正義のヒロインを嬲るPart6

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1名無しさん@ピンキー
正義のヒロインを嬲るPart6

正義のヒロインを寄って集って嬲り者にするシチュエーションにハァハァするスレです。
創作・版権を問わず、正義のヒロインなら変身モノでも、強くて勝気な格闘少女でも
なんでもOK。
荒らしはお断りです。荒らしが出たらエレガントにヌルーしましょう。

過去スレ

正義のヒロインを嬲る
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163248450/
正義のヒロインを嬲るPart2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197214187/
正義のヒロインを嬲るPart3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1226134971/
正義のヒロインを嬲るPart4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1240413733/
正義のヒロインを嬲るPart5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1272093420/

「正義のヒロインを嬲る」SS保管庫
http://www39.atwiki.jp/heroine/
2名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 10:27:27.25 ID:CtDf3M9l
>>1
乙です。助かりました
3ウルトラアヤカvsキングジョー《前編》:2011/05/02(月) 12:11:16.80 ID:CtDf3M9l
続きです

ズン!「ぐはあ!」自分の攻撃がまったく効かない‥「こ、こうなったらあたし本気だすからね!」ヨロヨロ立ち上がると、「アアッ!ヘアッ!」
アヤカは手を水平に広げ、次に手の平を合わせ前に両手をキングジョーに向かって伸ばした
「アヤカスラッシュ!」と叫ぶと、手の先からピンク色の小さなハートがたくさん飛び出した。ポポポポポポ‥
アヤカ自慢のギロチン技だが、まだまだ子どもの技だ
キングジョーの厚い装甲にぶつかった途端に、パキ!ポロポロ‥まるでポテチが割れたかのように次々にあっさり割れて、キングジョーの足元にはピンク色の破片だけが残った
(そ、そんな!)思わずアヤカは右手で口を覆った。ショックだ
焦るアヤカは耳の三角イヤリングをゴシゴシ擦り、「ウルトラクラブ!」と叫んで銀色のクラブを構えた
「シュワア!えい!」とクラブで殴りかかると、ガーン!という金属音がした。しかしこれもキングジョーは直立不動で受け流している。逆にアヤカは手がしびれた
「い、つぅ‥!手がしびれるよう‥」か細い手が余計に弱々しく見える
グワシッ!キングジョーのゴツい手がウルトラクラブを掴んだ
「離してよ!あたしのクラブなんだから!」
アヤカ必死の抵抗も虚しくクラブは奪われた。そして、ボキ!ベキ!ベコベコ!
「キャアア!クラブが!あたしのクラブが!」たまらずわめくアヤカ
「ふうん、お嬢ちゃんの技はこれで全部かな?」キモヲタは余裕だ
特殊合金のクラブを折られてアヤカの小さな身体に恐怖が走った
(な、なんてパワーなの!強いよ!あたしじゃ絶対勝てない!‥こ、殺される!)カタカタと身体が震えている
(も、もうやだ!逃げよう!飛んで逃げよう!あたし子どもだもん!)都合の悪い時だけ子どもを主張。アヤカはキングジョーに背を向けて飛行フォームをとり、飛びたとうとした「ショワー‥」
しかし!「えっ!飛べない‥な、なんで!あ、あ、キャアアーッ!」アヤカは飛べなかった。キングジョーに足首を捕まれたのでバランスを崩し、飛行ポーズのまま、無様にドッポーン!顔面から海に着水した
「ゴボゴボ‥ぶはっ!ゲホゲホ!」海水まみれで四つんばいのアヤカはキングジョーにぷりんぷりんのお尻を向けている
4ウルトラアヤカvsキングジョー《前編》:2011/05/02(月) 12:18:48.18 ID:CtDf3M9l
水びたしになったので余計に身体のラインが強調され、コックピットのキモヲタは興奮している
「逃げ出すなんていけないウルトラマンだね〜お仕置きだよ〜お嬢ちゃん!MKーUやれ!」グワシッグワシッ!
まずはアヤカのアナルとマンコの中間を足で踏んづけた
「アアッ!ヘアーッ!」アヤカはたまらず前方の海にドッポーン!
(痛い!アソコとお尻を蹴ったの‥?)苦しむヒマもなくアヤカを次の苦しみが襲った
真正面からアヤカの腕ごと腰を抱くベアハッグだ。
「ぐううう!がはあ!ゲホッ!」アヤカはたまらず悲鳴をあげた。ミシミシと中学生の身体が悲鳴をあげる。「シェ、シェアーッ!ダアッ!ヘアッ!」(苦しい!腰が!背中が痛いよう…)弱々しく黄色い卵形の瞳を輝かせながら、首は上に向いている
間近に見あげると、キングジョーの無機質な顔が‥(い、いや‥)アヤカは余計恐怖を感じ、泣きべそをかいた
さらにキングジョーは手を伸ばしてアヤカの丸いお尻を触ってきた。「へへへ、かわいいお尻だねえ!」キモヲタは何もできないアヤカを見下ろして得意げだ
「くはっ!お尻‥お尻さわらないでえ‥」キングジョーが身長差を活かして上からのしかかると、アヤカはたまらず弓なりになってしまった
「ンーッ!ヘアーッ!ギャアーッ!」痛みに悶えると、アヤカはガクッと力が抜けた。半失神状態だ
「おいMKーU!手加減しろよ。まずこの子にお仕置きするんだ!そして‥犯す!殺すのは一番最後だからな!」とりあえずアヤカに肉体的苦痛を与えることがキモヲタにとっての性的興奮だ
グワシッグワシッ!主人の命令に従い、次は半失神のアヤカに軽々とアルゼンチンバックブリーカーだ
「ギャアアアアーッ!アアッ!背骨が折れるう!」美少女ウルトラマンの苦痛の叫びが街にこだまする。シェアアッ!
アヤカの細い身体は仰向けになり、首と太ももにキングジョーの太い手がのしかかる
「痛いッ!死ぬ!あたし死んじゃう!やめて!‥許して!もう許してよう‥」情けなく命ごいするアヤカの身体はだらんと弓なりになっている。キングジョーがフルパワーならアヤカはとっくに真っ二つだ
細い手足はだらんと垂れ下がり、かわいいツインテールまでだらんとしている。アヤカにはもう力が残されてない‥
5ウルトラアヤカvsキングジョー《前編》:2011/05/02(月) 12:25:51.80 ID:CtDf3M9l
キングジョーが身体をユサユサさせると、アヤカの身体もユサユサとまるで柳のようにしなやかに揺れた。完全に死に体だ
「ママあ‥ママ助けてえ‥グスッ」のけ反りながらアヤカの黄色い目から涙が流れるのと、青かったカラータイマーが赤く点滅し始めたのはほぼ同時だった
ピーコン!ピーコン!キモヲタがニヤニヤする。「おやおや〜カラータイマーなっちゃったよ〜お嬢ちゃん、死んじゃうよ〜」
刻一刻とタイムリミットが迫るアヤカ。しかし何もできない
キングジョーの手がどさくさ紛れにアヤカの赤いパンツの下の中学生マンコに触れた
「アッ!ああん!くふう‥」のけ反りピンチなのに、アヤカは感じてしまった。少女とはいえウルトラ族なのに無様な自分に、アヤカはやらしい気持になってしまった
「今エロウルトラマン感じたよな?」ギャラリーたちにもあっさりバレていた
さらにマスコミは「ウルトラマンの股間を中心に撮れ!」っとエロ全開だ
ユサユサ揺れてミシミシ細い身体がしなり、ピーコンピーコンとカラータイマーが騒ぐ‥
そんな中、一人の少女が叫んだ。「ウルトラマン頑張って!負けないでー!」ポニーテールで、アヤカと同い年(人間換算)くらいの女の子だ
一方アヤカはもう反撃する力も残されていない‥しかしキモヲタはまだまだアヤカをいじめ足りないようだ
「ほらよ!」っとキングジョーを操り、アヤカを無造作に地面に叩きつけた。ズズン!「ぐうっ!」
さらに悶えるアヤカに馬乗りになってきた。ズシッととんでもない重さがアヤカにのし掛かってきた
「重いーッ!」大の字のアヤカは無抵抗、されるがままだ
(も、もう‥やめて‥)涙まみれの目でキングジョーに哀願してもダメだった
「お嬢ちゃんのおっぱい‥触らせてよー!」キモヲタはキングジョーにアヤカの膨らみかけの胸をグミュっと揉ませた
「ンッー!痛いッ!やめて‥あたし‥まだオッパイになっていないから‥んぐ!」大の字で抵抗できないアヤカの胸は本人が認める通り、まだまだ子どもの物だ
「ん〜小さいオッパイだね〜お嬢ちゃん‥もうちょっと頑張ろうよ!ねえ!」アヤカの胸にキモヲタは不満のようだ
「MKーU!この子の腕を折ってしまえ!オッパイ小さい罰だ!」
6名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 12:54:10.25 ID:Hkg2mZlY
助かりましたじゃねーだろ。
スレ容量やばいとわかりきってる時にSS投下とか
考え無しといわれてもしょうがない。

前スレでそんなレスされてた時はスルーしてたけど
今回ばかりはそいつに同意だわ。
7ウルトラアヤカvsキングジョー《前編》:2011/05/02(月) 13:00:54.75 ID:CtDf3M9l
理不尽ないいがかりはキングジョーを動かした。
寝そべるアヤカの左腕を空に向けて伸ばす‥次の瞬間!ボキ!ベキベキ!「ギィヤアーッ!腕があ!腕が折れたーッ!」
泣き叫ぶアヤカ。重いキングジョーが乗ってるにもかかわらずバタバタと身体を揺らす‥それだけ凄まじい痛みなんだろう
「へへへお嬢ちゃん痛いの?泣いちゃダメだよ〜ウルトラマンのくせに〜」キングジョーがアヤカから離れた
キモヲタが「次は足だ!」、と命令すると、キングジョーはアヤカの右膝をズン!と踏みつけた。ボキ!グシャ!
「足がーッ!足も折れたーッ!!」わずか14歳の少女に二ヵ所の骨折は地獄の苦しみだ
「ヘッ!ダーッ!シェイア!アアッ!」アヤカは泣きながら右手で左腕を押さえてゴロゴロのたうち回っている‥足もバタバタさせ、まるで殺虫剤かけられた虫が苦しんでいるかのようだ
涙が止まらない‥「グスッ、グスッ‥」横に寝そべるアヤカの涙を見てギャラリーたちは、
「コイツはまた泣いてるよ!」「だらしないウルトラマンだな!」大人たちは一人の少女を気遣おうともしない
唯一、応援している女の子だけが「なんてことするの!」とキングジョーに文句を言っている
ピーコン!ピーコン!「ぐうう!アアッ!」右に左に身体をよじるアヤカ。(もう‥もう殺して‥あたしこんな痛いのはイヤだよーッ!)アヤカは死を覚悟した
「おやおや〜お嬢ちゃん観念した?でもね、もっと恥ずかしいことしてあげるよ!」
キモヲタは次に、動けないアヤカの頭と肩を下にして中学生マンコを頂点にして、「コ」の字のような状態にした
「おっ!まんぐり返しだ!もっとやれ!」ギャラリーの大人の男たちから歓声が上がり、一斉に写メを撮っている
「イヤーッ!撮らないで!撮らないでください!」アヤカは逆さまになりながらお願いしている。また涙が‥ヒクッと嗚咽している
(恥ずかしい‥こんな体勢!‥みんなアソコを見てるよう‥ママごめんね‥あたしもうお姫様じゃなくなっちゃう‥)涙を流すことしかできないアヤカ。
股間の小さなワレメはキングジョーとの死闘でうっすら汗をかいている
「コイツら最低だよね〜お嬢ちゃんに守ってもらってるのにね〜」キモヲタはそんなシチュにも萌えている
「スケベ!女の子になんてことするの!やめてあげて!」さっきからアヤカを応援している女の子が泣きながら叫んでいる
8ウルトラアヤカvsキングジョー《前編》:2011/05/02(月) 13:10:53.11 ID:CtDf3M9l
(もういやだ‥地球人なんて!)ピーコン!ピーコン‥アヤカは地球人に絶望しながら死んでいくのか‥14歳の少女の心はズタズタにされていた
そこへ米軍の戦闘機が駆けつけ、キングジョーを攻撃した。もちろん決定打にはなりえないが、キモヲタがうざがった
「なんだよコイツラ!これからがいい所なのに!MKーU!帰るぞ!」キングジョーはさっさと飛び去って行った
(あ、あたし‥助かったの?)まんぐり返しの身体をよじって(あぐっ!身体が痛いッ!)仰向けになった
アヤカは拳を握り、胸の前で×を作り、「ンッ!」と、ウルトラ族の姿から小さな人間体に姿を戻した
荒れた街中に傷ついた一人の少女の寝そべる姿が現れた。アヤカは完全に敗北したのだ。「だめ‥あたしじゃ勝てないよう‥もうやだ‥お家に帰る!グスッ、グスッ」
アヤカの美少女の顔が真っ赤でしわくちゃな泣き顔になり、また涙が出てきた。折れていない手で弱々しく涙を拭いながら、手足同様に小さな心も折れていた

前編・完




投下終了します
9名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 21:38:18.51 ID:rfa8ZqXP
保守
10名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 00:39:10.05 ID:b5kIyq0Q
さすがに今回のは>>6に同意せざるを得ない
投下をしてくれるのはありがたいんだが、もう少し色々と気を使ってくれた方が喜ばれると思う
11名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 02:22:55.26 ID:c8j87vjM
内容はGJだが
さすがに容量がピンチで次スレ用のテンプレまで用意されてる最中での投下は不味いな……
気付かずミスしてとかならともかく
12名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 04:07:45.41 ID:sWRzDsZm
気づかなかったんじゃなくて、素で何がいけなかったのか(今でも)わかっていない、完全な初心者なんだと思うぞ
こういう場合、セオリー通り、「板の(というか2ch全体の)ルールや常識がわかるまで、半年ROMってろ」っていうか
この人の投下を惜しいと思うなら、誰かが懇切丁寧に教えないと駄目だろ。初心者講座なんてスレ違いどころか板違いだがw

ウルトラアヤカ書いている人へ
悪意はなくとも、結果としてあなたは荒らし行為を働いているので、ちょっと落ち着いて、色々ルールを覚えよう
13名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 04:08:36.23 ID:sWRzDsZm
あ、俺は初心者講座やる気はないぞ
14名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 09:46:18.21 ID:eLudZ2sy
>>8
弱すぎアヤカ萌えますね〜どうやってキングジョー倒すんだろ?
15名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 12:01:51.06 ID:EgAke4I/
もうアヤカの人は無視でいいよ
「何がわからないかわからない」状態でも、もう少しやり方があるだろ
初心者という免罪符が通用する限度を超えている
16名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 00:10:33.25 ID:eHCTYCF/
こんな流れで再び氷河期もSSスレの名物。
設定細かく、長年のファンの付く原作のある作品のスレはタイムスケジュールが少し違ったり、癪に障ると即あぼん
17名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 08:32:03.96 ID:onuOAw1a
パンツ脱いで待ってるんですけど‥
18名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 15:39:26.61 ID:Q1iRGFWv
>>16
>設定細かく、長年のファンの付く原作のある作品のスレはタイムスケジュールが少し違ったり、癪に障ると即あぼん
誰もそんなこと話題にして無いのに
話題すり変えて批判の対象を移し変えるのはやめれ
19名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 17:12:18.15 ID:GGckpe/F
暇だから何か書こうと思うんだけど
何も思い付かないので誰かお題をください
20名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 18:07:26.69 ID:M4D6vqPZ
>>19
書きたいネタが無いなら、書かなくていいよ。
21名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 18:14:56.77 ID:CtebTnRx
>>19
ウィッチブレイド的に肉体が異形化するヒロインが捕獲作戦とかをやられて無力化されて、輪姦されて頑強な肉体を面白半分に破壊されるような話とか読んでみたい
甲殻尻尾とかをセルフフェラさせられた末に穴にぶち込まれるシチュまであれば最高
2219 ◆HGbgI1jjhY :2011/05/04(水) 22:46:41.69 ID:HNrB36ui
注意
ヒロインが虫っぽいイメージです。
虫みたいな羽根や海老みたいな尻尾が生えています。
とりあえず前編です。エロシーンは一応入ってます。
2319 ◆HGbgI1jjhY :2011/05/04(水) 22:47:49.65 ID:HNrB36ui
眼下に拡がるのは、あまりにも広大な闇。
アリオはどこか覚めた目付きでその光景を眺めていた。
砂塵の混じった、乾いた風が彼女の頬を撫でる。
時折聞こえてくる叫び声に、彼女は眉根を顰めた。

(ここに、いる)

アリオはただの人間ではない。
その体は、手の加わっていない場所が無いほどに改造を施されていた。
改造されたアリオの耳は、聞こえてくる声の一つ一つを判別することが可能だ。
反響や雑音をものともせず、何キロも先から聞こえてくる声紋すらも聞きわける。
目を閉じて、改めて耳を澄ませる。また声が聞こえてきた。

「行かなきゃ……」

つと、脚を前へ進める。
隕石でも落ちたのかと思うほど、大きな穴。それが「連中」の住処である。
人類の仇敵でもあり、おそらく近い将来世界を制圧するであろう生命体。
甲殻類のような体を持った奴らは、日夜人を攫い、この穴へ連れてくるのだ。
奴らにはいわゆる「目」に当たる器官が無い。匂いや音だけで人を判別し、攫って行く。
ほとんどの者は食料となってしまうか、寄生虫の宿主とされてしまうが、
極々一部、奴らの手駒とさせられるべく、改造される者がいる。
その極々一部の者こそが、アリオなのである。
2419 ◆HGbgI1jjhY :2011/05/04(水) 22:48:55.06 ID:HNrB36ui
おそらく、その改造過程には脳も含まれるのだろう。
しかし、アリオはしっかりと自分の意識を保っていた。
何故自分が連中の支配を逃れられたのか―― それについては全く心当たりはない。
しかし、人間である事を取り戻せたのならば、同胞たるものを助けたいのは人の道理だ。

意を決して、アリオは体を空中へ躍らせた。
次の瞬間、彼女の背に透明な羽根が展開される。
まるでトンボのような羽根が4枚。力強く空気を叩き、アリオの体を持ち上げる。
改造された結果、彼女の体には幾つかの人外としての機能が追加された。
その一つがこの背中に生える羽根である。トンボとは違い、忙しなく動く事で空を飛ぶ事を可能とする。
超人的な感覚に加え、彼女がここまで戻ってこれた所以でもある。

穴を下れば下るほど、月明かりが薄れ、代わりに闇が濃くなる。
そして、鼓膜を震わせる人間の泣き声、叫び声。
いかに改造を受け、強靭な体を持つアリオであってもその悲痛な叫びには耳を覆いたくなる。
心の中で無力な自分を詫びながら、彼女は羽根を震わせ奥へ奥へと進んでいく。

十分も経っただろうか。
不安で胸が押しつぶされそうになる。まだ無事、きっと無事と言い聞かせさらに奥へ進んでいく。
いつしか、彼女は狭い穴の中を通るようになっていた。
まるで巨大な蟻の巣穴のような構造だ。アリオ一人通るのでやっとという所である。
反響する音へ耳を澄ますと、どうやら奥にたくさんの部屋があるようだ。
2519 ◆HGbgI1jjhY :2011/05/04(水) 22:50:02.76 ID:HNrB36ui
壁からこっそりと顔を出す。
暗闇でも、アリオの目は物を見ることが出来る。
そこでは全裸で放り出された男達が、まるで動物のように打ち捨てられていた。
見張りはいない。彼女はこっそりとその場へ近づき、男達の顔を覗きこんだ。
寝ているのだろうか、アリオが傍に寄っても、男達は反応を見せない。

(もっと奥へ行ってみよう)

彼女が次の部屋へ行こうとしたその時――
脚を何者かに掴まれ、彼女は地面へ体を打ちつけた。

「誰!?」

脚を掴んでいるのは、先ほど顔を覗き込んだ男達。
瞳を見ると、確かに彼らはアリオの顔を見ていた。

(見えてるの!?)

驚きと同時に、彼女は自分の浅はかさを呪った。
ここはおそらく、改造を半ばまで施された人間を放置しておくための場所なのだ。


    □


男は、突如現れた女を思わず掴んでいた。
ここに捕えられて何日経ったかは最早わからない。
だが、確かにわかる事が一つ。男は非常に溜まっていた。

そこへ現れた女が一人。
暗闇でも物が見えるようになった視覚は、克明に彼女の肢体を理解させていた。

男好きしそうな大きな胸。であるにも関わらず、ぐっと括れた腰。
彼女の姿は羽根や尻尾のある異形の姿だったが、それでも男の一物は痛いほどまでに屹立していた。
力を込めた手を思い切り引く。意外なほどまでにあっさりと、彼女は尻もちを突いた。
2619 ◆HGbgI1jjhY :2011/05/04(水) 22:51:04.09 ID:HNrB36ui
「いたっ」
「へへ……」

男が行動を起こすと、自然と他の男も集まってきた。
この部屋には4人の男がいた。既に体を一部改造されており、なんとか生き残った者達である。
食欲、睡眠欲、性欲全てに彼らは餓えていた。
食物と言えば化け物が持ってきた得体のしれない虫や肉。寝床など当然無く硬い地面に体を横たえる毎日。
そんな毎日の中、ようやく巡ってきた僥倖。これを逃さぬ手はない。

「やめてっ! 貴方達人間でしょう?」
「うるせぇっ!!」

人間であるか否か。
そんな事、最早この世界では通用しない。
重要なのは支配する側か、される側か。被支配者層である彼らは、今この一瞬だけは強者だった。

最初の男が彼女を押し倒し、柔らかそうな頬を舐めた。
まるで昆虫のような羽根と、甲殻類のような尻尾がある以外はただの人間。
ズロリと長い舌を使って、舐めまわす頬の柔らかさと来たら!

ぶびゅう

「あ……」
「げぇっ、汚ぇ!」
「きゃあああっ!!!」

あまりの興奮に、男はいち早く粗相をしてしまった。
突然下腹に訪れた生温かさに、彼女も目を剥く。
なんと、男の股間についていたのは通常の男性器ではなく、まるで巨大な芋虫のような触手だったからだ。
2719 ◆HGbgI1jjhY :2011/05/04(水) 22:52:05.39 ID:HNrB36ui
「な、何それ」
「なんだよ。気持ち悪いってのかよ。てめぇも一緒だろうがオラッ!」
「あぐぅっ?!」

男はひどい事に、彼女の下腹部へ拳を振りおろしていた。

「おいおい、顔面はやめろよ」
「わぁってるよ。だから腹殴ってんだろ」

突然の暴力に彼女は激しくせき込む。だが、男は下卑た笑いを洩らすばかり。

「気持ち悪いってんならイヤってほど味合わせてやるよ。ほら」

彼女の頭を掴んで、無理やり膝立ちさせる。そして、男は触手を眼前に突き付けた。
アリオにも男の言わんとしている事は理解できる。

「ほら、どうした」
「やめ…… むぐっ」

彼女が否定の言葉を口にするよりも先に、男は触手を器用に操り彼女の口へ突きこんだ。
無理やり口腔へ悪臭を帯びた触手を突き込まれ、彼女は吐き気を覚えた。しかし……

「もっとしっかりしゃぶりやがれっ!」
「ぐもぉっ!!?」

男は両手でアリオの頭を掴むと、激しく腰を使う。
男のペニスなど初めて見る彼女にこの行為は辛すぎた。
涙を目いっぱいに湛えながら、彼女はただ耐えるばかりだった。

「そいじゃ俺もちょっとお願いしようかな」

先ほど暴力を制止した男が立ち上がり、アリオへ近づく。
男は細長い触手を彼女の手に握らせると、上下させる事を強いた。
まるでゴムのような触感が伝わってくる。しかも、しごけばしごくほど興奮したように身じろぎするのだ。

「じゃあ、僕はこっちの手で」
「お、俺はおっぱいで楽しませてもらおうかな」

そして、その男につられたように他の男二人も寄ってきた。
一人の男は彼女の空いている手に自分の触手を握らせる。
もう一人の男は、他の男達よりも長い触手を持っており、器用に胸の谷間へ差し込んできた。

「んぐっ! んぐっ! んごぉっ!?」
2819 ◆HGbgI1jjhY :2011/05/04(水) 22:53:05.04 ID:HNrB36ui
膝立ちの状態で、口、両手、胸へと乱暴に触手を突きこまれる。
悪臭と汚液にまみれる中、彼女は自分の中に眠る熱い感情に驚いていた。
これほどまでに乱暴な目にあわされながら、彼女の心は僅かに疼き始めているのである。

「うぉおっ! まず一発目イクぞ」
「てめぇは二発目だろ」
「うるせぇ黙ってろ!」

そして、男はまたもアリオの頭を掴むと、喉奥どころかさらに奥まで触手を突きこんだ。
最早人間には無理な奥の奥、胃袋の入り口へ強制的に精液を射出する。

びゅくっ びゅくっ どぴゅうっ

「!!?」

声にならない呻き声をアリオは上げた。
嘔吐感は勿論だが、それ以上に体中を征服する悪臭が彼女を襲う。
ずるんっ、と触手が引き抜かれそれに伴い立ち上る精液の香り。
しかし、そんな中でも彼女はわずかに高潮する気持ちを抱えていた。

「こっちも行くぜ!」

両手に持っていた触手、さらに胸の谷間をはいずる触手も、一層動きが激しくなる。
本来ならば振りほどこうと思えばほどける。だが、彼女は何故だか動く気が起きなかった。
何故だか体が気だるくなり、アリオはそのまま体を地面に預けた。
動きたくない。いや、動いちゃいけない。そんな気さえする。

抵抗する気力を無くしたアリオを男達四人は見下ろす。
改造された彼らの、抑圧された性欲はこの程度で収まらなかった。
ゆらゆらと、太さも長さも違う触手が暗闇の中揺れていた。

(続)
2919 ◆HGbgI1jjhY :2011/05/04(水) 22:53:50.36 ID:HNrB36ui
続きは明日以降に産みます。有難うございました
30名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 23:22:37.75 ID:onuOAw1a
パンツ脱いでるのにアヤカはいずこ‥内容的にはGJなんだがね〜
31名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 23:48:57.01 ID:CtebTnRx
>>29
GJ!
リクエスト的には竜の擬人化っぽいのをイメージしてたんだが、まさか虫をモチーフにしてくるとは思わなかったw
男達の屑っぷりが素敵
あと腹パンがあったのはポイント高いわ
32名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 00:12:26.47 ID:vhljLe19
>>29
おー確かに腹パンはGJ
男共は良い感じにエロ用改造されてるみたいすなあw


>>30
内容は良いから
投下はして欲しいね
注意点はまあ、皆が書いてた通りだし
33名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 15:01:33.61 ID:nBR5XWp2
アヤカの人は支部を知ってるか
そこにウルトラ戦姫というタグがあるからそこに行くといい
34名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 21:17:33.57 ID:OZQjgGNE
カイジみたいな悪役に負けたヒロインはその後どうなるのか…?
35名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 07:36:27.38 ID:3iz4PmC4
エンターブレインから出てるヒロインピンチ!とかいうアンソロジー本を買ったんだが
最初は絵と題材でエロ漫画かと思ってたら、これ一般書なのか…エンターブレインいきなり尖り過ぎだw

内容はまあ温めで絵もあんまり上手くない連中ばっかりだったけど、まあこの題材で
はっきりとしたビジュアルのついた商品となると希少なのでこんなもんかなって感じ
36名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 20:27:22.62 ID:/f2iiCxU
前スレの最後にいきなり来たからびっくりした(´・ω・`)
37名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 21:29:32.86 ID:w+5E1TC5
>>34
悪役「ククク・・・・正義のヒロイン君が感じる所は・・・・ここ」ツンツン

ヒロイン「ああああああ!」ビクンビクン

悪役「まさに・・・・・ここ!」ツンツンツンツン

ヒロイン「ひぎぃぃぃぃ!」ガクガクガクガク
38名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 22:20:54.17 ID:QkZJNZEN
期待
39名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 07:32:49.92 ID:Ql8GtyPd
はあ?
40名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 00:19:22.37 ID:Etvxrqbz
アヤカちゃんまだでふか?
41名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:07:03.84 ID:lj+yeSjM
もう書けないでしょ
42名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 23:36:59.90 ID:zEDeOrG8
続きを投下するなら半年程ROMってからの方が作者にとって良い気がする
43名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 22:06:54.41 ID:zeShQxIf
正義のヒロインは負けるのが運命
44名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 09:19:19.61 ID:iRPcXiR7
>>40
ストーリー考えてるんじゃね?
俺的には「弟の小学生ウルトラマンが助けに来るが返り討ち。ボロボロの二人は姉弟でセックスすることで光のパワーを得てキングジョー撃破。しかし世間は冷たく、エロウルトラマン近親相姦の見出しが週刊誌を賑わせ、アヤカ泣く」
近親相姦希望します
45名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 23:38:26.82 ID:yAKmvHpe
……半年ROMってスレの終わり際に投下するようなら故意犯だな。
46名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 23:59:19.29 ID:PNkOHsFX
前々スレでも
容量ギリギリで投下して
案の定途中で投下できなくなってたのが出たような
47名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:26:39.65 ID:gT+MvNm6
>>44
ナックル星人に狙われるアヤカちゃんも忘れないでください!新マンと同じ逆さ磔で中学生のアソコをクチュクチユされてみせしめに
48名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 11:55:53.40 ID:qhhpbYkK
アヤカの人はウルトラマンでエロパロのスレッドに移住したみたいだな
相応しいスレッドに落ち着いたとは思うが、1話目の事を1クールとか言ってたりと、心配だな
49名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 13:24:01.71 ID:PwjTLZBT
>>48
ほっとけば?ここには来ないだろうし、わざわざ報告しなくていいよ
50名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 19:11:12.18 ID:8Eq7A35F
686 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2011/05/13(金) 17:48:40.39 ID:DmW8KKp8
>>683
ヒロインを嬲るスレでも見てたけど、投下マナーは守っておこうね。
いざというときにやらかすと大勢の人を困らせることになるから
書き込みペース(書きながら投下は厳禁)、スレの容量(一番下に表示される。
500kbで書き込み不可になる)には注意だ。
51名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 21:48:52.98 ID:CiWrhQcr
他スレの話はいいじゃん
そういう、貴重な助言にもまともに反応すらしない書き手だったんだしさ
52名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 21:55:06.90 ID:PwjTLZBT
>>51
興味ある奴は見ればいいし、嫌いな奴は見なくていいだけの話だろ
53名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 22:34:50.61 ID:GYWSavy1
ククク・・・!本当に大切なものを守るために戦いたいと思っているのなら・・・どんな状態でも戦う事が出来るはず・・・!

そう・・・それが例え全身が性感帯となりちょっと触れられただけで絶頂を迎えてしまう・・・・淫乱な身体に改造されたとしても・・・・!

それが・・・・正義の味方というものじゃろ・・・・?のう・・・・ヒロイン君・・・・!
54名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 17:05:39.58 ID:GkU8XKKa
なんかワシズ様が浮かんできて困る
55名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 23:02:17.26 ID:bipFLoO4
見ろっ!中出しじゃ!
56名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 23:54:25.01 ID:1z/L5sEN
で?
57名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 19:52:39.28 ID:Qsr7MzzC
過疎ってんな!まだアヤカしか来てねえし
58名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 21:11:26.29 ID:GEdYDMPx
ガレキも山の賑わい(意:高価なガレージキットも積みプラを高くするくらいにしか役に立たない
59名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 21:24:32.96 ID:GEdYDMPx
>>58
Σ(´・ω・`) 誤爆!?

あ、アレですよ
変身ヒロインの収入源になるフィギュアの海賊版出してヒロインの家計にダメージを与える作戦だとか何とかとりあえず逃亡!!
60名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 19:09:01.18 ID:FeDB+voF
>>59
そのフィギュアのモデルが自分自身のやられシーンなのか
はたまた後輩のやられシーンなのかで返答が異なるぞ
61名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 23:21:17.11 ID:+W6oK7To
各協会公認のお祭り格ゲーの各ヒロイン、ヒーロー、怪人に対するエロパッチのDL販売、海賊版フィギュアの販売であらゆる勢力を敵に回すも巧妙に姿を隠し悪の組織に罪をなすりつける守銭奴ヒロイン

男性幹部「許せん!この私にゲイ技を付けたばかりか首領にまでッ!!」
首領「いや、ワシは子供から老人女性男性オールオッケーなんじゃが(チラッ」
男性幹部「(゚д゚)」
62名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 15:27:44.36 ID:sHW1QhkO
>>54
それ鷲巣様やない、兵藤様や
63名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 00:16:30.72 ID:mOdaanje
>>61
その犯人は本気狩るな某所のはやてじないか?
64名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 10:54:52.41 ID:wNnCZ8Ef
犯人はヤズ
65名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 10:22:13.39 ID:9sqpC93y
虫のやつの続きマダー
66名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 00:07:38.35 ID:TmhFh1R2
ばあさんや、聖母マリアのソードの続きはまだかのう
わしゃずっとまっとるんじゃが。
エロシーンまで完成したら今さらでも投下してほしいもんじゃ
67名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 20:55:31.65 ID:FFLNhAus
作品が来ないのはスレが過疎ってるからに違いないんだぜ
いつも思うが、こんな超メジャージャンルなのに人多杉的状態にならんのはなぜなんだぜ。ROM民だらけってことか
68名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 21:32:20.80 ID:aWY6P3/W
だって腐れパソコンのせいで少しずつ書きためていたものが全部消えちゃったんだもん

「息を合わせてバッチリイこうぜ!(性的な意味で」

まで進んでいたのに・・・・モチベーションが全く上がらない・・・・orz
69名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 01:03:53.34 ID:QkfkPQcF
>>67
ぶっちゃけた話、変身ヒロインをネタにした雑談とかはエロゲ板の戦う変身ヒロインがやられちゃうスレでしているって住人が多いんじゃない?
長文妄想は度を越すと目障りでSS乞食のリクエスト地獄だし作者さん達のネタ潰しになるから最近は控え目だし
そうなると迂闊な書き込み出来ないし雑談は被るしで自然投下待ちになるような…
70名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 01:13:06.24 ID:Ap5o+qZR
メジャー過ぎて逆にってのは確かにあるな
71名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 08:39:56.84 ID:QkfkPQcF
あとスレが細分化しすぎて住人が散らばってるってのもあるかもな
悪の女とH、オリジナル魔法少女、触手・怪物に犯される、腹責め専門、変身ヒロインとラブラブ…
まだまだ関連スレはあるしそこで自分が変身ヒロイン物に求める属性を語っちゃうから
72爆裂!アサミレディー!:2011/06/03(金) 22:39:08.80 ID:0TqdEJ1D
高嶺ランのレオタードコスチュームに身を包む麻美34歳‥
麻美は逆さX字で磔にされている。
(殺される‥やだあ!あたし死にたくない!)涙と恐怖で顔がひきつる。このままだと処女のまま死ぬことになる
156cm50kgの幼児体型‥イケテる時は菅野美穂、イケテない時は麻美の顔は室井佑月になる
(アサミレディーなんかやめておけばよかった‥変身なんかするんじゃなかった‥)今朝まで、いやパートの帰りまではいつもの麻美の1日だったのだ
一人の黒服の男が麻美の口の中に拳銃を差し込んできた
「モッ!モガア!」
「そろそろお前には死んでもらうぜアサミレディー‥いや黒田麻美ちゃんよ〜」男の手には麻美の運転免許証が握られていた
話は夕方にさかのぼる‥
73名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 17:29:52.59 ID:uuVDZ3X/
保守
74名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 22:35:29.70 ID:dXm26sNu
>>72
菅野美穂〜室井佑月って‥どんな女だよ麻美w
75名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 21:25:26.22 ID:ZCvpOJN9
駆け巡るヒーロー物質っ・・・・!
76名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 22:54:14.63 ID:Kxbezh3F
>>72
あさみ?まみじゃなくて?
77名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 13:16:29.84 ID:JXI2FiDu
上げ
78名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 03:20:40.58 ID:DlPMRlQf
ヒロインは敵組織に国を滅ぼされ奴隷として地球に売られヒーローの父親に助けられ、結婚しヒロインが幼い頃に病気で他界した亡国の姫の子供で現在ヒロインとして侵略して来た敵組織と戦っている。
そんな中、敵組織の作戦を阻止した弊害でヒロインと同い年の侵略される前の姫騎士な母親と敵組織に勝った未来の娘が来てしまい
転移に巻き込まれて来た娘を逆恨みする男は復讐すべくヒロイン達に襲いかかる

そんな設定
79名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 07:47:09.25 ID:26e1T09a
読解力ないのかな俺…
全く意味が理解できないんだけど…
80名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 12:58:08.49 ID:vnaUwjz5
奴隷として地球に売り飛ばされた亡国の姫とそれをすくったヒーローが結ばれるが、姫はヒロインを残して
病死し、ヒロインは母の故郷だけでなく地球にも侵略してきた敵組織と戦う。
そんな中敵組織の作戦を阻止しようとしてトラブルが起き、若き日の母とヒロインの未来の娘、
そして娘に恨みを持つ男が時空を超えてやってくる。男は復讐のためヒロイン達に襲い掛かる。
でいいのかな?
81名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 13:14:14.95 ID:26e1T09a
分かんねーw
もっとざっくり頼むよ
例えばガンダムに例えるとかで
82名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 13:55:45.03 ID:IqJJcM5d
「こんなヒロイン、修正してやる!」
「親父にもヤラれたこと無いのに……」
83名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 09:15:58.11 ID:qtDO9OZF
新作ガンダムの三世代主人公が同じ時代に来て孫世代の敵幹部の腐が食ってしまう
そういう事?
84名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 09:28:14.69 ID:2nFdXLjD
時空を越えて集まった3世代のシャッフル同盟がデビルガンダムと戦う胸熱展開って事か!
85名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 11:30:56.17 ID:EuhLnoIt
どうしてだろ?皆の事嘘つきだなんて思いたくないのに全然分かったって気になれないよw
86名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 14:46:07.42 ID:N2TUDnPp
ゴーカイピンクとゴーカイレッドが結婚して出来た女の子がザンギャックと戦う。

と考えたらなんかしっくり来た。
87名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 15:15:19.29 ID:qtDO9OZF
改めて読んだら
時空の裂け目から○学生の姿の敗北ED前の母と勝利ED後の娘が現れ、いま居る母親の国を滅ぼした敵組織だけでもキツいのに過去の敵組織や未来の残党軍が加わり大ピンチな展開?
88名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 15:34:48.17 ID:gwUvWT07
「秘密結社に占領される事になる運命の魔法の国の王女」
「奴隷にされた王女と王女を秘密結社から救出したヒーローとの間の娘」
「秘密結社を倒し王国復興させた子と幼なじみとの間の娘」

この三人を全寝取りですね
王女を寝取ると歴史が変わるのか、パラレルワールド方式で関係ないのか難しいけどやってみる!
89名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 18:03:38.57 ID:N8KeqYIN
よく分からん
90名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 12:18:11.33 ID:QBxY4fMZ
パワーアップイベントで○○の真の力発揮!でバージョンアップしたが
エイリアン2で言うと、それまで無反応だったレーダーに多数反応が出て
気付けば周りをエイリアンに囲まれて恐怖感を味わうヒロイン
91名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 19:57:34.91 ID:QXysIAw2
ある日突然強大無比な力を与えられ、当然ながら力に飲まれて欲望のままに力を振るい争う少女達。
そんな中、ある心優しい少女が争いを止めるため立ち上がる……のだが、
周囲は魔法少女ルックななかなぜか一人だけキモイ触手型クリーチャーに変身してしまう上、
全身ぼろぼろになりつつ相手を穏便に無力化すれば、
「寸止めとか舐めてるのか!その立派な触手は飾りか!」
と野郎どもに罵られ石を投げられる。そんな正義感の強いヒロインが精神的に嬲られる誰得展開。
92名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 04:08:00.00 ID:rmgpOSgv
>>90
猫等の小動物やシェルター生存者が全員カキコリコリとインベーダーに変身するイメージで震えた
93名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 11:59:09.68 ID:QhZeMkma
 想いの強さをそのままエネルギーに変えるシステムを搭載したスーツに身を纏うヒロイン。
 平和を願う想いならば、生み出されたエネルギーは平和を守る事を第一としてスーツを制御し、使用される。
 例えソレが漠然とした想いであっても、想いが強く本物ならば、スーツはソレを叶える為に万能の力を発揮する。
 まさに最強の存在とも言える存在の彼女は、人々から、政府から、多くの賞賛を受けていたが、彼女はあくまでもストイックに正義に殉じていた。

 彼女にとっては、過去に自身の家族をテロリストの凶弾によって失っていた事を切欠とし、悪の撲滅に執着していただけに過ぎないから。


 ある日彼女は、救いを求める強烈な想いを秘めた少年とであった。
 スーツの力で想いを解析し、それが悪に対する復讐からくるものであると知った彼女は、少年の想いに応えることにする。

「貴方は復讐したいのね? 自分の家族を殺しておきながら、誰にも責められず、誰に追われるでもなくのうのうと日々を送っている悪に」

 少年は頷く。「僕の願いを叶えてくれる?」

 彼女は微笑んだ。彼女自身もまた、他人の身勝手さによって家族を失った人間だ。
 ちらと服の胸元をはだけ、その下に着ているスーツを少年に見せる。

「まかせて! 貴方の想いをエネルギーに変えれば、このスーツはその瞬間から貴方の想いを叶える為に、全力で私をサポートしてくれるわ」
「本当に?」
「本当よ。想いが強ければ強いほど、スーツは万能の力を発揮するんだから」

 彼女の言葉に、少年は表情を柔らかくした。

「それじゃあ、お願い……」緩んだ少年の口元が歪に歪む。「この想いを、悪に復讐する力に変えて」

 トーンの変わった少年の言葉に気付かず、彼女はシステムを起動した。
 スーツに想いが変換したエネルギーが加わってゆく。
 違和感はすぐにハッキリしたものとなった。

「え?」

 スーツが鉛の様に重く、硬くなってゆく。
 その様子を見て、少年は嬉しそうに微笑んだ。

「復讐を手助けしてくれるって言うのは、本当だったんだ」
「コレは、どういうこと?」
「僕が復讐したい相手って言うのはね……アンタの事なんだよ」
「どう……して。貴方の思いは確かに間違いなく、悪への復讐だった筈」
「自分が悪の筈が無いって? じゃあ、どうしてアンタは僕の唯一の肉親である父を殺した。テロリストでも何でもない、只の科学者だった男を」
「何を、言って――」
「アンタは殺したんだよ。僕の目の前で、テロリストが悪用した薬品を生み出したというだけの存在である父を」
「――! 君は、あの事件の……? でも、あの男はテロリストに加担して……」
「アレは研究の副産物で出来上がった薬品だ、父の作ろうとしていたものは別にあった。ただ、その副産物に目をつけた奴らは僕を人質に、父に薬品を要求した。父は
最後まで抵抗したけど、僕の為に頷くしかなかった。
 アンタが研究所に乗り込んできて、父と、僕を拘束するテロリストを一瞬の内に殺してしまうその寸前まで、父は薬品を渡してしまった事を後悔して居たんだ」

 彼女は目を見開いた。システムは順調に彼女の自由を奪い、身を縛り上げている。少年の言葉に、想いに、嘘は無い。

「アンタはその後、僕の縄を解きながらこう言ったね。――無事でよかった。安心して、悪い人達はみんなやっつけたから――ってさ」

 少年はシステムの起動が完了し、戦闘用の姿への変身を終えたヒロインを踏みつける。普段ならばその程度の衝撃はスーツに緩衝され、一切のダメージにならない。
 しかし、スーツは少年の復讐をサポートしており、その衝撃は倍増して彼女にダメージを与える。
 くぐもった悲鳴を上げる彼女を見下ろしながら、少年は歪な笑みを浮かべた。

「アンタに何をするにも、そのスーツがサポートしてくれるんだよね。さて、どうしようか。とりあえず、一通り肉体を痛めつけた後に陵辱でもしてみようか?
 スーツが万能ならば、快楽も苦痛も僕の思うがままに操作してくれるだろうしね」
「そ、そんな……」

 正義の使者として戦ってきた自身のアイデンティティーを打ち砕かれた彼女は、コレから自身に向けられるであろう行為を否定するように、力無く首を振る事しか出来なかった。
94名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 11:59:30.63 ID:QhZeMkma
という電波を受信した。
95名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 13:48:45.15 ID:rmgpOSgv
>>94
わっふるわっふる
96名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 22:48:23.48 ID:YRt7Zo6X
少年のゲスっぷりが最高
こいつの想いが一時でも正義として認識されたのが不思議なレベル
全く悲惨な境遇だと同情する余地も無いのがポイント高い
こういうキチガイに滅茶苦茶にされて、その姿を一般大衆に晒されて偶像としての立場から失墜するヒロインとか俺得
97名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 02:56:18.12 ID:+iDWzN1P
正義と認められたと言うより、スーツが力を発揮するための想いに善悪が関係ないっていうのがミソ
あくまでも使用者であるヒロインがスーツのシステムで想いを解析し、ソレが正義のためならソレに応えるって事でエネルギーに変換
(個人認識での)悪への復讐の想いだったからヒロインはソレを実行に移そうとしたけど、その対象が自分だったせいでスーツが敵に回ったってとこか
スーツが万能に応えるなら、ヒロインの自由を奪ったまま局部の露出や、スーツを変形させての触手プレイ、拘束・固定プレイ、脳内麻薬生成の擬似薬漬けプレイ、
少年のコピーを作り出して一人で輪姦、生命維持だけ特化させてダルマプレイ、電波ジャックして全国ネット放送とかいろいろ出来そうな感じ
個人的に痛いのは苦手だけど、コレまで味方についていた人たちが手のひら返して陵辱に参加するのは下衆いけど好物
98名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 05:19:57.94 ID:uN/4PodA
ハルカ・エスカレイヤーの組のストライカーで「これで勝つた」と思ったら、
初戦の相手がランス・比良坂組でストライカーが謙信で絶望する夢を見た。
99名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 13:28:07.27 ID:omnVj0rk
全然意味の分からん書き込みだわ
100名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 14:00:44.90 ID:HpMtPkRu
アスペルガーみたいなものだから気にしない方がいいよ。
101名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 15:27:03.70 ID:uN/4PodA
>>99
アリスソフトキャラのKOF風お祭り格ゲーの名無しキャラになる夢で
ランスと蜘蛛の放つオーラで全く勝てる気がしなかった。

記念作品としてそんなの出ないかな…
102名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 03:27:07.33 ID:jmqewMmo
むしろエロゲ作品の無限フロかスパイラルカオスが必要
103名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 02:03:23.36 ID:Xqy/464Q
>>102
つフリーゲーム

既にある
104名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 14:36:42.87 ID:LuLDus8Q
保守
105名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 00:05:57.03 ID:39HCLtWv
俺は乱立するヒロインチームや悪の組織を打倒して市内征服をする戦略級RPGがいい
106名無しさん@ピンキー:2011/07/01(金) 20:34:27.75 ID:C+wFiy1a
>>105
図鑑コンプや経験値のために例えば学園が本拠地の組織を攻め、一番弱いモブ生徒一人残して陵辱したら撤退して
名有りの理事長や生徒会が復活したらまた襲撃する訳ですね
107名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 11:57:19.71 ID:d3PCbXeS
正義と叫び、分からぬと逃げ!聞かず!知らず!
108名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 00:35:31.51 ID:sLVokNhz
ネットで変身ヒロインが敵の最後の一撃で体が敏感になって
近くにいた一般人にホテルに連れられて一夜プレイするってのがあったが、
中々よかったなー
109名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 09:03:48.65 ID:GXXFikeV
>>108
kwsk
110名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 20:12:05.86 ID:6KBGutLK
藤林丈司
111名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 23:23:56.19 ID:BMCH8ZAs
>>108は黒井弘騎のサイトのかのん二次のやつと推理
112名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 07:14:24.17 ID:rgSdUem+
>>111
教えてくれてサンクス!
話自体は保存してて持ってたのに中身を読んでなかったんで気付かなかったわw
しかし改めて読んでみたがクオリティ高いな…
良いシチュエーションだ
113名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 20:15:13.28 ID:bHydbkP9
>>111
すまん、忘れてた。
それです。
114名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 21:44:45.52 ID:rgSdUem+
変身ヒロイン関連好きの人って断片だけでもすぐ突き止めてくれるマイスターが多いよな
115名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 01:33:20.50 ID:43o8KcNu
黒井先生は神だからな
116名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 15:10:46.57 ID:386xTdoo
昨日は変身ヒロインエロゲの発売ラッシュだったな
117名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 17:56:01.54 ID:YnzJU4dR
>>116
kwsk
118名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 19:13:48.23 ID:386xTdoo
ブレイズハートとフェアリーメイズと戦国ジブリールが発売された
119名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 04:45:26.22 ID:Gqe9Bhh8
……のを横に
性器の大発明を買ってきた私
120名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 09:01:11.37 ID:GlIwBNwd
一方俺は今更ながらへんし〜ん!!!を買った
主役が変身するエロゲって意味では同じだよね!
121名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 14:03:00.07 ID:emRE2+6s
戦国はやってないから知らないがブレイズハートとフェアリーメイズはとても良い
まあ、戦国も評判は良さげ
122名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 15:41:44.71 ID:OiWj+MHz
ブレイズハートの腹パン良いな
123名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 16:38:57.42 ID:ONkn//01
あそこのスタッフは声優を見る目が無いだろ。
前回に続いて声が合ってねえ。
124名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 17:27:12.61 ID:WQjLHvA0
ブレイズ腹パンあんのか
ちょっと積んでるの崩してみるかな
12519 ◆HGbgI1jjhY :2011/08/02(火) 00:35:01.00 ID:pV9cbDV4
規制受けた後投稿するのすっかり忘れてた。
後半置いておきます。
12619 ◆HGbgI1jjhY :2011/08/02(火) 00:36:12.17 ID:pV9cbDV4
男達の性欲はまだとどまる事を知らない。
一度射精をし、少しは改称されたはずなのに、股間の触手は既に頭をもたげていた。
アリオの四方を囲むように、男達は改めて情欲を滾らせる。

そんな獣のただなかにあるというのに、アリオの四肢は動こうとしない。
急に襲われ、体力を消耗したためか。いや、違う。それ以外の何らかの要因があった。
しかし、その要因はまだ彼女の中で整理が付かず、ただ露わになった巨乳が呼吸で上下するだけだった。

「へへへ、次は目インディッシュと行きますか」
「――いたっ」

男の一人が、アリオの羽根の付け根を持ち、無理やり体を起き上がらせた。
そして、正面側に立つ男は舌なめずりをしながら彼女の両足を開かせる。
アリオの秘所は濡れそぼり、男根を受け入れる準備が出来ていた。

「ほら、一発目だ!」
「ダメッ! 入れちゃ……」
「黙ってろ!」
「ひぁぐっ!?」

暴れようとするアリオを、またも殴打する事で黙らせようとする。
四肢を抑えつけられ、抗う術を持たない彼女はただ拳を受け入れるしかない。

「へへぇ、こいつ殴ると結構いい顔するぜ」
「やめろよ。使い物にならなくなったらどうすんだ」
「へいへい。それじゃいただきますよっと」

ずぬ ぐぷぷ……

筋肉が弛緩しきっていたアリオも、突如侵入してきた触手に目を剥く。
12719 ◆HGbgI1jjhY :2011/08/02(火) 00:37:16.93 ID:pV9cbDV4
「いやぁっ! おち×ちんが入ってきてる……!」
「おおー、そんなに感動的かよ。じゃあ一気に根元まで食べさせてやるか」
「ひぎィッ!? やめて、抜いてっ!」

初めて感じる、不愉快な挿入感にアリオは声を荒げた。
しかし、叫声はただ男の嗜虐的な快楽を呼び起こすだけだった。
舌なめずりをしながら、男は一息に腰をねじ込んだ。

ずぬんっ!

「あひィッ!?」
「うおおっ、こいつ随分と締め付け……」

どぶっ どぷっ どぷぅ

「やっ、そんなっ。中で、中で出てるぅっ?!」

反射的に、アリオは男根を締め上げた。
急に訪れた鋭い快感に、男は思わず射精をしてしまった。

「んだてめぇ一発目から中で出してんじゃねぇよ!」
「わざとじゃねぇよ! こいつが悪いんだ…… にしても、随分といいもん持ってるじゃねぇか」
「あ?」
「いやよ。ち×ぽ入れた途端まるで吸いつくようでよ。思わず漏らしちまった」

口角を持ち上げ、下品な笑いを洩らす。
挿入した途端射精。それは早漏とも取られない行為だが
裏を返せば、アリオのそれが名器である、という証左ともなる。

中出しに対して、眉根を寄せていた男も
あまりにも気持ちよさそうに笑む男を見て、思わず喉を鳴らした。

「ちょ、どいてくれよ。次は俺だ」
「いてっ。なんだよ、押すなって」
「まぁまぁ。時間はいくらでもあるんだ。楽しもうじゃないか」
「お願い! もう許して……」
「うるせぇな。てめぇはこいつでも咥えておけよ」
12819 ◆HGbgI1jjhY :2011/08/02(火) 00:39:25.32 ID:pV9cbDV4
先ほどまでアリオの谷間を味わっていた男が、今度は無理やり触手を口へねじ込んだ。
野太い男根がアリオの口の中を征服する。

「んぐっ!? んじゅっ、んぷぅっ」
「うおお。パイズリもいいと思ってたけど、口ん中も最高じゃねぇか」
「うぐっ、んくっ、もっ、んまめっ…… ふぐゥッ?!」

口の中へ触手を突きこまれ、息もまともへ吸えないアリオへ
先ほどの男が秘所を犯し始めた。当然、宣言も遠慮も無い唐突な挿入。
心の準備すら出来ていなかったアリオは、苦痛の声を上げる。
しかし、その声すらも口内を犯す触手のせいで満足に上げられない。

「うおおっ、すげぇ! 気持ちよすぎるッ!」
「うむっ、ふぐっ、んじゅっ」
「へへ。舌も随分と絡ませてくるじゃねぇか。いい拾いもんしたぜ」
「うううっ、むぅっ!」

野太い触手が、上から下から突きこまれてくる。
アリオはなんとか抗うために、自らのしっぽを暴れさせた。
すると、尾の先端がまるで男性器のようにめくりあがり、中から赤黒い管が表われる。
まさしく亀頭に似たそれは、物欲しそうに左右に揺らめく。

「なんだこりゃっ」
「うえぇ。やっぱ化け物に改造されてるだけはあるな」
「人の事言えたち×こしてねぇだろ、おめぇ。俺もだけどな」

まるで男根のように暴れまわるそれを、男の一人が無理やり掴む。
12919 ◆HGbgI1jjhY :2011/08/02(火) 00:40:25.81 ID:pV9cbDV4
「んぐぅっ! むあっ、握っちゃだめっ……!」
「うひっ、なんだこいつ。尻尾掴まれた瞬間中が締まりやがったぜ」
「まじかよ。ほれほれ」
「あっ、あっ、んあっ」

アリオへ突きこんでいる男の言葉を聞き、尻尾の先端をそのまま扱き始める。
アリオに、背筋を貫くような強い快感が走った。
女性であるアリオにとっては、初めての快感。
こみ上げ、噴き上げてしまいたい衝動。しかし、あくまでもムズかゆく放出できないもどかしさ。
もっと強く。もっと激しく。快楽を求める気持ちが、アリオの中で膨れ上がる。

一度はダメ、と否定したもののむしろ、ソレを求める気持ちが溢れ出すのだ。
男にまるで男性器のようにしごかれる度に、尻尾の先端からカウパーが漏れてしまう。

「うほほっ。まじで尻尾シゴく度に良くなるぜこいつ」
「んぶぅっ、んふぅっ!!」
「確かに口ん中もねっとりして具合がいいや。おい。もっとやってやれよ」
「おいおい。こっちゃ女のもんとはいえバケもんのチ×ポしごいてるようなもんなんだぞ」

確かに、ペニスとは別物とはいえ、男がそれを握っているのはどうも座りが悪い。

「おい、んじゃあ俺にいい考えがあるぜ」

アリオに触手を突きこんでいる男が、下卑た笑いを浮かべながら触手を受け取る。
そして、四つん這いになっているアリオの尻を割り、排泄以外に使用した事の無い器官に狙いを定めた。

「!? んむっ、そこはっ」
「おらよっ!」
「んぎぃっ!? は、入らないっ! そんなとこに入らないよぉっ!!」
13019 ◆HGbgI1jjhY :2011/08/02(火) 00:41:44.60 ID:pV9cbDV4
だが、言葉とは裏腹に男達の触手よりも幾分細目の尻尾は、アリオの蕾へ飲みこまれていった。
固く閉じていた彼女の肛門も、何度もいじり、まさぐられたため緩くなっていったのだった。
気付けば、彼女は自分自身の体で、尻尾の半分近くを飲みこんでいた。

「うひょおっ! 自分で自分に突っ込めるたぁ便利な体だな、おい!」
「やべえ! 引きちぎられるみてえだ。おら、そろそろイってやるからな」
「こっちも咥えろよ。自分だけ気持ちよくなってんじゃねぇぞ!」

アリオの子宮口を叩く触手の勢いが、より一層強くなった。
一度は口から吐きだした触手がもう一度口の中へ突きこまれる。
さらに、自らの意思に反して、尻尾が尻穴を貫く。
最早、そこにアリオの意識は介在しておらず、ただ乱暴に体を弄ばれる。

(でも、なんで……?)

体の奥から湧きあがるような劣情。身を焦がすような欲情。
ただひたすらにアリオの体は求め、欲していた。今この瞬間が永遠に続けばいいとすら。
それはアリオの中にある人間的な感情ではなく、獣のような本能。
快楽を求め、欲望の充足を願う、動物ような情動だった。

(すごく…… すごく)

認めたくない。認めるわけにはいかない。
それを認めてしまえば、アリオの心を繋ぎとめている鎖が解き放たれてしまう。
だが、時間の問題だった。現状をただ受け入れているだけで
心のタガは徐々に、外されていっているも同然なのだから。
13119 ◆HGbgI1jjhY :2011/08/02(火) 00:42:45.03 ID:pV9cbDV4
「うっ、ほら、俺の子種をくれてやるぞっ!」
「んっ、んっ、んぶっ、んぶうっ!」
「口の中にぶちまけてやるからな!」
「あぶっ、あむっ、んむうっ!」

膣内を、口内を犯され、両手にすら無理やり触手を握らされる。
その上、自らの敏感な尻尾を肛門の中へ突きこみ彼女の性感は昇り詰めていく。
そして、ついに彼女の中の何かが壊れ―― いや、目覚める瞬間が訪れた。

(気持ちいいッ!)

アリオの心が弾ける。

「こいつ、自分から腰使い始めやがった!」
「うむっ、んっ、もっと、もっとぉ……」
「おいおい! それどころかもっとだとよ」

彼女の嬌声を耳にし、ますます男達は調子に乗り始めた。
今まで以上に触手を彼女へねじ込み、凌辱の限りを尽くす。
本来ならばあり得ぬ恥辱。それでも、いやそれだからこそ彼女の性感は張り詰めていた。
激しい衝突音を伴う抽送。人間とは思えぬ量の精液・愛液。

「らめぇっ! もっと、もっとしてくれなきゃ」
「おらよっ、好きなだけくれてやらあ!」
「俺もそろそろ限界だ。ぶっぱなすぜ」
13219 ◆HGbgI1jjhY :2011/08/02(火) 00:43:58.63 ID:pV9cbDV4
膣口が、肛門が、そして唇が。
アリオの体全てが男のザーメンを求めていた。
触手の律動が徐々に細かく変化する。それは射精の前兆。
体全体に牝の快楽を感じながら、彼女は悦楽に頬を染めた。
そして、その時が訪れる。


ぶぴゅ! ぶぴゅっ! ぶびゅうっ!

「イクッ! イックゥゥゥ!!!」


    □


饗宴は終わった。
男達の触手は精液を出しつくし、硬さを失った。
性交後の柔らかな快楽を体に宿したまま、男達は体を襲う眠気に身を任せた。
そんな男達とは逆に、アリオは自分の中で目覚めつつある感情に突き動かされた。

全くの暗闇だが、目が冴える。
これ以上セックスを行いたいという欲望は起きない。
必要とすべき行為は既に終わった。今、アリオの中にあるのは次への渇望。
即ち、繁殖欲。男達が彼女に付きこんだ精液は、すでに彼女の中の卵子と結合しつつあった。
人間ではないアリオの体は、胎内に命を宿す事は無い。

「んっ…」

受精卵はうっすらとした殻に覆われ、彼女の尻尾―― 輸卵管へと運ばれる。
彼女に今人としての意思は存在しない。そこにあるのは子孫を増やす欲求。
目の前にはちょうど、愛する子らの餌となる食料がすやすやと転がっているではないか。

アリオはようやく、自分がここへ来た目的を理解した。
別にアリオはここに囚われの人間を助けに来たわけじゃなかったのだ。

何故、すんなりと侵入出来て、騒ぎ立てても問題が無かったか、理解した。
アリオが男に襲われたりしても、それは「連中」にとっては予定通りの事だったのだ。

口角を持ち上げ、彼女は嗤う。
その顔は「連中」にそっくりだった。

―終わり―
13319 ◆HGbgI1jjhY :2011/08/02(火) 00:46:34.31 ID:pV9cbDV4
終わり。投稿遅くなってごめんなさい。
134名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 02:23:21.29 ID:Pebx/2yp
GJGJGJGJGJGJ!
待ってた!本当に待ってた!
そしてこれだよこれ!この尻尾責めだよ!
握られて脱力な弱点に良し責め具にされるも良し
正直余りの放置ぶりに続きないなと諦めてたんだが、全て許すわ
135名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 07:03:52.45 ID:1o6mu9mq
ふーん
136名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 20:06:51.64 ID:9Gxzflz/
フェイスハガーしながら二股尻尾でセンズリした後、3穴責めするようなサソリ型クリーチャーがワラワラ現れ敗走するヒロイン物
137名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 00:45:27.76 ID:usH66D2H
>>136
フェイスハガー?なにそれ?
138名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 01:13:03.98 ID:5aTOkDE8
>>137
映画「エイリアン」シリーズの幼生エイリアンのことだったと記憶
顔に飛びついてくっつくアレ
ちなみに人間に寄生した奴は
胸を裂いて飛び出てくるのでチェストブレイカーと呼ばれている
記憶違いがあったらめんご

それはそうとさぁ、>>115あたりで過疎った時には顔出さず
俄かに活気付いてからまた出てきて話題壊すとかまじうざいな
なんなのこいつ(>>136)
過疎ってるときこそ
そうやって話題出すようにすればまた評価変わるのにさぁ
139名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 07:38:37.95 ID:AWr+dkG4
いつもの人だろ
140名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 09:52:14.11 ID:uwEpxDsl
フェイスハガーはチェストバスターさえ仕込まなければ最高だと思うんだがな
だってあれイラマチオやってんだぜ?
4でついにリプリーが餌食になった時は図らずも興奮した(主役がヤられるって意味で)
まあその時はまさかのモノを食いちぎって逃れるっていう荒業をしてのけたがw
141名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 14:36:24.64 ID:usH66D2H
カマイタチ方式でフェイスハガーが口を塞ぎ都合汁飲ませ、インベーダーが物陰に引きずり触手プレイ
事後のヒロインをインキュベーターが勧誘する友情コンボとか
142名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 21:46:19.82 ID:tytsSED/
>>126
乙です。悪堕ちというべきなのか覚醒というべきなのか。
ところで悪役が主人公の作品だと正義のヒロインは独善的だのおつむが単純だのといわれがちな
印象があるけど、自分としてはヒロインが馬鹿の一つ覚えみたいに愛だの正義だの夢だの言ってるのが
実は、人間と基本的な価値観を共有してますよ、共存できますよ、だから化け物扱いして排除しないで
って言う必死のアピールだったりするのが萌える。そういう偽善者大好き。
あと正義の組織内部で肉便器扱いってのも好きだけど、どちらも自分で書こうとすると
妙に薄っぺらくてまったくキャラに魅力の無いヒロインになる不思議。
143名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 21:38:32.84 ID:++6epTfZ
なかなか穿った考察だな
144名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 23:50:59.07 ID:g+qq4rPf
でも、正統派ヒロインが羞恥・屈辱に苦しむ
SSも見たいよね。
145名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 19:39:19.82 ID:SIEvY8LT
敗北したヒロインがコスチュームをエロ改造されて痴漢電車に閉じ込められるとか好き
146名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 06:24:27.16 ID:zCOvWuvl
どうして、こんな事に
147名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 11:15:28.73 ID:Eiclz1m2
フェイスハガーが膣内に仕込み出産形式で繁殖するチンコハガーに異形進化
群をなして襲ってくるので組み付かれたら最後。何十本の肉棒が我先にと突き刺さり悲鳴にならない悲鳴を上げ
破裂するんでは?ってくらいにパンパンになったお腹のヒロイン達が何百人と捕まっている
なんて夢をみた
148名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 11:30:57.54 ID:Hun4H0E+
149名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 14:45:33.06 ID:tQfFvPKq
>>147
そして、スペースタラバガニとして市場に流通
150名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 13:09:49.35 ID:VCs6H2RL
このスレって戦隊とか特撮ヒロインはあまり好まないのか?
特撮ヒロイン専用スレ建てようと思ったけどここに含まれてるっぽいからさ
151名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 14:47:49.40 ID:TfAG3PlQ
別に問題無い
そういうのも大好き
152名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 02:17:44.29 ID:4+/oKzEA
戦隊ヒロインが敵に改造されて
戦闘員や怪人にされちゃうとかアリですか?
153名無しさん@ピンキー:2011/08/15(月) 00:01:38.70 ID:J6383kil
つか敗北したヒロインが悪堕ち敵側要員にって王道やん
154名無しさん@ピンキー:2011/08/15(月) 08:12:43.93 ID:ZJ0/nzeO
多分
俺得!俺得!〜っていうパターンあるよな!とか〜っていう作品はこんな感じのがあった

とかって続けてもらいたかったんだろうけど、話の振りが下手な奴だな

変身ヒロイン系のスレは投下職人を装った誘い受けっぽい書き込みする奴がいるが、実情は単なる雑談の前フリだったりする
素直に投下無いから誰か自分好みの雑談でもしない?って切り出せば良かったね

ちなみに俺は特撮のスピルバンの主人公の姉が洗脳された悪の戦士ヘルバイラが好き
主人公の女パートナーの変身前の隙をついて毒針太ももに打ち込んで、集団リンチした末に戦列離脱させた話とか今でもトラウマ級
155名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 11:54:57.77 ID:SPxKj31G
同じトラウマだ

あのシーンのおかげで、網タイツの属性が付いてしまった。
156名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 13:13:55.88 ID:EQbNTCa6
>>155
針受けて「あうっ!」って感じに仰け反るとことかもエロかった
運転する車が崖から転落
辛くも直後に変身して助かるものの、ダメージ受けた足を庇ってのたのた歩いているところをザコ戦闘員に胸を切り裂かれる
そんな始末なのにさらにヘルバイラに加えてパワータイプな怪人まで現れるあの追い詰められ感が凄かった

主人公はその時に囮に足止め食らって全然違う場所で敵戦車軍団に翻弄されてる始末だし

あのシチュを淫毒に置き換えて発情し切った身体を敵に翻弄されまくって、痛めつけられるダメージにすら被虐の快感を味合わされて
ようやく駆けつけた主人公にイキまくった姿を晒される…みたいな感じの話を考えたもんだ
157名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 17:30:26.55 ID:BEAEDTpH
個人的には悪側の最高幹部級の女と正義のヒロインが日常で仲良くなる展開が好きかな
158名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 18:05:19.81 ID:kDv9W5E6
その展開は大好きだが悪の組織がただの悪党なのか、まともな組織だけど人とは決して相容れないのか
(例 目的が魔界に太陽の恵みをもたらすために邪魔な地上を吹っ飛ばすとか)
で最後共闘するのか悲しい別離に終わるのかが変わりそう。
159名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 21:22:11.49 ID:BEAEDTpH
個人的には悲しい別離で終わるのが美しいと思う
悪側の女がラスボス位の展開が素晴らしい
何らかの理由で最後の最後で地球人類とは決定的に相容れないとかそんな感じで
160名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 22:04:46.36 ID:EQbNTCa6
ヒロイン「まさか…まさかあの娘が唐揚げにレモン汁を振り掛ける娘だっただなんて…っ」
161名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 22:20:36.91 ID:Qrh/4eLj
ヒロイン「……たけのこ派だったのね」
162名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 22:24:44.20 ID:BEAEDTpH
>>160-161
それは宗教戦争ですね
163名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 22:31:01.74 ID:4a3+W/Zy
鞭打たれ全身傷だらけでそれでも毅然としてるヒロインにレモン汁ぶっかけたり
散々犯され抜いてしれでも毅然としてるヒロインをあざ笑いながら
戯れにあそこにたけのこつっこんだりしたい
164名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 00:45:30.81 ID:SVz7EhuS
やっぱりみんな正義のヒロインは性的な意味合い以外にもボコられて欲しい派?
俺はガキの頃から正義のヒロインを痛め付けたかったが
165名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 02:37:46.35 ID:ztx/8CfN
>>164
みんながみんなそうじゃないとは思うけど
少なくとも俺は同じく痛めつけたい派だね
決して性的な描写ではないんだけど
ダメージを受けて悲鳴を受けながらのたうち回る姿は
幼心に興奮してた記憶がある
166名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 03:14:33.70 ID:j7q78OA5
幼稚園の頃、幼児雑誌の付録で
ライブマンのミニ絵本みたいなのがあった。

その中でブルードルフィンが
敵に組み付かれているシーンで興奮してた記憶があるから
俺は相当に昔から病気だったんだな。

中学生くらいまでは、こんな変態的な性癖を持っているなんて
俺くらいだろうな、と自分を異常者同然に思っていた。
高校になってネット世界に入ったら、俺だらけで驚愕した。


ウ○コとか金的ですら性欲の対象になる世界があるなんて
想像もしなかった、純粋だったあの頃。

167名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 19:50:48.94 ID:cLWP13DZ
2xx1年某日、目玉焼き論争から魔法少女、退魔師、エスパー、メタルスーツなどのヒロインや魔界勢力、妖怪、クリーチャー、悪の秘密結社、エイリアン等が組織や国家の枠組みを越えての抗争を開始…
    後の世に第一次清濁大戦と呼ばれる惨劇の始まりである。
168名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 20:44:04.10 ID:FHL+lM98
スパロボやってたら魔法少女系コスや無骨なパワードスーツもいいけど、
性別がかろうじて判別できる軽装甲型もいいなあと思えてきたのだが、ついでにニコ動も見たせいで
ブラスター化した魔王様のかませにされる姿しか思いうかばない。
169名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 20:47:46.81 ID:ztx/8CfN
胸の形に膨らんだ装甲とかいいよね
西洋甲冑みたいに滑らかなのもいいし
ゴツゴツとした機械的な装甲もいい
170名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 23:17:09.76 ID:SVz7EhuS
>>165
確かにみんなは言い過ぎだったな
でも、小さい頃から特撮とかアニメの戦うヒロインがやられるとことか
エロい目に合うのを見るとドキドキしてたわw

>>166
かなり小さい頃から目覚めてた人多いのね、俺もだけどw
時代劇とかでも悪代官側なんかに感情移入してたわ
幼稚園位の頃から女の人が酷い目に合う作品を見るとハァハァしてた
お仲間が一杯居ると知って安心出来るネットの世界

やっぱり特殊な趣味だと自覚が早い人多いのだろうか……


>>167
派閥が多くなり過ぎでしっちゃかめっちゃかになりそうだな
171名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 00:33:55.57 ID:BcWISvAj
ダメージ受けて変身解けかけた状態で性的に嬲られるのっていいよなぁ
セーラームーンの変身解けてリボンみたいになった状態とか、幼心にエロイと思ってたよ
172名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 00:42:22.76 ID:7iw2Jbxz
>>171
ああ、あれは最高だった
セーラームーンが胸のブローチ取られて変身が解除されるのとかも
173名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 00:58:24.99 ID:gJzTsmyY
変身解けかけ、変身解除、コスチューム破壊、変身不能、変身アイテム破損
この辺りは鉄板だな
174名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 03:33:00.97 ID:xbPtuBD8
……変身不能は単に普段着じゃね?
175名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 06:56:20.64 ID:Ez3wpoOi
>>154-156
変身寸前、編タイツ越し右腿に毒の塗ってある短剣を突き立てられてしまう
という折角のシチュエーション

やられているときの台詞が
「あっ あっ うっ」
「身体が痺れる 動けない」
くらいだったのが惜しまれる

もう少し、悶え苦しんで欲しかったけど
無理か
176名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 07:34:05.21 ID:gJzTsmyY
>>174
変身不能はそのシチュから発生する事象や展開で
変身不能な事により仲間や知人、友人が危険に晒されても助けられなかったり
変身後コスでなくとも普段なら倒せる雑魚に犯されたりとか
後は変身アイテム破損シチュとの絡みとか
変身アイテムに思い入れがあるようなら
破損した事でかなり落ち込むヒロインとか、完全に変身不能でなくとも
無理して不完全な状態の変身で戦闘力が落ちて敗北して犯されるとか

それにこういうシチュを活かしてるなら普段着状態でも
変身ヒロイン独特のシチュだし良いんじゃないかと
177名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 07:55:17.87 ID:nwUyS25i
コスチューム姿も良いけど普段着で敵本拠地に監禁・陵辱もあれば面白そうだよね。
没収された又は無くした壊れたアイテムさえあれば、こんな奴らと人並み以下のパワーしか出せず、ただ犯されていくヒロイン
白濁の液体に汚されていくワンピースやタンクトップとか侵略した感あるし
178名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 08:20:09.46 ID:PaI6/zlF
それだとただの少女を監禁調教な感じで、見てる分には微妙ー
当人側心情描写主体なら兎も角
179名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 21:12:23.17 ID:BVGdk6kE
>>178
いやヒロイン側の心理描写は当然ありだろ
180名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 17:11:23.88 ID:DVlFApz/
いいえ無しです
181名無しピンキー:2011/08/22(月) 22:14:12.30 ID:/BoNS9iT
こういう妄想をしてみた。
* 宇宙忍者との戦いに敗れ拉致されたハリケンブルー。スーツ装着のまま乳を揉まれ、手コキを強制される
* 宇宙忍者の二本刺しチンポで貫かれ、激しくピストンされ中出し
* 犯した事で堕落させたと確信した矢先、立ち直ったハリケン・ブルーが自ら手でチンポを掴んで抜けないようにして腰を振る。
* ハリケンブルーは<水忍>だ。つまり、精液を枯渇させる為に大人しく犯されていたのだ。
* 最初の射精で無理矢理、押し退ける力さえ奪われた宇宙忍者に成す術がない。騎乗位で徹底的に中出しさせられ、ヘルメットやスーツにも射精させられミイラになり息絶える。
一応、<正義のヒロインを嬲る>というタイトルなので前半は徹底的にハリケンブルーが犯される。だが毎回、堕落落ちでは同じなので、最後は反撃SEXにして見ました。
182名無しさん@ピンキー:2011/08/23(火) 03:30:31.66 ID:QPiWLJz3
運悪く山賊やチンピラに遭遇し傷だらけのまま陵辱される者

逃げる途中で更なる凶悪モンスターと出くわし蹂躙される者

仲間を逃がす為に討伐予定だったモンスターに挑み時間稼ぎにもならずボロ雑巾のように犯され壊され散る者

なモンスター討伐任務失敗3部作なんてのを考えて挫折したことある
183名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 02:53:30.31 ID:rdf+29Mg
変身解除、変身不能により
いつもなら楽勝の雑魚相手に大苦戦するシチュっていいよな
184名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 08:57:51.19 ID:J7OEm1Kf
>>183
アメリカのパワーレンジャーのどれかでそんなシチュエーションあったな
ダメージ受けて変身解除、雑魚兵士に追われるみたいな
185名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 11:25:34.00 ID:jZANg+wR
変身後から見れば雑魚兵士でも
変身前の身体強化が無い一般人の肉体から見れば、屈強な怪人の群れに襲われてるも同じ
普段なら食らっても何ともない雑魚兵士の一撃、一撃が意識が飛びかけたり骨がイってしまう等の重たい攻撃と化し
羽交い締めにされサンドバックにされたり今までの復讐や仲間の仇で散々、乱暴された後に更なる地獄が
しか浮かばない
186名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 14:43:55.70 ID:aPSy74KW
エネルギー切れとかでパワーアシストの無くなったメタルスーツで戦闘員に滅多切りにされてしまうとか

最初のうちは強固な装甲と体術で何とか攻撃を捌くものの、スーツの重さがスタミナを次第に奪ったいき、
蓄積したダメージで火花を上げるスーツ。その内部では疲労と焦りで全身汗だくなヒロイン。

ついにはバイザーモニターもブラックアウトして視覚を失い、見当違いの向きに構えを取って後ろから蹴り倒されたり

そして全方位から浴びせられる電撃に棒立ちになって各所を小爆発させ、 ようやく止んだところで
ガクンって両膝が地面についてオーバーヒートしたスーツからブシュウって蒸気が吹き出て、内部ではヒロインがとっくに失神してるみたいな
187名無しさん@ピンキー:2011/08/27(土) 23:53:58.45 ID:Aib+M7x9
エンカウント率の狂ったRPGのように一歩歩いたら襲撃され、変身のたびに布面積が減りパワーアップする武器は爪で近接スピードタイプの変身ヒロイン
188名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 23:18:56.07 ID:QFBq1bcr
>>186いいなそれ
メタルは鎧を破壊されてインナータイツ姿に剥いていく楽しみもある
鎧ごと串刺しにして無機質な体に空いた穴から流れ出る鮮血もまたおくゆかしい
189名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 23:33:09.10 ID:wIPkZ3ut
スペースコブラのドミニクなんかがいいなあ。
つかSFっぽいエロスレってどっかないのかな
190名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 14:21:42.77 ID:bCFqbRlb
正義のヒロインを痛め付けてフルボッコにしてエロい事したい陵辱したい
191名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 07:53:49.62 ID:SIyZSu8O
パワードスーツの隙間から侵入するスライムモンスター
スーツをキャストオフして逃げようとしたヒロインには悪夢のキャストオフ機能の故障
身を守る武器でもあり防具でもあるパワードスーツが最凶最悪の拘束具とかし
パワードスーツ内部と言う逃げ場がない空間でマトモな抵抗すらできずスライムに蹂躙され犯されイカされ快楽に溺れていくヒロイン
そして救いに来た仲間もパワードスーツ内部にモンスターが居るとは知らず次々と不意打ちで深手を負わされた上で陵辱され惨劇の連鎖は収まる気配はなく
192名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 08:19:27.93 ID:GDgXWZ59
戦隊、メタル問わず、マスクやスーツに粘液ぶっかけられるのってやっぱエロいよな
それが溶解液で煙上げて表面が爛れたりすれば最高なんだけど
193名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 08:37:23.58 ID:D33kyHrM
オーバーヒートしたり溶解液を浴びたり電撃浴びたりして煙上げるスーツって男の浪漫があるな
194名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 16:14:07.32 ID:9qwacReT
煙上げてるスーツってなんかエロいよな
195名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 16:18:08.05 ID:GDgXWZ59
昔の特撮ってダメージでスーツから回路が露出するっていう表現よくあったよな
最近はほとんど見られなくなったから残念
マスク割れによる素顔の露出もよくあったけどだいたい男だけなのがねぇ
196名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 16:31:12.11 ID:7EgU4kG+
冬コミに行けば煙上げてる人たちをよく見るな
197名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 17:40:05.60 ID:D33kyHrM
皆ワンピースのルフィよろしくギア2を使ってるんだわよ
198名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 11:40:08.28 ID:KH9FmuBG
>>189
アーマロイドレディじゃなくてドミニク?

レディは鋼の肉体という頑健さというイメージとは逆に、コブラの相棒でその活躍を引き立たせるために
敵に勝つことがないという事が合わさったいつ滅茶苦茶にされてもおかしくない存在なのがなんか良かった

どんなエピソードかは覚えていないけど念動力とかで曲げられた鉄の棒に全身を拘束されるというのがツボだった
199名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 16:46:02.88 ID:uKE/ZNYo
保守
200名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 20:27:57.34 ID:xLNHveBK
保守
201名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 17:55:29.98 ID:01WuiGnV
過疎ですわ
202名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 12:16:50.16 ID:Uea9sKRn
ag
203 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/09/30(金) 13:07:31.22 ID:YqJsv6d+
テスト
204名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 16:40:41.98 ID:Ku7+mtC0
一般人を人質にされて捕虜になり悪の大幹部に凌辱されてしまう妄想したよ
アニーやジャスミンで
205名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 21:50:04.57 ID:BvjxHrK3
保守
206名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:42:50.46 ID:hbstRHc6
変身ヒロインは正体を暴いてひどい目にあわせるか、
変身したまま強いヒロインとしてひどい目にあわせるか
どちらが興奮するかは永遠に対立する命題である。と思う
両方を同時に満たすことは出来ないのだろうか…
個人的には後者が好み。
と、言うわけでその方向で変身ヒロイン(?)もの投下。
207名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:43:15.53 ID:hbstRHc6
『おっぴろげジャ〜ンプ!!』
『け、けっこう〜!』

『やったあ、さすがおねえさま』
『さあ、早くここを出ましょう』
『はい』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「クソ〜〜〜!おのれ、けっこう仮面め!!」

スパルタ学園学園長ことサタンの足の爪は自室のモニターを眺めながら地団太を踏んだ。
そこに映っていたのは倒された仕置き教師たち、それを尻目に部屋を去っていく下着姿の女生徒であった。
そして女生徒の逃走を促すもう一人──赤いブーツ、グローブ、マスクを身に着けており、顔は判別できないが、
大きな乳房、細くくびれたウエスト、股間の黒い茂みに覗く割れ目がその者が女性であることを示していた。
彼女こそがサタンの天敵、けっこう仮面である。
彼女が学園に現れて以来サタンは何度となくこの光景を目の当たりにしていた。

「たかが女にこの様かよ。ここの男らはだらしねえなあ」

このとき部屋でこの様子を眺めていたのはサタンだけではなかった。
その男たちの一人が仕置き部屋の様子を嘲笑した。

「そう言うな。あれほどいい体の女がハダカを見せ付けてくるのだからな、並の男なら見とれて当然だ」
「兄貴の言うとおり確かにいい女だ。にしてもあいつらは弱すぎるんだよ。俺ならすぐ捕まえて肉奴隷にしてやるよ」
「大した自信じゃな。だがそう言った刺客はみんなけっこうのヤツにやられてしまったんじゃぞ」
「こんな程度の連中と俺たちを一緒にしないでくれ」
「期待していいんじゃな?高い金を払ったんじゃからな!」
「まかせておけ」
最後にそう言うと彼らは音もなく部屋から消えた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
208名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:43:43.42 ID:hbstRHc6
学園のどことも知れぬ部屋、学園の生徒の一人、高橋真弓が両手に枷を嵌められて閉じ込められていた。

「わたしはマジメに勉強していました!なのにどうしてお仕置きに呼び出されるんですか?!」

「今回は本当に用があるのはおまえじゃない、けっこう仮面だ。
 おまえにイタズラすれば現れるそうじゃないか?だからイタズラしてやろうと思ってね。
 ぐひひひ…これだからここの教師はやめられねえ」

仕置き教師は彼女の裸の乳房を鷲掴みにした。

「ううっ…」

真弓は目を閉じ、顔を背ける。その目尻からは涙がにじんでいた。

「けっこう仮面、参上!!」

けっこう仮面がドアを蹴破り、勢いよく部屋に突入してきた。
そうして生徒の前に庇うように躍り出た。

「うわぁ!もう現れたのか!ひえぇ〜!」

仕置き教師はすぐに部屋から逃げ出していった。

「あら、拍子抜けね。まあいい、とにかくもう大丈夫よ」
「おねえさま、ありがとう。でも、逃げて!今回はおねえさまを捕まえるためのワナだっていってたわ」
「たとえワナだと知っていてもあなたを放っておくことはできないわ」
「ああ…」

けっこう仮面の力強い言葉に真弓はようやく安堵し、また涙が出た。
けっこう仮面が真弓のの枷を外してやろうと近づいたそのときだった。

「ぬふふふふ…勇ましいな、だがただのワナではないぞ」

入り口から声が聞こえたのでけっこう仮面はすぐさま戦闘態勢に入った。
先に逃げた教師がサタンとともに部屋へ戻ってきた。
つづいてぞろぞろと男達が部屋に入ってきて、けっこう仮面を取り囲んだ。
男達は皆揃ってぶしつけな視線を彼女の裸体に向ける。
209名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:44:13.92 ID:hbstRHc6
「この前は七人でも全く敵わなかったのでな、今度は倍の人数をつれてきてやったぞ!」
「全く、よくもまあ大の男が女一人倒すためにこれだけ集れるわね。情けないと思わないの?」

自信満々に言い放つサタンに呆れたけっこう仮面は溜息を吐いた。

「口の減らねえ女だ。すぐにそんな口をきけないようにしてやろう…グヘヘヘ」

男達の一人がけっこう仮面の裸にいやらしい目を向けながら無造作に歩み寄る。

「グヘェッ」

しかし男の無防備な顔面にヌンチャクが直撃し、男はノックアウトされた。

「こ、このアマー!ギャッ」

抵抗する彼女に激昂した男の一人が飛び掛ったが、彼もすぐに撃退された。

「相手は一人だ!囲んで一斉に掛かれ!」

誰からともなく声があがり、彼らはようやく数の有利を使い始めた。
しかし寄せ集めでしかない仕置き教師たちのチームワークはたかが知れていた。
けっこう仮面が軽くいなすと、男たちは同士討ちしてしまい、その間にヌンチャクに頭を割られた。
そうして何人もの教師たちはバタバタと倒されていった。

「むっ!?」

しかし残りが少なくなった頃、飛び掛って来る男達を続けて相手していると、けっこう仮面は足をもつれさせた。
先に倒した男の一人が彼女の足首を掴んでいた。

(倒し切れてなかったか?)
210名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:44:30.92 ID:hbstRHc6
「捕まえたぞ!」
「しまった!」

体勢を崩したけっこう仮面は捕まってしまい羽交い絞めにされる。

「く、くそ…」
「よくもこれだけ暴れてくれたもんだぜ」
「これからそのいいカラダで借りを返してもらおうか」
「おねえさま!」

動きを封じられたけっこう仮面に男達がにじり寄ってくる。
彼らの視線がけっこう仮面の裸体に絡みつく。

「へっ、へへへ、本当にたまんねぇカラダしてやがる」
(やだ、こいつ…アソコをこんなに固くしてる)

けっこう仮面を羽交い絞めにしている男は密着する彼女の匂い、
隆起した股間に触れている服越しでも分かる肌の柔らかさに辛抱たまらなくなった。
彼はすぐさま欲望に従いけっこう仮面の瑞々しい乳房を掴んだ。

「ふん!」
「うがっ…!」

しかし当然拘束が緩まり、その隙にけっこう仮面の後頭部が男の鼻を潰した。
そしてその直後に彼女の肘が脇腹にめり込み、そのまま倒される。

「はっ!」
「ぎゃぁっ」
「うおぅ」

続けてまだ自由の利く脚を振り上げ目の前の男達に蹴りを浴びせる。
そしてそのまま下ろした脚でもう片方の足を掴んでいた男の顔を踏みつけ、足を開放した。
油断していた男達は彼女の動きに対応できず瞬く間に倒されてしまった。

(これであらかた倒したはず…!)

襲い掛かる男達の波が止んだことでけっこう仮面はふう、と息をついた。
211名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:45:30.98 ID:hbstRHc6
ついに残りの敵は三人となった。

「ぬぐぐ…みんなやられてしまったぞ!お前たち、本当に大丈夫なんじゃろうな?」
「問題ない、予定通りだ。しかし、女の身で大したものだ。敵ながら天晴れだ」

残った三人の一人、背が高く筋肉質でいかにも屈強そうな風体をした男がけっこう仮面に賛辞の言葉を贈る。

「ウフ、お褒め頂いてありがとう」
(ずいぶん余裕ね…他のやつらとは違うってこと?)

この三人は最初から入り口の近くで突っ立ったまま全く戦闘に参加していなかったことは分かっていた。
理由は分からなかったが、疲れたところを狙うつもりだろう、とさほど気には留めなかった。
それにこの程度の仕置き教師の2,3人が増えたところでどうということもないという自信もあった。
しかし、いざ相対するとけっこう仮面は認識を少し改めた。
目の前でこれだけの教師達を倒して見せたのに、全くの動揺を見せない。
後半に倒した男達は威勢良く飛び掛ってきてはいたが、目の奥には怯えの色があったのに。
それどころか、この目の前の男達は敵である自分を称えるような言葉すら口にしている。

「さて、貴女にはこのまま投降するか俺達に倒され捕まるかのどちらかを選んでもらいたい」
「ま〜た始まったよ兄貴のいい子ぶりっ子が。さっさとヤッちまおうぜ」

髭の男はけっこう仮面に投降を促す。別の黒い長髪の男が肩を竦めた。

(兄貴?兄弟なのかこいつらは?コンビネーションに持ち込まれたら厄介そうね)

けっこう仮面は息を整えつつ冷静に彼らのやり取りから分析を行っていた。

「私はどっちもお断りだ。お前たちを倒して帰らせてもらおう!」

けっこう仮面はヌンチャクを構え見得を切った。

「ほらな、結局こうなるんだからさっさとやっちまえば良いんだよ」

そう言うと黒い長髪の男が高く跳び上がった。

(高い!それに速い!)

そしてけっこう仮面に向かって降下し、かかとを振り下ろす。

「くッ」

けっこう仮面が身をかわしたのでその蹴りは空を切り、そのまま床に突き刺さる。
すかさず彼女はその隙を突いてヌンチャクを頭めがけて振るう。
それを彼は上半身を柔らかく反らせ避け、そのまま拳を振り上げた。
その拳がけっこう仮面の顔面を捉えようとした瞬間、彼女も身体を反らせ、そのままバック転で距離をとった。
212名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:45:51.76 ID:hbstRHc6
「やるな…だがまだまだいくぜ!」

すぐに男は間合いを詰め、ペースを上げてけっこう仮面に襲い掛かる。
当然、彼女もただ受けるだけではない。間隙を見つけ反撃を繰り出す。
だが男も反応が早く、直撃までには至らない。
お互いに優れた身のこなしで決定打を許さないまま応酬が続く。

「はぁっ!!」
「ぬ…っ!」

数回の応酬の後、けっこう仮面のハイキックがガードの上から男の体勢を崩した。
そこで一段落つき、お互いに距離を取った。

「はぁ…はぁ…」
(こいつ、手強い…さすがに十人と戦った疲労もあるのか?)
「フ…その体も技も話に聞いていた以上だ。ヤりがいがあるぜ」

息の荒いけっこう仮面を前に男は舌なめずりをした。
十人もの男を倒してきたこと、目の前の刺客の手強さ、
おそらく同等の刺客が未だ残っているという事実がけっこう仮面に重くのしかかる。

「あれだけの人数を倒した後でなおレイと互角にやりあうとはな」

大柄の男がまたも感心したようにつぶやいた。

「おい、そんなこと言っとる場合か!お前たちも行かんか!やつを倒せ!」

サタンはただ見ているだけの二人をけしかける。

「そうですね、依頼料を受け取っている以上依頼を確実に遂行しなければなりませんね」

同様に壁にもたれて見ているだけだった髭の男がずい、と前に身を乗り出してきた。
213名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:46:10.08 ID:hbstRHc6
「う…!」
(あの二人もこの男以下の刺客とは思えない。同時に来られたらきついわ)

同時にかかって来ても戦うつもりではいたが、さすがのけっこう仮面も動揺を隠し切ることはできなかった。

「待て…ここは俺一人でやらせてくれ」

しかし髭の男が一歩前に出たところで彼は加勢を拒んだ。
彼は握っていた両手の拳を開き手刀の形に変えた。

「フ、あれをやる気か。あまりキズをつけるなよ。なるべく無傷でという契約だからな」

それだけ言うと髭の男は元の場所まで下がった。

「いくぜ!」

再び男が間合いを詰め、手刀の突きを繰り出す。

(さっきまでと何も変わらない…?)

男の速さに慣れたけっこう仮面は難なくかわし、男の突きは彼女の顔のすぐ横を通り過ぎた。
だがその直後、覆面に垂れ下がっていた耳が切れてしまった。

「なに…?!」
(かわしたはず…何かの武器を仕込んでいるのか?)

けっこう仮面は攻撃を捌くも、マフラーや手袋が少しずつ裂かれていく。
その間も彼の両手を注視するが、武器は見つけることができなかった。

「どんな武器を使っているか気になるって顔だな?
 安心しろ、俺たちは武器は使わない流派だからな」

視線を察した男は自分達が丸腰であることを説明した。
しかしそれはけっこう仮面にとって有利な情報ではなかった。

(まさか素手でこんなことが…!直撃だけはなんとしても避けなくては)
「こないのか?ならばこちらからいくぞ!」

彼の手刀は恐るべき威力であった。
ヌンチャクで防げばヌンチャクを削ってゆき、完全にかわしたようでも衣装を裂いていく。
彼の技の切れ味を恐れたけっこう仮面は彼の攻撃を先程までより大きく間合いを取るようになった。
そのため反撃の隙をつかめず、防戦一方に追いやられる。
214名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:46:27.30 ID:hbstRHc6
「おおっ!すごい!早くマスクを切り裂いてやるのじゃ!」

そうしてついにけっこう仮面が身に着けているのは覆面のみとなった。
その覆面も幾筋か裂け目が走り、どうにか顔は判別されないで済んでいる程度である。

「フッフッフッ…あと一枚でお前は生まれたままの姿になるな」
「う…、はぁっ、はぁっ、はぁっ!」

連戦、その上この手強い刺客の攻撃を防ぎ続けてきたけっこう仮面の疲労はピークに達していた。
息が荒いものの、傷だらけで頼りなくなったヌンチャクを構え不屈の闘志を見せる。

「いいぞ〜!すぐに正体を暴いてやるのじゃ!」

悲願の成就を目前にしたサタンは興奮に打ち震えていた。

「そういうわけで素顔を拝ませてもらおうか!」

(技が大振りになった!チャンスだ!)

優位を確信した男の技はこれまでに比べ粗さが生じていた。
けっこう仮面はその隙を見逃さなかった。

「とう!」

けっこう仮面は高く飛び上がると両脚を大きく開いた。
女性として最も大事な部分を彼の眼前にさらされる。
けっこう仮面の最大の技、おっぴろげジャンプだ。

「おお!」

瞬間、彼にはけっこう仮面の女性器から光が放たれたように錯覚した。
その光に目を奪われた男の顔面にけっこう仮面の股間が直撃した。

「やったわ!さすがおねえさま!」
「むぐ…!し、しまった……」

男の突進の威力も利用し、クロスカウンターで決まった。その威力に彼は倒され背中を床に打ちつけた。
しかし彼はしぶとく、けっこう仮面を退けようと彼女の腰を掴む。

「なんの!」

けっこう仮面は両足に力を込めた。彼女のむっちりとした太股が男の呼吸を奪う。
だが男ももがき抵抗してくる。首を左右によじらせ、彼女を引き剥がそうと太股や尻を掴んでくる。
彼が首を動かすたびに唇や鼻などの顔のパーツが押し当てている女性器を擦る。
そして同時に腰周りを揉むように彼の手が触れてくる。

「く…っ、ぅ…ぁぁ…」
(やだ…感じてきちゃってる?早く落とさなきゃ)

その刺激にけっこう仮面は思わず息を漏らし始める。
緩んでしまいそうな両脚をどうにか精神力で押さえつけている。
しかし彼の抵抗は彼女を少しずつ昂らせる。

(まずい、このままじゃイッてしまう)
「ふっ…、く、ああああぁっ!!」

けっこう仮面は渾身の力を込めて腰をひねった。
ゴキリと鈍い音が彼の首から足を伝って感じ取れた。
彼の体が脱力し、けっこう仮面の腰から手がぱたりと落ちて動かなくなった。
215名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 22:46:50.17 ID:hbstRHc6
続く
文で服をエロく破っていくのは難しい。衣装がボロボロに破れたヒロインとか興奮するけど
その点最初から全裸だと服を剥く描写を入れなくていいから書くのが楽だね
216名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 01:03:26.24 ID:fmjg6yX6
投下乙!続編に期待!!
217名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 10:16:14.34 ID:b0eFCe5N
GJ
文章で服がボロボロをエロく描写するってのはなかなか難しいだろうね
ボロボロになる過程ならともかく
218名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 23:52:10.20 ID:heuuiMPM
>>206-215
GJ
しかし話を脳内で映像化すると結構凄い事になるなw
ちなみに>>206はどちらも好きかな
あえて優劣は付け難いかも
219名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 09:26:40.10 ID:+hbGrNxg
そうだね…たとえばハリケンブルーなら、
七海を犯すのも、ブルーのままシノビスーツを引き裂いて犯すものいいよね!
220名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 12:10:34.70 ID:uZgPrZ4l
>>219
特撮ヒロインは個別にスレがあるでしょ
221名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 19:26:59.55 ID:qRJTqB6H
『機動女戦士ゴッドエレナ』下降かなと思ってるんだが、希望ある?
222名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 22:55:18.52 ID:GH775jQg
よろしく!
223名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 23:12:49.25 ID:NRXpQoWH
>>221
なにそれ?
224名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 11:23:35.37 ID:N4ZRkoib
>>221
テッカマンブレードとか斬魔大聖デモンベイン、ブラックロック★シューター THE GAMEのOPアニメとかにあるような幹部級の敵の総攻撃に
たった一人で立ち向かって最初はなんとかいなすものの、次第に押されてピンボールみたく弄ばれてリンチされるみたい敗北シーン希望
225名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 07:39:47.91 ID:md8oyiLS
怪盗スレが落ちてた
悲しい
226名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 08:51:06.75 ID:UQz1SK5/
>>221
ググっても何もわからねぇ
参考資料(画像)頼む
227名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 23:48:24.75 ID:SxAgTUkV
>>221
どうせプランもなく適当に思いついたんだろうけど、女ならゴッデスじゃね?
228名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 06:47:38.91 ID:0YxiAvKm
>>214の続き書いたんだが、需要ある?

なくても投下しちゃうけど

>>218
一室に十数人の男がひしめき合って裸の女に襲い掛かるというのは確かに無茶な画かもしれない。
部屋の広さとか全く描写してないからね
しかもこれから大勢が床に倒れ伏した中で闘うというさらに無茶な画が続いてしまいます。

以下>>214の続き

先に言っとくけど、原○夫先生、武論○先生ゴメンナサイ。
229名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 06:48:09.24 ID:0YxiAvKm
「はぁ、はぁ…」
(やっと倒せた。けど、軽くイッちゃった…)

しかし最後の一撃と同時に、けっこう仮面はこらえきれず軽い絶頂を迎えていた。
少しの間、彼女は倒れた彼の顔面に座り込んだまま立ち上がれずにいた。

「や、やられてしまったぞ!」
「麗…淫の気に飲まれたか、不様な」
「麗は拳の技しか極めておりません。性の技はまだまだですからしかたのないことかと」

(これほどの刺客がまだ二人も残っているなんて…今の私で勝てるだろうか。
 いや、弱気になっては駄目!負けるわけにはいかない!)
「はぁ、はぁ、これであと二人ね!私が用があるのは学園長だけ。逃げるのならば追いはしない」

どうにか身体を奮い立たせたけっこう仮面は、残りの二人に向き直り、再び構えた。

「威勢のいい女だ。麗を相手にイッたばかりだというのにな」
「…!い、イッてなどいない!」

図星を突かれたけっこう仮面は慌てて否定する。

「フン、そうか。では俺がイかせてやろう。昂って仕方ないだろう?」

大柄の男はけっこう仮面の秘所が濡れていることを見えないフリをしながら笑みを浮かべる。

「余計なお世話だ!」
(こいつ…私の状態を見ただけで当てている?偶然?それとも私に何かしたのか?)

けっこう仮面はつとめて強い口調で応える。
しかし内心ではこの男に底知れぬ不気味さを覚えた。
彼の言う通りけっこう仮面はこの部屋で戦っている間中自分の体に火照りを感じていた。
これは戦闘による疲労から来るものだと思い、さほど気に留めなかった。
だが言われて初めてただの疲労とは違うのではないかという疑念が大きくなった。

「そうか、まずお前を倒す前に名乗らせてもらおう。俺は北斗性拳の羅王(らおう)」
「同じく次男の斗鬼(とき)と申します。先程貴女に不覚を取った彼は三男の麗(れい)」

大柄の男、羅王に続いて髭の男斗鬼の二人はそれぞれ名乗ると構えた。

「ゆくぞ!ぬうん!」

まず羅王が強烈な迫力とともにけっこう仮面に突っ込んできた。
麗ほどの速さではなかったため彼の拳を避けることは難しくなかった。
しかし自分の頭ほど大きい彼の拳が生み出す風圧を肌で感じたけっこう仮面は戦慄した。

(すごい圧力。絶対に受けては駄目ね)
230名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 06:48:26.73 ID:0YxiAvKm
けっこう仮面が羅王の攻撃を捌いていると彼女の背後にいつの間にか斗鬼が忍び寄っていた。
それを察したけっこう仮面は即座にヌンチャクを斗鬼めがけて振るった。
しかし斗鬼は緩やかな動きでヌンチャクに手を添え、軌道をそらして回避した。

「むっ…!」
(やっぱりこいつもかなりの使い手だわ)

この一瞬のやり取りで斗鬼の強さを感じ取った。
当然この間羅王に集中していたけっこう仮面の注意は斗鬼に配分され、羅王を疎かにした。

「隙あり!」

普通の仕置き教師程度なら見逃す隙であったが、羅王は逃さなかった。
彼はけっこう仮面の乳房の先端を人差し指で柔らかく突いた。

「きゃっ」

胸の先端から体の芯にピリッと痺れが走ったように感じた。思わずか弱い悲鳴がこぼれる。
先の戦いでも何度か自分の身体をいやらしい手つきで触られ、麗には股間を刺激されもした。
けっこう仮面として戦う以上、この女性の肢体も武器の一つと彼女は考えている。
そのため触られたぐらいで悲鳴をあげたり、ましてや隠すようなことなどしないつもりでいた。
しかし今の攻撃に強い性的な刺激を感じたけっこう仮面は反射的に胸を隠してしまった。

「くっ、このスケベ!」
「おっと」

同時に羅王に向けてハイキックを繰り出すも、腕で受け止められる。

「なんと綺麗な。これほどのものは滅多にお目にかかる事はありませんね」

すぐさま斗鬼が後ろから開いた両脚の付け根、秘裂を観察するように覗き、襞を指で撫でた。

「あっ、やぁん!」

再び背筋から頭のてっぺんにかけて痺れが駆け上がっていく。
またも声が出てしまい、慌てて脚を閉じ、手で股間を隠す。
ヌンチャクを振り回し、二人がそれをかわすと同時にその場を離れ、間合いを取った。

「はぁ、はぁ、ふ、ふざけるな!」
(少し触られただけで…なんでこんなに感じちゃうの?)

「これはふざけているわけではありません。
 北斗性拳、快楽をもって相手を倒す拳法なのです。
 人は快楽には勝てません。すなわち北斗性拳は最強の拳法」
「感じすぎてしまったか?俺が淫の気をお前に当て続けていたからな。
 さっきの連中はそれまでの時間稼ぎだ。ハダカのお前に気を通すのは容易かったぞ」

けっこう仮面がこの部屋で戦っている間、羅王は遠巻きに眺めながら気を彼女に当て続けていたのだった。
彼が当て続けた淫の気はけっこう仮面が気付かないうちに彼女の身体の性感を高め続けていた。
つまり彼女はこの部屋で戦い始めてから今までずっと全身で愛撫を受け続けたようなものである。
231名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 06:48:43.98 ID:0YxiAvKm
(体が火照っていたのはそのせいだったのか…罠に嵌められていたということなのね)

けっこう仮面は自分の体の異変にようやく合点がいった。

(このまま裸で戦うのはまずい。今の私ではやられるかも…)

同時にこの戦いで自分の圧倒的な不利を悟った。
彼らの実力はけっこう仮面と五分かそれ以上、リーチでは彼らには及ばない。
その上触られただけで感じてしまうのに、その中で彼らに踏み込んで攻撃を入れねばならない。
しかしこの絶望的な状況でもけっこう仮面は諦めるわけにはいかなかった。
ここで逃げたところで、けっこう仮面を続ける限りこの男達との闘いは避けられないと思った。
何より自分が逃げたら真弓への辱めが続いてしまうだろう。それを許すわけにはいかない。

「そしてさらに、こうして性楽秘孔を突いてやれば!」

そう考えていると背後の斗鬼がけっこう仮面の両脇の下から腕を回し、両乳首を突く。

「あぁっ、いやぁ!」

乳首だけでこれほどの性感の刺激を感じたことはなかった。
けっこう仮面は身体を突きぬける痺れに悲鳴をあげる。
そして彼女がリアクションを起こす暇を与えず羅王は彼女の女として最も大事な部分に手を添えた。
とうにぬかるんでいた割れ目は容易く彼の太い指を迎え入れてしまった。
その指は素早く陰核を探り当て、それに指先を押し当てた。

「く、は、ああぁぁん…!」

最も感じる三点を同時に刺激されたけっこう仮面は戦いの中の緊張感にそぐわない甘さの混じった声をあげてしまう。
背筋を震わせた後、立っていられなくなりがくりと膝をついた。

「ククク。これで二回」
「や、やった!でかしたぞ!」

軽いものとはいえこの短時間に二度も絶頂を迎えてしまったけっこう仮面はへたり込んでいる。

「はぁっ…はぁ…ぁぁ…」
(こんなに簡単にイかされるなんて)
「今まで散々手を焼かせおって…!グフフ、どうしてくれようか」

悲願の達成を目前にしたサタンは下品な笑い声をこぼしながら興奮した様子でけっこう仮面に近づく。

「ハァッ!!」
「ぎゃわ!」

けっこう仮面に触れようかというそのとき、けっこう仮面の目に力が戻り、彼女はヌンチャクを振り上げた。
無警戒だったサタンはヌンチャクを顔面にもろにくらってしまった。

「ぐ、く、くそ〜…、お前たち、そいつを逃がすでない、ぞ……ガクッ」

サタンはどうにかその言葉を残すと倒れ伏した。
232名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 06:49:00.48 ID:0YxiAvKm

「依頼主が先に倒されてしまいましたね…。死んではいないようですしまあいいでしょう。
 しかし二度もイッたというのにまだ戦おうとしますか。大した精神力です」
「ここまでよく戦った。しかしハダカで俺たちの前に現れたお前はもう負けている」

二人は倒れたサタンを一瞥したが、全く関心を寄せなかった。

「おねえさま、私のことはもういいから逃げて!」
「はぁ、はぁ、私は、屈しない…!絶対に助けてあげるわ」

真弓は健気にもけっこう仮面に逃走を促した。
しかしけっこう仮面は再びヌンチャクを構え闘志を見せ付ける。

「勇ましいことだ。ならば我らの北斗性拳をその身で存分に味わうがいい」

二人はその台詞に笑みを深めるとけっこう仮面に容赦なく前後から襲い掛かった。

「ほら、どうした?こっちだ」
「きゃっ、ああんっ」

彼らの攻撃はただひたすら乳首と股間を狙って突付くだけである。
しかし彼らの指は激しく動くけっこう仮面の肢体、揺れる乳房の突起を、秘裂を正確に捉える。
けっこう仮面は二人の間に挟まれるという形を崩せない。

「私の方も相手してくれないと寂しいですよ」
「んっ、は…、くそッ!」

片方を相手すればもう片方が後ろから責めてくる。
けっこう仮面は反撃を試みるが、突付かれるたびに悩ましげな声をあげ体をくねらせる。
体勢を立て直して攻撃を繰り出すも、一拍遅れた彼女の反撃はいずれも空振りに終わってしまう。

「後ろががら空きだぜ」
「やあん、あぁぁ!」

それはまたさらに新たな隙を二人に与えるだけだった。
そうして彼らの指が彼女の全身の肌を滑ったり突付いたりと弄び続ける。

「んん、くぅぅぅ…っ!!」
(これ以上触られ続けたらイッてしまう)

とうとう堪えられなくなったけっこう仮面は両手で大事な部分を隠し二人の間から逃げるように抜け出す。
そして部屋の壁を背に二人に向き合う。
233名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 06:49:22.72 ID:0YxiAvKm
「はぁ、はぁっ」
(すごい濡れちゃってる…乳首もこんなに…)

性感を刺激する手つきで体中を触られた彼女の女性の部位は、隠している自身の両手にその変化を伝えていた。
左手の指の隙間から溢れた滴は彼女の太股を伝い始め、右腕には豆粒ほどのしこりの感触が伝わっていた。

「自慢のハダカはもう見せてくれないのか?ん?」

たまらず体をを隠してしまったけっこう仮面だったが、すでに手遅れだった。
羅王たちからすれば

「どうしました?もう反撃はしないんですか?」

四つの手から彼女の肌に流される淫の気によって、性感を引き出される。

「う……あっ…は…ん……」
(熱い…これが淫の気とかいうものなの?アソコや乳首じゃなくても感じちゃう。
 このまま直接乳首とかまで触られたら…)

顔を俯かせ、小さく声を漏らし、体を震わせながら大事な部分をかばい、彼らの愛撫に耐える。
反撃しようにも手を出せばまた胸や股間を責められることは明らかだ。
局部以外でも感じてしまっている今の自分がそんなことをされたらすぐに達してしまうだろう。
そう思ったけっこう仮面は文字通り手も足も出なかった。

(こいつらほどの実力なら今の私はすぐに倒せるはず。遊んでいるんだわ。
 せめて、六尺棍があれば…。とにかく…どうにかチャンスを見つけなきゃ)

羅王は太股を触ったときに指についたけっこう仮面のぬめりを舐め取り、いやらしい笑みを浮かべる。
そして羅王はけっこう仮面の覆面を乱暴に掴んだ。

「サタンが起きるまでお前を捕らえておかなければならないのでな。もっととろけてもらおうか」
「あっ、は、はなせ…!」

覆面を剥がされると思ったけっこう仮面は咄嗟にそれを防ごうと羅王の手首を掴んだ。
そのまま羅王は腕力で彼女の頭を自分の顔の高さまで引っ張り上げる。
大柄な羅王に掴み上げられたけっこう仮面の両脚は床から離れ、彼女は羅王の手にぶら下がる形となる。
羅王は彼女の顔をひとしきり眺めるとおもむろに彼女の頭を引き寄せ口付ける。

「んむ、ぐ、やめて…っ」

羅王から離れようとけっこう仮面は両足をばたつかせ、彼を何度も蹴る。
しかし腰の入らない蹴りは彼にとって子供がじゃれついてくるようなものにしか感じない。
羅王は全く構わずに覆面の上から彼女の顔をねぶる。
そうしながらもう片方の手をけっこう仮面の下腹の黒い茂みに分け入れる。

「〜〜〜!!」
(こいつ、また…!そこは駄目!)
234名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 06:49:50.46 ID:0YxiAvKm
その手がまた女性器を狙っていることを感じたけっこう仮面はいっそう激しくもがく。
しかし羅王の手がけっこう仮面の頭から離される事は無かった。
やがて指は彼女の割れ目に到達し、進入を果たしてしまう。
指の第二関節まで挿入したところで指を動かし始めた。

「んんんッ!?んんん〜!」
(だめ…だめ、だめ!!)

羅王の太い指は少し動いただけでけっこう仮面のクリトリスを刺激した。
それでまたも達してしまったけっこう仮面は腰をよじらせ、両脚をピンと伸ばし、震わせた。
口を塞がれたままだったため、彼女の悲鳴はくぐもった声となって二人の合わさった口の間から漏れた。
そしてその後羅王の手首を掴んでいた彼女の両手から力が失われた。

「ぷはっ…、はぁ、はぁ、はぁ…!」
「これで三回目だな」

けっこう仮面から口を離すと、羅王はニヤリと笑いながら指摘する。
彼女はそれには応えず、目を閉じ荒く息をついている。
彼は投げ捨てるようにけっこう仮面の頭から手を放した。

「あうっ…!」

絶頂を迎えて間もないけっこう仮面は急に戻った自らの体重を脚で支えられず、倒れこんだ。
倒れこんだ先は床ではなく、斗鬼の胸だった。

「全く、兄さんは乱暴すぎていけませんね」

斗鬼はけっこう仮面の腰に腕を回し、彼女を抱きしめる。
そして彼女の背中をゆっくりとさする。

「うぅぅっ…い…や…ぁぁぁ…」
(まずい、このまま抱かれたままじゃまた淫の気にやられる)

彼の身体に触れた部分から流し込まれる淫の気はまたもけっこう仮面の火照りを高めた。
そのなかでもけっこう仮面は下腹部に一際熱さを感じた。

(この感触…ま、まさか!?)

それは斗鬼のそそり立った男性器であった。斗鬼はいつの間にか道着を脱いで全裸だった。

「あなたがとても魅力的ですからね、ずっとこうなっていたんですよ」
「いっ、イヤーッ!」

その感触の正体を察したけっこう仮面は思わず声をあげてしまう。
それは普段の彼女からは想像もできないかよわい悲鳴だった。
とっさにその股間を潰そうと膝を繰り出した瞬間、同時にその膝に斗鬼の脚が絡みついた。
彼女はすぐさま抜け出そうと上半身を捩じらせるも、斗鬼の両手が背中にしっかりと回された。
そうしてけっこう仮面が放そうと懸命にもがくも、絡みつく斗鬼の手足が巧みに力を逃がし、全く振りほどくことができない。

「はあ、はあ、く、ああっ…」
(ほどけない!力が強いわけではないのに)
235名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 06:50:06.59 ID:0YxiAvKm
斗鬼はけっこう仮面にまとわりつきながら、全身で舐めるように体を擦り付ける。
けっこう仮面はこの感触に一人の刺客を思い出していた。
笛で蛇を操り自分に襲わせた男、下駄郎だ。
この男の関節を感じさせない柔軟な動きはまるで蛇のように感じられた。

「無駄ですよ。私達は拳法の達人、すなわち人体のエキスパート。
 こうして密着すれば筋肉の微細な動きを感じ取り、次の動きを読み取れます。
 弱った今の貴女では振りほどくことは出来ないでしょうね」
(なんて奴らなの…もしかしたら今までで一番強い刺客かもしれない)

けっこう仮面はこの刺客たちにはたとえ一対一であったとしても、疲れがなかったとしても勝つのは難しい、と感じた。

「それより兄さんのキスはどうでしたか?私のも味わって欲しいですね」

もがいている間に今度は斗鬼に唇を奪われる。

「む、ん、んんんッ!?」
(な、何なの?口の中で動いてる?まるで舌を入れられているみたい)

マスク越しに口を塞がれただけでなく、口の中で何かが蠢いているのを感じた。
それはけっこう仮面の舌に絡みつき、歯をなぞり、口内を這い回る。
けっこう仮面は舌などで口の中を探るも、何も見つけられず、マスクも破られた様子はない。
それは斗鬼の放つ強烈な淫の気であった。それはキスを通じて覆面を通り抜け、彼女の口に入った。
濃い淫の気は彼女の口の中の触覚に働きかけ、舌が入り込んだ実感をもたらした。
本物の舌と違い実体を持たない淫の気はけっこう仮面の抵抗をものともせず口内を蹂躙する。

「んむ、んはっ、んんんっ」
(このまま好きにさせたらいけない!)

けっこう仮面が何度も顔を離すが、斗鬼はまたすぐに彼女に口づける。
さらに彼のもう片方の手はけっこう仮面の尻を弄り始めている。
口を塞がれ呼吸もままならず、口内と尻への官能的な刺激に、やがて抵抗する腕から力が失われていく。
そしてとうとう彼女の両腕はだらりと垂れ下がり、ヌンチャクを落としてしまった。
けっこう仮面の胸の二つの膨らみは斗鬼の胸板に潰され、下腹部には再び彼の熱い雄の塊を押し付けられる。

(ダメ、力が入らない…、どうすればいいの?)

けっこう仮面は戦意を失わずにはいたものの、全く対抗策を見出せずにいた。
そうして思考を巡らせていると内腿を何かが這い登ってくる感触がした。
それは先程までへその下に押し当てられていた彼の男根の先端だった。
斗鬼は自分の血流を操ることでペニスを自らの手足のように動かすことができるのであった。
その彼の亀頭はけっこう仮面の腿に伝う蜜を掬う様に擦りながら登ってくる。
そしてちゅぷり、と粘っこい水音が蜜の湧き出す源である割れ目に先端が到達したことを知らせた。
236名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 06:55:50.68 ID:0YxiAvKm
ついに明らかになった刺客の恐るべき能力。
けっこう仮面の最大の武器が逆手に取られた今、彼女に残された術は…!?

次回、淫辱の章

覆面ヒロインではフェラとかの口弄が使えないね。
素顔を晒させて口を使うという手も無くはないがそれでは芸がない
何より素顔を出したら覆面ヒロインの意味がない…何かいい手はないものか
237名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 07:21:24.24 ID:DWjZRlom
>>236
マスクごしに弄るとか
いっそ口の部分突き破っちゃうとか
238 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/10/20(木) 12:52:09.98 ID:dsMD2mFx
239名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 07:48:15.66 ID:S02tSdQn
このじわじわ追い詰められていく感じは良いな
240名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 22:53:58.31 ID:x+5Xl1y+
次回が待ち遠しい!
241名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 00:08:18.31 ID:82bpWRck
抜けました。
いい作品です!
242ビューティレオパード友江 ◆goGXJKw3A3jX :2011/10/25(火) 17:07:09.85 ID:jAMYKnPp
1.

「いってくる!母さん、これいただき!」
制服姿で台所に飛び込んできた優介が、テーブルの上のトーストを
ひったくるようにして玄関に走っていった。
「こらっ、優介!行儀が悪いよ!ちゃんと…」
友江は、台所から顔を出して叱ったが、すでに優介はドアを開けて、
外へ飛び出していくところだった。
「ごめーん、母さん、部活朝練なんだ!行って来ます!」
その言葉とほぼ同時に、ドアが閉まる。
「…まったく、もぉ」
友江はちょっと膨れっ面をしたが、その表情は優しい。
やがて、愛する息子の元気な姿に、くすり、と微笑んだ。

今年、高校一年になった16歳の息子・優介は、部活のサッカーに夢中だ。
その容貌が亡父の耕介に似てきた…と友江は思う。
35歳という若さで落命した夫のことを思い出す時の胸の痛みも
流れた時間と、息子の成長が少しずつ癒してくれていた。
243ビューティレオパード友江 ◆goGXJKw3A3jX :2011/10/25(火) 17:07:51.74 ID:jAMYKnPp
2.

15年前、友江は、国際的極秘機関の戦士であった。
国家保安のために開発されたパワード・スーツ。
その機密情報を盗み出したマッド・サイエンティスト:デューク・権藤。
彼はパワード・スーツを身に纏った7人の邪悪なアーマノイド戦士を作り出した。
黒闘士団。ブラック・ウォリアーズと呼ばれたこの国際的テロ組織と
テロ殲滅機関TAG(Terrorism Annihilation Guardian)との
5年に渉る戦いは熾烈を極め、何人もの戦士が、命を落としていった。
当時、日本の婦人警官として勤務していた友江が。このパワードスーツの
副作用に十分耐性のある稀有の肉体(およそ100万人に1人)と判明した時、
友江の人生は変わった、
パワード・スーツを身に纏って戦いに身を投じ、敵のアーマロイドを
倒していく友江はいつしか敵からは恐怖の、味方からは畏怖の対象として
“ビューティ・レオパード”(美しき女豹)の異名で呼ばれた。

そして、やがて訪れた最終決戦。
デューク・権藤は残った3人のアーマノイドと共に、TAG秘密基地に奇襲を掛けてきた。
この壮絶な戦いで、友江は夫でありTAG司令長官でもあった耕介を失った。
友江は満身創痍になりながらアーマノイドを倒し、デューク・権藤は燃えさかる
炎の中に消えていった。
こうして、世界は悪の脅威から救われたのであった。
244名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 21:59:24.25 ID:EvJq6PL0
……おわり?
245名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 22:54:33.21 ID:rpwh7kW3
はい。
246名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 00:01:21.96 ID:Zk4U5inW
リョナっぽいノリで美少女な正義のヒロインを撃破して犯したい
247名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 12:10:48.61 ID:ZHhRdnTm
そういうSS読みたいね。
248名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 09:24:48.66 ID:h9kB2IfX
ちょっと油断して・隙を衝かれて・人質をとられて…とかみたいなノリで組み付かれておさわりされて感じて負けってのも万人受けするかもだが、
腹パン喰らったり、腕折られたり、手足の関節外されたり、電撃浴びせたり、腹に炸薬式パイルドランカー直撃させたりとかでぶちのめす敗北も良いよね
249名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 23:51:57.79 ID:jKfqg3EX
>>248
>ちょっと油断して・隙を衝かれて・人質をとられて…とかみたいなノリで組み付かれておさわりされて感じて負けってのも万人受けするかもだが

それなんて△エロゲw
まあ、そういうのも好きだけど

>腹パン喰らったり、腕折られたり、手足の関節外されたり、電撃浴びせたり、腹に炸薬式パイルドランカー直撃させたりとかでぶちのめす敗北も良いよね

たまらんなあ
腹に炸薬式パイルドランカーとか是非見たいw
骨折、脱臼、電気責めも大好きだわ
250名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 16:05:58.91 ID:Lb9b9AWG
もう少しバトル物とかヒロピンが欲しかったな>>711
251名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 00:11:52.72 ID:in7K1aSw
>>250
誤爆?
252名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 12:25:00.57 ID:38hWbpwM
>>251
711から例の限定ヒーロー漫画誌だと思ってた
253名無しさん@ピンキー:2011/11/06(日) 02:05:41.65 ID:p8YUCOS4
俺は普通に読めたけどな
254名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 11:22:55.63 ID:3oUcEYxk
ヒッポリト星人のカプセルってヒロイン陵辱向きだよね
カプセルに閉じ込められ謎のガスや液体を大量に浴びせられ何故かブロンズ像にされず解放され困惑のウルトラヒロイン
周りを取り囲む怪獣軍団にもヒッポリトの策は失敗したと臆さず挑むが・・・・
数時間後。私が本気になればこんな物だ。と全身は痣や傷だらけ2穴はガバカバで白濁色の液にまみれカラータイマーが弱々しく点滅し十字架に磔にされたウルトラヒロインが
ヒッポリトの戦果として連合幹部の前に晒されていた
255名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 17:47:10.20 ID:7tqqqEI0
晒しっていいよね
戦闘能力ない人たちがピンチに陥って「大丈夫だ、必ず助けは来る」とか励まし合ってるところに、
駄目押しで、十字架とか手術台とかに拘束されたヒロインが晒されて落胆……とか好き
そのまま処刑やら洗脳やらも開始されちゃったらもっと好きだわ
256名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 19:33:26.90 ID:pHr468R2
レイナ・ストール、何べんも捕まって十字架に縛られるのに、もうちょい責めが欲しかったな‥
257名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 15:21:30.49 ID:hY65svr2
首輪もはめられたり、水牢に入れられたり、毎回敵にやられて
CATVで見たとき、レイナはそりゃ人気出ると思ったよ
258名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 03:25:16.10 ID:ffmfIEHl
ウルトラマンみたく巨大化変身するヒロインが、ボコられたりエロい事されちゃう話って需要ある?
259名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 10:14:04.00 ID:TlxMlBD6
GIGAの巨大変身ヒロインのマスクってどれも狙ったかのように感心するほど不細工なのばかりだよな
260名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 00:16:00.61 ID:eO6NIFA/
>>258
俺的には大好物だしそれ専門でやってるサイトも多いが、結局ウルトラマンぽいかどうかで評価が決まってしまう風潮がいまいち好きじゃない。
261名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 03:02:51.47 ID:d38DW5a3
ふむむ、どうするかな。
ウルトラマン系といってもスーツ纏った女の子が巨大化するんだが
考えてるのは、1話完結で怪獣や宇宙人にエロい事されたりしちゃう敗北シーンを書いてみたいんだ。
262名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 06:39:16.72 ID:vKaW9vqS
読みたいな巨大変身ヒロイン物
263名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 10:54:34.22 ID:JCUXMJZp
ビックリウムエナジーで産業革命とか言いながら巨大化
もしくは芋羊羹を食べて巨大化したりするヒロインを期待

ヒロインA「どっちも悪役じゃん・・・・」
264名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 11:46:59.85 ID:zSIn9ZiT
ウルトラマンをモチーフとするか、単に巨大な女の子にするかで決まる気がするなぁ。
スーツまとってます、フルフェイスなマスクも被ってます。一見ウルトラマンです。でも途中で脱がされます。
とか美味しいとこどりすると、結局中途半端になる気がする。
265名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 20:10:01.00 ID:6lmHjuUS
無敵の変身ヒロイン(変身前は幼女)が敵の攻撃で精神強化のシステムがダメージを受けて心だけ変身前に戻り
いつもは耐えれる雑魚の攻撃のダメージで怯み、強化された大人の精神なら耐えれた陵辱で泣き叫びぶ
雑魚に大敗してしまう

そんなシチュエーションを支部のメタモルX絵を見て思いついた。
266名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 14:00:46.38 ID:OBJLuxCq
仮面ヒロインなら展開次第では、仮面ライダーなでしこが良いネタに出来そうだよね。
スイッチチェンジを封じるように手足を拘束する肉壁
胸アーマーが半壊し片方の乳房は露出。
半壊した胸アーマーの隙間から侵入し、なでしこを徹底的に責め抜く異物
そして火花を散らしながら仮面を破壊され晒される素顔
戦う戦士から弄ばれる女と化した、なでしこの悪夢は始まったばかり
267名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 12:24:14.24 ID:z6BqaVpD
>>266
それなでしこである必要あるの?
268 ◆gRbg2o77yE :2011/12/11(日) 19:32:03.41 ID:Z8sbJnp7
急に妄想が浮かんだから投下します。
ずっとROMだけど、思いついたら書くしかない。

※たぶん4〜5回ぐらいの投下で終わります。
※鬼畜・リョナを含む話になる予定なので、ご了承ください。
269 ◆gRbg2o77yE :2011/12/11(日) 19:33:10.89 ID:Z8sbJnp7
「おいおい。どうするんだよこの状況」
 不運にも失業して寝床を失った俺は、既に倒産した工場に潜んでいた。
 別に生活しているわけではない。天気予報では、今晩から天候が崩れるというので、とりあえず
雨天をしのげる場所ならどこでも良かった。工場は市街地からは離れており、道路こそ通っている
ものの、周りには誰も住んでいない。まあ公園で寝るよりマシぐらいの判断だった。
 特に深い意味もなく、翌朝になれば出て行くつもりであった。
 俺がいたのは三階にある小さな部屋で、機械の操作パネルやモニターが置かれていた。モニ
ターは映らないし、試しにパネルは押しても動くはずがない。
 部屋の窓からは下は吹き抜けになっており、1階の広いフロアが見渡せるようになっていた。どう
やら、作業工程全体を見れるように造られた部屋らしい。
 しかし、フロアに5台並んでいるベルトコンベアや山積みのダンボールは大量の埃を被り、割れ
た窓からは風が吹き飛んでいる。かつての活気は無く、ただ荒涼としたものだったのだ。


 30分前までは確かに、そんな感じだったのだが……。
 今や光景は一変していた。


 ベルトコンベヤは上に飛び乗られて走り回られ、ダンボールは煙のように埃を舞わせて吹き飛ば
されていく。獣の鳴き声やかん高い少女たちの怒声で、フロアは騒然としていた。
270 ◆gRbg2o77yE :2011/12/11(日) 19:37:16.21 ID:Z8sbJnp7
「ぎゃあああああっ!」
 大きな鳴き声を上げたのは、図鑑でも見たこともない生物だった。
 身長は2メートルから3メートルで、全身は茶色い毛で覆われており、二足歩行。
 知っている動物で例えるならばゴリラか猿に近い気がするが、顔には目が四つもあり、口が頭部
の半分近くまで裂けている猿など、おそらく存在しないと思うし、して欲しくもない。
 便宜上、このUMAっぽい生物をチープに『獣人』と表記させていただく。
「こうげきは間違いなく効いてる! みんな、がんばって!」
 そして、レッドソードなる長剣で獣人を斬りつけているのは、まだ幼い少女だった。
 全身に赤い装甲を纏い、同カラーの仮面で隠されたあどけない顔は、血と土埃で汚れてみる影も
ない。しかし、彼女は眼前の獣人たちを見据え、休む間もなく長剣で立ち向かっていく。
 獣人の群れと少女戦士たちの大乱戦は、もうしばらく続きそうだった。
 俺は頭を抱えてその場にうずくまる。
 この状況下で1階に降りていく度胸はない。正直、夢ならば覚めてほしかった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 見ていた俺自身も状況がよく分からないのだが、起きたことを順を追って説明していこう。
 先に工場跡に集まってきたのは、5人いる少女たちのグループだった。
 俺は彼女たちを部活動の集まりだと思った。
271 ◆gRbg2o77yE :2011/12/11(日) 19:38:38.03 ID:Z8sbJnp7
 全員が学校の運動着姿だったからだ。
 ジャージは履いておらず、半袖の白い体操服に紺色のブルマのスタイルである。
 手持ちのカバンに縦笛が挿されており、体操服の名前が全員平仮名であり、さらに、胸部に膨ら
みが見られない。華奢な体躯からしても、二次性徴さえまだ先の年齢だろう。
「みんな、今回はかなりきびしいけど、がんばろうね」
 グループの中でも、一番背の小さな少女が、低い声で呟いた。
 彼女の顔は、年齢相応の幼いものだが、お世辞を抜きにして綺麗だった。
 宝石のような澄んだ瞳に、バランスの良い小さな鼻、そして淡い朱色をした唇は、自然の悪戯に
しても恵まれすぎている。同年代の女の子に嫉妬されないか心配になるぐらいだった。
 少女は肩と腰の中間まで伸ばした黒髪を靡かせ、膨らみのない胸を張って集団を見渡す。ブル
マから覗いた細い足や柔らかな腕は、健康的な若い力が溢れていた。
 部活動のキャプテンか何かだろうか、リーダー格であることは間違いない。
「あけみ。きん張しすぎは良くないって。少し体ほぐしな」
 彼女の横では、ボブカットの少女が活発に屈伸やストレッチをしていた。
 性格を現している爽やかな笑みは、あけみと呼ばれた少女とはまた違う可愛らしさがあった。どこ
か飄々としているが、お調子者という風でもない。
「そうだ。いつもみたいにボコればいいんだよ」
 まるで男子のように髪を短く切った少女が、腕をボキボキ鳴らしながら言う。
 周りの柔らかな少女たちとは違い、頬には喧嘩で怪我をしたらしい絆創膏が張られており、本当
に男子そのままである。それでも顔立ちは良いので、外見は中性的ではあった。
272 ◆gRbg2o77yE :2011/12/11(日) 19:40:10.27 ID:Z8sbJnp7
「こら! めぐるちゃん! また汚い言葉つかい! だからクラスの皆にご解されるのよ!」
 度の強そうな眼鏡をかけた少女が、両手を腰に当て、男子のような少女を諌める。
 髪を腰まで伸ばした、気の強そうな美少女。自信に裏打ちされた笑みの背後では、キラリと鋭い
刃が煌いているようだった。正しいことに燃え、正しいことに突き進むタイプだろう。
 初めて見た娘だが、クラスの委員長で間違いない。
 放課後に掃除当番をサボる男子を怒鳴っている光景が、異様にリアルに想像できてしまう。
「力無き者を守るのは、力を持つ者の定め」
 横にいる三つ編みの少女は、肩を落として呪文のようなものを唱えていた。
 顔たちは端正だが、髪型も口調も動作も全てが地味である。図書室でずっと本を読んでいるよう
なイメージで、こんな場所にやってくるアウトドアな人間にはとても見えない。
「みんなの役に立てるなら……こんな私でも、変わってみせる」
 眼鏡の奥で笑みを作って、少女は顔を上げる。
「世界の誰かが、必要としてくれるなら……」
 正直、彼女が何を言っているのかは分からないが、とても大変そうだった。俺があれぐらいの年
齢のときは何も考えずに遊んでいたものだが、今の子供たちは知識量が多いというし。
 そして、うわ若き少女たちが1階にいる間は、俺も降りられなくなったわけだ。

 ………………………………………………………………
 ………………………
273 ◆gRbg2o77yE :2011/12/11(日) 19:43:20.06 ID:Z8sbJnp7
 どうも部活の練習でもなさそうな雰囲気だが、俺はとりあえず隠れていた。
 この敷地内は立ち入り禁止のはずで、不法侵入はお互い様なのだが、発見されて不審者だと騒
がれれば面倒だ。隠れていれば、数時間で帰るだろうと思っていた。
 そのとき、ほのぼのとした光景は終焉を迎えた。
 うそだろ!と叫びそうになるのを必死に耐えた自分を褒めてやりたいね。
 まるで獣道を通る獣のように、工場の入り口を開けて、件の獣人がぞろぞろと現れた。
 別に派手に煙を吐いたり、太陽が雲を遮って大地に影を落としながら現れるとか、そんな必要は
無いのだけれど、かなり普通にやってきたから、逆にものすごく驚いたぜ。
 数にして15匹。前述したとおりの、なかなかのモンスターである。
 それで、そいつらが少女のグループを見つけて、品定めするように囲み始めたのだ。
 しかも、爪は長いし、牙は鋭いし、凄まじくスプラッターな予感がする。
 これは現実で、深夜にやっているアニメじゃないんだぞ。
 予言して先に警告しておくが、リョナが嫌いな人は読まない方がいいぜ。
 しかし、少女たちは逃げると思いきや、誰一人悲鳴を上げずに獣人を睨んでいる。
 ここでようやく俺は、彼女たちの様子を不審に思った。
 どうして怖がらない? どうして悲鳴を上げない? どうして逃げない?
 あんな獣人が目の前に出てきたら、プロレスラーでも悲鳴を上げて逃げ出すぞ。
 俺だったら小便漏らしているレベル。
「……思ったよりも、数が多いな。15匹かよ」
 男子のようなめぐるちゃんの緊張した声に、他の少女たちも黙って頷く。
274 ◆gRbg2o77yE :2011/12/11(日) 19:44:08.36 ID:Z8sbJnp7
 あけみと呼ばれていたリーダーの少女が前に進み出し、獣人たちに大きな声を上げる。

「私たちは町の平和を守るグループ、『みんなの盾』! お前たちは町に行かせない!」

 獣人たちはぞろぞろと左右に広がるように少女たちを包囲していく。
 ハエらしき蟲が纏わり付いている体毛や、黒く変色した肛門、だらだらと垂れ落ちる涎。
 そして毛むくじゃらの股から、力無く垂れ下がる巨大なペニス。
 とても知性があるようには見えない、完全に野生動物のものだった。
 咽るような獣人の臭気が、3階にいる俺の鼻まで届いてくる。

「魔法のクリスタルよ! 私たちに戦う力を!」

 少女たちは獣人を睨みながら、色とりどりの小さな石を握り締めて、そっと胸に当てる。
 すると眩い光が発生して少女たちを包み込み、獣人たちを後退させる。
 俺も目が眩みそうで、思わず視線を逸らしていたが、光はすぐに収まったようだ。

 ………………………………………………………………
 ………………………
275 ◆gRbg2o77yE :2011/12/11(日) 19:45:30.36 ID:Z8sbJnp7
続きはすごく気長にお待ちください。
ではまた。
276名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 09:10:29.16 ID:QhLNsnKK
気長にってw
何故エロまでいってないのに投下したしw
悔しいから俺もGJなんて言わないからな!
277 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:31:10.84 ID:8D17J2eH
>>274の続きを投下します。
鬼畜・リョナを含みますのでご了承ください。
278 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:31:51.18 ID:8D17J2eH
 光の粒子を舞い散らせて、5人の少女が姿を現した。
 獣人の群れを前にして、彼女たちに以前の無防備さは微塵も存在していない。
 変化はあまりに劇的なもので、俺はしばらく思考は停止してしまった。
 彼女たちの黒い髪は宝石のように明るく変化し、華奢な肢体には煌びやかな装甲が張り付いて
いる。その圧倒的な存在感に気圧されれば、誰もが呼吸さえ忘れてしまうだろう。
 俺は生死を賭けた戦場なんて知らないし、命が危うい修羅場なんてものも経験していない。
 しかし、眼前でその姿を見せ付けられれば、否応無しに理解してしまう。
 少女たちは今、脅威に立ち向かう戦士として、ここに立っているのだということを。

「私たちが来たからには、お前たちの好きになんてさせない!」

 戦士に変身したあけみちゃんの声が、工場跡に凛として響き渡る。
 彼女の肢体は、キラキラと赤い輝きを発する装甲に包まれていた。
 装甲は、肩部、胸部、腹部、背面部、上腕部、前腕部、関節部、大腿部、下腿部と、全身にフィッ
トする多種多様なパーツが集合していた。そして、金色や銀色のラインで縁取られた各部が結合し
て、表面に清廉な流線型を描いており、彼女の肉体を華麗に武装させている。
 装甲に使われている赤色の金属は初めて見る物質だったが、金属特有の確かな強靭さと鋭利
な美しさに加え、強大なエネルギーを宿しているのが肌で感じられた。
 それは彼女の肢体を外部から厚く遮りながら、女性特有の繊細なラインを失わせない。
 丸い肩も、すらりとした両手両足も、まだ膨らんでいない乳房も、腹部や腰部の窪みや曲線も、
装甲に隠されている肉体が、ほぼ完全に再現されているのだ。
279 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:33:34.68 ID:8D17J2eH
 彼女の腰から、金属繊維で編まれたプリーツ状のパーツスカートが優美に靡いているのは、可
愛らしいという理由ではないだろう。
 変化は肉体にも及び、黒髪は鮮やかな赤色になっていた。
 天に恵まれた美顔も、朱色の仮面が装着されて隠されている。仮面は鼻先からおでこに密着し
て顔を守護し、同時に、あどけない顔を戦士として凛と引き締めていた。
 今や、見える素顔は、淡い唇と、柔らかな両頬の一部と、澄んだ双眸のみ。
 しかし、仮面に引き締められた天性の美貌は、少女の姿を失わない煌びやかな装甲や、激しい
輝きを放つ赤い長髪と相乗し、彼女の戦士としての勇姿を神々しいほどに高めている。

「私は、みんなを守る愛のプリティ戦士! プリティレッド!」

 プリティレッドが右手を前に差し出すと、仲間たちもそれに続いていく。
 彼女たちはみんな、魔法のクリスタルの力で、装甲を纏った戦士に変身しているのだ。
 赤い装甲に包まれた手に、色とりどりの装甲に守られた手が重なり合う。
「友情のプリティ戦士! プリティブルー!」
 ボブカットの蒼い髪を靡かせ、仮面を被った少女が、優しくウインクをする。
 スリット入りのミニスカートを着け、青く輝いた装甲に再現された肢体は、赤いプリティ戦士よりも
やや丸い。しかし、胸部は起伏がまるで無く、しっかり友情を維持して並んでいた。
「勇気のプリティ戦士! プリティブラック!」
 短髪を漆黒にして、黒い装甲を纏って立つ、男子のような女の子戦士。
280 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:35:17.51 ID:8D17J2eH
 彼女だけは密着したホットパンツだが、腰のラインは完全な女性である。変身前は胸に何かを巻
いていたらしく、再現された胸部のラインは大きく膨らんで、動けば揺れそうなほどだった。
「理知のプリティ戦士……プリティホワイト……」
 清廉潔白を体現するような白い装甲に、鮮やかな銀色の髪を靡かせた戦士。
 純心性の結晶のような白い仮面を付ける少女は、鋭利な刃物の如き雰囲気を纏っている。純
白の装甲で守られた幼い体躯は、神聖さに近い異様な迫力を有していた。
「夢のプリティ戦士! プリティイエロー!」
 最後に、向日葵のように明るい装甲を纏う、天真爛漫な戦士が名乗りを上げる。
 太陽色をした髪は獅子のように逆立てられ、幼女のターザンが鎧を着ているような野生的な美し
ささえ醸している。仮面越しでも、くったくのない笑顔がとても可愛らしい。
「5色にきらめく聖なる光は、みんなを守る正義の印!」
 大半の娘は変身前と同じ性格らしいので、誰が誰かはすぐ分かった。
 ちょうど5人全員を確認できたところで、全員の声が綺麗に重なる。

「美少女戦隊プリティガーディアンズ! 危機に呼ばれて、ここに参上!」

 ………………………………………………………………
 ………………………
281 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:37:03.71 ID:8D17J2eH
「いくわよ! プリティレッドソード!」
 先陣を切ったプリティレッドちゃんの手に、赤く煌いた長剣が現れる。
 他のプリティ戦士にも専用の武器が出現しているが、形状はみんな異なっていた。
 襲い掛かってくる獣人に、プリティガーディアンズは、怯むことなく挑んでいく。
 先頭のプリティレッドちゃんに続くのは、友情と理知のプリティ戦士。
 プリティブルーちゃんは両手にトンファーを握り締めて腕をぐるぐる回し、プリティホワイトちゃんは
巨大な斧を両手で握り締めて低く構えながら、先行した愛のプリティ戦士を追っていく。
 しかし、武器があろうと、2、3メートルの獣人から見れば、彼女たちはあまりに儚い。
 腕を一振りしてやるだけで、バラバラになりそうな体格差なのだ。真っ向から戦っては、プリティ
戦士なる存在に変身したとはいえ、彼女たちに勝ち目はないのではないか。
「プリティイエロークロス!」
 そのとき、不意に獣人たちを襲ったのは、巨大な十字架だった。
 どうやら。不規則な軌跡を描いて飛んでいく武器らしい。
 クロスは獣人を次々と切り裂いていって、陣形を一気に崩していく。
「みんな! 今がチャンスだよ! 私も攻撃開始しちゃうから!」
 両手にクロスを持ったプリティイエローちゃんが、ワンテンポ遅れて仲間たちを追う。先に放った
クロスはプリティレッドちゃんの前で暴れ、獣人は隙だらけにされている。
 その獣人の顔に、鈍い音を立てて、プリティブラックちゃんのヒザが叩き込まれた。
「プリティブラック!」
「背中は任せろ! プリティレッド!」
 プリティブラックちゃんが武器のランスで獣人に突進する。
282 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:38:21.34 ID:8D17J2eH
 横では、バトルアックスを獣人の胸板に叩きつけている、理知の戦士プリティホワイトちゃん。
 無表情で斧を振り回している姿は、可愛らしいけれどちょっと怖かった。
 しかし、いつまでも攻撃を許しているほど、獣人も甘くはない。
 巨大な拳や鋭い爪が、奮闘するプリティ戦士たちに次々と繰り出されていく。
 直撃すればひとたまりもないだろう。しかし、

「プリティシールド!」

 プリティ戦士への攻撃は、直撃する手前で不可視のバリアに弾かれていた。
 そんなのありかよ、とも思ったが、確かに防御を疎かにするわけにはいかないだろう。
 戦士を名乗るだけはあり、彼女たちは攻守ともに獣人よりも優れているようだ。これならば、人数
差も大したハンデにならず、戦いは彼女たちの勝利で終わるだろうと思われた。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 しかし、プリティ戦士を見ながら、俺は未だ現実を完全に受け入れられない。
 あんなに小さい身体をした少女たちが、戦士として怪物と戦う荒唐無稽な話。怪物をこの目で確
認し、対抗するプリティ戦士もこの目で確認したが、それでも受け入れられなかった。
283 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:39:48.30 ID:8D17J2eH
 仕事の関係でこの町に住んで5年近くになる。
 しかし、プリティガーディアンズなる存在は、当然ながら聞いたことがなかった。
 ただ、自分と関係ない場所で、関係ない世界の戦いに、偶然遭遇しただけなのだ。
 今までそんな世界に接点は全くないし、将来も同じである。そもそも、俺はここに存在してはいけ
ないのだ。命のやり取りをする覚悟など最初から無いのだから。
 その点では、素人目から見ても、あの少女たちは歴戦の戦士だった。
 怪物退治など手馴れたものなのだろう。
 確かに、獣人の群れはここで退治してもらうのがベストだ。
 相手は、人間を遥かに超える能力を持つ巨躯の獣。
 きっちりした軍隊ならばまだしも、警察の持つ銃器程度では制圧は難しいだろう。
 町で人間を襲い始めれば、どれだけの被害がでるか検討もつかないし、軍事力を行使できたと
しても、複雑に入り組んだ町が戦場になれば甚大な被害が出るはずだった。
 それなりに長く住んだ町なので、知っている人間も少なくはない。
 プリティ戦士には、何としても勝利してもらわなければならない。具体的に俺ができることは無い
が、プリティレッドちゃん率いる勇ましき戦士たちを、心の中で応援しよう。
 呑気にそんなことを考えながら、視線を愛のプリティ戦士に戻した。

 ………………………………………………………………
 ………………………
284 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:41:17.85 ID:8D17J2eH
 プリティレッドちゃんはフロアの中央、ちょうど戦闘の最前線にいた。
 獣人の攻撃を軽やかに回避し、レッドソードが敵をばたばたと斬り倒していく。
 もちろん、最前線でいる以上、どうしても相手に囲まれやすい。どれだけ早くステップを踏んで
も、獣人の爪や拳に捉えられてしまい、時々、彼女のバリアは激しく火花を散らしている。
「くうっ……! 流石に数が多い……!」
 4匹の獣人を相手に奮闘するプリティレッドちゃん。
 彼女に毛だらけの腕が次々と振り下ろされて、バリアが新しい火花を散らし続ける。
 巨大な獣人に囲まれる彼女はあまりに華奢で、体格差で押し潰されんばかり。
 バリアも衝撃を完全に殺せないようで、仮面から除く彼女の小さな唇は、長時間の戦闘を続ける
苦しさや厳しさを隠しきれてはいなかった。
 しかし、仮面から汗を流しながらも、愛のプリティ戦士の闘志は更に燃え上がる。
「これしきのことで、私たちの正義の盾は砕けない!」
 レッドソードの軌跡が、2匹の獣人を鮮やかに叩き斬る。
 そして両サイドをフォローする、プリティ戦士たちの連携も完璧。
「私のプリティレッドに手を出そうだなんて、100億年早いっての!」
 襲い掛かる獣人たちは、プリティブルーちゃんの嵐のようなトンファー連打を受け、変形した顔を
歪めながら吹き飛ばされていく。顔が風船のように膨れた気の毒な者もいた。
「まとめて俺が相手をしてやらぁ! かかってきやがれ!」
 プリティブラックちゃんも、しなやかなヒザを獣人の顔に叩き込み、ランスをぶんぶんと回転させて
相手の胸や腹に風穴を開けていた。相手は堪らず吹き飛ばされて、動かなくなる。
285 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:43:07.81 ID:8D17J2eH
 このままいけば、思ったよりも早く、戦闘は決着するかもしれない。
 彼女たちの攻撃力と防御力は、明らかに獣人を圧倒していた。
 戦闘スタイルもそれぞれ確立されており、一朝一夕でできるものではない。
 それこそ、相当な経験を積んで完成させたものだろう。
 後から考えれば、独自の戦闘スタイルを持つのは、彼女たちに限られていなかったのだが、今
の俺は彼女たちを応援するあまり、そんな簡単なことに気付かなかったのだ。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 俺の中で時間が止まった。
 信じられない光景を見たのは、もう何回目かも覚えていないほどだが、これはまずい。
 変化はプリティ戦士が見えていない場所、獣人の群れの後列で始まった。
 獣人の筋肉が脈動して、使用していない筋肉が目覚めるかのように、四肢がぼこりと一回り膨ら
んでいく。まるで彼女たちとの能力差を埋めるかのように。
 最初から、後列の獣人は戦闘に参加せず、戦いの様子を観察するのみだった。
 今から考えれば、そいつらは、プリティ戦士たちを観察し、戦術や特徴を理解し、攻撃力や守備力
を探っていたのかもしれない。どれぐらいの力で勝てるか、分析しながら。
 それは、本当に恐ろしい仮説だった。
 相手の力量によって、自分たちの能力を調整するのが、獣人のスタイルだとしたら。
 プリティ戦士たちは、手の内を敵に晒してしまったのではないか?
286 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:44:46.42 ID:8D17J2eH
 最初に倒したのが、ただの捨て駒だったとしたら。
 俺はふと壁に設けられた窓から、外の景色を見てみた。
 そして、あまりに惨酷な現実に絶句した。
 外では、最初の獣人たちが捨て駒という仮説を証明するかのように、新しい獣人たちが工場跡を
包囲していた。見えるだけで50匹近い数、実際は更に倍はいるだろう。
 建物の1階で戦っているプリティ戦士たちは、外の様子まで見えていない。
 既に脱出路を断たれたことに気付いていないのだ。
 今すぐ大声を上げてやれば、彼女たちに危機を知らせることはできる。
 しかし、俺はそれができなかった。
 実は、俺のいる部屋はルートが複雑で、別棟から渡り通路を経なければ辿り着けない。もちろん
1階から上がる階段はあるのだが、大きな荷物が山積みされて塞がれていた。
 彼女たちが、この建物の1階に獣人を集める限り、ここはまだ安全なのだ。
 わざわざ別棟から渡り廊下を経て、ここまで到達する物好きな獣人はいないはず。

 だってそうだろう?
 すぐ近くに「獲物」がいるのに、遠回りのルートを選ぶなんて。
 動物だからこそあり得ないのだ。

 俺は積極的に大声を出さなければ、発見されることはない。
 「獲物」が無くなれば、獣人は興味を失い、そのまま獲物の多い町に向かうだろう。
 イコール、俺は助かるということだ。
287 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:46:12.64 ID:8D17J2eH
 卑怯だと言われても、薄情だと言われても、こんな場所で死にたくはないからね。
 助かる可能性が存在するのならば、それにすがりついて俺は生きてやる。
 自分の命が誰だって大切なのだ、非難したければ勝手にしてくれ。
 筋肉の強化は獣人から獣人に伝播し、ついにプリティレッドちゃんと向かい合った個体にまで到
達した。膨張する巨大な腕を見て、彼女も不思議げに目を開いている。
 逃げろと叫びたくなるのを必死に我慢して、俺はその光景を見届ける。
 何とかなるのではないか、という期待が無かったと言えば嘘になる。
 幼いながらに戦士として前線に立ち、神々しい美しさと強さを持つプリティレッドちゃんが、今さら
獣人に敗れる光景は正直想像できないし、彼女にそんな目に遭って欲しくはない。
 矛盾するようではあるが、これも本心なのだ。
 強化された相手でも、鮮やかに打ち破ってくれるのではないか。
 みんなを守る正義の盾は、こんなところで決して負けてはいけないはずだ。
 しかし、彼女の顔を狙った獣人の攻撃は、今までとは比較できないスピードだった。視界に広が
る巨大な拳に、プリティ戦士の仮面下で、双眸に驚きの色が浮かぶ。
「えっ………?」
 小さな唇が確かにそう漏らしたとき、彼女を守るバリアが四散した。
 驚愕したプリティレッドちゃんの顔に、圧倒的な力の差が叩きつけられる。
「きゃああああっ!」
 プリティレッドちゃんから聞こえた悲鳴は、戦士ではなく少女のものだった。
288 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:48:32.19 ID:8D17J2eH
 華奢な肢体は、回転して床に叩きつけられる。受けた衝撃はそれでも逃しきれない。鮮やかな
赤い装甲が火花と金属音を撒き散らし、土埃だらけのコンクリート床を滑り続ける。
 俺の位置からははっきりと見えてしまった。
 プリティ戦士としての凛とした表情が、はっきりと苦悶に歪むのを。
 神々しくさえある顔が埃だらけの床に激突し、唇が床に押し付けられるのを。
 可愛らしい小さな唇が、かつて多くの人間に踏み荒らされた床に穢されるのを。
 あまりに無様なその姿は、冒涜的ですらあった。
「うぶ………! うう゛………! ぶぶ……! うぶうう………!」
 紙やすりで顔を擦られるように、プリティレッドちゃんの顔は床を滑り続ける。
 動いている間、彼女の顔はずっと床に面していた。
 朱色の仮面や柔らかい頬が、ざらざらした床に擦り切られる。
 汚れた床にキスをしたまま、小さな唇は雑巾のように床を拭い続ける。
 最後、彼女は大きく跳ね、背中からベルトコンベアに激突してようやく止まった。
「か、はっ………ああ………っ!」
 彼女の華奢な肢体が反り返った。
 背面の装甲が激突の衝撃を受けて火花を散らし、滑らかな表面に無数の傷が刻まれる。バリア
を失った今、傷からは装甲の細かい破片がパラパラと零れ落ちている。
「ぐううっ……! うう……っ! プリティシールドが、通じないなんて……」
 床に転がったプリティレッドちゃんは、力を振り絞って上半身を起こしていく。しかし、ダメージは
大きいらしく、腕は小刻みに震えて、なかなか身体を支えられない。
289 ◆gRbg2o77yE :2011/12/14(水) 23:49:55.72 ID:8D17J2eH
 バリアが消失した彼女の装甲は埃に塗れて白く汚れ、装飾の模様も擦り切れて、煌びやかさは
もう残されていなかった。幼い肢体を再現する金属鎧が、虚しく金音を立てているだけだ。
 顔は内出血で腫れたようで、仮面の下で右目はほとんど開かれていない。
 殴られた鼻から血が流れて、床に赤い斑点を作っている。
 さらに、顔全体が床に擦り切られ、小さなゴミや土埃が、仮面や口元に張り付ていた。
 それは、未熟な少女に施すには、あまりに惨酷な化粧と言うしかない。
 埃ですっかり白くなった唇から、赤い血がゆっくりと垂れて床に落ちる。
「うく……ああ゛……みんな、気をつけて……っ! ごほっ……っ!」
 顔を傷つけられた痛みとショックに耐え、プリティレッドちゃんは声を上げる。


(続)


続きはすごく気長にお待ちください。
ではまた。
290名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 07:41:19.42 ID:8MqWy2jN
GJ
細かい変身過程と質感のあるリョナを描写するのはできる奴だな
吹っ飛ばされて凛々しさが損なわれた辺りとかまさに明暗って感じで良かった
291名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 08:41:48.01 ID:U6gPT4LS
ネーミングセンスとちゃん付けがなんとかなれば評価する
292名無しさん@ピンキー:2011/12/16(金) 07:39:50.77 ID:I41GOlsb
ちゃん付けはヘタレ男の一人称っぽさが出てて良いと思う
293名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 03:00:53.55 ID:WP7ThBXd
俺は>>291同様、微妙に気になったなw>ちゃん付け
ヘタレ男のキャラ付けに、語り部であると言う以上の興味がなかったと言うのもあるが
294 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:18:31.74 ID:I7rLmVwx
>>289の続きを投下します。
※鬼畜・リョナを含みますので、ご了承ください。
※ちゃん付けは今回から修正します。前回までの修正は脳内補完でお願いします。
295 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:19:43.30 ID:I7rLmVwx
「ぐううっ……! うう……っ! プリティシールドが、通じないなんて……」
 床に転がったプリティレッドは、力を振り絞って上半身を起こしていく。しかし、ダメージは大きい
らしく、腕は小刻みに震えて、なかなか身体を支えられない。
 バリアが消失した彼女の装甲は埃に塗れて白く汚れ、装飾の模様も擦り切れて、煌びやかさは
もう残されていなかった。幼い肢体を再現する金属鎧が、虚しく金音を立てているだけだ。
 顔は内出血で腫れたようで、仮面の下で右目はほとんど開かれていない。
 殴られた鼻から血が流れて、床に赤い斑点を作っている。
 さらに、顔全体が床に擦り切られ、小さなゴミや土埃が、仮面や口元に張り付ていた。
 それは、未熟な少女に施すには、あまりに惨酷な化粧だった。
 埃ですっかり白くなった唇から、赤い血がゆっくりと垂れて床に落ちる。
「うく……ああ゛……みんな、気をつけて……っ! ごほっ……っ!」
 傷つけられた顔に痛みに耐え、プリティレッドが声を上げる。
 力を振り絞って発した言葉には、獣人の前に現れたときの凛々しさは無い。
 想定もしていない危機に、戦士とはいえまだ幼い彼女は、動揺を隠せないのだろう。
 戦士たちの防御の要らしきバリアは、獣人の攻撃に無力だった。
 大切な顔に傷を負わされた代償に、プリティレッドはそれを思い知らされたはずだ。数では互角
になりつつあるが、防御が通じなければ戦闘が不利になるのは間違いない。

 ………………………………………………………………
 ………………………
296 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:22:15.41 ID:I7rLmVwx
「プリティレッド、しっかり! すぐにそっちに行く!」
 こちらでは、負傷した仲間を見て、プリティブルーが悲鳴に近い声を上げた。
 プリティレッドの親友である彼女が、悲痛な光景にショックを受けるのは当然のことだ。
 実のところ、戦場に最初にやってきたのも、彼女たち2人なのである。
 俺が慌てて身を隠している先では、変身前のプリティレッドとプリティブルーが、お互いを守るかの
ように抱擁していたのだ。
 明らかに恋仲ではなく友情のハグだったが、妙に重い覚悟を感じたものだ。
 彼女たちがまさかプリティ戦士なんてものに変身するとは思わず見ていたが、今から思えばあの
とき、彼女たちは戦闘を前にしてお互いを勇気付けていたのだろう。
 変身後も、戦士として肩を並べたプリティレッドとプリティブルーは、お互いに勇気を分け与えて
いるかのようだったし。あくまで、今から思えばだけれど。
 とにかく、プリティブルーの決断は驚くほど早かった。
「みんな、とにかく逃げて! そいつらと戦っちゃダメ!」
 状況が変化したのを理解し、体制を立て直すのが必要だと判断したのだろう。プリティレッドは仲
間を鼓舞して一直線に敵に立ち向かうタイプだが、彼女は少し違うらしい。
 そういえば、彼女はかなり近い距離で、プリティレッドが殴り飛ばされたのを目撃していた。
 プリティ戦士の中で、最も現状を正確に把握しているのは、間違いなく彼女だ。
「そうだよ! みんな! プリティレッドをフォローしなきゃ!」
 夢のプリティ戦士、プリティイエローも、泣きそうな声で叫んだ。
 こちらは目の前で起きたことに動揺し、怯えているようにさえ見える。
297 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:24:25.10 ID:I7rLmVwx
 彼女の劇的な変化には驚かされたが、その意味がようやく分かった気がした。
 変身前の彼女は臆病で、戦士になって怪物と戦えるような性格ではないのだろう。プリティ戦士
として、戦いの恐怖に打ち勝つため、己を鼓舞する何かが必要だったのだ。
 それが、やたら明るい色をした向日葵色の装甲と、逆立てられた太陽色の長髪。
 変に髪を染めて周囲を威圧する若いのは沢山いるが、彼女の場合は健気で微笑ましい。
 実際に髪型で強くはならないだろうが、弱い自分の心を隠す鎧なのだ。
 海外では戦闘前に戦意を高める化粧をする部族もいるらしいし、そういう意味では、もっと派手で
もいいんじゃないかな。仮面にライン引くとか、肩の装甲にとんがり付けるとか。
 一方、彼女の対極なのが、勇気と理知のプリティ戦士である。
「全員でプリティレッド守ってどうするんだよ! 俺が代わりにあいつをぶっとばす!」
 慎重な2人とは違い、プリティブラックはバトルする気満々だった。
 プリティレッドを殴った獣人に対し、鬼の形相で向かう姿は、本当に男の子みたいである。
 戦闘前の雑談でも、女の子らしさに嫌悪感すら覚えている節があった女の子。
 乳房の膨らみを隠していたり、変身後はパーツスカートではなくホットパンツだったり、理由はもち
ろん分からないけれど、女の子らしさ嫌いが重度なのは間違いない。
 ただ、誰も彼女を止められないと思いきや、そんなことはなかった。
 突進する勇気の戦士の進路は、雪色のバトルアックスに遮られる。
「プリティブラック。落ち着きなさい。一時の怒りに呑まれてはいけないわ」 
 銀色の長髪を靡かせて立ちふさがったプリティホワイトは、刃物のように鋭い目でプリティブラック
を睨みつける。そこには有無を言わさない圧力があった。
298 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:26:04.97 ID:I7rLmVwx
「タイマンで貴女を負かした彼女が、簡単にやられたのよ。何か理由があるわ」
「……! 確かに!」
 プリティブラックは冷静になったらしく、後退を開始した。
 タイマンで負けたというフレーズは、彼女をコントロールできる魔法の言葉らしい。そして、
「私も、プリティレッドによって、居場所を与えられた。こんな私に価値を与えてくれた」
 プリティホワイトは、また何か妙なことを言い始めていた。
「私の魂は彼女に定義付けられた。空集合だった私はやっと自分になれた。だから私は彼女を守
る。それが、この世界を守るということだもの。分かるかしら?」
「何言ってるのか、やっぱり分からねえよ……。何度聞いても、分からん……」
 目を輝かせる理知のプリティ戦士に、プリティブッラクはかなり困惑気味だった。
 どうでもいいけれど、彼女たち、けっこう仲よさそう。
 一方で、獣人サイドもプリティ戦士を撃退した形とはいえ、数は既に6匹まで減らされている。強
化されたとはいえ、距離をとっていく彼女たちを追撃することはしなかった。
 最初は、お互いに様子見かと思ったよ。
 しかし、獣人たちは、そんなつもりはまるでなかったんだ。
 まるで洪水のようだった。
 外で工場跡を包囲していた、既に肉体が強化された獣人の大群が、フロアの窓という窓、ドアと
いうドアを破って一気に戦場に流れ込んできた。100匹以上いるような勢いだった。
 俺も流石に驚いて今度は悲鳴を上げたが、最早誰にも聞こえてはいない。
 ベルトコンベアの間を、獣の群れが犇いて獲物に向かう。
 プリティ戦士たちの悲鳴が木霊すると同時に、人数無制限の第2ラウンドが始まった。
299 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:27:21.97 ID:I7rLmVwx
 ………………………………………………………………
 ………………………

 仲間のプリティ戦士たちが獣人の大群に呑み込まれるのを見て、プリティレッドは慌てて立ち上
がろうとした。
 しかし、おそらく脳震盪のような状態なのだろう。
 立ち上がるどころか、手足の自由すら戻らないようで、動くことさえままならない。
 とても戦える状態ではない彼女にも、獣人は次々と群がってくる。
「プリティシールド! リブート!」
 悲鳴に近い叫び声で、シールドを復活させようとするプリティレッド。
 獣人はそんな彼女の希望もろとも、華奢な肢体を体重ままに踏み付ける。
 背中の装甲は音を立ててひしゃげ、赤い破片が無情に飛び散った。筋骨隆々となった獣人の前
では、彼女の肉体を守るプリティ戦士の装甲も、あまりに儚く思えてしまう。
 背骨の折れた音が聞こえるかと思うほど、容赦の無い蹂躙。
 プリティレッドはルビーのような髪を振り乱し、喉が掠れた悲鳴を上げた。
 背中に走った激痛に耐えようとするも、獣人は新たな激痛を加え続ける。
 いきなり右脇腹を蹴られ、彼女は悲鳴も上げられずに転がされる。再び床にキスを強制され、鼻
の周りでゴミが煙のように舞った。プリーツスカートを被ったお尻を蹴られる。悲鳴が漏れた。装甲
の破片が散らばる中、ボディが火花を発して床を滑る。今度は胸が蹴られ、身体を捻らされて転が
された。ルビーのように美しい髪は乱れて、彼女の顔に汚らしく巻きついていく。
300 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:30:25.11 ID:I7rLmVwx
 小さな愛のプリティ戦士は、四方八方から、まるでサッカーボールのように蹴られ続ける。
 最早、戦いではなく、無抵抗の獲物をいたぶる凄惨なリンチだった。
 彼女はそれでも、身体を丸めて必死に耐え続けていた。
 しかし、赤い装甲はみるみる砕かれ、細かい破片を散らして肉体から滑り落ちていく。
「あああ……っ! そんな……っ! プリティアーマーまで……っ!」
 背中から右脇腹にかけて、左肩から胸部にかけて、そしてお尻から恥丘部にかけて、肉体を守
る防御装甲が無残に陥落する。数センチの厚さがある金属が、今や紙くず同然だった。
 プリーツスカートもぶちぶちと音を立てて、装甲から剥ぎ取られていく。
 露出した肌は蹴られた衝撃で、大きな痣がいくつも浮いてきていた。
 獣人の足は次々と繰り出され、装甲の有無に関係なく、プリティレッドの身体を蹴りつける。彼女
は汚い床の上を犬のように這い、悲鳴を漏らしながら攻撃から逃げ回るしかない。
「パパや、ママや……を……守……うぐう! 私たちは……負けるわけには……ぎゃあ!」
 プリティレッドは自分に言い聞かせるように、プリティ戦士であろうとする。
 圧倒的な暴力に屈しないよう、必死に痛みや恐怖と戦っているのだろう。
 しかし、転がされて仰向けにされた彼女を見て、俺は思わず目を覆った。
 プリティ戦士の凛々しい顔には、惨たらしい暴力の痕が残されていた。
 擦り切れた唇や殴られた鼻から血が川のように流れ、右眼窩からぽっぺたにかけて内出血で黒
く腫れ上がっている。戦士の仮面でも隠せないほど、傷はあまりにも酷い。
 蹴り転がされて足が大きく開くたびに、陰毛も生えていない性器がちらちらと見える。それは、少
女特有の淡い色ではなく、大量の土埃が付着して、無残なほど黒く汚れていた。
301 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:31:45.96 ID:I7rLmVwx
 胸部装甲も半分破壊されて、膨らんでいない乳房が露にされている。
「うぐう……うう……うぁ………わ、わたしたちは………まけ、な……」
 仮面から流れ落ちる涙は、暴力の苦悶によるものか、仕打ちへの屈辱からか。
 最早、彼女には少女としての尊厳すら許されず、可哀想を通り越して痛々しいほどだ。
 彼女の、こんな惨めな姿は見たくなかった。
 美しくて凛々しいプリティ戦士のままでいて欲しかった。
 そう思ったときだった。

「プリティレッドソード!」

 驚いたことに、プリティレッドは例の長剣を出して、群がっていた獣人たちを一気に切り裂いたの
だ。そして包囲を破り、ボロボロの姿のまま油断している獣人を倒していく。
 レッドソードをカチャリと持ち直し、凛として佇む挑む愛のプリティ戦士。
 肉体と装甲はみる影もなく痛めつけられているが、顔には戦士の表情が戻っている。
 まさか、今までやられていたのは、体の自由を取り戻すまでの間、相手を油断させる演技だった
のだろうか。実際、彼女は怪力化した獣人にスピードで応戦している。
 大量にいる獣人は、お互いがお互いを邪魔して、小さな彼女を捕えることができない。
「攻撃は間違いなく効いてる! みんな、頑張って!」
 彼女は眼前の獣人たちを見据え、休む間もなく長剣で立ち向かっていく。
 しかし、今まで彼女が痛めつけられていた場所には、無残に砕かれた装甲の残骸と、床に擦り
付けられた血の跡が残されているのだ。受けたダメージは本物だろう。
302 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:32:43.68 ID:I7rLmVwx
 獣人の大群が乱入して10分ぐらいの間、彼女はずっと蹴られ続けていたのだ。
 それで平気な奴などいるはずがない。
 まして、彼女はまだ小さな女の子なのだ。
 俺は頭を抱えてその場にうずくまる。
 この状況下で1階に降りていく度胸はない。正直、夢ならば覚めてほしかった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 気を取り直して、このあたりでちょうど冒頭の状況になったわけだが。
 プリティレッドは負けないと言っているが、もちろん、現実はそれほど甘くは無かった。
 フロアは咽るような獣の悪臭で飽和している。
 プリティ戦士たちは獣人の物量に押し切られて散り散りになり、1人で20匹を超える数を相手に
している。それはもう、戦闘と呼べるようなものではなかった。
 フロアの各所では、少女たちの悲鳴と共に装甲の破片が飛び散っていく。
 ちょうど、プリティレッドがサッカーボールにされていたとき。
 俺の視界の中で、彼女に一番近い場所にいたのはプリティブラックだった。
 弾き飛ばされた彼女のランスが、音を立てて虚しく転がっていく。
「くそっ……何匹いやがるんだ……こいつら……っ!」
 幼い肢体を羽交い絞めにされながら、彼女はもう焦りを隠せなくなっていた。
303 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:34:31.00 ID:I7rLmVwx
 男の子勝りの元気さを持った顔は殴られて、鼻と唇から大量の血が流れている。装甲は右肩と
腹部が損傷して穴が開き、左腕は外傷こそ無いが力無くだらりと垂れていた。
 戦士の黒い仮面に隠された顔は、苦痛と疲労による消耗がくっきりと浮かぶ。
 それでも、大人に近い乳房の装甲は土で汚れながら、お碗型の綺麗な膨らみを守っていた。彼
女の呼吸に合わせて苦しげに上下する様子は、生身の乳房とまるで変わらない。
 下腹部のホットパンツから伸びる脚も、腰からのラインは生々しい女性のものである。
 もっとも、他の少女たちと比べて、主観が補正されている面はあった。
 巨大な怪物の腕に固定された彼女の肢体は、手足も細いし、腹部も丸く膨れている。
 血で汚れた顔も稚気が抜けておらず、まだ幼い少女なのは間違いない。
 しかし、獣人は彼女を無力な少女とは考えてはいないようだった。あれだけ荒々しい戦いぶりを
見せられたのだから、少し静かになった程度では、まだ警戒を緩めていないのだ。
 数匹の獣人が、目を光らせて捕らわれた彼女に押し寄せていった。
 プリティブラックの顔に、大きな拳が右から左から、次々と叩きつけられていく。
 装甲が破壊されて、肌が露出した腹部にも、硬い拳が鈍い音を立てて食い込んだ。あまりに大
きな衝撃で、彼女の肉体が強張るのがよく分かった。
「ごぼっ! ぐぶっ! ごぼぉ! があぁっ!」
 彼女は、鼻が折れ曲がり、唇がひしゃげ、頬を黒く腫らして暴虐に耐えていた。男の子ルックス
は血糊塗れで、潰された顔から拳に血の糸が引くぐらい殴られているのに。
 腹を殴られた瞬間、唇から胃液が流れ落ちて、胸部の装甲を汚く濡らす。
 しかし、獣人は青黒く変色していく彼女のお腹に、休む間も与えず拳を打ち込んでいく。
304 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:36:12.24 ID:I7rLmVwx
 内臓を破壊されたのか、仮面の表情が一際苦悶に歪み、唇から黒い血が流れ出した。
 彼女の肉体が、魔法のクリスタルとやらで強化されているのは疑いようも無い。しかし、ここまま
では本当に殺されてしまうのではないかと、本気で背筋が寒くなった。
 別の獣人が、転がったランスを握り、武器の持ち主である彼女に近づいた。
 まさかと思った瞬間、鋭い先端が、彼女の右胸部装甲に突き刺さった。膨らみを中央から押し潰
されて、無残にひしゃげた装甲から、赤い血がどろどろと流れ落ちてくる。
「く゛う゛う゛う゛う゛う゛っ!」
 プリティブラックは、獣のように悲鳴を上げて身体を震わせた。
 仮面下の表情は、苦悶と絶望に押し潰されて、戦士としての面影はもう残されていない。間を置
かずに、左の乳房が同じくランスで破壊され、破壊された装甲が血で濡れていく。
 俺は震えながら、勇敢な少女が、顔と乳房を潰される光景を見ているしかなかった。
 これは処刑を兼ねた拷問だと思った。
 命知らずにも戦いを挑んできた幼いプリティ戦士たちを、獣人は嬲り尽くすつもりなのだ。
 戦士としても少女としても苦痛を与えて、その光景を愉しんでいるのだ。
 獣人は彼女のバタバタ暴れる両足を左右から掴み、ゆっくりと開脚させていった。短い悲鳴が彼
女から漏れるのを無視して、ホットパンツに包まれた下腹部が露になる。
 獣人はみんな、股から垂れていた性器を、これまた分かりやすく直立させていた。
 生殖器は勃起するや、子供の腕ほどの太さがある化物ばかり。
 黒ずんだ肉はまるで腐敗したバナナのようで、先端の亀頭には恥垢がこびり付いている。
 こんなもので突き回されては、成人した女性でも壊されてしまう。
305 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:38:31.71 ID:I7rLmVwx
「いやっ! いやああああっ! 離せえええ!」
 勇気のプリティ戦士は、獣のペニスを見て顔を青くした。
 男の子のように振舞っていた彼女が、初めて純粋な女の子の顔に変わる。
 しかし、それは異性をときめかせるような明るいものや可愛らしいものではない。悲しいかな、暴
力で自由を奪われ、望まずして性欲の餌食にされる犠牲者のものだった。
 女の子らしさを嫌悪している彼女は、最悪な方法で、自分が女の子と思い知らされる。
「助けて! プリティレッド! プリティホワイト! だれか! だれか助けてええ!」 
 獣人の爪が器用に動き、ホットパンツといっしょに下腹部の装甲を剥ぎ取る。
 装甲は鉄板が曲がるような音を立てて抵抗したが、数秒後には虚しく床に転がっていた。
「プリティシールド! リブート! リブート!」 
 純潔を守るため、破られたバリアを復活させようと、呪文が虚しく響き渡る。
 晒しものにされたプリティブラックの性器は、思ったとおり、周りに淡く毛が生えている。
 皮を被るクリトリスの先は小さく開いて、赤みの濃い女肉が露にされていた。
 腹を殴られて失禁したのだろう、陰部は小水でべったりと濡れている。
 そこに、明らかに大きさの違うペニスがぴとりと触れた。
「リブートぉぉぉっ! いやあああああ!」
 黒い仮面からぼろぼろと涙を零して、プリティブラックは絶叫した。
 獣人のペニスが小さな唇肉をこじ開けて、血が伝い落ちていく。
 血は滝のように量を増し、少女の絶叫と同じくして赤いカーテンのように陰部を彩った。
306 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:40:45.60 ID:I7rLmVwx
「き゛ゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 獣人は性器を一気に捻じ込み、さらに奥に挿れようと腰を前に進めている。
 既に子宮口まで達したと理解するや、幼い胴体を千切らんばかりに腰を動かし始めた。
 プリティブラックは顔を真っ赤にして、喉を震わせて絶叫する。
 戦士の仮面から涙が溢れ出し、悲鳴と嗚咽が融合して意味不明の言葉に変わった。
 獣人が動くたびに、結合部から大量の血が飛び散っていく。
 女らしさを嫌悪する彼女は、おそらく自慰行為も嫌悪しただろう。彼女の性器は指の快楽さえろく
に知らず、前後に大きく裂き広げられた。手術をしても、元通りにはならないだろう。
「ひあ! やあ! えてよぉ! めてぇ! はめへよぉ!」
 猿の肛門のように赤くした顔を歪ませて、プリティブラックは泣きじゃくっていた。
 幼い肢体を貫いて抉るその行為は、まさに処刑そのものである。
 彼女の純潔を奪った獣人は、仲間から荷物を預かるように、幼い肢体を己の腕に収めた。
 腰を打ちつける獣人に、黒い装甲で包まれた華奢な肢体は、ただ揺さぶられるしかない。結合部
が血を散らすたびに、彼女の頭や手足は嵐に遭っているように激しく揺れる。
 プリティ戦士の幼い顔と乳房から飛び散る血が、獣人の胸を赤く汚していった。
「ああ! くあ! はあ! ひい!」
 黒い仮面下で、双眸は半分白目を剥いて、腫れた唇は血泡を噴いていた。獣人はプリティ戦士
の肉体を蹂躙しながら大音量で咆哮し、動きを激しくする。
 ペニスは大きく膨らんで脈打ち始め、プリティブラックは射精の兆候を知らされてようだ。。
「………やめて………ださないで………! いやああああ……っ!」
307 ◆gRbg2o77yE :2011/12/18(日) 20:44:00.27 ID:I7rLmVwx
 勇気のプリティ戦士の腫れた双眸から、懇願の涙が溢れ出す。
 同時に、一際激しい突き上げが彼女の肢体を貫いた。
 無情にも結合部から黄ばんだ精液が溢れ出し、彼女の足の装甲を汚していく。
 獣人は、種子を全て子宮に注ぐため、2度、3度、4度、と間を置いて腰を打ちつけた。しかし、大
量の精液の圧力のせいか、彼女の肢体はずるりと獣人のペニスから抜けて床に転がった。
 こいつらは何リットル出すんだろうと、素朴な疑問と恐怖を感じてしまった。
「………ああ……やぁ………」
 嗚咽するプリティブラックの全身に、上から白く生臭い化粧が施される。
 もう男の子の雰囲気はどこにもなく、ただ肉体を穢された少女が惨めに泣いているだけだった。
 筋肉ごと大きく裂けた性器からは、注ぎ込まれた精液が音を立てて溢れ出している。

 ………………………………………………………………
 ………………………



続きはすごく気長にお待ちください。
ではまた。
308名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 23:59:49.58 ID:WP7ThBXd
大変よろしゅうございます
309名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 06:08:24.44 ID:ccHXeSbF
身体は女の子らしさに満ちてるのにそれに反抗するように男の子っぽく振る舞う娘が
女である事を残酷に思い知らされて心がへし折れて女言葉になるとか良いよね
310名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 09:35:02.12 ID:FBtQrOGm
GJ
内臓へのダメージに苦しむ変身ヒロインってのは何かエロティックだよな
それまでなんとな〜くボンヤリとした性向だったんだが悠里愛のキューティーハニーの同人誌を読んでハッキリとリョナヒロピン属性だと自覚した
311名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 16:35:47.73 ID:l5ciUGXD
エリョナヒロピン属性だけど死亡ED無しで毎回怪人に酷い目に遭わされるのがいい

因みに死亡でも死亡→継承で新ヒロインのシリーズで続くのは例外
312名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 00:40:03.56 ID:DNlPOv6r
ルドン高原で軽装歩兵を謀殺しまくる口か
313 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 12:50:27.60 ID:gZH8jq0/
>>307の続きを投下します。
※鬼畜・リョナを含みますので、ご了承ください。
314 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 12:52:16.38 ID:gZH8jq0/
 青い装甲を纏った、友情の戦士プリティブルー。
 サファイア色の鮮やかなボブカットと戦士の仮面に、幼い表情は引き締められる。
 しかし、青い装甲に再現される肢体は、ミルクの匂いがしそうなほどに華奢だった。戦士を名乗
るには、そして巨躯の怪物と戦うには、あまりに幼い女の子である。
 彼女には、この戦いでは絶対に負けられない理由があった。
 俺は、変身前の彼女とプリティレッドが抱擁していたときの、立ち話を思い出す。


 以下の内容は、戦闘前に彼女たちが立ち話をしていた断片的な情報について、プリティ戦士と
いう立場の後出し情報を追加し、欠落部分を想像で補完して再整理したものである。
 事実とは多少異なる部分があるだろうが、大まかには間違っていないはず。
 聞いてみれば、それ自体は珍しくもない話なのだが……。
 要約すると、恋愛の話である。
 3日前、プリティレッドの幼馴染の男の子と、プリティブルーが、正式に交際を始めたらしい。繰り
返しておくが、プリティレッド本人とではなく、あくまでレッドの幼馴染の男の子とである。
 もちろん不純なものではない。
 みんなを守る正義の盾らしく、校則にも抵触しない、至極健全なお付き合いらしい。
 しかし、そこに至るまでは、なかなかの紆余曲折があった。
 まず、トンファーで勇ましく戦うプリティブルーも、恋愛ではかなり臆病な少女だった。
 好きになった男の子に1人で声もかけられず、悶々とする日々が続く。毎晩、枕を相手に話しか
ける練習をしていたが、面と向かえば何も言えなくなってしまう有様だった。
315 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 12:55:24.47 ID:gZH8jq0/
 そりゃあ、トンファーで敵を殴るようにもいかないだろうからね。
 そこに登場するのが、親友のプリティレッドことあけみちゃん。
 あけみちゃんは、ブルーの想い人である男の子といっしょにいる時間が多かったらしい。幼馴染
だったので仲も良く、普通に会話をしたり遊んだりしている仲だった。
 プリティブルーは、そんなあけみちゃんにかなり無理なお願いをして、彼といっしょに遊べる時間
を作ってもらい、ようやくのことでアプローチを開始できた。
 それで、数ヵ月後の一昨日、めでたく交際成立。
 明日のお休みに初デートと運びとなったのだ。
 しかし、一昨日から彼氏の男の子は用事で学校を休んでいるらしい。
 デートの打ち合わせは、昨日の電話でのやり取りのみ。
 浮かれていたのが一転、冷静になったのだろうね。
 怖くなった友情の戦士は、またしても親友に頼ることに。
 何としても初デートを成功させたい一心で、デート中に寄るお店をあけみちゃんに調べてもらい、
今日の放課後はデートの服まで選んでもらう予定だったらしい。お店は男の方がちゃんと下調べ
するべきと思うけれど、まあ、どちらから誘ったかにもよるから一概には言えないか。
 それにしても、あけみちゃんは本当に大変そうだ。
 親友のデートの店選びや服選びまで面倒みるなんて、流石は愛のプリティ戦士だよ。
 とまあ、ここまでならば、常識的な範疇に収まる話なのだけれど、決定的に彼女たちが他の少女
と異なる点といえば、やはり彼女たちがプリティ戦士ということなのだ。
 デートの前日、つまり今日、学校にいた彼女たちに危機的状況が伝えられた。
316 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 12:57:10.81 ID:gZH8jq0/
 立ち話を聞いたとき、このあたりは正直テレビアニメの話だと思っていたので、あまり真面目に聞
いてなかった。とりあえず、怪物の群れが街に近づいている内容だった。
 急いで獣人を撃退しなければ、明日にはこの大群は街に流れ込み、平和な光景をスプラッター
にしてしまうのだ。怪物映画みたいだけれど、ここはテキサスの田舎町じゃないからね。
 都合の良い火薬倉庫とか、ガスが充満した炭鉱とかも存在しない。
 大量発生系の怪物映画のお約束は、今回の場合、どうやら通用しそうにないのだ。


 どんな大事件も起きるときは突然だ。
 そして俺のような一般市民は、起きた後でただ驚くことしかできない。小さな街の存続すら揺るが
すような危機が、眼前で進行していたとしても、俺がここにいるのは偶然なのだから、
 そして、その脅威に立ち向かっているのは、まだ幼い5人の少女。
 彼女たちが敗れれば獣人は街に流れ込み、彼女たちの家族や友人、そして恋人をも餌食にして
しまうかもしれない。彼女の大切な存在は明日、全て消えてしまうことだってあるのだ。
 小さな少女たちが背負うには重すぎる責任に思えてしまう。
 特に、プリティブルーの気持ちを考えると、流石の俺も可哀想に思った。
 明日は、女性として異性と向き合った最初のデートだ。普通の少女ならば、明日のデートに期待
と不安を抱きながら、服を選んでいただろう。あくまで普通の少女ならば、それが許される。
 しかし、彼女の前に並ぶのは、お洒落な衣服ではなく、恐ろしい怪物の大群だ。
 この状況になって、プリティブルーとプリティレッドが、お互いを守るように抱擁し合っていた意味
も理解できる。大切な日を前にして、戦闘への恐怖が生まれていたのだろう。
 しかし、プリティ戦士として戦場に立った今、もう退路は断たれている。
 彼女たちは戦って、勝利するしかないのだ。
317 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 13:01:10.45 ID:gZH8jq0/
 ………………………………………………………………
 ………………………

 しかし、幼いプリティ戦士たちに突きつけられた現実は、あまりに非情なものだった。
 獣人の暴力に抗えず、無残にもレイプされた勇気の戦士、プリティブラック。
 今や獣人の狩場と化した工場跡では、そんな光景は当たり前になっていた。時間を戻して別の
場所を見てみれば、そこでもプリティ戦士が追い詰められている。
 鈍い音を立てて、折れたトンファーの柄が床に落下した。
 それでも、青い装甲を纏う小さな少女は、破壊されたトンファーで構えをとる。戦うことを放棄すれ
ば、待つのは無慈悲な結末だと頭では理解しているだろう。しかし、
「……はぁ……はぁ……プリティ戦士のパワーが、つうじないなんて………」
 プリティブルーは、疲弊した表情で獣人の群れを見上げた。
 同時に、獣人の手から伸びる鋭い爪が、プリティ戦士の膨らみの無い胸部を薙ぐ。彼女を守るバ
リアが砕け散り、装甲に爪が刺さり、厚い金属を切断していった。
 悲鳴のように火花が散り、青と赤が混じる破片が宙に散る。
 胸部の激痛に耐えられず、仮面下の幼い表情は苦悶に歪んでいった。
 左胸部に刻まれた傷から、赤黒い血が流れていく。出血量からして深い傷なのは間違いない。
 彼女の母性の象徴は、成長できない子供のまま、無残に破壊されてしまったのだ。
「おっぱいが……! いや……っ! そんな……っ!」
 プリティブルーは必死に傷口を押さえるが、流れる血は止まらない。
 彼女の乳房を守るはずの胸部装甲は、大きく引き裂かれて見る影もなかった。
318 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 13:03:42.57 ID:gZH8jq0/
 ここで彼女は、プリティ戦士の防御が全く役に立たないことを、完全に理解したはず。バリアも、
金属装甲も、強化された肉体も、獣人には易々と突破されてしまうのだ。
 青い仮面を付けた戦士の双眸に、隠しようのない恐怖と動揺が浮かぶ。
 しかし、獣人はそれだけで攻撃を止めなかった。ブラックと同じように、プリティブルーを少女とし
ても戦士としても残忍に嬲るつもりだろう。別の大切な箇所を狙ってきた。
 鋭い爪が、あまりにも無慈悲に、恋する少女の顔を横に払う。
 プリティブルーの顔から鮮血が飛び散った。
「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ! い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」
 上がった悲鳴は、プリティ戦士ではなく、恋に胸を熱くした少女のものだった。
 想い続けた相手とのデートを前に、絶望で泣き叫びたくなるのを堪える悲鳴だった。
 激痛に耐えるのと違う、悔しくて我慢できないのとも違う。どうしようもないことを理解し、ただ絶
望に押し潰されていく女性の抵抗する声、幼い少女が出したとは思えない寒々とした声。
 彼女の可愛らしい顔は、左頬が仮面ごと切り裂かれていた。
 裂かれた頬肉は血で黒く濡れた肉の断面を晒し、苦痛に歪んだ表情に合わせて、まるで呼吸す
るように開閉している。唇から溢れた血が頬肉の血と合流し、青い装甲に落下した。
「うあ……あぁ………わたし、は………まけない………まけられないの……」
 彼女の心の中にいるのは、きっと想い続けた男の子だろう。
 乳房や顔面を傷つけられながら、戦意を必死に保って立ち続けるプリティブルー。
 周囲の獣人は彼女を壊しがいのある玩具と認識したようで、嗤いながら包囲を狭めていく。鉄の
塊の色をしたペニスはむくむくと起き上がり、濁った液体を先端から零し始めた。
319 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 13:05:45.84 ID:gZH8jq0/
 呆然としてその光景を見るプリティ戦士に、3メートルはある獣人が背後から掴みかかった。
 さっきから、彼女の胸や顔を攻撃していた奴だった。
 彼女にこだわりか恨みでもあるのだろうか。
 他の獣人を押し退けるようにして、彼女に襲い掛かっている。
 もしかしたら、彼女が好みなだけかもしれないが、お前じゃ普通に求愛しても無理だよ。
「きゃっ! きゃああああああっ!」
 腰を掴まれた状態で、プリティブルーは必死にヒジを背後に打ち込んで、拘束から逃れようとし
ている。しかし、そんな抵抗を無視して、獣人は彼女を引き寄せていった。
 ばたばたと暴れる両腕は、獣人の大きな手にまとめて捻り上げられてしまう。
 彼女と獣人では、体格、そして力の差があまりにも大きすぎた。
 プリティ戦士の抵抗は、獣人に、まるで人形遊びの余興のように軽くあしらわれてしまう。仮面下
の双眸は処女を奪われる恐怖に染まり、血塗れの幼い顔が涙声で悲鳴を上げる。
「助けて! プリティレッド! プリティブラック! 助けてえええ!」
 獣人の握力を前に、腰の装甲は音を立てて砕かれていく。
 恥丘部からお尻にかけての装甲が変形し、圧力に耐えられずに剥がれ落ちていった。ミニの
パーツスカートが剥ぎ取られ、陰部を包んでいたパーツも陥落してしまう。
「あああっ……やあああ………」
 両腕をねじられた姿で、プリティブルーは震えながら呻き声を漏らした。
 獣人の太い指が、周りに毛も生えていない肉色の花弁を乱暴に押し広げる。
 そして、ピンク色の肉襞に挿入口を確認するや、直立するペニスをあてがった。サイズが違いす
ぎて、絶対に挿いらないと確信できる化物である。棍棒みたいに人を殴れそうだった。
320 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 13:07:45.14 ID:gZH8jq0/
 ちらりと背後を見た青いプリティ戦士は、自分に体内に侵入してくる異物の衝撃的な大きさを理
解して、絶叫と共にサファイア色の髪を振り乱した。何とか逃れようと暴れるしかなかった。
 涙と血を顔から零して怯える獲物を見て、獣人の群れも愉しそうに唸り声を上げる。
「…………くん……っ! …………たすけて……っ!」
 嗚咽交じりの唇から最後に出たのは、この場にいない男の子の名前。
 まさか言葉が通じたわけでもないだろうが、その呟きは獣人を激昂させたらしい。
 肉がはち切れる音を響かせて、怪物のペニスがプリティブルーの下腹部を貫く。
 凄まじくグロテスクな光景に、俺は思わず嘔吐しそうになった。
 プリティブルーの股間が、ペニスが挿入されるごとに裂けていく。エロ漫画の「太すぎて裂けちゃ
う」なんて比喩ではなく、肢体が中心線から物理的に割られていっているのだ。
 ペニスが彼女の体内に潜り込む度に、性器から肛門にかけて赤い亀裂が走った。それは巨大
な口が開くよう大きく裂けて、黒い血や肉の塊を飛び散らせる。
 床から浮いた彼女の足と、太い獣人の足に、血と肉片がビチャビチャと降りかかった。 
 同じ裂けるのでも、向こうで犯されているプリティブラックの比ではない。強化されたプリティ戦士
の肉体でも、この獣人とセックスをするのは不可能だろう。
「…………げぇ………ぐぅ………っう………!」
 絶叫が上がったのは最初だけで、プリティブルーは糸が切れた人形のようにだらりと脱力して、
そのまま動かなくなった。悲鳴すら上がらないので、逆に不安になってしまう。
 しかし、獣人は彼女の肉体など、自分のペニスをしごく道具にしか考えていないのだろう。
 濡れた肉を棒で殴るような異様な音を生みながら、激しく腰を動かし始めた。
321 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 13:10:07.34 ID:gZH8jq0/
 それは性交とすら呼べない、ただの人体破壊だった。
 血を垂らしながら激しく揺れるボブカットの頭は、そのまま切れてどこかに飛んでいくのではと不
安になる。解放された腕も脱力しきって、ただ振り子のように揺れるだけ。
 常人ならば耐えられないだろうが、肉体強化されたプリティブルーは死ぬこともできない。
「ぐぅ………うぅ………ぅ………がぁ……… 」
 ペニスが突き入れられるたびに、肺から空気が押し出されるように呻き声が漏れる。
 しかし、そこにプリティ戦士として、少女としての意思は何も感じられない。
 衝撃に対して、ただ肉体が構造的に反応しているだけだった。
 無駄だと理解していても、俺は心の中でプリティブルーを励まさずにはいられなかった。
 明日は初めてのデートなのだろう。普通の少女としての幸せな時間が待っているのだろう。寄る
お店もリサーチ完了済みで、今日は帰ったら着ていく服を選んでもらうのだろう。
 好きになった男の子が、恋人として待っているのだろう。
 もちろん、そんな言葉をかけることが、どれだけ残酷かは理解している。
 そして、彼女の性器と顔面の傷は、すぐにでも治療が必要なレベルであり、デートどころではな
いのも理解しているのだけれど、彼女を励ます言葉は他に発見できなかった。
「……うう……うぁ………ぁぁ………」
 巨大な手がプリティブルーの青い髪を掴み、首を折らんばかりに乱暴に顔を持ち上げた。
 幼くも凛々しい友情のプリティ戦士は、血塗れの顔から涙と鼻水を噴いて、唇を血泡だらけにし
て放心していた。引き裂かれた頬の傷は、前よりも明らかに広がっている。
322 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 13:12:34.66 ID:gZH8jq0/
 獣人は彼女との結合部と、破壊した彼女の顔面を、仲間たちに見せびらかすかのよう。
 いや、実際に見せびらかしているのだ。プリティ戦士という極上の獲物を狩り、少女の大切な部
分を深く傷つけてマーキングして、これは自分の戦利品だと言わんばかりに。
 夢なら覚めてくれと願わずにはいられない、悪夢のような光景だった。
 しかし、プリティ戦士と獣人の戦いを非現実的だと思っていた俺は、皮肉にも彼女が蹂躙される
光景を見て、ようやく現実と認識できた。
 だって、奇蹟も何も起きやしないんだから、ここは現実だよ。
 仲間に獲物を見せつけた獣人は、一際高い唸り声を上げ、プリティブルーに腰を打ちつけた。
 彼女の下半身を濡らした血を洗うように、獣の精液が流れ落ちてくる。
 プリティ戦士の肉体も誇りも尊厳も恋心も無茶苦茶にして、怪物はようやく射精に達した。彼
女の子宮はとうに精液で飽和しただろうに、執拗にペニスを突き刺して注ぎ込んでいる。
 そして、射精がある程度済めば、ペニスをしごく穴は必要ないのだろうか。
 裂けた股間から精液を溢れさせたプリティブルーを、獣人はゴミのように投げ捨てた。ガチャガ
チャと金属音を立てて、半壊した装甲を纏った戦士は床を転がっていく。
 出血のショックで痙攣する肢体に、射精の残りが降りかかった。
 乱れに乱れたサファイア色の髪と、血塗れの幼い顔面が、白い粘液で汚されていく。
 精液で濡れた青い仮面から、新しい涙が静かに伝い落ちた。

 ………………………………………………………………
 ………………………
323 ◆gRbg2o77yE :2011/12/25(日) 13:12:55.33 ID:gZH8jq0/
続きは気長にお待ちください。
来年は良い年でありますように。
324名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 00:44:04.70 ID:cPivTiut
何故だ…?NTRセンサーが働かず、可愛そうとしか思え無いだと…!?
325名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 02:43:09.69 ID:ipEFQxOh
俺はあり
顔面破壊系はちょっとストライクゾーンから外れるけど
注意書きもあるので覚悟して読んでいるから問題なし
続きも待ってる
326名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 06:55:21.22 ID:6yDExvww
327名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 11:09:16.96 ID:ipEFQxOh
言うまでもなく >>314-322 の感想だが、そんなに不思議なこと言ったかなあ・・・
328名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 11:34:38.50 ID:XrGrhR/d
彼氏持ちの小○生変身ヒロインが緩やかな恋愛の中ではなくて突然の激敗の中で性的にメチャクチャにされて破壊されるとかヌゲー
329名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 21:33:19.00 ID:KaGY9vVy
委員長がホワイトだよな?
330名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 22:26:37.58 ID:/FzfvhDA
一作投下させて頂きます。
堕ちシーンを盛り上げるためにと頑張ったら前フリだけで12レス、
しかも今回投下の最後の方は人によってはエログロに見えるかもしれません。

またこの作品は、往年の名作エロゲ『VIPER RSR』の影響を極めて強く受けています。
今回は前フリ部分、12レス分を投下の予定です。

以上、宜しい方はお願いします。ダメだなーという人は、題名でNG願います。
331魔の苗床    1/12:2012/01/03(火) 22:27:27.94 ID:/FzfvhDA

「ふざけんな!もう何十って人間が殺されてんだぞ、それでも奴らを野放しにしろってのかよっ!!」

1人の若い騎士が、重厚な鎧を着込んだ老騎士に詰め寄る。
若い方は美しい女性だ。
騎士という、戦いに身を置く職業とは思えぬほど整った顔立ちをしている。
気の強さを物語る蒼い吊り目、赤銅のように煌びやかな赤髪。
老騎士はその女騎士を見下ろしながら、苦々しげに顔を顰めた。

「陛下直々の御判断だ。我々ジュハラ騎士団は、今後魔族との一切の接触を避ける。
 彼奴らを刺激せぬ事が国防の要だからだ。
 どうしても己の意のみに従うというならば、剣を置いて去れ、セニア・シュミット!」

厳しい語調で放たれたその言葉に、セニアと呼ばれた女騎士が瞳を見開く。
しかしその瞳の色は、すぐに驚愕から決意に変わった。

「わかった、よくわかったよ団長。だったら、あたしの正義を通させてもらう!」

腰に提げた装飾剣をベルトごと外し、老騎士の胸に突きつけて踵を返すセニア。
息を呑む騎士団員の間を勇ましく歩むその足は、ふとある場所で止まる。
同じ年頃の、少年騎士の側で。
薄い唇が開いた。

「……ティル。一緒に来て……くんないかな」

瞳を覗き込んでのセニアの問いに、細身の少年は惑い、弱弱しく首を振る。

「………………そか。
 悪かったな、ヘンな事言って。頑張れよ騎士さま」

セニアは微かに眉を下げて笑った。
その寂しげな顔が、今さらながらに少年の心を締め付ける。
「……セ」
勝気な幼馴染の名を呼ぼうとするも、すでにその姿は遥か遠く、手が届かない。


「 セニアッッッ!!!! 」


縋るように光の中の影へ腕を伸ばし……
ティルは、いつもそこで夢から目覚めた。

332魔の苗床    2/12:2012/01/03(火) 22:28:15.64 ID:/FzfvhDA

ジュハラ騎士団の姿勢を国民が揶揄した、有名な言葉がある。

『銅貨を拾って、金貨拾わず』

領内で起きた、“人間による”窃盗などの軽犯罪は徹底的に取り締まるが、
西方の村が“魔物に”蹂躙された時には、何一つ手を下さない。
その大小取り違えた内弁慶振りを皮肉る言葉だ。

生態もよく解らない魔族を下手に刺激し、国そのものを危機に陥れるより、
貧者の住む辺境の村を一種の生贄とするのが得策だ。
それが国王の言い分だというが、そんな理屈で納得する領民はいなかった。
今や、人心の拠り所は騎士団には無い。
保守的な騎士団に成り代わり、『見捨てられた』辺境の村を護る流浪の傭兵にこそ在る。

傭兵の正体は、かつて騎士団に属していたセニア・シュミットだ。
城下町の剣術大会で優勝する実力に加え、今や学者の中にも扱える者の稀となった魔法さえ使いこなす。
その総合的な実力は、若くして叩き上げの古兵である団長をさえ凌ぐと噂されていた。
まさしく英雄と呼べる存在。
だがティルにとって、セニアはいつまでも頭の上がらない幼馴染だ。


ティルとセニアは王都の城下町に生まれ、家が近いこともあってよく一緒に遊んでいた。
セニアは生まれつき腕っ節が強く、たまにする喧嘩では、ティルは一度も勝ったことがない。
城の騎士を目指して棒切れで稽古するようになってから、ますますその差は広がっていった。

それも当然だ、とティルは思う。
セニアに付き合う形で特訓するティルと違い、セニアには『弱きを守る』という目標があった。
その正義感の強さがそのままセニアの強さだ。
それはティルより、騎士団の誰よりも強く、だからこそ彼女は騎士を辞してでも民衆を守る道を選んだ。

そしてティルは、いつも彼女と一緒だったにも関わらず、その道を選べなかった。
騎士団員という親・親戚に誇れる肩書き、そして国王の命という重圧。それらをかなぐり捨てる事ができなかった。
ティルは今でもそれを後悔している。
しかし、もし今またあの決別の瞬間に立ち戻り、セニアに問いを受けたなら……
自分はきっと、またセニアに悲しい顔をさせてしまうだろう。

ティルはそう理解してもいた。
333魔の苗床    3/12:2012/01/03(火) 22:28:58.08 ID:/FzfvhDA



「よっ、久しぶり!」

突如庭に現れたセニアが、ティルへ向けて片手を挙げる。
ティルは多少驚きはしたものの、今や街に現れるだけで騒ぎになるようなセニアであるから、
彼女なりに気を遣って忍び込んだのだと理解した。

久々に見たセニアの顔には精気が漲っている。
騎士団で日々団長達と衝突していた頃より活き活きとした目つきだ。
肩甲骨近くまで伸びた髪も、気持ちよさそうに風になびいている。

「元気でやってるみたいだな」
ティルは新しいティーカップへ濃い目に紅茶を入れ、たっぷりのミルクで薄めてセニアに渡す。
それを啜ったセニアは満足げな顔をした。

「んー、美味し。やっぱティルの入れるお茶は癒されるね。
 魔物退治は順調だナー。元々そう強いのもいないし、陛下が何でああ警戒するのか不思議だよ」
「それはセニアだからだろ。俺達にとっちゃ、魔物は侮れないんだから」
以前に苦戦した事を思い出してティルが答えると、セニアは悪戯っぽい笑みを浮かべる。

「ところでティルぅ、ちっとは強くなったか?久しぶりに勝負してみようぜ」
「しょ、勝負って……俺が今さらセニアに勝てるわけないだろ」
「なぁに言ってんだよ、ティルは騎士さまだろ。もしあたしが強盗だったら、そう言って見逃すのか?」

挑発的な瞳でそう返されては、ティルとて拒否はできない。
しょうがないな、とぼやきながら、倉庫から二振りの木剣を取り出した。
投げ渡されたそれを受け取り、セニアの瞳が輝く。

「っし、行くぞ!」
ティルは先手必勝とばかりに走り込み、下段に構えた木剣で切り上げる。
まだ構えてもいないセニアは、しかし余裕をもってその一撃を受け流した。
そして受け流す動きをそのままに身体を回転させ、木剣の先でティルの腹部を撫でる。
「うあっ!!」
「ほーら、一回死んだぞぉ」
余裕癪癪に木剣を肩を叩くセニア。
「くそっ!!」
ティルは口惜しさに剣を構え直し、鋭い突きを放った。だがそれも当たらない。
突きから中段薙ぎ、斜め下からの斬り上げ……何をやっても易々とセニアの剣に弾かれる。
「あまい、あまい。」
自分の動きを全て見切って剣を置くその姿に、ティルは改めてセニアとの実力差を思い知った。
334魔の苗床    4/12:2012/01/03(火) 22:29:56.40 ID:/FzfvhDA

強い。こんなにも美人なのに。
好奇心に満ち満ちた猫のような蒼い目、風にそよいでふぅわりといい匂いを零す、気性そのもののストレートな赤髪、
質感も豊かに揺れ弾む乳房と健康的なボディラインは、彼女が軽装を好む事もあって目に毒だ。
酒場で踊り子でもすれば客が押し寄せる事は間違いない。
見た目で並べないなら、せめて強さで勝りたい。ティルがそう本気で思っていたのは、いつの頃までだったか。
情けない話だ。ひょっとすると、セニアが普段男らしく振舞うのは、ティルの不甲斐なさゆえかもしれない。
こんな頼りない男が幼馴染では、男気に憧れるのも解らないではない。

「甘いっ!!!」
何十という打ち合いの後、大きくティルの剣が弾き飛ばされ、セニアの瞳がトドメを刺す時のものに変わる。
剣を握らない方の手が天を向き、薄紅色の灯りを宿した。
遠い先祖の時代には誰もが宿していたという、自然に漂う『アニマ』を自分の気脈を媒介にして実体化する技術。
平たくいえば魔法と呼ばれる類のものだ。
『震撃(ヤグレタ)!!』
セニアの手の平が地面に触れた瞬間、局地的な地震が沸き起こる。
「うぁああああああっ!!」
ティルは足元が崩落したような衝撃に立っていられず、腰を抜かしたまま何とか範囲の外へとまろび出た。
手も足も衝撃で痙攣しており、戦闘の続行はできそうにない。。
これでも相当に手加減されているだろうから、魔法とはそら恐ろしいものだ。

「……俺の負けだ。やっぱ強いな、セニアは。モンスターもこんなの喰らったら戦意を喪いそうだ」
「そりゃ、救世主って呼ばれてる位だしな。でも怪我しない程度には手加減できてたろ?」
セニアはティルを助け起こしながら笑う。
「そうだな、怪我は無しだ。仮にも現役の騎士が、情けない話だけどな」
「いや、そこらのモンスターよりは強いぞティルは。手加減が難しいって思うくらいにはな」

ティルの背中を叩きながら笑うセニアは、そこでふと表情を和らげた。
その妙に女性的な横顔は、ティルに新鮮さを感じさせる。

「それにさ、別に弱くても良いんだよ。アンタの事は、いつまでもあたしが・・・・」

そう言葉が続けられる、まさにそのさ中、それは起こった。

先ほどのセニアの魔法を、遥かに強力にしたもの……いや、『地震そのもの』と言うべきだろう。
ティルの身体は一瞬凄まじい衝撃を受け、宙へ投げ出される。
揺れる視界に映るものは、何もかもが緩やかに壊れ始めていた。
崩落する協会。炎を天に巻き上げる牧草地。倒れた牛舎の下敷きとなった家屋。
それらを認識した直後、ティルの身体は地面を跳ね、地すべりの起きた場所を転げ落ちる。
セニアの呼び声がした気がするが、もはや視界には木々しかなく、背中の激痛で意識も保てそうになかった。
335魔の苗床    5/12:2012/01/03(火) 22:31:36.52 ID:/FzfvhDA

「ティルーーーーッ!!!!」
地滑りに飲み込まれていった幼馴染へ、セニアは必死に呼びかけた。
しかし場所が悪い。落ちた先は鬱蒼とした森の中で、どの辺りまで行ったのか見当もつかない。
そしてティルにばかり構っていられる状況でもなかった。
城下町は今や火に包まれた廃墟と化しており、目に映るだけでも両手に余るほどの死傷者がいる。
痛みに助けを求める声、子を捜して泣き叫ぶ母親、どこかの子供の泣き声。
それはまさに阿鼻叫喚という表現が相応しい。

「な、何が起こったんだよ、一体…………!!」
死体の埋もれた瓦礫を踏み越えて、セニアは瞳を惑わせる。
しかし、彼女は全く何も把握していない訳ではなかった。認めたくない予感がある。

そもそも魔物退治に忙しいセニアがこの国へ戻ってきたのは、息抜き目的ばかりではない。
この国に魔物が現れるかもしれない、との情報を旅の中で得たからだ。
とはいえこれほど早いとは思わなかったし、仮に数匹の魔物が潜りこんだとしても、
セニアさえいれば簡単に対処できるはずだった。
何にせよ状況は最悪だ。
現実として、この王国は危機に瀕している。恐らく、十や二十ではきかない魔物によって。

「いやあああっーーー!!!」
甲高い少女の悲鳴がセニアを振り向かせる。
その先には、危惧を現実だと知らしめる決定的な証拠があった。
魔物だ。一匹の痩せた魔物が村の幼い組み敷き、服を引き裂いている。
「……このっ!!」
セニアは怒りを露わにして腰から剣を抜く。
騎士時代に持っていた剣には劣るが、顔が映るほどに磨き込まれた逸品だ。

「ほぅ、また新しいのが来たか。しかもその胸……メスだな?
 このチビよりは遊びがいがありそうだ」
魔物はセニアの姿を認め、興味深そうに目を細める。
性別の判断に時間が掛かるあたり、人間を見慣れてはいないようだ。
そしてそれはセニアも同じだった。
今まで辺境の村で狩ってきた魔物とは明らかに違う。
痩身だが背丈はセニアより頭一つ高く、また股座からぶら下がる男性器は目を疑う大きさだ。
何よりその感情の乏しい瞳は、標的を定めた獣の瞳と同じで、厄介さがありありと見て取れた。

セニアは剣を握り直して構える。
得体の知れない相手は先手で瞬殺するに限るが、魔物の足元に少女がいる以上、飛び込む事もできない。
魔物はゆっくりとセニアに向き直り、次の瞬間には土を蹴っていた。
「!」
セニアは身を低く屈めて、頭狙いの爪をかわす。
そして至近距離である事を利用し、剣の柄で強かに魔物の胸部を殴打した。
「ギィエアッ!!!」
苦しげな声が上がった瞬間、すかさずセニアの手の平が光る。
密着した柄を媒介に、相手の身体深くへ火を放つ。
『業火(ハウィルエン)ッッ!!!!』
通りのいい声が叫ぶと同時に、魔物の胸が真っ赤に色づく。
「ギレアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!」
まさしく断末魔の叫び声を上げ、魔物は後ろへ飛びのいて胸を押さえた。
しかし既に遅く、その鼻と口から夥しい煙が噴き上がり、やがて数秒の間もなく身体全てが炭化していく。
336魔の苗床    6/12:2012/01/03(火) 22:32:46.60 ID:/FzfvhDA

「大丈夫?」
魔物が完全に灰になったのを確認し、セニアは少女へ手を差し伸べた。
少女は一瞬怯えを見せたが、すぐに緊張の解けたような緩んだ表情を見せる。
「ありがとう、お姉ちゃん強いね。みんなあの化け物に勝てなかったのに。
 おとうさんも、おじいちゃんも殺されちゃった……」
少女は家の傍にある2つの死体を指して告げた。
いずれも鋭利な爪で無数に斬り裂かれている。明らかになぶり殺しにされた跡だ。

セニアはそれを不思議とは思わなかった。
先ほどの魔物からは、人間の命を虫けらほどにも尊重しない酷薄さが滲み出ていた。
セニアの頭を目掛けて放った一撃も、明らかに命を奪う前提でのものだ。
まず頭を潰し、延々と身体を嬲るつもりだったのだろう。
だからこそ、セニアはあえて魔物を焼き尽くしたのだ。

問題は、おそらくそのような魔物がまだ街に溢れているだろう事だった。
このような町外れで少女を襲っている一体が、特別に強く残忍な個体とは考えづらい。
セニアは少女をとりあえず隠れられる廃屋に残し、王城へ向かう。
中心部は、先ほどまでが生ぬるく思えるほどの惨状だった。
無数の兵士と町民、魔物の死体で城門前が塞がれている。

「アレン……!ヤゾック、へーヴェ……!!!!」

セニアはその中の数人を見て、膝を震わせる。
血塗れのプレートアーマーに身を包んだその男達は、騎士団時代の仲間だ。
セニアほどではないが、いずれも類稀な武才の持ち主だった。
釣りが好きなアレン、ポーカーですぐに熱くなるヤゾック。1人1人に想い出がある。
そして、それらから少し離れた場所に、城門を守る老騎士の姿があった。

「団長っ!!」
「セニア、か……?すまんな、目をやられたらしい……見えんのだ」
「何があったんだ、団長!アンタは、あのゲミジッシの戦いでも生き残った伝説の騎士じゃねぇか!
 そのアンタが、アレン達まで一緒にいて、一体誰にやられるっていうんだよ!!」
「古い話だ。巷で噂されておる通り、この老体はすでに稽古でも実戦でもお前に敵わん」

老騎士は、そこで疲れたように壁を背にしてずり落ちる。
セニアがそれを抱きとめた。

「……襲ってきたのは、魔物だ。それも、空を覆いつくすほどのな。
 奴らは一瞬で街を焼き、民衆を蹂躙し、女の数名を連れて東へ飛び去った。
 この辺りにいる物とは格が違う。先の話にでたゲミジッシでも、あれに近いものを見た事がある。
 あの戦いは、遠征先の蛮族に隊を壊滅させられたとされているが……あれは、人ではなかった」
「……まさか、それで」
「そうだ……山の向こうには、人の力では及ばない魔物がいる。
 なぜ今頃になって奴らが動き出したのかは解らんが……それを人に知らせる訳にはいかなかったのだ。
 人民は惑い、兵は士気を下げる。それは正しくつけ入る隙だ。
 情報を伝えず、国が平静を保つ事が上策と思い陛下に進言したが……愚かだったかもしれんな。
 結局は、いたずらに時間を稼ぐ事にしかなかなかった。
 騎士たるもの……お前のように、例え1人ででも戦う道を選ぶべきだったのやもしれん」

老騎士はセニアを見つめて言葉を紡ぎ、済まなそうな笑みを見せて項垂れた。
息はあるので死んでいる訳ではないが、重症には違いない。
街にはそのような人間が溢れている。魔物が近くにいる限り、死傷者はもっと増えるだろう。

「……待ってな団長。あたしが、皆を守ってやるから」

セニアは呟き、鋭い瞳で東を睨み据えた。
いくつかの村が点在する向こうの、霧がかった山々を。
337魔の苗床    7/12:2012/01/03(火) 22:33:41.15 ID:/FzfvhDA



村から得られた情報によると、王都から飛び立った魔物は東の山間にある古城へと向かったらしい。
確かにその一帯は獣道で人もあまり住まず、セニアも訪れた事がなかった。

外観は蔦だらけで大きさが測れなかったが、へし曲げられた鉄柵を越えて中に入ると、極めて広いと解る。
エントランスから5つの大階段が扇状に広がり、それらがまた複数の扉で分岐する。
戦争がよく起こっていた時代は、わざと王宮内を複雑にする事もあったというが、ここは特に顕著だ。
セニアはその迷路のような城内を延々と歩きながら、連れ去られた娘達を捜索するしかなかった。
当然、道中には魔物も現れる。

『絶氷(ペシリ)!!』
巨大な鳥のような魔物の頭部を氷付けにし、剣の側面で叩き壊す。
魔物はいずれも一般人では為す術もない強さだったが、長年の鍛錬を経たセニアには相手にならない。
すでに彼女の歩んできた道には、何十という魔物が埃まみれの絨毯に転がっていた。
そしてついに、セニアは数人が囚われた檻に辿り着く。

「セニア様だわ!!」
「ああ、セニア様!私、信じておりました!!」
女達は檻の外にセニアの姿を見つけると、途端に目を輝かせて立ち上がる。
彼女らは皆が服を取り去られ、足に鎖を付けられていた。
「悪いな、遅くなって。ちょっと待っててくれ……業火(ハウィルエン)ッッ!」
セニアは檻を掴み、手の平からの炎で溶かし始める。
酸化した鉄はたちまち飴色になって滴り落ちた。その奇跡の業に娘達の歓声も高まる。

「とりあえず、あんた達は帰んな。そこの窓から出て森をちょっと行けばカテの村がある。
 まずはそこで休むんだ。途中で魔物が出ても、外なら走って逃げ切れない奴はいないからさ」
「セニア様はどうされるのですか?」
「あたしは、とりあえずここの連中を根絶やしにしとくよ。
 あんた達を攫った礼もあるし、せっかく村へ逃げてもすぐに追っ手が来たんじゃしょうがない」

そういつも通りの姉御肌でからからと笑うセニアに、ますます娘達の恋慕の視線が濡れていく。
セニアは娘達を割れた窓の傍に立たせ、指を立ててくるくると円を描いた。
『旋風(サゥウィ)!』
セニアがそう唱えると、城の外壁から柔らかな風が立ち昇る。
「上昇気流だ。この中に人間の重さが飛び込めば、ちょうど怪我せず降りられる」
セニアの言葉通り、娘がその風に飛び込むと、まるで羽毛が舞うように柔らかに三階から降りることができた。
地上から手を振る娘達を見送り、セニアは再び城内を歩き始めた。
338魔の苗床    8/12:2012/01/03(火) 22:34:13.23 ID:/FzfvhDA

長い探索。やがて夜は更け、外にはにわかに暗雲が立ち込める。

「ティルのやつ……風邪引かねぇだろーな」
窓の外を見やりながら呟く。その瞬間、背後から腹の膨れた蝙蝠のような化け物が襲い掛かった。
しかしセニアは、振り向きざまその蝙蝠の首を斬って落とす。

迷宮のような古城のかなり深くまで来ているはずだが、未だにセニアを苦戦させる敵はいなかった。
所詮は獣、真っ直ぐに突っ込んできて食い殺す事しか考えられない。
数に物を言わせて襲い掛かられればどうしようもないだろうが、個体個なら負ける要素はない。
セニアがそう確信めいたものを感じた時、ついに探していた場所らしき所に辿り着く。

左右対称の廊下の突き当たり、凝った白金装飾の巨大な扉。
位置的にも最も位の高い者の間である事は間違いない。
「……さて、この雑魚共の頭はどんな奴かね」
セニアは指を鳴らし、揚々と扉を開いて乗り込んだ。
薄暗い室内に1つの影が見える。
背は人間より遥かに高く、筋肉のつき方も明らかに異常だ。
人ならざるそれは、風化して色合いを失くした玉座に腰掛けていた。

「……ニンゲンが何故ここへ。下から逃げ出したか?」
魔物はさして驚いた風もなく、純粋に疑問を呈する形で呼びかけた。
今までの魔物のように敵意は露わにしていないが、それだけに気味が悪い。
「残念だけど、下の娘達はとっくに逃がしちゃったよ。
 お前のお仲間も随分殺してきた、後はお前をシメて終わりだ」
セニアはあえて敵意を煽るように言うが、魔物に変化はない。
むしろ、ますます興味深くなったように頬杖をやめる。

「我が同胞を殺した。確かか」
「あーあ、そこら中に転がってるぜ。お前らが城下町でやったようにな」
「……そうか、それはいい。近くの街から人間を攫ってきたのは良いが、あれは虚弱そうでな。
 我らが子孫を宿すための苗床とするには、いささか物足りなかったところだ。
 もし我が同胞を打ち倒した事が事実ならば、これ以上の逸材はない」
虫めいた顔つきからは感情は読み取れないが、その言葉はセニアへの興味の強さを窺わせた。

「子孫を宿すための苗床、だと……?んな事のために街を襲ったのかよ!!
 種族の繁栄なんて気にしなくてもいい、ここで根絶やしにしてやらぁっっ!!!」
セニアは怒り心頭で化け物に攻撃を仕掛ける。
「来い。その言葉が虚言でないか……このラファトが見極めてやろう」
だが魔物は、それでもなお余裕を崩さずに泰然と構えていた。
339魔の苗床    9/12:2012/01/03(火) 22:35:06.23 ID:/FzfvhDA

「貰った!!」
身を低くして飛び出したセニアは、鋭い軌跡でラファトに斬りつける。
今までの相手なら、それ流れで片腕を切り落とせるはずだ。
セニアが切断を確信して走り抜けようとした時、異音が響いた。
ギィンッ、という硬質な音と共に、セニアの剣が弾かれる。
「うあっ!?」
目論見が破れ、逆にセニアの方が体勢を崩す事となった。
ラファトは片腕を前に差し出したまま微動だにしていない。
相手から視線を外さずに交代しつつ、セニアは視界の端で剣を見て驚愕する。
「う、うそだろ……!?」
刃が、欠けていた。
正規の騎士が使う純正の鋼鉄ではないとはいえ、これも少なくとも鉄より硬い。
だがラファトの前腕はそれより硬いのだ。
腕だけではない。脚も、腰も背も頭も、大方の生物の弱点である腹さえ、硬質の外殻に覆われている。
まさか鉄より硬い外殻があろうとは。

セニアは喉を鳴らした。だがまだ絶望には早い。
普通の剣士ならばここで万事休すとなるかもしれないが、セニアにはまだ魔法がある。
その剣と魔法の複合で、今まで数多くの魔物を葬ってきたのだ。
「だったら……!!」
セニアは剣を横に構え、その剣を盾にしてラファトに突進する。
「フン」
外見より遥かに力強いラファトは微動だにしないが、密着する事にこそセニアの狙いがあった。

「笑ってられんのも今のうちだ……『業火(ハウィルエン)』ッ!!」
セニアの不敵な笑みと共に、ラファトに触れた手から炎が生じる。
城下町で魔物を一瞬にして炭化させ、厳重な檻を溶かした超高熱の熱源だ。
今まで澄ましていたラファトが慌てふためき、のたうちながら腕を押さえる様が目に浮かんだ。
しかし…………動かない。
ラファトは慌てるどころか一ミリも腕を動かさず、見定めるようにただセニアを見下ろしている。
「な……っ!!」
慌てるのはやはりセニアの方だった。セニアの手の平からは視界が揺れるほどの熱気が漂っている。
熱が放たれているのは間違いないのだ。だがそれが、ラファトの外殻で遮断されている。

「熱さには強いのか……なら、『絶氷(ペシリ)!!』ッッ!!」
セニアは一筋の汗を流しながら、次に凍結を試みる。
辺りに凍えそうな冷気が漂い始め、しかしラファトは凍らない。外殻の表面に薄く氷の膜が張っただけだ。
セニアの顔色が流石に変わった。
340魔の苗床    10/12:2012/01/03(火) 22:35:35.16 ID:/FzfvhDA

「結構魔法に強いみてぇだな。ちっと優しくしすぎたか?」
そう言って後ろに飛びのき、素早く顔の前で腕を交差する。
X字……というより、雷が交わる様を模した動作だ。
「今度は一切容赦無しだぜ………避けてみな」
セニアがそう囁くと同時に、その腕に静電気が弾け始める。
室内が蛍火のようなほのかな光に包まれ、明らかに異常な状況となる。
しかし、ラファトに動きはない。
セニアはその余裕ぶりに内心ほくそ笑みながら、自身の精を限界まで込めた一撃を放つ。

『 神雷(イィルペシェ)ッッッッ!!!!! 』

それは事実、今までの魔法とは格の違うものだった。
部屋中に閃光が走り、夥しい電流が壁のあちこちで弾け、無数の火花を散らす。
その中央では、まるで数匹の竜が荒れ狂うような雷の柱が、床から天井までにうねりを上げていた。
鼠色の煙が充満し、物の焦げる匂いが漂い始める。
「けほっ、けほっ……!!」
自身の魔法によって起きた煙に噎せながら、セニアは胸を撫で下ろす。
かなり精神にくる大魔法だったが、無事に発動した。さすがにあれを喰らえば消し炭だろう、と。

しかし。

煙が薄まった時、そのままの形を保っているラファトを見た瞬間、セニアの瞳は見開かれた。
蒼い眼の瞳孔は収縮し、薄い桜色の唇は薄く開いて止まり、目の下の筋肉が痙攣する。
絶望。
その顔に書かれたのはその二文字だった。

「素晴らしいぞ、人間。お前の言葉に偽りはなかった。我が同胞にお前を越える者はいない」
ラファトは鎧を揺らすような音で歩を進め、セニアの眼前に姿を現す。
何一つ、傷ついていない身体で。
「……いや……」
セニアの唇が開き、言葉を零す。
「いや、いやあっ!!『震撃(ヤグレタ)!!』、『旋風(サゥウィ)!』」
ラファトから逃げるように距離を取りながら、魔法を叩きつける。
「『大震撃(アー・ヴェ・ヤグレタ)!!』、『突風(キニーフィ)!!』
 『爆炎(ハウィルジーエン)!!!』」
思いつく限り、できるだけ殺傷力のある魔法を唱え続ける。しかし……効かない。
そして精神力を使う魔法など、いくつも連続して使えるものでは本来ない。

「はぁっ……はぁっ、はぁ、はっ……!!!」
「どうした、もう終わりか。続ければいつかは通じるかもしれんぞ。
 雨垂れは石を穿つ。だが数滴程度の雨だれでは、とてもそうはいかん」
セニアが肩で息をしている事を承知の上で、ラファトが残酷に告げる。
「なんで?……なんで魔法が、効かないんだよっ…………!」
セニアは苦しさに胸を詰まらせながら歯噛みする。
ラファトは面白そうに答えた。
341魔の苗床    11/12:2012/01/03(火) 22:36:20.81 ID:/FzfvhDA

「なに、単純なことだ。ニンゲンがいう魔法とは、元々は我らが編み出した術式。
 多少頭の働く者なら、その対策を細胞レベルで組み込む事もする……私のようにな」
ラファトはそう語り、右手を掲げる。
その手の平に赤い炎の渦が生じ、ラファトの手首の振りで、セニアに纏いついた。

「ぎゃああああああああああっっ!!!!あ、熱いっ、熱いいいいいいっっ!!!!!」

体中を炎に包まれ、泣き叫びながらのた打ち回るセニア。
ラファトが指を鳴らすと、その炎が嘘のように掻き消える。
「はぁ、はぁっ……!!!」
全身を焦がしながら力なく崩れ落ちるセニアへ、ラファトが手を翳した。
すると、セニアの身体の表面がたちまち健康的な肌色に戻っていく。
「…………!?」
自分の身に起きた事を理解できず、セニアへ呆然と身体を眺めた。

「猿真似で多少の破壊のみに魔法を用いるお前達と違い、我らは殺すも活かすも自由だ。
 素直に苗床となるならば良し。それとも、まだ戦う気かね」
「あ、当たり前、だ……!!ここであたしが屈したら、誰が国を護るんだよ!!!」
セニアは床に転がっていた剣を掴み、力の限りラファトに振り下ろした。
しかしその渾身の一閃は、煩そうに腕を振るったラファトの一撃で弾き返される。
剣は砕けた。
まるで大粒のガラス片のように、半ばで決定的に崩壊する。
「あ、ああ……!!!」
セニアは折れた剣を口惜しげに眺め、しかしそれを捨てて拳で殴りかかる。
その一撃も返された。
リーチで遥かに勝るラファトに逆に首を絞められ、宙に持ち上げられる。

「があああああああああっっ!!!!!」
セニアの身体が激しく痙攣する。皮膚の表面にまで迸るほどの電流を流されているのだ。
悩ましい身体が宙吊りで何度も何度も強張り、弛緩し、強張る。
やがては失禁まで起こり、顔は涙、鼻水にまみれ、泡を噴いた挙句に白目を剥いて気絶する。
そのセニアを再びラファトが癒した。
慈しむのではない、屈服させるために直すのだ。
「まだやるか」
「あ、あ、当たり前……だ……」
二度の臨死体験は、身体が癒されようとも頭に刷り込まれている。
セニアを襲う恐怖は今までの人生でも経験のないものだろうが、それでも立ち上がる。
当然、それをラファトが叩き潰した。
342魔の苗床    12/12:2012/01/03(火) 22:39:20.29 ID:/FzfvhDA

ラファトの責めは多岐に渡った。
セニアの体内を水で満たし、陸に居ながらにして溺死させる。
全身の関節を石に変え、わずかに身じろぎするだけで叫ぶほどの激痛に見舞われる状況で踏みつける。
それら未知の苦しみを与える事もあれば、単純な暴力に訴える事もある。
壁に手をナイフで刺して固定し、腹部を上から下まで、丹念に臓器ごと叩き潰していく。
馬乗りになった状態で、単純に顔を左右から叩きのめす。
そうして絶命する淵で、完全に回復させて嬲るのだ。

この嬲りは、何時間などというものではなかった。

天井近くにある窓は、夜に始まって次の朝、昼、夜、そしてそれをもう一度繰り返した。
凄まじい、という言葉しか浮かばない室内。
何度も何度も破壊と再生が繰り返された虐殺現場は、至る所がセニアの血と汗、糞便に塗れている。
随所に散らばった剣の破片や、壁の血塗れの拳の形から、
想像を絶する苦しみの中でもセニアが必死に闘おうとしていた事が窺える。
その間に与えられていた苦痛の濃密さから考えれば、まさに超人的と言うほかない。
心の拠り所は、戦士の意地か、誰かを護りたいという想いか。
だがその心の強さは、彼女の肉体の強さと同じ。絶対ではない。絶対などない。


「…………も、もう、…………ゆるして…………ください…………」

セニアの弱弱しい声が部屋に吸い込まれた。
彼女は今、部屋の中央に座らされ、頭をラファトに鷲掴みにされている。
ただ掴んでいるだけではない。脳に直接作用し、数分置きにショック死に足るほどの激痛を覚えさせられているのだ。
それも今始まったわけではなく、セニアは体中からあらゆる体液を滴らせていた。
最初はガラスを引っ掻くような声で泣き叫んでいたものだが、
今ではうわ言と変わりない声色であっ、あっと喘ぐのが精一杯で、意味のある言葉を紡げたのは奇跡といえた。

「許す、とは?その身を我らに捧げ、我らが子孫を宿すための苗床となりたい、との意か?
 貴様自身の言っていた、人間を裏切る行為に自ら望んで身を落としたいと、そう考えているのか?」

ラファトは慎重に確認するように問いながら、今一度セニアの頭を刺激する。
セニアの虚ろな目が泳ぎ、涎まみれの唇から、あああ、と細い悲鳴が漏れだした。
左脚は微動だにしていないにも関わらず、右足だけがびんっ、びんっと張るおかしな動きを繰り返している。

「………………はい…………あた、しを、まぞくのなえどこに、してください。
 いうこと、さからいま、せん。なんでもしたいって、そう、あたまがおもってる……みたい、です。」

セニアはすでに失神後と現実の区別も付いていないのか、他人事のように誓約する。
ラファトはその言葉を聞き、人間であれば眼を細めている所だろう、満足げに頭を傾げた。


                            続く
343名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 23:33:44.52 ID:aYkQ39j2
おいおい…VIPER RSRとか俺のトラウマゲームじゃねぇか
男である以上どうしても絵柄で欲しくてたまらなくなるゲームってあるんだよなぁ
例えクソゲーやら陵辱シーン無しゲーだと分かっていても

そのどうしょうもなさを抱えた奴の想いの込められた一作と見た
もはや単純なGJだけを送るには余りある、VIPER RSRをやった後で一人妄想を持て余して募った悔しさを思い出した作品だ
344名無しさん@ピンキー:2012/01/04(水) 11:07:07.70 ID:PzABzD0j
>>342
原作は知らないが
勇ましいお姉ちゃんが屈服する描写がまさに『嬲る』って感じで素晴らしい!
続きもお待ちしてます
345 ◆gRbg2o77yE :2012/01/05(木) 23:21:30.11 ID:7nO2Jnh8
>>322の続きを投下します。
※鬼畜・リョナを含みますので、ご了承ください。
346 ◆gRbg2o77yE :2012/01/05(木) 23:23:02.30 ID:7nO2Jnh8
 少し離れた場所で、2人のプリティ戦士、プリティブラックとプリティブルーが敗北して獣人の性欲
の餌食となり、巨大なペニスで下腹部を突き回されている。脅威に立ち向かった幼い戦士たちの悲
痛な声は、勝者と敗者しか存在しない戦場に、ただ虚しく響くだけだった。
 しかし、プリティ戦士たちを襲っている悲劇は、勿論これだけではない。
 ブルーとブラックから同じぐらい離れた位置に、理知の戦士、プリティホワイトがいた。高い戦闘力
を見せていた彼女も、獣人の包囲からは逃れることはできない。
 変身前は、地味な印象しかない三つ編みの少女。
 他の少女たちといっしょにいるときも、特に親しく話をするわけではない。言動も奇矯で、仲間内
でも浮いている感は否めなかった。話をするときも、今から思えばプリティ戦士としての発言ばかり
で、歳相応の少女としての言葉は何も聞けなかった気がする。
 友人と遊ぶとか、馴れ合うとか、そういう雰囲気は一切感じられなかった。
 レッドのあけみちゃんや、ブラックのめぐるちゃん、他のプリティ戦士たちも、あくまで普通の少女
としての生活が前提にあり、その上にプリティ戦士としての活動があるはずだった。
 彼女たちはまだ就学の身であり、軍人ではないのだから、それは当然だろう。
 しかし、プリティホワイトである彼女は、まるでプリティ戦士としての活動が生活の前提になってい
るようだった。プリティガーディアンズの仲間をとても大切にしているのは、少し変わった言動からで
も十分に伝わってきたのだが、それは遊び友達としての雰囲気ではないのだ。
 失礼な話ではあるが、もし、不器用で友達を誰1人作れないでいた少女が、お互いに命を預け合
うような、関係の強力な仲間を得られたら、彼女のようになるのではないかと思う。
 あんな小さな女の子が、プリティ戦士としてでしか友人を得られなかったとしたら、それはとても不
幸なことだろう。彼女たちが集まった経緯は知らないので、推測でしかないけれどね。
347 ◆gRbg2o77yE :2012/01/05(木) 23:24:53.97 ID:7nO2Jnh8
 ただ、戦士として妙に特化した部分が、戦闘力に結びついたのは間違いない。
 変身後の彼女は、清廉潔白の結晶のような姿だった。
 純白の装甲に抱擁される未成熟な肢体は、男子とまるで変わらない。腰のラインも乳房の膨らみ
も、女性としての特徴は皆無だった。鮮やかに靡く銀色の髪に、戦士の仮面に引き締められる端
然とした表情、口元から見える白磁のような肌は、まるで天使像のように性別を感じさせない。
 鋭い刃物のような、触れば切り裂かれそうな雰囲気を纏った、幼い戦士。
 プリティレッドとはまた異なる、人間離れした神性が彼女にはあった。
 それが獣人を挑発したのかもしれないが、彼女を蹂躙しようとする獣人は非常に多かった。他の
戦士の倍以上の数と断じても過言ではない。何も穢れを知らないような肢体を暴力で捻じ伏せて、
欲望のまま穢し尽くしたいのは、多くの獣人に共通したものだったのだろう。
 それでも最初、彼女は獣人の群れに囲まれながらも善戦していた。
 強化された獣人の隙を突いてバトルアックスを繰り出し、確実に数を減らしていった。
 攻撃を回避するため、囲まれないように、常に走りながら武器を振るう。獣人で飽和したフロアで
逃げ回るのは不可能と思われたが、彼女は獣人を巧みに誘導してスペースを作っていた。不意打
ちを受けたプリティレッドを例外にすれば、戦闘力は彼女が一番高いだろう。
 彼女の表情は、獣の攻撃など無視できると言わんばかりに乱れなかった。
「下等な獣の暴力などで、私たちの世界と正義は決して揺るがない」
 獣人をまた1匹倒し、荒い呼気を必死に整えながらも、彼女は冷静さを失わない。
 あんなに幼い少女が、倍以上の背丈がある獣人を倒していく光景は、かつてプリティレッドに期
待したものだった。他のプリティ戦士の敗色が濃厚な今、俺の中で微かな希望の光が灯る。
348 ◆gRbg2o77yE :2012/01/05(木) 23:26:54.56 ID:7nO2Jnh8
 未曾有の危機であろう状況を、プリティホワイトならば、打破してくれるのではないか。
 何もできない俺は、そんな期待をしてしまったのである。
 絶望で肩を落とすことになると、頭のどこかでは分かっているのに。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 理不尽なことに、獣人が再び肉体強化を行った。
 プリティ戦士の大半を圧倒できるようになった現状でも、まだ不足と判断したらしい。獣人は太い
手足を一回り大きくし、音を立てて体躯を膨らませていった。肉体強化した後の毛は逆立ち、目は
他の個体よりも危険な色を宿して輝き始め、口からは滝のような涎が溢れている。
 そんな怪物にも怖気づくことなく、白い装甲のプリティ戦士は挑みかかった。
「プリティ戦士は負けない。お前たちなんかに負けるはずが……う゛っ!?」
 信じられないことに、次の瞬間、プリティホワイトの華奢な肢体はコンクリートの床に叩きつけられ
ていた。粉々に破壊されたバトルアックスと装甲の破片が舞い上がると同時に水平に吹き飛び、ベ
ルトコンベアに激突したと思ったときには、彼女の上半身は天井に刺さっていた。
 彼女が動いた軌跡上に獣人はいたが、最初は何が起きたか分からなかった。
 少しして、彼女が獣人の怪力に吹き飛ばされて、床に、ベルトコンベアに、天井に、次々と叩きつ
けられたまでは理解できた。目で追えないスピードであり、呆然とするしかない。
 同時に、こんな怪物と戦って勝てるわけが無いと思った。
 身体能力がどれだけ強化されているかは知らないが、プリティ戦士は人間の理解できる範疇の
強さである。しかし、獣人たちの強さは次元がまるで違っていた。
349 ◆gRbg2o77yE :2012/01/05(木) 23:28:16.69 ID:7nO2Jnh8
 むしろ、最初からどうして本気を出さなかったのかが疑問に思えてくる。
 まるで、出力を調整して、少しずつ少しずつ力を上げているかのようだった。そればかりは、獣人
たちに尋ねなければ分からないが、これなら最初から本気でも良かっただろうに。
 獣人の力を疑問に思ったのは、プリティホワイトも同じようである。
「………そんな………バカな………こんなの、ぜったい、おか……しい………」
 天井に刺さっていた彼女の華奢な肢体は、いつの間にか床に戻されていた。銀色の髪は生え際
から獣人に握り締められ、力が抜けた体躯は倒れることすら許されていない。
 彼女の姿を見て、やはりこうなってしまったと、肩を落とさずにはいられなかった。
 プリティ戦士の装甲は埃塗れで、純白の美しさは見る影も無く、銀色の髪も綺麗な輝きを失って
いた。胸部から背中に背中の装甲は割れて、露出した白磁の肌が無残に青黒く腫れている。まだ
膨らんでいなかった乳房は、果肉が割れたかのように柔肉の残骸を垂らしていた。
 まだ男子と変わらなかった彼女の乳房は、無残に潰されていた。
 どのタイミングで傷めたかは見えなかったが、爪で引き裂かれた後に殴られたのだろう。近くの獣
人の爪からは、赤い肉が絡みつき、血がポタリ、ポタリ、と落下している。
 プリティ戦士たちの悲惨な敗北を見ていて、俺は獣人たちの習性を理解しつつあった。
 プリティホワイトの乳房の傷はきっと、獲物に刻まれたマーキングなのだ。
 奴らは、自分たちに挑んできたプリティ戦士を苦しめるため、そして、自分の獲物であることを仲
間に示すために、可愛らしい顔や乳房などの大切な部分を意図的に傷つけているのだ。
 彼女たちが幼い年齢であるとか、美少女であるとかは、行動に何の影響も及ぼさない。プリティ
ガーディアンズは、彼らにとっては、格好の獲物以上でも以下でもないのだ。
350 ◆gRbg2o77yE :2012/01/05(木) 23:30:15.00 ID:7nO2Jnh8
 それを理解したのか、プリティホワイトは震えるように声を絞り出した。
「………プリティ戦士は………お前たちの慰みものじゃ………ない………」
 戦士の仮面下で、今まで感情を外に表さないでいた双眸も、苦痛を隠すことはできない。屈辱か
らか、激痛からか、大粒の涙がポロポロと、戦うべき敵の前で零れ落ちていく。
 他のプリティ戦士のように悲鳴を上げないのは、流石というところだだろう。
 それでも、敵が陰部からペニスを直立させているのを見て、戦士の表情に動揺が浮かんだ。
 穢らわしいものを見た風に、目を逸らしてしまう。
 しかし、ボロボロの肉体では抵抗もできず、まずパーツスカートが剥ぎ取られた。
 俺はようやく、機能的に意味の無いスカートの意義に付いて納得したね。
 プリティ戦士が下腹部にスカート(ホットパンツもいるけれど)を付ける理由は、やはり装甲の肉体
再現性にあった。プリティホワイトの装甲には女性器の割れ目がくっきりと反映されている。裸体と
ほぼ変わらない装甲パーツのせいで、可愛らしい性器の形はまる分かりだった。
 装甲はすぐに砕かれて足元に落下し、装甲の形そのままの性器が外気に晒される。
 獣人が彼女の両足をこじ開けて腰を持ち上げ、いきり立つペニスをあてがおうとした。
 髪を背後から掴む獣人と、下腹部を貫こうとする獣人。2匹の巨躯の獣人に挟まれたプリティ戦
士の幼い肢体は、まるで押し潰されそうなほどに小さく、か弱く見えた。
「……たとえカラダを汚されても……私は……お前に屈したりは……しない……」
 肉体へのダメージは大きいのだろう、刃物のような雰囲気は既に無い。
 それでも、彼女は、下腹部に異物を捻じ込んでくる獣人を、ずっと睨みつけていた。目は涙で真っ
赤に充血し、ぼろぼろと涙を垂らしながらも、自分を犯す存在から視線を逸らさずにいた。
 同じくして、少女の華奢な体躯の影と、獣人の巨躯の影が、一体となって揺れ始めた。
 ポタリ、ポタリと赤い雫が落下して、みるみる足元に溜まっていく。
351 ◆gRbg2o77yE :2012/01/05(木) 23:31:24.87 ID:7nO2Jnh8
 影は揺れる激しさを増していき、少女の細い腕は力なく前後に翻弄される。
 結合部からは赤い血が大量に伝い落ち、それを潤滑油にして巨大なペニスが行き来する。白磁
の肌は破瓜の血で彩られ、赤い華が咲いたようにヌラヌラと光っていた。
 彼女の肉体など微塵も考慮しない腰の動きは、乱暴という言葉では不足していた。
 腰が打ちつけられるたびに、プリティ戦士の肉体は木槌で殴られているように軋みを上げる。体
内を抉られるたびに、枯れ枝が曲がるような音が、下半身から響いてくる。
 考えてみれば、彼女を陵辱している獣人は、他の獣人よりも多く肉体強化をしている。他のプリ
ティ戦士と同じような陵辱でも、肉体にかかっている負荷は尋常ではないはずだった。
「…………! …………! …………! …………!!!」
 しかし、プリティホワイトは唇を噛んで悲鳴を殺し、泣きながら獣人を睨み続けていた。
 たとえ肉体は戦えなくされても、精神はまだ屈していないということだろう。他のプリティ戦士が陵
辱され、幼い少女としての悲鳴を上げる中、彼女はまだ戦い続けているのだった。
 しかし、獣人は彼女の反応など気にせず、ただ肉孔を抉り続けるのみ。
 彼女の華奢なボディは、異様な音を立てながら揺れ続けていた。獣人は乱暴ながら同じようなペ
ースで腰を動かしており、彼女の膣をそれなりに堪能している様子である。潰された乳房から流
れた血で上半身は真紅に染まり、天使像のような肢体は凄惨な模様で染められていく。
 獣人が大きく震え、プリティホワイトの下腹部から獣の種子が溢れ出した。
 奥の奥を抉るような数十秒の突き上げの後、引き抜かれた血塗れのペニスから飛び散った精液
が、息も絶え絶えに苦痛に耐え続けた幼い肢体に、獣の生臭い化粧を施していく。
「ど、どう……私たちは………プリティ戦士は………これぐらいで屈したり………」
352 ◆gRbg2o77yE :2012/01/05(木) 23:34:20.68 ID:7nO2Jnh8
 涙と涎で濡れた顔を上げて、プリティホワイトは獣人を睨みつけた。腰は砕かれたようで、自力で
は立つことができず、髪の毛を掴まれて支えられた状態ではあるが、彼女は陵辱に耐えたのだ。
全身を血と精液で汚された悲惨な姿ながら、仮面下の双眸には戦意が残っている。
 しかし、次の獣人がペニスを勃たせて現れたところで、表情は一変した。
「………そ、そんな………うそ………も、もう終わったんじゃ………!?」
 本当に想像もしていなかった顔で、呆然と新しい陵辱者を見るプリティホワイト。
 何てことだ! 俺はそのまま彼女から視線を逸らしてしまった。
 プリティ戦士として優秀でも、性知識は年齢相応のものしか持っていなかった。
 彼女は、なぜか陵辱は1回で済むという思い込みがあったらしい。自分を囲んでいる獣人全員に同
じ行為されることに、今さら気付いてしまったのだ。一周するだけでも、何十回も犯されるのは確実だし、
肉体が無事で済むわけがないことにも、気付いてしまったのだ。
 この戦いで彼女がどれだけ耐えようと、絶対に勝ち目など無い。
「………いや………やめて……! もう無理よ………! 痛いの……とっても痛いの……!」
 咽び泣く理知のプリティ戦士の懇願は、程無くして絶叫に変わった。
 俺は思わず耳を塞いで、彼女の悲鳴を少しでも遮断しようとした。影が伸びた先では、華奢な少
女と巨大な獣人の影が一体となって、残酷なほどに激しく揺れていた。

 ………………………………………………………………
 ………………………
353 ◆gRbg2o77yE :2012/01/05(木) 23:35:20.49 ID:7nO2Jnh8
当初予定の5回では終わりませんでしたが、続きはこのまま書いていきますので。
気長にお待ちください。

ではまた。
354名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 19:01:26.44 ID:RDhoDcXG
GJ
延びるのはよくある事かと
355名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 23:45:22.02 ID:sYOlfOxF
すげぇ悲惨だな
でも負けるってこういう事なんだよな
356名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 01:54:26.00 ID:40o3/kOk
エロスを感じない
357名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 02:00:20.48 ID:F32ZVrAx
俺は結構感じた
だが、もっと増やしてくれても一向に構わん
358名無しさん@ピンキー:2012/01/08(日) 00:51:43.76 ID:RoGhbThV
>>331-342の続きを投下します。

多少のスカ要素(嘔吐)があります。
全17レス予定。
359魔の苗床 後編   1/17:2012/01/08(日) 00:52:28.69 ID:RoGhbThV

また同じ夢を見る。
セニアが騎士団を抜けた日の夢。

「一緒に来て……くんないかな」

聞き慣れた問いに、やはりティルは首を振り、赤髪の幼馴染に悲しい表情をさせる。
その痛々しい表情が心から離れず、少年は遅まきながらに手を伸ばす。
何度も見た夢。
しかし、そこからがいつもと違った。
いつも娘の後姿を包んでいる陽光は、今は赤い炎に見えた。
おぼろげなそれに目を凝らすうち、いつしか娘の姿は掻き消え、『地獄』が広がる。
崩落する協会。炎を天に巻き上げる牧草地。倒れた牛舎の下敷きとなった家屋。
緩やかに崩壊していく世界を眺めながら、ティルは不意に足を滑らせる。
そして深い深い闇の中へ引きずり込まれ……



「う、うああああぁあっっ!!!!」

ティルはそこで目を覚ました。
跳ね除けた掛け布団が、ぶわりと重厚な風を起こす。
どうやらベッドで寝ていたらしい。
ほのかに漂う薬の香りから、そこが診療所である事も解る。

「ようやく目が覚めたか、ティル」
街の薬士が、ティルにコップの水を差し出した。
手に取るとそれがぬるま湯であると解る。
溜息をつきながら椅子に腰掛けた薬士は、ひどく憔悴しているように見えた。
かなりの患者を診ても、中々疲れた様子を見せない彼には珍しい。
それは肉体的な疲れだけではないように思えた。
ティルにおぞましい予感がよぎる。

「先生。状況は……街は、どうなっているんですか」

ティルは震える声で薬士に問うた。
できうる事なら、彼は薬士に、何でもないよと笑い飛ばして貰いたかった。
自分が気を失う前に見た地獄絵図が、悪夢の一環だと思いたかった。
しかし薬士は笑わない。
「…………自分の目で見たほうが早いだろう」
彼は窓際に立ち、朽ちかかった木枠を軋ませながら押し開いた。
露わになった窓ガラスから外の様子が見えるようになる。
360魔の苗床 後編   2/17:2012/01/08(日) 00:53:27.65 ID:RoGhbThV

ティルは目を疑った。
眼下には、かつてティルが生まれ育った故郷の面影などない。
あらゆる建物が倒壊し、木造部分は燃え尽き、金属部は黒く焦げ付いている。
草木もなく、砂漠のように乾燥した土がむき出しになっている。
いつも人に溢れていた王宮前の通りには、呆然と立ち尽くすまばらな人影があるばかり。
何より異様なのは赤紫の空で、まるで流血と毒々しい怨嗟が交じり合い、空を渦巻くかのようだった。

「これは、一体何が……?」
ティルが問うと、薬士は涙を堪えるかのように目頭を揉んだ。
「魔物だよ。空を覆いつくすような数の魔物が、一瞬にして街を焼き尽くしたんだ。
 あそこに見える王宮前が最激戦地でね、あの日休養を取っていた君以外の騎士は皆、あの場所で……」

薬士が指を差して語る言葉を、ティルは絶望的な心持ちで受け止める。
皆、やられたのか。あの強くて逞しい同僚達が。
一人一人の顔を思いながら悲しみに暮れていた時、ティルはふとある人物が気にかかった。
街がこのような状況に陥っている時、何を置いてもまず話題に出されるべき人物。

「セニアは?セニアはどうしたんです!?」
ティルがそう声を張り上げた瞬間、診療所の空気が明らかに変わった。
薬士は何かを窺うように後方を振り返る。
視線の先にいるのは、ティルと同じように包帯を巻いてベッドに横たわる少女達。
彼女らは、怒りに震えるような瞳でティルを睨み据えている。
その気迫にティルが息を呑んだ、その時だった。

『 おい隠れろッ、ラファトが来たぞ!!! 』

男の焦りを帯びた叫びが外から響く。
「いかん!」
その叫びを耳にした瞬間、薬士は素早く立ち上がって窓に木枠を嵌めた。
それはまるで、外から室内を隠そうとするような動きだ。
この状況下で、一体何から?
ティルは不審でたまらず、曲がった木枠の隙間から外を覗き見ようとする。
「ティル……見ないほうがいいぞ。特に君はな」
薬士は険しい表情でそう告げるが、力づくで止める事もしない。
ティルは異様さを感じながらも、なお外の様子が気がかりで仕方がなかった。
361魔の苗床 後編   3/17:2012/01/08(日) 00:53:55.10 ID:RoGhbThV

人々が逃げ惑う先から、2つの影が姿を現す。
片方は背が高く、明らかに人ならぬ歪な身体つきをした化け物だ。
顔は虫のように表情が読めず、頭から足の先まで、鈍く光る外殻で覆われている。
恐らくはこの化け物が『ラファト』だろう。
その手には鎖が握られており、もう一つの影の首輪へと繋がっていた。
首輪を嵌められ、犬のように四つ足で這う哀れなその人間へ目をやった瞬間、ティルは目を見開く。

「セニア!?」

それは、紛れもなくティルの勝気な幼馴染だ。
背中に流れる赤銅のような髪。
女にしてはやや幅のある肩に、馬鹿力が嘘に思えるほど細い腕。
たわわに実った乳房に、肉感的でありながらも垂れる部分のない締まった太腿。
見間違える訳がない。間違えられる筈がない。
その身体は、まだ彼女が言葉も喋れなかった頃から、誰よりもティルの眼に一番多く触れてきたものだ。

彼女の格好は、彼女が騎士であった頃から変わらない。
動きやすさを重視し、フリルのついた半袖シャツの上に柔らかな革製のコルセットを身につけ、
腿丈のピンクスカートを合わせている。
動き回る過程でちらりと覗く腋や太腿の色気、コルセットで見事に強調された腰のくびれが眩しい。

しかし今やその格好も、激しい戦闘の後を思わせる無残なものとなり果てていた。
シャツの袖は焼け焦げ、コルセットは胸元を中心に引き裂かれて腰横の紐を半ば千切れさせ、
スカートなどはもはやコルセットの下部に押さえつけられた一部を除いて見る影もない。
当然下着も破られており、もはやセニアの恥じらいの部分、両の乳房や股下の繁みを隠すものは何もなかった。

「どうしたニンゲン共よ。近くに寄って、この女がこれからする事を観るがいい。
 忘れた訳ではなかろう?
 見物する者の数が20を下回れば、無差別に隠れている何匹かを殺すぞ」

ラファトが声を張り上げると、逃げ惑っていた者達が困惑の色を浮かべ、渋々とセニアの周りに戻り始める。
その数、およそ30余り。
それだけの民衆が、丸裸のまま魔物の足元へ跪くセニアを凝視している事になる。
ティルにはそれが居たたまれない。
362魔の苗床 後編   4/17:2012/01/08(日) 00:54:34.43 ID:RoGhbThV

ラファトは集い始めた人間に満足げな笑みを浮かべ、王城正門前の石段に腰掛けた。
そして荒々しくセニアの髪を掴みあげる。
「くわえろ」
冷たい宣告と共に、セニアの鼻先へ異形の生殖器が突きつけられた。
遠目にもグロテスクとしか言いようのないものだ。
色は空の赤紫とよく似た毒々しさで、全体に虫の分泌物さながらの奇妙なヌメリを帯びている。
形こそ人間のそれに近くはあるが、そのサイズたるや尋常ではなかった。
直径は、口を指を4本縦に入れた開き具合で、何とか受け入れられようかというほど。
長さなどは、目の前にいるセニアの頭の奥行きとさして変わらない。

「う……!」
そのおぞましい怒張を咥え込む事に、当然ながら抵抗を見せるセニア。
するとラファトは、そのセニアの後頭部にひたりと掌を重ねた。
「どうした………… まだ反抗する気か?」
先程より重々しい口調でそう告げられた瞬間、セニアの身体が震え上がる。
瞳は恐怖に見開かれて小粒な涙を零し、唇は半開きのまま戦慄く。
それを目にした瞬間、ティルは理解した。
セニアが、かつてラファトから想像を絶する苦痛を与えられた事を。
頑健な心を徹底的にへし折られ、屈してしまった事を。

「んっ……」
ティルの想像を肯定するかの如く、セニアは命ぜられるままに怒張へ舌を這わせはじめる。
控えめに鈴口にあたる部分を舐め清め、さらに大きく口を開いて、突き出した舌で亀頭部分を嘗め回す。
そうして自身の唾液で十分に潤滑性を与えたところで、覚悟を決めたように目を見開き、
自ら前方へ倒れこむようにして剛直を迎え入れた。
その慣れた一連の動きは、口唇奉仕が初めてのことではないと如実に物語る。
「んぉおうえ゛っ!!!!!」
逸物がちょうど喉奥へ達したらしき頃、えづき声が響き渡った。
それは今までにティルが一度も聞いた事のないほど、生々しいセニアの声だった。
363魔の苗床 後編   5/17:2012/01/08(日) 00:55:04.88 ID:RoGhbThV

「ああやって、毎日見せしめにしているんだ。二度と反抗する者が出ないようにな」
薬士が、窓の外を眺めながら淡々と述べる。

「……初めは抵抗する者もいたさ。だが、騎士団の団長が宝剣『エルシェド』を手に切りかかり、
 それでも掠り傷さえつかなかった時……皆が理解してしまった。
 岩をも切断するあの銘剣を、剛力無双の団長が使っても歯が立たないんだ。
 挙句にその団長の体を、塵一つ残さず消し飛ばす魔法まで見せられては……」

そう語る薬士の声には、明らかな諦めの色が浮かんでいる。
やはり看病疲れなどではない。絶望的な現実を、意識があるまま見続けた末の憔悴だ。
気付けばその憔悴は、薬士だけでなく、部屋の全ての人間に見て取れる。
彼らの虚ろな視線が集まる先では、なおセニアの屈辱的な口唇奉仕が続けられていた。

「ん……ん、んんっ……んぐっ………んん…………!!!」

セニアは固く目を瞑ったまま頭を前後させ、斜めに反り立ったラファトの剛直を咥え込む。
口元はあまりにも巨大すぎる剛直に隠れてよく見えないが、ほぼ真上を向く鼻の形から、
セニアが限界近くまで口を開いている事が窺い知れた。
ほとんど閉じられない口からは当然ながら唾液が溢れ、剛直の幹を伝い落ちていく。
「もっと深くくわえろ!!」
ラファトはその懸命な奉仕にも不服があるのか、セニアの後ろ髪を鷲掴みにし、
拳でセニアの首を自らの腰へと押し込んでいく。
「ごぉっ!!?」
セニアの喉奥から再び苦悶の声が上がった。
首を無理に押し込まれるため、肩甲骨が歪に浮き上がり、肩までも痙攣して苦しみを表す。

「まだ半ばほどしか口に入っていないぞ。いい加減に根元までくわえ込め」
ラファトはなおセニアの頭を押さえつけて前後させる。
セニアは喉奥への断続的な苦しみに、白目を剥きかけながら苦悶していた。
顔全体に薄く影がかかる中、額や頬を流れる光は汗か涙か。

「んんん゛……んんんむうおええ゛っ、ん゛おおおォえ゛っ!!!」

以前の押し殺した声に、明らかな苦悶の声が加わっている。
唾液の量も、その苦悶の大きさを代弁していた。
セニアの桜色の唇から漏れる唾液は今や、怒張だけでなく彼女の顎を覆い尽くしている。
ある筋は顎からそのまま地面に滴り、ある筋は首輪を通り抜けて豊かな乳房にまで滴っていく。
364魔の苗床 後編   6/17:2012/01/08(日) 00:55:31.51 ID:RoGhbThV

「そうだ、その調子で呑み込んでゆけ」
苦悶するセニアを見下ろしながらラファトが告げた。
ラファトの表情は虫特有の極めて異質なものであり、何の感情も見出せない。
その不気味な支配者になされるがままのセニアは、時おり頬を膨らませながら苦悶の声を上げ続ける。
いつしかその口内から分泌される液は、さらさらと流れ落ちるものだけではなく、
どろりとした粘り気のあるものに変わりはじめていた。

「うぅむ!!うん、んあああうううむう!!!!」

ある時、ついに苦しみの限界を迎え、セニアが目を見開いて叫ぶ。
上唇は尖り、頬は膨らんだまま痙攣を始めている。
「ふん、どうした?」
ラファトが緩慢な口調で問うが、セニアにもう余裕はない。
しとどな唾液の潤滑を利用し、剛直を口の横から滑らせるように抜き去る。
その瞬間にはもう、セニアの口内は黄色いもので満たされていた。
「……おえっ!!えおっ、うえぇ゛っ……カハッ!!」
苦しそうに咳き込みながら、口の中の吐瀉物を吐きこぼすセニア。
あれほどの異形の物を咥えさせられていた以上、仕方のない生理現象といえる。
ただつらいのは、その嘔吐を何十という人間に見られている事だ。
顔を押さえて横を向く人々の反応は、さぞかし彼女の心を抉ることだろう。
しかし生理現象は止まらない。
大量の吐瀉物は地面のみならず、這う格好をした彼女の美しい太腿までを汚していく。

「ふん、吐いたか……汚らわしい。もういい、こちらに尻を向けろ」
ラファトは些か気分を害したように言い放った。
嘔吐のショックから立ち直れていないセニアは、潤んだ瞳で言われるがままに腰を上げる。
しかしやはり羞恥心が邪魔をするのか、小さく縮こまるように這った状態で止まってしまう。
「もっと尻を上げろ!」
ラファトがさらに命じると、セニアは俯いたままその言葉に従った。
土のついた片膝を上げ、内股で腰を高く掲げてから、ゆっくりとその伸びやかな両脚を開いていく。
背後のラファトには、その恥じらいの場所が開いていく様がすべて晒されている事だろう。
365魔の苗床 後編   7/17:2012/01/08(日) 00:56:16.72 ID:RoGhbThV

ラファトは両手を静かにセニアの尻肉へ添え、腰を定めて一気に挿入を開始した。
「はぁぐっ……!!!」
セニアの薄い唇から声が漏れる。
「あっ、あ……ああ、あっ……あっ、あ…………!!!」
ラファトが腰を使い始めると、その声はやがて女の感じる時の声になっていった。

「・・・・セニア・・・・・!」

ティルはその絶望的な現実を前に、全身から力が抜ける。
今まで想像だにした事のない光景。
彼の中でのセニアは、いつでも溌剌とした声で自信に満ちた発言を繰り返す女傑だ。
あのような声を上げるなどとは考えもしなかった。
もっとも、彼女も美しい女性騎士だ。百歩譲って嫁いだ先の名門貴族との営みでその声を上げるならば解る。
だがよもや、普段彼女自身が何百と狩り屠ってきた魔族に犯され、女の声を上げてしまおうとは。

「イヤ……もう、こんなのイヤよおぉっ!!!」
診療所の奥で、一人の少女が耳を塞ぎながら叫びを上げた。
「どうして!?どうして私を助けてくださったセニア様が、あんな目に遭わなければならないの!!
 ねぇ、ティル!!あんた今生き残ってる最期の騎士なんでしょう、セニア様を助けに行ってよっ!!」
騒ぎ立てる少女の口を周りの数人が押さえつける。
彼女らの視線は脅えたように外を窺っており、ラファトに見つかる事を極度に恐れているのがわかった。

薬士が狼狽するティルの肩を叩く。
「……ジェシカ、誰か一人を責めるような真似はもうやめるんだ。
 『我々では勝てない』それだけが真実だよ。
 これ以上、いたずらに人が死んでいくのはもう見たくない」
諭すような薬士の言葉に、少女はようやく口を噤み、しかし言葉もなく嗚咽しはじめる。
それを押さえていた少女達も、同じく顔を覆っていた。
英雄、セニア・シュミットの隷属。
それは街を壊されるより、家を燃やされるより、人々の心に深く闇を落としている。
366魔の苗床 後編   8/17:2012/01/08(日) 00:57:47.12 ID:RoGhbThV

何度となく突き込まれ、身体を前後させ、豊かな乳房を揺れさせるセニア。
その瞳は奥を突かれる瞬間に見開かれ、引き抜かれる時に力なく細まる。
あっあっ、という喘ぎ声は、そのどちらにも発せられた。
声はさほど悲痛なものではなかったが、だからといって感覚が穏やかなわけではないだろう。
何しろ、口を目一杯に開けてようやく咥えられようという剛直を捻り込まれているのだ。
何ともないはずがない。
それを踏まえてよく観察すれば、彼女が眉根を寄せる様、鼻頭に皺をつくる様の全てが悲劇的に見えてくる。

パンパンと肉を打つ音が規則正しく続いた後、やがてその結合部に水音が混じり始める。
愛液の溢れる音だ。女性経験のないティルにさえ、それがはっきりと解った。

「毎日こうしてまぐわっているだけあって、徐々にこなれてきたらしいな。
 ……覚えているか?あの場所を」
ラファトがセニアの腰から手を離し、石段の端を指し示す。
セニアは疲労したような横目でそこを眺めた。
その石段の一角には、かすかに黒ずんだ血のような跡がある。

「お前が純潔を失った跡が、今でもああして残っているぞ。
 大観衆の前で私に貫かれ、痛い痛いと泣き叫ぶ様は中々に傑作だったな。
 今ではそのような素振りのない所を見ると……初回に限った現象か。
 まことニンゲンの雌というものは不可思議な生き物よ。だがゆえに面白い」

ラファトはそう言いながら、セニアの腿肉を掴んで持ち上げる。
結合部がはっきりと衆目に映るように。
「あ、いやっ!!」
セニアは頭を振って拒絶するが、両脚を抱え上げられた状態ではもはや抵抗も叶わない。
ぐじゅりぐじゅりと艶かしい結合の音がする。
背後から突かれていた時は、『挿入するふりをしているだけ』とも思えた結合の瞬間が、
今や一切の誤魔化しようもなく視界に飛び込んでくる。
367魔の苗床 後編   9/17:2012/01/08(日) 00:59:38.83 ID:RoGhbThV

目を背けたくなるような赤紫色の極太が、朱色をしたセニアの秘部に呑み込まれていく。
抜き出され、叩き込まれ。抜き出され、叩き込まれ。
蜜をいやらしく吐きこぼすその産道入り口を中心に、健康的な太腿が強張り、腹筋が締まり、
豊かな乳房が震え……凛々しかったセニアの声色で喘ぎ声がする。
もはや誤魔化しではない。偽者でもない。
紛れもなくセニア・シュミットその人が犯されている瞬間、瞬間だ。
街の絶望の空気が濃厚になる。

「よく目に焼き付けておけ、人任せに平和を求める虫ケラども。
 この女が、我ら魔族の精で作り変えられる様を。
 本来異種族のまぐわいで子を孕む事はありえんが、同種の雌を持たぬ我らの繁殖力は高い。
 その強き遺伝子を身体の内より刷り込み続け、こちら寄りに染め上げる。
 そうして我らが次代のための苗床とせしめるのだ。
 不満があるならば歩み出よ。己が意にそぐわぬこの世界から、解放してやろう」

ラファトは高らかにそう謳いながら、見せ付けるようにセニアを犯し続ける。
セニアは口元でうるさく首輪を揺らし、頬を赤らめてその突き上げに耐えていた。
目尻は垂れ、そこにかつての猛々しさは見当たらない。
自力での脱出はもはや不可能なようだった。ならば誰かが救い出さねば。しかし誰が。
ティルは拳を握りしめた。
何とかしたいという想い、どうにも出来る訳がないという冷静な判断がせめぎ合う。
自分を糾弾した少女の言い分は全く正しい。
結局彼は、騎士足り得ないのか。幼馴染ひとり救えないのか。


ラファト達が引き上げた後の城門前に、ティルは一人佇んでいた。
染みのできた石段から、セニアの匂いがしている。
剣の稽古をした後、かすかに薫って彼の心をときめかせた汗の匂い。
頬を伝う涙を舐めながら、ティルは今度こそ意を決する。
セニアを救い出す。
たとえ己の人生全てと引き換えにしてでも…………。
368魔の苗床 後編   10/17:2012/01/08(日) 01:00:12.60 ID:RoGhbThV



古城の壁高くに設けられた窓から、欠けた月が覗いている。
どこか侘しさを感じさせるその光景をなぞるが如く、部屋に響く呻きも悲しみを帯びていた。

「んぐっ……うん、んっ……。
 ……んううっ……ん……んぐぅ………………!!」

セニアは、自分の発する呻きが耳元で反響するのを自覚する。
夜風がやや肌寒い。何しろ、首輪と後ろ手の銀手錠しか身につけていない。
しかし、そんな不満を口に出来る状況にはなかった。
彼女は今、死人のように青白い肌をした化け物の前に跪き、その逸物を咥えさせられている。
頭は化け物の掌に掴まれていた。
掌は、片手だけでセニアの頭を包み込めるほど大きい。
その大きく力強い掌で、頭を無理矢理に逸物へと押し付けられる。

「ったくよォ。なんで俺様が、ニンゲンの口の調教をしなけりゃならねぇんだ?
 大体ニンゲンなんぞ、どいつもこいつもサルみてぇで違いがねぇじゃねぇか。
 まぁコイツに関して言やぁ、身体の窪みからソソるいい匂いさせやがるし、
 クソ生意気な顔してるらしい事は何となく伝わってくっから、嬲り甲斐はあるけどなぁ」

青白い化け物は独り言を零しながら奉仕を続けさせる。
逸物の大きさはラファトの物よりも格段に小さく、また堅さも少々柔らかめだ。
しかし長さがひどくあり、手の使えない状況で呑み込ませられると、喉のかなり深くまで入り込んで実に息苦しい。
そして何よりも、匂いがひどかった。
獣臭などというものではない。まるでチーズに青魚を加えたような臭気が、咥え込むたび鼻に充満する。
それを延々と続けさせられているのだ。
すでにセニアの口内からは夥しい量の唾液が溢れ、怒張を伝い、化け物の脚の間に泡立つ水溜りを作っている。
息苦しさに俯きがちになるたび、その唾液溜まりが視界に入り、セニアの心を羞恥に染める。
ゆえにセニアは、なるべく俯かず、むしろ奉仕させる相手をできるだけ睨み上げる事にしていた。

「オラ、気合入れて舐めろよ。また床にふん縛って、上から圧し掛かるみてぇに喉へ入れてやろうかァ!?
 すぐ吐いちまうからもうやめてくれ、って惨めったらしく哀願してきたのはドコのどいつだよ?」

青白の化け物が頭の揺らしを速めつつ、小馬鹿にしたように問う。
睨み上げるセニアの瞳がまた戸惑いを見せた。
ラファトへの口唇奉仕で嘔吐してしまったあの日から、セニアは徹底的に口戯を仕込まれていた。
朝から晩まで一日中、化け物の逸物を咥えさせられてきた。
元より人間サイズの物自体が少ない中、それはどれほど苦しいか。惨状を呈した事も一度や二度ではない。
そして魔物達は、そうしたセニアの苦しみこそを愉しみとしているようだった。
369魔の苗床 後編   11/17:2012/01/08(日) 01:02:09.92 ID:RoGhbThV

膝を開いたまま淡々とセニアに奉仕させていた化け物も、ようやく極まりに達しかけているようだ。
「ぐぅっ……!!!」
セニアの首元を両側から鷲掴みにし、意思を一切無視した前後運動を開始する。
これにはさすがのセニアも相手を睨み上げる余裕がなく、苦しげに目を閉じて為されるがままになる。
口惜しいが、手が使えない状況下ではどうする事もできはしない。
「んっ……んん、んっ!!ん……ん、んっ…………うんんっ!!!」
喉奥への断続的な侵入の後、一番の奥で頭を押さえつけられる。
「いくぞ、いくぞッ!!全部飲めよ!!!」
「んんっ!!」
喉の奥で逸物が跳ねた後、ついに射精が開始される。
極太のチューブを喉へ通されているような状態のため、当然その精は直に食道へ。
セニアには、異様な重さのある粘液が、胃へと滴り落ちていくのが解った。
魔物の射精は総じて長く、セニアの口内を満たしてなお続く。
ようやくに止まったと思えばまた間欠泉のように噴出し、窒息しそうになる。

腹が膨れるほどになった後、ようやく逸物が口内から引き抜かれた。
それだけ出してなお、抜けた途端に顔面へ向けて白濁の飛沫が浴びせかけられる。
「うっ、げほっ、げほっ……!!!げはっ!!」
セニアは堪らず噎せ返った。
ただでさえ逸物以上に濃厚な臭さの精液を、窒息しかけながら飲み続けたのだから当然だ。
セニアは閉じた目の端に涙を浮かべ、荒い息を吐く口の端から白濁を垂れさせる。
すると、唐突にその頬が張られた。
「あっ!!」
セニアは小さく叫び、横ざまに倒れこむ。
その華奢な身体を化け物が掴みあげた。
「テメェ何吐き出してんだ?全部飲めっつったろうがよ。
 俺様のありがてぇ精液を腹一杯飲んで、魔族の子供を孕めるようになるのが目的なんだぜ?
 吐き出しちまったら意味がねぇだろうがよ!解ってんのか!!」
砕かれそうなほど腕を掴まれて恫喝されながらも、セニアは相手を睨み返す。

彼女にしてみれば、魔族の仔を孕むなど冗談ではない。
身体が作り変えられないならば、それに越した事はないのだ。
とはいえ、それでもすでに彼女は相当量の精液を飲まされている。
そして魔族は人間の雄と違い、一度二度の射精では果てる事がない。

「オラ、もう一度だ」
青白い化け物は床に仁王立ちになり、セニアの頭を掴む。
仁王立ちした相手への奉仕は、先ほどの段差でのものよりかなりきつい。
セニアは相手をなお睨み上げつつも、その形の良い睫毛を震わせた。
370魔の苗床 後編   12/17:2012/01/08(日) 01:02:38.79 ID:RoGhbThV

無理矢理に全ての精を飲まされた後も、それでセニアが解放される事はない。

「さて、と……んじゃ、お待ちかねだ。やってやるから、自分で脚を開きな」
青白の化け物は、肩で息をしているセニアを見下ろして告げる。
セニアが目を見開いた。
「なんだぁ?まだやるんですか、とでも言いたげな目だなァ。
 お前が街や城ン中で俺の兄弟達を殺して回ったのは知ってるんだぜぇ。
 そうやってお前が殺してきた兄弟の分くらいは、産んで貰わなきゃなぁ。
 ……ま、まだ俺の仔を孕める段階かは解らんが、いずれにせよ中に出せば調教は進むわけだ。
 理解したならさっさと股を開きな。
 あんまり反抗するようなら、そこらの村の娘にでも代わらせるぜ」
化け物がそう囁くと、セニアは口惜しげに眉を顰める。
そして床に寝転がり、化け物に向かって小さく股座を覗かせた。
「これで……いいんだろ」
「ダメだ、もっと大きく開くんだよ!」
化け物が首を振ると、セニアは唇を噛み、膝頭を抱えながらさらに脚を開いていく。
赤い身が露わになった。

「入れてください、ってお願いしてみろよ」
セニアの誇りの高さを感じ取ったのか、化け物はさも可笑しそうに告げる。
セニアは答えない。
しかし、化け物が少し低いトーンで再度呼びかけると、渋々と口を開く。
「…………い、いれて…………くださ、い」
「どこにだ?」
「…………あ、あたしの…………穴、に」
「穴だぁ?穴は色々あるじゃねぇか。耳、鼻、口に臍。もっとはっきりと言えよ」
化け物は嘲り笑いながらセニアを見下ろす。
普通に女性器と言っても満足はすまい。恐らくは、もっと屈辱的な表現を望んでいるのだ。
「お、おまんこ……に」
「ハァ?まるで聞こえねーなぁ」
セニアの頬まで赤らめた一言を、青白の化け物は無下に斬り捨てる。
セニアはいよいよ顔を歪ませ、息を吸い込んだ。

「あ、あたしのおまんこに、……入れてくださいっ!!」

押し殺しつつ叫ぶような声。そこには尋常ならざる怒りが込められていた。
だが化け物は、満足げな顔で逸物を扱き始める。
「へいへい、解ったよ。しかし参ったね、人前で股おっぴろげてその言葉とは。
 恥じらいってモノがないのかねぇ、ニンゲンの雌にはよ」
自らさせた事をあえて詰り、セニアの顔が憤死しそうに歪むのを愉しみながら、化け物は挿入を果たす。
そして怒りで指を食い込ませるセニアを組み敷き、その柔肉の中を夜が明けるまで堪能するのだった。
371魔の苗床 後編   13/17:2012/01/08(日) 01:04:20.03 ID:RoGhbThV



セニアへの調教は、様々な手段を以って行われた。

ある時には、セニアは膝立ちの格好で拘束され、両の乳房を触手型の魔物に陵辱された。
触手は太い一本を起点に繊毛のように細かに枝分かれし、乳腺の中にまで入り込む。

「ああああっ、ああっ!!!んんんぁああああ、あああうっ、ああううっ!!!!!」

部屋にその魔物と2人残されたセニアは、身も世もなく悶え狂う。
それもその筈だ、散々に乳腺を開発され、挙句その根元に胞子を撒かれたセニアの乳房は。
触手が風になびくように蠢くたびに白い母乳を噴きこぼしているのだから。
あまりに鋭い快感に、セニアはもう何度も触手の根元を掴み、引き抜こうと試みていた。
しかし一度入り込んだ細い触手が抜け出ることはない。
むしろセニアの与えた刺激によって一層微細な蠢きを呈し、

「あ゛ーーーーーっ、はんあああ゛あ゛あ゛ーーーーっっ!!!!!!」

セニアは天を仰いだまま、部屋に響き渡るような嬌声を上げてしまうのだった。
そして悪い事には、そこまでの嬌声は他の魔物にも聴こえてしまう。

「おいおい、何だ今の声は?」
「すげぇミルクの匂いだ。おっ見ろよコイツ、足元まで真っ白に飛沫飛ばしてやがる!」

猪や蟷螂に似た魔物達が背後から集まる中、セニアはその集団を鋭く睨み据える。
しかし、一回り大きさを増した乳房からまさに母乳を噴きこぼしている状態では凄みもない。
むしろ魔物達の嗜虐心を刺激し、周りに集めてしまう。
「おいニンゲン。キツい目してるが、何だこの濡れ方は?もうグショグショじゃねえかよ」
一匹がセニアの脚の間に指を挿しいれてくじりまわす。
水音が立ち、女くさい匂いが漂い始める。
「…………ッ!!」
セニアは堪らず横へ視線を外して恥じ入った。
魔物達はそんなセニアを可笑しそうに取り囲み、拘束されたまま挿入しようとし始める。

「よ、よせ!!今は……頼むっ、今は勘弁してくれ!!!」
頭を旋回するような快感がある今、女の部分まで犯されてはまずい。
蕩けているという事は、子を宿しやすい状態にあるという事。
本能的にそう察したセニアは必死に暴れるが、元より自由のない身だ。
どれほど拒もうが罵ろうが、その蕩けきった秘部を犯されてしまう。
入れ替わり立ち替わり、夜が明けるまで。
372魔の苗床 後編   14/17:2012/01/08(日) 01:06:44.82 ID:RoGhbThV

腸奥を目覚めさせられた事も、セニアにとって致命的な出来事だっただろう。

「そのままの格好でいろ」

ラファトは、四つ足で這ったまま尻を高く掲げたセニアを前にして告げる。
そして足元の水槽から、奇妙な粘液に沈んだ卵を拾い上げた。
蛙の卵を大きくしたようなものだ。
ラファトはセニアの尻肉を広げ、その卵を押し込んでいく。
卵を包む膜は意外に弾力があり、括約筋の締め付けでも破れない。
「うう……!!」
ぬめる質量の気味悪さと単純な苦しみで、セニアは顔を顰める。
しかしラファトはそれに構わず、さらに一個、もう一個と菊輪の中に押し込んでゆく。

「この卵を腸の奥で温めておけ。卵は、孵化する瞬間に最高の媚薬を撒き散らす。
 人間にとっての消化器である腸ならば、たちまちのうちに吸収できる事だろう。
 もし孵化の前にその卵をひり出したり、その格好をやめたりしたら……
 どうなるか解っているだろうな」

ラファトは言外に他の娘への危機を仄めかし、セニアの一切の抵抗を封じ込める。
セニアはそのまま、魔物の見世物となっていた。
卵を限界まで押し込まれた肛門は、未使用にも関わらず2本指が入るほどに開いている。
そのこれ以上なくみっともない場所を、這う姿勢のまま見せ付ける屈辱は耐えがたい。
セニアは顔を紅く染め、目の前の床を睨み据えて時を待った。

卵は孵化の瞬間以外にも微かに媚薬効果を発しているのか、
セニアは化け物達に尻穴を見せ付けるその間に、少しずつ変化し始めていた。
『湿り』が『濡れ』に変わり、やがて滴るまでに。

「う、うそだ……」
這う姿勢のまま内腿を覗き見たセニアは、そこに愛液が滴っていくのを見て目を見開く。
いかに卵に興奮作用があるからといって、観られるだけで濡らしてしまうとは。
だが、原因は解った。
毎日毎日、血肉の中で踊るような魔物の精液を飲まされ、膣内に出され、
犬の餌のような食事の中にさえその精が混ぜ込まれている。
もはやセニアの血中には、かなりの割合で魔の種子が含まれている事だろう。
順調に躾けられている。それがまさに今、照明されたようなものだった。

もしそれで、卵が孵った暁には…………。
セニアは、かつて誇り高い救世主だった娘は、近いうち必ず訪れるその時にうち震えた。
何十という獣の視線を浴びながら。
373魔の苗床 後編   15/17:2012/01/08(日) 01:09:09.50 ID:RoGhbThV

「だめ、ダメええええぇっ!!!
 おしりなんて、おしりなんてやめてええええぇぇぇっ!!!!!」

セニアが上げる悲鳴は悲痛なものだった。
もはやその叫びに、普段の勇ましい言葉の影はない。
まるで村の娘と同じく、尻穴を穿つ魔物に哀願する。
それも仕方のない事だった。卵が孵った瞬間、腸内が荒れ狂ったのだ。
凄まじい発情の熱さが腸の至る所で刺すように発生し、薄肉を越えて子宮にまで伝播する。

もはや腰砕けのセニアへ、魔物が殺到する。容赦はなかった。
卵が孵り始めるにつれてひくつく尻穴、誘うような腰つきを観て我慢の限界に至ったのだ。
普段セニアの見目に興味を示さない種の魔物さえ、不可思議なフェロモンを振りまく身体にむしゃぶりつく。
その結果が、あの悲痛な叫びだ。

「あああうっ、あたしのっ、あたしのおしり……あ、熱いいいっ!!!
 ど、どうなって、んうううゥうッ……!!!!」

セニアは必死に歯を喰いしばりながら、まるで沸騰した排便のような肛門性交に抗う。
頭が芯から蕩けていきそうだ。
尻穴を深く抉られながら、さらに前の穴にも挿入が始まる。
「いやあっあああああっ!!!!!」
そうなると、もはやセニアは前後どちらにも気を発散させる事ができず、
涙ながらに腰を動かすようになってしまう。

「おいコイツ、勝手に腰を振りはじめやがったぜ!!」
「へっ、他愛ねぇもんだな」
嘲笑が続く。セニアの意識の遥か外で。


  ……もう、いや……

          ……………もう、こんなのいや………………。


セニアは白目を剥き、涎を垂らし、正気と異常の狭間を激流に乗ったように彷徨っていた。
374魔の苗床 後編   16/17:2012/01/08(日) 01:09:53.96 ID:RoGhbThV



セニアの髪は、いつしか腰を覆うほどの長さになっていた。
その背後から犬のような魔物が覆い被さり、セニアを犯している。
セニアの目に光はなく、一見するとすでに失神しているようにも見えた。
だが別の魔物がその口元へ耳を寄せ、かすかな喘ぎを耳にしてほくそ笑む。
「あ、あっ……あっ…………あっ……あっ…………」
感情のない、まるでただ快感の告げるままに発せられる声。

椅子に腰掛けたラファトが、その様子を静かに見下ろしている。
しばしセニアと数匹の魔物との交わりを観察した後、ラファトが指を鳴らした。
するとセニアを犯していた魔物がその場に直り、解放されたセニアは力なくラファトの元へ歩み寄る。
「くわえろ」
ラファトが命じると、セニアは言われるがままに跪き、口を目一杯に開いて咥え込む。
無理矢理に喉を開き、首に極太の膨らみを見せながら剛直を全て飲み込む奉仕だ。
ラファトはその素直さに微かな笑いを示し、セニアの腹部を撫でる。
その腹部は、すでに自然ではないほどに膨らんでいる。
水や精液で満たされているのではない。
長い長い肉体調教を経て、ついに魔の種子を宿したのだ。
ラファトはその次世代の女王に手を貸して立たせ、唇を重ねる。

「…………セニア。最近この界隈で、我が同胞が次々と打ち倒されている事を知っているか?」

ラファトは静かにそう告げた。
セニアはその彼の瞳を覗きこみ、不思議そうに首を傾げるだけだ。
ラファトは続けた。

「……その者は近く、この場所に乗り込んでくるだろう。
 かつてのお前の志を継ぎ、命を犠牲にしてでも私を滅しうる力を携えてな。
 私はそれに対して容赦をせん。我が全霊を賭して、私の描く次代を守り抜く。
 その時にはセニア、お前が世界の分岐点を見届けるのだ」
375魔の苗床 後編   17/17:2012/01/08(日) 01:12:59.91 ID:RoGhbThV

風が吹き抜ける。
カテの村に棲む少女は、古城へと歩を進める、やつれきった男を呼び止めた。

「……おじちゃん、どこ行くの?そっちは危ないよ」

危ない、と少女が言う古城と同じほど、男が危険なのは明らかだった。
どう見てもまともに生活をしている人間の雰囲気ではない。
何百という殺戮を繰り返した殺人鬼でさえ、もう少し人間味があるだろう。

男は少女を見下ろした。
まばらなその髪は一本残らず白く染まり、瞳孔には光がない。
肌は砂漠のように乾き果て、血管をむき出しにしている。
そして、それら人間らしさをすべて注ぎこんだかのごとく、携えた剣だけが精気に満ちていた。
男はその剣を引きずるようにしながら、少女の傍を通り過ぎる。
そしてかすれた声で言葉を残した。


「昔、大切な人に言われたんだ。『一緒に来てくれ』って。
 …………随分、時間はかかったけど」

男は刃の形状さえ見極められない黒剣を手に、古城の門を踏み越える。
夥しい数の魔物を往く道に打ち倒し、乾ききったその足は、白金の扉の前で揃えられた。




                        END
376名無しさん@ピンキー:2012/01/08(日) 03:16:03.63 ID:RGe4ouQL
souka
377名無しさん@ピンキー:2012/01/08(日) 10:50:40.49 ID:LF4nWrOL
救いが無いって素晴らしいね!
378名無しさん@ピンキー:2012/01/08(日) 17:35:43.80 ID:ouaBDoQy
男はどんな光景を目の当たりにするのだろうか…
379名無しさん@ピンキー:2012/01/08(日) 17:55:27.36 ID:bVjeximH
後味が悪いのもまたこのスレの特徴だなw
380名無しさん@ピンキー:2012/01/08(日) 18:21:50.24 ID:oAQ3RL+g
NTR物の残り4ページで終わったような気分

元ネタは発狂して斬りかかり返り討ちですか?
381名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm :2012/01/08(日) 21:24:07.71 ID:q1vS/2Kp
◆gRbg2o77yE様こんばんは。

プリティー戦士シリーズの続きを見させて頂いている一ファンとしていつも応援しています。
そして宜しければでいいですし、こちらもいつになるかお約束はできませんが、お願いがあってまいりました。

私がまれに投稿いたします『巨乳小学生をテーマにしたエロパロ』にてプリティーブラックことめぐる嬢を書いてみたくなり
キャラクターの借用許可を頂きたいのです。
見ていてプリティーガーディアン達の末路が悲惨なものになるのは眼に見えてますが、後日談の可能性として
闇落ちぎりのダークヒロイン物とか個人的に凄くリビドーを刺激されるものがあり、1%の可能性でお許しを頂ければと考え
こうして書き込んでます。

勿論私のわがままなので、御嫌なら御断りも受け入れます。
では失礼致しますね。

後は魔の苗床の作者様もGJです!たとえ勝利しても悲惨な末路しかないのは辛いですが
それでも話としてよかったと思います
382 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 22:41:02.25 ID:ZuTysgMA
>>352の続きを投下します。
※リョナ・鬼畜・スカ(大便)を含みますのでご注意ください。


>>381
お貸しします。後日談にしなくても、パラレル設定で書いてもらって構いません。
一応、書かれる際は「他者から借りた」ことのみ明記してください。
元ネタへの誘導は絶対にしないでください。
あと、「プリティー」は語尾を伸ばさず「プリティ」にしてください。
それだけしていただければ、書きやすいように設定改変していただいても結構です。
これについて返信は不要です。
383 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 22:43:15.26 ID:ZuTysgMA
 苛烈なレイプに泣き叫ぶプリティホワイトの声が、非情の戦場に響き渡る。
 獣人に足蹴にされて転がされているプリティレッドや、性器が裂けるような残酷な性交を強いら
れるプリティブラックとプリティブルーの姿は、見ているだけで胸が苦しくなるものだった。
 彼女たちに負けて欲しいとは思わないが、もう敗北は確定的だと思う。
 この時点で、プリティガーディアンズの側に無事な戦士は残されていなかった。
 まだ、夢のプリティ戦士、プリティイエローがいるとお思いだろうか?
 しかし、髪を獅子の様に派手に立てて、己を鼓舞しなければ戦えないような彼女が、無数の強敵
に囲まれるという苛酷な状況を、たった1人で乗り切れるはずが無いのだ。戦闘力は最弱と思われ
る彼女が、拍子に秘められた力を覚醒させるなど、実際に起こるわけがない。
 変身前は、クラス委員長と思しき、気の強そうな少女。
 そして、変身後は、天真爛漫を体現する、幼く無邪気な性格のプリティ戦士。異性と変わらない
起伏の無い胸部に、筒のような寸胴の体型は、今の彼女の性格と上手く重なっている。
 悪く言えば思考能力が落ちたように見えたのだが、今から思えばおそらく、過剰な恐怖を抑える
ための措置だろう。心を守るためと言えば分かりやすい、一種の幼児退行。多くのことを考えない
方が、多くのことを考えるよりも、恐怖を軽減できるのは言うまでもない。
 彼女はプリティ戦士として戦場に出るために、現状でさえ未成熟な肉体の内面で、精神をさらに
何年分か幼い頃に戻しているのではないだろうか。少なくとも、数年分は戻っている。過去の彼女
には、メンタル的には戦士として怪物と戦える勇気があったのだろう。
 もちろん、これは仮説に過ぎないが、彼女の変化は多重人格ではなく、同じ直線上での変化に
思えるので、それほど大きく間違ってはいないと思う。
384 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 22:44:59.92 ID:ZuTysgMA
 勿論、レッドをはじめとする他のプリティ戦士にそんな現象は無い。
 正直、精神を退行せずに済む女の子をプリティ戦士に変身させるべきだと思うけれど、魔法のク
リスタルに選ばれるのは、普通に考えても条件が厳しそうである。ある程度は無理をさせてでもプ
リティ戦士に幅を持たせて選ばないと、絶対的な人数が足りなくなるのかもしれない。
 プリティガーディアンズも、遠距離攻撃ができるのは彼女だけで、他のメンバーは近距離戦しか
できない娘ばかりである。お世辞にもバランスが良いとは言い難いユニットだ。
 それでも、彼女たちがいるからこの街は平和だったというワケで、人数が今の半分未満ならば、
どうなっていたかは分からない。少女たちに負担を強いてでもプリティ戦士を揃えられたからこそ、
今の平和があるとすれば、まあ引っかかりはするが納得するしかないか。
 しかし、そこまでしてプリティ戦士として戦ってくれているのに申し訳ないが、やはり、彼女は弱
かった。危機に対処できる柔軟な能力も、残念ながら持ち合わせてはいなかった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 プリティ戦士で一番最初に敗北したのは彼女である。
 獣人の群れが雪崩れてきて数十秒後だっただろう。
 他のプリティ戦士が苦戦しながらも抵抗を続けていたとき、彼女はあっけなく戦意を喪失した。壁
に追い詰められた瞬間、獅子のような明るく激しい髪に似合わない恐怖を顔に張り付かせた彼女
は、ズルズルとその場にへたり込んで、動けなくなってしまう。
385 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 22:46:25.00 ID:ZuTysgMA
「わ、わたしの負けです……おねがい……ひどいことしないで……」
 そして、なんと敵に許しを乞い始めてしまった。
 派手なヒマワリ色のプリティアーマーや、凛々しい戦士の仮面とのギャップの凄まじさに、獣人た
ちの動きも止まってしまった。見た目だけならば、ジャングルで暮らしていそうなワイルドな外見な
のに、実際は小動物のようにガタガタ震えて立てないのだから、驚きもするだろうよ。
 俺も目を点にして、夢のプリティ戦士の情けない言葉を咀嚼した。
 彼女がプリティ戦士としてギリギリのラインにいたのは推測できたが、まさか敵に囲まれただけで
心が折れてしまうとは思わなかったからね。
 もっとも、抵抗し続けたプリティ戦士たちも、これから数分もしないうちに処刑的なレイプで処女を
散らされ、総崩れ的に獣人の暴力に屈していくのである。プリティイエローはもしかしたら、敵の力
量差を誰よりも敏感に理解していたのかもしれない。
 ただ、残念なことに、獣人が彼女を襲わない理由は無かった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 抵抗できないのを理解したのか、獣人はプリティイエローに手を伸ばす。
 そして、大きな手で彼女の細い首を縊った。細い首を守る装甲パーツは音を立てて砕け、巨大な
万力のような指が、柔らかい喉に食い込んで血管を押し潰した。風邪を引いたカエルのような呻き
声を上げて、幼いプリティ戦士の肢体は地面から離れ、暴れる足が虚しく空気を捏ねる。
386 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 22:49:30.36 ID:ZuTysgMA
「ごっ………ううっ………あああ………うあああ゛あ゛あ゛………っ」
 巨大な腕に締め上げられる華奢な肢体の内で、さらに幼くて無垢な少女の心は、危機的な状況
にようやくプリティ戦士の勇気を取り戻せたようで、今までが嘘のように暴れ始めた。首を絞めてい
る敵の掌を剥がそうと必死に手刀を打ち込み、太い腕を小さな手がガリガリと掻いた。
 窒息の苦しみに丸い頭は小刻みに震えて、明るく激しい髪が柔らかに揺れる。
 しかし、プリティ戦士のパワーも、獣人にまるで歯が立たない。彼女の細い腕が獣人を剥がすこ
とは叶わないし、必死に繰り出されるキックは足が短くて届きもしない。武器のプリティクロスを使
用する余裕も無いらしく、ただ苦しみから逃れようと無闇に暴れるしかできないのだ。
「………や、やめ………はな、して………くるし………」
 夢のプリティ戦士の勇ましい顔は、無慈悲な苦痛に歪められる。
 鮮やかな太陽色に輝くプリティ戦士の装甲も、猛獣のように激しく立った黄色い髪も、勇ましい外
見が戦闘の役に立つわけがない。プリティガーディアンズ最弱のプリティ戦士の、虚飾に彩られた
少女は今、欲望のままに嬲られるだけの獲物に堕とされようとしていた。
 戦士の仮面から露出した口元は最初こそ紅潮していたが、今は鬱血してやや青白い。唇からは
涎がだらだらと流れ、愛らしい双眸は焦点を失いつつあり、涙が溢れ出していた。強化されたプリ
ティ戦士の肉体は、窒息にも長時間耐えられるらしく、意識を失うこともできない。
 しかし、獣人は、窒息に苦しむ獲物にも容赦は無かった。
 彼女を締め上げ、余った腕の鋭い爪で、プリティイエローの胸部を挽き下ろす。
 少女の左乳房を守ろうと、太陽色の金属装甲は火花を散らして抵抗するも、すぐに貫通されて赤
い華を盛大に咲かせた。幼い状態の心でも、乳房が女性として大切だという認識はあるのだろう。
装甲が無事である両腕が、自分を抱くようにして、必死に母性の象徴を守ろうとする。
387 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 22:51:41.37 ID:ZuTysgMA
 しかし、窒息の苦しみがあるため、どうしても首を絞める腕も攻撃せざるを得ない。
 胸部のガードが外れるのに合わせて、獣人は再び彼女の胸を爪で切り裂いた。ガードが間に合
わず、彼女の右乳房が深々と爪に抉られて大量の血を流していく。首と胸を片手ずつで守ろうとす
れば、鋭い爪は無情にも彼女の頬を引き裂いてそれに応えた。
 そして、対照的に、攻撃の邪魔になる両腕は、まるで傷つけようとしていない。
 慈悲の心だろうか? 勿論、そんなはずはない。
 幼い華奢な肉体に、さらに幼い精神を内包までして戦場に赴いたプリティ戦士に、獣人は屈辱と
絶望と無力感を植え付けているのだ。両腕は無事に動くのに、顔や乳房を傷つけられるのを防げ
ない。ガードできるのに、大切な部分を守れない。それはとても残忍な拷問だった。
 切り刻まれているのは、彼女の肉体だけではない。獣人は鋭い爪で、綺麗に澄んだ少女の心
を、そしてプリティ戦士の心を、ゆっくりと時間をかけてズタズタにしているのである。
「……うあ゛あ゛…………あ゛あ゛………」
 抵抗は長く続かず、力も尽きたのか、暴れていた手足が垂れ落ちた。
 泣きながら震えるだけになった夢のプリティ戦士を、獣人たちは嘲笑するように鳴いて愉しんで
いた。胸部パーツは地面に転がり、薄い胸板は肉を耕されていた。勇ましい顔も、両頬に鼻梁に
額にと爪で切り裂かれて血塗れだ。仮面が無ければ皮まで剥がれていただろう。
 同時にパーツスカートの端部から、両足の戦闘装甲に茶色い液体が伝い落ちた。
 獣人たちは爪でスカートを剥ぎ取り、前後から下腹部の装甲を剥がしていく。装甲が外れると同
時に、内股から茶色い液体が溢れ出した。
 窒息のせいだろう、それは彼女の前後から漏れた大便と小水の混合物だった。
388 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 22:53:35.64 ID:ZuTysgMA
 獣人たちは面白いものを発見したとばかりに、ぞろぞろと集まってくる。
 彼女の首を解放すると、震える右足を新体操のポーズのように持ち上げた。左右の足が一直線
になって、右足の爪先が天井を向き、左足だけで立たされる。驚くほど肉体は柔らかい。
 それは彼女の尊厳など考えず、ただ見せ物にするだけの行為だった。
 俺の位置からも、完全に開脚された彼女の股間がまる見えになっていた。
 プリティアーマーの下腹部が紙おむつのように汚物を溜めていたらしい。尿に溶かされて糊のよ
うになった茶色い大便が、彼女の肛門から性器にかけて汚らしく付着していた。
「………み、な゛いで………ゆるして………おねがい………る゛して………」
 美顔と乳房を切り裂かれ、下半身が汚物塗れな夢のプリティ戦士は、息も絶え絶えに獣人に許
しを乞うしかなかった。両腕を左右から掴まれているため、倒れることさえできない。
 獣人は彼女の肛門に興味を示し、直立したペニスを排泄孔にあてがった。
「ひいいいっ……いやっ………なにを、するの………」
 尻に触れた異物から逃れようにも、今のプリティイエローは獣人の腕を振り払えない。無残に裂
かれた顔が、未知の恐怖に歪む。汚物に塗れた窄んだ孔に、ペニスが押し込まれる。
「やっ………そこっ………きたない………うぐううう………」
 前戯すら皆無の強引な挿入に、排泄孔の筋肉が切れて血が流れ出した。下痢便に混じる腸液
を潤滑油にして、獣人のペニスはみるみる彼女の体内に呑み込まれていく。
 思わず自分の尻をきゅっと締めながら、俺はその光景をじっと見ていた。
「………くはっ………ぁ゛………あがぁ………」
 排泄孔を逆流してくる異物の圧迫感と痛みに、夢のプリティ戦士の華奢な肢体は、短い悲鳴を
漏らして仰け反った。腰を掴まれているので、侵入してくるペニスから逃れられない。
389 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 22:57:57.37 ID:ZuTysgMA
 汚物で濡れた足に、大量の赤い血が伝い落ちていく。美顔と乳房を蹂躙されて、酸欠の後遺
症で意識も朦朧とした彼女は、弱々しい呻き声を上げるしかできないのだ。
 しかし、ペニスを挿入した獣人が腰を動かすや、少女の唇から絶叫が迸った。
「ひぎゃああああっ! があああああっ!」
 プリティイエローの下半身で、ペニスが肛門を抉る異様な音が響き渡った。
 肉を殴るような鈍い音は、すぐに泥を捏ねるような水音に変わり、肛門に前後に走った亀裂から
赤い血が溢れ出した。血は滝のように足の装甲を伝い落ちていく。
 一突き、一突き、その度に、彼女の肛門を抉る音は変化した。
 伸ばした肉を筋ごと千切る音や、液体を乱暴に混ぜる音、筋張った肉に異物が食い込む音が、
魔法の楽器のように彼女の肛門から奏でられ、小ぶりの尻を鮮血で染めていく。
 それは、プリティ戦士の幼い肛門が変形して、無残に破壊されていく音だった。
 獣人の無茶苦茶な腰の動きは、まるで鋼鉄の杭を打ち込んでいるかのよう。
 力任せに抉られた彼女の肛門が、元に戻らないのは疑いようもない。ある意味では、乳房よりも
性質が悪い部分が獣人の餌食にされてしまったのだ。
「や゛め゛て゛え゛っ! お゛し゛り゛! お゛し゛り゛か゛っ!」
 異物を腹の奥で受け止め、プリティイエローは頭を前後に揺らして絶叫する。
 プリティ戦士として戦場に出た以上、敗北も覚悟していたと信じたかった。敗北した際の覚悟が
できていないならば、獣人に嬲られている彼女の姿はあまりに凄惨で言葉も無い。
 絶叫に合わせて、獣人も腰を一際激しく動かしている。
 そして巨躯を震わせて、二度、三度と、奥に奥に捻じ込むように腰を揺らした。
390 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 22:59:03.11 ID:ZuTysgMA
 他のプリティ戦士でも見ていたから分かる。
 獣人は今、プリティイエローの腸に射精しているのだ。
「はっ………あ゛ぁ゛………が………くぅ………ぁ………」
 ペニスが引き抜かれ、プリティイエローの尻から血塊と精液の団子が溢れる。同時に、血塗れの
腸粘膜が裏返るように肛門から飛び出して、まるで尻尾のように尻から垂れた。
 しぶとく飛び続ける精液は、彼女の明るい髪や背中の装甲を生臭く穢していった。
 ペニスを抜かれ、彼女にとって、永遠にも感じられた苦痛からの解放が訪れる。自分の肛門が
通常の排泄もままならない重傷を負わされたことは、まだ自覚して無いだろうが。
「あ゛あ゛……っ………はぁ………はぁ………はぁ、はぁ、はぁ」
 未成熟な肢体と、より幼い心を傷つけられ、その場に倒れ伏すプリティイエロー。
 しかし、敗北したプリティ戦士の幼い肉体には、一時の休息も与えられなかった。獣人は必死に
呼吸を繰り返す少女を仰向けに転がすや、彼女の性器にペニスをあてがっていく。
「………もういや………だれか、たすけて………」
 プリティ戦士の強化された肉体は、顔面に乳房に肛門に傷だらけである。彼女のより幼い精神
でも、これ以上の暴虐には耐えられそうもなかった。しかし、抗う力も無い。
 プリティイエローの表情が絶望で歪むのを見て、獣人はにやりと嗤いを浮かべた。

 ………………………………………………………………
 ………………………
391 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 23:00:37.88 ID:ZuTysgMA
 こうして、戦況は獣人側に傾きつつあった。
 乱戦の結果として、獣人と戦闘になったプリティ戦士のうち、ボロボロながら動けるのは今やプリ
ティレッドのみである。プリティホワイト、プリティブルー、プリティブラック、プリティイエローは現在
進行形で、敗北の代償がどのようなものかを未成熟な肢体に刻まている。
 まだ幼いプリティ戦士たちには、あまりにも残酷な敗戦となってしまった。
 こうなっては、プリティレッドがどれだけ抵抗しても、逆転は難しいだろう。
「攻撃は間違いなく効いてる! みんな、頑張って!」
 今のところ、大量にいる獣人は、お互いがお互いを邪魔して、小さな愛のプリティ戦士を捕えるこ
とができない。しかし、彼女があそこまで頑張れるのは、仲間のプリティ戦士の状況を把握できて
いないからだ。獣人の壁の向こうの惨状を見れば、彼女とて敗戦を悟るはずだ。
 ちなみに、彼女がとっている戦法は、プリティホワイトの戦い方と同じである。その戦法が獣人に
は通用しないことも、プリティホワイトがその後どうなったかも俺は知っている。
 美少女戦隊プリティガーディアンズは、壊滅したのだ。
 プリティ戦士たちは怪物の群れに敗れたのである。
 と、そんなことを考えているところに、後ろから荒い息が聞こえてきた。
 俺は猛烈に嫌な予感を感じ、ついに来るべきものが来たと覚悟を決めた。
 最初は自分だけでも助かるつもりだったけれど、あのプリティ戦士たちが無残に蹂躙される様を
見れば、無事に済むわけがないとは分かっていたさ。
 安全地帯と思われる場所に篭るやつは大抵死ぬ、パニックものでも、ミステリーでも。
392 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 23:02:34.75 ID:ZuTysgMA
 俺が振り返ると、
 地底から響くような低い声の、3メートルはある獣人がいた。

 これだけ大きな体をしているくせに、接近時はまるで気配を感じさせない。忍者かよこいつ、とも
思ったが、口を開けて涎をだらだら垂らしている様子はまるで忍んでいない。
 まあ、俺の感覚では気付けなかったということだね。
 不思議と声は出なかった。ただ、妙な諦観が俺を支配していた。
 もうダメだと思った。
 俺はこの怪物に食い殺されて、生涯を終えるのだ。
 しかし、獣人は俺の顔をじろじろと眺めただけで、そのまま横を通り過ぎていった。
 意味も分からないまま俺はヒザを折り、しばらく呆然としていた。理由は分からないが、俺は襲わ
れなかった。特に仲間が来る気配も無い。とりあえずは助かったようだ。
 アニマルパニックの映画や小説に登場する、女性しか食わないヒグマのようなものか。しかし、そ
れでも男性を襲わない理由にはならない。助かった理由がさっぱり分からない。
 まあ良い、理由は不明だが、俺は最大の危機を無事に脱したらしいぞ。
 もしかしたら俺は助かるのではないか。
 そんな期待が膨らんでいくのを、抑えられなかった。
 加えて、まるで俺の生存率を上げるかのように、プリティレッドの凛とした声が響く。
393 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 23:04:03.54 ID:ZuTysgMA
「みんな! きっと、プティットフォースが救助隊を呼んでくれてるから! 諦めちゃダメ!」

 プリティレッドの言葉は、半分は自分を励ますため。
 もう半分は、いくら呼びかけても悲鳴ばかりでまともな返事が無い仲間たちの様子がおかしいと
気付き、何とかして励まそうとしているのだろう。
 ところで、プリティレッドさんや、初耳なのだけれど、プティットフォースとは何ぞや?
 まあ、冷静に考えてみれば、プリティガーディアンズのバックアップ部隊だろう。今まではあまり
考えなかったけれど、プリティ戦士5人で全戦力とは別に確定していなかった。
 プティットフォースとやらが直接救援に来るのではなく、救助隊を呼んでくれるという微妙なニュア
ンスが少し引っかかるが、救助が来てくれる当てがあるのは素晴らしいことだ。
 これはいよいよ、俺の生存フラグが立ちまくりではないか。
 しかし、救助隊は俺のこと知らないだろうから、救助枠が5人しかない場合は困るな。
 全身ボロボロのところ申し訳ないが、ここはプリティ戦士は誰か1人、獣人といっしょに残って嬲
られ続けてもらい、俺がその枠で救助されるのも考えなくてはいけないだろう。
 みんなを守る正義のプリティ戦士たちが、無力な一市民である俺を見殺しにはできまい。
 最悪の場合に備え、この選択肢は検討する必要がありそうだ。

 ………………………………………………………………
 ………………………
394 ◆gRbg2o77yE :2012/01/09(月) 23:04:24.17 ID:ZuTysgMA
続きは気長にお待ちください。
ではまた。
395名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 11:50:58.77 ID:1w4YXLnu
救助できるのは2、3人→みんな助かりたい→仲間割れ
そんな展開と予想
396名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 15:58:20.15 ID:Kq012+Yy
救助部隊なんてとっくの昔に壊滅して
永遠に訪れない希望を糧に圧倒的な絶望に抗い続けなければならなくなるに1リョナ
しまいにゃ何時までも励まし続けるレッドを他の連中がもう諦めさせてと恨みだしたり
397名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 23:27:47.31 ID:UKTKIhme
シンフォギアの赤い方が一話でバルス使った件
398名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 08:18:43.43 ID:Tzyk8W4l
今更ですが、魔の苗床の作者さん、お疲れ様です。
楽しめました。
399名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 19:32:54.32 ID:NjWkANdK
>>397
一話でそのうち主人公が死亡するのが確定済みでセンター正面のメインキャラの片方が死亡する
とても新しい気がします

一話が最終回一話前なおっぱいアニメ見た時と同じくらい
400名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 00:39:22.46 ID:Ih+S6juE
次回プティットフォースのリーダー辺りが
敵ボス的な奴に挿入されたまま連れてこられ更に恐怖と絶望を煽るのが目に浮かぶ
401名無しさん@ピンキー:2012/01/14(土) 15:19:39.69 ID:ntF1+/e0
GJJ!
402 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:17:22.56 ID:ycl3kUTr
>>393の続きを投下します。
403 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:18:16.52 ID:ycl3kUTr
 しかし、救助隊は俺のこと知らないだろうから、救助枠が5人しかない場合は困るな。
 全身ボロボロのところ申し訳ないが、ここはプリティ戦士は誰か1人、獣人といっしょに残って嬲
られ続けてもらい、俺がその枠で救助されるのも考えなくてはいけないだろう。
 みんなを守る正義のプリティ戦士たちが、無力な一市民である俺を見殺しにはできまい。
 最悪の場合に備え、この選択肢は検討する必要がありそうだ。
 俺は数秒ばかり思案して、当然の問題点に突き当たる。
 考える材料が無さ過ぎる。
 プティットフォースなる存在や救助隊について、どんな小さい情報でも良いから欲しい。
 そう思ったときだった。突然、頭が割れるかと思うような頭痛が俺を襲った。頭の中で巨大な鐘を
突かれるように思考が揺れて、視界がぐにゃぐにゃと歪んで暗くなっていく。
 これは危険だと思っても、既に体の自由はきかなくなっていた。
「ぐっ……がぁ………ああ……!?」
 自分の声が遠くから聞こえてくる。
 代わりに、俺の脳裏にクリアに響いたのは、獣人たちの唸り声だった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 お前は何を言っているのだ、とは言わないで欲しい。
 非常に言い難いのだが、ありのままを話すと、気が付くと俺は獣人になっていたのです。
404 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:22:00.33 ID:ycl3kUTr
 何が起きたかよく分からないのだが(今日は本当に分からないことばかりだ……くそっ!)、水溜
りに映った俺は目が4つあり、口が大きく裂けた毛むくじゃらの化け物だった。
 周りを見ると、俺の他にも数十匹の獣人がいた。
 みんな、巨躯を木々の茂みに巧妙に潜ませながら、一様に何かを観察している。
 いきなり俺だけ立ち上がったりすると非難される気がした。
 それにしても、すぐ近くに巨大な獣人が蠢いているのに、獣特有の匂いがしない。
 温かいとか寒いとか、体感温度も感じられず、ただ吐息だけが聞こえてくる。まるでテレビ画面に
映る光景を見ているように、視覚と聴覚のみが存在していた。
 獣人が見ている光景を俺が共有している、不思議な感覚。
 俺、というか俺が視界を共有する獣人は、茂みからじっと目を凝らした。
 獣人の視力は恐るべきもので、数百メートルは離れた場所も鮮明に見えている。
 視線の先に設置されているのは、無地の茶色いテントだった。
 テントは一軒家ほどはある巨大なもので、ここまで大きなものを見たのは初めてだった。横には
大きなタンクを搭載したトラックが3台停まり、奥のジープから作業服姿の男たちが忙しそうに荷物
を運んでいた。運ばれている荷物は、高さの無い円柱型の金属箱で、映画のフィルムケースに似
ていた。相当な重量のようで、大の男でも2つずつしか運べないらしい。
 何をしているのかは不明だが、物々しい光景である。
 獣人がぐるりと周りを見回してくれたので、俺は大体の位置は理解できた。ここは戦場となった廃
工場から1〜2キロメートル離れた場所で、市街地とは目と鼻の先である。雰囲気からして、プリティ
ガーディアンズが討ち漏らした獣人を食い止めるための基地か何かだろう。
405 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:23:28.80 ID:ycl3kUTr
 一方、テントの反対側では、逆に平和すぎる光景が展開されていた。
 作業服を着た女性と男性が、前に並んだ子供たちに何かを説明しているのだが、その子供が場
違いだった。3人いる少女は、中央の娘がウェーブした髪を腰まで伸ばしていた。彼女の左にはツ
インテールの娘が、右にはショートカットの娘が並んでいる。
 みんな、整然とした顔立ちをしており、プリティレッドほどではないが美少女揃い。
 しかし、幼過ぎるというが正直な感想だった。
 プリティ戦士も十分幼いが、その場にいる3人は体躯が更に一回り小さい。
 体操服のデザインは同じだが、履いているブルマは赤色で、工場にいたプリティ戦士とは色が異
なる。同じ学校だが、歳は大きく違うようである。腕は小枝のように華奢で、ブルマから伸びた短い
足には、アニメキャラがプリントされたソックスやマジックテープの子供靴が履かれている。
 彼女たちは何を話しているのだろうか。
 そう思った瞬間に、彼女たちの会話がはっきりと聞こえてきた。
 獣人の視力や聴力は人間を遥かに上回り、しかも調整可能らしい。
 そういえば、プリティガーディアンズとの戦いでも、こいつらは筋肉を調整していたし、本当に恐る
べき生物と言うしかない。人類に勝ち目は無いと断言できちゃうぜ。
 ともかく、作業服の女性の唇に合わせて、綺麗な声が俺の耳に届いた。
「まだ訓練中だけど、今回の作戦に限り、貴女達にも加わってもらいます」
 女性の言葉は、俺の嫌な予感を裏付けるものだった。
 プリティガーディアンズのバックアップながら、直接救援には来られない部隊。どうしてかと思え
ば、未だ実戦経験はゼロで、今回も例外的に作戦参加するだけらしい。
406 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:26:12.38 ID:ycl3kUTr
「プティットフォース! 展開します!」
 ウェーブの娘が胸に当てたのは、やはり魔法のクリスタルだった。いつかも見た光景、3人の幼
女は光に包まれ、プリティ戦士へと姿を変えていった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 光が消えた後、そこには3人の幼女戦士が腕を腰に当て、凛々しく並んでいた。
 明るい色に変化した髪を靡かせ、煌びやかな装甲で華麗に武装した幼女たち。
 肩部、胸部、腹部、背面部と、各パーツが集合して構成されるプリティアーマーも、まだ甘えが許
される幼い顔を戦士として引き締める仮面も、工場のプリティ戦士とほとんど同じである。
 違う箇所といえば、プリティレッドたちの胸部装甲は乳房が無くとも丸みを帯びており、まだ少女
であると訴える形状だったけれど、彼女たちの胸部は背中と同じ平らな金属装甲だった。下腹部も
プリティブラックと同じパンツで、毛髪以外では男子と判別できない形状である。
 装甲の左胸パーツに大きく刻まれたハートマークが、唯一の女の子らしさだろうか。 
 これはプリティガーディアンズには無かった装飾だけれど、まだアニメキャラの服を好むような年
齢らしいし、戦闘コスチュームにも多少の可愛らしさが欲しかったのだろうと思う。
「情熱のプリティ戦士! プリティローズ!」
 薔薇色の装甲を纏う幼女が、長髪を波打たせて名乗りを上げる。舌足らずながらも凛々しい声
は、相応の自信が無ければ出せるものではない。色鮮やかな装甲を纏い、カラーの髪を靡かせ、
戦士の仮面を装着した表情は、幼くとも戦場に赴かん勇敢な戦士のものだ。
407 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:27:44.27 ID:ycl3kUTr
「希望のプリティ戦士! プリティピーチ!」
「信念のプリティ戦士! プリティメロン!」
 左右には、ピンクのツインテールと、緑色のショートを風に揺らした幼女が、同じく煌びやかな装
甲を纏い、愛らしい顔に戦士の仮面を付けて並び立つ。

「「「プティットフォース! 展開完了!」」」

 綺麗な3色の声を重ね合い、幼女戦士たちは凛として胸を張った。装甲を纏う戦士が立ち並ぶ光
景はやはり荘厳である。身体が小さくとも、存在感は大人の兵士と変わらないだろう。
 外見はやっぱり、プリティ戦士というよりもプリティ幼女なのだけれど。
 それでも凛々しい姿に、女性はゆっくりと頷いて口を開いた。
「プティットフォースの初陣ね。後方支援も立派な任務よ」
 装甲で守られた肢体に適度な緊張を漲らせて、作戦に思いを馳せる幼い戦士たち。
 言葉通りに初めての実戦参加らしく、表情は一様に硬い。
 しかし恐怖は見られなかった。つぶらな瞳に映るのは、戦闘に直接参加できないとはいえ、初陣
を鮮やかな勝利で飾ったプティットフォースの姿に違いない。
 巨大な岩がテントを直撃したのは、ほぼ同時だった。
 俺の後ろにいた獣人が、地面に埋まった巨大な岩を怪力のまま持ち上げて、荷物や資機材が運
び込まれるテントに投げつけたのだ。巨岩はテントの半分を押し潰し、衝撃で潰れた件の金属ケー
スから半透明のジェル状の物体が漏れ、はやり潰れた通信機器から飛んだ火花に触れた。
408 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:30:19.42 ID:ycl3kUTr
 次の瞬間、テントは巨大な炎の塊に呑み込まれて、木っ端微塵に吹き飛んだ。
 テントの残骸は天高く舞い上がり、トラックは次々と横転して作業員たちを押し潰し、ジープはごろ
ごろと転がり続けた。投げ出された男たちは全く動かず、そのまま炎に呑み込まれた。
 プティットフォースに作戦を説明していた男女も、バラバラになって吹き飛んでいく。
「………!?」
 振り返ると、岩を投げつけた獣人も少し驚いている様子だった。
 まあ驚くよね。岩を投げたらテントが火柱を上げて吹き飛んだのだから。
 それにしても、あの金属ケースの中身が、ちょっと火花に触れただけで爆発する物騒な物だとは
思わなかった。しかし、獣人との戦いを想定した資材ならば、納得できる威力ではある。
 危険物だけにケースは相当頑丈らしく、爆発で吹き飛ばされた金属箱は無傷のまま一帯に飛び
散っていた。爆薬なのは間違いないが、ケースを壊さなければ大丈夫だろう。
 一方、プティットフォースの幼い戦士たちも吹き飛ばされて地面をごろごろ転がった。プリティシー
ルドのお陰で衝撃は小さくて済んだらしく、既に起き上がっている。
 しかし、全員が呆然としたまま、立ち尽くしていた。
 いっしょにいた大人たちは明らかに全滅で、原形を留めた遺体すらどこにも無い。プティットフォー
スはほんの数秒で、知恵を持つ大人を全て失ってしまったのだ。
「ど、どうしよう………」
 泥と煤で塗れた装甲を纏い、壊滅したベースを見るプティットフォースには、明らかな困惑が浮か
んでいた。岩が飛んできたのは、テントの陰で見えていなかったのかもしれない。
 しかし、そのときは俺は茂みを飛び出して、立ち尽くす彼女たちに突進していた。他の獣人たちも
隠れるのを止めて襲い掛かっていく。
409 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:35:04.97 ID:ycl3kUTr
 俺たちを見たプリティ戦士の悲鳴が響き渡る。
 しかし、慌てて逃げ始めると思いきや、彼女たちのリーダーの判断は違っていた。
「みんな、プリティシールドを張り直して戦闘態勢に! 訓練を思い出して!」
 何と、獣人の群れに応戦するつもりらしかった。
 プリティローズの指示で、急いでバリアをリブートするプリティメロンとプリティピーチ。
 うーむ、どういう判断だろう? 特に頭に血が昇っている様子ではないし、やはり、こなしてきた訓
練から自分たちの能力を評価して、獣人を撃退可能と判断したのだろうか。
 彼女たちは、ぎこちない動きで位置を入れ替えていく。3人しかいないのに、位置を入れ替える意
味もよく分からないが、訓練していたらしい対集団戦の陣形か何かだろう。
 プリティガーディアンズは、かなり好き勝手に動いていたけれどね。
 ずいぶん教科書通りの形にこだわるものだ。
 プリティローズがすらりと長いレイピアで、プリティピーチがしなやかなウィップで、プリティメロンが
巨大なハンマーで、敵の大群を迎え撃つ。長距離攻撃ができる者はやはりいない。
 今から思えば、オールレンジに対応したプリティイエローは貴重な人材だった。

「プティットフォース! 全員出撃!」

 プリティローズの凛とした声が響く。
 3人の幼すぎるプリティ戦士たちは、勇ましくこちらに向かってきた。
 彼女たちの双眸には隠しようの無い不安が浮かんでいたが、プリティ戦士としての気高き勇気が
いずれも勝っているようだった。

 ………………………………………………………………
 ………………………
410 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:37:45.77 ID:ycl3kUTr
 獣人の視点を共有しながら、俺は頭を押さえてうずくまる。
 あの怪物たちはどうやら、お互いの記憶をテレパシーのように共有して、言葉を使う会話の代わ
りに意思を伝達しているらしいと、実際に経験して直感で理解した。
 しかし、獣人の間でのテレパシーが、どうして俺にも届いてくるのかは分からない。
「ぐううううううう………ううううう………」
 言葉を漏らすのを我慢していた俺も、耐えられずに悲鳴交じりの呻き声を上げた。
 俺の喉から出た声は、なぜか獣人の鳴き声にそっくりだった。思わず喉を押さえた俺の手が、ま
るで動物のような長い毛で半分以上覆われているのを見て、俺はまた悲鳴を上げた。
 俺の悲鳴はやはり、獣人の鳴き声にそっくりだった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 視点が別の獣人に切り替わり、俺は戦場を見渡した。
 燃えているテント跡の様子は、あまり変化していない。
 おそらく数分も経過していないだろうが、後援基地での戦闘は既に終結していた。無数の足跡が
入り乱れた場には、初陣に臨んだプティットフォースの装甲の残骸が散らばっていた。
 向こうから、幼すぎるプリティ戦士たちの悲鳴が響いてきた。
411 ◆gRbg2o77yE :2012/01/14(土) 23:37:57.80 ID:ycl3kUTr
続きはかなり気長にお待ちください。
ではまた。
412名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 00:20:36.98 ID:2cD/61tD
続きに期待
てか、これだけじゃ何とも
413名無しさん@ピンキー:2012/01/15(日) 16:51:05.11 ID:Mth5Xf7M
作風が似てると思ったら本人だったでござるの巻
414名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 12:33:16.04 ID:hgGe+IJ9
何の話だろうか
415名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 18:18:07.71 ID:PXhMo1uv
>>414
gr氏の作風が某サイトの人と似てると思ったら某サイトに改定版がうPされてた
そういう事かと
416名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 08:21:08.15 ID:prHwutRY
皆、見てる場所は同じなんだなぁ
417名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 13:18:44.13 ID:tBNzduQw
どこ?
418名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 18:15:14.44 ID:DlxxyFSS
薬○
419名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 23:23:36.27 ID:kEDoEctR
○座
420名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 00:01:50.16 ID:DlxxyFSS
薬座○
421名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 00:55:38.35 ID:62Kstos0
○○!
422名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 06:48:49.65 ID:6G9VMFkx
>>416
エリョナ(グロ込み)に関してはファントムガールの人に並んで今でも現役な数少ない有名な人だし。まさか、ここで遭遇するとは思わなかった
セーラームーンのシリーズ毎回、楽しみにしてます作者さん
423名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 21:41:23.11 ID:1gBNtTg+
ファントムガールとかさらりと名を挙げるなよw
なんか本当に見てるとこ同じなんだな
すげー安心するわ
424名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:18:44.31 ID:2Ygkm8Zj
>>235の続き投下
425名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:19:59.76 ID:2Ygkm8Zj
(入ってきちゃう!?駄目!)
「く、やめ…ろォ…!!」

自らを押し拡げようとする刺激にけっこう仮面は我を取り戻した。
彼女は斗鬼を振りほどき、それ以上の侵入を拒んだ。
トキも自身の操縦に集中していたため、不意を付かれ彼女を放してしまう。

「う…、あぅっ」

どうにか斗鬼から離れたものの、それが精一杯だった。
絶頂寸前で腰が抜けていた彼女は足をもつれさせそのまま倒れこんでしまった。

「くっ…ぅぅ…」
(なんとか抜け出せたけど、次はやられちゃうかも)

両腕を震わせながら体を起こすもけっこう仮面は自身の限界を実感しつつあった。
けっこう仮面として敵であるトキをどうにかはねのけた。
だが同時に自分の女性はトキという男を受け入れようとしていたことも否定できなかった。

「ずいぶんと楽しそうなところを見せ付けてくれたな。妬けるぜ」
「はっ!?きゃああ!」

そう絶望しつつあるけっこう仮面の背中に声がかかった。
その声に顔を上げると、ラオウが彼女を見下ろしていた。
彼も胴着を脱ぎ去り全裸となっていた。彼の両脚の付け根の間にその巨体に見合った男根がそそり立っている。
先のトキの場合は抱き合っていたため見ることはなかった。
それを改めて目の当たりにしたけっこう仮面はその隆起の迫力にまたも悲鳴をあげてしまう。
慌てて後ずさりラオウから距離をとり、どうにか立ち上がる。

「そ、そんなモノ隠しなさいよ!」

裸をさらして男の前に臨む以上、彼らが自分をそうする可能性は覚悟していたつもりだった。
しかしさすがにこうしてそれを目前にすれば本能的な恐怖、嫌悪感におそわれる。
けっこう仮面として、そんな感情を露にする訳にはいかない。芽生えた恐怖心を振りほどくように声をあげた。

「ハダカをいとわず戦うけっこう仮面とは思えない台詞だな。
 貴様と何も違わないだろう。むしろフェアになったはずだ」
「く…十人がかりで襲って罠にはめておいて、いまさらなにがフェアだ!」
「それもそうだな、フフフ」

けっこう仮面は構えをとりラオウを見据えようとするが、彼の股間が示す強大な存在感に両手で顔を覆いたい衝動に襲われる。
それでもどうにか拳を握り構えた。
そんな姿はラオウの目には可愛らしく映り、彼はいやらしい笑みを深めた。

「ほう、そんな状態でもまだやる気か。
 ではお前のここまでの勇姿に敬意を表して、奥義をもって倒すことにしよう」

そう言った途端、羅王の体の輪郭が陽炎のごとく揺らめきだした。
そして彼の横に霧のような何かが出てきて、ラオウの形を作っていった。

「な、なんだ…?」
(分身の術?)
426名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:20:47.03 ID:2Ygkm8Zj
現れた分身はけっこう仮面を取り囲もうと回り込む。

(とにかく、後手に回ってはいけない。分身だろうと何だろうと全て倒すしかないんだ!)

けっこう仮面は気力を振り絞って身体の力を入れる。
とりあえず攻撃を正面のラオウに狙いを定めた。

「はあッ!!」

彼女の足が勢いよく振り上げられ、仁王立ちのラオウの頭に襲い掛かる。
しかし直撃したと思われた瞬間、彼の頭は霧のように散り、けっこう仮面の足はすり抜けてしまった。

「フフフ、おしいな」
(やはり分身か!)

その隣のラオウが拳を振りかぶりけっこう仮面に迫った。
彼女もそれは想定済みであったため、即座に対応する。
上体をひねりその拳をかわすと同時に自らの裏拳を繰り出す。
しかし、またしてもその攻撃は彼の身体を通り抜けてしまった。

「くっ、またか!」
「残念だったな」

最初から分身ごと倒すつもりでいたけっこう仮面はすばやく次のラオウに狙いを移した。
しかし、その間に分身の一つの拳が彼女に迫っていた。
とっさに両腕で顔面への直撃を防いだが、バランスを崩しそのまま後ろへ倒れる。

「なんの!」

けっこう仮面は後方へ転がり立ち上がるとまたラオウに反撃を試みる。
そうしている中で彼女はこの技の意図を理解し始めていた。
手足を虚像に突き入れるたびに、雲のような手ごたえとくすぐられたような寒気とも痺れともとれない感覚がのぼってきていた。
そしてその感覚は数を重ねるごとに強くなっていた。
彼女はそれが先程まで何度も自分を絶頂に追いやった淫の気であることに気づいた。

(また、変な気分に…この分身のせいか…!早く、この技を破らないと)

危険であっても他に手のないけっこう仮面はがむしゃらに手足を振り回し続け、分身を倒し続ける。
真弓はけっこう仮面とラオウの戦いを見ながら必死で彼女の勝利を祈っている。

(おねえさま、負けないで!)

けっこう仮面には逃げてほしいと願っているが、自分の為に逃げないと言い放った彼女に自分の言葉は届かないと感じた。
もはや自分にできるのはけっこう仮面の勝利を祈るだけだと思った。

「兄さんは彼女を相当気に入ったようです。女性にあれを使うのを見るのは初めてですよ」

そうしている真弓の横で、トキが壁に背を預け語り始めた。

「ひっ!」

トキのペニスははちきれんばかりに固そうに反り立っていた。
けっこう仮面は肌に幾筋もの汗の滴を垂らし、襲い来る性感を振りほどくように裸身をくねらせている。
そして乳房や尻を揺らしながら必死でラオウの虚像と戦っている。
そんな彼女の姿はたとえようもないほど淫靡で、それを眺めているトキが興奮せずにいられるはずもなかった。
けっこう仮面と戦っている二人は全裸であるため、それを見続けている真弓が勃起した男性器を知らないわけではない。
だがこうして間近で見てしまうのは初めてであった。
427名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:21:10.82 ID:2Ygkm8Zj
「もう、ヤダ!」

彼から距離をとりたかったが、枷がそれを妨げたため、目を閉じ顔を背けた。
そんな反応に笑みを浮かべ、トキは続けた。

「あれはただの分身ではありません。淫の気の塊です。
 触れれば相手に染み込み、発情させることができるのですよ。
 あの虚像と戦えばそれだけ性感を高められ、絶頂を迎えることでしょう。
 桁外れの精力を持つ兄さんだからこそ修得できた奥義です」
「そんな…」

真弓は再びけっこう仮面たちに目を向ける。

「はぁ、はぁ!くそ…!」

後から後から湧いてくるラオウの虚像にけっこう仮面の疲労は募るばかりだった。
気力でどうにか動かしていた身体もさすがにもつはずもなく、動きが鈍ってきた。

「おとなしくなってきたようだな。そろそろ降参か?」

その隙をつかれ背後から乳房をわしづかみにされてしまう。
局部に触られたことでけっこう仮面の体に一段と強い痺れが走り、体をこわばらせた。

「無防備だなァ。俺たちの狙いはすでにわかっているはずだろう?」
「んんっ…く、くそ!」

すぐさまけっこう仮面は肘を振り上げラオウのわき腹を狙った。
しかしまたしても雲のような手ごたえがかえってきただけであった。

「ば、ばかな!」
(なぜ…!?この手はいったい?)

彼の手は確かに自分の胸を触っている。ゆえに背後の男は実体であるはずだった。
今も彼の指が乳房を揉んでいるにもかかわらず自分の攻撃は通り抜けてしまった。
何度か肘打ちを試みてもやはり触れられなかった。
けっこう仮面は激しく体をよじらせ、肘を振り回すとラオウの姿は霧散した。
そして両腕で胸を隠すが、それでも胸を弄る感触がまだ消えなかった。

(まだ揉まれてる…どうなってるの?)
「大事な所があいているぞ」

虚像の一人が腰を屈めタックルを仕掛けてきた。狙いは愛液を滴らせ続けている下半身だ。
未だ残る不可解な感触に気をとられていたけっこう仮面は反応が遅れてしまう。
それでも咄嗟に膝を彼の顔面に繰り出す。やはりまたしてもそれはすり抜け、その虚像は彼女の腰に抱きついた。
そこでその虚像は消えたが、へその辺りに口付けされている感触をけっこう仮面に残していった。

「くッ」
「呆けている場合ではない。後がつかえているぞ」

また増えた性的な刺激に歯を食いしばってこらえる彼女にラオウの虚像が次々と襲い掛かる。
身悶えさせながらけっこう仮面は応戦するが、ラオウの実体を捉えられず素通りしてしまう。

「うぅん、あぁぁ」
(もう、いや…!おかしくなっちゃう)
428名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:21:32.18 ID:2Ygkm8Zj

ラオウの虚像が襲い掛かるたび、指や舌がナメクジのように肌を這う感触が数を増やしていく。
ムズムズと全身を走る快感にけっこう仮面は思わず体をくねらせる。

「気をつけろよ。次のはキクぞ?」

二体の虚像が同時に両方の乳首をつまんだ。

「きゃ、あ、あ、あぁ〜っ」

先からずっと乳房を揉み続けられ、さらにそこに加わった刺激に、とうとうけっこう仮面は膝をついてしまう。

「またイッたな。まだ本格的なのはこれからだぞ?」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…!」
(駄目、感じすぎちゃう。なんて技なの。この男たちにはけっこう仮面では、女では勝てない…!)

けっこう仮面は床に手をついたままそれ以上は体を起こせなかった。
四つんばいのまま自分を取り囲むラオウの虚像たちを見上げる。
虚像たちは彼女を囲み、漂うように周りを回りながら不敵な笑みを浮かべていた。
この男たちの技は女性に対して無敵、ましてや裸の自分には天敵であると思った。

「くくく。こんなにヨダレを垂らして。いれてくれと言わんばかりだな」

今のけっこう仮面にはそんなことを考える暇すら与えられなかった。
ラオウは彼女の後ろから覆いかぶさり、猛る自らの先端をあてがった。

「はっ、ん…い、いや!」
「おっと」

丸みを帯びた先端が割り入ってくる。その感覚にけっこう仮面は我を忘れ身を委ねてしまいそうになった。
そのとき鎖でつながれた真弓が彼女の視界の端に入っていた。
我に返ったけっこう仮面は後ろ蹴りを放ち、彼の虚像を霧散させた。

(どうにか、真弓くんだけは解放してあげなければ…!)

けっこう仮面は再び立つことはできたものの、その足は生まれたての仔鹿のように震えおぼつかない。
しかしそれでもなお構えをとる。使命感だけが彼女の体を支えていた。

「これほどやってもまだ立ち向かうか。並みの女ならば気が狂うほどの気をあててやったのにな。
 これまで抱いてきた女の中でもお前は最高に活きがいい」

ラオウは口角を吊り上げた。

「だがそろそろ終わりにしようか。お前をこいつで味わいたいからな」

ラオウが自身の股間を指すとそれに応える様に彼の肉棒がビクンビクンと跳ねた。
けっこう仮面はそれを見て思わず体をこわばらせた。

「ヌフフフ、スキだらけだぞ」

背後から虚像の一体がけっこう仮面に殴りかかった。

「ぐ」

フラフラの彼女は全く反応できず、ラオウが軽く小突いただけでよろめき倒されてしまう。
立ち上がり反撃を行うもラオウの実体をとらえることはかなわなかった。
彼女はその空振りした攻撃で勢いあまってまた転んでしまう。
429名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:22:00.35 ID:2Ygkm8Zj

「あうっ、な、なんの…!」

それでもけっこう仮面はまた立ち上がりラオウに立ち向かう。
しかしそんな頑張りもむなしく同じシーンを再現し、体力を浪費するだけだった。
そして代わりに彼女の肌にすり傷を増やしていった。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ…!」
「そろそろ諦めて降参しろ。なるべく無傷で捕らえるようとの契約だからな」

激しく乳房を揺らし、荒く息をつくけっこう仮面。しかし未だ構えは解いていない。
淫の道を極めるために多くの女を抱いてきたが、これほど絶頂を迎えながら自分に抗ってきた女はいなかった。
一体何が彼女をここまで支えているのか、ラオウは呆れ、また感心していた。

「ああぁっ…!」

その彼の言葉にけっこう仮面はうめくように声を出して身体を奮い立たせ、拳をもって答えを返した。
けっこう仮面の渾身の右ストレートもラオウの実体をとらえられず、彼女はまたもつんのめって転んでしまう。
だが今度の動きはそれまでの動きと少し違っていた。
けっこう仮面は倒れたように見せてそのまま転がり、床に落ちていたヌンチャクを拾った。

「とうっ!」

そしてそのまま一直線に真弓の前まで転がり続け、ヌンチャクを振るった。
その一撃が真弓の足枷に繋がった鎖を破壊した。
敗北を覚悟したけっこう仮面は、自分がどうなっても真弓だけは助けようという悲壮な決意からの行動だった。
何度も不様に倒されては立ち向かったのはこの不意をつくための布石であった。

(私はどうなっても、真弓くんだけは逃がしてあげなければ!)

返す刀で右腕をつないでいた鎖を壊した。しかし同時にヌンチャクが折れてしまった。
先の麗との戦いで、食べ残したリンゴの芯のように細ったヌンチャクはとうとう限界を超えてしまったのだ。

「く、くそ!」

なおも残った部分をぶつけて、残った一本の鎖から解放しようと振りかぶるが、そこでその手首を掴まれた。

「危なかったぜ。もう少しでまんまと逃げられるところだった」
「う…ッ!」
(そんな。あと、少しだったのに…!)

けっこう仮面はゆっくりと首を後ろに向ける。その目には絶望感をたたえていた。
一瞬の不意をつくことには成功したものの、そのチャンスを生かしきることはできなかった。

「あああっ…おねえさま…!」

ラオウはそのまま彼女の腕を引き、抱き寄せた。
悲痛な真弓の声にけっこう仮面は無念そうにうなだれ、彼の太い腕に納まった。
力の抜けたけっこう仮面の身体は柔らかく、その感触はラオウの興奮をさらに高めた。
臀部に当たるペニスの熱い脈動から、彼女もそれを感じ取れた。

「そんなに頑張らなくても素直に投降していればそいつは逃がしてやっても良かったんだぜ」

ラオウは後ろからけっこう仮面の乳房に指を這わせ、耳元に口付け、ささやいた。

「そんなの、信じるものか…!」
「嘘ではないぞ。俺たちが興味あるのはお前だけだったからな。
 それにあの娘を捕まえておかなければならないという契約もない。
 もっとも、負けたお前にはもはやどうでもいいことだが」
「ま、まだ、負けていないわ…」
430名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:22:49.38 ID:2Ygkm8Zj
けっこう仮面は反論する。彼女の未だ折れていない意志が諦めを許すことはできなかった。
しかしそれが虚勢でしかないことはラオウにはすでに悟られていた。
ラオウが抱いているけっこう仮面の身体からは全く抵抗の力が伝わってこないためだ。
だがそんな彼女の姿に嗜虐心が刺激された。

「この状況、誰が見てもわかると思うがな。そのセリフがいつまではけるか楽しみだ」

ラオウはけっこう仮面の腰を掴むと、一気に自身の肉棒を彼女の秘所に突き入れた。

「うあああぁ!」
「おねえさま!こんな、なんてひどい…!」

ついにけっこう仮面は真弓の目の前で、敵であるこの男に最後の一線まで破られてしまった。
ラオウの巨大な男根が根元近くまで埋まったところで彼は腰を止めた。
けっこう仮面の腹部がうっすらと彼の肉棒の形に張っている。

「お前の中は極上だ。これほどの感触は今までの女にはなかった…!」

熱く、柔らかく、それでいてしなやかに蠢き自分のペニスを強く絡め取ってくるけっこう仮面の女性は、かつてない興奮をラオウにもたらした。
彼はたまらず腰を動かし始めた。ラオウの腰の動きに合わせてけっこう仮面の乳房がプルンプルンと上下に揺れる。

「あ、う、ぐ、うぅぅ…」
(ああ、固くてすごい大きい。ダメよ。気をしっかりもたなきゃ)

今回彼らの指が何度も自分の肢体を弄り、けっこう仮面はこれまでにないほどエクスタシーを感じさせられた。
しかしこのペニスによる快楽の衝撃はそれらをさらに上回るものであった。
真弓の手前、それを表情には出さないように覆面の下で歯をくいしばってこらえていた。

「どうした?この娘の前だから我慢しているのか?
 さっきまで何度もイって見せたのだ。今更気にする必要もないだろう」

ラオウは両手でけっこう仮面の乳房を掴んで、ちょうど真弓の目の前に来るよう彼女の上体を起こした。
そのままラオウは指を動かし始める。彼の手の中で彼女の左右の乳房が非対称に歪み、乳首がランダムに揺さぶられる。
そしてそうしながらさらに彼は腰の動きを早めた。
彼女はこの同時攻撃にすぐにこらえきれなくなり、官能的な声をあげてしまう。

「あ、やっ!あ、あ、あ、あああああぁ!」

真弓は体を震わせ、顔をこわばらせたまま、瞬きをも忘れけっこう仮面の姿に見入っていた。
というよりもただ呆然と固まっているだけで、目には映っていたが、脳にまでは届いていなかった。
自分が捕まっているところに颯爽と現れ、仕置き教師を倒し、自分を助けて去ってゆくのが真弓の知るけっこう仮面の姿だ。
そんな凛々しさに真弓は彼女に対して女性や男性といったものも超越した存在とすらみている部分もあった。
それほど崇拝していた彼女が、今では男に犯され声をあげる一匹の雌でしかない。
真弓は眼前の光景を現実として受け入れることが出来ていなかった。

(ああ、真弓くんが見てる、はずかしい)

自分が犯されている姿を無表情でずっと見つめる真弓から、けっこう仮面は顔を背ける。
するとすぐさまラオウに首をさらにひねられ、唇を奪われた。
431名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:23:14.80 ID:2Ygkm8Zj

「ん!んんんむっ、んんん〜!」

真弓を助けてやるどころか彼女の目の前で身体を玩具のように扱われて、なすすべもない自身が歯がゆかった。
それでありながら自分の身体は快感を訴えかけてくる。それがますます屈辱と羞恥をあおった。
それらの感情がけっこう仮面の中でマーブル模様を描き、彼女の目に涙をにじませた。
目からこぼれたその涙すらもラオウの舌が拭い去る。
そうしてまたけっこう仮面の口を塞ぎながら、幾度か腰を往復させ、最後に深めに腰を打ちつけた。

「んん!?ん、んん、んんんんぅ!!」
(イヤ!中に出してる!?)

そのままラオウは腰を震わせると、けっこう仮面は自身の中で熱くはじけるものを感じた。
射精したようだ。けっこう仮面は彼の精を受け止めるしかできなかった。
ラオウの射精がおさまり、唇を放し、ペニスを抜いてやるとけっこう仮面は糸の切れた操り人形のように崩れ落ちた。
彼女は腹の上に手を乗せ、うつろな目で射精と同時に迎えた絶頂の余韻にひたっていた。
彼女の股の割れ目からトロリと白濁したものが流れ出す。
その彼女の姿を目の当たりにし、真弓はけっこう仮面が敗北したことを実感しつつあった。

「あ…はあぁん…」
(そんな、おねえさま…負けてしまったの…?)
「フフフ、最高だ。こいつは何度やっても飽き足らんな」

けっこう仮面を見下ろすラオウの股間は未だに肉棒としての威勢を保っていた。
432名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 22:23:57.19 ID:2Ygkm8Zj
今回は以上。続く

このスレタイに沿ったシチュエーションって書いてて楽しいけどいつもオチのつけ方に悩む。
スレの住人も敗北シーンが好きな人とピンチシーンが好きな人と二種類いると思うんだけど、
敗北シーンよりピンチシーンが好きな自分みたいな人は皆どうやって話を組み立てるんだろう?
こういうピンチはエロいと思う、こんなピンチもエロいなとか場面はポツポツ思い浮かぶけど、
さすがに一つの話の中に全部盛り込んだら収拾つかないし難しい。
433名無しさん@ピンキー:2012/01/20(金) 18:26:14.18 ID:YDrzjtlt
おお続ききてるのがある!
歪みねぇなw
434 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:12:56.47 ID:+SSSYeEc
>>410の続きを投下します。
今回も注意書きを要する内容は含みません。
435 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:15:36.17 ID:+SSSYeEc
 ………………………………………………………………
 ………………………

 視点が別の獣人に切り替わり、俺は戦場を見渡した。
 おそらく数分も経過していないだろうが、前線基地での戦闘は既に終結していた。無数の足跡が
入り乱れた場には、初陣に臨んだプティットフォースの装甲の残骸が散らばっていた。
 向こうから、3人の幼いプリティ戦士の悲鳴が響いてきた。
 まさか、数分しか経っていないのに、もうやられてしまったのだろうか。
 最初、俺はそう思ってしまったが、すぐに心の中で否定する。
 確かに、プティットフォースはプリティガーディアンズとは外見も錬度も大きく異なるようだし、やっ
ぱりプリティ戦士ではなくプリティ幼女な感じではあるのだけれど。
 しかし、別にプティットフォースをバカにできるわけではない。
 実際、彼女たちが変身してから獣人が襲い掛かるまで、ほんの数十秒しか観察できていない。
しかし、基礎となる防御装甲や肉体強化が、プリティレッドたちと同等なのは分かった。
 戦闘ノウハウも、実際の戦闘能力も、成人男性など遥かに凌ぐだろう。
 ただ、最初の5人と比べて、彼女たちはどうしようもなく幼すぎるのだ。
 獣人の視点に慣れた俺は、落ちついて彼女たちの姿を思い出す。
(「「「プティットフォース! 展開完了!」」」)
 クリスタルの光に包まれて現れた幼女プリティ戦士たちを。つるりとした胸を凛と張って名乗りを
上げている姿を。プリティローズ、プリティピーチ、プリティメロンの3人を。
436 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:17:01.14 ID:+SSSYeEc
 ここでようやく、自分の考えていたことを理解した。
 俺はあのとき、プティットフォースにそのまま逃げて欲しかったのだ。
 未発達な肢体が獣人たちに嬲られるような光景を見たくなかったのだ。そう思ったからこそ、こう
して既に結果だけが分かり、彼女たちの姿は見えない獣人の視点に移動したのだ。
 どうやら獣人のテレパシー、というか情報共有は思ったよりも高度な選別ができるらしく、見たい
光景や見たいと思わない光景を勝手に分けてくれるらしかった。
 しかし、どうして皮肉なことに、悲鳴だけは聞こえて姿は見えないと、気になってしまう。
 獣人に立ち向かった幼女戦士たちがどのような運命を辿ったのか。
 しまった。そう思った瞬間、俺の視点は再び変化した。


「プティットフォース! 全員出撃!」
 3人の幼女戦士が武器を構え、獣人の群れに立ち向かっていた。彼女たちの双眸は不安を隠せ
ないが、プリティ戦士としての勇気が勝っているようである。
 ただし、俺が見ている光景は、正面からではなく真横からの視点だった。
 左側から獣人の群れが、右側からプティットフォースがお互いの距離を詰めていく。
 前の前に俺と視点を共有していた獣人は、おそらく、茂みから飛び出した連中のどれかだろう。
しかし、今の俺には未だ全員が同じ顔にしか見えず、どれが俺だったかは特定できなかった。
 ゴリラの亜種みたいな怪物だし、みんないっしょに見えてしまう。
 一方、同時に出撃したプティットフォースは、ほぼ横一列の陣形になっていた。猛然と襲い来る
獣人の群れを前にしても、足を止めずにプリティ戦士としての名乗りを上げていく。
437 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:19:19.21 ID:+SSSYeEc
 明るい髪を揺らし、エメラルド色の装甲を纏う幼女が、小さな唇から声を張り上げた。

「信念のプリティ戦士、プリティメロンが相手だ!」

 静かな印象だった短髪幼女は一変し、凛々しい表情で大声を上げて敵に向かう。
 彼女の武器は、柄に鉄球型の殴打部位が付いたプリティメロンハンマーで、位置は獣人から見
て左側だった。巨大ハンマーを片手で軽々と持ち、手足を一生懸命動かすようにして駆けるプリ
ティ戦士の幼い勇姿は、ここが戦場でなければ微笑ましい光景のはずだった。。
 対して右側では、ピンクのツインテールを揺らした幼女が、装甲を纏って淑やかに走る。

「希望のプリティ戦士、プリティピーチよ!」

 くりくりとした双眸を光らせ、可愛らしい顔に凄みを浮かべるプリティ戦士。
 彼女の武器は、まるで新体操のリボンのようなプリティピンクウィップ。幼すぎる身でありながら、
長いムチを武器とする、ある意味恐るべき幼女戦士だった。これほど幼い歳からムチ捌きを磨き
続ければ、10年後には、どんな戦士に成長しているのだろうか。
 そして、中央を走るのは勿論、プティットフォースの勇ましきリーダー。

「私は情熱のプリティ戦士! プリティローズ!」

 薔薇色の煌びやかな装甲に、ウェーブの髪を靡かせた幼女戦士。
 武器のプリティローズレイピアを握り締めて、仮面下の美しい幼顔を厳しく引き締め、敵を一直線
に見据えている。プリティレッドと同じく、自ら仲間を率いて最前線に突き進んでいくタイプらしい。
テントの人々を殺された静かな怒りで、双眸は明るい髪と同じく燃えているかのよう。
「よくも先生たちを! 絶対に許さない!」
438 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:21:54.76 ID:+SSSYeEc
 どうやら、テントにいた大人たちの一部は、彼女たちの学校の教師だったらしい。
 流石に、本物の教師ではなく、教師のフリをした別組織の人間だろうけれど。
 同じ学校のプリティガーディアンズとプティットフォース。
 2つの美少女戦隊を効率的に運用するには、学校に拠点を設けるのがベストなのは明らか
だった。学校では、生徒である彼女たちの状況は把握し易いし、ある程度の融通を利かせて動か
せる。彼女たちを指揮・サポートする人材も、非常勤講師だとか理由をつけて、教師として赴任さ
せれば良いだけだ。ある程度の教養があれば、授業だけはこなせるだろうしね。
 実際、プリティレッドたちは学校で情報を得て、2チームに分かれて別ルートで工場跡にやって
きたわけだし。あの工場跡で獣人を迎え撃つのも作戦の一部だったのだろう。
 何となく、放課後に体育館等の施設で戦闘訓練をしているプリティ戦士たちの姿が、妙にリアル
に想像できてしまう。実際はもっと隠れられる場所で訓練しているだろうけれど。
 ただ、そうなると本命の「救助隊」というのが、どこから呼ぶのかが気になる。
 警察や消防といった、一般的な機関が来るとはとても思えない。
 やっぱり、別校区という近場ではなくとも、隣の自治体の学校でも同じようなプリティ戦士団が担
当地区の平和を守っていて、そこから緊急で派遣されてくるイメージで良いのかな。
 流石に別校区レベルの距離なら共同作戦みたくなるだろうし、大人数いる男子を無視して幼女
たちが戦士に選ばれるあたり、魔法のクリスタルは女性にしか使えないのだろう。
 まあ、実際に彼女たちがどんな組織なのかは、どれだけ考えても想像だけどね。
439 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:27:01.72 ID:+SSSYeEc
 本当に、全国の学校等にプリティ戦士みたいな少女たちがいて、彼女たちをサポートする人間
が教師としていて、それが大規模に系統化されて管理運用されているとしたら、それは途方も無
い巨大な組織になってしまい、さらに戦士数が増えていくとすれば空恐ろしくなってしまう。
 担当地区が大きかったり少女戦士の人数が大勢だと、1クラス全員が戦士団とか、何かの部活
動が全員プリティ戦士みたいな戦闘要員とか、下手すれば学園生徒の大半が魔法少女とか、そ
んな規模の運用になっちゃう気がするんだけれど、まあ、そこまでいくと非現実的か。
 そして、俺が結論が出ない内容を考えている間にも、幼すぎるプリティ戦士たちと獣人の群れの
距離はみるみる縮まりつつあった。衝突はもうすぐそこまで迫っていた。
 ところで、この辺りはまだ、昨日の雨の残滓が残っているらしい。
 今夜からまた崩れるという話だが、昨日も午前は雨天だった。俺は昨日はまだ屋根のある場所
にいれたけれど、今日は屋根すら確保できずに工場跡にやってきて、この騒ぎなのだ。
 プリティ戦士たちの足が、ばちゃばちゃと音を立てて泥を飛ばしている。
 昨日の雨が乾いておらず、戦場には無数の水溜りができていた。
 強靭な装甲で泥濘を踏み付ける度に、飛び散った泥飛沫がプリティ戦士の両足を土色に汚し、
性器の形状を隠したホットパンツにまで届いていた。パンツまで泥塗れになりながら健気に駆けて
いく幼女戦士たちを見て、俺はようやく認識を改める。
 プティットフォースとは、こんなにも頼りないほど小さな少女たちだったのか、と。
 対して、獣人は、工場跡にいた連中よりも明らかに大型だった。
440 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:31:21.28 ID:+SSSYeEc
 身長何メートルかと言われると答え難いスケールなのだけれど、工場跡にいた連中よりも一回り
大きい奴ばかりである。対してプティットフォースは、獣人の股下まで届いていない。実際に、自分
の股下に届かない身長の人間を想像すれば、その絶望的な体格差が分かると思う。
 プリティレッドたちと工場跡の獣人でも、似たような体格差は一部はあったけれど、あちらでは大
半の個体はそれなりに理解できる体格差だった。一方、こちらは、戦闘が成立する云々以前に、
対決している光景自体が異常である。獣人はざっと見ても30匹はいるし、そもそも俺の視点に
なっている個体の群れを合わせたら、差はさらに広がってしまうのだから。
 案の定、獣人が間近になって、勇ましかった幼女戦士たちの足が少し鈍り始めた。
 見上げるような体躯の差が明確になったからだろう。凛々しい戦士の顔をしていたプリティメロン
とプリティピーチには、明らかな動揺と恐怖が浮かんでいた。仮面の下で目は大きく開かれて、全
身の動きが急に硬くなり、無意識に仲間と身を寄せ合うようになっている。
 実戦経験も無い未熟な戦士たちが、想定外の初陣で巨大怪物の群れを相手にして、恐怖を感じ
ないわけがない。自分と部隊を鼓舞するように、プリティローズは声を張り上げる。
「か、身体が大きいぐらいで、プティットフォースには勝てないわよ!」
 やや震えた大声を上げて、薔薇色のプリティ戦士はレイピアをカチャリと構え直す。
 凛々しい表情をしているリーダーの彼女だが、しかし、内面ではプリティ戦士としての精神が、幼
すぎる肉体に悲鳴を上げているようだった。もう少しだけ時間があれば、四肢も成長し、プリティ戦
士と同じく戦えるのに……幼女の肉体からは、そんな声が聞こえてくるかのよう。
 同時に、短い悲鳴を上げて、先頭のプリティローズが、まるで地面に滑り込むように倒れた。
 寄り添っていたメロンとピーチも、同じタイミングでリーダーの左右に倒れ伏せる。
441 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:34:14.68 ID:+SSSYeEc
 ハンマーやレイピアが、彼女たちの細い手から離れて、そのまま転がっていった。
 彼女たちに一体何が起こったのだろう?
 俺は何が起きた理解できないまま、ぽかんとしながら、倒れたプティットフォースを見た。
 空から爆弾が落ちてくるのが見えて、爆風を避けるために伏せたかのようなリアクションだった
のが、上空には雲1つ無い青空が広がるのみで、爆撃機なんていやしない。
 獣人の群れは、倒れた3人の幼女戦士を、何も苦労せずに取り囲んでしまった。
「うぶぅ………ぐうう………ううう………」
 プリティローズは小さな顔を泥水に漬け、泥濘に体を沈めていた。プリティアーマーは全身泥だ
らけで茶色い泡が立ち、薔薇色の明るい髪は泥水に帯のように浮いている。
 ピーチとメロンも、同じように全身を泥濘に浸し、戦士の幼顔は泥にキスをして大地に沈んでい
た。肢体は小刻みに震え、明るい髪もアーマーも泥色に塗り潰されている。
 幼女戦士たちが何を意図して泥溜りに倒れたのか、俺は理解できなかった。しかも武器を放り投
げてしまい、丸腰の状態になっている。危機的な状況なのは間違いない。
「ごぼ! げほっ! げほっ! ぺっ! ぺっ! えほ………っ!」
 幼顔や薔薇色の長髪から泥水を滴らせ、プリティローズが身体を起こした。
 そして、周りを囲んだ獣人の群れと、倒れている仲間のプリティ戦士たちを見て、慌てて声を張り
上げる。想定外の事態らしく、声音には焦りと動揺と恐怖の色が濃かった。
「ピーチ! メロン! 早く起きて! 敵に囲まれてる………!」
 リーダーの悲鳴を聞いて、泥塗れの体躯を起こしたプリティメロンとプリティピーチ。幼すぎるプリ
ティ戦士たちは、巨大な獣人の群れに囲まれた状況に大きな悲鳴を上げた。
442 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:37:30.76 ID:+SSSYeEc
 プティットフォースの名誉を考えると言及したくないのだが、
 初陣の幼女戦士たちは、敵の目前で足を絡めて仲良く転倒してしまったらしい。

「や、やっぱり、私たちだけじゃあ………! プリティレッドがいないと………!」
「プリティレッドに助けを求めて………ああ、通信機、テントの中………!」
 手元に武器が無いことにも気付いた2人は、震えながらガチャガチャと金属音を鳴らし、装甲に
包まれた肢体をプリティローズに寄せていく。
 メロンは腰が抜けたようにへたりこんでいるし、ピーチは明らかに恐怖に震えていた。
 今にも恐怖で号泣しそうなエメラルド色とピンク色の幼女戦士たちを、プリティローズは必死に鼓
舞する。仲間に別部隊のリーダー名ばかり呼ばれ、彼女は相当ショックを受けた様子だった。
「こ、怖がってはダメ! 私たちで戦うのよ! 訓練を思い出して!」
「で、でも………こんなにいっぱい………? 武器も無いのに………!」
「プリティシールドがあるし! 習った格闘術だってあるわ!」
 最早、プティットフォースに逃げる選択肢は残されていない。
 それを理解しているプリティローズは怒鳴るように仲間を奮い立たせようとするが、プリティピー
チの双眸からは大粒の涙が零れ、プリティメロンの目も決壊寸前になっていた。最初こそリーダー
の指示に従っていた2人の幼女戦士も、今は恐怖に呑まれて制御できなくなっている。
「こ、こんなはずじゃ………プリティレッド………わたし………どうすれば………」
 最悪の状況下で、戦う勇気を失ってしまったプリティ戦士たちに、しかし自らも実戦経験が無い
彼女は何も言葉を紡げない。状況を打破できる作戦を臨機応変に提示して、仲間に希望を持たせ
られず、指揮もできず、ただリーダーとしての無力感に肩を震わせるしかない。
443 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:39:48.32 ID:+SSSYeEc
 しかし、獣人を前にしてレベルが違いすぎるのは、誰の目にも明らかだった。
 やはり、どんな事情でも、プティットフォースに戦闘は早すぎたのだと思う。
 幼すぎるプリティ戦士たちと獣人。両者が近くで並べば、その差は顕著になる。
 獣人の肉体は戦闘に特化し、ある意味で完成されていて、一見して無駄な部分は無い。
 そんな獣人に対して、この場のプリティ戦士たちは、同じ土俵にすら立てていない。戦闘に特化
した生物を前にして、幼女戦士という存在の歪さが露見していた。
 プリティアーマーは、幼い肢体もそのまま形状に反映している。
 幼女型の装甲を纏う幼女戦士たちは、肉体の未成熟さを殊更に強調されていた。
 丸みさえない胸部装甲は男子の乳房と変わらず、腹部は丸く膨れていて、手足はバランスが悪
く見えるほどに短く感じられた。それは普通の幼女ならば自然なことだが、戦士として装甲を纏うと
なると、強靭な防御装甲と、肉体の未発達さが驚くほど噛み合わないのである。
 戦闘力に溢れた戦士の装甲と、非戦闘的な幼女の肉体が水と油のように齟齬をきたし、さらに
明るく変化した毛髪だけが大人顔負けの美しさというアンバランスさ。
 これがテレビアニメならば、とても綺麗な絵になっていると思う。キラキラした服を着た女の子が
ハートをあしらった武器を手に待って、怪獣のように巨大な敵をやっつけるのだろう。
 しかし、現実の幼女戦士は。
 本物の脅威を前にして、彼女たちはあまりにも滑稽な存在だった。
 もっとも、戦場に立った以上、未熟すぎる戦士たちに選択肢は残されていない。そして、プリティ
ローズが仲間を奮い立たせるためにできる行動は、限られていた。
「メロン! ピーチ! 私たちでもあいつらと戦えるって教えてあげるわ!」
 装甲から泥の雫を落としながら、プリティローズは声を震わせながら立ち上がった。そして恐怖を
振り切るように大声を上げながら、短い腕を振り回して獣人の包囲に突撃した。
444 ◆gRbg2o77yE :2012/01/21(土) 23:40:01.01 ID:+SSSYeEc
続きは気長にお待ちください。
ではまた。
445 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:07:47.30 ID:jYzoEgD2
昨日の今日ですが、↑の続きを落とします。
リョナ・鬼畜を多々含みますのでご注意ください。
446 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:11:36.03 ID:jYzoEgD2
 しかし、現実の幼女戦士は。
 本物の脅威を前にして、彼女たちはあまりにも滑稽な存在だった。
 もっとも、戦場に立った以上、未熟すぎる戦士たちに選択肢は残されていない。そして、プリティ
ローズが仲間を奮い立たせるためにできる行動は、限られていた。
「メロン! ピーチ! 私たちでもあいつらと戦えるって教えてあげるわ!」
 装甲から泥の雫を落としながら、プリティローズは声を震わせながら立ち上がった。そして恐怖を
振り切るように大声を上げながら、短い腕を振り回して獣人の包囲に突撃していく。
 しかし、プリティ戦士の肢体は、悲鳴を上げる間も無く押し返された。
 泥濘を滑りながら仲間の前に戻されたプリティローズのボディは、獣人の巨大な足に踏みつけら
れていた。幼女戦士の小さな口から、掠れた呻き声が漏れる。
「ああ………いやあああ………っ!」
 突進するも獣人の足に押し倒されて、元の位置に戻されたと、当人は理解できただろうか。
 獣人が体重をかけると、プリティローズの装甲は大きく軋んだ。泥に濡れた幼顔に驚愕を張り付
かせながら、胸元に降ろされた足を引き離そうとする。か細い腕が必死に獣人の毛を掴んだ。
 しかし、肉体を強化され、アーマーを纏い、それでも幼女戦士の力は獣人に遠く及ばなった。
 胸部と腹部の装甲に大きなヒビが走り、無数の破片がキラキラと舞い上がる。
 ハートマークが描かれた幼女仕様のアーマーが、無残に砕けていく。
 同時に、プリティローズの未発達な胴体は、鈍い音を立てて獣の足に踏み潰された。肉の薄い
胸板や柔らかい腹部に装甲の破片が食い込んだまま、円弧を描くように踏み躙られる。
447 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:17:03.46 ID:jYzoEgD2
「いやああああああああっ! ああああっ!」
 プリティローズの戦士に仮面から、耐えていた涙が溢れ出した。
 彼女の大切な乳房は無残に踏み躙られて、大量の金属片と泥を擦り込まれている。ヤスリをか
けられたように肌が剥け、赤く濡れた泥塊が自分の乳房に押し込まれていく光景を見て、幼い戦
士は絶叫しながら獣の足を殴りつけ、毛を引っ張り、無力な自分を嘆くように号泣した。涙で顔をぐ
しゃぐしゃにしたプリティ戦士のリーダーの姿にしかし、獣人はさらに足に体重をかけていく。
 乳房や顔面へのマーキングは、初陣の幼女戦士たちにも容赦なく施された。
 そのとき、恐怖さえも麻痺したのか、エメラルド色の少女が立ち上がり、大きく吼える。
「プリティローズから離れろ! ボクがお前の相手だ!」
 しかし、プリティメロンの相手を最初にするのは、もう決まっているようだった。
 戦意を取り戻した信念のプリティ戦士、その背後に音も無く立った獣人は身を屈め、彼女の頭上に
手を伸ばしていく。背後の気配を感じたのか、幼い戦士は慌てて振り返った。
 獣人は最初から気付かせるつもりだったのだろう。
 反応したプリティメロンの胸部装甲に、獣人の爪先が深く潜り込んだ。防御装甲を貫通して、未
発達な乳房を奥まで貫くには十分な長さの爪が、彼女の胸部に侵入している。短い悲鳴を上げて
泥塗れの華奢な肢体が震えると同時に、装甲に血液の川が流れ落ちた。
「かは、っ………ぐうっ………あああっ!」
 威勢を一気に削がれたプリティ戦士は、乳房を抉る激痛に背筋を仰け反らせた。
 苦悶と恐怖の色を浮かべた彼女を見ながら、獣人は胸に刺した爪を起用に回転させて、小さな突起
の辺りを抉り始める。大切な乳房を潰すのではなく、物理的に奪い取ろうとしている。
448 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:20:45.46 ID:jYzoEgD2
「きゃああああああああっ! いやあああああああっ!」
 アーマーに描かれたハートマークから、肉を抉る水音と黒い血が漏れ出してくる。
 幼いプリティ戦士は半狂乱になって、短い手足でパンチやキックを繰り出して、獣人を引き離そう
とした。獣人はそんな獲物の抵抗に、胸の肉を深く爪で抉りながら応えていく。
 数十秒間も胸を爪で捏ね回されてようやく、乳首が付いた肉片ごと爪が引き抜かれる。
 プリティメロンは、絶叫と共にその場に崩れ落ちた。血が溢れてくる胸部装甲の穴を両手で押さえて
泣きじゃくり、泥濘をのたうちまわる。幼い肢体は痙攣するようにびくびく震えていた。
 そして、その向こうからも、金切り声に近い幼女の絶叫が聞こえてくる。
「たす゛け゛て………っ! ゆる゛し゛て………っ!」
 そこではプリティピーチが、両腕を吊るし上げられていた。
 泥で汚れた装甲を揺らし、足で暴れて拘束から逃れようとするも叶わない。将来が楽しみだった
ムチ使いの幼女戦士はしかし、恐怖で顔を痛々しく引き攣らせ、華奢な肢体を震わせていた。
 それも仕方が無いことだろう。眼前で仲間のプリティ戦士に行われる、処刑の如き仕打ちを見せ
付けられれば、いくら未熟でも理解させられてしまうのだから。
 獣人はプティットフォースがまだ幼いとか、初めての実戦だとかは関係なく、捕えた獲物として残
酷に嬲るつもりなのだということを。プリティ戦士としても女性としても蹂躙して、彼女たちが苦しむ
姿を見て逆に悦んでいるらしいことも。そして自分が、その獲物の1人だということも。
 助けを求める幼女戦士の顔から、粘土を棍棒で叩くような鈍い音が響いた。
 獣人の巨大な拳が、彼女の顔を横殴りにしたのだ。
 鈍い音を残して首が曲がり、ピンクの髪が反動で踊るように舞う。希望のプリティ戦士は激痛に
呻き声を漏らし、半開きの唇から血塊を涎のように垂らしながら、頭部を傾けていった。
449 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:23:38.34 ID:jYzoEgD2
「あ゛あ゛あ゛………! うあ゛あ゛あ゛………!」
 プリティピーチは、唇と鼻孔から血を流して、見開いた目で獣人を見つめた。恐怖のあまり失禁し
たのか、泥塗れのホットパンツからは半透明の液体が伝い落ちていた。
 許しを乞う視線を送るプリティ戦士を、獣人は顔を逆方向から殴りつけた。希望の戦士という冠を
絶望に変えるように、最も原始的な方法で、幼女戦士の可愛らしい顔は潰されていく。
 続いて、2発、3発と殴られて、血塗れの唇から泣き声が漏れ、4発、5発と殴られると、鼻梁と唇
は血の洪水のようになった。6発、7発、8発と殴られると、悲鳴すらも聞こえなくなり、9発、10発、
11発と殴られると、戦士の仮面越しに顔が腫れるのが見えた。12発、13発、14発、15発と続け
ば、内出血で黒く腫れた顔が揺れるだけで、反応らしい反応は見られなかった。
「………ぐっ、がぼっ………ぐぶ………っ」
 鼻は左に折られて潰れ、膨らんだ唇からは歯の欠片が零れ落ちる。愛らしい顔を無残に腫らし
たプリティピーチは、半開きの双眸から涙を流しながら、獣人の暴虐に耐え続けるしかなかった。
そして、獲物を苦しめる目的の暴力は、プリティ戦士の心が折れても終わることは無い。
 獣人は彼女の胸板に爪をあてて、左右の乳房を横一線に切り裂いていく。金属装甲を貫通した
爪先が胸板に達したのか、赤黒い液体がアーマーの腹部に流れ落ちた。血塗れの頭を振り乱す
獲物の反応に気を良くしたのか、獣人は非常にゆっくりと爪を進ませていった。
「わ゛あ゛あ゛お゛あ゛あ゛あ゛っ!」
 半狂乱で絶叫するプリティピーチが、胸部を爪で切り裂かれる足元では、泥濘に血の帯を残したプ
リティメロンが、全身泥に塗れながら倒れていた。のたうち回る体力すら無くなり、激痛と恐怖でホッ
トパンツから新しい水溜りを泥に作りながら、ただ恐怖に震えるしかできない姿で。
450 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:25:42.28 ID:jYzoEgD2
「プリティメロン! プリティピーチ! 気を確かに持って!」
 仲間のプリティ戦士たちの悲惨な姿を見て、胸部を踏み躙られるプリティローズはしかし、絶望
的な状況に打開策も無く、仲間を励ますことしかできない。
 彼女の表情に浮かぶのは、今は激痛ではなく、猛烈な後悔の念だった。
 プティットフォースのリーダーとして、取り返しのつかない敗北だと理解しているのだろう。
 小さな双眸から零れるのは、部隊の錬度と実力を過大評価した後悔か、それとも敵の力量を見
誤った後悔なのか。結果論には違いないけれど、獣人に遭遇した際に逃げて、どこかの仲間に救
援を求めていれば、初陣の幼女戦士たちには、また違う未来があったかもしれなかった。
 しかし、今や風前の灯となったプティットフォースに、希望の光は照らされない。
「おねがい………プリティメロンと、プリティピーチは………許してあげて………。私がリーダーな
んです………。あの子たちは………私に従っただけなの………だから………」
 仲間の戦士たちの解放を、プリティローズは泣きながら、胸を踏み躙る獣人に懇願した。
 無駄だと理解しているだろうけれど、彼女にできることはそれだけだった。プリティ戦士の誇りも
リーダーのプライドも捨てた、文字通りの降伏宣言だった。
 そして、あまりに悲痛な懇願は、当然のように獣人たちに無視される。只でさえ数が多いという
のに、プリティローズの穴だけでは足らないのは明らかなのだ。
 ペニスを勃たせた獣人は、泥で汚れたまま倒れたプリティメロンを軽々と持ち上げた。
 顔から胸にかけて血塗れのプリティピーチを吊るした獣人も、掴む場所を彼女の腰あたりに変え
ている。体格差がありすぎるので、胴体を掴んでペニスを押し込むのが一番楽なのだろう。
「いやああああ………! お願い………! お願いだから止めて………!」
451 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:30:11.68 ID:jYzoEgD2
 仲間たちの肉体に迫る黒い肉杭の意味を、幼いながらに理解しているようだった。
 プリティローズは半狂乱になって獣人の足を掴んだ。自分の指示に従ったプリティ戦士たちが、
このままでは慰み者にされてしまう。それだけは回避しようとするが、もう遅かった。
 無力なリーダーが絶叫する前で、プリティピーチの下腹部に獣人の手が伸びていく。ピンク色の
幼女戦士は物のように腰を掴まれ、下腹部の装甲がパンツごと剥がされた。
 ちょうど俺の位置からも、無毛の女性器がよく見えた。獣人が指の腹で女肉を広げ、色の薄い小
さな肉の花が開かれる。丁寧に洗われていないのか、大量の恥垢が目に付いた。もっとも、顔か
ら血塊をどろどろと垂らした彼女には、性器を晒されて気にするような余裕は無い。
 ミニチュアのように小さな女性器に、バックから鉄柱のようなペニスが捻じ込まれた。大きさの違
い過ぎる異種結合は、いつかのプリティブルーの時よりもさらに凄惨だった。
「あ゛あ゛! う゛あ゛! わ゛あ゛あ゛! お゛あ゛あ゛あ゛!」
 プリティピーチの幼い性器は一気に倍ほどにも広げられ、さらに広げられ続ける。
 華奢な肢体は激痛と圧迫感により、電撃を受けたかのように激しく痙攣した。白い肌は血を引き
ながら左右に裂け、黒いペニスを赤い液体が塗り替える。無残に黒く腫れた表情は極大の激痛で
鬼のように歪み、唇からは肺腑の中身を全部吐き出すほどの絶叫が続いた。下腹部の芯までペ
ニスが突き入れられると、吐瀉物が噴水のように少女の顔から噴き出した。
 獣人はしかし、音を立てて裂けるプリティ戦士の肉体の状態など、気にはしない。
 血肉で快感を得ようと、彼女の腰を両手で掴み、肉杭に貫かれる肢体を前後に動かしていく。幼
女の清らかな肉体など、ペニスをしごく道具としか見ていなかった。
「がっ! ぐっ! う゛っ! う゛う゛っ! ぐっ! うっ! あ゛あ゛! あ゛!」
 残酷な交わりに、幼女戦士の腹部から装甲が剥がれ落ちた。
452 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:33:38.95 ID:jYzoEgD2
 柔らかなお腹がペニスの動きに合わせてボコボコと変形し、少女の肉体から、圧迫される内臓
や骨格が悲鳴を上げるのが伝わってくる。力任せに捻じ込まれたペニスは、彼女の子宮を磨り
潰さんばかりの勢いだが、それはプリティ戦士の強化された肉体を信じるしかない。
 その横では、プリティメロンが胸部を血塗れにして立たされていた。後頭部を押さえ付けられて、
猛々しく勃起した獣人のペニスを無理矢理に舐めさせられている。
 出血を伴うような行為ではないことに、俺は安堵してしまった。
 非道ではあるが、挿入よりは傷が少なくて済むと思ったのだ。しかし、彼女にあてがわれたペニ
スの酷さに俺は嘔吐しそうになった。おそらくは皮被りであろう獣の巨大な亀頭は、まるで黄色い
キノコのように大量の恥垢で覆い尽くされ、見るだけで腐敗臭を感じるほどの汚物だった。
「………ぐふ………っ! ごぼ………っ! おえ………っ!」
 泥だらけの顔を震わせ、プリティメロンの小さな舌が巨大な恥垢の塊を舐めとっていく。
 嫌悪感は隠せないらしく、何度も嘔吐しそうになり、舌の動きは極めて鈍かった。彼女の舌は舐
めた恥垢に塗れ、小さな唇や鼻頭にも大量の垢塊が張り付いている。幼い戦士はどれだけ、鼻先
のペニスから悪臭を嗅がされて、おぞましい垢塊を味わあされたのか。
 それでも、横でプリティピーチの惨状を見せられたからだろう、破瓜よりはマシだと自分を納得さ
せて、信念のプリティ戦士は屈辱的な行為を必死に続けているのだ。
 しかし、獣人が彼女の小さな唇に無理にペニスを挿入して、状況は一変する。
 プリティメロンは頭を掴み上げられ、巨大な剛棒が乱暴に突き入れられた。
 強化された肉体のため、顎こそ外れずに済んだが、彼女の小さな唇は巨大なペニスを咥え込め
なかった。口を塞がれたプリティ戦士からくぐもった呻き声が上がる中、唇の左端が頬にかけて裂
けていき、戦士の仮面に隠された部分まで裂傷が広がっていった。
453 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:35:39.07 ID:jYzoEgD2
「………ぐう………! ぐ、ぐぼ………! う、………ぶ………ぶ………!」
 口の左半分を血塗れにしたプリティメロンは、ペニスを口から引き抜こうと獣人を殴り続けるが、
まるで効果は無かった。戦士の仮面と頬の隙間から大量の血が流れてくる。プリティ戦士の仮面
は、甘えが許される幼顔を隠すものから、頬の惨たらしい傷を隠すものに役割を変えた。
 おそらく口内では噛まれているだろうが、獣人は構わずに、幼女戦士の喉に自分のペニスを押し
込んだ。後頭部を破らんばかりの勢いで、猛然とプリティメロンの喉を突き始める。
 広がり続けている左頬の傷に、そして窒息の苦しみに、幼い顔が悲痛に歪んだ。そしてプリティ
ピーチをちらりと見て、信念の戦士の顔は世界の終わりの如き絶望に塗り潰された。
 横で陵辱される仲間との違いを見て、俺も恐ろしい事実に気付かされてしまう。
「う゛う゛う゛う゛う゛! う゛ー! ぐうううううう! う゛ー! う゛う゛ー!」
 今、彼女がされているのは、前戯としての顔面へのマーキングだった。頬を裂かれる残酷な口内
陵辱は、破瓜の代わりではなく、他のプリティ戦士もされた顔面への攻撃に過ぎない。
 この後に、股を裂かれるような陵辱を受けると気付いたプリティメロンは、発狂せんばかりの勢い
で獣人を叩いて暴れ始めた。それは獣人を喜ばせるだけだが、恐怖にもとても打ち勝てない。
 頭を固定された幼女戦士は、無駄な抵抗をしながら口辱に耐えるしかないのだ。
「プリティメロン! プリティピーチ! 諦めちゃダメ! きっと、逃げるチャンスが来るわ!」
 仲間の陵辱を見せられるプリティローズは、それでも必死に呼びかける。
 しかし、リーダーとして絶望的な状況に耐えていた精神も、既に限界を迎えつつあった。
「チャンスが………きっと………チャンス………」
 無数の獣人に囲まれ、プリティローズから無力な少女の声が漏れ始める。

「お願いだから………誰か、助けて………っ! 助けてええええ………っ!」
454 ◆gRbg2o77yE :2012/01/22(日) 23:35:59.12 ID:jYzoEgD2
プティットフォースがメインの話はあと1回続きます。
続きは気長にお待ちください。
455名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 01:20:30.36 ID:y4P5i2zo
はあ
456名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 06:29:04.72 ID:iAMyaQKZ
絶望しかないな
457名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 00:30:38.01 ID:17nkFWrz
普通サイズのチンコの獣人にやられているのも読んでみたいな
458名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 05:58:11.85 ID:0jcIvKzp
中学や高校の援軍かレオタード巫女部隊が来ても彼らならやってくれるはず
459名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 07:57:27.64 ID:F8a93pnx
一番の鬼畜はこの子らを戦場に放り込んでる大人達だな
460名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 10:04:08.72 ID:w8wV9A5L
この手の年齢の子は幾らでも予備はあるから多少は犠牲になっても痛くも痒くもないってのが見え見えだよね
事なかれ主義の腐った上層部はお約束だし
461名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 11:59:45.45 ID:0jcIvKzp
頭は蜂蜜飲みながら観戦してるんだろうな
462名無しさん@ピンキー:2012/01/29(日) 09:02:41.70 ID:PGorsK4F
続き早く
463名無しさん@ピンキー:2012/01/31(火) 01:19:34.44 ID:Wb9SBmBa
この作者なら想定の範囲内。
464 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:42:36.64 ID:whTB2ntY
>>453の続きを投下します。
リョナ、鬼畜を多く含みますのでご注意ください。
465 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:43:52.65 ID:whTB2ntY
「プリティメロン! プリティピーチ! 諦めちゃダメ! きっと、逃げるチャンスが来るわ!」
 仲間の陵辱を見せられるプリティローズは、それでも必死に呼びかける。
 しかし、リーダーとして絶望的な状況に耐えていた精神も、既に限界を迎えつつあった。
「チャンスが………きっと………チャンス………」
 無数の獣人に囲まれ、プリティローズから無力な少女の声が漏れ始める。

「お願いだから………誰か、助けて………っ! 助けてええええ………っ!」

 泥塗れの装甲を纏った情熱の戦士は、小動物のように震えて手足をばたつかせた。遠くない未
来に待ち受ける、自分を襲う地獄の苦しみから、必死に逃げようとしていた。
 戦士の仮面に封じられた幼顔からは、恐怖による涙が溢れ出している。
 仲間を励ましていた余裕も、脱出のチャンスを待つ余裕も消え失せ、彼女は救いを求めて泣き
じゃくった。恐怖と絶望に震える声は、年齢どおりの幼いものでしかない。
「こんなの、いやあああああ! 助けてえええええええ! 助けてよおおおおおおっ!」
 プリティローズの精神の糸が切れる前触れは、見ている限りでは無かった。
 しかし、仲間たちが処刑的な陵辱を受けるのを見て、プティットフォースの幼いリーダーの精神
は、ノミで削られるようにじわじわと砕かれていたのだろう。
 クリスタルの精神強化を抜きにして、彼女は今までよく耐えたと思うよ。
 プリティ戦士のパワーが全く通用しない敵に囲まれ、仲間の戦士たちが次々と残忍な陵辱を受
けている状況下にいるのだから。獣人のセックスが拷問的な処刑に近いのは、プリティピーチとプ
リティメロンの惨状を見れば明らかだ。並の大人でも発狂するような恐怖だろう。
466 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:45:43.35 ID:whTB2ntY
 彼女が孤独に戦っていた絶望の大きさは、果たしてどれだけのものだったのか。
 これからレイプされる恐怖に抗い、判断ミスで部隊を壊滅させた後悔や罪悪感に耐え、乳房を踏
み潰される激痛を受け止め、それでも仲間を励まし続けて、今まで心を折られずにいた。
 獣人の前に、あまりにも無力だった、情熱の幼女戦士。
 しかし、彼女には確かに、気高い戦士の心と、リーダーの資質が備わっていた。
 プティットフォースを無謀な戦いに走らせた判断ミスも、敵の目前にしての醜態も、肉体と精神が
あまりに幼すぎて、経験が不足していた、ただそれだけの話なのだろう。
 彼女たちが戦場に立てるレベルではないのは、プリティレッドたちと比べて明らかだった。
 必要なのは、仲間たちといっしょに訓練を重ねることだ。
 それは、今日、初めて戦闘を見た俺でも、すぐに理解できる簡単なことである。
 後方支援とは言え、戦場に立たせた連中は、何を考えていたのか。もっとも、指揮していた教師
モドキも吹き飛んでしまっているから、答えられる奴はこの場にいないけれどね。
 プリティガーディアンズとプティットフォース。
 前者が美少女戦隊ならば、後者は美幼女戦隊。
 初々しく、そして弱すぎた美幼女戦隊の運命は、戦場に出た瞬間に決まっていた。
 無力な戦士は、戦場でただ蹂躙されるのみ。
 そして、プティットフォースのリーダーである彼女が、敗北の洗礼から逃れられるはずも無い。
 胸を踏み潰していた獣人も、とうとうやる気になったらしい。
 ここは陵辱ではなく、あえて処刑と呼ぶべきだろうか。
467 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:47:25.19 ID:whTB2ntY
「いやああっ! 離してええええっ! 止めてええええっ!」
 弱々しい泣き声を上げるプリティローズのボディが、巨大な腕に掴み上げられていく。
 巨躯の獣に捕まえられた彼女は、まるで愛玩人形のように儚かった。「高い高い」をされる赤子
のように吊るし上げられた肢体と、獣人の体格差は、大人と子供どころではない。
 彼女の耕された乳房からは抉れた肉が垂れ、下腹部からは漏れた小便が、ぽたぽたと地面に
落ちている。壊れかけた人形を愛でるように、獣人の顔が笑みを形作り、獲物を凝視する。
 ギラギラと光る4つの眼が、明るい仮面に封じられた幼顔を観察した。
 戦士の仮面でも隠しきれない、彼女の整然とした顔に気付いたのだろう。獣人は、極上の獲物を
喜ぶかのように、大きな口を開けて咆哮し、幼女戦士の髪を風圧で揺らした。
「ううっ………な、何をするの………?」
 顔に大量の唾液を浴びせられたプリティローズに、鋭い牙がゆっくりと迫っていく。
 傍から見れば巨大な獣が、装甲を纏った幼女に対して、キスを迫っているようだった。しかし、獣
人の目的が接吻ではなく、もっと残忍な仕打ちであることは明白である。
 荒々しい獣の吐息が、恐怖に歪んだプリティ戦士の顔を撫ぜた。
「いっ! いやあああっ! 止めてえええええ!」
 プリティローズは泣き叫びながら、背中を仰け反らせる。
 首を必死に曲げて、獰猛な獣の牙から、自分の顔を逃がそうとしていた。息がかかるほど近づい
てきた獣の顔を、装甲に包まれた細い腕が必死に押し返す。
 しかし、獣人は抵抗を嘲笑うように、彼女の顔に迫っていく。
「助けて! 助けてええええええっ!」
 プリティローズの愛らしい顔が、獣の鋭く尖った牙と接触する。
468 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:49:14.09 ID:whTB2ntY
 そして、獣人は彼女の小さな鼻梁に、鋭い牙を突き立てた。
 グチグチと生肉を噛む音を立てて、鼻を奪おうと、顎を乱暴に左右に振り始める。
「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛っ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 幼女の顔と獣人の口が、小さな鼻で結合してお互いを引っ張り合った。
 顔面の中央を齧られ、プリティローズは身を震わせ、絶叫を重ね続ける。戦士の仮面は牙に貫
通されず、唾液で汚れながらも、彼女の大切な幼顔を守っていた。
 しかし、それも長くは続かない。
 顔中に獣の毛が張り付き、苦痛と恐怖に歪んだ彼女の鼻梁から、赤黒い血液が滝のように流れ
始めた。仮面が貫通されてしまい、鼻を牙で抉られているのだ。
「あ゛あ゛あ゛っ! あ゛あ゛あ゛あっ! か゛あ゛あ゛あ゛!」
 プリティローズの悲鳴が大きくなり、可愛らしい顔は凄惨な化粧を施されていく。
 それは、凛々しく煌びやかなプリティ戦士とは対照的な、原始的で単純な攻撃だった。仮面を付
けただけの、可愛らしい弱点を狙うのも、当然だと言わんばかり。
 スポーツとかなら卑怯な行為となるだろうが、戦闘ではそんなことは関係ない。
 無情にも肉を噛み切る鈍い音を残して、獣人と幼女の顔は離れた。
「………ぐっ………ごっ………あっ………」
 獣人の牙から解放されたプリティローズは、熱病のように身体を震わせ、唾液と獣毛が張り付い
た幼顔で天を仰いだ。その表情は、内側から湧いた赤黒い血で、真っ黒に濡れている。
 凛々しさに満ちていた彼女の顔から、鼻梁が完全に失われていた。
 裂かれた仮面の下から、荒い刃物で削がれたような肉断面と、ゴムのように伸びて切れた顔の
皮が垂れ、そこから赤黒い血が湧き水のように流れ落ちている。
469 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:50:43.94 ID:whTB2ntY
 獣人はぐちゃぐちゃと音を立てて、噛み切った彼女の鼻を咀嚼した。
 彼女に見せ付けるように、凄まじく行儀の悪い音を立てて、口を動かしている。
「………あ゛っ………う゛っ………あ゛っ………あ゛………!」
 自分の鼻が食べられる光景を目の当たりにしたプリティローズは、しかし呻き声を漏らすだけ
だった。断裂した顔の筋肉が痙攣して、頬から唇が硬直し、まともに言葉すら発せられない。
 初陣での洗礼に心身とも耐えられず、目を虚ろにして涙を垂れ流すしかなかった。
 勿論、獣人がそれで残忍な行為を止めはしない。
 下腹部のホットパンツと装甲に爪がかかり、金音を立てつつ引き剥がされていく。
 泥塗れの装甲がめくられると、無毛の陰部が露になり、小水に濡れた幼い亀裂が見えた。
 しかし、今のプリティローズは言葉を発せられず、意思は激痛に呑まれて、下腹部が晒されたの
を気付いているか怪しい。そもそも、正常な思考が働いているかも分からなかった。
 獣人は、顔へのマーキングと違って、特に焦らすこともしない。
 幼女戦士の肢体を掴んだまま、直立する己の肉杭に沈めていった。
「………あ゛あ゛っ………!」
 プリティローズの破瓜の悲鳴は、動かない唇に妨げられ、実に静々としたものだった。
 小さな女性器に触れた獣のペニスは、そのまま下腹部に潜り込んだ。華奢な肢体が仰け反ると
同時に、色濃く温かそうな破瓜の血液が、凶悪なペニスを洗うように濡らしていく。
 ちょっと気持ち悪くなってきた。破瓜を見たのは、今日だけで何度目だろう。
 今回のはまるで、柔らかい果実に鉄棒を刺すような挿入だった。肉が裂けるとか、筋が切れると
か、今までの獣人の中で、最も彼女の肉体を案じていない気がする。
470 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:53:26.58 ID:whTB2ntY
「………く゛う゛っ………う゛っ………う゛う゛っ………う゛あ゛………!」
 糊を絡めた果肉を擦り潰す音を立てて、直立した肉杭が幼い性器を出入りする。
 小陰唇は裂けて肉が血切れ、結合部から黒い血を吐き出した。ペニスが動いて性器が裂ける光
景は、まるで黒いノコギリで肉を挽くかのよう。小さなお腹もボコボコと膨らんでいる。
「う゛う゛っ………あ゛あ゛っ………う゛あ゛あ゛………お゛あ゛っ………!」
 巨大なペニスに被せられた、プリティ戦士の肉体は上下に激しく動かされる。
 泥塗れの金属装甲が鈍く光る中、彼女の小さな頭は、鼻があった場所から血を飛ばしてガクガ
ク揺られていた。手足は骨が消えたかのように力なく垂れるのみ。
 抵抗しない獲物に物足りなさを感じたのか、一際強い力を込めて、プリティローズにペニスが突
き入れられた。餅を杵で突くような衝撃に、柔らかい腹部は激しく変形する。
「か゛あ゛あ゛っ………お゛あ゛あ゛っ……… う゛あ゛あ゛っ………!」
 仮面の下で、虚ろな目がぐるりと白目を剥く。
 膣内から押し出されたように噴いた赤黒い血が、獣人の腰から下を染めていった。
 しかし、今のプリティローズには、プリティ戦士として戦うことは勿論、抵抗する力すら無い。
 部隊のリーダーは勇敢な幼女戦士から、ただの無力な幼女に成り果てている。
 裂かれた性器は元の陰唇の原型さえ留めず、潰れた果実のよう。弛緩した肛門からは尾のよう
に汚物が垂れて、顔面と乳房は肉が剥き出しになった凄惨な姿。
 リーダーである彼女も陥落し、プリティ戦士の部隊は事実上壊滅した。
 後援基地跡には、既に工場跡に匹敵する規模の獣人が集結していた。俺の視点になる獣人の
群れはまだ合流していないから、それも加えれば150匹程度にはなる。
471 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:54:49.85 ID:whTB2ntY
 あまりにも非情な戦場で、俺は信じてもいない神様に、彼女たちの救いを祈るしかなかった。
 最初のペニスを相手にして、プティットフォースは肉体も精神も限界に近いというのに。敵の数は
無尽蔵に膨らみ続け、全く終わりが見えてこない。
 それでも、情熱・信念・希望の幼女戦士に残された道は、獣人に蹂躙される苦痛に耐えながら、
確約されていない脱出のチャンスを待ち続けるしかないのだった。
 そして、彼女たちを抉り続けた獣人に、ようやく射精の気配が生じてくる。
 プリティピーチにペニスを刺した獣人が、背中をぶるりと震わせた。
「ぐ、ううっ………う……ああ……が、ああ………」
 プリティピーチの腹部が異様に膨らむのと同じくして、結合部から黄ばんだ精液が溢れた。獣欲
は未成熟な生殖器を易々と満たしてなお、彼女の体内に汚液を吐き出し続けている。
 内出血で腫れた顔から血が零れ、仮面下で虚ろな目が揺れていた。
 仮面から血が伝い落ちて、まるで血涙を流すように震える。柔らかな腹部は水風船のように膨
れ、大量の精液が細い足を伝い落ちて、大地に溜まっていく。
 同じくして、プリティメロンも口内で射精され、仮面下で双眸を見開いた。
 恥垢だらけの唇は勿論のこと、裂けた左頬と鼻孔からも滝のように精液が流れ落ちていた。窒
息の苦しさから、汚物のペニスを口から引き抜こうとするも、頭を押さえられて叶わない。
「うぶ………うぶううう………う………ううー………」
 信念のプリティ戦士に、もう暴力に抗う力は残されていなかった。
 彼女は身を震わせ、恥垢塗れの汚物ペニスから吐き出される精液を、喉に落としていく。
 苦しげに呻きながら、こくりこくりと精液を飲み込んでいく幼女戦士の哀れな姿に、獣人はまだ征
服感を満たされないのか、彼女の喉にペニスを深く打ち付けた。耐えられずに漏れる苦痛と窒息
の呻き声に、獣人は愉悦の笑みを浮かべて行為を続けていく。
472 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:56:44.70 ID:whTB2ntY
「………ぷ………プリティピーチ………プリティ………メロン………こんな……」
 痙攣が治まり、ようやく言葉を発せられるプリティローズから、悲痛な声が漏れた。
 ショックを受けたせいか、リーダーの精神も復活したらしいが、無力なのに変わりは無い。
「酷い………どうして、こんな酷いことが……できるの………」
 そんなプリティローズの結合部からも、無情に黄ばんだ粘液が溢れた。
 逆流した精液が泡立ちながら、彼女の小さなお尻や足に流れ落ちていく。
 子宮を飽和されてなお注ぎ込まれる欲望に、腹部はぽこりと膨らんだ。獣の種子を植えられた証
の圧迫感に対して、情熱の戦士は絶望に打ちひしがれるしかできない。
 獣人はできるだけ大量に注ごうとするも、逆流しては意味も無いと判断したのだろう。彼女の肢体
をペニスから引き抜くと、そのまま泥濘に投げ捨ててしまった。
 本当にこいつら、射精した後のプリティ戦士をぞんざいに扱うよね。
 仰向けに伏したプリティローズの横に、ペニスを引き抜かれたプリティピーチが、下腹部から精液
を溢れさせて転がった。プリティメロンも、裂けた口から精液を嘔吐して崩れ落ちる。
 射精し続けるペニスから、飛沫が雨のように降りかかった。
 満身創痍の美幼女戦隊の肢体に、生臭いゲル状の精が浴びせられる。白濁の海で溺れたよう
な姿の幼女戦士たちは、それでも瀕死の虫のように地を這って、身を寄せ合い始めた。
「ぐっ………ううう………ぐうう………っ」
「ああ………プリティピーチ……プリティメロン………しっかりして………」
 生臭い欲望に塗れ、プリティ戦士たちは身を寄せ合い、ただ咽び泣くしかない。
 殴り潰されて内出血で黒く腫れ上がり、唇が頬まで裂かれて精液を嘔吐し、鼻を削がれて血を
噴いた幼顔が3つ並んだ。戦士たちは仲間の惨状を見て、ただ号泣した。
473 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 17:58:20.41 ID:whTB2ntY
 そして、もう二度と離さないとばかりに、お互いの手を硬く握り締めていく。
 最早、彼女たちに残されてたのは、いっしょに抗う仲間の絆だけなのだった。
 孤独ならばすぐに折られる心も、仲間と一緒ならば耐えられることもある。それが、どれだけ無力
で、状況を打破できないものでも、唯一の光ならば、すがるしかないのだ。
 意味の無い友情ごっこを始めたプリティ戦士たちに、獣人たちは大笑を浴びせる。
 それは、弱すぎる美幼女戦隊を嘲笑うものに違いない。しかし、それでも、

「………プリティガーディアンズが、来てくれるまで………耐えるのよ………」

 プリティローズの悲痛な指示に、プリティピーチとプリティメロンは無言で頷いた。
 果たして、プティットフォースの絆だけでどこまで耐えられるのか。泣きながら身を寄せ合う幼い
プリティ戦士たちに、ペニスを勃たせた獣人は一斉に手を伸ばしていった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 まあ、救助部隊が来ないと分かっただけでも、参考にはなるだろうか。
 俺は現在進行形で獣人に変化していて、腕や脚から黒い毛が生えてきて、服を破れて肉が盛り
上がっちゃったりしているので、もう救助の期待なんて無くなったのだけれどね。
 大量発生の怪物ものと思いきや、実のところ、ゾンビものに近い状況だった。
474 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 18:01:03.64 ID:whTB2ntY
 どうやら、件の獣人たち、体液に接触した人間を同類に変えるらしい。俺がさっき遭遇した獣人
に襲われなかったのは、変異が進んで仲間と認識されたからのようだ。
 ゾンビに噛まれればゾンビになるし、吸血鬼に噛まれれば吸血鬼になる。
 まあ、それは、この世界の真理だとして。
 古今東西、アンデッドだろうと怪獣だろうと、体液感染した人間を同じ怪物に変えてしまう奴は
フィクションにだって多い。図鑑に無い獣人にそれができても、驚きはしない。
 仮説だが、プリティ戦士が相手の物量を測り損ねたのも、それなら説明できるのだ。
 10匹程度の獣人を観測して、そいつらを倒す対策を練る間に、相手は人間のコミュニティをまる
まる1つ呑み込んでいたのだろう。街から山を5つ越えた場所に過疎の村があって、1500人近い
村人が暮らしていたりするが、そこがおそらく犠牲になっている。
 獣人が街に近づいている方角からして、可能性は極めて高い。
 村人の半分が殺されて、半分が獣人化したとすれば、ざっと800匹。
 全員が獣人化すれば1500匹。
 そいつらが今、山を越えて一斉に街に押し寄せてきているのだ。今のところ、現状を説明できる
仮説は他に無かった。
 不思議なのは、俺は獣人に直接襲われていないのに、変異したことである。
 しかし、プリティローズが顔を噛まれたあたりで、俺はそちらも一応の回答を得た。大声で鳴きま
くるあいつらには、当然ながら唾液もあり、鳴くたびに広範囲に飛び散っているはずだと。
 インフルエンザとかで話題になる、飛沫感染というやつだ。要するに、近くで鳴かれるだけでも、
唾液から感染してしまうわけ。くしゃみをされたら、射程距離はどれくらいなのか。
 あれだけ大声で鳴いていたし、俺のいる場所にも唾液は届いていたのだろう。
475 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 18:02:55.79 ID:whTB2ntY
 ゾンビもので、発声や咆哮によって飛んだ唾液からの感染は、ほぼ無視されているけれど、獣人
はそんなルールを無視しているのかもしれない。そうでないと、俺は感染しないし。
 いや、もういいか。今さら遅すぎる。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 次の獣人に視界が切り替わり、俺は何だか笑ってしまったよ。
 それは、500匹はいる獣人の大群が、山から市街地に流れ込んでいく光景だった。
 獣人は乗用車を引き裂き、鉄筋コンクリートの壁に易々と穴を開けて、突然の襲撃に逃げ惑う
人々を次々と襲っていく。悪い冗談のようだった。阿鼻叫喚がそこにあった。
 しかし、街を守るプリティ戦士の防衛線は、既に突破されている。
 結果として、後方基地にいたプティットフォースが最後の砦だったが、彼女たちは仲良くこけた
だけで終わったし。獣人に嬲られる彼女たちに、まだ戦えと言うのも無理だろう。

 正義のヒロインが敗れた街は、ただ蹂躙されるしかないのだ。
 俺は、長く暮らした街が滅んでいく光景を、じっと目に焼き付けていった。
476 ◆gRbg2o77yE :2012/02/04(土) 18:03:11.26 ID:whTB2ntY
続きは気長にお待ちください。
ではまた。
477名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 04:01:15.31 ID:030SxTy2
怖ぇなおい…
478名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 07:03:20.80 ID:PdwlfX2s
ラクーンシティかw
479名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 23:26:32.36 ID:JV/0uYPs
まさかの救いなし?
480名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 23:32:01.56 ID:oC2MCMrD
次が投入されるフラグが立ったけど語り部が堕ちたから爆撃EDかな?
481名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 08:11:19.88 ID:3WkWmHpM
>>476
正直に言おう
GJです
ガチ暴力が伴う強姦、陵辱大好きなので普通に抜けますw
続き待ってる
482名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 20:40:30.78 ID:6U9/M+c5
>>475の続きを投下します。
リョナ、鬼畜を多く含みますのでご注意ください。
483 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:42:29.20 ID:6U9/M+c5

「みんな! きっと、プティットフォースが救助隊を呼んでくれてるから! 諦めちゃダメ!」

 プリティレッドの言葉も、今となっては虚しく感じるだけだった。
 頼りの美幼女戦隊プティットフォースは敗れ、住み慣れた街は滅亡に向かった。
 自分も獣化して助かる望みも消えた今、俺にできることは、やはりプリティガーディアンズの結末
を見届けることだと思う。工場跡の乱戦に視線を戻すことにした。
 他の獣人ではなく、俺の肉眼での観戦である。
 さっきのプティットフォースの敗北は、一瞬で俺の頭の中に流れ込んできた。彼女たちの結果を
知るのに数秒もかかっていない。まるで夢を見たようだった。
 しかし、それを知らないプリティレッドは、半壊した装甲を身につけて、今も戦い続けている。
 乳房も陰部も丸出しの、隠す部分を間違えたビキニのような格好だった。そして、内出血だらけ
の幼い肢体を走らせ、無残に腫れて血を流す顔で獣人を睨み、必死に斬りかかる。
 凛々しく仲間を励ますが、実戦経験がゼロの幼女部隊に全ての望みを託すぐらいだから、内面
は相当に追い詰められているのだろう。体力も限界らしく、運動量は明らかに落ちていた。
「みんな、どこにいるの! お願いだから返事をして! きゃあああっ!」
 胸元に振り下ろされた鋭い爪を回避し、レッドソードを振り回して敵を追い払う。
 まさに紙一重の差であり、今のタイミングはかなり危なかった。
 彼女の乳房がもう少しでも膨らんでいれば、爪で無残に切り裂かれていただろう。
 プリティレッドは必死で体勢を立て直して、動きのキレが鈍った剣を構える。獣人たちは幾重も壁
をなすようにして、彼女を取り囲んで、動きを封じ込めていく。
484 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:44:15.81 ID:6U9/M+c5
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
 戦闘の疲労とダメージで、プリティレッドは消耗を隠せなくなっている。
 天に恵まれた奇麗な顔は、無残な傷と消耗に曇らされているが、戦士の仮面と明るい髪も相成
り、まだ美しさを残していた。暴力に屈する直前の、際どい表情ではある。
 しかし、乳房や首に大量の汗を流し、疲労で小刻みに震えている両足や剣先は、まるで無力な
小動物そのものだ。砕かれて埃に塗れた防御装甲も、最早、最初の煌びやかさや強靭さは全く感
じられず、装着している幼いプリティ戦士の悲壮感を、殊更に煽るだけのものになっている。
 プリティガーディアンズ最後の戦士は、それでも必死に抵抗を続けた。
 対して、獣人が考えているのは、彼女が力尽きた後に違いない。
 敵のリーダーにして、頭抜けた美少女であるプリティレッドは名器なのか。アナルはどれぐらい締
まるだろう。舌と喉はどれだけ温かいのか。どんな嗚咽と悲鳴を漏らすのだろうか。
 ペニスを直立させた獣人の群れを見て、愛の戦士の表情は一気に蒼白に転じた。
「ま、まさか………うそ………いああああっ!」
 プリティレッドは羞恥で顔を歪めて、獣人から距離を置こうとした。
 同じくして、剣を持たない手で、性器や乳房を隠すも、とても片手で足りるものではない。
 性器を隠せば乳房が見え、乳房を隠れば割れ目が見えてしまう。内出血で腫れる乳房では淡い
突起が晒され、陰部のクレヴァスは湿り気を帯びた埃が張り付いている。
 彼女は知識として、自分が性暴力の餌食にされかけているのを、理解できるようだった。
 当然、愛の戦士と名乗りはしても、実際に性行為を経験した様子はない。
 プリティ戦士の凛々しい顔には、これまでの戦闘とは異なる動揺と恐怖が浮かんでいた。
485 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:46:27.77 ID:6U9/M+c5
 肉体も知識も健全に育てられた幼い少女は、四方八方から浴びせられる獣欲に対して、どう立
ち向かえば良いのかさえ分からない。どうやら装甲の復元もできないようである。
 そして、ついに獣人が、彼女の純潔を奪おうと襲い掛かった、そのとき、

「「プリティシールド………! リブート………!」」

 戦場に巨大なバリアが出現し、プリティレッドを包んでドーム状に展開する。
 襲い掛かる獣人を弾き飛ばした防御壁は、半透明の黄色と黒色の2層から成るらしい。
 これまで、プリティ戦士たちの戦闘で、ことごとく展開が失敗したプリティシールド。
 それが今、ほぼ同時に展開されて、しかも多重構造になって強度を増している。
 プリティレッドへの攻撃を見事に跳ね返しているバリアが、2枚のシールドが同時に展開できたタ
イミングと、多量の運に助けられて初めて成立する、奇跡的な技なのは疑いが無い。
 多分、一度解除して、もう一度同じようにやれと言っても、できないだろうね。
「あああっ! 無事だったのね! みんな!」
 プリティレッドは展開されたシールドを見て、飛び跳ねて歓喜の声を上げる。
 ドーム状のバリアの中で、プリティレッドといっしょに内包された2人のプリティ戦士。
 それは、勇気の戦士プリティブラックと、夢の戦士プリティイエローだった。彼女たちは、プリティ
レッドの危機を近くで察知し、彼女を助けたい一心で獣人の隙を突き、駆けつけたらしい。
 プリティシールドのリブートが成功するかは、きっと賭けだったのだろう。
486 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:47:29.77 ID:6U9/M+c5
 仲間と合流できて、プリティレッドに一瞬だけ笑みが浮かぶ。
 しかし、俺は知っている、合流した戦士たちがどのような目に遭っていたかを。
 実際、仲間の姿を見て、愛のプリティ戦士の笑顔は、すぐに消えてしまった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 戦闘では頼れる存在であったはずなのに。
 今は白濁液を垂らして震える、か細い肢体。
 黒く輝いたプリティ戦士の仮面は、ゲル状の精液に塗れて見る影も無かった。
 煌びやかな装甲は胸部に穴が開いて、赤色の血塊と黄色い脂肪を零している。
 砕けた腹部は内出血で黒く腫れ、大量の出血と獣の精液が、下腹部から太股に蜘蛛の巣のよう
に絡まっていた。殴られた顔は黒く腫れて血糊の汚れが激しく、歯の大半は折られている。
「………プリティレッド………逃げるぞ………はやく………」
 涙と血を流して発せられた声は、紛れも無くプリティブラックである。
 しかし、その姿は、男の子のように勇ましく、好戦的な勇気のプリティ戦士ではない。整った顔も、
やや成熟した乳房も、清らかだった肉体も、全てを蹂躙された少女がそこに立っていた。
 彼女の全身に付着している、そして、股から流れ出している精液には、5匹分の濃厚な獣臭が混
じっている。無残に貫かれた華奢な肢体は、更に4匹の獣人に弄ばれていた。
「プ、プリティブラック!? そんな! 嘘っ! どうして………! 酷い………!」
487 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:49:06.91 ID:6U9/M+c5
 プリティレッドの唇から漏れた声は、あまりのショックで激しく震えていた。
 全身に怪我を負い、大量の精液で濡れて泣いている仲間の姿を見て、何が起きたかを理解でき
ないわけがない。勇気のプリティ戦士は、戦いを挑んだ相手に何度もレイプされたのである。
 それはあまりに冷酷な現実だった。
 誰よりも誇り高く戦ってきた愛のプリティ戦士には、衝撃が大きすぎる光景だろう。
「こいつら、強すぎる………まるで歯が立たない………もう逃げるしか………」
 プリティブラックの涙と精液でドロドロになった表情に、男の子の気配は無かった。そこにいるの
は、それでも無事な仲間を残酷なレイプから逃がそうする、気高い少女だった。
 身も心も引き裂かれる陵辱を受け、プリティ戦士としての力は残されていないだろう。しかし、そ
れでも、彼女は勇気の戦士として、無様であっても、リーダーに撤退を進言した。
 あれだけ好戦的な彼女が、「逃げよう」と言った意味を、レッドは理解したはずである。
 ブラックの意見には、夢の戦士、プリティイエローも当然ながら賛成する。
「そうだよ………逃げよう………。プリティレッドが、無事で、良かった………」
 平静な声で話そうとしているのは、プリティレッドを心配させまいとしてだろう。
 天真爛漫とした幼顔は、両頬も、鼻梁や唇も切り裂かれて、無数の傷が大きく開き、表情さえ分
からない重傷だった。胸部装甲は剥がされ、肉が刻まれて骨が露出した箇所さえある。
 恥丘から肛門までは大きな裂傷として繋がっており、腹部や両足は精液と糞便で塗れて異臭を
放ち、脱肛した腸粘膜が尻尾のように垂れている。精液からは6匹の獣臭が漂っていた。
 幼い肢体に、なお心を幼くしてまで戦場に出た、夢のプリティ戦士。
 彼女は今、可愛らしくワイルドだった美顔も、未成熟だった乳房も、下腹部の性器や排泄孔まで、
原型を留めない程に無茶苦茶に潰されて、犯されて、ここに立っていた。
 女性と男性を区別できる箇所を、全て破壊されて、性別の把握さえ難しい惨状である。
488 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:50:50.00 ID:6U9/M+c5
「プリティイエローも、何てことなの……! クリスタルの治癒効果なら、たぶん1ヶ月ぐらいで治る
から……だから、気を確かに持って……!」
 肩を震わせるリーダーを前に、プリティイエローは苦痛を訴えなかった。
 あれだけ凄惨な目に遭ったのだから、彼女にも言いたいことはあるだろう。しかし、彼女はプリ
ティブラックの言葉をずっと聞いて、最後に撤退案に賛成しただけだった。
 自分が言うより、プリティブラックの言葉が良いと、理解しているかのように。
 なんだか、プリティ戦士内でのイエローの発言力が分かってしまい、少し胸が痛んだ。


 そして、そんな話をしている間も、獣人たちはバリアを破ろうと突進してきているが、今回の2重プ
リティシールドは強力らしく、今のところ破られる気配は無かった。
 しかし、獣人は能力調整もできる、規格外の生物である。バリアがいつまでも維持できるとは限
らないし、早急に脱出する必要があるだろう。まずは工場の外に出なければならない。
 それにしても、プリティガーディアンズに、ここから脱出できる希望が生じたことで。
 俺は心の底から、泣きそうなほどに安堵していた。
 プリティ戦士の誰かを蹴落としてでも救助されようとしたことへの懺悔もある。もう俺は助からな
いが、彼女たちはせめて、全員は不可能でも、何人かは助かって欲しかった。

 ………………………………………………………………
 ………………………
489 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:52:07.65 ID:6U9/M+c5
 プリティレッドたちが合流を果たしていた頃。
 並行して、あとるベルトコンベアの角では、獣人の怪力に蹂躙され、巨大なペニスで犯され続け
たプリティ戦士の光が、今まさに消えようとしていた。
 かつては、清廉潔白の顕現のような神性を持った、理知のプリティ戦士。
 異性と区別できない未熟な肢体と、純白の装甲と銀髪、白磁の肌に形創られた美しさ。さながら
中性的な天使のような彼女は、見るだけで斬られる刃物の鋭さもあった。
 しかし、今の彼女は、複数の獣人の欲望に穢された少女でしかない。
 巨躯の獣人は悠然と機械に腰をかけて、陰部にまたがらせたプリティホワイトの脇腹を掴み、幼
い肢体をリズミカルにペニスに打ち付けていた。彼女は獣人に背中を向けたまま、抵抗する力も尽
きていて、死体のように力の抜けた手足を垂らして、頭を上下に揺らされていた。
「………いや゛………や゛め゛………も゛う゛………あ゛あ゛あ゛………!」
 プリティホワイトは、乱れた銀髪を揺らし、精液の塊が張り付く顔で、短い悲鳴を上げる。
 身体中の至る箇所から、口からも、顎からも、髪からも、大量の精液を鍾乳洞のように垂らした
様は無残でしかなく、白磁の肌も薄汚れて、まるで便器のようだった。
 断裂した性器は肛門の裂傷と繋がり、肉塊や糞便が絡まる精液の塊が漏れていく。裂傷は体内
まで続いていて、子宮も原型を留めているか怪しいレベルである。
 上下に動かされる華奢な肢体は、大量の血液と精液で幾重にも塗り潰されていた。
 爪で潰された乳房から、脂肪が陰部まで流れ落ち、胴体から折れた骨が5本も飛び出していた。
両腕と両足は関節が増えたように折れ曲げられ、背中は肩から腰まで裂傷が開いている。
490 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:53:16.63 ID:6U9/M+c5
 プリティガーディアンズの中で、ただ1人、獣人に2度目の肉体強化をさせた彼女は、代償として
肉体は無茶苦茶に破壊され、ずっと怪力のままに犯され続けたのである。
 肢体に張り付いたアーマーの残骸と、幼顔に残る戦士の仮面だけが、彼女が正義のために戦っ
た、理知のプリティ戦士であることを、余りにも悲しく物語っている。
「い゛や゛あ゛あ゛………あ゛あ゛あ゛………う゛あ゛あ゛………」
 奇矯な言動も、感情を含まない戦士の意思も、今のプリティホワイトには無かった。
 激痛で焦点の合わない目を虚ろに彷徨わせ、与えられた苦しみに悲鳴を上げる。性器も乳房も
潰された彼女は、戦士としても女性としても、ただ泣き続けるだけだった。
 理知の戦士はしかし、敗北した末路を受け入れてはいない。
 逃れようとしている。力の無い肉体で、必死に地獄から逃げようとしていた。ただ、全身が動かな
いため、どうしようもなく、獣人の欲望の餌食にされるしかないのである。
 手足を折られた彼女が、自力で逃げ出すのは不可能だった。
 救出に来れる者がいない今、彼女は獣人に嬲られ続け、苦しめられ続けるしかないのだ。
 幼い少女に与えられた、戦士としての戦いの世界。
 それは、弱い者は肉体を無残に破壊され、欲望のまま汚される残酷な世界だけだった。
 彼女の言葉にあった、自分を必要としてくれた世界と、自分の正義の世界が崩壊するのは、彼女
にとっては終焉に等しいのかもしれない。もしも、俺の予想が当たっていて、彼女にプリティ戦士以
外の生活がいないのなら、もう彼女には何も残っていないのではないか。
 プリティホワイトは本物の人形のように虚ろになり、顔から苦悶の色さえ消えつつあった。しかし、
獣人は獲物の変化など気にせずに、深く彼女の下腹部を抉り続けた。
491 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:55:47.13 ID:6U9/M+c5
「あ゛あ゛………う゛あ゛………あ゛………………」
 プリティホワイトの肢体は、突然光の粒子に包まれて輝き始めた。それは、俺が最初に見た、彼
女たちが変身する際の、クリスタルの光に酷似しているものである。
 光が消えた後に現れたのは、三つ編みをしていた、地味な眼鏡の少女だった。
 理知のプリティ戦士に限界が訪れたことを、俺はようやく理解する。しかし、何と言うことだろうか、
陵辱されている最中で、プリティホワイトの変身は解けてしまったのだ。
「そ、そんな………! へんし、んが………っ! ごぼぐぼ………っ!」
 少女から漏れた悲痛な声は、すぐに吐血に呑み込まれて聞こえなくなる。
 変身時に受けたダメージは、多くが変身前の肉体にまで影響を及ぼしていた。
 割れた眼鏡をかけた端正な顔は、大量の精液で濡れていて、黒髪が張り付いている。
 半袖の運動着と紺色のブルマは、下着と共に裂けてボロ布と化していた。
 未発達の乳房は潰されたまま、性器と肛門も裂けたままで、獣人のペニスが突き入れられると、
骨が折れたボキリという音がはっきりと聞こえた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」
 理知のプリティ戦士である少女は、苦痛と屈辱に塗れた顔を凄惨に歪めた。
 弱った獲物を見て、獣人の群れは嘲笑を浴びせながら、彼女の末路を見届けようとする。
 強化された肉体を失った彼女は、獣人にまたがったまま上下に数回揺すられた。
 その度に、肢体が裂けて骨が折れる音が響き渡った。
 今の彼女の肉体は、年齢と同じだけの強さしかない。
 人間にさえ簡単に壊されてしまう、脆弱で幼い肉体のままで
 獣人とのセックスを強要されている。
492 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:57:17.96 ID:6U9/M+c5
 少女の絶叫が、獣の歓声に掻き消される。
 鳴り響く破壊音は、彼女の肉体が衝撃でバラバラになっていく音だ。
 それは、獣人に立ち向かったプリティ戦士の命が、儚く消えていく音でもある。
 幼い肢体はさらに、3度、4度と突き上げられた。
 大量の血を流して、骨が粉砕されていく。
 彼女の両足に、体内で圧壊された組織が流れ落ちていく。
 ペニスはドリルのように作用して、プリティホワイトの肢体を、物理的に削っていた。
 また突き上げられると、下腹部から大量の赤い液体が漏れていく。
 少女の口からは、もう言葉は何も発せられていない。
 本来の意味で処刑されるプリティ戦士の姿に、獣人の狂騒は極大となる。
 泣きながら苦痛に歪む彼女の顔に向けて、複数の獣人が射精し、大量の精液を浴びせた。少女
の表情が一瞬だけ、苦痛を忘れる屈辱に染まるも、獣の精液に塗り隠されてしまう。
 幼い肢体は、一際激しく、無抵抗に突き上げられた。
 精液で汚れた魔法のクリスタルが、音を立てて床に落下した。
 感度の良い獣人の耳が、少女の胸から心音が消えていくのを探知する。
 理知のプリティ戦士は、獣人のペニスと繋がったまま、幼い肢体を傾けていく。全身の力が完全
に抜けた肉体は、まるでゴム人形のように倒れそうになり、獣人に支えられた。
 抉られた胸から、心音は完全に消失している。


 彼女は、最後まで獣人のペニスに貫かれ、戦場から脱落した。
 幼いながらに戦場に立ったプリティ戦士の、あまりに無残な最初の戦死者だった。
 主力のプリティホワイトを失い、プリティガーディアンズの戦力は激減した。半人前のプティット
フォースを加えても、プリティ戦士は残り7人、まともに動けるのはプリティレッドのみ。
 俺はすぐに視界を切り替えた。

 ………………………………………………………………
 ………………………

「プリティレッド………? 今、何て言った………?」
 シールドを維持したまま、一直線に工場の出口に向かおうとしたプリティブラックとプリティ
イエローは、1人逆方向に進もうとしたプリティレッドに、その意図を尋ねていた。
 プリティガーディアンズのリーダーは、目に涙を浮かべて、プリティ戦士たちを見た。

「ブルーとホワイトを救出しないと………彼女たちを見捨るなんて………」
493 ◆gRbg2o77yE :2012/02/11(土) 20:59:05.06 ID:6U9/M+c5
続きは気長にお待ちください。
494名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 14:39:38.46 ID:co1vaBmc
つ い に 死 ん だ w


凄い!犯り殺しGJ!
心音が停止する描写が良かった
495名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 17:35:25.69 ID:LtthamJg
見捨てる勇気!
496名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 07:36:26.21 ID:21LymmOC
逃げれるとも思えんが
497名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 09:15:01.99 ID:MP27gWjP
ど、どうなるんだよ・・・!
498名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 13:16:40.22 ID:ldKTk1VS
通報した
499名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 21:53:26.78 ID:8veiiTtI
全滅エンドの予感
500名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 23:27:37.37 ID:kUdZ3Di+
まあ、作者が判明した時点でオチが読めちゃったってのはある
501名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:12:24.77 ID:vwihBjzh
爆撃ENDか…
502名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 11:48:47.15 ID:bbamTpGj
陰惨雷耶「間に合うものか…」
503名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 11:02:37.91 ID:6ACuKroo
爆撃エンドて何さ
504名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 12:09:49.37 ID:sR8xkJAB
氏の作品では情報の秘匿のため目撃者を消すためになら避難所に爆撃くらいは造作もない
505名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 13:36:14.64 ID:0zVjwZLZ
助けに行こうとした時にホワイトの波動が消えた。はありそう
それで意見が対立してブルーを見捨て逃げる派はエイリアンズVSプレデター2の街の中心部に集まった人みたいに爆弾でズドン
506名無しさん@ピンキー:2012/02/16(木) 23:32:59.25 ID:bzLaf+FM
「あなた・・・生きてたんだ・・・よかった・・・」

果たして、『それ』は本当に見知った仲間なのかな?(゚∀゚)
507 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 18:48:52.77 ID:iva7L8U2
>>492の続きを投下します。
リョナ、鬼畜を多く含みますのでご注意ください。
508 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 18:50:04.51 ID:iva7L8U2
「プリティレッド………? 今、何て言った………?」
 シールドを維持したまま、一直線に工場の出口に向かおうとしたプリティブラックとプリティ
イエローは、1人逆方向に進もうとしたプリティレッドに、その意図を尋ねていた。
 プリティガーディアンズのリーダーは、目に涙を浮かべて、プリティ戦士たちを見た。
「ブルーとホワイトを救出しないと………彼女たちを見捨るなんて………」
 流石の俺も、プリティレッドの意見には少し驚かされてしまった。
 イエローの表情は切り裂かれて判別できないが、リーダー言葉に傷ついた感じである。ブラック
も傷だらけの顔を歪めていて、不満を抱いたのは明らかだった。
 原因はきっと、可愛らしい顔や乳房を潰されて、性器や肛門が裂けるようなレイプを何度も経験
した少女たちと、そこまでの地獄を経験していない少女の、その違いだけなのだろう。
 結局のところ、奇麗事で飾っても意味が無いぐらい明白な理由。
 ブラックとイエローだって、仲間を見捨てたいとは考えていないはずだ。
 そもそも彼女たちは、プリティレッドの危機に呼応して、今のバリアを張れたのだから。仲間のた
めに、自分のとき以上の力を出せる少女たちが、どうして仲間を見捨てられるのか。
 それは、戦闘を続ければ、プリティガーディアンズが全滅するからだ。
 もう一度、獣人に捕らわれてしまえば、救助部隊を待っている時間に、きっとプリティ戦士は全員
が、肉体か精神が壊れるまで嬲られ続けて、朽ち果ててしまうだろう。
 プリティブラックとプリティイエローは、経験して理解している。
 どれだけ意思が強くても、戦士の使命感があっても、心だけは屈しまいとしても、獲物を純粋に
苦しめる暴虐には、心身ともに強化されたプリティ戦士でさえ、絶対に耐えられない。
509 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 18:52:36.27 ID:iva7L8U2
 情報を聞き出す目的の拷問ならば、まだ訓練で耐性もできるかもしれない。
 しかし、相手を痛めつけて、苦しめて、辱めて、その行為を悦ぶ、それだけに特化した悪意に対し
て、どれだけ強い正義の心やプライドを持っていても、勝ち目など最初から皆無なのだ。
 どれだけ耐えても、それを上回る苦痛で押し潰されるだけだ。
 しかし、まだ戦意を保ち、誇りと使命感に燃えた愛のプリティ戦士は、それを理解していない。
 身を穢される危機を感じつつも、実際の地獄を想像できていないから。
「プリティレッド………。ブルーたちの救出プランについて、2つ確認したいの………」
 絶句した勇気の戦士に代わり、口を開いたのは、プリティイエローだった。
 しかし、彼女の口調に、これまでの天真爛漫さは皆無である。自分の言葉こそが正しいと確信す
る、強い響きが存在していた。まるで、変身前のクラス委員長のときのような。
 プリティ戦士に変身時限定の、戦闘の恐怖を克服する目的で幼くなった精神ではない。
 変身前と同じ精神での、断固とした口調で。
 無知な存在から脱却して。
 豹変したプリティイエローに、プリティレッドは戸惑いの表情を浮かべる。
 夢の戦士は切り裂かれた顔を上げて、仮面下の双眸で真っ直ぐにプリティレッドを見据えた。今
までと異なり、強い意志と静かな怒りを宿した瞳に、リーダーの愛の戦士さえ気圧される。
 襲い掛かってくる危機を前にして、成長せざるを得なかったのだろう。
 プリティイエローはようやく、他のプリティ戦士に追いついたのだ。
 派手な外見も装飾も必要無く、仲間と同じ位置に立てたのだ。
「な、何かしら? プリティイエロごふっ!」
 プリティイエローの拳が、プリティレッドの肢体をくの字に曲げたのは同時だった。
510 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 18:57:25.05 ID:iva7L8U2
 愛の戦士の腫れた美顔が、口を半開きにして、仲間の黄色い戦士を見上げる。
 しかし、息ができないらしく、言葉も発せられずに、ずるずると崩れ落ちてしまった。獣人に蹴られ
ても元気だったプリティレッドがダウンするとか、不意打ちでどれだけ強く殴ったのだろう。
「腕を折られないで良かった………」
 自分が受けた責め苦を思い出して、夢の戦士は自嘲気味に嗤ったようだった。彼女は顔面と乳
房を蹂躙される代わりに、両腕だけは全く傷つけられていない。
 プリティレッドをダウンさせて話せなくしてから、彼女はようやく質問を開始した。
「1つは、ブルーとホワイトを発見して………どうやってシールドに入れるのか」
 それは重要な問題すぎて、俺は驚いてひっくり返りそうになった。
 プリティシールドは、どうやら仲間のプリティ戦士にも有効に働くらしい。
 確かに、ドーム状のバリアは出入り口など無いから、仲間を救出するには、バリアを解除して、戦
闘でブルーとホワイトの身柄を奪還し、また同じようにバリアを張り直すしかない。
 今の状況と戦力を考えると、それはとても難しい。さっき戦死したプリティホワイトの周りにいる獣
人は、ブラックやイエローが嬲られていた獣人よりも1回多く肉体強化をしているし。
 とても、同じようにバリアが展開できる条件が整うとは思えなかった。
「プリティイエロー、それは………」
「リーダーを座をかけて決闘した2人には、愚問よね………」
 何かを言おうとしていたブラックに、イエローは即座に言葉を被せて黙らせる。どうやら、彼女が
タイマンでレッドに負けた話は、ドッジボールとかではないようだった。
 プリティ戦士に変身して、プリティシールドを展開しての、戦闘行為らしい。
 実際にぶつかり合った2人なら、プリティ戦士同士でも、別の戦士のシールドに弾かれることは
知っているだろうと、プリティイエローは暗に言っているのだ。
511 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 19:05:13.33 ID:iva7L8U2
「もう1つ、プリティレッド、あれをどう思う………」
 イエローが指した先では、戦闘の初期で彼女たちが倒した獣人が倒れていた。
 しかし、致命傷と思われたその傷は明らかに再生していて、ゆっくりと動き出している。何という
ことだろう、プリティ戦士たちはあれだけ激しい戦闘で、1匹の獣人も倒せていなかった。
「今の私たちに、あの回復力を持つ敵の集団を、無力化できる戦力があるかしら?」
 肉体強化された獣人たちには、防戦一方だったプリティガーディアンズ。
 防御力も攻撃力でも、まるで敵わない、強大な怪物の大群を打ち倒すなど、夢のまた夢である。
 それは、ブルーたちを救出する戦闘で、勝ち目が無いという絶対的な証拠だった。
「時間が勿体無いから、回答はここでは聞かないわ………苦しくて話せないでしょうし………」
 彼女は血だらけの顔を緩めて、プリティレッドを助け起こし、肩を支えていく。自分が明らかに重
傷であるが、よろめくプリティレッドを労わるようにして、走り出した。
 プリティブラックも、逆方向からレッドを支えるようにして、それに続く。
「学校の基地と連絡を取って………救援部隊を呼んで………街の人たちの避難も………。反撃の
際には………実際に戦った、私たちが知っている情報も必要になる………」


「プリティ戦士の全滅だけは、回避しないといけない」


 プリティレッドの呼吸は回復したようだが、反論できず、黙って肩を震わせていた。
 形としては、レッドは反論しようとしたが、殴られて話せず、強引に連れられた形になっている。
 それは、大切な仲間であるブルーとホワイトの救出が、実行不可能だと認めたに等しい。
512 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 19:08:21.22 ID:iva7L8U2
 呼んでも反応が無い時点で、彼女たちが相当酷い仕打ちを受けているのは間違いない。救援部
隊を呼んで、態勢を立て直している間に、2人が責め殺されてしまうのは明らかだった。
 プリティガーディアンズは、戦士を2人も失ってしまった。
 自分が率いた美少女戦隊の無残な敗走に、レッドが何を思うのか、俺には分からなかった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 同じ頃、プリティブルーは遠く離れた場所で、獣人に囲まれて倒れていた。
 特大のペニスを挿入されて割られた下腹部からは、肉塊や汚物が漏れて赤黒い水溜りを成し
て、大量の精液と合流して、巨大な2色の海を形成している。背中やスリーブの装甲パーツは砕か
れて鋭い爪の痕が刻まれ、両足は足首が捻られて歪な向きで硬直している。
 精液塗れのサファイア色のボブカットにも、半壊して汚れたプリティアーマーにも、最早、かつて
の勇敢さと凛々しさは感じられなかった。明日、初デートのはずだった友情の戦士は、既に7匹の
獣人から精液の臭いを擦り付けられ、性器も肛門も抉り尽くされていた。
 途中で奪い合いが起きたのか、強化されたプリティ戦士の肉体だというのに、両腕は肩から抜
けて、遥か遠くに転がされている。切断面は黒い血を流して骨を露出させていた。
 トンファーで勇ましく獣人に挑んでいた姿は、もう遠い昔のように思える。肉体を引き裂かれ、何
度もレイプされ、友情のプリティ戦士の命が消えるのは、もう時間の問題だった。
513 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 19:09:51.37 ID:iva7L8U2
「………いや………だ………しぬの………」
 プリティブルーの口から漏れた言葉は、プリティ戦士ではなく、ただの幼い少女としての言葉だっ
た。戦士の仮面から覗く双眸は、失血と死の恐怖に怯えて、暗く濁っている。
 最早、視力が残っているかどうかも怪しいほど、焦点は合っていない。
 彼女の口は両頬とも大きく裂けていた。初期で負傷していたが、傷口から流れる精液の量からし
て、幼女戦士のプリティメロンのように、ペニスを無理に咥えさせられた結果だろう。
「プリティレッド………たすけに、きて………くれるよね………」
 親友でもあるプリティレッドによる救出。彼女はそれを最後の望みとしてすがり、人体破壊に等し
い暴力と陵辱に耐えてきた。助けに来てくれると、自分に言い聞かせるようにして。
「あし、た………応援してくれる………やくそく………でーと……デートなんだ………」
 混濁した意識の中で、プリティブルーは、明日のデートに思いを馳せていた。
 今頃はプリティレッドに選んでもらった服を着て、鏡の前でポーズを決めてみたり、明日のスケ
ジュールを再確認したり、明日の目標を考えたりしていたのだろう。
「………手を、つないで、歩くんだ………それ、が……あした、………くんと………いっしょに………
えへへ………明日は……たすけてくれる………デートだもん……だから……」
 全身に獣人の精液を浴びせられ、注がれ、プリティブルーは泣いていた。
 そんな彼女に近づいてきたのは、最初に幼い顔や乳房を蹂躙して、特大のペニスで下腹部を引
き裂いた獣人だった。ペニスは破瓜の血で、黒く汚れたままである。
 理由は不明だが、獣人はやはりプリティブルーにご執心のよう。
 しかし、幼い性器は今や原形を失い、ぐちゃぐちゃで挿れる場所さえ分からない。
514 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 19:12:15.00 ID:iva7L8U2
 華奢な肢体を獣欲で貪られ尽くされ、性器と肛門が潰れて肉塊になるまで突かれ続け、両腕
まで失った友情のプリティ戦士に、獣人は口で相手をさせようと決めたようだった。
 頭部を乱暴に掴みあげ、ペニスにあてがっていく。
 硬直した肉杭に、プリティブルーの唇から零れた涎がぽたりと落下した。
 蒼い戦士の仮面に守られた顔が、獣人の陰部に押しつけられる。
 そして、彼女の破れた頬を押し広げて、ファースト・キスも経験せずして大量に精液を注がれた口
に、獣のペニスが挿入された。太い肉の杭が、少女の喉を貫くように進んでいく。
「………ぐう………ぐ、ぐぼ………う、………あぶ………ぶ………」
 意識は明瞭でなくても、口内に侵入した巨大な異物に、プリティブルーは苦悶を漏らした。
 屈辱的な行為を強要されても、今の彼女はそれを跳ね返す力はもうない。薄汚れたサファイア色
の髪を掴まれて、小さな頭を獣人の陰部に埋めるようにして、ペニスをしゃぶらされる。
 既に限界だった彼女の心音は大きく乱れて、不規則に打ち始め、一気に小さくなった。


 不意に、ノイズが走るように視界は乱れる。
 視界では、プリティブルーが、硬く勃起したぺニスを口に押し込まれていた。
 これは、彼女を陵辱している獣人の視界である。
 力尽きたプリティブルーは、光に包まれて、ボブカットの少女に姿を戻していく。
 変身が解けても、腕は元に戻らず、下腹部も頬も裂けたままだった。ペニスを咥えた顎が音を立
てて外れ、血糊の化粧を施された幼い顔で、つぶらな双眸が苦痛に歪む。
 裂けた下腹部と、喪失した両腕の切断面から、大量の血が流れていく。それは、幼いプリティ戦士
の命が、身体の外に流れ出していく光景だった。
 傷だらけの顔で、ペニスを頬張ったまま、少女の瞳から光が消える。
 心音はもう聞こえなかった。
515 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 19:14:36.18 ID:iva7L8U2
 ………………………………………………………………
 ………………………


 同時に再び、ノイズが走る。


 それは、彼が人間の頃の記憶だった。
 彼女を執拗に攻撃し、処女を奪い、とどめをさした獣人の、小さな記憶。
 記憶の中で、プリティ戦士に変身していない、ボブカットの少女は。
 緊張で震えて半泣きになりながらも、想いを伝えてきた。



「あなたのことが、ずっと前から好きでした」



 彼にとっては、もう雑音でしかない。
 記憶の断片が流れて、消えた。


516 ◆gRbg2o77yE :2012/02/19(日) 19:15:02.19 ID:iva7L8U2
続きは気長にお待ちください。
517名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 19:36:25.28 ID:f4cAZ1aT
ああ、つまりこれは犯してた獣人は「……くん」だと…





救えねーw実は好きな者同士が結ばれていたという微妙に光明なような、でも死なしているという因業
518名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 23:07:08.14 ID:kKw6SYfB
実は告白された少年は、最初からブルーの身体目当てで告白にオーケーした鬼畜小学生だったかも知れんぞ
519名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 12:38:46.95 ID:8p+4avMT
獣人=彼氏として読むと、ブルーの話は別の意味でえぐい
520名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 03:22:42.14 ID:l9F+tRp5
残り6人の幼い戦士たちがどう惨殺されていくか楽しみで仕方ない。
順当に行けばレッドは一番、最後だろうし
521名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 18:42:39.98 ID:wo7Ljddw
獣人がクリスタルを回収して好みの一般人処女に強制装着して
不死身化させた上で肉便器化するというのはどうだろう。
522名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 08:53:21.16 ID:+Fjp5Rau
生き延びたブラックとイエローが死ぬとしたら再度、陵辱されるって目を覆いたくなる光景になるけど

現在進行形で犯されてる支援組は次回辺りで惨殺だろうか?。まずは進行してるのから捌くだろうし
523名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 22:11:42.59 ID:kGm61Ugq
語り手が精神的に同化して自発的に陵辱に参加するルートだと目の前の獲物に向かう気がする。
524名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 23:47:36.74 ID:jyqIcjqM
>>523
二人のクリスタルを拾って投げてあげるくらいの自我は残っていて欲しい物だ
525名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 23:59:37.66 ID:94kAnGYM
作者が作者だけに、全滅エンドは確定かなと思ってる
526名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 08:47:48.32 ID:KlizVaBv
ゴキブリとか蛆とかまだ出てきてないんで内心ちょっとビビってたりする
あれはハードルが高い
527 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:14:17.89 ID:4Di4Yw/u
>>515の続きを投下します。
鬼畜、リョナを大量に含みますのでご注意ください。
528 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:16:52.91 ID:4Di4Yw/u
 工場の奥、獣人の巣窟と化した冷たい場所にて。
 プリティホワイトとプリティブルーの、半裸の遺体は、乱暴に引き起こされいた。
 薄く目を開けたまま弛緩した肢体には、まだ温もりが残されている。獣人は少女たちの半開きの
口や、精液を垂らした性器に己のペニスをあてがい、今までと同じように交わり始めた。
 プリティホワイトの遺体は、順番を待っていた次の獣人、プリティブルーの遺体は、彼女に固執
する件の獣人の下腹部で、首や頭を掴まれて、激しく揺さぶられていく。
 少女たちの華奢な肢体は、もう悲鳴を発することもない。
 ペニスが体内に突き入れられる水音だけが、虚しく木霊するのみ。
 異形の獣たちに敗北した幼いプリティ戦士たちは、生前だけでなく、遺体までも獣欲の餌食にさ
れて弄ばれていた。安らかに眠ることすら許さないとばかりに、蹂躙は続いていく。


「大丈夫………これなら脱出は可能だわ………!」
 プリティイエローの声に、プリティレッドとプリティブラックは無言で頷く。
 3人になったプリティガーディアンズは、工場の出口に向かっていた。
 半透明のバリアは、外側にプリティブラックの黒いシールド、内側にプリティイエローの黄色い
シールドが重なり合い、襲い来る獣人を次々と吹き飛ばしていく。追撃には、プリティホワイトを
襲っていた、2回肉体強化をしている個体もいたが、同じように吹き飛ばされていた。
 そして、反発は相当なものらしく、吹き飛ばされた獣人は卒倒して起き上がることもできない。
 2回肉体強化したホワイト組の個体でさえ、である。
 そして、肉体強化も打ち止めらしく、それ以上の強化を行う者もいない。
 3人のプリティ戦士は、あまりに遅すぎるが、獣人に対抗できる防御力を得られたのだ。
529 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:19:09.56 ID:4Di4Yw/u
「工場の出口だ………!」
 出口を壁ごと突き破るようにして、プリティ戦士たちは工場の外に脱出していった。
 俺も他の獣人といっしょにとりあえず後を追うことにする。彼女たちを襲ったりはしないよ。もう少
しは大丈夫だというのが自分の中での評価だ。ホワイトとブルーの遺品であるクリスタルは回収し
ようと思ったけれど、他の獣人に蹴られて飛んでいったのか、発見することはできなかった。
 俺は、他の獣人といっしょに走り出す。
 こうやってみると、本当に獣人の仲間になっちゃたんだなあと実感するよ。
 これまで窓越しにしか見えなかった外の光景。獣臭いフロアから脱出して、久々に新鮮の空気を
吸い込もうと思いながら、出口を越える。
 しかし、俺の肺腑に取り込まれたのは、
 様々な物が燃焼して発生した悪臭だった。
 そして、何と、出口からすぐの場所に、プリティ戦士たちのバリアがあった。
 立ち尽くしているプリティレッドたちの背中を見ながら、俺は悲鳴を上げそうになる。
 おっと! これは危ない! マジ危ないって!
 すぐ前にあるバリアにぶつかったら、俺も卒倒してしまうではないか。
 しかし、後ろからも獣人は来ていて、みんな狭い出口に集結しているため、背中を押されてしまう。
 俺より前にいる獣人は、どんどんバリアにぶつかって吹き飛ばされていくし、満員電車で身動き
取れないまま崖に向けて流されているような状況だった。プリティーガーディアンズも、出口から少
し進んだぐらいの場所で止らないで欲しい。プリティレッド、早く前に行ってくれ!
 しかし、プリティ戦士たちは立ち尽くしたまま、動こうとしない。
530 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:21:14.64 ID:4Di4Yw/u
 こうなったら、仕方が無い。
 俺は全力で地面を蹴って、転がるようにして横に飛んだ。途中、何匹かの獣人にぶつかってボ
ウリングみたいに倒してしまったけれど、状況が状況だけに許して欲しい。
 まったく、せっかく逃げられたのに、彼女たちはどうして立ち止まっているのだ。
 俺は立ち上がり、ふと街のほうを見て、すぐに状況を理解した。


 丘に阻まれて直接見えないが、街は燃えていた。
 街がある方角から黒い煙が何十本も立ち昇り、風に流されてくる。


 えーと、もうあれほど黒煙が上がるほどに破壊されてしまったのだろうか。
 そういえば、後援基地が壊滅した時をちょっと思い出してみる。
 襲われたプティットフォースはちょうど変身したところで、作戦開始の準備段階みたいだった。ほ
ぼ同時に獣人は街に流れ込んだけれど、あの時点で作戦は始まっていないとすると、うーむ、プ
リティレッドとプリティブルーが工場に着いたぐらいで、街は既に襲撃されていたのか。
 そうなると、俺が隠れている前で、プリティ戦士たちがガールズトークをしていたとき、既にプ
ティットフォースは敗北し、街は蹂躙されていたことになる。そう考えるしかない。
 かなり時間が経過したような気がするけれど、プリティ戦士の5人が工場に揃ってから現時点ま
で、現実はトーク・戦闘・レイプを含めて1〜2時間ぐらいの時間スケールだからね。
 ともかく、プリティ戦士たちは、自分たちの街を守れなかったわけである。
531 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:23:21.83 ID:4Di4Yw/u
「そんな………私たちの街が………」
 呆けてしまったプリティレッドに、ブラックもイエローも言葉は無い。
 工場周辺の一帯は獣人だらけで、どこに行っても黒い巨躯がうじゃうじゃしていた。
 最初に工場を包囲していた獣人は、100匹程度だと思うけれど、今は工場周辺で500〜600匹
は優にいる。街からこちらに合流されると、数千匹まで膨れ上がることも考えられた。
 獣人の大群は一帯を埋め尽くして黒い海のようで、工場から脱出したプリティ戦士たちを守るバ
リアは、暗い大海原で荒波に揉まれるゴムボートのように儚いものだ。
 ドーム型プリティシールドに、何十匹もの獣人が押し寄せては弾き飛ばされていく。
 防御力は問題ないが、内部にいるプリティイエローやブラックたちは、あまりの戦力差に打ちの
めされていた。今のプリティ戦士では倒せない敵が、数百匹もいるのだから当然だろう。
「どんな状態でも、他に逃げる場所は無いし、街に進むしかないわ………」
 イエローの言葉で、プリティ戦士3人を内包したバリアは、ようやく獣人の大群の中を進み始め
た。しかし、獣人の隙間から、ちらりと見えた物体に、プリティレッドの足が再び止まった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

「あれは……何……? もしかして、人間……?」
 ブラックとイエローも立ち止まり、レッドに前に進むよう促した。
 しかし、彼女たちも異常に気付いたのだろう。リーダーの視線を目で追っていく。
 このまま進めば、獣人の包囲から脱出できるのに、それでも歩を止めてしまう光景。
532 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:26:07.85 ID:4Di4Yw/u
 プリティブルーとプリティホワイトの救助を諦めて掴んだ脱出のチャンスで、それでも足を止めて
しまう光景とは果たして何なのか、俺も急いでレッドの視線を追いかけた。
 プリティレッドの視線の先では、小さな肢体が獣人に運ばれている。
 3つの華奢な肢体は、頭の頂上から爪先まで泥に塗れていた。
 泥汚れの上には、傷から溢れた血液や脂肪と獣人の精液が融合したゲル状の汚塊が張り付き、
全身を赤黒い接着剤で塗り固められたかのよう。生臭い精臭と鉄臭を放つ粘液が、犠牲者たちの
両腕、両足、下腹部、背中、胸部、小さな顔や髪の毛からも垂れている。
 体型からして男女の差異がほとんど無い幼い年齢らしく、外見では男か女かも分からない。
 犠牲者たちは、泥濘の中で全身を切り裂かれ、輪姦されたような凄惨な姿である。微かに聞こえ
てくる掠れた呻き声は、全身を蝕む苦痛を訴えている悲痛なものだ。
 おそらくは、獣人に捕らわれて蹂躙されたのだろう。あまりに残酷な光景に、バリア内にいるプリ
ティ戦士たちが凍り付くのも当然の衝撃が、確かにそこに存在していた。
 プリティレッドたちに、哀れな3人の犠牲者が近づいてくる。
 俺はここでようやく、哀れな犠牲者たちが誰なのか気付いた。
 ここまで観察しなければ気付けないほどに、その姿は変わり果てていたのである。
 しかし、彼女たちのことを忘れることなど、できるはずがない。
 細い肢体と強靭な装甲が融合し、幼いながらに勇敢でとても凛々しかった姿。
 しかし、怪物に立ち向かう戦士としては、年齢も肉体も歪すぎた、3人の幼女戦士。
 獣人の群れに敗れ、容赦無く肉体を傷つけられ、無残にレイプされながらも、最後は仲間の絆を
武器にして、残酷な暴力と獣欲に立ち向かっていた姿が思い出される。
533 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:27:45.02 ID:4Di4Yw/u

「あれはプティットフォースだわ! ローズとピーチとメロンよ!」

 プリティレッドはただ悲鳴を上げるしかなかった。声は震えていて、高低がおかしい程に引き攣っ
ている。ブラックとイエローも愕然として、獣人に運ばれてくる美幼女戦隊を見た。
 彼女たちはようやく、救援を望んだプリティガーディアンズと合流を果たしたのである。
 血糊や精液だらけで分かり難いが、金属装甲や毛髪のカラーで、誰が誰だか判別できた。
 情熱のプリティローズ。信念のプリティメロン。希望のプリティピーチ。
 プリティアーマーは大半が剥ぎ取られ、胴体や手足の一部に残るのみ。
 幼い肢体は、切り裂かれ、殴られ、砕かれ、泥や精液を擦り込まれ、傷の無い箇所が無かった。
全員とも手足を捻られ、関節から折れた骨が飛び出して、抵抗も逃走もできなくされている。
 最初に傷つけられていた未成熟な乳房は、今は破壊されて原型すら無い。
 ローズの乳房は踏み躙られて、装甲の破片といっしょに胸板に張り付いたままだし、メロンの乳
房は胸板ごと抉られて欠損しており、ピーチは切り刻まれ続けて血肉の塊と化していた。
「ああ! 何てことをっ! どうして、そんな酷いことができるのよ!」
 バリアから飛び出しそうになるプリティレッドを、ブラックとイエローが必死に押さえる。
 美幼女戦隊の3人も、敗走してきた本隊のプリティ戦士たちに気付いたようである。呻き声に混
じり、息も絶え絶えに呟かれる声が、プリティレッドたちの耳に届いていく。
534 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:29:54.21 ID:4Di4Yw/u
「プリティ戦士に、なれたのに………街、守れ………なくて………」
 無残に腫れていたプリティピーチの顔は、爪で切り裂かれて強引に血を抜かれていた。
 戦士の仮面も失われた素顔であり、顔の奥が骨折して歪んでいる。口にペニスを入れられたら
しく、唇は両頬まで裂けたまま精液を垂らして、痛々しい無念の表情を震わせた。
「ごめんな、さい………できなくて………ごめんなさい………街が………」
 素顔のプリティメロンは、唇は両頬まで裂けたまま、顔に大量の恥垢を擦り付けられていた。
 最初の責めから清掃道具にされ続けたらしく、汚れたペニスに擦られ続けた幼顔は大半の皮が
剥がれ落ちていて、露出した肉断面や無事な皮裏まで恥垢だらけである。
「2人は、悪く、ないんです………私が、全部………みんな、私のせいで………」
 プリティローズは、鼻梁が削ぎ落とされたまま、両頬も穴が開いたように裂けていた。
 顔中に歯形の痕が付けられ、波打っていた髪は毟られて、禿頭に近い状態である。左目は顔を
噛まれた際に潰されたようで、赤黒い空洞と化した眼窩から、血を涙のように流していた。
 初陣に臨み、勇気と使命感に満ちていた幼女戦士たちは、うわ言のように謝り続ける。
 先輩であり仲間でもあるプリティレッドたちに、そして街の人々に。
 後援基地から少し行けば、街が一望できる丘がある。街防衛の最終ラインになってしまった美幼
女戦隊は、獣人に嬲られながら、街が蹂躙されていく光景を見せられたのだろう。
 自分たちが負けたから街が破壊されていく。住民が襲われていく。
 初陣の幼女戦士たちは、レイプされながらそう思ったに違いない。
 獣人の物量を考えれば、たった8人のプリティ戦士で街を防衛することは不可能であるが、それ
でも、彼女たちは自分を許せるほど器用な性格には思えなかった。
 俺はとんでもない誤解をしていたことを、今さらながら思い知らされる。獣人に襲われていると
き、もう彼女たちに戦うのは無理だと思ったが、それは大きな間違いだったのだ。
535 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:31:54.81 ID:4Di4Yw/u
 陵辱されていたプリティガーディアンズとは、比べ物にならない。
 プティットフォースの全身に刻まれた凄惨な傷痕は、紛れも無い、戦闘によるものだ。
 初陣の幼女戦士たちは、「自分たちのせいで」滅んでいく街の光景に見せられて、獣人の大群と
戦い続けたのだろう。彼女たちは、戦いを諦めることさえ、自分に許さなかったのだ。
 彼女たちは、あれからもずっと、獣人に立ち向かい続けたのだ。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 一方、獣人の作戦はおそらく、嬲り者にされている仲間を見れば、レッドたちがバリアから出て助
けに来ると考えての、狡猾かつ陰険なものだったのだろう。
 しかし、それが効果が無いとみるや、プティットフォースの3人の両脇に立った。
 そして、折れて骨が飛び出した短い足を、ゆっくりと左右に開いていく。
 仲良く並んでいるのは、貫かれた性器も同じ。
 3人の下腹部は、丸太でも突き刺されたように割れて、裂傷が腹部に届いていた。
 両足が付け根から落下しないか心配になるほどの、巨大な傷。
 その傷が今、プリティガーディアンズの前で開かれていく。
 性器を晒されることに、プティットフォースは肩を震わせるが、抵抗は不可能だった。
 今は抉られて無残に裂けた、下腹部の幼い唇が開帳される。
 次の瞬間、彼女たちの性器を見てしまったことに激しく後悔した。
 大きく抉れて肛門と繋がる幼女戦士の性器には、大量の尖石や、折れた木の枝や、後援基地
のテントに使われていた鉄筋が、ゴミ箱にゴミを押し込んだかのように捻じ込まれていた。
536 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:33:34.64 ID:4Di4Yw/u
 性器に押し込まれた大量の異物は、明白な拷問の痕跡である。
 女性の聖域を、尖った石や木の枝で埋められていく激痛と屈辱がどれほどのものか、俺には想
像もつかない。しかし、泣き叫ぶ獲物に悦んでいる獣人の姿は容易に想像できた。
 同時に、獣人の拷問は知的な面も覗わせる。
 炎上したテントから回収した鉄筋を突き刺したのは、どうやら傷口を焼いて止血する意味もある
らしい。よく観察すると、プティットフォースの3人は、全身に同様の止血の痕があった。
 幼すぎる彼女たちの肉体は、何回も繰り返される獣人のセックスや責めに耐えられない。
 だから獣人は、獲物が死なないように、止血をしながら蹂躙したのである。もしも、あの場で焼け
た鉄筋を見て思いついたのなら、おぞましいほどの学習能力というしかなかった。
 傷を焼かれて止血されながら、全身を傷つけられ、下腹部や喉をペニスで貫かれ、それでも心
が折れることさえ許されずに、戦い続けることがどれだけの苦しみなのか。
 初陣の美幼女戦隊がどれだけの地獄を見たのか、俺には想像すらできない。
「私たちは、自力で脱出します………だから、早く逃げて………ぐうっ! ごぶ……っ!」
 プティットフォースの存在が、プリティガーディアンズの足枷にされていると気付いたプリティロー
ズの言葉は、巨大な獣の手で遮断されてしまう。
「酷い! 酷いわ! こんなの酷すぎるわ! どうして、こんな………」
 プティットフォースの悲愴な勇姿を見て、プリティレッドはヒザを折って号泣した。イエローとブラッ
クも凄惨な光景に呑まれて、思考が停止してしまっているようである。
「このままじゃ、あいつらまで、殺されちまう………!」
「でも、今の私たちじゃ、どうしようも………」
 泣きながらすがり付いてくるブラックに、イエローも涙を流しながら震えるしかできない。
537 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:35:04.59 ID:4Di4Yw/u
 姿が見えなかったブルーやホワイトとは、状況が全く違う。
 バリアの外で、生きている仲間が3人も嬲り殺しにされかけている。生きているのを確認した以
上、前のように見捨てていくのは、今のプリティ戦士たちには無理だろう。
「イエロー! 早くしないとプティットフォースが! 何か作戦は無いの!?」
「分かってるけど………! プリティシールドの外に出たら、勝ち目は無いわ………!」
 錯乱寸前のリーダーは、先程は冷静に状況を判断したイエローに助けを求める。しかし、彼女と
て眼前で生きている仲間を見殺しにはできないが、助ける手段は思いつかない。
「やめてくれ………! 私たちの負けだよっ! だから、もう止めてくれよおお!」
 ブラックは精神が参りつつあるようで、バリア越しに号泣しながら幼女戦士たちを見る。
 獣人とはいえ元は人間であり、狩りに残酷で狡猾な搦め手を用いてきた。悪魔の如き容赦ない
揺さぶりに、バリア内の幼いプリティ戦士たちは翻弄されるしかない。
 しかし、このとき既に、獣人は作戦を別の方法に切り替えていた。

「え………っ?」

 獣人はいきなり、捕えていた幼女戦士たちを放り投げた。
 何が起きたか一瞬では理解できず、プリティブラックは短い驚きの声を漏らす。
 彼女の視界には、プティットフォースの3戦士が、回転しながら飛んでくる光景が映ったはずであ
る。正確には、彼女が展開している、2重バリアの外殻に向けて、であるが。

 触れただけで、肉体強化した獣人でも卒倒する衝撃を受ける強力なシールドに、
 瀕死の幼女戦士の肢体が3つ、放物線を描いて吸い込まれていく……。
538 ◆gRbg2o77yE :2012/02/25(土) 20:35:23.53 ID:4Di4Yw/u
続きは気長にお待ちください。
539名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 14:01:44.56 ID:YPHTPMJi
ブルーとホワイトは早く死ねて幸せだった・・・
540名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 18:17:59.86 ID:wDSKhW5c
まさかの地人ミサイル…
541名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 20:30:21.22 ID:upTrHBRm
オーフェンとか懐いなw
散々汚しぬかれて変身能力を失ったレッドがプティットフォースの死に様を見る事によって、
「色々あって見失っちゃってたけど、ようやく見せてあげられそうね」
「これが私よ」
って再変身とかするのか…



まあ多分そこまで盛り上げても簡単に負けちゃうんだろうけど
542名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 21:41:35.97 ID:wDSKhW5c
確かに作者の作風だと
キレたレッドが暴走して異形の開放状態になっても物量で潰されるだろう
543名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 23:12:12.31 ID:pzhVyMSB
プティットフォースって本当に役に立たないな
544名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 23:17:26.52 ID:UT/2olmc
誰も何の役にも立っていない
545名無しさん@ピンキー:2012/02/28(火) 11:20:37.25 ID:WapypBZs
俺のチンコの役には立ってるよ!
546名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 21:17:41.69 ID:gpfQf7ny
獣人になっちゃった語り部に期待
547名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 22:27:03.87 ID:PlPxFLXS
プティットフォースをキャッチして助けるとかか
548名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 00:47:41.51 ID:/Vo2SRAM
ないな
キャッチしてそのまま連れ出して逃げている間に、獣欲に負けて壊し始めるとかなら考えられるな
549名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 08:45:04.61 ID:jtdH7Ez2
獣人化した語り部はレッドのトドメ担当と予想。
度重なる仲間の最後にキレてバーサーカー(狂戦士)化して周辺に居る獣人の半数を虐殺するもエネルギー切れ
そこに獣人化した語り部が登場し陵辱開始。それに呼応し群がる他の獣人
550名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 23:20:24.14 ID:O8OFz/ia
バリア解いてプティットフォースを助けるかって?
そんな判断間に合うのか?

折角の戦利品殺すわけない?
あいつら、死体でも一向にかまわん連中だぞ?
551名無しさん@ピンキー:2012/03/02(金) 08:58:09.90 ID:3wxPT7q4
獣人は精神リンクしてるから、まだ正常な人格を保っている語り部さんが一世一代のハッキングをかけて一斉マインドボムする大団円だよ
552名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 00:40:51.95 ID:Ta6S130e
「・・・くん」がブルーを頃したのは何故なんだぜ?
553名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 00:44:08.20 ID:pky572CL
なんて無粋な質問をする奴だ・・・
554 ◆gRbg2o77yE :2012/03/03(土) 20:51:02.82 ID:H6IakdyL
>>537の続きを投下します。
鬼畜、リョナを大量に含みますのでご注意ください。
555 ◆gRbg2o77yE :2012/03/03(土) 20:52:58.94 ID:H6IakdyL
 触れただけで、肉体強化した獣人でも卒倒する衝撃を受ける強力なシールドに、瀕死の幼女戦
士の肢体が3つ、放物線を描いて吸い込まれていく。ブラックの悲鳴、イエローの叫び声、そして、
レッドの絶望の声が奇麗に重なる中、ドーム状のバリアは彼女たちに迫る。
 空中で舞う幼女戦士たちも、眼前に迫る危機に、破壊された幼顔を悲痛に歪ませた。
 切り刻まれたプリティピーチと、皮が剥げて恥垢塗れのプリティメロンが恐怖に染まる中、リー
ダーのプリティローズは、自分の部隊の戦士たちを助けようと、消えかけた声を振り絞る。
「ピーチ! メロン! 諦めちゃダメよ! もう一度、プリティシールドを張るのよ!」
 久々に聞いた気がする、美幼女戦隊のリーダーの声。
 命を燃やすようにして搾り出された明瞭な言葉は、確かにプリティ戦士たちの耳に届いたことだ
ろう。確かに、ここでバリアを張り直せば、衝撃は相殺できるかもしれない。
 しかし、ローズの顔を見れば、それが不可能なのは明らかだ。
 獣人に手も足も出ずに敗れた、情熱のプリティ戦士の表情を見れば。
 毛髪の大半を失い、鼻梁を失い、左目を失い、頬を裂かれて、凛々しくも可愛らしい顔を根こそぎ
暴力で奪われた顔を見れば。踏みされた乳房を見れば。全身を潰されて切り刻まれた傷を見れ
ば、何匹もの獣人に貫かれは止血されを繰り返されて無残に裂けた性器を見れば。
 バリアが張れるなら、もっと早い段階で張れているだろう。
 奇蹟が起きないことは、プティットフォースが一番理解しているはずなのだが。
 しかし、眼前で街を蹂躙され、幼女としても戦士としても尊厳を踏み躙られ、プリティガーディアン
ズを揺さぶる人質にされ、死よりも辛い屈辱を味わい続け、それでも、
 きっと生き恥を晒す覚悟で、プリティピーチとプリティメロンは、最後の力を振り絞った。

「「「プリティシールド!!! リブート!!!」」」
556 ◆gRbg2o77yE :2012/03/03(土) 20:55:12.43 ID:H6IakdyL

 気持ちを1つにして声を重ねながら、幼女戦士たちはドーム状のバリアに落下した。
 奇蹟は何も起きず、プリティシールドは復活しなかった。
 プリティローズとプリティメロンとプリティピーチの裂けた唇から、悲鳴と嗚咽と言語にすらならな
い絶叫が溶け合う壮絶な声塊が吐き出され、幼すぎる肢体が風船が爆ぜるような音を立ててバリ
アから吹き飛び、曲芸飛行のように血煙を撒き散らしながら落下した。
 彼女たちの小さな性器に捻じ込まれた異物が衝撃で吹き出す。
 裂けた唇や割れた下腹部から獣人の精液が飛び散り、すぐに大量の血液に変わる。僅かに
残されたプリティアーマーの残骸は粉々に砕けて、彼女たちの肢体から脱落した。
 それは悪夢という言葉すら生温い、地獄絵図そのもの。
 味方のバリアに弾かれて、初陣の戦士たちは大きな傷を負った。
 バリア内部のプリティ戦士は衝撃に打ちのめされ、獣人の群れは大笑してそれを見る。
 呆然と光景を見つめるブラック、ヒザを追って号泣するレッド、俯いて静かに泣くイエロー。自分た
ちのバリアで仲間に重傷を負わせた事実は、美少女戦隊を容赦なく追い詰めていく。
 まるで最初に投げられた映像を巻き戻しするようにして、幼女戦士たちの肢体は再び獣人の手
に落ちた。3人とも感電したように激しく痙攣しているが生きている。小刻みに短い呻き声を上げる
だけで、意識は混濁しているようだが、それでも彼女たちはまだ生きている。
 しかし、その肢体はゆっくりと光に包まれて姿を変えていった
 彼女たちからクリスタルが落下して足元に転がる。
 獣人に再度捕らわれたプティットフォースは、煌びやかな装甲に抱擁されるプリティ戦士から、ボ
ロ布と化した運動着を血塗れの肢体に張り付けた、脆弱な幼女に戻ってしまっていた。
557 ◆gRbg2o77yE :2012/03/03(土) 20:57:05.20 ID:H6IakdyL
「う゛、あ゛あ………そんな………こんなときに………」
「変身が………解け、ちゃった………」
「クリスタルの………エネルギーがもう………」
 強化された肉体を失った幼女戦士たちは、短い手足から骨が飛び出したままで、肢体に張り付い
た体操服は、赤黒く変色した雑巾のようだった。裂けたブルマと破れたパンツが垂れる下腹部は変
身時と同じ範囲が大きく裂かれたまま、乳房も無残に破壊されたままである。
 アニメキャラが描かれていたソックスや運動靴は、精液や血液で真っ黒だった。
 毛髪はエメラルドやピンクから黒色に戻るも、全身に付着した血塊と精液の汚辱に塗り固められ
たままで、裂かれ抉られた顔にも同様の醜悪な化粧が施されている。
 かつて、後援基地で見た変身前の可愛らしさなど微塵も残されてない悲愴な姿は、戦闘で加え
られた暴力と陵辱の凄まじさを物語っていた。変身時のダメージの大部分は肉体に残るらしく、今
も彼女たちの体内からは、内臓が破裂する音や、骨格が潰れる音が響いてくる。
 幼い肉体は、受けたダメージに耐えられずに自壊しつつあるのだ。
 そもそも、普通の少女ならば10回以上は死んでいるだけの傷である。肉体強化の効果が無けれ
ば、バラバラになっていておかしくないぐらい痛めつけられているだろう。
 自壊する3人の戦士を、獣人の群れは見下ろして包囲した。
 自分たちに挑んできた幼女戦士たちを、彼らはそのまま死なせはしない。
 裂けた下腹部や乳房や幼顔から体液と粘液の氷柱を垂れ流し、折れた腕を掴まれて吊るし上げ
られる彼女たちに、硬く反り立つ獣人のペニスが近づけられた。もう放置しておいても長くは生きら
れない美幼女戦隊を、死ぬ瞬間まで苦しめ、屈辱を与えるつもりなのだろう。
558 ◆gRbg2o77yE :2012/03/03(土) 20:59:12.86 ID:H6IakdyL
 ローズの恐怖を煽るように、ペニスを口元や抉れた鼻に近づけた。
 散々いたぶられた彼女たちにとって、それは恐怖の象徴だろう。ピーチの切り刻まれた顔にも、
メロンの肌が剥けた顔にも、黒光りする獣人の生殖器が押し付けられる。
 そして、亀頭で血糊塗れの顔をぐにぐにと押して、彼女たちの感触を愉しんでいた。
 変身が解けた幼女たちには、それは自分を食い破る怪物である。
「………………」「………………」
 プリティメロンとプリティピーチは、言葉を発する余力も無くなったらしく、ただ自分を殺す怪物の
性器を見て涙を浮かべた。幼すぎる双眸に浮かぶ光は、戦士の屈辱と無念で溢れていた。
「きっと、別のプリティ戦士が………お前たちを………」
 プリティローズの最後の言葉を聞かずに、獣人たちは彼女たちの小さな身体を持ち上げて、禍々
しく直立したペニスにあてがい、躊躇うことなくその肢体に捻じ込んだ。
 まるで深呼吸をするかのように自然に、獣人のペニスが彼女たちの体内に消える。
 クリスタルによる肉体強化の加護が消えた今、もう陵辱に耐える術は無い。
 悲鳴を上げる力も無い幼女たちの肢体から、肉が裂けていく音が響き渡った。
 ペニスを突き入れられたプリティピーチは、下腹部の裂傷を広げられ、底が抜けたバケツのよう
に股から血塊を吐き出した。突き上げられて上下する肢体は腹部から不自然に折れ、殴られ続け
た幼顔には苦悶が張り付き、内臓の破裂音や骨が砕ける音に、胸の鼓動が掻き消される。
 プリティメロンは、喉にペニスを突き入れられる。やはり恥垢の塊のような汚物のペニスで、死に
化粧のように顔中に垢を擦り付けられた後、柔らかい顎を外されて、喉まで一気に貫かれた。皮を
剥がれた表情に黄ばんだ垢だらけにして、呼吸もままならない状態でペニスを咥え続ける。
559 ◆gRbg2o77yE :2012/03/03(土) 21:02:37.85 ID:H6IakdyL
 全く反応しない幼いプリティ戦士たちを、さらに獣人は激しく抉り続ける。未成熟な肢体を、傷め
つけ続け、最後まで汚し続け、きっと死んだ後もそれを続けるのだろう。
 あまりに悲惨で、何の救いも無い、それがプティットフォースの最後の姿。
「プリティピーチ………! プリティメロン………!」
 股を腹まで裂かれ、顎を耳まで裂かれて陵辱される仲間の戦士たちに、プリティローズは腕を折
られて手を伸ばすことさえできず、最後の力で名前を呼んだ。鼻や片目を失った無様なリーダーの
姿に、獣人はただ嘲笑を浴びせながら彼女をペニスで抉り続ける。
 彼女の肉体はピーチのように下腹部が大きく裂けていた。
 肉も骨も断たれた左足は皮だけで自重に耐えられず、負けて地面に落下する。獣人はペースを
変えずにペニスを突き入れ続け、続いて右足も落下しようとも、止まることはなかった。
 内部での出血だろうが、彼女の無事な右目からは血の涙が流れた。


 それは悪夢のように長く感じられる光景だった。人形のように痛めつけられ、便所のように汚さ
れ、情熱も信念も希望も踏み躙られ、3人の幼女戦士は処刑された。
 最早、彼女たちから聞こえてくるのは、血で濡れた肉とペニスが擦れる音だけだった。
 プティットフォースは、残酷な戦場に呑み込まれ、そのまま戻れなかった。

 ………………………………………………………………
 ………………………
560 ◆gRbg2o77yE :2012/03/03(土) 21:04:11.17 ID:H6IakdyL
 そして、ほぼ同時に、プリティガーディアンズにも危機が訪れる。
 少女たちを包んでいたバリアが、前触れも無く、頂上から弾けるようにして消えたのだ。
 プリティ戦士の防御の要にして、獣人にとって文字通りの障壁は、誰かが特に触れることも無く、
変な細工をすることなく、取り除かれてしまったのである。
 あれだけ強い防御力を誇っていた2重プリティシールドに、一体何が起きたのだろうか。
 俺はプティットフォースから彼女たちに視線を戻し、そして言葉を失った。
「あ………そ、そんな………」
 自分たちを守り続けていたバリアが粒子になって消えていくのを、プリティレッドは呆然と見てい
るしかできない。ブラックとイエローはヒザを折り、苦しげに肢体を震わせている。
 彼女たちの姿を見た俺は、バリアが消えた理由をすぐに理解した。
 起きて当然ながら、あまり考えないでいた事態が、最悪のタイミングで起きてしまったのだ。
「はぁ、はぁ………そんな、まさか………」
「こんな……もう少しで、逃げられるのに………」
 苦しげに呻く勇気と夢のプリティ戦士は、今や半壊した金属装甲に抱擁されていない。
 自分と獣人の体液に塗れて、ゼッケンの名前さえ読めない半袖の体操服に、陵辱の凄まじさを
物語るかのように引き裂かれたブルマとパンツ、足はソックスに汚れたスニーカー。ブラックは変わ
らないが、イエローの髪が黒色に戻り、戦士の仮面も消えて素顔が露にされてしまう。
 彼女たちの幼顔には、殴られた痕や切り裂かれた傷が残っていた。
 内出血で表情が潰れためぐるちゃんと、切り刻まれて表情も分からない委員長ちゃん。
 体操服の胸は赤黒く染まり、血液と脂肪がゼッケンに滲み出してきている。潰されたり破壊された
乳房の傷も持ち越されているに違いなかった。大きく裂けた性器や肛門からは、獣人の精液や茶色
い排泄物がどろどろと垂れ落ち、少女たちの細い太ももを茶色く濡らしている。
561 ◆gRbg2o77yE :2012/03/03(土) 21:06:02.97 ID:H6IakdyL
「クリスタル……もう一度だけ変身させてくれ……!」
「私に戦う力を……プリティアーマーをちょうだい……お願いだから……!」
 最早、そこにいるのは勇ましく凛々しいプリティ戦士ではなかった。
 暴力と陵辱に全身を蹂躙された、無力な少女たちが、光の消えたクリスタルにすがりきながら泣
いている。当然ながら戦う力も逃げる力も無い、普通の人間として。ただ、それだけだった。
 要するに、ガス欠。エネルギー切れ。
 強力なバリアを張り続けての移動に、傷ついた彼女たちの体力はとうに尽きていたのだ。
 それでも気力で何とかバリアを維持していたが、獣人の揺さぶりやプティットフォースの戦死によ
り、精神的にも限界が来てしまい、プリティシールドは瓦解したのだろう。
 それは同時に、プリティ戦士への変身すらできないほどの消耗を伴っていた。
 無力化して泣く2人の少女を見ながら、プリティレッドは獣人の前に立つ。
 打つ手が無いのは、誰よりも彼女自身が理解しているだろう。殴られた痕があろうと神々しく美
しい幼顔は健在だが、その表情に凛々しさや勇ましさは微塵も存在していない。
 乳房や性器を隠すことも忘れ、風に虚しくルビー色の髪を嬲られながら。虚ろな目で、絶望に押
し潰され、どうして自分がこんな地獄にいるのかさえ理解できないような弱々しい表情で。
 愛のプリティ戦士はただ、眼前を埋め尽くす獣人の洪水を眺めていた。
562 ◆gRbg2o77yE :2012/03/03(土) 21:06:33.36 ID:H6IakdyL
終わりも近いですが、続きは気長にお待ちください。
563名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 16:29:32.55 ID:n7XZ/Now
ここまできたらヒロインチームの全滅を書ききって欲しい
564名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 18:34:56.56 ID:Q5dSSYxj
心配しなくても、この作者さんはそれ以外書かんw
565名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 23:16:52.11 ID:7CjoNO0o
そんな・・・誰も助からない 救いの無い話なんて・・・









大好物でつ(゚∀゚)
566名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 11:51:18.80 ID:zpxNXJRz
正義のヒロインが学校で悪の幹部に
胸部とかをうにうにするシチュエーションっていいよね。
なんかオススメないかな
567名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 19:21:37.23 ID:5R+LMdEi
プリティレッドがどうなるのか期待してます
568名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 20:40:16.87 ID:oXghe3mD
>>566
よく分からんから、自分の知ってる具体例を挙げて
569名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 20:22:24.72 ID:pIxn5SO8
戦いに負けて自分の守る街が怪人に制圧される様を俗に言う押し車の体位で町内一周させられる変身ヒロイン
歩くのを止めると捕虜が輪姦されたり殺されるので必死に耐えてひたすら歩き続ける(既に何周もしているのはナイショ)

数年後、変身せずに片手でスイカを潰す元変身ヒロインの姿があったそうな
570名無しさん@ピンキー:2012/03/11(日) 07:01:22.88 ID:RljfYiC/
>>566
味方かと思われたヒロインの通う学校が黒幕で「ヒロインの命令逸脱が街を滅ぼした」そんな前例作りのための犠牲になるヒロインですね、わかります
571名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 06:53:05.89 ID:Ep3ZvijJ
>>431の続きです
572名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 06:54:03.33 ID:Ep3ZvijJ
未だ萎えない彼の亀頭が、倒れたままの無防備な女陰に近づく。

「待って下さい。兄さんが壊す前に私にも一度はやらせてください」

再び彼女を味わおうとしたラオウの背に、トキが声をかけた。

「サタンもしばらく目を覚ましそうにありません。夜は長くなりそうなので少しくらいよいではないですか」
「まあ、いいだろう…だが、一回だけだぞ」

高揚した気分に水を差された形になったラオウは不機嫌を隠すことなくトキを睨む。
だがトキとの協力があってこそここまで楽にけっこう仮面を追い込むことが出来た事実も理解している。

じっくり楽しんでもいいだろうとも思い、しぶしぶながらもトキに譲った。

「兄さん…本当にこの方を気に入ったのですね。楽しみですよ」

そんな様子の兄に苦笑を浮かべ、トキはけっこう仮面に覆いかぶさり、ペニスをあてがった。

「はぁ…はぁ…や、やめて…う、ああぁん」

けっこう仮面は抵抗の意を示すものの、その場から動けないほど疲労していた。
その彼女の抵抗の言葉は、トキがゆっくりと腰を沈めていくとすぐに別のものに変わった。
けっこう仮面の愛液と、ラオウの精液によってトキのペニスは滑らかに彼女に収納された。
再び彼女の身体の芯に快感が走る。彼女はもはやそれを受け入れることしかできなかった。

「フハハ、俺のになじんでしまった今では、お前のでは少し小さいようだな」

ラオウは自分の時の方がけっこう仮面の反応は激しかったことに勝ち誇った笑いをうかべる。
ただけっこう仮面には、そうした声をあげる力すらもなかっただけだというのが本当のところであった。

「大きさがすべてではありませんよ」

トキは彼のその言葉にムッとしたが、すぐけっこう仮面のほうに集中し始めた。
573名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 06:54:22.94 ID:Ep3ZvijJ
「きゃうぅっ!」
(なんなの、これ!なかで、動いてる!?)

トキが一呼吸すると、けっこう仮面は謎の刺激に短い悲鳴をあげ、ビクンと腰を跳ねさせた。
それはトキの技であった。彼は再び自身の血流を操り、一番奥まで突き入れたままペニスだけを動かし始めたのだ。
まるで陸に打ち上げられて跳ねる魚のように、けっこう仮面の膣内で激しく亀頭を振っていたのである。

「どうですか?先程は入れ損ねましたが、なかなかのものでしょう」

膣壁に内側から打ち付けてくる今までに味わったことのない刺激に彼女はこらえる術を見つけられなかった。
背筋を弓なりに反らせ、激しくもだえた。

「ああん、なに、これ!?だめえええ!」
(こんな、すごいかき回されて、おかしくなっちゃう)

けっこう仮面は快感のあまりトキの背中に腕を回し、しがみついた。
しかし当然、彼と触れる部分を増やせば彼の淫の気で性感を引き出され深い絶頂を迎えるだけだ。
それでも、何かにしがみつかなければ気が狂ってしまうと思い、身体が勝手に動いてしまう。
そんなけっこう仮面の反応に気をよくしたトキはさらに彼女を責める。
彼はけっこう仮面の背中に腕を回すと、そのまま尻へと手を伸ばす。
そして尻の割れ目をゆっくりとなぞり、最も奥の窄まりを探り当て、指先でこすった。

「ひ、ぃやあ!そこ、いやあああああぁ!!」

またも経験のない攻撃に、けっこう仮面はまた一段と高い声をあげてしまう。
彼らの攻撃を受け続けた彼女の股間はおびただしい量の愛液とラオウの精液にまみれ、尻までも濡れていた。
トキはその液を尻を弄りつつ自分の指に絡め、それを潤滑液がわりにして尻のさらに奥に押し入った。

「ああ〜ん、あああぁぁぁ!」

頭の芯が融けてしまいそうなほど快感がスパークする。
もはや何も考えられず、トキの攻撃にあわせて高い声をあげるだけしかできなかった。

「これは…すごい、うっ…!」

彼女の膣は激しくうねり、トキのペニスを強烈に締め付けていた。
やがてその刺激に彼の興奮は最高潮に達し、高まりきった滾りを放った。

「あっ、ダメ…ッ!いやぁぁぁ!」

ようやく自分の中で暴れていたトキのペニスが治まったと感じたが、同時に射精を感じてしまった。
そこでまた絶頂の波が彼女を襲い、身体をビクビクと震わせた。

「フゥ…すばらしい。確かに兄さんが気に入るわけだ」

射精が収まり、トキは脱力したけっこう仮面の身体からペニスを抜いた。
まるで水の中で漂っているような心地よい倦怠感に全身を包まれ、
彼女は敵の前にもかかわらず裸を全く隠すことなく床に寝そべっている。
その彼女の官能的な姿の前にすぐさまペニスが上向いた。

574名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 06:54:53.75 ID:Ep3ZvijJ
「ここからは俺の番だろう」

そのトキの前にすぐさまラオウが割り込んだ。

「ええ、分かっていますよ。名残惜しいですがね」

トキもけっこう仮面の感触は名残惜しく感じていた。
しかし興奮した様子のラオウの様子から、渋れば彼の機嫌を損ねて争うことになりかねないと直感した。
二人の実力は互角、争えばお互いただではすまないことを知っている。
女を巡って同士討ちしたなどと、自分たちの流派としてはあまりに愚かと思い、彼に譲った。

「はぁ……はぁ……」
(熱い…やだ…あんなにイッたばかりなのに)

けっこう仮面は迫り来るラオウから逃げなければ、と頭では解っていた。
しかし身体は疲弊しきっており、それでありながら下腹部がズクン、ズクンと何かを訴えかけてきていた。
そして彼らのペニスからなぜか目が離すことができなかった。

「俺たちは幼少から媚薬を染み込ませた砂にこいつを突き入れて修行しているからな。
 突かれれば突かれるほど欲しくてたまらなくなるのさ」

ラオウはけっこう仮面の両膝を開く。
彼女の脚は意思に反して簡単に開き、蜜壺を彼の前にさらした。
その脚の間にラオウは屈み、いきり立った肉棒を割れ目に近づけていく。

「では、お待ちかねの続きといこうか」

その間彼女は全く抵抗する力も残っていないのか、ただ迫り来る彼のペニスをずっと見つめていた。
彼女の腰を掴み、再び自らの猛る肉棒を突きたてた。

「も、もう…や、ああああああ!!」

けっこう仮面は三たび自分の身を分け入ってくる熱い衝撃にまた声をあげてしまう。
この短時間に二度も男を受け入れ、何度も達した彼女の体であったが、ほとんど変わらない刺激をラオウに与えた。
むしろ先程よりもほぐれ、彼のモノに絶妙に馴染んだようで快感はさらなるものであった。

「おぉぅ、これはすばらしい!」

腰の動きをそのままに、ラオウはその大きくたくましい手で彼女の乳房を覆う。
その手に絞られ、指の間からツンと突き出た乳房の先端の上でラオウは舌先を踊らせる。
動きに合わせて乳首がボクサーに打たれたパンチングボールのようにプルプルと振られる。

「はぁぁん、ああああん」
(ダメだわ、この舌、指よりも感じちゃう)

彼のペニスが膣内で動くたび、彼の手が肌の上で踊るたびに、
けっこう仮面は膣から背骨を通して胸の先端まで稲妻が駆け上がっていくのを感じた。
彼女は自分では動かせなかったはず体を何度もくねらせ悶える。
そのたびうねる肉襞がラオウを愉しませる。
一通り胸を弄った後、今度は彼女の頬あたり、先に麗がつけた覆面の裂け目の端に指を掛けた。
575名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 06:55:11.10 ID:Ep3ZvijJ
「だ、だめ」

けっこう仮面はほとんど無意識ではあったが、覆面にかかった手の動きに反応した。
その手を離そうと弱弱しいながらも抵抗を見せる。
しかしそこでラオウが腰の往復ペースを上げ、乳房を包んでいた手の動きを激しくすると、その抵抗は緩んでしまう。

「あっあっあっあああぁ!」
「安心しろ。お前の正体にはさして興味はない。サタンにやらせてやるよ」

そういってラオウは親指を彼女の口元へ引き、覆面の裂け目を広げた。
すると、厚く柔らかそうな、赤い艶を放つ唇があらわになった。
ラオウはその口にむしゃぶりついた。唇を割り、太い舌をねじ込み、彼女の舌と絡ませる。

(大きい舌…。口の中が一杯だわ)

腰から背筋、胸にかけて走っていた痺れがのどの奥まで駆け上がるように変わったことを感じた。
ねじ込まれた舌で呼吸が妨げられ、だんだんと気が遠くなっていった。

「あぁ〜これはけっこう。もうたまらん。出てしまうなァ」

ほとんど意識のないままラオウに腰を揺さぶられ続けるけっこう仮面だったが、彼の言葉に我を取り戻す。

「あん、あぁ、い、いや」
(こんなにイッてる中で出されたら…!)

しかしそれもつかの間のことだった。射精の近づいたラオウが腰を動かすペースを速めた。
けっこう仮面の抵抗の意思は打ち込まれ続ける快感にあっけなく流されてしまう。
ラオウはその太い腕を彼女の腰に回し抱きしめ、再び自らの唇で彼女のそれを塞ぐ。
そしてそれまでよりも深く腰を一突きし、精を放った。

「ふ、ん、ん、んんんんん〜ッ」
(駄目!イク、イッちゃう!さっきよりもすごいのきちゃう!)

またも自分の子宮の奥に叩きつけられるしぶきを感じた。
同時にけっこう仮面は背をピンと反らせ下腹部を痙攣させた。
そしてラオウの抱擁から開放されると、かはっ、と小さく息を吐き、ぐったりと脱力した。
その後目を閉じ小さく胸を上下させる以外にほとんど動きを見せなかった。
時折、腹部がピクンと動き、その度にだらしなく開かれた両脚の付け根の裂け目から白濁した液がこぼれだす。

「ククク、気を失ったか。まだ二回しかしていないのにな」
「無理もありませんよ。兄さんは二回しかしてませんが、彼女は何度もイッていますから」

ラオウはけっこう仮面を抱き起こした。
気を失った彼女はラオウに身を任せたまま真弓の前に連れられる。
その自慢の裸体は汗にまみれ、その滴がきらめいてその肌を滑り降りていく。
そしてそれに混じり白く染まった彼らの精が脚の間を伝って流れていた。
象徴である赤い覆面はボロボロで口までもが露出している。
真弓はけっこう仮面の痛ましい姿にまた涙がこぼれた。

576名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 06:55:28.92 ID:Ep3ZvijJ
「あ…あ…ひどい…」
「ホラ、その小娘を助けてやらなくていいのか?」

ラオウはけっこう仮面にそういって放してやった。
彼女はそのまま真弓に向かって倒れる。

「う…」
「あ、おねえさま!!」

真弓は倒れこんできたけっこう仮面を抱きとめた。
けっこう仮面はグッタリと真弓の肩に頭を預けている。
さすがに一般女子学生たる真弓にはけっこう仮面の身体は重かった。
ましてや左腕はまだ鎖で吊るし上げられていて、右腕だけで彼女を支えなければならなかった。
けっこう仮面の重さに腰を落とすと、左腕を吊るし上げていた枷が手首に食い込んだ。

「うっ、く…」

手首に走る痛みに顔をしかめる。それでも真弓は必死にけっこう仮面をささえた。

(おねえさま、私のためにこんなに…)

肩に感じる息遣いは弱弱しく、密着する体はとても熱かったが、汗が冷たい。
いつも自分を助けて包み込むように抱きしめてくれていた彼女が、今はとても小さく感じられた。

「ま、ゆみ…くん…、いま、たすける、わ…」

気が付いたけっこう仮面は真弓にもたれかかっていた体を、真弓の背にしている壁に手をつきゆっくりと起こす。
そして力ない手つきであったが、どうにか真弓の最後の枷を解いた。

「あ、だめ!」

そのとき、真弓が小さく悲鳴をあげた。

「うぅ?!うぁううぅぅ」

その瞬間、何度目かになる背を駆け上がる稲妻にけっこう仮面は目を見開き、上体をまた真弓にあずける。

「フフフ、おめでとう。これでその娘は逃せるな。もう続きを始めてもいいだろう?」

真弓を解放するのを待っていたラオウの陰茎が彼女の陰部に突き立てられたのだ。
ラオウはけっこう仮面の上体を抱き寄せ、腰のピストン運動を始めた。
577名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 06:55:48.55 ID:Ep3ZvijJ
「はぁ、はぁ、あ、うぅ、ああぁ」
「逃がしてもかまわんが、せっかくだから俺達の愛を見ていってもらいたいものだなァ」

ラオウはけっこう仮面の右脚の膝を裏から掬い上げた。
けっこう仮面の柔軟な脚はたやすく持ち上がり、真弓の目の前で開かれる。

「これが、俺たちの合体おっぴろげバランスとでもいおうか」
「あ、あ、ダメェ、あ〜ん、いやぁぁっ!」

先よりも更に羞恥心をあおられ、たまらなくなったけっこう仮面は身悶えする。
少女のように可愛らしい声をあげる彼女の姿はラオウを喜ばせるばかりだった。
そのままラオウは腰を上下させ、何度もけっこう仮面を突き上げる。
ジュプジュプと卑猥な音を放ち、嵌り合った部分の隙間から白濁混じりの液がこぼれ、二人の腿を汚していく。
このスパルタ学園で数多の刺客を破り去ってきた、けっこう仮面の最大の武器が白く汚されている。
真弓はへたり込み、ガチガチと歯を鳴らして震えている。
虚ろな目は涙をとめどなく流しながら眼前の悪夢のような光景を映していた。

「おやおや、腰が抜けてしまっていますね。
 けっこう仮面の頑張りも無駄になってしまいましたねぇ。
 せっかくですからけっこう仮面の最期、見届けますか?」

そんな真弓をトキは抱きかかえて立たせる。
彼女はあまりの絶望に表情をなくし、人形のようにされるがまま彼に背をもたれる。

「それとも、私と愉しみますか?」

真弓に顔を寄せると、彼女の頬を伝った涙のあとを舐め上げる。
そして彼の左手が乳房を覆い、さらに右手は彼女の下着の中へと差し入れられた。

「やっ…」

トキのいやらしい手つきに全身にゾワリと悪寒が走り、真弓は体をこわばらせ、目を閉じ彼から顔を背ける。
どうにか離れたかったが、この男たちはけっこう仮面をここまで痛めつけるほど手練だ。
ただの少女たる真弓ではこの状況を打開する術などなかった。

「フフ…貴女もとても可愛らしい。サタンやけっこう仮面が気にかけるわけだ」
「あん…はぁぅぅ…」
(この人の手…あったかい…、頭がボーッと…なんだか…変な…気分に……)

トキの両手が胸や腰周りをさすると、すぐに真弓は悩ましげな息を漏らし、腰をくねらせ始めた。
けっこう仮面ですら絶頂を迎えさせられたトキの技に、女としては未熟な真弓が堪えられるはずもなかった。
彼女のシンプルな白いショーツがトキの手でゆっくりと下ろされていく。
真弓は艶の混じった息を吐くだけで、彼のなすがままだった。

「や、やめろ、お前たちの狙いは私なのだろう!」

けっこう仮面がトキの侵攻を防ごうと声をあげる。
しかし突き立てられているラオウの肉棒が彼女を妨げる。

「そうだな、俺は手出しするつもりは無い。
 だが弟は気に入っているようだな。
 この俺を倒してヤツの相手をしてやればやめさせられるぞ?せいぜい頑張ってみろ。ホレホレ」

そう言ってラオウは腰を深めに数回往復させた。
578名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 06:56:10.13 ID:Ep3ZvijJ
「ああっあっ、この、外道、あああぁ!」
(このままじゃ真弓くんが…!絶対に倒さなければ!)

するとけっこう仮面は彼のストロークに合わせて身をよじらせ、喉から声をもらす。
彼女の身体は意思に反して彼の精をより多く受け取ろうと蠢いていた。

「フッフッフッ、いいぞ!そうやって搾り取ってみろ!」
「あうあっあっあっあああああぁ!」
(あぁ、駄目。意識が…。こいつらをイかせて倒すには私は何回イけばいいの…?これじゃこわれちゃう)
「早く俺を倒さないとあっちも始まってしまうぞ?」

真弓たちに目を向けると、彼女は裸身を紅潮させ、蕩けた表情でトキに背を預けていた。
彼女の両腿はすっかり濡れてしまっている。
その両腿の間から少女に不似合いな赤黒い亀頭が姿を覗かせている。
けっこう仮面がラオウに犯されている間、トキはずっと真弓の乳房に優しい愛撫を加え続け、
ペニスの先を彼女の縦スジに沿って緩やかに擦り付けていた。

「はぁ…はぁ……あん…はぁん……」
(なにかが…きてる…おねえさまもこんな感じだったの…?)

真弓は自分の胸でトキの指が蠢くたびに、腰の奥底から得体の知れない何かが上ってきているように感じた。
しかしツボをほんの少し外した彼の刺激は、ある程度までしか真弓に与えることはなかった。
発散されない何かが腰の奥でムズムズとくすぶり、それにたまらず腰をモジモジとよじらせる。

「あ、あ〜ん…そこ、いい…」

真弓はその動きでトキのペニスを自分が快感を感じられるような位置に割れ目を合わせる。
彼女の体は早くもトキの手に落ちてしまっていた。

「真弓、くん…だめ、気をしっかり…」

ラオウの肉棒攻撃を受け続けながらも、けっこう仮面は真弓の手を握り呼びかける。
聞きなれたけっこう仮面の声は真弓にハッキリと届いていたが、今の彼女は言葉としては理解できていなかった。

(おねえさま…の…口…)

初めて見るけっこう仮面の口が自分に向いて動いているということだけが認識されていた。

「む!?ん、むっ、んは、んんんっ」
(真弓くん!?いったい何を…!?)

真弓はそのふっくらとした唇に吸い寄せられるように顔を寄せ、自分のそれと重ねた。

「ん、む、だめ、だめよ…んんっ」
「んん、はぁ…おねえさま…」
579名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 20:01:20.49 ID:Ep3ZvijJ
けっこう仮面が顔を離すも、すぐに真弓はさらに深い口付けを求めて迫る。
トキに抱かれ動けないながらも器用に首を動かしけっこう仮面の唇を追う。
けっこう仮面への憧憬と自身の性的快感の欲求とが混ざり合った結果が真弓をこの行為へと駆り立てていた。
けっこう仮面もこの状態の真弓を強く拒めなかったため、真弓の進攻は続き、舌までも絡めてきた。

(ああ、真弓くん、どうしたっていうの。正気に戻って)

ラオウに拘束されたまま、真弓までもが責めにまわり、けっこう仮面はせめて彼女が正気に戻ることだけを祈るだけしか出来なかった。
そうしているとラオウがけっこう仮面を抱き寄せ、二人の口を離した。

「この俺とやってる最中に他の奴ばかり気にするなんて嫉妬しちゃうぜ」

嫉妬心を燃やしたラオウはまた肉棒の往復運動のペースを上げる。

「あっあっあっああああん」
(いつまで続くの…早くしないと真弓くんが…)

頭が焼き切られてしまうかと思うような快感が身体を走り抜ける。
けっこう仮面はもうどうにもできず何度も達しながら、疲れる様子を見せないラオウの肉棒攻撃を受け続ける。

「はぁ、はぁぁん、おねえさまぁ…」

けっこう仮面の唇と引き離された真弓はそれを追うが、トキの抱擁に阻まれる。
その真弓の口にトキは指を突っ込んだ。

「兄さんの言うとおりですね。二人だけで楽しんで私たちは無視ですか。
 ところで、けっこうのおねえさまと本当の姉妹になりたいと思いませんか?」

トキはその指で真弓の舌をこね回しながら、妙なことを言い出した。

「あふっ、ぷぁ、おねえさま、と…?」
「ええ、そうです。私たちなら貴方たち二人を姉妹にできますよ」

トキは亀頭を上向かせ、真弓の入口に押し当ててペニスを波打つようにうねらせる。

「はぁぅぅううん」
「どうです?さっきの彼女のようにすれば姉妹になれますよ」

またも経験のない快感にとろけた声をあげる。
もう真弓にはまともな判断力はなかった。
けっこう仮面という単語だけに反応しているに過ぎない。

「やめて、お願い…やるなら、私だけに…」

けっこう仮面はどうにか真弓をかばいたかったが、もはやか細い声で懇願するのが精一杯だった。
自分の身を差し出そうと覚悟したその言葉は誰にも聞かれることはなかった。

「して、下さいぃ、おねえさまのぉ、しまいになりたいですぅぅ」
「フフフ、カワイイ娘にお願いされたら応えないわけにはいきませんね」
580名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 20:01:55.11 ID:Ep3ZvijJ
けっこう仮面の声をかき消したのは真弓の声だった。
快感に飢えた彼女はついに自分でも判らぬうちに求める言葉が出てしまう。
それに応え、彼女の秘所の入口でうねっていたトキのペニスがもぐりこんでいった。

「はぁぁぁぁぁぁん、あぁぁぁん」
「あ、あっ、そんなっ、真弓くん、ああぁん」
(真弓くんを守れなかった…!)

とうとうトキの侵攻を許してしまった。
けっこう仮面は目の前で行われるそれを見ているだけしか出来ない悔しさに涙をにじませる。
しかしそれでも自分の体は快感を訴えかけてくる。

「これで貴女はけっこう仮面と姉妹ですよ」
「あぁん、おねえさま、と?あん」
「挨拶でもしてあげたらどうです?」

トキは真弓とつながったまま、少し前に進み出る。
すると向かい合っていた真弓とけっこう仮面の距離が近づく。

「はぁ、はぁ、あああん、わたし、おねえさまと一緒、はあぁん」
「あぅ、ぅ、ま、真弓くん…」

そこでトキが乳房を弄る手を開放してやると真弓はけっこう仮面にもたれかかる。
寄り添う二人の間でお互いの乳房が挟まれてつぶれる。
真弓はけっこう仮面の手を取り、指を絡めてくる。
さらにまたもその唇に自分のそれを寄せる。

「んむ、はっ、ん、んん…」
(ああ、もう、また…!真弓くん、しっかりして)

真弓はけっこう仮面の唇を貪るように口付けを繰り返す。
クチャ、クチュと断続的に鳴る水音がその激しさを物語っている。
トキはそれをニヤニヤと笑みを浮かべながらそれを眺め、腰を突き入れる。

「ずいぶん熱心にやってますね。この娘は見かけによらず好きもののようですね」

二人の体が男たちに突かれる度にお互いの乳房が揺れ、その先端がこすれ合う。
重なる唇、擦れる乳首などを通じて淫の気が彼女らの身体に満ち、繋がる。
それにより二人は快感を共有し、増幅しあっていた。
そのことがペニスを通じて彼ら兄弟にも感じ取ることが出来た。

「そろそろ出したいところだ。二人仲良くイカせてやることにするか」
「そうですね」

二人は腰の動きを速める。
激しい攻撃に彼女たちは手をつないだまま喘ぐばかりだ。

「あ、あ、あ、おねぇ、さま、わたし、わたしぃいっちゃう〜!」
「ああん、だめっ、だめっ、だめぇぇぇ!」

二人の声が最大限に高まったのをうけ、兄弟は同時に達した。
581名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 20:02:39.74 ID:Ep3ZvijJ
「あああああぁぁぁぁ」

彼女達の嬌声が重なり部屋に響いた。
射精がおさまり男根を抜いてやると、二人は手を繋ぎ合ったまま重なって倒れこんだ。

「ああ…真弓くん、こんな目にあわせちゃって、守ってあげられなくてごめんなさい」

けっこう仮面は真弓に詫びた。その目尻からは涙がこぼれていた。

「いいえ…。わたし、おねえさまの妹になれたからいいの。それに、その…」

気持ちよかった、と恥ずかしそうにつぶやいて、けっこう仮面の胸に顔をうずめ気を失った。

「真弓くん…」

けっこう仮面は真弓の頭を抱えながら目を閉じ倦怠感に身をゆだねていた。
重なった二人の脚の付け根から白濁した液が流れ出し、混じり合って床に垂れていく。

「最高だぜ。この俺としたことが夢中になってしまうとは」
「サタンによれば少なくとももう一人はけっこう仮面がいる可能性が高いという話です」
「こいつらを使っておびき出せばすぐにノコノコ来るだろうな、裸で」

次に現れるかもしれない相手の姿を想い、足元に横たわるけっこう仮面に目を向ける。
みるみるうちに彼らのペニスがまたも固さを取り戻す。

「次は私ももっと楽しませていただきたいですね」
「次の奴は譲ってもいいぞ、俺はまだしばらくこいつで楽しむつもりだ。
 これほどの女、この一晩程度では味わいつくせないようだからな」
「約束ですよ、いくら兄さんでも次は譲りませんからね」
「分っている。とりあえず俺はまだこいつをヤらせてもらうとするか」

そう言うとラオウはまたけっこう仮面を犯すために真弓をどけようと手をかけた。

582名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 20:03:01.65 ID:Ep3ZvijJ
「う……うう〜ん…あ、頭が割れそうじゃ…」

そのとき、サタンはようやく気がついた。痛みの残る頭を抱えながら身を起こした。
ラオウは小さく舌を鳴らした。

「どうやらお目覚めのようですね。お楽しみはこれまでということですか」
「は、そうだ!けっこうのやつは!?」

トキがそれに気付き、声をかけると、サタンは目的を思い出した。
サタンが彼らの足元に目を向けると、全裸の美女二人が重なり合って寝そべっている。
彼女達の白い肌は汗にまみれいやらしく照っており、この薄暗い部屋で光を放っているように見えた。

「こ、こ、こりゃけっこう〜!!」

そのあまりに淫靡な光景にサタンの興奮は一気に頂点に達した。
雄たけびをあげて彼女たちの肢体を味わおうと飛びついた。
しかし血が上りすぎた頭は再びサタンに激痛をもたらした。

「あ、頭が…グググ…おのれ、けっこうめ〜!よくも…」
「興奮しすぎですよ」
「捕らえた後でいくらでもやればいい。今はもう逃げることも考えられない程にしてやったからな」
「はぁ、はぁ!そ、そうじゃな」

サタンは興奮に震える手をゆっくりとけっこう仮面の顔に近づけ、彼女の覆面を掴んだ。

「ぐふふふ…!まずはその顔を拝ませてもらうとするかの!」
「い、や…」

朦朧としていたけっこう仮面にはもはやサタンを止める力すら残されていなかった。
少しだけ首をよじらせ彼から顔を背けることしかできなかった。
サタンの覆面を掴む手に力が込められた。

「ああっ…」

そして布を裂く音と同時に無念さにまみれたか細い声がけっこう仮面の口から漏れた。
それが彼女のけっこう仮面としての最後の声だった。

END
583名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 20:04:04.24 ID:Ep3ZvijJ
以上。痛くもなく死人も出なくて申し訳ない。

ピンチシーンが好きと言っておきながら、ピンチの王道たるシチュ『必殺技を破られる』を入れ損ねた
584名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 22:33:25.21 ID:9vxwWqrH
いやいやプリティ戦士のシリーズも好きだが、久しぶりに快楽に溺れるヒロインの話を読めて、正直ホッとしている自分がいるよ
GJ!だ
最後の覆面剥がされるってのがけっこう仮面の最期らしさを出してて良かった
585名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 19:54:51.91 ID:+JiaMl6M
覆面ごと皮を剥がされるのか・・・壮絶だな・・・

あれだけ怒らせたんだから、復讐はさぞリョナリョナなんだろうな・・・
586 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 16:55:19.85 ID:R5GWlpkf
>>561の続きを投下します。
重度のスカ描写およびリョナ描写がありますのでご注意ください。
587 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 16:56:28.08 ID:R5GWlpkf
 無力化して泣く2人の幼い少女を見ながら、プリティレッドは獣人の前に立つ。
 打つ手が無いのは、誰よりも彼女自身が理解しているだろう。殴られた痕があろうと神々しくも美
しい顔は健在だが、その表情に凛々しさや勇ましさは微塵も存在していない。
 乳房や性器を隠すことも忘れ、風に虚しくルビー色の髪を嬲られながら。虚ろな目で、絶望に押
し潰され、どうして自分がこんな地獄にいるのかさえ理解できないような弱々しい表情で。
 愛のプリティ戦士はただ、眼前を埋め尽くす獣人の洪水を眺めている。
 しかし、僅かな時間が過ぎた後、彼女は意を決したように両腕を持ち上げた。
 そして、変身が解けためぐるちゃんと委員長ちゃんにかざす。
 瞬間、プリティ戦士である彼女と、無力な少女たちの間に、白い光が走った。
 プリティレッドは一体、何をしたのだろう。
 そう思いながら委員長ちゃんとめぐるちゃんに視線を落として、俺は彼女の意思を理解すること
ができた。理解できたが、それはあまりに救いが無いものでもあった。
 彼女がしたのはおそらく、エネルギーの譲渡だろう。
 委員長ちゃんの髪はプリティイエローの金髪に戻り、血塗れの幼顔は復元された戦士の仮面で
守られていた。プリティブラックも同じで、傷だらけの顔に戦士の仮面が光っている。
 力を使い果たした幼い戦士たちは、再び変身した姿に戻れていた。
 もっとも、煌びやかな金属装甲はほとんど復元できておらず、肩や足の部分に僅かなパーツが
復活しているだけだった。精液と血糊に塗れた痛々しい肢体は前と変わらず、傷も治癒している
様子はまるで無い。強化された肉体であろうと、全快には遠い状態と言わざるを得なかった。
 少し元気になったプリティブラックとプリティイエローは、よろよろと立ち上がった。
 仲間のプリティ戦士の視線を受けるプリティレッドは、見た目は変わらないが、やはりエネルギー
を渡した分だけ消耗は激しいようで、顔色は明らかに前よりも悪くなっている。
 無防備に露出した性器や乳房や、風に靡くルビー色の髪も、生気が少し欠けたような。
588 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 16:58:57.21 ID:R5GWlpkf
「ごめん。もう、私ができること、これしか無い」
 プリティレッドはリーダーとして、自分の部隊のプリティ戦士たちに告げた。
 それは希望も何も無い言葉だった。まるで遭難した集団が、確実な餓死を目前にして最後に腹
を潤そうと最後の食料を分配しているような、暗澹とした響きである。
 しかし、そんなリーダーの行為に、ブラックとイエローは納得したように頷いた。
「ブルーやホワイト、プティットフォースのためにも」
 仮面から大量の血を流しながら、夢のプリティ戦士は言葉を噛み締めて言う。
「俺たちが、生きるのを諦めるわけには、いかないからな」
 華奢な肢体を震わせながら、勇気のプリティ戦士も続く。
「救助が来る可能性はゼロじゃない。それまで、耐えるしかないわ」
 プリティレッドの言葉に、ブラックとイエローは頷いた。
 ペニスを直立させて迫ってくる獣人を前に、残された最後の選択肢。
 3人の小さな戦士は、何百という陵辱者を前に、まだ立ち向かおうとしていた。
 あまりに微力ではあるが、まだ戦うことを諦めていなかった。自力での脱出が不可能になった今、
彼女たちは、全員が獣人に嬲り殺されてしまう前に、救助が来る奇蹟に賭けているようである。
 それが、あまりに無慈悲で救いの無く、砂粒ほどの希望も見出せないものであっても、仲間を見
殺しにした幼い戦士たちは、最後まで抗う選択をしたのだ。全員でエネルギーを分配して、生存の
期待値が変わるのかは分からないが、当人たちは納得したようである。
 今の彼女たちにとって勝利とは、きっと、どれだけ嬲られようとも生き続けることだろう。獣人撃破
は不可能となり、街は守れず、自力脱出も不可能で、勝利条件は限界まで落ちている。
 彼女たちは、ただ嬲られて恥を晒すだけの名誉無き戦闘に身を投じる。
 プリティ戦士の最後の戦いが始まった。

 ………………………………………………………………
 ………………………
589 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 17:01:13.77 ID:R5GWlpkf
 プリティイエローの戦闘は、両腕を掴まれて肢体を持ち上げられ、切り刻まれた顔と胸から血を
流し、裂けた下腹部から精液や汚物を垂らしながら始まった。
「私はプリティ戦士……お前たちなんか、怖くないんだから……」
 苦しげに虚勢を張る幼い戦士を、獣人は嘲りながら囲んでいく。
 獣人が弱った獲物を見逃したりしないのは、プティットフォースの末路から明らかである。
 彼女をどう処刑するか、凶暴な獣たちは目を光らせて獲物を眺めた。
 天真爛漫な幼い精神から、剛健たる精神に変わった夢のプリティ戦士だが、仮面の奥の双眸に
浮かぶ恐怖は当然ながら消せない。力を僅かに取り戻しても、精神は強くなりはしない。 
 獣人が最初にとった手は、地味であるが効果的なものだった。
 1匹の獣人は悠然とした動きで、尾のように脱肛した腸組織を垂らした彼女の肛門に、ペニスを
あてがった。そして、最初の挿入を再現するかのように、肉音を立てて一気に貫いた。
 裂けて血塗れの肉が露出する彼女の尻は、獣人のペニスを易々と呑み込んでしまう。
「あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 顔と胸部から赤い飛沫を散らして、少女の華奢な肢体は反射的に仰け反った。
 巨大な異物が体内に侵入する気配に、肉体が壮絶な拒絶を示している。穴という穴を抉られて
全身を汚した獣のペニスに、彼女の肌や骨や血の全てが悲鳴を上げるかのように。
 勇敢な戦士として、無垢な少女として、人間としての、尊厳を踏み躙られる悲鳴。プリティ戦士の
戦意を取り戻した彼女に、再び地獄が始まることを教え込む、最初の陵辱の再現。
 彼女の心の中では、最初の陵辱から続いた輪姦が甦っていることだろう。
「あ゛あ゛あ゛っ………嫌゛あ゛………あ゛………っ!」
 背面の獣人の陰部と繋がり、プリティイエローは弱々しく手足を揺らして咽び泣いた。
 幼いプリティ戦士の虚勢は、再度の陵辱により脆くも崩れていく。覚悟したばかりの戦う意思が、
激痛に負けてしまう。生きようとする意志さえ否定されてしまう。幼い頃に心を戻して陵辱され、成
長した今の心でも陵辱され、今のイエローは心にも逃げ場が無いというのに。
590 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 17:03:00.51 ID:R5GWlpkf
 2つに割れている尻が、真っ赤な断面を晒して更に割れた。獣人の腰が黒い杭を打ち込むたび
に、イエローの下腹部は大きく裂けていき、大量の血が獣人の腰を黒く濡らした。
 顔からも血を流しながら、黄色のプリティ戦士は絶叫して手足を暴れさせる。
 助けを求めるように虚空に伸ばされた手は、獣人のピストンに刈り倒され、絶叫を絶叫で塗り重
ねるような悲鳴と連動するように彼女の尻は裂け続けた。
 獣人は閉じた貝をナイフでこじ開けるようにペニスを動かし、肉を捏ねて抉るを繰り返す。開いた
傷は最低限の拡大に収め、奥に深く裂いていく槍のような動き。華奢なプリティ戦士の命を長引か
せ、より苦しめて苦しめて処刑しようとする悪意の表れだった。
 獣人が彼女の肛門からゆっくりペニスを引き抜くと、大量の血塊と腸粘膜が絡んだままズルズル
と引きずり出された。排泄器官は最早、体内で原型さえ留めていないのだろう。
 ペニスに絡まった腸は、ペニスと一緒に体内に戻っていく。
「ごっ……! く゛っ……! あ゛……! あ゛あ゛……!」
 血塗れの肢体で処刑を受け入れる幼い戦士に、しかし獣人の悪意は止まらない。
 彼女を取り囲んでいる獣人たちが、両手に持っているもの。
 それは一見して分かる排泄物だった。
 半分以上液体である泥状の汚物から固定物まで、水に溶けた粘土細工を集めたような焦茶色
の塊は、まだ排出されたばかりのようで僅かに熱気を帯びていた。獣臭と便臭が混ざる猛烈な悪
臭に、俺は思わず鼻を押さえてしまうが、獣人たちはまるで気にならないようである。
 ただ生きようとするプリティ戦士を、より苦しめて辱めるために。
 陵辱に苦しむプリティイエローの仮面に、焦茶色の汚物が塗りたくられた。切り裂かれた両頬に
液状の便が擦り付けられ、大きく裂けた唇や鼻孔には固形塊が捻じ込まれる。
「ぐう………ぼ………! あぶ………う゛………!」
 見ているだけで辛い、悪夢も地獄も超えた光景が展開されていた。獣人は泥団子のような汚物
をイエローの口や鼻に押し込み、傷だらけの顔や乳房に塗り付けていく。
591 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 17:04:23.88 ID:R5GWlpkf
 戦士の仮面から流れた涙は、耐え難い屈辱と双眸を汚された痛みの両方だろう。顔の汚物を拭
おうとする両腕は、背後から尻を貫く獣人に捻り上げられ、動かすこともできない。
「………ごぼっ………ごぼっ………や゛………や゛め゛………ぐふ゛っ………」
 プリティイエローは激しく嘔吐し、舌や歯にこびり付いた糞塊を吐き捨てる。
 顔から毛髪まで汚物が張り付いた姿は、幼くも凛々しいプリティ戦士の面影は無く、口に捻じ込
まれた汚物を食む悲惨な姿は、まるで人間ではない別の動物にさえ思えてしまう。
「こんなぐらい……我慢でき……ぐぶう……うぶううう……っ!」
 汚辱に耐えようとするイエローの肛門を、背後の獣人が激しく突いた。
 突然の激しいペニスの動きに肢体が仰け反り、吐瀉物を撒き散らしながら唇が開かれる。
 血を流して裂けていく下半身と同じくして、両手でも余る大便の塊が、戦士の小さな口に捻じ込
まれた。おぞましいタイミングで、彼女は上半身と下半身を同時に嬲られる。
 物理的な激痛と精神的な激痛が、前後から華奢な肢体を引き裂こうとしている。
 それは、2重プリティシールドで抵抗したプリティ戦士の、あまりに非情な処刑だった。獣人たち
は自分たちを手間取らせた彼女を、精神も肉体も嬲り尽くすつもりなのだろう。
 必死に生きようとするプリティ戦士は、それだけも十分に楽しめる玩具であるらしい。

 「私はプリティ戦士、ごほ゛っ! お前たちに、げえ゛っ! 負けない! お゛え゛え゛っ!」

 プリティイエローは自分を励まし、壮絶な汚辱を受け続ける。
 ただ「生きる」という、幼い戦士の絶望的な戦いは、始まったばかりなのだった。

 ………………………………………………………………
 ………………………
592 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 17:06:16.97 ID:R5GWlpkf
 プリティイエローと同じくして、プリティブラックの戦いも始まった。
 戦士の仮面を付けた、男の子のような女の子戦士を、無数の獣人が囲んでいく。
 今のプリティブラックは復活したとは言え、顔は無残に内出血で黒く腫れ、乳房はランスで貫か
れて血肉や脂肪を垂らしている。腹部は内臓まで潰れているだろうし、肛門や性器も陵辱で裂け
ていて、かつて獣人相手に暴れていた勇気の戦士の面影はまるで無かった。
「俺は……勇気のプリティ戦士だ……最後まで戦ってやる……」
 華奢な肢体を恐怖で震わせ、ほぼ生まれたままの姿で立つ幼いプリティ戦士に、獣人たちは勃
起したペニスを突き付けていく。戦うことを宣言した小さな戦士は、再び眼前に現れた無数の肉杭
に気圧されて後退するが、前後左右をペニスで囲まれた彼女に逃げ場は無い。
「くそ……止めろ……近づけるな……」
 涙声で必死に吐き捨てるブラックは、しかし下腹部を太股で硬く閉ざしていた。小さな背中や肩
は熱病を罹患したように震え、戦士の仮面に封じられた幼顔も悲痛に歪んでいる。
 プリティ戦士の中で誰よりも女性に近く、誰よりも女性らしさを否定した少女。
 張られた虚勢はしかし、直立した獣人のペニスを見ただけで崩れていく。
 戦闘での敗北で自分が、肉体を慰み物にされるだけの哀れな女の子だと思い知らされた彼女
に、獣人の殴りかかる勇気は尽き果てていた。そして、獣人もまた、2重バリアを張って生意気な
抵抗をした彼女に、安らかな死を与えることなど無いのである。
 恐怖で震える幼いプリティ戦士を前に、獣人は円柱型の金属ケースを掴んで近づいてくる。
 俺はこのときになって、後援基地を吹き飛ばした燃料の存在を思い出した。
 獣人が持っているのは、あのとき爆発したアレなのだ。
 金属ケースに入ったジェル状の物質。
593 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 17:08:29.98 ID:R5GWlpkf
 そう言えば、プティットフォースに気を取られて忘れていたが、あの保管ケースは爆発でも壊れず
に、一帯に散らばったままだった。3人の幼女戦士を蹂躙しながら工場に運んでいく傍らで、燃料
入りの金属ケースもちゃっかりとを運んできたらしい。
 随分と物騒なアイテムが、いつのまにかこちらに来ていた。
 その獣人はブラックの頭上で、ケースを握り潰そうとしている。まるでミカンを潰すように金属
箱をひしゃげさせる怪力は、いまさら言及する必要も無いだろう。
「ま、まさか……止めろ……そんなことをしたら、お前たちまで……!」
 そう叫んだプリティブラックの頭に、ケースから漏れたジェルが降りかかる。
 石が打ちつけられる音が響く。
 同時に、勇気の戦士の幼い肢体は、紅蓮の炎に包まれた。
 ジェルは溶けた飴のように液体化して一帯に広がり、巨大な炎の塊が成長して周囲を呑み込ん
でいく。ブラックを中心に、獣の群れも炎の奔流に消えてしまった。
 まさか獣人の自爆かと一瞬思ったが、勿論そのようなことは無い。
 轟轟と立ち昇る火柱からは、無数の獣人の笑い声と、少女の絶叫が木霊してきた。
 はやり獣人は想像を超える生物だった。爆発の後、周囲にガソリンを撒いたように炎上している
場所で、涼しい顔をして立っているのだから。一方で、全身傷だらけのプリティ戦士は、熱量に耐
えられない。プリティブラックは灼熱の地獄で、炎に愛撫されながら絶叫していた。
「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ! あ゛つ゛い゛! あ゛つ゛い゛い゛い゛っ!」
 炎から脱出できず、プリティブラックの肢体は生きたまま焼かれていた。
 背丈よりも高い炎に抱擁され、自身も松明のように燃えていく。
 熱から逃れようと暴れる小さな獲物を、獣人たちは腕を掴んだまま離さない。炎の海で、獣人は
まるで入浴しているように気持ち良さげだが、プリティ戦士の肉体は無残に焼け爛れていく。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 炎の海で、プリティブラックの肢体は熱に巻き上げられるように浮き上がる。
 勿論、本当に浮いたのではなく、灼熱地獄の中で性器を貫かれ、獣人の腰と結合した状態に
なっただけだ。熱に嬲られ、下腹部を貫かれ、華奢な肢体が激しく上下に揺さぶられる。
594 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 17:11:49.59 ID:R5GWlpkf
 気管を熱で傷めたのか、悲鳴はみるみる掠れて聞こえなくなっていった。
 プリティブラックの幼顔はあぶられ、仮面から露出した口元が赤黒く変色する。
 唇が硬化してヒビ割れ、毛髪は火の粉を散らして縮れ、表情は焦げ付いて黒い仮面と癒着して
いった。瑞々しい少女の肌は焼けて薄くめくれ、傷の断面は水分を奪われて塞がった。
 暴れる力を失ったブラックは人形のように脱力する。しかし、獣人のピストンで覚醒し、しばらく
暴れては脱力するを繰り返された。命を燃やしているかのような動きだった。
 生きようとするプリティ戦士と、できるだけ長く生かして苦しめて殺そうとする獣人。美少女戦隊
の凄惨な最後の戦いに、獣人の俺は比喩的に言葉を失って立ち尽くすしかなかった。
 獣人はブラックを貫いたまま、炎のカーテンを開けるように、こちらにやってくる。
 下腹部を貫かれたプリティブラックは、全身を赤黒く爛れされ、煙を上げてうな垂れていた。手足
の指先は炭化して、毛髪は残されておらず、顔面は仮面と融合して口元が黒く焦げている。
 しかし、プリティブラックは確かに生きていて、心音もしっかり聞こえていた。

「……諦めるものか…………何のために、ブルーとホワイトを…………」

 別の獣人が、ペニスを彼女の口に押し込むと、パイ生地が割れるような音を立てて頬が裂け、黒
く焦げた表皮が剥がれ落ちた。手は垂れ落ちたまま、抵抗のそぶりは無い。
 ただ、火傷に覆われた目元から、涙が零れ落ちていくだけだった。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 生き延びるため、幼いプリティ戦士は、獣人の暴虐に耐えるしかない。
 しかし、捨て身の戦いに挑む少女たちに、救助がやって来る気配はまるで無いのだった。
595 ◆gRbg2o77yE :2012/03/18(日) 17:12:46.57 ID:R5GWlpkf
続きは気長にお待ちください。
596名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 01:31:47.67 ID:RvU3d19t
救助部隊来てくれ・・・
597名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 12:21:06.87 ID:iwdJugKQ
>>596
ざんねんながら作者サイトの展開だと完全に生け贄の羊
598名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 23:59:54.37 ID:+bS/5vo3
これこんな獣人と接触しちゃってるけど、プリティ戦士も獣人化するんじゃないの?
女は獣人化しないんだっけ?
599名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 02:41:00.70 ID:q8ddVcKo
とりあえず変身してれば防護されるんじゃね?
そもそも感染経路は推測されたものの、発症条件不明だしね
600名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 17:08:49.94 ID:iq1eEaXx
オリジン展開では女性も感染するようだけど、語り部の男は一応自我が残ってるみたいだし
感染具合も人よりけりなんじゃない
601名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 18:50:21.34 ID:eNbOVPTA
一般人女性のリョナ風景がないのは何故なんだぜ?
602名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 21:41:48.15 ID:oaqfVFqq
性的には無傷なレッドがどう恥辱と暴虐の嵐に晒されるかは楽しみ。
目の前でホワイトとブラックを惨殺されるのが濃厚になってきたし
603名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 01:27:59.86 ID:p0y1cx00
妄想を実現しよう

http://heroin-pinch.ldblog.jp:80/
604名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 21:10:29.83 ID:DWF1N4af
ここで まさかの、レッドふたなり凶暴化(゚∀゚)
605 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:16:44.37 ID:WMNpERE0
>>594の続きを投下します。
鬼畜表現がありますのでご注意ください。
606 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:17:55.13 ID:WMNpERE0
 生き延びるため、幼いプリティ戦士は、獣人の暴虐に耐え続ける。
 しかし、捨て身の戦いに臨んだ少女たちに、救助がやって来る気配はまるで無いのだった。
 俺はここで、市街地に視点をシフトした。
 理由はあるが、半分以上は興味本位でのことである。
 市街地は増殖する獣人に蹂躙されて、あらゆる建物から火の手が上がっていた。サイレンや怒
号が飛び交い、悲鳴が全方向から迸ってくる。まさに地獄の光景である。
 玉突き事故を起こした車両で塞がった道路の横を、人々が逃げ惑い、倍ほどの獣人たちがそれ
を捕まえ、噛み付き、引き裂き、しかし殺すことはなく、同胞へと変えていく。
 獣たちは、気に入った獲物にマーキングを施し、そして陵辱する非道を繰り返す。
 子供を連れた母親が、乳房を引き裂かれ、子供の前で陵辱されている。セーラー服を着た少女
が、抉られた顔で泣き叫びながら、獣に覆い被さられている。立往生した幼稚園のバスに何匹も獣
人が侵入していく。獲物に対する容赦は微塵も存在していなかった。
 標的は女性だけでなく、男性にも及んでいた。
 恋人を守ろうとした青年が、獣人に陰茎を無残に引き抜かれ、傷口に獣のペニスを挿入されて絶
叫する。少年が肛門を貫かれて痙攣し、中年の男性までが陰部を陵辱されていた。
 それは、まさに、欲望のままに暴れる畜生そのものだった。
 男性でも女性でも、彼らは気に入った者を犯し、行為の最中に獲物を変異させる。そうして、数万
匹規模の大群となった獣人たちは、既に市街地全域を制圧しつつあった。
 しかし、どうも獣人の目的は仲間を増やすことらしく、彼らは人々を殺さず、ひたすらに変異させて
同胞に変えていくのみ。彼らがどうしてそこまで仲間を欲するのかは、俺には分からない。
 ここでようやく、俺は目的の建物を発見することができた。
 それは、学校だった。
 プリティ戦士の本拠地にして、市街地防衛の要である場所。
 彼女たちの基地である学校は今、果たしてどういう状態なのだろうか。
607 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:19:41.94 ID:WMNpERE0
 幼いプリティ戦士たちは救援が来る希望に縋りながら、必死に獣人の暴虐に耐えているが、本
当に救援が来るのならば、彼女たちの基地でも、何かアクションが起きているはず。
 そう考えたのだけれど、現実はやはり甘くはないようだった。
 校舎は、鉄筋コンクリート3階建てで、横にはプールと体育館が並んでいた。
 しかし、建物は破壊されており、プリティ戦士の基地が機能しているとは思えない。
 校舎の窓ガラスは大半が割られて精液や血液が垂れており、グラウンドにあったらしいサッカー
ゴールが3階の教室に突き刺さっていた。ゴールが飛ぶってどんな必殺シュートなんだ。
 駐車場では教師たちの車両が玉突き事故を起こして出口を塞いだまま放置されており、家庭科
室はガス爆発らしき火の手が上がっている。グラウンドには無数の血液溜まりや精液溜りが残さ
れていた。フェンスの前に散らばっているバットやグローブ、鉄棒周りに散乱している大量の一輪
車、水呑み場の水は飲む者がいないまま流れ続ける。
 少しだけ時間を戻せば、いつもと変わらない平和な光景がここに広がっていたのだろうが、今や
人間など誰も残っていない。
 襲う獲物がいないためか、周りに獣人もほとんどいないようである。
 視点になっている自分を含めて4,5匹というところだろう。
 うーむ。頭の片隅で予想していたことではあるが、確認してしまうと心苦しいものがある。
 プリティレッドたちには残酷な結果だが、基地がこれでは救援はまず望めない。やはり、プリティ
戦士たちに残された生存の道は、自力で獣人の群れを撃破するしかないのだろう。

 ………………………………………………………………
 ………………………

 そのとき、眩い閃光がグラウンドに突き刺さった。
 まるで稲妻が落ちてきたと錯覚するような衝撃に、流石の獣人もやや怯んだようである。
 閃光は収束していき、俺は激しく脈打つ心臓を落ち着かせていく。
608 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:21:53.47 ID:WMNpERE0
 殺風景だったグラウンドは一瞬にして、宝石箱と化したように光り輝いていた。
 膨大な人数の少女が眩い光を発しながら、整然と並んでそこに立っているではないか。
 ざっと見た感じでも、2〜3千人はいるだろう。集団はグラウンドからはみ出して校舎の上やプー
ルまで溢れ、一部は道路にまではみ出している状態である。
 あー、本当にびっくりした。驚いて死ぬかと思った。
 普段より色々な生物が大量発生して暴れる映画を愛している俺も、その光景はあまりにも衝撃
的であり、何が起きたのか全く理解できなかった。いや、理解が追いつかない。

「プリティテレポーテーション、どうやら成功みたいね」

 少女の1人が凛とした声でそう言って集団を見渡した。
 間違い無いのは、彼女たちは全員がプリティ戦士であろうということである。
 少女たちは煌びやかな金属装甲に抱擁され、明るい色の髪を風に揺らしていた。
 装甲は全員が少しずつ異なる色になっているらしく、数千色ものプリティアーマーが一箇所に集
合した様子は、世界中の宝石を集結させたような異様な美しさを放っている。
 しかし、惨劇の場に堂々と並ぶ数千人の少女は、まだ幼い年齢の娘だった。
 外見から判断すれば、二次性徴を迎えていない者が大半だろう。金属装甲から浮かぶ肉体の曲
線は男子と同じ者ばかりで、乳房と呼べる膨らみを持つ娘を探すのが難しいぐらい。
 それでも大人数であるから、成熟した女性の肉体である者もそれなりにはいた。逆に、初陣で
散った幼女戦士より体躯の小さな幼女も含まれており、年齢層はかなり幅がある。
「全国のプリティ戦士をクリスタルで共鳴させて、全員を転送するなんて……」
「ダメ元だったけど、試してみて良かったね。全員ここに来れたみたい」
「次はきっと成功しないわよ。こんな無茶な荒業」
 幼いプリティ戦士たちは、隣り合う仲間と自分たちの状況を確認する。
609 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:24:28.34 ID:WMNpERE0
 詳細は分からないが、聞こえてきた声を要約してみると、彼女たちはプリティーガーディアンズを
助けるため、全国の基地でクリスタルを媒体にシンクロし、全戦力で3505人いるプリティ戦士全員
で戦場にテレポーテーションするという驚天動地の奇蹟を成功させたらしい。
 助けに行こうにも移動手段が無いのを、プリティ戦士の奇蹟の力はそれを覆したのだ。
 テレポーテーションの難易度は分からないが、全員で力を集めてやっと可能なぐらいだから、そう
とう難しいはずだった。ブラックとイエローの2重シールドといい、仲間を助けるために奇蹟を起こす
のがプリティ戦士たちの、正義の戦士としての底力なのだろう。
 とにかく、全国のプリティ戦士が全員集合という希少な光景。
 俺はとりあえず、集結したプリティ戦士たちをざっと観察してみることにした。
 細部を観察してみると、アーマーのデザインも色々あるらしく、大半の少女はミニスカートで下腹
部に装甲は無く、太股が露出し、一部はノースリーブで、肌が露出はなかなか多い。胴体部分は
胸部装甲とホットパンツだけで、肩出し、ヘソ出し、太股出しの猛者もそれなりにいる。
 ミニスカートやインナーはプリティレッドたちのスカートと同じ金属繊維だろうけれど、ただのスカー
トや下着にしか見えない。装甲と比べて防御力は格段に落ちるだろう。
 確かに、プリティ戦士の防御はバリアが基本であり、装甲で全身を覆う必要は無い。人によって
意見が分かれそうだが、バリアで補える装甲を減らすのは、1つの考え方ではある。
 全身を見ればお子様体型なので色香は無いが、風にはためくミニスカートから伸びた瑞々しい太
股には健康的な魅力があり、武骨な装甲よりも可愛らしい。金属装甲の輝きが美しいので、肌の
露出が多いとプリティアーマーが装身具のようになり、見た目も悪くないのである。
 他にも、頭にリボンや王冠めいた兜を付けていたり、アーマーに装飾布や長いマントを付ける
者が多かった。金属装甲に洋服のような模様や宝石めいた装飾を施している者もいるし、動物
をイメージしたのか、装甲に大きな爪やウサギの耳がある者までいる。
 全員に共通するのは、戦士の仮面で幼い顔を隠していることのみ。
610 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:28:41.02 ID:WMNpERE0
 どうやら魔法のクリスタルは、変身後の武装にかなり個人の趣味を反映できるらしかった。
 大半がミニスカで、綺麗な装飾を金属装甲に付けるプリティ戦士たちは、戦士であることと同時に
可愛らしい女の子であることも強調している娘が多いようである。
 美しいと思ったプリティレッドたちのアーマーは、この集団ではとても地味で貧相に見えてしまうだ
ろう。彼女たち8人はスカートの中すら装甲でがっちり固めていて、戦闘に特化した形だった。
 戦闘用のコスチュームに装飾なんて要らないと言えば正解だけれどね。
「どうしてこんなことに……。ここには、あの武闘派の白爪さんがいるんでしょう?」
「数が多すぎたのよ! 8人でこの数は対処できない!」
「見習い含めて戦士全員出撃なんて、何事かと思ったけど……こんなの酷すぎる」
 もちろん、着飾っているとはいえ、それはあくまで変身後のデザインの話である
 全国のプリティ戦士たちの誰1人として、ふざけている者はいない。
 眼前に広がる市街地は、獣人に蹂躙され尽くして噴煙を上げ、遠くから人々の悲鳴や嗚咽が絶え
間なく響いてくる地獄なのだ。これほどの惨事、少なくとも報道されたことはない。
 プリティ戦士たちの表情は驚愕に塗り潰されており、未曾有の事態なのは間違いなかった。
 学校のグラウンドから巨大な光の奔流のように、数千人のプリティ戦士が展開した。
 みんな目を怒りと悲しみで赤くしながら、獣人が跋扈する戦場に向けて走り出す
 全員が次々とプリティシールドを展開し、自分の武器を手に握り締めた。
「現状で作戦は無いわ! とにかく近くにいる獣人を殲滅して! ちゃんとした制圧作戦を立てるた
めに、まずはこの滅茶苦茶な状況を押し返すのよ! 目に付いた奴から撃破して!」
 現状では作戦も糞も無いというカミングアウトと同時に、市街地戦が始まろうとしていた。
 しかし幼女戦士はやはり実戦経験が無いようで、戸惑いながら後ろに続くしかない。出撃したの
は良いが、あまりに壮絶な戦場の様子に、どう動けば良いのか分からないようである。
611 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:30:02.70 ID:WMNpERE0
「貴女たちは獣人との戦闘に加わらずに、無事な市民を捜索して」
「クリーンゾーンを発見したら、生存者をそこに誘導するのよ」
 幼女戦士に指示を出している熟練したプリティ戦士の言葉はおそらく、獣人の体液に汚染されて
いないエリアを捜索しろということだろう。獣人の性質を多少は理解しているらしい。
 大きな犠牲を払い、最低限の情報はプリティ戦士側も得られたのだろう。

『獣人ども! ここからは私たちプリティ戦士が相手よ!』

 幼いながらも凛々しい鬨の声を上げて、大半がミニスカ姿のプリティ戦士たちは武器を手に、明る
い髪を靡かせて、数万匹の獣人が暴れている市街地に散らばっていく。
 来ないだろうと思われた援軍は、全国のプリティ戦士全員という大規模戦力だった。これまで後
手に回り続けていた戦況で、初めてプリティ戦士が反撃に転じた瞬間だった。
 しかし、戦力は学校に集中しているため、郊外にある工場跡にプリティ戦士隊が到達するにはし
ばらく時間が必要だろう。それまで、プリティレッドたちが命を保てるかは分からない。
 早くこっちに来てくれ! ブラックとイエローは殺されかけてるし、レッドも危ないんだ!
 俺は心の中で叫ぶが、それが現地に届くことは無い。
 突然出現したプリティ戦士の大集団に、獣人たちも一帯から学校に集結しつつある。
 大規模な戦闘の騒乱から逃げるように、大量の鳥が街から空に舞い上がった。

 ………………………………………………………………
 ………………………
612 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:32:03.69 ID:WMNpERE0
 数千人のプリティ戦士がテレポーテーションしてきて、市街地で暴れる獣人に反撃を開始したこと
を、工場跡にいるプリティレッドたちは当然ながら知ることができない。
 俺は一応まだ人間の言葉を話せるし(さっき、あ、い、う、え、お、と発声できたぜ)、ブルーとホワ
イトが動かなくなる瞬間も確認したので、今の状況を説明することは不可能ではない。
 とはいえ、獣人がいきなり人語を話しても、レッドたちは信用しないだろう。
 やはり俺は何もできず、残虐な暴力に苦しむ幼い戦士たちを見守るしかないのだ。
「ああ……プリティブラック……プリティイエロー……そんな……そんな……」
 愛の戦士プリティレッドは、両腕を獣人に拘束された状態で、残虐な汚物責めと火責めに晒され
て苦しむプリティ戦士の姿を、目に涙を浮かべながら見せつけられていた。
 過酷な戦いを生き抜こうと、心を1つにしたばかりの仲間たちは、イエローは全身に汚物を塗り込
まれて肛門を犯され、ブラックは全身に酷い火傷を負わされ前後から貫かれている。
 可愛らしい顔や肢体を汚物や火傷で覆い尽くされた彼女たちは最早、表情も怪我の状態もろくに
分からなくなり、ただ嬲られながら生きているだけだ。強靭なプリティ戦士の肉体は、獣の糞を大量
に食わされても死なないし、火傷は逆に止血になってさえいるだろう。
 全身を滅茶苦茶に嬲られる姿は、嬲り殺しにされた幼女戦士たちの悲劇を思い出させる。獣人
の責めは苛烈でいて、しかし決して致命傷にはならない絶妙な匙加減だった。
 そこで俺は重要な事実に気付いたが、プリティレッドも同じく気付いたようである。それは彼女た
ちプリティガーディアンズをますます追い詰めることになるが、今さらどうしようもない。
「まさか……お前たちは……プティットフォースで実験をしていたの……?」
 プリティレッドが戦慄して獣人を見上げると、凶悪な獣人は口元を三日月形にして嗤うことで応え
た。言葉は交わせなくとも、通じ合う意思は確かに存在している。
 初陣の幼女戦士たちがあそこまで凄惨な目に遭わされたのは、きっとプリティ戦士の肉体の強
度や回復力を調べる理由もあったのだろう。単純に陵辱されて惨殺されたホワイトやブルーと異な
り、戦士の肉体の限界を調べるために、執拗に痛めつけられたのだ。
613 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:33:43.33 ID:WMNpERE0
 初陣の興奮と使命感に輝いた、ローズ、ピーチ、メロンの顔が思い出された。
 顔面から乳房、両腕両足、背中や腹部、肛門や性器、内臓や骨格まで、純粋な3人の幼女戦士
は実験台として、獣人の大群に生きたまま解剖されたに等しいのだろう。
 唇を噛み締めて、目に涙を浮かびながらプリティレッドは獣人を睨む。
 目に浮かんでいるのは仲間を失った悲しみよりも、非道な行いへの怒りであるのは、やはり幼く
とも戦士というところだろう。だが、どれだけ気高くあろうと、苦痛に耐える覚悟をしていても、現実
での凶悪なレイプを前にして、彼女はプリティ戦士ではなく、幼い少女なのだった。
 愛の冠を持つにはあまりに幼い愛の戦士は、獣人に胴体を軽々と掴み上げられた。そして獣人
の複数の眼と見つめ合いながら、下腹部でいきり立つペニスに降ろされていく。
 プリティレッドの顔は、仮面の上からでも分かるほど蒼白で、歯ががちがちと鳴っていた。彼女は
怯えていた。自分の肉体を蹂躙して汚染するだけの行為に、心の底から怯えていた。
 ボロボロにされた仲間の姿が、嵐のようにフラッシュバックしているのだろう。
「こんなことをしても無駄よ! 無駄だから止めなさい!」
 プリティレッドは拘束を解こうと暴れ始め、ルビー色の長髪を振り乱した。
 戦う意思を残した天恵の美顔が、いよいよ破瓜の恐怖に歪んだ。仲間に守られ続けてきたプリ
ティレッドが陥落していく。獣人の亀頭が、彼女の幼い花弁に押し込まれていく。
 幼い戦士は硬く目をつぶって歯を食い縛り、すぐに訪れる激痛に耐えようとする。
 巨大な異物と結合した小さな秘所から、赤い血が一筋流れ落ちた。
「きゃあああああっ! 痛い! 痛い!」
 細い背中が弓のように仰け反り、赤い仮面から涙が零れ落ちる。虚勢を張っていた口から悲鳴
が漏れるもどうすることもできず、ただ未知の痛みを受け入れるしかないのである。
「うううっ……ふうう……はぁ……はぁ……はぁ……」
 半泣きになった愛の戦士の顔から、大声で叫んだ弾みで涙と涎が垂れていく。
 プリティレッドは毒を飲んだように大人しくなり、呼吸が不規則で声も上手く出ないようだった。
614 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:35:59.48 ID:WMNpERE0
 身体を浮かして下腹部の痛みを和らげようと、獣人の胸板の毛を必死に掴んでいる。小動物のよ
うに肩を震わせて獣人にすがりつく姿勢に、もう勇ましさは見られなかった。
 そこには自分の心と身体を陵辱から守ろうと必死な、無力な少女がいるだけだった。
「みんな……こんな痛い目に遭って……耐えていたの……」
 顔を赤くして本格的に泣き始めそうなプリティレッドは、絞り出すように呟いた。
 必死に耐えようとしていても、涙は後から後から溢れてきて、戦士の仮面を濡らしてしまう。声は
激しく震えていて、凛とした響きはどこにもなく、ただただ苦しいものである。
 獣人はそんなプリティレッドを見て、ただ笑みを浮かべているだけだった。
 それは、これから無知な獲物をどうやって料理しようかと考える冷酷なもの。
 俺は、幼い愛のプリティ戦士に呼びかけたくなるのを、必死に我慢して見守るしかない。
 君はまだ、全然ペニスを挿れられてはいないと。
 彼女はペニスの挿入が終わったと思っているようだが、実際は先端が少し挿れられただなのであ
る。冷静であればすぐに気付くだろうに、動転して余裕が全く無いらしい。
 惨殺されたプティットフォースや、殺される寸前のイエローやブラックの姿と、自分が重なりつつあ
るのだろう。まだ半泣きだった美しい顔は、苦しげに皺が寄り、嗚咽が漏れ始める。程なくして、情
けない大きな声を上げて、戦士の仮面の下から間延びした泣き声が響き渡った。
 錯乱するように手足を暴れさせるも、獣人の拘束は揺るがない。
 言葉にならない悲鳴を発する彼女に、しかし、獣人は何もしない。
 獣人は優しい優しい笑みを浮かべながら、ペニスを突き入れかけた状態で、プリティレッドが正気
に戻るのを待っている。それは勿論、正気に戻ったほうが苦しむからだろう。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………」
 やがて、叫び疲れたのだろう、プリティレッドは苦しげに深呼吸を繰り返し、不安定な感情はある程
度落ち着いたようだった。今の彼女は、プリティ戦士としてあまりにも無防備だった。
 そして、獲物の精神が緩んだ瞬間を、獣人が見逃さすはずもない。
615 ◆gRbg2o77yE :2012/03/24(土) 23:36:15.71 ID:WMNpERE0
続きはかなり気長にお待ちください。
616名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 00:15:51.57 ID:r+YS02Cd
また、無駄に新しい犠牲者が増えたなあw>3000人規模の造園

正直、原型留めない系の破壊よりは、美しさを保ったままのリョナの方が好きなんだが
過去の作風的に、そこは覚悟しておくw
617名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 18:12:25.40 ID:YAgIXI2a
次回でいきなり全滅しそうだなし>援軍3000人
618名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 19:40:47.98 ID:c3pqEDJU
援軍3000人?
生贄3000人の間違いじゃなくて?
619名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 21:06:49.09 ID:/Eonf+Pd
1万人のライダー部隊の間違いじゃなくて?
620名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 21:09:14.95 ID:r+YS02Cd
全員怪人化ということか・・・
621名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 01:58:09.65 ID:9eKzxLYS
学校が破壊されたなら
作者サイトの展開とは完全に別物だな
622名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 02:08:10.65 ID:NTzXAkdg
でも、作者的に各キャラの結末は同じような気がするw
623名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 03:41:21.27 ID:2jTJFalb
ガーディアンとフォースの8人を敗走に追い込んだくらいだから
ホワイトの死因でもある獣人のパワーアップが一斉にしたら

通信越しの断末魔の悲鳴と喘ぎ。
A〜E班壊滅。生存者の救助に向かったF班・H班は通信が繋がりませんって通信担当の悲痛な叫び
そんなバカな戦力だけならこちらの方が上な筈だと露骨な動揺するリーダー格と拠点を取り囲む獣人

援軍全滅まで後○○○○人のカウント付きで進行しつつ
624名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 21:58:16.93 ID:D8r9/lHQ
包囲殲滅は男のロマン
625名無しさん@ピンキー:2012/03/28(水) 09:52:41.99 ID:x12ateDm
>>623
脳内でストーム1が無双しだしたんだが
626名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 17:50:15.53 ID:NmeNUfJ2
俺は忠勝のテーマが聞こえてきたよ
627名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 19:08:23.72 ID:eHN7+qM0
これより死地に入る!
628名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 10:29:21.99 ID:kXwIi+GK
援軍が来てパイレーツカリビアンのテーマが流れて次回に続くと言う流れかと思った。
629名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 12:36:36.16 ID:6C6OP91C
保守
630 ◆gRbg2o77yE :2012/04/07(土) 21:05:07.32 ID:gT86BRdn
>>614の続きを投下します。
鬼畜表現がありますのでご注意ください。
631 ◆gRbg2o77yE :2012/04/07(土) 21:06:19.42 ID:gT86BRdn
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………」
 やがて、叫び疲れたのだろう、プリティレッドは苦しげに深呼吸を繰り返し、不安定な感情はあ
る程度落ち着いたようだった。今の彼女は、プリティ戦士としてあまりにも無防備だった。
 そして、獲物の精神が緩んだ瞬間を、獣人が見逃すはずもない。
 獰猛なペニスが勃つ獣人の腰に、プリティレッドの下腹部が一気に沈められた。
 小さな性器は太いペニスを無理に呑み込まされ、肉が切れていく鈍い悲鳴を上げる。粘り付く
ような水音を立てて結合部から赤黒い血が溢れ、獣人の腰に流れ落ちていく。
 それは紛れも無い破瓜の血液だった。プリティレッドの肢体は衝撃で仰け反ったが、何が起き
たかは理解できていないだろう。口を開いたまま、下腹部の激痛に震えるだけだ。
 しかし、その間にも、プリティレッドの性器はペニスに擦り切られ、布が綻ぶように大きく割け拡
げられていく。出血は止まるどころか激しくなり、巨大なペニスの根元が朱に染まる。
「うっああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ! いやああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」
 愛の戦士がようやく獣人との結合を理解すると同時に、巨躯の獣は勢いのまま彼女の華奢な
肢体を突き上げた。愛液ではなく血で濡れた彼女の膣から、どす黒く染まるペニスが引きずり出
され、すぐに少女の腹部に穴を開けんばかりに突き入れられ、肉を突く音が響き渡る。
 割かれた性器から赤い華が開くように、血液の飛沫が散った。
 獣人は猛烈に腰を動かし、両腕で幼い戦士をペニスに沈めては浮かしを繰り返す。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」
 翻弄されるプリティレッドの顔に再び涙が流れ、掠れた悲鳴が連続して上がった。
632 ◆gRbg2o77yE :2012/04/07(土) 21:07:05.03 ID:gT86BRdn
 衝撃を少しでも殺そうと、必死に獣人の毛を握って身体を支えようとするが、残酷な獣人はそ
れを許さず、彼女の両腕は掴まる場所を求めて宙を泳ぐのみ。残酷な陵辱に苦しみながらも、
それでも何とか耐えようとしている幼い戦士の顔に、獣人の手が近づいていく。
 水音を立てて、愛の戦士の顔に、獣人の掌が押し付けられた。
「……っは! がはっ………ああ………!」
 獣人の手が離れた後、プリティレッドの天恵の幼顔は、黒い血でどろりと濡らされていた。
 ルビー色の髪や戦士の仮面、殴られて腫れた顔から滴り落ちるのは、彼女の裂けた性器から
溢れている破瓜の血液だった。性行為で生じたとは思えない、刃物で傷つけられたレベルの大
量出血であり、近くでそれを見せられた俺は、思わず眩暈を起こしそうになってしまった。
 生々しい鉄臭が漂う血化粧を施され、愛のプリティ戦士の顔は凄惨な絵に変わる。唇から苦し
げに血を垂らし、プリティレッドは自分の破瓜の血を味わいながら突かれ続ける。
 愛のプリティ戦士である彼女の初経験が醜い獣人であり、そこに愛など欠片も存在していない
のは、もう皮肉と言うしか無い。肉を突く音の間隔は加速度的に短くなり、より激しく、より深部ま
で食い込んでくるペニスに、体格も力も劣ったプリティ戦士は翻弄されるばかりである。
 今度は、破壊されたプリティアーマーから露出した胸肉に、獣人の目がぎろりと光った。
「ぎゃあああああああああっ! いやああああああっ!」
 消耗して反応が乏しくなったプリティレッドに、乳房が突然攻撃の対象となる。
 プリティ戦士の強化された肉体でも、胸板の薄肉は獣人の爪に易々と抉られる。爪が彼女の
胸を掻く度に瑞々しい肌が裂け、膨らみの無い乳房から黄色い脂肪と血が流れ出した。乳首が
潰され、乳腺が切断され、幼い乳房は数秒で原型を留めない肉に変えられてしまう。
633 ◆gRbg2o77yE :2012/04/07(土) 21:07:56.39 ID:gT86BRdn
 プリティアーマーの残骸を付けた少女の細腕は、血塗れの乳房を弄んでいる獣の爪を引き剥
がそうとするも、純粋な力で全く敵わず、胸を掻き毟る爪はびくともしない。プリティ戦士の必死の
抵抗を嘲笑うかのように、獣の爪が乳腺の残骸を潰れた肉から引き抜いていった。
 かつてプリティメロンも同じことをされているが、乳房を耕されたレッドが重傷である。
「や゛め゛て゛……っ! た゛す、け゛て゛……っ! た゛れ゛、かぁ゛……っ!」
 プリティレッドは大切な性器や乳房を好きに破壊される激痛と屈辱に、最早、形振り構わずに
助けを求めて泣き叫ぶしかなかった。美少女戦隊のリーダーの面影が、儚く消えていく。
 幼くも凛々しかった少女の顔は、今や血泡を吹いて意識が飛びかけているようだった。
 プリティ戦士の両腕と頭は、獣人の腰に合わせて前後に、左右に振り回されるばかり。
 獣人の射精が近づいているのだろう。プリティレッドを掴んだ掌に力が篭り、鋭い爪がプリティ
アーマーの残骸を貫通して腰に食い込み、赤い血が小さなお尻に流れていく。
「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 幼い戦士の悲痛な叫び声に呼応するように、血塗れの結合部から白い汁が溢れ出た。
 より深く、より強く打ち込まれるペニスからプリティレッドの子宮に、獣の種子が注がれる。
 大量の精液で膨れていくお腹に、少女の壮絶な泣き声が響き渡るも、射精は止まらない。愛の
戦士のお腹を妊婦のように膨らませて、それでも止らないのだから、もう呆れるしかない。
634 ◆gRbg2o77yE :2012/04/07(土) 21:09:10.89 ID:gT86BRdn
 射精の途中でようやくペニスが抜かれ、プリティレッドの肢体に生臭い化粧を施した。
 血で汚れた幼い顔や、引き裂かれた乳房や、力の抜けた細い手足に、汚い音を立てて精液が
叩きつけられる。腹からも滝のように逆流して、膣粘膜の残骸ごと流れ出ていく。
 プリティ戦士のリーダーの、最初のセックスはようやく終わったのだった。
「………う………あ゛………」
 ルビー色の髪や未成熟な肢体を白濁に塗れさせて、愛の戦士はその場に崩れ落ちた。
 もう抵抗する力も残されていない、あまりに深く傷つけた少女がそこにいた。
 哀れなプリティレッドの姿を見て、悲しくならないと言えば嘘になる。
 この街のプリティ戦士は結局、全員が獣人の性欲の犠牲になってしまったのだ。プリティガー
ディアンズもプティットフォースも、獣人に陵辱されるために戦ってきたわけではないのに。
 敗戦の末に嬲られる幼い戦士たちに、救助は未だ到達しない。
「………ぷ………プリティ………レッド………屈しては、ダメ………」
 残酷な陵辱に晒されるリーダーを、プリティイエローは掠れる声で励まそうとする。
 引きずり起こされた華奢な肢体は汚物で濡れて、黄土色の泥人形にしか見えなかった。
 幼い性器や口から樹の根っこが生えたように獣人の排泄物を垂らし、切り刻まれていた肢体
は全身に汚物を塗り込まれて、もう怪我の場所さえ分からない。尋問ですらなく、ただ獲物を苦し
めて殺していくだけの汚物責めに、幼い夢のプリティ戦士は耐えていたのだ。
「………俺たちは………生きるんだよ………」
 プリティブラックも引きずり起こされたが、全身が赤黒く爛れて部分は炭化していた。
 アーマーと炭化した皮膚が融合した幼い肢体は、汚らしい音を立てて精液や小便が浴びせら
れて、文字通りに消火されている。焦げ固まった幼顔の上を大量の小便や精液が垂れ落ちる
と、火傷がヒビ割れて、血も一緒に流れて、肉が焼ける悪臭が立ち昇っている。
635 ◆gRbg2o77yE :2012/04/07(土) 21:09:57.71 ID:gT86BRdn
 遊び飽きた玩具を投げ捨てるように、獣人たちは2人を責めから解放した。
 黄土色と炭色に変色した2人の幼い戦士は、勢いのままに転がり、リーダーであるプリティレッ
ドの近くで仲良く並んで動かなくなった。美しいプリティ戦士の姿は微塵もなく、男か女かすら分か
らず、人間の形をしているだけの塊と化して、呼吸だけはしているようだった。
 彼女たちを前に、倒れたまま動かないプリティレッドが、獣人の群れに引き起こされる。
 腰が砕けて立てない彼女の、ルビー色の髪を掴み、次の獣人がペニスを硬くしている。潰され
た乳房は肉が裂けて血の海で、小さな性器はドリルで抉られたように大きな穴と化していた。
 更に規格外の性行為を続けるなど、誰がどう見ても不可能な状態である。
 戦士の仮面の奥で、瞳はどんよりと濁って、もう何も映してはいない。
 プリティ戦士はこれまで、死ぬまで複数の獣人の相手を強いられている。プリティレッドも例外
ではなく、死ぬまで犯されるし、死んでも犯されるのが、敗北したプリティ戦士の末路なのだ。
「ごっ………ぐっ……ううっ!?」
 次の獣人が、プリティレッドの右頬を引き裂きながら、小さな唇にペニスを捻じ込んだ。
 天に恵まれたと思えるほどの美しく神々しい顔が、ペニスに穴を開けられて赤黒い血を流して
いく。さらに左頬を裂きながら、2本目のペニスが少女の顔に押し込まれた。戦士の仮面の下
で、あれだけ整然とした少女の顔が歪に変形し、口が滅茶苦茶に裂け拡げられていく。
 悲鳴も途切れて、幼い戦士は人形のように弄ばれていく。
 救援部隊の到着はあまりに遅く、そして遠く、間に合わなかった。
 怪力のままに嬲られていく愛のプリティ戦士を、俺はただ見守るしかできなかった。
636名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 21:13:28.12 ID:gT86BRdn
続きはかなり気長にお待ちください。
あと2回の投下で終了します。
637名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 09:43:11.11 ID:vM6wj6Xa
もう終わりなのか
最後楽しみにしてます
638名無しさん@ピンキー:2012/04/08(日) 10:58:54.40 ID:QQZnIMWe
一応楽しんではいるんだけど、さすがにワンパターンな印象が
間違ってもプリティ戦士たちに勝って欲しいとは思わないけど、もう少しバリエーションも・・・
639名無しさん@ピンキー:2012/04/09(月) 23:56:31.62 ID:zMb9TpUP
某動画を見て氏の作品にムーンビーストが出たら恐ろしい事になりそうだな
640名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 21:54:57.24 ID:L1h3NNXt
こらwwwwww
641名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 22:49:59.48 ID:VhkpBWD7
微妙なタイミングだが、そろそろスレ立てだな
642名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 01:06:19.61 ID:gUgOSvin
保管庫止まってるね
643名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 15:25:22.66 ID:1fCj9Rzh
次スレ立ててみる
644名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 15:29:21.93 ID:1fCj9Rzh
645名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 06:10:40.25 ID:EhmiLX2L
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646名無しさん@ピンキー
穴埋めに書き込み
先日、絶版になっていて近場の古本屋でも見なくなり割と入手困難な戦闘女神アヌンガという漫画を尼で入手
黒人のヒロインがアフリカ神話?だかの女神と融合して変身し、魔神(ようは怪獣)と戦う巨大変身ヒロイン物

とかくヒロインのビジュアルが敷居を高くしているきらいはあるが、上手くウルトラ戦士のフォーマットが配置してあり、
多腕の魔神に両腕を取られて×字に拘束されて、がら空きの脇腹にブローを連打されて肋を折られて失神敗北などの良質なリョナがある一作

マイナスなのは絵柄が今風じゃなく、前述の通りヒロインのビジュアルが受け線ではないこと
これだけの骨太な作風の巨大変身ヒロイン物はもっと増えて欲しいな