889 :
休憩中:02/05/22 11:43 ID:???
安らぎのローブを脱ぎ落とす。その下にマーニャは、踊り子の
服を身につけていた。ギャザースカートのスリットからすらりと
長い脚が覗く。男の目を惹くための、完成されたからだ。
しかしホイミスライムの目は惹きつけないらしい。
「……おねえさん、寒くないの?」
幾分むっとするが、マーニャは妖艶に笑う。
「ちょっと寒いかな。だから暖めてよ」
「どうするの?」
「最初は胸から始めるのよ」
首の後ろに手をまわし、トップを外す。妹のミネアに実は少し
劣っているものの、つんと上を向いた形のいい胸がまろびでる。
「さわってごらん」
「え、いいの?」
「いいから、さあ」
おそるおそるといったようにゆっくりと、ホイミンの触手が
伸びる。ぴとり、と両の乳房が同時に触手につつまれた。
(……あ、意外とあったかい)
「あ、やわらかーい。生まれたてのスライムみたーい」
ホイミンはマーニャの胸が気に入ったようだ。触手をうごめかせ、
頭を擦りつけてくる。
繊細な舌で巧みに舐められるより、こっちの方が何倍もよかった。
おまけに、ホイミスライムの触手は微妙にぬめっていて、乳房を
揺するのも滑らかだった。
「ん……」
これは思ったよりいいかも。マーニャは少し舌を出し、くちびるを
舐めた。
890 :
休憩中:02/05/22 11:46 ID:???
すぐにマーニャの上半身は、油を塗ったようなてかりに覆われる。
ホイミスライムの触手から出る粘液が、あちこちに擦りつけられ、
伸ばされているのだ。
「ふ……。あ……」
マーニャは艶かしい吐息を漏らす。魔物と遊ぶという初めての
経験に昂ぶっているのか、いつもより感じているようだ。それとも、
この粘液に何かあるのだろうか。
「おねえさん? 苦しいの?」
触手の動きが遠慮がちになる。マーニャはブレスレットを鳴らし
ながら、ホイミンを胸に押しつける。
「わたた、ちょ、ちょっと」
「ううん、楽しいのよ」
ふうーっと長く息を吐く。しっとりと秘所が濡れているのがわかる。
「でもぼくが苦しいよぅ」
「あら。ごめんね」
手を離すと、ホイミンは二本の太い触手を上下に振りまわす。
抗議らしい。しかしマーニャは気にしない。
「あなた、なかなか素敵よ。じゃあ、次は……」
ギャザースカートを少しだけめくる。
「こっちね」
「? ここ?」
触手をのたくらせてホイミンはマーニャの褐色のからだの上を
動いていく。臍に細い触手が入り込み、くすぐったいと思ったら
もう、ホイミンはスカートに入り込んでいた。
ホイミンのくぐもった喜びの声が聞こえた。
「うわあ、すごーい。ぬとぬとだ! ……バブルスライムみたい!」
種族的本能なのだろうか。マーニャが何も言わないうちに、触手が
秘所に入り込できた。
891 :
休憩中:02/05/22 11:47 ID:???
(あ、ちょっと!)
濡れた粘膜が親近感を抱かせたのか、ホイミンの動きが積極的に、
強引になる。無数の触手を秘所に差し込み、奥へ奥へと突きこんでくる。
陰核には興味はなさそうだが、秘所に入りきらない触手がばたついて
そこにも粘液を塗りつけてきた。
「あ、あんた、待ち……ああっ!」
「すごーい、すごーい! 知らなかったよ、人間にこんなところが
あるなんて!」
ホイミンの動きは無遠慮で、秘所の内部を暴れまわる。粘膜のひだの
間や内側、いままで誰も触ったことのないところも責め立ててくる。
オトコのモノでもオンナの細指でも届かない最奥もつつかれる。
(す、すごいのはあんたよっ!)
「ちょ、もうちょっと、ああああっ、だめだってば! ふううううんっ
ああん、いい、いいよっ!」
「いいの? だめなの? ……なんだかぼくも楽しくなってきたよ」
吹き出る愛液と、触手の粘液とで、マーニャの山吹色のギャザー
スカートに大きなしみが広がっていく。
マーニャは自分が追い詰められていくのをはっきり自覚していた。
からだをがのけぞり、草むらの上にブリッジをつくる。
(も、もうだめなの? あたしが?)
「……うっ、ううっ」
堪えようとするが、無駄だった。ホイミンはマーニャの様子にきづかず、
一向に触手の勢いを緩めないのだ。
声が一段高くなる。限界だった。目の端から涙を落とし、マーニャは
絶叫した。
「ああっ、すごい、ホイミスライムすごいいいいっ!! いっ……!!」
892 :
休憩中:02/05/22 11:48 ID:???
がくり、とからだの力が抜ける。荒い息を連続して吐く。
さすがに異状に気づいたのか、ホイミンがスカートから出てきた。
「お、おねえさん? おねえさん!」
マーニャは返事もできなかった。このマーニャさまがさんざんにイカ
されるなんて……。とちょっと悔しさを感じながら。
しかしホイミンはその沈黙を別の意味に取った。
「たいへん! ぼくが夢中になっているうちに……。待ってておねえさん、
助けてあげる! ホイミ! ホイミ!」
(うそっ!)
止める間もなかった。連続して唱えられたホイミが、マーニャのからだに
作用する。疲労が抜け、鈍磨した神経が回復し、からだが再び燃え上がる。
(ひどい、そんなの反則!)
しかしマーニャの口からは違う言葉がほとばしっていた。
「あはあっ、もっと、もっといじって!」
「よかったおねえさん、回復したんだね。……あ、またねとねとしてきた!」
「……ひゃああああんっ!!」
真夜中近く、マーニャはようやくキャンプに戻ってきた。馬車の近くでは
クリフトが寝ずの番をしている。足元が覚束ないマーニャを訝しく思ってか、
クリフトは声をかけてきた。
「マーニャさん、どうかしましたか」
「ん。……ちょっと、魔物に襲われたの」
「! だから一人歩きは危険だと。怪我は? ホイミが必要ですか?」
「も、もう勘弁して……」
それにしても、人外のものってあんなにすごいなんて。マーニャはぼやけた
頭で、快楽を反芻する。その視線の先に、立ったまま眠るパトリシアが映った。
「クリフト……パトリシアってメスだっけ?」
いきなりの質問に戸惑いながら、クリフトは答える。
「いえ、オスですよ」
「……そっか、オスか」
マーニャはほくそ笑んだ。
(……いいこと思いついちゃった)
不吉な予感を感じたのかパトリシアが身を震わす。
しかし導かれし者たちのキャンプは平和だった。
マーニャのふんどしの正式名称がわからん
あれはギャザースカートでは絶対ないが、その辺は許せ
あと、エロがちと少なめなのも許せ
さすがにパトリシアは女性名だからメスじゃないかと思うが……
まぁゲーム中にも言及されてなかったし、いいか。
マーニャ姐さんのポリシー素敵だ。
しかし何より無垢なホイミンたんに萌え。(w
895 :
休憩中:02/05/23 21:31 ID:???
>894
サンキュ
パトリシアで落としたかった、そこも許せ
クリミネ希望はまだいるかな?
懲りずにガンガンいきますが
あと、陵辱モノなのでダメな人は注意
896 :
休憩中:02/05/23 21:32 ID:???
[女戦士の陵辱]
ぽたり、と水滴の落ちる音。饐えた臭いには鼻がとっくに慣れてしまった。
薄暗がりの中で時刻はわからないが、二度目の食事が出てからの時間を
考えればもう外は夜だろう。
ガーデンブルクの地下牢で、クリフトは一人膝を抱いていた。
疑われても仕方のない軽薄な行動の末の、この収監。濡れ衣を着せられた
悔しさがないわけではないが、クリフトはむしろ自分の所業を神に懺悔して
いた。
(神よ。女性の部屋に立ち入り、あまつさえ箪笥を開けるなど、やはり
それだけで罪深いのではないでしょうか)
濡れ衣が晴らされるまでの人質には、もともとトルネコが選ばれていた。
しかし今日はネネの誕生日。なんとか帰って祝いたいというトルネコの懇願を
クリフトが聞き入れたのは、やはり心のどこかに罪悪感があったからだろう。
当然、武装は全て解除されている。いつもの神官戦士の身だしなみとは
程遠い、粗末な麻の囚人服。素足に地下牢の石畳は冷たかった。自省には
よい環境だ。
(もっとも、男性の部屋に立ち入り、秘密のプロマイドを探し出して
しまわれるような姫君もおられるのですが……。あ、いや)
「神よ」
呟いて祈りを捧げる。
静寂の中にクリフトは、複数の足音を聞いた。新しい囚人でも入るのかと
思ったが、現れた女戦士の一団はクリフトの牢の前で足を止める。訝る
クリフトの前で、戦士の一人が高圧的に言った。
「クリフトと言ったな。出ろ」
「釈放ですか」
「馬鹿め。そんなことであるはずがない」
重々しい音と共に鉄格子が開かれた。
女戦士の一団は、問答無用でクリフトを引っ立てていく。階段を昇ると
外はやはり夜だった。
897 :
休憩中:02/05/23 21:33 ID:???
連れて行かれた先は、練兵場と思しき殺風景なドームの中だった。壁に
かけられたバトルアックスや鋼の剣の冷たい輝きに、クリフトは背筋を
寒くした。
(まさか、ここは処刑場も兼ねているのでは……。確かにサントハイムの
法ならば、城内での盗みは理由の如何を問わず首を刎ねられても文句の
言えないところ。し、しかし神よ、ガーデンブルクはもうすこし情けの
あるところでしょうね!?)
両腕を抱えられ、クリフトは練兵場を横切らされる。練兵場には付属
施設として、温泉が用意されていた。火山に囲まれたガーデンブルク
ならではの施設だ。クリフトはその中に突き飛ばされる。
先頭に立つ若い女戦士が、さも侮蔑したように笑いながら言った。
「身を清めておけ。十分で済ませろ。逃げようとすればその場で脱走と
して斬る」
クリフトのいやな予感は頂点に達した。
(神よ! サントハイムでも死刑囚は刑の前に身を清めるのですが
そこんとこどうなってますか! ああ姫、アリーナ様、せめて一度
なりと……。いや、一度どうしてみたいと思うわけではありませんが)
「いいか、十分だぞ」
「……わかりました」
クリフトは、運命を受け入れる覚悟を決めるしかなかった。
温泉で身を清める。気分は殉教者の沐浴だ。いつでも殉教の覚悟は
できていたが、まさか盗みの咎でとは思わなかった。
十分後。再び囚人服を身につけたクリフトは、女戦士の手によって
目隠しを施され、練兵場へと引き連れられていった。
898 :
休憩中:02/05/23 21:34 ID:???
「覚悟は出来たかな」
女戦士の声。クリフトは神妙に頷く。
「サントハイム解放の日をこの目で見られないのは残念ですが、これも
神の定めたもうた運命でしょう」
こころの中で付け加える。
(アリーナ姫。もはやあなたをお守りできないこと、お許しください。
姫は姫のままで、健やかに成長されますように)
厳粛なクリフトに、四方からくすくす笑いが浴びせられる。目隠しで
わからないが、この場には多くの女戦士が集まっているようだ。穏やかな
心境で、クリフトは訊いた。
「それで、斬首ですか。それとも別の方法で?」
鞘走る音。
「別の方法だ」
そして女戦士は、鋼の剣を一閃させた。
(ク、クリフトさん!)
目隠しされたクリフトを囲む女戦士の集団に、数人だけ褐色の肌を
持つ者がいた。その中の一人が、声に出さずに悲鳴を上げた。
人質であるクリフトの身を案じ、勇者が潜入を命じたミネアだった。
万一クリフトに危害が及ぶことがあれば、ガーデンブルクと一戦交える
覚悟でもそれを守れ。この潜入にはアリーナが志願したが、いざという時
ラリホーの使えるミネアが適任ということで選ばれたのだ。
ミネアはそつなく潜入をこなし、ラリホーマで眠らせた女戦士の服で
扮装してこの集団に紛れ込んだ。クリフトを囲む彼女たちの態度が
どうもおかしいので様子を見ていたのだが、いきなり斬りかかるとは。
しかし女戦士の剣はクリフトを斬ってはいなかった。熟練の腕は、
クリフトの囚人服だけを器用に切り裂いていたのだ。
「さあ!」
剣を持った女戦士の号令一下。十人を下らない女戦士の集団は一斉に
クリフトに襲い掛かった。
899 :
休憩中:02/05/23 21:35 ID:???
それこそ目にも留まらぬ素早さで、クリフトの衣服は次々に破られる。
「……ど、どういうことですかこれは! ムギュ」
抗議しようとするクリフトの口を、長いブロンドの女戦士が自分の
口で塞ぐ。取り巻く女たちは暢気な言葉を交わしあった。
「へえ、これが男なんですね」
「隊長、こいつのからだってどうですか」
「そうねえ、まあまあってとこじゃない?」
女戦士たちも次々に服を脱ぎ落とし、我先にとクリフトのからだに
群がる。鍛えられた腕で神官戦士の抵抗を抑え込み、鍛えても柔らかな
胸を男の胸板に押し付ける。真っ先に取り付いた赤毛の短躯の女が
感心したように溜息をついた。
「こいつ、ひ弱そうに見えてなかなか筋肉もあるじゃない」
「男はそうなのよ。ずるいわよねー」
隊長と呼ばれた女戦士が、悠然とクリフトを見下ろして言った。
「ガーデンブルクには男が少ないからね。兵の教育という観点から、
こういう機会は逃さないことになってるのよ。人質があの中年商人から
ボクに換わったのは良かったわ」
(そんなことって……)
呆然とするミネアの前で、ついにクリフトのからだを覆うものは
なくなる。
(!!)
ミネアは息を呑んだ。
萎えたままでも、クリフトの陰茎はちょっと見事なものだった。
900 :
休憩中:02/05/23 21:36 ID:???
「あはは、変なモノがついてる!」
女戦士たちはクリフトの陰茎を嘲笑する。当のクリフトは次々と
降り注ぐくちづけに、息を継ぐのが精一杯の様子だ。
「隊長。これ、どうすればいいんですか」
「前のときはこすってるうちに大きくなったけどね」
「こするんですか。……やってみますね」
まだ幼さの残る女戦士が、好奇に目を輝かせ陰茎を握る。
……しかし、その愛撫は稚拙というにもあまりに拙く、クリフトを
苦しめるばかりだ。
「グウッ、グウウウッ」
もがくクリフト。下半身への扱いが不慣れなのに対し、その顔には
隻眼の女戦士がまたがって、秘所を舐めるよう強要している。
「さあ、しっかりやらないと窒息させちゃうよ!」
舐めるというより空気を求めて、クリフトは必死に舌を動かす。
「んふっ。そうよ……」
「あ、先輩ばっかりずるい! さあ、あたしのここもいじるのよ!」
そんな女戦士たちの集団を、ミネアは怒りに燃えた目で見つめて
いた。
(なんてことを!)
固めたこぶしがふるえる。
(クリフトさんはアリーナさんと結ばれる運命なのに! それに、
あんなやりかたじゃ自分たちばかりきもちよくて、クリフトさんは
つらいだけじゃないですか! 不慣れにも程があります!)
「ほら、あんたも」
声をかけられたのをきっかけに、ミネアは決意を秘めてクリフトに
近づいた。服を脱ぎ捨て、荒っぽい声を演じる。
「交代よ」
二人の女戦士の手で開かれた脚の間に、ミネアは屈む。そして、
柔らかなタッチでクリフトの陰茎を握った。
901 :
休憩中:02/05/23 21:38 ID:???
「グッ……」
クリフトの呻き声が変わった。
ミネアの指先はクリフトの陰茎に絡み、それをゆっくりと擦り
あげ、おろす。握り、離す。それまで萎えていたのが嘘のように、
ミネアの指はたちまちクリフトをそそり立たせた。細身に似合わず
太さのある、立派な怒張だ。
「……クリフトさん、苦しかったでしょう……」
誰にも聞こえないように呟いて、ミネアはクリフトのそれに
くちづけする。先端をそっと舌で舐めるだけで口に含まないのは、
周りの女戦士たちにあやしまれないようにとの配慮だった。ちゅ、
ちゅっと音を立て、何度もくちづけを繰り返す。
しかし経験のない女戦士たちには、それでさえ充分に大胆な
技巧と映ったようだ。隊長も目を丸くしていた。
「き、きさま、なかなか勇敢だな。経験があるのか」
ミネアは顔を上げ、一同に微笑を見せる。
「……以前に」
その言葉に、隊長は大きく頷いた。
「よろしい! きさま、こいつらに手本を見せてやれ」
(あら、そうなりますか)
陰茎を弄ぶ手を止めないまま、ミネアは少し考えた。
(クリフトさんはアリーナさんと結ばれる運命なのですが……。
しかしここで断るわけにもいきませんね。未熟な方々と不幸な
交わりをするぐらいなら、わたしが代わるのも星の導きでしょう)
右手の指についた先走りを親指から順に舐め取ると、ミネアは
小さく頷いた。
「わかりました隊長。みなさん、下がってください」
女戦士の人垣が興味津々の目で見下ろす中、ミネアはクリフトの
腰にまたがった。
902 :
休憩中:02/05/23 21:39 ID:???
(なかなか、大きいですね……)
手で調整しながら、ミネアは腰を沈めていく。陰茎への愛撫の間に
濡れていたミネアの秘所は、クリフトをすんなり受け入れる。
おお、とガーデンブルク女戦士の間から感嘆の溜息が漏れた。
「……さあ、動きますよ」
クリフトには抵抗する気力も残っていないようだった。ミネアは
クリフトのからだの上で、自らのからだをゆすりたてる。豊かな胸が
弾んだ。
「ん、ん……。ふっ、う」
余裕を持っているつもりでも、声が漏れる。ミネアの締め付けは、
クリフトにも快感のはずだった。
しかしクリフトは必死に唇を噛み、それに耐えている。
(クリフトさん……。アリーナさんに操を立てているんですね)
そうと悟ったミネアの動きが、激しさを増す。
(苦しみは、短くしてあげないといけません)
「ん、んっ、う」
褐色のからだのリズミカルな動き。粘膜の擦れる音が練兵場に響く。
ミネアは時に激しく時に緩く、時に捻りを加えてクリフトを責める。
(さあ、これでどうです?)
さしものクリフトの精神力も、徐々に追い詰められていくようだ。
噛み締めた口の間から、呻きが漏れ始めている。
(銀のタロットが使えれば、わたしをアリーナさんと思わせる
こともできるんですが……。ごめんなさいね、クリフトさん?)
完全なミネアの制御の下で、クリフトはとうとう限界に達する。
悔しさの滲む声で、クリフトは叫んだ。
「姫! アリーナさま! 申し訳ありません、クリフトは……!
申し訳ありません……っ!」
「ああっ!」
(あ、熱い……。うふ、クリフトさん、ほんと、ごめんなさいね!)
しかしそう思うミネアの表情は、どこか満足に微笑むようだった。
立ち上がるミネアの秘所から、とろりと白いものが滴った。
903 :
休憩中:02/05/23 21:41 ID:???
ミネアが宿屋に戻ったのは真夜中過ぎだったが、アリーナだけは
眠らずミネアの帰りを待っていた。ミネアのサリーにつかみかからん
ばかりの勢いで、アリーナは詰め寄った
「どうだったのクリフトは。無事だった!?」
安心させるようにミネアは笑顔を見せる。
「ええ。特に危害は加えられていません」
「そう……。ま、まあ、そうだって思ってたけどね!」
強がるアリーナを、ミネアは可愛く思う。
「ところで、真犯人の手がかりは?」
力なく、アリーナは首を横に振った。
「そうですか……」
落胆したふりをして、ミネアは用意しておいた台詞を話した。
「アリーナさん。城内の警備はさほど厳重ではありません」
「……?」
真剣にアリーナの目を見る。
「もし明日の夜まで調べが進まないようなら、明日はアリーナさんが
潜入してみませんか」
アリーナの瞳に決心が宿った。拳を固めて、姫は頷く。
「うん。そうするわ。クリフトから目を離さない」
そんなアリーナに、ミネアは優しく微笑むのだった。
(ふふ。星の導きがアリーナさんにありますように!)
はい陵辱(w
ちょっと今回は苦手なジャンルに特攻だったかな……
ワォウ。せ、攻ミネアたんハァハァ(;´Д`)……。
新鮮な力作ブラボーでした。おつかれさん。
それにしても、クリフトは受が似合うよなぁ……。
906 :
871:02/05/24 00:50 ID:???
……いや、参りました。やっぱ神ですあなた。>休憩中さん
いろいろとクリミネを見てきた中、さすがにこういうのは初めてでしたが。
面白かったです。良いものをありがとうございました!
>>905 >クリフトは受が似合う
禿同ッ!!(w
907 :
休憩中:02/05/24 05:19 ID:???
>905
サンキュ
もうちょっとエロを濃密にしたかったけど
ハァハァしてくれたならいいか
>906
他の方のクリミネを勉強(wしたことはなかったが
楽しんでもらえたかな? ミネクリになったけどな!
お前らミネアには反応早すぎ(w
今日は休みだから、女キャラのリクエストがあれば誰でもドウゾ(6は不可)
知らないヤツが出てきたらゴメンナサイで却下するが
じゃあ、Wなら男勇者×アリーナ、Xなら主人公の王子×王女、Zなら
アルス×マーディラスのグレーテ女王タン辺りをおながいします。
909 :
訂正:02/05/24 06:15 ID:???
じゃあ、4なら男勇者×アリーナ、5なら主人公の王子×王女、7なら
アルス×マーディラスのグレーテ女王タン辺りをおながいします。
アリーナはもうおなかイパーイなんで、
4の女勇者たんをお願いしたいんだが。
911 :
休憩中:02/05/24 10:55 ID:???
[姫さまの頼み]
マーディラス城、謁見の間。アルスたちがここマーディラスを訪れたのは、
大地のトゥールの弾き手を捜す音楽大会の準備がどれほど進んでいるか
確かめるためだ。
しかしマーディラスの芸術の都としての名声を以ってしても世界は広く、
周知は思ったより進んでいない。グレーテの顔色を伺いながらおずおずと
催促をしたアルスに、グレーテは柳眉を曇らせる。
「せっかちじゃのうアルス。わらわを信用せい。友達を裏切るようなことを、
このわらわがすると思うてか」
「い、いえグレーテさま。僕、待ちます」
「うむ」
アルスの後ろには、姫の採決を待つ官僚が列を成している。
それに気づくと、アルスはそそくさと謁見の間を辞そうとした。
しかし、挨拶もそこそこに踵を返したアルスを、グレーテは後ろから
呼びとめる。
「時にアルス、わらわの頼みを一つ聞いてくれぬか?」
まだ青年というにも若すぎるアルスだったが、これまでの幾多の冒険を
通じて直感は養われていた。姫は何か企んでいるような気がする。なんだか
とっても、不吉なような……。
「えっと、ごめんなさい姫さま、僕たちはちょっと急ぐので」
しかしグレーテは、不愉快そうに玉座の肘掛けをとんとんと叩くと、
セリフを繰り返すのだった。
「もう一度訊くぞ。わらわの頼みを一つ聞いてくれぬか?」
「アルス、なんだか兵隊さんたちが怖い顔してるぞ」
ガボの言う通りだった。謁見の間の扉の脇に立つ近衛兵は、姫の命令で
直ちに動けるよう緊張を高めている。
「アルス殿、ここは姫の顔を立てるのがよいと思いますぞ」
メルビンにも諭され、アルスは不承不承頷くしかない。そんなアルスに、
グレーテ姫は最高の笑顔を見せた。
「さすが友達じゃ。では今夜、そなたの宿に使いを出すからの。
よし次! 詩人への税制優遇の見直しじゃったな!」
912 :
休憩中:02/05/24 10:57 ID:???
その夜。マーディラス城下に宿を取ったアルス一行の下に、姫の書状を
携えた侍女が訪れた。書状には短く、アルス一人で城まで来るように、とある。
「メルビンさん、どういうことだと思います?」
「アルス殿。……ウホン! グレーテ姫とて若き乙女でござるからして……」
「何を言ってるの! アルス、余計な心配はしないで早く行ってあげなさい」
アイラの言葉に勇気付けられ、アルスは単身城に向かう。衛兵は話を聞いて
いたと見えて、すんなり門を通してくれた。
侍女の案内で城内を進む。
「こちらでございます」
「え、ここ? 姫さまのお部屋じゃない!」
「わたくしはアルス様をこちらにご案内するよう仰せつかっただけに
ございますから」
澄ました侍女に、話は通じそうにない。仕方なくアルスはドアを遠慮がちに
ノックする。
「……アルスか。うむ、大儀じゃ。入るがよいぞ」
言われるままに部屋に入る。
グレーテ姫は昼間の動きにくそうなドレスではなくローブをまとい、
ベッドに腰掛けていた。アルスの顔を見ると、ほっとしたような表情で
微笑みかける。
「よう来てくれたアルス。わらわをジジ色の毎日から救ってくれるのは
そなただけじゃ」
はあ、とアルスは気のない返事を返す。
「それで姫さま。僕に頼みとは」
「うむ」
姫はベッドの反対側を指差す。そこにはテーブル大の小さな舞台が
用意されていた。
913 :
休憩中:02/05/24 10:59 ID:???
「わらわも芸術の都の姫。歌と踊りの他にも練習を積まねばの。そこで最近は
彫像を始めたのじゃ」
グレーテの彫像と聞いて、アルスはグレーテの描いた絵を連想した。
リートルードに飾ってもおかしくない、前衛的な絵。彫像もあんな感じだろうか。
「ところがこの城にはなかなかモデルになるような男がおらんでな。是非とも
そなたに、モデルになってもらいたい」
アルスはほっとした。思ったより無理な注文ではない。
「はい。わかりました、お引き受けします」
グレーテは満足気に頷く。
「うむ! では、早速服を脱いでその舞台に立つが良い」
「はい。……ええっ!!」
驚きの声を上げたアルスに、グレーテは首をかしげて訊いた。
「何を驚いておる?」
「ふ、服を脱ぐんですか!?」
アルスの顔が赤くなっている。姫はさもおかしいというように声を上げて
笑った。
「ははは、アルス。当然じゃ。人体の彫像は肉体の美を率直に生かすのが
肝要。服など着ていては、体が隠れるではないか」
それはそうかもしれないが、そんなこととは思わなかった。もじもじする
ばかりのアルスに、グレーテはぴしりと言う。
「さあ、引き受けたと申したではないか。早う脱げ。恥ずかしがることはない、
これは芸術なのじゃ」
恥ずかしくないはずがない。しかしアルスは、もう引き返せなかった。
「姫さま、じゃ、じゃあ、せめてこっちを見ないで下さい……」
「見ずにどうやってモデルにしろというのじゃおかしなヤツめ。それと
わらわのことはグレーテと呼ぶが良いぞ」
914 :
休憩中:02/05/24 11:00 ID:???
アルスは一糸まとわぬ姿でグレーテの前に立つ。せめて両手で前だけは
隠すが、
「アルス、そなたはわらわを馬鹿にしているのか?」
グレーテの冷たい一言で直立不動の姿勢を取らされた。姫は自分の
前に粘土の塊を置き、鋭い視線でアルスを隅々まで見まわした。
「うーむ、どうも固いのう。もうすこし楽な姿勢は取れぬものか」
そう言われても、アルスはどうしていいかわからない。
「そうじゃな、右の手を肩に担ぐ感じに。左手は自然に垂らせ。視線は右上。
そう、もう少し上に……。……うーむ。いまいち。ではそうじゃな、手を
後ろで組んで……。全然駄目じゃな」
なんやかやとグレーテの注文が飛ぶ。アルスは全て言われた通りにする
のだが、なかなかグレーテは気にいってくれない。グレーテも苛立ちを
見せ始める。
「どうもいかんのう。アルスの凛々しさと可愛さが全然出ぬわ。もっと上手い
ポーズはできんのか」
「姫さま、僕は姫さまの言う通りに……」
「ええい、うるさい!」
ついにグレーテはベッドを立った。何をされるのかと凍りつくアルスの
後ろにまわり、その手を取る。
「こう、もっとこうじゃな……」
気づくとアルスの正面には大きな姿見が用意されている。姫はそれに映る
アルスの姿を見ながら、アルスの両腕をあれこれと動かしているのだ。
「……少し足を開いてみるのはどうかの」
ぴとり、とグレーテの手のひらがアルスの内腿に当てられる。
アルスの全身に緊張が走る。
「もっと腰をこう、右側に捻って……」
腰を両手で挟まれ、左右に振られる。……少年には強い刺激だった。
(ひ、ひめさま、ちょっと!)
止める間もなかった。アルスの陰茎はみるみるうちに力を得て、反り返って
しまった。
915 :
休憩中:02/05/24 11:05 ID:???
「……」
「ひ、ひめさま」
「アルス。なんじゃこれは」
不機嫌そのものの声で、グレーテは後ろからアルスの陰茎をぴしゃりと
叩いた。アルスは泣き出しそうだった。
「だ、だって姫さまが変なところを触るから……」
「何を抜かすかっ。芸術と申したであろう! それと姫さまではなくグレーテと
呼ぶのじゃ!」
怒声に、アルスの体は縮こまる。しかし陰茎はグレーテの右手の中で、一向に
衰えそうもない。
「まったく、早く鎮めんか。どうすれば元に戻るのじゃ」
「と、とにかく手を離してください……」
懇願するが、グレーテはなぜか黙り込み、手も離さない。どうしたんだろう、と
アルスが怪しみだす頃にようやく、姫は先ほどまでとはうって変わった優しい声で
アルスに囁いた。
「思い出したぞアルス。前にマーディラス大辞典で読んだ」
グレーテの手のひらは、アルスの陰茎を握りこむ。
「確か……。こうするのじゃ」
「ひひひ姫さま!」
「グレーテじゃ」
ゆっくりとグレーテは、陰茎を握る手を上下させる。左手も前にまわると、
優しくアルスの胸板を撫で始めた。
「姫さま、ひめさま、やめてください!」
「見てみよアルス。正面の姿見を」
グレーテはアルスの右肩から自分の顔を覗かせ、アルスにそう言った。鏡には
陰茎を弄られ胸を撫でられ、顔を真っ赤にして泣き顔のアルスが映っていた。
916 :
休憩中:02/05/24 11:07 ID:???
「うむ、これじゃ。凛々しい下半身と、可愛い上半身。これがアルスの
最上のポーズじゃな」
耳元で言うグレーテの声には、どこか熱っぽい響きがあった。敏感な
陰茎から漏れる先走りが、早くも姫の指を汚しはじめる。
「ううっ、姫さま……」
「グレーテじゃと言うておろう」
陰茎を握るグレーテの手に力が込められる。
「ひっ」
「さ、もう一度」
「ぐ、グレーテさま……」
「わからぬやつじゃのうアルス。握りつぶしてしまうぞ」
「あああっ、グレーテ! グレーテ!!」
「うむ、よろしい」
グレーテは右手で陰茎を握ったまま、左手でそっと自分のローブを留める
結び目を解いた。まだふくらみきっていない胸を、アルスの背中に擦りつける。
「ん……。ふ……。アルス、どうじゃわらわの指は」
「うううう」
「ははは、声も出ぬか?」
嬉しそうに笑うと、グレーテはアルスの腰に自分の腰を密着させた。アルスの
腰骨を探り当て、その出っ張りで自分の陰核を刺激する。
「アルス……。ほんに可愛いの……。あ……」
「ひめ……じゃないですグレーテ!」
グレーテの秘所から滲む愛液が、アルスの腰に塗られる。姫の右手と腰から、
くちゅり、と艶っぽい音が鳴る。
「ぐ、グレーテ、ぼ、僕もう、もう……!!」
アルスの声は悲鳴に近い。それを受けてグレーテは両手でアルスを
こすりたて、南国の踊りのように腰をアルスに打ち付けはじめる。
917 :
休憩中:02/05/24 11:09 ID:???
「あ、う、グレーテ! やめて、だめだよっ!!」
「アルス、わ、わらわも素敵な気分じゃぞよ」
二人の動きは際限なく激しさを増していく。グレーテの右腕は素早い動きに
突っ張りはじめ、陰核をこすりつける腰の動きはいつの間にか円を描くように
なっている。
アルスは目をつむってじっと快感に耐えるが、グレーテは上気した目で正面の
姿見を見据え続けていた。その口元には笑みが浮かび、細い涎がアルスの肩に
落ちた。
アルスの全身の緊張が、急速に高まっていく。グレーテはもう自分の体を
アルスに打ち付けるようだった。
「あ、もう、だめだってばあああっ!」
一声叫ぶ。……アルスの陰茎からは精液がほとばしった。美しい絨毯と
グレーテの右手が、白く汚れていく。
「……んんんっっ!」
次いで、グレーテも感極まった声を上げた。腰をぶるぶると震わせ、
全身の動きを止める。アルスの腰に塗りつけられた愛液が、糸を引いて
舞台に落ちた。ようやく右手はアルスの陰茎を手放した。
「ひめさま、ひどいよ……」
涙声での抗議に、グレーテは荒い息で答えた。
「グレーテと呼べと申しておるに……」
翌日。アルスの宿に城から宝箱が送られた。偶然宿に一人だったアルスは、
嫌な予感を感じて誰にも見られないところでそれを開けた。
中に入っていたのは、城をコンニャクのように描いた姫がつくったものとは
思えない、精巧極まる、アルスの射精の瞬間を捉えた彫像だった。
同封されていた手紙にはこうあった。
『同じものをもう一つ作ったぞよ。大通りに飾られたくなかったら、これからも
わらわの頼みをきいてたもれ!』
>909
グレーテ姫について調べるのに手間取った
それと「主人公の王子×王女」をリクするとはいい度胸(w
通報しますたよ?
919 :
休憩中:02/05/24 13:29 ID:???
[滅亡の淵で]
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
平和だった山奥の村は、いまやデスパレス軍の急襲によって滅びようと
していた。地上からは絶え間なく剣戟や爆音、それに悲鳴が聞こえ、時間が
経つごとに着実に村人の命が奪われていることは明らかだった。
押し込められた地下室で、ユーシスは泣き叫んでいた。自分だけが安全な
場所に隠れ、友や肉親や優しくしてくれた人々が死んでいくのを待っている
だけなんて、とても耐えられることではなかった。
「シンシア! シンシア! どうして戦わせてくれないの! わたしだって
戦える、剣をちょうだい、ここを開けてよ! 父さん、母さんっ」
叫びながら地下室の扉を叩く。ユーシスの両手は滲み出る血で赤く染まって
いく。
扉を通じて、村人たちの叫びが聞こえてくる。
「……怯むな、支えるんだ!……」
「……朝まで持たせろ、ブランカに援軍要請を!……」
しかし朝まではまだ十時間を数え、ブランカまでは一日の行程。全ては
絶望的だ。だからこそ、ユーシスは扉を叩き続けた。
「開けてっ! みんな、どうしてわたしだけ!!」
「……ユーシス!」
扉の向こうから、呼びかける声。
「シンシア!」
「いま開けるわ」
重い響きが、鍵が開けられたことを教えてくれた。そして、地下室に
入ってきたシンシアの姿を見て、ユーシスは絶句した。美しく長かった
銀の髪は無惨にも途中で切られ、急を聞いて着込んだのだろう皮の鎧も
留め金が壊れて役立たずになっている。
なにより、あの快活な笑みを浮かべる顔には、誰の者とも知れぬ血糊が
べっとりとついているのだった。
920 :
休憩中:02/05/24 13:30 ID:???
「シンシア、血が」
「わたしなら大丈夫」
顔を青くしたユーシスに、シンシアは無理にでも笑ってみせる。
しかし、その表情はどこか自嘲的だった。
「終わりね。この村は」
そんなシンシアに、ユーシスは強く詰め寄る。
「戦わせて、シンシア。わたしに剣を!」
だがシンシアは、はっとするほど冷たくそれに答えた。
「駄目よ」
「なぜ! わたしも戦って死なせて! ここにいても死ぬだけよ、
もし生き残れるとしてもみんなを犠牲にしてなんて我慢できない!」
ユーシスの頬が鳴る。
平手で打たれた頬を押さえ、ユーシスは信じられないといった
表情でシンシアを見る。シンシアは怒りに燃えた瞳でユーシスを
見下ろしていた。
「死ぬなんて許さないわ、ユーシス。わたしたち全員が死んでも、
あなただけは生き残らなければいけないの」
「シンシア……。わたし、わからない……」
「わからなくてもいいわ。いつか、わかるから」
涙に汚れたユーシスの頬を、新たな滴が流れ落ちる。
「どうしてそんなことを言うのシンシア。ずっと一緒だったじゃない。
子供の頃からずっと! 何を隠しているの? なぜ黙っているの?
シンシア! 教えてよ!」
叫ぶユーシスは、しかしはっと言葉を失った。シンシアもまた、
涙を流していたのだ。シンシアは呟いていた。
「……ユーシス。わたしのユーシス。わたしの大事なユーシス。
ごめんね、あなたは誰よりも優しいのに、誰よりも残酷な運命を
背負わされるのね」
921 :
休憩中:02/05/24 13:31 ID:???
魔物の咆哮が、また少し近づいたようだ。
地下室の闇の中で、ユーシスは動けないでいた。
シンシアが、ユーシスにくちづけしていた。
そっとくちびるを離すと、シンシアの涙はまだ流れていた。
「ユーシス。男勝りと言われていたわね、ずっと」
「……」
「あなたが本当に男ならよかったのに。もしそうだったら、
この日がいつか来たとしても、わたしはもっと幸せだったのに。
好きだったわユーシス。ずっと」
「あ……」
村が滅びようとしている中での、悲しい告白だった。シンシアは
使い物にならない皮の鎧を脱ぎ捨て、血に汚れた布の服も破り
捨てた。
心細い蝋燭の光の中、シンシアは生まれたままの姿でユーシスに
微笑んだ。
「……どうしてよ、どうして今そんなことを言うの……」
放心するユーシスに、シンシアはもう一度、優しくくちづけする。
「あなたを守るわ、ユーシス。あなたは生きるのよ。でもお願い。
わたしのことを忘れないで」
「忘れるわけ、ないじゃない! シンシア、もう悲しいことは
言わないで!」
「ありがとう……。でも、許してねユーシス」
シンシアはユーシスを抱きしめる。そして、そのままゆっくりと
ユーシスを床に横たえた。
「わたしの思いを、最後にあなたにぶつけたいの。女だったから
わたしを愛してくれなかった、憎いあなたに……」
三度目のくちづけ。それは、とても乱暴なものだった。
922 :
休憩中:02/05/24 13:32 ID:???
「う、く……!」
処女の恐怖が、ユーシスのからだを固くする。シンシアは
噛み付くような勢いでユーシスの首すじにキスをした。
「おとなしくして、ユーシス」
そしてシンシアは、足元に落とした道具袋から緑の丸薬を
取り出す。シンシアの薬草の知識はユーシスのそれを遥かに
上まわっている。その緑色に、ユーシスは見覚えがなかった。
「シ、シンシア、それは?」
「いつかあなたに飲んでほしかった薬草よ。あなたに愛して
もらうために。でも今は、わたしを忘れられないように
したくて、これを使うわ」
鼻をつままれて丸薬を口に放り込まれれば、それを飲み下す
しかない。そして魔法の薬草の常として、効果は速やかだった。
「あ……。シンシア、ひどい……。う、あつい……っ」
服の上からでもユーシスの乳首が尖り始めるのがわかる。
シンシアには、ユーシスが濡れ始めていることもわかっている。
「わたしがあなたの最初のひとよ、ユーシス。……モシャス!」
モシャスの魔法は、シンシアのからだの一部だけに作用した。
シンシアの秘所の上に、隆々たる陰茎が出現する。
「本当なら、あなたに犯してほしかった……!」
悲痛な思いを叫びながら、シンシアはユーシスに覆い被さった。
923 :
休憩中:02/05/24 13:33 ID:???
魔法の薬草の力と。
……そして、ユーシスがシンシアを受け入れたいと思った
ことが、ユーシスのからだを敏感にしていた。
血塗れの指先が、ユーシスの胸を服の上からもてあそぶ。
もう一方の手は秘所に伸び、陰核を捉えた。シンシアの
くちづけはユーシスの首すじに降り注ぐ。
「うううーっ、ひどい、ひどいよシンシア! んんんっ!
そんなこと、言ってくれなかったじゃないっ。うああんっ、
好きだなんて、言ってくれなかったじゃない!」
ユーシスは叫んだ。叫ばずにはいられなかった。悲しみと
嬉しさと快感と破滅の予感が、ユーシスを狂わせた。背後に
聞こえる音楽は村の崩壊そのものだった。
「ユーシス、大好きよユーシス! 十年間、わたしは
わたしを偽ったのよ。あなたとこうして愛し合える日を
夢に見ながら!」
「シンシア、きもちいい! 好きよ、わたしもシンシアが
好き! ふあああああああんっ、もっと、もっと触ってっ」
「嬉しい……。ユーシス、もっと感じて、もっと悦んで!
わたしを忘れないで、わたしが死んでも、絶対に!」
涙と血と埃で汚れきった二人の顔が近づき、何度もくちづけが
繰り返される。ユーシスのからだは快感にのたうち、秘所からの
愛液は服から滲んで床を濡らした。シンシアは技巧ではなく、
思いの全てをユーシスのからだにぶつけ続けた。ユーシスは
それを淫靡な悦楽として受け止め、全てを忘れた。
モシャスで生み出された陰茎が秘所にあてがわれた時さえ、
ユーシスは抵抗することなど思いもよらなかった。
924 :
休憩中:02/05/24 13:34 ID:???
「いくわよユーシス、わたしが、あなたの中に入るの!」
「来てシンシア! 早く、お願いっ」
シンシアはユーシスの服を破り取る。下半身だけを
剥き出しにしたユーシスに、シンシアは再びのしかかる。
「ユーシスっ!」
万感の思いを込めて、陰茎が突き込まれる。
「う、きゃああああああっっっ」
ユーシスのからだが跳ねた。
「痛いの、痛いのユーシス? ……ベホイミ!」
癒しの呪文はユーシスから破瓜の痛みを速やかに取り去る。
そしてそれが消え去った後に残ったのは、圧倒的な充足感と
快感だった。
「あ、あ、シンシアがシンシアがわたしの中に! わたしの
中にいるの! ん、うううーっ」
「そうよ。わたしはあなたの中にいるのよ。あったかい……
ユーシスって、こんなにあったかかったんだね……」
シンシアは、泣いていた。涙が止まらなかった。
蝋燭に照らされ、壁に映る影がゆらめく。この時間の
儚さが、シンシアには悲しくて仕方がなかった。
魔物の雄叫びは近く、デスパレス軍が村の敷地内に入った
ことがわかった。
それでも、この一瞬だけでも、シンシアは望む幸せを
手に入れたのだ。そのことをユーシスも感じ取っていた。
「ユーシス、きもちいいよ。わたし、幸せだよ……。
さあ、わたしとイって! 今だけは! 二人で一緒に!」
「シンシア、わたし、わたし、忘れないから、忘れない!
あ、あっ、いいっ、いいいいいいいいっ…………」
925 :
休憩中:02/05/24 13:35 ID:???
村は最後の時を迎えた。
防衛線は全て破られ、主だった戦士も死んだ。
建物はことごとく燃え上がり、濃密な瘴気は花畑を
毒の沼地に変えつつあった。
「勇者はいたかぁ」
「勇者はどこだぁ」
魔物の叫びがこだまする。
だが、突然。
「……ぎゃああああっ!」
悲鳴をあげて、一匹のアームライオンが火だるまになる。
デスパレス軍の注目がそこに集まった。
燃え上がる村を背景に、そこには一人の少女が立っていた。
羽根帽子をかぶり、右手に剣を下げている。左手には、まだ
魔法の炎がくすぶっていた。
「……ほう」
デスパレス軍司令官の目が細くなる。
「やっと出てきたか、勇者よ」
少女の周りを、魔物が取り囲む。百匹、二百匹。
しかし少女は臆する素振りも見せず、剣を天に掲げた。
そして、叫ぶ。
「勇者ユーシス、見参! 卑劣な魔物ども、このわたしに
挑む勇気があればかかって来い!」
滅びゆく村の中で、その少女の足元だけには、変わらず
可憐な花が咲き誇っていた。
512KB警告出てるな
ここまでにしておきます
お付き合いありがとうございました
女勇者キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
休憩中氏、すげえ! 毎回、設定が巧みでうならされます。
神!!
つか、そろそろ出てないキャラの話キボンヌ
DQ3で出てないキャラ結構居るしな
次スレどうするよ?
5のヘンリー×マリアっつうのはダメか?どなたか。
>>911-917 ぐぐグレーテさまハァハァ!!
漏れは全DQ中グレーテ姫が最萌えですがなにか?
つーわけで漏れも神認定>休憩中殿
>>911-917 7未プレイとは思えないディティールの細かさが(・∀・)イイ!
というわけで俺も神認定>休憩中氏 アルス×マリベルきぼんぬ
935 :
休憩中:02/05/25 09:03 ID:???
(・∀・)イイ!でも(・A・)イクナイ!でもキター━(゚∀゚)━!でも逝ってヨシでも
反応があると徒労感がなくていいな
エロはどうしてもお客の反応が薄いんで、孤独な戦いが多くなっていつしか
消えることが多いんだが
>927
神認定サンキュ
フタナリものは好き嫌いが別れるんで喜んでもらえてうれしい
久しぶりにエクスクラメーションをたっぷり使って俺も楽しかった
女勇者スレッドで宣伝してくれたのはお前ですか?
>928
お前はDQ3で好みのカップリングがあるだけ違うんかと小一時間問い詰めたい
昨日リクしてくれればカンダタと子分でド迫力4Pファックでもノルド攻めポルドガ王
誘い受けでも何でもやったのにナーウソダケドナー
>931
偏見だけどそっちはお客のコト考えないオナニーが横行しすぎてる気がする
>932
神認定サンキュ。ダンナも通だね
書いてる途中グレーテ姫ご乱行で100レスぐらい埋めたくなったが何とかセーブ(w
>934
神認定サンキュ ここまで認定されるとチェーンソーで殺られそうだ
7はやったよ
7好きには申し訳ないが、ちょっと記憶が曖昧だったってこった
ちなみにやってないのは6。これは逆立ちしても書けん。5もキツイ
あとそういう王道な組合せは俺は却下なんでゴメンナサイ
950逝く前にdat化しそう・・・
937 :
11:02/05/25 16:06 ID:h8L8yJ1Q
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