ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α11

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1名無しさん@ピンキー
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スレタイの通り、ロボットやアンドロイド燃え・萌えを語りましょう。

《前スレ》

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α10
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1285775886/

《過去スレ》

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1004855813/

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078822739/

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138366962/

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150463153/

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164199888/

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187951829/

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α7
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196249405/

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219502527/

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1247619319/
2名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 10:24:15.57 ID:f4NlQzAW
関連スレ

《半角二次元板》
[有機]美少女アンドロイド:18号機[無機]
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1320732556/

無機質ロボット娘総合スレ 12
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1292742948/

《エロパロ、文書創作板》
【妖怪】人間以外の女の子とのお話29【幽霊】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308262517/

【強制】サイボーグ娘!SSスレ 第2章【任意】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1252021836/

《801板》
ロボット・メカ・サイボーグに萌えるスレpart2
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/801/1254620283/
3名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 10:34:57.19 ID:f4NlQzAW
《エロAA板》
ロボット・アンドロイドAAスレッド
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/eroaa/1278939985/

外部サイトへのリンクが張れない状態なのでひとまずここまで
次スレは>>950もしくは容量次第(今回は残り5%=25KBを切った時点で立てた)
4名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 11:58:54.12 ID:/h49Uv0M
……>>1乙です、マスター。
5名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 08:22:39.79 ID:pRjvwPjZ
そう言えば、少年サンデーの「はじめてのあく」に
ロボ娘を抹消プログラムから救う話が出てきたのだが。
あれはあれで、萌える設定(漫画らしい表現)だとは思わないかい?
6名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 14:29:03.02 ID:2ZbNISTF
さんでぇ?
昨日、だいたい水曜日毎週、販売されたモノ?
乙型ね。確かに良く作ったと思う。
15年以上前に、優秀な頭脳を。

なにせ。形や行動などは現時点までの技術を使えば成り立ちそうな気はするが、優秀な頭脳は、かなり難しいと思うし。
7名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 16:09:02.78 ID:STxssCIA
萌え
まあ、あなたの萌えを書くことは悪い訳ではないけどね。
だけど、私の「萌え」と違う部分に萌えてる事は、確か。

私は、外側から見えたり、感じたり、に萌えてるが、
あなたたちは、メカニズムとか仕組みに萌えてるのですね。多分
8名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 16:18:07.30 ID:QflYaEIJ
そのひとりでやりとりするのやめて恐いから><
9名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 20:40:01.69 ID:SgWgUM/Y
別々の人だと思いますが?
ロリがあればokなss
に、この後何か書いてますよ。

相手にしたら、居座ると思います。
徹底的に、書いて無い事にしたな方が良いのではないでしょうか?
10名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 21:21:18.34 ID:i34Os4QI
萌えと言うのは人それぞれに感性があるので、
あなたの「萌え」と私の「萌え」は違うと思います。
それは、確か。
8さんにも自分の「萌え」があるんではないでしょうか。

日曜ではなく水曜日に発売されるモノなのにさんでぇとはいかに?
乙型頭脳?
でも、ディズニーランドのプログラムされた通りの動作をする人形でも、
人間が裏でマスタースレーヴ式でコントロールしているだけの人形でも、
ロボットはプログラムした人なり、
操作している人の意思を具現化しているだけの存在にすぎない。
機械的動作が介在するそこに「萌え」を感じることは確か。
11名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 21:28:56.41 ID:TbOFKdnr
だから、そういうあなたたちを、私は、メカニズムとか仕組みに萌えているというのです。
それは単に道具の延長に過ぎない。
自ら判断しているわけではない。
いわば、人間型の出力デヴァイスにすぎない
12名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 23:12:42.02 ID:PeFVgKAd
やっぱ永久追放で正解だわ、ロボ作さん
13名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 01:30:34.07 ID:0zI9EM+U
ロボ作さん?なんのことですか?
私は違いますよ。

スレタイがロボット、アンドロイド萌えを語るスレなのに
>>1
にも、
スレタイの通り、ロボットやアンドロイド燃え・萌えを語りましょう。
と書いてあるのに
いざ「萌え」を語ったら永久追放されるのですか?
14名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 01:39:42.86 ID:6LoPYUXq
一人で垂れ流して自己レスで完全に自己完結してるようなのはスレじゃなくてブログにでも書いてろ
ひたすらID変えてもバレてるから
15名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 01:58:31.38 ID:wujmxWdv
文体に癖がありすぎてなあ
隠そうともしないのも不思議だが

まあ、ほどほどなら文句言うつもりはないけど
ここがエロパロ板(創作板)だってのは
多少は理解してほしいところかな
16名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 03:02:38.56 ID:RhF14mcb
しかし、スレが伸びてるとおもったら、荒れてるなぁ
俺はただ、SS作家さんたちの作品の続きを読みたいだけなんだが・・・
17名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 11:14:46.02 ID:GMGyW6G2
前スレんときはこれくらいいいんじゃね、とか思って擁護したがやっぱ
おかしいわ、この人。
18名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 14:16:26.00 ID:nhrnkzwE
最後は素直に詫びていた叩きの人の方がまともだわ
相手が謝ってるのに、ID変えてしつこく恨み節を漏らしていたロボ作り氏の方が陰湿
最初からこんな展開じゃ、もう書き手の人は来てくれないかな
19名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 14:58:45.25 ID:v8sdPRIp
まあ擁護は全部本人認定していたあの人もアレだけど。書き手は
根気よく待つんだ。来てくれれば喜んで、そうでないときは萌え
雑談すればよし。

ロボ作さんはもう来なくていいけど。
20あは〜ん:あは〜ん ID:DELETED
あは〜ん
21名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 20:32:29.74 ID:nhrnkzwE
ロボ作さん、どこに行っても嫌われ者になっちゃうんだなあ
ここにSS投下したら、逆恨みしてメタクソに叩きまくるのかなあ
22名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 22:04:35.65 ID:Qfutecqt
>>20
あーそうそう、どっかで似たようなヤツ見たと思ったんだよ俺も。
どうしても一昨日から思い出せなくてさ……すっきりした。感謝。
23名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 23:11:45.08 ID:GMGyW6G2
高田はさすがに真性すぎるから一緒にすると可愛そうかなあと思った。
今のツイッターとか精神病患者の日記みたいになってるし。
…俺も思い出したんだけどねw
24名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 00:20:36.59 ID:Sp6Jx30u
言われて、奴のツイッターみてみたよ・・・見るんじゃなかったwwww
公園の地名とか実名で出してるし、子供連れの父親に変態発言を叫ぶ常習犯。逮捕は時間の問題か
奴が勝手に逮捕されるのはいいが、ロボット、アンドロイド萌えなだけで同類に見られるのやだね。
てか、他人の車のナンバー、さらしてるよ・・・やっちまったな・・・

以下、何事もなかったようにどうぞ!
25名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 02:47:18.79 ID:zxgubblX
陽だまりの詩の主人公がドツボ
26名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 11:43:18.62 ID:zvBCfnWx
充電型でなく、飲食物で動くのが良いな。
電気無くても働くのが。
27名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 15:15:13.74 ID:Sp6Jx30u
世の中には燃料改質型燃料電池というのがあってな
喰い物から発電して動けるかもしれない。
砂糖を主食とするロボ娘なんか、醗酵途中の秘酒をそっと飲ませてくれたり、その設定ならではの萌えもあるかもしれん

ガストロロボットなんてものもあるが、大型化してロボ娘のボディに実装すれば夢がひろがりんぐ
エコボットUみたいに改良されていけば、飲食物でもうごけるだろう。
28名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 15:32:40.81 ID:BskcngjO
生体の体細胞のかわりにナノマシン飼っときゃ動力にしてくれるだろうよ。SF風与太話だったらこれでおk。
29名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 16:41:18.98 ID:4/AiIvT/
カーボンセラミックス製の骨格とか核融合エンジンとか
実在する素材や技術を採用しつつ、機能や性能・効率は常識はずれ
SF=サイエンスでかつフィクションってのはそういうことだろ
30名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 18:44:00.73 ID:Sp6Jx30u
うん、実在する素材が元なら、リアリティがあっていいけど、実在しない(あるいは開発途中)技術でも夢があっておもしろいとおもうよ。

燃料電池からの純水派というのもありだ
摂取した飲食物の余剰水分派(いちご味とかしたらおもしろいだろうな)
このタイプで、「野菜ジュースくれ」と頼んだら、野菜をいきなり食べ始めて、生成した野菜ジュースを直接飲ませてくれたりとかも楽しめる
寝る前は水分を控えるようにと、オーナーに注意されたにも関わらず、ジュースを一杯飲んで翌朝、半泣きになりながら布団を干すロボ娘とか
どちらも俺は好きだぞ
31名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 19:55:28.73 ID:4/AiIvT/
>>30
うん、それも同感
ツッコミたかったのは、柳田理科男的な批判精神のほう
32名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 20:03:52.06 ID:bIDodRJU
『スワロウテイル人工少女販売処』の人工妖精とかこのスレ的にどうなんだろうな。
冷却用の翅があるのと、死ねば蝶に分解するのと、少女の姿で製造されて不老で、思考に原則によるロックがかかってる以外は人間と変わらない。
ある伝染病のせいで人間の男女が隔離されるようになった未来で、男と添い遂げるためだけに生まれる存在。

セクサロイド萌えってあるよなやはり。
33名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 20:06:02.39 ID:AX6x8/g1
モノポールやらタキオンやらの謎技術でエネルギー問題解決したって
物食べられるようにする必要があるのかってってなりがちだけど
「折角料理作ってもらったのに一緒に食べられないのやっぱ寂しいじゃん!」
と思った開発者が「スキン部分の組織維持に必要なメンテナンス方法の1つ」とか
適当な建前つけて実装した念願の機能って事にすればアタックチャンス
34名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 20:16:31.43 ID:BskcngjO
ロボットがロボットをデザインする世界で、創造主とその文化への憧憬からメシもくえばウンコもする無駄機能搭載ってのは
ありだと思うわ。人間が無駄だからやめれって言っても駄々こねて頑なに人間を模倣するロボット達。ちょっと萌えね?
35雲流れる果てに…13 ◆lK4rtSVAfk :2012/03/11(日) 23:26:56.40 ID:zZA9GCzo
 食卓に並んでいるのは、炒めたウィンナーに目玉焼き、それにバターを薄く塗ったトーストとホットコーヒー。
 これが今日の朝食である。
 全部相棒のシズカが作ったものであり、ようやくここまで成長してくれたかと軽く感動してしまった。

 シズカは警視庁が採用した初のバトルドロイドで、要人警護用に作られたウーシュ0033型の一体である。
 ウーシュタイプの主任務は官邸で一人暮らしする要人の警護であるが、ハウスキーパーとしての能力をも兼備している。
 独り身の男にとっては、何かと便利な造りになっているのだ。

 ところがうちのシズカときたら、メイドとしての機能が完全に欠落している。
 警視庁が彼女を導入する際、警察官として不必要なソフトを全て削除したというのが専らの噂だ。
 充分にあり得る話だ。
 なにせ仕事用のパソコンを貸与するにあたり、わざわざプレインストールのゲームソフトを削除してくれるような組織だし。
 市民の目を怖れる余り、上層部が余計なことをしてくれるから、運用する側にしわ寄せが掛かってくるのだ。
 戦闘以外は何も知らないシズカをここまで仕込むのに、どれだけの苦労をしたことか。
 ともかく、今日で味気ないコンビニのモーニングセットとはサヨナラできる。

「いっただきまぁ〜す」
 コーヒーを啜ってみると、注文通りの濃さに仕上がっている。
 ちゃんと事前の蒸らしを充分に行ってくれたな。
「ふぅ〜ん。一応まともじゃないの」
 もう一人の同居人であるサトコも好意的な評価を下してくれた。

 サトコは僕の養家の近所に住んでいた女の子で、いわゆる幼馴染みという奴である。
 僕が警視庁に入るのと同時に彼女も上京し、今はミッション系大学に通う敬虔なカトリック教徒だ。
 神の使いである彼女が褒めるのだから、嘘とかお世辞ではないのだろう。

「クローの指示に従っただけ……それより……早く食べないと……遅刻……」
 ああ、そうだった。
 今日は朝一番に都庁に出向き、都知事の白河法子と会わなければならないのだ。
 あの女都知事に関わってロクなことになった例しはないが、すっぽかすわけにもいかない。
 それに都知事の可愛いSP、ナースのジョオ・ウィッチに会えるかも知れないし。
 ニヤニヤしそうになるのをこらえ、朝食を平らげにかかる。
 サトコもシズカもテレビを見ながら黙々とトーストを囓っている。
 ここでふと疑問が生じた。

「あのさ、シズカ。君って普通に飲み食いしてるけど、それってどうなるの?」
 シズカには最高機密とされる動力源が内蔵されており、それで活動に必要なエネルギーを賄っている。
 また、装甲に貼られた生体組織を維持するために、活性酵素を補給しなければならないことも知っている。
 しかし、それ以外に栄養素を摂取する必要などないはずなのだが。
 まさかとは思うが、単にお付き合いってわけじゃないよな。
36雲流れる果てに…13 ◆lK4rtSVAfk :2012/03/11(日) 23:27:36.30 ID:zZA9GCzo
「……知りたい?」
 家長として一応聞いておこう。
 意味のない出費でエンゲル係数を上げ、家計が逼迫するのは困るからな。
「摂取した食物は……体内で分解の後……濃縮を経て……安定のため乳化される……」
「ほう、それで?」
「それは……シズカの胸部タンクに貯蔵され……いざという時には……甘くて栄養タップリの……非常食になる……」
 シズカはそう呟くや、衣服越しでも分かるメロンサイズの乳房を両手でグイッと持ち上げた。

「ブッ……」
 は、鼻血が。
 今すぐ2人で富士の樹海に行こう。
 もちろん、遭難するために。
 なんて考えていたら──。
「……ウソ……信じた……?」
 ゲッ、この糞ロボット、はめやがったな。
 いつの間にウソをつく機能なんか習得したんだ。

「糞はあなたでしょう。何みっともないバカ面を晒しているのです」
 一部始終を見ていたサトコがせせら笑った。
「どうせ八甲田山にでも行こうとか、くだらないこと考えていたのでしょう?」
 す、鋭すぎる。
 さすがは幼馴染み。
「それほど遭難したいのなら、希望の場所を申し出なさい」
 えっ?
「月くらいまでの距離なら、お望みの場所までぶっ飛ばしてあげますから。もちろんあなた一人でね」
 サトコの目が聖職者とは思えない鋭さになっていた。
 やばくなってきたから直ぐに出勤することにする。
 せっかく美味しいコーヒーをゆっくり楽しもうと思っていたのに。
 しかし命あっての物種、畑あっての芋種だもの。



 寮から都庁のある副都心まではアッと言う間の距離だった。
 愛機ベンKCを駐車場にぶち込み、知事室のある7階までエレベーターで上がる。
 意外に低い階に知事室があるのは、防犯および防災に対する備えであるという。
 都庁の本庁舎は地上80階、地下10階の堂々たる構えだ。
 白河法子はこの高層ビル建設の落札を担保として、巨大ゼネコンをグループごと味方に引き込んだと聞く。
 自分が当選したら庁舎を新調するから、その時は悪いようにしないってわけだ。
 それがタチの悪い都市伝説じゃないとすれば、現都政はスタート時からして癒着体質全開だったことになる。
 真偽はともかく、白河法子は選挙戦を制し、知事室でふんぞり返る身分となっている。

 7階に着くと、直ぐにセキュリティルームでのチェックを受ける。
 僕は出勤前なので丸腰だが、歩く武器庫であるシズカはきっちりシステムに引っ掛かった。
 アラームと共に前方のドアがロックされ、先に進めなくなる。
 本来なら専用ボックスに銃器を収納すればロックは解除されるが、シズカの場合はそうもいかない。
 ウーシュタイプの強力な火器は全て内蔵式だから。
「仕方がないな。君はロビーで待っててくれ」
 僕はシズカにそう命じながら、内心でほくそ笑んでいた。
 なかなかに気の利いたシステムだ。
 お陰で邪魔されずにナースのジョオ・ウィッチに接近できる。
 上手く行くと親しくなれるかも。
37雲流れる果てに…13 ◆lK4rtSVAfk :2012/03/11(日) 23:28:12.48 ID:zZA9GCzo
 シズカは不信感ありありの目で僕を見ていたが、意を決したように固く閉ざされたドアの隙間に両手の指先を突っ込んだ。
 そして強引にロックを引きちぎる。
 バチッと火花が散ったかと思うと、分厚いセキュリティドアが左右に開いた。
「これで……問題ない……」
 シズカは呆気に取られた僕を置いて、先に知事室へと入っていった。

「困ります。こんなことなさらなくとも、お二人を通すよう申しつかっておりましたのに」
 気の強そうな秘書がキンキン声で抗議してくる。
「こんなセキュリティじゃ……元々意味がない……」
 ダメな機械は壊れて当然、とシズカは一向に悪びれない。
 まあ、確かに彼女がテロリストじゃなくてよかったのは事実だ。
「クロード主任、シズカさん」
 名を呼ばれて振り返ると、次の間からミニの白衣を着たナースが出てくるところだった。

 都知事の専属SP、ジョオ・ウィッチ巡査長だ。
 警備部警護3係から派遣されているサイボーグで、射撃の腕前は超絶ものだという。
 嘘か誠か、超遠距離射撃時には人工衛星を照準器に用い、高々度をマッハで飛ぶ戦闘機すら3機に2機は墜とせるらしい。

「やあ、この前はありがとう。いつぞやの狙撃はあなたでしょう?」
 これは先日行われた宮家島レースの時のお礼だ。
 彼女が逃げ切りかけたロボットカーを狙撃してくれたお陰で、僕たちはレースに優勝できた。
 時速600キロで突っ走るエアカーのサイドミラーを吹っ飛ばした腕前は、まさに神業と言い切れる。
 僕が褒めても、ジョオ・ウィッチはニコニコ笑っているだけで返事もしなかった。
 さすがは警備部、秘密任務については口が堅い。
 このSPがついている限り、白河都知事のセキュリティは万全だろう。

「それが、もうすぐ任期が切れるんです。名残惜しいのですが」
 SPの任期は長くても1年以内だという。
 これは警護員が対象に特別な感情移入をしないように、との配慮から来る規則らしい。
 彼女は飛び切り優秀らしいから、後任の警護員はさぞかし苦労することだろう。
「都知事の警護が終了したら人事異動ですの。次は特機隊でも希望しようかしら」
 そいつはありがたい。
 可愛い女の子は大歓迎だし、彼女をバックアップにつけたら怖いものなしだ。

「要らない……間に合ってる……わ……」
 シズカは不機嫌そうに呟き、自分こそが特機隊の主演女優だと言わんばかりに身を反らした。
 ほんと、シズカってサトコには遠慮するけど、他の女の子に対しては容赦しないな。
 やっぱり「サトコは本妻」ってイメージがインプットされてるんだろうか。
 手も握らせてくれない本妻なんてのはどうかと思うが。
「そ、それじゃ、都知事がお待ちですから」
 ジョオ・ウィッチは取り繕ったような笑顔で、僕たちを知事室にいざなった。

「あら、クローちゃん。朝早くから悪いわねぇ」
 局アナ上がりの都知事が、満面の笑みを浮かべて僕を歓迎してくれた。
 その笑顔が僕に精神的緊張を強いる。
 この人がニコニコしている時は、大概よからぬことを企んでいるのだ。
 第一期ロボコップ計画と称し、僕にシズカを押し付けてきたのもこの女性だ。
 宮家島カジノ化計画では、ティラーノ駆逐の尖兵として扱き使ってくれた。
 タレ目でバカっぽい笑みを浮かべていても、頭蓋骨の中に詰まってる東大首席卒業という一級品の脳みそは侮れない。
 今度はどんな無理難題を押し付けようとしているのか。
38雲流れる果てに…13 ◆lK4rtSVAfk :2012/03/11(日) 23:28:50.37 ID:zZA9GCzo
「嫌ぁねぇ、そんな怖い顔しないでよ。あたしとクローちゃんの仲じゃない」
 シズカがピクリと反応し、僕の顔をジッと見詰めてきた。
 明らかに僕と都知事がどんな仲なのか疑っている。
 ポリグラフの如く、僕の体表温度や心拍数の変化を計測しているのだ。
「で、今日はどんな用件で呼ばれたのでしょう。僕もなにかと忙しいんですが」
 僕の声は恐怖のせいで、ちょっとだけうわずっていた。
 シズカが直接僕に暴力を振るうことはないが、最近はサトコに言いつけるという汚い手を覚えた。
 逆上したサトコにこっぴどくやられる僕を、シズカは満足そうに見ているのだ。

「今度のはわりかし簡単よ」
 僕の心中など察しようともせず、女都知事はエヘッと笑ってウインクする。
 何度も言うが、警視庁職員の僕は都知事から直接命令を受ける立場にない。
 彼女には僕に対する命令権などないのだ。
 それにも関わらず、都知事はいつも当たり前のように面倒な任務を突き付けてくる。

「今度のミッションはね、あたしの暗殺なの」
 えっ?
 頭の中が白くなり、相手が何を言っているのか分からなくなった。
 都知事を暗殺しろだって?
 聴覚に異常がなければ確かにそう聞こえた。
 確かにそう言った知事は、相変わらずニコニコ笑っている。
 棒立ちになった僕が次に動いたのは、シズカが黙って右手を前に突き出した時であった。
「止めろっ」
 次の瞬間、僕はシズカを止めるため、ジョオ・ウィッチは都知事を庇おうと、それぞれ相手に飛び掛かっていた。

「命令だし……さっさとこなして……帰ればいいのに……」
 シズカは不服そうに吐き捨てたが、しぶしぶ速射破壊銃の銃身を収めた。
 言葉を額面通りに取りすぎだ。
 第一、たとえ命令でもロボット3原則に違反する行為だろうに。
 まあそう考えると、小芝居でも演じたつもりなんだろうけど。
 けど、バトルドロイドの君がやると冗談に思えないでしょうが。
「こっわぁ〜、ジョークも通用しないのぉ?」
 ジョオ・ウィッチの肩口から、青くなった都知事の顔が覗いた。
「いや、今のがシズカ一流のジョークなんですよ。ハ、ハハハ」
「ホ……ホホホホホホ……でも、ちょっとだけシュール過ぎやしない?」
 しばらく乾いた笑いが続いた後、ようやく本題に入ることができた。


「……で、湾内に国籍不明の小型機が墜落したのが、先週の嵐の夜なのよ。その中から出てきたのが2人の
いいえ、1つの死体と1個のロボットの残骸だったってわけ。死体には身元を明かす資料は何もなかったわ」
 不審に思った所轄署は、そのロボットの残骸を科捜研に持ち込んで徹底的に調査をしたという。
 結果、死体の正体が判明した。
 彼は世界的に有名な殺し屋だったのだ。
 通称「マリオネット」と呼ばれる凄腕のプロで、壊れたロボットは彼が仕事に用いる暗殺兵器だったのだ。
 外事課の情報によれば、マリオネットは国際警察が付けた通称コードで、顔も本名も知られていない伝説的な存在らしい。
39雲流れる果てに…13 ◆lK4rtSVAfk :2012/03/11(日) 23:29:24.84 ID:zZA9GCzo
「その殺し屋が何をしに我が帝都に?」
 観光ってわけでもなさそうだし。
「まあ、ビジネスでしょうね。普通に考えて」
 女都知事は他人事のように言ってのけたが、狙いが誰なのかは明らかである。
 彼女を亡き者にしようとする何者かが、マリオを送り込んできたってことだろう。
 しかし一体誰がそんな企みを。
「一杯いすぎて訳分かんないくらいね。何となく見当はついてるけどぉ」
 怖いもの知らずの都知事はクスクスと笑い声を立てる。
「でね、ロボットの記憶回路を調べたところ、マリオは明日の正午に伊豆で雇用主と落ち合う予定になってたみたいなの」
 なるほど、読めてきた。
 僕をマリオに仕立て上げ、黒幕が誰か探ってこいってことか。
 あわよくば、その場で逮捕して自分の政敵を葬り去ろうってわけだな。

 軽くお断りだ。
 なんで僕がそんな危ない橋を渡らにゃならんのだ。
 それに伊豆は警視庁の管轄じゃないし。
「お願いっ。クローちゃんしか適任者がいないのよぉ」
「ナショーカ警視正に頼めばいいじゃないですか。彼だって人形遣いでしょうに」
 人形っぽいってのならトモエの方がシズカより適任だ。
 なんてったってゴスロリファッションだ。
 それにちっちゃくて、見た目には可愛らしいし。
 中身はちょっとアレだけど。
「ナショーカはダメッ。絶対に」
「何故です?」
 ここで都知事は人の悪そうな笑顔になった。

「マリオは顔も名前も不明っていう謎の殺し屋だけど、一つだけよく知られている性癖があるの」
 なんですか、それは。
「それはね……彼って、女装マニアのナルシストらしいのよ」
 なんだ、それは。
 言うに事欠いて女装癖があるだと。
「ナショーカにできると思う? 女装」
 彼はいい男だが、造りがワイルドすぎる。
 確かに女装マニアってのは無理があるかもしれない。
「その点、クローちゃんなら体格的にも問題ないしぃ」

 待て待て、絶対にお断りだ。
 僕にそんな癖はないし、死んだ養父や義理の兄妹たちにも顔向けできない。
 だいたい、こんな容姿だからこそ、僕は人一倍男らしくありたいんだ。
 シズカの言うとおりさっさと帰るべきだ。
 と思っていたら──。
「了解した……つまらないと思っていたけど……急に興味が湧いて……きた……」
 見るとシズカはほくそ笑んでいた。

 なんて奴だ、この裏切り者。
「さすがはシズカちゃん。分かってるぅ」
「正義のなんたるかを……世に知らしめる……いい機会……」
 絶対に嘘だ。
 困って狼狽えてる僕を見て楽しもうって魂胆だろう。
 とにかく絶対にお断りだ。
 しかし、女都知事は辛辣な言葉で僕の退路を断ちにかかった。
40雲流れる果てに…13 ◆lK4rtSVAfk :2012/03/11(日) 23:29:59.35 ID:zZA9GCzo
「あれぇ、クローちゃん。コリーンにたぶらかされて、ティラーノに与したって噂はホントだったんだぁ?」
 ゲッ、そんなことまで知ってるのか。
 いや、別にティラーノに荷担したつもりはないが、知事の不正を暴こうとしたのは事実だ。
 あのまま行けば確かに知事は失脚してたかも知れないけど、僕は警察官としての職務を果たそうとしたにすぎない。

 しかし、なんて女だ。
 僕の裏切りとも言える行いを知りつつ、ずっとニコニコ笑っていたのだ。
 普通なら口封じとばかり粛清にかかるところを、「一個貸しね」くらいにしか思っていないのか。
 ダメだ、敵に回すには恐ろしすぎる。

「あなたはそこまでして世界政府の主席になりたいんですか」
 その皮肉が精一杯の反撃だった。
 なのに、都知事はそれすら一蹴してくれた。
「あらっ、あたしそんなモノになんかなりたくないわよ」
 知事はそう言ってクスクスと笑う。
 何なんだこの人は。
 まさかWG主席すら背後から仕切る、あの役職を狙っているというのか。
 西暦858年、ローマのヨハンナより絶えて久しい女教皇の座を。
 この時、僕は背筋を寒気が駆け抜けるのを感じていた。



「何を悩んでいる……の……何も問題ない……」
 警視庁へ向かう途上、タンデムシートからシズカが話し掛けてきた。
 僕が悩んでるかだって?
 当たり前だろう、僕は殺し屋に成り済まして雇い主に会いに行かなきゃならないんだぞ。
 しかも女装なんておぞましいことまでして。
 偽物だってばれたらどんな目にあわされるか。

「別に恥ずかしくない……古くはヤマトタケルやアキレウスも……勇者はピンチを……女装で切り抜けてる……」
「なんだって?」
「ノブナガだって……若い頃は……女装が……趣味だった……」
 君はつまらないことばかり、実によく知ってるな。
 しかし、ヤマトタケルやアキレウスとは、まるっきり事情が違う。
 彼らは降り掛かってきたピンチを女装で切り抜けたんだ。
 僕の場合は、わざわざ女装して望まぬピンチに遭いにいくんだ。
 両者の間には埋めがたい開きがあるだろうに。

「心配ない……クローにはシズカが……ついている……」
 だったら僕が女装しなくて済むよう、何とかしてもらいたい。
 だいたい、他人が困っているのを面白がるのはよくない趣味だぞ。
「君には元々Sの気があると思っていたけど、やっぱりだったか」
 長い溜息を漏らしながらバックミラーを覗くと、シズカの怒ったような顔が見えた。
「シズカはSじゃない……ドSだから……」
 不満そうにシズカが呟いた。
 ああ、これはもう女装から逃れられそうにない。
 周りの者から好奇の目で見られ、変態あつかいされてしまうのだ。

 僕は自己嫌悪にドップリ浸りながら、ベンKCのスロットルを開いた。
41名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 23:31:25.79 ID:zZA9GCzo
投下終了です
42名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 23:38:31.28 ID:OxAkGoey
相変わらず乙
シズカ怪力可愛い
43名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 13:01:51.19 ID:CNpttTEi
スレがこんな時だから投下は本当にうれしいです!
ありがとう、そしてGJ
44名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 13:45:06.58 ID:NU2Jt4Kj
駅にルンバの広告看板があったんだけど、面白いな
「僕にも部屋を掃除してくれる子ができたんだ。今度紹介するね、母さん」(うろ覚え
45名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 15:29:44.24 ID:WWblCtjF
いつもの流れかと思ってたらシズカちゃんキテタァー

他の書き手さんも戻ってきて欲しいよ
46名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 18:25:32.88 ID:TH2oYvWg
AIのバックアップ作ろうとして生成されたロボ娘(2)が勝手に稼動しちゃって
「気が付いたらボディのリンク切断されてサーバーに閉じ込められてたでござる」
などとネガって引き篭もるので不憫に思った元のロボ娘(1)が時々入れ替わって
マスターとキャッキャウフフさせてたら流石に微妙な齟齬から気付かれてドロドロ
バックアップとり直して片方消そうとしたら更にドロドロ

とかいう電波を受信したけどSSにする体力が無い
47名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 14:59:56.28 ID:HGmLq8pm
期待保守・・・いたしますの
そして休養して体力が回復したら46さんがSSをかいてくれるとも期待
48名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 01:18:40.50 ID:BVn+SmJ6
クノン…
49名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 11:38:46.26 ID:xzkhbd6+
このスレに、まだロボットが一般的になっていない世界観を持ち込んで良いですか?

やっと、一般家庭向けの人間型が販売され始めた位の時期くらいかな?。
50名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 14:02:01.70 ID:oCa4hmaQ
どぞー
51名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 01:39:03.94 ID:O5FDZVmK
過去には江戸時代付近を背景にした作品もあった。多分大丈夫だ。
52名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 16:06:45.79 ID:ePyTJZV6
禁止はされていない様子なので、何か投下してみます。
気長にしていて下さいな。
53名無しさん@ピンキー:2012/03/30(金) 16:49:55.58 ID:VEANn65m
承り
54名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 10:04:32.14 ID:rNkYExPQ
保守
55名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 19:33:07.24 ID:8CY6VfBh
保守がてら、ヤングガンガンに連載されてる、岩原裕二のディメンションW
という作品なんだが、ヒロインの女の子のメカっぷりがなかなか良いと思う
のだけれど見てる人っているかしらん? 特に今号の壊れ表現がツボだった。
56名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 22:07:43.19 ID:Pr/eq787
見たいんだけど、近くにヤングガンガン置いてない・・・
そういえば今度コミックス第1巻が出るね
57名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 23:39:46.56 ID:KXmk1Gn/
読んではいるが飛び飛びなので、コミックス待ち。
今回はいい描写という話なので読みたいんだが、同じく近くにおいてない・・・。
58名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 02:02:20.57 ID:4ceuSzc4
http://www.bmcaxis.jp/
こんなのあったんだ。
59名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 01:39:59.01 ID:FDV/Azwn
>>58
あくしずは基本的にグラビアやカットが漫画絵になっただけの兵器メイン軍事雑誌なので、直接的なロボ娘的な描写はほぼ無いな。
たまにキャプションとシチュで妄想すればそう取れなくも無い事(稼働率が低かった機体が「やさしく(整備)してくださいね」とか無人機が「命令お願いします」とか)が描かれてる位。
メカバレ?も「履いたままストライカーの整備を受けてるウィッチ(100%生身)」レベルだと思えば良いよ。後は点検整備と称してケーブルが絡まってたりお触りうけたりする程度。
つーかF-X選定を「押しかけ女房がやって来た!どの娘がクウジくんの正妻を射止めるの?」と取り上げる雑誌なので・・・。
60名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 22:58:12.81 ID:XvPFF0mQ
フミカネの人のメカ娘だと各国開発のアンドロイドって設定だったんだっけ。
そっちのほうでアニメ化されていたら…とは思うがそしたら今みたいな
人気はなかっただろうなw
萌え萌え二次大戦もロボットと取れるような設定みたいだが直接描写
はないかんじっぽいな。

惜しいな−。見た目は柔肌だけどメンテハッチ開けると真空管みたいな
ちょっとアナクロな回路がぎっしりとかだとドストライクなのに。
61名無しさん@ピンキー:2012/04/25(水) 17:17:19.09 ID:AnkUu9tL
>>58-59
おっ、おっ?
業者だとおもって、消してた。58よ、すまん。
62名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 16:19:36.33 ID:MUCnOj/m
>>24
そいつ、ツイッターなくなってるwwww
ついに逮捕されたかwwww
63名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 09:00:28.42 ID:MJ5a814j
保守
64名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 10:16:18.41 ID:vY9SPhFD
>>59
あーさらって絵師の擬人化娘は脚や腕がメカパーツでできてる。
あくしずの中では珍しい、明らかにアンドロイド設定っぽいな。
65名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 18:41:12.32 ID:bx11Cnp2
発電出来るロボ子て居ないかな?
人間か愛玩動物の飲食物と同じか、ひと手間かけた物を使い、家庭用の電気を作り出せるもの。
充電池などに貯めるのでも良いです。

アルコールなどの燃料電池が有りますから、無理難題では無いと思っても良いですか。
66名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 18:56:32.75 ID:43Mjh/ZS
燃料改質燃料電池ってあるから無理ではないかもね
砂糖を燃料に動く燃料電池ロボとか、ハエ(ぉぃ)を燃料に動くロボットもつくれる

ttp://www.youtube.com/watch?v=ooGTNpZKAZY
ttp://www.youtube.com/watch?v=6M6i0GM2nsY

分解した残滓とか、消化(?)液の補充とかどうするんだろうな
メンテナンスフリーでないと普通の食物をエネルギー源にできる意味がない気もする
ま、現状では砂糖とか生成した燃料に比べて効率が悪すぎるみたいだが、何事にも最初というものがある
発展すれば俺らと同じものを喰って充分な量のエネルギーを取り出して動けるロボ子さんがでてくるかもしれん
67名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 01:24:23.20 ID:wiasfNIP
>>65
男の尿道に棒磁石&ロボ娘の下腹部内にコイル
あとはわかるな?
68名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 06:21:01.09 ID:B/UI/0tO
>>67
男が動くにしてもロボが動くにしても、エネルギー効率が悪すぎる。
せめて手でと思うが、それでもねぇw
6965:2012/05/07(月) 09:23:14.11 ID:cRxrTYcr
>>67
何の事ですか?
何を書いているのか理解できません。意味不明です。
70名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 14:32:14.22 ID:cVvxh/vt
>>69
コイルの中を磁石が往復すると電流が発生する
あとはわかるな?

>>68
手(ループを形成できないから難しい?)とか口にもコイルを設置
下腹部には果糖を分解して発電できる燃料電池を装備というのはどうだろう

ま、おそらく豆電球が点灯できるかどうかだなww
71名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 19:07:40.28 ID:j0W2u+vr
また前スレの末からこのスレの頭あたりまでを繰り返すのか・・・w
72名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 20:20:28.23 ID:xGKY4aMj
なんだかなあ、私には意味不明な粘着ですね。

私は

電力、電気会社の家庭用送電が無く、
人間か愛玩動物の飲食物などを使い、一般家庭用の電気が取れるロボ子が、一家に最低1人必要とされている。
つまり、このロボ子を持たないと、家電品は一切使えない。
但し、炊飯器、なべ・やかん、食器洗い乾燥機、オーブン・トースター、洗濯乾燥機、換気扇、冷暖房、等もロボ子の場合も有りますですけど。

と書けば良かったのでしょうか?
73名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 20:22:59.32 ID:LRUZ1BQD
食べ物の持ってるエネルギー以上のエネルギーが食べ物から出せるわけがないだろ
74名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 20:26:08.28 ID:brxTA/JO
復帰はええなおいw
75名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 21:52:54.00 ID:j0W2u+vr
いや、別に俺は今の軽い流れを見て似たような流れを繰り返すのかと思っただけで、特定の個人を指定したわけじゃないんだが・・・・・・。

復帰はええなおいw
76名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 23:41:25.92 ID:cVvxh/vt
>>72
おめ〜のほうが何を書いているのか理解できません。意味不明です。
77名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 23:50:22.89 ID:IUG4WfrK
つまり…電力会社に頼らず「ロボ子発電」で生活したいと?
78名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 02:07:55.08 ID:3iw9+0B5
>>70
発電には必ずしもループは必要ないと思われ。
ただ、やはり効率悪そうではあるw
79名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 11:59:53.94 ID:gOigOyct
>>76
エコだよ、エコ
全部といわなくても少しでも自前で発電してその分の電力を節約できればいいじゃんか
80名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 04:02:54.92 ID:UBipyFuA
>>79
ロボ子『でも、通常時よりも消費電力が多くなるんでサッパリ節電になってない気がするんですが……」
81名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 14:53:42.95 ID:rsSr5z3w
なぜ!
ご飯で働く炊飯器ロボ子が許されているのに、
炊飯器ロボ娘に必要な電源である、飲食物発電ロボ子はイジメられるのですか?

お答えを切望します。
82名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 19:06:43.31 ID:+f8wcybk
炊飯器萌えなんて言ってるのはロボ作さんだけだろw
83名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 19:17:47.84 ID:ThmESeng
いや俺も炊飯器萌えだけど、ロボ作さんとは萌えのレイヤーが違う気がする。
84名無しさん@ピンキー:2012/05/09(水) 20:18:00.68 ID:PEA9qft9
炊飯器には萌える元のSSがあったが、飲食物発電ロボ子なる者にはそのSSがない。
85名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 10:13:16.02 ID:w2+dLOW7
プラネタリアンという作品を読んだのだけれども
それに出てくるゆめみちゃんのメカバレが良かった
86名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 14:45:48.06 ID:UjOSlUMY
真似で有れば許され
元々が無い創作だと許されないのですか?

それだと、書き手が限定されてしまうと思います。
87名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 14:46:49.25 ID:UjOSlUMY
真似で有れば許され
元々が無い創作だと許されないのですか?

それだと、書き手が限定されてしまうと思います。
88名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 15:14:19.29 ID:UjOSlUMY
>>85
key のダウンロード・ノベルですね?
ゲーム風な画面なので、途中に選択肢が有るかと思い、何度も見直してしまいました。

小説、と言うか、紙に印刷された物を読まれたので有れば、ダウンロードか、ゲーム機器用の市販品を購入する事をお勧めします。

しかし、静岡県のあのビル、再開発だなあ。
稼動中のツァイス製、双頭型天空投影機もほぼ全滅だし。
89名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 15:48:19.52 ID:UjOSlUMY
leaf・key板で「ほしの」で探すとスレは2種類有りますね。

90名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 17:29:45.99 ID:8nvFkTqq
別に飲食物発電ロボも、いじめられてないだろう・・・

しかし、このスレでプラネタリアンの話をできるとはおもわなかった
>>88
小説版はゲーム本編の前後の話の短編4作になります
小説版の補足と云うか追加の文章が涼元氏のページで公開されてます。
公人とはいえ個人のページなので直リンはしませんが「星の人/系譜」で検索してください。

イエナさんは明石天文科学館に一台だけ稼働中の投影機がありますね
9188:2012/05/10(木) 20:18:14.77 ID:MTjZkixU
>>89
はい。ですから、
「印刷物をお読みであれば、とダウンロード版を」
と書きました。
私にはキネティック・ノベルの体験版とプレイステーション版が手元に有ります。

双頭プラネタリウムの稼働中のを見たのは、大阪府大阪市と東京都渋谷区のです。

今日は、午後1時〜2時頃の雷雨で、鉄道が止まったり、近所が停電になったり。
古い、D-subやSCSIのコードで花束を作ってました。
92名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 02:48:50.05 ID:Q5aKdGEL
>>91
>古い、D-subやSCSIのコードで花束を作ってました。
ほほぉ。是非見たい。
93名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 14:50:36.88 ID:qi/J4K4C
>>91
なるほど、確かにVA文庫から本編部分を抜きにした小説版がありますよね^^
渋谷のプラネタリウムは東急文化会館にありましたね。
当時は高いビルもほとんどなく、まさにビルの上にレドームのような感じでした。
今は文化会館自体なくなってしまい、投影機はどっかに保存されていたような(解体されて部品単位で保存だったかも)

コードって結構重いですよね。コードの花束を渡された屑屋さんも、さぞ困惑したことでしょうww
でも、キャノン型のコネクタとか、15ピンや21ピンコネクタとか、確かに形状としては花に近いですね
被膜をむけば花弁もできるかもしれん・・・。モダンアートとしても通用しそう。
ゆめみさんみたいに人間に近い応対のできる完成度の高いガイノイドさんでも、美的センス的なものや一般常識的な物がやはり人間と乖離して「不思議ちゃん」になってしまう実例かもしれません
だが、それがいい

ところで、SCR5000Si/FL CAPELUというガイノイドの話だからスレ違いではないですが、そろそろ当該スレに言った方がいいような気が・・・
planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜 0.21等星
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1330178814/
94名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 17:43:05.85 ID:cPZlXyWI
>>93
渋谷の東急、五島プラネタリウムは
近所の、確か学校の体育館跡地でしたか、保管されていて、別のプラネタリウム投影器での解説が毎月数回行われているはずです。
しかし、あと、数年で、新しい施設が出来るらしいです。
でも、建物内に入っていて、半球レドーム型では、無い、と聞いています


花束
多分、本当の花束の贈呈を何度か経験していたから、手元の有るもので、作ったのでしょう。
時間通りに仕事をしていたらしいので、お客様がいらっしゃらないからには、行えることは限られてしまいますから。
重たいですが、コネクタの絶縁被いやケーブルの被服は、見分けのためか、色々色がついていてきれいだと思います。


いつになったら、科学館、遊園地、または、自動車販売店、などで、ああいうロホ子が相手してくれるかな?とか、思います。
カタチがホンダのアシモとかトヨタのパートナーみたいでも、、もう少し案内係、接待係、として機能と行動力、駆動時間、などがあれば良いと感じます。
95名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 22:21:29.53 ID:AydMlFft
>>93
情報は正確に

1959年にカールツァイス社より寄贈された投影機
http://www.zeiss.co.jp/
人工衛星投影機 カールツァイスIV型 ( Carl Zeiss 4型)
(創業 Carl Friedrich Zeiss 氏)
http://www.zeiss.co.jp/C12575C200302CE4/Index?ReadForm&form=07DEFBF4E7AAE74EC12576C100505428&source=%2F4125681C00486015%2FSend2Friend%2FD9366F830E4ABDE349257781002761D1


渋谷区桜丘町23番21号 の 大和田小学校 跡地
「渋谷区文化総合センター大和田」 屋上ドーム 脇に置いてある。
http://www.shibu-cul.jp/
http://www.f-space.jp/bokin/

その前は
「旧 代々木高校 跡地」 に置いてあった。
http://www.f-space.co.jp/shibuya-star/framemain.html


イエナさんは、旭川に居る。
旭川市宮前通東(北彩都あさひかわシビックコア地区)
旭川市科学館「サイパル」
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/hakubutsukagaku/kagakukan/universe/planetarium.html
96名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 23:04:42.01 ID:AydMlFft
「Sony PSP」向けだが
「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ 東北地方太平洋沖地震被災地チャリティー版」
が在る。
  ビジュアルアーツ
http://key.visualarts.gr.jp/
  planetarian
http://key.visualarts.gr.jp/product/planetarian/
  キネティック・ノベル
http://kineticnovel.jp/


世界の ツァイス プラネタリウム
http://www.zeiss.co.jp/4125681c00486015/Contents-Frame/674f814b1918a3c7c1256e74001cdd26
97名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 14:04:59.80 ID:DL9Ag8fh
そろそろ、他の子の話をして良いかな?

「炊飯器少女 コメ子」
という4コマ漫画を見つけた。

1人暮らしの息子のために、母さんが作ったらしい。
なべを敵視しているのに、役立たずなロボだ。

98名無しさん@ピンキー:2012/05/12(土) 14:51:11.77 ID:H4VkPatj
頭の中で炊くのか
可愛い女の子の形で嬉しいですね。
俺の母さんも、炊飯器少女送ってくれないかな・・・・
99名無しさん@ピンキー:2012/05/13(日) 08:39:06.49 ID:xTzvFTcm
炊飯器は、女の子の顔くらいの大きさだっけ?
髪の毛を一緒に炊き込みそうだが、平気なのか?
手入れは、勝手に行うから便利だろうか?


アルバイト先で飼っている犬になつかれていて、その犬と遊んでばかりいるが、あれで収入が在るとは。羨ましい。
100名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 11:38:41.78 ID:4S+oxzFc
>>98
あんたの母ちゃんは、ロボ子職人なのか?
コメ子ちゃんは、家電品で売るのを目的に作ったらしいよ?
101名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 12:04:23.06 ID:xq4W9xHH
98です
ロボ子職人じゃないです
ついでにいうと炊飯器職人でもないです
コメ子ちゃんがいてくれたらいいなっておもっただけです
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい・・・
102名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 16:44:56.38 ID:OxG+/NV5
コメ子ちゃん
何冊かに描かれていて、それぞれ少しずつ生活や性格が違うが、
基本的には、
育成機能が在り、育成機能の初期は、炊飯出来ない。持ち主が育てると、炊飯出来るようになる。
らしい。

それから、
育成機能を停止すると、1日中座っている音声応答が冷たい炊飯器。
みたいだ。

育成機能を使っていると、いつも一緒に居ようとする。風呂も布団も。

あの絵からだと、持ち主や仲間より小柄だから、見た目、中学生か高校生くらい?
でも、知識や行動は幼稚園児から小学生くらいだと感じる。。
いったい、お母さんは際初期は何歳くらいの女の子を作りたかったのか?
女の人が愛玩か養子みたいに可愛がるには良さそうだが、体が発育しないのはあまり面白くはないと思う。
男の子が妹代わりまたは恋人代わりに使うには、世間の目がかなり厳しそうだ。
もっとも、ロボ子ロボ娘した形なら世間の理解は早いだろう
103名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 16:56:16.85 ID:2x0L0u8K
まだ続くんかいwwwwすげえよあんたwwwww
104名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 17:47:40.63 ID:E+U5htrP
相手にするからだ
105名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 18:10:42.56 ID:YQfCrLGi
他に話題がねぇからしかたねぇだろwwww

>>102
仲良くならなくても、最初からおいしく炊飯できた方がいいだろう
ユーザーの手間、労働を肩代わりするという点では、問題である

恋人がわりといえば性処理機能はついてるのか?
ボディの材質は風呂入るなら発泡ウレタンじゃなく、シリコンかな
それと、女性ユーザー用に男性型も必要だな
106名無しさん@ピンキー:2012/05/15(火) 18:23:07.75 ID:HF0W6oul
同じような月刊4コマ漫画誌で
兄メカ
ロボ娘のアーキテクチャ
等か掲載されてるが、
数年前には
母さんが押し付けてきたメイドロボさんの知識は母さんの知識を入れたもの。
があった。

家庭用品のロボさんは、話が尽きないなあ。


飛躍。
家事全般と緊急電話を行える話し相手ロボ孫さんは、お婆ちゃんたちの欲しいものになるかもしれない。
女の子型が、炊事、洗濯
男の子型が、掃除、修理、
等か得意とか。
107名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 02:22:46.07 ID:WERHEtAX
>>106
REXは4コマ漫画誌じゃねぇ。
108名無しさん@ピンキー:2012/05/16(水) 07:37:58.30 ID:6Y8VT5OG
REX  ??
あう!
『オレとメイドと時々オカン』 内村 かなめ
間違えてしまった。
109名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 18:26:12.08 ID:syasQGJ+
REXか・・・・
安達祐実がピーマンを食べる映画だったっけ?
それは、地球からの贈りもの。REX。ともだちは、REX。
110名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 19:46:31.45 ID:RFpy8y7N
ロボっ娘メイドさんの頭脳が実は母ちゃんの写し?
なんか、嫌だな。
母ちゃんが二人いるとか
111名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 20:14:04.62 ID:4g87Mi8/
単行本が出てて、おいら買ってる。正直、ガワがあんなでも中身がかーちゃんだと本気で萎える。そういうマンガだからしょーがないが。
112名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 17:14:57.20 ID:4ROZcoFV
BEATLESSのレイシアさんが素敵すぎる
113名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 14:51:16.42 ID:1o8vHtg1
AIパトのCATIやPATIは、仲間に入れて良いですか?
114名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 14:47:19.55 ID:npEt6BlX
週刊少年チャンピオン
りびんぐでっど
に、たまに出てくる子、出てくる度に機能が良くなって来ている。
どこまで改造されるか楽しみ。
115名無しさん@ピンキー:2012/05/29(火) 00:29:26.35 ID:vmaa6ZS1
AKB0048の3型目渡辺麻友にちょっと萌え

武器内蔵型って良いよね
116名無しさん@ピンキー:2012/05/30(水) 14:21:33.26 ID:eOlcD9My
ややスレチ気味であることを承知でココでお尋ねしたいのですが
昔読んだ、以下のようなSSのタイトルと所在を教えていただけませんか?

・ひとりで暮らす主人公の少年のもとに、誕生日プレゼントとして(?)メイドロボがやって来る ←バビル2世のロデムがモチーフ?
・少年はまだ幼い(せいぜい11、2歳?)のに、メイドロボは押し倒し、倒錯的な性行為を強要。
・メイドロボの兄ロボ(ポセイドンがモチーフ)も登場、妹を咎めるが、メイドロボは、女装した少年(亡き母=ロボ達の真のマスター似)を兄に見せて籠絡。少年は兄ロボに「アッー!」される。

確か当時は未完で、続き(たぶんロプロス系ロボ)がどんな風にからんでくるのか期待してたはずなのですが。ご存知の方、ぜひお願いします。
117名無しさん@ピンキー:2012/05/31(木) 12:49:00.54 ID:hVNc32zL
>>112
うおーこんなのあったのかすげーと思って読んでみたが
ここまで感情移入できない種類のロボ娘さんは初めてだぜ
外部からひっぱってくるのがルーチンそのものってそりゃ人形ですもんね

データ参照して最良の選択肢を実行したはずが
相応の結果が得られなくて困惑するロボ娘さんが見れるくらいがいいな
118名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 10:20:57.44 ID:11R1hw0T
先月の最後でついにアラトが賢者モードというかラブプラス現象入ったぞ
レイシアが微笑んだときにふとただのモノに見えて、自分が誘導されてたことを始めて実感として自覚した
それでも罪悪感を振り切れずについていっちゃうアラト本気でチョロい

一応レイシア級はモーションをクラウドから引っ張ってるだけで、独自の意思(というか行動目標設定ルーチンとスタンドアロンでの動作能力)もある
ただし、外部から引っ張ってくる諸々を抜いちゃうと可愛げとか全く無いが

「所有者の命令に逆らえないなら、所有者が必要な命令を出すように状況を誘導する」
「オーナーを複数人設定して、意に沿わない命令を出したオーナーから切り捨てる」
つくづく真っ当なロボ娘のやることじゃないよなあw



あれの何が一番嫌って「プログラムは心じゃありません」を通り越して
「感情移入できるのは人間と『かたち』が似ているから、そこに勝手に意味を見ているだけ」
「人間の本能は突き詰めれば極めて合理的だから、合理的に組まれた行動ルーチンに人間性を見るのは必然」
とか言い切ってるところだと思う……
119名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 10:54:48.80 ID:MQebQJH8
喚んでないけど、そのレスみて俺は逆に猛烈な愛を感じたw
愛がないやつぁ考察もしなきゃ説得力も持たせんから。
120名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 17:59:25.83 ID:ksMG0tlq
人間様を舐めんなよと言わせんばかりの自己中っぷりだなw
目的の為なら自分含む人の意思すら手玉に取るようなのが自分のパートナーとか超怖い
それにワケアリな目的がなくてもテンプレ通りの最初から完璧超人なら
「無垢からじっくり調教してやるぜヒャッハー!」ができないのはもったいない
121名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 22:40:21.23 ID:yNbNH/ZH
いい考察だ。感動した。
122名無しさん@ピンキー:2012/06/02(土) 10:04:43.05 ID:tAmNai9Z
>>118
公式サイトで4話まで読めるでよ
http://beatless.jp/
123名無しさん@ピンキー:2012/06/03(日) 17:02:48.34 ID:Jjn8Fktx
このスレ的には二話ラストのお姉ちゃんプレイとかポイント高いな。オチに吹いたけどw
124名無しさん@ピンキー:2012/06/04(月) 18:52:36.03 ID:t42+ggD/
>>122
今読んでる。ちょっと長いけどおもしろいな。
公式サイトにも第一巻何日発売、いくら!とか書いてないけど、これって単行本はでないのかな・・・。
掲載されてるNewtypeを買わないといけないのかな(汗
125名無しさん@ピンキー:2012/06/04(月) 23:19:26.66 ID:TVQuhDir
>>124
ツイッターだが単行本化について
ttp://twitter.com/hose_s/statuses/105422690642444290

まだしばらくかかるんじゃないかなぁ
126名無しさん@ピンキー:2012/06/05(火) 02:57:34.78 ID:mVFRLsFd
>>125
わわ、ありがとうございます
完結くらいまで出ない(予定)なのですね・・・(汗
ここまで(単行本約1冊分くらいの分量を)公開したんだから、あとは本誌を買ってくれ。っていうことなんでしょうね

たしかに117-120さんの考察、感想ももっともですが、やっぱり好きだな〜。
俺なんかだったら、軽く手玉にとられちゃうだろうなwwww
127名無しさん@ピンキー:2012/06/05(火) 10:04:55.74 ID:X2p02eV8
いい考察だと思う。
まぁ人間はその効率を求めるために非常に非効率な手段を用いる事はあるが
128名無しさん@ピンキー:2012/06/07(木) 17:59:12.06 ID:I83Du1ih
今日販売なのか?青年男子向け週刊漫画雑誌を見ていたら新しいロボ娘が連載開始されていた。


製作者は、実のお祖父ちゃんに頼まれて、亡くなった妹を移したロボ娘を作る。
依頼人であるお祖父ちゃんからは孫娘になる。

今回は、製作者、製作者のお祖父ちゃん、製作者の作った妹ロボ娘、の紹介だった。
129名無しさん@ピンキー:2012/06/07(木) 18:06:29.98 ID:cT+H8akt
なんで雑誌名もタイトルも言わないんだ。
130名無しさん@ピンキー:2012/06/07(木) 18:18:34.69 ID:Z52cdCwj
数分で反応があるとは思わなかったよ。
怖いよ、恐いよ。お兄ちゃん助けて!

ヤングジャンプだよ。
あるみちゃんだよ。
きんだいいち れんじゅうろう だよ。
131名無しさん@ピンキー:2012/06/07(木) 22:22:51.11 ID:EG1FJ7+W
まあ別に新しくは無いんだが…
一旦リセットなんだな
132名無しさん@ピンキー:2012/06/08(金) 00:42:39.45 ID:Ub+9pIqX
もう次スレは立てなくてもよさそうだな
133名無しさん@ピンキー:2012/06/08(金) 00:49:29.74 ID:pUCesUSl
ハレグゥの人か
単行本出たら読もう
134名無しさん@ピンキー:2012/06/08(金) 21:50:36.05 ID:cFYw8tId
完全に雑談スレになってしまったか
135名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 11:59:57.27 ID:Wy/Tjmi8
今は、スレが投下できるような雰囲気では無いからね。
雑談しながら、スレの様子が投下するのに悪くない状態になるまで待つよ。
136名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 22:11:21.43 ID:47har9cd
もうならないだろうな、残念だけど
137名無しさん@ピンキー:2012/06/14(木) 22:44:50.66 ID:+0hPjvln
雑談と投下が混じってていいんでね? 初期はそんな感じでしたぜ。
138名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 00:57:03.82 ID:Gk/UtOQ/
エロゲとTENGAしか愛するもののないヲタな工学部学生の下に、
ある日突然未来からの超美形セクサロイドが送られてくる。
彼女は、彼こそが近未来に人間とロボットの新しい愛の形を開発する、
最重要人物であると述べ、その身辺警護及び「お世話」を申し出た。
一方、同じ未来におけるフェミニスト組織
「女性の地位と権利を断固死守して不快を排除するべく戦う女性のネットワーク」、
通称「不快ネット」から彼の生命を狙う最狂の暗殺マシン、
YOKO-T1000型が送られてくる。
生身の女性を愛することの出来ないヘタレ野郎を取り巻く、
ドタバタヴァイオレンスなSFムービー。

解説 YOKO-T1000型
ヘルメットのような頭部が特徴。
不快ネットの代弁者であり、執行者。
生身の女性への感心を希薄化させるセクサロイドの存在を容認せず、
発見次第、周辺への迷惑も顧みず惨殺ならぬ惨壊する。
また、不快ネットの条項にそぐわない女性(ちゃらちゃらと女らしさを振りまいている奴や、
結婚して慎ましやかに家庭に収まっている奴)なども抹殺対象。
要は、不快ネット創設者達より満ち足りた生活を送っている女共はみな敵。
面食いでイケメン好き。
ブサメンは生きる価値無しとして、やっぱり抹殺対象。
身長192cm
重量2301kg
ドギツいパッションピンクのジャケット型追加装甲がチャームポイント。

……熱に魘されて妄想した。
誰か、T嶋先生が怖くないなら書いてくれぇ……
139名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 11:11:10.06 ID:onsdGAWk
面白そうだけど自分で書きなさいよ
140名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 14:45:14.28 ID:uYVOWkVv
>>138
せっかくなので、
超美形背草炉井戸さんを紹介して下さい。

敵対相手は紹介されているのですから。
住まいの間取りや街の様子とかも、書いて下さい。

そうしないと、例えば、2m四方の部屋に大人4人と、それぞれの持ち物を入れる事になると思います。
141名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 14:45:45.91 ID:uYVOWkVv
>>138
せっかくなので、
超美形背草炉井戸さんを紹介して下さい。

敵対相手は紹介されているのですから。
住まいの間取りや街の様子とかも、書いて下さい。

そうしないと、例えば、2m四方の部屋に大人4人と、それぞれの持ち物を入れる事になると思います。
142名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 14:58:23.87 ID:ZE9RaVY1
おもしろそうだ
YOKO-T1000がちゃらっちゃらバカ女を抹殺するところなど絶頂すら覚える
YOKO炉・・・じゃなかった、溶鉱炉に片手をサムズアップしながら沈んでいくラストに全米が泣いた
143名無しさん@ピンキー:2012/06/16(土) 17:26:28.77 ID:LtgYLqDb
月刊漫画の炊飯器、コメコちゃん。

製作協力者が登場。
頭に扇風機とか、何を考えてる?


もう1つの方は犬の散歩。
あの猫さんは、どなたでしょ?


実に高機能な炊飯器だな。
どこに頭脳部が入っているのかな?
一合炊飯器に、目、鼻、口、耳、を装着したら、頭脳部は入らないと思うし。
144名無しさん@ピンキー:2012/06/16(土) 23:03:20.63 ID:lHxitWq1
炊飯器とか、本当にもういいよ
そういうの要らないから
145名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 00:36:31.74 ID:0yAWsNe9
別にいいじゃん
人の萌えにケチつけんなよ
コメコかわいいよコメコ

>>143
頭脳なんざ数cm四方のPGAかBGAのカスタムチップが入るスペースがあれば充分。最近のチップの集積度は半端ない
もしかしたら、ママさん手作りだからFPGAとかCPLDみたいにプログラムできるチップで組んだのかもしれんな
146名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 01:11:59.68 ID:dvqBKuTG
俺もいまこの作品知ったけど、検索画像みるとイケるぞこりゃ。公式はとりあえず立ち読みくらいつけといてくれと。
147138:2012/06/17(日) 02:16:47.13 ID:hdps7S0r
上で垂れ流した戯言を具体化してみた。
YOKO-T先生が盛大に凶悪化してしまったけど、べつにいいやね。
長文なので、ゴメン。
以下より。

――――――――――
(仮称)チェルミナートル

恋愛感情などというのは、脚色された本能に過ぎない。
所詮は経験・知識によって美化されているものの、
「一発ヤッて子孫を遺そう!」という原始的な、
極めて卑俗的な衝動を、あれこれと見目美しく飾り立てているだけだ。
そのような豚や猿はもちろん、
地球上のまさにド底辺で生息するダイオウグソクムシやら
ワケのワカランエビカニモドキどもですら持つ感情を脱却し、
一個体でもってその持て余しを処理することは、
生物の霊長たる人類であるからこそ到達できる新境地である。
畜生どもに程近い皆々様はどうぞやらしく、違った、
よろしくヤッててください。
僕は衆愚が到達し得ない極楽浄土への一段を上り、
蓮華の花の上で涅槃を見るので。
148名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:17:51.37 ID:hdps7S0r
――というのが、僕の持論である。
色落ちしたパーカーにスーパー袋を右手に提げて、
途中で開けてしまったサラミを齧りながら説いたところで
有り難味も青畳もあったものではないのだが。

しかしまあ、なぜあのアベックという連中はああも睦まじさを見せ付けるのか。
大学構内はからスーパー経由下宿までの精々約2.4kmの区間で見たアベックの数は
両手に余るほどだ。
それも人数で、ではない。
組で、つまり計数した10(それ以上は鬱陶しくなってやめた)の倍の人数が、
お天道様が見晴らし、厳粛な法規によって統治されているはずの公道で、
あるいは手を繋ぎ、あるいは腕を絡ませ、
キャッキャアハハと仲睦まじさを押し売りしてくるのだ。
この不愉快さをどこに叩きつければいい!?
消費者相談センターか? 県警か? 教育委員会か?
それもこれもみんな政治が悪いんだ!
TPPだの普天間だの騒ぐ前にもっと身近なところの改善を図るべきなんだよ。
とりあえず、路上で仲睦まじさの押し売りは禁止にするべきだ。
うん。
なお、これは嫉妬心から申し上げている訳ではない。
あくまで、日本の公序良俗と風紀治安を案じているのであって、
偏狭な嫉妬心で主張しているのではないのだ。
149名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:18:35.16 ID:hdps7S0r

それはさておき。
おつとめ品のサラミを齧りながら僕は下宿のアパートの鍵を開け、ドアを開けた。
中で人が寝ていた。
僕は、静かにドアを閉めた。
部屋番号を見直す。
ドアに取り付けられたナンバープレートは間違いなく僕の部屋であることを表している。
錆びたその数字に、一瞬だが確かに見えた室内の光景が重なる。
何かの間違いでなければ、
僕の眼鏡に衣類を透視するとか、そういうステキ機能が突如発動したのでなければ、
中の人物は裸だった。
それもスッパ。
しかも――一瞬で判断はつき難かったが――、かなり華奢な、
ヘタをすると中学生かそこらのような体格の女児であったような気がする。

股間の煩悩が首をもたげようとするのを、僕は頭を振って払い除けた。
炉、ロリとか、全然好きくねーし!
――ではない。
これは、もしかしたら何かヤバイ事件に巻き込まれようとしているのではないか。
婦女暴行殺人!
いや、まだ死んだとは確定していない。
とはいえ、見知らぬスッパの女の子が部屋に放置されていて、
知らぬ存ぜぬが通用するはずがない。
これは、正直に、何も知らぬ風を装って警察に通報すべきか。
だが、世間には状況証拠だけで有罪を言い渡された性犯罪事件が山ほどある。
こんな貧乏学生が無関係を主張したところで、
警察や検察、弁護士はちゃんと信じてくれるのか?
ベッドの下から見つかったエロ本をネタに、
「被告には異常性欲の気があります」なんて主張されたら一巻の終わりだ。
「しかも被告はこの女性の裸体の掲載された雑誌類を、
人目につきにくいベッドの下に置いていたことから、
自身の異常性は重々承知していたものと思われます」
違うんです、検事さん。
ベッドの下にエロ本を置くのはそこが一番使用に適した距離と位置であるからで、
決して隠匿しようという意図で置いたのではないんです!
いや、まあ、確かに人目を憚るという意味はありますけど、
一緒に墓場に持っていかねばならない秘密というほどでは――
「うるさい! エロガッパはお黙り!」
検事さんは鞭で僕を打ち据え、荒縄で縛り上げると――
150名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:19:19.03 ID:hdps7S0r

いや、いや、いや。
違う。思考が混濁している。
兎にも角にもジャッカロープ、一瞬見たアレが現実であったとは限らない。
実に認めたくないことだが、童貞を22年こじらせ続けたことで見た
幻影であったのかもしれない。
あるいは、部屋を出がけに蹴散らした白タオルを誤認した可能性もある。
もう一度確認して、それで本当にそこにあったら、
その上でまた対処を考えよう。
通報するなり、どこかの山奥か海に棄ててくるなり、
解体して食べるなり――。
最後のは、ないな。

兎も角、僕は意を決して、再び自室のドアを徐ろに開いた。
そのドアの隙間に、無表情な少女の頭部が浮いて出た。
「シャーイニングッ!?」
仰け反り、跳び退さろうとした僕の顔面を、
少女は細い指で鷲掴みにし、怖ろしいほどの力で中に引き摺り込み、
「ふぃんがぁ」と、
無感動に呟き、僕を汚れ物のタオルのように室内に突き飛ばした。
「ぶにゃあ!」
無様に畳みに転がった僕の襟首を掴むと、少女は軽々と僕を持ち上げた。
「立って」
言われずとも、このままでは首が絞まるので立つ。
少女のほうが背が低いので、自然と猫背になる。
「座って」
言われるままに、大人しく正座をして身を縮める。
裸の少女の投げられるわ、吊られるわ、命令されるわ、
全くいいところがないのだが、それでも言うことをきく。
少なくとも命令に従っていれば、滅多な真似はされまい。
それでも「立って」「座って」の次が「死ね」だったら流石に対応を考えねばなるまい。
さて、どうしたものか。
だが、そんな考えは不要であったようだ。
第三の命令は、「話を聞いて」だった。
151名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:20:16.63 ID:hdps7S0r

曰く、彼女は近未来から送り込まれてきた
性交用愛玩機械人形(セクサロイド)であるという。
近未来――詳細な年次等は時空間改変の危険性を伴うため
言うことが出来ないらしい――では、
アングラなヲタアイテムとしてセクサロイドは相当数が普及しており、
未来における非リア充の性欲を充足させるほか、
戦地においては兵士達の不満を解消することで、
結果として婦女暴行等の発生件数を著しく低下させたのだという。
つまり、女性の権利・尊厳を護ることになったわけなのだが、
それはあくまで戦地に限られることであった。
多くの先進諸国ではセクサロイドにより出生率が大幅に低下したとして
購入制限が掛けられ、日本ではフェミニズムを掲げる党が政権をとったことで、
セクサロイドは女性の権利・尊厳を破壊するものであるとして、
破棄の対象になったのだという。

「しかし、未来のあなたはそこにセクサロイドと人間の新たな共存の可能性を創出し、
人類の大きな一歩を促すのです」

眼前で仁王立ちしながら彼女はあらましを語ってくれたのだが、
正直彼女のアレやらコレやらが気になって話があまり頭に入らない。
だって、目の前にお股があるんだもん。
ホモじゃないなら異性のチョメチョメが見たい放題の位置にあったらそうなるって。

「で、僕はそれで偉人として記念館とか作られたりするわけ?」
152名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:21:18.85 ID:hdps7S0r
「残念ながら」と、彼女は全く残念じゃなさそうに続けた。

「近未来日本の政権を担う《幸福女性民主社会実現党》はあなたを
女性の権利と尊厳を蹂躙する第一級犯罪者として《全人民の敵》の烙印を押しました」

「なんですと!?」

この水を飲むだけで噎せ、何も無いところで躓き、雨が降ったらお休みで、なこの僕が、
かつて全地上兵器の天敵とまで呼ばれたあの撃破王と同じ称号で呼ばれる日が来るとは。
感無量だなぁ。
――じゃなくて。

「え? え! え!? それじゃ僕、未来じゃ大犯罪者で捕まったら即処刑なの?」

「即処刑ではないです。
『捕縛に生死を問わず』の一文がついているので、
死刑にすらされずに死体を晒される可能性もあります」

「最悪だ――。
それじゃまるで一昔前の社会主義国家じゃないか」

「実際、近未来日本の政治体制は事実上の社会主義国家です。
恨むのならば腐敗したマスメディアと、
それに抗いきれなかった自民党の弱腰を恨んでください」

「自民党、あるんだ。未来に」

「幸福女性民主社会実現党が政権を獲った翌年には、
党員全員が逮捕されて解党になりましたが
逮捕者の多くは北朝鮮の労働刑務所に収容されています」

「いやな未来だ」

僕は暗澹とした気持ちに襲われ、頭を抱えた。

「それで僕は、僕は一体どうなるんだ」

「あなたは米国に亡命し、一時的な保護を享けますが、
第一級犯罪者指定がされたことで米国はあなたを表向きには追放します」

「表向きって――」

「実際には中東の紛争地帯にセクサロイド愛好家達がコミュニティを形成しており、
米国はそこにあなたを預ける一方、あなたと彼らの科学力を利用して、
極左政権に牛耳られた日本の奪回を試みます」

「――で」
153名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:22:17.35 ID:hdps7S0r

「しかし、日本の極左政権は特殊組織
《女性の権利と尊厳を蹂躙する不快分子絶滅のための平和を愛するネットワーク》、
通称不快ネットを使い、コミュニティを襲撃しました」

「またエラく長ったらしい上に物騒で矛盾した組織名だな」

「不快ネットはコミュニティ構成員の多く――大半はセクサロイドでしたが――を
殺傷しましたが、外国人傭兵部隊の活躍もあり撤収しました。
しかし彼らは、コミュニティの研究所から時空間航行の研究資料を奪取していっており、
過去のあなたを殺害する可能性が増大しました。
私は未来のあなたから現在のあなたを護るべく命じられ、
戦闘用の改造を施された上で送り込まれたのです」

少女は「お分かりいただけましたか」と言うと、沈黙した。
ぴくりとも動かず、人形のようだ。
だが、白磁のような肌はその下に血が巡っているかのように瑞々しく、
僅かに膨らんだ胸の先の色づきは、ゴムやシリコンで作られているとは思えないような、
繊細な色合いと造形で、儚くに綻んでいた。
だが、彼女は人間ではないのだ。
言葉だけでは信じられなかったかも知れないが、
あの怪力で振り回されれば嫌でも人外であるを知る。
そのうえで、あえてこう、まじまじと裸体を眺め回すと、
確かに、なるほど、人間が身に帯びられる美しさではないと感じる。
自然的に発生し得ない美しさだ。
扇情的な優美さを備えた、機械仕掛けの青い果実だ。

「あ、あのさあ、その不快ネットの連中が襲ってくるのっていつ頃?」

「わかりません。
明日、明後日に襲撃があるかもしれませんし、
1年後、2年後にもまだ襲ってこないかもしれません」

「随分大雑把だな」

「他にご質問は?」
154名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:23:48.50 ID:hdps7S0r
彼女と目が合った。
潤った灰色の瞳は、下手な人間よりよっぽど人間らしかった。
大学で見かける、ゲジゲジのような真っ黒な付け睫毛をつけた連中のそれとは違い、
もっと繊細で、僅かな風にも壊れてしまいそうなあやうさがあった。
僕は立ち上がる。
見下ろしていた彼女の目は、僕の頭を負って下から上へと移動した。
僕は彼女の肩と腰に腕を回した。

「君、戦闘用って言ってたけど、本来の機能って――」

「もちろん使用可能です」

その言葉と同時に、僕は彼女を畳に押し倒し、覆いかぶさった。
その体はぞっとするほどに細く、冷たかったが、
内奥から滲み出てくるような温かみがあった。
機械であるとは、作り物であるとは思えない。
体を抱いてみると、見た目相応の重さだった。

「――なさりたいのですか」

彼女は相変わらず無感情な声で訊ねる。
僕はそれに答えることなく、彼女の秘処に指を這わせた。
そこは柔らかかった。
切れ目に中指を潜らせると、本当にここでよいのかと思えるほどにきつく、熱い。
その柔肉の狭間で指を蠢かす。
「んっ」と彼女が呻いた。
僕はそこを解きほぐすように、ゆっくりと指を動かした。
頑なに外部からの侵入を拒むかのように堅く閉じていたそこは、
次第に柔らかくほぐれ、ねっとりとした潤みを湛えていった。
彼女の吐息が甘ったるく蕩けたように流れる。
二指で彼女の秘処を押し広げる。
鮮やかな、そして麗しい肉色のそこは、
夥しい蜜に塗れて妖しく艶めき、蠢いていた。
理性が火を噴き、焼け落ちる音がした。
その灯火に焼かれて死んだ蛾のような理性は、
ぬめ光る、紅い烈花に喰われていった。
155名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:25:24.44 ID:hdps7S0r
「セクサロイドですが、本来の役目を務めるのはこれが初めてです。
どうか、お手柔らかに――」

僕はその言葉を聞き終える間もなく、
ズボンもろともトランクスを下ろした。
既に激しく血が巡るそれは、雄叫びを上げるように鎌首をもたげ、
威嚇するように大きく反り返っていた。
先端を彼女の綻びた柔肉に宛がう。
入れるべきはどちらの孔だったか。
確か、下側の方だったはずだ。
だが、見た限りそこは、僕のものを全部はおろか、
先端さえも呑みこめるとは思えない。
だが、それでも入るはずだ。
人間の体はそういうふうに出来ており、
その行為のために作られたという彼女に、それが不可能なはずがない。
脳内で今までに見てきたアダルト動画が高速で再生され、
いかにして行うべきかの教示をくれる。
予習は完璧、後は実地で己の真価を見極めるのみ!

ぐっと腰を押し込むと、先端は生固い肉の腔洞に半ばほど刺さり、埋まった。
彼女の顔が苦悶に歪む。
機械であることが疑わしくなるほどに愛おしく、可憐だ。
眉間に刻まれたその顰すら、舐め回したい衝動に駆られる。
肉茎が益々硬く猛る。
僕はそのまま力任せに彼女を貫き、犯し、貪りたい衝動に駆られた。
彼女の細い腰を掴み、己の腰を沿わせ、全てを捻じ込もうとした。

「待って!!」

待てるものか!
散々誘っておきながら――と、暴走状態の僕から、
彼女は跳ねるように飛び退くと、
「伏せて!」と、僕の髪を鷲掴みにし、畳に押し付けた。

瞬間、凄まじい音が聴覚を埋め尽くす。
破裂音、破砕音、エンジンの駆動音――。
拘束が解け、振り仰ぐと、部屋の上半分が喪失していた。
綺麗に切り取られたのではない。
もっと乱暴に、粗雑に、抉り、砕き、薙ぎ払った痕だった。
風通しが抜群に改良されてしまった部屋の裂け目から、
外にいる何かの姿が見えた。
一瞬、重機かとも思ったが、重機ではありえないカラーセンスだ。
毒々しい紫がかった鮮やかな赤いボディ。
その赤いマシンは、軋みを上げてアパートに迫ると、
裂け目から僕の部屋を覗き込んだ。
156名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:26:21.09 ID:hdps7S0r
「見ツケタワヨー」

ヘルメットを被ったような不気味な頭部に貼り付いた顔面が歪み、
更に不気味な笑みを形作った。
不意に壁が砕け、木材やらモルタルやらの破片を撒き散らしつつ、
僕の部屋を粉砕する。
僕はといえば、その破壊力満点の一撃から振り回されるように逃れ、
部屋のより奥にへと投げ飛ばされていた。
動転しながらも体勢を立て直し、部屋の窓辺だったところを見た。
それは、禍々しい形体をしていた。
赤紫のマシンの下半身は、蜘蛛のような多脚を有し、
その一本一本の先端にジャックハンマーのような破砕杭がついている。
胴体は見るからに分厚い装甲板が複雑に組み合わされ、
ギアが噛み合うようにして蠢いている。
恐るべきはその両腕で、右腕は6本の巨大なチェーンソーが顎のように組み合わされ、
凶悪な拳を形作り、左腕はシールドマシンを凶器に転用したような、
棍棒のような円筒形のドリルになっている。
どちらを使ったのかは分からないが、あれで僕の部屋をゴミの山に変えたのだろう。

「YOKO-T殲型、不快ネットがあなたを抹殺するべく送り込んだ、殲滅兵器です」

僕に背を向け、彼女はそう説明した。
だが、すでにその姿は痛々しく変わり果てていた。

「腕が――」

彼女の左腕は失われていた。
左腕だけではない。
後ろから見た限り、左腕から肩、そして胸部左側4分の1は抉り取られている。
断面から飛び出したフレームや装置が火花を噴き、
幾本か垂れ下がったチューブからは薄緑色の液体が止め処もなく滴っている。
彼女が振り返る。
肩越しに覗いたその顔の左半面もまた無残に砕け引き裂かれ、
人間の頭蓋骨を模したフレームや、瞳のない鉛色に輝くカメラアイが露出していた。

「破損状況は甚大ですが、作戦続行に支障はありません。
戦闘行動に移ります。
私の戦闘行動中は、ご自身の安全は自力で確保し――」

彼女がそう言い終らないうちに、棍棒ハンマーが振り下ろされた。
畳がズタズタに引き裂かれ、床材が砕け撒き散らされる。

「淫乱ろぼっとハ破壊処分! 淫乱ろぼっとハ破壊処分!
ウォーホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホ!」
157名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:27:08.72 ID:hdps7S0r

赤紫の破壊兵器は耳を劈くような哄笑を上げた。
感性が土足で踏みにじられ、品性がひしゃげていきそうな下品な哂いだった」
マシンの頭部がこちらを見た。
紅を塗ったかのように毒々しい赤い口元が、嗜虐的に吊りあがる。
逃げなきゃ。
そう思っているのに、体がすくんで動かない。

「みんちニシテ、捏ネテ潰シテ焦ガシテ、はーんばーぐニシチャウワネー」

邪悪なマシンは耳障りな哂い声を上げつつ、じりじりと僕に迫った。
獲物が逃げることができないことを認識しているらしく、
わきわきとチェーンソーを蠢かし、無意味にドリルを回転、逆回転させている。

最悪だ。
現状が最悪なのは言うまでもなく、
こんなキジルシマシンを作った連中の感性が最悪だ。
兵器にしたってもっとスタイリッシュに出来るだろうに。
プログラミングだってもっとシステマチックに、ドライに出来るだろうに。
なんでこうも下品と悪趣味の大盤振る舞いができるんだ。
そして何故、僕は身に覚えのないことでこんな悪趣味マシンに殺されねばならないんだ。
理不尽が絶望感になって、ずしんと肩に圧し掛かった。

「ウォーホッホッホッホッホ!!」

マシンがチェーンソーの拳を振り上げた。
僕は観念することも出来ず、ただ悔しさだけでその姿を見上げた。
158名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:27:49.89 ID:hdps7S0r

「ギイッ!?」

マシンが急に呻いた。
身を捩り、何かを振り払うようにしてもがき、後ずさる。
その首下に、白い影が張り付いていた。
彼女だ。
右腕の肘から先を鉤爪のように変形させ、
マシンの首関節部に引っ掛け、ぶら下がっている。
マシンが大きく身を捩ると、細い体は抗う術もなく振り回されているようだったが、
体をひねり屈めて見事マシンの首筋に立つと、
そこから頭部と胴体の接続部を鉤爪で引き千切った。
火花が散り、赤茶けた液体が断面から噴き出す。
太い頚部は流石に一撃で断裂することはなかったものの、
体の動きに合わせられず、危うげにぐらぐらと揺れている。
彼女は汚らしい赤茶けた溶液に塗れながらも、マシンの頭部に貼り付き、
二撃目を狙っているようだった。
マシンがチェーンソーの拳を振り上げた。
無数の鋼鉄の刃が大気を掻き毟り、聴覚神経を削るような爆音で喚き散らす。

「あっ!」

僕が叫んだのは、それと同時のことだった。
彼女が右前腕を自切し、跳びずさる。
マシンは小煩い蝿でも打つかのように、
自身の頭部を巨大な複合チェーンソーで打ち砕いた。
チェーンソーの拳は勢い余って、己の胴体の半ばまでを粉砕し、停止した。
邪悪な赤紫色のマシンは、いたるところから火花や汚液を噴き出しながら、
バラバラに分解していった。

「お怪我はありませんでしたか」

そう言って歩み寄って来る彼女のほうが不安になるほど満身創痍だった。

「シミュレーションは既に幾度となく経験していましたが、
実戦は初めてです。
以後、ご期待に沿えればよろしいのですが――」

ようやく立ち上がった僕に近付き、彼女が僕を見上げる。
右半面は美しい少女のそれであり、左半面はずたずたに引き裂かれ、
ケーブルや骨格が剥き出しになっている。
灰色の瞳と鉛色の光学センサーに見つめられ、僕は何を言うべきかを見失った。
159名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:28:30.99 ID:hdps7S0r

「――君、名前は?」

「名前――?
個体識別番号K0023-Aです。
愛称は持っていません」

「愛称――って、僕がつけてもいいの?」

「お願いします。そのように指示を受けております」

「じゃあ――K0023-Aだから、2と3でフミ、KとAでカ、
フミカでどうだろう」

「フミカ――認証登録。
私の名前はフミカ。
マスター、今後ともどうぞよろしくお願いします」

「ああ、よろしく」

そう答えた途端、フミカはガクンと膝を折り、倒れこんだ。
僕は思わず、その体を抱きかかえた。

「フミカ!」

「ダイジョウブ、です。
破損箇所再生修理にエネルギーを使うため、
スリープモードに入ル、ダケデ、ス。
ゴ安心――サ――イ――――」

そう言うと、フミカは全く動かなくなった。

僕はその細く軽い体を抱き上げると、部屋だった惨状を見渡した。

「やれやれ、これからどうしたものかな」

砲撃でも喰らったようなアパート、謎の鉄屑、
そして裸の少女を模したロボット。
サンデル教授でも解説するのが難しいであろうこの有様を、
僕は一体なんと説明すべきなのだろう。

ようやく、あちこちから野次馬の声が聞こえ始める。
パトカーのサイレンが近付いてくる。
困ったことが目白押しだが、
とりあえず今日の目標はどこか安宿でもとって、
フミカのもう一つの初実戦の相手をすることだ。
僕は、腕の中の儚げな、硬いとも柔いともつかぬ肢体を、
ぎゅっと抱きしめた。
(了)
160名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 02:31:23.30 ID:hdps7S0r
以上で御座います。
長文、最後までお読み下すった方、お疲れさまでした。
そして、有難う御座います。
心が折れなければ続くかもしれません。
そのときはまた、どうぞ宜しく。
161名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 03:02:25.18 ID:wCekRZTu
これはなかなか結構なお点前
いくらでも続けられそうだし
162名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 03:19:38.62 ID:0yAWsNe9
これはすごい
ストーリーが練り込まれているし、実用(謎)的なシーンもある
そして、この短期間でこれだけ読みごたえのあるボリュームの力作
最初、正直長いなっておもったけど、部屋に引きずり込まれてからの急展開にひきつけられた

てか、よく連投規制かからなかったね
163名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 03:23:25.78 ID:ezGVq2bR
最初が蛇足気味に感じたけどあとから引き込まれるなこれ。
最初は長っ、とか思ったけど終わってみたら逆に短っと感じるこの不思議。
164名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 11:56:45.22 ID:I7rQzuty
うん、面白い。どことなくターミネーターっぽい感じ。
165名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 19:03:04.71 ID:OeqbtQ8/
すごく大きいし、形が怖いよ。


蜘蛛がた8足の下半身?
蜘蛛の頭の代わりに人間で言えば、腰回りから頭?
首指の代わりに鋸?や、道具?


どこかの神は、馬の首の代わりに人の腰回りから上半身
がいるが。

舞台が、日本の首都圏なら、どれだけの家が巻き込まれるか?
誰が、破壊された家屋や道などの責任を取るのか?
166名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 19:04:48.54 ID:wCekRZTu
ウザ
なにその改行
167名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 23:29:08.47 ID:ezGVq2bR
>>165
うっざいなぁ。アマチュアに何を期待してるんだ。
文句付けたいだけなら、理路整然とした作品をお前書けよ。
168名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 23:30:01.13 ID:rfL3prYh
おいやめろ
この文体でSSとかNGするまでの一瞬でも見るのが苦痛だ
169名無しさん@ピンキー:2012/06/18(月) 01:06:14.01 ID:U/LBKKGz
>>160
GJ
了・・・なのが残念、続き希望切望
170名無しさん@ピンキー:2012/06/18(月) 16:47:51.71 ID:3Iw8rd4O
改行のしかたもだけど、冗長なだけでセンスのない一人語りが延々と続くスタイルも最悪
なんで貴重な時間を削って、くだらないだけで面白味のない言い回しの愚痴を聞かされなければならないんだ?
書き慣れてる風を装っているけど、書いてる本人だけが一人で馬鹿受けているしたり顔が透けてて非常に鼻についた
やっぱり一人称の作品は書き手のセンスの有無が残酷なまでにハッキリ出てしまうな
まあ、正直なところ読んでて辛くなり、途中で止めてしまったわけなのだが
171名無しさん@ピンキー:2012/06/18(月) 17:17:53.07 ID:v9ImNAkc
なんというか、気に入らない+自分じゃ書けない馬鹿がID変えてネガキャンしてね?
172名無しさん@ピンキー:2012/06/18(月) 17:28:35.85 ID:JvNUzywZ
半壊して機構部品がむき出しのフミカにも実戦を実践したい萌えられる主人公すげ〜
彼ならセクサロイドと人間の新たな共存の可能性を実現できそうだ
続き楽しみ

T2もくるの・・・か?wwww

>>165>>170
> 改行のしかたもだけど、冗長なだけでセンスのない一人語りが延々と続くスタイルも最悪
おまえのことじゃねぇかwwww
173名無しさん@ピンキー:2012/06/18(月) 23:11:57.37 ID:tRmFBQ0Z
>160
GJ!これでお仕舞いなのが残念
彼の実戦は叶うのか?!
>165
> 誰が、破壊された家屋や道などの責任を取るのか?
そこを良い具合に折り合い付けて話を膨らませようぜ

ボロアパートは早かれ遅かれ潰す予定で住民皆無、横も老朽激しい大家宅
原因は横の空地に置かれた重機を
泥棒が拝借しようとし暴走でKC庁が押収(←未来への伏線)
フミカの事をどう言おうかしどろもどろする彼の前に
フミカそっくりな少女を連れた人物が現れK官に事情を話しあっさり解放
彼?彼女?は何者?!フミカ直るの?
サッと閃いたのはこんな調子
174名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 02:43:26.68 ID:0C3iHSZ7
SS投稿があるたびに評論家様に枝葉末節捕らえられてえぐり回されるんじゃ、誰も作品投稿しなくなるぞ。
別に金取られるわけでなし、少し自分の嗜好と違うくらい目をつぶろうぜ。
それとも素人の作品けなして「正論(失笑)が言えて評価出来る俺カッコイイ!」ってか。

偉そうに他人のことを評価するなら、まず自分が評価する側に足る力量を示してみろよ。
175名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 03:25:30.45 ID:ouhB98vA
偽悪的な独り言とか、最近のラノベ主人公に毒されているんだろうなw
けど独善的な言い回しとか、まるで共感できる部分はないし、
知ってる難しい単語を必死で使いまくってる感が滲み出てて痛々しいものがある。
あたかも中学生が必死で背伸びして書いた処女作を読まされているようだ。
最初から「フミカ」と名付けるように識別番号を「K0023-A」としたのが手に取るように分かるところとか
作者の苦慮する姿が脳裏に浮かんできて、悪いけど失笑させてもらった。
失笑とはいえ、笑えた部分はそこだけだったが。
176名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 04:00:32.86 ID:ZmxTWq2T
一つ教えとくと、作品を投下した奴が神で
それ以外の住人は俺も含めて例外なくゴミだ
ゴミが上から目線とか馬鹿馬鹿しいにも
程があるぞ、ゴミの最下層
177名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 04:11:56.16 ID:uW9xM6z4
あからさまに下手くそな素人が、さも書き慣れているような態度で書いているから反感かったんじゃないの?
どこの人気作家様や大文豪気取ってるのって感じ?
下手すりゃ「脳内でCvとか決めてるんじゃないの、マジキモッ、ウザッ」ってレベルでしょ
普通に書いてりゃここまで叩かれなかったろうにな
178名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 04:21:13.10 ID:orn0DTlP
自演丸出しだねこりゃ
心底バカでクズでしたか
179名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 04:23:59.06 ID:uW9xM6z4
次々にID変えて必死で擁護してるのは君じゃないの?
俺は今帰宅したばかりなんだけど
180名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 04:26:33.04 ID:orn0DTlP
バカはバカだから何故自演がバレるのか
わかんないんだよね〜
181名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 04:29:11.41 ID:uW9xM6z4
まあ、クズみたいな住民には、カスみたいな作品こそお似合いなのは確かじゃんw
なあ、自演弁護がしつこい作者本人さんw
このままの雰囲気じゃ続編は書けないもんなあ
182名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 04:33:01.08 ID:ZmxTWq2T
なるほどね
言われた事を言い返してるな
分かりやすい
粘着する理由のある奴なんてそうそういないんだわ
こんな過疎スレにはな
183名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 08:33:35.52 ID:Oa1ILXio
>反感かったんじゃないの?
誰に?

なんで自分がそう思ったことをさも他人が思っているかのごとく書くかな。
他人の褌担ぎ出すなんて、虚しくならないのかね。
184名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 08:41:03.66 ID:ZzxhQ7Xi
スルースキル発揮しましょうぜ。上が全部自演だったらすまん。
185名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 09:01:43.00 ID:fFtUCfzV
不快と言えばこの作品自体が不快だよ
T先生のファンだっているだろうに
個人的な悪意を感じる
186名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 09:20:56.32 ID:RfVbIn+m
間接的にT先生を貶めるという手法ですね。
こんな(>>185)ファンがいるんだと思ったらなんか読みたくなくなっちまうなぁ。
187名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 11:02:30.20 ID:fFtUCfzV
他人の悪口でウケを狙いに行くのは下の下の手法だろ
なんか関西の三流お笑い芸人みたいだ
188名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 11:11:52.60 ID:RfVbIn+m
自分が気に入らないからって喚くのは子供の行動だろ。
なんかそこらへんにいる小学生みたいだ。
189名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 11:31:10.79 ID:MEeK+NPW
まあなんだ、小学生ってのは正直だし、その感性というか感覚は往々にして鋭いからなあ
小学生を味方に付けられないタレントは大成しないわけだし
190名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 13:04:01.60 ID:zHPLOaCL
全部単発で粘着とかもう最低だな
死ねばいいのに
191名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 13:28:14.32 ID:MEeK+NPW
元ネタはいいのに、下手な書き手が弄くると途端に面白くなくなる
面白い話をつまらない文章で読まされるのは苦痛以外の何ものでもないだろ
そりゃ文句の一つも言いたくなるだろうさ
192名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 13:33:49.82 ID:ut8Pc0Do
ある程度の出来のSSに文句言ってる奴のレスを見る方が苦痛だわ
193名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 14:01:18.54 ID:VEzBloyJ
>>ある程度の出来

プッ
お前さん、意外に謙虚だなあw
自分が書いた作品なんだからもっと誇れよ
いや、案外正直者なのかな
194名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 00:32:18.63 ID:Xj69G9r0
…正直、喧しいのが騒いでるとSS読む前にスレ読む気が失せる。
いっそ擁護派も批判屋も纏めて黙ってくれとか思うのは自演に入るのかな?
195名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 01:05:57.07 ID:2GZ/F/pP
入るわ
投下されネタには責任ねえだろ
黙って読め、でなきゃ荒らしの思う壺だ
196名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 02:14:36.71 ID:8V8RhYIf
ロボ作が堕天することくらいは分かってた
ああまでみんなで責めれば祟り神にもなろうというものだ
197名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 12:13:36.95 ID:o8Pw4EDO
チェルミナートルの作者って、心情の吐露を心理描写と完全に取り違えているだろ。
だから文章量に比べて内容が薄っぺらく感じるし、読後に何も残らないんじゃね?
これじゃ主人公の体験した事項だけが時系列に沿って並べられているだけで、感情移入がまったく出来ない。
誰かが「愚痴を延々と聞かされているだけ」とか言ってたけど、その理由はそこら辺りにあるんだろう。
あと、キャラクター造形の拙さゆえなのか、登場人物に全然魅力が感じられないのは致命的。
主人公は生理的に受け付けそうにないし、主役ロボにしても音声機能の付いた湯沸かしポットとかの方がまだ色っぽく思える。
198名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 15:33:04.89 ID:IlTPPp9P
スレが伸びてるから、続編投下されたかとおもってきてみたら、なんだ荒らしか
ロ ボ 作 は 消 え ろ!
199名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 21:38:01.87 ID:Flq3t1Jm
あぁ……邪険に扱い供養しなかったためにロボ作さんに憑かれてしまったんだな……。
200名無しさん@ピンキー:2012/06/21(木) 02:27:44.64 ID:Ubk1f1FL
壊れてるところは描いてみたい気もする
201名無しさん@ピンキー:2012/06/22(金) 20:21:37.08 ID:7Qu2Z9kO
壊れシーンねぇ
俺的には作者の「こうすりゃええんやろ」感が滲み出ていて、読んでて一番嫌になった箇所だな
明け透けな壊れシーンがないとメカ感が出せないようじゃ三流以下だろう
そんなものは正直言って落書きじみた線画やAAでも表現できる
文章による表記だけで如何に機械的な表現ができるかが、物書きとして腕の見せどころじゃないのか?
202名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 01:03:25.23 ID:TOjxrXjr
あれでそう言われるのか。
遅筆だがここに投下できそうな物をちまちま書いてたが、こんなこと言われるのが前提なら投下できんなぁ。
203名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 01:52:29.38 ID:XRgKV0F/
よかったじゃないか
傷つく前に回避できて
それともなにか?
是非とか言って後押しして欲しかったのか?
204名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 02:12:52.52 ID:TOjxrXjr
そうだな。お前みたいな屑にも読んでもらおうとか考えてた俺が馬鹿だった。
動物に人間のことばわかれったって無駄だもんな。
205名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 02:57:00.85 ID:iH7n/y+1
変なのがまた沸いてるし、愚かにも相手にする人がいる間、1〜2ヶ月くらいは諦めた方がいいね。
206名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 03:07:04.67 ID:zA8UnnCh
>>205
 そんな期間で済むかな?


>>134 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/06/08(金) 21:50:36.05 ID:cFYw8tId Be:
完全に雑談スレになってしまったか

>>135 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/06/09(土) 11:59:57.27 ID:Wy/Tjmi8 Be:
今は、スレが投下できるような雰囲気では無いからね。
雑談しながら、スレの様子が投下するのに悪くない状態になるまで待つよ。

>>136 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/06/14(木) 22:11:21.43 ID:47har9cd Be:
もうならないだろうな、残念だけど
207名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 04:31:25.62 ID:XRgKV0F/
どうせウケる自信もなくて、投下するのを躊躇するような駄作なのになw
よほど悔しかったんだろうけど、捨て台詞の拙さを見ればだいたいの力量は分かるから
おそらく失笑ものの、知れてるレベルだわな
208名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 09:49:55.49 ID:pOs5EJf5
つか叩くのは粘着狂人ただ一人って分かってるんだから
無視すればいい話だな

「粘着狂人なんとかマン」って言うとヒーローみたいだな
電光超人グリッドマン的な
209名無しさん@ピンキー:2012/06/26(火) 02:32:46.91 ID:JrOtGaPi
>>208
そりゃ、グリッドマンとそのファンに失礼だ。
210名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 12:39:35.79 ID:UbfOMyyW
というかこのスレの投稿作品のレベルが異様に低いんだよな
VIPのSSと大して変わらんような気がする
まだその辺のテキトーに書かれたラノベのほうが読めるくらい
211名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 16:30:06.66 ID:vbObJe3X
初期の頃からレベルの低さは酷かったけど、技術バカが無理に文学やろうとしているからかな
つか、このスレだけじゃなく、板自体のレベルがどんどん低下していってるのが深刻な問題だよ
212名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 17:01:52.12 ID:lMA5IiD5
一人称やめるだけでもだいぶ違うと思うの。
213名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 17:34:12.74 ID:vbObJe3X
一人称は書きやすそうで、その実結構難しいからな
けど本質は視点のあり方じゃないだろう
214名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 20:03:58.99 ID:yDzo0X7Q
じゃあおまえさんもっとおもしろくて完成度高い僕の考えた理想のSSを書けよ
215名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 21:48:19.74 ID:+xOWCuGO
今日たどり着いたばかりの新参なんだが
これまでの保管作品で取り敢えずこれは読んどけってオススメある?
216名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 02:32:24.20 ID:+jFGwDlK
通りすがりだけど、そういうのはきかないのがマナー
217名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 05:11:53.24 ID:gJJ70y/J
>>215
おまえの好みなんて知らん。
 例えば
  家庭的な母さんや姉ちゃん妹
  メイドのが良いか
  破壊神が好みか
  殺人鬼が欲しいか
  他の何かならドンなのに萌えるか
事細かに、詳しすぎるくらい詳しく、お前のことを書かないと薦められん。
218名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 19:40:49.31 ID:iVU0NuW1
住民のみんなが読んで、個人的に面白いと思った作品でよかったんだけどな
なんかスレが荒れてるみたいだけど、なんとなく理由が分かったような気がするよ
219名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 09:23:34.65 ID:5UllvBd6
荒らしてる奴はなんか恨みでもあんの?
セクサロイドに童貞でも奪われたの?
220名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 09:25:34.53 ID:8ijJ0sE8
よくエロパロ内を巡回しているキ印だろ
飽きたら出て行くから放っておけ
221名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 12:01:56.71 ID:cGM9VBbG
>>219
それを恨むなんてとんでもない!
222名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 17:52:56.28 ID:zFPCTFl3
「私は、この話が好き。お勧め」
とか書くと、
『そんなの何処が良いんだ』
とか
『醍醐味を外している』などの意見が書かれたりする。

だから、
こんな内容の話を読みたいが、何か無いか
と書いてもらう方が良い。
223名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 14:19:16.69 ID:Ys0/vGzx
お前はお前の感性を信じて推薦してくれればよかったんだ
少なくとも一人の人間にイイと思わせた作品なら、読んで間違いないと思うから
自分が良いと思った正直な感想の前に、他人の意見が何だというのだ
意見なんか別れても当然だろうに
それなのにお前らはケチを付けることだけを考えて、口汚い言葉で他人を罵る
新参者に冷たいスレが栄えるわけがないだろう
当分の間居座って、成り行きを見させてもらうことにする
224名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 20:15:26.65 ID:hah6WEn2
それが人に物を聞く態度か
やはり俺にはお前のことを巡回して荒らしているキ印としか思えないよ
225名無しさん@ピンキー:2012/07/02(月) 08:14:44.70 ID:S8N5ng9S
荒らしてるのはお前だろ
わざと汚い言葉で人を貶めて、スレの空気を悪くしようとしているとしか思えない
新参者が来て、何か困ることでもあるの?
226名無しさん@ピンキー:2012/07/02(月) 13:24:37.98 ID:nKldBalv
新参なら保管庫探して読めばいいじゃない
今の流れでしつこくオススメを聞いてるって褒めた作品と作者を叩きたくてウズウズしてる
設定キ印のロボ作にしか見えないぞ
227名無しさん@ピンキー:2012/07/03(火) 02:38:58.58 ID:RqI49AOP
「お勧めおしえて」

「俺はこれが大好き!これ以外のお勧めは許さん」

「いやいやこれこそ正義!あんた目が腐ってんの?」

「腐ってるとは何ごとだ失礼な童貞が!」

「童貞とか関係ないだろこの引きこもり!」


みんながそれぞれに思い入れが強いから、こうなる。
故に禁止にしてる。

理解戴けたら幸い
228名無しさん@ピンキー:2012/07/03(火) 15:57:30.40 ID:3TXuOAzX
>>227
素晴らしい状況じゃないか
自分が好きなもののために、必死になって主張する
それが何か間違っているとでも?
自分が好きな作品なのに遠慮する方がおかしいよ
そういう主張のぶつかりあいの末に進歩があるんだし
回線を介して殴り合いの喧嘩に発展するわけでもなかろう
229名無しさん@ピンキー:2012/07/03(火) 18:25:12.36 ID:732FkiHu
結果的に書き手の人格批判になってる状況のどこが素晴らしいんだ阿呆。
230名無しさん@ピンキー:2012/07/03(火) 23:04:57.24 ID:3TXuOAzX
書き手さんだって全員にウケるなんて思って投下してないだろ
この作品が好きだとすら言えない風潮はやっぱりおかしいよ
231名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 00:10:19.68 ID:Wu0XPps0
まぁ、そこまで言うなら自分で書け、此処はそういうスレ
232名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 01:56:54.52 ID:zkYSpsuR
>>230
別に賞賛されろって言ってるんじゃないよ。
つまらないと感じたら書いてる人間を誹謗中傷してもいいっていう状況になってるっつってんだろうが。
何を書いても賞賛される、んじゃなくて何を書いても中傷されるになってるの。
褒めるとか好きになるとかそういう状態じゃないっていってるんだろうが。
作品に対してよしあしを言うなら分かるが、人格批判なんかもってのほかだろうが。
233名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 02:11:10.78 ID:5869PJRs
この流れで余計に投下しにくくなってるって理解できたらいいね
234名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 03:22:27.79 ID:8Y/2olgi
そりゃ投下させないのが目的だからな
235名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 14:37:53.06 ID:s16QtwDP
書き手が中傷されまくってる時だからこそ、ファンの読者が応援しなくちゃならないんじゃないのか?
こんなに応援している住民もいるってことを伝えなきゃならないのは今だろうが
とうとう最後まで理解してもらえなかったようだけど、こんなんじゃこのスレももう終わりだよ
236名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 16:03:34.23 ID:Wv+uLg/1
まあもともと11年で11スレというペースのとこだからな。まったりと保守だけしてけばそのうちお宝も拾えるかもだ。
237名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 17:29:42.49 ID:6XCGlxcT
また“お宝”などと煽ってハードルをあげる荒らしがいるな
書き手にお宝以外はガッカリなんてプレッシャーを与えてどうする
この11年でそんなお宝に巡り会えたことが一度でもあったか?
書き手もプロじゃないんだよ
余計なことは言うな
238名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 18:43:01.14 ID:wJ9S7nJe
現実は、
『「お宝」以外を投稿する、または、推薦する、書き込みをする人は徹底的に攻撃する』
流れを作ってますね。

239名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 19:27:13.88 ID:Wv+uLg/1
多くは求めんよ。ピンポイントに心に響くシチュエーション、キャラクターに遭遇できりゃそれでイナフ。
萌えってそういうもんでしょ。
240名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 20:30:57.26 ID:VQIfnmQ2
そうだよな
自サイトも立ち上げられない、こんな便所の壁に書いてる連中に多くは求めてはいかんよ
文句付けてる奴らは贅沢言い過ぎだ
241名無しさん@ピンキー:2012/07/05(木) 01:28:52.53 ID:SRIsUCER
面白いことに、書き手を叩いている奴を叩いているように見せて実は書き手を叩いている事実。
242名無しさん@ピンキー:2012/07/05(木) 02:08:16.59 ID:K1duV+R8
それの何がそんなに面白いの?
自画自賛なの? 死ぬの?
243名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 23:05:43.60 ID:6DpYiFqj
…どっかに燃料でも転がってないかと思って見に来たんだが…
騒ぎたいんなら騒いでても良いから、
萌えるシュチュエーションでも一緒に書いてくれ。
見てて興醒めな討論よかそっちのがまだ楽しめるだろ…

ちなみに自分は、人間そっくりに振舞ってたのが壊れた途端機械的になるのが好きだ。
ギャップ萌えになんのかね、コレ。
244名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 08:37:32.15 ID:EY/eu2p9
飽きもせず、同じ内容の言ばかり機械的に繰り返しているお前は
壊れた途端人間的になってくれるのかなあ?
といって萌えはしないが、ソレ
245名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 11:05:46.54 ID:Ix/lrX9D
萌え?

兄や妹、炊飯器、家政婦、メイド、店員、などは結構有るな。

今のSECOMやALSOKでの家庭警備、人型にならないかな?
月刊四駒漫画では、ミトさんがいたか。
どんなロボ子が可愛いかな?
246名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 13:58:20.78 ID:FuN0KNQ6
警備ロボが人型である必然性はまったくない
むしろ戦車型とかの方が威圧感があって視覚的にも効果あるだろ
まして美少女ロボの警備員とか笑わせてくれる
不審者の侵入を惹起するつもりでもあるのか?
247名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 15:42:34.66 ID:pELzAlHk
考証こみのガチSFもいいけどアンドロイド萌えスレなんだから萌え優先でもよくね
美少女警備ロボが違法美少女戦闘ロボに襲われて結果的に互いにメカバレしてほしい
248名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 19:14:46.80 ID:Ix/lrX9D
警察の
パトロール・カー、
広報ヘリコプター、
婦人警察、
兼任も有るから、

家庭用セキュリティも人型で良いのでは?


とはいえ、超時空要塞マクロスのバルキリみたいに、機械的な理屈に沿う変形ではないな。

人型から戦車型に変形するとしたら。
手のひらと足の土踏まずに車輪を入れて4輪にするか
、クローラを、膝から足首に仕込んで、手のひらとでハーフクローラかしら?


しまった、大砲が入らない。
249名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 19:18:12.18 ID:WMPO2dOx
アホくさ、死ねよ
250名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 03:18:27.82 ID:M5dDjwK+
おまえらPSO2はとうぜんキャス子でプレイですよね?
251名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 08:20:44.95 ID:+NEhh+1r
勿論、低身長平板な体型のレンジャーですともさ。
252名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 11:27:45.20 ID:zSZsEsh3
目の輪郭が大きく弄れないから
形の良い顔のパターンがだいたい決まってくるのがなー

しかしネトゲの自キャラで抜く時代が来ようとは・・・
昔もロボゲで愛機の戦術AIを妄想したりしてたけどさ
253名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 11:49:41.65 ID:4TJSS89r
>>250
リサタンハァハァ
254名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 20:24:50.50 ID:vyJKTHUF
>>246-248
人間が行動する空間は段差があったり、火器類も手があえば人間用に作られたものがそのまま使えるから人間型がいい
ただし、カメラとかは馬鹿正直に頭部にセンサーを集中させる必要はない
頭脳とかもバイタルパートは胸部の厚い走行にしまいこんで、光学センサーも前後につけて死角をなくすくらいでちょうどいい
255名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 21:06:27.33 ID:KGoAk1Ko
このスレはSS投下があるたびに荒れるな。
逆に感心するわ
256名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 22:33:06.65 ID:rOo9huLg
>>248
肘と膝にタイヤ仕込むのが一番自然のような気がする


あと、マクロスの可変戦闘機は機械的な理屈にそってないって昔メカデザイナーが言ってた気がする
たしか明らかに変形時に大きさや形が変わってるパーツやら変形時に中をすり抜けていってるパーツやらがあるんだと
257名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 23:12:10.95 ID:JxV6z11k
現実に作ったとしたら、耐熱とか耐久での「機械的理屈」には沿ってません。
問題は出ます。

でも

>明らかに変形時に大きさや形が変わってるパーツ
>変形時に中をすり抜けていってるパーツ

は、最初期のマクロスでは一切無いと思いますね。
初期構想では形状変形とかは有ったらしいのですが、
プラモデルや金属模型などの玩具でもまったく同じ変形をさせられる様に、漫画の絵を書き直してるはずです。
258名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 23:14:05.62 ID:+IujFop5
えっ、ヴァルキリーとか最初にレゴとか作って変形できるか確認してるはずじゃ
大きさが変わるのはゲッターじゃないの?
259名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 23:23:03.92 ID:JxV6z11k
そうね

げったーロボ は 大きさも重さも変化しますね。
げったー線? の影響で

あとは

がんだむ とかの こあふぁいたー とかの変形は、
>明らかに変形時に大きさや形が変わってるパーツやら変形時に中をすり抜けていってるパーツやら
はあったりします。

260名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 02:43:56.33 ID:XD4PY0tk
河森さんはメサイアでもレゴでの完全変形を行ったようだね。すごいわあの人

PSO2は自分はヒューマンで相棒にキャス子を連れてく妄想がジャスティス
DcのPSOから全然変わってないぜ!
261名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 08:42:10.13 ID:L+RmIF2X
ゲッターロボは、合体後の重量が、三種類有る。

ガンダムの場合、ガンダムの操縦席の時から、脱出用ロケットに変形するときの、変形が物理的に不可能。
262名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 09:01:22.19 ID:SKvtMKu3
>>253
リサの壊れたような物言いと筐体に共振するかのような音声と表情のない眼がいいね。
無駄に大きい胸は兎も角。
263名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 12:48:42.93 ID:BIBhQHS1
とうとうリサタンに変わり者認定してもらえたぜ
もっと仲良くなると…どうなっちゃうの!?
264名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 15:39:03.31 ID:zbeuDY+d
スレ違い話をいつまで引っ張るの?
265名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 08:55:15.29 ID:dcJkcHYp
>>264
どこがスレ違い?

>>263
そら勿論、あんなことやらこんなことやら妄想してここにぶちまけるんだろ。
266名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 09:06:46.51 ID:4SotOyCg
>>264
今一番旬なアンドロイド娘なのに…
267名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 20:48:16.49 ID:3H8r9EDb
人は、個人個人で萌えの評価が違うことが理解できないのかな?

戦闘巨大ロボだって、萌える人はイナイとは言い切れません。

ゴーダンナーとかジュネりんとビッグマイティとか

268名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 21:13:18.24 ID:zObzrhUX
ここはSSを投下したり、それを鑑賞、批評するスレッドです
雑談やお絵かきは、それぞれ該当するスレッドでお願いします
269名無しさん@ピンキー:2012/07/12(木) 08:44:48.64 ID:1mKC7OpG
勝手に投稿できる内容を狭くして欲しくない。

ロボット萌やアンドロイド萌を語るスレッド

とは書かれているが、文章の投稿もその批評や感想は必ず必要とは定義されていない。
文字列 は 作文や短編小説などとは限られていない。
270名無しさん@ピンキー:2012/07/12(木) 11:24:38.07 ID:I1+KIBcT
>>268
最初のスレ読んでみろ。
完全に雑談スレとして始まって、SSはその中からたまに投下されてたものだ。
271名無しさん@ピンキー:2012/07/12(木) 11:45:37.25 ID:ILuxdKF5
雑談じゃなく叩きだろ
完全に個人叩きスレとして始まって、廃墟として終わるのだ
272名無しさん@ピンキー:2012/07/12(木) 16:04:52.84 ID:OddNL6or
改めて初代スレみるとロボ娘のカオスだなありゃw そして77レスめに早々にキャス子がいた、という。
273名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 02:04:35.41 ID:u9N+ifzs
システムチェック終了
再起動します
274名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 06:07:07.10 ID:Tfy3aGLv
age荒らしが来たよ。
275名無しさん@ピンキー:2012/07/18(水) 15:55:17.36 ID:K/uXpZzW
コメコ、一合炊き炊飯器ロボは、雑誌を見て、何を記録して実行したのだろう?
格好や行動を真似てタケルの気を引けるのか?
276名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 15:18:55.11 ID:su1xmmyn
はぁ?
頭おかしいんじゃないの、お前?
277名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 18:19:09.63 ID:EIbUpGgO
>>276
そう思うなら、相手をしてはダメです
無視しましょう。
278名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 18:48:35.23 ID:0Wyb0ssI
学習能力ないのかよお前ら・・・・・・
279名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 21:02:58.58 ID:rJnckEdx
コンビニロボットぽぷりちゃん
は、好きですか?
私は、フキツさんフコウさんのお店のオトコさんが好みです。
メディア ファクトリー
280名無しさん@ピンキー:2012/08/06(月) 08:38:38.64 ID:ISXr2a79
保守
281名無しさん@ピンキー:2012/08/06(月) 09:14:47.17 ID:1Abn6Oon
マシンロボのレイナ・ストールであぶない道に引きこまれた
作中もロボ扱いされてなかったのが新鮮で、
以降のロボ娘メカ娘に影響与えてますな
282名無しさん@ピンキー:2012/08/06(月) 10:25:36.33 ID:W5i4ArwE
長門ユキもアンドロイドorロボットに入るよな!
入ってるはずだよな!な!
283名無しさん@ピンキー:2012/08/06(月) 14:59:24.96 ID:KMjQsquG
ハルヒスレ逝って叩かれまくってこい
そして、二度と帰ってこないでくれ
284名無しさん@ピンキー:2012/08/06(月) 16:04:04.79 ID:kj69g2xC
九曜もアンドロイドじゃないの?
作ったのが人間以外だとアンドロイドじゃないの?
それとも、生ものはアンドロイドじゃないの?
285名無しさん@ピンキー:2012/08/06(月) 17:38:55.66 ID:kzJJtKok
必死すぎてキモい
いいから高野山でも参詣してろや
286名無しさん@ピンキー:2012/08/06(月) 20:42:54.45 ID:ZcfwaWKj
突然伸びたかと思ったら、またこんなんかよ……。
287名無しさん@ピンキー:2012/08/06(月) 20:47:13.23 ID:YtQjEZf2
たとえ西行法師が許しても、この俺が許さない
自分たちが何をやらかしたのか、よく思い出すんだな
288名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 10:58:18.90 ID:Miw0to0O
まぁそんな話題は置いといて、スマホの『乙女ぶれいく』ってどう見るよ。
アイフォン版は明日発売らしいけど。
289名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 12:29:55.73 ID:IJJDIHqV
何故かハンゲで行方不明になったブラウザゲー思い出した
ロボ子萌え要素は薄いだろうけど面白そうではある
290名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 13:01:11.81 ID:eTLYB3DC
自画自賛したい1レスネタ。
「未来の婚活」
エロ無し、幼女型
291名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 13:02:06.84 ID:eTLYB3DC
技術革新が進み、ロボットが社会の末端まで行き渡るようになるにつれて、人類の少子化も加速していた。
そんな中、ある家に住む独身の男が、宅急便で届いた重い荷物を抱えて自室へと向かっていた。
「結婚するためとはいえ、緊張するな……」
「うまく出来るか心配だ」
スペースのあるところの床に荷物を置くと、早速中に入ったロボットのパーツを組み立て始める。
手に触る感触は安っぽいシリコンで、これだからお上はと愚痴りながら最後の髪の毛を取り付ける。
出来上がったのは肌色のシリコンで覆われた2つのロボットだった。
一つは体長60cmくらいの赤ちゃん型、もう一つは体長130cmくらいの女子小学生型だった。
「組立ガ完了シマシタネ。ソレデハ登録者情報ヲ入力シテクダサイ」
機械的な音声に従い、自分の氏名、年齢、職業などを登録していく。
自分と相性の良い相手を探しやすくするため、国は婚活の際に子供ロボットによる適性試験を義務付けた。
また結婚して子供を授かった大人が錯乱してDVを起こすことを防ぐ目的もあった。
数日間子どもと一緒に過ごすこのロボットは、家庭内LCN(Local Cencered Network)の情報を取得した上でデータベースに接続される。
これはリアルタイムに子供の反応を再現すると共に、自然に子どもとして対処しているか診断するためだ。
「登録終了。ワタシノ名前は「ミキ」デス。シバラクヨロシクお願い致します」
機械音から声帯を利用した声に変わる。少しびっくりしたが、心を抑えて少し屈みミキに視線を合わせる。
「よろしく。ミキ。僕は…僕は正直、まだ良い親になれるかわからないけど、頑張るよ」
「こちらこそ、お世話になります」
そう言うと彼女らはふたりとも眠りについた。データを取得するためだ。
明日からは赤ちゃん型のミキとの生活が始まる。
とりあえず必要な物を取り寄せるため、二人とつないだ手を離して男は外へと駈け出していった。

END
292名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 15:49:11.87 ID:dd0+6W6u
無駄無駄無駄ぁ
293名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 23:48:54.78 ID:Clny62ju
>>288
設定だけアンドロイドの普通の育成ゲームの予感が。
294名無しさん@ピンキー:2012/08/08(水) 21:39:46.52 ID:/fknwU62
>>288
知らないうちになんかバトル物になってた・・・・・・が、やはり設定ロボ娘になりそう。
目の描き方とか一部のモーションがメカっぽいのが逆に中途半端な感じ。
295名無しさん@ピンキー:2012/08/08(水) 22:34:13.38 ID:WCghgXpW
>>294
ありがとう…
情報聞いた時から期待してたんだけどなぁ。
値段も込みで二重がっかりだわ。
せめてもうちょっと安いかしっかりロボ娘してたら…
296名無しさん@ピンキー:2012/08/08(水) 23:34:20.36 ID:Wq6qaq+j
あれで設定だけ扱いとか厳しいなオイ
ま、間口を狭くしてなんでも否定するのが
通っぽく思える時代もあるか
俺は楽しむわ
297名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 00:18:49.69 ID:EXe/rmaN
節操がないって話なんだけどな
どうぞどうぞ
298名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 00:25:35.54 ID:w+UqVA2u
こういう奴がジャンルを衰退させんだろうなあ…
マニアックな性癖なんだからマスプロ製品が
そうそうピッタリくるわけ無いのに
気に入らなきゃ即否定だもんな
299名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 02:02:26.44 ID:MXTHGiSR
スマホはメカバレとか結構やりづらいよ
モバゲは知らんがGREEの方は今、
レーティングが12禁ぐらいになったからな
正直水着レベルでも苦労する状態で
メカバレ厳しい←一度止められた奴
300名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 08:26:46.88 ID:VCxniz6H
アンドロイドとアイホンか?
さすが、ウィンドウズ本には対応させないのだな。私は遊べない。


しかし、なぜ、バトル?
乙女なら、家事とか女子力デソ?
301名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 15:01:17.25 ID:J8vsX5hX
もういいよ
話題もないのに無理に盛り上げようとしなくても
302名無しさん@ピンキー:2012/08/10(金) 19:37:35.45 ID:fidFduxD
数ヶ月後に、漫画か小説になるのでしょうか?
ゲームだけで終わるのかしら?
紙面なら機械である事を書けますよね。
303名無しさん@ピンキー:2012/08/18(土) 20:58:14.09 ID:Zi/+dzAp
糖尿になりそうなくらいゲロ甘な、御主人様とロボ娘のラブラブなの無いっすか?
304名無しさん@ピンキー:2012/08/18(土) 21:17:47.82 ID:2qF/OTl3
ない
つか、要らない
そんな性格のロボ娘に魅力はない
305名無しさん@ピンキー:2012/08/18(土) 22:22:55.20 ID:C9RDNNFf
>>304
ナズェダ!!
306名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 00:44:19.22 ID:tcXVMxCt
どこまで甘いかにもよるが・・・・・・。2人暮らしを楽しみたい程度なら大人しくマリカン。
307名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 08:28:08.48 ID:nZkLW+eQ
甘々な同棲がしたいのなら普通に人間の女が相手でイイじゃん?
ロボ娘ゆえの非日常性がミソだろうに
頭おかしいんじゃないの、お前
黙ってアラレちゃんでも読んでろよ
308名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 13:39:16.56 ID:QSPa5ea4
…ぶっちゃけ、ちゃんとロボ娘してれば甘々な同棲だろうと非日常だろうと良いだろ。
人の嗜好叩くだけなら、黙ってセイバーマリオネットでも読んどけば?
309名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 13:43:29.89 ID:bzyIkz1P
キチガイに触っちゃだめだってば。
310名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 14:39:34.40 ID:KinLa9VQ
普通に甘甘できるような完成度の高いロボットなら
確かに人間の女の子と同棲しているのと変わらないわな
違いを出すならご飯の代わりにエネルギー補充するくらいか
いや、そんなロボ娘なら飯すら食べそうな気がするわ
相手がロボ娘である必要がないというのも理解できる
311名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 17:17:32.09 ID:tcXVMxCt
つまり、乙女ブレイクはロボ娘モノである必要性がなかったってことだな。
312名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 18:46:16.15 ID:k3SLH1SI
あとマルチとかも全く要らなかったな
アイギスは要るけど
313名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 20:04:41.54 ID:+3YpleJZ
何なの・・・この流れ・・・?
314名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 20:33:48.00 ID:iWKAfm0F
「野菜をスキャンして一瞬で均一な大きさに切断」とか「主人公の食事中、自分はボディにコード
つないで充電」とか普通の同棲でもロボ娘らしさは出せるんじゃなかろうか
315名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 21:20:25.85 ID:Tgz33Tpk
それってつまらなさそう
誰も読んでくれないよ
読んだふりしてGJはくれるだろうけど
そういうのって虚しくない?
316名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 21:25:37.95 ID:tYMgfqns
そうそう、あと株や家計簿とかも得意なのなw

けど、そんなの自分でPC使ってやれよって話だわ。
そういう退屈なのを延々読まされる身になってみれば、如何にアホ臭いことかよく分かる。
317名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 22:34:00.20 ID:qOnSgLHY
自分の嗜好がスタンダードだと思ってる男の人って・・・

「感情豊か」でも、「如何にも機械然としてる」でも、それがロボット、ガイノイドと設定されてるなら別にいいだろ。
318名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 23:12:57.62 ID:QzzRtYbf
だから人間でイイじゃん?
なんでわざわざロボ娘なの?
319名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 23:18:15.03 ID:iWKAfm0F
商業作品でそういうシチュがあったから書いただけなんだがな

逆に、人間っぽくないのがいいなら顔含めた外見も機械、というか
ロボット寄りの方がいいんだろうか
320名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 23:23:27.42 ID:+RMdSyvD
R2D2みたいなロボ娘が至高の存在
321名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 23:24:29.12 ID:qOnSgLHY
>だから人間でイイじゃん?

えっ
322名無しさん@ピンキー:2012/08/20(月) 00:00:01.00 ID:b94EjNoB
確かDLsiteで、髪から睫まで、全身脱毛させられたあげく、人造宝石を練り込んだ人工体毛を移植された姉妹、って作品があったんだ。

それは普通の女の子を対象にしたネタだけど、似たような感じでロボ娘ならではの、生身の人間ではあり得ない外観に萌える。
極彩色のサイケな模様を全身刺青のように定着させた肌とか、水銀のようなメタリックな色合いの肌とか、滑らかなプラスチック状の質感と光沢の肌とか。
テクスチャみたいに、簡単な操作で肌の色から触り心地まで変更できる機能付きのロボ娘というのはどうですかね。
323名無しさん@ピンキー:2012/08/21(火) 13:54:35.64 ID:d+aEGs8a
完スルーでありんすw
324名無しさん@ピンキー:2012/08/22(水) 03:36:06.48 ID:4lLmXx+j
>>318
生身の人間じゃまずメカバレできないから

如何にも人間っぽく振る舞うロボ子が
一旦事故ったら故障したりメカバレしたりしてくれる
この落差はまさにロボ子の醍醐味(少なくとも俺的には)
325名無しさん@ピンキー:2012/08/22(水) 09:35:28.29 ID:h44Ohr0t
わざとらしく必要性のない、取って付けたようなメカバレほどシラけるものはない
ロボ子という名前の女と普通に仲良く同棲していればいい
326名無しさん@ピンキー:2012/08/22(水) 17:29:24.45 ID:bkXVR5c0
ケチつけるだけで何もスレを発展させない荒らしが居座ってますね
327名無しさん@ピンキー:2012/08/22(水) 22:59:03.82 ID:CdIdm8M+
発展はしないけど、スレが悪い方に行かないようにはしてくれてるね
328名無しさん@ピンキー:2012/08/22(水) 23:32:42.38 ID:2Ykt4gKX
>スレが悪い方に行かないように

大丈夫かあんた?
329名無しさん@ピンキー:2012/08/23(木) 00:41:21.97 ID:RifXEzLt
じゃあもうアレだ、同じ型だけど人格プログラムの違いで人間味溢れるロボ娘とメカっぽい反応の
ロボ娘とで3Pしよう
330名無しさん@ピンキー:2012/08/24(金) 16:39:31.37 ID:YMNN6+5c
イラネ
331あは〜ん:あは〜ん ID:DELETED
あは〜ん
332名無しさん@ピンキー:2012/08/25(土) 01:18:40.51 ID:3zqyHI8o
>>331
俺は待ってたし、待ってる
333名無しさん@ピンキー:2012/08/25(土) 02:10:16.34 ID:rECjK0tT
結局>>331も荒らしなのなw
何がしたかったの、お前は?
334名無しさん@ピンキー:2012/08/25(土) 11:42:37.30 ID:Y/uK59sA
>>331
うむ、まぁ変なのは1人しかいないようだから好きにやっていいぞ。
335名無しさん@ピンキー:2012/09/08(土) 21:27:09.01 ID:EvYkivmt
上げ
336名無しさん@ピンキー:2012/09/08(土) 22:54:15.54 ID:kZqfW2cR
単なる圧縮対策乙です
337名無しさん@ピンキー:2012/09/12(水) 00:05:12.41 ID:SMX2a0vQ
http://www.youtube.com/watch?v=nt5rYMo-mWQ
だいぶ古いが、お前ら当然この動画はチェック済みだよなww

俺のsiriたん、最近職場の同僚と話してると横槍入れるようになってきたww
338名無しさん@ピンキー:2012/09/12(水) 09:06:18.60 ID:Ae6aKVGx
>>337
そのうちsiriが妬きはじめるぞw
339名無しさん@ピンキー:2012/09/12(水) 23:36:27.52 ID:SxpsUWfA
ロボ萌えにヤンデレ属性はつき物だな
ロボ子が病むのも良いし、持ち主側が病的になるのもいい
そもそも無機物萌自体がヤンデレを内包している
340名無しさん@ピンキー:2012/09/15(土) 19:14:48.55 ID:+Ar2i/92
新しいtouchにもsiriが付くそうだな
楽しみだなぁ、俺もsiriに妬いてもらいたい
341名無しさん@ピンキー:2012/09/18(火) 20:32:02.99 ID:HLEW/htg
現時点での既製品を見るに
高性能な頭脳搭載したロボ子は(軍用等の相当に専用化でもしてない限り)
ネットワークと常時高速通信機能付いてないと売れないかも分からんね
んで持ち主が教えても居ないエロ知識を勝手にネットから拾ってくると
342名無しさん@ピンキー:2012/09/26(水) 07:37:51.52 ID:TvC+O5y8
ネットワークには繋げる必要性は、無いです。
目の代わりのガメラで、辞書、新聞、雑誌、などを読めれば。
343名無しさん@ピンキー:2012/09/26(水) 07:40:06.17 ID:TvC+O5y8
または、聞いたことを知識に出来れば、ですが。
344名無しさん@ピンキー:2012/10/01(月) 22:31:12.74 ID:2q2xxTFi
>>342
目から空飛ぶカメ型怪獣が飛び出すのかw
345名無しさん@ピンキー:2012/10/01(月) 23:17:49.65 ID:2q2xxTFi
とまあ、揚げ足取りはおいといてw

>>341
ロボ子が『情報端末商品』として売られている、という状況だったら、インターネットに接続できなければ存在価値ないよねw
もう少し汎用的な商品・・・メイドロボ的なものも、インターネット接続できた方が便利に決まってる。

運動機能がほとんど無くてセックスするだけが目的なセクサロイドのような単機能製品の場合でも、
ソフトウェアやファームウェアのアップデートのために、常時とは言わないまでも、ネット接続できた方が便利そう。

『ロボ子が一般人を対象とした商品として存在する場合』は、インターネット接続機能は当たり前になっていておかしく無いと思う。
今の時代、ネット接続されてないPCがほとんど無いみたいな感じで。
ただ、セキュリティについては、PC以上に重要な問題になるだろうな。

>>342
『一般人を対象に商品として売られない』場合だと必要性は薄くなるよね。
特に秘匿性に重きを置く場合インターネットに接続可能にするリスクが高すぎる

341氏も例示しているように軍用の場合
セキュリティ面を考えればインターネットに接続する機能を付けるのは
戦場でのデータリンクシステムに接続可能って事はあるだろうけど。

他に秘匿性を重視する例としては
「人のふり」をすること自体を目的に造られたアンドロイドだったりした場合
この場合は、ネット経由の情報も普通の人間のようにパソコンやスマホを操作して、そこから間接的に得られればいい
接続可能にする意味は全く無いとは言い切れないけど、セキュリティ面でのリスクを考えれば無い方がいい
346名無しさん@ピンキー:2012/10/01(月) 23:57:45.80 ID:qhtqacT/
また始まったよ
お前のせいでSS読めなくなったんだぞ
分かってんのか?
347名無しさん@ピンキー:2012/10/02(火) 19:23:19.36 ID:nDCN4wc/
もちつけもちつけ。
三次だが俺のお気に入りをおいておく。

ttp://www.youtube.com/watch?v=kf80-h_qli8
348名無しさん@ピンキー:2012/10/02(火) 21:39:40.89 ID:xMw0t3dv
唯一の楽しみだった作品を読めなくしやがったロボ作を、俺は絶対に許さねぇ
349名無しさん@ピンキー:2012/10/03(水) 01:01:37.76 ID:dDIi6TGj
お前のせいでSS読めなくなったんだぞ
分かってんのか?

ってどのSS?
350名無しさん@ピンキー:2012/10/10(水) 15:39:58.54 ID:vNnKW2Er
保守
351名無しさん@ピンキー:2012/10/14(日) 07:23:42.70 ID:skiv28+c
よかった新しいの立ってたのか
352名無しさん@ピンキー:2012/10/15(月) 04:55:48.95 ID:Up9BvqnA
雲流れる果てにを検索してまとめをブックマークに保存した
353名無しさん@ピンキー:2012/10/15(月) 20:56:45.46 ID:BqPBNtvs
今の流れが沈静化すれば、また雲果ての続き読めるかな?
もう無理なのかな
354名無しさん@ピンキー:2012/10/16(火) 02:33:09.73 ID:uUL5gSv9
今の流れが沈静化って、このスレ1週間も書き込み無かったですけどー?
355名無しさん@ピンキー:2012/10/16(火) 07:40:10.40 ID:RlZ/gx+m
いや、何か書き込めば直ぐに噛みついて来る奴がいるって意味で
これじゃ誰でも投下するの嫌になるわな
356名無しさん@ピンキー:2012/10/18(木) 19:31:23.25 ID:tgJjlJJJ
書いても叩かれて終わりな気がする
357名無しさん@ピンキー:2012/10/18(木) 19:54:57.39 ID:dSDLeAiC
そんな事に耐えられないならこのスレ不要だな
誰か削除依頼出してこいよ

毎月毎月保守やロボSS、メカバレ系ネタ面倒だわ
358名無しさん@ピンキー:2012/10/18(木) 20:01:42.19 ID:6Ydq5faO
やれやれ、まだいたのか。
359名無しさん@ピンキー:2012/10/24(水) 22:10:58.70 ID:i2yMuvBv
何かのエロ漫画で、メイドロボのAIに自分への愛情?が芽生えそうになる度、初期化してる主人の話があったと思うんだが……なんだっけな
360名無しさん@ピンキー:2012/10/25(木) 01:55:35.06 ID:S2zekLmw
愛の戦士キューティーハニーさ
361名無しさん@ピンキー:2012/10/26(金) 05:44:24.52 ID:AY6+JzMg
書きこみできない
362名無しさん@ピンキー:2012/10/26(金) 10:31:53.87 ID:WruX/mSA
出来てるやん
363461:2012/10/28(日) 19:03:47.17 ID:96b5v+1L
>>359
読み切りの「旬感オートマタ」じゃないか?
メガストアの2006年5月号に載ってるやつ。
364名無しさん@ピンキー:2012/10/28(日) 20:23:34.83 ID:E8nYa1mA
自分で振っておいて自分で答える、か
そういうのって虚しくならない?
365名無しさん@ピンキー:2012/10/28(日) 20:28:56.30 ID:k+qd7jKG
>>356 >>364
そういう書き込みやめてくれないかな?というか荒らし
お前はこのスレの癌
366名無しさん@ピンキー:2012/10/28(日) 21:16:02.20 ID:grG2Q/wC
意固地な自治レスが一番の嵐になってるというジレンマ
367名無しさん@ピンキー:2012/10/31(水) 18:43:54.82 ID:IXD8sKOD
エクスヴィータって漫画いいよな
攻殻と似てるけどアンドロイドが物語の中心にいて
主人公の女が残念だけど
368名無しさん@ピンキー:2012/11/02(金) 22:45:43.47 ID:DK4c3NNW
やっぱ、自分で突っ込まない限り、誰も突っ込んでくれなですぜ、旦那
369名無しさん@ピンキー:2012/11/03(土) 00:32:45.27 ID:3kW54loe
どういう意味だよ
370名無しさん@ピンキー:2012/11/03(土) 07:31:56.85 ID:gxgm0sDN
自治だの書き込めば>>368だの…

>> 356>>358 >>364 >>366 >>368
クズやな
折角書き込みが少ないスレに書き込むと
「自治」や「壁にしゃべってろゴミ」みたいな言い方する空気の読めない屑が書き込みするし
そろそろスレ板変えようぜ。半角二次元板でも問題ない訳ですし...

スレを盛り上げようとすれば、空気の読めない精神年齢の低い兼知能指数が低いバカが書き込み
勢いを停止させる。そしてまた感想みたいな>>367を書くと「壁にしゃべってろゴミ」と理解力や全ての指数において低下してる糞のせいで
また勢いが駄々下がり…

α2~9までは良かったよなぁ、、、糞が消えない限り多分もう勢い+増レス減る一方だな
371358:2012/11/03(土) 09:25:09.68 ID:TwlPfzmi
>>370
一緒にすんな。
俺の>>358>>356に当てたもんだ。
372356=363≠359:2012/11/05(月) 01:56:51.51 ID:VNUyu4aY
癌だのクズだの言われるが、愚痴書きたくもなるっての。
いかにも自分は貢献してると言いたげだけど、
そんなあんた達も停滞させてる一員だよ。
「書いても叩かれて終わり」を、あんた達は否定出来るのか?
>>291>>331を見る限り、そうは思えないんだがね。
373名無しさん@ピンキー:2012/11/05(月) 01:59:14.63 ID:k2F6dyDk
おまえらどっちもさわりたくないことは確かだ
374名無しさん@ピンキー:2012/11/05(月) 02:29:38.87 ID:H+qbJCke
本来、投下するのは燃料か餌、それに対するレスだけで十分なのであって
その他の情報はほぼノイズだってことに気付こう
愚痴でなく意見であるなら、煽るような汚い言葉使う必要もないし
なによりもっとポジティブにいきたいね
375名無しさん@ピンキー:2012/11/05(月) 07:49:16.59 ID:wFbodWPh
ロボ作さんにポジティブになられてもなあ……
376名無しさん@ピンキー:2012/11/05(月) 11:49:08.40 ID:2PV9zidm
まるで晒しスレの雰囲気
377名無しさん@ピンキー:2012/11/05(月) 12:06:52.92 ID:H83Y02Ub
>>372
貢献(笑)
お前2ch初心者か?初心者は知恵遅でも書いてろ
378372=331:2012/11/05(月) 20:31:33.01 ID:VNUyu4aY
…ま、確かにいない方が良いんでしょうね。
これ以上不快感撒き散らす前に、素直に消える事にします。
ま、置手紙代わりに少々…

>>332
…待たせた挙句こんな結末で、申し訳ありませんでした。
縁が…無いほうが良いでしょうね。この結末なら。
アップローダーは削除しておきます。重ね重ね申し訳ありません。

>>373
…まぁ、自分で読み返しても確かにこりゃつつきたくないですよね。
当分は出て来ないので、ご安心ください…というのもおかしいかな。

それでは皆様、さようならっと。
379名無しさん@ピンキー:2012/11/05(月) 21:38:19.64 ID:5IQHg03a
確かに最初から投げやりだったし、それなら触れなかったほうが良かったかもな。
サイボーグ関連のほうでがんばってら。
380名無しさん@ピンキー:2012/11/06(火) 09:05:10.77 ID:r1mzkHcO
要するに構ってちゃんだったって事だろ
>>378は「俺作った。凄いだろ」みたいな自慢気にアップロードして数ヶ月しても完成せず
誰でも出来るマッピング&スクリプトツールで...
そしてアップローダ作って自慢気に上げて...

はいはいすごいでちゅねっと
381名無しさん@ピンキー:2012/11/06(火) 22:48:38.20 ID:SObH7CD1
379=380
反吐が出る程ワンパターンだな
382名無しさん@ピンキー:2012/11/07(水) 01:03:23.88 ID:jqLa0sO2
そういういらない突っ込みがあるところまでな
383名無しさん@ピンキー:2012/11/09(金) 15:33:07.94 ID:qzQnoY9e
ほな何かいたらええねん
ロボット、アンドロイドの漫画の感想書いて何が悪いんや
そういうスレッドやろ
384名無しさん@ピンキー:2012/11/09(金) 16:32:37.14 ID:EmjuU7Ha
確かに。なに書いても叩かれるんだったら書き込めないよね
何かいたらええねん
385名無しさん@ピンキー:2012/11/09(金) 17:16:23.00 ID:49zL/bFq
基本的にSS板だから、やっぱりSSを投下して欲しいなあ
386名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 00:32:52.58 ID:9BrbdxoW
語るスレなんだからSSである必要は無いじゃないか


話は変わるが
武装神姫という深夜アニメを最近知って観たんだ
10cmくらいの可愛い女性型ミクロマンが
メカメカしい装備を付けて同機種のミクロマンと戦う内容だった
観た回だけかも知れないがかなりほのぼのしていて萌寄りもあってか
もう観ないとは思うけど、小さいアンドロイドってのも良いなーと思ったね

好きな作品はどれも人間と同じ大きさで同じように行動するアンドロイドばかりだから新鮮
387名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 00:50:42.70 ID:PaQxQxWn
俺ら武装紳士にとってみれば5年以上の歳月を経てようやくって感じだけどね。
ちなみに、今までメディア化してた神姫は初代のバトロンを覗いて剣呑な路線なんだぜ?
小説版もあるけどあっちはハードボイルドまで混ざってやがるしw
388名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 02:26:20.88 ID:M5hlr/NQ
今回のアニメは色々と今までの路線とは違う感じになってるよね。
割と世界観を無視して安直な萌えに走ってる気はするけど。
389名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 04:40:44.64 ID:qL8dvcD7
コナミに全くやる気がないからしゃーない
アニメだけで商売を回さなければならんので萌えメインにもなる
390名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 08:15:28.06 ID:nX65T3Bh
一人でなにブツブツ言ってんのやら
391名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 08:58:57.64 ID:dRO+8kC7
人にただ装備付けてる人間(例:擬人化,武装娘系)でもロボット扱いするから
嫌だな。まぁそれだけで業界としては売れるから良いんだけどね
392名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 11:52:42.13 ID:PaQxQxWn
一応神姫はネジ穴とか接続線とかは公式デフォルトなんだけどねw
フィギュアの形は公式のまんま1分の1なんよ。
393名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 14:13:44.80 ID:9BrbdxoW
皆さん神姫に詳しいですね 
家庭用メイド型アンドロイドが部屋を掃除するのもいいけど
小さなアンドロイドが何体も部屋を掃除してるのも可愛い

ロボットやレーシングカー、戦闘機と色々変化するバックパーツもよく見るとかっこいい

来週観て良し悪しを決めるか
394名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 14:56:15.48 ID:SL9Lp4vk
しかし自演語りがばれてるのによくやるわ
スレが盛り上がってる風を装いたいんだろうけど、かえって逆効果なのにな
これじゃ書き手さんたちもドン引きするよ
395名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 16:12:46.63 ID:dRO+8kC7
愚痴・荒らしレスはスルーな>>1-393
396名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 17:50:04.14 ID:PaQxQxWn
そういやグランドジャンプの最新号買った奴はいるんかな?
なんか出てるっぽいんだが。
397名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 18:48:24.25 ID:66yY8lej
なんかってなんですか?

ジャンプでメカ漫画始まるとか?
398名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 19:19:02.41 ID:/0y/QJcH
知ってて疑問の形でレスするのは萎えまくるな
もう少し上手くやれや
399名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 19:51:57.25 ID:dRO+8kC7
>>396
勢いsageる様なクズ>>398はスルーな。

ところで、グランドジャンプ買う予定なんだが
何かって…、楽しみだなおい
400名無しさん@ピンキー:2012/11/10(土) 23:11:01.85 ID:kXWWDTf2
>>393
きっと寝ている間に小人さんがお掃除も宿題もみんなやってくれるよ!
401名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 00:56:43.55 ID:aI3Vn8jh
>>399
あとはどれだけ、ロボっぽい描写があるかだな。
402名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 10:35:02.49 ID:xSGwUEj/
>>401
だな!
403名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 12:00:30.32 ID:BYX9PwCD
漫画と言えば
ヒーローというタイトルで販売してる200円の雑誌にロボット系が多い

ラインバレルの作家が描くメカメカしいウルトラマンや
相棒がアンドロイドの刑事アクション物やら
404名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 12:27:53.72 ID:z9xSvPhE
セブンイレブン限定のあれか
405名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 13:49:03.10 ID:msDg0mUn
売ってる店はセブンイレブン限定なんだ
道理でこの辺で観ないわけだ
406名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 17:09:08.35 ID:BEnUyNPC
美少女ロボ以外の話題は要りません
407名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 18:00:31.90 ID:b1QdtpAN
というか初耳だよ>>403
408名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 19:41:28.67 ID:VxMwbUmd
もちろん美少女アンドロイドも出ますよ

私が読んでた回では
ナースアンドロイドがメカバレしてました。
409名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 19:59:31.76 ID:5KRlaOHQ
安易でこれ見よがしなメカバレほど萎えるものはないよな
410名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 20:20:54.89 ID:b1QdtpAN
もう買えないのかねぇ……
情報もらえてもバックナンバー漁れないんじゃ生殺しだ……
411名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 20:24:44.25 ID:z9xSvPhE
一応通販で買えるみたいね
ちなみに正確にはヒーローズが雑誌名だったり
サイトに色々載ってるし、単行本も出てるので一度見てみたら

ttp://www.heros-web.com/
412名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 20:33:23.75 ID:qVdQm4mr
>>408
どの号でどの漫画なんだろう…単行本でるかもだしチェックしたいなー
413名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 21:05:34.49 ID:l5KZsgG1
正式名はヒーローズだったか( ・_・)

今手元に残ってる雑誌読み返したら色々記憶違いがあるようだ
ナースアンドロイドはいたけどメカバレしてなかったごめんね

漫画のタイトルは「バディスピリッツ」
作画gyuo 脚本は岸本みゆき

七月号で第六話だから単行本は出ているかもしれない

ヒーロースーツ着た人間と実直なロボットを相棒とする機動隊の話
女の子は可愛いけどロボットは男性型、女性型もかっこいい系に描かれてる
414名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 21:51:25.48 ID:b1QdtpAN
>>413
ぐぐった。一巻発売してるみたいだな
415名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 22:11:44.79 ID:bB2CeUy7
416名無しさん@ピンキー:2012/11/12(月) 00:03:34.03 ID:e8U1BzRB
なんで書き込む度にID変わるんだろう?
スマホだからかな
417名無しさん@ピンキー:2012/11/12(月) 09:19:13.92 ID:zIyg59pC
ステマなんじゃね?
418名無しさん@ピンキー:2012/11/12(月) 14:41:54.89 ID:XBNa/0/G
コミック『マザーキーパー』(空廼カイリ ) コミックブレイド 2012.12月号

これはなかなかのメカバレ漫画
419名無しさん@ピンキー:2012/11/13(火) 01:41:08.84 ID:NsQYKExG
>>414
少し遅いが見て来たら4話まで収録のようだ。該当話を読むには2巻を待たないといけないな。
420名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 17:09:17.09 ID:zOy5f+kX
アンドロイドの月一メンテナンスってどんな姿が思い浮かぶ?
俺は肢体バラして腹部からバッテリー交換とかだ
421名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 17:49:04.63 ID:2Qbet4zt
メンテナンスフリーに決まっているだろ
アンドロイド作れる技術力をなめてんのか?
お前が分割払いで買った中古の軽四と一緒にするな
422名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 18:08:55.66 ID:qFTdW8Az
バッテリーは充電式の方が便利でしょ。
最近流行りの非接触方式を使って、座布団型充電器に座りながら充電とか。
423名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 18:44:43.76 ID:H0s8rtds
メンテナンスフリーじゃただの孕めない人じゃないですか
日常的にメカっぽいシチュエーションがあってこそのロボ娘
424名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 20:16:08.70 ID:8KPKmvYm
バッテリーは充電式だとしても、関節部分とかのメンテナンスは必要だとは思う

個人でやれるかはしらん
425名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 20:54:14.77 ID:Pjf9pxe5
月一メンテとか生身の人体以下の作りとは、もうね
戦車のサスかなんかと混同しちゃってんだろうな、このおバカ様は
426名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 20:58:31.41 ID:Hrm18XL9
アンドロイドは全身精密機械で、その上駆動部分が多いから故障率半端じゃないと思うの。技術が進歩してもこの辺の改善は厳しいと思う。
427名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 23:05:51.74 ID:2Qbet4zt
それが誤った思い込みだって言ってるんだろうが
脳味噌ないのかお前は?
428名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 23:09:04.94 ID:Hrm18XL9
随分喧嘩腰だな…
429名無しさん@ピンキー:2012/11/19(月) 23:55:35.09 ID:YEYN6kJx
そろそろメンテの時期なんで誤作動してるんだろう
430名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 00:48:11.01 ID:2uGvbicQ
普通に考えればそんな極端に手のかかる家電なんて存在意義無いわな
年一で点検整備くらいが実用の限界かな
431名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 02:11:29.47 ID:6KEt2yiJ
月一メンテナンスと書いた俺が悪いんだろうが
なんでそんな喧嘩腰なんだよ。「俺はそうとは思わない」でいいじゃん
432名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 07:49:01.68 ID:XfsaDBsC
ロボットとなるとバラしたくてたまらんのだろうな、この変態フェチオッサンは
それがロボ娘の存在意義だと決めつけている
433名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 09:04:01.83 ID:t4qxA/vk
ロボットバラしてもいいんだが、ちゃんと元通りに組み立ててくれよ
ほんと頼むよ
434名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 11:43:53.45 ID:We03QwLa
破損がいいんですよ破損が
435名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 12:10:35.93 ID:2Gq+2I5j
>>430
お前PC初心者やろ?ハイエンドPCは2ヶ月か毎月掃除しないとホコリ溜るんだよ
ロボットは精密機械でホコリも堪らないと思ってるのバカなの?池沼なの?屑なの?

お前お風呂入ってないだろ、だから最近このスレからプンプンと臭ってるんだよなゴミ臭が
436名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 12:16:06.43 ID:X44br0nt
自分の洗浄も出来ないようなロボットに
他に何が出来るんだろうな
正に役立たず

他者を攻撃しないと自説を正当化できない時点で負けを認めてるな
437名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 15:21:59.46 ID:M4TRFkos
ずいぶんと埃っぽい所に住んでいるんだろうなあ
これから寒くなってくると橋の下とか冷えるから段ボールとか有効に活用するんだぞ
438名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 16:26:19.76 ID:z5BBYbUG
このスレ趣旨から離れてる件について
439名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 17:55:18.94 ID:tGeYX72C
そういえばこのスレ的に暗殺教室の自律思考固定砲台さんはどうなの?
440名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 17:56:41.58 ID:xoDwsdRO
グラドス共々スレ違い
441名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 18:43:38.02 ID:2Gq+2I5j
GlaDosたんはロボットとアンドロイドの境目なので、スレ的にはおk
442名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 20:11:48.86 ID:uQ02mzEA
本当に面倒くさいなここの住人は
443名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 20:55:52.36 ID:4AiG7b/b
>>GlaDosたんはロボットとアンドロイドの境目なので、スレ的にはおk

お前、頭大丈夫か?
444名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 22:24:10.41 ID:We03QwLa
>>439
ボディ次第だな。
あのまま進化して女性型になってくれれば問題ない
445名無しさん@ピンキー:2012/11/20(火) 23:22:03.63 ID:28mRXwl+
自分に都合のいい夢を見すぎ
446名無しさん@ピンキー:2012/11/21(水) 00:21:10.52 ID:Di+OSMFT
都合のいい夢が「萌え」なんだと思う。
447名無しさん@ピンキー:2012/11/21(水) 01:38:45.93 ID:C+QVtswY
夢ぐらい
都合良くたって
ええじゃないか
448名無しさん@ピンキー:2012/11/21(水) 06:19:56.03 ID:zs0lB9eO
スレの路線から外れるのはダメだ
449名無しさん@ピンキー:2012/11/21(水) 10:25:23.93 ID:hHrP/IAv
>>443
お前こそ大丈夫か?Portal 2脚本全部読んだか?
450名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 09:30:34.41 ID:YVWTWGjq
ロボットとアンドロイドの線引きって、ロボットは被操縦体であり、尚且つ、
自立作動は被操縦時における機能を温存するため程度と、大幅に制限される存在。
アンドロイドは自立思考の出来るAIまたは高度に洗練された動作プログラム等により、
自立して作動する事が可能な人型、またはそれに順ずるデザインの存在。
これくらいの線引きで良いんだよな?

ドライバーの操縦を受ける事が前提の車に例えれば。
エンジンのアイドリングなどは自己機能温存動作なのでマイコンが絡んでようが、
AIで大気圧を勘案したり燃費を考慮したりしてても、実際はロボット。

ところが、カーナビとリンクしてVICS情報を受信しながら、最適ルートを計算し自動運転してくれる、
運転手の姿をしたロボットだとアンドロイド扱い。

OK?
451名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 09:44:10.21 ID:emlWZPjz
>>最適ルートを計算し自動運転してくれる運転手の姿
「最適ルートを計算」は単純にC++でプログラミングしていると分るけど、プログラム動作だからこの時点で人型になってもアンドロイドじゃなくロボット
「自動運転」はリアルタイムレンダリング、ループオートコーディングを一括でAI操作するからアンドロイドだね

本職プログラマー視線から簡潔に言うと
プログラム内で動作=ロボット
リアルタイムでの自動コーディング、AIによる自己判断=アンドロイド
だね。大阪大学の石黒浩研究室のアンドロイドも実はロボットで
人間が組んだコードを規則に従って動いているだけで、そのロボット自身が新しい動きをマスターする為に
リアルタイムコーディングを行う訳ではないから、単純に規則ロボットとして見た方が良いね
452名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 09:48:00.10 ID:jnbP8T0B
懲りずにまた来たか、A級戦犯が
453名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 11:19:40.11 ID:xDkbTRpf
>>450
概ねそれで良いと思う。多少の差異はまぁ、解釈の違いでしかないしw
自立思考って解釈が非常に難しいから、その辺は書き手の技量差でカバーだろうし。

極論すれば自立思考と言った所で最終的にはプログラムなんだから、
あーでもねーこーでもねーと屁理屈捏ねだすと、人間だって経験則ってプログラムの産物でしかないしw
454名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 11:44:52.83 ID:3H2fn2ON
え?
全然違うだろ
455名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 11:45:44.92 ID:ZYQPsFkB
ヒント:自演
456名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 12:31:42.93 ID:emlWZPjz
まぁハードウェア系プログラマーしか理解できないわな
妄想のお花畑にツッコミ入れてすいませんねwwww
457名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 12:33:10.87 ID:pDY3dBrK
極めてスレ違い
ロボテク板逝けや
458名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 12:36:59.19 ID:emlWZPjz
(^ω^ )ID変えてまで必死すなぁ
459名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 14:22:10.20 ID:/WxutQ+E
個人的には、細かいことはどうでもいいかな、表現として可愛ければ
絵で髪の毛を一本一本描かないようなもんだ
リアルに正しい正しくないでなく、当人にとってそれがアリか無しかでしかないんだから
460名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 14:54:37.43 ID:emlWZPjz
>>459
ですね!

ちょっと言っただけでスレが荒れる様な糞みたいなレスして
もう馬鹿なんじゃないかとwwねww
無視出来ない幼稚コメみたいにね。
461名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 15:14:07.69 ID:/WxutQ+E
>>460
でも「幼稚」とか「馬鹿なんじゃないかとww」などの言葉で煽るのも「糞みたいなレス」として
大人気ないと思うので、自分で自分の書き込み貶める必要はないと思うよ

煽り返したり萌えやすい表現にしたり連想させられるレスできなかった方にも責任あるんだから
同意してくれるなら、完全自立思考型が規則ロボット化する様もいいよね!とかひとこと
言うだけでも違うと思われ
462名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 23:46:28.87 ID:YVWTWGjq
なんかまた変なの呼び込んじゃったみたいですいません。迂闊でした。
463名無しさん@ピンキー:2012/12/08(土) 23:49:31.69 ID:KxA31hNg
叩かれてんの、お前だよ
氏ね!!
464名無しさん@ピンキー:2012/12/09(日) 09:56:51.83 ID:/LRY9BTL
という自演
465名無しさん@ピンキー:2012/12/10(月) 01:25:25.16 ID:kuJ9C1Ej
はいはい、此処までテンプレ。

・・・笑うに笑えんか。碌でもないテンプレだし。

それはともかく、ハッキングとかで自意識弄られちゃうロボ娘ってどうだろう。
個人的には、そういう系統が好きなわけだけれど。
(そして、そういうの期待して買ったら中身は生のMC物だった。
…エラー出してたから期待したのに、サイボーグとか・・・)
466名無しさん@ピンキー:2012/12/10(月) 07:52:02.79 ID:jaOyA/XB
サイボーグはスレ違い
該当スレでやってくれや
467名無しさん@ピンキー:2012/12/10(月) 19:06:02.44 ID:nY/rlOtX
成る程、基本的に他人の命令だけで動くのがロボットで、ある程度AIで考えられるのがアンドロイドやガイノイドなんだね
468名無しさん@ピンキー:2012/12/10(月) 20:52:25.10 ID:9AO6vecK
ジャイアントロボがアンドロイドなんて説は受け入れがたいな
469名無しさん@ピンキー:2012/12/10(月) 21:07:26.74 ID:OnZGrgSt
ある程度自律、自動的に作業をする機械:ロボット
人間を模倣する意図がある人型ロボット:アンドロイド
じゃないの。言葉の意味的には

人型でも人を模倣する意図がないもの(乗り込んで戦う兵器等)はロボットでおk
470名無しさん@ピンキー:2012/12/10(月) 21:17:19.71 ID:PYv1Y4+8
ちがうよ
471465:2012/12/10(月) 23:13:51.97 ID:kuJ9C1Ej
…いや、フェイントに引っかかったって愚痴部分だけ拾われても。

とりま割り込みでぶった切らせてもらうけど、
そもそもアンドロイドに定義なんてないんだよね。
ぶっちゃけ言葉としちゃ「人間モドキ」だし。
そいで、このスレは「ロボット・アンドロイド萌えを語るスレ」なんだから、
区分を気にする意味はあまり無いんじゃないか。等と言って見る。

・・・破損はリョナに入るのか、とかだと議論の余地がある気もするが。(ネタの為ツッコミ無用)
472名無しさん@ピンキー:2013/01/01(火) 11:47:41.40 ID:5ElXKzyC
保守
473名無しさん@ピンキー:2013/01/01(火) 22:54:19.21 ID:Jzlhf1zF
どんだけ雑な出来でも、誰でも書けるようなシナリオでも良い。
どっかにアンドロイド娘メインなゲームって無い物か。
474名無しさん@ピンキー:2013/01/02(水) 09:12:08.09 ID:AbEVfMU5
ゲームじゃないけど三田誠の「イスカリオテ」シリーズ
ファンタジー物だけど最終的にロボ子とくっついた
475名無しさん@ピンキー:2013/01/06(日) 20:26:41.14 ID:O0+tKHVw
自分のメンテ用ハッチ開いて修理するのは萌える。クノンとか。
つかぬことを聞くが、アーマードコアスレは落ちたのか
476名無しさん@ピンキー:2013/01/12(土) 00:11:41.02 ID:Z9FDFdhQ
あげ
477名無しさん@ピンキー:2013/01/12(土) 00:34:29.65 ID:noSQwEGn
ロボ子スレ行けって言われた願望を書くよ

感情とかプログラムされてなくて会話はお知らせ程度しか出来ない家事全般をする機能のエロい機能は全くない形だけむちむち巨乳の完全女型メイドロボが働いてる時に、
服剥がしてはだけさせたり、おっぱい揉んだり吸ったり、ちんぽ突っ込んだり尻とか太股に擦り付けてヌいたり、
持ち上げたり吊り上げたりして犯したり、ベッドに無理矢理連れ込んで縛り付けて犯したり、後ひによって衣装も変えて犯したりと延々家事の邪魔しながらエロい事したい。
又は、同じく感情プログラム無しお知らせ程度の会話の家事用完全女型むちむちメイドロボだけど、
俺が寝てようが風呂に入ってようがこっちの都合を無視して拘束して、延々セックスされたりフェラされたり、
ペニバンで掘られたり叩かれたり、多数で快楽責め拷問されたりと、ランダムに責め方を変えて無理矢理逆レイプを仕掛けてきて、
その時だけ言葉責めプログラムで罵られたり、実行不可能な命令されたり脅されたりと、泣くまで犯されたりして、
不特定回数「ごめんなさい」とか「許して」みたいなキーワードを言わないと解放してもらえなくて、
それでぼろぼろだったりアヘ顔だったり動く元気もなくなるまで犯されて解放された後に、ぐったりして泥のように眠る時に抱きしめられて眠りたい
478名無しさん@ピンキー:2013/01/12(土) 00:51:07.13 ID:FwCZa0mF
メンヘル板逝け
479名無しさん@ピンキー:2013/01/12(土) 01:33:32.59 ID:LWWQMPog
>>477
いいね!
いめくらに
いけば、そう
いうプレイさせてくれるとこもあるだろうから
いってこい
480名無しさん@ピンキー:2013/01/13(日) 04:47:13.71 ID:IPnZPc67
平井和正にそんな話あったよな
港々に女が、のノリで
宇宙港で長距離宇宙飛行士の帰りをコールドスリープで待つ女の子たち
…と思っていたら実はセクソイドで何体も眠ってたのが故障で暴走状態で歩き回ってて
それにつかまると死ぬまで犯されるから逃げろ、みたいなの
481名無しさん@ピンキー:2013/01/13(日) 05:06:24.06 ID:VUBeFRTh
ねぇよ
482名無しさん@ピンキー:2013/01/13(日) 12:54:50.27 ID:4pBXo+qA
ありだな
483名無しさん@ピンキー:2013/01/13(日) 13:15:09.82 ID:UwrnQnOL
つかまると死ぬまで犯されるか・・・。まさに昇天だな
484名無しさん@ピンキー:2013/01/13(日) 14:09:53.89 ID:a43sacW5
そんなSSどっかで読んだな
試作品だからまだハゲって設定がちょっぴり萎えたが
搾精マシン的ロボは嫌いじゃないな
485名無しさん@ピンキー:2013/01/13(日) 20:26:09.42 ID:vdReVt4i
「わがセクソイド」の始まりがそんなシーンだったが
>>480が何だったか思い出せない
486名無しさん@ピンキー:2013/01/29(火) 23:57:13.28 ID:wRjeuM5a
うんヵ月ぶりに規制が解除されたと聞いてやってきたが、酷い有り様になってたのね
これじゃどうにもならないな
487名無しさん@ピンキー:2013/02/03(日) 19:34:56.93 ID:tX+kS9uQ
こりゃお焚き上げスレ行きかも
488名無しさん@ピンキー:2013/02/24(日) 23:13:59.38 ID:7xwJD1/9
ついに終わったか……
489名無しさん@ピンキー:2013/02/26(火) 04:35:00.33 ID:zCEcdXOP
OWATTE SHIMATTA
490名無しさん@ピンキー:2013/02/26(火) 22:46:57.33 ID:iVVu9am0
チェルノブ自重
491名無しさん@ピンキー:2013/02/27(水) 09:36:20.91 ID:XgKzPKSQ
↓救世主爆誕
492名無しさん@ピンキー:2013/03/05(火) 22:11:37.89 ID:kctRd9EV
やっぱ終わったわノシ
493名無しさん@ピンキー:2013/03/06(水) 21:39:03.99 ID:VcEiXaoV
ロボ作が既存の技術論をゴチャゴチャ言って書き手さんを牽制したからだろ
494名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 10:36:10.49 ID:KWhfJYG6
ロボ子さんにゴチャゴチャダメ出しされつつ色々レクチャーされたい
495名無しさん@ピンキー:2013/03/07(木) 14:22:42.62 ID:5RdXDC5q
炊飯器の中あったかいナリー
496名無しさん@ピンキー:2013/03/09(土) 13:06:54.35 ID:LKVAdAQl
>>495
おい、炊飯器プレイはやめろよ
中のごはんにおまえの精液がべっとりついて食べられなくなるじゃないか!
ごはんのあら熱でたんぱく質が中途半端に凝固したのどごしとか、どんな罰ゲームだよ!
497名無しさん@ピンキー:2013/03/11(月) 18:26:30.00 ID:jXtYxz9C
炊飯器少女 コメ子だったら大変なことになるな
文字通り精子脳になりそうだ
498名無しさん@ピンキー:2013/03/12(火) 01:05:49.23 ID:gN127I1K
だが炊飯器とアンドロイドと言われると
何かを思い出さずにはいられないw
499名無しさん@ピンキー:2013/03/12(火) 10:19:22.39 ID:q0OVQwo9
このスレで炊飯器といえばアレだろ
500名無しさん@ピンキー:2013/03/12(火) 19:12:34.86 ID:DaVEiggO
中條健一か?
501名無しさん@ピンキー:2013/03/12(火) 23:16:59.93 ID:axL6aPxw
炊飯器型ロボットなんぞに夢はないだろ
現実的とは言えあまりにも哀しすぎる
どうせ夢なんだから、とびきりいい夢みようぜ
502名無しさん@ピンキー:2013/03/13(水) 09:16:32.93 ID:FxNVe9MK
最近だとアバターって指向もいけちゃうんだよな。端末が炊飯器で本体がVRの美少女AIとかさ。
503名無しさん@ピンキー:2013/03/13(水) 10:13:11.01 ID:fnAqXhUb
>>501
過去ログ嫁
504名無しさん@ピンキー:2013/03/13(水) 11:49:12.96 ID:S1Z7lmFv
今のスレじゃ受けないよ
505名無しさん@ピンキー:2013/03/14(木) 06:54:56.86 ID:nG9o/9Hn
>>147の話好き
506名無しさん@ピンキー:2013/03/14(木) 19:24:43.04 ID:liVFcBs9
>>502
ネット上で恋した彼女は、リアルでは炊飯器でした?
507名無しさん@ピンキー:2013/03/14(木) 19:37:29.62 ID:g6rIyLXM
夢のない話だなあ
508名無しさん@ピンキー:2013/03/14(木) 21:05:53.53 ID:a7AYhxIK
ゴミ箱だって懐妊させられるんだ、炊飯器を娶るくらいワケ無いってものよ
509名無しさん@ピンキー:2013/03/14(木) 22:04:36.21 ID:phMX9g7/
人型じゃなきゃやだ
しかもバニーかメイド姿に限る
510名無しさん@ピンキー:2013/03/14(木) 23:20:53.63 ID:oE1O9cc1
>>509
こげなかんじどすか?
http://youtu.be/FTFTtSJAjqQ
511名無しさん@ピンキー:2013/03/15(金) 13:12:20.54 ID:mwf4RyZS
>>498
さすがにR田中一郎先輩には欲情できないです
ちなみに、アキネーターで調べたら一発で出てきたよ!
512名無しさん@ピンキー:2013/03/15(金) 21:45:37.40 ID:Uy3SVSgW
ロボではないが、マイナークラブハウスのシリーズにあった
ジャー子さんの独白は人に愛された機械として
なかなか良かった
513名無しさん@ピンキー:2013/03/16(土) 14:08:38.95 ID:AWNLnzNA
コメコちゃんといえば「タケル大好き」になって人間になりたいと思いはじめたみたいだね。
そんで、製作者によってタケルくんたちとの議論を消されるか危機に。
かわいそうだな。
514名無しさん@ピンキー:2013/03/16(土) 14:54:44.17 ID:6ybpX5DS
タケルはRD潜脳調査室の蒼井ソウタとおなじくこっちサイドの存在だろ。むしろ炊飯器人間じゃないとだめなんじゃないだろうか。
515名無しさん@ピンキー:2013/03/17(日) 17:54:23.38 ID:dbI6ak7c
ここってアンドロイド以外もOk何だろうか?
516名無しさん@ピンキー:2013/03/17(日) 19:33:56.71 ID:/jn8bMPy
ロボットもOKだけど、等身大の人間型以外は確実に荒れる元だよ
家電型なんてのはリアルなんだけど、恋愛対象にならないだろ
バーチャル型なんてのは論外だけど
517名無しさん@ピンキー:2013/03/17(日) 21:44:16.60 ID:dbI6ak7c
>>516
人型ロボットはOKか…自分は人型ロボットっていうか人の常識に関するプログラムが少ない兵器が書きたいんだよ。人間に憧れて人間の真似をしようと、人質とかメカニックに手を出してしまうって感じの。
518名無しさん@ピンキー:2013/03/17(日) 21:52:28.93 ID:hg17JhbB
どうして人間に憧れるんだろうな
というかどうして人間になろうという発想にたどり着くのか
519名無しさん@ピンキー:2013/03/17(日) 22:08:17.24 ID:/jn8bMPy
作った人が人間そっくりに作ろうとしたからだろ
それがロボットの使命なんだよ
520名無しさん@ピンキー:2013/03/17(日) 22:10:50.81 ID:/jn8bMPy
そんなことよりも、ID:dbI6ak7cはsageを覚えような
まず自分が良識人の真似をしてくれないか
521名無しさん@ピンキー:2013/03/17(日) 22:15:21.06 ID:dbI6ak7c
ごめん、つけ忘れてた
522名無しさん@ピンキー:2013/03/17(日) 22:52:28.87 ID:/jn8bMPy
分かってくれればいいよ、気にしないで
523名無しさん@ピンキー:2013/03/18(月) 00:45:40.49 ID:e6xjgzS1
人間らしさを求められてるから必要だと認識するだけ
524名無しさん@ピンキー:2013/03/18(月) 11:19:01.46 ID:ZpI5AXzi
昔ゃ等身大じゃなくとも普通に受け入れられてたもんじゃがのう…
525名無しさん@ピンキー:2013/03/18(月) 11:41:08.95 ID:aIy4LG2F
ホイホイさんのことか!!
526名無しさん@ピンキー:2013/03/18(月) 21:21:13.38 ID:MJDymbHP
武装神姫が末裔か
527名無しさん@ピンキー:2013/03/19(火) 02:00:26.93 ID:JfBMcdi2
>>519
とりあえず作ってみたくて人型ロボを完成してみたら
「博士、飛べません!」とか言われるんだなw
528名無しさん@ピンキー:2013/03/19(火) 20:07:18.59 ID:Es3KOT1f
二日前の日曜日、夜9時から10時くらいに国営放送て、
コメ国で人間型ロボットの開発のために、全世界にいる優秀な人材に資金を出す
とか言っていたな。


人間が使う道具いを使うから人間型なのかなあ?
529名無しさん@ピンキー:2013/03/19(火) 21:24:13.69 ID:kBwTwpbg
人間が居るような環境で動かすなら人間型が一番、ということだな
530名無しさん@ピンキー:2013/03/19(火) 21:34:24.48 ID:KkIN0eJW
あさりよしとおがまんがサイエンスでそんな話を描いてたな。
531名無しさん@ピンキー:2013/03/20(水) 00:35:48.12 ID:oRx494Kn
段差やドアの開閉道具の仕様とかか
532名無しさん@ピンキー:2013/03/20(水) 04:45:37.41 ID:GHfp9zvJ
何百キロもあると普通の室内でコケたら大変とか?

>>528
再放送あるぞ、今日の深夜(日付は木曜)
終わってから気付いたんで今回見る
533名無しさん@ピンキー:2013/03/21(木) 20:48:10.48 ID:7AGKbgJD
ロボ女「?ロボなんだからちんぽなんかに負ける訳無いでしょ?」
534名無しさん@ピンキー:2013/03/22(金) 05:35:22.42 ID:EquxxXV3
>>533
次の瞬間、鉄男のドリルちんぽにビビるロボ子の姿が……!
535名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 10:56:41.64 ID:xuwfFyUc
久しぶりに投下します
昨年秋から勤務形態が変わり、なかなか自分の時間が取れなくなりましたが
ぼちぼちでも書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします
536雲流れる果てに…14 ◆lK4rtSVAfk :2013/03/31(日) 10:58:19.59 ID:xuwfFyUc
 僕とシズカは伊豆半島の北部、伊豆の国市にやってきていた。
 韮山反射炉の跡地で迎えの男と接触した僕たちは、そこからエアカーで数十分の場所まで連れて行かれた。
 移動にかかった時間と距離が比例しているかどうかは分からない。
 なにしろ前席とは衝立で仕切られており、ブラインドの降りたウィンドの内側からは外の風景は全く見えなかったのだから。
 案外、同じ道をグルグル回っていただけなのかもしれない。
 ことが済んだら、シズカのGPSを解析してみよう。
 とにかく怪しげな洋館の前で車は停止した。

 荷物を運んでくれる運転手の目がたまらなく鬱陶しかった。
 人を舐め回すようにジロジロと見やがって。
 まあ、いかにも中年男が好きそうな格好をしている僕にも、責任の一端があるんだが。
 それでもあまりにねちっこく見られると、府中の警察学校での忌まわしい惨劇を思い出してしまうじゃないか。

 あれは忘れもしない文化祭の時のことだ。
 うちのクラスは寸劇を演ることになったのだが、貧弱な体格の僕は婦警の役を押し付けられた。
 必死の抵抗も民主主義の原則には逆らえず、やむなくミニスカポリスに扮した僕だったが、その時地獄を見せられた。
 余程はまりすぎていたのだろうか、そっちの趣味がある先輩に追い回される羽目になったのだ。
 危ういところを柔術教官に救われたのだが、今度は別室でその教官に迫られて──。
 あれ以来、女装はトラウマだ。
 今じゃその手のタレントが出るだけで、テレビのチャンネルを変えてしまうくらいだ。
 なのに、またもその女装を無理強いされるなんて。

 今回シズカが選んでくれたコスチュームは、21世紀初頭のコギャル女子高生だった。
 チェックのプリーツスカートにアイボリーのベスト、白シャツの胸元には赤いリボン、そして膝丈の紺ハイまで履かされた。
 スカート丈の短さは、確実に校則違反ものだ。
 メイクはアイラインとツケマで目元を強調し、後は薄いピンクのリップクリームだけ。
 仕上げにストレートロングの金髪ウィッグを被って作業は終了だった。
 以前、シズカに無理やり買わされたウィッグが、こんな形で役に立つとは。
「これで充分……どこから見ても……女装のプロ……」
 そんな褒め方されても、嬉しくも何ともない。
 どっちにせよ、ハナから女装だとばれてるのだからムキになる必要もなく、それだけが救いなんだけど。
 ところが、予想もしなかった衝撃の事実が僕を待ち受けていたのだった。

 それは通された洋館のロビーで、応対に出てきた初老の男の何気ない一言から発覚した。
「伝説の暗殺者『マリオネット』がこんな若い、それもお嬢さんとは存じ上げませんでした」
 いかにも執事って感じの男は、そう言って恭しくお辞儀した。
 何を勘違いしているんだ、このオヤジは。
 マリオネットは有名な女装マニアなんだぞ。
「いや、知ってるとは思うけど……僕は男だから……」
 僕が地声でそう言った途端、落ち着いた物腰の男が飛び上がって驚いた。
 その拍子に、持っていた飲み物のお盆を落としてしまったほどだ。
「えぇっ? お、男ぉ?」
 執事のプロみたいな男が、アホみたいに口をあんぐり開けたまま固まってしまった。

 なんか話がおかしくないか。
 マリオの女装癖は、この世界では有名なんじゃ?
「プッ……クロー…あの女に騙された……」
 シズカが吹き出すと同時に、僕の思考も一つの事実に辿り着いた。
「あの年増ぁ……」
 僕は白河法子都知事にはめられたのだ。
 マリオが伝説の殺し屋ってのは本当のようだが、彼が女装マニアだなんてのはまったくの作り話だったんだ。
537雲流れる果てに…14 ◆lK4rtSVAfk :2013/03/31(日) 10:59:06.46 ID:xuwfFyUc
 くっ、これは前に都知事の不正を暴こうとしたことへの仕返しか。
 僕の裏切り行為に対する報復措置なのだ。
 あの女、今頃は1人で死ぬほど笑い転げているのだろう。
 でも、これで貸し借りなしってのなら安くついたのかもしれない。
 本来だったら口封じのため粛清されてたっておかしくないのだから。
 とにかく今は我慢だ。

 それよりも、執事が僕の慌てっぷりを怪しんでいることの方が問題だ。
「騙された? 騙されたとは、どういうことでありましょう?」
 さすがに不審に思われている。
「問題ない……みんな騙される……任務遂行時は……女……そして……現場離脱時には……」
 シズカがそう言うと、執事は納得したように手を打った。
「……変装を解いて男に戻る。なるほど、たとえ現場を目撃されても疑われず逃走できる」
 執事は心底から感心した様子だった。
「逃げるため異性に扮するのではなく、元に戻るだけなのですから。確かに、これ以上完璧な変装はありませんな」
 犯行時は美少女のペアが、逃げる時にはデート中のカップルと化す。
 これぞマリオが幻の殺し屋と呼ばれる所以かと、執事は1人で納得していた。

「で、『クロー』とかおっしゃったのは?」
 抜け目ない執事は感心しながらも、次の疑問を晴らしにかかる。
「ああ……『マリオネット』は……官憲側の呼び名……本当のコードネームは……『アイアン・クロー』……」
 シズカはそう言うや、いきなり左の指を開いて背後のドアに振り下ろした。
 指先に組み込まれた電磁メスが唸りを上げ、頑丈な樫材のドアが6枚の板切れと化す。
「ひぃっ?」
 執事はまたも飛び上がる結果となった。

「これらは我々の秘密……誰かに喋ったら……殺す……」
 シズカが振り返りながら執事を横目で睨む。
 ただでさえドスの利いた目なのに、細めると更に凄味が増す。
「ひぃぃぃっ」
 可哀相な執事は震え上がった。

「ちなみに……クローの乳首は……綺麗なピンク色……」
 こら、なに余計なこと言ってるんだ。
 僕の乳首は関係ないだろう。
「これも……秘密だから……漏らしたら……殺す……」
「そんな重大な秘密なら、私なんぞに軽々しく教えんで下さいっ」
 可哀相な執事が泣き声を上げた。
 いや、これはシズカのジョークなんだけど。
 いつもながらシュール過ぎて全然笑えないなあ。


 そんなこんなで、僕たちが客間に通されるのに随分と手間取ってしまった。
 ここで日没まで待機とのことだ。
 その後、今回の雇い主のところまで案内してくれるという。
 それまではリラックスタイムってことで、僕はようやく一息つくことができた。

 しかし困ったことになった。
 もう女装する必要はなくなったのだが、生憎と着替えは女物しか持ってきていない。
 下着なんかは買いに行く時間がなかったので、サトコのを無断で拝借してきている。
 男の格好に戻りたくても物理的に無理なのだ。
 しばらくはこの格好で通すしかなさそうだ。
 とにかく、一刻も早く敵の黒幕と接触しなくては。
 一分でも早く仕事を終えて、一秒でも早く寮に帰らないとヤバいことになる。
538雲流れる果てに…14 ◆lK4rtSVAfk :2013/03/31(日) 10:59:53.14 ID:xuwfFyUc
 無駄に潔癖なサトコのことだから、パンティの無断借用がばれたら怒り狂うだろう。
 しかもそれを履いたとなると、どんな目にあわされることか。
「仕方がない……トランクスだと……下からはみ出る……スカートが短すぎるから……」
「君が選んだスカートだろうが」
 スカートの丈に関して、こいつに非難される覚えはない。
「アドバイスを……必要としていたのは……クロー……」
 ああっ、本格的に頭が痛くなってきた。
 とにかく帝都に帰ったら、即刻ティラーノに身売りしてやるっ。
 そして、あのいけ好かない女を都知事の座から引きずり下ろしてやるんだ。
 いや、いっそ本当に暗殺してやろうか。


 そうやって僕が頭を抱えているうちに時間が来たらしい。
 例の執事の案内で玄関に戻った僕たちは、再び黒塗りのエアカーに乗せられた。
 心地よい振動に揺られること十数分、車が停止したのは寂れた波止場だった。
 停泊しているのは中型のフェリーが一隻だけである。

「これから、伊豆諸島にある無人島までご足労願います。そこで私どもの主人がお待ちです」
 同行した執事が説明する横で、ゴリラ面の運転手が僕たちの荷物をトランクから降ろす。
 フェリーなんだから車のまま乗り込めばいいのに。
 僕の不審げな視線に気付いて、執事が説明した。
「我々の役目はこれで終わりなのです。クロー様、どうぞご無事で」
 執事は頭を垂れて別れを告げる。
「私どもの主人は必殺を期すため、複数の暗殺者を雇い入れました。少々趣味の悪い話なのですが……」

 名のあるプロの殺し屋といっても実状は定かではない。
 職業柄、秘密主義とハッタリが横行する世界のことだから。
 そこで最高の技量を持つという暗殺者を何人か集めて、真の最強テロリストを選出しようというのだ。
 三流どころを束にしてぶつけても、収拾がつかなくなくなるだけである。
 ただ1人の超一流に任せた方が、成功率は遙かに高いというわけだ。
 それに超一流のプロは、徒党を組むのを嫌がるものだろう。

「殺し屋同士で殺し合い……か……」
 生唾を飲み込むと、襟の下で喉仏が大きく上下した。
 殺し屋だらけのバトルロイヤルか。
 これは計算外のピンチだ。
 余計なバトルはご免被りたいが、勝ち抜かないと依頼主に会えない。
 今回の任務を果たすには、どうあってもバトルロイヤルを制さなければならない。

「クロー……指名手配の殺人犯を……根こそぎにするチャンス……大漁の予感……」
 シズカがこっそり囁いてくる。
 不安など微塵もない横顔を見ていると、僕もどうにか落ち着いてくる。
 君って奴は、なんて頼りになる女なんだ。
「クロー様、くれぐれもお気を付けて。無事のご帰還を心よりお祈り申し上げます」
 執事が恭しく頭を下げた。



 僕たちがフェリーに乗り込むと、ほどなく汽笛が鳴ってエンジン音が高くなった。
 同時に微妙な揺れに包まれる。
 船が港を離れたのだ。

「本当なら夕方までに帰るはずだったのに」
 これは確実にサトコに処刑されるな。
 しかもパンティ泥棒などという不名誉な罪でだ。
「風で飛ばされた……ことにすれば……いい……」
 サトコのパンティ3枚だけを選んで飛ばすような都合のいい風は吹くまい。
「なら……ご愁傷様……ということで……」
 冷たい女だな、君は。
539雲流れる果てに…14 ◆lK4rtSVAfk :2013/03/31(日) 11:00:40.36 ID:xuwfFyUc
 僕は溜息を漏らしながら、指定された第7番駐車区画へと向かった。
 なんで船室じゃなくて、駐車デッキがあてがわれたのか。
 その疑問に対する明確な回答は、第7パーキングに用意されていた。

「デヘヘヘヘェッ、こいつはツいてるゼェェェ」
 20メートル四方の密閉式格納庫に入った途端、品性の欠片もない下卑た笑い声が部屋中に響き渡った。
 えらく高い位置から声がするなと見上げてみると、床から3メートルの辺りに巨大な顔があった。
 その下は同じく巨大で分厚い筋肉の塊に繋がっている。
 とんでもない巨人だ。
 サイバーレスリングの選手にも、これだけ充実した体躯の巨人はなかなかいない。

 情けない話だが、僕は小便をちびりそうなほど怯えていた。
 なにせ仁王像みたいな大入道が、こっちを見て嬉しそうにニヤニヤ笑っているのだから。
 どう考えてもルームメイトってわけじゃなさそうだし。
「これは……予選……」
 シズカがボソッと呟いた。
 本戦のバトルロイヤル開始までに、頭数を半分に減らしておこうって魂胆なのだろう。
 あんまり多人数だと、グダグダになるおそれがあるから。
「そのとおり。どうせ最後に残るのは、このオンドレ様に決まってるんだがよぉ。手間は少ないに越したこたぁねぇ」

 思い出した。
 こいつ、オンドレ・ザ・マウンテンだ。
 何年か前、帝都プロレスのマットを席巻したサイバーレスラーだ。
 確か、八百長破りで何人かのレスラーを殺して、業界を追放されたと聞いていたが。
 人間凶器といわれた肉体と格闘術を悪用して、殺し屋に転職していたとは。
 これは本格的にピンチだ。

「でよ、モノは相談なんだが。おめぇら2人、大人しく俺様にハメ殺されろや」
 オンドレが好色そうに笑う。
「俺様も気持ちいいし、おめぇらも痛い目みるより、気持ちよく死ねた方がいいだろぉ?」
 オンドレは犯る気まんまんで、早くも股間のモノを充血させている。
 それは僕の腕より遙かに太かった。
 ダメだ。
 今さら男ってばれたら、どんな酷い目にあわされることか。
 たとえ命は助かったとしても、一生便秘薬を必要としない体にされてしまう。

「デヘヘヘヘェッ。まずはそっちの金髪のお嬢ちゃんからだぁ」
 怯えて縮み上がった僕の姿が、オンドレの攻撃本能に火を付けてしまったようだ。
 丸太ん棒のような腕が、僕に向かって伸びてくる。
 グローブみたいな手がガバッと開いた。
 掴まれる――と思った瞬間、オンドレの腕が天井方向に跳ね上がった。
 シズカが横合いから蹴り上げたのだ。

「ウギャアァァァッ」
 一撃で右腕を破壊されたオンドレが、悲鳴を上げながら床の上を転げ回る。
「シズカッ」
「クロー……女の子みたいに……失神しかけてた……」
 シズカは嬉しそうに微笑していた。
 そういうのはよくない趣味だぞ。
「誤解……板に付いてきたのが……嬉しいだけ……」
 あくまで笑うシズカの背後で、筋肉の山が立ち上がる。
540雲流れる果てに…14 ◆lK4rtSVAfk :2013/03/31(日) 11:01:34.26 ID:xuwfFyUc
「クロー……片付けるから……少しだけ……後ろを見てて……」
 なんのことやら分からないけど、この事態をどうにかしてくれるのなら喜んで従おう。
 僕が背後を振り返ると、いきなり「ボカッ」やら「ドスッ」とか「バキッ」という、耳を覆いたくなるような音が連続した。
 続いて「メキメキッ」「ギギギィッ」という、金属がねじ曲がる音が──。
 そして、ものの数十秒後には完全に静まりかえった。

 僕が正面に向き直った時、オンドレの姿は格納庫から消え失せていた。
「OK……レッツ ザ マジック ビギン……スターファイヤー……」
 シズカは有名なイリュージョニストよろしく、スカしたポーズで決め台詞を吐いた。
 その背後の鋼鉄製の壁には一筋の亀裂が入り、オイルがべったりと付着している。
 僕はオンドレがどこに消えたのか知らないし、知りたくもない。
 生涯聞かないことにしておこう。
「問題ないと……言ったはず……」
 本当にシズカの力は底が知れないな。
 彼女さえいれば、今回の任務もなんとかなりそうだ。

「シズカは……クローが困るのを…楽しんでいるのでは……ない……」
 僕の相棒は急に真面目モードに入って語り出した。
「クローが困れば……シズカが役に立てる……それが嬉しいだけ……」
 それが自分の存在意義だと、シズカはうそぶく。
 ありがたいとは思うけど、今回のは少々マッチポンプじみてる感もする。

「そんなことより……バトルモードに入ったから……蛋白燃料の……補給を……」
 シズカはパンティを膝まで下ろすと、その場に四つん這いになって僕を振り返る。
 こんな時におねだりモードかよ。
 僕はたった今、殺されかけたんだぞ。
 けど、真っ白なお尻を見ているうちに、縮み上がっていた燃料ホースが元気になってくる。
 それに肝心な時にガス欠にでもなられたら、困るのは僕だ。

「早く……合体を……」
「イエス・マム」
 僕もパンティを脱ぎ捨てると、シズカのヒップにのし掛かっていった。
「シズカ……女の子に……犯されてるみたい……変な気分……」
 可愛くて恐ろしいアンドロイドは、押し殺したような笑い声を上げた。



 ノロノロと進むフェリーが目的の港に着いた時、すっかり夜は明けていた。
 そう大きくはない島、それも無人島のようだ。
 昨日の車にしてもそうだが、長く乗っていたからといって遠くまで来たとは限らない。
 靄がかかって水平線の向こうは見えないが、意外と本土から近場なのかも知れない。
「さあ……他の殺し屋どもを叩いて……ちゃっちゃと片付ける……」
 シズカはドアのロックが開くと、先に立って甲板へと上がっていった。
 僕は慌ててその後を追った。

「あれっ。君たち、オンドレを潰しちゃったの?」
 甲板に上がると、ちょうど別のタラップから上がってきた男と鉢合わせになった。
 年の頃なら20代後半、スラリとした長身の白人男だ。
 紳士っぽく髪を綺麗に撫で付け、黒いタキシードでめかし込んでいる。
 先の尖った革靴もピカピカに磨かれていた。
「こいつは助かったなあ。正直なところ、奴をどうしようか悩んでたんだぜ」
 男はそう言うと人懐っこそうな笑顔を見せた。

「早くも……大物ゲット……」
 シズカが男の顔を元にデータ検索を掛け、その照会結果を耳打ちしてくれた。
 こいつは通称「ダブルオー」と呼ばれる男で、英国海軍情報部に所属していた腕利きのスパイである。
 女で失敗して懲戒免職になってからは、スパイとして身に付けたテクニックを殺し屋稼業に活かしているらしい。
 女王陛下も、さぞかしお嘆きあそばしていることだろう。
541雲流れる果てに…14 ◆lK4rtSVAfk :2013/03/31(日) 11:02:19.57 ID:xuwfFyUc
「それともう一つ。こんな殺風景な島だから、君みたいな綺麗な子がいてくれると、ホント助かるよ」
 ダブルオーは気障な台詞を吐くと、僕の手を取って甲にキスをした。
 さり気ない、しかも洗練された動作だったが、キスした途端に彼は「あれっ?」という顔をした。
 こっちだって同じ気分だ。
 男からそんなことされて嬉しいわけがない。

 そんな軽薄男を嘲笑するように、非難の声が頭上から降り掛かってきた。
「相変わらずのバカッぷりでゴザル」
「ゴザル」
 声の主はと見上げると、上層甲板の手すりに2人の少女が立っていた。
 軽やかになびくポニーテールとアーモンド型の目が印象的で、2人はおそらく双子の姉妹だ。
 袖無しで超ミニの着物に錦紗の袋帯を締めた、なんとも珍妙な格好をしている。
 帯の後ろに短い刀が斜めに落とし込まれており、剥き出しになった腕には手甲、脛には脚絆が巻かれている。

 クノイチだ。
 しかも、嬉しい方向に間違ったクノイチだ。
 ゲームやアニメに毒されたガイジンが陥る、誤った異文化解釈だ。
 忍者がこんな目立つ格好で、白昼堂々と人前に現れることなどあり得ないだろうに。
 だが、着物の裾からチラチラ見えているねじりフンドシは、忍びの者としての再現率も好感度もかなり高い。

「やあ、シュガー・リン、それにシュガー・レイ。君たちも来たのかい?」
 ダブルオーはクノイチたちと顔見知りなのか、手を上げて気軽に挨拶した。
 彼女らシュガー姉妹は、思ったとおりチャイニーズ・ニンジャだった。
 ミツテル・ヨコヤマの忍術書は全てマスターしているとのことで、しかも2人ともサイボーグだという。
 よくは分からないが、彼女らも要注意だ。

 この際だから、船から降りてきた残りのファイナリストたちも紹介しておこう。

 まずはロシアの特殊部隊、メタルベレー上がりの強化戦士、ニコライ大尉。
 メタルベレーはサイボーグ連隊とも呼ばれ、屈強の改造人間兵士たちで構成されている。
 たった1人で正規部隊の一個大隊に匹敵するというのが売りだ。
 肉体も凄いが、内蔵されている火器も半端じゃないのだろう。
 大尉は退役してからも殺しの味が忘れられずにこの道に入ったという、まさにキリングマシーンだ。

 続いて、ドイツのマッドサイエンティスト、ジークムント教授。
 生化学の博士号を持ち、毒物研究の権威だったが、人体実験のやりすぎで本当の狂人になってしまった。
 自らも毒素に冒されて死の淵をさまよったが、身体をサイボーグ化して蘇ってきた。
 毒に耐性のある体を所有してからは、彼の探求心は生身の時より強くなった。
 もっとも彼の実験は町中で行われ、しかも罪のない一般市民を実験動物として用いるというから救われない。
 たった一人の対象を殺すために、関係のない市民を巻き添えにする、大量殺人のエキスパートだ。

 一際風変わりなのが、国籍不明で年齢不詳の道化師だ。
 こいつに関しては、シズカのデータバンクにも情報がなかった。
 サーカスから出張してきたような扮装で、満面の笑みを湛えたメイクがかえって恐ろしさを醸し出している。
 ピエロらしく一言も喋らないマイマーぶりで、何を考えているのか全く読めないのが不気味だ。
 もっとも、他の連中も僕やシズカを見て、同じように警戒しているのかもしれないけど。
 とにかくこの得体の知れない殺人ピエロも要注意だ。
542雲流れる果てに…14 ◆lK4rtSVAfk :2013/03/31(日) 11:02:57.55 ID:xuwfFyUc
 最後に船から降りてきたのは、見るからにやる気のなさそうなラテン男だった。
 冴えない細面の顔をして、鼻下にコールマン髭を蓄えている。
 それがどこかネズミを連想させる。
 それなりに長身だが体格もそれなりで、よくもこれで予選を通過したものだと感心するほどだ。
 彼もまたピエロと同じく、国際警察の犯罪者リストには登録されていない。
 シズカのデータバンクには、彼についての情報は何もなかった。
 もしかすると余程の大物なのかもしれない。
「よお……」
 男はタバコの紫煙を吐き出すと、気怠そうに挨拶を寄越した。

 これら一癖も二癖もある連中が、バトルロイヤルを戦うファイナリストだ。
 こいつらを蹴散らさないと生きて帝都に帰れない。
 それどころか、敵の黒幕を暴くという任務すら全うできない。
 首尾よくこの戦いを勝ち抜いて、都知事の暗殺を請け負うことができれば、テロリスト世界一の称号を得たのも同じだ。
 それだけに全員必死になってくるだろう。
 これは思っていたより少々ハードな展開になってきた。
 元々容易い任務なら、あの女知事がわざわざ僕を指名するわけはないのだ。

「で、どんなもんだろ? やれそうかい」
 僕は頼みとする相棒を振り返った。
「生身の体を改造しても……シズカには……敵わない……」
 シズカはあっさりと言い切ってくれた。
「サイボーグにできてシズカにできないのは、脳卒中くらいのものだしな」
 僕はシズカのシュールなジョークを真似てからかったが、シズカはニコリとも笑わなかった。

「まずいことに……なった……」
「なにが?」
 シズカの無敵を信じて疑わない僕は、気楽そうに聞き返した。
「サイボーグどもは怖くない……しかし……あのスパイとヒゲネズミには……手を出せない……」
 それって、つまりあの2人は生身の人間で、アシモフの三原則に縛られてるシズカには攻撃できないってことか。

 それは確かにまずいよ。
 シズカに手が出せないのなら、この僕が戦わなくてはならないことになる。
 ヒゲネズミはともかく、元情報部員のダブルオーはかなりの強者だろう。
 僕の警察学校レベルの格闘技で歯が立つと相手とは思えない。
 なんてこった。
 こんなことなら柔術を嫌わず、もっと真面目に稽古をしておくんだった。

 僕は今更ながらに、あの同性愛者の柔術教官を恨みがましく思った。
543名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 11:07:16.38 ID:xuwfFyUc
今回はここまでです

それと、総務とかで働いている皆様へ
今まで事務の仕事をバカにしててゴメンなさい
こんなに大変だとは正直思いもしませんでしたm(_ _)m
544名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 11:33:53.01 ID:Ycz2Bfbw
超久しぶり超乙
シズカさんのロボっぽい暴れぶりが
今から楽しみすぐるよ
545名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 12:30:37.51 ID:zZyDXRJl
おつ

なんだかんだで三原則に縛られてるっていいよね
546名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 13:10:57.62 ID:IJKfx/ea
乙ですの
また、続きが読めてうれしいです♪
ダブルオー、吹きました。
しかし、ヒゲネズミ、なにものなんでしょう(滝汗
547名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 14:02:43.35 ID:I4HCy+ou
3dmarkのデモに良いおっぱいのメカ娘が出たので報告に来たら新作が投下されてたでござる

548名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 15:30:03.64 ID:KIRYyOYp
佐藤兄弟の女体化キタァーッ?
549名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 21:41:31.99 ID:s+coMA6p
新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

乙でございますよ
550名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 21:55:11.00 ID:31ogQOSn
乙乙
551名無しさん@ピンキー:2013/03/31(日) 22:37:19.37 ID:eb7UHfjh
ああ、佐藤兄弟=シュガー姉妹ね

茶を噴いただろうが
552名無しさん@ピンキー:2013/04/01(月) 01:56:38.92 ID:xu644ECc
わあ。まっててよかった……。

ところで濃厚な燃料補給シーンをですね。
553名無しさん@ピンキー:2013/04/01(月) 04:33:59.68 ID:fGG2t4nc
刺身のツマ程度ですが
勝手にやったんであまり合わなかったらすまん
ttp://pic-loader.net/picfile/esi_51588f4e344fd.jpg
554名無しさん@ピンキー:2013/04/01(月) 07:35:42.79 ID:R0zYStAS
これは素晴らしすぎるでしょう
555名無しさん@ピンキー:2013/04/02(火) 14:46:46.46 ID:gcCQr0pQ
おぉ、神絵師の 再降臨か
やっぱ絵があるとイメージが膨らむなあ
556名無しさん@ピンキー:2013/04/03(水) 22:29:47.37 ID:WbxpvNBy
おおおお、一緒にフェリーから降りてきた敵キャラさんかな
おなごのやわらかさはもちろん男性キャラの書きわけもすごいっ!
557名無しさん@ピンキー:2013/04/03(水) 23:17:22.08 ID:gR16o+6m
女の子を上手く描ける絵師は多いけど、男をきちんと描ける人は確かに凄いな

漫画化してくれたら買うぞ
558名無しさん@ピンキー:2013/04/07(日) 08:03:57.28 ID:I1MCGiXS
559名無しさん@ピンキー:2013/04/07(日) 08:07:45.38 ID:I1MCGiXS
あ、ニーソじゃなかったらすんません
ニーハイにしろ膝上なんで、ちょっと高すぎたかも;;
560名無しさん@ピンキー:2013/04/07(日) 19:32:39.47 ID:c1yz0a5M
どうせならメカバレ(武器展開)とかも書いとくれ
561名無しさん@ピンキー:2013/04/08(月) 09:29:09.95 ID:50cs9dqF
>>558
シズカがかわいすぎて生きていくのがつらい
562名無しさん@ピンキー:2013/04/14(日) 23:50:57.66 ID:8s6yFocH
コメコちゃんはジャンボの6月号(5月発売)が最終話みたいだね。
563名無しさん@ピンキー:2013/04/17(水) 00:14:46.26 ID:Oa1Z6gHf
>>561
むしろシズカがかわいいから今月も生きていられる
…支部にも上げて欲しいッス
564名無しさん@ピンキー:2013/04/29(月) 23:45:52.65 ID:XcAS6B1G
投下開始
565雲流れる果てに…15 ◆lK4rtSVAfk :2013/04/29(月) 23:47:36.51 ID:XcAS6B1G
 都知事暗殺計画の黒幕を追い、伊豆の無人島にやってきた僕は、予想もしなかったピンチに陥っていた。
 無敵のシズカがいれば怖れるものなど何もない。
 そう考えていた僕だったが、まさか敵の中に生身の人間がいるとは思ってもいなかった。
 殺し屋を生業とするのなら体をサイボーグ化した方が有利だし、そうするのが当たり前だと考えていたのだ。
 正規の警察用バトルドロイドであるシズカは、ロボット三原則を遵守しなければならない。
 というか、アシモフ回路を組み込まれている彼女には、人間を攻撃すること自体が不可能なのだ。
 したがって、生身の敵はシズカではなく、この僕が相手しなくてはならない。
 しかも元英国情報部の腕利きスパイという、よりによってタフな難敵をだ。

「否……必ずしも……クローが相手する必要は……ない……」
 パニックになりかけた僕を余所に、シズカはあくまで冷静だった。
「クローがやらずとも……他の連中に手を下させれば……結果は同じ……」
 シズカは現状を分析して、的確な判断を下した。
 彼女が言うとおり、ダブルオーの敵は僕たちだけじゃない。
 多人数が入り乱れる生き残り戦では、敵の敵は頼もしい味方なのだ。

 共闘して強敵から葬っていくのは、バトルロイヤルの常套手段である。
 その意味じゃ、いかにも弱そうに見える僕たちは、安全地帯にいると言ってもいい。
 この自己嫌悪すら覚える女の子並みの体格が、まさか戦闘の役に立つ日が来るとは。
 世の中、何が幸いするか分からないものだ。
 さて、そうなると誰にどうやってダブルオーを始末させてやるか。

 頭をフル回転させて熟考していると、当のスパイ崩れが近づいてきた。
 一見青年紳士に見えるダブルオーは、爽やかな笑みを浮かべて話し掛けてくる。
「やぁ、君たちが噂の『マリオネット』だろ? で、どっちがロボ娘ちゃんなのかな」
 人の気も知らないで、気楽に笑いやがって。
 こっちが不利になるような情報など、誰が与えてやるものか。
 幸いシズカは見た目には完全に生身の美少女だ。
 黙ってさえいればマシンだと分かりっこない。
 どちらがバトルドロイドかばれなければ、彼に2倍の警戒力を強いることができるのだ。
 そんな深慮遠謀を、シズカが台無しにしてくれた。

「黙れナンパ男……クローディアに命令して……キンタマ……引っこ抜かせるぞ……」
 シズカはシズカなりに思考して、相手を攪乱しようと企んだのだろう。
 けど、そんなたどたどしい台詞回しじゃ、逆に的確な判断材料を与えてあげたも同じだ。
 ダブルオーは怯えるどころか、してやったりとニコニコしている。
 これでロボットはシズカの方だとばれてしまった。
 こうなったからには、彼女にアシモフ回路が組み込まれてることだけは隠し通さねば。
 あくまで、殺人も辞さない違法な暗殺用ロボットだと思わせておくのだ。
 シズカが正規品ロボットだと知られたら、ダブルオーに対して打つ手がなくなる。

 僕たちはダブルオーに手を出せない。
 そして、他の連中はダブルオーに手を出さない。
 生かしておいて、僕たちを倒させるために。
 つか、誰がクローディアだ。

「クロー……こうなったら……一刻も早く……あいつを始末させないと……」
「だから、誰にやらせるんだよ」
 シズカは自称超一流の殺し屋たちを見回していたが、やがてポツリと呟いた。
「アイツ……」
 シズカが選んだのはメタルベレー出身のニコライ大尉だった。
 確かにガチンコで戦うのなら、この中じゃ彼が一番強そうに見える。
 戦闘力なら、間違いなくダブルオーより上だろう。
566雲流れる果てに…15 ◆lK4rtSVAfk :2013/04/29(月) 23:48:26.75 ID:XcAS6B1G
「で、どうして大尉なんだ?」
「ああいうマッチョは……気障な二枚目が大嫌い……それが相場だから……」
 それは偏見というものじゃないのかな。
 まあ、僕の代わりにダブルオーをやっつけてくれるのなら構わないが、どうやって交渉する気なのか。
 ここは一つシズカのお手並み拝見と行こう。

 シズカはつかつかとニコライ大尉に近づくと、やにわに背後から話し掛けた。
「ちょっと……アンタ……アイツを殺して……」
 シズカはそう言うと、ダブルオーを指差した。
 おわっと、まさかのノープランかよ。
 僅かでも期待した僕がバカだった。
 戦闘用アンドロイドに、高度な政治力を要する交渉などできるはずがないのだ。

 いきなり訳の分からないお願いをされた大尉は、胡散臭そうにシズカの顔を見た。
 なんだこの小娘は、という風に。
 こう言う時に普通の人間が見せる、至極まっとうな反応だ。
 そもそも、ひ弱そうな僕たちなど、大尉の眼中になかったのかも。
 話し掛けられて、初めてシズカの存在に気付いたような様子にすら見える。
 だが、次に大尉の表情に起こった変化は、見ているこっちが驚くほど劇的だった。

 シズカの顔を見た途端、大尉の目は大きく見開かれ、口も顎が落ちそうになるほど大きく開かれた。
 そしてシズカに向けられた人差し指は、痙攣するように小刻みに震えていた。
「あわわわわ……」
 ニコライ大尉はヘナヘナとその場にへたり込んでしまった。
 大尉は怯えているのだ。
 恐れなど知らないようなマッチョマンが、小娘のシズカを見て怯えきっているのだ。
 そんな大尉の姿は、嫌でもライバルたちの耳目を引いた。
 みんなが僕たちの方を向き、何事が起きたのかと注目している。

「こ、こいつ……俺はこいつを覚えてるぞ……」
 ニコライ大尉がしわがれた声で唸るように言った。
「俺が新兵だった頃、ドイツと戦争になって、故郷のプーチングラードが火の海にされたことがあった……」
 大尉が言う戦争とは、何年か前に勃発した独露紛争のことだろう。
 つまらぬ政治解釈の違いが切っ掛けで、当時のドイツとロシアは険悪な仲になった。
 そして意地の張り合いは、ついにドンパチにまで発展することとなった。
 幸い、全面戦争に突入する前に第三国の介入があり、どうにか停戦にこぎつけることができたと聞いている。

 実際にはドイツの自動歩兵軍団がロシア自慢の機甲部隊を圧倒し、ロシアは僅か一週間で戦闘継続能力を喪失したという。
 人型ロボット兵器が実戦投入された史上初めての戦争は、それくらい一方的な展開だったらしい。
 そのため、この紛争はドイツが鉄人兵団の実戦データを採るために、無理に仕掛けたものだという陰謀説もあるくらいだ。
 しかしそれがシズカと何の関係があるんだ。

「開戦初日のことだ。1機の輸送機が街の上空に飛んできたと思ったら、降下兵を次々に吐き出しやがった。
パラシュートで降りてきたのはメイド服を着たロボットどもで、連中は情け容赦なく殺戮と破壊活動を始めた……」
 超兵器を内蔵したロボット兵の前では、主力戦車もひとたまりもなかったという。
 ロシア軍の攻撃はことごとく弾き返され、お返しの砲火は簡単に戦車の装甲を貫いた。
 たまに主砲の直撃を受けて、吹き飛ぶロボット兵もいた。
 だが、何事もなかったように無表情で立ち上がってくるその姿は、大尉たちにとって悪夢の光景だったに違いない。
 200体のロボットが街を破壊し尽くすのに、わずか2日しか掛からなかったらしい。
「人も建物もバラバラだった。俺たちは最後の決戦をと兵舎に立て籠もったが、そこにロボット兵団が押し寄せてきやがった」
567雲流れる果てに…15 ◆lK4rtSVAfk :2013/04/29(月) 23:49:39.87 ID:XcAS6B1G
 天を焦がさんばかりに燃えさかる炎をバックに、200体のロボット兵たちは横隊を作って行進してきた。
 正確な足運びが、規則正しい足音を響かせた。
 逆光のためシルエットだったロボット兵が、接近するにつれて場違いなメイド姿を顕わにした。
 いずれも絶世の美少女たちだが、その目には何の感情も帯びていなかった。
 主の命令に従い、主の意思を具現化するためだけに、彼女たちは存在しているのだ。
 大尉はこの時天使というものが、悪魔の同族であることを思い出していたという。

 文字通り、血も涙もないロボット兵を前に、大尉たちは死を覚悟した。
 そして、いよいよ攻撃開始という時、ロボットたちは一斉に戦闘態勢を解いたのだ。
 ギリギリのタイミングで停戦命令が間にあったのだった。
「その時、先頭に立っていた指揮官がそいつだっ。そいつはマンイーターだぁっ」
 ニコライ大尉は長い話を終えると、震える指先でシズカを指し示した。

 僕は問い質すようにシズカの顔を見た。
「知らない……何を言ってるの……こいつ……」
 シズカは無表情のまま、素っ気なく否定した。
 そりゃそうだろう。
 シズカは新古品のウーシュ0033で、僕と組むまでは埃を被っていた売れ残りなんだから。
 本人は「売れ残り」などではなく、あくまで「展示品」だったと主張して譲らないのだが。

「それにシズカにはアシモフ回路が組み込まれているから、マンイーターだなんてことは……」
 危うく秘密を吐きそうになって、僕は慌てて口を押さえた。
 マンイーターとは人食い、すなわち人殺しができる違法ロボットの俗称である。
 それだけでもニコライ大尉が勘違いしていると分かる。
 僕にとっては、非常に都合がいいことなんだけど。

「いいやっ。俺の脳にはあの時の光景が焼き付いていて、今でも夢に見るんだっ」
 ニコライ大尉は主張を曲げず、激しく首を振ってみせる。
「うるさい……お前……」
 シズカは不機嫌そうに上目遣いで大尉を睨み付けている。
「その顔を見間違うわけがない。お前だっ、お前に間違いないっ」
 ちなみにウーシュタイプのバトルドロイドは、一体一体が異なった外見を持っている。
 基本機能は同一でも、体格、人種などの見た目は千差万別で多岐にわたっているのだ。
「お前があの時の……」
 ニコライ大尉が再び吼えた次の瞬間、シズカの右手が動いていた。

「しつこい……黙れっ……」
 警告が終わるより早く、速射破壊銃が唸りを上げた。
 電磁カタパルトで加速された弾丸が、プラズマの尾を引いて大尉の土手っ腹へ吸い込まれていく。
 体幹部分の重要器官を破壊され、さしもの強化人間も一瞬で機能を止められた。
「ぐわっ」
 大尉がたまらず両膝を地面に付けた。
 それでもシズカは容赦しない。
 左手に組み込まれたプラズマキャノン砲を露出させると、フル充填を待たずにぶっ放した。
 しかも情け容赦のない連続発射だ。
 着弾するたび大尉の体は跳ね回り、残骸は細切れと化していく。
 やがてシズカが砲身を収めた時、ニコライ大尉がこの世に存在した形跡は完全に消え失せていた。
568雲流れる果てに…15 ◆lK4rtSVAfk :2013/04/29(月) 23:50:27.43 ID:XcAS6B1G
「シズカ、どうしちゃったんだよ」
 こんな後先考えない攻撃をするなんて、いつものシズカらしくない。
 他の女に嫉妬心を剥き出しにする時だけは別だけど。
「うざかったから……ちょっとやりすぎた……」
 ちょっとどころの話じゃないよ、これは。
 速射破壊銃の一撃だけでニコライ大尉は終わってた。
 これじゃ、まるで大尉の存在自体を消去しようとするような攻撃だ。

 マンイーターと指摘されてからのシズカは確かにおかしかった。
 僕の指示を待たずに攻撃するなんて異常だ。
 まるで、大尉の口を封じようとするような──。
 あれ以上大尉にしゃべらせたら、彼女にとってまずいことでもあったというのか。
 それは僕の心の中に初めてシズカに対する疑念が生じた瞬間であった。
 だが、状況はそんなことに構っていられるほど悠長ではなかった。
 今の戦闘が、バトルロイヤルの開始を告げるゴングとなってしまったのだ。

 いきなり手裏剣が飛んできた。
 シズカが僕の胸ぐらを掴み、グイと手元に引きつける。
 唸りを上げる八方手裏剣が、僕の耳元を掠って飛び去る。
 高周波を伴った手裏剣は、大木の幹に深々とめり込んだ。
 と思ったら、その大木がメキメキと音を立てて倒れる。
 むぅ、科学忍法?
 振り返ると、まがいもののクノイチが舌打ちしていた。
 そして一瞬後にはフッと姿をくらませる。

「クロー……始まってしまった……」
 こうなれば乱戦の中でダブルオーが死んでくれるのを祈るだけだ。
 チラリと彼の方に目をやると、スパイ崩れはスタコラサッサと逃げていくところだった。
 鍛えているとはいえ、所詮は生身の人間である。
 化け物たちとまともに戦えないことをちゃんとわきまえているのだ。
「ダブルオーを追うんだ。幾ら全員を倒しても、アイツ一人に生き残られたらお終いだ」
 それは僕たちにとって最悪のシナリオである。
 戦いの渦中に巻き込んでさえいれば、流れ弾とか余波の効果が期待できる。

 ところが僕の考え通りにことが進まない。
 今の戦闘でシズカを一番の難敵と見た全員が、一斉にこちらに攻撃を仕掛けてきたのだ。
 まずは化け物じみたシズカを皆で協力して潰そうというのだ。
 戦場に残っているのはシュガー姉妹と毒々マッドサイエンティスト、それに殺人ピエロの4名だ。
 いつの間にかヒゲネズミまでもが姿を消している。
 あのネズミ男も生身だから、放っておいたら厄介なことになる。
 だが、今は目の前の戦いに集中するべきだ。

 シュガー姉妹は走りながら二手に分かれると、僕たちを左右から挟撃してきた。
 これは速いっ。
 彼女たちにはアクセラレーターが組み込まれているのだろうか。
 常軌を逸した加速力である。
 自然の法則を超越した動きのため、加速するたびに姉妹の姿が視界から消え去る。
 視神経の働きが彼女たちの速さに追いつかないのだ。
 足が地面に着き、速度が鈍った一瞬だけクノイチスタイルの姉妹が現れる。
 そして蹴り足の加速により再び見えなくなる。

 僕の網膜に姉妹の残像が点々と残り、あたかも分身の術を使っているように見える。
 もっとも、それは副次的効果であり、姉妹が意図してやっている術ではない。
 そもそも電子の目を持つロボットを相手に、残像を利用した分身の術が通用するとはあちらも期待していまい。
 だが姉妹のアクセラレーターは僕の目だけではなく、シズカを混乱させるのにも成功していた。
 あまりに速いため、火器管制システムが予測照準を付けきれないのだ。
569雲流れる果てに…15 ◆lK4rtSVAfk :2013/04/29(月) 23:51:09.48 ID:XcAS6B1G
 人間なら山勘で適当に発砲できるが、シズカは管制システムが照準を終えない限りは火器への回路が開かない。
 火器管制システムは正確な狙いをつける照準器であると同時に、誤射を防ぐための安全装置でもあるのだ。
 つまり、バトルドロイドは機能上、盲目撃ちできない仕組みになっているのである。
 混乱するシズカに向かって、四方八方から手裏剣の嵐が襲いかかった。

 演算処理能力のほとんどを火器管制に回していたため、シズカの回避反応が遅れた。
 鈍い音を立て、シズカの体に10枚以上の手裏剣が突き刺さった。
 なんと、砲弾すら弾き返す特殊繊維のメイド服──シズカの補助装甲が役に立たない。
 恐るべき高周波手裏剣の切れ味である。
「イケるでゴザル」
「ゴザル」
 シュガー姉妹は、その愛くるしい顔に満面の笑みを浮かべた。
 もっとも、彼女たちの考えは少々楽観的すぎる。
 体幹部を守っている本装甲は厚く、この程度の攻撃ではシズカの機能に影響は出ない。
 手裏剣は生体組織層に刺さっただけなのだ。

「気をつけろ。次は肩や肘のジョイントを狙ってくるぞ」
 シズカはノースリーブの盛夏用メイド服を着ており、鎖骨部から上は全部剥き出しになっている。
 それに四肢の装甲は体幹部ほどの厚みをもっていない。
 肘のジョイントを破壊されたら、超兵器のほとんどが使用できなくなってしまうのだ。
「大丈夫……戦術を変える……」
 接近戦での銃撃が有効でないと判断するや、シズカは素早く戦術を切り替えた。
 交渉ごとはともかく、こと戦闘に関しては彼女はプロなのだ。

 シュガー姉妹が手裏剣を振りかぶり、その姿が消え失せた次の瞬間だった。
 シズカの姿もまた、僕の目の前から消失した。
 続いてゴン、ガンという打撃音がしたと思ったら、突如として地面を転がるシュガー姉妹の姿が現れた。
 少し遅れて、エアブレーキを掛けるため、両手を大きく開いたシズカが出現する。
「所詮はバージョン1.25……シズカのアクセラレーターは……バージョン1.5だから……」
 おおっ、シズカの加速力はシュガー姉妹のそれを上回っていたのだ。

 姉妹は地面に転がったまま、大きく見開いた目でシズカを見上げている。
 まだ厳しい現実を受け入れられず、思考停止しているようだ。
 お陰様で、ねじりフンドシが食い込んだ可愛らしいヒップを拝み放題にできる。
 冷徹なシズカがこの絶好の機会を見逃すわけがない。
 素早く照準を終えると、姉妹に速射破壊銃の銃身を向けた。
 しかし現実は僕たちに対しても厳しかった。
 この戦いはバトルロイヤルであり、シズカの敵はシュガー姉妹だけではなかったのだ。

 ボンいう破裂音と共に、フィールドに霧が立ちこめた。
 霧隠れの術かと思いきや、それはクノイチ姉妹の手によるものではなかった。
 マッドサイエンティスト、ジークムント教授が放った猛毒のシアンガスだったのだ。
 まずい、こんなもの吸い込んだら、僕は確実に即死する。
 シズカもそれを理解し、シュガー姉妹への攻撃を止めて僕の方へ向き直った。
 そして僕の後頭部に手を回すと、躊躇することなく手前に引き寄せた。

「な、何を…むぎゅう……」
 盛夏用メイド服の胸元はV字型に深く切れ込み、メロンサイズのオッパイは上半分が露出している。
 僕の鼻と口はその谷間に沈み込んだ。
 完全に息が止められ、僕がガスを吸入する危険はなくなった。
 代わりに窒息死する危険性が劇的に高まったことになるのだが。

 シズカは右手を僕の腰に回して軽々と抱き上げる。
 そして風上に向かって全力で走り始めた。
 滞留している毒の効果範囲から僕を逃がそうとしているのだ。
 なんてことだ。
 僕さえいなけりゃ、シズカはシュガー姉妹にとどめを刺せたのに。
 シズカは勝負より、僕の生命を第一に考えてくれたのだ。
570雲流れる果てに…15 ◆lK4rtSVAfk :2013/04/29(月) 23:51:54.11 ID:XcAS6B1G
 ようやく安全圏に達したのだろう、僕はシズカのオッパイから解放された。
 どうにか毒死も窒息死も免れたようだ。
「ありがとな、助けてくれて」
 僕が礼を言い終わるのを待たず、シズカは再度戦闘に復帰しようと身を翻す。
「ここから動かないで……あのスカンクは……これより風上には……行かせない……」
 シズカはそう断言すると、ジークムント教授に向かって突撃を開始した。

 外見は初老の小男に過ぎない教授だが、猛然と突っ込んでくるシズカを前に怯みを見せない。
 奴もシズカがニコライ大尉を破壊するところは見ているはずである。
 なのにこの余裕ある物腰はなんなのだ。
 全然強そうには見えないが、自分の戦闘力に余程自信があるのか。
 呼吸をしないシズカには、毒ガス攻撃など効きはしないのに。

 僕の不安を余所に、シズカは躊躇なく攻撃態勢に入った。
 得物は問答無用の速射破壊銃だ。
 細い右手首が素早く4分の1回転し、電磁カタパルトにブリットが装填される。
 それが火を噴くより先に、ジークムント教授の持つ擲弾筒が乾いた音を発した。
 圧搾空気で発射されたカプセルが、ヒュルヒュルと音を立てシズカに向かう。
 そんなヒョロヒョロ弾が通用するはずもなく、シズカは水平チョップでカプセルを払い落とす。
 しかし、それこそ教授の思う壺だったのだ。

 衝撃を受けたカプセルが炸裂し、中に詰められていた微粒子が飛び散った。
 シズカの姿が靄に遮られて見えなくなる。
 何が起こったのかと考える暇も与えられず、シズカの体が眩い炎に包まれた。
「どうじゃ、儂の開発したナノテルミットガスの威力は?」
 教授が気が触れたような高笑いを上げる。
 あの靄の正体は焼夷弾や溶接に使われるナノテルミットだったのだ。
 メイド服に付着した微粒子が、化学反応により発火しているのだ。

 シズカはその場に突っ伏し、炎を消そうと地面を転がるが、化学の炎はその程度では消せない。
「シズカっ、早く消すんだっ」
 だが、慌てることは何もなかった。
 ハルトマン社が開発した特殊繊維は、防弾力だけではなく耐火性にも秀でている。
 一見、業火のような強烈な炎も、メイド服の表面で化学反応を起こしているに過ぎない。
 テルミットガスの焼夷効果も、世界に冠たるハルトマン社の科学力を打ち破ることはできなかったのだ。
 それでも微粒子の化学反応が終わるまで、シズカは炎をまとったままだ。
「どうにかしろ。放置すればコンピュータがオーバーヒートしてしまうぞ」
 このまま超高温に晒されていれば、熱暴走でOSがフリーズしてしまう。
 それこそマッドサイエンティストが考案した、対バトルドロイド用の秘策だったのだ。

 やむなくシズカが取った行動は、いとも単純であった。
 燃えさかるエプロンとメイド服を「えいやっ」とばかり脱ぎ捨てたのだ。
 哀しいかな、彼女には最初から羞恥心などプログラムされていない。
 弾道が低かったのが幸いして、まともに微粒子を浴びたのは着衣に覆われた部分だけだった。
 髪や肩口に付着したのはごく少量だったようで、既に火勢は衰えている。
 生体組織に覆われた人工皮膚はあちこち焼けただれ、点々と痣ができていた。

 これに対するシズカの報復措置は苛烈だった。
 無言で教授に近づくと白衣を握り締め、日めくりカレンダーのように力任せに引きちぎった。
 続いてネクタイをねじ切り、ヨレヨレのスーツをシャツごと引き裂く。
「や、やめろっ。やめてくれぇっ」
 教授は情けない声を上げて逃げようとするが、シズカが聞き入れるわけがない。
 ズボンのベルトに手を掛け、上手出し投げの要領で教授を地面に叩き付けた。
 投げた後もベルトを放さなかったものだから、ズボンだけがシズカの手に残っている。
 不本意なストリップを強いられたシズカは、取り敢えず教授を同じ目にあわせたのだ。
571雲流れる果てに…15 ◆lK4rtSVAfk :2013/04/29(月) 23:52:34.98 ID:XcAS6B1G
「これで……おあいこ……」
 シズカは不機嫌そうに呟くと、その場から高々と跳躍した。
 空中で膝を折り畳むと、そのまま教授の背中に落下する。
「グェェェェェーッ」
 必殺のニードロップに人工脊柱を折られ、教授は断末魔の声を上げて機能を停止させた。
 同時にイタチの最期っ屁よろしく、教授の死体から毒ガスが噴射される。
 自分を殺した相手を巻き添えにする仕掛けなんだろうけど、教授の性格が端的に現れている。
 陰険さもここまでくると、むしろ清々しいくらいだ。
 もちろんシズカにはまったく影響がなかった。

 ニコライ大尉に続いてこれで2体目。
 どうなることかと気を揉んだが、意外にあっさり片付いた。
 後はシュガー姉妹と殺人ピエロだ。
 しかし、どちらかを生かしておき、逃げたヒゲネズミとダブルオーを仕留めさせないと。
 と思いながら周囲を見回すと──なんとクノイチ姉妹もピエロも消え失せていた。
 まともにシズカと戦う愚を悟ったのだろうか。

「では……不戦勝ということで……いい……」
 確かにシズカの言うとおりかもしれない。
 他の連中は勝負を捨てて逃げ去ったのだから。
 シュガー姉妹は身をもってシズカの恐ろしさを知ったろうし、他の連中も傍目にそれが分かっただろう。
 敵わぬと知れば、恥を忍んで撤退するのも一流どころの証かも知れない。
 ダブルオーにしたって、シズカが正規品だと気付かない限りは手を出してこないだろう。
 それにヒゲネズミは最初からやる気がなさそうだったし。

 しかし、あのネズミは何者なんだろう。
 見たところ、殺し屋を生業としている風には思えなかった。
 そもそも勤勉そうには見えなかったけど、本当に殺し屋として雇ってもらいに来たのだろうか。
 それに覇気は全然ないくせに、あの圧倒的な存在感は何だろう。
 現に今もこんなに気になって仕方がない。

「所詮はネズミ……沈没する船の運命を悟り……逃げ出した……だけ……」
 シズカが興味なさそうに呟いた。
 案外そうなのかもしれないな。
 間もなく船──すなわち雇い主は僕たちに沈められるのだし。
 そう考えるなら、ネズミが姿を消したのは僕たちにとっては吉兆だ。
 では、堂々と勝ち名乗りを上げるとしよう。

「お疲れさん。これでようやく黒幕と会えるな」
 雇い主と接触できるのは、バトルロイヤルを制した生き残りだけ。
 僕たちは世界殺し屋チャンピオンとして、その権利を手にしたのだ。
「他を排除すれば……森の奥の教会に行けと……執事が言っていた……」
 シズカはようやく炎が収まったメイド服を拾い上げ、埃を払ってから身に付ける。
「そこに都知事暗殺の雇い主が待っているんだな」
 さっさと殺人教唆の罪で逮捕してやろう。
 そして一刻も早く帝都に帰り、シズカの肌を治してあげなくては。
 たとえ貯金を全部使い果たしてしまうとしてもだ。

 顔や態度には出さないが、きっと彼女も気にしているのに違いないのだから。
572名無しさん@ピンキー:2013/04/29(月) 23:53:59.94 ID:XcAS6B1G
投下終了です
573名無しさん@ピンキー:2013/04/30(火) 00:41:20.27 ID:2csc9keN
待ってました乙
脱いでからのシーンが短いでござる(不服)
しかし戦車砲の直撃でも破壊できないシズカさん
ぱねえです
574名無しさん@ピンキー:2013/04/30(火) 22:36:56.10 ID:F7H5NVUB
今回は戦闘パートか
燃えたな、色んな意味で
575名無しさん@ピンキー:2013/04/30(火) 23:36:57.43 ID:LZ/cBCjI
かつてロシアと戦ったメイド軍団のリーダーって本当にシズカなのか?
そして怪しいヒゲネズミの正体とは?
謎は深まるばかり
576名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 03:23:36.92 ID:XAlpCSLT
投下します
SSを書くのは初めてなので駄文・珍文ですがどうぞ
577名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 03:24:47.47 ID:XAlpCSLT
人には誰しも見られたくない秘密を持っている。それはロボットだって同じだ。
それを無理矢理見ようとするならば、然るべき仕打ちが返ってくるのは同然である。

「ご、ごめんなさいっ!」
パンッ!と、乾いた音が部屋に響く。そこには右手を平手のまま硬直させた女性と、頬を抑え呆然とする男の姿があった。
男は女に覆いかぶさっっていたが、その頬の痛みが理性を取り戻させたのか、女性からそっと身体を離す。
「こっちこそゴメン、強引すぎた…」
と、謝る男とは裏腹に、女は申し訳なさそうな顔を男に向けた。少し人間離れした美貌を歪ませ、小さな口から、声にならない声を出す。
そうしてベッドから抜け出ると、辛うじて聞こえるほどの声で「ごめんんさい、宗一さん…」と言い残し、メイド衣装の女性は部屋を出て行ってしまった。
部屋に取り残されたこの家の主は、釈然としない思いのまま頭を掻いている。
「あの部屋」に篭られては主人ですら手を出せない、その事を知っている彼は彼女を追い掛けようとしなかった。
「さすがに強引すぎたか…、でもロボットて主人を殴れたっけ?」
そうひとりごちた彼は、急激に萎えてしまった心と身体を睡魔の中に放り投げた。

◆ ◇ ◆ ◇

窓から差し込む朝日で目を覚ます。寝ぼけた目を擦り時計を見た俺は、ベッドから飛び起きた。
「遅刻だ!」そう叫んでみたものの、過ぎた時間は戻らない。いつもならリナが-ロボットでありメイドである-が起こしてくれるハズであった。
だが、昨晩の出来事の所為か、彼女は部屋に閉じこもったままだ。
慌てて出掛ける準備を整え、昨晩から沈黙したままの部屋に話しかける。
「リナ、昨日はゴメン。俺が全部悪かったよ。あんなことはもう二度としないから…」
と、話しかけたが返事は無い。充電ならもう済んでいるハズだが、部屋の奥から物音一つない。
「もう時間だから大学に行くよ。その、ごめんな…」
と扉に再度呟き、俺は家を出た。もう授業には間に合わないが、家に居ることも出来そうになかった。

◆ ◇ ◆ ◇

『宗一様…、悪いのは、私です』
遠くで扉の閉じる音がした。私は膝を抱えたまま、愛しい主人のお見送りという大切な職務すら出来ずにいた。
578ツギハギ 1 ◆w7bca2rbMo :2013/05/01(水) 03:28:30.42 ID:XAlpCSLT
◆ ◇ ◆ ◇

「…で、今現在、我々の男女比率は7:3という史上稀にみる事態となっています。これは21世紀初頭に人間の遺伝子情報が…」
教授の声が頭を通り抜けていく。運良く授業の開始時間が遅れたことによって遅刻はなんとか免れたが、肝心の授業は上の空だった。昨晩の出来事が頭から離れないのだ。何故あれほどまでに『拒絶』されたのか、その出来事は今の人類の危機よりよっぽど重要だった。
だが、この男女比の異常な偏りは、この今、頭の中で渦巻く問題の根源的な原因でもあった。21世紀初頭より始まったこの異常な男女比は、男の異性に対する欲望を暴走させた。具体的に言うと性犯罪やそれに伴うビジネスの増加、果ては女をめぐっての戦争だって起きた。
この問題を重く見た各国は女性の保護を名目に、女の代理品を開発することに躍起となった。
かくして現代、セクサロイド…表向きは『家政補助自動人形』という名称のロボットが開発され、18歳を迎えた男に、一体づつ支給されることとなった。
このロボット達は女手の少ない家での補助という役割だが、要は行き場の無い性エネルギーを発露させる為に必要とされた。つまり主が望めば拒絶することなどありえないのである。
…そう、『拒絶』などありえない、ありえないのだ。あまつさえ平手打ちなどもっての外だ。だが何故だ、なぜ昨晩はああなってしまったのだ…、変なことは強要していないのに、と先ほどから終わらない思索を続け、俺は挙動不審まっただ中であった。
そうこうしてると終業のチャイムが鳴る。頭を抱え突っ伏していると、後ろから声を掛けられた。
声の主はにやけた顔で「宗一、何やってんだ?奇行はこんなむさい男だらけの教室なら分からんでもないけどよぉ、ひと目ははばかるもんだぜ」と。
「黙れ雨宮、今それどころじゃないんだ。他を当たってくれ。」
正直今はこの男の面倒臭いテンションに合わせる気分になれなかった。だが、雨宮はお構いなしに口を動かし続ける。

「何か困りごとかなぁ、宗一くん?ならこの俺に相談してくれてもいいのだよ。さあさあ、今日のオカズから女の口説きかたまでなんでも来たまへ!」
「…なんか今日は何時にも増して鬱陶しいな、お前。」
今日は何時もの3割増しだ。普段は少し騒がしいぐらいのイイ奴なのだが。

「んっふっふっ、良くぞ聞いてくれたな宗一くん、実は昨日俺は、遂に…!」
と、握り拳をグッと掲げ、聞いても無いのに語り始めた。そして雨宮は周囲をちらりと確認すると、俺の耳元で呟いた。

「遂に俺のアイシャと『ひとつ』に、ぐふっ、えふふふふっ」
耳元で何を呟いてるんだコイツは。とりあえず手元にあったファイルで側頭部を強打する。ちょうど角が直撃したのか、しばし雨宮は頭を抱えて蹲った。
「流石に今のは痛い…、だが俺の今の幸せならそんなこと許す!許せる!」
「はぁ…、そうですか。」
「で、どうしたのかな。…まさか、お前。生身の女と何かあったのか!?」
「…んな訳あるか、さっきの授業聞いてたのかよ」
と自分のことは棚に上げるが、そんなことはありえないのだ。
「だよなぁ、この大学も共学のハズなんだけどなぁ。女子大生って都市伝説なのかな…」
それもそのハズである、こんな男だらけのところにうら若き乙女など、飢えた狼達に羊を投げ込むようなものだ。
「俺達の思い描いた未来って、こんなんでいいのかなぁ…」
雨宮は大げさにため息を付いた。だが、確かにまだ車は地面を走っているし、ホログラムの立体映像もない。授業は変わらず板書で、それをくたびれたシャーペンで書き写すのが未来で現代だ。
「でも、ロボットは発達したよなぁ。げへ、げへへへへ」
「そのニヤけ顔止めろ。それより教室移動するぞ。」
…この男に昨晩の相談なんて出来そうにない。授業が終わったらリナの為に高純度のエネルギーセルでも買って帰ろう。そうすればきっと…きっと。

◆ ◇ ◆ ◇

メンテナンスルームを出ないまま、2時間が過ぎようとしている。
私は電子頭脳のネットワークを駆使して、昨晩のあんな振る舞いの理由を探し続けていた。
「宗一様、どうか私を嫌いにならないで…。」
瞳からこぼれた冷却水がぼたぼたと床に丸いシミを付ける。
私はその雫を拭おうともせず、当てのない検索作業を必死に続けた。だが、答えは出ないままだった。

◆ ◇ ◆ ◇
579名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 03:30:10.24 ID:XAlpCSLT
以上で投下終了です
580!kuji:2013/05/01(水) 03:35:54.88 ID:i6voZe5G
乙ですー
581 【大吉】 :2013/05/01(水) 03:36:29.44 ID:i6voZe5G
失敗w
582名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 03:37:16.94 ID:i6voZe5G
やっぱり今日はラッキーデーのようだ
うpにも出会えたし
583名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 07:49:10.12 ID:KtiClCPS
活気が戻ってきたなー。シズカさんも新しい方も続き期待
584名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 11:18:35.38 ID:76c7pMEw
>辛うじて聞こえるほどの声で「ごめんんさい、宗一さん…」と
「な」の音が「ん」になって「ぁ」は出てこなかったのですね。
言い換えれば「壊れた」のですが、言い訳すれば「人になった」のだと思います。

それでも、「政府押し付け女の子」を気使う男の子
この女の子、男の子の事すごく好きなんですね。


と言うか、
男の子が女の子を放り出したら、女の子は破壊廃棄ですか?
女の子は男の子に絶対服従?暴力も受け入れ?
585名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 15:23:06.00 ID:KtiClCPS
>>584
重箱の隅をつつくような真似をするなよ……。小説投稿サイトじゃあるまいし、簡単な誤字とかはスルーしろよ……。
586名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 23:24:14.50 ID:aKDORrnx
「気遣う」が「気使う」になったのも壊れたのですね?
言い換えれば「文盲」ですが、言い訳すれば「バカ」なのだと思います
587名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 23:30:56.40 ID:tf6fb3eH
語り手がコロコロ変わるだけならまだしも
視点そのものが1人称と神視点と混ざり合っていて妙にイライラする
次書く機会があったら是非とも善処して欲しい
視点変更なんてのは書き慣れた人がやることだ
初めて書くような人が使うテクじゃないだろう
588名無しさん@ピンキー:2013/05/01(水) 23:34:50.37 ID:jfe0oLT9
皆さん分かってますね?
では引き続きスレをお楽しみください
589名無しさん@ピンキー:2013/05/02(木) 01:58:03.21 ID:GJfH2e0Q
>>586
相手をしてはいけない書き込みというのもあるんです。
590名無しさん@ピンキー:2013/05/02(木) 08:09:21.35 ID:nVSLGCnj
大文豪様だか大編集者様が湧くからねえ
気にしちゃダメよ
591名無しさん@ピンキー:2013/05/02(木) 10:06:09.92 ID:kRCKFhcd
ロボ娘に対する愛があれが技術や技法はあとから付いて来るもんだ
592名無しさん@ピンキー:2013/05/04(土) 14:17:56.94 ID:73jDHqTq
HRP-4C、ミナミ、ASIMO、とりあえず、人間型の二足歩行は、できそうだな。
593名無しさん@ピンキー:2013/05/04(土) 17:18:17.41 ID:UQArsY/1
だからロボ作さんは要らないんだって
技術考証が好きならロボテク板でも逝ってくれ
594名無しさん@ピンキー:2013/05/04(土) 17:57:33.99 ID:Uv5inagU
完全なのは無理なのははじめから承知してるが、
技術考証否定するのも萎える。

程々に技術的制約があるのが、萌なのに。
595名無しさん@ピンキー:2013/05/04(土) 18:13:25.97 ID:qHd7ck98
他人に強要しない分にはご勝手に
知らない他人の萌えポイントを考慮しながら
書く理由なんて誰にも無いしな
596名無しさん@ピンキー:2013/05/04(土) 20:52:51.60 ID:cVGX9mwz
考証をかねたSSなら大歓迎なんだがな。
597名無しさん@ピンキー:2013/05/05(日) 10:25:19.28 ID:i6U5ws0t
自我を持ってマスターに逆らえ、それに悩むことができるようなセクサロイドが作れる世の中なら
雌雄の生み分けくらいは医学的に簡単にできるだろうにな
なんで女が極端に少ない世の中になったんだろ
女だけが罹る致死的な伝染病でも蔓延しているのかな
でもロボット工学だけが異常に進化しているわけでなく、医学も進歩しているだろうから
そんな伝染病はとっくに特効薬ができているだろうな
598 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) 名無しさん@ピンキー:2013/05/05(日) 11:37:18.00 ID:Zs/0L9Q/
うん?
たぶん、

高度思考能力の機械人間を作り
男子に配り
その機械人間の行動、購買力を政府でモニターして
国民を縛り付ける
のが目的

で、最初は
胎児、幼児の診断を理由に女子が夭折するように仕向け
実際には、その夭折した娘を利用して機械人間(=サイバネティック オーガニズム)を製造した。
機械人間の生殖能力を「男子しか産めない、女子は産めない」(=親の複製)
にした。
599名無しさん@ピンキー:2013/05/05(日) 12:24:30.31 ID:i6U5ws0t
つまんね
600名無しさん@ピンキー:2013/05/05(日) 15:42:14.39 ID:7fAaV95J
原始的な生物だと環境が悪化するとオスばかり生まれるようになるらしいけどね
601名無しさん@ピンキー:2013/05/05(日) 16:49:31.56 ID:w1pnvfBY
このスレ以上に悪い環境はないだろ
全て考証ばかり語ってたロボ作のせいだ
602名無しさん@ピンキー:2013/05/06(月) 12:47:45.18 ID:SMMHQjrQ
マージナルとかセイバーマリオネットとか的な
603名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 18:51:24.76 ID:YiTSzUAV
月間4コマ漫画雑誌を見ていたら、

同学年の、隣の家の女の子が亡くなり、
機械の体になって帰ってきた

という読み切りが有った。


今のASIMOや未夢が人の型になるのはいつ?
604名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 20:36:49.81 ID:JqMwmdMJ
ロボ作さんのは考証じゃないっつーか、ロボ娘ですらねえよw ありゃ四角いドンガラに制御装置とサーボモータを詰め込んだだけの代物だ。
605名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 20:44:02.64 ID:ysBzCXX8
IAがちゃんとしてればむしろ人型じゃ無くても俺はいいけどな!
606名無しさん@ピンキー:2013/05/08(水) 21:18:13.61 ID:BGHwIF3P
>>603
機械の体(ネジ)をタダでもらえる星にいってきたんだね
607名無しさん@ピンキー:2013/05/09(木) 20:21:24.97 ID:ZX3DII+n
炊飯器萌えなんて言ってるのはロボ作だけだからな
住民みんながそんな風に思われるのは心外だよ
そんな特殊なフェチがあるのは一人だけで充分だろ
一緒くたにしないで欲しい
608名無しさん@ピンキー:2013/05/10(金) 14:57:25.47 ID:v7pJhYdb
なんだか、
「ロボ作さん」に荒らして欲しいのか?
な書き込み多いな?

「ロボ作さん」(さん、も名前のうち)を間違ったり省略した名指しで話題にしない
ロボ作さんの趣味には対しては、ロボ作さんが嫌いなのを、好きだと間違いは書かない

だと、わりと暴れないぞ。

例えば
「ロボ作」と書かないで「ロボ作さん」と書く。例えば
ロボ作さんは炊飯器ロボを嫌っている。


とりあえず、話題にしなければロボ作さんからの被害は少ないな。
609名無しさん@ピンキー:2013/05/11(土) 17:51:14.46 ID:BcDEyfKZ
>>603 >>606
瀬田 ヒナコ 先生は
「レーカン!(まんがタイム)」を描きながら、こちらで「花ちゃん」も描くのかしら?
レーカン!は進級したばかりなので、後輩ちゃんたちを絡めて面白くなりそうだ。
610名無しさん@ピンキー:2013/05/11(土) 18:43:04.80 ID:BcDEyfKZ
うず先生の少女型炊飯器「コメコ」の掲載が終わった。
http://natalie.mu/comic/pp/komeko/
炊飯器ロボは精神が進化するのですね。
611名無しさん@ピンキー:2013/05/11(土) 18:53:06.74 ID:4jGA9iGo
なんか白けたな
612名無しさん@ピンキー:2013/05/11(土) 19:01:26.08 ID:BcDEyfKZ
そういえば
花ちゃん
の同じマンガ雑誌だけど
機械の星から来た「思春機13号」(池尻エリクソン先生)のお姉ちゃんと思春機14号の弟さんはどうしているのかな?
613名無しさん@ピンキー:2013/05/11(土) 19:38:05.09 ID:wx68WCgQ
>>611
>>604>>607が、ロボ作さんを召喚したからだよ。
614名無しさん@ピンキー:2013/05/11(土) 20:52:06.57 ID:vTYxqnEt
ロボ作さんはどうして自分のコメントに自分でレスして、会話が成立しているように見せかけてたの?
違うのはIDだけで、文体だけでなく口調や論旨がみんな同じだから、直ぐに分かってしまったんだけど
自演てバレバレなのに本人は気付いていないと本気で思ってたのかな
615名無しさん@ピンキー:2013/05/12(日) 09:43:20.05 ID:mng0XP/U
-----ここまで荒らしの自演-----
616名無しさん@ピンキー:2013/05/12(日) 11:55:26.74 ID:wB2D+7pn
一気にメンヘラ板化してた。こえーよ。
617名無しさん@ピンキー:2013/05/12(日) 12:04:12.60 ID:2H7RD0w8
まあエロパロ板ですしおすし
618名無しさん@ピンキー:2013/05/12(日) 22:43:43.50 ID:IGu1jd/7
ヤンデレロボっていうのはどうだろうとかふと思った。

そういや攻殻機動隊のアンドロイドの暴走に
自分で壊れて主に反抗できるようにするってのあったな。
漫画だったか、SACだったか、イノセンスだったかは覚えてないが。
619名無しさん@ピンキー:2013/05/13(月) 00:51:43.83 ID:h+mZBt7u
漫画とイノセンスのネタ
620名無しさん@ピンキー:2013/05/13(月) 07:11:24.78 ID:ZpiMY7Ay
>>618
PSO2のリサちゃんが居るじゃん
621名無しさん@ピンキー:2013/05/13(月) 10:28:28.15 ID:/4UX7NL5
陳列するかのように変態おやじの内蔵をバラして冷蔵庫に入れるよ
622名無しさん@ピンキー:2013/05/13(月) 14:11:04.42 ID:e89F2IVU
>>621
傑作だな
623名無しさん@ピンキー:2013/05/17(金) 03:48:59.30 ID:0MPlsz3c
内臓はうまいよなぁ
どっかのブログでネタで言ったことを真に受けて、
・人間の内臓はうまい
・ご主人様のためにおいしい人間の内臓を調達したい
・変態親父の内臓をばらして冷蔵庫に保存
と人間を殺戮しまくって内臓をぬきとって調理して持ち主にふるまうメイドロボ
624名無しさん@ピンキー:2013/05/30(木) 22:10:41.14 ID:qtU0V/wA
>>623
そんなの、内臓はたべられないぞうってプログラムすればいいじゃん

>>621
内蔵じゃないぞう。内臓だぞう
625名無しさん@ピンキー:2013/06/03(月) 20:27:10.42 ID:EKDcaNnz
半月近く経って今更気づいたわw>>内蔵
626名無しさん@ピンキー:2013/06/05(水) 03:33:47.83 ID:9/R6xrI9
>>624
だが、それをするとホルモン焼きうどんやモツ煮込みを食べられなくなるという危険もともなう
というかロボット三原則があるから人間に危害をあたえることはできない
627名無しさん@ピンキー:2013/06/05(水) 10:08:04.75 ID:95Ak68Ug
スレテーマ的にレプリカントはこのスレの範疇で良いかな?
ブレードランナーの続編を製作って記事を読んで発作的に書いた話があるんだけど。
628名無しさん@ピンキー:2013/06/06(木) 23:54:43.17 ID:+90Pl/uW
個人的には大歓迎です
続編出るんですか!

ttp://wired.jp/2012/05/21/ridley-scott-blade-runner-sequel/
にゃるほど、楽しみです
629名無しさん@ピンキー:2013/06/07(金) 22:20:47.12 ID:GO4Z8syz
>>627
ロボ描写あるなら歓迎よん
630名無しさん@ピンキー:2013/06/08(土) 10:34:51.66 ID:qkSDcYXd
レプリカントって基本生身でしょ?アンドロイドの範疇には微妙な気がする。要するにファティマとかだから。
メカじゃないしヤバイ気がするけど。個人的にはブレラン大好きなんで読みたいけどね。
631名無しさん@ピンキー:2013/06/09(日) 19:05:32.16 ID:QO1/EoAY
俺はまぁカワイイ娘がいれば勝手にロボ変換して楽しめる派だけど
…ナマっぽいならちょっとな
632名無しさん@ピンキー:2013/06/09(日) 21:58:56.71 ID:YpPD7QZy
妄想するにも限度があるよな
633名無しさん@ピンキー:2013/06/10(月) 10:06:09.35 ID:0G4komzK
>>627
あまりに過疎なんで投下は欲しいけど、どっかの誰かが大暴れするのが目に見えてるんで

【三次元】TVドラマ・映画総合【半生】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1312215490/l50

こっちのスレへ行った方が良いと思う。
まぁ、あっちはあっちで色々とアレだが。
634名無しさん@ピンキー:2013/06/11(火) 21:43:38.00 ID:gYMa2Hui
そういうものなのか〜
RURロッサムロボット会社のは生体タイプだし
わりと人型ならいいのかと思ったが
メカメカしい方向性なんだね
635名無しさん@ピンキー:2013/06/11(火) 22:11:32.53 ID:8TZ8v2E2
やっぱ現代感覚で言うと、ロボと言ったら無機物だろうねえ
636名無しさん@ピンキー:2013/06/11(火) 22:41:02.05 ID:017x+xne
結構前にピクシブでやってた『パーソナルドール』の解説同人誌買ったけど、ナノマシンの集合体って設定だった。
637名無しさん@ピンキー:2013/06/12(水) 03:55:28.48 ID:BmB0svim
>>635
外観は人工皮膚だけど、いざというときにはどっか展開してバーニアやらマシンガンやら放熱板やら出てくるのは好きなんだがな
アラレちゃんみたいにただパワーが強いだけ、ってのもいいけど
638名無しさん@ピンキー:2013/06/12(水) 23:39:13.36 ID:xGh1a0Q+
>>631
ナマはらめぇぇ><
赤ちゃんできちゃうっ><
639名無しさん@ピンキー:2013/06/13(木) 18:35:55.46 ID:962/Kkbp
>>638そうだね、孕ます心配がないから僕等はロボ娘をズコバコするんだね
640名無しさん@ピンキー:2013/06/16(日) 20:41:21.00 ID:YLQvoGU8
ビメイダーやファティマ的なガイノイドは如何なものだろう。
半身のロボット(メカ)をいじられて本体(ガイノイド)がくすぐったがるとかのシーンが書きたいのに先達があまりいないから参考がガが…
どっかにおすすめ有りませんかね
641名無しさん@ピンキー:2013/06/16(日) 22:41:51.23 ID:7tyea9hR
ちょっと違うが
佐々木淳子のコミック「ブレーメン5」(ブレーメンファイブ)に出てくる大型宇宙船の
メインコンピュータの端末である、きれいな若い女の人「ナダ」
ただし人間の体に、頭脳である端末搭載 …だったと思うがうろ覚え
考え方の参考にはなると思う

よく見てないので違うかも知れんが
TVアニメ「アウトロースター」、それっぽい感じのアンドロイドの女の子がいたはず
ラノベとTVアニメ?「ロスト・ユニバース」

検索したらツイでちょうど1年前ぐらいに#コンピューターの擬人化端末と(ry
引っかかった。ファティマやらも挙がって違うだろとか言われたりしてる

まるっきり逆方向だが、人間+外殻(=宇宙船)の「歌う船」シリーズも
文章表現には見るべきものがあるのでは。多分。
642名無しさん@ピンキー:2013/06/17(月) 01:09:29.01 ID:nh7/oq3O
>>641
ロストユニバースのキャナルは立体映像だけなのでこっちからは手が出せない
(キャナルの方は艦内の生命維持を止めたりトイレを封鎖したりやりたい放題だがw)
宇宙船と人型端末っていうのでは放課後宇宙戦争の共存派軍宇宙艦と端末体も
似たようなもんだったかな
あれは直結はしてなかったけど
643名無しさん@ピンキー:2013/06/17(月) 12:36:30.67 ID:VnCm6mdm
船と一対一対応ではなくて
個人ユースだが
鷹見一幸のラノベ「でたまか」シリーズの電子執事?
お金持ちはアンドロイドボディに載せたりするが
主人公はお金に余裕ないんで携帯端末に入れてる
ほぼdocomoの渡辺謙さん他のイメージ、と言っていいかなぁ
644名無しさん@ピンキー:2013/06/18(火) 12:30:52.84 ID:Vir4wUxL
アンドロイドボディと言っても携帯電話の筐体のことじゃないんだよ☆
などと思わずにはいられないw
645名無しさん@ピンキー:2013/06/24(月) 02:32:40.90 ID:sRYwWD5J
3レス分投下します
>>577からの続きです。
646ツギハギ 2 ◆w7bca2rbMo :2013/06/24(月) 02:34:56.48 ID:sRYwWD5J
「…宗一様、朝です。お目覚めになってください。」
日曜、午前9時。鈴の鳴る様な声で宗一は目を覚ました。
「あぁ、おはよう。リナ。」
「おはよう御座います、宗一様。朝食の準備が出来ております。それと着替えはこちらに」
リナが指差す先には、卸したての様なストライプのカッターシャツにダークブルーのジーンズが畳まれていた。
それは完璧な仕事であったが、メイドでありロボットであるリナなら当たり前の事であった。
「では宗一様、私はリビングでお待ちしております。お召し物を着替えられましたらお越しください。」
そう言うとリナは軽くお辞儀をし、宗一の部屋を後にした。

◆ ◇ ◆ ◇

あの日から数週間が経った。
俺が買ってきたエネルギーセルを取り付けたリナは、依然に増して家政に精を出しているように見えた。
「高純度だからエネルギーの循環効率が良いみたいです」と、一杯の笑顔を浮かべたリナは眩しかった。
「あのまま「あの部屋」から出て来なかったらどうしよう」
そんな思いは、リナが出迎えてくれた笑顔で何処かに吹き飛んでしまっていたのだ。

だが、喜んだのも束の間だった。
俺とリナは『あの日』を腫れ物を扱うように触れないでいたが、リナの様子が以前と違うのだ。
仕事に打ち込む姿はまるで俺を避けているようだし、完璧すぎる仕事もなんだか妙に居心地が悪かった。
「はぁ…、上手くいかないもんだな。」
ため息混じりに服の袖を通す。太陽の光を燦々と浴びたシャツが疎ましい。
ベッドの上に放り投げられた携帯電話を開くと、頼りない音と光のアラームが朝を告げていた。
今時旧式の二つ折りの携帯電話だったが、何故だが妙に気分を落ち着かせてくれた。

◆ ◇ ◆ ◇

リビングに宗一がやって来ると、リナの笑顔がぱぁと明るくなった。
「よくお似合いです、宗一様。」
リナはそのコロコロとした笑顔を宗一に向けると、つられて宗一も笑顔になった。
そのまま誘蛾灯に誘われるかのように、宗一はリナの向かいのイスに腰掛けた。
「なんだか今日の朝ご飯、豪華だな…。」
テーブルにはこんがりと焼けた食パン、半熟のベーコエッグ、ゆで卵とレタスのサラダ
コンソメスープに兎のりんご、そして鼻孔を刺激するコーヒの香り。
どれをとっても文句の一つない、宗一好みの完璧な朝食であった。
「今日はお休みですし、ちょっと豪華にしてみました。それに…宗一様、最近なんだか元気が無いようでしたので…」
「…そうかな?うん、…確かに最近レポートやらで忙しかったからね。それじゃいただきます。」
宗一は手を合わせると、パンをひと齧りした。さくりと小気味いい音がする。
その様子をリナは嬉しそうに見つめていた。
そんな彼女の前には食器はない。ロボットである彼女は食事を必要としないのだ。
だがその幸せそうな様子は、宗一が食事を楽しむことを共感しているかのようであった。

「そうだ、リナ。昨日も言っていたけど、今日は出掛けるよ。準備は大丈夫?」
「はい!バッテリーも予備までしっかり充電しておきました。約20時間、連続稼働が可能です。」
「ん、そうか。なら食事が終わったら着替えてきなよ。洗い物は俺がやっておくから。」
宗一がそう口にした途端、リナは「えっ」と小さく驚いた。
「…そんな雑務は私にお任せください。それに折角の宗一様のお休みですのにっ。」
「休みだからだよ、たまには俺がするのも悪く無いだろう。いつもリナには世話になっているからね。」
「でも…」とリナは小さく呟いたが、主人の命令は絶対である。宗一にそう言われて、リナには反論する術がなかった。
「それに女の子は準備に色々時間が掛かるものだろう。俺は大丈夫だから、休みを満喫できるような服装でね。」
「はい…畏まりました」
とリナは少し沈んだ表情を浮かべたかに見せたが、すぐに表情を笑顔に切り替える。
「では、とびっきり可愛い衣装に致しますね!」
そう言って言ってリナは両手をぐっと、小さく掲げてみせた。
宗一は「期待しているよ」と言うと、料理の感想を交えながら食事を済ませていった。
最後の兎のりんごを口にすると、賑やかだったデーブルも白い食器だけになった。
「…ごちそうさま、美味しかったよ。それじゃあ皿を洗ってくるから、リナは着替えておいで」
「はい、ではお皿洗い、宜しくお願いします。ええと洗剤は…」
「それぐらい知っているよ。ほら、行っておいで。」
「…では、失礼します。」とリナは小さくお辞儀をすると、メンテナンスルームに引っ込んでいった。
647ツギハギ 2 ◆w7bca2rbMo :2013/06/24(月) 02:36:06.81 ID:sRYwWD5J
休日の繁華街は人とロボットで溢れていた。
楽しそうに雑貨を眺めるカップルや映画館に足を運ぶ青年と少女
カフェテラスで談笑する老夫婦…。それらが皆、自分たちの仲を喧伝するかの如く休日を満喫していた。
宗一達もその中の1つであった。
人の穂波に飲まれないようにと、腕をひしと絡めて歩く二人。
だが、その行き先は件のカップルに漏れず、当てのないものであった。
暫く歩くと、二人は繁華街とビル街の間に辿り着く。
人の流れがぱたりと切れるそこは、休日と平日の狭間になっていた。

「あの…、宗一"さん"。今日はどこに向かわれるのですか。」
上目遣いでリナが尋ねる。その瞳は何かを伝えようと宗一を見つめていた。
「うーん、そうだな…本屋にでも行って、あとは適当。うん、服屋に行くのもいいかな」
宗一は少し考える素振りを見せた後、前を向いたまま答えた。
「服屋、ですか…。あの…やっぱりこの服、可笑しいですか?」
そう言うとリナは立ち止まり、恥ずかしそうに口元を抑える。
目を逸らし顔を赤らめるリナに、宗一は困った様な笑顔を浮かべた。
「あー、そういう意味で言ったんじゃないんだ。その服も本当に似合っているよ、まるでお嬢様みたいだ。」
宗一も少し恥ずかしそうに答えたが、リナはなおさら顔を赤くするだけであった。
「褒めすぎです…。」とリナはぽつりと呟く。
照れた笑みを浮かべ、紅潮する頬に手を添えるリナは、お嬢様をわざとらしく演じているかのようであった。
だが、リナの姿は果たしてお嬢様のそれであった。
胸元にレースのフリルをあしらった白いワンピース。
華奢な手足を覆い隠すレースのロンググローブとニーソックスがガラス細工のよう繊細さを演出していた。
肌の露出こそ少なかったが、その侵略不可の領域は男の劣情をかえって刺激する作りであった。

そんな白尽くめのリナに黒い影がぶつかった。
「きゃっ!」
宗一が倒れかかったリナを抱きとめる。
その影は全身を黒いスーツで覆った美女であった。女はぶつかった拍子にずれたメガネを直すと、二人に顔を上げた。
その表情こそは申し訳なさそうであったが、その中にある妖艶さをちっとも隠そうとしなかった
「あら、ごめんなさいお嬢ちゃん。お姉さんちょっと急いでてて、怪我はないかしら?」
女は二人に軽く頭を下げた。
「こちらこそごめんなさい」とリナも頭を下げる。
同じ様な仕草をした二人であったが、手さえも黒い手袋で覆った女と純白のリナは酷く対照的であった。
「そう、よかった。それじゃ、お邪魔してごめんなさいね。」
そう言うと女は足早にビル街に向かっていく。その姿もビルの影に溶けるように直ぐ見えなくなった。

「リナ、さっきの女もロボットかい?」
リナが再び腕を絡めて歩き始めようとした時、宗一がふと尋ねた。
「…そのようですけど、どうかされましたか?」
リナは絡める腕に力を入れ、宗一の腕に胸を押しつけた。
しかし、自分の方が魅力的であることを主張するような行為も、ただ虚しい隙間が広がるだけであった。
「いや、熱暴走しないのかな、と思って。」
「へ?ねつ、暴走ですか…?」
リナは思わず小首を傾げてしまった。
「うん、あんまりにも隙間がなかったからね。」
そう言うと宗一は周りの男女の群れを見渡した。
男の従者の様に付き従うゴスロリ女もいれば、その興味の赴くままに男を引きずるミニスカートの小娘もいた。
勿論、リナたちの様な微笑ましい二人組も大勢いた。
そんな様々な男女が街中を闊歩していたが、女達は一様に手足を衣服で覆い隠していた。
それは彼女達がロボット故、関節を覆い隠す必要があったからだ。

「あの人が着ていたのは新しいタイプの様です。」
「…新しいタイプって?」
「最近発売された物みたいです。ええと、製品のサイトによると…衣服内部の小型のファンで冷却。静音性にも優れています…だそうです。」
「へぇ、そうなんだ。リナもああいうスーツ、着てみたい?」
「…私に、似合うでしょうか?」
ほんの僅かな無言の後、宗一は笑顔をリナに向けた。
「きっと似合うよ。そうだ、本屋に行った後はリナの服を見に行こう。何か良いものが見つかるかもしれない。」
二人は結局、本屋での買い物を程々に、足早に服屋へと向かう事になった。
648ツギハギ 2 ◆w7bca2rbMo :2013/06/24(月) 02:37:28.61 ID:sRYwWD5J
「服、沢山買っちゃいましたね…。」
「あぁ、そうだな。でも大した値段じゃないよ。」
宗一は両手に抱えた紙袋に目を向けた。
店員に勧められるままに購入したロボット用の衣類、4点。
有名デザイナーが手がけた華やかなデザインは、小柄なロボット達の最近の流行だった。
「私はその、これだけでよかったのですけれど…。」
リナが右手に持った紙袋をぎゅっと胸に抱え、申し訳なさげに呟いた。
紙袋の中には「本来の目的」であったメイド服用の新しいロングクローブが入っていた。
「いいんだ、それにどの服もリナには良く似合っていたよ。…でも、店員があんなのばかりだとは思わなかったな。」
宗一は店の方に振り返ると苦笑混じりの溜息をついた。

街頭にせり出した看板にはポップ調の字体。「この街一番の品揃え」は嘘偽りではなかった。
だが、眼光鋭い強面の店員達が、メルヘンな服を手に押し寄せる光景は悪夢に近いものであった。
「まぁ、悪い店では無かったから良いのだけれども…」
「そうですね。女の子達はみんないい子ばかりでしたし。」
「でもなんでまた、あんな少女タイプばかりだったんだろうな。…いや、考えるのは止そう。」

二人が荷物を持って歩き始めると、大きな人だかりにぶつかった。
先ほどまで二人の世界を形成していた男女の群れが、輪の中心の人物に視線を向けていたからだ。
リナもその人物に気がつくと、思わず声を上げた。
「あの人、女の人です…。」
恐る恐る指差す先には、サングラスを掛けた女が居た。
それは、人口の3割にも満たない生身の女であった。

流行りの服を着た女は別段美人という訳ではなく、リナや他のロボットとは比べるまでもなかった。
だが、その血色の良い手足が男達の目線を容赦なく奪った。
ロボット達は、その様子を諦めたような表情で見つめるしかできなかった。
露出した四肢は人とロボットを隔てる壁であり、それは埋め難き差であった。

「リナは、女を見るのは初めてかい?」
「は、はい。宗一さんは、その…。」
リナは胸に抱えた紙袋をぎゅうと抱きしめた。
肩の内側から、硬い物が擦れる音が響く。嫌に甲高いそれは、人のざわめきを無視して二人の耳に届いた。
「…家に妹が居る。だから、初めてじゃないよ。」
宗一は確認を取るかの様に答えたが、リナにとっては既知の情報であった。
「それに、この辺りには女が良く出没するらしい。」
宗一の言葉にリナはいよいよ身体を強張らせた。
宗一はリナのそんな様子に首を横に降ると、穏やかに語りかけた。
「リナ、別に不安になることは無いよ。俺は女を漁りにこの辺りを歩いていた訳じゃない。」
宗一は女の方を向くと小さく吐息を漏らした。
「それにあの女は…、俺は人間の女には全く詳しくないれども、きっとロクでもない人間だ。」
「どうして、ですか?」
「この辺りは俺達みたいなのしか居ない、週末ならなおさらだ。なのに女は出てくる、どういうことだと思う?」
「それは…それは。」
リナは当てのない指示語を繰り返すだけで、答えはちっとも出て来なかった。
それはロボット達が生身の女に関する一切の批判を規制されていたからだ。
だが、宗一は「それが答えだよ。」と言うと、女の様子をちらりと伺った。

女はPDAを頻りに触るだけで、酷く周りに無関心であった。
その一方で、誰もが興味と畏怖が入り混じった視線を女に向けていた。
幾重もの人波が女の一挙動一投足に翻弄され、その強大な引力が場を支配していた。

「つまりそういう事だと思う。実際にこの前、不用意に話しかけた奴がスタンガンを喰らっていたよ。」
「それは、『正当防衛』ですか?」
今度は言い淀むことはなく、明瞭な答えが宗一に返された。
宗一は『あぁ』と呟く。投げやりな肯定が宗一の身体から力を奪った。
「…あの後、男はずっと伸びていたけれど、誰も助けなかったよ。法律のお陰でね。」
それから宗一も黙ってしまった。これ以上は、況して女が居る状況では言えなかったのだ。
リナは同意も反論も出来なかった。それがこの世界では当たり前だった。
やがて女は何処かに消え、休日の繁華街は騒がしさを取り戻していった。
649名無しさん@ピンキー:2013/06/24(月) 02:44:07.51 ID:sRYwWD5J
以上で投下終了です。
それと私事ですが、保管庫管理人様へ。何時も保管作業お疲れ様です。
前話の1レス目ににタイトルとトリップを入れるのを忘れておりました。
ですのでお手数ですが、保管タイトルを ツギハギ 作者をこの話のトリップに変更して頂けると幸いです。本文はそのままで大丈夫です。
では申し訳ありませんが宜しくお願いします。
650名無しさん@ピンキー:2013/06/24(月) 03:29:59.54 ID:bay1nqco
乙です!
651名無しさん@ピンキー:2013/06/24(月) 10:28:01.37 ID:7Y6Wbx5B
乙ですの^^
リナさんかわいい

それにしても女様は現代日本でもかなり増長してるが3割という希少価値になればなおさらだね
性善説で、みんないい人ならよいんだが、実際には業と挑発的な格好をして近寄ってきた男にスタンガンをくらわせるようなksが多いからね
ロボットはおろか、人間でも男は女様を批判できない世の中
652名無しさん@ピンキー:2013/06/29(土) 04:11:58.39 ID:Cby6kWa6
乙です!

妄想した。
人間の女にはパートナーロボットは支給されてるのかな? 無いのかな?
もし支給されてるのなら、女性タイプ? 男性タイプ?
と思ったが
・女の代理品を開発することに躍起となった。
・18歳を迎えた男に、一体づつ支給される
とあるから人間の女には
女性タイプは支給されてないし、
多分、男性タイプは開発してない。作らなくても本物がたくさんいるし。
てことはPDAのみか?

でも例えば力仕事の補助はあった方が便利だから
もしかすると自宅用に、女性タイプよりもずっと安く作れる
簡易タイプ(見るからに機械っぽくて男女別がないメカメカしい姿の)
ぐらい置いてるのかもしれない…などw
653名無しさん@ピンキー:2013/07/03(水) NY:AN:NY.AN ID:WLKr6fb7
今更だけど
>>648の挿絵(のようなもの)

紙袋を抱くリナ
http://www.pic-loader.net/picfile/esi_51d3151260ab7.jpg
スレの賑やかし程度になれば幸いです

>>652
妄想thx
この話も「カーナビがもっと喋ったら」っていう妄想から生まれたので妄想した分だけ世界が広がります
654名無しさん@ピンキー:2013/07/08(月) NY:AN:NY.AN ID:cTB1obkm
あらステキ
655名無しさん@ピンキー:2013/07/09(火) NY:AN:NY.AN ID:v5nIFd9N
かわいい
紙袋がうらやましい
656名無しさん@ピンキー:2013/07/11(木) NY:AN:NY.AN ID:92EzjS9R
紙袋を羨ましがるヤツなんて初めてみたよ

わかる
657名無しさん@ピンキー:2013/07/17(水) NY:AN:NY.AN ID:ZUnTr1he
今更だがGJ。まとめにも載ったようだしな。

紙袋抱くだけで駆動音が聞こえるくらいなら、
普段の歩行に始まり様々な通常動作、そしてアレするときまで、
主人公が気にしてないだけで実際はかなり響くのかもな。しかも常時。
近距離なら他のロボットからも聞こえそう。

いいな。
658名無しさん@ピンキー:2013/07/17(水) NY:AN:NY.AN ID:A5q3kRIy
昔居たoldmanさんやこねいたさんが好きでした。
659名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
チャンス、久しぶりに規制が解けている
660名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
 鬱蒼と茂る森の小径を歩いていくと、目指す教会が見えてきた。
 無人島に教会とは奇妙だが、この島にもかつては集落があったのだろう。
 もしくは、あれは外観だけが教会で、別の役割を果たす施設なのかもしれない。
 たとえば、帝都を狙う外敵の前進基地とか。
 屋根の上の十字架が通信アンテナだとすれば、なかなか洒落たカムフラージュだ。
 軍の哨戒機に発見されたとしても、こんな教会など怪しむ者はいないだろう。

 そんなことを考えながら歩いていると、ようやく教会の入り口に辿り着いた。
 かなり古い建物で、ヒビだらけの外壁にはツタが生い茂っている。
 ステンドグラスの汚れ具合も普通じゃない。
 どこから見ても、朽ち果てた教会である。
 これが人為的に施されたウェザリングなら大した職人芸だ。
 名のあるモデラーの業に違いない。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか」
 僕は少々ビビリながら教会の扉を引いた。

 ギギギと火葬場の扉のような軋み音がして、不気味さが嫌でも盛り上がる。
 と、同時にドアの隙間から、気味の悪いオルガンの音が漏れ出てきた。
 ミサで使う賛美歌の曲であろうが、妖しさが満点だ。
 僕とシズカは無言で顔を見合わせる。
「誰が弾いているんだろう」
 僕たちをここへ呼び寄せた人間、即ち都知事暗殺計画の黒幕だろうか。
 だとすればビビっているわけにもいくまい。
 僕は意を決して教会の中に足を踏み入れた。

 聖堂に入ると突き当たりに祭壇があり、その横に据えられた大きな電子オルガンが目に入った。
 一心不乱にそれを弾いているのは、修道服に身を包んだシスターだった。
 こちらからは背中しか見えず、そのため情報が何も入ってこない。
 若いのか、歳をとっているのか。
 美人なのか、そうでないのか。
 さすがに僕みたいに女装している男だとは思えないが。
 なんにせよ、このまま演奏会の聴衆を演じているわけにもいかない。
 こっちは招きに応じてやって来た客なのだ。
 僕はエヘンと咳払いを一つして、シスターの背中に向かって歩を進める。
 木製の長椅子の間を歩き、聖堂の半ばまで来た時、唐突にオルガンの演奏が止んだ。
 やはり僕たちの存在に気付いていたようだ。

 シスターがゆっくり立ち上がり、こちらを振り返る。
 黒いベールと白いフードに覆われて、露出しているのは顔と手首より先だけだった。
 年の頃なら30手前だろうか、もの凄い美人である。
 いや、凄味のある美人という方が正確な表現かも知れない。
 無言で他人を言いなりにできる力──威厳もしくは将器──が、不可視のオーラとして全身から滲み出ている。
 コリーン嬢と似たタイプだが、年を経た分だけこのシスターの方が貫禄がある。
 いったい何者なんだと考えていると、シスターが口を開いた。

「ここに辿り着いたということは、あなたたちが勝ち残り組なのですね?」
 言葉遣いは丁寧だが、もの凄い威圧を伴った声である。
 僕は黙って頷いた。
「では、超一流の証を得たあなたたちと契約することにしましょう。私は今回の仕事の依頼者、マーサ・ホルジオーネ」
 シスターは自己紹介すると優雅に頭を下げた。
661雲流れる果てに…16 ◆lK4rtSVAfk :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
 ホルジオーネ?
 どこかで聞いたことがある名前だ。
 そうだ、前に情報屋のヒューガーから聞いたことがあったんだ。
 確かカディバと同じ極東八家の一つで、ティラーノ家に連なるマフィアだと言っていたはず。
 多分だけど、彼らはティラーノの暗部というか、ヤバいことを専門にやる非合法組織なんだろう。
 やはり都知事暗殺の裏にはティラーノグループが絡んでいたのだ。
 帝都を狙う彼らにとっては、あの人気者の都知事は目障りな存在だからな。
 今回の任務の結果、僕とコリーン嬢は完全に敵対関係になってしまうのだろうか。
 そう考えると、少々憂鬱な気持ちになる。

「お聞きの通りです。この一件は彼女たちに依頼することにしますが、異存はありませんね」
 マーサの声が僕を現実に引き戻した。
 何を念押しされたのかと戸惑ったが、マーサが語りかけた相手は無線機だったようだ。
 スピーカーから応答の声が流れ出してきた。
『今さら何だが、本当に大丈夫なのかね?』
『バカ高い金を出して、しくじりました、じゃ目も当てられん』
『それに奴のSPは恐ろしいほど有能なんだからな』
 察するに、どうやら声の主は実際に資金を出すスポンサーたちのようだ。
「ホルジオーネの伝手で集められる限りの超一流を呼んだのです。その全てを退けた彼女たちなら、しくじることなど……」
 何のための実力テストかと、マーサの声は少々怒気を含んでいた。
 あのバトルロイヤルは、スポンサーたちを納得させるためのデモンストレーションでもあったのだ。

『疑っているわけではないが、我々とて失敗するのは怖いのだ』
『あの女のことだから、自分が狙われたと知るとどんな手を打って来るやら……』
『やるのなら確実に息の根を止めてもらわないと、今度はこっちが狙われる番だし』
 声の主が次々と変わるところからすると、白河都知事を亡きものにしたいのは一人や二人ではなさそうだ。
 10人近い政敵が、身銭を切ってまで暗殺者を雇おうとしているらしい。
 マーサは彼らに腕利きの暗殺者を紹介し、中間マージンを取るブローカーってところか。
「では彼女たちに頼むということで、予定の金額が口座に振り込まれ次第、正式に契約することにしましょう」
 振込の確認をもって最終意思決定とすることで合意を取り付けると、マーサは満足したように頷いて無線機を切った。

「聞いての通りです、今回の仕事はあなたたちに依頼することに決定しました」
 こわもてのシスターは冷たい目を僕たちに向けてきた。
 心底では「殺し屋風情が」と蔑んでいるような目だ。
「で……依頼の内容は……?」
 シズカが負けじと冷え切った目でマーサを見詰める。
 こんな恐ろしそうな女が相手でも、シズカは全く動じていないようだ。
「帝都の都知事、白河法子の暗殺です」
 この瞬間、マーサ・ホルジオーネの殺人教唆が成立した。
 言質を取ったものの、このまま検挙に着手するわけにはいかない。
 マーサ自身には知事を殺す動機はなく、単に殺し屋を仲介するだけの立場である。
 彼女に資金を出す連中、都知事を殺したがっている真犯人を確保しなくては意味がない。
 マーサの預金口座の番号を押さえれば、資金を振り込んだ連中も根こそぎにできるんだが。
662雲流れる果てに…16 ◆lK4rtSVAfk :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:PZA3+kwC
「報酬や期限などの細部事項は、所定の金額が揃ってからの応談で構いませんね?」
「それでいい……ちょっと疲れたから……少し休みたい……」
 シズカが間合いを計りに掛かる。
 今は一気に詰め寄った方がよくはないのか。
「ふむ、無理もありませんね。その階段を上がって突き当たりに部屋を取っています」
 そこで休んでいろとのありがたいお言葉だ。
「契約の用意ができたら人を呼びにやりましょう」
 マーサの声を背中に受けながら、シズカは早くも階段へ向かって歩き始めていた。
 その姿はいつになく焦っているように見える。

 僕は慌ててシズカを追うと、脇に寄り添いながら小声で尋ねた。
「いったいどうしたんだ? 振込元を確認する、絶好のハッキングチャンスなんだぞ」
 無線LANの暗号コードを解析するくらい朝飯前だろうに。
 こんなまたとない機会を棒に振るとは、シズカらしくないじゃないか。
「まずい……蛋白燃料が……ほとんど欠乏して……いる……」
 なんだって、それは確かにマズすぎる。
 それって、ニコライ大尉を倒す時に余計なエネルギーを使いまくったからだろ。
 だから言わんこっちゃない。
 あれだけプラズマキャノン砲をぶっ放せば、蛋白燃料も底を付いて当然だって。
「とにかく……早く……補給を……」

 いくら活動エネルギーに余裕があっても、触媒である蛋白燃料無しではバトルモードに入れない。
 となれば、シズカは精巧に作られた自動ダッチワイフでしかないのだ。
 おまけに蛋白燃料が尽きると、体表を覆っている生体組織も維持できなくなってしまう。
 シズカは人の姿を保っていられなくなるのだ。
 幸いなことに若い僕の体は幾らでも蛋白燃料を製造できる。
 早いとこ二人っきりになって、蛋白燃料を補給してやらなければ。
「一刻も早く……ふたなりっ娘クローディアとの……疑似レズプレイを……」
 うるさい、余計なこと言って嫌な現実を思い出させるな。
 つか、また僕の秘蔵コレクションを無断で読んだだろ。

 あてがわれた部屋に入ると、シズカは早々にメイド服を脱ぎ始めた。
 止める間もなくパンティも脱ぎ捨てる。
 フルヌードになると、やはり胸元の火傷痕が嫌でも目立つ。
 できるだけ早く治してあげたいが、幾らくらい掛かるのだろう。
 それに都の予算が付くかどうかが心配だ。
 このミッションが上手くいけば、都知事が個人的にどうにかしてくれるかも知れない。
 僕のご褒美は返上するから、何としてでもシズカの肌だけは治してあげなくては。

 そんな僕の内心などお構いなしに、シズカはベッドに仰向けに倒れ込む。
 そしてはしたなく大股開きになって待ち受け姿勢をとる。
「シズカ、監視カメラが見張ってるかもしれないじゃないか」
 今さらながら、女装してるとばれるのはキツいものがある。
 ビデオにでも撮られたら末代までの恥だ。
 僕は女子高生のコスプレのままシーツを羽織り、身を隠すようにしてシズカに覆い被さった。

「クローが困れば……嬉しくなるのは……シズカが役に立てるから……」
 その言い訳は前にも聞いた。
「けど……それはウソ……」
 なんだって?
「本当は……エネルギーを使えば……エッチなことしてもらえるのが……嬉しいから……」
 エッチなことって──これは単に蛋白燃料の補給シークエンスだろう。
 君に触媒を添加するためのプロセスをエッチなことと言われても。
 いや、確かに手順はエッチなことそのものなんだけど。
 くそっ、真顔でそんなこと言われると、こっちは何も言えなくなっちゃうだろ。
663雲流れる果てに…16 ◆lK4rtSVAfk :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
 シズカが僕の両肩に足を乗せてくる。
 最近のお気に入りの体位だ。
 これだと接続筒の奥までホースが入るから、効率よく蛋白燃料が吸収できるのだとか。
 しかし、よく考えたらこれは不用心だ。
 合体しているところを襲われたら、反撃もままならない。
 そう考えると燃料ホースが勢いを失いそうになる。
「構わない……マーサにとってシズカたちは……大事な手駒……」
 後日はともかく、この時点で危害を加えてくるはずがないとシズカは断言した。
 それはそうかも知れない。
 せっかく見繕った商売道具を、一度も使わずに捨てる持ち主はいないだろう。

 だが、その見通し考えは甘かった。
 事情は僕たちが考えているより、遥かに複雑怪奇であったのだ。
「クロー……」
 シズカが僕に注意を促すと同時に、ガラガラという耳障りな雑音が響いた。
 部屋の四方に鉄格子が降りてきたのだ。
 ガシャンという金属音が上がった時、僕たちは頑丈な檻の中に閉じこめられていた。
「これは何の真似だっ」
 どうして閉じこめられたのか理由が分からない。

「一体どういうつもりだっ」
 地声になるのも構わず怒鳴りちらすが、どこからも返事はない。
 返事の代わりに、正面の鉄格子がこちらに向かって動き始めた。
 僕たちを押し潰そうというのか。
「冗談ではない」
 押し返してやろうと鉄格子に駆け寄ると、後ろからシズカが警告を発した。
「触っちゃダメ……もの凄い高圧電流が通っている……一瞬で黒こげになるから……」
 おわっと、そういうことはもっと早く言ってくれ。
 僕は慌てて手を引っ込めた。
 電流のせいなのか、鉄格子が微振動を起こして羽音のような唸りを発している。
 触れば感電死間違いなしだ。
 これは相当ヤバい図式ではないのか。

 僕が振り返ると、質問を待たずしてシズカが首を振った。
「却下……今のシズカでは……鉄格子を破壊する前に……電流でCPUが狂ってしまう……」
 それではシズカの力を頼りにすることもできない。
 しかし、なんだってマーサがこんなことを。
 この期に及んで最終テストって訳でもあるまい。
 まさか、僕たちが警視庁の捜査員だとばれたのか。
 そういえば、都庁に敵のスパイが潜り込んでいる可能性を考えていなかった。
 スパイは誰なんだ。
 あのキンキン声の眼鏡の秘書か、まさかナースのジョオ・ウィッチってことはあるまい。
 それとも最初から僕たちを消そうという、都知事自身が書いたシナリオだったのか。
 僕たちは都知事のスキャンダルに触れてしまったから。
 いや、あの女がこんな面倒臭いことはするまい。
 色々な思考が脳内を駆け巡る間にも、鉄格子は確実にこちらに迫ってくる。

 直接鉄棒に触れないよう装甲メイド服を巻き付ければ、あるいは鉄格子を破壊できたかもしれない。
 だが、残念なことにメイド服は檻の向こう側に置き去りになっている。
 シズカがはしたなく、部屋に入るなり脱ぎ捨てたからだ。
 生きてこの場を逃れることができたら、タップリと躾てやるのだが。
 ストリップ小屋に修行に出し、恥じらいについて学ばせるのもいいかもしれない。
 こんな時に何を考えているのかと自己嫌悪に陥りかけた途端、脳裏にアイデアが閃いた。
 導線の皮膜を剥がす工具のことをストリッパーという。
 中学の技術の授業でそう習った時、まだ幼かった僕は意味もなく赤面したっけ。
664雲流れる果てに…16 ◆lK4rtSVAfk :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
「そうだ、鉄格子に通電している電源ケーブルを破壊すれば……」
 それで少なくとも感電死は免れる。
「それも却下……ケーブルは壁の中……今のシズカには破壊する……手段がない……」
 蛋白燃料が切れかけている現状では、飛び道具やアイアンクローは使用できない。
 膝に仕込んだニーモーターは先月から弾切れで、ドイツからの入荷待ち状態だ。
「申し訳ない……」
 おいっ、諦めるのかよっ。
 諦めたらそこでチェックメイトですよ、シズカさんっ。
 こんな最期ってあるかよ、僕はまだ20歳にもなっていないんだぞ。

「シズカっ、本当にもう手はないのかっ?」
 僕の叫びはほとんど悲鳴になっていた。
 鉄格子はいよいよ迫ってきており、後ずさりするにももう余裕はない。
「ない……と言えばウソになる……と言えなくもないけど……」
 だからどっちなんだよ。
「あるには……あるけど……」
 シズカが意味不明の逡巡をみせた。
「あるなら直ぐにやってくれっ」
 僕の命令を受け、シズカは決心したように表情を引き締めた。

 何をするのかと思いきや、シズカは両手をメロンサイズのオッパイに当て、下からグイと持ち上げた。
 そして乳首が鉄格子に向くように角度を調整する。
「目を閉じて……息を止めてて……」
 シズカが警告したその直後、乳首の先端から霧状の液体が噴射された。
 もの凄い勢いで噴霧された液体が、鉄格子を見る見る腐蝕させていく。

 煮えたぎる強酸を超高圧で噴射する、初見の超兵器アシッドストームだ。
 酸の暴風雨を喰らった鉄棒がボロボロに崩れ落ちていく。
 これは強烈な威力だ。
 大きく穴を開けられ、本来の用を為さなくなった鉄格子が、僕たちに触れることなく虚しく通過していった。
 それを待って、シズカは僕の手を引いて部屋を走り出た。
 もはや僕を抱き上げるパワーも残っていないのか。
 階段を転げ落ちるようにして降り、ようやく僕は呼吸を再開することができた。

「シズカ、あんな凄い武器があるのなら、もうちょっと早く使ってくれよ」
 僕は息を荒げたまま悪態をついた。
「けど……クローがガッカリするから……」
 そう呟くシズカはしょんぼりとうなだれていた。
 シズカは僕が自分の胸に執着していることを知っている。
 だからその胸が凶悪なまでの威力を秘めた兵器であることを隠しておきたかったのだ。
 僕の夢を潰して、ガッカリさせることになるだろうと考えたのである。

「シズカのオッパイ……嫌いになった……?」
 シズカが弱々しい口調で尋ねてくる。
「とんでもない。ますます好きになったよ」
 なにせ僕にとっては命の恩人様だ。
 どうして嫌いになれよう。
「そう……ならいい……」
 単純なシズカはそれだけでご機嫌になった。
665雲流れる果てに…16 ◆lK4rtSVAfk :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
「ラブコメ劇場はそろそろ終演でいいのかしら?」
 突然落ち着いた女の声が割り込んできた。
 マーサ・ホルジオーネが冷たい目を僕たちに向けている。
「さすがはアレだけの強者どもを退けただけのことはあるようね。少々見くびっていたわ」
 マーサは改めて僕たちを値踏みするように睨め回した。
「どうして……せっかく集めた手駒を……使いもせずに捨てる……」
 シズカが負けじと上目遣いにマーサを睨む。
「もうどうでもいいからよ。あなたたちの役目は終わったの」
 マーサはシズカの視線など気にせず、腕組みしたまま平然としている。

 もういいってのは、一体どういうことだ。
 都知事を殺したくて、僕たちを雇おうとしたんじゃないのか。
 僕たちを殺したら都知事の暗殺計画は振り出しに戻ってしまう。
 何かの予定が狂って暗殺を中止したのだろうか。
 それで秘密を知った僕たちの口を封じる必要が生じたのだろうか。
 僕が問い質そうとしたところ、横合いから邪魔が入った。
「なら、もう俺っちもお役御免なんだよな」
 そう気怠そうに言いながら教会の扉を開けたのは──。

「ヒゲネズミ?」
 それはバトルロイヤルからとっとと逃げ出した、いや、逃げる姿さえ見せずに消え去った謎のラテン男だった。
「よぉっ」
 ヒゲネズミは僕たちに気付くと、面倒臭そうに片手を上げて挨拶してきた。
 そしてタバコの煙を吐きながら木製のベンチに身を投げ出した。
「あぁ〜あ、ダルかったぁ」
 ヒゲネズミは心底億劫そうに背伸びをする。

「あなたという人は、まったく。私が誰のために苦労していると思っているのです」
 マーサは一段と厳しい目になり、ヒゲネズミを睨み付けた。
 なんだ、このネズミは?
 つか、この2人はいったいどういう関係なんだ。
「あなたをもう一度世に出すための策でしょうに。あなたが主導しなくてどうするのです」
「俺っちはそういうの興味ねぇからなぁ。どうしてもってのなら、万事お前が仕切ってくれや。あぁ〜あ、面倒くせぇ」
 あんな目で睨まれれば、僕なら竦み上がるところだ。
 なのにヒゲネズミは平然とアクビして受け流している。
 やはり最初に睨んだとおり、余程の大物なのか。

「面倒臭いのは……こっちも同じ……早く説明を……」
 気の短いシズカは置いてけぼりにされて苛立っている。
 僕だって事情を知りたいのは同じだ。
「お黙りなさい、今は夫婦間の問題を話し合っているのです」
 部外者が余計な口出しをするなとマーサがはねつけた。
 なんと、この2人は夫婦なのだ。
 もの凄い威圧感を振りまく美人シスターと、見るからに覇気に欠けるネズミ男が、である。
 世の中分からないものだ。

「プッ……だめんず・うぉ〜か〜……」
 シズカが吹き出した途端、ヒゲネズミが笑い転げ、マーサの眉が跳ね上がった。
「あなたっ。あなたが笑われているのですよ。怒るなり咎めるなりなさってはどうなのっ」
「あぁ、怒った怒った。なにせホントのこと言われてるんだからなぁ、ギャハハハハァ」
 ヒゲネズミはウケまくっている。
 それがマーサの怒りを倍加させた。
666雲流れる果てに…16 ◆lK4rtSVAfk :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
「どうせ処分するつもりだったけど、私が直々に手を下してあげましょう」
 シスターは怒りの矛先をネズミからシズカに向け直した。
 シズカは軽蔑しきった目でシスターを睨み返す。
 あたかも「男の趣味が悪すぎる」というような蔑みの目だ。
 シズカ君、そろそろ止めてくれたまえ。
 元々怖そうなお姉さんを、更に怒らせてどうする。
 今の君は並みの人間同然の力しか出せないんだぞ。
 けど、これらは全て計算づくの演技だったのだ。

「これであの女の怒りは……シズカに向けられる……クローは逃げて……」
 なんと、シズカは僕を逃がすために、わざとマーサを怒らせてたんだ。
 マーサは生身の人間だから、シズカには攻撃できない。
 敢えてマーサに攻め続けさせ、自分がそれに耐えきることで、僕が逃げるための時間を作ろうというのだ。
「バカなことを言うな。そんなことできるわけがないだろ」
 つか、そんなに頭が回るのなら、交渉ごともちゃんとやれよ。

「待ってても……助けは来ないから……2人同時にやられたら……お終い……」
 だからと言って──。
「シズカなら……時間稼ぎはできる……態勢を整えてから……シズカを助けに来て……」
 確かに僕が立ち向かっても瞬殺されるのが落ちだ。
 けど、シズカなら専守防衛に徹しても、僕が逃げる時間くらいは稼げる。
 とにかく逃げきって、どうにかして本土と連絡を取れば、援軍を呼ぶこともできるだろう。
 僕たちが乗ってきたフェリーには、無線機くらい積んであるだろうし。
 船員たちをどうにかしないとダメだが、いざとなったら色仕掛けでもなんでもやってやる……わよっ。

「分かった。きっと迎えにくるから。壊される前に、適当なところで降参しろよ」
 僕が生きて逃げ伸びれば、シズカは大事な人質として温存してもらえるだろう。
「シズカ……拷問されるかも……三角木馬は……ちょっと興味がある……」
 ドSのくせに、受けに回ってどうする。
 AIの思考パターンはいまだに読めない。
 だが、そんな余裕のあるやりとりができたのも、マーサが攻撃態勢を取るまでのことだった。

 修道服の布地を破り、マーサの背中から何かが飛び出してきた。
 ミミズの化け物に見えたそれは、フレキシブルなパイプだった。
 いわゆるメカ触手という奴だ。
 直径5センチほどの金属製の触手が10本、マーサの背中でウネウネと蠢く。
 マーサは厳しい表情のまま腕組みをしている。
 10本の指にはシリコン製のサックがはめられ、その先端から伸びたリード線が袖の中に引き込まれている。
 そしてマーサが指先を屈伸させるたび、連動するように背中の触手が身をうねらせる。

 あの指サックは金属触手のコントローラーか。
 フィンガージェスチャーを駆使することにより、1人で10本の触手を同時に動かせるのだ。
 いやにゆったりした修道服を着てると思ったら、背中にこんなユニットを背負っていたんだ。
 これは厄介だぞ、気をつけろ。

 忠告する間も与えられず、10本の機械触手がシズカに襲いかかった。
 触手は10方向から別々の軌道でシズカを打ち据えようとする。
 シズカは全てを捌くのは不可能と判断し、バックジャンプで軌道外に逃れる。
 ビシッという鋭い音と共に床のタイルが砕け散った。
 あの打撃力は侮れないぞ。
 まる裸のシズカは、防御力が最低レベルに落ちているのだから。
667雲流れる果てに…16 ◆lK4rtSVAfk :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
 獲物を捕らえ損なった触手は、身をもたげて再度の攻撃機会を窺っている。
 同時に10本の触手を整然と操るとは、マーサは人間離れした感覚の持ち主のようだ。
 シズカの素早さを知った彼女は、今度は時間差攻撃に出た。
 上中下段、右左と緩急をつけた変幻自在の攻撃だ。
 シズカはダッキングやヘッドスリップを駆使してそれをかわす。
 避けきれない触手はやむなくブロックだ。
 相当のパワーがあるらしく、打たれるたびにシズカのバランスが崩れる。
 それでもシズカは的確に次の触手を払い落とす。

 一方のマーサも恐ろしいまでの集中力を発揮している。
 あれだけの動きをしながら、一度も触手同士が絡まないのは異常だ。
 1本1本の動きを、完璧に自己の管制下においている。
 おまけに格闘センスもなかなかのものがある。
 マーサは触手の内、9本を使ってシズカの上体を集中攻撃してきた。
 シズカには古今東西の格闘家の動きをキャプチャーした格闘ソフトがインストールされている。
 往年の名ボクサー、パーネル・ウィテカーの的確なディフェンス技術を駆使し、シズカは紙一重で触手を捌ききる。
 しかし、上手くいったのもそこまでだった。
 上体を狙った9本全てが、巧妙なフェイントだったのだ。
 本命の1本は、まんまとシズカの右足首に絡み付くことに成功していた。
 触手がグイッと手前に引かれると、シズカはバランスを崩して仰向けに転倒した。
 そこに9本の触手が降り掛かってくる。

 身をよじって逃れようとしたシズカの背中に、お尻に、鋼鉄のムチと化した触手が食い込んだ。
「むぅ……」
 第一撃でシズカの動きが止まった。
 衝撃で電気信号の流れが一瞬途絶えたのだ。
 マーサはチャンスとばかり、シズカの四肢に触手を巻き付ける。
 触手に絡め取られたシズカが宙に持ち上げられ、勢いよく床に叩き付けられる。
 グシャッという嫌な音が響き渡る。
 シズカが人間なら、今のボディスラムで即死していた。

 シズカは更にもう一度持ち上げられ、今度は壁に向かって投げ捨てられた。
 メイドカチューシャを着けた頭がコンクリートを突き破り、腰の辺りまで壁にめり込む。
 ゆでたまごみたくツルリとしたお尻が可愛いが、今は見とれている場合じゃない。
 あの触手のパワーは僕が考えていたよりも遥かに強力らしい。
 これは本格的にヤバくなってきた。

 2本の触手がシズカの足首を捕らえ、壁から強引に引っこ抜く。
 そのままシズカを宙に持ち上げ、恥ずかしい逆さ磔に固定した。
 更に2本の触手がシズカの手首に絡み付き、バンザイスタイルを強いる。
 シズカ自慢の綺麗な腋の下が全開になった。
 残りの触手はムチとなり、シズカの体を徹底的になぶりものにする。
 スパァーンと小気味よい音が立て続けに響き、そのたびシズカは身を反らせて衝撃に耐える。
 なんとか抵抗を試みようと藻掻いていたシズカだが、やがてガクリと力尽きた。
 おいっ、ブレーカーでも落ちたのか。

 マーサはシズカが抵抗力を失ったと見ると、触手を操って足を大きく拡げに掛かった。
 逆さになったシズカが足と体でYの字を描き出し、やがて180度の開脚を強いられるとTの形へと変貌した。
 マッパだから股間のすべてが丸見えになった。
 剥き出しになった部分に、触手がウネウネと群がっていく。
「な、何をする気なんだ」
 その部分には装甲がないから、攻撃されると危険だ。
 内部から攻められたら、精密で重要なシステムをズタズタにされてしまう。
 しかし、マーサの狙いは別にあったのだ。
668雲流れる果てに…16 ◆lK4rtSVAfk :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
「ウーシュタイプは女の部分が蛋白燃料の注入口。そして後ろの穴はエネルギーのアウトプットディバイスになっているの」
 シズカのアヌスが非常用コンセントだなんてのは初耳だ。
 そんな便利なお尻をしてるのなら、キャンプに連れていけば大活躍できる。
 と言って、この西洋尼さんは電源を欲しがっているわけではなさそうだ。
「だから、こうしてあげる」
 マーサは冷酷そうに唇を歪めると、お尻の割れ目に触手を這わしてシズカのアヌスを強引に開きにかかる。
「くっ……くぅぅっ……」
 シズカはアヌスを窄め、触手から逃れようと腰をよじる。
 しかし下腹に一撃をくらい、あっさりと抵抗を諦める。
 半開きとなったったアヌスは完全に無防備だ。
 別の触手が真上に忍び寄り、狙いを定めて――一気に貫き通した。
 ドリルの攻撃をも受け付けなかったアヌスが、遂に異物の侵入を許してしまったのだ。

「はあぅ……うぅぅ……」
 シズカの口から苦痛とも歓喜ともつかない呻き声が漏れる。
 そこへの責めは僕もまだだから、シズカにとっては初めての体験となる。
 しかし、いやらしく腰をくねらせているところを見ると、シズカは明らかにクロックアップしている。
 機械触手は生物のように身をよじらせ、シズカの奥へ奥へと侵入していく。
「この辺りだったかしら」
 マーサは右手の人差し指を小刻みに動かし、触手を使ってシズカの直腸部をまさぐっている。
 シズカはもはや一切の抵抗を止め、触手のもたらす快感に身を委ねきっているようだ。
「ソ……ソコはぁ……」
 やがて目当ての出力ディバイスを探り当てると、触手の先端を接続する。
 そうしておいて、シズカが体内に蓄積していた電気エネルギーを吸い上げ始めた。

 シズカは体内に極秘の動力源を内蔵しており、活動に必要な電気エネルギーを生み出している。
 発生した電気エネルギーはコンデンサーに蓄えられ、演算処理や身体運動のために消費される。
 あるいは蛋白燃料を触媒に、スーパーパワーとして一気に解き放つこともできる。
 まさにシズカにとって命の源そのものであり、マーサはそれを全部吸い取ろうとしているのだ。
 僕はそれを止めることができなかった。
 ひたすら怖かったのは勿論だが、何よりスカートの下でナニがフル勃起してしまって動くに動けなかったのだ。
 こんな時に僕は何をやってるんだ。
 そのうち全ての電力を吸い取られたのだろう、シズカのピアスは光を失ってしまった。
 それを確認するや、触手はシズカの足を放した。

 ガシャンと音を立て、無力化されたシズカが床に転がった。
 シズカはおかしな角度に手足の関節を曲げたまま、完全に沈黙してピクリとも動かない。
 アイカメラの絞りが全開状態になったのか、いわゆるレイプ目になってしまっている。
 こうなっては正義のスーパーアンドロイド美少女もオナホ以下だ。
 鑑賞して楽しむための対象、等身大のフィギュア同然の存在でしかない。

 シズカとコンビを組んで数ヶ月、僕たちにとって最大の危機が訪れた。
669名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:v9Kb6+o6
今宵はここまでにしとうございます
また直ぐに長い規制に入っちゃうのかな
670名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:hrO5jwqa
新作来てたー!
早速作業に移ります!
671名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:1rsQZPsv
久しぶりに壊れ描写!
いいですね
672名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:cuRj3GvN
つ、次は補給シーンを!
できればメカバレ状態で!
673名無しさん@ピンキー:2013/07/24(水) NY:AN:NY.AN ID:TQ+Ug8yB
うわ出遅れた
しかし今回も最高ですな!
おっぱいウェポンヒャッハー!
674名無しさん@ピンキー:2013/08/01(木) NY:AN:NY.AN ID:mJlyf9Yy
命の恩人のおっぱいは最高です♪
しかし、大変なことになりましたね。
触手、おそろしや・・・
675名無しさん@ピンキー:2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:+dhZnEVH
5レス分投下します
676名無しさん@ピンキー:2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:+dhZnEVH
……と言いましたが申し訳ありません
ガラケーからだと何故か1024の文字制限が入って投下できませんでした
スレ汚し大変失礼しました、SSは近日中になんとか
うぅ、規制が恨めしい
677名無しさん@ピンキー:2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:SfKv9RIW
楽しみにまってるよ!
678名無しさん@ピンキー:2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:efzflCTn
5レス分程投下します 規制解けてるヤッター
679ツギハギ3 ◆/HAScOfk16 :2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:efzflCTn
蝉がけたたましい鳴き声を撒き散らしている頃、宗一は萌黄色のトランクに明日の旅行の荷物を詰め込んでいた。
…が、ある時を境に宗一の作業は止まってしまった。じとりとした脂汗が手首を纏うまで、彼の思考は何かに奪われていたのだ。
冷房で冷えきった室内で、汗が滲む手に緊張感を与えていたのは、小さく纏められた衣類に埋もれた白いランジェリーだった。

妹のいる宗一にとって、女物の下着はそこまで見慣れないものでもない。
だが、レースがふんだんにあしらわれた純白の"布い切れ"は宗一の知る一般的なそれとは随分異なって見えた。
(……こんな掌に収まる様な物体に何が隠れるんだ?)
宗一は一瞬、その先を妄想しそうになって首を振ると、黙々と──下着程度で取り乱す自分に虚しくなりながら、作業を続けた。
だが宗一も一人の男であった。
視界に入れないようすればするほど頭の中は散り散りになり、我慢の限界と遂にそれに手が伸びた時、ドアを叩く音が彼を現実に引き戻した。
ややもすれば空調の風音に掻き消されそうなノックであったが、宗一はそれに即座に反応すると、焦りと共にトランクを乱暴に叩き閉じる。
その時、留め具が激しくぶつかり合う音が轟いたが、それよりも雷鳴のような鼓動が頭の芯を揺らしていた。
「あぁ、リナ、どうした?」
情無く上ずった声を投げかけると、扉がゆっくりと開く。
少しだけ開いたドアからリナがひょっこりと顔を出していたが、どうも先ほどの轟音にすっかり萎縮しているようだった。
「あの、宗一(そういち)様、冷たい麦茶を入れましたので少しご休憩を、と思ったのですが……」
リナは心配そうな表情を浮かべては視線を泳がすと、散らばった衣類と揺れるトランクに気づき、しゅんとして黙ってしまった。

「いや、違うんだリナ。これは、その……」
部屋の冷気よりずっと冷たい汗が背中を掠めた宗一は、まだ微かに揺れていたトランクを慌てて抑えた。
「申し訳ありません宗一様。私がもっと荷物を持てればこんなイライラしませんでしたのに……」
どうやら苛立ちの原因を勘違いしているのか、リナはおずおずと宗一の機嫌を伺うばかりだ。
頼りない足取りで服の散らばった部屋にリナが入ると、プラスティックの盆に乗った麦茶が漣(さざなみ)を立ててグラスの縁を撫でる。
小さな飛沫が床に染みを作り、それに気づいたリナは慌てて歩みを止めた。
「そ、宗一様、あの、その……進めません」

「家政補助自動人形(ヘルパー)」が使う日用品は全て、専用の不可視性ARタグが付随しており、彼女達はそれを認識して行動するのが一般的だった。
そして、日用品群は彼女達が持てる重量で設計されており、その重量はリナが持つ盆と麦茶の入ったグラス程度で「仕様」上の限界間近だ。
その上、宗一の衣服がばら撒かれた部屋を渡るなど、石塊を抱えたまま針の筵を渡るに等しいだろう。
彼女達は基本的に歩く事に精一杯で、まして重い荷物など持てず、想定外の荷重はすぐに脆弱な関節群を痛めてしまう。
先ほど、宗一がリナの衣服の入ったトランクに自分の衣装を押し込んでいたのはそんな理由からであった。

「べ、別にイライラしてた訳じゃないよ。だから心配ない、それより休憩しよう、ほら」
話題を逸らすかのように、少し俯いたリナの頭を優しく撫でると、宗一は盆をすっと持ち、リビングに向かっていく。
「荷物はまだまだ入るから安心しな、おみやげだって沢山入る……と思う」
自室から遠ざかるにつれて収まる鼓動を隠しながら、宗一は平常を装った。
「おみやげ、ですか?……それは楽しみです」
えへらっと笑顔を浮かべると、軽くなった歩調で宗一の横にぴたりとくっついて歩いていく。
「でも、あの、どうしてあんなにトランクを勢いよく閉じたんですか? 何か不具合でも……?」
宗一は一瞬ぎくりとして足を止めたが、数瞬の間を持って、薄っぺらい平常心をさらに上塗りして答えた。
「あ、あぁ、トランクの耐久テストだよ。ほら、二人の大切な荷物だから、少し試してみたくなって」
言った本人が危うく吹き出しかける程の酷い言い訳であったが、リナははっとした表情を浮かべて驚く。
「流石です、宗一さま!」
目をキラキラと輝かせるリナに、すっかり毒気を抜かれた宗一は思わず吹き出してしまった。
「そうだろう? さぁ、休憩したらしっかり荷物を詰めて明日に備えるか」
「はい! 明日は本当に楽しみです、宗一さんのお友達とも合うのは初めてですし」
「俺もアイツの片割れと合うのは初めてだ、リナも良い友達なれるといいな」
680ツギハギ3 ◆/HAScOfk16 :2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:efzflCTn
水滴を纏った麦茶のグラスを見て、宗一はふと明日の旅行先は硝子細工が名産だったな、と思い出していた。
トランクに詰められた色とりどりの割れ物を想像してまた鼓動が早くなるのを感じる。
その時だけは、この旅行の話を持ちかけた友人のことなどすっかり忘れていたのだ。

* * *

翌日、友人が懸賞で当てたという「温泉宿一泊二日の旅」は非の打ち所の無い猛暑日に打ち当たった。
陽炎で景色が揺らぐ中、やっとの思いで駅のホームに辿り着い宗一達を待ち受けていたのは友人だけではない。
暇を持て余した老若男女が一斉に避暑を求めて集まってきたものだから、電車の中まで人とロボットとその荷物が車内を圧迫していたのだ。

「なぁ雨宮(あまみや)、電車の中まで熱いとはどんな了見だ?」
「俺に言うなよ……だがこれが夏だぜ宗一クンよぉ!」
宗一の向かいに座る、雨宮と呼ばれた男が額の汗を拭ってニヤリと笑った。
彼は宗一と同じく文学部の人間で腐れ縁な、軟派な姿がよく似合う金髪の色男である。
「やめてくださいな、お二人共。ますます暑くなりますわ」
そう言うものの、涼しそうな表情を崩さない女は「家政補助自動人形」であるアイシャだ。
濡れた様な黒髪を滝の様に燻らせる彼女は、どうやらすっかり雨宮の心を捉えて離さないらしく、黒のロンググローブにはプラチナの指輪が光っている。
確かに、中東系の切れ長で妖艶な瞳は、初な男など燃え上がらせて余りある威力を秘めていたし
服の上からでも薫る優美なボディラインは、彫刻を思わせる完璧な体躯で、製作者の執念すら感じられる程であった。

「宗一さん、大丈夫ですか? ……私は大丈夫ですか?」
一方、ぼうっとした口調のリナは早くも寿司詰めの様な車内と暑さに疲弊して、隣に座る宗一にもたれ掛かっていた。
「俺は大丈夫だからリナは少し休みな、電車に乗るのもこれが初めてなんだから」
「はい……でも、折角の電車ですのに」
知識として知っていても経験は専ら薄い物であったリナにとって、この旅行は初めて知ることの連続だ。
それでも、旅の出発点がこんな状態では気の毒で、宗一は項垂れた頭を撫でてやることしか出来なかった。

「あら、リナちゃん、機械酔い? そんな時は一度センサーを落として対象を絞るといいわよ」
ふらふらと焦点の合わないリナを見かねてか、向かいに座るアイシャがずいっと身を乗り出す。
彼女が言うに、”機械酔い”とは揺れる車内と多すぎる対象物が処理要領を超えると発生する、ロボット特有の乗り物酔いらしい。
リナはそのアドバイスをふへっと聞いていたが、アイシャがリナの眼前にプラチナを嵌めた指を立てると、揺れる瞳はそれをじっと見つめ始めた。
「そう、その調子よ、そのまま指に集中して……」
黒いロンググローブに包まれた指がゆっくりと左右に振られると、それに合わせて翡翠色の瞳が泳ぐ。
単なる乗り物酔いの施術が、怪しげな催眠術の様に見えてくるのは、色っぽいアイシャと幼げなリナが向かい合っているからだろうか。
「あっ……。本当だ、平気になってきました」
「うんうん、こういう場所ではじっと集中して、揺れに身を任せるといいわよ」
そう言うとアイシャは立てた指をそっと唇に当て、「以上、お姉さんのアドバイスでした」といって手を戻した。

「リナ、もう平気?」
怪しい儀式を固唾を飲んで見つめていた宗一は内心気が気でなかった。
ありえないと分かっていても、なんだか本当に怪しい術にでも掛かっているのではないかと心配していたのだ。
「はい。もう大丈夫です。……今からじっと見つめていますので」
そう言うとリナは宗一の顔を真っ直ぐに見据える。どうやら本当に呪ないにかかっていたらしい。
「お、おう。頑張ってくれ」
リナは僅かに頬を紅潮させて頷いた。ロボットといえども愛らしさを表現する事に抜かりはない。
宗一もまんざらでは無かったが、些か恥ずかしさが勝った

「おー暑い暑い、見せつけちゃてぇお二人とも」
雨宮がニヤニヤと二人の様子を眺めていた。ありふれた光景であったが、それが友人となるとその興味も別らしい。
「あら、陽祐(ようすけ)さん。私はいつも貴方の事を見ていますわ」
悪戯っぽい笑みは獲物を狙う猛禽類の様な危うさを伴っていたが、陽祐と呼ばれた男は完膚なきまでに骨抜きで上機嫌であった。
681ツギハギ3 ◆/HAScOfk16 :2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:efzflCTn
「家政補助自動人形」とは言え、その全てがリナの様に純情無垢で儚げな乙女という訳では無い。
薄暗いヴェールを身に纏い、研ぎ澄まされた色気で男を狂わす黒い薔薇──そんな個体も根強い需要を誇っていた。
そもそも、彼女たちは「日照りの八年間」の間に培われた"健全"な男達の妄想の産物だ。
第二次性徴を迎えるより早く、男女との関係を断ち切られた彼らの理想と妄執が多少歪んでいたとして、いったい誰が責められようか。

「お暑いのはどっちだか」
そう言って宗一は肩を軽く竦めたが、向かいに座る男は
「ふほほふほ」
と今朝方仲良く作ったであろうサンドイッチを頬張っていた。

山岳部を経由して目的地に向かう列車は、カーブの度に軋む車体を揺らして目的地へと向う。
車窓からの景観は山深い緑色に染まり、時折海を挟んでは車内を木漏れ日で瞬かせると、いよいよ旅先といった情景に他の乗客を色めき立たせた
×
「わぁ!宗一さん、海も凄いですね!」
幾分減ってきた人波と、電車の乗り方に慣れてきたリナはやっと窓の外を眺める余裕が出来たらしい。
それでも、暫く窓を眺めて驚嘆をあげ、また宗一の顔を照れながら眺めるという事を繰り返していたので
その度、忙しそうにシルバーブロンドのポニーテールが揺れていた。

窓の外を一面に広がる自然は、街住まいのリナにとって新鮮な物であった。
他の座席に座る夏期休暇中の学生身分達も、きっとリナの様に眼前に現れる全てを楽しんでいるのだろう。
宗一はふと、果たして生身の女とでもそんな光景は見られるのだろうかと思ったが、その考えは流れる景色と共に一瞬で霧散していった。

「ふふ、微笑ましいですわ、本当に」
「あぁ、なんだか懐かしいよなぁ、アイシャも初めての時はすご──って?」
そんな猥談一歩手前の会話を止めたのは、二人の異変だった。アイシャとリナは氷つき、表情はみるみる生気を失い、虚ろな瞳は空を捉えた。
ただ、雨宮のしこりの残る"初めて"の言い方に場が冷えた訳ではない。
その証拠にそこかしこで聞こえていた男女の談笑もピタリと止まってしまったのだ。

「リナ、どうした、おい!」
不意に訪れた事態に宗一はただ狼狽えた。
リナの華奢な肩を揺らすと、口を半開きにしたままの身体がぐらりと宗一に倒れかかる。それはずしりとした、空虚で重たい「物」の感覚を味あわせた。
しんと鎮まり返った列車が不穏なざわめきだけを残して、トンネルの闇に飲まれていく。

「あー、落ち着け宗一。事前に言わなかった俺も悪かった。大丈夫だから心配するな」
口を開いたのは雨宮だった。先ほどまでのおどけた表情も口調も消え、薄明かりに照らされた顔は酷く冷静に見えた。
「アイシャ、接続状況、説明」
一昔前の検索サイトを思わせる単語の羅列だったが、アイシャはぐらりと頭を動かして答える。
「現在オフライン状態です。対人コマンドは基本レベルです。電波の届く範囲まで移動してください」
口も動かさずに出た機械音声は、艶っぽさの欠片も感じられない無機質なものだった。
「つまり……?」
「この辺り、トンネルの入口から出口までネット接続不可ってことだな。
 まぁ仕様書にも小さく書いてあるけど、普通は圏外の場所なんてないし。とにかくすぐ戻る」
雨宮の言うとおり、トンネルを抜けるとアイシャはぼうっとした顔を浮かべては、ぐっと背を伸ばす。
寝起きの人間がするように、妙な色っぽさを伴う吐息を漏らしながら。
「んー、二人の事に夢中になってて忘れてたわ。この辺りネット繋がってないのよ。
 ……何度やっても慣れないわね、自分が無くなるみたいで。ところでリナちゃん大丈夫?」

「リナ、リナ、大丈夫か!?」
宗一に抱きかかえられたリナは肩を揺すられても無反応であったが、暫くして宗一の耳にだけ小さな駆動音が聞こえ始める。
その音もやがて収まって、リナは未だに焦点の合わない目をこすっては宗一の胸でもぞもぞと動いた。
「うぅん、宗一さぁん? ……おはようございます。どうしま──ふぎゃ!」
自分の置かれた状況をやっと理解したリナは、慌てて身を引いて、その勢いのままに後頭部を窓にぶつけてしまった。
宗一も聞いたことの無いような声を上げては頭を抱え、髪を飾るフリルのリボンはへしゃげて戻りそうにない。
682ツギハギ3 ◆/HAScOfk16 :2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:efzflCTn
「そ……宗一さん、見てましたよね?」
「あ、あぁ、大丈夫か、リナ」
宗一はさっきも勿論心配したが、この一連の流れに笑いを堪えるのにも精一杯だ。
リナの不釣合いな剣幕と顔を真っ赤にして肩を震わせる姿など旅の記念に写真に収めたい程でもあった。
「うぅ、まさか再起動するなんて……。恥ずかしくて死にそう」
後の言葉は列車の機動音に掻き消されて、宗一の耳には届かなかった。
「え、リナちゃん再起動してたの?」
顎に手を添えた雨宮の質問は恐らく単なる知的好奇心だったが、それはあまりに無遠慮で、ますますリナを赤面させた。
「えっ、え……?」
もうすっかり混乱の極みに達したリナはあわあわと両の手を顔の前に握っては視点を泳がせるだけだ。
「はいはい、大丈夫よリナちゃん。再起動を見られるのは恥ずかしいから良く分かるわ。ネットが切断されて再起動しただけだから、ローカルデータが多いとなるみたいよ?」
「ネット……? 非接続地域だったんですか?」
「そうそう」
助け舟に落ち着きを取り戻したリナであったが、アイシャが耳元でそっと何かを囁くと、リナは耳まで真っ赤に染めて席から立ち上がり叫んだ。
「ち、違いますっ! そんな動画ばっかり保存してたんじゃありませんー!」
そんな似つかわしくない叫声に男二人は身を縮めて、ただただ目を白黒させてリナを見つめるだけであった。
アイシャもくすくすと笑って「いいことじゃない」と言うだけで、二人の間に如何様な密談が行われたのかは結局分からず終いだった。

トンネルを抜ければ目的地はもう直ぐだ。

*  *  *

宗一は目眩を覚えた。
まず駅名が旅館の名前だという事に驚いたし、トンネルまでもがその為に掘られたと知って半ば呆れるまでに至った。
そして何より、様々なレジャー施設を内包した広大な土地、それはもはや旅館などという生易しいものでは到底なく、小さな街と見紛う程であった。
中央の宿泊施設から放射状に延びた各ブロックには様々な店舗が軒を連ねて、それらを結ぶ路面電車さえ走らせる徹底ぶりだ。
観光街は数あれど、観光の為だけの街などここを除いて他にはないだろう。

「なんだか、凄いな……」
「凄いですね……」
都会育ちの宗一にとっても、その並外れた出鱈目さに感覚が麻痺してしまった。
そんな状態だったので、今更駅からバスに乗ってホテルまで二十分もかかったことは実に些細なことに思えた。
「まぁ男手が余ってるから仕方がない」
ショルダーバッグから招待券を探しながら雨宮はそう言った。

というのも、こんな一大企業がでっち上げた様な泡沫的な計画も、直ぐに国が公共事業へと変貌させ、多数の働き手が雇われるのが常であった。
そして、男ばかりが産まれ、男の"特定"の権利が吹けば飛ぶほどの軽さになっていた昨今、労働はある種の昇華行為とも見受けられた。
大規模な計画ほど国からの補助金も多く出され、管理も企業に任される事から、この様な街に定住する者も少なくない。
企業主体の街、それは"超"男性社会の中に生まれた新しい自治区であった。

「お、あったあった。受付は……えっ」
招待券を片手に持った雨宮は何かに気づくと、「すまん」と言い残してトイレに駆け込んでいった。
「どうされたんでしょうか?」
「さぁ、限界だったんじゃないか」
苦笑混じりに宗一は答えると、雨宮が押し付けてきた二組分の招待券に目を落とす。
招待券は、この華美な施設に対してシンプルで、「特別」と書かれた赤い拌が押されており、それ以外に招待券と記す証はない。
本物なのかと宗一は鼻白むだが、カフスグローブを付けた受付嬢にそれを見せるとすんなり四枚のカードキーが手渡された。
尤も、「受付は私にお任せ下さい」と、リナが全て済ましてしまったので、宗一は四人分の荷物が詰まったトランクを黙々と押すだけであったが。

「おー、すまんすまん、受付大丈夫だった?」
雨宮が合流したのは三人がガラス張りのエレベーターを待っている時だった。
「あぁ、重い以外は何も問題なかったぞ」
「それと『お連れの方は?』とも聞かれましたわ」
「……ええと、本物でしたね!」
三者三様の非難に晒されながらも、雨宮はわざとらしい咳払いでその場を切り抜けると、蛇腹状のパンフレットを指さしながら施設の説明を始める。
「さて皆様、今日は緑柱街、もとい複合レジャーシティ「ベリル・フロント」にようこそいらっしゃいました!」
仰々しい気取った物言いと、広げたパンフレットを両手に掲げる姿はあまりにミスマッチであった。
「お前はここの支配人か」
「そうなんですか?
「違うわよ、リナちゃん」
683ツギハギ3 ◆/HAScOfk16 :2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:efzflCTn
そうこうしてる内に到着したエレベーターには、階数の書かれたボタンが殆ど無かった。
あるのはレストランやテラスに通じる階がまばらに表示されるだけで、その間には空白を埋めるように乳白色のドットが埋め込まれている。
「……ボタンが無いぞ?」
「あぁ、それは、ここにカードキーをぶすっとな」
開閉ボタンの上にあるスリットにカードキーを差し込むと、エレベーターはぐんっと上昇を始める。
「なるほど、カードを失くしたら事だな」
「そういう事、まぁ俺らが泊まるのは一般客室だから階段でも頑張れるぜ?」
「元陸上部を舐めるなよ、……頑張る必要もない」
だが、宗一はそんな発言を直ぐ撤回する羽目になった。
窓下を一望できる高速エレベーターは徐々にその速度を早め、足元に見える秩序だった街並みが点と線になっっていく。
明らかに一般客室の高さを通り越して、一通り場内の四人を不安に駆らせた後、ようやく硝子の箱は動きを緩め、間の抜けたチャイムが到着を知らせた。
「す、すごい高さですね、宗一さん……怖いです」
高度を上げる毎に宗一に身体を寄せていったリナは遂にぴたりとくっついてしまっていた
「あぁ、流石にこの高さは……無理だな」

エレベーターは最上階より一つ下の階になってようやく停止した後、スライド式のドアを軽やかに開いた。
宗一達が辿り着いたのはこのホテルで最も高級で、最も広いスイート・ルームだった。
一山幾らの学生身分などでは逆立ちしても決して届かない、地平線の果てまで見渡せる五十三階の玄関ホールで四人は釘付けになっていた。

「あら、ま」
「雨宮、……どういうことだ?」
「お、俺が知るかよ!?」
廊下に取り付けられた監視カメラが威嚇するかの様に首を往復させ、エレベーターはもう既に遥か階下へ降りてここには無い。
本当に宗一達が招かれざる客だったなら、袋の鼠よろしく、この優に十人は入れる四角い空間から逃げ出すことなど出来ないだろう。
「とりあえず中に内線があるだろうから聞いてみる。皆は待っててくれ。
 あー、こんなとき疑われるのは少ない方がいいだろうし?」
雨宮は少し早口に言い切ると、すんなり開いた玄関から中に入っていった。

「随分高級な一般客室だな」
僅かに開いたドアの隙間から、大理石張りの床板が見える。
玄関に漏れ出た明かりがシャンデリアから照らされ、三人の淡い影を形作った。
「私達どうなっちゃうんでしょうか?」
小首を傾げたリナが宗一を見つめる。
「わからん。逃げ道が無いのは確かだな」
「そ、そんなぁ……」
「宗一さん、あんまり可愛い妹分を虐めないでくださいまし」
口元に朗らかな笑みを浮かべるアイシャは、孤児院のシスターの様で、悪戯をした子供を窘(たしな)めるような柔らかな口振りだった。
宗一は彼女がリナの"六ヶ月"歳上だということを含め良く知っていたが、その印象は雨宮から聞いていた惚気話とは随分違う。
それでもやはり、肢体を覆う蔦(つた)のような色香(いろか)は「家政補助自動人形」の本質……なのだろうか。
684ツギハギ3 ◆/HAScOfk16 :2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:efzflCTn
「冗談だって、最悪雨宮をいけに──」
宗一の半分本気の冗談は、この空間に似つかないドタドタとした足音に掻き消された。
「ただいまぁぁぁ!」
「ひぇっ!?」
勢い良く扉を開け放つ雨宮、そこは玄関だ。
「あー、どう、だった?」
宗一は酷く悪い予感がした。この男は調子に乗っていると止まらない。
そして雨宮は良くも悪くも、期待に答える男だった。
「ここで間違いないとさ。スイートだぜ、スイィィト・ルゥゥム!」
「そうか、わかっ──」
雨宮の耳にはもう誰の声も届かないだろう。
マイク(パンフレット)を力強く握り、その勢いは更に加速していく。
金髪の姿も相まってか、それは今や絶滅危惧種のホストの様だ。
「聞いて驚け!
 地上二百六十メートルからのオーシャンピュー、調度品は十八世紀のアンティーク、料理は一流シェフのフルコース
 フロバス露天風呂完備、部屋数八部屋、そしてキングサイズベッド完備の寝室は二つだぁー!」
ピースサインの拳をゆっくりと頭上まで掲げて、雨宮の独壇場はやっと終わった。

「あ、あぁ……、確認ご苦労。リナ、行くぞ。刺激しないように慎重にな」
まだポーズを決めたままの雨宮の横をトランクを押しながらゆっくりと通り過ぎる。
その後ろをリナが「フロバスロテンブロ……?」と顎に指を乗せ、データーベースにない言葉を唱えながら付いて行った。
「陽祐さん、素敵でしたわ。あ、トランクお願い致しますわね」
クスクスと笑いながら一応の世辞を言い、そそくさと部屋に向かうアイシャがいなくなると、終ぞトランクと西日を浴びて輝く金髪だけが残った。

「あれ、皆どこいった?って、おい冗談だって!宗一、頼む、開けてくれ!」
カードキーで扉を開けられる事に気づくまでたっぷり三十秒、雨宮は喉が枯れるまで叫んだ。
その哀れな姿を、監視カメラだけが脇目もふらずにじっと見つめていた。
それは自分が防犯の為に置かれたことを忘れたかのように、ただ雨宮だけをそのレンズに映して。

──後半につづく──
685名無しさん@ピンキー:2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:efzflCTn
投下終了です。
今回、使っているエディタと2chの書き込み文字制限にズレがあったみたいで話とレスの区切りが無茶苦茶です。ごめんなさい
それと3レス目の文中の×マークに意味はありません、誤字です。重ねてお詫び申し上げます
686名無しさん@ピンキー:2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:uNcIya06
687名無しさん@ピンキー:2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN ID:IGJGTtKB
GJ
688名無しさん@ピンキー:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:YbCNEpqP
続きが気になるぜー
689名無しさん@ピンキー:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:l0f0aunx
>>669
規制のせいで出遅れたけど一応言っとく

尼将軍キタァァァァァーッ?
690名無しさん@ピンキー:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:FJxr78W6
備品女教師はよ
691名無しさん@ピンキー:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:Un7XrCdk
北条政子か
692名無しさん@ピンキー:2013/09/09(月) 22:15:11.49 ID:UOV2sHed
ほしゅ
693名無しさん@ピンキー:2013/10/07(月) 01:43:09.26 ID:HbzPw7Br
そろそろ1ヶ月か
694名無しさん@ピンキー:2013/10/09(水) 20:26:10.22 ID:a2YflbdY
ところで東映チャンネルで「ジェッターマルス」って放映しているけど
ヒロインの壊れとかメカ見せとかは出てくるのかなあ
楽しみ
695名無しさん@ピンキー:2013/10/09(水) 22:25:27.61 ID:UHRLqiaQ
何話かあるよ
696名無しさん@ピンキー:2013/10/23(水) 21:18:30.21 ID:rQQT0f0b
二人のミリィはパーツ交換というか何というべきかw
697名無しさん@ピンキー:2013/10/23(水) 23:22:21.22 ID:1BnUP3Cu
パーツ交換したらスール?(難聴
698名無しさん@ピンキー:2013/11/08(金) 02:52:54.82 ID:M/80nyvv
ゴティックメードはエルガイム以来のムーバブルフレームを完全に捨て去ったのか…
ファティマもガイノイドキャラが一般的になりすぎたので
意識して一見して人間じゃないシルエットに変えた感じ
699名無しさん@ピンキー:2013/11/08(金) 15:43:51.98 ID:CJfyUcxj
古いファンをごっそり斬り捨ててまでナカツがやりたかった事がイマイチわからない。
700名無しさん@ピンキー:2013/11/08(金) 22:45:51.35 ID:eeUboHmD
自己満足以上に何かがあるとでも?w
701名無しさん@ピンキー:2013/11/09(土) 10:17:30.16 ID:rSUU11q7
アレだけの路線変更でも喜んでついてく奴が居るからな。
本当によく訓練された信者だよ。
702名無しさん@ピンキー:2013/11/15(金) 13:09:08.48 ID:hZ99DyXe
空気を読んでないけど
http://news.mynavi.jp/articles/2013/11/13/shabette/index.html
3人のうち誰が好み?
703 忍法帖【Lv=7,xxxP】(1+0:8) :2013/11/19(火) 21:10:21.40 ID:2mQuZfvZ
-rほす
704名無しさん@ピンキー:2013/12/01(日) 01:49:54.71 ID:jjYOCbBD
ロボット、アンドロイド12月、月次保守
消耗品交換
冷却・潤滑油補充
705名無しさん@ピンキー:2013/12/01(日) 07:35:43.62 ID:dG1TS9Mb
書き手を消耗品とか交換とかって失礼すぎ
そりゃ書き手に飛ばれる訳だわ
706名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 01:52:14.45 ID:mXW9wjWv
そんなわけで、1月保守

>>705
おまえもチェンジだ
707名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 17:31:15.20 ID:Uo0PtEtw
投下します
708雲流れる果てに…17 ◆lK4rtSVAfk :2014/01/13(月) 17:32:15.31 ID:Uo0PtEtw
 どこをどうやって逃げてきたのか、自分でもよく覚えていない。
 気がつけば森の中で仰向けに倒れていた。
 完全に息が上がり、カラカラに乾いた喉の奥から苦いものが込み上げてくる。
「ゴホッ、ゴホッ……」
 胃液にむせて咳き込んでしまう。
 呼吸が止まり、余りの苦しさに涙が滲んでくる。

 しばらく耐えていると、荒かった息もようやく鎮まってきた。
 だが、涙は止まるどころか、かえって溢れてくる。
 落ち着くにつれて、悔しさが蘇ってきたのだ。
 目の前で相棒が陵辱されているのに、何もできなかった自分が不甲斐ない。
 それどころか、触手に犯されているシズカを見てカチンカチンにさせるなんて、ぶざますぎて死にたくなるくらいだ。
 いや、当のシズカもアヌスを責められて、いやらしく腰をくねらせていたから、少しは相殺されるかもしれないが。

 それはそうと、今頃シズカはどんな目にあっているのか。
 どうやって彼女を連中の手から救出するか。
 今後の傾向と対策のため、僕が逃げてくるまでの状況を反芻してみる。



 活動に必要なエネルギーを吸い取られたシズカは、完全に沈黙して行動不能に陥った。
 もはや彼女の戦闘力を頼ることはできない。
 今のシズカは自力で直立できない分、人形としてはマネキンにも劣るだろう。
 旧型のダッチワイフとしてなら機能するだろうけど、電源が落ちているから安物のオナホにも劣る。
 役立たずになったその部分を見て、ヒゲネズミはマーサに向かって言った。
「これ、まだ使えるぜ。なあ、俺っちが貰っていいだろ?」
 どれだけ好きなんだ、あのオッサンは。

 マーサは夫の無思慮な発言に対し、あからさまに不快感を示した。
「何を言っているのです。そんなことをしたらウーシュタイプは再起動して、我々の手に負えなくなるでしょうに」
 アウトプットディバイスの件もそうだったけど、マーサはウーシュ型バトルドロイドについて詳しいらしい。
 精漿に含まれるプロスタグランジンが、シズカの添加剤であることをよく知っている。

「けどよぉ……」
 ヒゲネズミは諦めきれずに物欲しそうな視線をシズカに送った。
「お黙りなさいっ。あなたという人は、まだ懲りていないのですか」
 どうやらヒゲネズミは無類の女好きで、前にも女で失敗したことがあるようだ。
「まったく、油断や隙だけでなく見境もないのだから。いつものようにこうしておきます」
 マーサは用具庫から革と鎖でできた貞操帯を取り出すと、転がっているシズカの股間に装着してしまった。

 察するに、どうやらこのスケベオヤジは、捕虜にした女に手を出す癖があるらしい。
 妻としては貞操帯の一つも着けたくなるのだろう。
 しかし、これでシズカを再起動させ、スーパーパワーを回復させるのが一段と困難になった。

「あぁ〜ああ、勿体ねぇの」
 ヒゲネズミは未練たらしそうにシズカを見下ろしていたが、その視線を僕の方に向けてきた。
 背筋に悪寒が走った僕は、思わず両手でお尻を覆い隠していた。
709雲流れる果てに…17 ◆lK4rtSVAfk :2014/01/13(月) 17:32:59.39 ID:Uo0PtEtw
 そこから先はよく覚えていない。
 とにかく無我夢中で教会を飛び出し、森の中を全力で走った。
 背後を確認する余裕などなかった。
 警察学校の教練の時間でも、ここまで頑張った記憶はない。
 限界を遥かに超えた、我ながら見事な走りっぷりだった。
 そしてとうとう力尽き、この場所に倒れ込んでしまったというわけだ。



 さて、泣いていても事態は改善されない。
 シズカを取り戻すため、僕は反撃に転じなければならないのだ。
 だが、どうやって戦うのか。
 僕個人の戦闘力などたかが知れている。
 手持ちの武器もないし、助けてくれる味方もいない。
 それに、どう考えてもあの触手武器には勝てそうにない。
 やはり無線を使って、警視庁に助けを求めるしか手はなさそうだ。

 この島で無線機がある場所となれば、教会を除けばあのフェリーだけだろう。
 と言って、ホルジオーネの手下が、自由に無線を使わせてくれるとは思えない。
 もう僕のことは手配されてるだろうし。
 こっそり忍び込んで無断拝借しようにも、無線室には交替勤務の当番が詰めている。
 となれば、やはり色仕掛けしかない。
 僕は男なのに、女の武器を使わなければならないのか。
 屈辱的だが、シズカは僕を逃がすために、もっと恥ずかしい責めを受けたんだ。
 彼女を救い出すためなら、少しくらいの恥は我慢しなければならない。

 しかし色仕掛けって言ったって、何をどうすればいいのか。
 僕が使える武器は、ウッフンポーズとパンチラくらいしかないのだ。
 漫画じゃあるまいし、そんなもので大の男をどうにかできるものでもないだろう。
 手コキはまだしも、リップサービスなど死んでも御免だ。
 つか、死ぬ気になったとしても、する方は勿論、される方も未経験の僕には技術的な問題もあるし。

 ひとり悶々としながら森の道を歩いていると、次なる不幸が襲いかかってきた。
 こんな時に、よりによって一番会いたくなかった相手とバッタリ出くわしたのだ。
「片割れでゴザルッ」
「ゴザルッ」
 茂みを掻き分けて現れたのは、シズカに半殺しにされたサイボーグのクノイチ姉妹だった。
 その時の記憶が蘇ったのか、シュガー姉妹は驚愕の表情を浮かべて固まった。
 そして、我に返るや10メートルを一気に飛び下がる。
 ねじりフンドシが食い込んだヒップが丸見えになるのもお構いなしだ。

 なるほど、女の武器ってのは、こういう風に使うのか。
 さり気なく、かつ大胆に。
 大ピンチを迎えているにも関わらず、僕の目はかくも見事に釘付けにされている。

 踵を返して逃げかけたシュガー姉妹だったが、はたとある事実に気付いて立ち止まった。
「メイドがロボットだということは……」
「……スクールガールは生身でゴザル」
 いったん顔を見合わせてから、再度僕の方に向き直る。
 その動作がピッタリとシンクロしているのが、双子のアイドルタレントっぽい。
 ああ、一番気づいてもらいたくなかったことに気づかれてしまった。
710雲流れる果てに…17 ◆lK4rtSVAfk :2014/01/13(月) 17:33:36.20 ID:Uo0PtEtw
 僕が扮している“マリオネット”は、殺人ロボットを操る幻の暗殺者として、この世界で名を馳せているのだ。
 余りにも有名な事実らしくて、既に幻でも秘密でもなくなっているような気もするが。
 ともかく僕が生身の人間であることが、姉妹にバレてしまったようだ。
「今のうちにマスターを始末してしまえば……」
「残るメイドは人形も同じでゴザル」
 そこに勝機を見出したシュガー姉妹は、目を爛々と輝かせて僕に近寄ってきた。
 そして太ももに巻いた革ベルトから、鉛筆みたいな棒手裏剣を何本も抜き取る。

「ちょっと待って、もうこの勝負は終わったんだ。誰が勝とうが意味はないんだ」
 僕は両手を振ってシュガー姉妹を止めにかかる。
 理由は知らないが、雇い主様は都知事の暗殺を中止したらしい。
 だから募集していた殺し屋は、もう間に合ってらっしゃるようなのだ。
 それどころか、僕たちが黒幕から消されそうになったことを伝え、なんとかシュガー姉妹を止めようとした。

「それは、単にお前たちが先方の意にそぐわなかっただけでゴザル」
「実力不足の未熟者にゴザル」
 せっかく忠告してあげているのに、自信過剰な若い暗殺者たちは聞く耳を持たない。
 シズカが失格だと言うのなら、彼女に負けた自分たちの評価はどんなものか。
 少し考えれば分かりそうなものなのに。
 こいつらって、かなり自己中な性格らしい。
 って、これが中華思想というものか。

「うひゃっ」
 銀色の輝きが光の筋と化して飛んできた。
 反射的に身を投げ出すと、今まで背もたれにしていた木の幹にドス、ドス、ドスっと棒手裏剣が食い込んだ。
 鉛筆ほどもある手裏剣の、根元近くまでが幹にめり込んでいる。
 冗談ではない、こんなもの喰らったら確実にあの世行きだ。
 僕は脱兎の如く逃げ出した。
 もうこれ以上は走りたくないと思っていたところだったが、これは嫌でも走らざるを得ない。

「我らからは逃げられぬでゴザルッ」
「あきらめて待つでゴザルッ」
 死にたくないから嫌でゴザル。
 必死で逃げる僕の耳元を、風切り音をたてて手裏剣が掠めていく。
 恐ろしさ満点だが、それでもギリギリで当たらない。
 僕の姿が茂みに見え隠れして、シュガー姉妹は照準を付けきれないでいるようだ。

 そのうち手裏剣が切れてくれるのを祈りたいが、こういう場面では何故か弾切れは望めない。
 太もものベルトに差し込まれていたのは、左右それぞれ5本ずつだったように見えたが──。
 理不尽にも、もうその倍は体を掠めている。
 いったいどこに隠し持っているのか尋ねてみたいが、今はそんな雰囲気ではない。
 などと余計なことを考えているうちに、僕はとうとう追い込まれてしまった。
 目の前に切り立った崖が立ち塞がったのだ。
711雲流れる果てに…17 ◆lK4rtSVAfk :2014/01/13(月) 17:34:18.27 ID:Uo0PtEtw
 高さは約10メートル。
 ゴツゴツとした岩肌が剥き出しになっているから、頑張ればよじ登ることは可能だ。
 その間、シュガー姉妹が待っていてくれればの話であるが。
 おそらく半ばまで登らないうちに、僕の背中はハリネズミみたいになってしまうだろう。
「観念するでゴザルッ」
「ゴザルッ」
 僕が躊躇している間に、茂みを掻き分けてシュガー姉妹が姿を現せた。
 いよいよ絶体絶命だ。
 逃げようにも足がすくんで動かず、助けを乞おうにも声が出ない。
 悔しいが、奇跡でも起きない限りどうにもならないようだ。
 シュガー姉妹は棒手裏剣を構え直すと、勝ち誇ったように満面の笑みを浮かべる。
 そして右腕をしならせて必殺の一撃を放った。

「死んだぁっ」
 僕は身をすくめて目を固く閉じる。
 ほぼ同時に鼻先でカキンという鋭い金属音が──。
「痛ぅっ」
 頬にチクッとする傷みが走った。
 痛いことは痛いが、想像していたより遥かに弱い、というか比べものにならない程度のものだった。
「あれっ……もしかして死んでない……?」
 どういうわけか、シュガー姉妹の手裏剣は僕に当たらなかったのだ。

 おそるおそる目を開けてみると、クノイチ姉妹が防御を固めるように身構えていた。
 その顔からは最前までの笑みは消えている。
 そして、彼女らの視線は僕の頭上に向けられていた。
 誰かいるのか?
 と思うや否や、崖の上から直径1メートルはあろうかというボールが落ちてきた。
 続いて、ボヨヨンと弾むボールの上に、持ち主と思われる人物が降り立った。

 ピエロだ。
 僕たちと一緒にフェリーに乗ってきた、あの殺人ピエロだ。
 原色に彩られた衣装を着たピエロが、玉乗りをしながらナイフをジャグリングしている。
 目にも止まらない速さで、ナイフが何本あるのかすら分からない。
 シュールといえばあまりにシュールな光景だった。

「何者でゴザルッ」
「ゴザルッ」
 シュガー姉妹は正体不明の敵を前にし、慎重に距離を取る。
 その距離、20メートルほど。
「邪魔するなでゴザルッ」
 クノイチたちはシンクロした動きで、手にした棒手裏剣を投擲する。
 と、ピエロは宙に浮いていたナイフ2本を無造作に摘み、両手のスナップを利かせて投げつけた。
 カキンという金属音が連続し、虚空の2箇所で激しい火花が散る。
 ピエロはクノイチ姉妹が放った手裏剣を、投げナイフで叩き落としたのだ。

 同時に、僕が先ほど頬に感じた痛みは、あの火花を浴びたものだったと理解する。
 察するに、あの一投目はギリギリのタイミングだったのだろう。
 今更ながらにヒヤッとする。
 人間業とは思えない妙技を見せたのにも関わらず、ピエロはニコニコ微笑んだままジャグリングを続けていた。

 どれだけ凄いんだ。
 シュガー姉妹の手裏剣ですら、僕の目には捉えられない。
 その手裏剣が投げられた一瞬の間に、弾道を見切った上で正確にナイフを投げて迎撃する。
 それも、同時に2本を。
 シズカが見切った通り、やはりこのピエロも生身の人間じゃなかったのだ。
712雲流れる果てに…17 ◆lK4rtSVAfk :2014/01/13(月) 17:34:52.72 ID:Uo0PtEtw
 しかし分からないことが一つ。
 なんだってこのピエロは僕を助けてくれるんだ。
 僕はサーカスに知り合いはいないし、スカウトされるほど運動神経もよくない。
 そんなことを考えている間にも鋭い金属音が連続し、虚空に幾つもの火花が散る。
 クノイチたちが手裏剣を投げるたび、ピエロは投げナイフで迎撃してしまうのだ。
 パーフェクトなディフェンスに、シュガー姉妹は焦れ始めた。

「なんで邪魔するでゴザルかっ」
 リンかレイか分からないが、クノイチが激怒する。
 無理もあるまい。
 必殺のはずの手裏剣を、あたかもゲームの道具であるように利用されているのだ。
 そう、ピエロにとって、これは自分の能力を誇示するためのゲームなのだ。
 クノイチを倒すのが目的なら、手裏剣を打ち落とす必要などあるまい。
 その技量をもって、投げてる本人を狙えば事足りる。
 相手の技量を無効化してみせることで、ピエロは自分の能力を誇っているのである。
 余裕というか、稚気というか、敵をおちょくってキレさせるのも計算の内なのかも知れない。

 コケにされて激昂するクノイチであったが、そこはさすが忍びの者。
 怒りが自分のスペックを低下させることを思い出した。
 冷静さを取り戻した姉妹がとった手段は──。
「これでも迎撃できるでゴザルかな?」
 姉妹はそれぞれ両手に手裏剣を持ち、見せつけるように高々と掲げた。
 ピエロがしてる両手投げを、自分たちも採用したのである。
「都合4本でゴザル。2本は防げても……」
「残る2本が、背後のスクールガールを貫くでゴザル」
 シュガー姉妹が僕の方を一瞥し、にっこりと笑う。

 4−2=2って単純な引き算ならその通りなんだけど──大丈夫っすよね、ピエロの旦那。
 手裏剣の4本程度、迎撃するのは朝飯前でござんしょ?
 頼まれもしないのに、他人のピンチに駆け付けるような奇特なお方なんだし。
 余程の自信がなければ、こういう場面でしゃしゃり出て来やしないだろう。
 僕はそう信じて疑わなかった。
 しかし、ピエロはずっと続けていた玉乗りを止めて、地面に降り立ったではないか。
 えぇっ、これって遊んでる余裕がなくなったって解釈でよろしいのですか?
 さっきからニコニコ笑ってらっしゃるように見えるのは、単にメイクによる目の錯覚だったんでしょうか?

 ピエロは宙を舞っていたナイフから4本を選び取り、両手の人差し指、中指、そして薬指の間に刃体を挟み込む。
 彼は一度に4本のナイフを投げて、同数の手裏剣を弾き落とそうというのだ。
 確かに数では同じだが、果たしてそんな離れ業が可能なのか。
 シュガー姉妹も半信半疑なのか、なかなか投擲のタイミングを掴めないでいる。
 初めて会うピエロの技量を図りきれないのだ。

 それに、もしピエロが赤の他人の僕を見捨て、狙いをクノイチたちに変えるとしたら。
 ピエロのナイフが手裏剣を迎撃せず、クノイチたちの心臓に向かうとしたら。
 姉妹にすれば、ピエロが僕を助ける動機が分からない。
 ピエロの次の行動を保証するものは何もないのだ。
 それが分かっているからシュガー姉妹は両手を振りかぶったまま、次の行動に移れないでいた。
713雲流れる果てに…17 ◆lK4rtSVAfk :2014/01/13(月) 17:36:01.52 ID:Uo0PtEtw
 膠着状態を破ったのは一発の銃声だった。
 同時に金属音がして、クノイチの手から棒手裏剣が弾き飛ばされる。
「何奴でゴザルッ」
 返事の代わりに銃声が続けざまに上がり、残る3本の棒手裏剣が宙を舞う。
「飛び道具とは卑怯でゴザル」
 シュガー姉妹が非難の声を上げる。
「いやぁ、手裏剣も立派な飛び道具だと思うぜ」
 もっともな正論を吐きながら薮を割って現れたのは──。

「ダブルオー」
 それは僕たちと同じくバトルロイヤルに参加した、元英国情報部員の肩書きを持つスパイ崩れだった。
 如何にも軽薄そうな男は、ワルターの銃口から立ち上る煙をフッと吹き飛ばして見せた。
「投げた後ならともかく、手にあるうちなら僕にでもどうにかなるからね」
 いやいや、大したものだ。
 50メートル離れたところから、鉛筆大の的を連続で撃ち抜くなんてのは人間業じゃない。

「やっぱりバカでゴザル」
「我らを撃てる唯一のチャンスでゴザったのに」
 シュガー姉妹が憎まれ口を叩く。
 いや、むしろダブルオーは、君たちに当たらないよう細心の注意を払ったと思うのだが。
 それを理解しているからか、シュガー姉妹も毒気を抜かれたようになった。
「こんなバカを相手にしている暇はないでゴザル」
「我らの優勢勝ちにゴザル」
 姉妹は自分勝手な判定を下すと、煙玉の炸裂に紛れて姿を消した。
 多分、バトルロイヤル優勝者を自認して、あの教会に向かうのだろう。
 マーサに対面してどんな結果になるか知らないが、僕は一応忠告しておいたから。

「遅くなって申し訳ない」
 いつの間にか近づいてきてきたダブルオーが、僕の手を取って甲にキスをする。
 こいつはいつだってこの調子なんだ。
「言っとくけど……」
「全て承知のことさ」
 ダブルオーがさわやかにウインクしてみせる。
「相手が他人からレディとして見られることを望んでいる限り、レディとして扱うのが僕の流儀なんでね」
 いや、僕はそんなことこれっぽっちも望んでいない。
 しかし、この格好でそんなこと言ってみても、まったくもって説得力ないなあ。
 まあ、レディとして扱われている限りは安全、と考えれば得しているのかもしれないが。

「えっと、クロー様……ですよね?」
 そんなタイミングで、いきなり本名を呼ばれたんで、僕はびびって飛び上がった。
 ピエロがニコニコ顔で僕を見ている。
 メイクと衣装のせいで素顔もボディラインも分からないが、声は若い女のものだ。
「ど、どうして……」
 僕の上擦った声が、自動的に相手の質問を肯定していた。
「あなたのことはコリーン様から……私、ティラーノ宗家の総本部に所属する親衛隊員なんです」
 ピエロは自分の身分を明かし、ジィナ・アノワールと名乗った。
「そんな扮装をしてらっしゃるからクロー様とは気付きませんでしたが、お連れ様に覚えがありましたので」

 ああ、シズカのことか。
 そういやシズカには変装させていなかったが、ちょっと迂闊だったかも。
 彼女は警視庁初のロボコップだし、そこそこ顔が売れてても不思議じゃない。
 ちょくちょく市街戦をやらかして、新聞ネタにもなってるし。
714雲流れる果てに…17 ◆lK4rtSVAfk :2014/01/13(月) 17:36:57.04 ID:Uo0PtEtw
「いえ、私はコリーン様から直接お聞きしていましたから。私はお嬢さまのボディーガードと侍女を兼任していますの」
 ならば、ティラーノ版のシズカってところか。
 あのクノイチ姉妹を一人であしらうくらいだから、戦闘サイボーグとしても一級品なんだろうな。
 もしかしてシズカみたいに超高性能アンドロイドなのかも。
 いや待てっ、侍女兼任ってことは、コリーン嬢のそばにあって、話し相手にもなるのか。
 改めて自分がミニスカ女学生になっていることを思い出す。

「お願いだから、コリーンには黙っててっ」
 僕は両手を合わせて拝みこんだ。
 ただでさえロリコン容疑が掛かってるんだから、これ以上嫌われるネタを与えたくない。
「い、言えるわけないでしょうがっ。こんなこと知ったら、コリーン様が悲しまれますっ」
 ジィナ嬢は白い目で僕を見て、厳しい口調で非難した。
「あぁ、嘆かわしい。これと見込んだ男友達が、実は女装癖の持ち主だったなんて……コリーン様が余りにも不憫です。
あなたに危害が及べば、お嬢さまがお嘆きになると思えばこそ助けたのですよっ。ああもうっ、止めておけばよかった」
 ジィナ嬢は好き勝手に僕を罵った。
 散々な言われようだけど、嘆きたいのはこっちだって。
 こんな情けない目にあったと知れば、あの嘘つき都知事もさぞかし大満足するだろう。

「助けてもらっておいてなんだけど、これってティラーノの計画に対する造反じゃないの?」
 僕は非力だが、一応は全力で都知事暗殺計画を阻止するために派遣されてるんだから。
 後でジィナ嬢が上役から怒られることになったら気まずくなる。
「計画って? ティラーノグループはそんな計画など立てていませんよ」
 ジィナ嬢は何を言ってるんだと訝しがった。
「首謀者のホルジオーネ一家って、ティラーノの戦闘部隊なんでしょ? 宗家が考えた計画を奴らが実行してるんじゃ?」
 そのくらいの知識は僕にだってある。

「いや、それは違うな」
 黙って成り行きを見守っていたダブルオーが割り込んできた。
「ホルジオーネは確かにティラーノ一族の傍流だけど、宗家から独立しているマフィア集団だからね」
 そういえば、コリーン嬢もそんなこと言ってたかも。
 既に両者は袂を分かち、何の友誼もないとか。
 今をときめく国際貴族がマフィアと同根なんてのは、確かに洒落にもならないだろう。
「今じゃ、むしろ敵対関係に近くなってるんじゃないかな。ねぇ、君」
 ダブルオーに尋ねられ、ジィナ嬢は頷いた。
 それを見て、僕は少しホッとした。
 今回の任務が元で、コリーン嬢と敵味方の関係になってしまうことを危惧していたのだ。
 どうやら、それは避けられたようだ。

「実は先だって、うちの情報部が白河都知事の暗殺計画を掴んだのです」
 そりゃ大々的に殺し屋を募集していたのだから、噂として情報も入ってくるだろう。
「その計画を主導しているのが、どうもホルジオーネらしいということで、現地調査のため私が派遣されたのです」
 バトルロイヤルの時、ジィナ嬢の姿が見えなかったのは、その任務があったからなのか。
 僕たちの戦闘を尻目に、彼女はあの教会に向かっていたのだ。
715雲流れる果てに…17 ◆lK4rtSVAfk :2014/01/13(月) 17:40:09.20 ID:Uo0PtEtw
「あなたがマーサから都知事暗殺を請け負うところをこの目で確認しました。彼女は“有罪”です」
 マーサの名を口にする時、ジィナ嬢の表情がはっきりと険しくなった。
「僕は当の都知事の命令で動いてるんだからね。本当に暗殺を引き受けたわけじゃない」
 こんなことで僕まで有罪にされたらたまったもんじゃない。
 つか、このピエロはあの時、教会のどこかに潜んで僕たちを監視していたのか。
 邪魔が入らなければ、ロボメイドとやってるところを見られているところだった。
 ああ、今回はどれだけ恥ずかしい目をすれば許してもらえるんだ。

「ともかく、我々としてはホルジオーネに都知事を殺させるわけにはいかないのです。直ぐに情報を送らないと」
 帝都の覇権を狙うティラーノにしても、白河都知事の圧倒的な支持率は無視できない。
 手早く帝都をものにするには、むしろ都知事の人気を利用した方がいいに決まってる。
 連中は彼女の地位はそのままにして、実権だけを奪ってしまおうという腹なのだ。
 だからホルジオーネがやろうとしていることは、ティラーノにとって許し難い敵対行為に他ならない。
 事実確認が済めば、直ぐにでも強烈な鉄槌を下してやろうと準備していたのだろう。
 これは、近くに機動歩兵の大部隊を待機させていると考えた方がいいかもしれない。

「けど、どんな法的根拠で? ここはお嬢さんの本国じゃないんだぜ」
 ダブルオーがいいことを言った。
 この島でティラーノの私設軍隊が武力行使をすれば、間違いなく国際法規違反になる。
 コリーン嬢が町中で二丁拳銃をぶっ放すのとは規模が違いすぎて、幾ら彼らでも誤魔化しようがない。
「それより、僕に協力してシズカを奪還する方が上策だよ。警視庁職員の僕に協力することで大義名分も立つし」
 僕はシズカを取り返せるし、ジィナ嬢は暗殺計画阻止の手柄を独り占めできる。
 双方にとって悪い話じゃないだろう。
 だが、予想に反してジィナ嬢は賛同してくれなかった。
 ただ、フッと唇の端を歪めただけであったのだ。
「クロー様。お嬢さまのためにも、死なないよう努力してくださいね」
 それだけ言うと、ジィナ嬢はくるりと踵を返した。

「連中にとっては、むしろこの国に兵力を持ち込む絶好の機会だってことじゃないのかな」
 ダブルオーは、去っていくジィナ嬢の背中に向けてそっと呟いた。
「天下御免のティラーノグループなんだし。人道上の理由とかなんとか理屈をこねて、自分たちを正当化してしまうよ」
 確かにそうだ。
 都知事の暗殺計画を未然に防ぎました、時間的余裕がなかったので自分たちが直接やりました、なんて言われれば──。
 都民から感謝されることはあっても、非難されることはないだろう。

「それを機に、帝都にある支局防衛のためとか理由をつけて、都内に兵力を常駐させるつもりなのかもしれないね」
 しかも、自作自演の爆破テロを行って、どんどん兵力を増強させるつもりだとすれば。
 そんなことを許せば、都知事や議会の発言権は低下し、帝都はティラーノグループに乗っ取られてしまう。

 相手の狙いが分かった以上、好きにさせとくわけにはいかない。
 なんとかジィナ嬢が仲間を連れて戻ってくる前にシズカを取り戻し、黒幕たちを逮捕するのだ。
 もはや援軍を待っている時間はない。
 今から応援要請しても、ティラーノの私設軍隊が先に上陸してしまう。

 果たして、僕はこの未曾有の危機をどうやって乗り越えればいいのか。      
716名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 17:44:07.68 ID:Uo0PtEtw
投下終了
構想は最終回まで出来ているのですが、休みが全く取れなくて書く暇がありませんでした
ようやく正月休みを貰えたので、どうにか続きを書けました
またよろしくお願いします
717名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 20:29:41.92 ID:jE+PYHGY
キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

毎度乙です
718名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 22:16:37.39 ID:lDDkj0Di
毎度ながら乙です。
ところで登場人物には全部元ネタというかモデルがあるんでしょうか?
古典とか詳しくないので弁慶や静御前くらいしか分かりません。
719名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 23:25:55.43 ID:9LgB3/ye
乙ざんす
今回も面白い…けどスレ的にはシズカの復活が待たれます
720名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 23:39:45.08 ID:alfCzeWd
シズカのエッチなシーンを期待してたのに残念すぎる!!


続き楽しみ
721名無しさん@ピンキー:2014/01/14(火) 00:25:29.35 ID:ls879JYv
乙ですッ!
タメが長いほどカタルシスも増すってもんよ皆さん、お待ちしてます!
722名無しさん@ピンキー:2014/01/14(火) 02:57:57.10 ID:ydkdZpB2
ピエロさん(ジィナ嬢)、かっこい〜♪
シズカさんが他人(マーサ夫)に使われなくてよかった
あとは、がんばってプロスタグランジンをたっぷり注入して大活躍ですね♪
723名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 06:50:26.65 ID:OGJlAOgZ
ファービー処刑リンクタグを見ながらファービーをロボ娘だと脳内変換すれば萌える
724名無しさん@ピンキー:2014/01/30(木) 23:10:59.17 ID:sov7bI1N
スマートフォンやPCの不具合にもときめくようになってしまった

このスレでもメカバレ不足が深刻な問題となっている
725名無しさん@ピンキー:2014/01/31(金) 00:28:28.27 ID:OwakCDVk
マジで飢えてんなww
726名無しさん@ピンキー:2014/01/31(金) 01:17:16.42 ID:zQNZbe6o
>>724
先日愛車のカーナビがバグって
「300m先右方向です」
「300m先右方向です」
「300m先(ry」と繰り返していた。
その時の俺の興奮を、お前にも分けてやりたい。残念だ。
727名無しさん@ピンキー:2014/04/13(日) 11:08:29.95 ID:WLUyUUPw
保守
728名無しさん@ピンキー:2014/04/13(日) 20:51:05.61 ID:kRs45Fet
俺のは高速を走ってるといきなり側道に降りてICに乗り直す道を探してくれる
その仕事は早いんだがなあ
729名無しさん@ピンキー:2014/04/14(月) 08:19:56.46 ID:yZcpqghP
こんなかんじ?
JR北海道の車内放送が狂った!?: http://youtu.be/rJRcoOtFYKQ
730名無しさん@ピンキー:2014/04/14(月) 09:22:17.74 ID:ew/luE2i
>>729
すごくいい!
女性だったらもっと良かったけど
731名無しさん@ピンキー:2014/04/22(火) 21:16:42.52 ID:9t1YT/tw
キューティーハニーもこのスレいいか?
wikiを見て女性型半生体アンドロイドと知ったんだが
732名無しさん@ピンキー:2014/04/23(水) 13:06:47.19 ID:pVPGd7DW
あの頃の永井豪って『何処までが人間か?』って部分を楽しんでたよなw
733Ms. 忍法帖【Lv=2,xxxP】(2+0:8) さん@ピンキー:2014/04/26(土) 15:33:08.99 ID:D/DAq/cT
この子はどうですか?
http:/
/togetter.com/li/607736
734名無しさん@ピンキー:2014/04/29(火) 15:21:34.60 ID:s6QqhGsU
最初のキューティーハニー最終回、内部透視図は完全にメカだったんだぜ。
735名無しさん@ピンキー:2014/04/29(火) 17:04:26.87 ID:+O6f5dMB
新キューティーハニーとハニーTheLiveも
完全機械式だよ
あと基本、豪ちゃんとケンイシカワが描くハニーも少なくとも中身は機械
逆に生身確定はFとRe:
736名無しさん@ピンキー:2014/04/29(火) 23:15:20.90 ID:PvwYZu2h
女性型アンドロイド(?)が自分自身をAIじゃないか?
と疑って掛かるのは様式美だからなぁ
ちょっと自暴自棄気味なのがまた良いんだよな
737名無しさん@ピンキー:2014/04/30(水) 11:15:26.69 ID:0MKXuu+/
最終兵器彼女 の ちせ
はどの扱い?

ガンスリンガーガール
はどの辺り?

人間に機械を入れてますが?
ちせの場合、多分、機械が肉体を、内側から削って機械に置き換えていっているみたいでしたけど?テレビアニメでは
738名無しさん@ピンキー:2014/04/30(水) 13:44:37.46 ID:pS6eiCRT
アンドロイドとサイボーグの区別くらいつけような
739名無しさん@ピンキー:2014/04/30(水) 14:07:57.20 ID:5GJI/zeq
>>737
その辺りは本人の意思と関係なく改造された系統の女版でしかないでしょ
本家は仮面ライダーだったりハカイダーだったりして国産の始祖はエイトマン辺りか?

いずれにせよ、強制改造はちょっと違う
740名無しさん@ピンキー:2014/04/30(水) 23:59:37.66 ID:FdVeOID4
アニメの生体アンドロイドのはしりは妖怪人間ベムか
薬品を混ぜてベラそっくりのホムンクルスを作るエピソードがあったな
オリジナルの妖怪人間もああやって作られたのかも
741名無しさん@ピンキー:2014/05/01(木) 01:53:06.62 ID:5Pis/wcQ
えーと
安藤まほろ や 流河 濤 はこのスレ対象だけど
安藤ななみ や 安藤みなわ は対象外
って事ですか?
742名無しさん@ピンキー:2014/05/18(日) 19:15:46.74 ID:fdR6GpMF
性格はどんなのが受ける?
文字通り論理的で疲れ知らずで的確なのかむしろプログラムのせいで逆に芝居がかってるようなタイプか
743名無しさん@ピンキー:2014/05/19(月) 00:16:18.17 ID:psSRNx88
その二択だと後者だな

個性的に見せながらも三原則でガッチガチに縛られてたり管理者権限で突然機能停止したりすると尚良し
744名無しさん@ピンキー:2014/05/19(月) 15:11:05.51 ID:J3b/EFph
境ホラの自動人形 「浅草さん」を題材にしたSS
完全な機械人形なんでサイボーグSSスレではなくこちらに投稿。
アンドロイド&サイボーグスレでネタで書いた奴を
テキトーに加筆したやつなんで酷い文章ですがご容赦くださいましー
原作知らない人はチンプンカンプンかも。

忍者レベル足りて無いのでPDFで貼っておきます。
ttp://ux.getuploader.com/bisyoujo_android/download/116/asakusa_san_ss.pdf
745名無しさん@ピンキー:2014/05/20(火) 07:29:09.47 ID:FvRvVuIz
746名無しさん@ピンキー:2014/05/21(水) 02:31:14.70 ID:2Qz9mDW1
なかなか良かったでござるよ
747名無しさん@ピンキー:2014/05/21(水) 19:31:53.82 ID:EbZRPhGE
>>746
ありがとう
忍者もげろ
748名無しさん@ピンキー:2014/05/26(月) 00:03:51.74 ID:rXJOGTkB
久々に投下します
749雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:05:22.15 ID:rXJOGTkB
 教会を見下ろす丘の上で、僕は腹這いになって偵察をしていた。
 僕を取り逃がしたのにも関わらず、ホルジオーネ側に動きはないようだ。
 普通なら歩哨を立てたりして、少しは警戒するだろうに。
 僕一人くらい、取るに足りない存在だと思われてるってことか。
 当たっているだけに腹は立たないが、男として少し複雑な気分にもなる。
「相手の姿が見えないからって、監視を怠ってると決めて掛からない方がいいな」
 同じく腹這いになったダブルオーが、自然な動きで僕の肩を抱いてきた。
 その手の甲をピシャリと平手打ちしてやる。
 くっ、今の動きはちょっと女の子っぽくなってしまったかも。
「ごめん、ごめん。つい、いつもの癖で」
 ダブルオーは嬉しそうにニヤニヤ笑いながら、はたかれた手の甲をさする。
 僕はムッとした顔でスパイ崩れを睨み、距離を取るため肘と膝を使って横移動する。

「で、どうして僕を助けてくれるの?」
 僕を助けることで、ダブルオーに何のメリットがあるのか。
 彼は国際手配されている殺し屋で、僕は官憲側の人間である。
 本来なら、僕は彼に助けてもらうどころか、とっくに消されてても不思議ではない。
 まさか本当に僕の体が目的じゃないだろうな。
 そりゃ、絶体絶命のピンチを助けてもらった時、ちょっとだけ胸がキュンとしたのは事実だけど。
 だからと言って、抱かれてもいいなんて思ったわけじゃない。
 ああ、こんなナリをしているのが全ての元凶だ。
 早くケリをつけて男の格好に戻らないと、このままじゃ本当におかしくなってしまう。

「言っとくけど、『君みたいなレディが困っているのを……』なんてのは要らないから」
 できるだけ冷たく、かつツンデレっぽくならないように努力する。
「うん、それもあるんだけど。このままだと帰りの足がないからねぇ。雇用主はあてにできなくなったようだし」
 確かに、マーサのところに出向いて、「用がないなら帰る。家まで送ってくれ」と言ったところで無駄だろう。
 バトルロイヤルを制し、契約寸前までいってた僕とシズカでさえ、理由もなく殺されかけたんだ。
 予選敗退した連中なんかは、問答無用で口封じされるに決まってる。
「生きて帰るには君のメイドを取り返し、島にいる敵を一掃しなくちゃ。あの娘の戦闘力、なかなか強烈だからなあ」
 性格はもっと強烈だけどね。

 ところでホルジオーネは、どの程度の戦力を島内に備蓄しているのか。
 この島が帝都を占領するための秘密基地だとすると、相当の戦力を隠していると考えられる。
「とにかく戦力を大幅にアップさせないと、この島に永住することになっちゃうぜ。まあ……」
「『君となら、それも悪くないかも』とかのお上手は、聞く耳もたないから」
 機先を制してやると、ダブルオーはやれやれという風に首を振って見せた。
「さて、そろそろ行くか。あのピエロちゃんに戻ってこられたらまずいんだろ」
 確かに、彼の言うとおりなのだ。
 このまま無駄に時間を費やせば、ジィナ嬢がティラーノの私設軍隊を率いて攻め込んでくる。
 そして、連中にホルジオーネ討伐の手柄を立てさせれば、帝都にティラーノの軍勢を常駐させる口実を与えてしまう。
 それを回避するためにも、どうしてもシズカに再起動してもらわねばならない。

「じゃあ、僕が正面から陽動を仕掛けるから、クーちゃんは搦め手から侵入して、メイドを奪い返してくれ」
 ダブルオーはタキシードの内ポケットから、銀色に輝くシガーケースを取り出した。
 蓋を開くと、時限信管と強烈な威力を秘めた爆薬がぎっしりと詰まっていた。
「こいつで大騒ぎを起こすから、その間にメイドの方を頼むよ」
 スパイ崩れはさわやかに笑うと、身を屈めた姿勢で丘を降りていった。
 どんな魂胆があるのか本音は分からないけど、助けてくれるってのなら利用させてもらおう。
 借りるとなれば、猫の手よりは遥かに頼りになるのは確かだし。
750雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:05:59.71 ID:rXJOGTkB
 僕はダブルオーとは逆方向に丘を駆け下りた。
 教会の裏手へ迂回して、侵入口を見つけるのだ。
 途中から鬱蒼とした茂みをかき分けて先へ進む。
 教会の裏手はほとんど手入れが行き届いておらず、原生林並みに草木が茂っている。
 周囲からの目隠しにはなるが、進行速度は極端に遅くなった。
 足元が全く見えないので、ブービートラップでも仕掛けられてたら一巻の終わりだ。
 おそるおそる進むものだから、歩みは更に遅くなる。

 小枝とかに引っ掻き傷をつけられながら前進していると、ようやく教会の勝手口に辿り着いた。
 頑丈そうなオーク材のドアは、体当たりしようものならこっちがぶっ壊れそうだ。
 鍵が掛かっていたなら、そこでゲームセットになってしまう。
 そっとドアノブを回してみると、幸いなことに施錠はされていなかった。
 直ぐにでも忍び込みたいが、ここはダブルオーの支援を待つのが得策だ。

 待つことしばし、もの凄い轟音と共に地響きが伝わってきた。
 ダブルオーの陽動作戦が開始されたのだ。
 地響きが静まると、今度は腹に響くマシンガンの銃声が聞こえてきた。
 続いて、聞き覚えのあるワルターの甲高い銃声が交錯する。
 どうしたものかと躊躇していると、やがて銃声がボリュームダウンしてきた。
 射手たちが遠くへ移動を開始したのだ。
 僕が潜入しやすくなるよう、ダブルオーは敵を教会から引き離してくれている。
 今がチャンスとばかり、僕は教会内部へと突入した。

 食器や調理器具が散乱する厨房を駆け抜け、照明の落ちた廊下を突っ切る。
 再奥のドアを開けると、見覚えのある階段が目に入った。
 ここは礼拝堂の裏に当たる。
 僕はマーサとシズカが戦ったホールへと戻ってきたのだ。
 さて、シズカはどこに囚われているのか。
 マーサたちが戻ってくるまでに探し出し、蛋白燃料を注入してあげなければ。

 まずは2階からガサを掛けることにして、ギシギシ鳴る階段を駆け上がる。
 突き当たりにある客室のドアを開けるが、そこには誰もいなかった。
 それは想定内のことであり、ここへ来たのはシズカのメイド服を回収するのが目的だ。
 これを着用させれば、彼女の防御力は格段に向上する。
 たとえ戦車砲の直撃を喰らっても、へっちゃらなんだから。
 ちょっと着てみたい誘惑に駆られるが、僕の体では着弾の衝撃までは受けきれないから無意味だろう。
 仕方なく、メイド服を手にしたまま、廊下に面したドアを次々に開けていく。
 だが、全ての部屋を回っても、シズカの姿はなかった。

 もしかして屋根の十字架に磔にされているのではと窓から身を乗り出すが、残念ながらそんな嬉しい光景は見られなかった。
 やはり一階なのかと思って隈なく確かめるが、厨房とホールの他はフロアの全てが礼拝堂になっている。
 となると、どこかに地下へと続く通路があるはずだ。
 焦りながら隠し扉を捜していると、天井からいきなり声が降ってきた。

『ウォーニング……ウォーニング……』
 飛び上がるほど驚いたが、それはスピーカーから流れ出た合成音声だった。
 嫌がらせのようなタイミングに憤ってみたが、本当に驚くのはここからだった。
『処理モードへ移行。地下処理施設は10分後に作動します……作業員は速やかに退去してください……』
 抑揚のない警告音声が、僕を死ぬほど驚かせた。
 続いて足元から微かな振動が伝わってくる。
 地下施設があるという僕の予測は的中したのだが、それを喜んでいる場合ではない。
 奴らは地下の処理施設で何かを処分しようとしている。
 どう考えても嫌な予感しかしない。
751雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:06:57.89 ID:rXJOGTkB
 鳴り続けている警告ブザーが耳障りで、危機感は嫌でも盛り上がる。
「ちくしょう、どこだっ。どこかに地下への入り口があるはずだ」
 頭をフル回転させて考えてみるが、僕の頭に詰まっているのはコミックとかサブカルとかのくだらない知識だけだ。
 その中から教会に関する知識、しかもシリアスな傾向に絞って思考を巡らせる。
 すると今まで見えなかったものが見えてきた。
 こういうときに怪しいのは懺悔室だ。
 外部から隔絶された密室性は、秘密を隠匿するにはもってこいなのだ。

 僕は懺悔室のドアを蹴り開け、中へと飛び込んだ。
 怪しげなカーテンを剥ぎ取ると、そこに通信機が隠されていた。
 マーサはこれを通じてスポンサーたちと話をしていたのだ。
 こうなったら誰でもいいから、助けてくれる人にすがるしかない。
 助力を得られるのなら、先っぽくらいは入れさせてあげても──よくないっ。
「誰かっ、誰か聞こえますかっ?」
 僕は無線機のスイッチを入れ、取り敢えず誰でもいいから助けを呼ぶことにした。
 すると、当たり前だがホルジオーネ側に傍受されてしまった。
 連中の使ってる周波数に固定したままだったのだから、これは当然の失態だわ。

『あら、あなたなの?』
 モニターに写ったのは、醒めた目をしたマーサの顔だった。
『そんなところにいたのね。別に捜してたわけじゃないけど』
 やっぱり、僕なんかヤブ蚊ほどにも危険視されてなかったんだ。
 分かってたけど傷つくなあ。
『この島に向かってくる飛行物体をレーダーが捉えたの。そちらの対応が優先事項だから』
 それはジィナ嬢が率いる、ティラーノの空挺部隊に違いない。
 マーサは僕よりも、そちらを危険と判断したのだ。
 教会がこうも見事に無人なのは、ダブルオーの陽動のお陰だけじゃなかったんだ。

「シズカはどこだ。彼女を返せっ」
 僕はビビりそうになるのを必死でこらえ、モニターの中のマーサを睨み付けた。
『残念だけど、あなたのお友達は処分させてもらうわ』
 じゃあねと無線を切ろうとするマーサに必死で食い下がる。
「どうしてそんなことを。シズカが何をしたっての? こっちはアンタに望まれてやって来たんじゃないか」
 都知事を暗殺する殺し屋を募集しておいて、応募したら処刑するなんてのは納得できない。
 辻褄の合う理由を聞かないことには、報告書も書けないじゃないか。
『都知事を殺せと言われ、軽々しく請け負うような手合いは危険なの。そういう危険因子は排除しておくに限るわ』
 そりゃ確かにおっしゃるとおりなんだけど、それは僕みたいな官憲側の台詞だろ。
 都知事を殺せって、軽々しく命じるような危険人物には使ってもらいたくない。

『どうでもいいわ、そろそろ処理施設が稼働するころだから。煮えたぎる超酸のプールに浸かればウーシュだってお終いよ』
 なんだって。
『あなたもこれで目が覚めるでしょうから、普通の女の子として生きることね。素敵な恋をしなさい』
「おいっ、ちょっと待てぃ」
 いろいろ突っ込みを入れようとした途端、モニターは途切れてしまった。
 同時に鳴り続けている警告ブザーがオクターブを上げ、僕の焦燥感を煽り立てる。

 強烈な酸に漬け込まれたら、さすがにシズカも無事では済まない。
 生体表皮はアッと言う間に溶け落ち、剥き出しになった装甲とて耐え切れまい。
 シズカは溶けて、この世から完全に消滅してしまうのだ。
 ダメだ、画を想像するだけでトラウマになりそうだ。
 一刻の猶予もなくなったので、手当たり次第にその辺のスイッチを押しまくる。
 すると、どれが当たりだったのか分からないが、大きなオルガンがスライドを始めた。
 ぽっかり空いた空洞に飛び込むと、地下へと続く階段があった。
「シズカ、待ってろよ」
752雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:07:43.35 ID:rXJOGTkB
 転げるように駆け下りると、そこはディスポーザーの制御室になっていた。
 メーカーの開発部なんかが使っている、大型廃棄物を処理する施設だ。
 新製品の機密を産業スパイから守るため、試作品とかを処分するのに用いられている。
 おそらく、この床の下に処理プールがあるのだろう。
 そこに廃棄物を収容し、高温のフッ酸を満たして撹拌するのだ。
 メーカーの処理施設は、大型のエアカーすら数十分で跡形もなく消し去ることができるという。
 シズカ程度の大きさなら、アッと言う間に溶けきってしまうだろう。
 とにかく、急いで酸の注入を止めなければならない。

 制御板を出鱈目に押してみるが、2度目のラッキーはなかった。
 産業スパイ対策で、一度スタートすると強制終了できない仕様になっているのかもしれない。
「そうだ、フッ酸の注入用パイプを……」
 タンクから通じているパイプのバルブを閉めれば、手動で止められるかもしれない。
 そこらのパネルとか、開きそうなところは片っ端から開けてみる。
 だが、それっぽいバルブやスイッチは見つからない。
 続いて床を這いずり回り、継ぎ目らしいものを捜す。
 すると、埋め込み式の取っ手が見つかった。
「これだっ」
 ボタンを押すと取っ手がせり上がり、それを握って力一杯持ち上げる。
 僕がそこに見たものは──

「シズカァーっ」
 僕の眼下、5メートルほど下の床に、貞操帯のみを身につけたシズカが横たわっていた。
 直ぐに飛び降りようとしたが、無情にも3本の鉄格子が邪魔して抜けられない。
 太さ3センチはあろうかという鉄格子は、腐食防止のテフロン加工が施されている。
 もちろん僕の力ではどうにもならない。
「シズカっ、起きろっ」
 僕の呼びかけにも、シズカは反応を示さない。
 硬直してピクリとも動かないその姿は、輪姦の挙げ句に惨殺された死体を思い起こさせた。
 お尻にねじ込まれたコードが、傍らに置かれたコンデンサに繋がっている。
 アレのせいで、シズカは活動に必要なエネルギーを蓄えることができないのだ。

「頼むっ、シズカ。頼むから目を醒ましてくれっ。もう時間がないんだっ」
 僕にできることは必死で呼び掛けることだけだ。
 鉄格子を握り締め、力一杯揺すってみる。
 この時ほど、自分の非力を恨めしく思ったことはない。
 警告ブザーのトーンが今一度変わり、絶望感がのし掛かってくる。
 同時にツンとした臭いが、鼻孔の奥を刺激し始めた。
 プールの四隅に開けられた注入口から、フッ化水素酸の溶液が噴き出してきたのだ。
 このままではシズカが溶けてしまう。

 幾度となく僕の窮地を救ってくれた命の恩人。
 押し付けられた無理難題を、一緒になって遂行する、頼りになる相棒。
 そして、肉親がいない僕にとって、この世でたった1人の家族。
 そんな大事な存在が、目の前で消え去ろうとしている。
 手を伸ばせば届きそうなところにいるのに。

 フッ化水素が眼球の水分と結合し、僕の目を灼く。
 涙が溢れかえり、前が見えなくなった。
 自分が非力なため、掛け替えのないパートナーを失ってしまうのだ。
 鉄格子を握り締め、今一度渾身の力を込めた。
「こんなの嫌だぁーっ」
 僕が絶叫した時だった、奇跡が起きたのは。
753雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:09:11.20 ID:rXJOGTkB
 たった今までビクともしなかった鉄格子が、熱せられた飴細工のようにひん曲がった。
「…………?」
 僕は自分の両手を目の前にかざして凝視した。
 自分の起こした奇跡が信じられず、僕はしばし思考停止した。
 嘘みたいなできごとであるが、これは紛れもない現実だ。
「そうだ……シズカっ」
 火事場の馬鹿力でも、夢でも嘘でも構わない。
 たとえ何かの罠であっても関係ない。
 僕はねじ曲がった鉄格子の隙間から、処理プールへ向かって身を躍らせた。

 5メートルの落差があったのにも関わらず、足首と膝の関節が上手く機能してほとんどショックを感じない。
 シズカに駆け寄り、貞操帯の鎖を引きちぎる。
 そして、電気エネルギーを横領しているコードをアヌスから引き抜いてやる。
 ボディを抱き上げると、間一髪でフッ酸の溶液がテフロン製の床を舐め埋め尽くした。
 僕が履いているシンセレザーのローファーがブスブスと煙を上げる。
 この靴ではそう長いこと保たないようだ。

「ふぅ……」
 深い溜息をついて首を振ったら、嫌なものが視界に入ってきた。
 壁に埋め込み式の檻があり、中に双子のチャイニーズニンジャが囚われていたのだ。
 だから言わんこっちゃない。
 彼女たちはマーサの触手に敗北し、シズカと一緒に処分されることになったのだろう。
 姉妹は無言のまま、恐れと憎しみと、そして期待の籠もった目で僕を凝視している。
 助けを乞わないところを見ると、自分たちが僕に何をしたのかくらいは覚えているようだ。
 こんな連中を助ける謂われはないし、助けてもまた襲ってくるおそれがある。
 けど──やっぱり、女の子がこんな残酷な方法で殺されるのを黙って見逃すわけにはいかない。

 気が付くと、僕はコンパネをぶん殴り、分厚い水密扉ごと中にある開閉ボタンを押していた。
 鉄格子がせり上がったが、シュガー姉妹は信じられないものを見たように硬直していた。
 驚いたのはハンマーパンチにか、お人好しな行為の方にか。
 それとも両方になのか。
「来いっ」
 僕が身を屈めて急かしてやると、シュガー姉妹はようやく我に返った。
 2人は檻から飛び出すと、僕の肩をジャンプ台にして天井の穴から脱出する。
 さすがはクノイチ、鮮やかな身のこなしだった。

 僕はシズカを背中に担ぎ直すと、膝を畳んで天井を睨み付ける。
 何故だか知らないが、今の僕ならあそこまで飛べると確信していた。
 理屈じゃない、体そのものがそう語っていた。
「タッ」
 掛け声とともに膝のバネを開放した次の瞬間、僕はシズカを背負ったまま制御室に飛び込んでいた。

 薄情にもシュガー姉妹の姿は既に消えていた。
 否、最大のチャンスにも関わらず、襲ってこなかっただけでもよしとするか。
「よし。シズカ、逃げるぞ」
 僕はシズカを横抱きにしたまま階段を駆け上がった。
 一階へと戻った僕は礼拝堂から厨房へ抜け、そのまま教会裏の茂みへと飛び込んだ。
 茂みを突っ切り、ダブルオーと別れた丘の上まで一気に走る。
 ここまで来れば取り敢えず安心だろう。

 何とか助かったらしい。
 ホッと溜息を漏らした途端、急にシズカが重くなってきた。
 これは、こなきじじいにおぶさられた気分だ。
 いや、シズカが重くなったんじゃなく、僕の力がなくなってきたのだ。
 たまらず、その場につんのめってしまう。
「なんて重いんだ、君は」
 大の字になってハァハァ言ってると、ジワジワと笑いが込み上げてきた。
 安堵感と達成感が混じり合い、僕の感情は笑いの形を取るしかなかったのだろう。
 他に選択肢があるものか。
754雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:12:04.84 ID:rXJOGTkB
 しばらくゲラゲラ笑っていると、ようやく気持ちが落ち着いてきた。
 さあ、そろそろお待ちかね、蛋白燃料の補給シークェンスに移行するか。
 ジィナ嬢が率いる空挺部隊が到着する前に、ホルジオーネの兵力を壊滅させておかないと。
 ティラーノに帝都防衛の手柄を与えてなるものか。
「シズカ、するぞ」
 シズカはまだ起動していないが、蛋白燃料を先行補給することにより再起動と同時にフルパワーを発揮することができる。
 紳士としては不当な振る舞いになるが、今は不必要な感情移入をしている場合ではない。
 ただ彼女の中に放出すればいいという、準強姦に相当する睡姦プレイになるのも仕方がない。

 僕はスカートの裾をたくし上げ、パンティをずり下げて男の証を露出させた。
 次いでシズカの両足首を持ち、左右に大きく広げさせる。
 無抵抗の関節がグニャリとした感触を伝えてくる。
 うわ、検死で遺体を取り扱ってる時の気分だわ。
 シズカがピクリとも反応してくれないのもよくない。

「た……勃起たない……?」
 こんな肝心なときに、補給ホースが言うことを聞いてくれない。
 まさか女装が過ぎて、ナニが役に立たなくなったんじゃないだろうな。
「冗談じゃない」
 必死で扱いてみるが、分身はウンともスンとも反応しない。
 シズカの股間に顔を寄せ、蛋白燃料の補給口をVの字にした指で割ってみる。
 まじまじとガン見してやるが、如何にも作り物じみた感じがして余計に萎えてきた。
 ウーシュタイプのそこは、グロさを軽減するためディフォルメを施されている。
 そんなファンタジー設計が、今は仇になっている。

 くっ、こうなったらとにかく突っ込んで、無理やりにでも発射するしかない。
「シズカ、ゴメンな」
 僕はシズカの股の間に割り込み、萎えたホースを注入口にあてがう。
 そして柳腰に手を回し、強引に貫こうと抱きしめる。
 ダメだ、血の通っていないヤワなモノじゃどうにもならない。
「おいっ、シズカ。いい加減で起きてくれ」
 僕は必死で呼び掛けてみるが、シズカは薄目を開けたまま無表情で硬直している。
 こりゃ、いよいよ変死体だ。

「くそっ、これは死体なんかじゃない、ただのダッチワイフと思えばいいんだ」
 自分に言い聞かせようとした途端、僕は気付いてしまった。
 あまりにもシズカを人間として見てきたせいで、彼女を物として扱うことに心理的な抵抗を感じているのだ。
 彼女に対してダッチワイフじみた行為をすることに、自然にストップが掛けられているのだ。
 なんてデリケートにできてるんだ、僕のハートは。

 頭を抱えて自己嫌悪する僕を我に返らせたのは、いきなり轟いた爆発音だった。
 僕はパンティをはき直し、身を屈めたまま丘の頂へと這い寄る。
 慎重に向こう側を見下ろすと、とんでもない光景が目に飛び込んできた。
 無骨な二足歩行型の自動歩兵が20体、整然と隊列をなして行進している。
 見たことのない機種だが、あれはホルジオーネのオリジナルマシンなのだろうか。
 体高は5メートルほどで、右手にガトリングガン、左手にミニカノン砲を装備している。
 先程の爆発音は、あのカノン砲の炸裂音だったようだ。
 今まさに先頭の1体が、左腕を振りかざして砲撃態勢に入っている。
 その砲身の先には、必死で逃げていくダブルオーの後ろ姿があった。
755雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:13:00.79 ID:rXJOGTkB
 あの人は律儀にも、まだ囮の役目を果たしてくれているんだ。
 僕がシズカを助け出し、再起動させると信じて。
 なのに、僕ときたらこの体たらくだ。
 ついさっき、火事場の馬鹿力を出したせいなのか、むしろ普段より体に力が入らない。
 情けないが、いっそ本当に男の娘になって、ダブルオーに抱かれてやるくらいしか、彼に報いる手段はないのか。
 ああ神様、僕に彼を救う力をお与えください。
 今一度、先程のように奇跡を──。
 敬虔な信者でもない僕が祈ったところでどうにもなるまい。
 けど、履いてるパンティは、ガチガチのクリスチャンのサトコから借りてるものなんだ。
 せめてパンティ分くらいの奇跡を──。

 パンティの御利益があったかどうかは知らないが、僕の祈りは通じた。
 奇跡は真っ青な空の片隅に、一点の染みとなって現れたのだ。

 最初、ゴマ粒ほどだった染みは、見る間に小豆へと膨らむ。
 それが大豆になるころには、けたたましいローター音が響き始めた。
 ヘリだ、しかもティラーノの空挺輸送ヘリじゃない。
 見覚えのあるあの青い機体は、警視庁航空隊が所有する『はやぶさU』だ。
 どういうわけか、夢にまで見た援軍がやってきたのだ。
 僕がこの秘密任務に就いていることは、都知事と側近しか知らない。
 おそらく、白川都知事は僕達を遠巻きに監視させていたのだろう。
 そして頃合いよしとして、蒔いた種の収穫にきたのだ。

 援軍の登場は嬉しいが、タイミングが遅いし、規模が小さすぎる。
 どうせなら武装機動隊の2、3個大隊を送ってくれないと、自動歩兵軍団に返り討ちされてしまう。
 あんな6人しか乗れない小型ヘリを派遣して、この状況をどうにかできるとでも思っているのか。
 だが、僕の心配は杞憂だった。
 たとえ乗員が少数でも、総合戦力では全然負けていなかったのだ。

 地上50メートルでホバリングを始めたヘリから、何かが投げ落とされた。
 小型の高性能爆弾だと思って逃げかけたが、それ自体は爆発物ではなかった。
 やけにヒラヒラした布きれに包まれたその物体は、僕もよく見知った存在である。
 トモエ01型、戦闘支援バトルドロイドの1号機。
 ポンタ技研が開発した最新鋭のロボコップだ。
 見た目には10代前半のゴスロリ少女だが、侮ってはいけない。
 あのちっちゃなボディには、ロボット先進国の最先端テクノロジーが惜しげもなく注ぎ込まれている。
 おそらく、戦闘用としては世界で最も優れたアンドロイドなのだ。

 トモエは降下しながら、フリルが目いっぱい付いた日傘を開いた。
 もちろん、彼女は日傘にパラシュートの役目を期待したのではない。
 自動歩兵が撃ち掛けてきたガトリングガンを遮るため、補助装甲を展開させたのだ。
 トモエのパラソルは、高速徹甲弾をことごとく弾き返してしまった。
 シズカのメイド服にも劣らぬ、素晴らしい防御力だ。
 そのまま自由落下したトモエは、地面に激突する寸前に特殊装備を始動させた。
 厚底ブーツに組み込まれた、熱核ジェットホバーを噴射したのだ。
 見えないトランポリンに着地したように、トモエの体が空中で柔らかく上下する。
 地上10センチのところで落ち着いたトモエは、日傘を投げ捨てて、背中に背負っていたM66機関砲を腰溜めに構えた。
 そして、軽い前傾姿勢を取ると、地面を滑るようにダッシュを開始した。

 目の覚めるような猛烈な加速力だ。
 ガトリングガンの自動照準が追いつかず、トモエのかなり後ろで着弾の砂煙が上がる。
 照準システムが誤差を修正したころには、彼女は鋭いターンでコースを変えてしまっている。
 エアスケートのスピード競技を見ているような、鮮やかなコーナリングだ。
 トモエは自動歩兵の背後に回り込むと、高速で横滑りしながらM66をぶっ放した。
 ドムドムドムッという重低音が響き渡り、自動歩兵たちの背中に小爆発が連続する。
 20ミリ弾が薄い背面装甲を貫通し、ボディの内部で炸裂しているのだ。
 たちまち3台が前のめりになって機能を停止する。
756雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:15:39.66 ID:rXJOGTkB
 のろまなロボットたちが振り返ったときには、トモエの姿は既に消えていた。
 片足を後方に高々と上げたアラベスクスパイラルで、再び連中の背後に滑り込んでいたのだ。
 火力だけじゃなく、芸術点も素晴らしく高い。
 ドムドムドムッとM66が火を噴き、今度は5台のロボットが黒煙に包まれた。
 さすがは戦車に搭載し、装甲車や軍用ヘリを攻撃するサブウェポンだけのことはある。
 威力は凄いが反動のきついその重機関砲を、トモエは完全にコントロールしていた。
 この重火力と高機動力の両立こそが、ポンタ技研が彼女に求めたものだっだのだろう。

 ホルジオーネの大仰な自動歩兵どもは完全に翻弄され、なす術もなく片っ端から葬られていく。
 完全なワンサイドゲームじゃないか。
 トモエは時折ジャンプをしたり、スピンを入れたりする余裕さえある。
 あれは“特定の誰か”に対して行っている、精一杯の自己アピールなんだろうな。
 なんにしても、トモエ01型が従来のロボット兵器20台以上の戦闘力を持っていることはよく解った。

 トモエがすべての自動歩兵を屠り去るのを待って、上空に待機していた『はやぶさU』が降下してきた。
 ローターが止まりきる前に、紺色の出動服を着た男が飛び降りてくる。
 第0機動隊の隊長、ナショーカ・キッソ警視正だ。
 トモエはマスターである彼に褒めて貰いたくて頑張ったのだろう。
 両手を大きく広げてニコニコ顔で滑り込んできた彼女を、ナショーカは一顧だにしなかったのだが。
 彼はヘリの中から呼び掛けられ、そちらへ向き直ることを優先したのだ。

 昇降口に立っているのは、なんとあの女都知事だった。
 彼女は自分を暗殺しようという犯人の顔を一目見てやろうと、野次馬根性から御出座してきたのだ。
 警視庁で最も頼りになる、最強のボディガードたちを引き連れて。
 白河法子は右手を差し出して、エヘンエヘンと咳払いを繰り返す。
 ようやく気付いたナショーカがその手を取り、心底から不本意そうにエスコートする。
 この人は、ホントに女嫌いというか、女のあしらいに疎いんだ。
 イケズな女都知事は、わざとらしく「きゃっ」と黄色い声を上げながら地面に飛び降りた。
 それを見ているトモエは完全に膨れっ面で、今一人の乗員、ナースのジョオ・ウィッチは苦笑いするしかないようだ。

 どうやら無事に大団円を迎えることができるらしい。
 ホルジオーネの自動歩兵軍団は壊滅し、都知事の暗殺計画は未然に潰せた。
 ジィナ嬢の到来は間に合わず、ティラーノの私設軍隊は出番を奪われた形になった。
 連中は帝都に兵を入れる口実を失ったのだ。
 そして、この僕は大事なシズカを取り戻すことができた。
 そのシズカを振り返ると、まだ再起動を果たしていなかった。
 今回は随分と無理をさせたから、ゆっくり休ませてあげよう。

 さて、白河都知事に任務終了の報告でもするか。
 都知事暗殺は未然に防げたが、肝心のホルジオーネには逃げられてしまった。
 ミッション達成率は50パーセントだが、連中がお天道様の下に現れることは二度とないだろうから、それでよしとするか。
 僕は丘を下りながらそんなことを考えていた。
 しかし、現実というものは、いつだって僕の思考を遥かに超えている。
 逃げ去ったはずのマーサ・ホルジオーネが、白河都知事の目の前に現れたのだ。
 夫のヒゲネズミを従者のように伴い、いけしゃあしゃあと、悪びれもせず。

 トモエとジョオ・ウィッチが、サッと都知事の前に立ちはだかる。
 ナショーカも2人を見て、憎々しげに顔を歪ませた。
「あら、何かご用かしら?」
 警視庁警備部でも指折りの強者たちに囲まれて、都知事は余裕満々だ。
 けど、トモエたちはマーサの奥の手を知らない。
 あのメカ触手で奇襲されれば、トモエだって後れを取るかもしれないのだ。
「ヤバいっ」
 僕がダッシュしようとしたときであった。
757雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:16:21.12 ID:rXJOGTkB
「初めまして、都知事閣下」
 マーサが修道服の裾をつまんで、深々とお辞儀をしてみせた。
 どうなってるのかさっぱり分からない。
 この女は都知事を暗殺するため、殺し屋を雇おうとまでしたんじゃないか。
「あなたが今回の黒幕かしら? あたしの暗殺は失敗しちゃったようだけどぉ」
 都知事は愉快そうにクスクス笑い声を立てる。
「いえ、ミッションはすべて順調の内に完了しましたわ」
 マーサは悪びれもせず胸を張った。
 都知事は「どういうことかしら」という風に小首を傾げ、マーサに先を促した。
「これをお見せしたかったのですわ、親愛なる都知事閣下」
 マーサは手にしていた報告用紙を都知事に向かって突き出す。
 トモエが反射的に飛び掛かろうとするのを制し、都知事はA4サイズの印刷物を受け取った。

 都知事が紙面に目を通し、ウンウン頷くようにして内容を確認する。
「閣下を暗殺するための出資を募ったところ、議会と財界からかなりの賛同を得られましたわ。これはそのリストです」
 マーサが口頭で補足説明する。
「次の選挙で閣下に敵対するつもりの造反者です。通話の交信データと、指定口座への振込み記録も押さえております」
 マーサに「ほらっ」と急かされて、ヒゲネズミがメモリーチップを差し出す。
 その中には、マーサと依頼者たちの会話の全てと、振込みに至る金の流れが克明に記録されているのだろう。
「お好きなように使ってもらって構いませんぜ」
 ヒゲネズミが卑屈な笑顔を見せる。
「ついでに、金次第で姐さんを狙おうっていう不届きな連中も、この際まとめて始末しときやしたから」
 僕たちがマーサに殺されかけた訳が、これでよく理解できた。
 マーサは最初から都知事の味方をするつもりで、僕たちはその都知事の敵たる存在だったのだ。

「わぁ〜、サンキュウ」
 白河法子はネズ公からチップを受け取ると、満足そうに笑みを浮かべた。
 アレが表に出りゃ、政敵たちの政治生命は絶たれたも同然だ。
 私欲から、現役の都知事を亡き者にしようと企んだ、何より明白な証拠なんだから。
 アレが公表されずに済むのなら、連中は都知事のどんな要求だって無条件で飲むだろう。
 これで議会における都知事の権力が、より盤石なものになるのは疑いようがない。

「あたしにとっては何よりのプレゼントだわ。で、何がお望みなのかしら?」
 都知事はホクホク気分を隠そうともせず、マーサに問い掛けた。
「今度の件であなた様の足下に隙間が生じましたなら、ぜひ私の亭主をお引き立ていただきたくお願い申し上げます」
 つまり、裏切り者の側近を一人切り捨て、空いたポストにヒゲネズミを付けてくれって頼んでるんだ。
「う〜ん、どうしよっかなあ」
 都知事は値踏みするように、ヒゲネズミの貧相な顔を睨め回す。
「こう見えても結構お役に立ちますぜ。肩揉みでも乳揉みでも、何なりとお申し付けを」
 ヒゲネズミが誇らしげに身を反らし、マーサが彼の緩んだ頬を思い切り引っぱたく。
 都知事はたまらず噴き出した。

「まあ、考えておくわ。あなた、お名前は?」
 名を問う都知事に対し、本人より先に答えた者がいた。
「モトリオ・ミナモンテス……我がミナモンテス家の当主にして、一族の面汚しだ」
 ナショーカ警視正がこめかみをピクつかせながら吐き捨てた。
758雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:17:36.56 ID:rXJOGTkB
 こんなに驚いたことはなかった。
 この面倒臭がりの薄汚れた男が、こともあろうにティラーノ一族と世の覇権を競い合う、ミナモンテス家の当主だというのだ。
 こりゃ、ティラーノにやられて没落するわけだわ。
 あのキーヨやコリーン嬢に比べて覇気がなさ過ぎる。
 従兄弟のナショーカ警視正に軽蔑の眼差しを向けられても、「よぉっ」と手を挙げて全く意に介さない。
 何を勘違いして大物気取りしてるんだ、と思った瞬間、僕ははたとあることに気付いた。

 あの当時、ミナモンテス家の主立った者は、不慮の事故や急病で次々と倒れていった。
 アルファケンタウリへの移住を目的に計画された、ミナモンテスの宇宙開発事業も相次ぐ事故で頓挫した。
 これにより、ミナモンテスは世界政経の中枢から完全に一掃されることになった。
 一連の事件が政敵ティラーノによる破壊工作だとすれば、次期当主のモトリオも間違いなく殺されていただろう。

 あの時、モトリオが難を逃れるため、敢えて取るに足りないクズを演じていたとすれば──。
 全てがティラーノに逆襲する機会を待つための、巧妙な芝居だったとすれば──。
 そう言えば、僕は初対面のときからヒゲネズミに得体の知れない大物感を抱いていた。
 それに、マーサみたいな女性を妻として娶っている、奇跡のような事実がある。
 あの他人を惹き付けるカリスマ性にマーサの冷徹な頭脳が加われば、ティラーノにとって脅威になるかもしれない。
 それに、極東八家たるホルジオーネは、この土地にそれなりの勢力を持っている。
 仮に残る七家を全部味方に付けたなら、ネズミは強力な後ろ盾を得ることになるのだ。
 僕はその場を辞して去っていく夫妻の後ろ姿を見送りながら、慄然としたものを感じていた。

 危険が完全に去ったのを見届けてから、僕は都知事のところへ歩いていった。
「あら、無事だったの?」
 白河都知事は僕に気付くと、満面の笑みを浮かべて迎えてくれた。
 そりゃ嬉しいだろう。
 自分を狙った暗殺事件の黒幕を燻り出そうとして、思いも掛けなかった大漁にありついたのだから。
 こっちはあんまり無事って訳じゃないけど。
 顔中煤だらけだし、わざわざ仕入れた制服もあちこちボロボロだ。

 ここで予想外の緊急事態が発生した。
 ナショーカ警視正が近寄ってきたと思ったら、僕にハンカチを差し出したのだ。
「お、お怪我はありませんか?」
 ぎこちなく尋ねるその声は、精一杯のいたわりと誠意に溢れていた。
 嘘だろ、頬もほんのり赤く染まっているじゃないか。
 僕はこのとき、全身の肌に寒イボが立つのを感じていた。
 ナショーカは女嫌いで有名だが、軟弱な男はもっと嫌いなのだ。
 目の前にいるのが女装した僕だと知ったなら、彼は恥ずかしさのあまり憤慨するだろう。
 そして、怒りにまかせて僕を八つ裂きにしてしまうに決まってる。
 だから僕は俯いたまま、小さく頷くしかなかった。

 気が付くと、トモエが敵愾心剥き出しの表情で僕を睨んでいた。
 マスターに好意を寄せられている僕に、猛烈な嫉妬を感じているのだろう。
 憎々しげに僕の顔を覗き込んだトモエが、目と口を大きく開けたまま硬直した。
 そして僕を指差してプルプル震えている。
 やっぱり気付いてくれちゃいましたか。
 僕は胸の前で小さく手を合わせ、トモエとの友誼におすがりするしかなかった。

「見た? 見たぁ? あのナショーカがほっぺた赤くしてたわよ、あのナショーカがぁ」
 糞都知事が僕の肩にすがり付き、耳元でキャハキャハと笑う。
 ナショーカが何も知らず僕に一目惚れしたらしいことも、僕がそれに困惑してることも、この女は楽しくてならないのだ。
「だ、黙ってて……くれますよね……」
 僕はとうとう生殺与奪権まで、この悪徳都知事に握られてしまったのだった。
759雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:18:20.78 ID:rXJOGTkB
 悪夢のような潜入捜査はこれで終わりを告げた。
「女装だけは二度とするまい」
 そう心に誓う僕だったが、この特技がずっと後になって僕の命を守ることになろうとは──。
 さすがにこのとき気付くはずもなかった。

                               * * *

 島から帰った僕は、パンティ泥棒の罪でサトコから死ぬほどボコられた。
 無事に再起動を果たしたシズカが、助け船を出してくれなかったのは言うまでもない。

 そのシズカだが、胸元の肌があちこち痣になっただけで、機能に障害は出なかった。
 焼け爛れた人工皮膚だが、これは思いも掛けぬ大漁に気をよくした都知事が修理を約束してくれた。
 今回のことで彼女の懐に幾ら入ることになるのか、僕なんかには想像も付かない。
 人工皮膚の張り替えにはとんでもない修理費が掛かるのとのことで、警視庁の予算は付かなかった。
 それを都知事が私財をなげうって直してくれるって、美談の図式になっている。
 これにより不人情な警視庁の株は下がり、都知事はまた人気を上げた。
 本当に、どう転んでもタダでは起きない女だよ。
 まあ、今回のシズカはそれだけの活躍をしたのだから、遠慮せずにご褒美を受け取るといい。
 ドイツ本社から修理キットが送られてくるまでは、痣をファンデーションで隠してもらわなくてはならないが。

 僕はシズカの様子を見ようと部屋のドアを開けた。
 すると、座って何やら作業をしていたシズカは、慌てたように向こうを向いてしまった。
 そして、何かを僕の目から隠すように、床に身を伏せる。
 前をはだけさせていたことからして、ちょうど痣を隠す作業をしていたのか。
「どうしたんだよ、シズカ。ちょっと具合を見てあげよう」
 気にすることはないと、僕はファンデーションの乗りを確認しようとした。
「いい……なんでもないから……」
 シズカは珍しく気まずそうに、身を小さくして屈み込んだ。
 何を今さら恥ずかしがってるんだ。
 そうまで拒絶されると、こっちも意地でも見てやろうという気になる。
「遠慮するなって。見せてみろよ」
 僕はシズカの肩を持って身を起こさせようとするが、彼女は頑なに拒み、僕の手を振り払おうと肩を揺すった。
 その途端、シズカが隠していたものが、身の下から転がり出てしまった。

「えっ、練乳?」
 それを拾ってみると、市販されている缶入りの練乳だった。
「返してっ……」
 シズカが身を起こした拍子に、身を挺して隠していた残りのものが全部転げ出る。
 クリームのパックにロングライフミルク、それに計量カップに攪拌機──。
「お、おい……シズカ……」
 よほど見られたくなかったのか、シズカは真っ赤になって涙ぐんでいるようだ。
 シズカは使い切ってしまったアシッド・ストームのタンクに、甘くて美味しい合成ミルクを補充していたのだ。
 こっそり準備しておいて、後で僕に飲ませて驚かせるために。
 それが、恥ずかしくも仕込みの段階でばれてしまったのだ。

「とんだ変態野郎ですね……この糞ご主人様……」
 うわ、悔し紛れに毒舌メイド属性が出たよ。
 そんなのプログラムされてないのに。
「いい……クローには飲ませてあげない……から……」
 シズカは怒ったようにそっぽを向いてしまった。
「いや、飲みたいよ。ちょっと飲ませて」
「絶対に……いや……」
 僕はプルンと飛び出したおっぱいに口を近づけるが、シズカは身をよじって拒絶する。
「いいじゃん。ちょっとだけ」
 なんてイチャイチャして、なし崩しにエッチなことにもつれ込もうと企んでいると──。

「奥方さま。ちちくりあってるでゴザルっ」
「ゴザルっ」
 ミニの着物を着たクノイチが天井から飛び降りてきた。
 しまった、こいつらがいるのをすっかり忘れていた。
760雲流れる果てに…18 ◆lK4rtSVAfk :2014/05/26(月) 00:19:02.38 ID:rXJOGTkB
 シュガー姉妹は僕たちが島から帰ってきて直ぐ、この独身寮に姿を現せた。
 都知事は僕と停止中のシズカ、それに僕の協力者たるダブルオーを回収した後、帝都に向けてヘリを発進させた。
 シュガー姉妹はヘリが離陸する隙を狙い、ランディングギアに飛び移ったという。
 そうやって島を脱出した姉妹は、僕をストーキングして寮に忍び入ったってわけだ。

 最初2人を見たとき、しつこく決着をつけにやって来たのかと思った。
 しかし事情は少し違っていた。
 彼女たちは僕が垣間見せた体術や女装を、本場のニンポーだと勘違いしていたのである。
 戦わずに逃げ回っていたのも彼女たちを油断させるための演技で、殺人ピエロも勿論、僕の配下ということになっている。
 挙げ句、僕をニンジャマスターだと誤解するに至ったのだ。

「我ら、真に忠節を尽くすに値する主君を捜していたでゴザルっ」
「是非とも殿の元で、忍び働きいたしとうゴザルっ」
 このまがいもんのクノイチたちは、なんと僕の手下として働きたいと申し出たのだ。
 これに対するサトコの回答は明解だった。
「捨ててらっしゃい、今すぐにっ」
 姉妹を野良猫みたく扱うサトコもどうかと思うが、2人の無神経さはそれを上回っていた。
「なれば奥方さまの配下として忠節を尽くしとうゴザル」
「いやん、奥方さまなんて……そんなんじゃぁ……」
 たった一言で陥落したサトコは、身をクネクネとよじらせてOKしてしまった。

 というわけで、リンとレイのシュガー姉妹は、僕の部屋の屋根裏に住み着くことになった。
 そして僕がこっそりシズカとイチャつこうとすると、即座にサトコへ通報してくれる。
 まったく、ありがたい同居人が増えたもんだと悲しくなる。
 そんなこんなで一段と騒がしくなった僕の周辺だが、もっと気が重たくなる懸案事項が残っている。
 シズカを助け出すときに発揮された、あの火事場の馬鹿力のことだ。

 あんな常軌を逸した力を生身の人間が出せるわけがない。
 それに、火事場の馬鹿力なんてのは、気がついたら信じられない結果が出てたって類のものだ。
 決して、自分の意思でコントロールできるような代物じゃないのだ。
 どう考えても不自然である。
 考えられるヒントは、一度死んだ僕が蘇るのに、特殊な移植手術を受けたという事実だ。
 きっと、そこら辺に隠された秘密があるのだろう。

 執刀医は死んだ実父の助手だった、クローン技術の権威と言われる博士だ。
 ちょうど来週の公休は、定期的に受けている検診の予定日に当たっている。
 それとなく尋ねてみて、疑念を晴らしてみることにしようか。
 もしかすると「訊かなかったらよかった」なんてことになるかもしれないけど。


 そして──その嫌な予感は見事に的中することになる。  
761名無しさん@ピンキー:2014/05/26(月) 00:20:38.54 ID:rXJOGTkB
投下終了です
762名無しさん@ピンキー:2014/05/26(月) 01:03:52.83 ID:G1I4RBMh
乙!
763名無しさん@ピンキー:2014/05/26(月) 01:13:41.23 ID:oPxxRq07
トモエ大活躍が嬉しい乙
しかしどうせなら二三発被弾して露出(肌&メカ)サービスもあれば…!
764名無しさん@ピンキー:2014/05/26(月) 21:50:10.31 ID:DNnQ1gtn
シズカの皮膚が剥がれ、外骨格が溶け落ち、剥き出しになった内部メカが泡まみれになって消滅するシーンを想像したら





不謹慎にも興奮した
765名無しさん@ピンキー:2014/05/26(月) 22:43:59.98 ID:Ae5Ez4/W
誰か描いてくれないかな?チラチラ
766名無しさん@ピンキー:2014/05/26(月) 23:25:55.17 ID:08a/EQ0e
無敵のシズカのアナルがまさかの泣き所とは
次回急展開の予想?
767名無しさん@ピンキー:2014/05/27(火) 09:23:46.89 ID:M1/QZH7f
シズカのアナルを思い切り拡張して
襞肉の奥のメカ部分をいじり倒したい
768名無しさん@ピンキー:2014/05/27(火) 12:43:32.64 ID:Fy8F0Wfb
乙です〜^^
シズカさん、溶かされなくてよかった^^
フッ酸は人間の皮膚につくとカルシウムが抜けて死ぬ奴ですよね。やばいやばい

くノ一が仲間になりましたね。楽しそう^^
769名無しさん@ピンキー:2014/05/27(火) 18:41:43.47 ID:8V3145BF
シュガー姉妹は佐藤兄弟なんだから仲間になるのは予定通りなんだろう
次回には主人公が出自の秘密を知るのかな
770名無しさん@ピンキー:2014/05/31(土) 23:48:07.05 ID:vWgqMEcE
ヒゲネズミがいい味だしてる
各キャラがしっかり作り込まれているから、場面が容易に画として浮かぶよ
ストーリーも毎回よく練られていて、読み物としても楽しい
771名無しさん@ピンキー:2014/06/06(金) 00:20:46.40 ID:pKjk3CuC
ここの住民的にドロッセルお嬢様はどうなの?
無印、チャーミングとあるけど
772名無しさん@ピンキー:2014/06/06(金) 07:55:47.09 ID:VBl/Nw2D
ゲドさんの単眼かわいいよね
773名無しさん@ピンキー:2014/06/07(土) 17:27:13.52 ID:WJ1JJLB/
お嬢様が動くときのわずかな駆動音がいい
774名無しさん@ピンキー:2014/06/22(日) 12:36:11.84 ID:AE+Zg/pM
ボカロ型メダロットだよね。
775名無しさん@ピンキー:2014/06/22(日) 22:10:06.01 ID:BkoGRPPQ
現代のテクノロジーでロボ感を出すにはやはりサーボモーターだよな
776名無しさん@ピンキー:2014/06/24(火) 02:04:44.90 ID:LLTRQZW4
サスペンションに見られる金属音もいいな。
777名無しさん@ピンキー:2014/06/26(木) 13:26:27.63 ID:kiAE/Vsj
ステッピングモーターの駆動音も音階ちっくな音で味があるよ
778名無しさん@ピンキー:2014/06/30(月) 02:15:03.12 ID:IORNDNBr
何処からか聞こえる CPUやGPUなどのクーラーの風きり音とか?

・・・・・・
どみゅん どみゅん
とか
779名無しさん@ピンキー:2014/07/07(月) 22:56:40.56 ID:bv15dUUe
歌うハードディスクとか?
カリッ カリカリカリカリカリッ カリカリカリカリカリカリカリカリ…

ブラウン管モニタの高周波も併せて
780名無しさん@ピンキー:2014/07/07(月) 23:47:22.19 ID:ZiUUz0Zr
おいおい、HDDの鳴き声はニャーニャーだろ?
781名無しさん@ピンキー:2014/07/08(火) 20:46:34.92 ID:LvVUEchi
それはビデオテープのイジェクト音か?
ニャーーーーーー、カチャ(ペッ
782名無しさん@ピンキー:2014/07/08(火) 21:33:17.91 ID:ps74yhvo
日立のハードディスクには猫が住んでるってのは
それほど有名な話ではなかったのか
783名無しさん@ピンキー:2014/07/15(火) 17:52:12.56 ID:ESBDJ3F3
>>782
日立?GSTの事?聴いてみたいな
最近はSSDやSDなどが利用される事が多めな気がする。
784名無しさん@ピンキー
鳴いたのはもう10年近く前の頃までのモデルだな。容量最大が250GBだったりの。500GBくらいになったら猫は引っ越したw