【みなみけ】桜場コハル Part 13【今日の5の2】
1 :
名無しさん@ピンキー:
なにこれ?
3 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 16:53:10 ID:e2L0/muC
春香 ? 夏奈 藤岡 千秋 まこちゃん
ふじかなもの誰かお願い
誰も投稿せずに終わる予感しかしないw
前も投下はあったけど反応が乏しかったからなぁ
最近は本編で男が絡んでこないから妄想が難しいぜ
男が出てこないなら女同士で書けばいいじゃない!
ってパンが駄目ならケーキ食えの人なら言うはず
単行本でたらまたちょっと盛り上がるんでない?
当分先の話だがw
藤岡×千秋が好きなので
そのうち書きたい
ここでは藤岡人気あるなー
人気投票だとナツキの一つ上で保坂、マコちゃんより下の
登場回数の割りにちょい微妙な感じなんだが。
人気投票あったんか
藤岡はマコちゃんと保坂と比べるとアクが弱いからか
エロ書ける展開はめっちゃ作りやすいんだが二次創作が驚くほど少ないよな、みなみけ。
特に同人誌では保坂も藤岡もナツキも男連中が全くでない。
あっても内田がお金に釣られておっさん達とHしまくったりとかそんなのばかり。
読む同人偏りすぎろww
一応藤岡とエッチする奴もそれなりにあるぞ
15 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 11:01:26 ID:plfXsmIB
つ『サザンクロス』
甘えん坊ロリカナ可愛ぇぇぇぇぇぇ
最後のコマの作画がなんか変だったのを除いては良い回だった。
藤岡と千秋も見れたし
後ろからだっこしたままみかんを食べさせるってのはなんかエロいな
千秋の薄桃色の唇に藤岡の男っぽい骨ばった指が入っちゃうのか
このスレ、藤岡千秋の人と俺の二人しかいないような気がしてきた!
ここにいるぞ!
ノシ
保守
ミツキちゃんのえっちな画像ください
そーいうスレじゃねーから、これ!
千秋「それが欲しければ私にこのみかんを食べさせるのだ!」
千秋「でも今はおなかいっぱいだからいらない」
藤岡「(持ってるけどあげないって事か…)」
保守保坂
秋マコ熱望
ミツキちゃんペロペロ
ぺろぺろ
ナツキと内田のひと夏のアバンチュールを途中まで書いてたけど
完全にタイミングはずした
希少種であるナツキをSSにするとか凄いなw
キャラが難しすぎて俺には書けない
じゃあ俺はナツキ×ハルカをここで細々と支援してみたり
イメージ的にはハルカ×ナツキでハルカに主導権がありそうだな
33 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 21:20:04 ID:RZR06Bfj
春香って処女だけど床上手そう
34 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 22:55:26 ID:as9nJZ1B
藤岡は幸運キャラ?不運キャラ?
今の所親族以外で一番想い人に近い男だから少なくとも不幸ではない
ただし全く振り向いて貰えてないから幸福ともいえない
傍から見たらハーレムで周りから見たら羨ましいけど
肝心の本命には振り向いて貰えず本人的には不幸、に近い
プレーンヨーグルト分が足りない
37 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 20:54:19 ID:72ILkGYm
裸見てしまったり、何気にチョコ貰えたり客観的に見ればかなりの幸福キャラ
てかカナを諦めたらよりどりみどりだしな。
しかしカナを諦める藤岡は藤岡ではない
40 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 00:20:53 ID:5S6wmqcl
デレたら一番破壊力高いのはカナ。
間違いない。
藤岡頑張れ。
デレたらデレたでテンパって果てしない方向へ空回りしそうではあるな
あぁ、何故かこの二人は本人達ががんばれば頑張るほどラブラブから遠ざかる気がする
あえてカナまこちゃんとか推して見る。
地味にこの組み合わせの同人とかもあるし。
つか人気投票一位だけど陵辱系同人の出番はメインヒロインで
一番少ない性的なものをほとんど感じさせないヒロインって珍しいな。
なんかこのスレ終わってるな
まだ始まってもいねぇよ
投下されりゃ始まりか
エロパロってエロのみだっけ?
保管庫にもあるように
エロ無しは過去でも色々投下されてるからいんでない
>>1の様にワクテカまったり出来れば良しなんでない
wktk
うにゃ
あ、書けたw
今更だけど
>>1乙です。
保管庫の更新が滞ってますが、取り敢えず俺は生きてます
年明けには更新再開しようと努力しますので、もうしばしご辛抱下さい。
避難所も一応用意してありますので、適当に使って下さい。
藤岡×夏奈のストレートなラブコメ書きたい。
夏奈が超デレッデレになるレベルのw
生存報告がw
やっぱふじかなは人気あるなー
公式にもほぼ確定とされてる唯一のカップリングのせいかな
藤岡「今日もサンタさんの格好して
千秋ちゃんの部屋に忍び込む仕事が始まる…」
中学生を夜中に呼びつけて行き帰りで事故にでも遭われたらハルカは責任取れるのかな
夜中って千秋寝るの10時ぐらいだろw
アニメで11時に完全に寝入ってたんだから。
んでプレゼント渡したら即帰ってるんだから帰るのも早い。
>>51 真剣に死んだのかと思った時期がありました
待ってるから更新がんばって
未保管の俺の作品もあるしね…
原作の最有力候補同士を結びつけると千秋と結ばれる相手は
保坂と藤岡の義兄付きになるのか。
藤岡はともかく保坂はきっついなw
保坂よりもナツキの方が目ありそうだけど…
マコトが弟はわりと想像しやすい
吉野「内田は私のもの。だから誰にもあげないよ☆」
カナ「吉野のものは私のものだな!」
どっかのスレで皆が内田をペロペロしたくなるSSがあったっけなそういや
内田ペロペロでぐぐっても出てこないな・・・
SS投下無しに年明けだな!
1/1カキコ
そういや冬コミでみなみけの同人とか出てたんだろうか。
昨日用事ついでにちょっとショップを見た限りでは一冊もなかったが・・・
カナが空気読めてなさ過ぎてクラスメイトから苛められてレイプされるSS読みたい
あぁん?挿入ったやろ?
ここまで来て投下一切無し
投下→冬佳→冬樹
冬木が出てくるSSを投下する強者なんているわけがない
「千秋ちゃんのここ、全然濡れんねぇ」
「な、当然だろバカ野郎!」
「まあ、いいね。無理矢理入れたら感じてくるきに」
「お前やめろ!あが、ひぎぃぃい!」
みたいな感じか?
「チアキちゃんのここ、全然毛生えないよね」
「なっ、なにをイヤらしい事言うんだふじおか」
「でも、俺はつるつるのチアキちゃんのお○んこも大好きだよ」
「そ、そんなこっ、あ、ばかっ、急に舐めるなあぁっ」
というような感じなら大好物だ
>>72 「うちの妹がお前があげたぬいぐるみに襲われてるんだが」
「!?」
ハルカ「私の妹は素直でいい子達よ」
カナ「あたしの妹が生意気すぎて困る!」
ナツキ「俺の妹は最近男っぽい」
ハルオ「うちの妹は嫁に出さん!」
みなみけのファンブックだと千秋への藤岡への思いは恋だ、みたいなこと書いてあったのが懐かしい
なんつーか薄味なんだよ全てがよお もうちょい誰かを明確にデレさせろ
「こいつって○○のこと好きなのか?」みたいな描写ちょこっとしといて後は完全放置、みたいなことばっかするのはやめてくれ
ちょっとぐらいテンプレ通りのデレ描写を見せろ
今、「さっさとふじかなSS書きやがれ」って言われた様な希ガス
77 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 02:06:33 ID:qTPTKePt
>>62 内田「 SS
でぐぐったら出たぞ まとめサイトが
かなとまきの百合SS読みたいっす
>>75 お前は分かっていない
好意が明確でないからこそ妄想が100倍に膨らむと言うものだ
終わりを決めてないから恋愛描写も書けないんだろ。
終わり決まっても書かない可能性メチャ高いけど。
保管庫が更新されたみたい…管理人さんに感謝だな
>>78 分かった。
しかし人名はカタカナで書け。
けっこうです
保守坂
11-636です。書こうと思ったらインフルをやってしまいました。
とても書ける状態じゃありませんでした、すいません。
なのに変なタイミングでレスをしてしまい、体調も悪かったので
やたらと荒い口調で
>>78さんに絡んでしまいました。申し訳ございません。
ということで、百合マキカナ途中までです。
・書けるもんなら人名を漢字で書きたいので、漢字で書いています。
気になる方は適宜テキストエディタで置換してください。
・エロまでが長いです。感情描写が薄いです。
今から3レス使います。なんかアレだったらやめますよ。
「それじゃあ、カナ。私は買い物に行ってくるから。
チアキはまだ帰ってこないみたいだけど、図書館にいるって言うから大丈夫だと思うわ」
買い物鞄を手にして春香が夏奈の方を振り向かず言う。
「分かったよぅ」
夏奈もこたつで、手に持ったマンガから視線を外さずに答える。
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃーい」
気の抜けた声で返事をする。
南向きのベランダから日が燦々と差している。陽が沈む前、いっそう陽の光が強くなる時間だ。
この頃は少し暖かくなったかもしれない。朝はともかく、一日中この気温ならいいのに。
去年と同じく、またコタツの収納時期でもめるのだろうな、と夏奈はマンガを読みながら考えていた。
「あんな我がままを言うハルカは初めてだったからなぁ……」
手にしているマンガ中では去年から新キャラが頻繁に出始め、不穏な空気が漂い始めている。
そんな事とは何の脈略もなく夏奈が呟く。
「それ、去年のこたつの話?」
「そうだよぅ……」
来客が来てもあるがままの南家に、コタツに突っ込んでケータイを弄んでいるマキの姿はすっかり馴染んでいる。
「やー、3回は聞いたよそれ。どんだけ嫌がってたんだよって」
「だってさぁ、間髪入れず『やだ!』だよ?ハルカらしさが崩れるほどの寒さなんだよ」
「でもすぐコタツ出しちゃったんでしょ」
「いやいや、あの感覚が来年にならないと味わえないって分かると、一旦離れると寂しくなっちゃうみたいなとこがあって」
「なにそれっ、ハルカが言ってた『どっしりしたとこ』とかと一緒じゃん」
「コタツさんは本当、憎い男だよぉ」
「なんっだそりゃ」
似ていないモノマネを入れつつ二人で笑う。
「夏奈ちゃん、今日って」
「んー。ハルカが買い物のついでにアツコを呼んでくるらしいよ」
「アツコも馴染んだねぇ」
マキが笑う。
「馴染んだねぇ……」
南家に初めて来た時の引っ込み思案だったアツコを思い返す。
元々連れてきたのはそもそも誰だったか。マキか、ハルカか。
とはいえ、割とどうでもいいな、と気付いたので考えるのをやめ、舌上のサラダせんべいの薄い塩味と油分を享受する。
前歯で荒く砕かれた煎餅が唾液で頼りなくふやけていく。美味しい。
「チアキもいろいろ連れてくるらしいから、今日は前みたく男の扱いのプロのマキ先生とアツコ先生に終業式の正しい過ごし方でも──」
「カナちゃん……」
マキの声のトーンが下がった。
「え?」
マキがケータイを置く音に夏奈も様子を察する。
「私って男の扱いうまいと思う?」
ほぼ無感情での呟き。夏奈から見ると、下を向いていてマキの表情が窺えない。
サラダせんべいの味のなくなった成れの果てが口の中にいて気持ち悪い。
「えー……う、うん」
とりあえず、頷いておけ。
「それは、どう……か……なぁ……」
震える声だ。こちらを覗いたマキの頬にはなにか水のようなものが。
マキの目が潤んでいる。
「マ、マキちゃん、どーしたのさ」
「振られたよぉ……。うぐっ、きのー、学外の……先輩に告ってぇ……うぅ……そんで……うわぁぁあ」
泣きながら言葉にならないながらも答えるマキに夏奈は狼狽している。
「えっと……そうだ!」
夏奈はマキの横に座り、マキの頭を撫で始める。
「うぅ〜……」
「よーしよーし」
「カナちゃぁん……」
年上を撫でた経験は無いが、マキはなんとなく撫でやすい。
撫でていると、マキが夏奈の胸に顔を預け始めた。
「カナちゃーん……うへぇーっ」
「おうおう、そうやって女友達の胸で泣けばいいよ。女同士なんだから。今は存分に泣けばいいんだよ」
肩を抱くように首に手を回し、頭と背中を撫でる。腕の中に頭がすっぽり収まっているような感覚がある。
抱きやすい。そして、以前にも感じたが掴みやすい。単に顔が丸いのかもしれない。
「カナちゃん……」
「!? お……ぉう」
マキが急に夏奈の方を向いた。顔が近くて思わずどきりとした。
目が潤んでいる。自分より少し大人の、自分に少し似た顔の、自分より少し綺麗な女の子が。
一瞬こちらの目をしっかり見据えたかと思うと、体勢を変え、マキが黙って抱きついてくる。
「ひっぐ、うぅ……」
「お、……おーよしよーし……深呼吸しよう……深呼吸」
さきほどのマキの表情ですっかり驚いてしまったが、そういえばこちらが慰めていたのだった。
「カナちゃん」
「マキちゃん、なに?」
「カナちゃんの髪はいい匂いがするよ」
「あ……ありがとう」
友達にこれほど素直に褒められた事はない。
深呼吸するついでという感じで、ツインテールの根元あたりでも嗅いでいるのだろうか。
「……ひっ!?」
首筋にぬめっとした不思議な感覚が走る。
その後、ちゅっ、ちゅっという音。
「マキちゃん!?」
「カナちゃん……」
甘い声で囁かれる。と思いきや、先ほどのキスの雨が口まで近づいてくる。
これはなんだかまずい。慰めているというのではなくなってきたのではないか。
いざ唇にされる直前、マキは尋ねた。
「カナちゃん、いいよね?」
「い……いいよ」
と頷く。
「よかっ」
た、と言わずに夏奈にぎゅっと抱きついて、唇を合わせる。
「んー」
女同士でもキスぐらいするよ。千秋にもしようとしたんだからこのくらいは。
それにしても、マキの唇は柔らかい。モノを食べたりするのとは違う感覚だ。
「んふぅ」
そりゃあ、唇が合わさっているんだから、自分の唇が舐められたりすることもあるのかもしれない。
1回、2回、3回。
「ん! ……んあ、う」
待てよ。これ知らないやつだ。舌が自分の口にまで、入って、
「ぇ、じゅる、じゅぷ、あ、あう、えう、」
これは自分が全然知らないやつだ。大人の、大人の?
「るぷ、じゅぷ、じゅる、ちゅぱ、ちゅっ、ちゅっ」
何だろう。キスってこんなに……おかしな感じになるものだったのか。
夏奈の顔が上気している。
「カナちゃん、大丈夫?」
「……え、えー……大丈夫じゃなくなるかもしれない……」
「息が荒いよ?そうだ、人工呼吸、しようか」
「ちょ、マキちゃ……んむー……ちゅ、れろ」
夏奈の口への蹂躙がもう一度、先ほどより濃厚に繰り返される。
思わず脳内で千秋が「それはチューじゃないかよべらぼうめ」と突っ込んでいる映像が浮かんでは消える。
「はぁ……はぁ……」
「カナちゃん、続きしていい?」
「続き?」
また書いてないので取りあえずここまでですよ?
GJ
続きに激しく機体
キャラクター紹介の3姉妹の絵柄って未だに1巻と同じだよな
アツコのキャラ紹介の説明でガタイがいいって書いてあるけど女子にガタイって合ってるのか・・・?
オウ、初投下オッスオッス
おぉ、しばらく見ない間に投下きてたか
とりあえず完結期待
GJ!
いやぁ…一時はどうなるかと思ってた
前スレ落ちた時は正直このままシャナスレみたいに落ちっぱなんじゃないかと
>>1の功績で復活し、管理人さんも復帰。
そしてついに、SSの投下が…
もう感無量だよ!長レスになって申し訳ないが、これだけは言わせて頂きたい
みんな、ありがとう
カナマキいいね〜
続きが気になる
チョコレートボンボンに酔っ払ったチアキが藤岡に迫るSSマダー?
普段からしてマコちゃんにあんなベタベタなのに
アルコールが加わったらどうなっちゃうんだ>千秋
千秋「うお〜マコちゃんはあったかいなぁ〜」ギュー
マコ「うわああああ、ち、チアキそんなくっういちゃ…うあああ」
藤岡「あはははは、千秋ちゃんは甘えんぼだなぁ〜」フニャフニャ
マコ「藤岡さんまで酔ってるし!」
千秋「ホラホラ〜マコちゃんもいっしょに藤岡椅子に来るんだ
マコちゃんなら藤岡椅子もゆるすぞ〜」
マコ「いや、別にオレはいい…」
千秋「ほれほれ〜みんなで摩擦すればあったかいぞぉ〜」ムギュー
藤岡「あはははは、ほらあったかあったかぁ〜」ムギュー
マコ「うあぁぁぁぁぁぁ」
カナ「なにこれ」
藤岡が某未来への水先案内人に似てるんだが・・・
それを踏まえたSSが読みたい・・・
藤岡「南!俺は…君という存在に心奪われた男だ!この気持ち…まさしく愛だ!」
夏奈「……」
101 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 12:59:43 ID:ewq42H6y
カナ「おーい、ブシ岡」
千秋「わたしがふじおかマイスターだ!」
千秋「藤岡、みかんをわたしに食べさせろ」
藤岡「あ、うん」
ムシャムシャ
ホサカナ
ヒトミが可愛すぎる件
知ってる
106 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 01:43:08.16 ID:s8kBC39G
age
チアキが可愛すぎる件
ナツキのブラチラ目撃がうらやましすぎる
でもハルカの守備範囲にナツキが入ってることがわかった
ナツキは何気にマコちゃんの次に役得が多い
ハルカのブラチラ2回目撃、パンツも見たし
アニメでは胸に顔をうずめてた
藤岡はカナの裸見た事ぐらいで意外と少ない
>>109 オイ、バカヤロー。 じゃ、なにか。
いつもかわいい女の子がチンチンの上に座ってやってるのは、役得ではないと?
と、フジオカが言っている
無防備な女の子が目の前にいて
手出し出来ないというのは人によっては拷問なんだぜ
とフジオカが言ってみる
内マコがありそうで無い件
でもチアキちゃんが夏物のワンピース着てたときは襟の中に可愛らしい薄桃色の先端とか見えちゃったしなあ
いつもすごくいい匂いするしちいちゃなお尻の感触だって気持ちいいし!
ああもう食べちゃいたい
とか悶々としてる藤岡なのだった
154話白いなー
115 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 17:47:37.34 ID:etr3QWSq
もういっそマコト×マコちゃんで・・・
自分で抜くとは正にオナニーだなぁ
>>115 男女の双子に分離・・・
は流石にダメかぁ
ええい、どうしてそうなったの理屈はどうでもいい!!
あるなら書いてみてくださいお願いします
ピクッ
×:エッチな事何て興味無いし、オナニーなんかしないわよ!
〇:本当は凄くエッチに興味あるの、オナニー何て毎日よ!
ああ、人間ってめんどくさい。
マコちゃん「おいマコト!私のカッコして南んち行くのやめろよ!」
マコト「何だよ、ちょっとぐらいいいじゃんケチ!」
って感じかな?
双子萌え
並べて犯したい
マコちゃんの拒絶のポーズで涙浮かべる千秋可愛いよ千秋、みんなに慰められて仲良くなりかけるが、マコちゃんのうっかりで泣いちゃう千秋可愛いよ。
つか、8巻は歳相応な千秋が見れて満足じゃ、「ぺぺろんちーの」と保坂の話聞いてる千秋も可愛い
>>121 マコトの姉がマコちゃんにそっくりだったりしたら笑う
125 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 11:20:42.65 ID:DRn6Nro7
>>124 古着とは言ってないし案外歳近いんだろうなぁ
マコちゃんとは逆に男らしすぎる漢女なのかもしれない
>>126 男装したら男らしいマコトに・・・
ってあれ?
男装してマコちゃんが女装したマコトをレイプ?
>>126 まあ、母親が男気的な面を持ってるらしいから。
そういう家系なんだろう、と思う
サービス精神が旺盛な父
漢気のある母か、サイズピッタリな服を持ってる謎の姉(双子疑惑)、つまりマコトの家は面白いって事か。
やっぱり
チアキは
かわいい
な
保坂「レイプは犯罪だ!ストーカーは愛だ!」
保坂はストーカーとは言えないから何とも
今週の洗脳ネタは何かしらエロネタに使えそうな感じだな
思いつかないけど
誰かわたひにハルカ分をくらさい…
>>135 「セクハラしてきた数学教師が、顔面に液をかけた」
「カ、カナー?」
「数学教師が、かけるってのがオシャレだねー。何桁の精子に何のー?」
「カナ、ちょっと話し合いましょう。さあ、こっちへ」
「たー! あんたのせいでアソコがグチョグチョになっちゃたじゃなーい! どーしてくれんのよ!」
「今、イッたか?」
「イッたが、どーした?」
ミツキがかわいい
本編の最後のコマは何気に全世代キャラ集合してたな
一瞬最終回かと思ったぜ
俺もドキッとした
夏奈はあれで結構しっかりお姉ちゃんしてると思うよ
春香が三女で千秋が長女だったら・・・
春香ねえ様ボディの千秋が藤岡にのっかるわけだ
すると藤岡の番長が隆起するわけだ
そして保坂がロリコンになってしまうわけだ
>>143 ちょっといいかもと思っちゃったじゃねーかコノヤロー
146 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 00:12:16.28 ID:2JtH/MTf
愛のためなら人はロリコンにもなれるって偉い人が言ってた
それ偉い人じゃなくてエロイ人じゃね?
いいえ、ペドい人です
しかし、やりたい盛りの中学生が、たとえ小学生とはいえおにゃのこのお尻を股間に押し付けられたら
多少なりと藤岡はもよおしてしまうのではないかと思うのだ。
藤岡「うなじフェチだから首が見えなかったら大丈夫さ!!」
丸見えじゃないか
とゆうことは藤岡イスに夏奈が座ったらフルおっきですね
好きな子と妹みたいな年頃の子に座られるとじゃそら違うでしょw
夏奈が藤岡イスに座る時は、背面座位をする時だ
>>154 千秋「どけバカヤロ―
そこは私の席だ」
でもカナはまるっきり藤岡の想いには気づかないし
チアキがこのまま成長したらいつか藤岡は揺らいじゃうな
まあ、何かがきっかけで、裏返るんじゃないかな
つまりいつかはカナが藤岡を好きになるが
藤岡がそれに気づかない、という逆の構図も有り得るということか
藤岡は藤岡で鈍感そうだからな
カナのアプローチもわけわかんないことになりそうだしなw
そしてどっちもストレートな表現になって、告白の次がベッドシーンとかになるタイプ
ベッドシーンの後で告白になったら笑う
同人誌によくあるパターンだね
164 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 17:28:28.42 ID:OWznRWfz
ふし゛おか は と゛うてい て゛す
ハルカもカナもチアキも処女だから問題ない
そこは問題ないじゃなくて、どうっていうことないだろ
トウマもどうてい
まこちゃんも処女だから問題ない
速水先輩はどうだろうか
わっはっはっは
藤岡×千秋が可愛すぎるので思わず書いた
後悔はしていない
―――――――――――――――――――――――――――――
南に、デートに誘われた。
いや、デートと言っていいのかな。
とにかく、映画に一緒に行こうと誘われた。
金曜の放課後。
南が、オレの席にやって来て言った。
「コレ新聞屋が持ってきたんだけどさー。試写会の券。
ケイコもリコも都合悪いって言うし、藤岡ぁー、お前土曜ヒマか?」
そんなことを言われたら、オレには
「も、もちろんヒマだよ」
という答えしかない。
「よーし、じゃあ明日、駅前に十一時なっ」
そう言うとスカートを翻しながら廊下を駆けていく南。
うわあ。
なんだかドキドキする。
南の私服。
いや、いつも南の家に入り浸ってるから部屋着がどんなのかは知ってるけど。
でも、お出かけするときの服装ってどんななんだろ。
その晩はドキドキしてなかなか眠れなかった。
目覚まし時計を六つも仕掛けて、絶対寝坊しないようにして。
ドキドキしつつも、いつしか寝てしまってたようだ。
次の朝、一つ目の目覚ましで飛び起きて。
――デート。南と、デート。
歯を磨いて。髪も洗って。鏡の前で入念にチェックして。
――デート。南と、デート。
そんなことを考えてると、一時間も前に駅前に来てしまった。
ドキドキしながら南を待つ。
そわそわしながら。
「ふじおかーー」
呼ばれた声に振り向く。
ふわふわの明るい色の髪。
真っ白な、ひらひらなワンピース。
スカートがふとももの途中で終わってて、そこから伸びる白い肌が白いニーソックスに包まれてるのも
なんていうか可愛くて。
斜めに小さなポシェットを掛けてるのも可愛い。
斜めに小さなポシェットを掛けてるのも可愛い。
……あれ?
そこでオレの名前を呼んでたのは、眠たそうな目の小学生。南の妹の千秋ちゃんであり。
「チアキちゃん?」
「あのバカヤローはな、タケル叔父さんのケーキバイキング食べ放題券に釣られていっちゃったよ」
千秋ちゃんが言うには、今朝突然やってきたイトコのお兄さんのケーキバイキングタダ券に釣られて
南はそっちに行ってしまったとのこと。
「だから私が代わりに来たんだ」
そう言うチアキちゃんは白のノースリーブのワンピースを着てる。フリルとレースが結構可愛い。
オレの視線に気づいたのか、チアキちゃんはミニなスカートをひらりと翻してくるっと廻ってみせる。
ニーソックスとミニなワンピースの隙間の絶対領域がなんだかドキドキする。
「ハルカ姉さまのお下がりなんだ」
と、嬉しそうに言う。
「み、南はそれ着てないの?」
と、つい訊いてしまったら、チアキちゃんはそれに答えてくれる。
「あのバカヤローはいっぺんだけ着たそうだよ。あのバカは小学生の頃は大股で全力疾走してたから、
パンツが見えちゃうっていうんでそれ以降禁止になったんだそうだ」
「そうなんだ」
南がこのワンピースを着てる絵を想像してしまいつい
「可愛いよ」
と言ってしまった。
そしたら、嬉しそうにチアキちゃんは微笑んだ。
いつも無表情なチアキちゃんだけど、オレには判った。
口角がほんのすこしだけ緩んで、目つきがちょっとだけ優しくなる。少しだけ嬉しそうな笑み。
ほんのかすかな笑みを浮かべたまま、
「ホラ。券、ちゃんと預かってきたんだ」
とチアキちゃんはオレに券を一枚差し出す。
「あ、でも、チアキちゃん、大丈夫? これって結構怖い映画だって評判だけど」
「私もこの映画が見たかったから丁度いいよ」
そうなのか。
「結構混んでるね」
と、行列に並びながらチアキちゃんに言うとチアキちゃんはオレの手につかまってきた。
「チアキちゃん、楽しみ?」
「うん」
なんだか周囲の目が微笑ましいものをみるような雰囲気なのはなんなんだろう。
なにもヘンなことしてないのに。
ロビーも結構混んでる。映画の試写会ってみんなこんな感じなのかな?
「チアキちゃん、なんか飲む? 炭酸でいい?」
「250円もするからいらないよ」
「じゃあポップコーンは?」
「400円もするだろ。もったいないよ」
南だったら一も二もなく「オレンジジュース! ポップコーンはLでな! バター味だぞ! 間違うなよ!」
とか言うところなんだろうけど。
「でもさ、オレ映画おごってもらうわけでしょ? チアキちゃんになにかお返しがしたいんだけど」
そういうとチアキちゃんはしばし考えた後
「じゃあ、ポップコーンをいっしょに食べよう」
やっぱりいい子だなあ。
歳相応の女の子っぽい笑顔を見せてくれて、なんだか俺も嬉しくなった。
人気の映画の試写会だけあって、館内は混雑してる。
オレとチアキちゃんは、なんとか中央後ろよりのいい席を確保できたけど、上映間際になって
オレとチアキちゃんの前の席に大男が座ってしまった。
っていうか、なんでこんな映画の試写会に男二人連れで来るんだよ?
というツッコミを胸に、これじゃオレはともかくチアキちゃんはスクリーン見えないんじゃ?
「見える?」
「ん…」
予告編が始まったのに、チアキちゃんは前の席の大男のせいでうまく見えないみたいだ。
「ふじおか、ちょっといいか?」
といってチアキちゃんは俺のひざの上に移ってきた。
あ、これはこれでいいかも。
チアキちゃんはこれでちゃんと見えるし。
オレはオレで、なんだか南んちにいるみたいでリラックスできるし。
ホイップをぴこぴこ言わせてるチアキちゃんもなんだか、機嫌がいいみたいだ。
映画はアメリカのどっかの田舎町のショッピングモールで普通にゾンビが大暴れしてるところから始まった。
――うわあ。
オレは主人公とヒロインにゾンビが襲い掛かってくるシーンでちょっとビビってしまった。
やっと逃げ切った、と思った展開からゾンビが窓を突き破って出てきた瞬間、チアキちゃんがびくん、と大きく跳ねて
オレの膝からずり落ちかけた。
ずり落ちないように、チアキちゃんの腰に手を回す。
しっかり支えてあげなきゃ。
そんなことを思いながら、映画を見る。
――あれ。
フリルのひらひらの下に、チアキちゃんの肌を感じてしまう。
――チアキちゃんは細いなあ。
――女の子ってみんなこんなに細いのかな?
その肌の柔らかさと、暖かさを感じながら俺はスクリーンを見てる。
ヒロインの女の子が、ゾンビから逃げるのに必死になってる姿。
やたら薄着でおっぱいの大きなヒロインが、ゾンビがうろついているショッピングセンターで、息を殺して隠れている。
そのヒロインの表情が、なんだかチアキちゃんにちょっと似てるなと思った。
――チアキちゃんも、将来こんな風になるのかな?
潤んだ瞳で主人公を見上げているヒロインの顔が、なんだかチアキちゃんに見えてきて。
俺は、ポップコーンを摘んだ手を途中で止めてしまっていた。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
――内田や吉野が言ってた。カレシってのをつくるとキスされたりもっといろんなことされるって。
――カナのバカヤローや、ハルカ姉さまも、なんだかそれを楽しくていいモノみたいに言ってたことがある。
――でも、そうなのかな。
千秋はそんな風に考える。
自分もいつか誰かとそんなことをするのだろうか、と。
自分も、あんな風に男と唇を触れ合わせたり、男の腕に抱かれたりする日が来るのだろうか?
千秋にはそんな姿は全然想像できない。
千秋はすこしだけ悲しくなる。
――あんなふうな楽しそうなことが、私には起こらない。
――あんなふうな幸せそうな、能天気な幸福は私の上には降ってこない。
突然、千秋は一人きりになってしまったような寂しさに襲われてしまう。
なんて呼んだらいいのかわからない。
胸の奥が痛くなるような。
大人びている割に、千秋にはわからない。
それが「悲しい」という気持ちだということを。
千秋の目に映る映画の中で、ゾンビから逃げ切ったヒロインは主人公に抱きついて喜んでる。
千秋はそれを羨ましく思った。
――幸せそうで、嬉しそうで、でも私には起こらない、いいこと。
――私にはきっと、そんなことは起きない。
なぜだか涙が出そうになる千秋の腰を、ぎゅ、っと藤岡の腕が強く抱いた。
――……あれ?
ヒーローの顔が、藤岡に変わる。
すると抱きしめられているヒロインの顔が、千秋のものに変わっていく。
――ふじおかと。
――ふじおかとだったら…
どういうわけか、スクリーンの中の二人の姿が千秋には自分と藤岡の姿に見えてきてしまう。
どくん。
――あれ。
どくん。どくん。
――どうしたんだろ
千秋は自分の胸の内側が急に暴れだしたのに気付く。
そんななか、藤岡が目の前にポップコーンを摘んだ手を差し出してくれている。
…ん。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
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スクリーンの中で濃厚なラブシーンが展開されてる。
うわあ。
こ、これって、チアキちゃんにはちょっと目の毒っていうか、教育上よくないっていうか……
そんなことを考えて固まってた俺の指に、なんだか柔らかくて暖かい、湿ったものが触れた。
それはチアキちゃんの唇。
チアキちゃんが、俺のつまんだポップコーンを食べてる。
チアキちゃんの唇に触れた、その部分がなんだか熱くて甘くて痒くなる。
なんだろう。指の骨の芯が甘く溶けてしまいそうな感覚。
腕に抱いてるチアキちゃんの肌が熱く心地よく感じてしまう。
もう一度ポップコーンを摘み、チアキちゃんのお口に運んであげると、その薄桜色の可愛い唇を開けてぱくっと食べてくれる。
そして、その唇と舌でもって俺の指を舐めてくる。
指に付いたバターと塩分を舐め取ってくれてるのだが、その薄くてちっちゃな舌が俺の指先を舐め、拭き取っていく感触は
とても気持ちがよかった。
その唇が俺の指を咥えるに至ってはオレの胸の中の動悸が激しくなってしまう。
どこか甘い、柑橘系なチアキちゃんの汗の匂い。
――どうしよう。なんだか胸がドキドキしてくる。
――チアキちゃんの腰に廻した手が、離せない。
――チアキちゃんの腰を抱く腕に力が入ってしまう。
主人公とヒロインが、キスをしている。
キスしたまま、藁の山の上でいろいろし始めちゃってる。
明るい色の髪のヒロインのうっとりとした顔が、なぜだかチアキちゃんの顔に見えてきてしまって。
俺がチアキちゃんを押し倒している絵にしか見えてこない。
俺の膝の上に座ってるチアキちゃんを、この主人公がしてるみたいに押し倒して、エッチなことをしてる情景が
つい脳裏に浮かんでしまう。
――だ、ダメだ、そんな妄想してちゃ!
――チアキちゃんはこんなに俺のことを信頼してくれてるんだから、その信頼に応えないと!
と内心に喝を入れてると、チアキちゃんが俺の目の前にポップコーンを差し出してくれてる。
細い指。
それでつままれたポップコーンが俺の口元に押し付けられる。
口を開いてそれを受け入れる。
チアキちゃんの、白魚みたいなキレイで可愛い指が俺の口の中に入ってくる。
その指はポップコーンを食べた後でも俺の唇の間でうろうろしてる。
だから俺は、その指についた塩とバターを舐め取ってあげる。
そしてお返しに、今度は俺がポップコーンをつまんでチアキちゃんの口元に持っていく。
チアキちゃんはどことなく嬉しそうに俺にポップコーンを何度も何度も差し出す。
そのポップコーンを食べると、次は俺がチアキちゃんにポップコーンを食べさせる番で。
指を舐めあい。指をしゃぶりあい。
ドキドキする。
画面の中で主人公とヒロインがナニをやってるのか、だんだんわからなくなってくる。
そんなものよりも、俺の膝の上の女の子の反応のほうが全然大切なことだったから。
気がついたら、映画は終わっていた。
帰りの道すがらも、なんだかチアキちゃんは上気した頬で。
手を握ってるちっちゃい手も、なんだかとても心地いい。
なんでだろう。
チアキちゃんの手が気持ちいい。
柔らかくて、温かいチアキちゃんの手が。
細くて、なめらかで、しっとりしてるチアキちゃんの指が。
俺の手をしっかりと握ってきてくれてる。
それはとてもとても、幸せなことだと思った。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
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――藤岡の手が、気持ちいい。
――触ってると、なんだか胸の中が温かくなる。
――骨が甘くなって溶けてしまいそうな気持ちになる。
――おっきくて、温かくて、優しい手。
千秋は腰に回された腕の太さと逞しさを思い出していた。
その感覚を脳裏に蘇らせるたびに、千秋の胸の一番奥がなんだかぽかぽかと暖かくなっていく。
「お茶ぐらい出すから上がっていけばいいよ」
千秋がそんなことを言ってしまったのは、つないだ手を離したくなかったから。
エレベーターに乗るときも、千秋はその手を離さなかった。
チャイムを押しても誰も出てこないので千秋は藤岡と繋いだ反対の手で鍵を開け、そのまま靴を脱ぐ。
藤岡が靴を脱いでいる間もその手は離さない。
そして居間のテーブルの上に書置きを発見した。
「チアキへ
ケーキバイキングは美味かったぞー!
冷蔵庫にお土産のショートケーキがあるから食べていいぞ!感謝しろよ!
で私はちょっとケイコんちに行ってくる
六時頃には帰る
ハルカもそのくらいだってさ
カナ」
「ここに座ってればいいよ」
千秋はそう言うと、名残惜しそうに藤岡と繋いだ手を離すとキッチンに向かう。
二人分のお茶を入れ、冷蔵庫からケーキを取り出してテーブルに置く。
でもケーキは一つしかない。
「半分こしよう」
「あ、いや、いいよチアキちゃん」
「ダメだよ」
そう言いつつ藤岡の膝の上に座る千秋。
一瞬の逡巡ののち、千秋は指先でそのショートニングのクリームを掬い取ると、後の藤岡の前にその指を突きつけた。
千秋の胸の中では心臓が暴れている。
小さな心臓がトクトク、と激しいビートを刻んでいる。
――こ、これって、さっきのアレみたいなもんだよな
なるべく軽い気持ちで藤岡はその指に口を付ける。
映画館のときとは違って、しっとりとした指の感触が藤岡の胸に何かを生む。
藤岡にはそれは不快ではない。
女の子の、柔らかくて細い指。
それが口の中をまさぐって
甘いクリームを舐め取ってしまってもまだどこか甘い、女の子の指。
自分の膝の上にいる、小さな女の子。
その子の指が、まるい指先が、折れそうなほど細い関節が、藤岡の唇を割り、舌の上で跳ね回る。
そしてその指が藤岡の口から引き抜かれると、いつもは眠たい目をした小さくて可愛い女の子が藤岡の膝の上で
舌をちょっとだけ出して、顔を上に向けて瞳を閉じ、おねだりをしている。
藤岡はケーキのクリームを指で掬い取ると、千秋の唇に差し入れる。
その薄桃色の唇の柔らかさを指で確かめるように存分に触り、そしてゆっくりとその柔らかな唇をこじ開けて
その内側の濡れた粘膜に触れる。
人差し指が千秋の歯茎に触れ、その滑らかな感触にゾクゾクとするような感動を覚える。
小さくて白い歯列の感触。
その歯列の間から、さらに人差し指を押し入れるとその口内の粘膜の感触に藤岡は再び感動してしまう。
熱い。
――チアキちゃんは体温が高いのかな
藤岡はそう思いながら、人差し指だけでなく、中指も千秋のその唇に差し入れる。
人差し指と中指で、千秋の舌を挟む。
その柔らかさを
千秋の熱い吐息が藤岡の手の甲に吹きかかる。
ふう、ともくう、とも聞こえる吐息。
その中に含まれている熱い感情に藤岡は胸の奥がじわりと熱くなるのを感じる。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
「チアキちゃん、ごめん」
その気持ちよさに思わず千秋の舌を指で思いっきり弄ってしまっていた藤岡は千秋に謝罪する。
でも生まれてはじめての経験の高揚感と興奮でとろんとした目をしている千秋は、
目の前の藤岡の顔をぼんやりと見つめているだけで。
千秋はその藤岡の唇の端に生クリームがついているのに気づく。
無造作に、千秋はそのクリームを舐め取る。
舌で。
それは甘かった。千秋が今まで味わったことのあるどんなものよりも、甘くて、切なくて、甘美だった。
もっと舐めたい、と思った瞬間、千秋の唇を大きくて柔らかいものが覆った。
藤岡の唇が千秋のそれを覆っていた。
小さい薄桜色の千秋の唇は、藤岡に蹂躙されている。
キスされている、と千秋が気づいたのは藤岡が一瞬唇を離し、何度か小さく小刻みにキスをしてきたとき。
千秋は藤岡に、背中に腕を回されながらキスをされている。
「はっ…ふぅっ…」
唇を離した途端に漏れるのはそんな千秋の吐息。
「あっ…そ、その、ご、ゴメン!」
千秋には理解できない。
藤岡がなぜ謝っているのかが。
だから千秋は焦ってる藤岡の瞳を見つめると、再びキスをした。
――――――――――――――――――――――――――――――――
前編はここまでー
後編もなるはやで書くよ
全力で乙
180 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 15:55:50.20 ID:QZg/c88j
乙!!
指ペロ最高GJ
これで前半……だと!?
全力で乙するしかないよ
夏奈が藤岡に汚されちゃったよ
これはもう責任取るしか無いね
牛乳>白い液体>精子
たまに冬馬と吉野が被って見える
夏奈の脇をペロペロする創作はまだか!
ほさか
ふじおか
藤岡
千秋
今週号の吉野の可愛さが異常
いいなあマコト
選り取り見取りじゃん
でもまあマコト的には千秋一択なんだろうな
マコトは吉野に嬲られるのが似合う
基本的にみなみけの男連中は割とモテるが
本命にだけは振り向いてもらえない感じだな
そういえば、いつから藤岡はカナをカナと呼べるようになったんだ?
温泉行く前くらいに、なんで私だけ苗字なんだ!ってエピソードが。
おお、そうだった! ありがとう!
南率高いんだからな!ってやつか
春香×藤岡、夏奈×マコ、千秋×保坂という1個ずつズレたカップルって案外上手くいきそうな気がする
逆にずらすと夏奈のみ地獄を見るな
夏奈と保坂か…
お互いなんだかわけのわからん事態になりそうだなwww
いつも人を振り回すカナが逆に振り回されて「もしや……こ、これが恋なのかー!?」ってなるかも知れん
っていうか保坂はハルカ姉さま以外なら誰とでもよいコンビに慣れるんじゃないか?
マキとは無理だろ
速水だな
カナと藤岡って一番破局の危険性が高いと思う
どうだろうか
もし、くっ付いたら、表面では変わらずとも、内面では保坂以上にねっとりとした惚れ方をするのがカナではないだろうか
藤岡は、さっぱりしてるけど深く惚れてる感じだし
喧嘩した場合、藤岡が殆どの場合引いて、カナは怒りが治まったと同時に藤岡に謝って、仲直りの云々をしそうな
藤岡はそれさえも『幸せ』の要素としてそうな そんな感じ
千秋とマコトは何回喧嘩してもマコトが泣いて謝りそう
仲直り後の夜はすごいことになりそう
>>208 マコトが謝った後チアキが「わ…私も悪かったな」って謝る感じだろうね
でも夜の力関係は逆になりそう
マコトは本人はまったくの無自覚にガツンガツン攻めそう
翌朝「バカヤロウ!」と殴られそう
無論、二人と同居していおり、安眠を妨害されたカナに
もう藤岡が変態になりつつある
いや、結構な扱いをカナから受けて、惚れ続けてるんだから、すでに変態だろ
女子小学生を膝の上で何度もイかせてる藤岡すごい
裸になって女子小学生の胸を後ろから揉みしだく藤岡パない
でもチアキは嫌がってないんだな
内田とナツキって面識あったっけ?
南家で一緒になったことある?
たぶんないよ
バーベキューで会ってるんじゃない?
バーベキューに内田いたはず
カナアゲ
ここって以前みたいにまだ気軽に投下っていける・・・?
223 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 10:02:34.01 ID:PWFt7x1Q
聞かなくていい。どんどん来い
今は人が少ないだけさ
投下はいつだってウェルカム
今日は夜勤明けなので家に帰って余力があれば書いて投下したいとおもいます
やっぱり冬馬×千秋は最高だぜ
百合…だと…?
>>222と
>>225です
春、桜が舞い散る季節
そして新しい恋の始まりでもある
少年、もとい少女 南冬馬は恋をしていた
そして少女 南千秋も恋をしていた
この物語はそんな二人の恋を描いた物語
こんな出だしで大丈夫かなぁ・・・
あとコテハンかぶってないかしら?
>>227 とりあえず前後編でも無い限りは
一旦メモ帳に終わりまで書いてからまとめて投下する事をオススメするぜー
あとコテハンは別に義務でも無いから気にするなし
>>228 どうもです
とりあえずメモ帳にまとめてるけど久しぶりすぎてなかなかまとまらん・・・
どうでもいい話だけど、あのころはここまでスレが伸びるとは思わなかったぜ
>>229 アニメ化とか色々あっての事だから
まぁ何はともあれガンバレ
ところで単行本も出たし「そんな未来はウソである」ネタも
そろそろ出ていい頃だとは思うんだがなぁ
>>230 名前を忘れたけど、奴とエッチしてやってください的な?
232 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 14:28:18.61 ID:t89II85/
夏だし内田に悪戯する話を書きたいと思ったけどアツコも捨てがたいしマキも捨てがたい
アニメ第一期の冬馬が突き飛ばした男子が千秋にぶつかったときの千秋の顔
今でもなんであの顔だったのか謎である、そんなところから冬馬×千秋を想像する
>>236 頑張って書いてる
もうちょっとだけ待って
ほし
水着
今みなみけに行ったら幼女スク水の天国か
よし行け藤岡かマコちゃん
マコちゃんのスク水姿…ゴクリ…
保坂の滴る汗
コハ公の漫画にゴムの話が出てくるとは思わなかった
ゴムはちゃんとしないとな
千秋「春香姉様、カナの部屋のゴミ箱から変な物が入った水風船がありました」
千秋「あれ?春香姉様、春香姉様の部屋のゴミ箱にも薄ピンク色の水風船がありますが……」
247 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 02:44:58.65 ID:Zdi0zxfz
男が殆どいない
藤岡ハーレム
マコt・・・おっとバレー部の部長から呼び出しだ
藤岡と夏奈は是非ともイチャラブになってほしい
僕からも
つまりふじかなハルナツあたりの行為中の音なり姿なりを見聞きして変な気分になるチアキマコト、と…
それにしても
チアキは
かわいい
な
今週のトウマやばすぎる
トウマはぜったい藤岡でオナニーしてる
そんな未来でゴム描くとかやるじゃんコハル。是非ゴムであそぶ夏奈と千秋も見てみたい
カナ
257 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 22:02:05.09 ID:Hd9RwvnB
藤岡とヒトミのエロ誰か書いて
同じタイミングでお互いを触って
同じタイミングで同じ性感帯で感じ
同じタイミングでお互いイッて
やり終わったら「やるな!」「そっちこそ!」
エロくねぇ
ほしゅ
アツコちゃんが不良にやられちゃうとかいいと思います、はい
アツコはされるがままだね
アツコちゃんは痴漢とか変態オジサンからの変態プレイも似合うと思います
今日の5の2のパロはないんすか
小学生はさすがに・・・
・・・あれ?公式が一番(ry
昔は5の2パロあったよ
ヒトミとリコの声がちょっとおかしくなってた
ほしゅ
カナ可愛い
定期ほしゅ
age
藤岡は童貞
ちあきかわいい
マコ秋かわいい
藤岡のおひざの上で可愛がられる千秋かわいい超かわいい
千秋が家に帰りつくと春香とタケルの靴が玄関にあった
「春香姉様帰っていらしたのか、でタケルはなんの用でうちに来てるんだろ」
春香の部屋のほうから物音が流れてくる
千秋は何となく足音を忍ばせて部屋に近づき、そっと小さくドアを開けた
床に春香の制服とタケルの物と思われるビジネススーツが散乱していた
そして姉のベッドの上には素っ裸の男女がいた
仰向けに寝そべるタケルの顔の上に春香の尻が座り込んでいたのだ
「は、春香姉様… これは…一体…」
驚愕する千秋をよそにタケルの口と鼻が春香の生の尻や股の奥を弄っていた
…は…ふぅ…
舐め回され、べちゃべちゃ鳴る音に春香の荒くなったため息が混じる
背中側からでも大きく両脇からはみ出して覗く豊かな胸の膨らみが時折震える
やがて、二人が体を入れ替える
今度は春香が仰向けに寝そべり、タケルがその上に覆い被さった
二人の会話が聞こえる
「春香ちゃん、今日はほんとにつけなくてもいいんだね」
「ええ、今日は安全の日だから… このままで、最後まで…どうぞ」
何のことやら千秋にはさっぱり意味不明、
その次の瞬間、驚くべきことが彼女の目の中に飛び込んできた
「な?! ななな!! タケルのやけに太さが気にかかるオシッコ棒を
は、は、春香姉様のオシッコ出るところに!」
千秋は一度目をゴシゴシと擦り、そして滅多にすることのない瞼を完全に見開いた
そして嘘や幻影でないことを改めて認識する
…な、なんだこれは… なんでこんなこと… 大体汚いじゃないか…
オシッコするところをそんなふうに… ぎっしりとのめり込むほどくっつけたら…
もしかして… これが以前聞いた、男と女がするおかしなことなのか……
…す、すごい… あんな太くて長いやつがずぶずぶと…
まさか全部入っちゃうのか? 今、姉様とタケル…確かにおかしなことしてる……
驚く千秋の耳にまた二人の会話が聞こえる
「ふぅ… 奥まで入ったよ どう?平気かな」
「は… あぁ… 平…気…です…」
その直後、ゆっくりと二人のくっついた腰が揉み合うように蠢き始める
千秋は凝視する、そしてあることに気がつく
…あの、のめり込んでる股の部分を中心に二人の尻が可動している…
姉様達の目的は、深々とくっつけたオシッコの出る部分同士を盛んに
出し入れさせるところにあるんだ それにしても、グロテスクな光景だ…
タケルと春香姉様の尻の穴が…腰の動きに合わせてふごふごと…
それに…姉様のこれまでで聞き覚えのない種類の声が……
「あ… あ… ん… ん…」二つの腰が深くめり込む度、滲みでる姉の声
二人の行為を真後ろで見ている千秋には、あたかも剥き出しになった姉の
尻の穴から彼女の声が流れ出ているかのような錯覚を覚えていた
千秋が観察し始めてから時が幾分か経ち、ベッド上の二人は合体した当初より
かなり動きが活発化、春香の声も甲高さを増していた
「あ!あ!あ!あぁ!! ん!ん!ん!んん!!……」
二人は当初の整然とした体勢で抜き挿す動作から、手足を不規則に互いの体に
巻きつけて、今やベッドからずり落ちそうなほどの威勢で尻を振り立て合っていた
ぐちゃぐちゃに捩れたシーツの上で時に真横になり、時に春香が上になりしながら、
それでもぐっさりと嵌め込まれた部分だけは相も変わらず集中的に摩擦を
繰り返し続けている
「あっ!! ああぁ!!!」春香がまた大声張り上げて一層強くタケルにしがみつく
…まただ…これで三回目…春香姉様の股の奥から…白く透き通った液が…
「くぅ!… また!…いったんだね 春香ちゃん 締め付けがすご!」
タケルはワナワナぴくぴく肌を震わす春香に猛然と腰を叩きつけていた
ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!…ベッドの軋みをかき消すほどの肌を打ち合う音
春香の尻の肉も豊満な胸の膨らみも派手に弾み跳んでいた
「ぼくも! いかせてもらう! 春香ちゃんの! 中で!」
そう聞こえた瞬間、タケルの動作はこれまでで最も激したかと思うや
春香に強く押し入り、動きを停め、彼にしがみつく彼女を強く抱き締めた
シーツ上の固くめり込んだ男女が一緒にワナワナぴくぴく下半身を戦慄かせる
ぐりぐりと執拗に腰を押し付け、必死に何やら春香の中へ押し出してるような
タケルの動き
…まさかタケルのやつ…春香姉様の股の奥でシッコをしてやがるんじゃ…
激しかった部屋の空気が沈静化していく、ものすごいにおいと吐息の充満する中で
ようやく春香とタケルの体がぐったりと崩れ落ちるように分離する
ずるりとタケルが抜け出た瞬間、どろりと春香の異様に赤くおっ開いた股の奥から
滴れ溢れた
…な!なんだあれ! 春香姉様が白く濁った妙に濃ゆいオシッコを漏らしてる!
タケルのやつの先端にもべったりついてて、姉様から抜くとき糸を引いてた!
間違いなくタケルのやつが姉様の中で出しやがったんだ!
タケルめ! 姉様にあんな汚くて臭そうなのを!
それにしても、これはなんだ! 姉様達の一連の行為は一体全体なんなんだよ!!
千秋は二人にばれないように足音を忍ばせながらその場を後にし、
家からも飛び出した
とぼとぼとマンションの外をうろつく千秋、駐車場にタケルの車が停まっていた
見上げると自宅の風呂場の窓から湯気が立ち昇っていた
二人が行っていた異様な光景、今まで聞いたことのない種類の姉の声
家の外に出て始めて気づいたあの場の濃いにおい、
眼に耳に鼻にこびりついて離れず、ふと傍らでまた起きてるような錯覚を
何度も覚える
…裸になった男女が互いの泌尿器を深くくっつけて揉み合わせる
結果、最後に白くて濃いオシッコをお漏らしする
…すごいいやらしくて… すごいグロテスクで…
見てはいけないものを見てしまったとしか思えない…
そもそも、あれはいとこ同士でしていいことなのか…
…春香姉様…何やら、すごい気持ちよさそうでした…
あの濃い液は本当にオシッコだったのでしょうか…
…それにしても何時まで経っても風呂場の窓から立ち昇る湯気が
止まらないな…………
千秋はマンション近辺から離れ、街中を一通り回って時間を潰し、
日が暮れてきたので家路へと向かう
空腹の音が夕焼け空にこぼれでる、考えてみたら昼食も摂っていない
腹は減っていても、何か食べる気になれない
マンションに戻るとタケルの車はいなくなっていた
部屋のドアを開けた途端居間から夏奈が顔を出す
「おお!千秋、遅かったじゃないか 珍しいなー こんな時間まで」
夏奈のいつもの声を聞いて、ほっとする千秋 急いで居間へと向かう
「あら千秋、おかえりなさい 遅かったじゃない、何処に行ってたのかしら」
春香の顔を見て一瞬回復しかけた食欲がいっぺんに失せる
姉の顔を見上げることすら出来ない千秋であった
おわり
とりあえず、お疲れ
クリスマスが過ぎてしまいましたがクリスマスネタができたので投下します。
藤岡×カナで非エロの恥ずかしい話です。
長くなりすぎましたのでお時間のあるときにでもお読みいただければと思います。
281 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 02:37:39.94 ID:Czc0KYHa
■
夏奈の戦争がはじまって、一週間あまりが過ぎた。
ここ最近の夏奈は学校から帰るなり部屋に閉じこもり、夕飯と風呂と寝るときくらいしか
出てこなかった。ようやく出てきたと思ったら髪の毛はボサボサで、指はバンソーコばかりで、
目の下には大きなクマがあった。
クマがあっても食欲は旺盛で、明らかにダルそうなのにお茶碗のごはんは山盛りだ。
大好物のからあげをごはんと一緒に猛烈な勢いでかきこんでいるが、無表情でしかも
無言だったから、尋常じゃなく不気味である。
「き、今日はちょっといいお肉使ってみたんだけど……どう?おいしい?」
と、春香。
「うん」
夏奈が即答。
「パーティーにはトウマとマコちゃんと……ほかのみんなも呼ぼうと思ってるけど、いいか?」
これは千秋。
「うん」
即答。
春香と千秋が一瞬、目を合わせる。
「……カナ。鎌倉幕府ができたのはいつだ?」
「うん」
二人して、小さくため息をついた。
ここしばらく、夏奈が部屋で一人で何かやっているのは、春香も千秋も知っている。
そして、バカが一人で何かやるときは大体がバカな動機によって始まるので、
そのオチがロクなものにならないということも、もちろん知っている。
が、ほかの家と同じで、南家にも独自の決まりがある。
ごはんを食べているときは、ケンカをしてはいけない。
ないしょにしていることがあるときは、むやみに詮索してはいけない。
そして、夏奈の部屋のドアに『アケルナ』の札がかかっているときは、絶対に開けてはならない。
恐れ知らずのバカものがこれを破ったりすれば、三日間お風呂掃除に買い物係の上、チャンネル権を
剥奪されるという過酷な罰ゲームを受けなければならない。
けれど、
「ちょっとカナ。最近どうしたの?何か悩みでもあるの?私でよければ聞くから……」
「ハルカ姉さまに心配かけるようなことするな。何かあるならさっさと言え」
疲れた顔をして、一人で抱えきれないものを抱え込んでいるように見える姉妹を心配してはいけない、
という決まりはないのだった。
前にこうなったのは一ヶ月甘いもの禁止令が出たとき以来で、そのときでさえ最低限の人間的
受け答えはしていたはずだ。そういえば、そのときも、鎌倉幕府はわからなかった気はするけれど。
「ごちそうさま」
無視したのか、そもそも二人の声など聞こえていなかったのか。
席を立とうとして、そのままばたーんと横倒しに倒れた。
「だ、大丈夫!?カナ、カナったら!」
しばらくぴくぴくしていたが、そのうちぬるりと生気の感じられない動きで体を起こし、
「うん」
どう見ても大丈夫ではないが、全身から出る異様なオーラに気圧されて、春香も千秋も何も言わなかった。
ふらふらした足取りで居間を出て行った。柱に頭をぶつけた。
夏奈がきれいに平らげたお皿を見て、春香と千秋はどんな顔をしたらいいのか、困っているようだった。
夏奈の部屋は、一時休戦までの様相をそのままにして残っていた。
あちこちマーカーが引かれた本、食べかけのスナック菓子、とっ散らかった裁縫セット、
それから、机の真ん中で所在なさげにしている、ピンク色の布切れ。
エネルギーはたっぷりとった。
さあ。この戦いにも、そろそろケリをつけよう。
机に置かれた布切れを手にとって、深呼吸する。腕まくりをする。
私ならやれる。
絶対にできる。
明後日。クリスマス当日までに、このマフラーを完成させるのだ。なんとしても。
282 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 02:40:36.37 ID:Czc0KYHa
■
できもしないことを言えば後悔すると、わかってはいた。
わかってはいたのだが、女の子には見栄を張らなければならないときというのがある。
たとえば、好きな男に女の子らしいところを見せたいときとかは。
来週はクリスマスだ。ケーキを食べて、チキンを食べて、サンタクロースが
大忙しな、一年で一番盛り上がるお祭りさわぎ。
もちろん夜更かしもオーケーだ。
藤岡と付き合い始めてからはじめてのクリスマスで、夏奈は一ヶ月も前から上機嫌だった。
「うひ」
夏奈は、うれしいときにヘンな笑い方をするクセがある。
放課後の帰り道の、ちょっとわき道にそれた公園。
使い込まれて茶色が濃くなっているベンチに座っているのは、もちろん夏奈と藤岡だ。
手のひらの中で湯気をあげている肉まんがおいしいのはもちろんだが、それ以上に藤岡の腕に
頭を預けていることがうれしくてたまらず、夏奈はバカっぽいニヘラ笑いを隠そうともしない。
「ふっじおか〜。あーんしてくれ、あーん」
「はいはい」
藤岡はすごい、と夏奈は思っている。
あの夏奈を……『あの』南夏奈をここまで惚れさせるやつなんて、世界中探したって、
ほかにいないに違いない。よーく考えると、この地球上で、たまたま自分が藤岡に
出会ったのは、神様のめぐりあわせとしか思えない、すごいレベルの偶然だ。
だから、自分に出会ってくれた藤岡はすごいのだ。
夏奈特有の謎のリクツだが、本人がそう思うならすごいのである。
そして、そのすごい藤岡は、いつものようににこにこして、夏奈にされるがままになっている。
「なあなあ、藤岡」
「ん?なに?」
「私のこと好きか?」
以前の夏奈を知っている身からすれば、非常に気持ちが悪い。
急にはじまる夏奈の遠まわしなわがままに、藤岡はぼっと顔を赤くして、
「……言わなきゃだめ?」
「言わなきゃ許さん」
頬をぽりぽり掻いていたが、そのうち観念したように小さく言った。
「好きだよ」
こういう会話をするのをバカップルというらしいが、こんな幸せがあふれそうな気分になれるなら、
バカでもぜんぜんかまわないと、夏奈は思う。
「うひひ」
すごく上機嫌になって肉まんにかぶりついた。思ったより熱くてむせた。
藤岡があわてて缶コーヒーを飲ませてくれたが、間接キスなのに気づいてますます嬉しくなった。
手についた残りかすをぺちゃぺちゃ舐めていると、
「カナ。オレが言ったんだし、カナにも言ってほしいな」
「う」
もちろん言わなければならないところだろう。
夏奈は目を泳がせて、指をからめてもじもじして、なんだかもにょもにょ言っていたが、
「お、女の子にそんなこと言わせようなんて、サイテーだな!」
「え、ええー!?」
夏奈は声に出して『好きだ』というのがすごく苦手である。
『だって、何か損した気分になるじゃないか』と言うのだが、いったい何で損をするのかは
わからない。単純に恥ずかしいだけなのかもしれない。
なので、藤岡は夏奈に『好きだ』と言っても、言ってもらえる回数は非常に少ないのだった。かわいそうである。
しかしそんな哀れな藤岡の気持ちなど知らず、夏奈はこの場を乗り切るべく、足りない頭を全力でぶん回す。
「そ、そんなことよりだな!アレだよアレ!あの、……ま、ま、……マフラー!」
沈黙。しばらくして、ようやく藤岡が口を開き、
「……あの、マフラーがどうかしたの?」
正直、よく考えてしゃべったかといわれれば、明らかにノーである。
恥ずかしいのをごまかせればなんでもよかったが、しかしなぜマフラーなのか。
283 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 02:43:34.09 ID:Czc0KYHa
「ああ、えっとだな、……そうだ、クリスマス!クリスマスには、このカナ様お手製のマフラー、
プレゼントしてやる!」
藤岡が目を丸くしている。当たり前の話。
まったく自慢にならないが、夏奈は家庭科もとてもとても苦手である。それは『かつてない一皿』を
食わされたことのある藤岡ならよく知っているし、春香が夕飯の手伝いに千秋を優先することからもわかる。
が、カナはバカなので、思いつきで言っただけなのにだんだんその気になってきた。
「そうだな、ピンク色のやつがいいよな。恋人が贈るやつっていったらピンクが相場だろ。
で、真ん中にハートを入れよう。イニシャルはF&Kでいいよな?フジオカ、アンド、カナだぞ。
うひひひ、楽しみにしとけよ、藤岡ぁ。絶対惚れ直すぞ!」
一人でエキサイトしてきたところを、藤岡がぽかんとした目で見ている。
「あー。お前、私にマフラーなんか作れっこないって思ってるだろ?」
ほっぺたをつねってやると困った顔をした。
「いてて……お、思ってないよ」
「いーや思ってる!いいか、私はやるっていったらやるんだ!」
ベンチを立つ。藤岡の前で両手をいっぱいに広げる。
くるくるとバレリーナのようなきれいなターンを描いて、
「こーんなに長いやつだぞ!二人で一枚のマフラーであったまるんだぞ!それで二人でテレビ見て、
ケーキを食べて、一晩中楽しい話をするんだ!」
「で、でもカナってやっぱり……あんまりムリはしないほうがいいんじゃないかな」
そういって止めてくれる藤岡はやはりいい男なのだろう。が、
「私にできないことなんて、な――――い!!」
夏奈は自信過剰でもあるのだ。藤岡の声など、完全に無視した。
うはははははははという笑い声と一緒に、独楽のように回り続けた。
■
そしてその夏奈は、いまや完膚なきまでに打ちのめされている。
だから言わんこっちゃない。できもしないことをできるなんて言えば、必ず後悔する。
改めてイヤというほど思い知らされた。裁縫を甘く見ていた。
「うえぇ……」
机につっぷして、言葉にならないうめき声をあげた。
体が思うように動かず、頭の中はいつもの何倍もボケっとして、何もする気力が起こらない。
時計に目をやる。ちょうど午前0時。クリスマスはもう明日。
が、肝心のマフラーは、まだぜんぜんできていない。がんばれば一人分になるくらいの長さはあるかも
しれないけど、それじゃ意味がない。二人で、一枚のマフラー。そういう約束をしたのは、私じゃないか。
春香に教えてもらえばよかったと後悔する。ムキになって一人で全部やろうとするからこうなる。
こんなことなら、せめて『ケーキ作ってやる』くらいにしておけばよかった。
そのケーキも、やっぱり一人では作れっこなかったけど。
そもそも、どうして私はこんなにがんばってるんだっけ?
休憩しよう。
ほんのちょっとだけ。
そう思ったら、もう悪魔の思うツボだ。
直立姿勢のままベッドに倒れこみ、その場でいもむしみたいにモジモジと動いてみる。
ふかふかのベッドの感触が気持ちいい。自分の体温が移って暖かい。
ああ……もう、あきらめようかな。
気持ちが萎えると、諦めが混じったやけっぱちな気分になる。
言うまでもなく夏奈はバカだが、ずると言い訳は大の得意だ。途中で投げ出す理由なんてすぐ出てくる。
284 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 02:46:35.01 ID:Czc0KYHa
私はがんばった。生まれてからこれまで、こんなにがんばったことはない。と思う。たぶん。
結果より、過程が大事なことだってきっとあるよね。
藤岡には頭を下げて謝って、私のケーキを少しやろう。プレゼントには、どこかの店の
マフラーを買って渡してやればいいと思う。
大丈夫。藤岡はやさしいから、また笑って許してくれる。
女の子相手に怒ったりとか、そういうことはできないやつだから。まあトウマは別だけど。
それがいい。そうしよう。
「うひひひ」
すべてを投げ出してしまうと、何もかもが楽になった気がした。
おおざっぱな寝返りを打って天井を見ると、電灯の明かりがまぶしかった。
藤岡と話がしたいと思った。この一週間、あまりしゃべっていなかった。
電話くらいはしてやればよかったかな……悪いことしちゃったかな。
そういえば最近、藤岡からの電話が、
「……あれ?」
いまさら気づいた。
藤岡からの電話がない。この一週間、一度も。
こんなことは、これまでなかった。何日か空いたら、藤岡から電話があった。
遅くまでだらだら話し込んで、春香ににらまれて、声を小さくして笑ったりしていたのに。
それだけじゃない。そういえば最近、藤岡の動きがちょっとヘンだった気がする。
チアキを足の間に座らせるとき、抱きかかえる手が前より優しくなってた。
ハルカの夕飯作るの手伝ってるとき、すごく楽しそうに話をしてた。
ほかの女の子にやさしくするのはいつものことだったし、藤岡のいいところだと思うけど、
今はそれが夏奈の心にひっかかる。
それに、一緒に帰ろうと誘っても、このごろは『ちょっと用があるんだ』と断られてもいた。
今まで気にもしていなかったが、考えてみればおかしい。
藤岡が夏奈の誘いを理由も言わずに断ったことなんて、これまで一度もなかったのに。
どうして。
疲れきっていると、いつもは考えないことを考える。
心の奥深くの、どこかに隠れているものが、幽霊のようにあらわれる。
もしかして、ひょっとしたら、そんなことないとは思うんだけど、
頭の片隅で考えて、そんなわけあるかと忘れていたことがはっきりと浮かんだ。
おい、カナ。お前、藤岡に嫌われたんじゃないか?
頭をバットで殴られたような感じがした。
よぉく考えろよ。このバカ。
ふだんは強がって、えらそうにしてばっかりいるくせに、結局お前はいつも藤岡に甘えてるだけじゃないか。
藤岡のやさしさにつけこんで、自分だけ楽しくなって舞い上がって、さんざんあっちこっち振り回したあげく、
恥ずかしげもなく『私が好きか』だって?よくそんなことが言えたもんだな。
自分は恥ずかしいからって言わないくせに、不公平にもほどがあるだろ。
おまけに、あれだけ大口たたいて約束したことをできそうもないからって、また甘えて許してもらおうなんて思ってる。
ああ、そうだな。藤岡はやさしいから、笑って許してくれるかもな。
自分のわがままばっかり押し付けて、相手の好意はあたりまえだって思うわけだ。
は。そうかそうか。お前はそんな女だったのか。
都合のいいように男を扱うイヤなヤツだよ。サイテーだな。
周りを見てみろ。お前より藤岡にお似合いの女の子がいっぱいいるじゃないか。
自慢できるものなんて何もないくせに、彼女ヅラだけ一人前か?
『用事がある』ってのも、お前を避ける口実じゃないのか?
お前みたいな女にいつまでも付き合ってくれるほどいい男が、都合よくいると思ってるのか?
怖くなった。
夏奈はこのとき、はじめて自分がバカであることを本気で呪った。
幽霊の声は、いつだって正しい。
そうだ。藤岡が私を好きでいてくれる理由なんて、なにもない。本当に、なにも。
藤岡は自分にいろんなものをくれる。特別な人と一緒にいるだけでこんなにも楽しくなれるものなんだと、
夏奈は藤岡に教わった。
それなのに、自分が藤岡にあげたものなんて、せいぜい安物のチョコくらいしかない。
藤岡に嫌われたら、どうしよう。お前なんてもう知らん、とか言われたらどうしよう。
私は大バカ野郎だ。藤岡の気持ちなんて、ぜんぜん考えてなかった。
一度走り出した悪い考えは、加速して夏奈の息の根を止めようとする。
285 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 02:49:41.72 ID:Czc0KYHa
藤岡は、もう私に会いたくないのかもしれない。
やさしいやつだから私に気を使って、一緒にいてくれてるだけなのかもしれない。
でも、それにも限界がきて、もう我慢できない、付き合いきれないなんて言われたら、私はどうするんだ?
すさまじい頭痛がして、後悔の思いで胸がつぶれそうになった。
心臓をわしづかみにされたというのは、こういう気分をいうのだ。
自分でも気づかないうちに、夏奈は泣いていた。机の上に水滴が落ちていた。
こらえきれなくなって、ベッドから跳ね起きて廊下に飛び出そうとした。
が、また頭を殴られたようなひどい痛みが起こって、足をすべらせ床に顔から落ちた。
体が動かない。指一本だって動かせない。めまいがする。目の前にあるはずのドアがひどく遠い。
いまさらいい子ぶって電話しようってのか。もう遅いかもしれないぞ。
そんなんじゃない。いい子でなんかなくたっていい。
藤岡に嫌われたくない。
嫌われてしまうくらいだったら、消えてなくなってしまったほうがいい。
最初からなかったことになってしまったほうがいい。
お互いがお互いのことを忘れてしまって、二度と出会わないようになってしまったほうがいい。
「ひ、ぐ……えぐ」
意識が沈んでいく。
そして、その夏奈の泣く声を聞く者は誰もいない。
『どうしてこんなにがんばってるのか』だって?
藤岡のことが好きだったからじゃないのかよ。
■
おでこにひやりとした感触がある。
手を伸ばすと、指先が濡れる。濡れタオル。
「カナ」
春香の心配そうな顔が自分をのぞきこむ。遅れて、千秋の眠そうな顔がひょこっとあらわれた。
「バカだとは思ってたけど。熱出して気を失うとは、本当のバカだな」
「こら、チアキ。……カナ、大丈夫……じゃないわよね。すごい熱だもの。
少し前からヘンだったし、心配してたのよ」
熱。
言われてみれば、さっきから頭痛とだるさがひどかった。
気がついたら、ベッドの上に戻っていたみたいだった。しあわせな気持ちになるフカフカした感じ。
「……札、かけてあっただろ。二人とも明日から罰ゲームだからな」
悪態をつくくらいには、元気が出ていた。
「それじゃあ、新しい決まり追加ね。カナを心配したときは、部屋に入ってもいいってことで」
むう、とむくれても、春香は笑って夏奈の頭を撫でるばかりである。
悔しいが、この包容力というか、問答無用で場を丸く収める説得力には、まだ自分は勝てないと思う。
「……悪かったよ。ありがと」
「お礼ならチアキに言いなさい。眠いのに、ベッドに上げるの手伝ってくれたのよ」
「別に、心配だったわけじゃないけどな」
少しだけ顔を赤くして、千秋は微妙に目をそらすのだった。かわいいやつだ。
さっきより、少しは落ち着いて考えられるようになっている。電灯のまわりを小さな虫が飛んでいる。
怖い夢を見たときは、夏奈でも泣きたくなる。本当に泣くこともある。
さっきのことを思い出すと頭がずきずきして顔が赤くなり、ほんの少しだけの塩水がぽろっと流れた。
春香が湯気の立つマグカップをくれた。できたての甘いココアだった。
目もとを袖でごしごし乱暴に拭いて、しゃくりあげそうになる声をおさえる。
春香の優しい手が頭に乗せられた。
「言ってみなさい。家族でしょ」
誰かに聞いてもらいたかったのだと思う。
藤岡は、本当は私のことなんかとっくに好きじゃなくなってて、いつ別れようって言おうか考えてるのかもしれない。
もし私が男で、私みたいな女の子と付き合うことになったら、とっくに愛想つかしてるに決まってる。
藤岡に好きになってもらえるところなんか、私にはなにもないんだ。
そういう話をした。
286 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 02:52:47.57 ID:Czc0KYHa
ひととおり話し終わって、夏奈が二杯目のココアに口をつけはじめたころ、
「本当にお前は、救いがたいバカだな」
「な」
千秋の容赦ない罵声で沈黙は終わった。
「そうね……チアキの言うとおりかもね」
「ハルカまで!?」
神妙に頷く春香に夏奈はほとんど絶望的な気分になった。
千秋が心底呆れた顔のまま、ふわあああという大きなあくびをして座布団を立つ。
「ノロケに付き合った私もバカだったよ。もう遅いし、寝る」
ちらりと振り返る。いつも以上に眠そうなぽややんとした目をしている。
「藤岡はそんな男じゃないと思うぞ。……おやすみなさい、ハルカ姉さま」
「うん、おやすみ」
「ちょ、ちょっと待てよ!二人だけわかったようなカンジになってるんじゃないよ!
どういうことか説明してくれよ!人がマジメに悩んでるのにー!」
「はいはい、いいからカナは寝てなさい」
半ば無理やりベッドに寝かされる。千秋のぺたぺたという足音が聞こえなくなり、
夏奈の部屋はココアの薄いにおいだけが残っている。
「……ハルカ、」
ちゃんと説明してくれ、と言おうとするのを遮って、夏奈の頭に手を添えたまま春香が言う。
「カナは、藤岡くんの嫌いなところってある?」
「は?」
いきなり何を言うんだろう。というか、そんなことは考えたことがなかった。
毛布の下で指折り数えて、
「……嫌いっていうんじゃないけどさ。部活に行くって言って私をほったらかしにするところとか、
私がいるのにチアキを足の間に座らせたりとか、……あ、そういえばあいつ、この間ふたりで
部屋にいるとき、いきなり寝ちゃったんだよ。部活で疲れてたのに押しかけた私も悪かったけどさ。
彼女といるときくらい、」
「それで藤岡くんのこと、本当に嫌いになっちゃいそうだって思ったことは、ある?」
「ない」
即答だった。答えに迷ったりなんかしなかった。
何を当たり前のことを言ってるんだ?と思って春香を見ると、少し呆れたような、でもどこか
楽しそうな笑いを浮かべていた。
「藤岡くんも、たぶん同じだと思うわよ」
それしか言わなかった。
そしてもちろん、夏奈はバカなので、その意味を理解して顔を赤くするといったこともなかった。
「…………どういうこと?」
「だーめ。もうヒントはあげません」
意地悪そうに笑う春香を見ていると、頭に『?』がいくつも浮かぶ。
ぽん、と夏奈のおでこに手を置く。やさしい撫で方は、昔から変わらない。
「でも、そうね。藤岡くんのこと、もう少し信じてあげなさい。大丈夫よ。
カナが思っているようなことにはならない。私が保証する。……私より先に彼氏つくるなんて、
ちょっと悔しいけど」
ほっぺたをつねられた。
「いひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
「この、この」
じゃれあいにしては力が入っている気がする。痛い。けっこう痛い。
ひとしきり痛がるとようやく離してくれたが、ほっぺたがひりひりした。
「……まったく、ひっどいやつだな、ハルカは」
「あら、愛情表現よ」
臆面もなくにこにこしている。やっぱり、まだまだこの姉には勝てそうもない。
でも、春香に撫でてもらっていると、不思議といやな気持ちが消え去っていくのだった。
小さいときから、泣いているときはいつも春香に撫でてもらっていた気がする。
春香が大丈夫だと言って、大丈夫じゃなかったことはない。だから今度も、きっと大丈夫。
根拠なんてなにもないけど、そう思えるのだ。
「ありがとな……しんどいけど、藤岡に謝るよ。マフラーのことも、今までのことも」
「うん」
287 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 02:55:45.75 ID:Czc0KYHa
そうだな。そうだよな。
約束が守れなかったら、きちんと謝らなければならない。うちの決まりに、ちゃんとある。
藤岡、ごめんな。
私はまだぜんぜんいい彼女じゃないけど、もっとがんばって、お前が自慢できるような女の子になるよ。
春香の手がおでこのあたりを撫でている。ぽかぽかして安心する。
体じゅうから力が抜けてしまうと、またねむたくなってきた。
「……ハルカ。私、藤岡のこと好きなんだ」
とろとろしてきた意識の中でぽつりと言う。
「うん。知ってる」
「藤岡も私のこと、まだ好きでいてくれてるかな」
春香はそれにはこたえず、子供をあやすように夏奈のおでこを撫で続けていた。
藤岡が好きだ。
やさしいところが好き。笑った顔が好き。手をつないだとき自分が歩くのにあわせてくれるのが好き。
肩に頭を預けたときやさしく撫でてくれるのが好き。彼女がいるのにほかの女の子と仲良くするのも、
みんなにやさしいってことだから好き。
どうしようもないくらい、どうしようもなく好きだ。
クリスマスには、いっぱい好きだって伝えよう。今まで言えなかった分、まとめて言ってやろう。
でも、それだけじゃ足りない気もする。
藤岡にはいろいろなものをいっぱいもらったから、お返しがしたい。
嫌われたくないとか、そういうのじゃなくて……単純に、お礼がしたかった。
何か藤岡にあげられるものはないだろうか。
クリスマスらしくて、藤岡がよろこんでくれる、すてきなプレゼント。
ふわふわした頭で、考えて考えて――気がついたころには、夏奈はまたすやすやと眠ってしまっていた。
夢の中で、藤岡が笑っていた気がした。
288 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 02:58:41.10 ID:Czc0KYHa
■
「ごめん!!」
ぱん!と両手を合わせて頭を下げた。
クリスマス当日、午後三時。南家のいつもの居間は、クリスマスツリーにモールにたくさんの
お菓子が勢ぞろいして、大騒ぎの準備がもうできている。
が、風邪がなおりきっていない夏奈の格好は猫柄のどてらである。口にマスクをして、冷えピタを貼っている。
顔をあげた目の前に、藤岡が座っていた。
夏奈の顔と、手にあるあの布切れを交互に見て、ぽかんとした顔をしている。
さんざんどう言おうか考えて、結局真正面から謝ることにしたのだ。
あんな悪い考えはもうなくなっていたけれど、それでも藤岡に申し訳なくて、それをはっきり伝えるには、
こういう方法しか思いつかなかった。
「カナ」
覚悟していた。形だけの、苦笑した『ありがとう』を言われたら、たぶんすごく辛い。
でもそれはしょうがないことだと思う。ぜんぶ、私が悪いんだから。
もう一度『ごめん』を言おうと思い、深呼吸して、口を開いて、
「ありがとう!!」
体にすごい力がぶつかるのを感じた。
夏奈は抱きしめられていた。あんまりいきなりだったから、すごくびっくりした。
一瞬で目の前と頭がぐるぐるして、何がなんだかわからない。ぎゅうぎゅうという抱きしめる力は、
いつもしてくれてるより、ずっと強かった。
「ふ、ふじおか、いたいんだけど……」
あ、と言って体を離した。少しだけ名残惜しい気もした。
「ご、ごめん」
藤岡はこぼれる微笑みを隠そうともせず、胸に布切れを押し付けていた。
思っていたのとまるで違う反応を返されて、わけがわからなくなった。
「でも、本当にありがとう。すっごくうれしい。……あはは、ごめ、笑うの止められない」
「な……なんじゃそりゃ――――!!」
思わず立ち上がっていた。
「違うだろ!それ何か違うだろ!こんなものもらったら、普通はもっと微妙そうな顔するだろ!!
なんでそんなに簡単にうれしくなっちゃうんだよ!!」
藤岡が驚いた顔をしている。ムリもない。どうしてこんな大声を出しているのか、自分でもわからない。
「わ、私、すごく怖かった。お前に、きらわれちゃったら、どうしようって……わっ、たしっ、バカだし、
わがままっ、ばっかりだし、ふじおかに、きらわれ、……」
緊張の糸が切れた。
安心したのと、わけのわからない怒りが湧き起こり、膝をついて、とうとう泣き出してしまった。
しゃくりあげる夏奈を呆然と見ていた藤岡は、
「嫌うわけないだろ」
頭に手を載せてくれた。優しい声だった。
ハンカチくらいのその布切れを胸元に押し込んで、得意げに胸を張った。
「ね。ちゃんとしたマフラーだよ。カナがそう言うんだから、間違いないよ」
ピンク色で、端っこにでっかいハートマークで、その中にF&Kのイニシャルが縫ってある、
そんなマフラー、には見えない布切れ。
「カナが作ってくれたのに、うれしくないわけないじゃない。その……好きな子がくれたんだから」
「そんなの……藤岡は私にいっぱいくれるのに、私だけそんなのじゃ」
「え?」
ぽかんと、本当にわからないという顔をした。
「オレ、カナに何かあげたっけ?」
今度は夏奈がわからない。藤岡は、すてきな気持ちをたくさんくれるのに。
何を言ってるんだろうと思い、目元をごしごししながら、
「私……藤岡と一緒にいると楽しいし、うれしいぞ」
「……そういうことか。そんなの、オレだって一緒だよ」
顔をあげると、藤岡は照れているようだった。
289 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 03:01:45.49 ID:Czc0KYHa
「カナと話すのは楽しい。笑ってくれるとうれしい。たまに元気すぎて心配したりとか、
ほかの男子と仲良くしててつらかったりはあるけど……あはは、男がやきもちってかっこ悪いよね。
でも、一緒にいるだけで、オレはすごく幸せだよ。あ、あとこれ、クリスマスのプレゼントなんだけど」
ごまかすように頭を掻きながら紙袋から手袋……のようなものを取り出した。
「カナにいいとこ見せたくてがんばったんだけど、ダメだった」
藤岡らしいさわやかなブルーの、指の長さがばらばらで、あちこちほつれている手袋だった。
「遅くまでやってもこれくらいしか作れなかった。びっくりさせようと思って、早く帰ってたんだけど……
ちゃんとしたの作れなくて、ごめん」
遅すぎるくらいだった。
夏奈は、やっと理解した。
春香の言ったことの意味と、藤岡がこんな自分を好きだといってくれる理由。
夏奈は意地悪で、約束を守らなくて、ずるばっかりする。千秋のほうがよっぽどいい子だ。
でもこいつは、そんないい子じゃなくても、いいところも悪いところも、ぜんぶひっくるめて、
まるごと抱きとめてくれる。
自分勝手でわがままばっかりなところもある、そんな南夏奈のぜんぶ。
藤岡の嫌いなところを見つけても、本当に嫌いにならないのと同じように。
夏奈はバカだったから、そのときになって、本当にようやくわかったのだ。
藤岡は、夏奈と同じことを考えていたんだと。
夏奈も藤岡も、ずっと同じ気持ちだったんだと。
「……それ、つけてみていいか」
「もちろん。こんなのでよければ」
おそるおそる手袋を手にとって、そっと手を入れてみる。
親指と小指が短すぎて、ぴったりはまらなかった。
あったかかった。
「うひ」
涙をこぼしながら笑うので、顔がくしゃくしゃだった。
私も、藤岡を抱きとめてやれる女の子になりたい。
一緒にいるときはずっと笑っていられる、そういう女の子になりたい。
「ありがとな。私もうれしい」
今度は夏奈から、そっと藤岡の体を抱きしめた。
驚いて、びくっとしていた。いつもしてくれるのに、されるのには慣れてないみたいだった。
「好きだ」
ぽかぽかしている藤岡の体が、また小さく震えた。
「大好き。世界でいちばん好きだ」
「ちょ、カナ……いきなり言われると照れるんだけど……」
「うひひひ。今まで言ってやらなかったぶん、ぜんぶ言ってやるぞ。好き好きー」
腕の中に顔をうずめる。サッカー部らしいたくましい胸板に頬をこすりつける。
そのまま、二人とも動かなかった。話さなかった時間を埋めるように、ずっとくっついて、じっとしていた。
290 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 03:04:47.21 ID:Czc0KYHa
しばらく時間が経った。
さて。
勢いでここまでやってしまったので、夏奈はいまさら恥ずかしくなってきた。
胸に頬を押し付けたままちらりと藤岡の顔を見ると、落ち着いたのか赤い顔で夏奈の頭を撫でてくれている。
むっとした。私がこんな恥ずかしい思いをしてるのに、お前だけそんなに余裕なんてずるくないか?
頭の中で閃いた。藤岡がびっくりする、クリスマスらしいプレゼント。
やるのか?やっちゃうのか?一瞬迷う。
今やらずにいつやるんだ。お前は、やるといったらやるんだろ。
そうだ。それが私らしさってやつだろう。腹が決まった。やってやるとも。
深呼吸する。吸いすぎてむせそうになる。おなかの中にパワーをためて、
「藤岡!」
ぱん、と音がする勢いで右手を藤岡の両目に押し付けた。マスクをずり下げて深呼吸した。
「え!?な、何!?」
「いいか、ぜったい、ぜったい目ぇ開けるなよ!ぜったいだぞ!」
「これじゃ開けられないけど……」
もっともなことを言われるが、ええい関係ない、左手でその頭をがっちりホールドし、
ぐきりと音がしそうな勢いでこっちを向かせた。
「ちょ、ちょっとカナ、なにして」
唇を押し付けた。
藤岡の動きが止まった。
藤岡の唇は少し硬くて、ミントのにおいがした。
どれくらい時間がたったのかよくわからない。ゆっくり顔を離して、左手を下げ、最後に
右手をどけた。藤岡の顔は、トマトみたいに真っ赤になっていた。
「あの」
「あ――――!!言うな言うな!!私だって恥ずかしいんだから!!」
キスのあと一番困るのは、終わってすぐのこの時間だと夏奈は思う。
こっちはリンゴみたいに赤くなった顔を藤岡に向け指を突きつけ、
「ぷ、ぷ、プレゼント!!マフラーできなかったから特別!!それからいっぱい迷惑かけた
からそのお返し!!」
特別なときしかしないという約束だった。
キスなんて告白したとき以来だったから、ものすごく恥ずかしい。
ダメージは藤岡より深刻で、まともに顔を見られそうもない。このまま布団に包まって、
出てきたくないような気分。
沈黙。
どうしよう、なんて言おうと思って、適当なことを口にしようと、
「カナ、あの……キス、もう一回いいかな」
意外な追撃だった。
ふぇ、と間抜けな声が出た。次いで、ぼんっという勢いで顔が真っ赤になった。
あんなに恥ずかしかったのに、もう一回?え?
「あ、あの!!今の、カナの顔ちゃんと見られなかったから。こういうのって
ちゃんと心の準備してから、きっちりやりたいし……だ、だめかな」
藤岡からこんなことを言ってきたのは初めてだった。
「よ」
いつも自分だけわがまま言ってるからか。それもある。
でも、自分はさっき決めたばっかりだ。藤岡のぜんぶを、まるごと受け止めてやるのだ。
頭の中でめちゃめちゃに走りまわる恥ずかしさを無理やりぜんぶ放り投げて、
「よぉーしいい度胸だぁーっ!!」
気合一発。藤岡の頭を両手でがっちりつかんで、今度は真正面から藤岡の顔を見た。
きれいな瞳に自分が映っている。自分だけが映っている。
藤岡のてのひらが、夏奈の頬を撫でた。
「いちおう言っておくけど……風邪がうつるぞ」
「カナの風邪ならいいよ」
よく言うよ。お前もバカだなあ。
「好きだ」
小さくつぶやき、二人の影が再びひとつに、
291 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 03:07:47.15 ID:Czc0KYHa
「こんにちはー!!クリスマスだー!!イェイイェイ!!めでたいめでた」
ばーんというすさまじい勢いでドアを開けて、内田が硬直した。
「内田、あんまりうるさいとハルカが……お、おう」
冬馬が後ずさる。千秋が買い物袋を下げたまま感心した声をあげ、マコちゃん(というかマコト)が
やたらおおげさなポーズでのけぞる。吉野は相変わらず、何を考えているのかわからないにこにこ顔だ。
視線の集まる先で、夏奈と藤岡は顔を赤くしたまま完全に固まり、ともすれば唇が触れそうな
距離のまま身動きひとつしない。
「オウオウ、アツイアツイ。冬なのにアッツイねえ、若者たちよ。ささ、続きをどうぞ」
「マキ……よくないよ、そういうの」
アツコが突っ込みを入れてもマキはへらへら笑ってばかりいる。先輩の余裕というヤツだ。
「ああああああの!!昼間っからそういうのどうかと思うな!!ふふふふ二人で、ち、ちゅーとか!!
夜にしたほうがいいと思うな!!」
顔を手で隠しているが、指の間からチラチラ見ているのがわかる。
それでバレないと思っているのが、内田がスペシャルバカといわれる所以なのだが。
「マコちゃんもああいうステキな彼女ができるといいねー」
「え、あ……あ!お、オレは女だぞ!」
「あー、そうだったー」
吉野はやっぱりぜんぶわかっているのではないだろうか。
「な」
そしてようやく、夏奈はスローな動きで腕を上げて、
「なんなんだよ、なんなんだよお前ら!!人の家に来るときはピンポンくらいしろよ!!
タイミング最悪だよ!!空気読めよ!!」
「パーティーにはみんな呼ぶって言っただろ、バカ野郎」
いつもどおりの呆れ口調で千秋が言う。
「カ〜ナ〜」
そしてその後ろから、昨日の聖母のような声とは打って変わって、地獄の使者に違いないと思える
春香の声がした。にこにことしたその顔の裏に、夏奈は修羅を見た。
その後なにがあったかは、筆舌に尽くしがたい。
尽くしがたいので、書くことができない。
だが、そこにいた者は後に語る。風邪で手加減してもらえてよかったね、と。
この日、南家に新しい決まりができた。春香の言葉は絶対なので、誰も異議をとなえなかった。
家の中で彼氏とイチャついてはいけない。
そして、恐れ知らずのバカものがこれを破ったりすれば、
「さっそく、明日から罰ゲームだからね」
こうなるのだ。
ぐったり横たわって、まるで動かない夏奈の横で、藤岡が申し訳なさそうにしていた。
292 :
クリスマス!:2011/12/26(月) 03:10:55.36 ID:Czc0KYHa
「あー、つっかれたあ」
パーティーが始まって少し経ち、まだまだ終わらない夜にみんなのテンションが上がるころ、
夏奈はグラスを持ってこたつに戻った。藤岡の隣だ。
マコちゃんがシャンパンのコルクを思い切りふっとばし、マキの頭にきれいにぶつかり、
怒り狂って追いかけっこをはじめると内田はクラッカーをぱんぱん鳴らしながら大笑いして、
驚いた冬馬が千秋の頭にジュースをぶっかけ、アツコが騒ぎを止めようとあわあわして、
春香が怒って追いかけっこに加わって……バカ丸出しの、そんな大騒ぎを見ながら、
夏奈はオレンジジュースを一口、飲んだ。
「まったく、あいつら。人のこと好き勝手にからかうんだもんなあ」
「あはは。みんなカナのこと、好きなんだよ」
「テキトーなこと言うんじゃないよ。っていうかお前、彼女がピンチなら助けに入れよな。
遠くから笑って見てるだけかよ」
「大丈夫だよ。カナは強いから」
藤岡はたまに明らかにウソだろうと思うことを言う。でも、藤岡のまっすぐな視線を
見ていると、きっと本当にそう思っているんだろうと、夏奈は思う。
そういえば、こいつが私にウソをついたことって、なかったな。
「なあ、藤岡」
「ん?」
みかんの皮をむき、藤岡の口に押し込んだ。
「お正月は、二人で初詣行こう。春香たちとも一緒に行くけど……別の日にでも、二人だけで」
「うん。カナの振袖、楽しみだな」
「スケベなヤツ」
くっくと笑って、
「そしたら、そのときはな」
ふたつめのみかんを押し込んだ藤岡の顔に、いたずらっぽく笑いかけた。
「今度こそ、ちゃんとキスしてくれよな。楽しみにしてるぞ」
ぼっと顔を赤くした。油が切れた機械みたいな動きで首をぶんぶん振った。
「う、うん。がんばるよ」
「したかったら、おかしなこともしていいからな」
「うえぇ!?」
自分にそっくりなバカっぽい顔で、藤岡は今日いちばんびっくりした声を出した。
「冗談だよ。信じるなよ、ばかばかばーか」
「あ、そうか……そうだよね。ああー……びっくりした」
こたつにあごを乗せて、
「冗談じゃないかもな」
今度こそ完全に硬直した藤岡を見て、意地悪でうそつきな夏奈は、
「うひひひ」
満足げにへらへらと笑うのだった。
大騒ぎは、まだまだ終わりそうにない。
並んで入るこたつの中で、夏奈は、藤岡の手をしっかりと握っている。
ありがとうございました。
年末寒いですね。皆様お体に気をつけてください。
ハラショー
おぉ…
このカナ可愛いのう乙!
三姉妹は初詣とか行くのかな
振袖とか着ちゃってる美人三姉妹をエスコートする藤岡爆発しろ
人ごみでごった返した中で藤岡がカナの手を握るチャンスだと思って
手を握ったら千秋ちゃんだった。
な、シチュのSSが確か保管庫にあったっけ
>>293 GoodJob! こーゆーの読みたかった。
藤カナとかたまんないね
藤アキもいいぞ
ヒトミ
アツコ!
そういやカナマコってあんまねーなw
>>293 久々にスレに来たら暖かい作品が来てた
凍る夜中に悪寒で目が覚めてよかった
ありがとう
マコちゃんならカナマコよりチアマコが読みたい
最近原作でのマコちゃんの出番少ないんだよな
そろそろそんみらの作品がきてもいい頃だと思うの
マドカとかめちゃ好みだし
>>307 出てきたぞ
とうとう女の子座りをマスターしてしまったか・・・
アツコとマキの保坂をめぐる微妙な心理戦とか見たい
アツコの圧勝
ほしゅ
藤岡×チアキができましたので投下します。
非エロです
314 :
停電の夜に:2012/03/01(木) 22:05:39.99 ID:SKa/xhN3
冬休みのある日。
今年の冬は例年になく寒いというニュースを毎日やっていて、特にその日はめちゃくちゃ寒かった。
鍋パーティーをするから、遊びにこないかとカナに呼ばれて、喜んで出かけたんだけど……
「んじゃあ、頼むわ」
軽いノリで手を振り、カナが言う。
「ごめんね、藤岡くん……チアキ、いい子にしてるのよ」
「はい、ハルカ姉さま。藤岡がいるから大丈夫です。な」
「は、はい。大丈夫です。きっと」
オレの足の間で、チアキちゃんはなんだか機嫌がよさそうだった。
午後七時。鍋パーティーの材料がからっきし無いというのに気づいたのは、オレが来てすぐだった。
カナが買ってくるって話だったんだけど、(まあいつもどおり)すっかり忘れていたらしく、
せっかくオレが来たんだから今からでも行って来い、というのがハルカさんとチアキちゃんの意見。
「あの、そこまでしていただかなくても」
「いいのいいの。ほら、寒いときは鍋が一番おいしいんだから。私も食べたいしね」
もう遅いから、ハルカさんも一緒に行くという。
まあ、もう夜だし、中学生が一人は確かに心配だ。
そんなこんなで、オレとチアキちゃんがお留守番である。よそのうちの、しかも男を留守番させるなんて、
信用してもらえてるってことなのかな。
もこもこしたコートを羽織りながら、カナがいたずらっぽく笑う。
「藤岡ァ、チアキに手ぇ出すなよな。さすがに小学生は犯罪だからな」
「お前はもっと反省しろよバカ野郎」
投げつけたペットボトルがカナの頭に命中した。スコーンといういい音がした。
■
「藤岡、もう一個くれ」
「はいはい」
オレの足の間にでんと構え、チアキちゃんはまくまくとみかんを食べる。
歌番組を流していたけど二人ともあまり見ておらず、BGMがわりにして長々とおしゃべりしていた。
「このあいだな、学校で雪合戦やったんだ。あんまりやったことなかったけど、楽しかったよ」
「そういえばオレは今年はまだやってないなあ。どうだった?勝てた?」
「ああ。トウマとチーム組んで、マコトの頭に2発もぶつけてやった。あのコントロール、藤岡にも
見せてやりたかったぞ」
「あはは。最強タッグだね」
そう言うと自慢げに胸を張って、楽しそうに笑うのだった。
ふだんは大人びているけれど、オレと話すときのチアキちゃんは本当に子供っぽくて、
笑った顔はすごくかわいいと思う。
いつかオレの足の間を卒業するときも来るんだろうなあと思うと、すこしさびしい気もする。
時計を見ると、カナとハルカさんが出かけてから結構経っていることに気がついた。
隣の駅の大型スーパーまで行ったのかもしれない。
念のため携帯に連絡しようかと思うと、ぷつ――――っという音がして、
「あ」
テレビと電灯と、家の中がいっせいに真っ暗になった。
チアキちゃんが珍しく、『おお』っと驚いた声を出した。
「な、なんだなんだ?日本沈没か?」
「停電だよ。ほら、外。遠くまで真っ暗だよ」
窓から二人で顔を出すと、街全体が眠ったように黒一色になっていた。通りを歩いている人が
あわてた様子で走り出すのが見える。幸い今日はいい天気の夜で、いつもは見えない星が
空いっぱいにたくさん見え、きれいだなあとかオレはそんなことを思った。
チアキちゃんはといえば、リスみたいにくりくりした目をいっぱいに見開いて、
『はあ』とか『ほぅ』とか、なんだか感動したような声を出している。
「もしかしてチアキちゃん、停電ってはじめて?」
「べ、別にはじめてじゃないぞ。私がもっと小さいときに停電したって、ハルカ姉さまから聞いたぞ。
それくらい知ってるんだ、バカにするな」
覚えてないなら、それははじめてなのと一緒じゃないのかなあ。と、そんなことを思ったけど、
チアキちゃんの拗ねたような顔がなんだかかわいらしくて、笑ってしまった。
315 :
停電の夜に:2012/03/01(木) 22:08:53.13 ID:SKa/xhN3
それにしても、こんな大規模な停電はオレも初めてだ。携帯でニュースを見ると、街のまわりまで
いっせいに電気が落ちたみたいだった。ハルカさんにかけてみたけど、電波が混雑しているのか
さっぱりつながらない。こいつは……ちょっと困ったな。
少し心配だったけど、チアキちゃんを置いてはいけないし、しばらくこのままここにいたほうがよさそうだ。
ぴゅう、と冷たい風が吹いた。ぶるっと身震いして、窓を閉めた。
「……すこし寒いな」
「チアキちゃん、オレのコート着なよ。ほら」
真っ暗になった部屋の中で、チアキちゃんが身体を縮こませる動きをした。
ダッフルコートを渡そうとすると、
「藤岡が寒いだろう。お客に寒い思いをさせるなんてできないぞ」
「こういうときは男が損するもんだよ。そんな薄着してちゃ、風邪ひくよ」
女の子の前で格好つけたいっていうのもあったけど、チアキちゃんは身体が細いし、大人びていて
ムリをするから心配になる。
ちょっとうつむき、考えるそぶりをして、
「ありがとう」
小さくそういって、オレのコートに袖を通した。
やっぱりぶかぶかで、丈が膝まで届いていた。
「やっぱり大きいな。……へっくし」
かわいいくしゃみをする。
「まだ寒い?」
「うん……暖房切れちゃったからかな。でも我慢できるくらいだし、大丈夫だ」
そうは言われても、声も体も震えている。でも、こんな時に使える暖房器具なんて……
どうしたものか、と考えて閃いた。
こたつの天板をひっぺがして、毛布を取った。思ったとおり、じゅうぶん大きい。
思いきり広げて、ちょいちょいと手招きした。
「チアキちゃんチアキちゃん。こっち来て」
「ん?」
ハテナ顔のチアキちゃんを足の間に座らせて、二人そろって毛布に包まった。
「わ」
空いてるところがあるといけないから、おなかに手を回してしっかり抱きしめた。
二人羽織というより、頭が二つあるてるてる坊主みたいだ。
携帯のライトをつけると、なんとかお互いの顔が見えるくらいには明るくなった。
「これならあったかい?」
口をぱくぱくさせて、チアキちゃんがびっくりした顔をする。
「あ……の、わ、わわ」
「ど、どうしたの?」
すう、はあと深呼吸して、ごくりと唾を飲み込んだチアキちゃんは、
「……あったかいけど、……は、恥ずかしいな」
そう言われてやっと気づいたんだけど、これはどう考えても密着しすぎだ。
いつもより近くに感じられるチアキちゃんの動き。寒がってるけど、身体はあったかい。
しまった。あんまり意識することがなかったけど、チアキちゃんだって女の子なのだ。
いきなり男にこんなことをされれば、驚くに決まってる。
「ご、ごめん。イヤだった?」
「別に、イヤじゃないけどさ……」
「あはは。ありがと……」
そこで会話が途切れてしまった。なんだか重苦しい沈黙。
もしかしたらチアキちゃんはオレに気を使ってるんだろうか。オレのほうこそ寒がってると思ってて、
あったまるから仕方なく、くっついてやってるとか、そんな感じなんじゃないか?
チアキちゃんは黙ったままだ……うう、どうしよう。
言葉もトゲトゲしてるわけじゃないし、怒ってるわけじゃないと思うんだけど……
「そ、そうだ藤岡。おなかすかないか?」
空気を切り替えるようにチアキちゃんが切り出した。
微妙な空気に耐え切れなかったし、正直ありがたい。
「そうだね、ちょっとすいたかも」
「実は私もなんだ。こっちに食べるものあったと思うから一緒に来てくれ」
一安心。立とうとして、チアキちゃんに袖を引っ張られた。
「こら、そのままだと寒いだろ。一緒に行くぞ」
「え?」
二人の肩に毛布をかけて、チアキちゃんは器用に立ち上がった。
え?ふたりで?このまま?え?
316 :
停電の夜に:2012/03/01(木) 22:11:50.08 ID:SKa/xhN3
「何ぼさっとしてるんだ。おなかすいたんだろ。ほら」
言われるまま二人して立ち上がり、毛布でくるまったまま寄り添って歩いた。
横から見たら何やってるんだと言われそうな感じだ。チアキちゃんはオレの腕につかまって、
足元を見ながら歩いている。恥ずかしいって言ってたのに、一人で歩くの怖いのかな?
なめくじみたいな速度でやっとキッチンに着くと、さっきハルカさんがコーヒーに使っていたポットがあった。
ふたを開けた。ふわっとした湯気がのぼった。
「ラッキーだな。お湯が残ってる。藤岡、下の棚にカップ麺があるからとってくれ」
チアキちゃんが言うとおりに棚を開けると、小さいカップ麺がひとつだけちょこんと置いてあった。
こぽこぽという音を立ててお湯を入れる。
こぼさないようにライトで照らし、そっと運んで、二人でこたつにかけた。
「ふだんは夕飯をちゃんと作ってるから、あんまり食べないんだけどな。こういうときの
準備も怠らない、さすがハルカ姉さまだ」
オレの足の間で、上機嫌そうに言う。
きっちり三分待ってふたをあけると、おいしそうなにおいがいっぱいに広がった。
「ほら、最初に食べていいぞ」
「あ、ありがと」
フォークを取ろうとしたら、チアキちゃんに先を越された。ぴったりくっついた体を上半身だけ
器用に後ろに向けて、麺をからめたフォークをにゅっと突き出してきた。
「ん」
「え。ええー?」
「なんだよ。お客をもてなすのは、あたりまえだろ」
そうは言われても、こう、『あーん』というのはさすがに恥ずかしい。したこともされたこともない。
どうやって断ろうかとぐるぐる頭を回して、それでもチアキちゃんの顔は真剣で、ますます言うことがなくなり……
「あ、あーん……」
「ん」
ちゅるちゅると麺をすする。フォークの先から、チアキちゃんの微妙な力が伝わってきて、
妙に緊張する。スープがはねて、ちょっと熱い。
「次は私だな」
期待した目。恥ずかしいけど、やってもらったからには。
「……あーん」
「あー。……ちゅる。たまに食べるとおいしいもんだな」
口のまわりをぺろりとして、しきりにうんうんと頷いている。
次はまたチアキちゃんの番で、さっきよりちょっと多く麺をとってくれた。
恥ずかしくて、こそばゆくて、必要以上に体があったまるような気がした。
■
「……二人とも、遅いな」
「そうだね」
九時をまわっても、まだカナたちは帰ってこなかった。
携帯のバッテリーがなくなりそうなところに、運よく懐中電灯が見つかった。
こたつの上に乗せると、なんとかお互いの顔くらいは見える。
それにしても長い停電だ。ニュースによればそろそろ復旧するらしいけど、
カナもハルカさんも心配だし、はやくしてほしいと思う。
「チアキちゃん、怖くない?」
「大丈夫。藤岡がいてくれるからな」
本当は、やっぱり怖いに違いない。チアキちゃんの声は心細げで、オレにできそうなのは、
後ろからぎゅっと抱きしめてあげることだけだった。
びくっと体を震わせて、オレの顔に視線を投げかけた。
まずい。今度こそ怒ったかもしれない。あわてて謝ろうとすると、
「藤岡は、誰にでもこういうことするのか?」
「え?」
チアキちゃんが、小さい声で言う。
「こう、後ろから抱きしめたりとか。私じゃなくて、トウマでも同じことするか?」
317 :
停電の夜に:2012/03/01(木) 22:14:51.12 ID:SKa/xhN3
ヘンなことを聞くなあ。頭にハテナが浮かんだけれど、思ったまま答える。
「んー。たぶん、しないかなあ」
「そうか。……じゃあ、私は特別ってことか?」
「特別……そうだね、チアキちゃんは特別だよ」
「……」
チアキちゃんの口が、『へ』の字に曲がった。
機嫌が悪くなるとするクセで、それを見るとオレはいつも焦ってしまう。
「ご、ごめん。オレ何かしちゃった?」
「……特別なのにドキドキしないんだな」
一瞬、言っている意味がよくわからなかった。
「藤岡の心臓、さっきからちっとも、ドキドキしないんだよ。こんなにくっついて、
『あーん』までして……恋人みたいなことしてるのに」
やっとわかった。
チアキちゃんは、ちゃんと女の子らしい扱いをしてほしいって言っているのだ。
確かにこんなことハルカさんとかにはできそうもない。ドキドキしないのは失礼だと……
女の子として扱ってないからだと、そう言っているんだと思った。
「そ、そうだよね。ごめんね……でも、チアキちゃんは妹みたいなもんだし」
けれど、そういうとチアキちゃんはますます不機嫌な顔になってしまった。
そんな顔をされるとますます焦ってしまう。しまったと思う。
妹みたいだなんて、子ども扱いしてるのと同じじゃないか。
謝ろうと口を開くと、
「藤岡、カナのこと好きなんだろ」
唐突なチアキちゃんの言葉。空気が凍った。間違いなくそんな感じだ。
一瞬で世界が停止したような感覚、ついで頭がぐらぐらする。
落ち着こうとしてもそんなことはできるわけがなく、すぐに胸がドキドキしてしまった。
「ほら、やっぱり」
「なな……そんなこと……」
くるんと振り返ったチアキちゃんは、なんだか怒ったような声で、
「気づいてないと思ったのか?いっつもカナを目で追っかけてるし、ちょっとしたことでも
話を振ろうとしてるし、バレバレだぞ。私でドキドキしないのは、カナしか目に入ってないからだろ」
バレバレだったのか。
いままでのオレの考えが筒抜けだったと思うと、恥ずかしいとかより気まずい。いややっぱり恥ずかしい。
チアキちゃんと目が合ってしまって、あきらめたような気になった。
「……うん。オレ、カナのことが好きだよ」
「……」
「チアキちゃんは、オレがカナを好きなの、いや?」
「イヤだな」
あっさり言った。
「別に、カナが幸せになるのがイヤだっていうんじゃないぞ。藤岡は、……その、いい男なんだから、
もっとちゃんとした女の子と付き合ったほうがいい。知ってるか?カナのやつ、お客がいないと
食っちゃ寝ばっかりで、ぜんぜん家事とかできないんだぞ」
「そ、そうなの?」
「ああ。やっぱり藤岡にはこう、おりこうさんで、影でしっかり支えてくれるような女の子がいいと思う」
チアキちゃんは、オレの心配をしてくれてるみたいだった。
確かにカナは家事は苦手そうだ。ぐうたらなところもあるし、ちょっと元気すぎるところもあるし、
すごくおかしな考えをすることもある。
それでも、
「うん……ありがとう。でも、オレやっぱりカナが好きだ」
「どうして」
チアキちゃんが振り向いた。
「あいつはバカだから、いつまで経ってもお前の気持ちに気づかないかもしれないぞ。
お前、それでいいのか?ちゃんとお前のことをわかってくれる、ほかの子じゃダメなのか?」
ぱぱっと部屋の中に光が走った。
電灯に明かりが戻り、家電がブゥーンという音を鳴らし始めた。やっと復旧したみたいだ。
まぶしくて目をごしごしした。オレの顔を真正面から見つめているチアキちゃんの顔が、
さっきよりずっとはっきり見える。
318 :
停電の夜に:2012/03/01(木) 22:17:47.38 ID:SKa/xhN3
見間違いだったのかもしれなかったけど、その顔には何か必死なものが見えて、オレは悩んだ。
どう答えれば、チアキちゃんは納得してくれるだろうか……
適当に流してしまえばいいかとも思ったけど、こんなにまっすぐ、正面から見つめてくる目に、
オレは応えなきゃいけないと思った。いちばんいけないのは、ウソをつくことだ。
「うん。ダメ……だな。カナじゃないとダメなんだよ」
そのときのチアキちゃんの顔を言い表せる言葉は、オレにはわからなかった。
悔しかったり、悲しかったり、そういうときにする顔だったかもしれない。
「……あいつのどこがいいんだ?ダメなとこばっかりじゃないか」
「うん。……いいところも、ダメなところもいっぱいあるよ。でも、雰囲気っていうか、カナを
作ってるもの全部っていうか……わからないな。わからないけど、好きなんだ。本当だよ」
チアキちゃんももちろん特別だけど、カナはまた違う特別だ。
うまく言葉にできないのは、きっとオレもバカだからなんだろうなと、そう思った。
でもそれがオレの本当の気持ちだ。何を言われても、これだけはゆずれない。
チアキちゃんは深く深くためいきをついた。両手で顔をくしゃくしゃにして、
ぽすんとオレに頭を預けた。
「あーあ。こんなに言ってもダメか。藤岡、苦労するぞ」
両足を投げ出して、呆れた声で言った。
「うん。覚悟してる」
「あきらめないからな」
「え?」
小さい声で、よく聞き取れなかった。
「なんでもないよ、バカ野郎」
ハテナ顔のオレにそう言って、楽しそうに笑うのだった。
■
「たっだいまー。いや寒い寒い」
十時を少しまわったころ、玄関を開けてカナの声がした。
出迎えるとカナもハルカさんも、つかれきった顔でへろへろだった。両手の袋には野菜とか
肉とかお菓子がぎゅうぎゅう詰めで、明らかに食べきれない量が入っている。
……いや、もしかしたらカナなら食べきるかもしれないけど。
「おかえり。大丈夫だった?」
「もー、サイアクだよサイサク!いっきなり停電とかないだろ!電車もバスも動いてないし、
歩いて帰ってくるのすごく大変だったんだぞ!おなかすいたー!」
「静かにしなさい」
ぺちりと頭を叩かれて、カナは不満そうだ。
「ごめんね、藤岡くん。私たちは大丈夫。そっちはケガとかしなかった?」
「はい。あ、荷物持ちますよ」
「おーいチアキー!駅前のあの店のプリン買ってきたぞー!さっさとしないと私が」
「しっ!」
カナの声に、思わず口に指をあてた。
二人ともぽかんとして、
「……なんだよ」
戸を開けた。
リビングで、あったかい毛布にくるまって、チアキちゃんはすうすうと寝息を立てて眠っている。
「停電で、疲れちゃったみたい。あのままにしといてあげようよ」
「……しょうがないヤツ。ハルカ、鍋は今度だな」
「そうね。おにぎりとサンドイッチもあるから、それにしましょうか。藤岡くん、どれがいい?」
319 :
停電の夜に:2012/03/01(木) 22:21:19.33 ID:SKa/xhN3
遅い夕食の前に、チアキちゃんを寝室に運ぶことにした。
起こさないようにそうっと抱き上げて、廊下をそろそろ歩く。
整った顔を見て、さっきのことを思い出す。
きっと将来は、オレだけじゃなくていろんな男がドキドキするような、すごい美人になると思う。
付き合う男はしあわせなヤツだなあと思って、ふと気づいた。
さっきチアキちゃんが言ってたことって、考えようによっては、いやそんなことはないと思うんだけど、
もしかしたら、オレのことを、
「んにゅ」
……そんなこと、あるわけないか。
いくらなんでも、チアキちゃんに失礼だ。
むにゃむにゃ寝言を言っている。どんな夢を見てるのかな。
「ふじおかぁ」
どうやらオレが出てきてるらしい。
楽しい夢だといいな。単純にそう思う。
毛布にくるまって、少しよだれをたらしながら、チアキちゃんはにひひと笑った。
ありがとうございました。新アニメ楽しみだな……!
くそっ
切ないじゃねえか
やっぱチアキは可愛いな
久々の藤秋乙!
チアキ可愛いなぁ
そしていじましい…
新アニメで前みたいにとはいかなくとも
このスレも賑わってくれるといいなぁ
どうみてもキョン
みなみけのエロ画像って少ないよね
カナ!
カナのマンコの生えかけてるやつを剃って、小学生時代に戻してやって
その後わいのちんぽを生で挿入してやりたいの
328 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 22:31:39.81 ID:5EICiuw0
あげ
329 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 14:20:12.35 ID:6ROzIQyQ
コケー
4期をやればこのスレも活気がつくかな
冬木再登場、三姉妹総受
332 :
名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 23:27:41.67 ID:1n1stjiz
ほしゅ
はるか
貼りなさいよ
カナ
「大変だ! 試しにセックスというのをやったら生理が来ない!
どうしよう春香…」
春香
「藤岡君! あなたなんてことしてくれたの? 見損なうわよ!」
藤岡
「ちょっ!ちょっと待ってください! 俺やってませんよ
ていうか、み、南! 一体誰としたんだあ!!」
春香
「カナっ! 相手は誰?!」
カナ
「いやその… それはその… 誰だったんだろ、あいつ…」
千秋
「おろせ この大バカヤロー」
ワロタ
いいね
相手、保坂だったりして
案外カナは快感を知るとハマリやすそうな気がするな
藤岡、今日もウチ来ないか?
的な感じですね、わかります
そして中学生で妊娠
カナ、中二の冬休みに藤岡と勢いで初セックス
(姉の先輩が持ち込んだ変なジュースが原因と思われる)
その後、お猿のように隙を見ては、暇を見つけてはハメハメ
誰もいない教室で… 図書館で… 体育小屋で… 公園のベンチで…
公衆トイレでも…
誰もいない自宅の居間で… さらに風呂場で形跡を洗い流しつつまた…
春香は調理場、千秋がうたた寝してる間、こたつの中で下半身だけ露出させて…
計、牛乳パック数本分の藤岡精液を注入されたカナのお腹は当然の結果を迎える
時に中三の春、カナ妊娠
さすがの春香も鬼の面、藤岡&カナ平身低頭なれど、中絶には断固として抵抗
夏休み頃からカナのお腹が目立ち出したため、やむなく体調不良ということで休学
藤岡と初めていたしたのと同じ日に出産、カナ若干15才にして母親となる
藤岡はどこぞの職人に弟子入り、カナは育児しつつ揃って定時制高校へ
カナは髪を短く切り、相変わらず騒々しいが、エロい体つきとなり、
時として春香より大人っぽい表情を浮かべることがある
そして夫婦生活を千秋が偶然目撃しちゃうパターンだなわかるぜ
南家に一挙に覚書はり出しが増えた
居間には
「居間は皆でまったりくつろぐ場所也!男女の接触行為厳禁!」
厨房には
「台所は食事をする場所也!男女の接触行為行為厳禁!」
トイレと浴室には
「男女で一度に入室することを固く禁ずる!」
カナの自室には
「入籍!養育費自力確保!これらがクリアされないうちは二人目は厳禁だ!大バカヤロー!!」
「居間はだめ、厨房はダメ、トイレと風呂場もダメと来たか…
逆に言えばそれ以外ならやっていいということだ!
よし、ベランダに行くぞ!」
「いや、そこは普通に部屋でいいんじゃ…」
カナの自室では避妊必須条件で許可されてるべ
「あっ! こら… 母乳吸いながら突くのは! 反則だぞ! おうっ! んあっ!」
あっ! あっ! ああああ!!」
「おいカナ! 赤ん坊が泣いてるぞ! 乳やらないでいいのか?」
「う〜ん… 眠くてダメ 千秋代わりにお願い…」
「バカヤロー! 私が乳なんて…」
「う〜ん… 春香が買ってきてくれたミルクがあるはずだ… むにゃむにゃ…」
「そうか しかしおまえは世話の焼ける母親だな」
数時間後
「千秋! 千秋、大変だ! 母乳が滲み出しまくって止まらん!」
「それは乳が有り余ってるくせに我が子にやらないおまえの所為…
わあ! 何しやがる気だ!! いきなりそんなものさらけ出すなあ!!」
「千秋! すまんが子供の代わりに飲んでくれ このままでは破裂する!」
「ど、どこまでロクでもない母親なんだ、おまえは! や、やめろぉ! むぐ! むぐぐぅ!
んぐうっ?! ふ…ぷ…」
ごくっ ごくっ ごくぅ……
「あ、あなた達、何してるの…」
そのうち子供の脳内ヒエラルキーが
千秋>越えられない壁>夏奈
になったりして。
実の母をバカ野郎と呼び、叔母を母さまと呼ぶ子供。
そして夏奈・千秋同様に藤岡に性的に迫る娘
娘と買い物中の藤岡が学校帰りの千秋一行と鉢合わせ、
娘がうっかり千秋を母様と呼んで内田が勘違いしちゃう展開だな
産まれたのが息子のパターン
「彼にそっくりだけどカナの面影もある 将来イケメンになるわね」
「その通りだ春香 そして何といっても、こいつが中学になる頃私はいまだ二十代!
三十代四十代のひしめく中、目立ちまくること必至! 今から楽しみだぜ」
「何、うかれてんだバカヤロー 小学生でおばさんにされた私の身にもなれ
この子が中学入学時点で私は二十五か
この期に及んでまだおばさん呼ばわりされるのはキツい歳だな」
「千秋よ 叔母特権を駆使してこの子の初体験相手を勝手に務めるのはよせよ」
「おまえといっしょにするな!この大バカヤロー!!」
>>350 おいちょっとまて
さり気に千秋が混ざってるのはどういう事だバカヤロー
千秋は五年後、高校で新任として赴任してきた保坂と劇的な出遭いだろう
もちろんその頃の千秋はあの悪魔千秋と同じスタイルになってる
グラマラスな千秋はクラスで注目の的だろうね
しかしそんな千秋はいまだに藤岡に座るというクセは直ってなかったりする
千秋が高校生になる頃には、もう夏奈は家を出て藤岡と事実婚状態になってる
つうか、藤岡に見てるのは父親の幻影だから中学になれば座らなくなるんじゃね
しょせん小学生以下ならではの行動だよ
ってかその前に藤岡とカナが結ばれる光景が想像できない。
カナに女心ってもんがあるのかねぇ。
だからカナが追いかける感じのss希望。カナでキュンキュンしてみたい!!
乙女心じゃなくて、自然とくっ付いてるタイプだと思う
家でごろごろしながら
「んー…なぁ藤岡、そろそろ私達けっこんするか?」
と何気なしにポロっと言う感じか
すぐ上で出来ちゃった婚パターンがあるだろ
なんで夏奈に乙女チックやらせなければならんのだよ
みなみけはラブコメや少女漫画じゃないぞ
なんでここにいんの?本編だけ見てれば?
ここはエロパロスレだ 凌辱、寝取られ、とにかくごっつエロいのが見たいからいるだけだが?
まぁ落ち着こうぜ
内田との面接時の美少女を見るにカナもその気になれば乙女チックは出来ると思うんだ
ただ本人にやる気が無いだけで
原作ではありえないエロを妄想して書いても良し。
原作ではありえないキャラのイチャイチャを妄想して書いても良し。
基本フリーダムでしょ。何でカナが乙女ちっくなSSだけ否定されんだよ
366 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 14:02:06.73 ID:rqeq8PVJ
藤岡が来る度に座位でご奉仕千秋
椅子にさせてるあたり奉仕してるのは藤岡っぽいな
夏奈は誰とでもセクスる女だ
好奇心の赴くまま見知らぬ男性相手に処女喪失したあとは
藤岡とも寝る、マコトとも寝る、冬馬の兄貴達とも寝る、タケルおじさんとも寝る
奔放なかわいいやつだ
セックス中の夏奈と藤岡
「うっ ううぅ なんで… なんで南… おまえは…初めてじゃないんだ…」
ずっちゅ ずっちゅ
「ん… ん… 気にするな… 小さい…ことだ…
ずっちゅ ずっちゅ
「ち… どうせ… 小さいさ… うっ ううっ…」
ずっちゅ ずっちゅ
「く… く… 確かに… 小さい… おまえは…あの時の奴にくらべて……」
「言うな! それ以上言うなああ!!」
ずぢゅっ!ずぢゅっ!ずぷっ!ずぷっ!ずぢゅっ!ずぢゅっ!
「んぁ! く!…は! い!いきおいは… お!おまえの…勝ちだ!
はっ! あっ! すご!… こ!こうやって… お!おたがい、け!経験値を
じょっ!上昇… さ!せてゆこおぉ!
「うぅ!! み!みなみぃ!……」
ずずっ!…ん!! どくっ どぴゅっ びゅるるぅ
「か… はぁ… ふじおか…だしてるのか? だしちまってるんだな
い、言っとくぞ… ナマ膣内射精は… ルール違反だ…」
セックス中の夏奈とマコト
「うわっ! うわわ… きもちいい! ちんちん気持ちいいぞカナぁ!」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「ふっ… そうだ、きもちいいだろ? セックスというんだぞマコト」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「うっ! うっ! ふ、不思議だなあ! なんで…小便するとこ同士が、はまっちゃうんだあ!
う、内田や吉野や冬馬や千秋も! これ出きるんかなあ?!」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「ち、千秋はやめとけ は、春香と私にこ、殺される
と、冬馬もやめといた…ほうがいい あ、あいつの兄貴にこ、殺される
ほ、ほかのやつらは… す、好きにしろ」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「そ!そうかあ! でも、カナでいいやあ! 内田たちより、おっぱいあるからあ!」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「ふっ… ふふん、そうかおまえも… おっ、おっぱい星人のく、くちか
そ、そうだな は、春香が好み… だ、だものな」
「んおー!! は、はるかさあああん!!」
ぬぶっ!ぬぶっ!ぬぶっ!ぬぶぅう!! どびゅっ! ぴゅぷぷぅ
「ご!五秒で発奮から射精まで済ませやがったなあ!
ちっ、所詮小学生… 外に出す制御技を教える暇すらなかったか 不覚」
マコちゃんになってプレイしたほうがいいよ
「だけど俺には父親譲りの溢れ出るダンディズムがあるから!」
冬馬じゃないのか・・・?
においを嗅ぎたくなる絵だな
俺の頭の中では、高校生冬馬は脱がしたらこんなもんじゃない
階段降りるのに足元が見えないくらいの代物になってる
見るからに巨乳になったら
男だと思って色々やってた藤岡の罪悪感がパないな
378 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 02:54:45.21 ID:cmy5stP2
>>373 このスレでこの画像を見るとは
3年位前はここで書いたこともあったな懐かしい
受験を控えた夏の勉強合宿での千秋と吉野とマコトの一時
内田は涼しいホテルで割のいいバイト
他人の…異性の固くいきりたった体温が私の体を下からぶちぶち、内側へえぐり入ってくる。
「あ… んぁ…」
声を出すなというほうが無理な瞬間。
お尻がめくりあがる。体の奥までのめり込まれ、先端が子宮の線を越え、
侵入ヤロー自身の根元まで収まるまで進行は続き、内臓が突き上げられて圧迫される。
自身の粘膜が別の生き物のように、侵入してきた他人の粘膜と噛み合う。
独特の触感が脳細胞まで伝わって自然と肩や腰が震えてしまう。
全部収まり切ると、少し休憩。
交合の達成とこの状態を実感してゆく時間。
荒くなった息を吐く私の伸びきった舌と奴の伸ばした舌が接触、
先ほど散々行ったにも関わらず、また性懲りもない唾液の交換。
さらにこいつときたら、やはり性懲りもなく、私の早まった心拍の鼓動で戦慄く両胸に
掌を埋め、揉み上げた。
貼り付いた唇が離れると同時に、我が体内を貫いた栓が杭打ち器と変じる。
髪が… 肌全体が… 波打ち出す。
汗が吹き出し、ずんずん波動が大きくなる。
自分の髪に自分の顔をぴたぴた鞭打ちされ、
前より大きくなった胸がぼむぼむ… 千切れそうでちょっと痛い。
声が… 絶え間なく絞り出される声が、
体の中のある点を通過される度、より甲高くなる。
隣で吉野がぐったり、脚を広げたまま虚ろな視線でいまだに肩で息が弾んでいる。
股間から溢れる、行為の残滓ががとろとろ尻の割れ目を伝い、
畳に泡立った模様を染み付けている。
数分か、十数分後の私の姿がそこにある
私は両脚を肩まで持ち上げられた姿勢で固められ、
真上から容赦の無い打刻を受ける。
あっ! あっ! あひっ!! あっ! あっ! あふっ!! あっ! あっ! くひぁ!!……
…ごめん、春香…ねえさま 夏奈…
あんなに怒られて、反省したはずなのに…私は…
また、してしまいやがってます……
なんか知らんがしばらく来ない内にすごいのが来てたのね
382 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/23(月) 16:12:02.06 ID:zIUFMj9R
四期楽しみだなあ
このスレにも活気が戻ると嬉しい。
誰か書いてー
「どうした保坂? ぼうとしちゃってさ」
「なんだ、速水か どうも最近思うのだがな…
南春香に一度も俺の心の篭もった料理を食べさせたことがないということに
気づいてな これは一体どういうことなのかという」
速水はこれはかなり重傷だと感じた。
こいつはかなり危険な行動に出る前触れであり、決して放置できない状況。
速水は保坂の顔を覗き込む
「あのさ、久しぶりに私の家に来るか? それとも私がおまえの家に行こうか」
保坂はどちらも却下という顔をした。腰に手をやりやれやれという顔をする速水。
「それじゃお昼休みだ、いいな保坂」
速水は一方的にそう告げると自分の席に戻って行った。
昼休み、バレー部の部室。カチンと内側から鍵がかけられる。
「よし、それじゃまず腹ごしらえだ で、今日のメニューはなんだ?保坂」
「速水、俺はおまえの為に作ってきているわけではないぞ
大体、なんだおまえは 最近全然自分で昼食を用意しておらんではないか」
「まあまあ、堅いことは言いっこなし それじゃいただきまーす」
二人して同じ弁当をパクつく。
「ふう美味かった…
相変わらず玄人はだしだねえ、おまえ本当に将来いい主夫になれるぞ」
「おまえに言われても嬉しくない 何時になったら、我が手塩にかけた料理を
南春香の口に入れられるのであろう…」
「さて、それじゃ保坂」
愚痴を遮るように速水が、すっ…と保坂の脇に身を寄せる。
「速水、気持ちは有難いがな…」
「ここまでのこのこついてきたくせに、今更何をかっこつけてんの
あんたはね、溜めすぎると暴走する癖があるの
例えば力づくで春香ちゃんを…とかね」
「ふざけるな! 俺はそんな男ではない!」
「自分で自分を制し切れてると思ってるところが甘いね
この二年間の私らの関係こそが全てを物語っているのよ」
「勘違いするんじゃない速水 俺はおまえのお節介に付き合ってるにすぎん」
その時、速水の指が保坂の口を摘みあげた。
「どの口がそれを言うのかな?保坂 あんたはいつもそう
私に向けられる視線のパターン、無言のメッセージ、全部お見通しよ
さあ素直になりなさい」
そう言って摘んだ指を緩め、保坂の口を解放した。
「…速水、俺はどうしたらいい」
「簡単なことよ 心を白紙にして空気を読むだけ
さあこの場、この状況ですべきことは何?」
軽く、ちゅっちゅっと湿った音を鳴らす保坂と速水の唇。
ロッカーの立ち並ぶ二人だけの狭い空間、もはや言葉は発しない。
数回軽い接吻が続いたあと、二人の顔がそれぞれ別方向に傾いて重なる。
深く唇を咥え合う保坂と速水、ねちねち舌と舌が絡んで唾液を雑ぜ合う音が流れる。
ふっ…と息継ぎ、互いの息が顔に吹きかかる、そしてすぐにまた吸い付く。
口内粘膜を強烈に吸引しながら保坂は速水を、速水は保坂を脱衣させてゆく。
二人はパンツだけの姿となってようやく唇が光る糸を引いた。
「ふぅふぅ… 速水よ また、胸が大きくなっていないか?」
「はぁはぁ… うん、まあね…
春香ちゃんと頭の中で比較してるな?保坂 彼女はまだ私よりワンサイズ下だよ」
「そうか」
保坂が当然のことのように速水の巨乳に手を伸ばした。
「ん… こら、あんまり玩具にするなって…」
保坂は真剣な表情で速水の胸の膨らみを鷲掴みにして粘土のように様々な造型にして楽しむ
「あまりにも大きすぎて、我が手ですら一度に揉みきれない
今度は下から掴んで揉み上げてみよう」
保坂は速水の下乳に手を突っ込むと、思い切り上へめくるようにもちあげた。
その結果、彼女の乳首が彼女の顎の線にまで達してしまった。
「見ろ速水、お前の先端部分がお前自身の口に入りそうだ」
「ばか!やめろったら」
「速水、ぜひ見てみたい 自分で自分の先端を舐める様を」
速水はしょうがないなとばかりちろりと自身の乳首に舌を伸ばした。
…う、何やってんだ私… これが自分自身の乳首の味…
自分で自分の乳首を吸う速水の肩がぴくりと震える。
すると保坂の舌も伸びてきて、彼女の乳首を反対側から撫ぜた。
アベックが一つのソフトクリームを同時に舐めるような様が展開し始めた。
速水の胸先を挟んだ二人の顔、二本の舌が両側からぺろりぺろり、舐め漁る。
「ん… んぅ…」
感じやすい乳の先を自分と保坂の舌で舐め擽られ、速水の顔が赤みを帯びてくる。
やがて、保坂の舌が速水の舌に触れて動きを押しとどめる
ここから先は、俺一人でしゃぶらせてもらうと彼の態度が告げていた。
むぐ… じゅぷぅ… 速水は目の前で、保坂の口が彼女の乳房の赤らんだ部分を
丸ごと口に含んで舐めしゃぶる。
目前の卑猥な光景に速水の細い目尻に汗が滲む。
「ほ… 保坂… い、いつまでも胸イジりばかりじゃ… じ、時間がないよ」
保坂の口は乳首から離れ、舌先が長い下乳の稜線に唾液の筋をトレースしながら
柔軟な女の腹筋を撫ぜ、綺麗なヘソをくすぐった。
速水の長い脚から最後の一枚が抜き取られてゆく
一糸纏わぬ姿となった彼女が部室のベンチに横たえられた。
同様の姿となった保坂が白い肌に取り付く。
…私も十八か… 高一の頃から二年間、この体の成長はこいつと共にあったんだな…
ずっとこいつに見られてきた 私もこいつを見てきた……
長いふとももからツンと上向いた豊かな尻を指と舌でねちっこく愛撫されながら
その同級生の男の頭を細い目が何やら感慨深げに見やり、そっと手を伸ばして髪を撫ぜた。
「うっ!…」 その保坂の口がいよいよ股間に辿り着いて、速水の口から鋭い小声が漏れる。
彼一人しか知らない女の口にいつもの舌が潜り込んで来て粘膜を突かれる。
「んんんぅ……」眉間に皺がより、結んだ口の脇から嗚咽が漏れ出す。
刺激を受けて、自分の奥からこんこんと湧き出るのが自覚出来る。
そして、股間からじゅるじゅる啜り上げる音が鳴り始める。
速水は脚をもぞもぞさせるが、捕まえてる保坂の腕力はびくともしない。
彼女は彼に気の済むまで体奥から沁み出るジュースを賞味されるのみであった。
保坂がのっそりとのしかかってくる。その顔に速水の陰毛が二本、貼り付いていた。
今までざらついた感触に這いずられた所に今度は硬くて熱い感触がピタリと押し当てられる。
この瞬間はどうしても体が強張る。
大きく広げられた速水の脚が、胸が、肩が、尻がぴくりと一瞬波打つ。
保坂の先端が彼女の入り口をこじ開けた証拠。
彼の形を感じる、一番太いカリの部分が通るまではゆっくり
亀頭全体が入った後は、一気に攻めるように奥まで、根元まで潜り込んで来る。
「は… はやみ…」「ほ… ほさかぁ…」
二人は繋がり、十八歳同士の男女の陰毛がぬちっと縺れ合っていた
早くも汗ばんだ肌が一様に脱力し、保坂は速水の上にどっと身を預ける。
速水はその大きな体を下から抱きとめ、広い背中に腕を回すのだった。
特別な好意も感情もない、だけどセックスをする。
二人のこんな関係を知る者はおそらく誰もいない。
「ほ…さか… じかん…ないから… おひる…やすみ… おわっちゃう…から
はや…く……」
速水の中で保坂が動き出した。
…始めて二人がセックスしたのは高校一年の時。
部活の合宿初日、速水は足を怪我して、一人ぼんやり部屋で留守番してる時
男子バレー部と女子バレー部の合宿場所を間違った保坂がのこのこやってきた。
退屈だった速水は当時の部長が持ってきた変なジュースを保坂と飲み明かす
気がつくと二人揃って全裸で汗だく、速水にとって、ファーストキスも初体験も
既済となっていた…
部室のベンチがミシミシ、二人の近くのロッカーもカタカタと、
重なって蠢く生物の動きに合わせて震動する。
ずー…はぁー… ずー…はぁー…… 二人の呼気が狭い空間を染める。
絡み合う長い脚、その付け根で篭もった水音と共にしきりに漏れる白い露。
みっちりと貼り付いた保坂の胸板と速水の乳房が互いの汗を塗りつけ合う。
身体能力の高い二人のセックスは次第に激し、獣じみてゆく、
ことに速水から雌のフェロモン臭が匂い立ってゆく。
…すごい… きもちいぃ… これいじょうは… 声がでてしまぅ…
速水は唇を尖らせ、接吻をねだる。すぐさま保坂の唇も尖って、それに応えた。
二人の自宅や自室など、周囲を気にすることのない環境下でなら
思う存分大声を張り上げるところだが、ここではそうはいかない。
へばりつくタコのような口、しかし舌は絡ませない。
代わりに速水の嬌声が保坂の口の中にセミの声のように沁み渡る。
…あぁ…ん あぁ…ん あは…ん あふぁ…ん あ!…ぁぁ……
保坂の腕の中で軽く二回、絶頂を垣間見てふるふると小刻みに戦慄く速水の肌。
いよいよ、濃厚な♀の芳香と体熱を発して粘りつく速水の体内粘膜、
彼女との行為の中でますます硬く大きく、そそり立った保坂の熱芯が
その甘美な誘いに乗るように彼女の半分開花した奥底へ抉り込む。
「ほさか ほさ…かあ! もっと、奥のほう…突いて!
もっと、わ!わたしに速く!強く!行き来… 摩擦して!
もっと! もっと、きつく… 力一杯!抱いてぇ…」
乱れまくる速水、保坂に抜き挿される数が増すにつけ、
速水の精神は性的な高みへと押し上がる。
…あっ!ふぁああぁぁ!!……… 速水は女の極みを遂にさらけだす。
背中から腰、つま先まで撓り、保坂の腰を潮塗れにする。
肛門がきゅっと締まり、発情しきった♀器官がぎゅぅと搾り上げる動きをみせ、
入り込んで発奮する♂器官に己れのヒダ模様を捺し刻むが如く粘膜同士が
びっちりと食い合った
「ぐ!うぅ! は、はや…みぃ……」
保坂の腰から内股がぎくぎくと戦慄き、睾丸の奥から遡る脈打ちが
最も深く繋がった状態の速水の中へあっという間に伝わっていった。
保坂の腰の奥から、速水の腰の奥へ生殖の快感が流れ込む。
保坂の腕はしっかりと速水を抱きすくめていた
速水の脚はしっかりと保坂の腰に巻きつき、しがみ付いていた
二人の密着した肌が一様に戦慄いていた
保坂は腰をぐりぐり押し付けて速水の体内で射精感を執拗に味わう
速水もまた尻をきゅんきゅん引き締め、彼の放出を子宮一杯受け止めた。
結合が解かれ、速水の上から崩れ落ちた保坂が床の上で大の字になっている。
「…冷たくて気持ちいいぞ 速水、おまえも寝転がったらどうだ」
「…やばい ベンチに思いっきり滴らしちゃったよ
くんくん… うへえ、私とあんたの液の匂いが全開漂ってる」
まったりとおっぴろげたままの脚の付け根からじぃんと伝わる残留感、逆流感を愉しんでいて
うっかり大量にベンチにシミを作ってしまい焦る速水
「保坂、おまえ出しすぎだよ 何時まで経っても溢れてくるじゃん どうしようこのベンチ」
「他所の部のベンチとこっそり交換しておくか 匂いなどいつまでも残るものではない
昼休みももう終わる、そろそろ行かんと」
立ち上がろうとする保坂の上にベンチから速水がこぼれ落ちてきた。
保坂の目の前に速水の尻が度アップになった。
さらに、不意に速水の手が伸びてきて、二本の指が自身の陰唇を広げて見せる
今しがた熱烈に絡み合っていた粘膜穴の奥、子宮口付近に留まっていた、
二人の混合汁の塊がどろりと保坂の顔に滴れ落ちた。
高一のあの日以来、今まで、”発散”、”気分解消”、”暇つぶし”、などなど
色々な理由つけて、校内で、それぞれの自宅で、公園の隅や、トイレや、橋の下で
こいつと何度も”不純交遊”を重ねてきた。
行為ではっきり快感を認知するまで頑張ろう、そう思っていたら
いざ快感を覚えると、余計やめられなくなっていた。
…あんたにだけ… あんたとだけ、許可してきた遊戯なんだぞ…
速水は保坂の眼にセックス跡生々しい自身の性器を見せつける。
「次の授業さぼっちゃおう 保坂、おまえはまだ完全に発散しきれていない
残さず抜いてしまわないとね」
「…無茶を言うな速水 俺はもう真っ白だ…」
「だめだめ そんなだから自分が見えていないというの
今しがた私の中に放出した濃度と量でわかる、あんたはまだまだ放散が充分でない」
速水はそういうとやはり二人の混合汁ででろでろになって萎れてる保坂の器官を手で摘み上げ、
舌を伸ばして先端をぺろりと一舐め、そして口の中にもぐもぐと含んでいった。
(おわり)
gj
気持ちわるい…
391 :
南千秋:2012/09/10(月) 06:37:04.96 ID:cf1qTUdA
な、なんて破廉恥な……でも、なんか凄い。もしかしたら、春香姉さまも好きな人がいてこんなことを……(#・・#)ポッ
392 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/20(木) 01:57:48.24 ID:6juvbHIv
保守
「トウマアノ日」の続きはもう無いのか・・・
>「そうよ。トウマが今なっているのは生理っていう現象なのよ」
>「せいり?」
この続きがいまだに気になる
393 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/22(土) 00:15:36.54 ID:QiPNpDIH
>>392 まさかオレが中途半端に投下した「トウマアノ日」が気になっている人がいたとは!
あの続きの展開が思いつかなくてね〜気が向いたら書くかも
保坂×アツコ
誰かよろ
396 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/26(水) 06:22:53.44 ID:V7sk7CgM
セックスマシーン保坂
397 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/27(木) 08:24:10.14 ID:WznXPxKE
>>394 おお!お疲れの出ないようによろしくおねがいしまっす!
保管庫の更新が止まっちゃってなんだかなぁ
千秋のエロいのをお願いしたい
399 :
名無しさん@ピンキー:2012/10/19(金) 07:00:29.23 ID:Y2db8JGp
だれかミユキちゃんで書いて
400 :
名無しさん@ピンキー:2012/10/22(月) 21:42:37.79 ID:t7V9kPIb
過疎ってるなww
藤岡「南!…結婚しよう」
夏奈「血痕?!私に何かする気か?!」
402 :
名無しさん@ピンキー:2012/11/04(日) 09:45:13.71 ID:hgumWAcc
403 :
名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 02:59:21.83 ID:VKAfHL0e
藤岡「南!俺と付き合ってくれ!!」
夏奈「突き合う!?決闘の申し入れか!?」
藤岡「オレと一緒の墓に入ってください!」
夏奈「し、心中する気かきさまー!」
藤岡「オレ、夏奈の作った味噌汁を飲みたい!」
夏奈「そんなんでいいのか?」
千秋「やめておけ。おなかを壊すのがオチだ。しょうがないな。
藤岡が味噌汁を飲みたいって言うのならわたしが作ってやるよ」
うふ〜ん
またアニメが始まるようだな
なんかエロネタの燃料が拾えるかな
最近は保坂や藤岡との絡みもそれほど無いからどうかな
百合は個人的に食指が動かんし
また冬木みたいな奴が出てくれば恰好のネタになる
NTRさせまくってやるぜ
藤岡は南家の隣室から聞き覚えのある声が漏れているのに気づいて
思わず覗き見する。
玄関に脱ぎ捨てられた見覚えのある靴、そしてその先の廊下で繰り広げられる光景、
脱ぎ捨てられ散乱する女子中学生の制服と小学生男児の服とランドセル、
そして素っ裸のそれぞれの服の中身が折り重なって蠢く。
廊下で仰向けになっている全裸娘、その上に全裸野郎ガキが乗っている。
抱きしめ合い、互いの腰を密着させて、廊下をミシミシ軋ませていた。
何が為されているのか、一目瞭然であった。
体の上に乗っかられ、この部屋に住む今年越してきた小学生男児の
へこへこ動かす腰を受け止めている者は紛れもない夏奈であった。
…み、みなみが… は、は、はだかのみなみが! みなみが、はだかで…
セックスしているぅ!! ……あ、あんな… あんなガキと……
ほんの数メートル先でハメ合わさってしまっている女子中学生と小学男児の
未熟な性器から目が離せない。
パンパンに充血した毛一本も生えてないガキのチンコが
愛する彼女の、ナマで拝むのすら初めての、薄い毛をたたえたオマンコを
割り広げて、ずっぷん、ずっぷん、抜き挿す。
肌を打ち合う音と異様に荒い鼻息が覗き見君の耳を染める。
嵌め繰り合う動きに合わせて揺れる、これまた藤岡が夢にまで見ていた
夏奈の胸の膨らみ。
小学ガキが顔をへばりつかせて口一杯に頬張る。
「カナはおっぱいチュウチュウしよると、奥がきゅんと締まりますば〜い」
「うぉ! このやろー! いいぞ、もっとやれぇ! うあっ! く!はぁ…」
藤岡がかつて聞いたことのない種類の夏奈の声。
夏奈は脱力して顔は真っ赤、完全に年下のガキ相手に身を任せ
覚えたての好奇心と性欲を貪り立てていた。
汗や汁に塗れて動物的に蠢く初々しい二つの肉体の余りの卑猥な光景に
涙を浮かべながらも思わずオナニーしてしまう藤岡。
「はぁ! はぁ! カ!カナ そろ…! そろ、出そう! ですばい」
「あっ! あぁ?! いぃ! いぃぞ、何でも! ゆ…許す! いけ! いっ!けぇ…」
夏奈のおっ開いた脚の付け根を彼女より二回りも小さいガキンチョの腰が
壊れて暴走したおもちゃのような動きで、いよいよ激しく杭打つ。
ばちゅっ!ばちゅん!ばちゅん!ばちゅぅ!……
…あっ! あっ! あっ! あわっ! あっ! あっ! あっ! あはっ!……
豪快に唾を飛ばしながら、奮闘する年下ガキの小さな体を下から抱きとめる夏奈、
いつも藤岡を蹴飛ばす脚は、彼女を貫き苛むガキの下半身に巻きついて
至高の瞬間に備える。
やがて、二人はめり込むほど密着し、揃ってぶるぶる戦慄いた。
ガキンチョが夏奈の子宮にぐりぐりとねちっこく射精を続ける間、
藤岡の精液はマンションの壁をどろどろに汚していた。
411 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】(1+0:8) :2012/12/11(火) 22:59:49.78 ID:oH9Y4xfa
412 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】(1+0:8) :2012/12/19(水) 19:59:46.31 ID:8e960Ek6
そういえば、第4期開始までもう一ヶ月切ったな
保坂「南春k完璧という訳だ…」
pv見た
なんか、おさげ髪の新キャラがいるじゃないか
>>13 >内田がお金に釣られておっさん達とHしまくったり
内田はビッチっぽいけど、なんでビッチだと感じるんだろ
416 :
名無しさん@ピンキー:2012/12/28(金) 00:58:15.60 ID:mRveukz6
「私の家で課題やらない?」
明日から冬休み、楽しい長期休暇のはず・・・なのだが生徒たちがだらけるのを阻止するために教師たちはかなりの量の課題をだした。
勉強がもともとそれほど得意でないミユキはそれをどう消化しようかと悩んでいたところへケイコが声をかけてきた。
「ケイコちゃん、ありがとう!」
「私も一人でやるより二人でやった方がはかどるかなって思って」
「それなら他にもだれか誘おうよ。たとえば夏奈ちゃんとか」
「夏奈は、今日、妹の友達と遊ぶんだって。残念だけど」
「それと今日、私の家、親が二人ともいないし良かったら泊まらない?」
いいの?ケイコちゃんサンキュー、と天真爛漫な笑顔を浮かべながら言いミユキは自分の教室へと戻っていった。優しいな、ケイコちゃん。
その後ろ姿をみるケイコの口元に一瞬、緩んだがすぐにそれは消え去り、いつもの知的な表情に戻った。
417 :
名無しさん@ピンキー:2012/12/28(金) 01:01:03.67 ID:mRveukz6
「あれ、もうこんな時間?」ミユキが6時を指している腕時計をみて驚いたような声を上げた。それと同時に腹の虫が鳴き、ミユキは顔を赤らめた。
3時頃にケイコの家へきてから彼女の自室ずっと勉強を続けてきた。(といってももっぱら、ミユキがケイコに勉強を教えることが中心だった。)
外はすっかり日がくれ寒風が吹きすさび、粉雪がちらちらと舞っていた。
「ミユキちゃん、ちょっとご飯用意してくるね。」ケイコがそう言い、部屋を出ていった。しばらくすると湯気を立てているシチューとご飯を二人分、もってきた。
「わ!おいしそう」
「ごめんね。レトルトで。」
「いいよいいよ。頂きます。」よほど空腹だったのかミユキはあっという間に食事を平らげてしまった。
「ミユキちゃん、よく食べるわね。」
「だってずっと勉強してたせいでお腹減ったんだもん。」
もうすっかり空腹は収まった。外は寒いが部屋の中は電気ストーブのおかげで暖かい。少し眠くなってきた。
「そういえば、ケイコちゃん、この間藤岡くんがね、○○デパートにいてね、何しているのってきいたら赤い顔して逃げ出し・・・」(あれ、すっごく眠くなって)
そう思った、瞬間、ミユキはどさりと仰向けに倒れた。ケイコが近づくとすっかり寝息を立てていた。
ケイコはミユキに顔を近づけるとニヤリ、軽い笑みを浮かべ自分の机の方へ行き、引き出しを開けた。中には、プラスティック製の手錠が二つ入っていた。
418 :
名無しさん@ピンキー:2012/12/28(金) 01:03:06.36 ID:mRveukz6
床で大の字になって寝ているミユキの腕をまず、後ろ手にして手錠で拘束した。それからさらに足にも手錠をかける。
スースーと寝息をたてているミユキの顔に思い切り自分の顔を近づけた。その安らかな寝顔をみてケイコは一瞬、ひるんだような表情を浮かべた。
しかしすぐにその表情を打ち消し彼女の唇へ口づけをした。舌を口の中へ滑り込ませからませた。互いの生温かい唾液が口腔内で混ざり合う。
さらに右手をミユキの服の滑りこませる。しばし迷った後、ブラジャーによって覆われたかすかな膨らみを探り当てた。ブラジャーの下に手を差し込み、その膨らみを懸命に揉み出した。
しばらく、口づけを楽しんでからケイコは口をミユキから離した。そして左手でズボンを自らのズボンと下着をおろした。陰毛に覆われた恥部があらわになる。すっかりしめっていた。
そこにある小さな陰核を己の左手でこねくり回し右手で相変わらずミユキの乳房を弄んだ。そして今度はミユキの頬へゆっくりと舌を這わせた。何度も顔をなぞるように。
ケイコの顔からはもはやいつもの知的な表情はすっかり消え去っていた。
貪るがごとくミユキの顔をなめ回し、唾液まみれにしている彼女は冬だというのに汗を額から垂らし必死な表情を浮かべている。そして彼女の目からは涙がしたたり落ちていた。
419 :
名無しさん@ピンキー:2012/12/28(金) 01:03:39.14 ID:mRveukz6
(ごめんね、ミユキちゃん。睡眠薬シチューに混ぜて眠らせて、手足縛ってこんな酷いことして。ごめん、ごめん、本当にごめん。許して。どうしても抑えきれなかったの。)
(女の人が好きって気がついたのは、幼稚園の頃。ある優しい保母さんを好きになったの。そして「大人になったら結婚したい」ってその人に向かっていったの。)
(最初は冗談だと思ったみたい。ただ、私が同じことを何度も言っているうちにどうも本気だって気がついたみたい。)
(それから、表面上は優しく接していたけど私を見る目は冷たかった。おかしな子って他の保母さんと話しているのも聞いた。幼心ながら、女の人を好きになるのはいけないことなんだなって思うようになったの。)
(それから今までそのことをずっと隠してきた。気をそらすために勉強にのめり込んだ。
でもミユキちゃん、あなたにあった時から今まで抑えてきたものが吹き出しそうになった。
あなたが愛おしくてたまらなかった。だから、勉強も教えてあげたし一緒に遊んだりもした。そして今日、こんなことをしているのもミユキちゃんが愛おしいから)
420 :
名無しさん@ピンキー:2012/12/28(金) 01:06:00.08 ID:mRveukz6
絶頂を迎えいじくり回している性器から白い液体が飛び、床を汚した。ケイコは顔をなめ回すことも胸を揉みしだくこともやめた。
何やっているんだろう、わたし。そうケイコは呟いた。
ミユキは相変わらず無邪気そうな寝顔を浮かべていた。
家の外ではさっきまでちらつく程度だった雪がいつの間にか家や木を覆うほどに降っていた。微かに風が吹く。どこかで車の音が時々聞こえる以外、あたりはすっかり静まりかえっていた。
天からはひたすら冷たい雪が降り続けていた。
421 :
名無しさん@ピンキー:2012/12/29(土) 08:57:34.50 ID:trNOSFSp
ケイコxミユキってかなり珍しい組み合わせだな
422 :
名無しさん@ピンキー:2012/12/30(日) 23:19:29.69 ID:Fw/EmnOn
二人とも個人的にけっこう好きなんですけどあまりネタにされないので思いきって自分で書いてみました
ケイコのキャラ改変しまくりですけどそこは気にないでください(汗)
423 :
名無しさん@ピンキー:2013/01/01(火) 01:31:29.14 ID:VVbSLXN7
あけましておめでとう!
そしていよいよ第4期開始まで1週間きったな
これを機会にもっとエロパロ作者が増えて欲しいな
424 :
名無しさん@ピンキー:2013/01/01(火) 02:42:01.79 ID:b50UzSmX
四期楽しみばい
426 :
名無しさん@ピンキー:2013/01/07(月) 00:30:22.80 ID:PHqn1sgB
エロシーンは嬉しいな♪
あとミユキちゃんが可愛すぎる
今回の天使&悪魔千秋は本人の葛藤の現れでなく
本体から独立した存在となってる
本物の天使や悪魔出してどうするんだよ
天使千秋は子供だが悪魔千秋はセクシーな件について
高校生くらいになるとああなるんだな千秋
高まってきた
唾つけとけよ藤岡
その頃には藤岡(20)は夏奈(20)を妊娠させてる
高校二年千秋(17)は担任教師保坂(24)と…
「私が小さいわけではない! おまえが大きすぎるんだからな!」
言いながらパイズリする夏奈
「こたつといえばミカンだ」
「ミカンだねぇ」
「しかしわたしはこのサンタからもらったふじおかを
抱っこしなければならない」
「そのヌイグルミはふじおかだっけ」
「ミカンの皮を剥くと手が黄色くなるだろ。その手でふじおかに触るとどうなると思う」
「くまのふじおかも黄色くなっちゃうね」
「わたしは黄色いふじおかを見たくない。どうすればいい?」
「う〜ん…食べさえてもらうとか?」
「ではミカンを食べさせるんだ。あ〜ん」
「はいはい。んっ…」
「んぐっ……んっ、ん………」
〜扉の外〜
(なんで?なんで口移しなの?!普通そこは手で食べさせるところじゃないの千秋!?)ブルブル
>431
「うわ。ふじおか、この飴美味しいぞ。もう一個あるからお前も舐めてみろ」
「ホント?どれどれ」
(ガサゴソ)「あ、本当だ。酸味があって美味しいね」
「酸味?甘いだけだぞ」
「レモンの味がするけど…あ、これ二種類あるんだよ。チアキちゃんの舐めてるのはイチゴ味で俺のはレモン味なんだ」
「なんだと!じゃあ交換しよう」
(むちゅ…れろれろ)
「こら、ふじおか、お前のを渡せ。二個舐めてるじゃないか」
「ごめんごめん。チアキちゃんの唇があんまり美味しくて」
「…ふじおかのも、美味しいぞ…」
「はい、チアキちゃん、あーんして」
「あーん」
(ちゅっ……れろれろ)
「ね、甘酸っぱくて美味しいでしょ?」
「うわ、なんだこれ。酸っぱいぞ」
「お前にやる。両方舐めてろ」
(ちゅっ…ちゅるっ)
「舐め終わるまでチュウは駄目だぞ。酸っぱいからな」
(ガリッ、ガリガリッ)
「な、なに噛んでるんだよ」
「だってそうしないとチアキちゃんとチュウできないじゃないか…んっ」
「んくっ…ふぅっ…」
(な、ナニしてるんだ二人とも?!
そ、そんなアダルトでふらちなのは許さんぞっ!)
ひとみの登場が増えて、みゆきという新キャラが出て
三代目番長と取り巻きの子と親戚おじさんが完全に消滅したな
アニメ放映中だというのにこの過疎はなんだ馬鹿野郎
今日の5の2の宝箱中古で1000円で買えたよひゃっほーい
437 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/01/26(土) 08:46:55.42 ID:X1tE/BMN
>>433 取り巻きの子、けっこう好きだったから残念だ
プレーンヨーグルトも消えた
三期のひろ子は内田の姉かと思うくらい顔が似てた
>>438 一応関係者は覚えてるみたいだがな。画像映像にいたりして
なお本編の出番は
オープニングに出てこない人は出ないっしょ
今までもそうだった
ヒトミの作品ないな
二代目番長か
ナツキと絡ませるのにもめんどくさいな
鼻血出して気絶しちゃうからな
空回りキャラだからなぁ
難しいよね
>>429 藤岡(20)と夏奈(20)の間に生まれた娘を見て千秋(17)も子供が欲しくなりマコト(17)にせがむ
4期おもしろくてこのスレの存在思い出した
今週のG話藤岡はいつまで居たのかも気になるがあんな事されたらさらに千秋がベッタリするじゃないかもっとやれ
味を占めた千秋がゴキブリがまだいると引き止めたり
嘘だとわかってても知らない振りでハイハイ、と付き合う藤岡か
みなさんこんにちは 南千秋14才中学二年です
只今、藤岡夏奈宅にやっていまいりました、過度な期待はしないように
「よお、千秋じゃないか 人んちの前で何ぶつぶつ言ってるんだ
入るならさっさと入れ」
「不良夫婦の様子を見てこいと姉様から言われて来ただけだ」
「なんと?! いきなり不良夫婦呼ばわりかよ」
「当たり前だバカヤロー 17で出来婚するのは不良のやることだぞ」
「ふふん千秋、我らの愛の巣を見てからそういうことはいえ」
「あ…あいのす… その言い方はやめろ、生々しい…」
「おっと、奥で我らの愛の結晶が泣き出してる 栄養を与えねば」
生まれたての娘に母乳を与える夏奈、それを脇で見守る千秋
「…どうした千秋 珍しく瞼全開で見つめやがって
おまえもやってみるか?」
「で、出来るわけないだろ! バカを言うな…」
「私の身につけた母オーラの迫力にたじろいでるな、ふふふ」
「くっ、いつのまにか姉様に劣らないほどのボリュームを身につけやがって」
「ほら千秋、もう一方が余ってるが、吸ってみるか?」
「な、なに…」
「こっちは亭主用だが特別だ 妹にも味わわせてやろう」
「…おまえのは母オーラではなく、下品なおばさんオーラだな
赤ん坊を抱えていてもまだ17だろうが
年相応の爽やかさまで処女膜と一緒に失ってどうするんだ」
「言うじゃないか、千秋
この甘々な愛の巣の空気がエロ妄想盛り女子中学生の脳内で
淫らな光景を浮かび上がらせるというわけか?
幼妻となった姉の痴態を想像しながら一人遊戯に耽りたいなら
ここでやってもいいぞ妹よ」
「いいかげんにしろ大バカヤロー! 赤ん坊抱えて言う台詞かよ!
将来、ろくな子供に育たないぞ」
「落ち着け千秋、ただの冗談だろ おまえの姪がこわがるじゃないか
私が下品なおばさんなら、おまえは短気なおばさんだな」
「お… お… おばさん… むぅ…
この歳で叔母にしてくれた恨み、忘れないからな」
春香の目もちょっと、いっちゃってるな
そういえばただいまにタケル出てくるのかな?OPに出てなかったような…
まとめサイトの更新止まってる?
今回は千秋のファーストキス、まじでマコちゃんに奪われそうな勢い
458 :
450のつづき:2013/02/11(月) 08:11:55.21 ID:h/nq6bQf
「それで夏奈、その…いつから藤岡とそうなってしまったんだ?」
「なんだ?千秋 春香から聞いてないのか」
「姉様からしたら、私はまだお子様分類だからな」
「あれは…もう二年前だな」
「なに?! 二年前といったら… まだ中学三年じゃないかよ!!」
「あいつが風邪で学校休んで、二日目だった
私がプリント類のあいつ宅への配達係に抜擢された」
「まさか! 藤岡は見舞いに来た同級生を襲うようなやつじゃないだろ!」
「襲われたわけじゃないよ
あの時、様々な条件が重なってしまったんだよ
まずあいつの家の玄関が施錠されていなかった
こっそりあがりこんで驚かそうという悪戯心が当然沸く
忍び足であいつの居場所と当りをつけた部屋の戸を勢いよく開ける
そこにターゲットは確かにいた
お子様が見てはいけないムービーを見ながら、
下半身だけ何も着けていないあいつが」
「…そ、それでどうなったんだ?」
「とにかくいつも通りに振る舞わないといけない
それには、条件を同等に揃えないといけないと、その時私は思ったんだ」
「…つまり、おまえも脱いだんだな」
「ああ、気が動転してると人間大胆になれるもんだ
私があいつの隣に座る、ビデオは回る、次の展開は予想できるな?」
「…今見てる映像内容を試そうとおまえが言い出した…」
「さすが、我が妹
液晶画面の向こう側であんなに楽しげよろしくやられると
ただでさえ動転している私の脳みそが余計な好奇心を沸き立てないわけがない
ということで、私はさんざん舐められた、私もあいつを舐めた」
「咥えたのか! 咥えちまったのかよ!」
「咥えた…つもりで舐めただけだった 胸や脇やヘソや股や尻を舐めらて
くすぐったくて、それに耐えるだけで精一杯だったよ
そして痛いなんてもんじゃなかった」
「…は、…は、…入られたんだな」
「こじ開けられ、貫かれた、というほうが相応しいね
終わったあと、あいつは”みなみ!ごめん!”を何百回となく繰り替えしてた」
「…膣内で…射精されたのか?」
「千秋… 頓珍漢なこと聞くんじゃないよ!
あいつも初めてで夢中かつ必死で精神的余裕ゼロだぞ
当然の結果として、あいつの第一号をこのヘソの奥辺りでキャッチさせられたさ
いや、あのあとも大変だったぞ
風邪は伝染されるわ、がに股が直らないわ、学校を四日も休むことになっちまった
まあ、実際あの当時は後悔したりいじけたりもしたけど、今となっては笑い話さ」
「夏奈が中三の時で、学校四日も休んだのは確か… あ!思い出したぞ!あの時か!
そうか、あの時からおまえはもう処女じゃなかったのか」
しかし、吉野の髪型は前のベリーショートのほうがよかったなあ
春香とマコちゃんのオイルプレイはまだですか
「サンオイル、手でやってるとまどろっこしいわね
マコちゃんの全身で塗ってくれると早いかも」
「わ!わかりました春香さん! オ、オレ!全身でぬるぬるしちゃいます!!」
…うわぁ! 春香さんの背中に直接抱きついてる!
ああ…ハルカさんの肌、すべすべでやわらかい
ああ…ハルカさんのにおい、いいかおり…
「マコちゃん? あの、お尻に何か固いのがはさまってるんだけど…」
462 :
名無しさん@ピンキー:2013/02/12(火) 03:10:19.16 ID:8XZsk3eS
千秋「すごいぞまこちゃん、これでまこちゃんもCカップに突入だ!」
夏奈「良かったな、まこちゃん」
内田「す、すごぉいね〜まこtまこちゃん〜」
まこと「……………………馬鹿…………な……………」
>>462 吉野「すごいねマコちゃん、まるで女の子みたい…
あ、ごめんごめん。マコちゃん女の子だったよね?クスクス…」
466 :
458:2013/02/17(日) 10:07:36.80 ID:FGuPh7MF
僕は藤岡、中学三年生です。
今日は南夏奈さんと”二人っきり”で映画館に来ています。
これって、どう見てもデートだよね へへへ…
「おい!藤岡! 何ニヤニヤしてんだ!」
「う!うわあ! み、みなみ! 急に背後から驚くじゃないか!
…だいたい、ここ男トイレだぞ!」
「おまえなあ 今日は何のために映画館に来たと思ってるんだ!
おまえの部屋で視た”女子校生トイレ陵辱!実録真性肉便器”
を再現するためだろうが!」
「いや… ほんとにやるつもりかい?」
「なんだ? ここが嫌なら女子トイレのほうに行くか?」
「そういう問題じゃ…」
こうして僕達は映画館男性トイレの個室にこもることとなった…
「ふう… やっとトイレまにあったあ…」(棒読み)
「へへへえ か、かわいい娘みつけたあ」(棒読み)
「きゃああ あなた誰え? だれかあ」(棒読み)
「誰も助けになんかこないぜえ ぐへへ」(やってられないなあ…)
「あ… はぁ… ふじおかぁ」
「なんだよ、台詞違ってるよ」
「いきなり胸と股間、同時襲撃されて、なんかもうどうでもいい…」
「…せっかくのデートなのに…」
僕達は初めてセックスして以来、すっかりお猿です。
二人きりで顔を合わせれば、結局こうなる始末。
狭い空間、誰か来て見つかるかもしれない…
だからこそ彼女は余計ハッスルする。
立ったまま僕は南を愛撫する。
服をまくりあげて胸やおヘソを、スカートをまくって尻や太股やその付け根を…
不意に手が伸びてきて僕の顔を捕える。
そして向こうから熱い接吻、南の体がOKになった合図。
ちなみに周囲にはいまだに僕等の関係は秘密。
よって今でも学校では”南””藤岡”で呼びあってる。
まあ、外でも結局癖が抜けなくて苗字でよびあってるんだけどね…
「南… 立ったままするの?」
「いや…疲れるから、おまえ便座に座れよ、その上に私が腰かけるから…」
467 :
458:2013/02/17(日) 10:18:00.14 ID:FGuPh7MF
ん! ん! んぅ! ん!…ふぅ
きつく接吻しながらセックスする僕等、専ら動いてるは南の尻のほう。
彼女は声が大きい、場所柄それを防止するための措置
たまに息継ぎ、再び咥え合う。
まさに南の尻に犯されてる俺という構図。
絡み合った舌を通じて流れ込んでくる唾液の量が一突きする毎に増していく
僕は彼女の腰を片手で支えつつ、もう一方の手でおさげ髪を撫ぜ続ける。
興奮して上気した顔、潤んで何かを訴えるような目を向けられる。
「…***…くん…」
僕の下の名前の方を僕の口の中に呟く南。
次の瞬間、彼女の体がぎくぎくと痙攣、ぷしゅっ!と彼女から溢れた露で
僕の腰は泡だらけになる。
気をやった彼女の体が僕自身を強烈に締め付ける
「…か!…な…さん…」
僕も相手の名前をその口の中に吐く。
もう何十回目になるのか知れない、彼女を深く突き挿した状態で放出する。
心臓の音が伝わり合う、僕は夏奈の両の尻タブを両手でぎゅっと鷲掴みにして
自分の腰に押し付け思いっきり、執拗に射精を続ける。
下半身の結合を解いた後も、対面座位の姿勢のままの僕等。
セックスの跡生々しい、べとべとになった所を互いに覗き込む。
「はぁはぁ…いっぱい… だしやがったなあ…
この、藤岡め… また私の体を肉便器にしやがってえ…」
「はぁはぁ…ごめん、南…さん ごちそうさまでした…」
南の体内からどろりと溢れ落ちる精液と愛液の塊が便器の水たまりに
じゅわん…と溶けていっていた。
でも、もう顔の方はいつもの南の顔。悪戯っぽい視線が僕の顔を覗く。
「で、今日のは何の映画だっけ?」
「全然、視れなかったじゃないか それより、また小便したくなっちゃったよ」
「言われてみれば私も催してきたぞ
よし、藤岡 このままの体勢でしてみよう!」
「こ、こんな恰好でかい? 俺の足に南の小便がかかりそうだけど…
て、わああ! もうやり始めてるし…」
じょじょろ!じょじょろ!じょじょろろお!
二人分の放尿の合奏は想像以上に派手な音でした。
昨日の放送で新婚夫婦役やってた先輩達に萌えた
藤巻という謎ジャンルを思いついた
千秋「……」ギュー ←後ろから頭を抱きしめている
藤岡「…千秋ちゃん?何やってるの?」
千秋「藤巻だ」
藤岡「藤巻?」
千秋「よくはわからないが今日は藤岡を巻かなくちゃいけないんだ」
藤岡「そうなの?よくわからないけど…」
千秋「…何か違うな」
藤岡「何が正しいのかもわからないけどね」
千秋「そうか、私が巻いてはダメなんだ。
藤巻なんだから藤岡が巻かなければいけないんだ」
藤岡「えっと…それってつまりオレが千秋ちゃんを抱っこすればいいの?」
千秋「抱っこじゃないよ。巻くんだよ。藤岡を全部使って巻いてみるんだ」
藤岡(で、あぐらをかいたオレの足の間に千秋ちゃんがいて
そのうえで両手で抱きしめているわけなんだけど…)ギュー
千秋「……何かが足りない。さっきよりは暖かくはなったが藤岡、
手と足の間の部分が空いてて不完全だ。これではおなかが冷えてしまう」
藤岡「そっか、それは大変だね。どうしようか?」
千秋「そうか。私は少し先入観にとらわれていた。手巻き寿司の様に
中身が多少変わっても手巻き寿司の様に藤岡以外の物をつかっても藤巻になるんだ」
藤岡(さっきから何が千秋ちゃんをかりたてるんだろう)
千秋「この毛布でくるまれば隙間はどこにもない。
さらに藤岡自身も包まる事で藤岡も冷えなくてすむぞ。これで完璧だ」
藤岡「なんだか、俺たち料理の春巻きみたいになっちゃってるね」
千秋「春巻き…そうか、これに春香姉さまも加われば完璧だな」
藤岡「そ、それはやめたほうがいいよ千秋ちゃん!」
タケルは今回出ないのかと思ったらちゃっかり出てやがる
しかも異様においしい
>>472 彼女にドタキャンされた傷癒しに来てんだよ
ますます、ダメじゃんw
未成年の従妹宅を居酒屋代わりにするとか最低だわ
マジで春香達の貞操がやばい
お前が原作読んでねえのはわかった
死んどけ
うん、確かに原作読んでない
だから原作厨のおまえが死んどけばいい
俺はまたアニメ情報だけの妄想でエロSS書くからよ
喧嘩ならよそでやれ
お前らみんな藤岡イスに座って落ち着け
479 :
467:2013/02/21(木) 06:57:42.93 ID:g2zoqxxj
「それで、ケイコの味はどうだった? 体の方も百点満点だったか?」
「え? えぇ!? えええ?!! な、なんのことかな…」
「何、しらばっくれてんだ! この浮気野郎!」
「うぅ… すまん ごめん その、つい…」
「ゆるさねええ!! 絶対ゆるさねええからなあ!!
ケイコにもチンチン舐めさせたのか?
ケイコはおしとやかだからどうせ痛いのやせがまんして声を殺してたんだろ
それをいいことにおまえ、ガツンガツン突きまくって、私以来の処女味わって
私にするみたいに、遠慮なく子宮に射精しやがったんだろ!」
「で、出来心に勝てなくて、下半身制御きかなかったんだよ…です…」
「舌を出してみろ!」
おずおずと舌を伸ばしてみせる藤岡。
「ケイコの唾液と愛液をたっぷり味わったんだな、この舌で! がぶう!」
「いでええ!!」
「ぺっぺっ… おまけにケイコの乳首の味もした
こんどは下のほうだ! 見境なくぶっ刺しやがる悪党チンポめ がぶり!!」
「いっ!てえええ!!! ごめん! ほんとにごめん!! カナ… カナちゃん…
カナさま、もう二度といたしません!」
すこし皮が切れて血がにじむ。
「おっ! ケイコの処女血発見! きちんと拭き取らないとな べろべろぉ〜」
「く!おぉ しみるぅ…… そ、そんなのとっくに…」
「だまれ!!このくらいでなんだ! こんなの私の心の傷に比べればなんでもなあい!!
これからこの浮気チンポを私の愛液で染め直しだー!
私が満足… 納得するまで許さないからなー!!」
藤岡は年上と付き合ったほうが幸せになれそうだ
千秋「そういうわけで春香姉様。
藤岡を幸せに出来るのは春香姉様おいて他にありません」
春香「え、えっとね千秋…その、藤岡君にはもっと別の人がいいと
思うんだけどなぁ?(カナがいるし…)」
千秋「そうですか…じゃあアツコ、後はお前しかいないな。
藤岡は任せる」
アツコ「えぇ!?きゅ、急にそんなこと言われても……」
マキ「……千秋ちゃーん、ここにも大人の女性はいるんだけど」
今週のアニメに出てきた野菜好きに洗脳する番組にエロい催眠術をかけてほしいものだ
>>481 マキは年上らしくリードしようとするけど、すぐに一転攻勢されそうだw
「…藤岡、お前今度の日曜はヒマか?」
「え?あ、うん。ヒマだよ!すごいヒマだよ!(やった!南からのお誘いだ!)」
「そうか、そこまでのヒマなのか。それは良かったよ。
ハルカや千秋も喜ぶだろうな」
「ハルカさんや千秋ちゃんも?何をするの?」
「うん…まぁお食事会だ。お前は主賓なんだからちゃんと来いよ?」
「もちろん!必ず行くよ!」
「トウマもリコもケイコも楽しみしているんだからな。
ちゃんと頑張ってくれよ。じゃあな」
「うん!ありがとう!
……うん?頑張る…?何をがんばるんだろう。
一杯食べてくれってことなのかな」
「……♪ズンチャッチャーズンチャッチャー」<◎><◎>
>>483 マキ→お姉さんぶるけど処女なので反応がいちいち初々しい
藤岡→童貞なので反応がい(ry
何これ話すすまなそう
藤岡の魂がふじおかに憑依する話が読みたい
原作でもかなりお粗末な扱い受けてるから下手すりゃ死ぬぞww
千秋「バカヤロー!(ふじおか投げる)」
中の藤岡「ぎゃあああああああああああああああ!!!」
千秋「…なかなか胸が大きくならない…」
藤岡inふじおか「ち、チアキちゃん…自分でマッサージしてるんだ…」
洗濯されたら即死じゃねーかw
藤岡が憑依しているとも知らず、ふじおかを藤岡に見立てて告白の練習をする千秋が見たい
やっぱタケルと春香だな
西日の差す部屋で二人きり
情事のにおいがぷんぷんした
ヒトミと藤岡が公衆トイレで性交だと!
>>491 ハグの練習とかちゅーの練習してる途中でふじおかが藤岡に戻る展開か
そしてそのまま練習から本番になるわけか
問題ないね
中学の頃からタケルの情婦である春香
その人妻に通ずるにおいを察してるのは保坂だけ
>>496 前にタケルさんが内田とそういう関係になってるみたいなのあったの思い出したw
アツコ×藤岡という謎の組み合わせが頭をよぎったものの
二人の馴れ初めが想像できなくて詰んだ
>>499 別にみなみさんの家で出会ったとかでええやん
>>499 すまんが、保管庫見てみな。結構あるぞその組み合わせ
>>501 新保管庫消えてるみたいなんだけど…
誰か新しい保管庫作ってください
マコちゃん×千秋
春香です。
この人…タケルおじさんとそういう関係となって三年になります。
今日も西日の差すこの部屋で私達は産まれたままの姿。
いとこの垣根を越えただの男女となっています。
さっきまで口付けを長々としていました、二人分の涎で顎から首筋がべたべた。
今は股間をイジられながら、胸を玩具にされています。
「ほんとに立派な実り具合になったね」
「あ… おじさんの所為だわ これ以上大きくなったらどうしよう」
「ここまで立派に育つと、ここから母乳が滲むのが見てみたいものだね」
「ん… そんなに強く揉まないで… 私に子供を産ませる気?」
「さっきからちらちら時計を見てるね」
「…夏奈と千秋が… 帰ってくる時間が…」
「春香ちゃん、おねだりする言い訳が昔からいっしょだね
夕飯の支度しなきゃいけないから、とかいつも誰かや何かの所為に見せかける」
「そ、そんなんじゃありません! あぅ!…」
私の胸を解放したおじさんの顔が私の股間に入り込んで鼻と舌を鳴らす。
最後の下準備、私は啜られ、湿り具合を確かめられる。
そうして私は間もなく脚を大きく広げられ、覆い被さる男の大きな手に
包み込まれ、体の一番奥まで入り来られた。
「…く…ぅ… ん? あ…あれ? おじ…さん… つけて…ない?」
「うん… ナマで入れさせてもらってるよ
千秋ちゃん達が帰ってくるまでに済ませたいんだろ?」
「え? えぇ?! そ、そんな… いじわる… おねがい… おねがいします
最後は… 外で……」
男女の”おかしなこと”を始めたいとこ同士の所為で居間の床がぎしぎし軋む。
西日に照らされ、ベランダに留まった鳥に見守られながらの営み。
「あ! あ! お、おねがい! します… ほ!ほんとに… くれぐれも…
さい…ご… そ! そとで… あ! あぁ! あ! あ!
た! たける…おじさん… ほ、ほんとに… おねがぃ… ん! んむぅぅ!……」
しつこく懸念する私の口は、鬱陶しく思ったおじさんの口に塞がれた。
「ん! ん! ん…ぷ んぅ! ん! んん!……」
べったりと口付けしながら、私の乳房はおじさんの胸板にはげしく揉まれ
汗と嗚咽が混じり合う。
動物的に突き動く男の腰を私はこともあろうに、いつもの癖で
しっかり脚を巻きつけて、迎え入れていた。
粘膜の摩擦熱で頭がのぼせてくる、私は彼の口の中で絶叫し
わなわなとうち震える尻とフトモモがその内側で彼をぎゅうぎゅう、
びしょびしょに絡めとっていた
私の一番深いところで果てるタケルおじさん。
ぎくっ ぎくっ…という彼の腰から発する熱い脈打ちが私の中に流れ込んでくる。
「あ… あぁ…ん」
膣内に直に射精を受けるのはいつ以来だろう。
彼が一滴残らず私の中に出し切るまで脚を絡めて抱きつき受け止めてしまった。
「ひどい…タケルおじさん……」
「いや… すまない……」
本当に夏奈達が帰ってくる時間だ、彼をさっさと部屋から追い出し
私は浴室へと走った。
シャワーを浴びる私です。
さっきまで彼とはまり合っていたところがまだジーンと
余韻でしびれてる。
セックス自体、ひさしぶりだったから…
…あ、奥の方からまだ滴れてくる… おじさんの精液と
私の愛液の混じったにおい…
今頃、私の子宮の中でおじさんの精子がうようよ…
その時、不意に家のチャイムが鳴る。
急いで浴室を出てバスタオルで拭う。
ところがドアの開く音が… え、なんで…閉じてなかったの!
この声は藤岡君…
「…おかしいな? 誰もいないのかな…」
あっという間に足音は近づき、脱衣室までやってきた。
バスタオル一枚で慌てる私を前に彼は凍結していた。
「す! す! すいま!… すいません!!」
「待って! 藤岡くん!」
その場を立ち去ろうとする彼の手を掴む。
私は見逃さなかった私のあられもない姿を見て
一瞬にして屹立した彼の股間を。
私は彼を自分の部屋へ放り込んで、今度こそきちんと
家と部屋の鍵をかけた。
あたふたと弁解する彼に私はにじり寄る。
「女の子に恥を掻かせた以上、君にも恥を掻いてもらわないとね」
私は藤岡君をズボンの上から掴んだ。そして激しく扱きあげた。
藤岡君はあっという間にズボンの中で噴射した。
「あらあら、パンツだけでなくズボンまで染み出して…
すごい量ね とにかく脱いじゃいなさい」
彼がズボンもシャツも脱ぎ落とすのを見て
私もバスタオルを床に落とした。
私の胸元からつま先まで年下の男の子の眼が穴が開きそうなほど
見つめる。視姦中の彼に私は迫る。
「藤岡君、舌を伸ばしてみせて?」
「…え… こ、こうですか…」
大きく口を開けて伸びた彼の舌を私の唇はぱくりと咥える。
じゅぷっ! じゅぷっ! じゅぷぅ… 口の中で吸い立ててあげる。
「それでは今度は君の番 べろぉ〜ん」
じゅぶぅ! じゅぷぷ! じゅぷぅ… 今度は私の舌が彼の口に
吸い立てあげられる。
「は、春香さんの唾液の味とにおいで… 頭がくらくらします…
お、俺… なんでこんなことに……」
「こういう場合わね 深く考えないほうがいいの
さあ、もっと接吻しましょうか……」
かっ…ぷりと口と口を咥えあう私と彼、にちゃくちゃ舌を絡ませる音を
鳴らしながらベッドの上へごろんとなだれ込んだ。
「ファーストキスだった?もしかして」
「……はい…」
「あれ? またこんなに隆々…
私の体ってそんなにエロチックかな」
「エロすぎるなんてもんじゃありませんよ…」
「それじゃ、ついでに初体験いっちゃう?」
私はベッドの上に身を投げ出す。
これでも色々耳年増、今まで体験自体はタケルおじさん
だけだけど、情報は仕入れている。
一人で処理しちゃうこともよくある。
童貞君を相手するなら、私が上になるほうが効率的だろう
でも私はやり方がわからずまごつく彼の姿が見てみたかった。
まったりと身を投げ出す私の上で彼は案の定。
「ここよ 藤岡くん…」
指で開いてみせる。
愛撫もされてないのに私はかなり潤っていた。
いやらしい色に染まり、においを放散する私の入り口に
いつもよりずっと若い男性自身があてがわれる。
「そう、そのまま… まっすぐ来れば… あ…」
年下の男の子が私の中にハマり込んでくる。
ごめんなさい夏奈… 藤岡くん、食べちゃいました…
ふぅ… 来始めたと思ったら、あっという間に
奥まで埋められちゃった。
「…ふじおかくん… 根元まで… はいった?」
「お… おぉ… は… はいりまし…た」
「いかが? 女の体の入りごこちは?…」
「…きもち…いぃ…、 なんて…ものじゃ…ないですぅ」
「はい それでは… しっかりと愛しあいましょ……」
ベッドが軋み始める。
三十分前まで年上のいとこに抱かれていた私の体は
今は妹の同級生に抱き込まれている…というより貫かれている。
タケルおじさんと異なり、すごい勢いで抉り込んでくる藤岡君。
「あ! あ! もっ… もっと、やさしくぅ!……」
彼の腰の勢いは止まらない、自業自得だけど
彼は私と繋がったまま果ててしまうだろう。
そして間もなく、自業自得の結果が体内で迸った。
低く唸りながら密着した腰をへこへこさせて、私の中に必死で
本日二度目の射精を行う。
…あぁ…、タケルおじさんの精子でいっぱいの私の子宮に
藤岡君の精子までも… 想像するだけで胸が張ってくる…
て、え? 藤岡くん? 私の胸… 吸ってる!
抜け出ていく気配もない、まさかまだするつもり…。
「だめ!もうだめよ、藤岡君! もう夏奈達帰ってくるから…」
「も、もう一度! もう一度だけ! 春香さん……」
「あ!?わぁ! お尻! お尻の穴に指いれちゃ…だめえ!!」
「春香さんの体! さわりまくりたいんだあ!!」
中学生の性欲のすさまじさ。
私の中で瞬く間に復活した彼の粘膜が再び私の粘膜と摩擦しだす。
しかも今度は、私の胸を責めながら。
交互に左右の乳首を吸われ、手の方は私の尻を悪戯する。
「あ! あ! だめ! お尻は! お尻の穴は… かんべんしてえ!」
「春香さん! 春香さんが… 悪いんだあ!
春香さんが、さそうから!
春香さんが、こんなにもおっぱい大きいから!
春香さんが、いいにおいだから!
春香さんの肌が… お尻が… 体中、ヤワらかすぎるからあ!!……」
私の自業自得はみしみしと続く。
私の体は中学生男子の性的好奇心の恰好の餌食にされていた。
次第に彼の勢いに慣れてきた私はタケルおじさんにするのと同様、
手足を藤岡君の体に巻きつけ全身で迎え入れていた。
…あ! あ! あ! あん! あ! あ! はん! あ! あ!……
リズミカルとはいえないぎこちない動きもいよいよ過熱していく、
先ほど出された私の中の残留精液が性交の攪拌でぬっちゃぬっちゃ
いやらしい音を垂れ流す。
私の体内はしとどに潤い溢れ、彼の放出を促し、受け止める準備が
整ってしまっていた。
「は! はるかさん!……」
彼の体内で発した脈打ちがまた私の体内へと流れ込み始める。
私にとって、日に三度も膣内射精を受けるのははじめて。
「…また… どぷっ、と…はじけてる… 私のなかで… あふ…ぅ」
藤岡君にしがみついて、彼が必死で注ぎ込むものを体奥に受け止める。
「…はぁ はぁ… すごぃ、春香さんの股間…どろどろのぐちゃぐちゃ…」
「…ふぅ ふぅ… これみんな… 君が出したのよ…」
逃げ出すように帰る彼と入れ違いで妹達が帰宅、
もちろん洗い流してる暇はなし。
パンツ二枚重ねで対応するも、それでもじわじわ染み出す。
「くんくん… なんか、変なにおいがしないか? 春香」
「そ、そう? 私は気にならないけど」
「春香姉様、どうしたのですか?
妙にけだるそうで、脚をひきずってるような」
「気のせいよ 私はいつも通りよ……」
おわり
南家からの帰り道、内田とマコちゃんは突然の土砂降りに見舞われた。
近くにある内田の家へ大急ぎで駆け込む二人。
「ふええ、濡れた濡れたあ」
「家までは天気大丈夫と思ったんだけどなあ」
「とにかくお風呂沸かしてくるね、それよりまず着替えちゃおう」
ぱっぱっと脱ぎ出す内田。
「パンツまでびしょびしょだよ ほらマコちゃんも… あっ」
全部脱いでから気づく内田、マコちゃんが男だということを完全に見失っていた。
「やだ! わたしったら… 見ないで!マコトくん…」
座り込んで体を固くする内田を前に、マコちゃんも服を脱いでいった。
「内田、今頃隠してもおせーよ 俺一瞬でおまえの体のホクロ数えちゃったぜ
それよりこれを見ろ」
涙目の内田が顔をあげる、そこには全裸のマコトが仁王立ち。
そして股間のものも仁王立ちしていた。
「内田の裸見たら自然にこうなった
それでさ、実は俺見たんだ、とうちゃんの隠し持ってるAVというやつ
それ見た時もこんなふうになったんだけど、不思議なんだ
男のこのチンポをさ、女のオマンチョにさ、はめ込むんだよ
そしてゆさゆさしながら、あうあう言うんだ」
じっとマコトを見つめて聞いていた内田がようやく口を開く。
「何それ? うそだよ! そんなのはまるわけないじゃん!
CGとか、SFXだよ!」
「いや! あれはSFXなんかじゃない! ほんとにやってた!
でも、まてよ、箱にSFXって書いてあったような気も…」
「ほらほらあ! やっぱSFXじゃん! それより恥ずかしいから、服着ようよ…」
「内田、俺らで試してみようぜ!」
「え? えっ? ええええ?!! やだっ! ぜったいやだ! わぁ!何するの
こないでえ! さわんないでええ!!」
内田の部屋、床の上で部屋の主が同級生男子にのしかかられ、
押さえつけられていた。
「AVの女と全然ちがうなー
胸もぺったんこだし、オマンチョの周りに毛が生えてないし」
ぶつぶつ言いながらマコトはぎんぎんになった股間の凸器を
内田の股間の割れ目になすりつけていた。
「当たり前でしょー 私こどもなんだから… もう、やめてよぉ…」
「でもさ、内田 おまえすげえいいニオイじゃん なんかもう、やらずにおれねえよ」
「ま、マコトくん… 息が荒くなってきてる… なんだかこわい…」
力でも敵わないし、マコトの気が済むようにさせるしかないと諦めの半べそ内田。
その足の付け根でマコトがしきりにはめ込もうとぐりぐり押し付けたり、滑らせたりしていた。
「おかしいな 入らないな やっぱSFXだったのか? それともこどもだからか?」
疑問符を頭に並べながらも一向にやめようとしない。
「そうだ! そういえば、あのAVの中のやつら、事前に色々やってて
男が女のオマンチョ舐め回してたー!」
「ええっ?! なめるの?! おしっこするところだよ!
ちょっと、マコトくん やだ! マジ?! うわああ!!」
両足を持ち上げられエビのように曲げられる内田、丸見えになった股間に
舌を伸ばしたマコトの顔が迫る。
「やだ! やだあ! ほ!ほんとになめてる! なめられてるう!
きたない! きったない… あああ!! きしょくわるぅいぃ!!」
内田の女の子の部分にマコトの舌がなめくじのようにべちゃべちゃぬろぬろ出入りする。
しょっぱいおしっこの味も苦い恥垢も興奮したマコトの舌に舐め取られた。
「はあ はあ… 内田ぁ なんか甘酸っぱくなってきたぁ」
「はぁ はぁ… まことくぅん もぉ やめよぉ よぉ…」
内田は体の奥からしみでる味だけでなく、声までいつのまにか甘酸っぱく変じていた。
じゅるじゅるじゅる… マコトはかぶりついて啜りあげる。
二人の体が熱くなっていっていた。
ぼうとした内田の足を広げて、マコトがその付け根の割れ目を指で広げて観察する。
「じゅくじゅくになってる… 今度こそ入るかなあ…」
マコトは内田の腰に己れの腰をあてがう、勃起した包茎の先っぽが女の子の尿道をつつく。
「あれ? いまちょっと、今までより、めりこんだような…」
すっかり脱力して抵抗のやんだ内田、その股間を見ながら試すマコトの先端が
内田の尿道の下をある角度で押した途端めりっと亀頭をのみこんだ。
びくっ!と一瞬ふるえる内田の体。
「いたい!」
我に返ったように鋭い悲鳴があがる。
再びジタバタしそうな内田の体にマコトの体がのしかかる。
”いくぞ!うちだ!”マコトの目がそう告げて、内田の目はまた涙目となる。
マコトの肌が内田の肌をずりあがり、二人の腰と腰の隙間が狭まる。
「いたあ! いだぃ いだた! や! め てぇ ぇ……」
悲鳴をあげ、終いには息を詰まらせる内田、マコトは荒い息を吐くだけで一言も発しない。
内田の歯ががちがちと鳴る頃、二人の腰は完全に隙間が無くなり密着していた。
外は土砂降りが続く。
部屋の中ですっぽんぽんになって密着し、赤くなった肌を揉み合わせる
小学五年生の男の子と女の子の耳には雨音は聞こえていない。
は! ふ… は! ふ… こどもの声色のこどもらしからぬ吐息が内田の部屋に充満する
ぎっぎっと鳴る床、二人の起こす律動で学習机が振動を拾う。
マコトは本能で腰を動かし、内田の中で己れ自身を剥いていた。
あまりにも早すぎる破瓜の血が、マコトが剥けるに従い剥げ落ちた臭い滓とともに
ぎこちなく抜き挿しされる幼い性器から排出される。
土砂降りの雨水はとうに蒸発し、今は二人の汗でずぶ濡れ。
マコトは急激に体の奥から遡ってくる感覚に襲われる。
なんだこれ! しょうべん?! だめだ!がまんできねーお!
マコトは内田にこれまでより一段強く突撃をかまし、彼女をぎゅうと抱きしめた。
ぴきぴきと尻と太股の内側がポンプのように戦慄き、遡ってきたものが内田の中で噴出した。
興奮しすぎた余り、内田と繋がったまま初精を迎えるマコト。
…何?このどぴゅどぴゅっと出す感覚… 信じられないくらいきもちええ……
マコトはしつこく、腰をへこへこぐりぐり押し付けて、内田の初潮も迎えていない子宮に
吐き出しまくった。
「な、な? SFXじゃなかっただろ? …ごめん! とにかくごめん!
泣くなよ内田… ちょっと実験してみただけじゃん
いや、痛がってたのは聞こえてたんだけど、あんまり気持ちよくて…
お、おれ、風呂沸かしてくるから」
「うっ うっ… ばかぁ… マコトくんなんか嫌い…」
股をおっぴろげたまま泣きじゃくる内田、その股間から彼女のしゃくりあげに合わせて
どろどろ滴れ落ちる惨状に、さすがにまずいものを感じたマコトはそそくさと風呂を
沸かしにいった。
内田は体を洗い、風呂からあがると脱衣所でマコトが土下座していた。
「ごめん! ほんとにごめん!」
「も… もういいよ 今日は帰って …それから誰にも言わないでよね…」
内田はそれから三日ほど学校を休んだのち、けろっと登校してきた。
それでもマコトのことは無視していたが、二週間ほどして彼女の方から
こっそり声をかけてきた。
「あ、内田… まだ怒ってる?」
「うん、怒ってる 私に無理やり変なことして…
それでさ、マコトくん 一番の元になったその、
SFXじゃなかったビデオというの私に見せて?」
「ええ?! 見たいのかよ…」
「うん、だってわけわかんないままじゃシャクだもん」
内田の家の居間、内田とマコちゃんが正座してビデオの前に座る。
「…なんでマコちゃんの恰好なんだよ」
「罰だから …これ箱に書いてある文字、S”E”Xじゃない」
「うん、まぎらわしいよな 意味わかんないけど」
ビデオの映像が回り出す、大人の男女の絡み合う様子に二人は目が釘付けになる。
そして内田のほうが段々嫌悪の表情を浮かべ出す。
「ほら、これ 男のチンポがさあ、女のオマンチョに入っていっちゃうじゃん
これなんだよ、こないだお前と試したの」
「なんだか… すごくグロい……」
「でも不思議だよなあ 内田はあんなに痛がったのに、こっちの女は平気な顔
それどころか何だか気持ちよさそうにしてるじゃん」
「…大人だからじゃないの」
ふと目をマコトの股間に移す内田、そこにはいつか見たおぞましい光景が…。
やばいと思った時は遅かった。内田は床の上に磔にされていた。
「やだ! やだよ! またやる気なの! もう!今度こそみんなに言いつけるから!」
「はあはあ… もしかすると今度は気持ちいいかもしれないじゃないかあ
だから試してみようよ内田ぁ」
…うう…失敗しちゃったよ…わたし……
小学校の制服スカートの中からパンツを抜き取られる内田
こないだのようにエビのように体を曲げられる。
べちゃっ ぺちゃっ… おまたの筋にはしる、あの日の感覚。
しかも、あの日より何だかずっと…。
「はあ はあ… 内田ぁ すごい甘酸っぱいの… どんどん溢れて飲みきれないよぉ」
「はぁ はぁ… まこちゃぁ…ん もぉ もぉ やめ、やめよぉ よぉ…ぅ…」
マコちゃんの口が内田の股間から離れる。そしてあの時のように体に覆い被さる。
しかしここから手順が異なった。
「あのビデオのまね、もっときちんと再現しようぜ」
「…再現?って何するの?」
「キスしてた」
言うやいなや、マコちゃんの顔が内田の顔に急接近、ぶっちゅぅ!と唇が吸い付いた。
…ん! むぶぅん… 突然奪われたファーストキス、内田の目に涙が滲む。
マコちゃんは何度も繰り返し見て、目の奥に焼き付いたビデオのキスシーンを忠実に
内田に施してゆく。
やわらかい男児女児の唇が咥えあい、男児のべろが女児の口の中に潜り込む。
くちゅっ、ぷちゅっと唾を弾き合う音が、絡まった幼い舌の狭間から鳴る。
「だ、だめだ我慢、がまんできねー! 内田おっぱい無いから再現省略ー!」
マコちゃんは内田の足を広げて自分の腰を割り込ませ、スカートの中から
ぎんぎんになったものをとりだすと内田の割れ目に押し付けた。
「う、なんだか前より敏感だなあ…」
前回の行為でムケンポになってるマコちゃんのものは内田の入り口に触れただけで
鋭い快感がはしった。
「確か… こうだ…」
角度、位置を思い出しながらマコちゃんは制服を着たままの内田の上を
ずりあがっていった。
「ん! あ!」
内田が唸る。めりっ!と体を割かれる感覚、でもあの時と違って痛みは鈍い。
「くっ! くぅ!」
二人して嗚咽をこぼしながら繋がってゆく。
ほぉ…とため息をついた頃、マコちゃんの根元と内田のつるんとした土手は
隙間なく密着していた。
「はぁ… まこ…ちゃん ぜんぶ… はまっちゃったの?」
「ふぅ… うち…だぁ ぜんぶ… はまっちゃったよ …その… いたくない?」
「すこし…… いたぃ…」
「ハメ合っちゃてるところ… みてみる?」
こくりとうなずく内田の頭を少し持ち上げてやる。
ビデオで視たと同じ様子になってる自分の体が目に飛び込んでくる。
絶句している内田の前でマコちゃんはいたずらっぽく半分抜いてみせてやる。
ずるりと自分の中を押し広げてる粘膜の圧迫が少し緩んで、うっ…軽く息が漏れる。
そしてマコちゃんはずぷりともう一度内田の中へ根元まで打ち込む。
11才の女児の肉体がびくんとはねる。
「くはっ! マコちゃん! のいじわるぅ…」
「内田 うちだあ! きもぢいい! うごかずにおられないおぉ!」
マコトはビデオの結合後の内容を実践しだしていた。
「あっ! つ… ま、マコちゃん まこちゃ!… うぅ!…ん…」
「おっ! おっ! え、えす・いー・えっくすぅ! って、さいこー! だよぉ!」
「あぅ! あっ! せ…、 せっ! くすっ…、 って、よむんじゃ…
ない…かなぁ?! たぶ… んん!…」
内田の制服とマコちゃんの女服がぐちゃぐちゃに乱れる。
興奮しすぎのマコちゃんの絶頂は早かった。
内田の膣内でぐんぐん上り詰め、体の奥から遡ってきた煮えたぎる感覚を
遠慮なく放出させる。
「あ… あぁ マコちゃん、私のお腹の中で… ぴくぴくしてるよ」
「う おぉ… このドプっと出す感覚が最高に気持ちいいん… だよねぇ…」
マコちゃんは気の済むまで吐き出すと、ずるりと内田から抜け落ちた。
「うわわぁ 私の中から白い泡汁… あのビデオの女の人と同じになってる」
「…内田、今日は親の帰りは?」
「えっ? 遅いけど… 制服がくちゃくちゃだあ、お母さんにしかられちゃうよお」
居間から内田の自室へ移動した。
内田は制服を脱ぎ、マコちゃんも女服を脱いでマコトになった。
あの土砂降りの日の再現が行われる。
今度は内田は胸と尻も舐め回された。
乳首とその周りだけが微かに膨らんだ胸を吸われくすぐったがる。
青いまんまるの尻をまんじゅうみたいに頬張られ、そして尻の穴のにおいを嗅がれた。
「マコトくんのHぃ!!」
今更の台詞、マコトの口が内田の尖った唇をぶちゅっと塞ぐ。
べろべろねろねろ、AVで培った知識による汚らしい接吻ごっこ
内田がやたら積極的に唇を咥え合わせ、舌をマコトの口の中にたらしこむ。
「まふぉとくんにわたひから、よだれこうげき!」
内田はここぞとばかり唾液を分泌させ、マコトの口の中に流し込む。
ごくっごくん!マコトはそれを平然と飲み干した。
ふう ふう… 首筋まで涎まみれになって糸をひく二人の口から熱いため息がもれる。
目を潤ませる内田は諦めたように床に身を投げ出し、マコトの身がそれを追いかけた。
11才の男児女児の体がまた不純な交遊へ入っていく。
本来、何の為の行為なのかさえわからず、未熟な性器が三度目の結合を果たす。
「ん… ん…」
マコトに深く押し込まれる度に内田からかわいい声があがる。
その日二度めということもあり、マコトは割と長く内田の中に居つづけた。
十分を過ぎた頃、内田の手足がマコトの体に巻きついてきた。
ぎっ! ぎっ! ぎっ! がた がた がた…
床が軋み、女の子用の学習机が揺れ、乗っていたぬいぐるみが落ちて、
下で盛りあう肌にぶつかる。
…か、からだが熱い あつすぎる なんか変だ からだのなか からだのおく
まことくんに かたいのにごりごり… されるたび なにかがじわぁって…
声が 勝手に声がでちゃう…
あっ! あっ! あっ! ま、まことくぅん あっ! あう! あわぁ!!!
内田の体がしなり、ぎくぎくと痙攣する、初潮も来てない体が女の極みに達し
露を吹き出しながら中に入り込んでるマコトをしめ上げる
「はわっ! うっ! うちだっ!! 出…!」
堪えきれず、マコトは一気に放出を始める。
マコトから発した濃い濁流が、どくっ!どくっ!と内田の中へ流れ込む。
「き… きもちいぃ…」
内田もマコトもふやけた表情で舌をたらしたまま繋がった腰をぴくぴく戦慄かせる。
腰をぐりぐりと押し付けて貪欲に射精するマコトに内田はしっかりとしがみついて
それを体の奥で受け止める。
生意気に子作りしてるいるかのような性交を小学生二人は最後まで成し遂げた。
「はぁはぁ… つかれたー… 二回も出したから内田のオマンチョすごいどろどろだあ」
「ふぅふぅ… うん、すごい まだマコトくんがはまってるみたいにじんじんしてるよ
それじゃ、お風呂いこうかあ」
風呂場の中からばっしゃばっしゃ、派手に波しぶきのあがる音が聞こえる。
もはや猿と化したガキどもが風呂桶の中で本日三度目をやらかしていた。
月日が流れた。
夜、自宅で学習机に向かってシャーペンをはしらせる内田。
今日から冬休み。
マコト君とセックスするようになって、八ヶ月くらいかな。
性教育によると、夫婦でしかやってはいけない行いなんだって。
だから、本当ならマコト君とするのをやめないとだめ、なんだけど
気持ちいいからやっちゃうです。
今ではマコト君のオチンチンもお口でなめなめずぽずぽ平気でしちゃう。
マコト君が私のおまんち、なめなめしてくれるお返しだよ。
今日も家族でのおでかけ、私だけキャンセルして、
マコト君とこたつの中で四回もしちゃった。
お父さん、お母さん、うそついてごめんなさーい、友だちと宿題じゃなくて
セックスしてたの。
お風呂はまだなので、私の体中、汗とマコト君のよだれでぷんぷんしてる。
お腹の奥がじーんとしてて、マコト君が射精したのがのこってる感じ。
それで私は決心しちゃいました。将来マコト君のおよめさんになるの。
それなら今からセックスしてても平気だよね、きっと。
だからマコト君、浮気は許さないよ。
私だってそのうち、春香ちゃんみたいなぷるんとしたおっぱいに
なるからね、たぶん。
十二月二十三日 くもり
おわり
内田
「ついに私も初潮きたあ! マコト君とさっそくセックスしなくちゃあ!
赤ちゃん産むんだもん♪」
トウマアノ日
今日は土曜日、一週間の内で寝坊ができる貴重な日。これだけ寝れば体は楽なはずなんだが…どうしたことか今までに感じたことのないダルさと下腹部に違和感がある
「オレ、風邪でもひいたかな…」
オレは重い体を起こしてトイレにむかった。歩くたびに下腹部がズシーンと重い感じになる。トイレに入ってズボンとパンツを下ろして便座に座ろうとした……がパンツに何か赤いものがついてる
「なんだこれ?……まさか血が!」
不安に思いながらアソコを見てみる。するとアソコから血が出ていた
「オレ何か悪い病気になっちゃったのか」
急に不安になってきた。こんなアソコの病気のことを兄貴達なんかに相談できるわけない……
オシッコを出すのが怖くなりやむをえずトイレから出た
「おっ、トウマおはよう」
アキラが声をかけてきた
「おう…おはょぅ……」
「どうしたの?朝から元気じゃないね」
「まあな……悪いけどあんまり話しかけないでくれ…」
こんな調子だと喋る気にもなれなくてオレはこの場から去ることにした
「トウマのやつどうしたんだ?」
(そうだ!ハルカならオレの話しを聞いてくれるかも)というこであっちの南家に向かうことにした
「ハルオー、今からハルカの家行ってくる」
「そうか。お邪魔のないようにな」
「おぅ…行ってきます…」ガチャっ、バタン
「やはり元気がない感じがしたな」
「でしょ!もしかしたら恋の病におかされたのかも」
「それはないな」
ダルさを感じながらもなんとか南家に到着した
ピーンポーン 「はーい」ガチャっ
「あらトウマ、いらっしゃ〜い」
「ハっ、ハルカ〜 うっ…グスっ、助けて〜」
ハルカの顔を見ると安心してつい涙があふれてしまった
「ちょっとどうしたの?とりあえず家に上がりなさい」
「う、うん」
茶の間に行くとカナとチアキがいた。カナは漫画を、チアキは本を読んでいた
「おう、トウマか…ん?どうしたんだ泣いたりして」「くる途中転んですりむいたりしたのか?」
「…違う……」
「いったい何があったの?」」
オレはハルカ達に事情を説明しはじめた
「実は、朝起きたら体がダルかったんだ」
「風邪でもひいたの?」
「いや、風邪のダルさとは違うんだ…あと、トイレいったらアソコから血が出てたんだ。オレやばい病気にでもなっちゃたのかな?こんなことバカ兄貴達に相談できないし助けてハルカ〜」
するとハルカとカナが顔を見合わせた
「ハルカこれはアレだな」
「そうね。アレね」
「おいカナ、アレってなんだ?」
「いいか〜チアキ〜アレはアレなんだよー」
「アレってなんなんだよバカ野郎!」
「なぁオレ死んじゃうのかな…」
「安心しなさいトウマ。アソコから血が出たのはあなたが大人の体になり始めたってことなの」
「大人?アソコから血が出たら大人になるのか?」
「そうよ。トウマが今なっているのは生理っていう現象なのよ」
「せいり?」
「そう生理。」
「まぁ、あれだ。簡単に言うとトウマ、お前は赤ちゃんが作れる身体になったってことだ」
「わけがわかんねーよカナ〜。もっとわかりやすく説明してくれ」グスン
「ハルカ姉様、わたしにもその生理とやらがどういう現象なのか教えてください」
そこからハルカの生理についての授業が始まった
ウンタラコンタラ「…ということでトウマはこれから周期的に生理で血が出るから生理用品を使わないといけなくなるのよ」
「えぇーこんなつらいことがまた起きるのかよ」
「そうねーでも身体が立派な女性になった証拠だからおめでたいことなのよ」
「オイ、トウマ!お前弟のクセに姉のわたしより先に生理になるなんて生意気だぞ」
「弟で生理起きるってどういうことだよ」
「まぁとりあえず今から一緒に生理用品でも買ってきましょうか。ナツキ君には言いにくいけどなんとか説明しとくわ」
「ありがとうハルカ〜」
こうしてオレの悩みは無事解決?した
下手な文章スイマソ
藤岡とのサッカーの練習中に生理が来ちゃってえらいことになるパターンだな乙
520 :
名無しさん@ピンキー:2013/03/23(土) 02:08:14.11 ID:EcEr2pK/
ヒトミかわいいよ
まさか最後に熊田先生出てくるとは思わなかったわ
みなみけは過去に巻頭カラーやセンターカラーになった事ある?
雑誌は読まないから教えてくれ
漫画に載ってるなら良いけど
みなみけの新巻のデザイン発表するときにセンターカラーででるね
巻頭カラーはみたことないな
千秋「ゲッホゲホ…ウウウ…おうちに帰りたい。もうこんなことしないで…。春香姉様には言わないから願い」
818「帰らせねえよ…それに、おおパンツがびしょ濡れじゃねえか。小学生なのに感じちゃったのか…いやらしい千秋だ」
千秋「わ、私は、漏らしてなんていない!これは自分の意思とは関係ない!こんなのおしっこではないぞ。…それに感じるとはどういうこと」
818「千秋の言う通り。それはおしっこじゃないぞ」
千秋「…え。じゃあ、これは一体…」
818「気持ちよくなるための液体さ。春香姉様もそれを出して、あることをして本物の女性になったのだ」
千秋「本物の女性………あること?」
818「千秋、それはな。これをあそこに私のちんぽを入れることでなれるのさ。」
千秋「あそことはどこだ?」
818「それは…ゴニョゴニョゴニョゴニョ」
千秋「そんなの入るわけないだろこの野郎ー。やっぱり、おうちに帰りたい!!」
818「待て待て、春香姉様みたいな女性になりたいだろ?本物の女性になれば、春香姉様と同じ女性になれるぞ。方法は今説明した通りだ」
千秋「私はまだ小学生だぞ。春香姉様と同じ本物の女性になるなんて烏滸がましい………」
818「お姉さんも小学生の時に本物の女性になったのだよ」
千秋「本当なのか!?う…ん…わかった。春香姉様と同じ本物の女性になる!」
818「じゃあ、お兄さんのおまたの上に乗ろうか。パンツを脱いでごらん」
千秋「うん。あうっ…なんだか変な気分だ…」
818「ぬるぬるしてるね。よし入れるぞ」
千秋「あう!!!痛い…でもなんだか暖かくて…変な気持ちだ。あふっ……あっ……ん」
818「フフフ。気持ちいいよ…。千秋は、たった今本物の女性になれたね」
千秋「春香姉様と同じ本物の女性になれたのか。嬉しいッぞこのっ…やっ…あん…ろう…」
818「ゆっくり動かすよ」
フリフリ
千秋「あっあっ…頭がボーッとする…あふっ…あんっ…あっあっ……や」
818「更にここを刺激するとより一層本物の女性になれるッ!!」
千秋「アッアッアアア…気持ちいいよ…アックン」
818「気持ちいいよ。」
パンパン
千秋「あうっ!!何か変だよ。何か来る!!!」
818「真の本物の女性になる時が来た!!これで本物の女性になれる。(既に本物の男性だけど」
千秋「あぁんっあっ!!あ!!」
ドピュドピュ
千秋「ハウウ熱いあついよぉぉ…んくっ」
818「ウグ…ハァハァ」
千秋「中が…中に変なのが出てっるよお…あふ…あうクラクラする……」
818「お兄さんも最高にクラクラする。ハァハァ……良かった。千秋、本物の女性になれて良かったな」
千秋「うん…最初は嫌だったけど…気持ちよくて良かった…」
818「良かったなら…またやりたい?」
千秋「た、たまに息抜きにならやる…こんな疲れるの初めてだから…ね、眠い…」
818「よしわかった。たまにしような。一緒に寝て、疲れを取ろう」
千秋「うん」
千秋(春香姉様。私は本物の女性になれました)
せめてキャラのフルネームが分かればなぁ
接点の無いキャラでも絡ませられるんだが……
春香が藤岡を押し倒す展開
528 :
名無しさん@ピンキー:2013/04/19(金) 18:06:54.27 ID:0eWMmVdh
マコト「父さん、母さん、俺…好きな人がいるんだ///」
マコト母「あらあらまあまあ、マコももうそんな歳なのねえ」
マコト父「……」ゴゴゴゴゴゴ
マコト父「どこの男だ!!!うちの娘に手ぇ出しやがった馬の骨は!!!叩っ殺してやる!!!!」ドバアアアン
マコト「……………え?」
トウマアノ日の続きキテタ!やったぜー!
久しぶりに来たら過疎ってるどころか
三年前に俺が書いたやつが未だ保管庫入りしてなくてワロタ
いつから更新止まってるんだ?
冗談抜きで管理人は死んだのか?
保管庫の管理はいったいどうなってるんだ
飽きてやめちゃったんじゃないの
俺も別のスレの保管庫管理やってるけど、もう放り出したくて仕方がない
Wikiなんだからみんなで編集すればいいじゃない
「南のここ…すっごく臭いね」
「そ!それはふ、藤岡のせいじゃないか…」
「そうだね…俺が責任取らないとね…」
ペロッ
「ひゃっ!」
「牛乳の味がするよ、南…」
「バ、バカ!ちゃんと洗ったんだからそんなわけないだろ!」
「そっか。じゃあ責任は取らなくていいよね」
「あ…味はしないけど、臭いはまだしてるだろ!責任は…取れよな」
はやくハルカは藤岡と結婚しろよ
「ちょ、チアキちゃん」
千秋が藤岡の袖をつかみ引っ張っていく。
「ダメだぞ。ふじおかには私の座椅子という大事な仕事がある。
たとえ相手がハルカ姉さまでも渡すわけにはいかない」
「いや、でも、ハルカさんと結婚できるって」
「…わたしじゃダメか?」
「え?」
「今はまだだめだけど、きっとハルカ姉さまより美人になるから。
頑張ってハルカ姉さまよりもおっぱい大きくするから。
だから、……だからっ」
つづかない
藤岡と千秋はなんというか、エロまで行かなくても胸がキュンキュンするのう…
ふわふわする
「藤岡の髪の毛はなんだかふわふわだな」ワシャワシャ
「あはは、くすぐったいよ千秋ちゃん。
千秋ちゃんの頭の天辺にあるこのホイップもふわふわで可愛いよ?」チョンチョン
「んっ…!おい、藤岡。いきなり触るんじゃないよ。ビックリするだろ」
「あっご、ごめんね!目の前にあったからつい…」
「女の髪は聖域なんだよ。それを許可なしに触るのなんて神に背く行為だ。
私は藤岡にそんな不届き者になってほしくないんだよバカヤロー」
「う、うん。ごめん千秋ちゃん。今度から気を付けるよ…」
「うん、わかればいいんだよ。
じゃあそういうわけだから触れ」
「え?触っていいの?」
「私が許可したんだから問題ないよ。
そして聖域の主からの命令に背けばお前は不届き者になるぞ。だから触れ」
「ははっ、それは困るな。はいはい、仰せのままに」ナデナデ
「ん……」
藤岡は兄より父に近い
藤岡は千秋の父親みたい
↓
大半の女性は無意識に父親に近い性格の男性を選ぶ
↓
つまり姉2人も…!?
投下します。本編から十年後の話です。
・藤岡×夏奈を交えつつ保坂×春香。とは言え今回はハルカの出番は無いので実質ふじかな
・エロ無し、六分割
・多少性格の変更あり
「あー、どうしよっかなー」
リクルートスーツを着たその女性は、姿見の前で髪を結んだり解いたりしていた。
「どうしたカナ」
眠たそうな目をした妹に聞かれ、その女性―南夏奈は振り返った。
「いやー髪おろした方がいいかなーってさ。藤岡以外からはその方が受けはいいんだよな」
「面接といってもバイトの面接だろ。そんなに気負わなくてもいいんじゃないか」
「そうかなー」
「面接官は藤岡じゃないだろ。だったら答えは決まっている」
「おー、そういえばそうだな。さっすがチアキ!」
「自分で答え言ってただろ、このバカ野郎」
あれから十年の歳月が過ぎたが、この姉妹の会話はさほど変わってはいないようだ。
チアキは21歳の大学生で絶賛就活中である。
高校辺りから胸が急成長し始め、昔からの毒舌ぶりとあわせて同級生の男子から陰で「悪魔」と呼ばれだした。
もちろん本人はそのあだ名を気に入っていないが。
24歳のカナもなかなか仕事が決まらずに面接を繰り返す日々。プロサッカー選手の藤岡とは高校の頃から付き合っている。
会社員のハルカ(27)はもう家を出たあとである。
「イタリア料理の店のウェイトレスだっけ」
「そうだ。活発で明るく美しい私にはまさに天職だな」
過去に恋人の藤岡に言われた言葉の受け売りだが、本人はそれをすっかり忘れている。
今のカナはかつての活発な魅力はそのままに、大人の色香をも身につけており藤岡以外の男から言い寄られることも稀ではない。
小振りだった胸も、毎日藤岡にマッサージさせることで並くらいにはなったようだ。
「それだけじゃ勤まらないぞ。やることは色々と―」
「分かってるよ。じゃ、いってきまーす」
イタリア料理店、フォレット。妖精という名を持つその小さな店は小さな街の一角に佇んでいた。
カナは腕時計を見る。約束の10分前だ。そろそろいいだろう。
面接の連絡を入れた際に電話で言われた通り、「定休日」の看板が下りているドアを開け店の中に入る。やはり鍵はかかっていなかった。
「すみませーん。面接に来た南でーす」
誰もいない店の中に向かって声をかけるカナ。しばらくの間、店の中を見渡してみる。
お洒落過ぎず、かといって汚さも感じさせない、気軽に入れる雰囲気の店のように感じられた。
『今行きます』
店の奥から男の声が聞こえた。カナが電話でやりとりした時の相手と同じ声のようだった。
時間はほんの少し遡る。
同じ店の事務室。この店の店主である保坂はパソコンでの会計処理を行っていた。
小さな店であるため、余分な人を雇う余裕はない。
イタリアでの修業を終え、日本に戻ってきたのが一年半前。
修業中に貯めた資金と、とあるパトロンの協力で一年前にこの場所に店を開いた。
見た目は、28歳になった今でも十年前とあまり変わっていない。彫りが深くなり、より精悍になった印象を受ける。
「南、か…」
これから面接に来る予定の女性の名をつぶやく。
保坂にとって特別な存在だった女性と同じ姓。
バレー部の後輩にも同じ姓の男がいたが、保坂はもっぱら下の名で呼んでいた。
「…まさか、な」
確かにこの店は保坂が通っていた高校から近い場所にある。
しかし、別に珍しい姓ではない。現に後輩のナツキも南だったではないか。
「全く。俺は何を期待しているんだ」
無駄にさわやかな口調で自嘲する。この空間には保坂以外いないというのに。
店の方でドアが開く音が聞こえた。
『すみませーん。面接に来た南でーす』
保坂は壁の時計に目をやる。約束の10分前だ。
保坂は会計ソフトを保存して席を立った。
「今行きます」
事務室を出た保坂は厨房を通り抜けてホールに出る。ドアの前に黒く長い髪の女性が立っているのが見えた。
保坂はその女性に向かって歩いていく。
「お待たせしました。私が店主の保坂で―」
女性の顔を見た瞬間、保坂は心臓に強烈なスパイクを打ち込まれたかのように固まった。
色こそ違うが長く美しい髪。大きくて円い綺麗な形の瞳。兎を思わせる愛嬌のある唇。
保坂の記憶の片隅にいた特別な人の姿が目の前の女性にオーバーラップする。
「南…ハルカ…!」
保坂は、たまらずその初恋の女性の名を口に出していた。
「へ?どうして姉の名前を?」
スーツの女性―南夏奈もその名を聞いて驚いていた。
その一言で保坂の体温はヒートアップしてしまう。
「あ……ね…?」
いつも通りにシャツのボタンを四つほど開けた胸元から大量の汗が湧き出てくる。
カナも、突然姉の名をつぶやいて大量の汗を流す大男を見て最初は驚いていたが、それでも保坂よりは早く冷静さを取り戻した。
ハンカチを取り出し、保坂の汗を拭いていく。
「大丈夫ですか?すごい汗ですよ…うーん、これハンカチで足りるかな」
案の定、ハンカチはすぐにびしょ濡れになった。
「あー、これじゃ足りなかったか。すいません、タオルか何かありますか。っていうかホント大丈夫ですか」
その言葉で保坂は意識を取り戻した。
「…あ…ああ、すまない、取り乱した…」
「それで、私の姉とはどういうご関係なんですか」
「姉…やはり君は…」
「はい、面接に来ました南夏奈です。南春香は私の姉ですが…」
「そうか、やはり妹か…道理で似ているわけだ…」
「それで、姉とはどういう…」
「俺にとっての…初恋の人だ」
保坂はすっかりいつもの調子を取り戻していた。
「ああ、すまない。面接だったな。さあ、席に座ってくれ」
いつの間にか丁寧語もやめている。二人は席に座った。
「それで、週何日出られる?」
カナが鞄から履歴書を出そうとするが、それを気にも留めずに聞く。
「えーと、何日でも出られます」
「そうか。では早速明日から来てくれ。前にやめた女の子の制服があったな。とりあえずそれを着てみてくれ。合わなければ新たに注文しよう」
保坂は矢継ぎ早に話を進めていく。珍しく相手のペースに呑まれ、浮足立つカナ。
「ちょ、ちょっと待ってください!私…採用ですか?」
「当たり前だ。君が南ハルカの妹ならば…その可憐な笑顔でこの店を優しさで包み、明るくもり立ててくれるだろう」
歯が浮きそうな台詞を真顔で言い放つ。
最近はモテるようになったとは言え恋人の藤岡以外の男性から、ここまでストレートに褒められることに慣れていないカナは真っ赤になった。
「あ、あの…採用されたのは嬉しいんですけど、…一応履歴書見てもらえませんか。それ書き上げるのに十日掛かったんで…」
「ふむ、そうだな」
カナから封筒を受けとった保坂は履歴書を取り出して広げる。
「"南夏奈"…なるほど、"南春香"と同じく季節の名が入っているのか。うむ、いい名だ」
(名前を褒められた…もしかして私を口説いているのか?!まさか初恋のハルカに似てるからか?)
「俺より四歳下…ということは南ハルカより三歳下か。なるほど、これでは娘であるはずもないな」
(娘?娘ってなんだよ?)
「中学高校も南ハルカと同じ。特技:美人、明るい。趣味:もてなし。うむ、ウェイトレスにはもってこいの特技と趣味だ」
(確かにいい男だけど、私には藤岡がいる…その気がないことをわかってもらわないと)
「あ、あの…」
「どうした」
「わ、私には付き合っている男がいまして」
「ほう」
「(あれ?反応薄いな)そ、その、サッカーの藤岡選手と付き合っているんです」
「藤岡選手…サッカーにあまり興味がない俺でも一応知っているあの藤岡選手か」
「そ、そう!藤岡選手です!ほら、その証拠に…」
携帯を取り出し二人で映った画像を見せる。
「ふむ、確かに藤岡選手だ。しかし参ったな…」
(藤岡が相手だと知って怖じけづいたか…?)
「見ての通り、小さな店でな。藤岡選手のような有名人が来ると騒ぎになりかねない…
すまないが、藤岡選手が店に来る時は変装して来てもらえないか」
「わ、分かりました。カツラとサングラス用意します」
(あれ?私を狙ってるんじゃないのか?)
「それで―」
カナの疑念は保坂の次の言葉で払拭されることになる。
「お姉さんは…南ハルカは元気なのか」
先程までの口調と少し違う。カナにはそう感じられた。近い例で思い浮かんだのは中学生の頃の藤岡だった。
「はい。元気ですよ」
カナもいつもの笑顔を取り戻して言った。
「そうか。南ハルカは元気なのか。それはよかった」
心からの笑顔。カナにはそう見えた。
カナはこれまでの保坂とのやりとりで「何を考えているのかよく分からない相手」だと思っていた。
しかし、今見せた笑顔の意味はカナにもすぐわかった。
(そっか。この人、今でもハルカのことを…)
「ってなことがあってさ」
場所は変わってここは藤岡の部屋。
足を崩してくつろぐ藤岡に、椅子のようにもたれかかっている女性がいる。
しかし、昔よく藤岡を椅子にしていたのとは別の女性である。
「そうなんだ。ハルカさんの先輩の人がシェフにねえ」
「そうなんだよ。それから小一時間ずっとハルカのことばっかり聞かれてさ。まあ面白い人だったけど」
それは面接帰りに藤岡の部屋に寄ったカナだった。
ヘアゴムの類を持ってこなかったため髪はおろしたまま、スーツを脱ぎブラウス姿になっている。
ここで現在の藤岡の紹介をしておこう。
Jリーグの地元チームに所属しているサッカー選手であり、その甘いマスクゆえ女性ファンも多い。
日本代表候補にも上がっているのだが、代表になればチアキから"日本代表カップル"呼ばわりされることだろう。
「なんでも高三の時にハルカに告白してフラれたんだってさ。あと、私とチアキのことをハルカの妹じゃなくて娘だと思ってたらしい」
「あはは。まあ娘っていうのはあながち間違いでもないんじゃない」
その藤岡の言葉でカナは何かに気づいたように一瞬目を見開き、そして考え込む。
「"カナ"、どうしたの?…もしかして怒った?」
「私とチアキが娘だとしたらハルカは母親だ。ハルカは母親であろうとするあまり、十代の多感な時期に恋愛を避けてきた…
ハルカが恋愛に奥手なのは、実は私達のせいなんじゃないか…っていうか恋愛の仕方を知らないんじゃないか」
カナはやけに真剣な表情だ。
「考えすぎじゃないかな。たまたまいい相手がいなかっただけで」
「藤岡」
「な、なに?」
カナは頬を藤岡の胸に寄せてつぶやく。
「藤岡が私を好きになってくれて…私、本当に幸せだ」
「ど、どうしたの?急に…」
「告白されても気づかないような鈍感な私のことを…私が藤岡を好きになるまでずっと待っていてくれて…」
その体勢のまま藤岡の服の胸元をぎゅっと掴む。
「カ、カナ?」
カナのいつもと違う様子に戸惑い、赤面する藤岡。
「お、俺もカナのことが―」
「だからさ」
「へ?」
急にトーンが変わったカナの声に拍子抜けする藤岡。
「ハルカにもそういう相手が必要なんだよ。私にとっての藤岡みたいな」
頬を藤岡の胸に寄せたまま、藤岡の顔を見上げながら言う。
「は、はあ…」
「一目で好きになることはなくても、ずっと一緒にいれば好きになることはあるかもしれないだろ。私みたいに」
「そ、そうだね…」
「なー藤岡。誰かいい相手知らないか」
「いや、俺に言われても…そうだ。俺とカナの時みたいにまずは友達から始めるっていうのは?」
「まずは友達から…か。なるほど。さすがは私が見込んだ男だ」
「はは…ありがとう」
カナの気まぐれや突拍子もない思いつきに振り回されるのは、もはや藤岡にとって日常茶飯事である。
しかし、藤岡はそんなカナの全てが愛おしく、カナもありのままの自分の全てを受け入れてくれる藤岡を愛している。
藤岡にとっても、カナにとっても、それはまさに―
「でもさ」
「なんだ?」
「俺がカナに出会えたみたいに、ハルカさんはそんなに都合よく運命の相手に出会えるかな」
今度はカナが真っ赤になった。
「バ、バカ!なんでお前はそんな恥ずかしい台詞をすらすら言えるんだ!」
「さっき俺の告白を聞いてくれなかっただろ。ちゃんと聞いて欲しかったのに」
藤岡は口を尖らせる。
十年もカナと一緒にいたおかげか、藤岡もそれなりにカナの対処法が分かるようになっていた。
「わ、悪かったよ…」
恥ずかしそうにうつむくカナ。
「それにチアキちゃんはいいの?」
「チアキなら大丈夫だろ。まだ21だ。チャンスはある」
「まあそうだけど」
「私とお前で手本を見せてやればいい。でもハルカはなあ。妹を見習うなんてハルカのプライドが許さないだろうな」
「まあ、ハルカさんはそういうの気にしそうだけどね」
「だからこそ、私達が影で動いて盛り上げてやらないと。さて、まずは何から始めるか」
顎に手を当てて考えごとを始めるカナ。
(また始まったか)
そんなカナを見つめながら藤岡は笑みを浮かべる。
今度はどんな風に振り回されるのだろうか。それを考えるだけで藤岡はニヤニヤが止まらなかった。
続く
乙
続くのか、とりあえずまとう
乙!
読みごたえあるなあ
両南家の同じ季節同士の絡みはあまりないな
ハルオとはほぼ話したこともないよな
大穴で実は藤岡の名前が冬に関係したものだったりして
じゃあミユキちゃんでいいな
そういえば藤岡とヒトミは"夏"に惚れているところも被ってるな
>>553 ただいまの最終回で初めて兄弟以外と絡んだな
熊「メガネ男子も悪くないな…どう?トウマ。お兄さんの将来性とか」
冬(腹黒いな…)
「保坂ー何それ」
「速水か」
「あんたいつの間にスマホなんて買ったのよ。で、何してんの」
「知りたいか」
「別に」
スマホをなでる保坂。
『ひゃっ!そ、そんなところなでたらダメだってば!』
「なんでスマホからハルカちゃんの声が?」
「嫁コレというスマートフォン向けのアプリケーションだ。
画面をなでたりキスをしたりすると画面の中のキャラクターがボイス付きで反応してくれるというものでな。
この度南ハルカが参戦したという情報を得て、早朝のバイトで資金を貯めてスマートフォン共々購入したわけだ」
「ふーん」
速水は保坂の手からスマホを奪い、色々といじくりはじめる。
「何これ。ハルカちゃんしか嫁がいないじゃない」
「当たり前だろう。俺が愛しているのはこの世で南ハルカただ一人だ」
「キスしたら何て言うのかな」
コマンドを選択して、画面に唇をつける速水。
『ふふっ、こういうことするの好きなんだね』
「やめろ、キスをするな」
「いつもアプリのハルカちゃんにキスしてるの?」
「当たり前だ。スマホを返せ」
「画面に唇つけて?」
「指先でタッチし続ける方が成功率は高いのだが、やはり俺の愛を伝えるためには唇でのキスに限るだろう」
「へーえ」
「何だよ藤岡。うちに来てまで勉強か。いつの間に真面目キャラになったんだよ」
「違うよ。次のテストでいい点数を取ったらスマホを買ってもらうって約束したんだ」
「不純な動機だなあ」
「お前が言うな」
(嫁コレに南が参戦した。嫁コレで遊ぶためにも絶対にスマホが要る…)
みらウソのネタが出ないな
関係があまり進展してないから想像しにくいのか
561 :
名無しさん@ピンキー:2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:NQwdhOhK
そうだろうな
ああ
563 :
名無しさん@ピンキー:2013/09/08(日) 00:19:56.45 ID:PHr3Gto0
保守
564 :
1/2:2013/09/15(日) 23:36:03.10 ID:OdV2K6E9
>>554-555 その設定、いただきました! ※独自設定あり
それは猛暑だった夏が終わり、秋らしい涼風の吹く穏やかな休日のことだった。
みなみけには三姉妹のほか夏奈の級友の藤岡、千秋の級友の冬馬が遊びに来ていた。
秋の味覚であるサツマイモの和菓子と熱々の番茶をお伴に、和やかな談笑が続いている。
そんな和気藹々とした雰囲気の中で長姉の春香が唐突に藤岡へある問いを投げ掛けた。
「そう言えば藤岡くんは下の名前なんて言うの?」
「えっ?」
唐突な春香の質問に藤岡本人はおろか、他の少女らも一瞬きょとんとした表情を浮かべる。
そして、一同はこれまで大分みなみけに馴染んでいた少年の名前を知らない事実に思い当った。
「そうだな、いつも『藤岡』って苗字で呼んでいて気が付かなかったよ」
「おいおい、今さら気付くなよバカ野郎」
次女と三女のいつものやりとりを藤岡は少し苦笑して見つめている。その横で冬馬が同じ質問を投げ掛けてきた。
「まぁ、あいつらは放っておいてオレも藤岡の名前が知りたいぞ」
「あはは…あまり自慢できる名前じゃないんだけど……」
少し困った表情でそう言いながら藤岡は胸ポケットから生徒手帳を取り出した。
「んっ、なんだ藤岡? 休日なのに生徒手帳を持ち歩くなんて意外と真面目なんだな」
千秋と言い争っていた夏奈が眉をひそめながらテーブルに置かれた手帳を覗き込む。他の少女も夏奈に続いた。
●●市立●●北西中学2年×組 藤岡 美雪
手帳の裏にはカードを差し込める場所があり、1学期に配られる顔写真入りの証明書が納められている。
「えっと…ふじおか…みゆき?」
名前の欄は手書きのため、振り仮名が振って無かった。だから春香の自信なさそうな言葉も無理もなかった。
「よく間違われるんですが…それで『よしゆき』って読みます。お祖父ちゃんが女の子が産まれると思って用意した『みゆき』の読み方を変えたらしくて……」
そう言いながら藤岡は照れ臭そうに頬を掻いた。心なしかその頬が朱に染まっている。
恐らく一見すれば女子で通ずる名前をからかわれてきたのだろう。藤岡の表情には照れと同時に寂しさも少し滲んでいた。
「へぇー、美雪か。良いじゃん、冬の名前を持つオレと相性ピッタリって感じで」
「…ありがとう冬馬」
嬉しそうな表情で冬馬が藤岡の膝上に乗りながら彼の顔を見上げる。快活な笑みを浮かべる冬馬の頭を、藤岡は優しく撫でた。
565 :
2/2:2013/09/15(日) 23:39:23.52 ID:OdV2K6E9
「なぁ、じゃあ今度から藤岡じゃなくて美雪って呼んでも良いか?」
「あぁ、いいよ冬馬」
「へへっ、サンキュー美雪」
そこには名前に一抹のコンプレックスを抱える者同士の、確かな絆があるようにも見える。
もっとも、藤岡の方は冬馬が少女だと知らないので、冬馬の心情を知る由もないのだが。
面白くないのはそのやりとりを傍らで見ていた千秋だ。藤岡に頭を撫でられる冬馬のくすぐったそうな顔を見て、無性に機嫌が悪くなった。
「おい冬馬、そこは私の席だといつも言っているだろ」
「なんだよ千秋、秋に雪は降らないだろ。オレはこれから美雪とJリーグの話題で忙しいんだ」
「むぅ、北海道なら秋でも雪が降る! それにさっきから藤岡に対して馴れ馴れしいぞ!」
「美雪が良いって言うんだから問題ないだろ。千秋も美雪って呼べば良いじゃん」
「そ、それは…その……な、なんだか恥ずかしいって言うか……」
冬馬の指摘に千秋は先ほどまでの威勢を失い、何故か頬を紅潮させ自身の髪の毛先を弄りながらもじもじしていた。
熊のぬいぐるみにも「ふじおか」と名付けるほどお気に入りの少年を苗字でなく名前で呼ぶ事で距離感が近しくなるのが千秋には非常に照れ臭かったのだ。
「ははっ、そんな無理しないでいつも通りで良いよ。ほら、千秋ちゃんもおいで…」
藤岡は愉快そうに笑うと胡坐の中に収まっていた冬馬を片脚の太腿へ移し、空いたスペースをぽんぽんと叩いて千秋を誘った。
いつもの横柄な態度は何処かへ忘れたのか、静々と歩み寄り千秋は藤岡の太腿へちょこんと腰掛けた。
片腕に抱かれるようにして華奢な身体を藤岡に委ね、少年の胸板に頭をもたれさせながら千秋は小さな声で呟いた。
「あ、ありがとう……ふじ……あっ、えっと……よ、よ、よしゆき……さん」
「おいおい千秋、顔が紅葉みたいに真っ赤だぞ。大丈夫か?」
「う、うるしゃい!」
怪訝な顔をして覗き込む冬馬に千秋は三白眼で一喝する。しかし緊張の為か舌がもつれてしまい言葉を噛んでしまった。
そんな姿を春香はほのぼのとした表情で見守り、夏奈は生温かい目線で見詰めていた。
「あらあら。千秋ったら舞い上がっちゃって可愛いわね〜」
「おーおー藤岡、懐かれているな。まぁ、私は関係ないな。どうせ夏には北海道でも雪は降らないし」
「えっ!? み、南そんな…」
本命である夏奈に愛想を尽かされたような言い草に藤岡が一挙に狼狽する。
そんなこんなで今日もみなみけの1日は平穏に過ぎていくのであった。【END】
乙!
男でミユキだと龍騎の手塚がいるか
関係ないけどカナが出ている某犬アニメでチアキが「紅葉」役になるというガセバレがあったな
みのりんのブログ(9/22)見て和んだ
投下します。大分間が空きましたが、
>>543-548の続きです。
・保坂×春香
・エロ無し、11分割
・話の展開も遅いですが、それ以上に執筆ペースが遅いです。期待はしないで下さい。
ホテルの一室。ベッドの上には一組の男女がいた。
壁にもたれ、赤ワインのグラスを傾けている男。その傍らに、寄り添うように抱きついている女。
「へーえ、カナちゃんが保坂の店でねえ」
「ああ、よく働いてくれている。明るく、そして美しい。さすがは南ハルカの妹だ」
男は保坂。上半身は裸になっている。そして女は―
「しかし速水。なぜ南ハルカの二人の家族が、娘ではなく妹だということをずっと黙っていた」
「だって、そっちの方が面白いじゃない」
保坂の同級生、速水である。こちらも上半身は裸である。
「それとも何?娘じゃなくて妹だったらあなたのハルカちゃんへの気持ちは変わっていた?」
「いや、それは些細な問題だ。そのことで俺の南ハルカへの想いは変わりはしなかっただろう」
過去形で言い放つ保坂。
「だがあれは、もう終わった恋だ」
保坂はワインを一口飲み、瞼を閉じた。
十年前。高三だった保坂は意を決してハルカを教室に呼び出して想いを告げた。
結果は玉砕。
「家族の世話が大変だから恋愛にかまけてはいられない」
それがハルカの返答だった。
「彼女の人生に俺という存在は必要なかったということだ」
「十年前のハルカちゃんにはね」
「…何が言いたい。速水」
速水は保坂の手からワイングラスを奪う。
「保坂。今は…、ハルカちゃんのことどう思ってるの」
グラスに口をつけ実に美味そうに飲む速水。
「今でも、俺にとっては特別な存在だ。彼女のおかげで俺は愛という感情を知り、彼女のおかげで、俺は料理を作る喜びにも目覚めた。
南ハルカと二人のむす…いや妹達には幸せでいてほしいと願っている」
「自分で幸せにしてやるっていう選択肢はないんだ」
「…俺が?」
それは保坂にとって意外な質問だったようだ。
「私が聞いたのは、今でも十年前と同じ気持ちでハルカちゃんを好きかってことよ」
「そんなわけはないだろう。俺は南ハルカに思いの丈を全てぶつけた。そして敗れたのだ。未練などない。
今の俺が愛するのは料理!俺の料理で客を笑顔にする。それが何物にも勝る喜びだ」
十年前、傷心の保坂が全力で打ち込んだこと。それが料理を究めることだった。
「今のハルカちゃんを見ても同じ台詞が言える?美しく成長して大人の女になったハルカちゃんを見ても」
「それは…」
速水はワインを飲み干しグラスを置き、保坂の逞しい胸に触れる。
「ま、そうなってくれた方が私は面白いんだけどね」
「速水、もし俺が再び南ハルカを愛してしまったらその時は―」
「分かってるわよ。あんたがそんなに器用じゃないのは知ってるしね」
保坂と速水の間に横たわるのはあくまで肉体だけの関係である。
「店を開くにあたってお前には本当に世話になった。開店資金まで協力してもらって感謝の言葉もない」
「ま、保坂が店を開くっていうのが面白そうだったからね」
「しかし速水、お前は俺とこんな不純な関係を続けていていいのか。真剣にお前を愛してくれる相手を探―」
速水の手刀が側頭部に落ちた。
「痛いじゃないか」
「いい?保坂。これは本番に向けての練習よ。あんたどうせ女とちゃんと付き合ったことないんでしょ。
ハルカちゃんにフラれてから恋愛らしい恋愛したことある?」
「いや、ないな。あれこそが生涯で唯一の、この胸を打ちのめすほどの激しい恋だった」
(打ちのめされて恋出来なくなったんじゃないのかしら)
「まあカナちゃんという接点が出来た以上、ハルカちゃんとの再会も遠くはないでしょうね」
「それはそうだが」
「再会が楽しみね、保坂」
速水は口角を吊り上げ笑みを浮かべる。
見ようによっては女神にも悪魔にも見える微笑みだったが、考え込む保坂の目には映っていなかった。
カナがフォレットで働きはじめて一週間が経っていた。元々ウェイトレスの経験自体はあったため、仕事にも比較的早く慣れたようだ。
時間は夜の六時。この時間から徐々に忙しくなっていく。
ドアの開く音が聞こえた。
髪を結ぶ位置をいつもより低くして、制服の白いブラウスと黒いパンツを纏ったカナが接客に向かう。
「いらっしゃいませ!ってハルカ。それにチアキも」
仕事と授業を終え、私服に着替えたハルカとチアキだった。
ハルカは現在27歳で会社員。
十年前の時点で大人びた雰囲気はあったが、まさに大人の女性となった今はその魅力の全てが以前よりも増している。
元々老けていたから年相応になった、などと言ってはいけない。
「カナがちゃんと働いてるかどうか気になって」
「つまみ食いとかしてないかどうか気になってな」
「失礼な!うちは結構忙しいんだぞ。冷やかしに来たんなら帰りなさいよ」
顔をそむけるカナ。
「客に対する態度がなってないな。早く案内しろ、バカ野郎」
「はいはい。三番テーブルへどうぞ」
カナが二人を席に案内し、二人は注文を選びはじめる。
「それではご注文がお決まりになりましたら声をおかけ下さい」
別人のように丁寧な口調になるカナ。チアキは"美少女モード"のカナを思い出した。
「店員さん、この店のおすすめってありますか」
ごく自然に目の前にいる店員に質問するハルカ。
「お、おすすめですか。少々お待ち下さいませ」
普段に近い口調に戻ってカナは厨房に向かっていった。
「ハルカ姉様。この店、そら豆とキャベツのペペロンチーノがあります」
メニューを見ながら言うチアキ。
「へえ、珍しいね。チアキはそれにする?」
「いえ、春限定のメニューのようです。私はミートソースにします」
子供っぽいチアキの味覚は十年前とさほど変わっていないようだ。
ハルカはメニューを見ながらカナが戻ってくるのを待つ。
テーブルに乗った料理の写真に、料理の名前と値段が書かれているだけのシンプルな構成。
店主の保坂がデジカメとパソコンで自作したものである。
ページをめくる度に様々な料理の写真が目に入る。
(これを全部保坂先輩が…)
嫌っていたわけではないとは言え、ハルカにとって保坂は一度振ってしまった相手である。
ハルカは最初、再び顔を合わせると気まずくなると思いこの店に来るのを渋っていた。
しかし知人に妹が世話になっている以上、顔を出さないわけにもいかない。
またカナから保坂は十年前の件を気にしていないこと、何より保坂の料理が非常に旨いということを聞いて一度行ってみることに決めたのだった。
知人とは言ったものの、二人の間の直接の接点はあまりない。
保坂が大量の汗を流している時にハルカが汗を拭いてあげたこと、
そして保坂が告白してハルカが振ったことくらいだ。
告白するまでずっとハルカを想い続けていた保坂はともかく、ハルカにとってはほとんど他人と言っても過言ではない。
保坂のことを思いだそうとすると脳裏によみがえるのは、必然的に告白された時のことであった。
(あの時は放課後の教室に呼び出されて―)
「ハ、ハルカ姉様…」
チアキの声でハルカは現実に引き戻された。
「どうしたの?チアキ」
「あ、あの大男…カ、カ…」
「か?」
「店長ー」
厨房に向かってカナが声をかける。
「カナ、言ったはずだ。俺が厨房にいる間は、シェフと呼べと」
カナを一瞥して再び鍋をかきまぜ続ける保坂。
「えーと…シェフ」
「どうした」
首をカナの方に向ける。
この人の面倒臭さはハルカがたまに見せる面倒臭さに似ている。この一週間でカナはそう感じていた。
「今、ハルカが来ましたよ」
「なにっ!?」
ホールにも聞こえるくらいの声で反応する保坂。
「う、うちのおすすめが何か聞かれまして…」
「おすすめか。分かった、俺が行く。よし、おすすめだな」
鍋を弟子であるもう一人のキッチンスタッフに任せ、保坂は厨房を出た。
(うーん。店長を行かせてよかったのか…?)
「南ハルカが来たのか…いや、決して不思議なことではない。妹の働く場所が安全なところなのかどうか、気になるのは当然だろう」
独り言をつぶやきながら店内を歩く保坂。
「しかし昨日の速水の言葉が気になる。南ハルカと再会したら、俺は再び南ハルカを愛してしまうのだろうか」
歩きながら胸のボタンを外していく保坂に、自然と客達の視線が集まる。
奇異の目で見つめる新規客もいれば、既に慣れている常連客もいる。
「カナから聞いた話では、南ハルカには今は特定の相手はいない。つまり、愛してしまっても特に問題はないわけだが―」
「カ……カレーの妖精!!」
不意に後ろから聞き覚えのある単語が聞こえた。
歩みを止めた保坂は声のした方向、すぐ後ろのテーブルに向き直る。
向かい合って座っている二人の女性客が保坂を見ている。保坂は髪が長い方の女性に目を奪われた。
少しくすんだ薄い茶色の綺麗な髪。カナと似ているがカナと比べて大人びた落ち着きのある目元。
そして、栗のように開かれた愛らしい唇。
「南…ハルカ…!」
今度こそは、見間違いではなかった。
「保坂…先輩?」
一際目立つ長身に整った顔立ち。そしてはだけた胸元から覗く鍛え込まれた肉体。
十年という歳月が過ぎたにも関わらず、ハルカにはすぐに相手が保坂だとわかった。
(こうして見るとやっぱり…)
ハルカはある人物を思い出していた。
(あれから十年の月日が経ったが…やはりお前は変わらず美しい。南ハルカ…)
保坂にとってはかつて一方的に愛した女性との十年ぶりの再会である。にも関わらず。
(しかし…なんだ?何かがおかしい…)
そのハルカを前にして保坂は奇妙な違和感を感じていた。しかし、それはハルカに対してではない。
「お久しぶりです保坂先輩。カナがいつもお世話になってます。ご迷惑かけたりしてませんか?」
緊張を隠して温和な笑顔を浮かべるハルカ。
「い、いや…彼女はよく働いてくれている」
ドアの前で入って来た客を案内するカナに目を向ける保坂。つられてハルカも同じ方向を見る。
笑顔で接客しているカナが視界に入る。やはり性格的に合っている仕事なのだろう。
「そうですか。これからも妹をお願いしますね」
再び微笑みかけるハルカ。
「ああ、こちらこそ…それで、おすすめの料理は―」
おすすめメニューの説明を始める保坂。どうやら料理の種類ごとにおすすめがあるらしく、一つ一つ詳しく説明していく。
カナに任せず自ら出向いたのはそれが理由だった。
ハルカの向かいに座るチアキはそんな保坂を凝視する。
(カレーの妖精がハルカ姉様の先輩で、よもや店を開くまでになっていたとは…)
チアキにとっては実に意外な再会であった。
「じゃあ私はあさりのヴォンゴレを。それからこの子にミートソ―」
「待ってください」
「ん?どうしたの?チアキ」
チアキは"妖精"を見上げて言った。
「メニューにはないけど実はカレーライスありますか」
九時の閉店時間を過ぎた店内。保坂とカナは片付けにかかっている。
「カナ、少しいいか」
「はい?」
テーブルを拭くカナに保坂が近づく。
「今日、南ハルカと会って話したのだが」
「はあ」
「美しかった…」
「はあ」
目を閉じ、陶酔した表情を浮かべる保坂。
「十年前と変わらず…いや、十年という時を経て更に美しさに磨きをかけていた」
「はあ」
「だが!」
急にトーンの変わった保坂に、カナは一瞬ビクッとなった。
「おかしいのだ」
「おかしいって…うちのハルカが?」
「いや、おかしいのは俺だ。南ハルカではない」
言いながら胸のボタンを外していく。
「まあ店長がおかしいのは知ってますけど…」
「十年前、初めて南ハルカを見た時…俺はこの胸が強く高鳴るのを確かに感じた。
南ハルカに告白した時もそうだ。初めて見た時よりも更に強く、この胸は激しく16ビートを奏でていた。
だが今回は…美しく成長して、大人の女になった南ハルカに会って会話もしたというのに…」
全てのボタンが外され保坂の逞しい胸板があらわになる。
「何も感じないのだ!俺のこの胸は!!」
「だからって胸を見せ付けないで下さいよ!」
「ああ、すまない。だがしかし何故だ…」
「十年も経ったんだし、そんなもんじゃないですか」
「そうかもしれない。だが、南ハルカは俺が生涯で唯一人、この胸を焦がすほどに愛した女だ。その南ハルカに会ったというのに…俺は…」
「うーん、それは多分…」
腕を組んで考えるカナ。
「恋の仕方を忘れたんじゃないですか、店長」
「恋の仕方…?」
「ハルカにフラれてから恋愛したことあります?」
昨晩の速水と同じことを聞く。
「いや、ないが…」
速水の懸念は当たっていたようだ。
「長いことしてなくて忘れたんじゃないんですか」
「なるほど、仕方を忘れたか…すまない、仕事に戻ってくれ」
保坂は厨房に戻っていく。
(恋の仕方を忘れたといえば…)
カナはとある身近な人物を思い出していた。
南家のリビング。ハルカとチアキは既に帰宅してテレビを見ながらお茶を飲んでいた。
時刻は九時半を過ぎている。
「ハルカ姉様、カレーリゾット美味しかったです」
「そう。よかったね」
結局カレーライスはなく、保坂にお勧めされた同じ米料理であるカレーリゾットを頼んだのだった。
「分けてもらったヴォンゴレもすごく美味しかったです」
「うん。カナが褒めるだけあって一味も二味も違ったね」
「しかし、カレーの妖精がハルカ姉様の先輩でカナの雇い主だったとは驚きました」
近所のスーパーでたまに見かける、料理に詳しくよく独り言を言っている大男。十年前、よくチアキからその話を聞かされていた。
そして妖精の言葉のおかげでチアキはある程度野菜嫌いを克服出来たのだった。
「さすがは妖精。よもや店を開くまでになっていたとは」
腕を組み、感心するチアキ。
「いつも妖精のまかないを食べられるとは、カナの奴がうらやましいです。今度また行きましょう、ハルカ姉様」
チアキは姉の妙な表情に気づく。
「どうしました、ハルカ姉様」
「ううん、何でもないの。そうね、また行こうね」
ハルカは、チアキにはかつて自分が保坂を振ったことを伝えていない。
振った理由は保坂でなく自分に原因があってのことだし、
そもそも恋愛に奥手なハルカは同じく奥手なチアキにそういった話をすることはない。
「ただいまー」
帰ってきたカナがドアを開けてリビングに入ってくる。
「おいカナ、あの店の大男はカレーの妖精だぞ」
五秒ほど、二人は身動きせず見つめ合った。
「チアキ、うちの店はカレーじゃなくてイタリアンだぞ」
カナが真顔で答える。
「違うよ!ハルカ姉様の先輩の人のことだよ!」
「保坂先輩がカレーの妖精の正体だったんだって」
「ハルカ姉様、妖精は学校ではどんな感じだったんですか」
チアキは目を輝かせながら尋ねる。
「どうって言われても…あんまり話したことないから。バレー部の部長ってことくらいしか知らなかったし」
「そうですか…」
かつて保坂に告白されたことはやはり言わない。
カナは二人のやり取りを見て口元をニヤリとさせた。
「なあチアキ、もし妖精がハルカと付き合うとしたらどうする?妖精はハルカに相応しいと思うか?」
「ちょっとカナ!」
ハルカは慌ててカナに詰め寄る。
「大丈夫だって。告白のことは言ってないだろ」
カナはハルカに耳打ちする。
「でも恥ずかしいでしょ!」
頬を赤くして反論するハルカ。
「私は妖精の人となりを詳しく知らないから何とも言えないな」
至極まっとうな意見である。
「そうよね。いきなりよく知らない人のことを言われても困るよね」
「でも―」
「どうした?」
「妖精は私の恩人だし、ハルカ姉様と仲良くなってくれるなら私は嬉しいぞ。
見た目も十分ハルカ姉様と釣り合いが取れているしな」
ハルカは更に赤くなる。
「もう、チアキまで…」
「お前と藤岡とは大違いだよ」
「おいおい、藤岡は結構女のファンも多いんだぞ。姉の彼氏に対して失礼じゃないか」
突っ込む気力をなくしたチアキは、
「先に風呂に入る」と言って部屋を出た。
「そういえば、どうして"妖精"を振ったんだ?」
しばしの逡巡の後、ハルカは更に頬を赤くしながら答えた。
「…別に保坂先輩に問題があったわけじゃないのよ。あの頃は、相手が誰でも同じ返事をしてたから」
脱ぎ癖は許容出来るようだ。
「子育てで忙しいって?」
「そう。チアキにそれを言ったら、自分のせいだと思って気にしちゃうでしょ。だからチアキには内緒」
「今はどうなんだ?私もチアキももう大人だ。まあ、少なくとも私はハルカに男が出来ても気にしないぞ。言い寄ってくる男とかいないの?」
「いなくはないけど…」
「けど?」
恥ずかしさの中から本音を搾り出す。
「私だって…付き合うのは本当に心から好きになった人とにしたいもの…」
やはりというべきか、生真面目なハルカは恋愛に対しても生真面目な考え方であった。
「カナだって、藤岡君のことが好きになってから付き合い始めたんでしょ?」
「あー、そういえばそうだったな」
カナはあっさりと同意した。
「ねえカナ。もし藤岡君からもらった手紙を果たし状だと勘違いしていなかったとしたら…どうしてたと思う?」
カナは藤岡と付き合い始めてようやく、最初にもらった手紙が果たし状ではなくラブレターだということを理解したのだった。
「うーん、どうだろうなあ。あの時は藤岡のことよく知らなかったし、付き合うってこともよく分かんなかったしなあ」
目線を上に向け、思い出しながら話す。
「連れ回してたら自慢出来るとか言ってなかった?」
ハルカはちょっとだけ意地悪に聞いてみた。
「あれは冗談だよ、冗談。本当にそんなことしたら他の女子からいじめられちゃう」
笑いながら否定する。
「本当はさ。心のどこかでは気づいていたのかもしれないな、あれは果たし状なんかじゃないって。
でも藤岡みたいな人気者が、がさつで色気もないような私のことを好きだなんて…あの時は信じられなくってさ」
結局はカナもハルカと同じく恋愛に対して不器用だったのだ。
「藤岡はずっと私を好きでいてくれたけど…
もし私が藤岡を好きになる前に、藤岡が私のことを諦めていたらって考えるとさ…」
そこまで言ってカナはあることに気づいた。
「…って、いつの間にか攻守交代してるじゃないか!やるなハルカ。
まあそんなに堅苦しく考えなくていいんじゃないか。私と藤岡みたいに友達から始めるのも手だし」
「友達、か…」
「友達になれそうな男は身近に誰かいる?共通の趣味があるとかさ」
ハルカはとりあえず会社の同僚の男達を思い出して見る。
「うーん…今はいないかな」
「よし!じゃあ私が見繕って来てやろう」
「カナが?」
「安心しろって、おかしな奴は選ばないから。それに恋人じゃなくてあくまで友達だ。
まあ、万が一ハルカが付き合うことになっても恥ずかしくない男を選ぶけどさ」
そう言って立ち上がるとカナはビールを取りに台所へ向かった。
カナの後ろ姿を見送って、ハルカはため息をついた。
カナに心配されてしまっている。
結局のところ、恋愛の仕方を知らないのではないかというカナの予想は当たっていたのだ。
とは言っても、人並み以上にモテるハルカとしては決して意図的に恋愛を避けてきたわけではない。
積極的に相手を探したりはしなかっただけで、男との出会い自体はそれなりにあったし告白も何度もされた。
付き合いたいと思う男が今までいなかっただけだ。
自分の気持ちに嘘をついたことなどなかった。
ただ、一度を除いて―
そして誰もいなくなった!
藤岡は千秋と冬馬のどちらと結婚するんだ
冬馬は渡さんぞ
最終的には千秋だろう
藤岡はハルカの父になりチアキの妻になるわけか
そして夏奈の嫁となるか…
ここは大穴で藤岡×アツコの可能性を
587 :
名無しさん@ピンキー:2014/03/06(木) 00:04:07.06 ID:NG8PTkQ0
過疎ってるな
鉄アレイのころが懐かしいな
589 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/10(土) 23:40:49.27 ID:/wh5ZNSS
過疎ってレベルじゃねーぞ
590 :
名無しさん@ピンキー:
過疎