【恋愛投下】世界の中心で愛を叫んだけもの 第三章

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1名無しが氏んでも代わりはいるもの
【恋愛投下】世界の中心で愛を叫んだけもの 第参章
基本はエヴァの恋愛ものを投下するスレ、どのキャラの絡みでもOK

初心者から玄人まで誰でも投下OK!

単発ネタから長期ネタまで募集

無駄な中傷、荒らしは禁止、いてもスルー

感想書き込み推奨

sage進行
《過去スレ》

【どんな】エヴァ、恋愛投下!【結末?】
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1159148028/l50
【恋愛投下】世界の中心で愛を叫んだけもの 第弐章
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1164346335/l50
2名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 01:17:41 ID:???
3名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 01:46:34 ID:???
〜職人紹介その1〜
A2センセ
切な過ぎるその内容は文章力と伴にピカイチ。前スレでも活躍してくれました。
素直になれないアスカと感情豊かになりつつあるレイ
心からシンジを思ってやれるレイに劣等感を感じるアスカ
シンジはどちらに愛を伝えるのか? 一番スレタイに近い感じがする悲しき作品
まさにネ申

旅丸さん
抜群の投下スピード&良ネタを投下する職人だが、数々の問題を起し、
叩かれ、最近姿を現さない。ブログで続きを投下しているとの情報も。詳細は
明らかではない。

監督
セリフ攻めで読み手を食いつかせる。A2センセの次に人気のある職人。
今後の展開に期待しています。
青葉職人
単発ネタのネ申 雨職人同様、前スレでは姿を見ることができなかったが・・・・
4名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 01:56:43 ID:???
〜職人紹介その2〜
雨職人 
前スレでは姿現さず。続きが気になります。

ファーストおさむらい
エヴァキャラで時代物を書く新手の職人。ちょっと大奥っぽい??

加持職人
単発ネタを投下する職人。アスカの後方支援があってミサトと急接近。
次の作品も期待しています。

リッちゃん職人
クリスマスネタを投下してくれました。加持職人同様、続きに期待。

G3さん
投下スピードは旅丸さんなみ??シンジとレイの間に割り込もうとする
アスカ。そして、シンジの事が気になっているマヤ。今後の展開が気になります。
5名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 03:08:49 ID:???
>>3
旅丸さんのその説明はないだろう
6名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 05:31:22 ID:???
つか青葉職人前スレ姿をだしただろ
7名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 09:09:36 ID:???
居たっけ
8名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 12:42:55 ID:???
ここの住人の質考えれば行動しただけでも偉いさ
>>1>>2>>3
9名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 18:07:26 ID:???
オナヌー投下もおkなの?
10名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 20:56:57 ID:???
どっちの意味かわからないが個人的には大OK
だが18禁並ならここは違うだろうな
11G3:2006/12/30(土) 21:55:55 ID:???
前スレの容量がいっぱいになったのでこっちに続き投下します。
前スレ801の本編

 翌朝の10時。マヤが友人の大井サツキが運転する車に乗って、シンジの家に
迎えに来る。シンジは大き目のスポーツバッグを持って家から出てくる。それ
を窓から見たアスカはシンジを呼び止め、
「ちょっと!どこ行くのよ!!」
と話しかける。シンジは
「ちょっと長野に、マヤさんに実験の被験者になってくれって言われたから」
とありのままを伝える。アスカは少し不機嫌そうな顔をして
「それはいいけど、私。あんたの事諦めるつもりは無いから」
と一昨日の事をまだ引きずっているようだ。シンジも少し不機嫌そうな顔で
「だから、僕には綾波が」
と言っておく。アスカはそれを聞いても怒らず
「行ってらっしゃい!」
とシンジに言った。
「行ってきます」
シンジもそう言うと、微笑み、車に乗る。
つづく
12G3:2006/12/30(土) 22:29:16 ID:???
>>11
車に乗ると、まずシンジはマヤに
「おはようございます」
と挨拶をする。マヤも
「おはよう!!」
と明るく答えてくれる。次にシンジは運転席のサツキに
「お願いします」
と一礼する。サツキは微笑み、
「こちらこそ。あぁ、私、大井サツキ。仲良くしてね!」
サツキが自己紹介をしてくる。シンジも照れくさそうに
「碇シンジです。」
と自己紹介をする。サツキはギアをDに入れて車を発進させる。しばらくして
「シンジ君かぁ。可愛い男の子ね。モテるでしょ?」
とサツキは聞いてくる。
「そんな事無いですよ。」
シンジはそう、返しておくが、さらにサツキは問い詰める。
「彼女は?居る?居ない?」
この言葉でシンジの頭に浮かんだのはレイの顔だ。だが、シンジはあまりにもの
唐突な質問に答えられない。
「いないなら、冗談抜きで今度、私とどう?私も彼氏いないから寂しいのよねぇ〜」
「ちょっと、初対面の男の子にそんな・・」
マヤの声に反応してサツキは少し不機嫌そうになり、
「そういえばマヤ!何で後部座席に乗ってるわけ?助手席に乗りなさいよ」

「だって、サツキの運転怖いんだもん!それにこの車、軽でしょ?ぶつかったらグチャグチャになって・・・」

「失礼ね!それに後部座席でも、大型トラックにでも追突されたら危険でしょ?」

「そ、それは・・・・」
と軽くマヤを論破する。マヤが答えられなくなるとサツキは笑い始める
つづく
13名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 22:38:13 ID:???
オペレーター3人娘(サツキだけだが)キター
14G3:2006/12/31(日) 01:17:10 ID:???
>>12
そしてサツキは
「ホント、マヤって心配性って言うか、怖がりよねぇ〜」
と、マヤをからかう。
「怖いものは怖いんだもん!」
と、マヤは開き直る。シンジは二人の話を聞いて笑っている。それをルームミラーで
見たサツキは
「笑った顔もカワイイね。気に入った!後でアドレスと携番交換しない?」
突然の事だが、シンジは照れながらもOKする。
 高速に入り、1時間程走っている。マヤは居眠りをしていて、起きているのはシンジと
運転しているサツキだけである。沈黙が続く。サツキはルームミラーでマヤを見るなり、
「チッ!こいつ、人が運転してるのに寝やがって・・・・」
そう独り言を言うと、起きているシンジに話しかけてくる。
サツキは、さっきの恋愛の話を持ち出す。
「ねぇ。彼女いないの?」

「大井さんはどうなんですか?」

「いないよ。」

「元彼とか・・・・」

「付き合っても、なかなか長続きしないのよね。だから最後まで行った事無いのよ」

「そうなんですか。でも何で?」

「ま、男運が無いのよね。そろそろ休憩したくなっちゃった。サービスエリア寄ってく?」

「はい。」
そう言うと、サツキは最寄のサービスエリアに入る。
つづく
15監督:2006/12/31(日) 01:55:51 ID:???
前スレ803の続き

「シンジ君、紹介するよ。D組の惣流・アスカ・ラングレー君だよ。君も知ってるだろう?」
「う、うん…なんか、みんな大騒ぎしてたからね…」

シンジはアスカの顔を見ようとしたが、アスカはカヲルの陰に隠れて出てこようとしない。

「ハハッ、ごめんねシンジ君。彼女はシャイなんだよ。君と同じでね」
「あっ!いいよ!僕は全然、平気だから…」

カヲルに促され、ようやくアスカがシンジの前にちょこんと顔を出した。

「あっ…どうも…はじめまして…惣流です…」
「あっ!いえ!こちらこそ…僕は…碇って言います…」

2人のやりとりを見ていたカヲルは思わず吹き出してしまった。

「なんか君たちって似てるね♪アスカ、シンジ君は僕の大事な親友だから、仲良くしてあげてね」
「う、うん…」

シンジはアスカに対して持っていたイメージとのギャップに少し戸惑っていた。

(なんか…変なカンジ笑…カヲルくんって、こういう子が好きだったんだ)
16監督:2006/12/31(日) 01:58:05 ID:???
>>15の続き

「そういえばシンジ君、最近どうだい?綾波君とは」
「えっ?!ちょ、やめてよカヲルくん!惣流さんの前で…」
「えっ?別にいいじゃないか。あれから進展はあったかい?」

アスカは話を聞いちゃいけないと思い、聞こえないフリをしようと、カヲルとシンジから視線を逸らした。

「いや…何も無いよ…あれ以来話してないんだ…」
「そうか…やっぱり綾波君は一筋縄じゃいかないね」

その時、急に何か思い出したかのようにアスカがカヲルに問いかけた。

「カヲルくん、今の子の名前もう一回言ってみて」
「えっ?今の子って、綾波君のこと?」
「その子、下の名前はもしかして…レイ?」
「そうだけど…」
「青い髪の毛の?」
「今は黒だけど…確かに青かったね。って何?アスカの知り合い?」
「うん、前に日本にいた時の友達よ。同じ学校だったのね」
「へぇ〜!それは奇遇だね♪ね?シンジ君」
「そ、そうだね…」

シンジは何よりも、レイにちゃんとした友達がいたことに驚いていた。
それほど、今のレイは学校で孤立していたのだ。
17監督:2006/12/31(日) 02:07:05 ID:???
>>16の続き

「そうだ!」

突然カヲルが、何かひらめいたように大きな声を上げた。シンジはびっくりしてカヲルに問いかける。

「ど、どうしたの?カヲルくん」
「シンジ君、これは願ってもないチャンスだよ」
「えっ?どういうこと?」
「アスカ、頼みがあるんだけど…」

そう言うと、カヲルは何やらアスカに話し始めた。状況の飲み込めないシンジは、とりあえずその場で待っていた。

「…ってことなんだけど、どうだい?」
「あたしは構わないわ、楽しそうだし。レイが良いって言えばね」
「よし!じゃあ決まりだね♪」

シンジは我慢できずに、カヲルを問いつめた。

「ちょ、カヲルくん!どういうこと?」
「ハハッ、ごめんごめん。シンジ君、今度みんなでどこかへ遊びに行こうよ♪」
「えっ?みんなって…」
「もちろん僕とアスカとシンジ君、そして綾波君だよ」
「えっ…え〜っ!!」
「何をそんなに驚いてるんだい?」
「いや、だって…」

シンジはもちろん嬉しかった。レイと一緒に遊べるなんて、まるで夢のような話だ。
しかしシンジは、正直実感が沸かなかった。

18監督:2006/12/31(日) 02:10:38 ID:???
>>17の続き

「綾波…来てくれるかなぁ…」

心配そうなシンジを見て、カヲルはにっこりと微笑んだ。

「大丈夫。アスカがなんとかしてくれるさ♪ね?アスカ」
「うん。レイとは仲良かったから、大丈夫だと思うわ」

アスカの言葉を聞き少し現実味の沸いてきたシンジは、何度もアスカに頭を下げてお願いした。

「ちょ、碇くんやめてよ…大丈夫、あたしに任せといて」
「うん…お願いします」

そこまで話すと、シンジは2人に別れを告げ、自宅へと帰っていった。

翌日の昼休み。シンジはトウジとカヲルと一緒に、教室で話していた。

「レイ!」

廊下からの声に、教室のみんなは一斉に目を向けた。
アスカはみんなの視線に驚き、慌ててドアの陰に身を隠した。
「ア、アスカ…?」

レイは目の前にアスカがいることに驚きを隠せないようだった。
アスカがレイを手招きすると、レイは廊下へと出ていった。
2人はしばらく廊下で立ち話をしていたが、教室の中から話の内容は聞こえなかった。
しかし、アスカとの会話に笑顔の絶えないレイを見て、シンジはとても不思議な気分になった。

19監督:2006/12/31(日) 02:12:48 ID:???
>>18の続き

「綾波って、あんなに笑うんだ…」
「ホンマやなぁ。それにしても、あの転校生は何者なんや?」
「カヲルくんの彼女だよ!ね?」
「えっ?!ま、まぁそんなとこかな」

シンジの口から唐突に出た彼女という言葉に、カヲルは珍しくうろたえているようだった。
シンジたちがそんな話をしているうちに、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。

「え〜、もう終わり?レイ、今日一緒に帰らない?もっといっぱい話しましょうよ♪」
「えぇ、いいわ」

レイとアスカは一緒に帰る約束をして、お互いの教室へと戻っていった。
レイはいつになく嬉しそうな顔をしていたが、教室のみんなの視線に気づくとまたいつもの表情に戻ってしまった。
20G3:2006/12/31(日) 16:06:13 ID:???
監督乙です!アスカとカヲルの関係が気になりますね。そして来年もよろしく
お願いします。頑張りましょう!

>>14
 サツキは車を止めると、マヤを起す。目を覚ましたマヤは、
「あれ?もう着いたの?」
と少し寝ぼけている。それを聞いたサツキは
「ちょっと、休憩。人が運転してるのに、寝るな〜」
と笑って言う。マヤはごめんと謝ると、トイレに行くと言い残し、ドアを
開けて、外へ出る。サツキはシンジに
「ねぇ。一緒に飲み物買いに行かない?」
と誘う。シンジは断る理由は無いので、サツキについていく。自販機は歩いて
数十秒ぐらいの近いところにあった。シンジは、寒いので温かいお茶を買い、
サツキはミルクティーを買い、車に戻る。マヤを待っている間、サツキは先程
シンジに言っていたように、今のうちに携帯の番号と、アドレスを交換したい
と言う。シンジはサツキに携帯を差し出すと、サツキはシンジの携帯のプロフィール
欄を開き、アドレスと番号を入力し始める。そうしているとマヤが帰ってくる。
「ごめん」
とマヤが言うとサツキは携帯を操作しながら
「お帰り〜」
と言い、シンジに携帯を返す。サツキは自分の携帯をたたんでポケットにしまい、
エンジンをかけ、車を出す。
つづく
21名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 17:31:31 ID:???
時々ストーリーがゴッチャになる
22G3:2006/12/31(日) 19:25:50 ID:???
>>20
 それから2時間程高速を走り、一般道へ出て、15分ぐらいで宿舎へ到着する。
そこはコテージのような所で、10畳ぐらいの部屋があり、真ん中にはテーブル
が置かれている。荷物を置くと、サツキが買い出しに行ってくるといい出て行
く。シンジとマヤは二人っきりになる。
「明日、女の子がもうあと二人来るから。」

「そうですか。」

「早速だけど・・・」
そう言うとマヤはファイルのようなものを取り出す。そのファイルの中から
出てきたものは奇妙な絵のようなものが描かれている紙だった。
「何ですかこれ?」
シンジは疑問に思い、そう尋ねる。
「ロールシャッハテスト。聞いたこと無い?」

「無いです。何ですかこれ?」

「これ、何に見える?」

「なぞなぞですか?」

「なぞなぞじゃなくて、自分が何に見えるか答えてくれればいいんだけど・・・どう?」
シンジは少し考え込み、
「ガですか?」

「蝶々じゃなくてガ?」

「はい。」
シンジの回答を聞いてマヤはノートに何かを書き始める。
つづく
23G3:2006/12/31(日) 20:18:57 ID:???
>>22
マヤが出してくる紙はどれもこれも意味不明で奇妙奇天烈な形をしてた絵が
書かれていた。シンジが答える度に、マヤはノートに次々と記録していく。
最後にシンジは
「これって何がわかるんですか?」
と尋ねると、
「難しいけど、反応領域とか、決定因とか、反応内容とか形態水準とか平凡反応とか・・・
わからないよね??」
そんなマヤの回答にシンジは首を傾げるだけだった。そうしているとサツキが戻ってくる。
「ウォッカが無かったから、焼酎買ってきた。」

「お酒買いに行ってたの?知らないよ?教授が監視に来ても・・・」

「大丈夫だよ。夜に二人で飲まない?で、どうなの?」
サツキはマヤのノートを覗いてなるほどねとうなずく。
「これからPFスタディやろうと思うんだけど・・・」
と専門用語が飛び交い、シンジは何の事だかわからず頭が痛くなる。
次にシンジの前に出てきたのは二人の女性が話している様子を書いた紙だ。
そこには女性が、もう一人の女性を待っていて、電車に乗り遅れて怒っている
様子が書かれている。一人は吹き出しに遅いからあなたを待ってたから電車に
乗り遅れたじゃない!と書いてあり、もう一人の吹き出しは空欄になっている。
そこに自分が考えたセリフを書いて欲しいとのことだった。シンジはひたすら謝
っているセリフを書き、サツキに渡す。それを見たサツキは
「ふ〜ん。この子って、ちょっと自分を責めすぎる傾向がない?でもちょっと素敵!」
とマヤにコソっと言う。
つづく
24G3:2006/12/31(日) 20:35:52 ID:???
>>23
そして、その後も様々な実験をされ、外はすっかり暗くなっていた。
最後に出てきたのはSCT(文章完成法 Sentence Completion Test)
だった。
1 子供の頃、私は(             )
2 私はよく人から(             )
3 家の暮らしは (             )
4 私の失敗は  (             )
と書かれていた。シンジは順番に埋めていき、マヤに渡す。それを見た
マヤとサツキはクスクス笑い始める。シンジは気になり、
「僕ってやっぱり異常ですか?」
と尋ねるとサツキは
「異常はないけど。家の暮らしは父が無口で変だし、母がしつこいって・・・」
それを聞いてシンジは顔を赤くする。マヤは
「ありがと。いいデータがとれたよ!今日はここれでおしまいだから。明日は
後の二人とコラージュをやってもらうから。」
と言い、シンジにお礼を言う。
つづく
25G3:2006/12/31(日) 22:11:32 ID:???
>>24
 その後、夕食を取り、入浴を済ませると、シンジは布団を敷き、寝る用意を
始める。サツキとマヤは夕方にサツキが買ってきた焼酎を飲んでいる。マヤは
さほど飲んでおらず、サツキは結構飲んでいるが、あまり酔っていないようだ。
マヤはアルコールに弱いから、あまり飲みたくないので、酔って寝たフリをする
サツキはつまらなさそうな顔をして、シンジに絡んでくる。
「シンジ君も飲んでみる?」

「いや、僕、まだ子供だし・・・」
シンジは断るが、
「でも、もう大人の部分もあるでしょ?」
と訳のわからないことを言い始めるサツキ。シンジは断固として断った。
サツキは
「ふ〜ん。お堅いのね。でも気に入ったわ」
と言い、シンジとコミュニケーションを図ろうとする。
26G3:2006/12/31(日) 23:19:51 ID:???
>>25
 その後、シンジとサツキは一層仲良くなり、軽くじゃれあうぐらいまでになった
1時ぐらいまで二人ではしゃいでいたが。はしゃぎ疲れてサツキが先に熟睡してし
まう。シンジも電気を消し、布団に入る。そうするとすぐにマヤが
「シンジ君。起きてる?」
と小さい声で話しかけてくる。シンジは
「はい」
と答えると、マヤは
「ごめんね。サツキが暴走してたみたいで・・・」
とサツキの事を謝る。シンジは気にしていないし、サツキの事が少し気に入ったと
答える。しばらくの間沈黙が続く。シンジは思い切ってマヤにレイの事を相談して
みる事にした。
「マヤさん。あの、相談に乗ってもらっていいですか?」

「いいよ」

「綾波の事なんですけど・・・」

「レイちゃんがどうかしたの?」

「はい、綾波が・・・」
と言いかけるがマヤは
「そろそろ下の名前で呼んであげなよ」
とマヤからのアドバイスを受ける。
つづく
27G3:2006/12/31(日) 23:41:43 ID:???
>>26
「それを相談したかったんですけど、どのタイミングで呼び方を変えてあげればいいのか・・・」

「う〜ん。まだ正式に付き合ってる訳じゃないんでしょ?」

「はい。」

「じゃぁ、正式に付き合う時でいいんじゃないかな?」
マヤは少し悲しそうに言う。
「でも、付き合っても、その、僕、自信無いんです。」

「自信がない?」

「はい。」

「彼女って言うか、その。女の子と付き合うなんて初めてで。」

「私も彼氏とかできた事無いからわからないけど。まぁ、慎重にね!」
結局マヤからは恋愛の極意のような事は聞けなかった。
つづく
28名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 01:36:04 ID:???
明けましておめでとうございます&投下乙です!!
29名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 02:07:10 ID:???
職人のみなさん、このスレに来ているみなさん。
あけましておめでとうごさいます。
30名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 02:32:25 ID:???
あけましておめでとうございます。
職人の方々、いつも楽しく読ませていただいています。
31G3:2007/01/01(月) 14:51:00 ID:???
あけましておめでとうございます。今年も投下を頑張りたいと思います。

>>27
 翌朝、7時半頃に起床した3人。サツキは大量に酒を飲んだにも関わらず
二日酔いをしている素振りは全く無い。朝食を取っている最中、昨日はよく
眠れたかどうかと尋ねてくる。シンジはよく眠れたと答え、楽しく会話をし
ながら食事をする。朝食を取り終わると、サツキは昨日マヤが言っていた、
女の子二人を迎えに行ってくると言い外へ出て行く。その間、シンジは寛ぎ
マヤは古い雑誌とかなり大き目の画用紙を取り出し、テーブルに置く。シンジ
はそれを見て、
「それ、何ですか?」
と尋ねる。
「コラージュ療法をやってもらおうと思うの。」
マヤはそう答えるシンジはまた疑問に思い、マヤに質問する
「コラージュって何ですか?」

「雑誌とかの写真を切り抜いて、それを絵にして何かを表現して欲しいの。」

「へぇ〜」

「で、これから来る二人と共同で作品を作もらって・・・・・・・・・・・
これはね、精神的に引きこもりがちな人を知らない人と共同作業をさせる事
によって、他者とのコミュニケーションに慣れさせるための治療法の一つなんだけど。」

シンジは心理学って難しいと思いながらマヤの話を聞いていた。
つづく
32G3:2007/01/01(月) 19:18:10 ID:???
>>31
 しばらくすると、サツキが二人を連れて戻ってくる。一人は髪が長く、眼鏡
をかけた子で、もう一人はショートカットで、赤茶色の髪の子だった。二人は
荷物を置くと、昨日、シンジがやったのと同じテストをされていた。シンジは、
それをボーっと見ていると一瞬だけ、ショートカットの子と目が合ってしまっ
た。シンジは少し引き、慌てて視線をそらす。向こうはシンジを見て微笑む。
やがてテストが終わり、休憩時間になる。マヤとサツキは全員分の飲み物を買
いに行った。マヤとサツキが外へ出て行くと、先程、シンジと目が合った方の
女の子が話しかけてくる。
「長野の冬って寒いでしょ?」
名前も言わず、天候の話から入ってくる。シンジは
「うッ、うん」
としか答えられなかった。この女の子は積極的にシンジとコミュニケーションを
を図ろうとする。
「でも、私、長野県民じゃないもんね〜」

「え?地元の子じゃないの?」

「そ。」

「じゃぁ、何で?」

「長野は何回も来てるから。」

「そうなんだ。」
シンジはコメントに困りながらも何とか話す
つづく
33G3:2007/01/01(月) 23:52:33 ID:???
>>32
シンジは話が途切れたので、思い切って自己紹介してみる事にした。
「あの。自己紹介しない?僕は、碇シンジって言うんだけど、君は?」
その子は驚いて
「ごめ〜ん!自己紹介がまだだったね。私、霧島マナ。マナって呼んでね!」
シンジはマナのタイプの男の子だった。だからマナはなおさら積極的になる。
「呼び方はシンジでいいよね?」

「うん。君は、霧島でいい?」

「マナって呼んでくれた方が嬉しいかも。」

「じゃ、じゃぁ、マナで」
自己紹介と簡単にお互いの呼び方を決めるとお互いの携帯のメールアドレスと
電話番号を交換するシンジとマナ。もう一人、こっちを見ている方の女の子も
気になっているシンジ。思い切って話しかけるべきか、やめるべきか迷う所で
ある。シンジは考えた結果、話しかける前に目の前にいるマナに尋ねてみる事
にした。
「あの子は、知り合い?」
シンジが尋ねるとマナは首を傾げて
「知らな〜い。」
と答える。そして
「ちょっと話しかけてみるよ」
そう言い、マナはもう一人の女の子に近寄っていく。シンジはそんなマナの
後姿を見て、誰とでも親しくできる女の子なんだ、と何か自分も彼女に見習
うべきものがあると感じていた。
つづく
34G3:2007/01/02(火) 02:50:07 ID:???
>>33
 マナはもう一人の女の子に話しかけている。その間、シンジは携帯にレイから
のメールを受信した。内容は、初詣一緒に行かない?との事だった。シンジはレイ
にOKと返信を打っていると、マナは諦めて戻ってくる。シンジはメールを打ちな
がらチラッとマナを見て、
「あれ?話してたんじゃないの?」
と尋ねるとマナは
「あの子、内向的すぎて、なかなか会話にならないの。」
そう言うと、マナはシンジの隣に座り、シンジの携帯に目をやる。
「誰にメール?」
マナはシンジの携帯を覗き込んでそう言う。シンジは
「えっと、なんて言ったらいいかな」

「彼女?」

マナはシンジに尋ねる。マナはメールの宛名に目をやる。
「ん?綾波レイ?女の子だよね?」

「うん。ちょっとこのメールだけ送っちゃっていいかな?」
マナはうなずき、シンジがメールを送り終わるのを待っている。シンジは
送信ボタンを押すと携帯をたたみ、マナとの会話を再開する。会話を再開
するなりマナはシンジにレイの事をあれこれ聞いてくる
つづく
35名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 16:20:06 ID:???
G3さん新年忙しい中投下乙ッス!ついにマナとマユミの登場でこれからどうなるのか楽しみです〜(^_^ )これからも応援してます!!
36G3:2007/01/02(火) 16:20:49 ID:???
ちょっと書き方変えてみます。
>>34
マナはレイの事が気になって仕方が無い。シンジはマナの質問に時にはびっくり
しながらも答えていく。
「その子とはどうやって知り合ったの?」

「図書館で。たまたま同じ本を読んでて、次にその本貸してくれる?って向こうが
話しかけてきたのがきっかけ。」
シンジは恥ずかしそうにそう答える。
「ふ〜ん。で、どこまで行ってるの?もうエッチした?」
と言うマナの質問にシンジは少し驚き、
「えっと、まだ正式に付き合ってるわけじゃないからさ。」
【今日あったばかりなのに何聞いて来るんだよ!!】
「じゃぁ、まだ、何にもしてないんだ」
【よかった。何とかシンジをゲットしたいもんね】
マナは思い切ってシンジに写真か何かを見せるように頼んでみる事にする。
「ねぇ。その子ってどんな子?写真とかある?あったら見せて欲しいな〜」

「うん。いいよ。」
シンジはこころよくOKし、携帯の写真欄からレイが一番可愛く撮れている写真を
選択して、マナに見せる。それをみたマナは
【ん?この子、外人?でもカワイイ。】
と思い、さらにシンジに聞いて見る
「この子って、外人さん?」
「違うよ。生まれつき髪が銀色っぽい青らしい。きれいでしょ?」

「う、うん」
【変なの。でもカワイイ。】
つづく
37G3:2007/01/02(火) 23:51:31 ID:???
>>35
コメントありがとうございます。暇で寝正月をするよりかは有益な時間の使い方
かな?と思いまして。でもなぜマユミとわかった?鋭いですなぁ。
>>36
 シンジはマナとの会話を楽しんでいるとサツキとマヤが帰ってくる。サツキは
今日も酒を買ってきたらしい。今日はウォッカがあったと上機嫌だ。二人が買っ
てきた飲み物は、お茶とスポーツドリンク、それに炭酸飲料とありきたりな組み
合わせである。サツキは、シンジとマナが打ち解けた様子を見て、
「あれ?もう仲良くなったの?」
少し驚いてそう言い、マナとシンジに話しかけている。マヤはその間、はさみと
のりを取り出して、準備を進めている。そして、5分程経つと準備ができ、マヤ
は三人にテーブルのところに来るように指示する。マヤの指示に従い三人が席に
着くと、マヤは
「じゃぁ、三人とも自分の名前をみんなに紹介してくれるかな?」
と、まず三人に自己紹介をするように指示する。まずはシンジからだ。
「碇シンジです。よろしく。」
次はマナだ
「霧島マナです。趣味は・・・特にありません。」
そして最後はさっきから黙っている長髪に眼鏡の女の子だ。
「え、あ、えっと、あの。や、山岸マユミ・・・です。」
どうやら彼女は人と話す事に慣れていないようだ。一応、自己紹介を終えると、
マヤは説明を始める。
「じゃぁ、実際に作ってもらうわけだけど、三人で相談してコミュニケーションを
とりながらやって欲しいの。別に関係無い雑談とかをしてもらっても全然OKだから
じゃぁ初めて。」
マヤは制作開始を指示すると、三人は制作にとりかかる。
つづく
38G3:2007/01/03(水) 01:27:01 ID:???
>>37
 その頃レイは、街の図書館で調べ物をしていた。世界史の冬休みの宿題でレポート
を提出しなければならない事になっている。レイは当初、インターネット等で調べよ
うかと思っていたが、インターネットでは内容が浅いと思ったのと、彼女は決して優
等生と言う訳ではなかったが、先生からは真面目で、努力家と評価されていたので、
熱意のこもったレポートを提出しようと思っからである。そして、飽きたら気晴らし
に少し小説も読めるという利点もある。レイは2時間程、図書館で資料を書き写した
り、人物や出来事の詳細を調べた。メモ帳に調べた事をしっかり書き止め、後は家で
レポート用紙にまとめればかなり質の良いレポートが完成する。おそらくこのメモを
提出しても、十分な評価を得られる程のものだ。レイは資料を元あった場所に戻し、
図書館を後にすると、カップルや家族連れで賑わう街を一人で歩いていく。レイは、
いつもの本屋に立ち寄る事にした。街に来ると彼女が必ず行くスポットのである。
だが、今日はいつも以上に本屋が混んでいた。彼女は人混みがあまり好きではない。
決して人間が嫌いと言うわけではないが、人混みには、必ず病気のウイルスを持って
いる人も居るはずである。風邪ならまだしも、今、流行のインフルエンザやノロウイ
ルス等の伝染病に感染するリスクが増えてしまうからだ。彼女は入る前にやめて帰ろ
うとする。帰り道で、交差点に差し掛かり、信号が変わるのを待っていると、
「綾波レイじゃないか?」
と誰かに呼び止められる。彼女は声の方に振り返る。彼女を呼び止めたのはクラスメイ
トの渚カヲルだった。レイとカヲルは決して親しい訳では無いが、カヲルは女の子にや
たら話しかけるタイプなので、街で同じクラスの女の子に出会うと必ず声をかける。
「一人で買い物かい?」
カヲルはそう聞いてくる。レイはカヲルが苦手なので何も話さないのでカヲルが一方的に
レイに話しかける。
「そうか。今日はシンジ君と一緒じゃないのかい?」
レイはまた何も答えない。
つづく
39G3:2007/01/03(水) 01:52:12 ID:???
>>38
信号はなかなか変わらない。その間、カヲルはレイに話しかけ続ける。
「シンジ君と一緒じゃないってことは、喧嘩でもしたのかい?」
レイは何も喋らず、首を横に振るだけだった。
「そうか。まぁ。いつもベッタリと一緒に居るのもかえって気持ち悪いけど。」
レイは何も言葉を返そうとはしない。そんなレイを見てカヲルは微笑んで
「よし、じゃぁ、今日は僕が君をエスコートしてあげるよ。おいで。」
そういうと、有無を言わせずレイの手を取り引っ張っていく。レイは不安になった
ので、ここでようやく口を開く。
「どこへ連れてく気?」
それを聞いたカヲルは、
「ようやく口を利いてくれたね。」
微笑んでいるカヲルとは逆にレイはこれからどこに連れて行かれるのか不安で
仕方が無かった。レイはかなり嫌がっているようだが、カヲルはお構いなしに
引っ張っていく。当然レイは抵抗するが、カヲルの方が力が強いので無意味だ。
「変なところに連れくんじゃないでしょうね?」
レイは少し怒ってカヲルに尋ねる。カヲルは
「変な所ってどこだい?」
と、逆にカヲルに質問されてしまう。レイは怒りながら顔を赤らめ、カヲルから
視線を逸らす。その表情を見たカヲルは
「はは〜ん。君はラブホテルとかそういう所を想像しているね?いいよ。確かここら辺だと・・・」
それを聞いたレイは一層抵抗する。
「冗談だよ。そんな事をしたらシンジ君に殺されるしね。それに君の大切なバージンを奪ったり
はしないよ」
レイはカヲルを睨み付ける。
つづく
40G3:2007/01/03(水) 02:07:24 ID:???
>>39
完全に怒ったレイの顔を見て、カヲルはさらに火に油を注ぐような言動を繰り返す。
「そんなに怖い顔しなくてもいいだろ?でも、君の怒った顔は怖いね。美しいバラにはトゲ
があるというのはまさにこの事なのかもしれない。」
と、キザなセリフを言い放つ。レイは一層目つきを鋭くして
「ふざけてないで質問に答えて!」
と言い、ビンタを繰り出そうとするがカヲルにもう片方の腕も掴まれてしまう。そしてカヲルは
「ただ僕の家に招待してあげるだけじゃないか。君は冗談が通じない子だね。」
と本当の目的を明かす。 相手の自宅と言うのは、何かをされる可能性が高い。そう思い、レイは
抵抗するが、なす術も無く、カヲルに連れて行かれてしまう。
つづく
41G3:2007/01/03(水) 03:17:11 ID:???
>>40
 レイが非常事態にも関わらず、シンジは、マナとマユミの三人で仲良く
コラージュをやっていた。マナとシンジはよく話すが、マユミは全く話そ
うとしない。ただ、自分の気に入った雑誌の写真を切り抜いているだけだ。
シンジはマナと話しながらも、マユミの事が少し綾波に似ていると思って
いた。マユミが話さないので、気になったマナはマユミに話しかけること
にする。マユミをずっと見つめていると、マユミが見られている事に気付
き、ビックリして後ろに引く。その反応を待っていたかのようにマナは話
し始める。
「ねぇ〜もっと話そうよ」
マナは最初にそう言う。マユミは驚いて
「ごめんなさい・・・」
と、特に責められている訳でもないのに謝り始める。マナは仲良くやろうと
言い、作業に戻る。だが、マユミは一向に話そうとしない。シンジは二人の
姿を、レイとアスカの会話する姿に重ねていた。何も話さないマユミに対し
て、三人を観察しているサツキが注意する。
「あの、マユミちゃん・・・だったっけ?」

「はい。」

「あのね、これ、心理学の実験で、人と人のコミュニケーションを見ている訳。」

「はい。」

「言い難いんだけど、ちゃんと二人と会話してくれないと困るんだけど。ごめんね」
そんなサツキの注意に対してマユミは
「ご、ごめんなさい」
と反射的に謝る。サツキはもう一度ごめんねと謝ると、マヤと並んで座って観察を
再開する。
つづく
42名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 03:35:42 ID:???
他の職人こねぇのかよ?
とりあえずG3さん乙。レイがカヲルに拉致られたみたいだが、どうなるんだ?まさか無理矢理エッチされてシンジに捧げるつもりの処女を奪われてしまうとか?
43名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 03:52:06 ID:???
G3さん乙。>>42そしてそれを知ったシンジが壊れてマナやマユミなどを次々と…って嫌な展開だな(笑)
44監督:2007/01/03(水) 16:25:37 ID:???
>>19の続き

放課後、レイとアスカは学校を出て2人並んで家へと歩いていた。

「でね、ドイツの学校ってすごいのよ!まずさぁ…」

アスカはドイツでの体験を事細かにレイに話した。レイは時々微笑みながら、アスカの話をまじまじと聞いていた。

「ね?もう笑っちゃうでしょ〜。で次は…」

ふいにアスカの言葉が途切れる。

「どうしたの?」
「あっ、いや…あたしったら自分のことばかり話してるわね…ごめんなさい」
「えっ?そんなの全然いいわよ。もっと話して」
「いえ…レイの話聞かせてよ!」

アスカの言葉を聞くと、レイはクスっと笑った。

「な、何よ?」
「アスカ、変わってないのね」
「えっ?」
「そうやって、いつもわたしの事気遣ってくれるとこ…なんだか安心したわ」

レイの言葉にアスカは何と言っていいか分からず、照れ臭そうに頬を少し赤らめた。

「レイ、今の学校はどう?仲良い子とかできた?」
「う〜ん…どうだろう…いないかな…」
「そう…あたしね、今付き合ってる人がいるの。レイのクラスの…渚カヲルくんって子。知ってるでしょ?」
45監督:2007/01/03(水) 16:28:46 ID:???
>>44の続き

アスカの言葉にレイは一瞬目を丸くして驚いたが、すぐに言葉を返した。

「そう、知らなかったわ。よかったわね」
「うん。それでね、今度どこかに遊びに行こうかと思ってるんだけど…レイも、どう?」
「えっ?わたしも?」
「そう!カヲルくんの友達も来るからさ。レイも…ほら…友達できたら…楽しいでしょ?」

アスカはレイをなんとか誘い出すために、頭の中の言葉を無理矢理つなげた。

「そう…でも、わたしはそういうのあんまり…」
「そっか…」

アスカは下を向いて黙り込んでしまった。そんなアスカを見て、レイはとても居たたまれない気持ちになった。

「…ごめんね…」
「ううん、いいの。レイこういうの苦手だもんね…じゃあこの話は忘れて!」
「う、うん…」

それから2人は少し話をして、レイの家の前へ到着した。

「じゃあね、レイ。またいっぱい話そうね!」
「アスカ、わたし…やっぱり行ってみようかな…」
「えっ?」
「さっきの話…遊びに行くっていう…」
「ホント?」
「うん…」
46監督:2007/01/03(水) 16:33:00 ID:???
>>45の続き

レイの言葉を聞くと、アスカは満面の笑みを浮かべた。
この時レイの中に特別な思いがあったわけではなかった。レイはただ、アスカの誘いを断ることに後ろめたさを感じ、遊びに行くことにしたのだ。
それ故レイは、カヲルの他に誰が来るのかといったことには、ほとんど興味は無かった。

レイと別れると、アスカは早速カヲルにメールを送った。

カヲルはアスカからのメールを見るとすぐに、シンジのケータイへ連絡を入れた。

「もしもし?」
「カヲル君?どうしたの?」
「良いお知らせだよ。例の話、綾波君が来てくれるってさ♪」
「ホ、ホント?!」
「うん。今アスカから連絡があったよ。よかったね、シンジ君」
「う、うん…」
「どうしたの?嬉しくないのかい?」
「いや、嬉しいよ、ものすごく…なんか…夢みたいだ…」

カヲルは電話越しに思わず吹きだした。

「大げさだな、シンジ君は。まぁこれからだよ♪詳しいことは僕とアスカで決めとくからさ。それじゃまたね」

シンジは電話を切ると、一度大きく深呼吸をした。

(どうしよう…本当に綾波と遊ぶことになっちゃった…何話せばいいんだろう…)

シンジはもちろんこの展開を待ち望んでいたが、あまりに早く訪れた機会に、嬉しさより焦りが先行していた。
47G3:2007/01/03(水) 17:14:11 ID:???
>>42,>>43
コメントありがとうございます。
それから監督さん。あけましておめでとうございます。新年の投下乙です!

>>41
 一方、カヲルはレイを自宅の前まで連れてきていた。カヲルの家は豪邸である。
なぜならカヲルの父親は日本でも有数の大企業の社長であるので、無理も無い。
それを見たレイは、少し驚く。彼女にとって、お金持ちの家と言うのは、テレビ
ドラマ等で見たことはあるが、実物を生で見るのは初めてなのでなおさらだ。
カヲルがインターホンのような物を押して、何かを喋っている。それから5秒ぐ
らい経つと、門が開く。カヲルはまたレイの手を取り、歩き始める。門から玄関
まで100m程歩き、やっと家の中に着く。家の中はレイにとって、今まで見た
ことも無いような世界だった。天井が高く、シャンデリアのような物まである。
レイは思い切って
「何か、鎧みたいなのは無いの?」
とカヲルに尋ねる。それを聞いたカヲルは
「甲冑かい?そんな物は無いよ。家は博物館じゃないんだから。」
笑ってそう返す。そして
「でもアンティークの散弾銃やクロスボウはあるよ」
と付け加える。レイはかなり引いていた。カヲルが苦手なのに付け加え、
この家に、自分のような庶民には場違いなのではないかと思っていた。
つづく
48G3:2007/01/03(水) 18:02:34 ID:???
>>47
レイはカヲルの部屋に連れて行かれる。家の中なのに、かなりの距離を歩かさ
れていた。カヲルの部屋に入ると、またも仰天するレイ。自分の部屋の数倍の
広さがあることは間違いない。そしてソファーとテーブルが置いてあり、机も
おそらく高級品であるに違いない。それから、3人ぐらいで一緒に寝ても大丈
夫そうな大きなベットが置かれている。おまけに、おびただしい数のレコード
と蓄音機まで置かれている。レイはとんでもないところに連れてこられてしま
ったと思っていた。カヲルはレイをソファーに座らせると、家政婦にお茶とお
茶菓子を持って来て欲しいと頼んでいた。レイはどうも落ち着かず、辺りを見
回していた。それを見たカヲルは
「落ち着かないね。どうしたんだい?」
と尋ねてくる。
「こういう家、なんか、落ち着かないって言うか。」
レイはそう答える。
「どこが?普通じゃない?今まで招待したクラスメートも君みたいに言うけど。」

「普通じゃないと思うけど。渚って、お金持ちだったんだ。」

「僕が金持ちじゃなくて、親が金持ちなんだよ。綾波レイ」

「あっそ・・・・」
レイはカヲルの屁理屈にそう答えると再び黙ってしまう。カヲルは立ち上がり
「音楽でも聴くかい?」
と言い、蓄音機にレコードをセットする。レイはクラッシック等には興味が
無いと言うが、どうしてもカヲルは蓄音機を自慢したいようだ。
つづく
49G3:2007/01/03(水) 21:17:22 ID:???
>>48
レイはさっさと帰りたいと思っていた。正直、無理矢理連れてこられて気分の
いい人間はいるわけが無い。だがカヲルはそんなレイの気持ちを考えはしない。
蓄音機でベートーベンの第九をかけてみたり、自分の趣味の話をしてみたり、
そうしていると、家政婦がコーヒーとお茶菓子を持ってくる。レイは目の前に
出された、コーヒーとマシュマロに手を出そうとしない。それを見たカヲルは
「食べないのかい?遠慮する事無いのに。」
と言ってくる。レイは迷惑そうに
「ねぇ。帰らせてくれる?」

「まだ来たばかりじゃないか?」
そう言うと、カヲルはレイの隣に座ると、肩に手をまわす。レイは何かされ
るのではないかと怯え始める。カヲルはプラスチック製の楊枝でマシュマロ
を突き刺すと、レイの口元へ持っていく。
「ほら。」
レイに食べるように促す。だがレイは強く拒んで、口を開こうとしない。
そうするとカヲルはレイの唇にマシュマロを優しくぶつけると、自分の口に
運び、
「ここまで遠慮する女の子は初めてだよ」
と言い放つ。レイは完全に怒ってしまい、
「もう帰らせて!!」
そう言い、カヲルを突き放す。
つづく
50G3:2007/01/03(水) 23:50:16 ID:???
>>49
レイは怒ってカヲルの部屋から飛び出すものの、自分がどこから来たのかわからず
家の中で迷子になってしまう。あちらこちらの扉を開けてみるが、一向に出口に辿
りつけない。迷っているとカヲルに追いつかれる。カヲルは再びレイの手を取り、
自室に連れ戻そうとする。レイはそれを振り払うと、カヲルは少し驚く。
「ごめん。ちょっとおいたが過ぎたみたいだね。」

「ちょっとどころじゃないわよ!」

「本当にごめん。」

「出口、どこ?」

「案内するよ。」
どうやらカヲルは少し反省したらしい。ようやく解放されたレイ。カヲルとは
二度と口を利くものかと思っていた。外に出ると、また迷ってしまう。カヲル
の家の近辺は来た事がなかったためである。それもこれも全て渚カヲルの責任
レイはそう思いながら歩いていた。街中の交差点に差し掛かる。とりあえず、
色々行ってみて、もと来た道を探そうとしていた。交差点で信号を待っている
と、
「あれ?レイじゃない?どうしたのこんなところで??」
と誰かに呼び止められる。レイは声の方を見ると、ミサトが車から顔を出して
いた。レイは泣きそうな顔をすると、それをみたミサトが車に乗るように言っ
てくる。レイはミサトの言葉に甘えて乗る事にした。
つづく
51G3:2007/01/04(木) 01:56:14 ID:???
>>50
 一方、シンジ達は、切り抜いた写真を画用紙に貼っていた。マユミは一向に
打ち解けず、どこに貼ればいいのかと聞いてくるだけであった。マナはそんな
マユミを何とか打ち解けさせようと、雑談を始める。
「マユミちゃんって、趣味は?」

「読書。です。」
やはり話が続かない。だがマナは諦めない。
「読書か。」
それを聞いたシンジは
「僕の仲のいい女の子も読書好きなんだよ」
とレイの話を持ち出してみる。だがマユミは首を縦に小刻みに振るだけで
何も話さない。次にマナは恋愛の話を持ち出してみる事にする。
「マユミちゃんって、彼氏とか居る?」

「いません。」

「じゃぁ、過去には?」

「いません。」

「じゃ、私と同じだ!」

「そうですか・・・・・」
マユミにはどう話しかけても会話が行き止まりになってしまう。
つづく
52G3:2007/01/04(木) 02:18:39 ID:???
>>51
シンジは打ち解けてくれないマユミにイライラし始めていた。はさみを取ろうと
手を伸ばすと、手が当たってスティックのりを落としてしまう。シンジは頭をテ
ーブルの下に突っ込み、落ちたスティックのりを探し始める。ちょうど、マナの
前辺りにあるのが見える。マナも下を覗き込んでいる。シンジが手を伸ばした瞬
間、マナはニヤリとして
「きゃぁ〜!シンジが私のパンツ見ようとしてるぅ〜」
と大声を出す。今日のマナは膝ぐらいまである赤いスカートをはいていた。マナ
は足を投げ出して座っているため、パンツを見ようと思えば見れる体勢である。
だがシンジはそんなつもりはないので
「いや、そんなつもりは・・・」
と慌てる。サツキとマヤは笑っている。これもマユミを打ち解けさせるためのマナ
の作戦である。マナは
「見たでしょ?」
とシンジを問い詰める。シンジは断固否定する。最終的には
「まぁ、信じてやろう。」
とマナが言う。マユミはこっちを見ているだけで、何も話さない。マナは次の作戦
に出る。パンツの話題が出たところで色当てをやろうと言い始める。まずターゲット
になったのがサツキだ。
「サツキさんは黒でしょ?」
マナがそう言うとサツキは
「え?正解!何でわかったの?ひょっとして見た?」
と驚き、ジーンズの腰の裾を押さえる。
「サツキさん雰囲気でわかるもん!」
それがマナの理由である。次はマヤだ。
「マヤさんは白か薄い水色?」
マヤは首を横に振り、男の子がいるから恥ずかしいので教えたくないと言い張る。
つづく
53G3:2007/01/04(木) 03:41:31 ID:???
>>52
そして最後はマユミだ。マユミは少し嫌そうな顔をしている。マナは
「絶対白だ!!」
と少し大きめな声で言う。
「違う?」

「答えたくありません」

「いいじゃん!マユミちゃん喋ってくれないもん!」

「嫌です。」
サツキはそれを見て、
「私も興味あるな〜」
と言い、教えるように促す。マヤはそを聞いて、サツキの膝を平手で叩く。サツキ
は舌を出して、後頭部をかき、マヤに頭を下げる。次にマナは
「じゃぁ、もういいから、私の当ててみて?それならいいでしょ?」
とマユミに話しかける。シンジはもうついてけず、頭を抱えていた。
つづく
54名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/04(木) 16:04:18 ID:???
G3さん乙。そんな状況に一度でいいからなってみたいもんだ(笑)
55監督:2007/01/04(木) 22:28:40 ID:???
G3さん乙です。シンジの周りには誘惑がいっぱいありますねw続き期待してます。


>>46の続き

それから2週間ほどが過ぎ、学校は夏休みまで1週間を切った。
シンジの頭の中は、レイと遊ぶことでいっぱいになっていた。

「ねぇカヲルくん、そろそろどこに行くか決めないの?」
「うん、そのことなんだけどさ。8月の初めに僕の家の近くで花火大会があるんだけど、それに行くってのはどうかな?」
「うん、僕は良いと思うよ」
「そう?じゃ、アスカに頼んで綾波君にも聞いてもらうね」
「うん」

アスカはカヲルから花火大会の話を聞くと、2つ返事でOKした。
そしてすぐにレイの家へ電話をし、事の経過を伝えた。

「どうレイ?」
「いいわね、花火とかけっこー好きだし」
「そう?よかった!じゃあさ、来週あたり着物見に行きましょうよ」
「えっ?着物?」
「うん!せっかくの花火大会なんだから、着物着て行こうよ!」
「で、でも…わたしはそういうのいいよ…」
「あたしも着てくんだから大丈夫よ!それに、花火大会なんて女の子はみんな着物よ?」

アスカの話を聞いて、レイは渋々承諾した。

56監督:2007/01/04(木) 22:40:00 ID:???
>>55の続き

「ねぇアスカ、それはいいとして、渚くんの友達って誰が来るの?」
「えっ、言ってなかったっけ?ごめんね!えっとね…碇くん…だったかな?レイのクラスの子よ!」

レイの頭にシンジの顔が浮かぶ。

「ふ〜ん…」
「話したことある?」
「あんまり無いかな…でも同じ学級委員だから、少しは…」
「そう、まぁこれを機に仲良くなればいいじゃない!ね?」
「わ、わたしは別に…今回はアスカとの付き合いで行くんだから…」
「でもせっかく行くんだからさ…まぁいいわ。また連絡するね」
「うん」

レイはシンジに特別な興味は無かったものの、何度か話したことのある相手だったので少し安心していた。

一学期が終わり、学校は夏休みに入った。シンジは何度か遊びのことについてレイに話そうとしたが、何を話していいか分からず結局何も話せないままだった。

そして迎えた花火大会。シンジは少し早く待ち合わせ場所に到着した。まだ誰も来ていないようだ。
同じ花火大会に行くのだろうか、普段は人通りの少ない道が若い男女で溢れていた。

(人いっぱいいるなぁ。みんな、花火大会に行くのかな?)

57G3:2007/01/04(木) 22:58:19 ID:???
>>54
俺も・・・・・orzそしてコメントどうもありがとうございます。
>>53
その後、お昼休憩をはさむ。マユミは一向に打ち解けようとしない。昼食
を食べている間も、ずっと黙ったままだ。昼食を食べ終わるとついにマナ
の本音が出てしまう。
「ねぇ。マユミちゃん。喋ってくれないと困るって言うか、その・・・」

「・・・ごめんなさい。私、初対面の人、その。」

「とりあえず、仲良くしようよ!」

「・・・はい。」
シンジも寄ってきて会話に参加する。シンジはさっきマナに見せたレイの写真
をマユミにも見せる。
「ほら、これがさっき言ってた君と同じ読書が趣味の女の子。異性では一番仲のいい子かな?」

「き、綺麗な人。」

「機会があったら紹介してあげるよ。」
シンジにとって、レイは自慢の女の子なので、自慢したくなるのは当然の心境
である。
つづく
58監督:2007/01/04(木) 23:00:09 ID:???
>>56の続き

シンジは昨晩のカヲルとの電話を思い出していた。

(あんまり気負わないようにって言われたけど…正直自信ないよ…綾波の前だと、頭が真っ白になっちゃうんだよな…)

「シンジ君!」

その時、シンジの後ろからカヲルの声が聞こえた。

「カヲルくん」
「やぁ。アスカと綾波君はまだ?」
「そうみたいだね。ねぇカヲルくん、僕やっぱり緊張してきたよ…」
「ハハッ、大丈夫だよ。いつも通りにしてればいいだけさ」
「う、うん…」

その時、人混みの中でこちらへ向かって歩いてくる2人をシンジが発見した。

「あっ…」


レイを見た瞬間、シンジは周りの視界が遮られたような錯覚を覚えた。
レイは夏休みということで、髪を青色に戻していた。その髪と同じ青を基調とした着物を着たレイが、シンジの目にはとても鮮やかに映ったのだ。
一方アスカは、黄色をベースとした赤い花柄の入った着物を着ていた。どこかぎこちないレイとは対照的に、アスカはしっかりと着こなしている感じだった。
アスカはレイの手を引き、シンジたちの元へとやってきた。
59G3:2007/01/04(木) 23:21:19 ID:???
監督。コメントありがとうございます。レイは着物姿になるのか気になります。
>>57
それを聞いたサツキがシンジの携帯を覗き込む。
「あぁ〜!シンジ君の彼女??」

「いや、まだ彼女って訳じゃ」

「でも、近いうちに彼女にするんでしょ?」

「向こう次第ですよ。」

「ふ〜ん」
サツキによって、マユミとの会話を邪魔されてしまう。 だが、少しマユミは
打ち解け始めている。昼食が終わると、制作を再開する。画用紙がだいぶ埋ま
ってきて、後2時間もあれば完成するだろう。マユミは少しではあるが、マナ
やシンジと喋るようになってきた。マユミは、シンジが見せたレイの事が気に
なっているみたいで、色々とシンジに聞いてくる。
「あの、碇さん。さっき言ってた人、」

「あぁ。綾波がどうかしたの?」

「その人って、いつもどんな本読んでます?」

「多分小説だと思うけど、たまに難しそうなの読んでるからわからない」

「そ、そうですか。」
そうしていると、マナが犬の写真をどこに貼ればいいか、二人に相談してくる。
シンジは下の真ん中辺りに貼ればいいのではないかと答えておく。
つづく
60G3:2007/01/04(木) 23:43:00 ID:???
ちょっとセリフの間を詰めます問題ないでしょうか?
>>59
マナは写真を 貼り終わると、雑談に戻り、話題を自分の出身地に変える。
「ねぇ。マユミちゃん出身は?」
「じ、地元です。」
「ふ〜ん。シンジは?」
「第三新東京だけど。」
「私は第二東京。へぇ〜会おうと思えば電車に乗ればいつでも会いにいけるね。」
「う、うん。」
「そうか。今度シンジの家行くね。」
「来るなよ。隣に怖い女の子が住んでるから。駅前とかで遊ぶならOKだけど。」
「隣に怖い女の子?」
シンジはアスカの事をマナに詳しく説明する。この間、告白された時、シンジは
綾波が居るからと家宅断っている。それで泣かせてしまったことも説明する。マ
ユミも興味があったので聞いている。詳細を知ったマナは
「ふ〜ん。そのアスカとか言うヤリマン女にも狙われてる訳ね。」
「そう。正直、アスカは苦手って言うか。」
「私も嫌いかも。ねぇ。マユミちゃん!」
「私、その、元々そういう派手系な人はちょっと・・・」
それを聞いたシンジは、マユミがレイと同じような性格の持ち主であると思った。
「まぁ、でも、その女には関わらない方がいいと思うよ。」
マナはしんじにそうアドバイスする。
つづく
61監督:2007/01/05(金) 01:07:56 ID:???
>>58の続き

「お待たせ。ごめんね、少し遅れちゃって」
「いや、僕らも今来たところだから。2人ともよく似合ってるね♪ねぇ?シンジ君」
「う、うん…とっても似合ってると思うよ」
「そう?よかったわ!ねぇ?レイ」
「え、えぇ…アスカ、この靴歩きにくいわ…」
「こういうの履いたことないの?」
「うん、初めて…」
「まぁ仕方ないわ、我慢して。じゃ行きましょうか!」

4人は花火大会が行われる大きな川を目指して歩きだした。
現地に近づくにつれどんどん人は増えていった。カヲルはみんながはぐれないように、時々後ろを気にしながら人混みの中を先導して歩いていった。

その時、一番後ろを歩いていたレイがつまづいて転んでしまった。

「あっ!ちょ、アスカ!」

レイはすぐにアスカを呼び止めたが、周囲の雑音にかき消され、レイの声はアスカの耳に届かなかった。
後ろからはどんどん人が押し寄せてきて、レイは身動きすらとれない状況に陥ってしまっていた。

レイが困り果てていると、目の前にすっと手が差し伸べられた。
レイが顔をあげると、そこにはシンジがいた。

「大丈夫?」
「え、えぇ…」

62監督:2007/01/05(金) 01:16:08 ID:???
>>61の続き

レイはシンジの手を借りずになんとか自分の力で立ち上がろうとしたが、靴が地面に引っかかっているせいで、やはり上手く立ち上がれない。
レイは仕方なく靴を脱ぎ、裸足になり立ち上がった。
シンジは恥ずかしそうに手を引っ込めた。

「さ、行きましょ」
「えっ?で、でも…もうカヲルくんたちずっと前に行っちゃったみたいだよ…それに、そのまま歩いたら危ないよ…」

シンジの言葉を聞いて、レイは黙り込んでしまった。

「あ、あのさ!とりあえず脇道に出ようよ!僕、カヲルくんに電話してみるから!」

シンジの提案に、レイは黙って従った。

2人は脇道にそれ、草むらに座りこんだ。
シンジはカヲルのケータイに連絡を入れる。

「あっ!カ、カヲルくん?」
「シンジ君!どこにいるんだい?綾波君は一緒?」
「う、うん。綾波が転んじゃって…えっと、ここは…」

シンジは今いる場所をなんとか説明しようとしたが、カヲルはそれを待たずに言葉を返した。

「いや、いいよ。綾波君も一緒なんだろ?じゃあとりあえず花火が終わってからね♪」
「えっ?」

シンジの問いかけには応じず、カヲルは一方的に電話を切ってしまった。
63監督:2007/01/05(金) 01:27:04 ID:???
>>62の続き

シンジはレイに何と言っていいか分からず、横目でレイをちらっと見た。

「あ、あのさ…」

その時、大きな音と共に最初の花火が打ち上げられた。
レイは花火の音に少し驚いたようだが、次々と打ち上げられる花火に、視線は釘付けられているようだった。
シンジは仕方なくケータイをしまい、そこで花火を見ることにした。

シンジは引っ越してきて間もないため知らなかったが、ここの花火大会は有名で、毎年多くの人が訪れているとのことだった。
その噂どおり、打ち上げられる花火はどれも鮮やかだった。
レイは花火に見入っていたが、シンジは隣にレイがいることが気になって、花火を見ることに集中できなかった。

「きれいね…」
「えっ?」

ふいにレイの口から出た言葉にシンジは一瞬戸惑ったが、普段見ることのないレイの笑顔を見て、少しずつ緊張は解れていった。

「そうだね」

そのまま2人は黙って花火を見続けた。小一時間ほどが過ぎ最後の花火が終わると、周囲の人達はぱらぱらと帰り始めた。

シンジはカヲルに連絡しようとケータイに手を伸ばしたが、ポケットに入れかけた手をとっさに戻した。

64監督:2007/01/05(金) 01:30:07 ID:???
>>63の続き

「あ、綾波はさぁ…花火とか好きなの?」
「えっ?そうね、嫌いじゃないわ」
「そうなんだ…知らなかったな…」

シンジはこの場を利用し、思い切ってレイに話しかけてみた。こんなチャンスはそうそうあるものではないと思ったからだ。
しかし、案の定なかなか言葉が見つからない。それでもシンジは頑張って、必死にレイに話しかけた。

「あ、綾波はさぁ!しゅ、趣味とかないの…?」
「趣味?そうね…本読むことかな」
「そ、そっか…ぼ、僕もよく…本読むよ!」
「そう」

またしても2人の間に沈黙が訪れる。シンジは必死で言葉を探し続けた。

「あ、あのさ…どうしてもっと…人と話さないの?」
「えっ?どうしてって言われても…わたしは別に普通だけど。みんなが避けてるんじゃないかしら」
「そ、そんなことないよ!僕はけっこー綾波のこと…」

シンジは言いかけた言葉を飲み込んだ。

「そんなこと…ないんじゃないかな…」
「そうかしら?まぁいいわ、どっちでも」

シンジはレイのそっけない態度に慌てていた。

(なんか、まずい流れだな…どうしよう…)

65監督:2007/01/05(金) 01:37:38 ID:???
>>64の続き

その時、レイの横顔を見て、シンジは急に何か思い出したかのようにレイに問いかけた。

「そういえばさ!綾波ってもしかして、生まれつき髪が青いんじゃない?」
「えぇ、そうよ」
「やっぱりそうなんだ…もしかしてハーフなの?」
「えぇ、お母さんがフランス人でお父さんが日本人なの」
「へぇ…やっぱり、青い髪の方がいい?」
「そうね…黒は変よ…似合わないもの」
「そ、そんなことないと思うよ!でも…先生に言われた時、素直に黒くしてきたよね?」
「だって…仕方ないじゃない…」
「そ、そうだよね…」

レイは平静を装っていたが、自分のことを気にかけてくれるシンジに対して、新鮮な感覚を覚えていた。
確かにぎこちない感じではあったが、普段ほとんど誰とも接触の無いレイにとって、誰かが話しかけてくれることはやはり嬉しかったようだ。
しかしレイは、嬉しさを素直に表現できなかった。それどころか、シンジに対してどこか冷たく当たってしまう自分がとても嫌だった。
そんな自分を変えようとしたかったのだろうか。レイはこの時初めて、自分からシンジに話しかけようと思った。
あまりに必死なシンジに対する同情が、レイをそうさせたのかもしれない。

66監督:2007/01/05(金) 01:52:27 ID:???
>>65の続き

「い、碇く…」
「もしもし?カヲルくん?」

あまりにもタイミング悪くかかってきた電話にシンジは出てしまった。当然レイの声はシンジの耳には届かない。
しかし皮肉なことに、シンジはカヲルからの電話にむしろ感謝していた。レイとの気まずい空気を一旦断ち切れる気がしたからだ。

「カヲルくん今どこ?」

カヲルと1分ほど電話でやりとりをして、シンジは電話を切った。

「カヲルくんたちすぐ近くにいるみたいだから、ここに来るって」

レイは黙ったまま、コクリともしなかった。
シンジは少し不思議そうにレイを見つめたが、相変わらずかける言葉は見つからなかった。

67G3:2007/01/05(金) 03:22:58 ID:???
監督乙です!カヲルの電話のタイミング悪すぎる。でも結構いい傾向だ。シンジ
頑張れ!!
>>60
その頃、レイはミサトの家に遊びに来ていた。ミサトは、シンジとレイの関係
が気になっていたので、こまめに状況を報告するようレイに言ってある。レイ
はこの間、ミサトが立ててくれたお色気作戦が半分成功した事を告げる。だが、
自分がそんな事をするのは少し抵抗があるとシンジが言っていた事も告げる。
そして、恋敵がいると言う事も報告する。それを聞いたミサトは自分の事のよ
うに闘志を燃やし始め、レイに何としてもシンジをゲットするように言い、自
分も最大限、協力するとも言う。そして、ミサトは
「そろそろ正式に付き合ってみたら?」
そう薦めてみる。ミサトの言葉を聞いて、レイは渋い表情をする。
「ライバルも居る事だし、向こうも結構カワイイんでしょ?」
ミサトは一層レイの背中を押す。だが、レイは決断はシンジに任せたいと思っ
ている。
「よし!じゃぁ、今からメールを打ってみようか?」
ミサトは思い切って、この場でレイに行動をおこさせるつもりだ。レイは携帯
を取り出し、電話帳からシンジを選択すると、メール作成ボタンを押し、メール
を打ち始める。
【私と正式に付き合ってください。】
とシンプルに打ち込み、ミサトに見せる。ミサトは首を横に振ると、
「論外ね。」
と言い、レイにアドバイスを始める
つづく
68A2:2007/01/05(金) 04:00:38 ID:???
あけましておめでとうございます。

監督やG3さん乙です!久々にきたら次スレになってました。。旅丸さんスレ立てありがとうございます!
年末年始少し忙しくて投下できませんでしたが今後自分もできるだけ頑張ろうと思いますのでよろしくお願いします。
69名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 09:56:32 ID:???
監督さん&G3さん投下乙!!いつもながら面白さに脱帽ですwwwってかA2さんキター(゜∀゜)!!投下楽しみにしてます〜
70名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 22:41:50 ID:???
G3さん&監督GJ!!
2人とも展開が面白すぎだwwこれからも期待してますよ。
71G3:2007/01/05(金) 23:40:43 ID:???
>>67
 その頃、シンジ達は制作を終えていた。最後の一枚を貼り、
「できたぁぁ〜!!」
と言い、その場に倒れこみ横になるマナ。そんなマナを見つめて微笑むシンジ。
そうしていると、シンジの携帯が鳴る。この着信音はレイからのめーるだ。
シンジは慌てて、携帯を開き、メールを確認する。レイからのメールには
【今度、二人で話したいことがあるの。】
と言う内容だった。シンジはどう言う意味なのかわからなかった。プラスに
考えれば、レイと正式に付き合えると言う事だが、マイナスに考えれば、他
に好きな人ができたから自分に関わらないで欲しいと言う事になる。シンジ
はすぐに
【それって、どういう意味?】
と返信する。数分後に返ってきた返信が
【それは大事な事だから直接言いたいの。】
との事だ。シンジは気になって仕方が無い。好きな異性からそんなメールを
貰って、どう言う事なのか、気にならない人間はいないはずだ。そう言う気
持ちにさせるのがレイの狙いである。
 そして、夕食まで自由となる。シンジはレイからのメールの内容をマナに
見せて、相談してみる事にする。
「このメール、どう思う?」
マナは眉を顰め、考え込む。当然マナは、レイの作戦に気づくはずが無いので
「大事な事、う〜ん。妊娠しちゃった!!とか?」

「身に覚えが無いよ!」
シンジは相談する相手を間違えたと思った。
つづく
72名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 01:20:26 ID:???
G3とか言う奴いい加減つまんねぇ事に気付け。てか、氏ね。
73名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 02:07:47 ID:???
>>72そう思うんだったら来なきゃいいのに…(´艸`)
G3さん気にせずに投下頑張って下さい!!
74名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 02:17:18 ID:???
>>72
お前が氏ね。G3さん続き期待してます。
75名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 02:31:02 ID:???
監督とA2とかも。
何これ?オリジナルのキャラにエヴァキャラの名前つけて小説書いたらエヴァのSSになる訳?
76名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 02:41:39 ID:???
そんなこといったらほとんどそうだろ
77名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 02:52:49 ID:???
ガイナ自らが名探偵やら育成やらで
本編と関係無い世界を公式に展開してるのに
素人の2次創作に対して何を今更…って気がする
78名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 02:57:27 ID:???
>>75が何を言いたいのかさっぱり分かりません。
79名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 03:15:03 ID:???
荒らしは消えろ
80名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 04:03:01 ID:???
美味しそうに餌食べてることに気付け
81名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 08:50:10 ID:???
72とか75ってマジで言ってんのか?アホにもほどがあんぞ、
よくそんなバカ丸出しな発言出来んな。脳みそ発酵しちまってんじゃねーの?
82G3:2007/01/06(土) 13:41:12 ID:???
>>72
厳しいコメントありがとうございます。やはり、自分の腕の未熟さを感じます。
今、ワードに保存してある作品をもう一度見直し、再調整してから投下します。
83名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 14:12:27 ID:???
批判にも耳を傾けるのが常に大人の対応ってこたあないぞ、ただの釣りなのは見て明らかなんだから
まあそれでも凹むかもしれんが、自分一人で見直すより投下してそれで勉強していった方がいい
ここに居るの全員ただの素人なんだし未熟で当たり前なんだから、気にせず頑張っていきましょう

てことでドゾー
84G3:2007/01/06(土) 14:17:59 ID:???
>>83
了解しました。えっと、とりあえず夕方ぐらいに投下します。
85G3:2007/01/06(土) 21:36:09 ID:???
>>71
 そして、シンジとマナは散歩に行く事にする。マユミは寒いから外に出たく
無いと拒み、サツキとマヤは実験の結果をレポートにまとめなければならない
ので、二人で行って来るようにすすめられる。外はかなり寒い。多分温度は一
桁だろう。シンジは予想外の寒さで、手をコートのポケットに入れて歩く。マナ
はあらかじめ赤い毛糸の手袋を持ってきていた。しばらく歩いていると
「寒いから、くっついてもいい?」
マナはそう言って、シンジの腕にしがみつく。
「え?えっと。」
シンジは驚く。だが、特に拒みはしなかった。どうしても、この年頃は
好きな人が居ても、自分の身近に色気を出す異性が居たらそっちに吸い
寄せられるように関心が行ってしまうものである。そしてシンジは
「こんな所、綾波に見られたら・・・」
と、内心、レイには悪いと思っている。
「まぁ、ここにはその子いないからいいじゃない。」
マナはそう返してくる。シンジはただ苦笑するしかなかった。
つづく
86名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 21:48:41 ID:???
>>83
勉強になった
87名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 00:23:43 ID:???
ツマンネ。
てか、LRS投下スレの住人だが、あっちだったら確実に叩かれるな。このスレの職人。
てか、G3とか言う職人の作品、かなりいっぱいあるがどういった作品傾向?主人公が誰からも愛され、ベタ惚れされるハーレム物?
最低だな。晒すな
88名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 00:25:33 ID:???
遊びなんだから、そんなに厳しく言わなくてもいいんじゃないかな
89名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 00:29:56 ID:???
G3氏ね。もう来るな。てめぇの小説見てるとムカついてくる。
90名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 00:34:53 ID:???
G3と監督とA2をNGワードに登録。っと。
監督とか、コテが偉そうで気に入らない。
A2とか、神とか言われてるけどたいしたこと無い。
G3は論外。
叩かれるなら晒すなよ!お前等三人ともカス。
いや、カスでも勿体ないぐらいだ。
91名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 00:43:11 ID:???
みんなわかってると思うが触るなよ?
92名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 00:48:30 ID:???
G3もう見れません
  /::::::::::::.: : :.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.: :.::::::::::::::::|
  /:::::::::.: :  : :.::::::::::::::::::::::::::.:.: :   : :.:.:.::::::::::::::|
 .!::::::::::::::.: :.:::::::::::::::::::::::::::::::.: : :.:.:::::::::::::::::::::::::::|`丶、_
 |::;::::::::::::::::::::::::/l|iYl|li;、::::::::::::::::::::::::::::::; -、::::::ヽ : : : : `ヽ‐、
 |/!::::::::::::::::::::::l ̄`'´  l::::i:::::::::::::::::::::イ r、ヽ::::/ : : : : : : : ヽ \
  |::::::::::::::::::r_|       |:::|_;ィ::;、:::ト:::i|' /:ノ /:」!: : : :__ : : ヽ ヾ 、
  ∨';:::l';:::|::トl、_ 、 _,,レ',,=|::ト|:ノ|/゛ _,/|ノ: :/´ __`ヽ、'、: ! :\
    ';:! l;'Vヾ''=ヽ `゛ ''゛ '´_ ., -y、'::!| // ./, -― 、`ヽ`ヾ、 : : :ヽ
     ' |:\.ヘ __,l. __,.、  /´./ //::::'/:/ // : : : : : ヽ \ | : : : : ヽ
      (ヽ、`l    _ノ ̄  / //‐ァ' / / / : : : : : : : : : ヽ `|: : : : : : i
93名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 01:10:31 ID:???
職人3匹を完全に制圧!追い出したどぉ〜!勝った!

ネ申である俺を崇めろ!それが無能なお前等の義務。
94名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 01:19:50 ID:???
>>90
禿同
95名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 01:36:28 ID:???
ここで頭が腐っているどころか発酵したバイ菌を巻き散らすG3(ヘドラ)が一言。
96名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 02:18:31 ID:???
何にも無いなら完全に俺の勝利だな
97名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 02:32:02 ID:???
95を書いてから
何か反応があるのをずっと待ってた場面を想像すると笑えるな
98名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 02:45:54 ID:???
完全勝利おめでとう!
99名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 03:35:14 ID:???
一人で何いってんだこのカスは?こういうことやるのって大抵厨房だよな
100名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 07:25:08 ID:???
頼むからスルーってものを覚えてくれ、今後のためにも
101名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 12:50:03 ID:???
まぁとりあえずG3さん乙です荒らしの暴言に負けずに頑張ってください
102名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 20:20:02 ID:???
俺はいつも職人さん達の投下を楽しみにしています。だから…もう職人さんが消えるのは見たくない…。
ここのスレの何人の人が職人さん達の投下を楽しみにしてるかは知らないけど、俺はすごくここの小説が好きです。
だから絶対辞めないでください。楽しみにしてる人は絶対いるのですから。荒しがいるのはどこもしょうがないことだと思いますし…。

次の投下を楽しみに待っています。
103G3:2007/01/07(日) 21:27:02 ID:???
えっと、もう投下してもOKですか?
104名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 21:45:14 ID:???
もう居ないみたいだしいんじゃない
また来てもスルーだ!
105G3:2007/01/07(日) 23:34:49 ID:???
>>85
シンジはアスカが転校して来る前まで、レイとマヤ以外の異性から好かれた
事は無い。だが、急に好かれ始めた。一体神様はどう言うつもりなのだろう
かと思っていた。
 30分程歩いていく。散歩とは言っても、周りを見ると、真冬なので紅葉
や桜などあるはずも無い。枯れ木ばかりで非常に殺風景だ。マナとシンジは
桜並木の道に差し掛かる。ここの木々は春になれば枝に桜を咲かせるそうだ。
マナはシンジの腕を放しはしゃいだように走りまわる。
「ここ、冬ソナみたいじゃない?」
そう言うと最寄の木の周りを一周回って戻くると、再びシンジの腕に抱きつく。
シンジは
「そうだね。でも、寒いし、そろそろ帰らない?」
と言う。マナは特に嫌がったり駄々をこねる事も無く
「うん!」
そう言い、二人はもと来た道を戻り始める。
つづく
106名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 00:16:06 ID:???
G3さん乙!マナとシンジが急接近ですが。どうなるんでしょう?続きに期待
俺も書きたいが、少々濡れ場とか出てもおk?
107ファーストおさむらい:2007/01/08(月) 01:23:52 ID:???
>>106
度が過ぎなければ良いと思います。

前スレ落ちゃったみたいですな。
前の構想がわからなくなっちゃったので、
新しい話を始めてもいいですか?
108名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 01:58:25 ID:???
>>107
期待してますよ
109G3:2007/01/08(月) 04:33:02 ID:???
ファーストおさむらいさん。どうも。自分も期待しております。
>>106さん
自分も少々ならOKだと思いますよ。恋愛には多少付き物だろうと思いますし・・・

>>105
シンジとマナが戻ると、マユミは本を読んでいて、サツキとマヤはレポートと格闘
していた。マナは三人でトランプをしようと言い出し、自分の鞄の中からトランプ
を取り出す。シンジとマユミはこころよく乗った。マユミがポーカーやブラックジ
ャックの遊び方がわからないとの事なので、一番簡単なババ抜きをやる事になった
三人。だが、遊びに対しては飽きっぽい性格の持ち主であるマナは、すぐに飽きて
しまう。ため息を一つつくと、マナは急にトランプをかき集め始める。
「もう終わり?」
シンジはそういうと。
「うん。違う遊びしよう?」
と答える。
「貸してもらっていいですか?」
と言い、マユミがトランプを持っていく。マユミはトランプを並べ始める。
何をするのか不思議そうに見守る二人。何とマユミはトランプでピラミッド
を作り始めた。マユミは神業と言わんばかりにトランプを次々と積み上げて
行く。全て積み終ったのが15分程後の事だった。マヤとサツキはレポート
に集中しているので全く気づいていない。シンジとマナはマユミのかくし芸
にただ驚くしかなかった。
つづく
110名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 12:09:53 ID:???
>>106
ここ低年齢多そうなんで、生でするとか間違った性知識は謹しもうぜと言っておこう
111G3:2007/01/08(月) 19:22:10 ID:???
>>109
マユミはようやく打ち解け始める。夕食が終わると、マナはマユミとアドレス
交換をしてみる事にする。マユミは拒む事無くこころよく応じてくれた。シン
ジもマユミとアドレスを交換する。
 サツキとマヤはようやくレポートを書き終えると、シンジ達の会話の中に入
ってくる。サツキはシンジたちと話しながらウォッカを飲み始める。昨日とは
違い、少しほろ酔い気分だ。
「シンジ君達も少し飲んでみる?」
とシンジ達にも薦めてくる。マヤは当然止めるように言うが、サツキは聞いては
いない。シンジとマユミは断固拒否するが、マナは興味があるのか、
「飲ませてください!!」
とサツキの誘いに乗るのだった。サツキは試しにウォッカをコーラで割っ
てマナに手渡す。マナは何度か飲んだ事があったので、酒は美味いもので
あると思っている。
「あ、結構いけるけど、何か変な感じ・・・」
そう言うとマナの顔はみるみる赤くなる
つづく
112G3:2007/01/08(月) 21:22:41 ID:???
>>111
酔っ払ったマナはシンジに酒を薦めてくる。シンジは断ろうとしたが
「私も飲んだんだから、シンジも飲んでよ!」
そう言ってマナが強要してくる。シンジは断りきれず、コップの底から
1cm程飲む。マヤが
「ダメ!!」
と大声で叫ぶが時既に遅し、シンジは凍りついたように動きがピタリと
止まり、その場にバタリと倒れこんでしまう。そこからシンジの記憶が
飛ぶ。
シンジの意識が戻ったのは午前12時頃だった。シンジが目を開くとマヤが
心配そうに顔を覗き込み、話しかけてくる
「気が付いた?シンジ君。」

「はい。何とか。」

「気持ち悪くない?」

「大丈夫です。」
サツキとマナも寄ってきてシンジに謝る。シンジは飲んだのは自分の責任だと
あくまでも他人の責任にしようとはしない。起き上がると、シンジは入浴する
事にした。湯に浸かりながら色々あって、最後には意識を失うという騒ぎを起
してしまったが、新しい友達もでき、楽しかったと思っていた・・・・。

多分次回は少し時間がかかりそうです。
113名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 23:13:09 ID:???
過疎
114G3:2007/01/08(月) 23:20:51 ID:???
できるだけ早く第六話を投下したいと思っていますが、明日から大学もテスト
期間に差し掛かってますし、それが終わると部活の試合が・・・・
てなことで大変申し訳ないと思いますが、テスト終わるまでお休みさせてください。orz
115名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 23:51:16 ID:???
G3さん乙です。そして待ってます。
116名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 12:11:14 ID:???
G3氏。過疎るから無理でも投下しろよ!
117名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 18:57:10 ID:???
無茶言っちゃイカンよ
118名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 19:31:55 ID:???
いつも読んでやってるんだから読者の声に応えるべき!
119名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 19:47:02 ID:???
>>118 読んでやってるって何よ?
読みたくなけりゃ別に無理して読まなくてもいいのに。
120監督:2007/01/09(火) 21:38:11 ID:???
G3さん乙です。続き待ってます。

>>66の続き

程なくしてカヲルとアスカがシンジたちの元へやってきた。

「君たち、こんなところにいたの?ここからじゃよく見えなかったんじゃない?」
「ううん、ちゃんと見えたよ!すごく綺麗だったよね!」

シンジはおもむろにレイの方へ目を遣るが、レイはシンジと目を合わそうとしなかった。
なんとなく重い空気を感じとったカヲルは、すぐに話を切り替えた。

「この後どうしようか?」

カヲルが問いかけるも、誰からも返答はない。アスカもカヲル同様不穏な空気を感じとっていたが、かける言葉が見つからなかった。

「今日はもう、帰らない…?」

結局、沈黙を割ったのはレイだった。
この後の予定が決まっていなかったこともあり、異を唱える者はいなかった。

レイはアスカの元へ駆け寄り、アスカの手を取り歩き始めた。2人に遅れを取らないように、シンジとカヲルも歩き始める。

「シンジ君、何かあったの?」

カヲルが心配そうにシンジの顔を覗きこむ。

「えっ?いや…僕はただ…」
「ただ?」
「普通に話してただけなんだ…でもなんか…嫌われちゃったみたいだね…」

121監督:2007/01/09(火) 21:41:51 ID:???
>>120の続き

シンジはなんとなく自分を避けるようなレイの態度が気になり、ひどく落ち込んでいた。
そんなシンジを見てカヲルは、今詮索するのは好ましくないと判断し、敢えて言葉をかけなかった。

アスカもカヲル同様、シンジとレイのことが気になっていた。

「レイ、今日楽しくなかった?」
「どうして?」
「えっ?だって…なんだか早く帰りたそうだったから…ごめんなさい…」
「どうしてアスカが謝るの?」
「だって…誘ったのあたしだし…」
「アスカが謝ることないわ。それに、結構楽しかったわ。花火きれいだったし」

レイはあっさりと答えたが、アスカはやはり先程のレイの態度が引っかかったため、思い切って聞いてみた。

「碇くんと何かあったの?」
「えっ?別に…」
「そう?ならいいけど…」

アスカはそう言ってそれ以上聞こうとはしなかったが、いつもと少し違うレイの表情に気づいていた。

122名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 21:57:24 ID:???
投下はあるのにレスポンスがないから過疎るんだが
123名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 22:01:00 ID:???
感想を強要してはいかんと思うよ
124名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 22:25:28 ID:???
感想なんて書きたい奴が書けばいいじゃん。つーか他に比べたら、過疎ってるってほどでもないだろ。
125G3:2007/01/09(火) 22:30:30 ID:???
気分転換に来てみました。
監督乙です。レイと結局話ができませんでしたね。今後の展開が非常に気になります

投下できなくて申し訳ありません。
第六話 レイVsアスカ はまだ2行ぐらいしか作ってませんので投下できる状態では
ありません。大変申し訳ありません。
126監督:2007/01/09(火) 22:35:43 ID:???
>>121の続き

「アスカ…」
「何?」
「わたしやっぱり、他の人と仲良くなれないよ…」
「どうして?」
「うまくしゃべれないんだもん…」
「そんな…だってあたしと話してる時は普通じゃない?」
「アスカは特別よ。昔から仲良いし…。わたしと話しても、きっと相手はつまらないのよ…」
「そんなことないって。あたしはレイと話してて、とっても楽しいわよ?」
「うん…ありがとう」

アスカの慰めにレイはそう言ったが、相変わらず表情は暗いままだった。

案外シンジとレイはあっさりうまくいくんじゃないか。アスカは内心そう思っていた。
普段は心を閉ざしているように見えるが、レイは本当はごく普通の女の子だということを、アスカは知っていたからだ。
しかしレイの心はまだ、そこまで強くはなかった。
今のレイにとっては恋愛云々という前に、他人と接触すること自体が難題だったのだ。
下を向いて黙り込んでしまったレイを見て、アスカは自分の軽率な考えを改めざるを得なかった。
127名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 22:46:49 ID:???
言い訳かもしれんが、投下スピードが速すぎるからレスしづらいかな。
感想っていうと大仰に聞こえるが一言二言くらいなら誰でも気軽に書けると思う。乙とかGJだけでも。
が、たまに投下されるからみんなキターって感じ食いつくのであって、こう頻繁だとなんかね。
最新の投下話を吟味したり感想言い合ったり次を予想したりってのも出来ないし。ある程度まとめて1話2話って風に投下するとこうなるのかな?

別に投下遅くしろってんじゃないけどね、なんだかんだで早く読めるのは嬉しいし。
てことで監督G3さん乙!
128G3:2007/01/09(火) 23:55:42 ID:???
それでは、早急に作りましたので、投下しておきます

第六話プロローグ
 1月9日、今日から3学期が始まる。レイは、正月に胃腸風邪をひいてしまい、
シンジと一緒に初詣に行く約束を守れなかった事を気にしていた。また、レイに
とっては、今日は勝負の日でもあった。シンジに正式に付き合って欲しいと申し
込むつもりである。歯を磨き、顔を洗うと朝食を取りそれが終わると、いつもよ
り念入りに寝癖を直す。制服もスカートを曲げていつもより3センチ程短くして
ブラウスの第一ボタンを開け、リボンをほんの少しだけダラッとさせる。ぱっと
見ただけでは、普段と大差が無いが、彼女なりには最大限色気付いたつもりだ。
鏡を見つめて
「よし!」
気合いを入れて鞄を手に取り、家を後にする。

本編につづく
129名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/10(水) 01:32:11 ID:???
監督さん、G3さん乙。
G3さん、あまり無理するなよw
130名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/10(水) 09:11:35 ID:???
G3乙
で、肝心の本編はまだ?
131名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/10(水) 10:06:58 ID:???
>>130氏ね
132名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/10(水) 11:41:34 ID:???
>>130
職人さんも都合があるし、感想を強要するのと同様、投下を強要するのも良くない。
133名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/10(水) 15:00:30 ID:???
年明けて久しぶりに来てみたら一悶着あったみたい
新スレ建つとなんか起こりますね
まあ今までどおりsage進行で行けばなくなるだろうけど

それはさておき監督・G3さん(*^ー゚)b GJ!
年末年始に投下って職人の鑑です
G3さんは登場人物増えてて新展開ですね
忙しいようですが続きも期待して待ってます
監督さんの話を読んで、高校の頃病気で髪の色素ない人がいたのを思い出しました
最初「このひとメッシュ入れてる怖えー」って思ったけど
奇特な目で見られるのはやっぱ嫌なもんですよね・・・今は少し反省

特に期待されてないかもしれないけど
オチが思いついたらまた加持さんやらリッちゃんやらの話書きます
134G3:2007/01/10(水) 17:32:45 ID:???
あ゛ぁ〜何とか単位取れそう。今週はもうテスト無いから投下しましょうかね。

>>133の加持さん、リッちゃん職人さんどうも。期待しています。
では、続きを作りますのでまた後程
135G3:2007/01/10(水) 21:10:10 ID:???
>>128
第六話 レイVsアスカ

 レイは自宅から歩いて3分のバス停に着く。今日は余裕でシンジが乗っている
時間帯のバスに乗れそうだ。今日のレイは妙に落ち着きがない。いつもならベン
チに腰掛けながらバスを待つのだが、今日は立って手を擦りあわせながら2mぐ
らいの間隔を行ったり来たりしながら待っている。5分ほど待っているとバスが
到着する。乗り込むとあたりをキョロキョロ見回してシンジを探す。シンジは丁
度一番後ろの席に居た。隣にはアスカの姿があり、シンジはアスカの髪を触って
いてレイに気付かない。
「おはよう。」
レイの朝の言葉にシンジはやっとレイが居ることに気付き、慌ててアスカの髪を
放し、おはようと返事をする。レイはシンジの隣に座りたい。
「隣、いい?」

「シンジ、左につめてくれる?」
【へへ〜ん。シンジの隣には座らせないわ】
レイの言葉にアスカが反応する。シンジはアスカの言うとおり、左側の一番窓
際の席につめる。今の状態だと、レイはアスカの隣に座ることになる。レイは
少し躊躇っている。
「私の隣は嫌なわけ?」
アスカはニヤついている。
「そっ、そんな事、は無いけど。」
【碇君の隣に座りたいのに。】
レイはアスカの言葉に戸惑いながら席に着く。アスカは勝ったと思っていた。

つづく
136名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 11:17:00 ID:???
G3さん乙。アスカ親切そうに見えてかなり意地悪いな
137監督:2007/01/11(木) 20:07:14 ID:???
G3さん乙です。とりあえず俺はレイを応援してます。
加持職人さんも投下待ってます。次回はコテを付けてみてはいかがでしょうか?

>>126の続き

その日は結局そのまま解散となってしまった。
シンジは帰り際に一瞬レイと目が合ったような気がしたが、2人の間に言葉は無かった。

それから特に何も無く半月ほどが経った。
シンジは特にすることも無かったので、カヲルやトウジとちょこちょこ遊んでいた。
カヲルは時々気を利かせ、またアスカに頼んでレイを誘ってみようかと持ちかけていたが、シンジは曖昧な返事でごまかしていた。
シンジはレイと顔を合わせづらかった。また会えたとしても、どう接していいのか分からなかったからだ。
それよりもカヲルやトウジと一緒にいる方が楽だし、気を遣う必要もない。そんな思いからシンジは2人といる時、自分からレイの話をしようとはしなかった。
学校が休みだったこともあり、シンジはレイのことから目を背けていた。

一方レイは、あの花火大会以来なんとなくモヤモヤした感じがあり、気分がすぐれなかった。
シンジと話したことによって、今まで自分が避けてきたことが露わになり、それを無視することができなくなっていたのだ。

138監督:2007/01/11(木) 20:21:01 ID:???
>>137の続き

8月も終わりに近づいたある日、レイは家から少し離れた図書館へ本を借りに行った。
その図書館はこの辺りでは一番大きかったので、レイはよく本を借りにきていた。
昔から友達がほとんどいなかったレイは、本を読むことが好きだった。
と言っても同年代の子供たちが読むようなマンガには興味は無く、どちらかと言うと大人向けの小説をよく読んでいた。

図書館でひととおり本を借り終わると、レイは帰宅するために駅へ向かい電車に乗った。

10分ほど電車に揺られ、駅に着くと雨が降り出していた。おそらく夕立だろう。傘無しでは辛い、かなり強い雨だった。

レイは少し嫌な顔をしたが、特に慌てずに鞄から折りたたみ傘を取り出した。
雨に濡れるのが嫌いなレイは、外出時にはいつも傘を持ち歩いていた。

レイが傘を開き歩きだそうとしたその時、隣で立ちすくむ女の子がレイの目に入った。
その子がレイの方を少し見た瞬間、レイはハッと何かに気づいたような顔をした。

「あれ?綾波さんよね?」
「えっ?!えぇ…。えっと…ほ…ほ…」

レイは、その女の子がクラスメイトだということには気づいたが、突嵯に名前が出てこなかった。

139名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 21:03:32 ID:???
ここってマジ修羅場な話ってあり?
140G3:2007/01/11(木) 22:18:37 ID:???
監督どうもコメントありがとうございます。レイの心境に動きがあったみたいです
そしてレイに話しかけてきたのは誰なのか、気になります。

>>135
 アスカはレイに見せつけるように嫌がるシンジにベッタリとしている。シンジは
当然嫌がっている。レイはアスカの行動を注意深く見ている。シンジの視線はレイ
の方へ行こうとしている。アスカはそれに気付き、顔を近づけてレイが視界に入ら
ないようにして話し続ける
「アスカ、近いよ・・・」
シンジはかなり引いている。
「そんなに引かなくてもいいじゃな〜い!もぉ〜可愛いんだから!!」
アスカはシンジをからかう。レイの顔はどんどん不機嫌そうな表情に
なっていき、もの凄い形相でアスカを睨みつけている。アスカはそんなレイの
表情を見ていないため、お構いなしにシンジと話を続ける

つづく
141G3:2007/01/12(金) 00:29:18 ID:???
>>140
バスが学校前のバス停に到着する。アスカが二人よりも先に立ち上がる。
それに続いて、レイとシンジも立ち、通路を前の方に進んでいく。同じ
学校の生徒がたくさん乗っているので、通路がつまって、降りるのに一
苦労である。最初は、アスカ、レイ、シンジの順番で三人まとまって並
んでいたが、前の方に座っていた生徒が座席から出てきてアスカとレイの
間に割り込んでくる。すぐ後ろにはシンジが居る。レイにとってはチャン
スだ。レイは後ろを振り返ってシンジに話しかける
「あの、碇君。この間のメール」

「うん。ねぇあれってどういう意味?」

「あ、あの、始業式が終わったら、屋上で・・・」

「OK。でも何?」
【何かな?】
「うん・・・ちょっと。」
レイは顔を赤らめて前を向いてしまう。

つづく
142名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 11:15:07 ID:???
>>139
恋愛ならいいんでね?
143A2:2007/01/12(金) 12:06:58 ID:???
おひさしぶりです。
早く投下するとか言って完璧ネタ詰まり状態です・・・・
すみません
144名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 16:04:34 ID:???
>>139
特に問題ないでしょ。とりあえず書いてみて下され。
145名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 17:25:44 ID:???
おっとG3の感想書くの忘れてた。
乙です。約束はできたみたいだがどうするんだレイ?
146ファーストおさむらい:2007/01/12(金) 18:12:08 ID:???
2ちゃん閉鎖らしいですけど続きはどこでやればいいのだろう?
147A2:2007/01/12(金) 18:24:13 ID:???
閉鎖するなら自分は近いうちにBLOGかなんかにうつってやります。
お世話になりました。
148旅 丸:2007/01/12(金) 18:44:51 ID:???
騒ぎがあったからきてみた。誰かが引き継ぐとは思うが、みんなどうする?
G3氏、監督、加治職人さん等…
149名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 18:47:10 ID:???
ブログで続けるならURLお願いします
150G3:2007/01/12(金) 19:25:35 ID:???
自分は、第6話の後、最終話として、「レイVSアスカ Final Wars」
を投下して、完結その後はこっちで投下します↓
ttp://mai-net.ath.cx/bbs/ss_t_bbs/tree.php?bbs=eva
151G3:2007/01/12(金) 19:34:51 ID:???
追伸。
あの、もしよろしければ、他の職人方も一緒にお引越しどうですか?
152心の補完が始まった:2007/01/12(金) 19:48:04 ID:???
2ちゃんねる閉鎖って本当だったんだな。閉鎖される前に投下しておきたい。
もう後悔だけはしたくない。スレ汚しすまん。


紅く染まった海…

シンジとアスカは戦いで疲れ果てた身体を休ませる為、その場に座ったまま動こうとはしなかった。
何もない世界…そこには廃墟と呼べるかどうかも分からないビルの断片が無数に佇んでいる。
そして、血を連想してしまうほど紅く染まった海が無限に拡がっていた。
「僕たち、一体どうなっちゃうんだろ…?」
「………」
アスカはボソボソと何かを呟いている。
「何?アスカ…」
「…どうしてよ、…どうして私たちだけ残ったのよ…」
絶望の淵に立たされたアスカの声は細く、実に悲愴感に満ち溢れている。
「分からない…ただひとつ言える事は僕らはまだ生きてる…そう、生きてるんだ」
「えぇ…そうよ。でももう誰も居ないじゃない!」
「みんなは心が補完されて、存在そのものが消えてなくなってしまったみたいだからね」
「消えて行った人達は戻ってこれるのかしら?」
「うん、多分。補完されそうになったとき母さんに言われたんだ」
「なんて?」
「この元の現実の世界に戻りたいと思う意志が強ければ…」
「…意志が強ければ…?」
「うん、もう一度必ずこの地を自分の足で踏む事が出来るって…」
153心の補完が始まった:2007/01/12(金) 19:52:23 ID:???
>>152の続き

そう、シンジとアスカの二人は紛れもなく自分たちの意志で
この混沌の果てともいえる現実世界に戻って来たのだ。

「ねえ、アスカ?」
険悪な二人の雰囲気を断ち切ったのはシンジだった。
「僕たち…いつまで生きられるか分からない…でも…、でも僕はアスカ…」
「な、何よ?」
シンジはアスカに会話の続きを言おうか迷っている。
「僕は…アスカを死ぬ気で守りたい」
「え?シンジ??」
「僕にとってアスカは大切な人だから…。自分以上でも以下でもなくて…」
「シンジ…、私もアンタと同じような事考えてたわ」
「アスカ?僕と同じって…」
「私にとってのシンジは私以上でも私以下でもないってね…」
「アスカ…、僕はアスカが居なくなったら生きていけないんだ」
絶望と混沌の中でシンジが見つけ出した一つの答え。
「…僕、アスカの事をずっと守っていきたい」
「シンジ…」
「アスカに何て思われようと、僕はアスカが生き続ける限り守り続けるよ」
一呼吸開けてからアスカに問い掛けるシンジ。
「守りながら生きたい、ずっと側に居たい。それでも…いい?」
「…………………」
アスカは何も言わず、ただ深くうなずくのであった。
154心の補完が始まった:2007/01/12(金) 20:01:15 ID:???
>>153の続き

ただひとつ言えるのはアスカもシンジと死ぬまでずっと一緒にいたい、という想いで溢れていたという事だ。

時は経ち…、一週間…二週間…いやもっとかもしれない。
二人の間に“時間”という束縛されたモノは無くなっていた。お互いがお互いを助け合い、
もし周囲に人が居るのであれば、あたかもそれは夫婦みたいに見られるかもしれないぐらい心と心が一つになっていた。


それからさらに時は経った…。
サードインパクト以降世界はだいぶ変わり、動物は死に、草木も枯れ果ててしまった。
唯一姿を変えないのは海である。
未だにあの血の様に紅く染まった海だけは何一つ姿を変えない。
世界の他に変わった事といえばシンジとアスカの姿が無いという事だ。
彼等二人は何処か安らぎの場所を求めて彷徨い始めたのだろうか?
しかし世界にシンジとアスカのたった二人しか存在しない今となっては、
二人の行方を知る術は無い…


〜完〜


155心の補完が始まった:2007/01/12(金) 20:02:29 ID:???
無理やり投下してすまん。これで俺も補完されるな。
今までずっと職人さんの話読んでて俺は本当に楽しかった。だから自然と感想も溢れるように浮かんで来た。毎日楽しかったよ。
ありがとう職人さん。それ以外のみんなも本当にありがとう。

またいつの日か・・・何処かで・・・
156G3:2007/01/12(金) 20:29:48 ID:???
あがっちゃいましたか・・・
まぁいいや。乙です。時間が無い2ちゃんねるが形を保てなくなる投下を始めよう

>>141
 バスを降りるが、アスカの姿は無かった。レイは辺りを見回し、アスカが
居ない事を確認すると、シンジの手を握り
「行こ。」
と恥ずかしそうに言うとシンジと歩き始める。校門に入ると、シンジは急に
立ち止まり、
「ねぇ綾波。」

「何?」
レイもほぼ同時に立ち止まり、シンジの方を向く。シンジは何か言いたそうだ
「ねぇ。正式に恋人になって欲しいんだ」
シンジは突然レイに正式に付き合うように申し込む。驚いたレイは、顔を赤らめ
「碇君、ずるいよ。」
うつむいたまま口を開く
「え?」
シンジは驚いている
「それ、私が言いたかった事なの。」

「あ、いや・・・ごめん。」
レイは恥ずかしい表情のまま、微笑み
「いいよ。今から、碇君は私の彼氏ね。」

「じゃ、じゃぁ、綾波は今から僕の彼女だよ・・・」
二人は恥ずかしそうに向き合い、目をそらしている。周りの生徒はそんな二人に
気も止めることなくどんどん校舎の中に入っていく。
157名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 22:12:29 ID:???
149ですがもう閉鎖はもう確定なんですか?
だれか別の人が引き継いだりして残ってくれれば一番良いんですけど。
閉鎖も早くても再来週みたいなのでそれまででも投下してくれる職人さんの方々、頑張ってください。
お引っ越しされる職人もこれからも追っ掛けますんで頑張ってください。
158G3:2007/01/12(金) 23:11:14 ID:???
>>157
まだ、閉鎖と言う訳ではないようです。
自分は>>150で言ったように投下して、2ちゃんねるが多分誰かが引継ぎ、
復活したら真っ先に投下しにきますよ。
159名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/13(土) 19:02:52 ID:???
閉鎖ないってさ
160G3:2007/01/13(土) 20:00:54 ID:???
なら、ゆっくり投下OKですか?
自分的には最低でも四拾五話まで行きたいからな。
161G3:2007/01/14(日) 01:26:06 ID:???
>>165
 二人は、教室に入った。教室に入るなり、アスカは二人を睨みつけてくる。
「何よ!?急に居なくなって!!」
逸れてしまったことをかなり怒っているようだ。シンジは謝る。レイもとりあ
えず謝るがアスカは
「ファーストは別にいいのよ。」
レイが居なければいいと言わんばかりの口調で言う。
やがて、放送が入る
「始業式を行うので、全校生徒は、体育館に入りなさい」
その放送を聴いて教室の中にいる生徒がどんどん出て行く。
「碇!行こうぜ!!」
シンジは、友人からの誘いを受け、立ち上がると友人の方へ行く。
「私も一緒に!!」
アスカも乱暴に立ち上がり、シンジのほうへ行こうとする。
「待って!」
アスカはレイに腕を引っ張られる。当然
「何するのよ!放しなさいよ!!」
アスカはいつもように喧嘩腰で反応する。
「私の碇君に手を出さないで!」

「はぁ〜ん!?私の?寝ぼけてんの?あんたの所有物じゃないでしょ?」

「私達、正式に付き合う事にしたのよ。」

「なッ!、何よ!?そんなの認めないんだから!!」

「あなたこそ、碇君はあなたの所有物じゃないわ。あなたに認められる必要は無いわ。」
言い争いを始めるレイとアスカであった。
つづく
162G3:2007/01/14(日) 01:44:52 ID:???
>>161
にらみ合う二人。やがてアスカは鼻で笑う。
「上等じゃない!付き合ってるかなんだか知らないけど、あんたがそんな態度なら
こっちだって!あんたみたいな色気も無いようなオタク女に負ける気がしないわ。
後悔するわよ〜。覚悟しなさい!シンジは必ずあんたから毟り取ってやるから!!」
恐ろしいオーラを出して、レイを威嚇するような目つきで長々と言い放つアスカ。
「こっちだって!これ以上、碇君に付きまとったら酷い事になるわ!」
レイも負けてはいなかった。
「ふ〜ん!酷いって?ねぇ〜酷いって何?酷いって?ねぇ〜!」
ジリジリとレイに詰め寄るアスカ。
「そ、それは。とにかく!碇君に付きまとわないで!彼女としての権限よ!」

「ふ〜ん。そんな権限、法的に効力あるの!?結婚してるわけじゃあるまいし〜
頭大丈夫ですかぁ〜!?」
ああ言えばこう言う議論を繰り返す二人。気付けば、教室にはレイとアスカ以外
だれもいなかった。
「ちょっと!二人とも何してるの?始業式始まってるのよ!!」
委員長のヒカリの怒鳴り声が聞こえる。どうやら二人を呼びに来たようだ。
「まぁ、シンジは必ず毟り取ってやるから、覚悟しときなさい!」
そう言い放つと、アスカはおもいっきりレイに肩をぶつけて教室から出て行く
つづく
163G3:2007/01/14(日) 01:55:31 ID:???
>>162
 大急ぎで体育館に向かうアスカとレイとヒカリ。アスカとレイは目を逸らしている。
完全に喧嘩モードである。こっそりと体育館に入ると、校長が長話をしていた。
こそこそとクラスの列に入っていく三人。レイの場合は出席番号が一番初めと言う事も
あり、どうしても目立ってしまい、前に立っている体育の教師に睨まれる。レイは軽く
頭を下げておく。後ろのシンジは、レイをつついて、ヒソヒソ声で話しかける。
「綾波、何してたの?」

「ちょっと。」

「アスカと一緒に入ってきたけど」

「うん。ちょっと。」

「ふ〜ん」

「碇君。後で、屋上行こ」
そう会話していると、それに気づいた体育教師がレイの前に来て、
「ちゃんと話を聞かんか!!」
とレイを叱り付ける。後ろでは注意されるレイを見て、アスカがケタケタ
笑っていた。
つづく
164名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 02:07:38 ID:???
G3さん乙!
てかアスカ性格悪すぎwww
レイもアスカも好きなんだけど、オレとしては本編で不幸だった分、アスカに多少なりとも幸せになってもらいたいんだが…
少しリクエストだけどもう少しアスカは良いところを見せてくれないかな?
まぁ無視してくれても構わないよww
165G3:2007/01/14(日) 02:14:08 ID:???
>>163
 校長の話は、約35分間にも及んだ。解散となった一同は新年早々くだらない
長話をされてうんざりしている。教室に帰ろうとしたレイにさっきの体育教師が
寄って来て説教を始める
「お前、遅れてきておいて、前で堂々と話をするとはいい度胸だな!」

「ご、ごめんなさい。」

レイはひたすら謝るしかなかった。

「ったく!お前は礼儀と言うものを知らんのか!」

「あ、あの・・・」

「お前に言い訳をする権限は無い!」

「ご、ごめんなさい・・・」
その教師は日●大出身のスポーツマンで、礼儀にとてもうるさい熱血教師で
鬼教官とまで呼ばれていた。怒らせると延々と説教をされるのが特徴だ。
シンジは怒られているレイを入り口でずっと待っていた。
つづく
166G3:2007/01/14(日) 02:23:33 ID:???
>>164
どうもコメントありがとうございます。でもこのアスカはレイに対して攻撃心を
解放しているだけであって、本来こういう奴ではありません
>>165
やがて、シンジの友人の一人が話しかけてくる。
「碇、何やってるんだよ?」
「綾波を待ってるんだ。」
「綾波か、仲いいもんな。付き合ったら?」
「いや、もう付き合ってるよ。あ、でも誰にも言うなよ!」
シンジはレイとの関係を公にする。だが秘密にしておいて欲しいようだ。
「ほ〜ぉ。で、もうエッチしたか?」
「いや、今日からだから。」
「なん〜だ。あいつ、地味な割りにすげぇいい体してると思わない?」
この友人は学年で5本の指に入るほどのエロさなので、どうしても体に目をつける。
「うん。まぁ、いいよね。」
シンジは苦笑しながらそう答える。
「スタイルいいし、胸結構あるし、あっちの締りもよさそうじゃない?」
「まぁ、そこら辺は・・・」
「なぁ〜俺にもやらせてくれよ!」
「何言ってるんだよ!新年早々!」
「な、俺の彼女ともやらせてやるから、乱交しようぜ!」
「嫌だよ!」
「つまんねぇのぉ〜」
「もうあっち行けよ!」
新年早々馬鹿な話をしてもりあがるのであった。シンジは呆れて追い払う。
つづく
167G3:2007/01/14(日) 02:57:28 ID:???
>>164
追伸です。2ちゃんねるが無くならなければ、アスカのいい面が出る話も書けると思います。
>>166
 40分程経つと、体育教師の怒声が止み、体育館から体育教師が物凄い形相で出てくる。
シンジの前を通りかかる時、その体育教師はシンジを少し睨んで行った。シンジはびくっと
して、
「ど、どうも・・・」
と、言っておく。だが、何も答えずに渡り廊下をすたすたとまるで競歩の選手のよう
に歩いていく。レイは半ベソをかきながら出てくる。
「あっ綾波?」

「待っててくれたの?」

「うん。ごめん。僕のせいだよね?」
シンジの言葉にレイは首を横に振るだけだった。とりあえず鞄を取りに教室に向かうシンジとレイ。
誰も居ないだろうと思い、教室の扉を開ける。そこにはアスカが一人で机の上に脚を乗せて待っていた。レイはアスカを見るなりシンジの後ろに
隠れる。シンジは、レイの行動を疑問に思い、首を傾げ、恐る恐るアスカに話かける。
「みんなは?」

「流れ解散だから、もうとっくに居ないわよ」
シンジの質問に答えると、アスカは微笑む。
「何してるの?」

「あんたを待ってたのよッ!」
アスカは嬉しそうにそう言う。だが、シンジはアスカのお行儀の悪い格好を
見て、
「アスカ、机の上に脚乗せるのやめなよ。それに、パンツ見えてる・・・」
呆れながらアスカを注意する。
「へへ〜ん!見たわね?」
レイは二人の会話を聞いて急いで後ろからシンジの目を覆い隠す。
つづく
168G3:2007/01/14(日) 03:25:22 ID:???
>>167
レイは少し怒っている。シンジではなく、アスカに。アスカはレイの表情を
見て、脚を降ろす。それを確認すると、レイはシンジの目から手をどける。
「あんた、必死よね。自分の彼氏が他の女のパンツ見るのがそんなに気に入ら
ないのかしら?悔しかったらあんたもシンジに見せてみなさいよ!」
またもレイを挑発するアスカ。レイはとんでもない形相でアスカを睨む。
そんな二人を見たシンジは仲裁に入る。
「まぁ。二人とも仲良くね」

「だって、ファーストが喧嘩売るんだもん。」

「わかったから。」
シンジの仲裁によって、レイの表情も穏やかになった。
「さッ!二人とも帰りましょ!」
アスカは二人を誘う。だが、シンジは
「ごめん。ちょっと用事があるから」
と、アスカの誘いを断る。アスカは特に突っ込んで聞いてこなかった。ただ
「そう。」
と言い、鞄を手に取り、コートを着てマフラーを巻くと
「また明日、バイバイ〜」
と言い残し教室から出て行く。
つづく
169名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 03:35:59 ID:???
大丈夫。2ちゃんはなくならないさ。だからアスカを幸せにしてくれG3さん
170名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 06:06:52 ID:???
誰かこういう話書いてくれないかな?
程度にしとけよリクエスト。職人の負担がどうとかじゃなくて
171名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 06:29:35 ID:???
A2センセは他にいってしまったのか?
だったらURL貼って下さい
172名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 08:44:42 ID:???
最低でも50くらいは読めや
173名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 11:34:49 ID:???
>>172
何がいいたいんだ?
174G3:2007/01/14(日) 15:16:50 ID:???
>>168
教室で二人っきりになるシンジとレイ。お互いに顔を赤らめ、見つめ合う。
やがてシンジが口を開く。
「で、綾波、僕に話があるの?」

「え?う、うん。まぁ」

「屋上行く?」

「寒いからここで。いい?」

「そうだね。で、何?」
レイは本題に入る前に顔を赤くして黙り込んでしまう。二人の恋愛には常に
‘‘恥ずかしい’’と言う感情が付き物であった。レイは何か話したかった
が、何を話したらいいのかわからない。
「えっと、あの、忘れちゃった」
【こういう時、どんな事を話せばいいのかわからないわ。】
とりあえず誤魔化す事にするレイ。
「もぉ〜!なんだよぉ〜それ」
シンジは笑う。
「ごめんなさい」
レイも恥ずかし紛れに笑う。シンジは笑い止むと、急に真剣な顔になる
「ねぇ。綾波」
シンジの表情が急に変わったのに反応して、レイはえっ?と言うような表情
を浮かべてシンジを見る
「あのさ、綾波、キスしていい?」

「えッ?えっと、あのぉ。」
唐突過ぎるシンジの要求に戸惑うレイ。しばらく沈黙が続いた

つづく
175監督:2007/01/14(日) 15:50:01 ID:???
G3さん乙です。2ちゃん無くならないみたいですね。これからもお互い頑張っていきましょう。

>>138の続き

「洞木よ!洞木ヒカリ」
「あっ!そう!ごめんなさい…」
「いいわよ、別に」

ヒカリは少し呆れた笑みを浮かべていた。

「綾波さんも今帰るところ?」
「え、えぇ…あの…あなたは?」

当然ほとんどまともに口を利いたことのないヒカリに対し、レイは案の定縮こまってしまった。

「私も今から帰るとこよ。でもこの雨が…。少し雨宿りしてくわ」
「そ、そう…」

ヒカリはレイの帰りを邪魔するのも悪いと思って、そこで話しかけるのをやめた。
レイはこのまま帰るのもなんだと思い、ヒカリにさよならを言おうとした。

しかしその時、レイは思いがけない行動に出た。

「あ、あのさ…これ、一緒に入る?少し小さいけど…」
「えっ?」

そう言うとレイはヒカリの前に傘を差し出した。レイの言葉を聞いて、ヒカリは一瞬目を丸くして驚いた。
一方レイ自身も、自分の言動が信じられずに驚いていた。
とは言え、傍から見ればレイのとった行動はごく自然なことである。レイは確かに人と接するのは苦手だったが、人を思いやる気持ちは他の人と同じように持っていたのだ。

176G3:2007/01/14(日) 15:50:03 ID:???
>>174
レイは戸惑っている。まだ早すぎるのではないかとも思っていたが、自分も
シンジと関係を深めたい。そんな葛藤が彼女を襲う。レイは迷った結果、縦
に首を振り、シンジに密着する。言葉など、必要なかった。シンジはレイの
肩に手を置くと、ゆっくりと唇を近づけていく。目を閉じると、お互いの柔
らかい唇が触れ合う。シンジは初めてなので、詳しいやり方はわからない。
レイも当然初めてなので、シンジに全て任せている。
数秒後、シンジは唇を離す。
「ごめん。」
訳も無く謝る。シンジ。
「ううん。私こそ」
お互いに、何が起こったのかわからなかった。ただ、お互いの唇の感触
だけが体に刻み込まれる。
シンジの顔は真っ赤だった。レイは顔も薄ピンク色に染めながら、シンジ
から視線を逸らし、斜め下を見ている。
「か、帰ろうか」
とりあえず、シンジはかける言葉が見つからないので、いつものように言う。
「うん。」
レイは静かに返事をした。
 校舎を出ると、冬の寒い空気が二人を襲う。レイは身震いをしてコートの
ポケットに手を入れている。それを見たシンジは片方の手を差し出した。レイ
は微笑み、コートのポケットから手を出すとシンジの手を取り歩き始める。
もうお互いに寒いとは思わなかった。

第六話 完
177G3:2007/01/14(日) 15:53:57 ID:???
>>175
Yes sir!!監督!A2センセや監督、他の職人方を見習い、少しでもいい作品が描けるよう
一層邁進したいと思います!

というわけで第六話、少し短かったと思いますが、一応完です。第七話はまた後ほど
今度はアスカ反撃編で
タイトルは「第七話 逆襲のアスカ」です。
178監督:2007/01/14(日) 16:15:14 ID:???
G3さん乙です、被ってしまって申し訳ねっす。
なんかこうなると確かにアスカ頑張れって感じになりますねwマヤやマナにもチャンスはあるのかな?とりあえず続き待ってます。

>>175の続き

ヒカリは少し間をおいてから言葉を返した。

「あっでも…悪いからいいわよ。私が入ったら綾波さん濡れちゃうだろうし…」
「えっ?」

レイにとっては予想外の展開だった。ヒカリにも傘を貸してあげれば、彼女は喜んでくれるに違いない…レイはそう思っていたのだ。
ヒカリはもちろん遠慮してそう言ったのだが、レイにとってはそのことがとてもショックだった。

「そう…ごめんなさい…」

そう言い残すと、レイは雨の中を歩きだした。

「えっ?あ、綾波さん!」

ヒカリは何故謝られたのか分からずに急いでレイを呼び止めたが、その声は雨の音にかき消されてしまった。
ヒカリは自分が何か悪いことをしてしまったような気がして、レイの後ろ姿を心配そうに見ていた。

179監督:2007/01/14(日) 16:19:36 ID:???
>>178の続き

レイは雨の中をひとり傘を差して歩いていた。先程と比べ、雨はだいぶ小降りになってきていた。

レイは花火大会でシンジに話しかけた時のことを思い出していた。
あの時もそうだった。よかれと思ってやったことが、どういうわけかうまくいかない。自分のしていることは、相手にしてみれば迷惑なのかもしれない…。レイはまたそう思いかけた。
しかし今日のレイはここであきらめなかった。ヒカリと仲良くなれるかもしれないチャンスを逃したくなかったのだ。

ふいにレイは何かを思いつくと、家へ向かい走り出した。

一方ヒカリは、駅で雨が止むのを待っていた。
レイと別れてから30分ほど経つと、ようやく雨は上がり、少し日も差してきた。ヒカリはやっと帰れると思い、家に向かって歩きだした。
その時、50mほど前に青い髪の女の子が歩いているのが見えた。
ついさっき会っていたこともあり、ヒカリはすぐにその女の子がレイだと気づいた。
ヒカリは走ってレイの元へ駆け寄った。

「綾波さん!」

急に後ろから声がしたので、レイはびっくりして振り返った。

180監督:2007/01/14(日) 16:27:46 ID:???
>>179の続き

「どうしたの?帰ったんじゃなかったの?」
「えっ?いや…」
「あれ?その傘…」

ヒカリはレイが傘を2本持っているのに気づいた。

「か、傘持ってきたの…あなたが…帰れるようにと思って…」

ヒカリは黙ってレイを見つめていた。

「でも、もう上がっちゃったわね…少し遅かったかな…それじゃ、またね…」

「待って!」

ヒカリは今度ははっきりと大きな声でレイを呼び止めた。

「ありがとう…綾波さんって、とっても優しい子だったのね」
「…」

レイは突嵯に気持ちを言葉にはできなかったが、ヒカリのただ一言が何よりも嬉しかった。自分の頑張りが、今初めて報われたような気がしたのだ。

ヒカリはレイの持っている傘に手を伸ばした。

「これ、貸してくれる?」
「えっ?」
「せっかく持ってきてくれたんだから!ね?いいでしょ?」
「い、いいけど…」

181監督:2007/01/14(日) 16:30:13 ID:???
>>180の続き

ヒカリはレイから傘を借りると、人目も気にせずにそれを差して歩きだした。
レイは慌ててヒカリを呼び止めた。

「ちょっと!な、何してるの…?」
「何って、傘差してるだけよ?」
「だって…もう雨降ってないじゃない…」
「別にいいじゃない!綾波さんがせっかく持ってきてくれたんだし!」
「そ、そうだけど…」

ヒカリは傘を閉じようとはしなかった。

「じゃあ、わたしも…」

ヒカリだけが傘を差しているのを見かねたレイは、もうひとつの傘を自分で差した。
そんなレイを見て、ヒカリは思わず吹き出してしまった。
レイも同じく、自分たちの姿がおかしく思えて笑いだした。
道行く人は不思議そうな顔で2人を見ていたが、レイとヒカリはしばらくそのまま笑い続けていた。
182G3:2007/01/14(日) 19:08:30 ID:???
監督乙です。こちらこそかぶって申し訳ありません。レイの親切さに感動
しました。
183G3:2007/01/14(日) 22:04:58 ID:???
第七話 プロローグ

 あれから帰宅すると、シンジの家にはアスカが来ていた。あの場で素直に
帰ったのは、家が隣なので、いつでも話せるから、学校でしか話せないレイ
には負ける気がしなかったからだ。シンジはアスカが自分の部屋で待ってい
る事も知らず帰宅すると、ユイの居る茶の間に行く。ユイは帰ったら必ず、
ただいまと言いに来るよう、幼稚園の頃からシンジにしつけていた。ユイは
茶の間で2時間ドラマのサスペンスを見ていた。
「ただいま、母さん」
シンジの声にユイは振り返り
「あら、お帰り。アスカちゃんがきてるわよ」

「え?アスカが?」

「シンジの部屋で待ってるわ。」

「え〜」
シンジは少し嫌そうな顔をする。
本編に続く
184G3:2007/01/14(日) 23:47:44 ID:???
>>183  第七話 「逆襲のアスカ」本編
 シンジは二階の自分の部屋をの扉を恐る恐る開ける。1p程あけるとアスカが
部屋の真ん中にある小さいテーブルの前に座って待っている。シンジは深呼吸を
して、気持ちを落ち着かせるとゆっくりと扉を開け、中に入る。
「あ、お帰りシンジ」
アスカはシンジを迎える。
「ただいま。何か用?」
シンジは笑顔でアスカに尋ねる。
「用って程じゃないけど、ちょっと遊ぼうと思ってねッ!」
アスカは精一杯可愛らしい声を出してそう言う。
「うん。ちょっと待って」
シンジは着替えを始めた。ブレザーを脱ぐとハンガーにかけ、ズボンのベルト を外すが、
そこで手を止める。
「あの、アスカ?ちょっと部屋の外に出てくれるかな?」
シンジがそういうのも当然だろう。異性に着替えるところは見られたくない。
「別に気にしないから着替えて」
アスカはあくまでも部屋に居座る気だ。仕方が無いのでシンジはクローゼット
の中で着替えをする事にした。ドアを閉め、安心してズボンを下ろすと、タイ
ミングよくアスカがドアを開けてくる。そこにはTシャツとトランクス姿のシン
ジがいた。
「あんた、自分の部屋なのに何遠慮してるのよ?」

「う、うぁぁ!閉めてよ!!」
シンジは火が出そうなぐらい顔を赤らめている。
つづく
185G3:2007/01/14(日) 23:56:13 ID:???
>>184
そんなシンジを見て、アスカはシンジをからかう
「そんなに恥ずかしがらなくたっていいじゃな〜い。そんなんじゃSEXできないわよ」
シンジはとりあえず、Gパンを履くと反論する。
「べ、別にSEXなんて・・・興味ないから。」
シンジの言葉を聞き、アスカはニヤッと 笑いポケットからあるものを取り出す。
「嘘ね。証拠は挙がってるのよぉ〜こんなもの机の引き出しに入れてるくせに。」
アスカが取り出したのはシンジがいつかレイと使おうと思い、机の中に隠して
あったコンドームだった。
「えッ?それは!!返せよ!」
シンジはアスカに飛びつく。アスカはシンジに取られないようにさっとかわす。
「ねぇ〜これは何に使うものかしら?」

「あの、それは」

「その気があること認める?」
アスカはニヤニヤしながらシンジを尋問する。
「はい。」

「あいつと使う気でしょ?」

「それは・・・」

「そういうことなら没収ね。いつか二人で使いましょッ!」
アスカはそのまま例の物を没収するのであった。
つづく
186G3:2007/01/15(月) 00:05:07 ID:???
>>185
そうしていると、タイミング悪く、シンジの携帯が鳴る。この着信音はマナから
のメールである。シンジは携帯を開きメールを確認しているとアスカが覗き込ん
でくる
「何?霧島、マナ?女?」
アスカは首を傾げながら画面を見つめる。
「いや、この子は・・・」

「何よ?誰?アッ、ひょっとして浮気?」
アスカはまたもからかうように言ってくる。
「浮気じゃなくて、この間、長野に行ったろ?その時に知り合った子なんだけど」
(マナからのメールの内容)
[こっちも、今日から三学期が始まったよ。急に現実に戻されたって感じ、つまんない。
そっちはどう?また会いたいぞ!この間、言い忘れたけど、私、シンジの事好きだから。
見たらすぐ返信してネッ!♥]

「何よこれ?」
最後まで読んだアスカはムカついた表情で携帯を閉じる。

つづく
187名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/15(月) 07:34:19 ID:???
G3さんGJ!
しかしあれだ。このままアスカが誘惑?を続ければシンジは…
188G3:2007/01/15(月) 22:55:38 ID:???
>>186
シンジはアスカから引ったくるように携帯を取り返す。そんなシンジを見て
アスカは更にからかう。
「あぁ〜あ。いいのかなぁ〜?あの女に言っちゃおうかなぁ〜?」

「別にそんなんじゃないし、言いたきゃ言やぁいいだろ?」
シンジは少しムキになっている。更にアスカは火に油を注ぐように、さっき
シンジから没収した例の物をシンジの目の前でちらつかせる。シンジは取り
返そうと手を伸ばすが、アスカはさっと手を引く。だがシンジはアスカがど
うやって例の物の隠し場所を突き止めたのか気になった。
「アスカ。ひょっとして僕の机の中漁った?」

「あ、バレた?」

「もう、やめてよね!」

「ごめんごめん。」

「普通なら犯罪ですけど」

「捜査よ!捜査!家宅捜索!ガサ入れ!」
悪びれる様子もないアスカと、それをしんじは冗談で許すのだった
つづく
189G3:2007/01/15(月) 23:06:36 ID:???
あ、ミスった。シンジがひらがなになってます。訂正します。
190G3:2007/01/16(火) 00:10:08 ID:???
>>188
シンジとアスカがじゃれていると、インターホンが鳴った。誰かが来たようだ
が二人は気にせず遊んでいる。アスカの行動は更にエスカレートして、シンジ
を無理矢理叩き付けるようにベットに押し倒し、
「さ、気持ちよくしてあげるわ!」
性交を思わせるような言動をし始める始末。当然、冗談であるが、シンジは、
ついていけない。だが、いい機会だと思ったので、シンジはアスカに相談して
見ることにした。
「あの、アスカって経験有りだよね?」

「うん。」

「何人ぐらい?」

「あんたとやったら、丁度5人目。」

「あれって、初めては痛い?」

「うん。でも、しばらくすると慣れるから痛くないけど。」

「何をどうしてあげたらいいのかな?」

「あんた馬鹿?気楽にやればいいのよ。SEXは楽しくやらなきゃ。考えたってしかたなわ。」

「そうか。」

「なんなら実際に教えてあげようか?」
つづく
191G3:2007/01/16(火) 00:33:53 ID:???
>>190
「遠慮しなくていいわよ。さっきのがあるし、」

「返してね。」

「いいじゃない。ほら、勇気出して!」

「いや、遠慮しとく・・・」
シンジは静かに答える。シンジの口調や表情を見て、アスカは大きなため息をつくと、
「また、レイの事考えてるのね・・・」
悲しそうにボソッと言う。その時、部屋のドアを誰かがノックする。シンジは
返事をすると、ドアがゆっくりと開く。
「ごめん。あの・・・来ちゃった。」
何と入ってきたのはレイだった。シンジは慌ててアスカから離れる。当然、アスカは
不機嫌そうな顔をして、
「何しに来たのよ?!!」
と、攻撃的な口調で、縄張りを守る獣のようにレイを睨む。レイも負けずとアスカを睨み返す。
「あなたこそ、碇君の部屋で何してるの?」

「見ての通り、自宅デートよ!」
レイとアスカは視線を逸らさない。シンジには二人の視線がぶつかり火花が散っているようにも
見えた。
「何よ!?文句ある?」

「あるわ!」
シンジは不味いと思い、また仲裁に入る。
つづく
192名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 11:09:57 ID:???
G3乙
あぁ、危ねぇ展開だな。今後も目がはなせないな
193名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 14:26:28 ID:???
で、閉鎖されたらどこに行けば続き読めるの?
194G3:2007/01/16(火) 16:50:22 ID:???
>>191
「あの、二人とも・・・止めなよ」

「ったく!どうしてあんたはこう、いっつも邪魔する訳?」

「だから、アスカ・・・」

「それはあなたでしょ?」

「綾波も。」
シンジの必死の仲裁も今回ばかりは効果が無いようだった。効果が無いという
より、むしろ、敵対感情をむき出しにする二人に割り込む隙間が無いと言った
方が妥当である。二人の形相はさらに激しくなり、今にも乱闘になりかねない
空気だった。そして恐れていた事態が起こる。原因はアスカだった
「私が、先にシンジと遊んでたんだからね!帰りなさいよ!」
アスカは右手でレイを強く押す。レイは少しよろめくと再びアスカを睨む。
「何よ!その目は?気に入らないわね!」
アスカはレイの右膝を蹴ると胸倉を掴む。本気で喧嘩(殴り合い等)をすれば、
レイよりも力が強く、体も大きいアスカが勝つ事は目に見えていが、レイは無謀
にも、自分の襟を掴んでいるアスカの手を掴み、爪を立てる。
「痛ッ!何するのよ!」
アスカはレイを突き飛ばすと、さらに迫り髪を引っ張り、平手を振り上げる。
シンジはアスカの手を掴もうとしたが、時既に遅し、パチン!と弾けるような音
がして、レイの頬は紅葉のように赤く染まる。そして、アスカはレイの首に手を
かける。さすがにマズイと思ったシンジはアスカの背後に回り、取り押さえる。
アスカの手から解放されたレイは苦しそうに咳き込んでいた。
「もぉ!どうして冷静に話ができないのさ!」
シンジが怒声を上げる。アスカは下を向き、レイは手で涙を拭っている。
つづく
195G3:2007/01/16(火) 18:08:13 ID:???
>>193
ttp://jbbs.livedoor.jp/comic/4024/
私はこっちにスレ建てて投下しようかと。もしくは前に言ってた所で。

>>194
しばらく黙り込む。アスカは凍りついたように黙り込み、レイは相変わらず
泣きながら涙を拭っている。やがて、アスカが口を開く
「ごめんなさい。私、つい。こんなはずじゃ無かったもの」
シンジはため息をつくとアスカを咎める
「どうして仲良くできないの?」

「だって、私にとっては恋敵だもん!仲良くできる訳無いわ!」

「でもさ、僕と綾波は・・・」

「わかってるわ。でも」

「だからって、手を出すのはよくないんじゃない?」

「私だって最初からそんなつもりじゃないわよ!でも」
アスカは今にも泣き出しそうだ。手には生々しくレイの爪の痕が残っている。
「手、大丈夫?」

「なんとか。血は出てないから大丈夫よ。」

つづく
196G3:2007/01/16(火) 22:15:08 ID:???
なんか、今このスレ私しか居ないのでしょうか?なんかやりたい放題というか
何というか・・・・まぁいいや。自分だけ投下して悪いような気もするけど・・・
>>195
アスカの手の傷が大した事が無いことを確認すると、今度はレイの心配をする。
レイは座り込みながら泣いている。シンジはレイの横にしゃがみ込み、顔を
のぞき込む
「大丈夫?綾波」
レイは首を縦に振るだけだった。シンジはレイの頭を撫で始める。それを見た
アスカは罪悪感に駆られたのか、レイに寄ってくる
「ごめんね。ひっぱたくつもりは無かったんだけど」
アスカの謝罪にレイはただ首を横に振る。
「蹴る気も、髪引っ張る気も無かったけど」

「そうよね、大人げなかったわ。これじゃぁ弱い者いじめだもんね」
自分で納得して反省しているアスカであった。レイの頬は赤く腫れているため
シンジは一階に下りて、氷を入れたビニール袋をタオルに包んで持ってくると
レイの頬に当てる。
しばらくするとレイが泣きやむ。
それを確認するとアスカは帰ることにした。帰るとは言っても、隣なのでいつ
でも覗ける。
「じゃ、また後で」
そう言い残し、アスカはその場を後にする。

つづく
197名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 08:13:48 ID:???
ROMってた俺は職人しか書いてなくてものすごく悪い気になりましたよ
てことで乙ですぅ! 最近みんな書かないだけじゃなくて住人自体全然居ない気がしてきた
198名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 08:34:53 ID:???
G3さんが言ってたライブドアのエヴァの掲示板にスレ建ててきました。閉鎖後はそちらに移動しましょう。
職人の人来てくれるかな?
199名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 09:03:46 ID:???
閉鎖して且つ自分のblogやらでやらないなら、来るんじゃね
閉鎖しないだろうがな
200名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 11:13:07 ID:???
A2センセがいないからだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
201名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 11:56:09 ID:???
閉鎖の阻止を願うぞ
202名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 15:07:11 ID:???
つかなんで過疎ってんだ?
203名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 15:24:25 ID:???
だれもかきこまないからだとおもいます
204G3:2007/01/17(水) 17:06:01 ID:???
>>197
いや、そんな気は・・・・申し訳ありません。
>>200
私はA2センセみたいな神々しい作品は書けないので、皆さんを楽しませる事が
できないと思いますが。申し訳ありません・・・・精一杯投下しますので。
205名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 17:57:53 ID:???
>>204
194だけど念のため言っとくと申し訳ない気持ちになったってことでっす。言い方悪かった
ほんとこんな寂しいところでよく頑張ってると思うよすごいっす
全然申し訳なくないですよー義務じゃないんだから好きなようにやってくだされー
206名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 17:58:40 ID:???
すまん197
207G3:2007/01/17(水) 21:57:01 ID:???
>>196
アスカが居なくなって、やっと二人きりになれたシンジとレイ。シンジは
レイの様子をずっと見ているレイは泣いた後なのでずっと鼻をすすっている。
「で、何しに来たの?」

「うん。会いたかっただけ。これ、ありがと」
レイは氷入りのビニールをシンジに返す。シンジは笑顔で受け取ると、それを
下に置きに行く、レイはシンジが居なくなるとそっとシンジのベットに腰掛ける
レイはシンジのベットのクッションが気に入っていた。程良い柔らかさが彼女の
体にあっていて、心地よかった。
シンジが戻ってくる。
「で、何しに来たの?」
入って来るなりそう尋ねるシンジ。
「あの、会いたかったから。」

「でも、タイミング悪かったね。」

「うん。私、惣流さん、苦手だけど、ちょっと嫌いになっちゃったかも。」
レイはアスカへの感情が苦手から嫌いに変わっていっている事をシンジに伝える。
「けどさ、綾波って、女の子の友達居ないんでしょ?」
シンジは学校でレイが自分以外の人間と殆ど話さない事を心配していた。喧嘩とは
言え、少しでも口の利ける人間と仲良くしておいた方がいいとシンジはレイにアド
バイスするが、レイはあくまでもシンジが居ればいいと言い張る。シンジにとって
は嬉しいことだが、それではあまりにもレイが寂しいのでは無いかとシンジは思った
つづく
208G3:2007/01/18(木) 00:09:26 ID:???
>>207
「でもさ綾波、もっとクラスの女の子と話してみなよ。」
レイはため息をつく。
「私、本当はもっと同性の友達が欲しいわ。でも自信ないの。肌の色も不自然だし、
髪も。」

「そう。」
シンジは少しがっかりしたような様子でため息をつき、レイの頭を撫でる。
「だから・・・」
レイは急にシンジにキスをする。シンジは何が起こったのかわからない。数十秒後、
レイは唇を放す。
「ごめんなさい。急にしたくなったの」

「うん、びっくりしたよ。でもさ、一度でいいから友達作ってみなよ。」

「自信ないわ。」

「なんなら、紹介してあげようか?」

「え?」
シンジは携帯からマナのメモリーを選択すると、レイに見せる。マナの顔写真と番号、
アドレスが表示されている。
「かわいい人」

「どうする?今夜メールするつもりだけど?」
レイは少し興味があるようだ。マナの写真を見ながらしばらく考え込んだような表情
を浮かべていたが、最後は首を縦に振る。シンジは微笑み、友達になってもらえるよう
に頼んでみると言っておいた。その後、二人はじゃれ始める。レイはシンジと二人きり
になれる場所では思いっきりじゃれる事にしている。隣の窓からはアスカが覗いていた・・・
209名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/18(木) 12:30:54 ID:???
その昔、アンカーをつけてほしいと意見を言わせてもらったものです。
なかなかカキコできず申し訳ないです
時間があるときに楽しく読ませてもらってます
気長に待っているんで職人さんのペースでまた投下していってください
最後に…



職人さん乙&GJ!!
210G3:2007/01/18(木) 22:45:49 ID:???
第八話 プロローグ
レイが帰った後、シンジはマナにメールを打っている。
(シンジのメールの内容)
「返信遅れてごめん。今度、綾波と会って欲しいんだ。綾波は僕以外の人とは殆ど口
利かないから、友達いないんだ。だから、どうかな?」
シンジは送信ボタンを押す。マナからの返信は3分とかからなかった。
(マナのメールの内容)
「あの子?会いたい会いたい。じゃぁ、今度の日曜あたりにそっちに行くから、会わせて!」
そのメールを見て、シンジはレイにもメールを打つ。
本編につづく
211名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/19(金) 00:56:45 ID:???
212G3:2007/01/19(金) 21:36:03 ID:???
>>210
第八話レイとマナ
その週の日曜日、レイは駅でシンジを待っていた。赤い長袖のポロシャツを着て、
その上から白いコートを着ている。下は白に赤のラインが入ったスカートを履き、
ベージュのブーツを履いて、少しおしゃれをしたつもりだ。駅の階段から、手に
息を吹きかけ、冷たさを凌いでいると、女の子が駅の階段をおりてくる。髪が
ショートカットで茶色、服装は赤いコートに緑色のスカート、靴は普通の運動靴の
ようだ。その女の子はレイをじっと見ている。レイは視線に気付き、そっちを見る
と慌てて視線を逸らした。レイは首を傾げて、また、車道の方を見ている。
「綾波、ごめん。」
シンジが慌てて歩道橋を降りてきた。レイは笑顔を見せ、シンジに駆け寄る。
「あ!シンジ!」
さっきの女の子も反応してシンジの名前を呼ぶ。
「マナ!」
マナもシンジに駆け寄ってくる。
「きゃぁ〜久しぶり〜」
レイはえ?と言う表情でその女の子とシンジを交互に見ていた。
「紹介するよ。霧島マナ。この前、長野で知り合った子。」
シンジが紹介すると、マナはレイに右手を伸ばし、
「霧島マナよ!マナって呼んでね!」
レイは躊躇している。こういう機会はあまり経験した事が無いので仕方が無い。
とりあえず、自分も右手を伸ばし、マナの手を握ると、握手をして
「あ、あの。綾波レイです。よろ、しく。」
レイは恥ずかしそうな顔をしていた。マナはニッコリ微笑み、
「よろしくね!綾波さん!」
と早速うまくいっているようだ。
つづく
213G3:2007/01/19(金) 21:38:14 ID:???
>>212
アスカとは違い、レイとマナの相性はいいみたいで、すぐに仲良くなっていた。
マナはシンジからレイのアドレスを教えて貰っているので、今夜にでもメールすると
レイに告げておく。
「これからどこ行く?」
実はシンジはどこへ行くか全く決めていなかったので、マナの問いに答えられない。
「あの、まだ決めてないんだ。マナはどこいきたい?」
マナは考えたが、いいアイディアが思い浮かばないので
「綾波さんはどこ行きたいの?」
と、レイに振るのであった。当然、突然振られたので、レイは戸惑う。
「碇君はどこ行きたいの?」

「あの、私プリクラ撮りたい!」
シンジが考え込んでいるといきなりマナが発言する。二人は賛成して、プリクラが
撮れるところを探し始める。
 駅前のショッピングセンターのゲームコーナーに機械があったので、そこに入る
三人。マナは馴れた手つき機械を操作し、まずは三人で撮った。そして、次はレイと
シンジが、その次はシンジとマナが撮り、最後にレイとマナが撮るのだが、二人は
何回も撮り、かなり長い間機械に入っている。シンジは機械の横で床に靴をのつま先
をトントンと蹴り、退屈そうに待っている。
「ねぇ〜、綾波さん、エロプリ撮らない?」

「エロ?プリ?」

「そ。服脱いで〜・・・・」

「嫌」
レイはキッパリと断り、普通に撮ることにした。ようやく出てくる二人。マナはレイを
怒らせたのではないかと思い、執拗に誤り続ける。レイは全然気にしていない。
シンジは何かあったのかと二人に問いかけるが何も無いと答える二人だった。
つづく
214名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 13:32:01 ID:???
過疎だなG3センセしかいないの?とりあえずG3センセ乙
マナとレイが友達だったらアスカは恐くないな。
215名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 14:20:40 ID:???
結局最初からA2信者しかいなかったってことか
G3氏がんがれー
216名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 15:45:40 ID:???
漏れは旅丸氏からG3センセに乗り換えた
217名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 17:36:22 ID:???
アイドルかよw
218G3:2007/01/20(土) 23:46:10 ID:???
>>213
次はどこ行く?綾波さん。」
今度はレイの行きたいところへ行こうと言い出すマナ。だがレイはシンジの家以外は
行きたくなかった。だから当然答えは
「碇君の家」
だった。
「それは最後にね」
マナはそう答えると、最上階の喫茶店に行こうと言い始める。レイに行きたい場所を
聞いておきながらも、結局はマナが仕切っている。レイは喜んでマナについていく。
それをシンジが追いかける。
 喫茶店に着く。ここは食券を買って注文するの方式で、マナとレイは券売機の前で
迷っている。
「何にしよう?綾波さん。」

「えっと、」

「決めた!チョコレートパフェ食べよっと!」

「じゃぁ、私はイチゴパフェ」
二人は券を買うと、シンジを待っている。どうやら逸れたようだ。2分ほど待っている
とむこうの方からシンジが息を切らしてやってきた。
「ごめんごめん」
二人は特に怒る様子も無い。これがアスカだったら罵倒されているだろうとシンジは思
っていた。
つづく
219名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 23:47:12 ID:c0mqAzJ0
乙。期待してるよ。
てかA2センセは?どっか移ったの?
220名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 23:48:29 ID:???
sage忘れたorzスマソ
221G3:2007/01/21(日) 00:03:01 ID:???
>>219
中に入ると、窓際に空いているテーブルを見つけてそこに座る三人。二人が場所を取り、
シンジが三人分の水を取りにいく。ここはセルフサービスであり、女の子に取りに行か
せるのはいけないかな?と思ったからであった。水の入ったコップを持って、テーブル
に戻ると、今度はマナが立ち上がり
「じゃぁ、私が券おいてくるから貸して」
と言い、手を出すマナに対して
「立ってるついでだから僕が行くよ」
シンジがまたも雑用を志願する。マナはシンジを座らせると、三人分の券を持って行く。
この間、シンジとレイは二人っきりになる。お互いの顔を見つめ、少し照れながら微笑む
二人。だが、マナはすぐに帰ってきて、
「お二人さんあつ〜い」
とちゃかして、レイの前に座る。
「で、どこまで行ってるの?」
マナはレイに尋ねてきた。レイは恥ずかしくて答える事ができないので、顔を赤くして
下を向いてしまう。
「やった?」
マナの質問にレイは下を向きながら首を振る。
「じゃぁ、キスは?」
この質問に対してレイは全く動かない。
「わかりやすい子」
マナは微笑む。
222G3:2007/01/21(日) 00:18:28 ID:???
>>221
せっかく仲良く口を利いていたのに、マナの質問にレイは完全に黙り込んでしまった。
マナはしまったと思っていた。ただ、黙々とパフェを口に運ぶ。だが、マナはすぐに現状
を打開しようと作戦に出る
「ねぇ、綾波さん。そっちのおいしい?」

「う、うん」

「ちょっと一口、頂戴!」
マナはレイのパフェを一口分取って口に運ぶと、今度は
「じゃぁ、私のもあげる。あ〜んして!」
と、自分のスプーンでレイの口に持って行く、レイは躊躇いながらも口を開き、マナからパフェを貰った。
「へへ!間接キス!!」

「え?」
何とかマナの作戦は成功した。シンジは半分呆れながら二人の話を聞いている。
「ねぇ、碇君。私の一口どぉ?」

「え?じゃぁ、一口だけ。」
今度はレイが自分のスプーンでシンジの口に持ってくる。
「今度はシンジと間接キス?」
マナはまたもちゃかしてくる。レイはクスクスっと笑った。
「じゃぁ、今度は私のあげる!」
マナも負けずと、シンジの口に運んでくる。レイは別に止める様子も無く、面白がって
いるような表情で見ている。
「あの、綾波?」

「いいよ。霧島さんなら特別に許可。」
レイは微笑みながらそう答える。
つづく

223名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/21(日) 12:09:32 ID:???
G3つまらん。飽きてきた。
A2センセや監督は?
途中まで投下したら責任持てよ。
A2センセがいなくなったらだれも来なくなる訳?過疎杉。
224名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/21(日) 14:14:50 ID:???
一番下だけ同意。お前は常識持て
225G3:2007/01/21(日) 19:59:59 ID:???
>>222
シンジはマナから一口分けて貰う。飲み込もうとしたら今度はレイが
「碇君。もう一口どぉ?」
と、またスプーンですくってシンジの目の前に持ってくる。シンジは少し戸惑っていた。
「ひょっとして甘いの苦手?」

「いや、そんな事無いけど、綾波の分がなくなるよ?」

「いい。あんまり食べると太るから」

「じゃぁ、もう一口だけ。」
マナはニヤつきながら二人の様子を見ていた。10分ほどで食べ終わり、
「さ、次はどこ行く?」
マナはシンジに尋ねてくる。
「う〜ん。じゃぁ、綾波の家」

「また家?なんか、二人って似てるね。」
マナは笑いながらシンジとレイの共通点を指摘した。
226G3:2007/01/21(日) 20:30:06 ID:???
>>225
シンジはどうしてもレイの家に行ってみたかった。マナは別にいいと言っていた
が、レイは少し嫌そうだ。
「だって、散らかってるもん。私の部屋」

「気にしないよ。」

「ホントに散らかってるもん。」

「でも、前に一回来てって言ってたよね?」
レイは前にシンジに家に遊びに来て欲しいと言った事を思い出した。
「何で嫌なの?ひょっとして下着とか洗濯機に入れずにそのままポイっとそこら辺においてある?」
同じ女としてマナは自分の部屋に誰かを入れられない理由を見つけて例えを出した。
「そうなの?」
シンジは鵜呑みにしてしまった。レイは恥ずかしそうに首を横に振る。
「ふ〜ん。私の部屋と違ってそんな事は無いか・・・」

「え?」
マナはふとしたことから滑って自分の部屋の状態を口に出してしまった。
シンジは少し驚いてしまう。いかにも清潔そうな印象があったのだが、
一言でシンジの中のマナの部屋のイメージが変わってしまった。
「マナの部屋って汚いの?」

「実はね。」
つづく
227G3:2007/01/21(日) 23:26:52 ID:???
>>226
そんな話をしていると、マナの携帯が鳴った。マナは携帯を取り出し、シンジ
とレイから少し遠ざかり、話を始める。電話はマナの母親からだった。1分弱
程で電話が切れ、マナが少し不機嫌そうな表情で戻ってくる。
「ごめん。お父さんがみんなでご飯食べに行くから早く帰って来いだってさ」

「そう?じゃぁ、どうする?」

「とりあえず、帰るわ」
マナはため息をつく。
「さっき会ったばかりなのに・・・」
レイもそう言うとため息をつき、がっかりした表情で下を向く。
「ほんとにごめん。埋め合わせはいつかするから。そうだ!春休みにもう一回会わない?」
マナがそう提案した。レイは少し機嫌を直してうなずく。
「じゃぁ、駅のホームまで送るよ」
三人は歩き始める。ホームに着くと、時刻表ではあと3分で電車が来るそうだ。
「じゃぁ、ここで。」

「うん。」
マナは思い出したような表情を浮かべて
「あ、そうだ。どうしてシンジと綾波さんって下の名前で呼ばないの?」
と質問する。レイは目を大きくしてマナを見つめる。
「まぁ、このほうが呼びやすいからかな?」
シンジの言葉にレイも首を縦に振る同時に電車がホームに入ってくる。
「そっか。じゃぁ、また今度ね。綾波さん!今夜絶対メールする!」
最後にそういい残して、マナは電車に乗った。
つづく
228名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/21(日) 23:57:03 ID:???
G3氏乙
だが、よくこんな過疎なのに投下する気になるよな。投下しても反応なきゃ萎えるだろ普通。
結局A2センセのファンしかいなかったのか?
229名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 00:29:42 ID:???
A2センセが投下しづらくなるからそういうのよくない
230名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 02:30:51 ID:???
ロムってるのはけっこういるんじゃね?オレもたまにしか書き込まないし。
G3さんガンガレ!
231名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 07:33:37 ID:???
マナは途中でいなくなるのか〜。続きまだ?
232名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 12:38:43 ID:???
G3と旅丸ってなんか文章似てるな
233名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 13:36:30 ID:???
ん?
234名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 13:41:16 ID:???
まぁ、似てなくは無いが。
235G3:2007/01/22(月) 14:23:21 ID:???
テスト終わったから10話以降の話作りに着手します

あと旅丸氏と似てるとのコメントがありましたが
色々な職人さんを参考にしているので、
時間が無い時の投下するなら旅丸さん方式でやってみたので
似ちゃったのかもしれません。申し訳ありません
236G3:2007/01/22(月) 14:39:28 ID:???
追伸
時間ができたからじっくりと作るので、週末までお待ち下さい
237名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 18:05:24 ID:???
G3、気にせず頑張ってくれたまえ
238監督:2007/01/22(月) 19:23:32 ID:???
更新遅れてすいません。ここんとこ少し忙しかったんですが、これからはなるべく投下できるように頑張ります。
それからG3さん、毎日の投下激しく乙です。今後も期待してます。


>>181の続き

夏休みも終わり、今日から2学期の始まりだ。
シンジは教室へ入ると、久々に会うクラスメイトに笑顔で挨拶をした。周りのみんなもそれぞれ、夏休みにあったことなどをお互いに話し合っていた。
クラス内は賑やかな雰囲気だったが、レイはいつも通り席に着き本を読んでいた。学校が始まったので、髪は黒く染め直されていた。
シンジは久々に会うレイを、無意識のうちに見つめてしまっていたが、すぐにその目を逸らした。
花火大会のことを思い出すと、シンジはどうしてもレイとまともに顔を合わせられなかった。

(まだ嫌われてるのかな…僕…)

シンジは改めてこれからの学校生活のことを思い、少し憂鬱な気分になった。

しばらくして教室に先生が入ってきた。生徒たちは先生に促され、渋々席に着いた。
初日は特にこれといった予定が無かったこともあり、先生の話は延々と続いた。
シンジがあまりに長い話に耐えかねて周りを見渡すと、トウジは机に伏せて寝ていた。
一方カヲルはケータイをいじっているようだ。おそらく相手はアスカだろう。
239監督:2007/01/22(月) 19:34:47 ID:???
>>238の続き

シンジはまた前を向いた。レイは相変わらず微動だにせずに前を向き、先生の話を聞いている。

(綾波ってホントまじめだよなぁ…授業もいつだってちゃんと聞いてるし…僕も見習わなきゃ…ん?)

シンジはレイの頭が時々ふっと下がっているのに気づいた。

(あれ…寝てる…よな?)

授業中に自分もそうなることがよくあったので、シンジはレイがさりげなく寝ていることが分かった。
普段見ることのないそんなレイの後ろ姿が、シンジにとってはとてもおかしく見えた。

先生の話は相変わらず続いている。自分の夏休みの体験などまで話し始めて、もはや誰も聞いていない状況だった。
レイはますます深い眠りに落ちているようで、時々頭がガクッと下がっていた。

(あぁ…こりゃもう完全に寝てるな…)

…ゴンッ…

突然、静かな教室に物騒な音が鳴り響いた。先生を含め周りのみんなは、何が起こったか分からずに辺りを見渡した。
しかしシンジだけは目の前で起こった出来事を把握していた。

(…頭…打ったな…)

レイは深い眠りにつくあまり、机に思いきり頭をぶつけてしまったのだ。
しかし案の定、周りにそのことを悟られまいとレイは顔を真っ赤にしながらも平静を装った。
シンジはそんなレイを見て、笑いを堪えるのに必死だった。
240G3:2007/01/22(月) 20:04:56 ID:???
完成した第九話を早く投下したいから貯めてある8話を投下しておきますね。
>>227
マナを見送ると、駅の階段を降り、また街に出るシンジとレイ。実質マナと遊んだのは
30分ほどぐらいだろうか?だが、レイにとっては友人が一人増え、30分でも内容の
濃いものだった。シンジはレイのホクホクとした表情を見て、話しかける。
「で、どこ行く?」

「どこ行く?って?」
レイは少し驚いた表情で答えた。
「だって、せっかくだし。」

「う〜ん。じゃぁ、碇君の家。」
毎度のごとくシンジの家に行きたがるレイであった。だがシンジはレイの家に行ってみ
たい。
「ねぇ、綾波の家行きたいんだけど、いい?」
レイは少し渋そうな顔で考え込んでいた。そして
「うん。いいよ」
とOKした。そうと決まればバスに乗り、二人は同じシートに座る。この時間帯は人が
少なく、乗客はシンジとレイ以外に見当たらない。
「ねぇ、綾波。」
シンジはレイの太ももの辺りに手を置いた。レイは少し渋そうな顔をして
「碇君、私、公共の場所でそういうのは嫌なの。だから家につくまで待って。」
キッパリと拒否されるシンジだった。
「綾波って、常識人なんだ。」
社会的に見たら当然の事ではあるが、シンジは感心した。
「そんな事は無いと思うけど、人に見られたら恥ずかしいし。」

「ごめん。今度からはもっと考えるよ。」
シンジはレイを見習って自分の行動をもっと改める事にした。
つづく
241G3:2007/01/22(月) 20:07:53 ID:???
>>240
レイの家の最寄のバス停で降りた二人は、並んで歩き出す。3分ほど歩いていくと、
閑静な住宅街が広がってくる。シンジはレイの後を着いていくような感じで歩いていた。
やがて“綾波”と書かれた表札の家があった。家の大きさは極一般的な一戸建て住宅で
土地の面積はシンジの家と大差ないだろう。
門を開けて、玄関の方に向かって歩いていくと、レイは鍵を取り出し、
「ここら辺、結構物騒だから家に居ても鍵かけとか無いと怖いから」
と言いながら家の鍵を開け、ドアを開ける。玄関に入るとまずは挨拶をする。
「ただいま〜」

「お邪魔しま〜す。」
だが応答が無い。いつもならレイの母親が何か返事をするはずだが、静かだ。レイは
首を傾げながら家に入って行く。
「とにかくあがって」
レイの言葉があるまでシンジはその場に立っていた。靴を脱ぎ、レイの後をついていくと
洋風の居間に突き当たる。レイは辺りを見回すが、誰もいない。ソファーの前にある背
の低いテーブルの上に置手紙があるのが目に付いた。レイはそれを手に取り読み始める
〜置手紙の内容〜
(レイちゃんへ、お母さんは、実家のおじいさんの十三回忌があるので帰りは夜の7時ぐらいになりそう)
レイはその手紙を読み終わると、その場に置き、シンジを自分の部屋に案内する。階段を
二人で上って、二階の廊下の右にあるのがレイの部屋だ。レイはドアを開け、後ろを振り
帰り、シンジの方を見た。シンジはレイの部屋は初めてなので、緊張しながら入って行く。
入った瞬間、レイの香りが迎えてくれる。シンジは思わず深呼吸したくなったが、部屋の
主がいるのでやめておいた。
「じゃぁ、お茶いれてくるね」
と言い残し、レイは外に出て行く。
つづく
242G3:2007/01/22(月) 20:23:19 ID:???
>>241
レイが扉を閉めると、シンジは部屋を見渡した。ずらっと並んだ難しそうな本、少し大き
めのクマのぬいぐるみに、綺麗に整頓された机、そして青と白の縞々模様の枕と、純白の
シーツに、黄色い掛け布団がかかっているベッドがあった。シンジはまず本棚に目を着け
そこにある本を眺めていた。プラトンやソクラテス、テルトゥリアヌス等の哲学関係の本
が並んでいる。ドアが開く音がした。レイが紅茶を入れて持ってきたのだった。
「あぁ、それ?それはあんまり気にしないで。」
レイがそう言うのも無理は無い。難しい本ばかりだと、近づきがたい女だと彼氏に思われ
てしまうからだ。
「へぇ〜。僕には何がなんだかさっぱりわからないよ。」
シンジは難しい本と言う事しかわからない。
「まぁ、座って。」
レイは自分の椅子にシンジを座らせる。
それからレイとおしゃべりしながらお茶を飲んだ。空になったカップを盆に置のせて、
台所まで持っていき、すぐに戻ってくる。その間、シンジは部屋の隅々まで見ていた。
レイは戻ってくると、今度はシンジをベッドに座らせる。
「あんまり見ないで。」
恥ずかしそうにそう言うと、シンジの隣に密着して座る。シンジはバスの中でやったよ
うにレイの太股のあたりを触るとレイは顔を真っ赤にしながら目を少し細めながらシン
ジの顔に自分の顔をゆっくりと近づけていく。シンジも目を閉じ、レイのキスを受け止
めた。今回のキスは今までのものとは違った。シンジの舌がレイの舌に絡みつく。二人
のキスは5分間にも及び、やがてレイは胸のあたりを擽られるような感触を覚えて、驚き
口を離す。
「ごめん。嫌だった?」
どうやらシンジがレイの胸を触っていたようだった。レイはくすぐったかったと正直な感
想を恥ずかしがりながら言った。シンジは謝り続ける。
つづく
243A2:2007/01/22(月) 22:28:58 ID:???
その次にカーペット。それはシンジが選び、汚れが目立つが清潔感のある白いものにした。
お金の心配はなかった、レイはパイロットに支給されるお金を全く使わないでいたため、なかなかの額を貯めこんでいた。来る途中そんなに使っていいのと尋ねたらレイは他に使わないからかまわないという。
カーペットを買った段階で他に買う物はあるか聞いてみようと思ったがシンジはその言葉はそのまま飲み込んだ。聞いたところで特に何もないと答えが返ってくるのがわかっていたからである。そこで色々と考えた挙句どうすればいいかわからず、結局はレイに聞くことにした。
「綾波ってご飯食べる時はどうしてるの?前に見たときはテーブルとかはなかったような気がしたけど・・・」
「ない、家で食べるの少ないしお弁当食べるときは椅子に座って膝の上で食べるもの」
なるほど、とシンジは思った。特に理由はなかったが膝の上で食べているレイの姿は容易に想像できた。
「買ったほういいんじゃない?料理するとオカズとか置く場所に困るし・・・。」
「そう・・・じゃあ碇君が選んで」
「僕が?買うテーブルによって部屋の方向性が決まるから綾波が選んだほうがいいよ」
「だって私にはよくわからないもの」


その日買ったものはほとんどシンジが選んだものになり、レイ自身が選んだものは最初のカーテンぐらいだった。
カーペットなど大きいものは宅配便で届けてもらうことにし、シンジ達は昼食をとることにした。
昼食といっても時間は17時を過ぎており実質夕ご飯になりそうだ。
244名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 22:30:30 ID:???
>>243
何を食べる?とシンジが尋ねるとレイはラーメンと以外にもすんなりと答えた。
てっきり何でもいいと答えるもんだと思っていたシンジは頭に浮かべていた案が飛んでいってしまった。

「いいよ、どこのラーメンにする?」

シンジが少し積極的なレイに驚きを感じながら尋ねるとレイはこっちとシンジの袖をクイと引っ張りどこかに歩き出した。
デパートを出て人気のない方に進んで行き、だんだん見覚えがあるところに出てきた。そして角を曲がった時にシンジは思わずあっと口をひらいた。
そこは前に一度みんなできた屋台のラーメンだった。
使徒を倒した時、みんなで食べたラーメン。
それは初めてレイと一緒に外食した場所でもある。

「ニンニクラーメンチャーシュー抜き」

レイは椅子に腰にかけ言った。
シンジも注文をし、レイは何故この店にしたのかを考えていた。
たんにここのラーメンが好きだったとも考えられるが他の理由もありそうだったが、その他の理由がどれも自分の考えと一致しそうになかった。

やがてラーメンができあがり,二人は箸を取り熱く湯気立っているラーメンを口にしだした。
レイは猫舌なのか口に運ぶペースが遅く、「ふぅ、ふぅ」と何度も息を吹きかけ冷まそうと一生懸命にしている。
時折まだ熱かったのか「熱ッッ」と聞こえてくる。シンジはその行動がとても愛らしく感じ、先に食べ終わったシンジはその光景をいつまでも見ていたいと思った。

レイも食べ終わるとシンジはレイに行こうと声をかけ二人は店を後にした。
245名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 23:11:02 ID:???
投下遅れてすみません。
閉鎖するもんだと思って時間があるときはブログを作成していたもので・・・・・

せっかく作ったので今後ブログをメインにやってこうと思ってます。
246名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 23:19:03 ID:???
G3さん、A2さんGJ!
自分のペースでいいんでゆっくり投下してくださいね!
247G3:2007/01/22(月) 23:52:09 ID:???
ネ申降臨!A2尊師キター!!レイがラーメンを冷ましながら啜る姿、
想像しただけで萌EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!
続きに期待しています。

>>242
また二人は黙り込んでしまう。レイはそのままやらせておけばよかったと後悔していた。
シンジは触るべきではなかったと思っていた。何とかこの空気を打開せねばと思い、先に
行動に出たのはレイだった。
「あの、霧島さんって、春休みにって言ってたけど、今度いつ会ってくれるのかな?」
レイはマナの話を持ち出す。
「またメールで聞いとくよ。マナの事気に入った?」
レイは首を縦に振った。シンジはレイの頭を撫でる。
「さっきはごめんね」
と言いながら。動物ではないが、レイにとってシンジに頭を撫でられる時が一番安心する
のであった。また、レイの場合、性行為よりこんなふうにちょっと触ってくれるだけで満
足だった。
「うん。いいの」
レイは優しい声でそう答え、シンジにそっと身を寄せ、目を閉じる。
「ねぇ、ワガママ聞いてくれる?」

「何?」

「寂しいから6時半ぐらいまで家にいてもらっていい?」
シンジの答えはYESに決まっている。レイはクラスでも一匹狼みたいなイメージがあっ
たが、案外寂しがり屋である事をシンジは再確認し、より愛おしく思えるようになった。
つづく
248名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 03:14:28 ID:???
久しぶりに三人出揃いましたね。G3さん、監督さん、A2さん乙です。
忙しい中で頑張ってこのスレを支えてくれてるG3さんに、悪いですが自分的にはエロというかそういう描写はあまりいらないかなぁという感じです、まぁ一読者の勝手な意見ですので、お気になさらずに自分の好きなように書いてください。
3職人さん、これからも頑張って下さい。期待してます
249名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 03:27:12 ID:???
ネ申降臨!!!!!!!!!!!!
マジGJ!!!!!!!!


できればBLOGのURL教えて欲しいです
250名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 07:23:36 ID:???
G3先生GJ!。
個人的には、えげつない表現でなけれは、多少のHな部分はあっても良いと思います。

それにしても久しぶりのA2センセの投下。待ってました!激しく乙です。
監督さんも乙です!次も楽しみにしています。
251渚職人:2007/01/23(火) 08:42:41 ID:???
今度単発ネタを投下するよ。
で、G3さん。多少のエロは大歓迎さ。エロは愛の源であり、究極でもある。
252名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 09:34:54 ID:???
でもさ、はじめからそれを目的としてるならともかく本職でない素人の書く「恋愛」をテーマに書いてる小説で、安易にエロを持ってこられると読んでてなんか覚めてきたり、急に話が安っぽく感じてきたりしないか?
253G3:2007/01/23(火) 10:23:39 ID:???
不評のようですね。申し訳ありませんでした。内容を改めますので、ちょっと時間をいただけませんか?
254名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 10:31:08 ID:???
G3氏ね。いや死ね。
二度と来るな
255名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 11:18:18 ID:???
>>254
アンチ乙
256名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 11:52:31 ID:???
G3さん勘違いしないで。248と252両方ともオレだから不評かどうかはわからないよ!
そういうのがある方が良いって人もいるわけだし。
257名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 12:15:38 ID:???
恋愛ドラマとか映画でも多少そういう部分が出てくるからいいんじゃね?
258名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 13:34:24 ID:???
G3センセの問題作品を勝手な解釈やけど、分析すると
シンジがディープキスの最中にレイの乳を触った→シンジの行動にレイがビックリして離れる→気まずい空気に?
ってこと?別にエロ事ないやんけ?
ポルノ小説の濡れ場みたいにあれがどうでグチョグチョやの「もっと欲しいの!」とか「中で●◆して!」とかそんな生々しいものじゃなけりゃいい。
よって作り直す必要なし!いかに二人の愛し合う姿を表現するか、職人としての腕の見せ所でっせ!
せやから続き投下汁
259名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 15:40:07 ID:???
>>258
すまん。支離滅裂すぎてあんたが何を言いたいのかさっぱりわからんわ。
とりあえず、作品が安っぽくはならないと思う。恋愛に関しては有り得る事だし、程度を弁えてくれるなら想像しておかずにできるから大歓迎
260名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 18:32:40 ID:???
なんか今日はたくさんレスあるな
261名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 19:53:55 ID:???
好きだ嫌いだというのだけ長々とだらだらと描いても、すぐに厭きちゃうんだよな。
商業作品、漫画とかアニメとか小説とかは、メインのストーリー例えばスポーツ
とかがあって、そこに恋愛が絡むから長編でも最後まで見れるという仕組みだが、
恋愛だけだと一話完結みたいのでおなか一杯みたいな。
ま、素人の遊び程度だから、だらだらぐだぐだと書いてもいいのかな。
262名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 21:11:18 ID:???
>>261
それ同意。
A2センセのも元はコンビニで働くのがメインだったし。
エヴァの設定生かさない恋愛メインだと
どうもステレオタイプな話になるんだよな。
ここで書く人はプロじゃないからこのままでいいとも思うけどね。
263G3:2007/01/23(火) 22:30:49 ID:???
ん〜。私はどうするべきか。>>261,>>262は非常に貴重な意見だと思います。
遊びでやっているとはいえ、思わず襟を正してしまいました。
「碇シンジ育成計画」とかエヴァの設定を少し変えてある?ような作品もある
からいいかなと思って投下してきましたが。かといってエヴァのキャラクター
の設定をそのまま使うと今度は難しいし。もうだいぶ先の話作っちゃったし、
まだ終わらないけど、このシリーズが終わったら本編の設定の話も少し書いて
みようと思います。
264A2:2007/01/23(火) 23:28:22 ID:???
>>261
自分もそれを考えてました。ですから前から少しづつ話をかえようと所々ネタをしこんでます。
亀レスのくせにスミマセン
265監督:2007/01/24(水) 02:28:02 ID:???
自分はぶっちゃけ何も考えずに軽いノリで投下してきましたが、確かに話がだらだらしてるような感じはありました。
なんかでも、だからと言ってこう書けば面白いとかもよく分からないし、正直自信もありません。
とりあえず今後のことは、上の方の意見を踏まえて少し考えてみることにします。
266名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 03:12:30 ID:???
とりあえずガンガレ
267名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 04:09:04 ID:???
アドバイスになるか分からないけど…

恋愛だって人生のテーマのひとつだし、無理に他のテーマを入れて難しく考える必要もないと思う。
メインテーマを恋愛に置いた小説や映画で、世界中で面白いと評されるものって
恋愛特有の「もどかしさ」みたいなものがあると思う。
「何やってんだよ 違うよ そうじゃない」ってことを読者に思わせるようなストーリーのもどかしさ。
例えば
【上手くいかない→上手くいった?→やっぱり上手くいかない→結局上手くいかない】
みたいな上手くいかない具合が半端じゃない「ロミオとジュリエット」パターンwとか。
ただ普通の恋愛模様を書くだけじゃ物語にはならないと思う。
268G3:2007/01/24(水) 09:37:10 ID:???
これは改革する必要大ですね。遊びとはいえ、読み手に不愉快な思いを
させてはいけないと思いますから。
とりあえず、自分は今の話を次の話で最終話としまして、新シリーズを
始めようと思います。学園エヴァになると思いますが、自分も一応体育
界系の人間なので部活に恋愛を絡めようと思うのですが。
普通に陸上とか野球とかテニスとかの部活恋愛物だとありふれすぎてい
るので、マイナーなもので少し変わっているのをと思います。
269名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 09:59:33 ID:???
>>268
261で書いたのはあくまで長編はということで、エヴァ板のスレ投下程度なら
むしろスポーツ物とかエヴァの他にテーマを求めるのは危険だと思う。
本編系ならストーリーはアニメ版をなぞればいいけど、オリジナルにしようと
すると、かなりの物語性と構想力が必要になります。
結果、妄想に構成力と筆力が追いついてこなくて、序盤で挫折が多くなるでしょう。
このスレの恋愛物が主旨と言うことを考えれば、短編や小ネタとかを続けてい
くのがベターだし、萌えウケもいいのではないでしょうか。
ようするに、適度に山谷をつけて、書いている自分が厭きなければOKだと思います。
270名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 12:02:16 ID:???
氏ね。飽きたなら読まなきゃいいじゃんか職人さんが書き辛くなるだろ?そんなんだったらアニメやドラマなんて長編なわけで、
なら君はアニメとか見ないの?て話だけど
職人さんは好きなように書けばいい。だから261は荒らしってことでスルー
271名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 16:33:45 ID:???
>>268
妄想とは何だ?妄想とは?
そんなに言うなら自分で書いてみやがれ。徹底的に批判してやるよ。話作ってくれてる3人の職人方
に失礼だと思わんのか?
272名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 16:56:17 ID:???
おい!何とか言えよ!>>261>>269。あと職人方にも謝罪しろ!
273名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 18:43:43 ID:???
何も言えないのか?君はロムっていたほうが良かったね。
職人方は今までどおり、気にせず投下。俺はこいつの言葉を使うとダラダラの
方が好きだ。
274G3:2007/01/24(水) 20:23:28 ID:???
ん〜。何か、>>261さんのアドバイスを受けて、改良を重ね、作品の
プロトタイプみたいなものを作ってみましたが、難しすぎてこれじゃ
投下できるような作品にはちょっと。(苦笑)
つまらないとは思いますが、今までどおりでよろしいでしょうか?
275名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 23:14:05 ID:???
職人さん達。他人の意見に左右されずに今まで通り続きを投下してください。
276監督:2007/01/24(水) 23:37:19 ID:???
個人的な意見で恐縮ですが、自分としては、最近煮詰まって何書いていいかわかんねぇってカンジだったんで、何か言ってくれるだけで参考になります。
確かに長編で恋愛メインとなると、ネタに詰まることが多いですね。まさにだらだらぐだぐたとなるカンジで。
まぁでも、今やってる話をいきなりやめてってのもアレなんで、この先は恋愛以外のことも増やして話考えていこうかなぁと思ってます。
>G3さん
自分は今まで通りのG3さんの話でいいと思います。新しく考えてるものは、今の話が一段落着いてからでも問題無いと思いますよ。
277名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 01:39:44 ID:???
監督さん、オレの勝手な意見ですがオリジナルの設定で恋愛みたいに付き合ってしまったらネタに詰まってしまうようなテーマなら単発か、もしくは短めの話の方が良いと思います。
でも恋愛テーマでも多少本編にそった形で、付き合いだしてからのことをずーっと書いていくのでなくて、ベタですがドラマのように色々あってやっと最後にくっつく、みたいな内容なら全然長くても良いと思いますよ。
それに今までのように付き合いだしてからの話を書いていくのだと終わらせるタイミングや話の収拾の付け方が難しそうですし。
しかし、オレが何気なく書き込んだエロはいらないってのからここまで話が発展するとは思いませんでした。職人さん方の話の続きを読みたい方達もたくさんいたでしょうにスレの流れを止めてしまって本当に申し訳ないですm(__)m
でもいろいろ書きましたが、やっぱり職人さん方は好きに書くのが一番だと思います。職人さんの数も少ないですし、自分もみなさんの投下を待ち望んでいる一人なので投下してくれるだけでもうけもんです。これからは不用意な書き込みはなるだけ避けます。
職人さん方頑張ってください。
278A2:2007/01/25(木) 03:19:29 ID:???
自分は先のストーリーはもうできあがっちってますので無理やりは変更しません。
ネタバレしますとエヴァを起動させ(ry
279A2:2007/01/25(木) 19:48:42 ID:???
ブログに書き込むとき今までのを見直したんですが
書き方がかわっているのがとても気になり前のを書き直すことにしたので
続きが少し遅れそうです。

そこで書き直したのをみてもらい感想をいただきたいのですが・・・・
280名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 20:48:03 ID:???
>>279ブログのURL教えてください お願いします
281名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/26(金) 07:10:16 ID:???
投下ないなぁ〜
G3さん無理なの?
282単発御免!:2007/01/26(金) 07:30:08 ID:???
ゼーレの補完計画も失敗に終わり、平和になった世界。ネルフは解体される事になった。アスカはドイツの親元からの仕送りで一人暮しを始めた。シンジはゲンドウと暮らす事になったがレイは今後どうするか未定だ。今日も学校でシンジに話し掛ける
「碇君」
「あぁ綾波、どうしたの」
「私、今の家来月には出ていかないといけないの。」
「じゃあ新しい所さがさないとね」
「新しい所?」
「予算は?ネルフから退職金出たでしょ?」
その言葉に驚くレイ。
「え?」
「え?って、出たじゃん。」
「知らないわ。」
「パイロットには毎月給料も出てたでしょ?」
「それも知らない。」
「まぁ、そう言うこと」
シンジはトウジに呼ばれて教室から出ていく。
「金貰ってたの…」
続く
283名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/26(金) 15:35:48 ID:???
つーかよ、俺らの意見なんか律儀にいちいち聞いてんじゃNEEEEEEEEEE
「これは」と思うのだけちょっと反応すりゃいーんだよ、好きなように書いてくれ!
エロの有無なんか関係ない、恋愛か否かだ
284G3:2007/01/26(金) 23:59:58 ID:???
>>282
まだ話の展開がわからないけど面白そうですね。乙です。レイってずっと
ただ働き?可愛そう。
285名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/27(土) 17:55:54 ID:???
静か過ぎる。こう言うときは動かない方がいい。(画面の前から)

てか、投下まだ?
286G3:2007/01/28(日) 11:03:55 ID:???
ちょっと試しに新シリーズ投下しますよ。例のプロトタイプです。
また高校生だったらという設定の学園物です。不評だったら元のシリーズに
戻します。

 第三新東京市のとある高校の1年A組。レイにとってはまた気だるい一日が
始まった。今日は転校生が来るとの事だが、彼女にとっては興味などある訳
も無い。通学の後、教室で机に突っ伏して居眠りするのが彼女の日課でもあ
った。今朝もドタバタとやかましい教室の中で眠ろうとするが、転校生の噂
で教室中が湧いていて、眠れない程うるさかった。それでも眠ろうと必死に
なるのだがそうはさせてくれなかった。
「綾波さん!」レイにとっては数少ない友人である霧島マナが話しかけてき
たのだった。レイは眠そうな目でマナを見つめるとマナは苦笑しながらクラ
ス中の話題で持ちっきりの転校生の話をし始める。
「転校生って、男の子なんでしょ?カッコイイ人だったらいいなぁ〜」
そんな事を言いながらうっとりとした目をしているマナにレイは興味ない
と冷ややかに返した。
つづく
287G3:2007/01/28(日) 13:32:33 ID:???
>>286
レイの態度にマナはただ苦笑するしかなかった。レイは今まで生きてきて
恋の一つもしたことが無い。そんな事より本を読んでいる方がずっと楽し
いとまで宣言している。
「積極適にならないと、いつまでも彼氏ができないぞ!」
マナはニッコリと笑い、レイの肩を叩く。
「・・・いい。」
レイから返ってきたのはその一言だけだった。マナは少しがっくりした。
そろそろ先生が来る時間なのでマナは自分の席に戻る事にした。マナが
座ると同時ぐらいのタイミングで教室のドアが開き、先生と一緒に転校生
が入ってくる。
「ちょっとカワイイ系の子じゃない?」
「うわ〜ちょっとタイプかも〜」
とクラスのどこからかそういう声が聞こえてくる。そんな事には気を止めず
転校生は下手な字で黒板に「碇シンジ」と書いき、振り返ると
「碇シンジです。よろしくお願いします」
と自己紹介をする。レイはシンジの顔を見るなり、胸がキュンとする感触
を覚えた。
【この人、なんだか・・・】
「じゃぁ、席は。右の一番後ろ。綾波の後ろで、うん、その青い髪の子の後ろね。」
【嘘?マジで??】
レイの心の中とは裏腹に、クラス中からブーイングの声が上がる。先生は席が空いて
いないから仕方ないだろと言い訳をしている。指定した席に座ると、周りの女子生徒
が話しかけてくる。
「ねぇ〜趣味は?」とか「仲良くしようよ!」とか「彼女いる?」とか「好きな女の子
のタイプは」等の質問がシンジに殺到していた。それもそのはず。この高校は商業系
なので、女子生徒が全体の8,5割を占め、男子生徒は珍しいからだ。クラス中の生徒
が立ち歩き、ホームルームもできない状況だった。立ち歩いている生徒の中にはマナや
クォーターのアスカの姿もあった。
つづく
288G3:2007/01/28(日) 19:42:26 ID:???
>>287
レイにとってはこれが初恋だった。その相手がすぐ後ろに居るのに、女子生徒
の集団が獲物を狙うジャッカルのように集っている。当然レイのような陰キャ
ラに入り込む隙間も無い。
【なぁ〜に。しばらく待てば、熱も冷めるわ。だって“たまごっち”だって10
ヶ月もたてばブームが去って在庫の山。皆が飽きてから好みの色を選んで買った
私は勝ち組。それと同じね。少しの間の辛抱よ】
そんなわけのわからない事を思いながら興味が無いように装うのであった。
つづく

どうでしょうか?OKっすか?ご意見を頂ければ幸いです。
289名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/28(日) 22:29:54 ID:???
なかなかだと思うが前の作品を投げ出すのはヨクナイ
290G3:2007/01/28(日) 22:55:14 ID:???
すみません。前の作品の続き、どうすればいいでしょうか?
291名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/28(日) 23:10:58 ID:???
≫290
これはこれで面白そうだが、今までの作品をきちんと終結させてからにしてほしいです。
292G3:2007/01/28(日) 23:46:00 ID:???
大変申し訳ありませんでした。これが今までの作品の続きです。後数行
だったのですが。本当にすみませんでした。混じるといけないので今の作品は保留とし、
コピーして再度投下と言う形を取らせていただきたいと思います。本当に申し訳ありません。
>>247
その後、レイはシンジと二人っきりですごした。二人で話をしたりじゃれたりしてい
ると時間はすぐに経ってしまう。辺りはすっかり暗くなり、そろそろレイの母親が帰
ってくる時間だ。
「綾波、僕、そろそろ帰るよ」
シンジは立ち上がる。レイも立ち上がり、
「そう。もっと遊んでいたいのに」
と名残惜しそうな口調でレイも立ち上がると、シンジを見送りに外に出てくる。
「じゃぁ、また今度」
レイに今日の別れを告げると家路に着いた。その頃、レイの部屋では彼女の携帯が
鳴っていた。それはマナからのメールだった。彼女の部屋には持ち主に着信を告げる
バイブレーターの音が鳴り響いていた。

293G3:2007/01/28(日) 23:50:27 ID:???
で、こいつが最終話で、作り置きしてあった奴です。
第九話
 あれから2ヶ月が経ち、春休みまであと前日。レイはシンジとの会話が少し
減ったように思っていた。それは事実でもある。実際、シンジとレイの関係は
終わるはずも無い。だが、アスカがレイとシンジの間に割り込んできて、レイ
の邪魔をしている。アスカだけではない、遠距離ではあるが、マナの存在があ
る。いくら、二人が恋人同士であるとはいえ、これではいつかシンジが奪われ
てしまうのではないかと、レイは心配していた。「彼女」なら束縛する事もでき
る。だが、レイは束縛する事が苦手であり、束縛が恋愛を壊すものでは無いかと
思っていた。
今日、レイは寝過ごし、シンジより少し遅めに登校する。他のクラスメートが、
わいわいと騒いだりしている中、シンジは頬杖をつき、窓の外を眺めてぼけっと
している。レイはシンジの横を通り、彼の前の席である自分の席に鞄を置く。
レイが巻き起こした、彼女独特の匂いがのった空気の流れに反応してシンジが
レイの方を見る
「おはよう。綾波」
シンジはいつものように微笑み、朝の一言をかけてくる。
「おはよう。」
レイは鞄を置きながら返事をする。椅子を引き出し、座ると、後ろを向き、
シンジと話す体勢になる。
「碇君、春休みの予定は?」
「暇だけど。ねぇ、デートしない?」
シンジの気持ちはあくまでもレイに釘付けだ。レイは安心したような表情で
「いいよ、これで3回目ね。」
3回目のデートの約束をする二人、レイはそろそろかなと思っていた。いつまでも
拒んでいると、危ない程の色気を放つアスカやマナにとられてしまう。
「3回目?何か意味があるの?」
「う、うん。え?違う違う。」
レイは慌てて答える。シンジは少し疑問に思ったが、どこでデートするかを決めよう
とレイに色々提案している。二人は脚を絡ませながら話している。
つづく
294G3:2007/01/28(日) 23:52:06 ID:???
>>293
「今日も朝っぱらからお熱いわね〜」
いきなり現れたアスカが少し不機嫌そうな顔をしながら、そう言い放つ。
レイはアスカを睨む。アスカは余裕と言わんばかりの視線でレイを見下ろしている
「おはようアスカ」
「ALOHA〜」
アスカはふざけて返す。ここ2週間ほど、世界各国?の言葉で挨拶してくるアスカ
「今日はハワイなんだ・・・」
今日のアスカの挨拶はわかりやすいものでよかったとシンジは安堵している。前には
ポルトガル語やロシア、ハングル等わけのわからない言葉で挨拶された事があり、わ
からないと「でこピン」が飛んでくる。アスカの「でこピン」は強烈なものであり、
喰らうと、なかなか痛みがひかない。
「あんた、春休みの予定は?」
レイと話していた事を聞いてくるアスカ、レイの目つきは一層鋭くなる。
「まぁ、暇じゃない日もあるかな?」
シンジの回答にレイは少し安心したような顔をした。シンジはチラッとレイの方を見る。
レイはシンジと目を合わせると微笑んだ。
「じゃぁ、時間作ってよ?」
アスカの言葉にレイの顔はまた厳しくなる。
「いや、まだ、いつが暇かわからないんだ」
「ふ〜ん。じゃぁ、あの事は、みんなにばらしちゃってもいいの?」
「い、いやぁ、それは・・・」
シンジは男なら誰でもやる秘密の行動をまたアスカに目撃されている。アスカは
それを狙ったようにいつも部屋を覗いてくるわけだが、レイは目を丸くして
「あの事?」
と、突っ込んでくる。
「あのねファースト!シンジったら・・・」
アスカが途中まで言いかけたところでシンジが顔を赤くしながら慌てて止める。
「バラされたくなかったら、私とも遊んでよ!」
アスカはシンジを脅迫する。シンジはわかったからと言い、アスカを向こうに連れて
行く。レイは悲しそうな顔をしながら二人の後姿を見ていた。
つづく
295G3:2007/01/28(日) 23:54:25 ID:???
>>294
春休み前なので、授業は無く、ホームルームや掃除ばかりであり、その最中、
シンジとアスカは、春休みの計画を話し合っている。レイとのことは何も決めて
いないのに。
【碇君、私の事は?ねぇ〜。惣流さんと遊ぶ方が大事なの?】
レイはそう思いながら二人の話を注意深く聞いている。シンジはまず、レイとの
都合を優先させたいと言っているのが聞こえるが、アスカは自分が優先である事
を主張している。放課後、レイは耐え切れずに屋上に駆けていく。シンジは追いかけようとするが
アスカに止められてしまう。屋上のフェンス越しに景色をみながらレイはあれこれと
妄想してしまう
(レイの妄想の世界)
ピンク色の照明の中、ベットに横たわるシンジとアスカ。
「ねぇ〜アスカ〜」
「シンジ、好きよ!だからエッチしましょ!」
「うん」
熱いキスを交わし、布団の中へ・・・・・
(現実に戻る)
【ダメダメ。絶対に許さないわ、どうすれば碇君の気持ちを独占できるの?】
そうしていると背後で扉が開く音がする。レイはシンジが追ってきたと思い、さっと振り
返るが、落胆する。
入って来たのはカヲルだった。
「どうしたんだい?綾波レイ。シンジ君が探していたけど?」
「何でも無いわ。ただ独りになりたかっただけよ」
レイは少し不機嫌そうに答える
「そうかい?」
カヲルはレイに近づいてくる。レイは拒むように身を引くが、フェンスだらけの
屋上、逃げる場所などあるはずも無い。
「何か悩みでも?」
つづく
296G3:2007/01/28(日) 23:57:11 ID:???
レイはこの際、相談相手はカヲルでも誰でもいいと思い、
「実は、ちょっと相談に乗って欲しいんだけど」
カヲルに相談を依頼する。レイは一連の事態をカヲルに洗いざらい話す。
そして、シンジの気持ちを独占したい事も告げた。
「なんだい、そんな事か」
「そ、そんな事とは何よ!?」
「なら、いい方法があるんだ。ただし、リスクもあるけどどうする?」
「何?」
カヲルはレイの耳元でヒソヒソと詳細を伝える。レイは怒り、
「何であなたとそんな事!」
とカヲルを睨む。だが、カヲルはレイにこの方法を強く勧める。
「まぁ、君にとっては賭けだけど、シンジ君の気持ちを確かめられるし、悪い話だとは
思わないけど、どうだい?」
レイは少し考えこんでいる。カヲルはレイの考え込む姿を面白がって見ていた。
「いいわ。やってみましょう」
レイは決心し、立ち上がる。
「でも、わかってるよね?もし・・・」
「ええ。」
レイの返事を聞くと、カヲルも立ち上がり、その場を去る。
気持ちを独占したい事も伝える。カヲルは全て聞き終わると、笑い始めた。
つづく
297G3:2007/01/28(日) 23:59:38 ID:???
その頃、ようやくアスカを振り切り、シンジはレイを探していた。あちこち探したが
見つからない。
【綾波を怒らせちゃったかな?】
シンジは心配になって全ての教室や部屋を覗く。だが、レイはどこにもいない。それも
そのはず、レイはカヲルの家に居るのだから。カヲルはソファーに座るようレイに薦める。
レイはゆっくりと腰掛け、いつものように股をがっちりと閉じる。それを見たカヲルは
笑い出す。
「やれやれ。君は堅いね。」
「何が?」
「ガード、不必要に堅いからさ。シンジ君を独占できない理由はそこなんじゃないの?」
レイは黙り込む。さらにカヲルはダメ出しを続ける。
「もっと、ライバルの惣流アスカを見習ったらどうだい?極端に緩いのもダメだけど」
「どうすればいいのよ?」
「まず少し股を開いてみたらどうだい?」
レイはカヲルを睨みつける。カヲルは睨まれても悪びれる様子もない。
「嫌よ!」
レイはきっぱり拒否する。だがカヲルは執拗に聞いてくる
「なんでだい?」
「だって、下手したら見えるもの」
「何がだい?」
「叩くわよ!」
「ごめんごめん。わかってるよ。嫌なんだよね?」
レイは怒って下を向いてしまう。
つづく
298G3:2007/01/29(月) 00:01:24 ID:???
>>297
午後、4時半。カヲルの部屋で下を向いてレイは固まっている。
「逆算すると、シンジ君の自宅からここまでだから、5時って所か」
レイは重々しくうなずく。
「じゃぁ、シンジ君に電話するよ」
カヲルは携帯を取り出し、シンジのメモリーを選択すると、シンジに電話をかける。
シンジはまだ学校でレイを探していた。そんな中、シンジの携帯が鳴り始める
「はい。」
シンジは電話に出る。当然カヲルからの電話だが
「もしもし、シンジ君かい?今どこ?」
「学校だよ。綾波を探してるんだけど、」
「綾波レイならうちに居るよ。」
「は?綾波が?どうして?」
「シンジ君があまりにも惣流アスカと仲良くするから、彼女ヤキモチ焼いちゃっててね。
僕が連れて来たのさ。迎えに来るなら5時までにきてくれ。」
「は?まぁ、行くけど」
「5時までなら待つけど、それまでに来なければ、綾波レイが僕と浮気するって。」
「え?ちょっと待ってよ!」
「じゃぁそう言うことだから」
カヲルは一方的に電話を切る。シンジは慌てふためいていた。早く行かないとレイが
カヲルに犯されてしまう。大急ぎで校舎を出ると、カヲルの家の方に向かって走り出す
途中、クラスの番長的存在のトウジに出会った。トウジは原付に乗っていた。
「おぉ!シンジやないか?慌ててどこ行くねん?」
「と、トウジ!実は」
シンジは詳細をトウジに説明する。
つづく
299名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/29(月) 00:29:36 ID:???
G3さん了解。プロトタイプ作品は成功だと思う。
だが、今までの作品の続きが気になるなまたその気があるなら続きを投下してくれ
300G3:2007/01/29(月) 19:24:53 ID:???
>>296
「気持ちを独占したい事も伝える。カヲルは全て聞き終わると、笑い始めた。」
の部分はミスです。またやってしまいました。申し訳ありません。深くお詫びし
ます。

>>298
「よっしゃ!このわいにまかしとき!後ろ乗れや!」
詳細を知ったトウジはシンジをカヲルの家まで送ってくれると言い出す。シンジは形振り
構っていられないので、本当は違法なのだがトウジの言葉に甘えて後ろに乗る
「しっかりつかまっとれや!!」
トウジはエンジンを数回空ぶかしすると、急発進する。
そして4時57分
レイはイラつきながらシンジを待っている。無神経にもカヲルは
「さて、準備するか。約束は約束だからね」
そう言うと、練乳とイチゴと怪しげな瓶を用意する。その瓶には液状の睡眠薬が
入っている。
「まだ、5時じゃないわ」
レイはカヲルに時間が残っているので気が早いと言わんばかりの口調で止めるが、
カヲルは練乳を器に注ぎ、睡眠薬と混ぜ合わせ、イチゴをよく浸す。レイはそれを
恐ろしいものを見るような目つきで見ていた。カヲルはそれをレイの口元に持って
くる
「さ、食べな。これを食べれば眠っている間に全て終わるから痛みが無いと思うよ」
レイは拒むような顔をするが、イチゴに2回ほどキスをして、先端をかじる。
「さ、もっとガブッと」
カヲルの言葉の通り、レイは残りを一口で食べ、飲み込む。カヲルはレイを立たせると
ベットの方へ引っ張っていき、レイをベットに寝かせる。同時に時計が午後5時を告げる
まず、カヲルはレイにキスをしようとしたが、レイは顔をそらして拒否する。
「嫌なのかい?まぁ、いいや。君が眠った後だね」
つづく
301G3:2007/01/29(月) 19:26:21 ID:???
>>300
カヲルはそう言うと、レイの制服のリボンをそっとほどき、ブラウスのボタンを一づつ
開けていく。ボタンが一つ開くごとにレイの意識も遠ざかる。
「綾波!」
シンジの声がした。その瞬間、レイは完全に眠りにつく。
「やぁ、遅かったじゃないか。」
「な、何もしてないよね?」
「最初からそんなつもりじゃないさ。眠らせて誤魔化すつもりだったし。失礼だが僕は
綾波レイはあんまりタイプじゃないしね」
シンジはほっとしてため息をつく
しかし、眠らせたのは失敗だったね。彼女が自力で歩いて帰れないし」
カヲルは頭をかきながら考え込んでいる。
「仕方ない、負ぶって帰るよ」
シンジはレイのブラウスのボタンを閉め、リボンを付けるとレイを背負う。
「一人で大丈夫かい?」
「うん。何とか」
カヲルは門の所まで付き添ってくれた。レイはシンジの背中で眠っていてびくともしない。
今まで、友人を負ぶった事はあるが、その時は重かったはずだった。だがレイは不思議な
程重くない。
「じゃ、春休み明けに」
「うん。また同じクラスになれるといいね」
そう言って別れると、シンジは歩き出す。だが、ここからレイの家に行くより、自宅に
帰り、レイの親に迎えに来て貰った方が効率的だ。レイが寝ているので、この状態だと
バスを使う事ができない。仕方なく1時間半の道のりを歩く事にした。背中にはレイの
ぬくもりが伝わってくる。学校の前を通りいつもならバスで通る道を帰っていく。
つづく
302G3:2007/01/29(月) 19:28:10 ID:???
やがて、マヤの大学の前を通りかかる。シンジは少し疲れていたが、レイのためなら
仕方ないと男の意地を見せていた。
「あれ?シンジ君じゃない!?」
車の中から誰かに声をかけられた。声がした方向を見ると、サツキが車の中からこっちを
見ていた。
「女の子おんぶして、どうしたの?」
「あの、これは。」
「まぁ、乗って。」
サツキは車から降りてきて、後部座席のドアを開けてくれる。シンジはレイを後部座席に
座らせ、自分も乗り込み、ドアを閉める。サツキは車を発進させると諸事情を聞いてくる
シンジは洗いざらい話す。サツキは笑い始めた。
「で、その子が前に言ってた子?だれだっけ?綾波レイちゃんだっけ?」
「はい。」
「可愛い子ね。可愛いと言うより、綺麗って言った方がいいのかしら?」
シンジは何も答えなかった。レイが少しピクッと動いたような気がしたのでレイの方に
気がいってしまう
「まぁ、そのお金持ちのぼんぼんとはもう関わらない方がいいかもね。」

「はい。」
シンジはそう答えるしかなかった。
「で、シンジ君の家に行けば言い訳ね?」
サツキはシンジに行き先を聞いてくる。サツキはこれからマヤの家に行くことになって
いるので、丁度いい。
つづく
303G3:2007/01/29(月) 19:29:44 ID:???
それから20分程でシンジの家の前に到着する。サツキは車を降りて、ドアを開けて
くれた。
「あの、ありがとうございます。送って頂いて。」
「いいよ。シンジ君とまた話ができて嬉しかったし。」
シンジのお礼の言葉にサツキは照れながらそう答えた。
「ほんと、ありがとうございます」
そう言うと、シンジはレイを再び背負う。
「う〜ん。じゃ、今度デートしてくれたら貸し借り無しってことで。」
「じ、じゃぁ、また今度」
「一人で運べる?」
「大丈夫です」
サツキは再び車に乗り込み、
「じゃぁ、また今度ね!詳細はメールするから」
と言い残し、去っていく。シンジはレイが落ちないように自宅の門を開ける。門の扉が
錆びて、きぃーと言う嫌な音を発する。その音に反応するようにいつもアスカが顔を覗く
今回も例外ではなかった。
「ちょっと!どうしたの?」
窓から顔を出して大声でレイの事を聞いてくる。
「うんちょっと。」
シンジは恥ずかしそうな口調で誤魔化そうとする。だがアスカはどうしても気になるため
話を聞きたかった。
「そこで待ってて」
家の中からどたばたと言う音が聞こえ、アスカが出てくる。
「手伝ってあげるわ」
「え、でも」
「あんたは頑張っておんぶしてきたんでしょ?だから、協力してあげるんじゃない」
シンジはアスカの言葉に甘えることにした。アスカはレイを背負うと、残り10m程を
歩いて、扉を開ける
つづく
304G3:2007/01/29(月) 19:31:53 ID:???
>>303
「母さん!」
シンジが大声でユイを呼ぶ。
「どうしたの!?」
ユイは当然のごとく慌てて出てくる。ユイはレイを見て驚く
「ちょっと!何があったの?!」

「話は後。とりあえず、僕の部屋に運んであげてもいいかな?」

「当たり前じゃない!」
アスカは階段をのぼり、シンジの部屋までレイを運ぶ。シンジは二人が落ちないように
後ろからレイのお尻を支え、ユイは心配してシンジの部屋まで付いてきた。
シンジの部屋に入り、アスカはレイをシンジのベットに寝かせると、
「あぁ〜重かった。じゃ、帰るわ。また後で!」
と言い放ち、アスカは話も聞かないで出て行く。
「で、どうする気?」
ユイが心配そうにシンジに尋ねてくる。シンジは
「とりあえず、学校の先生に連絡して、レイの親御さんに連絡を入れて貰い、迎えに
きてもらおう」
と長々と説明する。ユイは頷き、下に降りていき、電話をかける。取り残されるシンジ。
レイは気持ちよさそうにシンジのベッドで寝ている。シンジによからぬ欲望が湧いてくる
だが、シンジは首を横に振り、悪魔の囁きに打ち勝つ。シンジには到底、眠っているレイ
に悪戯などできる人格ではない。
つづく
305G3:2007/01/29(月) 19:35:00 ID:???
>>304
シンジはレイに背を向けて座っている。10分ほど経つと
「ん゛〜」と言うレイの声が聞こえる。どうやら目を覚ましたようだ。
レイは二、三回瞬きするとハッとしたような表情で飛び起き、
「あれ?ここは?」
と驚いてキョロキョロと辺りを見回す。
「気が付いた?」
その言葉にハッとシンジのほうを見るレイ。
「碇君の、部屋?」
意識がはっきりとするとレイは何かを思い出したように、泣きながら話し始める。
「碇君、私、」
「綾波、実はね」
シンジはレイが誤解していると思い、説明を始めようとした。だがレイは聞かずに泣き
続ける。
「私、渚カヲルに。ごめんなさい。」
「だから、綾波、聞いてよ。」
「ごめんなさい。」
「綾波!」
シンジが少し大きめの声でレイを呼ぶと、レイはシンジの方を見た。シンジはカヲル
が始めからそんなつもりではなく、眠らせて誤魔化しておくつもりだった事、自分
が負ぶって歩いた事、サツキが車に乗せてくれた事、そして最後にはいつもなら仲
が悪いはずのアスカが手伝ってくれたことをすべてありのままを説明した。
「じゃぁ、私、何にもされてないの?」
「うん。大丈夫だよ。」
「ごめんなさい。こんな事するつもりじゃなかったの」
「僕も悪かったのかな。綾波が居るのに、何かいろんな女の子と話しちゃって。」
「二度とやらないから、許して、碇君」
お互いに謝りあい、会話になっていない。そうしているとユイが入ってくる。
「あのね、レイちゃん。お母さんもお父さんが都合つかないから今夜は預かって欲しいって言ってるんだけど、いい?」
レイに泊っていくように告げるユイ、レイは首を縦に振る。
つづく
306G3:2007/01/29(月) 19:41:14 ID:???
>>305
とりあえず、今日は遅いのでシンジの家に泊めてもらう事にするレイだが、一つ問題が
あった。よく考えてみたら泊る用意などしていないので洗面具や着替えを持っていない。
いくら地味なキャラとはいえ、レイも女の子なので、心配し始める。
「碇君。私、着替えとか持って来てない」
「着替え?僕のでよければTシャツとか貸すけど?」
シンジの服を借りるには抵抗が無い。だがレイが心配しているのは服では無く、下着や
靴下だ。だが、シンジにそれを言うを躊躇っていた。
「僕の、サイズが合うかどうかわからないけど」
シンジはクローゼットを開け、あれこれと服を探し始めた。
「あの、碇君。私が言ってるのは、その。下着とか靴下の事なの」
「え?」
レイは吐き捨てるようにそう言うと恥ずかしそうな顔をして、下を向く。
「下着とかなら、母さんにサイズ教えてくれたらコンビニ行って買ってくるけど?」
レイは現金千数百円をユイに手渡し、下着と着替えを買ってきてもらう事にした。

その夜、レイはシンジの部屋に布団を敷いてもらい、眠る事にした。色々あったが、
シンジと一晩をすごすことができ、今日はいい思いができたと思いながら眠りに着くので
あった。
307名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/29(月) 21:55:05 ID:???
すげー乙です
308名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/29(月) 22:00:27 ID:???
カヲル…眠らせて誤魔化すつもりなら何も制服のボタン外す事もないだろうに
309名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/30(火) 09:19:56 ID:???
G3さん乙。新シリーズも頼む
310G3:2007/01/30(火) 17:18:15 ID:???
>>286,>>287,>>288の続きです。
だが、本当にこれが初恋なのだろうか、そして俗に言う一目惚れと言う奴なの
だろうかとレイは思っていた。背後に集っている女子生徒の集団は一向に居な
くなる気配も無く、昼休みには他のクラスから来た連中も混ざって増えている
落ち着いて食事もできたものじゃないと思い、レイは弁当箱を持って屋上に向
かう。階段を上り、扉を開けると2月の冷たい空気が体を包む。柵にもたれて
膝の上に弁当箱を乗せ、身震いをしながら弁当を食べ始める。食べながら景色
を見ていると、自分がもたれているのと反対側の柵にスズメが2羽とまった。
どうやら雄と雌のようで、人間で言ったら新婚ホヤホヤの夫婦であろう。それ
を見たレイは羨ましそうな目でスズメを見る。
【イチャイチャしちゃって。私も転校生の碇君とああなれたらいいなぁ〜】
そう思いながら不機嫌そうな顔つきで食事に集中していると、「きぃ〜」と言う
扉が開く音がした。
「やっぱりここだったの?」
入ってきたのはマナだ。マナはレイの隣に座ると、自分の弁当箱を開けて食べ
ながらレイに話しかけてくる。
「いつもここで食べてるの?」
マナの問いかけにレイは恥ずかしそうに首を縦に振る。マナはマシンガンのように
あれこれと話題を持ちかけるが、レイはコミュニケーションが苦手なので、首を振
るか、一言返事をする程度だ。そんなレイに愛想を尽かす事無く、マナはいつもレイ
に話しかける。マナは一方的ではあるが、レイを親友だと思っていた。
「転校生の碇君ともう話した?」
「まだ話してないわ。」
「クラス中の女子が羨ましがってたよ、席近いし。私も例外じゃないどぉ〜」
マナはクラスの女子生徒がレイに嫉妬している事と、興味が無さそうに振舞うレイの
態度に反感を持っている連中もいるから注意した方がいいと言う事を伝える。
つづく

311G3:2007/01/30(火) 17:50:44 ID:???
>>310のマナのセリフ
「クラス中の女子が羨ましがってたよ、席近いし。私も例外じゃないけどぉ〜」
に訂正します。けが抜けてました。毎度毎度申し訳ありません。
312G3:2007/01/30(火) 21:39:20 ID:???
>>310
話をしながら箸を進める2人。話とは言っても、マナが一方的に喋りまくっているだけ
だったが、やがて昼休みの終わりを告げる予鈴が鳴る。マナは立ち上がるとスカートの
お尻の部分を掃い、伸びをしてレイが弁当箱を片付けるのを待つ、レイは慌てて弁当箱
を片付けると、マナについていく。教室に帰る途中、マナはトイレに立ち寄る。レイは
マナに付き添い、一緒に入るが、二人は特に用を足したいとも思っていない。マナは必
死で髪型を直し始めた。マナもシンジが気になっているので、今日は一層気合が入って
いる。そして、隣に突っ立っているだけのレイを見て、
「綾波さんも髪型直したら?」
と、促してみる。
「いい。」
だが、お決まりの回答が返ってくるだけだった。
「でも、綾波さんの髪型って、お釜かぶってるみたいじゃない?髪型かえてみたら?」
「髪型は特に気にしないわ。だって、ずっとこれだもん。それに変えたら変になるかも
しれないし。」
マナのアドバイスにもあまり耳を傾けないレイであった。マナはスカートをまげて5cm
程短くして、征服にもいつも以上に気を使う。
「あ〜ぁ、もっと胸あったらなぁ〜やっぱり男の子って、こういう所好きだよね?」
マナは自分の胸を手で上下に揺さぶりながら、レイの胸をチラッと見ると、
「綾波さん結構あるね。取り替えて!」
と冗談を言った。レイは微笑んで少し首を傾げる。
「う〜ん。アスカも碇君を狙ってるからなぁ〜。体では勝つ自信無いけど。」
「顔や胸とかだけで判断するような男ならお断りね。」
マナの独り言を聞いていただけのレイは突然口を開いた。マナに単語以外の言葉を話した
のは珍しい。
「いい事言う〜!さ、行こ!」
二人はトイレを出るとやや急ぎ足で教室に向かった。
つづく
313名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/31(水) 00:40:15 ID:???

G3氏って携帯なの?
314G3:2007/01/31(水) 01:42:46 ID:???
>>313
パソコンです。Wordで溜めたやつを投下してるので、誤りがあったりする時
があります。本当に申し訳ありません。
>>312
教室に帰ると、シンジに集っていた女子の集団は何処かへ消えていた。それもそのはず。
クラスの女番長的存在のアスカが無理矢理追い払ったのだ。アスカはシンジの机の上に座
り、シンジと話をしている。レイは自分の席につくと、5限目の用意をして、机に突っ伏
した。寝ているわけではなく、シンジとアスカの会話を盗み聞きしている。会話の中身は
どれもこれもアスカ自身の自慢話ばかりであった。マナはクラスの女子から情報収集をし
ている。シンジは外見の通り、優しく、いい人だと皆は口をそろえて言っている。一通り
情報を収集し終わったマナは、先生がまだ来ないのでシンジに話しかけに行く事にした。
シンジの机に近づいていくと、アスカが物凄い形相で睨んでくる。まるで自分の縄張りを
守るオオカミのような目つきをしていた。だが、マナは怖がらなかった。すまし顔でシン
ジの肩を叩き、シンジの注意をアスカから逸らす。アスカは当然怒ってマナに突っかかっ
てくる。
「ちょっと!今私が話ししてんのよ!」
「シンジ君だよね?私、霧島マナ。マナって呼んでね。仲良くしようね!」
マナはシンジと握手しようと手を差し出す。シンジはマナの手を取った。怒っているアス
カを挑発するように話し続ける。やがて教室の扉が開く音がした。先生がやってきたので
ある。マナは自分の席に戻る前に、アスカのお尻をおもいっきり平手で叩く。
「何するのよ!」
アスカは誰でもするような反応をした。マナはペロッと舌を出すと走って自分の席に逃げ
帰る、アスカは悔しくて地団駄を踏んで怒っている。そんなアスカを見て、後ろでレイが噴出笑いをした。
つづく
315名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/31(水) 09:39:09 ID:???
今回のG3センセの作品、まともな女居ないな。
レイは怪しい奴だし、アスカはお行儀悪すぎだが面白いかも続きに期待
316G3:2007/01/31(水) 22:47:53 ID:???
>>315
コメントどうもありがとうございます。まぁあやしいレイもありかなと思いまして。

>>314
アスカはそれに反応してレイの方をギラリと睨んだ。レイは驚いてピクッと動く。アスカ
はムッツリとして自分の席に戻っていった。アスカが席に戻ったと同時ぐらいに、号令が
かかった。またかったるい社会の時間が始まったとレイは思いながらノートを取り始める。
社会の授業は、ノートさえ取っていれば、テストの時に見直すだけで、何とかなる教科な
ので、一通り黒板に書いてある事を写すと、レイは机に突っ伏して眠ってしまう。だが、
レイにとって、シンジに話しかける絶好のチャンスが到来する。先生が、前の黒板に書い
た課題について、隣や前後の人と相談して自分なりの答えを出しなさいと言う指示を出し
たのだった。それを聞いたレイは、他の女の子がシンジに話しかける前に、シンジの肩を
突いた。当然、シンジは
「何?」
と言いながら後ろを振り返る。
「相談。先生が言ってたでしょ?だから。」
レイは恥ずかしそうに言った。
「ごめん。そういえば君、名前は?」
「レイ。綾波レイ。レイって呼んで。」
レイは顔を赤くして自己紹介をした。
「えっと。綾波、でいい?」
「も、問題ないわ」
なかなか会話にならない二人。お互いに異性とのコミュニケーションが苦手なので、無理
もないだろう。
つづく
317A2:2007/02/01(木) 01:01:38 ID:???
G3さん乙です!

この前言ってたリメイクが少しできたので投下してみます。
個人的には少し薄っぺらすぎる気がするのですが・・・・

ttp://yaplog.jp/nao_hibi/
ブログのアドレスです。前の作品が少し載っていますので
比較して感想お願いします。
318A2:2007/02/01(木) 01:02:56 ID:???
サードチルドレン 碇 シンジ
母の死後、田舎で生活をしていたが急遽NERVの総司令官の父、碇ゲンドウに呼ばれ上京。
パイロットとして生活を余儀なきとされ使徒と戦うが親友と思っていた渚カヲルに裏切られ心に深い傷を負うが・・・・

セカンドチルドレン 惣流・アスカ・ラングレー
途中ドイツ支部からきたアメリカ国籍のドイツと日本の血を持つクォーター、
第使徒アラエルによって精神崩壊をしかけたがぎりぎりのところで精神をつなぎとめた。
復帰後はアラエル戦の記憶がすっぽり抜けており自分がなぜ病棟にいたかは彼女自身理解わかっていなかった。

ファーストチルドレン 綾波 レイ
生粋の日本人にして青髪に赤い瞳を持つ少女。
幼い頃に両親を亡くし身寄りがなかった彼女は親が勤めていたNELVに引き取られ中学校に入った段階で一人暮らしをはじめた。
感情のかけた印象があり、第16使徒アルミサエル戦で自爆。
絶望と思われた状況下、奇跡的に生還。零号機は大破したがタブリスを殲滅後にはなぜか修復された。
319A2:2007/02/01(木) 01:03:58 ID:???
第三新東京市、数ヶ月前まで使徒と呼ばれる生命体と特務機関NERVが死闘を果たした舞台。
最後の使者、渚カヲルことタブリスを倒し一人のパイロットの心の傷と引き換えに世界は平和に包まれた。
その後NERVは組織解体され、パイロットや職員達は普通の生活に帰るものと思われたが現状では何もかわらずにいた。
パイロットは定期的に検査、訓練を積み職員はそのサポート。かわったといえばパイロットの招集が減ったということと拘束が比較的に緩くなったことだ。 


ここ第三新東京市のNELVの関係者がよく利用するコンビニに二人のパイロットがいた。


「いらっしゃいませ!」

店に客がはいってき合図の音を確認するとアスカは元気よく声を出した。
それに続き雑誌の整理をしていたレイも挨拶をし、入り口の方をみるとあっ・・・と口にした。
アスカは片手に納品の弁当を持ちながらくるッと回り、どうかした?と入り口の方を向いた。
そこにはいつものように制服を着、アスカの方をみて調子はどう?と問いかけてくるような笑顔をしたシンジの姿があった。

「シンジじゃない、また来たの?」

シンジはうんと答えアスカの方に近寄って行った。
アスカはシンジが近寄ってきたのを確認するとニヤっと笑いシンジにねぇと話かけた。

「あんた私と二人きりで帰りたいんでしょう?だからいつもシフト終了間際にくるんでしょう?」

それを聞くとシンジは顔を赤くし首を横に振った。

「ち、違うよっ。今日はトウジと遊んでて帰りによったらたまたまアスカが・・・昨日だって・・・」

「はいはいわかったわかった、そういうことにしとくわ。特別一緒に帰ってあげるからあと10分で終わるから昨日と同じ場所でまってなさいよ」

シンジはそれを聞くとレイに頑張ってと一声かけて外に出ていった。
320名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/01(木) 03:03:27 ID:???
A2さん乙!コンビニかwww
321G3:2007/02/01(木) 13:44:44 ID:???
ネ申降臨!A2尊師キター!!
>>316
レイは恥ずかしくてなかなか喋る事ができない。シンジは少し安心していた。後ろに居る
のに、何でこの子は話しかけてくれないのだろう、嫌われているのかな?と思っていたか
らだ。
【カワイイと言うより、綺麗な子だな〜。彼氏とかいるのかな〜?】
シンジはそんな事を考えていた。そして少しレイが気に入ったようだった。レイは顔を真
っ赤にしながら話続ける。
「あの、碇君は趣味とかあるの?」
「趣味は、特に無いかな。うん。無い。」
レイは趣味の話に繋げようとしたが、シンジにはこれと言って趣味が無いため、話には繋
がらなかった。レイはこんなに人に積極的に話しかける事は無かったのだが、今日は違う。
「友達はできたの?」
「うん。まぁ。女の子ばっかりだし、友達はできそうに。無いかな。」
「私は別に異性でも気にしないわ。」
レイは上目づかいで自分を友達にしてほしいと言わんばかりの口調でシンジに迫る。シン
ジは照れながら
「じ、じゃぁ、友達してくれていい?」
レイと仲良くしてくれるように頼む。レイの回答はOKに決まっているので、シンジから
目を逸らして首をコクッと縦に振った。
「貸して、携帯。アドレスと番号教えとくわ」
「あ、うん。」
シンジはレイに携帯を差し出した。レイはシンジの携帯を受け取り、自分のデーターを赤
外線でシンジの携帯に送る。送り終わると、まだ終わっていないふりをして、シンジのメ
モリーを盗み見た。まだクラスの誰とも携帯番号やメールアドレスを交換している形跡が
無い。
【私が一番乗りね。】
そんな事を思いながらシンジに携帯を返した。
つづく
322G3:2007/02/01(木) 15:11:09 ID:???
「リリス、私。近いうちに彼氏ができそう」
この喜びを真っ先にリリスに伝えるレイであった。その頃、シンジも帰宅していた。鞄を
置くと、携帯の黄色いイルミネーションが点滅しているのを見た。メールが届いていると
言う事だ。シンジは携帯を開けて、メールの受信ボックスを見ると、「綾波レイ(画像添付)」
と表示されている未読メールが一件あった。シンジはそのメールを選択して開いてみると
そこにはレイの写真と、彼女の自己紹介文、そしてスリーサイズが書かれていた。
「へぇ。別にスリーサイズ書かなくたって。」
そう独り言を言うと、携帯を閉じて、充電器に置き、充電を始める。
つづく
323G3:2007/02/01(木) 22:39:45 ID:???
>>322
その頃、アスカとマナは学級委員長のヒカリの家で愚痴をこぼしていた。既にレイがシ
ンジとアドレス交換した事がアスカの耳にも入っており、愚痴の主な内容はそれだった。
本当はヒカリの恋愛相談に乗るつもりで来たのだが、これでは何のために呼んだのかわか
らないとヒカリは思っている。
「大体、前々から気に入らなかったのよねぇ〜あの女。今度ちょっと体育館裏にでも呼び出して、虐めてやらない?」
アスカの話など誰も聞いていない。ヒカリはそろそろ相談に乗って欲しいと、アスカを止
めようとしていて、マナは暴走中のアスカを横目で見ながらストローでジュースを飲んで
いる。
「だいたいさぁ〜、生意気と言うかあつかましいのよ」
「アスカ!!」
ヒカリは我慢の限界を超え、大きな声を出す。マナは驚いて目を丸くしながら殆ど空にな
ったコップのジュースを啜り、ゴロゴロゴロと言う音を出した。
「何?」
「アスカ、私の相談に乗ってくれるって言うから呼んだのに」
「あ、そうだったわね。ごめん、ごめん」
アスカはすっかりここに来た目的を忘れていた。ヒカリはアスカに恋の相談をし始める。
ヒカリは、工業高校に通う男子生徒の鈴原トウジに思いを寄せていた。一応お互いに顔見
知りであり、去年の文化祭の共同企画がきっかけで知り合い、何度かあったりしていると
言う。ヒカリにとっては初恋であり、どうすればいいのかわからず、アスカに相談したのだ。
アスカは真剣に話を聞いているが、考え込み、何を答えようか迷っている。
「で、ヒカリさんはどうしたいの?」
アスカよりも先にマナが口を開いた。
「その、お付き合いしたいかなって」
マナの質問にヒカリは顔を赤らめながら答えた。
「お付き合いって何?あ、ひょっとしてヒカリさんもキスやエッチしてみたいの?」
「あんたバカ?まだそんな先のことは付き合ってからよ!!」
アスカはマナを罵倒する。

つづく
324G3:2007/02/02(金) 17:59:49 ID:???
>>323
アスカが罵倒するのも無理はない。第一、マナは彼氏も男友達すらできた事が無いので、
適切なアドバイスができないと思ったアスカは黙っているようにと、強く言い聞かせる。
「とりあえず、今度デートにでも誘ってみたら?」
アスカはそうアドバイスする。会って話をしなければ、何の進展も無いままお互いを忘れ
て、終わってしまうとも付け加えた。1時間程デートに誘う作戦を練り、お開きとなった。
帰り際になり、アスカはコートを着て、マフラーを巻くが、マナは一向に立ち上がろうと
しない。
「ほら、マナ帰るわよ!」
そんなマナを見たアスカがマナを引っ張り上げて立たせようとするが、マナは抵抗する。
散々引っ張り続けたアスカは
「もう、勝手にしなさい!」
と言い残して先に帰っていった。アスカがいなくなると、マナはヒカリにある頼みごとを
した。
「ねぇ、ヒカリさん!一生のお願い。」
ヒカリはキョトンとしてマナを見る。
「何?」
「シンジ君の住所教えて!」
ヒカリは唖然とする。学級委員長なので一応、クラス全員の住所が記載された連絡網を持
っているが、むやみと人に教えたり、見せたりしていい物ではないので、
「あの、無理だよ個人情報だし、」
事務的な口調でそう言い返した。
「お願い!」
マナはヒカリの前にいきなり土下座始め、して頼みなおした。これに驚いたヒカリはちょ
っと止めてよとマナを必死でとめ始める。だがマナは一向にやめる気配も無い。困り果て
たヒカリはため息を付き、机の引き出しからメモ用紙と、鞄から一枚の帳簿を取り出し、
机に向かって何かを書き始めた。書き終えるとマナの方を振り返り、
「はい、碇君の住所」
本当はいけない事ではあるが、今回だけだと言い聞かせてマナにメモ用紙を渡すのであった。
つづく
325G3:2007/02/02(金) 18:25:52 ID:???
>>324
ヒカリからシンジの住所を受け取ったマナはヒカリにお礼を言うと、大急ぎでヒカリの家
を後にした。最後にヒカリはくれぐれも悪用するなと言っておくが、マナは半分聞いてい
るのか、いないのかわからないような返事をして飛び出していった。外に出てからメモ用
紙に目を落とすと、
「ふ〜ん。ここなら私の家から歩いて20分ぐらいか」
と笑みをこぼし、独り言を言いながら歩いていく。
その頃シンジは、ペットボトルのコーラを片手に部屋で雑誌を読んでいた。やがてまた携
帯がのバイブレーターの音が床に響く。またレイがメールを送ってきたのだ。シンジは携
帯に飛びつき、レイからのメールを見ると、
[何か返信してよぉ<`ヘ´>!]
と書かれていた。シンジはマズイと思い、
[ごめん。スリーサイズまで書いてくれたんだ。結構スタイルいいんだね]
と打ち返し、送信ボタンを押す。それから、レイから次の返信が来るまで5分ほどだった。
シンジはにやけた顔でレイとメールのやり取りをしている。気付いたら30分程で、10
通近くのメールのやり取りをしていた。
326G3:2007/02/02(金) 20:05:24 ID:???
>>325
それから10数分後、シンジの家のインターホンが鳴った。シンジはインターホンの所に
行き、受話器を取ると、聞き覚えのある声がする。
「あの、シンジ君?私よ。同じクラスの」
その声はちょっと緊張しているようだった。
「綾波?」
「違う違う!」
追い返すわけにはいかないので、シンジは一応玄関の扉を開けて、出てみる。
「あの、えっと、誰だっけ?昼休みに話しかけてくれた子だよね。」
「ひど〜い!覚えてくれて無いの?マナよ。霧島マナ。」
「あぁ、ごめん、霧島さん。入って」
シンジはとりあえず、マナにあがって貰う事にした。マナは先にシンジの部屋で待ち、シ
ンジは台所でお茶を入れて部屋に持って来ると、マナに出す。
「あ、お構いなく」
マナはお決まりのセリフでお礼を言った。
「で、なんか用?」
「あのね、綾波さんとアドレス交換したでしょ?だから、私ともして欲しいなと思って」
「え、あ。あぁいいよ」
シンジは携帯を持ってくると、マナの携帯に赤外線機能が付いているかどうか確認する。
つづく
327名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/02(金) 22:30:55 ID:???
A2センセ乙。
G3センセも乙です、てか、A2センセ以外の職人さんのファンていないの?
328名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/02(金) 22:58:34 ID:???
なんでそう思ったのか詳しく訊こうか
329名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/02(金) 22:59:11 ID:???
だって、俺には(ry
330名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/02(金) 23:16:34 ID:???
>>328
いや、A2センセすげぇなと思って…
331G3:2007/02/02(金) 23:37:29 ID:???
>>326
その頃、レイはリリスと遊んでいた。最近レイはリリスに芸を教え込もうとしている。
「お手」や「お座り」のようなありふれたものではなく、もっと変わったものをと思って
いるが、リリスは全然覚えてくれない。今教え込もうとしているのはアシカショーのよう
に鼻の上にボールを乗せ、数秒間安定させるという芸だ。本来、生き物と言うのは顔の間
近に物体があり、尚且つそれが鼻の上に乗ってくるのを不快に思う習性があると、レイは
以前、図書室にある本で読んだことがある。何度かリリスの鼻の上にテニスボール大の球
を乗せてみるものの、リリスはすぐに落とし、それにじゃれて遊んでしまう。今日も例外
では無かった。レイはそっとリリスの鼻に乗せてみるが、落として遊んでいる。
「はぁ。この子には無理なのかな?」
そう独り言を言って、芸を教え込むのを断念して、リリスを抱き上げる。
「う〜ん。獣臭いわ。リリス、今度から私の部屋には立ち入り禁止よ。服とかに匂いがついたら碇君に嫌われるもの」
だったら飼うなよと言うような理由でリリスを自分の部屋に入れないようにしようとする。
レイの言葉にリリスはク〜ンと言う鳴き声を出した。
「でも安心して。リビングとかだったら遊んであげるわ。お散歩にも連れてく。」
レイはリリスを一旦降ろし、縄を持ってくる。
「さ、お散歩行こうね」
その縄をリリスの首輪につけると抱き上げ、外に出て行く
つづく
332G3:2007/02/03(土) 00:03:05 ID:???
>>327,>>330
まぁ、遊びでやってるだけなのでファンとかそういうのは大げさかなぁ〜www
なんて思いますけど。でもA2尊師は凄いですし、監督さんの作品も大好きです。

>>331
レイはリリスを散歩させていると、アスカがこっちに歩いてくる。アスカとレイは同じ町
内で、近所なので無理も無いだろう。
「惣流アスカ。この世で一番苦手な人。」
ボソっと独り言を言うと、向こうもレイに気付いて目が合ってしまう。アスカはかなり怖
い目つきでレイを見ていた。レイはその視線を見るなり身の危険を感じ、リリスを抱き上
げ逃げ出す。
「あッ!何で逃げるのよ!」
アスカはそう叫ぶとすぐに追ってくる。レイは運動神経も体力も無い。
反対にアスカは運動神経抜群で体力もあり、
体もレイより大きいので、すぐに追いついてレイを捕まえる。レイが逃
げた距離は約30メートルぐらいだった。
「何で逃げるのよ!」
「だって、あなた。怖い顔してたもん」
「そうよ。あんたが私に黙って転校生とアドレス交換したもん。」
別に彼女に悪い事をした訳でもないのに謂れの無い事で責められている感じがしてならな
いレイは反論する。
「でも、私、悪い事してない。」
「悪い事?クラス1の陰キャラのあんたが男とメールする事態許せないのよ。ねぇ〜」
アスカはそんな事を言いながらリリスの頭を撫でる。レイは本気で喧嘩をしたら敵うわけ
が無いとわかっているので、それ以上刺激する事はしなかった。
つづく
333名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/03(土) 17:43:17 ID:???
乙だがG3氏の前のシリーズのシンジとレイってエッチしたの?
334G3:2007/02/03(土) 21:19:54 ID:???
>>333
してない設定ですよ。

>>332
レイはアスカにいつ何をされるのかわからないから怯えていた。
「私も大人だし、今日のところはこのチワワに免じて許してあげるわ。」
去っていくアスカの後姿を見ながら、レイは少し安心してため息を付き、リリス
に目をやるり、
「帰ろうか、リリス。」
と優しくリリスに話しかけ、リリスを抱いたまま、レイは家のほうに向かって歩き出した。
一方、マナとシンジはアドレス交換をした後、おしゃべりをしていた。マナが持ち出して
いたのは主に恋の話だった。前に彼女はいたのかとか、だった。やがてマナはあるありき
たりな質問をした。
「ねぇ〜。クラスでさ、気になる子っている?」
この瞬間シンジの頭によぎったのはレイだった。だが、彼の性格を考えるとそんな事は言
える訳もない。
「い、いないよ!」
ただそう返すだけだった。だがマナはさらに突っ込んでくる。
「でも、一人ぐらいはいるでしょ?」
「いないよ!」
「当てようか?綾波さんでしょ?」
図星だった。シンジは赤面して黙り込んでしまった。マナはやはりと言うような表情で
シンジを見ている。
つづく
335G3:2007/02/03(土) 22:24:10 ID:???
>リリスに目をやるり、
目をやりです。訂正します。またやっちゃいました。向いてないのかな俺って
336名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 11:28:55 ID:???
G3氏ね二度と来るな
337名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 15:32:53 ID:???
過疎杉。誰も書き込まないなら次スレも要らないしこのスレも削除依頼出してくるが
338名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 15:33:57 ID:???
いや、書き込んでいる人はいるじゃん
339名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 15:39:55 ID:???
職人が書いてる中で>>337は酷過ぎる
340名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 16:43:59 ID:???
だって、書き込
んでるのG3とか言う変なゴミ職人だけだし、要らないだろ?
正直、つまらんから晒すな。
いい加減、誰からも相手にされてな
い事に気付け!
341名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 16:47:37 ID:???
G3氏のを楽しみにしてるやつもいるんだから
そういうこと言わない
それにA2センセも3日前に投下してるだろ
過疎過疎言う前に積極的に書き込んで盛り上げる
342名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 16:55:18 ID:???
A2ならまだしもあんな変なの誰が楽しみにしてるの?
質悪杉。
二度と投下して欲しくないな。
343名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 17:06:13 ID:???
A2信者はブログ池よ
ここの作品全部ツマランと思ってたがG3氏の新シリーズは好き
↑みたいのが多いんで書き込まないけど
344名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 17:10:22 ID:???
だからG3みたいな気持ち悪いの好きな奴なんていないだろ?
345名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 17:30:15 ID:???
一連のG3氏への攻撃ってA2信者の仕業だろ?
A2信者はお行儀悪いな
346名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 18:05:53 ID:???
A2センセってもうここに投下しないの?
347名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 19:15:34 ID:???
なんでちょっと上のレスすら読まないんだ?
ああ投下する気なくすことはあるかもな
348G3:2007/02/04(日) 19:24:22 ID:???
G3
349G3:2007/02/04(日) 19:26:17 ID:???
ミスりました。G3と言う名前、変えようかなって思ってたんですが。
ガンプラが倒れてエンター押しちゃったorz
350G3:2007/02/04(日) 19:49:59 ID:???
とりあえず、投下してもよろしいでしょうか?
>>334
シンジは相変わらず赤面し、黙り込んだままだった。マナはそんなシンジを見てからかい
はじめた。
「やっぱり、綾波さんの事気になるんでしょ?」
確かにシンジは気になっていない訳ではない。だが、色々な女の子に話しかけられたが、
だれも友達になってあげると言ってくれた女の子は居ただろうか?
「そう言う意味じゃないんだ。確かに見かけも綺麗な子だし、気になるけど。」
マナはふ〜んと言うような顔で聞いている。シンジは恥ずかしいのか、なかなか言葉が
進まない。
「実は僕、前の学校で虐めに遭ってたんだ。だから。友達になろうって言ってくれた子は
珍しいって言うか」
シンジは照れているせいか、上手く説明できなかったが、マナはそんなシンジの言葉を深
く理解し、共感していた。
「そうなんだ。なら、私とも仲良くしようよ。ね」
マナはシンジに近づき、優しくシンジの頭を撫でた。
「あの、霧島さん」
シンジにとって母親以外の女性に頭を撫でられる経験など今まで生きてきた中では無い。
マナはただ優しく、癒しを与えるような手つきでシンジの頭を撫で続けた。やがてマナの
手がピタッと止まる。
「ねぇ〜マナって呼んで。」
「え、でも、まだ知り合ったばかりだし。」
「硬いね。」
マナは悲しげに微笑むとシンジそっとシンジに寄りかかった。シンジはギョッとしていた。
こんな可愛い女の子に寄りかかってもらえるなんて、こんなに幸せな思いをしていいのだ
ろうか?しかも今日あったばかりの子にそんな事を思いながら、マナとの時間をすごすシ
ンジだった。
【ごめんね。綾波さん。】
レイの事を思い、マナはそう思っていた
つづく
351名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 21:24:47 ID:???
削除依頼出してきました
352名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/04(日) 23:55:15 ID:???
G3さんGJ! 正直「じーさんさん」は言いにくいと思ってた。どうでもいいけど。

念のため言っとくけど削除されること有り得ないからな
353名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 00:24:45 ID:???
俺、じーすりーって読んでた。
A2センセはN2爆弾と綾波アスカをかけてエーツーって読むもんだと思ってたが…
みんなは?
354名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 07:44:38 ID:???
無意識にワン、ツー、さん と読んでた。口で言いやすいからだろうか
続編なんかを表す場合はスリーだが
355名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 16:45:19 ID:???
俺的にはG3のままでいいと思う
356名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 19:04:46 ID:???
G3で爺さんかとおもた
357名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 19:32:03 ID:???
こんなの見つけた

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358名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 23:59:48 ID:???
A2センセはえーツーでいいの?
359G3:2007/02/06(火) 18:44:40 ID:???
「じーすりー」が正解です。

>>350
帰宅したレイはリリスをケージに戻すと自分の部屋に駆け込み、服の匂いをかいだ。
「やっぱり、リリスの匂いがついてる。」
ボソッと独り言を言うと、スプレーの脱臭剤を取りに洗濯機のある洗面所まで
走っていく。レイは大急ぎで自分の部屋に戻り、脱臭剤を征服にふりかけた。
征服のまま散歩に連れて行って、おまけに抱いて帰ってきたのが失敗だったと
後悔していた。
 そして翌日、何とか征服の匂いも取れ、登校するレイ。今まで学校は憂鬱で
あまり面白くないし、できたらずる休みしたいと思っていた彼女であったが、
シンジに会いたいと思う気持ちから、学校が楽しみになっていった。いつもな
ら登校後、教室で居眠りをする彼女だが、今日は眠気すら感じず、シンジが来
るのを待っていた。教室の扉が開く。レイは期待して扉のほうを見たが、
「おはよう!綾波さん!」
入ってきたのはマナだった。マナは手を振り、レイに近づいて来ると、シンジ
の席に座った。
「そこ、碇君の席。」
「まだ来てないからいいじゃん!」
今日もマナは一方的に話し始めた。レイはマナの話に耳を傾け、時には考え込み
コメントしたり、笑ったりしていた。そして、遅刻まで後5分と言う時にシンジ
が教室に入ってきた。教室に入るなり、クラスの女子がシンジを取り囲む。
「みんなシンジ君狙ってるのかな?」
マナは不安そうに言った。
つづく
360G3:2007/02/07(水) 00:45:27 ID:???
>>359
「あなたはどうなの?」
レイはマナに問いかけた。マナはレイの問に対して二シャっと笑い、
「綾波さんこそどうなの?」
と今度は逆に問いかけてきた。レイは顔を赤くして、動揺しながら
「べッ、別に」
と答えた。図星を突かれた証拠だ。マナは容赦なく問い詰める。興味無い
ふりをしながらなぜ話しかけるのかとか、正直タイプなのかどうかとか、
どのぐらい好きなのか等の質問をするがレイは下を向いたまま口を閉ざし、
何も答えない。
「じゃぁ、何で昨日アド交換したの?」
「え?だって、席、近くだし、ご近所付き合いって言うか、その」
マナはそれも嘘だと見破ったような目つきでレイを見ながら頷いた。
やがて、シンジが女子生徒の集団を振り切って自分の席に座ろうとした。
「おはよう。ごめん、霧島さん、そこどいてくれる?」
「マナって呼んで!」
そう言いながらマナは立ち上がる。
つづく

今日は眠いのでこの辺で勘弁してください
361G3:2007/02/08(木) 00:01:14 ID:???
>>360
 朝のホームルームも終わり、授業が始まった。シンジは真面目な生徒なのでずっと
黒板や先生の説明をノートに取ったり、話を真剣に聞いたりしていた。反対にレイ
は居眠りをしたり、そうでなければノートに落書きをしてみたり、前で真剣に聞い
ているシンジをペンで突いてみたりしていた。そんなレイに対して、
「ちゃんと聞いてなきゃ」
とシンジが注意した。レイは不機嫌そうな顔をして
「だって、どうせ赤点は取らないし。ねぇ、話しようよ」
シンジを誘い始めるのだった。シンジはまた後でと断り、
【この子、真面目そうなのに。】
そう思いながら、授業を聞き続けた。レイはずっと相手にして貰いたくてシンジ
にちょっかいを出し続けていた。そして、昼休みまで、後一時間。次の科目は生物
で、生物科学室に移動しなければならないのだが、昨日来たばかりのシンジにはそ
の部屋がどこにあるのかもわからない。シンジはロッカーから教科書を取ってくると、
一番近くにいたマナに話しかける事にした。
「あの、霧島さん、生物室、どこにあるのかわかんないんから連れてって欲しいんだけど。」
「じゃぁ、マナって呼んで」
マナはまだ呼び方について引きずっている。
「でも、まだ、会ったばっかりだし。」
「じゃぁ、無理。」
シンジはかなり困ったような顔をしていた。どうやらレイは先に行ってしまって
いるようだし、アスカは友達と話し込み、動こうとしない。
「じゃぁ、ま、マナ、一緒に、その、連れてって」
マナはニッコリと笑うと、シンジの手を取り歩き始めた。
つづく
362名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/08(木) 15:37:37 ID:???
乙。
レイは優等生という設定は多いが、、、
このレイはちょっとおバカというかめんどくさがりっていうか
こう言うの何て言うの?
363名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/08(木) 16:17:39 ID:???
転校生レイ
364G3:2007/02/08(木) 23:48:07 ID:???
>>361
マナに連れられ生物室にやってきたシンジ。教室とは座る席が違い、班単位で四人、
テーブルに固まって座るので、先生に指定して貰わなければどこに座っていいのかわ
からない。取り合えずシンジは授業が始まるまでマナと一緒にいる事にした。レイは
二人がどんな会話をしているのか気になっていた。二人の間に割り込もうと立ち上がった時、
タイミング悪くアスカがやってきてマナとシンジの間に入っていった。アスカは二人
が仲良くしているのが気に入らないと言った内容の言葉を口に出しているようで、レイには
ますます近寄り難い状況になっていた。
やがて授業が始まる時間となり、生物の先生が入ってくる。シンジは先生にどこ
に座ればいいか聞いている。当然のことながらシンジがどこの席を指定されるの
か気になって仕方ないレイは聞き耳を立てて、自分の班になるように祈っていた。
だが世の中そんなに上手く行く事など無く、
「じゃぁ、惣流さんの班に編入するから、右の後ろの机。」
と先生が言っているのが聞こえた。その瞬間、レイは先生を睨み付けた。当然、
謂れの無い事で睨まれた先生は少し引いていたことは言うまでも無い。
「綾波さん、何かあったの?」
前に向かい合って座っているヒカリが心配して話しかけてきた。
「何でもない。」
レイは冷たく返してテーブルに突っ伏した。
つづく
365G3:2007/02/09(金) 00:09:22 ID:???
>>364
レイは突っ伏しながらもアスカとシンジがどんな会話をしているのかまたも聞き耳
を立てる。どうやらアスカは彼女の家で飼っている三毛猫のアスランの話をしてい
るようだった。
【あの女、猫なんて飼ってるんだ、でもペットは飼い主に似るって言うから、
名前のごとくライオン並に狂暴だわ。きっと。】
そんな事を思いながら嫉妬している。少し顔を上げて、シンジの様子を見ると、
すごく楽しそうな顔でアスカと話しているのが見えた。
【はぁ。碇君楽しそう。私ともあんな顔して話して欲しいわ。】

「じゃぁ、続きを綾波さん。読んで」
レイはいきなり先生に当てられた。だがアスカに嫉妬して余計な事ばかり考えて
いる彼女は当然、聞いているわけが無い。
「えっと、どこですか。」
慌てふためきながらペラペラと教科書を捲る。先生はため息をつき
「聞いてなかったか。104ページの上から2行目」
クラス中からレイが笑われたのは言うまでも無い。
つづく
366名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 07:00:41 ID:???
G3乙。ロムってるのかわからんが、A2信者が書き込まなくなって感想少ないからやる気無くなると思うが頑張ってくれ。俺はできるだけ感想書く。アスカの猫の名前の由来って、ナルニア国のライオン?それともアスカとは赤仲間でガンダムSEEDのアスラン?
367名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 08:16:29 ID:???
G3つまらねぇ。氏ね!二度と来るな
相手にされてない事に気付け!
368名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 09:13:05 ID:???
スルー
369名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 09:17:56 ID:???
G3をスルー?
370名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 09:41:16 ID:???
>>362DQN
371名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 11:53:13 ID:???
何でG3センセをアンチする奴が出るの?
372名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 13:14:15 ID:???
つまらないからだろ
373G3:2007/02/09(金) 14:46:28 ID:???
今日は雨だから早く帰ったんで。
やっぱり自分のはつまらないのか・・・・orz
多分、自分には才能無いんですね
374名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 16:04:35 ID:???
気付くの遅杉。二度とその汚物作品を晒すんじゃねぇ!
375名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 17:09:49 ID:???
人は居ないし嵐が常駐してるしどうすればいいのやら
俺は好きですよってか荒らしてるの同一犯だと思う
ID表示板だったら良かったんだが
376G3:2007/02/09(金) 17:46:58 ID:???
自分もA2尊師みたいな作品が書ければ叩かれる事も無いし、
自分がいるから自分を叩く人が出て、スレが荒れるのではないでしょうか?
駄作しか書けない自分の責任です。申し訳ありません。
自粛した方がいいのかもしれません。orz
377名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 17:59:54 ID:???
別にA2さんも他の職人も大して変わらんよ。少なくともここのは
A2さんは初期職人の中で唯一小説っぽい書き方だったから、それを高尚と思う厨房さんたちに支持されたんじゃねーのなんて思ったり
まぁ本心で自分の責任とか感じるようなら、しばらく自粛もいいんじゃない? 精神衛生上よくないだろうし。書き溜めてもしまた盛り上がってきたら復活とか
誰も、とりあえず作品の質のせいで荒れたとかは思ってないだろうがね

あ青葉職人は神だったねwwww
378旅 丸:2007/02/09(金) 18:34:08 ID:???
つうか盛り上がるまえにG3氏いなくなったら落ちると思う。
さて、
そろそろ俺の出番かな。
379名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 18:50:26 ID:???
>>378
喪前が出てくるとややこしくなるし、それこそ喪前を叩く人間が出てくるから荒れる。やめてくれ。

んで、G3センセは自粛の必要なし。漏れはセンセのファンだから楽しみにしている。
漏れの楽しみを奪わないでくれ。
だから今までどおり投下で。
380名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 19:06:07 ID:???
これからも叩きは消えないだろうし、対象が複数いた方が職人一人に対する被爆率減っていいんじゃね
なんて思ったり
それはともかく俺は歓迎する
381名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 19:59:19 ID:???
ここは一人ずつ書き手が消えていくスレなのですね
382名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 19:59:54 ID:???
喪前とか漏れとか数世紀ぶりに見たわ
383G3:2007/02/09(金) 20:29:51 ID:???
メンタル的にちょっとあれなので、今日と明日は投下止めときます。
384名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 20:37:11 ID:???
またオマエら追い出したのかよ
385名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 21:12:29 ID:???
乙! ゆっくり休んでください
荒れてるのにG3さんは関係ないよ
386名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 23:34:29 ID:???
じゃぁ、荒らしやアンチはスルー。
そして、
読んだら必ずとは言わないが感想を書くという形でおk?
387名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 23:37:08 ID:???
感想を強要するスレか
レベル高すぎ
388名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 23:54:01 ID:???
ループしとるがな
スルーはマナー、感想レスは個々の判断
これ一般常識
389名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 03:01:49 ID:???
とりあえず旅丸はややこしくなるからでてこなくていい。
アンチG3は叩く時は具体的な指摘して欲しいな。
ただつまらんとかだけだといつまでもかわらん。具体性があれば少しはかわるかもしれん
>>377
A2氏は最初から小説っぽかったか?
390名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 09:45:17 ID:???
アニメのキャラで妄想して、それを晒す奴をなんとなく叩いて何が悪い?
391名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 09:46:21 ID:???
禿同。G3二度と出てくるな
392名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 10:18:04 ID:???
自演するなら少しは時間空れば?
393名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 10:47:32 ID:???
釣りだろ?スルーしとけ。荒れると職人が投下しにくくなる。なんか前スレもこのぐらいのレス数の時荒れなかった?
394名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 17:52:03 ID:???
ヽゝ゚ ‐゚ν<A2センセも監督もG3さんも大好き。だからみんな戻ってきて!
そして私を碇君と幸せにして!
395名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 19:08:13 ID:???
てか、このスレ要らなくね?
396名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 23:24:35 ID:???
最低でも俺は楽しんでるから必要だ!!!
397G3:2007/02/11(日) 00:04:12 ID:???
>>365
4限目の授業が終わり、クラス中が昼休み気分に切り替わる。アスカは授業中に配布され
たプリントを教科書に挟むとトントンと机に軽く叩きつけ整えて立ち上がる。
「あの、惣流さん」
シンジがアスカを呼び止める、アスカは振り返り用件を聞く前に、
「そんな他人行儀な呼び方しないでよね。アスカって呼びなさいよ」
そう付け足した。
「あの、お弁当一緒にどうかなと思って。」
意外なシンジの誘いにアスカはキョトンとした顔をした。嫌な沈黙が続く。
「何で私と?」
「いや、その、(///)」
「仕方ないわね。ま、どうしてもって言うなら一緒にお弁当食べてあげるわ。感謝しなさい」
シンジはアスカの口調に思わず噴出してしまった。アスカも噴出したシンジに笑い始めて
いつの間にか二人は向き合って笑っていた。そんな二人を遠くから不機嫌そうな顔で見る
人物が居た。その人物がレイである事は言うまでも無い。二人が並んで生物室を出ようと
した時、レイはいきなりアスカの前に現れて睨みつける。
「ちょ、ちょっと!な、何よ?」
さすがにアスカは引いている。
「・・・・別に。」
ボソッと言い放つとレイは何処かに去って行った。
【私が碇君を誘うつもりだったのに。あの女】
そんな事を思いながらレイは教室に戻り、不機嫌そうな顔をしながら鞄から弁当箱を取り
出すと、シンジを探して辺りをキョロキョロと見ているマナを横目に、いつもの屋上へ向
かって歩いていった。
つづく
398名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/11(日) 13:46:40 ID:???

シンジは誰のものになるのやら、、
399G3:2007/02/11(日) 19:58:55 ID:???
>>397
レイは屋上の扉の前に辿り着く。扉を開くといつもの金属の擦れるような嫌な
音が彼女を迎える。鳥肌をたてながら外の様子を窺うと今日は先に誰かがきて
座り込んでいる。それも彼女にとってアスカと同じぐらい苦手と言うより嫌い
な人間。シンジが来る前は彼女達のクラスで唯一の男子生徒のA組の夜王こと
渚カヲルだ。さっきの音でカヲルはレイに気付いている。彼はレイを見ると
「やぁ。綾波レイ。」
と声をかけてくる。レイはまるで化け物にでも見たような顔をしてとっさに
扉を閉めるともと来た階段を駆け下りていく。そしてあまりにも慌てていた
ので3階の廊下の角に差し掛かった時に誰かにぶつかってしまった。
「いたたた・・・」
「うぅ、大丈夫?」
頭からぶつかり、尻餅をついて倒れこみぶつけた部分を撫でている。相手
の顔を見るとぶつかってしまったのはマナだった。
「霧島さんごめんなさい。」
「あれ?綾波さん?ごめんごめん大丈夫、だよね?」
「うん。」
「それはいいけど、綾波さんパンツ、見えてるよ。」
マナの言葉にレイはとっさにスカートの裾を押さえた。そんなレイのしぐさを
見たマナはニヤッと笑い、
「へぇ〜今日は水色と白のシマシマか」
見たものを口に出し始めた。レイは顔を真っ赤にしてその場に座り込んでいる。
「気にしないで、どうせ女同士だし。それより、お弁当食べた?」
レイはようやく立ち上がってスカートを掃うと、首を横に振った。
つづく
400A2:2007/02/11(日) 21:13:57 ID:???
お久しぶりです。
最近バイトが忙しくなかなか更新できなくて・・・・・・

以前投下したリメイク版の方はどうでしょうか?
具体的な感想を元に今後の投下方針をきめようと思ってるので・・・・

G3さん乙です。
個人的には頑張って欲しいとおもってます。
401G3:2007/02/11(日) 21:14:03 ID:???
>>399
「私もまだなの。だから一緒にどうかなって?」
そんなこんなで今日もマナと一緒に弁当を食べる事になったレイ。マナはレイが
さっきおりてきた階段の方へ向かおうとした。それを見たレイがマナを止める。
「屋上、使えないわ。」
当然レイの言葉にマナは疑問を覚えた。
「何で?」
「渚カヲルが居るもの。」
実はマナもカヲルが嫌いだった。理由はキザで女たらし。まさにマナの嫌いな
タイプをそのまま実体化したような人間だからだ。
「じゃぁ、どこにしようか?」
二人は迷ってい続けたが、結局場所は見つからず、弁当を食べる事無く昼休み
が終わってしまった。
今日の5限目の授業はよりによって社会であった。彼女は空腹感と倦怠感で授業
など聞いているわけも無く、またシンジにちょっかいを出す元気すら無く机に突
っ伏している。
【あ゛〜ぁ。お腹なりそう。恥ずかしいわ。碇君、真面目なのね。ずっとノートとってる】
そんな事を思いながら空腹感と戦っていた。
つづく
402名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/12(月) 00:47:04 ID:???
G3センセ禿乙
カヲルはホストキャラかよ?A組の夜王でダイエットコーラ吹いたどうしてくれるんだよ?www
403名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/12(月) 06:43:33 ID:???
A2センセキターwww
もしやと思ってみたらBLOGが前シリーズ投下されてるwwwww
激しく乙!
404名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/12(月) 10:38:44 ID:???




















これを見た職人二人、残念でした。これ感想じゃ無いから。

G3もA2も死ね!キモいんだよ毎度毎度お前らの妄想を晒しやがって
405G3:2007/02/12(月) 18:05:24 ID:???
>>402
申し訳ありません。ダイエットコーラですか?あれは個人的にですが、邪道です。
コーラ本来の味ではないと思います。甘さが気持ち悪い。あれを飲まれるぐらいな
ら普通のコーラで量を少なくすればいいと思います。余計な干渉してすみません。orz
それからA2尊師久々に出てきてくれましたね。楽しみにしています!!

>>401
放課後、帰り支度をしているとついにレイの腹の虫が鳴ってしまった。
それもシンジに聞こえる程の音で、驚いたシンジは
「え?今の綾波?」
と、振り返り問いかける。レイは顔を真っ赤にしながら首を縦に振る。
「聞かなかった事にしてくれる?」
年頃の女の子なら当然恥ずかしいだろう。それも自分が好き?な異性の前だから
余計に恥ずかしい。
「お腹すいてるの?」
「うん。お昼食べてないの。帰ったら食べるつもり。」
お互いに黙るり、動きが止まる。20秒ほど沈黙が続き、
「家どこ?一緒に帰る?」
レイは鞄を持ち上げながらシンジを誘った。シンジは少し嬉しそうな顔をして
レイと一緒に歩き始める。クラス中がレイを嫉妬したような目で見始めたのは
この瞬間だった。
つづく
406G3:2007/02/12(月) 23:16:42 ID:???
>>405
校舎を出て二人仲良く話をしながら歩いていく。話の内容はお互いの家の場所
や最近の出来事等だ。正門の方に歩いていくと影でマナが待ち伏せしていた。
「綾波さん!」
元気良く声をかけ、二人の前に飛び出してくる。どうやらレイと一緒に帰りた
くてずっと待ち伏せしていたようだ。そしてシンジが居る事に気付き、ニコッ
と笑うと再び歩き出したレイの隣に並んで歩き始める。マナは色々な情報をレ
イに伝える。クラス中がシンジとの関係を見てレイに嫉妬している事、アスカ
とシンジが弁当を一緒に食べた事等どれもこれもレイにとって嫌な情報ばかり
だ。そしてマナとシンジはレイの家に遊びに行きたいと言い出した。
「綾波の事だから、部屋とかきれいだよね?」
「うん。私も行ってみたいなぁ〜。チワワのリリスちゃんにも会ってみたいし」
だがレイの答えは
「残念だけど無理。他人を部屋に入れたくないの。でも、碇君がどうしてもって言うなら」
だった。
「いや、あの。嫌ならいいよ。」
シンジは遠慮深い性格なのでどうしても行きたいとは言えず、結局この話は無くなった。
「でも、それじゃぁ、彼氏とかできても遊ぶって言うか、あれもできないよ。」
マナはそういうとレイとシンジをヤラシイ視線で見つめる。レイは嫌だと言わんばかりに
マナをふざけて押した。
「それじゃぁ、私の家は?」
マナはそう提案する。
「僕はいいよ。」
シンジはその話に乗る事にした。レイも嬉しそうな顔をしてシンジとマナに
ついていく事にした。
つづく
407名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/12(月) 23:41:11 ID:???
前から思ってたんだけど、ここの職人は発言が丁寧すぎるのがいけないんじゃないだろうか。
他人行儀というか。職人も住人の1人には変わりないのに溝がある。
レスしづらい→レスがないから職人も会話なく淡々としたものになる→更にレスしづらい→負のスパイラル
まぁもう遅いだろうけどさ。
408旅 丸:2007/02/13(火) 00:15:08 ID:???
荒れるよりいいと思うぜ。俺みたいに無茶苦茶な発言をして今や投下させてもらえない暴徒もいるしみんながみんな丁寧ではないよ。
409名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 03:51:28 ID:???
↑また王が来たか。
410名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 06:57:08 ID:???
いちいち荒れる住人が一番うざい
411名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 13:15:01 ID:???
取り合えず職人は敬語じゃなくてタメ口でもいいと思うよ。
412G3:2007/02/13(火) 14:45:31 ID:???
一応2ちゃんは社交の場でもあるからどうしても頑なになっちゃったのかも
しれないです。はい・・・・・・
>>411さんが言われているようにタメ語でいいのかそうでないのか人間関係
難しい。
413名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 16:50:38 ID:???
>>412
考え杉だ。気楽に行こうぜ。なっ!


んだからタメ口OK。



旅丸がまたシャシャリ出てきてるYo〜
414名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 19:10:17 ID:???
>>407
それはお前が勝手に思ってる事だろ?
415名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 23:15:32 ID:???
敬語とか書き方なんかどうでもいいよ
2ch慣れしてないだけだろ、もっとリラックスしとくれ
416G3:2007/02/13(火) 23:49:18 ID:???
すみません。何をどうすればいいのか・・・・秘訣?のようなものはありますか?
417名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/14(水) 00:12:26 ID:???
人の言うことあんま気にしなきゃいんじゃねw
418渚職人:2007/02/14(水) 15:14:52 ID:???
やぁ、住人のみんな!元気かい?




















てな感じでいいのかい?
ネタができたから今日の夜にでも投下するよ
419名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/14(水) 17:04:16 ID:???
渚職人・・・・・・
なんか前にいたような
いないような・・・・
420G3:2007/02/14(水) 17:41:58 ID:???
自分もそろそろ投下するか
421G3:2007/02/14(水) 23:11:41 ID:???
>>406
翌日、シンジはレイを避けていた。昨日、マナの家に遊びに行った帰りに
レイが滑って転びそうになったところを慌てて支えようとしたシンジが誤
って彼女の胸を後ろから鷲掴みにしてしまった。レイは顔を真っ赤にして
恥ずかしそうにその場を急いで立ち去ったが、その動作をシンジはてっき
りレイを怒らせたのではないかと勝手に解釈して誤解していた。教室に入
ると、鞄を置きに自分の席の所まで来るが、既に登校しているレイと目が
あってしまいギョッとしたような目をしてシンジは後から登校してきたア
スカの所まで逃げて行く。アスカと話をしているシンジを遠目で見ながら
昨日の事を怒っているどころか、むしろシンジのおかげでケガをせずに済
んだから感謝している事を伝えたいと思っていた。
【碇君に伝えたいけど、あいつと何話してるのかなぁ?】
そんな事を思いながら大きいため息を一つつく。そして昨日の事件の目撃
者のマナがやってくる。
「おはよう!!綾波さん!」
マナの元気な声が今日のレイにとってはいつも以上に騒音に聞こえる。
【はぁ。またうるさいのが来た。】
レイは五月蝿いと思いながらも愛想笑いを浮かべ、おはようと返した。
マナは昨日の事を気遣い、説明と仲介なら引き受けると言ってくれた。
丁度いいと思ったレイはマナにシンジとアスカがどんな事を話している
か偵察を頼む事にした。
「ねぇ、碇君と惣流さんが何を話してるか聞いてきてくれる?」
「偵察任務?OK」
マナはアスカの方へ忍び寄って行った。
つづく
422G3:2007/02/14(水) 23:47:49 ID:???
>>421
マナは聞き耳を立てながらアスカの背後に近づいていく。
「もぉ〜!ちゃんと仲直りしとかないと知らないんだからぁ!」
「う、うん。」
「でも、あの女にはあんまり関わらない方がいいわよ。何考えてるかわからないし危ない奴よ」
アスカの背後近づいてくるマナにようやく気付いたシンジは疑問そうな表情を浮かべた。
「何よ、変な顔して?」
アスカがシンジの表情が変わったのに気付き、そう言った。
「いや。後ろから霧島さんがその。」
シンジの回答を聞いてアスカは鋭い目付きで後ろを振り返る。気付かれたマナは逃げ出そ
うとしたが、アスカにブレザーの襟を掴まれ、御用となった。捕獲したマナにアスカは尋
問を始める。
「何が目的で背後から忍び寄って来たの!!」
マナは黙秘権の行使と称して一切答えようとはしない。そんな二人の言い争いを横目に、
「じゃぁそろそ席に戻るね」
とアスカに一言断ってからその場を立ち去る。
つづく
423名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/15(木) 01:01:40 ID:???
乙。だが、話が飛んでないか?何でいきなり翌日なんだ?何か面白くする作戦か??
424名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/15(木) 13:05:27 ID:???
なんだ。昨日はバレンタインデーだからそれ関係のネタを誰か投下してるかなと思ってきてみたら
投下してるのはG3氏だけかよ?

とりあえずG3氏には乙と言っておこうかな。
425名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/15(木) 17:24:17 ID:???
今、このスレには俺しかいない。

現時刻から2時間以内にレスが無ければ俺の勝ち!
426名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/15(木) 19:26:27 ID:???
おまえの勝ちだ
427名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/15(木) 21:03:35 ID:???
作文 テーマ お父さんについて
3年2組碇シンジ
題名マダオ

僕の父さん
は、
ママに逢いたくて
ダメになった
オヤジです
のり卵ご飯が頗る好きです、なので
息が臭くてよく歯にのりがついてます
子供の僕や友達の神楽ちゃんにまでなめられています
でも僕はそんな父さんが大好きで

428名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/15(木) 21:10:11 ID:???
すまん スレ間違えた
華麗にスルーしてくれ
429名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/16(金) 00:15:18 ID:???
G3センセの投下ペースと量が落ちてきてると思うが、感想少ないからやる気無くしたのかな?
430名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/16(金) 01:21:07 ID:???
そう思うなら書いてやれよw
431G3:2007/02/16(金) 05:08:18 ID:???
部活の練習行く前にレスしときます。投下がとまって今日で二日目になります。
さて問題。何で自分が投下していないのか。

1,部活スランプ中にも関わらず来月には鬱陶しい試合があるから練習に没頭したい。

2,「連合 VS ZAFT」ばっかりやってて話を作っていない。

3,実はとんでもない話の展開を作ってアッと驚かせようと企んでいる。

4,神のみが知る自分の内事情
432名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/16(金) 08:57:51 ID:???
5,もう厭きた
433名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/16(金) 11:08:50 ID:???
投下が止まって二日目とかレベルがちげえw
1週間に1回でも別に普通だぜ

6,エヴァ3
434名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/16(金) 18:43:47 ID:???
>>432
んな事言うなよ。
せっかくG3氏投下してるのに。だったら自分で何か書いてみたらどうなんだ?厭きたなら出て行けば??
435名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/16(金) 22:44:57 ID:???
飽きたのはG3氏本人だと思うが
俺の日本語力が正しければ
436名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 02:40:39 ID:???
俺G3氏好きで投下心待ちにしてたし、度重なるアンチG3派のレスにマジで腹立ってたけど、なんか今回はしっくりこねえ。G3氏だって生活が忙しいんだろう。それは普通に説明してくれたら解るし、いくらでも投下を待つ。でもなんでこんな読者試すようなレスするんだ。
437名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 02:49:08 ID:???
旅丸と同じだよな
438名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 04:34:51 ID:???
ただの雑談だろ…常識的に考えて…

7,全部
439G3:2007/02/17(土) 08:43:04 ID:???
試すとかそんなつもりはないです。そんなふうに聞こえてたら申し訳ありませんでした。
今話を盛り上げるための策を練ってますからもう少しお待ち下さい
440名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 17:18:09 ID:???
>>436-437が文盲なだけだ気にするな
そして答えは3か
441G3:2007/02/17(土) 20:18:21 ID:???
>>440
はい。本当に申し訳ありません。ちょっと雑談を持ちかけただけなのですが。
本当にすみませんでした。
442名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 22:51:46 ID:???
何でもいいから早く作品作れよ。所詮お前ら職人は我々読者を楽しませるための道具、奴隷なんだよ!
443旅 丸:2007/02/18(日) 04:27:28 ID:???
G3死ねや!
どう考えても住人を試したとしか見えねぇよ
見苦しい



もう無理
お前の作品を純粋に楽しめなくなってきた
444名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 09:00:09 ID:???
旅丸、てめーが言うなよクズ G3さんを同じように住民試しの生意気&調子こき野郎の汚名を着せたくてしかたないんだな
旅丸のこともあって試すとか試さないとかまぁ敏感になってる奴も多いと思うから
あまり住民を刺激する発言は控えたほーがいいかと
だからまぁあのG3さんの発言はちょっちまずかったんじゃないの
445名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 09:57:06 ID:???
つーか最近荒らしてたのは例の問題起こした職人じゃないかと思ってしまうのは俺だけだろうか。
446G3:2007/02/18(日) 11:11:42 ID:???
本当にすみませんでした。あの、本当に試すとかそんなつもりは一切無いです。
前に職人と読者の間には溝があると言うレスがありましたので、たまには雑談を
して溝を埋めようかと。でも裏目に出るとは。
自分は人間関係も不器用ですし、2ちゃんねる慣れしていないのでと言ったら
本当に言い訳になってしまいますが。本当に申し訳ありません
447名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 11:45:36 ID:???
鳥もないのに皆さんなんで本人と信じて疑いませんか?
G3氏もなんでそんな平謝りなんだ? もっと自分と相手どっちに問題あるか考えようよ
慇懃無礼って言葉もあるんだぜ?
448旅 丸:2007/02/18(日) 11:52:05 ID:???
出てくるのを待ってたぜ!
あぁ俺だ!G3を名無しに偽装して叩いたり荒らしてたのは確かに俺一人だ!スマンなG3ワシはお前を叩かなんならん!叩いとかな気がすまんのや!





またしゃしゃり出てきてるよ!ま〜た!
誰に断って毎日ドカドカ投下してるんだ!
基本LRSで&大量&スピード投下&良質なのは俺だけの特権!
G3お前のはエロいだけ

二度と下品な作品を晒すな!やるならVIPでやれ!
もう無理!G3をNGワードに入れる!
449名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 12:08:34 ID:???
責任の割合
ちょい疑問な発言をしたG3氏 30%
勝手な解釈をしてしまった我々読者 70%

でおK?
450G3:2007/02/18(日) 14:58:22 ID:???
あの、来週の半ばから週末頃に投下を再開したいのですが、ひょっとしたら
もっと遅れるかもしれません。
451名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 15:12:29 ID:???
ナイススルーw
待ってるにょ〜
452名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 15:19:05 ID:???
旅丸の発言が本人だとしたら僅かに残った投下できる可能性をなくしたな
ちなみにいうがおまえのはスピードだけだ、質は糞だぞ確実に
453旅 丸:2007/02/18(日) 15:53:31 ID:???
可能性だ?そんなものが何になるというのだ?
私には「日本文化を勘違いしたアスカが修学旅行に行ったら」のスレで投下をやってるし、ブログでも展開中だ。
こんな糞スレなんぞに誰が投下するか?

これぞ人の夢、人の望み、人の業!自ら育てた闇に食われこのスレは滅ぶとな!
454名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 17:46:43 ID:???
だったらくるなカス
455名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 19:29:40 ID:???
なんというマジレス群
見ただけで頭の程度がわかってしまった
ここの住人は間違いなくアホ
456名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 15:11:31 ID:???
>>455
旅丸乙
457名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 21:46:19 ID:???
旅丸死ね
458名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 03:35:10 ID:???
また旅丸がガタガタぬかしてんのか。お前の居場所はここじゃないだろ?さっさと消えろや!G3さん続き期待して待ってますよー
459名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 09:30:41 ID:???
君らがガタガタぬかすほど、投下しづらくなると思うんだ

いい加減スルー覚えようね?

460名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 20:10:12 ID:???
とりあえず保守    G3氏まだなのか?
461名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 22:04:50 ID:???
462旅 丸:2007/02/20(火) 22:34:51 ID:???
アスカ:「ん??何してるのよシンジみんなが来たけど」
シンジ:「2ちゃんねる」
アスカ:「は?」
シンジ:「見てよこれ、エヴァ板なんだけど・・・」
アスカ:「恋愛投下?何これ?」
シンジ:「恋愛小説を書いて投稿していく掲示板なんだけど・・・・」
アスカ:「へぇ〜・・・・・そうなの」
シンジ:「でさぁ、見てよこれ・・・このG●とか言う奴の小説」
アスカ:「何よこれ?気持ち悪い・・・」
レイ:「何?」
アスカ:「レイも見てごらん」
レイ:「気持ち悪いわ・・・・」
マナ:「ひど〜い・・・」
ヒカリ:「不潔よ!!!!!!!!」
マヤ:「不潔・・・・」
トウジ:「ホンマやな一回ぶん殴ったりたいわ!」
キラ:「止めてよね!本気で投下勝負したらG●が僕に敵うはずないじゃん」
アスラン:「全くだ・・・・」
カミーユ:「ここから居なくなれ!!と投稿してみる!」
463名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 13:55:52 ID:???
今日辺り投下あるかな?
464G3:2007/02/22(木) 17:04:26 ID:???
>>422
シンジはなるべくレイと目を合わせないように席に着いた。授業中も、休み時間
もシンジはレイを避けて口を利こうとしない。レイも話しかけたくて仕方が無い
のだが、チャイムが鳴るとシンジは席から飛び出して、アスカやマナの方へ行っ
てしまう。
【碇君。私は怒ってないわ。ケガしなかったのは碇君のおかげだもの。】
何度も心の中でそう思っていた。だが彼女の気持ちが伝わるわけも無かった。
【思っているだけじゃ何も始まらないわ。】
レイは携帯を取り出し、シンジに怒っていない事と、ケガをしなかったのは
碇君のお陰と打って送信ボタンを押した。だが
(ホストが見つかりません。もう一度送信先をお確かめ下さい)
とセンターからメールが返って来る。おそらくシンジは嫌われたと思い、アド
レスを変更したのだろう。最後の手段にレイはメモ帳を破り、さっきのメール
の内容と同じものを書き始める。直接渡す勇気が無い彼女は、その手紙を昼休
みにシンジの下駄箱の中に入れておいた。
 その日の放課後、レイは河川敷の堤防の所に腰掛けシンジを待っていた。こ
こはいつもマナと放課後に遊んだり話したりする時に利用しているのだが、3
時間待ってもシンジは現れない。それもそのはず。いつもシンジとベタベタし
ているレイに嫉みを持つクラスの女子生徒がシンジの下駄箱に手紙を入れると
ころを見ていて、レイが立ち去った後にその手紙を回収して破り捨てていたの
だった。
【この場所、私の書いた地図だとわからなかったのかなぁ?】
何も知らない彼女はそう考えるのだった。
つづく
465名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 17:43:43 ID:???
G3センセ乙!
466旅 丸:2007/02/22(木) 19:18:59 ID:???
相変わらず下品な作品だな
G3死ね!!
こいつの作品見てて思ったが陰湿な虐めをやるような奴だと思う理由は虐めの方法がリアルに書いてある
467G3:2007/02/22(木) 23:37:07 ID:???
>>464
日が暮れ、辺りは暗くなってきた。彼女の携帯の時刻では18時27分だった
【今日はもう帰ろう】
諦めてそう思った彼女は歩き始めた。携帯でマナにメールを打ちながらしばら
く歩いて行くと、前からヒカリとアスカが歩いてきた。携帯の光でぼんやりと
ライトアップされた彼女の顔は幽霊のようだった。色白なのと、落ち込んだ表
情も手伝って、余計に本物っぽくなっていた。それを見たアスカは腰を抜かし
て、ヒカリは固まってしまった。丁度すれ違った時に二人はその幽霊の正体が
レイである事に気付く
「何よ!レイじゃない!!」
アスカは怒鳴るように話しかけてくる。レイはアスカの怒声に気付き携帯の画
面から視線を移して二人の方を見た。
「なんだ。綾波さんか。幽霊かと思った」
「ゆ、幽霊?」
レイは目を丸くしながら答えた。
「よくも脅かしてくれたわね!!」
アスカはさぞかし腹を立てているようだった。レイはひたすら謝り続ける
「もういいじゃないアスカ」
そんな二人を見たヒカリは止めに入る。ヒカリの仲裁もあり、その場は何とか
丸く収まったが、まだ肝心のシンジとの事は全く解決していない。レイは二人
に同行して何とか解決方法をアドバイスして貰おうと話を持っていこうとする
が、なかなかそんな事を言い出せる雰囲気でもない。ヒカリを送り届けると、
アスカは自分の家の方向へ向かって歩き始める。レイも同じ方向なのでアスカ
についていくが、レイは気まずい思いでいっぱいだった。アスカには相談する
勇気も無いし、第一相談に乗ってくれるような奴では無いことをよくわかって
いた。
つづく
468旅 丸:2007/02/23(金) 00:33:14 ID:???
またしゃしゃり出て来てるよまた!何度言われれば気が済むんだ!
469名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 00:38:32 ID:???
なんで旅丸はG3氏ばかりたたくんだ?
A2センセや監督のことは認めてるってこと?
470名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 00:39:39 ID:???
どちらも消えたからじゃね
471名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 00:54:36 ID:???
A2センセはブログとかつくってるじゃん
監督は消えたけど・・
472名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 01:31:06 ID:???
まだ早いと思うが、次スレどうする?俺はもう要らないと思う
投下してるのG3氏だけだし
473G3:2007/02/23(金) 02:04:59 ID:???
>>472
自分は、欲しいです。ブログの作り方もわかりませんし。
>>471
A2尊師ってこのスレからは消えたんですか?また投下するって言われてませんでしたっけ?
>>467
アスカとレイは黙ったまま歩いていく。やがてアスカは我慢できなくなって
口を開いた
「もぉ!気まずいから何か話しなさいよ!!」
そんな事を言われてもレイには話したい事など無い。シンジとの事を話たい
が、アスカもシンジを狙っているので何もアドバイスをして貰えない事など
目に見えている。アスカはレイとシンジの関係がどうなっているのかはシン
ジから聞いているので知っている。
「あんた、シンジとちょっとまずい事になってるんだって?」
レイが言わなくともアスカが先にその話を持ち出した。
「な、何で知ってるの?」
レイはアスカの言葉に驚いた。
「シンジから聞いたのよ。でもあんたバカね。いいじゃない胸ぐらい。」
「怒ってないわ。それにケガしなかったのは碇君のお陰だし、碇君が誤解
してるだけよ」
レイはムッツリとした顔でそう答えた。それを聞いたアスカは不機嫌そうな
顔になり、それ以後お互いに口を閉ざしながら歩いていく。
つづく
474名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 16:17:09 ID:???
G3氏乙っす
俺も投下しようかなぁ保守とこのスレの未来に栄光をもたらすために
475G3:2007/02/23(金) 23:08:27 ID:???
>>474様。是非投下してください。待ってます

>>476
アスカと別れ、帰宅したレイはベットに身を投げるように寝そべると、
大きなため息を付いた。リリスが部屋の扉を引掻いている音が聞こえる。
レイはその音に反応して扉を開け、部屋の外に出るとリリスを抱き上げ、
ケージの方へ連れて行く。
「私には、恋なんて無理なのかな?」
レイはリリスに問いかける。だが犬に人間の言葉がわかる訳もなく、ただ
目をパチパチさせるだけだった。
 翌日、シンジは相変わらずレイを避けていた。レイは勇気を出して、
「碇君!」
と呼び止めるが、シンジはただ
「ごめん」
と言ってどこかに行ってしまう。
【また、あの女のところか】
そんな事を思いながらシンジの後姿を見ている
つづく
476名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 01:54:03 ID:???
G3センセ乙
レイとシンジの関係が今後どうなって行くのか見所ですね期待していますよ
477名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 09:46:47 ID:???
>>474
是非頼む!
478私に還りなさい:2007/02/25(日) 19:53:00 ID:???
>>477
ここは来るものは拒まずですか?
ちょっと投下しますよ









から数年後

少年は少女を求めていた・・・・・
「綾波レイ 僕を、世界中でたった一人僕を受け入れてくれた人僕と一つになってくれた人」

求める事で閉塞する『こころ』

自尊心を引き裂かれた少女。彼女またすがるものを求めて・・・・
「・・・・・・バカシンジ・・・・・」
もう誰にもすがらない、一人で生きていこうと決めた強さ故の弱さ

続劇
と ためしに投下してみたが叩かれるのが怖い
479名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 20:09:03 ID:???
期待
480旅  丸:2007/02/25(日) 20:44:34 ID:???
>>478
氏ね
481名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/27(火) 12:20:31 ID:???
職人一人増えたな
G3センセも期待している
482G3:2007/02/27(火) 19:11:46 ID:???
私に還りなさい様。乙です。そして期待しています。
サードインパクト後の世界かぁ〜あの後どうなったんでしょね?微妙な所で
強制終了と言う感じでしたが、逆にあの後どうなったかと考え、個人で物語
の続きを想像する観客の「権利」のようなもの尊重してくれたような感じが
するのは自分だけだと思いますが。

そして最近眠いのは俺だけか??
483名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/27(火) 20:17:38 ID:???
春眠なんとかって言うがこっちはまだ寒いぜ
484名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/27(火) 20:30:26 ID:???
常に頭がぼーっとしている春休み。職人て社会人多いよな頭が下がるぜ
ところでageるぞ流石に下がりすぎだ。ここの荒らしはみんな律儀にsageるからなあw
485名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/27(火) 21:18:03 ID:???
でまsageますよ
486名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/27(火) 21:18:48 ID:???
でまsageますよ
487G3:2007/02/27(火) 23:36:42 ID:???
>>483
「春眠暁を覚えず」ですよね。眠いわ鼻と目はかゆくてむずむずするは鼻血が
酷いわでボロボロですわ。あと1〜2ヶ月乗り越えれば何とかなりそう。
>>745
レイはシンジを目で追っていた。アスカとおもしろおかしく笑いながら話す
姿はレイを憂鬱にさせる。なるべく二人の姿を見たくないと思って窓の外に
視線を向けた。
「相変わらず君は窓際族だね」
カヲルがレイに話しかけてきた。レイはムッとしてカヲルの方を振り返る。
「実は君に頼みたい事があって」
「何よ!」
カヲルの事だからまたろくでもないことだろうと思った。
「実はね、今度、君に絵のモデルになって貰おうと思って。駄目かな?」
カヲルは美術部に所属していて、しばしば誰かにモデルになって貰うことが
あった。
「当然、無条件でとは言わないよ。」
レイは部活もやっていないし、どうせ暇だし、報酬でシンジとの関係を何と
かして貰おうとも思っていたから乗る事にした。
そして放課後、レイはカヲルと一緒に教室を出て、美術部の部室に向かった。
【綾波と渚君って、できてるのかな??】
二人で廊下を歩いていく姿を目撃したシンジはそう思っていた。
「シンジ、今日は私と一緒に帰ろうか?」
ボ〜っと突っ立っているとアスカがシンジに話しかけてきた。
「アスカ、綾波と渚君ってできてるの?」
そう聞かれたアスカは少し考え込む。シンジを独占したい、そのためにはレイが
邪魔、ここでYESと答えればシンジの視線をレイから逸らすことができる。と思
った
「うん。結構できてるみたい。もうあの様子だとエッチしたんじゃないかな?」
「へぇ〜。したんだ。二人はお似合いだもんね。」
シンジはすっかりだまされたようだった。
つづく
488G3:2007/02/28(水) 00:04:12 ID:???
>>487
部室に入ったカヲルとレイ。カヲルは準備を始めた。椅子を部屋の真ん中に
置き、扉を閉めると鍵をかけた。
「何で鍵をかけるのよ?」
レイは不安そうにカヲルに尋ねた。
「人が入ってきたら邪魔になるし、いい絵は書けないからね。」
「まさか、ヌードとか言わないわよね?」
それを聞いたカヲルは真面目な顔をして
「うんそうだよ」
と答えた。レイは顔を顰めてカヲルを睨んだ。
「君の体を書きたいんだ、その豊かな乳房、そして程よく括れた体。まさに芸術だよ」
そう言い放つとカヲルは笑い始めた。
「嘘だよ。軽いジョークさ。まだ高校生なんだし、そんな物を出展したら問題になるだろ?」
「冗談にも程があるわよ」
レイはカヲルを怒鳴った。
「さ、時間が無駄だから始めようか」
カヲルは怒るレイを部屋の中心にある椅子に誘導した。レイが座ると、今度は
分厚い本を持ってきた
「じゃぁ、これを読んでいるようなポーズをとってくれるかな?」
レイは本を受け取ると開いた、その本は結構な重量があった。
カヲルは黙々と書き続け、レイはずっと同じポーズを取らされ、そろそろ疲れ
てきた。
「で、君は僕に何をして欲しいんだい?」
カヲルは書きながらレイに条件を聞いてくる
「碇君とその、ケンカではないけど、ちょっと不味い事になってるの。だから」
「シンジ君か、クラスの女の子が結構噂してるけど。好きなのかい?」
レイはビックリしてカヲルの方を見る。少しポーズが変わってしまった。
「駄目だよ、動いちゃ」
カヲルはレイを注意する。レイはすぐに元のポーズに戻った
つづく
489旅 丸:2007/02/28(水) 00:53:08 ID:???
また投下しやがったか!いい加減にしろよ
490名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/28(水) 01:53:54 ID:???
花粉の辛さがわからん俺に出来ることといえば

GJ!

>>478も待ってる
491名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/28(水) 02:30:09 ID:???
G3氏、久々の投下乙。
492G3:2007/02/28(水) 22:26:56 ID:???
>>488
その頃シンジとアスカは一緒に下校していた。シンジはさっき、アスカが
言っていたレイとカヲルの関係が気になっていた。そのためか口数が少な
く、二人は殆ど喋っていない。
「もぉ〜気まずいからなんか話しなさいよぉ」
アスカは我慢できなくなってシンジに話題を提供するように促し始めた。
「何ボ〜ッとしちゃって、悩み事?私でよければ何でも相談に乗るわよ」
シンジはアスカに話す事を躊躇ったが、話す事にした。
「うん。綾波と渚君の事。さっき、二人はできてるって言ってたじゃない?」
シンジの言葉を聞いてアスカは不機嫌そうな顔になった。
「ひょっとして、あんたレイに気がある?って言うか、ぶっちゃけ好きでしょ?」
シンジはアスカの言葉に驚き、違うと言いながら首を横に振りながら必死に否定する。
「図星よ。でも本当にあの女は止めときなさいよ。何考えてるかわからないし、不気味よ。」
シンジは口を尖らせて下を向き、黙り込んだ。
「でも、まぁ今は“人妻”だし、諦めなさい。」
【バッかみたい。どうしてシンジにこんな酷い嘘が言えるのかしら??】
「ねぇ。なんなら、私がレイの代わりになってあげてもいいわよ」
アスカはそう付け足す。罪悪感よりもシンジを独占したいという気持ちが
彼女の心の中では強かった。
「それ本気?」
シンジはアスカを問いただした。アスカは微笑みながら首を縦に振った。
「だから、もうくよくよしないの。」
アスカは軽くシンジにデコピンを食らわせてシンジの手を握った。
つづく
493旅 丸:2007/03/01(木) 01:06:28 ID:???
G3死ね!ヴォケが!
494名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/01(木) 01:47:56 ID:???
G3さん乙です
面白い展開になってきたw
495名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/01(木) 02:02:11 ID:???
G3も旅丸も好きだよ
496名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/01(木) 03:30:29 ID:???
続きwktk
497G3:2007/03/01(木) 23:26:49 ID:???
>>492
その頃カヲルは絵を描きながらレイと話をしていた。カヲルはレイに要望を
聞いて以来、積極的にレイに話しかけていた。今までたらし込んだ女の事が
主な内容だった。レイは少し不愉快そうに聞いていた。
「ところで、君はシンジ君のどこがいいんだい?」
いきなりカヲルはそんな質問をした。
「私のタイプだもの。」
レイは顔を赤くして答えた。
「へぇ〜。どこがタイプなんだい?」
カヲルはさらに突っ込んで質問してくる。
「可愛いところ」
レイは恥ずかしそうに蚊の鳴くような声でそう言った。だが、二人っきりで
特に音と言う音が無い空間で外で車が走る音や部活動の掛け声や笛の音が小
さく聞こえる程度だ。レイの声は確実にカヲルの耳に届いていた。
「じゃぁ、君は色気より母性が強い子って事かな?」
「そうなのかしら?」
「そうさ。それも女性としての魅力の一つだよ。」
「おだてても何もでないわよ。」
レイの一言でまた会話が途切れた。所詮、カヲルとレイの相性はあまり良く
無いのだから仕方ない事でもあった。
つづく
498名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 00:35:18 ID:???
きたー:キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─!!!!!! きたー:キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!
499名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 00:36:48 ID:???
続きどうぞ
500旅 丸:2007/03/02(金) 01:11:21 ID:???
マジお前汚物!G3死ねや!投下すんなよ!
501名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 01:43:49 ID:???
>>497
今日はもう終わり?
投下乙です

カヲルが凄いたらしっぷりだなw
502G3:2007/03/02(金) 13:44:04 ID:???
今日は、部活をサボるから投下に専念します。

>>497
沈黙が続いて20分ほど経った。
「よし、できた」
どうやらカヲルが描き終えたようだ。レイは立ち上がってカヲルの絵を覗き
込む。確かに上手く描けていて、展覧会等に出展しても恥ずかしくない作品
だ。だがレイは一つ疑問に思っていた。
「色が無いわ」
レイの言葉にカヲルが笑い始めた。
「当たり前だよ。だってこれはクロッキーだからね」
専門用語が出てきて首を傾げるレイ。
「ほら、中学校の時美術でやらなかったかい?デッサンとか。」
レイはわからないような顔をしてずっと自分の絵を見ていた。
「ありがとう。結構いいものが描けたよ。どうだい?お茶でも?」
カヲルはレイの視線を妨げるようにスケッチブックをパタンと畳み、立ち上が
った。
「そんな事より、わかってるわよね?」
「わかってるさ。取り合えず、久しぶりに女の子とお茶がしたくてね。僕の家行こうよ」
カヲルはレイの手を取ると強引に引っ張っていった。
つづく
503名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 16:39:08 ID:???
>>502
あり、もう終わり?
今日はもっと長く見れるのかと思って期待してたのですが・・・
何にしても投下乙。レイがカヲルとどうなっていくのか続きがきになります。
シンジとアスカの関係も。
504名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 16:51:46 ID:???
旅丸もうくんな!
いいかげんウザイ

だいたいBLOGでやってるとか調子こいたこと言ってんじゃねーよ
アクセス数がたかがしれるわ
505G3:2007/03/02(金) 18:37:01 ID:???
>>502
カヲルに引っ張られる事15分。カヲルの家に到着する。大して豪邸と言う
訳でもないが、上品な高級住宅である事は間違いなく、ガレージには外車が
2台停まっていた。一台は黒い落ち着いたセダンタイプで、もう一台は黄色
いスポーツカーだ。門を潜ると、洒落たガーデニングが施された庭が広がっ
ていた。
【こいつ、ボンボンだったのね。メイドとか居るのかしら?玄関に入ったら
お帰りなさいませ!とか??】
レイは彼の家を見て誰でも連想しそうな事を思った。ボーっとしていると、
何処からかこの家で飼われているシベリアンハスキーが出てきてレイを見る
なり、低くて大きな声で吠え始めた。レイはビックリして尻餅をついてしま
った。
「あぁ、驚かせてごめんよ。」
カヲルは犬を一括して追い払った。
【なんて狂暴な犬なのかしら?うちのリリスとは大違いね。】
玄関の扉を開けて中に入ると、上品なフローリングの廊下が広がっていた。
カヲルの部屋に行く途中、カヲルの兄らしき人物が出てきた。
「お前、また新しい女か?」
呆れたような口調でそういい残して車のキーを振り回しながら玄関の方に
歩いていった。どうやらさっきの黄色いスポーツカーはカヲルの兄のもの
らしい。
つづく
506名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 18:37:37 ID:???
suru-
507名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 18:38:56 ID:???
>>505
ぬおwちょうど来てたw今日はいっぱい投下してくれると嬉しいな
508名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 18:41:16 ID:???
このカヲルとことんやな奴なんだなw普通こんな男いたら
周りの女絶対に引っかからないだろw
509旅 丸:2007/03/02(金) 18:56:56 ID:???
何この自演?死ねよG3
510名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 19:59:46 ID:???
まだかな
511G3:2007/03/02(金) 20:46:13 ID:???
>>505
カヲルはレイを部屋に招き入れると、お茶を取りにどこかに行ってしまった。
レイは長居は無用と思い、カヲルが戻ってきたらすぐにでも帰ろうと思ってい
た。
【にしても豪華な家ね。メイドとか本当にいないのかしら?あっそうだ。うちのクラス
の山岸さんがメイド服着てここに居たらそれっぽいわね。】
さっきまでの嫌な気分は何処にいったのか?また一人で考えて一人でニヤつき
始めるのだった。そこへタイミング悪くカヲルが戻ってくる。
「何をニヤつてたんんだい?」
「あ、あなたには関係ないわ。」
レイは慌てて反論した。
「思い出し笑いかい?思い出し笑いはエッチな証拠だよ。」
「何でもないわ。私、急用思い出したから帰るわ。」
「それは嘘だね?まるわかりさ。」
「リリスを散歩に連れてかなくちゃいけないの。帰らせて!」
レイは自分でも信じられないようなきつい口調でカヲルを怒鳴った。カヲル
は特に驚きはしなかったが、
「やれやれ。」
と呆れたような口調で言って、あっさり帰してくれた。
つづく
512名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 21:46:11 ID:???
旅丸みたいな精神破綻者なんてスルーしときゃいいんだよ。
513名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 23:19:23 ID:???
G3氏乙ー
それにしてもカヲルがなんかエロイな
514G3:2007/03/03(土) 20:22:18 ID:???
皆様どうもコメントありがとうございます。
>>511
その頃、アスカもシンジを家に連れてきていた。まだ未成年なので、酒を飲む
事はできないから代りにコーラでも飲もうと言ってアスカがシンジを誘ったの
だった。アスカは台所にコーラとコップを取りに行って、シンジはアスカの部
屋で戻ってくるのを待っていた。アスカの部屋はきっちりと片付いている。
【アスカか、ちょっと強引なところもあるけど悪い子じゃ無さそう。】
シンジは一人でそんなふうにアスカの事を、なんかいいなぁ〜と思っていた。
「なにか考え事??」
扉が開いてアスカが戻ってきた、シンジは慌てて正座をした。そんなシンジ
の行動を見たアスカは笑って
「何硬くなってるの?寛いでくれていいのよ?」
シンジにもっと、リラックスするように促した。
「ホント面白い可愛い奴ねぇ緊張しちゃって。女の子の部屋初めて?」
「う、うん。まぁね。今まで女の子の家に行く機会なんて無かったから」
【可愛いって、まぁいいか】
アスカはシンジにコーラの入ったコップを差し出した。シンジは恐る恐る
コップを受け取って一口飲んでコップを置いた。
「あんた、どっから来たんだっけ?」
「だ、第二東京の、」
「ふ〜ん。ねぇ、彼女とか居たの??キスは?その先は??」
アスカは急にシンジの恋愛経験について質問をし始めた。これを聞くために
呼んだようなものだ。
「まだ、彼女なんてできた事無いよ。それに僕、虐められてたしね。」
「へぇ〜。じゃぁ、まだ清らかなままなのね?」
アスカはニヤついてシンジを見た。シンジは少しひいている
つづく
515名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/03(土) 21:17:29 ID:???
>>514
G3乙
エロカヲルに次いでエロアスカか
レイはカヲルになびかなかったけどエロシンジはコロッと行きそうな雰囲気
516G3:2007/03/04(日) 00:44:00 ID:???
>>514
会話をしているうちに、アスカはどんどんシンジへの興味が湧いてくるのを
実感していた。
【こいつならいいかも。】
そして、アスカは試しにレイの事を聞いて見る事にした。
「ねぇ、あんたレイとどうなりたかったわけ?」
「どうって?」
シンジは何を聞かれているのか全く把握していなかった。
「彼女にしたかった?キスしたかった?結婚したかった?」
アスカはニヤニヤしながら迫るようにシンジを質問詰めにしていく。
「あ、あの。べ、別に好きって訳じゃぁ」
シンジは怯えながらひいている。アスカは嘘付けと言わんばかりにシンジに
どんどん詰め寄っていく。シンジは後ずさりして、詰め寄るアスカと一定の
距離を取ろうとする。だがそれも限界が来た。背中がベットに当たってこれ
以上は後ろに行けない。アスカはシンジを押し倒して馬乗りになる。
「アスカ、冗談だよね?」
「本気よ。」
それを聞いたシンジは抵抗し始めた。
「大丈夫よ。痛くしないから。私も初めてだし」
下でインターホンが鳴る音が聞こえないぐらいシンジとアスカはもみ合う。
「アスカ、居る?」
ノックする音がして扉が開き、ヒカリが顔を見せた。さっきのインターホン
はヒカリが鳴らし、キョウコが出たのだった。当然の事だが、二人を見たヒ
カリは
「ふ、不潔よ!!」
といつものように叫んだのだった。アスカは驚いてシンジの上から退いた。
シンジは間一髪で助かったと安堵していたのだった。
つづく
517旅 丸:2007/03/04(日) 01:14:41 ID:???
死ねや!G3キメぇ!
518名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 02:32:28 ID:???
>>516
乙ー
519名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 02:33:26 ID:???
痴女アスカw
520名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 02:36:20 ID:???
なんだかんだ言って旅丸がこのスレこまめに見に来てるのが受ける
521名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 04:46:53 ID:???
旅丸程度の文章能力じゃブログも別スレでも相手にされないからかまって欲しくているんじゃね?
522名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 05:07:40 ID:???
旅丸なりの応援なんだろ
523G3:2007/03/04(日) 14:57:44 ID:???
>>516
アスカはいいところだったのにと言わんばかりの表情を浮かべてヒカリを見た。
ヒカリは呆れているようだ
「もぉ〜まだ会って間もないんだから!」
ヒカリは来た目的も忘れてアスカに説教を始めた。アスカは珍しく真摯に聞いて
いた。
「ごめんねシンジ。今のはデモンストレーションって言うか、予行練習って言うか。
うん。気にしないで!!」
どうやらアスカはヒカリの説教を理解していなようであった。シンジは苦笑するしか
無かった。
【でも待てよ、もしあの時、委員長が入って来なかったら、こんなエキゾチックでカワイイ子と?
それはそれでおいしい話だったかな?】
シンジもシンジで純粋な訳では無かった。
つづく
524名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 18:19:36 ID:???
G3センセ乙
シンジとアスカ危なかったなもしアスカを散らかしてたら綾波がカワイソ
525旅 丸:2007/03/04(日) 21:13:31 ID:???
文章能力だ?G3よりマシ。

G3キメェ!くんなよ!
526名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 21:34:06 ID:???
>>522
俺もそんな気がしてきた。感想レス増えたのも煽りスルーするための結果だと思うし
初期から居たけど正直旅丸さんのが一番好きだったよ。ほんとに別の場所で書き続けてるならそっちで頑張ってほしい
まあ鳥ないし本人かわからんけどね
527名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 22:29:42 ID:???
>>526
本人乙
528名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/05(月) 08:30:32 ID:???
じゃあ>>525は誰だw
529名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/05(月) 15:08:23 ID:???
>>525
>>526
>>528
旅丸
530名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/05(月) 18:41:48 ID:???
どうでもいいよ。今日は投下無し?
531名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/06(火) 23:04:15 ID:???
まだー?
532名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/06(火) 23:22:51 ID:???
G3待ち
533名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/06(火) 23:43:54 ID:???
急かすなよ、作品についてでも雑談しとけ
534旅 丸:2007/03/07(水) 01:51:31 ID:???
反俺の住人がまたシャシャリ出てきとるYo!お前達は俺を不当に追い出した!それに対して抗議する!わかったかぁ!
535旅 丸:2007/03/07(水) 01:54:53 ID:???
G3支持派引越し!早よ!荷物まとめて!俺が荒らしを止めるより!引越しが先!骨肉の争いより!わかった!?引越しが先よ!
536旅 丸:2007/03/07(水) 01:59:40 ID:???
売られたケンカ買うのもっと当たり前!わかったぁ!? G3!



すっこまんかい!レス数が伸びてるからって何を期待しとるんだお前!?
537名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/07(水) 03:17:51 ID:???
出ていくのはテメエだ旅丸!
引っ越し先は精神病院の隔離病棟だコラァ!
538旅 丸:2007/03/07(水) 04:42:56 ID:???
はいはいまた始まりましたよ!
539旅 丸:2007/03/07(水) 07:34:23 ID:???
あ゛ぁ〜?
540名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/07(水) 17:19:27 ID:???
君たちトリつけないん?
541G3:2007/03/08(木) 16:44:13 ID:???
ネタをどう組み合わせるか思考中なのでもうしばらくお待ち下さい
542名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/08(木) 23:31:01 ID:???
おけ
気長に待ってますよ
543旅 丸:2007/03/09(金) 00:34:15 ID:???
G3がまたシャシャリ出てきとるよ!
深夜に抗議させてもらうからな!
544旅 丸:2007/03/09(金) 00:37:19 ID:???
夕方4時44分にシャシャリ出てきた!それに対して抗議する!わかったかぁ!
545名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 01:02:06 ID:???
旅丸アク禁キボンヌ
546名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 01:05:16 ID:???
何故時間を気にするw?
547旅 丸:2007/03/09(金) 01:22:02 ID:???
4:44なんて奇妙な時間に出てくるのは許せん!

ケンカの荒らしで俺のワガママの荒らしじゃ無い俺の泣き声、悲鳴
548名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 01:34:04 ID:???
喧嘩も何も相手にされてないよな

悲鳴だか奇声だかしらんが他でやってくれ
俺はまったりG3氏の作品をみながらA2センセを待ちたいんだ
549名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 02:39:11 ID:???
こりゃほとんどビョーキだな
550旅 丸:2007/03/09(金) 02:55:37 ID:???
G3引越し〜!
551旅 丸:2007/03/09(金) 09:38:01 ID:???
九時半だぁ〜!
552旅 丸:2007/03/09(金) 11:59:33 ID:???
お゛ぉ、お゛ぉ!働け!働け!
553旅 丸:2007/03/09(金) 12:05:12 ID:???
病気とか言いやがって!
人権侵害!それに対して抗議するから!
わかったか!出てきてないなんて言わせないぞ!レスコピーしてあるんだから!
554名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 12:55:33 ID:???
まぁ俺も当時のアンチ旅丸っぷりは異常だと思うよ
A2信者が跋扈してた頃な
555旅 丸:2007/03/09(金) 14:25:05 ID:???
九時からレス4回!
556G3:2007/03/09(金) 20:40:53 ID:???
>>523
 ヒカリの登場もあり、アスカから解放されたシンジは、疲れたようで尚且つ少
しデレデレしたようなわけのわからない感情のスパイラルに支配されながら家に
帰った。台所のテーブルの上には置手紙が置いてある。その置手紙は母親のユイ
からだった。ユイは私立病院の外科医なので、しばしば緊急手術が入ったりして
家を開ける事があった。そして今日も例外ではなく、夜勤明けにも関わらず病院
から呼び出されて駆けつけていったのだった。
「ハァ〜。今夜もこの家に僕一人か、ここら辺って物騒なのかな?」
不安に満ちた独り言を言うと階段を上って自分の部屋に入っていった。シンジの
父親のゲンドウは、シンジが物心付く前にユイの仕事の関係でもめて離婚してい
たので、シンジはユイが女で一つで育てていたのだった。
無性に寂しくなったシンジは携帯を取り、父親のゲンドウに電話をしたのだが、
「シンジ?シンジか。今忙しいんだくだらん事で電話をするな。日曜にしろ」
と冷たく返されるのであった。
仕方なくシンジは夕飯を作り、シャワーを浴びて早めに床に付くのであった。
つづく
557G3:2007/03/09(金) 21:04:23 ID:???
>>556
 翌朝いつものように登校したシンジは、机に突っ伏して窓の外を見ていた。
毎日がつまらない、ここに来て女の子の友達が沢山できて嬉しい気もするが、
平和すぎて面白くないと思っていた。こう言うのを世間一般では憂鬱と言うの
だろうが、本人はそれが憂鬱なのか、何なのかはっきり理解していなかった。
昨日、アスカに迫られてどこか嬉しかったが、この気持ちの芯にはどこかレイ
の事があった。そしてレイも登校してきた、今日の彼女は一風変わっていた。
髪型がなぜかポニーテールになっていたのだが、なぜポニーテールにしたのか
は不明だ。レイに5分程遅れてカヲルが登校してきた。カヲルは荷物を席に置
くとシンジに近づいて話しかけてくる。
「やぁ、君が碇シンジ君だよね?」
「えっと、うん。渚君だよね?」
「カヲルでいいよ。」
この二人が始めて言葉を交わした瞬間だった。
「実は、君に用事があってね、放課後、屋上に来てくれるかな?」
「用事って?」
シンジの脳裏には負のイメージが過った。今後ろでジロジロと自分の背中に
視線を照射し続けているレイはカヲルの彼女、そして事故とは言えその彼女
の胸を後ろから両方鷲掴みにしてしまった、彼女から聞いているはず、きっ
と怒っているに違いない、殴られなきゃいいけど、あれは事故だったと詳し
く説明と言うより並べる言い訳を考え始めるのだった。
つづく
558G3:2007/03/09(金) 21:18:59 ID:???
>>557
時間は流れてその日の放課後、シンジはカヲルに指定されたように屋上に来ていた。
だがカヲルは一向に現れる気配は無い。その頃カヲルは恥ずかしがるレイを引きずり
ながら屋上の扉の前まで来ていた。
「やっぱり恥ずかしいって言うか、自信が無いわ。」
「仲直りさせて欲しいって言ったのは君だろ?ほら、」
カヲルは扉を開けてレイをポンと屋上に押し出すと、どこかに消えていった。
シンジは扉の開く音に反応して出入り口の方を見ると同時に
「カヲル君ごめん」
と考えた言い訳も混乱して出てこないぐらい連呼するのだった。
「碇君、私よ」
シンジはてっきりカヲル化と思っていたが、実はレイだった事に驚いた。だが
どの道気まずいのは変わりない。
「綾波、ごめんこの間は、その、そんなつもりは」
シンジは必死に謝った。
「あの、私も、うん。私こそごめんなさい。」
レイも恥ずかしそうに口を開いた。そしてレイは、シンジが勝手に勘違いしている
事を照れながら延々と説明するのであった。
つづく
559旅 丸:2007/03/09(金) 21:44:37 ID:???
投下!とっとと止めろ投下!
最大のスレ荒らし!ケンカまでしてあ゛ぁ〜!




許してやろうと思ったけどしっかり荒らさせて貰います!
560名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 22:41:01 ID:???
G3さん江の感想をどうぞ!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
561旅 丸:2007/03/09(金) 23:05:45 ID:???
何を期待してるんだいつまでもえ゛ぇ〜!?
●●●あ゛ぁ〜 ●●●しろよ!シバくぞ!またシャシャリ出て来とるYo〜!嫌がらせに!
562旅 丸:2007/03/10(土) 09:55:51 ID:???
今日も朝から抗議しま〜す
563名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/10(土) 09:57:51 ID:???
このスレの旅丸は、いったい何人いるの?
つーか、本人はもういないだろ
564旅 丸:2007/03/10(土) 10:08:32 ID:???
シバくぞ!
俺のことはどうでもいいから!まず自分を守る!常識よ!常識!!子どもでもわかる事だ!
本当に俺のことはどうでもいいからまず自分を守りなさい!一日でも早く一時間でも早くわかったか!G3!お前の引越しが先!
565名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/10(土) 11:08:05 ID:???
なんつーか普通の荒らしと違って煽ってるわけでもないし、ぶっちゃけ面白いw
やっぱセンスあるよ
566旅 丸:2007/03/10(土) 11:19:45 ID:???
G3のはお下劣エロ小説!スレ違い!わ・か・る!?

お前らまともなつもりか!?G3の訳のわからん下品な作品読んで!で夜な夜な妄想して抜いてるのか!? あ゛ぁ〜!!?
567名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/10(土) 11:23:27 ID:???
>>565
何言ってるんだお前なぁってか本人だろ?
この意味不明の罵声を浴びせ続ける変な奴がいると他の職人が投下
しづらくなるだろ?
はっきり言って迷惑だ。DJ,MIYOKOごっこは他でやれ
568名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/10(土) 15:13:28 ID:???
いや、もうぶっちゃけ無視して投下楽しんでるだけなんだけど・・・
569旅 丸:2007/03/10(土) 15:33:17 ID:???
ぷっちんぷりん!ぷっちん!わ・か・る!?
570名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/10(土) 19:26:35 ID:???
旅丸うざいからそろそろ運営いって報告してくるか
571名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/10(土) 20:10:18 ID:???
そうだな。もう限界だろ。言ってる事も意味不明だし。
572名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/10(土) 22:52:28 ID:???
運営行って報告もだけど
その前にスルーしなきゃ意味ないぞ


って事でマタ−リ投下待ち
573名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/11(日) 01:50:18 ID:???
相変わらず作品へのレスはないんだな
574名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/11(日) 03:11:14 ID:???
だってそれほど進んでないやん
575G3:2007/03/11(日) 11:06:13 ID:???
>>573
ごめんなさいね。A2尊師みたいな質のいいものを書きたいのでもうちょっと
待ってくださいな。
576名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/11(日) 12:33:05 ID:???
今ここに残ってて、A2氏すげえ上手いってやついる?
どっこいどっこいだよな別に
577名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/11(日) 15:24:05 ID:???
ノシ
ストーリーがいい
578旅 丸:2007/03/11(日) 18:35:58 ID:???
またシャシャリ出てくる!G3!早く引っ越さにゃ前々から言ってるだろ!?そんな暇と時間があるならブログ作って引越し!ハイ引越し!引越し!さっさと引越し!シバくぞ!
いいか!お前に抗議だからな!お前に!「私は逃げ隠れをしてこそこそと」守ってないじゃないか!
G3が逃げ隠れしなくていいの!?隠れんでいいの!?ほぉ〜ん!
579旅 丸:2007/03/12(月) 00:02:14 ID:???
ブログ作ってさっさとお引越し!
580旅 丸:2007/03/12(月) 00:09:46 ID:???
こんな嫌がらせして面白い!?面白い!?面白いのか!?
まだ居るよみなさ〜んまだ居るよまだ居てこんなケンカしてるYo〜悪質な嫌がらせ!イジメ!わかるか?極悪!
581旅 丸:2007/03/12(月) 00:17:00 ID:???
ザマミロ!残念でしたバカ
582旅 丸:2007/03/12(月) 00:19:28 ID:???
私の嫌がらせ!
583旅 丸:2007/03/12(月) 08:15:26 ID:???
8時16分だ〜!
G3昨日シャシャリ出てきてま〜す!抗議しま〜す!
584旅 丸:2007/03/12(月) 08:29:45 ID:???
G3引越さんかい!


ビービービッビッビー
585G3:2007/03/13(火) 15:02:59 ID:???
強風で部活できるような状態じゃないから投下します
>>558
一応誤解も晴れた事で、その日はレイと一緒に下校する事にしたシンジ。
だがシンジはもう一つ疑問に思っている事があった。それはカヲルとレイ
の関係だった。
「ねぇ、僕と一緒に帰ってカヲル君怒らないの?」
「何が?」
シンジは思い切って聞いてみるがレイは目を丸くして何の事かわからない
ような顔をしていた。
「いやぁ、だって、綾波ってカヲル君の彼女でしょ?」
「違うわよ。私はまだ誰とも付き合った経験も無いわ」
シンジの脳内では状況整理が始まる。アスカが言うには、レイはカヲルの
彼女、だが本人は誰とも付き合った事が無いと言っている。アスカが嘘を
言っているのか、それともレイが嘘を言っているのか
「碇君?」
シンジが考え込んでいると、その様子を疑問に思ったレイが顔を覗き込ん
できた。シンジは少し慌てたしぐさを見せた
「でも、アスカが言うには、綾波は」
「アスカはアホだからあの子の言う事あんまり真に受けちゃダメよ」
アスカの事を持ち出すと、急に毒舌になるんだなと思いながら通学路を
歩いていく

つづく
586名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/13(火) 21:40:36 ID:???
はっきりしないシンジだなw
587名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/15(木) 00:12:47 ID:???
>>585
おっちゅ
588名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/15(木) 18:01:46 ID:???
続きまだ〜
589G3:2007/03/16(金) 20:26:02 ID:???
>>585
噂をすれば影と言う言葉を知っているだろうか?まさに二人はこの後、この
言葉通りで、尚且つ恐ろしい体験をする事になる。
レイは最初にアスカの悪口を言い始めてからずっと彼女に対する悪口や不満
を延々とシンジに聞かせていた。
「スタイルいいし、成績も運動神経も抜群だからって調子こきすぎ」
だとか、
「話し出すと止まらないからやかましくてマジでウザイ」
等の内容だった。シンジは苦笑いしながら聞いていた。だが魔の手が確実
に二人の背後にじわりじわりと迫ってきている。丁度公園の入り口に差し
掛かった時、
「レイちゃん〜それは誰の事かなぁ〜」
不気味な声が背後から聞こえた、二人は恐る恐る後ろを振り返るとアスカ
が眉をぴくぴくさせながら怒り爆発のカウントダウンに入っていた。
「死刑!」
アスカはレイの手を取ってぐいぐいと引っ張っていく。シンジはそれに恐
る恐るついて行く。やがて女子用の公衆トイレの中に二人は消えていった。
シンジはしかたなく外で待っていた。しばらくして
「ぎゃぁ〜!!」
と言うレイの悲鳴が聞こえた。
つづく
590G3:2007/03/16(金) 23:26:01 ID:???
>>589
悲鳴が聞こえてから数秒後、アスカが出てきたがレイが出てこない。
「さっ帰りましょ」
すっきりしたといわんばかりの表情でシンジに笑いかけた。
「あ、あの、綾波は??」
シンジは恐る恐るレイの安否をアスカに尋ねてみた。
「あの子なら、まぁしばらく立てないんじゃない?」
「な、何をしたの?」
「ちょっと言えないわね。」
シンジはレイが心配でその場から動こうとしなかったが、アスカが強引
にシンジの腕を引っ張り始めた。
「やっぱり、綾波が心配だから、待ってようよ?」
アスカすこし渋そうな顔をしながらレイが出てくるのを待つ事にした。
「ねぇ、ホントに何したの?」
どうしても気になったシンジは再びアスカに問いかけた。
「ふふ〜ん興味あるの?」
「ま、まぁね。派手に悲鳴あげてたから」
そうこうしているとレイが痛そうな表情を浮かべながらノロノロと出てきた
つづく
591G3:2007/03/17(土) 23:27:06 ID:???
さて、次シリーズの構成ができてきた。投下スピードが落ちたのはそのせい
でした。次はちょっとばかり自信があります。


じゃぁ、続きは明日の午後と言う事で。
592名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/18(日) 08:44:25 ID:???
おk楽しみにしているよ

また過疎気味だな
593旅 丸:2007/03/18(日) 15:21:23 ID:???
お前一人で何やってるの?みんなお前の作品に飽きたんだよ
いい加減面白くないことに気付け!
594G3:2007/03/18(日) 20:44:18 ID:???
>>590
その日は三人で下校した。シンジはレイが何をされたのか気になって仕方なかった
もうそろそろシンジと二人がいつも別れる交差点に差し掛かった。だが今日のシン
ジは別れようとはしなかった。
「あれ?あんたむこうじゃないの??」
「うん。まぁね」
アスカは不思議そうな顔をした。やがてアスカの家の前に来ると、アスカは手を振
って家に入っていった。アスカが居なくなるのを確認するとシンジはレイの手を引
っ張って止めた
「ねぇ、今から行っていい?綾波の家」
シンジの問いかけにレイはコクリとうなずいた。
彼女の家に着くと、二人は色々と話し始めた。学校の事、マナの事、そしてアスカの
事、でもシンジはレイの事を積極的に知ろうとした。結局シンジが選んだのはレイだった。

595名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/18(日) 22:53:40 ID:A2Y9yhgc
ちょwwwwww終わり方微妙wwwwwwwww
596名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/18(日) 23:04:44 ID:???
もっと盛り上がるとかないのかよw
597G3:2007/03/18(日) 23:20:07 ID:???
本当に申し訳ないです。次のシリーズで名誉挽回と行きたいところです。
598名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/19(月) 21:08:35 ID:???
あまりにもあっけなさすぎでバロス
まぁLRS期待してたけどさ
599名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/20(火) 07:45:41 ID:???
これじゃあLRSもくそもあったもんじゃないだろ
600G3:2007/03/20(火) 18:50:20 ID:???
すみません。えっと、続きを第2話と言う事で書き足していった
方がいいですかね?
601G3:2007/03/20(火) 23:16:39 ID:???
本当に申し訳ありませんでした。>>594までが第一部という事にして、
第二部を明日のお昼ぐらいから投下していきたいと思います。
602名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 15:42:18 ID:???
まだか
603名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 16:41:41 ID:???
正直ネタ切れなんだろ?
604名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 18:46:46 ID:???
さっさと投下しろw
605旅 丸:2007/03/22(木) 00:34:58 ID:???
さっさと引越し!
606G3:2007/03/22(木) 23:09:24 ID:???
>>594

第弐部

新学期が始まった。何故だか知らないが、シンジはレイとアスカと同じクラス
になった。出席番号の都合上、レイの後ろにシンジが座るのは必然的である。
毎朝登校するとレイはシンジに微笑みかけてから話しかけるのが日課になりつ
つある。それを斜め後ろから恨めしそうに見つめるアスカの姿があるのは目に
見えている。
「絶対シンジは私のものにして見せるわ」
と呟くのが彼女の日課でもある。

つづく
607G3:2007/03/23(金) 12:16:01 ID:???
>>606
「お腹すいた」
休み時間に机に突っ伏しながらレイはぐったりとしながらそんな言葉を発した
この言葉が事件の始まりだった。どうやらレイは寝坊して朝食をとってこなか
ったそうだ。
「血糖値が上がらないと脳が動かないから勉強できないって母さんがいつも言ってるよ」
シンジはレイを気遣ってポケットの中に入っていた飴玉をレイに差し出した。
「え?いいの?ありがとう」
レイは顔を赤くしながら飴玉を受け取ると包みを開けて口の中に放り込んだ。
「碇君のお母さんって何してる人なの?」
飴玉を口の中で転がしながらレイはシンジに問いかける。
「一応、医者」
「すごぉ〜い!」
レイは感激の声を上げる。
「へぇ〜シンジのママはお医者様なの?」
楽しそうに話している二人の間にアスカが割り込んでくる。
つづく
608G3:2007/03/23(金) 21:40:28 ID:???
>>607
アスカが割り込んでくるとレイの不機嫌スイッチがONになることは目に見えて
いる。レイは口を尖らせ、鋭い目でアスカを睨む。アスカはレイの気性を逆撫
でするような勝ち誇った顔でレイを見下ろす。喋り始めればレイより口数の多
いアスカがシンジを独占して、レイに割り込ませる隙を作らないため、その場
はアスカのものとなるのも必然的である。レイは勢い良く立ち上がる。シンジ
はハッとレイのほうを見る。目が合った瞬間、レイはニコッとシンジに笑いか
け、一方アスカを睨むと彼女の匂いがする空気を残して何処かへ去っていった。
 放課後、鞄に教科書をしまうシンジにレイが振り返って話しかける。
「今日も、一緒に帰ってくれるよね?」
「うん。いいよ」
レイは図書室の掃除当番で、シンジはレイを教室で待つ事にした。自分の席
に腰かけて、携帯でゲームを始めた。丁度教室から人気が少なくなったとき
後ろからアスカが忍び寄ってきた。シンジは朝ダウンロードした携帯のゲー
ムに夢中でアスカの気配に気付かない。アスカはシンジのすぐ後ろに来ると
身を屈めてシンジの首の性感帯の部分をペロッと舐めた。シンジのリアクシ
ョンはゾクゾクっと震え上がり、びくっと体が動く。シンジはビックリして
後ろを振り返る。
つづく
609名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/24(土) 00:54:27 ID:???
乙!!
俺も一度でいいからアスカみたいな女に首筋舐められたい
610G3:2007/03/25(日) 13:02:37 ID:???
過疎ってるなしかし。まぁいいや。保守
他の職人方どこへいかれたのやら

>>608
「あ、アスカ!?」
「どう?ゾクゾクってきたでしょ?」
振り返ればアスカが悪戯をしたような子供のような表情で立っていた。
シンジはポケットからティッシュを取り出して、首を拭きながらアスカと会話
を始めた。シンジがアスカの様子が少し変なことに気が付くのにはそう時間が
かからなかった。彼女らしくも無く、いつもよりもじもじとしているようだっ
た。
「ねぇ、シンジ、キスしてもいい?」
「何!?」
「キスよ。キス。した事ある?」
シンジは驚いて少し引いたようなリアクションを取った。
「な、無いけど。」
「じゃぁ、しよう」
シンジは戸惑う。シンジ自信の今の気持ちはアスカは嫌いではない。むしろ
憧れでもあるが、自分とは不釣合いで雲の上の存在だと思っていた。だから
シンジの今の気持ちはレイ>アスカな訳だし、それに大切なファーストキス
は一番好きな人としたいと思っていた。
「そ、そんな唐突な。」
「大丈夫よ痛くないから」
アスカはシンジに迫る。
つづく
611名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/25(日) 13:43:01 ID:???
>>602-605
久しぶりに来たらなんだこれ、飽食にもほどがある
G3氏はこんなやつらの為に元々書こうとしてたのを曲げてまで続けるんでいいのか?
612名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/25(日) 13:47:43 ID:???
正直な感想を言わせてもらうと、マジでつまんね
2ちゃんに書き込まないで、一度、最後まで書いてから読み返してみた方がいいと思う。
そして、自分で読んで面白いかどうか客観的に判断してみてください。
613G3:2007/03/25(日) 15:15:42 ID:???
旅丸氏の荒らしとかずっと我慢してきたけど、
好きなようにやらせて欲しかったし、人に感想書いてくれなんて言わない。
面白くないのは言われなくてもわかっているつもり。プロの物書きではなく
何処にでもいる大学生だから致し方ない。でも>>612がそこまで言うなら自分
はもう書かないしここの住人も辞めます。
どうもつまらない作品を晒しまして、失礼致しました。お詫びします。
614名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/25(日) 17:11:30 ID:???
俺は貴方の作品が好きだった。でも感想を書くことはほとんどなかった。
このスレは作品の感想がほとんどないから、なんというか作品でなくこのスレの雰囲気がつまらなくて書く気になれなかった。
レスがついても幼稚な荒らしばかりだし。まあそうやって負のスパイラルとなっていったんだろうけど。
言いたいのは、G3さんは好きだし投下止めないで欲しいけど、このスレは見限った方がいいんじゃないかってこと。
ずっと思ってたけど止めろなんて言いづらいし、遠回しに「ここで投下して楽しいか?」とか言うだけだった。
どこか他の賑わってるスレに名無しでちょこちょこ投下するのがいいんじゃないだろうか。エヴァ板はよく知らんのでそういう板あるのかわかんないけど。
長文失礼、お疲れ様でした。
615名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/25(日) 17:48:35 ID:???
俺はこのスレが好きだがG3氏が辞めたらこのスレ終わりだと思う
>>612
つまらん意見に惑わされる事なく続けてほしいと思うのが俺の心情>>612は謝罪するべきそれから
>>596
お前もそういう事言ったわりには感想書いてないだろ?お前の意見にしたがって話を作ってくれたんだから感想なりなんなり書くのは最低限のマナーだろ
>>602.>>604お前らも情けないと思わんのかお前ら急かしといてレスつけない何考えてるんだ
>>614
氏ねwww
そこは引き止めるとこだろwww

とにかくG3氏はくだらんことでヘソ曲げたりしないで続けろ!感想なら俺がどれだけでも書く自演してでもな

そうだ署名にしよう
とりあえず続きを書け
616名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/25(日) 18:03:09 ID:???
G3さんの作品を良く思う人もいれば悪く思う人もいる。それはどんなプロにだって言えることだろう。
俺は読み続けたい。投下を気長に待つし、楽しみにしてる。
ただ一つ要望があるとしたら、ブログの勉強をしてほしい。簡単だから、マジで。俺は読み続けられるならどこでもいいよ。
617G3:2007/03/25(日) 19:51:42 ID:???
>>616
旅丸氏の言うとおり引越しするつもりです。今、ブログ作ろうとしてるんです
けど。あれ、なんか登録しなくちゃいけないんですよね。個人情報晒したくな
い。しお金とかかからないのかな?

作品の投下に関してはただのオタクの趣味ですから。
618G3:2007/03/25(日) 21:02:58 ID:???
ttp://mai-net.ath.cx/bbs/ss_t_bbs/tree.php?bbs=eva
あかん。ブログのやり方わからん
と言うわけでここでやります
G3ではなく、C2と言う名前でww
619名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/25(日) 21:36:40 ID:???
がんばれー
ブログは適当情報で作れるはず、メアドだけちゃんと届くものなら
620G3:2007/03/25(日) 22:21:21 ID:???
で、一応、こっちでも投下できるものを構想中。
保守のほうをお願いします。
621名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/26(月) 11:24:47 ID:???
去りそうになった時だけ必死で引き止めるのもなー
これからの>>615に期待
622名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/26(月) 19:12:09 ID:???
職人に対する批判と中傷は書かない
勝手に「つまんね」とか「何だこれ」思うのは自由だけどそれをレスしないと言うルールを付け足そうよそうすれば
少しはこれから投下始めようかと思う人が出てきてまたもりあがるんじゃない?
623【単発同居物】G3:2007/03/26(月) 20:01:54 ID:???
サードインパクトから3年の月日が流れた。社会機能がようやくと復活してニュースではLCLから還ってきた人の数が丁度3億人に
達したと報道されているそんな事は僕にはどうでもよかった
僕は綾波との同居生活を満喫している彼女は約2年3ヶ月ほど前にLCLの中から還ってきてそれ以来僕と同居している
サードインパクトの時の爆発、後に人は神の眼球と呼んでいる人工衛星が
捕らえた映像がそう見えたから天文学者がつけた名前だそうだ
その神の眼球で地球の自転軸がある程度戻り四季が復活して生物達の生態系が元に戻ってきていた。
今日、僕が鶯の鳴き声で目を覚ます事ができるのはそのおかげでもある
目を開いて30秒程天井を見つめてから視線を左に落とすと、僕の胸を枕にして寝息を
たてる綾波がいる。同居し始めた頃はお互い別々の部屋で寝ていたけど、ある日、綾波が
寂しいって言うから同じ部屋で寝るようになった。
冬になって寒くなると今度は綾波が寒いから一緒の布団で寝ましょうと言い出した。
今日だけだよと一緒の布団で寝てあげたらそれが癖になったみたいに毎日毎日一緒に
寝るようになった。エヴァに乗ってたときの彼女ならこんな事は言わなかっただろうな
最近良く喋るし、明るくなって冗談も言うようになったし、極たまにSEXもする。
今の彼女は僕にとってはかけがえが無く、とても愛おしい存在

今日は日曜日、しかも朝5時37分。起きるにはまだ早い。僕にも綾波にも出かける予定は無い


もう少しこうしていよう・・・・・・・・・・・・・・・・
624【単発同居物】G3:2007/03/26(月) 20:59:43 ID:???
よく考えたら前にも意見があったが長くダラダラと書くのではなく、
単発のような一話完結のようなものの方がいいと言う人がいたから
単発のほうが好まれると思い、書いてみました。
だからこちらに投下するのは単発に絞りたいと思います。
他にもアスカ編、ミサト編等等を企画中。
625名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/27(火) 12:09:06 ID:???
その方がいいと思われる他のアスカ編やミサト編に期待
626名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/27(火) 19:24:16 ID:???
って言うか、実際綾波って消滅したの?
627名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/27(火) 21:37:31 ID:???
>>626
それは曖昧なところだよ。綾波がもし自分の姿をイメージすることができたら
戻ってくるんじゃないかな?
628名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/28(水) 00:51:30 ID:???
人が少ないから宣伝でageてみる
629名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/28(水) 04:14:36 ID:???
>>623

もうちょっと続きが読みたいな
630名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/28(水) 13:14:01 ID:???
一話完結だと続きを楽しみに待つという楽しみが損なわれると思うがG3氏の試みは成功だと思う
631【単発同居物】G3:2007/03/28(水) 18:06:18 ID:???
今度は綾波の視線から

目を覚ました私は眠い目を擦る。枕元の時計は午前7時13分を指している。
いつも先に起きて朝ごはんを作ってくれる碇君はまだ寝ている。そっか。日曜日は一緒に朝寝坊
するって決めたものね。酷く喉が渇いている私は碇君を起さないようにそっと起き上がって服台所
に行ってペットボトルのミネラルウォーターをコップ一杯飲むとまた部屋に戻ってまた布団に入ろう
としたら、碇君も目を覚ましてしまった。

綾波おはよう

いつものように眠い目を擦りながら碇君もむくっと起き上がる。

服着たら?風邪ひくよ

碇君は心配をしてくれる。私はもう少し寝たいのと布団の中に入った。碇君もまた横になって
私をギュッと抱きしめてくれた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今の私は、何人目の私なの?私、どうして?これが本当の私?エヴァに乗っていた時の私とは違うような気がする・・・
でも最初の私、2人目の私の記憶も確かにあるわ。この感触、覚えているような気がする。この痛みも、快感も、そう、あれは3年前に使徒が
私に入ってきた時の感触に似ている。でもどこか違うような気がする、わからないわ、唯一わかっているのは私がの心が受け入れているかどうかだけ。
私は碇君なら、碇君だけ受け入れたい。これが私の気持ちだから・・・
632名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/29(木) 13:50:56 ID:???
>>623>>631
文章とか前のに比べて全然良い
シンジ偏綾波偏両方ともにGJ
633【単発同居物】G3:2007/03/29(木) 17:08:49 ID:???
アスカ編

ここはなんだか馴染めない。知らない土地だ、見知らぬ人ばかり。何で僕はこんな所に来てしまったんだ?
でも後悔はしていないような気がする。いやむしろよかったのかもしれない。アスカと一緒に居られて。
事の発端はあの時、エヴァシリーズを全て撃破してサードインパクトの誘発を防いだ僕とアスカ。戦闘の
後、僕とアスカは和解した。そしてアスカの口から思いもしなかった言葉が飛び出した

ねぇ、あんた私とドイツで暮らす気無い?

突然の事だったから僕はアスカから考える時間を貰った。でも決断には時間がかからなかった。答えはYES
だった。

僕、一緒に行くよアスカ僕もアスカと一緒に暮らしたい

勘違いしないでよね。私はあんたをお手伝いさんとして連れてくんだから!あんたは私の奴隷よ!

素直じゃない彼女らしい答えだった。でも彼女はどこか嬉しそうな顔をしていた
ドイツに来て以来、僕は家事に没頭している。でも困って事はアスカの下着を洗濯する時、
下着ぐらい自分で洗って畳んで欲しいものだと思っているけど・・・・
それから寝る場所も、ベッドが彼女の分しか無い。僕のベッドが用意できるまで僕はアスカと同じ
ベッドで寝させて貰っている。

変な気おこさないでよね。ちょっとでも変な事したら死刑よ!

最初のうちはそんな事を言ってからベッドに入ってきてたけど、最近の彼女は言わなくなった
今朝も目を覚ませば彼女が僕に抱き枕代わりにして眠っている。今日は日曜、時間は午前6時10分。
昨日は遅くまでアスカと起きてたからまだ眠いけどそろそろ起きて朝ごはんの支度をしなきゃ。
久しぶり和食が食べたいって昨日リクエストされたから今朝も腕によりをかけようと思っている。

今日は大好きなアスカとテニスをしに行く予定・・・・・
634名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/30(金) 00:38:20 ID:???
乙です

今度はアスカ編か
G3センセの前の作品だとアスカはツンデレが消えてたけど、今回はツンデレ
発揮ですね奴隷ってところが絶妙です
話変わるけど前の綾波編の最後って
あれはシンジとレイがHしちゃってるの?
でもとりあえず乙ですあなたがこのスレの新たな
ネ申と言うかメシアだと信じたい
635名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/30(金) 17:40:28 ID:???
G3氏乙
俺も今度投下することに決めた
636名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/30(金) 19:02:24 ID:???
頑張れ期待
637【単発同居物】G3:2007/03/31(土) 14:31:03 ID:???
まだ12時半かぁ。にしてもシンジとテレビゲームするとなんでこうもつまらないのかしら!私が毎回圧勝じゃない。

もぉ〜あんたもっと本気出しなさいよ!弱すぎてつまんないじゃない!!

ごめんアスカ・・・・

あぁ〜また「ごめん」かぁ〜あんたって相変わらず内罰的ね!バカ!

私はまたイラついてついついキツイ事を言っちゃった・・・・・・・・・・・
いけないってわかってるのに何で私はこんな事言っちゃうのよ やっぱりシンジの奴ションボリしちゃってる

ごめんシンジ。あんまり得意じゃないものね・・・・

シャワーを浴びながら頭を冷やしてよくよく考えてみるとシンジはテレビゲームが得意じゃないし、あんまり好きじゃない
なんて事を前に言っていたような気がする。無理矢理付き合わせてる私が悪いのに・・・・私、バッカみたい
タオルで頭を拭きながら部屋に戻るとシンジがベッドに腰かけていつもみたいにヘッドフォンで音楽聴いてた。

シンちゃん覚悟!!

私はシンジに飛びついて押し倒す。さっきのお詫びのつもりだったけど、私はまた自分のペースに巻き込んでしまったの・・・
気付いたらシンジが元気を吸い取られたように疲れてグッタリとしていた。私はシンジにキスをすると火照った体を冷やすために台所に行って
冷えたコーラを半分ぐらい飲んだ。後の半分はシンジに持っていってあげるつもり。部屋に戻るとシンジは体を半分ぐらい起して明後日の方を見てボケェ〜っとしてた。 こう言うのを放心状態って言うのよね?

はい、コーラ。冷たいわよ〜私が持ってきたんだからちゃんと飲みなさい

私はコーラを差し出す。シンジはおいしそうに飲んでくれた。ベッドに戻ると、10秒もしないうちにシンジは寝息を立て始めた
よっぽど疲れてるのね。 私、前は加持さんの方が好きだった。でもいつも間にか私の中でシンジが加持さんを追い抜いた。

好きよ、シンジ。いつもワガママ言ってごめんね・・・・・

私はそんな事を思いながらシンジを抱きしめると目を閉じる。もっと素直になれたらいいのに・・・・・
638【単発同居物】G3:2007/03/31(土) 14:36:34 ID:???
と言うわけでアスカの視線からでしたが、

かなり難しかった。
639名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/31(土) 16:51:25 ID:???
いやぁ〜拍手拍手

俺も投下のネタ収集中
640名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/01(日) 00:43:42 ID:???
G3氏乙何か進化があったと思いますが
641名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/01(日) 01:31:41 ID:???
俺も投下
ストーカー容疑で逮捕されたのは渚カヲル容疑者
彼の被害者の少女にかける情熱は尋常ではなかった
そもそものきっかけは廊下ですれ違った時に容疑者が一目惚れ、その後しつこく付きまとったと言う
被告の行動はしつこいプレゼント攻撃や待ち伏せ・盗撮等と言った一般的なストーカと同じように思えたが
その程度にはとどまらなかった
異常行動@
各新聞社へ広告記載を依頼 どれも被害者の少女を愛している・君のためならサードインパクトを起しても構わない
や酷い場合では絶対に犯すなどのものもあったと言う
異常行動A
NASAに電話をかけ被害者を人工衛星で監視して欲しいと求めたと言う電話に出たNASA職員は
「ただの悪戯だと思ったから相手にしていない」と証言している
被害者にインタビューをしてみると
Q. 「ストーカーの被害に遭われていたと聞いたのですが」
A. 「そう考えるのが自然ね・・・・」
Q.「被告との面識は?」
A.「すれ違った時に変なことを言われただけそれ以外は殆ど無いわ・・・」
Q.「変な事とは?」
A.「君は僕と同じだねこの星で生きて行くにはリリンと同じ姿がどうとか言っていたわ・・・」
Q.「ほぉ〜」
そもそも被害者は被告を相手にしておらず被害者の友人の少年からの通報を受けた警察が再三再四
警告を発していましたが従わなかったため逮捕に踏み切りました
逮捕後の取調べによると被告は反省の色を見せておらず、「愛はリリンも使徒も共通のもので誰にも妨げられない」
「被害者の少女を必ず迎えに行くよ」と意味不明な供述を繰り返していると言う警察では被告の精神鑑定を実施した後
再度取り調べをしていく方針だ
アナウンサー1「いやぁ〜恋愛はいくら自由とは言えこれは犯罪の粋を通り越してると言いますか・・・」
アナウンサー2「全くです 塩○さんはどのように思われますか」
塩○「いやぁね狂てますよこの人だって加害者の外観を見て御覧なさい髪は銀色で顔も白粉塗りたくったように真っ白でしょ?
これ基地外の容姿ですわ」
アナウンサー2「いやそう言う言い方は適切では無いかと失礼しました」
塩○「いや、ほんとに狂てますよ」
アナウンサー2「いやそれは適切ではありません」
642名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/01(日) 12:11:11 ID:???
>>641
それは恋愛ではないかと
643名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/01(日) 23:47:16 ID:???
投下なら何でもいいというわけでは無いが投下してくれてありがとう
このスレを立てなおすには皆さんの投下してみようという一握りの勇気と感想を書いて
やろうと言う思いやりが必要です
感想を書くのを強要しているわけではありません
644名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/02(月) 09:27:16 ID:???
感想なんてもんは書こうと思って書くもんじゃないんだけどな
恋愛なんてお題で投下集まるわけないし、細々とやっていこうや
645【単発】G3:2007/04/03(火) 14:38:06 ID:???
トウジ×ヒカリ 編

いやぁ〜しかし世の中平和になったもんやなぁ。使徒とか言うわけのわからん気色悪い怪物も出てこおへんようになったし
まぁこれも碇たちのおかげやろうな。しかし平和になっても、わしはもう大好きなバスケできへん。脚無くなってしもたからな
車椅子でやるバスケもあるって聞いたねんけど、わしの夢はオリンピック選手。パラリンピックやない。まぁ終わった事いつまでも
グチグチ言うててもしゃぁない。今の楽しみ言うたら、毎日、委員長と会うことやな。最初はうるさい姉ちゃんやと思とったけど、
わしがこんな体になってしもてからはなんか優しいんやなこれが。
はっきり、わしの理想とは全然ちゃうねんけども、な〜んかええんやなぁ〜
この間、委員長から告白されてしもた。なんや碇ばっかモテる思とったら、わしも案外いけるもんなんかなぁ?
まぁええわ。
委員長の事一生大事にするよってに、嫁さんになってくれなんて言うたら

何馬鹿な事言ってるのよ!!
なんて言われたけど、でもどっか嬉しそうやった。




ダメだ、関西弁難しすぎるからちょっと短くなってしまいました。申し訳ない
646名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/04(水) 17:57:29 ID:???

G3氏はどこのお住まいで?関西弁が難しいってことは関東圏?
647【単発】G3:2007/04/05(木) 17:37:57 ID:???
「リナレイ×シンジ」ネタ
今日は散々だったなぁ〜朝からクラスのみんなの前で女の子に「パンツ覗き魔ぁ!」なんて言いがかりつけられるし、 眠いから少し昼寝しようと思っている

ただいま〜

僕はいつものように家の玄関の扉を開ける。

お帰り。パンツ覗き魔の碇シンジ君!

な、何で居るんだこいつ・・・・・僕より先に帰ってきてた母さんに事情を聞いてみた。母さんの話によると、どうやら
綾波レイの親御さんはうちの父さんと母さんの知り合いで、今日は彼女の親の都合により、一晩預かる事になったらしい
嬉しいよな気まずいような変な感じだ・・・確かに綾波レイは僕のタイプ?でもあるんだけど、嫌われてないかな??
とりあえず僕は征服を着替えに自分の部屋に入る。落ち着け・・・・彼女が僕に気がある訳が無い。気まずく思うことは
無いはず・・・・・・

ふ〜ん。和室なんだ碇君の部屋

一人で考えてると綾波レイが僕の部屋にノックなしで侵入してきた。

着替え中なんだから出てってよ!

僕はそう叫ぶ。だが綾波レイは大胆不敵な笑みを浮かべると

今朝の仕返し!!

なんて訳のわからないことを言い始める始末。僕がため息を 付いている間に今度は部屋の中を物色し始めやがった。ちょっと止めろ!そこの本棚の奥だけは止めろ!!

やっぱりいけない本持ってるじゃ〜ん!おば様にバラしちゃおっかなぁ〜!

わかった。冷静に話し合おう。何が望み?
もう1レス分ぐらい続く
648名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/06(金) 19:49:43 ID:???
G3氏乙。
前より良くなったな。
カップリングごとに個別スレはあるけど、
G3氏のLRKが読んでみたい。
649名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/06(金) 20:34:42 ID:???
G3さん乙。
G3氏の作品は、競走馬に例えるとスプリント〜マイルの脚質だな。
長丁場(長編)だと最後のほうは脚があがってしまう(詰めが甘い)し、こういう短篇のほうが良いと思います。(競馬分かんない人には意味不明でスマソ)
650【単発】G3:2007/04/07(土) 21:10:19 ID:???
>>647の後編

綾波レイが出した条件は二つ。一つはアスカとの関係を教える事。この質問に僕は、朝、アスカが言ってた通りと答えておいた。
凄く疑わしそうな目で僕を見てきたけど、本当にそうなんだ。ただの「幼馴染」おそらくアスカもそれ以上の感情は無いはず。
僕は・・・・・そうだな・・・・・なんかいいなぁ〜なんて思うことはあるけど、僕なんかとはつりあわないでしょ?
そしてもう一つの条件は、来週の土曜日、征服の採寸をしに行くから一緒についてきて欲しいらしい。これってデートのお誘い??

はい!

何その小指は??

指きり。

わかった・・・・

初めて女の子と指きりした・・・しかも今日会ったばかりのかわいい女の子と・・・・心臓がバクバクして、顔が火照ったように熱い・・・・
きっと僕の顔は真っ赤なんだろうなぁ〜。そう言えば綾波レイの顔もピンク色に染まってる。
僕、綾波レイに惚れちゃったのかもしれません・・・・・・・いや、完全に惚れました。




ごめんなさい。これは失敗作かも知れません。
651名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/07(土) 23:59:19 ID:???
>>650
ゆびきりに萌えたw
初々しくて良いな
652名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/08(日) 00:56:01 ID:???

失敗作じゃないよ
653【単発】G3:2007/04/08(日) 20:01:10 ID:???
>>648
LRKも計画中ではありますが、かなりグロテスクって言うか・・・・
ん〜・・・どういう言い方すればいいのかな?ちょっとわかりませんが
一応企画中ではあります。ただしちょっと暗くなるかな?
学園系だと明るくなると思われますが
>>649
競馬ですか?ちょっとわからないのでググッてきます
>>651
どうも萌えてくださってありがとうございます
>>652
よかった・・・そう言っていただければ幸いです
654【単発】G3:2007/04/10(火) 23:50:27 ID:???
【レイ×カヲル】
明日、僕は重要な仕事を成し遂げなければならない。それは僕自身の消滅を意味する。
廊下を歩いて行くと、無性にある人物に会いたくて仕方なくなった。綾波レイ。まだこのフロアの何処かにいる。
僕は彼女がどこにいるのかわかってしまう。存在を感じると言った方が適切だろうね。やっぱり僕の感覚通り、綾波レイはエレベーターの前に立っていた。

やぁ、奇遇だね

「奇遇?そんな事無いはずよ・・・・・」

彼女にも僕がわかるらしい。そうか、彼女も僕と同じだからね。

大切な話があるんだけど、時間取れるかな?

「問題無いわ・・・・」

彼女は簡単に誘いに乗ってくれた。僕は彼女の手を引き、医務室まで連れて行く。医務室でもどこでも良かったんだけど・・・・
彼女と僕たちは向き合うと、共に特殊なATフィールドを展開して外界と僕たちを遮断する。全ての「儀式」が終わると、僕たちは
「渚カヲル」と「綾波レイ」と言うリリンの姿と名を捨て、「アダム」と「リリス」となる。

またこうして君と会えて嬉しいよ。

「・・・・そう」

もう1レス分続く
655【単発】G3:2007/04/11(水) 00:15:16 ID:???
>>654
相変わらずのようだね・・・・
数万年の時を経て再会した僕たち、僕たちは「光」と「影」、「白」と「黒」、「男」と「女」
つまり正反対の存在と言うことになるんだろうね。正反対の存在と言うのは憎悪と敵対の対象でもあり、また、愛の対象でもある。
リリンも僕たちも同じか・・・・・・・

明日、僕は帰るよ・・・僕たちの源・・・へとね

「・・・・・そう」

それは僕の消滅を意味する。この世から消え去る前にどうしても君に会いたいと思ったんだ。

「・・・・・そう」

最後に、・・・・いいかな?

「・・・・・ええ」

生物は自らの死期を悟ったとき、自分の命を受け継いだ者をこの世に残したくなる。リリンも生物。そして僕たちもリリンと98%同じ
もの。つまり僕たちも生物と言う訳だ・・・・綾波レイはリリンと交わっても未来に何も残す事はできない。だが僕と交わる事によって
新たな命(使徒)を新生させる事ができる。しかしそれはリリンの未来を危険に晒す事になる・・・・

シンジ君・・・・・・・・・・・

僕はあと一歩のところで命の畑に種をまく事ができなかった・・・・ATフィールドは消滅していく・・・・

「・・・・もういいの?」

名残惜しいけどね、でも、僕の私欲に任せて君に精を注げば、それはシンジ君たちの未来を壊す事になる。

僕はそう言い残し、その場を去る。扉を開けようとしたとき、綾波レイが「地下の・・・」と言いかけたような気がしたけど・・・・
まぁいいとしよう。僕はもう思い残すことは無いよ・・・・ありがとう綾波レイ。君に会えて嬉しかったよ・・・・
656名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/12(木) 12:53:07 ID:???

なんかやっぱりあの二人は人間ではないんだなぁ
657【単発】G3:2007/04/14(土) 15:23:26 ID:???
これ学園部活ものね。使徒新生のオーケストラー部??のやつで作ってみました

 今日の演奏も上手く行った。これだとおそらく地区予選は通過できると思う。それはさて置き、
僕には気になる子が居る。同じクラブの女の子でヴィオラ担当の綾波レイ、透き通るような白い肌、
抜群のスタイル。実に美しい。「白雪姫」と呼ぶに相応しい。
だけど問題なのは彼女がシンジ君以外の人とは口を利かない事。練習が終わって、夕日を浴びながら
彼女はその白くて美しい肌を赤く染めながら校門の前に立っている。

やぁ、一人で帰るのかい?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

彼女は首を横に振るだけ。同じクラブの部員なんだからもっと口を利いて欲しいと思うけど・・・

やぁ!綾波お待たせ

後ろからシンジ君の声がした。彼女は嬉しそうな顔をしながらシンジ君の方へ駆けて行く。
そうか、綾波レイはシンジ君の事が好きなのか。でも、僕を惚れさせてしまったからには僕の彼女になって
貰わないとね・・・・・
翌朝、僕は目覚まし時計の音で目を覚ます。今日は土曜。部活の自主練に行くつもりでいつもと同じ時間に起きた
学校の音楽室に着くと、ヴィオラの音だけが聞こえている。おそらく綾波レイも自主練で来ているのだろう。
彼女の演奏が終わるタイミングを見計らって僕は扉を開けて拍手しながら音楽室に入た。彼女は少し驚いているようだった。

もう1レス分つづく
658名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 23:42:02 ID:???
659名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/15(日) 16:14:00 ID:???
また書き込んでないのか?
660【単発】G3:2007/04/16(月) 21:10:53 ID:???
>>657

一人で練習かい?

・・・・・・・・・・

本当に無口な子だ。シャイなのかな?それともシンジ君以外の人と話したくないのだろうか?
でも彼女と二人っきりで話すチャンスが到来した事には変わりないはず。

せっかくだから僕と二人で演奏してみようか?

・・・・・・・う、うん・・・・・

え?今何か言わなかった?初めて口を開いてくれたね。一歩前進。後はどうやって告白するか
だけど、まだまだ道のりは長そう。まぁ時間を掛ければなんとかなるさ。恋愛の鉄則は焦らず
だからね。
661【単発】G3:2007/04/16(月) 21:24:07 ID:???
ダメだ・・・・・難しい。この二人の接点は
「君は僕と同じだね」


「あなた何?」

程度だからカップリングがイメージできない。今度はシンジ×マナを企画中。
リクエスト等があればまたレス下さい。
662名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/18(水) 12:46:03 ID:A6z0wWMp
下がり杉
なんか書き込め
663保守屋:2007/04/18(水) 14:15:03 ID:???
何か書き込め
664名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/19(木) 11:07:43 ID:???
吊し揚げ
665名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/19(木) 19:17:23 ID:???
職人は一人が粘ってるだけで後はこのスレに居ないのか?
もう限界か
666【単発】G3:2007/04/20(金) 00:14:25 ID:???
どこに行ったのかと思いきや、ageられてる
まぁ、大体ネタが揃ってきたので明日あたり(正式には今日の夜)投下しますよ
667【単発】G3:2007/04/21(土) 21:12:00 ID:???
〜レイの独り言〜

碇君・・・・優しい人、あの人より・・・・どう言ったらいいのかわからない。

信頼? 安心? 温かい?・・・・・・・・・・・・・・・・・

多分この中のどれでもない気がする。大切な人。そう大切なのね
でも、どう大切なの?わからない・・・・・・・・・でもなんとなくわかりそうな
気がする。
あの人は私を操り人形にしてるだけ。でもそうしなければ私は誰とも人間関係を持てない。
人は一人では生きていけ無いもの。一人は寂しい・・・・・
でも碇君がいつかあの人から私を解放してくれそうな気がする。
だから大切なの?いいえ。それじゃぁあの人と同じだわ。


・・・・・・・・・や波、・・・・綾波?

碇君

起きた?綾波でも授業中に居眠りする事があるんだ?

・・・そう・・・・みたいね・・・・・(///)

今日、シンクロテストだけど。一緒に行く?

・・・えっ・・・ええ・・・・・



どう言ったらいのかまだわからない、でも、碇君は私が心の底から一緒に居たいと思う人。
それだけは間違い無いと思う。
668名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/22(日) 16:13:46 ID:???
G3氏乙
だがもうこのスレを見ているのは俺ぐらいだろう
過疎杉
ここでやらず個別のカップリングスレに行って投下した方がいいと思うぞ
669名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/29(日) 21:43:36 ID:???
保守
670名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/01(火) 16:42:18 ID:???

加持独白 


真実、ミサトが何を求めているのか…。
それが判らないことが、加持の想いを曇らせる。

彼女が甘えたように口付けを求め、縋る腕を伸ばすさまは、温もりに縋る幼子のように辿々しい。
繰り返し体を重ねれば感じずにはいられない、違和感。
結局、ミサトが求めているのは人肌の温もりや慰めであって、「加持自身」ではないのだ。
理性の箍をはずし、快楽に溺れなから、どこかがすれ違っていく。

それが、寂しい。

ミサトを好きだという想いが加持の中にはちゃんとある。
たとえそれが混じりけなしの純粋なものではないとしても、今更手放す気などさらさら無い。
自分とミサトとの間に溝があるというならそれを埋めたかった。
「気持ちがなければ体などいらない」などと聖人を気取るつもりもない。
それでも。
『甘えられるだけの男』
そんなものになりたいわけじゃない。
出来るなら、『愛されてる男』のほうがいい。
加持の笑みはどこか歪んでいた。
671名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/02(水) 11:40:39 ID:???

    (⌒∨⌒)/::"\
  (⌒\:::::::::/⌒(⌒∨⌒)
 ( ̄>::( ゚Д゚)<(⌒\:::::::/⌒)
  ( ̄/:::::::: (_>::( ゚Д゚)::< 
  /((⌒∨⌒(_/U::U\__)
  / (⌒\::::::::/ (_∧_)`∨⌒) 、@,
 <(__>::( ゚Д゚)::<__し//J\::::::/⌒;@@^
 |ヽ(_/::::::::\_)(_>::( ゚Д゚).つ|/`
 | ヽ. (_∧_) // (_(ノ:::::::\_)
  |  \し|.|J  ////(_∧_)
  l   `.:7 アイです ̄/ し"J
   ヽ  /     .:::/
  / ̄ ̄ヽ(,,゚Д゚) ~ ̄ヽ 
  ヾニニ=/./ハゞ\=ニン
   / / /|  |ヽ \
   (__ ̄l/__U"U V`"



672名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/02(水) 11:49:20 ID:???
まだあったんだこの糞スレ
673名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/05(土) 16:10:06 ID:???



 age
674名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/06(日) 00:44:03 ID:???
>>667

癒された
675名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/08(火) 01:04:31 ID:???
>>670
gj
676名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/12(土) 08:05:35 ID:g6DWrD4f
行為に値するね

アッー!

銭湯の中心でアッー!と叫んだケダモノ
677名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/16(水) 13:53:43 ID:???
ho
678名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/24(木) 01:17:50 ID:???
保守
679名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/01(金) 10:08:41 ID:???
捕手
680名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/02(土) 15:23:57 ID:???
―――妻を失った男と、その一部から造られた少女の一幕

明日、零号機の再起動実験が行なわれる。
その最後の調整時、ゲンドウはプラグを出たばかりのレイのところへと降りてきた。
前回のような事故は起きないとゲンドウは言い、レイもそれを信じている。
今日の調整も無事に終わり問題となる箇所はない。
管制室から彼が降りてくる必要はなかったが、わざわざ来てくれたことが嬉しい。
ゲンドウと直接言葉を交わせるならばどんな些細なことでもかまわない。
レイは不思議に思いながらも喜びを隠さず彼を迎えいれた。
背の高い男に視線を合わせようと見上げるレイの目には、親愛の光があった。

ゲンドウはレイの前に来ると、さっと彼女の全身に視線を走らせ無事を確認し、しばし口を噤んだ。
彼の無言になれているレイは黙ってゲンドウの言葉を待つ。

「何かあるか?」
「ありません」

ややあってやっとゲンドウが落としたのはたった一言。
本当に口下手な人。
それでもそのたった一言に万感の思いが込められているのをレイは知っている。
自分が心配をかけているのだと思うと、レイの鼓動は早まり頬が上気する。
それが、レイの造られる元となった女性の心の影響だとしてもかまわなかった。
暖かい想いにあふれた微笑が自然とレイの口元に浮かぶ。

その微笑に惹かれたように、ゲンドウの手がレイに伸びた。
681名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/02(土) 15:26:25 ID:???
レイの丸みを帯びたまだ幼さの残る頬に触れるか触れないかというところで、
ゲンドウの手が止まる。彼は躊躇っているのだろうか。
それはレイと「彼が真実求める人」との違いに気付いてしまったからだろうか。

傷の多い手の平、節高な指…。
かつてユイの肌をやさしく辿った男の手。

レイはゆっくりとした動作でゲンドウの手を覆うように自分の手を乗せた。
触れ合う場所から感じる温度は、レイの心を切なく締め付ける。
それでも離したくなかった。
レイの積極的な行動にゲンドウは目を見開いて、レイを見つめた。

ゲンドウは繊細な男だ。
鋼のように硬く、優秀な猟犬のように獰猛で、薄く切り出された鉱石のように脆い。
手を触れれば切り裂く鋭さを持ちながら、衝撃には容易く砕け散ってしまうのではないかという危惧を抱かせる。
ユイはそんなゲンドウをよく知り、彼を深く慈しみ、愛し、包み込んでいた。
その彼女を突然失ったゲンドウの痛みを思うと、レイの胸も張り裂けそうになる。

辛くて悲しくて寂しくて、いつしか心を閉ざしていったゲンドウ。
けれどそんな彼がレイにだけ見せる不器用な優しさ。
まるで少しでも強く触れたら壊れてしまうとでも言うかのように、今もレイに慎重に触れている。
幾らでも代わりの居る、エヴァの部品のような『レイ』なのに。
682名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/02(土) 15:28:56 ID:???
自分の立場がわかっているから、レイもこれ以上を望むことはない。
レイは先ほどとは違う切なさを含ませた微笑を唇に少しだけ浮かべた。
この姿には僅かなりとも執着してくれているのだろうから。
それだけでもいいの…と、その微笑にゲンドウへの肯定をのせて。

レイを見つめるゲンドウの目の中にも漣のように揺れるものがある。
それが答えかもしれない。ちがうのかもしれない。
あるいはそうだとレイが思いたかっただけなのかもしれない。
けれど幻のように見つけたそれを失わないように、レイは触れたぬくもりに頬を寄せた。

「…あたたかい」
「そうか」

レイの手の下で強張っていたゲンドウの手から力が抜け、彼女の頬に沿う柔らかさを取り戻す。
いっそう深く摺り寄せれば、彼の匂いすらするような気がした。

彼がくれるこのやさしさで満足すればいい。
もう、抱き合うことは出来ない。
レイは『ユイ』ではないから。
ゲンドウの中にレイはいない。彼が求めるのはユイだけ。

愛(カナ)しさと、哀しさが同じ場所に満ちる。
そんなレイの静かな想いを癒すように、
ゲンドウはレイがその手を離すまでぬくもりを与え続けた。
683名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/04(月) 00:32:54 ID:???
久々の職人さん、投下乙。
684旅 丸:2007/06/11(月) 18:33:06 ID:???
WWWW過疎ってやがんのWWWW
685名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/15(金) 22:01:34 ID:???
S君の夜話

暗闇の中、ふわふわと心もとない指が暗闇を探る。
暗いのは好きじゃない。
だって怖い。
さっきまであったぬくもりがなくなって、腕の間がすかすかしてる。
今までは平気だった一人寝が、いつの間にか苦手になってしまった。
こんなんじゃダメだと落ち込んでも、胸に巣くった空虚さはなくならない。

一つに溶け合えたらこの虚しさはなくなるのかな。
彼女を取り込んでしまえたら、このからっぽも埋まるような気がするけど。

なんで僕は彼女と溶け合うことができないんだろう?

くっついているのが自然で、突っ込んで精液や体液でベタベタになるたびに、
このまま溶けて一つになりたいと叶わぬ夢を見る。
でも溶けてしまったら、こうやって抱き合うことも出来なくなってきっと寂しいんだろうな。
でも離れているのもとても辛い。

ごそごそと手を伸ばして布団の中、彼女の姿を探す。
寂しくさせないで。
抱き合った後はずっと側に居なきゃいやだ。
恋人ってそういうものなんでしょう?

ようやく見つけた彼女は布団の端で丸くなっている。
猫みたいだと呆れながら、自分もそちらへころりと転がる。
柔らかな甘いにおいのする肌が気持ちいい。
ねえ、側にいてね。僕から離れていかないで。

んんっ、と寝惚けた声に縋ってやっと安心できる場所に落ち着いた。
686名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/15(金) 22:03:17 ID:???
A嬢の夜話

ぱちりと目を開けたら、顔の前に手があった。
手の向こう側にいるのは、…たぶんではなく…、あいつ。
まだ薄暗い部屋の中、表情はよく見えないけどきっと泣きそうな顔をしているんだろう。

前にも何度か同じことをされて目が覚めて、
「どうして」と問い詰めた時、そんな表情で「ごめん」と言っていた。
そのくせ「もうやめる」とは言ってくれなかったから。

「あまり静かに寝るから、不安になるんだ」
自分よりも少し低い体温が余計に不安を煽って、怖い。
起きている時とのギャップが大きすぎて、時折無性に信じきれなくなるんだ…と。
「僕の腕の中で冷たくならないで」と、泣きそうになりながら抱きしめられて。
でもそんな眠っているときのことを言われても困るのよ。

「目が開いた。………生きてる」

吐息みたいな声。独り言の癖に聞こえてるわよ。
泣きそうな顔するぐらいなら、ちゃんと泣けばいいのに。
そうしたら慰めてやれるんだから。
 
「馬鹿ね」
眦に涙を浮かばせているあいつに抱きついて目を閉じた。
どうせ死ぬんなら、あんたの腕の中がいいのに。 あんたはそれは嫌なのね。

寝息が浅い。 体温が低い。
あいつが責めるたびに、わたしは図太く生きてやろうと思う。
そしていつか、ずっと遠い未来に。 
あいつの手の中で、絶対に死んでやるわ。
687旅 丸:2007/06/17(日) 01:04:03 ID:???
氏ね
俺様を追い出した腹いせに過疎らせて落としてやろうと思っていたのに!
ハイ!引越し!引越し!さっさと引越し!
688名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/19(火) 00:59:39 ID:???
♪引っ越しをするなら〜ワンゴロゴロのフリーダイヤルでえ〜
689名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/20(水) 20:27:18 ID:???
>>685
GJ
深夜の何とも言えない雰囲気が感じられていいね
690旅 丸:2007/06/21(木) 00:02:22 ID:???
dat落ち!dat落ち!さっさとdat落ち!シバくぞ!
691名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/21(木) 00:51:29 ID:???
まーたヒキニート旅丸の糞野郎かよ。
ここにてめえの居場所はどこにもねーんだよ!うぜえからとっとと消えろ!
692名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/21(木) 18:04:03 ID:???
>>690
dat落ちって書いてるうちは落ちないんじゃね?w
落としたかったら何も書かないに限るよ。

って釣られたか?w
693G3:2007/06/22(金) 23:58:29 ID:???
お久しぶりです
ネタができたらまた投下してもいいですか?
694名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/23(土) 18:27:54 ID:???
>>693
おっ!G3さんお帰り〜
久々の投下よろ。
695名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 16:35:51 ID:???
結局のところ、自分にできることは、
この身体を投げ出すこと。


 ・・・・・・エゴイスティック・・・・・・


シンジ君が「戦うのが怖い」と言った時、
私が思ったのはどうやって彼の考えを翻させようかということ。
彼に今戦列を抜けられては困る…、その一言に尽きた。

使徒という脅威に対し、立ち向かう人間の努力なんてものは、
ほとんど何の役にも立ちはしない。
アレに対抗できるのはエヴァだけ。
エヴァとは、いわゆる“使徒のコピー”。
でもそんなものに縋ってでも生き残りたいと思うのが人間のエゴで、
その生贄として捧げられてるチルドレンたちはいい迷惑だろうけど仕方なくて、
で、私達は彼らの犠牲の上に生きてるってわけ。

そして、その中でもシンジ君の乗る初号機と言う名のエヴァが一番強い。
あるいは効率がいい。
彼がいるから、今までも何とか勝ち残ってこれたと言ってもいい。
戦うには彼が必要だった。

だから「怖い」と言われて、
「じゃぁやめてもいいわよ」と言ってやれる時間はとっくに過ぎてしまってる。
もう彼なしでは、戦線は成り立たない。
696名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 16:37:55 ID:???
でね、
私の仕事は。
使徒と戦うこと。
使徒に勝つこと。
人類を生き残らせること。
………その為ならなんでもするわ。


私、知ってるのよ。
シンちゃんが怖いのは、ほんとは使徒じゃないのよね。
彼が怖いのは、エヴァ。
あれに、呑みこまれるのが怖いんでしょう?

暴走するエヴァからの侵食。
その心理グラフから読み取れるのは彼の、陶酔。

戦うこと。破壊すること。
叩きつける力。引き千切る力。
噛み裂く牙。咀嚼する歯。

全部、全部、全部、あなたには快感なのよね?



      かわいそうに。


697名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 16:40:15 ID:???
エヴァから降りて正気に戻れば、自分の感覚が信じられなくなって、
シャワールームで泣いているシンジ君。
握り締めたこぶしを壁に叩きつけて、傷ついた指に歯を立てて、
必死に現実と折り合いをつけようとしてた彼。
泣きじゃくりながら震える体は、シャワーなんかじゃきっと温まらない。


だから、私は、彼を抱きしめた。


戦うことの快楽よりも、もっと生々しい感覚で縛り付けるために。
生きてるってことへの快感で、彼の苦しみを塗り替えるように。


懺悔するわ。


私はシンジ君を闘いから引き離すことはしない。
シンジ君の明日は、エヴァで引き裂く使徒の屍の上にしか成り立たない。
彼が迷い、戦うことを諦めたら全てが終わる。
戦線は常に虚空に張られた一本のロープの上。
私は、彼がこのタイトロープから降りることを許さない。
698名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/26(火) 16:41:44 ID:???
でもね。
彼を、「戦うためだけの生き物」にもしない。

悩み苦しみのた打ちまわるなら、その全部を受け止めてあげる。
破壊への快楽以上の悦びであなたを塗り替えてあげる。
傷つく心があるなら、それ以上の傷を私に頂戴。
それは義務ではなくて私に与えられた特権。
自分は手を汚さずに、のうのうと待っているなど我慢できない。
これが私のエゴ。
身体をつなぐことで、彼から自分に移される何かがあるのなら、
私は喜んで地獄に堕ちるわ。

闘いの後、生き残れて嬉しいと、生きている快感に酔わせてあげる。
もしも戦闘の記憶がシンジ君を脅かすなら、
そんな彼を抱きしめる権利は誰にも渡さない。

執着?
独占欲?
罪悪感?

何でもいいのよ、彼がくれる感情なら。
全身で彼を受け止めて、全霊を彼に捧げることだけが私の真実。


「愛してる」とは言わないけれど、シンジ君が私の全て。
699名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/28(木) 21:02:57 ID:???
困ったことに落ちそうなんだなこれが
700名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/30(土) 16:24:11 ID:???
>>699
sageでも書き込みがあれば落ちない仕組み。
現状のこの板なら、1週間前に書き込みあれば大丈夫。2週間だとヤバイ。
新作公開時は新スレで膨れるから、もう少し縮まるかも。

職人さんが固定されてるから下がってても良いが、スレの存在を知らしめたいならageだな。
701名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/30(土) 17:18:29 ID:???
『お風呂』

Pm9:56
いつものようにシンジ手作りの美味しい夕ご飯も食べ終えて、
朝からチェックを入れていたテレビも見終わった。
後はお風呂に入って寝るだけと、寝巻きを抱えて脱衣所のドアを開けたところで、
アタシはシンジが後に立っていることに気がついた。
トイレだったら、先に譲ってあげようと思う。
日本人は…、え〜となんだっけ?
そうそう、サッシとオモイヤリ。

「シンジ? 何かよう?」

テレビはそこそこ面白かったし、お腹もほどほどに満腹。
アタシはほんのりいい気分だった。
だからそのままの気持ちで朗らかに話しかけた。
アタシの声に、シンジは微妙に体を硬直させて頬を染めている。

「シンジ?」
「あ…え…、その、ア、アスカに、お、お願いが…」

妙な感じに、少しだけ嫌な予感。
うそ。
普通の男がやってれば気持ち悪いんだろうけど、
相手がシンジだと思うとそんな気はしない。
シンジがアタシに何か頼んでくることなんて珍しい。
愚痴っぽいことはよく言うけど、シンジはめったにお願いはしてこない。
甘えたりするのが、たぶん苦手なんだと思う。
なのに今は正直に「お願い」と言ってきている。
なんだろうと好奇心が湧いてアタシは wktk した。
702名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/30(土) 17:20:10 ID:???
でも早く言えばいいのにシンジはなかなか言い出さない。
アタシはそんなシンジから反応を引き出す方法を考えた。

とりあえず優しくしてみることにする。
シンジの好きそうな顔で笑ってみる。

「な ぁ に?」

押し付けがましくなく少し控えめに、でも無防備な感じでシンジを見る。
何故か自分もどきどきするのは演出効果のつもりで、
もし本心だとしても脇に置いておく。

「あ…そのっ、…かっ…かっ…髪をっっ」
「かみを?」
「髪を洗わせてっ!!」
703名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/30(土) 17:21:48 ID:???
……あー、それだけ?
シンジのお願いは高すぎた緊張感ほど重いものじゃなかった。
もっとイイコト…を想像したのに、実はちょっとがっかりした。

シンジとアタシの仲は悪くはない。
でも決定打がないせいか、わかりやすい進展がない。
もっと先に進みたいのにシンジからは何も言ってくれなくて、
アタシは少しフラストレーションがたまっていた。
アタシから言うのは………ちょっと恥ずかしすぎるもん。

「髪を洗う」って言うのが進展なのかどうかはわからない。
だけどお風呂場って言う密室に二人というのは新しい試みかもしれない。
アタシは迷った振りして着替えのパジャマに顎を埋めながら考えてみる。
ちらりと上目遣いにシンジを見れば、
もう言ったことを後悔しているのか顔が困っている。
シンジのこの押しが弱さが一番のネックなんだと思う。
普通これだけ一緒に暮らしていて、
あれだけアタシが熱心にアプローチをかけていれば、
とっくにキスの一つや二つ、それどころかその先まで…ありじゃないの?
若いんだしさ、青春の暴走とかでもいいのに。

でも肉体関係どころか、
まだ「アスカが好きだ」ってちゃんと言われたこともない。

シンジを見ていればアタシの事を意識してくれているのはわかる。
それらしいことは言ってくれるし、態度でも示してくれる。
けど。…でも、時々は不安になる。
シンジはアタシのことをそういう意味でも求めてるのかなって思ってしまう。
シンジが持っているのは本当に恋愛感情なの?って。
704名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/30(土) 17:26:33 ID:???
行き過ぎた家族としての親愛を、
捉え間違えているんじゃないかって不安になる。
家族に恵まれてないのはお互い様で、今が居心地良すぎるから。

でも家族が好きって言う気持ちと、異性を好きって言う気持ちは違うはず。
家族だったらシンジに触りたいとは思わない、と思う。
触って欲しいとも思わない。
だってミサトも家族だと認めてるけど、ミサトにはこんな気持ち湧かないもの。
だからアタシの好きは家族愛じゃないってわかってるけど、
でもシンジの気持ちは、…ときどきわからない。

シンジが奥手すぎるのが悪いの。

朝も昼も夜も一緒にいるのに。
アタシだってできるだけ自分の気持ちを示してるのに。
それだけの時間も費やしてるつもりだし。
もう不意に手が触れて赤くなるだけじゃアタシは物足りないの。
でも、アタシのこと命がけで助けたりはするくせに、
キスの一つもくれないのは何故?
アタシってそんなに魅力ないの?

心の内で吐いたはずの溜息がパジャマで吸い込みきれずに漏れてしまった。
それが聞こえたのだろうシンジが予想通りの反応をしてくる。

「アスカ、あの、やっぱり、…ごめん」
705名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/30(土) 17:33:41 ID:???
シンジの黒い目が好きだと思う。
シンジを最初に好きだと思ったのもあの目に見つめられたから。

そのゆらゆら揺れる黒い瞳に今、アタシが映ってる。
私を見てくれるこの目が好き。これからもずっと見ていて欲しい。
そのためにも、シンジともっと深い関係にアタシはなりたい。
シンジが積極的になってくれるのを待っていると、
アタシはおばあちゃんになってしまうかもしれない。
それは、嫌。

アタシはシンジが好き。
だからこれをきっかけにしてみようと思った。 
…最初がお風呂場なんて、ちょっとマニアックだとも思うけど。

「いいわよ、洗っても」
「本当?」
「アタシが嘘吐くとでも?」

わざと挑発的に言ってやれば、シンジがあわてて首を振る。
アタシはパジャマを傍の洗面台に慎重に置く。
そして、「さあここからが勝負よ」と内心意気込んだ。

なのに………!

「あっ、じゃあ僕先に入って用意しとくから」

“服を着たまま”お風呂場に入っていくシンジの後姿にアタシの肩が落ちる。
…あーのーねー、普通こういうときは、エッチな雰囲気になるんじゃないの?

このままここで服を脱ぐ気になっていたアタシは、盛大に溜息をついた。
706sage:2007/06/30(土) 19:13:56 ID:???
707名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/07/01(日) 19:28:06 ID:???
ワクワク
708旅 丸:2007/07/04(水) 08:17:14 ID:???
またシャシャリ出て来とるYo〜!
もうちょっとだったのに!
はい!キモ妄想スレ
糸 冬 了!!

dat落ち!dat落ち!さっさとdat落ち!シバくぞ!
709名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/07/09(月) 18:39:03 ID:???
すげー久々にきたらまだ旅丸がwwwwwwww
710名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/07/09(月) 19:38:54 ID:???
ちょwwwA2センセブログ更新してる!

711名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/07/15(日) 20:38:38 ID:???
下がりすぎだ
あげるぞ
712名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/07/21(土) 09:10:23 ID:???
あげましょう〜
713名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/07/29(日) 22:42:42 ID:iIct1dq2
714名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/08/09(木) 20:45:57 ID:???
hosu
715名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/08/18(土) 19:01:08 ID:???
///h
716名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/08/26(日) 17:01:43 ID:???
s@
717名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/03(月) 15:11:56 ID:???
ho
718名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/07(金) 04:02:51 ID:???
syu
719名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 14:55:52 ID:???
      −−−あなたの隣で眠る明日へ−−−

1
空港の雑多なざわめきの中綾波レイは一人、手元の本に目を落とし人を待っていた。

「ただいま」

音を変えても聞きなれた響きを持つ男の声にレイは俯いていた顔を上げた。
ゲートをくぐった彼に手を伸ばされて、向かう足が思わず駆け足になる。
そうして駆け寄れば、慣れた仕草で引き寄せられる。
抱き込まれると腕の中にすっかり納まる体を預けて、レイは力を抜いた。
頬に触れる衣服の感触と馴染んだ香。
胸深く吸い込めば、変わらない安心と切なさがレイを満たしていく。
頬に寄せられた唇に軽く違和感を感じて視線をあげれば、男が唇の端で笑っていた。

「…髭」
「ごめん。忙しかったから」

見慣れぬそれに首を傾げてレイが尋ねれば、「痛い?」と彼は静かに笑みを重ねる。

「綾波に会うことばかりを考えてた」

早く逢いたくて…と続けながらも、彼の腕の中は凪ぎのように穏やかだった。
彼の胸に頬を当て、やさしく響く彼の声と心音を聞く。
静かに緩やかに弛まなくつむがれる旋律。
抱き合うだけでこの鼓動が早鐘を打った日々は遠い。
それでも。
このまなざしに滲む愛情が消えない限り、この場所は代わらずレイに許される。
720名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 14:56:52 ID:???
2
疲れを滲ませる彼の目元に口付けるため、レイは少し踵を浮かせた。
爪先立てて触れるだけのキスを彼に送る。
うっすらと青く影の浮いた瞼に。
心なしかそげた頬に。
そして、微かに弧を描く唇に。

人ごみの中。
空港のロビーで。
一人の男に抱きこまれた少女の影は、他者の目にはどのように映るだろうか。
恋人同士というには歳の離れた、親子と言うにもあまりにも似つかわしくない二人。

離れがたく指をからめれば、しっかりと握り返されるそれに安堵する。
「帰ろう」と促されて、レイは男に寄り添った。
歩き出す彼の歩幅はレイに合わせて緩やかに甘い。
記憶の中の少年の、今は高い肩に少しだけ頭を凭れてレイは目を細める。
斜めに見上げる彼の面差しの中には確かに過去がある。

彼は変わらない。
どんなに形が変わってしまったとしても、これだけは変わらない。

彼は、碇シンジ。
綾波レイにとって、唯一人のヒト。
721名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 14:57:53 ID:???
3
-----

ネルフが解体された日。
碇シンジは静かにその通告を聞いた。

人類補完計画の失敗と、その概要。
父の役割。
自分に課せられたかもしれない罪と、許されるはずもなかった願い。

説明を聞く少年の口からは嘆きも恨みも出なかった。
俯き、歯をくいしばって、ごっそりと抉られるような喪失感を彼は黙って耐えていた。
彼の心情を知るものは、彼の傍らに立ち痛むほどに手を握り締められながら、
それでもその手を放すことのなかった少女だけだった。

-----



ルームランプのオレンジがぼんやりとした灯りを生む。
ベットサイドに座ったシンジの傍にレイは寝返りを打って身を寄せ、頭を上げた。
シンジから石鹸と水の香りがする。
冷たいシーツに伸ばした足先で布をかいて漣をつくりながら、
半身を起こしたレイは、シンジの頬に手のひらを滑らせた。
722名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 14:59:02 ID:???
4
「髭、剃ったの?」
「嫌だって言わなかった?」
「………いいえ」

その手を取られ、唇を寄せられて、レイはされるがままに穏やかな愛撫を受け入れる。
シンジを受け入れて満たされた体は、容易く火がつくが今はそれを求めない。
レイは視線を逸らさずに、彼の唇に触れた指先を揺らした。

「思い出したんじゃない?」
「誰を」
「…僕に言わせる?」
「いいえ、…そうね。少しだけ」
「違うって、言わないんだ?」
「あなたに嘘は吐かないわ。
 吐く必要がないもの。
 これまでも、これからも」

「うん」

シンジに引き寄せられてレイは素直に抱きしめられる。
彼の胸に額を寄せて、髪を梳いてくれる指の心地良さに静かに目を伏せた。

「碇君の中に、碇司令がいる」
「…そうだね」
「受け継がれていくものがあるの」
「…ああ」
「それが絆だから」
「………」
723名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:02:03 ID:???
5
「それでも。
 私が好きになったのは、あなただけ。
 碇司令じゃない。

 受け入れるのも、求めるのも。
 碇君。
 あなたが、わたしの、最初で、最後」

「知ってる」

レイの背中を囲むシンジの腕が、痛いほどに強く彼女を抱きしめる。
穏やかに返される肯定とは裏腹の、けれどもそれが、
ここまでに続く二人の想いの軌跡だった。
 

…二人寄り添い、支えあうようにして過ごした年月。
しかし彼らの間に流れた時間、その積み跡を体に残すのは碇シンジだけだった。

幾人かの命運と共に闇に葬られた、綾波レイの過去。
命を弄ぶに等しい行為。
その不条理な発生は、時の中で残酷な現実を彼らに突きつけた。

成長と共に、崩壊する細胞。

彼女の体はエヴァと最も親和性の高い14歳と言う年齢を境に、崩壊に向かった。
―――必要な器官外の消滅。
エヴァという悪夢が彼女を放さない。
それはまるで彼女を絡めとる運命の鎖だった。
724名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:03:37 ID:???
6

だが、誰がそれを座視して受け入れられるだろう?

彼女はエヴァの部品ではなく、心あり容(かたち)持つ一人の人間だ。
シンジとの交流が、彼への想いが、彼女を変えた。
そして、シンジもまた…。
否応なく奪われ膝を付き屈しても、譲れないものがあることを彼は知った。
自分一人だけのことではないからこそ、諦めずにいられた。
その強い願いが、関わりのあった人々を突き動かす。
これ以上喪わせてくれるなと訴えられて、その声に耳を塞げるほど彼らは非情ではなかった。
そして行なわれたいくつかの取引。
自らの未来をも質に入れることすら厭わなかった少年によって、定めは歪む。

綾波レイを繋ぎとめる。
それが、それだけがシンジの願い。

その結果、『時を止めて』彼女は今もここにいる。
失われず、永久に、14歳の少女のままで。
725名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:05:12 ID:???
7
シンジの腕の中で、レイはまどろみながら回想を抱く。

………周囲の全てが、彼女を置いて時を重ねていく。
一人とて例外なく命の行く末を目指す。
この先も、経て来た歳月の分だけ少年は大人になり、二人の間は離れていくだろう。

彼が幼さに、自らの力のなさに歯噛みしたあの日々は遠い。
失われたものの大きさを埋めるように、ただがむしゃらに、後も見ず、
大人への階段を駆け上がるしかなかった時代。
何も見せてくれなかった、隠し事ばかりだった大人たちの背中を、その過ちを、
睨みつけるよう強い眼差しで見据えながら、彼は少年であった自身と決別した。

そんなシンジの手をレイは必死に握り続けることしかできなかった。
それでもお互いの存在だけが、
敵ばかりに見えたあの世界の中で安心できる唯一の場所だった。

けれど。
どうしていつまでもこの身を厭わずにいられる?

シンジの痛みを知り、その傍で支え、時に彼の涙をこの胸で拭って来た年月。
いつかこの華奢な体ではシンジの全てを包むことはできなくなり、
己の小さな手では疲れた彼の重みさえ支えきれなくなった時、レイは確かに絶望した。

自分の辿らない未来を、時間を、シンジだけが受け入れ変わってゆく。

変わらない心、変われない身体の自分。
レイの何もかもを置いて、いつかシンジはいってしまう。

―――最後においていかれるということは、捨てられるのと同じ。
726名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:06:14 ID:???
8
自己の考えに沈んでいたレイは、
シンジが起きてじっと彼女を見つめていることに気付かなかった。
思いつめたレイの硬く強張る頬を宥めるようにシンジの指がなぞる。
硬い指の平と広い掌の厚みは大人の男のもの。
昔の少年の頃の手とは違ってもそのぬくもりは変わらない。
目を閉じてその感触に甘やかされることを享受して、
レイは少し解けた心でわだかまる想いを口にした。

「碇君、………まだ。
 まだ、こんな私を相手にするの?」

「こんな、って?」

「あなたは、大人になったわ。
 外の世界にでて、ここでだけじゃない、
 …もっと違う場所でも、
 誰かを…、あなたにふさわしい人を、選べるのに」

「ふさわしい?」

「あなたは大人だわ。
 …………私は、変われないもの」

「僕は変わった?」

「…わからない」
727名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:08:07 ID:???
9
大人になったことを変わったというなら、確かに変わってしまったと思う。
けれども、どこかは…変わらないようにも思う。
シンジがレイを受け入れる時、レイはシンジの腕の中こそが自分の居場所だと感じる。
しかし同時に腕の中で、自分だけが彼を独占することへの罪の意識がある。

今は傍にはいない、あの赤い少女もまた彼を思っていたことを、レイは知っていた。

けれどあの運命の日にシンジはレイを選び、レイもシンジを選んだ。
そのただ一度の選択を信じて、それだけに溺れていられたらどんなにいいだろう。

しかし年月を重ねてもレイのシンジへの思いの本質は変わらない。
「彼を守りたい」それだけがずっと、レイの愛情の芯となって彼女を支えている。
大人になったシンジの腕が、レイを容易く包むようになっても。

だからこそよけいに、隣に立つ自分の幼い姿が、歪んだ形が厭わしい。
シンジが慈しんで触れてくれるから、こんな自分ですら捨てられず、
彼の愛情に縋りついて、彼の未来を狭めている。
「守りたい」のに、今のレイにはその自信がない。

誰か別の人なら、彼が選ばなかったもう一人の相手なら、
もっと彼にふさわしく、彼の隣に立てるのではないだろうか?
この地に囚われ、飛び立てるはずの彼の足枷となるだけの自分。
今回の出張が初めてではない。
自分さえいなければ、あるいは隠すことなく彼の隣で歩ける者だったら…。
そうしたら、彼はもっと自由に思うままに生きる道を選べたのではないだろうか?

シンジが大切だからこそ手放すべきだと告げる理性と、
けれど自分からはその手を離すこともできない情の狭間で、レイは揺れていた。
728名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:38:50 ID:???
10
「綾波。
 ねぇ。
 もしかして、…拗ねてるの?」
「………」
「かわいい」
「………。
 …………どうして、そんなこというの?」

真摯に彼を想い、躊躇いながらも口にした言葉を茶化されたようで、
レイはシンジの胸元に額を擦り付けるようにしてくぐもった声で訴える。

「逢えなかったから。
 久しぶりに出張で、しばらく逢えなかったから。
 だから…、不安になったんじゃない?」
「………ちがう、わ」
「そう?」
「…前から、思ってたことだもの」
「………。
 どうしたの?駄々こねてるみたい。
 子供みたいだよ」
「子供じゃないわ」
「…そうだね」
729名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:40:07 ID:???
11
レイの背中を包むシンジの手が、鎮めるように優しく上下する。
宥められて悲しくなるのは何故だろう。
「子供じゃない」と自分で口に出しながら、
彼の肯定を探るように待ってしまう自分がレイは嫌だった。
けれど、シンジは言う。

「子供とか大人とか、そんなの関係ないんだよ。

 綾波は、綾波だ。
 僕が、僕であるように。
 変わっても、変わらないものがあるんだ。

 僕は自分の選んだことを後悔してない。
 
 後悔はね、あの日、擦り切れるほどして、
 それから、もうやめたんだ。
 誰かに人生を委ねて、後で泣いたって誰も、何もしてくれない。
 そう、わかったから。

 だから、僕は僕が選んだ道を歩いて、
 綾波は綾波が選んだ道を歩いてる。
 僕は綾波が選ぶことの邪魔はしない。

 でもね、僕が綾波の傍にいるってことだけは、決めてるから」

だから離さない、とレイの髪に小さくキスを落としてシンジは笑った。
何を責めることも、些細な言い訳すら、捨ててしまったその手で、
シンジが唯一掴んでいるのがレイの手だと潔く告げる声。
730名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:42:51 ID:???
12
―――もっと我儘でいてくれてもかまわないのに。
レイの運命を握って、その命を買い取ったのだから、
一つ残らず全てを奪ってくれてもかまわなかったのに。

レイがレイの意思で生きることを許し、そしてその傍を離れないと誓ってくれる。
疑い、不安を抱くことさえも、レイの心を縛らないと。
それが一人の人間としてレイを認めようとする彼の配慮なのだとしたら、
レイはその自由な心でシンジを想う以外何ができるだろう。

レイだとてシンジから拒絶されない限り、
彼の傍にあり続けると、ずっと前に決めてしまっている。
生きることも滅びることも、何もかも、
彼の心一つにゆだねてしまってかまわないとさえ思っている。

シンジに手放された未来に、自分が一人いても何にもならない。


怖いのは失われること。
おいていかれること。

シンジの居ない明日。

ほんとうに…、子供のように駄々をこねていただけだった。
こんなにも深く思う相手を失えるはずがないとレイは思い知る。
それに伸ばしたては片側からだけではない。
お互いにお互いを選んだ結果がここにある。
潔くレイの心の揺れを許しながらも、
離れる気はないと言い切る男の眼の中にある狂気がそれを語る。
731名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:44:19 ID:???
13
レイは細い腕を相手の首に絡めて、縋りつくように力を込めた。
立てたひざを彼の腰に引き寄せて挟み込む。
これ以上語るべき言葉を持たないから、彼に触れ、触れられて、
貫かれ溶け合うことで、…伝えたかった。
…自分の気持ちも何もかも、もうすでにすべてがシンジのものなのだと。

口付けと指先が降る度に、肌の温度が上がっていく。
しっとりと白い陶器が熱を湛え、内側からばら色に染まる。
彼に触れられる悦びに堪らず吐息は零れ、
シーツを剥がれ遮るもののない心もとなさにレイは震える。
その震えさえシンジに晒して、レイはいたたまれなさに顔を覆った。

「見ないで」
隠そうとするレイの手をとって、シンジは彼女をひらく。

「隠さないで、全部見せて。」
「だめ…。
 ……見ないで……、…だめ」
「どうして?
 こんなに綺麗なのに」

踵を捉えたシンジの手が脹脛をなぞり膝裏へと滑る。
彼とつながることよりも、見つめられることのほうが恥ずかしい。
稚ないままの体、未成熟なそれを見つめられることのほうが。
732名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:46:17 ID:???
14
「卑下しないで。
 誰よりも好きだよ。
 綾波が、綾波だけが…、好きだ。
 他の誰のことも信じなくていいから、
 僕がそう思っていることだけ疑わないで。

 綾波。
 
 いつか、
 僕が死ぬ時が来たら、その時は、
 綾波も連れて行くよ。
 一緒に、連れて行く、必ず。
 
 だからそれまでは一緒にいよう。
 一緒に、いたいんだ…」

執着を示すように、赤く印がつけられていく。
囁かれる言葉の一つ一つに、
電流に似た痺れとじりじりとした焦燥が湧き上がり肌を焼く。
呼吸がやけに響き、細い腕の繋がれた肩が震えて、淡い胸が揺れる。
シンジの体に沿う自分の凹凸も、迎え入れるために潤む場所も、
全てが彼のためにあるのだとレイは感じた。
733名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:49:50 ID:???
15
「連れて、いって…。
 いっ、しょ、に。
 いきたい。
 やくそく…、碇、君」
「約束する。
 最後まで、ずっとそばに」

ふかい、ふかいところで、彼を受け止める。
解け合って一つになりたいのは、ただ一人だけだとレイは知っている。
補完されることを許しあえるのは、想う心があるからなのだと。


「碇君、………碇君」

呼ぶ名前の掠れた甘さ。
響く音が何よりも大切だと涙をたたえ瞳で訴える。
絡む腕が汗ですべり、挟みこんだ足が微かに戦慄く。

「そばにいて」

拙い願いはそれがすべてだからだ。
それ以上も以下もなく、純粋に限りある命の全てを掛けてこの思いに殉じていく。
そんな自分の姿が可笑しくて愛しくて、そしてたまらなく誇らしい。
734名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 15:50:54 ID:???
16
何のために生まれてきたのか。

造られた時から、戻れない道を歩いているようだった。
誰かの望みのために使い捨てられる定めだった。
けれどそれを覆し、自らが選んだ相手と共に歩ける悦びを知り、
そしていつか、彼が眠るその時は共に逝くことを約された。

その瞬間を思いレイは微笑む。
きっと、誰よりも幸せに私は眠れる。
彼と共に追った幾つもの傷も痛みも、この悦びも皆等しく大切に抱いて逝ける。

何のために生まれてきたのか。


   このひとのため。
  かれただひとりのため。


彼の辿る道の隣を、レイは選んで歩いてけるようにと祈る。
これまでもこれからも。

どれだけ世界が揺らいでも。
何が喪われても。


生まれてくる新しい日が あなたと私のためになくても。        fin
735名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/08(土) 19:10:18 ID:???
>>719>>734
乙。
良いです、個人的にすごく気に入りました。
また投下してください。
736名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/09(日) 19:35:18 ID:???
氏ね
おもしろくない
また「補完が失敗したら〜…その後かよ」かよ。
もう飽き飽きしてる
737名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/11(火) 06:07:13 ID:???
かよかよ。 ( ´,_ゝ`)プッ
738名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/11(火) 10:53:02 ID:???
>>735
自演乙
739名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/12(水) 00:45:08 ID:???
>>738
( ´,_ゝ`)プッ
740名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/16(日) 04:02:39 ID:???
>>738
( ´,_ゝ`)プッ
741名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/16(日) 04:06:47 ID:???
ただ単につまんないね。
742名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/20(木) 18:46:20 ID:???
1
私はベットにうつ伏せのまま、少し上体を反らして半分カーテンの開いた窓を見上げた。
白い月が見える。
その明るさが部屋を照らす。
見えるのはチェスト。
上に置かれた碇司令の眼鏡。
そしてその隣には、………碇君がくれた写真。
私と、碇君が、写ってる。

・・・・・・

私は「人付き合い」と呼ばれるものがよくわからない。
「話」をするのも苦手。
「親しい友人」なんて言葉は私とは関係のないもので、
「クラスメイト」や「同僚」にさえも仲間意識は持てなかった。

だから、会話を向けてこられると困る。
慣れていないから。
いつも私と向き合う人は無口だったし、たまに話しても答なんて求めてこなかった。
聞き上手にだってなれない。
あの人の言葉はいつだって私を素通りして別の人に向けられたものだったから。

私は空っぽの、偽りの器。ただのエヴァの欠片。

だから、困る。

わからないもの。
なぜ?…何故、碇君は、私を?

私を「好きだ」と言ってくれるの?
743名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/20(木) 18:47:24 ID:???
2
・・・・・・

放課後の通学路。
いつものように碇君が私の隣を歩く。
碇君の手は肩から下がった鞄に乗って、歩く歩調に小さく跳ねる。

私はそれを見て、不意に聞いてみたくなった。

「…なぜ?
 何故碇君は、私と一緒にいるの?」

碇君はちょっと驚いたような顔をして私に向き直って、答える。

「綾波がそうしたいと思ってるから」

「………」
わからなかった。
そんな風に自分が思ってるなんて、…ないような気がするのに。

歩くのをやめて碇君の言った言葉について考える私を、碇君は黙って眺めている。
碇君は髪も眼も黒い。
その黒い目でじっと見つめられると、なんだか落ち着かなくてそわそわしてしまう。
すごい変わった顔でも、変わった目でもないはずなのに、何故かいつもそう。
もしも今度造り変わるなら、碇君のような髪と目立ったらいいのにと思う。
そうしたらきっと、こんなに彼に見つめられてどきどきしたりしないだろうから。
744名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/20(木) 18:48:26 ID:???
3
「綾波は、僕と一緒にいるのは嫌?」

碇君がその私を心拍不安定にさせる目で覗き込むように尋ねてくる。

「………」

私は首を振る。
上手く言えないけど、嫌な訳ではないと思う。

「ねえ、じゃあさ、もしも僕が。
 もうこれっきり、もう二度と綾波と歩かないって言ったら?」

碇君は目をそらさない。

「もう綾波とは会わないし、話したりしないって言ったら?」

「………」

「これで最後だから、綾波が僕を見ることはもうないねって。
 『さよなら』って、言ったら?」

「………」

碇君の言葉の一つ一つが、私の中にゆっくり落ちてくる。
「またね」って言ってくれる碇君の、「さよなら」。
わかりたくなんてないのに、こんな時だけ私は碇君の言葉を理解する。

「さよなら」。それは、………もう逢えないということ。
745名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/20(木) 18:49:31 ID:???
4
こわい。

怖い、痛い、なんで?
体感していた暑さが一瞬で引いて、心臓が冷たい手で握り締められたように痛い。
急に襲ってきた不安に胸は激しく脈打ち、息までも苦しい。
どうしよう、こわい、たすけて。

「―――――─綾波、今ショックだった?」

「………」
碇君の言葉に返事もできない。

「ごめんね。言い過ぎた。
 綾波がそんなに悲しそうな顔してくれるなんて思わなかった。
 もう言わないから、泣かないでよ。
 大丈夫だから。
 どこにも行かないよ。
 ちゃんと綾波が僕のことを好きだって知ってるから」

碇君の手が、凍りついて固まった私の手に触れる。
 
「………すき…?」

碇君の手。暖かさがそこから滲むように伝わってくる。
離さないでくれるように願いながら、私は碇君の言葉の最後を繰り返した。

「だって。
 今、綾波は僕がいなくなったら嫌だと思わなかった?
 泣いちゃうほど、嫌だったんじゃない?」
746名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/20(木) 18:50:36 ID:???
5
「さよなら」と言われた瞬間、今まであった碇君とのことが頭をよぎった。
初めて会ったときの碇君。
笑った顔、怒った顔、困った顔、拗ねた顔をした時の碇君。
……戸惑いながらも気遣ってくれたあの夜のこと、
泣きながら私を見つめて、「生きていてくれて嬉しい」とそう伝えてくれたことも。
全部、全部思い出して。
そして、その全部の碇君が自分の前から永遠にいなくなってしまうと思った時、
―――――─心が、壊れるかと思った。確かに「嫌だ」………と、思った。

「………」

なんて答えればいいのか分からないまま、私はコクンと頷いた。

「僕も嫌だ」

碇君の握った手に力が篭って、指先が少し震える。

「綾波と逢えなくなるなんて嫌だ。
 『さよなら』なんて聞きたくない。
 …だって、綾波が好きだから」

私も。

「これっきりなんて、絶対嫌だ。
 綾波のことずっと見ていたいし傍に居たい。
 話していたい。
 離れるなんて、したくない」

私も。
747名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/20(木) 18:51:44 ID:???
6
「同じだから。
 僕も綾波も、離れたくないって思ってて、
 『さよなら』なんて聞きたくないって思ってる。
 …それって、………それってさ、
 『好き』ってことなんだと思うよ。
 好きだから、傍に、居たいってこと」
 
なんて答えればいいんだろう。
わからなくて、ただ黙って碇君を見つめた。
私も、と思うのに、でも、そう答えるには自分の気持ちはまだよくわからない。
初めてだから、初めてこんな風に思うから、碇君の言葉にすぐに返す自信がない。
でも、否定するような気持ちもどこにもなくて。

空っぽだったはずの器には、いつの間にか溢れそうな気持ち。
偽りだったはずの魂は、今、碇君だけを求めている。

だけど、それが『好き』という気持ちなのか自信がない。
だって、………好きになったことが、無いから。

でも。

「………」

必死な想いで、碇君の顔を見る。

「なに?」

「………碇君……」
748名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/20(木) 18:53:18 ID:???
7
握った手のぬくもり、碇君の髪、碇君の目、碇君の口。
話す声も、笑った顔も、怒った顔も、―――――─全部。
目を閉じていたって耳を塞いでいたって、思い描く事が出来る。
私の中に刻まれた碇君との思い出はきっと、
この器が壊れたってなくしたりはしない。忘れたり、…しない。

でも、それだけじゃ足りない私がいる。
記憶の中の碇君だけでは足りない。
こうして、今目の前で、私と一緒にいてくれる彼がもっと、もっと………。

「……碇君、わたし…」

好きだと答えるには自信がない。
けれども今、碇君に伝えたい気持ちがある。…それは。

「私、今まで誰かを好きになったことなんてないから。
 …わからないの。
 でも。
 でも、私の中は碇君でいっぱいで、いつも…、
 いつも、碇君のこと、考えてる。
 いつも、考えてるの」

「僕も。
 …ずっと僕は空っぽだと思ってたんだ。
 いつも何か足りない感じがしてた。
 でも綾波に逢って、足りなかったところが埋まったんだ。
 きっとそこは綾波のために空いてたんだと思う。
 今は綾波がそこに居る。………もう、空っぽじゃない。
 綾波に逢えて、よかった」
749名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/20(木) 18:54:54 ID:???
8
同じ。碇君の言葉は私と同じだった。
私の空虚さを埋めたのは碇君。
それは決して不快なことではなく、とても、嬉しいことだった。

お互いの隙間を埋めた同じ気持ち。
ならば、私と碇君の思いが本当に同じなら、
それが『好き』だと言うことなら、私の気持ちも同じなはず。
信じようとする気持ちが、私の中から湧き上がる。

「   」

私は二文字の言葉を声に出さずそっと唇にのせてみる。
碇君は私の言葉を聞きそこなったのかとちょっと聞き返したそうなそぶりをする。
でもそれに構わず、私は碇君に笑いかけた。

こんな時、どうすればいいのかを教えてくれたのも碇君だった。
それは、…嬉しさを形にする、「微笑む」ということ。
そして今度は、この気持ちを形にする言葉を、碇君は教えてくれた。

最初は難しかった笑顔も、今は素直に碇君に向けられる。
だからきっと、この言葉を碇君に届けることのできる日も近いだろう。
だからそれまで、もう少し待っていて欲しい。

私は碇君と手を繋いで歩き出す。  

待っていて。
こんな風に、私の心も少しづつあなたに近くなるから。   fin
                           
750名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/21(金) 01:16:17 ID:???


こういう終わらせ方
結構好き
751G3:2007/09/24(月) 23:28:30 ID:???
久しぶりの投下

「・・・・・・・・・・・・・・気持ち悪い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

あれから何時間経っただろう?赤い海、空を横切る赤いライン。この世は僕のせいで地獄と化してしまった。
アスカ以外に誰も生き残っていないのだろうか? 綾波、ミサトさん、リツコさん、父さん・・・・

「僕、ちょっと周りの様子を見てくるよ。」
「・・・・・あんたなんて・・・・・勝手に何処へでも行けばいいでしょ・・・・・・」
「・・・アスカ・・・」
「・・・気安く・・・呼ばないで・・・・あんたのせいよ・・・あんたが・・・世界を・・・」
「償いなら・・・・いくらでもするよ。ミサトさんとも約束したんだ・・・・」
「・・・あんたみたいな中途半端な奴・・・大ッ嫌い・・・さっきも私を殺せば良かったのよ・・・こんな世界で・・・ゲホッ!・・・ゲホッ!」
「ごめん!すぐ戻るから・・・・」
続く
752G3:2007/09/24(月) 23:37:07 ID:???
>>751

街には誰もいない。所々に赤い水たまりがある。まるで虐殺の後の街みたいだ。
どうすればいいんだ?どうすれば・・・・

ここは、綾波のアパート・・・・

ごめんください・・・・綾波?・・・・・何やってるんだ俺・・・綾波は・・・窓の外を
見れば・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・とりあえず、ミサトさんのマンションへ・・・・

「ただいまぁ〜・・・・ミサトさん??ペンペン?」

なんてやってる暇はない。浜辺にアスカを置き去りにしている。早く戻らないと。
僕はアスカの下着と着替えと救急箱と水と非常食をバッグに詰め、それを持って走り出す。

「待っててアスカ・・・」
753G3:2007/09/24(月) 23:44:04 ID:???
>>752
僕は無我夢中で走った。たぶん、自分では信じられないスピードで・・・・

「アスカ?」

アスカは辺りに落ちていた棒を見つけ、それを杖に立ち上がろうとしていた。

「だめだよ!アスカ!」

「・・・何しに戻ってきたのよ・・・・!もう、放っておいて!」
僕はアスカを安静な状態にしようと彼女に近づく。
「だめだって!まだ無理に起きあがっちゃ!」
「何よ!あんたなんかに心配されなくても私は一人で・・・・・(グスッ)!!一人で生きていけるもん!」
「だめだったら!」
僕はアスカから無理矢理棒を取り上げようと揉み合いになった。
「うッ!うぁぁ〜!!」
「キャッ!!」
754G3:2007/09/24(月) 23:54:04 ID:???
>>753
この状況・・・そうだ。・・・綾波にカードを届けに行ったときと同じだ・・・

「・・・・・・・・」

「犯せるもんなら犯してみなさいよぉ〜!!」

「ん?・・・い・・・いやぁ・・・あの・・・」

あの時と同じだ。僕はアスカの左胸を鷲掴みにしていた。アスカの乳房は綾波の
より大きく、僕の手には収まりきらなかった・・・
僕はようやく状況を把握して飛び上がるように起きあがった。

「あんたに女の子を襲う甲斐性なんて無いわよね!そう言うところが中途半端で嫌いなのよ!!」

「全〜部知ってるのよ。あんたが、ファーストとヤってた事も全部ね!

「あれは・・・違うんだよ・・・アスカ・・・あれは・・・補完じゃなくて・・・その・・・」

「そのファーストが居なくなったからって今度は私に慰めて貰おうって言うの!どこまで図々しいのよ!!」

つづく
755G3:2007/09/25(火) 21:25:56 ID:???
>>754

もう無理なんだろうか・・・・・・・・・・・・・・
バックをアスカの足下に落として僕は逃げるようにその場を立ち去った。
とりあえず、誰か居ないか探してみよう。
学校、商店街、公園、駅。探し回ったけどやっぱり誰もいない。

帰って少し眠ろう・・・・・・
いつもならご近所からの生活音が聞こえるこのマンションも今は沈黙の中に沈んでいる。
電気も止まっている。当たり前か・・・発電する人も居ないんだから・・・・
何とか水は出るみたいだ・・・・・・・・・・今日からこの蝋燭だけが夜の明かりだ。


「・・・アスカ・・・何処へ行ったの??」
つづく
756G3:2007/09/25(火) 21:36:03 ID:???
>>755
もう何日もごろごろしている。ここ数日、水しか口にしていない。
日が昇っても赤い水たまりと瓦礫、エヴァシリーズの残骸、巨大な綾波のバラバラになった亡骸
しかない街は不気味で夜になれば一人で眠るのも怖い。今日も日が暮れてきた・・・
今日も、もうすぐ赤黒い不気味な夜が始まる・・・
暗くなる前に寝てしまおう・・・・







『ガチャ!キィ〜〜〜・・・・・・』

「ハッ!誰!?」

「ミサトさん?ペンペン?リツコさん?トウジ?ケンスケ?委員長?・・・綾波!?」

「・・・・・・」
757G3:2007/09/25(火) 21:45:25 ID:???
>>757
「あ・・・あアスk・・・・・」
「・・・何も・・・言わないで・・・・」

普段の日常生活の場に、プラグスーツという僕らにとっては戦闘服とも言っても過言では無い物を
身につけているアスカは周りの生活感とは浮いて見えて違和感さえ覚える。
「アスカ・・・あの・・・」
「何よ!」
「あの・・・ごめん・・・一度ちゃんと・・・話だけでも・・・」
「・・・バカシンジ!」
バチン!!!!!!
アスカはいきなり僕の顔を思いっきりひっぱたいてきた。おそらく、今までで一番強力だろう・・・
「まぁこれで許してあげる・・・・・話だけなら後でゆっくり聞いてあげるわ・・・・・シャワー浴びてくるから待ってなさい」

つづく
758名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/26(水) 01:26:35 ID:???
G3氏おかえり!
759G3:2007/09/26(水) 18:05:39 ID:???
>>758
ただいま・・・・・・・・

>>757
でも・・・アスカといったい何を話せばいいと言うんだ?・・・
今後の事?それともLCLの中で綾波に教わったこと?・・・・なんでもいい・・・
彼女と和解する事が先決だ・・・・

「お待たせ。シンジ・・・・・」
「うん・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
いざとなると言葉が出てこない・・・・・
とりあえず蝋燭に火を灯す。

「こういうのも・・・悪くないわね・・・」
「え?」
「電気の方が明るいけど、蝋燭みたいにぼんやりとした明かりってなんだか落ち着く・・・」
「そうだね・・・・」
つづく
760G3:2007/09/26(水) 18:15:06 ID:???
>>759
「で、話って何よ?」
「・・・アスカ・・・こんな事になって・・・その・・・本当に・・・」
「もぉ!そのことは言わないで!あんたが悪いってことはみ〜んなわかってるわ!
・・・って言っても私しか居ないんだけどね・・・あんた、これからどうするつもり・・・?」
「とりあえず誰か生存者が居ないか確かめてみるよ・・・」
「居るわけ無いわ・・・サードインパクトがおきたんですもの・・・・」
僕は綾波の言葉を思い出した。
「でもね・・・自らの姿を想像する事ができれば誰もが人の姿に戻れるって・・・」
「・・・あんたの言うことなんて当てにならないけど・・・信じるわ・・・・・。シンジ・・・ごめんね・・・
私にも責任があるわ・・・・・あんた一人の責任じゃないわ・・・」
〜終劇〜
っとここまでシンジの視点でしたが、この続きはアスカ視点で計画中です。
761旅 丸:2007/09/28(金) 15:04:15 ID:so3dsfAu
晒し上げ!!
またG3がシャシャリ出てきとるYo〜!
いい加減にしろお前は!
ここはお前のオナニースレじゃない!帰って母ちゃんとでもやってろ!馬鹿!
汚ねぇ文章晒すな!
762旅 丸:2007/09/28(金) 23:47:50 ID:???
エヴァ板のみなさ〜ん!
ま〜だこんな痛々しいキモイ妄想してますよぉ〜!!

そんな暇と時間があるなら別の事に使えよ!
お前の事だ!G3!
763名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/28(金) 23:51:05 ID:???
GJです。
764旅 丸:2007/09/30(日) 19:58:03 ID:???
>>763
G3自演乙!


G3なんて奴は俺がこのスレから駆逐してやったからよwww
765名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/10/09(火) 09:34:50 ID:???
保守
766名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/10/19(金) 13:03:49 ID:???
767名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/10/31(水) 07:02:39 ID:???
干す
768名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/02(金) 05:44:53 ID:???
ホスト
769名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/02(金) 16:41:10 ID:???
LRS投下まだかなぁ
退屈だ
770名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/07(水) 21:03:58 ID:???
なんでエヴァ板で書かないんだ
771名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/10(土) 01:51:11 ID:???
>>719GJ!
すげーよかった!
772名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/16(金) 13:09:33 ID:???
保守
773名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/25(日) 02:27:59 ID:???
保守
774名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/28(水) 01:42:20 ID:???
名無し
775名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/12/12(水) 10:30:38 ID:???
保守
776名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/12/24(月) 01:35:20 ID:???
777名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/12/26(水) 12:25:57 ID:???
ggggggggggggggggggggggg
778名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/01/16(水) 01:10:54 ID:???
職人町
779名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/01/29(火) 14:17:30 ID:1c+JDTXO
しゅ
780名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/01/30(水) 01:12:14 ID:???
>>734
泣いた
781名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/02/11(月) 08:31:52 ID:???
782名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/02/28(木) 05:50:42 ID:???
783名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/09(日) 22:54:47 ID:???
保守
784名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/23(日) 09:18:26 ID:???
保守
785保守:2008/04/06(日) 10:22:46 ID:???
保守
786名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/21(月) 16:29:01 ID:???
787名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/05/07(水) 06:04:17 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
788名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/05/28(水) 12:24:10 ID:???
ほす
789名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/06/16(月) 08:29:14 ID:???
790名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/06/16(月) 08:44:19 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
791名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/07/03(木) 08:08:55 ID:???
保守
792名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/07/14(月) 12:36:39 ID:???
活性化期待
793名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/07/14(月) 18:16:08 ID:???
あーんいやーんせんぱぁーい
794名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/08/11(月) 18:01:44 ID:???
795名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/08/22(金) 10:58:34 ID:???
796名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/09/05(金) 00:52:06 ID:???
797名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/09/23(火) 02:19:36 ID:???
ほしゅ
798名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/10/05(日) 23:43:36 ID:???
神はまだか
799名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/10/27(月) 10:58:47 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
800名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/11/14(金) 03:00:17 ID:???
保守
801名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/12/14(日) 19:38:32 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
802名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/01/05(月) 05:14:58 ID:uYXpHzZ2
俺はみんなを愛しているんだ
お前らみんなを!!!!!
愛しているんだ!!!!!!!
803名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/01/24(土) 00:39:12 ID:???
保守
804名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/02/14(土) 16:07:46 ID:???
保守
805名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/03/11(水) 19:06:10 ID:???
806名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/04/01(水) 19:52:10 ID:???
・エヴァ・板良スレ保守党
807名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/04/12(日) 15:50:55 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
808名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/05/06(水) 17:16:00 ID:???
保守
809名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/05/30(土) 01:58:33 ID:???
ほしゅ
810名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/06/11(木) 13:03:18 ID:???
保守
811名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/06/26(金) 10:10:32 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
812名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/06/29(月) 01:18:09 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
813名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/02(木) 01:07:15 ID:???
      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      |   エヴァ板良スレ保守党   | _ _   ___
      |____________|_   ̄`ヽii!
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   ,.-'   ヽ   `ヽ、  ..| |    /  \ハ  //i  |彡!
  ,r'         ヽヽ, .| |    i il/○ ヽノ ○ヽ リ彡|
 ,' / i /‐、  |"‐ヽ i i  -{-、   トN  , ─‐ 、 レ )  !
 | i /レ'○ \ノ ○| リ.{   Yト、    |'、 !    i  レ  |
 ヽレ'ヽゝ  r─┐ レ'  `t-ィ、 `---/ ` `--- ' <,.__   |
  ヽヽ`ゝ | ヽj ノゝ . | |  `ー-/_  |:::|夂|:::::lヽ  7ヽ|
    , `'ーr'─'7"7 ̄|フ.| |     | ̄ヽ:| |::::/ノ y'-  }
   く__| ヽ\// j―'... | |     ゝ,.ィ`=== r'^' .イ
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   く,__/      | _,,>  | |    /ヽ:'::::::::/::::::::/:::!::::::::::::;>

814名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/03(金) 21:24:42 ID:???
保守します。
815名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/07(火) 01:23:55 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
816名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/09(木) 22:54:50 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
817名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/13(月) 21:01:44 ID:???
保守点検
818名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/18(土) 23:19:28 ID:???
エヴァ板良スレ保守党
819名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/25(土) 00:15:52 ID:???
エヴァ板良スレ保守党


820名無しが氏んでも代わりはいるもの
エヴァ板良スレ保守党