エロパロでエロネタ書いて叩かれた 原稿用紙5枚目

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385名無しさん@ピンキー:2013/03/18(月) 23:00:05.90 ID:9PKkIs6n
まあみんな来るのを待とうね
∧_∧
( ・ω・ )      とりあえずお茶でも
( つ旦~O
と_)_) 旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦
386名無しさん@ピンキー:2013/03/19(火) 02:53:59.59 ID:sxdLHUcH
>>376を読了した。乙乙。
当方は原作未読で男なので、原作ファンや女性からの実用性については諸姉にお願いしたい。
批評らしきものを下に書くが、もし該当する箇所が「分かってるよそんな事、わざとやってるんだよ」
って箇所なら、それは>>376氏の作風として須らく尊重すべきものだと考えるので、流して。


・実用性について。
>>382以降については、実用性があると思った。
それ以前については、千葉くんが射精を男の意地で耐えるのは萌えたけど、興奮はしなかった。原因は比喩だと思う。


・比喩について。
千葉くん視点一人称にしては、地の文に比喩が多過ぎると思う。比喩多過ぎの弊害は一般的な話なので最後に分けとく。
まず、比喩の使い方が、シチュに対して適切かどうか疑問。

例えば三女さんの(性器以外の)肉体に対して、>>377「極上の絹」「硝子細工」
>>380「クリスタルガラス」>>381「処女雪」なんて比喩が使われているけれど、
千葉くんが三女さんの肌に対して、咄嗟に連想するアイテムとして、これらは相応しいか。
比喩は連想。絹やガラスや処女雪やらは、普通の男の子にはいささか縁遠いアイテムだと思う。

例えば、この二人が交わっているベッドのシーツが絹だとか(→登場人物のすぐそばにある)
この二人が雪国育ちだとかガラス工房と縁があるとか(→キャラクターと関連するアイテムである)
という事情があるのなら、千葉くんがこの緊張感満点の濡れ場で連想し、千葉くん視点で比喩として出しても不自然ではない。
しかしそういう事情が、今回の投稿箇所からは読み取れなかった。

あと、ガラスと雪は、触ったら冷たい物。さらにガラスは堅い。
見ているだけで触れないとか、女の子が興奮していないとか、或いは死姦ならともかく、
既に対面座位で挿入して興奮してる女の子に使う比喩表現として相応しいか。
その点、ペニスをシャフトにたとえたのは、シャフトに「硬くて」「棒状で」「激しく動く」イメージがあっていいと思う。

(ギリギリ収まらなかったので分割)
387名無しさん@ピンキー:2013/03/19(火) 02:55:37.42 ID:sxdLHUcH
・矮躯という単語について。
三女さんの肢体に「矮躯」という代名詞が>>380>>383と当てられているが、これが疑問。
矮躯の「矮」という字は、確かに小さくしなやかだ、という字義がある。
しかし「矮」ってのは、頻出の用法だと「矮小」とか、マイナスイメージが濃い。

もっと詳しく言うと「矮」のつくりの「委」ってのは、禾(=稲)が稲穂をくっつけて穂先がしなって垂れて、
それが物柔らかな女みたい、というのが原義。なので「委」は「曲がっている」ってイメージを含む。
だから、草冠つけたら「萎」なら血圧を失ってだらーん垂れたちんぽに使える字だし、病垂れつけたら「いざる」の意。
つまり「矮躯」は、背中が曲がって身長が小さい、って意味になる。だから老人の曲がった背中によく使われる。
(ざっと検索したら、坂口安吾とか若山牧水がそんな用法だった)

翻ってこのSSだと、>>377で三女さんが跨ってて、千葉くんの視界には三女さんの上半身が全部見えていて、
かつ三女さんが>>379で垂直に体重かけてるとなると、ふたりの絡みはたぶん最後まで対面座位。
それなら、三女さんの姿勢は、背筋伸ばしているか、もしくは仰け反り気味か、というのが自然。
(もし三女さんが背中を曲げてたら、千葉くんの胸にもたれかかるから、>>377より三女さんの頭頂が千葉くんの顔に向いちゃって、
 身長差のある千葉くんと抱き合ったままキスする動作に相当の無理がでてくる。同時に子宮口コツンコツンするなら、尚更)
そういう場面で「矮躯」って使うのは疑問。これが、例えば駅弁とか仏壇返しとか、女の背中が曲がる体位ならまだしも。


>>382以降の実用性について。
>>382以降の地の文は、千葉くんが「何を感じ、何を思ったか」に集中している。これが実用性を出してると思う。

逆に>>381以前は比喩が多過ぎ。比喩は、「対象から概念を抽出し、その概念に沿う他の事物を探し、当てはめる」表現。
例えば、対象(三女さんの女体)から概念(白い、透明感がある、滑らか、脆いetc)を抽出し、それら概念に沿う他の事物(ガラス)に当てはめてる。
比喩を読んだ時、読者の意識は、まず三女さんの女体から、ガラスに移る。そして対象(女体)と、他の事物(ガラス)に共通しそうな概念を思い浮かべる。
比喩が終わった。また女体に意識を戻す。また別の比喩……今度は処女雪……処女雪に意識が……共通しそうな……ややこしいわ。
SS読んでたはずが、いつの間にか大喜利に付き合わされてら。こんなの連発されたらたまらん。
388376:2013/03/19(火) 23:09:40.66 ID:F669xKrE
>>386
的確なご指摘ありがとうございました。
自分でも>>381以前の内容は違うなぁと思っていたのですが、
比喩表現(わき道)が多くて意識が逸れるのが原因だったのですね。

矮躯については、完全に用途を間違っていました。
お恥ずかしい限りです。

ご指摘いただいた点を意識して、推敲させていただきます。
389名無しさん@ピンキー:2013/03/22(金) 19:28:26.52 ID:IIV6z/Ga
個人的には雪はいいけどクリスタルガラスはちょっとな……

比喩や文法云々はさておき
いきなり本番からってのがな
純愛だろうが陵辱だろうがエロってのは責められる側の快感に対する羞恥、困惑、葛藤をベースにしないとエロくならない
(心理描写をぐだぐだ書けってことじゃないよ、ヒロイン側の仕草や声の調子、濡れ具合で間接的に表現しようってこと)

どんな作品を書くにせよ前戯は大事
挿入はたしかにクライマックスだけど、そこだけ切り出すんじゃなくて積み重ねをやっていかないと
これは二次だろうがオリジナルだろうが変わらないはず
あくまで自分の意見でしかないけど実用性はゼロ
もっともこれは男性としての意見で、女性がどう判断するかはわからないけど


他に気になったところ
>昏い破砕感
検索しても出てこなかったけど破砕感は造語? 何でこんな言葉使ったの?

>悲しみの影が差す
悲しみの影って何? もう少し踏み込んでどんな表情をしてるのか具体的に書いてみようよ

>凄いよね、巾着でカズノコ天井だよ。最高でしょお……あっ…んぅ……先っちょに感じる?ちょっとだけふわふわな所……。 それ、私の子宮口だよ…。
ヒロインの会話で言わせてるけど、ヒロイン側から知りようない情報だと思う

>たっぷり5秒間、ひたすらに出し続ける
ここにツッコミを入れるのは無粋かもしれないけど、そんなに出ないと思うよ精液は
フィクションにしてもやりすぎ、具体的な数字はいらないんじゃない?
390名無しさん@ピンキー:2013/03/25(月) 10:42:01.53 ID:3ijZiP+c
ビューっと5秒は流石に無理だけど、
ドクンドクンと脈打つ感じなら長けりゃ10秒いけるぜ
391名無しさん@ピンキー:2013/03/25(月) 15:57:48.15 ID:PwT0CbQA
というか精液って尿と違ってびゅーと断続的には出ないもんな
だいたい第一射、二射、三射みたいに波があって……

控え室だな、この話題
392名無しさん@ピンキー:2013/03/25(月) 22:30:26.72 ID:sk4Qj6A7
いや、あそこの女どもは射精を溜まれば漏れる浸水事故みたいに言ってマスカラ
∧_∧
( ・ω・ )      あそこの女どもは……
( つ旦~O
と_)_) 旦旦旦旦旦旦
393名無しさん@ピンキー:2013/03/26(火) 16:10:40.52 ID:eYlv6wrk
秒数が野暮なことには違いないわな
394376:2013/03/26(火) 22:02:09.75 ID:u3TsaDcl
>>389

ご指摘ありがとうございました。
前戯の描写が無いのは意図あってのことだったのですが、考え直します。
全体的に女性側の感じている描写が無いのが大きな問題なのがわかりました。
マネキン抱いてるわけじゃないんだから……。ですね。
一部の情報の錯綜は、これを書いている時点で、
淫語を言わせればエロくなると思い込んでいたところがありました。
気をつけます。
秒数についても、エロ小説はファンタジー入れた方がいいのかと思い込み、
やりすぎてしまいました。

全体的に問題点がはっきりしました。気合入れて修正します。
395名無しさん@ピンキー:2013/03/28(木) 11:36:27.77 ID:q/GjSxZ/
3 名前: 山田スレ217 [sage] 投稿日: 2013/03/27(水) 19:48:01.65 ID:nRLiBV6G
セクハラ野郎=◆konno2E0cAをもっと叩くべき

◆konno2E0cAとは
・長文傾向(短文は嫌いな様子)
・とにかく要求が多い(一度言うことを聞くと際限なく)
・名無しの時は初心者を狙って強引な尻コキ(尻コキ出来れば誰でもおk)
・ネカマの時は気に食わないとすぐ落ちる(ゆえに反感を買う)
・特徴的な文章の癖がある(書くとバレるのでこれは伏せておく)
・とにかく尻コキに拘る(挿入やアナルには興味なし)
・キモオタに盗撮&痴漢されるのが好き(自己投影?)
・擬音要求(これぞ情熱ならでは)
・尻の感触や匂いを果物に例えたがる(凡人には理解不能)
・小さい尻も肥大化させたがる(ただし最近は叩かれるので控えめ)
・幼児パンツ大好き(やたらと下着に注文をつける)
・体は成熟しているが精神は幼いキャラを好む(この傾向は非常に顕著)
・尻文字をかいたり尻を地震のように揺らしたり(もはやギャグの領域)

4 名前: 山田スレ217 投稿日: 2013/03/27(水) 19:48:45.44 ID:nRLiBV6G
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2051496
チンカスオブチンカス
1点必須

この神批評を読めば作品の問題点もすぐに分かる
神批評
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1314119998/217

7 名前: 山田スレ217 [sage] 投稿日: 2013/03/27(水) 20:03:51.50 ID:nRLiBV6G
俺のやってることはまとも
気持ち悪いと思うのは情熱と同じ趣味を持っているから

9 名前: 山田スレ217 [sage] 投稿日: 2013/03/27(水) 20:07:05.08 ID:nRLiBV6G
俺は愚痴をこぼしてるだけなんだけど
クソみたいな作者に文句つけてなにが悪い?

12 名前: 山田スレ217 [sage] 投稿日: 2013/03/27(水) 21:29:21.04 ID:nRLiBV6G
一応あの作者は俺に喧嘩を売ったんだから、引退まで追い詰めてやらんと
世の中にはSSを書く資格のないクズもいるってことだ



これほんとに本人?
396名無しさん@ピンキー:2013/03/28(木) 13:00:41.33 ID:8PJC2184
触るな危険!
397名無しさん@ピンキー:2013/03/28(木) 18:42:10.77 ID:2MtmA/W0
最近情熱が活発化してるなぁ
398名無しさん@ピンキー:2013/03/28(木) 19:49:47.81 ID:VSSt0Vy7
懐っ
399名無しさん@ピンキー:2013/05/18(土) 02:10:11.47 ID:K7RV6KUJ
前スレで、自分が保存している作品のリストについて見てみたいとか言われていた者です。
頃合いかと思いまして部分的に見られるようにしましたので、よろしければどうぞ。

ttp://up3.kouploader.jp/?m=dp&n=koupz41186
DLパスはero
400名無しさん@ピンキー:2013/06/01(土) 11:27:19.50 ID:MKkEvUrw
久々に上げといてやろう
401あは〜ん:あは〜ん ID:DELETED
あは〜ん
402 ◆Freege5emM :2013/07/17(水) NY:AN:NY.AN ID:1Gvb6Iw5
以前もお世話になりましたが、今回もお願いします。

・SSの内容
二次創作(ファイアーエムブレム聖戦の系譜)
(いわゆる中世ヨーロッパの剣と魔法のファンタジー)
元ネタを知らない人でも、↓三行が頭に入ってれば読めると思います。

「シグルド軍」→若い王侯貴族を中心とした義勇軍だか私兵集団。陰謀に巻き込まれて、軍団まるごと亡命する羽目に。
「レヴィン」→放蕩王子。放浪中にシグルド軍に参戦。シグルド軍の亡命先が、かつて逃げ出した自分の母国で、気まずい。
「ティルテュ」→レヴィンとは別の国の公女。成り行きでシグルド軍に参戦。シグルド軍を嵌めた陰謀に、父親が参加しているので、気まずい。

参考画像
レヴィン↓
ttp://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/seisen/character/images/chara17.jpg
ティルテュ↓
ttp://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/seisen/character/images/chara10.jpg

・容量
60KB弱。濡れ場は後半24KB弱。

・見て欲しい箇所
この話のコンセプトが、
「心の隙間を埋めるために、消去法的に一緒になって傷の舐め合いをしていた二人が、
 そこから一歩進んで、お互いの好意を認識するようになる」というものなので、
そのコンセプトが伝わっているか。

以下本文(パス無し)
ttp://u3.getuploader.com/eroparo/download/195/FE%E5%8F%A9%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%B9%E3%83%AC%E6%8A%95%E4%B8%8B%E7%94%A8.txt
403名無しさん@ピンキー:2013/07/25(木) NY:AN:NY.AN ID:dFjWqicv


俺も原作やったの随分前だから記憶に自信無いが
原作知らないと苦しくない?
404名無しさん@ピンキー:2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:ZXcohwH4
>>402
まあ乙
まず長すぎるな、無駄が多い
前振りなんて軽く済ませてさっさとエロ行けやと言いたいね
前に投下した作品はまぐれ当たりだったのかな
願わくばもう二度とあなたが作品を書く事のないように祈っている
405名無しさん@ピンキー:2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:ZXcohwH4
本当は色々書いてやる予定だったけど
お前なんかのために時間を使うのがもったいないから各論は他の人に譲るわ
406名無しさん@ピンキー:2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:h+tDOUda
このスレだと、ボロクソ言われてる方が却って読みたくなる気がする

で、読んでみたが……
まずこの二人ってこんなメンヘラ臭かったっけ?
原作の台詞からすると、もっと飄々としてたり、楽天的なキャラだったはず
そういう面が見えないから、原作の設定を織り込んでても「誰だこりゃ」みたいな印象になってしまう

あと前振りに比して、本題の濡れ場がなおざりになってないかね
冒頭なんかは、ただせっくすしてますよって説明だけで終わってるし
後の濡れ場も、行為中の二人が、何か計算しながらやり取りしてるように見えて
それと前振りのメンヘラ描写が醸し出すうすら寒さとが合わさって
二人が全然欲情とか興奮とかしてるように見えない、つまりえろくない

エロ面では、キャラが興奮してる描写を強化する
パロ面では、メンヘラ成分を抑える
ってやりゃマシになると思う
407 ◆Freege5emM :2013/08/17(土) NY:AN:NY.AN ID:/gydQwxH
やっと規制解除されたと思ったら、久々にボコボコですな。

確かに、前回はエロ以外はどうでもいいと思いながら書いてて、
今回のエロは「赤ワイン垂らしたら処女血みたいだなハハッ」以外何も考えずに書いてて、
濡れ場が適当になったのを見透かされてしまいました。

レヴィンとティルテュのメンヘラ臭さは意図したものでありますが、
描写が大沢版のコミカライズに影響を受け過ぎてるってのに気づきました。
計算しているような素振りってのも、お互いの気持ちを探り合いながら触れ合ってる、
って意図でやってたんですが、それでエロが薄くなるところまでは気にしてませんでした。
408名無しさん@ピンキー:2013/09/16(月) 17:17:43.94 ID:8/U/T66Y
ほしゅあげ
409 ◆G4YeARAQJk :2013/09/17(火) 21:22:29.62 ID:VhKJPMJ8
俺の作品の批評をお願いしマッスル
もっとこうしたらいいとか次回作に向けて頑張りたいんで

目覚めるはエロの意志
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1347367020/366-391
燃えて萌えるプールサイド 前後編
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1378014039/3-27
νおっぱい!逆襲の音倉
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1378014039/36-50

ヤマダさん批評お願いしまっす
410名無しさん@ピンキー:2013/09/18(水) 00:24:46.10 ID:IMmeQdav
まず1を読め
話はそこからだ
411 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) :2013/10/10(木) 06:22:12.64 ID:Wav3JpVa
呼び方が原作と違うと冷めるよな。それくらい調べろよって感じで
412名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 21:06:53.78 ID:JiTD28mM
・ハートの使い方は厳選しないと安っぽくなる。
(さらに余裕があったら会話中の、最後にならないハートとビックリと音符とハテナの
あとには1マス空けよう)

・素人のうちはチンポが直接的に性感を受ける場面で時間の進みを遅くして(しごかれたり舐められたり)、
それ以外の場面は時間を早くしよう。
(物を書く人間なら、時間が遅いとか早いとかの意味を分かってくれると思うけど)
413名無しさん@ピンキー:2013/11/22(金) 19:47:50.43 ID:cssZl0bC
ほす
414名無しさん@ピンキー:2013/11/22(金) 19:55:07.62 ID:kstKUX5S
テス
415名無しさん@ピンキー:2013/12/22(日) 16:15:38.01 ID:Jq/gt+7I
保守
416名無しさん@ピンキー:2013/12/24(火) 00:57:01.89 ID:ouaHIbEV
てす
417名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 14:40:53.97 ID:62RkMXr2
該当スレッドが見当たらないので、せっかくなのでここに投下させていただきます
批評よろしくお願いします

概要
・二次創作(無人惑星サヴァイヴ)
・百合(ルナ×シャアラ)、強姦、BADEND
・13レスくらい
・タイトル「王子様」
・キャラ崩壊あり、エロ描写は少ないかも
418名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 14:41:24.18 ID:62RkMXr2
夜中、大きなバイオリンケースとともに、足音が女子部屋を去る。私はじっと息を潜めてそれを待っていた。
今日もチャンスだ。
まず私はチャコが寝ていることを確認する。ロボットのチャコは一度寝ると、強く起こさない限り指定した時間以外はなかなか起きない。
次に隣のベッドを覗き込んだ。
…シャアラ。
暗がりの中、月明かりを頼りに見える眼鏡をかけていない顔は、とても可愛らしい。
半開きの唇はこれまた愛らしく、まるで、私を誘っているようで。
たまらず私はそれに自身の唇を押しつけた。
「はむ…ちゅっ…」
かすかな私の声は、バイオリンの美しい音色にかき消された。

シャアラ。
私の親友。初めて会った時からずっと好きだった。そのウェーブのかかった外跳ねの茶色の髪も、緑色の瞳も、眼鏡をかけた顔も、かけていない顔も、優しい声も、小さくて未熟な体も。
私はある条件の揃った夜に、寝ているシャアラに口づけをしていた。その条件とは、「メノリがバイオリンを弾くために外に出ること」。メノリがいない間は気づかれる恐れがずっと低まる。
はじめは、みんなの家で眠れるようになった最初の夜だった。そのときは一瞬唇に触れただけで罪悪感に駆られてすぐ自分の布団にもぐりこみ、翌朝シャアラとまともに目を合わせられなかった。それなのに今は、シャアラが起きない限りいくらだって長く続けられる。
バイオリンの音が聞こえている間は安全で、途切れたらやめなければならないという合図。 メノリもまさか、自分のバイオリンがこんな風に利用されているなど夢にも思わないだろう。
「ぁむ…ん…ちゅ…」
「れろ…」
「!」
唇に舌を入れまさぐっていると、突然シャアラの方から舌を絡ませて来た。
「ちゅ…はむっ…ちゅぱっ」
「ん…ちゅ…れろっ…」
私達の響かせるいやらしい唾液の音が、バイオリンの音色と混ざり合う。
419名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 14:41:54.51 ID:62RkMXr2
いいや、むしろバイオリンの音色が一層私の欲と背徳感をかきたて、行動をエスカレートさせていた。いつかメノリが語ってくれた、切ない初恋の調べは、今や私にとって汚い欲望を喚起させるものでしかなかった。
キスをしながら、私は布団をめくりシャアラの小さな胸を触った。はじめは控えめに、だんだん、力を入れて揉むように。
シャアラは抵抗しない。むしろ一層積極的に舌を絡ませてきた。
唇を離すと、シャアラが何か言葉を発した気がした。
「……ま」
ま?一瞬起きたのかと思ったがそんな事はないようだ。どうやら寝言だったらしい。でも、なんと言ったのだろう。まあいいや、かまってはいられない。
私は布団をめくり、手探りでベルトをゆるめると、ズボンと下着の中に手を入れた。毛一つない未発達なそれは、じんわりと濡れていた。
私はそれに指先で触れる。温かい。ここまでするのは初めてだった。
「んっ…」
シャアラはびくんと震えた、起きる様子も抵抗する様子も見えない。指先を上下に動かしてこすった。
「ぁん、はぁっ、…んっ」
気持ち良さそうに喘ぐシャアラに、私も濡れてきた。片方の手でシャアラを凌辱しながら、もう片方の手が私のスカートに伸びる。
このまま私の手で…。
そう思った時、バイオリンの音が止んだ。私は慌ててシャアラのベルトを締め、布団を元に戻す。
メノリが戻って来た時には、私はすでに布団に潜り込んでいた。
こんなこと許されないことだ。同性の親友に欲情するだけでも異常なのに、あまつさえ夜這いをかけるなんて。これはシャアラに対する裏切り行為だ。知られたら最後、二度と友達ではいられない。他の仲間だって失望して、リーダーの座も追われることだろう。
仲間との信頼と協力がこの星で過ごす上では何より大事なのに、リーダーである私はそれを壊しかねない行動をしている。
「何やってるんだろう…私…」
指先はまだ少し湿っていた。
「ん…チュパ…」
私はそれを口に含む。なんの味もしないけど、これがシャアラの味。一心不乱に舐め、そして泥のように眠った。

次の朝、みんなで食べる朝食の席での話題は、昨日どんな夢を見たかだった。
「僕はでっかいステーキを腹一杯食べる夢を見たぞ!」
いかにもハワードらしい夢だ。目の下にクマをつくったシンゴは呆れたように彼を睨む。
「どーりで寝言がうるさかったわけだね。パパ〜このステーキ硬いよぉ〜って」
「う、うるさい!」
ハワードの口真似をして見せるシンゴに、ハワードは真っ赤になって反発した。いつものやり取りに食卓の空気が和む。
「シャアラは、どんな夢を見たんだい?」
ベルの質問に思わずドキッとしたが、傍目にはそれを出さずあくまで「親友の夢に興味津々」のふりをする。シャアラは顔を赤らめ、逡巡した。
「お…」
「お?」
「お、王子様にキスされる夢!」
「さっすがメルヘンちゃん!らしいよな〜」
ハワードのからかいにシャアラは膨れた。
「気にしないでシャアラ。とてもいい夢だと思うわ」
シャアラのフォローをしながらも、心は動揺しっぱなしだった。キスしていたのは王子様じゃない、私だ。
ああそうか、あの寝言は。
『……ま』
『王子様』
「ありがとう、ルナ。…ルナ?」
「あ、えーと、どうしたの?」
「ルナはどんな夢を見たの?」
「あはは、私は夢なんか見なかったなぁ」
420名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 14:42:27.52 ID:62RkMXr2
ねぇシャアラ。
コロニーにいた頃、あなたに将来の夢を聞いたことがあったよね。あなたは「まだよく決めてないけど…」と前置きしてから言った。
「小さいころからの夢だったの。いつか王子様と結婚して、たくさん子供を産んで幸せに暮らすのが」
「へ、へえ」
今でこそ慣れたが、当時の私は14歳の口から出た「王子様」という言葉に軽くひいていた。シャアラにもそれは伝わったのか、少し赤くなって弁解する。
「本当はね、王子様っていうのは私の理想の男の人のことなの。優しくて、あったかい…」
うっとりと夢見る瞳のシャアラに、私はなんて言ったんだっけ。たぶんいい夢だねとか、そんな風なことを言ったような気がする。
その日から、名前も顔も知らない「王子様」は、私の嫉妬と憎悪の対象となった。きっとシャアラの中でもまだ具体的な人物はいないのだろう。いつか会いに来て迎えにきてくれる、強くて優しい、理想の王子様。
ルナは強い、ルナはすごいとシャアラはよく褒めてくれる。だけど私は、シャアラの王子様には決してなれない。認めたくないが、ハワードの方が可能性はある。
私は、「女」だから。
こんなにシャアラのことを愛してるのに、何度もシャアラのことを守ったのに。
「ねぇルナ」
眠れず何度目かの寝返りを打つ私をゆする、小さな手。
「トイレ行きたい」

「ごめんね、ルナ」
申し訳なさそうに謝るシャアラに、仕方ないよと私は何度も言った。トイレはみんなの家から少し離れたところにある。怖がりなシャアラは夜中トイレに行くのにも、私を頼らなければならない。
「ここで待ってるね」
「うん」
シャアラがトイレを済ませるのを待っている間、私は空を見上げた。 大きな、綺麗な月が見える。火星のコロニーにいたころ以来だ。もっとも、向こうの月とはまた違うものなんだろうけど。
そういえば死んだお父さんが、満月は人を狂わせる、と言っていたっけ。本当だろうか。狼男の話を思い浮かべて、幼い私は一人で怖がっていたけれど。
「お待たせ、ル…」
スッキリした顔で近づいてくるシャアラの腕を、私はぐいっと引っ張った。
「ちょっ、ルナ?」
シャアラの声には答えず、私は黙ってシャアラの腕を強引に引っ張り歩く。向かうは森の中。戸惑っていたシャアラも、やがて私のことだから何か理由があると思ったのか、黙ってついてくるようになった。
「ねえルナ、いったいどうしたの?」
急に立ち止った私に心配そうに尋ねるシャアラの声は震えていた。なぜならここはここはあの、人食い植物を倒した場所の近く。命の危機にさらされた恐怖がよみがえったのだろう。
あのとき、シャアラは私のために一生懸命人食い植物に石を投げてくれた。
私はシャアラには答えず、静かに言う。
「シャアラ、本当に、王子様にされたのは『キスだけ』だったの?」
「えっ」
私はシャアラの肩をつかみ、詰め寄る。
「キスだけじゃないよね。もっとエッチなことされて、感じてたんだよね。あんなに濡れてたもの。あんなに気持ちよさそうだったもの。王子様は上手かった?ねえ?」
シャアラは暗闇でもはっきり分かるほどに赤面し、動揺していた。
「な、何言ってるのル…」
みなまで言わせず、私はシャアラの唇をふさいだ。
「んちゅ…」
「んっ――!?」
ドサッ
口づけたまま、私はシャアラを土の上に押し倒す。
「ルナ?」
心配げな声の響きから、転んだだけに違いない、とシャアラが思っているのだろうと察した。私がシャアラの服のボタンを一つ、二つと外したのを見ても、まだ事態を把握できないらしい。
「る、ルナどうしたの?」
私は服の上からシャアラの胸をわしづかみにした。
「わからないの? 今度は私がしてあげるって言ってるの」
私の顔を見て、よほど不穏なものを感じたのだろう、シャアラはやっと怯えた目を私に向けた。
「ひ、いやっ…」
「静かにして!」
悲鳴を上げようとしたシャアラの口を手でふさぎ、耳元で囁く。
「大声出したら、オオトカゲが来て私たち食べられちゃうよ」
「ルナ…」
『月』の名を持つ私は、まさに今、狂っていた。
421名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 14:43:28.76 ID:62RkMXr2
「ん…ちゅぱ…れろれろ」
「ひぐっ…やめてえ、ルナぁ…」
私はシャアラの左胸に吸い付き、右胸を左手で弄繰り回した。可愛らしい先端を舌で転がす。ブラウスははだけられ、子供向けのブラは上にずらされている。
大声を出してはいけない、と言われたシャアラは小声で、しかし懸命に泣きながら拒否の意を伝えている。
「いやなのシャアラ?王子様はこんなこともしてくれたんでしょ?」
そういうと私は左手で胸の先をつまみ、強く引っ張った。
「ひっ、いやぁ…」
首を振って泣きじゃくるシャアラは、けれど両手を私の膝に組み敷かれていて抵抗できない。初めこそ足をバタバタさせて抵抗していたが、それも疲れたようだ。
「シャアラ、可愛い」
私は右手で、いつもしてあげているようにシャアラの涙をぬぐい、こめかみをなでた。シャアラは両目をぎゅっとつぶっている。
見知らぬ星の森で親友に犯される現実を否定して、まぶたの裏にシャアラの好きな、メルヘンな世界を思い描いているのかもしれない。私は、水を介してしか人の心を読み取ることができないのだ。
「ベルト、外すよ」
必死で首を振るシャアラに構わず、私はベルトに手をかけた。
シャアラを押さえつけなければならない今は、昨日よりベルトがずっと固く感じる。ようやく外し終わった次は、片方の手でシャアラの腰を浮かせ、もう片方の手でズボンとパンツを下した。ずるずるという音がする。
「いやあっ、もうやめ…」
「静かにして!」
私は手を伸ばしてシャアラの口をふさいだ。
「んーっ、んんー!」
「静かにして。食べられても、いいの?」
シャアラは泣きながら私をにらみつける。今までシャアラからはもちろん、誰からも向けられたことのない、憎悪の瞳。
当然だ。親友だと思っていた女が、こんなひどいことをしているのだから。
「ごめんね」
口から手を放すと太ももを無理やり開かせた。親にも見せたことがないであろう場所に、毛一つ生えていない乾いたそこに、顔を疼くめて舐めあげる。
「ちゅぱ、ちゅぷっ…」
「ぁっ、いや、たすけ…」
時折びくんと体を震わせながら、それでもシャアラは必死で私の頭をどけようとした。
「指、入れるね」
「も、もうやめ…あっ」
シャアラの言葉を聞かず、私はそこに無理やり人差し指を挿入した。
「いや!痛いっ!抜いてよお、ルナあ…」
唾液で濡れた外側とは違い、はちっとも潤っていなくて、ちぎれそうなほどきつくて、全力で私を拒否していた。それでも力ずくで第二関節まで入れる。
「ぐすっ…たすけて…」
どうして泣いているの、どうして乾いているの、どうして思うようにいかないの。
腹が立ってもう一本、中指を追加する。
「うああっ、痛い痛い!お願い抜いてルナ!ルナ!!」
脅しにもかかわらず、シャアラは大きな悲鳴を上げてしまっていた。
「シャアラ、私の肩噛んで」
せめて少しでも痛みが和らぐように。
自分をこんな目に合わせるかつての親友が憎いのか、シャアラは力いっぱい私の肩をかんだ。
「いっ…」
シャアラに肩をかまれながらも、私は腕を激しく上下運動させる。やがて指先にぬるりとした感触がした。
愛液ではない。血だ。
「んんっ‼」
それでも腕を動かすのをやめない。シャアラは痛みのあまり、益々強く私の肩にかぶりつく。こっちもかなり痛い。
かつて友情をはぐくんだ場所で、助け合い守りあってきたはずの私たちは今、こんなにも汚く傷つけあっている。
純粋なシャアラを犯した、私のせいで。
「シャアラ、さっき助けを呼んでいたよね。誰なの、王子様?」
王子様と違って、私では濡れない。私では力ずくでしか受け入れられない。
当たり前だ、シャアラの優しい王子様は、こんな乱暴なことはしないのだから。
422名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 14:44:10.67 ID:62RkMXr2
「いい加減にして。いつまでも夢見てないで、現実を見てよ。王子様なんて、この世にいないんだから…」
物語のお姫様は、王子様にキスされると目覚める。なのに私がいくらキスをしてもシャアラが目覚めることはなくて。
そんなことにも気づかず、シャアラが起きないのをいいことにキスを楽しんでいて。
「ねぇ、私が今まで何をしていたか教えてあげるわ」
「ぷはっ、ルナぁ…」
バカな私。そんなことしたらもう友達ではいられないのに。ああ、どのみちこんなことしてる時点で友達ではいられないか。
「あのね、私メノリがバイオリンを弾く日に必ず、寝てるシャアラの唇にキスしてた」
「ひっく、うそ…いや…」
「バイオリンのキレーな音が聞こえる夜にね、シャアラの胸触ったり、ここ触ったりもしてたよ。もっともここ触ったのは昨日が初めてだけどね」
だからシャアラの夢見てた王子様なんて、どこにもいない。いるのは、友情を壊して悪魔のような本性を見せた、私だけ。
こんな残酷な現実があるだろうか。
「えぐ…うそ…なんで…なんでよぉ…」
「ごめんね、ごめんね…」
泣きながら、謝りながら、手は止まらない。そんな私を、もう一人の冷静な私が見ている。
「ごめんなさい…!私、シャアラのこと、好きだったから、ずっと前から、大好きだったから…」
「ルナ、ルナぁ…」
「ごめんね、気持ち悪いよね、こんなひどいことして、許されないことして…」
「私も、好きだよ」
「…え?」
見るとシャアラは恐怖を帯びた目で、涙に濡れた顔で、けれどうっすら口角を上げていた。
それがたとえ、痛みや恐怖から逃れるための物であっても。
「強くて、優しくて」
やめて。
「私のこといつも守ってくれて」
やめてやめて。
「明るくてなんでもできて」
やめてやめてやめてやめて。
「ごめんね、ルナの気持ちに、気づいてあげられなくて」
やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて。
「だいすきだよ、ルナ、わたしのともだち」
やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて。
「嫌ァァァァァァァァァァァァ‼」
「痛っ…!」
私はシャアラから指を引き抜き、泣き崩れた。
「ごめんなさい、ごめんなさい…!」
「ルナ…」
泣き叫ぶ私にシャアラは何もせず、眼鏡の奥の感情の読み取れない目で、じっと私を見ていた。
423名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 14:45:14.34 ID:62RkMXr2
私がようやく泣き止んだとき、シャアラは重い口を開いた。もうとっくに服は元通りにしている。
「肩、傷つけちゃってごめんなさい」
暗がりで分かりにくいが、服にはじわりと血が広がっていた。よっぽど強く噛んだのだろう。
「痛かったよね、ごめんね」
「何言ってるの、シャアラが謝ることなんてないんだよ」
悪いのはすべて私なんだから。
「けど、」
「大丈夫だから、気にしないで」
そう言って笑おうとするが、笑えなかった。
「薬草とってくるね」
立ち上がるシャアラ。その親切が逆に苦しい。
「いいって。それよりシャワー浴びてきたほうがいいわ」
シャアラの服や体は、あちこち土で汚れていた。
「そうする」
私も重い体を持ち上げ、二人でみんなの家に向かう。私は予想以上に疲れていた。きっとシャアラはそれ以上だろう。明日も忙しいのに、どうしてこんなことしたんだろう。せめてシャアラの分の仕事はできるだけ私がカバーしなければならない。
シャアラはずっと私と目を合わせない。当然だ。口をきいてくれるのさえ奇跡に近い。
みんなの家が見えたところで、私は立ち止まる。
「シャアラ、私トイレ行くから、先行ってて」
「わかった」

「うわあ…」
トイレで確認すると案の定、私のパンティには愛液がいっぱいついていた。
シャアラの嫌がる顔を見て、痛がる顔を見て、私は興奮していたのだった。
「ん…チュパ…」
指先をなめとればかすかに鉄の味がした。
正直今でも思い出せば下半身がうずく。それでも私は、自分を慰める気にはなれなかった。
自分のしたことの重大さがひしひしとわかってきたのだ。
これからどうしよう。シャアラにはどんな顔をすればいい?どうやって謝ればいい?償えばいい?
シャアラは今頃シャワーの中で泣いているのだろうか。私に付けられた「汚れ」を、洗い流すようにして。
どのくらいそうして、時間が経っただろう。
「ルナー、ルナー?」
シャアラが呼んでいるので、私はトイレから出た。
「服、脱いで。手当てしなきゃ」
シャアラは薬草を抱えていた。

「ルナ、大丈夫?」
「うん…ありがとう」
声をかけながら、シャアラは私の肩の傷口をフェアリーレイクの水でパシャパシャと洗ってくれる。
突然、シャアラの心の声が聞こえた。
(ルナがあんなことするはずないわ。きっと何かの間違いよ。こんな変な星に来たから…そうよ、悪魔に取りつかれてたんだわ。あんなの、本当のルナじゃない…)
胸が押しつぶされた。シャアラはまだ私を信じようとしている。そうしないと、自分を保っていられないかのように。
ここでは手当ての方法など限られている。傷口を洗った後、シャアラのハンカチを使って薬草を肩に縛り付けられた。
「ルナは、私の命の恩人よ。コロニーでの火事事件の時も、ウミヘビに襲われた時も、人食い植物に襲われた時も、ルナが助けてくれた」
424名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 14:47:05.85 ID:62RkMXr2
薬草を貼ってくれながらシャアラは静かに話す。私は黙っていた。
「私、お父さんともお母さんとも離れて、こんな知らない星に来て、不安で怖くて、ずっと泣いていた。そんなときはいつもルナが励ましてくれた。ルナがいたから私、ここまで来れたの」
私と目を合わせないで話し続けるシャアラは、私に言っているというより、自分に言い聞かせているようで、シャアラは今、どうにか私を許そうとしているのだと気づく。
「だけど私今でも弱くて、ルナやみんなに迷惑かけてばかりで…」
「そんなこと、ないよ」
「ルナの言う通りだと思う。いつまでも夢見てばかりじゃ、駄目だよね。私も、現実を見て、もっともっと強くならなきゃ。トイレにだって、ひとりで行けるようにするから…」
「シャアラは、十分強いよ」
あんなに傷つけられて、心も体もズタズタなはずなのに。シャアラは自分が思っているよりずっと強くて、優しい。優しすぎるよ。
弱いのは、私のほうだ。
「はい、これでいいわ」
薬草をシャアラのハンカチで方に縛り付けられ、処置は完了した。その途端、私の両目から涙がぽろぽろとあふれる。
「…ルナ?」
「どうしてそんなこと言ってくれるの?私、私…シャアラにひどいことをっ」
「ルナ…」
「許さなくていいのにっ…殴られて罵られて、嫌われても仕方ないのに…友達でいる資格なんて、ない、のにっ……」
「ルナぁ!」
シャアラはいつものように、私に抱き付いて泣き出した。
「ルナぁ…さっきのルナ、怖かった…」
私もシャアラの背中に手を回す。
「ルナが知らない人になっちゃったみたいで、怖くて、痛くて、あたし……」
「ごめんね…ごめんね…!」
「ひっく、いつもの、いつものルナだ…!ルナ、戻ってきてくれた…」
「ごめんね…もうあんなことしないから、絶対しないから…」
私たちはしばらく抱き合って泣いていた。

月の位置は大きく変わっている。
「早く行こう、ルナ」
「うん…」
明日からの関係を、私は覚悟しなければならない。許してくれたとはいえ、前と全く同じように戻るのは難しいだろう。仲の良かった私たちの関係の変化を、ほかの仲間にはなんて説明しよう?
考えるのは後だ、とりあえず早く体を休めなければ。
「ねえ、シャアラの『王子様』って誰?」
女子部屋に向かう途中、できるだけいつもの明るい声で、冗談めいてシャアラに尋ねた。
シャアラもまた、いつものように笑って、そして答える。
「  」
ざわり、と木々が揺れた。
「ルナ、私たち、親友よね」
シャアラの言葉に私は微笑んで、答えなかった。
「お前たち、どうした?」
女子部屋の入り口にメノリが立っている。
「ずっと帰ってこないので、心配していたのだ」
「何でもないのよ、トイレに行ってただけで」
「ええ」
425名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 15:25:41.65 ID:CIdkcGim
メノリは「そうか…」と顔をほころばせた。見るとその手はバイオリンケースを持っている。
「心配してくれてありがとう。ところでそれは?」
「ああ。目がさえたのでついでに弾こうと思ったんだ。もうすぐ夜明けだろうしな」
「そう、気をつけてね」
メノリと入れ違いに私たちは女子部屋に入った。今夜も美しく優しいメロディーが響くことだろう。
夜明けまでまだ時間がある。
「おやす…」
私はシャアラの腕をぐいと引っ張り、ベッドに押し倒した。
「る、ルナ…」
「静かにして!」
シャアラの口をふさぎ、耳元でささやく。
「大声出したら、みんな来ちゃうよ」
シャアラはさっき脅した時よりずっと絶望的な表情をした。
私だって同じだ。名前も顔も知らない王子様よりも、よく知った「仲間」の名前を聞いた時のほうがずっと切なく、ずっと苦しいなんて。





「ごめんね」
          fin.
426名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 15:26:28.80 ID:CIdkcGim
以上です。ID変わったのはさっき連投規制食らったからです。
あと最後がわかりやすいかどうか不安です。宜しくお願いします。
427名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 15:27:36.25 ID:CIdkcGim
結局8レスしかなくてすみません。
428名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 15:52:27.47 ID:fC3ML6Sp
どうせ過疎だからいいけど、こういうスレもあるのよ

【うpろだ】専用スレのないSS その3【代わり】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319038014
429名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 21:41:45.64 ID:cs+GkrJp
>>425さん乙です
原作未見ですがせっかくの投下なので、少しだけ

最後は分かりやすいと思います
メノリのバイオリンが合図、というのは>>418で示されているので

わかりにくかった点もひとつ
途中>>422でルナが「やめてやめて〜」と独白で取り乱しています
これが少し不親切な気がします

ルナ錯乱のトリガーが、シャアラの「私も好きだよ」とか、シャアラの表情らしいのですが
これらシャアラの有様を前にしたルナの反応が

>それがたとえ、痛みや恐怖から逃れるための物であっても。

という、もう一人の冷静な私っぽい感想なので、なんか他人事のようです

ルナは、もう一人の冷静な私、と現実逃避してたのを、シャアラの様子を見て、現実逃避から引き戻されました
そして「親友としてのシャアラからルナへの信頼」を裏切ることへの罪悪感を(ルナは)直視してしまい
罪悪感に耐えられず「やめてやめて〜」となるのだと思いますが……
この解釈は、わたしが行間を読んだ、というより、描写がないので、ただの当てずっぽうです

わたしの解釈はたぶん間違ってると思いますが
ルナが取り乱した理由は、もう少し
430名無しさん@ピンキー:2013/12/26(木) 22:42:03.24 ID:DPfF2P0m
ざっと読んだかぎり悪くはないんじゃないかな
キャラ崩壊は俺は許容範囲だけど人よってはダメかもね
主人公だし思いいれが大きい人も居るだろうし

視聴からだいぶ経っていてうろ覚えだけど、みんなの家が出来てる頃合なら
シャアラは自分の気持ちにちゃんとは気づいてなくて
逆にルナはベルの事に気づいてるか予想ついてるほうが自然じゃない?
431名無しさん@ピンキー:2013/12/27(金) 00:22:37.49 ID:A7cdnYGp
>>425乙。俺も原作ぜんぜん知らんけど。

最後のくだり、分かりやすかったと思う。

一応、そう思う理由も。

バイオリンを弾き始める状況に乗じて、ルナがシャアラを襲う。
これは冒頭で既に書かれてる。だから分かりやすい。

シャアラから王子様の名前を直に聞いてしまいルナの抑制が効かなくなった。
ルナにとって名前も顔も知らない王子様が、嫉妬と憎悪の対象だと既に書かれてる。だから分かりやすい。

疑問に思ったところもある。>>429は指摘しなかったが強姦時のシャアラの反応。
抵抗する→目をつぶって現実逃避→憎悪を込めて睨みつける→「ぁっ、いや、たすけ…」→
→夜這いを告白され動揺→「私も、好きだよ」(恐怖を帯びた瞳で)

なんか憎悪のところが浮いてない?
睨みつけてると、抵抗する気力が復活したのかって印象になる。
でも抵抗しない。肩を噛むのだってルナに言われるがままやったこと。
またシャアラの台詞が弱々しすぎて憎悪の感情があると読みにくい。
(おそらく憎悪ってルナの思い込みだろうけど)
432417:2013/12/28(土) 16:50:56.88 ID:TAb+Hz+W
皆様、的確なアドバイスありがとうございます。

>>428
わざわざスレ紹介ありがとうございます

>>429
わかりにくかったようですみません。
当たっています。

>>430
そうでしたね
ただ、「犯す時点で原作と違うし…」と思ってあまり気にしていませんでした

>>431
言われてみれば…。恐怖→憎悪→宥めようとする&ストックホルム症候群的な何か
風にしたかったんだと思いますが、もっと抵抗を書けるとよかったです

皆様のアドバイスを胸にこれからも精進します。
ありがとうございました。
433名無しさん@ピンキー:2014/01/03(金) 22:22:51.42 ID:AC2IcmJQ
容量480kb越えたね
ほっとくと落ちそうだけど、次スレどうする?
434名無しさん@ピンキー
エロパロでエロネタ書いて叩かれた 原稿用紙6枚目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1388756642/

立てられたのでどうぞ。