとも思えない。
いざという時には、自分が一肌脱ぐしかないと考えていた。
ドニの町で仲良くなった女の子が話していたおとぎ話。
茨に囲まれ静まりかえった城。その中には呪いにかけられたお姫様。勇敢な王子様は、お姫様を救うために茨を掻き分け奥へと進む。
『ククールも、あたしが呪いにかけられたら、そうやって助けに来てくれる？』
返事は『アホらしい』とは言うわけなく『もちろんさ、ハニー』
その時はとにかく眠りたかったから、そうやって適当に答えたのだ。
別にククールは、そう言った彼女のことを『アホらしい』と思ったわけではなかった。女の子がそういうものに憧れる気持ちがわからないような、ヤボな男はモテない。
『アホらしい』と思ったのは、そんな話を考えた人間の方だった。
『顔も見たことないお姫様の為に呪われた城に飛び込む奴がいるかっての。それも何不自由無く城で育った王子様が？ 無理だね。っていうか、そういうことするなよ王子。お前に何かあったら国民どうすんだよ』
という感じで、寝ぼけ半分で聞いていた割に、心の中でツッコミまくっていたのだ。
だが、そんなおとぎ話に、ちょっとだけ似たような話はすぐ身近にあった。茨に覆われた城に、呪われたお姫様。
大きく違ったのは、姫様はただ眠って助けを待つだけではなく、馬にされても馬車を引く根性があり、姫様を救ったのはどこかの城の王子様ではなく、姫様の幼馴染の一兵士だったということ。
ククールはその二人の行く先を心配していた。
呪いの解けたお姫様には、生まれる前からの婚約者がいた。
それも、性根が腐っているとしか思えないどうしようもない王子。
トロデ王がミーティア姫を溺愛しているのは承知しているが、国同士で決めた約束事。簡単に破棄してしまえるとも思えない。
いざという時には、自分が一肌脱ぐしかないと考えていた。
919 ：『おとぎ話』3/6 ◆JbyYzEg8Is ：2005/08/10(水) 17:21:21 ID:ZsQTkUEo
城の３階のミーティア姫の部屋。
ゼシカは激しい自己嫌悪に苛まれていた。
魔法を人に向けて撃ってしまったことだ。
もちろん当てるつもりは無かったし、実際に寸分違わず狙った所に命中した。
でも、そんなことは言い訳にならない。
魔力が低かった旅の序盤ならともかく、今の自分の魔法は、たとえメラでも洒落にならないことは自覚していた。
確かにククールの、節操無しに、いつでもどこでも女の子を口説こうとするクセはどうにかしてほしいと思ってはいたが、メラはやりすぎだったと思う。
せっかく呪いの解けた城に、小さいながらも焼け焦げを作ってしまった。
何より辛いのが、誰もゼシカの行為を責めようとしないことだった。
エイトも、ヤンガスも、トロデ王やミーティア姫にいたるまでが『ククールが悪い』と言う。
叱ってくれれば少しは気持ちが楽になるのに、気味が悪いほど優しくされてしまい、ゼシカにとっては逆に針のムシロだった。
頭を冷やすために一人になりたいと言えば、『私の部屋をお使いください』とミーティア姫に申し出られてしまう。
せっかくだったので好意に甘えたが、城の中は妙に静まりかえっていて落ち着かない。
ベッドに横になり考える。どうしてあんなことをしてしまったのか。
懲らしめるため？ もちろんそうだ。でもやりすぎだ。
それに、暗黒神を倒す旅は終わったのだ。オディロ院長の仇を討ち、ククールは晴れて自由の身になった。その行動を束縛する権利は誰にもない。
それなのに、一瞬で頭に血がのぼってしまい、気がついたらメラの炎は手を離れていた。
眠るつもりではなかったのに、横になっていると強烈な眠気が襲ってきた。
勝利した喜びで忘れていたが、ラプソーンと戦ってから数時間しか経っていない。疲れがとれていないのだ。
『ダメ・・・。こんな気分で眠ったら、またあの夢・・・』
睡魔に抗うことが出来ず、ゼシカは暗い眠りの中に落ちていった。
920 ：『おとぎ話』4/6 ◆JbyYzEg8Is ：2005/08/10(水) 17:22:10 ID:ZsQTkUEo
ククールがミーティア姫の部屋に辿り着いた時には、先刻飲んだワインが大分回ってきていた。
『おかしいな、大して飲んだつもりじゃないはずだけど・・・』
戦い終わってすぐに、まともな食事も取らずに酒だけ飲めば回りが早くて当たり前だが、ククールはその事に気付かない。
誰もいない城の威圧感が、感覚を狂わせているのだろうと思ってしまう。
「ゼシカ？」
扉をノックしても返事はない。
「入るぞ？」
やはり返事がないので扉を開けて中へ入る。
そこはピアノ室だった。さすが大国の姫君。そういえば続き部屋だったっけと、ククールはぼんやり思い出す。
壁には優しい色使いの数点の絵画。ピアノにかけられているカバーには皺一つ寄っていない。真っ白なテーブルクロス。切りたての花が飾られている花瓶。
これはミーティア姫が、城の者達に宝物のように愛されている証拠であった。
他の何を後回しにしても、苦難の旅を乗り越えた姫様に綺麗な部屋でくつろいでもらいたい、と思う者が多く、真っ先にこの部屋が整えられたのだ。
この部屋に来る途中、いくつもの瓦礫の残骸を回避してきたククールは、一瞬、別世界に迷い込んできたような錯覚に陥る。
頭がボーッとして、ノックをすることも忘れ、寝室のドアを開け中に足を踏み入れる。
921 ：『おとぎ話』5/6 ◆JbyYzEg8Is ：2005/08/10(水) 17:22:48 ID:ZsQTkUEo
それはまるでおとぎ話の世界を切り取ったような光景だった。
音一つ無い静かな空間。全てが美しく整えられた部屋。部屋の奥には天蓋付きの寝台。
そしてそこには眠れる美女・・・。
『出来すぎだ。何か騙されてるんじゃないか？ オレ』
ゼシカのメラも、『お前が悪い』という仲間たちも、ちょっとしたイタズラか何かで。それでなければ、夢でも見ているのかもしれない。
「う、ん・・・」
静寂を破ったのは、ゼシカの声だった。
「もう、イヤ・・やめ、て・・・」
「ゼシカ？」
ククールは慌ててベッドのそばに駆け寄り、ゼシカの顔をのぞき込む。
ゼシカはひどくうなされていた。
杖の魔力に操られていた頃の夢を見るのだと、ゼシカが打ち明けてくれたのは、聖地ゴルドが崩壊した夜のことだった。
眠れずにいたククールは、その夜も悪夢にうなされていたゼシカに気付き、様子の違いから異常を察して無理やり問いただしたのだった。
『ラプソーンを倒しても、まだ解放されないのか・・・』
とりあえず起こしてやろうと、ゼシカの肩に手をかける。
が、そこでククールの身体は魔法にかけられたように動けなくなる。
折れてしまいそうに華奢な肩が。情熱的な紅い髪が。首筋で光る汗が。しかめられた眉間や苦しげな吐息までもが。
ゼシカの全てがククールの意識と身体の自由を奪っていく。
『それでね、お姫様にかけられていた呪いは、王子様の熱～いキッスで解けたんだって』
ドニの宿屋で聞いた話が、何故か急に頭に浮かぶ。
見えない糸に引き寄せられるように静かにゆっくりと、ククールはゼシカに唇を重ねた。
音一つ無い静かな空間。全てが美しく整えられた部屋。部屋の奥には天蓋付きの寝台。
そしてそこには眠れる美女・・・。
『出来すぎだ。何か騙されてるんじゃないか？ オレ』
ゼシカのメラも、『お前が悪い』という仲間たちも、ちょっとしたイタズラか何かで。それでなければ、夢でも見ているのかもしれない。
「う、ん・・・」
静寂を破ったのは、ゼシカの声だった。
「もう、イヤ・・やめ、て・・・」
「ゼシカ？」
ククールは慌ててベッドのそばに駆け寄り、ゼシカの顔をのぞき込む。
ゼシカはひどくうなされていた。
杖の魔力に操られていた頃の夢を見るのだと、ゼシカが打ち明けてくれたのは、聖地ゴルドが崩壊した夜のことだった。
眠れずにいたククールは、その夜も悪夢にうなされていたゼシカに気付き、様子の違いから異常を察して無理やり問いただしたのだった。
『ラプソーンを倒しても、まだ解放されないのか・・・』
とりあえず起こしてやろうと、ゼシカの肩に手をかける。
が、そこでククールの身体は魔法にかけられたように動けなくなる。
折れてしまいそうに華奢な肩が。情熱的な紅い髪が。首筋で光る汗が。しかめられた眉間や苦しげな吐息までもが。
ゼシカの全てがククールの意識と身体の自由を奪っていく。
『それでね、お姫様にかけられていた呪いは、王子様の熱～いキッスで解けたんだって』
ドニの宿屋で聞いた話が、何故か急に頭に浮かぶ。
見えない糸に引き寄せられるように静かにゆっくりと、ククールはゼシカに唇を重ねた。
922 ：『おとぎ話』6/6 ◆JbyYzEg8Is ：2005/08/10(水) 17:23:37 ID:ZsQTkUEo
「信じらんねぇ・・・」
我に返ったククールは激しい自己嫌悪に苛まれていた。
眠っている、それも、悪夢にうなされている女の子の唇を奪ってしまうなど、騎士にあるまじき卑劣な行為だ。
貞淑に生きてきたとは御世辞にも言えないククールだったが、それらは全て合意の上のことで、基本的に女性の嫌がることはしてきていないつもりだった。
何かの間違いだと思いたいが、ゼシカの唇の感触が消えてくれない。
柔らかく、少し冷たく、そして甘い・・・。
「ククール？」
目を覚ましたゼシカに呼びかけられ、ククールは跳び上がらんばかりにビックリする。
「ゼ、ゼシカ」
「あのね、ククール、さっきは・・・」
メラ投げつけてゴメン、そう続くはずの言葉が、ククールの声にかき消される。
「ゼシカ！ ごめん！」
「な、何？」
「ゴメン、ほんとゴメン、とにかくゴメン、心から反省してる。もう絶対しないから許してください」
『一体何したわけ？』と、問われるのをククールは待った。
今まで積み重ねてきた信用が台無しになるのは残念だが、正直に打ち明けるのがせめてもの誠意だと思った。
だが、ゼシカからは何の反応もない。よく見るとベッドに腰かけたまま、俯き加減で顔が紅潮している。手はモジモジと、スカートのすそをいじっていた。
「ゼシカ？ そういえばうなされてたけど、またあの夢見てたのか？」
ククールが膝を付いてゼシカの顔をのぞき込むと、ゼシカは飛び跳ねるように後ずさり、ククールに背中を向けた。
「だ、大丈夫、ラプソーンに勝ったおかげかしら、最後がいつもと違ってたから・・・」「どんなふうに？」
「・・・忘れちゃった・・・」
ゼシカが目を上げると、鏡には真っ赤に染まった自分の顔。恥ずかしくて、手で顔を覆いまた俯く。
『お姫様は王子様のキスで呪いから解き放たれました』
まるで子供の頃に聞かせてもらったおとぎ話のように・・・。
今、夢の中でゼシカを呪いから救ってくれたのは、背の高い、銀髪碧眼の王子様のキスだったとは、とても言えるわけがなかった。
（終）
923 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 17:25:25 ID:ZsQTkUEo
917でトリップ付けそこねちゃった・・・orz
すみません。
すみません。
924 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 19:17:20 ID:hmwgbf/S
浮上age
925 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/10(水) 23:57:05 ID:c3zuuO1E
>>923 乙女チックないい話ですな。オツー！
926 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/11(木) 00:30:59 ID:nmOyDXEm
>>923
オツです！！萌えますた（´Д｀＊）
オツです！！萌えますた（´Д｀＊）
927 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/12(金) 00:20:39 ID:hVMCsVov
そろそろ次スレッドの名前とか決めたいわけだが。
>>950 が立てるってことでいいよな。
【わざと冷たく】ククールとゼシカ4【うっうるせー】
こんなんでいいから誰か案だせ。
/*参考*/
【ハニー】ククール×ゼシカ 3【……バカ！】
【カリスマ】ククール×ゼシカ2【お色気】
DQ８ ククール×ゼシカでカプばな～
>>950 が立てるってことでいいよな。
【わざと冷たく】ククールとゼシカ4【うっうるせー】
こんなんでいいから誰か案だせ。
/*参考*/
【ハニー】ククール×ゼシカ 3【……バカ！】
【カリスマ】ククール×ゼシカ2【お色気】
DQ８ ククール×ゼシカでカプばな～
928 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/12(金) 01:18:41 ID:14GMmPEL
何となく思いついたのを二つほど出してみる。
【君を守るよ】ククール×ゼシカ 4【はいはい】
【みわくの眼差し】ククール×ゼシカ 4【愛のムチ】
二つ目はちょっと長いかな？
【君を守るよ】ククール×ゼシカ 4【はいはい】
【みわくの眼差し】ククール×ゼシカ 4【愛のムチ】
二つ目はちょっと長いかな？
929 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/12(金) 01:32:13 ID:V9806Ycn
【ﾐﾗｸﾙﾑｰﾝ】ククール×ゼシカ 4【ﾊｯｽﾙﾀﾞﾝｽ】
…半角じゃ見難いな。
やっぱ【君を守るよ】【はいはい】がいいかな？
…半角じゃ見難いな。
やっぱ【君を守るよ】【はいはい】がいいかな？
930 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/12(金) 01:50:40 ID:hVMCsVov
【君だけ守る】【騎士になる】もいいねー
931 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/12(金) 02:02:03 ID:VLN3+ubW
【百万回の】ククール×ゼシカ4【プロポーズ】ではどうだろう？
ちなみにスレ立ては>>970あたりで良いと思う
ちなみにスレ立ては>>970あたりで良いと思う
933 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/12(金) 18:21:18 ID:VLN3+ubW
いつの間にかこんなものが立ってる…
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1123810561/
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1123810561/
934 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/12(金) 23:25:00 ID:ZZXRg+/2
そっちに人流れちゃったら淋しいな。
なので唐突に、お盆の小ネタ。
ゼシカ 「昔、サーベルト兄さんに聞いたんだけど、とある国ではお盆っていうものがあるんだって」
ククール 「お盆？ 何だ、それ？」
ゼシカ 「亡くなった人が、年に一度、こっちの世界に還ってくるんだって。私も兄さんに会いたいな」
ククール 「・・・オレがいるだけじゃ、淋しい？」
ゼシカ 「やだ、違うわよ。兄さんにククールのこと紹介したかったの」
ククール 「・・・ああ、そうだな。オレも挨拶したかったよ。ゼシカは必ず幸せにしますって」
ゼシカ 「・・・ありがと」
なので唐突に、お盆の小ネタ。
ゼシカ 「昔、サーベルト兄さんに聞いたんだけど、とある国ではお盆っていうものがあるんだって」
ククール 「お盆？ 何だ、それ？」
ゼシカ 「亡くなった人が、年に一度、こっちの世界に還ってくるんだって。私も兄さんに会いたいな」
ククール 「・・・オレがいるだけじゃ、淋しい？」
ゼシカ 「やだ、違うわよ。兄さんにククールのこと紹介したかったの」
ククール 「・・・ああ、そうだな。オレも挨拶したかったよ。ゼシカは必ず幸せにしますって」
ゼシカ 「・・・ありがと」
935 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/13(土) 00:45:11 ID:VNHcVSW4
936 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/13(土) 08:30:28 ID:9AK7kdZ+
【君だけを守る】【騎士になる】にｲﾋﾟｮ
937 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/13(土) 12:01:39 ID:pt/0RRp3
私もこれに一票。みわくの眼差しも愛のムチで振り払ってる感じがククゼシっぽい。
【みわくの眼差し】ククール×ゼシカ 4【愛のムチ】
【みわくの眼差し】ククール×ゼシカ 4【愛のムチ】
938 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/13(土) 12:03:18 ID:pt/0RRp3
あげちゃって、ごめんなさい。
939 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/13(土) 12:29:08 ID:Tu7VE/f5
>>934
イイ！(・∀・)
イイ！(・∀・)
940 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/13(土) 22:21:15 ID:pqgbHW9h
ｸｸｰﾙ「…ゼシカは俺が幸せにします」
ｾﾞｼｶ「ねえ、具体的にあんたと結ばれると、どう幸せになるの？」
ｸｸｰﾙ「ん？ そりゃもちろん、めくるめくナイトライフが…」
ｾﾞｼｶ「え、それだけ？（冷視線）」
ｸｸｰﾙ「それだけって…（冷汗）」
いやすんません
ｾﾞｼｶ「ねえ、具体的にあんたと結ばれると、どう幸せになるの？」
ｸｸｰﾙ「ん？ そりゃもちろん、めくるめくナイトライフが…」
ｾﾞｼｶ「え、それだけ？（冷視線）」
ｸｸｰﾙ「それだけって…（冷汗）」
いやすんません
941 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/13(土) 22:24:44 ID:vfs8C+/U
【みわくの眼差し】ククール×ゼシカ 4【愛のムチ】
に一票。
雰囲気と、片方ククで片方ゼシカになってるのがいいと思う。
に一票。
雰囲気と、片方ククで片方ゼシカになってるのがいいと思う。
942 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/13(土) 23:05:20 ID:Cs5+nNxd
【君を守るよ】ククール×ゼシカ 4【はいはい】 に一票。
仲がいいんだか悪いんだか・・・な感じが好き。
>>934
そういえば、サーベルト兄さんが頃されなかったら
ククールとの出会いもなかったわけだし、何か皮肉な運命みたいなのを感じるね。
>>940
バカリスマめｗ
仲がいいんだか悪いんだか・・・な感じが好き。
>>934
そういえば、サーベルト兄さんが頃されなかったら
ククールとの出会いもなかったわけだし、何か皮肉な運命みたいなのを感じるね。
>>940
バカリスマめｗ
943 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/13(土) 23:51:16 ID:FFclSXEg
ｾﾞｼｶ「あんたって、いっつも暑苦しい格好してるわね。」
ｸｸｰﾙ「悪かったな。じゃあぜんぶ・・・」
ｾﾞｼｶ「脱がなくていいわよ変態！」
ｸｸｰﾙ「ちょっとは期待してたんだろ？」
ｾﾞｼｶ「・・・・バカ。」
ｸｸｰﾙ「悪かったな。じゃあぜんぶ・・・」
ｾﾞｼｶ「脱がなくていいわよ変態！」
ｸｸｰﾙ「ちょっとは期待してたんだろ？」
ｾﾞｼｶ「・・・・バカ。」
944 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/14(日) 08:17:25 ID:xMZ2bJtl
>943
主姫に似たようなネタあったな。
女と寝る時しか脱がないとかほざいてたw
主姫に似たようなネタあったな。
女と寝る時しか脱がないとかほざいてたw
945 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/14(日) 13:08:36 ID:v9ewgNpY
【君を守るよ】【はいはい】
に私も一票。
なんだかほほえましい。
に私も一票。
なんだかほほえましい。
946 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/14(日) 22:55:27 ID:obV46FhY
【みわくの眼差し】ククール×ゼシカ 4【愛のムチ】に一票
なんかすごいカップルな感じでイイ
なんかすごいカップルな感じでイイ
947 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/15(月) 00:13:15 ID:GdVYXLMM
もう次スレの時期か。
【君を守るよ】【はいはい】 にｲﾋﾟｮ
【君を守るよ】【はいはい】 にｲﾋﾟｮ
948 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/15(月) 01:38:43 ID:GdVYXLMM
「プレイボーイ・パーティージョーク」
*ゼシカが旅行から帰宅してみると、ククールはベットの中で若い雌のデュラハーンと抱き合っている最中だった。
「まあククール、あなたって人は！私の留守をいいことにデュラハーンをベットに連れ込んだりして」
「デュラハーン？！」とククールは言った。「いや、俺はてっきりバニーだと思っていたんだが」
*ゼシカとククールが新婚旅行から帰宅してみると、ベットの中では隣家のマルチェロが一人でフランスパンをかじっていた。
「おい、アンタは一体そこで何やってるんだ」
「馬鹿を言うな」とマルチェロは言った。「君らの家は隣だ」
最近小ネタが多いので載せてみた。（これはリスペクトです）
*ゼシカが旅行から帰宅してみると、ククールはベットの中で若い雌のデュラハーンと抱き合っている最中だった。
「まあククール、あなたって人は！私の留守をいいことにデュラハーンをベットに連れ込んだりして」
「デュラハーン？！」とククールは言った。「いや、俺はてっきりバニーだと思っていたんだが」
*ゼシカとククールが新婚旅行から帰宅してみると、ベットの中では隣家のマルチェロが一人でフランスパンをかじっていた。
「おい、アンタは一体そこで何やってるんだ」
「馬鹿を言うな」とマルチェロは言った。「君らの家は隣だ」
最近小ネタが多いので載せてみた。（これはリスペクトです）
949 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/15(月) 14:52:17 ID:LJGuC1TT
950 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/15(月) 15:03:34 ID:i1Q8tRnn
951 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/17(水) 02:38:31 ID:oNsnvBA2
保守
952 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/17(水) 21:42:53 ID:sJb4peds
こんにちは。JbyYzEg8Isです。
また、アホな話を書いたので投下しにきたのですが、このところアネモネさんやトトさんたち、投下されてないんですね。
いえ、お忙しいでしょうし、決して無理な催促をしてるのではないのです。
ただ、ベテラン職人さんの新作を楽しみにしてる人間が、ここに一人いることだけ、知っておいていただけると幸いです。
では以下、何事もなかったように投下します。
また、アホな話を書いたので投下しにきたのですが、このところアネモネさんやトトさんたち、投下されてないんですね。
いえ、お忙しいでしょうし、決して無理な催促をしてるのではないのです。
ただ、ベテラン職人さんの新作を楽しみにしてる人間が、ここに一人いることだけ、知っておいていただけると幸いです。
では以下、何事もなかったように投下します。
953 ：『お花摘み』1/2 ◆JbyYzEg8Is ：2005/08/17(水) 21:44:59 ID:sJb4peds
憎きドルマゲスを追って旅を続ける一行に、新しい仲間が加わりました。
その名は、元聖堂騎士団員のククールさん。
騎士だけど、戦いよりも回復が得意です。パッと見、派手で軽薄そうですが、これが意外と常識派。パーティーの良きツッコミ役になってくれるでしょう。
今日も５人と１頭は険しい道を進みます。目標はアスカンタ国領にある願いの丘。
その丘で一晩過ごすと、どんな願いも叶うという言い伝えを確かめるためにです。
辺りには、珍しい青い花が咲いています。ゼシカ嬢は、それを見て思いました。
『キレイな花。兄さんのお墓に供えてあげたい。摘んでいって、ルーラでちょっとリーザス村に寄ってもらえるようにお願いしてみよう』
実に女の子らしい考えでした。しかし、それが不運の始まりだったのです。
ようやく山頂まで辿りついた一行。まだ、夜になったばかりです。
ゼシカ嬢は、今のうちにお花を摘んでしまおうと思い、リーダーのエイト君にお願いします。
「ねえ、エイト。私ちょっとお花摘んできたいんだけど、いいかな？」
ところが、それに答えたのはエイト君ではなく、ククールさんでした。
「ダメだ！」
一同はビックリです。
「レディがそんなことしたらダメだ！ っていうか、言うのも良くないと思う」
ククールさんは真剣な顔をしています。
「どうして？ あ、魔物が出るから？ 平気よ、そんなに遠くに行かないから。皆から見える所にいるわ」
「いや、それ大胆すぎるって、ダメダメ。絶対ダメ。そんなに切羽つまってるのか？」
「そりゃあ、後でもいいけど、どうせ一晩中ここにいないといけないんだし・・・」
話がかみ合ってるようで、根本的なところがズレていることに、エイト君だけがようやく気づきました。しかし、少し遅かったようです。
「ああ、そうか。なら仕方ない。レディにそんな事させられない・・・。ルーラ！」
先走ったククールさんは、エイト君が止める間もなく、ルーラの呪文を唱えてしまいました。
その名は、元聖堂騎士団員のククールさん。
騎士だけど、戦いよりも回復が得意です。パッと見、派手で軽薄そうですが、これが意外と常識派。パーティーの良きツッコミ役になってくれるでしょう。
今日も５人と１頭は険しい道を進みます。目標はアスカンタ国領にある願いの丘。
その丘で一晩過ごすと、どんな願いも叶うという言い伝えを確かめるためにです。
辺りには、珍しい青い花が咲いています。ゼシカ嬢は、それを見て思いました。
『キレイな花。兄さんのお墓に供えてあげたい。摘んでいって、ルーラでちょっとリーザス村に寄ってもらえるようにお願いしてみよう』
実に女の子らしい考えでした。しかし、それが不運の始まりだったのです。
ようやく山頂まで辿りついた一行。まだ、夜になったばかりです。
ゼシカ嬢は、今のうちにお花を摘んでしまおうと思い、リーダーのエイト君にお願いします。
「ねえ、エイト。私ちょっとお花摘んできたいんだけど、いいかな？」
ところが、それに答えたのはエイト君ではなく、ククールさんでした。
「ダメだ！」
一同はビックリです。
「レディがそんなことしたらダメだ！ っていうか、言うのも良くないと思う」
ククールさんは真剣な顔をしています。
「どうして？ あ、魔物が出るから？ 平気よ、そんなに遠くに行かないから。皆から見える所にいるわ」
「いや、それ大胆すぎるって、ダメダメ。絶対ダメ。そんなに切羽つまってるのか？」
「そりゃあ、後でもいいけど、どうせ一晩中ここにいないといけないんだし・・・」
話がかみ合ってるようで、根本的なところがズレていることに、エイト君だけがようやく気づきました。しかし、少し遅かったようです。
「ああ、そうか。なら仕方ない。レディにそんな事させられない・・・。ルーラ！」
先走ったククールさんは、エイト君が止める間もなく、ルーラの呪文を唱えてしまいました。
954 ：『お花摘み』2/2 ◆JbyYzEg8Is ：2005/08/17(水) 21:45:42 ID:sJb4peds
アスカンタの城門にルーラさせられ、ククールさんとエイト君を除く一行はポカンとしています。
「まだ大丈夫か、ゼシカ？ さあ、早く行ってくるといい」
「・・・どこに？」
ゼシカ嬢には、ククールさんの言っていることがサッパリ理解できません。
「えっ、どこって・・・」
やっとククールさんも、自分が何か勘違いしていたらしいのに気付いたようです。
エイト君が溜め息をつきながら、ゼシカ嬢に何やら耳打ちしました。
『花を摘む』という言葉の、もう一つの意味を教えてあげたのです。
育ちの良すぎるゼシカ嬢や、育ちの悪すぎるヤンガス氏は、この隠語を知らなかったようです。
ゼシカ嬢の顔はみるみるうちに赤くなり、体は怒りに震えています。
「あんた・・・。私が、そんなはしたないマネするように見えるわけ？」
ゼシカ嬢、一気にＳＨＴ状態です。はっきり言って顔、怖いです。
でも、ククールさんにも言い分はあります。
彼は結構箱入りだったので、旅することに慣れていません。しかも意外な慎重派。道中は魔物の警戒で精一杯。野に咲く花に目をやる余裕などありませんでした。
それにゼシカ嬢とはまだ知り合ったばかり。彼女がどういう人かなんて、わかるはずがありません。
でも、生き物としての本能でしょうか。ククールさんは逃げ出しました。ゼシカ嬢は、キレたら本当に殺る人だというのはわかったようです。
ゼシカ嬢は当然追います。
さすが、素早さ自慢の二人。速いこと速いこと。あっという間に見えなくなってしまいました。ククールさんは生きて帰ってこられるでしょうか。
エイト君は思いました。
二人、だいぶうちとけたようで良かったと。そして、もう一度最初から、願いの丘に登り直しになった責任をとらせる為、ククールさんのことはシメないといけないな、と。
ちなみに、この件で『花を摘む』という隠語を覚えたヤンガス氏。すっかりこの言葉が気に入って、愛用するようになったそうです。
メデタシメデタシ。
「まだ大丈夫か、ゼシカ？ さあ、早く行ってくるといい」
「・・・どこに？」
ゼシカ嬢には、ククールさんの言っていることがサッパリ理解できません。
「えっ、どこって・・・」
やっとククールさんも、自分が何か勘違いしていたらしいのに気付いたようです。
エイト君が溜め息をつきながら、ゼシカ嬢に何やら耳打ちしました。
『花を摘む』という言葉の、もう一つの意味を教えてあげたのです。
育ちの良すぎるゼシカ嬢や、育ちの悪すぎるヤンガス氏は、この隠語を知らなかったようです。
ゼシカ嬢の顔はみるみるうちに赤くなり、体は怒りに震えています。
「あんた・・・。私が、そんなはしたないマネするように見えるわけ？」
ゼシカ嬢、一気にＳＨＴ状態です。はっきり言って顔、怖いです。
でも、ククールさんにも言い分はあります。
彼は結構箱入りだったので、旅することに慣れていません。しかも意外な慎重派。道中は魔物の警戒で精一杯。野に咲く花に目をやる余裕などありませんでした。
それにゼシカ嬢とはまだ知り合ったばかり。彼女がどういう人かなんて、わかるはずがありません。
でも、生き物としての本能でしょうか。ククールさんは逃げ出しました。ゼシカ嬢は、キレたら本当に殺る人だというのはわかったようです。
ゼシカ嬢は当然追います。
さすが、素早さ自慢の二人。速いこと速いこと。あっという間に見えなくなってしまいました。ククールさんは生きて帰ってこられるでしょうか。
エイト君は思いました。
二人、だいぶうちとけたようで良かったと。そして、もう一度最初から、願いの丘に登り直しになった責任をとらせる為、ククールさんのことはシメないといけないな、と。
ちなみに、この件で『花を摘む』という隠語を覚えたヤンガス氏。すっかりこの言葉が気に入って、愛用するようになったそうです。
メデタシメデタシ。
955 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 00:21:28 ID:Df6Bxqqc
956 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 07:25:14 ID:QIPu+HUv
957 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 08:02:53 ID:NC/01eGq
｢花を摘む｣って、そんなにはしたない行動の隠語なんですか？？？
元の意味がわからない‥。
親切な御方、教えてください。
元の意味がわからない‥。
親切な御方、教えてください。
958 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 09:02:03 ID:2JvhO2Wg
トイレだよ。
959 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 15:46:58 ID:NC/01eGq
>>958さん
ありがとー！
ありがとー！
960 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 15:58:16 ID:EbflxzYl
トイレなの？
処女を奪うことかと思った・・。
処女を奪うことかと思った・・。
961 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 17:24:53 ID:xIg9u2D3
JbyYzEg8Is です。
今回、読んでくださってる方に対して不親切な表現があったこと、深くお詫びいたします。
王家の山イベントでのヤンガスの発言があるから、わかるだろうと思っちゃいました。
いや、これ、いい訳ですね。本当にごめんなさい。
>>958さん、私の代わりに親切をありがとう。
不親切な自分を煉獄島に収監しに逝ってきます・・・。
読んでくださった方、コメントくれた方、どうもありがとう。
今回、読んでくださってる方に対して不親切な表現があったこと、深くお詫びいたします。
王家の山イベントでのヤンガスの発言があるから、わかるだろうと思っちゃいました。
いや、これ、いい訳ですね。本当にごめんなさい。
>>958さん、私の代わりに親切をありがとう。
不親切な自分を煉獄島に収監しに逝ってきます・・・。
読んでくださった方、コメントくれた方、どうもありがとう。
962 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 20:29:40 ID:XObsbQOU
>>961
いや、行かんでいいよ！！どうしても行くというなら
私がニノ大司教となって同道いたしますぞ！！
ところで「お花畑」やら「お花摘み」は知ってたけど、
王家の山イベントのヤン瓦斯の発言は知らないかも！！
強制イベントじゃないなら見逃したかも！！
今夜再プレイやってきます！！
いや、行かんでいいよ！！どうしても行くというなら
私がニノ大司教となって同道いたしますぞ！！
ところで「お花畑」やら「お花摘み」は知ってたけど、
王家の山イベントのヤン瓦斯の発言は知らないかも！！
強制イベントじゃないなら見逃したかも！！
今夜再プレイやってきます！！
963 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 20:48:08 ID:I2XonwYH
ヤン瓦斯がお花摘みするのは、確か強制イベントだよ。
私は隠語だと知らなかったから、適当にごまかしたんだと思ってた。
実は奥深い意味があったのね…
私は隠語だと知らなかったから、適当にごまかしたんだと思ってた。
実は奥深い意味があったのね…
964 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/18(木) 21:34:46 ID:6qsZasG8
主人公が死んでたらあのセリフは無いらしいとは聞いたが…
わからなかった人は多分普通に読み流したんでしょう
ほんとに花摘んでたと思ってスルーしたか
チャゴスが馬姫様に乗ってるイベントの時だよ>962
しかし今は殆どのトイレが洋式だし、それこそ野グ…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝなんて
する機会もないだろうから若い人はわからなくてもしかたないかもね
しゃがんでいるポーズが花を摘んでいる様に似ているから
昔は『ちょっとお花を摘みに…ホホホ』などと言ったのだよ
でも普通に使ってたのは多分堀井年代の方々までじゃないかと思うがｗ
私も知ってはいても使った事は流石にないけんのう
わからなかった人は多分普通に読み流したんでしょう
ほんとに花摘んでたと思ってスルーしたか
チャゴスが馬姫様に乗ってるイベントの時だよ>962
しかし今は殆どのトイレが洋式だし、それこそ野グ…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝなんて
する機会もないだろうから若い人はわからなくてもしかたないかもね
しゃがんでいるポーズが花を摘んでいる様に似ているから
昔は『ちょっとお花を摘みに…ホホホ』などと言ったのだよ
でも普通に使ってたのは多分堀井年代の方々までじゃないかと思うがｗ
私も知ってはいても使った事は流石にないけんのう
昇降機が壊れてたので戻ってきたら、>>962 何て優しいお言葉！
貴方に神の祝福がありますように。
手ぶらじゃアレなんで・・・。
皆さん、絵版に新作来てましたよ。
>>845 のアニメです。ラブリーでした。
（自分で作ったんじゃないものを手土産にする、非道な私）
貴方に神の祝福がありますように。
手ぶらじゃアレなんで・・・。
皆さん、絵版に新作来てましたよ。
>>845 のアニメです。ラブリーでした。
（自分で作ったんじゃないものを手土産にする、非道な私）
966 ：sage：2005/08/19(金) 16:04:24 ID:oQuFmcPg
アニメ
ラブリー → ロマンチック → ＳＨＴ！！
すご杉っ！！！ＷＷＷ
ラブリー → ロマンチック → ＳＨＴ！！
すご杉っ！！！ＷＷＷ
967 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/19(金) 16:11:38 ID:oQuFmcPg
スマソ！！
ageてもた！
ageてもた！
968 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/20(土) 19:37:34 ID:B/0YDRVY
ドンマイ！気にすんな！
絵板に新作来てますよ
絵板に新作来てますよ
969 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/21(日) 23:18:05 ID:Iw5nfGvC
ﾎｼｭ
970 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/22(月) 19:42:19 ID:JLu9uq48
スレ立てやってみますね。
タイトル候補が１位同数だったので、１票追加して
【君を守るよ】ククール×ゼシカ 4【はいはい】
で行ってきます。
タイトル候補が１位同数だったので、１票追加して
【君を守るよ】ククール×ゼシカ 4【はいはい】
で行ってきます。
971 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/22(月) 19:48:25 ID:JLu9uq48
次スレ立ててきました。
【君を守るよ】ククール×ゼシカ 4【はいはい】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1124707443/l50
・・・準備してたのに２ゲットされてしもたorz
【君を守るよ】ククール×ゼシカ 4【はいはい】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1124707443/l50
・・・準備してたのに２ゲットされてしもたorz
972 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/22(月) 20:52:32 ID:fdUu9vcH
>>971
㌧クス！
㌧クス！
973 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/22(月) 21:03:24 ID:lqRZGaFD
974 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/22(月) 23:05:38 ID:rX4Vgqma
>971
乙です！
埋め立て～。
乙です！
埋め立て～。
975 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/23(火) 02:48:24 ID:Tgh+9WoS
976 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/24(水) 08:29:18 ID:MaxO4E12
梅
977 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/27(土) 00:48:56 ID:oBZSAQqb
978 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/27(土) 10:48:45 ID:6eZ9Unb8
生め
979 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/27(土) 11:02:47 ID:vD8J9DBh
産め
980 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/27(土) 22:00:42 ID:bBQ0H21M
宇目
981 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/27(土) 23:01:12 ID:bBQ0H21M
ウメ
982 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/27(土) 23:22:01 ID:oBZSAQqb
倦め
983 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/28(日) 00:58:03 ID:iMyjn0rH
膿め って、投下していい流れじゃないんだよねotz
984 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/28(日) 01:18:05 ID:2dhe7IVW
例えば…例えばよ？
エチ書いてしまった場合、ドコに投稿すべきかな？
エチ書いてしまった場合、ドコに投稿すべきかな？
985 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/28(日) 01:25:22 ID:2dhe7IVW
埋めっと
986 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/28(日) 01:32:41 ID:x61rTwls
987 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/28(日) 01:47:08 ID:2dhe7IVW
某板とは「かぷばな～」の頃ちょっと揉めてたし、
あちらに投稿できるほどエロではないのです。
嫌いな人もいらっしゃると思うので、こちらにも投稿しにくいなー。
したらばかなー？
あちらに投稿できるほどエロではないのです。
嫌いな人もいらっしゃると思うので、こちらにも投稿しにくいなー。
したらばかなー？
988 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/28(日) 08:23:01 ID:dgji6WE9
>>983
え～避けたのに。なんちゃって。
え～避けたのに。なんちゃって。
989 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/28(日) 14:01:41 ID:HCaVUaat
>>984
この板ならばせいぜい15禁＝朝チュンまでで。
あまりにハードな描写があると削除依頼されるかもよ。
スレによっては全力でｴﾛってたりしているけど、それはお奨めしない。
さらにうｐする時には「必ず」冒頭に注意書きを入れる。
がんがれ。
この板ならばせいぜい15禁＝朝チュンまでで。
あまりにハードな描写があると削除依頼されるかもよ。
スレによっては全力でｴﾛってたりしているけど、それはお奨めしない。
さらにうｐする時には「必ず」冒頭に注意書きを入れる。
がんがれ。
990 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/28(日) 15:39:15 ID:uy0ibwkN
したらばって何？
銅羅食え同人板は知ってるんだけど、そことは違うよね…
そういうのはぴんくちゃんねるに池って書いてあるし。
銅羅食え同人板は知ってるんだけど、そことは違うよね…
そういうのはぴんくちゃんねるに池って書いてあるし。
ですよね…ちょっと投稿の場は慎重に考えます。
とりあえず健全なの書きます。
どうもでした！
とりあえず健全なの書きます。
どうもでした！
992 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2005/08/28(日) 23:55:19 ID:2dhe7IVW
>984
こっちに投下してお知らせするのがいいかもね
ドラゴンクエスト官能小説Part9
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106020673/
こっちに投下してお知らせするのがいいかもね
ドラゴンクエスト官能小説Part9
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106020673/