1 :
参加するカモさん :
2007/06/24(日) 16:58:21 ID:09jfAKgb
2 :
参加するカモさん :2007/06/24(日) 17:01:11 ID:09jfAKgb
※このスレは、漫画「スクールランブル」でバトルロワイアルパロディのリレー小説を行う企画です。 書き手のルール ・まず、まとめサイトの基本ルールを読みましょう。また、予約ルールは必ず守って下さい。 ・矛盾がある場合、修正や破棄を求められる場合があります。その場合は応じて下さい。(正・破棄対象の矛盾については作品のルール参照) ・予約がされていた場合、予約されたキャラを後々自分が使うなど言って予約者を混乱させないようにしましょう。 ・また、作品投下後に「この展開だと自分の話が書けない」といった文句を言うのはやめましょう。 ・自分の気に入らない展開という理由で批判をするのはやめましょう。 ・読み手があってこそのリレー小説です。常に読み手がいる事を意識し、投下前に十分推敲して下さい。 ・自己リレーは出来るだけ控えましょう。しかし他に書き手がいない場合などはその限りではありません。(自己リレーする時の注意点は投下のルール参照) 自己リレーかどうかの判断は、以下の例に従って判断して下さい。 例)自分が書いたキャラAの投下後に別の作者が他のキャラBCDをAの近くに移動させた場合 →Aを書いた作者がABCDの話を書く:自己リレーに当たらず。 →BCDを書いた作者がABCDの話を書く:自己リレーに当たる。 要するに、自分の投下後に他の作者が自分の投下キャラの状況に変化を齎す場合は自己リレーに当たりません。 逆に、自分が投下して生じた展開に更に連続で他のキャラを絡めた場合は自己リレーとなります。 読み手のルール ・自分が気に入らない展開という理由で書き手を批判するのはやめましょう。 ・書き手があってこそのリレー小説です。書き手の創作意欲を削ぐような批判や誹謗・中傷はやめましょう。 ・NG・修正要請の必要を感じても発言はマイルドにお願いします。厳しすぎる言葉は作者の創作意欲を削ぎます。 ・ルール違反や荒らしでもない作者を追放・批判するような事はやめましょう。
3 :
参加するカモさん :2007/06/24(日) 17:02:36 ID:09jfAKgb
投下のルール ・本編を投下する際、必ずトリップを付けて下さい(ネタや番外編はその限りではありません)。 ・書きたいキャラを予約することができます。 予約:書きたいキャラを指名し、トリップを付けて宣言する。後日作品を投下する際はトリップを付ける。 期限は72時間。それを過ぎても何の意思表示も無ければキャンセル扱いとなります。 ここで言う予約とはプロットが完成していてあとはタイプするだけの段階で行うものです。 もし期限に間に合わない場合、必ずキャンセルかいつまでに投下できるかという意思表示をお願いします。 予約延長:期限は24時間。但し、他に書きたいという方が出た場合は譲って下さい。 ※遅すぎは困るので出来るだけ早めが無難です。投下が無理なら早めに予約を解除して下さい。 ・もちろん予約されていないキャラの話ならば突然投下大歓迎。予約されたキャラがいたら諦めて下さい。 ・自己リレーを行う場合、募集開始から3日以上空けてからお願いします。 予約宣言を必ず行い、また自己リレーである事を明記して下さい。 宣言後1日経って他に書きたいという人が出なければ、それから3日以内に投下をお願いします。 ・キャラを握っておいて様子見云々を発言するのはNG 。 やるなら黙って、ただしそれで状況が変わって書いた話がパーになっても泣かない ・住民から修正が必要と判断された場合(基準は作品のルール参照)、書き手は修正宣言を行なって頂きます。 宣言は作品投下から24時間以内に行なって下さい(行なえなければ破棄となります) ※但し、修正が必要な理由が投下24時間以降に発覚した場合は、その限りではありません。 修正宣言から24時間以内に修正版を投下して頂きます(投下先はまとめの方にお願いします)。 その時間を過ぎると破棄扱いとなる為、ご注意下さい。 ・予約期限、修正期限が切れた後も再投下をする事は認められますが、再び予約する事はできません。 ※誤字・脱字の修正などの場合宣言は不要です。まとめの掲示板にどうぞ。
4 :
参加するカモさん :2007/06/24(日) 17:03:23 ID:09jfAKgb
生存者名簿一覧 【現在4名】 (43名) 男子 .女子 ○14:播磨 拳児 .○1:一条 かれん ○9:高野 晶 ○15:三原 梢 【以上1名】 .【以上3名】
5 :
参加するカモさん :2007/06/24(日) 17:24:27 ID:nZdzHyqR
6 :
参加するカモさん :2007/06/24(日) 18:43:49 ID:ac5UfygN
高野と三原だから優勝か全滅か
7 :
参加するカモさん :2007/06/24(日) 19:04:18 ID:YR3kQmGY
教師の名簿は不要?
8 :
参加するカモさん :2007/06/24(日) 19:10:29 ID:L57KNy2o
あってもいいんじゃね?
9 :
参加するカモさん :2007/06/24(日) 19:29:33 ID:sy8XWnVj
播磨と一条だから脱出
今日中に投下あるかと思ったがそうでもないか ズガンの嵐の予感
みんな終盤みたいに言うけどまだ中盤ですよ
あと2ヶ月くらいで一年ですか そのあたりまでに完結してほしいですね
長期戦だってなんのその
読み手はどうかしらんが書き手はさっさと終わって欲しいと思ってるぞきっと
>>15 大丈夫。どんなに続いてもここまで来たからにはって人もいる
18 :
参加するカモさん :2007/06/25(月) 16:49:04 ID:/hNSC1wB
まぁ、とにかく俺達読み手にできることはただ一つ!
そうwktkして待ち続けることだ
投下します。さるさんの場合はまとめの修正スレに投下します。 『私の中のアナタなら』
「どうすればいいのよ……」 隠していた銃器を足元に散らかし、マットの上に置かれたノートパソコンの前に座り込んだ一人の少女。 体育館の中でも三原の自問は続いていた。あの子豚を見た事で、彼女の脳裏には何度も白昼夢の記憶が過ぎり続ける。 三原が生き残る為には播磨や一条を利用し、高野を殺させる。決着が着けば、今度は三原直々に生き残りに止めを刺す……それしかない。 だが三原の中の今鳥や音篠は、そんな事を望まない。 何度否定しようがそれは揺らがなかった。それは、三原の中で二人が大切だった証でもある。 大切な人達だからこそきっとこう考えるのだろうと、三原には手に取るように分かってしまうのだ。 そんな大切な人達が結果的に三原を苦しめているのだから皮肉な物である。まして、その苦しみを和らげてくれる者はもう誰もいないのに。 解決策が見つからぬまま、三原はノートパソコンの前に座り込んだ。 少しでも気を紛らわせようと地図を覗き込む。……高野はもうすぐG-03に入ろうかという場所にまで接近している。 彼女を迎え撃つ為にも早急に播磨達を言いくるめなければならない……ならないのに。 あの子豚を見る前なら迷わず播磨達を怒鳴りつけに行けたのに、今の三原はノートパソコンの前から動く気力すら失い始めていた。 今鳥達の望みは、三原にとっては破滅しか生まない。なのに、それでも彼らは三原にヒーローになれと言い続けるのだから。 このように動く気力すらない三原にとって、地図が映し出す播磨の接近は数少ない好材料となった。 一条は逆に八雲の埋葬場所と思しき地点に近付いて行っているようだが、播磨はこちらに来ている。 一条と会って何か話をしてこちらに向かったのか。何にせよ、向こうからこちらに来てくれれば三原としても都合がいい。 播磨達に高野と戦わせる意欲は幾分削がれつつあったが、それでも高野はこちらに構わず近付いてきているのだから。 「三原!」 ……体育館の金属扉を開け放ち、唐突に男子の大声が響き渡る。 三原の予想より遥かに早く来た播磨に、どう動くか決めかねていた三原は声を返す事もしなかった。 それに構わず播磨はずかずかと近付き、三原の横に腰を下ろす。 ……八雲が死んだ直後に比べ、随分彼に勢いがあるように三原は感じた。
「高野の奴、もうこんな近くまで来たのか……」 播磨はまずノートパソコンの地図を見た後で三原に視線を送ってきた。 それに対し、三原は目を逸らす事しか出来ない。以前なら、播磨はただの人殺しでしかなかったのに。 天王寺や吉田山を殺し、挙句目の前で八雲まで殺した男。それに対して侮蔑と憎悪に満ちた睨みを効かせられたのに、だ。 「……なあ、三原。さっき一条と会ったんだよな?」 「うるさい! そんな事どうでもいいでしょ!?」 播磨の言葉が三原を抉る。彼のたった一言で、再び子豚が、今鳥や音篠の姿が過ぎるのだ。 反射的に否定する。いや、そうする事しか出来ない。あまりに単調な拒絶しか、三原が抗う術が無い。 「何なのよ……大体、何で一条さんは豚なんて持ってた訳? ちゃんと八雲ちゃんを埋葬出来たんでしょうね!?」 「……妹さんはもう埋めたぜ。それに三原、あの豚はな……」 乱暴に叫ぶ三原に対し、不意に播磨の声質が変わる。 声だけでなく、サングラスを外したその表情もどこか落ち着いた……いや、悲しみすら漂い始めていく。 「……何よ、知ってるの? あの豚……」 「あの豚な……ナポレオンって言うんだ。俺の知り合いでな……ほんと、伊織といい、何で動物までこんなクソゲームに巻き込まれたんだろうな」 「……八雲ちゃんの伊織と一緒、って事?」 「まあな。あいつも酷い目にあったみたいだけど、最期はイチさんに看取って貰えたんだ。俺は、そうして貰えて良かったと思ってる……」 播磨の態度がその場で取り繕ったような物でない事は、直に彼の声を聞く三原には良く分かった。 ナポレオンと急に名付けた筈もない。あの子豚はナポレオンという名だったのだ。そして、それは元々播磨にとって大切だった――
「……なあ、三原。もしかしてお前、ナポレオンとどこかで会ったのか?」 「えっ……」 「いや、さっきイチさんに聞いたんだよ。お前があいつを見て驚いてたみたいだったってさ」 「……うん、会ったよ。あの子……ナポレオンに」 播磨は人殺し。そのくせに皆で脱出だとか、このゲームを壊すだとか叫んでいたおかしな男。 三原はその認識を改めないが、しかし彼女がナポレオンに心を救われたのもまた事実だった。 少なからず三原にとって、ナポレオンは大切な存在だ。あの時自分を呼び戻してくれた子豚を思えば、自然と言葉が出てきてしまう。 播磨という男が分からなくなりながら、三原はナポレオンとの出会いや、その時の自分の境遇を打ち明けた。 サラを守ってと、皆に殺し合いを止めてというメッセージを田中から託されたナポレオン。 その心情はどうあれ、絶望と憎悪に沈みかけた自分を呼び戻したナポレオン。 そんな愛くるしかった子豚の行動を話すうち、やがて三原にはナポレオンと播磨と被り始めていく錯覚すら生じ始めた。 彼女の脳裏には今鳥や音篠だけではなく、田中やサラ達まで現れてくるようになる。 ……単にナポレオンを通じて思い出したにしては、彼らの表情は穏やかな物だった。
「……で、その後はどうなったかは知らないの。でも、まさか死んでるなんて思わなかった……」 全てを喋り終わり、意外なほど素直な言葉を並べ続けた三原は心の中で己を笑った。 何故、こんなに気持ちが楽になったのだろうか。既に分かっている答えを敢えて分からないふりをしている気分だが、それでも先ほどより苦しみはない。 「そっか……ありがとな、三原」 播磨の浮かべた笑顔は、彼が本当にナポレオンを想っていたのだと三原に感じさせた。そんな、本当に穏やかな表情だった。 「……なあ、三原。俺はやっぱりこんなクソゲームをぶっ壊したい。ナポレオンだって、きっとそう思ってくれると思うんだ」 その表情を急に引き締め、播磨が語り始めた"おかしな"言動。しかし、今の三原にはそれがおかしく感じられなかった。 沢近相手に同じ事を言っていた時と同様、その態度に裏がある様には見えない。 何より田中のメッセージを背負っていたナポレオンは、三原にとってはこのゲームに反対する象徴だ。 そのナポレオンの名を出されれば、いよいよもって播磨の言葉の重みも増す。 「三原、もう俺達同士で戦ってる場合じゃないんだ。俺達に何も出来る事が無い訳じゃねえ!」 ……が、それも度が過ぎれば違和感を覚えさせる。彼の言葉が段々現実味を失い……夢を見始め出したと感じたのだ。 もちろん、生徒達が殺し合うなど馬鹿げている。それは三原自身の決意すら否定する厳然たる事実だが、それが不可能だと彼女は既に結論を出している。
「……でも、高野さんが来るよ。もうこんなに近くにいるのに」 「ああ、まずは高野を何とかしないとな。でも、絶対に戦うしかないって事はないんだ!」 「……説得するっていうの? 沢近さんでもダメだったのに?」 やはりこの男は夢を見すぎている。多少ナポレオンの事もあって緩んでいた三原の思考ですら導ける答え。 「……まだ、俺達同士で戦うしかないって事はないんだ」 播磨はそう言うと足元の銃器を掻き分け、足元に自分の地図の裏紙とボールペンを用意した。 「まあ、あれだ。とりあえず朝メシにしないか? 俺腹減ってさ」 筆談でもしたいのか、播磨は適当な事を喋りながら筆を進めていく。 盗聴器を意識しているのだろうが、しかし傍から見れば極めて不審な言動である。 三原はその様子を冷や冷やしながら眺めていたが、やがてその思考は播磨の筆先に奪われていく事となった。
『D-06の禁止エリアを解除して、そこに殴り込んでゲームを止めさせる』 ……禁止エリアの解除機能の事は、話していない。 そう心の中で確認し、三原は驚愕の眼差しを播磨に向けた。……何故彼がそれを知っているのか? しかし、改めてノートパソコンの地図でD-06を見てみれば……異変に気付く。 何の名前も表示されていない赤点が3つ……3つしかないのだ。 初めてノートパソコンの地図を確認した時は4つだった。教師は全部で6人。播磨の話で刑部達が外に出ていたと分かっていたので残りは4つ。 ……そして、黒点の数もまた、3つとなっていた。うち二つには種田と塀内の名前が付いているが、残り1つには何も書いてない。 「あー、ごめん。私もう朝ご飯食べちゃった」 「マジかよ」 声が上ずりそうになりながら三原は続けた。先程まで散々播磨を危なげに見ておいて何だが、彼女は平静を装う事の難しさに気付く。 『一つ点が黒くなってる。学校で誰か死んだのかな?』 『向こうで何かあったんじゃないか?』 『誰が死んだんだろう?』 教師達の区画であるD-06は、三原があまり注視していた場所ではない。 まして種田や塀内のすぐ近くに黒点が配置されていた為、そう簡単に気付ける物でもなかったのだ。 だが、誰か一人教師が死んでいるという表示は、三原に今までとは違う希望を与えようとしているのは間違いなかった。 教師達とて一枚岩ではなく、死者が出るような状態になっている――それは、圧倒的な戦力差すら忘れられそうな気にさえさせてくれる。
死怨
『でも、あそこにはたくさん兵士がいたよね? あの人達には勝てそうにないんだけど』 しかし、今の三原はそれ以上夢見る事はしない。僅かな希望に追い縋って打ち砕かれた彼女は播磨と違い、現実を追及する。 そう、教師達がどうなろうが、大勢存在する武装した兵士の存在は無視出来ないのだ。 『無理だよ。いくら禁止エリアで死なずに済むようにして攻撃したって、結局勝てないよ』 『じゃあこのまま俺達で殺し合うのと、このゲームを壊しに行くの、どっちがいいんだ?』 しばらく時間をかけて書かれた播磨の一文は、三原の心を今まで以上に揺さぶった。 自分達で殺し合うか、死ぬ公算が高くても教師達と戦うか……そんな事を聞かれ、今鳥や音篠は何を望むか。 それが三原に分からない筈がない。彼らが、それに他の皆がどちらの結末を望むか、そんな事は決まりきっている。 「……これじゃあ私達、皆死ぬかもしれないのにさ」 今鳥や音篠は、きっと教師達と戦う事を望むだろう。このままむざむざ仲間達で殺し合うより、僅かな希望に賭けるだろう。 そんな事をすれば三原に助かる見込みなどない。だが、彼らは三原にヒーローになれという。 そしてその道が、最も生存率が低そうなその策こそが、皮肉にも三原にとって一番精神的な負荷が少ないのだ。だが……
「……で、結局高野さんはどうするの?」 「できれば説得してえ。俺達に戦う以外にも道があるって事を示せば、もしかしたら気が変わるかもしれないだろ?」 「今更後戻り出来ない! って言ってくるかも知れないよ? てか、むしろそうだと思う」 「……でも俺は、やっぱりもう誰にも死んでほしくねえ……」 三原はすぐに播磨に賛同するつもりはなかった。 彼が人殺しである事実もあるし、結局教師達と戦うとして、具体的な作戦は何もないのだから。 何よりこうして目先の高野をどうするか聞いてみればこの通りだ。 結局彼の言動には具体性などない。ただ理想を振りかざしているままなのだ。 「……でもさ、実際に先生が死んでるって事や禁止エリア解除の話をしたら、少しは気が変わるかな……」 それでも口元を上ずらせ、三原は返答に困る播磨に支えの言葉を送る事にした。 彼の理想は、一方で今鳥達の願いでもある。自分の思考と板挟みとなった三原は、せめて自分に納得の行く理由を付けて肯定するのだ。 「だって、確かに先生が死んでるんだから!」 歪んだ笑顔。他者の死を平然と喜び語るそれは、もはや日頃見せていた三原の笑顔ではない。 全ての元凶だと憎んだ教師達だからこそ、今鳥達だってきっと許す事がない彼らの話題だからこそ、三原は笑う事が出来るのだ。 何より、圧倒的な力を盾に殺し合いを強いた教師達だ。そんな彼らの頭数が減ったともなれば、少なからず希望を抱かない筈が無い。 「な、なあ、三原……その先生の事なんだけどな」 三原が向けた笑顔に対し、播磨はどこか心苦しそうな表情で返した。 それが三原には解せなかったが、しかし彼女は言い放つ。 それは、彼女なりの播磨に対する協力の証の筈だった。 「それに、笹倉先生も死んだんだもんね!」 この時、確かに播磨の時が止まった。
一条と会った場所から体育館までは、さほど距離はなかった。 改めて一条がどれだけ遠くに行っていたのかと思いつつ、播磨は三原がいるであろう体育館を目指した。 辿り着いてみれば三原はノートパソコンの前に座り込んでおり、播磨もその横に座って見せた。 高野の位置を確認しつつ、三原に話しかける。……彼には、やるべき事が多すぎた。 高野の事。禁止エリア解除の事。そして……刑部の事。 播磨にとって一番難関だと予想していたのは、やはり刑部の事だった。 教師というだけで殆どの生徒が彼女を恨むだろうし、それは彼女と話をする前の自分ですらそうだったくらいだから尚更だ。 だからこそ播磨は慎重に他の話題に触れつつ、ある程度話が固まった所で打ち明けるつもりだった。 幸いナポレオンの話をきっかけに、三原は随分と協力的な態度を見せてくれた。 とはいえD-06に攻撃という話は刑部と笹倉の存在を隠して行ったため、どうしても具体性に欠ける物に聞こえた事だろう。 だが実際には銃器の扱いに長けた刑部に、車を持った笹倉がいる。 加えて三原の持つ豊富な武器弾薬。このゲームを壊すというのも、播磨の中では決して絵空事では無かった。 高野への説得だって、より信憑性が増す筈だった。……筈だったのだ。
「それに、笹倉先生も死んだんだもんね!」 ニコリというより、ニヤリというべきか。教師への恨みが露になった三原の笑顔を見ながら、播磨の心の中で何かにヒビが入った。 「な、何言ってんだ、三原?」 「ああ、そういえば播磨君にはまだ言ってなかったね。沢近さん、死ぬ前にメールをくれたんだ。 写真付きでね! あの人、最後の最後で頑張ったんだよ!」 三原は嬉しそうにノートパソコンを操作し、メール画面を開いて見せた。 一通のメールと、その添付ファイルを開く。そこには……赤々と燃え上がる、乗用車のような物が映っていた。 「なっ……!?」 「これさ、沢近さんが高野さんと戦おうとした時に、笹倉先生が突然来たんだって。 で、沢近さんが撃退して、逃げ出した笹倉先生は事故ってそのまま死んじゃったんだって! ……そうだよね、私達だって頑張れば、もしかしたら本当に……」 「お、お前……ふざけんな!」 播磨は三原の高笑いを制止し……いや、胸倉を掴み強引に止めた。 瞬間三原は顔を引き攣らせ、悲鳴を上げる。だが播磨はそれに構わず、荒々しく呼気を吐きかけながら叫んだ。 笹倉は少し外に出ただけの筈なのだと、そう心のどこかで信じながら。 「ふざけんな! 葉子さんはな、俺達の味方だったんだぞ! 俺達を助けようとしてくれてたんだぞ!」 「……は?」 播磨の口から出た小粒の唾が三原の頬に付く。三原は播磨に怯えながら、しかし徐々に怒りでその顔を染めている。 「葉子さんも、絃子も、俺達を助けようとしてたんだぞ! あの二人はもうこのゲームをやらせる気は無かったんだよ!」 「な、何バカな事言ってるの!? ……ああ、そういえば刑部先生はどうなったんだろうね? 沢近さん、笹倉先生の事しか書いてな――」
「何言ってんだ! 絃子は妹さんを埋めるのを手伝ってくれてたんだよ! 葉子さんはな、きっとその間にお嬢達を止めようと――」 「そっちこそ何言ってるのよ! 相手は先生よ!? 私達をこんな目にあわせた奴らじゃん! 笹倉先生は私達の目の前で種田さんや塀内さんを殺したんだよ! 刑部先生だって、放送でメチャクチャ言ってたのに!」 「それは仕方なくだったんだよ! あいつらだってやりたくてやってたんじゃねーんだよ!」 「バカじゃないの!? そんな事ある訳ないじゃん!」 激昂した三原が播磨の腕を払い、立ち上がって距離を取った。 彼女はUZIを握り締めている。それに対し播磨も立ち上がるが、しかしその手には、足元にいくつもある銃を持たせなかった。 ここで銃を持てば、三原に最悪の誤解を与えかねない。三原が急激に態度を硬化させた中で、それが播磨の取れる最良の選択だった。 「……そうよ、播磨君は先生達に騙されてるんじゃない? だってそうでしょ? ナポレオンだって、きっと笹倉先生が殺したんだよ」 「そんな訳ないだろ! 葉子さんも絃子さんも、んな事するはずないだろうが!」
「じゃあ誰が殺すって言うのよ! あんな子豚を食べようって人がうちのクラスにいる!? わざわざ焼却炉に閉じ込めて殺すような奴がいるの!? いる訳ないじゃん!」 「それは葉子さんも絃子も同じだろ!」 「違うわよ! ナポレオンの背中には、田中君が殺し合いをやめろってメッセージを書いてたのよ! ……そうよ、だから先生達はナポレオンを焼却炉に閉じ込めたのよ。ナポレオンがいるとゲームの邪魔になるかもしれないから!」 「違う! 葉子さんも絃子もそんな気は全然無い!」 「じゃあ、うちのクラスの誰がナポレオンをこんな目に遭わせるっていうの!? もし殺し合いをやってた奴だって、わざわざ虐めて焼却炉に閉じ込めたりする!? そんな事する奴がいるはずないじゃん! ナポレオンが他の人の目に付かないようにしたい奴なんて、私達に殺し合いをさせたい先生達だけなんだよ!」 もはや三原は完全に冷静さを欠いていた。……しかし、播磨も最早そうなる一歩手前である。 それを踏みとどまる事が出来たのも、かつて沢近と対峙した時の経験のお陰だ。 あの時のように互いに冷静さを欠いて口論を続ければ、その間にどれだけの悲劇が起こるか分からない。 だから、播磨までここで怒ってはいけないのだ。それこそが、彼が誰よりも愛した少女も望んでいる事だと信じて。
「……まあ、待ってよ播磨君。それで何、要するに刑部先生と会ったの?」 どうやら三原も同じ事を……冷静にならねばと考えてくれたのだろうか。 一息つき、そう聞いてきた。これ幸いとばかりに播磨は口を開く。 三原がクールダウンしかけた今こそ、彼女を落ち着かせ、刑部の事を説得するチャンスなのだ。 「ああ、俺達が妹さんを埋めに行ってすぐ、絃子達に会ったんだ。 二人はもうこのゲームに協力する気はないってはっきり言っていた。で、妹さんの埋葬も手伝ってくれた……イチさんのケガの手当てもな」 「そう……で、その刑部先生はどこにいるの?」 「今は妹さんを埋めた場所の近くにいるはずだ。イチさんが迎えに行ってくれてる」 「ふーん……なるほど、禁止エリア解除の事は刑部先生に聞いて知ってたんだ」 「ああ」 予想以上に三原の呼吸のリズムは平常時のそれに近付いていく。それを見て播磨は僅かに緊張から開放された。 下手をすれば一触即発だったほんの少し前の状態を思えば、随分な進歩である。 「そう。でも待ってよ……刑部先生は、そもそもフラッシュメモリの事を高野さんに言われてこっちに来たんでしょ?」 「ああ」 「……それで偽物をしっかり使わせるように、わざと島に出て私達を驚かせて急かしたんだ」 「……へ?」 三原の目は冷たいままだったが、それでも呼吸は落ち着いている。にも関わらず、彼女の言動は播磨の期待した内容から離れ始めた。
「ナポレオンを閉じ込めて、フラッシュメモリを使わせて、そして今度は播磨君達を動かして……」 「お、おい待て三原! だから、絃子達はフラッシュメモリの事は知らなかったんだよ! それに間に合わなかったんだよ!」 「間に合わない? 車だって持ってたっていうのに? 歩きの私達に追いつけなかったんだ!? それに知らなかったって何よ? ご丁寧に『おめでとう』なんてメッセージまで用意しておいてさ!」 ……播磨は気付いた。三原は確かに落ち着いたが、それも揺るぎない教師達への不信感……いや、憎悪がある上でなのだ。 今も彼女の言動の隅々から、刑部達への怒りが伝わってくる。 「待て三原! 絃子達は本当に知らなかったんだ! 聞いてくれ、このゲームの本当の敵は……」 「先生は私達にもっと殺し合わせたかっただけなんでしょ! あいつら、最初からそれが目的なのよ!」 「ち、違う! 絃子はそんな奴じゃねえ!」 「何よ、何でそんなに必死に庇うのよ……どう考えたってあいつらが敵じゃない! 放送で何言ってたかも忘れたの!? それに、さっきから馴れ馴れしく刑部先生の事呼んで……あんた、本格的に騙されてるんじゃないの!?」 「違う! 絃子は俺の従姉弟なんだよ!」 播磨は真っ当な事実を述べただけだが、そこで三原の動きが止まった。 むしろ、時間が止まったというべきか。今までの男女の口喧嘩で騒がしかった体育館が、嘘のように静まり返る。 ……が、たちまちのうちに響いた無数の銃声が、その静寂を台無しにした。
「……俺の絃子、ね……あんた、完全に刑部先生の犬じゃん……」 右手にUZIを撃った余韻を残しつつ、三原は眼前に横たわった播磨を見下ろしていた。 元々赤黒く染まっていた彼の制服に、再び鮮血が染み渡る。最も、それは胸や腹、腕から吹き出た彼自身の血であるが。 「……で、今度は禁止エリア解除を使って私達をおびき出そうとしたんだ? それとも解除機能自体が罠? 地図の上では消えても、実際には消えてないとか?」 「ち、が……み、はら……」 「……それにさ、何が俺の絃子よ……あんた、天満ちゃんが好きだったんじゃなかったの!? 何が俺の絃子よ! これじゃ、八雲ちゃんはどうなるっていうのよ……あんたの事が好きだったのに、この仕打ちは何よ!?」 「ま、て……ちが……」 全身のあちこちが断末魔を上げる。どんな喧嘩でも経験した事の無い激痛が、たちまち彼を焼き尽くす。 播磨の視界はやがて閉ざされ、こちらを見下ろしていた三原は愚か、床を見る事すらままなくなっていった。 確実不可避の死。しかし彼がその残された僅かな時間で考えたのは、たった一人の少女の事だった。 ――天満ちゃん、俺はどうすれば良かったんだ? 天満ちゃんは、皆に生きて欲しかったんだよな。 ――でも、ここで三原を殺すべきだったのか? あとで高野を殺すべきだったのか? ――血で汚れて、皆死んで、その後で漫画を描き続けるべきだったのか? ――なあ、天満ちゃん……俺は間違ってたのか? 砺波のメモを通じて想像できた、塚本天満の願い……しかしそれを貫こうとした播磨は、全身に銃弾を受ける事となった。 やがて意識すらも朦朧としだした彼は、もはや彼の中の天満への問いかけすらままならない。 だが、それでも天満の姿形だけは揺らがない。 彼が誰よりも好きだった少女の姿は、他の全ての世界が歪み始めても変わらない。 そんな中、彼の中の天満が播磨を真正面から見据える。その表情は、何度も彼が天満を想った時に出てきた、最高の笑顔。 (播磨君、今までよく頑張ったね!) 「てん、ま……ちゃ……」 最後の力で最愛の天満の名を呼び、播磨は全ての意識を手放した。 全身至るところを血で染めた播磨はしかし、その表情だけは穏やかに逝った。
まただった。信じようとしたら、すがろうとしたら、やっぱり罠だった。 三原は足元に転がった播磨の亡骸を見下げ、UZIを足元に下ろした。 播磨は完全に刑部に騙されていた。更なる地獄に自分達を落とそうという教師達の罠に、完全にかかっていた。 全員を助けたい……彼のその思いに偽りはなかったのだろう。そこで刑部に禁止エリア解除の話を持ちかけられ、乗ってしまったのだろう。 それだけならばよかった。だがその挙句の「俺の絃子」発言である。 ……刑部に誑かされて禁止エリア解除を決心したと言わんばかりのその発言は、『塚本八雲の親友』を自称する、三原の逆鱗に触れる事となった。 三原は、八雲が播磨を好きだった事を知っていた。 だが、その播磨は八雲の姉の天満が好きだった。だからこそ八雲は自分の想いを抑えていたのに。 八雲は、播磨が好きだった沢近の勘違いぶりに不満も抱いていた。同じ高校生、同じ女の子……三原とて、八雲の気持ちに共感出来ない筈がない。 まして八雲は親友だ。一番辛かった時に、お互いに支えあった最高の友達だった。 だからこそ、三原は播磨が許せなかった。このゲームを壊すという餌がセットだったとはいえ、刑部にむざむざ誑かされたこの男が。 それは、三原だけではない。死んでしまった八雲や天満……そう、まさに三原がその存在を利用しようとした塚本姉妹への明白な裏切りだったのだから。 「八雲ちゃん、あんな男はもう死んだわ。だからこれで悲しまないでね……」 自ら担ぎ上げた、親友である少女の為に正義の裁きを下した。形こそ全く想定外だが、図らずとも三原の当初の予定通りの展開ではある。
死亡記 念
教師達の本拠地に攻め入るなど、考えても見れば無謀極まりない事だ。 すでに時間的には現在地のG-03の北側・F-03が禁止エリアとして成立してしまっている。 F-03とG-04間の僅かな隙間を通るとして、もし禁止エリアに触れてもすぐに首輪が爆発しないならいいが、そうである保障はない。 もしも禁止エリアに触れた瞬間爆発してしまうなら……そんな危険極まりない事にトライする気になどなれる筈はないのだから。 ――だから、教師達の居場所に攻め入るのという播磨の策は、教師達の罠。 播磨が死んだ事で多少は落ち着きを取り戻した三原は、そう考えて自分を納得させようとしていた。 ……だが、今鳥達はどうだろう。 生徒同士で殺し合うか、それとも一矢報いるか……彼らがどちらの道を望むかは、三原にはとっくに見当が付いていた。
「でも、仕方がないじゃない……もう遅すぎたのよ! 今更どうにも出来なかったのよ!」 聴き手が事切れた播磨だけとなった体育館に、三原の声が響き渡った。 自然と声が発せられる彼女の心理状況は、とても正常状態からは程遠い物である。 彼女自身気付いてはいないが、播磨を殺した動揺は、全く収まってはいないのだ。 「だって、今からじゃ別の場所に行く事だって無理なのよ……どうしようもないんだよ……」 どうしようもない。そう三原がいくら主張しても、しかし彼女の中で今鳥達の表情は変わらない。 今鳥も、音篠も、ララも、サラも、田中も、花井も、奈良も、結城も、天満も、八雲も、そしてナポレオンさえも…… 三原の中に集まってきた大切な人達。だが彼らは皆、一様に暗い表情だ。 笑顔が似合いそうな者ばかりなのに、誰も決して笑ってはくれない。 「何でよ……先生が用意した罠なんだよ!? そんなのに乗せられたって、また八雲ちゃんみたいに誰かが死ぬんだよ!? ねえっ!? ……そうだよ……まずは刑部先生を殺さなきゃ。騙されてるんなら、一条さんだって……それに、もちろん高野さんも……ね?」 その言葉に具体性などない。いつぞや播磨を見て抱いた感想が、そっくり自分にぶつけられる。 だが、三原はそれに目を瞑るしかなかった。もうこの場には、温もりを失う一途の播磨の遺体しかないのだから。 誰も応えてくれない。誰も助けてくれない。三原はまるで、ナポレオンを見た後に戻ったような気分になっていた。 ただ、この先自分が何をしても、今鳥も音篠も、八雲も天満も……もう誰も笑ってはくれない気がした。
森の中を小走りに進んでいた二人の女と一匹の猫は、道中確かに銃声を聞いた。 その先には分校跡。そう、その先には三原と、彼女を追った播磨がいるはずの場所だ。 「……高野君か? それとも……」 一条より前を走る刑部は拳銃を抜いて携えた。 銃声から察するにすぐ近くという訳ではないが、かといってそう遠いものでもない。 だが撃ったのが高野にしろ、三原にしろ、可能性は限りなく低いが播磨にしろ、刑部にとって好ましい状況ではないのだ。 「一条君、君は薬がまだ効いている。動きも頭の回転も万全じゃないから、出来るだけ控え目に行動してくれ」 「は……はい」 一条とは、播磨と別れてしばらくしてから再会していた。 それまで刑部はただ休んでいたのではなく、メモ紙に播磨に話した時と同じように、黒幕の事や禁止エリア解除の事を書き記していた。 万が一自分が死んでも、生徒達がこのゲームから助かる僅かな希望を残す為だ。 実際に一条はこのメモを受け取り、きちんと読んでくれた。 あとは一条の希望で彼女が持つナポレオンを一旦八雲の埋葬場所傍まで持って行き、そこに安置した。 ついでに一条にスコップを持たせ、最低限の自衛の手段も与えておく。……それが振るわれる相手が、他の生徒達にならないよう信じて。 ナポレオンは可能なら埋葬したかったが、播磨が単身三原の元に向かうというリスクを考えれば、これが精一杯の弔いだった。 刑部とてナポレオンの世話をした事はある。辛い気持ちはあったが、八雲と仲良く……との身勝手な想いを託し、彼女は走ってきたのだ。 だが、現に銃声は鳴り響いた。 刑部は早くも自分の行動に後悔の念を抱きかけながら、それでも一条と共に走り出す。 どうか、放たれた銃弾が誰の体も貫いていませんように―― これまで何人、いや何十人と血を流したこの島で、奇跡などありえないこの島で、それでも刑部は祈った。 ……祈る事しか、出来なかった。
銃声を聞いたのは刑部達だけではない。 狙撃銃のスコープを用い慎重に前進を続けていた高野も、気付けば分校跡のすぐ近くまで到達していた。 その表情は涼しげではない。午前7時にF-03が禁止エリアになるという事もあり、慎重に急ぐという疲労が避けられない行軍を強いられていたのだ。 しかしこのように銃声が聞こえては、高野はたちまち表情を引き締め、臨戦態勢を取る。 拳銃、スタンガン、狙撃銃……武器はあるが近距離か遠距離かという極端な武装しかない彼女にとって、これから先の戦いは決して楽な物ではない。 だが、高野とてもはや退路は絶たれた。刑部の存在を含め、危険が多いであろうこの先も、戦わなければならないのだ。 「播磨君に一条さん……八雲や愛理の死を知って、何か変わったかしら? それに三原さん――あの人はどう動くんだろう」 何にせよ、もはや小細工を仕掛けられる相手はいそうにない。 それでも彼女は揺るがない。全員を殺し、全てを覚えておく為に。 朝日は随分と昇り、清々しい青空が広がり始めていた。 この二度目の青空を享受できたのは、もうたったの4人しかいない。
【午前:7〜8時】 【三原梢】 【現在位置:G-03北部、分校跡体育館内】 [状態]:疲労、かなりの精神不安定。左掌に銃創(応急処置済み)、返り血にまみれている。 [道具]:支給品一式(食料4、水5)、UZI/弾数45発、エチケットブラシ(鏡付き)、ドジビロンストラップ ベレッタM92/弾数16発、vz64スコーピオン/弾数20発、9ミリ弾142発 シグ・ザウエルP226/弾数14発 ノートパソコン(バッテリー、フラッシュメモリ付き)、弓(ゴム矢20本、ボウガンの矢4本) [行動方針]:私、これでいいんだよね? ねえ!? [最終方針]:天満や八雲の名の下に全員を利用して優勝…するしかないんだよね!? [備考] :自称『塚本八雲の親友』。教師らを激しく憎悪。高野を危険人物と認識 【一条かれん】 【現在位置:G-03北部】 [状態]:肩を負傷(止血)、警戒態勢。 [道具]:支給品一式(食料5)、スコップ、東郷のメモ、刑部のメモ [行動方針]:播磨、三原の元へ行く [最終方針]:自分の正義を信じる。 [備考]:何をすればいいのかよくわかってませんが、なにかをしなければと思っています。活力が戻りました。 刑部のメモを通じ管理側のことについて色々把握しています。 【刑部絃子】 【現在位置: G-03北部】 [状態]:疲労大、両手の皮が剥けてかなりの痛み。警戒態勢。 [道具]:自動式拳銃(ワルサーP99)/弾数16発、9mmパラベラム弾15発入りダブルカラムマガジン1つ 暗視ゴーグル、ヘッドライト、セキュリティウェア [行動方針]:播磨、三原の元へ行く。播磨を心配。 [最終方針]:反主催 [備考] :高野を危険人物と認識。三原を警戒。笹倉についてはもしかしてもう……と思っています
【高野晶】 【現在位置:G-03北部】 [状態]:疲労(中)。警戒態勢。 [道具]:支給品一式(食料13、水4)、ドラグノフ狙撃銃/弾数8発、デザートイーグル/弾数1発、スタンガン(残り使用回数2回) 雑誌(ヤングジンガマ)、殺虫スプレー(450ml)、ロウソク×3、マッチ一箱、インカム一組、携帯電話(残量約1/5) [行動方針]:銃声の聞こえた元へ向かう(刑部と遭遇する可能性も考慮) [最終方針]:全員を殺し、全てを忘れない。反主催の妨害。教師達にも罰を与える。ゲームの目的を知りたがっています。 【播磨拳児:死亡】 ――残り3名 ※播磨の荷物(下記)は本人の遺体近くにあります。 支給品一式(食料4,水2)、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)、さくらんぼメモ、烏丸のマンガ ※ナポレオンの遺骸は八雲の埋葬場所傍に安置されています。
( ;∀;)<播磨が無残な形で死んじゃった
播磨やっと死んでくれたか ホント、ロワでもウザい存在だったからなあ。せいせいしたよw
播磨死んだのか 俺も死のうorz
つか乙って言い忘れてた
GJ!!! 残りは女キャラだけか かなりの前進だな
あれ、超姉展開はどこに?
あれ、弁当展開はどこに?
播磨死んじゃったのか 悲しすぎるけど俺はまだ生きるよ
GJです…! 誰も死なないだろうなと安心して読んでいたらまさかのズガン。 とうとう全員人殺しになってしまった。(イトコさんはいるけど) 播磨お疲れ様… 高野の説得も1度失敗してるし三原も無理だったしどんまいだな。。。
55 :
参加するカモさん :2007/06/26(火) 00:20:36 ID:/xV15wF2
乙です まさか「俺のイトコ」をここで使ってくるとは・・・・・・ にしても周りに与えたポジティブな影響だけを考えると、 播磨よりナポレオンの方がヒーロー度高いwww
ちょっとだけゲイ氏の気分がわかった 自分の好きなキャラが死ぬとマジでキツイのな… 八雲や天満も好きだったからショックだったけど、それ以上にキツイ 俺にはこの企画はあってなかったみたいだ
播磨……何故か涙が止まりません(ノД`)・゜・。
乙っす ようやく播磨が死んで終わりが近づいてきたって感じがするね あとは安全地帯にいる妙ちゃんをぬっ殺せれば万々歳だなw
最高にヘボい死に方だなw
死ぬときはこんなもんだよ、みんな
完全にギャグじゃねーかよこれw
俺のイトコで撃たれるとかどんだけぇ〜w しかし三原ウゼーな、目下一番どうしようもないキャラだな
これは確実にスクロワの黒歴史になりそうだな… 今までいくつもの死亡フラグを潜り抜けてきただけに播磨の死は惜しい というより個人的に残念でしょうがない
最後に笑かしてくれた
ネガティブな感想ばっかだな 元々脱出は無理だったんだし、適当に死んでおいて2ndに備えたほうがいいんじゃないか
>>62 俺も三原の糞っぷりにはムカついた
二次創作とはいえもはやウザすぎる
個人的に某所のとあるきゃら超えた
>>65 どんなに割り切ってる人が多くても人気キャラが無惨に死ぬとこんな感じになるもんだよ
完全に割り切れる人や進行優先の人、そのキャラのアンチが喜ぶのが関の山かな
お涙頂戴物だとまたちょっと違う風になるんだけど
あと次回を望んでる人が少ないからってのもあるのかもね
67 :
参加するカモさん :2007/06/26(火) 11:05:58 ID:F3yPS07m
最近主役級がどんどん死んでくな・・・。 残ったのが一条、三原、高野、絃子、谷、姉ヶ崎、郡山、伊織 脇役ばかりになった。
イチさんを脇役扱いとは聞き捨てなりませんなぁ
俺の嫁ハラミになんてことしやがる
GJとか乙とか少なくて、無念さだけがひしひしと伝わってくるな 「こんな展開がよかった」「あのときああしていれば」 反省会でもしようか
播磨の漫画伏線が回収されることはありませんでしたとさ 少人数なんだから回収してもバチ当たらないだろうに……
もし天満が播磨とすぐに出会っているか、播磨が誤解されてなければ そして烏丸が対主催の決意を早々にして動きだしてくれれば もし高野が反主催だったなら もし外部の助けが沢近家以外にあったなら、もしくは黒幕がもうちょい弱ければ むしろ播磨や烏丸はマーダーでも良かったかもしれない
73 :
参加するカモさん :2007/06/26(火) 16:20:18 ID:F3yPS07m
>>70 ________________________
ス ク ロ ワ大反省会
________________________
やはり城戸の存在自体こそが全ての元凶だったと思うんよ
∧_∧
( ・ω・) ∧_∧
/ \ (´∀` ) ハハハ俺のイトコで死亡とかワケワカンネー! ギャグかよ
.__| | .| |_ ____/ ヽ
||\  ̄ ̄ ̄ ̄ / .| | |
||\..∧_∧ (⌒\|__./ ./
||. ( ) ~\_____ノ | ∧_∧
/ ヽ八雲さえ死ななきゃな・・・ \| (`Д´*) 何で播磨きゅんを殺したお!
| ヽ \/ ヽ.
| |ヽ、二⌒) / .| | |
.| ヽ \∧_∧ (⌒\|__./ /
( ) ~\_____ノ | ∧_∧
/ ヽ漫画複線どうなったん? \| 。゚(゚´Д` ゚)゜。ウァァァン ハリマ〜〜〜〜!!!!!
| ヽ \/ ヽ.
| |ヽ、二⌒) / .| | |
.| ヽ \∧_∧ (⌒\|__./ /
( ) ~\_____ノ | ∧_∧
/ ヽっか終わって無いし・・・ \| ( ´_ゝ`) ドーデモイイ・・・
| ヽ \/ ヽ.
| |ヽ、二⌒) / .| | |
.| ヽ \∧_∧ (⌒\|__./ / \| ̄
播磨を滅したのが1さんでよかったよ
結局、最後まで播磨の足を引っ張り続けた円こそが諸悪の根源だよな 今思えば、奴はもっと悲惨かつ部様な死に方でも良かったかもしれん…… それこそデスノの月みたいにw
76 :
参加するカモさん :2007/06/26(火) 18:03:12 ID:F/TE0tHv
俺のイトコで死んだ播磨は正直俺も笑ってもうたんだが まさかボツにするなんてないよな?
今更だからやめとけ もうこれ以上このスレを荒ませたくない
何にせよGJ! ああハラミよ、なぜこんなことにっ ハラミ日記で本ロワ屈指の萌えキャラ化してたお前はどこに行ったぁぁぁ そういや久々にハラミ日記見たいなw
スレには不満が満ち溢れているのに 毒吐きが静かなのがこのスレの暗部を物語っているな
80 :
参加するカモさん :2007/06/26(火) 20:03:46 ID:F3yPS07m
@@@@@@@@@ @||// \\||@ @||/γ'r==== . \||@ @|| イ || 〉゛`""〉 .||@ @|| ルイ(q▼,、▼ ||@ @|| ,< <V> >, ||@ @@@@@@@@@
>>79 毒吐きは例のアレ以来使いにくくなっただろうし
あと……ってこれ以上にネガティブな意見は控えたほうがよさそうだからやめとく
82 :
参加するカモさん :2007/06/26(火) 23:07:58 ID:F3yPS07m
一方その頃の冥界 ⊂⊃ ,,,,,,,,, ⊂⊃ ,´: : : : :ヾ _ ; ミ^^'''^^ミ , ´, ヽ 'c ゚Д゚ノ 播磨ぁ〜 ! r!リ从リ)〉 / \ 从i、゚ -゚ノリ 播磨さん・・・ .__⊂⊃ .| |_ ____/ ヽ ⊂⊃ ||\, ´ ヽ ̄ / | | | v v ||⌒pミ ノノ)))〉⌒ (⌒\|__./ ./ /`',´`´、`ヘ ||. l (l ゚ ヮ゚ノi ~\_____ノ | ! f ノノ)〉))i / ヽ播磨君サイテー \| ! !リ、゚ヮ゚ ノ! ! ヒゲ〜〜! | ヽ ⊂⊃ \リ ヽリ. | |ヽ、 , ´ `ヽ / | | | ⊂⊃_ .| ヽ ! ,irlリ从リ) (⌒\|__./ / , '  ̄`´< ii,il、゚ヮ゚ノ} ~\_____ノ| i 〈ノリリリハ〉 / ヽえと播磨君? \| | i(l ゚ヮ゚ノ| 播磨君! | ヽ ノ ヽ. | |ヽ、二⊂⊃ ' '| | | .| ヽ \∧_∧ (⌒\|__./ / ⊂⊃ ( □ヮ) ~\_____ノ | ∧_∧ / ヽ播磨・・・おまえ \| (▼,、▼ ) ・・・・・・。 | ヽ \/ ヽ. | |ヽ、二⌒) / .| | | .| ヽ \ (⌒\|__./ / \| ̄
不満すら言わないで出て行く人もいるだろうしさ 前回なんかは不満も出てたが1氏に色々は言えんだろ
まあ、播磨はロワ以前からの誤解フラグをあまりにも多く持ちすぎてたなw 考えてもみればこれまでの展開も・・・
展開に熱さが感じられないからいまいちつまらんのな
まぁ1氏は元々、まとめはよくやってくれているけど 作品自体はそんなに上手い人ではなかったからな 殺すにしてももう少し巧い魅せ方があったとは思う
「こんな展開考えてました」発表会といこうか
この残り人数でギャグ死が飛び出すとは思わなくて、呆気に取られはしたけど つまらないとか、不満があるとか、そういうわけじゃないんだけどね個人的には
手堅く来てた1氏にしては珍しいな やっぱとっとと終わらせたいのか?
八雲、沢近、播磨の扱いを見るに1氏は決して手堅くないと思うぞ むしろばしばし殺すタイプ。 でも死に際がよかったキャラで挙げたら三人とも上位に来そうだ
播磨の死に際よくねーだろ
今北 おおぅ、ついに播磨退場か…… ハラミ説得成功かと思った矢先の急転、潰えたかに思えた播磨包囲網の生かし方は上手いと思いました 人気キャラ死亡もまた、バトルロワイアル……GJであります さぁて、遂に全キャラ集結に向かい、いよいよラストバトルか!?
播磨死んだくらいでそんな荒れるなよお前ら。
吉田山のほうがまだ格好いい死に方してたな
ジャーマンスープレックスだかとどっちがネタ死だろ
ここへ来てギャグ解禁とはね 次は高野がゴルゴ並の射撃でもするのか
test
99 :
参加するカモさん :2007/06/27(水) 07:12:34 ID:zSUx4FGF
>>95 つーか、モブの方が格好いい死に方した奴が多い希ガス。
斉藤とか、雪野とか、田中とか、嵯峨野とか・・・。
ギャグなのか?真面目にやってると思うんだが
>>91 3人とも死に際は無残じゃね?w
一番かっこよく死ねたのはある意味加藤かも知れない
メインキャラの殆んどが無惨な死に方してるって、こりゃどーいうことだ?
103 :
参加するカモさん :2007/06/27(水) 14:05:34 ID:jzU/r4DO
ロワはそういうものだからな
今週のスクランでLOSTの話を連想した 今鳥はイチサン助けるときはカッコいいんだな
今頃あの世では
>>82 どころじゃすまない冷たい歓迎を受けてるだろうな播磨w
>>106 それ面白そうw
死後の外伝は投下するとしたらやっぱここか?
質問。所持品に後付け追加無理?武器は当然不可として。 例えばの話、実は播磨が遺書を持っていたとか。
>>108 もし納得いく住人が多いならありかと
他のロワでもそれに近いことはあったし
つか死後の世界の播磨がとりあえず隣子に怒られるのはわかったけど
それ以上広げるとなるとマーダーたちも死んでるから誤解解けてるしむずいなw
どうだろなぁ 某ロワの伝説支給食料・コーヒーは後付けだったがw
というか自ロワでも東郷のことであったな
よっぽどのことが無い限り平気なのかな? 投稿した後駄目って言われたら従うつもりなんで。
程度によると思う。
東郷は後付がすんなり通ったけど、笹倉先生のときは 俺は描写してない時間帯があるように読めたんだが1氏が絶対ないって断言したしね。 正直ワカンネ
断言するからには根拠があったはずだろ?
>>114 別に1氏が絶対ってわけでもないし。
笹倉だろうが播磨だろうが、遺書を書く時間なんていくらでもひねり出せる。
あとはその遺書の内容が不自然じゃないかが問題だ。
誰かにちょっと言っておけばすむことを、わざわざ遺書に残すなんてことがあるとそれは不自然すぎて
NGといわざるを得なくなる。
例えば、今から刑部が死んだとして、実は遺書があったとして
その中に「実はさっき脱出方法思いついたんだよ」なんて書かれてたらそれはちょっと……ってなるだろう。
>>116 そこまでいくとあれだが普通の遺書なら全然ありえる話ではある
最近は空白の時間も多かったし
え、書き手が否定した事柄に 付け入る隙があるならそれをひっくり返してもいいってこと? しまった・・・
一番の問題はやっぱり時間だろうな。 播磨はその遺書をいつ、どの時期に書いたのか。書いていたとして、遺書の文書量に見合うだけの時間の余裕があったのか。 そこらへんの時間軸が、これまでの話と矛盾しないようなら大丈夫なんじゃないか? まずはそこからだと思う。 いつ書いたものかがはっきり明示されたらされたで、 『このときの播磨の心情として、こういう遺書の内容はおかしい』とかってのもあるかもしれんが、 そういう細かい内容についての問題点に関しては、作品が出来てからでないと判断のしようがないし。
>>118 それはリレーにおいては可能な範囲のことだろう。
そういった隙をつくるということは、その作者の責任であって、
(言い方が悪いが)それに付け込まむのは一つの手段として有効であると思う。
あとはやっぱ、
>>119 のいうとおりだと思うけどね。
笹倉センセがあの場面で遺書を残すかどうかと考えると、残すほうが不自然だと俺は思ったけれど、
実際そうは思わない人もいるかもしれないし、そういう人が説得力のある文で遺書を登場させたなら納得しちゃうかもしれない。
遺書とは言わなくても、有効な道具を残すくらいの機会はあったと思ったんだ けど……まあ今更だが。 要するに書いてみなくちゃわからんってことだな。 面白ければ多少の矛盾は目を瞑ってもらえる
>>121 それはどこのロワに言っても同じだから
スクロワ終わっても活用できることだな
123 :
参加するカモさん :2007/06/28(木) 00:58:58 ID:2G9WkftO
作中で遺書を残せたキャラは東郷、田中、隣子、あと烏丸の4人だっけ。 それはそうと死者名鑑に動物編が増えているけど どうせなら教師編の欄も作って欲しいな。 なんかこのままだと第3の犠牲者が出そうな感じだし・・・。
遺書という明確な形ではなくとも 「言うほど大事でもないがなんか気になった」 とか 「思いついた漫画のプロットだったが実はヒントが〜」 とかなら別に有りだろう。
さすがに遺書書いてるってのも変じゃねーか あったとしても東郷と同じような「俺の死体が脱出の役に立つなら使え」みたいなのがせいぜいだろ 首輪調べたりできるかもね
何度も言われているように、遺書の内容や作品自体の質にもよるだろうな。 だからその現物が作品として出されない限りいくら議論しても仕方がない、と。
真実を知ったときの三原の反応が面白そうだな
三原はとっととマーダーランキング確認しろw
三原はもうダメぽ イチさんに期待
じゃあ「誰も突っ込まなかったけどおかしくない?とおもった出来事」でも語ろうか。
むしろ「誰も突っ込まなかったけど、これ○○のパロネタだろwww」やろうぜ
三原は中盤ではハラミ日記で住人をほのぼのとさせたわけだが 終盤では陰険なマーダーに転落か。落差激しいな
三原、昔は唯一の救いだったんだけどなぁw
最近、○○(死者)だったら〜みたいな話が多いけど 何かの流行なんだろうか? それともロワ終盤だったら当たり前の流れ?
>>134-135 ここまで生き残っちまったんだから、多少の黒化は仕方がないだろう。
それにしても
一条を動かす原動力になり、ハラミの完全黒化をギリギリ防いでいる。
このロワで今鳥の存在感は凄い。
>>136 当然の流れっちゃ当然の流れであり
大きな希望が何個か潰えたときは特にその声もでかくなる
わりと人残ってんだなここ
水曜くらいからはほとんど俺の自演なんだけどな
ハラミもイチジョーもよくここまで生き残れたな。
漫画ロワがうらやましいなあ 放送前でもかなりの良SSが来てるし数も多い。 ちゃんと毒吐きも機能してるし住人も冷静に話し合おうとしてる スクロワは第一回放送まででたった20話ちょっととかありえねえ
>>142 わざわざ工作乙
漫画ロワに悪意を持たせて荒らしでも増やそうってつもりか?
それでなくても漫ロワはアンチがわりといるロワだってのに
でも今くらいのスローペースなら もっと第一回・第二回放送のあたりは引き伸ばせた気がする
>>145 序盤もそこまで早くなかった
ただ早く放送流そうって人が多かっただけで
>>142 ヒント:スクロワは参加者全員が知り合い
他のロワだったら参加者全員が全く違う作品から来てるから、出会いからそれぞれのいきさつとか話すだけでも話が出来る。
単一作品はその辺のシーンは軽くてすむから、逆を言えば出会いが殆どの第一回放送までの話はさほど延びない。
ちなみにその漫画ロワって、人数が60人位いるじゃん。そりゃスクランより話数多くなろうて。こっちは43人ですぜ
スクロワの一話ごとの量は異常 他のロワ三話分=スクロワ一話分
今週末は予約が入るかな
残飯処理をしたいという書き手はいないと思う もっと面白いロワはいくらでもあるんだから
なかなかうまいこと言うじゃないの
なんか自覚してるのかわからない荒らしが増えてるな。
播磨、花井、烏丸、東郷、ハリー、ララ・・・ 武力的に強い奴らは皆、最後あっけない死に様だったな。 斉藤、田中、吉田山、石山、嵯峨野、雪野・・・ モブの方が最後まで奮闘した奴が多いのは何故だろう?
>>154 「燃え」がスクロワには足りない感じだったな
強者が最後まで強者たる話がない。
でも斉藤、田中、ギリギリで嵯峨野はわかるが
吉田山、石田、雪野は奮闘したか・・?
石田純一はあっさり死んだよね
「強キャラでも死ぬ可能性があるのがバトロワ」ってだけなのに 「強キャラを殺すのがバトロワ」みたいになっちゃったのがダメだったようだな もう原作の描写が少なくて書きづらいキャラしかいないじゃねーかよ
cx氏なんかは作業同然にズガンやっていたけどバトロワそのものを書くことよりも 単純な「人数減らし」が主目的だったのなら本末転倒だと思うな。 その結果が現状だとすると「これが見たかったのですか?」と聞きたい。
一人のせいにするなよ・・リレーなんだから。 人数減らしが悪いとは思わん。おかげで多くのドラマが生まれたし。 書き手の力量のバランスが悪かったんじゃないかな。 脱出派の書き手があまりにふがいなさすぎた。
まだなんとかなるとずっと思ってきたけど さすがにこれはもう手詰まりとしか言えんな 話はどうとでも続けられるけどただそれだけ
>>159 狂気あり、鬱あり、疑心暗鬼ありで十分バトロワ書いてたと思うよ。
そういった描写に偏っていたとも言えるが。
脱出派の書き手ってだれだっけ? 明らかに優勝か脱出か分かるのはcx氏ぐらいだと思うが
>>163 脱出派で明白なのはGEIくらい。逆に優勝派はcx氏か。
X7氏、Rh氏はいずれもどちらとも取れる話を書いてバランス取ってるって感じ。
王道っつーかお約束の展開を極力避けてきた結果だな 真っすぐな話があんま無かったような気がする 意外性が最重要ポイントみたいな
>>165 まぁ・・・原作が原作だからしょうがない。
スクロワで直球の話ってあったっけ? 序盤はわりとお約束展開だったと思うし播磨が脱出のリーダーみたいになったのも 王道な話だと思った
まぁでもよく続いたもんだ
そうだな、よく続いたと思う。けど潮時か 日曜日に反省会でもしようか
投下から数ヶ月とか半年経っても作品が来てないんならともかく、まだ5日しか経ってない訳だが 最近のペースじゃ1〜2週間で一本来ればいい方だし、潮時でも何でもない
ペースの話じゃないんじゃねーか
>>167 というか播磨のポジションを前半からもっと明確にすべきだったな
対主催なりマーダーなりで
天満の為にどうこうで理由付けは簡単に出来ただろうし
これは沢近や八雲にも言えることだけど
人気があるキャラの立ち位置が不安定なままだと
ただでさえ下手なこと出来ないのに余計に扱いづらくなる
>>167 三沢や冬木、西本のような参謀タイプのキャラが生き残ってればまた違ったんだろうけどね。
よりにもよって、最後の対主催の希望の星が、気持ちだけの播磨だったのが痛かった。
確かに仲間の士気が高まるから播磨みたいな熱いキャラは旗印として必要なんだけど、
そういうのは裏方が仕事してこそなんだよね。
口先だけ殺しはやめろと叫んでも、脱出のための策が全くないんじゃどうしようもないよ。
こうして考えてみると メインよりもモブキャラの方が有能キャラが多かったんだな。
最後の状況ならイトコが参謀できたのにな
そんなに文句があるのなら独断や自サイトでスクロワ立ち上げてやればいいのにな。 何で終わったことを愚痴愚痴と言いこれからの展開を自分で書こうともしないんだろう。
それが言えるのは鳥つきの書き手だけ。読み手である以上同じ。 大勢の人がもう完結の必要はないと感じてるみたいだし、 最新の話の最後に「スクロワ・完」とつけてもらっても構わない
>>176 わり、死んだキャラを惜しむのは禁止だったみたいだな
>最新の話の最後に「スクロワ・完」とつけてもらっても構わない それこそ言えるのは鳥つきの書き手だけだろ。
>>177 既存の話にgdgdと何も生み出さないタイプの批判を言うのは良くて
それに対する批判はトリ付きの書き手のみって随分と都合がいい話だな。
なんだかんだで1氏が何とかしそうだけどな
でも実際問題ここからじゃよくて綺麗にまとめるってのが限度じゃね ドラマはもうないと思う
回収しようのない伏線だけが残った感じ アニロワをこのへんは見習うべきだったな
まだまだいけるでしょ高野との対決とか 残りでバトルロイヤルとか まだまだいけるでしょ
過去全滅エンドのロワってどのくらいある?
どれみロワとか?
最後にナカムラ他沢近財閥の復讐劇で〆、とか 島に降り立ったナカムラが沢近と播磨の遺体を隣に並べて涙するシーンが真っ先に浮かんだ俺は旗寄り脱出派……orz
>>188 播磨がかわいそうすぎるから、それだけはやめてくれ
>>189 だな。
けど、生き残る可能性アリの人物の中に、播磨を天満の隣へ……なんて粋狂な真似してくれそうな奴は居らんだろ。
となると、やっぱ野晒しか……orz
西本や冬木が生きてても結末は一緒だったと思う。多少補正で頭がまわっても特殊技能持ちじゃないし。 一般人ロワでは脱出は困難だが、スクランの場合 播磨の動物との意思疎通とか天満の念力、八雲の読心能力、 高野の情報力、烏丸の身体能力と逸般人に属するものもあったんだが それらを全て制限でナシにしてしまったのが痛い
>>192 天満の念力とかはギャグだったからいいとして、
八雲の読心なしは逆に違和感あるくらいだったしな
烏丸って原作通りだったらまさに桐山だったな
読心があると考えてること丸分かりだからね でも八雲にはキーアイテムを持たせて常に単独行動させるとか 女キャラ専用にするとかいっそマーダーにするとか 色々ごまかし方はあったはずなんだよな
その程度の理由でオリキャラ化してしまうのか……
しかしこの流れで反論さえもほとんど無いとは マジで終了かよ
反論する価値もない非生産的なレスにどんな反応をすればいいというのか。
ここまで頑張ってきた書き手を明らかに非難するようなのもあるし 終わってもいないのに反省会とか嫌だろう
もうなんか全滅ENDが一番いい気がしてきた
201 :
ツンデレさん :2007/07/01(日) 23:55:06 ID:vvztgU7t
なあ、ネギ魔ロワイヤルみたいに分岐シナリオとか作らないか? モブキャラ同然の三原ごときに播磨が殺られるっていうのは・・。 播磨と沢近は仲良く無事に脱出しないと納得できないんだが・・。なんで三原ごときをここまでひっぱるんだ? 沢近軍団の伏線はどうなるんだ?もう手遅れって事? 原作でも掘り下げされてないけど三原ってどんな奴だったけ・・。 ってか今から俺が分岐シナリオ書いても良いかな?
どうせ煽りだろうが書けるものなら書いてみれば
天満の死んだ後の放送(第二放送だっけ?)から分岐すれば? 八雲マーダー化や播磨マーダー化でも何でもあり 最初に書く人は全く違う設定で書いてほしいね それこそひぐらしシステムもOK
分岐を書く人が居るとしてリレーはどうするの?
どうせなら開幕直前から分岐し直してほしいんだが。
>>205 開幕投下後、分岐の議論になったときひとまず現リレーを完遂してからという意見を出した気がする。
やるんならリスタートのほうがいいんじゃないか?新規書き手も期待できる。 途中から分岐されても結局廃れそう
やるならここじゃない何処かでやって欲しいな。
>>207 確かにこの展開納得いかないし、新規の書き手にも期待できる。
だけどもう少しってところで終わられるのもすっきりしないな。
かといって他に良い方法があるわけでもないんだけどね……。
何にしてももう完全に手遅れだろ
あと8人しか、主要キャラいないんだから もうちょっと待てよww
一応、ラスト近くまでの構想は出来てる。 必要なのは書く時間だけ……orz
まとめサイトも残り3人になってるな
214 :
ツンデレさん :2007/07/02(月) 11:49:47 ID:YA0HyEvh
分岐シナリオなんだけどさ、やはり首輪解除で播磨&沢近の生存脱出シナリオを描こうかと思うんだけどさ。 前のシナリオと矛盾してくるのに気をつけないといけないし、人の続きを書くのって難しいな・・。 とにかく沢近が高野に一人で立ち向かう所とか播磨が一緒に行ったらとか分岐シナリオ描こうとしてるんだけどさ。 どちらにしろこのゲームの意味とか、背後関係とか?モロモロの伏線とか思いつかないので、とりあえず完結して欲しいんだよ。 全部ネタバレしたら、俺も描きやすいしさ。だからなんでも良いからまずは完結してくれ。 全部伏線判ったその後でなら’播磨&沢近の生存脱出シナリオ’を掛けるからさ。 首輪って解除出来ないの?漫画版バトロワで川田が「内部構造判れば誰でも解除出来る」って感じだったんだが・・。 スクロワの首輪は別物だとしてもさ、優勝者サラの首輪はすぐ解除されたんだろ? サラが優勝したので、首輪を解除されるのを見てるはず・・、解除方法の検討くらいついてたんじゃないか 麻生も花井もなぜに、首輪をどうやって解除してもらったか聞かないのが不自然なんだが・・。 東郷も高野も目の付け所が悪すぎ、もっと頭良いイメージなんだが、原作の川田よろしくゲームの背後関係よりもさ、首輪について調べておくべきだったんじゃね? スクランって言うとアニメ版のイメージが有るので、烏丸や高野なら首輪なんて簡単に解除できそうなんだが・・。 俺の中のイメージでは烏丸は首輪なんて即効で解除してさ、 「首輪?漫画描くのに邪魔だから外したけど・・?」 とか言って平然と登場しそうなイメージなんだけど。 烏丸なら日本刀で銃の弾く位やっても全然驚かないぜ。 雪野に支給された’工具セット’って’首輪解除フラグ’だとばかり思ってたんだけど・・。 死体の首輪をバラして練習するとか幾らでも方法あるやん。それ位播磨や高野ならするだろう。 なんか皆さ、普通っぽくなってないか?特に烏丸なんてもっと最強だろう。 ネギ魔ロワイアルと違ってスクランなんだからさ。もっと人間離れしてる奴ゴロゴロいるだろうに。 文句があるならお前が書けって言われそうなんだが。 俺は’播磨&沢近が仲良く生存シナリオ’ならなんでも良いんだよね・・。
文句があるならお前が書け
>>214 書くんなら沢近スレにでも書け、ここに書くな
まぁ首輪についてだけはちょっと同意
もう少し解除に注目する奴がいてもおかしくなかった
218 :
参加するカモさん :2007/07/02(月) 12:38:47 ID:yAN0cj9G
俺それよりもさ どうも脱出に執着?する奴が多くてやだったな ドラマを作るには必要不可欠な要素だと思うけど もうちょっと普通に殺し合って欲しかったな
>>214 これはただの痛い旗なのか旗アンチの工作なのか悩むところだな。
ちょっと
>>214 少し冷静になれよ
首輪の内部構造が分かれば誰でも解除できるって言うが
その内部構造が分からないから苦労するんだろ。
烏丸がs
>>214 高野はマーダーだから首輪を外すつもりはなかった。ヘタに外したら管理側からも敵対視される。
烏丸は元々カレーと漫画にしか興味なくて、高野と対立してからは道具もない状況だった。
高野や烏丸は確かに簡単に外すイメージがあるが、
ロワSSは基本シリアスだからある程度理論をつけて説得力のある方法でやってもらう必要がある。
高野と烏丸による虐殺ショーを防ぐためにこの二人は特に制限されてるし。
麻生はサラに首輪についてたずねたかもしれないが、
「自分の首元で何やらあやしげな機械でごそごそされて外れました」
「気絶してたので外された瞬間は見てませんでした」かもしれない。
今鳥とか隣子の首輪とか調べるフラグは色々あったけど・・まあ・・
中身もわからない首輪に手を出す奴はいないってことで
工具セットについては、管理側が首輪解除できる道具を渡すはずないので全然関係なかったと思われる
なんつーか… 随分長くやってきたけど結局は始めから脱出なんか絶対無理で いろいろ奔走してた奴らも始めから全部無駄で この先があるとしても何の希望もなく優勝派の高野が普通に優勝して終了なわけだよな なんか全部無駄になったな
このロワの主役は姉ケ崎先生です
225 :
ツンデレさん :2007/07/02(月) 15:35:15 ID:YA0HyEvh
誰が姉ケ崎先生にトドメさすんだ。一条じゃ全然接点ないよな。
正直播磨が死ぬのは予想外だった。姉ケ崎先生を見て播磨がどう思ったのか描いて欲しかった。
と言う訳で分岐シナリオをキボン!
ネギ魔ロワイアルを見習えよ。分岐が無数にあるよ。
>>221 中身もわからない首輪に手を出す奴はいないってことで
播磨が無策のアホみたいに扱われてるのが違和感感じただけで、工具セットがあれば播磨なら一か八か掛けに出るタイプだろう?
播磨はバイク弄れるし改造も出来る、塚本家のクーラー直したり、ある程度機械には心得があるんだ。
沢近の英語レッスンもふざけてワザとボケてただけで、本当はある程度、英語も読めるし、じゃなきゃ2−Cで英語2番手になれるはずない。
なぜか完璧に手話も話せる。周防までがなぜ手話出来たのか謎だけどね。(周防家のお風呂騒動 参照)
つまり播磨は決して馬鹿ではない。むしろかなり多芸で頭がキレる。
なのにスクロワでは播磨が無計画で走り回ってるイメージしかないのが痛い。
雪野の’工具セット’見てる訳だし、死体の首輪を見て「一か八かやってみるか・・」播磨はそれ位考えるはず。
後は原作の川田よろしく生き残りが信頼できる仲間だけになったら、裏切ったフリした一芝居うって・・・感じでどう?
結局’工具セット’は作者の壮大な釣りだった訳ね・・・。俺はみごとに釣られてしまった訳だ。
って言うか沢近軍団来るの遅すぎ、沢近が死んでから来ても遅いじゃん。
特に、播磨が沢近の死に大したリアクションが無いのが許せん。
文句があるならお前が書けって言われそうなんだが。
伏線が全部解明されたら、沢近房の俺が播磨&沢近仲良く二人だけ生き残りラブラブ分岐ルート書くから、とりあえず伏線回収して完結してくれ。
文句があるならお前が書け
ゴミクズは見てるだけで不愉快になるな。
>>225 お前な・・・。
それじゃ電気屋なら簡単に解除できるって言ってるようなもんだぞ
漫画版の川田だってちゃんと政府にハッキングして
内部構造を知ってたから解除できたんだ
>>228 なるほど、ここで未来町内会とクロスオーバーか!
もう
>>225 は無視ってことにしようぜ。
工作だろうが真性だろうが、構ってちゃんは放置に限る
書きたい奴は分岐でもなんでも書けばいいよ。 投下はどうせ誰にも止められないんだし。
工具セットは折りたたみ自転車の修理フラグになってただろ。 花井あたりが工具があれば直せる…とか言っててさ。
確認。
>>1 下記のルールを守れない方はこのリレー小説への参加・閲覧を ご 遠 慮 下 さ い。
(中略)
・派閥の話は控えましょう。また、他の派閥を攻撃・批判するような発言はやめましょう。
・よそはよそ、うちはうちです。他のパロロワと比べて〜といった意見はやめましょう。
・過去の作品を物理的な矛盾以外で蒸し返すような事はやめましょう
>>225 一か八かやってみても結局爆死だと思うぞ
死者の首輪でも解体を試みれば爆発する
中村たちが遅いのは、決着するまで
外部の介入を禁止にするという神の手によるもの
播磨は元々天満以外の死にはかなり冷めてたから
描写としてはあんな感じだろう
伏線回収されなくても適当なオリ設定で進めていいと思う
分岐ということでこのスレやまとめからは
追い出されるかもしれないけど
よし、最初から始めるか 今度はエロありで
今、書いてるところだから。 完結は必ずするから。 完結後に不満な点、反省すべき点とかもちゃんと聞くから。(っていうかそれは毒吐きでやるべきことだけど) もちろん、完結後には反省会なんかよりも、完結を記念してこの約一年間の思い出話とかに華を咲かせたいけどね。 だから、分岐とかそんなわけわかんないこと言い出さないでよ。
>>236 乙です。
どういう結末を迎えるか楽しみにしてます。
自分のように現状を肯定的に捉えてる読み専もちゃんと多数いると思いますから、頑張ってください。
そうだな、俺達読み手に出来る事はただ一つ!
>>236 気にする価値も聞く価値も反論する価値すら無い批判を間に受けてたら体が持たないぜ?
>>236 乙〜、ノシ
気長に待ってますんでどうぞごゆっくり〜
播磨が死ぬとわけ分からないこと言い出す奴が出るんだよなw 一回目も二回目もw
>>241 人気キャラが死ぬとどこもこういう風になるもんだ
沢近や八雲が死んだときより天満が死んだときのほうが 騒がしかった気がするがw
優勝エンドは失敗ではない、むしろ成功だ 本来のバトルロワイアルとはそういうものじゃないか ただ原作で脱出してるから、脱出が成功に見えるだけ もし原作が優勝エンドなら誰も脱出エンドや主催者打倒エンドなんて考えねーよ そんな時に脱出を考えた人は革命的だと褒められるけど、そんなのは邪道だっていう反対派に許可されないだろうね
少しでも救いのある最後を求めるのが普通だと思うよ
単純に脱出伏線がいくつもあったからじゃねーの 今までの展開からいって今更優勝だと全体で見て不自然に見える ガチバトルもほとんどなかったし
確かにな 漫画に普通なんてこと言っちゃいけないと思うが 誰も殺したくない、とにかく殺し合いを止めたいってのは いずれ死ぬという結果を考えた上でも十分な有りな選択だと思う。 でも脱出、主催者を倒すってのはよっぽど何か確信を持たないとダメだよな それこそ三井の爆弾や川田の首輪の解除ってのがないと。 まぁスクロワにも一応メモリーがあるからまだいいけど ・・・あれ?俺何が言いたかったんだろ?
しかも残り3人中2人が今だに方針が定まってない不安定な状態だし 先行きが暗いのは間違いないわな
249 :
247 :2007/07/03(火) 16:54:23 ID:0j6yT0gJ
今オナヌしてすっきりした とにかく俺が言いたい事は 安易に「ゲームに乗らない=脱出」するなってことだ。
>>247 =249
つまりワケワカメなまま彷徨ったり、灯台組になったりする連中がもう少しいても良かったと
主催に微塵の隙もないってのがキツかったな
>主催に微塵の隙もない 教師陣が割れている状態のどこが『微塵の隙もない』か小一時間……と思ったが、 もしかしたら生徒側につくかも知れない教師陣に疑心暗鬼の種を蒔いたのは高度な管理方法gkbr
253 :
247 :2007/07/03(火) 22:39:23 ID:0j6yT0gJ
>>250 そうそう。
ジョジョや悟空が出てくる漫画ロワならいいけど
一応普通の高校生にできることなんかないだろ。
なんか不満を漏らしている奴がいるみたいだけど
無計画で走りまわってるだけだけどとにかく殺し合いを止めようとした
播磨はよくキャラ掴めてたと思うよ。
無力な高校生らしく動かずにじっとしてるキャラっていなかったな ホテル組がそうかもしれんけど。仲間集めてる間にハリーに壊滅させられたが。 主催に対抗するにはあちらが想定外の要素が必要だが 件並み制限されてたのが・・・
どうせ他に予約もないからいいだろ
正直ずっと氏のターン
他に書いてるって人いないの?
書きたいけど、中頃全然見てなかったから、ここの空気が読めん。
過去ログ読めばわかるが、恐ろしく排他的。 終盤のせいかやたら高いクオリティを要求されるし、 相当な覚悟が必要だと思う
こんなん書いたもん勝だって わざわざ「書いていいですか」とか聞くからややこしくなる この先投下も減るだろうし書きたかったらジャンジャン書くべき
優勝エンド色が濃厚になってきてるのは作品追っていけば分かるよな。 で、この展開に不満持つ奴ら(多分最近氏んだキャラの儲も加わって)がリスタートとか分岐とか言い出してる。
>>261 ゲイと予約期限中に播磨だけ予約した空気の読めないやつだけじゃない?
>>260 排他的って言うより口先だけは立派だが実際は何もできないしないって奴がかなり多い。
その口先だけは立派な奴が君にgdgd言いまくるかもしれない。
しかし個人的には期待しよう。
266 :
参加するカモさん :2007/07/04(水) 18:01:30 ID:rbl40Fwy
>>265 なぜそんなにえらそうなんだ?
何もできない口先だけが立派な奴ってのはお前のことじゃないのか?
俺もそうだがなw
まぁまぁww
sage忘れた、すまん。
もういまさらNGとか出す奴もいないだろ 書けるならバンバン書いてよ
>>264 予約しなおした時は責める必要なかったと思うけどな
誰かも言ってたように夢の中の話は書けたし
あれが原因で一時期余計にスクロワが叩かれることになったんだぞ
しかし今更、また夢の中の話を書かれても困った罠。 何人かでもう既出だし、しかも播磨自身もすでに一度夢を見ているので、 もう一度それをやられても微妙には違いなかった。 その点から言えば、あの時点で播磨一人予約ってのはやはりいただけないと思うけどね。 それにあれはスクロワが叩かれたんじゃなくて、叱られた本人がファビよって 交流雑談所に駄々こねに行っただけだしw
>>271 それから少しの間スクロワの名前が出ると変な空気が流れるようになったよ
あと、播磨は実際夢のないよう書かれたことないし
夢とは限らなかった訳だから投下する前に叩くのは、どうかと思うんだけどね
>播磨は実際夢のないよう書かれたことないし 【次号に続く】を読んでね。
ここで実際に叩きっぽく牽制した俺が通りますよ…… 交流所までゴネに行ったのかよorz
あれはただの構って君だったろ。 普通の書き手が交流所までゴネに行くわけねぇw
叩かれたやつが言ったんじゃなくて それを見てた第三者が行ったぽかったけどね というかそのようなレスをしてたし
毒吐きの163に当時の事がまとめられてるが、まああのケースは予約荒らしと疑われても仕方がなかったな。 交流所の件は、最初に上の出来事をわざと聞こえが悪く報告した奴が出たせいでスクロワの印象を余計に悪化させた。 「予約切れたんで新参が予約したら取り消せと言われたあげく誰もそれを咎めない・・・」 これが交流所での第一報だった。どう考えても実際の状況と違う事を報告してやがる。 予約期限は切れてなかった訳だし、スレを見てれば分かるような事を書いてない。これは絶対わざと。 交流所には昔からスクロワアンチっぽいのが一人いたんで多分そいつだろうが。
もういいさそんな昔のこと。 とりあえず、まともな予約なら誰もそれを咎めない。そういうこと。
>>277 でも予約切れたあと新参が予約したら取り消せと言われ
そのあとしばらく誰もそれを咎めなかったのは本当だ
だからそのレスは嘘は言ってないと思う
俺だってあの時の流れは流石にやりすぎだと感じた
まぁ発見が遅すぎて予約者のフォローを入れたのは大分あとだったから意味無かったけど
329 : ◆t2zsw06mcI :2007/05/29(火) 16:10:30 ID:qjNLciVM0
播磨を予約
330 :作者の都合により名無しです:2007/05/29(火) 17:35:57 ID:iKCb8l0t0
>>329 は有効?
延長宣言してるとはいえまだ予約期間中だが
331 :作者の都合により名無しです:2007/05/29(火) 17:41:28 ID:6S8ou92Q0
>>330 ルール上今日の20時34分21秒まではX7氏に予約の権利がある。
X7氏は
>>327 で延長宣言をしているが、上記の時間になるまでは予約の権利を保持できる。
よってその期間内に予約しようとした
>>329 氏の予約は無効。
338 :1 ◆PhRNUx7oBQ :2007/05/29(火) 21:54:34 ID:6S8ou92Q0
>>336 上書きするには予約期限が過ぎた段階からでないといけないので、
>>329 の段階での予約は無効だと思います。
予約期間が残っているうちは予約した書き手にそのキャラを書く権利があり、その期間中はそれが維持されます。
もちろん、予約期間中でも作者様本人が予約取り消しを申し出た場合はそれで終了ですが、今回はむしろ延長申請でした。
ですので、予約期間中に書き込まれた
>>329 の予約は無効と考えていいと思います。
予約した書き手に権利がある期間に、予約期限が切れる事前提で次の予約を入れる事を容認するのは、
予約した書き手の権利を奪う事になると思うからです。
今回の予約を容認すれば、例えば今後予約期限内なのに期限が切れる事を前提に予約を入れる事が可能になります。
そうなれば最初に予約した書き手にとってはいい印象が与えられないと思います。
("自分に書く権利を譲れ"という圧力と感じる、など。これは個人差もあるとは思いますが)
少なくとも予約期限中は、予約した書き手が十分に作品を書く権利を維持するべきです。
予約したキャラクターを他の誰かに取られる心配無く、心置きなく作品を書き上げる期限ですので。
もちろんそれが切れた後は、他の書き手により強く権利が渡るというのが理想です。
そして、それを区切るのが現状の三日間という期限だと思います。
340 : ◆t2zsw06mcI :2007/05/30(水) 04:47:11 ID:JNE/VFzjO
播磨を予約
342 :作者の都合により名無しです:2007/05/30(水) 05:34:50 ID:tWQ0/B9GO
>>340 冷やかしで無い事を前提に……
キャラの位置的にも、播磨だけ書くのは難しいと思う。
すぐ近くに居る絃子・一条もしっかり描写しておかないとNGになる可能性大。
ただ、三人とも書くのなら予約をし直す必要有だが。(予約し直す前にX7氏の作品が完成して投下可能な場合、優先権はX7氏に移る)
今のところは優先権はそちらだが、早めに予約キャラ変更しておかないと『どーせNGになんのに邪魔しやがって』なんて評価も出かねん。
あと、X7氏は投下可能になったら即座に知らせて欲しい。
その時間までに
>>340 氏のキャラ変更が無かった場合、あくまでも
>>340 氏は播磨一人のみの予約となるんで。
343 : ◆t2zsw06mcI :2007/05/30(水) 06:12:27 ID:JNE/VFzjO
ひどすぎるだろ……常識的に考えて……
予約切れたから入れてみただけでこの扱いかよ……
完結目前にしてこんな疎外感を覚える羽目になるとは思わなかった
邪魔してごめん、消える……
344 :作者の都合により名無しです:2007/05/30(水) 06:29:59 ID:kCdHwgdL0
予約が切れたからって破棄したわけじゃなく、延長申請してるわけだからな、X7氏は。
仮にそれから3日も4日も投下がないよってんなら、ぜんぜん気にする必要はないだろうけど
まだ半日しか経ってないしなあ。せめて1日くらい待つ+確認取るくらいはしたほうが良かったと思う。
そもそも期限切れる前から予約だなんて、荒らしスレスレなことしちゃったんだし、
あまり良く思われてないのは悪いけど自業自得なところもあると思う
345 :作者の都合により名無しです:2007/05/30(水) 06:32:32 ID:tWQ0/B9GO
>>343 俺、何か間違った事言ったか? 普段見慣れない酉だと多少警戒してしまうのは致し方無いと思うが……
それに、俺は『播磨一人だと全然書けない』と言った訳でも無い。
他キャラとの絡みが無い分、どうしても播磨一人での心情描写が中心となる。
それに、播磨の行動如何では他キャラの行動を制限してしまう恐れがある。 よって、『書きにくい』と言ったんだが。
制限多くて文句言うなら、それこそ筋違い。 だろ? 常識的に考えて……
346 :作者の都合により名無しです:2007/05/30(水) 07:07:04 ID:PhGmybuSO
どうみても冷やかしだろw
347 :作者の都合により名無しです:2007/05/30(水) 08:53:42 ID:EgIjZVwz0
>>345 書く前から
>>342 みたいなことをぐだぐだ言うのは普通にどうかと思うぞ?
「警戒は当然」とか何処の何様って感じなんだが…
破棄のないルールでやってるならともかく破棄が普通にあるこのスレならそこまで過敏になることもないだろう。
>>344 ルール上問題ないんだから別に良いと思うが。
348 :作者の都合により名無しです:2007/05/30(水) 10:14:26 ID:Xb/oURwDO
播磨一人の予約したって別に構わないだろうに
全体の話数は少ないんだから一話でも増えたほうがいいし
349 : ◆X7WwwzkoUU :2007/05/30(水) 10:29:32 ID:NBlnQxs6O
携帯からなんで要点のみ
播磨単品でも、例えば夢の中とかなら書けると思います。
播磨が起きて、刑部がどこか行っていて……という意味での播磨予約なら、刑部を予約してなおかつ刑部のいない理由が必要ですね。
自分が投下可能な時間は、17〜18時の間ですので、それ以前に他の人からの予約が入れば大人しくゆずります。
ただ、今現在、播磨予約の宣言をした方のスタンスがどうにもわからない以上こちらとしても対応がとりずらいです
>>280-281 これはしゃーないわw
そもそも「予約切れたから入れて"みた"だけ」ってなんだよw
>>283 しょうがなくないだろ
それに2行目はあまりに言葉の揚げ足取りだ
>>285 そういうレスが意味わからん
煽ってるつもりかマジレスか知らないが
そういうのがスクロワの汚点であり癌なんだよ
あと、否定するのもバカらしいが俺はt2じゃない
282のレスにいる347だ
347よく見てみたら自信がなくなってきた その後の375は確実に俺なんだが、347はもしかしたら違う人だったかも
当時はわりとみんな展開に期待してたからな 今はもう全然期待してないから同じようなことやっても誰も咎めないと思う
>>279 一行目はともかく二行目は明らかに間違いっぽいぞ。
>>280-281 を見れば明らかだが朝っぱらの数時間で
予約再開→取り消せと言う奴→咎める奴。って出てきたのに
「しばらく誰も取り消せと言った奴を咎めなかった」と言うのは無理がある。
それにしてもスレの反応としてはどうかと思う 2回目の予約は確実に有効だったんだから
>>290 予約期限が切れる前に予約しようとした事について何一つ触れず予約したのがよくない。
マナーに反する事をしておいて弁明の一つもなければ否定的に見られても仕方が無いよ。
そして実際予約しながらその後作者が何の一言もなく消えて行った例が何度かこのロワにあったのもまずかった。
ああいう経験も踏まえての反応だからなあ
なんで今更蒸し返すんだかw 荒らしが混じってるとしか思えんな。
予約した本人が他人の振りしてこのスレにいるからな あれをみてt2の人が正しいと思う人はいないよ 本人が荒らしてるだけ
>>293 t2の人の方が正しいと思う奴はいなくてもどっちもどっちと考える人間はいてもおかしくないだろ。
目くそ鼻くそ
じゃあ俺目くそやるわ
>>293 俺はt2氏が間違ってるとも思わないけどな
残念だが、今更何を言ってもt2氏の評価は上がらんと思うぞ? t2氏を批判した人間(俺含む)をいくら叩こうが、かえって『過ぎた話をゴチャゴチャうるせーよボケ』と余計に氏のイメージを悪くするだけかと。
要するにt2氏は完全にタイミングを間違えたと そういうことか
t2氏のイメージなんてのは人それぞれだし さすがにもうそのコテで来ないだろうし知ったこっちゃない ただ排他的なことを認めない奴がいるっていうのが どうしようもないと言いたいだけ
“排他的”ってのは認めるが、その使い方は間違ってると思う。 スクロワは交流所などのいわゆる“パロロワ”関連の話題に対して他は他、ウチはウチって意識が強い。 これは一重に、もともとスクロワが「パロロワやろう→じゃ、スクランで」という流れではなく、 「スクラン二次創作やろう→じゃ、パロロワでもやっか」というスタンスから始まったからに由来すると思う。 そこらへんは、企画段階からスレに張り付いてる古参は書き手も読み手も理解していると思うが。 だから「他ロワではこうだから、こうすべき」的な意見に対してはあまり皆乗り気にならない。 だから“排他的”と言われている。 確かに、他のパロロワを参考にするのは悪いことではないだろう。 でも、それが全てではない。(これは交流所住民からも言われていることだが)交流所は万能ではないし、そこの全てが正解ではない。 パロロワの展開にも王道はないし、完結したサンプル自体が少ないのだから、なにが正解かもわからない。 だからその点で排他的と言われても、事実ではあるが別に問題もない。 今回こんなにも話が大きくなってしまったのは 261 :参加するカモさん:2007/07/04(水) 11:51:28 ID:vU3y3pLu 過去ログ読めばわかるが、恐ろしく排他的。 終盤のせいかやたら高いクオリティを要求されるし、 相当な覚悟が必要だと思う というレスがあったからだろう。 確かに上に書いた理由でスクロワは排他的ではある。 しかし、「マトモに書こうとしている者」もしくは「読もうとしている者」に対して排他的ではない。 だからこそ、その意味での“排他的”というレッテル貼りには反論せざるを得なかった。 そして俺は、一レスの批判的意見を述べられただけで過敏に反応するような書き手が、 修正やNG意見に対して冷静に対応せねばならないロワの書き手が務まるとは到底思えないのである。
>>301 1レスだけが原因じゃないだろ
その前にも色々文句つけてるし
正当な予約にも文句言われたんじゃたまったもんじゃないんじゃないの?
どうもここの読み手は偉そうな奴が多いな
>>302 貴方の言う「その前の色々な文句」は、正当ではない予約へのまっとうな意見です。
まっとうな意見に対して逆切れされたのであれば、こちらとしても対処のしようがありません。
>>304 待て。最初はともかく二度目はルール上は間違いなく正当な予約だぞ。
ルールだけ守ってりゃいいってもんではないのよ 法律を遵守してだけいれば他に何やってもいいってんじゃ社会は成り立たないよ
その二度目の後、わずか1レスによってファビよったんだろ。
説明が足りなかったようです。 つまり二度目の予約の後の1レスによってキレたなら、冷静さが足りない人ということになり、 一度目の予約に対する意見でキレたなら、まっとうな意見に耳をかすことができない人ということになる。 どちらにせよ、棄て台詞を残して消えるという選択をした時点で◆t2zsw06mcIは擁護すべき存在ではなくなってしまった、ということを述べているつもりでした。
まぁあいつはスクロワの邪魔をしたいだけだったんだろうね 評判は下げるわ、予約荒らしはするし
結果論だが、あの程度で帰るなら冷やかしとさして変わらんだろ
>>304 まっとうな意見なら何を言ってもいいのか?
言い方ぐらい気をつけられるし
皮肉ったり嫌味を含ませる必要なんて皆無だ
というかあのことを肯定してる住民がいる時点でちょっとおかしいよ
330 :作者の都合により名無しです:2007/05/29(火) 17:35:57 ID:iKCb8l0t0
>>329 は有効?
延長宣言してるとはいえまだ予約期間中だが
331 :作者の都合により名無しです:2007/05/29(火) 17:41:28 ID:6S8ou92Q0
>>330 ルール上今日の20時34分21秒まではX7氏に予約の権利がある。
X7氏は
>>327 で延長宣言をしているが、上記の時間になるまでは予約の権利を保持できる。
よってその期間内に予約しようとした
>>329 氏の予約は無効。
338 :1 ◆PhRNUx7oBQ :2007/05/29(火) 21:54:34 ID:6S8ou92Q0
>>336 上書きするには予約期限が過ぎた段階からでないといけないので、
>>329 の段階での予約は無効だと思います。
予約期間が残っているうちは予約した書き手にそのキャラを書く権利があり、その期間中はそれが維持されます。
もちろん、予約期間中でも作者様本人が予約取り消しを申し出た場合はそれで終了ですが、今回はむしろ延長申請でした。
ですので、予約期間中に書き込まれた
>>329 の予約は無効と考えていいと思います。
予約した書き手に権利がある期間に、予約期限が切れる事前提で次の予約を入れる事を容認するのは、
予約した書き手の権利を奪う事になると思うからです。
今回の予約を容認すれば、例えば今後予約期限内なのに期限が切れる事を前提に予約を入れる事が可能になります。
そうなれば最初に予約した書き手にとってはいい印象が与えられないと思います。
("自分に書く権利を譲れ"という圧力と感じる、など。これは個人差もあるとは思いますが)
少なくとも予約期限中は、予約した書き手が十分に作品を書く権利を維持するべきです。
予約したキャラクターを他の誰かに取られる心配無く、心置きなく作品を書き上げる期限ですので。
もちろんそれが切れた後は、他の書き手により強く権利が渡るというのが理想です。
そして、それを区切るのが現状の三日間という期限だと思います。
さて、どこに皮肉や嫌味が含まれているというのでしょうか。
330はわかりきった答えをあえて誰かに問いかける形で遠まわしに煽ってる。 馬鹿正直に煽りに参加したのが331と332 その後のレスにも煽りがあるじゃないか あと交流所を引き合いに出すならそこで言われてた意見は何故張らない?
>あと交流所を引き合いに出すならそこで言われてた意見は何故張らない? 交流所は流れがここより早いから、探し出すのがとても面倒だから。 >330はわかりきった答えをあえて誰かに問いかける形で遠まわしに煽ってる。 そうは見えないけどね。 ただこの予約を無効にしたいだけなら、まだ予約期間中だから無効だ、と一言いえばいいだけだし。 もちろん、二度目の予約の後の1レスは褒められたものではないよ。 その点は認めるし、誰が見てもそう判断すると思う。 ただ、それに対する◆t2zsw06mcIの対応はまともな書き手のそれではなかった。 そして、悪意の一レスを根拠としてスクロワを新規書き手に対して排他的という判断をされるのは許容できない。
>>313 それはちょっと捻って見すぎじゃない?
予約期限が切れる前に予約なんて事は今までスクロワじゃなかったんだから、330が確認したのは不自然じゃないぞ。
332に至っては話題を変えてるから煽りですらない
予約期限切れる前の予約なんて無効に決まってるだろ常識的に考えて 意見を集めるのが面倒とか言わず、公平にちゃんと張ってくれよ・・ スクロワと他パロロワの違いをまとめるいい機会なんだし
>>313 330が自分でべらべら喋りだすより会話調で問題提起することに何の異議があるわけ?
だから、そんなもの気にしても仕方がないって思ってる、と先程言いませんでしたか?
そういう考えをもっていて、なおかつ専ブラ入れてない俺が、わざわざ交流所の過去ログ漁るとでも思いますか?
交流所に常駐している人ならその中の意見を覚えているでしょうし、
見てない人なら別に交流所の意見なんてなんの権威も持たないから晒す必要も無いでしょう。
公平さにかけるというのなら、あなたが貼ればいいのでは?
少なくとも俺は、交流所の意見を貼らないということが公平さに欠けるとは思えない。
念のために言っておきますが、
>>301 は一種の交流所信者(一般的な交流所の住民のことではない。交流所をパロロワの総本山と勘違いし、
そこの意見が絶対だと思い込んでしまっている交流所住民からも避難されている人のことである)に対してのレスであって、
本来なら交流所を引き合いに出すことはあまり好ましいことではないのです。
「雑談所は雑談所であり、自ロワの愚痴を持ち込むな」
そういったマナーを守らない人が紛れ込んでいるから、スクロワは民度低い認定されていますし、それは否定できない事実です。
煽る奴を責めてるはずが、いつの間にかスクロワの民度が低いという 結論になってしまうジレンマ
交流所の意見は交流所82の329から360を見れば分かるよ まだおちてないし やはりスクロワは民度が低いって意見と書き手空気読めよって意見が多かったかな とりあえず書き手が正しいって意見は無かったよ
書き手って新規予約のやつな
>>320 いやいや、書き手より住民非難してる人のほうが多かっただろw
おいおい、書き手が正しいなんて意見はなかったろw
てか誰かが交流所に知らせに行ったから民度が低いと思われたんだろ。
こういう話はマロンのスレで存分にやったらいいんじゃないの?
>>306 法を守った人間に対しても法を守れば何しても〜の理屈で攻撃しまくる社会が成り立つとでも?
全然話題がないからこそここでやる価値がある
なんでもいいから書いてみてほしい
一条、刑部、三原、高野予約
期待してます
ついにキター!! そろそろ最後の決着がついても不思議じゃないな
くっぺぽー
へ
X7氏が頑張って完結させようとしているのがそんなに気に喰わない人がいるんだろうか? 他の書き手にも機会を、というが昔書いていて最近書けない書き手か? 交流所のあれは
一応はじめはロワ名を出すつもりは無さそうだったし、叩くもんでもないだろ。 一々反応する事でもなくね?
知るかよ 向こうで話してくりゃいいだろ
全くだ。なんで逐一ここに持ち込むかね。
ちょっと気になったんだが キャラの持ち物リストから薙刀・日本刀・鎖鎌などの刃物類が消えているんだが、どうなったの?
>>339 ちゃんと順を追って読んでいけば、
刃物類がどの時点で置いていかれたかがわかると思うよ。
銃だとあっさり決着ついちゃうから、終盤には刃物を残すべきだったな はじめから読んでいて思うのはフラグ管理の微妙さかな・・・ 投げる・つぶすはあっても回収するっていうのがない
>>341 本当に回収したフラグがないと思っているのか?
だとしたらお前はもう一度本編を読み直したほうがいい。
大体刃物残したからって銃を棄てるわけじゃないんだから、
戦闘がなんら変化するわけでもなし。
原作のバトロワですら最後は銃撃戦だったはず。
あ
ぴゅっ
交流所でロワの宣伝みたいなことやってるが、 誰かスクロワ版をやってくれないかな・・
いまさら何宣伝すんだよ
>>345 なぜ自分でしようとしないのか?
……まぁ、されたところでどうしようもないんだけどね。
誰か知らないけれどやってくれた人ありがとう。楽しく読ませてもらった でも次のアニロワとロワの状況を比較したら何もかもがレベル違いすぎて辛いな・・ やっぱり対主催やるなら10人くらいは生き残ってないとだめだったんだな
>>348 とりあえずお前は消えればいいと思うよ。
350 :
参加するカモさん :2007/07/07(土) 18:20:51 ID:/YKvBtS7
単純な人数もそうだが、キャラも含めて脱出の鍵(と思われてたもの)が 次から次へと消えていったのが痛いような。
351 :
参加するカモさん :2007/07/07(土) 18:44:07 ID:0VFBcmnV
次回作に期待だな
次はない
でも何人居ても事態は変わらない気がしたけどな。 確かに今鳥とかは首輪について色々考えてたけど そうした所で結局解除なんてできるわけ無いし 掘り返すようでなんだがバイクが弄れてクーラーが直せる播磨が 死体の首輪を弄って練習した程度で首輪の解除ができたらそれこそ 今までのドラマが無駄になるわけだし。
354 :
本編が(ry :2007/07/07(土) 19:34:50 ID:T1rIys/5
ハネ子(以下ハ)「ハネ子と!」 ダメ子(以下ダ)「ダメ子の!」 ハ&ダ「名無し様が見てるーξ゚听)ξ 川゚−゚)ー@イベント企画BAN!」 ダ「さてさて皆様、お久しぶりです! 去年の夏から始まったスクロワも、いよいよ最終局面までやってきました!」 ハ「……」 ダ「ハ、ハネ子っ! 台詞台詞っ!」 ハ「……涙あり、笑いありのこの一年間。まぁ私達はその大半を冥界で過ごしていたわけですが」 ダ「スクロワが終わるということは、このコーナーの終わりも近いということで」 ハ「ノリと思いつきと満員電車のストレスから始まったこの“名無し様がみてる”のコーナーも、ついに第6回目かぁ」 ダ「第2回放送の後から、放送がある度にやってたからねぇ。最初の時に比べたら、冥界も賑わしくなったよね」 ハ「……ケッ」 ダ「あれ? その舌打ちは何よハネ子。それにさっきから機嫌が悪いみたいだけど」 ハ「べっつにぃ。ただ最近、私達の周りをうろちょろしてる、二番煎じな小娘共がいるような気がしてぇ?」 ダ「二番煎じって……」 ハ「いえね、私もこの業界長いから色んなのがでてくるのもわかるわよ。 まぁ中にはこの私――スクロワでは冥界一の経験と権威を備える私にあやかりたいって子も出てくるってのは予想済みだし。 けどねぇ、ちょ〜っと目立ちすぎかなぁ……」 ダ「えーと、ハネ子さん? どなたのことをおっしゃっているのデスカ?」 ハ「あぁん!? んなコト私の口から言わないとわかんないの? っつたく、ダメ子はホント呑気なんだから。 ほら、アイツらよ。ツッコミしか脳のない魔法少女志望と、ヤンデレ目指してるおさげ眼鏡」 ダ「……わかるような、わかりたくないような」
355 :
本編が(ry :2007/07/07(土) 19:35:35 ID:T1rIys/5
ハ「ったく、私があげた出番だけで満足しておけばいいものを……。こうなったら、あいつらには色々と思い知らせてあげないとねぇ」 ダ「で、でもねハネ子。あの二人は、私達と違って原作設定もしっかりしてるし出番も多い。だから目立つのはしょうがないんじゃ……」 ハ「シャラーップ! いいことダメ子? 原作は原作。スクロワはスクロワ。 出番ってのはね、その人がスクロワにおいてどれほど活躍したかを指標として与えられるべきであってだからこそ私は」 ダ「でも、私達なんてズガンだし」 ハ「……う゛」 ダ「それに大つ……魔法少女志望さんはともかく、ヤンデレ眼鏡さんは序盤戦を盛り上げた功績が」 ハ「黙らっしゃいっ! とにかく、私達のコーナーが他の冥界の住人の影に隠れるなんてことあったらいけないのっ! ということで今回は!」 ダ「えーっと、今回のお題は原点に戻り、“考察! 播磨包囲網!”」 ハ「スクロワが終盤戦にいたるまでに、前半の話の肝だった播磨包囲網も遂に、本人の死という形でその役目を終えました。それをゲストの視点から語っていただこうという企画っ!」 ダ「でも、播磨君ってもう死んじゃったよね。今更こんなのやって意味あるの?」 ハ「いいのいいの。物語の中盤戦以降は、ストーリーの中核をなしていたことは疑いないんだし」 ダ「さすが、スクラン主人公の一人、ってとこだね。さてさて、今回のゲストは……って、ええっ!? ハネ子、この人選は本気なの……?」 ハ「フッフッフ……。このコーナーがかつての勢いを取り戻すためなら、どんなことでもするわよ私は」
356 :
本編が(ry :2007/07/07(土) 19:36:14 ID:T1rIys/5
ダ「ダメだこいつ……早くなんとかしないと」 ハ「さてさてっ! では今回のゲストの紹介ですっ! 器量良しっ! 財力有りっ! あの少女がついに冥界にやってきた! スクラン黄金期においてその勢力を二分した旗派のヒロイン、ツンデレオブツンデレがその本領を発揮するのか!? ご存じ、沢近愛理とー!」 ダ「正統派ヒロインは遅れて登場するものなのか? 可憐、それでいて繊細。あの日握ったおにぎりが、彼女の地位を突如として不動のものへと変化させた! 不思議系ヒロインは、その能力を制限無しの冥界でいかんなく発揮してくれ! お待ちかね、塚本八雲の入場だー!」 沢近(以下沢)「べ、別に呼んで欲しいなんて言ってないんだからね。……ちょっと暇だったからよってみただけよっ!」 八雲(以下ヤ)「私でこのコーナーのお役にたてればいいんですが……」 ハ「流石、沢近さん! こんな時でもツンデレの基本は忘れてないね!」 ダ「あぁ、火種が……火種が……」 ハ「大丈夫、大丈夫。この企画の脚本家は元々お子様ランチもどんとこいっ! さくらんぼ? 超姉? それだけじゃない、鉛筆も携帯も大好物だー! ってな寛容な精神の持ち主だから」 ダ「それって、単に節操ないだけなんじゃ……」 沢「何をブツブツ言ってるのよ。あんた達がどうしてもっていうからわざわざ来てあげたっていうのに、ゲストをよそにして自分達だけ目立とうなんてどういう了見よ」 ヤ「沢近先輩……。折角呼んでもらったんですから、そんなにピリピリしなくても」 沢「全く、八雲は反省ってもんが見えないわね。そんなお人好しだから、隙をつかれて首輪のトラップなんて仕掛けられるのよ」 ヤ「それは……」 ダ「うぅ、いきなし険悪ムードだ」
357 :
本編が(ry :2007/07/07(土) 19:37:07 ID:T1rIys/5
ハ「お二人さんってばっ! そんな暗い話は一先ずよしやまだ(何故か変換できない)君の髪の中にでも放りこんでおいて、ここは一つ本日のお題へと取り掛かりましょう!」 ダ「まずは、沢近さんに今回のお題についてお聞きしましょう。そもそも、播磨君について初っ端から勘違いしていたのは沢近さんですよね」 沢「う゛……。いや、順番としては結城さんのが早かったと思うんだけど」 ハ「折角、思い直す機会さえ与えられたというのに、『ゆがむせかい』ではその誤解をさらに深めちゃったわけですし」 沢「そもそもアレははっきり弁解しないヒゲが悪かったのよ! そうに決まってるわ!」 ダ「……宣言では、殺すなんて言っちゃってますし」 沢「で、でもちゃんと最後にはアイツを信用したんだから、全部チャラよチャラッ!」 ハ「『けれど、それもまた新しい誤解を生み出したに過ぎなかったのダス……。』by仏の西本」 沢「う、うっさいわねー! それを言ったら、八雲はどうなのよ!?」 ヤ「え、私ですか……」 ダ「えーっと、八雲ちゃんの初登場話は【Daytime Beast】ですが、このとき既に播磨君に助けを求めている描写がありますね」 ハ「その後も播磨君を信用し続けて……。ほんと、近年稀に見るエエ娘やであんたは……」 ダ「ハネ子、口調変わってる」 ヤ「そんな……。私はただ、播磨さんは悪いことなんてするはずがないと思ってただけで」 沢「うぅー、なによぅ。あんた達ずいぶんと八雲の肩を持つじゃない」 ハ「だって……」 ダ「……ねぇ?」 沢「な、何よ」 ハ&ダ「「ツンデレはまずツンツンさせてからじゃないと」」 沢「何よそのわけわかんない理屈は」
358 :
本編が(ry :2007/07/07(土) 19:37:46 ID:T1rIys/5
ハ「さてさて、今回はこれでお別れです」 沢「私達の出番短っ! てかあんた達の前置きが長すぎるのよっ!」 ハ「だってこれは私達の企画だからっ!」 ダ「それに二人をあんまり長く出したらまた喧嘩が始まりそうだしね」 沢「そんなこと無いわよ。ねぇ、八雲? ……ってあれ、いないし」 ダ「八雲ちゃんなら、さっき播磨君を迎えに行ったよ。なにやらUZIで穴だらけになった制服を繕わなきゃとかって」 沢「……あの娘っ! ちょっと八雲、抜け駆けは許さないわよっ!」 ハ「……ありゃりゃ、走って行っちゃった」 ダ「冥界でまで修羅場繰り広げることもないのにねぇ」 ハ「まぁ、いいや。じゃあダメ子。〆の挨拶と行きましょう」 ダ「そうね。……さてさて、冥界とは関係なく物語はドンドン進んでいきます」 ハ「誰が生き残るのか? そして姉ヶ崎先生始め主催者はどうなるのか?」 ダ「ナカムラさんの動きも気になりますね。果たして物語りはどう動くのか?」 ハ「冥界の住人たる私達にはわかりません。そして今戦っている残りの皆にもわからないでしょう。 けれど、そこにあるのは物語の一つの終着点。そう、そしてこれで私達のこのコーナーも終わり……」 ダ「ハネ子……」 ハ「……次回作の主役は私で」 ダ「最後に欲かいちゃ駄目ぇっっっ!!!!」 ハ「……ああ、何もかもが懐かしい。結局、ハリー君も呼べなかった」 ダ「あ、でも。さっきそこを金髪が通りすがるのを見たけど?」 ハ「え、マジっ!? 何処何処、金髪ぅ〜!」」 吉田山(以下はありえない)「え? 呼んだ?」 ハ&ダ「「いまさら出てきちゃ駄目ぇっ!」」
私怨しようか?
前から思ってたんだが 支援って何?
支援:連投規制を緩和するもの、だっけ?
>>354-358 テラGJ!
久しぶりのダメハネ劇場もこれにて終わり……
でも最後にこのコンビか!w
播磨よ、これからも冥界で修羅場っててくれw
れ、連投規制?
何回も連続で書き込むと売買猿さんと言われてしばらく書き込めなくなる(嵐対策 10レスをこえるような大作SSを投下する際にとくに発生しやすい。 上記の事態を避けるために投下時は有志が支援と称して空白のレスを合間合間に挿入することがままある
冥界ではさくらんぼが仲いいんだろうな 烏丸と天満を引き離すためにw
もう自己リレーも解禁にしたらどうだろう
もともと、自己リレーってのは禁止ではない。 自己リレーするには、ちゃんとした手順を踏まなきゃいけないってだけ。 別にいまさらそのルールを変える必要もないと思うが。 ルールを変えたところで、自己リレーという行為の印象自体は変わらないわけだし。
>>358 GJ
ダメハネももう終わりか。スクロワもそろそろ終わりだろうし少し寂しいな
近雲は冥界でくらい播磨をそっとしておいてあげて
>>358 最終回なんて言わないで、スクロワ完結後も完結記念でもう1本ダメハネ劇場を書いてくださいよ。
本日23時から投下始めます。
何故予告をする・・・まさか・・・・かんけt ・・・支援よろってことかな 続きはしたらばだと興が削げるし
>>374 今回は長いので、支援はほんとにありがたいです。
【 信念の代価 】 朝日を浴びながら、三原は一人立ち止まっていた。 パソコンは、行動の邪魔にしかならないので放置していた。 どうせもう使うことも無いだろう。こんなものが無ければ、八雲も死んでしまうことはなかった。 壊してしまおうとも思ったが、もしかしたらまだなにか使い道があるかもしれない。 そう思い、三原はパソコンの電源を切るだけで他に何の細工も施さなかった。 左手にはシグ・ザウエル。右手にはベレッタ。 UZIを持つ気にはなれなかった。しかし置いていくことはせず、リュックにそれを放り込む。 スコ―ピオンは無駄に弾をばら撒くくせに弾数が残り少ないので、それも温存するためリュックのなかにしまう。 UZIに比べだいぶ軽いので、重さもそんなに気にするものでもない。 代わりといっては何だが、三原のリュックの中には銃器と弾薬以外の何も入っていなかった。 できるだけ重量を軽くして、行動しやすくするためだ。 なぜなら、この島での戦いはもうすぐ終わるのだという確信が彼女にはあったから。 水も食料も、地図さえも必要ない。 いるのは、他の人間の命を奪う手段だけだ。 三原は、諦めていた。 今鳥や音篠の期待に応えることを。希望を追い求めていくことを。 しょうがないのだと、自分に言い聞かせる。 きっと最初から、これしか選択肢は残されていなかった。 そう言い聞かせることで、三原は心を保っていた。 否、保ててはいなかった。 そう思うことで、三原は人としての自分自身を半ば壊してしまったのだから。
「そうよ、最初から……」 自分の周りには誰もいなかった。 ララは一条を探していた。天満は八雲を、奈良は天満を求めていた。 サラと麻生にとっても、自分は付属品でしかなかった。 音篠と生きて再会することは叶わず、今鳥は――。 「誰も私を必要としてなかったんだから。だったら、私だって」 ついこの間までともに過ごしていた友人達。その笑顔を思い出すことはできなかった。 彼らたちが去っていったのか、それとも自分が遠ざかってしまったのか。 三原にはその違いを判別することなどできない。 きっとその両方なのだろう。そして二つが交わることは二度とないのかもしれない。 それが三原には耐えられなかった。あがき続けたかった。 ならば、三原にできることはただ一つだけである。 スライドを引き、両の銃をいつでも発砲できるようにする。 勝ち残るしかないのだ。この殺し合いゲームを。 憎たらしいのは、自分をこんな状況に追い込んだ張本人。 播磨の言葉が正しいなら、その内の一人はこの近くにいるのだろう。 播磨を殺さなくてはいけなかったのは、まさにその女がいたからだ。 三原はその右腕を真っ直ぐ前へと向けた。それは葉が何かと擦れる音のした方向。 そして三原の視線の先に、よく見知った二人の女が現れた。 本来なら好意を向けるべきであるその二人の人間に、三原が向けたのは暴力そのもの。 真っ黒な銃口が彼女達の内の一人、刑部の心臓を真っ直ぐに捉えていた。 ※ ※ ※ ※ ※ 「三原、さん?」 何が起こっているのか、一条には最初わからなかった。 木々の間を目的地に向けて駆け足で進んできて、そして見えた人影。 はっきりと彼女の姿を目視できるようになった時、目の前に飛び込んできたのは黒、そして、紅。 思わず立ち止まり、見間違いかと目を擦る。 しかし眼前の光景は変わることがなかった。そんな都合のいいことは起こらなかった。 確かに先程までの三原も血にまみれていた。しかしそれは既に乾いて、赤黒く変色していたはず。
では、今の彼女の顔を彩っているあの紅は何なのか。 そして彼女の腕の先にある、あの鉄の塊は何の意味を持つのか。 「……三原さ」 「ここで待っていたまえ」 前に出ようとしていた一条を静止して、刑部が歩き出す。 「でも……っ!」 一歩踏み出した一条だが、同時に、軽く視界が揺らいだ。 まだ痛み止めの影響が抜けないらしい。 行動にそれほど支障がでるとも思えなかったが、その一瞬の隙に刑部は一条と三原の射線上に立ちふさがっていた。 「刑部先生。なんでここにいるんですか?」 驚くほどに三原の声は穏やかだった。 先程、焼却炉の前で会った時とはあまりにもかけ離れた態度。 それはまるで、何もかもを諦めたもののような――そんな、静かな声だった。 「君達に、協力しに来た。この殺し合いの黒幕は姉ヶ崎だ。 彼女を何とかすれば、この絶望的な状況をひっくり返せるかもしれない」 刑部の言葉に、三原はピクリと肩を動かした。 しかしそれも一瞬のこと。三原は表情も変えず、刑部に言葉を返す。 「あなたが、私達に協力? そんな言葉をどう信じろっていうんですか。 知ってるんですよ私。あなたが播磨君をたぶらかしたこと。 そうしてまた騙すつもりでしょう? あのフラッシュメモリの罠みたいに」 「たぶらかした? 一体、何のことだ」 三原は一歩前に出て、「とぼけないで」と呟いた。 「駄目ですよ、そんなことをしたら。播磨君は私の親友の、八雲ちゃんの想い人だったんですよ。 そんな彼を汚しては駄目です。……でも、安心してください。 彼がもうあなたに騙されることのないように、私が彼をなんとかしましたから」 そこで、初めて三原の表情が変わった。 残虐な、あまりにも直視しがたい笑み。一条の頭を、嫌な予感が過ぎった。 それは認めたくない推測。しかし状況は全て、その悪夢のような推測を肯定している。 「まさか三原さん、あなた!」
しえ〜ん
支援
一条が見た刑部の背中は、微動だにしていなかった。 しかし彼女の握られた拳は震えていた。爪が手のひらに食い込み、痛々しい色を浮かべている。 「……播磨君はどうした」 刑部がそう告げると、三原の笑みはその禍々しさを増した。 ニヤニヤと笑うだけで、何も言わない。 「どうしたと聞いているっ!」 「教えて三原さんっ! さっきの銃声は何っ!? 播磨さんは……」 声を荒げる刑部と一条に対し、三原は銃口を刑部に向けたまま答えた。 「彼なら、ちゃんと送ってあげただけですよ。八雲ちゃんと、塚本さんのもとにね」 「……っ!」 「そん、な」 最も聞きたくなかった、しかし予想していた答えに、一条は思わず膝をつく。 この島の中で、最期まで希望を棄てていなかった人。 何もかもを他人のせいにしてこの殺し合いを加速させようとしていた自分を、止めてくれた人。 その人が死んでしまった。 絶望にも近い感情が、一条の中から溢れ出る。 「あなたが悪いんですよ、刑部先生。あなたが播磨君をたぶらかそうなんて考えなければ、彼はもう少しだけ長生きできた。 ……ねぇ、一条さん。あなたはどっちなの?」 首を傾げながら、三原は一条に問いかけた。 「刑部先生に騙されているの? それとも、私についてくる? 私についてくるなら、今すぐその人を殺して。できるでしょう。できないなら――」 三原はにっこりと微笑む。 「――お願い、死んで?」 その顔に迷いなど無く、だからこそ一条の背筋には薄ら寒い気味悪さが走る。 高野と対峙した時とはまた違う。 何か本当の狂気に触れたような、そんな感じがした。 一条は立ち上がり、三原に向かって吼える。 「そんなこと、できませんっ!」
「そう? だったら、二人まとめて死んでもらうからいいんだけど」 今の彼女なら本気でやるに違いない。 そう思った三原は刑部を見上げ――そして、絶句した。 刑部は、一条のほうに向けて銃を向けていたのだ。 それは先程まで刑部が腰に吊っていたワルサーP99。 「なっ!?」 混乱し、まさか刑部が本当に自分を騙していたのかという考えが頭を過ぎったが、一条が行動に移る前に刑部の左手が彼女の頭を押しやり、そして、発砲した。 「きゃあっ!?」 何が起こったのか。刑部は誰に銃を撃ったのか。 頭を押されて刑部の狙いが自分ではないと悟った瞬間、一条にはその見当がついていた。だから座り込んだままその存在へとすぐに目をむけ、そして確認する。 木の陰から顔を出したその少女は、刑部にそれ以上撃つ気が無いのを確認したのか、身体全体を三人の前に晒した。 「……油断も隙もないですね、刑部先生」 「それはこっちの台詞だよ。高野君」 「まさか背後からこっそりと銃口を向けただけで気付かれるとは。 殺気を読めたり、なんて漫画みたいなことができるのですか?」 「いや、私はそんな化け物じみた特技は持っていないよ。私はただ、君が木の枝を踏む物音に気が付いただけさ」 何とでもないように、刑部が答える。 「十分化け物じみてますよ、それでも」 嬉しそうに高野も応じた。 お互い、銃は下におろしてある。 しかしその指はしっかりとトリガーにかけてあった。 「……仲間割れですか、そちらは」 ザッと目の前の光景を見やり、高野は刑部に尋ねた。 「播磨君が、いないようですが?」 「私が殺したのよっ!」 高野の問いに答えたのは、刑部ではなく三原だった。さも誇らしげに、当然のことをしたように。 高野はちらりと三原に目をむけ、そしてその視線を再び刑部に戻した。 「本当ですか、刑部先生?」 「どうやら、そうらしい。君の望む展開といったところか、高野君?」
「いえいえ、残念でしょうがないですよ。あの男は――播磨君は、まだ私を救うなんてことを言っていましたか?」 「……そのことについて、話がある」 刑部と高野は、三原をそっちのけで会話を続ける。 三原の表情は、徐々に険しくなっていた。 「この殺し合いの黒幕がわかった。少なくとも、姉ヶ崎がそのうちの一人だ。 彼女達がいる場所へ到達する手段もこちらにはある。それでも君は、この殺し合いをつづけるのか?」 それはおそらく、刑部最終確認だったのだろう。 その情報に、流石の高野も一瞬だけ驚いたような表情を見せたが、すぐに平静さを取り戻した。 トリガーにかかった指は、一度も外されてはない。 高野はゆっくりと、そして穏やかに答える。 「返事は、ノーです。そもそも、私には黒幕をどうこうしようという考えはない。 だから何を聞いたって、そこの二人を殺す以外に私の選択肢はないんですよ」 一条は理解する。高野は、もう説得などできない。 彼女はこのゲームの黒幕と同じ存在なのだ。純粋なる――少なくとも一条の判断では――悪の存在。 「……一条君。三原君を連れて、建物の中に」 刑部の声が、一段階低くなった。 「でもっ!」 「いいから行きなさい。彼女がここにいたままでは話がややこしくなる。 それに……子供を守るのは、大人の役目だ」 向けられた笑顔に、一条は抵抗するのを止めた。 刑部も覚悟をしているのだ。だとしたら自分にできることは一つ。 三原を、守る。 例え今は混乱しているとしても、三原は高野とは違う。一条はそう信じたかった。 話をすれば信じてもらえる。彼女の心を変えることはできる。 一条にはそう思うことができた。なぜなら彼女自身、それが可能なことを自らの心で証明していたのだから。 一条は立ち上がり、三原の下へと駆け出した。
私怨
三原は下を向き、その銃口も今は地面へと向かっている。 とりあえず、体育館の中に逃げ込むべきだ。 そのあとで三原の安全を確保したら、今度は刑部の援護に向かおう――一条は、そう考えながら三原の横へと走っていた。 「三原さんっ! ここは刑部先生に任せて中にっ!」 そう叫びながら駆け寄る一条は、しかし次の瞬間またも驚愕に目を見開くこととなった。 三原が急に顔を上げその右腕も地面と水平にして、さらにその銃口は、一条の後方に向けられていた。 一条は止まることは無い。それが無駄でしかないこととわかっているからだ。 その代わり、彼女は精一杯の声で叫んだ。 「――刑部先生っ!」 その悲痛な叫びは、先程とは違う銃声によって塗りつぶされた。 ※ ※ ※ ※ ※ 初弾。 それは刑部の上方をすり抜けていき、その後ろにあった細木の枝を破壊してゆく。 やはり片手での射撃には無理がある。三原は左手のシグ・ザウエルを投げ捨て、両手でベレッタを構えなおした。 次弾。 その時には、刑部は三原のほうへと視線を向けていた。 右に転がるように避けた刑部を狙った金属の塊は地に食い込み、乾いた土は小さく粉塵を巻き上げる。 次々弾。そしてさらにもう一発の銃弾。 焦りとともに放たれたそれの一つはやはり先程と同じような土ぼこりを上げただけだったが、最後に放ったそれは刑部を――ちょうど腹部の辺りを捉える。 刑部が顔をしかめ、「ぐぅっ!」とくぐもった声を漏らすのを確認。 致命傷を与えることができたと考えた三原は一瞬、グリップを持つ手の力を緩めた。 しかしその瞬間、痛みにもだえていなければならないはずの刑部は、怪我人とは思えない俊敏な動きで再びその場から駆け出した。
支援
「防弾チョッキ!?」 ダメージがゼロというわけにはいかないはずだ。少なくとも、肋骨の一本や二本にヒビくらい入っているだろう。 慌てて射撃姿勢をとり、刑部を銃口の先に捉えようとする。 しかし先程のように不意打ちならともかく、高速で動く的となると……それを撃つということは、三原の能力をはるかに超えた技術を要求することに他ならない。 「一条君っ!」 校舎を遮蔽物として姿を隠し終える寸前に、刑部は大声で叫んだ。 それにも構わず三原は壁に向かってベレッタによる破壊活動を続けようとしていたが、一条によって後ろからスライドごとそれを捕まれ、その無意味な行為は中断された。 「何す――」 三原の抗議の言葉は、瞬く間に今までとは少しだけ違う轟音によってかき消される。 彼女の耳元で火を噴いたそれは、かつて高野晶の所有物であったシグ・ザウエル。 その狙いは刑部と対峙していたもう一つの存在、高野に向けてつけられていた。 高野は三原に向けて構えなおしていたドラグノフの射撃姿勢を崩し、おそらくはドラグノフよりも早く放たれるであろうシグ・ザウエルの牙からの逃走を謀る。 いくら一条の筋力が常人のそれよりも優れているとはいえ、右手――しかも負傷している――ひとつで構えられたそれから放たれる弾丸は、そうそう一条の思うとおりに敵を撃ち滅ぼしはしない。 着弾の衝撃は高野の後ろの林で生じ、高野自身は、刑部と全くの逆方向へとその身を隠した。 先程の刑部に対する射撃と同じ理由で、狙ったところであたりはしない。 一条は三発撃ったところで威嚇射撃を中断し、三原を引きずりながらやはり物陰に隠れた。 三原は、すでに黙っていた。もしも自分があのまま無駄な行為を続けていたら、今頃間抜けな死体が一つ出来上がっていたことを察していたからである。 そのあたりの冷静さは、不思議なことに持ち合わせていた。 三原にとって今一番大切なのは狂乱による現実の忘却ではなく、実効的観点から見た最良の選択の模索であったから。 このままでは、殺せない。
そう思い、三原は自らのリュックの重量の大部分を占めるそれを取り出すことを考える。 花井の命を奪い、サラの命を奪った。そしてつい先程、播磨の血をたっぷりと喰らった。 自分達に絶望をあたえたUZI――精密な射撃など期待できない、ただ弾をばら撒くだけの暴力的な銃――の引き金を、三原はいま一度引こうとしていた。 しかしそれも、一条によって止められる。 自分の力であったUZIを抑えられ、キッと一条を睨み付けた三原であったが、次の瞬間彼女の目は一条から逸れていた。 否――逸れたのではない。“逸らされた”のだ。 三原の視線が動いた瞬間、周囲には乾いた音が響いていた。 しばらくして、三原は自分の頬に感じられる熱い感覚を自覚する。 呆然として一条へと再び顔を向けた時、その様子から三原は、一条が平手を三原の頬にはったのだということを理解した。 それだけなら、怒り出す理由になるだろう。 しかし三原にはそれができなかった。なぜなら一条は、泣いていたから。 流石に、ぼろぼろと今の戦況を考慮しないほど豪快な泣き方ではなかったが、それでも涙は確かに一条の両の目から止まることなく流れている。 呆気にとられて一条を見上げていると、彼女はぽつりぽつりと呟き始めた。 あまりにも小さい声で、最初は聞き取ることができなかったが――しばらくして、かろうじて言葉の1節が「駄目だよ」という言葉でできているということがわかった。 「駄目だよ、三原さん。もう間違っちゃ駄目なんだよ」 一条はそう告げる。まるで懇願するように。 「お願いだから。間違ったら――私みたいに、信じるべき人を疑っちゃったら駄目なんだよっ!」 目の前で悲痛な叫びを繰り返す一条を、三原はただ眺めていた。 その言葉の意味はわかる。しかし受け入れたくはなかった。 彼女の言に従うなら、三原は自分の行ったことを正当化できなくなる。 播磨を殺したことを、正当化できなくなるのだから。 「お願いだから、三原さん。私みたいには、ならないでっ!」 その願いを聞き届けることはできなかった。三原は、そんなに強くはなれなかった。 「三原さ――」 「うるさいっ!」 三原はUZIを握っているのとは反対の手で、一条の右肩を殴りつける。
「ぐっ!?」 一条はその痛みで顔をしかめ、UZIを抑えていた手から力を抜いた。 倒れこむ一条を見下ろして、三原はUZIを構えなおす。 「勝手なこといわないで。私があなたと同じ? フンッ、そんなわけないわ。 八雲ちゃんから聞いたのよ。今鳥君、あなたを助けて死んだんだって? いいわね、そんな人がいて。私はずっと、一人ぼっちだったっていうのに」 「くぅっ……」 「今のはビンタのお返し。残りのおしおきは、後でしてあげる。 とりあえず今はあの女よ。……刑部先生を、この手で殺さなくちゃ」 「だから刑部先生は……」 「刑部先生は私の敵よっ! そうじゃなくちゃいけないのっ!」 唾を飛ばしながら、必死の形相で三原が叫んだ。一条の全ての言葉を否定し、拒絶するように。 UZIを手に、物陰から飛び出した。高野が隠れている方向に数発銃弾をばら撒いて牽制しつつ、刑部が逃げていった方向へと駆けていく。 「待って、三原さんっ!」 一条の言葉は最早三原には届いていなかった。全ての神経は、刑部を殺すことへと向けられる。 そうしなければ、これまでの自分の行為が否定される気がしたから。 三原は走った。もう高野のいる方角を注意することもしていない。 「殺すっ! 殺してやるっ!」 そう吼える彼女の中の理性は、もう既に殺されたように薄れていた。 ※ ※ ※ ※ ※ 走り去る三原の背中を見ながら、一条は立ち上がる。 今の一撃で意識がよりはっきりとした。 相変わらず薬の効果で全身の感覚が薄れてはいるが、それがちょうどいい具合に右腕の痛みも中和してくれている。 落ちているシグ・ザウエルを拾い上げ、これからのことを考えた。
支援
三原を追うのは、難しいかもしれない。 彼女を追ったなら、高野を野放しにすることになる。 背後から三人が狙われたなら……全員がアウトだ。高野の勝利でこの殺し合いは幕を閉じる。 それに今の三原を説得するのに、一条は未熟すぎた。 なにせ、つい十数時間前まで一条は三原と同じような状況だったのだ。 その点では彼女の辛さ、苦しさをもっとも理解していると言えなくはないが、だからといってそれで彼女を救えるとは思えなかった。 結論として、一条は自分が三原と刑部の間に入ることを選ばなかった。 アレだけ大声で叫ばれれば、刑部も三原の接近に気が付くだろう。 だとしたら、彼女に任せたほうがよいかもしれない。 説得はできないにせよ、その銃弾から逃げ続けることは十分に可能なはずだ。 今の自分にできることはただ一つ。 再び出会った“悪そのもの”を、自分の手でなんとかすることだった。 「またあなたと対峙することになったわね、一条さん」 「今度は逃がしません。あなたは、私が倒します」 お互い、物陰から顔を出していた。 今度は誰もこの戦いを邪魔するものはいない。そして決着は、どちらかが死ななければつかない。 「また力を手に入れて、元気になったの?」 「そんなんじゃありません。私は……あのころの私と違います」 一条はそう断言し、言葉を続けた。 「播磨さんのためにも、私は正義を貫く」 「何を馬鹿なことを。播磨君の意思を継ぐってことは、私を助けるってことじゃないの? なのに、私を殺す? ……フッ、随分と自分本位な正義感だこと」 高野は表情を変えず、一条の言葉を切り捨てる。 「あなたはどう思っているの? 播磨君の考えが正しかったと思っている……わけではなさそうだけど。 正義ぶりたいなら、人を殺してはいけない。当たり前のことでしょ?」 「……正直、自分でもよくわかっていません」 一条は何も隠すことなく、思ったとおりの言葉を口にした。 「私は自分の中にある正義を、なそうとしている。 そのために人を殺すというのは、やっぱり矛盾していると思います。 でも、あなたを許すことなんてできないんです。あなたは皆の命を奪ったから」
「ずいぶんと自分勝手な正義ね。そんなもので、貴女はまだ自分自身を正当化しているわけか」 鼻で嗤い、高野が吐き棄てるように一条へと言葉を放った。 その言葉が一条の胸に深く刺さる。けれど、その刃が一条を止めることはなかった。 一度抜けかけた手の力が、再び戻る。片手持ちだった銃を、しっかりと両の手で支えた。 「……前は、そうでした。何もかも他人のせいにして、自分を正当化して。 全てから逃れようとしていた。でも、今は違います。 西本さん、烏丸さんを殺してしまったこと。そして、今から高野さんを殺すこと。 全ては私の罪です。私はそれを背負っていきます。あなたにだけは、屈するわけにはいかないから」 一条は、迷うわけにはいかなかった。 「ゴメンなさい、今鳥さん」と頭の中で大好きだった人に謝りつつ、手に持った凶器は何時でも目の前の悪を討ち滅ぼす剣と成り得た。 おそらく彼の望んだ展開は、こんなものではない。 花井や、そして八雲だって、こんな道は求めていなかったのだろう。 しかし、駄目だった。 全てを壊すことを望んでいる目の前の少女の息の根を止めねば、未来はない。 播磨が死んだ今、残る生徒は自分達以外に三原だけであるが、特に三原は守らねばならぬと一条は思っていた。 なぜなら、一条にはわかっていたからだ。三原が、かつての自分と同じだということが。 もちろん、三原の本心など聞けるわけもない。けれど、彼女の瞳の色は、事実を事実のまま正確に物語っていた。 どうしようもない戦況。救いの見出せない状況。 そんな中で正気を失い、最も安易な逃げ道を――すべての罪を他人に転嫁し、自分の行為を正当化するという選択肢を選び出す。 まさに三原は、そんな嫌悪すべき状態にあった。その弱く脆い存在を、守らないわけにはいかなかった。 なぜなら自分は正義の味方だから。 ドジビロンピンクのような存在にならねばならないと、自分の中の今鳥に誓ってしまったから。
「……つまらない答え。そんな人に、負けるわけにはいかない」 だから目の前の敵が自分と同等の武力を有していることなど、今の一条を動揺させるものにはならなかった。 自分の命がどうでもいいわけではない。……できることなら、生き残りたい。 けれど、ここで逃げることは一条にとって死よりも辛い選択。 だからこそこれは自暴自棄の末の愚行ではない。一条にとっては当然の選択――今の彼女であり続けるために、必ずなさねばならぬ決断。 目の前の悪を討つ。そのためなら、彼女の身体は思い通りに動いてくれた。 「私も、負けるわけにはいきませんから」 肩の負傷は自身の戦闘能力を極端に奪っている。そしてここで無理をすれば、この右腕が健康な状態に戻ることは一生無いと思ってもよいだろう。 けれども、一条はその己の傷ついた身体を限界以上に駆使する決断をした。 高野とて、銃を自由自在に扱えるわけではない。 もちろん高野の持っているは狙撃銃であるから、止まっている遠距離の相手に対しては一条の持っているシグ・ザウエルに比べかなりの効力を発揮する。 だが、こと接近戦となれば話は別だ。 あの長いバレルは接近戦では邪魔者にしかならない。 本来なら木々が立ち並ぶ林の中で戦うのが最も効果的なのだろうが、そうでなくても接近しての戦いは互いの戦力バランスを大きく変動させることだろう。 そして接近戦なら、一条に分があるのは言うまでも無い。 笹倉の飲ませてくれた鎮痛剤のお陰で、右腕を無理をして“動かす”ことは可能だ。 一介の女子高生が歯向かうには、一条のアマレスの技術は規格外に過ぎていた。 「全力で、あなたを倒します。高野さんっ!」 たとえこの腕が壊れようとも。 たとえこの命が尽き果てようとも。 一条かれんの正義は、それが信じるものを果たすために燃え上がっていた。 まるでそれが当然だと言わんばかりに。その姿はまるで、特撮ヒーローが敵の怪人に挑むような勇ましさ。
「……無理なことは、口に出さないほうがいいよ」 そしてそれを迎え撃つ高野は、しかし敵の怪人のようにただ正面から一条に挑みはしなかった。 その顔に貼りついた陰鬱な笑みは、一条がいつも見ていた高野の笑みとは違い――また、彼女がこの島で見せた偽物の笑みともまた違っていた。 まるで、なにかこの世の終わりでも見て落胆しているような。 そんな表情を浮かべた後で、高野は林の中へと姿を隠す。 「……」 シグ・ザウエルを両手に持ったまま、一条は高野のいる方角に向かってゆっくりと歩みだした。高野が隠れている場所は、木の陰から見える高野のリュックサックが教えてくれていた。 そしてその木の陰からはドラグノフの銃身は見えていない。ならば、こちらは安心して攻め込める。 残りの弾数は11発。牽制と、最後のとどめ。それに使用するには十分な数だといえる。 目標まで残り半分の距離――というところで、一条はその違和感に気付いた。 高野に、動きが無い。 彼女の得物が接近戦に向かないことは、高野自身が一番良く知っているであろうはずなのに。 あの高野がこうも無策に自分の接近を許すのだろうか? そんな疑問が一条の頭を過ぎり、そしてそれが彼女の注意力を喚起した。 それまで自分が見ていたただ一つの点から左に約60°。そこに高野は存在した。 否、視認したのは高野本人ではなく、高野の構えるドラグノフのスコープが太陽光を反射することで発している僅かな光だったのだが。 「しまった!」 瞬間的に判断して、一条は猛然とその場から駆け出した。 それが幸いしたらしい。一条が走り出したコンマ一秒ほど後に、彼女がそれまでいた位置を凶弾が通り過ぎていく。 ただそれを一条が認識することはなかった。 彼女はそのまま全力で疾走し、高野のいる位置から姿を隠すように木の陰へとまわり込む。 「……危なかった」 その位置から、先程のリュックサックが見えた。 木の枝にぶら下げられているそれは、さながら小動物を捕らえるための罠のように見えた。 追撃は無い。 コレだけ遮蔽物の多い場所に入ってしまえば、とりあえずの安心は確保できる。 だがしかし、接近できるだろうか。
逃げられればどうしようもない。 そして逃げた先には、三原と刑部がいる。 もめているあの二人は隙だらけだ。その場に高野を行かせるわけにはいかない。 先程高野のスコープが見えた方向へと目をやる。 まだそこに彼女は存在しているようだった。バレルだけが顔を出している。 ここの決着をつけてから動くということだろうか、と一条は判断する。 それは一条にとって都合のいいことであり、望むべき展開。 シグ・ザウエルを両手で持ち直し、これからどう高野と戦えば良いかを考える。 高野とは違い、一条がしなければいけないことは一つだった。 自分の命を守りきれなくても、高野さえ止められればいい。 もちろん無駄に死にたがっているわけではない。ただ、自分の命よりも大切なものがあると考えているだけである。 しかしそう思うと、いくらか気が紛れるように思えた。 この先に待っているどんな結末も、許容できる気がして。 「どうしたの、一条さん。私を倒すんじゃなかった?」 高野の声に反応して、一条は木の陰から顔を出す。 その目には逃げ出す高野の背中が映った。それを見て、一条も動き出す。 これだけ木々が密集していては、高野の狙撃銃は一条の俊敏な動きに対応しきれない。 対して一条の獲物は小回りの聞くシグ・ザウエルだ。いざとなれば、体術だって心得ている。 視界についてはこちらもあちらも同等の条件。ならば、臆することは無い。 木と木の間を駆け抜けながら、一条は徐々に高野に近づいていった。 高野も移動を繰り返しているが、発砲は無い。虎の子の弾薬を無駄にしたくは無いのだろう。 それは一条も同じだったが高野とは違い、一条は高野に対して今ある弾薬を全て消費することが可能だった。 その点でも、一条は有利といえる。 もちろん、窮地に陥れば高野だって弾薬の温存など考えずにその牙を一条に向けてくるかもしれない。 だが逆に言えば、窮地に陥らない限り高野は消極的な責め方しかしてこないということ。 そんな戦術をとる人間に、今の一条は負ける気がしなかった。 威嚇をかねて、一発だけ発砲。弾けた木の破片が、高野の頭に降り注ぐ。 シグ・ザウエルの残りの弾数は10発。それは十分すぎると思ってよい数だ。
脚に力を込め、駆ける。その差はちゃくちゃくと縮まりつつあった。 最初は30メートルほどあった二人の距離は、もう15メートルほどまでに縮まっている。 このまま行けば、高野を間合いに捉えることは不可能ではない。 それにしても、高野は何を考えているのか。 ただ逃げるだけでは、高野にとってはなんの利益も無いはずだ。 正対してこちらの動きを制限し隙あらば狙撃という方法をとられた方が、向こうも千日手にはなるがこちらも動けないために高野にとっては有効な戦術であると思えるのに。 そう言えば、と一条は思い出す。高野が逃げていく方向は高野がやってきた方向と一致している。 もしかしたら高野は、この先に罠を仕掛けているのかもしれない。 だがしかし、仮定の話で足を止めるわけにはいかなかった。 高野は前を走り続け、一条はその後を追う。 急に草木が密集している地帯に入り、高野が藪の中に消えた。 慌てて一条もその中へと入り込み、そして藪を抜ける直前、一条は渾身の力で右前方に跳んだ。 高野が藪に入っていた時点で予測はしていた事態だから、葉と枝の間から見える高野の姿に瞬間的に反応したのだった。 轟音と、飛び散る葉。 着地と同時に起き上がり、銃弾が発射された方向に視線を向けた一条の目には、ドラグノフを構える高野がいた。 「……うまく避けたわね」 「卑怯なあなたのやりそうなことです」 その場所は、林の中で少し開けた場所だった。 この島にまだ人がいたころは子供達の遊び場だったのか。明らかに人が手を加えた形跡がある。 「もう逃げないんですか?」 「そうね。あのまま逃げても、いつか狭い林の中で貴女と接近戦をすることになるだろうし。 だからといって長期戦にもちこむには、残りの二人の動向が気がかりだから。 とっとと貴女を殺してしまおうと思って。……不満?」 「いえ、望むところです。狭かろうが広かろうが、この距離ならもう貴女を逃がしません。 私もあなたを早く倒して、刑部先生の手助けにいかないといけないんですから」 一条は銃を右手だけで持ち、低く構える。 幾分か、先程よりも落ち着いた気がした。
「ここにきてレスリングスタイル? まぁ、得意ならそれでいいんだけど」 「あなたは、ここで私が止めるっ!」 右腕の痛みは益々強くなっていた。しかし、動かせないわけではない。 これからの戦いは、一条にとって贖罪のように思えた。 高野を倒すことで、今まで死んでいった者達への責任が少しでも果たせるような気がして。 ――ああ、駄目だ。 一条は再び自分を諌める。またもや、自らの為すことを他人のせいにしてしまうところだった。 これからの行動は、あくまで自分の正義のため。 だから自分を犠牲にできるのだ。誰のせいにもできないからこそ、気兼ねなく自分の身を棄てられる。 「……だあああああっ!!」 一条は、高野の足元を狙い走り出す。 そうすることがさも当然のように、彼女には迷いは無かった。 ※ ※ ※ ※ ※ 自分に向かって突き進んでくる一条を見ても、高野に焦りは無かった。 高野は自ら望んで、この展開を作った。狙撃銃で接近戦など、愚の骨頂だというのに。 ――なぜだろうか。 高野は自問する。 もっといい戦い方があっただろう。 こちらの危険を最小限に抑えて、一条を殺すための戦術。 しかしそれを考えることなく、ただ一条をこの空き地に引き込んだのは自分の意思。 足りないと感じていたのはこのスリルなのか、とも考えたが、今この状況においても高野の心の中の空白は満たされていなかった。 地面をけり、一条の顔面目掛けて土を巻き上げる。 一条は左手を盾にして、何の問題も無くタックルの態勢に入った。 「二度目は無いかっ!」 ドラグノフを脇に抱え、左に跳躍する。 すんでのところで一条のタックルを回避した高野の蹴りの射程内に一条は入っていたが、 高野はそのまま反撃はせずに更に後ろに跳んで逃げる。 それまで高野がいた場所に、一条の腕が伸びていた。
支援
あれだけ高速でタックルしてきたというのに、その体勢は微塵も崩れてはいない。 やはり接近戦では一条に分があった。 ドラグノフで決着をつければ全てが終わる。 しかし、先程までとは違う理由で引き金は引けない。 「撃たないんですか。高野さん」 「貴女がそれを言う? わかっているくせに」 緊張感で手に汗が流れるのを感じながら、高野が答えた。 「私は、自分は生き残って貴女を殺さなくてはいけない。でも、貴女は違うんでしょう?」 一条は無言だった。高野はそれを肯定と捉える。 「私が貴女に狙いをつける一瞬の間に、貴女も私に狙いをつけることができる。 私が貴女を殺そうとした瞬間に、貴女も私を殺す。……捨て身ってのは、ホント誰を相手にしてもやっかいだね」 「わかっているのなら、理解してください。あなたはもう負けなんです。大人しく、観念してください」 「ハッ、何を馬鹿なことを」 高野は、一条の言葉を鼻で笑って一蹴した。 「私が気付いていないと思ってるの、一条さん。 今の論理なら、貴女は自分から銃撃戦を仕掛けて私と共倒れになることを望むはず。そうするのに弾薬が不十分なわけじゃないでしょう? それができないのは……その肩ね」 自らがつけたその銃傷を、高野は見つめた。 一条は顔をしかめ、憎らしげに唇を噛む。 「図星でしょ? 応急処置はしてあるみたいだけど、今の動きでもホラ、傷口が開き始めている。 まぁ、一発なら銃の反動にも耐えられるでしょう。でも、それから矢継ぎ早に次弾を撃てる? その次は? 無理よね。例え撃てたとしても、ぶれる腕でつけた狙いなんてあってないようなもの。 そんな中で自分から撃てば、返り討ちに遭うのは目に見えてる。ね?」 赤く染まり始めた一条の肩を見ながら、高野はそういって一条に同意を求める。 一条は腰をおろし、もう一度タックルの体勢をつくった。 「否定はしません。でも、あなたを掴んでゼロ距離で撃つなら、外すことは絶対にない。 だから、私の絶対的有利は揺るぎません」 「私を掴むことができれば、だけどね。でもいいの? そんな簡単に自分の作戦をばらして」 「はい。だって、今のは嘘ですから」 「? 何を……」
次の瞬間、またも一条が高野に向かい走りよった。 「馬鹿の一つ覚えみたいに――」 高野は再び寸前で跳躍できるように、足に力をこめる。 が、次の瞬間、高野の目の前に黒い塊が現れた。 それはシグ・ザウエル。手首のスナップだけで投げられたそれは、高野がそれの投擲された事実に気付くよりもはやく額にぶつかり、高野の額からは鮮血が飛び散る。 痛みに苦悶しつつも高野はドラグノフを構え、銃弾を放った。 しかしその一撃は、高野の反撃を予見していた一条にかわされる。 次の瞬間には一条が懐に入り込み、ドラグノフを掴んでいるのが見えた。 そして、腹部に重い一撃。 「ぐふっ!」 胃の内容物がすべて戻りそうな感覚に陥ったが、高野はそれに耐え一条の動きを目で捉え続けようとする。 一条は後ろに回りこんでいた。危機を感じ、肘鉄を打とうと腕を振る。 確かにそれが一条の身体の一部を捉えた手ごたえはあった。けれども硬い筋肉の感触は、一条に対してのダメージが少ないであろうことを高野に予感させる。 案の定、その後すぐに一条は次の行動に出た。 高野の首に後ろから手を回し、締め上げる。高野は左手をドラグノフから離し、なんとか一条の腕と自分の首の間にそれを挟みいれた。 「終わりです、高野さん」 ギリギリと、首を締め上げられる。抵抗を試みるが、一条の腕はビクともしない。 純粋なパワー勝負で、一条に高野が叶うはずもなかった。 ドラグノフを撃とうにも、長いバレルが邪魔をして一条には当りそうもない。 しかし高野は冷静だった。冷静に、ドラグノフを地面に落として右手をポケットに入れる。 「私はもう容赦しない。あなたをここで殺すことを、私はためらわない」 ポケットから箱状のそれを出し、後ろ手で一条に押し当てて、 「私自身の正義の為に、私はあなたを……」 ためらわずに、そのスイッチを押した。 「あ゛あ゛っ!?」 後ろから一条の悲鳴が聞こえる。 しかしその腕が高野の首から外れることはなかった。 もう一度、強くスイッチを押し込む。 「うぐっ!」 今度は腕が外れた。力なく、高野の背中を伝って一条は崩れ落ちていく。
「……かはっ、ごほっ!」 つぶれかけた喉をさすり、高野は新鮮な空気を大きく吸い込む。 そうして後ろを見やると、一条が口の端から泡を見せて倒れこんでいた。 「……な、なかなか、頑張ったんだけどね」 スイッチを押して、スタンガンが使えなくなったことを確かめ、投げ捨てる。 変わりにドラグノフを拾い上げ、ゆっくりと一条に近づいた。 接近戦用に仕込んでいた武器が役に立った。どれほどの出力かを試していなかったため少しばかりの不安はあったが、予想以上にうまく働いてくれたようだ。 「あなたもここで終わり。安心して、私が覚えておいてあげるから」 ドラグノフを一条の首に通し、キャメルクラッチのような形で一条の首を締め上げた。 徐々に力を入れていく。もがかれても外れないよう、身体をしっかりと密着させて。 「これで……後一人……っ!」 もうすぐ全てが終わる。 全てが終われば、自分だけは矢神に返されることになるのだろう。 きっと姉ヶ崎達も出てくるに違いない。 その時になって、始めて高野の目的は成就されるといっていい。 高野の腕に、さらに力がこもる。 それは普通ならここまま少女の首を折ってしまうくらいの、そんな力だった。 一条に恨みがあるわけではない。 ただ、早く済ませてしまいたい。その一心で、高野は一条に止めを刺した――はずだった。 最初の異変は、一条の首に起こった。 急にその太さを増す。まるで腕に力瘤が浮かぶように、一条の首には青筋が浮かんでいた。 高野は、アマレスの選手の首の強さを思い出す。 これでは十分に締めが決まらない。事実、一条の首から上は既に血色を取り戻していた。 次に、反っていたはずの背中が、徐々に逆の方向へと戻る。 高野は慌ててそれに対抗しようとするが、レスリングで鍛えた彼女の腹筋に高野の背筋が叶うはずはなかった。 甘く見ていた、と高野は思う。 この女の強さを。そしてなにより執念を。
同時に、一条はその身体を大きく横に振り、高野を振り落とした。 ドラグノフを手放し、高野は地面へと放り出される。反撃に入ろうと考えた瞬間には、一条がすでにその上に覆いかぶさっていた。 必死の形相で息も絶え絶えに、一条の目は高野を捉えている。 高野は自嘲と、そしてまたもう一つの意味をこめて、笑った。 「……さっき撃っておけば、よかったかな」 「あなたの慢心のお陰で、今この状況になっているっ!」 高野の言葉に噛み付くように、一条が言い放った。 「なんですかその表情はっ! 今からあなたは死ぬんですよっ! もっと悔しがればいいのにっ! そうしなければ、私はっ!」 「正義感が満たされない?」 「……っ! そうじゃありませんっ! あなたは死にたくなかったんじゃないんですか?だから皆を殺したんじゃなかったんですか!? なのにあなたにそんな顔をされたら……何の為に、皆は死んだんですかっ!」 高野の襟を掴み、一条はその態度を糾弾する。 その光景を、まるで横から傍観しているような思いで高野は見ていた。 死ぬのは怖くないのかと問い詰める女。その女が、高野にはとても滑稽に思えた。 問い詰められたもう一人の女は、死を恐れていないわけではない。 むしろこの殺し合いが終わる前に死ぬことを最も恐れている人間だといっていいだろう。 問い詰められた女は、その右手を自らの腹部へと運んでいた。 それがあるから、女は怯えていないのだった。自らが死ぬとは思っていないから、女は平気な顔でいるのだ。 女は――高野晶は、スカートに挟んだデザートイーグルを手に取る。 それは彼女の親友が残してくれた切り札であり、元々は、一条の親友である嵯峨野に渡された支給品。 表情を変えず、高野はそれを一条に押し当てる。 その感触に一条が気付くことは無かった。 恐怖など与えても何の意味も無い。一条に尋ねることももう存在していない。 だから高野はためらうことなく―― ――その最後の銃弾を、一条に放った。
※ ※ ※ ※ ※ 「ぐがっ……! ああ゛ぅっ……」 弾丸は、一条に致命傷を与えていた。 左の胸を抉っている。どんなに有能な医者でも、まず助けることはできまい。 地面に丸まっている一条が、高野には酷く矮小な存在に思えた。 「思ったよりも、てこずったわね」 ドラグノフと、一条の投げ捨てたシグ・ザウエルを拾い上げながら、高野は一条に向かってそう告げる。 それは高野にとっては褒め言葉を放ったつもりであったが、それが一条にとっては何の意味も無い言葉であることももちろん理解していた。 一条の奮闘は称えるべきことだったが、その行為は、高野の目指すものと対象の位置にある。 死にゆく少女に送るには少々残酷な気がしたが、高野はそのまま言葉を続けた。 「どう? わかってもらえたかしら。いくら貴女が自分勝手な正義を振りかざしたって、何も変わらない。 私程度の力の前にこのザマよ。それでこのゲームを潰す? 笑わせないで」 「ぞんなこと、ない……。か、可能性が、ゼロじゃなければ……」 口から血を吐きながら、それでもなお一条は高野の言葉に抗う。 無力な少女の口から漏れた根拠の無い言葉に、高野は何の感情も抱けなかった。 「そうね、たしかに可能性はゼロじゃなかった。 何事も絶対は無いわ。でもね、それは貴女のその甘い考えを突き通す免罪符にはなりえない。 私のいままでしてきたことが、仕方が無いの一言ですまされることじゃないようにね」 「……あな、た……は」 高野の言葉に対して、一条は何か言いたげだった。 それを制するように、高野はシグ・ザウエルを一条の目に見える位置に持ち上げた。 「貴女は、今まで殺してきた人の中では骨のあるほうだったわ。 それだけに、残念よ。私が最初に会ったのが貴女だったら、もしかしたら私は貴女に殺されていたかもしれないから」 「……そう、したら……あなたを、止められたの、か……な」 「あるいは、ね」
このまま放っておいてもいずれ死ぬが、せめて苦しむ時間を少しでも減らしてやるのが、高野に残った唯一の良心。 「……さようなら、一条さん。皆のもとにいけるといいわね」 そう心にも無いことを、高野は一条に別れの言葉として送った。 「わたし、は……きっと、地獄いきだか、ら……」 哀しげな顔で一条はそう漏らし、そして、瞼を閉じた。 高野は、両手でシグ・ザウエルの銃口を一条の額に向け直す。 もしも、今のこの少女のように自らの正義を信じて、人間として正しいことを行える愚かさが自分にも備わっていたなら何か変わっていただろうか。 高野はそんなことをふと思ったが、すぐにそれが無駄な考えだと思い直す。 過去を振り返ることより意味のないことは無い。 過去があったのだから、今の自分が、そして一条がある。 だから今を基準として過去を思っても、それは、全くもって不毛なことだ。 そう思わせた自分の甘さを断ち切るように、高野は、一条に向けて最期の一撃を放った。 ……その銃声は、さながら終焉へのカウントダウン。 姉ヶ崎の言うバトルロワイアルというゲームで殺さなくてはいけないのは、残り一人となったのだから。 穏やかな表情のまま額から血を流し、その場で眠る一条を見つめながら高野は呟く。 「死んだって、何も変わらないのかもね。だって――」 死に際の一条の言葉を思い出しながら、高野は、 「――この島自体が、もう、地獄なんだから」 救いの無いこの殺し合いに、終わりをもたらそうとしていた。
【午前:8〜9時】 【高野晶】 【現在位置:G-03北東部】 [状態]:疲労(大)。 [道具]:シグ・ザウエルP226/弾数9発、ドラグノフ狙撃銃/弾数6発、デザートイーグル/弾数0発、 雑誌(ヤングジンガマ) [行動方針]:刑部と三原の下に向かい、三原が生きているなら殺す。 [最終方針]:全員を殺し、全てを忘れない。反主催の妨害。教師達にも罰を与える。ゲームの目的を知りたがっています。 ※少し離れた木の枝かけたリュックの中に、支給品一式(食料13、水4)、殺虫スプレー(450ml)、ロウソク×3、マッチ一箱、インカム一組、携帯電話(残量約1/5)がある。 【一条かれん:死亡】 ※支給品一式(食料5)、東郷のメモ、刑部のメモを持っている。
【刑部絃子】 【現在位置: G-03北西部】 [状態]:疲労大、両手の皮が剥けてかなりの痛み。肋骨2本にヒビ。三原から逃亡。 [道具]:自動式拳銃(ワルサーP99)/弾数15発、9mmパラベラム弾15発入りダブルカラムマガジン1つ 暗視ゴーグル、ヘッドライト、セキュリティウェア [行動方針]:追ってくる三原をどうにかする。 [最終方針]:反主催 [備考] :高野を危険人物と認識。三原を警戒。笹倉についてはもしかしてもう……と思っています 【三原梢】 【現在位置:G-03北西部】 [状態]:疲労、かなりの精神不安定状態。左掌に銃創(応急処置済み)、返り血にまみれている、絃子を追跡。 [道具]:ベレッタM92/弾数8発、vz64スコーピオン/弾数20発、9ミリ弾142発 [行動方針]:自分の正しさが否定されないよう、教師である刑部を殺す。 [最終方針]:天満や八雲の名の下に全員を利用して優勝…するしかないんだよね!? [備考] :自称『塚本八雲の親友』。教師らを激しく憎悪。高野を危険人物と認識 ※三原の道具:支給品一式(食料4、水5)、エチケットブラシ(鏡付き)、ドジビロンストラップ、ノートパソコン(バッテリー、フラッシュメモリ付き)、弓(ゴム矢20本、ボウガンの矢4本) ※播磨の道具:支給品一式(食料4,水2)、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)、さくらんぼメモ、烏丸のマンガ は、体育館の中に放置してあります
431 :
430修正 :2007/07/09(月) 00:00:43 ID:9PWZdsrT
【刑部絃子】 【現在位置: G-03北西部】 [状態]:疲労大、両手の皮が剥けてかなりの痛み。肋骨2本にヒビ。三原から逃亡。 [道具]:自動式拳銃(ワルサーP99)/弾数15発、9mmパラベラム弾15発入りダブルカラムマガジン1つ 暗視ゴーグル、ヘッドライト、セキュリティウェア [行動方針]:追ってくる三原をどうにかする。 [最終方針]:反主催 [備考] :高野を危険人物と認識。三原を警戒。笹倉についてはもしかしてもう……と思っています 【三原梢】 【現在位置:G-03北西部】 [状態]:疲労、かなりの精神不安定状態。左掌に銃創(応急処置済み)、返り血にまみれている、絃子を追跡。 [道具]:UZI/弾数45発、ベレッタM92/弾数8発、vz64スコーピオン/弾数20発、9ミリ弾142発 [行動方針]:自分の正しさが否定されないよう、教師である刑部を殺す。 [最終方針]:天満や八雲の名の下に全員を利用して優勝…するしかないんだよね!? [備考] :自称『塚本八雲の親友』。教師らを激しく憎悪。高野を危険人物と認識 ※三原の道具:支給品一式(食料4、水5)、エチケットブラシ(鏡付き)、ドジビロンストラップ、ノートパソコン(バッテリー、フラッシュメモリ付き)、弓(ゴム矢20本、ボウガンの矢4本) ※播磨の道具:支給品一式(食料4,水2)、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)、さくらんぼメモ、烏丸のマンガ は、体育館の中に放置してあります
投下終了です。 支援ホントに助かりました。 途中で一回サルさんが出たときはホントどうなるかと……。
投下だけで1時間かかる大作とは。
ほんと乙でした。
内容もシーソーゲームの熱戦でほんと面白かったです。
何より
>>426 後半の余韻の残し方はマジでGJ。
こういう引きはすごい好き。
大作投下乙であります うおぉぉぉ……イチさぁ〜〜〜ん! 生き残り唯一の良心が…… 無情に鬱って、GJです
ついにハラミと姉さんの一騎打ちになったか。
−≡三| | / ̄ ̄\ __ ( ヽ ノ / ⌒ \ /- \ ノ>ノ ──、 (●)(● ) | . (O) (O)| / \_ \ (__人__) | r-=、 i(入__,ノ L_ (●)(●) | 、|r┬| | `゙ゝヽ、( / |:::`(__人__) |゙`ー {`ー' | にー `ヽ、_ /::::::::ィ"^゙リ _,,ノ ,. { / ___ ,.、 `~iヽ、. `~`''"´ ゙t (,, ̄, frノ ヽ、 〈/ ⌒\ ゝヽ、__l::::ヽ`iー- '''"´゙i, ヽ ヽ,/ / (●) (● ) \ W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ、_ノー‐テ-/ i /::⌒(__人__)⌒:::::: \  ̄r==ミ__ィ'{-‐ニ二...,-ゝ、'″ /,/`ヽl : :| |r┬-| | lミ、 / f´ r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''" ,:イ`i \ `ー ´ /;`゙
乙です ハラミ日記はもう読み返せそうにないですね あとUZIの残弾数が少しは減ってると思うのですが・・
乙です。 三原が相変わらずの状態なんですね…… 果たして彼女はこの先救われるのか気になります。
>>437 彼女が生きてる限り、ハラミ日記復活の可能性はありますよ。
久しぶりのガチバトル面白かったです!GJ! 一条今までで一番輝いてたよ…。ハラミの気持ちも分かっててすごく良かった。
久しぶりのガチバトル面白かったです!GJ! 一条今までで一番輝いてたよ…。三原の気持ちも分かっててすごく良かった。
連投失礼orz
443 :
参加するカモさん :2007/07/09(月) 12:48:23 ID:6W3BZsoH
さらばイチサン。
武神ついに倒れたか・・・。 とにかくGJ!!
>>432 乙!ガチバトルはほんとよかった
いよいよ終わりが見えてきた気がするよ
急に過疎り始めたな・・・。 どうした?
言わなくてもわかるだろ
予約が入らない
そらそーよ
ここまできて一日や二日で予約がほいほい入ったら逆に怪しむわw しかしほんと、次あたりで決着ついてもおかしくないな
姉さんのラスボス化は兼ねて予想されていたけど、相手がハラミというのは想像つかなかったな・・・。
チョット待て絃子さんはどうなってしまうんだ?
もう犬死にしか道はなさそうだ あるいは、優勝決定を呆然と眺めるしか
普通に三原に殺されて終わりだろ それか三原をかばって死ぬかどっちか もう生きてる理由がないし邪魔なだけのキャラ
予約が来るまで反省会の続きでもしようか
>>455 みたいに、盛り下げる発言しかしないやつを駆逐しきれなかったことが反省点かな。
予約がくるまでってことは今の続きを読みたいってことだよな? だけど反省会をするってのは今の続きには期待してないってことだよな? 矛盾してるぞ。
なんでもいいから早く終われってことだろ
質問ですが、 予約するにあたって期限を一週間程いただくのは無理ですか?
>>457 続きは読みたいが反省会もすべきっていうのが何で矛盾するんだよw
>>459 期限は変わらず3日。伸びることはない。
期限切れたところでどのくらいのめどでできあがるか報告する。
あとは他の書き手次第だとじゃないかな
>>459 3日以内で書き上げられそうだという段階まで持って行ったら予約して下さい。
どうせ今なら誰も書かないから「書いてます」って言えばそれが予約みたいに機能するよ 完成が近くなったら正式に予約すればいい
まあ終盤も終盤だしな、無理に急いで仕上げるよりはじっくりと完成度高めてほしかったりはする
予約してしまえばいいんじゃないの? それか鳥つきで「今かいてる」宣言するか
過去ログ読んでた 神視点とか三人称視点とか一人称視点とか言われてたけど、 最近の作品を分類するとどうなるの?
そんなどうでもいいこと知ってどうする
>>466 俺もここで聞いた程度のことしか知らんけど、最近のはほとんどが三人称じゃないかな。
自分が読んでると、 「あれ、ここだけ何となく神視点っぽくね?」とか 「神視点と三人称視点混じってない?」とか どうでもいい点が気になってしまって・・・実際どうなのか知りたかった
無事最終回を迎えたら、好きな話やキャラの人気投票とかしたいな
あと、酉付作者の一言感想とかも欲しいな。 ……発言次第では荒れるかもしれんが。
書き手には色々聞きたいことがあるよな 荒れようが最後なんだし別にいいし
ラジオの時にやろうよ ここだと自演とかあるかもしれないし
ラジオでもここでも変わんなくね? つーか誰が何のために自演するんだ?
476 :
参加するカモさん :2007/07/13(金) 20:54:34 ID:w/q8d6Q1
優勝なり全滅なり決定させる書き手はエンディングもやらないといけないから、 予約一週間くらいあってもいいような気がする
したらばなら少なくとも携帯とPCは判別できて 繋ぎ変えても管理人はわかるってことは確か
>>477 別に、エンディングは他の書き手に任せてもいいじゃん。
もう全滅でいいだろ 優勝だとエピローグ書くのめんどいだろうし もう内容的に終わってんのにダラダラ延命しても意味ない
つーか全滅でもエピローグは要るよな普通w
もうどんなEndだろうが、たいして違いはないよ。
今までの本編のなかで、 「この作品のここが名場面」 っての、ある?
あるわけないだろ常考 まあ途中までの盛り上げ方は上手だったと思う 締の形がグダグダっていうのもスクランっぽいからこういうのも合ってるのかもね
>>484 Joker Trickの田中死亡シーンはベタだけどやっぱ良いと思う。
必死ですねw
好きな話の人気投票でもやってみればわかる。終盤の話より中盤のほうが絶対票集めるはずだから。 ロワの終盤はどんな結末にせよ伏線が回収されていって一本の道に収束していけば成功 回収不可能なものばかり集まってグダグダなまま人数減らしに終始するのが一番無意味
>>498 そんな事言ってるとお前一人になっちゃうよ?
うわ、間違えたw
>>486 評判良いよな、田中の死
リアルタイムで見た俺にとっては投下後の荒れ具合の方がインパクト強かったが
荒れてたっけ……って思い出した、最初に投下されたのは首輪が爆発しなかったんだっけな田中 何にせよあの最期はよかったな、吊り橋ファンとしては満足だ 名場面……あえて天満死亡を。場面自体はあっさりしてたもんだが、やっぱあの衝撃はでかかった
田中と永山が播磨と天満だったら・・・
>>496 死ぬ場面自体は確かにあっさりだったけど、そこに行くまでの経緯が悲痛だったからな。
主人公の最期の台詞がマジ泣きの叫び声だもんなあ…死ぬ瞬間だけでもあっさりで逆に良かったのかもしれん。
そういうのも含めてロワらしくて良かったと思うけど。
モブじゃなくて準レギュラークラスのキャラの いい場面ってどんなのがあるだろ?
八雲の首が吹っ飛ぶシーンは良かったね
奈良の死に際には笑った
>>499 今鳥とイチさんのドジビロン繋がりの連携シーンはスクランらしくてよかったな
烏丸が隣子に手刀かましてかっさらってく話が良かったなー 最初から最後まで読んでて緊張しっぱなしだったな あと奈良覚醒も。驚きを隠せなかった
こう見るといなくなった書き手の話ばっかだな
506 :
本編が(ry :2007/07/15(日) 02:11:04 ID:GcJuFed7
斉藤と結城の名前を出さない、おまいらに失望した。
だって結城はともかく斉藤はモブなんだもの 俺だって斉藤は好きさ
>>506 イイ!!
ダメハネばっかりじゃなく絵もいけるのか。嫉妬。
最近で言えばナポレオンを抱いて思いをめぐらせる一条が良かった。
510 :
本編が(ry :2007/07/15(日) 09:59:24 ID:1GpVxRDI
>>506 >>510 なんという男前・・・
画像を見ただけで保存してしまった
この画像は間違いなくまとめ行き
という訳でダメ子の時と同じ場所に収録させて頂きました。
512 :
本編が(ry :2007/07/15(日) 11:28:01 ID:I9i4i6Qa
女キャラがいないよ
515 :
本編が(ry :2007/07/15(日) 12:14:55 ID:I9i4i6Qa
>>513 奈良君です。
奈良の覚醒ってこんなんじゃなかったっけ? すぐ死んじゃったからよく覚えてないや。
まぁ、
>>484 は僕なわけでして。
そろそろ物語が終盤だから、前半のおさらいもかねて名場面のアンケートを、ね。
んで、いくつかでてきたらその名場面を鉛筆描きで描いて晒そうという恥ずかしい企画。
出かけるので、再開は今晩9時頃になると思うけど。
暇な方はぜひご参加ください。ひとりがいくつ名場面をあげてもよいです。
あ、田中と永山はもう確定ですので
ハラミゆーな!って言ってるハラミが見てみたい。 本編じゃそんな台詞一度も言ってないけど
考えてみたら寝言で言ってたか。失礼しました
ハリーにボコボコにされるミコチンには俺のSっ気が大いに刺激されたものだ
俺、RPGでラスボス倒す直前まできたら寄り道しまくるタイプなんだ だから今のこのスレが居心地良すぎて困る
その気持ちわかるな
ララが死んで天満が泣くところ、 沢近は燃え盛る笹倉を見て笑うところ 播磨はジャーマンで死ぬところ がインパクトあるなあ 烏丸や八雲が思いつかない・・
播磨と東郷の決闘 花井の『ミコちゃーーーーーーーん!!!』 八雲とハラミが互いに抱きしめあいながら泣くシーン 沢近と高野のインカム越しでの交渉決裂場面 ナポレオンの死をキッカケに立ち直る一条、取り乱すハラミ が個人的にお気に入りかな
播磨には序盤からヒヤヒヤさせられた いきなりSMに捕まって死にそうになったし
525 :
本編が(ry :2007/07/15(日) 23:59:36 ID:+8Ed3WRW
526 :
本編が(ry :2007/07/16(月) 00:39:48 ID:6AvSzFJP
GJ過ぎるぜ…
ところで男がどいつもこいつもタレ目なのは何でなんだ?w
この前一週間くらい予約期間ほしいって言ってた人、書いてるのかな?
531 :
参加するカモさん :2007/07/16(月) 15:43:03 ID:V2IsNC4y
キタ----(゜∀゜)----!!! 期待してないの反対の反対の反対
ID逆にしたらよいふり
ただまだ予約入れられるだけ進んでませんので 他の書き手さんの足止めにならないよう誰を書いているのかだけでも断った方が良いでしょうか?
正式に予約してからだろはげ
誰を……って言ったって、今の状況じゃ姉ヶ崎たち以外、みんなまとめてワンセットのような気がするが。 まぁ、話を細かく分ければ絃子・三原と高野とを別々にすることも出来なくはない……のか?
なんかこの作者の発言ログ見てると不安になるんだが…とマジレス 嫌な予感がしてならないから、良い意味で俺の予感を裏切ってくれ
どうせ他に誰も書かないだろ
投下します。規制をうけたらまとめサイトのほうに投下します。 【Not Good by】
制服がいつもの倍以上に重く感じる。絞れば赤い雫が採れるかもしれない。 いつもつけていたお気に入りの香水の匂いはもうしない。 霧散してしまったか、八雲の血にかぶせられた播磨の血の香りにかき消されたか。 けれどそんなことはどうでもいい、と三原は首を横に振った。 刑部は殺さなくてはならない。殺し合いを強要した教師という存在であるから――否。 そんなことは問題にならない別の理由が三原にはあった。『俺のイトコ』。いうなれば恋人か。 塚本姉妹がそれを知れば悲しむだろう。播磨は意識しないまま騙されていたのだ。 諸悪の根源を殺す。それでこそ――そうしなくては、自らの正当性は証明されない。 「先生、どこ……」 だがその刑部の姿が見当たらない。 鬱蒼と並び立つ木々。腰ほどの高さのある藪。隠れることができそうな場所はいくらでもある。 まんまと逃げられたのだろうか?――違う。最初はともかく、三原はもうそうは思っていなかった。 トーン、と何かが落ちる音がする。石が足元に投げつけられた。 「そこっ!」 林の静寂を暴力的な轟音が蹂躙する。空薬莢が次々と噴出されて足元に転がる。 だがターゲットは長髪をなびかせながら、余裕を見せ付けるようにその姿を森の中に消していく。 「この……この……この!」 距離を離されないよう、あわてて走り出す。だがもう刑部の姿は見えない。 近くの茂みに向かって適当に打ち込むが、期待した効果は得られなかった。
「ああもう……!」 こんなことばかり繰り返してる。先程の挑発じみた行為はもう三回目。 校舎の周囲を少し走った後、誘い出されるようにこの付近にたどり着いた。 もちろんその間何度か攻撃を試みたが、銃弾は怨敵を捕えられない。 距離があるのはもちろんだが、両手にかかる負荷も馬鹿にならない。 片手で打てるほど強い腕はしていないし、傷ついた左手は支えるのが精一杯で銃把を握れる状態にない。 そのしわ寄せが右手に集まり、今ではもう内側から痺れるような痛みが時折走る。 マシンガンの利点である連射性も有効活用できてるとは言い難い状況にあった。 (……そろそろ弾切れ) 正確に数えられるはずもないが、感覚ではそろそろだ。 UZIとリュックを足元に降ろし、沢近から奪ったもう一つの機関銃を取り出す。 つかず離れずの距離をとり続け、高野に見舞った銃を使おうとしない刑部の狙いはわからない。 いや、おそらくこちらの消耗を待っているのだろう。 だが刑部とて疲労しているはずであるし、いつまでも逃げ続けられるはずがない。 せめて十。いや、十五メートルほどの距離まで近づくことができれば。 まだまだ状況はこちらに有利―― 「三原君!少し話を」 「うるさい黙れっ!!」 振り向き様にトリガーを引く。スコーピオンの380ACP弾が枝を、地面を、樹木を、石を削っていく。 UZIよりも軽くシャープな音。三原はそれが少しだけ気に入った。 そして刑部が一際大きな木の陰に隠れたのも確認できた。髪の一部が見えたのだ。 (チャンス!) 指を離す。もう一度撒き散らすくらいの数は残っている。 両手に気合を入れて、負荷に耐えるよう強く命令する。次で終わる、と。
「刑部先生、どういうつもり!隠れてないで、姿を見せたらどうですか!」 適当な言葉を紡ぎながら、少しずつ歩き出す。 三原は足音を隠したかった。着実に近づいていることを知られたくなかったのだ。 闇雲に歩いていて、たまたま近づいているだけ――そう思うように誘い込み、隙を作る。 「どこへ消えたの!正々堂々と姿を見せなさいよ!臆病者、卑怯者!」 空回りに焦り、頭に血が上ってわめきちらしている。そういった人間を装う。 そしてすり足で少しずつ射程内に近づくことを忘れはしない。 「メモリなんて罠を張って!次に播磨君をたぶらかして!一条さんにも何か吹き込んだんでしょう! そして今はこそこそ逃げ回って!そんなことしかできないってわけ!?」 適当に、適当に。こちらの意図を悟られないように。あまりその内容と意味を考えず、 思いついたことを次から次へと口にする。不思議と叫ぶたびに勇気が沸いてくる気がした。 だがその都度体力は消耗していく。ほどほどにしなくてはならない。 もう充分近づいたといえる。刑部が隠れているはずの太い木は射程内だ。 今頃気付かれないように必死で息を殺しているだろう。せいぜい恐怖しろと思う。 木が邪魔にならない角度までダッシュで走りこみ、即座に引き金を引く。 防弾チョッキを着ていても、逃げられなくなる程度にダメージを与えられれば御の字。 頭に当たると楽だな、くらいに三原は少しだけ笑った。 「見てなさい。殺してやる!私が先生から奪ってやる!」 次の言葉を最後に行動開始。そう思い三原は一呼吸置き、口を大きく開く。 「播磨君みたいに――笹倉先生みたいにね!!」
一気に距離を稼ぐべく、三原は両脚に力を貯めた。だがそれを爆発させようとした瞬間、 何かが頭の後ろを通り過ぎていった。耳に残る反響音。集中力が一気に奪われる。 「――え」 中途半端な勢いで体が前へ倒れそうになる。反射的に右足が動く。下手なステップを踏むように、体がふらふらする。 時間が止まったような気がした。思わず見上げた先には正に晴天といえる青空。 (……撃たれ……た!?) 銃声だと気付いた瞬間に、当たり前の不安が三原の体と心に押し寄せてくる。 殺すはずだったのに。自分が勝つはずだったのに。だらんと手がぶら下がり、銃が転がる。絶望が目から零れた。 頭をかくんと下げる。血に汚れた体が見える。『見る』ができるなら目や頭は大丈夫な気がした 腹部も胸部にも痛みはない。手足に異常はなし。左手は――もとから。心も元々。 じゃあどこだろう?全身を覆う疲れはあるが、特に何処が痛いというわけではない。 (!……) 当然撃たれたのだと思っていた。自分は殺すつもりでいたのだから。 互いに直線武器は届かない位置にいる以上、今撃っても意味がない。 殺す覚悟は勇気を与えてくれた代わりに、そんな当たり前の理解も許さなかった。 更に、身体に問題がないことを認識するまでに数秒もの浪費を求めていた。 そして数秒間の間に――三原が混乱の最中にある間に、二人の距離は劇的に近くなる。 刑部は隠れていた木から飛び出していて、迷うことなく三原のほうへ駆けていた。 三原が気付いたときはもうすぐ傍にその姿があった。瞬間移動などと突拍子もないことを考え出す。
――あ 刑部が迫る。撃て。撃たねば撃たれる。やらなきゃやられる。 無理だ。安堵と畏怖で体がすくんで動かない。銃も落としてしまった。 殺される。死の恐怖が迫り来る。刑部は氷の瞳に炎を宿していた。 走っている人間の表情を読み取ることは難しい。なのにとても容易く理解できる。 一瞬が何時間にも感じるとはこういうことなのだろうか。 だったら人の体は残酷だ。さっさと終わればいいものを長く感じるようにできてるから。 ――こんなことだったら ――どうせ死ぬんなら ――ニャオ ――? 力強く地面が踏まれる。乾いていたのか、うっすらと砂埃が舞い上がった。 刑部は三原の目の前にまで近づいていた。動きが一瞬だけ止まる。 刹那をとても長く感じていた三原さえ、一瞬と思うほどの間だけ。 手が振り上げられ、そのまま顔に向かう。 ただしそれは銃を握っていた右手ではない。左手だった。左手が開かれた状態で――平手の状態で、三原の頬を打っていた。
銃よりはるかに小さく、乾いた、しかし耳に残る音が鳴り響く。同時に三原の体が後ろに崩れた。 視界が前後左右に揺れて方向感覚がおぼつかなくなる。それが安定した頃、視線はもう一度空を捕えていた。 もう一秒一秒を長く感じることはなかった。バクバクと心臓の鼓動が加速している。頬がとても痛く指先が混乱と緊張で震える。 口の中も喉の奥も熱くなり、死が目の前にまで来ていたことが分かった。 ――自分は殺されなかった。生きている。それを三原は理解した。 空が滲む。体中で目が一番熱い場所になる。この三日間で何度この感情に捕らわれただろう。 けれどもこの涙は悪いものではないような気がした。 (そういえば、さっき一条さんにもぶたれたっけ) 少し前のことを思い出しながら肘を支えに上半身を起こす。頭の中のくらくらを無理矢理押し込めて、辺りを見回した。 「……刑部先生」 逃げずにその場に立ち尽くしている事が意外だった。 これまで逃げに徹していた相手が突如攻撃にまわってきて、なのに自分を生かしているのだから。 座ったまま刑部を見上げる。彼女は一条のように涙を流してはいない。けれど戸惑いの表情が見えた。 そして何か考え事をしているようにも。叩いた左手をじっと眺め、閉じたり開いたりして時折目を瞑っている。 「続き、やりませんか?」 たった今自分は生きていることに喜びを感じた。代わりにマグマのような憎悪を犠牲にしたような気もするが、 そんなものはいくらでも取り戻しが効く。今までのことを思い出すだけでそれは容易い。 刑部は一連の出来事に思うところがあったようだが関係ない。一連の行動には疑問だらけだが、 殺されても文句の言えない人間であることは違いないのだ。 「それもいいが……せっかくだ。話をしないか?」 それは三原があり得るかと思っていた返答だった。近くに落ちているスコーピオンを拾ってもいいけれど、 既に銃を携えている相手のほうが絶対有利。そんな理由をつまらないと思いながら、三原は静かに頷いた。 いつ湧き上がるとも知れない憎悪を押さえつけながら。
* * * * * * * * 「……今の件については感謝しますけど、くだらない言い訳だったらすぐに殺します」 「好きにするといい」 地面に転がっている暗視ゴーグルやヘッドライトを軽く蹴飛ばす。左手にはまだ熱くて鈍い痺れが残る。 スコーピオンを握り締めながらの三原の警告に、刑部はそれに特に迷うそぶりも見せず答えた。 自身の銃は腰に戻してある。状況は圧倒的不利になったが、その代償として話し合いに応じてくれた。 木と木の間を縫ってそよいでくる風が汗ばんだ体を冷やす。開いた胸元やはみ出たシャツの裾から熱気が逃げる。 「……少し前を最後に銃声が聞こえなくなった。高野君と一条君だ。決着がついたと思っていい」 あと一人で全てが終わる。三原にとっては悪くない情報だろう。 「一条君が生きているなら、話だけでも聞いてくれないか。すぐに殺されるようなことはされないはずだ。 もし一条君を疑う理由が私にあるなら、それを教えて欲しい。私が播磨君をたぶらかしたというのは何だ?」 本題に入る。それが三原を凶行に向かわせている理由だと思えて仕方ない。 播磨が三原を殺そうとしない以上、よほどのことがない限り三原もまた播磨を殺す理由がない。 殺すぐらいなら高野に向かわせたほうがはるかにマシなのだ。目を少し泳がせた後、三原が口を開く。 「それはこっちが聞きたいくらい。播磨君、ゲームを壊すとか言って息まいちゃって。 あげく『俺の絃子』だって。まさか色仕掛けでもしたんですか?」 「……は?」 今出た声が自分のものなのか一瞬迷う。だが……そういうことなのだろうか。 「笹倉先生のことも刑部先生のことも信じちゃって。まさか先生達が何をしたか忘れるはずないのに」 「……」 なんともいえない感情がわき上がって来る。くだらない。実にくだらない。 播磨拳児という人間は元々誤解されやすい存在だと思っていたが、まさかこれほどとは。 そういうこと、なのだろう。笑いそうに、或いは叫びそうになる感情を無理矢理抑えて伝えるべきことを整理した。 大声を出すとわき腹に響いて辛い。泣き出しそうになる。
「先生……?」 「……とりあえず聞いて欲しい」 一言断りを入れてから話を続ける。彼女は事実を受け入れてくれるだろうか。 信じてくれるだろうか。わからないが、その機会は今しかない。 落ちている木の棒を拾って、ガリガリと地面に字をなぞる。 話し合いでは途中で割り込まれてしまう。文章で伝えるのが確実だ。 『従姉の名は絃子』 「……は?」 地面に描かれた文字の意味を理解したのだろう。今度は三原から、先程と同じような声が発せられる。 「私の母と、彼の父が兄弟なんだ。昔からつきあいがあってね。 はり……いや、拳児君が私を信頼してくれたのはそういうことだよ」 だが血縁関係というだけでは説得力に乏しい。諸所の事情を簡潔に説明する。 播磨の中学時代や家庭の事情、同居生活とそこから発生する信頼があったことや笹倉とも旧知の仲であること。 面倒毎を避けるため学校にも知らせていないことを教える。 「な……何よそれ。俺の絃子って……俺の従姉ぉ!?」 想像の範疇を超えた事実に三原が叫ぶ。全ては誤解だった。 そんな答えは期待していなかったのだろう。理由付けがただの誤解では納得は得られない。 「……そ、そんなのわかるわけない!そんなのを信じろって!?証拠はあるんですか!?」 「確かに……証明はできないな。何を言っても、それのウラを取ることがこの島ではできない」 三原は唖然と立ち尽くしていた。必死で言い繕おうと、必死で空気を食べている。 燃え盛る感情の高ぶりを戸惑いと驚嘆が抑えているようだった。 「本当だとしても……年上のお姉さんとか、同居とか……まるっきり恋人じゃん!それこそ俺の絃子じゃん! 何よ、播磨君天満ちゃんが好きとか言っておいて……八雲ちゃんだって、だから」
「違う。違うんだ」 それだけは絶対に違う。思わず叫びそうになってしまった。播磨拳児に限ってそれはない。 彼が愛したのは塚本天満ただ一人。それだけは信じて欲しかった。 けれどもう彼はこの世にいない。誤解されてしまっても、それを本人は否定できない。 ならどうするか。決まっている。まだ命ある自分がそれを正しく伝えねばならないのだ。 「怒鳴ってすまない。……これも何の証拠も無い話だが、塚本君達は私と拳児くんの関係を知っている。 どちらも私の家に来たことがあるんだ。事情はきちんと話したはずだ。理解してくれたよ」 「んな……!」 ぶるぶると三原の拳が震える。それは更に認めたくない言葉だった。――これまでのことが全て真実なら。 「……認めない。じゃないと私は……八雲ちゃんのために、やったことは……」 それ以上は考えたくなかった。それはあってはならないことだ。 誤解で、くだらない誤解で、大事な親友の大事な人を―― 「君はいい子だと思う。……こんな状況でも友達の八雲君のことを考えてくれているのだから」 「と……と、当然よ。だって親友だから。聞きなさい、八雲ちゃんと私は――」 飛びつくように、誇らしげに三原は話す。 その反応は、三原が八雲のことを大事にしているからこそのもの。少し嬉しくなる。 「知っているよ。花井君とサラ君と麻生君の死。辛かったんだろう。 君は逃げ出さず、マシンガン相手に慣れない拳銃で立ち向かったんだ。本当に強い娘だと思う。皮肉じゃない」 「え……」 何故知っているのか。盗聴器があるからだ。それはすぐに気付いたらしい。 「そのことを知っていたから……私は思い留まることができた」 あと付け加えるならふいに聞こえたあの鳴き声。だが空耳かもしれない、それは黙っておく。刑部は更に続けた。 「君を殴った時、本当は殺してやると思ったんだ。拳児君だけでなく、葉子まで……大事なものが壊されたことが ただただ許せなかった。今更何を言っているのだろうね。私にそんな資格はないというのに。 葉子が覚悟していたのは知っていたはずなのに……とても自分が嫌な人間に思えてきた」
「……すまない、くだらない話をした」 「だから、だから何!いい子?強い娘?だから? 高野さんや一条さんと協力しろって!?罠かもしれない先生の言うことを信じろって!?」 一日も経ってないはずなのに、刑部に言われた事件の記憶は遠い遠い過去の出来事のように感じていた。 思えば、あの希望に満ちていた頃とは随分変わってしまった気がする。けれどもそれは仕方ないこと。 「誰も、誰も信じられない!誰も私なんて見ようとしないし、大事な人は皆死んじゃった! 勝手な期待ばっかり残して、押し付けて!できるわけない、皆の期待に応えるなんて絶対無理!」 一通り叫び、荒い息をしながら吐き捨てる。心の溜まっていたものを一気にぶつけた。 これ以上の問答は要らない。時間の無駄だ。殺してやる、とつぶやいてスコーピオンを構える。 目の前の人間を殺せば、自分の正しさが証明――――されるのだろうか。 誤解である可能性を知ってしまった。もう殺しても何も解決しないような気がする。 心の奥深いところから、怒りと憎しみと無念が涸れない泉のように湧き出てくる。 これをどうすればいいのか。心の中を埋め尽くしつぶれてしまえ、心壊れてしまえというのか。 「『誰も私なんて見ようとしない』か。けれど君は彼らを捨てずに心に持っていた。 優しい娘だ。君位の歳のとき、私は自分とすぐ近くの数人にしか興味が無かった」 「違……!何でそういうことに」 「八雲君については、拳児君が全て受け止めた。今すぐ背負おうとしなくていい。 それよりもこれからのことを考えてくれ」 一方的に話す刑部に苛立ちが募る。自分の立場がわかっているのだろうか。 憎悪に火をつけようと刺激を与え始める。だがどうにも火がつかない。 乾燥していたはずの心が、いつも間にか少しだけ湿りを帯びているようだった。
「生き残った一人とどうするか、もう一度考えて欲しい。拳児君のことを信じて欲しい。 あと――できれば、君の友人達を解放してやって欲しい。私の話は以上だ」 最後の意味は分からなかった。だが刑部はそのまま隙だらけの背を向ける。一体どこへ。思わず口にした。 「もう一人と会って来る。……高野君だったら話し合いの余地すら許されない。 ノートパソコンはおそらく体育館にあるのだろう?」 いいのだろうか。逃がしてしまって。いいのだろうか。殺してしまって。 迷っているうちに、刑部が一歩だけ進む。だが二歩目はない。 「あ、そうそう。君は言っていたね。八雲君のために拳児君を殺したと」 心臓を直接つかまれたような気分になる。せめて八雲との絆は失いたくなかった。 それを指摘されるのは耐えられない。静かに、隠したまま忘れ去りたい傷跡だ。 「ふ、ふふ……あはは、ほら、先生だって本当は私のこと許さないって思ってる!」 「……言ったろう。私に君を責める資格はない。それだけのことをしてきたからね。 だが君がそう思うのなら、気がすまないというのならあえて言おう」 それは、三原の理解の範疇を越えていた。 内心刑部の言うこと――『俺の従姉』の意味を知ってしまったからこそ、信じ難いものだった。 「彼の命を奪ったこと。彼のイトコとして、君を許そう。忘れることはできないが、責めないことを誓うよ」 何故そんなことが、平然と言える。もうわけがわからない。刑部がそれを言ってどうする。 けれどまた目が少しだけ熱くなる。さっぱりわからない。だから次を最後に終わらせることにした。 最後の言葉を刑部の背中にぶつけることを選んだ。 「もしかして……播磨君のこと……?」 向けられた背中が完全に止まる。風になびく木々も耳に残った銃声の響きも煩いと感じるほどここは静かだ。 先程、死を意識したときと同じ感覚。ほんの一秒にも満たない間、世界がとてもとても長く感じる。 「――まさか」
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sienn
すいません、1レスに収まる構成にできませんでした。 続きはまとめに投下します。
こ・・・この展開・・・ま、まさか!?
色々問題があると思います。 指摘をよろしくお願いします。 とりあえず誤字orz
乙。GJ。 詳しい感想は明日で、今はただ一言。 本当によくやった・・・!!
ま、まさか……ほ、本当に……? 今は何も言葉にならないので一言だけ。 GJ!!!
>>557 パッと見では、問題はないと思うよ。
しかし貴方はいつもこちらが望む展開を……いやむしろ、それ以上の物語を書いてくれる。
GJだ。それに尽きる。
高野VS刑部はもう少し対話してくれたら嬉しかったけど、状況が状況だからそれは無理な要求だw
まぁ、あの二人は会話がなくともお互いのことはある程度以上に理解していたと思うがね。
GJ!!! まじで涙ぐんだ。 >凧はとても高く揚がりそうだった。 を初めとする高野の花井に対する想い、 暗示された播磨に対する刑部の想い、 友人らに対する三原の想い、全てが美しかった。 最終戦に播磨と花井の決闘シーンをダブらせてくる辺りも良かったし、 優勝者がこのロワを通じて成長した三原って形でまとめたのも物語的に綺麗。 細かいこといえば、決闘の銃声後の描写がどっち視点で書かれてるのかを分からせるのが「凧」ってのも痺れた。 最後にもう一度だけ、本当に本当にGJでした!
続きをこちらに代理投下しても可?
GJでした
非常に綺麗な〆方だったと思います。
最後に復活した日記に、涙腺が緩むのを感じました。
あとは優勝後のもろもろをエピローグでどなたかが仕上げるって感じで完結になるのかな。
本当にお疲れ様でした。
>>563 大きな話だし、今回ばかりはそのほうがいいかもしれない
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結局トリガーを引くことはできなかった。手を垂らし膝をつき、三原は考える。 自分は生きる。生きるためには高野であっても一条であっても殺すしかない。 その意思はもう揺らぐことはきっとない。 辛いのは、自分の歩むと決めた道に大事な人達が誰もいないこと。音篠達とは永遠に交わらないこと。 けれど、その選択は安易に飛びついたものではなく、考えて考えて考えぬいた結果だとしたら。 親友達が望まない道だから、もう誰の笑顔も思い出せないのだと思っていた。 それは――違うのかもしれない。歩む道や選んだ扉が違ったとしても、受け入れられないものだとしても 認めること、認めてもらえることはできるのではないか。 音篠や、今鳥や、八雲がもう笑わないのは、笑顔が思い出せないのは自分が彼らを隠れ蓑にしているからではないのか。 もう解放して欲しい、と刑部は言った。それはつまり自分が八雲や天満を利用するのは止めて欲しいという意味なのだ。 選んだ手段がどれだけ汚らしいものだとしても、その決意をしたのは自分。それを認め、受け入れる。 誰のためでも、誰のせいでもなく自分のために信じると貫き通した道ならば、 その先にはきっと大事な人達が、追い求めていたものが―― (……何ていうんだろ。こういうの……) 過ちがあった。悩んだ末の決断もあった。許せないことも多い。どれも認めなくてはならない。 三原はゆっくりとその場を立ち上がった。生きるため、全てを終わらせようと固く誓う。 生存者が一条なら、銃を突きつける前に過ちを詫び、決意を伝えよう。 そして刑部にも言わなくてもならないことがある気がした。 渦巻いていた狂おしい感情は消えていない。けれどもそれに振り回されてはならない。 これまでの自分は憎しみにつき動かされていた。自分で決めたと言いつつ、ただただ憎しみに操られていたのだ。 相手は誰でもよかった。笹倉でも播磨でも刑部でも一条でも高野でも。 (行こう……行かなきゃ!) 信じられないほどに体が軽い。両腕もまだ動く。膝に力を込めて、体を起こした。もう周囲に動くものは何もない。 「……伊織?」 どこかで見られている気がした。先程鳴き声が聞こえたから。見守ってくれているのか、見届けようとしてくれているのか。
この島で出会った大事な友達はまだいた。それが三原にまた勇気を与えていた。 * * * * * * * * 「はい……はい」 森の中に淡々とした声が小さく響く。独り言のように見えるが、それにしては口調がはっきりしすぎている。 「そうですか、わかりました」 直後に鳴った小さな電子音を最後に声が途絶える。携帯電話を握っていた少女は液晶の画面を白けたようにじっと見つめていた。 そしてほどなくして大きめの警告音が鳴る。充電をするよう持ち主にメッセージを発しているのだ。 高野はそれを無視し、携帯電話をリュックの中に放り込む。 「先生は気楽でいいわね」 盗聴器のことを承知の上で、わずかな皮肉を込めて呟く。 一条を殺した。残りは一人になった。だが生きているのはまだ二人いる。 刑部の存在が気がかりだった。三原が殺してくれれば問題ないが、正直なところ期待できない。 そんなことを考えながら一条の荷物を奪い、銃の動作確認や荷物の整理をしていたときのこと。 ふと携帯電話が気になった。メールくらいにしか利用していなかったが、本来の用途はどうなのだろう。 まさか外部と連絡できるはずもないが、圏外というわけではない。 試しに時報にかけてみた結果は予想していたうちの一つだった。 その折、せっかくの機会なので笹倉や刑部の存在について問い正した。 一条の荷物からわかったことだが、刑部は管理側の情報を漏らしている。 そして先程自分は銃撃を受けた。 けれども電話の相手である姉ヶ崎からの返事は『そっかあ』『大変だねえ高野さん』といった類のもの。 それがどうしたといわんばかりの態度を隠そうとしない。 おまけに背景から漏れてきたのは、菓子が割れたりお茶のようなものをすする音。 唯一の収穫は殺しても問題ないということただ一点。
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(……) 手早く荷物と考えをまとめる。三原の武器は機関銃。麻生の持っていたUZIかもしれない。 刑部ならばそれなりに浪費させてくれるだろう。 情けないことだが、それにかけている期待はかなり大きい。 必要なのは情報だ。ノートパソコン。沢近がまだ生きていた頃、三原は体育館にいた。 本人が刑部を追っている今、バッテリーとともに三原のリュックにあるとは考えにくい。 体育館へ行って見る価値はある。 腹に溜まらない程度に水分を補給して、地面に捨てる。 カロリーの高いジャムパンを半分だけ食べた。 残りの食料と即戦力にならない道具は置いていく。ただし教師に連絡できる携帯電話だけは別だ。 ドグラノフ狙撃銃を握りしめるが、その重量に腕が震える。 疲弊した体に容赦なく負担が要求される。 けれども置いて行くことはできない。数少ないUZIに対抗し得る武器なのだ。 あと一人――あるいは二人。それを支えに、高野は地獄に幕を下ろすべく歩き出した。 昼までに決着はつくだろう。乾いた空気を吸いながら終末を予想する。 空は青空が広がっていて、天気だけで言うならピクニックと変わらない。 うららかな日差しが制服の上から肌を刺す。 雲がないので、高いところの風の流れは分からない。 そう思っていたら小さな雲が視界の隅に映る。ほどなくして細かく散った。 凧はとても高く揚がりそうだった。
* * * * * * * * 重量のある金属の扉が軽く軋む。つい膝をぶつけてしまい、ゴゥンと重い音が響く。 太陽はだいぶ高い位置にきていたが室内にはまだ熱が伝わりきっていないのだろう。 ここまでの行程で汗ばんでいる体に、冷えた空気が若干の鉄の臭いとともにまとわりつく。 触覚からは高揚感、嗅覚からは不快感を感じ取る。 「……私が一番乗りか」 目的の道具はすぐに見つかった。そして少しだけ離れたところにあるのは血の塊。異臭の発生源。 その中心には男子生徒が倒れていた。それが誰なのか、確認するまでもない。 「……残念だったわね、播磨君」 意味のない一言をつぶやいて、高野は歩を進めた。ノートパソコンの前に立ち電源を入れる。 起動するまでは入り口のほうに銃を構えて警戒を続けた。 「三原さんは、と」 島の地図に点在する数多の黒印。大勢のクラスメイトの名前。自分が殺した沢近愛理。 知らぬ間に殺された親友の塚本天満と周防美琴。慕ってくれた後輩二人。それにまとわりついていたバカ。 自分が見逃した男に殺された大馬鹿者だ。そして、今またその男の武器を警戒している。 (……三原さんは、知っているのかしらね) あの男の最期を。最後まで自分の前に立ちふさがるはずだった存在を。 追い払っても追い払っても食い下がってくる、国外追放しても戻ってきた非常識な人間。 意味のない思考を無理矢理打ち切る。三原はまだ生きている。そして体育館とは若干の距離があった。 自分同様に、ノートパソコンを求めて体育館にやってくる可能性は高い。逆にそれが好機だ。 体育館の入り口は一つしかないのだから、見計らって狙撃してやればいい。 ドグラノフ狙撃銃をリュックにしまいこみ、両手を自由にする。ノートパソコンを閉じてバッテリーを上に積む。
中の電解液がこぼれおちないよう注意しながら、高野は入り口に向かって歩き出した。 体育館への入り口は一つ。ただしフロアに出るまでの扉は二枚あった。一つ目の扉は薄汚れたガラス張り。 外からやってくるとまずそれを通る。近くには下駄箱があり、トイレや教員室、器具室につながる廊下もある。 おそらく生徒達はここで靴の泥を落として上履きに履き替える。そして廊下を挟んだ向こうに二つ目の扉。 こちらは金属でできていて、どこかさび付いているのか開きにくい。それを越えて初めてフロアを見ることができる。 高野がやってきたとき金属扉は開かれていた。硬くて三原には閉じられなかったのだろう。 通り抜けられる程度のスペースはあったため、そこに身をすべりこませる形で中に入ったのだ。 そして今、高野はノートパソコンと体の位置関係を横にずらし、無事に通過できるよう体を動かしていた。 視界が赤銅の扉に覆われる。リュックを足で引きながら、横歩きで狭い隙間を通り抜けた。 その直後にキィ、と何かが開く奇妙な音。疑問と共に正面を向いた高野が見たものは。 外からは中の様子が見えない程の有様を見せるガラスの扉。そこを丁度通り抜けた刑部の姿だった。 ――――! 世界が弾ける。反射的にノートパソコンを投げつけた。刑部は即座に横に跳び、それを避ける。 扉が砕け、数多の破片が一瞬の芸術を描く。けれどもそれが二人の目に留まることはない。 跳ねた鋭い硝子の切っ先が地面に落ちるより、希硫酸の異臭が下駄箱回りに立ち込めるより早く両者は跳ねた。 距離が詰まり、そして止まる。互いの全てを見通すように、素手のままにらみ合いが続く。世界が安定を取り戻すまで。 じわじわと足元の波紋が広がっていく。硝子の粒子がその海に浮かび朝日を反射させ瞬く。 「……三原さんは?」 「知ってどうする?」 「殺します」 互いの喉を、目を、動脈を、心臓を見つめる。二人の間だけ、世界から忘れ去られたような静寂に包まれた。 その場の空気に血も凍るような冷気が立ち込める。 「それは無理だな」 刑部はにべもなく言い放ち、空気より冷ややかな口調でゆっくりと続けた。
「三原君は近くにいない。そして君に会うこともなさそうだ」 「……理由を伺ってもよろしいでしょうか」 再び沈黙が舞い戻る。視線と視線が交差してお互いの意思がぶつかり合う。 返答を予想し、その先まで考えていそうな高野をじらしながら、刑部は当然のことのように話す。 「私と先にあったからさ」 「ノー・プロブレム」 君は あなたは ――ここで死ぬから 刑部はワルサーP99を。高野はシグ・ザウエルを。同じタイミング、同じ速度で互いの眉間に突きつけた格好をとる。 二人は言葉でなく態度で示した。嘲るように、互いの手の内を見透かすように。 「パーン」 くだらないはったりにも動じない。銃は沈黙したままだ。高野はにらみ合ったまま考える。 相打ちなど最も意味がないこと。しかし自分が撃てば刑部も撃つ。自分が引かねば刑部も引かない。 「ふ」 意地をはらず素直に銃口を下げる。そして勝負の場を改めて設けることにした。 そしてそんな面白い見世物を姉ヶ崎は邪魔しないだろう。奴は面白ければいいのだ。誰が残ろうがどうでもいい。 勝手に首輪が爆発してラッキー、という展開は自分なら絶対やるまい。 刑部は最後の最後で立ちふさがる強烈な障害なのだ。本来その役を背負うべき者はもういないのに。 額からこぼれる汗をぬぐって考える。もう弾数も体力も限界に近い。吐息には乾いたものが混じっている。 唐突に訪れた緊張に足が笑いそうになる。一条との白兵戦は予想以上に心身を疲弊させているようだ。 時間が経てば三原がやってきて完全に追い詰められてしまう。
(どうしよう?) ガラにもなく、思考が詰まる。多分、見逃してはくれない。下手な隙は見せられない。 (どうすればいい?) 答える者は誰もいない。当然だ。誰も声をかけてくれるはずもない。 この難問にも自分で答えを出さなくてはいけない。心で軽く笑った。 ――刑部があの男の代わりだと言うのなら。忘れ得ぬ思い出の一つを借りることにする。 一歩分の距離を取る。拳銃を握ったままその手を高く掲げ、手の中で回転させてスカートに戻す。 空になった右手で銃を形作り、そのまま突きつけた。 「早撃ちで勝負」 バーン、というしぐさと同時に、高野の宣言は凛とした声で告げられた。 「気付いてないのか?私は君と違って」 「顔を狙いますから大丈夫です」 刑部の声がぴしゃりと遮断された。 やや熱気が増してきた体育館の中央で、背中合わせに二人の人間が並ぶ。 刑部は体育館の入り口を、高野は小さな縁談を正面にして立っていた。 「ルールは、」 「あいつらと一緒でいいだろう」 背後から言い返される。その声が少しだけ低くなっていることに高野は気付く。 肩越しに首だけを動かして彼女を見上げた。 刑部の視線は正面ではなく、そこから斜めに。もう動かなくなった播磨のほうに向けられていた。
「播磨君のことは残念でしたね」 「別に。君こそどうなんだい?」 「まさか」 互いの利き手は軽く広げられつつも、各々の獲物が握られている。 それさえ除けば、二人の関係は普段の茶道部での会話と遜色なかった。 「私が播磨君で……君が花井君になるのかな、これは」 「却下」 「そうか……じゃあ、そろそろはじめようか」 ――――1 勝者には未来、敗者には死。この地獄の縮図のような決闘方法。 限りなく分かりやすく、非情な世界の理。両者はそれを噛み締めながら、最初の一歩を踏み出した。 ――――2 忘れまいとした誓いも意味を持たない。いくら誓ってもそれで勝敗は決まらない ――――3 ごめんなさい。誰ということなく囁く、今だけは全てを忘れよう
――――4 天満も美琴も八雲もサラも愛理さえも消えていく。なのに、どうしても消えない影が一つ。邪魔だ。 ――――5 ――――ち ――――6 葉子。種田君のこと、すまなかった。だが私はせっかくの気遣いを無にしてしまうようだ ――――7 私は無力だったのかもしれない。けれども、出来る限りを尽くしたよ ――――8 拳児君。ほう、幸せそうな顔をしてるな。君は頑張った。誇っていい ――――9 君がまた私を信じてくれて、本当に嬉しかった。大事なときに傍にいられなくてごめんな ――――10 今はただ、この勝負に勝つ!
握った銃と、互いの足音に全身全霊を集中する。 銃口を向け、相手の瞳を覗き込む。引き金に指を掛ける。 何万分の一秒でもいい。相手よりほんの少しだけ速く。 世界が凍る音を一歩ずつ数えた。そして十溜まった今この瞬間―― パパパッと、体育館の中で光が弾けた。 * * * * 「がっ……ふっ」 食い破られたかのような痛恨に身をよじる。 灼熱の痛みが全身を焼いた。衝撃が順繰りに脳裏を駆けていく。 皮膚を焼き肉を貫き、銃弾が腹を後方へ突き抜けていくのがわかった。 膝が崩れて、前に、横に。世界が揺れる。大きな音がしたはずだが耳に届かない。 重しのようなものが体全体にのしかかる。 (あ……) 映ったのは体育館の暗い天井。睫一つ動かさず見つめる。凧などどこにもなかった。 (……ま……だ) 腹部は直接死につながるような箇所ではない。出血さえ抑えれば、胸や首に比べ長く保つ。 首を上げ、残った力を振り絞り、右半身に力を込めた。体を反転させ、這いずるような姿勢になる。 カッと目を見開き、結果を自身で確認した。
その先には同じような赤い染みが描かれていた。だが自分と違い、痛みに悶え動いているそぶりはない。 長く黒い線が円のように綺麗に広がっている。こちらの銃弾は、確実に刑部絃子の急所を捉えたと確信した。 「先生――!」 遠のきそうな意識は勝利の余韻を味わう余裕もない。だが獣のような絶叫に覚醒させられた。 最後の一人が現れたことが嬉しかった。この状態ではそう長い時間をかけてはいられない。そして策は尽きている。 なのでできることは一つ。引き金を引く。たったそれだけでいい。 歯を食いしばって最後の力を両腕に込める。震える腕を床に押し付け両手でグリップを握る。 三原は自分のほうにやってくると思っていた。だが彼女はより近くの、地に伏している刑部に駆け寄った。だから。 再び、閃光が体育館で爆ぜる。 「か……は……」 刑部同様に、三点バーストを隙だらけの体に遠慮なく打ち込む。 反動の痛みは口の中を噛んで無理矢理堪える。続いて、残りを容赦なく放つ。 「がっ……!ぐっ……!」 これで丁度終わりだ。奇跡的に全て三原の胸部や腹部に着弾したのを確認。 悶絶しながら、三原が刑部の隣に倒れる。 そして自らもそれが限界だった。感じたことのない疲労感と達成感が押し寄せてきて、 その流れに身を任せるように再び仰向けになり倒れこむ。 (これで……終わ……り) 腹部の痛みがより深刻になってきた。あとはもう救助が早く来ることを祈るのみ。 あっけない最後だったが現実はこんなものだろう。 この瞬間をどれだけ心で描いただろう。感慨深いものが胸を満たす。 ……そう思っていた。けれども何も感じない。最後に心に残っていたものが消えた気すらした。 高野晶という人間が全く別のものになってしまったようだった。
手に入れたものは何もない。失ったものしかない。 けれどもこの終点にたどり着いて、ようやく過ぎ去った日々を省みることができそうだった。 ――カタ 何かが動くような音がする。近づいてくる。風か小動物か、何かだろうか? けれども妙だ。ここは確か森の中ではなくて体育館―― ――ニャオ 猫か。だが遊んであげるだけの余裕はない。 ふと、何かに吊られるように目を開く。視界に入ったのは無機質な天井と――鋭く光る銃口。 「え」 「高野さん」 赤く染まった矢神高校の制服をまとった三原梢がこちらを覗き込んでいた。 「!……どし……て」 一瞬で全身が濡れた感触がする。四肢が硬直するが、歯は勝手にカチカチと音を立てる。 久しく意識したことのない感情が心臓を縛る。視界が溶け合いかすみそうになる。 腹の痛みはもう感じない。感じている余裕がどこにもない。 代わりに、とてつもない息苦しさに喉が詰まりそうになる。 「刑部先生がくれたの。防弾チョッキ」 制服には穴とコゲ跡がついていた。その周りは確かに赤黒く――いや、三原は元々全身血にまみれていたのだ。 「先生と戦って……その後、色々あって少しだけ話をして。そのとき最初にくれたの。 私を安心させるためだと思う」 「……そう」 かくんと首が曲がる。全てが終わったような目で、高野はぼそっとつぶやいた。 「あなたの勝ちね」
こんにちは、三原梢です。 私はとにかく進みました。自分の手で全部終わらせるために。 一条さんでも高野さんでも殺すつもりでした。私の選んだ道だから。 それは先生達の思う壺で、最悪で、今鳥君達が望まなかった方法。 最後が特にきつくて心が押しつぶされそうだった。そして私は自分以外の全てのせいにした。 今思うと、一条さんはそれに気付いていたのかもしれない。きっとそーだ。 けれど私は播磨君を殺したことを責められるのが嫌でそこから逃げた。 だけど、刑部先生は許すと言ってくれた。 そんな資格はないと自嘲してたけど、私はとてもとても嬉しかった。 従姉っていうのはきっと本当なんだろう。最後に見た背中はとてもさみしそうだった。 播磨君にとっては従姉でも、刑部先生にとってはもしかしたら――なんてね。 八雲ちゃんにも申し訳ないことをしちゃったけれど、少しだけ待って欲しい。 いつか私が大人になって、自分の罪も皆の罪も悲しい事件も受け入れられるようになったら。そのときは。 その日のために私は生きる。殺すしかないなら殺す。矛盾してるみたいだけど、それが答え。 罪はある。だから全部受け入れて、とことん悩みぬいて苦しみぬいて生きよう。 今鳥君達がいつか笑ってくれる日まで。一生来ないかもしれないその日まで。 一条さんや高野さんが何が目的で戦ってるのかわからない。けど私達はお互いに譲れないものがある。 それを賭けて勝負だ。もし土壇場で殺せなくなったならそれは弱い私の負け。 私は刑部先生を追うために、ノートパソコンを求めて体育館を目指した。 途中で伊織が姿を見せた。やっぱり近くにいたみたい。近づいたら逃げるけど、離れようとすると寄ってくる。 危ないから離れていたほうがいいよ、と教えたその時。屋根が見えていた体育館から銃声が。私は駆けた。
――そして、刑部先生は死んでいた。胸の周りは赤くて少しも動いてなかった。 大切なことが言えなかった。播磨君のこと信じますって。この殺し合いを本当に止めようとしていた播磨君。 私より優しく強い心を持っていた。天満ちゃんが大好きな、『絃子の従弟』。 理解しようとせず、誤解で殺してしまってごめんなさいとせめて先生には謝りたかったのに。 ほんの少しだけ私の理性を取り戻させてくれた、この人に。 直後に高野さんに撃たれまくる。無茶苦茶痛かったけれど、こんなものは私が進むと決めた道の序の口に過ぎない。 転がっている先生の武器を借りて、ゆっくり立ち上がって―― 「あなたの勝ちね」 今、私は高野さんに銃をつきつけてこうしている。手が震える。やばい、勇気が出ない。 やっぱり殺し合って、その上で罪を償う、背負うなんておかしいんだろうか。矛盾してる? 憎しみの支えはもういらない。何のせいにもしてはいけない。私の意志で、罪を犯さないといけない。 ふと思う。償ってどうなるんだろう。皆が帰ってくるわけでもないのに。 もしかしたら高野さんのほうがよっぽど立派な信念を持ってるんじゃないだろうか。自殺したほうがいい? いや、迷うな私。それは逃げだ。見返りを求めているわけじゃない。例え戻ってくるものがなくったって―― 「高野さん……」 ああ、でも願う権利くらいはあるかもしれない。全然リアルじゃない、突拍子もないものなら特に。 願いならある。私が願うのはただ一つ。三度目があること。 え、何で三度目かって?……なんとなく。C組、D組の皆。あと八雲ちゃんとサラちゃん。刑部先生と笹倉先生。 皆と一緒にいるのは最初じゃない。今が二度目。そんな気がしただけ。それに二度あることは三度あるってね。 だから自分の罪から逃げちゃいけない。覚えていないといけない。 最後まで、夢を見ていたいから。だから願います。一万でも二万年後でも構いません。ですからどうか
「……私は皆のことを絶対に忘れない。だから、またね!」 ――――皆とまた同じ世界に生きられますように 私は勝手な願いを込めて高野さんを撃ちました。 けれど、高野さんは少しだけ嬉しそうな顔をしている気がしました。
【午前:9〜11時】 【三原梢】 【現在位置:G-03北部、分校跡体育館内】 [状態]:疲労甚大。左掌に銃創(応急処置済み)、胸骨、肋骨にヒビ。返り血にまみれている、 [道具]:自動式拳銃(ワルサーP99)/弾数13発、UZI/弾数3発、9ミリ弾142発、ベレッタM92/弾数8発、vz64スコーピオン/弾数8発、セキュリティウェア [行動方針]:そういえば一条さんは? [最終方針]:生きて苦しんで償って、それでも夢を見続ける。 ※三原の道具:支給品一式(食料4、水5)、エチケットブラシ(鏡付き)、ドジビロンストラップ、弓(ゴム矢20本、ボウガンの矢4本) ※播磨の道具:支給品一式(食料4,水2)、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)、さくらんぼメモ、烏丸のマンガ は、体育館の中に放置してあります ※高野の道具:支給品一式(食料12、水3)、殺虫スプレー(450ml)、ロウソク×3、マッチ一箱、インカム一組、デザートイーグル/弾数0発、 ※一条の道具:支給品一式(食料5)、東郷のメモ、刑部のメモ。 はG-03北東部に放置してあります シグ・ザウエルP226/弾数0発、雑誌(ヤングジンガマ) 携帯電話(残量約1/5)は高野の死体傍にあります。 ドラグノフ狙撃銃/弾数6発、ノートパソコン(バッテリー破壊、フラッシュメモリ付き)は体育館の入り口付近に放置。使えるかどうかは不明。 ※刑部の道具:暗視ゴーグル、ヘッドライトはG-03北西部に放置してあります。 9mmパラベラム弾15発入りダブルカラムマガジンは刑部の死体の傍です 【刑部絃子:死亡】 【高野晶:死亡】 ――優勝者:三原梢
……乙。 ハラミが優勝って当初は誰も予想してなかったろうな。 それがまたスクランらしいような気もするが。
代理投下終了。 すみません、ところどころ改行調整に失敗しています。 (元レスではスペースが空いている箇所を詰めてしまったり)
改めて乙
代理投下乙。
RH氏GJでした!
とにかく良かった
>「……今の件については〜〜」
の「今の件」は弾をわざと外したことかと思ったら防弾チョッキのことだったとは見事なミスリード
相変わらずキャラの内面描写も上手いし、優勝決定に相応しい素晴らしいSSだったと思います
>>592 乙でした
ハラミ伝説が現実に・・!
絃子と高野の対決に播磨と花井の決闘シーンを重ねたところが秀逸すぎる!! マジ傑作でした。 それにしてもハラミ凄いな……
GJ スクロワ完結か……長かったね 絃子先生のカッコよさには痺れた 播磨は自分のイトコを置いて先に死んじゃダメだよなw
ついにモブ派完全勝利か・・・。 で残った姉ヶ崎、谷、ゴリ山はどうなるの?
えーとこれは茶道部と超姉の勝利か? あと三度目云々のくだりが意味分からんのだが
超乙 いろいろあったが、完結したのは目出度いことだ
>>601 二次創作、だからじゃね?
いやまぁ、正解はわからんが
原始時代が一度目なんじゃねーの
トップマーダーは8人を殺した高野になったな。 でこれで本当に終わりなの? エピローグとかないの? 教師陣や冥界の住人はほったらかし?
エピローグ構想中の人たちはヒヤヒヤものです
待て、こんな終わり方で本当にいいのか? 優勝ENDでしかも優勝者決定という大事な事を相談も予約もなし。 黒化していたハラミが元に戻ったり絃子が首輪で爆死しなかったり 無敵だった高野が急に弱体化したり。最終戦もワンサイドで迫力に欠けた。 本当に皆納得してるの?それとも元々諦めてて どんな形でも終わったからいいやってこと?投げやりすぎね?
>>605 エピローグは恐れ多くてかけないけど
おまけくらいなら書くつもりだ
予約期限内に書ききれないから予約エせずにピローグ構想している人々は急かされてヒヤヒヤものです
610 :
参加するカモさん :2007/07/17(火) 15:07:48 ID:W6MOGhgk
>>607 こう言ってはなんだけど
この状況ではこれ以上は望めないだろ
>優勝ENDで 優勝エンドを嫌う人ばかりじゃない。 >優勝者決定という大事な事を相談も予約もなし 相談とかを嫌う書き手もいるし、偶々このロワではそういう書き手が多く残ったということだろう。 予約はしたところで何か変わったとは思えんが? >黒化していたハラミが元に戻ったり どう見てもリレーの結果。 >絃子が首輪で爆死しなかったり 急に爆死させるような要因ってあったか? 高野視点の文章で俺は十分納得できたが。 >無敵だった高野が急に弱体化 ダメージの蓄積って描写がちゃんとある。 ファンタジー色を薄めてる以上、あの状態からでも元気に動き回られたらその方が不自然。 >最終戦もワンサイド ……どこが? 高野の先制 → 肉薄による状況硬直 → 決闘 → 高野勝利 → 三原到着 → 高野の銃撃 → 三原が高野に引導 むしろシーソー的な最終決戦だったと思うが。 俺は納得してる。それどころか良いSSで締めてくれたと思う。
>>611 それで論破したつもりか?
とりあえず首輪の件、妙ちゃんは権限を賦与されているだけで主催者じゃないんだから第三者によって優勝者が決定しそうな事態を看過しちゃダメ…てか、できないだろ
>>612 誰によって優勝者が決まるかなんてさほど重要だとは俺には思えない。
【大人たちの戦い】で描写された黒幕たちの意図(の可能性)は
>参加者として十代の若者を用意し、世界の名だたる富豪達が観戦者となり、ある者は純粋に殺し合いを眺める事を、またある者は膨大な額の賭博を楽しむ悪趣味なゲーム。
ていうものだった。
博打の結果(賭けの対象)としては当然「優勝者無し」って選択肢もあるだろうし、優勝者があるほうが望ましいなら高野に勝った後に爆死させて三原優勝で何の問題もない。
鑑賞としてはイレギュラーな要素があったほうが喜ばれるものだから、なるべく爆死はさせたくないだろうし。
それに第三者が介入して結果が変わるのを嫌う主催者達だったら、最初から自分勝手に動き始めた絃子と葉子をすぐに爆殺するように言うと思う。
と、俺は思うんだが、なんで
>>612 は第三者によって優勝者が決定したら主催者の意向に反することになると思うのか教えてくれ。
>>613 そうかもしれないが、それを決めるのは妙ちゃんではないと言っているんだが
少なくとも妙ちゃんの権限でルールを変えることはできないだろ
話ブッタ斬るけど、昨夜書けなかった感想を。 播磨を想う絃子と、花井を想う高野の心情。そして彼らのサバゲでの決着を絡めた二人の決闘! 奇しくも高野と同じ「皆のことを忘れない」という誓いを込めた三原のラストショット! 熱く、そして哀しいドラマに溢れた良い話だと思います。 よくぞここまで見事に締めくくってくれたという思いでいっぱいです。 改めて、心からGJ!の言葉を贈りたいと思います。 本当に、ありがとうございました。
>>614 見返してみたら確かに【闇夜の出撃】で主催者からの伝達は
>ノートパソコンかフラッシュメモリの奪取又は破壊を目的とする場合に限り外出許可。
>ただし放送盗聴等ゲームの運営に支障の無いように。
>人員が決まったら要報告。ノートパソコンの探知機能からの一時解放。
>単独行動は禁止。兵隊達に協力を求めることも禁止。
>企画の趣旨を守るため、参加者の生命に関わるような行為は極力避けること。
>旧体育館倉庫A棟使用許可。フラッシュメモリはそのまま持ち帰るのが望ましい
ていうものだったな。
>>613 で第三者による優勝者決定を主催者が気にしないかのように主張したのは間違いだった。スマン。
ただ妙が主催者の決めたルールにどこまで忠実かは微妙なところだと思う。
例えば【裏切り者】で
>「すぐに殺したらつまらないじゃないですか。教師が生徒を救おうとするも、結局なにもできなかった……。
>そんな物語、見てみたくありませんか?」
と言い放ってる。これは上の主催者からの命令「参加者の生命に関わるような行為は極力避けること」に反することを認める発言だ。
なら、事ここに至ってから焦って首輪爆破なんてするだろうか?
やってしまうとちょっと妙の行動が一貫しなくなる気がする。
なんか話しが噛み合ってないような。
妙チャンの権限でルール変えたなんて
>>613 は言ってないじゃん。
ゲームの状況を黒幕が一切関知していない、
あるいは妙ちゃんが何も報告してないなんて可能性は薄い。
当然、黒幕は絃子達が反主催に回ったのも知ってるはずだが、
裏切られた時点でも、葉子が沢近と高野のバトルに横槍した時も処分しなかった。
これはつまりゲームをつつがなく進行するっていう合理性より、
イレギュラー要素を楽しむ黒幕のスタンスの表れとして推測できなくもない。
それにもし妙チャンが権限を越えて絃子を放置したってんなら、
そこでまた妙ちゃんの心の内側みたいのを書けばいいわけじゃん。
ロワの締めの話っていう意味わかってるのかね スクロワが今後のパロロワ界でどう語り継がれるのかが掛かってるんだぞ? だから些細な違和感も修正させなければならないのにうわべばっかで書き手を甘やかして・・ 他の書き手がこれに満足してるとはとても思えない。 もうちょっと冷静に考えてみたら?
スクロワ終了間際で暴れた変人ということで
>>618 自身が語り継がれると思う。
GEI氏と同じ扱いな
>>618 なるほど、じゃあ
>>618 が感じる違和感のポイントを挙げて、如何にその点がおかしいか説明してくれ。
>>618 冷静に考えると他の書き手の具体的なレスも持ってこず
違和感がどんなのかも言わずただ「些細な違和感」としか言わず
勝手に他の人が感動したのを上辺だけと決め付けるそのレスは聞く価値のない批判だな。
まぁ、そういった未回収の伏線とかを回収するのが、次の話のお仕事なんだがね。
ラストバトル+妙ちゃん関連になると話の量が膨大になるから、RH氏は読みやすいほどよい長さの作品をかいてくれたと思う。
俺の感想は
>>560 にもう書いたので、新たに感想を述べることはないが。
三原、教師陣、ナカムラ陣営を予約。
これ以上の議論は、出来れば毒吐きスレに持っていって欲しいところ。 要修正ならば、その結果だけを伝えてくれればいいからさ。 んで、ちょいと優勝者ハラミの戦績を思い出してみたところ、実はほとんど闘っておらず、しかも敗けっ放しだった。 vs麻生戦● 目的は花井から麻生を引き離し、闘争の時間を稼ぐこと。 結果、利き腕を負傷して麻生を取り逃がし、任務失敗。 vs絃子戦● 敗北。絃子に殺意がなかったおかげで死亡を免れた。 vs高野戦○ 防弾チョッキで命拾い。結果だけを言うなら、瀕死の相手にトドメを刺しただけ。 どっかに「バトルロイヤルを効率的に征するには、最後に一回だけ闘って勝てばよい」と言ってた人がいるが、ホントにそうだよなw
未回収の伏線があれば自分で回収するとクールに予約。 そこに痺れるぅ、憧れるぅ
626 :
624 :2007/07/17(火) 17:54:08 ID:JfMW/FRe
×闘争→○逃走
正反対じゃんかよ……orz
>>623 おお、期待します。
>>623 乙。
今まで放置されてた中村がどうなるのか、楽しみにしてます。
長かったようで短かったなぁ 超姉好きな俺にとっては決闘を書いてくれた書き手さんにGJ 播磨死んだ時は呆然としてたからw
なんかロワの終盤から 書き手達の間でハラミを優勝させる空気が漂っていた気がするのは、多分俺の気のせいだろうな。
むしろ黒化再発した時はハラミもうダメだと思ったが しかし三原日記、まさか最後を締めくくるとはなw このロワでハラミという新たな萌え要素も獲得して、もう勝ち組一直線だw
ハラミには死んで欲しかったんだがな。 播磨をあんな理由で殺しておいて今更過ぎる。
なんでこんなに空気が悪いのか 予約期間中に書ききれなくてもとりあえずエピローグ予約しとけば良かったと絶望している俺が相手になってやる
振り返れば、ハラミの為のハラミの為によるロワだったな。
ここの人たちは最後の話を予約なしで投下されても文句ないの? アニロワなんて書き手がちゃんと宣言して 最後を全員で見届けようとしてるのに・・
別にない、内容も良かったし むしろサプライズ狙ってたな作者氏 まあ今までもそうだったし、きっとこれがスクロワクオリティって奴なのかもしれん
最後の話はこの次◆X7氏が書く話だろ 気に入らないならアニロワへ行けとマジレス 後、他の人たちはどうなの?ってレスは癪にさわるからやめろ。
予約無しの投下を何度も行ってきた書き手なので仕方ないとは思う。
ちなみに、他の人たちはどうなの?ってレスがムカつく理由 テメエどうせ他の意見聴いたところで、自分の意見を変えようとしない自己完結野郎だろ
>>557 この土壇場で突然投下とかやってくれたな。超GJ!
最後の最後で実に熱かった。いい優勝ENDをありがとう!
>>623 期待してます!
スクロワを支え続けてくれたRH氏とX7氏で締めて貰えるなんてこれほど嬉しい事はないよ…
>>634 別に何の問題もないじゃん。作品の内容も、ルール的にも。
リレー小説なんだから予約せず投下するのも一種の駆け引き。
成功すれば今回のようにサプライズを与える事にもなる、立派な投下方法だと思う。
まぁ、このスクロワの中では、予約はむしろ書き手の負担を少なくするための装置だからね。 基本的にアニロワとはシステムが違うから、予約なしの投下なんて全然問題ない。 というかこの手の議論はすでに2,3回通過している気がするが。
>>623 がカッコよすぎて泣いた
まさにリレーのあるべき姿って感じ、期待してま
三原、姉ヶ崎、谷、ゴリ山、ナカムラ、伊織 本当にサブばかりになっちゃったな・・・。
・よそはよそ、うちはうちです。他のパロロワと比べて〜といった意見はやめましょう。
で、完結は確実になった訳だが2ndはやるの?
>>644 やるらしいよ。
今度はバトロワII 鎮魂歌と同じルールで行くよ。
>>646 簡単に説明すると
男女同じ番号同士で二人一組のチームを組み、ロワに参加する。
一人が死んだら、もう一人の首輪が自動的に爆発する仕掛けになってる。
>>647 そのルールで行ったら、1番が凄く強そうだ
そのルールのままじゃなくパートナーの交代も可能にする仕組みがあった方がいいかも。
>>647 ああっよく見たらウメマドが見事にタッグを!!
しかし・・・
>>649 容赦なく梅を殺して強いパートナーと組もうとする城戸が容易に想像できる・・・嗚呼。
つまり、つむぎが縦笛を引き裂こうと画策したりするのか
まとめは1さんが忙しいみたいだからwiki形式の方が良いかな?
653 :
本編が(ry :2007/07/17(火) 23:27:58 ID:Cu1TajKq
2ndの準備がしたいなら、スクロワ2nd企画スレでも立ててそっちでやってくれ。 ルールとかまとめの形式とか、その辺のことを具体的に決めていきたいのなら尚更。 ただ、やるにしても◆X7WwwzkoUU氏のエピローグ(……になるのかな?)が投下されて、 今のスクロワが完全に幕を閉じてからにして欲しい。 いくら終わりが目前だからって、まだ本当に完結したわけじゃないんだから、 まずは今のスクロワを大事にするべきじゃないか? 今から2ndの話とかされると、現在のスクロワが軽んじられてるようでなんかイヤだ。
PCサイトビューアー未対応だから見れない…
播磨のパートナーで確実に揉めます パートナーが決まった所で関係が進展していったら確実にまた揉めます 死ぬ時は相乗効果でさらに揉めます 間違いないです
播磨のパートナー=伊織、でおk?
>>657 それなら揉めないなw
でもそうすると今度こそ能力系解禁?
今読んだ 結局刑部先生は播磨が好きだったんだろうか?本編じゃなくスクロワにおいて 同様に高野も花井のことが? そう思った人いる?
いっそ播磨は特例で男同士で組ませれば?
>>659 スクロワ内の描写だけに限れば前者は唐突な印象を受けた。
後者はそれと匂わせる描写が以前の作品であったものの、高野のキャラクターからして
恋愛をうまく想像できなかった。
>>659 それはわからないからこそ面白いのかと。各自の想像しだいっしょ
>>660 アッー!!!
でもそれはそれで理由付けとかで揉めそうだ
というか嫌がってる人もいるみたいだし
2ndなんて夢のような話は今はやめとこうか
>>659 花井に関しては「Past School Days」以降、積み重ねられてきたと思うよ
664 :
参加するカモさん :2007/07/17(火) 23:59:24 ID:Khnfeo+B
高野と花井は随分前からこだわってた描写があったからいいものの 播磨と刑部は日記にまで重ねて書くほどだったか?
>>664 それこそハラミの主観からの判断であって、根拠はいらないんだがな。
ハラミは、前作くらいから他人との繋がりのようなものを絶たれた孤独感に苛まれてた。
そんな中で、播磨と絃子の関係
(絃子の愛、までとはいかないけど、普通の従姉弟関係よりは強いもの。まぁ、腐れ縁っていったほうがしっくりくるが)
を匂わされたら、そう認識するのは決して不自然じゃない。
絃子の感情そのものも、出来の悪い弟に対する慈愛くらいに考えればいいんじゃないかな。
本編で言ったら茶道部より超姉のほうが断然親しいけどな その設定も受け継がれてるんだからこれくらい全然普通でしょ Fキスもしてるし同棲だってしてるんだから
書き手の人達もそのへん曖昧にしてるよな どういうつもりで書いてるのか教えて欲しい まあ極限状況だからの一言で解決かもしれんけど
まとめが更新されてるね。乙 教師達の死者名鑑も欲しいけど誰か頼む。 でも作っても掲載されない?
>>668 1さんのことだし、されるんじゃね?
ところでまとめの本編は Not Good by (三原、高野、刑部、姉ヶ崎、伊織)と表記されるべきでわ・・・。
伊織と妙ちゃんが抜けてるぞ。
あとは反省会会場とか書き手は鳥つきのアンケートとかWikiもちゃんとして 後から見る人のために残しておきたいな
次回はカプ固定とかある程度の制限付けてやろうぜ。その方が喧嘩にならないよ。
>>671 制限付けるのに喧嘩が起こり、一年はかかります。
スクランスレでカプ固定できたらノーベル賞が取れるよ
なら葉鍵みたいにルート制にする? 書き手はそれぞれ自分が書きたいルートに参加するという形で。
書き手の人が2ndもやってくれるとは限らないのに よくそんなことがいえるな
今更だけど、沢近の愛称って『お嬢』じゃなかったっけ?
今更どうでもいいよw
まぁ2ndはないだろうな
今更ついでに。 本編の第五回放送のところが、第五回j放送になってるんだぜ
高野明という謎の人物もいるんだぜ
681 :
参加するカモさん :2007/07/18(水) 17:39:59 ID:AtEsC7yr
2ndは優勝した三原が様々な苦悩や葛藤の末 ワイルドセブンに入り黒幕と戦うという話でお願いします。
RH氏の今回の話について良い点は他の人が語ってる通りだと思うけど 気になった所も言わせてほしい。 三原は結局改心したらしいけどここまで黒化しかけて立ち直った後、結局黒化→白化という 信号機みたいにコロコロと心境が変わったのは読み手として苛立ちを覚えた。 特に三原を黒化させたのはRH氏本人なのだから自分で黒くしておきながら……という気持ちが無いでもない。 一方で高野は登場から一貫して殺人者の立場を動じる事がなく、むしろ彼女の方に好感を覚えた。 三原に限らず極限状態だから、ありえなくはない、という理由付けで心境がやたらと変化するキャラが多かった印象がある。 笹倉も今まで散々意味ありげな態度を取っていたのに結局何もなかったというのは未だに納得できない。
今更そんな事言ってもね
RH氏は前に自分が書いた話を読んでるのか疑わしい点があるよな 展開ありきでそれにキャラを当てはめる、他ロワでは通用しない構成の仕方 確かにこれをやると話は早く書けるけど誰も氏に急いでやれなんて言ってない 八雲雪野笹倉三原は全て氏が関わって性格がガラリと変わってしまった あと誰も指摘してないけど伊織を都合よく使いすぎてる まー意欲は認めてもいいけど
毒吐きで言った方がいいよ せっかくあるんだから
何言おうと勝手だとは思うけど、他ロワがどうだとかいいだすと頭悪く見えるからおすすめしない。
○悪く見える ×悪い
単に白黒だけで見ずに、 その黒がどんな色を混ぜ合わせてできた黒なのか、 その白がどんな光が交わってできた白なのか、 ってことに注目すれば、三原の精神状態の変化が彼女の成長の軌跡になっていることに気が付けるのになぁ。 ほんと、ストーリーの上辺しか読めない人は可哀想だ。 義務教育受け直させてあげたい。
黒化した話と白化した話を比較してみ? 同じ書き手だからなおさら違和感がでてくる
理屈はわかるんですが実際にそう感じたもので……。 同じ作品を読んでも受け止め方は人それぞれなのが当たり前だし。 そう言う感想もあるとして特に気にしないでほしい。
>理屈はわかるんですが実際にそう感じたもので……。
理屈がわかるけどそう感じたから、っていうのは、国語のテストに間違えた時の言い訳みたいなもんだぞ。
残念ながら、文章ってのはある程度勉強しないときちんとは読めない。
書き手も努力してくれてるんだ。
読み手もそれに見合った努力をして悪いことはなにもない。
>>688 は、そういう「読み取る」努力をしなさいってレスだ。
ある程度読み取る努力した人は納得できるん?脳内補完じゃなくて
読解力以前に、
>>684 はなんでそんなに上から目線なんだw
納得できなかったとしてそれでどうしろって言うのよ? ちょっといじったからって大して変わるわけでもなかろうに 何をさせたいかわからんな
>>695 どうこうしろ、とは一言も求めてませんよ。
作品の気になる点を上げただけで、良い点もあればあまり良いと思えない部分も自分的にあったという事です。
>>692 なんか、アンタ偉そうな書き方する人だなぁ……
>>697 は、このスレが
>>697 チラシの裏じゃないことから理解することから始めような
お前が駄文を書いていいのは、管理人がワザワザ用意してくれたチラシの裏である毒吐きスレだけなんだからさ
誰もお前の駄文なんざここでは読みたくないんだよ
全くだ、そこら辺を分かってない奴の実に多いことよ…。
何か荒れちゃってるね……
はいはい、おまいらもちつけ ところで、まとめサイトは結局最後まで(仮)まとめのままなのなw
ちなみに俺は、作品を批判するのは禁止しろと言ってるわけじゃないからな 誰にでも作品を評価する権利はあるわけだから ただな、義務を怠って権利を主張し振りかざすのは問題外なわけ 義務ってのは、批判系は毒吐きスレで語らなくてはいけないってルールな 俺の言ってる意味わかるよな?
×批判系は毒吐きスレ ○根拠の無い批判系は毒吐きスレ
訂正乙
別に三原がころころ白黒変わってるって訳でもないんだけどね。
『途切れる、日記』で一度は黒化しかけた以上、三原は何がきっかけで再び黒化してもおかしくない状態だった。
で、『希望』で八雲が目の前で死んだ時点で黒化はほぼ確定していた。
(そればかりか教師や播磨への憎悪も描写されていて、後々生きてくる事になるし)
だから厳密に言えば再び黒化させたのは
>>1 なんだよな。それを受けてRH氏が具体的に行動させた訳で。
でもX7氏が書いた『思い出の中で』で、三原はナポの死体を見て揺らいだ。
後に
>>1 が書いた『私の中のアナタなら』で三原は播磨を殺す訳だが、心理的にはむしろ揺らぎまくりの状態。
揺らぐ中で、それでも自分を正当化しようと刑部を狙ったのがX7氏が書いた『信念の代価』だった。
で、今回の『Not Good by』で絃子から真実を聞き、今に至ると。
立派に心理状態がリレーされてるし、その変遷はとても面白いと思うよ。
けど毒吐きはちゃんと人がいてこそ機能するわけで 誰もいない今の状態はちょっと・・
しかし改めて序盤から読み直すと…… ハラミ可愛い。
×三原可愛い。 ○ハラミ可愛い。
土日にはエピローグも投下された後だろうから、これまでのスクロワを振り返って 楽しくやりたいものだ
長かったよねぇ。 二次支援・批評スレを追い出されてからもう一年が経過してるのか……。 あの時は、まさか完結するなんて思っていなかった。 スクラン二次創作が再び活気付けばいいななんて思っていただけだったのに。 本当に、俺たちはついにここまで来たんだなぁ。
ところでチェーンソーとか、工具セットとか、メリケンサックとか・・・持ってて何の役に立たなかった武器が幾つかあったな。 防弾傘とか、ボウガンも大した活躍もせずに壊れてしまったな。
どうせなら、『これって大活躍したよなー』って思った道具を挙げた方がいいと思うんだぜ?
どう考えてもスペツナズナイフの1択です。
花井とサラと播磨を殺したウージーも捨てがたい。 まぁ最悪は散々キャラと読者を振りまわして絶望与えたPCか。
スタンガンはラリったノッポ、ララ、一条と屈強な奴等を次々と倒していったな ララなんかそれがなければ勝てた可能性大だったのに…
ある意味日本刀。 さらには伊織とナポレオン。
携帯からでよくわからんが誰が生き残ったの?
俺
サンクス
ナポと伊織も忘れちゃいけない。特に前者
生き残りの話じゃなくて支給品の話ね
元々スクランの二次創作に対するカンフル剤だったはずだが この1年で更にスクランSS界が過疎った気がする 書き手に、IFスレやS3での経験者はいたんだろうか?
こう言っちゃなんだが、スクラン好きな書き手はロワ書かないんじゃないか…?
それじゃあこのスクロワ見てるやつ全員がスクラン大嫌い ってことになりますぜ、旦那。
「純粋に」が抜けてたな 嫌いってのとは違うけどやっぱどこか歪んでるとは思うよ もちろん俺も含めて
まぁキャラが死んだことに一喜一憂するような精神分裂者ではあるわなw
某魔女の先例もあるしな
「スクランキャラが死ぬのが見たい」じゃなくて 「スクランキャラがロワという極限状況でどう動くのか見たい」 っていう人は多いんだろうか?
ってかここにいる奴は殆ど後者だろ。 『キャラが死にゆく様子をただ純粋に楽しむ』なんて流石に引くわw
>>732 でもそれは詭弁だぞ
死ぬことはわかりきってるしキャラは全員死なないほうが稀なんだ
結局死んだことに憂いたり悲しんだりすることを楽しんでいるし
735 :
参加するカモさん :2007/07/19(木) 22:53:10 ID:4cbXDZiD
ど う で も い い
ところで分岐の話はどうなった?
完結間近のこの状況、今更どうだっていい 次でラストになるのかな?
自分が少し狂ってるなんてことは認めないほうが楽だからな
>>738 自分が狂ってると認めていると公言して、「どうだ、俺って人とは違うんだぜwww」
ってモニターの前で悦に入る姿を想像してなんかほほえましくなった。
>>739 そこの人間だって狂ってるって認めたくないに決まってるからな。そりゃ否定するよ
でも実際問題、他人の作ったキャラ追い詰めて殺して遊んでるのは確かだよ
それを狂ってる以外の言葉で表現した所で、狂ってると言う事実に変わりはない
>>740 自分が異常者だと自覚し悦に浸れる人間は根っからのロワ向きだろうね
ただ残念ながら俺にそんなことは出来ない
そうなって欲しいとも思わないし、そうなったら完全に人として終わりだと思ってる
狂ってるのは13スレまで来てこんなどうでもいいこと語ってるどこかの馬鹿どもだ
まああと一日はヒマだからね 完結後に言いたいことを今のうちにまとめるといい
>>743 いや、予約期限は今日の17:49までですよ。
つーことで、17:30から投下するんで、ヒマな人は支援よろしく。
投下します。題名は、 【「 全ての人に「さよなら」……。迷い込んだラビリンス……私はどうすればいい? ……教えて。 「すれちがい」「思い出」とどけ、私の気持ち。とどけ、私の想い。もう戻らない大切なもの、緊迫の一場面。 これが最後のチャンス、確かめたい……あなたの気持ち。伝わる言葉、伝わらない想い。あの日の独白、永遠の一日、だけど……いつまでも続いていく、わたしの「いま」。 そして明日へ……「スクールランブルフォーエバー」】
『……ナカムラ』 「はい」 無線機のスピーカーから聞こえる声に、ナカムラは即座に反応した。 海岸線から目的の島までの道のり、残りの距離は半分といったところか。 前回、敵の哨戒船に撃退された地点まで、あと数分。 今回は、こちらもそれ相応の“対策”はとってある。 「前回のようにいたずらにこちらの戦力を失うようなことにはならないだろうという程度の装備で、今現在目的地に向かっています。 もちろん、敵戦力の概要がつかめていない今、安易にそれへの判断を下すのはためらうべきところかもしれませんが、どちらにせよこちらから出向くしか手は無いのです。 とりあえず、RPGのような対戦車火気程度が敵の限界ならばこちらがその脅威にさらされるということはないでしょう」 一年単位で買い替え、改修が加えられていた沢近家所有のヘリ――それは現代の最先端軍用ヘリに比べれば性能面では明らかに劣るが、 一世代前のそれに比べれば僅かながら、そして民間レベルの機体に比べれば格段に機動性と運用面での性能において勝っている――10機の編隊で行われる今回の作戦は、 ナカムラにとって二つの意味を持っていた。 一つは、ナカムラの仕えるべき対象である沢近愛理の――もちろん生きていればの話だが――救出。 そしてもう一つは、実の子のように可愛がり育ててきたスズキマサルへの弔い。 だからこそナカムラは、しくじるわけにはいかなかった。 与えられた任務以上の大切な何かを、ナカムラはやり遂げる必要があった。 「最優先事項はお嬢様以下そのご学友の救出。それがすみ次第、もしくはその任務の完遂の見込みがたち次第、 可能な限りの戦力を用いて敵本陣への突入、および敵司令官もしくはその下士官の拿捕と情報の収集を行います。 この作戦の許可は……」 『言ったとおりだ、ナカムラ。君は、君の思うとおりにしてくれ』 「……了解しました」 それはきっと信頼の証。そう受け取ったナカムラは、この作戦をなんとしても成功させようという決意を新たにした。
手に取ったSCAR(SOF Combat Assault Rifles)−Hの銃床を調節し、自らの長い腕にあう様に仕上げる。 CQC(近接戦闘用)モデルであるため銃身が短く、建造物内での扱いやすさはピカイチでありH(ヘビー)タイプの――すなわちL(ライト)タイプの5.56ミリ口径のそれとは違い――7.62ミリ口径より放たれる銃弾は、 少しばかりの遮蔽物ならものともせずぶち破ってくれるに違いない。 もちろん、突撃銃一本ではいかにその性能が優れているとはいっても心もとない。 サイドウエポンとして、ナカムラはジェリコ941の正規品を用意していた。装弾数が12発の40S&Wモデルではなく、15発の9ミリモデルだ。 砂塵の中でも運用可能なように造られたそのイスラエル製の銃を、命中率の点で半ば神格化されたCz75の影響を強く受けた良い銃だとナカムラ個人は思い、愛用していた。 ここ数年は実戦において使うことは無かったが、手入れを怠ったことはない。 そしてナカムラは、その腕自体も錆付かせぬよう努めてきた。 降下後の作戦行動について、できうるかぎりの準備は行っていた。 もちろん、降下するまでの戦闘についても用意はしてある。 流石にヘリ自身に機関銃を備え付けることはできなかったが、緊急の対応としてFNM249SAW(M249ミニミと呼ばれる機関銃の一種)を運用可能なようにヘリの機内に取り付けてある。 支援火気としては軽量の部類に入るが、その性能には極めて高い定評がある。 日本の企業でもライセンス生産されているが、あえてオリジナルを装備しているのは日本企業製のミニミには故障が多いという根拠の無い噂のせいではない。単に入手ルートの問題である。 射程が長く、狙撃にも運用が可能といわれているそれをM27(200発箱型マガジン)と併用すれば、毎分1000発の発射速度は敵哨戒船にとって十分な脅威になるはずだ。 短時間で用意したものとしては、上出来であった。 『第一警戒地点まで、あと三分! 隊長、このまま進みますか?』 「当初の予定通りだ。作戦の支障になりそうなものは、見つけ次第殲滅する。いいか、殲滅だ。それを全員に徹底させろ」 『……了解』
パイロットからの通信に答え、ナカムラはその頭を本来あるべき姿――傭兵として、血の戦場を駆け抜けたときの姿――に、切り替える。 しかし、今のナカムラには昔とは決定的に違うものがあった。 かつて彼が仕えたのは、雇用主であり、さらにはそれから言い渡された命令。 しかし今の彼にとって大切なのは命令の遂行ではない。 ナカムラが今この場にいるのは、ナカムラ自身の意思。沢近愛理を救いたい。 彼の身体を突き動かしているのは、紛れも無くその種の極めて人間的な感情であった。 「待っていてください。お嬢様」 登りきった太陽の光が、ナカムラの右目に眩しくうつる。 ナカムラは沢近の為なら、もうこの陽の光が二度と見られなくてもいいとさえ思っていた。 ※ ※ ※ ※ ※ 高野を撃ち、この島の中で生き残った生徒が自分一人になった時、三原には静かに考える暇が与えられることは無かった。 聞こえてきたのは、無駄に明るくこの島には不似合いな声。 『三原さん、優勝おめでとー! いやー、まさか貴女が優勝するなんて、意外や意外。先生達、だれもそんなこと予想して無かったよー。 約束どおり、三原さんは矢神に無事に帰れます。ただ、帰りのヘリはホテル跡屋上のヘリポートにしか来られないから、そこまでは自分の足で向かってね。 禁止エリアは解除してあるから安心して。それじゃ、後で会いましょう!』 憎むべき対象の不愉快な言葉は、三原の心に何も残さなかった。 生き残ったことに、嬉しさなど感じない。 後悔するべきことが多すぎて、もはや何を思ったらいいかも三原にはわからなかった。 高野を撃ったのも、結局は自分の都合のいいようにすべてを解釈した結果なのではないかと思えてくる。 それならば、やはり自分が進むべき道は他の皆に続いて……。 「ニャア」 足元から響く優しい声の主に、三原は顔を向けた。 思えば、この猫とも奇妙な縁がある。この島で最初に出会ったのはララだったが、その時に一緒に出会ったのが伊織だ。 そして、最後に残ったのも自分とこの黒猫。 飼い主を失った哀れな猫と、友人達を失った自分が重なったように思え、三原はしゃがみこんで伊織の頭を撫でてやった。
伊織は嫌そうな顔を見せたが、不思議と逃げようとしない。 これではどっちがなだめられているのかわからないな、と三原は思い、力なく笑う。 「……ごめんね。こんな顔してたら、お前のご主人様に笑われちゃうね」 伊織が同意するように、再び「ニャア」と鳴いた。 八雲という優しい少女の事を思い出し、三原は自分の馬鹿らしい考えを否定する。 それに高野にも約束したのだ。皆のことを忘れない、と。 もしここで、自分で自分の命を絶ったなら、誰が皆のことを覚えていくというのか。 罪の意識も。 洗い流せない業も。 全てを背負って生きていく。それから逃げることは、もう許されない。 伊織を抱きかかえて、三原は立ち上がった。 伊織は嫌がるそぶりも見せなかった。三原の腕のなかで丸まり、瞳を閉じる。 「お前も、疲れてたんだね」 返事は無い。元々、返事を求めての問いではなかった。 三原は高野の顔をもう一度見つめてから、埋めることもせず、立ち去る。 最後に会うべき人と、会いに行く為に。 彼女と対面したなら、自分の中で何が起こるか三原には予想できなかった。 けれど、進むしかない。それが自分の責任であり、なにより、そうしなければ何も終わらないのだから。 ※ ※ ※ ※ ※ 三原は一人で――正確には一人と一匹で――ホテル跡の前に立っていた。 太陽は既に上がりきっている。 時間的には空腹に悩まされてもいい頃合ではあるが、三原は食物はおろか水さえも口に含む気になれない。 ここまでの道のり、三原は一つも言葉を漏らすことはなかった。 全てはこの時、この場所で出会う人物に対して言葉を放つ為。 それ以外に僅かでも声を出す力を使う訳にはいかない様な気がして、三原の口はここ2時間ほど閉じられていた。
しかし、それももう終わりだ。 三原の目の前には、丸二日ぶりにみる三人の姿があった。その他には、誰の姿も見えない。 けれども、周りの茂みに護衛が何人もいる可能性もある。 そう考え、三原は眼球だけを動かし周囲を探り――すぐに、その行為を止めた。 無意味だからだった。例えこの先に何があったとしても、自分がすべきことは何も変わらない。 身体の右半分にのみかかる僅かな重みを感じならが、三原は一歩ずつ、前に進んだ。 応じるように、目の前の三人も歩き出した。先頭は女性だ。そしてあの三人の中に女性は一人しかいない。 他の二人は死んでしまった。否、殺してしまったから。 近づいたことでよく見えるようになった姉ヶ崎の微笑に、三原ははっきりとした嫌悪感を感じ取り、それが顔に出るのを隠すことは無かった。 「……せっかく生き残ったんだもの。そんな顔することないのに」 「本気で言ってるのなら、私、怒りますよ」 「今も怒ってるくせにぃ」 ケラケラと笑いながら、姉ヶ崎は隣にいる郡山に「ねぇ?」と呼びかける。 郡山は、はぁ、と力ない相槌をうちながら、横目で三原を見ていた。 三原はその視線から意図的に逃れ、今度は谷のほうを見る。 太陽の光がメガネに反射してその瞳を窺うことは適わなかったが、口元はきつく結ばれ、その手にはしっかりと銃(三原には知りえないことだが、彼がもっているH&K USPは姉ヶ崎より託されたものであった)が握られていた。 そういえば、この三人の中で銃を持っているのは谷だけだ。 他の二人は手ぶらで、どう考えても警戒心にかけている。 いや、それ以外の手段を用いることで何時でもこちらを殺せるというメッセージか。 そう感じた三原の意識は、自然と自分の首に存在し続ける不愉快な感触へと集中する。 「心配しないで、もう首輪は作動しないから」 まるでこちらの心を読んだかのような姉ヶ崎の言葉に、三原は驚きで目を丸くする。 姉ヶ崎は「私もそうだったから」と静かに呟き、また一歩、三原に近づいてから言葉を続ける。 「貴女は知らないんだもんね。私が、このゲームの経験者だってこと」
三原は二度目の驚愕により一瞬だけ頭が真白になったが、すぐに思考を立て直す。 なるほど、刑部先生が言っていた「姉ヶ崎が黒幕の一人」というのは、こういうことだったか。 「あんまり、驚いてくれないのね」 「私は既に一度、このふざけた殺し合いの経験者に会ってますから」 「ああ、アディエマスさんか。彼女も不幸よね〜。こんなゲームに、二回も参加することになるなんて」 「……彼女かこの学校にいたから、じゃないんですか?」 兼ねてから心の隅にあった疑問を、口に出してみる。 姉ヶ崎は首を左右に振り、それを即座に否定して見せた。 「まっさか! そんなことないわよ。第一、彼女が目的だったら、このゲームの参加者は貴方達じゃなくて1−Dになってたはずでしょ? 彼女がこのゲームに参加することになったのは、その方がゲームが盛り上がりそうだから。実際、見物だったでしょ?」 悪びれる様子もなく、姉ヶ崎が答える。 三原は、胕が煮えくり返るような思いだった。 彼女と行動をともにしたのは僅かな時間でしかなかったが、その僅かな時間の中でさえ、サラ・アディエマスという少女の優しさを十分に知ることが出来た。 サラのような人がこの殺し合いの中に放り込まれたなら、その心に受けるであろう傷は想像を絶するに違いない。 ましてやそれを二度も味わうとなると――それ以上、三原は考えないことにした。 「まぁ、前回は誰も殺さないで優勝だったから、期待はしてなかったけどね。 ……意外性って点では、三原さんの優勝も十分に驚くべきことだけど」 ニヤリと、全ての者を不快にさせるであろう笑いを浮かべながら、姉ヶ崎が囁く。 いつの間にか、姉ヶ崎は三原が手を伸ばせば届く距離にまで近づいていた。 この至近距離で銃を撃てば、どんな下手糞だって外すわけが無い距離だった。 「……もういいでしょう。姉ヶ崎先生」 姉ヶ崎の肩に手を置いて、谷がそう告げていなかったら、姉ヶ崎は何時までも三原と話をしていたかもしれない。 姉ヶ崎は「えぇ〜?」と不満げな声を漏らした後、谷の顔を見て、口を尖らせながら彼の後ろへと引き下がる。 谷はそうする姉ヶ崎を寂しげに見つめたあと、表情を険しいものに戻して三原のほうへ向け、事務的な声で話し出す。
支援
「とりあえず、ご苦労様と言っておこう。これから、ヘリが三原を迎えに来る。 お前はそれに乗り、指定の場所へと向かってもらう。 ……今回のお前の立場は、『バス横転事故の唯一の生還者』ということになる。 バスが横転して崖に落ち、他の者は死体すら見つからない。その設定を守りさえすれば、お前の身は安全だ。 教師を含む48名は全て事故で死んだということにすれば、だ。簡単だろう?」 「……教師を、含め?」 生じた疑問を、三原は素直に口にした。 同時に、横から怪訝そうな顔をした郡山が会話に入ってくる。 「あん? それはどういうことじゃ、谷先生。俺達も一緒に帰るんじゃないのか?」 「……言っていなかったんですか? 姉ヶ崎先生」 溜息をついた後、まるでいたずらした生徒をたしなめるかのように、谷は姉ヶ崎に尋ねた。 それに対して姉ヶ崎は、ぺロッと小さく舌を出して答える。 「言う必要ないかと思って」 「まぁ、それはそうかもしれませんけど」 「そんなわけないじゃろっ!」 慌てたように、郡山が再び割ってはいる。 「『奇跡的に四名生存』っ! それで問題ないはずじゃろ!?」 喚く郡山を、三原は直視することが出来なかった。あまりにも醜く、浅ましい。 顔を伏せ、せめて視界からだけでもその存在を消し去ろうと努力した。 頭上を一方的な怒声が通り過ぎ、それが三原の頭を押さえつける圧力になる。 それがなくなったのは、本当に唐突だった。 それまでまるで嵐のように吹き荒れていた汚い言葉が、突然、事切れる。 その代わりに、言葉にならないような言葉が、かすかに誰かの口から漏れているようだった。 何事かと思い三原が顔を上げた瞬間、三原は全てを理解する。 谷が引き金を引いたのは、まさにそれと同時だった。 ぱんっ、と乾いた音が響くと同時に、郡山の頭から脳漿が飛び散る。それは谷の眼鏡と顔を紅で染め、飛沫は、三原の身体にもかかった。
支援
しぇ〜ん
いきなりの出来事に、三原は再び立ちすくむ。 「騒がしくてスマンね。だが、これでもう問題は無い。 三原のするべきことはさっき言ったとおりだ。……何か、質問は?」 表情一つ変えずに、谷は三原に尋ねる。 その後ろにいる姉ヶ崎も、別段驚いた様子は無い。 今この場で状況についていけていないのは、眼前で人の頭の中身が飛び散る場面を見ることになった三原と、 いきなりその意識とともに生を狩り取られた郡山だけだった。もっとも、後者は既に驚き以外の表情を浮かべることは出来なくなっているが。 「三原、質問はないのか? 黙っていてはわからないぞ」 まるで何もなかったかのように、穏やかな声で谷が問いかける。声だけを聞いていれば、本当に普段の谷となんら変わらなかった。 いや、意図的に普段どおりに振舞おうとしているのか。どちらにせよ、その静かな声は三原の頭に冷静さを取り戻させる大きな手助けとなったけれども。 ゆっくりと息を吸い、細く静かに吐き出す。三原は姉ヶ崎のほうへと視線を向け、尋ねた。 「……一つだけ」 「何? 先生に言ってごらんなさい。優勝したご褒美に、何でも答えてあげる」 穏やかな彼女の微笑に、違和感を覚えながら。 「私達は、何で殺し合わなくちゃいけなかったんですか」 一人になってからずっと、心に引っかかっていたことだ。 突然こんな島につれてこられて、殺し合いをさせられて。結局生き残ったのは自分一人。 それでは、死んでいった者達はなんだったのか。その死には、どんな意味があるのか。 何も無いのでは、あまりにも他の皆が不憫だ。 「高野さんみたいなこと言うのね、三原さん」 姉ヶ崎の表情はしかし言葉とは裏腹に、まさに待ってましたといわんばかりの笑顔だった。 「刑部先生も――もちろん、笹倉先生も、やけに気にしてたわねぇ。そんなことを知ったところで、何も状況がかわるわけではないのに」 もちろん、三原にもそんなことはわかっている。 ただ、理屈ではなかった。 なにもわからないままこの島から去れば、自分は絶対に後悔する。そうした確信が三原の中にはあった。
「まぁ、いいわ。教えてあげる。このゲームはね、本来、巨大な賭博の対象なのよ」 「……賭け事?」 「人間、お金を持つと色々な娯楽を考えるものよね。一般人では味わえない残酷なゲームの観戦費として、彼らは喜んでお金を落とす」 一瞬だけ、姉ヶ崎の顔の中に嫌悪の色を見つけたような気がした。 しかしその色はまるで見間違いだったかのようにすぐに消え去り、姉ヶ崎の顔にはまたさっきまでと同じ不自然な笑顔が浮かんでいる。 三原においては、嫌悪感を隠そうともしなかった。拳に自然と力が入る。 スカートにはさんだままの鉄の塊の存在が、否応なくよりはっきりと認識される。 「私達は、見世物だったっていう事ですか」 そんな“意味”だったら、欲しくはない。皆の死の理由がそれでは、哀しすぎる。 「……いいえ、違うわ」 その言葉に、三原は一瞬眉をひそめる。 姉ヶ崎はその疑問を払いのけようとするかのように、すぐに言葉を連ねた。 「言ったでしょう? このゲームは“本来”、賭博の対象であるって。この意味があなたにはわかる?」 「今回は、違う?」 「えぇ、そうよ。なかなか頭の回転が速いのね。だからこその優勝なんだろうけど」 姉ヶ崎の言葉にはときおり自分に対する負の感情が含まれているな、とここで三原は気付いたのだが、今はそれに対しては言及せずに姉ヶ崎の言葉を最後まで聞くことにした。 「今回に限っては、観客は誰もいないのよ」 「……え?」 「実は日本でこのゲームが開かれるのは、実に久しぶりのことで――そうまさに、私が参加したもの以降、今の今まで日本では開催されることは無かった。 理由は簡単。この国の環境がゲームに適していなかったから。 銃のやり取りだけでいくつもの裏ルートを利用しなきゃいけない国なんて、彼らにとってはやりにくくてしょうがなかったみたい。あ。彼らって言うのは、このゲームの本当の首謀者達ね」 まただ、と三原は思った。 “彼ら”という単語を述べた時、またも姉ヶ崎の顔に嫌悪の色を見た。
支援
「でも、日本での開催は望まれ続けていた。日本にだってこのゲームのファンはいるのよ。 私はそれを、前回のゲームの後に知り合った『愛好者』から知った。だから彼を通して売り込んだわけ。私の生徒を使って、日本におけるゲーム開催のテストをしてみませんか、って。 彼らは喜んでその提案を呑んだわ。元々、私がそういった役割を負いたいっていうことは私が優勝した時に彼らに伝えてあったから、何も不審に思われることはなかったしね」 三原は、姉ヶ崎の言葉を容易には受け入れることができなかった。 受け入れたくは無かった。そういった考えを持ったまま正気でいられる人が存在するなど、信じたくは無かった。 「なんで……」 「何が?」 「なんでそんなことをっ! 先生も、この殺し合いを経験したんでしょう!? だったらなんで、なんでそれを私達にもやらせようなんて思えるんですか! 貴女は誰よりも、その行為の虚しさを知っているはずなのにっ!」 友人の死。 大切な人の死。 この世のありとあらゆる地獄をかき集めたような現実が広がるこの情景を、望んで体験しようとするものなどいるはずが無い。 アクション映画と同じだ。観客は主人公の奮闘に狂喜するが、実際、主人公が背負う重圧とそれに伴う負担は異常なほどまでに大きい。 それを姉ヶ崎は知っているはずだった。 なのに何故? 三原は思う。 なのに何故、彼女はずっと笑い続けているのか。 「虚しい? 何が?」 姉ヶ崎はわらっていた。三原はその顔を注意深く見つめる。 「私がゲームで優勝した時に感じたのは、もう命を狙われることはないという安堵感と、生き残ったことに対する喜びだった。 貴女だってそうでしょう? 生き残れたことが嬉しくて嬉しくて仕方が無いでしょう? それは、何事もにも勝る感動だと思うわ。それが虚しい? 馬鹿言わないでよ」 声は徐々に荒く、険しくなっていた。 なのに表情だけは変わることは無い。 「一人だけいい子ちゃんぶって。貴女だって本当は私と同じでしょう? 認めちゃいなさい。ほら、今なら私達以外誰も聞いていないから」
自分の中に渦巻いていた姉ヶ崎に対する恨みや怒りは、その勢いを増している。 しかし同時に、姉ヶ崎に対して、コレまでとは別の感情を抱いていることを悟る。 「……私は」 自分には、語るべき言葉はない。それに気付いてはいたが、三原は声を出さずにはいられなかった。 何もかもを決め付ける姉ヶ崎に反発したいという気持ちがまず一つ。 そしてもう一つは、三原の中で出来上がっている一つの確信だった。 目の前の、この人の笑顔は何かが違う。この人は―― 「姉ヶ崎先生。そこら辺で」 谷の制止の声を無視して、姉ヶ崎は声を荒げ続ける。 顔が上気し、赤らんでいた。 「幾ら綺麗事を言ったって変わらないのよ。『皆のことを絶対に忘れない』? それがどうしたって言うの。 忘れなかったら、貴女の罪は消えるっていうの? それは都合のいい自己弁護よ」 「そんなことは、言われなくてもわかっています」 三原は、自己の行為が善ではないということを今では十分理解していた。 その上での行為と結末。後悔がないといえば嘘になる。もしかしたらもっと他の道が見つかったかもしれない。 いや、それよりも。もっと早くに自分の間違いに気が付いていたなら、自分一人だけが生き残るという状況よりももっとよいものが得られたかもしれないということさえ思っていた。 だから三原は迷うことなく言うことができた。自分は咎人であると。 けれども、それを責めることができるのは、死んでいった友人達とその大切な人だけだ。 決して、姉ヶ崎などではない。あってはならない。 「でも、私はっ!」 スカートからワルサーP99を抜き、姉ヶ崎の眉間へと押し付ける。 「三原っ!」 大声を上げて谷が駆け寄ってきたが、姉ヶ崎が片手を上げてそれを制止した。 谷が初めて表情を大きく変えたのは、この時だった。 対して姉ヶ崎はというと、やはり表情は先程までと変わらなかった。 三原は怒りの感情から引き離した理性的視点から、その顔の正体を分析する。
「……怒ったの? 怒ったんでしょう。図星だからよね。そうなのよね。 それで私を殺すの? 都合の悪い言葉を頭の中から追い出すように、自分を否定する存在を消し続けてきた貴女なら造作も無いことでしょうね」 三原はその正体を察した。彼女は“嗤って”いたのだ。 その笑顔はまさに嘲り。けれどもその対象は、三原ではなかった。 そう気づいた時、三原の両の腕からは急速に力が抜けていった。 「できるものならやればいい。でもね、そんなことしたって貴女のまわりの現実は何も変わらないのよ。 私を殺そうが生かそうが、貴女はこれから彼らによって、サンプルとして扱われる。 ゲームの優勝者は可能な限り生かし続けるのが彼らの趣味の悪い方針だからね。 貴女が彼らのことについて調べたり、その存在を声高に叫ぼうとしたりしないように管理され、そのデータいかんで今後の日本におけるゲームの開催が左右される。 つまり最後まで、このゲームの開催者に協力することになる。貴女は、一生そうして生きていくのよ」 既に三原は完全に理解していた。 姉ヶ崎が嗤っていたのは、彼女自身だったのだ。 彼女の瞳は最初から三原のことなんて捉えてはいなかった。きっと、自分以外の何者も今の彼女には見えていないのだろう。 「さぁ、殺したいんでしょう。殺しなさいっ。もう時間が無いわよ」 三原の指はワルサーの引き金にかかったままだったが、その意思はもう姉ヶ崎を殺すことを拒んでいた。 その中心にあったのは、恐怖。 姉ヶ崎は、もしかしたらあるかもしれない――あったかもしれない未来の自分だった。 友人達を殺していく残虐なゲーム。その被害者たる優勝者の命は、生きている限りその者の所有物とはならない。 その者の命は、そのものをゲームの中へと送り込んだ者達の手によって管理され、彼らに都合が悪くなればいとも簡単に消されてしまう。 それは、あるいは死と同じ意味を持っているのかもしれない。 大切なものを全て投げ出して、その結果得たはずの生。 それが擬似的なものに過ぎないと知った時、果たして、自らの命に意味を見つけることができるのか。
三原を、目眩が襲った。しかしすぐに意識を持ち直す。 約束したではないか、高野に。皆のことを覚え続けると。それは死んでしまえば決してできないことだ。 今の三原には、そう思い込むことしかできなかった。 「もうすぐ、ここに迎えのヘリがくるわ。その前に、貴女がしたいことをすればいい。 ええ、そうよ。これは私の選択じゃない。貴女が、貴女の意思でやらなくてはいけないのよ」 眼前の教師は、嗤い続けていた。 きっと彼女は気付いていないのだ。否、気付かないようにしているのだ。 今、この場で彼女の表情の意味に気付いていないのは姉ヶ崎ただ一人。 三原は、彼女の背中で哀しそうな顔をしている男を見た。 「……姉ヶ崎先生、あなたは」 三原の言葉は、そこで止まった。 耳に入ってきたのは、ヘリのプロペラ音。 小さい点に過ぎないそれは、徐々に、そのシルエットを大きくしていく。 自然と、三原の視線はそちらに移った。谷も、今はそれを見ている。 彼は同時に、少し怪訝そうな表情を浮かべた。 しかし姉ヶ崎だけは違った。彼女はヘリそのものなど見ていなかった。 彼女が見ていたのはワルサーP99のみ。そこから放たれるであろう弾丸を、彼女は待ち焦がれていた。 まるで、それのみが彼女を救うかのように。 「ほら、早くしなさい。大丈夫。私一人が死んだところで、彼らは眉一つ動かさないわ。 むしろ喜ぶかもしれない。おもしろいものが見られた、ってね」 「先生」 三原は、ついに腕すら下ろした。姉ヶ崎の顔から、初めて嗤いが消える。 次に彼女の顔に浮かんだものは――三原が感じたそのままの言葉で説明するとすれば――当然与えられると思っていたお菓子を奪われた子供のそれ、そのものであった。 「何してるのよ、三原さん」 ヘリのプロペラ音がやかましい。 「私を、恨んでいるんでしょう? 憎んでいるんでしょう? だったら殺せばいいじゃない。貴女には、その権利がある。いえ、義務がある」 姉ヶ崎の言葉はもう少しでかき消される寸前だった。 どうも、ヘリは一機のみではないらしい。
支援
「どうしたのよ。だって貴女、もう殺したんでしょう? 今まで、それで生き残った。 私だってそうよ。殺して、殺して生き残ったの。そんな人間は一人で十分。ねぇ、そうでしょう?」 ヘリが高度を徐々に下げている。 それに比例するように、姉ヶ崎の声も大きくなった。 「やりなさい、三原さん。恨みを晴らさせてあげるのよ。さぁ、早くっ! もしやらないというのなら。……谷先生。この娘を、殺してください」 「姉ヶ崎先生……」 谷はためらいを見せたが、しかしすぐ観念したように、H&Kを持ち上げて三原の頭部に銃口を向けた。 そこで初めて、三原は谷の眼鏡の奥にある瞳に宿った鈍い光を見た。 谷が、何かを確かめるように三原にこっくりと頷いた。三原は、ワルサーを持つ腕を再びゆっくりと上げ始める。 姉ヶ崎の顔には、歓喜の色が浮かぶ。 「そうよ、殺せばいいのよ。自分の命を長引かせる為に、他人を犠牲にする。 当たり前のことじゃない。誰でもそうするのよ」 三原は、ある点では姉ヶ崎の意見に同意していた。 ワルサーを隠し持っていたのは、どこかで彼女達を殺したいという気持ちが渦巻いていたからだ。そうすることで、死んでいった者達に報いることができると思っていた。 高野のことを許せなかったことと同様に、姉ヶ崎達もまた、許すことができない。 もちろん、そんなことは無理だろうという気持ちが三原にはあった。 それを実行すればおそらくこちらも殺されるだろう。 それでは、高野との約束は果たせない。三原の願望は、単なる妄想であってその実現は不可能であるはずだった。 しかし、目の前にはその得られないはずのチャンスが転がっている。 そしてそれは、人差し指にちょっとだけ力を入れれば容易に達成されることにすぎない。 そのはずだった。 なのに、なぜその指が動かないのか。 「さぁ。さぁ。さぁっ!」 姉ヶ崎の顔は期待と喜びに溢れている。
三原は引き金を引くべき理由を考えた。何よりも、三原自身がそれを望んでいるから。 復讐の機会が与えられたなら、それを果たすべきなのに。なぜそれができないのか。 高野を殺したのだ。同様に、目の前の女も殺すべきなのは明白。 それなのに、三原を止めるものは何なのか。三原の心の中は、まるで間違いを起こした小さな子を許す時の様に―― 「……あぁ」 三原は、唐突に一人の教師の顔を思い浮かべた。 同時に、腕からは力が抜ける。 「どうしたの、三原さん?」 「……ごめんなさい」 姉ヶ崎は、三原の心の中で何が起こったのか全くわかっていないようだった。 当然だろうと、三原は思う。 だが、それこそが自分達の違いなのだ。それは三原にとっての幸運であり、姉ヶ崎にとっての不幸だった。 ただ、それだけの違いなのだ。 「私には、あなたは撃てません」 ※ ※ ※ ※ ※
支援
ヘリが一機、高度を下げて三原たちに寄ってくる。 中から出てきたのは姉ヶ崎の仲間ではなく、黒い眼帯をした男だった。 ヘリポートには降りず、彼は降下ロープで真っ直ぐに三原たちの傍に降りてきて、瞬時に谷を昏倒させ、姉ヶ崎を押さえつけた。 次にその眼帯の男が放った言葉――お嬢様のご学友ですか、と彼は尋ねた――で、三原はその男の正体を知る。 三原は彼に伝えるべき言葉を知っていた。 生き残ったのは自分ひとり、この他の関係者は東の学校にいる、と彼に伝えた時、彼は一瞬だけ悲しげな表情を浮かべたが、 すぐにそれを彼自身の中に押し込め、無線機を通して異国の言葉によって上空のヘリ数機に新たな指令を出していた。 その直後、残りのヘリは東へと飛び去っていく。 彼らがそこで何をするのか、三原はあえて考えなかった。 どこか現実とはかけ離れた情景を見ていた三原を現実に戻したのは、姉ヶ崎の悲痛な叫びだった。 「離してっ!」 眼帯の男の代わりに、ヘリから降りてきたもう一人の男に抑えられていた姉ヶ崎は、三原をにらみつけていた。 「三原梢っ! 貴女も私と同じなのよっ! 認めなさいっ! こんなことしたってだれも救われないっ! 許されないっ!」 三原は姉ヶ崎から視線を逸らす。ここで彼女の言葉を否定することは簡単だった。 だが、本当にそうなのか。本当に自分と彼女には違いがあるのか、という思いが三原に沈黙を選ばせた。 助け舟を出すように、眼帯の男が三原に対して屋上のヘリポートに行けと指示を出す。 三原は素直に彼の言葉に従った。そうするより他、無かった。 彼女がホテルへと入っていく姿を、姉ヶ崎はずっと見つめていた。 三原がホテルの中に入り、やがてヘリが飛び去った後も、姉ヶ崎はその方向を見つめ、叫び続けた。 「お願い、認めてぇっ!」 ※ ※ ※ ※ ※ 三原が世間の注目を集めたのは、島から生還したあとのほんの1〜2週間に過ぎなかった。
支援
運転手の不注意による、崖からの転落事故。生存者は一名だけ。 学校側の責任問題が追及されたが、何故か事故が起こった当日に別の場所で“交通事故”にあっていた理事長とその息子にいまさら罪を問えるはずも無く、 マスコミは早々に興味を失い、事故について考えるのは死んだ生徒の関係者だけとなった。 それは姉ヶ崎の言う“彼ら”が計画したものと同様の内容。唯一違うのは、それを管理しているのが“彼ら”ではなく、沢近の実家であるということ。 三原は、ヘリの中で、そしてその後はどこかの狭い部屋の中で眼帯の男の仲間から取調べを受けた。 盗聴機の音声も残っているはずだから、三原は一切嘘をつくことなく、彼らに全てを話した。 結果として、三原は取り調べ開始から約24時間後、開放されることとなったのだ。 開放といっても、もちろんその後でこれからの行動についての説明がなされたが。 三原は、説明された内容のとおりに見事に役を演じてみせた。 世間は彼女に同情し、死んでいった友人の家族からは、あの子の分も生きて欲しいとさえ言われたりもした。 三原はそれに「はい」としか答えられなかった。友人の死を悲しむ表情を作るのは至極簡単だった。ただ、感情を隠さなければいいだけなのだから。 しばらくして、父の栄転が決まる。 よい機会だからと三原は父についていくことを勧められ、彼女はそれに従った。 誰が手を回したかわかっているからだ。 引越しまではしばらく時間があったが、三原は一度も矢神高校に戻ることは無く、そしてこれからも戻らないつもりだった。 そのことについて家族は何も言わなかった。だから三原は、残された時間をただ怠惰に過ごすことができた。 彼女の前に再び眼帯の男が姿を現したのは、引越しのまさに前日である。
「一緒に、来ていただけますか」 「はい」 彼が求めるままに黒い車に乗り込むと、その中はいい香りがした。 それが沢近が使っていた香水と同じものだと気付くのに、さして時間はかからなかった。 「私は、沢近家に仕えております、ナカムラというものです。 今日、貴女に来ていただくのは、愛理お嬢様のお父様――つまり、私の主人たる方とお話をしていただきたく思ったからです」 「……ずっと、待ってました」 「ほう?」 車を走らせている間、ナカムラは姉ヶ崎の言う“彼ら”がどうなったかを話してくれた。 哨戒船による防衛網を損害なしで突破したナカムラ達は、そのまま鎌石小中学校を襲撃、わずかな損害で敵の抗戦能力を失わせることに成功したらしい。 平和のにとり憑かれたともいえる日本での作戦行動は、彼らに僅かな隙をもたらしたとナカムラは表現した。 ナカムラは管理室の中で、姉ヶ崎が集めたと思われる“彼ら”につながる資料を発見し、それを用いて敵の首謀者を割り出したという。 結果として、“彼ら”はその力を失った。そうとうえげつない手も使ったらしい。 彼らを支持する勢力があったのも事実だが、逆に彼らを攻め立てる勢力が存在したのもまた事実。 ――証拠さえ握ってしまえば、叩くことは可能です。もっとも、彼らのような組織が二度とこの世界に現れないということは保障できませんが。少なくともあと十年はこんなことはおこらないでしょう。 ナカムラは、憮然とした態度のままそう告げた。 車が沢近家の邸宅内に入り、そのエンジンが止まった後、最後に三原は姉ヶ崎と谷の現在の状態を尋ねた。 ナカムラは少しだけ思案した後、三原の目を真っ直ぐと捉え、事実のみを簡潔に告げた。 「谷という男は、屋敷の中に監禁しております。 姉ヶ崎という女は、ちょうど昨日のことですが、自害いたしました」 ※ ※ ※ ※ ※ 「よくきてくださいました」 沢近家の長たる愛理の父は、三原に着席を促した。
三原はそれに素直に従う。スーツを着た女性が、三原の前に紅茶を出した。 「私に、話があると聞きました」 「ああ、うん。話というのは他でもない。私の娘のことなんだ」 彼はそういうと、落ち着くためなのか、一口だけ紅茶を口に含み、語りだした。 「……あれは、小さい頃からよく懐いてくれてね」 それは他愛の無い思い出話だった。 けれども、それは愛理に対する想いで満ち溢れていた。 「あれの母親のことを、私は誰よりも愛している。しかし、周囲がそれを快くは思ってくれなかった。 だから、あれがまだ幼い頃から、会う時間なんて本当に僅かしか作ってやれなかったんだが。 それでも、会うたびに娘は笑ってくれたよ。もしかしたら、気を使ってくれていたのかもしれんがね」 力なく、彼はわらった。 後悔してるのだろうか。三原は思ったが、それを口に出すほど愚かではなかった。 「……君から見て、あの娘はどんな娘だった?」 彼の言葉に、三原は「いい娘でした」とだけ返す。 彼女について自分がこれ以上の言葉を語るのは、おこがましく思えた。ただ、それだけだった。 愛理の父は少しだけ三原の更なる言葉を待っていたようだったが、やがて何かを納得するかのようにうなずき、「そうか。……ありがとう」とだけ告げ、部屋から去っていった。 しばらくして、部屋の中に入ってきたのはナカムラだった。 彼は嫌なら拒否して構わないという前置きをして、「谷という男が貴女に会いたいと言っています」と告げた。 三原は迷わなかった。「行きます」とだけ即座に答え、ナカムラの示すとおりに、地下へと続く階段を下りていった。 ※ ※ ※ ※ ※ 「……いや、すまんな。こんなだらしない格好で。お前、授業はどうした?」 三原の顔を見たときの、谷の第一声はそれだった。 昔の日常と変わらない谷の態度に苦笑しつつ、答える。 「今日は日曜ですよ」 「……ああ、そうか。この部屋にこもっているから、どうも曜日の感覚がつかめなくてな」
支援
支援
さるさんです。一度本スレ投稿を諦めてまとめに投下します。 その後でこちらにも投下するのでご心配なく
・・・終わった。
三原日記、ハラミ・・・本当に三原のためにあったロワだったね。
それっきり、谷は黙ってしまった。 三原は、自分から切り出すべきなのだと思い、いまや故人となってしまった相手の名前をだす。 「姉ヶ崎先生は……」 谷は、うん、と頷いて、三原のあとを続けた。 「……彼女は彼女なりに苦しんでいたんだと思う。友達や、恋人を殺すことで生き残ったからなのかな。 しょうがなかったんだと、それ以外の道はなかったんだと、自分自身に言い聞かせたかったのかもしれない。 だからお前達を、かつての自分と同じ状況に陥れた。仲の良いお前たちでさえ殺し合いをするならば、自分達がしたことも仕方の無いことだったと結論付けることができるから。 お前たちにとっては、迷惑極まりない話だと思うが……」 そこまで言って、谷は哀しげな顔を浮かべて自分自身を嘲った。 「もちろん、これは俺の想像だ。姉ヶ崎先生は最後まで俺に理由を話してはくれなかったよ」 三原はしかし、谷の想像が間違っているとは思わなかった。 姉ヶ崎は、彼の言葉に耳を傾けるべきだったのだ。こんなに自分のことをわかってくれる人がいるということに気付けなかったことが、彼女の一番の不幸に違いない。 三原は思ったことをそのまま口にした。 しかし、谷はそれを認めなかった。 自分には、もともとそんな力が無かったのだと口にして、自らの不手際を恥じていた。 ナカムラから呼ばれるまで、谷と三原は語り続けた。 最後に三原が、それでも、谷が一緒にいたことで姉ヶ崎は僅かだが救われたのではないかと告げたとき、 谷は「そうかな?」とだけ寂しげに呟き、昔と変わらない笑みを三原に浮かべてみせた。
※ ※ ※ ※ ※ ナカムラの言うとおりに車に乗り込み、三原は真っ直ぐに自宅へと送られた。 その間、ナカムラは一言も発しなかった。 三原も、彼に向けるべき言葉を持たない。 ただ、車の中に香る匂いだけが、ナカムラの想いを雄弁に語るのみであった。 窓の外に流れる景色とも、今日でお別れになる。 そう思いながら約十数分。車は、三原の家から少しだけ離れた場所に止まった。 「忘れないでくださいませ」 三原と別れる直前、ナカムラは告げる。 「旦那様も、私も、あなたのことを心の中では恨んでおります。 お嬢様の命を贄として生き残った貴女の事を、許すことはできないでしょう」 「はい」 三原はそれを、ナカムラに言われるまでも無く理解していた。 今日だって、彼らに殺されても文句はないと思ってついて行ったくらいだったから。 「死にたくなったら、まずは私めにご連絡ください。 その時は、私が全身全霊をもってその希望にこたえて差し上げます」 「ええ」 ――けれど。 三原は思う。 自分は、決して自ら死のうとは思わないだろう。私は生きて、皆の思い出をこの胸に抱き続ける。 それを沢近や、彼の父、そしてこのナカムラという男が望むとは限らない。 他の友人達だってどうだろうか、とも思う。 けれど、三原自身はそうしなければいけなかったし、そうしたいと思っていた。 「それでは。……今日は有難う御座いました」 軽く腰をまげて礼をした後、ナカムラは去っていった。 残された三原は、そういえば自分が外に出たのはどうしてだったかと一瞬考え、しかし次の瞬間にその目的は達成された。 足元で、猫の鳴く声がする。そうだ、この子を探していた。
それは、彼女が捜し求めていた子猫だった。全身が真っ白で、伊織とは正反対の人懐っこい顔をしている。 こちらに戻ってきてから、道端で拾った猫だ。 捨てられていたわけではない。おそらく、野良の親猫を失ってしまったのだろう。 少し弱っていたその子猫を、三原は家に連れ帰って看病した。その子猫は今ではすっかり三原に懐いていた。 結局、伊織はあの島に残ったのだ。 三原は一緒に連れて行こうと手招きしたのだが、伊織はそれを拒否して、茂みの中に走り去っていった。 愛想をつかされたのかもしれない。 自嘲気味に笑った三原を、真っ白な子猫が不思議そうな顔で見つめている。 それもしょうがないと思っていた。あの猫は、頼りない自分を心配してホテル跡にまでついて来てくれたのだ。 私のお守りが終わったから、伊織は主人の元に帰ったのだろう。それが、伊織にとっての幸せなのだと三原は自分を納得させる。 「……帰ろっか、ハラミ」 「みゃあ」 ハラミと呼ばれたその子猫は、ご主人の声に律儀に反応した。 家族全員から反対されたが、三原はこの名前をこの子につけるのだと主張したのだ。 子猫も主人の願いに答えるように、ハラミ以外の呼び名には決して応えようとしなかった。 だからこの子はハラミなのだ。 家に帰ると、家族が暖かく迎えてくれる。 三原はハラミを抱いたまま、自分の部屋にもどり、ダンボールの一つを開けた。
そこには一冊の日記帳があり、三原は栞を挟んであったページを開いてペンを取る。 書き出しは決まっている。 三原はハラミの額を優しく撫でてやった後、いつも通りの言葉を日記帳に書き始めた。 ――こんにちは、三原梢です。 〜スクールランブルバトルロワイヤル・完〜
以上です。 書きたいことを書いていったら、思いのほか長編になってしまいました。 なにか問題があれば、指摘してくださると助かります。
支援遅かったww GJです。 ゲーム終了後の何ともいえない重々しい、救われない感じがよく現れてていい感じですね。 本当にお疲れ様でした。 指摘といえば一つだけ、バトルロワイ「ア」ルだと思うんだ、スレタイ的にも。
終了記念カキコ 未来の俺見てる〜?
>>790 Σ(゚Д゚;)
……1さん、本編に転載する時はどうかお願いします……。
【
>>787 修正】
そこには一冊の日記帳があり、三原は栞を挟んであったページを開いてペンを取る。
書き出しは決まっている。
三原は、じゃれつくハラミを優しく撫でてやった後、いつも通りの言葉を日記帳に書き始めた。
――こんにちは、三原梢です。
〜スクールランブルバトルロワイアル・完〜
>>792 ここにも誤字が一つ
>>755 「……彼女かこの学校にいたから、じゃないんですか?」 ×
「……彼女がこの学校にいたから、じゃないんですか?」 ○
ところでこのロワに置けるゴリ山の存在価値って一体何だったんだろう・・・( ´ー`)
ゴリ山は一条関連の伏線なので一条の死と同時に意味を失いました
ゴリ山で首輪解除までできるかなと考えたこともあったけど結局企画倒れ。
乙です。 実はゴリ山に見せ場を用意していたのだが書けず残念。
ゴリ山は元々脱出用のフラグとして機能してたから、優勝endになった時点で死亡確定。 ただ、最期までみっともない死に方だったなぁ…… もうちょっと『迷った末に……』みたいな描写が欲しかった。 ただ、彼の発言そのものはアレで充分かとw
>>798 相棒の加藤は偉くカッコよく死んだなあ・・・。
・一番の出来だと思う作品 ・ボツになった構想 ・ロワで好きなキャラ ・スクロワに期待していたもの(ラブ、欝、燃えetc) ・脱出派?優勝派?全滅派? ・最近の本編について ・書き手に一言 このへんを語るとしようか
じゃあ、チョイ役の書き手から一言…… ・生きる理由(八雲が気絶するくだりに鳥肌。花井カッコ良杉) ・播磨vs高野のガチバトル、サマランチ的脱出展開etc. ・播磨周辺のラブ&燃え分がもう少し欲しかった……が、派閥のことを考えれば止むなしか ・脱出派 ・いー加減決着つけやがれ(#゚Д゚)ゴルァ!! ・本編・おまけ共にレベル高い作品乙でした!! あと、蛇足ながら『仏のキョウジ(携帯から変換ムリポorz)』『名無し様〜の舞台裏』の筆者は自分だと晒しておく。 端役ながら参加出来たのは素直に嬉しかった。
好きなキャラが抜けてたorz 甲乙付け難いが、ここはやはり隣子で。
どーでもいいが、アレクサンダーってどーなったんだっけ?
・どこまでも頭に残っていたのは【俺様覇王伝説(未完)】。 だが、シリアスな話の中では【闇の白い花】が際立っていたと思う。 ・烏丸の漫画は、「実は烏丸は天満のことが好き」ということがわかるものに当初しようと思っていた。烏丸はそれを自覚していないという設定で。 烏丸×天満が成就すれば、播磨のカップリングはどうとでもできると思ってたし。 その直後に天満が死んだ時は呆然としたものだ。 ・西本。東郷。斉藤。次点で奈良。 ・とにかく、スクラン二次創作が見たかった。なんでもよかった。むしゃくしゃしてやった。今は反省している。 ・その場の流れに任せる派。とりあえず、全ての展開ように使えるフラグをばら撒いておいて後から回収。 ・皆、殺すのがうまくなってきたよねw ・書き手も読み手もお疲れ様でした。特に一年もの期間、最初から一緒にずっと張り付いてきた人達。 個人的には、◆RHLa6nIQ9U氏と◆X7M9O2x/96氏の作品が好きだった。
ちょ、本編って“スクロワ本編”の事かよ! “スクラン”本編と勘違いしたとはいえ、何という暴言を……orz
>>805 いや、俺が間違えたっぽい……スマソ。
スクラン本編は、まぁ、ねぇ?
とりあえず虹派は大好物ですとだけ言っておくよ。
おお、早速来てる・・書き手の皆様乙。読み手の意見も見たいな ・書きづらかったキャラ ・スクラン二次の経験の有無 ・作品の執筆時間 ・自作で一番の出来の話 ・今だから言えること 書き手にはこのへんも聞きたい。とにかく何でも話して欲しい
>>789 最終話乙でした。完結出来て心底感動しています。
まとめ泣かせなタイトルも秀逸ですね。さしあたってどうやって保管しようか考え中ですがw
すぐには保管できないかもしれませんが、可能ならタイトルを略さず表示させたいです。
アレクサンダーは教室に放置プレイだったんでしょうね。中村達の戦闘から逃れても、次は伊織が…
最後まで書き続けて頂けた事、本当に感謝しています。ありがとうございました!
個人的に聞きたい事ですが、『星に願いを』で西本は分校跡で何をしようとしてたんですか?
・一番の出来だと思う作品
天満死亡でロワの命運が決まった気がする。フラッシュメモリが罠だったのはびっくり。
・ボツになった構想
ハリー優勝endを妄想。最後に教師達に「ワタシはお前達の犬じゃない! ワタシは狼ダ!」とか言いながら殺させたり
…あとは斉藤とおキヌが最後の二人に…というのも妄想していたので、同じ時期にマーダー大量死した時は少し焦った
・ロワで好きなキャラ…ハリー、城戸、斉藤
・スクロワに期待していたもの…とにかく最後までロワをやって欲しかったので大満足
・脱出派?優勝派?全滅派?…好きなキャラを死地に追いやる事こそがロワ書き手の喜び
・最近の本編について…隣子は?
・書き手に一言
参加して頂けた全ての皆様に心から感謝。
無事に完結出来たので、もうまとめの(仮)は外してもいいかもしれません。
途中で更新出来なくなる心配はもうしなくていいんだし…
・書きづらかったキャラ ゴリ山。今自分が書いた放送を見返すと、なんという口調… ・スクラン二次の経験の有無 一応あり。IFスレやS3にもいた書き手の人はいるのだろうか? ・作品の執筆時間 とりあえず予約は作品が出来て見直しを3回はやった上で行っていた。 ・自作で一番の出来の話 『希望』は『裏切り者』を読んで速攻で思いついた。 ・今だから言えること あんなノリのまとめで良かったのだろうか
>>808 死者名鑑・教師編も作って欲しいです。
それと出来れば生存者名鑑も・・・。
>>810 申し訳ありませんが、私自身にそこまで余力がありません。
ですので名鑑はあくまで死亡した生徒に限定したものとさせて頂いていました(動物はラジオ記念で奮発しましたが)
どなたか作っていただければ掲載させて頂きます。
・高野は書くのが難しかった。ってかそれが理由で没にしたorz ・二次作品は初めて。俺なんかが参加して良かったんだろうかと実は未だに悩んでたり。 ・プロット考案・執筆・見直しに各2〜3時間、計8〜9時間程度。 ・出来はともかく、気合入れて書いたのは『仏のキョウジ(何故か変ry』。今読み返すとすっげぇ恥ずかしいorz ・CX氏、下手な文章で殺し合いフラグ潰してスンマセン……(´・ω・`)
終わったのか・・・ そうか、完結したんだなぁ・・・ 全ての書き手の皆様に、乙。
>>789 GJでした。
三原日記で締めとか、最高。
姉ヶ崎の行動の理由付けも納得できたし、ワルサーを手にして最後まで迷う三原も良かった。
ただ、「猫にハラミってつけるとかどんな虐めだww。ロワを忘れないにしても他にやり方あったろ、三原」と思ったのは俺だけじゃないはず。
項目を読み専用にちょっと変えて感想。
・一番印象深い or 好きな作品:【joker trick】気付いてた人も多いかも知れんが、今まで好きな作品の話題でこれ挙げたのほとんど俺……orz。
・驚いた展開(作品単位でなくても可):奈良覚醒とフラッシュメモリの罠。
・ロワで好きなキャラ:斉藤&鬼怒川
・スクロワに期待していたもの:様々な葛藤をはらんだ鬱展開とそれを晴らす燃え展開。
・最近の本編について:やっと虹の時代が来ましたよ。あとは超姉……。ムリポ。
・書き手に一言:今まで本当にお疲れ様でした。一年間たっぷりと堪能させてもらいました。
ゲーム開始以降のキャラクター登場回数ランキング《》は死者、()は生存者 1位・35回《播磨》 2位・31回《一条》 3位・30回《高野》 4位・28回《刑部》 5位・27回《沢近》 5位・27回(三原) 7位・23回《笹倉》 8位・22回《姉ヶ崎》 9位・20回《八雲》 10位・19回《雪野》 10位・19回(伊織) 12位・18回(谷) 12位・18回《郡山》 14位・17回《西本》 15位・15回《加藤》 16位・12回《城戸》 17位・11回《花井、烏丸、オカッパ、隣子、サラ、ハリー》 18位・10回《周防、結城、鬼怒川、麻生、奈良、冬木、三沢、ナポレオン》 19位・9回《斉藤》 20位・7回《ララ》 21位・6回《天満、大塚、今鳥、菅、石山》 22位・5回《嵯峨野、冴子、田中、東郷》 23位・3回《吉田山》 (中村) 24位・2回《ノッポ、天王寺》 (沢近父) 25位・1回《梅津、坊主、メッシュ、永山、かおり、スズキ》 (アレクサンダー)
遅れましたが、作品の感想ありがとうございました。
優勝者を自分の一存で決めてしまっていいものか悩みましたが
今では思い切って投下してよかったと思っています。
多数の感想を頂きまして大変光栄です。
>>590 自分ではきれいに区切ることができませんでした。
代理投下ありがとうございました。
>>789 お疲れ様でした。三原の日記の内容を考えると切なくなります
けれどリレーの集大成である日記で終わるという形は非常にきれいだと思いました。
あとハラミ猫の演出がぐっと来ました。
伊織は島で元気でやっていると信じたいです
・書きづらかったキャラ…やはり、ゴリ山は書きにくかった。あとは城戸とか。 ・スクラン二次の経験の有無…あります。元々S3出身です。 ・作品の執筆時間…夜のファミレスで4時間ドリンクバーに粘れば大体の作品は書きあがった。 後は自宅で推敲。 ・自作で一番の出来の話…【アイノカタチ 〜結城つむぎの場合〜】が、書いてて一番楽しかった。 ・今だから言えること…パソコンの罠、ねぇ。あれは本当は、 「八雲の番号を打ち込んだら、『このゲームから一人、救われる人を選んでください』みたいな画面が表示される仕掛け」 として考えてた。まさか八雲一択で爆死するとは思いもよらなかったw
>>815 乙です。
前半から中盤にかけて印象深い活躍したマーダーたちが教師陣にダブルスコア、トリプルスコア食らってるのは少し意外だった。
あと、そういえばスズキは死亡か。そりゃあの状況じゃあ無理だよな。
ファンタジーや、メルヘンじゃないんだし。合掌。
ついに終わりましたか・・・。 作品を投稿してくださったすべての書き手さんおよびサポーターの読み手の皆々様、そして1さん 本当におつかれさまでした。
>>789 GJッス!
伊織置いてけぼりでかわいそう…まあ、ハラミが出てきたからいいけどww
三原の心理描写も良かったけど、妙ちゃんの描写がとても良かったです!
電車の中で毎日まとめとスレをチェックしてた日々ももうすぐ終わりか…
全作品2回ずつぐらい、好きな作品は4、5回読ませていただきました。
次にどうなるか分からないドキドキ感、悲しみと絶望の中生きようとするキャラたちの心理描写、
そしてバトル。どれをとっても最高でした!
最後に、好きなキャラはハラミでした><
麻生相手に立ち向かう彼女の強さが好きでした。
眠いから一言 ハラミふぉーえばー
あっ……ROMってる最中に終わっちゃた……
・一番の出来だと思う作品 [Past School Days] 冷酷な機械だった高野の内面が垣間見え、ひどく印象に残っています ・ボツになった構想 沢近と八雲がマーダー化した播磨と戦う展開 沢近の蹴りと八雲の投げ技で仕留める予定でした ・ロワで好きなキャラ 西本と隣子。なんというかお疲れ様、と ・スクロワに期待していたもの(ラブ、欝、燃えetc) モブの大躍進とメイン陣の人間関係の変化 ・脱出派?優勝派?全滅派? 全滅以外。最後は明るく締めたかったので。 ・最近の本編について 1ーDの話が読みたくなりました ・書き手に一言 皆様お疲れ様でした。 魅力あふれる作品ばかりで、続きが書きたい、書かせて欲しいと強く思いました。 参加できてよかったとても強く思います。ありがとうございました。
>>789 GJ
何よりお疲れ様でした
トリップが似てたのも何かの縁だと思いたいです
もう一つのトリップがテスターとか何遍使っても思い出せません
途中で◆WoG(ryにトリップ変えた者です
・一番の出来だと思う作品………『LOST』。絶望→希望→現実っていう流れが凄い好き。
・ボツになった構想………………ゴリ山と加藤が生徒側に寝返るという少年誌ならではの展開。
実現しなくて良かったですね。全然もの悲しくなくなりそうです。DBの読みすぎかもしれません。
・ロワで好きなキャラ..……………ロワでという前置きがあるなら間違いなくゴリ山です。
最後まで小物っぷりが正直たまりません。
・スクロワに期待していたもの.…・燃え、時々鬱。
・脱出派?優勝派?全滅派?..…前述のとおり脱出派。
・最近の本編について.…………・心に浅い傷を残すくらい面白かったです。ちょっとしたトラウマとも言いますが。
それはさておき必ず誰かが続きを書いてるようでしたので、お手伝いできなかったのが残念でなりません。
・書き手に一言…………………・お疲れ様でした。皆さんマジで大好きです……作品が。
特に1氏。本当にお疲れ様でした。何から何までやっていただき本当に助かりました。
・書きづらかったキャラ…………・烏丸とハリーと西本DAS。烏丸は本編では全然喋らないから。
後ろ二人は口癖がムズイ。片言で喋るなと。ダスって訛りですらねーだろと。
・スクラン二次の経験の有無……IFでもS3でも書いてました。
・作品の執筆時間..………………5日くらい。それでも個人的にかなり時間が足りなかったです。
・自作で一番の出来の話………・『アレ』が一番の出来なのかと噂されたら恥ずかしいし……。
・今だから言えること..……………実はスクロワ初期にトリ無しで1話投下してます。もちろん何かは秘密ですが。
烏丸対播磨あんなんでスミマセン。もうちょい盛り上げられるはずのシーンでしたよね。
あんな所でハリー殺しちゃってスミマセン。あいつは絶対もうちょっと引っ張ったほうが良かったキャラでしたね。
烏丸に長い台詞言わせまくりでスミマセン。フォローしてくれた人には本当に感謝してます。
謝ってばかりですがスクロワに参加できてよかったです。このロワが無事に終われて心から嬉しく思っています。
さようなら。
・書きづらかったキャラ 八雲と三原。揺れるキャラは難しかったです。 結果二転三転させることになりすいませんでした ・スクラン二次の経験の有無 IFスレで少しだけです ・作品の執筆時間 月〜金で構想、土日に執筆が基本でした。即リレーは丸1日で ・自作で一番の出来の話 [Not Good by] やりたいと思っていた、高野と花井、刑部と播磨の描写ができたので ・今だから言えること [Not Good by]三原の二度目、三度目ですが一度目は指摘のとおりげんしらんぶるのことです。 スクランの中でも非常に好きな話なので、夢の象徴として少しだけ描写させて頂きました。
完結おめでとうございます。 僅かですが自分が関わったリレーが完結するというのは嬉しいですね。 参加できてよかったです。 ・一番の出来だと思う作品 『生きる理由』 花井が格好良すぎでした。その後麻生の乱心ですぐ死んじゃったのが残念ですけど あと烏丸と播磨の『燃えよ剣』も大好きな作品です。 ・ボツになった構想 ホント最初の方ですが、天満&奈良&吉田山がハリーと会う話。 天満が拡声器発動、それを聞いたハリーが襲来。ハリーが来るのを発見した吉田山が一人で隠れる →奈良が天満を逃がし、ハリーに殺される。その光景を見た吉田山が心を打たれ、奈良の代わりに天満を守ろうとする …ってな構想を考えてました。 あと、2-Dのメンバーをロワに入れたのは加藤で、彼らがロワを破壊してくれるのを期待して無理矢理入れた。 その事を後に後悔するっていう話も考えてました。 ・ロワで好きなキャラ 烏丸。格好良かったです。 ・スクロワに期待していたもの 馬鹿な男子共による熱血展開、女子達によるドロドロ展開、名無しキャラの活躍など。 ・脱出派?優勝派?全滅派? 一応脱出派でした。見直したら対主催(しかもほとんど男)の話しか書いてないし…。 ・最近の本編について イマイチ!イマイチ! ・書き手に一言 途中退場してしまってすいません。皆さん本当にお疲れさまでした。 痴作をリレーしてもらいありがとうございました。
・書きづらかったキャラ 田中。なんか馬鹿なのか優秀な奴なのか当時はよく分からなくて、結局書けませんでした。 ・スクラン二次の経験の有無 無いです。ロワ企画に元々興味があったので、その時新しく始まる所だったので参加させて貰いました。 ・作品の執筆時間 よく覚えてないです…パッと書けたものもあるし、時間がやたらかかったものもあります ・自作で一番の出来の話 う…伏せておきます… ・今だから言えること 謝らなければとずっと思ってたのが『親愛なる兄弟へ』で作った東郷のパソコン情報。 これは東郷が早期退場するのが勿体ない、せめて死後も活躍させたいという自分勝手な考えで作ってしまったフラグでした。 消化しにくいフラグだっただろうなと、反省しきりです。消化して下さった書き手の皆様には本当に頭が下がります。 後、一人も殺せなかったのがちょっと悔い残ってますね…。 ちなみに自分がこの鳥で書いたのは三作ですが、「ハミングバードの憂鬱」も自分の作品です。(予約するときに鳥を間違えました) 名無しでも多少書いてたりします。
楽しかった
もう過疎か
だって完結したんだもの
というかまとめに反省会場があがってるwww
んー・・まとめにあげるのはどうなんだろ X7氏が本スレにはダメって言ってるんだから たとえ参加者全員がその存在を知ってるとしても まとめからは関与しないほうがいいんじゃないかな まあ一読み手のたわごとなんだけどな
ところで冥界はどーなってんだろうな?
完結乙です。 一話しか書いていませんが最後なんでコメントさせていただきます。 ・一番の出来だと思う作品・・・「燃えよ剣」 個人的に播磨対烏丸を上手くまとめて下さったと思います。 この作品で烏丸が好きになった。 ・スクラン二次の経験の有無 無いです。半分興味で、半分勢いで参加してみました。 今になってもっと他のSSを書いて経験を積んでからの方が良かったと思ってます。 ・脱出派?優勝派?全滅派? 脱出派…かな?多分。一話しか書いてないので何とも…。 ・最近の本編について 超姉…。いや何でもないです。 ・今だから言えること 自分は「The Irony Of Fate」の作者なんですが結城の最後にもう少し何らかの描写を つけるつもりだったんですが時間の都合上書けませんでした。申し訳ありませんでした。 話のほうはマーダーとマーダーの接触という事であんな感じになったんですが 今読み返してみると…。ほんとに自分の文は素人丸出しでしたね…。精進します。 後は奈良に関してですが、まあ彼らしい最後だったかな〜とは思っているんですが 個人的にもう少し活躍してほしかったかな、とも思ってます。 ただマーダー化するのは予想外でした。 色々あって鬼怒川と共闘して城戸かハリーあたりと闘い…なんて構想もあったんですが。 以上です。 何はともあれ書き手の皆さんお疲れ様でした。
>>833 反省会場は消しました。
データ系ページはあくまでロワ中のデータなのでゲーム終了の話である『Not Good by』までのデータを反映しています。
>>669 本編の人物表記は基本的に、実際にその話に登場した人物名を登場順に掲載しています。
また、掲載順に関らず生徒>動物>教師という順になるようにしています。
今回姉ヶ崎は高野の回想に出ただけで実際に登場した訳ではないので、名前は載せていません。
837 :
参加するカモさん :2007/07/21(土) 20:52:40 ID:Bqs6LMzs
すごい作品として面白かったです。 でも、これで終わりなんですかね・・・。 次があれば是非書いてみたいと思いました。 皆さんお疲れ様でした。
最後にまだ、死者名鑑作成が残ってるぜっ 播磨と一条と高野か せっかくだからハラミもあのノリで書いてほしいところ
そういやハラミには死者名鑑用のAAが無いからって、特別に用意されたのがあったんだよな よっぽどあのAAを使われたくなかったと見えるw
840 :
参加するカモさん :2007/07/21(土) 22:14:31 ID:oTSOXfpg
久しぶりに来たが三原優勝か
ふと思ったんだが、トップページにいきなり「優勝ハラミ」って盛大極まりないネタバレだよなw 進行中に残り人数を書いてたのは必要なことだったと思うけど、 全部終わった今は、今後一から読もうとしてる人のこと考えると隠したほうがいいような気もする
目次の横に登場人物が載っているので今更な気もするけど。
それもそうか
反省会スレにRH氏も来てるな ちょっと意外だ
>>841 同意
言われてみればやたら目に付く気がした
>>842 現行の読み手からしたら確かに今更だけど、新規さんにも楽しんでもらいたいと思う
確かに、消したほうがいいかもね。
消しました。
>>838 死者名鑑なのでハラミは書く予定はありません。
キャラの登場話の内容を全て入れるという名鑑の仕様は、終盤のキャラになればなるほど負担になるので。
現在播磨で早速詰まってます。登場回数一位は飾りではありませんでした。
教師名鑑と生存者名鑑はこっちで作らないとな 谷先生のAAってあったっけ
─亠─ 丶-‐‐ァ . ,.> __ヽ、 大 な l二二l  ̄フ \、 人 あ .ノ、| ヽ `ー--‐... /, // \-‐''´ だ : ニ|Z┌ァ 丶-‐‐ァ . '// / l ヽ\ よ 受 : .皆 /r┐|〈 . ' / ,.ィ /.l i∧i i i l トヽ` う け. : も .|ニ! lヽ . `ー--‐. !/ l /l-∨!_l ハ ハ //゙i、 ! : 入 _i__,,..、、 i _i_ l¨'' ‐ 、...__ ∨-∨ i ∧ M_,.//ヽiヽ : れ l -‐┐ .| __|_ ゝ、._ / ̄l¨''‐- .._/_∨''i¨、_,. / ノ丶-- レヽ/.ヽ. ', =¨/ ,.ト、.,,_ |l¨ ノ ‐'/ l_ ', f.._ `゙  ̄ ノ¨ ̄l__ _| >、‐ ..,,__ / l iヽ¨\ レへ / .iヽ ヽ- ` ./ l j ', \__ / ̄! { ゙、...__,.イ 、 /!/ i | ヽ、 .. ‐¨ `i l i i ノ / / / l ヽ、 ,. イ l l ヽ 、 i / /-、 / l 丶、 _.. ‐¨ l l r-ヽ ` ´ i/ i / l l l /::ヽr-ゝ / ,.ヘ ./ l l l/\:::ヽ‐{ ー i イ::::ハ/ l l l \::ヽ', !´:::/ / l l _...,,_! \::ヽ/::::/ ./_,,...、 l
完結おめです。GJすぎるにもほどがある! もともと畑違いの自分が、僅かながらですが参加できたことが嬉しかったー 展開に関しては、自分がこうなってほしいなぁ、と思っていたことがいっぱい叶って逆にもうしわけない気分にw ・一番の出来だと思う作品 「生きる理由」 大切な美琴を殺された花井が、大切な天満を殺された八雲を説得する。絶望の中で真摯に語る花井に感動し、鳥肌が立った。 ・一番の出来だと思うシリーズ 「本編が思いつかない」 開始早々殺された駄目子が、開始早々殺された羽根子にツッコむ。死後の世界でショートコントをやらされるモブに笑い、腹筋壊れた。 ・スクロワに期待していたもの 欝、憎愛、ギャグ ・脱出派?優勝派?全滅派? 優勝派。 ・ボツになった構想 天満の死で覚醒した烏丸が隣子を殺し、血で同級生達の漫画を描く展開。漫画のタイトルは「スクールランブル」 烏丸vs播磨の後、ネームを読んだ天満の死だけでなく同級生達の死にも目を向け出す播磨。 烏丸の狂気を理解し意志を継いだ播磨が、次々と同級生達の死体から血を抜いてスクランを描き続ける・・・ ―――貴方がさっき話してくれた事……。つまり、貴方は漫画を記録として描き始めたこと。 ―――だからね、つまり――― 播磨「伝えてやる・・・俺の漫画が!あいつらの生きた証を伝えるんだ!!」 ―――伝えたかったんでしょ。あなたが生きた証を・・・
・書き手に一言
SS師って凄いなあと改めて実感
・書きづらかったキャラ
隣子。キャラ把握しきれずに結局書けなかったよ・・・
・スクラン二次の経験の有無
実は絵師です
スクラン絵板や絵茶で描いてました
本当は挿絵や漫画を描きたいと思って、ここに来たはずなのにw
・作品の執筆時間
構想10分執筆4日
・今だから言えること
ハラミ自重ww
http://vista.jeez.jp/img/vi8503621860.jpeg ・最後に
ダメハネ漫画とか描きたいですね。明日から時間見つけて描こうかな。
【加藤】 愛称:矜持 ,.、-=''"~~~`゙`''‐-、..,_ r'"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::``:::ヽ /:::::::::::,.r‐‐‐、.,::::::::::::::::::::::::::::\ /::::::::::::/ ~`゙ヽ、::::::::::::::::::::\ / l:::::::::::,./ ‐-ヽ、 ヽ,:::::::::::::::::::::| /l 「`ヽ<:::::::/ ゙゙''‐--、ヽ | `'-‐'"~'i:::::| |i i::{ l /ゝ、ヽi/ ,..r'‐-、.,\ ゙、 l i" |:::| ゙、V::::゙、 /l ,.‐、i l' 、| ・ ゙i, ヽ.,,.!_j / ,/´ |/ \_::`ヽ、 ヽi⌒く `'‐、,,...i' ゙、ヽ 〈 ,....,__,.., / `‐=、‐、`ゞ::::::`‐、゙、ヽ '''" ` /i'・ ゙''、 / ,. \~´:::::::::::,.r"iヽl ヘ ヽ ヽ.,_,丿i'"/ `゙"''-r‐'//l, | /ハ''‐--、.,,__ ノ /´i'" / ,i" / 'i l // `゙`'‐-、.._`'-、_,. /,/、 ,.、‐''´ | ゙、 ゙,ヽ、 |''"~´'r-‐-、`゙'ャ7' /´ `゙''‐、 ,.r'" l ゙i ゙, `、 ト、 ト, ,r" /゙, `ヽ / | 'i ゙, ヽ ヽ.゙、,_ ノi/ / ゙、 `i /´ l ゙l ヽ ヽ `゙''‐==‐''´r' ゙, ゙l l l ゙、 `゙'‐、ゝ、..,,,,_,.r'"~l. ゙, | l | ゙、 >`< .i'\_____,i ,i' ヽ | ,.. \ / 〉、 / `'‐、_ / \ l,.-'"/ \/\ / ヽ' `7 /
【郡山】 愛称:ゴリ山
ご`ヽ、
ら,り⌒\
/ ノ ゙ヽ
{ /`Y´ _)
ヽ'^) >. )
>>848 加藤と郡山のAAはこれでいいよな?
>>849 「ここは京都だよ」を「ここはバトロワだよ」「ここは沖木島だよ」にすれば完璧か
文章は考えてみるか・・
【死因】 銃殺。姉ヶ崎に反旗を翻そうとしたところを谷にボロクズにされた。 【殺害者】 谷速人 【最期の言葉】 「アンタを……!」 『プロローグ』にて登場。2-Dの天王寺以外を拉致するが、それだけ。他の教師に比べやたら影が薄い登場だった。 その反動なのか『第一回放送』にて本領発揮。嫌味タラタラな内容で生徒をえらく刺激する。 『晩餐』にて刑部に疑惑を向ける。職員会議をさぼる彼女を元々不快に思っていたような気がしなくもない。 『第二回放送』にて盗聴器の存在が露呈したことを知る。今度は姉ヶ崎に矛先が。 谷と郡山にてきぱきと指示を出し解読に努める。だが結局答えにたどり着けず、疑心暗鬼だけが残ることとなった。 『第三回放送』で郡山と共にアレクサンダーにびびり、小物化フラグを立てる。 生徒より蛙のほうがよっぽど教師達に一矢報いていると思うのは気のせいか。 『大人達の戦い』にて小物化は更に進行し、外部からの接触に慌てふためく。 生徒だけでなく教師も女性のほうが強いらしい。
『第四回放送』で賭けにも敗北。貧乏くじばかり引き続ける。 『崩壊の序曲』に登場はしないもののAR15を仕込んでいたことがわかる。空回りだけじゃないんです。 『第五回放送』では休憩シーンの結果だけが残る。城戸に注意を向けるが だがこのときすでに大半の生徒はその存在を知っていた。正に無能。 『招待状』で例によってパニックに。おまけに疑惑まで向けられる。 『Judas』ではついにタガが外れたのか高笑い。もういつ死んでもおかしくなかった。 『闇夜の出撃』であわや死亡フラグが確定的になりかける。 もし郡山とセットで向かっていたら間違いなく首をねじ切られていた。 『守護者』で妙ちゃんを視か……もとい監視の目を向ける。いや、やはり視かn 『第六回放送』で珍しく長文を与えられる。2-Cのことをわりと認めていたらしい。 『裏切り者』で八雲にメモリを託していたことが明らかに。 ここに来て加藤の株はうなぎのぼり。彼は生徒を助けるために行動していたのだ。 姉ヶ崎を殺せば全て終わるとその手に銃を握るが遅すぎた。谷によって引導を渡される。 スクランでも数少ない「嫌な奴」というポジション故か、あまりいい役ではなかった加藤。 姉ヶ崎に騙されていても空回りしていても、最も教師としての勤めを果たしていたのではないかと思う
858 :
参加するカモさん :2007/07/22(日) 18:12:33 ID:pGW3Jn34
凄い過疎
というかもう終わったロワだからな 過疎も何もまだ残ってるのは俺みたいな名残惜しいと思ってる奴だけだろ
人気投票やってなくね? ・感動した話 ・燃えた話 ・笑った話 ・欝になった話
集計してランキング作る? もし作るなら1日に限るのと、一人何票か決めるべきだが。
>>862 それこそ最萌のコードでも勝手に借りて集計するってか?w
もうここに来なくなった人もいるだろうし
書き手の好きな話しとかわかったから良くない?
どうしてもやるんならしたらばでやるなり対策したいところ
別に集計所とかしたらばとかあんまりこらなくてもいいと思う 今更自作自演しても意味無いし。 投票したい人が投票していけばいいんじゃね?
865 :
郡山 :2007/07/23(月) 02:06:52 ID:CfFgGmq2
【死因】 銃殺。見苦しく姉ヶ崎に抗議したところを加藤同様谷に。 【殺害者】 谷速人 【最期の言葉】 「『奇跡的に四名生存』っ! それで問題ないはずじゃろ!?」 『プロローグ』にて登場。天王寺を拉致し、騒ぐ生徒らを一括する。教育指導の面目躍如か。 『晩餐』では見事にスルー。その存在感に疑惑が生じる。 『第二回放送』にて暗号解読を試みるも全くの無駄骨。まあどう見ても頭脳労働者ではないし。 『第三回放送』担当。加藤とセットで扱われるきざし。 『大人達の戦い』で加藤と一緒になって騒ぐ。北斗七星を見れば隣に星が見えていたかもしれない 『第四回放送』で絃子先生に声をかけるが華麗にスルー。やはり加藤から逃れられない。 『第五回放送』でようやく睡眠。彼なりに悩んでいたんです。保身のために。 『招待状』で加藤に冷静な意見を言うが却下される。寝起きに水とはこのことか。 『Judas』でそれなりに黒幕への嫌悪はあったことが明らかに。でも我が身は・・・ 『闇夜の出撃』で加藤ともども死亡フラグが確定的になりかける。 もし郡山とセットで向かっていたら間違いなく釜で煮られていた。
866 :
郡山 :2007/07/23(月) 02:07:23 ID:CfFgGmq2
『守護者』で加藤と仲良く妙ちゃんに現実逃避。所詮男か。 『第六回放送』郡山の最後を考えると、この時の発言がいかに心が篭ってないものかわかる。 そんなことよりも問題は女子の体育もコイツが担当していたのかどうかだ。 『裏切り者』でこれまでなんとかコミュニケーションを取れていた加藤が目の前で死ぬ。 そして友人といっていい加藤を『To be or Not to be... 』で弔う。 己の最期を予見するが勇気が出ない。ただただ無力さに後悔するのみだった。 『第七回放送』では加藤の代理。もう彼にはそれくらいしかできることはなく。 エピローグにてお約束の最期を遂げる。せめて根性を見せて欲しかったという声も。 教師の中で一番ロワという状況に困惑していた、ある意味まともだったゴリ山。 ラストの発言は確かに眉をひそめたくなるものだったが、彼なりに地獄を苦しんでいたのだ。 ゴールが目の前に来ていたことを考えればやむなし。そうは思えないだろうか?
868 :
笹倉 :2007/07/23(月) 02:55:27 ID:hyTIIVe2
【死因】 詳細は不明。出血多量か内臓破裂か焼死か。かなり悲惨。 【殺害者】 高野晶 【最期の言葉】 「だ、め……」 『プロローグ』にて登場。姉ヶ崎と仲良くルールの説明。笑顔でダメハネを抹殺。 『晩餐』では西本らの爆破を提案。絃子先生の裸Yシャツとか言ってたのでマジだった可能性は大。 『第二回放送』担当。城戸にお返しの暗号をつける。やはり西本らは死ねばいいと思っていたに違いない。 『第三回放送』で郡山を罠にはめる。彼は刑部先生とデートだとかほざいた過去があったのでやはり(ry 『大人達の戦い』で男性陣をピシャリ。もしかして男が単に嫌いなだけではないか。 姉ヶ崎と並んで非常に意味ありげな態度をとっていた。 『第四回放送』のマーダーランキングでは勝ち狙い。ちなみに二冠は親友の刑部により阻止された。 『第五回放送』では刑部と一緒に楽しくおしゃべり。絃子さんと一緒なら何でもよかったのかも。 『招待状』にて加藤に疑惑を向ける。管理室で絃子さんと二人きりだったらなあと考えていたのかもしれない。 『Judas』ではさりげなく全員を煽る。彼女が黒幕だと考えていた人も多いのではないか。 そんな彼女の野望が『闇夜の出撃』でついに爆発する。手はじめに加藤と郡山を死地に追いやる。 だがドライブできるとわかったとたん態度を豹変。絃子さんとラブラブ二人っきり作戦を実現させるのだった。 『珈琲』にて露骨な時間稼ぎ。筆者は確信する。彼女はきっとロワすらどうでもよかった。 『第六回放送』では残された家族のことを教える。多分本人は金欠でお金が欲しかったのかもしれない。 『奇襲』ではようやくやる気を見せる。スロースターターか。 『マチガイサガシ』にてその本性を見せ、悪役バリバリに。彼女自身の能力は高くないはずだがその自信はどこから。
869 :
笹倉 :2007/07/23(月) 02:57:34 ID:hyTIIVe2
『闇の白い花』で一条を返り討ち。銃を撃つのに必要なのは冷静さというがまさにそれ。 『或いは一つの可能性』でまたも珈琲タイム。二人っきりのところを高野に邪魔されビキビキ。 ・・・とまあ何につけても絃子さん絃子さんだった彼女だが、『裏切り者』にて実は姉ヶ崎に疑惑を持っていたことが明らかに。 痣の矛盾を見破っていて、機会を伺っていたのだ。明確な対主催お助けキャラとなる。 が、『希望』では木にひっかかって不得手な肉体労働。八雲を助けることは叶わず。 『信頼の呼ぶ声』にて傷つけた一条の手当てを行う。ロワ唯一の回復イベントであった。 『絆』にて癒し系お姉さんの株を姉ヶ崎から奪う。一条と絃子を励まし、心を支える。 愛しの絃子が男を・・しかも年下のヒゲ男を撫でているという許しがたいシーンを目の当たりにするが揺るがず。 これが許されたのはおそらく播磨だからだろう。 そして『徹頭徹尾』にて高野と沢近を助けるために一人疾走。 さんざんな歓迎を受け、それでも殺し合いをやめさせようと努力する。だがよりによってここで選んだ手段はスピーカー。 これまでの彼女の態度とはうって変わり、あまりに直情的だった。彼女自身押さえ込んでいたのかもしれない。 事故を起こし車は炎上。最後の最後まで二人のことを考えて逝く。絃子さんは(ry ちなみに筆者は車から引きずり出されて沢近になぶり殺しにされるシーンを期待してしまった。 謎キャラとして教師の中でもその動向が期待された彼女。肝っ玉はおそらく教師一。 もし彼女がラスボスだったら姉ヶ崎以上の強敵になっていた気がしなくもない。 ちなみに彼女の「絃子さん」「刑部先生」「播磨君」「拳児君」の使い分けに注目すると 謎の多い彼女の心境が少し明らかに・・・なるのかもしれない
870 :
参加するカモさん :2007/07/23(月) 10:35:15 ID:23yjlBKk
乙
871 :
参加するカモさん :2007/07/23(月) 18:26:23 ID:DO2b8Ez+
最後はモブ派の勝利か まあ人数多いし仕方ないか
モブ派の勝利ではない モブの勝利だ
質問あるんだけど。 南に携帯があるって話は、どうなった?てか、けっきょくなんだったんだ?
874 :
刑部 :2007/07/24(火) 00:07:35 ID:efemSoPg
【死因】 銃殺。高野との早撃ち勝負に敗れる。敗因は不明。 【殺害者】 高野晶 【最期の言葉】 「そうか……じゃあ、そろそろはじめようか」 『プロローグ』にて登場。八雲とサラを拉致。多分最初は「また部長と先生が変なこと始めた」と思われていただろう。 『晩餐』では西本に警告。意味ありげな一言はホテル組の行動方針を決めることに。 『第二回放送』で暗号に挑む男性教師をひややかに見る。笹倉の態度にも違和感を覚え、不安に。 『第三回放送』でアレクサンダーを手なずける。狸である。何が「…このカエル、何となくどこかで見たような…』なものか。 コイツとナポレオンを持ち込んだのはどう考えてもこの人。 『大人達の戦い』で天満の死を確認。内心おだやかでなかったと思われるが中村に対してはクールな対応。このへんはさすが。 『第四回放送』の賭けの対象は八雲。大穴というにもほどがある。 『第五回放送』にて休息をとらずに続行。お酒さえあれば一晩中飲んでいた可能性も。 『招待状』生徒に手を出すことについては消極的。単にめんどくさかったという説も。 『Judas』では更にどうでもよさそうな対応。何が何やらで混乱していたのかもしれない。 とまあ前半は徐々に心理的不安に苦しんでいた彼女だが『闇夜の出撃』で笹倉とドライブに誘われる。 フラッシュメモリを奪って来いという無茶な内容だったがそれなりにやる気だったらしい。 『珈琲』にて笹倉と食事を取る。なぜ筆談して相談しないのは気にしてはならない。 『第六回放送』何気に言ってることは最悪の一、二を争うのではないか。案外流されやすいタイプなのか? 『奇襲』にて一気に距離を詰める。睡眠不足も解消し準備万端。 高野が一気に攻勢に出た『マチガイサガシ』の舞台に乱入。もっと安全策でいくつもりだったらしいが笹倉が許さない。 『闇の白い花』にて雪野の機転により任務失敗。しかし後々のことを考えるなら成功すべきだった。
875 :
刑部 :2007/07/24(火) 00:08:23 ID:KmHq7bxO
『或いは一つの可能性』で高野とあれこれ話すが最後に従うしか手段はなかったと愚痴る。 ・・・とまあ正体のわからない敵には対抗しようもなく、身も心も主催者の犬になりかけていた彼女だが 『裏切り者』にて真実を知る。檻から出た獣のように、姉ヶ崎に対する敵意をむき出しにした。 多分このとき管理室にいたなら鈍重な加藤と違って姉ヶ崎を射殺し、『スクロワ完』になっていた可能性が高い。 だが現実はそう甘くない。『希望』では木にひっかかって不得手な肉体労働。自分が拉致した八雲を助けることができなかった。 『信頼の呼ぶ声』にて播磨と合流し励ます。このときの塚本姉妹への感情は複雑なものだったと思われる。 『絆』にてくじけそうになっていた内面が明らかに。親友の笹倉に励まされる。 だが支えとしてきた親友とは『徹頭徹尾』にてお別れになる。戻らない笹倉を心配しながらも、 肉体派ではない体に鞭打ち、両手の痛みと格闘しながらひたすら八雲のための穴を掘るしかなかった。 とはいえ播磨の前ではみっともないところは見せられない。『そして舞台は終焉へ』では いつもの調子で播磨を起こし、子供扱いしながらも最後までつきあうと宣言。 かくして天満・八雲・沢近が消えたことにより代理ヒロインのポジにタナボタで就任。いいのか? 『生まれる気持ち』で管理側の情報をばらす。半ばヤケクソになってた気がしなくもない。 そして笹倉の死をなんとなく感じ取り、相打ち覚悟で戦う決意をする。 『私の中のアナタなら』で一条と合流、だが播磨がいない。銃声を聞きつけて走るが・・・ そこで出会った三原から『信念の代価』にて播磨を殺したことを告げられる。 完全に切れました、プッツンしますと思いきや冷静に高野に対処。だが守ったはずの三原から攻撃を受ける。 セキュリティウェアのおかげで致命傷にはならず、追いかけっこ開始。
876 :
刑部 :2007/07/24(火) 00:15:04 ID:/ZTHoNo4
地形を利用し、『Not Good by』で三原を制する。笹倉が死んだこともここで知るが あわてず騒がず冷静に・・・ではなくやはり怒っていたらしい。 その後高野と一条の戦闘結果を確認するため体育館へ。そこで出会った高野と事実上のラストバトル突入。 お互いに何かしらの想いを持っていた花井と播磨の決闘を模し、激突。重症を負わせるが勝負には敗れ散る。 が、実は既にセキュリティウェアを三原に委譲していた。それがハラミ優勝の決定打となる。 何だかずるい気もするが高野も刑部から道具をもらってたので相殺かもしれない。 管理側であるはずの彼女の登場回数は何と28回で堂々四位。冥界では違う意味で生徒達から手厚い歓迎を受けると思われる。 前半は不気味な姉ヶ崎・笹倉との対比のためか結構不安定な描写が多かった彼女。 本編ではさっぱり出番がないが未だIFスレでSSが来るなど何故か人気は根強い。 機械知識が豊富で本人の戦闘能力も高いクールなキャラ。だがたまに脆さを見せるときもあり、 マーダーにせよ対主催にせよ実にパロロワ向き要素を持っていた。 播磨と合流してからは彼の支えとなり、死後もその代理をこなす。 所々に播磨への優しさが見え隠れし、ロワでも誤解されることの多かった彼の数少ない理解者だった。
笹倉先生と刑部先生のAAはどうしよう?
>>878 ,/  ̄ ̄ ̄` ‐- 、
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,_/ | Y\:::::::::ゝ、 ,/l/ ,ソ::ハ.| `、|:::::::\
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Y´/ ト | \:::| \i./ /:::/.{\ | ノ:::::::::::::ム
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ゝ ノ ̄ \:::::::::::::,「_ヽ |` ,.{_::::::::::::::::::::ri::::::| |/
\::/\` 之_____/:::::::::::ハ:::::| |::::/
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教師分の名鑑の補完をして頂いてありがとうございました。 時間が取れ次第、掲載させて頂きます。 笹倉のAAは分校跡にあるようです(見つけたのは一つだけですが)
>>880 今更だけど、東郷平八郎、ドナルド、アナベル・ガトーといろいろ議論された東郷だけど
AAがあったよ。
______
,..r‐/ _,.. ="'" ゙`‐-.、_
//,/ /" _,.. -―''" ̄ \
,イ i,/_,...〃-―'" ̄ ゙̄ヽ ̄ ̄`゙-:\
.レ'ー''" :i___ ゙ヽ
l !. E二゙==-、_.i
;! l ヽ. .!、 ゙̄ー-゙ヽ┤
.j ! ! _ ゙: \ r‐==、,!
ト-、_、!.;!__,._,.-=<,_ l k'._,rl l__ _,
゙ヽ ''┴Y = ゙ー┴' l l ,! .!l! ゙<二~、
l  ̄ j ヽ ̄ l l' ノノ、 ヾ\__
. !. / ) l ト-'"ト\ \
. ヽ〈_,.:、-: ' l ,! ヽ\゙ ヾ\
゙:. r===,、 , l ! ゙ヽ \ヽ \
ト,.. トi___.) /ノリ: \ ヽ ヾヾ
l ハ `=‐' ./ / ;! ヽ____\
リハ  ̄ _,..r'" /
ゝ----、''" !
\ ∧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あと西本や梅津も死者名鑑に載っているAAよりも、もっとカッコイイAAが分校にあるんだけど・・・。
代えませんか?
882 :
姉ヶ崎 :2007/07/24(火) 22:11:34 ID:jc8Ji+1T
【死因】 自殺。長い監禁生活の末に精神を病んでしまったと思われる。 【殺害者】 自分 【最期の言葉】 「お願い、認めてぇっ!」 『プロローグ』にて登場。早々に笹倉とおそろいの制服で腹黒コンビを組む。 お得意のクッキーを『第一回放送』でプレゼント。もし後の疑心暗鬼後だったらとても怖くて食べれたものではなかった。 『無駄死にではなかった事の、証の為に』で映像で登場。今後の定期的な出番をしっかりと確保する。 『第二回放送』で情報漏洩の疑惑を向けられ涙目に。なんという狸。この女は間違いなく腹の底で笑っていた。 『冤罪』で支給品リストの紹介とともに登場。ちなみに当時彼女も疑われていたが実は冤罪でも何でもなかった。 記録映像と現実が交差する中、『第三回放送』で堅パンを食べる。お子様という歳でもないのでどう見ても嫌がらせ。 仮面が剥がれかけたのは『大人達の戦い』である。笹倉同様に怪しさ全開。というか怪しすぎる 『第四回放送』にて眠りに着く。持参したと思われるクッションを枕に、間違いなくケタケタ笑いながら。 ノートパソコンの復活により、『想いビト×想うコト×想いビト 』刺激的な格好で連続登場。西本を刺激するが播磨には通じなかった。よね? 『第五回放送』睡眠のおかげか元気いっぱい、笑顔を見せる。まあ演技なんですけどね。 『送受信』では男子生徒へのコスプレサービスは一時中止。清純派だっているしー 『招待状』ここぞとばかりに加藤を煽り返す。しかしその一言などほんの戯れに過ぎなかった。 続く『Judas』では腹黒コンビが二人そろって不安がらせる。三沢を超える演技派だった。ん?演技なのか? 高野の誘いに乗り、『闇夜の出撃』にて郡山と加藤に実質死んで来い命令。 正体を明かさずとも管理室を思うままに操っていた。 『守護者』にて最もロワに反発を抱いていた教師だったことが発覚。ただし例によって演技。 年の功という奴か、男のオトし方なら高野や冴子以上なのは間違いない。 『第六回放送』もう半分は正体を現したようなもの。励ましの言葉を提案。 おそらくこれは教師達(特に刑部と笹倉)への牽制の意味合いがあったと思われる。 『跡』でビキニで登場、悩殺ポーズをとるが相手が一条と雪野なので意味なし。盗聴中、内心むなしかったに違いない。
あるときは腹黒。あるときはか弱き女性。あるときは生徒のために立ち上がる保険医。 その正体は『裏切り者』にて明らかに。ついでに笹倉にもばれていた。 ロワの管轄者であった彼女は谷を篭絡し加藤を殺害させ、郡山をびびらせ刑部笹倉コンビを挑発する。 辛い過去の告白とともにスクロワにおけるラスボスとして光臨。 『To be or Not to be... 』で理事長達もグルだと発言。彼女の狂気は郡山に止められるものでもなく。 もはや優しいお姉さんは見る影もなく、『第七回放送』ではライバル笹倉の死に拍手喝采。ひたすら終末の悲劇を楽しんでいた。 彼女の王国が崩れるのは生徒が三原一人になってからだった。 『「全ての人に(ry」』で物語の背景を説明し三原を例によって挑発。 裁きのときを待ち続けたが三原の指が動くことはなく、中村たちに捕らえられる。 やがて彼女は自らの命を絶つのだった。 殺し合いを強要された過去があったとはいえ、やったことが重すぎた。 彼女の口からほんの一言謝罪の言葉があれば違ったかもしれないが、正直同情の余地はない。 ただ、惨劇が終わった後でも谷だけは彼女を愛していた。 たった一人でも大事に想ってくれる人がいたのが唯一の救いだったといえる。
>>881 AAがソロモンの悪夢に見えてしまうのは気のせいでしょうか?
髪の色がついていないと区別がつきません…
梅津や西本は製作してから随分時間が経ってるんで、特に代える予定はありません。
梅津のAAは私個人がとても気に入っていますし。
>>883 乙ッス!
生存者のもできれば欲しいッスね。
めちゃ大変だと思いますけど。
>>885 似ているけど・・・違うんですか?
>>883 生存者名鑑は三原、谷、伊織、アレクサンダー。
ところで中村、マサル、稲葉、榛名辺りは載せる必要があるのだろうか?
>>884 これも今更で細かい指摘ですけど、死者名鑑の花井の欄にだけ、解説文の後の最後の一言がありませんよ。
稲葉、榛名、俵屋ってロワ本編でてね様な気がするんだが
つうか
>>887 を冷静に読んだら
>稲葉、榛名辺り
の発言でID:SAxcCvoYが特定できた。
うわ荒らしがきた
なるほど、携帯との併用か
まあ本編終わったあたりから書き込みしているが 俺はむしろ本編に出てない1-Dの残り三人を生き残りに入れるかどうかの判断はできないが 自分の書いた話はもう仮まとめからも消えてるし、書いたことについても後悔してるぐらい このまま無かった事にして頂けると非常に有り難い。 あんなのを書かなければ俺はずっとこのスレの住人でいれたと思うし、荒しになる事もなかった。
>>889-890 おまけで活躍をしていたからあった方が良いか・・・と思ったんだけど冷静に考えたらやっぱイラナイな。
>>895 そういうこと、自分で言うのもなんだがあれは本当にいらない。
>>894 で気がついたが、プリキュアシリーズはいつの間に消されていたんだ?
ところで最終的な書き手評価・・というか書き手紹介って作らないの? もちろんマイナスじゃなくて長所だけ書き連ねた奴。
誰が書くんだよ。。。
>>898 独断で作るべきか?
それとも、アンケートをとるべきか?
色々と悩むところだね。
ただ、作ってなんのメリットがあるのかよくわかんないんだよなー。
独断でいいと思う。他の人に添削してもらってもいい。 メリットというか書き手への感謝ってことでいいんじゃない? 誉められて嫌な思いする書き手はいないと思うし
だったら、各書き手の特徴ベースにを作るべきか? 例えばある作品を例に取り、それの見所を解説する、とか。 んで、パロロワうぃきに載せる。 でも、それだと紹介文がネタバレになる可能性もあるしなー……
Wikiにのせなくても埋めネタでいいんじゃないかな あと100しかないし
904 :
参加するカモさん :2007/07/25(水) 01:27:14 ID:JOhON4bZ
>>894 そう思うならわざわざトリつきで書き込むな
>>892 見たいな奴が出てくるんだから
相変わらず空気読めてないみたいだし後半年ROMってろ
今回ばかりは元はと言えば
>>890 がいけない
さすがに今回のことで責めるのはおかしい
ゲイ氏の時といいなんでこうも対立、排除したがる人がいるんだろ
もう終わったんだから誰も彼も何もかも水に流したっていいじゃん
ちなみに俺はゲイ氏でもプリキュアおまけの人でもないよ
まとめのしたらばで証明したっていい
どうでもいい。 っていうか、残りの埋めのためだけに作者紹介するとかありえないだろ。 労力に対する効果があまりにも低い
907 :
ツンデレさん :2007/07/25(水) 09:56:51 ID:XgnKLs9W
とりあえずスクロワも終わったから 分岐シナリオ書いていいかな?
>>905 少なからず迷惑被った人はいるからね。
つーか、スレ全体に迷惑かけてたから。
その遺恨はなかなか消えないっしょ。
>>909 遺恨を残すのは別に好き勝手だがその遺恨をスレに迷惑かけうような形で発散するのは止めて欲しい。
ってことだろ。
>>907 やるんならほかのところでやってくれ。
ここでやるのはスレ違いだ、っていうか分岐やりたいなら個人サイトでやれ。
終わったスレでやるよりは2として一から始めた方が人が集まると思うよ。
2ndか……。やるのか? それとも他のリレー企画でもやるか?
2ndやるくらいなら漂流教室やれよと言ってみる。
ジャンルが違う。 同じ土俵では考えられないだろう。
風雲たけし城でいいと思う
【立場】 主催者の犬 【ロワ後】 沢近家に監禁状態。衣食住が保障され働く必要もなくなった。ん?あれ? 【最後の言葉】 「そうかな?」 行動原理は一貫して姉ヶ崎先生。『プロローグ』にて登場。社会科見学の名目で2-Cを全員かっさらう。 クッキーを逃すまいと必死。『第一回放送』で貰った妙ちゃんクッキーをしっかり味わう。 そして『晩餐』にて西本らが奮起している頃には既に平らげていた。 『第二回放送』で疑いの目を向けられた姉ヶ崎に同情する。全て思惑通りだったのが悲しい。 加藤に命じられるまま暗号解読に協力するあたり、つきあいはよかったのかもしれない。 だが『第三回放送』で早々に解読を諦める。元々乗り気ではなかったのではないか。 『大人達の戦い』では郡山、加藤に比べて大分冷静。姉ヶ崎達ほどではないが結構怪しかった。 だが谷サは谷サ。姉ヶ崎に対する気配りは忘れない。『第四回放送』で姉ヶ崎を気遣う。 『第五回放送』にて教師陣は郡山加藤、刑部笹倉、姉ヶ崎谷の3チームに実質分裂。 姉ヶ崎との親密度は多分学校より高い。 『招待状』にて爆弾発言が飛び出した。メモリは誰かが回収に行けばいい、と。 何故こんなことを言い出したのかはわからないが、主催者の犬である自分と人質である姉ヶ崎は 大丈夫くらいに考えていたのかもしれない。 ・・・というわけでもなかったようだ。『Judas』によると自分の決意は正しかったのか是非を問うつもりだったとか。 結果だけを見れば『闇夜の出撃』にて選任されなかったためOKということだろう。
全生徒よりも姉ヶ崎一人のほうが大事。きらりと光るメガネの裏にはそんな決意があった。『守護者』にて明らかになる。 だが可愛い生徒であることにも変わりない。『第六回放送』では本音をポロリ。 せっかく生存したのだから約束どおり全員の供養と墓参りを・・できるの? 真実を知ったのは『裏切り者』。全ての元凶が姉ヶ崎であり、自らの決意も彼女を思いやった心も 全て意味のないものだったことを理解する。だがピエロでもいいじゃないか。 姉ヶ崎に反逆を試みた加藤を銃殺。決意はより固いものになる。 傍にいられればそれでよかったのかもしれない。『To be or Not to be... 』で理事長Jrとの関係を知り、 続く『第七回放送』でも彼女の全てを肯定した。 何かもう吹っ切れていたのかもしれない。『「全ての人に(ry」』で郡山を殺害、取り乱す姉ヶ崎をじっと眺める。 そして中村にあっさり気絶させられて監禁生活。守るべき姉ヶ崎が死んだ後でも飄々とした態度は変わらず、 最後の生徒である三原と沢近家にて会話を交わした。 愛のためといえば聞こえはいいが自ら進んで協力するのはいかがなものかと。百合っぺが知ったら泣くぞ。 せめて彼にも死ぬまで生徒達のことを忘れないで頂きたいものだ。
【立場】 支給されなかった支給品 【ロワ後】 不明。だが大往生した蛙など聞いたこともない 【最後の言葉】 なし 『第三回放送』におまけキャラとして登場。郡山と加藤をびびらせ刑部から給餌される。 もしコイツが播磨の手に渡っていれば神がかり的な占いで窮地を次々脱出していたに違いない。 まあ実際は播磨さえ気付くかどうかあやしいんだけど。
【立場】 見届人 【ロワ後】 不明 【最後の言葉】 「ニャア」 ご存知塚本家の自称居候。『双褐色』にてララの支給品として登場した。とりあえずメスらしい。 このときから三原とのつきあいは始まっていた。そして『三原日記 第二報』で八雲の居場所を感じ取る。 『三原日記 第三報』にてライバル天満と合流。お約束をこなした後ララのリュックに逃げる。 『そして少女は暴走(はし)り出す』にてララのハイペースにつきあう。だが迫り来る危機には対応できなかった。 自らをベントウと呼んだララのために『Defect』にて斉藤に攻撃、一瞬隙をつくりだすがそれまで。 鬼怒川の作戦のほうが上手だった。ララと天満を失い、ドジビロンストラップをくわえ一人歩き出す。 『偽らぬ愚者達』で主人である八雲と合流。望みどおりに天満の元へ案内。 だがそれが安息にはならず、『生きる理由』では八雲に先立たれそうになり 『Collapse』では麻生に狙われる等修羅場が続く。 そういえばハラミと合流していたんでした。『夕焼け』にて悲しむ彼女を慰める。友情の始まりだった。 『いつか選んだ道をもう一度』でようやく睡眠。小さな体でよく頑張ったものだ。 睡眠は『すれちがい』『すれちがい』でも続く。だがこれって出番といえるのだろうか。 忠猫伊織、『Infectious disease』でも八雲にぴったり。その存在感はますます薄れていった。 だが『希望』にて主人を失ってしまう。そして存在感も失われてしまったのか 『信頼の呼ぶ声』では八雲の傍にいたはずが『絆』『徹頭徹尾』では登場しない。
久々の登場は『そして舞台は終焉へ』。今度は一条に抱かれる愛玩具となる。 このあたりから彼女の役割は支給品というよりロワの見届け人に近くなっていった。 『生まれる気持ち』では刑部の、『Not Good by』ではハラミと高野を見守った。 そしてその役割を終えたエピローグでは友達であるハラミとホテルへ移動。 だが、そこまで。最後には彼女の誘いを断り、森の中に消える。伊織が二心を抱くことはなかった。 伊織視点での物語が存在しないため何を考えていたか一切不明。 だが八雲の居場所を感じ取っていたりララを助けたり八雲を天満の元へ誘導したりハラミを見守ったりと まるで人間のような動きをしていた。超常現象が禁止のスクロワで唯一の例外と言えよう。 誰もいない島で彼女がどうしたかわからない。なんとなくではあるが、 八雲の墓の前で眠りにつき、二度と目覚めなかった。そんなイメージがある。
【立場】 救出者 【ロワ後】 姉ヶ崎の裏にいた黒幕をはじめ、事後処理に尽くす 【最後の言葉】 「それでは。……今日は有難う御座いました」 『大人達の戦い』にて登場。沢近を助けるためにマサルとともに惨劇の場に接近。 だが圧倒的戦力の差から退却。大事な息子を失ってしまう。 『Judas』では本来の主である沢近父とともに出撃を決意。だが少々遅すぎた。 充分な装備を整えエピローグにて駆けつけたとき、既に生存者はハラミ一人。 捜し求めていた沢近は物言わぬ屍と化し、マサルは行方不明。 全てを終わらせた後にハラミにその心を少しだけ語り、決して忘れないよう願う。 その心情は語るも涙、聞くも涙か。
【立場】 父親 【ロワ後】 立場が立場なので元の生活に戻ったと思われる。心に大きな穴を残して。 【最後の言葉】 「そうか。……ありがとう」 『Judas』で中村から報告を受け、彼と共に救出を即座に決意。 だが沢近家といえどそう易々とは介入できず、待っていたのは最悪の結末のみ。 エピローグではハラミから沢近について聞くが、多くを語ってはもらえなかった。 最愛の娘を失ったその辛さは筆者の関知するところにあらず。 ちなみに盗聴記録は残っていただろうから愛娘がたどった運命はだいたいの想像がついたと思われる。 せっかくなのでいくつか抽出してみた↓ 「見損なったわ、ハゲ」 「任せて!…さあ、来るなら来なさいヒゲ。そのバカ面に思いっきり撃ち込んでやるわ!」 「私が、殺してあげるわ」 「すぐに殺してあげるから」 「ヒゲェェェェェェェェ!」 「……あんたなんか死んじゃえばいいのよ!」 「うわあああああああああああ!」 「あはははははははは! やったわよ! 天満、美琴……八雲! あいつらを一人倒したのよ!」
【立場】 おまけ 【ロワ後】 登場していないから後も前もない 【最後の言葉】 だからないってば 今はもう収録されていないおまけにしか登場していない三人。内容は過去ログ参照。 本編では「生きる理由」にて名前が出ただけだった。 あと一年ロワ開始が遅かったらほぼ間違いなく参加させられていた。 親友や家族、憧れの先輩、担任の教師と大事な人達次々と失ってしまった三人。 実際の描写はないが、エピローグでハラミと会話した可能性も高い。 八雲やサラの話題になったときを考えるだけで涙が出てくる。 ちなみに東郷兄がロワの存在を知っていたことを考えると、 同じく榛名が父経由でそれを知った可能性も。
927 :
参加するカモさん :2007/07/26(木) 02:24:35 ID:2OLvOFTc
2ndをするのかしないのかを1000までに決められるのだろうか?
2ndやるなら先生達と1年生達も参加者にしてほしいな
ギャグを活かすために、ヴァーチャルリアリティでのゲームという設定は だめ?銀魂のヴェーみたいな。
それはそれでサバゲーのノリでやればいいかもしれない
933 :
参加するカモさん :2007/07/26(木) 11:12:28 ID:Sv99Gi8K
雅子様が公務・祭祀を嫌う理由、、、それは。 ■ ある宮内庁職員からの情報 二階堂ドットコム (HP) なんと由々しき事態である。「雅子妃殿下の妹が、創価学会員である」 という情報だ。これは現役宮内庁職員からもたらされたものであり、一部の 国会議員も確認している。当サイトは確認はしていないが、事実であった 場合日本の国家の礎をなす天皇家に邪教が入り込む危険性があるため、 確認なしでお届けした。 ・・・思い出した。あいまいな記憶だが、たしか、妹たちの旦那が学会員 ではなかっただろうか?妹本人も入信してしまっているのだろうか。
>>931 それはなんか面白そうだな
死んで初めてバーチャルだったことに気付くようにすればマジ展開もできるし
しかし読者にとっては白ける要因にもなりかねない。 最後の最後でネタばらしする形なら読者もハラハラしてくれるだろうがオチに怒る奴は絶対に出るな。
>>936 いんたーねっとをやるのはあともうすこししてからにしようね
ぶっちゃけ生徒以外の●●名鑑っていつかのプリキュア並に不要じゃないか?
>>938 ナポたんとカラスと蛇にあやまれー
まあ、野暮なこと言わずここはゆっくり過去を振り返ろうぜ
940 :
参加するカモさん :2007/07/27(金) 02:38:15 ID:GN0XCTa4
>929 ごめん。気になって・・・・・・・・・・・・ 1stだよねw
で、スクロワUはやるの?
やらない
企画が立ち上がれば参加する気構えはあるが まとめ問題などを積極的に引き受けてくれる存在がいない現状では難しい。 リードしてくれる人が現れるかどうかで決まるだろうな。
ID:Hf7loDD/の作った死者名鑑と生存者名鑑に良さそうなAAを付けて、死者名鑑作成スレ に投下して置いたんだけど・・・。 沢近父だけ良いAAが思い浮かばない。
海外にいる大金持ちのお嬢様のお父さん →同じタイプのキャラに「ケロロ軍曹」の西澤桃華のお父さんがいる →アニメ版ケロロの桃華父の声は池田秀一で、シャアのパロディ満載 →沢近父のAAはシャア キバヤシ理論もびっくりの超理論だぜHAHAHA
アニメの沢近父の声優はダレナンダ?
>>851 のハラミイラストを掲載させて頂きました。また意欲が湧いたら是非書いて下さい。
また、名鑑作成スレに投下して頂いた教師や生存者名鑑を収録させて頂きました。
一部はこちらの方で追記したり、AAの修正を行った物もあります。
せっかく作って頂いた以上、ハラミ一人だけが作られないのも可哀想なのでこちらの方で作ってみました。
これで大がかりなまとめの更新は以上だと思います。
1年と経たず完結に至れた事は、全ての書き手・読み手の皆様の力があってこそです。
言いだしっぺとして、最後まで責任を果たせるうちに完結出来た事は至福の一言。
改めて皆様に心から感謝致します。
1さんこそお疲れ様でした。 レベルの高いまとめサイトで、色々な小ネタも含めて楽しませて頂きました。
そういえばラジオがどうとか言ってなかったっけ
>>948 ところでなんでオマケのプリキュアシリーズ消しちゃったの?
>>951 「本人」が、「毒吐き」で、本人じゃないふりして「消したほうがいい」っていったからだよ。
1さんご苦労様でした!今まで見たまとめサイトの中で一番好きでした。 特に全員分の死者&生存者名鑑は本当にGJです。面白かったです。つむぎとかw
1さん本当に乙。 スクロワで一番幸運だったのは、まとめサイトがよかったことかもしれん。 新作投下のたびの各キャラごとの一行コメントは何気に毎回楽しみだったよ。 ご苦労様。
最終スレだし記念にカキコしとくか
>>950 どうしましょうか?
住人の皆様の都合のつく日とかあればそこらへんでやろうと考えています。
多分お盆辺りになると思います。
>>957 もう皆いなくなってきちゃったからなぁw
人が集まるといいけど
次スレたてるの?
見てる人は多いだろうから人は集まると思う お盆ならお盆でいいと思うよ
前回のラジオ録音してる人いる?俺仕事行ってたから聞けなかったんだよ…………
えええええええあれ完結させたの1氏だったのかよ!?w パロロワ界においてつくづく貴重な人材だぜっ
966 :
参加するカモさん :2007/07/31(火) 00:30:01 ID:5FLQzt0x
965 名前:参加するカモさん 投稿日:2007/07/30(月) 01:30:42 ID:3r550lSP えええええええあれ完結させたの1氏だったのかよ!?w パロロワ界においてつくづく貴重な人材だぜっ
スクロワUは原作が完結した(大体1年後)頃、やろうか。 最後にもう1度冥界劇場が見たかったな。
東郷と菅の俺達が見てるの完成版も見たかった。 あれ書いた作者はもうここ見てないのかな…
梅
970 :
参加するカモさん :2007/07/31(火) 16:31:03 ID:J/h6relS
の 花 何 輪 咲 い て も 梅 は 梅
さ れ ど 決 し て 円 に は な ら ぬ
円 な ら ね ど 梅 散 ら ず
散 ら ず 実 ら ず た だ 咲 け り