我らが委員長ファンのスレ
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{ / | ノ 从 ノ_-| } ヽ}
l l | |/,. -_ \ ィう.゙ヽリ || |リ
∨ rl { ,ィiう.゙ヽ . :" リ| !リノ
ゝ人从リ ". : > 从
_○Oへ ー_' /
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〃 /::::::::\ \ / l /:::}ヽヽ
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(ノ⊂)l∀!つ
fく/_|」 杏
し'ノ
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少し前にもヒカリスレあったけど
俺がへたくそなSSを書き始めたとたんに過疎って
逝ってしまいました。ごめん。
話は変わるが、昨日中古屋で
「プールサイドミニディスプレイフィギュア2009」の
ヒカリちゃんのを買った。ぐふふ
2大長編ヒカリSSの完結が・・・
>>6 308だよ。
黄色いプラグスーツ
10 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/04(日) 06:10:03 ID:aXiEADf1
ヒカリ可愛いよヒカリ
もっとヒカリで萌えさせてくれよ庵野ちゃんw
実は嫁にしたら一番いい生活送れそうなのがヒカリ。
シンジと結婚したらどっちが家事やるんだ?
ヒカリ「ただいまー」
シンジ「おかえり、ご飯もうすぐだからもうちょっと待ってて」
ヒカリ「あっ、じゃあお風呂お湯溜めてくる///」
シンジ「うん、ありがとう」
ヒカリ「夫婦なんだから気を使わないでいいのに///」
アスカ「どーでもいいけどご飯まだ?」
こんな感じか?
ヒカリのエピソードはトウジの見せ場だろな。
>>12ネタ書くならもう少し面白く
書けよ
わざわざアスカ出す意味がわから
ない
「Q+?」では出番なさそうだなぁ
シェルターでガタガタ震えてる
(あるいは気丈に自分の姉妹やトウジの妹の世話してる)
ヒカリちゃん、なんてぜひ見たいが。
18 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/10(土) 05:25:40 ID:S8DNacnD
10号機はヒカリ
見え過ぎじゃない、普通のプラグスーツでも恥ずかしがるヒカリさんを受信した。
ヒカリ「絶対に見ないでよ!」
トウジ「だれが見るかっちゅーねん!」
ヒカリ「鈴原!アンタなんで綾波さんにあんなに話しかけてたのよ?ナンパでもする気?」
トウジ「はぁ?ちゃうちゃう、イインチョw
『お前髪の毛水色やから、遠めに見るとドラ●もんやなw』というたんや」
ヒカリ「バカ!それが女の子に言う言葉?」
トウジ「いやわからへんでぇ、あの綾波がウフフと笑いよったからなぁ」
ヒカリ「え?」
21 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/10(土) 18:41:56 ID:+4reTGb1
「鈴原、あ、あの、お弁当…」
言い終わらないうちにけたたましいサイレンが。
「避難命令!避難命令!先生の引率に従って、速やかにシェルターへ移動してください!」
校内放送が怒鳴る。
「あちゃ〜、またかいな!おい委員長、行くで!」
トウジがヒカリの手をつかんで、引っ張るようにして教室を出ようとする。
そのとたん、お弁当はヒカリの手から床に落ちてしまう。
右往左往するクラスメイトたちに蹴飛ばされ、お弁当は教室の隅の方へ。
「あ…」
「おい、どないしたんや!」
「あの、おべんと…」
「そんなん気にしてる場合か!はよ行くで!」
またしてもお弁当を渡せなかったわ、状況が状況だけに
せっかくトウジが手を握ってくれたのに喜びに浸れなかったわ、と
散々なヒカリちゃんでした。
>>25 グッジョブ! でも、ヒカリかわいそうだなー。新劇はお弁当どころじゃなくなるだろうし…。
ヒカリは途中、トウジに頭部を庇われ(「破」の、あのシーン参照)たりしながら、なんとかシェルターに到着。
すぐに「妹を探してくる!」と言ってトウジは行ってしまう。が、委員長のヒカリには寂しさに暮れている暇もない。
フラフラになりながら物資を運んだりしている担任の根府川先生から「委員長、点呼を頼むよ」と申しつけられたのをはじめ、様々な雑事に追われていく。
しばらく後。
「ヒカリ!」「お姉ちゃん!」
姉のコダマ、妹のノゾミの声がした。
「良かった!二人とも無事…」
二人の方を振り向いたヒカリは言葉を飲み込んだ。
コダマに手を引かれたノゾミの右の頬には、大きなガーゼが貼られていたのだ。
「へへー、ケガしちゃった」
「ノ、ノゾミ…」
「大丈夫だよお姉ちゃん!」気丈にもノゾミは笑顔でヒカリに話しかける。
「ガーゼが大袈裟だけどさあ、傷跡は残らないって、これ貼ってくれた人が言ってたから。…た、たぶん残らないって…」
夜。
「もうやだよ、私…」
とうとうヒカリが弱音を吐いた。
支給品の毛布の上。タオルケットにくるまれて眠っているノゾミを見守るような格好で、コダマとヒカリは横に並んで座っていた。
「なんで私たちはこんな目に…」
両膝をかかえるように座っていたヒカリは、その膝に顔を押しつけるような格好で、なるべく目立たないように気をつけながら、少し泣いた。
「まあ、生まれてくる時代は選べないからねえ」
コダマはわざとのんびりとした口調を作ってこう言った。
「でもあんたのクラスメイトが外で頑張ってるんだろ?信じて、待っててあげないとな…なっ?」
断続的に伝わってくる振動。確かにそれは、あの3人が文字通り命をかけて奮闘している証しでもあった。
「うん…」
コダマはヒカリの肩を抱いた。そしてそのまま抱き寄せるようにして小声でヒカリに話しかけた。
「ノゾミの傷、ちょっとやばいかもしれない」
「……」
「うちも、この調子だともうペッチャンコかもねえ。でもさ、生きてりゃなんとかなるって」
姉の励ましの言葉にヒカリはとうとう我慢できなくなり、コダマにしがみつきながら泣いた。
「よう、委員長」「ヒカリおねえさん!」
ひとしきり泣いてようやく気持ちが少し落ち着いたヒカリのところに、トウジが妹・ナツミと共にやってきた。
「あ…」さっきの涙がまだ残っているような気がして、ヒカリは慌てて目や頬のあたりをゴシゴシこすった。「ナ、ナツミちゃんすぐ見つかったんだね。よかった…」
「やあ鈴原君」「あ、お姉さん、御無沙汰して…」コダマとトウジがあいさつしている間に、トウジの妹・ナツミは、ノゾミの頬のガーゼを見つけてしまう。
「あっ、ノゾミちゃん顔にケガ…」
「ナツミっ」小さいがやや鋭い口調でトウジはナツミに声をかけた。
「ノゾミちゃん寝てるんやで静かにせな、な?」
「う、うん。ごめんなさい…」
「いいんだよ、気にしないで」コダマがナツミにやさしく言った。
「また起きてる時にノゾミと遊んであげてね」ヒカリもナツミに声をかけた。
「ほな、これで失礼します」コダマにペコリと頭を下げてトウジが行こうとする。
「あ…」ヒカリの口から声が漏れた。
(もうちょっと居てほしいな…何か話したい…)
トウジはニッと笑い、ヒカリの耳元で囁いた。
「もうすぐ消灯時間やろ?その前に委員長の顔を拝んどきたかったんや」
ヒカリは急速に顔が熱くなるのを感じた。
「な、何を言うのよ…」
「ほなな、おやすみ」ヒカリの肩をトンと叩き、トウジはナツミの手を引いて去っていった。
(もしかして学校も壊れちゃったかな…)
消灯時間を過ぎ、ヒカリはノゾミに寄り添うようにして横になっていた。コダマはノゾミのすぐ向こうにいるはずだ。
(もしそうだったら…いよいよみんなバラバラね…)
ヒカリは、3バカトリオをはじめ、言うことを聞かないクラスメイトに委員長としてブツブツ文句を言ったり、食べてくれるかどうかわからないまま弁当を一つ余分に作ったり、
そんな日常がどれほどかけがえのないものか、という気持ちが急に胸に迫ってきて…涙をこらえることができなかった。
先ほどから振動はもう収まっている。しかし外の情報は入ってこないので、
あの3人ももう休んでいるのか、あるいはただ場所を移動しただけで状況はまだ続いているのか、全くわからなかった。
(いつかまた教室でみんなと一緒に笑いあえるといいな…。みんな頑張ってね。私はこうやって心の中で応援することしかできないけど…)
やがてヒカリも眠りに落ちていった。
31 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/20(火) 01:13:20 ID:0r5GY2Ja
凄い!素晴らしい!
見事なピンボケだな
マクロモード使った方が良い
>>26>>31 自分で書いたストーリーを自分で誉めるアホチンがこっちにも沸いてんのか?
キメェからやめてくれよ
だからエヴァはキモヲタ多いっていわれんだからよぉwww
ポケモンのヒカリも10月でリストラか
シンジもリストラだが
こんなに素晴らしいSS書く人が、自分で自分を褒めることするはずないでしょ
素晴らしいSSとかわけわかんねーw
気持ち悪いから自分のサイトでこそこそやってくれよ
ゲロ巻き散らかしてんのと一緒だよ
>>37 素晴らしいとは言わないがこんなマイナーキャラ過疎スレで
お前みたいに邪険にする方が超ウザイ
>>35 しかもこの二人だけポケモンで声をやってないんだよな
レイはレギュラー、アスカ、ミサトもやってたし
でっていう
>>38 おまえの一番悪い点を指摘しよう
いちいち釣られて反応するな!
2chの常識くらい覚えろよ
>>38 それともマジで自演して逆切れしてるのか?だったら病気だぞ?
クラスメイトと打ち解けようとしない転校生を心配して、ヒカリは昼休みに声をかけることにした。
屋上。弁当を広げているグループがいくつかあるが、シンジは一人で音楽を聴いているようだった。
イヤホンで耳を塞がれているシンジをあまり驚かせないよう、ヒカリは優しく肩をトントンと叩いた。
イヤホンを外してヒカリの方を向くシンジ。心ここにあらずといったような、ボンヤリした表情だ。
「碇君、お昼はいつもここなの?」
ヒカリはシンジの隣に腰を下ろした。
「……」
シンジはヒカリから距離を取る方向に体を少し動かした。
ヒカリはシンジの周りに、昼食らしきものが見あたらないことに気付いた。
「あれ、お昼ご飯食べないの?」
「食欲、無いんだ……」
「ダメよぉ全然食べないなんて。病気とかじゃないんでしょ?体に悪いよ」
「……」
「よかったら、あたしのお弁当食べない?」
「そ、そんな、悪いよ…」
「遠慮しないで!半分こしましょ」
ヒカリは弁当の包みを開けた。
「お箸、一膳しかないから碇君先に食べていいよ」
蓋を開けられた小振りの弁当箱がシンジの前に突き出された。
「……」
シンジは無言で顔をそむけた。
「そっか…あんまりおいしくなさそうだもんね。あたし、自分で作ったんだけど…」
「そ、そうじゃなくって…」
ヒカリの言葉に慌てて体の向きを変えたシンジのすぐ目の前に、お箸に挟まれた卵焼きがニュッと現れた。
「はい、どーぞ!」
さっきの言葉とは裏腹に、ニッコリ微笑んでいるヒカリ。
シンジは戸惑いの表情で固まってしまった。
「はいアーン!」といいながらお箸を軽く上下させたりしているヒカリの耳に入ってきたのは…
「おーおー、お熱いこっちゃのう!」
トウジの声だった。いつの間にかヒカリたちのそばに来ていた。ケンスケも一緒だ。
「鈴原…。あ、こ、これは!」
ヒカリは慌てて卵焼きを弁当箱に戻した。
「あの…碇君がお昼食べてないようだったから…あの…転校生だし…だ、だからあたしはあくまで委員長として…」
ヒカリは顔を赤くしてトウジにまくしたてた。
「ふーん、ホンマかいな?」
「えっ…」
「疎開やなんやでクラスの人数が減ってるところに、珍しく入ってきた転校生がこんな優男(やさおとこ)や」
「……」
「委員長、さっそく色目使うとったんちゃうかぁ?」
ヒカリは膝の上の弁当箱をギュッと握りしめるような格好のまま、黙り込んだ。
「な、なんや委員長、いつもみたいに怒鳴って…」
「ひ、ひどい…」
「へ?」
「なんでそんなひどいこと言うの?あ、あたしはただほんとに、ほんとに…」
ヒカリは泣き出してしまった。両手で顔を覆った拍子に、膝の上の弁当箱がコロンと転がり落ちた。
ヒカリが泣いているのを初めて見たトウジは慌てて
「あ、あ、えらいこっちゃ!弁当がダメになってもうた!すまんすまん!今購買でパン買うてきたるさかいな!」
と言いつつ、逃げるようにケンスケと共に屋上から去っていった。
ヒカリの涙がようやく止まった頃。
「僕が気に入らないんならまた殴ればいいんだ、さっきみたいに…」
シンジがつぶやいた。
えっ、とヒカリは改めてシンジの顔を見た。左の頬が少し腫れているように見える。
「あ、でも良かったね、お弁当」
「え?」
「ちょうどナフキンの上に落ちたから片づけが楽だよね」
確かにひっくり返った弁当箱は、運良く地べたへの直接落下は免れていたが…。
「……」
そこへ、綾波レイが姿を現した。頭に包帯を巻き左腕を三角巾で吊っている。
「緊急招集。先、行くから」
とだけ言ってすぐきびすを返した。
シンジは一つため息をついてノロノロと腰を上げ、レイの後を追うように行ってしまった。ヒカリの方を見向きもせずに。
後日、シンジはずいぶんクラスメイト(特にトウジたち)とも打ち解け、また、勉強においてはその優等生ぶりを発揮するようになるのだが、ヒカリがいつまでも「3バカトリオ」と、シンジまでひっくるめて罵るのは、この日のシンジの態度が頭を離れないからだ。
日記
「せっかく鈴原がパンを買ってくれたのに、この後に避難命令が出たので食べられませんでした(T_T)」
おしまい
ちんぽっぽ
シンジのキャラがうんこすぎて糞でした
文句ばかり言わないでヒカシン物書くんだ。
おk
あーどんどんヒカリのフィギュアが増えていくー
昨日は私服で花束持ってるやつの小さいのをget。
たぶん「貞本義行コレクションSP」シリーズ。
ヒカシン物か…
アニメ「true tears」を参考にするか
愛子 ヒカリ
眞一郎 シンジ
三代吉 トウジ
(以下は蛇足)
比呂美 レイ
乃絵 アスカ
眞一郎の母 ナオコ
総合スレで文句言う奴はこのスレで何が望みなのか。
自ら意思示さないとヤジか荒らしにしかならない。
嫌なら別スレでも立てれば?
>>53 自分のブログでヤレやアホンダラ
気持ち悪すぎるw
罵声してる奴は誰と戦ってるんだ?
>360 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :sage :2010/05/08(土) 15:35:09 ID:???
> ヒカリスト追加カットなしざまあwwwwwwwwwwwwww
> キットカットやるから涙ふけよwwwwwwwwwwwwwww
>
>361 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :sage :2010/05/08(土) 15:36:18 ID:???
> 誤爆
>
>362 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :sage :2010/05/08(土) 15:38:29 ID:???
> ヒロインスレの煽りネタなんてここで誤爆すんなよw
スゲヱワロタw
意味不明
破が発売されてせっかくいいんちょの活躍が世に知らしめられた今、ageるべきだ
とりあえずトウジと相思相愛っぽくなりそうでおめでとうございます
animaで大活躍中! エヴァにも乗ってる!
洗脳中で敵ですが。
でも、トウジがネルフ副司令代理でロミジェリ状態。
ペンペン抱いて避難するヒカリ萌え
それを守るトウジも萌え
あのミサトさんに飼われてたんだからある程度はサバイバル出来ると思うけど、
ペンペンの世話出来るの委員長しか居ないよな
ヒカリはエヴァ女性陣の仲でも群を抜いて常識人というか人として歪みが少ないキャラだよなぁ
エヴァと言う作品でなければもっと人気出ただろうな
/ ̄ ̄\ ←新劇綾波
/ _ノ \ ____
| /゚ヽ/゚ヽ / \ ←古参
| (__人__) ポカポカポカポカww /ノ \ u. \
| |'|`⌒´ノ ヴビビッ!! ビイビィヒヒ /(●) (●) \
. |. U } ...| (__人__) u. | なんだこいつ・・・マジやべぇ。
. ヽ } \ u.` ⌒´ / 綾波はこんな馬鹿な子じゃなかった・・・・。
ヽ ノ ノ \
/ く
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ ____
| /゚ヽ/゚ヽ / \ 翌日・・・・。
| (__人__) ポカッ ポカポカポカッ!! /ノ \ \
| |'|`⌒´ノ / /゚\ /゚\ \
. |. U } | (__人__) | ポカポカポカポカww
. ヽ } \ .` ⌒´|'| / ヴビビッッッッポカッポカポカポカッ!!
ヽ ノ ノ .U \
/ く
糸冬
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制作・著作 カラー
LAS厨こんなとこでも暴れてんのか
ほんと迷惑な存在だな
どうせ出番がなくなるなら死亡シーンを入れてほしかった
おっとっと煽りじゃないよ
日常との決別。もうあの日には戻れないと言う意味でクラスメートたちの死を描いてほしかったと言っている
自然消滅よりいいだろ?
「廃棄される要塞都市」だから、その説明部分で何処かへ避難してるカットが
一つ二つぐらい出るんじゃないか?
クラスメートは戦自に虐殺されるよ
え?理由?
ほら、情報隠蔽とか
まって、私のおなかにはトウジの赤ちゃんが!!
バババババっ!!
!!!!
>>61 ANIMAってそんな話なのかwww
まあ新劇で出番はほとんどないし、
他キャラはお料理しまくってるのにヒカリがお料理するシーンもなくなっちゃったけど、
トウジが守ってやってたシーンはとてもほのぼのした
ケムマキスレか
>>70 トウジがヒカリを抱きしめて爆風からかばっているシーン
よく観ると端っこにペンペンが映っていたね
DVDで見直して気が付いたw
あれ追加されただけ
>>72 あそこは ケンスケが かばってたら
全世界驚愕だったのに
77 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/04(金) 22:46:50 ID:Zh17CRJB
※フィルムは2.0バージョンのためペンペン不在、
2.22バージョンではペンペンが追加されています。
DVDでは見られない貴重なシーンとなってます。
よく読んでね
貴重なシーン?w
ペンペンが色っぽい表情してるのにフィルムには
写ってないんだからマイナスだと思うがなー
ここ何スレだっけ?
新劇だとさすがに出番少ないのが残念
82 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/07(月) 20:28:14 ID:rm4fsJFh
>>81 アスカと弁当を食べたのと、トウジに意味もなく守られて位だよな
起立 礼 着席 委員長じゃなきゃ嫌ですw
今月入ってからチェックしてなかったんだけど
お弁当持ってるアップシーンのフィルムって未だ未確認?
×月×日
今日、私たちのクラスに転校生が一人やってきました。
碇シンジ君という男の子です。
よく言えば物静か。つまりクラスのみんなとうち解けるには時間がかかりそう…。
今日一日、誰とも口をきかなかったみたいなので、明日思い切って声をかけてみます!(委員長として、です!)
でも女子のなかには早くも碇君のファンがいるみたいだし(けっこう美男子なのです!)
何か言われるかなぁ…
たのむLHSたのみます
「すまんな 転校生
ワシは、おまえを殴らないかん」
「やめて!ふたりとも!」
「すまんな 委員長
ワシは、おまえに中田せないかん」
「やめて!そこはお尻の穴」
ジャージ鬼畜w
×月×日
お昼休みに碇君に声をかけてみました。
案の定口が重たく、あんまりしゃべってくれませんでした。
お父さんとうまくいってないっぽい事をポツリポツリと言うので
相談にのってあげられないかなあと思うんだけど、プライバシーに関わることを
あんまり無理に聞いちゃいけないよね…委員長として悩ましいところです!
あと、お弁当を持っていないようだったので私のをわけてあげました。
はじめはすごく遠慮してたけど、ワタクシ自慢の卵焼きをとてもおいしそうに食べてくれたので
嬉しかった〜!
心配してたとおり、放課後に女子数人に囲まれちゃいました…
「委員長としてやっただけ」と何回も何回も言ってようやく解放してもらったけど
ちょっと怖かったです…
>>90 ごめん、リアルでやられた事あるから洒落にならん。
振った女子の仲間に呼び出されたんだよ。
エースをねらえとか少女漫画は架空の話じゃねぇと思った。
がんばれいいんちょ
×月×日
今日はクラスの男子4人女子4人というグループでハイキングに行きました。
女子はちょっと前に私を囲んで「なに抜け駆けしてんのよ…」とか言ってた子たちです。
おかしなもので、あれがきっかけで私たちは仲良しになったんです。
男子4人の中にはもちろん(?)碇君も入っていました!
で、あとの男子なんだけど…これが意外なことに、女子たちが普段一緒に遊んだりしてる子たちなんだって!
つまりあの子たちはちゃんとボーイフレンドがいるのに碇君ファンクラブを名乗ってんのよねえ…いいのかしら?
山頂公園でみんなと食べたお昼はとてもおいしかったです!
ちょっと残念だったのは私は果物デザート係を割り振られてしまったこと。
おかず係だったらもっと料理の腕をふるえたんだけど、
みんな(女子です)から「洞木さんは料理が上手すぎるからハンデね」とか言われて押しつけられちゃった。うー…。
碇君は普段教室にいる時と比べるとすごくリラックスした様子で、
男子たちと大きな声で冗談を言い合ったり笑ったりしてました。
だからあんまり碇君とは直接しゃべれなかったけど元気な様子が見られたからHappy!
いいんちょの果物だべたい
シンジが弁当作ってきたら女子全員自信無くすな
×月×日
うわーどうしよう…
私、暇さえあれば碇君のことばっかり考えてる…
最近、例の「碇君ファンクラブ」の女子たちが元の鞘におさまりつつあるんです。
教室内では相変わらず大人しく、他の男子に比べいまいちノリが悪い碇君に飽きちゃったのかなあ?
そんなわけで私一人で声をかけるチャンスが現実的になったものだから「いつ声をかけようか?」
「どんなことをしゃべろうか?」とかずーっと考えちゃって…。
まずは何かの用事にかこつけて二人になれないかな…
いきなり普通のデートで男の子と二人っきりになるのってちょっと怖いし←考えすぎかなあ?
>>96 このゲームやったわw
どこに逃げても、綾波に見つかって説教される
おい
いいんちょ萌えるぞ
もっとやれ
いややってくださいお願いします
×月×日
今日、碇君にとうとう言っちゃいました!
といっても告白ってわけじゃないんだけど…。
社会科見学の準備を少しだけ手伝ってほしい、って言ったんです。
そしたら碇君、「うん、いいよ」って!
やった〜〜!
さっそく今日の放課後、二人で図書室で調べものをしました。
真剣な顔で本を読んだりノートをとったりしてる碇君、かっこよかったです…。
よかったね!いいんちょ!
いいんちょまだ?
いいんちょ歌うますぎ
×月×日
今日は社会科見学でした。
碇君の協力のおかげでできあがった「見学のしおり」は、みんなからすっごく好評でした!
先生も「わかりやすいし、あらかじめ見学のポイントがわかって良い」だって!
うう〜碇君すごいすごい!
見学時間やお昼ご飯は班ごとの行動だったし、私は碇君とは別の班だったのであんまりしゃべれなかったけど、
それでも今日の社会科見学のことはずっと忘れないと思います。
「見学のしおり」の新品を1冊、コッソリ確保しちゃいました。(これくらい、いいよね…)
手作りのブックカバーをつけて、大事にしまっておくつもりです!
中学生女子の異様なリアリティ
×月×日
今日、私たちのクラスに転校生がやってきました。
鈴原トウジ君という男の子です。
碇君とはずいぶん違うタイプの子です。なにしろ…
「妹さんがケガで入院中。ご家族の仕事がとても忙しいので妹さんの世話のために病院へ行くのは自分の役目。
少しでも病院に通いやすいところへ、ということで引っ越してきた」という事情を、鈴原君は自分でぜ〜んぶ話してくれたんです。
まだ誰もたずねてもいないのに…。
最初は隣の席の碇君とだけ話してたみたいなんだけど、声は大きいし内容が内容だからみんな鈴原君の周りに集まっちゃって(ワタシも含む…)。
けっこう深刻な話のはずなのに鈴原君は時々冗談を交えてみんなを笑わせ、たいしたことじゃないよっていう感じで話してました。
うーん、すごい…。
転校生なのかよ
×月×日
今日はほんとにびっくりしました!
休み時間に鈴原君がいきなり「表へ出ろ!」と大声で叫んだと思ったら、碇君を外に連れて行こうとしたんです。
碇君もなぜか「おうやってやるよ!」だなんて、碇君らしくないことを叫んでて…。
私、二人を止めようとしたんだけど男子たちが変に真剣な顔で「こういう時はやらせた方がいいから」とか言って
邪魔しちゃって…。
でも少しして教室に戻ってきた二人を見たときはもっとびっくりしました。
二人はなぜがゲラゲラ笑いながら、肩なんか組んじゃって、すごく仲良さそうなんです。
二人ともほっぺたが腫れてたし、碇君なんか鼻血も出てたから、
私は保健委員の子と一緒に二人を保健室へ連れていきました。
私は二人になんでこんな事になったのか、何度も何度も聞いたけど、答えてくれませんでした。
鈴原君はともかく、碇君までが「これは男同士のことだから」なんて言うから、私、ちょっと淋しかったです…
ヒカリ:今日は放課後、先生のお見舞いに鈴原君と電車で行きました。
トウジ「なんか、電車こんどるなぁ、乗れるんかいな?」
ヒカリ「仕方ないわよ、帰宅時間だもの、きゃっ!」
トウジ「いいんちょ、押すでぇ、せーの!」
ヒカリ:とても混んでいるので鈴原君と正面からくっついちゃった・・・
ヒカリ「腕、どうしてそんな風にしてるの?」
トウジ「ん?こうして腕をつっぱらないと、後ろから潰されてしまうからな」
ヒカリ「・・・ありがと」
トウジ「んがっ!」ヒカリ「キャッ」
ヒカリ:ああ、私の身体の形が全部知られてしまう・・・
トウジ「ふー、揺れるとさすがに支えられんかったわ、すまんないいんちょ」
ヒカリ「うん、平気」(鈴原君の身体って凄く熱い、でもなんか心地いいな)
トウジ「いいんちょ、顔が赤いな、大丈夫か?」
ヒカリ「仕方ないわよ」(ああ、このまま時間が止まって欲しい・・・)
トウジ:(いいんちょって、柔らかくてエエ匂いやな。なんか可愛くてたまらん。)
ヒカリ「あっ」(抱きしめられてる?)
トウジ「しっかりつかまっとれよ」
ヒカリ「うん♪」
ペンペン「クアァーーーー!」
トウジ「って、ペンペン!なんでここに、おんねん!!」
LHSお願います
ヒカリの世紀お願いします
ゲンドウ「・・・・こんな時どんな顔すればいいかわからないの」
×月×日
鈴原君が転校してきてから
碇君がちょっと明るくなったように思います。
それはそれで嬉しいんだけど
いっつも二人で仲良さそうにしゃべってるから
碇君に声をかけづらくなっちゃった…
二人の近くでウロウロしてると先に鈴原君が私を見つけちゃって
「なんやイインチョ、どないしたん?」なんて言われるし…
微妙な絵だな
ヒカリたんセンターポジションはレアw
×月×日
うちに帰ってからさっきまで、ちょっと泣いてました。ようやく気持ちが少し落ち着いてきたので、今日のこと、書けると思います。
今日の放課後、碇君が私にメモを渡してくれました。
「話したいことがあるので4時に神社に来てください」
私、てっきり碇君と二人きりで話ができると思って、約束どおりの時間に神社へ行ったんだけど…
そこには碇君だけでなく鈴原君もいました。
碇君はニコニコしながら私にこう言ったんです。
「トウジが洞木さんとつきあいたいと言ってる。すごくいい奴だということは僕も保障するから、どうかな?」
…………。
鈴原君は普段はおしゃべりなのに、この時は黙って照れたように笑ってました。
私、いろんな気持ちが急に心にわきあがってきて、なんて言っていいか全然わからなくなって…。
私が黙っていると鈴原君が
「なあ、どやろ?イインチョ」と声をかけてきました。
私はとっさに「ちょっと考えさせて!」とだけ言って、
碇君とも鈴原君とも目を合わせずに走って家まで帰って来ちゃいました。
また涙が
続きはあと
119 :
118:2010/06/27(日) 16:37:29 ID:???
誤 保障
正 保証
いいんちょってシンジに一番合ってる気が
これ アスカに相談したら
シンジ、フルボッコかな?
このスレに異議あり!ヒカリちゃんはアスカの嫁です!
主観で仕切るなよ、痛すぎるw
×月×日
神社の日から何日かたったけどまだ鈴原君のこと、返事していません。
鈴原君も碇君も、何も無かったかのように、前と同じように私に接してくれます。
男の子って強いなあ…。
だって、私は二人と顔を合わせるの、すごく辛いもん…。表面は普通を装ってるけど。
最近は休み時間もなるべく教室にいないようにしてます。HR終わったら走って家に帰っちゃうし。
でもそうやって帰ってきて、まず私がやることは、部屋で一人で泣くことなんです。
なんであの日、正直な気持ちをすぐ言えなかったのか…
なんでコソコソと二人から逃げなくちゃいけないのか…
いろいろ考えて、わかんなくなって、それで泣いちゃうんです。
勉強に集中できないし、委員長としての仕事で色々ミスして先生やみんなに迷惑かけちゃうし…
もうこんなのイヤ。
明日は絶対、言うつもりです。
最近鈴原君の事を思い浮かべるだけでお股が濡れちゃうの?
何で?
私病気なのかしら?
性病
シンジ「洞木さんを……っ…………返せ」
>>126の続きなんですが、前半部分がどうしても日記調に書けませんでした。
ご容赦ください…。
神社にヒカリとシンジ。
ヒカリがシンジを呼び出したのだ。
「私、鈴原君とつきあってもいいよ」
「ほんと?嬉しいなあ、ありがとう!」
「でも私、碇君のお願いを聞いてあげるんだから…」
「ん?」
「碇君も私のお願い聞いてくれる?」
「うんいいよ。何でも言ってよ!」
シンジの明るさに、逆に泣いてしまいそうになるヒカリ。
とても普通に話せそうにないのでメモを取り出して読む。
(あーあ、かっこ悪いなあ、私…)
「鈴原君と私がつきあっても、碇君はこれからも私と友達でいてください」
「なんだ、そんなこと?もちろんOKだよ!」
(そんなことって…)
「あとそれから…ちょっと向こう側を向いて」
シンジはひかりに背中を向ける格好になる。
「今から十秒だけ、なんにも言わずにじっとしてて。…いい?」
「うん」
ヒカリ、シンジの背中に抱きつく。シンジは一瞬、
戸惑ったように体をよじらせたが、ヒカリとの約束を思い出したのか、
すぐじっとした。
やがてヒカリはシンジから体を離す。
シンジがゆっくり振り返ったのをヒカリは俯いた視線の中、
シンジの靴を見て確認した。とてもシンジと目を合わせられない。
俯いたままでヒカリは
「私が一番好きなのは、碇シンジ君です!」
と叫び、すぐに走って家に帰った。
(日記)
…だから碇君がどんな顔してたか見られませんでした。
きっととても困ったと思います。
でも私は碇君を困らせる権利があると思います。
だってあの神社の日から毎日毎日、学校から帰るたびに私、
泣いたんですから…。それほど私、困ったんだから…。
その原因は碇君があんなことを言ったからなんだから…。
長い 長すぎるw
この程度で長いって・・・
俺はすきだよ
自分で自分を誉めるバカが涌いてますねw
定期的に荒らしが湧くな・・・草生やしてるのは春のと同じ奴か?
春にも何かあったのかい?
普通にかわいい
ヒカリはまるでリコーダーでも吹くかのようにトウジの陰茎を唇に当てた。
トウジ「うおおぉおおぉ」
ただし、吹くのではなく吸い上げていたのだが。
シンジ×ヒカリ支持
続きまだか
トウジ「うっ」
ヒカリが身を起こすとその口元にはトウジの白く若い精がこぼれていた
ヒカリ「んっ、ゴクン」
トウジ「イインチョ、そないに無理せんでも」
ヒカリ「ううん、飲みたかったの」
白く苦い精・・・w
>>145 トウジ「昨日は無理させてしもうたみたいで、すまんかったな」
ヒカリ「いいの、鈴原くんのだし」
トウジ「反省、しとるんや、調子に乗りすぎたって」
ケンスケ「おやおやー、お二人さん、いや〜んな感じW」
トウジ「お前が悪いんやろ!イインチョにカルピスの原液なんぞ飲ませおって」
ヒカリ「しかたないわ、だって罰ゲームだもん」
トウジ「今度はお前にのませたるわ」
ケンスケ「へへーん、ボクに対戦ゲームで勝とうなんて思わないほうが」
トウジ「なんやとこらー」
ヒカリ「うふふ」
トウジ「なあ、そろそろのぼせてこんか?」
ヒカリ「ダーメ!ちゃんと100まで数えなさいよ」
トウジ「わしゃ小学生かいな」
ヒカリ「はい、出てもいいわ」
トウジ「ふー」(だらーん)
ヒカリ「こ、こら!ひとの顔の前に何出してんのよ」
トウジ「すまんすまん、でもイインチョになら何見られてもはずかしぅないわw」
ヒカリ「んもう・・・パクッ」
トウジ「汚xbwら。WIYrkf、dfhbKAUSRsか」
ヒカリ「んっ・・・んっんっんっんっんっんっ」
トウジ「あ、あかんがな、でるぅ」
ヒカリ「んんんんんん・・・・・ゴクリ」
トウジ「飲んでもうた」
ヒカリ「はい、今度はアナタの番なんだからね」
トウジ「判ったがな、ぺろぺろしゃぶしゃぶしゃぶ」
アスカ「何二人だけでしゃぶしゃぶ食べてんのよ」
ヒカリ「アスカw」
トウジ「ちゃうで、ちゃうちゃう」
シンジ「この御肉、牛じゃないよね?」
ケンスケ「トンシャブかw」
トウジ「そや、豚シャブやで」
ヒカリ「豚肉はよーく火を通さないといけないのに、この馬鹿ったら」
アスカ「とか何とか言っちゃってー、食べさせっこしてたの見てんだからねw」
∀月∀日
今日も綾波さんは休み。
綾波さんが休み始めてから半月くらいかな?
クラス委員長なんで担任の利根川先生に聞いてみたら交通事故らしい。
クラスを代表してお見舞いに行こうと思い、先生に病院を聞いたけど、少し遠い病院らしく断念。
あとウチのクラスに転入生がきた。
追記
最近、鈴原が学校に来てない。
べつにいいんだけど………………。
150 :
149:2010/08/10(火) 19:35:46 ID:???
LHSを書きたくて書いたんですが、書いてて文章能力皆無だと気づきました。
LHS誰か書いて下さい(-.-)ノ⌒
努力は買おう
おまえだけのためにLHS描いてやる
「馬鹿シンジ!買い物行ってこなかったの!?」
コンフォートマンションのドアを開けた瞬間、仁王立ちのアスカの怒声がシンジの鼓膜をつんざいた。
「昨日行って来たばかりじゃないか…」
片耳を押さえながらシンジが靴を脱いで家に上がろうとするのを、アスカが両手を突き出して制する。
「言っとくけど、冷蔵庫になーんにもないわよ!」
「えっ!?あんなに買い溜めしたのに!?」
「昨日夜ミサトが酔っぱらって全部ひっくり返したのよ」
「そんな…」
「お腹空いて死んじゃうわよ!カップラーメンなんて嫌よ!!早く買ってきて!」
お腹が空いている人間の怒り方は半端ではない。赤いヘッドセットが鬼のツノに見える。
「わかったよ…!」
こうなると反論する気も起きない。増してアスカ相手なら尚更だった。
靴を履き直して、扉に手をかける。
「30分以内に帰ってきなさいよ!帰ってこなかったら罰としてお風呂掃除一カ月よ!」
(そんなの無理に決まってるじゃないか。それに掃除だってどうせいつも僕がやってるんだ…)
アスカの理不尽な命令を背中で浴びながら、心の中で精一杯の反論をして扉を後ろ手で閉めた。
いつも来ているスーパーは、夕方になると会社帰りのOLや値引きを目当てにした主婦で混み合う。
(えーと、今日は豚の生姜焼きでも作ろうかな)
値引きシールの貼られた豚肉のパックに目を付け、伸ばしたシンジの手の先にある物と同じ物を掴もうとする手があった。
「あ、どうぞ…」
互いの声が重なる。聞き覚えのある声。ふと顔を上げる。
「洞木さん…!」
「碇君!」
買い物を終え、シンジとヒカリは帰路を共にしていた。
いつもの制服姿と違う、ボーダーのTシャツにツナギの黄色いスカートの私服姿。
夕日に染まるヒカリは、委員長としてのきびきびとした態度とは違い柔和な印象で、
普段のイメージと違い、心なしか幼く見えた。
「いつも洞木さんが買い物してるの?」
「うん。買い物は私の仕事なの。お料理も当番制にはしてるんだけど、大抵私になっちゃうの」
その言葉に、妙な親近感が湧く。
けれど、さすがに自分も同じだとはアスカやミサトの手前、何より自分のために言えなかった。
「偉いんだね」
「碇君こそ。いつもアスカのお弁当とか作ってるんでしょ?お料理できる男子なんて尊敬しちゃう」
「そんな。全然大したことないよ。それに前からやってたことだし、元々嫌いじゃないんだ」
「偉い!鈴原に聞かせてやりたいなあ!今日だってね、あいつったら…」
ヒカリは今日トウジが週番の仕事をすっぽかそうとしたことを、血気盛んに話し出した。
そういえば、今日トウジは放課後やたらと急いでいたな、とシンジは思い出す。
「洞木さんは…」
(トウジが好きなんだよね?)
『ヒカリは何かといえば鈴原のことばかり話す』
『ヒカリがあの熱血馬鹿を好きなことが信じられない』
いつもアスカが言っていること。
何気なく言おうとして、やめた。
「何?」
「あ…。や、休みの日とか、何してるの?」
「お休みの日?えーと、お菓子作ったり、あと手芸かな。マスコット作ったり…」
「へえ、どういうもの作ってるの?」
その瞬間、ヒカリの顔が真っ赤に染まった。
「ど、動物とか…そう、動物とかお花が多いかな!」
「そう、なんだ」
誰の目から見ても明らかなヒカリの動揺が移り、シンジもそれきり何も言えなくなってしまった。
暫しの間気まずい沈黙が流れた。
「…そうだ!碇君、お芋の煮物って好き?」
思い出したようにヒカリが声を上げる。シンジは咄嗟に反応した。
「あ、うん!…どうして?」
「昨日作りすぎちゃって。おすそわけしたいから、よかったら、少し家に寄っていかない?」
その言葉を聞いて、即座に「そうだね」と頷くことは、シンジには憚られた。
アスカやトウジの姿が一瞬脳裏を過ったのだ。
「でも…」
「あ、碇君!もう家すぐそこなの。人助けと思って、お願い!」
両手を合わせて悪戯っぽく頼んでくるヒカリを見て、シンジは目を丸くした後、困ったように小さく笑った。
「それじゃあ、お言葉に甘えて…」
続く
gj
続き期待してまふ。
うまいなー。GJ!
>>158 うん
描くんじゃなくて書くことにした
気長によろしく
ヒカリの家は住宅街にある小さな一軒家だった。
シンジが女の子の家に一人で来るのは、レイの家を訪ねた時以来だった。
「お姉ちゃんお帰り!!」
扉を開けた瞬間、ヒカリと同じお下げにした女の子が飛び出してきた。
その勢いは、シンジの姿を見た途端、急に大人しくなる。
「ノゾミ、クラスメイトの碇君よ。偶然スーパーで会ったから昨日の煮物あげようと思って来てもらったの。
碇君、妹のノゾミ」
「こんにちは」
そう言って、身長に合わせるように少し屈んでみる。
小さい子供に接した経験がないシンジは内心戸惑っていた。
「…こんにちは」
恥ずかしそうにか細い小さな声で言うと、そそくさと奥の部屋に引っ込んで行ってしまった。
「こらノゾミ!」
ヒカリは身を乗り出し、教室で張り上げるような声で叫んだ。
「ごめんね碇君…ノゾミ人見知りなの。慣れれば大丈夫なんだけど…」
「いいよ、気にしないで」
「本当にごめん…。あ、上がってよ」
「えっ」
てっきり玄関先までだけだと思っていたシンジは思わず声を上げる。
「ご飯はこれからだからごちそうはしてあげられないけど、少し休んでいって」
戸惑ったが、ここで断ってしまえば、変に意識しているのではないかと思われる。
そう考え、シンジは家に上がることにした。
「う、うん。お邪魔します」
「家はね、さっきのノゾミと、お父さんとお姉ちゃんがいるの」
水玉模様のグラスに、冷蔵庫で冷やされた麦茶が注がれる。
「ありがとう」
手渡されたグラスを、半分ほど飲み干す。その冷たさは渇いた喉に心地よかった。
ヒカリが大きめの鍋を取り出し蓋を開けると、薄く色づいた里芋が転がっていた。
「わあ、おいしそう」
背後から覗きこんだシンジが感嘆の声を上げた。
「よかったら作り方教えてあげる。あ、でも碇君ならこんなの簡単に作れちゃうかな」
「ううん、教えてよ」
そう言うと、ヒカリは嬉しそうに笑った。
「弱火で煮るのがコツ。これね、お母さんに教えてもらったの。
最後に教えてもらったお料理だったな…」
キッチンのテーブルに座って、居間の収納棚から取り出した花柄の便箋に
ヒカリがペンを走らせながら呟いた。
「…そうだったんだ」
どこからともなく、風鈴の音がした。
『もっと色んなこと、教えてもらいたかったなあ』
熱心にペンを動かすヒカリの横顔を眺めながら、
彼女がそんなことを考えているのではないかとシンジは思った。
穏やかな表情の中に、暗い影が差しているように見える。
その表情に、なぜか泣いている子供の自分がオーバーラップした。
(…かあさん)
もし生きていたら。
そんなことを、考えることすらやめていた。
思い出すことを、やめていた。
「できた!これ一緒に入れておくから、気に入ったら作ってね」
レシピを書き終えたヒカリは、それを奇麗に折りたたむと用意していた手提げ袋に入れた。
ちょっと待ってね、と立ち上がり鍋の中の煮物をタッパーに詰め出す。
シンジも立ちあがって後ろからそれを眺めた。
「ねえ碇君。ちょっと食べてみて。自信作なの」
ヒカリの箸から口に運ばれた里芋は柔らかく解れた。素朴な味が胸に染みた。
「うん、おいしい。おいしいね…」
ヒカリがまた、ニッコリと笑った。
「真っ暗だ。アスカ、怒ってるだろうな…」
けれど、もう怒られる腹は決めた。
タッパーに詰めた煮物を入れた手提げ袋と、スーパーの買い物袋を両手に提げ
敢えてゆっくりとした速度で一人帰路につきながら、シンジは寂しげなヒカリの姿を思い起こしていた。
いつもの気丈な態度は、背伸びをしているだけなのかもしれない。
少なくとも、これまで見てきた彼女よりもっとずっと子供で、頼りない肩をしていた。
今日自分が見た洞木ヒカリという少女は、ただの女の子だった。
自然で飾り気のない、寂しがり屋な女の子だった。
続く
簡潔に 60点
いいなあ
続き待ってます
gj
続き期待。
トウジ「委員長の尻、柔らかかったなぁ」
シンジ「ええええっ?」
ケンスケ「いや〜んなかんじ」
トウジ「あ、ワシなんか独り言ゆうてたか?」
トウジ「イインチョ」
ヒカリ「なに?」
トウジ「こうしていると、ええ匂いや」
ヒカリ「んもう」
トウジ「ずっとこうしていたいけど、そろそろ帰らなあかんな」
ヒカリ「帰るの?」
トウジ「んじゃ、あと5分だけ」
ヒカリ「うん」
>>164 マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン
ヒカリ「はい、おにぎり」
トウジ「おう・・・もぐもぐもぐもぐ」
ヒカリ「・・・・・」
トウジ「・・・・・」
ケンスケ「美味しかった?」
トウジ「ゲホゴホゲホ」
ヒカリ「セリフとらないで」
きっと新劇もう出番ないよなー
ペンペンと一緒に出るだろ
>>174 というより新劇の製作そのものがピンチなんだよね…
したらばは、管理者にIP駄々漏れの板だぞ
見識を疑う
どなたかがお怒りなんですね
トウジ×ヒカリ立てれば?
「あれ?トウジたちは?」
「来ないわ」
「えっ?だって社会科見学の準備って…」
「あれね、嘘。」
「…ちょっと、どうしたのさ?委員長…」
「だ、だって、こうでもしないと碇君と2人きりで話せないから…いっつもアスカや綾波さんと一緒だし…」
「それで、僕に話って…」
「うん、誤解を解いておきたかったの」
「誤解?」
「うん。たぶん碇君勘違いしてると思うから。…あのね、あたし、鈴原のことなんか、別になんとも思ってないよ」
「え、そうなの?」
「あたし、他の女の子みたいに器用に受け流すことできないから、鈴原とかにからかわれると…」
(つづく)
「……」
「いっつも本気で相手しちゃって怒っちゃって…きっと鈴原はそれが面白くてあたしによくちょっかい出して来るんだと思う。…それだけのことよ」
「そ、そうか…なんかしょっちゅう2人は喋ってるから仲がいいんだなあなんて思ってたよ」
「だから、ほんとはそうじゃなくて…」
「……」
「あたしが好きなのは鈴原じゃなくて…あの……」
「ちょ、ちょっと待って!」
「……」
「あの、うぬぼれかもしれないけど、もしそれが僕だとしても…僕は委員長の気持ちに応えられないよ」
「えっ…」
「ご、ごめん。委員長が嫌いとかそういうんじゃなくて…あの、同居人がね…」
「そっか、やっぱりアスカのことが…」
(つづく)
学歴・収入と政治・経済観の相関性
自然淘汰
↑
|
リバタリアン | コンサバティブ
(高学歴・高収入)| (高収入)
|
個人−−−−−−−−+−−−−−−−→権威
|
リベラル | コミュニタリアン
(高学歴) | (低学歴・低収入)
|
|
社会福祉
1、リバタリアン 自由・私的財産権
職業:外資系、医師・会計士など専門職 主要メディア:日経 アイデンティティー:個人
2.コンサバティブ グローバリズム
職業:経営者、商工会・建設業など自営業者 主要メディア:読売 アイデンティティー:国民
3.リベラル 人権・福祉
職業:教師、公務員、プロ市民 主要メディア:朝日・毎日 アイデンティティー:市民
4.コミュニタリアン 伝統・共同体
職業:フリーター、ニート、プロ奴隷 主要メディア:産経・聖教 アイデンティティー:日本人・朝鮮人
ポリティカルコンパス
http://sakidatsumono.ifdef.jp/political-compass.html 政治ポジションテスト
http://seiji.yahoo.co.jp/guide/position/
「あ、いや、アスカと僕はどちらも、相手に恋愛感情とかそういうのは無いよ。ただ、アスカはああいう性格だろ?一番身近にいる男…僕を、自分の所有物みたいに思ってるらしくてさ」
「……」
「僕がたまに他の女の子や綾波とよく喋ったりすると…ええと、これは言っちゃっていいのかな…
その日はアスカのシンクロ率がすごく不安定になっちゃうんだ。エヴァのパイロットとしては、パートナーの心の安定っていうのは、自分が生き残れるかどうかに
直結する、すごく大事なことで…」
「じゃ、じゃあ碇君はこれからもずっとアスカに縛られて生きていくの?誰も好きになることができずに?」
「だ、だって仕方がないんだ!使徒と…あの怪物たちと何度か戦ってきて、今まだ僕がこうして生き延びていること自体、奇跡みたいなもので…
僕は出撃のたびにエントリープラグの中で一人っきりで…ほんとに怖いんだ」
(つづく)
( ゚∀゚)イイヨイイヨー!
「……」
「だからほんの少しでも不安要素は取り除かないと…」
「…わかったわ」
「ごめん…」
「でもひとつだけ、あたしのお願いを聞いて。今度いつ2人きりになれるかわからないし…」
「な、なに?」
「たまにはあたしを名前で呼んでよ、『委員長』じゃなくてさ。…あの、できれば下の名前で…」
「うん、いいよ。えっと…ヒ、ヒカ、ヒカr …」
(次回完結)
避難命令のサイレンが鳴り響いた。ほぼ同時にシンジの携帯に着信が。
「…わかりました。すぐ行きます!(ピッ)ごめん、すぐ本部に行かなくちゃ!」
走り去るシンジ。
ヒカリはしばらくその後姿をボンヤリ見ていたが、やがて泣きながらしゃがみこんでしまう。
(碇君…あたしはヒカルじゃなくてヒカリだよ……)
(了)
重い……のか?w
レf { __」_ | \}ー '
{| 」. "´ ィ≦x `ト、 }
{rイ⌒≧:、 ー'´ レ} Y| \ {
人 l Y レ} |i:| {_/: \ノ
{ : ヘ} |i:| り /: : : ',: : : :ヽ
ゝ/:l り ノ , : : : : l\:_:_ノ
/: :| _, -‐-、 l : : : : |: : : : l
l: : :ゝ V ) | : : : : |: : : : :l
/⌒\: : : :l\  ̄ ̄ /し : : Jミ:x: : l
/ ノ 卜、|: : > ..__/ ノ川_:ノ|jリ三≧x
/ ー―'ーイ lVl: : : : : : 巛圭彡'リ川:|:jノ:::/`¨丶
| 、___ノ } l: : -‐r::::ゞミ三彡川:川::::::l \
{ ノT´ / /::::::/ ノリ:川::::::| ヽ
∵←そばかす
「でもさ、洞木さんって、あれで昔と比べればずいぶん丸くなった方だよ」
「え、そうなの?」「ほんまか?」
「そうか、君たちの中で小学校から洞木さんと一緒って人はいないんだね。
特に凄かったのは5年生の時でさ…」
ちょっと長くなってしまったので全文は規制解除後に投下させていただきます。
「ほんま委員長は口うるさいのう…」
放課後の教室。いつものようにひとしきりヒカリとやりあった後、トウジはシンジとケンスケを相手に愚痴っていた。
するとそこに男子の一人がニコニコしながらやってきた。
「ほんとに君たち2人は仲がいいんだなぁ。まるで夫婦喧嘩だ」とトウジをからかう。
「う、うるさいわい!」
「でもさ、洞木さんって、あれで昔と比べればずいぶん丸くなった方だよ」
「え、そうなの?」「ほんまか?」
「そうか、君たちの中で小学校から洞木さんと一緒って人はいないんだね。
特に凄かったのは5年生の時でさ。細かないきさつは忘れちゃったけど
なんかこう、クラスが男子女子に別れて抗争をしてたような時期があって…」
男子Aの回想。
5年1組教室。
掃除時間の途中なのか、机や椅子は教室の隅に寄せられていて、
広いスペースの中央で、ヒカリと体の大きい男子がにらみ合っていた。
それぞれの背後には、ビクビクしながら成り行きを見守っている女子たちと、
ニヤニヤしながら高みの見物を決め込んでいる男子たち。
「…だからぁ、用があるからってちゃんと理由を言って納得してもらって代わったんだから、問題ないだろ?」
「何いってんのよ!あんたみたいに図体の大きいのが何人も集まって女の子一人を囲んじゃってさ、
そんなことされたらイヤって言えるわけないじゃん!」
背後の女子のうち数人が、小さくコクコクとうなずいた。
「勝手に怖がっただけだろ?こっちは始めっから暴力振るうつもりなんか無かったんだぜ」
「そ、そんなの後からならなんとでも…」
「じゃあお前らに聞くけどさあ」女子全員に呼びかけるように言った。
「今までに実際に男子から叩かれたり蹴られたりして、嫌々掃除当番とかを代わった奴っているの?」
「……」
「大事な事だから、ちゃんと答えてくれよな。いつごろ、誰に、どんなことを頼まれたか?
どこを叩かれたか?さあ…」
「……」
「ほら、誰もいねえじゃん!」
「だ、だから実際に叩かれなくても、あんたたちが怖くて…」
「勝手に怖がって、まともに話し合いもせずにOKしちゃった方には問題ないのかよ?」
「そ、それは…」
「俺もう帰るぜ」ニヤッと薄笑いを浮かべてヒカリを一瞥してから背を向ける男子。
…と、背中に軽い衝撃が。
「ま、まだ終わってないでしょう!」ヒカリがそう言いながらゲンコツで男子の背中をポカポカ叩いているのだ。
図体の大きな男子にとってはさほど応えるものではないが、鬱陶しいことには違いない。
「うるせえなあ」そう言いながら振り返った時、偶然、男子の肘がヒカリの顔面に当たってしまった。
「あっ!」ヒカリは小さく叫んでしゃがみこんだ。鼻のあたりを両手で覆っている。
この時ばかりは女子たちも、ヒカリの体を支えたり、無言で男子たちをにらみつけたりしている。
「いや、今のは偶然…」
「わかったわよ…」くぐもった声でヒカリが言う。
「え?」
「これからもそうやって暴力振るってさあ、あんたたちの好きにすればいいでしょう!」
「な、何言ってんだよ?そんな大げさな事、誰も言って…」
ヒカリが一番近くにいた女子に何やら耳打ちをする。
「あ、あ、あの、洞木さんは、今日のことは先生に言わないって」
「そ、そうか、それは助かるけど…」
「そのかわり条件があって…」
「え?」
「男子は女子に暴力を振るわないこと」
「あ、ああ、それはもう…」
「あ、あと、大人数で一人を囲んで頼みごとするのも暴力とみなすって…」
「……」
背後の男子たちを見ながら、誰にともなく「ま、仕方ないか」と言ってみると、
みんな曖昧に少しだけうなずいてみたり、目を逸らしたり…。
「ああ、わかった」女子の方を向き直ってそう言うと、数人が小さな歓声をあげた。
安堵のあまり涙ぐむ者もいた。
(回想ここまで)
「ほえ〜、じゃああいつ一人で解決したっちゅうことかいな?先生の手助けも無しに?」
「まあそんなとこだね。文字通り体を張って、ね」
「そ、そやな、体を、な」「うん、体だね」「そうそう、体…」
いやらしそうな視線に気づいて、ヒカリがまた寄ってきた。
「なにスケベな目でジロジロ見てんのよお?」
「スケベな目って、委員長、そりゃちょっと自信過剰ちゃうかぁ?」
「なんですってぇ!?」
「まあまあ!」男子Aがヒカリをたしなめる。
「あ、あら、珍しいわね、こいつらと一緒にいるなんて。
でもあんまりお勧めできないわ。3バカトリオと一緒にいるとバカがうつって…」
「彼らに君の武勇伝を披露してたのさ」
「え?……あっ!あ、あの、ちょっと…」
3人と少し離れたところでヒソヒソ話し合うヒカリと、男子A=渚カヲル。
が、しばらくするとヒカリがカヲルから弾かれるように離れて
「エッチバカ変態!信じらんない!」と叫びながら、そこらの机の上にあった誰かの教科書をカヲルに投げつけた。
カヲルはそれを軽くよけながら「じゃあまた明日、ヒ・カ・リ♪」と言って去っていく。
ヒカリは顔を真っ赤にしたまま、憤懣やる方ないといった様子でドスドスと自分の席に戻っていく。途中、三人に
「いつまでいるのよ!さっさと帰りなさい!」と怒鳴った。
「なんというか…絵に描いたような八つ当たりだな」
「しかし渚の奴、委員長をあれだけ怒らせておまけに『ヒ・カ・リ♪』ときたもんだ、たいした漢だな」
「せやな、一体何を言うて…」
ここまで言った時、「う〜〜〜…」という獣のうめき声のようなものが聞こえてきたので
三人はそっちの方を見ないように注意しながら、そそくさと教室を出て行った。
「あ、あの、武勇伝てまさか小5の時の…」
「よくわかったね〜。やっぱりあれが君にとっても一番の自信作かい?」
「ちょっとやめてよ〜!さすがに恥ずかしいわよ。あの時あたし、ずいぶん大げさなことまで言っちゃって…
あ、あと、この体勢ちょっと辛いんだけど…」
カヲルは先ほどからヒカリの肩を抱くようにして腕を首に絡めていた。2人の顔はずいぶん接近している。
「そうか、どうせこんな格好をするなら、鈴原君相手の方がいいかな?」
「な、何を言うのよ…」
「でも僕にはまだ切り札があるよ。悪いことは言わない、あんまり僕に逆らわない方がいい」
「…なんのこと?」
「わからないかなあ?あの時僕は男子の一人として君の正面にいた」
「…」
「君はあいつの肘鉄を食らったときに尻餅をついたが、その時勢い余って足を広げてしまった」
「…」
「その直後、何人かの女子が君を守るようにバッと取り囲んでしまったから、見えたのはほんの一瞬だったけど」
「あ…」
「君のパンツの色は…痛っ!」
おしまい
乙
文章って書くと難しいよな
カヲルでもいいけど、本格LHSまだなの・・・
LHSつかハーレムになるよな
ヒカリ→「碇君…………///」
アスカ→「シンジは私の物///」
レイ→「ぽかぽかぽかぽかぽかぽか///」
ヒドイ長文とかよく恥ずかしくないなぁ
やたらとレイを気にかけるシンジに嫉妬し、シンジを私物化して周りにはシンジ
は自分の所有物だと暗に主張するアスカ。そのアスカに嫉妬するヒカリ
ある時シンジが見ているのはアスカでは無くレイと気がついたヒカリは・・・・
誰かこんなやつ書いてくれ
なんやかやあって、ヒカリがレイに怒りをぶちまけるシーン、みたいなのを
モヤモヤと妄想してみた(レイはヤシマ作戦直後以上に、「どんな顔していいか
わからない状態」だ)が、このシーンにたどりつくまでに、かなりの長文を弄する
必要がありそうなんで、自重します
>>207じゃないが、書いてやった。
感謝しろよ
>>208 ―――――――――前略―――――――――
ヒカリ「私すごい怒ってる」ムキーッ
レイ「・・・・・・・・・・」コンナトキドンナカオスレバイイカワカラナイ(ヤシマ作戦直後以上に)
210 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/26(日) 04:00:21 ID:PiUsl0Qx
東スポに岩男潤子さんの写真があったけどなかなかカワイイね 元アイドルか
オサゲを ほどいてるシーンて あったっけ?
トウジと結婚するにしてもトウジの下半身はシンジが破壊しちゃったしやっぱりシンジが責任とって種付けするんだろうか?
チンコはついてるだろ
玉はつぶれてそう
竿も使い物にならなくなってそう
膝まではあったじゃん
トウジ:ヒカリのやつがしゃぶってくれるからだいじょうぶやねん
217 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/09/29(水) 06:33:38 ID:ScGN9/I/
>>211 アスカと一緒にベッドで寝たときに解いてたよね 余談になるがうちの近所のコンビニに顔じゅうそばかすだらけでおさげの女の子がいる いつか声をかけたい
あーッ!このシーンね! うむ うむ
211です
ってか ほどく前の結び方も 結構 スペシャルな レアっぷり!
逃げて! 217の人! アリガトッ!!
おさげをほどいた女の子が迫ってくる。
「碇君…」
「ど、どうしたのさ?委員長…(ドキドキ)」
つづく
221 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/10/03(日) 20:05:36 ID:vaBYX/lM
つづきは?
222 :
220:2010/10/04(月) 01:02:43 ID:???
一部修正
おさげをほどいたそばかす娘が迫ってくる。
「碇君…」
「ど、どうしたのさ?委員長…(ドキドキ)」
つづく
委員長「ばかみてぇなキモヲタがそこにいるw」
シンジ「え?」
委員長「お前だよお前」
シンジ「・・・」
ヒカリ「綾波さんはいいわよね、そうやって黙って突っ立ってれば
誰かがかわりにしゃべってくれるし、何でもやってくれるもんね。
あたしなんか、学校じゃ委員長だからって雑用押し付けられて、うちじゃ家族の食事作って、
一日中走り回ってさ…あげくにみんなからは「委員長は口うるさい」なんて言われるんだから。
あーあ、あたしバッカみたい!」
誰もなにもしてくれないわ
ヒカリ「あん、あん」
トウジ「ふっふっふっ」
ヒカリ「あふ、きもちいい」
トウジ「ワシもとろけそうや」
ヒカリ「んもう、あああん」
トウジ「とってもキモチいいんちょう」
ヒカリ「バカw」
アスカ「あー、また二人でやってるしw」
シンジ「その言い方いやらしいよアスカ」
アスカ「だってやってるんだからやってるって言ってるだけジャーン」
ヒカリ「あなた達もやればいいのに」
ケンスケ「いやー、言葉だけ聴いてるととてもエロエロでイヤーンな感じ」
トウジ「アホウ!た、ただの柔軟体操や」
レイ「濡れてる・・・」
ヒカリ「ハッ!」
うわ
つまんね
と自演厨が懲りずにやってますw
>>1-
>>231 不人気キャラの過疎スレ くそつまんねwww
おやおやトウケツがこんなところにも
いくらトウジの恋人だからって嫉妬は見苦しいな
自作?イイね
い、いや
自作ではないです…
普通に売ってるやつだろ
話題も無ければネタも無いな
壊して〜
244 :
1:2010/10/18(月) 06:55:45 ID:???
クロニクル39でのキャラ紹介でヒカリってケンスケよりモブ扱いされてたなww
HRが終わったとたん、急いで帰り支度をし、教室を出ようとするシンジとアスカ。
「さ、綾波も急いで!」
シンジに促され、鞄を持ってついて行こうとするレイ。
…と、ヒカリがレイの前に立ちはだかった。
「綾波さん!」
やや鋭いヒカリの声に、シンジとアスカも思わず足を止めてしまう。
レイはいつものように、ポカンとした表情でヒカリを見ている。
「あのプリント、書けてるわよね?」
「……」
「今日の全校委員会には絶対出さなきゃいけないの。早くちょうだい!」
ヒカリの剣幕に気圧されたのか、レイはやや慌てた様子で鞄をあけ、中に手を突っ込んだ。
…が、出てきたプリントの枚数は尋常ではなく、しかもクシャクシャになったものばかりだ。
「何よそれぇ…テストも学級通信も一緒くたじゃない!もしかしてロクに読みもせずにただ鞄に突っ込んでるの?」
ヒカリの声に含まれる怒気が、どんどん高くなっていく。
レイはプリントを一枚一枚広げては見ているが、さっきからレイのそばに戻ってきていたシンジの目には、
どんなプリントをさがすべきなのかもわかってないまま手を動かしているように見えた。
「綾波、委員長が出せと言ってるのは『学園祭のテーマ・スローガン案』と『図書室利用調査』だよ」
シンジが小さな声でレイに伝えた。
「ちょっと碇君は黙ってて…」
シンジをたしなめるヒカリに、アスカが声をかけた。
「あのさあ、ヒカリ。あたしたち3人、今日は大事な検査があってね、ちょっと急いでるのよね〜」
「……」
「悪いんだけどさぁ、新しい用紙をもらって、ヒカリがかわりにチョイチョイっと書いといてくれないかな〜?」
「そ、そんなことできないわ!不正じゃない!」
「ねえヒカリぃ〜、正直なところあたしたち学園祭に参加できるかどうかもわからないし図書室使う暇もないし…ねっ?」
甘えた声で懇願するアスカ。
「で、でもアスカと碇君はちゃんと書いてくれたし…」
「あ…」
レイはお目当てのプリントを見つけたようだが、まずそれをシンジに見せようとする。
ひったくるように横から奪うヒカリ。が、案の定何も書かれていない。
「あ、綾波さん…」ヒカリは怒りで声を震わせながらプリントをレイにつき返した。
「あたしがどんだけ委員会で怒られてるか…」
「ご、ごめんね委員長!本部でさ、きっと検査の合間に空き時間もあるからそれを利用して
僕が綾波に色々教えてぜったい書かせるからさ、明日まで待ってよ、ね?」
シンジはそれだけ言うとヒカリの返事も聞かずにレイの手を引っ張って教室を出て行った。
アスカの姿はとっくに消えていた。
廊下でヒカリが携帯電話で通話をしている。
「も〜、ちゃんと歯を磨かないからよ!…じゃあお金は明日払うって先生に言って、気をつけて帰りなさいよ。
…え、迎えに?だってあたしの学校からだとすごく遠回りに…はいはいわかったわよ!
じゃあちょっと遅くなるけど待合室で待たせてもらって…ええわかったわ、なるべく早く行くから!」
携帯電話を切り、ため息をつくヒカリ。
と、会議室のドアが乱暴に開かれた。
「もう終わった?」全校委員会副委員長である3年生女子が、不機嫌そうにヒカリに聞いた。
「は、はい、すみません!」
「じゃあさっさと戻って!」
ヒカリは席に戻った。
「まったくもう、クラスの意見の集約は一番遅いわ、会議中に電話はするわ、ちょっとたるんでるんじゃないのぉ?」
他のクラスの委員等がいる前で副委員長に叱責され、ヒカリはうつむいた。
涙がこぼれそうになるのを必死にこらえた。
(つづく)
ミ⊂゙⌒゙、∩
⊂(。A。)キタ━━!!!
期待します!
微妙にレイがかわいい
くだらねぇ バカじゃなかろかw
レイに萌えてしまった
苦労人のヒカリいいね
TV版の憂いを帯びた横顔・・・どのシーンだったかは、忘れた・・・
けど、あのワンカットが鮮明に脳裏に浮かび上がった ヨイ!
ヒカリが嫌な奴にしか見えん
がレイに萌えたからよし
ヒカリとか割とどうでもいい
ヒカリスレでなに言ってんだコイツ
けいおん時代の今
エバンゲリオンキャラで今通用するのは唯一ヒカリだけなんだけどね
262 :
(1/7):2010/10/28(木) 00:42:09 ID:???
翌日。
「おはようさん、委員長!」登校してきたトウジが隣席のヒカリに声をかける。
「おはよう…」
「なんや〜、今日はまた一段とふくれっ面やのう!」
「うん…」
「……」
「何?」
「い、いや、いつもみたく言い返してくれへんと、なんか調子狂うなあ、と」
「……」
「な、なんか嫌な事でもあったんかいな〜なんちゃって…」
「うん、あったわよ」
「……」
「何?」
「えーと、ワイでよかったら相談に…」
「うん、ありがと。でもいいわ」
「……」
「何?」
「いや、なんちゅうか、ますます心配に…」
263 :
(2/7):2010/10/28(木) 00:42:51 ID:???
トウジはまだ何か言いたげだったが、ヒカリはシンジとレイが教室に入ってきたのを見て席を立った。
「おはよう!あの、これ…」シンジがプリントを差し出したが、ヒカリはまるでそれを無視するかのように
「あら、アスカは?」と尋ねる。
「え?うん、今日は体調悪いから休むって」
「ふーん」
「あ、あの、これ…」
「なにこれ?」
「だから学園祭と図書室の…」
「碇君はとっくに出してくれたじゃない」
「だ、だから綾波のさ…」
「綾波さんのプリントなのね?」
「うん…」
「なんで碇君がくれるの?」
「……」
「綾波さん、なんで直接あたしにくれないの?」ヒカリはシンジの後ろに隠れるようにして立っているレイに声をかけた。
「……」「……」
「ふーん、綾波さんて男の子みたいな字書くのねえ」プリントに目を通しながらヒカリは言った。
「あ、あれー、ばれちゃったかな…で、でもね、確かにプリントには僕が書いたけど、ちゃんと昨日綾波の意見も聞いた上で…」
ヒカリはシンジの言葉を断ち切るように突然、ツカツカとレイのすぐ前まで行く。
「あたし今あてずっぽうで言ったんだけど…綾波さん、これ碇君に書いてもらったのね?」
「えーっ!委員長、それはちょっと意地悪なんじゃ…」背後からシンジが抗議するが、もはやヒカリの眼中にはレイしかいない。
「どうせ内容も全部碇君まかせだったんでしょ?どうなの?」
レイは視線をヒカリから逸らし、助けを求めるようにシンジの方を見る。
「どこ見てるのよ?」
「……」
「なんとか言いなさいよ!なによその態度!」
教室じゅうに響き渡るようなヒカリの大声。クラスメイトたちが、なにごとか?とヒカリたちの近くに寄ってくる。
264 :
(3/7):2010/10/28(木) 00:43:33 ID:???
ヒカリは突然、手にしていたプリントをビリビリ破りはじめた。
「ちょ、ちょっと委員長!」
シンジの声も無視してヒカリは破り続け、無数の紙片と化したプリントをレイに投げつけた。
が、そんなものがまともに前に進むはずもなく、ヒラヒラと床に落ちてしまう。
「昨日が最終締め切りだったの!」
「……」
「今日提出してもどうしようもないのよ!」
「……」
「あ、あたしが昨日委員会で上級生にどれだけひどいこと言われたか…」
「……」
「これだけ言っても綾波さん、何にもあたしに言ってくれないの?」
「……」
「一言くらい謝りなさいよ!全部綾波さんのせいでしょう!」
ヒカリの剣幕が普通でないので、シンジは強引に2人の間に割って入った。
ヒカリに背を向ける格好で間に入ったシンジと目が合ったのか、レイが安堵の表情を浮かべた。
それを見た瞬間、ヒカリの中で何かが弾け飛んだ。
ヒカリはシンジを押しのけ、拳を作った右手をレイに振り下ろした。
レイがとっさによけたため、ヒカリの拳はレイの制服の右肩の部分をわずかにかすっただけだった。
「おい、やめえや!」
トウジがヒカリを後ろから羽交い絞めにした。
「放してよ!」
「あかん!放さへん!」
ヒカリはしばらくトウジの腕の中でもがいていたが、やがて諦め、体から力を抜いた。
少し間をおいてトウジはヒカリから体を離した。
(4/7)
「…いいわよねえ、綾波さんは」まだ少し荒い息のまま、ヒカリはレイに話しはじめた。
「そうやって黙って突っ立ってればいっつも誰かがかわりにしゃべってくれるし、何でもやってくれるもんね」
「……」
「あたしなんか、学校じゃ委員長だからって雑用押し付けられて、うちじゃ家族の食事作って、一日中走り回ってさ」
「……」
「あげくに『委員長は口うるさい』とか『お姉ちゃんはガミガミ言う』とか文句ばっかり言われて…」
「……」
「あーあ、あたしバッカみたい!」
その頃には大半のクラスメイトがすでに登校していたが、みんな押し黙ってヒカリの言葉を聞いている。
266 :
(5/7):2010/10/28(木) 00:44:57 ID:???
「委員長、そないな事言うたらあかん」トウジがヒカリに言った。
「な、なによ…」
「他人の悪口もよくないけど…自分のことをそないに貶めるのも、あかんと思うで」
「……」
「なあ、しっかりしてくれや〜委員長らしくないで!」
「そ、それももうウンザリなのよ!なんであたしだけしっかりしなきゃ…」
トウジは言葉を遮るかのようにヒカリの両肩に手を置き、そして
「しっかりしとる委員長が、好きなんや!」と叫んだ。
取り囲んでいたクラスメイトたちから「おお…」とか「わ〜♪」などと声があがる。
「…はぁっ?ちょっ、あんたななな何言ってんのよ!」
「へっ?…あ、あ、あ、いやいやそういう意味やなくってやな!」
慌ててヒカリの肩から手をはずすトウジ。
「えーと、なんて言うたらええんや…あ、そや、しっかりしとる委員長を見とるとな、
なんてゆうか、安心できるんや」
「……」
「な、みんなもそやろ?」トウジはクラスメイトたちに呼びかけた。
「うん」「そうそう」「いつも任せっきりでごめんね」「言ってくれれば手伝うから…」
みんなから声をかけられ、ヒカリはようやく落ち着きを取り戻しつつあった。
「あ、ありがとう、みんな…。あ、あらやだ、あたしったらこんなに散らかしちゃって…」
ヒカリは慌ててしゃがみ込み、さっき撒き散らしたプリントの紙くずを拾いはじめた。
そんなヒカリの様子がなんとなく微笑ましくて、周囲の者たちはクスクス笑いながら手伝いに加わっていく。
267 :
(6/7):2010/10/28(木) 00:45:42 ID:???
始業時間が近づいてきたため、クラスメイトたちはそれぞれ自分の席に戻っていく。
一人残ったレイが、ヒカリの前にやってきた。
「ご、ごめんなさい、色々と…」
「あたしこそ乱暴な事してごめんね」
「あの、少しづつ自分で、あなたと話せるように、するから、あの…」
「わかったわ、ありがとう。…もうすぐ先生来るから、綾波さんも自分の席に戻らなきゃ」
「ええ…」
ほんの少しだったがレイと言葉を交わすことができ、ヒカリは自分の気持ちがずいぶん軽くなるのを感じた。
…のも束の間、ヒカリは、席に戻る途中のレイがシンジと目配せするのを目撃してしまう。
ヒカリがシンジの方を見るとちょうどシンジもヒカリの方を振り向いたところで、
ヒカリと目が合ってしまったシンジはバツが悪そうに目をそらし肩をすくめた。
おそらく先ほどレイがヒカリに言った言葉も、シンジが慌ててレイに吹き込んだものなのだろう…
そう察したヒカリは
「なーんだ、そういうことか…」とつぶやきながら自分の席についた。
そして頬杖をつき、ボンヤリとシンジの方を見ながら
「あーあ、あやなみあやなみ、かぁ…」と小さな声で言った。
268 :
(7/7):2010/10/28(木) 00:46:23 ID:???
ずっとシンジの方を見ているヒカリにトウジはおどけた口調で声をかけた。
「さっきワイの言うた恥ずかしいセリフも、シンジから言われた方が何倍も嬉しかったりして、ははは…」
「ええ、そうねえ」
「……」
「何?」
「あ、あの、委員長、ワイが今何言うたかホンマに聞いてた?」
「ええ、あんたより碇君の方が何倍もいい男っていう話でしょ?」
「……」
「何?」
「いや、なんか、安心した。」
「そう…」
「……」
「……」
担任がやって来た。ヒカリの小気味よい号令が教室に響く。
「起立!」
(おしまい)
269 :
(追伸):2010/10/28(木) 00:47:05 ID:???
拙い文章をお読みいただき、ありがとうございました。
文中、
>>226 を使用させていただきました。
キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
レイ(*μωμ)カワイイ
レイこんなんじゃねえよ
かわいいから全然いい
前半はLRSだよな。上手いけど
後半てか最後は強引だな
あと地の文を増やした方がいい
ナゼカウエカラメセン
前のヒカリスレどこかで見れませんかね?
>>275ぐーぐるというホームページがあるんですよ
そこのページの検索って書いてあるボタンの左をクリックすると文字を入力する画面になります
そこに調べたいキーワードを入れるといいかもしれませんね
ばかじゃねーの?
スキルない奴はしねよ
>>278ぐっじょぶ
なんか貧乳設定ありそうな…………
ロダがクソ
IEで見れ
俺もみれないよ
弾かれてるのかもね
昨日までIEで見れたのに
287 :
(1/7):2010/11/07(日) 10:53:38 ID:???
「パターン青!…あれっ?」
「どうしたの?」
「いえ、識別信号は確認できるのですが、実体が目視できなくて…」
「ウィルスの類かしら…。で、詳しい場所は?」
「は、はい…。あの、これって確かシンジ君たちの…」
288 :
(2/7):2010/11/07(日) 10:54:20 ID:???
放課後の2年A組教室。
女子生徒2人による「洞木ヒカリ補完計画」。
一人がヒカリの髪をいじっている。
「ヒカリは髪がきれいだからさ、ぜったいこっちの方がいいって!」
そう言ってお下げをほどき、ブラシで整える。
彼女が貸してくれた鏡を覗き込んで、ヒカリは戸惑いながら言った。
「お風呂と寝る時しかほどかないから、なんか変な感じ…」
「そんなあ、もったいないよう!」彼女が言った。
「こうしたほうがぜったい女っぽいじゃん!男の子にはぜったいこっちの方が受けるって!」
「そ、そんなの気にしたことないもん…」ヒカリは顔を赤らめた。
「それからぁ…これ!」もう一人が鞄から口紅らしきものを取り出した。
「えーダメだよこんなの持ってきたら!化粧品なんて校則違反だよ…」
「ふふふー、これはルージュじゃなくってリップクリームでーす!化粧品じゃなくて医薬品ならOKじゃない?」
「え、そうだったかな…」
「はいじっとしててー!」
彼女がヒカリの唇にリップクリームを塗る。
「このクリームはちょっと特別なのよねぇ…ほら見てよ、唇ツヤツヤだよ!」
確かに口紅ではないらしく着色はされていないが、キラキラと輝いているように見える。
「な、なんか自分じゃないみたい…」
289 :
(3/7):2010/11/07(日) 10:55:03 ID:???
「おう!なんや、まだ残っとったんかいな〜」
トウジが教室に入ってきた。
「なによあんた…」「急に入ってこないでよ!」二人組が口々に文句を言う。
「へ?何してんの…あっ!」
髪を下ろしたヒカリを見て、トウジは絶句した。
「鈴原…あっ!」
ヒカリはトウジの目から隠すように、手を口と髪のあたりに行ったり来たりさせるが、もちろんそんな事で
隠せるはずがない。照れ隠しに大きな声で「ジロジロ見ないで!さっさと帰ってよ!」と言った。
「…あーびっくりした〜」
トウジの反応を見て二人組はニヤニヤする。
「ふふふ〜、そうでしょ!」「見違えちゃった〜?」
「ああ、まるで新種のサルを発見したような驚き…」
「…なぁんですってえ!」
ヒカリは髪を振り乱してトウジにつかみかかろうとする。
「ははは、すまんすまん!ほなさいなら!」
タッチの差でヒカリから逃げたトウジはさっさと教室を出ていった。
290 :
(4/7):2010/11/07(日) 10:55:46 ID:???
「…あれっ?」
ヒカリは教室を見回したが誰もいない。
「何やってんだろあたし…居眠りしちゃったのかしら?」
自分の姿勢からすると、机に突っ伏して居眠りしていて、たった今目が覚めたように思われるが…。
「えーと確か、あの子たちに髪を見てもらって、リップクリームつけて、鈴原が教室に入ってきて…」
その後のことが思い出せない。
「うーん…」
思い出そうとして一人でうなっていると、教室に入ってくる人影。シンジだ。
「やあ委員長、遅くまでたいへんだね」ニコニコしながらヒカリに話しかけてくる。
「あ、別に委員の仕事してたわけじゃなくて…」
「あれ、委員長の髪型…」
「え…あっ!」
先ほど鈴原に見られた時より激しい羞恥を感じるヒカリ。
「あ、あの、これは××子たちがイタズラで勝手にやっちゃって…」
ヒカリはまたもや手を口と髪のあたりに行ったり来たりさせる。
291 :
(5/7):2010/11/07(日) 10:56:35 ID:???
「いいよ、なかなか」シンジはゆっくりとヒカリに近づいてくる。
「えっ…」
「そのヘアスタイル、とても似合ってるよ」
シンジはヒカリの右隣の椅子に腰掛けた。しかもわざわざヒカリに密着するように椅子をずらして。
息遣いが感じられるほど至近距離から、シンジは語りかける。
「ちょっと髪に触っていいかな?」
「えっ?」
ヒカリの返事も聞かずにシンジはヒカリの髪に左手を伸ばしてきた。
ヒカリの髪を優しく撫でていくシンジ。
ヒカリは混乱の極みにあった。
髪とはいえ体を男子に触られているのだ。しかもこちらの同意も無しに。
普通に考えれば強く拒絶すべきところだろう。
しかしなぜかヒカリの心から、そうした気持ちが全く沸いてこないのだ。
…もしかしてあたし、碇君にこういうことをして欲しいって、前から思ってたのかしら?
自分の心の中の「性的」なものをほとんど自覚したことがないヒカリはショックを受けた。
そんなヒカリの心の乱れなどおかまいなしに、髪を撫でているシンジの手はその速度を緩め、
それと反比例するかのように熱っぽさをおびてきた。
そしてそれはとうとう動くのをやめ…ヒカリの左肩に静かに置かれた。
ビクッと体を震わせ、シンジを見るヒカリ。
優しく微笑んでいるシンジの顔は、吐息がかかるほどすぐ近くにある。
「ヒカリ…」
シンジから名前で呼ばれたヒカリは、もはや心も体も自分の意志ではピクリとも動かせずにいた。
292 :
(6/7):2010/11/07(日) 10:57:26 ID:???
シンジとレイが本部に行くため、駅へ向かって並んで歩いていると、後ろから呼ぶ声がした。
「碇君!」
2人が振り返ると息を切らせたヒカリが、なぜか切羽詰ったような表情で突っ立っている。
「どうしたの?委員長、そんなに慌てて…」
「碇君こそ、なんで急にいなくなっちゃうのよ?」
「え?」
「とぼけないでよ!せっかくあそこまでしておいて、なんであたしをほったらかしにして行っちゃうの?」
「な、なんのこと?」
全く身に覚えのないシンジが戸惑っていると、レイがシンジにしか聞こえない程度の小声でささやく。
シンジの顔が見る見るこわばっていく。「そ、そんなまさか…」
293 :
(7/7):2010/11/07(日) 10:58:37 ID:???
「何よ綾波さん、今なんて言ったの?」
ヒカリはツカツカとレイのすぐ前までやってくる。
しばらくにらみ合う二人。
シンジはヒカリの真後ろにいるような格好になったのでヒカリの表情は見えなかったが、
ヒカリを見つめるレイの表情が徐々に恐怖に歪んでいくのが見えた。
突然、ヒカリがレイの首を絞め始めた。
レイはヒカリの両手首をつかんで外そうとするが、ヒカリに力負けしている。
シンジが慌ててヒカリの両肩を掴み、後ろ側に引っ張ってレイから離そうとするが、どういうわけかヒカリの抗う力は
とても女子中学生のものとは思えないほど強い。
逆に、ヒカリが後ろに振り回した腕がシンジに当たり、その信じられない強さのため、シンジは道端に尻餅をついてしまう。
「痛っ!」
シンジが短く叫ぶとヒカリはレイから離れた。
激しく咳き込むレイをほったらかしにしてヒカリはシンジに駆け寄り、脇に両手を入れていとも簡単に立たせると、
ニターっといやらしい笑顔を浮かべて言った。
「シンジ、さっきのつ・づ・き…」
首に手をまわし、顔を近づけてくる。
(つづく)
キター(人´∀`)と思ったが期待していいのか?
鬱な展開は泣いちゃうぞ
295 :
(1/8):2010/11/07(日) 22:05:49 ID:???
二人の唇が触れ合う直前、急にヒカリの腕から力が抜けた。
そしてヒカリの身体はシンジづたいにズルズルと下に落ちていき、
しまいには道端に横たわるような格好になってしまった。
何が起こったのか全くわからないシンジ。
「碇君…」自分の首のあたりをさすりながらレイはシンジに声をかけ、周囲を見るよう目で促す。
3人のまわりには黒服で身を包んだ男たちが数人。
うち一人が上着の内ポケットに何かを仕舞いながらシンジとレイに話しかけた。
「大丈夫、眠っているだけです。生命に影響はありません」
「そ、そうですか…」
「ただし…この御学友の最終的な処置については『検査』を経て決定されると思われますが…」
「それってつまり、委員ちょ…この子に、あの…」
「あらゆる可能性を確認するための『検査』です」
「……」「……」
あらかじめ近所でスタンバイしていたのかと疑いたくなるほど迅速にやってきた特殊車両にヒカリは乗せられた。
一見、ただ気持ちよく眠っているだけのように見えるヒカリを運ぶのに担架だけではなく、
まるで死体を運ぶ時のようなビニールカバーまで用いられるのを見た時、シンジの胸はチクリと痛んだ。
「ねえ綾波…あのビニールカバーって、呼吸、大丈夫だよねえ?」
「……」
「さあ、お二人もこれに乗ってください」黒服が二人に話しかける。
「アレと接触したわけですから、お二人にも早速検査を…」
「……」「……」
296 :
(2/8):2010/11/07(日) 22:06:53 ID:???
翌日。
病室の前で赤木リツコ博士は子供たちと押し問答をしていた。
トウジや女子二人組(ブラシ、リップ)もいる。
「…ダメよ、まだ危険じゃないと100%保証できる段階ではないわ!」
「そんな、ここまで来て…」シンジが言った。
「ご家族にも面会をお断りしてるのよ」
「そこをなんとかお願い!あたしたちにとって、すごく大事な友達なの!」アスカが言った。
「あなたたちがどうしてもって頼むから特別にここまでは許可したわ。可能な範囲で検査結果も教えてあげた。
でもこれ以上は無理だわ」
ここまで言われては…と子供たちの中に諦めの気分が漂い出す。
するとレイが一歩、リツコの方へ足を踏み出した。そして
「赤木博士、どうか、お願いします…」と深々と頭を下げた。
他の子供たちもレイに倣う。
リツコはしばらく子供たちを黙って見ていたが、いつまでも頭を上げない子供たちを見て根負けしたのか
「…わかったわ」と小さな声で言った。
子供たちの間に喜びが走る。大声を出しそうになり他の子にたしなめられる者もいた。
「ただし10分だけよ」リツコの傍らにいた看護師が言った。
「本当に友達のことを心配してるなら、約束守れるわよね?」
「はい!」
297 :
(3/8):2010/11/07(日) 22:07:59 ID:???
「でもあんたたち男子はダメ!」リツコと看護師が立ち去るとすぐ、アスカがこう言った。
「え〜?」「なんでだよ?アスカ…」トウジとシンジは不満そうに抗議した。
「あんたたちバカぁ?病室っていえばベッドルームと同じなのよ?」
「…」「…」
「女の子が寝てる姿見られて恥ずかしくないと思ってんの?」
「そんなぁ…だって裸で寝てるわけじゃないだろうし」
「…あっ!」何か思い当たったのか、アスカは小さく叫んだ。
「…あっ!」「…あっ!」男子たちもどうやらアスカと同じことに考えが至ったようで、顔を赤らめた。
「と、とにかくまず女子だけで行くから。いいわね?」
「う、うん、そりゃもう!」「どうぞどうぞ!」
乙
前の職人さんだよな。期待しまくりだな。
299 :
(4/8):2010/11/07(日) 22:08:56 ID:???
アスカはレイと二人組を連れて病室に入った。
しばらくしてアスカは入り口から半身を乗り出し、シンジとトウジを手招きした。
シンジたちの目に入ってきたのは…
シクシク泣いている二人組に対し、励ますように声をかけるヒカリだった。
二人はおそらくヒカリの無事な姿を見て、安堵のあまり泣き出してしまったのだろう。
ヒカリは病院の寝巻きを身につけ、ベッドの上で半身を起こしていた。
顔色はさほど悪くなさそうだ。
ヒカリが男子2人に気づいた。
ヒカリの視線は、シンジとトウジの間を何度も行き来し…
結局はどちらにも話しかけることができず、顔を赤くして黙ってしまった。
300 :
(5/8):2010/11/07(日) 22:10:25 ID:???
しばらくアスカが一人でくだらないことをしゃべり続けた。
はじめは緊張気味だったヒカリがようやくアスカの冗談に笑えるようになった頃、
おもむろにヒカリが、昨日の自分の記憶について確認したいと言い出した。
アスカは「疲れるだろうからまた今度にしたら?」と忠告したが、
ヒカリは「すっきりしたいから…」と言って、順番に話し始めた。
「まず二人に髪を見てもらってリップクリームを塗って…その後鈴原が教室に入ってきたのよ」
「うん…」
「二人と鈴原が帰ったあと、あたしなぜか居眠りしちゃったみたいで…目が覚めたら、教室に碇君が入ってきて…
その後の記憶がないの」
「昨日の放課後の記憶はそれだけ?」
「ええ、気づいたらもう朝で、このベッドの中にいて…」
「おかしいなあ…」シンジがつぶやいた。
「えっ?」
「あのさ、委員長は昨日、僕と綾波を追っかけてきたんだよ」
「あたしが?」
「うん、駅へ行く道の途中まで…」
「そんな…あたし駅の方角へ行ったことなんて、ここしばらく無いよ?」
シンジとレイが黙って顔を見合わせる。
「それとあの…僕が教室に入ってきたって?」
「え、う、うん…」
「それも変だよ…。だって僕と綾波はHRが終わったらすぐに教室を出たし、その後は教室へ戻ってないよ。ねえ?」
「ええ…」シンジに問いかけられたレイが答える。
「えっ…」ヒカリは絶句した。
301 :
(6/8):2010/11/07(日) 22:11:56 ID:???
じゃああの「碇君」は、あたしの頭が生み出した夢とか妄想みたいなもの?…
「いやっ!」
ヒカリは急に叫んだかと思うと、ベッドにもぐりこんでしまった。
「ヒカリ…」アスカが声をかけるとヒカリはベッドの中から小さな声で
「ごめん…」と言った。
「うん、いいよ。疲れたんだよきっと…」アスカが優しく話しかける。
ほんとは恥ずかしくてシンジの顔を見られないからもぐりこんだのだが、もう訂正する気力も無かった。
「せっかく来てくれたのに…」
「そんなの気にしないで…そろそろみんなを連れて帰るから、ゆっくり休んでね」
「うん、ありがと…」
そしてアスカはみんなの方に向かって言った。
「さ、そろそろ帰りましょ。ヒカリを疲れさせちゃいけないわ」
先ほどの看護師の注意も効いていたのか、みんなおとなしくアスカの指示に従って病室を出て行く。
一番名残惜しそうだったトウジが最後に病室を出る前に
「ほな委員長、また学校で、な」とベッドに向かって声をかけた。
掛け布団の塊がそれに応えるようにモゾモゾと動いた。
F5連打中
303 :
(7/8):2010/11/07(日) 22:14:25 ID:???
ベッドの中のヒカリ。みんなが帰って周囲がシンとなり、しばらくすると恥ずかしさもようやく薄らいできた。
かわりにヒカリを捕まえたのは『恐怖心』だった。
今朝このベッドで気がついた後、ヒカリはわけのわからぬまま、何人もの大人たちに徹底的に調べられた。
数時間に及ぶ事情聴取。昨日の行動について何度も何度も同じ質問をされ、少しでも前回と答えが食い違うと
執拗に追求された。
本当は秘密にしておきたかった、教室でのシンジとのやりとりも、洗いざらいしゃべらされた。
そして身体検査…丸裸にされ、文字通り体の隅々まで調べられた。
家族との連絡も許可されない中、ヒカリは心も体もズタズタにされていく長い長い時間を、一人きりで耐えなくては
ならなかったのだ。
そしてまだ、いつ退院できるのかすらわからない。
…あたし一体、どうなっちゃったんだろう?
ヒカリはベッドの中で体を丸め、自分の体を抱きしめるような格好になって、必死に恐怖心と戦った。
が、体が震え、涙があふれてくるのを止めることはできなかった。
…あんなにしつこく調べられたのは、きっとあたしの体に何かあったからなんだわ…
「どうしよう…お嫁に行けない体になってたらどうしよう…」
つまんえ
305 :
(8/8):2010/11/07(日) 22:16:12 ID:???
案の定、病室内のやりとりどころか、ベッドの中のつぶやきさえも、
しっかり記録されて本部の把握するところとなっているわけで…
「使徒の始末はミサトたちに任せるとして…」
その日の夜。本部作戦室。
「リスク覚悟であの子たちと面会させたおかげで、いろいろ貴重なデータが取れたわね。何もかも予定通りだわ」
そう言ってリツコは、ふふっ、と笑った。
モニター画面には三つの小さな丸とそれらをつなぐ3本の線。
「つまり今後は、あの女子生徒の初号機パイロットに対する思慕の念も観察していく必要があり…マヤ」
「はい…」
マヤがリツコに促されてキーボードを操作すると、画面には二つの小さな丸と何本かの線が追加された。
私、子供たちの生活を覗き見するためにネルフに入ったんじゃないんだけど…
リツコに指図されるままに操作を続けながらマヤは、ちょっとだけ、自分の仕事が嫌いになった。
(おしまい)
306 :
(追伸):2010/11/07(日) 22:16:53 ID:???
拙い文章をお読みいただき、ありがとうございました。
執筆のきっかけになった
>>211に感謝いたします。
おーつ!!!!
ヒカシン物語珍しい!!!!好きだぁあああぁ
職人gj
「あんたとノゾミが年頃になってさ、姉妹3人で恋バナをするってのが
あたしの長年の夢なんだけどねぇ。
まぁ、ノゾミはともかくとして…あんたにもまだ早すぎるかい?」
洞木家の設定とかあるの?
コダマとノゾミは二次創作?
公式設定
つかアニメでヒカリ本人がいうてたやん
すまんそうだったか!
洞木家
パパ、コダマ、ヒカリ、ノゾミの四人家族かな?
久々に破みたけど出番やっぱ出番少ねーなwww
314 :
306:2010/11/21(日) 09:07:11 ID:???
規制解除されたら投下させていただきます。
規制か、、、、どんまい
過疎スレなのに投下する職人に感謝!
期待してる
テスト
なんのテストだよwww
数学のテストです。
予告
さて、そんな悶々とした日々(笑)を送るヒカリがある夜見た夢というのが、これ。
ヒカリ(あ、あたしの体に触っていいのは…碇君だけなんだから!)
あ、これはエロすぎるな
書けたとしてもエロパロ板の方に投下しよう
いい加減トウジの事思いだしてやれよ
ヒカリんちに泊まったアスカは布団も一緒だったがお風呂も一緒に入って・・・
――――
学校から帰宅すると毎日洗濯と掃除。さらに食事も作る
別に家事は嫌いじゃない
「まさかあんた、私の下着でシテないわよね?」
「シンちゃん明日から、もうちっと味濃い目の方がいいな〜」プシュッ ゴクゴク
嫌になった
だから家出した
綾波の家に行こうかなと思いながら、夜の公園を彷徨く
「……碇君!?」
今回はこんな感じでお願いします
テスト
>>323 そう、彼は「家事は嫌いじゃない」し、
アスカの毒舌も日常に色を添える、いわば香辛料くらいにしか思ってないから
家出にはならないだろうなぁ
むしろそんな(どんな?)遅い時間に、なぜヒカリが夜の公園にいたのか?
ミ「あらシンちゃんこんな時間にどこ行くの?」
シ「ええ、ちょっと散歩に」
ミ・ア「じゃあ帰りに《ビール》《アイス》買って《きて〜》《きなさいよね!》」
シ「(苦笑)はいはい」
シンジが「あれ?でもビール買うとき年齢確認されるんじゃ…」
とかつぶやきながら公園にさしかかると、ベンチにたたずむ小さな人影。
なんだか見覚えが…と思いつつ目をこらすと、ぽつんと一人で座っているのはヒカリだった。
「どうしたんだろこんな時間に…あれっ?」
ヒカリは顔に手をあて、肩を震わせている。
(…泣いてるのかな?)
シンジはヒカリに近づいていった。
あとは任せた
僕は……逃げた
>>325の続き(案)
ヒカリが泣いていた理由
(1)家族とささいなことで口論し、家を飛び出してきた
(2)公園を散歩している途中、見知らぬ男にいたずらされた
(3)実は泣いているのではなく…
(3−1)思い出し笑い
(3−2)あくび
1
お姉ちゃんとケンカ
「…委員長?」
近くまで来てからシンジが小さく声をかけるとヒカリはビクッと体を震わせ、
顔から手を離した。
涙をいっぱいためた目でシンジを見つけたヒカリは
「うわぁっ!」と言いながらベンチから立ち上がった。
そしてシンジに背を向ける格好になって、慌てて涙をぬぐった。
「あ、ごめん。おどかしちゃったね」
「う、ううん…」
「僕、ちょっと散歩しに来たんだ」
「…」
「あの、だから僕あんまり急いでないからさ」
「…」
「もし僕でよかったら相談っていうか、話を聞くだけでも…」
もしかしたら走り去ってしまうかもと思いながらシンジは恐る恐る声をかけたのだが
ヒカリは背を向けて突っ立ったままだ。
「ほら、委員長も座んなよ」
シンジはそう言いながらベンチの隅に腰掛けた。
(つづくかも)
332 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/12/31(金) 20:32:39 ID:W5NXbIW6
委員長が年越しそばの準備をはじめました。
(年末年始くらい、避難命令出ずに済んでくれればいいけど…
碇君たちにとっては出撃命令になっちゃうんだもんね…)
「ねえヒカリぃ、おそばまだぁ?」
「も〜、お姉ちゃんも少しは手伝ってよお!」
(平和でありますように…)
委員長、おめでとう!
おれも「みどりのタヌキ」で食うかの。
ヒカリちゃん明けましておめでとう
ヒカリちゃんはシンジ君とどういう関係なんですか?
上げてみる
そうです
なにしろ超強力なライバルが二人もいるので…
そうか、そうだったのですね。
超強力なライバル・・・・それは、、、
トウジ君とケンスケ君ですね?
>>343 スクープですな 新年早々、アスカ・レイ激怒ものの
ヒカリが作った合成です
え?そうなの?
洞木ヒカリの策略
ヒカリ「
>>343出来た! あとはこの画像をアスカと綾波さんに送信っと!」
捨てアドで送信する洞木さん
>>348 シンジ君は明日の太陽は拝めないであろう。
あのクラスってなんか特殊な事情があるから
いくら公立中学とはいえクラスメイト=幼馴染(除:転校生)
というわけにはいかないだろう。
が、そこはちょっと目をつぶって…
「ねえ鈴原ぁ、碇君ってやっぱりアスカか綾波さんが好きなのかしら?
…え?だ、だってこんなこと聞けるの、あんただけだもん…」
おはよう
ヒカリの女友達がいればベストなんだけどな(いるんだろうが)
ヒカリの世紀
昔読んだよ確か。完結してたっけ
未完
某SSではトウジに振られたヒカリがシンジの「二号さん」宣言し
アスカと張り合う。
>>356 「MAP1144」に掲載されてる「動き始めた時間」です。
完結してます。学園もの、だと思います。「エヴァ」も「使徒」も出ません。
わたし的には面白いです。ご一読されては?
さらにそこには、シンジを巡ってアスカとヒカリが張り合う
「義兄」もあります。完結してます。
私も今読んでるところです。
ヒカリちゃん、いい子だよね。
「エヴァ」の女性キャラで、「お嫁さん」が一番似会うと思うよ。
夢の変遷、そして現実
「あたしおおきくなったらパパのおよめさんになるー!」
↓
「花屋さんかお惣菜屋さん」
↓
猛勉強の甲斐あってネルフに正規職員として就職。
ただしミサトやリツコみたく何か突出したスキルがあるわけでもないので
一般事務員です。
「何よこの糞忙しさは…さっさといい男つかまえて結婚退職しなくちゃ!」
やめろ!!そんなリアリティ!!
委員長は牽制し合うアスカとレイを出し抜いて
シンジ君のハートをゲットするのです。
洞木ヒカリの策略
初夢でシンジと結ばれる夢を見てしまった洞木ヒカリ
>>366 ほんとにいい表情だよね、シンジ君のとなりをゲットしてるからだね
でも、この写真?レイが髪の毛しか写ってないよ
アスカもすごくいい表情なのに惜しいね
ごめん見れた
シンジ君、両手に花ですな
ペンペンになりたい
むしろヒカリになりたい
↑シンジ君に迫るのですな
「碇君、おはよ!」
ヒカリの一日はこのあいさつから始まる。
枕元の写真立てに入っているのは、スナップ写真の、シンジの部分だけを切り取ったものだ。
サイズは証明写真よりちょっと大きい程度。
この小さな一枚の紙片を手にするためにヒカリが級友に支払った対価については後述するとして…
登校前には写真立てからそれを取り出し、丁寧に紙にくるんで生徒手帳に挟むのである。
そして制服の胸ポケットに入れる…
これがヒカリの朝の儀式である。
学校に行けばシンジの周辺はいつもの光景だ。
アスカになんやかやちょっかいを出され、賑やかに口げんかをしている。
(アスカだけではなく、シンジまでもが楽しそうなのが、ヒカリには癪だ。)
それがなければ「レイ参り」だ。
放っておけばいつまでも一人で黙って窓の外の風景を見ているだけのレイに、シンジはさかんに声をかける。
しかしその行為は、少なくともヒカリの目には砂漠に水を撒いているように映る。
シンジがどんなに話しかけても、レイはまともに相づちも打たず、ぼ〜っと聞いてるだけのように見えるからだ。
ワガママ娘と口無し女…
(あの子たちのどこがいいんだろ!)
シンジからあの二人に対する感情など聞いたこともないのに、ヒカリはシンジがあの二人に縛られ、
他の女の子を好きになる自由を奪われていると勝手に思い込んでいた。
また、誰かがシンジを好きになることも許されていないのだ、とも…。
(なによ、あの子たちなんかよりあたしの方がよっぽど…)
ヒカリは二人を交互に眺めながら、一人で勝手に不平不満の感情を昂ぶらせていった。
(よっぽど…よっぽど…普通なのに…)
さて、そんな悶々とした日々(笑)を送るヒカリがある夜見た夢というのが、これ。
「おはよう、ヒカリちゃん!」
マヤ先生は若くてきれいで優しいから、園児の人気者だ。
「せんせ、おはよ!」
ヒカリははるか上方にあるマヤ先生の笑顔に向かって、元気いっぱいあいさつをした。
「あれ?あんな子いたっけ?」
砂場でままごとをしていたヒカリが隣の女の子に話しかける。
同じ砂場の端っこで、見慣れない男の子が一人で砂山を作っているのだ。
「ああ、あの子はねえ、遠くから引っ越してきたんだって。昨日からとなりのウサギ組なんだよ」
「へー」
「それでね、ウサギ組の××ちゃんから聞いたんだけど…」女の子は声をひそめて言う。
「なになに?」
「あの子…お母さんが死んじゃったんだって」
「えーすごーい!」
「ちょ、ちょっと、ヒカリちゃん声が大きいよ…」
「だってすごいじゃん!お母さんがいないなんて、まるで絵本のしゅじんこうみたい!」
「…ヒカリちゃん、うれしそうだね…」
ままごとが一段落し、お片付けが終わると他の子たちはお部屋に戻っていったが、ヒカリは一人で砂場に残っていた。
さっきの男の子が気になって仕方ないのだ。
一人で黙々と砂山を作っているのだが、まずその形がヘンだ。
普通、山を作るといえば富士山みたいに丸く作っていくものだが、その子の作る山は四角なのだ。
それに、ずっとつまらなそうな、寂しそうな顔をしている。
保育園児のヒカリにとって男の子といえば、一日じゅうアホみたいにゲラゲラ笑いながら走り回っているもの、という認識なので
あんなに長い時間笑い顔以外の表情を続けているという、それだけでも充分珍しい存在だ。
…と、男の子が信じられない行動に出た。
せっかく作った四角い山を、蹴飛ばして壊してしまった。
それだけではない。
一旦地べたをぺったんこに戻したあと、またすぐ四角い山を作り出したのだ、さっきと全く同じように!
もう好奇心を抑えることができなかった。
ヒカリは目をギラギラさせながら男の子に近づいていった。
「ねえねえ、なんでそんなことしてんの?」
ヒカリが声をかけると男の子はヒカリの顔をちらっと見たが、またすぐ作業に戻ってしまった。
「せっかく作ったのにこわすなんてもったいないじゃん!それにどうせまた同じように作るんでしょ?」
「……」男の子は黙って作業を続けている。
改めてみると、その男の子は全く表情がないように見えた。
「ねえ、なんでそんなにつまんなそうな顔してんの?」
「……」
「遊んでるのにつまんないの?」
「何やってもつまんないよ…」
「えー?じゃあテレビ見てもつまんないの?」
「うん…」
「おかし食べてもぉ?」
「うん…」
「えーウソだー!」
「お母さん死んじゃったから…」
「……」
「それからは何やっても楽しくない…」
「……」
「ぼく…ぼくね、お母さんが死ぬとこ見ちゃったんだ…」
「ええっ!?」
「ぼくが見てるとこで、お母さんは…」
ヒカリは何か強い力に押されるようにして、男の子の背中にしがみついた。
「ひどーい、かわいそう…」ヒカリはそう言った後、しばらくそのままの格好でいた。
とっさにとった行動だったが、ヒカリは、こうしてればきっとこの子が元気になるだろうと信じていた。
普段、お父さんやお母さんにこうすると、とても喜んでくれるからだ。
でも男の子はじっとして黙ったままだ。
ヒカリはいっしょうけんめい考えた。何か、この子が元気になるようなことを言ってあげなくては…。
「あたし、およめさんになってあげる!」
「……」
「あのね、そうするとあたしがおかあさんで、あんたがおとうさんになるんだよ」
「……」
「そんでね、あたしが毎日おべんと作ってあげるから!」
「おべんとう…?」
「うん!おいしいおべんと食べるとね、みんなニッコニコになっちゃうんだよ!」
「ふーん…」
「なによお、ウソじゃないよ!」
「……」
「だ、だってあたしのお父さん、いっつも仕事から帰ってくるとまっさきにお母さんに
『今日もおべんとおいしかったよ』って言うんだから!」
「……」
「こ、こうやって空のおべんと箱をカラカラってふりながら、ニコニコして…」
ヒカリは男の子から体を離して、お父さんの真似をして見せた。
「……」
「だ、だからあ、あたしが毎日おべんと作ってあげるから、元気出してよ!」
「…おべんとう作ったら…」
「えっ?」
「ぼくがおいしいおべんとう作ったら、おとうさんもニコニコしてくれるかな…」
「あ、あんたのお父さん?うん、もちろんニッコニコだよきっと!」
「…ぼくのお父さんは、お母さんが死んでから、あんまりうちに帰ってこなくなっちゃったんだ…」
「……」
「ぼく、いっつもうちでひとりぼっちで…さびしくって…」
「…ちょっと、あんた…」
「ねえ、ぼくがおいしいおべんとう作ったら、お父さん…帰って…きて…くれるかな…」
最後の方は涙のせいでよく聞こえなかった。
「な…なんで泣いてんのよ…」そう言いながら、ヒカリは怖くてたまらなかった。
今目の前にいる男の子は赤ん坊ではない。それに、ぶたれたり叱られたわけでもない。
なのにいきなり泣き出したのだ。
これはもう保育園児のヒカリにとって完全に理解の範囲外のことだ。
ヒカリは後ずさりして男の子から離れようとした。
…と、そこへマヤ先生がやってきた。
「あらあら、なんで泣いてるのかなあ?」
先生の声を聞いたとたんに、ヒカリは叫んだ。
「ちがうよ!ちがうよ!」
「え〜?どうしたの?ヒカリちゃん…」
「あたしじゃないもん!あたしが泣かしたんじゃないんだから!」
「ふーん、そう…」
「ほんとだよ!あたしぶったりけったりしてないもん!」
「へ〜、じゃあなんで泣いちゃったのかなあ?」
「知らないもん!あの子がかってにないて…だ、だ、だからあたしわるくないもん!」
気分が昂ってきたヒカリは、とうとう泣き出してしまった。マヤ先生にしがみついて大声で泣いた。
「あらあらヒカリちゃんまで…困ったわねえ」
…と、ヒカリの後ろから男の子の声が聞こえた。
「そ、その子悪くないよ」
「あらそうなの?」
「うん…ぼく、おかあさんのこと思い出して、かなしくなって、それで泣いちゃったの。
だからその子はわるくないよ」
「そうだったの〜。…ねえヒカリちゃん、ヒカリちゃんは悪くないって言ってくれたよ?」
ヒカリはもう泣き止んでいたが、顔をマヤ先生に押しつけたまま黙ってじっとしていた。
「ヒカリちゃん、仲直りしようよ、ね?」
「いや!きゅうになきだす子なんてきらい!」
「…ヒカリちゃん、そんなこと言っちゃダメだよ?」
マヤ先生が少し強い口調で言った。ヒカリはビクッと体を震わせ、マヤ先生から離れた。
先生に叱られたと思ったヒカリは、怖くて先生の顔を見ることができず、うつむいて突っ立っていた。
すると後ろからポンポンと肩を叩かれた。振り向くと男の子は、さっきとはうって変わってニコニコ笑っている。
「ぼくもおおきくなったらがんばっておべんとう作って、みんなをニコニコさせるからね」
「……」
ヒカリは黙って男の子の顔を見ていた。…というより見惚れていた。
「だからヒカリちゃんもがんばってね!」
そう言って男の子はウサギ組のお部屋のほうへ走っていった。
「…あ、ちょっとまって!」ヒカリが男の子の背中に向かって叫んだが、姿はどんどん小さくなっていく。
「ねえ、あんたのなまえは…」
目が覚めた後、ヒカリは激しい自己嫌悪に襲われた。
(あたし…現実で碇君と仲良くなれないからって…
なんなの、タイムスリップして保育園児の碇君に手を出そうとしたわけ?)
「あ、あたし変態じゃん!」
(おまけにプロポーズまでしちゃって…)
「ひゃ〜恥ずかし〜〜!」
部屋のドアが急に開かれた。姉のコダマだ。
「…ちょっとあんた、大丈夫?大きい声で独り言なんて…」
「…へっ?」
どうやら無意識に( )と「 」がごっちゃになっていたらしい。
「う、うん、大丈夫だよ。洞木ヒカリは至って普通です!」
言ってヒカリは寝床から飛び出した。
「何それ…。あ、そうだ、この前の手紙の件だけど」
「え、なあに?」
返事をしながらヒカリは手際よく布団をたたんで押し入れにしまっていく。
(写真立ては机の引き出しへ…。)
「ほら、あんたのクラスメイトの、えーと相原君だっけ、彼の手紙を××子に渡したんだけど」
「あ、お姉ちゃんありがと!」
「いや…、その子その場で封を開けて手紙を読んでさ、数秒で『趣味が合わないわ』と…」
「あらそう…」
「悪いけどヒカリから、えーと相川君だっけ、に、うまいこと言っといてくれないかな?傷つかないようにさ」
「そうね…うん、わかった」
「……」
「ん、なあに?」
「ヒカリ、ちょっと話をしていいかな…」
布団が片付けられたヒカリの部屋で、二人はペタンと床に座った。
「あんた今でもクラスの委員長やってんの?」
「うん、まあ改選は半年に一度だし…」
「ご苦労さんだねえ、伝書鳩までさせられて」
「え…、あ!あの手紙のことは、別に、委員長の仕事というわけじゃなくて、その…」
「ははは!冗談よ…なによヒカリ、顔赤くしちゃって。
…あ、もしかしてほんとはあんた、えーと、その相沢君を好きだったりして」
「あーそれは無い無い!あたしも趣味合わないもん!」
「…けっこう即座に否定しちゃったわね…」
384 :
383:2011/01/11(火) 00:57:39 ID:???
連投規制を食らってしまったようです。
(あと1回なのですが…)
すみませんがしばらくお待ちください。
久々に来たらめちゃくちゃ活気づいててちょっと嬉しい
待ってる
ただこれだけは言わせてくれ
ヒカシンは正義!!!!!!
そうだね
実はヒカリもシンジに想いを、というSSやFF
結構あるよね
投下はまだか
「ヒカリの世紀」
「委員長と一緒」もいいぞ
オレはヒカリの世紀の完結をパンツを脱いだまま待っているんだ
早くパンツ履かせてくれ!!
某SSでは
民法改正?で「重婚」が可能になって
シンジはアスカとヒカリと結婚するというのがあったな
エヴァ世界の少女キャラでは
一番いい子だと思うな
将来、いいお嫁さんになるよ
嫁にするならヒカリ
家事はできるし、床上手
そこで「LHS」だな
「まあ要するにあたしが言いたかったのはさ…」
「……」
「あんまり頑張りすぎんなよってことさ」
「そう…あたし、無理してるように見えるかなあ?」
「学校では委員長で、うちではあたしよりよっぽど家事をやってるしなあ。…へへ、ごめんな、ずぼらな姉貴でさ」
「そ、そんな気にしないで。特に料理はあたしが好きでやってるだけなんだし」
「そっか…。でもまあね、人ひとり、ちょっとばかりさぼったり逃げたりしても、たぶん何もかも大丈夫だよ、この世の中」
「うーん、そういうもんかなあ…」
コダマがヒカリの頭をポンポンと軽く叩いた。
「肩の力抜いて行きましょうよお、我が妹よ!」
「どうしたのさお姉ちゃん、朝からハイテンションだね…」
「いやあ、妹が色気づいてきたのを見て興奮しちゃって…」
「な、なによお…」
「枕元に男の写真とはねえ」
「…!」
ヒカリは慌てて立ち上がり、さっき写真立てを入れた机の引き出しを後ろ手で押さえるような恰好をした。
「あらまあ、わざわざ隠し場所を教えてくれて…」
「ああもう、どうしたらいいのよお!」
「ヒカリ、もう一回聞くけど…あんた大丈夫?」
(おしまい)
396 :
(追伸):2011/01/11(火) 23:26:59 ID:???
不可抗力とはいえ、もったいつけておいて
たいした結末にならず、すみませんでした。
それにしても、とうとうトウジ含有率0%になってしまった…
乙です!
これからもいい話をお願いします!
いいですねえ、LHS
乙良かった!
もう一度言わせてくれ
ヒカシンは正義!!!!!
あげ
ねえ鈴原、誤解しないで。
あんたのこと嫌いって言ってるんじゃないの。
だって保育園の時からのつきあいだもん、
なんでも本音で言い合える、いい友達だと思うし
これからもずっと友達でいてほしいの。
でも…
あんたには嘘をつきたくないから、こないだ言ったよね?
あたし最近、気がつくとずーっと碇君のことばっか考えちゃってる。
…好きなの、碇君が。あんたの何倍も。
なんや、そうやったんか
402 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/01/13(木) 07:44:55 ID:IErkH8E4
委員長じゃアスカ綾波マナに勝てないだろ
シンジ杯
本命 綾波レイ
対抗 アスカ
穴 霧島マナ
無印 洞木ヒカリ
お嫁さんにしたい度だと
ヒカリ>>マヤ>マナ>>>>>>>(よくわからない壁)>>>>>レイアスカ>>>>>ミサト
うむ、賛成だな。
家庭的というか嫁さんにするなら委員長だな。
シンジ君もそう思うに違いない。
肉体が誰を求めるかはわからんが。
じゃあヒカリとミサト以外は貰っていきますね!
スクープ画像ですな
これをシンジ君やアスカが見たら
どうなりますかな
委員長さん、、、。
つかそれ誰描いたの
イイ!
いい絵だな、表情がすごくいい。
こんな笑顔を向けられたら陥落するな。
シンジ争奪戦に参加すべきだ
新劇場版でのヒカリの出番の少なさに全俺が泣いた
なんだ
にょりこか
シンジ君の嫁は委員長
ヒカリ シンジの嫁(専業主婦 妊娠3ヶ月)
シンジ ネルフの職員兼エヴァパイロット
「行ってきます」
「行ってらっしゃ〜い」(チュッ!)
勤務中、第一種戦闘配置を知らせる警報が。
シンジ「行ってきます」
隣の席の人(男)「行ってらっしゃ〜い」(ty
ヒカリはトウジの嫁だと言うのに…
トウジにはアスカあげるよ
エロは嫌いではないけど
少なくともこのスレには、
>>406や
>>422は、ふさわしくないと思う。
(エロ用の板が他にあるんだし…)
正直言ってちょっと嫌な気分です。
どれ位嫌な気分かというと…
何十人もいるクラスメイトの中には
もしかしたら一人や二人、ヒカリを嫌っている者もいるかもしれません…
ヒ「あら?何かしらこれ…」
>>406 >>422 ヒ「ひっ!」
2枚の紙を慌てて元あった下駄箱に入れて勢いよく扉を閉じた。
するとその音に反応したかのように、すぐさま二人の女子生徒が近づいてきた。
二人ともヒカリのクラスメイトだ。
クラスメイト1「あらヒカリ、何隠したの〜?」
2「あ〜、もしかしてラブレター?」
ヒ「ち、ちが…」
1「ねえねえ見せてよ〜」
2がヒカリをつかまえている間に、1がヒカリの下駄箱を開けてしまう。
1「どれどれ…
きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
職員室の片隅の応接セット。
ヒカリが一人で数人の教諭と対峙している。
双方の間にはテーブルに置かれた先ほどの2枚の紙。
ヒカリは今にも泣き出しそうな表情だ。
教諭1「まったく…見損なったよ、君を」
ヒ「え…」
教諭1「こんないやらしいものを持ち歩くなんて」
ヒ「そ、そんな…さっき説明したじゃないですか!
朝、下駄箱を開けたらこれが入ってて…」
教諭1「おまけに保身のためにそんな嘘まで…」
ヒ「う、嘘じゃありません!」
教諭2「複数の生徒から証言があったんだよ、
君が自分の鞄からこれを取り出すのを見たとね」
ヒ「そ、そんなはずは…なんかの間違いです!」
教諭2「ほう…つまり君はその生徒たちが嘘をついてると言うんだね?」
ヒ「誰なのか教えてください!あ、あたしが直接その子たちと話し合って…」
教諭1「そんなこと言えないよ。常識で考えればわかるだろ?」
ヒカリは顔を手で覆って泣き出した。
教諭3「まあまあ先生方、洞木君は普段、成績も生活態度もたいへん優秀です。
しかもクラス委員長も立派にこなしている。
でもまあ、だからこそストレスも大きいのかもしれません」
ヒカリにはもう反論する気力はなかった。
教諭1「そうですね…洞木君のことだ、もっと中学生らしいストレス発散方を
すぐに見つけられるでしょうし…」
教諭1は他の教諭たちに「ま、これくらいで…」と小さく声をかけた後、ヒカリに言った。
教諭1「洞木君、今回はまあ、初めてでもあるし、君の普段の真面目な態度に免じて
処分は無しとしよう。ただし、今後はこのようなことのないよう………」
うなだれて教室に戻ったヒカリ。
クラスメイトたちは遠巻きにヒカリを見ているだけで、声をかけようとする者はいない。
…と、先ほどのクラスメイト1,2が心配そうな表情で近づいてくる。
1「ヒカリ、大丈夫?」
2「ひどいよねえ、誰があんなもの入れたのかしらねえ?」
ヒカリは二人の方をまともに見られない。どうしても疑いの表情で見てしまいそうになるからだ。
(この子たちかしら?嘘の証言を先生にしたのは…
でもこんなに心配してくれてるし、あの時下駄箱の周りには他にも何人もいたような気がするし…)
ヒ「あ、ありがとう。ええ、大丈夫よ…」
二人はさらに二言三言ヒカリに声をかけた後、自分たちの席へ戻っていった。
その途中で二人が顔を見合わせてクスッと笑ったのを見たものは誰もいなかった。
クラスメイトたちは自分の席につこうとしているヒカリに注目していたのだ。
そこはトウジのすぐ隣の席でもある。
その時にはすでに大半の生徒が、件の紙に何が描かれていたのかを知っていた。
…いや、正確には、何が描かれていたのかという噂を聞いていた。
伝達網は錯綜し、誰が第一発見者で、誰が情報の発信者か、もう誰にも
わからなくなっていたが…。
ヒカリは静かに席についた。
いつもならすぐに声をかけてくるトウジが無言のままだ。
恐る恐るヒカリがそちらを伺うと、トウジはヒカリの方の反対側に首をひねり、
窓の外の風景を見ているようだった。
(どんな風に鈴原の耳には入ってるんだろう…
鈴原と、前と同じように喋れるようになるまでどれだけかかるのかな…)
ヒカリは暗澹とした気分だった。
…とまあ、これくらい嫌な気分です。
なげえよ
三行にまとめろよ
ちょっと笑った
ヒカリが実はシンジ君が好きだった件
トウジですから
SS童貞は2ch初心者かいな?
ワシはそういう臭いのかなわんのうw
もっとえろいのたのんまっさ
(碇君…碇君…ああ、い、碇君!)
「んんっ!」
口に小さなハンドタオルをくわえていたおかげで、なんとか大きな声をださずにすんだ。
なにしろ同じ部屋で妹が眠っているのだ。
(ああ、またしちゃった…)
ヒカリは布団の中から右手を出し、さっきまで口にくわえていたハンドタオルで
指に付着したぬめりをふきとった。
そして布団の中で、乱れた下着とパジャマを直した。
(あたし、すっごく悪いことしてる…
だってこれ、碇君を汚してるのと同じだもんね…)
(つづきません)
(つづかなくていいです)
うん。うまそうだ
437 :
419:2011/01/30(日) 12:20:44 ID:???
ヒカリはシンジの愛人
コンクリートの塊が飛んできて足を骨折したノゾミ
その直後に私が通っている学校に転校してきた少年
その少年はノゾミにケガを負わせた本人だった
新番組「ヒカリと暗い闇」
さーて次は不潔にしちゃいます
441 :
440:2011/02/03(木) 19:11:16 ID:???
いま自分で書いたの読んで後悔した
予告
バレンタインデー記念作品
「おさななじみ」
早起きだな
ヒカリが軽音部に入るけいおんクロスは需要ありますか?
ないな
けいおん見てないから却下
全く無いです
ヒカリ「ゲイリー・ムーアさんが亡くなったらしいね」
しかし人いないな
予告
ヒ「そういえば去年だったっけ?妹さんからチョコもらえなかったって
あんたがベソかいてたの(ニヤニヤ)」
ト「おお、小学生になったとたんに兄貴よりボーイフレンドが優先やなんて
まったく色気づきよって…って、いやいやそれより…」
ヒカリはシンジの愛人だった!
452 :
(1/4):2011/02/13(日) 15:21:47 ID:???
バレンタインデイ記念作品
「おさななじみ」(第1回)
放課後の教室。
窓際の席のヒカリは、机に頬杖をついて校庭を見下ろしていた。
「あーあ、今日もあの3人組か…」
シンジ、アスカ、レイは小走りで校門に向かっていたが、
レイは走るのが苦手なのか、すぐ遅れがちになる。
その都度シンジが戻ってきてレイの手を引いて再び校門へ向かおうとするのだが、
そうすると二人よりずいぶん先に進んでいたアスカまでがわざわざ戻ってきて、
シンジをどついたりするものだから、結局普通に歩いている他の生徒たちより
よっぽど時間がかかっている。
453 :
(2/4):2011/02/13(日) 15:23:01 ID:???
「碇君は三蔵法師よね…、アスカはわがままでやかましいから孫悟空で、
綾波さんは…あら、西遊記には無口なキャラなんかいないわねえ。
てゆうかそもそも一人足りないし…」
ブツブツ独り言を言っているヒカリの背中に、トウジは恐る恐る声をかける。
「あ、あのー、委員長…」
「なあに?」ヒカリが振り返る。授業中にはまず見せることのない、
リラックス…を通り越してボンヤリした表情だ。
「も、もうすぐアレやな…」
「ああ、バレンタイン?心配しなくてもちゃんとあげるわよ」
「あ、ああ、すまんな、ははは…」
「ま、義理チョコだけどね」
「へ…」
「そういえばさあ、妹さんからチョコもらえなくなったって
あんたがベソかいたの、去年だったっけ?(ニヤニヤ)」
「あ、ああ、小学生になったとたんに兄貴よりボーイフレンド優先やなんて、
まったく色気づきよって…って、いやいや、そんなことより…」
「ん?」
「さっき義理って…」
「なによお、もらえるだけありがたいと思いなさいよ!」
「だって去年まではわざわざ義理なんて言わなんだし…」
「あれ?そうだったかしら…」
「じゃあワイとは別に本命がいるんや…」
「うん、まあね」
「…ずいぶんあっさり認めるんやな…あ、あのまさか、その本命が誰やなんて、教えてくれへんわな、ははは…」
「いいわよ、別に」
「へ…」
「碇君。」
「…へー、そうなんや…」
ヒカリはまた窓の外を見る。
「あら、もう見えなくなっちゃったわ…」
454 :
(3/4):2011/02/13(日) 15:24:05 ID:???
「あ、あのさあ」
「なによお?まだなんかあるの?」振り向いたヒカリがうるさそうに応える。
「…今、自分が重大発表しちゃったこと、ちゃんとわかってる?」
「重大発表?」ヒカリの表情がやや引き締まる。
「ああ、誰が一番好きやって…」
「…あたしが?あたしが言ったの?」
「ああ、碇って…ぅおっ!」
トウジは悲鳴をあげた。ヒカリがスネを思いっきり蹴ったのだ。
「あ…あんたなんで知ってんのよ!」
「さっき自分で言うたやん…あーいてて…」
「ば、ばかねえ、常識で考えなさいよ!女の子がそんなこと簡単に言うわけないでしょう!
さあ、どうやって調べたのか正直に言いなさい!盗聴なの?盗撮なの?」
「な、何を言うて…委員長いったい家で何をしてんねん?」
「あ、わかった…催眠術ね!」
「…はぁっ?」
「きっとあれよ!ほら、『あなたは好きな人を言いたくなーる』
とかなんとか呪文をかけて聞き出したんでしょ!
そしてついでに、正体をなくしてるあたしの体のあちこちを触ったんだわ!」
「……」
「さあ警察へ行きましょう!ほんとはあたしが訴えて逮捕してもらうとこだけど、そこはおさななじみのよしみよ、
あんたが自首したことにすれば少しは罪が軽くなるわ、さあさあ!」
455 :
(4/4):2011/02/13(日) 15:25:51 ID:???
「はいストップ!妄想ストーーップ!」
トウジはパンパンと手を叩いてヒカリを黙らせた。
ヒカリはやっと我にかえったようだ。キョトンとしている。
「委員長こそ常識で考えてえな、催眠術とか盗聴とか盗撮とか…
ワイにそんなことできるわけないやろ?」
「……」
「でも…ほんとにさっき委員長は言うたんやで?ワイは義理で、本命は、その、誰かさんて…」
ヒカリは顔を真っ赤にし、トウジに背を向けるようにしてまた外を向いた。
「あ、あのさ…」
「ああ、誰にも言わへんよ」
「うん、ありがと…」
そう言ったあともヒカリは外を向いたままだったが、
トウジはもう余計な言葉をかけず、ただ黙ってヒカリの背を見ていた。
やがてヒカリは「帰ろっか…」と小さく言って、素早く鞄をつかんで
さっさと一人で教室の出口へ向かった。
トウジは、そんなヒカリの所作は慣れっこだと言わんばかりに、至って自然にヒカリに追いついた。
そして、二人は肩を並べて帰路についた。
(第2回へつづく)
ヒカシンにしないとダメだ
好きに書けばいいよ
ただシンジやトウジ、もちろんレイやアスカも不幸にしないSSなら読みたいしな
458 :
(1/3):2011/02/15(火) 02:07:37 ID:???
「おさななじみ」(第2回)
ヒカリの部屋。
制服から部屋着に着替えたヒカリは、勉強机の椅子に腰掛けた。
「あたし、ほんとに碇君のこと言っちゃったのかなあ…
でもあいつも嘘ついてるように見えなかったし…」
机の上の写真立てに目をやる。社会科見学のスナップ写真の、
シンジの部分だけを切り取ったものがはさまれている。
「あーあ、鈴原と二人きりになると、なんか調子が狂っちゃうのよねえ。
緊張感なくなるっていうか…」
シンジの写真はサイズが合っていないので、元々そこに入っていた写真
(保育園児のヒカリとトウジが手をつないで恥ずかしそうに笑っている)の
大半が見えてしまっている。
「なにしろ10年のつきあいだもんね…あーだめだめ!
本でも読んで気を引き締めなきゃ!」
ヒカリは図書館から借りていた本を取り出した。
459 :
(2/3):2011/02/15(火) 02:08:36 ID:???
1時間後、確かに気持ちは引き締まったが、涙腺は緩みっぱなしだった。
その本は極限状態における友情を描いた、ノンフィクションのオムニバスだった。
太平洋戦争、セカンドインパクト…
命がけの戦闘、あるいは復興のための辛い作業のなかで、
人々は力を合わせてその困難を乗り越えてきた。
そのようにしてつくられた人と人とのむすびつきは、
普通のものよりはるかに強いものに思われた。
ヒカリはティッシュで涙を拭いた。
「そうか、『戦友』って、普通の『友達』の何倍も強い友情で結ばれてるのね…」
ヒカリはふと、あの三人組に思いを馳せた。
一応機密事項とのことなので公式に報道されたりすることはなかったが、
アスカが度々披露する自慢話を信じるとすれば、
ヒカリをはじめ一般の生徒たちがシェルターへ避難している時、
三人は命をかけて戦っているのだ、力を合わせて…。
すなわち三人はまさしく「戦友」ではないか!
ヒカリはまた、写真立てに目をやった。
ごく普通の男子中学生のように、ニッコリ笑っているシンジが、
急に、遠い存在になってしまったように感じた。
460 :
(3/3):2011/02/15(火) 02:09:53 ID:???
朝。
ヒカリとアスカが教室に入ると、トウジの席に数人のクラスメイトが集まってもりあがっている。
その中にいたシンジがニコニコ笑いながら
「アスカも見てみなよ、すごくかわいいよ!」と声をかける。
どうやらトウジが持っている写真を見て騒いでいるらしい。
先にその写真をのぞきこんだのはヒカリだった。その瞬間、顔から火が吹いた。
あの写真立てに入っている、トウジとのツーショットではないか!
「ちょっ、なんであんたがこれ持ってんのよ!いつの間にあたしの部屋に忍び込んだの!」
「な、なに言うてんねん、焼き増ししたんやないか!
…って、委員長もこの写真、今も部屋に飾ってんのかいな〜?」
「え?あ、そうじゃなくて部屋といっても押入れの奥深くに…」
シンジがふとアスカを見ると、彼女はいつの間にか机から写真をつまみあげ、
真剣な表情でそれを見ている。
その様子に何かただならぬものを感じたシンジは
「アスカ…」と声をかけた。
するとアスカはわれに返ったとばかりに慌てて作り笑いを浮かべ、トウジに
「大事な写真なんでしょ?あんまり外に持ち出さない方がいいんじゃない?」
と声をかけながら写真を渡そうとした。
アスカらしからぬ、穏やかな物言いにトウジはあれっ?と思いつつも写真を受け取った。
(第3回へつづく)
461 :
(1/5):2011/02/16(水) 07:38:25 ID:???
「おさななじみ」(第3回)
「あたし、アスカと話があるから。先に帰っててよ」
放課後。ヒカリはトウジにそう言ってさっさとアスカの席へ向かっていく。
トウジは朝のアスカの様子を思い出し、ちょっとひっかかるところがあったので
様子をうかがうことにした。
トウジが少し離れたところにいると気づかぬまま、ヒカリは早速アスカに話しかける。
「あのね、アスカ…」
「なあに?」
「あのー…アスカたちがやってる仕事って、募集とかはどうやってるのかしら?」
「…どういうこと?なんでそんなこと聞くの?」
「えっと、興味があるっていうか…」
「……」
「ほら、アスカよく言ってるじゃない?人類を守る大切な仕事をしてるんだって。
だからあたしも、どうせ将来何かの仕事につくんなら人のために…」
「看護師とか警官とかも、人のためになる立派な仕事よ?」
アスカがヒカリの言葉を遮るように言った。
ヒカリは、その厳しく冷静な口調にビクッと体を震わせた。
「なぜよりによって、あたしと同じ仕事なの?」
「だ、だからそれは…」
アスカは、ヒカリの少し後ろにいるトウジをちらりと見た後、ヒカリの耳元に口を寄せた。
「シンジなの?」
ヒカリは今度こそ黙りこんでしまった。
アスカは元の姿勢に戻り、顔を赤くしてうつむいたヒカリをしばらく無言で睨みつけていたが、
やがて、ゆっくりとした口調で話し始めた。
462 :
(2/5):2011/02/16(水) 07:40:13 ID:???
「ねえヒカリ、よく聞いて。
あなたたちがさっきの写真みたく、お手手つないで仲良しこよしって
笑いながら一日中遊んでた頃、あたしはもう施設で訓練を受けてたわ。
もちろん自分の意思もあって始めたことだったけど…
ここで頑張れば、みんなに必要とされる人間になれるんだ、なんて張り切ってられたのは
はじめの2、3日だったわ。
ねえわかる?就学前の子供が、家族もいない、同年代の子供もいないところに閉じ込められて、
たくさんの知らない大人たちに囲まれて、一人っきりで一日中知識や実技を叩き込まれるのよ。
寂しくって、辛くって…。
でも泣いてるところを見られるのは絶対嫌だったから、夜、ベッドの中で泣くしかなかったの。
どうせ寝室も監視されてると思ったから、声がもれないようにベッドの中にもぐりこんで、
パジャマの襟口を噛みながらね…
そんな思いをして、ようやく今のあたしが…あたしの仕事があるの。
だからヒカリがたやすくあたしたちと同じことをなんて言うの、
あたしは絶対認めるわけにいかないの!
『興味がある』?甘いこと言わないで!何が『どうせ仕事につくんなら』よ、
なめてんじゃないわよ!」
463 :
(3/5):2011/02/16(水) 07:42:06 ID:???
アスカはそこまで言うと席を立ち、ヒカリの方を見もせずにさっさと教室を出ようとした。
トウジが後ろからアスカの肩をつかんだ。
「おい!」
アスカは振り向いたが、トウジと目を合わせず下の方を向いている。
「ワイの持ってきた写真が不愉快だったんなら、ワイはいくらでも謝ってやるわ!」
「……」
「せやけど…なあ、真面目なあいつが、ほんの思いつきであんなこと言うわけないやろ!
きっと真剣に将来を考えた上での話やったんや。もっと他に言い方が…」
アスカはトウジの胸倉をつかんだ。二人の目が合った。
アスカの目は獰猛な動物のようであり…同時に、涙で潤んでいるように見えた。
アスカはトウジの耳元で言った。
「あんたに少しでもヒカリを大切に思う気持ちがあるなら…」
「……」
「今日だけは、口出ししないで!」
小さく、しかし厳しい声だった。
反論することもできず硬直してしまったトウジからアスカはさっと身を離し、教室を出ていった。
464 :
(4/5):2011/02/16(水) 07:44:06 ID:???
他のクラスメイトも下校してしまい、教室には抜け殻になったような二人が取り残された。
ようやく気力を振り絞ってトウジは、アスカの席のそばで突っ立ったままの
ヒカリの背中に声をかけた。
「すまん、委員長…あいつに何にも言い返せんかったわ…」
「ううん、いいわ、気にしないで。きっとアスカが正しいのよ。
ろくに厳しさも知らないのに仲間に入れてなんて、怒るの当然よ」
「……」
「でも…お願い…」ヒカリは振り向き、ヨロヨロとトウジに近づいていった。
「ちょっとだけ、ここで…」
ヒカリはトウジの胸に顔を押し付けた。
トウジはそこに暖かな湿り気がゆっくり拡がっていくのを感じていた。
ヒカリの両肩が小刻みに震えている。
トウジはそっと、ヒカリの両肩に手を置いた。
「鈴原、誤解しないでね」ヒカリは消え入りそうな涙声で話しかけた。
「うん?」
「あたしが一番好きなのは…碇君なんだからね」
「うん…」
465 :
(5/5):2011/02/16(水) 07:51:00 ID:???
「ねえ鈴原ぁ、あんた今、あたしのこと『委員長』って呼んでるわよねえ?」
「うん」
「でもさ、あたしたち10年来のつきあいじゃない?」
「せやなぁ」
「その間、あたしずっと委員長やってたわけじゃないわよねえ?」
「ああ、そやなぁ」
「…あのさ、あんた、前はどうやって呼んでたっけ?あたしのこと…」
「なんや、忘れてもうたんかいな!」
「へへ、ごめん…でもちょっと教えてくれない?思い出せそうで出てこなくて、なんか気持ち悪いのよね〜」
「あかん」
「え?」
「教えたらへん!自分で思い出しぃな」
「な、なによお、なんでそんな意地悪言うのよ!」
「へへへー、ワイにも意地悪させてえな」
「え?」
「…一応ショックやったんやで?ワイが委員長の本命やなかったんやなぁってな」
「…そ、そんなこと言ったって…あたしはただ、あたしの気持ちに正直に…」
「まあそのことはええって。ようわかったよ」
「……」
「でもやっぱ教えたらへん!ちゃんと自分で思い出しぃな!」
「もー意地悪ー!」
「あ、そや、罰ゲームや!」
「はあ?」
「バレンタインまでに思い出せなんだら、ワイと碇のチョコ、とっかえっこや!」
「な、何を馬鹿な…」
「いやいや、名前は義理チョコのまんまでええんや。つまり本命より豪華な義理チョコや!」
「だ、誰がそんなこと…いいわよ、ぜったい思い出してやるから!」
(…あれっ?そういやワイ、なんて呼んでたっけ?)
(おしまい)
466 :
(追伸):2011/02/16(水) 07:55:07 ID:???
毎度、下手な文章で申し訳ありません。
あー、今度はレイがほぼゼロになってしまった…
あんたの書くの好きよ
でもヒカリがなんでそんなシンジ好きなのか
もちっとシンジの魅力が出てるといいわね
asukaとかトウジは魅力的だし
今週忙しいから週末読ませてもらうよ
いい話だね・・・中学生らしくて
オレ好きだな
「幼なじみ」
470 :
468:2011/02/19(土) 18:32:00 ID:???
いま読んだ
ヒカシン正義マンとしては微妙だけど、ヒカリSSとして読むといける!
また書いてくれ
471 :
468:2011/02/23(水) 19:58:37.92 ID:???
雨のせいで洗濯が間に合わなくて1年の頃使ってたスポーツブラをして
恥ずかしがりながら学校行くヒカリがかわいい
どうせ見えないんだから恥ずかしいもなにもないだろ
ヒカリとシンジがキスするやつってエヴァ2?
ググれようんこ
予告の予告
(1)ちょいエロ(
>>433のつづき)
(2)ヒカリクッキングスクール(他スレに投下したものの焼き直し)
たまには俺もなんか書こうかな
(メモ)
ひそかにシンジへ想いを寄せるヒカリ。
ただでさえアスカ・レイという強敵がいるのに
さらに投下される転校生たち。
マナ、マリは早々からシンジに対して馴れ馴れしい態度。
マナがいきなり「シンジ〜」と下の名前で呼ぶのも嫌なのに
マリに至っては、どういうつもりか「ワンコくん」などとぬかしやがる。
それでもまあ、マナとヒカリだったら
ガールズトークで盛り上がる、なんてのも容易に想像できるが
マリとヒカリってのは合いそうにないなぁ。
ヒカリが「委員長として指導します!」なんて言っても
マリはニヤニヤ笑って相手にしない、とか。
よし書け
×月×日
今日、クラスに転校生が一人やって来ました。
霧島マナちゃんという女の子です。
私の隣の席になったので、色々教えてあげるついでに
おしゃべりもしたんだけど、とても明るくて人見知りしない子だとわかりました。
なんていうか、とても聞き上手なのでつい調子にのってしまい、
気がついたら私、「鈴原とはよくしゃべるけどただの幼なじみ、一番好きなのは碇君」
なんてことまで喋ってました〜!
もちろん、ほかの子には言わないでって口止めしたけど、ちょっと心配…。
わっふるわっふる
ヒカシンは好物なんです
トウジとヒカリでシンジを取り合うんですねわかります
マナは最大の敵じゃないか?
続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
「きゃぁ!」
その日の日直だったヒカリは、その時美術の授業に使う教材をめいっぱい両手に持って 廊下を移動中だった。
目立った被害が出るほどの地震ではなかったが、そんなわけでヒカリは教材を廊下にぶちまけて、尻餅をついてしまった。
「お、おい大丈夫か委員ちょ…おおっと…」
一緒に教材を運んでいたトウジが一旦ヒカリを助けようと近づいたのに、急に背中を向けるような姿勢になったのは、尻餅をついたヒカリの足が大きく開かれていたからだ。
後で下着を見たの見なかったのと揉めるのが面倒で、結果的にはやや冷たい態度をとってしまったトウジは、心の動揺をごまかすかのようにヒカリが放ってしまった教材をかき集めることに集中した。
「あ、ありがと…」ヒカリは立ち上がり、トウジから教材を受け取る。
「今日のは、ただの地震みたいやな…」トウジが言った。
「もしアレなら、もうとっくに避難命令のサイレンが鳴っとるはずやし…」
「そうね…ただの地震なら碇君たちも危険な『仕事』に出ていかなくてもいいし…」
「……」
「あ、ねえ鈴原、妹さんに電話しなくていの?
この時間、小学校はもう授業終わってるから携帯に電話してもいいんじゃない?」
「お、おお、これ運んでからにするわ…すまんなぁ、委員長はよお気がきくなぁ」
「な、なによ、褒めたってなんにも出ませんからね!」
今日のまとめ
ヒカリのツンデレっぷりを堪能できるトウジは(仮にヒカリの「本命」でなくても)うらやましい。
おまけに…
(うーん、ブルーの縞パンかぁ…うひひ!)
(おしまい)
追伸
地震の被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
487 :
486:2011/03/13(日) 09:33:17.14 ID:???
書き込み時点ではこんなに大災害とは知らなかった、とはいえ
不謹慎でありました。たいへん失礼しました。
改めて被災者の皆様にお見舞い申し上げます。
このスレとマヤスレを行き来してるのは俺だけじゃないはず
両方とも人いないけど
×月×日
最近マナちゃんは、よくアスカとしゃべっています。
あんまり友達を作ろうとしないアスカと仲良くなれるなんて
マナちゃんてやっぱり社交的なんだなあ…と感心して
本人にそのことを言ったら舌をペロッと出して
「ほら、『まず馬を殺せ』っていう諺があるじゃん!」だって…。
もしかして「将を射んとせば先ず馬を射よ」のことかな?
…え、じゃあ碇君に近づくためにまずアスカと仲良くなろうってこと?
うー、こないだあたしからあんなことを聞き出しておいて
遠慮しないんだなぁ…
日記好きだ
ガンガン書いてくれ
わっふるわっふる
×月×日
今日は放課後の掃除、鈴原君とふたりきりになっちゃった。
焼却炉に寄った後、体育館に鈴原くんを連れて行って、抱きついちゃった。
気が付くと倉庫のマットの上でお腹いっぱいになるほど愛されちゃいました。うふ。
うふ
単純な学力(中学の成績)だと
ヒカリ>>レイ>>ケンスケ>>アスカ、シンジ>>トウジ
かな?
アスカは大卒だが漢字苦手だから成績は低いと妄想してみた
異論は認める
×月×日
もー、マナちゃんてばほんとに積極的なんだから!
でもおかげであたしも休日を碇君と一緒に過ごせることになったんだけど…。
今度の日曜日、水族館へ行くことになったんです!
男子は碇君、鈴原、相田君。
女子はマナちゃんとあたし。
気になるアスカと綾波さんは「まだわからない」だって。
この二人が参加するかどうかで様子がすごく変わっちゃいそうだから、
はっきりするまで落ち着かないなあ…。
よーし、すごいお弁当作ってみんなを驚かせちゃうぞー!
シンジ×ヒカリのお弁当対決だな
わっふるわっふる
「あたし」はちょっとアホな子みたいだから「わたし」にしてもらいたい
>>498 貴重なご意見ありがとうございます。
ただ途中から変えるのもアレなんで、しばらく御容赦ください…。
×月×日
今日、みんなで水族館に行きました。
アスカと綾波さんは結局来ませんでした。(綾波さんて休日は何やってんだろ…?)
水族館での一日は、驚きがたくさんありました!
もちろん、珍しい魚や水中生物もそうなんだけど、それよりも…
まず、相田君が、魚をはじめ生き物全般について、ものすごく詳しかったこと。
それから、鈴原が優しくしてくれたこと。
あたしはみんなのお弁当があったので荷物が多かったんだけど、「持ったるわ」って小さい声で言って、ずっと運んでくれたんです。
(学校ではぜったいこんなこと無いのに!)
でも…あたしの今日の密かな目標は「碇君との距離を少しでも縮めること」だったので(全然実現できなかったけど…)
これが碇君だったらなあ、とか思っちゃった。(鈴原、ごめんね…。)
そしてそして…
碇君が作ってきたお弁当が、あたしのよりずっと豪華でおいしかったこと!
うぇ〜〜〜ん!
鈴原がさかんに「委員長のもうまいで!」っていって、たくさん食べてくれたけど…
碇君も「おいしいよ!」って言ってくれたけど…誰が見ても(食べても)あの差は…
うー、いつかぜったい逆転してやる〜!
マナちゃんはず〜〜っと碇君に話しかけてばかりいました。
碇君が途中で怒り出すんじゃないかって心配したほどなんだけど
実際には碇君はずっとニコニコ顔でマナちゃんの話を聞いてました。
でもあたしは碇君のあの笑顔は…お母さんが泣いてる赤ちゃんをあやす時の笑顔と同じようなものだったと思います!
うん、絶対そうだ!
500!
日記良いね!
マナは積極的だから強敵だよね
502 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/28(月) 02:48:39.74 ID:WIYkuezW
委員長ってフェラ上手そう!
寧ろ丁寧だけど上手くはなさげ
シンジと料理対決
505 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/03/29(火) 02:38:43.78 ID:jG33JI9n
シンジの本妻がヒカリで愛人がアスカ
そんな小説ないのかなあ
文頭「シンジが本妻」と呼んでしまった…
シンジはヒロイン
509 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/01(金) 00:57:24.28 ID:6jGR7uZh
「ヒカリの世紀」
なぜ完結しないのだろう?
二次小説?
512 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/02(土) 01:24:13.83 ID:el/kebXm
最終決戦にヒカリは参加出来ないしな
毎晩11時45分くらいからか?岩男さんが自室から生放送しているのを聴いていると
委員長みたいで萌えるw
知らん人は岩男さんのツイートでも見てれば「これからやりますよ」との告知があるよ。
知ってる人は多そうだけどねw
517 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/05(火) 09:08:41.78 ID:moXKb+oT
嫁にするならヒカリ
もちろんさ!
519 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/04/05(火) 17:49:49.18 ID:moXKb+oT
ヒカリが嫁で、、、、、
アスカ、レイ、マナ、マユミ、マリが愛人、、、、
精力と財力の問題はあるが、そういう生活がしてみたい。
愛人はミサト
ヒカリは妹にしたい
「ぼ、僕に優しくしてくれるの?」
ヒカリは微笑みながら頷く。
そして、シンジの頭を胸に抱いた、、、。
そんな小説どこかにないかなあ、、、。
ヒカリはシンジの嫁
ヒカリは俺の嫁説
それはない
普段過疎ってるくせに否定すんのははえーなwww
どこかにLHSの新作はないものか
そう言われれば捜してないなLHS
今日休みだから軽くググってみたがないな
日記 下書き
マナのセリフ
「ねえヒカリちゃん、そういう考え方って、むしろシンジ君に失礼だと思う。
だってシンジ君は「物」じゃなくて人間なんだよ?
それにあたしたちはまだ中学生なんだもん、
婚約とか、結婚とか、してるんじゃないんだから
シンジ君が誰のものとか、そういうのっておかしいと思う」
普段ニコニコ(というよりヘラヘラ?)しているマナが
珍しく真剣な顔でこう言ってきたものだから
ヒカリは色々ショックを受けてしまう。
問題ない
続けたまえ
はやく
>>530の「本編」を投下しようと思います。
ただ、メモにあまりにも色々ぶち込んでしまったので
自然と「本編」も長くなってしまいました。御容赦ください…。
×月×日
少し前から碇君の周囲の様子が変わってきました。
それまではアスカか綾波さんしかいなかったのに、そこにマナちゃんが加わったのです。
そしてマナちゃんが加わったことにより、なぜか、アスカの碇君に対するしゃべり方や態度がとても穏やかになったんです。
(でもさすがのマナちゃんも、綾波さんの無口っぷりには早々と降参したようですが…)
つまり今、碇君、マナちゃん、アスカ、綾波さん(←保留)の集まりって、なんかいい感じっていうこと…。
正直言って、あたし、すっごくくやしかった。
あたしだって碇君とたくさんおしゃべりしたいのに、アスカや綾波さんとの関係は色々特別な事情があるって知ってるから、遠慮してたのに…。
なのに後からきたマナちゃんが、なんであんなに仲良しになっていいの?
だからあたし今日、マナちゃんに言っちゃったんです。
「碇君のことはあきらめた方がいいと思う。今後少しづつ説明していくけど碇君とあの二人は特別な事情があって、深い絆で結ばれてるの。
つまり碇君はあの二人のもので、だから他の女の子が碇君を好きになっても絶対に恋は実らなくって…。」
するとマナちゃんは、とても真剣な表情であたしにこう言ったんです。
「ヒカリちゃん、特別な事情のことならアスカから聞いたわ。
でもね、シンジ君が誰のものとか、そういう考え方ってシンジ君に失礼だと思うよ。
だってシンジ君は「物」じゃなくて人間なんだもん。
特別な事情のこと、正直言ってよくわかんない所が多かったけど、少なくともあたしたちはまだ中学生で、婚約とか、結婚とか、してるわけじゃないんだし、ね?」
……。
あたし、マナちゃんの言葉を聞いてすごく恥ずかしくなりました。
あたしはきっと自分の勇気の無さを正当化しようとして、碇君はアスカと綾波さんのものって、思い込もうとしてただけなんだ…。
あたしはこの時すごくホッとしたのと、あと、えーと、なんだかどう表現したらいいかわからない気持ちがブワーってこみ上げてきて、
涙が出てきちゃったんです。
マナちゃんは自分が叱ったからあたしが泣いたと勘違いしたみたいで、すごく慌ててました。
その慌てっぷりがかわいかったので、あたしは泣きながら笑っちゃいました。
ヒカリ可愛い
続けたまえ
乙
お前には期待してる
確かに長いな
無理に日記形式にしなくてもいんじゃね?
534の続きっぽいもの
翌日。
マナ「シンジ君、あたしの友達を紹介するね」
シンジ「ん?」
マナ「洞木ヒカリちゃんでーす!」
ヒカリ「よ、よろしく…」
シンジ「…いや、知ってるよ。クラスの委員長だし…」
アスカ「…な、何やってんのよ?ヒカリ…」
マナとヒカリ、顔を見合わせてクスクス笑う。
シンジもつられて笑う。
アスカもわけのわからぬまま、ゲラゲラ笑う。
マナ「あ、綾波さん笑ってる!」
マナが指さした方を他の3人が見る。
レイは慌ててそっぽを向いたが、肩が小刻みに震えている。
日記
「マナちゃん、ありがとう!」
レイが笑ったのか。見てみたい
乙
早く書けウンコ
台本SSで良ければ俺が何か書く
久しぶりに来たら相変わらず過疎ってたwww
一応オレがいるぜ
しかし良く500行ったなー
ざまあああああああああああああああああああああああああと言いたいが御愁傷様
たまたまエヴァ板に居たからレスが早いんだからね///
いつもこのスレに張り付いてる訳じゃないんだからね////
546 :
544:2011/05/16(月) 00:13:33.53 ID:???
いいな〜
くれ
548 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/05/22(日) 14:11:04.65 ID:H67lBI+t
奇跡の戦士エヴァンゲリオンの生歌が披露された
近々再配信される
最近中の人が歌ったの?
そんなの聞いてねえな
良心ヒカリ
うわ次スレとかやるんだ
ちなみにそのスレの15〜17は俺
IDなんか意味ないんだよ
どうやったらそんな事が?
ルーゲフンゲフン
1日5票ぐらい入れれば1位になれるかな
559 :
433:2011/05/28(土) 10:45:42.89 ID:???
諦めの悪いことに、
>>433をちょっと長いものに書き直してみよう、
などということを考えておりまして…。
が、正式な投下までにはかなりかかりそうなので
予告編ということで、中盤のシーンを少しだけ。
560 :
(1/3):2011/05/28(土) 10:46:32.39 ID:???
ヒカリは最近、前に比べてずいぶん冷静に
シンジたち3人組を見られるようになっていた。
遠足の日。
アスカはこんな時にもシンジに絡むのを忘れない。
どうやらシンジに作らせたおにぎりの具が、お気に召さなかったようだ。
そしてレイはおとなしく黙々と食べている…と思ったら
おにぎりを片っ端から真っ二つに割り、具を確認してから食べているようだ。
中には確認しただけで食べずに放置したものもある。
それを見たアスカがまたガミガミ言い…。
(ふん、いつまでもお子様気分でじゃれあってればいいのよ!)
少し離れたところから3人組を見ながら、ヒカリは心の中で毒づいた。
(あたしなんか碇君と毎晩…)
561 :
(2/3):2011/05/28(土) 10:47:32.13 ID:???
「よお、何ニヤニヤしとんねん!」
トウジに声をかけられ、ヒカリはビクッと体を震わせた。
「な、何よ、ビックリさせないでよ!」
(も〜、よりによって一番悪いタイミングでこいつにつかまっちゃったわね…)
「いや〜、なんやずいぶん機嫌よさそうに笑っとったからさあ」
そう言いながらトウジは勝手にヒカリのすぐ横に座り込んだ。
「その幸せな気分をおすそわけしてもらおうかと…」
「ふん!何よそれ?気の利いたセリフでも言ってるつもり?」
「も〜、そうカリカリすんなや〜」
「いくら機嫌をとろうとしても…あの日あんたがあたしにした事は、絶対許さないからね」
トウジの表情があっという間にこわばった。
「…あ、あのさ、委員長、あのことはもうさんざん謝って…」
「ねえ鈴原ぁ…」
ヒカリはトウジの言葉を遮るように言った。甘えるような声色。
「あたしあの時、すっごいショックだったんだよ?」
「……」
「だってさ、おさななじみのあんたが、急に『男』になっちゃうんだもん…」
ヒカリは指でトウジの足をツンツンつついた。周囲のクラスメイトにわからないようにコッソリと…。
トウジはおおいに戸惑った。ヒカリの話の内容と行動が矛盾しているように思われたからだ。
「もしまたあんなことしたら…あたし絶対警察に言うからね」
「……」
「そんなことになったらご家族はさぞ悲しむでしょうねえ。妹さんは泣いちゃうかもねえ」
「あの…ワイ本当にあれのことは…」
「なーんちゃって!いくらなんでも警察は大げさよね、えへっ!」
ヒカリはおどけたような笑顔をトウジに向けた。
トウジの緊張が一気に解けた。ちょっと涙が出そうになったほどだ。
「なんや〜、脅かさんといてえな〜!」
「でも改めて約束して。もう絶対あんなことしないって」
「あ、ああ、わかった!」
トウジは小指を突き出した。どうやら指きりのつもりらしい。
ヒカリもつられて指を出しそうになったが、ぐっとこらえた。
562 :
(3/3):2011/05/28(土) 10:48:24.93 ID:???
「鈴原〜!」
少し離れたところから数人の女子生徒がトウジを呼んでいる。
「同じ班の子たちが呼んでるじゃないの。早く行ってあげなよ」
「あ、ああ…」
トウジは不承不承という感じで小指を引っ込めた。
「ほな、さっきのことはくれぐれも…」
「はいはい、警察にもどこにも言わないわよ!」
トウジはヒカリが言い終わらないうちにさっさと女子たちの方へ向かって行った。
そして小さなレジャーシートの上の車座に加わり、さっそく談笑をはじめた。
(あいつ最近妙に女子に人気があるわねえ…ま、どうでもいいけど)
ヒカリはトウジを追っていた視線をシンジたちに戻した。
大胆なことにアスカはシートの上に寝そべってグウグウいびきをかいている。
シンジはアスカに上着をかけてやったり、アスカの寝顔を狙ってカメラ片手にやってくる男子たちに
頼むからやめてくれとペコペコしたり…。レイは体操座りの格好でただそれを眺めている。
(やれやれ、アスカも綾波さんもいつもどおりねえ…碇君も)
少し前までだったら、こんな3人組の様子を見るヒカリの胸は嫉妬ではちきれそうだった。
でも今は余裕の笑顔だ。
(鈴原はこれからも時々さっきみたいに釘をさしておけば、
しばらくはあたしに手を出したりしないでしょうよ。なにしろ…)
ヒカリの、シンジを見る目つきはもはや余裕を通り越して、淫靡といっていいものだった。
(あたしの体にさわっていいのは…碇君だけなんだから!)
(予告編 おしまい)
よし期待してる
ヒカシンは正義
前のやつか
早く続き書いて
話題が全くない
そりゃそうだろww
書き込みが全くない
そりゃそうだろww
リアルならヒカリだな
チャイナ服もいい
572 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/12(日) 10:05:28.08 ID:5GuABg6m
ヒカリはシンジに「処女」を捧げる
そんなSS読みたいな・・・・・・・・・・
いい嫁さんになれるよ
シンジってヒカリのこと何て呼んでたっけ?
洞木さん? 委員長?
そういや何だっけ?
576 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/13(月) 21:38:22.90 ID:ONqRAicS
直接本編で呼んだことあったかな?
577 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/13(月) 21:39:36.21 ID:ONqRAicS
イデオンのロッタ+ラポーだな、ヒカリは
イインチョーって呼んでいるのは、トウジだっけ?
アスカはヒカリだよね
579 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/13(月) 21:49:39.07 ID:ONqRAicS
本編チェックしないとな
2次小説に影響されてる記憶は怪しい
ヒカリの方からは「碇君」だよな
シンジは・・・・・LHSなら「洞木さん」→「ヒカリ」だけど
トウジだけは、鈴原って呼び捨てだな。
アスカにはアスカって呼んでいるな。本人が呼べと言ったんだっけ?
「瞬間、心重ねて」
では、「惣流さんのお見舞い」「アスカさん」だったな
ふむ
例のゲームではどうだったのだろう?
wikiを見たらクラス全員から「委員長」と呼ばれていると書いてあるな
そうか・・・・・・・・
シンジとヒカリをくっつけるにはどうすれば?
>>588 バンドを作ってそのボーカルを頼めばいい
なるほど!
そこでファーストキスだな
女性キャラの中で一番いいよ
ヒカリちゃん
昨日は何だったんだ?
シンジに素直になれないアスカ
トウジに思いが伝わらないヒカリ
二人の利害は一致した。そう、互いに思っている相手にチョッカイを
出して嫉妬をさせようと画策するが....。
ヒカリはシンジの優しさに触れて本気になってしまう。シンジも真面目な
ヒカリに引かれていく
って話はドロドロし過ぎかな?
少女マンガチックだね
「ねえ・・・・私とこうなったこと、後悔してない?」
ヒカリは傍らのシンジに問うてみる。
「そんなこと、あるもんか。僕はヒカリが好きだよ。」
シンジは迷うことなく応える。
ここは葛城家、そしてシンジの部屋、シンジのベッド。
二人とも何も着ていない。
情事の後だから。
「うれしい・・・・でもアスカに悪いことしちゃったかも・・・」
シンジのサラサラの髪に顔を埋めてヒカリは囁いた。
「そうだね・・・アスカに知れたら大変かも・・・・・」
シンジもヒカリも、まだアスカには知られていない、そう思っていた。
てか?
いいね
「ああっ・・・・・くぅっ・・・・」
常夜灯の薄暗い光のもとでヒカリの未だ幼い裸身が震えている。
シンジは、ヒカリの悦ぶ顔と歓ぶ声が大好きだった。
悪友たちに見せられたビデオではないが「ハメ撮り」する気持ちが
わかったような気がする。
「き、、きもち、、いい、、、」
薄桃色の胸の突起をシンジが含むとヒカリは肢体を震わせて愛撫に応えた。
つい最近まで童貞と処女だった筈のシンジとヒカリではあったが
悪友たちに押し付けられた映像資料と文献のおかげで
シンジはヒカリを歓ばせることが出来るようになっていた。
ヒカリもシンジの愛撫によって登りつめることを覚えていた。
二度目の行為を終えて余韻に浸っている、その時だった。
不意に襖が開く。
まばゆい光が小さなベッドに寄り添う二人を照らす。
そして聞こえてくる。
聴き慣れているより随分と低めの声。
「どういうこと?」
「日本じゃ、“泥棒猫”って言うんでしょ?こういう場合・・・・」
アスカは取り乱すこともせず、何故か落ち着き払っている。
まるで何もかもわかっていたかのように。
「ごめんなさい・・・アスカ・・・・・」
シャワーを浴び終え壱中の制服を身に付けたヒカリが、ぽつり、と言った。
シンジは今風呂場にいる。
「いつから“本気”になったの?」
アスカの問いに、ヒカリは
「ひと月前くらい・・・・・」とだけ、答えた。
それは一か月半くらい前だった。
お互いに捗らない恋にアスカとヒカリは、ヒカリの提案で
想い人を交換して?モーションをかけてみることにした。
男たちの「ジェラシー」を喚起する作戦である。
だがアスカは元々トウジに何の魅力も感じていないので
気も乗らず、シンジは気にもしなかったため早々に撤退せざるを得なかった。
しかし、ヒカリはシンジの秘めた優しさに気付き、
シンジもヒカリの持つ“母性”に魅かれていったのだ。
アスカに悟られぬように二人は愛を語り、育て、そして結ばれたのだった。
ひと月前の、そう、あの晩。
弐号機の改良のためにアスカもミサトも居なかった、あの晩。
よろしいですな
アスカの描写が苦手なんだと思うけどがんばれー
「わ、私がシ、、碇君にモーションかけても・・・鈴原・・・
何とも思ってくれなくて・・・」
「でも、碇君は・・・私に優しくしてくれた・・・・・」
「気が付いたら、もうどうしようもなく好きになってたの・・・
シンジのことが・・・・・・」
「アスカには悪いと思ったけど・・・・・ごめんなさい・・・・」
ヒカリの告白が続いていた。涙を浮かべて。
「まだあるでしょ?」
「シンジにどうやって抱かれたのか言いなさいよ・・・・」
問い詰めるアスカの青い瞳にも涙が浮かんでいた。
「そ、そんな、、、」
ヒカリは言葉が続かない。
「もう・・許して・・・・お願い・・・アスカ・・・」
「後は、僕が話すよ、ヒカリ・・・・」
いつの間にかシンジが来ていた。
ヒカリに揃えたのか壱中の制服を身に着けて。
よし早く続きを書く作業に入れ
「アンタ、バカぁっ!!」
「アタシはヒカリに聞いてるの!」
「親友のアタシを裏切った“泥棒猫”に!!」
激昂のアスカ。
「ヒカリは・・・・アスカを裏切ってないよ。」
「僕がヒカリに言ったんだ・・・・付き合ってくれって。」
シンジが語り出す。
「そんな・・・ウソでしょ?・・・・・」
「ヒカリに誘惑されたんでしょ?・・」
アスカが縋り付くように言う。
「ねえ・・・シンジ・・」
「違うよ・・・・」
「あの公園で、僕がヒカリに告白した。好きだって・・・」
シンジは涙で潤む碧い瞳に見つめられていた。
そう、それはユニゾン特訓でアスカとシンジの心が
少しだけ触れ合った、アスカの大事な公園。
耐えきれなくなった涙が白い頬をつたって落ちる。
大変な事態になってきた!
「ヒカリが僕にアプローチしてきた訳は初めから解っていたよ。」
「でも二人でいるとすごく楽しくて、ネルフのこととか、エヴァのことも
全部忘れらていられたんだ。」
「だから・・・トウジに渡すのが嫌になった。」
「ヒカリが欲しかった。」
「それで・・・・・」
シンジは一度言葉を切る。
「それで?」
涙を拭うこともせずシンジの言葉を聞いていたアスカは
シンジに次を促した。
夕日のとても美しい日だった。
シンジはヒカリを伴って、あの公園にいた。
ベンチに腰掛けて。
「洞木さん、、、好きです。僕と付き合ってください。」
「そんな、、そんなことって・・・・・」
シンジの告白に狼狽するヒカリ。
「洞木さんは僕のこときらいなの?」
「わ、、私、、アスカを裏切れない・・・・」
「僕は、洞木さんが、、ヒカリが好きなんだよ!」
シンジはヒカリを抱きしめた。
「放して!放して・・・碇君・・・アスカが、、アスカが、、、」
ヒカリは逃れようともがく。
だがシンジは放そうとしない。
「僕はヒカリの気持ちが聞きたい。聞かせてくれるまで放さない!」
小さな声がした。
「好きよ・・・碇君・・大好きよ・・・シンジ・・・」
ふたりは唇を重ねる。
オレンジ色の光の中で。
シンジとヒカリは交際を始める
夕食の買い物
喫茶店での他愛ない会話
プレゼントし合ったお揃いのエプロン
そしてシンジはヒカリを葛城家に呼んだ。
ミサトもアスカもいない夜に。
ふたりでキッチンに立ち
ふたりで食事をした
シンジはヒカリのためだけにチェロを弾く
そして唇を合わせ
肌を合わせた
シンジの小さなベッドで
「初めてなの・・・やさしくしてね」
「僕もだよ」
破瓜の痛みもシンジとひとつになれた
喜びで耐えられた
シンジさんやな
えっちでいいですな
「あ、ああっ・・・・いい・・・・」
「い、イク、イっちゃうっ!!」
シンジはヒカリを求め、ヒカリもシンジに応えた
あるときは家族が留守のヒカリの家のヒカリの部屋で
またあるときは放課後の体育倉庫で
そして、ミサトもアスカもいない、シンジの小さな部屋で
ヒカリが絶頂を知るのに時間はかからなかった
「ふーん、、、無敵のシンジ様はそうやって
お堅い委員長さんをモノにしたわけね・・・・・・・」
シンジの言葉が途切れると、アスカの碧い瞳は遠くを見ていた。
ヒカリは何も言えずに、ただ涙を流す。
「だから、ヒカリは悪くない。責められるのは僕だよ、アスカ・・・」
「さすがはシンジ様ね、ご立派ですこと。」
「でも、でも・・・・アタシは、アタシはどうすればいいの?!」
「シンジのこと・・大好きなアタシは!!」
アスカの哀しみに満ちた眼差しに
シンジは・・・・何も言えない・・・。
「誰もアタシを見てくれない・・・・・」
「ママも・・・加持さんも・・・・・」
「・・・大好きな・・・シンジもっ!」
「き、キスも、、ファースト・キスもあげたのにっ!!」
「ハダカも見せてあげたのにっ!!!」
「どうして?どうしてヒカリなの????」
「答えてよ!!シンジ!!」
堪えきれなくなったアスカの号泣。
シンジにも、もちろんヒカリにも何も言えない。
そのころ、ネルフ本部のリツコの研究室で・・・・
「参号機のパイロット、決まったわよ・・」
「よりにもよって、この娘なんて・・・・・」
運命の日は近い。
(おわり)
「ドロドロ・・・・」
むずかしいっす・・・・・
駄文ですまんです・・・・・・・
アニメ本編では、ほとんど接点の無いシンジとヒカリ
それで「LHS」にするには
本編の2〜4話までに何とかしないと・・・・・
「ヒカリの世紀」・・・・名作です。
未完が惜しまれます。
乙
フォースがこのヒカリだとシンジ鬱どころじゃないな
終わり方いいね
自分でアイデア出しておいてなんだけど、アスカとヒカリが仲が悪くなる展開は
嫌だな
またまた駄文にお付き合いください。
612の続編です。
4番目の少女@
かわいらしいピンクのプラグスーツに身を包んだ少女が目の前に現れた時
3人の適格者たちは言葉を失った。
「知ってると思うけど、彼女がフォース・チルドレン、洞木ヒカリちゃんよ。みんな仲良くしてね!」
能天気にも聞こえるミサトの声。
レイは表情を変えることはなかった。
アスカの全身は怒りに震えた。
シンジは茫然としたまま。
「よろしく・・・・・・・・・・・・・・・」
差し出されたヒカリの右手をレイはどこか機械的に握る。
「シンジ・・・・・・・・・・・・・・・」
精いっぱいの笑顔でシンジの手を握るヒカリ。
「・・・・・・・・・・・ヒカリ・・・・・・・・・・・・・・」
シンジは、どこかぎこちない笑みで返す。
ばしっつ!
ヒカリの手を払いのけたアスカは部屋を飛び出して行く。
「アスカっつ!!」
ミサトの罵声を背にして。
4番目の少女A
「ごめんね、ヒカリちゃん・・・・・・・・・・」
すまなそうに言うミサトを制して、ヒカリは言った。
「大丈夫です、葛城さん。悪いのは私の方だから・・・・・・・・・・・・・」
「シンジを・・・・・・・・・・碇君をアスカから取ったのは・・・・」
ヒカリの苦悶の日々が始まった。
エヴァに乗る為の訓練と実験
シンジと会う時間も少ない
口をきくどころか目すら合わせようとしないアスカ
だがヒカリは耐えようとした。
シンジを護りたい
シンジと共に戦いたい
そして
アスカにシンジを取られたくない
それだけのために。
そしてあの日がくる。
4番目の少女B
暴走する漆黒のエヴァ・・・・・・・参号機。
何故か通信回線は生きていた。
「ヒカリっつ!!脱出するんだっつ!!」
必死に呼びかけるシンジ。
「だめっ!何も反応しない!!」
ヒカリは叫ぶ。
こんなことで死ぬのはいやだ
まだ何もしていないのに
シンジを護っていない
「シンジ!!たすけてぇっつ!!」
「停止信号、プラグ緊急射出信号、共に反応ありません!」
マヤの声。
「現時刻をもってエヴァ参号機は破棄。第拾参使徒として殲滅せよ。」
冷徹な父の声。
4番目の少女C
「父さん!!何を言ってるの!!あれはエヴァだ!!ヒカリが乗ってるんだ!!!」
シンジの抗議など聞こえないかのように父は言う。
「弐号機に指令!ポジトロンライフル改で使徒を殲滅せよ!!」
マヤから指令が伝達される。
震える声で。
「に、、、弐号機、、、ぽ、ポジトロンライフル改でし・・・・・・・・・使徒を殲滅せよ・・・・・・・・。」
「り、、、、了解」
弐号機からの声も震えていた。
ポジトロンライフル改・・・・それは第五使徒戦で使用されたものほどではないが
大出力と破壊力に秀でた武器である。現在のところ弐号機でしか使用できない。
理論上はエヴァをも一撃で破壊できるはずである。
アスカとミサトが度々泊まり込みを余儀なくされたのも、その為の改造・調整と
実験の為であった。
皮肉にも、そのことがシンジとヒカリの仲を深めることになったのだが・・・。
4番目の少女D
「ヒカリ、、、、聞こえる?」
「アスカなの?」
「そういう訳だから、、、、、悪く、、、悪く思わないで、、、ね。」
「一発で仕留めて・・・・・・・・・・・・あげる・・・・・・・・・・か、ら」
「ヒカリ・・・・・・・・・・・・・・」
アスカの心は葛藤を続けている。
恋敵、泥棒猫とはいえ友人なのだ。親友なのだ。
だが長年戦士として訓練された身体は
目標をスコープのセンターにロックオンしていた。
「た、たの・・・・・頼むわ・・・・・・・・・・アスカ・・・・」
「シンジの、、、シンジのこと、、、おねがい、、、、、、、、、、、、」
「ごめんね、アスカ・・・・・・・・・・やっと話せたね・・・・・・・・・・・」
親友の悲痛な声が聞こえる。
アスカはトリガーに指をかける。
4番目の少女E
「アスカっつ!!やめてよ!!」
「父さん!やめてよ!!」
「マヤさん!日向さん!青葉さん!やめてよ!!」
発令所に悲痛な声が響く。
「どうした?弐号機!早く撃て!」
「ヒカリ・・・・・シンジ・・・・・・・ごめんね・・・・・・・・・」
「シンジっつ!さよなら!好きだった!!」
「ヒカリーっつ!!!!!!!!」
アスカはトリガーを引いた。
眩い閃光が夕陽を切り裂いて漆黒の巨人に伸びていった。
4番目の少女F
そのときだった。
光に包まれた紫の巨人が緋色の空を跳んだ。
初号機が参号機の前に立ちふさがる。
「「シンジっつ!!だめえっつ!!!」」
ヒカリとアスカは同時に叫んでいた。
閃光は初号機に正確にヒットした。
だが初号機の光は何事でもないように、それを弾く。
「きゃあああああああああああ」
悲鳴を上げたのはアスカの方だった。
弐号機の両腕とライフルが消し飛んでいる。
大出力に耐えられなかったのだ。
4番目の少女G
「弐号機の神経接続をカットしろ!」
「なぜ初号機は無事なんだ??」
冬月は叫ぶ。
「わかりません!が、ATフィールドと思われます!」と日向。
「ばかな・・・・・・・・・・ありえんよ・・・・・・・・・・」
「零号機に弐号機を救助させろ!」
困惑を隠すように冬月は青葉に命じた。
発令所の混乱を余所に、シンジの駆る初号機は
ヒカリが閉じ込められた参号機と組み合っていた。
「ヒカリっつ!今助けるからっつ!」
「だめ!!私を殺して!」
「でないとシンジが死んじゃうっ!!」
「いやだ!!」
「伊吹二尉、ダミープラグの用意をしろ」
ゲンドウの声がシンジにも聞こえた。
4番目の少女H
「父さん!ヒカリは僕が助ける!!使徒も倒してみせる!!」
「それでいいんだろ!」
「好きな人は僕が護るんだっつ!!」
「何もしないでよっつ!!!!!!」
シンジの力強い宣言だった!
これまでの彼からは想像できないくらいに。
「シンジ・・・・・・・・・・・・」
ヒカリはぽろぽろと涙をこぼした。
うれしくて嬉しくて
涙がLCLに溶けていくのも気づかずに。
「このやろうーっつ!!」
シンジは参号機を投げ飛ばす。それはアスカに教えられた技だった。
即座に地面に押さえつける。
「きゃあああああああああああああ」
ヒカリの悲鳴
ダメージはフィードバックされている
4番目の少女I
「すこし、我慢して!!」
シンジは参号機の首の装甲を引きちぎると
ヒカリが閉じ込められているエントリープラグに手をかけた。
「ごめん!」
シンジは白い筒を漆黒の巨人から引き抜く!
渾身の力で。
「きゃああーっつ!」
悲鳴が聞こえた。
初号機の右手はヒカリのいるプラグを掴んでいる。
確認したシンジは参号機を思い切り蹴飛ばした。
それは苦しそうに呻いている。
「今だ!!」
シンジは自らエントリープラグを排出すると
ヒカリの元へと走った。
4番目の少女J
過熱しているハッチを構わずこじ開ける。
「ヒカリ!ヒカリ!!」
気を失っているのか返事はない。
「くうっ」
ヒカリを抱きあげて背負い、初号機のプラグへと急ぐ。
一緒に入って再度エントリースタート。
のそり、と参号機が起き上ったのはその時だった。
「まずい!」
だが初号機はまだ息を吹き返さない。
ぱぱぱぱぱぱ・・・・・・・・・・・・・
漆黒の機体に弾着!
「碇くんっ!!早くっ!!」
4番目の少女K
「綾波っ!ありがとう!」
零号機のパレットガンが吠える!
が、参号機の両腕が零号機に伸びる。
「きゃあーっつ!!」
一撃で青い巨人は沈黙した。
まだ初号機は動こうとしない。
「くそっ!うごけ!!動け!!」
「今動かなかったら、ヒカリもみんなも死んじゃうんだ!!」
「動いてよーーーーーっつ!!」
どくん、どくん・・・・・・・・・・・・
シンジには、何かの鳴動が聞こえたような気がした。
ヒカリの為に頑張るシンジかっこいい
おい
4番目の少女L
うおおおおおおおおおおおおおおんんんんんん
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおうううううううううううう
初号機は雄叫びをあげると、こちらに向き直った参号機に襲いかかった。
圧倒的なパワーでねじ伏せる
右腕を折る
左脚を捻じり切る
臓物が飛び散る
右足を潰す
左手を噛み切る
「碇、、、、ダミーを使ったのか?」
冬月の問いにゲンドウは首を振って否定する。
「じゃあ、、、、か、彼女が目覚めた?とでも言うのか?」
ゲンドウはにやりにやりと口元を歪めた。
「おれもお前も、シンジ君に殺されても文句は言えんな・・・・・・・・」
「ああ・・・・そうだな・・・・」
4番目の少女M
うおおおおおおおおおおおおおおおおうううううううううううううう
正面に見える映画館のようなモニターの中で
夕陽と血で真っ赤に染まった初号機が勝利の雄叫びをあげていた。
参号機だった使徒の首を両手で天に掲げて・・・・・・・・・
それは伝説の“鬼”のようだった・・・・・・・・・
「アタシ・・・・・・・・・・こんなのに乗っているの?!」
「シンジ・・・・・ヒカリ・・・・・・・・・・」
アスカは傷の手当てもそこそこに初号機を見つめていた。
喜ぶべき勝利のはずなのに
勝利に酔っているのは初号機だけだった・・・・・・・・・・。
血まみれの荒野のなかで。
4番目の少女N
「あれ?またこの天井か?」
シンジが目を覚ますといつもの?病室だった。
「あら?気がついたんだ、よかった!」と、碧い瞳が覗きこむ。
シンジは意識もせずに、きれいだなと思った。
アスカが呼んだ医者や看護師が検査を終えると
またふたりきりになる。
「ねえアスカ、ヒカリは?ヒカリはどこなの??」
「まったく!ずっと付き添ってあげたアタシに感謝のことばもないの?」
「ごめん、、、、アスカ、、ありがとう・・・・・・・・・」
「で、ヒカリは無事なの?」
「ま。いいわ。教えてあげる。」
「となりの病室よ。」
「でもまだ意識は戻らないし、“面会謝絶”よ。」
4番目の少女O
「そ、そんな!」
「アンタも“絶対安静”なのよ!ほら!」
そういうとアスカは危なっかしい手付きで剥いた無様な?リンゴを
シンジに差し出した。
「あーん、して!ほら!」
アスカの気持ちに応えるべく“あーん”でリンゴを受け取ったシンジは
しゃりしゃりと食べた。
自らも不気味なリンゴを口にしたアスカは、、、、ぽつり、ぽつりと言った。
「アタシってば、いやな女だよね。」
「アタシ、ヒカリ、、、、を撃った、、、殺そうとした・・・・・・・・・・」
「このままヒカリの意識が戻らなかったら・・・」
「シンジは、、シンジはアタシを・・・」
「アタシだけを見てくれる・・・・」
「そう思ってる。」
「最低・・・・・・・・・・・・・」
4番目の少女P
「違う、違うよ、アスカ。」
「ヒカリは絶対目を覚ます。」
「撃ったのは父さんの命令じゃないか。」
「アスカは、、そんないやな女の子じゃないよ。」
「アスカは優しい女の子だよ。ちょっと気が強くて」
「ほんのちょっとだけ、、、、わがままかもしれないけど・・・・」
「今思い出したんだけどさ、アスカに教わった技でヒカリを助けられたんだ。」
「だから、、ありがとう、アスカ。」
「シンジ・・・・・・・・・・・・・」
美しい碧い目からぽろぽろと涙がこぼれ、
アスカはそのままシンジの胸に飛び込む。
「いま、今だけでいいの、、アタシを抱き締めて!!」
4番目の少女Q
シンジは言葉も無くアスカの背に手を回した。
わあわあと声を上げて泣き続ける
震える背中に。
泣きながら、アスカは母の葬儀以外で、初めて神に祈った。
「どうか、このまま時間を止めてください」と。
どのくらい時間がたっただろうか。
ドアが開く音
シンジは、はっと目を覚ます。
眠ってしまったようだ。
アスカを胸に抱いたまま・・・・・・・・・・
と、四人の女性の姿がシンジの視界に映る。
「あーら、、、、シンちゃん、やるわねえ・・・・(まったく!加持の影響かしら?)」
「ほんとね・・・・・・・・・・・・・(やっぱり、あのひとの息子ね)」
「シンジ君・・・・・・・・不潔・・・・・・・・・・・(でも、、、これなら私にもチャンスが?)」
「碇くん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(私もぽかぽかしてほしい)」
「あ、あのっ、、これは、、ちがっ、、いや、その・・・・・・・・・・・・・」
「何よ・・・・・・・・・・・うっさいわねえ、、、、???・・・!!!!!」
乾いた笑いが病室にこだました。
番目の少女R
「彼女が目を覚ましたわ。特に外傷もないし、使徒の影響もなさそうだし。」
「本当ですか!リツコさん!!」
「ええ・・・・・・・シンジ君に逢いたがっているわ。」
「逢えるんですか?ヒカリに、いや、洞木さんに。」
「しーんちゃん、無理しなくっていいわよ。ネルフ中に“熱愛宣言”しちゃったもんね〜。」
「マヤ、記録は録ってあるわね?」
「もちろんです!先輩!!」
彼女たちの姦しくも暖かい?声に送られ、シンジはヒカリの病室に入る。
「ヒカリ、、、気がついたんだ・・・・・」
ベッドの横の椅子に腰かけ、シンジは手をとる。
4番目の少女S
「シンジ、シンジ、、無事でよかった。」
「ケガはない?」
「大丈夫、ちょっとだけふらふらするけど。」
「ヒカリは、どこか痛くない?」
「ちょっとだけ、痛いかも・・・・・・・・・」
「ヒカリ、ごめんね、僕が無茶したから・・・・」
「ううん・・・・・・・・みんなが諦めたのに、、、、」
「シンジが、シンジだけが助けるって言ってくれて・・・・・・・」
「うれしかった、すごくうれしくて、泣いちゃったよ、私、、、」
「ありがとう・・・・・・・・・・・・シンジ・・・・・・・・」
黒曜石のような瞳から大粒の涙がこぼれる。
シンジの繊細な指が、そっと拭いとる。
シンジはそっとヒカリを抱き締めた。
4番目の少女21
「はぁ〜い!そこまでよ!シンちゃん、ヒカリちゃん」
「ここは病院だからね」
背後からの声に、シンジとヒカリが目を向けると先刻のメンバーがいた。
「あはははははは・・・・・・・・・・・・」
シンジもヒカリも真っ赤になっていた。
「アスカと二人で話がしたい」
ヒカリが言うと皆、席を外した。
「アスカ・・・・・・・・・・」
ヒカリは話しかける。
「ヒカリ・・・・・・・・」
「ヒカリ、、、、ごめんね、、、、」
「アタシ、ヒカリを撃った・・・・・・殺そうとした、、、、、、、、、」
「もういいよ、アスカ、命令だったんだし、、、、」
4番目の少女22
「良くない、良くないよ、」
「アタシ思ったの、その時、、、。」
「これでシンジがアタシのものになると思ったの。」
「いやな女なの・・・・・・アタシ・・・・・」
「私も思うかもよ、アスカの立場だったら。」
「命令なんかなくても撃つよ、きっと・・・・・・・・・」
「いやな女よ、私も・・・・・・・・・・」
「そうね、いやな女ね・・・・・・・・・・・」
「アンタもアタシも・・・・・」
「「あははははははは・・・・・・・・・・・・」」
ヒカリとアスカは久しぶりに笑い合った。
「「ねえ、これからも友達でいてくれる?」」
「「もちろん!!」」
ヒカリとアスカは抱きあって泣いた。
友情の復活に。
綾波さん目立たないな
4番目の少女23
「良かったね、仲直りできたんだ。」
しばらくしてシンジが入ってきた。
笑い合うふたりを見て安心したようだ。
ヒカリの黒い瞳が妖しく光る。
「ねえ、、、シンジ、、、。」
「どうしてシンジから、アスカの匂いがするのかしら?」
「ねえ、アスカ、どうしてかしら?」
「「そ、それは、、、その・・・・・・」」
ヒカリを怒らせたら怖いな
4番目の少女24
「楽しそうね、あの子たち。」
そのやりとりは、実はしっかりとリツコの部屋でモニターされていた。
それを肴にビールを飲んでいた。
ミサトにリツコ、それに何時の間にかやってきたこの男も。
「この若さで、大したもんだ。“才能”だな、これは。」
「オレもシンジ君に弟子入りしようかな?」
「馬鹿なこと言ってないでシンジ君とヒカリちゃんのお見舞いしてきなさいよっ!」
「オレはそれほど野暮じゃないさ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「これでシナリオがまた進んだな・・・碇・・・・・・・・」
「もうすぐだ、もうすぐ逢えるよ、ユイ・・・・・・・・・・」
(おわり)
駄文にお付き合い
サンクスです。
ネタを下さった方、サンクスです。
では、また!
乙
ヒカシンは正義!
続きそうだな。期待しとるよ
乙
乙だな
やっぱ委員長は可愛いなぁ
抱きしめてあげたい
キャラの本スレでヒカリ×シンジって駄目じゃないけど基本はヒカリ可愛いなスレだろ
653 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/06/23(木) 03:23:25.18 ID:DM82G2fT
委員長は紛れもなく尽くすタイプ
トウジ×ヒカリやれよトグサレ
LRSとかLASとかと同じ妄想によるカップリングだよ
LHSはかなり妄想し辛いが面白ければなんでもOK
ヒカリ採光
トウジに惚れ始めてからの繊細な委員長が好き
委員長のスレあるのに綾波スレがない不思議なエヴァ板
LRSスレが綾波スレ
ヒカリ…
様
まともなキャラが少ないエヴァで一番まともだよな
描写が少ないだけかも知れないけど
シンジやアスカやミサトは置かれた環境が普通ならまともだったと思う
一番まともなのはケンスケではないだろうか?
一番まともなのトウジだろ
ヒカリは勘違い系乙女
ケンスケはエヴァキチ
ヒカリスレでヒカリを非難するなんて!
668 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/01(金) 22:55:00.71 ID:O/UdCnhO
地上波age
委員長ほんま可愛ええわ
671 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/02(土) 19:42:12.77 ID:TVQ9t9FL
マヤとの会話とか見てみたい
確か初期設定では姉妹なんだっけ
地上波age状態のままだった
スマン
「新劇場版Q+?」ラスト近くにて
「…はっ!…またこの天井か…って、あれ?ここ教室?」
「あらあら、ようやくお目覚め?」
「あ、委員長」
「まったくもう〜、心配したわよ!授業中から居眠りしちゃってさ、
先生がいっくら怒鳴っても起きないんだもん。
すぐ休み時間になったからよかったようなものの…」
「そ、そうか、心配かけてごめんね」
「え?べ、べつにいいけど…」
「…あれ?アスカと綾波は?」
「え、誰それ?」
「……」
要するに壮大な夢オチだったというわけだが
しかしほんとにこうでもしないと「Q+?」で
ヒカリの出番が一つも無し、なんてことになるんじゃないか、と…
ヒカリがエヴァになれば出番あり
委員長
いやQのキーマンはヒカリ
ヒカリ…ちゅ
ヒカリ…ぎゅ
お嫁さんにしたいランキング
1、洞木ヒカリ
2、伊吹マヤ
3、赤木リツコ
4、式波アスカ
5、綾波レイ
6、惣流アスカ
ミサト「・・・・・・」
ヒカリ…大好き
umu
ヒカリ…はぁはぁ
684 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/07/17(日) 17:11:45.75 ID:mmCOmiDj
ヒカリ・・・・かわいい
ヒカシン・・・・好きだな
>>646の続きを書きます。
前回は一気に連投がたたって「アクセス規制」になったので
今度はのんびり行きます。
4番目の少女U 困惑@
「理論上ありえないわ・・・・・・・・・」
「初号機のこと?」
「ええ・・・あのライフルのビームを弾き飛ばすなんて・・・・」
「どういうことよ!それって!!」
「わからない、としか言えないわ。」
「その後の“暴走”も、でしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「赤木博士、まだ隠してることがあるんじゃない?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あなたに渡した資料が総てよ、葛城三佐・・・・・・・・」
「そうなの?」
「そうよ。」
4番目の少女U 困惑A
「でも・・・・・・・・・・」
「何よ、リツコ。」
「シンジ君、逞しくなったわね。」
「そうね。あの娘のお陰だわ」
「男を変えるのは女という訳ね。」
「そうかしら?」
「そうよ。」
(あいつはどうなのかしら?)
(あのひとは・・・・・まさかね?)
二人の美女の会話はそこで途切れた。
4番目の少女U 困惑B
ここはネルフ本部の庭園。
シンジはまだ退院できないヒカリのために
実験や訓練がなくとも毎日のように見舞いに訪れ
リハビリに、散歩に付き添っていた。
「今日はね、こんな事があったんだ・・・・・・・・・・」
シンジは学校での他愛ない事をヒカリに話す。
「そうなんだ、面白いね・・・・・・・・・・・・・」
ヒカリはシンジに笑顔で応える。
ふたりの大事な時間。
他には誰もいない。
一見、微笑ましい少年と少女。
だが既に「おとこ」と「おんな」の仲だと知られれば
世間の余人は眉を顰めるだろう。
だが、このときのふたりからは、そんな生臭さは感じられなかった。
ごく普通の中学生のカップル
それが彼らだった。
そんなふたりを見つめる碧い瞳と紅い瞳。
「まーったく・・・・・・・・・・やってられないわ・・・・・・・。」
「なら見なければいいと思うわ。」
「何よ、アンタもでしょ?ファースト。」
「・・・・・・・・・・そうね・・・・・・・・・・・弐号機パイロット・・・・・・・・・・。」
4番目の少女U 困惑C
ヒカリとシンジは病室の廊下を歩く。
すると、視界に長身の黒衣の男が入ってくる。
「父さん・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヒカリは無意識にシンジに身を寄せる。
お互いに手を握った。
「父さん・・・・・・・・・この前はごめんなさい・・・・・・・・・」
「何の事だ?」
父はシンジに目を合わせる事も無く言った。
「父さんに、父さんの命令に逆らった・・・・・・・・・・・・・・」
「ヒカリを助けるためとはいえ・・・・・・・・・・」
「結果が全てだ。・・・・・・お前は使徒を倒した。・・・・・・・・・・それでいい・・・・・・・・」
「ありがとう・・・・・父さん・・・・・・・・・」
4番目の少女U 困惑D
通り過ぎようとする父の背中から声がした。
「フォース、、、、、、、、、いやヒカリ君・・・・・済まなかった。」
父の突然の謝罪にシンジも、当のヒカリも声も無かった。
「シンジ・・・・・・・・・・よくやったな・・・・・・・・・。」
「来週、ヒカリ君も連れてくるがいい・・・・・・・・・・・・・。」
「ユイも喜ぶ・・・・・・・・・。」
言葉も無くふたりは去っていく男の背中を見つめ続けた。
お互いの手を握り締めたまま。
来週・・・・・・・・・それは亡母・ユイの墓参りだった。
4番目の少女U 墓参り@
ヒカリの退院から数日後、
シンジとヒカリは連れ立ってその場所に来た。
いつもの制服姿。
お揃いの白百合の花束を持って。
ただの鉄柱に名前だけの墓標。
それらが延々と並ぶ。
ふたり揃って花束を供え、跪き、手を合わせる。
するとVTOLの爆音。
背後からの声。
「早かったな・・・・・・・・・・シンジ、ヒカリ君。」
父の手にも花束があった。
やはり白百合だった。
ゲンドウも花束を供え手を合わせる。
「母さんてどんな人だったの?」
「写真とか、無いの?」
シンジは問うてみる。前から聞きたかった事を。
「・・・・・・・・・・・・・・全ては心の中だ・・・・・・・・・・・今はそれでいい・・・・・・・・」
4番目の少女U 墓参りA
「あの・・・・・・・・・・・」
落胆するシンジの顔を見て
ヒカリは恐る恐るゲンドウに話しかける。
「どんな方だったのですか、、、シン、、シンジさんのお母様って・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ゲンドウは何も言わなかった。
「ヒカリ君、今日はありがとう・・・・・・・・・・。」
「シンジ・・・・・・・・・・明日・・・・・・・・・・二人で、赤木博士の処に行け。」
それだけ言うと父は待たせていたVTOLへと去って行く。
「父さん!」
シンジの声でゲンドウは立ち止まる。
「今日はありがとう!ヒカリを母さんに会わせてくれて。」
「そうか・・・・・・・・・・・・」
父の姿は機内に消え、爆音と共に飛び去って行く。
ふたりは声も無く見送るのだった。
4番目の少女U 墓参りB
ヒカリはどこか寂しげなシンジを見つめる。
「シンジ・・・・・・・・・・・・・・」
「大丈夫だよ・・・・ヒカリ・・・・・・・・・」
「ねえ・・・シンジ・・・・・・遊園地行こうよ!」
「でも僕ら制服だよ。」
「いいじゃない。平気よ!」
ふたりは手を繋いで遊園地へ行く。
そしてお約束のコース
ジェットコースター・・・・・・
お化け屋敷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
観覧車でキス
「あーあー・・・・・・・・・・やってられないわ・・・・・・・。」
「なら来なければ良かったと思うわ。」
「何よ、アンタもでしょ?ファースト。」
「・・・・・・・・・・そうね・・・・・・・・・・・弐号機パイロット・・・・・・・・・・。」
いつもの碧い瞳と紅い瞳だったようだ。
乙
明日読むよ
4番目の少女U リツコの考え@
翌日、リツコの研究室・・・・・・・・・・
「シンジ君、ヒカリさん、これから二人でエヴァに乗ってもらいます。」
「「ええっ?」」
「ヒカリはネルフから離れるんじゃないんですか?」
シンジはやや憤りを含んだ声で言う。
「ごめんなさいね。それは無理なの。」
「エヴァは機密の塊。」
「そう簡単には行かないわ。」
「だからって・・・・・・・。」
まだ何か言おうとするシンジをヒカリが制した。
「いいよ、シンジ。」
「私、頑張るから。」
「シンジと一緒に戦いたい。」
「今度は私がシンジを護るから・・・・・・・・・・」
シンジはヒカリの手を握った。
「ヒカリ・・・・・・・・・。」
4番目の少女U リツコの考えA
「いいかしら?」
おほん!と咳払いしたリツコが再び語る。
「あの時、シンジ君は意識の無いヒカリさんを初号機に乗せた。」
「にも拘らず初号機はヒカリさんを“異物”として認識しなかった・・・・・・・・・。」
「そして・・・・・・・・“暴走”とはいえ、直後に見せた初号機の超絶的な“力”・・・・・。」
「実験してみる価値はあるわ。」
「これが試験的に改造した二人乗り用エントリープラグよ。」
「バイクのタンデムと同じと思ってくれればいいわ。」
「僕、まだバイク乗ったことないです。」
「言葉のあやよ、じゃあ自転車でもいいわ。」
「シンジ君は前にアスカと乗った事があるわよね?」
「どうだった?」
「そんな・・・・・戦闘中にどうとかなんて感じてる暇は無かったですよ。」
「ただ・・・・・・・・・。」
4番目の少女U リツコの考えB
「ただ?」
「“力”みたいなものを強く感じましたけど。」
「ひとりで初号機に乗ってる時より・・・・・・」
「アスカと気持ちが通じたから、かしら?」
「えっ?」
リツコの言葉にヒカリが反応する。
「そうだと思います。」
「使徒の口をこじ開ける事に集中しましたから。」
「僕も、アスカも・・・・・。」
ヒカリの表情がほんの少し曇った。
「だからなのよ。」
「シンジ君、ヒカリさん・・・・・・・・・」
「身も心も通じ合ってる、あなたたちなら・・・・・・・・・。」
リツコの言葉にシンジもヒカリも「真っ赤」だ。
「だからってプラグの中でヘンなことしちゃだめよん❤」
何時の間にかミサトもいたようだ。
「ミサト!余計な事は言わないで!!」
「へいへい・・・・・・・・・」
「じゃ、シンちゃん、ヒカリちゃん、がんばってねん❤」
おちんぽみるく
4番目の少女U タンデムシート@
改造されたプラグに入ると、確かにシートが延長されている。
シンジが前に乗りヒカリが抱きつく様な形で座る設定の様だ。
プラグスーツ越しに互いに身体の感触が交差する。
「シンジ、アスカとも、こうしたの?」
「ち、違うよ、僕はアスカの隣に座って・・・・・・・・・・・・。」
「じゃあやってみて。」
ヒカリが前に座り、シンジが横からインダクションレバーを握る。
シンジの腕や肩がヒカリの胸や太ももに触れる。
「あ!」
「さわったのね?アスカを。」
「し、仕方なかったんだよ、必死だったし・・・・・・・・・・・・。」
「ふふっ・・・・・・・・・冗談よ・・・・・。」
「二人ともいいかしら?」
リツコの声が割って入る。
「テスト始めるわよ!」
「集中して!」
「「了解!」」
見事にハモる、シンジとヒカリ。
見守るリツコとミサトも、くすり、と微笑む。
4番目の少女U タンデムシートA
テストが始まり、マヤの済んだ声がスピーカーから流れる。
「シンクロテストスタートします!。」
「第一次接続開始!」
「エントリープラグ注水!」
「主電源接続、全回路動力伝達!」
「起動スタート!」
「A10神経接続異状なし!初期コンタクトすべて問題なし!」
「双方向回線、開きます!」
「ハーモニクス誤差、0.2%以内です!」
「シンクロ率上昇・・10・・・20・・・30・・・40・・・50・・・・・・60%突破!」
「まだ伸びます!70・・・・・80・・・・・・・85・・・・・90・・・・・・・・・・まだいけます!」
「93%で安定しました!」
「すごいじゃない!シンちゃん!ヒカリちゃん!」
「そうね、初めてだというのに・・・・・・・・・。」
「訓練を重ねれば100%超も夢ではないわ。」
4番目の少女U タンデムシートB
「気分はどうかしら?二人とも。」
リツコは問いかける。
「えーっと、、その、、すごくいい感じです。」
「身体が軽くなったような・・・・それに・・すこし熱い・・・・・・・・・・」
と、シンジ。
「ヒカリさんは?」
「い、言えません・・・・・・・まるで・・・・・・・・・は、はずかしい・・・・・・・・」
「まるで?」
「・・・・・・・・え・・・あ、あの・・・・・・・・・・・・」
「まるで“あの時”みたい?そういうことかしら?」
「いやああああああああああっ!!」
リツコの際どいセリフに狼狽するヒカリ。
途端にシンクロ率は急降下する。
「リツコ、だめじゃない!若い子からかっちゃ・・・・・・・・・・・」
4番目の少女U タンデムシートC
「違うわ。これは純粋に科学的な事よ。」
「A10神経は、肉親や異性への愛情、性的な快感を司るわ。」
「そしてパイロットはLCLを介してエヴァとシンクロするの。」
「さらに同乗者ともね。」
「ということはセックスしてるのと同じってわけぇ!!?」
「ミサトっ!声が大きいわ!」
「せ、先輩も葛城さんも、、不潔です・・・・・・・・・・・・・。」
(いいなあ・・・・・・・・ヒカリちゃん・・・・・・・・・・・・・・・・)
シンジもヒカリも固まっていた。
真っ赤のままで。
「碇、いいのか?これで・・・・・・・・・・・・・・」
「ああ・・・・・・・・・・・・ユイの・・・・・・・意思だ・・・・・・・・・」
4番目の少女U ・・・・情事・・・・@
ここはパイロットの仮眠室。
「はあ・・・・・はあ・・・・・・・」
少年の荒い息遣い。
「ああっ!」
「そこ、だめえっ!!」
少女の悦ぶ声。
ぎし・・ぎし・・とベッドが軋む。
「お願い!シンジ!!」
「もっとして!!」
「それ、いいの!!」
「いくぅっ!」
「イっちゃうーーーーっ!!」
スレ民少ないのにSS投下する根性が素晴らしい
4番目の少女U ・・・・情事・・・・A
久しぶりの情事。
しかもタンデムシンクロテストでA10神経をたっぷりと刺激され、
プラグスーツ越しとは言え、お互いの身体の感触をたっぷりと感じた後である。
ヒカリがチルドレン選抜後、ヒカリにもシンジにも薬が渡されているので
妊娠の心配はまずない。
シンジもヒカリも快感に酔いしれた。
肌を合わせる心地よさに。
温もりを感じる悦びに。
ベッドで絡み合うふたり。
頭のヘッドセットが常夜灯に鈍く光った。
4番目の少女U ・・・・情事・・・・B
少しだけ時計を戻す。
「「そんな・・・・実験でなんて・・・・・・」」
タンデムシンクロテストの後で、リツコから実験の一環として
【セックス】をする様に言われたシンジとヒカリは、
顔を見合わせ、同じ様に呟き、同じ様に真っ赤になって俯いた。
「大事な事なの。シンジ君、ヒカリさん。」
「お願い!必要な実験なのよ。」
リツコは真剣だ。
「もちろん映像モニターは切るから。安心して。」
「判りました・・・リツコさん・・・・」
一拍置いてシンジが答えると、ヒカリも無言で頷いた。
4番目の少女U ・・・・情事・・・・C
そして・・・・・
シンジは・・・バスタオル一枚でシャワールームから出てきたヒカリを見て・・・実験を忘れた。
ヒカリも・・・シンジにきつく抱き締められて・・・総てを忘れた。
シンジはヒカリの瑞々しい肢体に溺れ、
ヒカリはシンジの愛撫に狂った。
玉の汗
荒い息遣い
ベッドの軋み
汗の匂い
体液の匂い
お互いを呼び合う声・・・・・
後から・・・前から・・・
シンジはヒカリを求め・・・
上になり・・・下になり・・・
ヒカリはシンジに応えた・・・。
4番目の少女U ・・・・情事・・・・D
リツコの研究室・・・・・・・・
「すごいわね・・・・・・・・シンちゃんもヒカリちゃんも・・・・・・・・」
ミサトが呟く。
(私もシンちゃんとシテみたくなっちゃった・・・・・)
スピーカーから流れるふたりの声と、多方向からのサーモグラフィーの画像、
それにヘッドセットから送られる脳波データ・・・・
「ほんとに・・・・・若いっていいわ・・・・って、これは実験なのよ。ミサト!」
窘めつつもリツコもサーモグラフィーから目を放さない。
(“実体験”してみるのも悪くないかもね・・・・・・・・・)
(ヒカリちゃん・・・・・・いいなあ・・・・・私もシンジ君に抱かれたい・・・・・・・・・・)
マヤもうっとりとしてデータ画面をを見つめていた。
シンジは・・・幾度となく果てた・・・ヒカリの胎内に・・・。
ヒカリは・・・幾度となく昇りつめた・・・シンジの愛撫に・・・。
ふたりが静かな眠りを迎えたのは
小鳥たちが目を覚ます頃だった。
リツコの部屋の三人の女性たちは、大きな欠伸をしつつ
濃いブラックコーヒーを飲んでいた。
乙!
作者です!サンクスです!!
4番目の少女U ふたりの実戦@
「まだですか!!リツコさん!」
シンジは叫ぶ。苛立ちを込めて!
使徒がジオフロントに攻め込んでいるのに
初号機の調整がまだ済まないのだ。
「アスカと綾波さんが!!」
ヒカリも叫ぶ。焦りを感じて!
「ごめんなさい・・・・・あともう少しよっ!!」
「気を落ち着けてお互いとエヴァに集中して!!」
シンジとヒカリのタンデム搭乗での実戦投入はデータ不足と考え、
リツコは初号機の調整をシンジの単独搭乗の設定に戻していた。
だが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「実戦テストにはいい機会だ。問題ない・・・・」と、
ゲンドウの一声で急遽決定されたので、思わぬ時間が掛っているのだ。
4番目の少女U ふたりの実戦A
「シンジとヒカリがいなくたって、あんな奴!!」
「少しでも時間を稼ぐわ。」
「こいつ!墜ちろ!堕ちろ!!堕ちろっ!!!」
「使徒の弱点はどこ?」
先行して出撃したアスカとレイは奮戦する!!
バズーカ
ライフル
パレットガン
ポジトロンライフル
「ATフィールドは中和してるのに何でやられないのようっ!!」
「碇君と洞木さんを少しでも楽にするっ!!」
あらゆる火器の銃声、砲声が轟き、閃光が走る!
硝煙の匂いがジオフロントに立ち込める!
しかし使徒は何のダメージも受けていない。
悠々と近づいて来る。
4番目の少女U ふたりの実戦B
ならば!と、弾丸を撃ち尽くした武器を捨て、
弐号機はソニックグレイブを、
零号機はスマッシュホークを構えた。
「今度こそっ!!」
「来るわっ!!」
だが、
使徒の怪光線が煌めき、リボン?の腕が伸びる!
「きゃあああああああっ!!!」
「あううっ!!!」
だが奮戦むなしく
弐号機も零号機も片腕と首が切り跳ばされ、片腕が焼かれた!!
アスカとレイの悲鳴と共に・・・・・・・・・・・
4番目の少女U ふたりの実戦C
「アスカっつ!!」 ミサトが叫び!
「レイっつ!!」 ゲンドウも声を上げた!!
「シンクロカットしてっ!!」
「二人は?!!」
「無事です!生きていますっ!!両機ともプラグ緊急射出確認!!」
「すぐに救助してっ!!」
「初号機はまだなのっ!!リツコっ!!」
「あと1分だけ待って!!」
その時だった。
うおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんん・・・・・・・・・・・
初号機が唸る。青白い輝きと共に。
4番目の少女U ふたりの実戦D
シンジに何かが伝わる。ヒカリにも何かが・・・・・・・・・。
「行くよ・・・・・・・・・ヒカリ・・・・・怖くない?」
「大丈夫、シンジと一緒なら・・・・・・・」
タンデム搭乗での初めての実戦。
お互いに命を預け合って闘う初めての戦い。
(ヒカリを死なせはしない!)
(シンジは私が護る!)
そう誓い合って!
「「リツコさん!ミサトさん!」」
「「初号機、発進しますっつ!!」」
指令を待たずに発進するシンジとヒカリ。
「待ちなさい!二人とも!!」
ケージにいるリツコの声を振り切ってジオフロントに出た初号機。
使徒は目の前にいた!
ふわふわと空中浮遊して
どくろにも似た顔
あの「力の使徒」
4番目の少女U ふたりの実戦E
そして大破した弐号機と零号機。
ふたりの眼に映る無残な姿。
「「アスカっ!!」」
「「綾波(さん)!!」」
「「わあああああああああーーーーっ!!」」
「「よくもっつ!!!」」
「「やったなあっつ!!!」」
光を纏った初号機が いや
シンジとヒカリが絶叫と共に
力の使徒を
殴る!! 蹴る!!
圧倒的な力で!!
叩き伏せる!!
4番目の少女U ふたりの実戦F
しゅるる・・・・・・・・・と伸びる
弐号機と零号機を切り刻んだリボンの腕!
ぴかっつ!
目から怪光線!
必死の反撃
しゃきいん!
初号機の光の鎧が難なく弾く
怪光線もリボンの腕も
傷ひとつ付けられない・・・・・・・・・・・・・・・
「「すごい・・・・・・・・・・・・・・」」
ミサトもリツコも同じ様に呟いた。発令所とケージで。
ゲンドウはにやりと笑い、
冬月も勝利を確信して表情を緩める。
4番目の少女U ふたりの実戦G
「「このオおおおお!」」
虹色に輝いた初号機の拳が使徒の胸を抉る。
赤い光球にヒビ
ぴきっ!という音!
「「おまえなんか!!」」
「「消えてしまえっーーーーーーーーつ!!」」
止めの一撃!!
轟音と共に爆発四散する使徒。
「「はあ、はあ・・・・・・・・・・・・・・」」
「「はぁ、はぁ・・・・・・・・・・・・・・」」
紅潮し息を荒げたままのふたり・・・・・・・・・・・・
4番目の少女U ふたりの実戦H
「シンジ君!ヒカリちゃん!」
「よくやったわ。」
ミサトもリツコも安堵の笑みを浮かべる。
発令所のモニターに映るふたりの表情は
異様な高揚感に包まれている様だった。
まるで“あの時”の様な快感に・・・・・・・・・
事の余韻に浸っている様な・・・・・・・・・
((・・・・・・きもち・・・・いい・・・・・・・・・・・)とでも言いたげな・・・・・・・・・・・・
事実、シンジは射精していたし、ヒカリも達していた、と
リツコは調査後、ミサトに語っている。
「碇・・・これもあの二人の力なのか?・・・・・・・・・・」
「それとも・・・・ユイ君のものなのか?・・・・・・・・・」
「どちらでも構わんさ・・・・使徒に勝てれば・・・」
(ユイ・・・おまえに会えさえすれば・・・・・)
( 4番目の少女U 終了 )
エロいな
作者です・・・サンクス!
作者さん乙です
楽しいです
作者です・・・嬉しいです・・・・読んでもらえて・・・
ヒカリ…ちゅ
ヒカシン・・・LHS・・・いいなあ・・・
エヴァ板のオアシス的なスレ
本編ではまず有り得ないからこそ
おれはヒカシンを愛する・・・・・・・・・
ゲームでのキスシーンは神!
キスだって!?
あるゲームの1シーンにシンジ君とのキスシーンがあります
ヒカシン大好きのオレにとっては大好きなシーンです!
投下乙
ただ「っつ」ってのはどうかと思うの
でも期待してるお
>>734 「4番目の少女」作者です。
読んでくださってありがとうございます。
御指摘の点・・・・感情が昂った表現のつもりだったのですが・・・・
気をつけます・・・。
ヒカリ…大好き
おれもスキ
僕はLikeではLoveです
そばかすなんて気にしないわ
…ネルフに頼み込んでごくわずかな自由時間をもらい
学校へ…学校のあったところへやってきたシンジ。
建物は使途とエヴァの戦闘のため、大半は瓦礫と化していた。
校舎の外観がごくわずかに残る一画に、シンジは一人の女子生徒の姿を認めた。
「…委員長?」
後ろから声をかけるとヒカリはゆっくりと振り返り、シンジに微笑みかけた。
「あら、碇君も来ちゃったのね」
「う、うん…ほんとは本部での打ち合わせとか色々あるんだけどさ…」
「そう…。あ、そうだ」
「え?」
「碇君、パイロットのお仕事、大変ご苦労様です」
ヒカリは真剣な顔でそう言った後、深々と頭を下げた。
「ちょっ、やめてよ!」
シンジは照れながらそう言った。
「それに…結局は学校がこうなっちゃうのを防ぐことはできなかったんだし…」
ヒカリは頭を上げた。が、表情は真剣なままだ。
「でも…あたしはまだこうやって生きてる」
ヒカリはそう言いながらシンジに右手を差し出した。
「碇君たちに…碇君に守ってもらったんだわ」
ヒカリが更に右手をシンジへ突き出す。
ようやく、握手を求めているのだと察したシンジは、ヒカリの手を握り返した。
…ヒカリの手が汗や泥で汚れているのが感じられた。
よく見ればヒカリの顔も髪も制服も埃だらけだ。
身だしなみによく気を配っていた普段のヒカリを思い浮かべて
シンジは切なくなった。
…新劇場版のポスターを見ながら、ただ思いつきだけで書き出してしまったので
今日はこのへんで失礼させていただきます。
741 :
740:2011/07/31(日) 11:18:10.06 ID:???
誤:使途
正:使徒
続編に期待!
作品タイトルは?
ヒカシン?
問題ない、続けたまえ。
エプロン姿で「おかえり」って言われたい
そうだな
740は続かないの?面白そうな出だしなのに・・・・・・・・
委員長はシンジの嫁に決定!
ヒカリを嫁にほしい
749 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/12(金) 20:05:17.38 ID:fXUOGcop
今更ながら某所で脱衣補完計画の画像を見たのですが…
ヒカリちゃんが1番エロくて驚きました
屋上で全裸になって弁当で股間を隠すというウケ狙いとも取れるシチュが逆に燃えました
欲を言えば原作通りもっと胸を小振りにしてくれたら完璧でしたが
お弁当でお股を隠す委員長・・・・萌えますな
751 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/12(金) 23:00:31.28 ID:fXUOGcop
しかも原作キャラではありえない羞恥と恍惚に満ちた表情で大股開きですからね
あれが公的に発売されたものと思うとまた違った興奮が…
754 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/12(金) 23:50:29.03 ID:fXUOGcop
そう、それです!
ググるとフィギュアで出てきますね
本編の「ヒカリ」が見たら
「ふ・・不潔やぅォォォォっ!!!」と絶叫しそうなアイテムですよね・・・
あまりにもヒカリらしさから離れていて
萌えないぞこれ…
もっと表情に羞恥をですね…
鈴原君
758 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/14(日) 11:19:56.38 ID:5nZNiOjO
ヒカシン設定で妄想してます
759 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/15(月) 20:11:44.42 ID:rmueade4
SS投下希望
760 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/16(火) 02:41:24.79 ID:eptmeOLc
ヒカリは現代の女が失った何かを持っている
761 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/16(火) 18:56:09.07 ID:F/gjOkDM
そうですね・・・絶滅危惧種「大和撫子」の数少ない生き残りかと考えられます
ヒカリとシンジで書くのって難しそう。奥手同士だし。
トウジ君
トウジ、雑巾を握り、「いくでえ、シンジ!」
シンジ、ほうきを構え、「うん!」
トウジ「魔球一号!」と叫び、雑巾を投げる。
シンジ、空振りをして、「駄目だ。打てないや」
トウジ「スリーストライク、チェンジや」
ヒカリ「すーずーはーらー! 何やってんのよ!」
トウジ「ああ、見つかってしもた」
ヒカリ「ちゃんと掃除しなさい! 鈴原だけじゃなくて、碇君も一緒になってふざけてるなんて」
シンジ、笑って、「ごめん、洞木さん」
翌日、お昼。
ヒカリ「ねえ、アスカ。最近、碇君の表情明るくなったわよね」
アスカ「そう? 前からあんなじゃない? 三馬鹿って感じで」
ヒカリ「ううん、前は違かったの。うまく言えないけど……」
アスカ、意味ありげに、「ふーん、よく見てるんだ。シンジのこと」
ヒカリ、真っ赤になって、「違うの、そんな、そういうのじゃなくて……、あたし委員長だし、碇君転校生だったし」
アスカ「なるほどねー」
ヒカリ「アスカ、本当にただそれだけなの」
アスカ「わかったって」
>>762 でも、二人とも思い込みは激しいので、一度その気になったら梃子でも動かないから
そうなれば書きやすいと思います。
740と764、それぞれの続編を希望します・・・・・・・・・・・
767 :
猫神家:2011/08/17(水) 22:44:20.99 ID:???
ヒカリスレって、ここですかいな
他のスレで紹介してもらったけど・・・
そうです・・・・猫神家さん・・・・・・・・・・
769 :
猫神家:2011/08/17(水) 23:10:08.09 ID:???
で、ヒカリは何を考えてるの
ヒカリ・・・ちゅ
ヒカリ・・・ぎゅ
>>769 私の妄想SS「4番目の少女」の世界では
ヒカリとシンジ君は愛し合っています。
そうだ
ヒカシンは正義
鈴原…君
俺はトウジのほうがいいな、だってかっこいいやん
そりゃヒカリの初恋の相手だもん
かっこいいさ
でも・・・今付き合ってるのは・・・シンジ君?
トウジ君
780 :
猫神家:2011/08/18(木) 20:25:01.70 ID:???
781 :
猫神家:2011/08/18(木) 21:16:49.28 ID:???
なぜ人は、シンジ君を選ぶのか
カヲルじゃいけないのか
ヒカリとカヲルのからみを
考えてみたことは、ある。
ただ年齢が二人とも7歳なのだが
鈴原…ごめん・・・あたし・・・
他に・・好きな人が・・いるの・・・
785 :
猫神家:2011/08/19(金) 23:06:42.59 ID:???
>>764の続き。
ケンスケ「はい、写真プリントしてきたよ」
トウジ「お、修学旅行のやつか」
シンジ「ぼくも行きたかったなあ」
ケンスケ「おれ今度、横須賀行くけど、一緒に行くか?」
シンジ「横須賀って何があるの?」
ケンスケ「軍艦」
トウジ「おまえはそればっかりやなー」
アスカ「あたしは別の所がいい」
シンジ「え、アスカも来るの?」
アスカ「あたしも修学旅行に行けなかったんだもん。当然でしょ。ヒカリ、どこかいい所ない?」
ヒカリ「うーん……、鎌倉はどうかな。お寺とか、大仏とかあるけど」
アスカ「あたし鎌倉がいいな。シンジは?」
シンジ「うん、ぼくも鎌倉のほうがいいかな。行ったことないし」
トウジ「そういや、ワシも行ったことないな」
アスカ「えっ、あんたも来るわけ?」
トウジ「行っちゃ悪いんか!」
アスカ「じゃあ、全部で五人ね」
ケンスケ「五人っておれも?」
アスカ「当然。だれが記念写真撮るのよ」
ヒカリ「えっと、あたしも?」
アスカ「行かないの?」
ヒカリ「どうしようかな……」
シンジ「洞木さんもよかったら一緒に行こうよ」
ヒカリ「じゃあ、そうしようかな」
地味に続いてるスレだ
789 :
猫神家:2011/08/20(土) 21:12:12.14 ID:???
ヒカリは来なくていい
それとシンジはヒカリのこと、委員長って呼ぶでしょ
アニメで呼んでる描写なくね
漫画では委員長
ゲームとかでは洞木さん
791 :
猫神家:2011/08/20(土) 22:40:13.51 ID:???
知るか
死ね
コテは総じて糞
スルーしろ
委員長は良妻賢母
ヒカリ大好きだよヒカリ
ヒカリ可愛すぎ
797 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/26(金) 03:32:49.34 ID:Uidug8Hj
doui
ヒカシンは正しい!
終盤の、トウジに爆風から庇ってもらうシーンがカットされてなくてよかった。
あのシーンで冒頭のヒカリの「相田君、おはよう。」というセリフだけを
カットするという芸の細かさ…
って、なんで褒めてるんだ俺
ちょっとワラタww
803 :
(1/2):2011/08/28(日) 09:28:44.42 ID:???
おせっかいなマセガキはどこにでもいるもので、当時ヒカリのいたクラスも例外ではなかった。
「今日の保健体育の補習をやるから」
そう誘われてその子の家に集まったのは、ヒカリを含めて5人ほどの女子だった。
「エロ兄貴のをちょっと借りてきたから」
そういってディスクをリビングのプレイヤーにセットして
補習…というか、上映会が始まったわけだが、開始早々
「ちょっとやだ〜!」「え〜何これ〜!」
と大変な騒ぎになってしまった。
ヒカリはその喧騒の中で、胸の中になんともいえない不快感を募らせていた。
友人達と別れて一人で帰路についたヒカリは、
訳知り顔で解説していた主催者の言葉を反芻していた。
もしあれが本当なら、自分のお母さんを含め、世の中の
子供を生んだことのある女性たちは一人残らず
さっき画面に映し出されていたような、とんでもない行為を経たのだということになる。
それにしても…。
女の子が自分の中に男の子の体の一部を迎え入れる、そこまでを真実だと認めたにしても
それがよりによって一番見たくもない、汚らしい部分とは…。
(あんなことを許せる位すっごく好きな人が、大人になれば誰にでも現れるってことなのかなぁ?)
当時男女交際などに全く興味の無かったヒカリは、自分にとってそれは
何年も何十年も先のことだろう、とボンヤリ考えていた。
804 :
(2/2):2011/08/28(日) 09:30:53.09 ID:???
数ヵ月後、彼女はベッドの中で
とあるクラスメイトの名前を何度も何度も叫んでいた。
メインタイトル
「クラスメイト」
(つづく)
>>559です。
ちょっと短いですが、本日投下分は以上です。
>>805 投下乙!
前のと併せて読みました。
ヒカシンと認識しましたがOK?
乙
ヒカシンだな
なんどでも言おう。ヒカシンは正義!
ヒカシン・・いいねえ・・ヒカシン・・
萌えてきたぜ!!
804の続きに期待!!
どこかにヒカリの「処女喪失」シーンの小説無いかな?
812 :
809:2011/08/29(月) 08:19:21.40 ID:???
>>810 早速行ってきました。
燃えました!サンクスです!
ヒカリがシンジに処女を捧げる場面に萌えました!
814 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/08/30(火) 20:50:16.10 ID:yNCaA7zo
(*`Д´*)
ヒカリがシンジに処女を捧げる・・・・素晴らしいことだ。
シンジにヒカリみたいなション便臭い女はもったいない
ヒカシンは正義
洞
ヒカシンつまんね
>>820 ヒカリ本スレだからヒカリ×シンジが嫌いでもヒカリ好きなら歓迎する
普通にトウジとSEXでイイよな
だとすれば何年も後だな
普通の中学2年生はセックスしないし。
そうでもないだろ?
825 :
(1/8):2011/09/04(日) 18:16:02.65 ID:???
「クラスメイト」第2回
「珍しいわよねえ、お姉ちゃんがあんなこと言ってくれるなんて。
普段は自分の物を触られるの、けっこう嫌がるのに…」
独り言を言いながらヒカリは姉・コダマの部屋へ入った。
昨日コダマは友人の家に泊まりで遊びに行くといって出かけたのだが、その際に
「あたしの本棚から漫画借りてってもいいよ」
と言ってくれたのだ。
その日は日曜日だった。暇を持て余したヒカリは姉のお言葉に甘えることにした。
本棚から適当に2,3冊引き抜いたところで、ヒカリは1冊の雑誌に目を奪われた。
他の本が背表紙を揃えてきれいに収められている中で、その雑誌だけはなぜか半分ほど飛び出していた。
おまけに付箋まで付いている。
しかし本当にヒカリの目を奪ったのは、表紙に大きく書かれた
「仕事、家事、勉強、恋愛…
めいっぱい頑張っちゃう貴女に提案する
素敵なストレス解消法!」
という見出しだった。
ヒカリは何かに引っ張られるように、その雑誌に手を伸ばした。
先ほどの漫画本を一旦机の上に置き、目次からさっきの見出しの記事を探してページを開いた。
ちょうど付箋の貼ったページだった。
826 :
(2/8):2011/09/04(日) 18:18:08.12 ID:???
数秒後。
「ちょっ、うわっ、ひゃっ!」
おかしな悲鳴をあげながら、ヒカリは取り落としそうになった雑誌を慌てて掴み直した。
そして急いで部屋のドアを内側から閉めた。
(ちょっとぉ…なによお姉ちゃん!こんなのをあたしよりノゾミが先に見つけちゃったらどうすんのよ…)
心の中でそう抗議しながら、
ヒカリはまるで汚いものでも扱うかのように片手で摘み上げたその雑誌を元のところに戻した。
もちろん、きちんと奥まで押し込んで。
そしてヒカリは気持ちを落ち着けるべく数回深呼吸して、
机の上の漫画本を掴んで部屋を出て行こうとした。
…のだが、その雑誌の背表紙に書かれた
「特集・あなたのストレス大丈夫?」
という字が目に飛び込んできた瞬間、
ヒカリの手はまたしても自らの意志を無視するかのように雑誌に伸びていった。
827 :
(3/8):2011/09/04(日) 18:20:20.96 ID:???
その日の夜。
ヒカリは2段ベッドの上段で妹・ノゾミがぐっすり寝入っていることを何度も確認した。
そして自分の寝床である下段にもぐりこんだ。
掛け布団を顎のすぐ下までしっかり引っ張り上げてから
改めて、昼間何度も何度も読み返した記事の内容を思い返した。
本当は雑誌をここまで持ち込んで、よく確認しながら事を進めたかったのだが
万一にでも雑誌がノゾミの目に触れてはいけないと思い、それはできなかったのだ。
ヒカリは数回深呼吸をした。
そして意を決したかのように
「よし!」
と小声で気合を入れてから、パジャマのボタンを外していった。
828 :
(4/8):2011/09/04(日) 18:22:36.47 ID:???
(なあ委員長、最近ちょっときれいになったんちゃうか?)
トウジは何度、こう言いそうになり、そしてその都度飲み込んできただろうか。
こころなしか、態度や言葉遣いから刺々しさが減ったようにも思われる。
しかしいくら保育園の頃からのおさななじみで、今でもしょっちゅう一緒に帰宅するような仲でも
さすがにこんなことは面と向かって言いづらい。
トウジはただ黙って、ヒカリの横顔に見惚れるしかなかった。
829 :
(5/8):2011/09/04(日) 18:25:06.57 ID:???
その日も二人は一緒に帰路に着いた。
そしてその途中で激しい雨に見舞われた。
ゲリラ豪雨というのだろうか、痛いほどの水圧から逃れるべく
二人は慌てて、近くの民家のガレージの軒下に入り込んだ。
「うわ〜、びしょぬれだね!」
ヒカリは笑いながらトウジにそう言い、ハンカチで自分の髪や顔を拭った。
「あ、ああ…」
トウジはなかば上の空でヒカリの言葉に応じた。
制服が濡れてブラジャーの線が露わになった部分からトウジは慌てて視線をはずした。
ここまではよかった。
が、その直後、ヒカリのうなじに濡れた髪が何本か貼り付いているのを見たとたん、
トウジは制御不能になってしまった。
「な、なあ、ちょっとええか?」
「えっ?」
ヒカリがそう応じたのとほぼ同時に、トウジはヒカリの腰を抱き寄せていた。
そしてヒカリの唇に自分のそれを近づけようとした。
次の瞬間、トウジは胸のあたりに強い衝撃を感じた。
ヒカリがものすごい力でトウジを突き飛ばしたのだ。
トウジはその場で立ち尽くした。
ヒカリは後ずさりしながら、自分の体を外敵から守るかのように胸のところで腕を交差させた。
そして
「な、なにすんのよぉ!」
と叫んだ。
トウジはようやく我にかえった。
自分のしでかした事の重大さに気づいたトウジは、
「すまん!委員長!」
と言いながらその場で土下座をした。
830 :
(6/8):2011/09/04(日) 18:27:11.28 ID:???
しばらく沈黙の間があったが、やがてヒカリの
「ば、ばかねえ。そういうことをしろって言ってんじゃないわよ」
という声が聞こえてきた。
それでもトウジが体を動かせずにいると、ヒカリはトウジの片肘をつかみ、軽く持ち上げるようにした。
「服が汚れちゃうわ。早く立ちなさいよ」
そう聞いてトウジはようやく恐る恐るといった様子でゆっくり立ち上がった。
しかしヒカリと目を合わせるのを避けるように、今度は腰を90度ほども曲げて頭を下げた。
「ほ、ほんまにすまんかった…」
「いいわよ、もう。でもね…」
トウジは頭を下げたまま、ヒカリの言葉を聞いていた。
「あんたとは、そういうんじゃないから…」
「……」
「あ、あんたのことは好きよ。なんでも話せる、いい友達だと思ってる」
トウジはゆっくり顔をあげた。真剣な顔をしているヒカリと目が合った。
831 :
(7/8):2011/09/04(日) 18:29:13.95 ID:???
「で、でもね、あんなことされたら…」
「うん…」
「あたし、あんたのこと大嫌いになっちゃう」
「……」
「あんたとの思い出が、全部ぶち壊しになっちゃうから」
「え、そ、それは…」
トウジは思わずヒカリのほうへ近づこうとした。
ヒカリは
「だ、だから!」
と慌てて言葉を続けた。片手でトウジの動きを制するような格好をしながら。
「約束して。もうさっきみたいなことは絶対しないって」
「あ、ああ、わかった!もうあんなことせえへん!」
トウジはすぐさまそう答えた。
「ほんとに?」
ヒカリはちょっと首をかしげるようにして言った。
「ああ、ホンマや!絶対せえへんから!」
ヒカリはしばらくトウジを見つめていたが、やがてフッと笑顔になり
「そう、ありがと!」
と言った。そして右手をトウジの方に差し出してきた。
トウジが戸惑っていると
「バカねえ、握手くらい大丈夫よ!」
と言って左手でトウジの右手首を掴み握手させた。
「あ、ああ…」
ヒカリが握手した手を上下に軽く揺らし、トウジはしばらくされるがままになっていた。
しかし彼女の柔らかな笑顔を改めて真正面からとらえてしまった時、トウジは少し慌てたような様子で手を離した。
そして
「あ、あ、小降りになったやんけ!もう行こか!」
そう言って一人で勝手にガレージを飛び出した。
832 :
(8/8):2011/09/04(日) 18:31:26.39 ID:???
ヒカリは先ほど自分の体をガードする時に放り出してしまった自分の鞄を拾い上げた。
そして、まだちっとも雨脚が弱まっていない中で段々小さくなるトウジの背中を見て
ニヤッと笑った。
(つづく)
833 :
追伸:2011/09/04(日) 18:33:32.79 ID:???
ありがとうございました。
なお、表示をしませんでしたが
>>803-804を
「クラスメイト」第1回
とさせていただきます。
高速で乙
しかし、まだ読んでない
明日読ませてもらう
いいですねえ!
投下乙!
内容はいいから敢えて批判する
改行したセリフと段落が若干読み辛い
内容は好きだから今後も期待してます
あえて批判w
良いね
続きはまだなの?
トウジを性の渦に巻き込んでいくヒカリはまだなの!?
840 :
(1/4):2011/09/10(土) 03:26:26.53 ID:???
「クラスメイト」第3回
ねえ聞いて碇君。今日ね、鈴原のバカがあたしの体触ってきたんだよ。
それにキスしようとして…
あ、ごめんね。碇君はアイツとも仲がいいから、あたしからこんなこと聞かされたら困っちゃうよね。
でも大丈夫!二度としないって約束させたから。
腰のね、ここなの。そう…。ね、碇君の手できれいにして…
その日の夜。ヒカリはベッドの中で、頭の中のシンジに語りかけていた。
841 :
(2/4):2011/09/10(土) 03:28:28.99 ID:???
ヒカリはパジャマのズボンの方を少しずらし、腰をあらわにさせた。
もちろん掛け布団で覆われてはいるが。
(そう…優しく撫でて…)
ヒカリは腰の左側を自分の左手で撫でながら、右手でパジャマのボタンを一つづつゆっくり外していった。
そしてその下に着ていたTシャツを、胸があらわになるところまでたくし上げ、左の乳房を右手で揉み出すように動かした。
「んっ!」
ヒカリの口にはハンカチがくわえられている。思わず大きな声を出してしまってもノゾミに気づかれないための工夫だった。
(ね、ねえ、気づいてた?あたしの胸、最近ちょっと大きくなったんだよ。
きっと碇君がこうやって毎晩優しく揉んでくれるからだよね…。
今度新しいブラジャー買いに行くから碇君も一緒に…
うふふ、冗談よ!碇君がそういうの苦手だってこと、あたしよく知ってるもん…)
ヒカリは右手を一旦乳房から離し、布団からも出した。
そして中指の腹をペロッと舐めた。
つばのついたその指の腹を、ヒカリは左乳首の上に滑らせた。
「んんっ!」
(も、もう、碇君たらぁ、まるで赤ちゃんだよ?そんなとこ嬉しそうにおしゃぶりしちゃってさ…)
ヒカリは更に指をもう一本動員した。親指と中指で乳首をキュッと摘んだのだ。
「ひぃっ!」
(だ、ダメだよぉ、碇君、そんなに強く…。も〜、いくら吸ってもお乳なんか出ませんからね!)
842 :
(3/4):2011/09/10(土) 03:30:31.87 ID:???
次にヒカリは、下半身に意識を集中させた。腰をまさぐっていた左手を、ソロソロと前の方へ移動させる。
おへその近くを通り、淡い茂みを経て、一番敏感なところへたどりついた。
しかしそこはまだ素通りだ。
ヒカリの左手がゴールにたどり着いた頃には、そこはもう充分熱く潤っていた。
(碇君、いいよ。来て…)
ヒカリはゆっくりと、そこに左中指を入れた。
「うぅっ!」
(あ、碇君があたしの中に…)
指を動かして快感を早く得たいという気持ちもあったが、ヒカリは自分をじらすかのように
わざと指を中ほどで止め、しばらく動かさずにいた。
(今…今あたし、碇君と一つになってるんだよね…)
とうとう我慢できなくなり、ヒカリは指を出し入れするように動かした。
始めはゆっくりと、そして徐々にスピードを上げて…。
「んん〜…」
(ああ、碇君、碇君のここ、すごくあったかいよ…)
そうしている間にも、右手がまた忙しく働き始める。
左右の乳首の間を行き来し、撫でたり摘んだり…。
やがてヒカリは、自分の中のある種の熱が、限界近くまできたのを感じた。
ヒカリは左中指をそこから抜いた。
グッショリと自分の体液で濡れたそれは、再び一番敏感なところを訪れた。
(い、碇君…)
この時にはまだシンジの名前を呼ぶ余裕があったが、
指がそこにある小さなものを軽く何度か撫でたとたん、ヒカリの頭の中は
まるで爆発が起きたかのように白い光で一杯になってしまった。
「んん〜〜〜〜っ!」
ヒカリはベッドの中で全身をビクビクッと震わせた。
843 :
(4/4):2011/09/10(土) 03:32:34.66 ID:???
ヒカリは余韻を楽しむかのように、しばらくはすべての体の動きを止めて、
そのままの格好のままでいたが、やがてテキパキと後片付けを始めた。
まず濡れた指をティッシュで拭い、それをそのまま股間を拭くのにも使った。
そして乱れた下着とパジャマを整え、静かにベッドから出た。
ティッシュをさらに数枚ボックスから引っ張り出し、先ほど使ったものを上から包んでからゴミ箱に入れた。
ヒカリは細心の注意を払って静かに部屋を出た。
そして洗面所で、先ほどまで口にくわえていたハンカチを軽く水洗いし、洗濯機に入れた。
ベッドに戻ったヒカリは、もうクタクタだった。
それでも力を振り絞って、一日の最後の儀式を始める。
(碇君、今日もしてくれてありがとう。すっごく気持ちよかったよ…)
ヒカリの視線の先には、枕もとの写真立て。
そこにはシンジの写真が飾られているのだが常夜灯だけなのでボンヤリとしか見えない。
しかしヒカリはあたかもそこにシンジがいるかのように、更に語りかけるのだった。
(ね、碇君はどうだった?…えーほんとに?よかった〜!)
ヒカリの指は写真立てを撫でていた。
まるで、その中にいるシンジの全身を妖しく撫で回すかのように…。
最後にヒカリは、写真立てを両手で持ち、そっと唇を触れさせた。
(碇君、おやすみ。また明日もエッチしようね…)
ヒカリは満ち足りた気分で、眠りに落ちていった。
(つづく)
素晴らしい
おいトウジどこだよいつまでも夢見てんじゃねえよ
846 :
(1/3):2011/09/12(月) 06:47:41.72 ID:???
「クラスメイト」第4回
碇シンジ。
中学2年生に進級してまもない頃に転校してきた、ヒカリのクラスメイトである。
クラスの委員長であるヒカリは学校の決まりごとなどを彼に教えていく中で、
なかなか他人に心を開こうとしないシンジの様子が、とても心配だった。
ヒカリは日頃からなるべくシンジに話しかけるようにした。
シンジの心の殻は強固で、ヒカリの努力は決して報われたとは言い難かったが、
ポツリポツリと話す言葉の端々で、とても細やかな心で他人を思いやることのできる子だということを理解することはできた。
明朗なのだがやや無神経なところのある、おさななじみのトウジとは正反対のタイプだ。
ヒカリは、シンジに心を奪われていった。
847 :
(2/3):2011/09/12(月) 06:49:54.38 ID:???
しかし、シンジが一皮向けたのは、皮肉にもヒカリ以外の者のおかげであった。
アスカ。
まるでシンジの後を追うようにしてヒカリのクラスに転校してきた、クォーターの美少女。
転校早々、まるで旧知の仲のようにシンジにちょっかいを出し、なにかと絡んでいく。
ヒカリは当初、そんな風に土足でズカズカと踏み込んでいくようなマネをされては
シンジが一層閉じこもってしまうのではないかと心配したのだが
意外にもシンジは、嫌がるようなことを口先で言いつつも満更ではない表情だ。
それだけでもショックだったのだが…
アスカが日頃ばかでかい声で吹聴するのを聞く限りでは、シンジ、アスカ、
そして元からヒカリのクラスにいる綾波レイ、この3人には何か国から依頼されている
重大な任務があるようだった。
その関係で3人が行動を共にする時間は、徐々に増えていった。
3人そろってろくな説明もせず早退しても担任の教師は何も言わなかった。
つまりあの3人は、そういう関係なのだろう…。
アスカが(第三者の保護者つきとはいえ)シンジと同じ家に住んでいると聞いた日の夜は、
ヒカリは朝まで一睡もできなかった。一晩中、ベッドの中でポロポロと涙を流し続けた。
学校生活の大半をたった3人の小さな世界で過ごしていく中で、シンジの表情は
生き生きとしたものになっていった。
明るくなったシンジの魅力を最も近くで感じられるのは、後からやってきたアスカなのだ。
そしてアスカはきっとそれを「魅力」と認識することさえ無いのだろう…
もうあたしが碇君にしてあげられる事は何もないんだわ…
ヒカリが姉の部屋で「ストレス」という文字に、自分でも驚くほど過敏に反応したのは、そんな頃だったのである。
848 :
(3/3):2011/09/12(月) 06:51:59.73 ID:???
その日もヒカリは3人の仲をさんざん見せつけられ、落ち込んで学校から帰ってきた。
(でも夜になれば碇君と…)
それだけを心の支えに、ヒカリはいつもと同じように家事の手伝いをし、勉強のノルマをこなした。
しかしベッドに潜り込むと、昼間のアスカの、シンジに対する傍若無人な態度を思い出し、
改めて怒りが湧き起こってきた。
だからその夜のヒカリの指は、いつもより少し乱暴に動き回った。
そしてヒカリの肢体はそれに呼応するかのように激しくのたうち回った。
(…い、碇君! 碇君! 碇君!)
嫌な記憶を打ち消したくて、ヒカリは何度も何度もシンジの名前を大声で叫んだ。
(頭の中で、だが…)
ヒカリは行為中に、自分の足が壁を蹴ったことに気づかなかった。
ヒカリの部屋のドアが静かに、しかし素早く開かれた。
コダマはツカツカとヒカリの枕元までやってきて、サッと掛け布団をめくった。
行為に深く没頭していたヒカリは突然の事態に
「えっ、ちょっ、ひゃっ!」
などとおかしな悲鳴をあげながら、露わになっていた乳房と股間を手で覆うくらいしかできなかった。
コダマは自分の口に人差し指をあてた。
ノゾミに気づかれないよう静かにしろ、ということだろう。
「あたしの部屋に来な」
コダマは小さな声でそう言ってヒカリの部屋から出ていった。
(つづく)
お姉ちゃんビドい
プッ
シンジもスレ違いだろ
852 :
(1/6):2011/09/13(火) 06:45:21.36 ID:???
「クラスメイト」第5回(最終回)
「ちょっと前からおかしいとは思ってたのよ。夜遅くに物音が聞こえてたから」
コダマの部屋。
ヒカリは床に正座をし、コダマは椅子に座っている。
「変な声も聞こえてたしさ」
「え……」
ヒカリは恥ずかしさに顔を赤くし、一層体を縮こめた。
「よくまあ今までノゾミに気づかれなかったわね」
「……」
「そうか、この雑誌がきっかけか…」
ヒカリがあの日、この部屋でじっくり読み込んだ(笑)雑誌が、ヒカリの前に放り投げられた。
「まああんたも年頃だし、こういうのに興味を持ってもおかしくないけどさ」
「……」
「それでも…あたしはショックだよ」
「……」
「あんたは…あんただけはこんな事には没頭しないと思ってた」
「……」
「それが何よ、毎晩毎晩…」
「……」
853 :
(2/6):2011/09/13(火) 06:47:22.57 ID:???
「家族に迷惑かけてさ…」
「……えっ?」
「だいたいこの記事もそもそも社会人の…」
「あ、あのー、お姉ちゃん」
「な、何よ」
「今『家族に迷惑』って…」
「そ、そうでしょうが」
「そりゃ…本当に男の子とエッチして赤ちゃんができちゃったら家族に迷惑かかるけどさ」
「そ、そんなの大事件じゃない!そうでなくても物音とか…」
「あの、お姉ちゃん…本当にしょっちゅう物音や声が聞こえた?」
「……」
「あたしなりに、そのことはすごく注意してたんだよ。声がもれないようにハンカチを咥えたりしてさ」
「……」
「同じ部屋にいるノゾミを起こしたことないし…」
「そ、そりゃ小学生だと眠りも深く…」
「ねえ…ほんとはあんまり聞こえてなかったんじゃない?少なくとも勉強や睡眠の邪魔になるほどでは無かったんじゃ…」
「うー…」
コダマが言いよどんでいると、ヒカリは正座の格好のまま、コダマの方へにじりよってきた。
「それにさ、お姉ちゃん…あたしが最近ごはん作ったりするの、さぼってると思う?」
「えーと…」
「それは絶対無いはずなの」
「な、なによ、自信満々じゃない…」
「なぜかって言うとね…」
ヒカリは更にコダマとの距離を詰めてきた。
854 :
(3/6):2011/09/13(火) 06:49:23.58 ID:???
「あたし、いっつもこれやる時には…」
「ちょっ、『やる』って…」
「えっ?」
「い、いや…」
「あのね…クラスメイトの男の子とエッチしてるとこを想像しながらやってるんだけどぉ…」
「あ、そう…」
「その子ね、すごくしっかりした子なの」
ヒカリは照れ隠しなのか、コダマの太腿のあたりに指で「の」の字のようなものを書きながら話している。
「だからあたし、その子に軽蔑されるような女の子には絶対ならないって決めたの」
「へえ、そう…」
「だからあたし、これ始めてからもさ、1日も家事の手伝いさぼってないはずだよ」
「……」
「勉強もさ、宿題のほかに、受験用の計画…ほら、2年に進級した時にお姉ちゃんと相談して作ったやつね、
ちゃんとやってるし」
「……」
「あれやるのは寝る前だけって決めてるし…」
「……」
「あそこを拭くティッシュもぉ、ちゃんと自分のおこづかいで買ってるしぃ…」
「や、誰がそこまで生々しく言えと…」
ヒカリはコダマの太腿に這わせている指の速度を上げてきた。
「ちょ…くすぐったい…」
コダマは身を捩りながらそう言ったが、ヒカリには聞こえていないようだ。
「ねえお姉ちゃ〜ん…」
ヒカリは最近10年くらい家族にも聞かせたことが無いような甘えた声で、コダマに言った
「今さらこれを禁止されたらぁ、あたしストレスで頭おかしくなっちゃうかもぉ〜」
「だ、だからくすぐったいって…あたしはクラスのナントカ君じゃないぞ…」
「えっ?」
「い、いや…」
855 :
(4/6):2011/09/13(火) 06:51:34.55 ID:???
(碇く〜ん!さっきのつ・づ・き!)
そのときのヒカリの表情は、とてもこれから一人で寝床に入る者とは思えないものだった。
期待ではち切れんばかりの、満面の笑み。
コダマは最初の勢いはどこへやら、結局は
「まあ、とにかくノゾミにだけは気をつけて…」
とボソボソ言って、ヒカリを解放してくれたのだ。
ヒカリはベッドに潜り込んだ。
掛け布団の下で、勢いよくパジャマの下の方を、パンティと一緒にずり下げた。
(も〜碇君たらぁ、そんなに慌てなくても大丈夫だよ!もう邪魔は入ってこな…)
「んっ…」
856 :
(5/6):2011/09/13(火) 06:53:35.43 ID:???
(やれやれ、さっそくおっぱじめたわけ?ほんとにもう…)
コダマは壁から耳を離し、音を立てないように注意しながら再び椅子に座った。
そしてさっき妹から聞いた話をメモするために、机の上のノートパソコンのキーボードを
物凄い勢いでタイピングしていった。
あの日、雑誌が少し目立つようになっていたのは、出かける直前までコダマが、
とある作業の資料として用いていたからだった。
外泊から帰り、不自然なまでにきちんと収められているのを見て、
ああヒカリに見られちゃったかな、とは思ったが…。
妙な時間帯にかすかな物音が聞こえることが何日か続き、
コダマはヒカリがどうやら実践しているらしいと察知した。
たいして迷惑になっていないのはヒカリの言うとおりだったし、
見て見ぬふりを続けることも可能だったが、どうしてもヒカリから
話を聞きたい事情があったのだ。
857 :
6/6):2011/09/13(火) 06:56:22.92 ID:???
(えーと、『妄想エッチの彼氏に軽蔑されないように自身を律して』か…くぅ〜、乙女心だねえ!
あとなんだっけ…、そうそう『あそこを拭くティッシュは、なけなしのお小遣いから』と…
そうよねえ、子供の小遣いからだとティッシュ代もバカにならないわよね。これは盲点だったわ。
ネタはやっぱ現役選手から直接話を聞くってのが一番だよねえ…)
先日の「合宿」で、好評につき来年の「夏」も現在のシリーズの新作でいく、というサークルの方針が定められて、
はじめはたかをくくっていたコダマだったが、思いのほかネタ出しに難儀していたのだ。
それが一気に解決してしまった格好である。
(そうよ、モデルと一緒に住んでるわけだしねえ、あたしは。…あ、そうだ)
さっきのヒカリの話をおおよそまとめ終え、パソコンを片付けると今度は
鍵のかかった引き出しから漫画の原稿を取り出した。
(やれやれ、「冬」の仕上げと「夏」のネタ出しが同時進行だなんて、大忙しだわね)
心の中で嘆きながらコダマは、皺の一本一本を丁寧にペンで描いていった。
ヒカリそっくりの少女の、おそらく一生人目に曝すことのないであろう体の部分だ。
(偉そうに説教しといてこんなの描いてるんだもんねえ…ヒカリが知ったら怒るだろうなぁ)
コダマは我慢できず、ヒヒヒッと笑い声をあげた。
…そう、確かにそれを見たらヒカリは怒り狂うだろう。
少女の傍らに描かれた少年は、前によく家へ遊びに来ていた、トウジそっくりだったのである。
(おしまい)
858 :
追伸:2011/09/13(火) 06:58:25.31 ID:???
お読みいただきありがとうございました。
あー恥ずかしい…
予告編として先行投下した
>>560-562は、本当なら修正したうえで
今回のもののしかるべきところに組み込むべきだったかもしれませんが
それもちょっとくどいような気がして、省略させていただきました。
変態姉妹乙
わっふるわっふる
860 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2011/09/15(木) 08:22:36.52 ID:OGJDRGYA
なんでみんなヒカシンにしたがるの?俺はトウジの方が感情移入できる
ナディア見てたら、ヒカリがイコリーナさんとダブって見えるようになっちゃったんだけど
イコリーナはマヤタンだろJK
>>860 俺はヒカリが好きでヒカリがメインのSSなら好ましいだけ
エロ要素はいらないと思ってはいるが
今SS書いてる人は俺の発言なんか気にせずに書いてくれ
朝。トウジが教室に入ってきた。
シンジとケンスケが駆け寄るが、トウジは
「すまん、後でな」
と二人を制し、ヒカリのほうへ歩いていく。
マナと談笑していたヒカリは、トウジがまっすぐこちらへ向かってくるのを見て、スッと席を立った。
トウジはヒカリの真正面に来て、静かに言った。
「妹な、昨日、無事退院したで」
ヒカリは黙ったまま何度も小さくうなずいた。
「お、おめでと…」
熱いものがこみあげてきて、ヒカリは語尾まできちんと言えなかった。
マナは、トウジの後ろに突っ立っていたシンジとケンスケに
じゃれつき、その勢いで二人をトウジたちから離そうとする。
「なんで委員長が泣いてんねん!」
いつもの調子に戻ったトウジが、笑い飛ばすように言う。
「だ、だって…」
「…ほんま、ありがとうな。見舞いやら、ワイも色々フォローしてもらったし」
「そんな、あたしなんかたいしたことないよ!それよりナツミちゃんをたくさん褒めてあげてね。よく頑張ったねって…」
「あ、そや、ナツミがぜひウチに来て欲しいて言うとったで!なんや、元気になったら料理教えるって約束したんやって?」
「ヒカリおねえさーん!」
ヒカリが食材を抱えて鈴原邸に入ると、ナツミの元気な声が出迎えてくれた。妹の傍らに立っているトウジは、なぜかずいぶん緊張気味だ。
「退院おめでと!今日は一緒にカレーをつく…」
ヒカリの言葉はサイレンによって遮られた。
「避難命令!避難命令!市民の皆様は至急もよりのシェルターに…」
ヒカリ・トウジ・ナツミ「えー…」
(おしまい)
SS企画書 ヒカリ×カヲル篇
・出だし
「ヒカリは、どうしても渚カヲルのことを好きになれなかった。
クラスの委員長として、特定のクラスメイトにこういう感情を抱くことは
良くないとわかってはいるのだが…」
・シーン××
カヲルはヒカリの耳元で何か囁いている。
あたかも女性の扱いに慣れた接客業の人のようだ。
ヒカリは時々ものすごく怖い顔をしてカヲルを睨むが
基本的には顔を真っ赤にして体を硬直させている。
体を掴まれているわけでもないから、
ヒカリはそこを立ち去ろうと思えばすぐできるはずだが、なぜかそうせず…。
そんなところへ、シンジとトウジがやってきた。
そのときにはすでに二人の体は離れていたが
ヒカリの様子がいつもと違うと見て取ったのは、シンジよりもトウジが先だった。
「貴様、委員長に何したんや!」
掴みかかろうとするトウジをカヲルは華麗にかわす。
格闘技か何かの心得があるようだ。
…オチが思いつきません。
トウジとカヲルの友情物語にすればいい
ヒカリ関係ないし
キモ
やっぱりLHSでしょ?
洞木x鈴原ですか?それなら俺得ですけど
LHS=ヒカリ×シンジです!
ヒカシンは正義!
トウジ、教室の扉を開け、「おはよう」
シンジ「おはよう。あ、トウジも今日から制服なんだ」
トウジ「ああ、疎開した連中の制服が余っとるからおまえも着ろて先生に言われてな。しっかし、学ランちゅうのは詰め襟がうっとうしいのお」
シンジ「慣れちゃえばそうでもなくなるよ。ケンスケは?」
トウジ「軍艦がまた来よったんやと」
ヒカリ、トウジの後ろから、「おはよう」
トウジ、振り返って、「ん、おはよう。……なんやねん、人のこと見たまんま固まって」
ヒカリ「え、あ、鈴原が制服着てるからちょっとびっくりしちゃって」
アスカ「まあ、万年ジャージ馬鹿がそれ以外の服着てるんだもん。だれだって驚くわよ」
トウジ「やかましいわ!」
下校時間。
トウジ「シンジ、今日は駄菓子屋よってこうや」
シンジ「ごめん、今日はシンクロテストがあるんだ」
アスカ「シンジ、早くしなさいよ」
シンジ「うん。トウジ、じゃあまた明日」
トウジ「おう、またな」カバンを取ろうとして、「あ」
ヒカリ「どうかしたの?」
トウジ「ああ、ボタンが取れてしもうたんや。これでうっとうしい学ランも着んですむわ。よっしゃ!」
ヒカリ「そんなの許されるわけないでしょ! ボタン付け直せばいいじゃない」
トウジ「ワシそんなん出来んで」
ヒカリ、ため息をついて、「仕方ないわね。あたしが家でボタン付けてあげるから一日貸して」
トウジ「着んでええ理由ができた思うたんやけどなー」と、上着を脱いでヒカリに渡し、「ま、そんなら頼むわ」
ヒカリ「うん」
洞木宅。
ヒカリ、ボタンを縫い付けて、「これでよしっと。なんでこんな簡単な事もできないんだろ」制服を広げて、「意外と大きいんだ。……ちょっと着てみようかな」
コダマ、ヒカリの部屋のドアを開けて、「ヒカリ、あんたあたしの雑誌知らない? ……あんた何やってんの?」
ヒカリ「コ、コダマお姉ちゃん! 違うの、これは」
コダマ「ヒカリが恋に目覚めたのはお姉ちゃんうれしいんだけど、そういう目覚めかたはちょっと……」
ヒカリ「本当に違うの。ボタンが取れちゃったから、だから」
コダマ「大丈夫。明日朝一番でいすにかけときゃ、たぶんばれないから」
ヒカリ「あたしの話を最後まで聞いてよお姉ちゃん!」
続き希望!
>>860 関西弁のセリフを書くのはネイティブではない人にはハードルが高いからでは? 少なくともおれはそう
>>875 >>606を書いたのは自分だけど、シンジに感情移入してしまうと
ヒカリの様な良い子をトウジに渡したくない!と思ってしまってヒカシン妄想に陥る。
名作FF「ヒカリの世紀」の影響もあるけど。
は?トウジ舐めてんの?シンジの数倍いい男だろ
トウジのかっこよさはやばい、シンジさんレベル
彼ならSFアニメの主人公を張れるレベルの素材
いやヒカリスレだから。
トウジとシンジの話しは別のスレでやってくれ
ヒカリは大和撫子最後の生き残り
早朝、洞木宅。
コダマ「おはよー、ヒカリ」
ヒカリ、台所でお弁当のおかずを作りながら、「おはよう。コダマお姉ちゃんは今日はお弁当要らないんだよね」
コダマ「あー、えーっと、やっぱ要る。ごめん」
ヒカリ「もー、いきなりはやめてってこないだ言ったのに。お姉ちゃんの分のおかずないわよ」
コダマ「日の丸弁当でいいから。ご飯冷凍庫だったっけ」と、冷凍庫を開けようとする。
ヒカリ「いいって、やるから。本当に日の丸弁当でいいの?」
コダマ「うん、途中でなんか買うから」と言って、パンをトースターに入れ、やかんでお湯を沸かす。
ノゾミ「おはよう」
コダマ「おはよう。ノゾミはパンは一枚?」
ノゾミ「ううん、半分。自分でやるよ」
ヒカリ「台所狭いんだからお姉ちゃんにやってもらいなって」
ノゾミ、不満げに、「はーい」
コダマ、笑って、「朝の台所は戦場だからね。ノゾミ、コーヒー運んで」
ノゾミ「うん」
三人でテレビのニュースを見ながら朝食。
コダマ「今夜は雨かあ。ごちそうさま」と言って、席を立つ。
ノゾミ「テスト嫌だなあ。テストなんてなくなっちゃえばいいのに」
ヒカリ「今日テストなの?」
ノゾミ「ううん、今日答案用紙が返ってくるの。居残りかも」
ヒカリ「ちゃんとテスト勉強すればいいのに」
ノゾミ「うん……。ごちそうさま。ヒカリお姉ちゃん、食器貸して。あたし洗うから」
ヒカリ「ごちそうさま。じゃあ、お願い」と言って、食器を渡す。
コダマ、制服に着替えて髪を結んでいるヒカリに、「じゃ、いってくるね」
ヒカリ「いってらっしゃい」
ノゾミ「あたしもそろそろ行かなきゃ。ヒカリお姉ちゃん学校近くていいな」
ヒカリ「ノゾミも来年からおんなじ中学じゃない」
ノゾミ、ランドセルをしょって、「うん、まあそうなんだけど。いってきまーす」
ヒカリ「いってらっしゃい」
カバンを持ったヒカリ、玄関のかぎを閉め、「かぎは閉めたっと。……あたしもだれかにいってらっしゃいって言われたいな」
続きが気になるね
ヒカリの小説はここですか?
本人も周囲も意図してるわけではないのに
なぜか結果的にヒカリが一番苦労することに
なっちゃうんだよね〜、ヒカリのSSを書くと。
そうだね、結局「良い子」キャラだから、ヒカリは。
他板でヒカシン書いたら、レイやアスカの存在に悩むヒカリになってしまったから。
トウヒカかこうっと
シェルターの中。
ナツミは兄・トウジにしがみついてシクシク泣いていた。
「せっかく退院できたのに…」
ナツミは涙声で嘆いていた。
「せっかくまたみんなと遊べると…でもきっと学校も、うちも…」
「ああ、せやなあ、ぺっちゃんこやなあ」
トウジはナツミの背中をポンポンと軽くたたきながら、平静を装った声で応えた。
「でもな、命が助かっただけでも大儲けや」
「……」
「見とってみい、お兄ちゃんが一生懸命働いて、前より大きな家に住めるように…」
「……」
「…おいっ…、なんや、寝てもうたんか…」
緊急避難の騒動で疲れていたのだろう、ナツミは泣きながら寝てしまったのだ。
しばらくきょうだいの様子を傍らで見ていたヒカリは、そっとナツミの頬に触れた。
「ふふっ、ナツミちゃん寝ちゃったね」
トウジにそう言いながら、涙を拭うようにして頬をすべるヒカリの指。
その動きに艶めかしいものを感じて、トウジは慌てて顔をそむけた。
「ん、どうしたの?鈴原」
「い、いや、えっと…あ、そや、委員長のとこは皆無事やったんか?お姉ちゃんに、妹さんに…」
「うん、なんとかね」
「そうか…。は〜ぁ、それにしても…」
「……」
「ワイら、いったいどうなってまうんやろうなぁ」
「うん…」
「「でも」」
二人の声がハモった。顔を見合わせてクスクス笑う二人。
「きっとあの三人が…ね?」
「ああ、あいつらに任せておけば大丈夫や。なーんも心配することあらへん」
小さな女の子をはさんで座り込んでいる二人は、若い夫婦のように見えなくもない。
トウジも眠くなってきたのか、先ほどからウツラウツラと.船を漕いでいる。
ヒカリはそっと制服の胸ポケットのところに手をあてた。
そこには生徒手帳にはさまれている写真…
いつか海洋研究施設へ社会科見学へ行った際、そのグループと
「本部」の若い職員さんたちと一緒に撮った写真が入っているはずだった。
(みんな、頑張ってね…また学校で会おうね…)
メインタイトル
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」
890 :
追伸:2011/10/22(土) 08:25:43.04 ID:???
せめて俺の妄想の中だけでも
あの社会科見学にはヒカリも参加していた、ということで…。
>>890 気持ちはわかるがアスカの弁当シーンが後だからしかたないよな
>>882の続き。
学校の廊下。
トウジ、学ランの上着のボタンをひとつも止めず、上履きのかかとは履きつぶすという格好で、「おはよう、委員長」
ヒカリ「おはよう。鈴原、上履きぐらいちゃんと履きなさいよ」
トウジ「ええやないか、これぐらい」
ヒカリ「もう、先生に目ェつけられても知らないわよ」
トウジ、教室に入り、シンジとケンスケに、「おーす」
シンジ「あ、おはよう」
ケンスケ「おはよう。しっかし、トウジは学ランが異様に似合うな」
トウジ「そうかあ?」
ケンスケ「うん、まるで番長みたいだよ」
トウジ「なんやねん、番長て。んなことないやろ」
ケンスケ「いいや、下駄履いて制帽かぶったら、どこから見ても番長にしか見えないよ。あ、でも、応援団長ってのもあるな」
シンジ「確かに似合うかも」
トウジ「どっちもワシはやらんで。アホらし」
ケンスケ「いやいや、もしかしたら、その学ランの裏地に昇り龍の刺繍が入ってるんじゃないか?」
トウジ「入っとるわけないやろ! そんなにワシを不良にしたいんか。不良言うたら、なんのかんの理由つけて学校休むおまえのほうがよっぽど不良やないか!」
アスカ、ヒカリに、「朝っぱらからうるさいわねー、あの熱血馬鹿は」
ヒカリ「え? あ、うん。そうね」
アスカ「ヒカリ、どうかしたの? なんかあった?」
ヒカリ「ううん、なんにもないわよ」
洞木たん
かわいい
洞木宅。
ヒカリ「ただいまっと」冷蔵庫を開け、「買わなきゃいけないのは、キャベツと、豚肉と、お米かな。お米、重いんだよね」
ヒカリ、スーパーで買い物をして自転車をこいで帰る途中の道で、「えっ、わ、嘘っ!?」自転車から降り、タイヤをさわって、「やっぱりパンクなのね」と言ってため息をついて、自転車を押す。
トウジ、坂道で自転車を押しているヒカリに出くわし、「なんや委員長、どないしたんや」
ヒカリ、自転車を押すのをやめてひと息つき、「パンクしちゃったの」
トウジ「なんや自転車パンクしよったんか。ワシが上まで押してったろか?」
ヒカリ「え、うん。……ありがとう」
トウジ、ヒカリの代わりに自転車を押しながら、「案外重いんやな。いつもこんなに買うんか」
ヒカリ「ううん、今日はお米があるから。でも、だいたいこれぐらいかな。お姉ちゃんと妹がいるから」
トウジ「委員長が家事やっとるんか」
ヒカリ「ううん、分担してやってるの。うち、お母さんいないから」
トウジ「そうなんか」
ヒカリとトウジ、坂道を登りきるが、トウジはそのまま自転車を押し続ける。
ヒカリ「ねえ、鈴原、ここまででいいよ。後は大丈夫だから」
トウジ「ついでやから委員長んちまで押してったるわ。そんな遠ないんやろ?」
ヒカリ「うん、だけど……」
トウジ「人の厚意は素直に受け取っとくもんやで」
ヒカリ「うん」
洞木宅。
トウジ「この袋ここ置いてええんか?」
ヒカリ「うん、ありがとう。……あの、鈴原、ちょっと上がっていかない? 飲み物、お茶ならあるよ」
トウジ「ええて、そんなん気ィ使わんでも」
ヒカリ「さっきは『人の厚意は』って自分で言ってたのに」
トウジ、笑って、「そやな、そんならお茶だけ。おじゃまします」と言って、靴を脱いで上がる。
ヒカリ「そこのいすに座ってて。麦茶でいい?」
トウジ「ああ、それでええわ。ふう、まだまだ動くと暑いな」出された麦茶を飲み、「なんや委員長んちはちゃんとおうちって感じがしよるな」
ヒカリ、笑って、「何よそれ。変なの」
トウジ「ワシんちなんかぐちゃぐちゃやで。おかんはおらんし、おとんも、おじいも仕事であんま帰ってこれんくてな。その上、ワシもようかたづけんし、ゴミ屋敷の数歩手前って感じや」と笑う。
ヒカリ「そうなんだ……」
トウジ「そ、そんな顔すんなや。大げさに言うただけやって」麦茶を飲み干し、「じゃ、ごちそうさん。帰るわ」
ヒカリ「うん。あれ? 何か音がしない? 雨の音かな」窓を開け、「やっぱり降ってる」
ノゾミ、走って帰ってきて玄関を開け、息を切らしながら、「セーフ! ただいま、ヒカリお姉ちゃん」
ヒカシン・・・・・・・・・
トウジのがいい
モテキャラではないトウジを好きだってのも、ヒカリの長所の1つだと思うんだがなー
ヒカリ「おかえり」
ノゾミ、トウジを見て、「ヒカリお姉ちゃんの友達?」
ヒカリ「えーっと、同級生の鈴原君」
トウジ「ども、おじゃましてます。まあ、これから帰るところやねんけど」
ノゾミ「帰っちゃうの? 雨すごいよ?」
トウジ、徐々に降りが強くなる雨を見て、「走ればたいして濡れんやろ」
ヒカリ「鈴原、傘貸すから差していきなさいよ」
ノゾミ「でも、豪雨になるってニュースで言ってたよ。でも、だんだん弱くなって夜中にはやむって」
ヒカリ、トウジに、「じゃあ、弱くなるまですこし雨宿りしていったら? そっちのほうがいいと思う」
トウジ、遠雷の音を聞いて、「そうやな、なんや雨すごそうやからそうさせてもらうわ」
ノゾミ「ね、鈴原さん、ゲームしない?」
トウジ「ゲーム? なんのゲームや」
ヒカリ「ノゾミ、とりあえずランドセル置いてきなさい」
ノゾミ「はーい」
ヒカリ「そういえば、テストはどうだったの?」
ノゾミ、笑顔で、「そっちもセーフだったよ」
トウジ、笑って、「なんや委員長は家でも委員長しとんなあ」
ヒカリ「何よそれ」
数時間後。
コダマ、玄関を開け、「ただいまー。……なんか賑やかね」居間のドアを開け、「ただいま」
ヒカリ「おかえり、お姉ちゃん」
ノゾミ「えい、すきあり!」
ヒカリ「あ、ひどーい!」
トウジ「勝負の世界は厳しいもんや。って、あ、ワシもやられたわ。あかん」
ノゾミ「あたしの勝ちー!」
トウジ、コダマに、「えっと、鈴原です。おじゃましてます」
コダマ「鈴原君ね。こんばんは」
トウジ「外の雨ってどないです?」
コダマ「だいぶ弱くなったわよ。小雨ぐらい」
トウジ、ヒカリに、「じゃあ、ワシはそろそろ帰るわ」
ノゾミ「えー、もうちょっとやろうよー」
トウジ「いや、もう帰らんと」
コダマ「まあまあ、とにかくご飯にしよう」
ヒカリ「あ、しまった! あたしなんにもしてない!」
コダマ、苦笑して、「だろうねえ。さて、どうしようか。……焼きそばにしない? ぱっと作れるし。鈴原君は好き嫌いない?」
トウジ「ワシは好き嫌いはありませんけども……」
コダマ「じゃ、決まりね。さあ、かたして。ゲームはおしまい」
ノゾミ「はーい」
いいですね
きりきひかり
新劇だとそばかすが全然目立たなくなったな
ヒカリが活躍するお薦めのSSってある?
既出だろうけど
「ヒカリの世紀」(未完)
「イチゴイチエ」
共にオレの好きなLHS!
すまない。その二つは読破してるんだ。
隠れたヒカリSSとかあったら教えろください。
中川氏は生存してるみたいだから完結もありえるのかな?
ヒカリとマヤのファンは被ってるような気がするんだがどうだろう
「洞木ヒカリの策略」
きっと、これも読まれているでしょうね・・・・・
これも既読でしょうね・・・・
「幸せの肖像」
コダマ「そうだ、鈴原君、おうちのかたに電話してね。……もしかして、ご飯食べるって勝手に決めちゃったけど都合悪かったかな」
ヒカリ、苦笑しながらエプロンを着て、「もう、お姉ちゃん順番滅茶苦茶」
コダマ「いや、だって、仕事して帰ってきたらこれだよー? 頭回んないって」
トウジ「ええと、都合は大丈夫です。電話もうちにはだれもおらんので、せんでも大丈夫です」
コダマ「そっか。ま、とりあえずそこに座っててくれるかな」
トウジ「ええ」
コダマ「ヒカリ、豚肉とキャベツどっさりでね」
ヒカリ「はーい」
コダマ、ヒカリが包丁で切った豚肉と、キャベツの芯をフライパンで炒めている。
ヒカリ「豚肉とキャベツ多すぎじゃないかな?」
コダマ「足りないよりはいいわよ」
トウジ、コダマの後ろから、「えらいチームワークがええですね」
コダマ、笑って、「まあねー。まあ、自然とね。ヒカリが切って、あたしが炒めて、ノゾミは飲み物ってのが最速だね」キャベツの葉と、しいたけをどさっと入れる。
ヒカリ「麺と水置いといたから」
コダマ「はーい」
ヒカリ、トウジに、「お姉ちゃんに全部任せると、生焼けのキャベツの芯と、ふにゃふにゃな麺の焼きそばが出てくるの。『肉には火が通ってるから平気だ』って」
トウジ、笑って、「ほんまか」
ヒカリも笑って、「本当よ。いっつもそうなるの」
トウジ「そら、ごっついな」
コダマ「きみたち後ろで言ってるけど、全部聞こえてるよー」
ヒカリ「だって本当の事じゃない」
コダマ「本当の事だから言っちゃいけないの。鈴原君に会って数十分なのに、お姉ちゃんに恥かかせるなんてひどい妹もあったもんだ」
ヒカリとトウジ、笑う。
コダマ、皿に焼きそばを盛りつけて、「これは鈴原君のね」
トウジ、山盛りの焼きそばを見て、「いや、これはよお食べれませんて」
コダマ「じゃあ、ヒカリのほうに」と言って、少し移す。
ヒカリ「お姉ちゃんひどい!」
コダマ「はいはい、お皿持ってって。食べよう食べよう」
ノゾミ「食べよう食べよう」
ヒカリ「もー」
コダマ「それじゃ、いただきまーす」
ヒカリ、ノゾミ、トウジ「いただきまーす」
トウジ「しかし、いつも生焼けのふにゃ麺てほんまですか?」
コダマ「なんかそうなっちゃうんだよね。物事の順番がわかんなくなっちゃう。まあ、肉は火が通ってるから大丈夫」
ヒカリ「鈴原、ソース要る? 紅ショウガは?」
トウジ「ん、要るわ。ありがとさん。や、でも、これはうまいですよ」
ノゾミ「ヒカリお姉ちゃんが切ったからだよ」
コダマ「やっぱり料理はヒカリだね」
ノゾミ「あたしにも今度何か作らせてよ」
ヒカリ「ノゾミはまだちょっとね」
ノゾミ「ヒカリお姉ちゃんいつもそればっかり」
トウジ、「はははっ」と笑い声をあげて、「なんや賑やかでええですね」
コダマ「今日は鈴原君がいるからね。また食べに来なよ。今度はちゃんと焼き肉とか鍋とかやるからさ」
トウジ「ほんまですか」
コダマ「本当、本当」
トウジ「そんなら、ワシ、お好み焼きやりますよ」
ヒカリ「鈴原不器用なのに出来るの?」
トウジ「不器用て、まあ、そんなこともあるか。せやけど、お好みだけは別やで。何かっちゅうとお好み行っとったし」
コダマ「じゃあ、お好み焼きの時は鈴原君にお願いね」
トウジ「はい」
ヒカリが新劇で活躍しますように
>>905 「The angel of the revenge」
スパシン+逆行+断罪+ハーレムものだけど、かなりヒカリは目立ってます!
これも既読かもしれませんが。
トン
皮下りん
ageんな
>>914 苦手要素満載だけどヒカリ活躍するなら読んでみる
ヒカリ主役のSS読みたい
>>919 俺も読みたいから 書 か な い か ?
下手なSSを書いたことは度々あるけど
読むのはあっという間だけど書くのってけっこう大変ね〜。
たまたま思いついたネタが、人さまにも面白いと思ってもらえるかどうかは
博打みたいなものなので、何を言われても仕方ないと諦められるけど、
いわゆる「てにをは」等が出鱈目だと言われるのは辛いので
(私もそういうのはあんまり読みたくないし)
何度も推敲するんだけど、これがけっこう時間がかかるのです。
私も書いてみるのですが、後で読み返してみると、とんでも無い変換をしているのに気が付いて困ることがあります。
「碇指令」とか「赤城博士」とか・・・・・
他人様の作品を読んでいる時には気が付いても、自分の時には気が付かないことが多いものですね。
ヒカリ主役SSのオレ的お気に入り
「ヒカリの世紀」
「洞木ヒカリの策略」
「イチゴイチエ」
全部ヒカシンですね・・・・
いいですね
新劇観て新たなヒカリファンが増えると嬉しいが望み薄だよなぁ
出番少ないものね
せめて「破」で水族館?に一緒に行くとか、
「序」でトウジがシンジを殴るのを止めに入るシーンとかがあればよかったのに
光ファンはマイノリティだからこそ輝く
>>912の続き。
夕食を終えてしばらく後。
トウジ「そろそろ帰らしてもらいますわ。焼きそばごちそうさまでした」
ノゾミ「えー、ゲームは? ゲームしようよ」
ヒカリ「ゲーム、ゲームってそればっかりだからノゾミは成績が悪いのよ」
ノゾミ「ヒカリお姉ちゃんの意地悪。そんな事言わなくたっていいじゃない」
コダマ、時計を見て、「まあまあ、もう8時過ぎてるからまた今度にしな。鈴原君、またおいでね。前もって言ってくれれば、もっとちゃんとした物出すよ」
トウジ「はい。でも、焼きそばうまかったですよ」
コダマ「そう、よかった。ヒカリ、鈴原君をそこの通りまで送ってきな」
トウジ「いや、ええですよ。一人で帰れますて」
コダマ「日が落ちるとこの辺わかりにくくなるから」
ヒカリ、靴をはいて、「鈴原、行こう。通り近くだし」
トウジ「はあ、そんなら」靴をはき、「今日はいろいろとありがとうございました」
コダマ「うん、またおいで」
ノゾミ「バイバーイ」
外に出て歩くヒカリとトウジ。
トウジ「雨、やんどるな」
ヒカリ「そうね。……鈴原、今日はありがとう」
トウジ「な、なんや、ありがとう言うんはワシのほうやろ」
ヒカリ「ううん、自転車押してくれたし。それに、うちがあんなににぎやかだったの久しぶりだもん」
トウジ「そうなんか?」
ヒカリ「うん。……だから、よかったら、また来てね。ノゾミも喜ぶと思うし」
トウジ「ん、そうか。通りてここかあ」
ヒカリ「うん」
トウジ「もう帰れるわ」
ヒカリ「そう」
トウジ「ほな、またな」
ヒカリ「うん、じゃあね」
終わり。
恋愛にまではもってけなかったけど、憂うつな1日になるのは回避って感じになりますた。
どうもトウジは、恋愛よりも、男同士で馬鹿やってるほうが楽しいってイメージがある。
乙
乙です。
ヒカシンで短いコメディ書こうと思ったんだけど、接点が少なくて難しい
料理ネタで近づくのだけはやりたくない
いいじゃん別に
じゃあトウジでやれや
マナ「シンジ君、これクリスマスプレゼント!
新発売のイヤホンだよ。すっごく音がいいんだって!
それからぁ、学校帰りにあたしんちに来ない?
おいしいケーキ予約してあるのぉ〜!一緒に食べよ?」
シンジ「あ、あ、うん、じゃあちょっとだけ…」
アスカ「ちょっとバカシンジ!今日は本部で大事な検査が…
ぐぇっ!ちょっとエコヒイキ!苦しいわよそんなとこ引っ張ったら!
どんだけ馬鹿力なのよあんた…」
レイに首根っこを掴まれて引きずられていくアスカと入れ違いに
教室へ入ってきたトウジに、ヒカリが話しかける。
ヒカリ「ねえ鈴原…イチゴのショートケーキでよかったら、今日あたしの…」
トウジ「…無理すんなや」
ヒカリ「え、そんなことないよ?スーパーで買った安物だし…」
トウジ「いや、そっちやなくて…」
ヒカリ「……」
洞木ヒカリ
「いっかり〜くん!!早くあいつを追いかけて!
女の子を泣かせちゃったのよ!?責任を取りなさいよ!!」
マナ「ねえねえ、シンジ君はぁ、いっつもアレでどんな音楽聴いてんのぉ?」
そのとたん、ヒカリ、レイ、アスカは、傍から見てもそれとわかる位、
耳をそばだてた。
みんなが気にしていて、なぜか誰も尋ねなかった、いわば禁断の質問…
シンジ「うん、あのね…」
おしまい
セカンドインパクトの前は四季があって
ほんとは今頃はすごく寒いはずなのよね。
でもあたし達のほうが少し幸せかもね。
こうやって夜中に初詣に行くのもずいぶん楽だし。
昔の人は防寒用の衣類とかずいぶんお金かかったんだろうなぁ。
あ、でもその分いろいろオシャレの楽しみもあったのかな…
…ということをおしゃべりしながら碇君と行きたかったのに
実際には相手はコイツなのよねえ…
「お、委員長新しい髪飾りやないか!
えらい似合うとるでえ!」
「…ば、ばかっ……」
たぶん数人しかいないヒカリスレ民あけおめ
さーて年賀状は…
あ、碇君からきてる!やった〜!
…と思ったら、え、1枚で3人連名?
アスカと、綾波さん、か…。
それにこれ、きっと「NERV」(なんて読むのかしら?)ってとこで
印刷したハガキに名前書いてるだけね。
ふぅ……。
鈴原はいつもどおり版画ね。
も〜、不器用なくせして凝ったデザインにするから
何なのかわかんないのも例年どおりねぇ。
これはお姉ちゃん宛かしら?
…え?ちょっ、このイラスト……
「ちょ、ちょっとヒカリ!勝手に私宛のを見ないでよ!」
ひったくるように年賀状を取って、さっさと自分の部屋へ向かおうとするコダマ。
「…あの、お姉ちゃん…」
「な、なによ…」
「生意気言うようだけど、あの…、友達は選んだ方が…」
「……」
なんのイラストなんだよ
投げっぱなしジャーマンかよ‥‥
「ジャーマン?料理の名前かしら?」
「ちゃうちゃう!プロレスの技の名前やがな!
せっかく出来た料理を投げっ放してどないすんねん…」
「あ、あらそう…じゃああたしが知らなくて当然よね」
「へ?委員長さん、今なんておっしゃいましたかな?」
「な、なによ…」
「なんや〜忘れてしもたんかいな?
保育園の頃、プロレスごっこを教えてくれたんは委員長やで?」
「……」
「ただケンカするんやなくて、ちゃんとルールを決めてやりなさいって
みんなに色々教え込んだんや。あの頃からマジメやったんやなぁ」
「……あっ……」
「そや、そん頃の写真が確か押入れに…(ゴソゴソ)
委員長がワイに技をかけてるんや、大股開いてパンツ丸見えで…」
「バ、バカバカ!そんなもん探すんじゃないわよ!
それこそ投げっぱなしにしときなさいよ!」
944 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2012/01/19(木) 04:32:53.68 ID:h+bQzsP6
キチガイ朝鮮猿小手川竜郎ブチ殺すぞ
昼休み
「鈴原、はい卵焼き。いつもパンばっかじゃ飽きちゃうでしょ」
「お、おう、もらっといてやる!」
昼休み
「鈴原、はい小股焼き(ノーパン写真)。いつもパンツばっかじゃ飽きちゃうでしょ」
「お、おう、もらっといてやる!」
(いいオカズ貰った〜♪)