1 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:
〜職人紹介〜
A2センセ
切な過ぎるその内容は文章力と伴にピカイチ
素直になれないアスカと感情豊かになりつつあるレイ
心からシンジを思ってやれるレイに劣等感を感じるアスカ
シンジはどちらに愛を伝えるのか?
一番スレタイに近い感じがする悲しき作品
旅丸さん
投下速度はbP セリフの多さで面白さを持ってくる
レイ思いのアスカ、恥ずかしがりやのレイ、突如参戦したマナの仲良し三人組み
レイを筆頭にシンジを狙うが・・・・
高校編まで話が続くことが約束されているコメディ要素がある作品
バレンタイン監督
期待の新人職人 旅丸さん並みのセリフ攻めで読み手を食いつかせる
カヲルの助言を元にバレンタインのチョコレート作りを始めたレイ
ミサトに作り方を教わるが、ミサトはアスカにも応援もすると言って板ばさみ状態
今後の展開は・・・?
まだ出現したばかりの職人のため予測不可能、今後が見所
雨職人
最近姿を見せないが続きはどうなったんだろうか
風邪ひきシンちゃんにレイが沢山のヨーグルトを買ってきた
3人で食べ始めたが・・・投下待ち
青葉職人
単発ネタのネ申 ネタが面白すぎる!
雨職人同様、姿を見せないがこの職人を待ってる人は多いはず
はい糞スレ終了
,.-ァ‐-、_
_,.-',ィ ァ ァ ニ≧ーヘ
/ ノ / //,ィ// ///,ィヽ
r' ノ / /,//,ィ_ ///1ィノハ
ノ////ィ´〃 /ノ' 彡' |ヾ ハ
ノ // 川/ノ-‐‐く ,.-┴.! ハ
7 / 彡'_,r_,二`TニF二`L ,リ 押し寿司ください
┤ 三ノ ヽ 二ノ ヾ二.ノ!ハj
フ彡'ノ=' 〃-:、 ,:- 、 ! ノ
イ ヾ-、 { i-rrrrrrrァ} }ノ
ノハ、ーヽ ヽヾ='='='/ /、
_} ノヘ\ \_ ,ィ'ノ ト-、
゚〜`〜゚(.゚` (.゚・〜゚〜〜゚`
,〜。〜〜,〜〜〜。 ), | 。 )〜"〜〜,〜〜'〜.〜〜〜
) \ __ /
( _ (m) _ピコーン
) |ミ|
( / `´ \
) _,,∞.. …腰痛…そうだ!
(. .,;:''" * "''● (~(~⌒)~)λ
) ミ;;;; 从 从./ 《`_~~_''γミ
( ミ;;; ゝ゚ ー゚ν. ヾ 'L_`/’
) ━━━(,,,)(,,,)━∞∞≠==== (l:::‖::|)
( ミヽ ;; |::::|:::」z☆
\. 〜\_<< 〜 〈::::〈:::〈
⌒~~⌒"⌒~⌒'⌒~⌒⌒~⌒⌒"⌒~~⌒⌒~⌒⌒"⌒~~⌒⌒"⌒~~⌒⌒~⌒⌒"⌒~~
このAAは素晴らしい!特に冬月先生の顔がそっくり!みんなにみてもらいたいんです♪
つまらんネタ投下すんなや
>>1 乙です!!
前スレから引継ぎがちゃんと出来てないが
果たしてセンセ達はちゃんと来てくれるかな?
>>
1乙です
>>8 あのスレもう書き込めなかったぞwだから引継ぎ半端になったんだろww
容量オーバーですか…
とりあえず本当にセンセ達が来なかったらヤバいなw
センセ、頼む来てくれ…!
これって綾波とかアスカとかが絡んでないと 駄目なの?
13 :
469の続き:2006/11/24(金) 20:53:06 ID:???
一定容量に達すると書き込みできなくなるんですね。次のを書いてあったんですが・・・・
前スレ979の続き
マナ:「あれ??シンちゃん!」
シンジ:「ん??マナ??」
マナ:「何??もう帰るの??」
シンジ:「うん・・・」
マナ:「これから暇なの??」
シンジ:「暇といえば暇だけど・・・アスカと遊んでたんじゃないの??」
マナ:「駅前で遊んでたの。ゲーセン行ったり〜、プリクラ撮ったり」
シンジ:「そうなんだ・・・」
マナ:「プリクラ、切て火曜日に渡すね。」
シンジ:「う・・・うん」
マナ:「で、レイちゃんとはどうだったの??」
シンジ:「どうって??」
マナ:「キスした??それとももうエッチしたかな??」
シンジ:「まだ何もしてないよ・・・」
マナ:「ふ〜ん・・・正直にどうなの??恥ずかしがる事ないよ??」
シンジ:「だから。何もしてないって・・・」
マナ:「ねぇ〜本当の事教えて。シンちゃんがレイちゃんとどんな事してようと私の気持ちは変わらないから・・・」
シンジ:「本当に何も・・・」
マナ:「レイちゃんの事、調べればすぐわかるんだから」
シンジ:「だから・・・本当に何にもしてないよ・・・」
マナ:「パンツも見てないの??」
シンジ:「長い付き合いだけど・・・レイのは見たこと無いよ・・・」
マナ:「ねぇ〜・・・来週はアスカとレイちゃんで温水プール行くんだよね??」
シンジ:「うん・・・」
マナ:「私とも遊んでよ!!」
シンジ:「え??い・・・いいけど」
マナ:「じゃぁ、決まり!!再来週の土曜日。私の家でどう??」
シンジ:「わ・・・わかったよ・・・」
続く
14 :
旅 丸:2006/11/24(金) 21:01:25 ID:???
しまった・・・・前のコテに戻っちゃった・・・・ごめんなさい。
>>13の続き
マナはシンジを見つめてよからぬたくらみがあると言わんばかりの表情を浮かべる
マナ:「やっぱり今から遊ぼう!!」
シンジ:「な・・・何言ってるんだよ!!そんな唐突な・・・」
マナ:「6時半には帰してあげるから!!」
シンジ:「どっちの6時半だよ??」
マナ:「朝!!」
シンジ:「嫌に決まってるだろ??」
マナ:「嘘、嘘冗談よ!!」
シンジ:「と・・・とりあえず今日は・・・」
マナ:「どうしても??」
シンジ:「う・・うん・・・埋め合わせはするから・・・」
マナ:「埋め合わせ??」
シンジ:「ごめん・・・」
マナ:「じゃぁ、再来週楽しみだね!!」
シンジ:「うん・・・」
マナ:「じゃぁ、バイバ〜イ」
シンジ:「また火曜日に・・・」
家に帰っていくシンジ。辺りはすっかり暗くなり、冷え込んでくる。
早く帰ろうと少し急ぎ足になるシンジ。
公園のそばを通りかかると後ろから誰か人の気配を感じる
続く
>>12 そんなことはない、恋愛ならだれでもいいんじゃないか?
16 :
旅 丸:2006/11/24(金) 21:12:11 ID:???
>>14の続き
シンジは始めは通行人だろうと思っていたが、足音が確実についてきている。
シンジは怖くなり、どんどん足を速めるがやはりついてくる。最後には泣き出しそうになり
走り出すが・・・・
アスカ:「アッ!ちょっと!なんで逃げるわけ??」
シンジ:「あ・・・アスカ??」
何と足音の主はアスカだった。シンジはホッとした。
アスカ:「さっきの交差点であんたを見かけたから、いつ気が付いてくれるかな〜と思って」
シンジ:「酷いよ!北●鮮工作員が僕を拉致しようとしてたのかと思っただろ??」
アスカ:「何言ってるのよ??」
シンジ:「怖かったよ・・・」
アスカ:「あんたホント怖がりね・・・」
シンジ:「そりゃ怖いよ・・・」
アスカ:「そういえば帰りが早いわね。無理にキスしようとしてケンカでもしたの??」
シンジ:「してないよ・・・ただ、レイも色々大変だろ??だから早いうちに帰ろうかと思って・・・」
アスカ:「ふ〜ん。で、どうだったのよ??」
シンジ:「うん。楽しかった」
アスカ:「そうじゃなくて。ファーストキスぐらい奪ってきたんでしょうね??」
シンジ:「してないよ・・・」
アスカ:「何で??」
続く
17 :
A2:2006/11/24(金) 21:16:05 ID:???
>>1 乙です!紹介文も書いて下さってありがとうございます
18 :
旅 丸:2006/11/24(金) 21:19:48 ID:???
>>16の続き
シンジ:「何でって言われても・・・」
アスカ:「やっぱりあの子・・・まだ無理か・・・」
シンジ:「そうみたい・・・」
アスカ:「まぁ、時間かけるしかないわね・・・」
シンジ:「そういえば・・・さっきマナにも会ったけど・・・」
アスカ:「え??会ったの??」
シンジ:「一緒に帰ってたんじゃなかったの??」
アスカ:「途中までは一緒だったんだけど、私はちょっと雑誌立ち読みしててね。」
シンジ:「そうなんだ」
アスカ:「マナに拉致られそうにならなかった??」
シンジ:「なったよ・・・今から遊ぼうとか・・・」
アスカ:「今から遊んだら・・・そうね・・・今日は確実に帰れないわね・・・」
シンジ:「6時半には帰すからとか言い出したけど・・・」
アスカ:「駄目よ。一回ついていくと確実に図に乗って最後にはレイのために大事にとってあるものまで奪われるわよ・・・」
シンジ:「気をつけるよ・・」
そうして二人は帰っていった。
というわけでレイの休日編は完です。
19 :
監督:2006/11/24(金) 23:16:15 ID:???
>>1さん、激しく乙です!紹介文なども非常に分かりやすくよかったと思います。
旅丸さん乙です!続編期待しております。
前スレ978の続き
そして迎えたバレンタインデー。教室では、朝から女子たちが手作りのチョコを互いに交換し合っていた。
ト「なんや〜せっかくのバレンタインやっちゅうのに、女子らだけで楽しむんかいな。こりゃ飛んだ期待外れや…なぁセンセ?」
シ「えっ?うん…仕方ないよ…」
ト「なんやセンセ、釣れないなぁ…」
委「す、鈴原!これ…あげる…」
ト「…!!いいんちょ?!ホンマか??」
委「ば、ばかね!義理チョコに決まってるじゃない!」
ト「そ、そんなん分かっとるわ!けど…ありがとうな…」
委「…うん…」
シ「あれ?委員長ってトウジのこと好きなの?」
委「ち、違うわよ!」
ト「そうや!思いっきり義理チョコ言うとったやないか!」
シ「ふーん。でも義理チョコだってチョコには変わりないじゃないか。バレンタインデーは好きな人にチョコをあげる日だってアスカが言ってたよ?」
ト「もうええわ…」
空気の読めないシンジの発言により、委員長とトウジは2人とも顔を真っ赤にして黙りこんでしまった。そんなやりとりの中、レイが教室に到着する。
20 :
監督:2006/11/24(金) 23:23:12 ID:???
>>19の続き
レ(ふぅ、遅刻ギリギリね。チョコの方は準備OK。…碇くん、来てるかな?)
シ(あっ、綾波…綾波も誰かにチョコあげるのかな?)
ふと合ってしまった視線を、2人は反射的に逸らす。
カ「やぁ!おはよう、綾波レイ」
カヲルが機嫌よさそうにレイに声を掛ける。どうやら今年もかなり豊作のようだ。
レ「カヲルくん、おはよう」
カ「どうだい?チョコは上手く出来たかい?」
レ「うん。ミサトさんに教えてもらったの。あっ、これ失敗作なんだけど、カヲルくんにあげる」
カ「…!!失敗作…?それは…チョコと呼べるものなのかい?」
レ「…それはあなた次第よ…」
カ(…)
レ「どうしたの?」
カ「い、いや!なんでもない!ありがたく受け取っておくよ!」
カ(…大丈夫…さすがに食べられないってことはないはず…多分…)
そんなやりとりを遠巻きに見ていたシンジ。
シ(綾波がカヲルくんにチョコを?そうか、綾波はカヲルくんのことが好きなのか…知らなかったな…)
21 :
監督:2006/11/24(金) 23:48:06 ID:???
>>20の続き
ト「なんやセンセ、暗い顔しよって。腹でも痛なったか?」
シ「えっ?そ、そう?全然…普通…だよ?」
ト「やっぱりおかしいやんかぁ。顔も真っ赤やで?熱でもあるんちゃうか?」
シ「い、いや、ホントに大丈夫…だから」
ガラガラ。教室のドアが開いて先生が入ってきた。トウジは心配そうにシンジを見つめながら席につく。
レ(碇くん、なんだか今日は元気ないみたい…心配だな…チョコ渡したら元気になってくれるかな…)
しかし、レイはなかなかシンジにチョコを渡せない。カヲルに対しては義理だったため教室で平然と渡せたが、シンジの場合そうはいかない。
レ(どうしよう…他の人には絶対見られないようにしないと…特に惣流さんには…)
結局レイはチョコを渡せないまま、放課後をむかえる。
レ(…どうしよう…このままじゃ渡せないわ…せっかく作ってきたのに…いえ、なんとしても渡さなきゃ!もう他の人のこと気にしてる場合じゃないわ!)
レイは遂に意を決して、シンジに声を掛けようと席を立った。
レ「い、碇く…」
ア「シンジ〜!帰りましょ!」
レイはとっさに身を隠す。
22 :
監督:2006/11/24(金) 23:56:38 ID:???
>>21の続き
シ「…あぁ、アスカか…今準備するから待ってて…」
レ(…あぁ…どうしよう…この状況じゃ、さすがに渡せないわ…)
ア「さ、シンジ行くわよ!」
シ「うん…」
教室を出る時、一瞬レイと目が合うシンジ。
シ(綾波…)
レ(碇くん…)
ア「シンジ〜何してんの?さっさと行くわよ!」
シ「ま、待ってよ〜」
結局、言葉を交わすことなくシンジは教室を出ていった。レイは仕方なく自分の机に座った。
しばらくすると教室からは誰もいなくなる。
レ(…結局…渡せなかった…)
ひとりぼっちになったレイは、鞄から小さな包みを取り出した。包みを開けると、中にはいびつなハート型をした小さなチョコが入っていた。
レ(…せっかく…うまく出来たのにな…)
レイはそのチョコを、おもむろに自分の口へと運んだ。すると、自然と瞳から大粒の涙が溢れてきた。
レ(…わたしって…ダメね…好きな人に…チョコを渡すこともできないなんて……頑張って…自分ひとりで…作ったのに…うっ…)
23 :
監督:2006/11/25(土) 00:23:24 ID:???
>>22の続き
一方その頃シンジとアスカは、学校を出て自宅近くまで来ていた。
ア「ねぇシンジ?」シ「何?」
ア「ちょっとそこの公園寄ってかない?」
シ「公園?別にいいけど…どうして?」
ア「ちょっと話があんのよ!いいじゃない、たまには」
シ「うん、分かったよ」
2人は公園のベンチに腰を下ろした。アスカの話を待つシンジ。しかしなかなか切り出せないアスカ。先に沈黙を割ったのはシンジの方だった。
シ「そういえばさぁ!」
ア「な、何よ!びっくりしたぁ」
シ「ごめん…アスカは誰にチョコあげたのかなぁと思って」
ア「!!…ま、まだあげてないわよ!」
シ「えっ?でももう学校終わっちゃったよ?もう渡す相手いないじゃないか」
ア「…いるわよ…目の前に…」
そう言うとアスカは鞄からチョコを取り出した。シンジはあまりに唐突な展開に言葉を失っていた。
24 :
監督:2006/11/25(土) 00:29:03 ID:???
>>23で一部、改行ミスしました。すいません。
>>23の続き
ア「何よ?アホみたいな顔しちゃって。はい、これ」
シ「…」
ア「あたしからのチョコよ!ありがたく受け取んなさいよね!」
シ「…うん…ありがとう…」
ア「…食べてみてよ…」
シ「うん…それじゃ、いただきます…」
ア「…どう?」
シ「…おいしい!すごくおいしいよ!」
ア「ホント?!よかった!正直不安だったのよね…」
シ「全然おいしいよ!アスカのこと見直しちゃった」
ア「…」
シ「どうしたの?」
ア「…そんなに…ほめないでよ…」
シ「どうして?」
ア「…バカ…」
アスカは恥ずかしそうに下を向いてしまったが、心はとても満たされていた。
今日はここまでにしときます。多分明日で完結します。
おぉ…皆さん集まったみたいですねw乙です!
か、監督ぅーーっ(泣)
なんか物凄い予想外な展開になってるんですけど…。
先が非常に気になります。ラストスパート頑張ってください!!
26 :
旅 丸:2006/11/25(土) 13:43:03 ID:???
乙です監督!!あぁ〜・・・結局チョコ渡せなかったんだ・・・・可愛そうに・・・
〜冬なのにやたら泳ぎたがるアスカ編〜
火曜日の昼休み。3連休も終わり、学校が始まった。いつものようにレイとアスカとヒカリが
仲良く昼食を取っている。レイは朝からずっとマナに監視されているような感じがしていた。
レイ:「ねぇ〜アスカ・・・」
アスカ:「ん??何〜??」
ヒカリ:「綾波さん。何、怯えてるの??」
レイ:「なんか・・・・その・・・」
アスカ:「どうしたの??」
レイ:「今朝からずっと霧島さんに監視されているような気がするんだけど・・・」
ヒカリ:「そう言えば霧島さん。今朝からずっと綾波さんの事見てるような気がする・・・」
アスカ:「まさか・・・あいつ同性愛に目覚めたんじゃ・・・」
ヒカリ:「えぇ〜・・・まぁ、有り得なくも無いけど」
アスカ:「あいつの変態ぶりは郡を抜いているから気を付けた方がいいわレイ・・・」
レイ:「う・・・うん・・・」
アスカ:「なるべく私達のそばに・・・」
レイ:「うん。」
ヒカリ:「まぁ〜・・・大丈夫だとは思うけど・・・」
そしてその日の放課後、レイはいつものように図書室に行く。
アスカは週番で教室掃除。シンジも週番で校庭の掃除があるので、一緒に
帰る約束だけして、アスカ達が迎えに来るのを待っている。
続く
27 :
旅 丸:2006/11/25(土) 14:03:30 ID:???
>>26の続き
しばらくすると図書室の扉が開く、アスカが迎えに来たのかと思い入り口の
方を見るとマナが入ってきた。マナは本棚から一冊、本を手に取るとレイの
すぐ隣に座る。マナは、本を読むわけでも無く、胸のポケットからメモ帳を取り出すと
何かを書き始める。レイは早くアスカとシンジが迎えに来て欲しいと祈っている。
マナが何かを書き終わるとその紙を千切ってレイの方にスライドさせる。
紙に書かれていた内容:{シンちゃんとキスした?? YES/NO}
レイはNOに丸をつけてマナに返す。と再びマナは何かを書き始める
〜ここからは紙の会話〜
マナ:{楽しかった??Yes/No}
レイ:{Yes}
マナ:{正直、エッチした??Yes/No}
レイ:{No}
マナ:{じゃぁ、シンちゃんとエッチしたい??Yes/No}
レイはYesに丸を付けかけたが・・・・そんな事恥ずかしくて人に
教えられるわけが無いので丸めてゴミ箱に投げる。紙くずは見事ゴミ箱に
入る。
〜再び普通に会話〜
マナ:「お見事!!3ポイントシュート!!」
レイ:「静かに!ここ図書室だよ??」
マナ:「でも、今、誰も居ないじゃん!」
レイ:「何か用??」
マナ:「ん??」
レイ:「朝からずっと私の事・・・」
マナ:「さっきの紙に書いた事聞きたかっただけ・・・」
レイ:「そ・・・そう・・・」
マナ:「だから別にレイちゃんを虐めようとしてたわけじゃないよ」
レイ:「ならいいんだけど・・・」
マナ:「私とももっと仲良くしてよ」
続く
28 :
旅 丸:2006/11/25(土) 14:21:03 ID:???
>>27 レイ:「いいけど・・・」
マナ:「ならさぁ〜今日、これから遊びに行っていい??」
レイ:「えッ・・・」
マナ:「じゃぁ、私の家来ない??」
レイ:「今日は・・・ちょっと」
マナ:「用事??」
レイ:「うん・・・」
マナ:「じゃぁ、今夜メールしていい??」
レイ:「それはいいけど・・・」
マナ:「いつも私が送ってもなかなか返してくれないじゃん」
レイ:「この前、変なメール送ってきたよね??」
マナ:「この前の??びっくりした??」
レイ:「全然・・・」
マナ:「あの時、何してたの??」
レイ:「そ・・・それは・・・」
マナ:「ん〜??」
また図書室の扉が開きシンジが迎えに来る
シンジ:「レイ、お待たせ」
続く
29 :
旅 丸:2006/11/25(土) 14:46:59 ID:???
>>28 レイはアスカの姿が見当たらないことに気が付いた。迎えに来たのはシンジだけだった。
レイ:「あ・・・アスカは??」
シンジ:「アスカは、さっき迎えに教室に行ったんだけど、掃除中に委員長に文化祭の企画一緒にやろうって
誘われたみたいで、先に帰ってて言ってた。」
レイ:「じゃぁ、二人っきりで帰れるんだ!」
シンジ:「うん・・・」
マナ:「じゃぁ、私、アスカ達の邪魔してくるわ」
シンジ:「頑張って・・・・」
マナ:「今度、楽しみにしてるぞ!」
シンジ:「う・・うん」
マナは去っていく
シンジ:「帰ろうか。」
レイ:「うん・・・・」
レイは嬉しそうな顔をして本棚に本を戻し、鞄を手に取る。
昇降口に向かって歩いている途中、レイは尿意を感じる、
恥ずかしいが、帰り道に漏らしたりしたらもっと恥ずかしいので
シンジにトイレに行きたいと言おうとする
レイ:「シンちゃん・・・あのね・・・・」
シンジ:「どうかしたの??」
レイ:「あ・・・あの・・・・その・・・・私。」
シンジ:「えっと・・・何?」
レイ:「私・・・・」
シンジ:「ん?」
レイ:「ちょっと・・・・トイレ行きたいから・・・・その・・・(あぁ〜ダイレクトに言っちゃったよ)」
シンジ:「あぁ・・・行っておいでよ」
レイ:「う・・・うん・・・」
続く
30 :
旅 丸:2006/11/25(土) 15:10:24 ID:???
>>29の続き
レイ:「ゴメンね・・・」
シンジ:「待ってるから」
レイは最寄の女子トイレに入っていった。シンジは一応トイレの前でレイを待っている事にした。
レイは用を足し終わると、手を洗い、鏡を見ると手で髪型を整える。
4分程かかってレイは出てくる。
レイ:「お待たせ・・・」
シンジ:「うん。」
レイ:「ゴメンね(あぁ〜恥ずかしい・・・どうしてこういう時に行きたくなるの??)」
シンジ:「やっぱり女の子って、トイレに時間かかるの??」
レイ:「う・・・うん・・・男の子に比べたら色々めんどくさいと思うよ・・・(やっぱり変に思われてる。
話題変えなきゃ・・・)」
下駄箱に上履きを放り込み、靴に履き替えると外に出て歩き出す。
校門を出るまで、レイは顔を赤らめて下を向いている。校門を出て、交差点の
付近でレイがやっと口を開く。
レイ:「あ・・・あのさぁ・・・」
シンジ:「何??」
レイ:「土曜に、プール行くけど・・・どんな水着持って行ったらいいかな??」
シンジ:「普通のでいいんじゃない??」
レイ:「普通の??」
シンジ:「うん。」
レイ:「普通のって言われても・・・・学校のじゃ駄目だよね??」
シンジ:「名前が入ってるからね・・・」
レイ:「どうしよう・・・」
シンジ:「持ってないの??」
レイ:「一応あるけど・・・・」
シンジ:「それでいいんじゃない??」
レイ:「気にしない??」
シンジ:「うん。気にしないよ。」
続く
31 :
旅 丸:2006/11/25(土) 15:38:41 ID:???
>>30 レイ:「多分アスカはおしゃれなの持ってるんだろうな・・・」
シンジ:「アスカも今年は泳ぐ機会が無かったから去年のしか無いって言ってたよ」
レイ:「正直、地味だけど・・・いい??」
シンジ:「う・・・うん。地味ってどんなの??」
レイ:「えっとね・・・白いハイレグなんだけど・・・」
シンジ:「競泳用みたいな奴??」
レイ:「えっと競泳用みたいに背中がバックり開いてる訳じゃないけど・・・」
シンジ:「まぁ、まだ僕達中学生だから。」
レイ:「でも・・・」
シンジ:「僕はどっちかって言うと・・・派手なのよりそういう奴のほうが好きだけど」
レイ:「ほ・・ホント??」
シンジ:「うん!」
レイ:「よかったぁ〜」
シンジ:「だから気にしないで」
レイ:「うん・・・シンちゃんは??」
シンジ:「普通の海パンかな??」
レイ:「へぇ〜・・・」
シンジ:「まぁ・・・僕のもそんなに派手奴じゃないからさ・・・」
レイ:「うん」
シンジ:「話変わるけど、レイはこれから暇??」
レイ:「何で」
シンジ:「アスカが帰ってくるまで僕の家で一緒に遊ぼうと思って」
レイ:「ご・・・ゴメンなさい・・・夕飯の買出しがあるから・・・」
シンジ:「あぁ・・・そうだったね。レイは大変だね」
レイ:「うん・・・」
シンジ:「困った事があったらまたいつでも言ってね。手伝える事は手伝うから」
レイ:「ありがとう・・・」
続く
32 :
監督:2006/11/25(土) 15:58:27 ID:???
旅丸さん乙です!
>>24の続き
一方その頃レイは、まだ机に座ったままだった。泣き疲れてもう涙も出ない。
レ(もう帰らなきゃ…校門閉まっちゃうわ…)
レイは鞄を取り、帰る支度を始める。
ガラガラ。ふいに教室のドアが開く。レイはとっさに後ろを振り返る。
レ「…カヲルくん?」
カ「綾波?どうしたんだい?こんな遅くまで」
レ「…」
カ「で、どうだったんだい?」
レ「…」
ふいにカヲルが、レイの机の上に目を遣る。
カ「あれ?これは…?」
再びレイの瞳に涙がこみ上げてくる。
レ「…わたし…うっ…渡せなかったの…」
カ「そうか…」
そういうとカヲルはレイの手を取り、足早に歩きだした。レイは驚いて立ち止まりカヲルに聞く。
レ「カ、カヲルくん?ど、どこへ行くの?」
カ「決まってるだろう?シンジくんのところさ」
33 :
監督:2006/11/25(土) 16:04:00 ID:???
>>32の続き
レ「で、でも!碇くんは多分今、惣流さんと一緒よ…」
カ「ふ〜ん、なるほど…君がチョコを渡せなかったのはそのせいか…」
レ「う、うん…」
カ「まぁいい…とにかくシンジくんのところへ行こう」
レ「で、でも…チョコはもう…」
カ「綾波…君はシンジくんのことが好きなんだろう?今日はその想いを伝える良いチャンスじゃないか」
レ「…でも…恥ずかしいわ…それに、惣流さんがいたら…」
カ「大丈夫、僕に任せて」
そう言うと、カヲルは再び歩き始めた。レイは不安そうな面持ちでカヲルについていく。
カヲルとレイは、学校からシンジの家までの道を歩いた。そして公園の前に差し掛かったところで、レイが2人を発見する。
レ「あっ!」
カ「2人一緒だね…とりあえず君はここで待っててくれ」
レ「う、うん…」
そう言うとカヲルは2人の方へ歩きだした。シンジとアスカはカヲルの存在に気づくこともなく、2人でベンチに座っている。
カ「やぁ!」
シ「カヲルくん!」
ア「渚カヲル!…何の用?」
34 :
監督:2006/11/25(土) 16:16:22 ID:???
>>33の続き
カ「いや、たまたま近くを通りかかったんだよ。そしたら君たちの姿が見えたから…おや?それはチョコかい?ははぁ…なるほどね♪」
とっさにチョコを隠すアスカ。
ア「な、何よ!あんたには全っ然関係ないでしょ!」
カ「君、慌てるとけっこー可愛いね♪」
ア「…!!何なのよあんたは!シンジ!こんな奴ほっといて、さっさと行きましょ!」
シ「う、うん…」
カ「おっと、そうはいかないよ。僕はシンジくんに話があるんでね」
ア「何よ?言いたいことがあるんだったら、今ここで言いなさいよ!」
カ「そいつは無理だね。男同士の話なんだから。」
ア「あっそ!じゃあ好きにすれば?シンジ、あたし先に帰るわよ!あんたもその変人に洗脳されないうちに、早く帰ってきなさいよ!」
そう言うと、アスカはふてくされながら帰っていった。
35 :
監督:2006/11/25(土) 16:20:56 ID:???
>>34の続き
カ「全く、彼女は素直じゃないなぁ。素直になればもっと魅力的な女性になれるのに…」
シ「アスカはああいう子なんだよ…それよりカヲルくん、僕に話って何?」
カ「あぁ、そうだったね。その前に、ちょっと用事を思い出したんだけど、少しここで待っててくれないかい?」
シ「え〜っ?何だよそれ…待ってるって、どのくらい?」
カ「すぐだよ、すぐ。じゃ、ちょっと待ってて」
シ「ちょ、カヲルくん!」
シンジの呼びかけを振り切るように、カヲルは走り出した。
公園を出たカヲルは、レイの方へと歩いていく。そしてレイを見て微笑み、その場を後にしようとした。
レ「カヲルくん!」
レイの声にカヲルが振り返る。
カ「ここからは君次第だよ」
レ「…うん…カヲルくん、本当にありがとう…」
カ「なぁに、どうってことないさ。じゃあ頑張って♪」
カヲルは最後にもう一度微笑み、去っていった。
レ(カヲルくん、ありがとう…さぁ、行かなきゃ…碇くんのところへ…)
36 :
旅 丸:2006/11/25(土) 16:52:46 ID:???
いやぁ〜監督乙!!
やはりカヲルは監督の手に掛かっても洗脳者か扱いか・・・さて、レイはどうするのかな??
>>31の続き
その頃、学校では企画で色々と学校に要請書を書くヒカリと、教室の装飾品をデザインするアスカと
ヒカリに手伝わされているトウジ。マナは当然、アスカを急かしたり邪魔をしている。
イラついたトウジはマナに毒を吐き始める
トウジ:「ホンマ、うるさい娘やなぁ〜!」
マナ:「あぁ゛ん!?うっさいわね〜!!極道ナメたらあかんねんで!!」
トウジ:「ワレのどこが極道や??極道のごの字もあらへんやないか??」
マナ:「私は今じゃこう見えても昔は散々悪い事やってきてるねん!!」
トウジ:「おぉ〜言うてみぃ!」
マナ:「殺人!強盗!恐喝!窃盗、詐欺、婦女暴行!密輸、誘拐、放火・・・」
トウジ:「それ吉●新●劇のパクリやないかぁ!!」
マナ:「あ〜ん鈴原が虐めるぅ〜!女の子虐めるなんて最低ー」
トウジ:「な!!なんて奴や!さっきまで極道気取っとった癖に・・・被害妄想なやっちゃ・・・」
アスカ:「やめなさいよね・・・」
マナ:「ねぇ〜早く帰ろうよぉ〜」
アスカ:「早く帰りたかったら静かにしてなさい」
ヒカリ:「霧島さん!!邪魔するなら帰って!」
マナ:「ごめんなさ〜い」
アスカは鞄から袋詰めの飴玉を取り出すとマナに渡す
アスカ:「ほら、これあげるから静かにしてなさい!!」
マナ:「一つ??」
アスカ:「何よ??」
マナ:「2個よこせ!!」
アスカ:「仕方ないわね・・・」
アスカはもう一個取り出し、マナに渡す。
マナ:「じゃぁ、交渉成立!」
アスカ:「ゴメンねヒカリ・・・」
ヒカリ:「気にしてないからいいよ・・・・」
続く
37 :
旅 丸:2006/11/25(土) 17:04:01 ID:???
>>36の続き
約1時間経過、アスカが与えた飴玉の効果があったのかマナは静かにしていた。
ヒカリ:「今日はここまでにしとく??」
アスカ:「そうね・・・」
トウジ:「あぁ〜疲れたわ〜」
ヒカリ:「ごめん、鈴原」
トウジ:「どうせワシは帰ってもやることあらへんから暇やし・・・
こんな事でよければいつでも手伝うで」
ヒカリ:「ありがとう」
アスカ:「マナ!!」
マナはマジックペンの匂いを嗅いでいた
マナ:「くっさ・・・」
アスカ:「何やってるのよ??」
マナ:「帰れるの?」
アスカ:「うん」
マナ:「一緒に帰ろうよ!!」
アスカ:「わかったわ・・・でもあんた・・・飴玉で黙るなんてどこまでガキなの?」
マナ:「ガキじゃないもん!」
ヒカリ:「じゃぁ、鈴原帰ろうか」
トウジ:「了解」
帰り支度をして、教室を後にする4人。
〜ここからは委員長とトウジを追跡〜
続く
38 :
旅 丸:2006/11/25(土) 18:51:20 ID:???
>>37の続き
アスカ達と別れるとヒカリはトウジと二人っきりで帰る。
トウジはなんとも思っていないようだがヒカリの顔は微笑みながらも
照れている。
トウジ:「なぁ〜委員長・・・」
ヒカリ:「何??」
トウジ:「何か話してくれへんと、気まずいやろ??」
ヒカリ:「そ・・・そうね・・・」
トウジ:「あぁ〜しかし最近寒いよってに肩ガチガチや・・・」
ヒカリ:「中学生で肩凝り??」
トウジ:「せや、委員長はならへんのか?」
ヒカリ:「ん〜勉強してて、終わると肩が痛いときはあるけど・・・・」
トウジ:「それが肩凝や」
ヒカリ:「そうなの??」
トウジ:「まぁ〜風呂入ったら治るねんけどな・・・」
ヒカリ:「あぁ〜わかるわかる。お風呂入るとその肩が痛いの治るよね」
トウジ:「委員長は風呂にどれぐらい時間かけるんや?」
ヒカリ:「う〜ん・・・40分ぐらい」
トウジ:「長いな〜ワシなんてせいぜい5分ぐらいやで長ごうても10分位やわ」
ヒカリ:「ちゃんと洗いなさいよ!汚いわね!!」
トウジ:「ちゃ・・・ちゃんと洗ろてるから大丈夫や!!」
ヒカリ:「あぁ〜寒いから早く帰ってお風呂入りた〜い」
トウジ:「ワシも・・・あぁ〜温泉いきたいなぁ〜のぉ〜委員長!」
ヒカリ:「(二人っきりになれるチャンスなんて無いもんね・・・よし・・・)」
トウジ:「ん??委員長??ワシ、何か不味い事言うたか??」
ヒカリがふと足を止める
続く
39 :
旅 丸:2006/11/25(土) 18:57:43 ID:???
>>38の続き
ヒカリ:「鈴原・・・君・・・」
トウジ:「何や・・・君付けとは珍しいやないか??」
ヒカリ:「あの・・・・」
トウジ:「ん??なんや?悩み事かいな??」
ヒカリ:「その・・・今、気になる人とか居る??」
トウジ:「何や??気になるってどういうこっちゃ??」
ヒカリ:「それは・・・その・・・」
トウジ:「何もったえぶっとんねん??」
ヒカリ:「えっと・・・好きな人とか?」
トウジ:「んな奴、居てる訳ないやろぉ〜」
ヒカリ:「ホントに??」
トウジ:「おぉ〜」
ヒカリ:「でも、かなり前だけど、綾波さんと話してなかった??」
トウジ:「何言うてるんや??あれは当番でどっちが床掃くか決めてたんやないか??」
ヒカリ:「じゃぁ、綾波さんのことはなんとも・・・」
トウジ:「変な奴としか思てへんわ・・・それにあいつはシンジの彼女やろ?」
ヒカリ:「じゃぁ、私はどう?」
トウジ:「えっ?な・・・何や??」
ヒカリ:「私と付き合ってって言ったら・・・」
トウジ:「な・・・なんかの罰ゲームかいな・・・」
続く
40 :
旅 丸:2006/11/25(土) 19:09:03 ID:???
>>39 ヒカリ:「罰ゲームじゃないわ・・・」
トウジ:「う・・うううううう嘘や!!ぜぜ・・絶対信じへんぞ!!どっかに霧島が隠れとって
カメラ回してるんとちゃうんか???霧島の悪戯やろ!!霧島と共謀してるんやな?そうやろ??」
ヒカリ:「違うわ・・・私の正直な気持ちよ・・・」
トウジ:「なな・・・何言うてんねん・・・熱あるんとちゃうか??」
ヒカリ:「ねぇ・・・・あの・・・・改めて・・・私と付き合ってください!」
トウジ:「えっと・・・・これ絶対悪戯ちゃうんやろうな??」
ヒカリ:「絶対よ!」
トウジ:「もし悪戯やったら??」
ヒカリ:「全校生徒の前でギャルの格好してタバコふかしてもいいわ」
トウジ:「えっと・・・どないしたらええねん・・・こういうの始めてやよってに・・・困るわ」
ヒカリ:「と・・・とりあえずYesかNoかって聞かれたら??」
トウジ:「う〜ん・・・保留ってのは??」
ヒカリ:「無しよ」
トウジ:「えっと・・・・シンジや惣流に相談してきてからでええか??」
ヒカリ:「駄目よそんなことしたら・・・」
トウジ:「せやかて・・・今すぐ決めろっつうのも・・・・」
ヒカリ:「だめ??」
ヒカリは泣きそうになる
続く
41 :
旅 丸:2006/11/25(土) 19:19:03 ID:???
>>40の続き
トウジ:「泣くんか委員長?なぁ?止めてや・・・」
ヒカリ:「・・・・・」
トウジ:「わかった。女泣かせるのはワシの信念に反する!」
ヒカリ:「じ・・・じゃぁ・・・」
トウジ:「ええで。OKや」
ヒカリ:「う・・・嬉しい」
トウジ:「せやけど、今すぐ彼女って訳や無いで、しばらく付きおうて見てそれから
てのはどうや?」
ヒカリ:「そ・・・それでもいいよ・・・それからこのことは皆には内緒に・・・」
トウジ:「わかっとるがな。」
ヒカリ:「じゃ・・・じゃぁ、手つないでいい?」
トウジ:「お・・・・おぉ・・・」
初めての事で戸惑い続けるトウジ。とりあえずヒカリと手をつないでみる。
ヒカリ:「鈴原の手、温かいね・・・」
トウジ:「へ・・・変な事言うなや」
ヒカリ:「あ・・・でもアスカが言ってたけど、手が温かい人は心が冷たいって・・・」
トウジ:「そ・・・そんなん迷信やろ??」
続く
42 :
旅 丸:2006/11/25(土) 19:28:27 ID:???
>>41の続き
笑いながら歩いていると前からレイが歩いてくる。どうやら買出しの帰りのようだ
レイは二人に気付く。
レイ:「!!」
ヒカリとトウジもレイに気付く。
トウジ:「お、綾波やないか??」
ヒカリ:「あ・・・・・綾波さん??」
レイ:「??」
ヒカリは慌ててトウジの手を振り払う
ヒカリ:「えっと・・・アハハ・・・どこ行ってたの??」
レイ:「食材の買出し・・・」
ヒカリ:「そ・・・そう・・・・そうか・・・綾波さん、一人暮らしだもんね・・・」
レイ:「洞木さんは??」
ヒカリ:「今、帰るところ」
レイ:「・・・・」
ヒカリ:「えっと・・・じゃぁ、バイバイ・・・」
レイ:「ま・・・また明日・・・・」
すれ違い、レイが見えなくなったところでヒカリがトウジの手を握る
レイはヒカリが何を慌てていたのか理解不能だったが彼女の頭はシンジのことだけで
気にもしていなかった。
続く
43 :
監督:2006/11/25(土) 20:04:28 ID:???
旅丸さん乙です。トウジとヒカリが良いカンジになってきましたねw
>>35の続き
シンジはひとりベンチに座り、物思いに耽っていた。
シ(アスカ、僕のこと好きだったなんて…全然気づかなかったな…僕はアスカのこと好きなのかな…?嫌いではない…けど…)
レ「碇くん…」
シ「あ、綾波?!どうしたの?あれ?カヲルくんは…?」
レ「カヲルくんは…急用が出来たから帰るって…そう伝えといてって…」
シ「そ、そう…それじゃ仕方ないや…」レ「…」
シ「そ、そういえばさ!あ、綾波は、カヲルくんのことが好きだったんだね!」
レ「…!!どうして…?」
シ「今朝チョコあげてるの見たからさ!あ、綾波とカヲルくんはお似合いだし、イイと思うよ!」
レ「…碇くん…それは違うわ…あれは義理チョコだもの…」シ「義理チョコって言ったって…綾波はカヲルくんのこと好きなんでしょ?」
レ「だから違うのよ!わたしは碇くんのことが好きなの!」
レイはとっさに目を逸らし下を向いた。勢いで言ってしまった「好き」という言葉。それに対するシンジの反応を見ていられなかったのだ。
逆にシンジはあまりに突然の出来事に、レイから目を逸らすことができなかった。
44 :
監督:2006/11/25(土) 20:08:50 ID:???
>>43の続き
シ「あ、綾波…?」
シンジの問いかけに対して、レイは下を向いたまま話し始める。
レ「…わたし…碇くんのことが好き…ずっと好きだったの…でも…怖くて言えなかった…碇くんがわたしの気持ち知ったら…碇くんとの関係が…壊れちゃいそうで…」
シ「…」
レイは顔を上げ、不安そうな顔でシンジに問いかける。
レ「…碇くんは…わたしのこと…どう想ってるの…?」
シ「…」
シンジはしばらくの間黙りこむ。シンジは必死に頭の中を整理しようとしていた。しかし、いくら考えてもレイの問いかけに対する「答え」が出てこない。
シ(綾波は…僕のことが好き…僕は…綾波のこと…好き…?アスカ…アスカのことは…?)
ようやくシンジが口を開く。
シ「綾波…僕は…僕はその…好きって気持ちが…よく分からないんだ…ごめん…」
レ「…そう…」
レイは小声でそう呟くと、また下を向いてしまった。
監督、乙です!
なんか切ない…ですね。
監督の初期の頃はほのぼのして暖かい感じだったけど、
今はA2センセと同じくらい切なくて涙が溢れそうになります…。
監督やA2センセの切ない話を読んでるうちに何だか涙もろくなってしまいましたw
旅丸さんも乙です!
監督やA2センセの話が切ないのに対して
旅丸さんの話は笑いあり・涙ありで、とても楽しいです。
ヒカリとトウジの関係を話に出すのは新鮮で良いですねぇ〜w
旅丸さんにはだいぶ元気を貰ってる気がしますww
47 :
旅 丸:2006/11/25(土) 20:38:03 ID:???
>>42 トウジはそのままヒカリを家に送っていく。そして家の前に着いたヒカリ
ヒカリ:「じゃぁ・・・また明日ね」
トウジ:「あ・・・あぁ〜」
ヒカリ:「明日もまた、一緒に帰ってくれるよね??」
トウジ:「ええで・・・・」
ヒカリ:「じゃぁ。」
そう言うとヒカリは家の中に入って行き、トウジは一人で歩き始めた。
その頃アスカも帰宅した。
アスカ:「おば様、ただいま戻りました」
ユイ:「あら?遅かったわね。」
アスカ:「ゴメンなさい。文化祭の企画をしてたんです。」
ユイ:「へぇ〜文化祭か・・・楽しそうね」
アスカ:「シンジ居ます??」
ユイ:「居るわよ。さっきまでテレビの前でゴロゴロしてたんだけど・・・」
毎日のようにアスカはシンジが家に居るかどうか確認してから自分の部屋で着替えをする。
着替えを済ませる。
そうするとちょうどゲンドウが帰って来る。冬月さんを連れて・・・・
続く
48 :
旅 丸:2006/11/25(土) 20:43:33 ID:???
>>47の続き
ゲンドウ:「今帰った・・・・」
ユイ:「お帰りなさい。早かったですね?」
ゲンドウ:「今日は冬月も一緒だ・・・家で飲もうという事になってな。」
ユイ:「あら??冬月さん!ご無沙汰しております。」
冬月:「今日は碇君に誘われて・・・・」
ゲンドウ:「さぁ、上がって下さい」
冬月:「じゃぁ、お邪魔します」
冬月とゲンドウが酒を酌み交わし、ワイワイやっている。
ユイは台所でおつまみを作っていて、そこへアスカが来る
ユイ:「ごめんね、ちょっとお客さんが来てるから・・・」
アスカ:「お客さんって、おじ様の職場の??」
ユイ:「そう。同僚で冬月さんって人。」
アスカ:「へぇ〜・・・・それ、私が持っていきましょうか??」
ユイ:「ごめんね。お願いできる??」
アスカ:「はい・・・」
アスカがつまみをゲンドウたちのところへ運んでいく。
アスカ:「おじ様・・・・これ・・・」
ゲンドウ:「あぁ、これはすまないね・・・」
冬月:「ご苦労様。シンジ君とは仲良くやっているかね??」
アスカ:「はい。じゃぁ、ごゆっくり!」
そういうとアスカはシンジの部屋に行く。
シンジの部屋の扉をノックするが応答が無い。
続く
49 :
旅 丸:2006/11/25(土) 20:59:35 ID:???
いやぁ〜監督。素晴らしいです!!乙!
>>48の続き
アスカは不思議に思い、扉を開けることにした。
アスカ:「シンジ・・・・入るわよ」
アスカが入るとシンジは電気をつけたままベットで寝ていた。
アスカ:「何よ?!私が帰ってきたって言うのに、起きなさい」
アスカはシンジを揺さぶるが起きない。アスカは思い切ってシンジの布団に
入ってみる事にした。起さないようにゆっくりと足を入れて、なるべく静かにスルッと入る。
アスカ:「(これでも起きないんだからびっくり・・・・)」
シンジ:「う〜ん・・・」
アスカ:「(おッ?起きるのか??)」
シンジは異変に気付き、目を開ける。目を開けても状況を把握するのに少し時間がかかる。
アスカを見つめて2回瞬きをすると・・・
シンジ:「うぁぁ!!!!何だよアスカ??!!!」
アスカ:「何よ??」
シンジ:「何でアスカが僕のベットの中に居るのさ??」
アスカ:「ごめん!つい悪戯心で」
シンジ:「ちょっと・・・出てよ!!」
シンジが起き上がり、アスカが布団を捲り、畳んでその場に座る
アスカ:「何よ!!そんなに嫌がらなくてもいいじゃない!」
シンジ:「嫌がるとかそんなんじゃなくて・・・」
アスカ:「やっぱりレイじゃないと嫌??」
シンジ:「この状況ならアスカだけじゃなくてレイでもびっくりだよ・・・・」
続く
50 :
A2:2006/11/25(土) 21:14:00 ID:???
監督に旅丸さん乙です。相変わらず投下早くてすごすぎですw
監督はもうラストなんですか?スパートかけて頑張って下さい!
51 :
旅 丸:2006/11/25(土) 21:19:15 ID:???
>>49の続き
アスカ:「そうかしら??」
シンジ:「何がだよ??」
アスカ:「レイだったら確実にそのまま抱きついて、服脱がせて・・・・」
シンジ:「そんな事したら嫌われるよ!」
アスカ:「じゃぁ、マナだったら??」
シンジ:「考えただけでも恐ろしいね・・・・」
アスカ:「まぁ、いいじゃない。スキンシップよ!」
シンジ:「もっと違うやり方があるだろ??」
アスカ:「いいじゃな〜い。何ならどう??」
シンジ:「何がだよ??」
アスカ:「練習台になってあげようか??」
シンジ:「な・・・何言ってるんでだよ??」
アスカ:「ん??だっていざレイとやろうとして、やり方わかりませんだったら
レイはどう思うかしらね??」
シンジ:「えっ・・・・それは・・・」
アスカ:「だから、私で練習していいわよ」
シンジ:「ほ・・・ホント???」
アスカ:「嘘!!とりあえず、私とやりたければレイとやってきなさい!それからよ!」
シンジ:「何でレイの後なの?嫌じゃないの?」
アスカ:「だから・・・そうすれば・・・レイとも間接的にって言うか・・・」
シンジ:「何言ってるの??」
アスカ:「つまりはそういうことよ!」
シンジ:「何でもいいけど・・・・止めようよ・・・こういうエロいの・・・」
アスカ:「まぁ、私もおいたが過ぎたようね。ごめんねシンジ」
シンジ:「いいけど・・・」
アスカ:「ねぇ〜お腹空かない?」
シンジ:「そうだね・・・ご飯まだかな?」
アスカ:「今、お客さん来てるからまだよ・・・」
続く
52 :
旅 丸:2006/11/25(土) 22:03:59 ID:???
>>51の続き
シンジ:「暇・・・」
アスカ:「何かして遊ぼうよ」
シンジ:「何かって何?さっきみたいなのは嫌だよ!」
アスカ:「わかってるわよ!」
シンジ:「痛いのも嫌だよ!」
アスカ:「チェ!!」
シンジ:「チェって・・・・」
アスカ:「そう言えばさぁ〜レイと一緒に帰ったんでしょ??」
シンジ:「うん・・・」
アスカ:「どうだったの??」
シンジ:「別に普通って言うか・・・・」
アスカ:「普通??」
シンジ:「まぁ、レイが自転車を避けたらバランス崩して転びそうなって。
それで腕に抱きついて来て・・・それで手つないで・・・」
アスカ:「ちょっと待った!あんたさぁ〜レイに車道側歩かせてた??」
シンジ:「た・・・多分・・・」
アスカ:「バカ!あんたが車道側歩かなきゃ!」
シンジ:「そ・・・そうだね・・・・」
アスカ:「まぁ、今度から車道側歩いてあげなさい」
シンジ:「わかった・・・よ・・・」
アスカ:「で、手つないでどうしたわけ??」
シンジ:「そのままレイのアパートのところまで送ってあげて・・・それで終わり」
アスカ:「キスしなかったの??」
シンジ:「うん・・・」
アスカ:「何よ・・・・まったく。せっかくのチャンスじゃない」
シンジ:「でも・・・レイは嫌がるし・・・」
アスカ:「まぁ、この前も言ったけど、レイがその気になるまで待つしかなさそうね」
続く
53 :
旅 丸:2006/11/25(土) 22:41:52 ID:???
>>52の続き
アスカ:「ところであんた、キスのやり方ぐらいわかってるのよね??」
シンジ:「えっと・・・多分・・・あれって、口付けて相手の口を吸えばいいんだよね??」
アスカ:「全然違うわ・・・」
シンジ:「どうやるんだよ??」
アスカ:「教えてあげようか??」
シンジ:「うん。でも実際にするの?」
アスカ:「してみる?」
シンジ:「えっと・・・」
アスカ:「んな訳ないじゃない・・・」
シンジ:「また冗談か・・・」
アスカ:「じゃぁ、ビニール袋ごしにやってみる?」
シンジ:「それも・・・気分的に嫌だ・・・」
アスカ:「困ったわね・・・どうやって教えよう・・・ぬいぐるみでわかる?」
シンジ:「まぁ、何でもいいよ・・・」
そういうとアスカは立ち上がり、パ●ットマ●ットが使っているのと同じ牛とカエルを
(牛とカエルだったかは自信ない)を自分の部屋から持ってきた。
それを両手につけるとアスカのキス講座が始まる
続く
54 :
監督:2006/11/25(土) 23:23:22 ID:???
旅丸さん、激しく乙です!旅丸さんの話は展開が面白く暖かみがあるので、読んでて元気になれます。
A2センセも投下待ってますよ!自分のはもうラストなんで、頑張って投下します。
>>44の続き
シ「で、でも!」
シンジが切り出すと、レイはシンジをじっと見つめる。
シ「け、今朝…綾波がカヲルくんにチョコあげてるの見て…その…すごく悲しい気分になったんだ…」
レ「…」
シ「そ、それに…さっき綾波が僕に…『好き』って言ってくれた時…すごくホッとして…うれしかった…」
レ「…」
シ「だ、だからもし!…こういうのを…好きって言うなら…」
レ「…」
シ(ゴクリ)
シ「僕は…綾波のことが……好きなのかもしれない…」
その言葉を聞くと、レイは満面の笑みを浮かべた。
レ「分かったわ。ありがとう、碇くんの本当の気持ち、聞かせてくれて」
シ「…うん…」
レ「…それで、チョコなんだけど…」
シ「えっ?チョコ作ってくれたの?」
レ「…うん…作ったんだけど…その…もう渡せないと思って…食べちゃったの…」
シ「…そう…あれ?それは?」
シンジはレイの鞄から覗いている、チョコらしきものを見つけた。それは、カヲルにあげたチョコの残りだった。当然きれいに包装されているわけもなく、無造作にレイの鞄に入れられていた。
55 :
監督:2006/11/25(土) 23:29:41 ID:???
>>54の続き
シ「それは…チョコじゃないの?」
レ「あぁ…これはダメよ…失敗作だもの…」
シ「失敗作だなんて…僕は全然平気だよ!それに…せっかく綾波が作ってくれたんだし…食べてもいい?」
レ「えっ?でも…」
戸惑っているレイを横目に、シンジはそのチョコを手に取り、口へと運んだ。
レ「あっ!」
シンジは真剣な眼差しで、チョコを噛みしめる。
レ「…ごめんなさい…あんまりおいしくないわよね…」
シ「…ううん…そんなことない…とってもおいしいよ!それに…」
レ「?」
シ「…うれしいんだ…綾波が…僕のために…チョコを作ってくれたことがさ…」
シンジの言葉に、レイはニッコリと微笑んだ。2人はそのまましばらく、無言で落ちていく陽を見つめていた。
レ「ねぇ、碇くん」
シ「何?」
レ「わたしたち、まだお互いを知らなさすぎるわね…」
シ「そうだね…」
レ「わたし、碇くんのこともっともっと知りたいの。だから…これからもよろしくね」
シ「こ、こちらこそ…」
それから2人は他愛も無い話を少しして、辺りも暗くなってきたので帰ろうということになった。
56 :
監督:2006/11/25(土) 23:34:26 ID:???
>>55の続き
レ「碇くん、今日はありがとう」
シ「う、うん…」
レ「それじゃ、また明日ね」
シ「あ、綾波!」
レ「?」
シ「その…送ってこうか…?もう暗いし…危ないし…」
シンジの問いかけに対し、レイは頬を少し赤らめ、小さく頷いた。
レイの家へ向かい歩き出す2人。
レ「碇くん…」
シ「何?」
レ「寒いね…」
シ「そうだね…」
レ「…手…つないでいい…?」
シ「…えっ?」
レ「ごめんなさい…嫌ならいいの…」
シ「い、嫌じゃないよ!ただ…びっくりしちゃっ…」
シンジがそう言い終わる前に、レイはシンジの手を握っていた。
シ「…!!」
レ「…あったかいね…碇くんの手…」
シ「…そう…?綾波の手も…なんだかあったかいや…」
2人は照れくさそうに微笑み合い、お互いの歩幅を合わせるように、ゆっくりと歩いていった。
‐完‐
57 :
A2:2006/11/25(土) 23:39:43 ID:???
監督乙です!!!
完結しましたか・・・・・面白かったです!
また新しい作品で投下してくださいねwww
自分もがんばります!!!!今後はクリスマスの話でも書こうかと・・・
58 :
監督:2006/11/25(土) 23:44:48 ID:???
以上、バレンタインのお話でした。何も分からず軽いノリで書き始めましたが、最後まで読んで下さった方には感謝致します。
それから、もしよかったら感想やダメ出し等書いてくれるとありがたいです。センセたちからのレスも頂ければうれしいです。
細かいことから大まかなことまで、なんでもいいのでよろしくお願いします。なんか、ものを書くことの楽しさを知れてよかったです。
おめでとう
監督さん、お疲れ様でした。とても読み応えがありました。面白かったです。
ただアスカの気持ちを考えると少々せつないです(笑)
61 :
旅 丸:2006/11/26(日) 00:37:55 ID:???
おめでとう監督!!違うネタでも投下していただければ幸いです。
>>53の続き
アスカは人形で動作を説明する
アスカ:「じゃぁ、まず始めに、初めてするなら本当にシンプルな奴でいいわ。
口をくっつけて、チュッとやるだけ。」
シンジ:「ふ〜ん・・・」
アスカ:「で、何回かそれで慣れてきて、さらに親密になってきたら、こうやって
舌を入れて相手の舌とかを・・・」
シンジ:「え〜ッ・・・」
アスカ:「え〜じゃないわよ!実際にこれをレイと私にやるんだから!!」
シンジ:「でもなぁ〜最初のだけじゃ駄目なの??」
アスカ:「駄目よ!次・・・・次は基本的に同じだけど・・・・さっきのを
しながら、こうやって相手の性器のあたりを摩る・・・」
シンジ:「さすがにそれは・・・・」
アスカ:「これは、基本的にSEX寸前のというか・・・まぁ、2〜3日前ぐらいからやるものね・・・・」
シンジ:「え〜・・・・でもそんな所触ったりしたらレイは・・・」
アスカ:「大丈夫よ。近い将来これを許してくれないようなら今だって家に呼んでくれたりしないわよ」
シンジ:「そうかな・・・」
アスカ:「まぁ〜今にわかるわ・・・まぁ、大まかに説明したわけだけど・・・」
シンジ:「そう言えば、アスカはしたことあるの??」
アスカ:「無いわ・・・」
シンジ:「何で??」
アスカ:「あの・・・・私はドイツじゃモテないのよ・・・・」
シンジ:「どうして??」
アスカ:「まぁ、日本でもあんまりモテて無いけど・・・・男にあんまり興味ないし・・・」
シンジ:「ちょっと。モテるモテないじゃなくて・・・・」
アスカ:「あぁん??知らないわよ!」
シンジ:「まぁ、これ以上は聞かないよ・・・」
続く
62 :
旅 丸:2006/11/26(日) 00:51:53 ID:???
>>61の続き
アスカ:「で、レイはいつもどの辺りでストップかけるの??」
シンジ:「ストップって?」
アスカ:「だから・・・・キスしようとしたとき、どの辺りまで近づいたら嫌って言ってくるかよ??」
シンジ:「えっと・・・大体最初のうちはしようとしたらまず拒否だったんだけど・・・」
アスカ:「一番最初にしようとしたのはいつ??」
シンジ:「えっと・・・中1の夏休み・・・」
アスカ:「で、その時はどこまで近づけたの??」
シンジ:「しようとして肩に手置いて顔を近づけようとしたら、止めてよ!って言われて・・・」
アスカ:「あぁ〜。で、一番近づけたのは??」
シンジ:「この前、遊びに行ったとき・・・もう1mmも無かったような気が・・・」
アスカ:「で、何でしなかったのよ??」
シンジ:「電話が鳴って・・・」
アスカ:「あんたってとことんついてないわね・・・同情するわ・・・」
シンジ:「あ・・・ありがと・・・」
アスカ:「でもさぁ。電話が終わってからでもできるんじゃない??」
シンジ:「それがどうも・・・終わってからは続きしようって言ってもさせてくれなかったんだ」
アスカ:「ふ〜ん」
シンジ:「何で??」
アスカ:「そりゃ・・・・多分ムードね。」
シンジ:「ムード??」
アスカ:「そう。電話が鳴るまではレイにとってはいいムードだったのよ。でもその電話の
おかげでムードが壊れたのね。」
シンジ:「じゃぁ、逆にそのムードとかを作ってあげれば・・・」
アスカ:「うん。明日にでもキスができるわ。キスどころかSEXもできるわよ」
シンジ:「どうやって作るの?」
アスカ:「難しい事聞くわね・・・・それはわからないわ・・・・・」
シンジ:「そう・・・」
続く
63 :
旅 丸:2006/11/26(日) 00:59:20 ID:???
>>62の続き
アスカ:「でも。まぁ〜確実に進歩してきてるわ」
シンジ:「そうかな?」
アスカ:「まぁ、頑張りなさい、で、早くして私ともしましょうね。」
シンジ:「ねぇ〜アスカは結局僕の事好きなの??」
アスカ:「好きよ・・・・」
シンジ:「えっ??」
アスカ:「何よ!?」
シンジ:「だって・・・・え〜」
アスカ:「まぁ、そういうことよ。」
シンジ:「いきなり素直にっていうかストレートに言ってくるなんてアスカらしくないね」
アスカ:「いいじゃない・・・・・別に・・・たまには言ってみるテストよ!」
シンジ:「と言ってみるって奴?」
アスカ:「そう!」
シンジ:「何か・・・調子狂ったよ・・・」
アスカ:「さ〜て・・・ねぇ〜シンジ、土曜に着る水着見る??」
シンジ:「水着?あぁ・・・・うん」
アスカ:「着替えてくるわ・・・」
そういうとアスカは部屋を出て行く
続く
旅丸氏、監督乙です。2人ともペース早いなw
監督の作品はよかったと思いますよ。旅丸センセ、A2センセ、監督の話・書き方はそれぞれ違うが、どれも面白い。
小説として完成度の高い作品を書きたいなら知識とかもいっぱい必要だろうけど、俺は内容が面白ければ他はそんなに気にならないし、そういう読み手も多いはず。
まぁこれを機に、また書いて下さいな。
ちなみに前スレで青葉モノを書いてたセンセは何者だったんだ?あの話には底知れぬセンスを感じたんだがw
65 :
A2:2006/11/26(日) 04:01:42 ID:???
>>64 青葉の職人さんはすごいですよねww
自分とは次元が違うって感じがしますもん
66 :
旅 丸:2006/11/26(日) 05:53:10 ID:???
>>63の続き
アスカが部屋を出て行って5分ほどが経過した。再びアスカがシンジの部屋の
扉をノックする。アスカはウインドブレーカーのようなものを羽織っている。
シンジは冗談だと思っていたのでギョッとしてアスカを見つめる。
アスカ:「着替えてきたわ・・・・」
シンジ:「着替えてきたって・・・そんな・・・冗談じゃなかったの?」
アスカ:「違うわ・・・・」
シンジ:「いやぁ・・・・その・・・」
アスカ:「せっかく着替えたんだから。見なさいよ!」
シンジ:「いや・・・その・・・」
アスカは羽織っていたウインドブレーカーを脱ぐと赤いビキニの水着を見せる
シンジは茹蛸のように顔を赤くする。
アスカ:「どう??」
シンジ:「どうって・・・・・そ・・・それは」
アスカ:「率直な感想でいいわ」
シンジ:「あの・・・今は冬でしょ??」
アスカ:「うん」
シンジ:「ここだけ夏?」
アスカ:「・・・・もういいわ・・・・」
シンジ:「そんなに泳ぎたいの??」
アスカ:「うん・・・」
シンジ:「何で?」
アスカ:「なんとなくよ!!なんとなく!!」
シンジ:「アスカ・・・でも・・・こんなところで見せなくても・・・僕には刺激強すぎ・・・・」
シンジの鼻からは血がダラダラと出てくる
アスカ:「刺激って・・・・・それにあんた鼻血・・・」
シンジは鼻をティッシュで押さえながらアスカから目をそらす。アスカは心配してシンジの
顔を覗き込むが、その格好では逆効果だった
アスカ:「あんた・・・大丈夫??」
シンジ:「もぉ!僕の視界に入らないでよ!」
アスカ:「ご・・・ごめん。とりあえず着替えてくるわ」
続く
67 :
旅 丸:2006/11/26(日) 06:09:27 ID:???
>>66の続き
アスカは着替えて戻ってくる
アスカ:「あんた・・・・大丈夫だった?」
シンジ:「う・・・・・うん・・・」
アスカ:「違うのにしたほうがいいかな?」
シンジ:「いや・・・・ここで見せられたからその・・・・・プールとかだと違和感無いけど」
アスカ:「わかった・・・・とりあえずもう喋るな。」
シンジ:「うん・・・」
アスカ:「あ。でもレイの見たらもっと興奮してあんたの血管と言う血管全部ぶっ飛ぶんじゃない?」
シンジ:「レイはそんなに派手じゃないって言ってた」
アスカ:「ふ〜ん・・・・あの子の事だから、スクール水着みたいな奴かな?」
シンジ:「白いハイレグしか持ってないって言ってた」
アスカ:「そうか・・・あの子って水色とか似合いそうじゃない?」
シンジ:「そうだね・・・マナは?」
アスカ:「あいつなら来ないわ・・・」
シンジ:「何?体調でも悪いの?」
アスカ:「だから、女の子の日なんだって・・・」
シンジ:「それって・・・生理?レイの時もそんな言い方してたよね?」
アスカ:「そうよ!!ダイレクトに言わないでよ!!」
シンジ:「そうか・・・」
アスカ:「まぁ、あいつ連れてくと何するかわからないから・・・」
シンジ:「そうだね・・・・でもどんな水着着るんだろう??」
アスカ:「あいつの場合、裸でも泳ぐんじゃない?」
シンジ:「そうかな・・・」
アスカ:「駄目よあんな奴の気にしちゃ・・・」
シンジ:「あれ?仲悪かったっけ?」
アスカ:「悪くないわ。むしろいいんだけど・・・・なんかこう・・・シンジには近づけたくないって言うか」
シンジ:「ふ〜ん」
続く
68 :
旅 丸:2006/11/26(日) 06:22:02 ID:???
>>67の続き
アスカ:「まぁ、仲良くしたいならしてもいいけど、あんまり深く関わりすぎると今度はレイがかわいそうよ」
シンジ:「うん・・・・まぁ・・・・気をつけるよ」
アスカ:「それにしてもお腹空かない?」
シンジ:「もうペコペコ・・・」
アスカ:「まだお客さん帰らないのかな?」
シンジ:「わかんない・・・」
アスカ:「あんた何かお菓子隠し持ってない?」
シンジ:「無いよ・・・アスカは?」
アスカ:「飴玉しか持ってないわ・・・・あるかどうかわからないけど・・・」
シンジ:「まだ残ってる??」
アスカ:「わからない・・・・マナの奴が大量に持ってったから・・・」
シンジ:「何で?」
アスカ:「あのね・・・聞いてくれる?」
シンジ:「うん・・・」
アスカ:「文化祭の企画してたのよ。それであいつが邪魔しに入ってきたわけ」
シンジ:「やっぱり邪魔しに行ったのか・・・」
アスカ:「で、あんまり騒ぐから餌を与えて黙らせようとした訳。」
シンジ:「で、飴をあげたと・・・」
アスカ:「そう・・・・で始めは2個だったんだけど、あいつ勝手に持っていったから・・・」
シンジ:「あぁ〜もうあきれるしかないね・・・」
アスカ:「まったく・・・」
続く
69 :
監督:2006/11/26(日) 08:01:46 ID:???
旅丸さん、朝早くからの投下乙です。個人的に、マナの暴走が最高ですw
感想書いてくれた方、ありがとうございます。自分で書いたの読み返してみたんですが、ミサトとアスカのことが放置されてました…
というわけで次回はバレンタインの話のその後とか、設定変えた話とかにも挑戦してみようと思います。
A2センセ、クリスマスもの書いて下さい!是非!
>>58監督、乙!!
楽しませて頂きましたw大変良い内容だと俺は思います。
>何か意見はないか?との事ですが、ひとつ要望を加えるとすれば、
アスカは先に帰る振りをして物陰に隠れてレイとシンジのやりとりを見てる。
レイが告白してる最中アスカは途中で割り込んで来る。
それでもレイはアスカに負けない“好き”という気持ちを出してシンジに告白する。
物凄い修羅場を迎えてしまったシンジだが、苦悩に苦悩を重ねた結果レイを選ぶ。
ふられたアスカも気持ちを伝えられ、すっきりしたのか
二人を温かく見守ることが出来た・・・
…なんてアナザーワールドになってしまいましたが、
こういう完結の仕方も面白いと思います。
(監督ゴメン…。個人的な意見だから気にしないでね…みんなもゴメン)
とりあえず確実に自信を持って言える事は
監督は禁断の ネ申 に一歩近付いた・・・
という事ですww
だいぶ長文になってしまいましたが、次回も頑張ってください!応援してます。
71 :
監督:2006/11/26(日) 09:55:13 ID:???
>>70さん
ご意見ありがとうございます。確かに後半アスカをどうすべきか迷ったんです。そういう終わり方もアリですねw
で、せっかくなので今回の設定のまま、続編という形をとろうかと思ってます。
今回はシンジ×レイをテーマに書いてみたんですが、幸いアスカにもまだ十分にチャンスがある形で終わったのでw
話がまとまってきたら投下いたします。
72 :
旅 丸:2006/11/26(日) 11:42:28 ID:???
>>68の続き
その後、夕食を済ませるとアスカがシャワーに入り、シンジも風呂に入る。いつでも寝れる
状態で眠くなるまで遊ぶのが二人の日課だ。そしてアスカの部屋で・・・・
シンジ:「おまたせ・・・」
アスカ:「あんたってお風呂短いのね」
シンジ:「まぁね・・・・アスカも大して長く無いじゃん」
アスカ:「湯船に浸かると長いんだけど、私は基本的にシャワーだから」
シンジ:「ふ〜ん」
アスカ:「さぁ、レイにメールしてみましょ!!」
シンジ:「うん・・・・」
アスカ:「あれ?メールが着てる・・・・」
シンジ:「ん??誰から?」
アスカ:「えっと・・・ヒカリから。」
シンジ:「委員長から?」
アスカはメールを開く。ヒカリは前からアスカにトウジとのことを相談していた。
今日、告白して、一応試しに付き合うことにしたというメールだ。
アスカ:「やったぁ!ヒカリ。」
シンジ:「ん??」
アスカ:「あぁ。何でもないのよ・・・」
シンジ:「何??気になるよ」
アスカ:「レイにメールしたの??」
シンジ:「まだ・・・この時間だともう寝てないかな??」
アスカ:「まだ10時半じゃない。大丈夫!!」
シンジ:「なんてメール打とうか??」
アスカ:「まずは、元気??って打ってみれば?」
シンジ:「そうだね・・・・・・・・ん??メール受信中って・・・」
続く
73 :
旅 丸:2006/11/26(日) 12:13:14 ID:???
>>72の続き
アスカ:「誰から?」
シンジ:「・・・・・・これって・・・・・」
アスカ:「ん??」
シンジ:「マナだ・・・・・・・・・」
アスカ:「読まずに削除!!!可決!」
シンジ:「一応読んどくよ・・・・」
アスカ:「まぁ、好きにしなさい・・・」
シンジ:「何これ?・・・」
アスカ:「何??」
シンジ:「写メ付きメール・・・・」
アスカ:「見せてみなさいよ・・・」
シンジ:「何??何の画像?」
アスカ:「マナの家の犬じゃな〜い。」
シンジ:「犬なんて飼ってるんだ・・・」
アスカ:「毛が白と黒のパピオンだけど・・・ぶくぶくに太っててまるで牛なのよね・・・」
シンジ:「そうなんだ・・・」
アスカはドイツ語で「今、手が離せません。お話したかったらまたの機会にどうぞ」
と携帯に打ち込むと送信ボタンを押した。
シンジ:「今のなんて打ったの?」
アスカ:「あんたと話してるほど暇じゃないわと言う意味。」
シンジ:「ふ〜ん・・・・」
アスカ:「さぁ、レイにメール打ちましょ!」
続く
74 :
旅 丸:2006/11/26(日) 17:45:27 ID:???
>>73の続き
シンジはレイにメールを送るがやはりレイは寝ていた・・・
翌日学校で
マナ:「アスカ!!」
アスカ:「何よ??」
マナ:「昨日のメール。アスカでしょ??」
アスカ:「そうよ・・・・」
マナ:「何て意味??」
アスカ:「自分で調べなさい」
マナ:「シンちゃんにうちの犬見せた?」
アスカ:「犬じゃなくて牛でしょ??何であんな画像送ってきたの?」
シンジ:「マナの家って犬飼ってたんだ・・・」
マナ:「うん。知らなかったの??」
シンジ:「マナのことまだあんまり知らないから・・・」
マナ:「もっと私の事、知りたい??」
シンジ:「えっと・・・・」
レイ:「???!・・・・」
シンジが回答に戸惑うとレイがシンジの袖を掴んでどこかへ連れて行こうとするが
授業開始のチャイムが鳴る。1限目はミサト先生の数学だ・・・・
いつものようにミサト先生は遅れてくる。悪びれる様子も無くどかどかと入ってきて・・・
ミサト先生:「ゴメンゴメン。朝からネットサーフィンしてたら遅れちゃった」
ヒカリがいつものように号令をかける。
ミサト先生:「じゃぁ、予告してた通り、小テストやるから!できた人から持ってきて!」
小テストが始まり、教室全体が静まり返る。ミサト先生は前で監視をしている。30分ほど
たち、一番初めにできたのはヒカリだ。その次にレイが回答を終える。シンジは全く解らないので
とりあえず適当に埋めて提出する。そして残り15分。レイはメモ帳をちぎってシンジに手紙を書く
と丸めてシンジの机に投げる。シンジは居眠りをしていたが頭に丸めたメモが当たったので
目を覚ます。
続く
75 :
旅 丸:2006/11/26(日) 20:12:50 ID:???
>>74の続き
レイからの手紙は、今日も放課後に図書室で待っているとの内容だった。
次の休み時間、独りになったレイに話しかけるシンジ
シンジ:「ねぇ〜レイ。あの手紙さ・・・」
レイ:「ごめんね授業中に」
シンジ:「うん・・・いいんだけど・・・何か用??」
レイ:「うん・・・た・・・ただ一緒に居たいだけって言ったら・・・怒るよね??」
シンジ:「全然。」
レイ:「ごめんね・・・・最近、妙に寂しくて・・・」
シンジ:「何で??」
レイ:「わからないよ・・・でも・・・・その・・・一緒に居て欲しいから・・・えっと・・・」
シンジ:「あの・・・・」
レイ:「そ・・・そういう事・・・」
シンジ:「一緒に??」
レイ:「そう・・・・多分・・・・し・・シンちゃんじゃなきゃだめ・・・って言うか・・・」
シンジ:「アスカじゃ駄目なの?」
レイ:「アスカで・・・・ん?えっと・・・・」
シンジ:「わかったよ。」
レイ:「ごめんね変な事言って・・・」
続く
旅丸さん乙です!
最近レイが積極的になってきたみたいですねwなんだか萌えますwww
77 :
旅 丸:2006/11/26(日) 22:29:01 ID:???
>>75の続き
その日の放課後、今日はシンジたちの掃除の担当場所は先生が不在のため、
中止となった。アスカはまた企画で一緒に帰れない。シンジはレイが待つ図書室に
急ぐ。しかし途中でマナに捕まりそうになる
マナ:「あ、シンちゃん!」
シンジ:「ん?」
マナ:「今日は掃除無いの??」
シンジ:「無いけど・・・・・」
マナ:「じゃぁ、一緒に帰ろ!」
シンジ:「ごめん・・・・約束があるから・・・」
マナ:「誰との約束??」
シンジ:「(誤魔化さないと)えっと・・・・まぁ、友達・・・」
マナ:「友達って誰?」
シンジ:「えっと・・・・・B組の奴だから言ってもわからないと思うよ」
マナ:「嘘!?レイちゃんでしょ??」
シンジ:「えっ??」
マナ:「またレイちゃんか・・・・・」
シンジ:「えっと・・・マナ??」
マナ:「いいなぁ〜・・・・レイちゃんは・・・・・」
シンジ:「あの・・・・」
マナ:「ねぇ〜・・・・なんでレイちゃんなの??」
シンジ:「・・・えっと・・あ・・あの・・・」
マナ:「私、諦めないから・・・」
シンジ:「あの・・・・今日はアスカの邪魔しに行かないの??」
マナ:「つまみ出されたの・・・委員長に・・・・私も寂しいな。」
シンジ:「マナも??」
マナ:「ごめん。今日、レイちゃんとの話聞いてたんだ・・・・」
続く
78 :
旅 丸:2006/11/26(日) 22:38:34 ID:???
>>77の続き
シンジ:「じゃぁ、聞くけど・・・マナは何で僕なの?僕よりカッコ良くて、その・・・
まぁ、僕よりいい人、いっぱい居るじゃん・・・」
マナ:「私・・・シンちゃんの前にも好きな人、居たけど・・・・」
シンジ:「居たんだ・・・で、その人とはどこまでいったの??」
マナ:「一応・・・・」
シンジ:「一応??何?」
マナ:「まぁ、付き合って手つないだ程度だから何にもしてないから安心して・・・私はまだバージンだから」
シンジ:「それは関係ないからいいんだけどさ・・・何??気になるよ・・・」
マナ:「気が向いたら話すよ・・・・じゃぁ、今日は帰る・・・・再来週楽しみにしてるよ!」
シンジ:「う・・・うん。じゃぁまた明日ね・・・」
マナは寂しそうな顔をして去っていく。シンジは急いでレイの所に向かう。
図書室の扉を開けるとレイは難しそうな本を読んでいる。
やはり図書室にはレイのほかに誰も居なかった。
続く
79 :
旅 丸:2006/11/26(日) 23:10:36 ID:???
>>78の続き
シンジはレイの隣に静かに座り、話しかける
シンジ:「レイ・・・」
レイ:「来てくれたんだ・・・・」
シンジ:「だって約束してたから・・・・」
レイ:「嬉しい・・・・」
シンジ:「僕でよければいつでも・・・」
レイ:「あの・・・・」
シンジ:「何?」
レイ:「シンちゃん・・・」
シンジ:「ん??何??」
レイ:「私・・・・はっきり・・・・その・・・」
シンジ:「えっと・・・・まぁ、落ち着いて・・・」
レイ:「私・・・・はっきりシンちゃんに・・・・えっと・・・・す・・・好きって言ったこと」
シンジ:「え??」
レイ:「だから・・・その・・・私って、シンちゃんにちゃんと好きって言ったこと無いよね?」
シンジ:「言わなくてもわかるからいいんだよ・・・」
レイ:「そう??でも・・・改めて言わせて・・・・」
シンジ:「えっ??」
レイ:「好きよ・・・シンちゃん・・・」
シンジ:「い・・・いやぁ・・・ぼ・・・僕も・・・・」
レイ:「あぁ〜恥ずかしい・・・」
シンジ:「えっと・・・・まぁ、恥ずかしがらないで・・・・」
レイ:「うん・・・それでさぁ〜・・・・」
続く
80 :
旅 丸:2006/11/26(日) 23:21:41 ID:???
>>79の続き
シンジ:「ん?何??」
レイ:「シンちゃんに・・・その・・・相談したい事があるんだぁ〜」
シンジ:「何?」
レイ:「えっと・・・今度ね・・・その・・・今まで履いてたズボンが破れちゃったから・・・」
シンジ:「えっ??」
レイ:「だから・・・新しいの買おうと思うんだけど・・・」
シンジ:「うん。」
レイ:「あの・・・スカートにしようと思うんだけど・・・」
シンジ:「スカート嫌いなんじゃなかったっけ??」
レイ:「シンちゃんと遊ぶ時用の・・・・なんだけど・・・」
シンジ:「えっと・・・僕と遊ぶ時用???」
レイ:「そう・・・だから・・・・どんなのがいいかな??」
シンジ:「えっと・・・どんなのって言われても・・・・僕・・・・」
レイ:「色とか・・・・長さとか・・・・」
シンジ:「えっと、色は・・・そうだなぁ〜水色とか、青とかが似合うと思うよ」
レイ:「そうか・・・・」
シンジ:「この前。修学旅行の前にアスカと僕で選んであげたのも結構可愛かったけど」
レイ:「うん。あれもだけど・・・・あれは・・・アスカと霧島さんと遊ぶ時用で・・・」
シンジ:「えっと・・・僕の好みが知りたいんだよね??」
レイ:「そうなんだけど・・・色は青系だけど・・・どんなのがいいかな??」
シンジ:「そうだねぇ〜」
レイ:「そ・・・その・・・あんまり短いのとかは・・・・」
シンジ:「ミニ??」
レイ:「うん・・・・短いのは抜きで・・・」
続く
81 :
旅 丸:2006/11/26(日) 23:32:05 ID:???
>>80の続き
シンジ:「そりゃ・・・そうだよね・・・レイがミニなんて履いたら・・・」
レイ:「似合わないよね??」
シンジ:「いや・・・似合わないってことは無いだろうけど・・・・」
レイ:「パンツ・・・見えちゃうもんね・・・(シンちゃん見たいのかな?)」
シンジ:「まぁ・・・・・そ・・・その・・・(見てみたいけど)」
レイ:「膝よりちょっと上ぐらいのでいいかな??」
シンジ:「まぁ・・・それが無難だろうけど・・・・」
レイ:「ゴメン。こういうの・・・自分で選ぶべきなんだけど・・・」
シンジ:「そういうのはアスカに相談した方が・・・」
レイ:「アスカにも相談してみようと思うけど・・・シンちゃんの好みに合わせたいから・・・」
シンジ:「まぁ、レイがいいなら何でもいいよ・・・・」
レイ:「うん・・・話したいことってのは・・・・それだけなんだけど・・・」
シンジ:「じゃぁ、帰ろうか・・・」
レイ:「もうちょっとここに居ない??」
シンジ:「え?」
レイ:「もうちょっとだけ・・・・30分ぐらい・・・」
シンジ:「いいよ。・・・・レイ・・・」
レイ:「何??」
シンジ:「えっと・・・」
レイ:「キス??それとも・・・・」
シンジ:「え??」
レイ:「いいよ・・・・」
シンジ:「え??」
レイ:「キス・・・いいよ・・・・」
シンジ:「え??」
レイ:「うん・・・」
続く
82 :
旅 丸:2006/11/26(日) 23:46:28 ID:???
>>81の続き
シンジは予想外のレイの言葉に戸惑う。
シンジ:「えっと・・・」
レイ:「私は・・・・今まで・・・その・・・・」
シンジ:「えっと・・・」
レイ:「と・・・・とりあえず・・・・・」
シンジ:「あの・・・まだ心の準備が・・・・」
レイ:「だめ?」
シンジ:「で・・・でも・・・・唐突だね・・・・この前までは高校生になってからって」
レイ:「私。色々考えたんだけど・・・・やっぱり・・・待たせすぎかなって・・・」
シンジ:「え??」
レイ:「だから・・・・」
シンジ:「キス??」
レイ:「いいよ・・・え・・え・・・エッチはだめだけど・・・・」
シンジ:「え??」
レイ:「エッチもし・・・したい??」
シンジ:「えっと・・・・そりゃ・・・」
レイ:「したいの・・・・」
シンジ:「でも・・・それは高校生になるまで・・・・」
レイ:「うん・・・・まずは・・・」
シンジ:「じゃぁ・・・・行くよ・・・」
レイ:「うん・・・・」
二人は椅子から立ち上がると見つめ合う。シンジは一呼吸置いてレイの背中に手を回し抱きしめる
レイは目を閉じる。だが・・・・図書室の扉が開き誰かが入ってくるどうやらリツコ先生が明日の授業で使う
詳しい資料を探しにきたようだ。二人は急いで離れる。リツコ先生も驚く。
リツコ先生:「え・・・あ・・・・あなた達・・・」
レイ:「あの・・・・」
シンジ:「ぼ・・・僕達・・・その・・・」
リツコ先生:「お邪魔だったかしら・・・ごめんなさい・・・解剖学の本だけ取らせて頂戴」
リツコ先生は慌てて無関係の本まで掴んで飛び出していく。
続く
83 :
A2:2006/11/26(日) 23:47:32 ID:???
旅丸さん乙です!
かなり続き気になりますw頑張って下さい
84 :
旅 丸:2006/11/26(日) 23:58:54 ID:???
>>82の続き
リツコ先生は悪い事をしたと独り罪悪感に浸る。
理科準備室に入ると渋くなったコーヒーをカップに注ぎ少し飲み落ち着こうとする。
化学の日向先生はリツコの表情を見て・・・・
日向先生:「あれ??赤木先生・・・お化けでも見たんですか??生徒がよく噂してますけど・・・」
リツコ先生:「もっと強烈なもの見ちゃったわ・・・」
日向先生:「何ですか??」
リツコ先生:「いや・・・なんでも無いのよ・・・(ロジックじゃないものね・・・)と・・・取り合えず
職員室に戻って頭冷やしてくるわ・・・コーヒーが渋くなってるし・・・新しいの入れてくるわ・・・」
日向先生:「わかりました・・・」
〜職員室では加持先生が出張から戻ってくる、ミサトはテストの採点をしていた〜
加持先生:「よう!葛城!」
ミサト先生:「小テストなんてするもんじゃないわね・・・4クラス分で見てよこの数」
加持先生:「ちょうど半分か・・・・」
ミサト先生:「成績不振者は再試も考えてるけど・・・・めんどくさいわ・・・」
加持先生:「まぁ、元気出せって・・・」
ミサト先生:「そういうならあんたも手伝いなさい」
加持先生:「仕事が終わったから何にもする気にならないよ・・・俺に出来るのはただここでお茶をすする
ことぐらいだ・・・」
ミサト先生:「ムカつくわねあんた・・・・人が必死で仕事してるのに・・・」
加持先生:「どうだ?ここらで休憩したら・・・」
ミサト先生:「あぁ・・・・・・」
加持先生:「で、どうだ??久しぶりに・・・」
ミサト先生:「何よ??」
加持先生:「少し火遊びでも・・・・」
続く
相変わらずおもしれえええええ
火遊びドキドキ
86 :
旅 丸:2006/11/27(月) 00:10:28 ID:???
>>84の続き
ミサト先生:「一人で花火でもやってなさいよ!」
加持先生:「いいじゃないか・・・たまには。」
ミサト先生:「もうあんたとはなんでもないんだから・・・・」
加持先生:「もっと素直になれって・・・・」
そういうと加持先生とミサト先生は熱いキスを交わすが・・・タイミング悪くリツコ先生
が職員室に戻ってくる。またも他人の恋愛の一過程を目撃する事になる
リツコ先生:「こら!あんた達!!」
加持先生:「よう!」
ミサト先生:「リツコ・・・これは・・・・つまり・・・」
リツコ先生:「何で今日はやたらカップルがイチャ付いてるところに遭遇するのかしら・・・」
加持先生:「やたらって、他にも居たのか??」
リツコ先生:「さっき図書室で生徒がね・・・」
ミサト先生:「誰?誰?!!」
リツコ先生:「・・・絶対秘密よ・・・」
加持先生:「じゃぁ、葛城!俺帰るわ!!」
ミサト先生:「はいはい。で、誰のなの?」
リツコ先生:「A組の・・・」
ミサト先生:「だれ?」
リツコ先生:「その前に。絶対他の生徒や先生方には秘密よ!」
ミサト先生:「わかってるわ・・・現代の教育制度でそんな事、公にしたらマスコミが騒ぐもの」
リツコ先生:「A組の碇シンジと・・・」
ミサト先生:「惣流アスカ??」
リツコ先生:「綾波レイよ・・・」
続く
87 :
旅 丸:2006/11/27(月) 00:23:28 ID:???
>>86の続き
ミサト先生:「ちょっと待ちなさい・・・何かの間違いでしょ??」
リツコ先生:「本当よ。」
ミサト先生:「綾波レイって、あの地味で真面目で優等生のレイが??シンジ君と??」
リツコ先生:「そう。」
ミサト先生:「へぇ〜以外だわ・・・で、キスしてたの?」
リツコ先生:「まだこれからって所だったんだけだけどね。」
ミサト先生:「あんたが邪魔したと・・・」
リツコ先生:「そ・・・そうだけど・・・・」
ミサト先生:「明日個別にでも呼び出して誤っときなさいよ」
リツコ先生:「まぁ。そうするつもりだけど・・・」
〜その頃レイとシンジは家に向かって歩いていた。お互いに恥ずかしいと思いながら〜
レイ:「あの・・・シンちゃん・・・」
シンジ:「何??」
レイ:「さっきのこと・・・・」
シンジ:「えッ??(やっぱり下半身が膨張してたから・・・怒ってるだろうな・・・)」
レイ:「ごめんね・・・」
シンジ:「何でレイがあやまるの??」
レイ:「だって・・・わ・・・私があんなところでしようって言い出した訳だし・・・・」
続く
88 :
旅 丸:2006/11/27(月) 00:29:06 ID:???
>>87の続き
シンジ:「えっと・・・レイの責任じゃないよ・・・」
レイ:「私・・・」
シンジ:「まぁ、あぁいうこともあるよ・・・」
レイ:「そうよね・・・・でも・・・」
シンジ:「まぁ、あれが最後のチャンスって訳じゃないし・・・」
レイ:「ま・・・まぁね・・・」
シンジ:「でも、おしかった・・・・」
レイ:「うん・・・せっかくファーストキス・・・しそこなったし・・・・」
シンジ:「なんならここで・・・」
レイ:「嫌・・・」
シンジ:「ごめん・・・さっきのトラウマになったりしてないよね?」
レイ:「ちょっと・・・」
シンジ:「大丈夫だから・・・お願いだからトラウマにならないでよ」
レイ:「嘘だよ」(笑)
シンジ:「もぉ!!」
レイ:「あのさ・・・わがまま・・・聞いてくれる??」
シンジ:「うん」
レイ:「私のアパートの部屋の前まで・・・その・・・」
シンジ:「送ってって欲しいんでしょ?いいよ。」
レイ:「ありがと・・・」
続く
89 :
旅 丸:2006/11/27(月) 00:44:20 ID:???
>>88の続き
〜再び学校で〜
リツコ先生はコーヒーを片手に理科準備室に戻ってくる。日向先生は仕事を終え、
ガンプラ、ストライクノワールガンダムを作っている。さっき図書室から拝借
した本を確認する。人体解剖学、遺伝子学、人間健康学、健康の化学の4冊のはずだが・・・
(めんどくさいから先生を省略します)
日向:「しかし、赤城先生・・・相当慌ててみえたんですね。」
リツコ:「ん?」
日向:「●リー●ッターと馬鹿者の岩・・・」
リツコ:「あ!!間違えて持ってきたわ・・・」
日向:「何を見たんですか??」
リツコ:「そんなもの作ってるあなたには無縁なものよ・・・」
日向:「そんなものとは失礼な・・・」
〜再びレイとシンジ〜
ちょうどレイのアパートの部屋の前に来ていた。
レイ:「玄関まで・・・その・・・入ってくれる??」
シンジ:「う・・・うん・・・」
続く
90 :
旅 丸:2006/11/27(月) 00:50:50 ID:???
>>89の続き
シンジは玄関に入るとレイは扉を閉めてさらに鍵をかけるとシンジの前に立つ。
シンジ:「あの・・・・」
レイ:「・・・あの・・・・えっと・・・」
シンジ:「えっ・・・いい??」
レイ:「あの・・・もう一度・・・心の準備していい??」
シンジ:「うん・・・・」
レイは下を向く・・・・
レイ:「ねぇ・・・・」
シンジ:「ん??」
レイ:「え・・・エッチな事考えてるでしょ??・・・」
シンジ:「え・・・いやぁ・・・・そ・・・その・・・・」
レイ:「ちょっと待ってて・・・」
そう言うとレイは奥の自分の部屋に入っていく。
続く・・・・いいかな??・・・まぁ。続く
91 :
旅 丸:2006/11/27(月) 01:02:30 ID:???
>>90の続き
シンジはレイとのキスを期待して欲情してしまった自分を責めていた。
シンジ:「(レイに嫌われたのかな・・・まさか怒って何か凶器持ってくるんじゃ・・・)」
レイはすぐ戻って来た。特に服装や髪型等に変化はないようだ。凶器など持っているわけも無い。
レイ:「お・・・おまたせ・・・シンちゃん・・・・」
シンジ:「あの・・・さっきは・・・ごめん・・・」
レイ:「謝ることないよ・・・その・・・嬉しかった・・・」
シンジ:「え?」
レイ:「私にも魅力感じてくれたんだよね・・・・」
シンジ:「そ・・・そういう事になるのかな・・・」
レイ:「心の準備は??」
シンジ:「うん」
レイ:「上がって・・・・」
シンジは靴を脱ぐとレイの家に上がる。
シンジ:「お邪魔するよ・・・・」
レイはシンジを居間に連れて行く
レイ:「どうせなら・・・・その・・・広いところの方がいいでしょ??」
シンジ:「うん・・・・」
レイ:「じゃぁ・・・」
シンジ:「図書室でしたみたいにする?それとももっと違う方がいい?」
レイ:「図書室みたいに・・・・」
シンジはレイの肩甲骨の辺りに手を回す。
レイ:「さっきとちょっと違う・・・」
シンジ:「ご・・・ごめん・・・・」
続く・・・けどいいのかなぁ〜・・・・続く・・・
92 :
旅 丸:2006/11/27(月) 01:13:41 ID:???
>>91の続き
シンジの鼓動は早くなる。レイは・・・・レイはもうだめと言うくらい緊張して
泣きそうな顔をしている。シンジは少しずつレイに顔を近づける。レイは目を閉じる。
シンジとレイの唇の距離は1mmを切った。またしても電話が鳴る。シンジは目を開いて、動きを止めてしまうが
レイはピクリともせずに
レイ:「早く・・・・」
とシンジに言うと・・・・・・シンジは一気にレイの唇に自分の唇を密着させる。
レイはいままでに体験した事のない快感に襲われる。シンジも初めてのキスで頭が混乱するが
これを快感と言うのだろうと悟る。電話の呼び出しはとっくに止まっていた。
5分程してレイ側からチュっという音をたてて唇を離す。
レイ:「・・・・」
シンジ:「あの・・・・」
レイ:「お返し・・・」
今度はレイがシンジにキスをする。レイのキスは3分程だった。
そしてキスが終わると・・・・
続くけど・・・まずいかな??続く・・・
93 :
旅 丸:2006/11/27(月) 01:20:27 ID:???
>>92の続き
二人は呼吸をする事を忘れていたのか、息が荒くなっていた。
シンジ:「あの・・・」
レイ:「・・・私なんかでよかったの?」
シンジ:「何言ってるんだよ・・・レイじゃなきゃ・・・・」
レイ:「あと・・・これはアスカに届けて・・・」
そういうとまたシンジにキスをするレイ。今度のは10秒程だった
シンジ:「何今の?」
レイ:「エヘへ・・・・」
シンジ:「そういえばさっき何しに行ってたの??」
レイ:「ん?」
シンジ:「だから・・・さっき部屋に行ったじゃん・・・」
レイ:「えっと・・・・」
シンジ:「何?」
レイ:「シンちゃん・・・って・・・」
シンジ:「ん?」
レイ:「あの・・・ちょっと・・・その・・・」
レイは床に座る。
レイ:「座ってくれる?」
続く
94 :
旅 丸:2006/11/27(月) 01:36:37 ID:???
>>93の続き
シンジはレイの言う通り、床に腰を下ろす
レイはシンジに擦り寄ってくる。
レイ:「ねぇ〜・・・・私の腕の脈の辺りの匂い嗅いでくれる?」
シンジ:「こう??」
レイ:「どう??」
シンジ:「香水??」
レイ:「うん・・・・」
シンジ:「これつけに行ってたの?」
レイ:「うん・・・」
シンジ:「でも・・・これは・・・」
レイ:「駄目かな??ためしにつけてみたんだけど・・・・」
シンジ:「僕は・・・ナチュラルなレイが好きだな・・・石鹸と洗剤の匂いが混ざった
レイの匂いが一番好きだから・・・・その・・・ごめん」
レイ:「いいよ!・・・・アスカに借りたけど・・・・やっぱり不評か・・・」
シンジ:「ごめんよ・・・・否定するつもりは」
レイ:「わかってる。」(笑)
シンジ:「エヘ・・・」(笑)
こうして二人の新しい関係が始まる
続く
ムッハーwww!!
旅丸さん乙です!
やっと二人が…いやーこりゃぁ参った(⊃∀・)
なんかシンジとレイがとても愛しい存在に感じてきましたw
96 :
A2:2006/11/27(月) 02:25:46 ID:???
寝る前に覗いてみたら鬼のような投下スピードでびっくりしました!
GJすぎです!
旅丸さん乙!いやぁ〜とうとうKISSか!おめでとう。レイ&シンジ
旅丸さんが続くと予告されている高校生編ではやっぱり二人のSEXシーンも出てくるのかな?
旅丸さん乙!
マナはシンジに何か隠してるよね…?マナがどうでてくるかが気になるが
でもシンジとレイがキスできてよかったと思う。
期待の高校生編で二人がエッチをするのかどうかは決まってるのかな??
どんな風に描かれるのか今から楽しみだ
>>99 >>2を読めば高校生編まで出るって書いてあるでしょ?
旅丸さんの自演ではないかと…
悪いんだがその独特なsageの欄が・・・
だから…俺は旅丸さんじゃねぇよ!!ば〜か!!何で他人と同じに見られなきゃならんのだ!
俺は俺だ!
そんなsageかたするの他にみたことないし、
>>97-98は文の癖も同じだからさ。
この時間帯に三人も同じsageかたするのはもう…
そこまで言うなら正体を教えてやる。俺は普段はゲーム関係の板を荒らしている荒らし屋だ!、
暇つぶしにエヴァ板に来てみたら荒らすには恰好のスレを見つけた。
ちょっとSS職人に自演疑惑をかけて困らせてやろうと思っただけだ。まぁ計算の内だな
お前ら馬鹿だろ?こんなスレ立てて職人とか言われる連中をおだてて!
職人とか勝手にアニメのキャラで話作る妄想家だろ?
はっきり言って気持ち悪いんだよ!!
じゃあ最近荒らした板いますぐあげてみ?
だいたい荒らし目的で来たなら見事釣れたじゃないか、なぜキレる?
荒らしにしてはおかしすぎる点がたくさんありすぎだろ
きめぇ
108 :
旅 丸:2006/11/27(月) 05:11:23 ID:???
何だ?これは
投下しようと思ったのですが・・・・何ですか??これ?
一応sageの仕方を変えてみたのですが・・・・・
頭悪いだろ?
今後は後先考えてレスしろよな
昨日荒らしたスレ
・的スポーツ
「大学生アーチェリー」
「ダーツ総合スレ」
晒しage
♪馬鹿な妄想家はお家へ帰れ〜変な話を作るような奴らに興味は無い!
>>94 てめぇはドカドカレスしすぎなんだよば〜か!
114 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 05:28:07 ID:PYCra4b8
すげえ!早起きしたら、かなり痛い釣り堀を発見!
・荒らしなのに自演扱いされるとマジぎれ、しかも自演と思わせるために仕掛けたことがあまりにもわかりにくすぎる
・職人をキモいと言っていながら投下内容をしっかり確認している
・ゲーム関係を荒らしているといいながら昨日荒らしたのはアーチェリー
・ここぞというタイミングで職人が登場
この自演房必死だなwwwwww
117 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 05:33:23 ID:PYCra4b8
ねぇ、誰も怒らないから、ホントのコト言ってごらん?
118 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 05:41:24 ID:zMU3iTty
しかもダーツのスレみてきたけど全然荒れてないしなw
119 :
旅 丸:2006/11/27(月) 05:53:26 ID:???
降伏
会社でも劣等感を感じ、投下を趣味にしたが、他のセンセがたの方が良話を投下するのに対し自分は質が悪い大量生産品のようになってしまい、投下スピードだけが魅力と言われて、
劣等感を感じ、自分の無能さに苛立ち、つい出来心でやってしまった。
大変申し訳ありませんでした。心からお詫び申し上げます
120 :
旅 丸:2006/11/27(月) 06:42:46 ID:???
願わくば続き投下の許可を…
むしろ投下して下さいお願いします
122 :
旅 丸:2006/11/27(月) 09:36:28 ID:???
では、少しでもよい作品がかけるよう、夜まで案を練ります
本当に申し訳ありませんでした。またお願いします
123 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 10:07:33 ID:ibMR/upd
こんな自演初めて見たww
なんかさ、
スレッドあげたら雰囲気悪くなったね。
あげずに立ち上げる方法ってないの?
自演しようが何しようが俺は旅丸さんの作品が好きだ。
ここの住人は多分みんなそういう想いだと思う。
旅丸さん、過ちは誰だっておかす事なんだから気にしないで!
スレ住人は誰も旅丸さんの事は怒ってないと思うよ。
だから続けてください…お願いします(泣)
せめて文体変えろよww
128 :
126:2006/11/27(月) 12:46:49 ID:???
>>127 いや、俺は
>>126であって自演と違うよ。別に信じなくてもいいけど…
それに話しかけてるのキミじゃない。俺は旅丸さんに話しかけてるんだ。
旅丸さんがこのレスを読んでくれれば俺はそれで良い。
…というわけで、旅丸さん本当に頑張ってくださいね。応援してます!!
129 :
監督:2006/11/27(月) 14:36:33 ID:???
何かいろいろあったみたいですが、旅丸さんこれからも投下して下さい。なんだかんだ言ってこのスレは、あなたで半分以上もってるのですから。
自分は考えるの時間かかるんでしばらく投下できないと思いますが、このスレは大体毎日見てるんで、旅丸さんの話に対する感想など出来る限り書いていこうと思ってます。
これからもよろしくお願いします♪
俺も昔いろんなスレに投下してたけど、自演したことあったぜw自分に「頑張れよ」とか
旅丸さんはみんなの大事な職人だ。俺は旅丸さんが好きだ。
嫌なことあったら相談にのってもいいぐらいだぜw
これからも応援してる。頼むから投下してくれ!
俺
>>126と
>>128だけど、ひとつ旅丸さんに言わなきゃいけない事があった。
旅丸さんは
>>119で
>自分は質が悪い大量生産品…
とか言ってたけど、なんでそんな事言うの?
俺を含め、誰もそんな事思ってる人いないと思うよ…。
そのレスを読んだとき何か悲しくなってしまいました…。
旅丸さんはもっと自分に自信を持って欲しいです。本当にネタは面白いですから!
だいぶ上からモノを言うような態度をとってしまいました。
…ごめんなさい。そして頑張ってください!!
漏れはA2センセの大ファンだが、センセの投下待ちの間、旅丸さんのも読んでくうちに面白くなって続きをいつも楽しみにしていた。監督の作品も好きだ。だから旅丸先生も、他の先生方も、続きを楽しみに待っている。
俺はA2センセも旅丸さんも監督も好きだよwww
つかこの話してると投下しにくいから話題かえようぜ!
監督と旅丸さんは社会人だがA2センセは何歳なんだろ?
文章から推測してみようぜww
>>133 勝手な推測だけどA2センセは25〜30歳ぐらいだと思うよ
いや、待てw
ただ文体が物凄く大人っぽくてA2センセの話は読んでて安心出来るんだよなー。
ちょwwwダメだwわかんねwwwwww
だけどさぁ、ある程度謎めいてるところもセンセの魅力のヒトツだと思わない?w
10代ではなさそうだなww10代ではあれほどの文章力はなかなかないだろwww
前に女の子の気持ちがよくわかってるってレスがあったからな・・・百戦錬磨!?
>>133 確かにw先がよめないしな!
136 :
監督:2006/11/27(月) 22:41:58 ID:???
なんか盛り上がってますねw一応バレンタインの話の続き少し考えたので、投下させていただきます。旅丸さんも投下待ってますよ!
137 :
監督:2006/11/27(月) 22:49:56 ID:???
バレンタインの続きのお話です。
>>56の続きってことで読んでもらって構いません。
バレンタインデーの夜。シンジはレイを無事に送り届け、別れを告げ帰ろうとしていた。
レ「い、碇くん!」
シ「何?」
レイの呼びかけに対し、シンジは足を止めて振り返る。
レ「あ…え〜っと…」
シ「?」
レイは公園を出たあたりから、あることがとても気になっていた。それはもちろん、アスカのこと。
現場を目撃したわけではないが、レイの中で、アスカがシンジにチョコをあげたことはほぼ確実だ。
その時二人の間で、どういったやりとりがあったのだろう?レイは、それがものすごく気になっていた。
しかし、シンジはレイに目撃されていたことを知らない。そのためレイはシンジに、アスカのことを上手く聞き出せなかった。
レ(どうしよう…言葉が出てこない…それに、益々気になってきたわ…惣流さんのこと…でも…)
シ「お〜い、綾波?」
レ「はっ!ごめんなさい…ちょっと考えごとしてて…」
シ「アハハッ、なんか綾波らしいや。で、何か聞きたかったんじゃないの?」
138 :
監督:2006/11/27(月) 22:54:51 ID:???
>>137の続き
レ「あ、その…今週の日曜日って空いてるかなぁ…と思って…」
シ「日曜日?空いてるよ!どうして?」
レ「どこか…遊びに行かない?」
シ「うん!いいよ!」
レイはアスカのことを強引に胸にしまいこんだ。それよりも何よりも、今この時間を大事にしたいと思ったからだ。
シ「ねぇ綾波、それってデートってやつ?」
レ「えっ!う〜んと…そう…なのかな…」
シ「だって二人で遊ぶんでしょ?だったらデートだね!初デート♪」
レ「…う、うん…」
シ「楽しみだなぁ…あれ?もうこんな時間かぁ。じゃあ今日はそろそろ帰るね」
レ「そ、そう?それじゃ気をつけて…」
シ「うん、それじゃまた明日ね」
レイはシンジの姿が見えなくなってからも、しばらくその場に立ち尽くしていた。
レ(し、心臓が…ドキドキしてる…体が熱い…この感覚は何…?これが…人を好きになるってことなの…?)
レイは今までに覚えたことのない感覚を胸に、マンションの自室へと入っていった。
レイは部屋へ入ると、ベッドに飛び込み毛布を抱きしめた。
レ(…まだ少しドキドキしてる…碇くんのこと思うと…また胸が…ドキドキする…それにしても…なんて気持ち良いの…わたし、今満たされてるのね…こんなの初めて…碇くん…大好き…)
レイは毛布をさらに強く、ギュッと抱きしめた。
139 :
監督:2006/11/27(月) 23:12:58 ID:???
>>138の続き
レイの家から自宅へと向かうシンジ。
シ(もう10時半だ、早く帰らないとアスカに怒られ…)
シンジはふいに足を止める。
シ(…アスカ…)
レイとの楽しい一時を過ごし浮かれていたシンジは、アスカのことをすっかり忘れていた。
しかし、レイと別れてアスカのことをふと思い出す。一度思い出すと、アスカのことがどんどん気になってくる。
シ(…そうだ、僕は浮かれてる場合じゃないんだ…アスカにどんな顔して接すればいいんだろう…)
アスカにより現実に引き戻されたシンジは、一気に重い足取りになる。
しかしレイの家とシンジの家は、普通に歩いても10分程度の距離だ。程無くしてシンジは自宅へと到着する。
家のドアの前で立ち尽くすシンジ。
シ(アスカ…アスカに何て言おう…ホントのことは言えないよな…でも、カヲルくんとこんなに遅くまで話してたってのも…それも変だな…)
シンジはもやもやしたまま、玄関のドアを開けた。リビングの明かりは点いていないようだ。
シ(もうアスカもミサトさんも寝ちゃったのかな?)
2人とも寝ているのなら、シンジにとっては好都合だった。とりあえず今日は寝てしまおう、明日起きたらアスカとも普通にできるかもしれない。
シンジはそんなことを考えながら、そーっと靴を脱ぐ。
さぁ再開したぞ!やっぱりこういう楽しい雰囲気じゃなくちゃなw
監督、久しぶりの投下乙です!
今日のレイは一段と思春期の女の子っぽくてカワイイですねw
141 :
監督:2006/11/27(月) 23:24:26 ID:???
>>139の続き
ア「おそ〜い!!」
玄関の明かりが点くと同時に、シンジの目の前にはアスカが立っていた。
シ「ア、アスカ!」
ア「遅いわよ!こんな時間まで何してたのよ?アイツと今まで話してたっての?」
シ「…う、うん…まぁね…」
ア「ねぇシンジ」
シ「な、何?」
ア「あんた、あたしに隠し事してない?」
シ「し、してないよ!」
ア「どうだか…ま、いいわ。今日はあたしも疲れたし。その話は明日ゆっくり聞くわ」
シ「…。アスカ、ご飯食べた?」
ア「食べたわよ。あんたのも作っといたから、チンして食べてね」
シ「えっ?アスカが作ってくれたの?」
ア「そうよ。だってミサトは作れないじゃない。」
シ「ごめん…ありがとう」
ア「別にそれぐらいいいわよ。でも、今度から夜遅くなる時は連絡くらい入れなさいよね」
シ「うん…分かった」
ア「じゃ、あたしは先に寝るわ。おやすみ」
シ「…おやすみ」
そう言うとアスカは、寝室のドアを開けた。
ア「シンジ」
シンジに背を向けたまま、アスカが話しかける。
142 :
監督:2006/11/27(月) 23:30:52 ID:???
>>141の続き
ア「今日は一方的にごめんなさい。あんたの気持ちも聞かないで。さっきまでそのことずっと考えてたんだ…」
シ「…」
ア「どうせあんたのことだから、今すぐに答えを出せって言われても無理でしょうね。でもいいの…」
シ「…」
ア「あたしの気持ちは、いつまで経っても変わらないんだから…あんたの気持ちの整理がついたら、答え聞かせてくれればいいわ…じゃ、おやすみなさい」
パタン。アスカは寝室へと入っていった。
シ(…アスカ…)
シンジはリビングへ行き、電気を点けた。テーブルの真ん中には、ひとり分のグラタンとサラダが、ラップを掛けられた状態で置いてある。そして、その横にはメモが添えられていた。シンジはそのメモに目を遣る。
メモ(遅い!仕方ないからあたしがご飯作ってあげたわよ!味は保証付き♪チンして食べてね。 アスカ)
シ(…僕は最低だ…アスカはこんなに僕のこと想ってくれてるのに…綾波と会ってたこと隠すなんて…僕はもっと、アスカのこと真剣に考えなきゃいけないんだ…)
シンジは食事を済ませ洗い物を終えると、寝室へと入っていった。
143 :
旅 丸:2006/11/27(月) 23:44:39 ID:???
監督乙です!!監督のレイも大好きです。
〜投下復旧〜
>>94の続き
しばらく肩を寄せ合って座っている。やがてシンジは立ち上がり、もう帰らなきゃと
レイに告げるとレイは少し寂しそうな顔をして、シンジを玄関まで見送る。
靴を履く前にシンジはもう一度レイにキスをする。レイはすっかりシンジとのキスが気に入ったようだ
シンジ:「じゃぁ、また明日。」
レイ:「うん。また明日も・・・・」
シンジ:「ん??」
レイ:「明日も・・・・アスカと一緒に帰れないのかな?」
シンジ:「う〜ん・・・2〜3週間ぐらい無理だろうね。」
レイ:「そうか・・・また明日も一緒に帰ろうね!」
シンジ:「うん、また明日・・・」
そう言うとシンジは扉を開けて外へ。レイはまた一人になる
いつも、帰り道にレイやマナとわかれる交差点に差し掛かるシンジ、
アスカがちょうど向こうの方から歩いてくる
シンジ:「アスカ!!」
アスカ:「シンジ〜何やってるのよ??」
シンジ:「え??えっと・・・」
アスカ:「そう言えばそっちはレイやマナの家の方じゃな〜い」
シンジ:「え・・・あっ・・・うん・・・」
アスカ:「まさかあんた・・・・マナの家に行ってないわよね??」
シンジ:「行ってないよ・・・・」
アスカ:「じゃぁ、レイの家に行ったの??」
シンジ:「はい・・・」
続く
ア…アスカ…、あぁなんか可哀想になってきた…。
アスカも精一杯シンジに尽くしてるつもりなんだもんなー
145 :
旅 丸:2006/11/27(月) 23:56:35 ID:???
>>143の続き
アスカ:「へぇ〜・・・」
シンジ:「正確にはちょっと寄ったって感じなんだけど・・・」
アスカ:「寄ったにしては遅いわね・・・2人でなにしてたの??」
シンジ:「そ・・・それは・・・」
アスカ:「ん??!」
シンジ:「えっと・・・」
アスカ:「何してたの??」
シンジ:「話ししてただけだよ・・・・・うん・・・」
アスカ:「話ししてただけ・・・・ね・・・」
アスカは何かを見透かしたような顔でシンジを見る
シンジ:「なんか、レイが一緒に帰れないから寂しがってたよ」
アスカ:「う〜ん。あと2週間は一緒に帰ってあげられないのよね〜」
シンジ:「そうか・・・」
アスカ:「だから、レイの事頼むわ・・・」
シンジ:「うん。」
アスカ:「で、レイと何してきたわけ??」
シンジ:「何って?」
アスカ:「何かしたっぽいから・・・」
シンジ:「えっと・・・・」
アスカ:「したの?」
シンジ:「何を?」
アスカ:「・・・・SEX・・・」
シンジ:「し・・・してないよ!!」
アスカ:「後であんたを調べればわかるんだから!」
続く
146 :
旅 丸:2006/11/28(火) 00:02:01 ID:???
>>145の続き
シンジ:「あの・・・・」
アスカ:「ん??何よ?」
シンジ:「えっと・・・その」
アスカ:「もぉ〜あんたっていっつもそうね!!はっきり言いなさいよ!!」
シンジ:「あの・・・キス・・・」
アスカ:「え!?」
シンジ:「だから・・・」
アスカ:「あんた・・・したの??」
シンジ:「したよ・・・」
アスカ:「ふ〜ん・・・・」
シンジ:「でさぁ〜・・・・レイがアスカにもって・・・その」
アスカ:「間接キス??」
シンジ:「うん。届けてって・・・」
アスカ:「わかったわ・・・家に着いたら私の部屋に来て・・・」
続く
147 :
監督:2006/11/28(火) 00:49:04 ID:???
旅丸さん乙です!また投下してくれて嬉しいです!レイとシンジが急接近しましたねw次の展開に期待してます。
旅丸さん、投下乙です!
これからも改めてよろしくお願いします!
150 :
旅 丸:2006/11/28(火) 20:51:45 ID:???
>>146の続き
家に着くとすぐにシンジはアスカの部屋に行く。アスカは上着を脱ぐとシンジを尋問する
アスカ:「で、どっちがしようって言ったの??」
シンジ:「えっと、しようとしたのは僕だけど・・・」
アスカ:「で、レイが許したの?」
シンジ:「うん。」
アスカ:「あんたから強引に行った訳じゃないのね?」
シンジ:「うん。」
アスカ:「じゃぁ、レイからのお届け物。私に渡してよ!!」
シンジ:「え??」
アスカ:「だから。間接キス!!」
シンジ:「えっと・・・・」
アスカ:「何よ?!」
シンジ:「だって・・・・その」
アスカ:「初めてのキスの日にもう一人、違う子とキスするのは嫌??」
シンジ:「だって・・・その・・・・」
アスカ:「嫌なの?」
シンジ:「あの、アスカ・・・何でレイとキスしたがるわけ??」
アスカ:「だって、好きなんだもん!」
続く
151 :
旅 丸:2006/11/28(火) 21:09:35 ID:???
>>150の続き
シンジ:「同性愛??」
アスカ:「レズじゃないわ・・・でも、何か・・・その・・・・複雑なものがあるのよ」
シンジ:「でもさぁ〜」
アスカ:「何でもいいじゃない!!」
シンジ:「でも・・・」
アスカ:「どうしても嫌なの?」
シンジ:「ちょっと・・・今は・・・アスカとキスするのは・・・その」
アスカ:「何よ?」
シンジ:「なんか・・・アスカを満足させられるかどうかわからないし・・・・」
アスカ:「私は何でもいいわ。まぁ、あんたの気持ちもわからなくは無いし。」
シンジ:「え?」
アスカ:「今日の所は勘弁してあげる。」
シンジ:「ゴメン・・・気が向いたら・・・」
アスカ:「わかったわ。」
続く
旅丸さん乙です!
俺にはアスカの複雑な心情がわからない…。
シンジとキスするための口実でもないだろうし…
女の子って難しいですねぇwww
153 :
旅 丸:2006/11/28(火) 21:42:55 ID:???
>>151の続き
しばらくするとくつろいでいるとシンジの携帯にメールが来る、
当然マナからの悪戯メールだ。
〜ここからはメールでの会話〜
マナ:「レイちゃんを妊娠させたでしょ??」
シンジ:「は??」
マナ:「レイちゃん妊娠したって!!」
シンジ:「何言ってるの??」
マナ:「私もシンちゃんの子供妊娠したっぽい・・・・」
シンジ:「は??身に覚えないし。悪戯だろ?」
マナ:「バレた??」
シンジ:「当たり前だろ??」
マナ:「ごめん。ごめん」
シンジ:「そろそろ呆れていい?」
マナ:「ゴメン。」
シンジ:「謝るぐらいなら最初からしない!!」
マナ:「シンちゃん許して」
シンジ:「どうしようかな〜」
マナ:「◎人◎← この胸で許して!!」
シンジ:「だから・・・そう言うのが・・・変なAAの出来損ない使うなよ」
マナ:「ごめん」
シンジ:「今日言いかけてたこと言ってくれたら許す。」
マナ:「じゃぁ・・・ちょっと待ってて。
続く」
154 :
旅 丸:2006/11/28(火) 21:56:23 ID:???
>>153にミスがありました。続くがマナのセリフの「」の中に入ってしまったのと
はじめの方にしばらく、くつろいでるとと書こうとしたのですが・・・・
>>152まぁ、今後の続編を読んで頂ければ次第にわかってくると思いますよ。
>>153の続き
マナからのメールが途絶えて1時間。シンジは心配していた。追加でメールを
送ろうとしていたが、しつこいと思われるといけないので何もできずにいた。
1時間半が経過したとき、やっとメールが来る。
マナ:「ごめんね・・・・ちょっと泣いてた。思い出してたら涙が出てきて・・・」
シンジ:「辛いの?相談ならいつでものるけど・・・」
マナ:「私がシンちゃんの前に好きだった人、私と付き合ってたのに浮気したんだ・・・」
シンジ:「それで?」
マナ:「で、私にバレて、私とケンカして、ケンカしたのはいいけど、ケンカしたまま転校していったんだよね」
シンジ:「へぇ〜」
マナ:「だから、男の子、苦手」
シンジ:「異性が苦手って所がレイと似てるよね??」
マナ:「そうなの?」
シンジ:「レイも基本的に苦手だよ?でも何で僕なんかに??」
マナ:「シンちゃんは・・・何て言うか・・・シンちゃんは男でも苦手じゃないから」
シンジ:「答えになってないよ・・・」
続く
155 :
旅 丸:2006/11/28(火) 22:11:37 ID:???
>>154の続き
マナ:「まぁ、シンちゃんは好き!!」
シンジ:「男自体大好きでしょ??」
マナ:「嫌!シンちゃんがいい!」
シンジ:「男苦手とか言っときながらさ、結構マナってエロいって言うか・・・」
マナ:「男は嫌いだけど、エロやエッチには興味あるもん!!」
シンジ:「矛盾してるし、実際さ・・・元彼とやったでしょ?」
マナ:「やってないよ!」
シンジ:「おかしい・・・」
マナ:「やってないってば!!」
シンジ:「うそだぁ〜」
マナ:「やったけど・・・」
シンジ:「ほら見ろ!」
マナ:「やってないよ〜だ!!」
シンジ:「どっち?」
マナ:「このメール、アスカがやってない?」
シンジ:「僕だよ?」
マナ:「メールだとシンちゃん性格変わるね。」
シンジ:「そう?」
マナ:「こっちのシンちゃんも好き。」
シンジ:「あっそ・・・」
続く
156 :
旅 丸:2006/11/28(火) 23:14:45 ID:???
>>155の続き
他愛もないメールを続けるが、シンジは寝てしまい・・・・
〜翌日、学校で〜
アスカとレイは楽しくおしゃべりをしている。シンジはカヲルの趣味の話しを聞かされている
アスカ:「だからぁ〜私のママはそう言うことやっちゃうんだよね〜」
レイ:「え〜。そんなのありなの??」
マナ:「アスカ!レイちゃん!おはよう!」
アスカ:「おはよう」
レイ:「おはよう・・・」
マナ:「レイちゃん大〜好き!!」
アスカ:「朝っぱらから何言ってるのよ??」
マナ:「シンちゃんは?」
アスカ:「キザな変人とお話中。」
レイ:「渚カヲル??」
アスカ:「そう。」
〜授業開始のチャイムが鳴る〜
授業中にシンジからレイに手紙が来る。「今日も一緒に帰る?」と言う
内容だ。レイは優等生の中でも要領が良いので授業を聞かなくとも基本を理解すれば簡単に全体を
理解してしまうから多少聞いていなくても大丈夫のようだ。レイは「今日もお願いね」
と書くとシンジの机に投げる。
カヲルはその手紙の内容が気になって仕方ないようだ。
カヲル:「綾波君・・・・」
レイ:「何よ?」
カヲル:「最近シンジ君と。とてもいい感じみたいだけど。どこまで行ったんだい?」
レイ:「あなたには関係ないでしょ?」
カヲル:「さてはもう・・・」
レイ:「何よ!!」
カヲル:「したのかい?キス??」
レイ:「・・・あ・・・あなたには関係ないでしょ??」
カヲル:「隠さなくてもいいじゃないか、教えてくれよ・・・」
レイ:「無理!」
続く
157 :
旅 丸:2006/11/29(水) 00:27:00 ID:???
>>156の続き
カヲル:「いいよ。じゃあシンジ君に聞くから。」
レイ:「無駄よ。」
カヲル:「シンジ君。」
シンジ:「・・・カヲル君・・・僕も教えられないよ・・・レイも知られたくないみたいだし・・・」
カヲル:「チェ・・・」
シンジ:「そう言えばカヲル君はどうなの??」
カヲル:「・・・別れた・・・」
シンジ:「・・・ごめん」
カヲル:「謝ること何てないさ・・・」
シンジ:「まぁ・・・早く次の相手が見つかるといいね・・・」
カヲル:「ありがとう」
〜そしてその日の昼休み〜
ヒカリ:「鈴原・・・一緒にご飯食べよう」
トウジ:「OK、ほな屋上いこか・・・」
アスカ:「あら?ヒカリ・・・」
ヒカリ:「ごめんアスカ・・・・あの・・」
アスカ:「わかってる、頑張って!!」
ヒカリ:「ありがと・・・・」
アスカ:「マナ〜」
マナ:「一緒にいいの?」
アスカ:「いいわよ。レイは??」
シンジ:「レイ。アスカが呼んでる」
アスカ:「あんたも。来るのよ!!」
〜そうして4人で昼食を取り始める〜
続く
158 :
旅 丸:2006/11/29(水) 00:36:27 ID:???
>>157の続き
シンジ:「そう言えばマナ!」
マナ:「なぁ〜に、シンちゃん!」
シンジ:「昨日のメール・・・」
マナ:「あぁ〜あれ??」
シンジ:「正直・・・ああ言うの・・・」
マナ:「ごめ〜ん」
レイ:「メール?」
マナ:「シンちゃんと昨日メールしてたの」
レイ:「そうなんだ??」
マナ:「レイちゃんは?昨日シンちゃんとは??」
レイ:「昨日はね・・・・」
アスカ:「昨日は大進歩があったんだって??」
レイ:「ま・・・まぁね・・・・」
マナ:「何何??」
レイ:「えっ・・・・それは・・・・」
マナ:「ひょっとして、エッチしたの?」
レイ:「ち・・・違うよ・・・」
シンジ:「うん・・・それはまだしてない・・・」
レイ:「アスカ・・・ご飯終わったらちょっといいかな??」
アスカ:「うん!OK!OK!」
レイ:「ありがと・・・」
続く
159 :
旅 丸:2006/11/29(水) 00:46:43 ID:???
>>158の続き
アスカ:「で、マナ。昨日はシンジと何の話をしてたのかしら??」
マナ:「元彼の話とか・・・」
アスカ:「元彼??あんた、シンジの前に居たんだ??」
マナ:「すぐ別れちゃったけど・・・」
アスカ:「で、その元彼とはどこまで行ったのよ?」
マナ:「何にも・・・」
アスカ:「何で別れたのよ?」
マナ:「相手の浮気とちょっと嫌だったから・・・」
アスカ:「嫌って?」
マナ:「順序守らない奴だったんだもん。」
アスカ:「順序?」
マナ:「なんか・・・付き合って、1週間ぐらいで手つないで帰ったんだけど、
2週間目でもうエッチしようって言い出して・・・・」
アスカ:「何よそれ??で、したの?」
マナ:「してない・・・・ちょっと胸とかあそこをパンツの上から触られた程度・・・」
アスカ:「別れて正解よ!シンジはそんなことできない奴だから安心して。」
レイは元々小食なので弁当が小さいからすぐ食べ終わるアスカもすぐ食べ終わると
マナとシンジを残して2人は教室を出て行く。
続く
160 :
旅 丸:2006/11/29(水) 01:02:42 ID:???
>>159の続き
レイはやはり昼休みでも誰もいない図書室にアスカを連れて行く
アスカ:「で、私に相談?」
レイ:「えっと・・・・」
アスカ:「レイは次はいつぐらいに行けそう?」
レイ:「次って・・・」
アスカ:「まぁ〜。」
レイ:「ちょっと怖いから・・・」
アスカ:「ドイツの友達の話。したでしょ?」
レイ:「えっと・・・あんまり覚えてない・・・」
アスカ:「向こうじゃ、する奴は本当にするから。12歳で初体験だって・・・」
レイ:「凄いね・・・」
アスカ:「アメリカなんてもっと凄いらしいけど・・・」
レイ:「そうなんだ・・・どんな感じなのかな??」
アスカ:「経験した友達言わせるには・・・これも前に言ったけど、覚えてない?」
レイ:「うん・・・」
アスカ:「最初はちょっと痛いらしいんだけど・・・初めてから10分ぐらいで慣れるって。」
レイ:「痛いのか・・・」
アスカ:「で、慣れると気持ちよくなってくるみたいよ。」
レイ:「どんなふうに気持ちいいのかな??」
アスカ:「あれが・・・こぉ・・・その・・・何か奥に来たりなんか言ってたかな??ちょっと
表現しにくいんだけど・・・」
レイ:「わかりにくいけど・・・」
アスカ:「私もしたこと無いからわかんないけどね。で、最後は、何か熱い物が自分のお腹の奥で
はじけるような感じがして終わりとか・・・」
レイ:「熱い物がはじける??」
アスカ:「そこもよくわからないけど・・・・」
続く
161 :
旅 丸:2006/11/29(水) 01:13:12 ID:???
>>160の続き
レイ:「まぁ・・・私はまだ・・・・」
アスカ:「だよね〜」
レイ:「そんなことだけが恋じゃないし・・・」
アスカ:「それ!私も純愛好き〜」
レイ:「シンちゃん・・・やっぱりしたいって言ってくるかな?」
アスカ:「男は誰でもそうなんじゃない?」
レイ:「拒否しても??」
アスカ:「拒否してもOK」
レイ:「でも・・・拒否したら嫌われないかな?」
アスカ:「大丈夫!あいつはそんな奴じゃないし、それに嫌われるようならこっちからさよなら
してやればいいのよ!!」
レイ:「そうだね・・・・」
アスカ:「まぁ、私もレイに相談なんだけど・・・」
レイ:「何?」
アスカ:「どうすればレイみたいにあいつと仲良くなれるの?」
レイ:「どうって・・・私・・・」
アスカ:「私も一応好きなわけだし・・・」
レイ:「えっと・・・・その・・・・」
続く
連投すごいなー…w
旅丸さん、乙!
またまた面白い展開になってきましたね。今後の進展に期待しますw
163 :
監督:2006/11/29(水) 17:52:30 ID:???
旅丸さん乙です!今日は少し早くあがれたので、投下しておきます。
ちなみに今回の話はアスカメインでやってみようと思ってます。
164 :
監督:2006/11/29(水) 18:03:34 ID:???
>>142の続き
翌日。なかなか起きてこないシンジを起こしにいくアスカ。
ア「シンジ〜そろそろ起きないと学校間に合わないわよ!」
シ「う、うん…もう少し寝かせて…」
ア「だ〜め!早く起きなさいって…熱っ!」
シンジの肌に触れたアスカが異常に気づく。
ア「あんたすごい熱よ!顔も真っ赤だし…大丈夫?」
シ「…気持ち悪い…」
アスカは急いでミサトを呼びに行った。
ミ「すごい熱ね…きっと風邪引いたんだわ…いいわ、あたし仕事行く前にシンジくん病院に連れてくから。アスカは学校行きなさい」
ア「う、うん…シンジ、大丈夫?」
シ「うん、風邪引いちゃったみたいだね…大丈夫、心配いらないよ」
ア「じゃあ、あたしは学校行ってくるからね」
シ「うん…いってらっしゃい…」
そう言うとシンジはまた毛布にくるまってしまった。
アスカは心配そうな顔で家を出ていく。
学校でのHR。先生が出席を確認していく。
先生「碇…碇は来てないのか?」
ア「碇くんは風邪引いたので、今日はお休みです」
先生「そうか、分かった」
165 :
監督:2006/11/29(水) 18:13:56 ID:???
>>164の続き
レ(碇くん…風邪?どうしよう…わたしが昨日遅くまで付き合わせちゃったからだわ…)
レイは急に責任を感じ、不安になる。
この日最後の授業は体育だった。運動場から帰ってくると、レイは自分の机を見てため息をついた。
レ(…まただわ…)
レイの机には、スプレーで落書きがされてあった。内容はレイを罵倒するようなものだ。
とりあえず周りを見るレイ。しかし、誰も目を合わそうとしない。
レイはこのクラスに入ってから(前のクラスでもそうだったが)、シンジとカヲル以外ほとんど誰とも口を利かず過ごしてきた。
それでも男子からは密かに人気を集めていた。しかし、レイの態度を良く思わない女子もいたのだ。
これは、そういった女子たちの嫌がらせである。レイもそのことに薄々気づいてはいたが、さすがに犯人を特定することはできなかった。
レイは、初めのうちは周りの目を気にして、落書きを発見したらすぐ机の上に物を置いて隠していた。
しかし、こういったことが何度も繰り返されるうちに、隠すのも面倒くさくなってしまい、なるべく普通に振る舞うことにしていた。
そして放課後、みんなが教室からいなくなってから、レイはいつもひとりで落書きを消していたのだ。
166 :
監督:2006/11/29(水) 19:23:24 ID:???
>>165の続き
レ(…今日は帰るの遅くなりそうね…)
放課後レイは、屋上で本を読みしばらく時間を潰すと、教室へと戻ってきた。
教室の中にはまだ誰かいるようだ。しかし、話し声は聞こえない。
レ(まだ誰かいるわ…こんな時間まで、何してるのかしら…)
レイは少しだけ開いている扉から、中の様子を伺う。
レ(…あの子…惣流さん…?)
顔は見えなかったが、きれいな赤色の髪が見えたので、レイはそれがアスカだとすぐに分かった。
レ(やっぱり惣流さんだわ…えっ?あれは…わたしの机…)
アスカはレイの机の前に立って、机に何かを書いているように見えた。
レ(…まさか…あなただったの…?)
その瞬間、レイは激しい怒りを覚えた。もしレイに勇気があれば、ここで扉を開けていただろう。しかしレイにはそれができなかった。
レ(いいわ…もうどれだけ書かれても…後でまとめて消せば、一緒だもの…)
レイは再び屋上へ行ったが、本を読む気分にはなれなかった。
レ(どうして、わたしって…こう酷いことされるのかな…分からないわ…)
レイの心は落ち着きを取り戻したが、悲しい気持ちに満ちていた。
167 :
監督:2006/11/29(水) 19:41:46 ID:???
>>166の続き
レイはしばらく物思いに耽ってから、教室へ向かった。もう辺りは暗くなり始めていた。
教室へ向かう途中、レイはアスカと出くわしてしまった。
ア「あら、綾波さん?こんな遅くまで、何してたの?」
レ「…あなたには関係ないじゃない…あなたこそ、何してたのよ…」
ア「あたし?あたしはちょっと…」
レイの中に再び怒りがこみ上げる。
レ「言えないのね…なぜ、言えないの?」
ア「えっ…え〜っと…ごめん!あたし帰るから!」
そう言うとアスカは、レイから逃げるように立ち去っていった。
レイは深いため息をつき、バケツと雑巾を持って教室へと入っていった。
168 :
旅 丸:2006/11/29(水) 20:03:37 ID:???
監督乙。虐められるレイに萌えた。まぁ自殺だけはしないだろうが・・・
>>161の続き
アスカ:「私の性格かな??」
レイ:「え〜・・・でも私はアスカのその性格が好きなんだけど・・・・」
アスカ:「ありがとぉ〜レイ。もぉ〜好き!!」
レイ:「う・・・うん」
アスカ:「でもさぁ〜シンジには辛く当たる事あるのよね〜」
レイ:「辛く??」
アスカ:「なんか、思わず罵倒しちゃうって言うか・・・」
レイ:「え〜・・・」
アスカ:「毎回その後でやっちゃった・・・って自己嫌悪に陥るんだけどね・・・」
レイ:「シンちゃんって・・・そんなにアスカに悪いことするの?」
アスカ:「しないわ。むしろ無害過ぎて逆にイライラするけど、結局好きって事なんだけどね」
レイ:「私にはちょっと・・・」
アスカ:「まぁ、素直じゃないのかな??」
レイ:「えっと・・・・」
アスカ:「ゴメンね。こんな話し聞かせちゃって」
レイ:「全然。いいよ私で良ければいつでも話して・・・・」
アスカ:「ありがと・・・」
〜その頃シンジとマナは〜
続く
169 :
旅 丸:2006/11/29(水) 20:11:26 ID:???
>>168の続き
シンジ:「ゴメン・・・マナ。ちょっとトイレ行っていい?」
マナ:「それって、連れション??」
シンジ:「何言ってるんだよ??」
マナ:「私にとっては誘ってるように聞こえるけど」
シンジ:「誘ってないよ・・・」
マナ:「私もトイレ行きたい・・・」
シンジ:「女の子は大変だね・・・」
マナ:「そう。もうすぐ終わるけど・・・もうお腹の下の方がキリキリ痛むような・・・」
シンジ:「とりあえずトイレ行っていい?」
マナ:「一緒に行こう!」
シンジ:「だから・・・連れションじゃないって・・・」
マナ:「何?女子トイレに行くけど何か?」
シンジ:「ならいいんだけど・・・」
マナ:「いいよ、一緒に女子トイレ入っても」
シンジ:「何言ってるんだよ!!」
マナ:「冗談。」
シンジ「とりあえず・・・トイレ行かせてよ・・・」
マナ:「私も行こっと・・・」
〜シンジは2分で戻ってきたが、マナは7分ほどかかって出てきた〜
シンジ:「遅かったね」
マナ:「寂しかった?」
シンジ:「まぁ、寂しいって事は・・・」
続く
170 :
旅 丸:2006/11/29(水) 20:27:05 ID:???
>>169の続き
マナ:「またぁ〜素直になったら?」
シンジ:「だから・・・・別に5〜6分ぐらい・・・」
マナ:「レイちゃんだったら寂しいでしょ?」
シンジ:「何でそういつもレイを持ち出すの?」
マナ:「だって、私より愛されてるもん!」
シンジ:「そりゃそうだけど・・・・」
マナ:「何で?私じゃ不満?」
シンジ:「そう言われると困るけど・・・」
マナ:「私ってシンちゃんの中ではどんな存在なの?」
シンジ:「どんなって言われても・・・・」
マナ:「アスカより上?下?」
シンジ:「そんなこと決められる訳無いよ・・・」
マナ:「う〜ぅ!!!」
シンジ:「うならなくても・・・まぁ、レイもアスカもマナも。僕にとっては大事な人だから・・・」
マナ:「その言葉を聞けただけでも嬉しい!!」
シンジ:「そう・・・」
マナ:「でもさぁ〜何でレイちゃんでアスカじゃないの?」
シンジ:「何が?」
マナ:「私が男だったら間違いなくアスカなんだけど・・・・」
シンジ:「レイは・・・その・・・何て言うか・・・」
マナ:「言葉では言い表せない好意って奴??」
シンジ:「そうだね。」
マナ:「いいな〜レイちゃんは」
シンジ:「まぁ、マナとも今度遊ぶからいいじゃない?」
マナ:「うん。楽しみにしてるよ」
続く
171 :
旅 丸:2006/11/29(水) 20:50:26 ID:???
>>170の続き
そして放課後、今日は、図書室ではなく、校門のところでレイが待っていることになっている。
レイは鞄を持ち、教室をでて昇降口に向かおうとしていた。階段を下りる途中でリツコ先生に遭遇
する。レイはリツコ先生に呼び止められる。
リツコ先生:「綾波さん。ちょっといいかしら??」
レイ:「え??は・・・はい」
リツコ先生とレイは理科準備室に移動するとリツコが昨日の事に関して説教を始める
リツコ先生:「まず、昨日はいいところをごめんなさいね。」
レイ:「あ・・・あの・・・」
リツコ先生:「でもね、綾波さん」
レイ:「はい。」
リツコ先生:「ああ言う事はプライベートな場所でやるべきよ」
レイ:「ごめんなさい」
リツコ先生:「別に私に謝る事じゃないんだけど、やっぱり図書室って人は居ないしちょうどいいのかも知れないけど
公共の場なんだから。もっとわきまえた行動を取りなさい」
レイ:「はい・・・・」
リツコ先生:「でもあなたがあんな事するなんて意外だわ・・・」
レイ:「ごめんなさい」
リツコ先生:「でも、まだ中学生なんだから。行き過ぎた事はやらないようにね」
レイ:「行き過ぎたこと?ですか??」
リツコ先生:「昨日のまではまだいいとしても・・・」
レイ:「・・・?」
リツコ先生:「それにもう来年は受験生よ。あなたは特に心配はなさそうだけどとにかくむやみに碇君に
体を許してSEXとかしないようにね。妊娠でもしたら大変よ。これは人生の先輩としての忠告」
レイ:「はい・・・」
リツコ先生:「じゃぁ。碇君にも明日あたり注意しとくわ」
レイ:「は・・・・はい・・・・」
続く
172 :
旅 丸:2006/11/29(水) 21:03:23 ID:???
>>171の続き
リツコ先生:「碇君のことが好きなの?」
レイ:「そ・・・・その・・・・」
リツコ先生:「そうよね。先生には言えないか・・・」
レイ:「あの・・・」
リツコ先生:「担任の先生から聞いてるけど、あなた友達と喋ってる事が少ないって言われてるわ」
レイ:「はぁ・・・」
リツコ先生:「クラスメイトに話しづらかったら、先生に相談してもいいのよ」
レイ:「はい・・・」
リツコ先生:「で、実際どうなのよ??私とあなただけの秘密にしとくわ」
レイ:「えっと・・・・その・・・・」
リツコ先生:「大丈夫。秘密は厳守するから。」
そこへミサト先生が入ってくる
ミサト先生:「リツコ〜今日は飲みに行かない??」
リツコ先生:「ちょっと生徒と話しをしてるから」
ミサト先生:「あら?レイじゃない。この間の小テストパーフェクトだったわよ」
リツコ先生:「ちょっとミサトも相談に乗ってあげてくれない?」
ミサト先生:「何なの?」
リツコ先生:「ちょっと恋の事なのよ。この子って引っ込みがちじゃない?」
ミサト先生:「で、シンジ君とはどこまで行ってるの?」
レイ:「えっと・・・」
リツコ先生:「ちゃんと私たちは秘密を守るし応援もしてあげるから。」
レイ:「あの・・・その・・・・」
ミサト先生:「吐け!ネタはあがってるんだぁぁぁ!!」
レイ:「ごめんなさい・・・・」
続く
173 :
旅 丸:2006/11/29(水) 21:17:03 ID:???
>>172の続き
リツコ先生:「こら!怯えてるじゃない!!」
ミサト先生:「ゴメン、ちょっとふざけただけよ」
レイ:「は・・・はぁ・・・」
ミサト先生:「で、キスはしたの?」
レイ:「えっ・・・あの・・・・」
ミサト先生:「したのね?」
レイ:「はい・・・」
ミサト先生:「じゃぁ、エッチは??」
リツコ先生:「何言ってるのよ!!まだ中学生よ!」
ミサト先生:「何封建的な事言ってるのよ??今の中学生はバンバンやるのよ」
リツコ先生:「私たちの時ではあり得ないわね・・・」
ミサト先生:「まぁ、時代は変わるのよ。赤木リツコ君!」
リツコ先生:「はいはい。」
ミサト先生:「で、どうなの?」
レイ:「し・・・してません・・・・」
ミサト先生:「してみたい?」
レイ:「怖いから・・・」
ミサト先生:「あれは怖くないのよ??」
レイ:「でも・・・その・・・」
ミサト先生:「何で怖いの?」
レイ:「あ・・・あの・・・」
ミサト先生:「ん??」
リツコ先生:「まぁ、怖くは無いわね。どうしても怖ければ天井見てれば体を揺すられる感触
だけで気付いたら終わってるわ。」
ミサト先生:「そうよ。勇気出してシンジ君を誘ってみたら?」
リツコ先生:「こら!私たちは教育者なのよ!?」
続く
174 :
旅 丸:2006/11/29(水) 21:54:20 ID:???
>>173の続き
レイ:「あの・・・」
ミサト先生:「あんただって乗ってるじゃない」
リツコ先生:「だからって、薦めてる訳じゃないわ」
レイ:「と・・・とにかく・・・高校に入ったらしようって・・・」
ミサト先生:「へぇ〜そんな約束してるんだ〜」
レイ:「はい」
ミサト先生:「頑張って!私たちは応援するから!」
レイ:「あ・・・はい・・・」
リツコ先生:「応援はいいけど。守秘義務は守りなさいよ」
レイ:「ま・・・またその・・・・相談しにきてもいいですか???」
リツコ先生:「いつでもいらっしゃい。」
ミサト先生:「いいわよ。私もいつでも相談に乗るから」
レイ:「はい・・・」
〜その頃シンジは〜
シンジ:「(遅いな・・・・レイ・・・・」)
レイは急いでシンジの元に駆けてくる
レイ:「ゴメン。ちょっと・・・・」
シンジ:「何してたの?」
レイ:「ちょっとね・・・・」
シンジ:「ふ〜ん・・・・」
レイ:「ごめん」
シンジ:「帰ろうか・・・」
レイ:「うん・・・」
シンジ:「そう言えば今日はしてないよね?」
レイ:「嫌・・・・」
シンジ:「何で?」
レイ:「ここじゃ・・・」
続く
監督、乙です!
そうか、そう来たかぁ…wまた思い描いていたシナリオを良い意味で見事に裏切られたwww
監督のキャラ達はだいぶ波瀾万丈な日々を送ってるみたいですね〜w
旅丸さんも乙です!
ミサトやリツコも女なんですねぇ…w
なんか尋問みたいになってましたが、レイも先生に心開いたみたいで良かったですww
176 :
A2:2006/11/29(水) 23:52:15 ID:???
久々にきたら一波乱あったようですが、旅丸さん気にせず投下頑張って下さい!投下速度だけじゃなく内容も自分は好きなので!
監督乙です!
レイがいじめられっこ路線でくるのは予想外でした。続きが気になります!
>>133 自分はまだ19歳なので粗もあると思いますのであったら指摘をよろしくお願いします
>>132 ファンだなんて言っていただきうれしいです。最近忙しかったので来ることすらできなかったのですが近日投下しますので、その時はよろしくお願いします
177 :
旅 丸:2006/11/29(水) 23:56:44 ID:???
>>174の続き
シンジ:「ゴメンね。何かあれって気持ちいいって言うか・・・」
レイ:「それは私も同じ・・・」
シンジ:「まぁ、さすがに毎日は・・・」
レイ:「そうだね」
シンジ:「で、さぁ。何してたの?」
レイ:「赤木先生に呼び止められたの」
シンジ:「そうなんだ・・・てっきりどこかで倒れてないかと思って探しに行こうと思ってた」
レイ:「大丈夫だよ〜」(笑)
シンジ:「ならいいんだけど・・・」
レイ:「ねぇ〜・・・・」
シンジ:「何?」
レイ:「土曜日、アスカとプール行くよね??」
シンジ:「うん。行くよ」
レイ:「その次の土曜日って、時間取れる?」
シンジ:「えっと・・・ごめん。無理なんだ」
レイ:「そうか・・・」
シンジ:「でもその次なら多分大丈夫」
レイ:「じゃあ、遊ぼ!」
シンジ:「わかった。今度は僕の家でどう?」
レイ:「うん!」
〜2人はまだ気付いていないが2人の背後からは魔の手が忍び寄っている〜
続く
178 :
旅 丸:2006/11/30(木) 00:15:02 ID:???
>>177の続き
後ろから忍び寄る魔の手はレイを襲おうとしていた。レイは笑いながらシンジとの
帰り道での会話を楽しんでいる。当然その正体はマナなのだが・・・・
完全に2人の世界に入ってしまっているシンジとレイにはマナが足音を立てぬよう
近づいてきていることに気付きはしない。そっとレイの背後に近づくと、思いっきりレイの
スカートを捲る
レイ:「きゃぁッ!!!」
シンジ:「何?どうかした??」
マナ:「よッ!」
シンジ:「何がよッ!だ・・・まったく・・・」
マナ:「レイちゃんずる〜い」
シンジ:「何が??」
レイ:「私??なにかやったの?」
マナ:「違うよ!!だって下に何か履いてるもん!」
シンジ:「何が??」
再びレイのスカートを捲ってマナはシンジにレイのスカートの中の状態を見せる。
マナ:「ほら。なんで黒パンなんて履いてるの?」
シンジ:「そりゃ履くでしょ?」
レイ:「だって見えたら恥ずかしいもん・・・」
マナ:「アスカは履いてないよ」
シンジ:「まぁ。アスカは・・・・」
マナ:「委員長も履いてないもん」
シンジ:「みんなの見てまわってるの??」
マナ:「まぁね・・・アスカの場合は携帯のカメラで撮ったこともあるけど」
シンジ:「盗撮??」
マナ:「悪ふざけでお互いのを撮ったり・・・」
シンジ:「一回迷防例(迷惑防止条例)で捕まってくれば??」
続く
A2センセって19なの!?意外や意外…。俺より年下だったんですねw
それなのにあの独特の哀愁が漂うシナリオ、丁寧かつ繊細な文章力、
それにシンジ・アスカ・レイの悲しい三角関係…、まさに神の子ですね!!
俺なんかより全然人間が出来てますよwwwwww
ホントに尊敬します!続きを心よりお待ちしております♪
180 :
旅 丸:2006/11/30(木) 00:34:38 ID:???
>>178の続き
マナ:「女の子同士でこういう事するよね?レイちゃん」
レイ:「しないよ・・・」
マナ:「レイちゃんもすれば?」
レイ:「嫌だ・・・」
マナ:「大丈夫。ただの遊びだから。」
レイ:「はぁ・・・」
マナ:「盗撮ごっことか言ってよくアスカとやってるよ??」
シンジ:「どんな遊びだよ?」
マナ:「えっとね。ジャンケンで犯人役決めて・・・ちゃんと撮れたら勝ち、ぼけたり暗かったりしたら負け」
シンジ:「変・・・・まぁ、アスカなら乗りそうだけど」
マナ:「どう?レイちゃん」
レイ:「ごめん。コメントのしようが無いんだけど・・・」
マナ:「まぁ、ただの遊びだから。今度はレイちゃんもチャレンジしてみようよ!」
レイ:「え〜・・・まぁ。考えとく・・・」
マナ:「じゃぁ、お邪魔しました〜」
〜マナは去っていく〜
レイ:「・・・・・」
シンジ:「あの・・・レイ??」
レイ:「ちゃんと履いててよかったぁ・・・」
シンジ:「ホントだよ・・・」
レイ:「でも霧島さんのああ言う元気でおもしろい所好きかも・・・」
シンジ:「まぁ僕も好きだけど・・・」
レイ:「私もあんな風になった方がいいのかな?」
シンジ:「どうかそのままでいてください・・・」
レイ:「え?」
シンジ:「あんな風になったらレイじゃないよ・・・」
レイ:「了解」
続く
181 :
監督:2006/11/30(木) 01:28:52 ID:???
旅丸さん乙です!相変わらずほのぼのとしてて、読んでると癒されます♪
A2センセ、投下待ってますよ!やはりクリスマスものですか?
とりあえず
>>167の続きを…
教室へ入り、自分の机に近づいていくレイ。
レ(わたし…いつまでこんなこと続けるんだろう…卒業まで…あと1年の辛抱……えっ?あれ?)
机を見たレイは、思わず目を丸くした。
机の上に書いてあったはずの落書きが無かったのだ。
レ(嘘…?なぜ…確かに書いてあったはずなのに…)
よく見ると、僅かではあるが跡が残っている。それに、机が少し濡れている。どうやら、誰かが先程まで落書きを消していたようだ。
(…これは…どういうこと…?消した跡がある…でも…一体誰が……あっ!!)
瞬間、レイの中で全てがひとつに繋がった。
レ(惣流さん…惣流さんだ…!あの子が…消してくれたんだわ…)
それと同時に、レイは激しい後悔の念に襲われた。そして考える間もなく、レイは教室を出て、アスカの元へ走った。
182 :
監督:2006/11/30(木) 01:35:00 ID:???
>>181の続き
アスカは校門を出たところにいた。
レ「そ、惣流さん!」
ア「綾波さん?どうしたの?そんなに息切らしちゃって…」
次の瞬間、レイはアスカの胸に飛びこんだ。
ア「えっ!ちょ、綾波さん?!どうしたの?!」
アスカを抱きしめながら、レイが話し始める。
レ「惣流さん…ごめんなさい…ホントに…ごめんなさい…ありがとう…」
ア「え…?」
レ「わたし…あなたのこと…疑ってしまったの…」
ア「…落書きのこと…?」
レ「えぇ…でも、違ったのね…あなたが…消してくれたのね…それなのに…わたし…」
レイはそこまで言うと、堪えきれなくなり、涙を流し始めた。
ア「そんな…大げさよ…だから、もう泣かないで?ほら…みんな見てるし…」
アスカが宥めるも、レイの涙は止まらない。
レ「ごめんなさい……もう少し…こうしてていい…?」
ア「…うん、いいよ…」
そう言うとアスカはレイの肩に手を回し、レイが泣き止むまで暖かく見守っていた。
うはw監督wやられたwww
一瞬だけ(何て酷い奴だ、アスカって奴は…!)と思ったけど
今、更新されてたから読んでみたら目頭が熱くなってしまったw
涙…?これが涙なの…?
監督さん乙です。俺は原作のアスカがどうも好きになれんのですが、監督のアスカはめっちゃ好きになってしまいました。
細かい話になりますが、レイに問いつめられた時に、何も言わない(言えない?)とことかに萌えました。
誰よりも優しい心を持ちながら、それを誇示することもせず、平然と振る舞える…
すいません、これは俺の勝手な解釈なんで、お気になさらないように。
これからも期待してます!
>>184 俺もアスカの意外な一面を知ってアスカの事が好きになったw俺はシンジが遅く帰ってきた時(
>>142を参照)、
シンジの為にご飯を作って待っててくれたアスカが心に残った。
アスカとシンジが結ばれるとレイが可哀想になるし、レイとシンジが結ばれるとアスカが可哀想になる…
…考えただけでも胸が痛くなるよw
186 :
旅 丸:2006/11/30(木) 20:46:38 ID:???
>>180の続き
帰宅後、シンジはアスカの帰りを待ちながらテレビを見ている。
PM5:34。アスカはヒカリとトウジと別れ、学校を出る。
あたりは夕日が沈みかけて少し薄暗くなっている。しばらく歩いていると
嫌がる犬を引きずるマナに出会う
アスカ:「あれ?マナ??」
マナ:「アスカ!!」
アスカ:「犬の散歩??」
マナ:「そう。だけど歩いてくれないの」
アスカ:「ホントにそのパピオン。その太さと毛の色からして牛みたい・・・」
マナ:「最初は痩せてたんだけどね・・・」
アスカ:「でも、散歩嫌がる犬なんて、変な犬・・・」
マナ:「ほんと・・・変な子よね・・・」
アスカ:「まぁ、飼い主に似るって言うし・・・」
マナ:「私??」
アスカ:「当たり前でしょ?」
マナ:「お父さんに似たのかも・・・休日はだらだらしてるし・・・」
アスカ:「あんたって、一人っ子よね?」
マナ:「そうだけど」
アスカ:「犬って、家の中で誰が偉いって言う表現はちょっと違うけど・・・」
マナ:「何?」
アスカ:「まぁ、家の中で一番、年下の奴をなめてかかる場合があるのよね」
マナ:「へぇ〜でも何か悪戯すると怒るけど・・・」
続く
187 :
旅 丸:2006/11/30(木) 20:56:24 ID:???
>>186の続き
アスカ:「どんな悪戯するの?」
マナ:「私のスリッパ噛んだり・・・」
アスカ:「完全になめられてるわね・・・」
マナ:「たまに寝そべってるとお尻の匂い嗅ぎに来たり・・・」
アスカ:「何でお尻の匂い嗅ぎに来るの??ちゃんと清潔にしてる??」
マナ:「してるよ。お風呂で念入りに洗ってるし」
アスカ:「ちゃんとしつけてるの?」
マナ:「で、何かするたびにごめんなさいは!!!って怒るんだけど。その場だけくぅ〜んとか
言うだけで・・・」
アスカ:「まぁ、仕方ないわね・・・私がその犬だったら多分同じ事すると思うわ」
マナ:「私って、犬の匂い付いてるかな?」
アスカ:「大丈夫よ、ちゃんといい匂いしてるから。」
マナ:「良かった・・・」
アスカ:「さ、シンジが待ってるから帰るわ。」
マナ:「バイバイ〜また明日!!」
アスカ:「うん。また明日ね」
そうしてダッシュで家に帰って行くアスカ。
続く
188 :
旅 丸:2006/11/30(木) 21:27:20 ID:???
>>187の続き
家に着いたアスカ。
アスカ:「ただいま戻りました!」
ユイ:「はい。お帰りなさい。アスカちゃん」
アスカ:「シンジ居ます??」
ユイ:「居るわよ。テレビ見てるわ。」
居間でテレビを見ているシンジに気付かれないようにチャンネルを掠める。
シンジは居眠りをしているのでチャンネルを持って行かれた事に気付かない。
テレビを切ると、シンジが目を覚ます。目を覚ましたシンジの前にしゃがんで
顔をのぞき込み話しかけるアスカ。
アスカ:「ただいまシンジ!!」
シンジ:「何?妙に機嫌いいね・・・」
アスカ:「機嫌いいわよ」
シンジ:「何か怖いな・・・」
アスカ:「何よ?私が機嫌いいと怖いの?」
シンジ:「何かね・・・」
アスカ:「さ、私の部屋行きましょうか」
シンジ:「うん。でもさぁ・・・アスカ・・・」
アスカ:「何?」
シンジ:「僕の顔の前でしゃがまれると・・・その・・・・」
アスカ:「何よ?」
シンジ:「・・・・スカートなんだから・・・・見えてるよ・・・パンツ・・・」
アスカ:「きゃぁ!!!!エッチ!!馬鹿!!!!変態!!!!!!」
シンジ:「もぉ・・・・」
アスカ:「ごめん!!」
シンジ:「何か今日のアスカ変・・・」
続く
189 :
旅 丸:2006/11/30(木) 22:11:45 ID:???
>>188の続き
アスカの部屋に入り、ベットに腰掛けてアスカが着替えを終えるのを待つシンジ
制服を脱ぎ、Tシャツの上からトレーナーを着て、スカートを履いたまま短パンを
履き、そしてスカートを脱ぐと言う露出の少ない着替えだ。
1分ぐらいで着替えを終えるとシンジの隣に座る。
アスカ:「あぁ〜疲れた。」
シンジ:「ご苦労様。」
アスカ:「ふぅ〜。で、今日もレイとチューできた??」
シンジ:「今日はしてない・・・したかったけど・・・・」
アスカ:「ふ〜ん。まぁ、焦らなくてもいいと思うわ・・・」
シンジ:「そうだよね・・・」
アスカ:「マナとはどうなのよ?」
シンジ:「まぁ、ボケと突っ込み、みたいな感じで・・・・」
アスカ:「仲良くしてるならそれでいいわ・・・」
シンジ:「あれ?マナとは仲良くしたらダメなんじゃなかったっけ?」
アスカ:「そんなこと無いわ・・・いいわよ。仲良くしても」
シンジ:「うん・・・・」
アスカ:「シンジ〜何か面白いこと無い??」
シンジ:「面白いこと??」
アスカ:「レイの天然ボケとか・・・」
シンジ:「レイは・・・ボケとかやらないね・・・」
アスカ:「まぁ、可愛く照れてる時が一番面白いんだけど・・・」
シンジ:「今度擽ってみようかなって思うんだけど・・・」
アスカ:「どこを?」
シンジ:「お腹とか・・・」
アスカ:「止めなさいよ・・・」
シンジ:「やっぱり?」
アスカ:「当たり前じゃない・・・」
シンジ:「じゃ、止めるよ・・・」
続く
190 :
旅 丸:2006/11/30(木) 22:34:26 ID:???
>>189の続き
アスカ:「何?笑わせたいの?」
シンジ:「いや、じゃれたいだけ」
アスカ:「私ともじゃれてみる??」
シンジ:「じゃれるって・・・痛くしない?」
アスカ:「大丈夫よ」
シンジ:「擽らない?」
アスカ:「うん」
シンジ:「でも、アスカのじゃれるって・・・どんなの?」
アスカ:「ん?レイにしたようなことしてあげようか?」
シンジ:「何か、今日のアスカ変・・・」
アスカ:「変って・・・・何で変なのよ?」
シンジ:「何か・・・いつもだったら普通に暴言とか飛んでくるのに・・・」
アスカ:「もうあんたにきつく当たるの止めようと思ってね・・・」
シンジ:「きつく当たる?」
アスカ:「そう。あんた困らせて、楽しんでたでしょ?」
シンジ:「べ・・・別に・・・そんな・・・アスカの性格じゃないの?」
アスカ:「違うわ。あんたって、私にとって無害過ぎるから、つい・・・」
シンジ:「そんな・・・別に・・・」
アスカ:「ようするにあんたは優しすぎるから、ついきついこと言ったり、支配しようとしたり」
シンジ:「べつに・・・そんな苦痛に思ってなかったから・・・・」
アスカ:「まぁ。そう言うことだから・・・」
シンジ:「うん・・・」
アスカ:「さ、何かして遊ぼう!」
シンジ:「うん。何する?」
続く
191 :
旅 丸:2006/12/01(金) 00:01:13 ID:???
>>190の続き
アスカ:「えっと、あんたは何したいの??」
シンジ:「いつもアスカが決めてくれるから・・・その・・・」
アスカ:「私は・・・今日はもっとお話しよう。」
シンジ:「うん・・・でも何か凄い違和感たっぷりなんだけど・・・」
アスカ:「そう?こういう私は嫌い??」
シンジ:「嫌いじゃなくて・・・ほら・・・アスカって常にリードしてくれるお姉さんみたいな
感じの存在だったからさ・・・キツく当たらないようにリードすることってできる?」
アスカ:「へぇ〜お姉さん的存在か・・・嬉しいこと言ってくれるじゃん!!」
シンジ:「うん。」
アスカ:「努力してみるわ。」
シンジ:「ごめん。無理なお願いして。」
アスカ:「無理じゃないわ。」
シンジ:「じゃぁ・・・お願いします・・・」
アスカ:「はいはい。でもさぁ〜聞いていい?」
シンジ:「何?」
アスカ:「私がお姉さん的存在なら、レイは?」
シンジ:「レイは・・・その・・・・・・・・・・・・」
アスカ:「何?」
シンジ:「難しいよ・・・何か・・・」
アスカ:「じゃぁ、マナは?」
シンジ:「マナは・・・マナも・・・悪戯好きなお姉さんって感じ・・・」
アスカ:「ふ〜ん」
シンジ:「ごめん。」
そうしてアスカとシンジは一段と仲良くなる。
続く
192 :
旅 丸:2006/12/01(金) 00:22:02 ID:???
>>191の続きの前に
〜緊急!マナの犬の名前を募集しています。パピオンの♀で毛が黒と白。かなりの肥満犬
。散歩嫌いという設定です。感想のついでに名前の候補を書いて頂ければ幸いです〜
続き
他人の噂話しを始める二人
アスカ:「そう言えば、ミサト先生と加持先生の噂聞いた??」
シンジ:「聞いた聞いた。かなりLOVE×2らしいよね?」
アスカ:「どれぐらいで結婚するかな??」
シンジ:「う〜ん・・・わからないね」
アスカ:「大学の頃からの付き合いだって話だよね?」
シンジ:「そうそう。」
アスカ:「いいなぁ〜」
その頃。加持先生とミサト先生とリツコ先生は駅前の居酒屋に飲みに行っていた。
ミサトはビールを大きなジョッキに4杯ほど飲み、結構酔っている。
リツコ先生:「あなた・・・ちょっと飲み過ぎ何じゃない??」
ミサト先生:「何言ってるのよ〜まだまだのむわよぉ〜」
リツコ先生:「あなた、早死にしたいの?確実に肝臓が悲鳴あげてるわ」
ミサト先生:「そんな悲鳴聞こえなぁ〜」
リツコ先生:「肝臓は沈黙の臓器って言ってね。病気になってもサインを出さないから怖いのよ」
ミサト先生:「はいはい。そんなうんちく聞きたくない」
リツコ先生:「知らないわよ・・・」
ミサト先生:「飲めないぐらいなら死んだ方がマシよ」
加持先生:「まぁ、いいんじゃないの?人生楽しんだ者の勝ちさ。」
ミサト先生:「そうよリツコ。早死にしてもあぁ〜言い人生だった〜って思えたらそれでいいじゃない!」
リツコ先生:「わかったわ。勝手にしなさい」
ミサト先生:「じゃぁ、日本酒も飲んじゃお・・・・加持〜ちょっちわけて〜」
続く
193 :
旅 丸:2006/12/01(金) 00:42:40 ID:???
>>192の続き
加持先生:「でも、りっちゃん。酒よりタバコの方が悪いと思うよ・・・」
リツコ先生:「それはわかってるのよ。わかってるんだけど、無いと辛いのよ」
加持先生:「依存症かい?最近学校とかは全面禁煙になって吸えないから辛いだろう?」
リツコ先生:「ニコチンガムで何とか凌いでるわ・・・」
ミサト先生:「あんた、人にのみすぎ〜とか言っておきながら自分はもっと体に悪い事してるじゃない」
リツコ先生:「はいはいそろそろいい加減にしておきなさい」
ミサト先生:「きっとあんたの肺今頃こ〜んなんになってるわよ〜」
ミサトは少し焦げたイカ焼きを指さす
リツコ先生:「あんな標本で脅されてもスモカーにとってはそれがどうした??程度にしか思わないわ」
加持先生:「でも。最近タバコ・・・厳しくないかい?税金もばかにならんだろ??」
ミサト先生:「ま。スモーカーは大量納税者ですもの〜お国のために貢献。頑張ってね〜!」
リツコ先生:「あんた、飲み過ぎ・・・・もういい加減にしておきなさい」
加持先生:「あ、!!こいつ半分以上飲みやった・・・」
ミサト先生:「いひひひひ〜ぃ〜」
リツコ先生:「無様ね・・・」
そしてお開きになり、リツコは帰って寝ることにし、加持先生とミサト先生は
ミサト先生のマンションで飲み直す事になった。
ミサト先生はマンションに付くとすぐに冷蔵庫を開けてビールを取り出す。
ペンペンはミサトの帰りを待って居たかのように飛び出すがミサトに絡まれる
ペンペン:「くぅ〜うん!?」
ミサト先生:「よぉ〜ペン公!今帰ったわよ〜」
ペンペンはすぐに冷蔵庫に閉じこもる
加持先生:「酔っぱらってるからとは言え・・・ペットに絡むこと無いだろ?」
ミサト先生:「まぁね・・・・・」
加持先生:「葛城・・・酔ってるところを申し訳ないんだが・・・ちょっと大事な話がある、聞いてくれるか?」
ミサト先生:「りょうか〜い」
加持先生:「とにかく真剣な話だ。」
ミサト先生:「何よ?」
加持先生:「なぁ〜葛城、これなんだが・・・受け取ってくれるか?」
加持先生はポケットから指輪を取り出す。ミサトは相当酔っているので状況を把握できていない。
続く
194 :
旅 丸:2006/12/01(金) 00:51:33 ID:???
>>193の続き
ミサト先生:「何よこれ??」
加持先生:「葛城。婚約してくれないか?」
ミサト先生:「とりあえず、真剣な話しなら酔いをさますわ・・・」
そう言うと顔を洗いに洗面所に行くミサト。顔を洗うがそんな程度で酔いが
さめるわけでもない。だがさっきより幾分ましにはなった。
ミサト先生:「で、何よ?」
加持先生:「葛城・・・俺の気持ちだ。」
ミサト先生:「これって・・・婚約指輪?」
加持先生:「我ながら唐突で悪いと思う。でも、俺の気持ちは8年前から変わってない
だからもう一度。俺にチャンスをくれないか?嫌ならこんな物すぐ捨てて貰っても構わない」
ミサト先生:「・・・・加持くん・・・・・」
続く
すいません。ねむいいから今日はここまでです。
旅丸さん、深夜の大量投下乙です!
シンジに対するアスカの気持ちがだいぶ変わってきましたねーw
以前は散々きつくシンジに絡んで絡んで絡みまくってたのにwww
そろそろアスカもレイに負けないように本気を出すつもりなのかなw?
さて、マナの愛犬の名前を募集という事で…、俺が私案する候補の名前は……『マリー』なんてどうでしょうか?
理由は俺の家に住んでた犬(2年前に亡くなりましたが…)の名前が『マリー』なのですが、
小型犬で黒と茶色が混じったような色をしてて超デブってたんですよwwww
旅丸さんが描くマナの牛みたいな犬と俺んちの犬がとてもシンクロしてしまいましたw
以上、長文になってしまいましたがこれで終わりにします。
旅丸さん頑張ってね♪
196 :
A2:2006/12/01(金) 20:20:31 ID:???
>>179 ありがとうございます。そう言っていただけるとやる気がでてきます
>>181 クリスマスは今の話が終ってからの予定です
197 :
A2:2006/12/01(金) 20:27:45 ID:???
前スレ
>>943続き
アスカが言うとおり、映画の内容はごく普通の女の子が特にいいところが見当たらない男の子に恋をするというものだった
面白いといえば面白いが正直なところ物足りないというのが本音だ
少し前までエヴァに乗って使徒と呼ばれる物と戦っていた僕にとって、特に何事も起きずに日常が過ぎてくこの映画の世界がどうもしっくりこない。
何事も起きないといっても誰が誰を愛しているだの、嫌っているとかは十分すぎるほど起こっている
もしかしてアスカはこういう日常を望んでいたのだろうか?
当時、エヴァに乗ることが私の全てだっていうのを聞いたことがある、その言葉はどう説明できよう。
この映画と正反対の世界を生きてきた僕達。
深読みかもしれないがアスカは普段そういうことを全く感じさせなかったが実は心の奥底では愛する人といたいという気持ちがあったということなのだろうか?
毎日辛い訓練を受け、何時死ぬかもわからない戦いに挑み、どんなに恐くなってもエヴァに乗り使徒に立ち向かう。
アスカには不安なんかないと思っていたし恐怖も感じたことがないと思っていた。
しかしそれは全て偽りのアスカであって実は誰よりも平穏を願っていたのだろうか?
その小さな体に不安も恐怖も全てを詰め込んで使徒がいなくなる日を夢みて戦い続けていた
恐くて一人泣いた夜もあっただろう、それでも朝には強い自分を演じてみんなの前に姿を見せる。
そのうえ僕を励ましてくれることも多々あった。
それが僕にはできなかった
知らずうちに僕の頬には涙が流れていた、それは始めて他人のために流した涙だった
198 :
A2:2006/12/01(金) 20:32:15 ID:???
>>197続き
映画も終わり外に出ると空には黒色のものが広がっており、その中に黄色い光が点々とある。
クリスマスが近いために僕達の周りはイルミネーションで囲まれていてアスカはその一つ一つを見てキレイと言っていた
「面白かった?」
僕ははしゃいでいるアスカに尋ねた
「面白かったけど予想通りの面白さで予想以上ではなかったわ」
アスカは一通り見ると隣に来ていこうと言うと僕の手を引いて次の目的地に向かった
「あんた泣いてたみたいだけどそんなに感動したの?」
アスカはあの時こちらを見ていなかったが気づいていたようだ
「まぁ結構泣ける話だったから」
「確かに泣ける話だったけどあんたが泣くとは以外だったわ」
アスカがそう言うと先程僕が考えていたことが頭に蘇り真意を確かめたくなった
「ねぁアスカ」
「何?」
「アスカはエヴァに乗って使徒と戦っているのと今のような生活とどっちがいい?」
「そんなの使徒がいない方いいに決まってるじゃない」
「そう・・・」
アスカは僕の顔を覗き込み、なんで?という顔をした
僕は何でもないと首を振る
当時のアスカの言葉を考えると、少しアスカのことがわかったような気がした
本当は誰よりも普通を欲した女の子だということを
↑
誰だよお前w
まぁ
>>199はおそらく誤爆だろう。
というわけで、続きお願いします。
202 :
旅 丸:2006/12/01(金) 22:46:47 ID:???
A2センセ乙です!
マナの犬の名前、他に候補が無ければ
>>195さんから提案していただいた「マリー」
ということになりますが。よろしいでしょうか?
>>194の続き
いきなりの加持の告白によって、戸惑うミサト。断る理由を探しているのではない。
ただ、どうOKを出していいのかがわからないようだ。
加持先生:「やっぱりだめかい?」
ミサト先生:「あの・・・私・・・」
加持先生:「はっきりYESかNOで言ってくれればいい・・・NOならキッパリ諦める。」
ミサト先生:「そんなの・・・YESに決まってるじゃない・・・ごめんなさい素直になれなくて・・・」
加持先生:「素直な人間なんてこの世のどこにを探してもも居ないさ。
ただ、どこまで自分に正直になれるかなんだと思う・・・たぶん・・・」
ミサト先生:「8年前だって。私が素直じゃないまでに・・・」(泣)
加持先生:「もうあの事は水に流そう・・・」
ミサト先生:「ゴメンね加持君・・・ゴメンね・・・」
加持先生:「もういい・・・」
ミサト先生:「こんな私でもよかったら・・・」
加持先生:「わかったからもう泣くな」
そうして二人は寄り添い合う
続く
いっそゼルエルは?ちょうど牛だし
204 :
旅 丸:2006/12/02(土) 00:35:57 ID:???
>>202 翌日
ミサトの指には婚約指輪が輝いていた事は言うまでもない。
一方シンジ達は・・・
〜放課後、図書室でレイがシンジを待っているとカヲルが入ってくる〜
レイ:「!!(嫌・・・一番来て欲しくないやつが来ちゃった・・・)」
カヲル:「綾波君・・・」
レイ:「何よ?」
カヲル:「昨日も一緒に帰ったのかい?」
レイ:「あなたには関係ないわ・・・」
カヲル:「教えてくれよ」
レイ:「無理・・・」
カヲル:「何かあったらすぐ相談に乗るし、応援もしてあげるからさ」
レイ:「首突っ込まないでくれる?!」
〜シンジ到着〜
シンジ:「お待たせレイ。どうしたの?カヲル君と一緒??」
レイ:「え??えっと・・・あのね・・・シンちゃん・・・・」
シンジ:「どうしたの?」
レイ:「あっち行こ・・・」
カヲル:「君って、僕と他の人とでは口調が違うね。ひょっとしてぶりっ子かい?」
レイ:「そんな事無いわよ!ただあなたが嫌いなだけ!」
シンジ:「レイ・・・・」
カヲル:「シンジ君も気をつけたほうがいいよ・・・」
レイ:「変な事吹き込まないでよ」
カヲル:「じゃぁ、僕は帰るよ・・・」
シンジ:「じゃぁ・・・」
レイ:「(やっと二人っきりになれる・・・)」
〜カヲル退室〜
続く
205 :
旅 丸:2006/12/02(土) 01:04:10 ID:???
>>204の続き
シンジ:「帰る?」
レイ:「まだ・・・もうちょっと一緒に居たい・・・」
シンジ:「わかった。」
レイ:「アスカ、今日も遅いのかな・・・」
シンジ:「うん・・・なかなか大変らしいよ・・・」
レイ:「そうなんだ」
シンジ:「昨日も疲れてたよ・・・」
レイ:「大変そうだね・・・」
シンジ:「レイ・・・キスいい?」
レイ:「嫌・・・」
シンジ:「ゴメン・・・」
レイ:「私の家か、シンちゃんの家ならいいよ。」
シンジ:「誰かに見られると嫌だもんね・・・」
レイ:「うん。誰も居なければいいんだけど・・・」
シンジ:「じゃぁ、夜の学校だったら?」
レイ:「怖いから嫌・・・」
シンジ:「はぁ〜・・・・何か二人っきりでどっかに旅行、行きたくない?」
レイ:「いいね〜」
シンジ:「高校が決まったら卒業旅行とか・・・どこ行きたい?」
レイ:「温泉・・・」
シンジ:「温泉か〜」
レイ:「混浴でもいいよ・・・」
シンジ:「混浴か・・・」
レイをじっと見つめるシンジ
レイ:「何?」
シンジ:「いや・・・・ごめん・・・でも冗談抜きに、本当に高校決まったら行かない?」
レイ:「いいよ」
シンジ:「どこの温泉がいいの?」
レイ:「う〜ん・・・わかんない」
続く
A2センセ、このスレに変わってから初投下乙!そしてありがとうございますww
ちょうど前スレ落ちてしまってたから前のレスが読めなくて残念…。
でも、今回書いてくれた映画の話で思い出せたから良かったです。
あぁやっぱいいね、A2センセの小説はw得に最後の一文が良かった。
旅丸さん乙!
再び旅行編が訪れそうですね!!
A2センセGJ!
もはや神としか言い様がないw
落ち着いてアスカの気持ちを考えるとたまらなく悲しくなるのは俺だけか?涙がでそうになったよ
208 :
旅 丸:2006/12/02(土) 12:49:15 ID:???
パソコンイカれた。
>>205の続き
シンジ:「混浴のあるところは…」
レイ:「あの…やっぱり混浴はやめない?…」
シンジ「まぁ。僕と一緒に入るのは嫌だよね…」
レイ:「違うよ…」
シンジ:「でも…」
レイ:「だって…多分。他の男の人居るし…シンちゃん以外の男の人に見られちゃうし…だからお風呂は家で一緒に入ろ?」
シンジ:「じゃあさぁ〜卒業旅行はレイか僕の家でお泊り会ってのはどう?」
レイ:「じ、じゃあ…私の家で…」
シンジ:「OK。アスカは?」
レイ:「できたらシンちゃんと二人がいいなぁ〜…」
シンジ:「アスカも居た方が楽しくない?」
レイ:「楽しいよ。楽しいけど…」
シンジ:「了解」
レイ:「ありがと…」
続く
209 :
旅 丸:2006/12/02(土) 20:51:26 ID:???
>>208の続き
シンジ:「帰ろっか。」
レイ:「うん」
シンジ:「トイレ無い?」
レイ:「大丈夫…」
学校を出る二人。今日は曇りで冬型の気圧配置なので非常に寒かった。
レイは身震いをしている。それに気付いたシンジは自分の制服の上をレイに羽織らせようとする。
レイ:「えっ?」
シンジ:「寒いでしょ?」
レイ:「寒いけど…それじゃあシンちゃんが寒いでしょ?」
シンジ:「大丈夫だよ。」
レイ:「大丈夫って…」
シンジ:「大丈夫だから」
レイ:「ありがと…温かい…」
シンジ:「やっぱりさ…女の子ってスカートだと寒い?」
レイ:「寒いよ…」
シンジ:「レイってさ…セーラー服の下は何着込んでる?」
レイ:「えっと…Tシャツとその下はブラジャーだけ…ヤダ…ブラジャーなんて…その…何で下着…。やだ私…」
シンジ:「何言ってるのレイ…」
レイ:「ごめん…」
シンジ:「じゃあ今日も送ってくね」
レイ:「うん。お願い…」
続く
旅丸さん、乙!!
レイの言葉に禿しく感動しますたwwwww
211 :
旅 丸:2006/12/02(土) 21:57:48 ID:???
>>209の続き
シンジ:「なんか眠くない?」
レイ:「!!やっぱり寒いんでしょ?寝たら凍死しちゃうよ?」
シンジ:「昼寝したいなぁ〜」
レイ:「私もしたい…」
シンジ:「家来る?一緒に寝ない?」
レイ:「だ…だめだよ。…私…まだ…その…勉強不足だからわからないし…たぶん泣いちゃうかも知れないし…シンちゃんを満足させる自信が…それに…」
シンジ:「いや…そっちの寝るじゃなくて…」
レイ:「あっ…ごめん…」
シンジ:「今日のレイ…面白いね」(笑)
レイ:「別に…そんなつもりじゃ…」
シンジ:「アスカの言ってた通り、可愛いね。」
レイ:「い…いやぁん…」(照)
シンジ:「でも。一晩。一緒に寝てみたいな…当然エッチする訳じゃなくて。二人で布団入ったら温かそうだし」
レイ:「いいよ。エッチ無しなら…」
シンジ:「ほんと?」
レイ:「うん。」
シンジ:「じゃあ高校決まったら」
レイ:「まだ大分先だけど…」
続く
212 :
監督:2006/12/02(土) 21:58:21 ID:???
旅丸さん乙です。レイがマジ最高です。これからの展開も気になります。
A2センセ、久々の投下乙です。クリスマス編も期待してます。
それから遅れましたが、感想書いて下さった方ありがとうございます。
とても励みになりました。
後でいっぱい投下しときます。
213 :
監督:2006/12/02(土) 23:01:04 ID:???
>>182の続き
レイはアスカの胸でしばらく泣き続けていたが、やがて落ち着きを取り戻し、2人は一緒に帰ることになった。
レ「惣流さん…本当に…ごめんなさい…わたし…何て言えばいいのか…」
ア「ちょ、もういいわよ、そのことは。だから、元気出して?ね?」
レ「…うん…ありがとう」
アスカの優しさに触れたレイは、にっこりと微笑んだ。
ア「そうそう、綾波さんはその笑顔がいいんだから♪」
アスカの言葉に、レイは少し恥ずかしそうに頬を赤らめた。
ア「それじゃ、あたしの家こっちだから」
レ「うん、今日は本当にありがとう…」
ア「またまた、そういうのやめましょうよ〜。そんな気遣わなくていいからさ」
レ「うん、分かったわ…あの…碇くん、風邪引いたって言ってたけど…大丈夫かな?」
ア「そうなのよね。今朝けっこー熱あってさ。お医者さん行ったみたいだから大丈夫だとは思うけど…心配ね」
レ「そう…わたしからも『お大事に』って、伝えといてくれるかな…?」
ア「OK!じゃあさ、あたしからもひとつお願いしていい?」
214 :
監督:2006/12/02(土) 23:09:14 ID:???
>>213の続き
レ「えぇ、もちろん」
ア「レイ!」
レ「えっ?!」
ア「いいでしょ?レイって呼ばせてよ!だって、綾波さんってなんか違和感あるんだもん…」
レ「…それが、お願い?」
ア「そうよ!ダメ?」
レ「いえ、まさか…全然いいわ。それに、うれしい…」
ア「そ?じゃあ決まりね!あたしのことも、アスカでいいわよ!」
レ「うん、分かったわ。けど、慣れないうちは惣流さんって呼んじゃうかも…」
ア「ん〜、じゃあまっ徐々にってことで!」
レ「うん」
2人は別れの言葉を交わし、お互いの家へと帰っていった。
レイはシンジと話すようになってから、シンジに対してはだいぶ心を開けるようになってきていた。
しかしそれは、シンジへの好意、つまり異性に対する愛情に拠るところが大きかった。
そういった意味で、アスカがレイに与えた影響は、レイ自身が思うよりも遙かに大きいものであった。
215 :
監督:2006/12/03(日) 00:51:08 ID:???
>>214の続き
レイと別れたアスカは、ケータイで自宅へと連絡を入れる。
ア「もしも〜し、ミサト?」
ミ「アスカ!今どこよ?お腹減って死にそ〜」
ア「ごめ〜ん!今帰ってるから、もう少し待ってて!シンジはどう?」
ミ「うん、熱はだいぶ下がったみたいだけど、もう少し安静にしてた方がいいみたいね」
ア「そう、分かったわ。じゃ、すぐ帰るから!」
アスカは電話を切ると、スーパーで夕食の材料を買い、家へと向かった。
ア「ただいま!」
ミ「おかえり〜」
ア「遅くなってごめんね、今日お鍋でいい?」
ミ「いいわよ!早く作って〜」
ア「ちょ、あんたも手伝ってよ!とりあえず野菜切って!それぐらいできるでしょ?」
ミ「まかせとけ!ねぇアスカ、モツ入れていい?」
ア「どうぞどうぞ、もう好きなもん何でも入れちゃっていいわよ」
ミ「わーい!じゃ、早速ちゃっちゃとやっちゃいましょ!」
いつになく張り切切るミサトに料理を少し任せ、アスカはシンジの部屋へと行く。
トントン。
ア「シンジ、入っていい?」
シ「どうぞ」
扉を開けてシンジの部屋へと入るアスカ。
ア「ごめんね、遅くなっちゃって。具合はどう?」
216 :
監督:2006/12/03(日) 00:56:18 ID:???
>>215の続き
シ「うん、だいぶ良くなったよ。明日かあさってには学校行けるんじゃないかな」
ア「そう、よかったわね。でも、あんまり無理しないようにね。お腹、減ったでしょ?」
シ「うん」
ア「今日お鍋なんだけど、シンジにはお粥作るから。もう少しだけ待っててね!」
シ「うん、ありがとう…」
アスカは急いで台所へ戻って行った。
シ(アスカって、やっぱり優しいな…なんだかんだ言って、いつも優しくしてくれるんだよな…)
アスカは台所へ戻ると、ミサトの鍋にツッコミを入れつつ、手際よくお粥を作り、シンジの部屋へと持っていった。
ア「シンジ、入るわよ」
シ「うん」
ア「お待たせ、ちょっと熱いから気をつけてね」
シ「うん、ありがとう」
シンジはお粥を息で冷ましながら、ゆっくりと口へ運ぶ。
シ「アチっ!」
ア「ちょ、だから熱いって言ったじゃない」
シ「いや、予想以上に熱かったからさ。でも、おいしいや」
ア「そ、よかった」
お粥を食べ続けるシンジに、アスカが何気なく問いかける。
ア「ねぇシンジ」
シ「ん?」
ア「綾波さんって…どんな子?」
217 :
監督:2006/12/03(日) 01:01:22 ID:???
>>216の続き
一瞬シンジの動きが止まる。
シンジは今日一日ずっとベッドの上にいたが、特にすることもなく、アスカとレイのことばかり考えていた。
シンジは、そんな自分の心をアスカに見透かされたような気がしたのだ。
シ「ど、どうして?」
ア「ん〜?今日ちょっと話したのよね、綾波さんと。シンジはよく話してるみたいだから、どんな子なのかなぁと思ってさ」
シ「綾波は…本当は…とっても素直で、純粋な子なんだ…でも、人と関わるのが少し苦手みたいなんだ。僕も人のこと言えないんだけどね。それに…」
ア「…」
シ「なんて言うか…他の人には無いものを持ってる気がする…」
ア「…」
シ「綾波の笑顔は、みんなを幸せにしてくれるんだ…僕は…あの笑顔を見るためなら…何だってやれる気がする…」
シンジの話を黙って聞いていたアスカが、落ち着いた声で話し出す。
ア「そう…あたしもそう思うわ。あの子の笑顔は、きっと神様が与えたプレゼントね。でもさ…あんたって、ホント正直よね」
シ「何が?」
アスカは、何も分かっていないシンジを見て、ひとつため息をついた。
そしてシンジの部屋を後にしようとしたが、ふいに何かを思い出し、シンジに背を向けたまま話しかけた。
218 :
監督:2006/12/03(日) 01:18:55 ID:???
>>217の続き
ア「そういえば、綾波さんが言ってたわ。『碇くん、お大事に』って…風邪、早く治しなさいよ」
シ「うん…えっ?で、さっきの話は…?」
ア「そんなことまで…」
シ「えっ?」
ア「そんなことまであたしに言わせないでよ!!」
バタン!
アスカはシンジの顔も見ずに、部屋を出ていった。
シンジはアスカが出ていった後も、しばらく放心状態のまま、その場から動けなかった。
アスカはシンジの部屋から、リビングを素通りして自分の部屋へ行った。
ミ「アスカ〜鍋出来たわよん♪ほら見て〜おいしそう…って、アスカ!」
ミサトの呼びかけも全く耳に入らなかった。
部屋に入ったアスカは、鍵をかけ明かりも点けずにベッドに潜り込み、枕に顔をうずめてしまった。
熱いものがこみ上げてきたが、アスカは歯を食いしばって涙を堪えた。
ア(バカバカバカ!シンジのバカぁ!何であんなに鈍感なのよ!何であんなに正直なのよ!何であたしは…あんな奴が…好きなのよ…)
アスカは枕に顔をうずめたまま泣き出した。もう涙を堪えることも忘れていた。
まるで、アスカが溜め続けてきたもの全てが溢れ出てくるかの様に、涙は一晩中止まなかった。
久しぶりに見ようとしたら前スレなくなってた!全部読みましたよ。A2センセ旅丸さん監督さん激しくGJです。新スレになってさらなる良スレになりましたね。これからもガンバってください
ちょwwwwwwwwいつの間にかA2センセが投下してるwwwwかなりGJ!!!あんたが新世界の神だw
監督と旅丸さん乙!
二人ともかなり良い展開になってきたなww
>>206 A2センセのだったら全部とってあるぞ?希望するやつがいるならうpするけど・・・・
最近、監督の話ヤバくね?すっげぇ涙がこみあげてくる…w
アスカとレイ、どちらをシンジは取るんだろ…?
あぁぁぁぁ…三人とも幸せになってもらいたいwww
とりあえず監督乙です!
223 :
旅 丸:2006/12/03(日) 08:31:52 ID:???
>>211の続き
レイの家に着いた。レイはシンジに制服の上を返すと上がっていってと頼む
レイ:「これ…ありがと…」
シンジ:「うん。レイのいい匂いがする。じゃあまた明日…」
レイ:「待って…あがってって…」
シンジ:「いいよ。忙しいでしょ?」
レイ:「制服のお礼したいし…」
シンジの手をギュッと握る
レイ:「それに…寂しいから…」
シンジ:「了解」
レイ:「ありがと…」
シンジ:「じゃあ、お邪魔するね…」
レイ:「鞄置いてくるからソファーの所で待ってて…」
シンジ:「うん…」
レイ:「後で、土曜日に着る水着見てくれる?」
シンジ:「うん…」
レイは鞄を置くとシンジの所に急いで来た。隣に座り、シンジを見つめる
レイ:「キス。いい?」
シンジ:「いいよ」
レイはシンジにキスする。
シンジ:「じゃあ僕からも…」
シンジはレイにキスするレイの口に舌を入れたら…
レイ:「んん〜!!」
シンジは慌てて離す
シンジ:「ごめん嫌だった?」
レイ:「ごめん…そのキス始めてだから…」
シンジ:「もう一回。普通のしていい?」
レイ:「して…」
続く
224 :
旅 丸:2006/12/03(日) 16:01:55 ID:???
パソコン直った。
>>223の続き
レイとシンジは熱いキスをする。しばらくして
シンジ:「じゃぁ、もう帰るよ・・・」
レイ:「え?もう??」
シンジ:「うん・・・」
レイ:「明日、祝日で休みだけど・・・予定は?」
シンジ:「無いよ。」
レイ:「あした、遊びに行っていい?」
シンジ:「来て来て。アスカも喜ぶと思うよ。」
レイ:「うん。じゃぁ、行くね。」
シンジ:「じゃぁ。明日」
レイ:「バイバ〜イ」
シンジは出て行く
レイ:「ハァ〜・・・・」
シンジは家に向かって歩いていく。しばらく歩いていくと前からマナが歩いてくる
今日もマナは犬の散歩をしている。やはり犬は歩かないのでマナが抱いて歩いている
続く
225 :
旅 丸:2006/12/03(日) 16:46:15 ID:???
>>224の続き
マナ:「シンちゃん??」
シンジ:「あれ?マナ。犬の散歩?」
マナ:「そう。この子歩かないの。」
シンジ:「何で?」
マナ:「わからない・・・だからデブデブでしょ?アスカには牛みたいって言われるの」
シンジ:「あのさ・・・この犬っていつから飼ってる?」
マナ:「1年ぐらい前・・・」
シンジ:「散歩中に抱いて歩いたり、自転車の荷台に載せたりした事ある?」
マナ:「あるよ。」
シンジ:「だから歩くのが嫌なんだよ・・・」
マナ:「サボり癖が付いたってこと?」
シンジ:「サボり癖では無いけど、自分で歩くよりそっちの方が楽しいと思っちゃったんじゃない?」
マナ:「なるほど〜」
シンジ:「まぁ、しつければ治ると思うけど・・・」
マナ:「どうやってしつけよう?」
シンジ:「それは・・・わからない・・・」
マナ:「シンちゃんって動物詳しいの??」
シンジ:「詳しいって程じゃないけど、犬とか好きだよ」
マナ:「いやぁぁ〜可愛い〜ますます好きになっちゃったかも〜」
シンジ:「いや・・・ぁ・・・あの・・・」(照)
マナ:「照れなくてもいいじゃ〜ん」
シンジ:「まぁ。帰るよ・・・」
マナ:「今から家来ない??」
シンジ:「え〜」
マナ:「今、PM4:37。7時まで遊ぶとしたら十分遊べるじゃん」
シンジ:「いいよ・・・それに今度遊ぼうって約束したよね?」
マナ:「だけどぉ〜」
シンジ:「ごめん。」
マナ:「ふ〜ん・・・じゃぁ、また月曜日」
シンジ:「じゃぁね・・・」
続く
>>222 やべぇやべぇ。マジどうなるんだ…なんかもはやシンジがどっち選んでも収拾つかないような…
つーかアスカが切なすぎるわ。普通に泣けてくる。
これで3人とも幸せになったら、あんたは本物の監督だw
227 :
旅 丸:2006/12/03(日) 19:34:06 ID:???
>>225の続き
シンジが帰宅して、1時間後、アスカも帰宅する。
アスカ:「シンジ!」
シンジ:「何??いきなり・・・ちゃんと部屋のドアノックしてって言ってるじゃん」
アスカ:「何よ〜いいじゃな〜い」
シンジ:「で、何?」
アスカ:「どうしてるかな〜って思って」
アスカは邪魔なので、脱ぎ散らかされたシンジの征服をどけようとするが・・・
アスカ:「何これ?」
シンジ:「何?」
アスカ:「明らかにあんたのじゃない髪の毛が付いてる・・・」
シンジ:「ん?」
アスカ:「この薄い綺麗な青の髪の毛って・・・」
シンジ:「レイだよ」
アスカ:「今日も何かあったの?」
シンジ:「えっと・・・」
アスカ:「何か進展があったら教えてよ!」
シンジ:「あのさ・・・・ちょっと・・・・」
アスカ:「何よ?」
シンジ:「あのさ・・・キスしたんだけど・・・」
アスカ:「うん。」
シンジ:「ちょっと、あの・・・口の中に・・・」
アスカ:「わかった。舌入れるやつでしょ??あんなのまだやっちゃダメよ」
シンジ:「ダメなの??」
アスカ:「当たり前じゃな〜い」
シンジ:「どうしよう・・・レイに嫌われたら・・・」
アスカ:「大丈夫よ。レイはあんたの事純粋に好きだから問題ないわ。」
シンジ:「よかった・・・・でも謝った方がいいかな?」
アスカ:「まぁ、問題ないでしょ。」
続く
228 :
旅 丸:2006/12/03(日) 19:45:29 ID:???
>>227 シンジ:「まぁ、謝っとくよ・・・」
アスカ:「別にいいって。レイにとったら少し変わったキスをしてきた程度にしか思ってないわよ」
シンジ:「そうかな・・・」
アスカ:「かえって謝ったらあれは悪い事って言う印象与えちゃうからさ」
シンジ:「そうだね・・・アドバイスありがと・・・」
アスカ:「明日は祝日だけど・・・私は3連休じゃなさそう・・・」
シンジ:「えっ?何で?」
アスカ:「明日ね・・・家でヒカリと鈴原が来て企画の続きやろって話になったのよ」
シンジ:「え〜レイも来るのに・・・」
アスカ:「え!!それは残念・・・レイと遊びたいよ〜」
シンジ:「まぁ、早く終われば??」
アスカ:「何時ごろから来るって?」
シンジ:「お昼食べたら来るって・・・」
アスカ:「あぁ〜ちょうど重なっちゃうわ・・・」
シンジ:「えっと・・・どうする?午前中に来てもらう??」
アスカ:「いいわ・・・どうせ明後日はプール行く約束だし。二人で楽しんで」
シンジ:「ごめんね・・・」
アスカ:「仕方ないわ・・・」
シンジ:「なんか・・・凄い違和感・・・」
アスカ:「何がよ?」
シンジ:「こういう時って、あんた馬鹿!!って罵倒してくるのに・・・・」
アスカ:「だから・・・もうあんたには辛く当たらないって・・・・安心して」
シンジ:「何で?」
アスカ:「その方が、あんた気に入ってくれるでしょ?」
続く
229 :
旅 丸:2006/12/03(日) 20:04:03 ID:???
>>228の続き
シンジ:「まぁ、今のアスカのほうがいいけど・・・」
アスカ:「やっぱり??」
シンジ:「まぁ。やっぱり怖いからなるべく怒らせないように努力します」
アスカ:「あんた・・・・私の事。怖い?」
シンジ:「怖い・・・」
アスカ:「怖くないわよ」
シンジ:「いや、怖い・・・」
アスカ:「いいわ。怖くないってこと証明してあげる」
シンジ:「どうやって?」
アスカ:「私に何をしてもいいわよ」
シンジ:「何って??」
アスカ:「傷害行為とSEX以外なら・・・」
シンジ:「触るのは?」
アスカ:「場所にもよるわね・・・」
シンジ:「胸とか?」
アスカ:「いいわよ・・・」
シンジ:「正直女の子の胸って。どんな感触するの??」
アスカ:「あんた。レイの触った事は?」
シンジ:「無いよ・・・どんなのだろう?プニプニしてるのかな?」
アスカ:「人による・・・・ためしにどう?」
シンジ:「遠慮しときます・・・」
アスカ:「何よ〜??」
シンジ:「もう怖くないってわかったからアスカ・・・・」
アスカ:「つまんないやつ〜」
シンジ:「レイ・・・触ったら嫌われるかな??」
アスカ:「大丈夫じゃない??まぁ、一番安全なのはマナね。あ、でも逆に危険か・・・」
230 :
旅 丸:2006/12/03(日) 20:35:47 ID:???
>>229の続き
シンジ:「あぁ〜逆に危険だね・・・そんなことしたら・・・・」
アスカ:「確実に・・・・」
シンジ:「まぁ・・・マナとはあんまりそういう関係・・・・」
アスカ:「ほんと・・・」
〜そして翌日〜
PM1:34。玄関のチャイムが鳴る。ヒカリとトウジが着いた。
ヒカリ:「お邪魔しま〜す」
トウジ:「お邪魔します。」
ユイ:「あらいらっしゃい。今アスカちゃん呼ぶわね。」
アスカ:「あ!来た??」
ヒカリ:「ちょっと遅れちゃった」
アスカ:「大丈夫よ。」
ユイ:「じゃぁ、後でお茶持ってくから企画頑張って!!」
アスカ:「は〜い」
三人とシンジが廊下ですれ違う。
シンジ:「やぁ。委員長・・・」
ヒカリ:「お邪魔するわ碇君!」
トウジ:「よぉ!シンジ。邪魔すんで〜」
シンジ:「邪魔するんやったら帰って〜」
トウジ:「はいよ・・・・・」
トウジは逆方向に歩き始める
トウジ:「てっおい!!お前・・・吉●新●劇ぱくるなこら!」
シンジ:「あはは・・・あれ一回生で見てみたいよね・・・」
トウジ:「大阪行ったら案内したるで〜花●劇場とか」
ヒカリ:「鈴原!!」
トウジ:「悪い。ほなまた後で・・・」
シンジ:「うん!頑張ってこう言うの関西弁で・・・」
トウジ:「京都弁やったらお気張りやす。やで??」
シンジ:「それだ!」
三人はアスカ居間で書類等を広げて企画を始める。
続く
231 :
旅 丸:2006/12/03(日) 20:43:43 ID:???
>>230の続き
その5分後、レイもやってくる。洗濯物を取り込んで玄関から入ろうとしている
ユイとばったり会う。
ユイ:「あら?レイちゃんも文化祭の企画のお手伝い??」
レイ:「いえ・・・あの・・・私は違うんです・・・」
ユイ:「わかったレイちゃんはシンジに御用ね?」
レイ:「は・・・・はい・・・」
ユイ:「上がって。」
レイ:「はい・・・お邪魔します・・・・」
ユイ:「シンジ!」
シンジ:「は〜い!」
シンジは玄関に出てくる
ユイ:「レイちゃん。」
シンジ:「やぁ。」
レイ:「あ・・・あの・・・」
ユイ:「じゃぁ、レイちゃんのところにも後でお茶持ってくから。」
レイ:「あの・・・お構いなく・・・」
ユイ:「そんなに遠慮しなくてもいいじゃない??」
レイ:「あ・・・あの・・・」
ユイ:「何かレイちゃんって他人の気がしないのよね・・・・」
レイ:「そ・・・そうですか??」
ユイ:「お父様、まだ海外赴任中なの?」
レイ:「はい・・・私が成人するぐらいまでは戻れないって・・・」
ユイ:「何か困った事があったら何でも言って頂戴。」
レイ:「そんな・・・」
ユイ:「いいのよ。じゃぁ、シンジ。後でお茶取りに来て」
シンジ:「はい」
続く
232 :
旅 丸:2006/12/03(日) 20:59:00 ID:???
>>231の続き
シンジの部屋に入るレイ。
シンジ:「じゃぁ、ちょっとお茶取って来るよ・・・ベットにでも腰掛けて待ってて」
レイ:「うん・・・」
レイは独り取り残される。シンジが実際に台所にジュースを取りに行っている時間は
ほんの1分弱程度だったがレイにはかなり長い時間のように感じた。
シンジ:「お待たせ・・・」
レイ:「ありがと・・・・」
シンジ:「さて。何して遊ぶ??」
レイ:「その前にさ・・・」
シンジ:「何?」
レイ:「あの・・・トイレ・・・借りたいんだけど・・・」
シンジ:「あぁ。わかった。」
レイは一旦シンジの部屋から出る、ユイにトイレを借りていいか許可を取りに行った。
レイ:「あの・・・」
ユイ:「なに?」
レイ:「あの・・・トイレ借りていいですか??」
ユイ:「そんなの一々いいにこなくていいのに〜使って。場所わかる?」
レイ:「は・・・はい・・・」
レイはトイレに入っていく。そして3分後アスカの部屋では。
トウジ:「すまん。ちょっと便所・・・」
アスカ:「あ。場所わかる??案内するけど・・・」
トウジ:「作業中断したら悪いよってに。おばさんに聞くわ〜」
トウジはアスカの部屋から出る。
トウジ:「すんません。おばさん。便所借りたいんですけど・・・」
ユイ:「はい。トイレなら、そこ右よ。あ・・・でも・・・」
トウジ:「どうもスマンです・・・」
続く
233 :
旅 丸:2006/12/03(日) 21:16:35 ID:???
>>232の続き
トウジがちょうどトイレの扉の前に来た時、水が流れる音がして、用を足し終わったレイが
出てくる。
レイ:「ん!!」
トウジ:「は!!」
トウジ:「な・・・何や?綾波か・・・・。」
レイ:「・・・・」
レイはそそくさと去っていく
トウジ:「びっくりしたわ〜。ん?でも待てよ?な〜んで綾波がシンジの家におるんや??」
トウジは40秒程で用を足し終わり、アスカの部屋に戻る
ヒカリ:「あら?早かったわね?」
トウジ:「幻覚やろか??トイレの出入り口で綾波とすれ違ったんやけど・・・な〜んで綾波がおるんや?」
ヒカリ:「ん?まぁ、何でもいいじゃない?」
アスカ:「幻覚じゃないわよ。今日はシンジと遊んでるから。」
トウジ:「へぇ〜。」
〜一方レイたちは〜
レイ:「ごめんね・・・・私ったら・・・来た早々・・・トイレだなって・・・ヤダ・・・」
シンジ:「まぁ、生理現象だからしょうがないよ・・・」
レイ:「恥ずかしい・・・」
シンジ:「仕方ないって・・・結構時間掛かってたけど、どうしたの・・・」
レイ:「それって、どっちのしてたか聞いてる?」(照&笑)
シンジ:「そ・・・そんなこと聞いてないよ・・・ただお腹の調子悪かったりするかなって・・・」
レイ:「大丈夫だよ・・・」
シンジ:「ならいいんだけど」
レイ:「ハァ〜・・・・」
シンジ:「何?ため息なんてついて・・・」
レイ:「少し眠い・・・・」
シンジ:「寝る?」
レイ:「ううん・・・いい。」
シンジ:「で、何する?」
続く
234 :
監督:2006/12/03(日) 22:17:04 ID:???
旅丸さん乙です。マナはアレですが、アスカに勝機はあるんでしょうか…気になります。
コメント下さった方ありがとうございます。なんかホントに自分でも収拾つかなくなりそうな予感が…見切り発車にならないように頑張ります。
>>218の続き
翌日。一晩寝て体調も回復したため、シンジは学校へ行く支度をしていた。
シ(昨日のアスカ…本気で怒ってた…あんなアスカ、初めて見た…しばらく、口聞いてくれないかもな…)
ア「おはよう!」
シ「!!」
ドアをノックもせずに、アスカがシンジの部屋に入ってきた。
シ「お、おはよう…」
ア「あれ?何?もう平気なの?」
シ「う、うん」
ア「あんたすごい回復力ね〜。じゃ、学校行きましょ!」
シ「う、うん」
いつもと変わりないアスカ。シンジは戸惑いを隠せなかったが、内心ホッとしていた。
シ(なんか、こっちが拍子抜けしちゃったよ…僕の方が考え過ぎだったのかな?)
学校に到着する2人。アスカは真っ先にレイの元へ駆け寄る。
ア「おはよう!レイ」
レ「おはよう」
ア「シンジ、来てるわよ」
235 :
監督:2006/12/03(日) 22:22:58 ID:???
>>234の続き
アスカに続いて来るシンジ。
シ「おはよう、綾波」
レ「おはよう、もう大丈夫なの?」
シ「うん!やっぱり、バカは風邪引かないってホントなんだね」
ア「ちょ、あんた、それあたしの台詞だから!」
2人の会話に思わず吹き出すレイ。それにつられて笑い出すシンジとアスカ。3人はいつになく楽しそうに見えた。
アスカの目は、いつになく澄んでいた。
アスカはシンジと暮らすようになり、シンジに惹かれ始めてから、自分とシンジの間にある溝を感じていた。
初めのうちは、その溝を埋めようと必死だった。しかし、アスカがどれだけ頑張っても、シンジとの距離が劇的に縮まることはなかった。
それでもアスカはシンジに対する好意から、シンジが自分を必要としてくれた時には、全てを受け入れる準備は常にしていた。決してシンジとは分かり合えなくとも…
しかし昨晩、ついにアスカの心の糸が切れてしまった。いつまで経っても埋まることの無い溝に耐えかね、アスカはとうとうシンジに当たってしまった。
236 :
監督:2006/12/03(日) 22:25:59 ID:???
>>235の続き
そしてもうひとつ、レイとの接触。短い時間ではあったが、アスカの中のレイは、あまりに鮮明だった。
本来なら恋敵として、敵対心が芽生えるはずのレイに対して、アスカはある種憧れのような念を抱いてしまった。
アスカは、レイの持つ独特な雰囲気と天使のような微笑みに魅せられてしまったのだ。
そしてアスカはひとつの結論に達してしまった。
「シンジはレイと結ばれる運命にある」という…
そしてこのことが皮肉にも、アスカから迷いを消し去った。
もうシンジのために無理をすることも、レイに嫉妬する必要もない。
アスカは様々なことから解放され、実に清々しい気分だった。
旅丸さん大連投乙!!
旅丸さんのレイって可愛いよな。なんか放っておけない存在だw
ただアスカは嫉妬とかしないのだろうか?いつもレイとシンジでベタベタしてるのにww
アスカもシンジが好きなんだよね?
238 :
旅 丸:2006/12/03(日) 23:15:19 ID:???
>>233の続き
レイ:「シンちゃんとスキンシップ・・・」
シンジ:「えっ??えっと・・・具体的に・・・」
レイ:「ん?」(笑)
シンジ:「アスカが選んでくれたスカート。気に入ってるんだね。」
レイ:「うん。これ、大好き・・・・」
シンジ:「レイは・・・スカートの方が似合うと思うよ」
レイ:「そう?」
シンジ:「うん。」
レイ:「ありがとう・・・で、何する??」
シンジ:「また催眠やってくれる??」
レイ:「え?いいよ・・・じゃぁ、糸で吊り下げられたこの5円玉の穴見て・・・」
シンジ:「うん・・・」
レイ:「いくよ・・・」
レイは5円玉を振り子のように振り始め、シンジは集中して5円玉の穴を目線で追う。
レイ:「この穴の中に、猫とねずみが追いかけっこしてる光景が見えない??」
シンジ:「ゴメン・・・全然見えない」
レイ:「ダメか・・・」
シンジ:「みたい・・・」
レイ:「やっぱり無理かな??・・・」
シンジ:「まぁ・・・・難しいんじゃない??」
レイ:「そうだよね・・・誰にでもできたら悪用されるもんね・・・」
続く
監督も、乙!!
もしかしてアスカはシンジのことあきらめたの・・・?まさか・・・いや・・・・。
アスカは清々しくなっても俺の心にポッカリと穴が開いてしまった・・・。
アスカぁぁぁぁっっ!!
(・ω・;)⌒(;・ω・)
A2センセは投下してないみたいだな
旅丸さんと監督は乙!
241 :
旅 丸:2006/12/03(日) 23:47:43 ID:???
監督乙です!いやぁ、監督の作品は素晴らしい。確かにアスカはシンジのことが
好きですが・・・・これ以上は言えない・・・
>>238の続き
シンジ:「悪用か・・・レイにかけてみたいね・・・」
レイ:「どんなのかけるの??」
シンジ:「秘密・・・」
レイ:「ふ〜ん・・・」
シンジ:「エヘへ」
レイ:「なんか・・・シンちゃん怖い・・・」
シンジ:「キスしようか・・・・」
レイ:「うん・・・昨日の・・・ネットで調べたんだけど・・・・」
シンジ:「あれの事?あれは・・・」
レイ:「ゴメンね・・・昨日は・・・」
シンジ:「僕こそ・・・」
レイ:「じゃぁ・・・いくよ・・・」
シンジとレイは唇を重ねるが・・・今日のキスは一味違っていた。
少しみずみずしい音が部屋に響き・・・・お互いの口が離れると唾液が糸を引いていた。
シンジ:「やっぱり・・・ちょっとこれは・・・」
レイ:「そうだよね・・・・中学生がやるにしてはちょっとエッチだよね・・・」
シンジ:「今度から普通のにしよう・・・」
続く
242 :
旅 丸:2006/12/04(月) 00:03:39 ID:???
レイ:「うん・・・・その方がいいと思う・・・」
シンジ:「でも・・・気持ちいいって言うか・・・」
レイ:「いやぁ・・・・」
シンジ:「ゴメン・・・ねぇ、普通のもう一回!!」
アスカが部屋の扉を開ける。どうやら今日の分の企画は終わったようだ
トウジ:「ほな、シンジ。帰るわ・・・」
ヒカリ:「綾波さん。じゃあね!!」
アスカ:「さぁ。レイ。遊ぼうか」
レイ:「うん」
二人が帰るとアスカがレイを独占した状態になる。
アスカ:「さっきさ。キスしようとしてた?」
レイ:「うん・・・」
アスカ:「どうなの?シンジのキスって??」
レイ:「どんなのって・・・」
アスカ:「私もしたいんだけどね・・・」
レイ:「シンちゃんと??」
アスカ:「うん・・・」
レイ:「あの・・・私・・・」
アスカ:「レイは悪くないのよ。シンジも。・・・・・ただ・・・」
レイ:「何?」
アスカ:「私って・・・シンジに警戒されてるのかな??」
シンジ:「僕、警戒なんて・・・」
レイ:「私もそう思う。シンちゃんはアスカを警戒してないよ・・・」
アスカ:「そう?私・・・レイにヤキモチやいたりはしたくないの・・・」
レイ:「私も・・・もっとアスカとシンちゃんには仲良くなって欲しいなって・・・」
続く
243 :
旅 丸:2006/12/04(月) 20:35:12 ID:???
>>242の続き
アスカ:「まぁ。私はレイの後でいいから・・・・」
レイ:「私の後って?」
アスカ:「その・・・シンジとレイが結ばれるでしょ??で、たまに私もちょっとゴメンねって感じでシンジとってのはどう??」
レイ:「別に私もアスカならいいよ・・・」
アスカ:「レイは嫌じゃないの?シンジが私としたので自分ともするのは??」
レイ:「アスカなら全然OKだから・・・」
アスカ:「何か異様な関係になっちゃいそうだけど・・・」
シンジ:「こっちはほったらかし??」
レイ:「あ、ゴメンね。シンちゃん。」
そして3人で仲良く遊び・・・・
レイ:「私、帰らないと・・・」
アスカ:「もう6時半??レイ・・・今日は泊まってけば??」
レイ:「でも・・・」
アスカ:「どのみち明日、プール行くから、わざわざどこかで集合ってのも面倒でしょ?」
レイ:「だけど・・・」
アスカ:「おば様に聞いてくるよ」
レイ:「あの・・・アスカ・・・ホントにいいから・・・」
シンジ:「遠慮しなくていいよ。」
〜アスカは扉を開けてユイを呼ぶ〜
アスカ:「おば様〜」
ユイ:「何?」
ユイがすぐに来る
アスカ:「またレイを泊めてくれませんか??明日プール行くんでわざわざどこかで集合するのもめんどくさいですし・・・」
ユイ:「全然OKよ〜家に人がたくさん居る方が楽しいし」
アスカ:「ほら、OKでしょ?」
レイ:「でも・・・ご迷惑じゃ・・・」
ユイ:「全然迷惑じゃないわよ、レイちゃん」
シンジ:「ねぇ〜泊まってこうよレイ〜」
レイ:「了解・・・」
続く
244 :
旅 丸:2006/12/04(月) 22:22:05 ID:???
何か最近コメント減って過疎気味すな
>>243の続き
レイ:「でも・・・着替え取りに行かなきゃ・・・」
アスカ:「私の貸そうか??」
レイ:「でも・・・パンツとかブラのサイズ・・・・」
アスカ:「あぁ。そうだね。よし、取りに行こう!」
シンジ:「僕が行っていい?」
アスカ:「私が行きたいんだけど・・・」
シンジ:「え〜」
アスカ:「おねが〜いシンジ!!」
レイ:「あの・・・下着とかもあるし・・・アスカの方が・・・」
シンジ:「了解」
レイ:「ゴメンねシンちゃん」
シンジ:「待ってるよ」
レイとアスカはレイの家に着替えを取りに行く。
続く
245 :
初投稿:2006/12/04(月) 22:39:15 ID:???
〜12月4日誕生日〜
「アスカ、誕生日おめでとう!はいケーキ♪」
シンジの思いも寄らぬ言葉
「え…?あ、あんた覚えててくれたの?あたしの誕生日…」
「もちろんだよ、アスカ!」
とびっきりの笑顔でアスカに答えるシンジ
「バカ…、バカよあんた…。そうよ、バカシンジのクセに…」
何故かうつむくアスカ
「な、なんだよアスカ?僕なんか気に触る事でも言った…?」
「…………」
アスカが何か言ってるが聞き取れないシンジ
「え…、何?聞こえないよ?」
「……………(ありがとう…シンジ)」
必死に涙を堪えている為か、自分の思ったことが口に出せないアスカ
「(どうしたんだよアスカ…)あ、そうだ僕ケーキと一緒にプレゼント買ってきたんだ。…はいプレゼント!」
ケーキの側に置いてあった綺麗に包装してある箱をアスカに渡すシンジ
「…何これ?」
「開けてみてよ!」
包装を剥し、箱の中身を取り出すアスカ
「…クマのぬいぐるみ?」
「うん、そうだよ!最初アスカに何買ってあげればいいのか分からなかったんだけど…」
「……………」
246 :
旅 丸:2006/12/04(月) 22:43:39 ID:???
>>244の続き
レイは自分のアパートの部屋に着くと明日の水着と、下着、服を取りシンジの家に
向かう。今日もマナが嫌がる犬の散歩をしている。マナに遭遇する二人
アスカ:「あれ??マナ・・・まだその牛、歩かないの?」
マナ:「さっきから引きずってるんだけど・・・・」
レイ:「犬・・・怖い・・・」
レイはアスカの後ろに隠れる。
アスカ:「この犬、何て名前なの??」
マナ:「マリーって言うんだけど・・・お父さんはゼルエルって呼んでる・・・」
アスカ:「で、どっちの名前に反応するの??」
マナ:「・・・・きまぐれ・・・・餌持ってたらどっちの名前呼んでも反応するけど・・・」
レイ:「犬・・・怖い・・・・」
アスカ:「結局・・・餌が目当て??なんて奴だ・・・」
マナ:「ホント・・・何とかならない?」
レイ:「怖い・・・」
マナ:「レイちゃんこの犬・・・」
レイ:「私・・・・犬苦手・・・」
マナの犬はレイに吠える。
アスカ:「何よこの牛、何でレイに敵意むき出し??」
マナ:「コラ!!!」
アスカ:「パピオンでも怖いの??まぁ、これはパピオンでも牛だけど・・・」
レイ:「犬は全部ダメ・・・」
アスカ:「ダックスやチワワでも?」
レイ:「うん・・・・」
アスカ:「私のドイツ家ではシェパード飼ってるよ」
マナ:「シェパードって・・・あれオオカミみたいな奴だよね??」
アスカ:「肉食べさせないと人噛むけど・・・」
マナの犬はレイに向かって吠えまくる。どうやらレイが嫌いみたいだ
レイ:「霧島さん・・・・この犬何とかして・・・」
続く
>>245の続き
無言でいるアスカにさらに話しかけるシンジ
「僕、女の子に物をプレゼントするのって初めてなんだ」
「…だから気に入ってくれるかどうか分からな……!!」
そこまでシンジが言いかけると、突然アスカはシンジを抱き締めた
「何!どうしたんだよアスカ!?」
「ありがとうシンジ!あたし…、アンタのこと…アンタのこと!!」
「ア、アスカ!?」
しばらく無言で抱き合う二人…
「…なぁ〜んてね♪」
「え…、アスカ?」
「なぁにドキドキしてんのよバカシンジっ!エッチ!スケベ!!ヘンタイ!!!」
「な、なんだよもぅ…抱き付いてきたのはアスカの方だろ」
「なにアンタ、あたしがアンタの事好きだとでも思ったの?いやらしいわねぇ…」
「ち、違うよ!ただ、うつむいてたからどうしたのかなって…!」
「はいはい、言い訳なんてしなくていいから。でもシンジ…」
「ん、何?」
「今日はその…、あ、ありがとう…」
恥ずかしそうにするアスカ
「うん、いいんだよアスカ!」
再びアスカにとびっきりの笑顔を見せるシンジ
「…って、あーーっ!!」
いきなり大声を出すアスカ
「ど、どうしたの!?」
「ペンペンがあたしのケーキ食べてるぅ!!」
「こらっペンペン!やめろよ!!」
248 :
初投稿:2006/12/04(月) 22:55:47 ID:???
>>247の続き
「あー…、あたしのケーキが…バカシンジもう一個買って来なさいよ!」
「はぁー!?なんでだよ。だってしょうがないだろ!?」
「しょうがないじゃないわよっ!バカシンジ!!」
・・・・・・・
…と結局いつもの二人に戻ってしまった訳だが、アスカの心はいつも以上に満たされていた
アスカは心の中でシンジに問いかけた
「(幸せな時間だけど…、あたしシンジといつもこういう風にケンカしてる)」
「(でも、いつか気付いてくれるのかしら?あたしがシンジを想う気持ち…)」
「(ううん、きっと気付いてくれるわよ。こんなにも愛しているんだもん!)」
「(…ね? バ カ シ ン ジ ♪)」
〜おめでとう、アスカ〜
249 :
旅 丸:2006/12/04(月) 23:01:27 ID:???
>>247氏、初投下乙!!
おのれペンペンめなんて意地汚ねぇ〜野郎だ・・・俺もケーキが食いたくなってきた
>>246の続き
レイは泣き出しそうな顔をしながら怯える。マナはそんなマリー(ゼルエル)を一括する
マナ:「コラ!!晩ご飯あげないぞ!!」
マリー(ゼルエル)はくうぅ〜と変な声を出す
マナ:「ごめんなさいは!!??」
アスカ:「まぁ、レイ・・・そんなに怯えなくても・・・たかがパピオンだし・・・」
レイ:「でも・・・」
マナ:「犬って、怖い人は本当に小型犬でも怖いらしいから・・・ホント。ゴメンねレイちゃん」
アスカ:「でもマナ、あんた自分は大丈夫なの?」
マナ:「あぁ〜結構痛い・・・」
アスカ:「生理痛って辛いよね・・・」
マナ:「まぁ、後少しの辛抱だし・・・」
アスカ:「じゃぁ、私たちはこれで」
マナ:「バイバイ〜」
レイ:「じゃぁね・・・」
続く
GJ!ゼルエル採用されたw
251 :
A2:2006/12/04(月) 23:42:57 ID:???
旅丸さん、新職人さん乙です!
今後も頑張ってください!!!
アスカの誕生日に合わせて投下してたんですが
間に合わない可能性大です。もしかしたら明日
以降の投下になるかもしれないので・・・・
すみません
252 :
旅 丸:2006/12/05(火) 00:11:02 ID:???
ケーキが食いたくなったからちょっとコンビニ行って買ってきた。アスカおめでとう!
>>249の続き
家に戻ると3人で遊び始める。シンジの提案でアスカにさっきの催眠を試してみることに
レイ:「えっと・・・じゃぁ、糸でつり下げられた5円玉の穴から目離さないでね・・・」
アスカ:「イェッサぁ〜!」
レイは5円玉を振り子のように振り始める。
レイ:「穴の中に、猫とネズミが追いかけっこしてるの見える??」
アスカ:「・・・見えない・・・」
レイ:「やっぱりダメか・・・」
アスカ:「5円玉だから効果ないんじゃない?50円玉とか・・・」
シンジ:「何で50円玉なの??」
アスカ:「額が高い方お金の力で成功率たかいのかな〜って・・・」
シンジ:「いや・・・それはないかと・・・・」
アスカ:「やっぱり・・・・つまんない突っ込み。」
シンジ:「何て突っ込めばいいんだよ??」
アスカ:「えっと・・・わかんな〜い」
シンジ:「まぁ、それはいいとして・・・」
レイ:「50円玉も一応試したことあるけど・・・やっぱり無理・・・」
シンジ:「簡単にはできないって・・・」
レイ:「そうだよね・・・」
続く
253 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/05(火) 00:18:50 ID:Rn3jmC+P
旅丸さんの言うとおり過疎だな・・・・
けど職人さんが投下し続ければいつかもりあがるさWWW
254 :
旅 丸:2006/12/05(火) 00:33:57 ID:???
>>252の続き
しばらくして、夕食ができあがり、ユイが3人を呼びに来る。ゲンドウも既に帰宅しており
全員で食事を取ることにするが、ゲンドウはレイが気になって仕方ない様子だ。
ゲンドウ:「・・・・・」
アスカ:「おじ様〜」
レイ:「あの・・・何か?」
ゲンドウ:「・・・・」
シンジ:「父さん・・・どうしたの?」
ゲンドウ:「な・・・何でもない・・・」
ユイ:「レイちゃんが気になるんですか?」
ゲンドウ:「・・・」
ユイ:「今夜は家で泊まって貰うことにしたけど・・・」
ゲンドウ:「あぁ・・・問題は無い・・・」
レイ:「あの・・・私・・・」
ユイ:「ん?何レイちゃん」
レイ:「あの・・・今日は私、どこで寝れば・・・」
アスカ:「私の部屋でいいんじゃない?」
シンジ:「僕・・・あ・・・・ダメか・・・」
アスカ:「そう言えば前に来たときは私の部屋だったわね・・・よし!思い切ってシンジの部屋で寝てみる?」
レイ:「う・・・うん・・・・」
ユイ:「まぁ・・・シンジなら大丈夫だと思うけど・・・」
ゲンドウはお茶を吹き出す
ゲンドウ:「あ・・・・あぁ・・・多分問題はないだろう・・・」
アスカ:「じゃぁ。寝るまでは私の部屋で遊ぼう!」
レイ:「うん。・・・・じゃぁヨロシクねシンちゃん」
シンジ:「こ・・・こちらこそ」
続く
255 :
旅 丸:2006/12/05(火) 00:51:11 ID:???
>>254の続き
夕食を終え、1時間程経つ。アスカはレイを一緒に風呂に入るように誘う。
アスカ:「ねぇ、レイ!一緒にお風呂入ろうよ!!」
レイ:「え〜でも・・・」
アスカ:「修学旅行で一緒に入ってるからいいじゃん!!」
レイ:「わかった」
アスカ:「シンジも一緒に入ってみる??」
シンジ:「え・・・遠慮しときます・・・」
レイとアスカは着替えを持って風呂場に向かう。脱衣場では。アスカは洗濯物を
ポイポイっと洗濯機に投げ込むが、レイは畳んでビニール袋に入れているのでどうしても
遅い。
アスカ:「レイ〜そんなに几帳面に畳まなくても・・・」
レイ:「でも・・・クシャクシャだと・・・」
アスカ:「先入ってるね」
レイ:「うん・・・」
レイは脱ぎ終わると風呂に入ってくる。アスカは湯船につかっていた。
アスカ:「レイもつかる??」
レイ:「うん・・・」
アスカ:「あぁ〜私もこういう時男だったらなぁ〜」
レイ:「え〜」
アスカ:「どう?今度はシンジと一緒に入ってみる??」
レイ:「恥ずかしいよ・・・」
アスカ:「やっぱりまだ裸の付き合いはできない?」
レイ:「うん・・・」
アスカ:「ふ〜ん・・・」
レイ:「アスカは?」
アスカ:「私も・・・」
レイ:「やっぱりシンちゃん・・・したいのかな?」
アスカ:「まぁ、男だからねぇ〜」
続く
256 :
旅 丸:2006/12/05(火) 00:57:41 ID:???
>>255の続き
レイ:「でも、何で男の子って何かこう・・・やらしい事好きなのかな?」
アスカ:「それが男って言う生物なのよ。」
レイ:「シンちゃんも?」
アスカ:「まぁ、そうでしょうね・・・」
レイ:「あぁ・・・私、体には自信ない・・・」
アスカ:「何言ってるの〜凄い。いい体してるじゃ〜ん??」
レイ:「そんなこと無いよ・・・」
アスカ:「もっと自分に自信持たなきゃ・・・」
レイ:「うん・・・」
そんな話をしながらも後がつかえているので早く洗い、出ることに。
レイは冬だが、暖房が効いているので、青いタンクトップにグレーのハーフパンツ姿
でシンジが風呂から出てくるのを待つ。シンジは10分程で出てくる
続く
257 :
旅 丸:2006/12/05(火) 01:16:54 ID:???
>>256の続き
シンジ:「お待たせ・・・」
レイ:「うん・・・」
シンジ:「寒くない?」
レイ:「ちょっと・・・一緒に寝るんでしょ?」
シンジ:「え?」
レイ:「ほら・・・エッチ無しなら一緒に寝てもいいって・・・私・・・」
シンジ:「あぁ。一緒に寝る?」
レイ:「うん・・・」
シンジはベットに枕を2つ並べる。シンジはベットの布団を捲ってレイを先に入れると
電気を切ろうとする。
レイ:「ちょっと待って・・・・」
シンジ:「何?」
レイ:「スタンドの一番小さいのだけはつけてくれない??私・・・真っ暗だと逆に眠れないの・・・」
シンジ:「了解」
シンジはレイの要望通りにすると自分もベットに入る。思春期の二人にとってとんでもない状況だ。
当然。シンジの脳内はよからぬ妄想だらけでめちゃめちゃになっている。当然下半身を膨張させていること
は言うまでもない。レイの脳内もシンジでいっぱである。
レイは目を閉じてはいるが意識はある。
やがて時間が経つと、シンジが欲望を押さえきれず行動に出てくる。
レイが寝ているかどうか確認するために脇腹を突いてみる。レイは反応しなかった。
レイの意識が無いと判断したシンジはレイのタンクトップを捲る。へその部分まで捲り上げると・・・・
レイ:「起きてるぞ・・・・」
シンジ:「ご・・・ゴメン・・・」
レイ:「エッチぃ〜・・・」
シンジ:「ご・・・・ゴメン・・・その・・・」
レイ:「何したかったの?」
続く
旅丸さん乙!ペース速すぎですよwww
俺初投稿した者だけど、やっぱり難しいですね、話書くのはww
3レスしか書かなかったけど話考えるのに一日かかっちゃいましたよw
だからなかなか旅丸さんに感想が書けませんでした、すみません。
またなるべく投下できるようちょっと勉強してきますね!
260 :
監督:2006/12/05(火) 17:47:45 ID:???
新人さん乙です!よかったと思います!またの投下待ってますね♪
>>236の続き
その日の放課後…
ア「シンジ!あたし今日ヒカリと約束してるから、先に帰るわね!」
シ「うん、あんまり遅くならないようにね」
ア「OK!それじゃお先に〜」
アスカが教室から出ていった後、シンジはレイに挨拶をしてから帰ろうとしたが、レイの姿は見当たらなかった。
シ(綾波、もう帰っちゃったのかな…)
シンジは仕方なく教室を出て、げた箱へと向かう。
シンジが靴を履こうとすると、何か違和感を感じる。よく見ると、靴の中に小さく丸められた紙が入っていた。
シンジはその紙を広げて見た。
『放課後、屋上で待ってます レイ』
シンジの顔が、自然とほころぶ。シンジは靴をげた箱に戻し、急いで屋上へと向かった。
屋上へ出たシンジは辺りを見渡すが、レイの姿は見えない。
シ「綾波?」
シンジが呼びかけるが、返事は無い。
突然、シンジの視界が遮られる。
シ「うわっ!あれ?!」
261 :
監督:2006/12/05(火) 17:52:06 ID:???
>>260の続き
どうやら誰かがシンジの後ろから忍び寄り、両手で目隠しをしているようだ。
シンジの声に反応し、その手はゆっくりと下ろされ、シンジの腰に回った。
シ「あ、綾波?」
シンジが問いかけると、その手は離され、満面の笑みを浮かべたレイがシンジの前に顔を出した。
レ「びっくりした?」
シ「びっくりしたよ!もう…」
レイはそんなシンジを見て、無邪気な子供のように喜んだ。シンジはレイのいたずらに呆れたが、嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちで顔は真っ赤になっていた。
とりあえず腰を下ろす2人。
シ「あの…日曜のことだよね?ごめん、僕も話そうと思ってたんだけど、なかなかタイミングが無くて…」
レ「仕方無いわ。碇くん、風邪引いてたんだから…」
シ「うん…どこか、遊びに行きたいところある?」
レ「いろいろあるけど…碇くんは?」
シ「僕は…綾波の趣味とか、まだ分からないから…綾波の行きたいところでいいよ」
レ「そう…う〜ん、どうしよう…」
262 :
監督:2006/12/05(火) 17:57:13 ID:???
>>261の続き
シ「そうだ!」
レ「な、何?」
シ「とりあえずさ、ケータイ買いに行かない?」
レ「えっ、ケータイ?」
シ「うん!レイのやつ。ケータイ欲しくない?」
レ「う〜ん…」
シ「レイがケータイ持ってれば、今日みたいな時もすぐ連絡つくし…それに、いつでも電話できるじゃん!」
レ「そっか…うん、欲しいかも…」
シ「じゃあ買いに行こう!遊びに行くのは…日を改めてってことでいい?」
レ「そうね、そうしましょう」
その後シンジとレイは少し話し、日曜日の集合場所と時間を決め、お互いの家へと帰っていった。
263 :
新人:2006/12/05(火) 19:04:19 ID:???
監督さん、乙です!
えっと…アスカの話を書いた者ですw誉めてくれてありがとうございます!
次も何か投下出来るように頑張ってみます!(短い小説になると思いますがww)
ところで監督の話って、予測不可能(もちろん良い意味でw)でスゴイですよね!びっくりしますwww
今後の話の流れが非常に気になりますw
監督、大変かもしれませんがぜひ頑張ってください!!
264 :
旅 丸:2006/12/05(火) 21:10:14 ID:???
監督さんも新人さんも乙!新人さん。頑張りましょう!!
>>257の続き
シンジ:「あの・・・レイ・・・怒ってる??」
レイ:「怒ってるよ・・・・」
シンジ:「ごめん・・・・本当に・・・」
レイ:「嘘、嘘。怒ってないよ。」(笑)
シンジ:「え?」
レイ:「ちょっとドキドキしたよ・・・」(笑)
シンジ:「えっと・・・」
レイ:「あのまま私が何も言わなかったら、何する気だったの?」
シンジ:「あの・・・・レイがどんな下着つけてるか・・・気になってその・・・」
レイ:「し・・・下着??」
シンジ:「あの・・・長い付き合いだけど・・・見たこと無いから・・・その・・・」
レイ:「・・・」
シンジ:「アスカとマナは想像つくけど・・・レイは・・・・ゴメン。好奇心って言うか・・・」
レイ:「そうか・・・でも、私は地味な奴だから・・・」
シンジ:「地味なのって?」
レイ:「普通に白いの・・・・」
シンジ:「まぁ。ごめん・・・・」
レイ:「全然気にしてないよ・・・」
シンジ:「うん・・・」
レイ:「私こそ・・・ごめんね」
シンジ:「レイが謝ることないんじゃ・・・」
レイ:「私って・・・その・・・・勇気が無いって言うか・・・」
シンジ:「何言ってるの?もう止めようよ・・・こういう話し・・・」
レイ:「うん・・・」
シンジ:「ねぇ〜キスしていい?」
レイ:「うん・・・」
続く
265 :
旅 丸:2006/12/05(火) 22:08:52 ID:???
>>264の続き
シンジとレイはまたキスをする・・・
シンジ:「あのさ・・・・」
レイ:「ん?」
シンジ:「あの・・・・胸触っていい?」
レイ:「え??何で??」
シンジ:「なんか・・・・その・・・どんな感触するのかなって・・・」
レイ:「触って・・・」
シンジ:「ちょっとゴメンね・・・・」
レイ:「うん・・・」
シンジの手がレイの左の胸に触れる・・・
レイ:「ど・・・どう?」
シンジ:「温い・・・」
レイ:「そうじゃなくて・・・」
シンジ:「案外・・・弾力あるね・・・その・・・もっとプニプニしてるのかと思ったけど・・・」
レイ:「いやぁ〜・・・・」(照)
シンジ:「でも・・・いい感じ・・・」
レイ:「ほら、もうおしまい。」
シンジ:「ごめん・・・」
レイ:「またいつでもどうぞ・・・」
シンジ:「ごめん・・・」
二人は目を閉じる。そして翌朝、シンジは目を覚ますと・・・・
シンジ:「うぁぁ!!」
アスカ:「よぉ!」
レイ:「フフフ・・・・」(笑)
続く
266 :
旅 丸:2006/12/05(火) 22:18:23 ID:???
>>265の続き
なんと、レイの代わりにシンジのベットの中にはアスカが居た。どうやらレイとアスカが
共謀してシンジに悪戯をしたようだ。レイはクスクス笑っている。
シンジ:「何でレイがそっちに居てアスカが僕の布団の中に居るんだよ??」
アスカ:「悪戯よ。昨日の夜からレイと共謀してたの。あんたを安心させて、朝の5時ぐらいに入れ替わろうって。」
レイ:「シンちゃんゴメンね」(笑)
アスカ:「びっくりした??」
シンジ:「当たり前だろ??」
アスカ:「面白いねこれ。」
レイ:「うん」
シンジ:「もぉ〜止めてよ・・・」
レイ:「でも、私は朝の5時半まで一緒に布団の中に居たよ」(笑)
シンジ:「ってことは・・・昨日の夜のことは??」
レイ:「あれは嘘じゃないよ。私の本当の気持ち・・・」
アスカ:「まぁ。悪戯は成功ってことで」
シンジ:「もぉ〜・・・寿命が縮まったよ・・・」(苦笑)
アスカ:「大袈裟ね〜」
レイ:「大丈夫だよ・・・」
シンジ:「まぁ。いいけどさ・・・」
アスカ:「またやろうレイ」
レイ:「うん」
シンジ:「止めろよ・・・・」(苦笑)
アスカ:「まぁ、さすがに二度は同じ手は通じないと思うけど・・・」
続く
職人さんたちいつもオツです!
投下の妨げになるかと思ってコメント控えてたんですが、隙を狙って―
過疎ってる気もしなくもないですが、自分はいつも期待して見てます。
またスレ埋めるまで頑張って下さい!!
イイネ〜イイヨーw過疎り気味って言われりゃそうかもしれないが、
ネタに溢れているし毎日投下されて楽しいから俺は好きだ
特に旅丸さんはほぼ毎日(?)書き込んでくれてるみたいだから、
ネタに感情移入しやすくて良い
>>265 職人さん達はそういう反応を力の源にしているみたいだから見たら感想かいていいと思う
>>269 このスレを見て、職人さんたちの小説を読んだ人は必ず一言置いてってもらいたいなw
始めてこのスレ覗いたけどいい感じだなww
けど携帯だから過去ログみれないorzだれか最初からうpしてくれませんか?
たしかA2センセのを全部持ってた人ならいたような気がするよ。
273 :
A2:2006/12/06(水) 19:41:34 ID:???
>>271 自分のでよければ載せますよ?
ワードで保存しながら少しずつかいてるので最初から保存してますんで・・・
274 :
旅 丸:2006/12/06(水) 20:02:14 ID:???
>>266の続き
シンジ:「ねぇ〜9時ぐらいまで寝かせてよ・・・まだ6時だし・・・・」
アスカ:「いいわ。ただしこの状態でね。」
シンジ:「出てよ・・・」
アスカ:「い〜や。レイ〜カモ〜ン!!」
レイは笑いながらもシンジの布団に入ってくる。さすがに3人で入ると狭い
シンジ:「レイ・・・・自分の布団で寝ようよ・・・」
アスカ:「あぁ〜いいの?愛しのレイちゃんにそんなこと言って」
レイ:「シンちゃんひどい・・・」
シンジ:「ゴメン・・・いいよ・・・」
レイ:「ありがと・・・」
アスカ:「じゃぁ、私もいいわね。」
シンジ:「いいよ・・・」
アスカ:「で、どうなの?女の子に挟まれる気分は?」
シンジ:「えっと・・・レイ・・・」
レイ:「ん?」
アスカ:「誤魔化すな」(笑)
シンジ:「う・・・うん・・・嬉しいよ・・・」
アスカ:「嬉しい・・・か」
シンジ:「レイ??」
レイ:「ん?」
シンジ:「レイ・・・あのさ・・・」
レイ:「何?」
シンジ:「ちょっと・・・」
アスカ:「はっきり言いなさいよね・・・」
シンジ:「ちょっと・・・圧迫されて困るんだけど・・・」
続く
275 :
旅 丸:2006/12/06(水) 20:21:01 ID:???
>>274の続き
レイ:「ごめん。少し離れる??」
レイは少しシンジから離れるが1mm程だからさほど変わらない
シンジ:「アスカも、もうちょっと離れてよ・・・脚がきつい・・・」
アスカ:「えっと・・・狭いから無理よ・・・」
シンジ:「そう・・・」
アスカ:「じゃぁ、誰かの上に乗るってどう??ねぇ〜レイ??」
レイ:「え〜」
アスカ:「レイの上に乗っていい?」
レイ:「え〜・・・」
アスカ:「じゃぁ、シンジの上に乗っていい?」
シンジ:「やだよ・・・・」
アスカ:「じゃぁ、レイに乗ってもらう??」
レイ:「い・・・・・いいよ・・・・」(照)
シンジ:「えっと・・・もう起きようか・・・」
アスカ:「え〜・・・」
三人は起きて、悪ふざけは終了となる。レイが悪ふざけに乗ったのは初めての事だった。
続く
276 :
旅 丸:2006/12/06(水) 22:12:14 ID:???
>>275の続き
その後、朝食を取り、顔を洗い、すべて終わると出かける。
そしてプールに着くと・・・・
シンジはすぐに着替えを終えるが、アスカとレイは遅い・・・
〜女子更衣室〜
アスカ:「レイの水着って、真っ白。」
レイ:「アスカは派手だね・・・」
アスカ:「白って。長年使ってると透けてくるよ」
レイ:「嘘ぉ??」
アスカ:「ホント」
レイ:「どうしよう・・・」
アスカ:「でもまぁ。まだ透けて無いとは思うけど・・・まだ身長伸びてる?」
レイ:「うん。アスカは?」
アスカ:「まぁ。伸びてるわ・・・」
レイ:「最低でも160cmは欲しいな・・・」
アスカ:「まぁ。伸びるでしょ?」
レイ:「うん・・・・」
アスカ:「伸びたら伸びたで水着買い換えなきゃいけないし。」
レイ:「そうだね・・・」
アスカ:「今度はビキニにしてみたら?」
レイ:「嫌・・・」
アスカ:「やっぱり??」
レイ:「恥ずかしいよ・・・」
アスカ:「シンジったらこの前この水着見せたら・・・・プッ」(笑)
レイ:「どうしたの?」
アスカ:「鼻血出して・・・・」
レイ:「・・・」
アスカ:「面白かった」
レイ:「シンちゃんにとってはアスカの水着姿は刺激が強すぎたんだよ・・・」
アスカ:「まぁ・・・あんな流血リアクションするとは思わなかったわ・・・」
続く
旅丸さん乙です!
今日は書かないかと思ってたけどやっぱり書いてくれましたねw
旅丸さんがほとんど毎日更新してくれるから旅丸さんの小説がない日があると何だか寂しくなりますwww
278 :
監督:2006/12/06(水) 23:25:13 ID:???
旅丸さん乙です。シンジになりたい…
>>262の続き
日曜日の朝。シンジは定刻より少し早く集合場所へ向かうために、急いで朝食を済ませ、支度を始める。
ア「シンジ、そんなに慌ててどうしたのよ?どっか行くの?」
シ「う、うん…ちょっと…」
ア「何よ?」
シ「その…ケ、ケータイを買いに…」
ア「ケータイ?だってあんた持ってるじゃない?」
シ「えっ!うん…僕のじゃないんだ…えっと…あっ、もうこんな時間!じゃ、いってくるね!」
ア「ちょ!シンジ!」
アスカから逃げるように、シンジは家を出た。
予定通り少し早く着いたシンジは、物思いに耽りながらレイを待つ。
シ(綾波と初デート…楽しみだな♪僕はやっぱり綾波のことが好きなんだ…きっと…いや…)
シンジはレイのことが確かに好きだった。しかし、どうしてもレイだけに気持ちを集中することができなかった。
シ(…アスカ…)
シンジはやはり、あの夜のことが気になっていた。
あれ以来、以前と変わりないアスカにシンジは初め安心していたが、シンジの頭の中でアスカのことは段々と大きくなってきていた。
レイのことで、アスカに対して後ろめたい気持ちがあったことも大きかった。
シ(アスカ…アスカは何を考えているんだろう…僕には分からない…)
279 :
監督:2006/12/06(水) 23:29:28 ID:???
>>278の続き
「碇くん?」
シンジの後ろから声がする。シンジはとっさに振り向いた。
シ「綾…」
シンジは一瞬ドキっとしてしまった。白いハーフコートにピンクのマフラー。少し丈の短い黒のスカートに黒いブーツ。そこにいたのは、いつもの姿からは想像できない、大人の雰囲気のレイだった。
レ「ごめんなさい、少し遅れちゃって…待った?」
シ「い、いや!大丈夫!僕も今来たとこだから…」
レ「そう、じゃ行きましょうか」
シ「うん」
2人は少し離れた某電気店に向かい、並んで歩き出した。
シ「綾波ってさ…」
レ「何?」
シ「おしゃれするんだね…僕、びっくりしちゃったよ」
レ「えっ!いえ…普段はこんな格好しないわ…今日は碇くんとデートだから…少し頑張ってみたの…変だったかな?」
シ「全然!すごく似合ってるよ!今日の綾波、とってもかわいいよ…」
レ「よかった…ありがとう…」
電気店に入ると、シンジはレイを先導しケータイのコーナーへ。
シ「どんなヤツがいい?」
レ「少し、見てみるわ…」
そう言うとレイは、並べてあるケータイをゆっくり見て回る。
シンジはレイの後をついていく。
280 :
監督:2006/12/06(水) 23:36:41 ID:???
>>279の続き
しばらくしてレイがおもむろに口を開いた。
レ「だめ…分からないわ…どれも、同じにしか見えない…」
シ「そう…」
レ「碇くんと…同じのがいい…」
シ「そう?」
レ「うん、そうするわ…」
シ「ちょっと待ってて…あった!これだよ、綾波」
レ「うん…これがいいわ…」
シ「じゃあちょっと店員さん呼んでくるね!」
店員を呼んでくるシンジ。
店「こちらでよろしいですか?」
シ「はい!」
店「分かりました。カラーはどうなさいますか?」
レイを見るシンジ。
シ「色だって…どうする?」
レ「碇くんのは?」
シ「僕のはシルバーだけど…綾波はもっと女の子らしいのがいいんじゃない?ピンクとか…」
レ「そうね…わたし、ブルーがいいかも…ブルーってありますか?」
店「ございますよ。ブルーにしますか?」
レ「はい、お願いします」
2人は無事ケータイを買い、店を出る。
281 :
監督:2006/12/06(水) 23:43:51 ID:???
>>280の続き
シ「綾波は、青が好きなの?」
レ「うん」
シ「そういえば、綾波の髪って青だもんね」
レ「これは生まれつきだけど…家のものはだいたい青ね」
シ「へぇ…」
シンジの横顔を見つめるレイ。
レ「碇くん…」
シ「何?」
レ「この後、どうする?」
シ「えっ?えっと…そうだなぁ…」
レ「…家…来ない?」
シ「えっ…えぇっ?!」
シンジは慌てふためく。レイは不思議そうに問いかける。
レ「ど、どうしたの?」
シ「い、いや!その…そういうのはまだ…」
レ「…碇くん…変なこと…考えてる…?」
レイの言葉にシンジは赤面し、おおげさに否定した。レイはクスっと笑う。
レ「ケータイの使い方とか、分からないから…教えてほしくて」
シ「あっ、なるほど!そうだよね!うん、行こう!」
下心は無かったが、シンジは突然のレイの言葉に動揺してしまった。シンジはそんな自分が、とても恥ずかしかった。
282 :
旅 丸:2006/12/06(水) 23:53:08 ID:???
>>277 まぁ、パソコンが壊れても携帯で投下しますんで、私がくたばることは無いかと・・・
そして監督さん乙!大人っぽいレイの姿に萌え・・・
>>276の続き
レイ:「私は・・・私では流血リアクション・・・してくれないだろうな・・・」
アスカ:「でも。流血はホント困るわよ・・・」
レイ:「うん・・・それはそうだけど・・・」
アスカ:「さ、行きましょ」
レイ:「うん・・・・」
更衣室から出る二人。入り口付近でシンジが待っていた。
シンジ:「遅かったね。」
レイ:「ごめんね・・・」
アスカ:「女の子は大変なのよ」
シンジ:「まぁ、何でもいいけど、早く入ろうよ」
アスカ:「そうせかさなくてもいいじゃない」
やはり冬場なので他の客は多くないが、人が居るので、三人は気にしながら遊び始める。
続く
283 :
監督:2006/12/06(水) 23:55:17 ID:???
>>281の続き
シ「その前に…ちょっと家に連絡入れとくね」
レ「うん」
シンジはケータイを取り出し、自宅へと電話をする。
シ(ミサトさん、出てくれないかなぁ…アスカが出たら…何て言えば…)
ガチャ。
ア「もしも〜し」
シ(…アスカだ…)
シ「ア、アスカ?僕だけど…」
ア「あら、シンジ。どうしたの?」
シ「その…今日ちょっと遅くなるよ…」
ア「了解、で何してんの?」
シ(…やっぱり来た…)
残念ながらシンジは、こういう場面でのアドリブが全くと言っていい程きかない。
シ「あ、綾波と…一緒なんだ…」
ア「レイと?じゃあレイのケータイを買いに行ってたのね?」
シ「う、うん…」
ア「それならそうと言ってよね〜。どうせあんたは嘘つけないんだからさ」
シ「ごめん…」
ア「何で謝るのよ?まぁいいわ、ご飯どうするの?」
シ「ご飯は食べるよ。今日僕の当番だけど、アスカにお願いしていいかな?」
ア「OK!任せといて!あっ、レイにあたしの番号教えといてよ!」
284 :
旅 丸:2006/12/06(水) 23:59:04 ID:???
>>282の続き
アスカ:「シンジ!!!」
水をぶっかけるアスカ
シンジ:「何するんだよ!!」
アスカ:「水鉄砲欲しいね。」
シンジ:「まぁ、アスカにも飛び道具は危ないね・・・ケンスケのエアガンよりかはマシかと思うけど・・・」
アスカ:「あいつはアホだからほっといていいわよ」
シンジ:「アホとかそう言う事じゃなくて・・・サバゲでも無いのに人撃つのは・・・」
レイは仰向けでどざえもんのように浮かんで、シンジの方に流れてくる。レイの頭がシンジの腰のあたりにごつんと当たる
シンジ:「ん?・・・うぁぁ!!!何してるのレイ??」
レイ:「ん??何?何?・・・」
シンジ:「びっくりした・・・」
レイ:「びっくり?」
シンジ:「うん・・・」
レイ:「何で??」
シンジ:「だって、仰向けで浮かんでるから・・・何してるの?」
レイ:「えっと・・・あの・・・二人とも構ってくれないから・・・・その・・・死体ごっこ・・・」
アスカ:「ゴメンね〜レイ・・・」
レイ:「そんなつもりじゃ・・・無いけど・・・」
シンジ:「レイも遊ぶ??」
レイ:「うん。」
シンジ:「何がしたい??」
アスカ:「何秒潜っていられるかってのは?」
レイ:「えっ・・・・あの・・・いいよ・・・でも自信ない・・・」
アスカ:「シンジは?」
シンジ:「まぁ、いいよ・・・」
アスカ:「じゃぁ、よ〜い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタート!!
続く
285 :
監督:2006/12/07(木) 00:10:26 ID:???
>>283の続き
シ「う、うん」
ア「それじゃ!」
あまりにあっけないアスカの態度に、呆然とするシンジ。
レ「碇くん?電話、もういいの?」
シ「う、うん!行こうか!」
2人はレイのマンションの部屋の前まで来た。
レ「少し待ってて…片づけるから…」
そう言うと、レイは部屋へと入っていった。
シンジはキョロキョロと辺りを見回している。
シ(綾波はああ言ってるけど、ひとり暮らしの女の子の部屋に入るなんて初めてだ…やっぱり、緊張するな)
レ「お待たせ」
部屋のドアが開き、レイが顔を出す。
シ「えっと…じゃあ…おじゃまします…」
レ「そんなに、緊張しないで…」
シ「うん…」
レイの部屋は、無駄なものは無く非常にさっぱりとしていた。確かに青を基調としていた。
286 :
旅 丸:2006/12/07(木) 00:12:06 ID:???
>>284の続き
三人は同時に潜る。
30秒経過・・・・・・・・・・
シンジ:「ぶはぁぁ!!!はぁ〜」
〜シンジ浮上〜
35秒経過
レイ:「ふぅ〜。ケホ、ケホ・・・」
〜レイ浮上〜
シンジ:「レイ・・・」
レイ:「アスカは??」
シンジ:「アスカは・・・・まだ潜ってる・・・」
1分経過・・・
アスカ:「ふはぁぁ〜。ゲホ。あぁ〜少し飲んじゃった・・・」
シンジ:「無理しちゃダメだよアスカ・・・・」
アスカ:「私の勝ち??」
レイ:「うん・・・」
アスカ:「ビリは?」
シンジ:「僕・・・」
アスカ:「罰ゲームは何にする??」
シンジ:「罰ゲームって・・・そんなの聞いてないよ・・・」
アスカ:「じゃぁ、さっきのレイみたいに死体ごっこしてみて」
シンジ:「え〜・・・うつ伏せ?仰向け?」
アスカ:「うつ伏せ!!」
シンジ:「わかったよ・・・」
シンジはうつ伏せで浮かぶ。うつ伏せで浮かんだシンジの脇腹をアスカが押す
その瞬間シンジはビクッとして、ゴボゴボっと息を吐く
レイ:「可哀想だよ・・・」
アスカ:「シンジ、もういいわ」
シンジ:「何がしたいのかわからないよ・・・」
アスカ:「ゴメン。」
続く
287 :
監督:2006/12/07(木) 00:24:34 ID:???
>>285の続き
シ「きれいだね、綾波の部屋って…」
レ「そう?でもわたし、掃除とかほとんどしないのよ…だから、あんまり隅々まで見ないでね…」
シ「う、うん…」
レイは買ってきたばかりのケータイを箱から出し、説明書を読み始める。シンジはしばらく黙って見守る。
レ「碇くん…」
シ「何?」
レ「だめ…全然分からないわ…」
やはりレイには分からなかったようだ。
シ「心配いらないよ、僕がやってあげるから」
レ「うん…お願いするわ…」
レイはケータイをシンジに任せ、台所へ行く。
レ「碇くん、コーヒーと紅茶どっちがいい?」
シ「えっ?あっ、いいよ!お構いなく…」
レ「遠慮しないで、もっとリラックスしてね」
シ「う、うん…じゃあ紅茶で…」
レイはにっこり笑うと、2人分の紅茶を入れ始める。
しばらくすると、レイが紅茶の入ったカップを2つ持って戻ってくる。
288 :
旅 丸:2006/12/07(木) 00:27:55 ID:???
>>286の続き
アスカ:「ゴメン。シンジ、ちょっとおしっこ・・・」
シンジ:「うん。だけど・・・そう言う場合って・・・おしっことかじゃなくてちょっとトイレって言うべきでしょ??」
アスカ:「細かいことはいいじゃない」
シンジ:「まぁ、行っておいでよ・・・」
レイとシンジは取り残される。
シンジ:「レイ・・・二人で遊ぼうか・・・」
レイ:「うん・・・何する??」
どうしてもレイの体をジロジロ見てしまうシンジ。
レイ:「そんなにジロジロ見ないで・・・」(照)
シンジ:「ごめん・・・」
レイ:「やっぱり興味あるの??」
シンジ:「えっと・・・」
レイ:「私は・・・アスカほどスタイル良くないよ・・・」
シンジ:「そんなこと・・・無いけど・・・」
レイ:「アスカの方が胸あるし、お尻もアスカの方がプリプリしてていいと思うけど・・・」
シンジ:「アスカはアスカだよ。レイはレイにしかない魅力って言うか・・・その・・・まぁ、そのレイ独特のものが好き
なんだ・・・僕は・・・うん・・・上手く言えないけど・・・・」
レイ:「ほんと?」
シンジ:「うん・・・・だから・・・」
レイ:「ありがと・・・私・・・自信なかったんだ・・・」
シンジ:「まぁ、僕の中ではレイはスーパーアイドルだからさ・・・」
レイ:「シンちゃんの中でモテてるなら・・・私・・・」
そうこうしてるとアスカが戻ってくる。
アスカ:「お待たせ!!」
レイはアスカが戻ってきたのでシンジに暗号を送る。シンジの背中の素肌に触れるのは初めてだった。
シンジは当然OKのサインでお尻を二回軽く叩いてくる。
アスカ:「で、次は何しようか??」
続く
289 :
監督:2006/12/07(木) 00:29:57 ID:???
>>287の続き
レ「お待たせ」
シ「うん、ありがとう」
レ「どう?ケータイの方は…」
シ「うん、もう使えるよ!アスカの番号も入れといていい?」
レ「えぇ、もちろん」
それからシンジはレイに簡単な操作法を教えた。レイは真剣に聞いていたが、半分以上は分からなかった。
レ「だ、だいたい分かったわ…ありがとう…」
シ「うん、また分からなかったら聞いてくれればいいよ!」
レ「うん、ありがとう」
シンジは何気なく部屋の片隅に目を遣る。そこには、まだ買ったばかりと思われる家庭用TVゲーム機が置いてあった。
シ「あれは…」
レ「あぁ…こないだ買ったの…家にいても、すること無いから…」
シ「へぇ…」
シ(意外だな、綾波もゲームとかやるんだ)
レ「少し、やってみる?」
シ「うん」
レイはTVの電源を入れ、ゲーム機のスイッチを押す。
シ「あれ?このゲーム…僕たちが出てる…」
レ「えぇ、パチンコのゲームみたいなの…パチンコって何なんでしょうね」
290 :
監督:2006/12/07(木) 00:34:52 ID:???
>>289の続き
シ「パチンコ?パチンコって、玉がジャラジャラ出てくるヤツじゃない?って、それも分からずに買ったの?」
レ「えぇ、わたしや碇くんが出てるから買ったのよ。アスカも出てるわね」
シ「ホントだ…こんなの初めて見たよ。あっ!綾波だよ!変な敵と戦ってる!」
しかしレイはあっさりと負けてしまう。
シ「あぁ…負けちゃったね」
レ「わたし、このゲームだといつも負けちゃうのよ…何故かしらね…」
続いてシンジの初号機が登場する。
シ「あっ!今度は僕だ!」
レ「碇くんは、いつも勝つわ。何故かしらね…」
案の定、初号機は使徒を倒す。
シ「やった!勝ったよ!綾波!」
レ「そうね…」
シンジはとても嬉しそうだったが、レイは浮かない顔をしていた。
しばらくゲームに熱中していたシンジだったが、ふと何か思い出したようにポケットからあるものを取り出した。
シ「忘れるとこだった!はい、これ」
レ「これは、何?」
シ「ケータイのストラップだよ!ほら、こういうヤツ」
シンジは自分のケータイを取り出し、レイに見せる。
291 :
監督:2006/12/07(木) 00:46:42 ID:???
>>290の続き
レ「ふ〜ん…かわいいわね」
シ「うん!これ、僕とお揃いの!綾波のケータイにも付けてくれる?」
レ「うん…ありがとう…そうするわ」
シンジがレイのケータイにストラップを付けてあげると、レイは嬉しそうにそれを見つめていた。
シ「綾波、僕そろそろ帰らないと…」
レ「そうね、今日はありがとう」
シ「いえいえ、今度はどこかに遊びに行こうね!」
レ「うん」
レイはマンションの下までシンジを送り、2人は別れの言葉を交わすとそれぞれの家へ帰っていった。
シンジが自宅へ到着しドアを開けると、台所から良い匂いがしてくる。
シ「ただいま」
ア「おかえり〜」
シ「この匂いは…カレー?」
ア「ピンポ〜ン!あたしの作るカレーはとびっきりよ!」
シ「うん、良い匂いしてるね。ミサトさんは?」
ア「出張だってさ。今夜は2人きりね♪」
シ「えっ!う、うん…」
ア「ちょ!何マジになってんのよ!変な気起こさないでよ?!」
シ「わ、分かってるよ!」
シ(さっきとおんなじだ…今日は疲れるな…)
292 :
監督:2006/12/07(木) 00:51:55 ID:???
>>291の続き
夕食を済ませ、リビングでくつろぐ2人。
シ「あれ?」
ア「どうしたの?」
シ「ストラップが…無い…」
ア「ストラップ?」
シ「そう、ケータイの…おかしいなぁ…」
シンジはとりあえずリビングと自分の部屋、そして廊下をくまなく探してみる。
シ「やっぱり無いや…どこかで落としちゃったのかな…」
ア「きっとそうよ。明日、探してみるしかないわね」
シ「でも…誰かに拾われちゃうかも…あれは…あれだけは、無くしちゃいけないんだ…」
シンジはストラップが気になってしょうがない様子だった。
そんなシンジを見て、アスカはやれやれといった表情で外へ出る支度を始める。
シ「えっ?アスカ…?」
ア「ほら、あんたも早く上着着て」
シ「今から…探しに行くの…?」
ア「そうよ!だって…すごく大事なものなんでしょ?」
シ「うん…」
2人は上着を出て外に出た。
ア「寒ぅ〜!ちゃっちゃと見つけちゃいましょ。で、どっちから帰ってきたの?」
シ「う、うん…こっちだよ…」
ア「OK!」
293 :
監督:2006/12/07(木) 01:02:55 ID:???
>>292の続き
アスカはケータイの光で地面を照らしながら、シンジの指さす方向へと歩き始めた。シンジもアスカに続いて行く。
シ「アスカ…」
ア「ん?何〜?」
シ「…ありがとう…」
ア「何言ってんのよ!ほら、早く見つけよ!」
シンジとアスカは、レイの家までの道のりをくまなく探しながら往復してみたが、ストラップは見つからなかった。
シ「無いね…」
ア「そうね…ホントにこの道しか歩いてないの?」
シ「うん…でも、もういいよ…明日また、探してみるから」
ア「何言ってんの。ほら、もう一回行くわよ!」
アスカはひとりで歩き出す。
シ「ア、アスカ!その…本当にもう…大丈夫だから…」
ア「あたしは見つかるまで帰らないわよ…シンジの…大事なものなんでしょ…?」
シ「そうだけど…」
ア「あたしに出来るのは、こんなことくらいだから…もう少し、探してみるわ」
シ「…アスカ…」
アスカとシンジは、再びレイの家までの道のりを歩き始めた。しかし、もう一往復してもストラップは見つからなかった。
ア「…無いわね…」
シ「そうだね…きっと、誰かがもう拾っちゃったんだよ…」
294 :
監督:2006/12/07(木) 01:10:34 ID:???
>>293の続き
シンジとアスカはその場に立ち尽くす。
その時、真冬の冷たい風が2人を直撃した。
ア「うっ、寒ぅ〜!」
シンジもあまりの寒さに、ポケットに手を突っ込む。
ふと、シンジの手に何か固いものが当たった。
シ(?!…まさか…)
シンジがポケットから手を出すと、案の定手の中にはストラップがあった。
シ「あーっ!!」
ア「何?!」
シ「あった!!ストラップ!」
ア「ホント?!どこに??」
シ「ポケットの…中…」
295 :
監督:2006/12/07(木) 01:18:12 ID:???
>>294の続き
シンジは思わず身構えた。
シ(あぁ、僕はバカだ…こりゃ間違いなく怒られるな…)
ア「…よかった…」
アスカは小さく呟いた。
ア「よかったわね。じゃ、帰りましょうか」
シ「…う、うん…」
2人は家へと帰り始めた。
シ「…アスカ」
ア「何?」
シ「その…今日は、本当に、ありがとう…」
ア「何言ってんのよ?結局あたしは、何もしてないってのに」
シ「そ、そういうことじゃなくて!アスカの…気持ちが…嬉しかったんだよ…」
ア「…そういうの、やめてよ…恥ずかしいじゃない…」
アスカの優しさに触れる度に、シンジの心は揺れた。
自分が本当に好きなのは誰なのか…シンジにはそれが分からなくなってきていた。
296 :
監督:2006/12/07(木) 01:32:52 ID:???
旅丸さん乙です!
ネタがたまってきたので、怒濤の投下ラッシュしときました!明日もラッシュします。
監督も乙、がんばってくだせぇ
監督、怒濤の連投乙です!!
いい話ですね…切ない。
レイの想い、アスカの想い、揺れるシンジの心…
三人の間で交錯する心情が何とも言えないです。
A2センセ、うp頼みます。
300 :
A2:2006/12/07(木) 17:08:55 ID:???
>>198 「ここがいいわ」
アスカはそう言うとイタリアンファミリーレストランを指差した
そこは大通りのちょうど真ん中らへんにあり、イルミネーションで店の周りを光らせている。
ファミリーレストランというだけあって中には若いカップルが多く見受けられ、その入り口に
も順番待ちのカップルが列を作っている。どうやら買い物や映画を見た帰りに寄るカップル
がこの店の客の大半を占めているようだ
「いいけど込んでるよ?」
僕はその列を眺めながら言った
「みたいね、ちょっとあんた店員にどのくらい待つか聞いてきなさいよ」
店の扉を開けると中から暖かい空気が僕を出迎え、その次に店の中で待ってる数組のカッ
プルの視線が出迎えた。少し待つと店員が僕の存在に気づき少し早足で僕の元にやってき
た。
店員の話によるとこの時間は食後すぐには店を出ずに少し話し込む客が多いために少なく
とも30分は待たなくてはならないらしい。もちろんそれは少なくともであり、それ以上早くな
ることはないが遅くなる可能性は十分にあり場合によっては1時間も待つ可能性がある。
「早くて30分らしいよ」
「ま、この状態をみるとそんなもんね」
「結構待つみたいだしお弁当でも買って家で食べない?」
「別に30分くらいならどうってことないわよ」
「それ以上待つかもしれないんだよ?それに寒いし・・」
「絶対嫌ッ!!!私はここで食べたいの」
「でも・・」
「いつも言うけどあんたは私のいうこと聞いてればいいのよ」
301 :
A2:2006/12/07(木) 17:12:17 ID:???
>>300 いつものようにアスカの強引の押しの結果待つことになった。
外の気温も時間と伴に低くなり、しゃべる度に出る白い息が外の寒さを物語っている。
足踏みをしてみたり手に息を吹きかけてみたりと落ち着かない素振りをしていると右腕に柔ら
かい感触を感じた。
それは昨日のコンビニ帰りに感じたアスカの感触と同じで、見てみるとやはりそこには僕の腕
をギュッと抱きしめているアスカがいて僕の肩に頭を寄りかけている.。
どうしたのと聞くとアスカは寒そうだからと答える。
それはいつもの様に特別にやってあげているという感じ、その時まさかアスカが腕を組みたか
ったなんて気づきもしなかったし僕自身寒がっている僕に気遣ってしてくれているのだと思っていた。
気づくとアスカは僕の右腕から手を回し僕の手を握っていた。
アスカは昨日とは違って体は冷えていて暖かくなったという実感こそなったが、何かが暖かく感じた。
「手、冷たいね」僕は言った
「あたり前じゃない、こんな寒い中待たされてるんだから」
「じゃあ帰る?」
僕は冗談交じりで聞いた
「あんた馬鹿ぁ?あと少しで中に入れるのにここで帰ったら本当の馬鹿よ」
「冗談だよ」
「あんたに冗談とか似合わないわよ。あんたが言うと全部本当のことに聞こえるんだから」
寒さを紛らわせるつもりで言ってみたがどうやら僕が言うと冗談に聞こえないらしい
いままで言ったことがないというのもあるがそれ以上に僕という人間は冗談とか人を笑わせるとかそう
いう人種とはかけ離れているようだ
>>301 10分ほどするとやっと店の中に入れた。
相変わらず店の中は賑わっており店員も忙しそうに走りまわっている
アスカは忘れているのか僕の手を握ったままでいる。
「やっぱり店の中は暖かいわ」とアスカが言った
確かに、外と店の中では天と地の差だ。中では天使がにっこり微笑んで歓迎してくれて
いるが外を見ると悪魔がこっちにおいでと言わんばかりに手招きをしている。
行きたくはないが食事が終ったら嫌でも悪魔の誘いに行かなければいけない、そう思う
とため息を漏らしたくなる
それから数分待つとやっと席に案内されメニューを渡された
「あんたは何たべるの?」
アスカはメニューを見ながら尋ねてきた
「何にしよう、カルボナーラにでもしようかな」
「あたしもパスタが食べたいな」
その時ふと昨日のことを思い出した。昨日アスカのわがままでシチューにしたが当初の予定
ではパスタのはずでその材料も買い込んでいた。買い込んだ中にはひき肉など傷みやすい
ものもあり(アスカが好きな自家製ミートソースを作ろうとしていた)できるだけ早く使いたかった。
話し合った結果明日スパゲティにするから今日はそれ以外のものを食べることにした。
実を言うと僕はイタリアンというのがよくわからない。ピザとかそういうものしか食べたことないし興
味もなかった。だからそこらへんはアスカに任せた。
少し待つとみたこともないような料理が次々と運ばれてきた。アスカによると子羊のロース肉のソ
ティー野菜添えだのホタテ貝の香草グリルらしい(もちろん他にもあったが名前を覚えきれなかった)。
そんなことよりお金は大丈夫なのだろうか?おおめに持ってきたがこれだけの料理はいくらするのか検
討もつかない。割り勘にすれば払えなくもなさそうだが僕も一応男のプライドがある。といってもそのプラ
イドは常日頃アスカに男はこうであるべきだと教え込まれたものではあるが・・・
303 :
A2:2006/12/07(木) 17:16:27 ID:???
>>302 「冷めるわよ」
アスカはそう言うと料理を口に運んだ、続いて僕も運ぶ
「おいしい」
予想以上のおいしさに思わず口から言葉がこぼれた
それを見たアスカは得意げな顔をして僕に話しかけてきた
「待ったかいがあったでしょ?」
「うん、初めて食べたけどおいしいよ」
「でしょ?」
アスカはうれしそうに微笑み料理を口に運んでいく。
そこで僕はポケットに手を入れきれいに包装された小さな小包を取り出した
「アスカこれ、誕生日おめでとう」
えっ、うそ?とアスカは目を大きくした。
「あんた覚えていたの?」
「もちろん!」
「あけていい?」
「うん」
アスカは包みをあけ、僕の方をみた
304 :
A2:2006/12/07(木) 17:17:16 ID:???
>>303 「これ・・」
「前にアスカが首元になんか欲しいって言ってたから」
アスカは箱から銀色に輝くネックレスを出し小さな笑みをこぼしながらかけてみる
「似合う?」
「うん、アスカに似合うと思ってそれにしたんだ」
頬を少し赤くして目を少しそらした
「ちょっと大人っぽい感じのネックレスね」
「アスカって髪をおろしていると大人っぽく見えるからさ」
アスカは空の箱を大事そうに胸にかかえ「ありがとう」と僕に言った
素直に喜ぶアスカが僕はうれしかった。
「これはお出かけ用にするわ」
アスカは首からネックレスをはずし箱にキレイにしまった
「なんで?」
と僕は尋ねた。せっかくあげたのだから片時もはなさずに身につけて欲しい
「なくしたら嫌だもん」
「首からぶら下げているんだから大丈夫だと思うけど・・?」
アスカは小さく首を横に振って答えた
「いいの、あんたと出かける時にだけつけるの」
なんでだろうと思いつつ僕は食事を続けた。
305 :
A2:2006/12/07(木) 17:18:59 ID:???
>>304 あらかた食事も済みアスカもお腹いっぱいになった所で席をたった。
もちろん支払いは全部自分がするつもりでポケットから財布を取り出しアスカに言った
「ここの支払いは僕がするから」
「え、いいわよ。あんた私にプレゼント買ったからもうあんまりお金ないでしょ?」
そう言うとアスカは僕の横を通り抜けレジに向かいだした
「大丈夫だよ、今日はアスカの誕生日なんだから僕が出すよ」
結局お互い譲らず割り勘することになった。
店をでると外はやはり寒くアスカはまたもや僕の腕にしがみついて歩いていた。
異性になれていない僕にとってはその度に緊張がこみ上げてくる。
「それにしてもミサトは白状ねぇ、このアスカ様の誕生日だっていうのに出張なんて」
「仕方ないよ。仕事だもん」
アスカはムッと顔をした
「ふん、どーせ加持さんとラブラブデートを満喫してるのよ」
僕は何も言えずに黙っているとアスカは続けた
「あ〜ぁ、私の隣にいるのがこんな冴えないやつじゃなくて加持さんだったらなぁ」
「悪かったね加持さんじゃなくて・・」
この台詞はもはやお決まりになっていた。
そのとき乾いた空気の中に電話のコール音が鳴り響いた
僕は携帯を取り出し開いてみると画面には綾波レイと表示されていた
綾波から連絡がくるのは非常収集の時ぐらいで一瞬非常収集かと頭をよぎったが冷静
に考えるとそんなわけない。使徒は全て倒したのだから収集されるわけがみつからない、
つまりプライベートでかかってきたということになる。プライベートでかかってきたのは始
めてで、少し緊張しながら電話に出た
306 :
A2:2006/12/07(木) 17:19:47 ID:???
>>305 「・・・もしもし?」
「もしもし、綾波レイです」
ここで自分のことをフルネームでいうのが彼女らしい
「どうしたの?」
「碇君に料理を教えてもらおうかと思って」
「そういえば約束してたからね」
「えぇ」
「いつにしようか?」
「・・・明日」
「明日?」
「碇君がよかったら明日がいい」
「僕は全然かまわないけど・・・」
「前に言ったけど私何も持ってないの」
「じゃあ僕んちでやる?」
「いえ、だから午前中に一緒に買い物にいって欲しいの。一人だと何買えばいいかわからないから」
「うん、いいよ。何時にする?」
「碇君に合わせるわ」
「じゃあ10時くらいに綾波の家に迎えにいくよ」
「うん、わかった」
「じゃっオヤスミ」
「おやすみなさい」
電話を切ってポケットに電話をしまうとそうそうにアスカが絡んできた。
307 :
A2:2006/12/07(木) 17:21:15 ID:???
>>306 「ファーストね」
僕はうん。と答えた
「明日ファーストと会うの?」
「昨日、今度料理教えるって約束してたんだ」
「じゃあうちでやるの?」
「いや、綾波の家でだよ」
アスカはどこか悲しそうな表情をしながら話を続ける
「明日もミサトはいないのよ?」
「夜までには帰ってくるよ、お昼は作って行くし」
アスカは僕の腕からスッと手を外すとスタスタと前を歩きだした
「ならいいわ、あんたとミサトがいなくて独りでいられると思うと気分がスっとするわ」
僕はアスカの言葉を鵜呑みし、アスカは一人が好きなんだね。と言った
「そうよ!アンタみたいなバカやミサトのみたいな男にデレデレしてるやつといると疲れるのよっ!!」
バカシンジ!
そういい残すとアスカは暗い闇の奥に走り去っていってしまった。
308 :
旅 丸:2006/12/07(木) 19:01:32 ID:???
いやぁ〜待ってましたA2センセ。アスカはどうなるのかな??
>>288の続き
アスカは次から次へと遊びを思いつくが・・・・レイは手で何かをし始める
アスカ:「何やってるのレイ・・・??」
レイ:「ねぇ〜手で水鉄砲どうやってやるの??」
アスカ:「あぁ。それ??それは・・・・」
アスカはレイにコツを教えるが・・・・
レイ:「やっぱりできないよ・・・」
アスカ:「ま・・・まぁ。お風呂で練習すればできるようになるわ・・・」
レイ:「ごめんね・・・せっかく教えてくれたのに・・・」
シンジ:「僕もできるけど・・・教えようか?」
レイ:「うん・・・教えて・・・」
シンジも一応教えてみるが・・・・
レイ:「やっぱりできない・・・・」
アスカ:「まぁ。遊ぼうよ・・・」
レイ:「うん・・・・」
〜そうして2時間ほど遊び。再び女子更衣室。髪を乾かしながらの会話〜
アスカ:「あぁ〜疲れたわね・・・」
レイ:「そう??」
アスカ:「でもまぁ・・・季節はずれのプールも有りかな・・・」
レイ:「お風呂入りたい・・・」
アスカ:「そうだね」
レイ:「帰ったらお風呂入ろ・・・・」
アスカ:「夕方まで家にいたら??」
レイ:「そんな・・・悪いよ・・・」
アスカ:「じゃぁ。私が遊びに行っていい?」
レイ:「じゃぁ・・・夕方までシンちゃんの家で一緒に遊んでいい?」
アスカ:「うん!その方がシンジも喜ぶと思うし!!」
続く
309 :
旅 丸:2006/12/07(木) 19:13:02 ID:???
>>308の続き
〜そして再び碇家〜
ユイ:「もぉ〜あなた!!そんなところで寝そべってたら掃除ができないでしょ!!!」
ゲンドウ:「あぁ・・・・すまないユイ・・・」
ユイ:「休みの日はゴロゴロしてないで。何か趣味でも見つけたらどうですか?」
ゲンドウ:「あぁ・・・ダーツをやってみようと思う・・・」
ユイ:「ダーツって・・・」
ゲンドウ:「もう一式買ってある・・・」
ゲンドウは自分の部屋からダーツセットを持ってくる
ユイ:「どこでやるんですか??」
ゲンドウ:「ここだ・・・」
ユイ:「止めてくださいよ!壁に刺さって穴でも開けたら・・・」
ゲンドウ:「穴と言っても針の大きさ程度だ・・・・問題は・・・・」
ユイ:「大ありです!!まだローンが20年ぐらいも残ってるんですから!なるべくきれいに・・・」
ゲンドウ:「だが・・・たかが・・・・」
ユイ:「一つの穴が数日後にはどれだけ増えている事やら・・・」
ゲンドウ:「わ・・・わかった・・・ここではやめる・・・」
ユイ:「自分の部屋でも止めてくださいよ!!」
ゲンドウ:「あぁ。わかってるよ。ユイ・・・・」
〜そこへアスカ達が帰ってくる〜
シンジ:「ただいま・・・・」
アスカ:「ただいま戻りました」
ユイ:「あら。お帰りなさい。レイちゃんは?」
アスカ:「居ますよ」
シンジ:「ほら。レイ」
レイ:「あの・・・・」
ユイ:「上がってってレイちゃん」
続く
310 :
旅 丸:2006/12/07(木) 19:29:30 ID:???
>>309の続き
レイ:「お邪魔します・・・」
ユイ:「疲れたでしょ?今日も泊まってったら??水に濡れると体力消耗するし、これから家事するのも面倒でしょ?」
レイ:「そんな・・・悪いですよ・・・」
ユイ:「大丈夫!むしろ泊まっていてくれた方が嬉しいかな??」
レイ:「でも・・・さすがに二日続けては・・・・その・・・・おじさまにも迷惑だと思いますし・・・」
ユイ:「全然大丈夫よ〜」
アスカ:「泊まっていこうよ!」
レイ:「でも・・・・」
シンジ:「まぁ。そんなに強要しなくても・・・」
レイ:「まぁ・・・後で決めます・・・・」
アスカ:「夕方までには決めてネ!」
レイ:「うん・・・・」
〜そしてアスカの部屋〜
アスカ:「あぁ〜やっぱり水に濡れると疲れるわね〜」
レイ:「うん・・・・ちょっと疲れたよ・・・・」
アスカ:「泊まってこうよ〜」
レイ:「う・・・うん・・・・」
シンジ:「僕もまぁ・・・泊まってく事を薦めるけど・・・」
レイ:「うん・・・・」
アスカ:「ねぇ〜何か面白いこと無い??」
シンジ:「また始まった・・・・」
レイ:「面白いことか・・・」
シンジ:「ゲームする??」
アスカ:「ゲームはいいけど・・・レイができないじゃない」
シンジ:「そうか・・・何しよう・・・」
続く
311 :
旅 丸:2006/12/07(木) 19:36:10 ID:???
>>310の続き
アスカ:「ここはゲストであるレイが決めることでしょぉ〜」
レイ:「え〜・・・・アスカが決めて・・・」
アスカ:「じゃぁ、イ●イ●棒やる??」
シンジ:「あぁ〜あれか・・・・」
アスカ:「持ってきてシンジ〜」
レイ:「何?イ●イ●棒って・・・」
アスカ:「まぁ、やればわかるわ・・・」
シンジはイ●イ●棒を持ってくる。
アスカ:「迷路になってるでしょ?」
レイ:「うん・・・・」
アスカ:「この両側に棒が触れたら耳につけてるベルが鳴ってゲームオーバー。結構そのベルうるさいから気をつけて」
レイ:「了解・・・」
レイは挑戦するが・・・・開始から数秒後ベルが鳴る
レイ:「きゃぁ!!!」
アスカ:「ね?うるさいでしょ?」
レイ:「う〜ん・・・・」
アスカ:「私も成功した例しないんだけど・・・・」
レイ:「難しいね・・・」
アスカ:「次。シンジ!」
シンジ:「できるかな・・・・」
アスカ:「まぁ。失敗しても誰も責めないから・・・・」
シンジ:「了解・・・・」
続く
312 :
旅 丸:2006/12/07(木) 19:53:12 ID:???
>>311の続き
シンジは挑戦するが・・・・
シンジ:「もう終わりか・・・・」
アスカ:「レイより酷いじゃない・・・・」
シンジ:「やっぱ無理だこれ・・・・アスカは?」
アスカ:「遠慮しま〜す」
シンジ:「人にやらせといてなんだよそれ〜」
アスカ:「だってぇ〜うるさいんだも〜ん」
シンジ:「アハハ・・・・」
アスカ:「う〜ん・・・違う遊び考えよう・・・」
シンジ:「じゃぁ。これは片付けてOK?」
アスカ:「うん。ゴメンね。せっかく持ってきたのに・・・」
シンジは再び自分の部屋に・・・・
アスカ:「次は何する??」
レイ:「えっと・・・アスカが決めて・・・」
アスカ:「う〜ん・・・・後はトランプぐらいかな??」
レイ:「じゃぁ・・・それで・・・」
アスカ:「やりたいことがあったら遠慮無く言ってよ」
レイ:「うん・・・・」
アスカ:「じゃぁ。何する?」
レイ:「まぁ。スタンダードにババ抜き・・・」
アスカ:「了解」
続く
いよっ!A2センセぇ、待ってましたぁ!
いやぁホント読むたびにいつも思うけど、センセすごいよ。どうしてこんなにドキドキさせるモノを描けるのかと。しかも十代で。お世辞抜きで、プロの物書きになれる要素を十分持ってると思う。(好き勝手な事言ってスマソ)
“ネ申”降臨!!!
「神」ことA2センセとっても乙です!
久しぶりの投下ありがとうございます。待ってた甲斐がありましたw
この日の為に生きてようなもんだから本当に嬉しいですwww
アスカの気持ちが伝わらないシンジ…この設定は切なすぎて胸が痛みます。
なんか…ホントやばいです…(胸が痛すぎて言葉が出ないw)
315 :
旅 丸:2006/12/07(木) 20:52:38 ID:???
旅丸さん今日も乙です!
休日・プール編はこれで終わりですか?次回の小説も期待してお待ちしておりますw
頑張って〜!!
旅丸さん乙!!!
>>315のはどういう意味ですか?続き気になります!
A2センセGJ!!!
まったかいがあります!
>>314 読み返すとレイの気持ちもわからない鈍感な設定じゃない?今後も楽しみだなw
318 :
旅 丸:2006/12/07(木) 21:19:30 ID:???
>>316 続けようと思ったが、我ながらいい加減つまらんと思ったのでこれで終わりです・・・
次。
〜暴走マナ&シンジ編〜
翌週の金曜日の放課後。掃除の週番にあたっているレイを待つシンジ。
レイではない誰かの影が近づいてくる・・・後ろからシンジは両手で目を覆い隠される
マナ:「誰〜だっ??」
シンジ:「レイ??いや・・・声はそっくりだけど・・・この匂いはマナ??」
マナ:「ち・・・見破られたか・・・」
シンジ:「紛らわしいから。レイのものまねするのやめてよ・・・」
マナ:「約束。覚えてるよね??」
シンジ:「覚えてるよ。明日だったっけ??」
マナ:「うん!」
シンジ:「何時頃行けばいいの??」
マナ:「えっと・・・お昼頃から」
シンジ:「わかった。」
マナ:「じゃぁ。待ってるよ!!」
シンジ:「うん」
マナ:「バイバ〜イ」
シンジ:「じゃあまた明日・・・」
その数分後・・・
レイ:「お待たせ・・・」
シンジ:「じゃぁ。帰ろうか・・・」
続く
319 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/07(木) 21:31:24 ID:jXktIuRZ
ちょwwwwwwwww投下乙!
320 :
旅 丸:2006/12/07(木) 22:42:44 ID:???
>>318の続き
家に帰るとマナは・・・なにやら怪しい事を始める。
マナ:「いひひひぃ〜・・・レイちゃんには負けないよ・・・」
マナが取り出した物は「キスをしたくなる飴玉」だ・・・・(ホントに効果あるのかよ??)
その飴玉を一粒取り出し、普通の飴玉を開封し、その普通の飴玉を自分の
口に放り込むと、その「キスしたくなる飴玉」をさっきの普通の飴玉の包み紙に慎重に包んでいく。
何とか開封前の飴玉に偽装することができた。
1個ではシンジが手に取らない可能性もあるので、大量生産する・・・
(でもね、マナ嬢。そんなの効果無いって・・・)
一方シンジとレイは・・・
レイ:「じゃぁ。私はここで・・・」
いつもの交差点でシンジと別れる
シンジ:「うん!また月曜日に。」
レイ:「え〜・・・今夜。電話してよ」
シンジ:「OK。」
レイ:「誰も来ないよね??」
シンジ:「えっと・・・多分・・・」
レイ:「キスいいよ・・・」
シンジ:「え?いいの??」
レイ:「早く・・・誰も来ないうちに・・・」
シンジ:「うん」
シンジとレイは短いがキスをする。
レイ:「じゃ。後で必ず電話してね。」
シンジ:「うん。」
続く
321 :
旅 丸:2006/12/07(木) 23:00:03 ID:???
>>320の続き
その頃マナは、飴玉と格闘中だった・・・・
マナ:「あぁ〜さすがに飴玉10個も食べると口が甘い・・・お茶飲もっと・・・」
口の中が甘さでネバネバしている。多分血糖値がかなり上がってしまったのか異常なのどの渇きが
彼女を襲う。正気に戻るのに、500のペットボトルのウーロン茶一本空けてしまう。
その後尿意が止まらなくなってしまうことは言うまでもない。
マナ:「でも、本当にこれ効くのかな??マリーで試してみよう」
マナは一階で腹をむき出しにしてだらしなく横たわる牛のような犬に砕いて小さくした飴を
餌に混入し食べさせてみることに・・・・・(犬にも効かないって・・・)
マナ:「違う名前で呼んだらどうなるんだろ??」
マナはマリーでもゼルエルでもない名前で呼んでみることに・・・
マナ:「えっと・・・・サキエル!!」
マリーはワン!!と鳴くとマナにしっぽを振りながら寄ってくる。当然餌目当てで寄ってくるのだが・・・
マナ:「こいつ・・・名前なんてどうでもいいのか・・・何て馬鹿犬・・・」
マナは犬に説教を始める
マナ:「あんた・・・番犬で家に居るんだから!もっとしっかりしてよ。空き巣とかに餌貰ったら簡単に己の任を忘れるでしょ??」
〜そして翌日〜
シンジ:「じゃぁ、ちょっと出かけてくるよ・・・」
アスカ:「どこ行くの??ひょっとして、レイとデート??!!」(期待!!)
シンジ:「今日は・・・レイじゃないんだ・・・」
アスカ:「わかった、鈴原でしょ??」
シンジ:「ま・・・・まぁ・・・そうだけど・・・・(嘘言っちゃったよ・・・)」
アスカ:「できるだけ早く帰ってきてよ〜」
シンジ:「り・・・了解」
続く
322 :
旅 丸:2006/12/07(木) 23:12:19 ID:???
>>321の続き
やはり犬では効果が無かったようだが、マナは効果が出ることを期待していた。
生理が終わって絶好調すぎるマナはまたも意味不明な行動を取り始める。
今まで来ていた服を脱ぐと。下着を洗濯機の中にパージして少し派手目の下着に着替える。
服も下は少しおしゃれなスカートに着替える。
15分ほどでシンジが到着する。
シンジ:「やぁ。マナ・・・」
マナ:「まってたよぉ〜!!さぁ、上がって」
シンジ:「マナって、結構お嬢様なの??」
マナ:「まぁ〜ね・・・」
シンジ:「結構家大きいね・・・親はどんな仕事してるの??」
マナ:「パパは大学教授で、ママは普通の会社員・・・」
シンジ:「で、今日はマナの親御さんは??」
マナ:「今日は二人とも居ないよ」
シンジ:「じゃぁ・・・お邪魔するよ・・・・」
マナ:「うん!私の部屋行って待ってて。お菓子とお茶持ってくるから」
シンジはマナの部屋で待つ。
マナ:「イヒヒヒ・・・これでシンちゃんの唇はいただきね」
マナは飴玉だけだとさすがに怪しまれるだろうと思い、ビスケットも数枚付け足し、紅茶を
カップに入れてシンジが待つ部屋へ・・・
続く
323 :
旅 丸:2006/12/07(木) 23:57:20 ID:???
>>322の続き
マナはシンジが待つ自室の部屋の扉を開ける。
マナ:「お待たせ〜」
シンジ:「ゴメンね・・・」
マナ:「うん。飴玉とビスケットしかなかったけど・・・」
シンジ:「お構いなく・・・」
マナ:「さぁ〜て・・・何して遊ぼうか・・・」
シンジ:「何する??」
マナ:「まずはお茶にしよう」
シンジ:「そうだね・・・・」
マナはティーカップを持ちながらシンジが飴玉に手を出すかどうか注意深く見つめる
マナ:「(あぁ〜焦れったいな。早く食べろっつうの!!薦めちゃおうかな。ダメダメ。怪しまれる・・・)」
シンジ:「何?黙り込んじゃって??」
マナ:「ん??エッ??あぁ・・・ゴメン」
シンジ:「どうしたの?」
マナ:「何でもないよ。」
シンジ:「ならいいけど・・・・」
〜ここからマナは少し知能プレイに出る〜
マナ:「シンちゃんって、飴嫌い??」
シンジ:「嫌いじゃないよ」
マナ:「飴は食べないの??」
シンジ:「食べるよ」
マナ:「飴で色当てしようと思って・・・・」
シンジ:「色当て??」
マナ:「例えば、シンちゃんが取った飴の色を当てるゲーム」
シンジ:「見た感じ全部同じ味みたいだけど・・・・色なんてあるの?」
マナ:「あ・・・えっと・・・」
続く
324 :
旅 丸:2006/12/08(金) 00:14:06 ID:???
>>323の続き
シンジ:「飴か・・・最近食べてないよね・・・」
マナ:「懐かしい??」
シンジ:「懐かしいって訳じゃないけど・・・」
マナ:「ふ〜ん」
シンジ:「まぁ、ここ最近食べてない・・・」
マナ:「どうぞ」
シンジ:「じゃぁ。一つ貰うよ・・・」
シンジはマナが細工した飴玉を開封し、口に運ぶ。マナはやったと思った・・・
シンジ:「何か・・・」
マナ:「・・・(来た!)・・・」
シンジ:「これ、味が違うよ・・・」
マナ:「え??」
シンジ:「だって、これ、包み紙にオレンジって書いてあるのにイチゴの味がする・・・」
マナ:「うそだぁ〜??(人間にも効果ないの??)」
シンジは包み紙の会社名に目を止める
シンジ:「どこのメーカー・・・・えっと旅丸製菓??・・・・ろくでもなさそうな会社名だね・・・」
マナ:「まぁ。ね・・・・(やっぱりすぐには効果でないのかな・・・)」
シンジは飴をなめ終わるが・・・・やはりキスをしたがる素振りも見せない
マナ:「(もぉ〜何で??)」
シンジ:「ねぇ〜何かして遊ぼうよ〜」
マナ:「う・・・うん・・・(えぇ〜いこうなったらいつもみたいにエッチ作戦だ!!・・・)」
続く
ちょw旅丸製菓でコーヒー吹いたw
326 :
旅 丸:2006/12/08(金) 00:34:34 ID:???
>>326の続き
マナはベットにばったり倒れる。ワザとスカートの中が見えるように・・・
マナ:「あぁ〜」
シンジ:「あの・・・マナ・・・」
マナ:「なぁ〜に??」
シンジ:「あのさ・・・」
マナ:「何?」
シンジ:「あ・・あ。その・・・パンツ見えてる・・・」
マナ:「見せてるんだもん・・・」
シンジ:「見たくない・・・・」
マナ:「え〜・・・・」
シンジ:「やめてよ・・・」
マナ:「わかったよぉ〜・・・」
シンジ:「・・・・」
マナ:「レイちゃんの見たことある??」
シンジ:「長い付き合いだけど・・・無い・・・」
マナ:「何で??」
シンジ:「レイは隙がないって言うか・・・その・・・ガード固いから」
マナ:「ふ〜ん・・・見たい??」
シンジ:「そりゃ・・・レイのは・・・」
マナ:「手伝ってあげようか??」
シンジ:「もぉ〜やめようよこういうの・・・」
マナ:「面白いかな〜って思ったのに〜」
シンジ:「はぁ〜・・・」
マナ:「何ため息なんかついちゃって・・・・」
シンジ:「マナ・・・そろそろ呆れていい??」
マナ:「いやぁ〜ん!!」
続く
327 :
旅 丸:2006/12/08(金) 00:46:11 ID:???
>>326の続き
シンジ:「もぉ〜マナはもっとそういうことしなかったら・・・」
マナ:「いい女??」
シンジ:「うん・・・」
マナ:「いやぁ〜!!」
シンジ:「まぁ。僕も興味ない訳じゃないんだけどね・・・・」
マナ:「やっぱり女の子の体。興味ある??」
シンジ:「うん・・・まぁ〜男はみんなそうだけど・・・」
マナ:「ふ〜ん・・・」
シンジ:「まぁ。僕はあんまり知らないけど・・・・」
マナ:「知らない??レイちゃんとエッチするときどうするの??」
シンジ:「それが問題・・・・」
マナ:「教えてあげようか??」
シンジ:「どうやって・・・」
マナ:「私で練習していいよ〜」
シンジ:「それって・・・」
マナ:「エッチの実験台・・・」
シンジ:「いいの??」
マナ:「いいよ〜・・・」
シンジ:「じゃ・・・じゃぁ・・・」
マナ:「え???」
シンジ:「嘘に決まってるだろ???」
マナ:「あぁ〜ひど〜いその冗談!!」
シンジ:「さっきの仕返し〜」
マナ:「あぁ〜意地悪・・・レイちゃんにチクッちゃうぞ!!」
シンジ:「どうぞご勝手に・・・アスカにも言われたよ。冗談で・・・」
マナ:「いいなぁ〜アスカは。シンちゃんと同居できて・・・」
シンジ:「まぁ・・・結構アスカは大変だよ・・・機嫌取るのとか・・・最近だいぶ落ち着いたっていうか・・・」
マナ:「ふ〜ん」
続く
328 :
監督:2006/12/08(金) 00:51:13 ID:???
旅丸さん乙です!マナが誘惑し続けたら、シンジは落ちてしまうような…
A2センセも君臨乙です!やはり素晴らしい…なんつーか、作品として出来上がってきてますねwこれからも投下お願いします。
自分の話はあと少しで終える予定なので、今日も頑張って投下します。
>>295の続き
2月も終わり3月になり、冬の寒さも和らぎ外は暖かくなってきていた。
シンジとレイは何回かデートを重ね、2人の距離は縮まっているように見えた。
そんなある日の放課後…
レ「碇くん、今日一緒に帰らない?」
シ「ごめん、今日は掃除当番だから、少し遅くなりそうなんだ…」
レ「そう…分かったわ。それじゃ、また明日ね」
シ「うん、ごめんね。バイバイ」
レイはひとり淋しく帰ろうとする。そんなレイにアスカが気づいた。
ア「レイ!」
レ「アスカ…」
ア「もう帰るんでしょ?一緒に帰らない?」
レ「うん」
レイは笑顔を取り戻し、アスカと一緒に教室を出ていく。
329 :
監督:2006/12/08(金) 00:54:57 ID:???
>>328の続き
教室ではシンジが真面目に雑巾掛けをしている横で、カヲルが面倒くさそうにホウキで床を掃いている。
カ「全く、なんで僕が掃除なんか…こういう面倒くさい事は全部リリンがやれば…」
シ「ちょ、カヲルくん!ほら、全然ゴミが減ってないよ!真面目にやってよね?」
カ「OK…」
一方帰宅途中のアスカとレイは…
ア「ねぇレイ」
レ「何?」
ア「あのさ…」
レ(碇くんのこと…かな…)
レイはシンジ同様、アスカに後ろめたい気持ちがあった。シンジとの事を聞かれたら、アスカにどう言えばいいのか…
アスカの気持ちを知っているが故に、本当のことを言うべきか否かという迷いがあったのだ。
ア「気悪くしたらごめんね…」
レ「大丈夫よ…遠慮しないで聞いて」
ア「その…最近は…嫌がらせとか、されてない?」
レ「えっ…?」
ア「ほら…前に、机に落書きされちゃってたじゃない?ああいうの…最近は大丈夫なのかなぁと思って…」
レ「あ、あぁ…最近は…そういうの無いわ…」
ア「そう!よかったわね!」
レ「え、えぇ…」
330 :
監督:2006/12/08(金) 00:59:27 ID:???
>>329の続き
アスカはまるで自分のことのように、嬉しそうな顔をしていた。
レイはそんなアスカをじっと見つめながら、話し始める。
レ「きっと…アスカのおかげだわ…あなたと出会ってから…わたしは、人間になれた…そう思うの…」
ア「そんな大げさな…笑」
レ「いえ…本当にそう思ってるのよ…アスカは…わたしにとって…神様みたいな存在だから…」
ア「ちょ、やめてよそんな言い方…あたしとレイは友達よ!大事な友達♪」
レ「…うん…」
2人はお互いの分かれ道まで歩いてきた。別れを告げ、帰ろうとするアスカ。
レ「ア、アスカ!」
レイの呼びかけにアスカが振り返る。
ア「何?」
レ「アスカ…やっぱりわたし…アスカには本当のこと言うわ…」
ア「本当のこと?」
レ「えぇ…碇くんの…こと…」
ア「シンジがどうかしたの?」
レ「わたし…碇くんのことが…好きなの…」
ア「そう…」
レ「そうって…それだけ?」
ア「えっ?だって…なんとなく気づいてたし…いいことじゃない♪」
レ「そ、そうじゃなくて…アスカは…碇くんのこと…好きなんじゃないの…?」
331 :
監督:2006/12/08(金) 01:04:08 ID:???
>>330の続き
ア「…好きよ…でも…」
レ「…」
ア「あたしじゃダメだったんだ…あたしは…結局シンジと分かり合えないのよ…」
レ「そんな…」
ア「それに…レイには幸せになってほしいのよ…」
レ「どうして…」
ア「?」
レ「どうしてアスカは…わたしのこと、そんなに想ってくれるの…?」
ア「…言ったじゃない…」
レ「えっ?」
ア「レイは大事な存在だからよ、あたしにとって…シンジと同じくらいね…」
レ「…アスカ…」
ア「ていうかさ、こういう話やめない?なんか恥ずかしいよ…」
レ「…分かったわ…」
ア「心配いらないわ。シンジはレイのこと好きみたいだし…あなた達、とってもお似合いよ♪」
レ「うん…」
ア「それじゃ、あたしこっちだから!また明日ね〜」
レ「うん、また明日…」
332 :
監督:2006/12/08(金) 01:07:48 ID:???
>>331の続き
レイは小さくなっていくアスカの後ろ姿をずっと見ていた。
レ(アスカ…わたし、あなたには適わない…わたしには…何の取り柄もないもの…)
アスカの優しさに包まれ、レイは改めてアスカの偉大さを感じた。
そしてそれと同時に、とても不安になった。
レ(碇くんだって、本当は、アスカの方が良いに決まってるわ…わたしにできることなんて…)
レイはアスカに激しい嫉妬心を抱いた。このままでは、シンジはアスカの元へ行ってしまう…そんな気がして、いてもたってもいられなくなった。
一方、掃除を終えたシンジはカヲルと一緒に帰っていた。
カ「最近、綾波と仲良くしてるみたいだね」
シ「う、うん…」
カ「好きなのかい?彼女のこと」
シ「えっ?いや…その…」
カ「…君らしいね笑」
シ「…もちろん、嫌いじゃないよ。でも…綾波といると…気遣っちゃうっていうか…」
カ「なるほど。けど、そういうのを好きって言うんじゃないの?」
シ「そう…なのかなぁ…」
考えこむシンジを見て、カヲルがカマをかける。
カ「あっ、惣流くんだ!」
シ「えっ!アスカ?!どこ?!」
333 :
監督:2006/12/08(金) 01:11:25 ID:???
>>332の続き
カ「…嘘だよ。君ってやっぱり素直だね」
シ「な、どういうことだよ?」
カ「惣流くんのことが引っかかってるんだろ?だから綾波を本気で好きになれない…違うかい?」
シ「えっ?そんなこと…。でも…」
カ「?」
シ「アスカといると、落ち着くんだ…安心できるって言うか…」
カ「なるほど…こりゃまた、難しい問題だね」
シ「カヲルくん…人を好きになるって、どういうことなのかな?」
カ「えっ!う〜ん…君にしては、えらく難しいこと聞くね…」
シ「カヲルくんでも分からない?」
カ「いや…そもそも、誰にも分からないことなのかもしれないよ…」
シ「…どういうこと?」
カ「つまり…理屈じゃないんだよ、きっと。直感…そう、直直感なんじゃないかな…ある瞬間にハッと気づくのさ。自分は、この人の事が好きだって…」
シ「へぇ…」
カ「まぁ僕の経験上から言わせてもらうなら、そういうことだと思うよ」
シ「そうなんだ…」
334 :
監督:2006/12/08(金) 01:15:51 ID:???
>>333の続き
そこまで話したところで2人は別れ道に差し掛かったため、別れの言葉を交わしお互いの家へと帰っていった。
シンジにはカヲルの言葉が、正直ピンと来なかった。今までシンジは、レイにもアスカにもそんな気持ちを抱いたことは無かったからだ。
いつの間にか雲行きが怪しくなってきている。シンジは足早に家へと向かう。
そして家の前まで来た時、シンジのケータイが震える。
シ(ん?メールかな?え〜っと…)
シンジがケータイを見ると、レイからメールが届いていた。
『…淋しい…淋しいの…逢いたいよ…碇くん…家で、待ってます…』
シンジは今にも雨が降り出しそうな空を見上げ少し考えたが、意を決してレイの家へと走った。
息を切らして階段を駆け上がり、レイの家のインターホンを鳴らすシンジ。
レイはすぐに出てきた。
レ「碇くん…来てくれたのね…ありがとう…」
シ「う、うん」
レ「とりあえず、入って」
レイはシンジの手を引き、シンジを家に入れると、ガチャっと鍵をかけた。
シ「綾波…どうしたの?急に…」
レ「とりあえず、中に入って…座りましょ」
シ「う、うん…」
335 :
監督:2006/12/08(金) 01:19:45 ID:???
>>334の続き
シンジはレイのベッドの上に座る。レイはシンジの横で、窓の外を見つめながら立っている。
外は雷が轟き、雨が降り出していた。すぐには止みそうにない、そんな雨だった。
レ「ねぇ碇くん…」
シ「何?」
レ「わたしのこと、好き…?」
シ「えっ?!そりゃ、まぁ…」
レ「本当に、好きなの?」
シ「…それは…」
レ「…アスカのことは…?」
シ「えっ?」
レ「アスカのこと、好き?」
シ「そんな…どうして…」
レイは大きなため息をついた。
レ「やっぱり、アスカのことが好きなのね…」
シ「ぼ、僕は!別に…」
レイはおもむろに服を脱ぎ始めた。
シ「ちょ、綾波?!何してるの?!」
次の瞬間レイはシンジをベッドに押し倒し、仰向けになっているシンジの肩を両手で掴んだ。
シ「な、何するんだよ?!」
レ「わたしには…こんなことしか、できないから…」
336 :
監督:2006/12/08(金) 01:24:54 ID:???
>>335の続き
レイは無理矢理シンジの唇を奪おうとする。シンジは必死に抵抗し、レイを突き飛ばす。
レイは後ろに尻餅をついてしまった。
シ「ご、ごめん…でも、どうして!こんなこと…」
レ「だって…だってわたしは…アスカに適わないもの…」
そう言うとレイは、再びシンジを抱き寄せ、唇を奪おうとした。
シ「ちょ!…やめてよ!」
シンジはレイの手を振り払った。レイはその場にペタンと座りこんでしまった。
シ「と、とにかく!今日は…もう帰るよ…」
シンジはそう言うと、レイの部屋を飛び出した。
レ(どうして…どうして、碇くん…わたしのこと、好きじゃないの…?)
シンジが出ていった部屋で、レイはひとり泣き崩れた。
どしゃ降りの雨の中を、シンジはあてもなく走り続けた。
シ(なんで…なんで!綾波は綾波、アスカはアスカじゃないか!それでいいじゃないか!なのに…なのに、どうして…)
シンジはいつの間にか泣き出していた。シンジの涙は雨と混じり合い、頬から流れ落ちていた。
337 :
監督:2006/12/08(金) 01:30:15 ID:???
>>336の続き
その時だった。シンジは何かに躓き、激しく転んでしまった。
シ「痛っ!」
シンジの膝に痛みが走る。見ると、ズボンが破れ、膝からは血が流れ出ている。
シンジは思わず顔をしかめた。
シ(僕だって…僕だって!不安なんだ…分からないんだ!誰か…僕の気持ちを…分かってよ…)
ふと、シンジを打つ雨の音が静かになる。シンジは上を見上げた。
シ「…アスカ…?」
シンジが顔を上げると、傘を差したアスカが、シンジを見つめていた。
シ「アスカ…どうして、ここにいるの…?」
ア「さぁ…」
シ「どうして…僕がここにいるって…分かったの…?」
ア「分かったんじゃないわ…思っただけよ…シンジがここで…泣いてるんじゃないかなってね…」
シ「アスカ…」
ア「さ、帰ろ。あ〜あ、こんなに濡れちゃって…」
338 :
監督:2006/12/08(金) 01:34:05 ID:???
>>337の続き
ドクッ。
シンジは自分の胸の鼓動が聞こえた気がした。シンジの頭の中に、先程のカヲルの言葉が蘇る。
次の瞬間、シンジはアスカを強く抱きしめた。
ア「ちょ!何?!」
アスカはあまりに突然の出来事に、持っていた傘を放してしまった。
シ「アスカ…やっと…やっと、分かったよ…」
ア「えっ…?」
シ「僕は…僕は、きみのことが………好きだ…」
今にも消えそうなか細い声だったが、シンジの言葉は確かにアスカの耳に届いた。アスカは黙ってシンジを見つめていた。
降りしきる雨の中、シンジはいつまでもアスカを抱きしめていた。
339 :
監督:2006/12/08(金) 01:36:27 ID:???
以上です。読んで下さった方々、ありがとうございました。
この続きの話は、また考えて投下いたします。
なんか鋼鉄を思いだしたwwww
朝起きたら監督の作品が終結を迎えていた…。
レイには可哀想だけどこの終わり方に正直俺はホッとしてしまった…。
シンジが自分の本当の気持ちに気付いてくれて良かった。
このままレイとずるずる関係を引きずっていっても良くない感じがしていたし…
(俺は監督のアスカが好きだったんで個人的な意見になりました…ゴメン)
ただまだ続くんですよね監督?
俺はこれはもう一つの終結、もう一つの可能性ということで胸に閉まっておきます。
バレンタインの時はレイで終わったしw
では監督お疲れ様でした!次回も楽しみにしていますw
監督さん乙です。感動しました…頼りないシンジが最後の最後にアスカに言えたひとことに…
ただ個人的にレイがもの凄く心配です。レイは再び心を閉ざしてしまうような…
続編が気になります。期待してます!
343 :
旅 丸:2006/12/08(金) 21:20:31 ID:???
>>327の続き
マナ:「で、アスカとはどこまで行きたいの??」
シンジ:「どこまでって・・・」
マナ:「やっぱりエッチしたい??」
シンジ:「アスカは・・・・僕・・・自信ないから・・・」
マナ:「確かにアスカを満足させられる男って少ないと思う・・・・」
シンジ:「でしょ?」
マナ:「でも、シンちゃんはどう思ってるの??」
シンジ:「う〜ん・・・レイとは違う魅力があるよね・・・なんていうか・・・エキゾチックって言うか・・・」
マナ:「わかったよ。で、私は好き??」
シンジ:「だから・・・・急に言われても答えようが・・・・」
マナ:「ふ〜ん・・・」
シンジ:「まぁ・・・嫌いじゃないよ。」
マナ:「それはわかってるよぉ〜もっとぉ〜正直な気持ち聞かせて!!」
シンジ:「だから・・・急には無理だって・・・」
マナ:「そう・・・・さぁ〜何する??」
シンジ:「何しよう??」
マナ:「私も飴、食べよ・・・・」
マナも飴を口に運ぶ。
シンジ:「僕ももう一個もらおうかな??」
マナ:「食べて食べて!!」
シンジ:「うん・・・・」
シンジはまたマナが前日に細工をした飴を口に入れるが・・・
シンジ:「でもおかしいよね。味が全然違うもん・・・オレンジ味って包みには書いてあるのに今回はブドウだよ??」
マナ:「まぁ〜気のせいじゃない??(イヒヒ〜これでレイちゃんと同じようにキスしてくれるはず)
続く
俺も全部読ませてもらいました。
確かにレイはちょっとかわいそうな気もしたけど、あの展開でシンジとレイがくっついちゃったらそれこそアスカがかわいそうじゃね?
俺的にはベストな終わり方だと思ったけど…
とりあえず監督乙でした。
345 :
旅 丸:2006/12/08(金) 22:33:16 ID:???
やはり俺のはつまらんのか・・・・orz
>>345 そんな事はないぞ。
毎日ネタを投下してくれるのは楽しみだ。まるで帯のドラマを観てるようで。
347 :
旅 丸:2006/12/08(金) 23:33:24 ID:???
シンジ:「そろそろ帰るわ・・・」
〜感想少ないから昨日みたいにまた強制終了〜
旅丸さんも面白いよ!
できればもっと続けて欲しかった…
感想とか投下してすぐつかないと思う。見る人によって時間違うし!だから自信を持って続けて欲しいです。
偉そうにスミマセン
オイ!なんだよそりゃ?もう一度
>>343の続きから書き直せ!
350 :
旅 丸:2006/12/08(金) 23:56:36 ID:???
他のセンセ方に比べたら俺の感想。行数からして少ねぇ〜もん・・・
上にちょこっと書いてあって、後は他のセンセ方のがびっしり・・・
才能無いな・・・俺・・・orz
正当に評価されたけりゃ
>>347みたいな殴り書きみたいな投下は止めろ!
旅丸さんやめないでー。俺個人からすれば旅丸さんの話が一番好きだよ。もちろんA2センセも監督の作品も好きだけど俺は旅丸さんの作品が一番好きです。
旅丸さん、誰もつまらないなんて言ってないってよ…。見る時間は今が初めてだし…
ちなみに旅丸さんの小説のいい部分をあげるとすれば、
・誰にも負けない怒濤の大連投
・他の先生方にはないほのぼの感
・笑いあり
・アスカとレイの不思議な友達関係(w
もちろんその他にもあると思うけど、これが旅丸さんの良い所だと思う。
人の趣向によって好き嫌いはあるかもしれないけど、
他の先生方とは違う雰囲気を出しているから続けて欲しいな。
劣等感を感じるならそれをバネに頑張れよ。むつけて投下やめてもなんもならないだろ
あなた、人に誉められたくて小説を書いているの?
357 :
旅 丸:2006/12/09(土) 14:09:18 ID:???
俺専用のスレを建ててくれたら投下する。
そんなワガママが通用するわけ無いだろ?とにかく。途中で放棄した作品の補完訂正版と続編を投下しろ!
おい!旅丸さんよー。何てめぇ一人でふてくされてんだこのヤロー!
感想が少ないからやる気なくしただの、新しいスレ立てたら投下するだの何様のつもりだ!病んでるんじゃねーのか?病院池!
てゆうかしばらく休め!パソコンから離れて他の事しろ。それで気持ちの整理ついたら帰ってこいや。
360 :
旅 丸:2006/12/09(土) 15:43:16 ID:???
だってよ〜せっかく投下したのに無視されたみたいに違うセンセの感想が
書いてあるんだぜ??
>>343の後が一番いい例だ。
「お前一人で何やってるの??」って言われてるようなもんじゃん。
反応なかったら意見が無いから話作るにも参考が無いだろ??
だから、自分専用のスレができたら好きな人しか見ないからちょうどいいじゃん。
旅丸さん頼むから頑張ってくれよ〜(泣)
旅丸さんのおかげでこんなに更新しつづけるスレなんて珍しいんだぞ!
もっと自分に自信を持ってくれよ…
何でもいいからさっさと補完訂正版と続きを投下しろ!そうすればあんた専用のスレは考えてやってもいい
363 :
旅 丸:2006/12/09(土) 16:30:43 ID:???
わかったよ。でもこれの前のシリーズの訂正、補完は考えてない。
>>343の続き
シンジは二つ目も舐め終わるが特に異変は無い。
マナ:「・・・・(もぉ〜どうして??)・・・・」
シンジ:「ねぇ〜マナ??」
マナ:「・・・・(あれって本当に効き目無いの??)・・・・」
シンジ:「マナ??」
マナ:「え??何???」
シンジ:「さっきから怖い顔して黙り込んでどうしたの??」
マナ:「何でもないの。」
シンジ:「しかし・・・前々から旅丸製菓って異物混入とかいい噂聞かないけど・・・まさか中身の味が
表示と違うとは・・・明らかに‘大量生産でいい加減にしか作ってない’って言うか・・・」
マナ:「まぁ。食べられないわけじゃないんだから・・・」
シンジ:「まぁ〜ね・・・・」
マナ:「・・・(この鈍感ぶりが好きなのよ〜私が細工した事に気付いてない)・・・」
シンジ:「で、何する??」
マナ:「ん〜・・・・お話しよう!」
シンジ:「何話すの??」
マナ:「レイちゃんの事。」
シンジ:「レイの何を話すの??」
マナ:「レイちゃんとどこまで言ってるか。って事。」
シンジ:「う〜ん・・・まぁ、特に進展は・・・・仲良くしてるけど・・・」
マナ:「ふ〜ん。キスしたんでしょ??」
シンジ:「うん・・・・」
マナ:「その先はしないの??」
シンジ:「まぁ〜ね・・・まだ早いし・・・」
マナ:「したい??」
シンジ:「したくなって言ったら嘘になる・・・・」
マナ:「私とは??」
シンジ:「だから・・・・マナは・・・」
マナ:「ゴメン。脱線したね。」
続く
364 :
旅 丸:2006/12/09(土) 16:57:22 ID:???
>>363の続き
シンジ:「まぁ。焦ることは無いんじゃないかな?」
マナ:「ふ〜ん・・・・でもさぁ〜どんな風なのかな〜って気にならない??」
シンジ:「何が?」
マナ:「レイちゃんの・・・・」
シンジ:「だから・・・そういう話は・・・」
マナ:「たまにはいいじゃな〜い。本人には絶〜対言わないから」
シンジ:「まぁ。気になるよ。そりゃ・・・」
マナ:「そう・・・無理矢理ってことは」
シンジ:「あるわけ無いでしょ??」
マナ:「私なら無理矢理OKだよ!」
シンジ:「そういえばさ。この間言ってた事。メールでも話してくれたけど・・・」
マナ:「ん?」
シンジ:「僕の前に好きだった人がどうとか・・・・」
マナ:「あの浮気者??」
シンジ:「うん・・・」
マナ:「サイテー。ほんとに・・・」
シンジ:「浮気するのは・・・駄目だよね・・・・」
マナ:「ホント・・・おまけに恋の順序守らないし・・・」
シンジ:「恋の順序??」
マナ:「うん・・・・・」
シンジ:「順序か・・・・」
続く
365 :
旅 丸:2006/12/09(土) 17:15:39 ID:???
>>364の続き
マナ:「うん。」
シンジ:「実際に付き合ったのは??」
マナ:「3週間。」
シンジ:「早いね・・・・」
マナ:「うん。付き合い始めて、1週間目で手つないで一緒に帰ったんだけど。」
シンジ:「うん。それで?」
マナ:「で、2週目でね。帰り道に、手つないで帰ってたら。突然・・・」
シンジ:「突然??」
マナ:「突然・・・エッチ迫られて・・・」
シンジ:「え〜・・・それって単に体目当てじゃ??」
マナ:「うん・・・」
シンジ:「別れて正解だよ」
マナ:「そう??」
シンジ:「うん。」
マナ:「それで・・・ちょっと男性不審って言うか・・・・」
シンジ:「どこが??」
マナ:「シンちゃんは別だもん!」
シンジ:「別??・・・」
マナ:「うん。だから大好き!!」
シンジ:「そ・・・・そんな・・・でも・・・」(焦)
マナ:「付き合ってくれなくてもいいから・・・私のそばに居て・・・」
シンジ:「それは・・・その・・・」
マナ:「お願いね!」
シンジ:「うん・・・でも、僕は・・・レイと付き合ってるから・・・」
マナ:「うん!そこら辺は弁えるから」
そうしてシンジとマナの一層仲良くなる。
完
そして続く
366 :
旅 丸:2006/12/09(土) 17:40:02 ID:???
続編
〜ちょっとシンジとレイが・・・・編〜
2ヶ月後。今月のレイの生理が始まる。思春期の不安定な生理周期で尚且つ今回のは
酷い・・・・異常な痛みと吐き気が彼女を襲い、レイは眠れないし食べられない。
〜そして学校で〜
ミサト先生:「で、エックス−の・・・・」
レイ:「先生・・・あの・・・」
ミサト先生:「何??レイ」
レイはミサト先生の耳元に来て・・・
レイ:「あの・・・トイレ行っていいですか?」
ミサト先生:「また??この時間2回目じゃないの??」
レイ:「あの・・・ちょっと・・・生理が・・・」
ミサト先生:「大丈夫なの??」
レイ:「はい・・・」
ミサト先生:「とりあえず行ってきなさい。」
シンジ:「どうしたんだろ??」
アスカ:「レイ?」
シンジ:「うん・・・・なんかフラフラしてるって言うか・・・元気ないって言うか・・・」
アスカ:「まぁ。ちょっと今回の女の子の日は酷いみたい・・・・」
シンジ:「大丈夫かな??」
アスカ:「まぁ。大丈夫だと思うけど・・・・でも気持ち悪くて食べられないし眠れないって言ってた」
シンジ:「倒れたりしないだろうか?」
アスカ:「まぁ。私も凄く心配・・・・私でもあそこまでならないのに・・・ホルモンバランスかな??」
カヲル:「まぁ。それが女性と言う生き物の宿命だろうね」
シンジ:「カヲル君・・・・あの・・・」
カヲル:「ま。気をつけて様子見といた方がいいと思うよ。」
アスカ:「まぁ。今回はあんたの意見が正しいわね。別にあんたを褒めてるわけじゃないからね!」
カヲル:「ありがとう」
アスカ:「だから・・・もう知らない・・・」
続く
367 :
旅 丸:2006/12/09(土) 17:48:56 ID:???
〜そして次の時間。さらにレイの状態が悪くなる〜
リツコ先生:「で、この筋肉の太い束が切れると肉離れになるわけだけど・・・ん??」
レイ:「(気持ち悪いよぉ〜)・・・・」(グッタリ)
リツコ先生:「レイ・・・あなた・・・」
レイ:「な・・・何でもありません・・・」
リツコ先生:「何でもって・・・あなた。今回のはちょっと酷いんじゃない??」
レイ:「大丈夫です・・・・」
リツコ先生:「とりあえず。無理しちゃ駄目よ。少しホルモンのバランスが崩れてるんじゃない??」
レイ:「大丈夫ですから・・・・」
リツコ先生:「とりあえず授業続けるけど。体調悪くなったらすぐいいなさい。」
シンジ:「大丈夫??」
レイ:「平気・・・」
シンジ:「保健室行く??」
レイ:「大丈夫だから・・・・ゴメンねアスカ・・・じゃなくて・・・・シンちゃん・・・心配かけて・・・」
シンジ:「ちょっと・・・アスカと僕を間違えるとか重症じゃん。」
リツコ先生:「レイ・・・保健室行きなさい。後で授業の内容のプリント作ってあげるから。」
レイ:「大丈夫です・・・」
リツコ先生:「そんなんで聞いてても何にもならないわ、行かなきゃ減点するけど・・・」
レイ:「はい・・・」
レイはフラフラ立ち上がる。
リツコ先生:「誰か、もう一人付いていってあげる??階段で転んだりしたら危ないから」
シンジ:「じゃ。僕が」
リツコ先生:「お願いね」
レイとシンジは教室を出る。
レイ:「ゴメンね・・・」
シンジ:「でもさ・・・普通生理中って眠いんじゃ??」
レイ:「眠いんだけど・・・今回は凄く痛くて眠れないし・・・気持ち悪くて何も食べれない・・・」
シンジ:「大丈夫??」
続く
368 :
旅 丸:2006/12/09(土) 18:01:01 ID:???
>>367の続き
レイとシンジは保健室に着く。
シンジ:「失礼します・・・」
保健室の青葉先生はエアギターをやっている。暇だからってちゃんと働けよ!!
青葉先生:「はい。で、どうした??」
シンジ:「ちょっと・・・綾波さんが・・・」
レイ:「あの・・・気分が悪くて・・・・」
青葉先生:「あぁ〜じゃぁ寝てなさい。」
シンジ:「お願いします。」
青葉先生:「は〜い・・・」
〜そして昼休みの会話〜
アスカ:「レイ、大丈夫かな??」
シンジ:「う〜ん。思春期は特にホルモンのバランスが崩れやすいからああいう事は
珍しくないってリツコ先生が・・・・」
アスカ:「凄く心配・・・・」
シンジ:「僕も・・・・」
マナ:「私もああいうの経験したことあるよ」
シンジ:「大丈夫なの??」
マナ:「大丈夫だよ。死にはしないから・・・でも後2〜3日は辛いだろうな・・・」
シンジは不安そうにため息を付く。
続く
旅丸さん、GJ!!
やっぱゼッテェ続き書いた方が良いってw読んでて面白いもん!
ひとつ参考になるかどうか分かんないけど、
一話一話の間隔を狭めた方が読んでる方も書いてる方も飽きずにいられると思うよ。
無駄を無くすというか何というか…w
更新スピードに気をとられすぎてるのかもね。たまにはゆっくりじっくり書いてみては?
参考にならなかったらスルーしてくれ!あとは旅丸さんに任せるw
370 :
旅 丸:2006/12/09(土) 18:48:16 ID:???
>>368の続き
放課後、シンジとアスカはレイを迎えに行く保健室の扉を開ける。
アスカ:「失礼します〜」
シンジ:「失礼します」
青葉先生:「迎えかい?あの後も彼女、トイレ行ったりもどしたりして・・・」
アスカ:「大丈夫ですかね??」
青葉先生:「僕は医者じゃないから。なんとも言えないけど、まぁ〜一回診てもらったほうがいいだろうな」
レイはむくっと起き上がり出てくる
レイ:「アスカ・・・・シンちゃん・・・・」
アスカ:「大丈夫??」
シンジ:「あの。母さんに電話して迎えに来てもらおうか??」
シンジは携帯を取り出す。
アスカ:「あぁ〜その手段があったか!」
レイ:「いい・・・大丈夫・・・悪いし・・・」
そしてレイは何とか帰宅する。だが翌日、最悪の事態を招く事に
続く
371 :
旅 丸:2006/12/09(土) 19:07:08 ID:???
>>370の続き
翌日の2限目の休み時間。移動教室で特別塔に向かう階段での出来事
レイは昨夜も眠れず、フラフラしている。
レイ:「・・・・」
カヲル:「全く。シンジ君も大変だね。」
シンジ:「全然。レイが大変なら助けてあげたいし・・・」
カヲル:「でも。この次もこんなんになったら嫌気がささないかい?」
レイ:「!!」(カチン!)
シンジ:「全然。だってレイは僕の大事な恋人だし・・・」
カヲル:「大事なのはいいけど。迷惑かけられるのとうんざりしないかい?」
シンジ:「全然そんなこと無いって。」
カヲル:「僕はシンジ君がこき使われてるように見えてしょうがないんだけど」
レイ:「・・・・」(怒)
レイはカヲルの不謹慎な言葉にムカつきカヲルを引っ叩こうと思いフラフラと近づいてくる。
レイ:「あんた・・・・シンちゃんの・・・」
カヲル:「何が言いたいんだい?」
レイは思いっきり手を振り上げる。だがその瞬間、目がぼやけてカヲルが4人ぐらいに
見えた。眠気と生理の痛みと気持ち悪さで判断力が鈍っているためどれが本体かわからず
一番最寄のカヲルにビンタを食らわせたつもりだが・・・レイのビンタはシンジに命中していた
思わず階段を踏み外しシンジは4段下の踊り場に転落する。幸い骨折はしていないようだ。
シンジ:「痛ったぁ〜・・・・」
カヲル:「おやおや。シンジ君は悪くないだろ??」
レイ:「え?」
カヲル:「君が叩いたのはシンジ君だよ」
続く
372 :
旅 丸:2006/12/09(土) 19:20:21 ID:???
>>371の続き
それを見ていたアスカとマナとヒカリとトウジが駆け寄ってくる。
ヒカリ:「綾波さん。どうしたの??」
レイはめまいがしてその場に座り込む
アスカ:「どうかしたの?」
カヲル:「いや。僕をビンタしようとしたらしいんだけど、間違えてシンジ君を叩いてしまったらしくてね」
シンジは頭をぶつけたのか落ちた瞬間は少し意識があったが気を失う。だが出血はしていない。
マナ:「シンちゃん!!」
トウジ:「こらあかん。」
アスカ:「ちょっとレイ。大丈夫??」
ヒカリ:「私、綾波さんを保健室に連れてくわ。鈴原は碇君頼める??」
トウジ:「よっしゃぁ!・・・でもなぁ〜一人では運べんで」
アスカ:「私が手伝うわ。」
レイはヒカリの肩を借りて歩く事ができたが、シンジは気を失っているため
トウジに負ぶわれて保健室に担ぎ込まれる
青葉先生はやはりエアギターをやっている。だから働けっつうの!!
ヒカリ:「失礼します!」
青葉先生:「またかい?」
ヒカリ:「はい。」
青葉先生:「今日は二人か・・・・そっちの子は昨日も来たね。」
ヒカリ:「あの。男の人には言い難いんですけど。綾波さんはちょっと・・・」
ヒカリは全てを説明する。青葉はわかったといい。二人を寝かせる事に。
続く
旅丸さんのいい所は会話のテンポの良さですね
読んでて引き込まれる感じが独特。
俺
>>344なんだけどさ、別に旅丸さんの投下無視したとかじゃないんで。
今日は投下ねぇなと思って、監督さんの話の感想を書いただけです。
タイミング的に被った感じになったけど、そういうことです。
まぁそれで万事解決ってわけにはいかないのかもしれないけど、とりあえずそこは誤解です。
375 :
旅 丸:2006/12/09(土) 19:55:48 ID:???
>>372のつづき
そして放課後。あれからシンジは20分程で意識を取り戻していた。念のため、精密検査
受けろと言われ。早退し病院に行った。
レイはやっと目を覚ます。少し眠れたのか状態はかなり良くっていて、痛みは残るものの気持ち悪さはもう何処かへ消えていた。
リツコ先生:「気が付いた?」
レイ:「赤木先生・・・」
リツコ先生:「こういうのは女の私の方がよくわかると思ってね。」
レイ:「すみません・・・・」
リツコ先生:「眠ったから、少し顔色良くなったみたいね。」
レイ:「私・・・間違えて・・・」
リツコ先生:「聞いてるわ。アスカからね。」
レイ:「私・・・どうしたら・・・・」
リツコ先生:「とりあえず。明日にでも謝ってみなさい。」
レイ:「はい・・・・」
リツコ先生:「今日は、マヤにメール入れとくから、夕飯作ってもらいなさい」
レイ:「え??いいんです・・・私・・・・自分でできますから」
リツコ先生:「あなたの場合は家事と勉強。両方やらなきゃいけないから、それが負担になってると思うの。」
レイ:「そうですか?」
リツコ先生:「そう。だからホルモンバランスが崩れていると思うの。」
レイ:「はぁ・・・」
リツコ先生:「とりあえず。今日は甘えて頂戴。」
レイ:「はい・・・」
続く
376 :
旅 丸:2006/12/09(土) 20:09:31 ID:???
>>375の続き
一方シンジは市立病院の脳外科で精密検査を受けたが全く問題は無く。そのまま帰宅する
ただレイに叩かれた事が相当ショックなのか塞ぎこんでいる。なぜ自分が叩かれたのかは
わかっていない。そして自室に篭ったきり出てこない
アスカ:「シンジ・・・入っていい??」
シンジ:「うん・・・・・・・」
アスカ:「何?この重苦しい空気は??」
シンジ:「レイ・・・・なんか僕悪い事言っちゃったのかな?」
アスカ:「シンジ。あれはね」
シンジ:「僕。嫌われた・・・」
アスカ:「大丈夫だから、気にしないで出てきなさいよ!おば様がおやつ用意してくれてるわよ」
シンジ:「いいよ・・・僕の分も食べて・・・」
アスカ:「だめ。ちゃんと食べて。」
シンジ:「何も食べたくない・・・」
アスカ:「もぉ〜元気出しなさいよ!」
シンジ:「うん・・・・・・・・・・・・・・」
アスカ:「元気の出るおまじないしてあげる。目、瞑って!」
シンジはアスカに言われたようにする。そしてアスカはシンジにそっとキスをする。
シンジ:「え??あの???」
アスカ:「レイのとはちょっと違ったでしょ?」
シンジ:「でも・・・・」
アスカ:「まぁ。レイの事は心配しないで」
シンジ:「うん・・・・」
アスカ:「まぁ。全責任は渚カヲルにあるから。」
シンジ:「カヲル君に?」
アスカ:「まぁ。これに懲りたらあいつとは関わらない方がいいわ。」
シンジ:「でも・・・・まぁ・・・・」
アスカ:「さ。出てきて!」
シンジ:「うん・・・・」
続く
377 :
監督:2006/12/09(土) 21:18:34 ID:???
旅丸さん乙です。相変わらず面白いです、レイとシンジが不仲になってしまうのでしょうか…新たな展開ですね。
だがしかし、あなたの大人げなさにはガッカリしました。
昨日の時点では旅丸さんの気持ちも俺には分かる部分があったので、少し様子を見てみるつもりでしたが、感想の少なさを理由に自分専用のスレを立てろなんて意見はマジあり得ないです。
というかそんな状況下ですらあなたを擁護してくれてる人を見て、恥ずかしくないんですか?
俺だって感想少ねぇ…ってな感じで凹むこともありA2センセの人気に嫉妬することもありますよ。
そんな時は話にメリハリを付けてみたり小ネタを入れてみたり…ってな感じで俺はやってます。
まぁその気合いも空回りすることも多く、なかなかうまくはいかないってのが正直なところですが…
すいません、これだけはどうしても納得いかなかったので言わせてもらいました。
378 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/09(土) 21:32:15 ID:FahsO3Us
旅丸さん乙です。今回の事でいつも読ませてもらってるのに、今まであまり感想書いてなかった自分に気付きました。しかし監督さんの言う事も一理あると思いました。でもこれからも応援してるので旅丸さんも監督さんも頑張って下さい。
何この馴れ合いばっかのスレ
感想なんて書きたいやつが書けばいいのに
エヴァ板とは馴れ合いばかりの板だ
監督はいいこと言ったな
感想少ないからって専用スレを立てろはないと思う
そんな理由で別のところにいっても過疎するだけだと思うし
俺はいろんな作家が投下するこのスレで続けて欲しい
旅丸さんのをつまんないと思ったことはないし、俺は毎日楽しみにしてる
自分専用スレって。サイトでもブログでも作ればいいだろ
悪いけど作品純粋に楽しんで読めなくなってきた
気持ちはわかるよ
スレ乱立はイクナイ
ここで感想ないなら、専用スレ立てても一緒だぞ
しかも自分専用だなんて叩かれるのがオチだ
個人的に感想を強要するのはやめたほうがいいと思う
せっかくの作品なのに職人がこれじゃあね…って気分になった
普段書き込まないけどちゃんと読んでるロムっ子もいるってことを忘れないで欲しい
俺は旅丸さんの作品はすきだが、少々がっかりした
旅丸さんには旅丸さんのよさがある。それに気づいて欲しかった
もし専用スレたてて他行くなら俺はついていく気にはなれないな
自分専用スレなんて立てても荒らされるだけだろ
冗談で言ったつもりかもしれないが、あまりいい気分はしない
せっかく良い作品だったのに中身は感想クレクレ厨だったとは…。
いつからこのスレはロム禁止になったんだい?
まぁ結論としてはだな…、
『みんな仲良くしようぜ!』…ってこったw
コンビニスレから派生で生まれた(覚えてる奴いないか?)このスレは最初は批判・中傷も多かったが、
今や他のスレに勝るとも劣らない良スレにまで成長した。これも職人さんと感想部隊のおかげだ。
もちろん最初はA2センセがメインのスレだったが今は違う。
旅丸さんや監督も次々と小説を投下し、観衆を笑わせたり泣かせたりさせてくれた。
こんな事でスレの継続に暗雲が立ち込めるのは嫌だ。
話が長くなったけどA2センセに監督、そして旅丸さん!
これからも俺たちと仲良くしていこうぜ。小説を読んだらなるべく早く感想は書くようにするから!
普段ロムってる俺も書き込まないとこのスレにいられないの?
感想強要は良くないと思うが
もうブログにでも移って、思う存分に書けばいいんじゃない
それが一番の解決方だけどな
仲良くしすぎて馴れ合いと化してる風もある
結論は『ロムってるやつもいることを忘れるな!』だと思うよ
感想なくても黙々と良作投下してくれるスレもあるというのにこのスレは…
394 :
旅 丸:2006/12/09(土) 22:13:56 ID:???
感想が少ないと言うのも冗談だ。悪いが皆さんを試した。
はっきり言って自分の作品に自信が持てなかっただけだから・・・・
正直どうでもいい
A2センセと監督は黙々と書いてるのに・・・・
試すって何だボケ
俺はもう旅丸の作品を楽しめないよ…
無理。もう無理。
投下してもNGワードに入れる
400 :
旅 丸:2006/12/09(土) 22:23:35 ID:???
投下止めます。
ここで旅丸擁護派が一言
↓
コンビニも良かったよな
旅丸さんも素直に謝ったら?
自分の間違いに気づいたら試したとかそういう言葉をつかわないでさ
そうすればみんな許してくれると思うよ
実際旅丸さんのを好きって言ってるやつもいることだし
いいじゃねぇかもう。
旅丸さんが毎日投下してくれるからこのスレが持ってる事を忘れたのか?ここでやめたら俺は許さないからね!絶対許さないからね!
専用スレ発言に次ぐ試す発言。
ごめん、俺もう駄目。
何もかも自演に見えてきた
全部落ちたのか…
コンビニスレを保存してある俺は勝ち組
410 :
旅 丸:2006/12/09(土) 22:33:55 ID:???
またストレスが溜まってやってしまいました。
自分の作品って、あまり受けてないのかと思い。
リアルでは仕事も上手く行かないし、頭下げてばかり。
スポーツでも、最近高校生に抜かれてスランプ。
正直。自分が王になれる場所が欲しかったのかもしれない。
そんな事は社会的に見て当然許されるはずも無い。
今考えたら馬鹿なことを書いたと思っている。
申し訳ありません。
じゃあ俺も勝ち組だな
じゃあ俺は負け組か
俺は負けだorz
っていうか何気にコンビニ多いなwwww
持ってる奴二人もいるならどっちかうpしてくれよ
うp!うp!
話がかなり脱線しているが今回は許してもいいと思うんだが・・・・
コンビニって何?
旅丸さんの件に関しては今までスレを盛り上げてくれた人として酌量の余地がある、よって今後も投下を続けてくれると言う条件で許したらどうか?
発祥となったスレみたいなもんだよ
自演乙
d。過去ログ漁ってみる
>>410 俺を含め他の人たちがこれだけ旅丸さんを応援してるのに、辞めたらそれこそ…
424 :
旅 丸:2006/12/09(土) 22:59:20 ID:???
俺はどうすりゃいい??
投下しても悪いが俺は完璧スルーするけどな
正直うざい。勝手にすれば?
幸い擁護してくれる人もいるみたいだしな
はいはい。
戻ってきて!感想いっぱい書くから!あなたの作品楽しいから!
って言って欲しいんだろ?
だけど俺はもう貴方の作品を純粋に楽しめない
とりあえず今後も続けてくれ
このスレは伸びが魅力の一つだから
>>410 >仕事で上手くいかない…
そんなものは俺だって一緒。俺は仕事で得たストレスを忘れるのには
旅丸さんや他の職人方の小説を楽しく読むのがストレス解消法だ。
旅丸さんのストレス解消法がネタを書いたら感想を必ず書けって言う事だったら、俺からも言わせてもらおう。
「旅丸さん小説書くの辞めないで…」
自演乙
431 :
旅 丸:2006/12/09(土) 23:06:04 ID:???
もともと趣味でやってるわけだから。感想は求めません。
どうしても趣味でやってることを忘れていた。
俺はA2センセいればいいや
投下しても俺はもう読まないよ
同じくセンセがいればいい
434 :
旅 丸:2006/12/09(土) 23:08:46 ID:???
それでも結構です。俺は俺でやらせて貰う。
専用スレ作るって言ったり、読んでる奴を試したって言ったり、投下やめるって言ったり、
かと思えば投下復活したり…。立ち直り早いなオイ。
感想クレクレ厨でかまってちゃんかよ
どうすりゃいい?ってさっき投下やめるって言ったばかりだろwwwww
てか関係ない奴も紛れ込んでない?
誰だageた奴!
>>434 なら最初からやってくれよ
無駄にレスが流れちまった
439 :
旅 丸:2006/12/09(土) 23:14:54 ID:???
シラネ。そろそろ投下する。読みたくない奴は読まなくていい。
いや、さすがに今回はちょっと…
随分と大量にあるが、どういった作品傾向?
作者の現実逃避、つまり、主人公が誰からもベタ惚れされているハーレム物?
>リアルでは仕事も上手く行かないし、頭下げてばかり。
>スポーツでも、最近高校生に抜かれてスランプ。
こんな愚痴をこんな所でする奴は、社会の厳しさも恋愛の苦労も知らないだろうからな。
なぁ…とりあえずこの変な雰囲気だけはやめようぜ。
復活決まったらいきなり態度でかいな・・・・
普通今後は敬語だろ
それは旅丸が悪いんだからしょうがない
誰がこんな雰囲気にしたと思ってんだ
俺らを試した発言は頂けない
何様だ奴は
がんばっても
一位A2センセ
二位監督
の俺の中の順位はかわらない
このスレで王になりたかったと言ってるだろ
つまり王様だ。王様は敬語なんて使わなくていいんだよ
まぁ箸休め程度の存在としていてもいいんじゃない?
俺は読まないけど
2ちゃんだと普通王じゃなくて神じゃないの?
>>449 確かにwwww
新しいスレの神になりたかったのかwwww
人は神になろうとして楽園を追い出されたのだよ。
いや、居座る気満々ですが
453 :
旅 丸:2006/12/09(土) 23:34:45 ID:???
わかった。
自分でブログ作ってそこで続編を作る。
お前さんもうウザイよ…マジで…
頑張れ!王wwwww
いや、そこは投下しとけよ
俺は一応楽しみにしてんだからここでやれ
ストレス溜まるほど無理すんなよ、王wwwww
こ れ は 酷 い
ヤジは気にしないでこのスレでガンガレ!
旅丸さんの読んでておもしろいけど、別に頭下げて頼んでまで読みたいと思わないんだな。毎日楽しみだったけど、まあいいや。
いやもうブログでも投下でも勝手にやってくれ…王様よ…
ヤジっていうか、ちょっとは受けとめて欲しい
お前には失望した
王は王でも裸の王さまでしたね
A2派多数
監督派なかなかの数
旅丸派壊滅的な数
でオケ?
旅丸派が自演に見える俺
かぞえてみるか?
俺はA2センセ派だが旅丸も嫌いじゃないぞ!!!
もちろん監督も好きだ
私は職人は王様だと教わりました。
しかし、こうも教わりました。
王様の中には首を切られて死んだ王様もいると。
俺は一連の書き込みで嫌いになった
せめて敬語使おうよ…
王がいなくなったって事はしばらく投下がなくなるな。A2センセは頻繁に投下しないから監督だけが望みか…
旅丸センセ続けて下さい!!
ところで皆さんホントにこの雰囲気やめましょう。他のセンセも書き込みにくいと思いますよ。
皆さんの言うこともごもっともですが、そんなこと書いてもどうなることでもないでしょう??
旅丸センセをシカトしたい人はすればいいわけだし、感想も書きたい人が書けばいいんです(あたりまえですね…すみません)。
なので旅丸センセにも言えることですが口のききかたや言っていいことと悪いことがあるということは書き込みをする上でとても重要だと思います。
ここまで発展したんですからもっと長く良スレであるようにがんばりましょう!!長くなってすみません。
王いなくなったの?
何か数日立ったら普通に投下してると思うけど
マターリ新職人を待ってみよう
A2センセのは文章がすごいからなかなか投下まで時間かかるのか?
とりあえず旅丸さんはここで投下続けてよ
どこを立て読み?
王様はもうイラネ
もう楽しめない
擁護派も来たし、そろそろ王が返事をくれる頃合いじゃね?
ここは
とある
アヒル
まち
わかい
ふたり
おりまし〜た
アヒルンルン
アヒルンルン
ぼくた〜ちは〜
旅丸さんガンガレ
やめろレスの無駄だ
ここは王より偉い神であるA2センセに某職人に対する制裁の判決を任せてはどうだろうか。
王さまはもう駄目だな…
中の人で萎えた
ここは〜とある〜恋愛投下良スレ〜
A2センセと監督センセと旅丸センセおりま〜した〜
アヤナミアヤナミぼくた〜ちは〜
いっしょういっしょさ
と、いかり〜しんじ〜
くえっくえっくえっ
くわっくわっくわっ
恋愛投下良スレのワルツ〜
ミナサンナカヨクネ(o^-')b
A2センセは優しそうだからきっと許すって言うと思うよ
センセを巻き込むのはやめれ
王は投下してももう一部しか相手にしないよ
王もそれでいいって言ってるし
ブログなり投下なり好きにしてくれ
監督を見習え
A2センセを越そうと努力しているんだぞ
そういう書き込みの方がレスの無駄だと思いませんか?
二、三日後何事もなかったかのように投下始まってるに一票
王様は打たれ強いから大丈夫だ
中の人、萎え〜
中の人ってなに?
王の一連の書き込み
投下しようと思うんですけど、このスレって
シンジ「 」
レイ「 」
みたいに書かないといけないって縛りがあるんですか?
ないよ。誰がしゃべってるかわかりやすくするくらいじゃね?
実際はちと読みにくいから外してくれるといい
個人的な意見だが
特にないよ。
>>495 投下するならネタかぶらないように一回全部目を通した方いい
何かスレのふいんきが読めないのでやめておきます
LRS小説系のスレをさまよってきますw
気が向いたらまたいらっしゃい
誰も読めてないから気にすんな
一日で凄いレス増えたな
いま一番盛り上がってるのはここだからここ以外はあまり反応は帰ってこないぞ
俺旅丸さん擁護派なんだけど旅丸さんが書かないっていうならもう良いよ
(俺いっぱい旅丸さんに感想書いてあげてたつもりだったんだが…)
そのかわりブログだか専用スレだか知らんが、ここにURL置いといてね。
よし、んでは神と呼ばれる二人の投下を待つとするか!新参者もいるみたいだし。
これからは粗相のないように職人さんと接しようw
>>503 ROM禁止とかいう頭の悪いテンプレまであるからな
レス伸びてると思ったらなんかすごいことになってるなw
俺は旅丸さんの好きだからここで投下して欲しい
なんか言われてもスルーすればいいじゃん
507 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/10(日) 05:45:58 ID:z8zkB9+V
監督うざい。 監督が初めて書き込んだときに旅丸が盛り上げてくれたのに。 正直失望しましたって何様だ。 こいつの擁護次第ではこんな空気になんなかったんじゃね?
そんな最初投下した時盛り上げたとか関係ない
感想少ないから自分の専用作れって言ったらだれでもいいたくなるだろ
つかオマエ旅丸本人だろ?
それにアゲるなカス
とりあえず旅丸さんはここで頑張ってよ!
常に更新できるのは凄いことだし俺は内容も好きだ!!!
このスレの半分は旅丸さんで持ってるようなもんだしw
朝起きて来てみたら。
あ〜あ、やっぱりこうなってたか。
個人的な意見だか、もう某職人の最後のほうなんて、何かやっつけ仕事みたいないいかげんな文章になっていて旅行編とは大違いの質の悪さだよ。大量投下が必ずしもいいとは思えないし、遅筆だけど、神職人のような良質なほうが俺はいいね。過疎スレになったとしても。
これで誰も書き込まなくなっちゃうのか…
俺、監督とA2センセの話には本当に感動したんだけどな…
513 :
新参20歳:2006/12/10(日) 11:43:15 ID:???
青葉「いやーそれにしても、葛城サンってスタイルいいよなぁ〜」
日向「(……ナンデストッ?!!!)」
ここに、日向マコトという恋愛ベタな男が一人いる。
彼はとても優秀だが、お世辞にもカッコイイは言えない、田代まさし似の男だ。
そんな彼は、自分の上司である葛城ミサトに好意を抱いている。
もう一人の男の名は青葉シゲル。
ギターが好きなロン毛野郎。この世界では、女職員に人気なヤリチン男。
日向とは同じオペレーター仲間で、よく話す間柄だ。
そして、この二人の会話を陰ながらこっそり聞いている男女がいた。
男の名は加持リョウジ、女の名は赤木リツコ。
二人は葛城ミサトの元彼と親友である。
加持は、別れた後もミサトを愛してきたクセに素直になれないバカな男。
リツコは、司令とカラダの関係を持ちつつも、実は親友のミサトを独占したがっているサビシイ博士。
眠らない街の中に存在する、ふとした心の隙間。
予告もなしに移り変わっていく、時間のイルミネーション。
そこに浮かび上がる、男と女の間には、
2つとして同じではない物語が、生まれては 消えていく。
COOL LOVE
これは、大人だけが知りうるルールに従って進行していく、
ゲームのような、本物の恋愛である。
・・というか、葛城ミサトを奪い合う、男と女の戰いをえがいた、バカなラブストーリーである…
514 :
新参20歳:2006/12/10(日) 11:44:12 ID:???
ちょっと書いてみました。
新参20歳さん乙です。久しぶりに投下見れて嬉しかったです。
516 :
新参20歳:2006/12/10(日) 14:27:04 ID:???
>>515 ありがとうございます。
青葉職人さん目指して頑張ります!
どうやら嵐は去ったようですね。
新人の職人さん乙です!日向が田代似って所に笑えました。僕も近々話しを作ります。
でも、今回の旅丸さんの言動は非常に残念でなりません。彼の言動は許されるものでは無いが彼の作品は好き。
だから今後も投下を続けて、このスレを活性化させると言う事で償ってもらえばどうだろうか?
もう疲れたよ。自演事件もあったよね。
中の人に激しく萎えたから作品として純粋に楽しめなくなった
なんかでもさ、改めて昨日のいざこざを見てみると、監督の発言が引き金になった感はあるよな。
アレがなかったら丸く収まってたような気もするし。
521 :
旅 丸:2006/12/10(日) 20:32:25 ID:???
そんな事はない。全て自分の責任です。本当に申し訳ないことをしてしまったと
思い、今は反省しています。
もう一度チャンスを与えてくださるなら、現行の作品をさらに改良して
投下したいと思います。だが、許されないだろうな・・・・
このスレに自分が溜めたイライラを持ち込み、皆さんに非常に不愉快な思いを
させてしまいました。大変申し訳ありません。
いまさら敬語を使うのですか?
誘い受けUZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!
許されないとか言っててもどうせ投下するんだろ?
擁護してくれる人もいるみたいだしね。良かったね。
でも俺は無理だ。
こんな荒れない良スレはめずらしいと思ってたのに、しかも荒れた原因作ったのが、投下職人だったとは。
それにしてもA2センセは来てないよな?まだこの一連の騒動をまだ知らないのかな?
A2センセにはこの騒動を知ってほしくないな
もう飽きたから投下されてもスルー
監督は職人として正しいことを言ったよね
監督の発言がなかったとしても丸くおさまるなんてことはないでしょ
他職人に嫉妬するのは別にいいと思う
でも住人を試すのは赦せない
とりあえず投下汁
気に入らないやつはスルー
いつも見ているだけだけど。明日から、自分も投下したいのですがいいでしょうか??
コテはA2センセのコテの由来とは少し違うけどG3にしようかと思います。(銃の名前みたいだから)
投下スピードは結構遅くなりますかね??大量投下は無理です。メリハリをつけた投下なら話は別ですが。
話の設定です。
・レイに感情がある。
・シンジはレイに好意があるが途中からアスカが転校し来て、アスカにも興味を示し始める
・EVAやネルフとは関係が無い普通の中学生ではなくあえて高校生。
・中学生より少し大人の恋愛(できたら純愛かな??)
・当然のことながらアスカ対レイ
イインジャネ?途中放棄せず、最後まで自分作品の面倒を見れるならウェルカム。ただきちんと構想を練った物で、量より質を求む。
>>530 G3さん期待してますw
焦らずに自分のペースで投下してください!
俺も一回投下する予定で軽くネタ作ってみたんだけど話が上手くまとまらない…orz
533 :
A2:2006/12/10(日) 23:07:13 ID:???
久しぶりにきたら少しトラブルがあったみたいですね・・・・・
旅丸さんは復活するのでしょうか?
旅丸さんのコメントは残念でしたが
いままでこのスレに貢献してきた職人さんだと思いますし
旅丸さんみたいな職人さんは必要だと思うのですが・・・・
話はかわるのですがこの前の続きがほんの少しあるので
投下しようと思っていたのですが、してもいいのでしょうか?
ほんとに少しなんですが・・・・
534 :
G3:2006/12/10(日) 23:13:05 ID:???
では、冒頭だけでも。
ここは第三新東京市のとある高校。その中の2年A組には綾波レイと言うそれはとても
美しい女子生徒が居た。だが、あまりにもの無口さと、内向的な性格。さらに読書好き
でいつも難しい本ばかり読んでいるので男子生徒からは全く相手にされていない。
碇シンジと言う男子生徒を除いては。
綾波レイは積極的に話し掛けてくれる碇シンジに熱烈な好意を抱いているようだ。だが
その気持ちを伝えられずにいた。
と言う感じですがはっきり言って自信はないです。でも作品は責任を持って投下します。
週末ぐらいしか投下できないとは思いますがよろしくお願いします!
このスレの雰囲気を元に戻すにはA2センセの協力が必要です!
ぜひ投下お願いします!!
おぉーっ。救世主キター!
>>534 おぉっと!いきなり投下か〜wとりあえずG3さん、乙!
プロローグみたいな感じだからまだ話の流れはよく分からんが高校生編なんだね!
このスレに新しい風を吹かせてくれ、よろしくw!!
遂に我等の願が始まる。
A2センセもこのスレに戻られた。
些かレスが伸びぬが致し方あるまい
恋愛投下スレを真の姿に。我等に福音をもたらす真の姿に
それは魂の安らぎでもある。
楽しみだ。
>>538 ついに俺の脳の中で
【komm,susser Tod/甘き死よ,来たれ】
が流れ始めた。一つの終結でもあり、始まりでもある。
新たな世界が生まれるんだよな、きっと。
540 :
A2:2006/12/11(月) 00:22:26 ID:???
>>307 アスカが走り去ってから数分程たってから家に着いた
部屋の電気は全て消えているのだろうか、テレビの光だけがうっすら玄関からも確認できる。
中に入るとやはり全ての電気は消えていてペンペンがテレビの前に座り身動き一つせずに画面をじっと見つめている。
アスカは帰ってきていないのかと思ったが靴はあるからどうやら帰ってきてはいるらしい。
部屋の電気をつけるとやっと気づいたのかペンペンが小さな歩幅で歩きながら寄ってきた。
アスカは帰ってきてる?
ペンペンにそう尋ねてもかえってくるのは「クエッ」の一言
その鳴き声はどこか虚しさを帯びて廊下の奥まで響き渡り、誰もいないよと語りかけているように感じた。
とりあえず上着を椅子にかけてアスカの部屋に足を向けた。
アスカの部屋の扉には荒々しく立ち入り禁止と書かれた紙が貼っていて僕はアスカに拒絶されていた。
それでも僕は扉をコンコンと2回叩いた。
「アスカ?」
名前を呼んでみたが返事は返ってこない。
アスカが帰ってきてから数分もたっていないはずだから寝てはいないはず。
「アスカ、いるんでしょ?ねぇ・・返事してよ」
さらに2回ノックをしたがやはり返事はこない。
「アスカが何で怒っているか僕にはわからないけど僕が悪いなら謝るよ、ねぇってば」
テレビの音と僕の声だけが耳に残り、中からは物音一つ聞こえなかった。
>>540 気がつくとペンペンが隣に立っていて、クエッと言いながら首をかしげている。
さらにもう一度クエッと鳴くと僕の後ろを通って左側にくるとアスカの部屋の扉をスッと横にスライドさせた。
やはり部屋の中は明かりがついていなくアスカは上着も脱がずに机にうつぶせの状態でいた。
まずペンペンが部屋に入っていきアスカにチョコンと触れてみるがアスカは反応しない。
入るよ。と声をかけ僕も傍によった。
「アスカ・・・?」
僕はアスカの肩に手をかけようと指先がチョコンと肩に触れたとき
「触んないで!」
その声は多分に鼻声が混じっておりアスカは触れられることを拒んだ。
僕はなんて言ったらいいかわからず困り果てているとアスカは立ち上がり
出て行って。と、部屋の外に追い出されてしまった。
いつもならこういう時は諦めて自分の部屋に戻ってしまうが一瞬見えたアスカの顔にあった涙のあとが僕をその場に引き止めた。
「アスカどうして?僕の何がいけなかったの?」
当然返事はなく半ば諦めかけたときやっとアスカの声が聞こえてきた
「どうせ私は一人が好きな変わり者よ・・・・」
僕はその言葉に胸を痛めた。
前にミサトさんから聞いたことがある。
アスカは親を早くに亡くしていてここにくるまでは一人同然だった。
そこには想像を絶する悲しみがありアスカは一人でいる恐さを誰よりも知っていた。
僕が何気なく放った一言はそんな彼女のトラウマまで呼び起こしていた。
僕は自分を責めた。
アスカは誰よりも平穏を求めていたということを忘れていた自分を。
喧嘩は前からよくしていたがここ二日の喧嘩はそれとは違う
心の行き違いからの喧嘩は初めてだった。
やっぱり良いですね〜、A2センセGJ!!
この2ch独特の殺伐とした雰囲気の中センセの話を読むと心が洗われます。
しかしそれと同時に胸が痛くなります。
不思議な感覚ですね。切なくて胸が痛いのに癒されている感覚ってのはw
また改めて俺らと宜しくしてください!お願いします
私も一風変わった話しを投下したいと思います。
時代背景は◎戸時代中期。碇幕府が世を支配していた。
時の将軍、碇ゲンドウ。そしてその正室のユイ。正室の息子で後の御世継ぎのシンジ。
側室のナオコそしてひょんな事からゲンドウの側室にさせら大奥に入れられた娘のリツコ。
奥の奉公をするレイとアスカ。
少しドロドロした小説ですが賛否両論だと思うので一応GOサインがあるまで投下を待ちます。
>>543 俺からは何も言えないが、変わった話だねw今までそういう話は見た時ないなwww
恋愛が絡んでくればドロドロしてても良いんじゃない?女同士の醜い戦いとかでしょ?
もう少し観衆に意見を聞いてみたい。
銀玉風世界?
銀玉とはちょっと違いますが
まぁ、やめときましょうかorz
ちょっと関係ないけどさ、さっき【LAS小説投下総合スレ】っていう所を覗いてみたんだけど、
ここのスレって結構評判良いみたいだねw自分の事のように嬉しくなったwww
んだから
>>546さん、頑張って投下してみれば?今なら書き込みやすいだろ?
それに諦められるとなんか嫌だ…。
>>546さんにチャンスを逃してもらいたくないしw
A2センセ乙!!!!!!!!!!!!!!!!!
やはり空気をかえるのはセンセしかいなかったかw
550 :
G3:2006/12/11(月) 19:43:56 ID:???
第一話 雪、襲来
12月も半ばに入り、冬は一層深まる。シンジの一日は毎朝、天気予報をチェックすることで始まる。
今日は冬型の気圧配置で曇り、午後からは雪が降ると言う予報だ。「今日は雪が降るのか」そう独り言
を言うと、母親のユイの勧めで折りたたみ傘を手に取り、鞄に放り込むと。玄関の方に歩いていく。
靴を履き、「いってきます」とユイに告げると扉を開け、外に出る。
シンジはバス通学なので、いつものように家から歩いて5分ほどのバス停に向かう、
ここでももう一つ、朝の日課がある。近所の大学院生の伊吹マヤとの会話だ。シンジとマヤは
バスに揺られながら30分程の会話を楽しむ。勉強の話や、学校での出来事、テレビの番組やドラマの話、
それからお菓子や料理などのグルメ関係、そしてたまにエッチな話しにものってくれる
そんなマヤをシンジは優しいお姉さんのように思っていた。
そして、今日もバス停に着くとマヤが待っている。マヤは「おはよう」とシンジに声を掛ける。
シンジはいつものように会釈をして、マヤの隣に並び、バスを待つ。
つづく
ちょと改行ミスったかな。すみません。
ならば某も投下します。
碇の世が始まり90年の月日が流れた。
時の将軍、ゲンドウには未だ男児が生まれず、世継ぎ問題に日々頭を悩ませていた。そんなある日、家老の冬月が一つの提案を持ち掛ける。
「上様。」
「なんだ?世継ぎの話なら聞きたくない。」
「いえ、某に一つ提案がございます。」
「なんだ。」
続く
G3さんとファーストおさむらいさん、乙!!新しい仲間が増えて嬉しいですw
まだこれだけでは感想が書けないんですが(スマソ…)、今後の活躍を期待しております!
更新されたらなるべく早く見るようにしますねw
553 :
監督:2006/12/11(月) 21:52:20 ID:???
A2センセ乙です♪なんか普通に読んでただけなのに鳥肌が…
G3さんも乙です!少し大人っぽいカンジなんですかね?先が楽しみです。
そしておさむらいさんも乙です!個人的にこういう設定の話は読んだことないんで、どんな展開が待っているのか予想がつきませんね。続きを期待してます。
なんかいろいろ考えたんですが、やはり俺の発言は言い過ぎでした。大変申し訳ない…
俺はこのスレが好きなんで、これからも投下を続けたいというのが本心です。
しかしさすがにこのままでは後味が悪いので、しばらく旅丸さんが戻ってくるのを待ってみます。
今ならまだ、投下を再開できるんじゃないでしょうか。
毎日のようにネタを投下してくれていた人が、こういった形でこのスレを去るのは非常に残念だと思うので…
>>553監督
まぁ、彼が毎日とネタ切れせずに投下してくれたのは事実ですよね…。
とりあえず、しばらくそっとして置いてあげましょうよ。
悲しいけど問題を起こしたのは旅丸さんでもあるんだから…
>>553監督
それに言い忘れたけど監督は何にも悪くないと思うよ。
誰かが“言い過ぎ”とか言ってたけど、事実を述べただけだしね。
556 :
G3:2006/12/11(月) 22:28:44 ID:???
ファーストおさむらいさん乙!時代物とはまた斬新な考えだと思います。
続きを期待してます。
続
>>550 バスはいつもより遅れているようだ、マヤは身震いをする。シンジはマヤをいたわり、
「大丈夫ですか?」と言うとマヤは微笑んで「大丈夫!」といつものように元気な声を
シンジに聞かせる。
バスは5分ほど遅れて到着する。車内は暖房が効いていて、外と比べると天国と地獄程
の差だ。「あったか〜い」といつものようにマヤが子供っぽい可愛い声を出す。シンジは
このマヤの声が好きだった。ちょうど後ろから2番目のシートが空いていた。いつもは
ラッシュの時間にあたるため、シートが空いている事自体、大変珍しい
「シンジ君!あそこ空いてるよ!一緒に座ろ」とマヤはシンジを誘う。
当然、シンジは断る訳も無く、一緒に座る。窓際にシンジが座り、通路側にマヤが座る。
バスが動き始めると、シンジとマヤはいつものように会話を始める。今日の話題は
マヤの大学院での生活と卒業後の事だ。マヤは臨床心理士を目指しているが、臨床心理士の免許を
取得しても、5年ごとに免許の更新があり、そのたびに難しい試験を受けなければならないので、
将来が不安だとシンジに話す。シンジも真剣にマヤの話を聞いている。「マヤさんにならできるよ!
僕は応援してます!」と言うとマヤは嬉しそうな表情を浮かべてシンジの頭を撫でる。シンジは
照れくさそうに笑う。だが内面では何もしてあげられない自分が申し訳なく思っている。
三つ先のバス停に着く。そこではいつも、一人の女子生徒が乗ってくる。綾波レイである。
つづく
たぶん、続きは土曜日あたりになるかと思います。
>>551 冬月はゲンドウの耳元で何かをささやく。
「ほう。くるしゅうない。では頼む」
冬月は一礼をしてその場を去る。
そしてその夜、寝屋では正室のユイが待っていた。ゲンドウが来るとユイは一礼をする。
「近こう寄れ!」
「はい。」
そう言うとユイはゲンドウに寄る
「すまぬ。いつも世継ぎの事で、そなたには辛い思いをさせてしもうて。」
「私は、私は…」
「もう良い。」
「されど、上様、何卒、何卒私をお見捨てにならないで下さい」
「わかっておる」
そう言うとゲンドウはユイを押し倒すとユイの喘ぎ声が響き始める。
(ここからはレイに語ってもらいます)
それから3ヶ月が経ち、ユイの御方様(漢字自信無い)は御懐妊なされました。)
そして15年後…
続く
もういいですよ…王の話は…
せっかく新たな職人さん達が投下してくれてるというのに…
G3さん、乙!!
マヤが出てくるのはこのスレ史上、初の出来事です(たとえ脇役だとしてもw)
しかも大学生のマヤのちょっぴり大人な雰囲気に、軽ーくヤられますたw
次からレイ登場との事ですが、シンジとの絡みに注目してみたいと思います。
ファーストおさむらいさんも乙!!
最初、少し堅苦しい話なのかな?(ゴホン!失礼…w)と思って見てみたんですが、
歴史モノにしてはスラスラと読めるし、何の抵抗もなく受け入れる事が出来ましたw
こういう話はまだまだ自分には未知数なので続きが楽しみです!
二人の職人さん、焦らず頑張ってくださいね!!
今日はこのスレ静かだな・・
まぁ。残存の職人さんに頑張ってもらい後は我々で保守するしかあるまい。
う〜んちょい過疎気味かな?
毎日投下したいが、そんなにネタが思いつかないし。orz
その日できた所まででいいなら午後11時ぐらいに投下しますがどうでしょうか?ただし1レス分ぐらいになるでしょうな。
なかなか職人さんにレスが返せない…
平日は仕事だからこの時間にならないと見れないんだよなorz
ファーストおさむらいさん、どうも!
別に無理に毎日投下しなくたって俺は良いと思いますよw
【毎日投下】という事にとらわれすぎて内容が薄くなるとツマらなくなってしまうだろうし、
まとめて投下したほうが職人さんの思い描く世界が浮かびやすいですし。
まぁ最終的には各々の判断に任せますが…。
とりあえず過疎らないように俺はこれぐらいの時間に出来るだけレスするようにしますので、
安心してネタ作りに没頭してくださいwww
565 :
G3:2006/12/13(水) 21:26:01 ID:???
続
>>556 レイはバスに乗り込むと、疲れた表情で周りをキョロキョロ見回す。
どうやら空席を探しているようだ。後ろの方を見ると、シンジが目に付く
シンジはレイが乗ってきていることに気付かず、マヤと話をしている。
レイはシンジの隣に居て、楽しそうに会話をするマヤを見て少し悲しそう
な表情を浮かべ、窓の外を流れていくいつもの風景を見つめる。
やがて、シンジはレイが乗っていることに気付く。「綾波!」と言い手を
振ると彼女の悲しそうな表情は消え、少し微笑み手を振ると、シンジの方に
歩み寄る。マヤはレイとシンジの関係が気になり、「誰?彼女??」とシンジに
尋ねる。シンジは「まだ彼女じゃないけど・・・・」と言葉を濁すとマヤは
自信を無くしたような表情を浮かべ、口を尖らせて下を向く。
「綾波。紹介するよ。近所の大学院生の伊吹マヤさん。臨床心理士目指して
るんだよ」とシンジはレイにマヤの事を紹介する。レイはマヤに会釈をして、
「私は綾波レイと言います。」と恥ずかしそうに自己紹介をする。マヤは再び
明るい表情を浮かべ、微笑んで「ヨロシク!レイちゃん!仲良くしてね!」と
レイにお近づきの言葉をかける。
つづく
566 :
G3:2006/12/13(水) 22:05:07 ID:???
続
>>565 シンジはレイを立たせておくのは悪いと思い、自分が座っている席をレイに
譲る。レイは悪いと思いながらもシンジの好意に甘えて席に座る事にする。
マヤも嫌がる表情は一つも見せず、逆に新しい友人ができて嬉しそうだ。
二人が仲良くなるには大して時間はかからなかった、うまがあうのか、2分程
会話をすればすっかり馴染み、レイはマヤに自分の日常の事を話していた。
3日前に期末テストも終わり、レイは溜まっていた不安やストレスを吐き出す
ようにマヤとの会話を楽しむ。何の教科が一番できたかとか、マヤが大学院で
研究している事、そしてクリスマスの予定等を話す
残りの15分間はあっと言う間に過ぎ、マヤがいつも降りる大学前のバス停
に着いてしまう。「シンジ君もレイちゃんも学校頑張ってね!!」と元気に
今朝の別れを告げるとマヤは降りていく。そしてシンジとレイは二人っきりに
なる。
つづく
今できた所まで投下しました。週末あたりにまた投下します!!
G3さん、乙です!なんかほのぼのした話で良いですね。
この寒い冬の時期に読むと身体がポカポカして暖まる気がしますw
では週末までお待ちしておりますwww
568 :
G3:2006/12/13(水) 23:54:03 ID:???
どうもコメントありがとうございます。
自信は無いけど、こんな作品で良ければまた読んでくださいね
では期待を裏切らぬよう頑張ります!
G3さんオッテュ〜。なんかほのぼのしてていいですね〜。これからも応援するので頑張って下さい。
オレもG3さんのみたいなほのぼの系好きだぜ なんか和むんだよなぁ
応援してますよ、焦らずマイペースで頑張って下さいませ。
571 :
使徒:2006/12/14(木) 18:28:17 ID:???
「アスカ!危ないっ!!」
シンジが叫んだ先にはアスカの背後に周り、抱き付いている使徒がいる。
「何よ!この痴漢〜!離れなさいよっっ!!」
使徒を振り払おうとするアスカだが、相手のしがみつく力が強い為なかなか離れない。
「アスカ!早く離れなさい!!そいつ自爆する気よ!」
ミサトは鬼気迫る顔でモニターを見つめ、アスカに言った。
「んな事言ったって…、きゃぁぁぁあああ!!」
今にも自爆しそうな使徒に恐怖を感じ絶叫するアスカ。
「ア、アスカーーーッ!!(失いたくない、失いたくない、アスカを失いたくない…!)」
シンジは『アスカを失いたくない』と心の中で自分に言い聞かせ、弐号機へと向かった。
しかし次の瞬間…。
眩い光とともに轟音が鳴り響き、辺り一面の建物を巻き込む大爆発が起きた。
そして爆発はまるで巨大な十字架を連想させるようなものであった。
「ア…、アス…カ…?」
爆風に巻き込まれ大破して動けなくなった初号機の中で
シンジは必死に弐号機の姿を…いや、アスカの姿を探していた。
572 :
使徒:2006/12/14(木) 18:38:09 ID:???
>>571の続き
しかし、煙が立ち込めていて重傷を負ってしまったシンジには先を見る事が出来ない。
どれぐらい経っただろうか。立ち込めている煙もようやくおさまり、うっすらと先が見えるようになった。
「…………な、い…………何も…、無い…。」
自分の視界に映るはずのアスカの姿が無く、愕然とするシンジ。
「………うわあぁぁぁああああああああああああああああっっ!!」
シンジは絶望の叫びとともに意識を失った・・・。
573 :
使徒:2006/12/14(木) 18:40:47 ID:???
>>572の続き
一ヶ月後…
「…ここはネルフの病院…?」
使徒との戦いで重傷を負っていたシンジは意識を取り戻した。
「…ッ!!アスカは?アスカっ!!」
辺りを見回してみたが、もちろんそこにアスカの姿は存在しなかった。
「………………………………………」
病室に自分の心拍数を計る機械の音が無情にも鳴り響く。
「なんで、なんでだよ…。アスカ…」
涙が止めどなく流れ出す。そして、改めてアスカの死を実感してしまった。
忘れようと思えば思うほど胸が苦しくなる。
(僕はアスカの事、好きだったんだろうか…?)
(そしてアスカはどう思ってたんだろう?)
(アスカ…。ねぇ答えてよ、アスカ!答えてってば!!)
574 :
使徒:2006/12/14(木) 18:45:14 ID:???
>>573の続き
シンジは重傷の怪我を負い疲れていたせいか、いつの間にか深い眠りについていた。
ここはシンジの夢の中…、そして心の中でもある。
「…アンタ何ウジウジしてんのよ?」
アスカの声が聞こえた。
「ア、アスカ?アスカなの…?」
「な、何よバカシンジ。気持ち悪いわね…」
「そんな所に居たんだね…アスカ。ずっと逢いたかったんだよ…」
「ハァ〜?アンタバカァ?」
「ねぇ、アスカ…」
「そんな事ないわよ…」
「僕さぁ、今度アスカに…」
「そ、そんなんじゃないんだか…………」
「アスカ……………………」
「シンジ……………………」
575 :
使徒:2006/12/14(木) 18:48:18 ID:???
>>574の続き
「ピッピッ、ピッ…ピッ……、…ピッ………ピーーーーー」
病室に響き渡る機械的な心拍数の電子音。
「シ、シンジ君…?」
異変に気付き駆け付けたミサトと医師。しかしすでにシンジの心臓は止まっていた。
「残念ですが…碇シンジ君はもう…」
残酷な医師の言葉にミサトは凍り付いた。
「シンジ君…ごめんなさい…。私、何もしてあげられなかった」
泣きじゃくるミサトだったが、『これでアスカの元に行けるのよ』とシンジに心の中で言った。
「良い顔ね…。こんな顔今まで一度もした時なかったのに…」
心臓が止まったシンジの表情は、とても幸福感に満ち溢れているような表情をしていた…
〜完〜
576 :
G3:2006/12/14(木) 18:54:50 ID:???
おぉ!!使徒さん乙!!泣いてるんじゃねぇ〜よぉ!!目から汗が出ててる
だけだ!
前回、『新人』という名前でアスカの誕生日のネタを投下した者です。
頑張って他のネタを投下します!…と張り切ってみたものの、良いネタが思い浮かばず、
完璧に自分の為の自慰行為になってしまいました。反省しております…。
スレタイにそぐわない内容だし、つまらないし…。破門の覚悟は出来ております。
本当に申し訳ありませんでした。
578 :
使徒:2006/12/14(木) 19:06:05 ID:???
あっ!G3さんありがとうございます!その言葉は自分には勿体ないです…。
心からG3さんの活躍をお祈りしております!
579 :
G3:2006/12/14(木) 20:22:01 ID:???
まぁ。あの世で結ばれたとしておけば恋愛になりますよ。
シンジとマナ。7年前の晩秋、雨宿りをするシンジに始めてマナは優しく話し掛ける。
それ以来、いつも笑いあう二人、同じクラブに所属し、毎日のように他愛も無い会話をしていた。
ずっとこの関係が続けばいいと思っていた。だが時は過ぎ、高校入試を控え、お互いに口を聞かなくなった。入試が終わればとシンジは思っていた。
同じ高校に行くことになった二人。一年生では隣のクラスになった。シンジはいつもマナを思っていたが、マナは次第にシンジの事を忘れていった。
その後、シンジは何度も話し掛けようとした。だが機会が無く、二人の関係は平行に伸びる2本の線のように決して交わる事は無かった。
そして3年はあっと言う間に過ぎ、大学は別々になってしまった。シンジは「今頃あの子はどうしているのだろう」といつも思っている
>>580さん乙です!
シンジとマナの話ですか?珍しくて良いですねw
しかもマナがシンジを想ってるのではなく、
シンジがマナに強い好意を持っているのがポイントですね!
続編があるかどうか分かりませんが、遠慮せずどんどん投下してくださいw
よろしくお願いします!
582 :
G3:2006/12/15(金) 22:32:25 ID:???
続
>>566 マヤが降りたので、レイの隣の席が空いた。シンジは「隣、いい?」とレイに
尋ねると、レイは無言で顔を赤らめ、少しつめて、シンジが座るに十分なスペース
を空ける。シンジも少し照れくさそうな表情を浮かべてレイの隣に座る。
だが、レイはマヤとシンジの関係を気にしていた。レイは少し勇気を振り絞り、
震える声で聞いてみる事にした。「碇、君。」と恥ずかしそうに話かけるレイ。すると「何?」
と普通にシンジは反応する。レイはマヤとどのような関係なのかをシンジに尋ねる。レイは
口がすべり、「付き合ってるの?」と尋ねてしまう。シンジはその言葉に驚き、「そんなんじゃないよ」
とにっこり笑って答える。その答えを聞き、レイは少し安心した表情を浮かべる。
その後、レイはずっと下を向いていた。シンジとこんなに密着するのは始めてで、彼女にとっては
非常事態とも言えよう。シンジもレイとこんなに接近するのは初めてで、レイをちらちら見るが、
話しかける勇気は無かった。
つづく
583 :
G3:2006/12/15(金) 22:55:41 ID:???
続
>>582 そうこうしているうちに時間は経ち、学校前のバス停に着いてしまう。
バスを降りると、寒さが再び襲ってくる。空を見上げると、どんよりとした
鉛色の雲で覆われていて、今にも雪が降り出しそうだった。バスを降りてから、
シンジとレイは、寒さから一秒でも早く逃れようとやや小走りになりながら
校舎に向かっていたため、一言も口を利かなかった。ただ、シンジは寒さに弱い
レイのことを気遣い、彼女の様子を見ながら歩いていた。
教室に着くと、既に暖房がきいていた。シンジたちの学校は、去年から冷暖房
完備で、快適に授業ができるようになっていた。レイはマフラーを取ると、
丁寧にたたみ、鞄に入れる。シンジはマフラーを適当に椅子に引っ掛けておく。
レイはさっきのバスでの話の続きをしようとシンジに歩み寄ろうとしていたが、シンジは
他の友達と話を始める。シンジ以外の男が苦手な彼女にしてみたら、シンジが友達と話を始めると、
近づけなくなる。だから、レイはいつもシンジと話したいときはシンジが友達と話を始める前に
話し掛けに行く事にしていた。結局レイはその時間は諦めて、読書を始める。
つづく
584 :
G3:2006/12/15(金) 23:13:19 ID:???
続
>>583 シンジが友達と話し始めて10分が経過する。どうしても男性は、他者を制圧し自分が
優位に立ちたいという感情が強いので、「そんなのも知らねぇ〜の!?お前、駄目だなぁ〜」と
相手を馬鹿にするような会話がレイの耳に入ってくる。レイは、シンジが友達とどんな会話をしているのか
気になって仕方ない。当然、シンジはおとなしい方なので、いつも罵倒の標的にされてしまう。
レイはそれが気に入らなかった。彼女にとってはシンジは一番の存在であるから
なおさらだ。
やがて始業のチャイムが鳴り、担任の先生が教室に来る。朝のショートホームルームが始まり、
先生が連絡事項を伝える。だが皆、連絡事項など、自分に直接関係無い事は聞いてはいない。
つづく
585 :
G3:2006/12/15(金) 23:28:06 ID:???
続
>>584 ショートホームルームが終わり、1限目の準備時間、シンジは友達とまだ喋りに
行っていなかった。チャンスと思ったレイは、シンジに話しかける口実を探す。
とりあえず話しかけようとレイは後ろを振り返る。シンジは少し驚いたような表情を見せる。
レイは背もたれに掛かっているシンジのマフラーが目を付けると手をすっと伸ばして、手に取ると、
たたみ始める。たたみおわると、「シワになっちゃうよ」と言い、シンジに手渡す。
シンジは照れくさそうに「ありがとう」とお礼の言葉をかける。レイは微笑んで「どういたしまして」
と言うとシンジを見つめる。シンジもレイを見つめていた。やがて「あの」と言う言葉が二人同時に
出る。レイは「どうぞ!」と譲るが、シンジも「レディーファースト!」とレイに譲る。レイはクリスマスの
予定をシンジに聞く。
つづく
586 :
G3:2006/12/15(金) 23:30:34 ID:???
訂正
>レイは背もたれに掛かっているシンジのマフラーが目を付けると
↓
レイはシンジの椅子の背もたれに掛かっているマフラーに目をつけると
間違えました。すいません
587 :
G3:2006/12/15(金) 23:45:35 ID:???
あと、
>>586で訂正した>目をつけると の後は手をすっと伸ばすじゃなく、
腕をすっと伸ばすに訂正します。何度も申し訳ありません。
続
>>585 「碇君は、クリスマス暇?」と尋ねられ、シンジは戸惑う。特にこれと言って
予定は無い。だが、レイからこんなことを聞いてくるなんて予想外だった。
「綾波は?彼氏とデート??」とシンジは言うと、レイは少し悲しそうな表情を
浮かべて「私には、彼氏なんて居ないよ・・・」と答えると下を向く。
ここでシンジはレイに彼氏が居ない事を知る。それと同時に、彼の心の中で何かが
芽生えたような気がした。これを境に、シンジはレイに頻繁にアプローチをかけるように
なる。
つづく
G3さん、乙!!
レイがマフラーをたたんであげるところに『純愛』を感じましたw
なんかいいっすね〜!少年と少女の恋愛ばなしっていうのはw
些細な事でお互いドキドキしちゃうんですよね。
久しぶりに良いネタ読んだGJ!
589 :
G3:2006/12/16(土) 10:43:06 ID:???
>>588 コメントどうもありがとうございます。
続
>>587 その日の昼休み、シンジは購買部に昼食のパンを買いに行っていた。レイは混雑を避け、
いつも1時ぐらいの空いた時間にパンを買いに行く事にしているため、教室に居た。
そして、今日も机で本を読んでいる。あんなに分厚い本だったのに、たった3日で読みきって
しまった。暇になったレイは机に突っ伏した。
やがてシンジは焼きソバパンを二つ持って教室に戻ってくる。自分の席に座る前に、
二つある焼きソバパンのうち一つをレイの机の上に置いた。レイは驚いて「何?」と尋ねると、
シンジは「今朝、マフラーたたんでくれたでしょ?だからそのお礼。」と言う。レイは「悪いよ」
と遠慮するが、シンジは「そんなに遠慮しなくても」と言い、ただ純粋にレイにお礼がしたいという
気持ちを伝える。レイは、遠慮しながらも、シンジの好意に甘え、「ありがと・・・」 と言い、食べる事にした。
窓の外では雪が降り始めていた・・・・
つづく
590 :
G3:2006/12/16(土) 17:51:11 ID:???
続
>>589 そして、放課後。帰り支度をするレイにクラスの地味で漫画大好きな、
女子の数人組みが寄ってくる。その数人組みは漫画研究会に所属しており
男子から相手にされていないため、恋人経験は0だ。レイに話しかけた理由は、
クリスマスの日、2年A組の彼氏の居ない寂しい女子だけ集まって、カラオケに行こう
と言う企画を立てたらしい。レイは、行けるか、行けないかわからないと曖昧な回答をすると、
シンジとの関係をちゃかされる。「最近、碇君といい関係らしいじゃん!クラスの噂だよ!」
と言われ、レイは驚く。「誰から聞いたの?」と問い返すが、そんな事答えてくれる
はずも無い。逆にレイは、シンジとの事を相談する。しかし、返答は決まっている。
「告っちゃえ!」と皆、口をそろえてレイに薦めるが、レイはそんな勇気はあるはずも無い。
直接気持ちを告げる事ができないなら、手紙や、携帯のアドレスを聞いて、メールでも
ありだと言われ、「自分達も協力するからやってみようよ」と女子なら誰しも言われたことのある
言葉を投げかけられ、半強制的に告白させられる事になったレイ。でもどの道、告白する予定であったから、
協力者ができて、少し心強いと感じていた。
つづく
みなさん乙です
たまにはカヲル×レイorアスカがみてみたかったり…
592 :
G3:2006/12/16(土) 20:42:53 ID:???
>>591 暇があったら今度小作品として作ってみたいと思います。多分カヲル×アスカで
続
>>590 レイはしばらく、女子の集団に拘束されてしまう。色々尋問されたり、告白の
仕方を考えたりしていた。結局1時間かかって最後に出た結論は、まずシンジと
メールアドレスを交換するという事だ。レイもシンジもまだお互いのアドレスを
知らないので、学校でしか話していなかった。そこが問題だと指摘されて、明日
にでもシンジにアドレスを聞く事を宣言したので、やっとその場から開放された。
その頃シンジは昇降口でレイを待っていた。途中、シンジの友達が何人も通って
行き、そのたびに「お前、帰らないの?」と聞かれる。「ちょっと人を待ってるから」
と返答すると「何だよ?彼女でもできたのか?」とちゃかされる。だいたい、綾波レイ
である事は気付かれていたので「綾波だろ?」と聞かれる。
シンジは「まぁ、そいつは教えられねぇなぁ」と誤魔化しておいた。
やがて、レイが歩いてくる。おどかしてやろうと思い、シンジは下駄箱の陰に隠れる
レイは靴を履き、霙の降る外に出るが、なぜか戸惑っている。どうやら傘を持ってきていない
らしい。雪に当たる覚悟で歩き始めると、レイの頭の上に傘が出現する。シンジが自分の傘に
レイを入れたのだった。その傘はシンジが今朝、ユイの勧めで持ってきた折り畳み傘だった。
しかし、折りたたみで二人入るのは不可能なため、シンジはレイに傘を渡す。
レイは「碇君が濡れちゃうよ」と遠慮するがシンジは「女の子は体冷やしちゃ駄目だよ」と
またもレイを気遣う。シンジには決して下心があるわけではない。レイもそれをわかっていた
またも、悪いと思いながらシンジの好意に甘えるレイ。シンジの傘のおかげで、何とか霙にあたる
事無く、バスに乗り込むことができた。
つづく
593 :
G3:2006/12/16(土) 21:16:16 ID:???
続
>>592 バスに乗ると、前の方の空いているシートに座ることにした二人。この時間帯は夕方のラッシュが
始まる前なので、かなり空いている。レイは今がチャンスと思い、シンジにメールアドレス
を聞こうとする。さっきの女子のグループとの会話を思い出す。「いきなり教えて!ではこっち
も恥ずかしいし、相手も驚いちゃうから、携帯の話題を持ち出すに限る!」
とアドバイスを受けている。
レイはシンジに携帯の色を尋ねることにした。レイは話題を切り替えるタイミング見計らい、
「碇君、碇君の携帯って何色?」と尋ねる。シンジは「紫だけど・・・・何で?」と
言い、ポケットから携帯を出す。レイは慌てて「なんとなく」と答えるとシンジは不思議そうな表情を
浮かべ、「綾波は?」と聞いてくる。レイのシナリオ通りだ。レイも携帯を取り出し「私は青」とシンジに
見せる。二人の携帯が出揃ったところで、レイは勇気を振り絞る。そしてだんだん心臓の鼓動が早くなる。
緊張を抑えるため、一呼吸置き「ねぇ。アドレスと番号交換しない?」と言う。シンジは嫌がる素振りも見せず、
むしろ喜んでいる。「いいよ。赤外線付いてる?」と言うと、シンジはアドレス交換の準備を始めるが、
「ごめんなさい・・・・私の携帯、赤外線付いてないの」とレイは戸惑う。シンジは「携帯貸して」と言い、
レイはシンジに携帯を差し出す。シンジはレイの携帯のアドレス帳の新規作成の所を選択し、自分のアドレスと
携帯番号を打ち込み、打ち終わるとレイに返す。時間的には1分ぐらいだった。
アドレス交換が終わると、二人はレイが降りるバス停に着くまで他愛も無い会話を始める。窓の外を見ると、霙は一時的に止んでいた
時間はあっという間に過ぎ、レイが降りるバス停に着いてしまう。
「今夜、メール送るね!」と約束をしてレイは降りていく。アドレスを交換することによって、二人の距離は縮まった。
完
〜第2話予告〜
多分次ぐらいからアスカ登場・・・
594 :
G3:2006/12/16(土) 21:39:40 ID:???
〜第弐話のプロローグ〜
とある日曜日、今日も寒いので、シンジは部屋で漫画を読んですごしていた。
あれからレイは頻繁にメールを送って来る。シンジもレイからのメールを楽しみ
にしていた。
そして、今日は気になる出来事があった。シンジの家の隣の家は空き家になって
いた。しかし昨日、誰かが引っ越してきた。
昨日は7時以降の記憶が無いシンジ。あとで父親のゲンドウに尋ねると、
家族全員で引越しの挨拶に来て、挨拶の品がバームクーヘンであった事、それから
ちょうどシンジと同い年で髪が長く、身長が170cmぐらいでスタイルも良く、
可愛い女の子が居たこと。それでその女の子は、クォーターで、シンジと同じ高校に
通う事になっているから仲良くして欲しいとの事だった。
G3サンGJ!
第一話を読む限り、久々の大型新人登場の予感。
ガンガッテ下さい。
G3さん乙
いよいよアスカ登場かー楽しみにしてます
某はもう少し時間かかりそう
597 :
G3:2006/12/17(日) 01:40:43 ID:???
>>594 第弐話 アスカ出現
翌日。シンジにとっては何の変哲も無い月曜の朝のはずだ。だが何かが違っていた。
今日はマヤより先にシンジがバス停に到着する。自分の前には見たことも無い女子生徒
が並んでいて、身長もシンジより2cm程高く、髪の毛が少し赤みがかった茶色でロング
赤い髪飾りが二つ付いている。スカートも少し短めでレイとは全く逆のオーラを放っていた。
シンジはレイの事しか頭に無いのでさほど興味を示していなかった。むこうもシンジに興味を
示していない。そうしていると、マヤが走って来る「おはようシンジ君!」と言うと、シンジも
「おはようございます」と返し朝の会話が始まる。いつもと違うと感じていたのは、多分マヤが
居なかったからだろうか?
やがて今朝もバスが来る。乗り込むと、今日はかなり混んでいた。さっきの女子生徒は一番後ろの大きな
シートの真ん中に座り、少し股を開き、腕を組み、パンツが見えないように鞄でスカートの裾を押さえ、
隠している。行動もレイとは全く逆だ。「征服同じだけどあんな子居たっけ?」とマヤがシンジに尋ねる
がシンジは知らないので、「今日、初めて見る子なんですけど・・・・」と返す。
その女子生徒のことはさて置き、今日のマヤとの会話の話題はレイの事だった。頻繁にメールをくれる事
をマヤに伝える。シンジは前々からマヤとも頻繁にメールをしていたが、数日でメモリーのコミュニケーション
ランキングの1位がマヤからレイに入れ替わった。マヤはそれを知ると「じゃぁもっとメール送るね!」とレイと
張り合う気が満々である事をシンジに伝える。実際の所、年下ではあるがマヤもシンジが好きだった。
つづく
598 :
G3:2006/12/17(日) 02:25:57 ID:???
続
>>597 今日は座れず、立ったまま乗っているが、会話は楽しいのでお互い、苦にはならなかった。
レイは登校する時間帯を変えたのか、今日もシンジ達と同じバスに乗ってくる。シンジと
を見つけると、歩み寄って来て「おはよう碇君」言い、マヤにも「おはようございます」と
挨拶をして、軽く会釈をする。シンジもマヤも「おはよう」と返し、三人で話を始める。
その日、いつも以上にバスは混んでいた。そして事件は起こる。三人で話をしていたが、
マヤが不快そうな表情を浮かべる。シンジには何か怒らせるようなことをした覚えは無い。
当然レイにもだ。だが、マヤは確かに不快そうな表情で黙り込んでいる。我慢できなくなった
シンジは「どうしたんですか?」とマヤに尋ねるとマヤ「シンジ君・・・」と小さい声で言い、
自分の後ろを指差す。シンジはマヤの指差す方を見ると少し驚く。マヤのお尻には男の手が這って
いた。マヤは確実に痴漢されている。シンジはマズいと思い、男の手を掃いのける。男はどこかへ
移動するが、それで終わりではなかった。次にターゲットにされたのが、左隣に居るレイだ。
レイはシンジの腕を引っ張り、非常事態を告げる。男の手はレイのスカートの中に侵入して行った
さっきの女子生徒もそれに気付き、こっちの様子を窺っている。さすがのシンジもそれにはキレて
男の腕を掴み「止めろよ!」と怒声を上げる。すると「何だよ!」と向こうも逆ギレしてシンジに
殴りかかり、男の鉄拳がシンジの頬を直撃する。シンジは殴られた衝撃で転んでしまう。だが男は
容赦なく、シンジの胸倉を掴み、拳を振り上げる。シンジはもう駄目だと思い目をギュッと閉じる。
だが、2発目の鉄拳は飛んでこなかった。なぜなら、さっきの女子生徒がその男に飛び蹴りを食らわせ
腕で首を絞めていた。一瞬の出来事であったため、シンジは状況を把握していない。そしてその女子生徒
は外見から見るイメージとは全然違う暴言を痴漢をしていた男に言い放つ。「ねぇ〜知ってる?おっさん。
ドイツでこんな事したら、刑務所で汚物がバームクーヘンに見えるようになるまで舌で舐めてトイレ掃除
させられるのよ!」と
つづく
599 :
G3:2006/12/17(日) 02:47:19 ID:???
続
>>598 バスには、ちょうど痴漢撲滅運動期間中であったため、私服警官が乗っていた。
私服警官は警察手帳を見せ、その女子生徒に男を放すように指示する。女子生徒は
指示に従い、男を放すと私服警官が寄ってきて男の腕に手錠を掛け、「迷惑防止条例違反、
並びに傷害の現行犯!えっと・・・午前8時9分逮捕ね。あと君達も後日事情聴取するから」
と言い、次のバス停にバスが止まると、運転手に事情を説明し、男を連行する。
レイはシンジを気遣い「大丈夫?」と言うとシンジも「うん・・・平気・・・だけど口が
ちょっと切れちゃった・・・」と返す。シンジの口からは血が出ていた。マヤは急いでハンカチ
を取り出し、シンジに渡す。さっきの女子生徒も「あんた大丈夫だった?」と声をかけて来た。
とりあえず苦笑いをして「えっと・・・何とか・・・」と言うとその女子生徒は呆れたような
顔をして「無理しちゃって・・・」と言い、何事も無かったかのようにもとの席に座る。
朝から散々な目に遭ったシンジとレイはボーっとしていて何もやる気がしない。そんな中、
朝のショートホームルームが始まる。先生は「転校生を紹介する」と言うと、女子生徒が入ってくる。
シンジとレイには見覚えがあった。さっき、バスで助けてくれた女子生徒だ。
黒板に自分の名前を書き、「惣流・アスカ・ラングレーです!よろしく!」と言うと先生に席を
指定される。シンジの後ろだ。アスカは席に座る前に「今朝のあんた、かっこよかったわ!」と言い、
席に座る。
つづく
G3さん乙!!
期待の新人だなw
俺の中ではA2センセについでNo.2だwww
うはww物凄い投下されてるwwwwG3さん怒涛の連投乙です!!
ついにアスカ登場しましたね!今後の流れに期待していますw
新人新人言われてるがこの内容の濃さは一人前のプロ職人に間違いないwww
んじゃ、頑張って〜!!
602 :
監督:2006/12/17(日) 12:19:06 ID:???
G3さん乙です。非常に面白いです、今後も期待してます!
>>338の続きなんですが、いくら考えても暗い展開しか浮かばないので諦めます…すいません。
一応新しい設定の話を少し考えたんで投下しておきます。今回はLRSっぽいのを書いてみたいと思ってます。
それと、台詞の前の名前無くしてやってみようと思うんで、分かりづらかったら言って下さい。
603 :
監督:2006/12/17(日) 12:25:49 ID:???
「久しぶりだな、シンジ」
「うん。父さんは元気?」
「あぁ」
入学式を明日に控え、シンジは自分の部屋で父ゲンドウと電話をしている。
「中学校は明日からか?」
「そうだよ」
「そうか。どうだ?中学生になる気分は」
「えっ?いや…今までと変わらないよ」
「シンジ」
ゲンドウの口調が変わった。
「何?」
「お前はもう子供ではなくなるんだ。これからは自分で考え、自分で行動しなければならない」
「そんな…急に言われても…」
「お前は他人に依存し過ぎるところがある。これからは自分で道を切り開いていくんだ」
「分かったよ」
シンジのそっけない返事を聞き、ゲンドウは小さくため息をついたが、すぐに元の口調に戻った。
「ユイは元気か?」
「母さん?うん、いつも通り元気だよ」
「そうか」
「それより父さん、たまには帰ってきてよ。時々すごく淋しそうな顔するんだよ、母さん…」
「そうか…分かった。近いうちに帰る。母さんによろしくな」
「うん。それじゃまた」
「あぁ」
604 :
監督:2006/12/17(日) 12:29:53 ID:???
>>603の続き
電話を切るとシンジはリビングへ受話器を置きに行く。キッチンではユイが洗い物をしている。
「シンジ、まだ起きてたの?早く寝ないと明日起きれないわよ」
「うん、もう寝るよ。父さん、近いうちに帰ってくるって」
「そう」
シンジがゲンドウの話をしても、ユイはいつもそっけない返事しかしない。だがシンジは、ユイの顔が一瞬ほころぶのを知っていた。そんなユイの顔を見ると、シンジはとても幸せな気分になれた。
入学式の朝。少し寝坊してしまったシンジは、ユイに急かされるように朝食を済ませ、まだブカブカの学ランに袖を通す。
「これ、大きすぎない?」
「いいのよ、これくらいで。すぐに大きくなるんだから」
シンジは初めての学ランに少し戸惑いがちだったが、鏡に映る自分の姿がやけに頼もしく見えて嬉しかった。
ユイはパートがどうしても抜けられないとのことで、入学式には出席できなかった。
家を出たシンジは、中学校へ向かい歩きだした。期待もあったが、シンジにとっては不安の方が大きかった。
605 :
監督:2006/12/17(日) 12:35:34 ID:???
>>604の続き
シンジがこれから通う第3新東京市二中には、小学校の頃の友達はほとんどいない。
小学校を卒業した後で、周りに中学校が無いからという理由で、ユイとシンジだけこちらに引っ越してきたからだ。
(中学生か…なんだかなぁ。まだ実感沸かないや。友達、できるといいな…)
学校へ着いたシンジは、覚束無い足取りで体育館を探す。
体育館中央には新入生用のイスがずらっと並べてあり、その後ろには保護者席が設けられていた。
シンジはA組の前から2番目の席に座った。周りは知らない顔だらけだ。みんなそれぞれ緊張しているように見えた。
程なくして校長先生と思われる人が壇上に現れる。新入生もほとんどが席についているようだ。
しかし、シンジの前の席は空席のままだった。
(入学式早々遅刻か…逆にすごいな。僕にはそんな度胸無いや…)
校長先生の挨拶から始まり、式は予定通りに進行していく。体育館に響くのは先生の声だけで、物音ひとつ立てづらいような空気だった。
ガラッ。
静寂を切り裂くかのように、体育館の後ろのドアが開く音がした。皆の視線が一斉に後ろへと向けられる。
606 :
監督:2006/12/17(日) 12:39:35 ID:???
>>605の続き
シンジも反射的に後ろに目を遣ったが、人が多すぎて状況はよく分からなかった。
(新入生かな?)
シンジはそう思ったが、特に気にはとめなかった。しかし、よく見ると周りがざわついている。シンジはもう一度後ろを振り返ったが、やはり人が邪魔でよく分からない。
見かねた校長先生の「静粛に」の一言で、体育館には静けさが戻る。シンジも前を向き、先生の話を真剣に聞き始めた。
次の瞬間、シンジの目の前の席にひとりの少女が腰を下ろした。
シンジには物音ひとつ無かったように思え、一瞬びくっとしてしまった。
しかしそれ以上にシンジは、彼女の薄青い髪の毛に驚いた。
周りに座っている新入生や先生たちは、彼女のことを蔑んだ目で見ているようだった。
無理も無い。入学式早々青い髪の生徒が、遅刻しているのに慌てる様子もなく体育館に入ってきたのだから。
彼女は真っ先に先生たちからマークされてしまった。
だがシンジの中には、不思議とそういった印象は無かった。
(きれいな青色…この子、ハーフかな?それにしても…)
シンジは彼女の後ろ姿に見入っていた。彼女の神秘的な雰囲気に吸い込まれるような感じがして、シンジはしばらく視線を逸らすことができなかった。
607 :
G3:2006/12/17(日) 12:42:46 ID:???
おぉ!このスレの三本柱の一人。監督キター!!!投下無いから心配してました
よ。ロム時代からずっと読んでますけど、監督の作品大好きだY!
体育館に誰が入ってきたのかな??初日から遅刻じゃかなりヤバイって感じ
だよねぇ〜
608 :
G3:2006/12/17(日) 13:19:04 ID:???
んなら私も時間のあるうちに投下しますわ。
続
>>599 その日の休み時間。アスカの席の周りには男子生徒が殺到する。席が近いシンジと
レイはかなり迷惑そうだ。男子生徒のほとんどは、「メールアドレス教えてください!」
と言っている。プライドの高いアスカは「あんた達全員無理!」と全て断っている。
我慢の限界を迎えたシンジはレイを連れて教室を抜け出そうとすると、シンジの友達の数名
に呼び止められる。「お前、いいのか?アドとか聞かなくても??」と言われるが、「僕、
興味ないから・・・」と言っておく。友達は「こいつには無理無理」とか「碇には綾波がいる
もんな〜」とかちゃかしてきたり、ふざけて馬鹿にするような発言をしてくるが、シンジ
にとってはこれもコミュニケーションと友情の一環なので、怒ったり、馬鹿に仕返したりする事は
いつも無かった。とりあえず、レイと二人で話がしたいため、シンジは「ごめん」と言って教室を
出て行く。
クラス内でのアスカフィーバーは授業が始まる頃には冷めていて、シンジとレイが戻ってくると
男子生徒の群れは居なくなっていた。あまりにも男子どもがしつこいのでアスカは「死ね!」だとか
「誰があんた達みたいな下品な連中なんかと!」とか「まるでメスに集る野獣みた〜い」と暴言を吐い
たらしい。男子生徒は皆呆れてしまい、「あいつは性格ブス」だとか、「なんかムカつく!」だの評判は
かなり悪い。そして、シンジは友達の一人から「気をつけろあいつはとんでもない性格の持ち主だ」と忠
告を受ける。シンジはその場に居なかったので、何の事かさっぱりわからない。
つづく
609 :
G3:2006/12/17(日) 13:37:02 ID:???
続
>>608 授業が始まるが、シンジは後ろからちょっかいをかけられていた。当然、犯人は
アスカだ。シャープペンでシンジのブレザーの背中をブスブス刺している。シンジは
気にしてはいなかったが。が、やがてアスカは勢いあまって、グサッと刺してしまう
アスカのシャープペンの芯はブレザーの中のワイシャツを貫通し、さらにワイシャツの
中のTシャツも貫通させ、シンジの背中に到達する。さすがに痛みを感じたシンジは「刺すな!」
と怒声を上げる。クラスの一同は、その怒声に反応して、呆れた視線でアスカを見ている。
アスカは「さ〜て何の事だか・・・」としらをきる。アスカは少なくとも、今朝の勇気ある行動を
取ったシンジに興味を持ち、少し好意を抱き始めている。シンジはそんな事に気付いてはいない。
つづく
うおぉぉぉおおおっ!!監督とG3さんの奇跡の大連投だwww
いやぁ、生きてて良かった・・・w
監督、お久し振りです!また監督の話が聞けて嬉しいですw
新たなストーリーを作り出したみたいですが、中学校入学からの話なんですね。
これからのシンジとレイの絡みに期待していますw!
G3さん、昨日から連投乙です!
シャーペンで人を刺すっていうネタに禿しく懐かしさを感じますたwww
なんだか学生時代に戻りたくなってきちゃいましたよ(泣)
監督とG3さんこれからも頑張ってください、応援してますッ!!
611 :
G3:2006/12/17(日) 22:41:03 ID:???
どうも。私には勿体無いコメントを頂戴し、ありがとうございます。
続
>>609 その日の昼休み、シンジとレイはジャンケンをしている。アドレス交換以降、
ジャンケンをして負けた方が昼食のパンを買いに行くことになっていた。シンジは
自分が勝っても、レイを気遣い自分が行くので、ジャンケンをしてもさほど意味が無い。
だが、レイとのコミュニケーションの一環でもあるため、シンジは意味が無くとも必ず
ジャンケンをする。
今日も、シンジが購買部に行く事になる。レイはアスカと二人で取り残される。アスカは
レイの事を気にして、カロリーメイトを咥えながらもチラチラと様子を窺っている。レイは
非常に気まずかった。やがてアスカの方から「ねぇ〜あんた名前は?」と話しかけてくる。
レイは驚き、震える声で「綾 波 レイ・・・」と答える。目の前に居る自分とは逆の
特徴を持つ女の子の名前を知ったアスカは「素敵な名前ね」と返したが、それ以上会話が続かない
それでもアスカは諦めずにレイに話しかける。「あんた、碇シンジとどういう関係??」と質問する。
レイは回答に困り下を向く、アスカはその表情を見て「はは〜ん!好きなんでしょ??」とレイを煽る
レイはますます黙り込む。そしてアスカは「私もあいつ、気に入ったわ!」とレイにとっては宣戦布告
とも言えるような発言をする。レイは戸惑い、アスカがいくら煽っても床だけを見つめて話さなくなる
つづく
続きはできたら明日・・・
雪山でシンジとレイは遭難してしまう。やっとのおもいで山小屋を見つけそこに駆け込む
「どうしよう…」
「大丈夫よ…布団と毛布。それから30日分の食料と薪はとライターはあるみたいだわ」
「寒い」
「とりあえず、火を起こしましょう。」
火がつく
「暖かい」
「ええ…」
「僕たち、助かるかな?」
「さぁ…」
「綾波は恐くないの?死ぬのが…」
「人はいずれ死ぬわ…」
「そんな事言うなよ!」
「ごめんなさい…」
「寒いからもっとくっついてよ。」
「問題無いわ…」
「…」
「…」
その日は同じ布団で一緒に寝る二人。何とか二人の体温で凍死は免れる。
続く
>>612 〜遭難三日目〜
「碇君…薪の節約…」
「うん…なるべく毛布の中で一緒に…」
「こんな気持ち…初めて…」
「綾波?」
レイはシンジの唇を奪う。
〜遭難五日目〜
今日も缶詰を食べ、毛布で添い寝をする二人。
「綾波は…僕の事…」
「ええ…」
「僕も…」
「わかってるわ…」
「死ぬ前に…」
「いいわ…しましょう…」二人は服を脱ぐと抱き合い交わる。
〜遭難七日目〜
「綾波」
「またなの…?」
「なんか…してないと恐いんだ…」
「問題無いわ…」
その瞬間。
「大丈夫かね?」 と言う声が聞こえ、自衛隊員に発見される。
完
職人の人々乙!
前スレで日向一人称?の単発ネタ書いてた者です(覚えてる人いるのかな?)
久々にこのスレ読んでまた投下してみたくなったけど
投下してもいいですかね?
大歓迎ですよwwww
またスレが活性化してきたw
>>612と
>>613の単発ネタ書いた職人さん、乙!
どんどん投下してもらっていいんで何か単発ネタ思い付いたらヨロシクw
>>614の日向職人さん、お久し振りですw
多分他のスレよりここは自由度が高いから投下してもらえると嬉しいですwww
ネタ待ってます!
俺も何か書いてみたくなってきたな♪
後は旅丸氏が戻れば完璧だな。
そうすればこのスレはもっと活性化するのだが…
《アスカ編》
雪山で遭難してしまった二人。やっとの思いで山小屋を見つけ、駆け込む。
「ここ山小屋?」
「そうみたいね。」
「寒い…」
「なにが寒いよ!もとはと言えばあんたのせいなんだからね!!」
「ごめん…アスカ…ごめん」
「ま、泣いてても始まらないわ。一応、毛布と布団はあるわ。薪と缶詰はかなりプールされてるみたい。まぁこの寒さなら代謝が抑制されるから…ざっと計算して30日前後ね。それまでに発見されなければ私たちはここでミーラになるの」
「ミーラか…」
「大丈夫よ!この私が言ってるんだから!」
「うん…」
「さぁ!寝ましょ!」
「え?」
「ほら!一緒に寝て温めあわないと凍死しちゃうでしょ!」
「うん…」
続く
〜遭難三日目〜
「助け…来ないね…」
「ねぇシンジ…キスしようか?」
「何言ってるんだよこんな時に!」
「別にあんたの事、好きなわけじゃ無いからね!気を紛らわせたいだけよ…」
「何だよそれ?」
「あ゛ぁ〜!なんでもキスさせろぉ!」
アスカは無理矢理シンジの唇を奪う
〜遭難五日目〜
「ねぇ…シンジ…愛してるわ…」
「うん…」
「だから…エッチしよう…死ぬ前にどうしてもしておきたいの…」
「うん…」
互いに服を脱がせあう
「あぁ〜!」
「あ゛…アス…カ…」
[〜放送禁止〜]
〜遭難七日目〜
「ねぇシンジぃ〜」
「また?」
その時、山小屋の扉が開き、二人は発見される
>>618>>619 単発職人さん乙!!
人間って精神的に極限状態になると自然とエッチしたくなるのかw?
まぁどちらにしろシンジが羨ましいッwww
>>618-619 えっと「完」ってなってないけど終わりでいいのかな?
とりあえずGJ
個人的にはレイとアスカのシチュに差異をつけたほうが面白いと思う
>>617 そろそろほとぼりも冷めた頃だし、出てきても良いと思うんだけどな・・・
簡単なことだった。なぜ気付かなかったんだ?
共通の趣味を持ってれば葛城さんに話しかけられる。
葛城さんの趣味といえば・・・
車(ルノー)・ペット(ペンペン)・・・酒?
STEP1 車
葛城さんはスポーツカーが好きなんだよな。
青い新星ルノーに対抗するには、赤い皇帝のあのマシンしかないというのに
国際公務員とはいえ薄給のNERVじゃスポーツカーなんて手が出せないよ・・・
やっぱ部長クラスになると給料も違うんだろうか・・・?
ここは宝くじで一等でもど〜んと当てて・・・
・・・駄目だった。宝くじなんて簡単に当たるはずないんだ。
やばい!このままじゃ今月の食費もピンチだ!
日向『はぁ〜』
マヤ「日向君どうしたの?ため息なんかついて」
日向『マヤちゃん。お金貸して』
マヤ「何言ってるの藪から棒に?財布忘れてお昼食べ損なったとか?
もうしょうがないんだから・・・。千円あれば足りるよね。明日までに返してよ?」
日向『いや1000万くらい借りたいんだけど・・・』
マヤ「え・・・・・・・・・・そんなお金、何に使うんですか!?」
日向『葛城さんみたいにスポーツカーが欲しいんだ』
マヤ「無理です」
日向『必ず返すから!!葛城さんにいいところ見せたいんだよ!!
共通する話題を持ちたいんだよ〜』
マヤ「だいたい日向君、免許持ってないじゃない!!」
そう言えば・・・忙しくて免許取る暇もなかったんだった。
車は無理・・・か。
to be continued
STEP2 ペット
ペットなんて飼ったことないから何をすればいいのかわからないや。
こういうときはペット飼ってる人に聞くのが一番手っ取り早いな。
といっても葛城さんに聞くわけにはいかないし・・・
【日向『いやー葛城さん偶然ですねこんなところで会うなんて』
ミサト「あら日向君、偶然ね。こんな公園にくるなんて意外ね〜。」
日向『いや実はこいつの散歩で・・・』
ミサト「日向君もペット飼ってたのね。そうだわ!今度うちのペンペンとお見合いしましょ」】
という展開ができなくなるからな。
そうだ!赤木博士は猫飼ってるって聞いたことあるぞ。
この際、猫の飼い方のいろはを聞いておけば勉強になるかも・・・
というわけで赤木博士に相談に乗ってもらうことにした。
リツコ「日向君が私を訪ねてくるなんて珍しいわね。何か悩み事かしら?」
日向『実は今度、猫でも飼おうと思いましてね』
リツコ「猫でも・・・?別に猫じゃなくてもいいみたいな言い草ね」
・・・しまった!赤木博士のこよなく愛する猫を侮辱してしまった・・・
リツコ「大方、ミサトと同じようにペットでも飼って
共通する話題を持ちたいってとこでしょうけど・・・」
うっ・・・!鋭い!女の勘ってやつか?エスパーみたいだ。
リツコ「マヤに聞いたんだけどね」
マヤちゃん!君がそんなに口の軽い女だとは思わなかったよ!?
リツコ「でも、そういうことならあまり効果はないと思うわよ」
?どういうことだ?
to be continued
STEP3 酒
青葉「で?その話のオチは?」
日向『それがさ、葛城さんは実は・・・』
青葉「??」
〜技術部長室〜
ミサト「聞いてよリツコ〜(T_T)」
リツコ「ちょっとミサト!いきなり入ってきて纏わりつかないでよ!」
か、葛城さん!!
ミサト「あら?日向君?もしかしてお取り込み中?」
リツコ「ち『違いますよ!!』
ミサト「またまた〜ムキになるところが怪しいな〜
って、そんなことよりシンちゃんたら酷いのよ〜
「ミサトさんはビールばっかり飲みすぎです。今日から1日1本にしてもらいます」
なんていうのよ!!酷いと思わない!?」
リツコ「いい機会じゃない。これを機にアルコールは控えることね」
ミサト「そんな〜」
リツコ「日向君、これで解ったでしょ?ミサトの飼い主はシンジ君よ」
がーーーーん
ミサトさんは飼っていたんじゃなくて飼われていたのか・・・
ミサト「もう飲めないわ〜〜〜〜〜・・・zzz」
青葉「それでシンジ君に禁酒くらった葛城さんを飲みに連れてきたのか。
でも、そういうことなら二人きりのほうが良かったんじゃないのか?
大体おまえ、今月は金欠だとか言ってなかったっけ?」
日向『む!!もうこんな時間か?僕は葛城さんを送り届けなくては!シゲル!後は任せた!』
青葉「後は任せたって碇司令のモノマネかよ?・・・おい!会計は?お〜〜い!マコト〜!」
いいんですよ葛城さん・・・あなたのためなら・・・
シゲルの財布がどうなっても・・・
fin
一箇所ミスった
STEP3の「ミサトさん」って呼んでる所は「葛城さん」ですね
話を書くのはやっぱり難しい
>>621さん
すみません。「完」つけるの忘れてました。
シンジは一人、雪山で遭難してしまう。やっとの思いで山小屋に駆け込む。
「どうしよう…」
そうしていると、誰かがドアを突き破りスキーで突っ込んで来た。
気を失ってはいなかったので、ゴーグルを取ると知っている顔だった。
《霧島マナ編》
「マ…マナ?」
「あ?シンジ!!奇遇ね!?」
「助かったよ…遭難したかと…」
「私も遭難したんだけど…」
「え?」
「うん。」
「と、とりあえずドア直そうよ…」
「うん」
続く
629 :
G3:2006/12/18(月) 21:39:12 ID:???
続
>>611 やがてシンジが帰ってくる。レイはカスタードクリームのパンが大好きだったが
今日はカスタードと生クリームの2種類が入ったパンしか無かったとシンジはレイに
謝る。レイはそんなこと気にせず、「たまには違うクリームパンのも食べたかったの!」と
言ってシンジにパン代を払うと受け取り、開封し、食べ始める。それをみたアスカは、
「明日から私も仲間に入れてよ!」とレイとシンジの間に割り込む気満々だ。
アスカはまたレイに話しかけてみる事にする。「あんた、クリームパン好きなの?」と
レイに尋ねると、レイは「うん・・・・大 好きかな?」とまた言葉を詰まらせながら話す
アスカは変な笑みを浮かべながら「クリームってエロいわね」と言い放つとレイは変な飲み込み方を
してしまい咳き込む。シンジは呆れてものも言えない。シンジの友達は「綾波といい、惣流といい、
お前には変な女ばっかり寄りつくよな」と口をそろえて言ってきている。シンジは苦笑するしかなかった。
そして、放課後。シンジとレイは学校の下のバス停に歩いて行くが、アスカが割り込んでくる。
「あんた達って、付き合ってるの?」としつこく聞いてくるが、二人とも何も答えない。シンジはレイと二人
で話をしたかったのだが、アスカの介入で今日はいつもの3分の2程度しか話せていない。レイは女の感と言う
ものが働いているのか、アスカがシンジを狙っていることに気付いているようで危機感を感じている。
つづく
>>623-626日向職人さん、乙です!!
相変わらず日向は可哀想ですね・・・。頑張っても報われないというか何というかwww
G3さんも乙です!!
ついにアスカがシンジとレイに絡みついて来ましたね〜!
G3さんの三角関係は今までの三角関係と違ってシンジの意思がハッキリしているから、
今後のシンジとレイはどうなるのか?アスカはシンジを奪う事が出来るのか?
・・・という展開に物凄く興味が湧いてきましたw
G3さんGJ!
今のところ本命レイ、対抗アスカって感じですね
大穴でマヤさんとか・・・
まだ序章のようなので今後の展開に期待です
あと、素人意見ですけどもう少し改行してくれると読みやすいです
632 :
G3:2006/12/18(月) 23:13:58 ID:???
>>631 了解しました。
明日、続き投下しますので、改行に関してもう一度コメントいただければ幸いです。
633 :
監督:2006/12/18(月) 23:25:42 ID:???
職人さん達乙です!最近職人さんが多くて良いですね。
日向職人さん、やっと君臨してくれましたね。みんな覚えてると思いますよ!今回も面白かったですw
>>606の続き
やがて式も終わり、シンジたちの前にひとりの先生がやってきた。どうやら担任のようだ。
だいぶ歳はいっているようだが、穏やかな感じの男の先生だった。
その先生の指示に従い、生徒たちは席を立ち教室へと移動する。
その時、振り返った彼女とシンジの目が合った。
ドキッ。
シンジはその瞬間、彼女の透き通った青い瞳に心を奪われた。シンジは彼女を見つめ続ける。
「…何?」
彼女の言葉にシンジは我に返り、慌てた様子でとりあえず頭を下げた。
彼女はそれを気にもとめず、教室へと歩き始める。
教室へ着くと、先生が自己紹介を始める。冬月というらしい。雰囲気と同じく、口調も穏やかで暖かみがある。
シンジは少し安心した。担任の先生に関しては、どうやら心配いらないようだ。
続いて先生が出席を取る。それと同時に先生の提案により、ひとりずつ簡単に自己紹介をすることになった。
(嫌なんだよな、こういうの…)
シンジは人前で話すのが苦手だった。特に今回のように、周りに知らない人が多い状況は慣れていなかった。
634 :
監督:2006/12/18(月) 23:34:37 ID:???
>>633の続き
「え〜、ではまず…綾波…綾波レイ君」
「はい」
先生の呼びかけに彼女ははっきりとした声で返事をし、立ち上がった。
「はい、では何か一言」
彼女はくるっと後ろを向き、軽く頭を下げた。
「綾波レイです。これから1年間、よろしくお願いします」
「ふむ。なかなかしっかりしてるな。しかしその髪は…明日までに黒く…してこれるかな?」
先生は遠慮がちにレイに指示した。入学式早々騒ぎ立てるようなことはしたくないのだろう。
生徒たちは固唾を飲んで見守っている。
「分かりました」
そう言うと、レイは席についた。
あまりに素直なレイの態度に、シンジを含め周りの皆は拍子抜けしてしまった。
(綾波…レイ…案外普通の子なのかな…)
「次…碇シンジ君」
「は、はい!」
シンジはとっさに立ち上がった。
(しまった!何言うか考えてないや…)
>>632 えっと・・・文の書き方はA2センセに似てると思うので参考にされてみてはいかがでしょう?
「」は行頭に持ってくるとか?場面転換で空行を入れてみるとか?
あくまで私見ですので、G3さんの書きやすいと思うやり方でいいと思います
636 :
監督:2006/12/18(月) 23:42:03 ID:???
>>634の続き
「うむ。では、何か一言」
「え〜っと…」
シンジは顔を真っ赤にして固まってしまった。
「どうした?何でもいいんだぞ?」
すかさず冬月が助けを入れるが、シンジは頭が真っ白になってしまい言葉が出てこなかった。
10秒程経ってから、シンジはとりあえず口を開いた。
「あ、あの…よろしく…お願いします…」
シンジはそう言うと席に座ってしまった。周りからはクスクス笑い声が聞こえる。
(やっぱり苦手だ…こういうのは…)
シンジは目の前のレイを見るが、レイはじっと前を向いたまま微動だにしていなかった。
ひととおり自己紹介が終わると、先生から今後の予定表が渡され、生徒たちは解散となった。
教室から先生が出て行くと、生徒たちは一気に気が抜けたようで、ところどころから話し声が聞こえる。どうやら同じ小学校出身の生徒も多いようだ。
シンジが少し周りを見渡してから前を見ると、レイの姿はもう無かった。
シンジは周りに特に知り合いもいないので、教室を出てひとり家へと向かった。
637 :
G3:2006/12/18(月) 23:45:35 ID:???
>>635 えっとつまり
(これは例文です本編とは。関係ありません)
レイとアスカはケンカをしている。シンジを取り合っているようだ
「碇君は渡さないわ!!」
「何よ!この人形女!!」
「私は人形なんかじゃない!!!」
みたいな感じでいいですか?
監督さんもGJ!
なんか入学したての頃を思い出してしまったw
レイの瞳が青っていうのがちょっと気になりますね
何か今後の展開に影響してくるとか・・・(←邪推しすぎかなw)
続き期待してます
>>637 そのほうが見やすいと思うんですが、他の人はどうなんだろう?
あんまり自分がでしゃばる訳にもいかないのでw
G3さんのスタイルを貫いてください
640 :
監督:2006/12/19(火) 01:09:44 ID:???
>G3さん
俺もどちらかと言うと
>>637のような書き方の方が見やすいと思いました。(関係ないですが、例文の内容に萌えましたw)
ただ読んでて分からないってことはないんで、どちらでもいいと思いますよ!改行しすぎると、あまり長い文が書けなくなりますよね(^_^;)
>>636の続き
夕食時。今日の夕飯は赤飯だった。ユイと2人向き合ってテーブルに座るシンジ。
「どうだった?入学式は」
「うん、なんか疲れちゃった…」
「そう、まぁ初めだから仕方ないわ。どう?友達はできた?」
「ううん」
「まぁシンジは優しい子だから大丈夫よ。そのうち友達もできて、学校も楽しくなるわ」
「そうだといいけど…」
「可愛い子はいた?」
シンジは飲んでいた味噌汁を吹き出した。
「そ、そんなの!まだ分からないよ!」
「それにしては分かりやすい反応ね」
「ちょ、ちょっと喉に詰まっただけだよ!」
そんなシンジを見てユイはクスっと笑った。
641 :
監督:2006/12/19(火) 01:13:03 ID:???
>>640の続き
「いいじゃないシンジ。今度紹介してね、その子」
「だから!別にそんな子いないってば!」
シンジは赤飯と味噌汁をかき込むと、食器を台所に戻し部屋へと入っていった。
ユイに質問された時とっさに浮かんだレイのことが、シンジの頭から離れてくれなかった。
(なんで僕、こんなに動揺してるんだろ…まだ一度しか会ってないのに…変なの…)
シンジが自分の気持ちに気づくまでには少々時間がかかったが、シンジのレイに対する気持ちは、ほとんど一目惚れのようなものだった。
>>628 シンジはガムテープと段ボールでマナが突き破ったドアの穴を塞ぐ
「寒いよ〜」
「まって。薪がとライターがあるはずなんだけど…」
「あ!シンジ!こっちにあるよ!あと缶詰と毛布と布団も」
「火。ついたよ!」
「あったかい…」
「もう寝よう…二人で一緒に布団に入ればなんとか温まるでしょ?」
「うん」
〜遭難三日目〜
「助け、来ないわね…」
「うん…」
「私たち、助かるかな?」
「多分…」
〜遭難四日目〜
「シンジ…好きよ…」
「うん…」
〜遭難五日目〜
「シンジ…好きよ…」
「うん…」
つづく
>>642 〜遭難六日目〜
「シンジ…好きよ…」
「うん…」
「ねぇ〜」
「月?」
「全然聞いてない!」
「ごめん…」
「好きよ…シンジ。」
「僕も…」
「キスしよ…」
「うん…」
〜遭難七日目〜
「私たち…死ぬのかな?」
「わからない…」
「どうせ死ぬなら愛しあいたい…」
「なっ、何脱いでるんだよ!」
「ねぇ。」
「わかったよ…」
数分後・・・
「あぁぁっー」
「マナ…もう…」
「生存者発見!」
「エッ?」
完
オレ的には
A2さん
監督
旅丸
>>645 昔は俺もそうだったけど、今は
A2
監督
G3
・・・だな。でも新たな職人さんが現れるたびに俺は嬉しくなるし、楽しくなるw
旅丸氏も早く復活して欲しいな。俺ってもしかして欲張り?www
監督!昨日の夜から激しい連投乙ですw
レイは髪の毛黒くして来るのかな?なんか今だかつてない展開になりそうですがw
監督は以前のネタでも誰もが予想できなかった展開をしたりしてくれたので
話の続きがいつも気になりますwww頑張ってください応援してます!!
648 :
G3:2006/12/19(火) 20:14:21 ID:???
単発職人さん乙です!霧島マナってグーグルで調べたんですが・・・・
結構可愛い子ですね。でもどんなキャラなのか検討もつきません。ゲームか
何かのオリジナルキャラでしたよね?
続
>>629 帰りのバスの中で、シンジとレイはいつものように後ろから2番目の二人
がけのシートに座ろうとする。レイが腰を下ろそうとしたとき、シンジの隣
の席にアスカが滑り込む。レイは一瞬の出来事で何が起こったのかわからない。
「御生憎様!!」
とアスカはペロッと舌を出し、レイに嫌みったらしく言い放つと、レイは
「どいてくれる??」
と恐る恐るアスカに言うが、彼女は少し不機嫌そうな顔で
「文句ある?!いつも一緒に座ってるんでしょ?だからいいじゃない!私もこいつと
話がしたいの!」
レイはアスカが苦手なため、何も言い返せなかった。だが冷静に考えれば自分にはメール
や電話と言う手段があるので、後でいくらでも話せると思った。だが、アスカとシンジは
確実に親しくなっている。
「ねぇ〜あんた。シンジでいいわよね??」
「うん・・・・アスカでいい??」
「いいわ。で、そこの綾波レイは・・・・・出席簿の一番初めの子だからファーストでいいわね?」
と勝手にあだ名を決められてしまう。
つづく
649 :
監督:2006/12/19(火) 21:28:30 ID:???
>>647さん、どうもっす!これからも頑張ります!
>>641の続き
翌日。シンジは学校へ行く途中にある、大通りのに面した信号の前に立っていた。
シンジはまだレイのことを考えていた。シンジにとってレイは、今までに出逢ったことのないような存在だった。
とても同い年には見えない、というより、それ以前に自分とは住む世界が違うような気がする…シンジはレイにそんな印象を持っていた。
その時、信号待ちをしていたシンジの横に誰かが来た。シンジがさりげなく目を遣ると、黒髪でショートカットの女の子が立っていた。シンジの中学校の制服を着ている。
彼女が少しシンジの方を向いた瞬間、シンジは思わず声を出してしまった。
「あっ!」
その声に反応し、彼女はシンジの方を見た。シンジの横にいたのは、髪を真っ黒にしたレイだった。
シンジはすかさずレイに話しかける。
「あ、あの…おは…」
シンジが言葉を探しているうちに、レイは歩きだしていた。相変わらず、レイはシンジのことなど気にもとめていないようだった。
(嫌われてるのかな、僕…)
シンジは点滅した信号を見て、足早に歩きだした。
学校へ着き教室に入り、しばらくすると先生がやって来た。今日は新クラスでの委員決めをするとのことだった。
650 :
監督:2006/12/19(火) 21:33:45 ID:???
>>649の続き
「え〜では、これから委員決めを行う。まぁ基本的に好きな委員をやればいいんだが…学級委員だけは初めに決めようか。一番大事な委員だからな」
(学級委員かぁ…正直、やりたくないな…面倒くさそうだし…)
「男女1名ずつ。できれば立候補してもらいたいんだが…誰かやってくれる者はいないか?」
先生の問いかけにみんなは下を向いている。もちろんシンジも、下を向いて固まっていた。
十秒ほど沈黙が続く。その時、シンジの目の前のレイがすっと手を挙げた。
「私、やります」
レイは先生にそう言った。
「そうか、やってくれるか。他にやりたい者は?」
当然誰も手を挙げない。それよりも皆、レイが立候補したことに驚いていた。
「よし、じゃあ女子は綾波君で決まりだな。よろしくな」
「はい」
「え〜じゃあ男子。男子でやりたい者はいないか?」
教室に再び沈黙が訪れる。こういう時、案外男子の方が積極的でないというのがお決まりのパターンである。
案の定皆、早く誰か手挙げろよという思いで下を向いたままだった。
651 :
監督:2006/12/19(火) 21:39:43 ID:???
>>650の続き
「は、はい!僕やります!学級、委員…」
沈黙を破ったのはシンジだった。心の中では願っていたものの、生徒たちは皆予想外の事態に唖然としていた。
だが、この状況に一番驚いていたのは、他ならぬシンジ自身だった。
「そうか、じゃあ男子は碇でいいな。よろしく頼むぞ」
「は、はい…」
こうしてシンジはレイと共に学級委員になった。
シンジは立候補した自分が信じられなかったが、この頃から自分がレイに好意を持っていることに薄々気づき始めていた。
何はともあれ、シンジはこれでレイと少しは親しくなれるだろうと思っていた。しかし、なかなかシンジの思い通りにはいかないものだ。
学級委員の仕事はそこそこあったが、レイがシンジに話しかけることはほとんど無く、シンジの問いかけにもレイは必要最低限の返事しかしなかった。
だが、それはシンジに限ったことではなかった。シンジが見るレイはいつもひとりで、自分からクラスメイトに話しかける姿を見たことはなかった。
そのせいでレイは次第に周りのクラスメイトからも敬遠され始めていった。
しかし、そんなレイにシンジは益々興味を持つようになり、レイに対する好意も高まっていった。
652 :
監督:2006/12/19(火) 21:44:17 ID:???
>>651の続き
そんな感じのまま2ヶ月ほど経ち、中間テストの時期になった。
シンジは放課後の教室で勉強をしていた。
「よう、シンジ!ちゃんと勉強やってるか?」
シンジはこの2ヶ月間でクラスメイトとだいぶ話すようになった。
その中でも特に仲良くなったのが、関西弁が特徴の鈴原トウジだ。シンジにいつもちょっかいを出してくる。
「見りゃ分かるだろ?ちゃんとやってるじゃないか。それよりトウジこそ、ちゃんと勉強しなよ」
「はいはい、相変わらずつまらんやっちゃ」
そしてもう一人…
「シンジ君、勉強ははかどってるかい?」
クラスの女子たちの人気をひとり占めしている渚カヲル。確かにルックスは良いのだが、本当はかなりのお調子者だということをシンジは知っていた。
「まぁね。カヲルくんも勉強しないとまずいんじゃないの?」
「ハハッ、何を言うんだい?僕は勉強しなくても出来るんだよ♪」
「あっそ…」
全くタイプの違う3人だったが、シンジはこのメンバーで一緒にいるのが楽しかった。実際、休み時間などはいつも3人でだべっていた。
653 :
G3:2006/12/19(火) 23:50:40 ID:???
レイが学級委員!?ってのもいいな・・・監督乙です!!
続
>>648 結局、バスでは一言も話せなかったレイ。何度も話そうとしたが、レイは
アスカが苦手なので、割ってはいる事ができない。シンジはそれに気付いて
いて、後で必ずメールを送ろうと思っていた。
やがてレイが降りるバス停にバスが止まり、彼女はシンジに手を振り
「また明日!」
と言って降りていく。アスカと二人っきりになったシンジ。アスカはレイとは
違い、マシンガンのように喋りまくる。話題の大半は自分の自慢話ばかりで、
シンジは
「へぇ〜」
としか答えようがなかった。
つづく
始めてきてサラッと読んだがA2氏の人気は凄いなww
そんな面白いの?
>>654 アスカの想いとシンジの想いに擦れ違いがあり、物凄く切ない気持ちになれる。
アスカ好きの俺には涙なくして読むことが出来ない・・・。
監督やG3さんの話だって最高だよ!
みんな職人さん同士で話の個性が違うから俺このスレ大好きw
ごめんなさい。まだ続き投下に時間がかかりそう…
それからA2センセはこのスレの尊師。神に等しき存在。勿論、監督さんやG3さん。その他の単発良ネタを投下して下さる職人の皆様も俺にとっては神々しい存在。
俺なんて足元にも及ばない…まぁ、チラッとでも読んで頂ければ幸程度ですから。
頑張りますけど…
神出鬼没だがな
658 :
G3:2006/12/20(水) 18:28:49 ID:???
口内炎が数日前からできて、今日は特に痛いので、
また治ってから投下します。少し休ませてください・・・
>>656 あんたの奇抜で斬新なアイデア・・・俺は嫌いじゃないぜ!!w
投下するタイミングは難しいかもしれないが、頑張ってくれ!陰ながら応援してるぞw
G3さん・・・大丈夫ですか?最近投下しまくってたからね・・・
三角関係って俺大好きだから(うはw俺、性格悪いかもwww)いつも楽しく拝見させてもらってます!
調子が良くなったらまた最高の作品を書いてください。ではゆっくり休んで、お大事に・・・
監督、乙です!
とってもシンジが積極的ですねw
学級委員ってとても大変なのにレイに近付く為に立候補するなんてすごい男らしいですw
それとレイは何で立候補したんだろう・・・?レイにはレイの思惑でもあるのかな(考え過ぎかもwww)
661 :
監督:2006/12/20(水) 20:33:04 ID:???
コメントくれた方、どうもっす。いつも思いますが、このスレの主役は読者のみなさんですね。
どんなネタでも受け入れてくれるってのは、投下する方としても非常にやりやすいです。だから職人さんも多いんでしょうね。
それと、
>>660さんのような軽い質問(?)には答えた方がいいんでしょうか?ストーリー上でそれほど重要でなければ、答えた方がみなさんも読みやすいかなぁと思いまして…
どうでしょう?
>>661監督
続きを読んでいってその内意味が分かるんであれば、解説とかは必要無いんじゃない?
ネタバレに繋がると恐ろしいことになると思うし・・・
特に質問に深い理由がない場合やコミュニティを取りたい場合は質問に答えてあげてもいいんじゃない?
>>661監督
続きを読んでいってその内意味が分かるんであれば、解説とかは必要無いんじゃない?
ネタバレに繋がると恐ろしいことになると思うし・・・
特に質問に深い理由がない場合やコミュニティを取りたい場合は質問に答えてあげてもいいんじゃない?
>>661監督
続きを読んでいってその内意味が分かるんであれば、解説とかは必要無いんじゃない?
ネタバレに繋がると恐ろしいことになると思うし・・・
監督の言うとおり、特に質問に深い理由がない場合やコミュニティを取りたい場合は
質問に答えてあげてもいいんじゃない?
なんか重いせいで連書きしちゃったみたい・・・スマソ
666 :
監督:2006/12/20(水) 22:37:55 ID:???
了解しました。とりあえず基本的に読んでる人に任せますわ。通して読んだ時に違和感ないようには心がけます。
>>652の続き
それから小一時間ほど3人は一応机に向かい勉強をしていたが、重苦しい空気に耐えかねたトウジが突然奇声を上げた。
「ちょ、トウジ!どうしたの?」
「あ〜もうアカン!勉強なんかつまらんやんか!もっと楽しい話しようや!」
「なるほど、君にしては気の利いたこと言うじゃないか」
「僕はいいや…」
トウジに乗るカヲルに対し、シンジは黙々と勉強を続ける。
「こら、シンジ!お前も参加せい!」
「まぁいいじゃないか、そのうちシンジくんも入ってくるさ。ところでトウジ君、楽しい話って何だい?」
「ん?そうやなぁ…やっぱり女の話ちゃうか?」
「おぉ、それはいいね!」
「やろ?!」
それから2人はしばらく、誰が良いとか誰は無いだとかいう話をしていた。
シンジは勉強を続けていたが、会話の内容が嫌でも耳に入ってきてしまう。
667 :
監督:2006/12/20(水) 22:44:05 ID:???
>>666の続き
「カヲルはえぇなぁ。選び放題やんか」
「いや、そんなことは無いよ。それに、僕が好きにならなければ意味無いしね」
「なんや、余裕あるヤツの発言やなぁ。しかし、うちのクラスはひどいわ…外れもいいとこやな…なぁ、シンジもそう思うやろ?」
「…えっ?!」
シンジは急にトウジに振られて驚き、言葉に詰まってしまった。
「そういやシンジはどうなんや?このクラスに好きな子とかおるんか?」
「それは、僕も気になるね」
2人はシンジの顔をまじまじと見つめる。シンジは慌てて言い返す。
「そ、そんなのいないよ!い、いるわけないじゃないか!」
シンジの返答に対し、カヲルとトウジが顔を見合わせる。
「なぁカヲル、あいつの態度おかしないか?」
「そうだね、明らかに動揺してるね。きっとこのクラスに好きな子がいるんだよ」
2人は勝手に推測し、大きく頷いていた。
「ちょ!2人とも何決めつけてんの!いないって言ってるじゃないか!」
ガラッ。
その時、教室のドアが開いた。3人の視線は自然とそちらへ向かう。教室に入ってきたのはレイだった。
レイは一瞬3人の方を見たが、すぐに自分の机へ向かっていった。
そして机の中から教科書を取り出すと、何も言わずに教室を出ていった。
シンジはレイが出ていった後、しばらくドアの方を見つめていた。
668 :
監督:2006/12/20(水) 22:51:25 ID:???
>>667の続き
シンジの視線に違和感を感じたトウジが、急に何か思いついたように叫んだ。
「なるほど!そういうことか!」
「うん、そういうことだね」
2人はまたしても顔を見合わせ、大きく頷いた。
「えっ?何?」
状況の飲み込めないシンジが、2人に問いかける。
「シンジ、お前綾波のこと好きやろ?」
「…えっ!な、何言ってるんだよ!」
「カヲル、こりゃ間違いないな」
「そうだね、間違いない…」
慌てるシンジに対し、2人は不敵な笑みを浮かべた。
「シンジ君、自分の気持ちには素直にならなきゃ。僕らにできることがあれば何何でもするよ」
「そやそや!で、実際どこまでいってるんや?」
「ど、どこまでもいってないよ。だって僕と…まともに話してくれたことないんだ…」
「そうなんか…ってシンジ!お前綾波のことホンマに好きなんか?!」
「えっ?!」
669 :
監督:2006/12/20(水) 22:58:16 ID:???
>>668の続き
シンジは焦った。確かにトウジの言うとおり、自分はレイのことが好きだと言ってしまったようなものだ。
本当のことを言ったら、トウジやカヲルにからかわれるかもしれない。しかしシンジはそれ以上に、レイに対する気持ちを偽るのが嫌だった。
「…好きだよ…」
その一言を聞くと、トウジは発狂し教室を駆け回った。一方カヲルはにっこりとシンジに微笑みかけた。
トウジの反応にシンジは少し呆れたが、肩の荷物が下りたような気がして、気持ちが楽になった。
翌日の放課後、シンジはトウジとカヲルに呼び出され近くの公園へ行った。
「どうしたの?急に」
「どうしたのって、お前のことに決まっとるやないか!」
「僕のこと?」
「そう、君と綾波君のことだよ♪」
「そうや!シンジ、このままやったら綾波と仲良くなれんで!ワシらが何とかしたる!」
「えっ!いいよ、そんなの…」
「まぁそう遠慮しないで。シンジ君は、綾波君とどうしたいんだい?」
670 :
監督:2006/12/20(水) 23:02:04 ID:???
>>669の続き
「どうしたいって…まぁ…とりあえず、普通に話がしてみたいかな…」
「なるほど、まぁそうやろうな。カヲル、どうしたらええと思う?」
「う〜ん…こういうのはシチュエーション作りが大事かもね。たとえば…」
カヲルの話をまじまじと聞くシンジとトウジ。
「そうだなぁ…シンジ君、テスト勉強してて解らない問題とか無い?」
「えっ?そんなのいっぱいあるよ。解らないことだらけだもん…」
「じゃあそれを綾波君に聞いてみればいいんじゃないかな?」
「なるほど!やっぱカヲルは頼りになるやっちゃなぁ!」
トウジはノリノリだったが、シンジは予想以上に単純なカヲルの案に対しあまり乗り気ではなかった。
「うまくいくかなぁ…」
「まぁキッカケを作るだけだからね。後は君の頑張り次第だよ♪」
カヲルの情報によるとレイは今自習室で勉強しているとのことだったので、早速作戦を決行するために、3人は学校へ戻った。
671 :
監督:2006/12/20(水) 23:50:58 ID:???
>>670の続き
学校に入り、自習室の前まで来た3人。
「ほなシンジ、頑張ってこいよ!」
「幸い周りに生徒はあまりいないようだね。じゃシンジ君、僕らはここで待ってるよ」
「う、うん…」
トウジとカヲルを外に残し、シンジは教科書を片手に自習室へと入っていった。残念ながら、外からレイの席は見えなかった。
期待に胸を踊らせ、トウジとカヲルは外で待っていた。しかし自習室に入って1分も経たないうちに、シンジは出てきた。
驚いた顔でシンジに問いかけるトウジとカヲル。
「なんや?!ずいぶん早いやんか?」
「綾波君いなかったかい?」
「いや、いたよ…解らない問題も聞いてみたよ…そしたら…」
「なんや?」
「張り紙指さされて…『自習室は私語禁止』っていう…それだけ…」
2人は大きなため息をついた。シンジも2人以上にがっかりしていた。
672 :
監督:2006/12/20(水) 23:55:59 ID:???
>>671の続き
「まぁ確かにそうやけど…こりゃ予想以上に難しいな」
「そうだね、これで逆に次話しかけづらくなったかもね…シンジ君ごめん、僕のせいだ…」
「えっ!そんな…そんなことないよ…元々僕には興味なかったんだよ、綾波は…」
「いや、そういう問題じゃないと思うよ。彼女はそもそも他人に興味が無さそうだからね。次はもっと良い作戦を考えるよ♪」
「せやな!ワシも考えたる!」
2人の気持ちは嬉しかったが、相変わらず自分にはまるで興味の無いレイを目の当たりにして、シンジは大きなショックを受けていた。
673 :
監督:2006/12/21(木) 00:00:14 ID:???
>>672の続き
次の日、シンジが朝教室に入ると、レイはもう席につきテスト勉強をしていた。
昨日のことを思い出すと、シンジはレイと顔を合わしづらかった。
シンジはレイに気づかれないよう、そぉっと席につき、テスト勉強を始めた。
だが、やはり解らない問題が多くなかなかはかどらない。シンジは諦めて先生が来るまで、机に伏せて一眠りしようとした。
その時だった。
「昨日のところ、解ったの?」
シンジは一瞬心臓が止まった。目の前の席のレイが、シンジの方を向いて話しかけてきたのだ。
あまりの出来事にシンジは息を飲み込み、呼吸ができなくなりそうになった。
「人の話、聞いてる?」
「あ!う、うん!ごめん…まだ、解らないんだ…」
シンジの言葉を聞くと、レイは自分の教科書を取り出し、シンジに説明しだした。
シンジはレイの説明を真剣に聞いていたが、正直それどころではなかった。
「どう?」
「う、うん…分かった…かな…あ、ありがとう!」
「いえ」
そう言うとレイは前を向いてしまった。
後ろの席では、トウジとカヲルが目を丸くしてその光景を見ていた。
僅か1、2分のことだったが、レイとの一時はシンジの脳裏に鮮明に焼き付いた。
レイとの会話が終わってからも、シンジの胸のドキドキはしばらく続いていた。
674 :
G3:2006/12/21(木) 00:01:09 ID:???
監督乙です!モテモテのカヲルが居るから頼もしいですね!!
ワードで作ったやつをコピーして投下してるので、できたところまで
投下しておきます。とは言っても・・・第2話はそろそろ終わりですがね。
続
>>653 やがて、シンジとアスカが降りるいつものバス停に着く。二人は降りると
家に向かって歩いていくが、シンジは隣に引っ越して来たのがアスカである
事にまだ気付いていないので、
「ねぇ、家どこ??」
と尋ねる。アスカはニヤニヤしながら
「あんたの家の隣よ!」
と答える。シンジは耳を疑う。確かにゲンドウが言うには、身長が高い
クォーターの女の子が居ると聞いてはいたが、シンジはアスカに質問して見る
事にした。
「ねぇ・・・アスカって、クォーターだよね??」
と尋ねると、アスカはその質問を待ってましたと言わんばかりに話し始める。
「そうよ!ドイツ人の血が混じってるわ!」
と自慢げに答える。更にアスカはドイツの自慢話を始める。シンジはまた始まった
と言うような表情でアスカの話しを聞いていた。
そして、二人の家の前に着く。シンジは目を擦り、隣の家の表札をよく確認
するとやはり「惣流」と書いてある。やはり本当だったんだと思い、少し複雑な心境だ。
つづく
監督(*^ー゚)b グッジョブ!!
ケンスケのポジションにいるカヲルって何気に新鮮w
ここからのシンジの行動にwktk
G3さんも(・∀・)イイ!!
アスカ隣に住んでるなんて
アニメ26話の展開になりそうな予感!
感想書こうと思ったら投下されててビビッタw タイミング難しい
自分も加持さんの話書いてみたので投下してみます
676 :
G3:2006/12/21(木) 00:15:24 ID:???
>>674 「じゃぁ!バイバイ!!」
と言って、アスカは自分の家に入っていく。シンジも
「うん。じゃぁね・・・」
と言い、自宅の玄関のドアを開ける。玄関で靴を脱ぎ、廊下を歩いていくと
ユイが出てくる
「あら!おかえりなさい。」
といつものように迎えてくれるが、シンジは気が抜けたように
「ただいま・・・・」
と言い、疲れた足取りで階段を上り、2階の自分の部屋に入ると、一応制服を
脱ぎ、部屋着に着替えてベットに横たわると、少し眠る。今日は朝から痴漢騒ぎ
といい、アスカに授業やレイとの会話を邪魔された上、延々と自慢話を聞かされる
と言う散々な一日だったから疲れているのも無理はない。シンジの部屋は隣の家に
面していて、自分の部屋の窓の向かい側は隣の家の窓である。その窓の中ではアスカが
着替えをしていて、下着姿になっているが、シンジは隣の向かいの部屋がアスカの部屋で
あることも知らない。だが、アスカは気付いていた。
しばらくして、シンジは目を覚ますと、男性の生理現象とでも言うのだろうか?秘密の行動
を始める。
つづく
いつも通りの仕事の帰り道、見知った後ろ姿を見つけたので声をかけた。
「よぅ!アスカじゃないか。どうしたんだこんなところで?」
「ここで待ってれば加持さんに会えると思って。相談したいことがあるんだけど・・・。」
いつもより仕事で疲れていた俺は、軽い挨拶程度で済ませたいところだったが、
彼女のいつもよりシュンとした態度がどうにも引っかかったので少し話すことにした。
「OK。じゃあどこか場所を移動しようか。」
「行きたい所があるの。」
彼女に連れられてやってきたのは、繁華街から少し離れた喫茶店だった。
木造建築の店内はハリウッド映画のセットのような様相で、
照明は白熱電球のみなので薄暗かったが、それが小洒落た雰囲気を醸し出していた。
俺たちが入った時には既に何組か先客がいたので、店はそこそこ人気があるのだろう。
俺は一度も来たことはなかったが、彼女は常連のようで慣れた足取りで窓際の一席に向かっていく。
水を運んで来たウェイターに適当にコーヒーを注文する。アスカも同じものを頼んだ。
「で、相談って何かな?」
「先週。ミサトと喧嘩したでしょ。」
なんだ・・・そのことか・・・。理由はどうでもいい些細なことだった。よくある痴話喧嘩レベルの話だ。
いつもなら俺が引いて丸く収まるのだが、その日は少し意地を張ってしまった。
お互い引くに引けなくなり、今日まで一言も口をきいていない。謝ろうにもタイミングを完全に逃してしまっていた。
「葛城に聞いたのか?」
「聞かなくてもミサトの様子見てればバカシンジだって分かるわよ。ま、シンジは理由までは気付いてないみたいだけど。」
「そうか・・・。」
>>677 ウェイターが注文したコーヒーを持ってきた。コーヒーを少し、口に含んでカップを置く。
沈黙が続く。アスカの話というのはこの事なのか?
しばらくした後、彼女が意を決したように重い口を開く。
「・・・・・・・私、加持さんのこと好き。」
「・・・ああ、知ってるよ。これで3回目だ。でも」
「言わないで!!・・・分かってるわ。その先の言葉も3回目よ。」
彼女が俺に好意を抱いていることは知っている。その度に君の気持ちはただの憧憬で恋情じゃないと言ってきた。
でも彼女の本当の気持ちは他人の俺に分かるわけない。
アスカとはドイツ支部所属の頃からの付き合いだが、自分より一回りも年下の彼女が恋愛対象になるはずもなく、俺にとっては娘、妹のような存在だった。
だから、そんな彼女の気持ちに応えることは到底できなかった。
「ミサトのこと・・・好きなんでしょ?」
「・・・・・・・ああ」
一瞬、彼女を傷つけるんじゃないかという考えが頭をよぎり、即答できなかった。
我ながら偽善的だ。
嘘ついてもしょうがない。正直に自分の気持ちを話すことにした。
「だったら仲直りすればいいじゃない。」
「ああ。でも正直言うと葛城と話をするのが少し怖い。」
「話してみれば意外となんともないものよ。それに悩んでるよりよっぽど有意義。
もし嫌われたままでも、ミサトと話す恐怖はなくなると思うし。」
「・・・」
「な〜んてね。こないだ見た映画の受け売りよ。」
>>678 不思議な気分だ。葛城と喧嘩してたことがどうでもいいことのように思えた。
彼女に言われて素直に謝ろうという気になった。
年下に説得されるなんて情けない。
すっかり冷めてしまったコーヒーを一口飲んで、昂ぶった気分を落ち着ける。
ふとある言葉を思い出した。
「『恋人同士のけんかは、恋の更新である』」
「?」
「偉大なる先人 テレンティウスの格言さ。」
「恋人同士ね〜。そこまではっきり言われたら、逆に吹っ切れたわ。」
彼女は窓の外にチラッと眼をやると、
「もうこんな時間!私はお邪魔になるからお暇するわね。」
と言っていきなり立ち上がった。
「アスカ!」
彼女が振り向く。
「ありがとう」
「じゃあここは加持さんのおごりね。それにお礼を言われるのはまだ早いわ。」
「?」
その時、店の扉が開いて一人の女性客が入ってきた。
「ごめーんアスカ遅くなって・・・って何で加持がここにいんのよ!」
「葛城・・・!」
まさか最初からこういうつもりだったのか?
葛城と俺を仲直りさせるきっかけを作るつもりで・・・?
喫茶店のドアから出ようかというところで振り返り、
「『あなたが全部私のものにならないなら、私はあなたなんていらないわ』
未来の偉人 惣流・アスカ・ラングレーの格言よ!」
意地悪そうに舌を出した笑顔で、そう一言残してアスカは駆けて行った。
〜fin〜
680 :
677:2006/12/21(木) 00:23:54 ID:???
>>676 G3さんの流れぶったっぎたみたい ごめん
ていうかこの話、めちゃめちゃキャラ崩れてますごめんなさい
特に弱々なうえに付和雷同な加持さんww
一応自分としてはちょっとセンチなハートフルストーリーを目指したつもりでしたがこれが限界です
681 :
G3:2006/12/21(木) 00:34:08 ID:???
>>676 秘密の行動をしている途中。シンジはどことなく視線を感じて、窓の方を見ると
アスカが向かいの窓から覗いている。シンジは慌てて露出した下半身を隠すと、
言い訳を考える。アスカはシンジと話をしようと窓を開ける。シンジも怒られるのを
覚悟で窓を開けて、とりあえず謝ろうとする。
「ごっ・・・ごめん・・・アスカ・・・・」
「変態・・・どうせおかずはあの子(レイ)でしょ??」
アスカは怒っているような素振りは見せないものの、少し呆れているようだ。シンジ
は謝り続ける。
「ごめん、アスカの部屋が向かいだって知らなくて・・・その・・・・」
と言い訳をすると、
「気にしないで。私が覗いちゃったわけだし・・・」
と言い、笑って許してくれた。アスカは窓のレールに頬杖をついて、長話をする
体勢に入る。
それからシンジとアスカはいろいろな話をした。シンジにとって、自分の部屋
に居ながら、いつでも向かいの「友達」と話せるようになった事を少し嬉しく思って
いた。
第弐話 完
第参話 予告 レイ、告る???
〜週末投下予定〜
682 :
G3:2006/12/21(木) 00:38:13 ID:???
>>680さん
いえいえ、そんなこと全然気にしていませんよ。それに面白いです!乙です。
何度も読み返してみたくなります。
職人さん達乙です!
監督ワールド来た!なんかすげぇシンジの気持ち分かります。中学時代は些細なことがめっちゃうれしいんですよねw
G3さんも乙です!現時点ではまだシンジ⇔レイみたいですが…こっからが楽しみです。
加持職人さんも乙です!加持さんメインの話はあまり見たことないので、とても面白かったですwまた投下して下さい。
職人様方乙です!
旅丸氏が出ていって、このスレはもうダメかと思っていましたが新しい職人様が増えて嬉しいです!
でも旅丸氏が途中で止めてしまった話の続きが気になるのですが。
いやぁ更新スピードが速すぎて感想書くのが大変になってきたッw
すごく嬉しいよーwwww
とりあえず全職人さんたち、乙です!!!
G3さん、第弐話終了おめでとうw
シンジとレイの輪に入り込むアスカ最高ですね〜。こういう複雑な関係大好きですw!!
家が隣りで部屋から部屋へと話が出来る環境ってありそうで無いんだよなw
友達としてだけど揺れつつあるシンジのアスカに対する想い、シンジを想い続けるレイの想い・・・
良いですねぇw
今後が非常に気になります!頑張ってくださいw
686 :
G3:2006/12/21(木) 20:21:16 ID:???
第参話のプロローグができたので、投下しておきますね。
2学期も残り2日になり、教室の後ろにある黒板には
「冬休みまであと2日!!」とか「クリスマスまであと3日」
と書いてある。クラスメイトは、冬休み&クリスマス気分で浮かれている。
レイはそんなことも気にせず、いつも通り本を読んでいる。シンジは居眠り
をしている。アスカはこのクラスの委員長、ヒカリの恋愛相談に乗っている。
レイは本をパタンと閉じて後ろを振り返り、アスカが居ないことを確認すると
シンジを起こそうとする。だが、この前のクラスのモテない地味な女子のグル
ープがまたレイに近づいてくる。
「綾波さ〜ん!ちょっといい??」
と言って、レイを図書室に連れて行く。レイは断り切れず、結局拉致された。
図書室に着くと、女子生徒のグループは、レイを椅子に座らせ、自分たちも
レイを囲むように椅子を並べて座ると、シンジとの関係を聞き出そうとする。
「ねぇ〜もう碇君に告った??」
と聞かれて、レイは戸惑い、視線をあちこちさせ、
「まだ・・・だけど・・・・」
と答える。そうすると、女子グループの一人の情報収集係のような役目を
する生徒が、
「早くしないとまずいんじゃない??」
とレイに緊急事態を告げる。レイは驚き、
「何で??」
と尋ねると、その生徒は他の生徒に
「ねぇ〜言っちゃっていいのかな??」
と聞く。他の生徒も伝えた方がいいと言う顔をするとうなずき、
「惣流さんが碇君の事狙ってるらしいよ??だから、早く告っちゃわないと・・・」
と言って、早くシンジに気持ちを伝える事を薦めた。
つづく
加持職人さんも乙です!!
実際のエヴァでの『加持リョウジ』って
謎が多いし弱いところがない存在・・・心に隙がない存在だったんだけど、
加持職人さんの加持はとても人間味があるし、人に対する恐怖(弱み)を持っていて
とても心に残る良い作品でした!
それに終わり方もとてもドラマティックな演出で良かったです。
最後のアスカがなかなか憎い事をしてくれましたね(やるなアスカwww)
また機会があったら投下してくださいな♪待ってますからw
最後に監督、乙です!!
意外と嫌われ役・憎まれ役の多いカヲルを敢えて使い、
しかもシンジの仲良しグループ3人組に入れてしまう監督の技術には脱帽してしまいますw
それにカヲル独特のクセがあまり無いので誰にでも受け入れられる存在なのが凄いです。
本題のシンジとレイですが、レイがようやくシンジに心を開き始めましたね!
本当に小さい些細な変化ですが、中学一年生のシンジにはとても大きい変化なんでしょうねw
(うんうん、俺も学生の頃はそうだったwwww)
今後の展開が楽しみです!頑張ってください!!
689 :
G3:2006/12/21(木) 22:46:05 ID:???
>>686プロローグの続き
結局、その時間はシンジと話をすることができなかった。次の時間は大掃除
だった。掃除開始まであと5分を切ったので、レイは担当場所の教室に戻る
事にした。だが、冷静に考えると、レイとシンジは同じ場所を掃除する事に
なっている。これは彼女にとってはチャンスだった。アスカは校庭を担当す
ることになっているので、掃除中はシンジと接触しないためなおさらだ。
そして掃除が始まり、まずは教室の中の担当を決める事になる。レイは窓
拭きを担当することになった。シンジも窓拭きかと思っていたが、もう一人の
窓拭き志願者はヒカリだった。シンジもレイと話がしたくて窓拭きを志願するが
ヒカリとのジャンケンに負けてしまい、廊下の雑巾がけになってしまった。
窓を拭きながらレイはヒカリと話をして、嬉しそうな表情を浮かべていたが、
心の中では泣きまくっていた。シンジはヒカリと窓を拭き、上の方を拭こうとして
背伸びをしているレイをずっと見つめていた。
結局その日の帰り道もアスカの乱入もあり、ろくに話しもできないまま終わっていった。
メールで告白する方法もあるが、レイはどうしても直に気持ちを伝えたいと思っていた。
本編へつづく
G3さんの第参話はレイの逆襲みたいになりそうですねwww
期待して待っております!!
691 :
G3:2006/12/22(金) 23:11:18 ID:???
>>689本編
その日の夜。シンジはマヤとメールをしていた。どうやらクリスマスや
お正月の予定をマヤが聞いてきているようだ。
シンジは今のところは予定が無いと返しておく。マヤはシンジがレイとメールを
していると知って以来、返信が早くなった。その頃レイは風呂に入っていた。
何とかシンジに告白したいが、どうやって告白すればいいのか、あれこれ考えながら
湯に浸かっている。考え付いた案は、主に3つだ。まずはクロスワードパズル。だが
シンジが解けない場合もあるのでこれは却下。次に紙飛行機。これもシンジ以外の人が
キャッチしてしまい確実にシンジに伝わらない可能性があるので却下。最後はメールだが、
メールで伝えるぐらいなら、直接言った方がいいと思っているので却下だ。やはり、当初から
思っていたように直接伝える事にした。そうと決めるとレイは風呂から出て、服を着ると、自室
にこもり、明日の作戦を立てる。まずは告白する場所だ。とりあえず終業式の後、シンジを体育館
裏等に呼び出すという事にする。そして、この作戦を成功させるためにはアスカ対策が重要課題だ。
アスカ対策としては、現段階ではとりあえず、アスカがシンジに話しかける前に呼び出す事にしておく。
そして最後は告白の仕方だ。
つづく
692 :
G3:2006/12/22(金) 23:25:29 ID:???
続
>>691 レイは大きなクマのぬいぐるみをシンジという事にして練習をする。
TAKE1
「碇君。私と付き合って!!・・・・・う〜ん・・・ちょっと唐突かな・・・」
却下。
TAKE2
「私は碇君の事がずっと前から好きでした!だから付き合ってください!!・・・・なんでいまさら敬語???」
却下。
TAKE3
「碇く〜ん。私ぃ〜碇君の事だ〜い好き!だからぁ〜付き合ってぇぇ〜・・・・・これじゃ馬鹿みたい・・・・」
却下
TAKE4
「私、綾波レイは、碇シンジの事を愛しています!・・・・これ、アニメのセリフのパクリ・・・・」
却下
TAKE5
「私の男になれ!!・・・・これじゃ私じゃない・・・・」
TAKE6
「今日は、私の好きなものを言いたいと思います。第6位!授業中に居眠りをしている碇シンジ君!・・・
ドラマのパクリも良くないよね・・・・」
・
・
・
693 :
G3:2006/12/22(金) 23:37:50 ID:???
続
>>692 そしてどんどん夜は更けていく。気が付けばもう12時23分。
レイは今まで出た案を全て紙に書いて残しているが、どれもこれもいまいち。
TAKE71
「私の処女、もらってください!!・・・・まだ付き合ってもないのに・・・」
却下
TAKE72
「私、碇君の事が好きなの。だから、友達から始めてください!・・・・これだ!!」
レイは少し疑問に思ったが、やっとしっくり来るものを見つけた。それを書いて、
生徒手帳に挟むとレイは明日に備えてもう寝る事にした。
つづく
G3さん、乙!!
ちょwwTAKE72ってwwwレイ考え過ぎだよwwwww
まぁ、それだけレイは『恋愛に対して不器用』ってのがよく分かって可愛いですね。
上手くシンジに告白出来れば良いですね!
レイ頑張れーw
G3さん(*^ー゚)b GJ!
クロスワードとか紙飛行機ってあんた
と、思わず突っ込みいれましたw
それにしても72パターンも考え出すなんてレイ天才!相撲の決まり手みたいw
この先どうなってしまうのか 続き期待してます
696 :
G3:2006/12/23(土) 14:24:31 ID:???
>>694-695 自分には勿体無いコメントを頂き、どうもありがとうございます。より良い
作品が書けるよう、一層努力いたします。
続
>>693 遅く寝たのと低血圧も手伝って、レイは寝坊をしてしまう。いつもより遅く
寝たので無理も無い。
「レイ!遅刻するわよ!!」
と母親に言われて慌ててベットから飛び起きると、下着をかえ、征服を
着て洗面所に駆け込み、急いで顔を洗い、歯を磨き、寝癖を直す。今日は
急ぎながらも一段と丁寧だ。そして朝食も取らずに家を飛び出し、バス停に
急ぐ。だが、いつもシンジが乗っている時間のバスには乗れなかった。仕方なく
次のバスで学校に行く。
学校に着いて、急いで教室に行くと、いつもの事ながらシンジが机に突っ伏して
寝ている。そしてアスカを探すが、彼女は来ていない。これはチャンスだと思った
レイは鞄を机に置き、シンジを起す。だが、ちょうどシンジが起きたところで終業式
が始まるから体育館に入りなさいという放送が流れる。そうすると、
「碇!行こうぜ!!」
とシンジの友人数名が彼を誘いに来る。またしても呼び出す機会を逃すレイだった。
697 :
G3:2006/12/23(土) 15:11:49 ID:???
続
>>696 体育館に入ると終業式が始まる。はげ散らかした校長が前で長々と話を始める。
今、世界ではこれがこうとか、嘘が普通に通じる世の中だからどうのこうの、と
生徒の気持ちはお構いなしに話を続ける。一同はどうしてここまで引き伸ばせる
のかと思い、退屈そうにしている。そんな中、レイはシンジを呼び出す事にする。
ちょうど出席順に並んでいるので、すぐ後ろはシンジだ。レイは後ろを振り返り、
「ねぇ〜・・・あのさ・・・これ終わったら、ちょっと話があるんだけど、いい??」
と恥ずかしそうに言う。シンジは、
「いいよ!」
と不思議そうな表情で答える。とりあえずシンジを呼び出すことは成功したようだ。
校長の話は45分間にも及び、最後に冬休みだからと言ってだらけないようにと注意
をして解散となった。教室に戻るとシンジは真っ先にレイに話しかけてくる。
「ねぇ〜、話って何??」
と聞かれたレイは、
「皆が帰った後、教室に残ってくれる?」
と答える。シンジは話の内容が気になっていた。
つづく
698 :
G3:2006/12/23(土) 15:44:06 ID:???
続
>>697 やがて担任が教室に入ってくる。担任は体育会系の先生なので、話は短い。
「おめーら!寒いからって家から出ないのは駄目だぞ!んじゃ、ノロウイルス
とインフルエンザには気をつけるように!正月明けに元気な面を見せてくれ!
以上!!」
と言って解散となった。告白の時が刻一刻と近づくレイは、緊張し、心臓が
バクバク鳴っている。緊張のあまり、尿意を感じて、シンジに
「ごめんなさい。ちょっとトイレ・・・・」
と言い残して教室を出て行く。トイレの個室に入り、用を足しながら一息
着く。そして用を足し終わると、個室の中で昨日のメモを見て最終調整を行い、
「よし!!」
と小さい声で気合を入れると、個室のドアを開け、手を洗う。そうしていると
クラスの派手なギャル3人組みがトイレに入ってくる。レイはどうもこういう派手な
お姉さま方が苦手だった。その三人組はアスカの悪口を言っていた。
「あの惣流とか言う外人、何かウザくねぇ〜」
「そうそう。何?あの男に対する態度〜マジムカつくんだけど〜」
「そう言えば、碇君の事狙ってるらしいよ〜」
「マジで?碇君かいわそぉ〜」
そんな事を言いながらわざわざトイレで喋るギャル三人組。レイはその場から
立ち去ろうとするが、その三人組の一人に呼び止められてしまう。
「ねぇ〜レイちゃん!惣流アスカ嫌い??」
とレイに聞いてくる。レイは
「どっちかと言うと・・・苦・・・手・・・・」
と恐る恐る答える。
つづく
699 :
G3:2006/12/23(土) 16:31:57 ID:???
続
>>698 三人組はさらにレイに
「ねぇ〜クラス中の噂だけど、惣流アスカが碇君の事狙ってるって知ってる??」
と質問してくる。レイはうなずくとさらに
「レイちゃんも碇君の事好きなんでしょ??」
と尋問してくる。レイはまたうなずくと目をきょろきょろさせて照れる。
「私達さ、惣流がムカつくから、レイちゃん、頑張ってあいつから碇君とってよ!!」
「私達も手伝うから!!」
目的はアスカを懲らしめるためだとは言え、彼女達は協力してくれるそうだ。そして
「いつ告るの??」
と聞いてきた。レイは
「今から・・・・」
と答えておく。
つづく
700 :
G3:2006/12/23(土) 17:40:00 ID:???
>>698の訂正です。
>クラスの派手なギャルの前に同じが抜けてました。つまり
「クラスの派手なギャル」→「同じクラスの派手なギャル」です。申し訳ありません。
続
>>699 その三人グループは、
「キャぁ〜!!頑張ってぇ〜!!応援してる!!」
と言い、レイを送り出す。苦手な「人種」の相手をしたので一気に疲れてしまった。
そして彼女は急いで教室に戻る、だが、緊張しているのか、足がなかなか前に進まない。
教室の扉の前に立つレイ。深呼吸をして、手の平に「人」と言う文字を書いて飲もうと
するが、「人」ではなく、「使徒」と書いてしまうが、彼女はそんな事に気が付かないほど
緊張している。勇気を振り絞り、教室の扉を開けるとシンジが席に座って待っていた。レイが
入ってきた事に気付くと、
「遅かったね。どうしたの??」
と尋ねてくる。レイは
「ちょっと、トイレでこのクラスの派手な人達に話しかけられて・・・・」
と答えると、シンジは心配して、
「何もされなかった?」
と聞いてくる。彼女は、
「何もされてないよ。平気!」
と無事をアピールするのであった。
701 :
G3:2006/12/23(土) 19:11:01 ID:???
続
>>700 「それはいいけど、話って何??」
とシンジはレイに尋ねると、レイは急に恥ずかしそうな表情を浮かべて、目を
キョロキョロさせる。シンジはこの照れた時のレイのしぐさが好きだった。大抵
レイが目をキョロキョロさせる時は、照れている時か、何か隠し事をしている時
のどちらかだ。その状態で5分が経過する、レイは照れて黙り込んだまま何も話さない。
シンジはレイが話す気になるまで嫌な表情一つ見せず、微笑んで、ずっと待っている。
レイは一度シンジの顔を見る。シンジの明るい表情を見てレイは覚悟を決める。
「碇君・・・私・・・・・あの・・・・」
とまで言いかけるが、その次が出てこない。シンジはうなずき、レイをじっと見ている。
レイはもうもう一度深呼吸をして、
「私ね、碇君の事・・・・す・・・好きなの・・・・だから・・・・・えっと・・・・」
レイはやっと好きと言う単語を言えたが、だいぶシナリオとは違う。シンジは少し驚いた
表情を見せ、
「あ・・・えっと・・・あのぉ・・・・綾波??」
と戸惑う。レイはとにかく最後まで言い切ろうと必死になっている。
「だから・・・いきなり・・・その・・・付き合ってって・・・・その・・・・まず友達
から始めてくれ・・・・ますか???」
と最後だけ敬語になってしまう。シンジは少し言葉を見つけるのに時間がかかった。
「えっと・・・あの・・・もうとっくに友達だと思うんだけど・・・・さぁ・・・・」
この言葉を聞いてレイはもう駄目だと思った。
つづく
702 :
G3:2006/12/23(土) 19:18:48 ID:???
>>701の訂正
「レイはもうもう一度深呼吸をして」のところですが「もう」と言う単語が
ミスで二つ付いてしまっています。ですから
「レイはもう一度深呼吸をして」が正しい訳です。本当に申し訳ありません。
今日2回目のミスです。どう謝っていいのか・・・・・申し訳ありませんでした。
703 :
G3:2006/12/23(土) 20:37:52 ID:???
続
>>701 シンジは返答に困る。生まれて初めて女の子から好きと言われた。しかも自分が
一番好きな女の子からの告白。NOと言う理由は無い。YESに決まっている。ただ、
どう言う言葉をかけていいのかわからなかった。ふと、レイを見ると、彼女は少し
泣きそうな顔をしていた。これはまずいと思い、
「うん。実は・・・僕も、綾波の事、好きなんだ。」
とこの場を借りてシンジもレイに告白する。そしてお互いに照れて顔を赤くする
レイは黙り込み、シンジは次にどう言う言葉をかけていいのかわからなくなった。
そして、どうしても言葉を見つけられないシンジは、そっとレイを抱きしめる。
レイはあまりにも唐突なシンジの行動に驚くが、彼女は拒否しなかった。そして
しばらくすると、
「お腹すいたから、帰ろうか・・・・」
と言って、シンジがレイをそっと放す。
「そんな放し方・・・・無いよ・・・」
とレイはもっと続けて欲しかった事をアピールする。シンジ慌てて
「ごめん」
と謝ると、レイはクスクス笑い始める。レイはしばらく笑っていた。
「帰ろうか・・・」
とシンジが言うと、レイは笑い止み
「うん・・・」
と、優しい声でうなずく。二人は教室を後にして、いつも以上に仲良く
下校するのであった。
つづく
704 :
G3:2006/12/23(土) 23:28:57 ID:???
続
>>703 その日の夕方、シンジの携帯が鳴る。どうやらレイからのメールのようだ。
シンジは携帯に飛びつき、受信したレイからのメールを確認する。内容は明日
、シンジの家に遊びに行っていいかどうかと言うものだった。シンジは返信を
打つ前に、窓の方をチラッと振り返ると、アスカが恨めしそうな顔をして覗い
ていた。アスカは窓を開けて、
「何ニヤニヤした顔で携帯見てるのよ!?怪し〜い」
と聞いてくる。シンジも窓を開けて、
「メール見てただけだよ・・・」
と、返しておく。だが、アスカは疑り深くシンジを問い詰めていく。
「嘘おっしゃい!どうせエッチなサイトでも見てたんでしょ??」
「見てないよ!。ただメール見てただけ・・・・・」
「誰からのメールよ!!??」
「誰からってそれは・・・・・」
「またあの子ね・・・・」
そう言うとアスカは少し寂しそうな顔でため息をついた。
第参話 完
第四話は月曜日投下予定
G3さん(*^ー゚)b 超GJ!!!!!
毎日凄い連投ご苦労様。ハンカチ王子もびっくりの連投ですねw
レイに絡んできた3人組・・・一体なんだったんだ?
自分はてっきりアスカが派遣s・・・・げふんげふん
とりあえずこれからアスカがどう動くか気になりますね
「ふぅ・・・。こんなところね。」
今ようやく、MAGIの定期検診が終わった。後は初号機の装甲の換装作業と零号機の・・・
「今日はこれで終わりですか?」
マヤったらさっきから何そわそわしてるのかしら?
そういえばこの子、朝からずっとこんな様子ね。
「マヤ。今日はずっと落ち着きがなかったみたいだけど、何かあるの?」
「先輩!クリスマスイヴですよ!終わったらパーティしましょうね!」
クリスマス・・・?もうそんな季節だったのね・・・。
どうやら、先日の使徒戦の事後処理に追われて本部に篭りきりだった私は、
そんな世間では当たり前のイベントに目を向ける余裕もなかったらしい。
「日向君と青葉君と一緒にパーティやるんです。先輩も来ますよね?」
「・・・マヤ、そういうのは事前に本人に確認をとるものよ?
私は無理ね・・・。まだ仕事がたくさん残ってるもの。」
「えぇ!そんな〜」
私はこのクリスマスというイベントが苦手だ。
色とりどりに飾られたあの雰囲気の中に立っていると、自分の周りだけ色褪せた空気を感じる。
街では恋人同士が腕を組んで歩き、愛を語り合う。私には決して叶わない光景。
何考えてるのかしら、私?これじゃまるでお城の舞踏会に憧れるシンデレラみたいだわ。
らしくないわね・・・
「あなたはもう上がっていいわよ。」
私はマヤを先に帰すことにした。考えてみれば、彼女も私に付き添って何日も本部に篭りきりなのだ。
クリスマスイヴくらい早めに帰しても罰は当たらないだろう。
その後、「私も付き合います!」と食い下がるマヤを、何とか日向君たちに引き取ってもらうことに成功した。
あの子も少しは休ませたほうがいいのよ。
>>706 それにしても、神様と戦争しようという組織の人間が神様の誕生日を祝うなんて、とんだ皮肉だわ・・・。
でも、あの子は何も知らないからこれでいいのよね?
それにマヤったらクリスマスパーティくらいであんなにはしゃぐなんて、見た目どおり子供ね。
「フッ・・・若いっていいわね・・・」
つい、ぼやいてしまった。こういうタイミングでよく現れるのが・・・
「あんた、そんな事言ってるとおばさんみたいよ。」
・・・ミサトだ。
「あら?あなたと同じ歳のはずだけど?」
「うぐっ・・・。私のほうがまだ1歳下なの!」
「あとXX日とXX時間で同い年よ。」
「・・・あんたね〜、イヴにも仕事してる親友に付き添ってあげようという私に感謝の気持ちはないの!?」
「ふふふ、冗談よ。」
ミサトは特に私の仕事を手伝うということはしない。が、私が滅入っている時にいつも側に居てく
れるのはミサトだ。
普段軽薄そうに見えて、実は情の厚い女なのだ。
「シンジ君たちは?」
「クラスメート集めてウチで宴会。加持くん置いてきたからだ〜いじょぶよ。」
でも、保護者としてその態度でいいのかしら?
ミサトと適当に話しながら仕事を片付けていると、館内アナウンスが流れた。
『赤木博士。赤木博士。司令室までお越しください。』
>>707 「お呼びでしょうか?碇指令。」
「赤木博士。仕事は順調か?」
「はい。」
「・・・なら、今日はもう帰っていい。」
話ってこれだけ?
聞かれたらまずい機密に関わるようなことでもないし、わざわざ呼び出してまで言うことじゃない。
まだ・・・・何かあるわね。
「・・・・・・リツコ君」
この人が私のことを『赤木博士』ではなく『リツコ君』と呼ぶのは、決まってプライベートのときだ。
まさかデートの誘いかしら・・・?
私は緊張しながら彼の次の言葉を待った。
しばらくしてから、彼は机の引き出しから丁寧に包装されたひとつの小包を取り出した。
プレゼント・・・? 私に・・・? それこそ、まさかね・・・ありえないわ・・・
「・・・シンジにこれを届けてくれ。」
分かってはいたけど、まったく期待していなかったといえば嘘になる。
「ご自分でお届けになってはいかがです?」
私は少しつっけんどんな言い方で返してみた。
「シンジには私からだとは伝えないで欲しい。」
「・・・・分かりました。お届けします。」
私はしぶしぶながらその依頼を受けることにした。
もともと断れるわけなかったのよ・・・あの人の頼みだもの
>>708 発令所に戻るとミサトが待っていた。
「司令。何だって?」
「シンジへプレゼント渡してくれ。あと、今日はもう上がっていいって。」
「へー、あの司令でも人並みの気遣いはできるんだ。意外な一面・・・リツコ、あんたなんだか嬉しそうね?」
どうやら、嬉しさが顔に出てしまっていたらしい。
「そうかしら?」
「帰宅許可が出たくらいで大袈裟じゃない?リツコの意外な一面も見た気がするわ。」
結局、私たちはミサト宅でのパーティに向かうことにした。
途中でミサトが予約していたケーキを受け取る。(こういうことだけは準備がいいのよね、ミサト)
運転するミサトは思ったより早く帰れるおかげで上機嫌なのか、
クリスマスソングを歌い、時々私に話しかける。
話半分にミサトの言葉を聞きながら、私はさっきの出来事を思い出していた。
あの後、部屋を出ようとした私を、司令は呼び止めた。
「まだ何か?」
不機嫌な声で問い返すと、あの人は少し恥ずかしげに目線をそらしながら、
「これは、その・・・・・・・礼だ・・・」
と言って、シンジ君に渡す小包より一回り小さい箱を手渡してきた。
礼だと言ってはいるものの、その包装された小箱の上には
『Merry Christmas』
と書かれたカードがしっかりと挟まれていた。
まったく・・・・・・本当に不器用な人。
私はクリスマスが苦手だ。
でも、今年は少し好きになれそうな気がした。
〜fin〜
710 :
706:2006/12/24(日) 01:16:25 ID:???
ひそかに日向→加持と路線変更したわけですが(気付いた人はいないハズ・・・)
今回はリッちゃんの一人称でクリスマスもの書いてみました。
リツコさんは作中でもかなり描写されているのでキャラ崩れないように注意しました。
女性の一人称とか無謀な挑戦は今回限りにします。
Merry X'mas!!
711 :
A2:2006/12/24(日) 02:54:56 ID:???
職人さんかなり増えてますね。みなさん乙です!
旅丸さんは復活してないみたいですね・・・
前にクリスマスネタ投下するって言っときながら間に合いそうにないです。スミマセン
後日クリスマスネタになりそうです・・・明日は無理なんで明後日には投下しようと思います。遅くてもうしわけないです
うぉぉぉ!A2センセの投下予告!楽しみだぁ〜!!
G3も乙!シンジに告れたレイに勇気を貰った!
後は旅丸氏が復活すれば言う事なし。
リアルタイムで感想が書けないのが残念です・・・。職人さんたち、乙!!
G3さん奇跡の大連投凄いです!!あっという間に第四話にいってしまいましたねw
レイも不器用ながらも告白出来たみたいだしとりあえず一安心ですね。
あとは隣りの家の住人『アスカ』がどうシンジとレイに入ってくるかが見物になってきますね!
個人的にはアスカにも結果はどうあれ、もう少し頑張ってもらいたいです。
(スミマセン、アスカも好きなもので・・・w)
リッちゃん職人さん、どうもですww
リツコって気丈に振る舞ってるけど、実は心には悲愴感が漂っていたり嫉妬があったりと、
顔にはなかなか出さないだけで誰よりも一番女性らしい人間なのかもしれないですよね。
職人さんはそのへんの人物像を崩さず、
上手くリツコとゲンドウの些細なプライベートの会話を描けたな、と思います。
ゲンドウのキャラは少し予想外でしたねw
てっきり俺は最初にリツコに買ってあげたのだと思いましたが息子にだとは・・・w
でも息子に「伝えないでくれ」と頼んでいるゲンドウを見て
シンジと一緒で心が弱い人間なんだと思い胸が痛くなりました。
また色々な他のメンバーの単発ネタを書いていただけると嬉しいですw
AYANAMI ASUKAことA2センセキタ━━━━!!
楽しみwwセンセは今日クリスマスだから投下できないのかな??
715 :
G3:2006/12/24(日) 13:33:03 ID:???
自分から見ると、A2先生は神々しい存在です。
どんな話を書いてくださるのか、楽しみにして
います。
716 :
旅丸:2006/12/24(日) 18:50:12 ID:???
久しぶりに来てみたが、もう俺が居る必要もなさそう。
続きはブログでやってる。
貴様のつまらん作品なんぞ興味ない。うせろ
みんな、スルーしていたのに
719 :
G3:2006/12/24(日) 22:53:29 ID:???
自分の作品作りに夢中になりすぎて、他の職人さんの感想を書くのを忘れてい
ました。大変失礼な事をして申し訳ありません。
706さん乙です!自分もクリスマス苦手でした。だけど706さんの作品を読んで
まぁ悪くないかなって思えるようになりました。この気持ちをありがとう
自分にとっては極上のクリスマスプレゼントを貰えたような気がします!
>>716 旅丸さん、せめてブログのURL貼って行って欲しかったです。
720 :
A2:2006/12/25(月) 16:20:07 ID:???
>>541 今日の天気は予想通りに晴れ、澄んだ青空の向こうには太陽が自己主張するかのように眩しくシンジを照らしつけている。
晴れといっても冬の寒さはかわらず、この時間なら所々に霜を確認することもできる。
シンジは少し急ぎ足でレイの家に向かっていた。
この時期になると布団から出るのもためらいが生まれ、ついついもう一眠りをしてしまう。
今日も予定より30分も寝過ごしてしまいアスカのご飯の準備だけをして飛び出してきた。
アスカは今朝になっても顔をださず、置手紙を書きさらに扉越しに声をかけて家を出てきた。
レイの家につき一呼吸おいてドアをノックする。
ノックして数秒たつと少しドアが開きレイが少し顔を覗かした。
「おはよう綾波」
シンジが挨拶をするとレイもおはようと返した。
レイの今日の格好も少し気を使ったように感じられる。
ピンクのセーターにチェックのスカート、その下には黒いタイツをはき首元にはスカートとあわせたのか同じ柄のマフラーを巻いている。手にはハンドバックを持ち準備はできているよといわれているようだ。
721 :
A2:2006/12/25(月) 16:20:58 ID:???
>>720 今日の予定としては午前中に買い物をし、午後からはレイの家で料理の勉強。
店のチョイスはシンジが前面的に任され、とりあえず色々と揃っているデパートに行くことにした。
行く途中何度かホームセンターの前を通ったが、朝ドアの隙間から見えたレイの部屋の中はいまだコンクリートがむき出しであまりに女の子の部屋とかけ離れていたので部屋の中の物も買おうという話になったのだ。
「綾波って部屋の中とかあんまり気にしないの?」
シンジはバスの中で聞いてみた。
「えぇ」
「アスカとは逆だね」
レイはそう、と言いさらに続けた
「部屋は自分が寝れればいいと思うもの」
「けど今日色々と買ってみようよ、最近は服装も変わってきたし!」
「葛城三佐の命令なの」
「なんて?」
「女の子なんだからずっと制服じゃなく違うのも着ろって」
えっ、と思ったがよくよく考えると納得できる。元々物欲にかぎらずその他の欲がないような印象が強い、それでも今の進歩は十分に感じていた。
「それは命令じゃないと思うよ・・・・」
722 :
A2:2006/12/25(月) 16:21:47 ID:???
>>721 デパートに着くと、とりあえずインテリアを見にエスカレーターを上っていく。
そのフロアは他の階のフロアと違い少し物静かで軽く気品があるような感じがした。
最初に部屋全体の雰囲気をかえるためにカーテンやカーペットをみにいきレイに色々尋ねるがレイはどれでもいいと答える。
シンジはカーテンの色や生地を見ているとレイが薄い青のカーテンを見ているのに気づいた。
「そのカーテンが気に入ったの?」
シンジはレイに近寄って聞いてみた
「これ、私の髪と同じ色・・・」
そう言ってレイはそのカーテンをじっと見ていた。
「そうだね、綾波はこの色にちかいね。他に気に入ったのがないならこれにする?」
シンジが尋ねたところレイはコクリと頷いた。
723 :
A2:2006/12/25(月) 16:23:41 ID:???
>>722 その次にカーペット。それはシンジが選び、汚れが目立つが清潔感のある白いものにした。
お金の心配はなかった、レイはパイロットに支給されるお金を全く使わないでいたため、なかなかの額を貯めこんでいた。来る途中そんなに使っていいのと尋ねたらレイは他に使わないからかまわないという。
カーペットを買った段階で他に買う物はあるか聞いてみようと思ったがシンジはその言葉はそのまま飲み込んだ。聞いたところで特に何もないと答えが返ってくるのがわかっていたからである。そこで色々と考えた挙句どうすればいいかわからず、結局はレイに聞くことにした。
「綾波ってご飯食べる時はどうしてるの?前に見たときはテーブルとかはなかったような気がしたけど・・・」
「ない、家で食べるの少ないしお弁当食べるときは椅子に座って膝の上で食べるもの」
なるほど、とシンジは思った。特に理由はなかったが膝の上で食べているレイの姿は容易に想像できた。
「買ったほういいんじゃない?料理するとオカズとか置く場所に困るし・・・。」
「そう・・・じゃあ碇君が選んで」
「僕が?買うテーブルによって部屋の方向性が決まるから綾波が選んだほうがいいよ」
「だって私にはよくわからないもの」
その日買ったものはほとんどシンジが選んだものになり、レイ自身が選んだものは最初のカーテンぐらいだった。
カーペットなど大きいものは宅配便で届けてもらうことにし、シンジ達は昼食をとることにした。
昼食といっても時間は17時を過ぎており実質夕ご飯になりそうだ。
G3さん、リッちゃん職人さん、そしてこのスレのネ申A2センセ
激しく乙です。特にG3さん、毎日の連投ホントにありがとうございます。
これからも、楽しみにしています。
今日はクリスマス・・・
“ネ申”は俺たちに最高のプレゼントを贈ってくれた。
そう、それを人々は『A2センセ』と呼ぶ。
“ネ申の化身”だ・・・・。
A2センセ、超特大GJですッ!!もうお見事としか言い様がないですw
ちょっと俺、親戚と両親呼んで来るわwww
A2センセのレイとシンジの話はあまり今まで聞かなかったから新鮮ですね。
スミマセン話ブッタ切るようなことしてしまって・・・
あまりにもA2センセの投下に驚いてしまってので、まだ興奮しておりますw
では続きお待ちしておりますw頑張ってください!!!
726 :
G3:2006/12/25(月) 19:37:23 ID:???
A2尊師!いや、まさにあなたは神です!乙です!
727 :
G3:2006/12/25(月) 22:04:21 ID:???
では、私も投下したいと思います。第参話の質が悪かったので第四話で落とし前
をつけたいと思います。
(第四話プロローグ)続
>>704 アスカはそれ以上口を利く事なく、窓を閉めて部屋の奥へと消えて行った。
鈍感なシンジはアスカが暗い顔をしていたことを疑問に思っていた。その後、
「アスカ??」
と呼んでみるがアスカは出てこない。彼女のような美人にとっては、これまで
話しかけて自分に興味を示してくれない男など居ない。どんな男でも手に入れ
られると思っていた。だがシンジは違った自分が話しかけているのに、自分は
「近所の友達」程度にしか思ってくれないシンジにイラついていた。そして、
シンジが想いを寄せているレイに劣等感を感じ、深い憎悪を抱くようになった。
ベットに寝そべり、枕をギュッと抱きしめる。落ち込んでいる彼女をあざ笑う
かのように、隣のシンジの携帯の着信音が聞こえてくる。きっとレイからのメール
だろう。彼女は物凄い形相で
「綾波レイ・・・必ずシンジは取ってやるわ」
とボソッと独り言を言うのであった。
728 :
G3:2006/12/25(月) 23:23:41 ID:???
>>727 本編
第四話 アスカ、宣戦布告!
クリスマスの日の夜、レイはメールでシンジにデートを申し込んだ。クリスマス
にデートするのがカップルの常識でもあるが、ある意味アブノーマルな彼女らしい
タイミングだ。シンジの答えはOKに決まっている。デートする場所はシンジの家と
で、明日と言う事になった。
「デートなのに自宅?それってただ遊びに来るだけじゃ???」
とシンジは疑問に思い、そう独り言をつぶやくと部屋を片付け始める。少し機嫌が
なおったアスカは、窓際に姿を現し、
「あら?年末の大掃除??」
と尋ねる。
「えっと・・・明日、人が来るからさ・・・・」
「誰?」
「それは・・・・」
とシンジは言葉を詰らせる。下手に「レイと遊ぶ」なんて言ったら、
アスカの性格を考えて、ちゃかしてくるか、邪魔をしてくるに違いないと
シンジは思ったからである。気付かれたかな?とシンジは思ったが、アスカ
が次に言い放った言葉は、
「私とも遊んでよ!!」
だった。
つづく
729 :
G3:2006/12/25(月) 23:42:09 ID:???
>>728の訂正 >シンジの家とで、
となっていますが、正しくは 「シンジの家で」 です。申し訳ありません
どうしても何度も書き換えたりしているものですから。すみません
続
>>728 シンジはアスカの唐突な言葉に戸惑う。別にNOと言う気は無いが、自分には
レイがいて、他の女の子と遊ぶと言う事になると、YESとも言いがたい。シンジ
はしばらく黙り込み、結局
「うん!遊ぼう!!」
とOKする。アスカは嬉しそうな顔をして
「じゃぁ、明日は無理でしょ??だから明後日、とりあえずこっちに来なさい!!」
とアスカは強引に決めて、言いたいことだけ言い、
「お休み!!」
と言うと窓をピッシリ閉める。シンジはアスカを呼び止めようとしたが、もう遅かった。
彼女は、部屋の中で大胆不敵な笑みを浮かべ、
「これでシンジは私のもの」
と独り言を言うのであった。
つづく
730 :
G3:2006/12/26(火) 01:52:26 ID:???
続
>>729 その頃、レイは明日に備えて色々準備していた。だが、どうすればシンジと
の距離を一層、縮められるかわからなかった。悩んでいると、彼女の家に訪問
者がやってくる。ミサトと言う若い女性だった。ミサトは、レイの家の隣に住
んでいて、レイの事を妹のように慕っていた。どうやらミサトは、クリスマス
に彼氏(加持)と旅行に行ったようで、その土産を届けにきたようだ。ミサト
はレイが居るかどうかレイの母親に尋ねる。彼女は明日のことで頭がいっぱい
でミサトが来ている事に気が付かないでいた。やがて、母親がレイを呼びに来
た。
「レイ、お客さん」
「何?」
「ミサトさんよ」
その言葉を聞いて、レイは玄関に走っていった。
つづく
731 :
G3:2006/12/26(火) 02:10:46 ID:???
続
>>730 玄関に着くと、そこにはミサトが待っていた。レイを見るなり、
「あら?元気そうじゃない??」
といつものように声をかけてくる。レイは
「は・・・はい・・・・」
と答え、さらにレイは
「あの・・・ちょっと相談に乗って欲しいことがあるんですけど・・・・」
とミサトに持ちかける。当然ミサトは断るはずも無く、
「なぁに??」
と答え、レイの悩みを聞くつもりだ。レイは、ミサトの服の袖を掴んで自分の部屋に
連れて行くと、シンジに告白できた事を報告した。ミサトは
「おめでとぉ〜!!」
と祝福の言葉をかけてくれた。そして、レイは明日の事を相談する。
「私、碇君ともっと仲良くって言うか、その・・・もっと好きになって欲しいって言うか・・・・」
「つまり、もっとシンジ君の好意を釘付けにしたいって事ね???」
「は、はい。私は、私には何が足りない・・・・の・・・・」
「色気!!!」
「え??」
つづく
732 :
G3:2006/12/26(火) 03:15:29 ID:???
>>731 ミサトの爆弾発言に戸惑うレイ。それは本人が一番わかっていたことだが、
どうしてもレイは「色気」というものを出す事に抵抗を感じている。ミサト
はそれを理解していたが、レイにはもっと女として成長して欲しいからあえて
言ったのだ。そして、ミサトがある提案をする。
「いい方法があるわ!」
「何ですか???」
「ネックレスか何か持ってる??」
レイは去年のクリスマスに、自分へのプレゼントでシルバーの十字架が付いた
ネックレスを持っていた事を思い出す。買っても着ける機会が無かったため、
彼女は机の引き出しの奥にしまい込んでいた。
「持ってます!!」
と言い、上から2番目の机の引き出しを開けて、ネックレスを取り出す。すると
ミサトはレイにある方法を伝授するのであった。
つづく
A2センセキター(゚∀゚) G3さんも連投乙です。続き期待してます
734 :
G3:2006/12/26(火) 14:26:20 ID:???
>>733 コメントありがとうございます。期待にこたえられるよう頑張ります!
続
>>732 翌日、レイは覚悟を決めて、ミサトに教えてもらったことをそのまま実践して
みようと思っていた。服も、薄いピンク色のブラウスの上に白いセーターを着て、
下はチェック柄の膝の辺りまであるスカートを履き、ネックレスは昨日ミサトに
言われた通り、少しゆったりめにして首に付けると、ブラウスの中にしまう。
一応、着替えが終わると、姿見を見て、少し不安そうにため息をつく。レイに
とってはこの上ないおしゃれをしたつもりだ。後はシンジが気に入ってくれれば
御の字である。白いコートを着て、母親に出かけてくる事を告げると靴を履いて
外に出る。そして、いつものバス停の向かい側の車線にあるバス停に向かって歩き
出す。バス停に着くと、次のバスが15分後に来るらしい。待ち時間、レイはポシェット
から単行本を取り出し、読書を始める。レイにとって本はシンジの次に好きな存在
なので、いつでも一冊は持っている。
つづく
735 :
G3:2006/12/26(火) 16:23:59 ID:???
続
>>734 15分間はあっという間に過ぎ、バスが到着する。3つ先のバス停なので、
レイは立つ事にした。いつもと反対に流れていく景色を横目に、レイの心
はシンジに会いたいという待ち遠しい気持ちでいっぱいだった。シンジは
バス停にレイを迎えに来ていた。彼もまた、早くレイに会いたいと思って
いた。
やがて、シンジが待つバス停にバスが到着し、レイが降りてくる。
彼女を見つけたシンジは、
「綾波!」
と呼ぶ。それに反応してレイはニッコリ微笑み、手を振ると、シンジの
方へ近づいて来て会話が始まる。
「待った??」
「全然。今来たところ。」
「ごめんね。」
「じゃぁ、行こうか」
そう言うとシンジはレイの手を握り、二人は手を繋いで歩き始める。
つづく
G3さん連投乙、そしてGJ!!
レイとの自宅デート良いですねぇ〜。あぁ・・・オシャレした綾波が見てみたいw
しかしアスカの計画も楽しみですね!彼女はレイとは違う『恋愛に対する不器用さ』が俺には感じ取れます。
だから意地でもシンジを奪い取ってやろうというアスカの『自分勝手だけど純情な気持ち』が痛い程伝わります・・・。
・・・と勝手に解釈してしまいましたが(あ、俺も自分勝手ですねw)
俺にはG3さんの作品にそういうモノを感じましたw
737 :
G3:2006/12/26(火) 18:49:15 ID:???
続
>>735 シンジの家に着くまでの約5分間、レイはずっと顔を赤らめ、シンジの言葉に
ただ「うん。」とうなずくだけであった。決して手を繋いできたシンジに怒って
居るわけではない。ただ純粋に恥ずかしいだけであった。それ以上に嬉しかった。
そうしているうちにシンジの家に着く。シンジは
「ただいま〜。」
と言うと、ユイが出てきて迎えてくれた。レイは
「あっ、あの。お邪魔します・・・」
といつものように恥ずかしがりながら言う。ユイは微笑んで
「こんにちわ!あがって!」
と暖かく迎えてくれた。レイは靴を脱いでシンジの家にあがると、礼儀正しく
靴のつま先の部分を扉の方向へ向けてそろえ、履きやすいようにする。そんな
レイの姿をみてユイは感心した。
「先に2階の僕の部屋に行ってて。お茶持ってくから」
とシンジが言うと、レイはうなずき、階段を上り始める。シンジは階段を上る
レイのスカートの中をずっと下から見ていたが暗くて見えない。健全な若い男性
にとっては仕方の無いことなのかも知れないが、社会的に許される事ではないので、
それを見たユイは
「こら!!」
とシンジを一喝すると、
「後でお茶持って行ってあげるから、一緒に遊んでなさい」
と、自分がレイにお茶を出すと言い張る。シンジは邪魔をされたくなので
自分が持っていくと言うが、結局ユイが持っていく事になった。
つづく
738 :
G3:2006/12/26(火) 19:43:36 ID:???
>>736 どうもコメントありがとうございます。
大学も休みで部活も2月までオフで無いので今のうちに基礎トレーニングの合間
を縫って投下しておきます。始まるとなかなか疲れて連投はできないと思いますので。
続
>>737 シンジは階段を上り、自分の部屋に入るとレイは部屋の真ん中に立っていた。
「まぁ、座りなよ。」
と言ってシンジは自分の机の椅子をレイに貸そうとするが、レイは
「えっと・・・ベットに座っちゃっていい??」
と聞いてくる。別にレイなら座ってもいいかなと思い、シンジは
「うん。どうぞ」
と言う。そして、アスカを警戒してカーテンを閉めて、
「【寝てます。おこさないで】」
と窓に張り紙をしておく。
つづく
739 :
G3:2006/12/26(火) 20:09:41 ID:???
続
>>738 アスカは袋菓子とコーラを手に自分の部屋に入ると両手が塞がっているので
やむを得ずお尻で突いて扉を閉める。アスカは、いつも自分の部屋に入ると真
っ先にシンジの部屋を覗くのだが、寝ているから起すなという張り紙を見て、
頬を膨らませ、少し不機嫌な顔をして
「チェッ!何よ無愛想ね!!あれ?そういえば今日、誰かが来るって言ってなかったっけ?」
と独り言を言う。
そんなことも知らずに、シンジとレイは話をしている。レイはコートを脱ぐのを
忘れていた。シンジはそれに気付き、
「レイ、コート脱いだら??」
と言う。レイは忘れてたと言うような顔をして、コートを脱ぐ。シンジはレイの脱いだ
コートを預かり、ハンガーにかけて吊るしておく。
「ありがとう」
とレイはシンジに言う。シンジは決まり文句のように
「うん。これくらいお安い御用」
と返す。そして、レイの隣に座ると寄りかかる。レイは嬉しそうだが、どこか
照れている。そうしていると、ユイがお茶を持ってくる。シンジは
「置いたら早く出てってよ!!」
とユイを邪険に扱う。
「あら〜いいじゃない。それにしても可愛い女の子ね。どうやって知り合ったの?」
と居座る気だ。
740 :
G3:2006/12/26(火) 20:14:16 ID:???
続
>>739 やはり母親の最後の恋人は自分の息子なのだろう。 だからシンジが女の子と
一緒に居ると気になって仕方が無い。子離れできないユイの心境である。
何とかシンジはユイを追い出すと、レイとの会話を再開 する。レイは昨夜、
ミサトに言われた事を実践してみる。まずはさりげなく、襟を直すふりをして、
ネックレスの鎖の部分をシンジに見せる。シンジが興味を示せば成功だ。シンジ
はレイの首に光っている鎖に興味を持ち、
「それ何??」
と聞いてくる。レイは
「これ??これはネックレスだよ。」
と答える。シンジはレイがアクセサリーを着けている事に興味深々である。
「どんなの??」
「見た・・・い??」
「うん」
「わかった」
いよいよ作戦開始である。
つづく
741 :
G3:2006/12/26(火) 22:02:39 ID:???
続
>>740 レイはかなり緊張してきた。下手をしたらシンジの中の自分を壊してしまうかも
しれない。だが、ミサトがせっかく考えてくれたのにやらないのは失礼ではないか
とも思っていた。レイは覚悟を決めると、一呼吸置き、ブラウスの上から第一ボタン
から第三ボタンまでをはずし、胸を開く。シンジは言葉を失い、レイは顔から火が
出そうなぐらい恥ずかしい気持ちだった。シンジはどっちかと言うと、アクセサリー
より、レイの胸と、隙間から覗いている白いブラに目が行ってしまう。レイは恥ずか
しさをこらえて
「どう??」
と聞く。シンジは反応しない。これで大方成功である。そしてレイは作戦が
80%成功したらミサトにある言葉を言うように言われている。レイは勇気
を振り絞り言ってみる
「ど、どこ見てるの??え、エッチ!!」
と、少し詰りながらも最後まで言う。シンジは慌ててレイから視線をそらすと
顔を赤らめて
「ごめん、そんなつもりじゃぁ。」
その言葉を聞き、レイはクスクスと悪戯をした後の子供のように笑い始める。
つづく
742 :
G3:2006/12/26(火) 23:52:04 ID:???
続
>>741 笑っているレイを見ながら、シンジは彼女の行動に疑問を感じていた。彼女の
性格からしてそんな事をするはずが無い。思い切って、
「ねぇ、さっきの、綾波が自分で考えたの??」
と聞いてみる。レイは笑い止んで、
「違うよ」
と答える。シンジは不機嫌そうな顔をして
「何でそんな事を・・・」
とレイを問い詰める。
「たまにはこういうのもだめ?」
「まぁ、駄目ではないけど、綾波らしくなかったから」
「ごめんなさい」
「もういいから。違う話しようよ!」
とシンジは話題を強制変更する事にした。レイは安心して会話を始める。
シンジは前々から気になっていた、レイの髪の色について尋ねる事にした。
つづく
743 :
G3:2006/12/27(水) 00:18:07 ID:???
続
>>742 「ねぇ。綾波って、どうして髪が水色って言うか、その・・・」
聞いていい事なのかどうかシンジは迷う。
「うん。変でしょ?わたし・・・・」
とレイは少し悲しそうな表情でシンジに問いかける。だがシンジは
「そんな事ない!」
と否定する。そうするとレイは
「碇君、聞いてくれる??碇君になら、碇君にだけ教えてあげるね・・・だから・・・」
シンジはうなずく。レイはシンジに全てを話し始める。彼女は生まれつき髪の色が銀色がかった
水色だった。体の色素そのものが薄く、水色の体毛が生えてくる。原因は不明で、メラニン色素
等に特に異常は見られないとの事だ。親は普通の黒い髪の毛をしているそうだ。そして、髪の事で、
いじめに遭って、一時期は自殺も考えたこともあるらしい。人と上手く話ができないのもいじめのせい
だとか。今でも黒く染めようと思っていると思っているとシンジに話す。だがシンジは、
「え〜。黒く染めちゃうの??勿体無いよこんな綺麗な水色の髪」
と言う。さらに、
「僕はこの髪の綾波だから好きなんだよ。だから染めるなんて、そんな悲しい事言うなよ。」
レイはこの言葉を聞いてシンジへの好意が一層深くなる。こんな言葉をかけてくれた人が過去
にいただろうか?いや、居ない。これまで、この髪を呪って生きてきたが、今日、初めてこの
髪の色で良かったと思うことができた。
「だから、ね!」
と言ってシンジはレイの頭を撫でる。全てを知ったシンジは一生レイを愛し抜こうと心に誓った。
つづく
G3さん乙!!
745 :
G3:2006/12/27(水) 02:01:07 ID:???
続
>>743 レイの目からは涙がこぼれていた。それに気づいたシンジはレイにティッシュ
を差し出す。レイは自分の辛いいじめ経験を話し始める。やがてシンジは我慢
できなくなり、
「もうわかったから」
と言ってレイを優しく抱きしめる。
時間はあっという間に過ぎ、辺りは暗くなり始めていた。レイは明るいうち
に帰宅したいとのことなので、帰りたいらしい。シンジはレイのコートを取ると
レイに渡す。
「今日は、私の愚痴を聞いてもらっただけだね。ごめんね。」
とレイは謝る。
「いいんだよ。じゃぁ、レイの家まで送ってこうか?」
レイは悪いと思い、断ったが、シンジがどうしてもと言うので甘える事に
した。
つづく
もう眠いので今日はこの辺で勘弁して下さい。申し訳ありません。
G3氏乙。
ゆっくり休んで良ネタを投下してくれ
747 :
G3:2006/12/27(水) 16:33:30 ID:???
>>744、
>>746 どうも!頑張ります!!
続
>>745 シンジとレイの家は、バスで15分ほどの所にある。なので、歩いて行けない
距離ではない。二人は少々しんどいが、もっと話したいので歩きで帰る事にした。
シンジの家を出て3分程歩いていると、前からアスカが歩いてくる。今日も彼女
は、袋菓子を一袋空けてしまったので、運動しないと太ると思い、散歩していた。
レイにとってはシンジと二人っきりの時に一番会いたくない人間と遭遇してしまう
「(どうか気付かれませんように!!)」
と願ったが、その願いとは裏腹に、アスカはシンジに気付いて
「あら!?シンジじゃな〜い!」
と気付いて声をかけてくる。シンジもマズいと思って凍りつく。当然アスカは
レイと二人で居る事に気付き、
「ん??何でファーストが??まさか寝てるって・・・・あんた達やってたの?」
と疑ってくる。
「やってないよ」
とシンジが否定するが、アスカはさらに疑って
「ねぇ〜ファースト。どうなの???」
とレイにも尋ねる。レイは首を横に振って否定する。シンジは
「何でレイのことファーストって呼ぶの??」
と逆に話題を逸らそうとする。
「だから、出席簿の一番初めの子だからよ!!前にも言ったでしょ?それよりこれから
どこ行くのよ??」
と、話題を逸らすことはできなかった。
つづく
748 :
G3:2006/12/27(水) 17:12:03 ID:???
続
>>747 シンジは少しムッとして、
「どこでもいいでしょ!!??」
とアスカを突き放すと、アスカは鋭い目をして
「ふ〜ん。やましい事があるのね??」
とまた疑う。レイは我慢できなくなって、
「いっ、碇・・・君は、その、私を送ってってくれるだけだから・・・・」
と言ってしまう。アスカは不機嫌そうに
「あっそ!じゃぁ、シンジ!ファースト送って帰った後でちょっといい??」
とシンジにアポを取る。シンジは
「別に構わないけど・・・・」
とOKする。もし嫌だと言ったら余計に長く、ややこしい事になりそうだと思った
からだ。するとアスカはすっかり機嫌をなおして
「じゃぁ、また後で。」
と笑いながら去っていく。何とか難局を脱したと思ったが、今度はレイが不安そうな
顔をしてシンジを見ている。シンジは慌てて
「大丈夫だよ、綾波。アスカとは何でもないから」
とそういうとレイはさっきの不安そうな表情を消した。どうやらレイはシンジを信頼
ているから、シンジがアスカと遊ぶ事に関しては特に抵抗は無いらしい。
だが、彼女にとって、一つ疑問があった。
「それより、さっき私の事、一回だけ下の名前で呼んでくれたよね??」
「えっと、それは、つまり、ごめん綾波。」
シンジが謝るとレイはまたクスクスと笑い始める。
つづく
G3さん、あんた最高だよッw!
続きが楽しみ!
G3さん乙!レイの作戦もシンジには見破られていましたねww
やっぱレイはレイらしいほうが可愛いのかも・・・
ところで監督はどこに行ったんだろう?
751 :
G3:2006/12/27(水) 21:15:23 ID:???
>>749様
自分には勿体無いお言葉です。まだまだA2センセの足元にも及ばない作品だと思いますが、
精一杯投下しますので、時間があったらまた読んで下さいね。コメントありがとうございます。
>>750様
もコメントありがとうございます。私も監督はどこへ行ったのだろうと思っています。
続
>>748 40分ほど歩いていくと、レイの家の前に到着する。
「ここ。」
とシンジに自分の家の場所を教える。門の前で恥ずかしそうに黙って
しばらく向き合う二人。今回はレイが沈黙を破る。
「場所、覚えてくれた??」
「うん。」
「今度、遊びに来てね。」
「いつにしよう??」
「できるだけ早く。」
「じゃぁ、年明けぐらいにってのはどう?」
「問題ないわ」
「じゃぁ、年明けに。・・・・・・・バイバイ。」
「うん。またね」
そう言うとシンジは帰っていく
つづく
G3さん(*^ー゚)b GJ!
レイの告白後、波乱もなく順調のようですね
今後アスカはどう出るのか?
話は変わりますけどもうそろそろ次スレのこと考えたほうがいいですよね?
512KBだっけ?本来ならまだ余裕なんだろうけど、
G3さんのおかげですぐ埋まりそうな勢いなんで・・・
753 :
G3:2006/12/27(水) 23:03:15 ID:???
続
>>751 無事、レイを送り届けると、シンジは帰っていく。辺りはすっかり暗くなり、
かなり冷え込んできたため、シンジは走った。走っても家まで38分程かかって
しまった。 家に帰ると、ユイが夕食を用意して待っていた。シンジが帰ってくるなり、
「手洗い、うがいをするのよ!!」
といつまでも幼児扱いだ。
「わかってるよ!!」
と、少しうっとうしそうな口調でシンジは答える。今日は、ゲンドウが出張で
居ないので、ユイと二人っきりで食事を取る。シンジは黙々と夕食をとっている。
ユイは沈黙に我慢できなくなり、レイの話を持ち出す。
「今日きた子、かわいいわね。おまけに、今時珍しく礼儀正しいし〜名前何ていうの?」
とユイが聞くと
「母さんには関係ないだろ・・・・」
とシンジは冷たく返す。それでもユイはしつこく聞く。
「いいじゃない。教えてよ」
シンジはあまりにものしつこさに
「綾波レイって言うんだよ・・・」
それを聞いたユイは
「へぇ〜レイちゃんか。そう言えばね、シンジが生まれる時、もし女の子だったら
レイにしようってお父さんと言ってたのよ!!」
と、昔話を始める。 シンジは興味無さそうに流す。
「あの子、お嫁さんに来てくれたら、名前が両方揃う訳ね。」
とユイが爆弾発言をする。シンジは味噌汁を吹き出す。
「何言ってるんだよ!?」
と慌てて言い返すとユイは
「私、男の子も女の子も両方欲しかったの。でもシンジだけしか生まれなかった
でしょ?だから、レイって名前の子も家に居るのが私の夢なの。お母さんの夢、 叶えてね!!」
と半分シンジをからかうつもりで言う。
つづく
754 :
G3:2006/12/27(水) 23:21:49 ID:???
>>752 そうですね。申し訳ありません。旅丸さんが復活する事を前提として考えたら次スレの事を本腰を
入れて考えなければいけませんね。とりあえずタイトルは
「世界の中心でアイを叫んだケモノ 第3章」か「EVA恋愛投下スレ。たぶん3人目だと思うから・・・」
でどうでしょう??
続
>>753 シンジは
「もぉ!!母さんには関係ないだろぉ!?」
と言い、席を立つ。ユイは
「もぉ!お父さんに似て照れ屋で可愛いんだから!!」
と火に油を注ぐようにシンジをからかう。シンジはお茶を一気飲みすると
「ちょっと出かけてくるよ!」
と言う。ユイは
「どこ行くの?」
とシンジに尋ねる。
「隣のアスカの家。遊ぶ約束してるんだ」
と言うと、ユイは
「私は隣のアスカちゃんよりレイちゃんの方がいいなぁ〜」
とまだシンジをからかい続ける。シンジは呆れて
「いい年してなに言ってるんだ・・・・」
と言い残して再び外へ出て行く。
つづく
恋愛という言葉が必ず入っていれば問題は無いと思うよ。
756 :
G3:2006/12/28(木) 00:25:19 ID:???
これが次スレってわかりやすいタイトルがいいなと思います。
続
>>754 シンジはアスカの家の玄関の前に立つと、インターホンを押す。そうすると、
ドタバタと誰かが走る音が聞こえ、扉が開く。扉の中からアスカが顔を出し、
「待ってたわ」
と言うとシンジを招き入れる。
「お邪魔します・・・・」
と言ってシンジは靴を脱いでアスカの家に上がる。人の家の匂いと言うものは
独特で、入った瞬間、異国に来たような気分になるシンジ。アスカの母親である
キョウコが奥から出てきて、シンジを迎えてくれる。アスカは
「邪魔しないでよママ」
とキョウコに言うと、シンジの腕を掴み、二階の自分の部屋に連れて行く。
「さ、入って!!」
とアスカが自室の扉を開け、シンジを誘導する。
つづく
757 :
G3:2006/12/28(木) 01:26:26 ID:???
続
>>756 アスカの部屋に入るシンジ。女の子の部屋に入るのは初めで、違う惑星に来た
ような感じがしたが、慣れれば何の変哲も無いただの部屋だ。
アスカはクローゼットから座布団を取り出し、
「はい!パス!!!」
と言って、フリスビーのようにシンジに投げる。シンジは取り損なって座布団は
壁にぶち当たる。
「下手くそぉ〜!!」
とアスカが言い放つ。シンジは
「ごめん」
とわけも無く謝り、座布団を拾って座る。アスカは座布団をもう一枚取り出す
と、シンジの横に持ってきて座る。アスカはレイとは違い、言葉を詰らせる事
無く話し始める。それは同時にアスカの作戦開始を意味する。アスカはヒカリ
からシンジの情報を得ているため、色々な手を考えてある。まずはレイの事を
話題にする。
「ねぇ〜ファーストとはどうやって知り合ったの??」
とであった経緯から聞いてくる。
「中学1年の時、同じクラスで、僕と読んでた本がたまたま同じで、その本に
ついて話すようになったのがそもそものきっかけ」
とシンジが語る。
つづく
758 :
G3:2006/12/28(木) 01:35:50 ID:???
続
>>757 次にアスカは、
「じゃぁさ、あの子のどこに魅かれてるの???」
と尋ねる。これはどうすればシンジの心を自分に引き付けることができるか
を知るためには、知っておいたほうが得である。
「う〜ん。僕と似てるからかな?」
「あんたと似てる??」
「うん。おとなしいし、人と話すのが苦手って言うか、その・・・・」
「それでどうして好きって事になるのよ??」
「それは、つまり、・・・ う〜ん。言葉では言い表せないかな??」
「そう。」
あまり参考にならなかった。次に、アスカはレイを否定する。
「でもさぁ〜。あの子、ちょっと臭くない?」
「そんな事ないでしょ??」
「いや、絶対臭いわ。」
「どこが??いい匂いするけど。」
「それからちょっと、毛の色おかしくない??」
「それは・・・・どうしてそんな事言うの?綾波は、結構辛い思いしてるんだから!」
シンジはさっきのレイとの会話でレイの辛い経験を聞いてるから少し不機嫌になる。
つづく
759 :
G3:2006/12/28(木) 01:58:43 ID:???
続
>>758 アスカはシンジが機嫌を損ねた事を察し、ひとまず話題を変える事にする。
シンジは結構、人に同情したり、困っている人を見ると放っておけない人間
なので、シンジの関心を引き付けるには、自分の辛い経験を語ると良いとヒ
カリからアドバイスを受けている。だから、今度は自分の話を始める。
今での男性との恋愛や性交経験をアスカは生々しく語り始める。彼女はする事
だけされたら捨てられる、いわゆる「ヤリ逃げ」に幾度も遭っている事を語る。
シンジは真剣に聞いている。やがてシンジは
「酷いねそれは。男は慎重に選んだ方がいいよ。」
と言う。その言葉を聞き、アスカは
「うん。だから、今度は大人しい目の人で、困っている時に話を聞いてくれて、
助けてくれる人がいいの。」
と、シンジと言う人間の性格の特徴を言ってみる。そしてトドメの一発を言い放つ
「あんたみたいなのいいかもしれない・・・・」
と。シンジは
「僕??いや、もっとアスカに相応しい人いるでしょ?それに僕には綾・・・」
と言いかけるが、その先を言わせず、
「好きよ。あんた。」
といきなり告白して、ギュッと抱きついてみる。シンジは戸惑う。アスカはレイとは
全く逆の特徴を持っていた。レイは優しく心地好い匂いがした。だがアスカは誘惑し
自分を取り込もうとする危ないぐらいいい匂いを放っている。シンジは戸惑いながらも
我を失わず。
「ごめん。僕には、綾波が居るから」
と言うと、アスカから優しく離れる。でも次にこう付け加えた。
「でも、いい“友達”にはなれそうな気がするよ。」
と。
完
760 :
G3:2006/12/28(木) 02:09:11 ID:???
第伍話予告
第伍レイもアスカも出てきません。臨床心理士を目指す、マヤが研究論文を
書くため、実験の被験者としてシンジを数日間、長野県に連れ出すというお
話です。
そこで実験二日目にやってくるもう一人の被験者の女の子の・・・・
これ以上はネタバレになりますのでここまで。
スレタイは今のままで
【恋愛投下】世界の中心で愛を叫んだけもの 第参章
でいいと思う。G3さんの後の方の私が(ryは他のスレであった気がする・・・
あと個人的にアイを愛にしてるのがミソだと思う!
ROM禁もといた方いいね。旅丸さんの騒動でROMってるの多いこと判明したし。
あとは職人のプロフをどうするかだと思う
G3さんのは私がついてなかった。
たぶん3人目(ryだったorz
誤爆スマソ
とりあえずG3さん乙。
やはりシンジの本命はレイか…
3を参にしてるのもミソか?
漏れも次のスレタイは今のままで、「第参章」とつければいいと思う。
ちなみにスレタイの流れ
もしアスカとレイがコンビニで働いてたら (うろ覚え)
↓→もしエヴァキャラが○○で働いてたら
【どんな】エヴァ、恋愛投下!【結末?】
↓
【恋愛投下】世界の中心で愛を叫んだけもの 第弐章
あと「ROM専禁止」より「感想書き込み推奨」のほうがいいと思う
次に、職人のプロフで旅丸氏は省くべきか載せるべきか。
書いていいと思うが、一連を知らないやつが質問してくるような書き方はマズイ
最後に「場所をブログに移し執筆中」とか付けるんでいいだろ
でブログどこですか
769 :
G3:2006/12/28(木) 21:56:11 ID:???
>>768 私もグーグルやYahooで探してますが、見つかりません。
次スレの話をされているようなので、投下はもうちょい見送りますね。
このまま本人登場ないなら別にいいんじゃないか。ブログもわからないなら載せる意味ないだろ
>>769 まだ余裕あるから平気だと思うが、容量制限があるからなあ
このペースならあと何レスとか計算できるもんなんだろうか、教えてエロイ人
772 :
G3:2006/12/28(木) 23:11:37 ID:???
よし、決まりだね!
んで次スレは何レス目で立てるの?前回と同じで
>>950あたりか?
たぶん容量がそこまで持たない
800もあやしい・・・と思う
前スレが容量限界で次スレ移行の際、
当然リンクがなかったので、このスレに気付いた時には、
レス数が350くらいだった。
800も怪しいほど容量ないのか?俺には容量の出し方わからないからなんともいえないが
俺も容量の計算方法までは知らないが、前回より容量使ってるのは確かだと思う。
職人さんの熱き大連投wや、観客の感想などの書き込みが他のスレより著しく多いからな、
ここの恋愛スレは(良い意味でw)
旅丸のテロもあったしな。
正しいかわからんが
前スレを全て選択コピー→メモ帳に保存してサイズ確認
で約455KBだった
このスレを同じ方法でやったところ、現時点で447KB
もうすぐ落ちるかもしんない
780 :
G3:2006/12/29(金) 15:53:52 ID:???
では、第伍話は次スレにした方がいいですかね???
先に建てて、あとは書けなくなるまでこっちで、でいんじゃないか
誰かよろ
782 :
G3:2006/12/29(金) 17:56:39 ID:???
えっと、ゲームにしか出てこないキャラ出しても問題ないですか??
山岸マユミとか霧島マナとか??
好きなように書いてくれるのが一番嬉しいですよ
まあ問題あるか無いかだったらあるはずがない
784 :
監督:2006/12/29(金) 21:32:14 ID:???
更新遅れて申し訳ありません。
とりあえず新スレが立ったら続きを再開したいと思います。
786 :
旅 丸:2006/12/30(土) 01:04:09 ID:???
787 :
旅 丸:2006/12/30(土) 01:05:56 ID:???
せめてもの償い。では、職人の皆さん後は頼んだ
で、次スレ建てるのはいいが、このスレ後何レスぐらい持ちそう?オレ的には20は持たないと見た!
当然だがな…
梅
790 :
G3:2006/12/30(土) 02:00:17 ID:???
新しいスレ建ってますね。
一応、第伍話が半分ぐらいまでできたのですが、どっちに投下しましょうか?
参じゃなくて3だぁぁぁぁぁ!!!!!!!
俺は参がよかったのに
ならてめえが立てろよ
てことで
>>786乙! 続き書いたらブログの場所もお願い
あなたも職人の一人ですよっと
>>790 埋まるまでこっちじゃないか。あと100くらい持つ可能性もあるんだし
建て直していいわけ?
むこう書き込まなければdat落ちするし俺旅丸アンチ派だし
君はROMってた方がいいな
うわぁ・・・空気嫁ないのがいるみたいだな。
最後の償いって言ってんだから良いじゃねぇかよ・・・。遠慮なく使わしてもらおうぜ。
参と三の違いでどうのこうの言ってる心の狭い香具師は多分社会に出てからも適合しないよ。
・・・まぁ厨臭いからどうでも良いけどよ
いやもっと根本のところでさ・・・
・・・まぁ(ry
この話は終わり!
さっさと埋めて次スレいこうぜ
んだな、じゃあ暇潰しにたまにはスレ違いかもしれないが雑談でもしようぜ。
G3さん第伍話まだ?
799 :
G3:2006/12/30(土) 16:55:52 ID:???
できたら投下したいのですが、いいでしょうか??
何を躊躇ってるのかわかんないけどカマーン!
801 :
G3:2006/12/30(土) 18:28:35 ID:???
一応投下します。
>>759 第伍話 プロローグ
翌日、シンジはベットに寝そべりながらヘッドフォンで音楽を聴いていた。
外は寒く、暖房をつけずにはいられない。やがてシンジの携帯が鳴る。どうやら
電話がかかってきたようだ。しかもその着信音はレイからのものではなくマヤから
のものだった。シンジは電話を取り、マヤと話す。マヤからの用件は、
「突然で悪いんだけど、研究論文を書かなきゃいけないの。だから、どうしても高校生
ぐらいの子に来て欲しいんだけど、無理?」
とマヤは告げる。
「何をすればいいんですか?」
と、シンジは詳細を尋ねる。マヤからの回答は
「明日から、長野県で泊りがけで実験するんだけど、どう?31日の紅白が
始まる頃には家に帰れると思うけど。」
だった。シンジは親と相談しておくと言い、マヤは夕方にでも電話すると告げ、
電話を切る。電話が切れた後、シンジは慌てて一階へおりていき、ユイに相談
してみる。ユイはこころよくOKしてくれた。その場でシンジはマヤに折り返し
電話をかける。
「あの、OKみたいです。行かせて下さい。」
とシンジが言うとマヤはさぞかし喜んで
「そう!じゃぁ、明日の朝、友達の車で迎えに行くね!」
シンジは一つ質問をしてみる
「あの、綾波も連れて行っても・・・・」
マヤからの回答は
「ごめんなさい・・・一人までなの」
と残念そうに言う。シンジは了解したと事と、明日からお願いしますと告げ、電話を切る。
つづく
802 :
監督:2006/12/30(土) 19:37:41 ID:???
G3さん乙です!新スレになってもお互い頑張っていきましょう。
>>673の続き
しかし、シンジにとって夢のような一時はその日限りのものだった。
学級委員の仕事が少なくなってきたこともあり、翌日からまたシンジはレイと話す機会を失ってしまう。
シンジは時々、前の席のレイを見つめていた。
(いつも、こんなに近くにいるのに…その気になれば、触れることだってできる…なのに…なのにどうして…僕は…前へ進めないんだろう…)
近づきたいのに近づけない…どう接していいのか分からない…。
こみ上げてくる想いとは裏腹に、実際には何もできない自分に、シンジはもどかしさを感じていた。
トウジとカヲルは、ここのところシンジに絡む機会が減っていた。2人ともシンジのことは気になっていたが、自分のことで手一杯だったのだ。
トウジは同じクラスの洞木ヒカリという女の子と親しくなっていた。
前々からよく話していたのはシンジも知っていたが、最近はどうも2人きりで下校してるようだ。
シンジはトウジに何度か問うてみたが、トウジはいつも返事をうやむやにしていた。
だが、2人の仲は誰が見ても明らかだったので、クラスでは噂になっていた。
803 :
監督:
>>802の続き
一方カヲルは、D組に転校してきた女の子に熱を入れているようだ。
その転校生の評判はシンジのクラスにも広まっていた。
名前は惣流・アスカ・ラングレー。ドイツからやって来たらしい。
シンジはちらっとしか見たことは無かったが、赤み掛かった髪にすらっとしたスタイルの、中学生とは思えないほど大人っぽい女の子という印象を持っていた。
夏休みまで1ヶ月を切ったある日の放課後。シンジはひとり、自宅への道を歩いていた。
その時、向こうからカヲルが歩いてくるのが見えた。
シンジは手を挙げ声をかけようとしたが、挙げかけた手をとっさに引っ込めた。
カヲルの横には女の子がいたのだ。2人は楽しそうに話しながら、こちらへと歩いてくる。
(あの子…確かD組の転校生の…)
シンジはカヲルの邪魔をしてはいけないと思い、物陰に身を隠した。だが、一瞬早くカヲルに気づかれてしまった。
「シンジ君!どうしたの?なぜこんなところに隠れてるんだい?」
「えっ!いや…」
シンジは諦めてカヲルの前に出た。
カヲルの横にいるのは、やはりアスカだった。アスカは少し照れくさそうに、カヲルの陰に隠れているようだ。