【みなみけ】桜場コハル Part6【今日の5の2】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
桜場コハルの作品のエロパロを書いてみたり
ワクテカしたりしてマッタリするスレです。



前スレ
【みなみけ】桜場コハル Part5【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203956860/



過去スレ
【みなみけ】桜場コハル Part4【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200581137/

【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196425709/

[みなみけ][今日の5の2]桜場コハル作品でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166541408/

みなみけでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1119754346/




保管庫 wiki
http://www40.atwiki.jp/sakuraba/
2名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 22:33:20 ID:Ylu8Xydf
2ゲト
3名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 22:49:41 ID:6eTDGEQH
いっちょつ
4名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 23:01:59 ID:95AOQpWg
>>1乙!
5名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 23:04:37 ID:ovkZIvhB
>>1
6名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 04:01:06 ID:mpk//QXX
>>1
前スレの吉野SSの人もGJ!これからもこのスレでは殆ど見かけない
吉野SS普及のためにも頑張ってください
7名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:33:18 ID:nvsxATNs
保坂×マキ超GJ
8名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 13:10:47 ID:3wKkELDA
これはきもちのわるい保坂ね
いいぞもっとやれ
9この野郎:2008/04/04(金) 15:57:04 ID:QDzxbe+7
スレ埋めに使った気持ち悪い保坂ときもちわるいマキを先に終わらせてから、マコ×ハルカの続き書きます。

3レスでおしまいです。
10名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 15:57:27 ID:QDzxbe+7
気持ち悪い保坂×きもちわるいマキ

それにしても責任とってもらうって言ったけど、いったいどうすればいいんだろう。
だいたい保坂先……
「……って、保坂先輩!なんでズボンまで脱いでるんですか!!」
「何故と言われても、マキの漏らしたおしっこがズボンについたから干そうと」
「だ、だからおしっこじゃないって言ってるじゃないですか!!……もう、本当にきもちわ…………あれ?」
誰もいない放課後の教室……もしかして保坂先輩……最初からこのつもりだったんじゃ……

つまり私に試食を頼むとか言って、実は私にこの媚薬入りお弁当を食べさせる事が本当の目的で、
それで私の体がこんなエッチな事になって、こっちから保坂先輩の事を求めたりしちゃったりする作戦……
じゃあさっき濡れたって言って脱いだズボン……私をイカせてズボンも濡らしたのも作戦のうちだったって事?!
脱いだズボンの中……パンツの上からでも分かる程にその大きくそそり立ったおちんちんで、私の膣内を掻き回して性欲処理に……

だ、だめだめ!!保坂先輩のなんて大きそうだし……私、結構入口とか中とか小さくて狭い方らしいから大きいのは入んないよ。
保坂先輩のあんな大きくなったおちんちん入れられたら私……壊れちゃう……あんな大きいの…………
「……って全然大きくなってないし!!」
「??……何がだ?」
「ナ、ナニがですよ!!」

ど、どう言う事?!なんで大きくなって無いの?!こんなにびしょびしょで卑猥な声まで出しちゃったのに無反応?
そりゃ変な気を起こしてないに越したことないけど……これはこれで女のプライドが傷付くって言うか……
まぁいいわ、保坂先輩にその気がないなら私がその気にさせてあげる!……って何か趣旨がおかしくなってきたけど、
と、とにかく負ける訳にはいかないよ!

「そ、そうだ。私もパンツびしょびしょになっちゃたし、干そっかな。……よいしょ」
フッフッフッ……可愛い後輩が目の前でパンツ脱ぐなんてしたら、さすがの保坂先輩も萌えざるを得ないよね。
ちょーっと、大胆だったかも知れないけど、コレくらいしないと保坂先輩は興奮しないだろうし仕方な……
「……って、また無反応ですか?!」
「だから何がだ?」
「だからナニがですよ!!」
あー、もう!なんで大きくならないの?私ってそんなに魅力ないのかな……
そう言えば保坂先輩ってハルカの事気にいってたよね……ハルカと言えば……胸?胸フェチなの?
でも私胸だけはイマイチ自信がないって言うか、もちろん美乳だし大きさは今後に期待はしてもらって結構なんだけど、
今はまだ発展途上で……あっ、でも、胸フェチなら保坂先輩も私の美乳を見たら興奮して……いけるかも!

「保坂先輩、私のおっぱい……大きさはともかく形、色、どうですか?」
……って、何言ってんの私!いきなりおっぱい出して、どうですか?……これじゃただの痴女じゃない……。
はっ!……私ってもしかして保坂先輩と同類……もしくは似てきてるのかな……。
「どうと言われてもな……どう言う物が平均的なものか分からんのだ、いいか悪いかなど分かるはずもないだろう。
 それよりもマキよ、女子が校内でそのような格好をするのはあまり良い事ではないな」

11名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 15:58:05 ID:QDzxbe+7
保坂先輩にすごくまともな事を言われた私の精神的ダメージは、計り知れないものがあった。
確かにネクタイを外し胸のボタンを開け、下着をずらして胸を露出……あまりどころか、恐ろしく良くない。
それでも保坂先輩の体に何らかの異変が起きたなら、そんなにダメージは受けなかっただろう。
しかし無反応。ぴくりとも動いていない。動かざること山の如し。……いや、山にすらなっていない。

「保坂先輩、私の事見て何も感じませんか?」
「何の事だ?」
「私、今おっぱいを露出してる上に、スカートの中は何も穿いてないんですよ?」
「うむ、あまり風紀が良いとは言えんな。……しかし、それがどうしたんだ?」
「だからこう、襲ってやるー!……とか、マキのエッチな体をどうにかしたいー!……とか思わないんですか?」
「マキは体をどうにかしてほしいのか?」
「なっ!べ、別にそんなつもりで言ったんじゃ……」

うわっ、保坂先輩が頬笑みながらこっちに近づいてきた……きもちわるっ……
「マキ、オレはお前の先輩なんだ。遠慮せずになんでも言えば良い。」
「は……はぁ?」
「……で、体のどこをどうすればいいのだ?」

な、なんだかややこしい事になっちゃったな……でも、こうなったら実力行使しかないよね。
保坂先輩だって私の体に触ったらきっと興奮して……よしっ、行くのよマキ!私はやれば出来る子なんだから!
「それじゃぁ……お腹の中が熱いんで、冷ましてください。」
「それは難しい注文だな。……さて、どうしたものか。」
「簡単ですよ。保坂先輩の指で私のココ……んっ、……膣内を掻きまわして、中から熱い液を出してくれればいいんです。」
「承知した。任せておけ!」
「わわっ……きゃ……ぅっ……!」
い、いきなりそんな奥まで突っ込まれたら私……今薬で敏感になってるから……すぐに……くぅ……

―――ビチャッ……じゅぶっじゅぶっ……って、
うぅ……いやらしい音いっぱい……私の膣内からいっぱい熱い汁が溢れて……保坂先輩の指で私……ダメッ、
もう膝までエッチな汁が垂れてきちゃった。我慢できないよ、全部薬のせいなんだから……普段は私こんな淫乱じゃな……ぃ……
「ふ……うぁ……あぁぁ……保坂先輩、ダメ、ダメッ!!」
「なんだ、たくさん熱い液は出ているが……ダメならやめた方がいいのか?」
「ダメッ、ダメだけど……動かすの止めちゃ……もっとダメです、イキそう……また、いっぱい……で、でちゃ……んぁぁ!!」

う……ぁぁ……またいっぱい出ちゃってる、止まらないよ……。教室の床びしょびしょだし……どうしよぉ……
保坂先輩の手も……私の愛液で……気持ち良いよ、気持ち良すぎて頭おかしくなっちゃいそう……もっと、もっとイキたい……
保坂先輩の指が気持ち良い所に当たる様に……私、自分で腰動かしてる……。今、私すごいエッチなのかな……


12名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 15:58:29 ID:QDzxbe+7
「マキ、これで良いのか?」
「まだ……まだいっぱいお腹の中……熱い……もっとしてくれないと治りませんよ……」
「そうか、なら少し強めに擦ってみるか」
「え?……あの、これ以上強くされたら私……うぁぁっ!」

ダメッ、ダメッ……!ホントに壊れちゃう、保坂先輩、力強すぎっ……!膣の中に指突っ込んで上に突き上げられる度に……
私の体浮いちゃって……保坂先輩の指一本だけで、凄い……体が浮くときにクリトリスもグリグリされて……凄い気持ち良い、
また、またっ……っ!きちゃう、気持ち良いのきちゃいそうなのっ……!
「きゃっ……うぁ……あっ、あっ、……んんっ!……はぁ……う……イクッ、またイッちゃうよぉ……あっ、あぁぁぁ!!」

熱い…お腹の中、いかされる度に熱くなって、もっと欲しくなっちゃう。もっと太くて大きいの……そう、保坂先輩のおちんち……
「……って、これだけヤッても無反応なんれしゅか?!」
「れしゅか?」
「なんでなんで?!どうして大きくならないんですか?!」

私がそう言いながら保坂先輩に詰め寄ると、突然教室の扉が開き帰りの遅い私を心配したアツコが現れた。
この格好、この状況……私はいったいどう説明したらいいのだろう。

「ア、アツコ、これには海よりも深ーい事情が……」
「……もしかしてマキもお弁当の試食したの?」
「へ?マキ”も”?」
話しを聞くと、先日アツコも同様に保坂先輩に弁当の試食をさせられたらしい。
ちなみにその時も媚薬は3錠ほど入っていたようだ。それで元気にならなかったから今度は私で5錠……
とにかく私たちは、保坂先輩の媚薬への間違った知識を正し、教室を後にした。

「はぅぅ……とんでもない災難だったよ。プライドもズタズタだし……」
「悪気は無いみたいだしさ、許してあげようよ。……でも私も保坂先輩のってすごく大きくて、裂けちゃうかと思ったよ」
「はぃ?裂ける?」
「え?!ち、ちがうよ!私はただ薬で変な気分になっちゃって……マキは平気だったの?保坂先輩のアレ……痛く無かった?」

この時私は、一体どうやってアツコが保坂先輩のアレを大きくしたのか……
そして薬を飲むとアツコはどんなふうになって保坂先輩のアレをねだったのか……気になる事は山ほどあった。
でも今はそれどころでは無い。もし風が拭いてスカートがめくれたらどうしよう……と考えていた。

「どうしたの、マキ?歩き方変だよ?……もしかして入口の辺り……痛いの?」
「うぅん。ただね、……教室にパンツ忘れてきた。」





おしまい。
13名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 16:00:16 ID:QDzxbe+7
速水先輩も人気あるけど、個人的には保坂はマキと付き合ってほしい。
14名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 17:35:41 ID:Rsuygs2G
投稿します。
エロなしの小ネタです。
15お気に入り  ◆bi8/V/6HZA :2008/04/04(金) 17:36:13 ID:Rsuygs2G
「こんにちわー」
「あ、藤岡君いらっしゃい」
藤岡がいつものように南家の扉を開けると、いつものようにハルカが柔和な笑みで招き入れる。
いつもと違うのは、
「何てことしてくれるんだい! 自分の小遣いで買ったんだぞこのヤロー!!」
「だから謝ってるだろ! ちょっと小腹が空いてたんだよ!」
カナがチアキに怒り、チアキがカナに謝っている事である。
「お前だって良く人のモノ勝手に喰うだろうが!」
「アレはお気に入りだったんだよ! 最後の一個だったんだよ!! あ! こら待てチアキ!!」
ついにチアキは自分の部屋へ逃げ出した。
「ど、どうしたんですか? 珍しいですね」
「あぁチアキがカナのカップラーメン食べちゃったのよ、何かお気に入りだったらしくてね」
「くそ〜…あ、藤岡、来てたのか」
「う、うん」
「あ、そうだちょっと来い!」
「え?」
カナは藤岡を居間へ引っ張った。

ハルカは天の岩戸をノックし、
「チアキ、おやつにしましょう、藤岡君も来てるし、カナには私からも謝ってあげるから」
「え? 藤岡来てるんですか?」
チアキは素直に部屋から出、ハルカについて居間へと向かう。
そこには、
「あー!!」
カナが真っ赤になった藤岡の膝の上に座っていた。
「そこは私の席だぞ!」
「っへ、音楽は鳴り終わったんだよ」
「イス取りゲームなんてした覚えねーよ! どけバカ野郎!!」 
「お前のお気に入りは私が貰ったー!!」
「何ー!!」
「あの、えと…」

おしまい
16:2008/04/04(金) 19:02:33 ID:yVwe8Cbi
エロなし、小話投下します…

『お前もか』


春「あら?…ちょっと夏奈!冷蔵庫に入れてたプリン食べたでしょ!」
夏「さぁ、何のことかなー」
春「とぼけないで。さっきまではちゃんとあったんだから。この空カップは何?」
夏「わたしが食ったって証拠はどこにある!」
春「もう!…賞味期限二週間も過ぎてたから、捨てようと思ったのに…」
夏「ふん、その手には乗らん」
春「嘘じゃないわよ?ほら」
夏「え…?嘘っ!?…う、なんか気持ち悪くなってきた…」
春「もう、やっぱり…!」
秋「いつも勝手に人のものを食べるからだバカ野郎。自業自得だ」

夏「うぅ…で、でもおかしいな?わたしの作ったホットケーキもなくなってるんだよ…腐った卵で作ったやつ」
秋「な…!?き、貴様ほんとか?…う…気分が…」
夏「千秋、人のこと言えんなぁ…」

春「な、なんか私も吐気が…うぷ…」
夏「お前もかよ!」


…すみませんですた(´・ω・)
17名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 20:06:05 ID:Bex+O6qo
こういう小ネタ系もも良いな
18名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 20:09:11 ID:6bVtqgbC
>>1乙だバカ野郎
19名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:10:39 ID:472EHzDN
何という小ネタラッシュ。
立ったばっかで容量の心配はないから、遠慮はいらんぜw
20名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 00:03:57 ID:3MAZeZEl
>>15
普通にヤンマガに載っててもおかしくないような出来だと思う
21名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 02:27:58 ID:QSnqXyRO
>15 作外のイラスト

夏「なんかお尻に固いの当たってるぞ?」
22名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 03:00:25 ID:zOgxL15r
藤岡からどかそうとカナを引っ張るチアキ、
どかされまいと藤岡にしがみつき胸を顔に押し付けてしまうカナ、
信号機のように顔色を変える藤岡を幻視した。
23名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 03:52:18 ID:YobnkljH
とりあえず
>>12,15,16
GJ
24名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 03:54:34 ID:VgiwkmGX
藤岡椅子ネタはまだ出てくるものと予想してみる。
25この野郎:2008/04/06(日) 14:03:56 ID:syG+apGU
千秋の席話の流れに乗って3レス投下します。
26この野郎:2008/04/06(日) 14:04:51 ID:syG+apGU
「なぁ、千秋」
「ん?なんだー?」
「お前さぁ、なんでいつも藤岡の前に座るの?」
「え?別に深い意味は無いけど……」
「じゃあさ、ちょっと私にもそこに座らせてくれ。お前の事だ、何か重大な事を隠してるかもしれないだろ」
この日もいつも通り藤岡の前に座り、本を読む千秋にカナが言ったこの一言が悲劇の幕開けだった。


―――南家トレイン 藤岡トレイン

「嫌だよ。何も無いけど、お前には絶対に譲らない」
藤岡のカナを思う気持ちを知っている千秋は、嫉妬してか席を断固として譲ろうとしない。
すこしカナは考え、そして妙案を思いつく。
(―――そうだ、別に自分じゃなくても千秋以外の人間に座らせて感想を聞けばいいじゃないか)
千秋以外の人間……それはこの部屋にハルカしかいない。
「それじゃあ……千秋、私じゃなくてハルカなら良いんじゃないか?」
「え?……ハルカ姉さま?」

千秋は一人妄想の世界へ旅立った。
藤岡の前に座るハルカ。和気あいあいと仲良く過ごす二人。そしてその二人と一緒に幸せに暮らす自分。(妄想にカナはいない)
千秋はパァッと表情を明るくして立ち上がると、ハルカの意見も聞かず、すぐに席を譲った。
「さぁ、ハルカ姉さま。どうぞゆっくりと、藤岡と今後の……未来の事、そして愛を語らってください」
「え?未来??愛???ちょ、ちょっと千秋?」
「ほら、ハルカ!さっさと座れって。そしてどんな感じか感想を聞かせろ!」
二人に座る様に言われたじろぐハルカ。それに対し藤岡も苦笑いを浮かべているが、少しくらいなら……と、
千秋の座っている時り若干足を大きく開き、ハルカに軽く会釈する。
ハルカも何かを期待している千秋を裏切る事ができず、結局恥ずかしそうにしながらも藤岡の前へ座った。

「ハルカ、どうだ?」
「どうって言われても……そりゃ悪い気はしないけど、やっぱりちょっと恥ずかしいかな。……ごめんね、藤岡君」
「えっ、あ……はい?」
「?」
この時、藤岡は話しもろくに聞かず、ただ一人、何かと戦っていた。
(―――落ち着け、オレ!確かにさっきからシャンプーのいい匂いがしたり、ハルカさんのお尻がアソコに当たってたり、
 体が密着してドキドキしたりしてるけど、いつも千秋ちゃんとしてる事を同じようにしているだけじゃないか!
 煩悩消えろ!煩悩消えろ!!心頭滅却すれば火もまたなんとかだ!)

二人のその様子を、微笑ましそうに眺める千秋。そして思う。
(―――後は私があそこに混ざれば、NEO南家の完成だ……)




27この野郎:2008/04/06(日) 14:05:12 ID:syG+apGU
ソロリソロリとハルカに近づき、立ちすくむ千秋。
「ん?どうしたの千秋?…………あっ、そっか。そろそろ交代するね」
「い、いえ、そうじゃなくて……ハルカ姉さまの前に座ってもよろしいでしょうか?」
「私の前?……それは別に構わないけど。藤岡君の前じゃなくていいの?」
「はい。」
そう言ってハルカの前に座り寄りかかると、千秋は幸せそうな顔で溶けてゆく。
そして千秋の重みで先ほどより強く藤岡に寄りかかるハルカ。藤岡も溶けてしまいそうになる。しかし必死に自分と戦い続ける。
しかしあっという間に藤岡は戦いに敗れてしまった。

「……?…………!!!?……ふ、藤岡君?」
「はい?」
「えっと、……あのねっ、その……お尻のあたりに違和感があるって言うか……」
「え?…………うわぁっ!す、すみません!えっと、なんて言うか……」
「うぅん、いいのいいの!年頃の男の子なんだもん、こんなに密着してたら仕方ないよね。千秋が満足するまでもう少しだけ我慢してね」

しかしずいぶんと時間がたっても千秋に動く気配はなく、それと同時にカナは仲間に入りたいのか体をウズウズさせている。
「よし、千秋!私も仲間に入れろ!さぁ、足を開くんだ。私を先頭にしろ!」
「ダメだな。私のNEO南家の表札にお前の名前は無いんだ」
「なっ、なんだと!実の姉を差し置いて藤岡何かと兄弟の契りを……」
「兄弟ではない。親子の契りだ」
千秋に電車の連結を断られ、カナはしぶしぶ藤岡の後ろ……1番後ろの車両へ回った。

「しかたない、一番後ろで我慢するか。……おい、藤岡。もっと詰めろよ」
そう言いながらカナは藤岡にグイグイと体を寄せて前に押していく。
「ちょっ、南!そんなに押したら胸が!」
「ふ、藤岡君、そんなに押したら硬いのがお尻にグイグイ当たって……」
「わっ、ハルカ姉さま……そんなに押されたらハルカ姉さまの胸がふかふかで気持ち良すぎます」
すると今度は千秋がハルカの胸へ顔を押し付ける様に飛び込んだ。

「ハルカ姉さまの胸……ふっかふっかで柔らかくて気持ちいです……」
「ちょっと、千秋!そんなに押したら藤岡君のが……」
「ハ、ハルカさん!そんなに擦られたらオレ……もう……っ!」
「こらっ!千秋!後ろに下がるなよ!前へ行け、前へ!」
そしてカナと千秋の戦いはどんどんエスカレートしてゆく。

28この野郎:2008/04/06(日) 14:05:32 ID:syG+apGU
「千秋!さっさと前へ行け!!」
「うるさい!だいたい私はお前をNEO南家に入れてないんだ!」
「ちょっと、南!そんなに押されたら……イッちゃうってば!」
「おお、藤岡も分かってるじゃないか!ほら、藤岡もこう言ってるんだ。さっさと行け!」
「くそっ、藤岡め裏切ったな……ハルカ姉さま、あのバカに何とか言ってやって下さい!」
全力で違った意味で行きたい(イキそう)な二人。藤岡が裏切ったと思い、千秋はハルカに援護を求める。

「だ、だめよ!藤岡君!こんな所でイッちゃだめだからね!」
「ほら見ろ、ハルカ姉さまも行っちゃだめって言ってるじゃないか!」
「くぅ……千秋の奴め、ハルカを味方につけたか……えぇい!こっちには男がいる。ならば強行突破だ!!藤岡、押せ押せ!」
藤岡にぴったりと体をくっつけ、後ろからグイグイ押すカナ。
それに負けじと千秋も前からグイグイと押し返す。

「いっけー!出発だ!行け行け!!」
「南、ダメだって!そんなに押されたら、胸とお尻で……イクッ、……イッちゃうって!!もう……あぅ……っ」
「よーし!藤岡、その調子だ!いけいけー!」
「だから、そっちの行くじゃなくて…・…っ!」

「だ……だれが行かせるかー!私の至福の時間を邪魔するなー!!」
「そうよ、イッちゃだめ!絶対ダメだからね!!二人とも、もう止めなさい!藤岡君、我慢よ。もう少しだけ我慢……」
「はい!ハルカ姉さま、絶対前に行かせません!意地でも押し返してやります!」
「だからそうじゃなくて、イキそうなのは藤岡君で……」
「分かっています!カナも藤岡も行かせません!」
「だから、両側から押されると藤岡君がイッちゃうんだってばー!!…………あっ!」



結局コマもタイヤも付いていない南家トレインが出発する事は無かった。
しかし藤岡トレインだけは、単独で出発してしまった。




おしまい
29この野郎:2008/04/06(日) 14:06:27 ID:syG+apGU
最近ハルカ姉さまとマキが可愛くて仕方無い。
もちろんマコちゃんも可愛いけど。(*´Д`)
30名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 15:19:20 ID:6exwqBh/
こういうアホなシチュのエロは大好物だwwwww
超GJ!
31名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 17:55:22 ID:98jxEczj
>>29
GJ

なんかいいなコレw
32名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:48:05 ID:VgiwkmGX
まさかこんなに早く…、しかもエロ付きで。GJ過ぎる。
33名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 01:54:19 ID:UTJuStdM
最高だw
NEO南家サイコーすぐるwww
34名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 15:53:50 ID:Fvt4G+kY
この野郎氏になら抱かれてもいいや

シャワー浴びてくる
35名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:52:31 ID:DBYu5GRR
ここで保坂×藤岡が見たいと言ってみる
36名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:56:05 ID:lXg0shys
>>35
801物は勘弁エロ無しなら見てみたい
37名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 19:05:02 ID:vuNk+lfq
801は勘弁でしょそれにこの野郎氏なら本当に書く危険性があるからとにかく勘弁。
38名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:41:13 ID:ticNemX+
初めて投下させて頂きます。
ふじかなの甘甘ラブものです。
39名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:43:23 ID:ticNemX+
「んっ……」
瞼の裏にまぶしさを感じて、私はベッドの中で目覚めた。
カーテンの隙間から日差しが差し込み、小鳥がさえずる。
それだけなら、数え切れないほど繰り返されてきた、
いつもと変わらない朝の風景だ。
でも今朝は違う――私が裸なのと、私の隣りに藤岡が寝ているのが。
ゆっくりと上半身を起こし、隣りの藤岡を見つめる。
「よく寝てるなあ……昨日あんなにおかしな事をしたからだぞ?」
ゆりかごの中の赤ん坊のような、満ち足りた幸せそうな寝顔。
その寝顔を見ているだけで、心が自然と温かくなっていく。

見ているうちにふと思い出した。
私が教室で居眠りしてて目を覚ましたら、優しい目をした藤岡がいたこと。
「それで……告白されたんだよなあ」
こいつらしい、飾り気の無いまっすぐな告白。
自然とにやけていく顔が、ふと曇った。
(あのとき私、ひどいことしちゃったな)
照れ隠しもあるとはいえ、寝こみを襲うとは卑怯だぞって言ったり
すごい好きだを、すごい隙だらけだと解釈して藤岡を警戒しまくったり……。
まあ後のはチアキの入れ知恵もあるんだけどさ。

あっ、その前のラブレターローキック返しとか、手だって足だキックなんてのも
あったなあ……。
思い出していく内に罪悪感がふつふつとわいてくる。
私がどんな勘違いをしても、どんなひどい事をしても、私のことを
ずっと好きでいてくれた藤岡。
そんな藤岡に、もっともっと何かしてやりたい。
そう思った私は、顎に手を当てて七色の脳細胞をフル回転させた。

『この人がこの顔をしている時は、ろくでもないこと考えてる時だ……』

どこかでそんな声が聞こえた気がしたが、ガン無視して熟考を続ける。
……と、私の目がある一点で止まった。
藤岡の体を覆うタオルケットの下のほうが盛り上がっている。

――これだ! 
私の脳裏に『おかしな事』用教科書の一つ、ドリーム美少女文庫の
『必殺 彼女はからくり人!』で、ヒロインが主人公をあるやり方で
起こしてあげる場面が蘇えった。
起こさないように注意して、そっとタオルケットを持ち上げる。

「うわあ……」
昨日の夜は暗かったし恥ずかしかったからよく見てないけど、明るい光の中、
至近距離で見るソレは異様な威圧感があった。
つい数時間前に、こんなものが私の体の中へ入ったなんて信じられない。
何だか気圧されてしまう……だ、だがここまできて退くわけにはいかん!
ドーンとぶつかってガシャーンバラバラだ!
知らず知らずの内に湧いていた唾を飲み込み、私はそっと口を開け――
思い切ってくわえた。
40名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:46:14 ID:ticNemX+
「んぐっ!?」
いきなり先端に喉の奥を突かれてむせ返る。
いかん、ここはひとまず退却だ。
吐き出しそうになるのを堪えて、私は唇をそろそろと先っぽの方まで後退させた。

えーと、たしか先っぽのくびれの辺りを舐めると気持ちいいって書いてあったな。
とりあえず、そこらへんで小さく舌を動かしてみる。
すると藤岡の体が、かすかにびくん、と震えた。
わっ、本当だ。
反応があった事が嬉しくて、私はさらに舌を動かし続けた。
舐めているうちに口の中に溜まった唾が溢れそうになったので、慌てて吸い上げる。
「ふあっ」
小さな声とともに、さっきよりも大きく藤岡の体が震えた。
そっか、吸い上げる時も気持ちいいんだ。
男の子とは思えない細くて切ない声を聞いて、頭の中がカッと熱くなる。
もっと藤岡を悦ばせたい、もっと藤岡の切ない声が聞きたい。
そんな思いが私の舌の動きをより大胆にしていく。

くびれた部分や裏の筋を、美味しいアイスキャンデーを味わうみたいに
ねっとりと舐めまわし、時にはおしっこの出る穴に舌を差し込んだり、
横からはむっとハーモニカを吹くみたいにくわえたり。
もちろん唾が溜まるたびに、じゅるじゅると音を立てて吸い上げてやるのも忘れない。

「ぅうう……っはぁ」
どんどん切羽詰っていく藤岡の声が耳に心地よい。
待ってろ……もう少し……もう少しだから……。
心の中で藤岡に呼びかけながら、もうすぐそこまで来ているゴールへと
舌の動きにラストスパートをかける。
やがて唾が口からこぼれ落ちる寸前まで溜まった時、私は限界まで
頬をへこませて一気に唾を吸い取った。

瞬間、口の中が爆発した。
口内いっぱいに、青臭くて塩辛い味が広がる。
「んっ!? んうぶうぅえぇ!」
そのあまりの量と勢いに、私は思わずくわえていたソレを吐き出していた。
そんな私にお構いなしに、精液が顔といわず髪といわず容赦なく撒き散らされる。
生暖かくてネバネバする液体のシャワーを浴びて、私は顔の上をカタツムリが
這っているような不快感と同時に、自分でもよく分からない陶酔を覚えていた。
41名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:49:10 ID:ticNemX+
ようやく射精が終わった時、私の顔は見なくても分かる酷い有様だった。
なにせ、瞼から落ちてくる精液で目はろくに開けられず、鼻の穴まで入った
精液で呼吸もままならない。
口で呼吸をしようとすれば、すぐさまあの塩辛い味が口に入ってくる。

「み、南……」
しばらく放心状態に陥っていた私は、その言葉でようやく我に返った。
藤岡が、驚きと快感と罪悪感が入り混じったおかしな表情で私を見つめている。
「ふ……ふひおふぁ……なんふぁ…拭くものぉ…」
「えっ!? あ、ああ、うん。ちょっと待ってて」
慌ててパンツをはいてベッドから降りる藤岡の後ろ姿を、私はまだろくに
開かない目でぼんやりと見つめていた。

「落ちついた?」
「うん……」
藤岡が持ってきてくれた濡れタオルで顔と髪をぬぐい、私はようやく人心地ついた。
「えっと、ぐっすり寝てたからよく分からなかったんだけど……南、なんでその……
 フェ……いや、あんなことを?」
自分でやっておきながら、面と向って問われるとやっぱり恥ずかしい。
私はうつむいたままぽつりぽつりと話し始めた。
私が話しているあいだ、藤岡は黙っていた。
その沈黙に不安になる。
呆れているんじゃないか、どうしようもない淫乱だと軽蔑しているんじゃないか――
泣きたくなるような考えが頭の中を占めたとき、藤岡が急に私を抱き寄せた。
その体の温かさに、不安が嘘のように消えていく。

「南は気づいてないみたいだけどさ、俺は南にたくさんの事をしてもらってるよ。
 南のやる事はいつだって突拍子も無くて、予想もつかなくて……でもだからだろうね、 
 南といると本当に楽しくて飽きないよ。
 なんていうか……心のどこかをいつも新鮮な気持ちにしてくれるんだ。
 そんな南が、俺は大好きだよ」

「藤岡……」
チクショウ。
お前、普段は口下手なくせに、なんでこんな時だけさらっとそんな事が言えるんだよ。
そんな事言われたら、もっと色んな事をしてやりたくなるじゃないか……。
やわらかな朝の日差しと肌越しに伝わってくる藤岡の体温、二つの温もりに包まれたまま
私は幸せを噛み締めていた。
42名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:51:56 ID:ticNemX+
以上。
楽しんでいただければ幸いであります。
43名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:15:04 ID:5hxyj6m9
この野郎氏の多才さに全書き手がしっと団w

>>42
いいものを読ませてもらったよ……
さあ早く本番も書く作業にかかるんだ!
44名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:16:00 ID:gu1GYMkv
GJ!!!!!!1
やはりふじかなは至高と言わざるを得ない
45名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:01:32 ID:Kbes8uPG
>>42
乙GJ!全力で楽しませてもらいました
藤岡が寝てる間に襲うなんて……カナならやりかねないw
ずっと全裸で待機してるので、これからもどんどん投下してください!




>>37
壮大な前振りかと思ってドキドキしたw
さすがに保坂と藤岡は気持ち悪すぎる(悪い意味で)
マコちゃん×藤岡×カナで、カナに脅されて藤岡のソレをマコちゃんが何して最終的に3Pとか…オラわくわくしてきた!
ちょっとどっかの801板行って来る
46名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:18:33 ID:VGFfIJsn
マコト×チアキとか読んで見たいなあ
ちょっとマニアックすぎるかな
47名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:44:50 ID:FI8gnJ6O
相手にされてないんだから無理だろ
48名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 11:06:27 ID:IHD1d66X
と言うか顔すら見えてない
49この野郎:2008/04/08(火) 17:31:25 ID:Rcj8s0Ee
801板いったら気分悪くなった。
マコちゃんなら平気なのい……やっぱりマコちゃんは女の子なのか。

歯が痛いけど3レス投下します
50この野郎:2008/04/08(火) 17:32:02 ID:Rcj8s0Ee
千秋×マコト

―――バシッ!!
「ってて……」
「何をする?」

運動会の数日前、マコトと千秋は二人三脚の練習をしていたのだが、
肩をグイッと抱きよせたマコトに対し、千秋からの熱い拳がプレゼントされていた。(コミックス5巻・第90話 88ページ参照)

「何をするんだ、チアキ!」
「だから、それはこっちのセリフだバカ野郎。いくらなんでも馴れ馴れし過ぎるだろ」
「そんなっ……二人三脚なんだから肩を組まないと練習にならないだろ?」
「なら練習は終わりだ。おつかれ」
そう言って足を縛るリボンを解き始めるチアキ。
しかしマコトはある野望の為にも、ここであきらめる事など出来なかった。……その野望、それは……
(―――オレは一等賞を取ってハルカさんにいい所を見せるんだ!!)

しかし一等賞を取るには、とにかくチアキをその気にさせなくてはならない。
はたして自分ににチアキを説き伏せる事など出来るのだろうか……?そんな不安満載の中、マコトは説得を始めた。
「チアキ、いいのかそれで!」
「あぁ、いいんだ。私はどちらかと言うと、体力よりも知力で生きていく人間だから」
「でも……それじゃあチアキがビリになったら応援するハルカさんはどうなるんだ!」
「どうって……」
「きっと周りの人に、『さっきのビリの子のお姉さんなんだって』……とか言われて恥ずかしい目にあっちゃうぞ」

いくらなんでもそれは無いだろ……チアキはそう思いながらも少し考えこむ。
確かにマコトの言う事も一理ある。自分がビリになったりしたらハルカ姉さまは私にガッカリするんじゃないのか?
そして逆に考えてみろ、もし私が一等賞を取る様な事があれば……

『チアキ、一等賞なんて凄いじゃ無い!』
『いえ、必死に練習したので当然の結果です』
『じゃあ……がんばったチアキにはご褒美あげないとね』
『え?ご褒美……ですか?……ふぁっ、ハ……ハルカ姉さま、いけません……皆が見てるのに、こんな所でそんな……』
『うーん……、じゃあ続きはベッドでしよっか?……今日から毎晩一緒に寝ようね。……チアキ、大好きよ』
『はい、ハルカ姉さま。私もハルカ姉さまの事が宇宙で一番大好きです』
遠いおとぎの国に旅立ってしまった千秋は、ニヤニヤしながら空を眺めている。

「チアキ?」
「そんな……ハルカ姉さま……エヘヘッ…………へ?……うわっ!な、なんだ!バカ野郎!!」
「えっ?いや、だから練習を……」
「そ、そうだな。ハルカ姉さまに恥をかかせるわけにもいかない。仕方無いから付き合ってやるよ」

こうして二人は、それぞれに不純な動機を持って二人三脚の練習を再開した。


51この野郎:2008/04/08(火) 17:33:37 ID:Rcj8s0Ee
―――たったの5分後。

「ハァッ、はっ……マコト、やっぱり無理だ。もう止めよう」
「何言ってるんだチアキ!まだ練習は始まったばかりじゃないか!!さっきの勢いはどうした?」
「いや、やっぱり人間には『向き不向き』と言う物がある。……そして私に運動は不向きなんだ」
地べたに寝転がり、すぐに弱音をはき始めたチアキ。
マコトは再びハルカを餌に説得をしようとした。
「チアキ、そんな事じゃハルカさんが……」
「ハルカ姉さまなら大丈夫だ。私が運動が苦手と言う事をよく理解してくれている。
 本番で自分なりに頑張れば、例えビリだとしても温かく迎えてくれるはずだ」

チアキは完全に諦めてしまった様子で遠くを見ている。
これは一筋縄ではいかない……そう思ったマコトは、怒られるかもしれない一か八かの作戦に出た。
「じゃあ……チアキはカナと同じ……いや、カナ以下と言う事でいいんだな!」
「なんだと!!」
カナ以下と言う言葉に過剰に反応するチアキを見る限り、まずは作戦成功?……そしてマコトは話を続ける。

「だってそうじゃないか!カナはスポーツが出来るし、あと、勉強だってああ見えて平均くらいある。
 それに比べてチアキはどうだ、勉強は出来るがスポーツは全くダメ……これをカナ以下と言わずなんと言うんだ!」

「なっ……!それなら言わせてもらうが、私は家事手伝い、普段の生活態度、すべてにおいてカナを上回っている。
 そんなスポーツで負けたくらいでカナ以下にするな!バカ野郎!!そんな何でもできる完璧な人間なんていないんだ」

ハルカの高感度アップの為、珍しくマコトが引かない一進一退の口論。その時マコトの頭にある人物の顔が過ぎった。
「あっ……いるよ、チアキ。何でも出来る完璧な人間が。しかもすごい身近に」
「何をバカな事を。そんな頭脳明晰、スポーツ万能、家事も出来る完璧超人なんてこの世に存在する訳が…………あっ……」


「へっくしゅ!」
「んー?どうしたハルカ、風邪か?」
「うぅん、ちょっとくしゃみが出ただけ…………誰か噂してるのかしら?」


二人が頭に思い浮かべた人間、それは南ハルカ。まさしく完璧な人間。
「チアキはハルカさんの妹なんだ!きっとやれば出来るさ!」
「そんな事言っても……ハルカ姉さまは特別な人間なんだ。私なんかに真似が出来る訳……」

「なんでそんな事言うんだ!そんなのチアキらしく無いじゃないか!いつもの完璧っぷりはどうしたんだ?!
 チアキは何でも完璧にこなせる完全無欠のお利口さんだろ?だからもう少し頑張ろうよ!
 それに……関係ないけどオレは、何でも出来る完璧超人の事が大好きだし……(もちろんハルカの事的な意味で)」

「なななっ、……きゅ、急に……何言い出すんだ!このバカ野郎!!」
「え?何?どうしたんだ?……イテッ、イテテッ……」

全力で自分が告白されたと勘違いするチアキは、顔を真っ赤にして、
手元にあるグラウンドの砂を掴んでは、何度も何度もマコトに投げつけた。

52この野郎:2008/04/08(火) 17:34:11 ID:Rcj8s0Ee
「この野郎っ……この野郎っ!!」
「ちょっ、チアキ、痛いってば……いてっ……」
「ハッ、ハァッ……お前がいきなり変な事言うからだろ!まったく……仕方ない奴だな……」
チアキは文句を言いながらも、砂を投げつける攻撃を止めると再び足のリボンをくくり始める。

「チアキ?練習する気になったのか?」
「あぁ、ハルカ姉さまを目指す身として、これくらいで挫ける訳にはいかないからな」
「さすがだ!えらいぞチアキ!」
「…………それに、誰かさんの憧れの為にも、私は完璧超人でいなければならない様だし……本当にめんどくさいよ」

頭に?マークを浮かべるマコトを余所に、チアキは準備を終えるとマコトの顔をジッと見つめだす。
……いや、見つめると言うか、何かを確かめる……そんな感じ。
「マコト、お前……そんな顔してたんだな」
「??……急に何言い出すんだよ?同じクラスでいつも一緒じゃないか」
「いや、今まで意識して見て無かった……って言うか、見えて無かったから」
「えぇぇぇ?!そうなの?!」
「あぁ、でも安心しろ。今は1/3くらい見えてるから」
「え……っ、1/3だけ……?」

今までの自分の衝撃的な扱いに驚くマコトと、少しマコトへの見方が変わったチアキは肩を組み練習を再開した。
運動会まで毎日毎日……疲れ果てるまで練習し、徐々にその成果も現れ、二人の息も合い、タイムも縮んでいく。
毎日毎日ハルカの高感度アップの為に一等賞を……と、必死に練習をするマコト。
そんな姿を見て、自分とハルカが恥をかかない為に一生懸命練習に付き合ってくれている……と、勘違いするチアキ。
少しづつチアキの目にもマコトがハッキリ見え始め、運動会前日には9割方マコトが見えるようになっていた。

「マコト、今はお前の気持ちに答える事は出来ないが……でも、お前の気持ちはちゃんと私に伝わったからな……」
「ほぇ?」


そして運動会当日。
日々の厳しい練習を共に乗り越えた二人は、見事に筋肉痛になり、普段の1%も力が発揮できず、
無残にも最下位に終わり、
再びチアキの目からマコトの姿は消えうせたのだった。




終わり。
53この野郎:2008/04/08(火) 17:38:23 ID:Rcj8s0Ee
藤岡椅子に千秋・トウマ・カナ・吉野と座ったから、内田を投下しようと思ったけど、
こっちの流れだったので急きょチアキ×マコトに。
この二人はどう転んでも恋愛につながりそうにないなw
>>48の言う通り見えてなさそうだしww
54名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 18:28:52 ID:XjuEgUBk
千秋×マコちゃんならいける
55名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:54:25 ID:TrqX8H61
どこまで多芸かつ速筆なんだこの野郎氏は!?その上出来まで良いだなどとは信じられん!
もうあなたには”みなみけSS書きの春香”の称号をさしあげるよ
56名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:07:21 ID:POQ9SkTK
この野郎氏は相変わらず頑張ってるんだな…すげえよ。俺にもその根気があれば…
57名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:24:08 ID:OIUhkaI2
というか、千秋とマコトって普通にフラグたってる気がするのは俺だけ?
マコトは千秋のこと好きっぽいし、
千秋も二人三脚の最後のページ見るとマコトのことはそれほど嫌ってなさそうだし。


俺っておかしい?
58名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:35:34 ID:zF1YVIzN
全然おかしくなんてないよ。さあその思いを文章に書き起こす作業にはいるんだ
59名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:43:09 ID:POQ9SkTK
投下します。数レス頂きます。
60名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:44:07 ID:POQ9SkTK
因みに、保管庫見たら更新されていたので、そのつづきから
61ぶつ切り:2008/04/08(火) 23:45:39 ID:POQ9SkTK
「なあ、そろそろ行かなくていいのか?」
「…そう、だね」
と返事はしたものの、藤岡は立ち上がろうとはしない。
「藤岡?」
藤岡は私を見つめながら、手を強く握った。
「俺にとって、サッカー以上に大切なものが、…大切な人がいるから、少し悩んでるんだ。」
「なッ!!!」
ぽっぽー。私は蒸気機関車。
「だから、ここにいようかな。」
直球でこんなことを言われると、私は私でなくなってしまう。私は顔を背けた。
「でも、これはこれ、サッカーはサッカーだ。俺の勝手でみんなに迷惑をかけられない。俺は行く。だから…」
「だから?」
「行ってらっしゃいのキス、してほしい。」
62ぶつ切り:2008/04/08(火) 23:46:34 ID:POQ9SkTK
南は、じっとこちらを見つめた。そして…!

がしっ

繋いでいた手をふりほどき、両手で俺の顔を鷲掴みする。
「ふふ〜ん♪」
きもちわr…じゃなくて、オリジナル笑顔を浮かべる南。
「藤岡も、ようやく積極的になってくれたか」
「え、いや、その…」
「頂きます。」
「ちょ…んm」

むちゅー

まさにそんな音だった。南のがっつくようなキスに俺はあっさりと惑わされ、酔いしれる。
南が舌を入れてきたので、俺はそれに交わらせる。俺は決して拒まない。
しかし、そろそろ朝練に行かないとマズい。その焦りを感じたのだろうか、南が唇を離した。
「行ってらっしゃい。」
にかーっ
南は満面の笑みを浮かべてそう言った。
63ぶつ切り:2008/04/08(火) 23:47:32 ID:POQ9SkTK
やっぱりというべきか、朝練にはいつものように身が入らなかった。
先程の唇の感触が忘れられない。そして何より、半勃ちしてしまっている。

それでも、朝練終了の合図でもある始業十分前のチャイムが鳴るまでなんとか踏ん張れた。
俺は半勃ちになったモノに気づかれないように、慌てて着替えて校舎へと向かった。


南が昇降口で待っていた。
64ぶつ切り:2008/04/08(火) 23:48:41 ID:POQ9SkTK
「おかえり……って、どうしたんだよ。そんなに慌てて。」
藤岡は、汗もふき取らず、服もちゃんと着こなしてなく、まさに慌てていた。
「い、いや…別に何も」
ふと、私は気づいた。藤岡は慌てていたのではなくて…。
「ふ〜ん♪」
「な、なあに?」
「いやさ、」
ぎゅっと、藤岡の腕にしがみついた。
「藤岡は本当に甘えん坊だな〜、って」
「えぇ〜!?」
「隠すでない!早く私に会いたくて会いたくて、仕方がなかったんだろ?もーっ、てれるな〜♪」
「ま、まあ」
「あいらぶふじおか、forever!」
私は叫んだ。
「み、南…!」
「もが?」
藤岡が私の口を塞いだ。手で。
65ぶつ切り:2008/04/08(火) 23:49:27 ID:POQ9SkTK
「みんな、見てる…」
「?」
言われてあたりを見渡すと、登校してきた人が呆れた顔で見ながら通り過ぎていく。
そして、藤岡と朝練をしていた奴らもやってきて、
「自重しろ。」
やはり呆れながら告げて去っていった。


とりあえず、腕を離した。
「えと…なんかごめん」
「い、いや、謝ることじゃないよ。」
ならいっか。
「教室に戻ろうか。」
「うん。」
私達は手を繋いで教室へ向かった。
66名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:50:23 ID:POQ9SkTK
ここまで。いい加減エロ書くべきですね、分かります。
67名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:33:29 ID:jll39Yqs
GJがとまらない
エロなんておまけだよ。
68名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 12:11:31 ID:0in0HD3W
「いい加減にしろこのバカ野郎!」

居間にゴッと鈍い音が鳴り響く。続いてどさっと何かが床に倒れる音

「お前が…悪いんだからな…」

そう呟く少女の手には5kgと表記された鉄アレイが握られている
これは正当防衛だ。実の姉妹だからというふざけた理由で何度も唇を奪われてたまるか
そう自分に言い聞かせ、目の前でうつ伏せに倒れているツインテールの少女を見やる
鈍器を使ったのは少しやり過ぎだっただろうか。足先で頭を小突いてみる。反応がない
いつもならこの辺で飛び起き、家庭内暴力反対etcとわめき散らしながら襲い掛かってくる筈なのに
片膝を着き倒れている姉の体を仰向けにする。呼吸をしていない。必死に体を揺さぶるがぴくりとも動かない

「嘘…だろ…」

不安と焦燥感が千秋を襲う。そこにあるのは姉の形をした死体だった

「おいカナ…起きろ…ねえ…起き…て…」

カナの上半身を抱きかかえる。僅かに残った体温が急速に失われていく
こんな筈じゃなかった。カナの存在を煩わしいと感じることはあっても消えて欲しいだなんて冗談でも願った事は無かった
誰よりも近くに居て誰よりも自分を構ってくれた存在。そのカナは死んだ。私が殺してしまったんだ

「うぁ…ひぃ…ぐすっ…うぇぇん…カナ…カナぁ…」

後悔の念が涙の奔流となって頬を伝っていく。と、その時

『その死体はフェイクだ!』

顔を上げると死んだはずのカナが腕を組み自分を見下ろしていた。え?じゃあ今自分が抱きかかえているのは…

「チアキ、私くらいその道を修めた人間ならば質量を持った残像くらい簡単に作れるもんさ」

そう言ってカナが空を指差す。正確には先程まで死体が横たわっていた場所をだ。死体は跡形も無く消え去っていた

「よ、よく分からんがカナ、お前生きてるんだな?幽霊じゃないんだな?」
「南さんちのカナちゃんはその不死身さ故にご近所でも評判だ…ってチアキ、いい加減泣き止め。五年生にもなってみっともないぞ?」
「うるさいよ!うるさいよ!私を騙しやがってコノヤロー!コノヤロー!」

カナに抱きつく。今日だけは特別だ。キスだってしてやるよ。絶対に離さない。もうあんな悪い夢はこりごりだから
カナの胸の中はなんだか消毒液の匂いがした


「先生、チアキは…」
「精神にひどいダメージを受けています。千秋さん次第ではありますが、回復の見込みは今の所なんとも」
「そうですか…」
「今日も千秋さんに面会をしてはいかれないのですか?」
「すみません。まだ心の準備が…」
「わかりました。ですが千秋さんには今この瞬間にもご家族の方が必要なんです。お気が変わりましたらいつでもご連絡下さい」
「はい。ありがとうございます…」

カーテンの締め切られた薄暗い部屋でテーブルに突っ伏しながら何をするでもなくただ無為な時間を過ごす
床にはカップメンやスナック菓子のゴミが散乱している。気を張る相手が居ないと自分はどこまでも怠けだす。あの子がそう言っていたのを思い出す
ふふ…本当にそのとおりね。でももういいの。この家には私しか居ないから。チアキはきっともう元には戻らない
戻らなければいいと思っている自分がいる。ひどい話よね。でもあなたを殺してしまったチアキを許してあげられる自信がないの
もう疲れたわ。もう眠りたいの。現実の続きはもうたくさん。二度と目覚めることの無い、深い深い眠りについて、そしたらあなたに会えるのかしら?

そして春香は眠りにつく。右手には大量の錠剤が入ったケースが握られている
69名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 14:14:31 ID:a73LqfAJ
シリアス過ぎてちょっと…
みなみけにシリアスはやっぱり合わない 
70名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 14:22:16 ID:w7+aaC8A
>65
充分エロいです><
71名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 14:50:11 ID:x7SzsaYp
>>68
好きだ、好きです
72名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:08:29 ID:CJUk+Hge
>>68はきっと、おかわりしか見てなかったんだよ。
73ぶつ切り:2008/04/09(水) 15:48:08 ID:x7SzsaYp
それからは特に何事もなく一日が終わり、南家にやってきた。ハルカさんとチアキちゃんは居ない。
とりあえず、指定席に座る。南も、俺の隣に座った。

「なあ、藤岡?」
「なあに?」
「私達って、恋人同士だよな?」
「うん。俺は、南のこと、好きだよ。」
「私だって、藤岡のこと…」
「なら、恋人同士だね。」
南が全てを言うのを遮るように、答えた。
どちらからともなく、口づけた。
「じゃあさ」
「うん。」
南が一呼吸おいて、告げた。
「もう少し、それっぽいこと、しない?」
74ぶつ切り:2008/04/09(水) 15:48:54 ID:x7SzsaYp
「それっぽいこと?」
「うん。」
「そ、それって…」
「Hなこと。」
南は、隠すことなく断言した。
「で、でも」
当然俺は躊躇う。
「分かってる。」
「え?」
「藤岡は、一線を越えたくないって考えてるんだろ?」
「う、うん。」
「私だって同じだよ。」
「南、も?」
「そりゃそうだよ。したこと、ないんだから…でも」
南が俺に抱きついてきた。
「その手前だったら、できるかも。」
「て、手間って…」
その潤んだ瞳で俺を見つめる。そして、躊躇いがちに、
「フェラ、とか」
そう言った。
75ぶつ切り:2008/04/09(水) 15:49:40 ID:x7SzsaYp
「ふぇ、フェラって!」
俺は驚いた。まさか南の口からそんな言葉が出てくるなんて!
「イヤか?」
「イヤ…というか、その」
「じゃあ決行〜」
南がベルトに手をかけた。
「た、タンマーっ!!!!」
「な、なんだよ!」
慌てて南を止める。
「そ、そんなことしてくれなくても、俺は南のこと好き、愛してるし!だから!」
「ふーん、あ、そう。」
南は再びベルトを外そうと試みる。
「ストーップ!」
「だからなんだよ!」
南が不服な顔をする。
「だから、間に合ってるって!こんなことしなくても、」
「くすっ」
「え」
南が吹いた。
「藤岡、お前、勘違いしてるよ。」
「…へ?」
76ぶつ切り:2008/04/09(水) 15:50:45 ID:x7SzsaYp
「藤岡、おまえがどうしたいとか、どうされたいとか、そんなことは全く関係ないんだ。」
「それってどういう…」
私は、藤岡の耳元でそっと呟いた。
「私がしたいんだよ。」

そして、容赦なく押し倒す。
「み、南!?」
「今日の私は本気だ。覚悟するんだな♪」
「え、えーっ!?」
私は藤岡の首筋に下を沿わせた。
「あっ、ああっ!」
藤岡の鳴き声に感動を覚えつつも、さらに甘噛みした。そして、息を容赦なく吹き付ける。

ムクッ

藤岡の股間が反応したのが分かる。私はそれを布ごしにさすってやる。
「ちょ、うわあっ!」
ピクピク、と元気よく反応する。
「諦めるんだな。」
私は極力色っぽく笑いながら、藤岡のベルトに手をかけた。
77名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 18:34:44 ID:QvzjZFyZ
>>68
シリアスがダメというんじゃなくて、そこが書き手のセンスなんだろうね。
ここの常連でもシチュに関係なくすごくセンスのいいSSをアップしてくれる人もいるし。
失礼ながら>>68はご勘弁をと率直に思ってしまう。
78名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:31:33 ID:hsehKJfN
漫画板からの転載

みなみけ最終回
チアキ「これで私達と藤岡の物語は終わります」
チアキ「この先私達や藤岡がどんな運命を辿るかは、別の物語でお話しする事になるでしょう」
チアキ「だけど今一つだけ教えておきましょうか。藤岡のお嫁さんになるのはカナじゃありません」
チアキ「この私なんです。信じられないだろうがホントにホントなんだぞ」
79名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:10:25 ID:x7SzsaYp
「あいらぶゆぅ〜、まいしすたー!!!」
「いい加減にしろ!このバカやろう!」
私は、飛びかかってきたカナを、側に置いてあった何かで殴りつけた。

ゴッ

居間に鈍い音が響いた。
「えっ?」
見ると、私の手には5kgと表記された鉄アレイ。私はそれで、カナの頭部を殴りつけていた。

ドサッ

カナが後ろに倒れる。
「え……え、ぇ?」
突然の事に私は涙目になる。カナの身体をゆすってみるが、ぴくりとも動かない。
「カナ…?カナっ!おい!カナ!カナっッ!カナ…」
カナは既に白目を向いていて、泡も吐いていた。脈は……ない。
「う…うぅ」

うわぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!
80名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:15:38 ID:opTrMeip
まってましたぶつ切り氏!カナの性格からして、こういう流れは大いにありえますなー。なにかと好奇心旺盛ですし
しかしまとめサイト読み返してみると藤岡とカナ、さほどおかしなことはしてなかったんですね。意外でした
いよいよ二人でのキス以上の行為に入るようなので、続きに期待しております

それにしても
>ぽっぽー。私は蒸気機関車。
っておいwww

>>57
俺はマコトのみなみけ訪問までは、マコトは千秋に気があるものだと思ってた。やたら千秋のいうことに従順に思えたし
81名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:31:46 ID:x7SzsaYp
カナは死んだ振りをしたのではなく、死んだのだ。その現実に、私は為すすべもなく尻餅をついた。
「か…な?」
涙があふれ出て止まらない。

もう、死んでしまったのだ。
死んだカナはカナじゃない。
カナの形をした肉だ。

「ねえ…起きて?カナ、ねえ、起きてよ。なあ…、おい、カナ、起きろって、起きろよ…」
口から言葉がこぼれ落ちるが、それはその『肉』に何の効果ももたらさない。


事実を再確認する。
カナは死んだのだ。私が、殺したのだ。
82名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:09:34 ID:x7SzsaYp
その時、頭に声が響いた。
『私は、ここにいるよ。』

顔を上げると、死んだはずのカナが神々しい光とともに、腕を広げて浮かんでいた。
「カ、ナ…?」
「私は死んだ。だが、それは飽くまでも肉体の死でしかないのだよ。」
「そ、それじゃあ!」
カナがほほえんだ。それは、今までに見たことのなかった、笑みだった。
「私は、いつだって、お前のそばにいる。いつまでもな…」
「あっ、あっあっ、うぐっ」
さっきよりも涙の量が増す。
「愛しき、妹よ…」
カナが、私の頭を優しく抱きかかえた。
「ふふ、もう泣くな。私はどこにも行かないよ。」
「この野郎!バカ野郎!」

カナに抱きつく。今日だけは特別だ。キスだってしてやるよ。絶対に離さない!
83名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:12:23 ID:Rbmv3aR2
>>80
マコトは春香とは別の意味で千秋のことが好きなんじゃないかなぁ。
春香に対しては憧れてて、千秋に対しては親しみを感じてる気がする
84名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:12:40 ID:x7SzsaYp
まー
85名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:17:56 ID:l6vjSKT1
>>82
ここはエロパロでこの後千秋がとるっと思われる行動を想像してみた。








死姦orz
86名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:22:38 ID:x7SzsaYp
性的な意味で食べた後で、一体化しようと食べるんですね。




わかってたまるか。
87名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:36:15 ID:jll39Yqs
みなみけに死とか鬱は似合わないと思う。
みなみけに似合うのは、姉妹愛、友情、恋心だけだよ。
88名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:37:57 ID:LPjthdu1
みなみけに死とか鬱は似合わないと思う。
みなみけに似合うのは、姉妹愛、友情、恋心、保坂だけだよ。
89名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:38:05 ID:x7SzsaYp
そして、それを破滅する冬樹。
90名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:54:46 ID:er/0KN22
さて、ここらできもちわ類ほさ科取扱免許を持つ職人にご登場願いたいな
切なくてハートフルで気持ち悪い保坂×アツコを……
91名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:57:46 ID:x7SzsaYp
>>90
ごめん。期待にそえない
92ぶつ切り:2008/04/09(水) 23:58:37 ID:x7SzsaYp
俺はあらがうこともできず、南の思うがままにズボンを脱がされてしまった。
俺のモノがトランクスをテント状にする。
「よ、よし!」
何がよしなのか。南は早速、恐る恐るトランクスもおろそうとする。俺はなぜか、南が脱がしやすいように腰をあげた。
俺は期待しているのか!?
トランクスのゴムにモノがひっかかったのを、南は丁寧に外す。
そして、ついに俺のモノが姿を現した。

「こ、これが…!」
半勃ちのそれを、南は興味深そうに見つめる。
「少し、臭うな。」
そりゃそうだ。ちんこだもの。
「さ、さわってみる。」
南が右手で優しく握った。
93ぶつ切り:2008/04/09(水) 23:59:35 ID:x7SzsaYp
ぴくん

右手で掴んだ途端、藤岡のモノが反応した。と思うも束の間、固さは増して、どんどん大きくなっていく。
色は赤黒く、少しグロテスクな感じがしないではない。
「み、みなみぃ…」
藤岡が切なげな声をあげる。
「ま、任せておけ!」
正直、うまくやれるか不安だが、言い出しっぺの法則だ。やらないうちから弱音は反則だ。
とりあえず私は、亀頭に口づけた。
「ああっ!」
また藤岡のが反応した。そして、しばらくピクピクと痙攣し続ける。
「き、気持ちいいのか?藤岡。」
藤岡は恍惚とした表情で頷いた。
私は口づけを連続的に行い、さらには、舌でチロッと舐めてやる。
そのたびに藤岡を鳴き、痙攣する。
「み、なみぃ」

ガシッ

「へ?」
94ぶつ切り:2008/04/10(木) 00:01:35 ID:x7SzsaYp
俺は思わず、南の頭を両手で掴んでいた。
「ど、どうしたんだ?」
自分でも分からない。ただ、ここまできた以上、俺の思うとおりにされたいという欲望が突如沸いた。
「南、これはチュッパチャプスなんだ?」
「…え?」
「南なら、チュッパチャプスを舐める時どうする?」
「えっと…」
南は少し考えてから、閃いたようだ。
「それを、そのままやってみて。」
我ながら、ナイス助言だ。
「で、でも…」
「大丈夫、失敗してもいい。とにかく、飴を舐めるようにしてみて、ね?」
そう言ってあげると、南は覚悟を決めたようで、
「本当にいいんだな?」
と念を押した上で、俺のモノを根本まで頬張った。頭の中でその快感を形容しようとしたその時!

ガブリ

激痛、走る。
95名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:02:03 ID:x7SzsaYp
ここまで
96名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:12:12 ID:20BLjY0i
>>95
GJ!
やっぱり王道はいいね。
続きも、頑張り過ぎない程度に頑張って書いてください。
97名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:17:52 ID:43ZOYF2O
>>95
GJ!
噛みつかれた藤岡の体が気遣われますw
98名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:40:52 ID:43ZOYF2O
nice boatな流れに乗ってみた
3レス頂戴します。





「……ッテテ、痛いしなんか重い…………ん?」
鉄アレイで頭を強打され、気を失っていたカナが起き上がると、チアキが自分の足に顔を伏せて泣き崩れていた。
「チアキ??……泣いてるのか?どうしたんだ?」
「…うぅっ、……カナ、私は……グスッ…………へ……?」
大きなタンコブを押さえながら、不思議そうにチアキを見るカナ。チアキは驚きと喜びと安心と……
とにかくいろんな感情が混ざり、大泣きしながらカナに飛びつく。

「バカ野郎!!死んじゃったと思ったじゃないか!!うっ……うあぁぁん……っ!」
「おいおい、縁起でもない事言うんじゃないよ。私はこの通りピンピン……って、あれ?」
チアキに抱きつかれた衝撃で頭がフラッとし、カナはそのままパタリと後ろへ倒れる。
「おぉー……なんだ、天井がグルグル回ってるじゃないか……あれ?お爺ちゃん?……あっ、待って……」
「バ、バカ野郎!!そっち行くな!!おじいちゃんはとっくに死んじゃってるだろ!!」
「冗談だよ、冗談。……でも少し頭がくらくらするし、ベッドで横になってるよ」

そう言ってカナはヨタヨタと部屋に戻って行き、ベッドに飛び込んだ。
チアキはそんな後姿が心配で仕方無く、コソコソと後に続いて行く……
しばらくするとハルカも帰ってき、チアキは事情を話して料理をハルカだけに任せ、
自分は再びカナが横になっているベッドの横で「看病だ」と言って、ジッとカナの事を見続ける。

「なぁ、チアキ?」
「どうした?頭が痛いのか?大丈夫か?」
「いや、そうじゃなくってさ。……その、そんなにジッと見られると落ち着かないんだけど……」
「でも……それは、いくらなんでもやり過ぎた私の責任だし……今日くらいは看病させてくれ」
「……はぁ。……まぁ、チアキがそう言うなら……」
(―――本当は大したこと無くて、実は暇だからちょっとマンガとか読んだりしたいんだけどなぁ……)

そんな事をカナが考えてるとも知らず、チアキはカナのタンコブを氷で冷やしたり懸命に看病している為、
―――うかつにそんな事言ったら今度こそ殺されかねないぞ……等とカナは思い、
本音を言えずに黙ってチアキの看病を受けていた。
「はぁ……ちょっとのど乾いたな。」
何気なくカナが口にしたこの一言。それにチアキは過敏に反応し、台所へと走る。

「私の炭酸しかなかったけど、これでもいいか?」
「えっ!?の、飲んでいいの?……あっ、ありがと……」
普段なら絶対にありえない、チアキが進んで自分の炭酸を与えるというこの状況。
カナは炭酸を飲みながらチアキの様子を観察……
(笑っている……あの千秋が……あまつさえ私に炭酸を訳与え、その様子を微笑みながら見ている……)

99この野郎:2008/04/10(木) 00:41:22 ID:43ZOYF2O
「どうだ?美味しいか?それは私の一番大好きな炭酸なんだ」
「う、うん。美味しいよ」
「そうか、それは良かった。他にも用があったら何でも言ってくれ」
コレを聞いてカナは確信する。今、あのチアキが自分の言う事をなんでも聞くと言う、夢の様な状況だと。
頭のコブと引き換えに得た、超特大のプレゼント。カナがこれを利用しないはずが無い。

「チアキ、あのさ、お菓子とか食べたいんだけど」
「お菓子……?そんなものあったかな……あっ、ちょっと待ってろ!」
再び走り去るチアキの後姿を見て、カナはドキドキして待つ。
そして戻ってきたチアキの手にある期待通りの物を見て、カナは飛び上がりそうになる。
(―――あっ、あれは!この前いくら頼んでも一つも分けてもらえなかった、チアキの超お気に入りクッキー!)

「こんなのしか無いんだけど……」
「いい!良いよそれで!頂戴っ!はやくっ!!」
チアキからクッキーを受け取ると、カナはすごい勢いでバリバリと食べ始め、
その姿にはもはや病人の面影はなかった……。しかしそんな姿すらチアキは笑顔で眺めている。

「そんなに喜んでもらえるなんて、私も嬉しいよ」
「ほぉは、わはひも、ふれひぃ……ゲホゲホッ……」
「バカ、喋りながら食う奴があるか!……ほら、大丈夫か?」
クッキーをのどに詰まらせむせるカナの背中を、優しく撫でて飲み物を渡すチアキ。
さすがにここまで来ると、カナの方が騙している様な罪悪感を感じ初めてしまう。

「あ、ありがとチアキ。私はもう大丈夫だから、チアキは向こうでテレビでも見ておいで」
「バカ野郎ッ!お前がおじいちゃんに連れていかれたらどうするんだ!」
「いや、だからあれは冗談だって」
「ダメだ!今日一日は私がちゃんと看病を…………へっ、……へっくち!」

暦の上では春とはいえ、まだ夜になると冷え込む日が時々あり、この日はまさにそんな日だった。
更にチアキはずっと氷を手に持って看病していた為、若干震える程に寒そうにしている。
そんなにまでして看病をしてくれているチアキに、カナはある提案をする。

「チアキ、お前何でも私の言う事聞くんだよな?」
カナのいきなりのこの言葉に、チアキは迷わずすぐに頷いた。
「なんだかさっきから寒いんだ、温かくしてくれないか?」
「あっ、そう言えばそうだな。よし、すぐにエアコンをつけるよ」
そう言いながら立ち上がろうとするチアキの手をカナは掴み、ベッドへチアキを引きづり込む。

「うわぁっ!なっ、何だ?」
「エアコンなんて使ったら喉に悪いだろ。チアキが布団に入って私を温めろ」
「で、でも私は体が冷えてるから余計に寒く……」
「いいから、さっさとこっちこい!!」
そう言って冷え切った体のチアキを抱きしめるカナ。
最初こそ躊躇していたチアキも、それに答える様にカナの体へ手を回した。


100この野郎:2008/04/10(木) 00:42:52 ID:43ZOYF2O
「本当に良かったよ。……私はお前が死んだんじゃないかと思って……」
「くどいぞチアキ、私はこうして生きている。ほら、心臓だって動いてるだろ?」
カナはチアキの頭をグッと胸へ抱きよせ、耳をピッタリと押しつける。
トクットクッ……と言う一定のリズムでなる心音。しかし少しだけテンポが速い気がする。

「カナ……ちょっとドキドキしてるのか?」
「あっ、当たり前だ!こ……こんな抱き合っているんだから!普段絶対しないだろ!?」
「でもさっきはキスしようとしたじゃないか」
「そ、それとコレは別って言うか……なんて言うか…………んんっ?!!!」
突然カナの唇にそっと触れる柔らかい感触。チアキの唇。
唇が離れると、千秋とカナは顔を真っ赤にして座り、そして何故か見つめあう。

「お、お……おまえっ!いきなり何するんだ!」
「何って……カナがしたがってたからしてやったんだろ。わ、私だって恥ずかしいんだ……」
「うぅ〜……それはそうだけど……」
……しばらく続く沈黙。もはや見つめあうと言うか睨み合っている感じ。
そしてカナが口を開く。

「ま……まぁ、なんだ。……チアキの唇って柔らかいんだな。……わ、……私のはどうだった?」
とにかく適当な話題を出す予定が、何やら恥ずかしい空気になりカナは天井を見上げている。
「カナの唇はクッキーの粉が付いてて甘かった……かな」
「なっ、それはクッキーの感想じゃないか!……ちょっと待ってろ!」

そう言ってカナは口元をごしごしと擦り、鏡を見て頷くとチアキの肩に手を乗せ、ゆっくりと顔を近づけてゆく。
思わず手元にある10キロの鉄アレイを掴むチアキ。……しかし今度はそれをそっと離し、目をつむる。
まともなキスなんて初めての二人。それでも自然と口が開き、舌を絡め始める。
体が熱くなり、一人では立っていられず、お互いを支え合うように抱きあいながらキスを続ける二人。
しばらくすると、先に千秋が力尽きたのか、膝をついてカナの唇から戦線離脱。

「……どうだ?」
「どうって……そんなの分からないに決まってるだろ…………バカ野郎」
「……それじゃあ……もう一回してみるか?」
そう言うと、千秋は顔を赤くしたままカナをキッと睨みつけ、そのままカナを押し倒し上にのしかかり、
カナは慌ててチアキをなだめる様に謝り始めた。

「わっ、悪かったよ!調子に乗って悪かったって!」
「……今日だけだからな」
「へ……?」
予想外の展開に、思わず力ない返事をしてしまうカナ、
「だから、……今日だけはお前の言う事、聞いてやるよ。……そ、その代りハルカ姉さまには絶対に内緒だからな!」
「チ……チアキ様?どうなさったんで…………んーっ!……んんーっ!!」



次の日、カナの頭の腫れはスッカリひいたが、代わりに唇が腫れていた。
101この野郎:2008/04/10(木) 00:43:21 ID:43ZOYF2O
猛烈にageてしまってスマンかったorz
102名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:50:07 ID:eXwp4g7v
>>100の続き
「先生、チアキは…」
103名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:35:54 ID:BnAPVnrY
nice boat的な流れのみなみけも自分はキライじゃないし
SS書いてくれた人はホントGJって感じですが
この流れでこれほど最高なものを書くこの野郎氏はマジで神です!!!!
お疲れ様です!!!!
カナチア好きの俺にはマジで最高の作品であります!!!!!

マコ×トウマかカナ×チアでもっと見たいっす!!!!!
104名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 05:26:39 ID:3i1EqCRO
ハルカとマコが見たい・・・
105名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 11:07:06 ID:+VvM6qrV
>>42
GJGJおつです!

んで、その昨晩の出来事もおねがいします
106名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 13:54:33 ID:DbtwznPx
>>42
そもそも場所はどこなんだ?
春香や千秋のいるみなみけで夏奈の部屋にお泊まり?
107名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 20:18:52 ID:DpEZubaw
>>77
率直すぎて吹いたwww俺も正直>>68はないわ。てかここエロパロだよな?
108名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 22:30:52 ID:eXwp4g7v
女装マコトと男装トウマが躊躇いセックスする電波を受信してしまった…
109名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 22:40:44 ID:K9b3Htzz
>>108
SSと挿絵希望ですorz
110ぶつ切り:2008/04/10(木) 23:00:27 ID:eXwp4g7v
「がっ…かはっがぁ」
藤岡が苦悶したので私は驚いて、口から藤岡のモノを解き放つ。藤岡は慌てて自分の股間を押さえた。
「な、何故噛んだ!!!」
涙をいっぱい浮かべて訴える。
「何故って、飴を食うようにって言ったのはお前だろ!」
そう、私は普段、飴はばりぼりと噛み砕く。
それにしても、藤岡はやたら痛がっているが、そんなに強く噛んだわけじゃないんだが…
「い、痛かったか?そんなに痛かったのか?」
上目遣いに、藤岡を気遣う。
「…くっ」
物凄い形相で睨みつけられた。怒ってるのか?
「と、とにかく!何か薬を塗らなくては!」
そう言い放つや否や私は立ち上がり、薬用箱を探した。その中から効きそうな薬を取り出す。
111ぶつ切り:2008/04/10(木) 23:01:06 ID:eXwp4g7v
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。

あはははは、南に噛まれちゃった噛まれちゃった噛まれちゃった。

うがぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!!



思考が定まらない。
はっきりと認識できるのは、未だ股間を襲い続ける激痛のみ。
頭がクラクラする。

痛みのあまり、物凄い形相をしたんじゃないかな。でも、流石にこれは耐えられない。

あ、南が薬をもってきてくれt…




キ ン カ ン
112名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:01:39 ID:eXwp4g7v
電波を受信している場合じゃありませんね、わかります。
113名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:02:46 ID:ldIdb26o
藤岡死亡フラグww
114名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:12:58 ID:mcO+1PdY
そして新たな快楽に目覚める藤岡
115名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:27:09 ID:W8wbV8ar
ちょwwwwちんぽに薬なんて塗っちゃらめぇぇぇえwwwwwwwwwww
116名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 04:08:44 ID:iRytvyVC
キンカンwwwww萌えと笑いが止まんねーwwwwww
ぶつ切り氏とこの野郎氏と系氏になら抱かれてもいい
117名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 13:03:52 ID:0ZXmAU4V
お昼前に2レスだけ投下を…マコ×ハルカの続きです。

前回は前スレだったので、ちょっとあらすじ……
マコちゃんがハルカの前に座って、キスをしたら我慢できなくなって、
スカートを捲りあげておねだりを終えた所からです。
118この野郎:2008/04/11(金) 13:04:22 ID:0ZXmAU4V
私はマコの大きくなったソレに手を伸ばし、軽く握った。
「あ……うっ、……んんぁっ…………」
口から洩れるエッチな喘ぎ声に、こっちまで興奮しつつも、私はゆっくりと手を動かしてみる。
マコは捲り上げたスカートのスソをギュッと握り、少し震えている。

「気持ちいいの?」
「ふぁっ……ん…………気持ち……いいです……っ」
マコはそう言うと、立っているのが辛くなったのか、片手をしゃがんでいる私の肩に置いて掴まり、
ジッとこっちを見つめる。気持ちいいと言いながらもどこか不満げな視線。
すると、今度は肩に置いた手を私の唇へ運び、人差し指で唇を触り始めた。

『手と口で気持ち良くしてくれるって言ったのに……』
口で言われなくてもマコの不満が表情から見てとれる。
(―――そんな顔されたら……またイジワルしたくなっちゃう。)

私は少し微笑むと、手を動かしたまま、その指を咥えて舐めてみる。
「ぁ……んっ、…………あっ、あっ……」
気持ちよさそうに喘ぐマコ……しかし首は横に振って、そうじゃないと言いたげにしている。
それでも気付かないふりをして指を咥えていると、
マコはその指を私の口から抜き、擦っている手までソコから引き離してしまった。
(―――あれ……?もしかして怒らせちゃったかな……?)
一瞬頭を過るそんな不安。……しかし、すぐに取り越し苦労だと気づく。

マコは恥ずかしそうに黙ったまま、自分の大きくなったソレを私の口元へ近付ける。
やがてソレは私の唇に触れ、マコは体をピクッと反応させる。それでも私はまだ口を開かない。
適当に首をかしげて、不思議そうな顔をしてみせる。
さすがにコレだけでは気持ち良くなれないのか、マコはようやく口を開いた。

「ハルカさん……口でしてくれるって言ったのに…………」
想像どおりの不満を告げるマコに、私は思わず吹き出してしまう。
すると、マコは顔を真っ赤にして珍しく怒り始めた。
「な、何で笑うんですか?!そんなの……ひどいですよぉ……」
「あはっ、……ごめんね、だってマコったら本当に顔に出やすいんだもん……ふふっ……」
「えぇぇー!……じゃあ分かっててイジワルしてたんですか?」
「前にも言ったでしょ?マコの事可愛くて大好きだからイジワルしたくなっちゃう……って、ね?」
「うぅー……それはそうだけど…………」
私の期待通りの困った表情で答えるマコ。本当はもっとイジメたい所だけど……
これ以上は可哀そうだし、今度は私がマコの期待に答えてあげることにした。


119この野郎:2008/04/11(金) 13:05:17 ID:0ZXmAU4V
「あー……んっ……じゅぷっ……んんっ、くちゅっくちゅっ……」
マコの不意を突くように一気に根元まで頬張り、口の中でソレを舐めまわす。
思わず腰を引いて離れようとするマコ。もちろん逃がさずに私は咥えたまま追いかける。
「ハ……ハルカさん……っ!」
「んんー……ちゅぷっ、ちゅぷ……っ」
「ダメ……ハルカさん、ダメですっ……ぅ……」
「ちゅぱっ……んっ、ぷはぁ……ダメなの?して欲しいの?どっち?……止めようか?」

咥えていたソレを手で擦りながらマコに問いかける。
唾液のたっぷり付いたソレからは、グチュグチュと卑猥な音が聞こえ、マコは少し呼吸を荒くして気持ちよさそう……。
「んんっ、やだっ……して欲しいけど……でも気持ち良すぎて……ハァッ……もう……」
「もう?……なに?」
「ハルカさんと……んぁっ、キス……したくなっちゃって……ふぁぁんっ!」

以前にも言ったとおり、マコは何故かイク前になると必ず私にキスを求める。
つまり、『キスがしたくなる』と言う言葉が、マコ的には『イキそう』と言う意味らしい。
「まだちょっとしか口でしてないのに……我慢できないの?」
「だって……でも、ずっと我慢してたから……ふぁっ……ん、今日も家に来てハルカさん見た時からずっと……はぁっ、
 おちんちん大きくなって、こうして欲しいって思ってて……それで……んんっ!」

私は少し驚いた。『カナ達がいなくなってキスをしたから我慢できなくなった』……と言うと思っていたのに、
まさか家に来て、私の顔を見た時からこんな事を考えていたなんて……
(―――もしかしてマコって痴女?……ん?男だから痴女じゃない?ん??あれ?)
少し混乱してしまう……でもまぁ小学生にこんな事して、自分だって人の事は言えない……
私はソレを握ったまま、立ち上がってマコの顔を近づけた。

「キス……したい?」
「はぃ、……んっ……ハルカさんとキス……」
「でもさっきまでこの口でマコのおちんちん咥えてたんだよ?それでもいいの?」
「それでも……ハァッ……早くキスして気持ち良くなりたい……ですっ……んんぁっ、あっ……」

そろそろマコも限界と言った感じ……私は飛び散らない様に、マコのソレの先を手で押さえ、
マコの喘ぎ声の洩れる口の中に、舌を入れようとした。……と、その時、
玄関が開く音が聞こえ、足音と話声がが近づいてくる。どうやらカナ達が買い物から帰ってきたようだ。
私は慌ててマコを元の位置に戻させ、何事も無かったかのように二人を迎える。
……しかし、イク寸前で止められたマコは、ほっぺたを膨らませて、この日一番不満げな顔でこっちを見ていた。
120名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 13:55:34 ID:6QnTrldw
相変わらずGJです!!寸止めマコちゃんカワイソス

俺はこの野郎氏の最初のハル×マコを見たときから
ずっと焦らされてますよw
121名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 17:39:58 ID:hDFIcCzt
ぐへへへ…
122名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:44:36 ID:uz6xSUep
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJj
ハルマコ大好物です^^
123名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:54:18 ID:hDFIcCzt
明日になったら投下始めます。ふひひひw
124ぶつ切り:2008/04/12(土) 00:05:09 ID:mggIj7dp
それはそれは不思議な光景だったものだよ。
何が不思議かって…

家に帰ると、居間で藤岡が仰向けに寝転がっていた。それだけなら別に何でもない。藤岡なら何をしようと勝手だ。
しかし、現状は解しがたい。
藤岡は、上半身はワイシャツを着ている。
しかし、下半身はカナのバスタオルで覆われていて、股間部、つまり藤岡のペニスがあるであろう箇所に、氷袋が置かれていた。

蔭嚢は温めると効率よく機能するんだったっけ…。
詳しくはわからないが、冷やすのはあまりよろしくないと判断して、氷袋をどかしてやった。

「う…ぅ」
「ッ!バカ!急に声を出すな!」
び、びっくりした〜。
私は藤岡の様子を窺う。眠っている…
125ぶつ切り:2008/04/12(土) 00:06:58 ID:mggIj7dp
さて、この下半身を覆うバスタオルは何を意味するのか。肌掛けのつもりなのだろうか?

………

「いっか。」
私は、藤岡が疲れないように膝枕をしてあげたが、暫くして私が疲れてしまったので、私の枕を貸してあげた。
「…かわいい」
藤岡の寝顔は、いつものかっこいいそれとは異なり、とても微笑ましいものだった。これが母性本能なのか?
私は、おでこをなでなでしてあげた。
「んむにゅ…んにゃ……う〜ん。…すぅ〜」
「藤岡…」
「…み、なみ」
「!!!」
こ、こいつめ…。私が目の前にいると言うのに躊躇いなくほかの女を…!
ふ、ふふふ。ならば、その口、塞いでやる!



チュ
126ぶつ切り:2008/04/12(土) 00:09:42 ID:mggIj7dp
夢を見た気がした。
それは、南の姿をした悪魔が俺のモノを奪い去るという、とても残酷なものであった。

股間がヒリヒリする。
俺はいつから眠ってしまったんだ?いや違う、俺は…


目を開けた。俺はどれくらいの時間、こうしていたのだろうか。大分痛みは引いているが…

「おはよう。」
声のする方を見やると、チアキちゃんが隣で俺と同じように仰向けになっていた。
「お、おはよう。チアキちゃん。」
チアキちゃんは、その小さい手で俺の手を握っていた。
「ずっと、藤岡の寝顔を見ていたよ。」
俺は、そっと握り返した。
「あ…」
チアキちゃんの頬がほんのりと染まっていく。
「あ、あんまり調子に乗るなよ!」
そっぽを向いてしまった。
127ぶつ切り:2008/04/12(土) 00:10:57 ID:mggIj7dp
おかしいな。
俺、南の彼氏なのに、南のことが好きなのに、チアキちゃんが可愛くて、愛おしくて仕方がない。
「チアキちゃん」
俺は上体を上げて、その林檎を指でなぞってやった。チアキちゃんは驚いてこちらを向いた。
まだ未発達で幼くて、本当に「可愛い」お姫様を、俺は飽くことなく見つめる。
寝起きの俺にとっては、とてもよろしくない存在である。
「チアキちゃん」
再び、名を呼ぶ。すると、チアキちゃんは起きあがって、俺の胸に倒れ込んだ。
俺はしっかりと受け止める。
「藤岡。やはり私は…!」
チアキちゃんは、その小さな唇で俺の唇を奪った。
俺は、拒めなかった。
128ぶつ切り:2008/04/12(土) 00:12:20 ID:mggIj7dp
「ご、ごめん。…なさい」
唇を離して、チアキちゃんから発せられた第一声がそれだった。
「ど、どうして?」
そう尋ねると、チアキちゃんはとても困った顔をしたので、それ以上追及はしない。
「み、南、どこ行ったんだろ。」
無理矢理話題を振る。しかし、チアキちゃんは眉間に皺をよせて、
「そんなに気になるのか?」
なんて言ってきたもんだから、俺は慌てて取り繕おうとした。すると今度は、クスクスと笑いだした。
「冗談だよ。」
「冗談て…」
チアキちゃんは続けた。
「私が帰った時は、お前しかいなかったよ。全くカナめ、ほぼ家族とはいえ、客人は客人だぞ。藤岡をおいてどこに…」
そうだ、何故南はここにいないのか。
129この野郎:2008/04/12(土) 02:06:57 ID:MqBplZu/
マッコマコにされたんで3レス投下します。
ようやくマコちゃんのターン。
130この野郎:2008/04/12(土) 02:07:28 ID:MqBplZu/
「ただいまー。いやぁ、お腹すかせて待ってると思って、急いで帰ってきたよ」
「何言ってんだ。お前が早く食べたかっただけだろう。このバカ野郎」
賑やかに話しながら入ってくるカナを、マコは恨めしそうにみている。
それはそうだ、もしカナが急いで帰って来なかったのなら、きっと最後まで出来たはずなのだから。

「さぁ、早くご飯食べようよー!」
カナにせかされ、私と千秋は立ち上がる。……しかしマコは立たない……
いや、立たないと言うか、立てない……と言うか、勃ってるから立てないと言うか……とにかく立てない様だ。
「マコはちょっと調子悪そうだから、そこで待っててね」
「あっ……はぃ。ごめんなさい」
申し訳なさそうに謝るマコの頭を3度ほど撫で、私は二人の待つ台所へ向かった。

夕食の準備も済み、みんなで仲良くすき焼きを食べ始める。相変わらずカナと千秋は、どれが誰の肉だと賑やかに争っていた。
そんな中マコは、食事もあまり進まずモジモジして落ち着きがない。
しばらくすると、突然マコが立ち上がり、少し前かがみになったまま廊下へ向かい始めた。

「んー? マコちゃんどこ行くんだ?」
千秋の問いかけに、一瞬固まるマコ。
「その……ちょっとトイレに……」
「ふーん。早くしないと、このバカが肉全部食っちゃうぞ」
興味なさそうに千秋が返事したのを見て、マコはホッとした表情を浮かべて、再びトイレへ向かって足を進める。
しかし、私がその様子を見落とす訳が無かった。

「マコ?」
私の声にビクッと反応し、恐る恐ると言った感じで、ゆっくりとこっちを向くマコ。明らかに様子がおかしい。
「一人でイッっちゃダメだよ?」
私の言った事を理解したのか、マコはこの言葉を聞くと黙って頷き、気まずそうに視線を床に落とす。
やはりマコはトイレに行って、一人で性欲を処理するつもりだった様だ。
ちょっと悪い事をしたと思うけれど、私だってマコのイク姿を見たい。
だからマコはもう少しだけ我慢……そうすれば、私が自分でするよりも何倍も気持ち良くしてあげるから……

しかし、私のこの発言をカナは不思議そうな顔で聞いている。
「はぁ? おいハルカ、トイレは一人で行くのはあたりまえろ?」
確かにその通りだ。
「フフッ、そうね。私ったらなに言ってるのかしら。じゃあマコ、行ってらっしゃい」
笑顔でマコにそう言った私に対し、マコはひきつった笑顔で返事をしトイレに向かった。

「おっ、早かったな。スッキリしたかー?」
早々にトイレから戻りカナにそう言われると、マコは軽くうなずき席へ戻る。
前かがみで戻ってきた姿を見る限り、スッキリしていないのは明白だ。
結局この後も、我慢していて食が進まないのか、マコはほとんど夕食に手をつけなかった。
さすがに、これ以上我慢させるのはかわいそうと思い、私はマコにある提案をする事にした。

131この野郎:2008/04/12(土) 02:07:51 ID:MqBplZu/
「ねぇ、マコ。今日泊っていかない? ほら、明日は日曜日で休みだし」
突然の提案に、驚いているのかマコはなかなか返事をしない。
「おい、マコちゃん。ハルカ姉さまの誘いを断るつもりじゃ無いだろうな?」
返事をしないマコにイライラし始めたのか、千秋が攻め立て始めた。
カナはと言うと、お腹がいっぱいになったのか、眠たそうにあくびをしている。

「えっと……じゃあ、お願いします」
「うん、じゃあお家に電話するから電話番号教えてくれる?」
私はそう言ってマコを連れ部屋を出て、電話の元へ向かった。

部屋を出て二人の目が届かなくなると、マコは私に飛びつくように抱きついてきた。
普段のマコからは考えられないような大胆な行動。よっぽど我慢が出来ないらしい。
私は抱きつくマコを少し離し、目を見て問いかける。
「おトイレ行った時、一人でえっちな事しなかった?」
もちろんしていない事は分かっていた。でも、マコの反応を見てみたかった。

「はい。……ちゃんと言われた通り、えっちな事しなかったです。……だからっ、ご褒美……んっ……」
マコの唇にソッとキスをする。もちろんコレがマコの欲しいご褒美じゃない事くらいは分かっている。
顔は赤くしているが、やはり不満げなマコ。でも、今はこれ以上はしない。
「寝る時まで我慢出来たら、もっと凄いご褒美あげるから……今はコレで、あと少しだけ我慢して、ね?」

何やらマコは少し考えている様子……。
「……もっと凄い事って……なんですか?」
いつもならすぐに頷いて終わりなのだが、
どうやらマコはさっきまでの出来事もあり、少々用心深くなっているようだ。

私はマコの耳元に口を近づけ、ヒソヒソと言葉を発する。
「えっちな事…………じゃなくて、……本当にエッチしてみよっか。……マコは私の事も気持ち良くしてくれる……?」
「……!……は、はぃ!!」
マコはこの言葉を聞き、目をまん丸にすると、大きく返事をしてうなずいた。

とりあえず私はマコの家へ電話し、お泊りの許可を取る。
無事許可を取って部屋へ戻ると、まだ9時だと言うのにカナはすでに眠りこけていた。……しかしコレは好都合。
「こら、カナ! 寝るなら自分の部屋で寝なさい」
「ほぇ……あー、悪い悪い……ふあ〜ぁ、……それじゃあ諸君、オヤスミなさい」
大きなあくびをしながらヨタヨタと部屋へ戻っていくカナ。

「さて、片付けが終わったら、お風呂入って、たまには私たちも早く寝ましょうか」
「そうですね。夜更かしは体に良くありませんから」
私のこの提案に、普段から言う事をよく聞いてくれる千秋は、あっさり賛成してくれた。

片づけとお風呂を終え、居間に客布団を敷き、マコの布団も準備完了。……と言ってもこれは飾り。
千秋が部屋に入るのを見送って、私はマコを部屋に連れて入った。

132この野郎:2008/04/12(土) 02:08:17 ID:MqBplZu/
「うん! そのワンピース私のお古なんだけど、良く似合ってるよ」
お風呂上がり、私はパジャマ代わりに、マコにワンピースを着せていた。
「そんな……オレには父親譲りの男気が……って言うか、オレは男です!」
「はいはい。マコは可愛い可愛い男の子だもんねーッ」
少し小馬鹿にした言い方で私がそう言うと、マコはふくれっ面を浮かべている。
私はその犯罪的に可愛い生き物を連れ、ベッドの中へ入った。

ベッドの中に入ると、マコはすぐに抱きつき私の胸へ顔をうずめ、ピッタリひっついて離れない。
太もものあたりに下着から出たマコの硬いモノが当たる。私はそれを太ももで挟み、ゆっくりと擦ってみた。
「……ふぁ……んっ、ぁっ……」
思った以上に大きな反応……ずいぶん我慢させちゃったから……
私は徐々に擦るスピード・力を強めていく。すると、マコもそれに比例して喘ぎ声を強めていく。

「んっ、ん……あっ、ふ……ぅっ、んんっ……ハルカさん……気持ちいい……っ」
顔を近づけて喘ぎ続けるマコ。気づくと、マコの吐息がかかるほどに、近くまで顔が寄せられていた。
開きっ放しの口からは喘ぎ声が絶えず発せられ、私はマコにうるうるした目で見つめられている。
その姿に思わず私までドキドキしてしまい、つい足に入れる力加減を忘れてしまっていた。

「ハルカさんっ!……ハルカさん……もう、オレ…………んんっ!」
「……っ!」
突然唇を押しつけられ、マコの激しいキス。……それは射精の合図。
キスと同時に、ふとももに挟んでいるモノがビクビクッと大きく反応し、熱い液を大量に出している。

マコのキスが終わり布団をめくると、私のパジャマは精液でドロドロになっていた。
「ご……ごめんなさい。……あの、我慢できなくて……その…………」
必死に謝り続けるマコ……しかし体の方は、まだ物足りないと言わんばかりに、大きいままビクビク痙攣している。

「いいのよ。マコは今日いっぱい我慢したんだから。これくらい許してあげる」
私はそう言ってベッドから降り、ドロドロになったパジャマを上下とも脱ぎ捨て、下着だけの姿になった。
……と言っても、寝る時はブラジャーは外しているため、下に穿いているだけ。

その姿のまま再びベッドへ戻り、マコを抱きしめる。
「気持ち良かった?」
「はい。……でも、一緒に気持ち良くって言ってたのにオレだけ……ごめんなさい」
「うーん……じゃあ、マコも同じように、手と足と口で私の事気持ち良くしてくれる?」
私はそう言ってマコの膝辺りに、股を擦りつける。普段と違って自分がおねだりしている不思議な気分……
するとマコは布団に潜り、私の残された下着に手をかけた。

「マコ?……何してるの?」
「……えっと、これ取らないと見えないから……同じように口で出来ないし……」
マコの手でゆっくりと下着が降ろされていく……普段しているエッチな事をされると言う、変な気持ち。
気がつくと、私の体はガチガチに緊張してしまっていた……。

133名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 03:40:41 ID:mggIj7dp
>>132
高ぶる…高ぶるぞ!
134名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 09:11:40 ID:Xe3NqSWL
僕はこの野郎氏のSSを読むために生まれてきたのかもしれないGJGJGJ!
135名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 12:43:10 ID:Dzj91yY1
マッコマコに萌えのめされました

ハルカ姉様とろけ過ぎだなあ
136名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:14:47 ID:4Ch9ehzV
イイヨーイイヨー
137名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 02:16:38 ID:iOHKhjrq
コメdクスです

>>123
半裸で待ってたオレに謝れ!ww
138名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 02:30:40 ID:pdubBuPS
マコちゃんもいいけどアツコもね!
そろそろ保坂が動き出す頃合いだと予想
139名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 02:43:11 ID:SeCRpCeX
マジパロ&原作への勝手な解釈ありです。
興味ない人はスルーをお願い。
140思い出1:2008/04/13(日) 02:43:47 ID:SeCRpCeX
「じゃあ、帰るのは明日の夜になるから。夕飯のことは大丈夫よね。ご飯とお
味噌汁は作らなきゃいけないけど・・・。チアキもカナを手伝ってあげてね」
「大丈夫です、ハルカ姉さま。安心して行って来てください」
 ハルカ姉さまがバレー部の助っ人として、遠征試合にでることが決まったの
は一昨日のことだ。なんでも選手の一人が急な怪我になったらしい。どうして
も落とせない試合だからということで、速水先輩に電話でずっと説得されてい
たのだ。
「大丈夫だよ、ハルカ。私がちゃんと面倒見るから」
「なんだよ、急に保護者面するなよ」
「まあ、喧嘩しちゃだめよ」

* * *
141思い出2:2008/04/13(日) 02:44:23 ID:SeCRpCeX
 ハルカ姉さまが用意しておいてくれたおかずを温め、炊いたご飯とお味噌汁
を用意して夕飯を作った。結局味噌汁も全部私が作ることになったが。
 夕食後、いつものドラマを見終わると、カナは買ってきた漫画雑誌を読み始
めた。私はちょっと迷っていた。カナにどうしても聞いてみたいことがある。
それもカナだけがいるときに聞いてみたい質問が。
 もちろんハルカ姉さまがいないときはあるけれど、いつもはそれは短い時間
であるし、いつも迷っているうちに聞きそびれてしまう。今日はそれを聞く絶
好の機会なのだが・・・。どうしても言い出してはつまずくことを繰り返していた。

「おい、カナ」
「ん、なんだよ?」
「カナって・・・いや、いいや」
「なんだよ、さっきから。言いたいことがあるならはっきり言えよ」
漫画雑誌から顔を上げて、私を見てから、改めて聞きなおした。よっぽど普通じゃ
ない表情になっていたのだろうか?
「どうしちゃったんだ、チアキ? 心配事? 言ってみなさいよ」
「一度聞いてみたかったんだけど・・・カナって・・・お父さんやお母さんののこと覚え
てるのか?」

142思い出3:2008/04/13(日) 02:44:49 ID:SeCRpCeX
一瞬言葉に詰まり、しばらく考えてからカナは真面目に答えた。
「うーん、私もまだ物心が付くか付かないかの頃だったからねえ。覚えてることと
いえば・・・あんたに話したことなかったっけ?」
「ちゃんと聞いたことはないよ」
「自分でも顔とか覚えているつもりなんだけど、ほら、おばあちゃん家にアルバム
があったでしょ。あとからあれでみた写真の姿を、元から覚えているように錯覚し
ているだけかもしれない」
 いつもは絶対に出ない話題。あの事故のことについてもカナは喋ってくれた。
「その時のこともほとんど覚えていないよ。何もわかってなかったし。ただ、ずっ
とハルカが泣いていたことだけは覚えている。自分が悲しいというより、そのせい
で私も悲しかったな」
 カナもこれについては話したくないみたいだ。なんだか必死で言葉を引き出そうと
しているみたいに見えた。
「ハルカもチアキがお父さんたちのことを知らないのはかわいそうだと言っていた
ことがあったよ」
 そうなんだ・・・。ハルカ姉さまとカナはそんなことを話していたことがあったん
だ・・・。
 なんだろう。ちょっと悔しかった。嫉妬してるのだろうか。なんだか私だけが仲
間はずれみたいな気がした。
143思い出4:2008/04/13(日) 02:45:12 ID:SeCRpCeX
「だから、ごめん。私もあんまり喋れることはないよ。チアキには悪いんだけど」
「別に・・・・別に謝ることはないよ」
「チアキも遠慮しないでハルカに聞けば良いのに」
「それは・・・」
「チアキはやさしいからな」
カナが急に涙ぐんだ。別にそんなつもりじゃ・・・。
「わ、私は別に」
私もなんだか涙がでてきた。カナが私の肩を抱きよせて、カナの胸に顔があたるよ
うな感じになる。
「でもチアキも良かったね。こんないい姉達にめぐまれて」
「お前も数に入っているのか?」
私も泣きながら言う。
 ひとしきりそんな状態が続いたろうか。しばらくしてカナが言った。
「あ、もうこんな時間。ハルカにはちゃんと寝かせるように言われてるんだけどね、
もうちょっと起きていていいよ」
「急に理解ある姉を演じても遅いんだよ、この野郎。それにいつも私はちゃんと寝
てるじゃないか」
「まあまあ、ちょっとゲームでもやろうよ」
カナが笑った。私もなんだか嬉しくなってコントローラーを手に取った。

おしまい
144名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 02:55:58 ID:iOHKhjrq
乙野郎。
オレの鼻水かえせw
145名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 03:08:40 ID:G946HXGs
>>138
146名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 19:31:07 ID:4rD5q9nP
>>128
藤岡&姉妹の思春期っぽさが出ててGJ
>>132
アンタ作品の幅太いッ!金メダルマコハルキメッ!
>>143
目から汗がでるよ。GJ

147黒い人:2008/04/14(月) 01:05:29 ID:RUpSRrRL
前スレ664の続き。
6レスほど投下します。
148黒い人:2008/04/14(月) 01:06:17 ID:RUpSRrRL
翌日、授業の間も休み時間中も給食の時間中も、どこか落ち着かないようにそわそわしていたマコトの様子を見て、内田は確信した。
(マコトくん……今日ハルカちゃんに告白するつもりなんだ……)
そして案の定と言うべきか、放課後になるや否やマコトは内田を呼び出し、こう告げた。
「オレの腹は決まったよ、今日ハルカさんに告白する!
 勿論、昨日内田に教えてもらったようにする! オレの全てをぶつけるよ!」
まるで戦場に赴く兵士の高揚にも似た、ハイなテンションのマコトを見て、
「そうなんだ……」
内田はそう呟くのが精一杯だった。
「それにしてもへんなこと相談しちゃって、内田には悪かったと思ってるよ」
「ううん、そんなことないよ」
四日連続の二人の帰り道。
もしかすると今日で最後になるのかもしれない――そう思うと内田にとっては不思議と寂しく感じた。
「告白、上手くいくといいね」
「うん! 当たって砕けてくるよ!」
「……砕けちゃったらだめじゃない?」
「あっ、そうか! じゃあ当たって砕けない!」
相変わらずのやり取りに、内田は我ながら少し可笑しくなってしまった。
そして、笑いを堪えてどうしても気になることがあって、そのまま尋ねてみた。
149黒い人:2008/04/14(月) 01:06:38 ID:RUpSRrRL
「告白は……『マコちゃん』になってするの?」
すると、マコトはきっぱりと、
「いや、女装はしない。『マコちゃん』ならハルカさんは凄く優しくしてくれるし、
 カナなんか女装してないと家に上がらせてくれないかもしれないけど、今回はそれじゃ意味がないんだ。
 なぜなら、ハルカさんのことが好きなのは『マコちゃん』じゃなくて『マコト』だからさ!」
「そうだよね……」
(マコトくん……本気でハルカちゃんのこと好きなんだね……)
また小さく胸が疼く。
いかに内田がまだ無知で未熟な少女とはいえ、徐々にその感情の正体に気がついていく。
(本当なら、ここはもっと笑顔でマコトくんを送り出してあげなきゃいけないのに……
 どうしてだろう、こんなにヘンな気持ちになるなんて……)
「じゃあ行ってくるよ!!」
手を振って、意気揚々と南家の方向へ駆けていくマコトを見送る顔はどことなく寂しげ。
(そうか……わたし、マコトくんのこと、いつのまにか好きになっていたんだ)
しかし、それはもはや遅すぎた自覚だった。
マコトの気持ちは別のところにあり、しかもこれからそれを相手に告げようとしているというタイミングだ。
これ以上の皮肉な形で、心の中に芽生えた感情を自覚するがあるのだろうか。
「…………」
遠ざかっていくマコトの後姿を内田はただ無言で見送っていた。
150黒い人:2008/04/14(月) 01:07:03 ID:RUpSRrRL
『ピンポーン♪』
「はいはい、今出ますよーっと」
所は変わって南家。突然の来客に対応するため、カナは学校帰りの制服姿もそのままに玄関に向かっていた。
「どちらさまー……って、マコト?」
「…………」
ドアの前で無言で仁王立ちしていたマコト。
その普段のどこか抜けたような陽気さとは裏腹の深刻そうな面持ちに、カナは一瞬ただならぬものを感じたものの、
「お前、どういう了見で、その姿でウチにやってきた?」
胸を張って見下ろすように言い放つ。
「どういう了見って……」
「大方ハルカ目当てだろうが……私は自分の後輩の『マコちゃん』だったら、中に入れてあげないこともないが?」
カナがこういうことを言ってくるのはマコトの予想の範囲内だった。しかし、マコトもここで退くなら、最初から来てはいない。
「頼むよカナ……ちょっとだけでいいから、中に入れてくれないかな? ハルカさん、いるんでしょう?」
「確かにハルカはもう帰ってきてるけど……お前な、今日はチアキがいないからいいけれど、
 もしいたら『マコト』は四の五の言わず追い出されてるんだぞ?」
チアキが運動会の実行委員か何かの仕事で、今日は遅れて帰ってくることもマコトは計算に入れていた。
本人には悪いが、これから自分がしようとしていることを考えると、ハルカを溺愛するチアキはこの場合どうしても邪魔な存在だからだ。
「それはわかってるけどさ……こればっかりはゆずれないんだ!! 頼む、カナ!! 中に入れてくれっ!」
尋常でない勢いで、己の服に掴みかかってねだるマコトに、さしものカナもたじろいだ。
「わ、わかったよ……! でもお前、チアキが戻る前に帰った方がいいぞ?」
「……! ありがとう!!」
あまりの剣幕に戸惑うカナを玄関に残し、マコトは一目散に居間に向かった。
「おじゃまします……って、あれ?」
マコトがそこで見たのは、まるで力尽きたかのようにうつ伏せになって寝転がっているハルカの姿だった。
「ああ、お前は知らないのか。ハルカはな、基本怠け者なんだ。
 今日も帰ってきたと思ったらロクに着替えもせず、そのままバタンキューだよ」
背後から顔を出したカナがそう解説するものの、別にそんな意外な一面を見てしまったからと言え、気持ちが醒めることもない。
「おーい、ハルカ起きろー、お客さんだぞー」
カナが肩を三、四度ゆらすと、「ぅん……」と初心な少年には色っぽく聞こえてしまうような吐息と共に、ハルカが身体を起こした。
151黒い人:2008/04/14(月) 01:08:18 ID:RUpSRrRL
「!!!!」
ハルカの姿を正面から見た時、マコトの身体が固まった。
あろうことかハルカの制服の前は猥雑にはだけ、緩められたタイ、真っ白なシャツの奥に僅かに下着のピンク色が見えている。
更に目を凝らすと、微妙に胸の谷間まで見えて……
「あらら、おいハルカ、前、前……!!」
「ぅ……ん……え? ああっ!!」
カナの声にハッとしたように覚醒したハルカは慌てて胸元を隠した。
「いつ客が来るかわからないんだから、いい加減中途半端に制服脱いだまま寝るのやめろよなー」
カナに咎められ、ハルカは決まりが悪そうに笑いながら、
「あはは……で、君は確か……チアキのクラスメートの……」
「マコトです!!」
即答する。よく考えてみれば、『マコト』としてハルカさんと対峙する機会なんて、いつ以来だろうか。
現にハルカさんは自分の存在を覚えていなかったようだ。それでも、
(ここで退くわけにはいかないよな……ええーい! もう当たって砕けろ……って砕けちゃダメだった……あーもう!!)
マコトはキッと口を結び、真っ直ぐにハルカの顔を見つめた。
(ここは内田の言っていたことを思い出すんだ……!)
「えーっと、チアキは今日は遅くなるみたいだけど……もしよかったら戻るまでお茶でも……」
「ハルカさん!!!」
気遣いの提案を遮り、大声で叫んだマコトにハルカも、傍らで様子を見守っていたカナも驚いたように身体を震わせた。
「聞いて欲しいことがあるんです!! オレは――――」
152名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 01:08:33 ID:9WayoaRW
wktk
153黒い人:2008/04/14(月) 01:08:39 ID:RUpSRrRL
「はぁ……マコトくん、どうなったかな……」
その夜――内田はベットに寝転がり、天井を見つめるとそう一人呟いた。
未だ十年ぽっちの短い人生の中でとはいえ、一世一代の大告白。
内田はその顛末がどうなっているのか気になって仕方なかった。
「やっぱり……難しいのかな……」
正直に言って、内田はマコトの告白が実らないことを少しだけ期待していた。
それは勿論、自分がマコトのことを好きになっていると気づいたから。
が、肝心のマコトの気持ちはどうなのか。例え今回その想いが成就しなかったとしても簡単に諦めてしまえるのだろうか。
そしてその気持ちが自分の方向へ向くことがありうるのだろうか。
否、それは考えられない。
告白へ向かう直前、あの普段のマコトからは想像できない真剣そのものだった様子を見ている内田にはそれは自明だった。
それに、だ。例ええ今回その想いが成就しなかったとして、それから自分はどうするのだろうか?
自分に恥も外聞も捨て、想いを告げるだけの勇気があるのだろうか?
そもそも想い人が失恋した隙を見て……というのはズルいのではないか?
「もう……わからないよ〜……」
とにかく、内田の頭の中ではそのようなことばかりがグルグルとゴチャゴチャの螺旋を描いて走り回り、
ただただ寝返りを打ち、枕に顔を埋めて低く唸ることしかできない。
是、まさに恋を知ったばかりの少女にとってあまりに難問。
そして最も大事なこと。
その告白の行方がどうなるかに関わらず、頭を占めるのはあのマコトの真剣さだ。
つまりそれは、マコトの心の中に自分という存在はいないわけで――。
所詮は『頼りになる友達』程度の認識しかないわけで――。
その事実は、少女の心にはあまりにも重すぎた。
「こんなことなら……最初から相談になんか乗るんじゃなかったな……」
全てはボタンの掛け違いか――。
「でも……しばらくの間、マコトくんと一緒に帰ったり、一杯話したりして……」
楽しかった。その時はまだ自分の気持ちに気付いていなかったとはいえ、それだけは確か――。
「…………」
だが、それだけに今の気持ちは切なすぎる。こんな痛み、クスリや医者じゃ治せない。
「……ぅ……ぅぅ……ぅぅぅ……」
その夜、内田は枕を涙に濡らした。
154黒い人:2008/04/14(月) 01:09:06 ID:RUpSRrRL
翌日。
目の下に派手なクマを作りながらも何とか登校した内田を待っていたのは、主のいないマコトの席だった。
周囲は元気の塊のようなマコトでも珍しく風邪でもひいたのだろうと気にとめることもなかったが、内田は違った。
そしてその嫌な予感が的中したと知ったのは、放課後だった。
「おい、内田――」
振り向くとそこにいたのはチアキだった。
「お前、昨日マコトのやつと一緒に帰ってたよな」
「うん、そうだけど……」
「担任の先生が様子を伺いにマコトの家に電話をしたらしい。
 そしたらマコトの母親が言うに、アイツ今日は普通に家を出ていたそうだ。さっき職員室で偶々その話を聞いた」
「え」
内田は背筋に氷柱を挿し込まれたような錯覚を感じた。
「お前、何か知らないか?」
「…………」
無言で固まる内田に、チアキは「ダメだこりゃ」と溜息をつくと、
「カナに聞いたんだけど、アイツ、昨日私がいない間にウチに来てたらしいんだ。
 まったく……バカ野郎は人に心配をかけることにかけては一流だよ。ウチにも一人いるからわか……って、おい内田?」
チアキが言葉を終える前に、内田は弾かれたように教室を飛び出していた。
155黒い人:2008/04/14(月) 01:09:53 ID:RUpSRrRL
以上です。

前回から間が開いてしまいましたが、次は早めに投下できると思います。

それではおやすみなさい。
156名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 01:13:17 ID:9WayoaRW
なんという引き…
これわ続きをwktkせざるおえない
157名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 04:42:01 ID:UqMvS8Lz
マコト…一対何があったっていうんだ!?
158名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 05:18:32 ID:dQiuJV1x
続きが気になりすぎて、筆記試験が手に付かなくなりそうです…
続きを楽しみにしてますぜ!
159名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 12:25:57 ID:QtCIrLLs
GJJ!!
早く続きをよこしなさいよ!!ww
160名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 12:47:33 ID:DFyIcmtH
くろおかも大好きだったけどこれもGJ過ぎる。続きが気になり過ぎて手が震えてきた
161名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 13:06:09 ID:jbeUjflE
最近、原作よりもこの野郎氏のハル×マコが楽しみでしょうがないw
162名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 19:07:08 ID:SBCjeOFe

ここはやっぱりシリアスというかマジものは嫌われるのでしょうか?
68とか140みたいな。
163:2008/04/14(月) 19:19:41 ID:eHiMdDJd
感想くれるみなさん、ほんとにありがとう!
やる気沸いてきますよ(`・ω・)

久しぶりに投下…

>>162どうだろう。俺のも結構暗いし…
164:2008/04/14(月) 19:20:53 ID:eHiMdDJd
『染』

昨日まで降り続いた雨は嘘だったかのように止み、今日は朝からからりとした天気だった。
俺は額の汗を拭い、胸元にばさばさと空気を送り込みながら、コンビニに買い物しに入った夏奈を待っていた。

この前に比べ、夏奈は目に見えて元気になった。
春香さんと千秋ちゃんが帰ってきたそうだ。


汗で背中に張り付くシャツに不快感を覚えながら、うっすらと裾の白む青空を眺めた。

自動ドアが開き、買い物袋を下げた夏奈が現れた。

「待たせてごめんね」
「ううん。何買ったの?」

「…知りたい?」

夏奈が俺の顔を覗き込む。

「え?う、うん…」
「生理用品」
「うぇっ!?ご、ごめんっ!」
「ふふ、嘘だよ」


桜並木の通りを、二人並んで歩く。
桜は疾うに、散っている。

歩調と同じリズムで揺れる夏奈の髪。
時折ぶつかる肩から伝わる暖かさ。
手を伸ばせばすぐ触れられる位置に手があった。

本当に、幸せな時間だった。
こんな時間がいつまでも続いて欲しい。

ユートピアに旅立とうとしていた意識は、不意に掛けられた言葉で現実に引き戻された。

「ねぇ藤岡、公園寄って行かない?」
165:2008/04/14(月) 19:22:28 ID:eHiMdDJd
公園に着いた俺達は、木陰のベンチに腰を下ろした。
木漏れ日が斑模様をつくる。

「今日は暑いな〜」
「そうだね」

直射日光を浴びながら砂場で遊ぶ子ども達を見て、昔は俺もあんなだったかな、などと思う。

「はい、これ」
「冷たっ!」

自分用にプリンを持った夏奈が、俺の頬に缶ジュースを押し当ててきた。

「あ、ありがと」


他愛ない話をぽつぽつと交わす。
冗談話や昨日見たテレビ。
くすくす笑ったり、驚いたり。
ふと見せる表情が、俺の心の中に暖かく染み渡った。

「南」
「ん?」
「俺、今…ほんとに幸せだ」

「…そう」

夏奈は微笑んで、プリンを一口頬張った。


そよ風に運ばれる夏奈の髪の香り。

――突然、頭の中に先日の情事がリフレインした。
夏奈の匂い、喘ぎ、湿った肌の感触。愛蜜の味。

先程と違う意味の汗が頬を伝った。

「藤岡?」

「え…」

夏奈は意識を確認するかのように、目の前で手を振った。

「どうした、プリンなんかじっと見つめて」
「あ、いや…」

くそ、何でこんな時に思い出すんだ…
166:2008/04/14(月) 19:23:25 ID:eHiMdDJd
「あぁ、プリン食いたいのか?」
「えと、その…」

正直に話す訳にはいかないので、答えに詰まる。
夏奈がまた一口プリンを頬張った。

何か、別の話題を振ろう…

何か…え…?


一瞬、何が起きたのか理解できなかった。

カップはそこにあるのに…唇に甘いプリンの味――

…これ…は…

触れた唇から、夏奈を感じた。
初めて、だった。

「…ん…」

驚きで強張った俺の唇を、柔らかな夏奈の舌がこじ開ける。

「…んぅ…」
「ん…ちゅ…」

絡まり合った舌と舌が、不思議な感触だった。

ドロドロになったプリンと唾液が混ざったものが、俺の口の中に流れ込んでくる。
ごくりと音を鳴らし、嚥下した。

唇は一度離れ、また何度も求め合った。
長く、深く。
167:2008/04/14(月) 19:24:25 ID:eHiMdDJd
夏奈と交わる度、頭の中がぼんやりと白くなってゆく。

理性が収縮していくのがわかる。

「…はぁ……南…」

最早、感情を押し止めることができない。
欲と本能が俺をつき動かす。

「南…南…!」

「え…ちょ……っ!」


俺は両掌で夏奈の柔らかい胸を包み込み――


瞬間、何か強い力で突き飛ばされ、強かに腰を打った。

「い、痛っ!……南…?」

見上げると、夏奈の冷ややかな視線が俺を射抜く。

先程までの暖かい気持ちが、一瞬で凍り付いた。

「…最低」

「え…?」

気付くと、何人かの小学生くらいの子どもが、唖然とした表情でこちらを見ている。


――やって、しまった…


背を向けて去っていく夏奈を、呆然と眺めていた。


いつの間にか、空は灰色に変わっていた。


季節の変わり目。


天気は不安定だ。
168:2008/04/14(月) 19:26:41 ID:eHiMdDJd
以上です…

続きは制作中です(´・ω・)

投下はいつになるか…
169名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:48:02 ID:gA8mKZke


つづきもたのむ
170名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:26:38 ID:498i82O4
わっふるわっふるうううううううううううううううううう
171名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 03:31:47 ID:p852b4oY
>>168
乙J
カナがツンデレすぎるw


>>162
>>68のはちょいとどうかと思うけど、>>140とかは良いんじゃないかな?
ただ、ここはエロパロスレだから、多少は話にエロ・パロ・純愛・萌え等が無いと、反応は微妙じゃないかな?
172名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 03:53:54 ID:niLFTlB2
>>162
>>171にほぼ同意。
エロパロスレであることはお忘れなく。

シリアスものというかどうかわからないけど、レイプものとかはあり得なくはないんだよねえ?
受け入れられるかどうかは内容に依るだろうけど。
173名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 03:56:38 ID:HWlLgkBf
ようは、読者を納得させる展開なら無問題なわけだよな
苦手なジャンルがあるって人もいるだろうから、NG出来るような措置はとっておくべきだよな
174名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 04:27:24 ID:wThil8uU
系さん乙かれさま&GJ!


>>68はねぇ。今のレベルじゃ神コテの集うこのスレで投下しても恥かくだけ
より一層の精進をして出直してくるといいよ。正直文章が拙すぎて読んでるこっちが恥ずかしくなってくるんだ
175名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 05:29:29 ID:BTLjBeuI
みなみけは、内容が内容だけに、レイプ物は微妙だよね。
176名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 12:05:08 ID:Ebr3acTw
名作「くろおか」くらいが限界かなぁ。
どなたか「くろまこ」に挑戦してもらいたいとも思うけど。
177名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 15:00:04 ID:b/Sq3Nsk
フト思ったんだがマコトの時は少年らしい体格なのに
マコちゃんになると途端に体型がチ○ポが付いてるだけの女の子しか見えないんだよね
178名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 15:43:14 ID:p852b4oY
あのヘアピンを付けると変身するんだよ。
もちろん男の象徴が無くならないのも仕様です。
179名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 18:54:37 ID:56pHKG1s
あんなに可愛い子が女の子な訳無いじゃないですか
180黒い人:2008/04/15(火) 23:57:22 ID:FkLgkJ8g
>>154
の続きです。

11レス借ります。
181黒い人:2008/04/15(火) 23:58:27 ID:FkLgkJ8g
内田はここ数日の間、マコトと共に歩いた通学路を、息を切らせながら走っていた。
(まさか……マコトくん……)
思い出したように立ち止まり、辺りを見回すもマコトの姿は見えない。内田は焦る。
マコトは学校を休んだ。しかも無断で、となれば思い当たる理由など一つしかない。
きっと告白が上手くいかなかったのではないか。
そしてそのショックで……。
頭の中に過ぎるのは嫌な想像ばかりだ。
(早く探さなくちゃ……)
息を整え、また走り出そうとした時、
「おー、内田じゃないか。そんなに急いでどうしたんだ?」
背後から聞きなれた声がする。同じく学校帰りのカナだった。
「あ、カナちゃん! マコトくん見なかった!?」
内田は直ぐに昨日の状況を知るであろうカナに迫った。
「マコト? いや見てないけど、そう言えばアイツ昨日ウチに来たんだよ。
 それも珍しく女装もせずに」
「その時何かなかった?」
「ん? ああ、そうなんだよ。アイツ、強引にウチにあがってきたと思ったら、
 あろうことかいきなりハルカに告白したんだよ! びっくりしたな、あれには」。
「やっぱり……」
「あれ? 内田、お前知ってたのか? ああ、お前も一枚噛んでいたというわけか」
「で……どうなったの?」
「ああ、見事に砕けたよ。こう言うのもなんだが、清々しいくらいの砕け方だったさ」
――やはり。内田の頭の中に、張り切ったマコトの顔が浮かんだ。
「で、どうしたんだ? まさかハルカに振られたショックでマコトが今日学校に来なかったとか?」
カナにしては鋭すぎる指摘だった。
「まあ大丈夫だと思うぞ。マコトもスッキリしたような顔してたし。
 帰り際に声かけたけど、そんなに気落ちしたような素振りはなかったけどなぁ。
 それに、ハルカも最初はびっくりしてたけど、ちゃんと大人な対応してたし」
182黒い人:2008/04/15(火) 23:58:50 ID:FkLgkJ8g
そんなカナの台詞を聞いて内田は思う。
大丈夫なわけはない。カナにそう見えたのはマコトがその場では虚勢を張っていたからだ。
振られたからとはいえ、ハルカの目の前で落ち込んだりするのは、マコトの男としての意地が許さなかったのだろう。
「まあ内田からもマコトには気を落とすなって言っとい……って、おーい」
カナの台詞を最後まで聞き終えないまま、内田はまた走り出した。
カナはああ言っているが、内田にはマコトの今の気持ちが手に取るようにわかっていた。
失恋の痛みはとてもじゃないがへらへら笑って看過できるようなものではない。
内田にはそれがよーくわかっている。
「……だって、わたしだってそうだったんだから」
そして体育のマラソンでもここまではないというくらいに走りに走り、
町中を探し回った挙句、内田はついにマコトの姿を発見した。
マコトは近所の子供達の憩いの場所となっている小さな公園のベンチに腰を下ろしていた。
俯き加減にじっと地面だけを見つめているその様子は、決してアリを観察しているわけではない。
遠目からでもマコトがどうしようもないくらいの負のオーラを発しているのが内田にはわかった。
「――マコトくん」
「ん? ああ、何だ内田か。どうしたの?」
近づいて声をかけると、マコトはぼーっと気の抜けた面持ちのまま反応した。
「どうしたの? はマコトくんの方だよ。今日学校に来なかったでしょ?」
「ん……朝起きて家を出るところまではいったんだけど、どうしても行く気になれなくてさ」
「それで今日はずーっと公園に?」
「うん……」
「…………」
「…………」
183黒い人:2008/04/15(火) 23:59:43 ID:FkLgkJ8g
二人の間に気まずい沈黙の空気が流れる。
そこで内田は自分からそれを口に出してもいいものなのか、確信が持てなかったが、意を決して、
「カナちゃんから聞いたよ……」
と、だけ言った。マコトもそれだけで全てが通じた。
「そうか。まあ聞いたとおりだよ。見事に振られちゃったよ」
はは、と自嘲じみた笑みを浮かべながらそう言うマコトだが、内田にはその顔が泣いているようにしか見えなかった。
「最初からわかってはいたんだけどなぁ。ハルカさんからしたらオレなんてただの子供だし。
 それでもハルカさん言ってたよ、
『ごめんなさいね。今のマコトくんをそういう風に見ることは出来ないわ。
 でもマコトくんがもう少し大きくなって、それでもまだ私を好きでいてくれるなら……』
 ってさ。優しいよなぁ」
しみじみと語るマコト。
「で、きっとオレ、その時はとんでもない落ち込んだ顔してたんだろうなぁ。
 慌てて『これからもチアキと仲良くしてあげてね。遠慮なくウチに遊びに来てね』だってさ」
ハルカはきっと、マコトを傷つけないようによかれと思ってそのような優しい言葉をかけたのだろうが、
逆にそれがマコトにはキツかったらしい。
「はぁ……」
小さく溜息を吐くと、また地面だけを見つめて黙り込んでしまった。
内田は今ならばこのマコトの気持ちがよーくわかった。
想い人の心の中心に、自分が滑り込む僅かな隙間すら残されていないと知れば、まさに見えるもの全てが憂鬱の色を帯びる。
だからこそ、そんなネガティブな感情に埋め尽くされた世界に『他人』が入り込む隙など無いし、何を言われようが聞こえやしない。
それでも内田は声をかけずにいられなかった。
「なんて……告白したの?」
184黒い人:2008/04/16(水) 00:00:07 ID:fqNkC5Ra
少しだけ時は遡り、一昨日の放課後。
「うん、あのね、わたしは――」
「わたしは?」
「ハルカさんのことが好きなら、ただ『好き』って、それだけ言えばいいと思うな」
「ええーっ!?」
マコトは内田の口から出た言葉がすっかり信じられないという風に、オーバーアクションでのけぞってみせた。
「ちょ、内田さぁ、いくらなんでもそりゃないよ〜。
 気の利いたグッドバイブレーションでハイパーブローな告白方法を考えてくれるって言ったじゃないか!?」
「だからね、ずーっと寝ないで考えたんだよ、これでも」
「へ?」
マコトはまた思い出す。そう言えば今日も内田は授業中にウトウトと睡魔の舟を漕ぎ出し、教師に咎められていたではないか。
「考えた結果、一番いいなって思ったのがこれだったんだ」
「……そうなのか。いや、でも、それは、さぁ……」
いくらなんでも単純すぎやしないのだろうか――マコトはそう考えた。
すると内田は、マコトの顔色を窺うようにしながらも、はっきりと言った。
「わたし思ったんだ。こういうことはへんに飾った言葉やシチュエーションにこだわるんじゃなくて、
 気持ちをありのままに伝えたほうがいいんじゃないかな、って」
「うーん、そういうものなのか?」
「うん。それにマコトくん言ってたじゃない。『内田がもし告白される立場だったら、どういうのが一番嬉しいか』って」
「つまり、内田ならそういう風にありのままの告白されるのが一番ってこと?」
まるで自分の性癖を晒してしまったかのような気恥ずかしさに頬を少し染めつつも、内田は小さく頷いた。
するとマコトは顎に手をあて、瞑目したまま何事か考え込むかのように「うーん」と数秒唸り続けると、
突然ガシッっと両手で内田の肩を掴み、その瞳を凝視すると、
「あなたのことが好きです!! オレと付き合ってください!!」
これ以上ないくらい真剣な面持ちでそう言い放った。
「え」
驚いたのは内田の方だ。あまりに突然なことに声も出ない。するとマコトは、
「……うん。確かに何かオレにはこれが一番あってるかも」
(……なんだ。ためしにわたしの言うとおりにやってみただけなのか……。てっきり本当に……)
少しだけガッカリした内田の晴れない気持ちのみを残して、その日の二人のやり取りは終わる。
185黒い人:2008/04/16(水) 00:00:43 ID:FkLgkJ8g
そう……本当にわたしの言った通りにハルカちゃんに告白したんだね」
マコトから告白の一部始終を聞き、内田は一昨日のやり取りを思い出していた。
「でもさ、内田の言うとおりだったよ。へんにごちゃごちゃ考えて告白するより、
 ああやってただ自分の思ったことをまっすぐに伝えたほうがスッキリしたよ。振られちゃったけどさ」
そう言って顔だけを内田のほうに向けて力なく笑って見せたマコト。それは見るからに痛々しそうな笑みだった。
そんなマコトを見て、内田はどうにも堪らなくなっていた。
せき止めていたものが、堤防を突き破って一気に溢れ出ててきそうだった。
「ハルカちゃんに振られちゃったのは残念だったけど……マコトくんならそのうちいい子が見つかるよ」
流石に「忘れてしまえ」とも言えるわけがない。
「そうかなぁ……」
事実、そんな生返事のマコトがいくら何でも昨日の今日で、ハルカのことを諦めて忘れられるわけなどないのは内田にもわかっていた。
「そうだよ。マコトくんはさ、女装しても誰も気付かないくらいだし、きっと基本的に顔はいいんだよ」
「あれはなぁ……」
「だって知ってる? うちのクラスでもマコトくんのこと『カッコイイ』って言ってる子いるんだよ?」
「え、うそだろう?」
「うそじゃないって、本当だよ? もしかしたらこれからマコトくんのことを好きになってくれる子がいるかもしれないよ?」
「まさかぁ……オレなんてチアキに顔すら認識されてないんだぞ?」
そこまで来て、とうとう内田には我慢の限界が来てしまった。
(――あ、わたし、もうダメだ……これ以上……)
そして、とうとうせき止めていたはずの想いが堤防を決壊させ、溢れてきてしまった。
「……そんなことないよ。わたし、マコトくんのことが好きな女の子、一人だけ知ってるよ?」
「内田……なぐさめてくれるのはありがたいけれど、無理しなくていいよ」
「別に無理なんか!」
「オレはさ、結局ハルカさんにただの子供としか見られてなかったわけだ。それもそうだよなぁ。
 ハルカさんのことを好きになったはいいけど、今までずーっとオレは『マコちゃん』として自分の姿を変えでもしないと、
 ハルカさんに会うことすら出来なかったんだから。情けない話だけど、考えが甘かったよ」
186黒い人:2008/04/16(水) 00:01:12 ID:fqNkC5Ra
失恋の痛手を味わったばかりで、多少自虐的になるのは致し方ないところだが、
内田はマコトのそんな言い分に、反論したくて仕方なかった。
だって内田は知っているのだ。マコトの良いところを、いっぱい。
好きな人のためなら女装も厭わないその真っ直ぐさを。いつも明るく元気なその純粋さを。
そして何よりも自分などを『一番信頼できる』とまで言ってくれたその優しさを。
そんなマコトのことを想うに、内田はもう我慢が出来なかった。軽く、涙まで出てきた。
「だからさ、そんなオレのことを好きになるヤツなんかいるわけ……」
「いるもんっ!!」
「へ?」
あまりの剣幕で叫ぶ内田に、マコトは心底驚いた。
「ここにいるもんっ!!」
そして内田のその台詞を聞いて、今度は数秒思考が停止した。
「ここにって……どこに?」
辺りを見回すマコトだが、それらしき女子の姿などどこにも見えない。
例外で一人、目の前には何故か目に涙まで溜めて、小さく身体を震わせながら、どことなく頬を赤らめさせた内田がいるだけ。
「……って、もしかして……えええーーーーーっ!!??」
今度はマコトが叫ぶ番だった。
いくら何でも失礼な反応ではあるが、今はそんなことも気にならなかった。
「……にしたっていくらなんでも……内田が……オレを……なんで……っていうか突然すぎて何がなんだが……」
マコトは混乱している。メダ○ニがよく利いたモンスターだってもうちょっと理性を保っているだろうほどだ。
そんなマコトを見て、内田は決意する。
こんな曖昧な伝え方ではダメだ。自分がマコトにアドバイスしたように、真っ直ぐに気持ちは伝えないと相手には届かない、と。
そして、
「わたしはマコトくんのことが好きなのっっ!!!」
「……えええええええーーーーーーっ!!??」
しかし、返ってきたのはやはり事態を認識しきれぬマコトの叫びであった。
187黒い人:2008/04/16(水) 00:01:56 ID:FkLgkJ8g
「内田、落ち着け!! もしかして昨日食べたアイスが当たったのか?
 それとも今日の体育の時間に鉄棒から落ちて頭を打ったのか?
 ああ……こういう時は素数を数えるといいって前にカナが言ってたぞ?
 ほうら、一緒に……2、4、6……」
「わたしは正気だよ……っ」
即座にそう返され、たじろぐマコト。ちなみに素数を間違えて認識していることには勿論両者とも気付かない。
「わたしは……本気でマコトくんのことが好きなの……っ」
ここまで言われると、マコトには返す言葉がない。もはや内田の言葉を認めるしかない。
「本当なのか……?」
内田はコクコクとリスのように小さく頷いた。
「……なんで?」
これまたデリカシーのない質問だが、
「そんなの……理由なんて言い切れないくらいに」
内田はあっさりと恥ずかしげもなく言った。
「……………」
すると、それっきりマコトはまた黙り込んでしまった。
内田は思った。もしかするとマコトは気を悪くしたのだろうか?
よく考えれば、マコトが失恋したこのタイミングで告白というのは、いくらなんでもずる過ぎるのではないだろうか。
人の弱みに付け込んでしまったみたいで、内田はどうしようもなく怖くなってきた。
もしかすると、マコトが次に口を開いた時に出てくる言葉は拒絶かもしれない。
自分はなんていう時に想いを打ち明けてしまったのだろう。せめてもう少し我慢できなかったものか。
いや、我慢など出来ない。自分の気持ちに気付いた途端、相手が自分以外の人のことしか見ていない事実に気付かされ、
まるでその焦りに突き動かされるように自分の気持ちを吐き出したくなった衝動、それは止めるべくもないのだ。
そんなことを思えば思うほど、内田の瞳からはざーざーと滝のように涙が溢れてくるのであった。
と、マコトはすっと内田にハンカチを手渡した。
「ほら、とりあえずこれで顔を拭きなよ」
言われるがままにハンカチを受け取ると、マコトがぽつぽつと語りだしだ。
188黒い人:2008/04/16(水) 00:02:22 ID:fqNkC5Ra
オレはさ、初めてハルカさんと会った時からもう好きになってたんだ。オレの初恋だよ――」
内田はビクリと身体を震わせた。「今でも好きなんだ。だから内田の気持ちは……」――と続くと思ったからだ。
しかし、マコトの様子は違った。
「それこそ、ハルカさんに会うためだったら女装して『マコちゃん』にでもなったよ。
 この隠し切れぬダンディズム溢れる俺が、だよ?」
色々と矛盾を感じる発言だったが、勿論内田にそれに突っ込む余裕などない。
「それくらいに好きだったんだ――でもさ……」
その時、内田はマコトの顔が自分と同じように少しだけ気恥ずかしさに染まっていることに気付いた。
「おかしいんだよ。最初はたとえ振られたって、この気持ちは覚めることないぞ! って、思ってたのに……。
 今の内田を見ていたらさ、なんか……」
マコトはふるふると首を振り、頭を抱えて苦悩を表現している。
そして内田はそんなマコトの姿を見て、冗談でなく、目の前に光が差したような気がした。
「あーっ!! ほんとうはこんなのいけないって……だめだってわかってるんだけど……、
 さっきの内田の言葉聞いたら……なんかオレ……って、あーっ!! やっぱりオレは薄情モノなのか!?
 お前だってこんな薄情なヤツ、嫌だろう!?」
そんな軽く故障し始めたマコトに、内田は飛びついた。
嫌なんてことはない。正直言って嬉しくて仕方なかった。
「……っ!! オイ! 内田、おま……」
「全然、嫌じゃないよ」
「へ?」
「全然、嫌じゃないよ。むしろ嬉しい――」
マコトは自分のことを拒絶しなかった。それだけで内田は天にも昇りそうな気分だった。
かくして、内田に芽生えた小さな恋心は、潰えてしまうことなく実ったのであった。
189黒い人:2008/04/16(水) 00:03:09 ID:fqNkC5Ra
「う、内田、いい加減離れてくれないか……。
 こんなところもしも学校のヤツに見られたら恥ずかしいし、それにちょっと重い……」
「む。いくらなんでも女の子に重いってひどいんじゃないのかなー? それは減点だよ?」
「あ……」
いつの間にやら、いつもの調子取り戻した風に言う内田にマコトはバツが悪そうに顔をしかめた。
「でも……恥ずかしいってことは意識してくれてるってことだし、ちょっと嬉しいかな……」
「バ、バカっ! 何言って……」
「バカって酷い。また減点ー。そんなこと言うならわたしも何度でも言うよ?」
「え?」
「わたしはマコトくんのことが好きです――」
「――――ッ!!」
瞬間、タコのように顔を茹で上がらせるマコト。
が、急にまた真剣な面持ちになったと思うと、
「そうだな。『気持ちは真っ直ぐに伝えなきゃダメ』だもんな――。
 でも、今のオレじゃ内田に対して堂々と好きと言えない」
「え?」
「正直、オレはまだ完全にハルカさんのことを吹っ切れたわけじゃないみたいだ。
 だからそんな中途半端な状態じゃ、内田の気持ちに応えるわけには……」
そう言って、悲しそうな顔をしたマコトだったが、実は内田にはその言葉が嬉しかった。
それが、何よりも自分の気持ちを真剣に捉えてくれている証拠だからだ。
「ううん。別にいいよ。マコトくん、あんなにハルカちゃんのこと、好きだったもんね」
「ん、ごめんな」
(それに、だったらマコトくんが完全にわたしのことを好きになってくれるように、わたしが頑張ればいいだけだから……)
「でも、内田のこともオレは真剣に考えるから、少しだけ待ってくれると……」
「うん」
内田にはそれで十分……なはずだったが。
(でもやっぱり……)
ここにきて、変な悪戯心が湧いてきてしまった。
190黒い人:2008/04/16(水) 00:03:30 ID:fqNkC5Ra
「しかし驚いたな……まさか内田が……ああ、こんなことカナなんかに知られたら絶対オモチャに……」
あらぬ方向を見つめ、ぶつぶつと何事かを嘆いているマコトに、
「マコトくん――」
「え?」
振り向いたその隙に、
「――――!!」
内田はマコトの唇に己のそれを触れさせた。
「ーーーーーーーーーーーーーッ!!!! う、内田!! 今、何を……ッ!!」
時間にして数秒にも満たぬフレンチキスだったが、その感触は両者とも確かに唇に残っていた。
そして内田は悪戯っぽい笑みを浮かべ、こう言った。
「マコトくんの初恋はハルカちゃんに取られちゃったけど、ファーストキスはわたしのものになったね♪」
その時のマコトの顔は、もはや完全なタコであった。無論、そう言う内田自身の顔色も似たようなものだったが。
「それじゃ、折角だし一緒に帰ろっ?」
「……あ、ああ」
191黒い人:2008/04/16(水) 00:04:11 ID:FkLgkJ8g
その後、帰途をマコトと共にしながら内田は思った。
よく考えるとマコトの初恋は残念ながら実らなかった。
それに比べて自分は、初恋が成就する可能性をまだしっかりと残している上に、
ファーストキスまで意中の相手に捧げることが出来てしまった。
これは少し不公平なのではなかろうかと。
(マコトくんには少し申し訳ないかな……?)
少しだけそんな罪悪感も浮かんだものの、いつの間にやら自然とマコトと繋いだ手の暖かい感触を思うたび、
結局それもどうでもよくなってしまう、幸せな内田なのであった。

さて、二人の恋模様がどうなっていくのか。
それは誰にもわからないが、内田の幸せそうな顔と、マコトの気恥ずかしそうながらもどことなく満更でもない顔を見れば、
その前途もなかなかに明るいものだと、そう結論付けていいのではなかろうか。

そして、全くの余談ではあるが、善良な一市民としては二人がくれぐれもどこぞの蹴りが得意な黒番長の毒牙などにひっかからず、
すくすくと小さな愛を育むよう祈らずにはいられないのであった。

終わり
192黒い人:2008/04/16(水) 00:05:47 ID:fqNkC5Ra
以上です。

個人的にはエロのない、黒くない話を書くのも楽しかったです。

感想くれた方、ありがとうございました。
193名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:30:42 ID:SI3P/S6d
吉野→シュウイチ×チアキを書こうと思ってたら、どこかでカナ×藤岡に変わりました


卒業式ネタってありすかね?基本的に中身と外見は変わらないだろうけど、中3のカナ……
194名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:34:24 ID:1h5Q6jAZ
>>192
GJ!
この二人は黒岡に目をつけられないことを切実に願うぜw
195名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:37:43 ID:TcIIF5Dk
うう…GJです…
ジーンときてしまった
196名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:41:05 ID:vIU3K/Sf
>>193
G・J!

>>193
さぁ書くのだ
197名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:50:41 ID:8AQ0E7IJ
>>192
GJ!!前回の続きが気になりまくってたんだ!
甘酸っぱいよ、甘酸っぱいよ!!
とにかくマコちゃんが生きてて良かったw


そんな最中、上のレスを見たら、レイプやらマコちゃんの話やらで盛り上がってたから、
マコ×ハルカを放置して、ハルカ・マキ・アツコ×マコの逆レイプものを書いてたオレ。
窓から飛び降りたくなったww

とてもじゃないけど、こんな青春真っ只中のいい話の後に投下できねぇよ!!
ちょっと出直してくるww
198名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:52:50 ID:vIU3K/Sf
>>197
どんまい
199名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 14:15:25 ID:8AQ0E7IJ
>>192もう一度読みなおしたけど、やっぱり
>>186内田の「ここにいるもんっ!!」 に萌えてしまった。
改めてGJすぐるww
200この野郎:2008/04/17(木) 00:04:04 ID:Jl+WD86t
マコ×ハルカ書いてる途中にも関わらず、マコちゃんを虐めたくてカッとなってやった。
今でも後悔はしていない。

6レス貰います
201マコちゃん虐め:2008/04/17(木) 00:05:39 ID:Jl+WD86t
4月某日、カナに呼び出されて南家にやってきたマコちゃんは、窮地に立たされていた。
呼びだしたカナが、千秋と一緒に藤岡の家に遊びに行っていたとか、そんなちっぽけな事ではない……
この日、南家にはハルカの他、友人のマキとアツコが遊びに来ていて、
せっかく来たのだから……とハルカに言われ、マコちゃんは一緒におやつを御馳走になろうとしていた。

台所へケーキを取りに行ったハルカの背中に見とれ、マコちゃんはほんの少し油断をし、
こともあろうかワンピースを着ているにも関わらず、あぐらをかいて座ってしまっていた。
そして正面に座っていたマキが不思議な事に気づく。
(――あれ? 女の子なのにトランクス??)
気になったマキは、マコちゃんのスカートの中を凝視。ハルカに夢中のマコちゃんはそれに気づかない。
そしてマキついに気づいてしまう。トランクスの隙間から見える男にしか付いていない筈のソレに。

「あ……あんた、男の子だったの?!」
マキの驚きの声。ついさっきまで赤らめていたマコちゃんの顔は、みるみる真っ青になっていく。
「またバカなこと言って。……はい、ケーキ持って来たわよ」
台所から戻ってきたハルカはマキの冗談だと思い、机にケーキを並べ呆れた顔をしている。
アツコも同じくマキを信用していない。
「あーっ! 信じて無いでしょ?! ……なら……これでどう!?」

捲り上げられるスカート……中にはトランクス。そしてマキはそのトランクスもはぎ取ってしまった。
「あっ……あの…………」
自分のソレに集中するハルカとアツコの視線。マコちゃんは上手く言葉を発する事が出来ないでいる。
とりあえずその場に座らされたマコちゃんは、ハルカに事情を聞かれていた。

「えっと……もしかしてカナが何か変な事いって、無理やりこんな格好を……?」
「…………」
泣きそうになりながら、口をつむったまま何も喋らないマコちゃん。
すると、マキが間を割って会話に入った。
「何も言わないし、きっと趣味なんだよ。カナちゃんも知らないんじゃないの?」
「……そうなの?……ねぇ、マコちゃん。黙ってちゃ分からないよ? 怒らないから、……ね?」
ハルカにそう言われ、ようやく顔をあげたマコちゃんの視線は、ハルカのみに向けられている。
何かを決意したような視線。マコちゃんは、ハルカに本当の事を話す決意をした。

「オレ……ハルカさんの事が大好きで……でも男の格好じゃチアキとカナが家に入れてくれなくて……
 それで、カナに言われて女装したらチアキは気づかないし、カナも家に入れてくれて、
 ……悪いとは思ってたんです。けど、オレ……どうしてもハルカさんに会いたかったんです!
 学校でも家でも、ずっとハルカの事ばっかり考えてて……っ!」
202マコちゃん虐め:2008/04/17(木) 00:06:37 ID:Jl+WD86t
「ちょっ……マコちゃん、ストップストップ!」
マキとアツコの前で告白され、恥ずかしさの余り思わず慌ててマコちゃんを止めるハルカ。
「まぁ……ようはあの子たちのせいでマコちゃんは女装してたわけね。……ホントに仕方ないんだから」
「あの……オレ……」
「あ、マコちゃんは気にしなくていいのよ。私が二人を叱っといてあげるからねっ」
こうして正体はバレたものの、怒られたりすることも無く胸の痞えも取れ、
マコちゃんはおやつのケーキを食べて帰る……予定だった。

「ちょっと待ってよ、つまりマコちゃんはハルカ……うぅん、皆を騙してたって事でしょ?」
マキのこの一言で再び事態は急変する。
「そんな事言ったって、マコちゃんはカナとチアキのせいで、仕方無くしてたんだから……」
「ダメだよハルカ、甘やかしちゃ! 男の子なんだから、ちゃんとお仕置きはしなきゃ!
 大丈夫、大丈夫、痛いとかそう言うのじゃないからさっ♪」

何故かいつになく厳しいマキは、ハルカに紐をもって来させ、マコちゃんの手を後ろで縛った。
「あの……これでいったい何を……」
何をされるかを知らされていないマコちゃんは、不安な表情を浮かべる。
「簡単よ。こうするの」
マキはマコちゃんをその場に押し倒して動けなくし、下着をはぎ取ったマコちゃんのスカートを捲りあげ、
そしてマコちゃんの耳元でソッと囁く。
「あなた……いつも私にチビだのなんだのって、文句言ってくれたわよね……
 今日はたっぷり仕返ししてあげるから、覚悟してよね♪」

マキはそう言って不敵な笑みを浮かべ、マコちゃんの股辺りを探りだす。
手を後ろで結ばれているマコちゃんは、何とか内股にして抵抗を試みたものの、
あっさりマキにソレを掴まれ、ハルカとアツコの前に晒されてしまった。

「やっ……やめ……てっ…………」
「なぁに? マコちゃん。そんな事言って、もうこんなに大きくなってるよ」
マキは、手を上下に動かしソコを擦り始める。
「マ、……マキ! マコちゃん嫌がってるじゃない。止めてあげなさい!」
「そ……そうだよ。こんなえっちな事……可愛そうだよ……」
マキのする『お仕置き』に、恥ずかしがって近づかないものの反対する二人。しかしマキは手を止めない。

「んっ……い…………やだっ、……やめ……あっ、んん……!」
「でもさ、これが嫌がってるように見える?」
口では嫌と言いながらも、マコちゃんは顔を赤くして気持ちよさそうに喘ぎ声をあげている。
それを見てハルカは、つられて顔を赤くしながらも、それでも止める様に言い続けた。
「それでも……いやって言ってるんだから……痛かったりしたら大変でしょ……!」
「……じゃあさ、マコちゃん。私じゃなくてハルカがしても嫌?」
「ハルカ……さん?」
マキの問いかけにハルカの方をジッと見るマコちゃん。

「……ハルカさんなら……嫌じゃない…………かも……」
マコちゃんのこの一言で、場の空気が静まり返った。


203マコちゃん虐め:2008/04/17(木) 00:06:59 ID:Jl+WD86t
「え?! えぇ?! ダ、ダメよ、そんなっ……私、こう言うのどうしたらいいか分からないし……」
いきなりの事に慌てるハルカ。それをマキはクスクス笑いながら見ている。
「大丈夫だよ、ハルカがしたらマコちゃんが喜ぶだけで、お仕置きにならなくなっちゃうでしょ?
 でもさ、これでこうするのが痛くて嫌……って訳じゃないって分かったよね?」
「それは……」

ハルカを説き伏せたマキは、手の動きをさらに早くしてゆく。
「あれー? マコちゃん、ハルカが近くに来てからまた大きくなったんじゃない?」
「そ……んなっ、あっ…………事、無い……んっ」
「ハルカの事大好きだもんねー。先っぽからえっちな汁出して……見られてるだけで感じちゃうなんて、本当にえっちなんだね」
「だから……あっ……そっ、そんなんじゃ……ふ……ぁっ…………んぁ、……んっ」
「じゃあさ、証拠見せてよ、証拠」

マキはそう言うと、ハルカを近くに呼び、マコちゃんの顔の近くに座らせた。
「ハルカはさ、何もしなくていいから、ただそこでマコちゃんの顔を見ててあげて」
「ん……まぁ、それくらいなら……」
マコちゃんに好きと言われ、更にあんな事まで言われたハルカは、断る事もせずその場に座った。
正直なところ、自分を見るだけで感じるマコちゃんの事を、少し可愛いとも思い始めていた。

ただ何もせずに、ジッとマコちゃんの顔を見ているハルカ。
マコちゃんは、マキにソレを擦られる快感と、
その卑猥な姿を、大好きなハルカに見られていると言う羞恥心で、顔を真っ赤にしている。

「あっ、ん……ぃやだっ、見られ……ぁ……んっ……」
ハルカの目を見つめながら、喘ぎ続けるマコちゃん。
気がつくと、自分で足を開いてマキの手も受け入れてしまっていた。
「マコちゃん、自分で足開いちゃってるよ? 本当は気持ちいんでしょ?」
「気持ち……ハァッ……あっ……んんっ、良い……れす……」
ついに自分の口から気持ちいいと言ってしまったマコちゃん。
マキは『計画通り』と言わんばかりに不気味な笑顔を浮かべ、ハルカに話しかける。

「ねぇハルカ、マコちゃんが素直に本当の事言えたし、ご褒美あげよっか」
「ご褒美?」
「うん、大好きなハルカからの接吻とかさっ!」
「せ……接吻って、……キス?!」
コクコクと頷くマキを見て、ハルカはマコちゃんに視線を移す。
相変わらずえっちな声で喘いではいるが、マキの提案に嫌とは言わない。
「ほら、マコちゃんもご褒美が欲しいなら、ちゃんとおねだりしなさい」
マキにそう言われ、マコちゃんはハルカにおねだりをする。

「ハルカさん……んっ、キスして下さい。ハァっ…………ご褒美くださぃ…………んっ……んあぁぁぁぁ!!!!」
おねだりの最中に、部屋中に響き渡るほどのマコちゃんの大きな喘ぎ声。マキの握っているソレの先から、白い液体が飛び散る。
マコちゃんは我慢できず、ご褒美をもらう前に果ててしまった。
204マコちゃん虐め:2008/04/17(木) 00:07:31 ID:Jl+WD86t
「あっ、こら! 良いって言うまでイッちゃだめでしょ!! もう……これは、ご褒美どころか、またお仕置きが必要だね」
もちろんマキは、マコちゃんがイクように、わざとハルカにキスをするように持ち掛け、次のお仕置きは計画通り。
「ほら、まだ出てくるよ。 こんなにいっぱい出ちゃうなんて、いったいハルカの顔見てどんな事考えてたんだろうねぇ」

その声でハルカとアツコも、ついマキの手元へ目がいってしまう。
床には飛び散った白い液体。まだマコちゃんのソレがビクッと反応するたびに、先から少しづつ溢れている。
「ハルカさ……見ちゃ……やだっ、…………見ないで……ください」
恥ずかしそうに震わせるマコちゃんの声に、ハルカはハッとして目線を戻す。

「ご、ごめんなさいっ、その……つい……」
「はぁっ、……んっ…………ハァッ……ハァ……ッ」
まだ息づかいは荒いものの、マコちゃんは徐々にではあるが冷静になっていく。

しかし、時間も経ってようやくマコちゃんの呼吸も落ち着いてきた……と思ったその時、再びマコちゃんに異変が起きる。
「ハッ……あっ、……はぅ…………ん……」
落ち着いていた筈のマコちゃんの口から漏れ出す喘ぎ声。
ハルカがマキの方へ目をやると、マキはマコちゃんのソレを再び擦り始めていた。

「ちょっと、マキ?! さっきしたばかりなのに、そんな……」
「いいのよ、ちょっとくらい。お仕置きなんだから。……それよりハルカがこっち見てると、マコちゃんすぐイッちゃうよ?」
確かにマキの言う通り、さっきから喘ぎ声が大きくなっている気がする。
そしてハルカが視線を元に戻すと、マコちゃんの喘ぎ声も少し小さくなった。

(――この子……本当に私に見られるだけで感じちゃうんだ……)
少しポーっとした表情でマコちゃんを見つめるハルカ。
マコちゃんはハルカと目を合わせまいと、目を固く瞑っている。……しかし、
「んっ……あっ! んっ!! だっ……あっ、あっ……んあぁぁっ!!」
突然暴れる様に腰を浮かして、激しく喘ぎ始めるマコちゃん。
じゅぷっ、じゅぷっ……と言う、聞きなれない音。
ハルカは気になってマキの方へ目をやると、マキはマコちゃんの股に顔をうずめていた。

「んっ……んんー……ぢゅぷっ…………」
「マキ……何してるの?」
「ほぇ? じゅぶっ……はにっへ……んっ、……ふぇらふぃお」
口にマコちゃんのソレを頬張ったまま答えるマキ。
「そう言う事じゃなくてっ! ……だ、だからその、何で……フェ、……フェラチオするのよ? お仕置きとか関係ないじゃない……」
ハルカの問いに答える為、マキはいったん口からマコちゃんのソレを放し、
それと同時にマコちゃんは浮かしていた腰を降ろし、肩で息をしている。

「関係あるよ。これは、ハルカの前でマコちゃんを恥ずかしめる……って言うお仕置きだもん」
205マコちゃん虐め:2008/04/17(木) 00:08:01 ID:Jl+WD86t
マキはそう言うと、再び口いっぱいにマコちゃんのソレを咥え、頭をゆっくり上下させる。
再び大声で喘ぎ、腰を動かして逃げようとするマコちゃん。しかしマキはそれを手で押さえ静止。
「だめっ、……またイクっ……我慢できな……んっ、あっ……」
「ほんあにひもひぃ?……ぢゅぶっ…………ぐちゅっ……」

(――そろそろ、いっちゃいそうだなぁ……)
さっきまで浮かしていた腰を落とし、両足に力が入るのを見て、マキはマコちゃんがイキそうなのを察し、
口からソレを抜こうとした。……その時、
「や……やっぱり駄目だよ! マキ、早く放しなさいっ!!」
そう言いながら、ハルカはマキの頭を掴み左右に振る。
「んんーー!!んー!!」
マキは上から頭を押さえつけられて、放そうにも放せない。
そうこうしている内に、その振動で絶頂を迎えるマコちゃん。

「ふぁ……あっ、あ……んああぁぁっ!!!」
体を何度もビクつかせ、それと同時にマキは眉をひそめて固まり、異変を察知したハルカも手を放す。
射精が終わると、口からソレをゆっくりと抜き取り、マキは少し怒ったような表情でマコちゃんに近づき、
鼻をつまんで口を開かせ、上から自分の口に入った精液を垂らして、マコちゃんの口へ注ぎ始める。
慌てて口を閉じるマコちゃん。しかし、少し口に入ってしまったらしい。

「ケホッ……うぅ……なんでこんな…………酷いよぉ……」
「う、うるさいわねぇ……あんたが口に出したりするからでしょ! 自業自得だよっ」
「……そんな事言ったって……グスっ……」
目に涙を浮かべ、今にも泣き出しそうなマコちゃん。
「そんな……な、泣かないでよ。……男の子でしょ?……その、私も悪かっ……」
さすがに悪い事をしたと、謝ろうとしたマキだったが、背中に凍りつく様な視線を感じ、固まる。

「えーっと……あの、ハルカ……様?」
そこには番長の目をしたハルカが仁王立ちしていた。
「マキ、私のマコちゃんになんて事してくれたの……?」
「わ、私の?!」
いつの間にかマコちゃんを私物化していた事に驚くマキ。
どうやらハルカは、マコちゃんを泣かせた事に怒っているらしい。

(――ひぇ〜……ハルカってショタとか、そういう趣味あったんだ……って言うか、顔こわっ!)
「アツコ」
脅えるマキをよそに、アツコの名前を呼ぶハルカ。
アツコは何も言われなくとも頷き、マキの首根っこを掴み外へ連れ出した。
206マコちゃん虐め:2008/04/17(木) 00:08:33 ID:Jl+WD86t
「ちょ、ちょっと待ってよ、さっきのはハルカが頭をおさえ……」
「マキ、明日にはハルカの機嫌も治ってるだろうし、今日は帰った方がいいよ……」
「でも……」
何かを言いたそうにするマキを、アツコがなだめる……と言うか、脅す。
「じゃないとハルカに、マキがマコちゃんにしたのと同じ事……うぅん、それ以上の事されちゃうよ?」
「良いわねぇ、それ……」
アツコの言葉に反応して、ハルカは不気味な笑顔を浮かべてマキに近づいてくる……
「ひぃっ……!」
こうしてマキは南家から逃げる様に去って行った。

「マキ帰っちゃったよ」
「うん……」
立ちすくんだまま、アツコに力ない返事をするハルカ。
その視線の先には、手を縛られて顔は精液まみれの、虚ろな目をしたマコちゃんがいた。

「ねぇ、アツコ。……マコちゃんって凄く可愛いよね……こう、悪戯したくなるって言うか……」
「……だよね。この可愛さは異常だよ……それに、スカートの中は……」
捲れたスカートの方を見る二人。中には、今だに大きいままのソレがビクビクしている。

「これでおちんちんが付いてる男の子なんだもん……これはもう、犯罪だよね……」
「うん、……女の私たちより可愛いなんて……これは……」

「お仕置きが必要だよね」
「お仕置きしなくちゃ」

まったくもって、さっきまで言っていた事と正反対の事を言いだすハルカ。
しかし二人の意見は一致。マキを追い出した理由は、自分たちがしたかっただけだったらしい。
二人は制服の上着を脱ぎ、シャツのボタンを外しながらゆっくりとマコちゃんへと近づいてゆく……

「ん……あれ? ハルカさん?」
「大丈夫よ。もうマキは帰ったから」
ハルカはそう言って、マコちゃんの手を縛っていた紐を解く。
「ありがとうござい…………うわぁっ!」
お礼を言って起き上がろうとしたマコちゃん。しかし肩をハルカとアツコの二人が抑え、マコちゃんは再び倒されてしまう。

二人はマコちゃんの押し倒すと、自分たちもマコちゃんの左右に寝転がり、耳元に口を近づけ、一緒に囁く。

『今度は私たちと良い事しよっか……』





マコちゃんの戦いは続く……しかし話は続かない。

207この野郎:2008/04/17(木) 00:11:14 ID:Jl+WD86t
アツコとマコちゃんの絡みって新鮮でwktkしたんだけど、
さっさとマコ×ハルカ書けって天の声が聞こえたので打ち切った

次からは不真面目にマコ×ハルカ書きます
208名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 00:58:44 ID:qUC/BaSe
いいぞもっとやれーw
209名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 03:37:47 ID:vFD3g9MG
いつもながらすばらしい この野郎氏GJ!
210名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:21:52 ID:EebeDsnk
思うにこの野郎氏はマコちゃんを好きすぎだと思うんだ

だがそれがいい
ところで、つまんないことを聞くようですまないが、197=この野郎氏でFA?
211名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 01:15:07 ID:HNvH/1Wl
212名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 01:56:13 ID:YEP0Ezwr
コメントdクス
生きる糧にして頑張ります

>>210
自分のみなみけは、8割がマコちゃん絡みで出来ています。もう手遅れかもしれません
残りの2割は最近になって注目しだしたアツコで出来てます。

自分の中では、ハルカがマコちゃんの虜になったショタなら、
アツコは唯一保坂を口説き落としてセクロスまで持ち込んだ魔女なのです。
213名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 01:57:38 ID:IWAYnnRW
なんだこの駄作は
けしからん、実にけしからん
マコちゃんいじめの作品をもっと投下して練習することを命ず
214名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 02:19:49 ID:KlD0N8Sv
千秋「春香姉さま 突然ですが、彼氏ができました」

夏奈「はぁ?おまえまだ小学生だろう」

春香「ええ!?ち・・・千秋・・・?本当なの?同級生なの?」

千秋「はい、本当です 同級生ではありませんがずっと年上です」

夏奈「おいおいちょっとまて千秋 お前騙されてるんじゃないのか?」

春香「年上ねぇ・・・(私にも彼氏いないのに・・・) え、えと、それでどんな人なの?」

千秋「無口ですが真面目な方です そして何より従順なのです」

春香「真面目な人なら応援はするけど・・・会ってみたいし、一度遊びに連れて着てくれないかな」

千秋「はい、実は今日もう連れて来ちゃってます・・・(コトン)」

春香夏奈「ええー?!」

千秋「紹介します、彼氏の山田です」

山田「・・・・・・」

215名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 02:26:33 ID:YEP0Ezwr
>>214
不覚にも声出してワロタww
216この野郎:2008/04/18(金) 17:06:37 ID:YEP0Ezwr
マコ×ハルカが終わるまでは、マコちゃんに頑張ってもらう
4レス投下します
217この野郎:2008/04/18(金) 17:07:02 ID:YEP0Ezwr
下着を脱がすと、マコは私の右足の太ももを少し押し上げ、ゆっくりと下から上へ、割れ目を指でなぞり始めた。
息をのんで口を閉じ、漏れそうになるエッチな声を必死にこらえる。
しかし、上の口は我慢できても下の口は我慢のしようがなく、時間が経つにつれクチュクチュと卑猥な音を立て、
溢れだすエッチな汁はマコの指を汚して滑りを良くし、そのすべてが私を興奮させていく。

「……っく…………あっ……」
指が割れ目の上部……クリトリスを刺激するたびに、我慢できずに声が漏れる。
マコもその事に気づいたのか、割れ目の下から上をなぞっていた指の動きを止め、上部だけを刺激し始めた。
「ハルカさん、ここが気持ちいいんですか……?」
確かめる様にクリトリスを指でグイグイ押しつけ、問いかけるマコに対し、
私は意識する訳でもないのに、腰が勝手にいやらしく動いてしまう。
「んっ……あぁっ、そんなにしちゃ……ダ……メ…………ッ!」
情けない。普段マコにしている様な事をされ、自分は恥ずかしくて答えられないなんて。

それでもマコは先ほどの返事で確信したのか、延々クリトリスだけを攻め続ける。
指の柔らかい部分で刺激したと思うと、突然爪で軽くカリカリと擦る様に刺激したり……
その度に、私は我慢して口では何も言わないものの、腰の動きと割れ目から溢れる汁で、
『そうされると気持ち良いです』と返事をしてしまう。
ようやくマコのクリトリス攻めが終わった頃には、溢れた汁で、シーツに小さなシミが出来てしまっていた。

何故マコが攻める事を止めたのかは分からないが、とにかく今は呼吸を整える。
一応年上のお姉さんとして、マコより短い時間でイクなんて事は避けたい。
しかし、束の間の休息はあっと言う間に終わり、股に吐息がかかるのを感じ、
視線を落とすと、マコが顔を股の間に埋めようとしていた。

「マコ、そんな……ちょっと待っ…………あんっ!……やっ……」
指よりも柔らかく、生温かいヌルッとした舌が再び割れ目をなぞり、
クリトリスに到達すると、マコは舌で押しつぶすように強く刺激する。
「あんっ、あんっ……ダメッ、ダメッ…………ダメダメッ!!!」
迫りくる強烈な快感に、もう喘ぎ声を抑える事なんて出来ない。
私は必死に首を横に振って、マコの頭をそこから引き離そうと手で押さえつける。

「いや……でしたか……?」
マコにそう言われ、ふと我に帰る。言われてみればそうだ。
舐められて気持ち良かっただけで、嫌な事なんて一つも無かった。……じゃあ何故あんな事を?
答えは一つしかなかった。
「マコに舐められて恥ずかしかったから、つい……全然嫌じゃ無かったよ……凄く気持ち良かった」
私がそう答えると、マコは嬉しそうに笑顔を浮かべ、
「それじゃあ、続きしてもいいですか?」
と問いかけ、私がコクリとうなずくと、再び股へ顔を埋めた。
218この野郎:2008/04/18(金) 17:07:28 ID:YEP0Ezwr
「あん……は……んっ…………気持ち良い……」
一度喘いでしまった私は、さっきまで恥ずかしかった感覚が麻痺したように喘ぎ続けてしまう。
きっと、『恥ずかしい』と言う気持ちより、『気持ち良い』と言う気持ちが勝っている証拠。

気づくと、私の頭の中で『もっと気持ち良くなりたい』と言う感情が一番大きくなっていた。
その為には、どうしてもマコの指……そして舌を、割れ目やクリトリスだけでなく、膣内に挿れて貰いたい……
しかし、なかなか言い出せない。自分の中にまだある、わずかな羞恥心がそれを邪魔をする。

マコの舌が割れ目の真ん中あたりにきた時に、さり気無く腰を落とし、マコの口に割れ目を押し付けてみる。
ほんの少し、舌の先が中へ入り、それだけでも体中が痺れる感覚に襲われた。
もし、もっと奥まで挿れられたら……考えれば考えるほど、中に挿れて欲しくてたまらない。
しかし、そんな思いを知らずかマコは割れ目から口を離し、上ってくると私の体に抱きつき、
赤ちゃんの様に乳房を吸ったり、舐めたりしている。

もちろんその行為も気持ちよく、そんな事をするマコも凄く可愛い……でも、今して欲しいのはそんな事じゃ無く、
もっと激しく下の方を攻めてほしい。
私は体がウズウズして、我慢できずに思わず口を開いてしまう。

「ねぇ、マコ。さっきの続きは? ……もうおしまいなの?」
そう尋ねると、マコは乳首をペロッと舐め、少し固まりこちらを見つめる。
その目は、言葉の意味が分からないと言うより、何か言うのを躊躇している様なそんな感じ。

「ハ、ハルカさんが……ちゃんとおねだり出来たら、その……続きを……」
私はマコのその言葉を聞いて驚いた。
私の思いを知らず胸を?……前言撤回。マコは分かっていて、わざと焦らしていた様だ。
きっと私がいつもしている事を真似たのだろう。
そして初めて逆の立場になって分かるこの気持ち……おねだりなんて恥ずかしくて出来る訳がない。

「えっと……胸が良いなら……このままでもいいんだよ……?」
この返事を聞いて、つまらなさそうな表情を浮かべ、胸元へ沈んでゆくマコ。
表情を見る限り、マコだって続きをしたいに違いない。
私はそう思って、マコが自分からするまで我慢する事にした。

ところが、いくら時間がたっても胸から離れる様子はない。
確かにクリトリス等を攻められる事に比べて、胸は刺激は少ないとはいえ、
こうも長時間胸や乳首を攻め続けられては、さすがに我慢が出来なくなってくる。

「……はぁっ、……んぁ……あ……」
少しずつ体が火照り、胸を触られるだけでも喘ぎ声が漏れてしまう。
触られてもいない割れ目からも、愛液がお尻を伝って、流れる程に溢れているのが分かる。
それでもマコは、おねだりしない私に対し、続きをしてくれなかった。
219この野郎:2008/04/18(金) 17:07:52 ID:YEP0Ezwr
――――とてもじゃないけど、マコが自分からするまで我慢できないよ……
そう思った私が、マコが胸に集中しているのを見て、そっと自分の手を割れ目へ伸ばすと、
ソコは想像以上にビショビショに濡れていて、『早く中に挿れて』とせがむ様にビクビクしている。

「…………っっ!」
ずっと我慢していた私の体は、人差し指の第一関節あたりまで挿れただけで、過剰に反応してしまう。
もっと気持ち良く……もっと奥へ……そう思い、指を更に深く挿れようとした……その時、
手首に何か抵抗を受け、指がそれ以上奥へ入らない……恐る恐る目をやると、マコの手がガッチリと私の手首を掴んでいた。
私は慌ててそこから手を離し、いい訳をしようとする。

「あの……えっと、これは…………」
何も浮かんでこない。だいたい、あんな所に指を挿れておいて、どんな良い訳が出来ると言うのか。
触らなくても顔が真っ赤になって熱いのが分かる。
だって、私は胸を攻められていたとは言え、マコがすぐ隣にいて、我慢できずにオナニーをしようとした痴女なんだから。
そう考えると、ますます恥ずかしくなってきた。

「ハルカさん……何してたんですか?」
手を止めてこんな事を聞く行動からして、マコは私が何をしようとしていたかなんて、絶対に分かっている筈。
それでも私の口から、「我慢できずにオナニーしようとしました」と言わせる気なのだろうか?

普段受けてばかりのマコに、こんな一面があるなんて…………って、いつも私がしている様な事か……。
つまり、マコは私を見本にしているんだ。……今日ほどマコに色んな悪戯をした事を後悔した日はない。
なんとかごまかす方法を……

「えっとね……偶然手を降ろしたらソコに当たったって言うか……その、…………んんっ?!!」
ごまかそうと必死に話す口をふさぐ様に、私の唇……口内をマコのキスが襲う。
普段私からキスをする事はあっても、マコから積極的にするなんて事は、イク時くらいなのに……
それだって、キスとは言っても唇を押さえつける程度の物。でもコレは違う。
マコは口の中をねちっこく隅々まで舐めまわすように舌を這わせ、私は頭が真っ白になって行く。

「ハァッ……嘘を言う口には……ハァ……ッ、お仕置きですよ……?」
これも私の真似。そう思うと、顔を真っ赤にして強がるマコが可愛く見えてくる。
マコならこのお仕置きで十分落ちるけど、さすがに私はこれくらいではどうにもならない。
逆にマコはこの行為で、自分で自分の首を絞めたも同然。私はここで一気に主導権を奪い返すことにした。

「ん……はぁっ、…………あんっ……」
あれ……?おかしい。思うように言葉が出ない……。それどころか、手を勝手に股へ伸ばしてしまう。
当然の様にその手はマコに止められ、再びお仕置きと称して私はキスをされてしまった私は、
今度はマコのキスに答える様に、自分からも舌を伸ばし絡め合っていた。
220この野郎:2008/04/18(金) 17:08:37 ID:YEP0Ezwr
――――違う……こんなはずじゃ…………
抱き合いキスをしながらも喘ぎ声が漏れ、マコの体に乳首が触れる度激しく感じてしまい、
時折マコの膝がクリトリスにふれる度に、腰を浮かせて大きく反応し……、
私は主導権を握る所か、体中がマコを求めて感じてしまっていた。
そしてマコはキスを終えると、再び私に同じ事を聞いた。

「はぁっ……ハルカさんがちゃんとおねだり出来たら……続きしますよ……?」
どうやらマコは、何としても私の口から言わせたいらしい。
でも、マコにいつもしておいて、こんな事言うのもあれだけど……そんな恥ずかし事言える訳が……
「……挿れて欲しい……マコの…………」

言える訳がない。……そう思っていたのに、口が勝手に動いてしまう。
きっともう体が限界なんだ……それに心では一秒でも早く、マコにエッチな事して欲しいと思っている。

なけなしの羞恥心が、気持ち良くなりたいと言う性欲に蝕まれていく。
いっそ思っている事を全てはき出し、楽になってマコにイカせて貰おうか?
そうだよ、「マコの指と舌で気持ち良くして」って言って、
ほんの少し恥ずかしいのを我慢すれば、気持ち良くなれるんだから。

我慢比べに負けた私は、マコからしてくれるのを待ちきれず、思っている事をおねだりする事にした。

「お腹が……お腹の中が熱いの……マコの指と舌で……私のおまんこの中にいっぱい溜まってる熱いエッチな汁……
 全部掻き出して気持ち良くしてほしい……もう我慢できないの、早く……早く挿れてっ……!
 お願い、早くイキたいっ……熱い……んっ……私のエッチな体、マコにお仕置きして欲しい……!」

えっと……「指と舌で挿れて」って言うだけのつもりだけだったのに、ちょっと言いすぎた……かな。
なんか私だけじゃなくて、マコまで顔真っ赤にしちゃってるし……
マコはポーっとした顔のまましばらく硬直し、私は目を合わせる事も恥ずかしくて死んでしまいそうだった。

「な、なに? さっきのじゃ駄目なの?」
「え……? あっ、ごめんなさい。すぐにします……」

恥ずかしさを隠すために、ちょっときつめの言葉でマコに問いかけると、
マコはいつも通り私の言う事を聞いて、そそくさと股の方へ戻って行く。

結局こうして、予定とは大きく違ってしまったが、私はマコから主導権を奪い返すことに成功した。
221この野郎:2008/04/18(金) 17:12:50 ID:YEP0Ezwr
普段真面目なだけに、ハルカとアツコはエッチの時凄いと思うんだ。
222名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:13:45 ID:UVA7oclG
うっ…これは流石にヤバすぎ…
家の帰ったらリビングまで走ってテーブルにダイブしたくなるくらいヤバい
223名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:51:00 ID:hfDTo4hE
みんな>>68批判するけど俺は好きだ
文章は確かにいいとはいえないが、なんかこう言葉で表せないものを感じる
シリアスマンセー
224名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 03:46:19 ID:c3cHjRpB
主導権をにぎっててもマコはかわいいなぁ(;´Д`)
225名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 11:39:46 ID:87FDgGpg
>>223
自分も上で批判した一人だがまったく逆の意見だよ。
シリアスはあっていいと思ってるが、>>68は文章とセンスが悪すぎ、といってるんだ。


ついででは失礼だが、マコハルカ最高! この野郎氏GJ!
226名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 01:16:41 ID:svVkgdEj
おっきした
227名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 04:58:44 ID:p0HkFyjh
>>225
そこまであからさまに酷評すること無いだろ・・・
そんなこと言われたら「じゃあお前書いてみろよ」の一言くらい言いたくなる
読み専がそこまで言うとスレが荒れる原因になるからそこんとこよろしく
228名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 12:13:34 ID:GgXsaZSh
>>227
ならてめぇもレスすんなゴミクズ。
人の評価にいちいちケチつけんのも荒れる原因になるんだからよ。
229名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 12:29:05 ID:z+zLdmAV
馴れ合いも殺伐とした雰囲気もいらない
南家三姉妹やマコちゃんや保坂の平凡な日常を淡々と描くこと、それだけでいいじゃないか
230名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 13:29:09 ID:7mHsNzDz
こりゃもうダメだな
231名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 15:59:23 ID:w5FzWmvb
おかしな事について、みなみけ三姉妹+αに説明させられる羽目になった藤岡の物語はまだかね?
232名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:37:51 ID:xSHd2rTa
文才もないくせに身の丈にあわない投下なんかするなってこった。職人様たちの邪魔になる
233この野郎:2008/04/20(日) 16:52:30 ID:tSSPTKXa
「なぁー藤岡、男女が二人でするおかしな事って何なんだ?」
チアキのこの一言に、南家における暖かいリビングの空気は凍りついた。
口をパクパクして後ずさりするハルカ、『これは面白い事になった』と二ヤケるカナ、
何故か正座して背筋をピンと伸ばすマコちゃん、そして顔面蒼白の藤岡。
チアキは周りの異変に気づき、不思議そうに首をかしげている。

「えっと……おかしな事って言うのは……それはそれは」
「それはそれはおかしな事なんだよ……はダメだからな」
言う前にカナにツッコまれ、どうしたものかと凍りつく藤岡は、一番頼りになると思われるハルカに助けを求める。
「ハルカさ…………あれ? ハルカさん?」
気づくとハルカは、ずっと後ろに下がって、壁から顔を半分だけ覗かせ恥ずかしそうに様子をうかがっていた。

「その様子からすると知っているんだろ? さぁ藤岡、私におかしな事を教えてくれ」
チアキに迫り寄られ、藤岡はダメで元々、カナに助けを求める様に視線を送る。
「フフフッ……ほら、藤岡は知ってるんだろ? 早くチアキに教えてやってくれ」
なんと言う悪い笑顔……藤岡はすぐにあきらめ、標的をマコちゃんに代えた。

「マ、マ……マコちゃんはそんなの困るよね? ねっ?」
「オ、オレは……その、……オレの事は気にせず始めてくださいっ!!」
「えぇぇぇ?!」
予想外の返事に驚く藤岡。
何となくしか分かっていない『おかしな事』が詳しく知れると思い、マコちゃんは興味津々といった様子で見つめている。
しかしカナにはソレがあまり面白くなかった。
マコちゃんはもっと、慌てふためいて困るキャラじゃなくてはツマラナイ……とでも考えているのだろう。
何か困らせる作戦は無いか……カナは考え、そして思いつく。

「じゃあさ、マコちゃんが一番興味あるみたいだし、藤岡がマコちゃんで実演して見せてよ」
「おぉ、そりゃいい。聞くよりも見た方が早いもんな」
その一言に、藤岡よりも早くマコちゃんが振り返った。
「カ、カナ! どう言うつもりだよ! ……だってオレは……」
「なんだ? マコちゃん、このあたしに逆らおうって言うのか? そんな事したら色々バレて困っちゃうんじゃない?」
カナがそう言いながら視線を送った先には、以前顔を半分覗かせて様子をうかがうハルカの姿があった。

「そんな……ひ、卑怯じゃないか!」
「まぁ私も鬼じゃない、ギリギリで止めてやるよ。……さぁ……やるのか? やらないのか?」
「……くっ…………あぁ、もう!!」
結局マコちゃんはカナに逆らえず、言われるままに藤岡の前へ座った。

「……マコちゃん?」
「さぁ、早くしてください!!」

「えっと……千秋ちゃん?」
「うぅ……私の特等席を……だが仕方無い。……藤岡! さっさと終わらせてマコちゃんをそこから退かせろ!」

「南……」
「さぁ、藤岡! 男を見せてみろ!!」

「あの……ハルカさん、そんな所で見てないで止めてもらえませんか?」
「えっ? えっと……マコちゃんが嫌じゃないなら良いんじゃないかな……私は傍観者、気にしないで」

もはやこの部屋に助けは無い……諦めた藤岡はついに決意をした。
「どうしても……どうしても実演しろって言うなら、オレは南としたい!」
「ほぇ?」



この後、カナを筆頭にチアキ・ハルカが途中参加、マコちゃんもさりげなくハルカにチョッカイだして、5Pでワッショイだ!
234名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:58:49 ID:tSSPTKXa
>>231見て、慌てて投下。
なんか言い合いになってるけど、オレはまだこのスレを見てる人が、こんなにいるなんて思うと涙が出てきたよ。
さぁ皆でSS書こうZE!!
235名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:59:13 ID:9YEH1oKE
>>232
なるほど。
つまりお前はこれ以降新たな職人は生まないし、生まれさせないってことだな。
誰しも文才の無い状態で切磋琢磨して書いた作品を投下し、ここはこうした方が良い等のアドバイスや指摘を受けて成長する……
んでお前は、そうゆう機会いらないと言い、無くそうとする訳だ。
236名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 17:09:25 ID:9YEH1oKE
>>234
遅ればせながらGJ!
つか藤岡、結局ヤったのかw
237名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 17:30:25 ID:p0HkFyjh
>>228
暴言に走るなよ
>人の評価にケチつける
ケチつけてるんじゃないんだけどね
ただ読んでるだけの香具師に酷評されてムカつかない作者は居ないと思うのだが
批判もいいけど一つ作品作ってみな。いいSS書くのがどれだけ大変か分かる
238名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 17:42:06 ID:A8UAehxE
負の連鎖はそろそろ止めて欲しいんだけど…
239名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 18:58:51 ID:DhIGHju8
>>237
そのただ読んでるだけの香具師によって作者が出来上がって行くんだけどね。
酷評かどうかは作者がどう捉えるかだし、“ただ読んでいるだけの香具師”が文句つけても仕方ない。
240名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:19:23 ID:eFQ+ip9g
チアキ「ハルカ姉さま、職人さんがSS置いてった! エロではない、鬱SSを」
ハルカ「そう、良かったわね」
カナ「まだ読んでたの?」
チアキ「ハルカ、今、今職人さんがこのスレに・・・」
カナ「ぷ、職人さんて子供かお前」
チアキ「うるさい」
カナ「どれどれ見せてみろよ。ぷ、なんだこのレベルの低さは」
チアキ「レベルはどうでもいいんだ、投下してくれる姿勢が大切なんだ!」
カナ「ぷぷ」
チアキ「その薄ら笑いをやめろ!」
ハルカ「なんで喧嘩になるのよ・・・」
241名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:42:12 ID:ZDxX4ZZo
>>233
GJです

つづくのか?
242名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 21:04:48 ID:gwdoZ2tp
>>234
よくそんなに早く人のレスを元にSS書けるな。本当大したもんだ。
243プレーンヨーグル:2008/04/20(日) 21:50:03 ID:dj0By+h3
「過ぎ去りし日の終着点」

時は20XX年……神聖保坂帝国は世界を征服しようと各国へ侵攻を開始した。
征服寸前の日本を救おうと、゙みなみげが立ち上がった………。そして、最終決戦が始まろうとしていた。
「各パイロットは搭乗機で発進してください………みんな、帰ってきてね」
内田がいつも通りクルーを心配して一言付け加える。それぞれが指をグッとして画面越しに誓い合う。
自分を模した形状をしている機体に乗り込み、カナはメイン電源をいれる。
「カナ機、カタパルトデッキへ。………進路クリア、発進、どうぞ!」
響き渡る吉野の声。これを聞くと、勝って帰らなければならないと思ってしまう。
「南カナ、行きまーす!」
試作機であるがゆえにコードがツーテールで剥き出しのカナ機。武器に頼らない徒手空拳で保坂帝国の機体を倒していく。
後続のチアキ機シュウイチ機ともにビームライフルで着々と撃ち落としていく。

゙ピピピピピ゙

「うわああああ!!」
断末魔の叫びを聞いた。誰だろうか?。チアキが絶叫している。シュウイチも無事だ。
「カナ、トウマが……トウマが……」
エースであるトウマが落とされた。いや、それ以上に親友を失ったチアキは我を失って泣き叫んでいる。
そこへ赤色をした高出力ビームが飛んでくる。シュウイチ機はシールドで防ぐが、すぐさまビームリコーダーで斬りかかってきた。
「まさか……マコトなの?」
「そうだ。シュウイチ、お前も倒してやる!」
親友として、敵として、戦わなくてはいけない。シュウイチ機もビームリコーダーを抜いて鍔迫り合いを始めた。
「カナさん、マコトは僕が……チアキをお願いします!」
マコト機は超重装備形態と接近戦形態の2つがある。対してシュウイチ機は特に特徴がない。しかし、シュウイチの腕は確かだ。それを信じるしかない。
244プレーンヨーグル:2008/04/20(日) 21:51:34 ID:dj0By+h3
チアキ機を隕石の陰へ連れて行くと、そこには偶然にも保坂皇帝が乗る王城戦艦キングサーモンが。
「よし、あれを落とせば………ん?」
キングサーモンから出現した機体。それは新世代試作機であるカナ機以前……旧世代機体最後かつ最強のハルカ機・バンチョーであった。
「ハルカ……」
「カナ……戦場であったからには死んでもらうわ」
「そんな……お前もマコトもあの変態に騙されてるんだ!」
「その言い方ムカつくね……散れ!」
ビームドマボウキがカナ機の腕を払う。速すぎる。圧倒的な力。勝ち目が見えない。
「くそ……」
「終わりねカナ……グワッ!!」
突如熊型……いや、熊のぬいぐるみ型の機体がバンチョーを掴んで、そのままキングサーモンへ向かっている。
「何?スペックでは圧倒してるはずなのに……」
「南……お前は生きろ……うおおおおおお!」
藤岡だった。旧世代最古の機体であるふじおかに乗った藤岡。そのまま彼は巨大な爆発に飲み込まれ、戦争は終結した………


「藤岡!!」
ベッドから起き上がったカナは息を乱していた。周りが自分の星………否、部屋である事を確認する。
「夢……はぁ……」
盛り上がりすぎて逆に現実とのギャップを感じると同時に、平和の内に生存している安堵感もあって力が抜ける。
ふと手を額に持って行くと湿っている。汗をかいているらしい。ベッドを抜けると、暗闇の中でコップに水を汲んで口へと入れる。
冷たい水が温まったカナの肉体に潤いを与えていく。ベッドに戻ると、再び布団をかけて寝る事にした。
「……………寝られない………」
245プレーンヨーグル:2008/04/20(日) 21:53:06 ID:dj0By+h3
さっき見た夢のせいだろうか?。あんなインパクトある夢を見たら、誰でも興奮が止まらないだろう。
「ってか、保坂って誰だよ保坂って……」

――そんな事が気になるんじゃない

「トウマが落とされて、チアキの泣き顔貴重だったな〜」

――そうじゃない

「シュウイチとマコトはどっちが勝ったんだ?」

――嘘だ。本当に寝れない理由は……

「藤岡……」
いつもだったら藤岡が突っ込んだと、寝てるチアキを起こして聞かすだろう。
でも、今日は違う。何だか不安で、何かを失ってしまうようなそんな気が頭を離れない。
「あいつ……今頃怪我とかしてやがったりして」
プププと笑い、カナは意識を沈ませた。あれは夢だ夢、あんな事があるはずないと思いながらスゥーと寝た。


翌日、カナは学校へ登校すると目を疑った。包帯を右脚に巻いた藤岡が、松葉杖を片手にで歩いていたからである。
「ふ、藤岡………」
「南……おはよう」
「おはようじゃない………。どうしたんだ?その脚……」
包帯が膨張しているかのような太さがあり、怪我をしたのはこの土日の間だろう。
「はは……俺にサッカー強豪校の推薦来てるって前に言ったでしょ。その実技試験で……」


それからカナはその日を過ごした記憶がないまま、放課後までもつれ込んでしまった。
昨日の夢、あれは間違いなく藤岡の怪我を予知したのだろう。いつだったか予知夢を見れて調子に乗ったことがあったが……。
タチが悪い冗談だ。こんなことになるなんて深く考えなかった。
246プレーンヨーグル:2008/04/20(日) 21:54:21 ID:dj0By+h3
藤岡が3年生になった時のチームは強く、関東大会ベスト3に入ったらしかった。
その時は全国に行ってみせろと藤岡に渇をいれたが、今考えると凄い功績である。
「あいつ……」
前に練習を見たことがあるが、結構ハードだった。それなのに、平気な顔して自分な付き合ってくれていたのだ。
「………藤岡」
今のカナには合格を祈ることしかなかった。しかし、同時に落ちてほしいような気持ちも湧いている。


時は過ぎて3月8日。卒業式の前日である。カナはハルカと同じ高校に合格していて、証明書が遅れて届いたので確認に向かった。
「全く、手続きがこんなに遅れるなんて聞いてないよ!」
「はは……。まあ、でも合格していたならいいじゃない?」
ケイコの言葉にカナは反応してしまった。藤岡はあの試験はやはり駄目だったのだから。
結局、一般受験して合格したのだが、カナには嬉しさよりも別の感情がもたらされていた。
「そういえば……」
「ん?」
「藤岡君、高校は全寮制るらしいわね。卒業式終わったらすぐに行くみたいよ」
ガタッと椅子が倒れ、カナはケイコの腕を掴んだ。
「卒業式終わったら……なんで!?」
「え……と……合宿な参加するらしくて……推薦で落ちたといっても、評価が高かったらしいし……」
やっとわかった気がする。カナは最初から気づいていたはずだった。でも、それを認めたくなかった。
「藤岡……私は……お前が……」

つづく
247プレーンヨーグル:2008/04/20(日) 21:56:42 ID:dj0By+h3
藤岡×カナの卒業式ネタです。コテはシュウイチ×チアキが好きなのでこれにしました

頻繁には来れませんが、なるべく早く後半を書きたいと思います
248名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:01:59 ID:p0HkFyjh
>>239
関係ないのは引っ込んでてくれ
お前らがやったのは“作者を潰す行為”だ
249名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:03:02 ID:H6FsxQMv
おーk−GJ!
だが神聖保坂帝国までしか読んでない
250名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:21:49 ID:DhIGHju8
>>248
作者でもないのに、何でそこまで躍起になる?
暴言を吐いたわけでもないし、荒らしたわけでもない。
まあ好みを主張したかもしれないが、それをどう受け止めるかは書いた本人の問題だろう。
これで作品の内容に関する暴言ならば考えようだけど。
251名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:26:46 ID:DhIGHju8
連投すいません。

>>247GJです!
初めは異次元ギャグかと思いましたが、カナ×藤岡の純愛ものに期待します。
252名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:27:18 ID:I49W6yW5
>>247
wktkして待ってる。
253名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:19:33 ID:z+zLdmAV
神聖保坂帝国か……保坂は人の上に立つべき人材なのかどうか判断に迷うなw
あの溢れんばかりの才能をフルに無駄遣いして俺達の想像の遥か斜め上を行く政治をしそうだ
254名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:22:19 ID:I49W6yW5
>>253
どっかのバカ王子を思い出したw
古いネタですまないが
255プレーンヨーグル:2008/04/20(日) 23:55:05 ID:dj0By+h3
神聖保坂帝国の元ネタはお察しの通りアレですけど……

記憶改竄とか記憶操作なんて能力はないんですが、相手に気持ち悪いという感情を与えるくらいですかね
256名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 00:37:08 ID:PEzVvmRI
>>234
亀だがGJ!

それにしてもこの仕事の早さ……この野郎氏にならおかしな事されてもいい。男だけど。
257名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 01:04:33 ID:azDg2OAt
>>250
>>228
>ならてめぇもレスすんなゴミクズ。これって暴言じゃないの?

>暴言を吐いたわけでもないし、荒らしたわけでもない。
>まあ好みを主張したかもしれないが、それをどう受け止めるかは書いた本人の問題だろう。
>これで作品の内容に関する暴言ならば考えようだけど。
「センス無い」「このスレで投下しても恥かくだけより一層の精進をして出直して」
これは作者を深く傷つける言動じゃないの?もうこれは人間として恥ずべきことだよ

258名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 01:46:32 ID:Kbkr0+HN
>>257
228のは227に対してであって、作者に対するレスじゃないだろ。
それに「センス無い」「出直して来い」などの発言が暴言かどうかは作者が決めること。

それ以上に、人として恥ずべき発言って、作者本人みたいな反応だね。
259名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 01:50:14 ID:azDg2OAt
>>258
客観的にみてどうみても暴言ですね
お前の論でいくと作者本人が出てこない限りどの発言も暴言にはならなくなるな
明らかな暴言を擁護するお前のこそさっきの暴言吐いた香具師みたいだな
260名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 01:59:34 ID:Kbkr0+HN
>>259
客観的になんて他の意見聞いてみないと分からない。
何故そこまで>>68を擁護するのかは分からないが、作品の内容が悪くなければ批判は起きないわけで。
ただ>>68のは極端過ぎたっていうか、みなみけの作風に合わなかったってことだろ。だから批判が行き過ぎたんだ。

こうやって議論している間に、このスレが過疎らないことを祈る。
261名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 02:17:06 ID:ujwaqL2N



―――――――――コレより下、議論を続ける人間は問答無用でNGに登録、またはヌルーでお願いします――――――――――――

262夢1:2008/04/21(月) 03:11:53 ID:oNBTU7Zz
「うー、あれ、チアキ・・・?」
カナが物音に目を覚まし、枕元の時計に顔を近づけてみると午前2時
過ぎである。開かれた扉に、後ろの淡い光を背にシルエットとなって
チアキが立つ姿があった。
「こんな夜中にどうしちゃったの?」
チアキは言い難そうに言う。
「怖い夢見てしまったんだ。一緒に寝てもいいかな?」
「しょうがないなー。こっちこいよ」
いつもはしっかりしている妹がたまに見せる甘えた行動がちょっと
おかしい。布団をめくってチアキに入るようにうながした。
「こういうときはハルカのところには行かないんだな」
「ハルカ姉さまを起こしたら、明日に差し支えたりして迷惑だろ」
「じゃあ私ならいいのか」
カナはちょっと笑って言う。チアキは笑わずに、しばらく沈黙して
から消え入りそうな小声で呟いた。
「ありがとう」
「別にいいよ、気にしなくても。怖いときは怖いもんね」
「カナも怖い夢をみることあるのか?」
「私も小さいときはハルカの布団に逃げ込んだことがあったよ」
「それは意外だな」
263夢2:2008/04/21(月) 03:12:21 ID:oNBTU7Zz
「なんでだよ? まあ最近はすぐ寝付くし、熟睡して怖い夢なんて
みなくなったからな」
カナは横を向いて寝ていて、背中のところにチアキがくっつく格好
になっていた。
「で、どんな夢をみたの」
「・・・」
「怖い夢だったのか? 話してごらんよ、私も目が覚めちゃったし」
「カナが・・・カナが死んじゃった夢」
そういうと急にしくしく泣き出した。慌ててチアキの方に向き直る。
「どうしちゃったの一体? 私が死んじゃうのがそんなに悲しいの
か、いつもは馬鹿野郎扱いなのに」
冗談を言ってもチアキの嗚咽は止まらない。
「私が・・・私が鉄アレイでカナを殴って・・・」
「大丈夫だよ、私はそんなことじゃ死にゃしないよ」
「ごめん・・・なさい」
「いいよ別に謝らなくても。そういう夢を見ることもあるよ」
夜見た「先生と二宮君スペシャル 愛憎編」の暴力シーンが悪かった
264夢3:2008/04/21(月) 03:12:46 ID:oNBTU7Zz
のか? やっぱりチアキもまだ小学生なんだ、カナは考えた。
「もう心配しなくていいから寝なさい」
しばらく声を抑えて泣いていたが、しばらくするとチアキは寝息を立て始めた。
(私ももう少し愛される姉にならなきゃだめかもね・・・しかし何で鉄アレイ?)
不思議に思ったが、特に追求することもなく、すぐ眠りに落ちた。

おわり

265名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 03:13:21 ID:oNBTU7Zz
ごめんなさい。保管庫に入れてもらわなくていいっす。
おやすみなさい。
266名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 03:55:12 ID:1J/wlUlW
すごくGJなんだよ?
乙なんだよ?
この空気でSS投下してくれるなんて嬉しいんだよ?


でもよりによって凶器が鉄アレイって、おまwww
267名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 04:43:25 ID:azDg2OAt
>>260
第一読ませてもらってる立場のくせに言いたい放題する住民も問題あるかと思う
>みなみけの作風に合わなかった
そうは言ってもここは創作スレだぞ原作設定無視も日常茶飯事じゃないか
それに大して>>68に個人の独断と偏見で読み専の輩がごちゃごちゃと文句垂れ流すことに問題があるといっているんだ
268名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 07:41:17 ID:vJ2s25yd
個人の独断と偏見でいうなら書くほうにもあるだろう。
それで合わなければ書かなければいいんだし、必ずしも読み手に合わせる必要も無い。

大体、読ませてもらってるって、書き手ってそんなに偉いのか?
269名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 08:30:28 ID:fJbNTPNn
投下しにくい雰囲気を作るなってことだろ、要は。
そんなにつっかかる事でもないだろうに。
270名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 09:25:52 ID:4Dmk5pY8
せっかくの良スレが荒れるのはともかく残念だ。
271名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 19:40:24 ID:SJTFdBo/
>「先生とニ宮君スペシャル 愛憎編」
凄く見たいw
ニ宮君がヤンデレ化するのか? 
272名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 19:56:28 ID:GWdX5ZoV
>>271
嫁と姑のいざこざじゃないか?
273名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 20:22:27 ID:ZouGL6IK
二宮君が先生の生首抱いてヨットで旅に出るんだろ?w
274名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 20:43:22 ID:RU8vhM8T
Nice boat.
275名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:27:23 ID:8bKwtj7B
まぁよくある流れだな、議論してる奴は他のスレ見てこい
276名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:33:21 ID:fgGPMtTc
他所のスレにゴミクズを廻すな
ここで飼わなきゃ
277名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:22:52 ID:vMw0NdJV
まあ、それぞれ言いたいこともあるんだろうが、
正論も言い方によっては角が立つ。
我々ががこのスレで立たせるべきは、そんなものじゃないはずだろう。

我々のこの場での至上命題は
「桜場コハルの作品のエロパロを書いてみたり
ワクテカしたりしてマッタリする」
ことだろう。

そのためにも多少のことは腹の中でおさめようよ。
せっかく6スレもいい感じで続いてきたのに、
こんなことで駄目になってしまっては、あまりにももったいないじゃないか。

ほんと頼むよ。心から頼むよ。
278名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:58:13 ID:PBZDfTA5
いやこの流れで
279名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:35:20 ID:ZG4S6j7x
議論ならまとめWikiの掲示板使えば?
あるいは避難所として
280名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:42:24 ID:NRgClsS+
そういや過去ログの補完はどうなっていますか?
281名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:49:22 ID:RU8vhM8T
>>280
4スレ目を補完中 とある
4スレ目までは完了してるのかな…?
282名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 00:21:25 ID:Y7bPbXRT
カナかわいいよカナ
283名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 04:30:22 ID:czxv7txe
人知れずwikiを更新してくれてる、wikiの中の人にGJと言わざるをえない!
284名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 22:40:16 ID:FI4fQWs2
うむ、そうだな。
3スレ目からは特に大変になってきたというのに、よくやってくれてる。

というわけで、更新してくれてる人、ありがとう。
285名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 23:44:55 ID:PQMp0C8b
感謝祭だね。

wikiの中の人、本当にありがとうございます。御苦労さまです。
286名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 00:12:36 ID:4ex1PzRt
Wikiってさっぱり扱ったことないけど
…編集するのっていろいろ大変そうだなぁ
287名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 02:03:52 ID:T14YlqAq
ところで、ここって
千秋×マコトとかってあんま認められてないのかな?
本スレとかでは結構好きな人多そうなんだけど
288名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 02:12:31 ID:GpLBhV3A
別に認めないとかないでしょ
289名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 02:30:43 ID:4ex1PzRt
むしろ、どんとこい
290名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 03:36:56 ID:A6v40PE0
言ったからには書いてもらうからな!
291名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 06:50:30 ID:eRIMBOQj
ところで、ここって
千秋×冬樹とかってあんま認められてないのかな?
本スレとかでは結構好きな人少なそうなんだけど
292名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 08:46:39 ID:T14YlqAq
>>291
それは本スレでもここでも認められてない
293名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 09:09:38 ID:Y1qik7OE
みなみけにケロロ軍曹のキャラはちょっと……
294名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 16:38:05 ID:Vs6/gu+2
クロスオーバー用のスレもあることだしな

>>287
カプが理由で叩くのはお門違いだから別に気にすることはない。
かといって、男同士とかは勘弁だが。
295名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 17:58:40 ID:A6v40PE0
過疎った…だ……と?
えぇい!職人はどうしたー!投下してくれよ!!カナ可愛いよカナ!!



言うだけでSS書かないゴミヤロウですみません
296名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 19:42:52 ID:epjUBCXP
カナのキャラソンが可愛すぐる件
保坂はどこまでも自重を知らない奴だがそこがいい
297名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 21:25:00 ID:SAtzK1eQ
王道の
フジカナ新作まってます!

もちろんカナの家で二人きり。
298名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 23:44:23 ID:Y1qik7OE
お茶を濁すよ
エロスの欠片も無いけど。
299この野郎:2008/04/23(水) 23:46:32 ID:Y1qik7OE
今日も今日とてボーっと過ごす。
いつもと違う事と言えば、ハルカとチアキが買い物に行ってて留守なのと、
私が家に呼んだから……と言って、家にやってきた藤岡がいるくらいか。
それにしてもコイツ、たまに突然来るけど、本当に私は約束しているんだろうか?
ただ単に家に来たいだけじゃないの?…………ん?でも何で家に来たいんだ?
いつも、だいたい昼過ぎに来て、「夕飯呼んでくれたじゃない」とか言ってくるんだよな。
今日だって2時くらいに着て……昼過ぎ? 夕飯前?

――――ジリリリリッ!

突然目覚ましが鳴る。時刻は3時。そうだ私がセットしたんだった。
冷蔵庫に走り、ケーキを取り出す。しかしまいったぞ……ケーキは一個しかないと言うのに。

――――はっ!!

まさか藤岡の奴、おやつが目当てで昼過ぎに来てるんじゃ……
だとしたら、今日私がケーキを食べるのを知っていて、ノコノコ現れたのか?
まったく、涼しい顔してしたたかな奴だよ。だがこのカナ様の目は誤魔化せなかったようだな。
そうと分かればケーキを机に置いて、まずは藤岡をけん制だ。

「藤岡、私は今からおやつ……ケーキを食べる」
「そう」
ニコニコ笑いやがって……ふふふっ、だがこのケーキはお前の口には一口も入らないんだよ。
「先に言っておくが、ケーキは一つしか無い。そして私はお前に分ける気も無い」
「うん。いいよ、オレお腹すいてないし。気にしないで南が食べなよ」

――あれ?なんかあっさり諦めたな。ハルカ達がいないからか?
まぁ別にいいけど。

「では、いっただっきまーす……あむっ、…………ん〜! おいひぃ〜♪」
ココのケーキはすごいんだよ。何が凄いって、上にもスポンジの間にもイチゴがたっぷり入ってて、
どこを食べてもイチゴが…………って、うわぁっ! 藤岡の奴凄くこっち見てるぞ……
笑ってはいるが、あの目はどう考えてもケーキを狙う狩人の目だ。

うぅ……なんだ、さっきから突き刺さるような視線を感じて、ケーキの味が良く分からないぞ。
くそっ、藤岡の奴、こんな攻撃を仕掛けてくるとは……。
こうなったら一口だけやって……いや、待て。ここはこのケーキの中でも一番のメイン。
そうだ、藤岡にはこの端っこの部分の、生クリームだけ食べさせよう。
私はスプーンでクリームをすくい、藤岡に差し出した。
300この野郎:2008/04/23(水) 23:48:01 ID:Y1qik7OE
「藤岡、仕方ないからお前にも一口だけ分けてやるよ」
「え? でも……」
「遠慮するな」

どうせ生クリームだけなんだから。
しかしどう言うつもりだ?なかなか私からケーキを受け取ろうとしない。

「あっ、じゃあさ、キッチンからスプーン借りていいかな?」
「ん? そりゃかまわないけど……?」
なんでわざわざ一口食べる為に、新しいスプーンを用意する必要があるんだ?
パクッと一口食べれば終わりなのに……一口…………

――――あっ!!

「まて、藤岡!!」
「ど、どうしたの? 大声出して」
ふんっ、良く言うよ。お前が新しいスプーンを出したい理由は分かってるんだ。
どうせ食べた後に、そのスプーンでなし崩し的に、私のケーキをつつくつもりだったんだろ?
でもそうは行かない。

「やっぱり駄目だ。このスプーンで食え」
「えぇぇ?! 」
やっぱりこの慌てよう、図星だったようだな。

私は藤岡を元の席に座らせ、クリームをすくったスプーンを渡そうとした。
……だが待てよ。良く考えたらスプーンを渡すのは、ちょいと危険過ぎやしないか?
もしそのままスプーンを奪われたら、私のケーキはすべて藤岡に…………よし、

「藤岡、あーんしろ。私が食べさせてやるから」
「な゛っ……!!」
私は立ちあがって、藤岡の口元にスプーンを近づけた。
どうやら万策尽きたようだな。顔を真っ赤にして戸惑っている。私の勝ちだ。
「ほら、どうした? あーんしてごらん」
「ん……っ、……あーん…………」

藤岡は、スプーンを咥えるといっそう顔を赤くして少し震えている。
許せ藤岡、これは戦いなんだ。私だってお前にケーキを譲るわけにはいかない。
私は席に戻り、ケーキを食べ始めた。
301この野郎:2008/04/23(水) 23:50:08 ID:Y1qik7OE
ど、どう言う事だ……なんかさっきよりこっち見てないか?
一口じゃ足りないって事か?どこまで貪欲な男なんだ、お前は!!
しかし私だってそんなに甘くはないぞ。一口は上げたんだから……
「あむっ……んぐ、んぐ……っ」

私がケーキを口に運ぶと、藤岡はまたまた顔を赤くして、今度はポーっとした顔でこっちを見ている。
なんなんだ?お前はそんなにケーキが好きなキャラだったのか?くいしんぼキャラなのか?
とにかく私はもう我慢できなかった。

「藤岡! お前、さっきからジロジロ見てどう言うつもりだ!」
「えっ?! いや、あの……間接キ…………じゃなくて、く……口にケーキのクリーム付いてるよ!」

ふんっ、どうせ苦し紛れのいい訳だろ。……そう思いつつも、とりあえず唇を指でなぞってみる。
――ん?確かにクリームが付いてるぞ…………うまい事逃げたな。ラッキーな奴め。
そう思いながら、指に付いたクリームを見つめていると、妙案が浮かんだ。
あっ、そうだ。こんな欠片……クリームでも、ケーキはケーキ、一口は一口だよな?

「藤岡、もう一口やるから、そんな目でじっとこっちを見ないでくれるか?」
「え?! オレ、何か変な目で南の事見てた?」
まだとぼける気か?まったくお前って奴は末恐ろしい男だよ。

「あぁ、凄く。だからあと一口やったら、食べ終わるまであっち向いてろ。」
「分かった……そうとは知らずごめん」
藤岡の返事を聞いて、私は人差し指を突き出す。

キョトンとする藤岡。そうだろそうだろ、なんせお前にくれてやるのは、
ケーキはケーキでも、私の口についていたこの少量のクリームだけだ。
しかし今頃気づいても遅い。もうお前は約束してしまったんだから。

「さぁ、観念して口を開けろ!」
「ちょっと、南……そんなっ…………んぐっ……んんーっ!!」
私は指を藤岡の口に突っ込んで、舌にクリームを塗ってやる。
これにより、ケーキの奪い合いは私の完全勝利。

この後藤岡は、約束通り壁の方を向いて座った。
その顔は真っ赤で、頭から煙をプスプスだして、独り言を呟いている。
よほど悔しかったんだろう。

結局この後、藤岡は私と一度も目を合わせる事無く帰って行った。
302名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 23:52:13 ID:Y1qik7OE
>>297の書き込みを見て、書いたんだけど、
どうもカナ×藤岡を書くと、なかなかエロに繋がらないんだ。
まったく歯がゆいよ。
303名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 00:02:36 ID:SUJAIAcy
GJ!この甘酸っぱい雰囲気がたまんないんだよw
304名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 00:50:22 ID:ZrLqLQKd
>>302
乙です
っ旦~
305名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 07:49:03 ID:BD4LCJrR
>>302
GJ。それだけのSS書けるだけじゃなく、
ぱっと思いつくのも凄いものだよなぁ。
306名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 09:27:27 ID:dkNSqztU
>>302
なるほど、これがフジカナの真髄か・・・すごくいい
307名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 13:24:52 ID:iPACQBDr
>>302 GJ!
寸止めになったままのハルカマコもよろしくお願いします。
308名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 18:58:09 ID:e7NrTuLJ
>>302GJ
他の人も言ってるが、こういうノリこそカナ×藤岡の真髄だよな。

しかしまとめwiki見て、トウマ×藤岡が少ないことに驚いた。
もうちょっとあってもよさそうなもんだと思うのだが。
309名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 20:52:36 ID:oBzXGg8f
>>302
なんというGJカナ藤…この野郎氏はまちがいなく良質職人
310名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 22:25:47 ID:OvLNgzVr
ハル×マコ読者の俺は首を長くして待ってます
311名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 00:39:09 ID:ROC4+e48
なんなんだこのGJなカナ×藤岡は

ハル×マコもwktkして待っています^p^
312名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 15:16:56 ID:l2JKSriD
沢山の感想に、涙でPC画面がよく見えないよ。
ハル×マコも頑張って書きます

でもその前に、今日は「生理が2か月以上来ないんだけど」とか言われたので、
それを材料にSS書いてみた。2レス投下します。
313この野郎:2008/04/25(金) 15:17:39 ID:l2JKSriD
「藤岡、生理が来ないんだけど」
あぁ、また南がおかしな事言い始めた……
はたしてそれは学校でするような話なんだろうか? いや、それ以前に
「そんな事オレに言われたって、どうする事も出来ないよ」

これがオレの素直な気持ち。
オレがどう頑張ったって、南の生理をどうこう出来ないんだから。
しかしこの後、南はとんでもない事を言い出した。

「何言ってんだ、この子の父親はお前だろ?」
少しも出ていないお腹を擦りながら、さも当然と言った様子で南はそう言った。
でもそれは絶対にない。だってオレ達、そんな既成事はおろか、キスだってしてないんだから。
……って言うか、付き合ってすら…………止めよう、これ以上考えると悲しくなる。
とにかく今は、南の誤解を解かないと。

「あのさ、オレ達別に子供が出来る様な事してないでしょ?」
「でも、この前私と寝たじゃないか」
「えぇ?! そ、それは南が昼寝をしようとか言いだしたから……」
って、そんな事を言ってる場合じゃない。

クラス全体がざわざわと騒ぎ出し、すべての視線がオレ達に向けられている。
「南、ちょっと」
「うわっ! なんだなんだ?! おい、どこ行くんだよ!」
オレは南の手を掴んで、逃げる様に教室を飛び出した。

家庭科室……ここなら今は誰も使って無いし、幸い鍵も空いている、
ここで今度こそちゃんと南の誤解を…………って、南の様子がおかしい。
なんて言うか、南がこういう顔してる時は、大概とんでもない事を考えている時だ。

「ふ……藤岡、いくらなんでも強引過ぎやしないか……?」
「え?」
「だからさ、その……夫婦が人気のない所でする事って言ったら……夫婦の営みって言うか、その……アレだろ?」
南の中でオレ達はもう夫婦になってるのか。まぁそれ自体は嬉しいくらいなんだけど。
でもやっぱりちゃんと説明しないと。

「あのね、別に一緒に昼寝したくらいで子供なんて……」
「キ、キスだけだからなっ!」

南は説明も聞かずにそう言うと、顔を赤くして目をつむり、あごを少し上げて唇をオレに向けた。
314この野郎:2008/04/25(金) 15:19:51 ID:l2JKSriD
えっと、してもいいのかな? でも南は勘違いしてこう言ってるだけだし……
いや、こんなチャンス二度と来ないかもしれないぞ! これをきっかけに南と深い仲に……って、
何考えてるんだオレは! そんな南をだましてキスをする様な事……オレには、オレにはっ……!!

「何してる、誰か来たらどうすんだ。早くしろっ!」
「うん」
神様ごめんなさい。オレにはこの状況でキスをしないという選択肢は無かったようです。
南の肩を抱いて、唇を近づける。
あんな強気な事言ってたけど、南の肩は少し震えていた。

唇を重ねると、南はオレの制服をギュッと掴んで目を開いてしまった。
と言うか、南が目を開いたのが分かったって事は、自分も目を開いていた訳で、
キスをしながら目が合うと言う、とんでもなく恥ずかしい状態に。
耐えきれなくなったのか、南は制服を掴んでいた手でオレを突き飛ばし、出口へ向かった。

「ほ、……ほら、藤岡! さっさと教室戻るぞ!」
「あっ、うん」
恥ずかしそうに顔を真っ赤にする南。
しかし、出口の所で立ち止まると、一人で何か呟き始めた。

「藤岡……ん? でも結婚したら私も藤岡になるんだよな。じゃあ……」
声が小さくて良く聞き取れないけど、何か真剣に考えている様だ。
すると南は、何かを思いついたようにこちらを向き、オレを指差し大声で叫ぶ。
「ほら、さっさと行くぞ! あ……あなたっ!!」
「あなた?!」
「ん? あっ、そっか。子供が出来たんだからパパか? 行くぞ、パパ」
結局南はそう言って教室へ戻ってしまった。
でも嫌な気はしない。むしろ、こんな時間がもっと続けばいいのにと思ってしまう。

この日家に帰ると、オレは机に向いこんな事を考えていた。
「オレも南を『南』って呼ぶのはおかしいかな? 夫婦だったら……おまえ? いや、これはちょっと……
 じゃあ、……カ、カナ? ……カナ。うん、これだ!」
気づくと、この状況を楽しんでいる自分がいた。

次の日、学校で南を見かけ、オレは早速名前を呼んだ。
「お……おはよう、カナ!」
「なんだ? 藤岡、馴れ馴れしいぞ」
「え? 藤岡? あれ??」

あっけらかんとした態度。話しを聞くと、昨日の夜無事に生理はきたらしく、晴れて誤解は解けたらしい。
良かった様な、ちょっと残念な様な……
そんなオレに南は去り際、ソッと近づき耳元で囁く。

「き……昨日、家庭科室でした事…………絶対内緒だからな」

315名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 15:23:47 ID:l2JKSriD
ちなみに、藤岡はお昼寝の最中、キスもしていないし既成事実も無かったとは言え、
こっそりカナの胸を触ってました。
悪い男です。
316名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 15:35:08 ID:nmzzf/YQ
カナのバカ野郎っぷりがとても気持ちいいw
生理云々言われる環境にあるこの野郎氏に嫉妬
317春樹:2008/04/26(土) 00:39:46 ID:FFR02aQy
この野郎氏の良作の余韻も冷めやらぬまま、投下させていただきます。
318にー・おん・ざ・がーるず:2008/04/26(土) 00:41:52 ID:FFR02aQy
 それは放課後のことだった。

 いつもの通り南家に行くために帰り支度をしていた矢先。
「ねぇ内田」
「うん、何、吉野?」
「膝枕って気持ちいいのかなぁ?」
 突然のぶっ飛び発言に内田の脳内は「?」になった。
「な、何いきなり言ってるの?」
 尤もな疑問である。唐突に膝枕がどうのと言われても答えようが無い。
「いきなりも何も言葉通りの意味だよ。どうかなぁと思って」
 どうかなと言われても内田には分からない。膝枕をした経験が無いだけに的確な答えは存在しなかった。
「そ、そんなのよく分からないよ。でも、何でそんなこと聞くの?」
「今日、チアキの家に行くでしょ?」
「うん、そうだけど……」
「藤岡君も来るのかな?」
「さ、さぁ……」
 まったく要領を得ない会話だ。何故そこで藤岡の名が出てくるのか内田にはさっぱり分からない。
「もし先に来てたら、チアキはいつも通り藤岡君の膝の上に座ってるかもね」
 内田はにこやかに言う吉野の言葉をそのまま聞き流しそうになったが、ある部分で引っ掛かった。
「ねぇ吉野、さっきの話ってもしかして」
「そう、チアキと藤岡君を見てそう思ったの」
 つまり膝枕のくだりである。
「でも、あれって膝枕じゃ……」
「普通、膝の上に座ることなんてないじゃない。だから膝枕の方が想像しやすいでしょ?」
 無いよ、と続けようとしたところで遮られる。
 随分と唐突で回りくどい質問の仕方だったが、これが軟考不惑の吉野嬢と言われる所以なのだろうと思うと
 突っ込む気も無くしてしまう。まあ吉野に対してツッコミは不毛だが。
「まぁそう言われれば分からなくもない、かな」
 突然の質問で面食らったが考えてみると確かに藤岡の膝の上、もしくは足の間に座っている千秋は気持ち良さそう
 というか気楽そうである。その様子はまったりといった表現の方が相応しいのかもしれない。
319にー・おん・ざ・がーるず:2008/04/26(土) 00:43:07 ID:FFR02aQy
「そういえばトウマも座ってたよね?」
「あ、そうそう。トウマも藤岡君と話す時は大体膝の上だよね」
 自分達が南家に遊びに行った時は、必ずと言っていいほど二人はあの体勢でいたことを思い出す。
 あの時の冬馬は心地良さそうに背を預けながら藤岡との会話に興じている。
 確かにそう考えてみると、膝の上もしくは太ももの部分というものは人を安心させるものなのかもしれない。
「でも、もしかしたら藤岡君の膝の上だからいいのかもしれないよね?」
「えっ?」
 それはどういう意味かと内田が視線を向けた先には、表情がいつもと変わらない吉野が居る。
 しかし、意味深な言葉を吐く時の彼女の瞳は得体の知れない何かを感じさせた。
「内田はどう思う?」
「さ、さあ、でもそれはチアキやトウマが藤岡君と仲がいいからだと思うけど……」
 誰も好き好んで嫌いな相手の膝の上に乗りたくは無い。少なくとも内田ユカの本心としてはそう思っている。
「じゃあ、試してみよう?」
 はっ? という表情を作って内田は呆気に取られた。
「私たちも藤岡君の膝の上に乗せてもらおうってことだよ」
「私“たち”って、私も!?」
「うん」
 最高に良い笑顔で頷く吉野の提案に内田は狼狽した。
「だだだ、駄目だよ! 藤岡君とそんなに親しくない私たちが頼めるわけないし、それにチアキたちがなんていうか――」
「おーい、チアキー」
 何故かうろたえる内田に構わず、吉野はちょうど教室に入ってきた千秋を呼び止める。
「ん、どうした?」
「あのね、熊田先生が保健室に来て欲しいって言ってたよ?」
「ええっ?」
 吉野の言葉に硬直する内田。そんなことまったく聞いた覚えは無い。
「熊田先生が? 何だろう……」
 しかし、それを信じた千秋はそのまま教室を出てしまった。
 もし内田の口からであれば千秋に疑われたであろう。普段から顔色一つ変えない吉野だからこそ出来る芸当だった。
「それじゃ、いこっか」
 呆気に取られる内田を促し、吉野は事も無げに教室を出る。
 その背を追いかけながら内田は改めて彼女の恐ろしさを実感した。
320にー・おん・ざ・がーるず:2008/04/26(土) 00:44:41 ID:FFR02aQy
「おお、内田、吉野。チアキならまだ帰って来てないぞ」
 夏奈に出迎えられ、それはそうだろうと内田はぎこちなく頷くことしか出来なかった。
「あれ、そうなんだ? 何かあったのかなぁ」
 千秋が帰ってこない原因を作った本人はのほほんと首を傾げている。本当に恐ろしい子である。
「まあ、もうすぐ帰って来るだろうし、その間私の暇つぶしにでも付き合ってくれ」
 夏奈は夏奈で相変わらずだった。
 リビングに通されると、食卓の上にジュースやお菓子、漫画雑誌などが乱雑に置かれていた。
 これらから相当暇だったことが分かるが、夏奈であるだけにいつものことなのかもしれない。
 この様子だと春香もまだ帰ってきていないのだろう。
「さて、諸君。私に面白いことをしろ!」
 三人が席に着いた途端、元気さに満ち溢れた顔で傲岸不遜ともいえる宣言をする夏奈。
 内田が今日何度目の唐突な発言なのか押し黙っている時である。
「じゃあ、カナちゃん。ちょっといいかな?」
 不意に吉野が立ち上がった。
「お、何だ何だ吉野、何か私を楽しませることでもやってくれるのか!?」
 夏奈が期待に満ちた面持ちで吉野を見上げる。内田も期待しかけたがすぐに怪訝な表情に変わった。
 率先して行動に出るのは彼女らしくない珍しいことだからだ。
 吉野は何も言わずその場を移動する。歩いていく先には夏奈が胡坐を掻いて座っている。
 まさか、と内田が目を見開いたその時、思っていたことが現実になった。
321にー・おん・ざ・がーるず:2008/04/26(土) 00:46:19 ID:FFR02aQy
「お、おい……!?」
 吉野は何の躊躇いも無く夏奈の上に座ったのである。
 内田は教室での吉野とのやり取りを思い出したが、まさか藤岡でなく夏奈でやるとは想像もしなかった。
「うーん……」
 動揺する夏奈や内田のことなど知る由も無く、吉野は膝の上で何か考えるようにして目を瞑っている。
 そのまったりとは掛け離れている姿に内田は先程の驚愕も忘れて感想が気になりだした。
「おい、吉野! これは何の真似だ!?」
 しかし、膝の上に乗られている夏奈としてはこの状況には冷静では居られないようだ。
 妹の友達という関係だけで突然膝の上に座られれば驚くのも無理は無い。
「ど、どう?」
「うーん、内田もやってみたら?」
「えっ!? 私も!?」
 気になっていたところでの吉野の誘い。
 少しの間考えたが、そこは内田も女の子。吉野が退いてくれたため好奇心が勝った。
「じゃあ、少しだけ……」
「こら、無視するな! ていうか、内田まで!?」
 騒ぐ夏奈はこの際置き、内田も夏奈の膝に座ってみた。
 吉野が今まで座っていたせいか少しだけ温かかった。だが、重要なのは温度ではない。
「うーん……」
 藤岡の膝の上に座っている千秋や冬馬の様子を脳裏に浮かべながら、内田は夏奈の椅子に座って考える。
 あの二人は何を思って藤岡の膝の上に座ったりするのだろう。
 そして考えた末に出た結論は。
「……分かんないや」
「だよね」
 やはり夏奈では無理のようだ。
「やっぱり本人で試してみないと分かんないよね」
 吉野の言葉に頷きながら内田は立ち上がった。
「? 何のことだ?」
 解放された夏奈は二人のやり取りに怪訝な表情を浮かべた。
 自分の知らないところで勝手に納得されても困るというものだろう。ましてや今まで膝の上に乗られていたのだから。
「い、いや、何でもないよ!」
「何でもないってこと無いだろう? チアキやトウマみたいな真似して」
 しかし、そこは夏奈である。馬鹿みたいな振る舞いはするが変なところで鋭い一面を見せるだけに油断は出来ない。
「実はダイエット効果があるんだって」
「何!? それは本当か!?」
「うん。だからカナちゃんで試してみたんだ」
「そうかそうか。だからチアキやトウマが藤岡の上に座っていたのか!」
 だが、さらに油断出来ない存在がある。滅茶苦茶な説明にも関わらず夏奈を煙に巻いている吉野は策士だった。
「よし、私もこれからは藤岡の上に座るぞ! で、座るだけでいいのか!?」
「多分。でも、こういうのって個人差があるから効果が出るかどうか分からないよ?」
「それでも構わない! 七夕の時にお願いしたのにも関わらず、まったく変わってないんだからな! ……色々な部分が……」
 夏奈と吉野のやり取りを眺めながら、何故自分は友達なんかやっているのだろうと、内田は物思いに更けていた。

 結局その日、藤岡は現れなかった。
 だが、吉野に諦めた様子は無く、いつしか内田もそのチャンスを窺うようになった。
322春樹:2008/04/26(土) 00:47:38 ID:FFR02aQy
今回はここまでで終わりです。
いつになるかは分かりませんが、続きを書こうと思います。
323名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 01:04:48 ID:ViefyhvX
チアキ×マコトSSマダー?
324名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 02:51:49 ID:khAFuENn
カナはアホだなぁ
325名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 08:26:52 ID:QNiQarx+
>>315
リコの反応が気になる内容だなw 気絶くらいはしてるかな?

>>322
wktkしながら待つこととするけど、
そのタイトルじゃ「少女達の上に乗る膝」になっちまうぞw
326名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 12:06:47 ID:eeCB9lIL
GJなんだが、
「彼女達の上に乗る膝」
が頭から離れないw
327名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 18:24:41 ID:mLI6OJbk
吉野…
恐ろしい子…!
328名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 01:10:30 ID:s6lPVI45
>>322
GJ
藤岡好きの自分にとっては
藤岡×内田、藤岡×吉野は待ちに待ってた
カップリングだからがんばってもらいたい
329名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 05:31:05 ID:vYTWMgRc
>>323
俺も同意見だ
330名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 09:13:32 ID:jJt/4aGa
しゃぶ
331名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 12:16:16 ID:gkOo0Wt3
まあ仕方ない。
「がーるず・おん・な・にー」じゃ
全然違う話を想像してしまう。
332名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 13:21:02 ID:LnD1PArq
一文字違うだけでえらい違いだな
333この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/04/27(日) 17:14:29 ID:6l6J1f3L
マコ×ハルカやっとこさ終わった。
4レス投下します。
334この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/04/27(日) 17:15:06 ID:6l6J1f3L
>>220

――――グチュッ……

「ひぁっ……んっ!!!」
ゆっくりとマコの指が膣内に挿しこまれ、私は思わず腰を跳ね上げて感じてしまった。
さっきまでと比べ物にならない刺激が、体中を駆け巡る。
「ハルカさん、痛くないですか?」
「大丈夫っ……ぁっ……だから、続けて」

指を途中で止めて心配するマコに対してが続けるように言うと、
マコは再び指を挿し込んでいき、
「全部入りました」
と、指が全て入った事を告げた。

マコの指が私の膣内を掻き回す様に動き、その度に口からはえっちな声が出て、
指の差し込まれている下の口からは、グチュグチュとイヤラシイ音が聞こえる。
すごい……自分でする時は、こんなに濡れた事なんて一度も無いのに、
マコにされてると思うだけで、どんどん溢れてきちゃう……
気持ち良い、すごく気持ち良い。

……でも欲を言うと何か物足りない。さっきまでは指でいいと思ってたのけど、
もっと奥まで突いて欲しい。もっと長くて太いもので――
ふとマコのソレに目をやると、先程イッたばかりにもかかわらず、大きいままの状態を維持していた。
あまりヤリ慣れない男の子は、一回イッたくらいじゃ小さくならないって聞いた事がある。
きっとマコだってもっと気持ち良くなりたいんだ。なら一緒に……

「マコ、私の中……気持ち良い?」
「え?! ……えっと、柔らかくて気持ち良い……です」
「じゃあ、マコがおちんちん入れたいなら……その、入れても良いんだよ?」

本当は自分が挿れてもらいたいくせに、変に強がりを言ってしまう。
するとマコは少し考えてから、クスッと笑い、
「はい。ハルカさんがそう言うなら、挿れてあげますね」
と言った。

恥ずかしい……恥ずかしい、恥ずかしい!! 
挿れてあげますね……って言ったって事は、マコは全部気づいてたんだ。
私の方が挿れて欲しいって思ってた事も、強がり言って誤魔化そうとした事も。
こんな事なら素直に「挿れて」って言えば良かった。
ホントに……これじゃどっちが年上で、どっちが年下か分かんないよ……。
私は両手で熱い顔を覆って、グッと恥ずかしい気持ちに耐えていた。
335この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/04/27(日) 17:15:33 ID:6l6J1f3L
「えっと……ハルカさん、もう少し足を開いてもらって良いですか?」
「え!? あっ、そうね。ごめんなさい」
マコにリードされる様にそう言われた私は、足を開いてマコが挿れてくれるのを待つ。
赤ちゃんを産む様なこの体勢を見られるのが恥ずかしいので、一秒でも早く挿れてほしい……
なのにマコは初めての挿入に戸惑っているのか、なかなか先へ進まない。
耐えきれなくなった私は、マコのソレを掴み、入口へ導く。

「んっ……ココだよ、……さっき指入れてたでしょ?」
「でも、ホントにこんな小さい穴に入るんですか?」
心配してくれるのは嬉しいけど、こっちだってずっとお預けされて我慢の限界、
私は手で掴んで入口に当てたまま、腰を落としてマコのソレを三分の一程差し込んだ。

「あっ、あん……っ! はぁっ……気持ち良……んんっ!!!」
マコのソレは一般男性に比べれば、小学5年生と言う事もあり相当小さいはず。
なのにこの気持ち良さ……気が遠くなりそりそうになる。
「続きは……自分で出来るよね?」
「はい、ごめんなさい。初めてで上手くできなくて……」

上手くできなくてごめんなさい?……私は、マコのそう言う初々しい所が大好きなのに。
「そんな事気にしないで、早く奥まで入れて。……ね?」
少しシュンとしたマコの頭を撫で、出来る限り挿れやすい様に力を抜いて、私の中へマコを迎え入れる。

膣の壁を擦りながら、
やがてソレは、先程の指の到達地点を超え、さらに奥へと突き進む。
私の指でも届く事のない、深い深いお腹の奥の方へ……

擦れる部分も指とは全然違う。
どうしても指だと全体を強く刺激できないけど、コレくらいの太さがあればそれは容易で、
私の膣内すべてを満たしてくれる。

「あっ、んん! ……ハルカさんの中……熱くて柔らかくて……凄く気持ちいです……」
「もう、まだ全然動いてないのに……挿れただけでイキそうなの?」

気持ちよさそうな表情のマコをからかうように、冗談交じりでそう言うと、
なんとマコは困った顔をしながら、本当に頷いてしまった。
え? 男の人って挿れただけで感じちゃうものなの?!

「うぁ……っ、ハルカさん、動かさないで……あっ、……くださぃ……」
「えぇ? 私、全然動いてないよ?!」
「でも、中でギュって……締め付けるんだもん……あっ、あっ! ダメ……もうっ……」

その言葉と同時に、体を震わせ、それに連動して私の中でビクビクと震えるモノの先からは、
ビュッ! と、勢いよく子宮口めがけて熱い何かが飛び出した。……まぁ、何かって言うか、精子なんだろうけど……。
マコはすべて出し終えると、ソレを差し込んだまま、力尽きたようにパタリと私の上に覆いかぶさる様に倒れこんだ。
336この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/04/27(日) 17:15:57 ID:6l6J1f3L
あまりにも突然であっけない終わり方に、少し不満が残るが、
胸の上で気持ちよさそうにしているマコの顔を見ていると、責める事なんて出来なかった。
私は膣内に力を入れ、マコの尿道に残った精子を、最後の一滴まで絞り取る様に締め付ける。
「んんっ……!!」
「マコがキスしないでイクなんて、凄く久しぶりだね」

マコの前髪をあげて、そっと呟く。
いつもイク時はキスをしていたマコ。何とも思っていなかったけど、それが無くなるとちょっと淋しい気もする。
そんな気持ちを知ってか知らずか、マコは首をのばして私に優しくキスをした。

「ごめんなさい。またオレだけ……今度こそ」
そう言って倒れこんでいた体を起こし、差し込んでいたままのソレを動かし始めるマコ。
「あんっ! マコ、まだ出来るの?」
「良く分からないけど……まだ小さくなってないから大丈夫と思います」

マコが腰を激しく動かし始めると、膣内からはじゅぶじゅぶと音が鳴る。
きっと私の愛液とマコの精液が、膣内で混ざり合ってエッチな音を出してるんだ……。
そう思うと興奮してしまう。
やがてその音はどんどん大きくなり、マコが腰を私にぶつけるたびに、
ピチャピチャと水音が響いている。

私の割れ目からは、おしっこを漏らしたように、精子の混じった白濁の愛液が大量に流れ出て、
ベッドにあった小さなシミを、どんどん大きくしていった。

「んぁ、……すごぃ、マコの精液……私の中で掻き回されて……エッチな音、止まらないよぉ……はぁん……っ」
「ハルカさん、まだですか? オレ……また――――」
「うん、私もっ、もう……イク、イクッ! ……イッちゃいそ……ふ……ぁっ、……んんんんッッ!!!!」

頭の中が真っ白になって、体の力が抜けていく。
そっか、私イっちゃったんだ……
また中でビクビク動いて熱いのがいっぱい出てる……マコもイッたみたい。

でも良かった。いろいろあったけど、最後は二人で一緒にイケて………………って、……ん? えぇ?!
脱力感に襲われている私の体が、上下に揺さぶられている。
まさか……と思ってマコの方を見ると、まだその行為を続けていた。

「マコ……? まだ小さくならないの?」
「んっ……あっ、んぁ…………」
ダメだ、聞こえて無い。…………えぇぃ! こうなったら意地でもマコのおちんちん、静めてやるんだから!
337この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/04/27(日) 17:16:21 ID:6l6J1f3L
 
――――んん……ん? 

気がつくと二人とも眠ってしまっていた様で、窓の外はすっかり明るくなっていた。
結局あの後、4時頃までエッチは続き、7回目の射精でようやくマコは落ち着いてくれた。
「もぉ……マコってば、元気すぎるんだからっ!」

そう言って、眠っているマコの額にデコピンをお見舞いする。
しかし疲れきっているのか、おでこを掻いただけで起きる事は無かった。

まぁ実のところ、私も同じく7回イッてしまったんだけどね……。
おかげでベッドも体もグショグショ。
こんなのチアキやカナに見つかったら大変。
私は窓を開けて部屋の空気を喚起して、眠っているマコを起こし、お風呂へ連れて行く。

お風呂で自分と寝ぼけているマコの体を洗い、マコに散々突かれた穴の中も綺麗に洗浄。
指で割れ目を開くと、ボトボトと白い液体が大量にこぼれおちる。

「これからはマコが来る時は避妊具用意しとかないと……」
そんな事を言いながら、
妊娠でもしたら大変と思い、中に指を入れて全て掻き出して風呂場を後にした。

後はベッドのシーツを洗濯機に放り込み、無事証拠を隠滅。
いつも通り朝食を作って、いつも通り振舞い、無事一日を終えた。






――――そして一ヶ月後


私は部屋でボーっとカレンダーを見ていた。
「今日でマコとエッチして丁度一カ月かぁ……」
確かマコとエッチする15日前に生理になったから、半月遅れか……


「まさかね――――」




おしまい

338この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/04/27(日) 17:18:55 ID:6l6J1f3L
最初からお付き合いいただいた方、途中からお付き合いいただいた方、最後のみお付き合いいただいた方、
長い事ありがとうございました。

最後にコレだけは言わせて下さい。






マコちゃんはオレの嫁!
339名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 18:28:47 ID:hIYiCAmE
お疲れ様!
次はマコ×マコトをお願いします
340名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 21:09:17 ID:6l6J1f3L
マコ×マコト?!ww
341名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 21:12:17 ID:+hgxFyUl
マコトが女装した自分を見ながら一人でするって話だろ
342この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/04/27(日) 22:11:26 ID:6l6J1f3L
>>339書いてる途中で頭が混乱した。

2レスだけの短編。マコ×マコト。
343この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/04/27(日) 22:11:58 ID:6l6J1f3L
――――2月14日 

「マコちゃん、本当にあのバカにチョコをやるのか?」
「……うん」

バレンタインデー当日、マコちゃんは千秋にマコトを呼び出してもらい、待ち合わせの場所へ向かっていた。
と言っても、マコちゃんは中学生。マコトとは何の面識も無いカナの後輩。
そんなマコちゃんがマコトを好きになった理由……それは、世に言う一目惚れ。
学校の帰りにカナと南家へ向かう途中、たまたまマコトと出くわしたのが切っ掛け。
なんて事は無い、カナはマコトとごくごく平凡な会話を少し交わし、マコトとマコちゃんが話す事は無かった。
しかしその日から、マコちゃんの夢に度々現れる程にマコトが気になってしまい、今日到る。

「あのなぁ、何度も言うけど、あいつは本当に馬鹿だぞ?」
「うん、それでも好きだから……」
「あんなのの、どこが良いんだ?」
「どこって言われても……その、カッコ良い所とか……」

チアキはしかめっ面をして、物珍しそうな目でマコちゃんを見ている。
そうこうしていると、約束の公園へ到着。
入口の所では、既にマコトが立って待っていた。

「遅いぞ南! ……で、用って何?」
「あぁ、ちょっとな……おい、マコちゃん。そんな所に隠れてないでこっち来い」
千秋に呼ばれて、電柱の陰からソッと顔を覗かせるマコちゃん。視線の先には大好きなマコトの姿が。
しかし当のマコトはと言うと、見ず知らずの女の子が現れて、いささか困っていた。

「……南、あの子誰?」
「あの子はマコちゃん。カナの後輩で中学一年生の、言わば先輩だ」
「へー……で、そのカナ後輩の先輩がオレに何の用があるの?」
「実はその後輩の先輩……ん? あれ? 先輩で後輩で…………とにかく、お前に話があるんだ。
 おい、マコちゃん! いつまでソコにいる気だ。さっさとコッチ来い」

千秋にどやされ、ようやくマコトの前に現れたマコちゃん。
その胸元に当てられた手には、手作りチョコをしっかりと持っていた。
「あ……あのっ、えっと……これ、チョコレート…………」
「え? 何? くれるの??」
突然綺麗にラッピングされた箱を差し出され、戸惑うマコト。
千秋がため息をつきながら、めんどくさそうにフォローする。
344この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/04/27(日) 22:12:38 ID:6l6J1f3L
「バレンタインデーにチョコレートを渡すんだ、さっしてあげなさいよ」
その言葉を聞いて、現状をようやく理解し、マコトは顔を真っ赤にして慌てだす。
「そ、そそ……そんなっ! 今日はじめて会ったのに……いきなり……」

「始めてじゃないよ。マコト君は覚えて無いみたいだけど、私達前に一度会ってるんだよ。
 その日からね、マコト君の事が気になって仕方無いんだ……だからチョコ受け取って欲しい。
 ハルカさんに作り方教えて貰って、一生懸命作ったから不味くはないと思うし……」

マコちゃんにしては上出来の告白。
聞いているだけの千秋まで顔を赤くしている。
「と、とにかく! マコちゃんは私の次にハルカ姉さまに好かれていて、
 料理腕も悪くない。 何を隠そう、ハルカ姉さま直伝だからなっ!」
「ちょっ、ちょっと待ってよ。さっきから出てくる『ハルカ姉さま』って誰の事?!」

そう、マコトは今までに千秋の家に行ったことが無かった為、ハルカが誰かを知らなかった。
「そうか、お前は会った事が無いんだな。ハルカ姉さまは私の姉にして、全知全能の神だ」
「そうなの? ……でもチョコレートって好きな人に渡すんでしょ? 本当にオレが貰っても良いの?」
「うん。だってコレ、マコト君の為に作ったから……」
「……じゃあ…………えっと、……ありがと」

マコトにチョコを渡せて、その場で小さくガッツポーズをするマコちゃん。
それを見て千秋が本日二度目の大きなため息をつく。
「はぁ……こんなののどこが良いんだか……マコちゃんは素材は良いんだからもっと、いい人がいるだろうに……」
「そんなっ! マコト君以上にいい人なんていないよ! 私はマコト君じゃなきゃ嫌だもん!」
「あぁー、もう……そう言う事は私のいない時にやってくれ。聞いてるこっちが恥ずかしいんだよ」

千秋のツッコミに3人とも黙りこみ、重苦しい空気が流れていた。
「じゃあ私達は帰るけど、マコトはホワイトデーにちゃんとマコちゃんに何か返せよ」
帰り際にはなった千秋の一言に、マコちゃんは慌てて訂正してマコトに話しかける。

「そ、そんなつもりで渡したんじゃないからっ! 気にしないで!」
「えっ……でも貰うだけなんて悪いし……大した物はあげれないけど、お返しはするから。
 えっと、じゃあ……ホワイトデーの日、同じ時間にここで待ってるよ」

予想外の展開に、少し困惑しながらも、マコちゃんはこの日一番大きな声で、
「うん!!」
と満面の笑みで返事をすると、マコトに手を振りながら千秋と去っていった。

「千秋、ありがと! おかげでホワイトデーにもマコト君に会えるよ♪」
「そうか、それは良かったな。でも、ホワイトデーの日は一人で行くんだぞ。私は忙しいんだ」
「えぇ――?!!」




マコちゃんの恋はまだ始まったばかり――。

345名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:47:39 ID:hIYiCAmE
GJすぎる!あんたのファンになりそうだ
346名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:50:29 ID:C8tFQ1cd
こうきたかw
やるなぁ…
347名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 23:31:27 ID:NgoJ8xE/
ごめん
俺にはむずかしくて理解できなかった(;´Д`)
348黒い人:2008/04/27(日) 23:52:51 ID:3/rBRIHN
お久し振りです。

いつぞやの『くろおか』の番外編的なものを7レスほど投下します。

今回はカナのお話です。
349黒い人:2008/04/27(日) 23:53:51 ID:3/rBRIHN
くろおか番外編 カナの試練

「藤岡……ちょっと話があるんだ」
その日、授業を終えた藤岡がそそくさと部活動に向かおうとカバンを手に取ると、
カナが珍しく神妙な面持ちで話しかけてきた。
もっとも、『珍しく』というのはあくまでもカナに対して活発なイメージしかない他のクラスメートの立場に立った表現ではあるが。
藤岡にとっては、このよう憂いを帯びたカナの顔を見ることは初めてではなかった。
(どうしたんだろう……。この前、ハルカさんとチアキちゃんに黙って買い置きのプリンを食べちゃった罰として、
 一人だけ『参加』させてもらえなかった時と同じような顔をしているな)
そんな記憶を思い起こしながらも、藤岡は他の生徒にもそう接するように、外当たりの良さそうな爽やかな笑みを浮かべて、
「どうしたの、南?」
その言い分に、カナはまたもどかしそうな表情を浮かべた。
だって藤岡は学校以外では自分のことを『カナ』と呼ぶはずなのに……。
どこか他人行儀だとすら感じてしまうその口ぶりに、カナはいてもたってもいられなくなった。
藤岡もまた、そんなカナの異常にやっと気付いたようだ。
「ちょっとここじゃできない話なんだ! 来い!」
カナは藤岡の手を引っ張ると、そそくさと教室の外へと連れ出した。
350黒い人:2008/04/27(日) 23:54:30 ID:3/rBRIHN
藤岡が連れてこられたのは校舎の外れの廊下。辺りに他の生徒の姿を見えない。
「藤岡……お前、最近私に冷たくないか?」
突然、カナの口から出た言葉に藤岡は目を丸くした。
「俺が……南に?」
「ほら今だって私のことをそうやって『南』と呼ぶじゃないか! ウチでは『カナ』と呼んでくれるのに……」
「でもここは学校だよ?」
「今は二人きりだ!」
呼称のことでご機嫌斜めなのは理解できた。しかし、カナにはまだ不満がありそうだ。
「それに……」
「それに?」
藤岡が先を促すと、カナは言いにくそうに口をもごもごさせると、
「藤岡は……最近ちっとも私の『相手』をしてくれない」
小さくそう心情を吐露してみせた。
351黒い人:2008/04/27(日) 23:55:22 ID:3/rBRIHN
「相手にしてないって、そんなことないでしょ。この前だって……」
藤岡の脳裏に先日の晩の光景が蘇る。
己の身体に群がる三姉妹。多くは語らずとも『欲しい欲しい』と語る三人の蕩けた瞳。
思い出すだけで股間が熱く硬直してしまいそうな淫靡に彩られた記憶だ。
だからこそ藤岡はカナの言い分に疑問を覚えた。しかし、
「そうだけど……たまには私だけを相手してくれてもいいんじゃないか?」
カナはまるで玩具をねだって駄々をこねる子供ように物欲しげな顔で主張した。
藤岡としても、南家三姉妹を皆、手中に収めた今となっては誰にいつ手を出すも自由という夢のような状況ではあるが、
三人とも平等に愛さなくてはという思いからか、最近では全員同時に相手をすることが多かった。
しかしそれに対しては三人は三人とも不満のようなものはないと思っていたのだが……。
「そもそも藤岡は……最初は私のことを好きだったんだろうっ?」
「そうだね……」
それは確かにそうだ。が、いつまで経っても己の好意に気付いてくれないカナに業を煮やし、
結果としてこのような形になってしまったわけではあるが。
「だったら……たまには私だけに……その……エッチなことをしてくれてもいいんじゃないか?」
心なしかカナの下半身がもぞもぞと何かを欲しがるように僅かに動いているのを見て、藤岡は心の中で思わずほくそ笑んでしまった。
352黒い人:2008/04/27(日) 23:55:43 ID:3/rBRIHN
そして、
「わかったよ」
藤岡はニコリと爽やかに笑って承諾の意を告げた。
「ほ、本当かっ!」
「ただし――」
が、その笑みがこれまた僅かに邪悪に歪んでいることには、その時カナには気付かなかった。
「どのみち今日はもう部活に行かなきゃいけない。
 その後で家に行ってもハルカさんとチアキちゃんがいるから二人ってわけにはいかない。だから……」
「明日までお預けか」と、カナは残念そうに愚痴ったものの、藤岡の手が己の肩に置かれるとビクリと小さく震えてみせる。
頬を赤く染めて熱の篭った視線で藤岡を見上げるその視線には、確かな期待が見て取れた。
「じゃ、じゃあまた明日な!」
そう言って、いつもの元気さを取り戻して去っていったカナを見送りながら、
藤岡は既に思いついた計画の実行について考えていた。
353黒い人:2008/04/27(日) 23:56:46 ID:3/rBRIHN
翌朝、カナが教室のドアを開けると、既に藤岡は自席についていた。
藤岡は自席に集まるクラスメートの男子と昨日のTVとか、海外サッカーの話題で盛り上がっていた。
何となくカナは藤岡を窺うような視線を送ってみたものの、気付くことはない。
(なんだよ……昨日は私のこと気にかけてくれるって言ってたのに……)
少し不満を覚えたので、今日はもう早速机に突っ伏して一日中惰眠でも貪ってやろうかと思っていると、
(ブブブブブ……)
カバンの中に入れていたケータイがバイブレーションを鳴らしていた。
カナははっとして、ケータイを取り出すと「まさか」と心の中で呟く。
どうやらメールの受信のようだ……。差出人は……藤岡。
放課後の逢引の手筈でも連絡してくれたのかと、胸を躍らせながらカナはボタンを押した。
メールの文面は――
『机の中を他の人に悟られないように漁ってみて』
(??? 机の中?)
疑問に思いながらも、視線は前に向けたまま右手で机の中を漁ると、普段は触りなれないプラスチックの物体の感触がした。
354黒い人:2008/04/27(日) 23:57:12 ID:3/rBRIHN
カナは恐る恐るそれを取り出してみた。
「これは……」
それは親指ほどあるラグビーボール状でプラスチックの球体だった。
球体はグロテスクなまでに不気味な真っ黒い色をしている。
「なんだこれ……」
その正体を初めはわかりかねていたカナだったが、すぐにそれが見覚えのあるモノであることを思い出した。
「これは確か……」
(ハルカとチアキが……藤岡にアソコに入れられていた……!!!)
所謂ローターという物体である。それを認識した時、カナはあまりの驚きに声にならない声をあげてしまっていた。
「? カナ、いきなりどうしたの?」
気付くと、今しがた来たばかりの、隣の席のケイコがカナを訝しげに見つめていた。
「い、いや……何でもないさ」
(〜〜!! なんだこりゃ〜!! 藤岡……! 一体どういうつもりだ!?)
カナはすぐに心で思ったことをそのままに藤岡にメールとして返信していた。
すると1分ほどで返信が届く。相変わらずクラスメートと談笑しているのに、いつの間に打ったのだろう。

『それはローターだよ。カナのためにまたインターネット通販で買ったんだ』
『そんなことは聞いてないぞ! とにかくどうするつもりなんだこんなもの!?』
『どうするって? ローターの用途なんて、ひとつしかないよ?』
『まさか……』
『そう、そのまさか。そう言えばカナっていつも朝のHRの前にお手洗いに行くよね?
 今日もそろそろ行った方がいいんじゃない?』
『お前……まさか私に今日一日中……アソコに……こんなものを入れて過ごせというのか?』
355黒い人:2008/04/27(日) 23:59:49 ID:3/rBRIHN
これっきり返信はない。ここでカナははたと気づく。
自分はもしかして藤岡に試されているのではないだろうかと。
自分が望むように、藤岡を独り占めしたいと思うのならば、藤岡の言うとおりにしろということ――。
つまりこれはカナに課された試練……。
カナには、背に腹は変えられなかった。
こんな恥ずかしい思いをしてまでも、藤岡には自分だけを見ていて欲しいと思う気持ちがあるのだ。
放課後の誰もいない空き教室で、藤岡の腕に抱かれ、舌に舐め回され、指に弄くられ、そしてあの剛直で貫かれたならば、
どんなに幸せなことだろうか。
もはや認めるしかない。自分はもう藤岡なしでは生きていけない身体なのだ。
全ては藤岡言うところの『南家三姉妹に宿る淫乱の血――』のせい。
カナはぼーっとした頭で、何とかローターを制服のうちポケットに忍ばせると、ふらふらと女子トイレへ向かっていった。
そしてそんなカナの後姿を、クラスメートの輪の中から首だけを傾けて見つめている藤岡。
その顔が、やはり僅かに邪悪に歪んでいたことなどには誰も気付かない。
ただ非現実的に、エロティックな想像を膨らませることしかできない同年代の男子は勿論、
彼に爽やかなスポーツ少年という神聖化されたイメージと共に、淡い恋心を抱いているような純真な女子たちは言わずもがなだ。
356黒い人:2008/04/28(月) 00:01:19 ID:N1FDJec6
以上です。
ちょっと短く切りすぎましたね……。

前、話にも出てましたがケイコやリコも話に加えられるように頑張ってみたいと思います。
それではおやすみなさい。
357名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 00:22:17 ID:/m+jvLBo
>>356
wktkしつつ待ってるです
おやすー
358名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 01:17:45 ID:ajBiGYIi
学内調教キタコレ

>ケイコやリコも話に加えられるように頑張ってみたいと思います。
超期待!
359プレーンヨーグル:2008/04/28(月) 02:17:12 ID:5yYRLh94
藤岡×カナ「過ぎ去りし日の終着点」後編を今夜投下するつもりが、ちょっと再修正で時間かかってます


もうちょいお待ちを
360宿題1:2008/04/28(月) 04:55:04 ID:puAQn8my
「あー、また宿題がいっぱい出ちゃったよ」
社会科の授業中が終わったあと、マコトが呟いた。
「調べもの学習なんて一番苦手なんだ、どうしよう」
宿題の内容は身近な人に質問をして、その結果をまとめるものである。マコト
は助けを求めてチラッとチアキの方を見るが、当然チアキは無視をしている。
「南は誰に聞く?」
「私は、私は姉さまだ」
「いいよなあ、南は」
「きょうだいに訊くのが手っ取り早いもんな。マコトにもお姉さんがいるんじゃ
なかったか?」
「うちの姉貴? 姉貴は俺のことなんか馬鹿にして、もう全然相手なんかしてく
れないよ」
「ま、わからんでもないな。私だったとしてもそうする」
「また言いにくいことを・・・。でもいいよな、南の姉さんは優しくて。俺もハルカ
さんみたいなお姉さんが欲しかったなあ・・・」
 どちらかといえば能天気ともいえるような調子が多いマコトの言葉であるが、
珍しく力なく、心底から羨ましそうに言った。

「・・・今日、ウチ来るか?」
マコトの言葉を聞いて、チアキがぽつんとつぶやいた。
「ホント? 行っていいの?」
「ああ、でもバカなことをやっちゃだめだぞ」
「良くわかんないけど・・・とにかく言うこと聞くし、手伝いだってする!。ありが
とう!」
「手伝いはしなくていい、ただ宿題をやればいいから」
「わかりました!」
「役に立つかどうかわからんが、カナから話を聞いてみるといいかもしれない」
361宿題2:2008/04/28(月) 04:57:02 ID:puAQn8my
 吉野達にも声を掛けたが、彼女達はいったん家に帰った後、南家に遊びに来るこ
とになった。チアキとマコトだけが帰り道から一緒に家に向かう。
「お帰り、あれマコちゃ・・・じゃなかったマコトだっけ? 珍しいな、チアキ」
 リビングではいつものようにカナが寝っころがって、スナック菓子をぼりぼり食
べながら漫画雑誌をめくっている。
「今日はハルカも帰ってるよ」
「ああ」
 ちょうどハルカがリビングに顔を出した。
「お帰り、チアキ。あら、マコト君、ずいぶん久しぶりね。もっと家に遊びに来れ
ばいいのに」
「いや、それはその、俺もいろいろ用事あって・・・なかなか来れなくて」
「別に正直に私のせいだと言ってもいいんだぞ」チアキが言う。

「マコトの宿題のことで、カナに手伝って欲しいんだ」
「私に宿題の手伝を頼む? どういう風の吹き回しだ?」
「あの・・・カナさん・・・小学生時代について聞きたいんですけど・・・」
マコトがおずおずと尋ねる。
「しょうがないなあ・・・じゃあ付き合ってやるよ」カナも比較的親切にマコトの
質問に答えてやった。

順調に聞き取りが終わり、それを文章にまとめる作業をチアキは手伝ってやる。
「全部私がやってしまっては意味がないからな」
「ありがとう南。助かったよ、ここまでできれば後は自分で・・・
「吉野たちは遅いなあ」
ハルカが作ってくれたケーキを食べながら話す。

「ところでマコト、ちょっと聞きたいことがある」
「え、何?」
「お前、男と女のおかしなことについて知っているんだよな?」
「え、そりゃまた急に。一応は知ってるつもりだけど」
「一緒に宿題をすると言っても、実質的に私が一方的に教えただけだ。代わりと
言ってはなんだが、おかしなことについて説明してくれ」
「いや、それは無理だよ。みなみ怒るよ、きっと」
「私が怒るようなことなのか・・・でもここにはバケツもないぞ」
「勘弁してよ!」
マコトは必死で断ろうとするが、チアキは冷たく追求した。

つづく
362名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 08:48:58 ID:3iQr96py
つづきがwktk!!
363名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 11:20:57 ID:78t1CzP6
え〜と、黒い人さん些細な事だし無粋かも知れないけど
カナを始め南家の人達は携帯持ってない筈
364名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 12:22:32 ID:E7Zchb13
>>338
感動して鼻血が出た

あとは、ハル×マコ本が夏コミで出るのを希望しとくだけだな

マキ×マコも気になりますが、兎に角お疲れ様でした!
365プレーンヨーグル:2008/04/28(月) 13:28:01 ID:5yYRLh94
大学の講義終了したので書き込みます


家に帰った後もカナは藤岡のことばかりを考えていた。ボォ〜〜としていると、それに気づいたチアキがカナにデコピンをした。
「痛ッ………」
「珍しいな……お前が食事中にそんな風にボォ〜〜とするなんて」
手に持つお椀の味噌汁の湯気も既に消え去り、エビフライもサクサクよりもしっとりになっている。
「具合でも悪いの?」
「そんなんじゃ……ねえよ」


風呂に入るとなおさら藤岡の顔が頭をよぎる。それは間違い無く自分が今までなく、初めて生まれた気持ち。
「思えば……私はいつも藤岡と一緒にいたっけな……」
彼がラブレターをくれたのが始まりだった。きっと、果たし状だった事も自分の勘違いで……
「あいつは……真剣に私を思ってくれてて……」
いつの間にか、自分の心の中で藤岡の存在は大きくなっていた。それは当たり前のはずだったのに。もっと早くに気づけたはずなのに。
「遅すぎ……だよな」


そして3月9日。ついに卒業式を迎えた。この日はハルカとチアキの卒業式も兼ねた日であるため、カナ1人で出席する事になっている。
式は終わり、教室で別れの言葉で先生・生徒含め、泣いて別れ惜しむ中でカナと藤岡は外を見ながら話していた。
「ついに卒業だな……」
「あ、うん」
すっかり脚の怪我は治り、あと数時間で藤岡は合宿へと無事に参加できるだろう。
「南……」
「ん?」
「………いや……やっぱいいや……」
藤岡は自分の気持ちを知らない。伝えない方がいい。その方が、藤岡のためだから。
卒業式が終わった後は、クラス全体で藤岡を送り出す事を兼ねてお別れ会をすることになっていた。
366プレーンヨーグル:2008/04/28(月) 13:29:17 ID:5yYRLh94
藤岡は最初いただけで、すぐに出てしまった。カナはその気持ちを覆い隠すようにクラスの友達達を笑わせようと芸をしてみせる。
みんなが笑う中、自分1人が笑っていない。もちろん顔は笑っている。しかし、カナの心の中は………


芸を終えるとより一層の盛り上がりを見せる。本来ならば笑顔の自分と藤岡がいたはずなのに。
「情けないわね……」
「!?。リコ……?」
ツンとした表情のリコがカナの隣へと座る。手にはジュースの入ったコップを2つ持ち、1つをカナに手渡す。
「私は藤岡君の事好きだった」
よく知ってる。見ていればそんな事はわかる。でも、藤岡が相手にしてなかったようなので特に気にもしなかったが……
「でも、私の完敗なのよ。藤岡君はあんたしか見てなかったんだから」
ずっと、見ていてくれたはずなのに。自分はそれに気づいてやれなかった。少し考えればわかったはずなのに。
「私は馬鹿だったんだよ」
「藤岡君のレア顔……あんたしか作れないんだよ……。だから、行きなよ」
震える手を見てリコはイライラしていた。カナがそんな事を言ったら、振られた自分の立場はどうなるのか。
「あんたはいつでも明るくて、馬鹿な南カナでしょ?。馬鹿は馬鹿らしくバカやってみなさいよ!」
藤岡が彼女に惹かれた理由。それはきっと他の人にはない、純粋なまでの明るさ。
天真爛漫なカナはそれを誰にでも振るってるのだ。周りを明るくしてしまう……バカみたいな明るさで。


「……………誰が馬鹿だ……。私は、私は南カナ様だぞ!」
立ち上がってカナは宴会場から走って向かった。クラスのメンバーが驚く中、リコだけは少し寂しげな笑みで見送っていたのだ。
367プレーンヨーグル:2008/04/28(月) 13:30:33 ID:5yYRLh94
「はぁ……はぁ……」

――手紙、読んでくれた?

"読んだよ。でも、馬鹿な私はチアキの言葉に振り回されて……。勘違いした私の馬鹿にいつも付き合ってくれていたんだ……
ずっと一緒にいたんだ。だったら、これからも一緒にいたい。やっぱり……私は……"


バス停には藤岡しかいなかった。母親は家から見送ってくれたが、1人で行けると自分だけで来たのだ。
もう目と鼻の先にバスは見えている。バッグを持って乗る準備をした。だが、バスの後ろに見えた少女に目を向けてしまう。
「南?」
風になびいてるツーテール。カナは息を乱しながら必死に走っているのがわかる。
「お客さん、乗らないんですか?」
「………行ってください」
荷物を降ろし、藤岡もカナの下へと走っていった。両者が向かい合った時、そこには今までにはなかった感情が生まれかけていたのである。
「南、どうしたの?そんな汗だくになるまで走って……」
「お前に……ハァ……言いたい……事が、……あるんだよ……」
「??」
カナは戻らない過去を振り返るのをやめて、今を抱き締めようとしている。
「番長は……やっぱりお前だよ!私の完敗だ!」
「へ?」
違う。そんな事が言いたいんじゃないのに。カナはニヤニヤと作った笑いをしていた。
「お前の蹴りは凶悪だ……相手の選手に怪我させるなよ!」
「あ……うん」
言いたいことは一つだけのはずなのに、無数に言葉が出てくる。それなのに、言いたい言葉は一向に出ない。
「お前の怪我……私がそんな夢を見るからしてしまって……」
「そんなの関係ないって!」
368プレーンヨーグル:2008/04/28(月) 13:31:42 ID:5yYRLh94
「いや、そうじゃなくて……だから……」
違うんだ。カナは自分の変な笑いを止めた。自分はいつでも明るいカナ様と、心の翼を広げて真剣に藤岡を見た。
思ったよりもいい男と今更になって気づいた。自分の気持ちを……確かな想いを伝えたくて走ってきたんだから。
「私は……藤岡……お前が……好きだ!!」
真っ赤な顔をしてるのは放熱してるからじゃない。それがきっとカナには初めてで、きっと何よりも大切な言葉だから。
「……俺が49回言って駄目だったのに……こんな簡単に……」
藤岡はクスッと笑うと、カナの方を向いて息を吸い込む。精神統一を図ると、瞳が瞳へとピッタリと一致した。
「南、俺も君が好きだ。今までも、今も、これからも。ずっと俺は君が好きだから」
それはきっと近すぎたからわからない恋で。近づきすぎたからこそ時間がかかった。
でも、だからこそ2人の気持ちは確かな想いになり、伝え合うことができたのだ。

次のバスが来るまで2人は話し合った。思い出も、これからの事も。カナは藤岡には日本代表になってもらわなきゃ生活が困るなんて事も。
何も変わってないはず。それでも確かに変わったことが、2人にはわかる。
「藤岡……私のことはカナって呼べよな?」
「うん。わかってるよみな……カナ」
バスが眼前に止まり、藤岡は荷物を持って乗ろうとする。その顔は物凄くいい顔になっている。
「………藤岡!」
カナの声に反応し、振り向いた藤岡。スッと唇には感触があった。
「カナ……」
「お前は日本代表の番長になれよ!絶対だぞ?。このカナ様が惚れた男なんだからな!!」
「うん……」


春を迎える頃、白い服に身を包んだカナはふと街中で足を止める。ここにも思い出があるって、振り返れるからだ。
再びカナは歩き始めた。思い出と明日を一緒に背負って歩んでくれる人の晴れ舞台を見に行くために。

――過ぎ去りし日の終着点。それは振り返るためにあり、明日へ向かうための出発点
焦らなくても、そこに終着点と出発点は存在する。それは今を生きる、その瞬間なのだから――
369名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 14:23:21 ID:yRPc4eCI
ちょっww何この投下ラッシュwww
とにかく読んで来る
370名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 20:58:59 ID:TiNR8RwB
なぜか目から汗が出た
371名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 23:10:41 ID:y+KgVeDo
>>356の別の番外編がみてみたいな
372名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 23:47:07 ID:GLMuf4Ez
EDの曲聞きながら見たらピッタリで目から大量の感涙が…GJです!
373プレーンヨーグル:2008/04/29(火) 10:23:52 ID:ISSp5/Ct
遅れて申し訳ないです。すいません

1期もおかわりも好きなんですが、ちょいと不評(?)のおかわりOPとED、さらに最後のシーンを意識して書いてみました
至らない部分が多々ありますが、これからもよろしくお願いします

次は卒業式が平行して行われている小学生組・吉野→シュウイチ×チアキ、できればマコト×ユカを書きたいです
374名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 13:37:54 ID:dDnmFT6T
>>361の続きが気になる
375名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 17:55:07 ID:7p3TcPVD
>>365
みなみけには甘酸っぱい何かが似合う。
なんか最近マジパロターンだが、こういうのもいいねえ。
376プレーンヨーグル:2008/04/30(水) 23:19:05 ID:a6c8/Mmm
過疎阻止


トウマはマコトに気があるんじゃないか的な気もするんですが、やっぱ定番はマコト×ユカなんですかね?
377名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 23:22:21 ID:To6P289o
トウマ×マコトか
それもいいなぁ・・・
378プレーンヨーグル:2008/04/30(水) 23:54:32 ID:a6c8/Mmm
トウマは構ってあげてる内にマコトを好きになるとかも考えたんですけどね
卒業式ネタはどっちにするか試行錯誤中です


「過ぎ去りし日の終着点」で、多少なりギャグをいれたつもりでしたが面白くはないんですかね?
みなみけ的ギャグは流石に生み出せないっす……
379名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 00:03:58 ID:bAEaTVn7
ハルカ×マコ全裸待機中
380名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 00:07:53 ID:r9wqwOUc
マコト×チアキも忘れないであげてください><
381名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 00:08:28 ID:j/9I20za
なんだかんだで結構人がいて安心したwww
382名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 00:10:38 ID:r9wqwOUc
小学生組のなかじゃ一番フラグたってるってのになんでこう忘れられがちなのか・・・
383名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 00:14:20 ID:BxIn8A7H
激しくGJ
なぜか脳内にハイドンの弦楽四重奏曲が流れたけど気にしない

リコ大好きな俺としては絡めてくれて嬉しかった
384名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 01:12:40 ID:k3/b2WE9
トウマコは以前にこの野郎氏が書いてくれたと思う
385名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 01:15:17 ID:OkTkARlV
そう言えば
ハルカ×カナ

…って、どうだろう
敢えてチアキを絡ませずに
386名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 01:26:24 ID:r9wqwOUc
>>385
かなりアリだと思う

そういや101話は
チアキ×カナだけじゃなく
カナ×ハルカもあったよな
387名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 01:30:53 ID:UWhfP2PY
チアキが生まれるまえの二人はどんな感じの姉妹だったのかは知りたいですな。
二人が何歳ぐらいになるんだっけ?
タブーである親問題に触れるし、マジパロ路線なので、このスレ的にはNGかも
しれませんが。
388名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 01:36:15 ID:lvsUo2Z1
>>385
早く百合板へくるべき!
そしてその思いを文章にするんだ!
389名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 02:02:25 ID:OkTkARlV
>>386
そのハナシを読んでからなんだよ
ハルカ×カナ というものを思い立ったのは…
390名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 02:22:23 ID:OkTkARlV
>>388
すまんが俺には文才がない

職人の降臨を待つのみ
391名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 02:24:33 ID:OkTkARlV
>>387
そこを敢えて一筆お願いしたいです。
三姉妹の置かれている立場って・・・

かなり重いような気がする今日この頃
392名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 02:45:11 ID:lvsUo2Z1
SSなんて、99%の妄想と1%のやる気があれば誰でもかけるさ!

>>390に足りないのは、まさに1%のやる気。文才なんて後から付いてくるさ!
393名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 03:58:27 ID:uJFA0iAG
>>387
ハルカ6さいカナ3さい、だと……?
394名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 11:32:20 ID:j/9I20za
まだ日も昇らない深夜の事、私は左半身が重い気がして珍しく夜中に目を覚ました。
「う〜ん……なんだいったい? 体が重い…………ん?」
ベッドで寝る自分の横には、確かな膨らみ。まったくあのバカ野郎……
「おい、カナ! お前、人のベッドに潜り込んでどう言う……つも…………り…………」
えぇぇぇぇ?!!!!!

――――そして朝になり……

「ふぁ〜……おはよぉ〜――って! 何してんだお前達!!」
カナが驚くのも無理ない。だって私の横で妹の様に抱きついてくるこの子の正体は……
「カ、カナ!! これは夢か? 幻か?!」 
「……お、落ち着け千秋! とりあえず……ハルカ? そこで何してんの?」

そう、その正体はハルカ姉さま。
深夜に目を覚まして布団をめくると、そこにいたのはカナでは無くハルカ姉さまだったんだ。
「あのね……実は昨日、千秋が学校から帰ってこなくなる夢を見ちゃって……」
「はぁ?! お前何歳だよ! そんな事言ってないで、早く朝ごはんを作ってくれ!」

まったく良く言うよ。一昨日は自分がハルカ姉さまにべったりだったくせに……
「ハルカ姉さま、私も手伝います。一緒にいれば安心ですよね?」
「千秋……ごめんね。落ち着いたらすぐ離れるから」
「いえ、ハルカ姉さまの為ならこの体、いつでも貸して差し上げます」



こうしていつものしっかり者のハルカ姉さまではなく、頼りないハルカ姉さまとの一日が始まった。







ハルカ→千秋ってのも珍しくて好きな自分が通りますよ
395名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 13:59:49 ID:Ej0maSx/
今週のヤンマガでのアツコで、どうしてもアツコの話が読みたくなった
396名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 14:40:18 ID:r9wqwOUc
>>394
GJJJJJJJJJJJ!!!!
和んだ。
ハルカかわいいwww
397名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 16:20:15 ID:sAdePuGx
1+5レス投下します。
まだ本番にならない\(^o^)/
398ぶつ切り おさらい:2008/05/01(木) 16:21:03 ID:sAdePuGx
積年の、三年越しの想いを漸く成就させた藤岡。
夏奈も、本気で自分を好きになってくれている藤岡にどんどんと心を傾けていく。
しかし、それは束の間の喜び。藤岡の恋路を応援してきた筈の千秋が、その藤岡に告白したのだ。
千秋の想いの丈を知り、無下にはできない男、藤岡。
そして彼は、「夏奈と同等に愛せ」という千秋の願いを受け入れてしまう。

夏奈と千秋は、それぞれ藤岡の身体を求め始める。
さてはて、藤岡はどうなることやら。
399ぶつ切り 藤岡サイド:2008/05/01(木) 16:22:02 ID:sAdePuGx
何故南がここにいないのか。
しかし、千秋ちゃんにとって、それはどうでもいいことみたいで、
「まあ、藤岡と二人きりなら、何よりだ。」
と、お姫様はご満悦だ。
「なあ、ところで、そのバスタオルはなんなんだ。」
千秋ちゃんが、俺の下半身を覆うそれを指摘した。
「さ、さあ、なんだろ?」
俺は冷や汗をかいた。今バスタオルを取ったらまずい。何故なら、俺のモノが露出しているからだ。
ベルトもチャックも外れていて、下着ごと半脱ぎな状態だ。

ぴくん

「え?」
し、しまった。つい、反応してしまった!
千秋ちゃんが、僕の股間、つまりはモノがあるあたりを凝視する。
「ふーん。」
何かち、を悟ったみたいで、悪戯な笑顔を浮かばせる。
「ち、千秋ちゃん?」
「たったのか。」
「え゙」
「中学生に見られると思って、たったのか。」
そう言いながら、タオルの裾を指先でつまむ。
「ちょ!」
「やっぱり、気が変わったよ。」
「へ?」
「私は、臨機応変に対応する。目の前に、自分に欲情している男がいる、しかもそれが好きな男なら・・・」
千秋ちゃんは一気にタオルをめくった。
「私が、お前を癒してやるよ。」
400ぶつ切り 千秋サイド:2008/05/01(木) 16:23:18 ID:sAdePuGx
今、私のサディスティックな部分が覚醒している。
ついさっき、夏奈に申し訳ないと思ったばかりなのに、もう逆転している。
藤岡と、結ばれたい。
露呈した、藤岡のペニスは既に大きくなりかけていて、私が直視してやると、更に大きさを増す。
「ふ、かわいいぞ。藤岡。」
「や、やめて、千秋ちゃん。」
そう言いながらも、決して抵抗してこない。私は、指先で竿をなぞってやる。
「うっ、ぐ、くぅ・・・」
「感じてるのか、藤岡。」
決して肯定しない。けれど、身体は正直だ。
藤岡のペニスはあっという間に10cmを超え、カッチカチに硬くなり、赤黒く染まる。
私は、ペニスを掴む。掴むだけだ。
「なあ、藤岡。お前はどうしてほしい。」
「ど、どうって・・・」
「藤岡が、やめてくれ、と言うなら、私はやめるよ。最愛の藤岡がそう言うなら仕方ない。」
掴んだ手は決して動かさない。あくまでも今の状態を維持する。勿論、力もそのまま保持する。
「そ、それじゃあ、やめてくれるかな。」
私は優しく微笑む。すると、藤岡も安心したのか、微笑んだ。
その笑みに一瞬だけど、動揺した。が、
「断る!」
私は、藤岡のペニスを握る力を強くした。
「ああぁっ!」
ピクピクと震えだす。
「ふふふ、可愛いぞぉ、藤岡。」
ふと、先端から何かが溢れてきたのに気づくき、ちょんとついてみる。ねっとりしてる。
「ぐ・・・」
「きもちいいのか?」
藤岡は目を背けた。
「答えないなら・・・」
一度だけ、握った手を上下に動かす。
「ちょっ、本当に、やめっ!」
震えが増し、ねっとりとしたものが更に溢れた。
「答えろ。」
「答えたら、どうするんだい?」
「・・・わかった。今度こそやめるよ。」
「本当かい?」
「本当だ。」
401ぶつ切り 藤岡サイド:2008/05/01(木) 16:24:22 ID:sAdePuGx
千秋ちゃんはそう言うけれど、答えてもやめてくれない気がする。
『気持ちいい』と答えたら、続けるかもしれないし、答えに満足して、やめてくれるかもしれない。
『きもちよくない』と答えたら、意地になって続けるかもしれないし、諦めてくれるかもしれない。

そもそも、俺が千秋ちゃんにやめてほしい理由は二つある。
まず第一に、俺は南の彼氏だ。こういうことは、大人になってから、恋人同士でやるべきなんだ。
それに、仮に俺が大人で、一番に千秋ちゃんが好きだったとしても、俺は南の彼氏なんだ。
第二に、時間。既に夕方、いつ何時、春香さんが帰ってもおかしくない。
南だって、どこからか帰ってくるかもしれないし、それ以前に、家のどこかに隠れてるだけかもしれない。
更に言えば、この家は、来客が多い。いつチャイムを鳴らしてくるか分かったもんじゃない。
その時、俺は普通でいられる自信がない。

さて、どうすればいいだろうか。千秋ちゃんは俺の答えを待っている。どう出ればいいだろうか。
そう考えてる時だった。
402ぶつ切り 千秋サイド:2008/05/01(木) 16:25:32 ID:sAdePuGx
「遅い!!!」
私は痺れをきらして、握った手を上下に激しく動かせた。
「あああ!ちょっと、だ、ダメだ・・・!」
問答無用。どの道、お前がなんと答えようと、こうするつもりだったんだ。
「なあ、藤岡、もっと喘いでみろ。」
私は耳打ちし、藤岡の首筋を舌でなぞる。
すると、無言の喘ぎ声を発した。
犬のように息をし、全身をガタガタと震えさせる。
握っていた私の手は、ねっとりだらけでツルツルして、動きが加速する。
「ほ、ほんとに、でっ、出ちゃうよ!」
『出る』とは、射精のことだろうか。私は、射精というのがどんな風なのか分からない。
けれど、さっきのねっとりみたいに、この先端からあふれ出てくるのだと思う。
「はあ、はあ。」
藤岡は何かを耐えている表情を浮かべ、汗を滲ませ、必死に呼吸している。
「藤岡って、そんな顔できるんだな。」
苦悶。まさにそれを表していた。
403ぶつ切り 藤岡サイド:2008/05/01(木) 16:26:07 ID:sAdePuGx
『どうにでもなれ』
心からそう思う。
さっきの質問に答えるならば、勿論気持ちいい。
誰かにこんなことをされるなんて初めてだし、その感動も相まって、自分でするより気持ちよく感じる。
それに極めつけは、罪悪感と戸惑いを浮かべた、その表情。
千秋ちゃんは、さっきから俺を一方的に攻めているけれど、自分で気づいていないのだろうか。
口では、俺を苛めて楽しんでるようなことを言ってるけれど、その表情は全てを語っていた。
心のどこか奥底ではわかっているんだ。
こんなことをしてはいけない。俺は姉の彼氏であって、自分の彼氏ではない。
好きになってはいけない、俺は自分の彼氏にはならない。罪悪感。
恐らく、初めて目にする異性のそれ。初めて目にする現象。未知の世界。戸惑い。
その二つが、折り重なって、『私はどうすればいいのか』と、問いかけてる。

ように感じた。
そして、その表情に、俺は心から見惚れた。もっと、そういう、マイナスな表情をしてほしい。
変態?いいさいいさ、何とでも言えばいいさ。分かってる。今の俺は変なんだ。
『どうにでもなれ』ばいい。そんなことを思ってる時点で、俺は普段の俺じゃなくなっている。
激しい快感に、身を預けてしまった。
だいじょうぶ、心配しなくても、春香さんや南は帰ってこない。筈だ。根拠はない。
帰ってこなければ、南もこのことを知らずにすむし、これからも仲良くしていける。
そうさ、何も心配することは無いんだ、今は、心配しなくていい。
今はただ、この快感に、ゆだねて・・・
俺は、射精した。
それはもう、とめどなく、これでもかという程に、噴出した。
射精ルートには、ちょうど千秋ちゃんがいて、髪やら顔やらに修まらず、服も容赦なく汚す。
漸く射精が終わり、俺のモノがヒクヒクと痙攣していても、千秋ちゃんは呆然としていた。
404名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 16:27:13 ID:sAdePuGx
おそまつで ごじます。
405名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 17:40:54 ID:R/1thxK6
GJですーーー
攻められるってのはいいね。興奮する。
406名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 21:56:01 ID:HwhF45k4
GGGGGGGGGG
JJJJJJJJJJJ
407名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 00:17:25 ID:t+bDQOhl
一番読んでみたいのはマコト×チアキかな
408名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 01:02:54 ID:Dy3dAvIu
>>398-403
超GJ!!!
強がってる千秋かわいいww

>>407
はげどう
409名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 01:19:25 ID:t5zvOSlA
帰ってきたか、あんたの作品待ってたぜ
410名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 01:28:10 ID:DOkRry5E
>>409
恐縮でごじます。
411名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 11:37:26 ID:U57wmhqE
藤カナ派としてはハラハラしますなあ!
412名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 12:31:52 ID:9Fy4MX08
みんながマコト×千秋やハルカ×カナのカップリングで萌えている中、
千秋×保坂フラグが立ったオレは気持ち悪いのか?
413名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 12:47:40 ID:lUVzvRdv
OK、過程を聞こうか。怖気つくことはない。
過去にもトウマ×タケルとか吉野×藤岡とか色々なものがあったからな。
414名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 16:14:22 ID:a1rhz7GS
藤岡のナニが100mにみえた

もうだめだ
415名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 16:44:45 ID:peptP3GM
チアキ「藤岡のちんちんシュッ!シュッ!シュッ!」
416名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:21:07 ID:B4vKtEm2
>>412
うん
とりあえずそれで一本書いてみようか
417名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 00:55:50 ID:4OUdBAeP
「ハルカ姉さま、あの男はいったい何者なんでしょうか?」

私の言う『あの男』……それはハルカ姉さまの先輩が連れてきた謎の男。
しかも、その男を置いて自分はさっさと帰ってしまった。
「あの人はバレー部の部長さんで、保坂先輩って言うの。……まぁ、速水先輩が何で家に連れて来たのかは知らないけど――」

その保坂とやらが何のために家に連れてこられたかは、ハルカ姉さまにも分からないのか……。
リビングでは、さっきからカナと賑やかに何か話している。
カナと話しが合うって事はバカ野郎? いや、しかし馬鹿にバレー部の部長が務まるものだろうか?
考えれば考える程、私の中で保坂は謎につ包まれていった。

「でも……保坂先輩ってそっくりなのよね……お父さんに」
「えぇ?!!!!」
お父さんにそっくり?? でも、前に藤岡が来た時も同じ事を――――
「あの、ハルカ姉さま? お父さんにそっくりなのは藤岡ではないんですか?」
「うん、雰囲気はね。――でも、見た目は保坂先輩にそっくりなの。……って言っても私の子供の時の記憶なんだけどね」

あれがお父さん? 私はどんな顔か再度確認するため、台所からリビングを覗き込む。
確かに少しカッコ良い様な気がする……そうか、私のお父さんはあんな感じなんだ。あれが……

「だから……ん? あっ、千秋! そんなトコで見てないで助けてくれ。さっきからこいつ、『パパ、パパ』ってうるさいんだよ」
「こいつではない、PAPAと呼べ」
「……な? 気持ち悪いだろ? ――――って、千秋? お前、なにしてんの? こいつは藤岡じゃないんだぞ?」

私は藤岡にするように、保坂の前に座って寄りかかってみた。
藤岡よりも大きいけど、筋肉で体が硬い。とてもじゃ無いが座り心地が良いものではなかった。
でも……なんでだろう? こいつがお父さんに似ていると思うと、嫌な気はしないな。

「なるほど、姉と違って妹は甘えん坊なのだな。子供らしくて可愛いじゃないか」
「はぁ? 千秋が甘えん坊? お前、バカだろ」
「BAKAでは無い! PAPAと呼べ!!」
「はぁ……ダメだこいつ。千秋、こんな奴放っとけ」

「――――パパ……」

無意識に呟いてしまっていた。
別にこの男をお父さんと認めた訳でも無いし、そう思った訳でもない。
ただ……それでも一度でいいからその言葉を誰かに言ってみたかったんだ。
カナやハルカ姉さまと違って、私にはお父さんを『お父さん』や『パパ』と呼んだ記憶が無い。
だから、その言葉に憧れみたいな物を抱いていた。


「千秋? こいつは父親なんかじゃ――――」
「分かってるよ。だが、客がパパと呼べと言っているんだ。そう呼んでやるのが持成しだろ?」
418名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 01:04:41 ID:4OUdBAeP
千秋――(パパ大好き)―→←―(愛すべき娘)――保坂――
|                                     |
|                                    (夫)
|                                     |
|                                    (妻)
|                                     |
 ―(愛する姉(母)―→←――(可愛い妹)――ハルカ―――

保坂とハルカの間で幸せに暮らす千秋の図。
ちなみに、カナは藤岡と結ばれてどっか行きましたノシ
419名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 01:29:59 ID:R8A9jP5/
GJJJJJJ!!
保坂きもちわるいwwwww
420名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 01:40:24 ID:ounlFKUk
なんと心地よい気持ち悪さかwww
421名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 08:20:34 ID:TVKHVelo
このスレみて思った。文才の無い人間に文才ないねって言うのは失礼だと思うんだ。誰とは言わないが
422名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 15:12:11 ID:uZUDXepf
>>421
このスレは新規や自分に合わないSS書いたヤツには容赦ない糞スレだからしょうがないよ
既存の書き手はどんなSSでもベタ褒めするくせに他は「乙」の一言しかないような場所だしね

423名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 15:13:08 ID:uZUDXepf
○「乙の一言も無い」 ×「乙の一言しかない」
424名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 16:28:20 ID:aKxghOTg
ここが糞スレということはないと思うんだけどな。
どういう私怨をもってる人か知らないけど。
425名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 16:39:07 ID:vc7nc8Dk
>>242
自作自演だ、華麗にヌルーしようZE!!
426名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 16:39:59 ID:vc7nc8Dk
>>244だた
427名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 17:41:11 ID:vc7nc8Dk
>>424 だっ(ry

恥ずかしすぎる
428名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 17:53:55 ID:TVKHVelo
自演じゃないし私怨もない。率直な感想を言っただけ。良スレだとは思うよ
429名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 21:50:53 ID:D6fef7Wy
>>417
気持ち悪い中にほのかな感動さえ内包させてしまう高度な技ですね。
二重膨らましのフーセンガムのようなテクニックに感動しました。
430名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 01:03:01 ID:Fei/5ltM
今日は投下が少ないな・・・
きっと職人は今書いてるんだよな
431名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 01:32:14 ID:vFvLvjl4
この野郎氏と黒い人氏の作品が神がかかり過ぎ。この二つの作品を見るためだけに常駐してるといっても過言ではない
432プレーンヨーグル:2008/05/04(日) 01:38:00 ID:GCB30zcO
特定のカプをこの間あげましたが、訂正して小学生組大混雑SSになりそうです

誰かが誰かを好きな風になりそうなんですが、スレ的に大丈夫でしょうか?(あのメガネは除外は言わずもがな)


おかわりでいたハムスターの名前ありましたっけ?あれを鍵にしたいんですけど

藤岡×カナよりも純愛メインにちょいと微エロに挑戦してみます
433名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 01:52:50 ID:kRrSrTqZ
オレは「少女達の上に乗る膝」の続編をwktkしながら待ってるよ。
後、温泉アフター書いてた人の再来も心から待ち望んでる。
434名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 01:54:16 ID:kRrSrTqZ
>>432
ハムスターに名前は無かったと思うけど、内田なら「ハム吉」となずける筈ww
435名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 02:33:32 ID:Zb85SA5n
>>431
>>422のような偏屈をわざわざ刺激しなくても
436 ◆bi8/V/6HZA :2008/05/04(日) 03:50:05 ID:uKEfVRXf
エロなし、小ネタです。


―― 散髪 ――

リビングにでっかいアポロチョコがあった。
髪を下ろし、首から下をシーツで覆っている夏奈である。
その後には春香がハサミとクシを持って立っていた。

秋「お前髪を切るのに春香姉様の手を煩わせるなよ」

夏「毛先をそろえるだけだしさ」

春「あたしは別に構わないけど、でも夏奈は髪はきれいなんだから、ちゃんと美容院行った方が良いんじゃない?」

夏「髪は、って何さ!? 髪“は”って!!」

秋「根性は汚いという事だ」

夏「あぁなんだ、それなら…」

秋「いいのかよ」

夏「いやー知らない人が背後で刃物持ってる、って何か怖いじゃん?」

秋「日頃の行いが悪いからな。あれ? 夏奈、冷蔵庫にプリンが一個残ってただろ、アレどうした?」

夏「シラナイヨ。オマエ自分ノ分ヲ食ベタノ忘レテルダケジャナイノ?」

秋「あれ春香姉様の分だぞ!」

夏「え!? えぇ・・・とぉ・・・」

春「夏奈ぁ。知っている人が背後で刃物持っているほうがよっぽど怖いと思わない?」

夏「え゛!!」

おしまい
437名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 10:05:08 ID:kRrSrTqZ
百合板にてハルカ×マコが所望されていたので書いたんだけど、投下直前に更新したら、
ハルカ×マコは百合じゃないと言う、的確すぎるレスがあったんでこっちに投下しますw

3レスだけの短編。 以前のマコ×ハルカとはまったくもって無関係です
438名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 10:05:47 ID:kRrSrTqZ
「――――あれ? マコちゃん、ちょっといいかしら?」
「はい?」
いつも通り女装して南家に来たある日、オレはハルカさんの部屋に招かれた。

そう言えばハルカさんの部屋に入るのって初めてだ。
結構ぬいぐるみとか集めてたりするの好きなのかな? ベッドのまくら元等には、ぬいぐるみが並べられている。
でも、本棚には難しそうな本がいっぱい並んでるし、やっぱり大人っぽい部屋だなぁ。
それになにより……いい匂いがする!!

「マコちゃん、そこに座ってくれる?」
「へ? あっ……、はい!! ――――――ふぇ??!」
突然服の中に手を入れられて、……む、胸を触られてる?!
なんで? どうして急にこんな事?!

「うーん……少し大きくなった気がしたんだけど、まだちょっと早いかなぁ――?」
大きくなった気がした? まだちょっと早い?? あっ、そうか……下着の話か。
もぉー、びっくりしちゃったよ。オレは男なんだから胸が大きくなるなんて事無いのに。
それにしても困ったな……あんまり触られてると、オレの男気が。

「ごめんね。でも、胸が小さいからって気にする事無いのよ? 私だってマコちゃんくらいの時は小さかったんだから」
そっか、ハルカさんあのデパートでの事、まだ気にしててくれたんだ。
オレの事考えていてくれたなんて……そう思うと少し嬉しい。
でもハルカさんが昔、胸が小さかったなんて信じられないな……いったいどうやってこんなに大きくなったんだろう?

「えっと……じゃあハルカさんは、どうやってそんなに大きくなったんですか?」
そう尋ねると、ハルカさんは少し恥ずかしそうにしながらも答えてくれた。
「牛乳をいっぱい飲んで、それと後は、……」
「後は?」
「こうするの。――――……えい♪」

その掛け声とともに、ハルカさんはさっきまで触っていただけの胸を揉み始める。
なんだろう……ハルカさんにこんな事されたらオレ、男なのに変な気分になっちゃうよ……。
「あのっ……、コレって意味あるんですか?」
「良く分からないけど、私は毎日こうしてたら大きくなったよ?」
毎日って……じゃあハルカさんは毎日自分の胸を揉んでたって事?
なんか想像すると、自分の胸を揉むその姿はちょっとえっちな気がした。
439この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/04(日) 10:06:20 ID:kRrSrTqZ
うぅ……なんだか気持ち良くなってきて、頭がくらくらしてきちゃった……。
きっとこの部屋の甘い匂いも関係あるんだと思う。
「あの、……ハルカさんの胸、触ってみて良いですか?」
「私の胸? どうして??」

あれ? オレ今何か言ったのかな? 頭がポーっとなって良く覚えて無いや。
確か胸がどうとか――
「ねぇ、どうして私の胸を触りたいの?」
「え?」
そそそ、そんな事言ったの?! 何言ってんのオレ! 良くやったよ!! じゃなくて、バカ!!!
とにかくなんとかごまかさなきゃ……なんとか――――

「あのっ、その……ハルカさんの胸が目標だから、どれくらいの大きさなのか手で確かめときたいなぁー……なんて」
とっさに出た苦しいいい訳。でもハルカさんは、
「そんな大袈裟な……でも、目標はあった方がやりがいはあるのかな? ……う〜ん、分かったわ。ちょっと待ってね」
そう言って、上着を脱いで下着姿になった。

水色の下着の中には、胸がギュッと詰められている。あんなに締め付けてこの大きさなんて――
「……って! ハルカさん?!」
「ん? どうしたの?」

どうしたのって……
「あの、下着まで脱いじゃうんですか?」
「だって、付けてたら良く分からないでしょ?」
そりゃそうだけど……でも、そんな事されたら……って、もう脱いじゃってるし!

す……すごい。その一言しか出ない。
まるで拘束具を外された様に、解放された胸は普段の見た目よりずっと大きくて……
こう言うのをツンと上に上がってるって言うのかな? すごくきれいな形。
「えっと……あんまりジロジロ見られると恥ずかしいんだけど……」
「え? わ、わわっ、ごめんなさい!!」
「フフッ、変なマコちゃん。女の子同士なんだから、そんなに真っ赤にならなくていいのに。――はい、どうぞ」

そう言って背中を向けるハルカさん。後ろから揉んでいいって事かな?
今更、オレ男だから……なんて言えないし。 こうなったら……!


――――むにっ、……ふにふに。

440この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/04(日) 10:06:48 ID:kRrSrTqZ
な、なんだこれ?! すごく柔らかい! 女の人の胸って、本当にマシュマロみたいなんだ。
それともハルカさんだから、こんなに柔らかいのかな?
肌もスベスベで――――

「んっ……ぁ……」
「あっ、ご、ごめんなさい! 痛かったですか?」
「ううん、大丈夫。ちょっとくすぐったいだけ。……どう? 目標がどんな感じか分かった?」

目標? あっ、そうだ! ハルカさんの胸の大きさを確かめる為に触ってたんだった。
「あ……っと、やっぱりオレはまず地道にカナの大きさから目指す事にします。それからハルカさんを……」
「ウフッ、そうね。まずはカナの大きさまで成長して、ブラを付けなくちゃね♪ ――――でも……」
ハルカさんは振り返りオレの前髪をあげると、顔を近づけてジッと見つめる。

「マコちゃんくらい可愛ければ、胸なんて必要ないと思うけどなぁ」
「なっ、そんな! オレなんて全然っ」
「そんな事無いよ? 私がお嫁さんに貰っちゃいたいくらいだもん」

ハルカさんのお嫁さん? オレがハルカさんの? ……いい! 良いよそれ!!
そうだ、男と言う事を告白しないで、ずっとマコちゃんでいればいいんだ!
それでオレはハルカさんのお嫁さんに……

「あのっ……ふつつか者ですが、よろしくお願いします!!」
「うん。マコちゃんみたいな可愛い子なら、私も大歓迎だよ」

笑顔でそう答えてくれたハルカさん。
やった! 告白どころかプロポーズまでしちゃったぞ! しかも大歓迎って!
よし、そうと決まれば女を磨かなくちゃ!! まずは洋服だ!




こうしてマコちゃんは、身も心も女の子になったのでした。

おしまい。
441名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 13:15:04 ID:qoKHOq16
この野郎氏GJ!!!
マコちゃんかわいいよマコちゃん
442名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 13:15:09 ID:ybEVqNqG
最高だこの野郎!

もうマコは付いてるだけの女の子だと思うんだ。
443名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 15:34:23 ID:nUr3+YoH
【ついに】犯したい漫画のキャラ5スレ目【復活】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1206802798/l50
444名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:34:52 ID:T+PxSPCr
特定の職人だけ擁護する哀れなスレはここですか
>>431みたいなの気持ち悪い
そこらにいる宗教団体となんら変わらんしたった二匹の職人のためのスレなんて
板の負担になるだけの害虫だし削除依頼だしとけよ
445名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:42:02 ID:fOzUjN1M
SS投下します。10レス前後になりそうです。

ほさか×速水先輩の仲良し奇人コンビで。

速水先輩が翻弄されるところを書きたくなったんでつい・・・

性描写ありです。
446名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:43:10 ID:fOzUjN1M
―――――南ハルカ、この高校を選んだこと、心から感謝する。


 某高校3年某教室内―――――
(こう、肩に手を置いて、抱き寄せるわけだ。そして体を離すと、南ハルカは熱っぽい視線で俺を見つめるわけだ。そして、その視線をやさしく受け止めた俺は、彼女を・・・・・・問題はここからだ)

「保坂って、黙ってても・・・アレだよね」
「今日はいちだんと変だよ」
 3年某教室内、先日のエアパスタを上回る、奇妙な謎のエアな動き。まるでそこだけ異空間であるような、保坂の世界に近寄るものは無く、誰もが微妙な表情で、見てみぬふりをするしかなかった。
 ただ1人、保坂耐性を有する彼女を除いては。

「ほさかほさかー」
「なんだ・・・速水か。悪いが今、俺はイメージトレーニング中なのだ。後にしてはもらえないか」
「また変な妄想してんの?そんなことしてても、いつまでたってもハルカちゃんと仲良くなれないぞ」
「妄想ではない。イメージトレーニングだ」
「はいはい。どっちでもいいけどねー」
 速水はいつものように目を細めた表情のまま、そういうと、ちょっと回りの様子を伺い、それから、保坂の耳元で囁いた。
「それより保坂、アンタ、女の子の扱い全然わかってなさそうだよねー。妄想なんかよりも実際の女の子相手に訓練したほうがいいんじゃないの?私が練習台になってあげようか?」
「なにっ!」
 教室中に響く、保坂の声。教室中の生徒がビクッとして保坂の方を一瞬注視したが、係わり合いになりたくないとばかりに、皆すぐに視線を元に戻した。
「納得いかない部分もあるが、ありがたい申し出だ。が、いいのか?」
「いいよいいよー。今日はちょうど部活ないし、帰りアンタの家寄ってくってことでどう?」
「速水よ、恩に着るぞ!」
「声大きいよ。じゃ、あとで。ああ、あと、謝礼として今日のお弁当は私によこしなさいよー」
447名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:46:47 ID:fOzUjN1M
 その日の帰り、保坂と速水は踵を合わせて、保坂邸へと向かった。
「相変わらずおっきい家ー」
「さあ、入ってくれ」
 保坂は速水を自分の部屋へと案内する。そこは、広く、綺麗に整頓されている。
一般的な高校生らしくはない、妙に品のある部屋ではあった。
だが、それすらも保坂の気持ち悪さを際立たせるかのようである。
壁には巨大な全身鏡があり、机の上には、昨夜寝る前に聞いたのだろうか、
『G線上のアリア』と『弦楽セレナード』のレコードが置いてあった。
「いかにも、って部屋ねー。マキに見せてあげたいかも」
「さぁ、では早速。いや、まずは飲み物を持ってこよう」
「よろしくー」
 そういって、保坂が部屋を出た後で、速水は保坂のベッドに『ぼすっ』とダイブした。
「うーん、1回、おっきいベッドにダイブしてみたかったのよねー。うわーふかふかだ・・・あ」
 ベッドでごろりと転がった速水の鼻腔が、嗅ぎなれた感覚をとらえる。
それは高校に入学してから3年間、学校で毎日のように嗅いだことのある、匂いであった。
(保坂の匂いだ・・・なーんか、眠くなるような匂いなのよねー)
 そうして目をつぶると、なんだか本当に眠くなってくる気がする。少しずつ遠ざかる速水の意識。
それを追いかけるに、徐々にリズミカルな音と振動が大きくなり、『ガチャリ』とドアの開く音がした。
そこで、速水の意識は覚醒した。
「・・・何をしている?」
「何って、見てのとおり寝てんの。あー喉渇いちゃった。わあ、おいしそう。いっただきまーす」
「まあいい。それを飲んだら、早速はじめよう」
 保坂と速水はグラスに注がれた、高級そうな飲み物に口をつけた。保坂は一気にグラスの中身を飲み干し
「変わった味だな」と呟いた。速水もゆっくりと中身を飲み干すと、グラスをトレーに戻して保坂のほうを向き直った。
「ところで保坂、アンタは一体、ハルカちゃんをどうしたいわけ?マネージャーにしたいの?
1回汗を拭いてもらえば満足なの?それとも、お弁当を食べてもらう?それとも、いっそ付き合いたいの?」
448名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:49:27 ID:fOzUjN1M
「矢継ぎ早だな。だが、いい質問だ。俺としてはそうだな。初めは、マネージャーにして汗を拭いて
もらうことが究極目標だった。だが、今となっては、それすらも過程の一つに過ぎないかもしれん。
俺は、南ハルカの全てを受け入れたいのだ!子供も家庭も苦楽も何もかも含めて・・・だっ!」
「ふーん、そうなんだー」
 シャツのボタンを一つ一つはずしながら、熱く語る保坂。それに対して、速水はいつも通りのやや
笑みを含んだ表情で答えた。そして、ぐいっと体を保坂のほうへ寄せると、楽しそうな表情で言葉を続けた。
「じゃーあー、ハルカちゃんとエッチなこともしようなんて考えてるわけー?」
「エッチなこと?ああ、性行為の俗語のことか。あまり、そういう表現は好ましくないが・・・まあいい。
もちろん、彼女が望むならば、俺は応える義務がある!いや、むしろ、俺と南ハルカの血の縁を
結びつけるためには―――避けては通れない!」
「へえ、そうなんだー。じゃあ、ハルカちゃんとエッチなことしないといけないねー」
「うむ」
「アンタ、エッチしたことあるの?」
「無論ない。というか、婚前交渉はしないのが普通だろう」
「じゃあ、ハルカちゃん相手にぶっつけ本番だー」
「うむ」
 そこで、速水の目はゆっくりと開眼した。
「甘い。甘いわ保坂。アンタぶっつけ本番でハルカちゃんとセックスして、うまくいくと思ってんの?
ヘタクソなセックスしたらハルカちゃんは痛いだろうし、悲しむだろうなー。『保坂先輩のヘタクソ!
大嫌い!』なーんてことになるかもねー」
「なにっ!確かに、南ハルカほどになれば、その要求されるハードルももはや電柱クラスの高さ」
「そう。たとえハルカちゃんが百戦錬磨だからって、彼女に全てを委ねる・・・そんな情けないこと、
私の知ってる保坂ならできないはず!アンタはベストを尽くす男、ハルカちゃんを手に入れるには、
女性経験を避けては通れないのよ!」
「はっ!!!そうか。そうだ、その通りだ。さすが速水。だが、問題がある。女性経験を積もうにも、
そればかりは練習のしようがない・・・練習させてくれと言われて、体を開く女性など、普通はいない
だろう。それに、南ハルカを想定して、それなりの相手でなくてはいけない」
「だーかーらー、目の前にいるでしょー!私なら胸はハルカちゃんにちょっと負けてるけど、身長は
上回ってるぞー」
「速水、確かにお前の体格と知性ならば、適役だ。ありがたい申し出だ。だが、お前はそれでいいのか?」
「いーから、いーから、私がいいって言ってんだから。そんな遠慮してちゃ、いつまでもハルカちゃん
をモノにできないよ。さあさあ、早くシャワーを浴びよう・・・ぜっ!」
「速水・・・心の底から感謝するぞ」
449名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:51:57 ID:fOzUjN1M
 シャワーを浴びながら、ハルカをどのように抱くのかを陶酔した表情で
シュミレーションする保坂。部屋に戻ると、先にシャワーを浴びた速水が
保坂のベッドにくるまっていたが、保坂の姿を確認すると、のそのそと
ベッドから出てバスタオル一枚の立ち姿を晒した。
「さあ、保坂。妄想の成果を私に見せてちょうだい!」
「うむ。では、はじめるぞ」
 そういうと、保坂は速水の肩に手を当てて、胸に抱くように抱き寄せた。
そして、しばしの沈黙。速水のほうもバスタオルを押さえていた手を離し、
保坂の背に手をそっと回した。はらりとバスタオルが床に落ち、速水の
体を隠すものは何もない。保坂はそっと速水の体を離すと、速水の顔を
見つめる。もっとも、保坂の目に映っていたのは速水ではなく、自分を
うっとりと見つめるハルカの幻覚である。
(いざ!)
 心の中で呟くと、保坂は速水の膝の裏に片手を当て、いわゆるお姫様
抱っこをして、ベッドへ運ぼうとした。
「ストーップ!」
「なぜ止める?」
「私としては、抱き合った後に、キスを入れてほしかったなー」
「そういうものか。任せろ、キスのイメージトレーニングも十分だ」
 保坂は抱き上げた速水を軽々と元の体勢に戻すと、『がっし』と速水の頭
を掴んで目を閉じると、顔を近づけた。
 初めは唇の表面同士で優しく。速水のリップクリームがついた唇は、保坂の
妄想上のハルカに劣らない柔らかさと潤いを持っていた。そして徐々に熱く、
ねっとりと唇の粘膜を絡みつかせるような濃厚なキス。『ちゅ』と音を立てて
お互いの唇が離れる瞬間、保坂と速水の唇の間に一瞬、銀色の細い線を引いた。
「保坂、意外とうまいじゃない。でも、惜しい。頭をあんな力入れて押さえた
のは減点ね」
「む、強かったか。だが、女は男の力強い仕草に惹かれるのではないのか」
「限度があるわよ。特にアンタは人より力強いんだし。もっと優しく、ムードを
大事にしないとだめだぞ」
「なるほど。では、もう一度だ」
 今度は、そっと頭を抱き寄せて、先ほどのキスを再現をする。速水も今度は
具合が良かったのか、細い目の奥でうっとりとした表情で、自然と「ん・・・あ」と
ため息のような声をあげた。
 速水からストップがかからなかったので、保坂は改めて速水を抱え上げて、
ベッドへと横たえた。
450名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:55:02 ID:fOzUjN1M
「優しく、ムードを大事にか・・・ああ、南ハルカ」
 ぼそぼそと呟きながら保坂は、速水の上に覆いかぶさる。速水の意見を
参考に、それまでのイメージトレーニングのときよりも、優しく、速水の素肌
の感触を味わうような、頬や耳への愛撫。保坂の熱い手や唇が肌を伝う
たびに、速水の口からは「はあっ、んぅぅ」とこらえ切れない、ため息のような
喘ぎ声が漏れた。
「んんっ!」
 首筋に唇をつけられ、思わず、大きな声をあげてしまう速水。保坂はそれを
見逃さず、「なるほど、ここがいいのか」といわんばかりに、愛撫を集中させる。
そして、また新たな性感帯を求めて、保坂の手と唇は徐々に首から鎖骨、
豊かな胸へと侵攻してゆく。
(やだなあ、さすが保坂・・・んんっ、学習能力が異常に高い・・・あぁ)
 保坂の手が速水の胸を包み、ゆるゆると揉むと、速水は、ぞくぞくと性感が
高まるのを感じた。雌の本能を刺激される速水の体はほのかに熱を帯び、
いつもは楽しげに細められている目も、今は、快楽の波に揺られ弱々しげに
見える。
「う、ん・・・あはっ、はぁ・・・っ、ん・・・はあぁぁぁぁん」
 保坂の指が、速水の胸の膨らみの上で主張し始めた突起をそっとつまむと、
速水はきゅっと眉をひそめて、堪えきれないといった声をあげた。保坂の指が
敏感な突起をつまみ、連続的に刺激を与えるにつれて、速水の体の芯から
切ないような快感がじわじわと広がっていく。さらに、保坂は片方の膨らみから
手をどけると、おもむろにそこへ顔をうずめた。
「いやっ、んんーっ・・・はぁ、保坂・・・ぁん」
速水は胸の敏感な突起を舌で舐められ、さらに回すように転がされると、体を
ピンと突っ張らせて、ビクビクと震えた。ぼやけるような視線で保坂に目をやると、
一心不乱にタクトを振るう指揮者のような表情で自分の乳頭を舐めている保坂
がいる。
(真剣な顔・・・ああ、私、保坂にこんなことされてるんだ・・・)
普段の保坂との馬鹿馬鹿しいやり取りとのギャップを考えると、速水は尚更
いやらしい気持ちを抑えられなかった。心臓と下腹部に、熱いものが湧き上がる
のを感じる。もう、自分でもあの部分が恥ずかしいぐらいに潤んでいるのが、
よくわかる。
451名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:57:39 ID:fOzUjN1M
保坂の方は、唇は胸を攻めたまま、速水の張りのある白くきめ細かな肌の上を、
つぅーっと指を滑らせ、一気に、愛液を湛えた割れ目に指先を滑り込ませた。
「っ!」
 突然、敏感な粘膜を触れられ、速水はガクンと顎を仰け反らした。一瞬達して
しまったかと思うほどの刺激。それが波紋のように体中に広がりフェードアウト
するのと対照的に、自分でも何かが漏れてしまったかと思うくらい、速水の女性器
からは、とめどない愛液が溢れてきた。
(やだ、恥ずかしい・・・)
 そう思いつつも、速水は身も心も、更なる快楽を求めていた。だが、肝心の保坂
のほうは、速水の秘部に指を差し入れたまま、動こうとはしない。いつの間にか、
唇での胸の愛撫も中断され、戸惑い交じりの表情で、速水の顔を見つめている。
「むう、これは・・・速水、ちょっといいか」
「えー、なに?いいところだったのに」
「お手洗いに行きたかったのなら、いつでも行ってくれて構わなかったのだが」
「はぃ?」
「まあいい、生理現象は止むを得ない。出てしまったものは仕方がないだろう。俺も
この程度のアクシデントに驚いるようでは、甘いな・・・」
「ちょっ、これおしっこじゃないわよ。その・・・ぬ、濡れてるだけなんだから」
「濡れる?おしっこではない・・・なのに濡れるとは、何が原因で、何によってこれほど
濡れているのだ?」
「だ、だから、アンタにいろいろ触られたから、濡れたのよ。さっきから、恥ずかしい
こと何回も言わせないでよ・・・もう」
 濡れてしまったことを繰り返し自己申告させられて、速水には珍しく、あからさまに
恥じらいが表情に浮かんだ。
「むう・・・ああ!なるほど!もしかすると、性器の動きを良くする為に愛液が出る現象
のことか。これがそうなのか」
「はぁ、知らなかったんだー」
「うむ。実はイメージトレーニングを繰り返しても、女性器の部分だけは、どうしても
イメージがわかなくてな。聞こう、速水。女性器はどう扱えばよいのだ。教えてくれ」
「ああーもうわかったわよ。教えればいいんでしょ」
 なぜ、こんなときに、いい歳した男子に性教育をしなければならないのか。とほほな
気分で速水の即席の性教育授業が行われた。
452名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:00:47 ID:fOzUjN1M
「なるほど、よくわかった。さすが速水。なかなかの講師ぶりだった。感謝する。
ちなみに、南ハルカも大体、構造は同じなのか?」
「さぁー見たことないけど。似たような感じなんじゃないのー?同じ人間だし」
「そうか。なるほど。俺は南ハルカの○○に@@@するわけだ・・・すると、南ハルカの
××は$$$するわけだ。そこで、俺はおもむろに△△△に☆☆☆をするわけだ。
すると、どうだ。2人の夢が生まれたではないか!」
「保坂、夢から覚めて・・・」
「ようし、イメージトレーニングは十分だ。さあ、早速実践だ!いくぞ、速水!」
「ちょっ、そんな、いきなりっ、あっ・・・ん・・・」


「んんーっ!はあっ・・・だめ、こんなの・・・やっ、ほんとイクッ、イクッ、んっ、んっ、
んーっ!!」
 速水の教えを受け、イメージトレーニングを経た保坂は、もはや、速水の予想の
上を行っていた。速水の敏感な粘膜の中から特に速水の反応がいい部分を探り
当てると、絶妙な力加減で愛撫を加える。速水は膣内のザラザラした部分を攻め
られながら、包皮ごと最も敏感な珠を小刻みに擦られ、あっさりと一回目の絶頂
に達した。
「こ、こんなのはじめて・・・ほさかぁ、もう・・・イッちゃったよぉ・・・」
「まだまだ!この程度では俺の中の南ハルカは悦ばない!続けていくぞ!」
「やっ、マジ?こんなの続けられたらああっ!・・・ひぃん」
 保坂の舌と指は速水の哀願を無視して、引き続き、速水の光を反射するほど濡れ
ぼそった性器を蹂躙しにかかった。割れ目を舌で押し開き、柔らかな襞をなぞると、
そのまま舌で膣口を犯す。その間に、片手で淫靡な珠を包む包皮を捲り、もう片手で
速水の愛液をすくい、露になった珠へと緩急をつけながら塗りつける。
「やっ、だめ、ほんと・・・だめ・・・あぁぁ、さっきイッたのに、ウソ・・・また、また・・・あっ、
あああああああ!!」
 一度達し、まだその余韻が残っている体にさらに絶頂をぶつけられ、速水は自分
でも意識しないままに、悲鳴のような声を上げ、ベッドにぐったりと沈み込んだ。
453名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:02:53 ID:fOzUjN1M
「も・・・もう、ダメ・・・ちょっと休ま」
「まだまだ!南ハルカを相手にするのならば、この程度では心もとない。さあいくぞ、速水!」
「だから、もう・・・イッたんだって、あっ、あああああああ!」
『ビクンビクン』
「ちょっ…と、ほ、さ、か・・・」
「まだまだ!次はこうだ!」
「えっ、あっ、ああああああ!!」
『ビクンビクン』
「た、たすけ・・・て」
「まだまだ!こういうのも試してみなくては」
「ひっ、やあああああ!!」
『ビクン・・・ビク』
「あ・・・あぁ・・・」
「まだまだ!これを忘れてはいけないな」
「っ!!」
『ビク・・・ン』
「・・・・・・」
「まだまだ!せっかくだからおさらいをしなければ」
「・・・!!」
『ぴくり』
_____________
_______
___
454名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:05:20 ID:PeUdn+3d
 翌日―――――
「うう、腰、痛い・・・今日部活出れるかな。」
『ガラガラガラ』
(この感じは・・・)
 速水が重い体をおして教室にたどり着き、ドアを開けると、教室の中は
奇妙な空気に包まれている。この教室では良くあること。こういうときは
決まって、あの男がエア・・・
『ドサッ』
「あは・・・」
 速水は、窓際の席で奇妙な動きをしている保坂を目に留めると、鞄を
その場に落とした。そう、保坂は虚空を相手に、昨日速水にしたのと全く
同じような動きをしている。いわばエアペッティングの真っ最中であった。
速水は保坂に気付かれないように保坂に近づくと、耳元でこっそりと囁きかけた。
「保坂、ちょっと」
「・・・おお、速水か、昨日はとても参k」
『パシィィン』
「・・・なぜ叩く」
「なぜ余計なことを言おうとするの?それも、声が大きいし。保坂アンタねぇ、
そんな変な動きしてて、私に昨日どーしたとか言ったら、周りにバレるじゃないの」
「そうか。まあいい。ところで、速水。また、新しい攻め方を思いt」
『パシィィン』
「・・・くっ・・・・・・っぅ・・・」
「だから、声が大きいって。それに、その話はここでしないでって言ってるでしょうが」
 そこでいったん言葉を区切ると、速水はさらに声を潜めて、早口でまくし立てた。
「その、また、部活のないときに付き合ってあげるからさ。今度は、アンタも責めら
れる側を実践しないといけないんだから。それまで、その話は一切禁止ね!」
 そういって、速水は足早に自分の席に着いた。

(それが終わったら、今度は何の実践練習をしようかなー)
速水の細目の表情がいつもより楽しげだったことには誰も気付かなかった。


―――――ハルカちゃん、ウチの高校に来てくれて、心から感謝するわー
455名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:07:55 ID:XLipbCZB
ggj!!
もうね、なんだか目から変な汁が出た。
保坂と速水先輩の、こんな良SSが見れるなんて……
もちろん続くんだよね? ……続くと言ってくれ!!
456名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:08:56 ID:PeUdn+3d
以上で終わりです。おそまつさまでした。

最初は、数年後のトウマコかハルカ×ナツキを書こうとしたはずだったのに、
気付いたら、こんなのができてました。

はじめて投下した感想ですが、何なんでしょう。この、後悔と満足感の入り混じった感じは。

ともかく、楽しんでくれる人がいればいいなあ。
457名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:10:05 ID:PwS+HHVj
おかげで俺の創作意欲がかきたてられました。
458名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:13:44 ID:XLipbCZB
>>456
はじめて投下したって、このスレでは初めてって事かな?
もし処女作なら、ばけもn(ry
これからも居座ってくださいorz
459名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:26:50 ID:VMYapB8z
>>457
間違ってもこのスレに投下するなよ!いいか、絶対だぞ!
460名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:39:18 ID:zox3GrJJ
何この大型新人。
書きなれてるよねえ・・・。
461ぶつ切り 藤岡サイド:2008/05/05(月) 00:47:17 ID:PwS+HHVj
千秋ちゃんは呆然とした。初めて目の当たりにした『射精』に戸惑っているようだ。
「これが、精液?」
「うん・・・」
異臭が鼻をつく。
「変な、におい、だな。」
千秋ちゃんが、頬についた精液を指にとって嗅いだ。
「さっきのが、『射精』なのか。」
「そう、だね。」
千秋ちゃんは、指にとったそれをじっと見つめ、そして、なんと舐めた。
「ん。」
「千秋ちゃん!?」
「んぐっ、変な、味だな。」
しかも、飲み込んでしまった。
「でも、悪くは無いな。」
そう言って、あちこちについたそれを、ぴちゃぴちゃと舐めとっていく。
俺は、その光景に見とれてしまった。
「なあ、藤岡。さきっぽにもついてるぞ?」
「え?」
「私がきれいにしてやる。」
「ちょっ、ちょっと!」
俺のモノに残った精液を、舌でなめとっていく。勿論それは、俺に快感を与える。
「ああ、あぁ・・・」
思わずため息が漏れる。
「今一度問おう。気持ちいいんだろ?」
「ああ、千秋ちゃん。とっても、きもちいいよ。」
つい、正直に答えてしまった。
462ぶつ切り 藤岡サイド:2008/05/05(月) 00:47:50 ID:PwS+HHVj
「ふふ、正直者の藤岡に、ご褒美だ。」
すると、今度は先端を口の中に含み始めた。口内で舌をフル稼働させて、刺激を与え続ける。
「いいよ、千秋ちゃん。」
あっという間にギンギンに勃起してしまった。
「また、でそうなのか?」
「う、うん。でも」
「でも?」
「もっと、満遍なく、全体を舐めてほしい、かな。」
って、俺は何を言ってるんだ!早くこの状況を何とかしなきゃいけないのに・・・
でも、この快感に勝てるはずがない。
千秋ちゃんは従順に、舌でカリや竿の部分も攻め始める。
その小さなお口と舌で、俺のモノを一生懸命に慰める姿は、俺により凄まじい快楽を与えた。
「い、いいよ、千秋ちゃん。その調子だ!」
その一言で、千秋ちゃんはますます勢いよくなる。
唾液を口いっぱいに含ませて、ローション代わりにし、ジュボジュボと卑しい音を立てる。
いったいどこでそんなことを学んだのか・・・。
「こ、今度は、根元まで口の中に入れて。」
「こ、こんなに大きいのをか?入るのか?」
「入れるんだ!」
我ながら鬼畜だった。俺は千秋ちゃんの頭を鷲掴みにして、無理や喉の置くまで押し込んだ。
「んっ、んぐぅっ、ぐっ、ぅう・・・」
俺は、千秋ちゃんの頭を上下に動かすと同時に、腰も動かす。俺は千秋ちゃんの口を犯しはじめた。
初めは首を激しく振らせて拒絶していたが、やがて俺を受け入れて、自らしゃぶりだした。
「はあぁ・・・、すごく、いいよぉ。」
さっきの射精で、少しだけカピカピの千秋ちゃんの頭を撫でてやった。
「ねえ、千秋ちゃん。俺を見て。」
千秋ちゃんは、口に咥えたまま俺を見上げた。
その瞳に映ったのは、恐怖や怒り、悔しさや悲しみといった負の感情・・・ではなかった。
その瞳が表したには、『喜』と『従』。心から、俺に尽くしていた。
463名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:48:36 ID:PwS+HHVj
投下宣言してなくてすまそ。
今はここまで。ぶつ切りらしく。
464名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:01:41 ID:VMYapB8z
心理描写が下手単調でツマラン
465名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:07:18 ID:PwS+HHVj
>>464
俺もそう思った。本当に、いいかげん終わらせろって話ですね。
466名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:28:31 ID:PwS+HHVj
あー、なんか読み返せば読み返す程、酷いって分かるな・・・
なんだかスレ汚ししてしまったみたいですまんです。申し訳ない。
467名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 02:01:56 ID:99/6idAY
ID:VMYapB8z←NG推奨

>>463
GJ!!とても良かったです。
ドMな千秋とは新鮮でしたww
468名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 03:38:11 ID:VMYapB8z
普通に感想を言っただけでNG扱いか?何様のつもりだ
このスレでは当たり前のことではないか。>>68がいい例だ
469名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 03:40:58 ID:GJPqjZPW
>>68は近年稀にみる粗大ゴミだからな。
あれに対する批判ならば許されるwwww
470名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 03:50:36 ID:99/6idAY
>>468
お前、>>459でも変なこと言ってるだろ。
まるで>>457が投下しちゃいけないみたいに
471名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 03:53:28 ID:99/6idAY
推敲が完了したので、処女作ですが投下します。
千秋の受験ネタ。
一応、小6ごろってことになってます。
472名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 03:53:56 ID:99/6idAY
「千秋は受験するの?」

掃除の時間。
唐突に、吉野が口に出した言葉だった。

「まだ決まってないな。しようとは思ってるんだが、まだ明確には。
 というか、なんてまた急に?」
「んとね、千秋がたしか前に『私はいい中学に行くんだ』とか言ってたような気がして」
「そうだったか」
「うん。
 で、寂しくなるなーと思って。」
「寂しく?」
「いい中学に行くとしたら、私たちとは離れちゃうよね。
 だから、寂しくなるなって。」

そういえばそうだ。
今まで、そんなこと考えもしなかった。

受験か。
あまり深く考えてなかったが、そうか。
みんなと会えなくなるのか・・・

家に呼べば遊べないこともないだろうが、
吉野や内田と毎日会えなくなるのは嫌だ。
冬馬とは・・・毎日家にくるから会えるな。



「……で、これを先生のところへ持っていけばいいんだな?」
「そうだな。それで私たちの仕事は終わりだ」

放課後。日直の私とマコトは、最後の仕事を片付けようとしていた。

そういえば、受験したらこいつとはもう会えなくなるのか。

「・・・そういえば南、受験するんだっけ」
「なんでそのことを知ってるんだ」
「吉野から聞いたんだよ。
 本当に、みんなとは違う中学に行くのか?」
「・・・・・・」
「そうか。南が行きたいって言ってるなら仕方ないけどさ。
 でも、みんなと離れていいのか?」
「・・・・・・」
「南なら、きっと中学でも楽しくやっていけるだろうけどさ」

マコトが、寂しそうな目でこっちを見る。
なぜか、吉野の言葉が思い出される。

――――やっぱり、やめようかな。
幸せな今が崩れるのは嫌だ。

大体、春香姉さまだって夏奈と同じ中学に通ったんだ。
私だけいい中学なんてずるい。
やっぱり、受験なんてしないほうがいいのかもしれない。
473名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 03:54:29 ID:99/6idAY
「しないよ、受験」
「えっ?」
「やっぱりやめだ。私もみんなと同じ中学に行く」
「そ、そうか」
「そうだ。中学もみんな一緒だ。誰とも離れたくなんてない。」

そうだ。内田と吉野、冬馬、シュウイチ・・・
誰とも離れたくなんてない。

「・・・オレとも?」
「なんだ」
「南は、オレとも離れたくないのか?オレのことも、嫌いじゃないのか?」
「・・・嫌いなんかじゃ」
「じゃあ、なんでいつもオレに冷たくするんだ?
 嫌いだからじゃないのか?」
「それは、お前が」
「バカだから?でも、南はバカなやつが嫌いなんだろ。だったらオレのことも嫌いなんじゃないのか」

マコトの言うことはもっともかもしれない。
私はバカなやつが嫌いだったんだ。
バカのことは卑下して見ていた。

・・・でも、離れたいかと訊かれると、そうでもないんだ。
夏奈とも内田とも、もちろんマコトとだって離れたくない。

別にそれだっていいじゃないか。
嫌いでも、離れたくない。
そんな感情だって、あってもいいじゃないか。

「私はお前と離れたくはないんだよ」
「え?」
「お前の言うとおり、もちろん私はお前のことなんか嫌いだ。
 でも、離れたくはない」
「えっと・・・それ、どういうこと?」
「だからっ!
 とにかくお前とも離れたくないんだよ。何度言わせるんだ、このバカ野郎!」
「う、うん、ありがとう、南!」
「わかったら行くぞ、ほら」
「・・・はいっ!」


おわり
474名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 03:56:04 ID:99/6idAY
以上です。
文章が拙ですが、初めてということで見逃していただければ幸いです。

恋愛も何もない感じですみません。
475名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 04:19:32 ID:SZmUVF9q
68の粗大ゴミを投下した屑ですが、荒らしてるの俺じゃないからね。なんか疑いがかかってるみたいなので
476名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 04:45:27 ID:SZmUVF9q
あと68を擁護してたのも俺じゃないからね。自演なんかしてないよ>>258は勘違い甚だしい 死ね
477名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 04:53:45 ID:VMYapB8z
>>470
文面見てもらえば分かると思うけど
普通にジョークなんだけどね。その程度のことも言わなきゃ分からないのか
>>469
俺としては>>457で自身あり気に言うからどんなものかと期待した結果が
あれじゃなぁ 文章能力一点に絞るなら>>68と大して変わらないよな
478名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 05:10:22 ID:SZmUVF9q
68と比べるのは失礼だろ。あー自虐楽しいな。新たな快感に目覚めそうだわ
479名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 05:25:36 ID:1JO8SOMF
>>474
乙GJ
甘しょっぱかった!


つまらん言い合いで長文書くなら、「乙」と労いの一言でもかけてやりなさいよ!
そんな事も出来ずに言い合いを続けるなら、この壊れたビーサンでも履いてどっか行っちゃえ!
480名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 08:58:44 ID:aqNOEf+q
こんなとこで争うな!
このバカどもが!
481名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 10:18:45 ID:j10jR63B
ここで争うバカヤロー多いなぁ・・・
処女作推敲中。
482名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 11:19:30 ID:rA8HnxNL
SSを書いてくれた人に対してなぜ乙の一言が言えんのだ
読みたくないならNGにしろよ
483名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 11:23:00 ID:21+miTm/
>>482
読む人と作者のバランスがないとこういうスレは荒れる。
とりあえず禿同
484名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 12:43:02 ID:MexEzvVn
事故でほさかと一緒に体育倉庫に閉じ込められたマキとアツコの話はまだかね?
485名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 12:47:22 ID:XLipbCZB
自分の中で、ケイコ×カナと言う、マイナーフラグが乱立した
ケイコ可愛いよケイコ
486名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 13:45:17 ID:+/dScMUw
らき☆すたのエロパロスレの書き手です。
こっちは非エロはおk?
おkなら今からネタを仕込んでみる。

あと>>482-483に同意。
487名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 13:55:32 ID:XLipbCZB
OK!大歓迎だ!
全裸で待機……じゃなくて、ネクタイ締めて紳士的に待ってる。 全裸で。
488名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 15:03:57 ID:MexEzvVn
息子に蝶ネクタイ締めて正座で待ってます。
489名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 15:57:22 ID:1JO8SOMF
SSが投下されると聞いて、とにかく全裸になってみた。
490名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 19:09:39 ID:ROFmuYMd
>>487-489


うpうp!
491名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:02:08 ID:D1jfmegf
SS投下します。8レス前後かと。

ナツキとハルカを軸にしたハルカ視点の一人語りです。

ナツキルートの新キャラの存在を最近知って、予定が狂った。

近親間(♂♀)のキス描写あり。性的描写なし。
エロパロのエロはエロス(=愛)のエロということで勘弁。
492名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:04:09 ID:D1jfmegf
 例えば、最悪だった出会いの日、お菓子の作り方を教えたこと、トウマの誕生日の
ことで相談を受けたこと、今となっては、どれもかけがえがなくて―――――


 間違えなく、何かが動き出したのは、マキがナツキくんをウチに連れてきた日だと思う。
あの日、リビングで寝ていた私が目を覚ますと、そこにはマキと、予想外なことにナツキ
くんがいたの。
 後で聞いた話だと、マキは保坂先輩から私を護ろうとして、ナツキくんと私を仲良くさせ
ようとしたみたい。私は保坂先輩という人がどういう人だったのか、いまだに良くわから
ないけれど、ただ、マキの心遣いには感謝しなくてはいけないのかな。
 ただ、あの日は―――――
「こちらの南さんでは、変わった味のお菓子を食べるんすね」
「私は、そんなカレー味のお菓子の作り方なんて教えてないわよ」
なんて、つい、私は熱くなっちゃって、ナツキくんに厳しく当たっちゃって。ナツキくんは
すぐに「メシ作んないといけないんで」って帰っちゃって。ナツキくんが帰ってから、
ちょっと申し訳なく思ったわ。マキも、気まずそうに私に聞いてきたわ。
「ごめん。もしかして、ナツキのこと嫌いだった?」
 って。あのとき私は、「わからない」と答えたと思う。嫌いなわけではないのに、ナツキ
くんに対しては、言いたいことを言ってしまう。あのときはまだ、ナツキくんのことを特別
に意識してなかったと思う。ただ、なぜか、ナツキくんの前では、素の自分でいられたって
ことぐらい、気付くべきだったのかも。

マキは、ナツキくんのことを色々とフォローしてくれた。
「あれでも、意外と律儀だし、昔はやんちゃだったらしいけど、部活に入ってからはかなり
丸くなったみたいだよ。見た目だって悪くないでしょ?」
 全部正解。あのときは、まだ、私よりもマキのほうが、ナツキくんのことを良く知ってい
たんだよね。今だったら、私はナツキくんの良い所をもっともっと知っているもの。

 私は、ナツキくんに厳しく当たってしまったことの罪滅ぼしにと、後日、ナツキくんを
ウチに呼んで、前回なぜかカレー味になってしまったという、例のお菓子の作り方を
教えたわ。ナツキくんはとても真剣な顔をして私の話を聞いてくれたから、私も嬉し
かったわ。その後で、私が作ったお菓子を食べてもらったのよね。
493名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:05:31 ID:D1jfmegf
「おいしいっす」
 そういったナツキくんの表情からは、あまり感情の起伏は感じられなかったけど。
もともと、ナツキくんはポーカーフェイスだから。でも、今ならナツキくんのわずかな表情
の変化でもわかるわ。あのとき、ナツキくんは本心からおいしいって言ってくれたんだと思う。
 ナツキくんは、本当に律儀。律儀すぎるぐらい。お菓子のお礼だって、松茸なんて
持ってきたときには驚いたけど。私は、そんな高価なもの受け取るのに気が引けたから、
ナツキくんにも食べてもらおうとしたの。私も、松茸の調理はしたことがないから、インター
ネットで調べて、ナツキくんとの共同作業だった。今思い出しても、とても楽しかったわ。
 でも、せっかくできたのに、ナツキくんは「メシ作んないといけないんで」って言って、全然
手をつけないで帰ってしまったの。私が玄関先でナツキくんを引き止めている間に、カナが
ナツキくんの分を食べてしまって・・・あのときは、久々に本気でカナを叱ったわ。

 そんなことがあって、自然と、ナツキくんはウチに来ることが多くなっていったのね。いつも
すぐ帰ったけど。ナツキくんが来たときはいつも、ウチの台所が私たちの料理教室だった。
チアキはナツキくんが来ると、あんまり嬉しそうな顔をしなかったけど、カナは、食べるものが
増えるからって、ナツキくんを歓迎してたわ。

「女は、料理を作ってやると喜ぶんすか?」
 ある日、ナツキくんがそう尋ねてきたわ。ナツキくんの口から、女の子の話が出たのは
初めてだったから、あのときのことは凄くはっきりと覚えてる。
「きっと、嬉しいわよ。ナツキくんの料理ならおいしいから、なおさらね。ナツキくん、誰か
そういう人がいるの?」
「いや、そういうわけではないっす。ただ、オレの尊敬する人が言ってたんで・・・」
 そのときは、まだ、その相手が誰なのかってことより、ナツキくんもそういう話するんだー
って思いのほうが強かったけど・・・ね。

 それでもしだいに、ナツキくんの存在が私の中で当たり前の存在に・・・ううん、かけがえ
のない存在になっていったの。
ナツキくんに言ったことがあるの。「ナツキくんみたいな弟がいたら良かったのに」って。ナツキ
くんは目を閉じて、「恐縮っす」って。「オレもハルカさんみたいな姉がいたら良かったです」って
言われたとき、私の中で何かが跳ねたのを今でも覚えてるわ。
マキたちにナツキくんの話をしてて、「ハルカはナツキの話するときは楽しそうだねー」ってマキ
にからかわれたこともあった。マキからしたらそこまでは、狙い通りだったってことなんだよね。
私は「弟」のはずのナツキくんを登校時間に、休み時間の廊下に、グラウンドで体育をしている
生徒の中に、無意識のうちに、目で探すようになっていた。マキたちに、「何を見てるの?」って
聞かれて、はっと我に返って、気付かされたの。マキはあのとき私がナツキくんを探していたこと
に気付いていたのかしら。
494名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:07:50 ID:D1jfmegf
 私がはっきりとナツキくんのことを意識した日の話なんだけど。よく晴れた日だったわ。
あの日も、ナツキくんはウチに来て、私がお菓子の作り方を教えてた。そのうち、チアキが
トウマを連れてウチに帰ってきたんだけど、トウマの膝には赤黒い乾いた血がこびり付い
ててね。サッカーをしていて、全力でプレイしているうちに、強く擦りむいたんだって。
トウマは「平気だって」って言っていたけど、痛々しい傷跡にチアキは動揺しているし、
私は、急いで救急箱を取りにいったわ。で、戻った私に、ナツキくんは言ったの。
「ちょっと、シャワー借りていいっすか?」
「いいけど・・・そうね。まずは傷口を洗わないと」
 ナツキくんはトウマに肩を貸して、シャワールームに連れて行くと、シャワーでトウマの
傷口を洗い出したの。
「ちょっと沁みても我慢するんだぞ」
「うん」
 トウマの膝は大部きれいになったけど、砂が入っちゃって黒い部分が残ってた。
「砂が入ってる・・・」
「いいよ、これぐらい、ほっときゃ直るって!」
「いや、痕になったらまずい」
 そう言って、ナツキくんはトウマをバスタブの淵に腰掛けさせて、自分は体を屈めて、
トウマの膝に唇をつけたのね。
「ちょっと、ナツキ!やめろよ、恥ずかしいだろ!みんな見てるんだぞ!」
トウマは顔を真っ赤にして言ったんだけど、ナツキくんは「いいから・・・」って言って、トウマ
の傷口を口で含むようにして舐め続けた。私の視線は、トウマの膝に口付けするナツキくん
に、その表情、唇の動きに釘付けになっていたんだと思う。だって、トウマの表情とかそう
いう他の記憶が全然ないんだもの。ナツキくんの舌が動いているのが、唇越しにわかると、
なんだか、私は自分がキスされたみたいにぞくぞくして、頬が熱くなったの。ほんとに恥ず
かしい話だけど・・・。
 ナツキくんが口を離すと、トウマの膝から黒い砂はすっかりなくなっていた。トウマの膝を
シャワーで濯いで、口に水を含んで砂を吐き出すと、ナツキくんは「これで大丈夫だ」って
トウマの頭にポンって手を置いて。そのときの、今まで見たことがない、全てを包み込むような
]優しい表情を見て、私の心臓は回りに聞こえるんじゃないかってくらい、すごいドキドキして、
くらっとしたわ。トウマも顔を真っ赤にしていたけど、きっと、私はそれ以上・・・私は、赤面してる
のがばれるのが恥ずかしくて、慌てて、トイレに駆け込んだ。必死になって落ち着いて、
リビングに戻ったら、もう、ナツキくんの姿はなかった。チアキからの言伝だと「メシ作んないと
いけないんで」だって・・・力抜けちゃった。
その後、どうしても、ナツキくんと話したくて、トウマの怪我の具合を理由にナツキくんに電話を
かけた。電話越しのナツキくんの声を聞いて、ナツキくんの優しい表情を思い出して、私1人で
テンパッちゃってたと思う。
495名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:10:29 ID:D1jfmegf
 私がナツキくんのことを好きだって認識してから、ナツキくんがウチに来てくれるのが
ほんとに嬉しかった。でも、皮肉よね。ちょっとしてナツキくんはウチに来なくなっちゃって。
遠回しにトウマに聞いてみたら、自分の家で料理の練習をしてるって・・・「どうして?」って
言っちゃったわ。ウチに来てくれればいいのにって。もしかして、私がナツキくんのこと好き
なのバレたんじゃないかって、私は愛想をつかされたんじゃないかって、悪い方に考え
ちゃって、その日は一日中苦しかった。夜も眠れなかったわ。

 次の日、思い切って、早く学校に行って、登校してくるナツキくんを窓から探して、偶然
そこを通りかかったふりをして、聞いてみたのよね。
「あら、ナツキくん、おはよう」
冷静を装いながら、私の心臓は不安と緊張でどうにかなりそうだった。私は勇気を出して、
震えそうになりながら「最近、ウチに来ないわね」ってなんとか聞いたの。
「いや、今、どうしても、作らなきゃいけないもんがあるんで」
「へえ、何かしら。ウチで作ればいいのに。私も手伝うわよ」
「スンマセン。ハルカさんの手を借りたら意味がないんで」
「ナツキくん、何を作ろうとしているの?」
「いや・・・その・・・」
ナツキくんは珍しく狼狽した表情で、私から目をそらしてね、それから、思い切ったように
言ったわ。
「最高の弁当を研究してるっす」
 私は、一瞬それがいつもと違うナツキくんの態度や、ウチに来ないこととどういうつながり
があるのか理解できなかった。だけど、思い出したの。「女は、料理を作ってやると喜ぶん
すか?」って言ってたことを。それに、私の手を借りたら意味がないって・・・
私は「あぁ」って、間抜けな返事をしちゃって、ナツキくんは心なしかちょっと顔を赤くして、
「失礼します」って言って教室へ行ったわ。
 その日は、もう、一日中なにも手につかなかったわ。だって、ナツキくんが、「私のために
お弁当を作ろうとしてる!」って思っただけで、もう他の事なんてどうでもよかった。その日
は浮かれて、速水先輩にお弁当全部あげちゃったりして。ほんとバカみたいね。
496名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:12:10 ID:D1jfmegf
 で、とうとう、その日が来たのね。窓から登校風景を見てたら、ナツキくんが、いつもは
持って来ていないお弁当箱を持ってきているのが、遠目に見えて、もう、私はそれだけで、
いてもたってもいられなくて。早く昼休みになってほしいのに、その日は1時限、2時限目
がすっごく長く感じた。2時限目の後の休み時間に、マキたちの話を上の空で聞いて
いたら、とうとう、教室の入り口に、ナツキくんが来たの。
 私の方にすうーっと向かってくるナツキくん。手には、水色の布に包まれた箱があったわ。
私は、ようやく気付いたふりをして、「あら、ナツキくん、どうしたの」ってガチガチになり
ながら言ってみたわ。教室の注目が集まってるのがわかったけど、そんなのぜんぜん
気にならない。私は、ナツキくんの手にある水色の箱だけを見てたわ。
「ハルカさん、とうとうできました。ぜひ、食べてみて下さい」
 ナツキくんの手からお弁当を受け取った。ずいぶん小さなお弁当箱だったわ。きっと、
あれはトウマがもっと小さい頃に使っていたものじゃないかしら。蓋を開けると、中は
きれいな彩りで、煮物、焼き物とおかずがバランスよく並んだ、おいしそうなお弁当だったわ。
おいしかったわー。今でも忘れられないくらい。
「んー、おいしぃー!」
「マジすか?ハルカさんにそう言ってもらえて、心の底からマジでホッとしたっす」
 多分、私の顔は真っ赤だったわね。ナツキくんはほっとした様にちょっと笑ったわ。
私もつられて、「くすっ」って。
「それじゃあ失礼するっす。また、あとで弁当箱取りに来るっす」
 そういい残して教室を出るナツキくんの背中を、私はぽーっと見送ったわ。

 3時限目なんて、もう、全然何があったのか覚えてないよ。昼休みが始まるチャイムが
鳴ると、私はさっさと食べ残しのお弁当を取り出して、机の上に置いてね、もう、マキがパンを
買って来るのを待てないから、自分が持ってきたお弁当はマキにあげたわ。マキは「いやー
これで保坂先輩のきもちわるい魔の手からハルカを護れたよ」とか、他にも色々言って私を
からかったけど、まあ、恥ずかしかったけど、それ以上に喜びのほうが上だったわ。マキと
アツコがナツキくんがくれたお弁当をつまんで、おいしいって言ってくれて、私はちょっとした
優越感を感じてた。「でも、お弁当箱ずいぶんちっちゃいね」って、アツコが言ったわ。まあ、
確かにそうなのよね。でも、それは、自分のお弁当も持ってきてる私への、ナツキくんなりの
気配りだって思った。
497名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:13:43 ID:D1jfmegf
 ナツキくんのお弁当はあっという間にからっぽになったから、私は、ナツキくんが来る前にナツキくんの教室に行って、お弁当箱を返してあげようとしたの。廊下を歩いている間中、私が行ったらナツキくんはどういう顔するかな?ってワクワクしてたわ。
 あっという間にナツキくんのクラスに着いちゃって、教室を覗いてみるたら、ナツキくん
がいた。気に入らないことに、ナツキくんがお弁当を食べてる横で、しれっとお弁当を
食べてる子がいて、正直、ムッとしたわ。私のナツキくんの横で何してんの?って。
ほんと、笑っちゃうよね。
「ナツキくん」
 って、私は、ちょっと周りに通るぐらいの大きめの声で、ナツキくんの横に座ってる子にも
聞こえるように声をかけたわ。ナツキくんは私のほうを向いて、「ウス」って返事して。
「はい、お弁当箱、とってもおいしかったわ」
 ナツキくんと隣の子に見せ付けるように、お弁当箱を差し出す私。


 ようやくそのとき、気付いたの。
 ナツキくんの前に、私が食べたのと同じ中身で普通サイズのお弁当が一つ。横の子の
前に、全く同じお弁当がもう一つ・・・


 ああ・・・そういうことだったんだ・・・ってね。試食かぁって。私、バカだなぁって。
ナツキくんは、お弁当箱を受け取って、「ハルカさん、どうもありがとうございます」って、
深々と頭を下げたの。もういいよ、ナツキくん。やめてよって心の中で思ったわ。惨めに
なるだけだから・・・。
ナツキくんはその後もなんか言おうとしてたけど、私は、「ごめんね、ちょっと・・・」って言って、
すぐに教室を出たわ。さっきまであんなに明るかった廊下が、今は周囲がぼやけて暗くて、
色がない感じで、私は、ふらふらしながら、少しでもナツキくんのいる教室から離れたかった。
なんか、勝手に涙が出てくるから、むせたふりをして、ゴホゴホいいながら私は、顔を隠して
トイレの個室に篭ったわ。変な人だと思われたかもしれないわ。

一息ついて、ナツキくんのこと考えたら、もうどうしようもないぐらい泣けてきちゃって。
今でも・・・泣けてきちゃいそうだもの。私は、外に泣き声が漏れないように、ハンカチを口に
当てたり時々水を流したりして、だましだましでずっと泣いてたわ。
ようやく人心地ついて、気付いたら、もう5時限目終了間近だったわ。私は、泣き疲れた体を
おして個室をでて、鏡を見たら、もう、目がひどく腫れちゃってて、ちょっと水洗いしたけど、
全然意味なくて、それでも仕方ないから、授業終了を見計らって、教室に戻ったわ。目を見られ
ないまま俯いてたけど、マキは気付いたみたいで。「嬉し泣きかよー」なんて、何も知らない
マキの冷やかしが辛かったわ・・・
498名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:15:59 ID:D1jfmegf
 放課後、マキとアツコには本当のことを話したわ。マキは、ナツキくんのことを「朴念仁」
とか「KY」とか「きもちわるいやつの弟子」とか色々言ってたわね。ほんとよね。アツコも
私のことを慰めようと、色々言ってくれたわ。でも、2人の優しさが嬉しい反面、私の惨めさ
が深まるような気がして、耐えられなくなって、ウチに帰ったわ。

 ウチに帰って、いっそ寝てしまえればよかったのに、やっぱりナツキくんの顔が勝手に頭に浮かんで、
悲しすぎて、全然寝られなかった。もう、なにもする気力が出なくて、ベッドでごろごろしてたら、
ノックの音がして、カナが「ナツキって人から電話だよ」って。私は、寝起きのふりをして、
涙の跡を疑われないようにしながら、電話に出たの。
「本当にありがとうございます」
「ハルカさんのこれまでの指導のおかげです」
「ハルカさんの舌で最後に確認したかったんで」
 ナツキくんの声が他人事のように、私の耳を通り過ぎていって、私はどう受け答えした
のか全然覚えてない。

「今まで、ありがとうございました」
 そこで、私の意識は一気に覚醒したわ。せっかく止まってた涙も一気に溢れて
きちゃった。
 だって、すごく聞きたくない言葉が入っていたから。きっと、律儀なナツキくんは彼女に
筋を通すために、ウチには来なくなるし、こうやって電話で話すこともなくなって、道で
会っても挨拶するだけになっちゃうんだろうなって思ったの。「今まで」の私達では
いられなくなるんだろうなってね。


 最後に、「さようなら」って言って電話が切れて、それで、お終い。
 私の初恋も、かりそめの姉弟関係も―――――






 今思い出しても、泣けてきちゃう・・・ほんとに惨めで悲しかったんだから!!
 だから、これからは、あのときの分も私のことを幸せにしてよね!!

(完)
499名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:16:20 ID:D1jfmegf
以上で終わりです。おそまつさまでした。

Wikiの中の人に感謝。これもよろしく頼みます。

冒頭の「近親間(♂♀)キス描写」で過剰にwktkした人、すまん。

では、さようなら。
500名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 20:46:46 ID:JaPJgmUR
>>499
もつかり
っ旦~
501474:2008/05/05(月) 21:06:57 ID:99/6idAY
>>477
変な勘違いをしているようだが、俺は>>457じゃないぞ。
502474:2008/05/05(月) 21:09:11 ID:99/6idAY
よく読み返してみたら俺のことじゃなかった><
もうID変わるまで恥ずかしくて書き込めない><
503名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 21:12:09 ID:JaPJgmUR
>>502
どんまい
っ旦~
504名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 21:16:32 ID:bfU+esx6
イイ…イイヨ…。
マコトとチアキのこういう絡みは少ないからな、新鮮だ。
505名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 21:30:34 ID:bfU+esx6
>>491
す、素晴らしすぎる…!!
キャラの一人称視点はなかなか難しいのに…
506名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 22:26:07 ID:L7QoswWp
>>499
GJです
感想を上手く文章表現出来ない自分が嫌になりました。
さようならっと言わずまた来て頂ける事を切に思います。
507名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 22:46:37 ID:0p8mV0XU
評価厨は下がってろ

職人に言うなら
○○したら読みやすくなるんじゃない
とかにしとけ、結構批判されたら心に痛いから(いや、ガチで
508黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:35:20 ID:4VQ8PEzk
こんばんは。

>>355

の続きで、12レスほど借ります。
509黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:37:12 ID:4VQ8PEzk
その日の一時間目の授業は国語だった。
さて、中学校の授業風景における少年少女達など大概は以下の二つに大別される。
一つは、教科書やノートと睨めっこし、来るべき己の輝かしき将来に向けて一生懸命に授業に集中する者。
もう一つは、授業などそっちのけで睡魔とランデヴーするか、
ありもしない妄想を浮かべてボーっとするか、要は全く集中していないも者
もっとも、乱暴な言い方をすれば中学生など殆ど後者であり、カナもまた普段はそちらに属するはずだった。
しかし今日のカナは様子がおかしい。集中していないのはいつものことだが、その様子が異常なのだ。
もっともその異変に気付いているのは、本人以外にはこの教室に一人しか存在しないのではあるが。
(うう……なんかこれ、すっごく気持ち悪い……)
既に破瓜の儀は済ませていたカナではあったが、初めて味わう膣内の違和感に戸惑いは隠せなかった。
こんな状態じゃ、教科書の文字なんて読めやしないし、教師の説明だってロクに耳には入ってこないのも当たり前だ。
と、またメールの受信を告げる振動音。カナは周りのクラスメートや教師に悟られぬよう、そっとケータイを開いた。
510名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 23:37:17 ID:6GJiFoa6
ついにナツキ×ハルカが!とwktkしてたら・・・


しかしGJと言わざるを得ない。
面白かったぜ。
511黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:37:36 ID:4VQ8PEzk
『どう? 初めて咥えたローターの感触は?』
どうもクソもない。よくもまあハルカやチアキはこんな違和感に耐えていたものだと思う。
『まだまだ。これからが本番だから』
と、それっきり藤岡からのメールはまた中断された。
カナが懸命に視線で藤岡に何かを訴えようとしても、肝心の本人はきっと黒板を見据えたまま、
涼しい顔をして真面目に授業を聞いている生徒を装っている。
と、その時――
「ひぁっ」
カナは思わず声をあげた。ローターが小さく振動したのだ。
(そうか……忘れてた。これは『こういう』ものだったんだ……)
しかも半径ウンメートル以内なら、リモコンを持つものの意思によって操作が思いのままという、
遠隔操作機能つきだというから堪らない。
そしてまずリモコンは藤岡の手にあるとみて間違いない。
カナが何とかそこまで結論付けた瞬間にまたローターが振動する。今度は少し長い、持続的なバイブレーションだ。
「んっ……あっ……」
カナは何とか漏れ出る喘ぎ声を抑えようとする。
なにせここは授業中の教室だ。大きな声を出せばすぐに異常が周りに勘付かれる。
(そうか……藤岡は……この状況でいかに声を出さずに耐えられるか……私をテストしているんだな……)
そこまで気付いたもののどうすればよいというのか。
開発されたばかりにカナの下半身に、この心地よく振動するローターの感覚はあまりにも危険すぎた。
藤岡は相変わらず視線は前に、じっと机に座っている。
遠隔操作用のリモコンを持っていると思われる右手は制服のポケットの中にあるようで、カナの位置からは見えない。
そして一度収まったと思った振動の並が、突如またカナを襲う。
「んぁ……!」
思わず大きな声を挙げてしまった。まずい、と口を手で塞いだのも束の間、周りの生徒が何人かカナの方を見やっていた。
すぐになんでもない風を装うと、その生徒らもまた一様に視線を元に戻す。
512黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:38:08 ID:4VQ8PEzk
しかしホッとしたのも束の間、
「それでは……67頁から……南さん、読んでみてください」
なんと、中年男性教師がカナを教科書の朗読に指名した。
「へ?」
勿論、それどころではない状況に授業の内容など時空の遥か彼方へと忘却していたカナ。
「カナ……67頁だよ……」
と、隣の席の親切なケイコが小声で囁いてくれなければ、教師からのお叱りを受けていたことだろう。
「は、はい……」
カナは慌てて教科書を開くと、着席したまま指定された頁を朗読し始めた。
「え、えーと……二宮は興奮しきって顔を高潮させ、先生を問い詰めた。
『先生! 先生にとっての私って、一体何なんですか? 所詮は一山幾らの、替えの利く娼婦と同じだったんですか!?』
 そんな尋常でない剣幕に、先生は顔を背けて……」
何とか教科書を読み進めるカナであったが、彼女は重大なことを失念していた。
勿論、今は動かないものの、さっきからアソコに咥え込んだローターにはさっきから意識が向きっぱなしだ。
失念していたのは、このローターのリモコンを手にしている人間が、
こんな美味しい状況をみすみす見逃すような男ではなかったということだ。
「ぁ」
その瞬間、これまでの振動よりもずっと激しく、カナの膣内でローターが振動した。
そう、藤岡はさっきまでは振動のレベルを控えめな『小』に設定していたのだ。
そして、身体の中心から熱くなっていくような感覚がカナを包む。
「先生は言った。『二宮君……僕はね、実は君との関係を……ひぅっ!!」
あまりの刺激に、カナは思わず声をあげてしまった。
そして不幸にも今は教科書の朗読中、クラス中の意識は自然とカナの方へと向いていた。
当然に今の喘ぎ声はクラスメートに聞こえて……
「? どうしたんですか、南さん?」
「ぁ……いや、なんでもないです……」
「そうですか。それでは先を読んでください」
「はい……」
幸いなことにその後の朗読の間は藤岡がリモコンのスイッチを入れることはなかった。
クラスメートも先ほどのカナの声をさして気にも留めている様子もない。
皆、まさかクラスの女子が白昼堂々、しかも授業中に、
アソコにローターをパックリ咥え込んでいるような淫乱だなどとは想像もつかないのだろう。
そしてそれが、クラスで一番といっていいくらい人気のある男子によって操られたことなどとも――。
513黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:38:46 ID:4VQ8PEzk
国語の授業はそのままつつがなく終了した。
朗読の指名をされた後も何度か藤岡からの攻撃はあったが、そのことごとくをカナは声を抑えて耐えた。
そうやって午前の授業をやり過ごし、今は昼休み。
さしもの藤岡も他の男子数人に誘われ、教室を出て行ってしまった。
これならいくら遠隔操作とはいえ、直接的な攻撃を受けることはない。
カナはやっとのことで一息ついた。
(はぁ……何とか耐え切ることが出来た。それにしても藤岡のヤツ、いくらなんでも『コレ』は反則だろう……)
そう心の中で呟きながら、カナはスカート越しに下半身を見つめた。
声は抑えられても、下半身の高揚は抑えられそうになかったのだ。
もはやカナのスカートの奥は、午前中に受け続けた振動の愛撫によってビショビショの水没状態だった。
(さすがにこれは……ちょっと気持ち悪いな……)
替えの下着など持って来てはいない。履かないという選択肢も頭を過ぎったが流石にそこまでは出来ない。
(仕方ない……トイレでちょっと拭いてこよう……)
席を立つカナ。立った拍子に、脚をつたって愛液が零れてこないか少し心配してしまったのはここだけの話だ。
――と、
「カナ? どこにいくの?」
ケイコがカナに声をかけてきた。
「どこって……トイレだよ」
「そう……そう言えば午前中ずっと調子が悪そうに見えたけれど、大丈夫?」
「え」
思わず背筋が凍るカナ。
「何か授業中、時たま唸ったりしてなかった?」
やはり見てる人間は見ているのだ。目ざとい級友の言葉に、カナは答えに窮した。
「もしかして……今日はあの日だった?」
『あの日』というのは勿論女子にしかわからない言葉だ。
「いや……そうじゃなくて……ん、まあ大丈夫だよ」
「そう……」
それっきりケイコは追及するのをやめた。もし本当に『あの日』だったとして、偶々今月は症状が重いだけだとしても、
女子同士でそれを話題に出すのを渋るようなことはない。
だったらそこまでの心配には及ばないのであろうと思ったのかもしれない。
514黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:41:22 ID:4VQ8PEzk
「お前……んっ……ちょっと……やめ……廊下は……あっ……まずいって……」
カナは堪らず廊下のど真ん中で、片手でスカートの上から局部を押さえ込んでしまった。
さっきの授業の時に比べてずっと振動が強い。
『ちなみにこれはまだ真ん中のレベルだから、まだまだだね』
辛うじて離すことのなかった携帯電話の向こうから、そんな澄ました藤岡の声が聴こえる。
藤岡の指摘通り、既にカナの股間からは洪水のように愛液が漏れ流れている。
終いには脚をつたって、ぴちゃと高い音を立てて、床に落ちる音すらたててしまう。
周りに誰か人がいたならば、すぐにその異常を悟られてしまっただろう。
「これは……ぁふっ……やっ……やばいって……誰かに見られたら……」
『大丈夫。今のところ誰も来てないよ』
そういう問題ではないのだ。カナはあまりの己の危機的状況に、
こうなったらいっそのことローターを外してしまおうかとも考えたが――
(だ、だめだ……。それをしたら藤岡は……)
きっと二度と自分を相手にしてくれなくなる――そう思うとカナにはただこの辱めに耐える以外の選択肢は存在しない。
『うん。やっぱり感じてる南の顔はかわいいな。遠くてもそれだけはしっかりわかるよ』
そして、電話越しとはいえこのようなことを耳元で囁かれては、もはやどうしようもない。
そしてどうしようもないどころか、カナはこの状況に仄かな快感すら感じ始めているのだから。
(ああ……こんな状況できもちよくなっちゃうなんて……やっぱり私はすけべなんだ)
まさにこれが南家の女子に流れる淫乱の血か――。カナはだんだんと熱を帯びて霞がかっていく思考の中でそんなことを思った。
515黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:42:04 ID:4VQ8PEzk
『よし。じゃあそろそろ見せてもらおうかな』
カナがそろそろ立っているのも限界になってきた時、藤岡が意味深なことを呟いた。
「え……んっ……み、見せるって……?」
『それは決まってるでしょう。カナのアソコがローターをいやらしく咥えてエッチな汁を垂れ流しているところを、だよ』
「えっ!?」
そして藤岡はカナにそんな言葉を冷静に咀嚼する暇も与えず、
『こっちに向かって、スカートたくし上げてみせるんだ』
信じられないようなことを命令した。
「そんな……それはさすがにキツイんじゃないか?」
流石に声色に戸惑いを隠せず、声を荒げるカナにも、
『――勿論、下着も降ろしてね』
藤岡は少しも気にする素振りを見せない。
ちょうど誰も周りに誰もいないとはいえ、ここは天下の往来、校舎の廊下だ。
そんな場所でスカートをたくし上げて、パンティまで摺り下ろして、下のお口からいやらしい唾液を垂れ流すなど、出来るはずがない。
が、それはこれがただの中学生カップルの度の行き過ぎた助平遊びだった場合の話だ。
藤岡とカナの関係の場合、そのようなまともな感覚など既に持ち合わせているわけがない。
繋がっていた通話が途切れる。藤岡は耳にあてていた携帯電話をポケットにしまっていた。
カナにとって、これは無言の圧力だった。
それこそ、この場から逃げることだって今ならばできる。
しかし、もはや屋上の上からじっとこちらを見つめる藤岡の視線からは逃れられない、否、決して逃さないという意思の表れか。
もしくは、カナは決して自分の言うことに逆らいはしないという自信の表れか。
カナの頭の中はもはや高まる羞恥心とそれに伴う興奮の熱で、思考回路が焼き切れてしまう寸前だった。
そして、ついにカナは決意し、まずはスカートをまさぐると己のパンティに手ををかけた。
ゆっくりと降ろし、膝の辺りで止まったソレはもはやびしょ濡れで下着としての役割を果たしていないほどだ。
次にカナは両手でスカートの裾を摘んだ。もはや何も考えられなくなっていた。
たくし上げたその先にあったのは、いやらしくローターを咥え込んだ濡れた蜜壺である。
藤岡は屋上からまじまじとそれを見つめていた。勿論、これだけ距離が離れればハッキリと視認することは出来ない。
しかし、そんなことは藤岡にはどうでもよかった。見ようと思えばいつでも至近距離で見ることができる。
大切なのは今、学校の廊下という場所で、カナが自分にローターを咥えてびしょ濡れになったアソコをご開帳しているというその事実だ。
「思ったとおり。凄く綺麗だよ、カナ」
屋上で藤岡は一人、そう呟いていた。
藤岡の視線の先にいたのは彼が心底惚れた南夏奈という少女であり、また彼に絶対の服従を誓った可愛い一匹の雌でもあった。
516黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:42:50 ID:4VQ8PEzk
校舎の廊下での視姦プレイの翌日――。
何事もなかったかのように授業を受けているカナの携帯電話のバイブレーションがメールの着信を告げた。
『放課後。3階。美術室の隣の空き教室』
何の意味もなさないような場所を示す単語の羅列。
しかしそのメールの発信者が藤岡であることを確認すると、カナは天にも昇るような気分になった。
そして帰りのHRが終わると、カナは帰宅部の重鎮のような生徒でも叶うかどうかという速さで席を立たんとした。
「カナ、どうしたの? 今日は随分と慌ててるみたいだけど」
すると隣の席のケイコが声をかけた。
「ん、いや今日はちょっと用事があってね」
「そう。カナ、昨日は何か体調が悪そうに見えたけれど、今日は元気そうで安心したよ」
「あ、ああいや昨日はな、その……」
まさかアソコにローターを咥えて感じていたからそう見えただなどとは口が裂けても言えはしない。
「と、とにかく急いでるんだ! じゃあなケイコ!」

そしてカナは指定された空き教室のドアを開ける。
「やあ。待ってたよカナ」
「ふ、藤岡!!」
カナはそこで待っていた男の胸に真っ直ぐに飛び込み、上半身を擦りつけた。
「わかってるよ。昨日のカナはすっごい可愛かった。
 それに俺の言うこともよく聞いてくれて。ちょっと感動しちゃったな」
「じゃ、じゃあ……!」
「ああ。これからは定期的に学校でカナのことを可愛がってあげるさ」
そして空き教室に浮かんでいた二人のシルエットが重なる。
何とも甘い恋人同士の抱擁、誰が見ても微笑ましく、感動的ですらある。
ただ一つだけ、己の全てを投げ出して胸に縋る少女を受け止める少年の表情が、酷く邪悪に歪んだ真っ黒なものだったことを除いては。
517黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:44:40 ID:4VQ8PEzk
そして、物語は二人の及び知らないところでも動き始めていた。
空き教室の前に佇んでいたのは一人の少女。
より正確に言えば、眼鏡をかけて、どこか知的な雰囲気を醸し出しながらもその表情を驚きに染めた少女。
少女は気付きかけていた。自分の親友である少女の昨日の様子が異常だったことに。
そしてその異常の原因がただの体調不良などではなかったことに。
少女には聴こえてしまった。授業中、親友のスカートの奥から漏れ聴こえてきた小さな駆動音に。
少女は見てしまった。休み時間、ふらふらとトイレへ行った親友の座っていた席に零れていた得体の知れない滑った液体を。
少女には見えてしまった。親友が授業中に開いていた携帯電話のメール。その信じられないような内容と、驚くべき送信主の名。

疑いが疑いを呼び、耐え切れなくなって今日の放課後、こっそり親友を尾行した。
そして疑いは、ほぼ確信に変わってしまった。

「そんな……。あのカナが……藤岡君に……まさか……」

彼らのイカレた日常は、どうやらまだまだ続きそうである。 

続くかも
518黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/05(月) 23:50:19 ID:4VQ8PEzk
以上です。

そう言えば上のほうのレスで少しあったんですけれど、
『温泉アフター』っていう話を書いたのも自分です。
他にも2つくらい投下した気がするのですが、昔の話は見返すと恥ずかしくなるのでHDを漁る気力が湧きませんw
別に名無しでいても文章のクセで同じ人が書いてるのはバレてるかと思ってたんですがw

というわけで一応、今後はトリップをつけてみます。

それではまたお会いしましょう。
519名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 23:53:23 ID:WxGeY2OP
オイオイ今度はケイコまでもがクロ岡の餌食になんのか?
まったくもうクロ岡はGJ氏ね!だなw
520486:2008/05/06(火) 00:01:19 ID:+/dScMUw
>>518
まったくお前という奴は……(=GJ!! もっとやれ)

>>490
今書いてるからもうちょっと待って呉
521名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 00:04:15 ID:az4Qruf7
>>518
もつかり
っ旦~~
522名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 00:29:53 ID:v3x/VrMU
>>518
nice black!
独自の設定でここまで読ませるのって、すごいと思うのね。

>>510
ナツキ×ハルカはカプ成立しなかったという解釈?
523名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 00:59:38 ID:BkmBvy4R
>そう言えば上のほうのレスで少しあったんですけれど、
 『温泉アフター』っていう話を書いたのも自分です。

――――…って事は、黒い人はオレの足長おじさんって事ですか?
左クリック連打して更新待ってた程に、エロパロスレで一番wktkしてました。
黒い人になら、マコを少し貸してあげても良いです
524久留里:2008/05/06(火) 01:04:47 ID:DdW6on9D
改めて、このスレでは初めまして。らき☆すたスレで変なSSを書いている>>486です。
エロパロスレに限りコテを使っているので、『久留里』と名乗らせて貰います。

『まわる。』
・南家三姉妹+タケル+??? / 第三者視点
・エロ無し
・無駄に7レスほど使用
・超日常/原作基準
・この物語は、南家三姉妹の平凡な日常のうち、特にどうでも良いものを淡々と描いたものです。
 過度な期待はしないでください。
・あと、このSSを読む時は部屋を明るくして、モニタからは30cm以上離して読みやがって下さい。
525まわる。-1/7-:2008/05/06(火) 01:05:40 ID:DdW6on9D
「ハルカ遅いなぁ、何処まで買い物行ったんだよ」
五月の連休の昼前、カナは居間で寝ころびながらこうつぶやいた。
食卓の上では、チアキが珍しく漫画を読んでいる。だが、カナの好きなギャグマンガではない。
「ハラ減った〜〜、早く帰って来いよぉ!!」
もう何度目になるか分からない、この台詞。
良く言えば食欲旺盛、悪く言えば燃費の悪いカナは、
正午を知らせる街のチャイムよりも先に、空腹の合図を声に出して示していた。
「五月蠅いなぁ、こっちだってお腹が空いてるんだ。少し黙ってろ、このバカ野郎!!」
チアキも例外ではなく、お腹を空かせていた。
朝、ハルカと一緒に朝食の片付けをし、ハルカが買い物に出てからカナが起きるまでの間に、
せっせと家事を「お手伝い」していたためである。
「あのなぁ、チアキ。こっちはお腹を空かせているんだ。
 育ち盛りで食欲旺盛なこの私が空腹でいる時、それはどういう時か、分かるか?」
「分かりたくもないし、知りたくもない」
人間、空腹な時ほど機嫌が悪くなるものである。
「それに、お前の場合は『育ち盛りで食欲旺盛』じゃなくて、『ただの大食い』だ」
「何だと! やるか?」
「ただでさえお腹が空いて機嫌が悪いって時に、お前はわざわざ喧嘩を売るんだな」
顔が劇画調に変わったチアキは、先ほどから騒いでいる姉をギロリと睨み付ける。
「上等だ、その減らず口、今日こそ塞いでくれる」

街の正午のゴングを鳴らす。それを合図に、南家恒例の『姉妹』喧嘩が始まった。
いつもの事なので、気にする事はない。

「ただいま〜、ごめんね、遅くなっ………、って、どうしたのよ?!」
予定よりも遅れて帰宅したハルカは、居間で延びている二人を見て仰天した。
何故か二人は折り重なっている。
「お、おかえり〜……ハルカ」
「おか……おかえりなさいま……せ、ハルカ、姉さま……」
「え…………えっと…………その………ま、まさか…………//////」
ハルカは顔を赤くしてひっくり返っている二人を見て、自分の顔まで赤らめてしまう。
ハルカは、自分が買い物に出掛けている間、二人の身に何があったのかを
『今の状況を見て』ハルカは判断してしまったようだ。間違った方向に。

「ち、違うんだ、ハルカ、その、何だ、」
「そうなんです、わ、私は、ただ、別に、」
慌てて理由を説明する二人。だが、空腹でいる時に取っ組み合いの喧嘩をしたせいか、
二人の言葉は続くことは無かった。二人はその場で倒れてしまい、
「「腹減った〜〜」」
とだけ言い残して死んだように気絶する。
526まわる。-2/7-:2008/05/06(火) 01:06:02 ID:DdW6on9D
「何だぁ、二人ともお腹減ってたんだ」
ニコニコと笑いながら、ハルカは二人に行った。
「ハルカ帰ってくるのが遅かったせいなんだぞ!! 私は朝食べてないんだし」
「朝食べていないのはお前が寝坊したせいだ。
 人のせいにするな、このバカ野郎」
「誰がバカだ」
「お前以外にバカがいるか?」
「何だとー!!」
「ほーら、もうやめなさい」
今のハルカは上機嫌。二人を指先で軽く小突いてニコニコと笑う。
三人が向かっているのは回転寿司屋。
南家は外で食べる事は滅多に無く、特に値段の高い寿司は、スーパーの見切り品ですら縁のない食べ物だった。
実はその寿司屋、今日が開店日であり、駅前の商店会で食べ放題券を配布していた。
その食べ放題があれば、どんなに食べても1000円!
「折角新しく出来たんだし、たまにはいいかしら」と思ったハルカは、
二人をこの店へ一緒に行ってみようかと考えたのであった。
余談だが、ハルカはこの食べ放題券を配っていた人物に、どこかで見覚えがあった様な気がした。
確かマキの先輩に似たような気がしたが、多分見間違えだろう。

「とにかく、今日は食って食って食って食って食いまくるぞーー!!」
「上等だ!! 今日は食いまくるぞー!!」
何だかんだ言って、チアキも食べる気満々であった。

前置きが非常に長くなったが、ここからが本題に入るのである。
それはそれは、壮絶なバトル
……ではなく、まぁ、なんだ、お腹が空いてきたので、兎に角先に進むとしよう。
527まわる。-3/7-:2008/05/06(火) 01:06:33 ID:DdW6on9D
住宅街を抜け、国道のバイパスへ出る。そこに、華やかに飾られた寿司屋があった。
さっそく店内に入る。案の定、店内は混雑していたが、すぐに三姉妹の順番が来た。
因みにこの店、全皿100円であり、高価なネタは1カンだけ乗せたり、皿を2枚重ねにして対処している。
「さ、二人とも好きなのをどんどん食べていいわよ」
「うひょー!! 腹が空きすぎたぜ。今日はガンガン食っべるぞー!!」
異常にテンションの高いカナ。
「そうだ! おいチアキ、どっちが食べられるか勝負だ」
「フッフッフ。普段なら『勝手にやってろ』と言っている所だが、今日は望む所だ」
今日のチアキは何かと様子がおかしいが、
それはおそらく、寿司という滅多に口にしないものを目の当たりにしているからだろう。
「ほう、チアキもやっぱ食べたいんじゃん」
「お前と一緒にするな。私はただ、お腹が減っているだけだ」
「ふーん、よし、カッパ巻きで勝負だ」
「それだと飽きる。それにカッパ巻きは寿司ではない。否、食べ物ではない」

「お先〜♪」
「あ、それは私が食べようとしていたやつだ。寄越せ!!」
カナが
「やーだよーだっ」
「食べさせろっ」
「もうカナったら、ほら、チアキ、私のを半分あげるわ」
「おいハルカ、今は勝負時だ。部外者は邪魔をしないでくれ」
「分かったわ、今日はカナのおごりで決まりね♪」
「ごめんなさい」
「この生海老は私がいただこう」
「うわっ、ちょ、それ、私が次食べようとしていたやつだ!!」

「それがとっても臭くてねぇ」
「へぇ、そうなんですか」
一方ハルカは、途中で何故か合流したタケルの蘊蓄(うんちく)を半ば聞き流しながら、
無駄に火花を散らしている妹達を見守っていた。
『ピピーピピーピピー』
「あ、ハルカちゃん、来たよ」
「あら、意外と早く来たわね」
『ご注文品』と書かれた器の上に、「あじのなめろう」が載った皿がハルカたちのテーブルにやって来た。
ここの回転寿司の場合、自分で注文する時は備え付けのタッチパネルで行う。
しばらく待てばアラームが鳴って、自動的に注文品が届くというシステムだ。
ハルカは先ほどから高価なネタばかり食べている。普段の彼女からはとても想像出来ない姿だ。
といっても、ここは全皿100円の回転寿司。イクラもウニも中トロも、全て100円で食べられる。
(無論、規格外の安い魚を使っているが)
528まわる。-4/7-:2008/05/06(火) 01:06:56 ID:DdW6on9D
「カナ、チアキ、そんなに急いで食べなくてもお寿司は逃げていかないわよ」
火花がこちらまで飛んでくる。母親代わりのハルカが、ひたすらがっつく妹たちを注意する。
ぷはーっと同時に溜息を吐いたカナとチアキは、アガリをずずずーっとすすって目の前のハルカとタケルを見る。
二人の目の前には、皿が何枚も積まれている。カナは15皿、チアキも12皿と、どちらも結構食べている。
「チアキ、お前少しは遠慮しろ」
「お前も遠慮しろ。というか、これは勝負だ」
「ふん、オコサマはメロンでも食べて、昼寝でもしてるんだな」
わざと意地悪く言うカナ。普段から『バカ野郎』呼ばわりされている分、チアキにはいつも口が悪くなってしまう。
無論、チアキが嫌いなワケではない。チアキが可愛いあまりに、ついからかってしまうのだ。
チアキもチアキで、カナとこうして張り合うのを、むしろ楽しんでいたりする。
「お前もそろそろ遠慮しないと、豚になるぞ、バカ野郎」
「なっ、こんな時でも『バカ野郎』かよっ!
 よーっし、この可愛いカナお姉ちゃんが、可愛い南さんちのチアキちゃんにカッパ巻きを食べさせてあげよう」
「そ、そ、それはやめろーっ!!」
レーンから受け取ったカッパ巻きを、4個全部つかみ取り、チアキの口に押し込もうとするカナ。
その一部始終を見ていたのはハルカだった。
「やめなさい」
ハルカが劇画調の顔で睨む。
カナは、押し込もうとしていたカッパ巻きを、自分の口へと放り込んだ。
529まわる。-5/7-:2008/05/06(火) 01:07:17 ID:DdW6on9D
さて、一応『試合中』であるフードバトル開始から30分が経過した。
イカ、タコ、マグロ、玉子、ツブ貝、ホタテ、なめろう、味付け玉子、限定品のサヨリ、大海老……etc.
色々なネタを食べ続けたカナとチアキは、流石に『限界』を覚え始めた。
カナは中学生にして26枚、チアキも小学五年生にして18枚も食べている。
通常だったらこれだけで3000円を軽く越えている。
「はっはっは、二人とも、良く食べたねぇ」
タケルは山積みになった皿と、ぽっこり膨らんだお腹をさする姉妹を見て明るく笑う。
ハルカも苦笑い。だが、彼女もさり気なく18枚完食している。1カンものが多かったとはいえ、相当食べている。
カナとチアキにとってフードバトルなど、もうどうでも良くなっていた。
勝ち負けよりも、色々なネタが食べられた事に、二人は満足していた。
「よし、最後はデザートで仕上げるぞ」
流石に満腹になったカナが、元気の無い声でチアキに声をかける。
「お、おう」
ハルカは一息ついたあと、
「じゃあ、最後にこれを食べましょう」
と言って、タッチパネルを操作する。
しばらく待ってレーンに流れてきたのは、この店特性のスイーツ、抹茶パフェだった。
「ハルカ姉さま、流石にこれは……」
「ハルカ、空気読もうぜ。私らはどっちかっつーと、サッパリしたものが……」
胃の容量がゼロに近い二人は、ヘビー級のデザートを注文した長女に抗議する。
普段はハルカ側につく甘党のチアキだが、流石に今だけはカナ側についている。
「あら、残念。じゃあ私が食べちゃうわね」
「ちょ、おま、流石にコレ全部食べたら、太るぞ」
「あら、これくらいなら平気よ」
カナが小突くも、ハルカは平気でいる。
その様子を見ていたタケルは、いつまで経っても埒が開かない三人に、自ら残飯処理班を名乗り出た。
「じゃあ、オレが食べるよ」
だが、その申し出は二女が即座に却下した。
「タケルに食われる位なら、私が食ってやる!!」
「くっ、カナが食べるなら、私も食べるぞ」
530まわる。-6/7-:2008/05/06(火) 01:09:46 ID:DdW6on9D
五月の連休の昼下がり。大騒動となった回転寿司大会は、抹茶パフェとアガリで幕を閉じた。
「ふぅー、食った食ったー」
「お前は食べ過ぎなんだよ、バカ野郎」
「ふーんだ、私はバカだから、加減が出来ないんだよ」
「くっ、お前がそんな事言ったら、私が言い返せないじゃないか、バカ野郎」
「もう、どうして喧嘩になるのよ。でも、美味しかったわね」
「まぁ、そーだな。これであと数日は食べないで済むかなぁ」
「じゃあカナは、今後おやつは要らない、と」
「い、今の取り消し!! やっぱ食べたいです!!」
「お前という奴は……ふぅ、『バカ野郎』と言う気にもならなくなったよ、このバカ野郎」
「言ってんじゃん」
「また今度、みんなで行きましょ」
「おう、勿論タケルのおごりでな」
「ちょっと…、それはないよ、カナちゃん」
「そうね、おじさんがボーナス貰ったら、行きましょうね」
「ハルカちゃんまで…」
「「「あはははははは」」」

三人とオマケ約一名の明るい声が、住宅街に響く。
初夏の風と共に。
三人のほんちょっとだえの『贅沢』。たまにはいいかな。
531まわる。-7/7-:2008/05/06(火) 01:10:25 ID:DdW6on9D
その夜──────。
「カナ〜、早くトイレ代われ〜」
「チアキー、その次私も〜」
「ちょ、ちょっと待って。食べ過ぎてお腹苦しい〜〜」

南家のトイレは、ちょっとした混雑となった。

「そう言えば、あの食べ放題券を配っていたのは誰だったのかしら?」



一方─────。
「先輩、何で寿司職人を目指すことにしたんスか?」
「ふっ、南春香は大の寿司好きだ。
 俺が素材を厳選した新鮮な海の幸、
 それを愛情たっぷり込めて握った江戸前寿司、いや、この際押し寿司でも巻き寿司でも良い。
 例えば、そうだ、彼女が鮪を注文したとする。
 それを俺が……(以下省略)」
「先輩、御武運を祈ります。しかし、これだけは言わせて下さい。
 大手チェーンの回転寿司では、職人にはなれないと思います」
532まわる。 by 久留里:2008/05/06(火) 01:12:25 ID:DdW6on9D
以上でございます。お粗末様でした。


いきなり訂正。 6/7の最後の行です。
× 三人のほんちょっとだえの『贅沢』。たまにはいいかな。
○ 三人のほんちょっとだけの『贅沢』。たまにはいいかな。



「まらん」の差し入れが来そうだが、全く反省していない。
これからも、たまに現れては投下して行こうかと思てます。
533名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 01:17:10 ID:az4Qruf7
>>532
もつかりさま
っ旦~~~
534久留里:2008/05/06(火) 01:20:40 ID:DdW6on9D
あ、>>524で色々と注意書きを書き連ねたのは、らき☆すたスレに居た名残です。
向こうの雰囲気を持ち込むつもりは微塵もありませんが、もし良ければ真似してけしゃれ。
535名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 01:31:33 ID:az4Qruf7
他の作品スレでも…
同じようなスタンスで投下されていた方が居たように思います

自分個人としては、>>524のように示してくれるのは有り難いと思います
536久留里:2008/05/06(火) 01:55:08 ID:DdW6on9D
>>535
らき☆すたのエロパロスレは、日常系から鬱全開のシリアス物まで何でもある上、
書き手が大勢居て投下頻度もハンパでないため、
受け付けられないネタはスルー出来るように、最初に注意書きを書くのがルール化しています。

他にも、作中には名前欄に表題を入れること、必ずsage進行にすること、
何レス消費するか宣言すること、宣言したらさっさと投下すること、
極力専用ブラウザを使う事etc.、
細かな事まで決まっておりますが、かえって利用しやすくて感謝しています。

その昔、漏れはとあるスレでSSの投下に時間が掛かりすぎて、
占領するなと怒られた経験がありますよ……。今はすごく反省している。そしてもう寝る。
537名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 02:02:05 ID:az4Qruf7
>>536
把握です

そして、おやすみなさイ
538名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 02:07:51 ID:EIwOB2iK
どうでもいいことだけどやっぱ書き手ともなると普段のレスも長文になるものなんだな
539名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 07:54:02 ID:rH28ZBTv
そろそろ希望の組み合わせのまとめでもやるかな

・ナツキ×ハルカ
・ケイコ×カナ
・ハルカ×カナ
・チアキ×マコト

・保坂×チアキ(>>417
・ハルカ×マコちゃん(>>438-440

こんな感じでおk?
540名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 09:07:10 ID:bvGLUjtw
>>539
は?アホかお前何様のつもりだよ

あえて言うならトウマ×黒吉野
541名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 11:08:29 ID:weRq/xr/
>>536
みなみけはぶっちゃけ人居ないので短く投下してくれ
542名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 14:17:13 ID:IcPvY94Z
>>518
乙です。
思い過ごしだったら申し訳ないけど、
12レスないし、途中に抜けがあるようなないような気もしなくはなくて…。
あったら読みたいです。
543黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/06(火) 15:16:32 ID:u5LsgRqG
>>542

本当だ……。

>>513

のあとが思いっきり抜けてました。すいませんorz
抜けてたのは次の一節です。

544黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/06(火) 15:17:15 ID:u5LsgRqG
>>513
「うー……ダメだ……なんかヌメヌメして……」
女子トイレに向かって廊下を歩きながら、カナは小さく呟いた。
「下着どうしよう……こんなのハルカには洗わせられないよな……」
と、その時、またポケットの中のケータイが鳴った。
バイブレーションの規則性から、それがメールの受信ではなく着信を表すものだと気付くのにそうは時間はかからなかった。
幸い周りには学校でのケータイの使用を咎める教師の姿も見えない。それどころか他の生徒の姿すらないのが不気味でもあったが、
とにもかくにもカナはその着信に応対した。相手は勿論、カナの予想通り――
「……もしもし」
『もしもし、カナ?』
電話の向こうの声は、やけに落ち着き払っているようにカナは感じた。
「藤岡……お前いくら何でもあれはやり過ぎじゃないか。授業中なのに……」
『そう? 恥ずかしそうに我慢してるカナの顔、凄く可愛かったけどな』
「なっ……」
そんなことを言われたら、カナもなぜか嬉しくなってしまうあたりが二人の倒錯的な関係を如実に示す。
『それよりさ、どこに行くの?』
「え」
『まさかトイレ? そんなに濡れちゃったのかな?』
「お、お前……まさか」
カナは慌てて辺りを見回す――も藤岡の姿は見えない。
『窓の外を見てみて』
「窓の……外?」
藤岡に言われたとおりに窓の外を見ると、そこからは校舎に囲まれるようにある中庭が見える。
『違う。そっちじゃなくて……』
と、カナは自分達の教室がある校舎からは、3年生のいる別の校舎が見えることに気付いた。
そして4階建てのその屋上の端。フェンスの向こう側で手を振る男子生徒の姿が目に留まる。
その男子生徒は確かに耳に携帯電話をあてがっている。
『こんな遠くから見ても、やっぱりカナのことはすぐにわかるよ。きっと他の女子より、ずっと可愛いからだね』
「お前……なんでそんなとこにいるんだ?」
その瞬間、カナのアソコに咥えられたままのローターが小さく振動した。
「ぇ……ああっ……!!」
『うわ。最近のローターってのは凄いんだな。こんなに離れてても遠隔操作が利くんだ』
電話の向こうから聞こえてくるのは、それでもやはり落ち着き払った藤岡の声だった。
545黒い人 ◆1RZ50xVUzg :2008/05/06(火) 15:19:42 ID:u5LsgRqG
ちなみに12レスはこっちの計算違いでした。
重ね重ねすいません。

しかし一番大事なところ投下し忘れるなんてorz
顔洗って出直してきます。
546名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 15:25:09 ID:SX/xOv3Q
>>545
> しかし一番大事なところ投下し忘れるなんてorz
そういうのは直らないというか、人生の一番大事なところでも繰り返すと思うよ。
547名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 23:39:03 ID:rH28ZBTv
>>540
いや、レスを振り返ってみて
希望の組み合わせが出てるのをまとめただけなんだが・・・

なにかおかしいことあったか?
548名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 00:13:32 ID:BSOxLPFg
>>547
おかしな事なんてないさ……
むしろ御苦労さまだよバカ野郎!
549名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 00:47:43 ID:PLi1gjbU
保坂のキャラソンが素敵すぎる件
550542:2008/05/07(水) 02:05:11 ID:bWIgnUE+
>>545
屋上で待ち伏せする藤岡が黒すぎるw
読ませて頂き感謝。続きwktkしながら待ってます。
551名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 02:20:06 ID:nTFCROE2
それにしても糞乞食だけのスレになったな
書き手を神化するのは止めろよ・・・人間としてキモイから
552名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 02:38:49 ID:iu7nVqBa
お前がキモイwww
553名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 02:46:19 ID:7IrhMRgn
>>552
千秋みたいに目を半分閉じてみて!
そうすればバカな書き込みは見えなくなるから!
554名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 03:33:07 ID:zr3Mc9vb
>>539
個人的にハルカ×カナ、チアキ×ハルカが読みたいです・・・
自分のも書き終わったら投下します。その時はよろしくお願いします。
555名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 06:16:15 ID:nTFCROE2
>>552
こういう人って何が楽しくて人間やってるんだろ
なんか哀れだわ・・・w短文反発なとこみると厨房か
556名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 09:04:53 ID:7IrhMRgn
みんな、絶対にかかわっちゃだめよ!
荒らしに関わったら夕飯抜きだからね!
557名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 11:34:24 ID:BSOxLPFg
「ハァ……、ハァ……ッ」
南家から聞こえる呼吸は少し荒く、部屋には脱ぎ散らかされた上着、靴下。
ハルカと千秋は買い物に出かけ、部屋の中にはカナと藤岡の二人だけが居た。

「藤……岡、熱い……。お前が入ってきてから中が熱くて……」
「でも、南から誘って来たんじゃない」
「そりゃ……そうだけど……」
――――まさかこんな事態になるなんて……

カナはひたいに薄っすらと汗をにじませ、表情は少し歪んでいる。
「熱ぃ……藤岡。お前、中で熱いものでも出してんじゃないの?」
「えぇ?! だ、出してないよ!!」
「そうか……ならいいんだけど……はぁっ、……でも、私はもう……」

「ただいまー」

玄関から聞こえるのは、買いものに行ったハルカと千秋の声。
カナは慌てて藤岡を突き飛ばした。

「うわっ、あつ…………ほら、電池買って来てやったぞ、バカ野郎」
「ありがとう、千秋様! 私はもう頭が煮えてダメかと思ったよ」
「大袈裟な……それよりも藤岡がいるんだから、ちゃんと服着ろよ。キャミソール一枚なんてだらしないぞ」
「え? いや、もう暑くて、こうでもしないとやってらんないよ」
「はぁ……暑いからって、少しくらいは恥じらいを持て、バカ野郎」

千秋はそう言い残すと、ハルカの手伝いをする為に台所へ向かい、
その背中を見送って、カナはエアコンのスイッチを入れ、よく風の当たる位置へ陣取る。
心地よい冷たい風。30度を超えていた部屋内の温度が、みるみる急速に下がって行く。

「いやー、さすが文明の力! それにしても、まだ5月だって言うのに……地球はどうなってんだ! 地球温暖化反対!!」
「反対って……でもこうしてエアコンをつけたりすると、地球温暖化に――――って、聞いてる?」
藤岡の話はそっちのけで、台所で夕飯の支度をする二人を眺めるカナ。
二人の様子を確認すると、ノソノソと藤岡に近づき、耳元へ小声で囁いた。

「エアコンが壊れてて助かったな。なんとか上手く誤魔化せたみたいだし」
「だからっていきなりあんな事……」
「ふんっ、言うよ。気持ち良かったくせに……でもいくら部屋が涼しくなっても、誰かさんのせいでお腹の中がまだ熱いよ」








ゴールデンウィーク\(^o^)/オワタ
558名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:01:04 ID:mK/P16RV
>>557
ちょっ、思わせぶりネタかとおもったら、やっぱりやってましたオチかよ!?まったく小憎らしいことを……GJだよ!
559名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 22:48:01 ID:nTFCROE2
>>557
キモイ お前リアルで人と関われないからって妄想こんなのばっか考えてるの?w
ただの基地外じゃん()笑
560名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 22:59:00 ID:Nm1RDQaQ
>>557
最後の展開でわらたw
やってたのかよw


>>559
妄想お疲れ様です
561名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 23:00:45 ID:Bf3lQ5be
>>557
2段落ちとは。GJ
562名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 23:30:01 ID:7IrhMRgn
>>551
>>555
>>559

()笑
563名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 23:56:56 ID:b3Cp2AYY
男は黙ってNG
564名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 01:35:42 ID:6BSUPnXu
ハルカ「あ、地震だ」
カナ「長いな・・・。チアキ、怖いだろ?」
チアキ「こ、怖くなんかないぞ」
カナ「それならなんで私にひっついてくるんだ」
チアキ「私がお前にくっつていることと地震は関係ない」
ハルカ「あら、停電」
チアキ「!!」
カナ「よっと」スルリ
チアキ「うわあああ!離れるなぁ!!ハルカ姉さまぁぁ!!」
ハルカ「ほら、大丈夫よ」
チアキ「ハルカ姉さまぁ・・・」
565名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 01:45:40 ID:azHFCi2k
シゴト速いなw
566名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 02:37:35 ID:vsIWTj9r
>>539
俺は藤岡×トウマを希望。
567名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 02:40:36 ID:cePfEClo
反抗期を迎えたチアキがハルカに対してどんな態度をとるのか見てみたい
568名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 03:17:06 ID:groqv3Ty
ハッピーエンドならそれもありかも
569名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 04:39:30 ID:Di1XKQDu
「姉貴は関係ねえだろ!」

・・・見たくない
570名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 11:46:24 ID:2Oc3dypJ
>>539に少しイラっときた・・・

>そろそろ希望の組み合わせのまとめでもやるかな
まるで自分が書くかのような言い草で、取り仕切ってるのが作者様にも失礼だと思う。
それにどんなSS書こうが書き手の勝手だし、>>539は結局何がやりたいのが謎
言っちゃ悪いけど、ただの仕切りたがり屋の小学生に見える
571名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 12:12:24 ID:JiLKcEIu
少なくとも、俺はまとめてくれて助かってる。
572名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 13:17:28 ID:cePfEClo
住人の希望をまとめてるだけで、作者に強要してるわけではないだろ
あと>>539見てスレのニーズが分かるのも作者さん達には結構メリットだと思うんだけどね
てか『作者様』とかもうね、こういうのが居るから荒らされるんだろうね
573名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 15:08:12 ID:V6nLw/gO
まあまあ、お茶でも飲んで、落ち着くんだ。
リクまとめも頻繁にやられたらウンザリだが、
時々ならまあいいじゃないか。カチンとしてもスルーが大人だぜ?

ところで、保管庫には小学生組同士の本番SSはないようだが、
そこは自重なのかな?本番シーンもみたいなぁ〜とか思ったりするんだ。
574名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 15:53:27 ID:2VZvoLbu
>>573
トウマコがある
575名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 20:36:08 ID:yGjG1rjd
そういや保管庫って更新しないの?
576名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 21:34:38 ID:CFW+hzVI
>>539
纏めるのはおかしい気がするぞ
書き手は読み手の希望に応えないといけないわけじゃないし、
そういうもの作ると書き手が応えないといけないみたいでなんとなく強要しちゃうしよくないと思う

書き手は書きたいと思ったSSを書いてくれればいいと思う
自分は別スレでSS投下しているがこういうまとめを作られるとなんとなく不快感を感じてしまう
577名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 21:52:51 ID:sueJa8tR
もういいジャマイカ
良いと思う人もいれば、良く思わない人もいるって事で。
他スレはともかく、ここでは結構リクエストに応えて書き手が書くって事もあるし
578名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 22:20:30 ID:Di1XKQDu
ハルカ「なんで喧嘩になるのよ・・・」
579名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 01:55:38 ID:gua48v3f
>>539は仕切りたいだけのカス厨房←結論
下手な作者しか居ないスレで何やってんだ・・・もっといいスレに移動汁!
以降糞スレ放置で
580名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 02:10:51 ID:juV0J7tE
>>579
最近、必死に荒そうとしてる粘着野郎はお前一人だな。
581名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 02:27:08 ID:gua48v3f
>>580←NG推薦
582名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 03:07:48 ID:uqgelilC
なんか面白いなお前らw
583名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 05:30:38 ID:XDSb/0gw
不快感感じる奴がいるんだからこれぐらいにしておけよ
584名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 08:20:21 ID:G+u73d70
>>579>>68のゴミを投下したクズか、それを擁護していた批評家きどりの屁理屈野郎だと見た。
両方とも言い負かされた恨みから粘着してるんだろう。
585名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 09:57:12 ID:k/vmCRjX
自演乙
586名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 21:36:30 ID:IHDes6H6
ただいま、めっちゃ悪い雰囲気が流れております
しばらくおまちください
587名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 21:58:32 ID:1BlhZxHp
「空気が重い?! ならしかたない、ここは私が一肌……いや、服を脱いで場の空気を和ませてやろうじゃないか!!」

「ちょっ、南! ダメだってば!!」

「離せ藤岡!! くそっ……じゃあ春香! お前が脱げ!!」

「えぇぇ?! わ、私?! ……しかたないわねぇ……」

「わわわっ! ダ、ダメに決まってるだろ! ハルカさんがそんな……はだっ、裸だなんて……アッ…………」

「カナちゃん、大変! マコちゃんの顔が信号機の様に真っ赤に!!」

「えぇい!! じゃあ千秋! もうお前でもいいから脱げー!!」

「お前でも良いって……だが仕方あるまい。これもスレの為……」

「……………………。」

「えぇーい! 誰か止めなさいよ!!」
588名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 22:21:17 ID:lDgVOVT5
>>587
千秋かわいいよ千秋
サンクス><
589名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 22:59:15 ID:4Fjl+x/d
>>587
換気激しくGJ!!

……ん? 換気と言えば。(微妙に独自設定あり)

夏「なぁ、チアキ。
  最近の家ってのは『24時間換気システム』とやらが付いているそうだ。
  どうだ、私だってこれくらい分かるんだぞ!」
秋「ああそうかい。それは良かったな」
夏「くっ、相変わらず私にだけは可愛くない奴だな。いっそのこと本気で凹んでやるぞ」
春「そう言えば、昔住んでた家にもあったわね。24時間換気システム。
  窓を閉めても通気性が抜群だったわ」
夏「それって、あのボロい団地の事か?」
春「ええ、そうよ。季節の変わり目の頃なんか、風の音でよく目が醒めたわ。
  チアキはまだ小さかったから覚えていないと思うけど」
夏「ハルカ。それって、ただの……」
秋「カナ、余計なツッコミは入れるな。空気を読め」
夏「換気システムなだけに?」
春・秋「誰が上手い事を言えと」



我が家の通気性の良さは異常。アルミサッシが羨ましい今日この頃。
590名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:04:10 ID:yVVY63wS
SS投下します。6レスほど。

主演:トウマ
助演:ナツキ、ハルカ他

性的描写ちょっとあり。
だけど、性交描写はなし。

『本能』がテーマです
591名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:05:41 ID:yVVY63wS
―――――ある夏の日
 その日、ハルカたちの住む地域は、局地的な暴風と大雨に襲われていた。雨は
視界を遮り、雨音は間近に瀧があるが如し。唸る風に乗った雨粒はさながら機銃
掃射であった。

(ふぅっ、まっすぐ歩くのも大変だわ。チアキは大丈夫かしら・・・)
 ハルカは傘を盾にして、学校から自宅に向けて帰る途中であった。何度も風に
あおられ、既に傘は何本かの骨をへし折られていた。健気に主人の体を護ろうと
する傘を嘲笑うように雨は斜めから撃ちつけ、ハルカの制服は体に張り付いていた。
 そんなハルカの横を、黒い影がじわじわと追い上げ、かわしていった。同じように、
傘を盾にしてじりじりと進む同じ学校の男子生徒。平均的な男子生徒以上の体格と、
それに合わせたような黒い骨太の傘。髪はだいぶ濡れてしまっているようだが、それ
でも、特徴的な髪形はまだ形を残していた。ハルカはこの男子生徒を知っている。
「ナツキくん?」
 雨音を考慮して、ちょっと大きめの声をかけると、ナツキは声の主に気付いて、振り
返った。
「ウス」
 ナツキは前進するスピードを緩めて、ハルカに併せた。
 ハルカとナツキは天気の話題と、妹たちの話題を交わしながら、歩みを続けた。真横
に2人並ぶと歩道一杯になってしまうことを意識して、ナツキがハルカより半身先を行く
形になっている。
 そうしているうちに、突如、一回りレベルの違う突風が2人を襲った。
「くっ!」
「きゃっ!」
 ナツキはこらえようと傘を少し下に向けようとしたが、さすがに耐え切れず、傘ごと体を
煽られた。そして、煽られた勢いで、斜め後ろのハルカの方へ振り返った。

「―――――っ!!」

 ナツキヴィジョン―――――
突風で完全に骨がひしゃげてあらぬ方向へと曲がってしまった傘。
 完全にあらぬ方向へめくれてしまったハルカのスカート。
 下肢の間にある白い布。

「いやぁぁぁ!」
 ハルカは複雑骨折した傘ごと、自分のスカートを無理やり押さえつけると、近くにあった
臨時休業中のパン屋の軒先まで走っていった。
592名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:06:43 ID:yVVY63wS
 軒先に雨粒が当たり、バラバラと響くような重低音の下。ハルカとナツキは互いに
視線を合わせず、並んで立っている。しばしの沈黙の後、ハルカはキッとナツキの
方を睨むように見た。
「見えたわよね?」
「見てないっす」
「ウソでしょ?」
「何も見てないっす」
「じゃあ、何で目を合わさないの?」
「・・・」
 ナツキはハルカのいる方向とは逆側の空を見上げながらハルカに答えていた。
「ちゃんと、こっち向いて答えなさい!」
 そういって、ハルカはナツキの袖をキツく引っ張ったので、仕方なく、ナツキはハルカ
の方を向いた。
「いや、見てな―――――」

 ナツキヴィジョン―――――
 雨に濡れ、普段とは違う新たな艶を引き出されたハルカの顔。
 ぴったりと肌にくっついた、透けた白いシャツ。
 シャツ越しに見える、膨らみと谷間。
 膨らみを包み支える水色の布。

「ちょっと!人の話聞いてる?」
 一瞬、意識を吸い取られていたナツキはハルカの声で我に返って、ブンブンと頭を
振った。
(このままでは、オレは・・・オレはダメになってしまう・・・こうなったら!)
 ナツキは目を閉じて、大きく呼吸をすると唐突に叫んだ。
「この傘、あげます!」
 ナツキはハルカにまだ辛うじて生きている自分の傘を強引に持たせると、軒先から
道路へと飛び出して、そのまま駆け出していった。
「ちょ、ちょっと、ナツキくん!?」
 ハルカの声は雨音でかき消されたのか、ナツキが無視したのかはわからない。ナツ
キはハルカを振り返ることなく一目散に走っていった。
(冷えろ。オレの頭とオレの・・・。こんなぬるい雨じゃダメだ、いっそ冷水を―――)

 ナツキの走る姿は何故か、ポケットに手を入れて、腰の引けた奇妙な体勢であった。
593名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:07:54 ID:yVVY63wS
―――――同日
 トウマが帰宅の途について数分後、つい先ほどまで形を保っていた傘はとっくに
歪な形に成り果てて、用を成さなくなっていた。ずぶ濡れになったトウマは、いっそ
開き直り、マコトを捕まえて、追い風を受けてどれほど早く走れるか試してみたり、
落ちてたボールを蹴飛ばして大きく曲がるシュートを体験してみたりと、散々楽しん
だ後で家に着いた。
「ただいまー」
 トウマが家に入ると、出迎えるものは誰もいなかった。トウマは、制服はもちろん、
下着まで雨と汗でびしょ濡れで不快だった。そこで、体に張り付く制服と下着、ニー
ソックスを乱暴に洗濯籠に脱ぎ捨てると、シャワーの栓をひねった。
「ふわー、さっぱりするなぁ」
 新鮮なぬるま湯を浴びただけで、体から拘束が解かれたように軽くなる。トウマは
気分よく、いつもと同じ手順で自分の体の隅々を泡で包んでいった。
 さて、洗い流そうかとトウマがシャワーを手に取ったとき、脱衣所のほうで、がさご
そと誰かが動いているのが聞こえた。
(誰か帰ってきたな)
 浴室のドアのすりガラス越しに見えるシルエットからは、誰だか特定できないが、
まあ、3人の兄のうちの誰かであるのは間違えない。おそらく、自分と同じように雨
で濡れたので、服を洗濯籠に投げ込んでいるのだろうぐらいにトウマは思っていた。
 トウマが視線をドアから離して、体中の泡を流し始めるや否や、『ガチャ』っとドアは
音を立て、『バーン』と激しく開けられた。
「えっ?」
 トウマは突然のことに驚き、慌てて胸を腕で隠し、適当に開いていた太腿を閉じな
がら、音のする方を見た。


「・・・なに、これ???」
 トウマの目の前には棒のようにそそり立つ物が突きつけられている。
(どこかで、見たことあるような・・・根元には、毛?ヒゲ・・・か?ああー、そうか、天狗だ。
天狗の顔だ。これ、天狗の鼻だ。そうだ、そうに違いない。だけど、天狗の口って、鼻の
先についてるっけ?・・・いや、落ち着け。なぜウチの風呂場に天狗だ?)
 トウマは天狗からまっすぐ上を見上げると、そこには、自分の兄の顔があった。
「ナツキ・・・」
「・・・トウマ」
 そして、再び視線を下げる。
「天狗・・・」
「・・・・・・」


 意識の放棄という本能的防衛行為。トウマはそのままの表情で、ゆっくり後ろに倒れていった。
594名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:09:06 ID:yVVY63wS
―――――同日、夜
 夕方まで瀧のように注がれていた雨も、前線を越えると嘘のように上がり、夜空は
静かに深藍色を湛えていた。

「今日泊めてください」
 3姉妹宅の玄関にはトウマがいた。
 いつもは男の子のようなラフな格好で南家に来るトウマであったが、この日は、下に
ミニスカートを履いていて、珍しく女の子の格好だった。

「急だねえ・・・前にもこんなことあったな」
「急かなあ・・・」
 カナに対してトウマが答える。
「なんだ、また兄貴とケンカでもしたか?」
 カナの問いかけに対して、トウマは何も言わず顔を赤らめて、視線をそむけた。
「ハズレか。今度は一体何があったんだ?」
「いや・・・その・・・」
 トウマはちらりとカナを見たが、また目線を逸らしてもじもじとするだけであった。3姉妹
としては、トウマに何かあったことだけはわかったが、原因はまったく要領を得なかった。

「とりあえず向こうの家族に連絡しとく」
 とハルカが立ち上がると、トウマはビクリと反応し、突然火がついたようにハルカの脚に
すがって、ハルカを止めた。
「頼む、何も言わないでくれ!頼むから!」
「トウマ・・・うん、わかったわ。でも、せめて、私達には何があったか教えてくれないかしら?
それともどうしても言えないことなの?」
 ハルカの問いにトウマは先ほどと同じように、目線を逸らしてもじもじとしていた。だが、深
呼吸を1回2回、次第に姿勢に張りが戻ってくると、正座をして、目に決意を込めて3姉妹に
向けて言った。

「いろいろあったけど、オレ、いや、私は女だから・・・・・・女でいいです」
「わ、わたし!?女でいいです?」
「男は無理です!女です!」
「そ、そう・・・」
 顔を赤くして宣言したトウマ。3姉妹は唖然としてお互いの顔を見合わせるしかなかった。
595名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:10:13 ID:yVVY63wS
―――――同日、夜、みなみけ台所
 ハルカとカナはチアキたちに聞こえないようにぼそぼそと話していた。
「なあハルカ、もしかしたらトウマ、アレ・・・始まったんじゃないの?」
「うん、私もそう思ったの。急に女だなんて言い出して・・・」
「だとしたら、男兄弟に内緒にしたいという気持ちもわからんでもないよ」
「チアキにもそろそろちゃんと教えないといけないわね」

 その日、少し遅れた南家の食卓。
(何か祝い事でもあるのか?)
 トウマは不思議そうな顔をしながら赤飯を平らげた。
596名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:11:14 ID:yVVY63wS
―――――翌日、朝
 一夜明け、窓から清々しい朝日の入り込むリビング。何かが吹っ切れたのか、昨日に
比べてトウマの気分は、少しサッパリしたようだった。
「昨日はごめん。急に泊まりに来ちゃって。それじゃあまた!負けないよ!頑張るよ!」
 そういうトウマの表情や言葉遣いは、いつも通りの元気なものに戻っていた。
「気をつけて帰ってね」
 これから長くお付き合いすることになる女性特有の月の悩み。だが、それに負けないで
いつも元気でいて欲しい。そう願わずにはいられないハルカであった。
 と、そこで、ハルカは一つ要件を思い出した。
「ちょっと待ってトウマ」
「ん?」
 体は向こうを向いたまま顔だけ振り返ったトウマにハルカは言った。

「昨日、ナツキくんから傘を借りちゃったの。ほら、この黒くて立派な傘。昨日の風でちょっと
反り返っちゃったけど。悪いけど、お礼言って返しておいてもらえないかしら?」
「ナツキの、黒くて、立派な・・・反り返った・・・・・・」


 意識の放棄という本能的防衛行為。トウマはそのままの表情で、ゆっくり後ろに倒れていった。

(完)
597名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:11:40 ID:yVVY63wS
以上です。おそまつさまです。

ナツキはナニも硬派だもの。

では。
598名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:39:13 ID:4Fjl+x/d
>>597
GJ!!

でも小さい頃は三バカ兄貴達と一緒に風呂に入ってたんだろうねぇ。
599名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:47:24 ID:MQAJFcxm
>>589
換気ワロタ
>>597
GJ
トウマかわいいよトウマ。しかし、天狗とは古風な。
600名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 07:17:51 ID:GpNtWXOq
>>597
そんな卑猥な文章書いてる暇があったら就職しろ世間一帯のゴミ
>>599
>トウマかわいいよトウマ
きめぇwwwキモオタってみんなこうなのwww?
うぇwwwwテラキモスwwwwもうねwww氏ねヴぁいいよwww
つ硫化水素(プゲラwwww
601名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 10:03:13 ID:3WlgJjlb
>>600
相当バカ!wwww

現実ではまったく自分が認められてないんじゃね?
602名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 10:43:27 ID:2ZvjPERQ
>>598
誰が入れてあげるかで、長時間揉めてそうだなw
603名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 10:52:01 ID:yHATJqLh
>>602
揉めてる間に一人で入るようになっちゃって、彼らは永遠に機会を無くすのであった・・・・・
604名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 10:53:35 ID:oXacpkHW
長男→トウマと一緒にお風呂に入りたくてしかたない

トウマ→ナツキとお風呂に入ってゲームの話を一緒にしたい

ナツキ→どうでもいい

アキラ→カヤの外

な気がしたw
605名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 12:16:47 ID:dpsIeHq/
エロパロ板にいる時点で自分がキモオタだと自覚しろよ
606名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 12:18:34 ID:dpsIeHq/
>>605>>600に対してな
607名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 12:58:38 ID:x+LRhgj6
このスレ最近著しく空気悪いな……
608名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:01:16 ID:3KBhM6Uh
>>600
エロパロにレスしてる暇あったら就職しろよ・・・・
さて俺は今から探しにいってくる
609名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:09:13 ID:2ZvjPERQ
>>604
ナツキはやはり硬派だなw
もう1つの南家は3人一緒に入ったりしてたのだろうか
610名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:21:46 ID:Tkg6Akq7
>>607
ID:GpNtWXOq
をNGにすることで今日いっぱいは解決
611名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:41:39 ID:FDgSuEFH
そろそろスルースキルを会得しようぜ
612名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:48:28 ID:dYheBt0I
みんなスルースキルは会得してるよ
きっと一人が自演してるだけさ
613名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:49:37 ID:FDgSuEFH
>>612
たしかに今日は単発が多いな
全員NGで解決か
614この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/10(土) 14:41:23 ID:oXacpkHW
ここはもう一つの南家。
まだ出しっぱなしのコタツに入る男三人、その横でトウマは寝転がってマンガを読んでいる。
「さて、もう夜の8時だ。そろそろ今日は誰がトウマをお風呂に入れるか決めようじゃないか」
話しを切り出したのは長男、彼はトウマが小学5年生になっても
『まだ一人でお風呂に入るのは危険だ』等と言って、二人で入る事を義務付けていた。

「誰がって……いつもナツキが入れてるじゃない」
「子供は大人の話に口を挟むんじゃない!」
と言ったものの、アキラの言うとおりトウマはいつもナツキとお風呂に入っていた。
長男は何とかしてトウマと和気あいあいお風呂に入りたい。
しかし最大の問題は、トウマの方から誘ってナツキとお風呂に入っていると言う事だ。

「ナツキ、お前は誰がトウマと風呂に入るのが良いと思うんだ?」
「別に。そろそろトウマも一人で入っても良いんじゃないのか?」
その答えにピクッと反応する長男。……とトウマ。
「なるほど。それじゃあ俺が一人で入っても安全か、最終チェックをしようじゃないか」
「自分が入りたいだけのくせに……」
「アキラ、何か言ったか?」

そう言うと、長男はコタツから出てトウマの元へ歩み寄る。
「トウマ、今日は俺と一緒にお風――――」
「嫌だよ。オレはナツキと風呂でゲームの話をするんだから」
マンガを読みながらも素早く返事をするトウマを見て、
長男はあごに手を当てながらコタツの中へ戻って行く。

「ナツキ、ゲームとはあのファミリーコンピューターというやつか?」
「は? いや、プレステとかじゃないか?」
「プレステ……」
長男はゲームには全くと言っていいほど興味が無く、トウマと話が合わない。
故にゲームの勉強をして、トウマと話を合わせる決意をした。

「とりあえず今日の所はナツキが風呂に入れてやってくれ」
そう言い残すと、長男はアキラをゲームのある部屋へ連行。
この日、アキラは深夜まで長男に付き合わされた。

615この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/10(土) 14:41:57 ID:oXacpkHW
「それじゃートウマ、さっさと入っちまうぞ」
「あっ、うん」
マンガを投げ捨てナツキと風呂場へ向かう。

まったく、ナツキのやつ……「そろそろ一人で入っても良いんじゃないか?」とか言うからドキドキしたじゃないか。
そもそも一緒に入るのが一番上の兄貴の命令ってだけなら、とっくに無視して一人で入ってるって……
それでも文句を言わないのは、ナツキと入りたいからなのに。
気づいてないんだろうなぁ……オレの気持ち。

こうやって裸で一緒に風呂に入っても、何のリアクションも無いし
こんな事言うのもなんだけど、胸だってクラスじゃ中の上くらいはあるのに、少しくらいは欲情したって……

「――――ぉ……い、おい、聞いてるのか?」
「え? あっ、ご……ごめん。えっと、なんの話だっけ?」
「だから、あの宝箱の中に――」

こうしてゲームの話をひとしきり終えると、いつものようにナツキの背中を洗う。
男らしい大きな背中。いくらオレが男のフリをしててもこれは真似できない。
ゲームも上手くて腕だって太くて、体は筋肉で硬くて……カッコ良くて……ずっと憧れてきた。
そしてその憧れの気持ちは時間が経つごとに強くなって、気がつくとオレはナツキの事が好きになっていた。

どうすれば振り向いてくれるんだろう? どうやって気持ちを伝えればいいんだろう?
ナツキこう言う事は鈍感だから、わかりやすくアピールしないと……
ソッと背中を洗っていた手を後ろから体の前へ回し、背中に胸を押し付けてみる。
恥ずかしくてどうにかなっちゃいそうだ……でも――――

背中に押しつけた胸で、ナツキの背中を擦ってみる。
胸の先が擦れる度に、体にビリビリと電気が走る様な感覚に襲われ、口から息が漏れだす。
「ナ……ナツキ。気持ち……いいか?」
「あぁ。だがそんな無理な体勢じゃなく、前に回った方がいいんじゃないか?」

くっ……鈍感にも程があるんじゃないか?! こんなにサービスしてるってのに!
こうなったらもっとストレートに……行動で示してやる!!


「ナツキ! オレが体洗うなんかより、もっと気持ち良い事してやるよ!」








……で、いつもどおりお風呂ネタですね。本当にありがとうございました。
616名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 15:37:17 ID:3KBhM6Uh
・・・・・・・・・・ふざけるなw!

全裸の俺を・・・・こんな・・・こんな寸止め攻撃するなんて酷すぎる

ふぅ・・・・・・・・・
617名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 17:47:14 ID:8lQ7ccvR
みなさん乙
             (⌒)
     r=====ュ (_ __)
     {!    l}  |/
     ヾ__o__〃 __   茶でも飲め
     /~~~~~ヽ //
     ,'.:.:(´・ω・).:/
    {.:.:ひ.:.:.:U:ノ
     ヽ、__ノ    ∬∬∬∬∬∬∬∬∬
      U U      且且且且且且且且且
618名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 18:26:35 ID:FDgSuEFH
>>614-615
GJ!!!!!
近親最高だよな・・・
619名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 22:08:46 ID:2ZvjPERQ
>>615
仕事、本当に早いなぁ GJ
>>617 いただきます
っ旦~~~
620名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 23:59:04 ID:AErS6OHR
トウマはナツキの真似をして男らしくなったんですね。わかります。
621名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 05:29:33 ID:lzJ4l0G+
>>618
>近親最高だよな!
リアルでやったら逮捕だ屑
お前みたいなのが「犯罪者予備軍」って世間から思われてんだよ?

>>615
神神言われてるから見てみたらこれかwこのスレの神はレベル低いな
おいw
糞SS乙
622名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 10:00:55 ID:7zPvWwMv
最近、リコとケイコ及びユウちゃんが気になる。
623名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 11:05:43 ID:s6dhKXVz
剣道部の子が気になる
624名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 14:08:38 ID:CXxEPEpa
>>621
じゃあ見るなこの世間の屑が!
身の程を知れ!
625名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 15:07:14 ID:+ICDRcIB
>>621
頼むからコテハンつけてくれ
626名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 16:40:23 ID:VzkxhARl
>>624-625
早めにスルースキルを会得しよう
627名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 16:49:35 ID:s6dhKXVz
>>624は自演な気がする
628 ◆kgnwYVmuLU :2008/05/11(日) 20:48:30 ID:XA0vYJz1
このスレでは初投稿。
流れを変えられるか分からないけど、
途中まで出来たので投下してみる。6レスほど。

千秋×マコト(女装中)
【注意点】
微エロ 本番とかは無し
ロリショタ風味
ちょっと、キャラが崩壊しているかもしれん。
割とありがちなシチュエーションな気がするので、
過去作品とかぶってたら御免なさい
629「小さな秋」千秋のターン1/6:2008/05/11(日) 20:50:33 ID:XA0vYJz1
1 千秋のターン

「マコト、お前は私を騙していたわけだな」
「騙すつもりはその、始めはなかったような、あったような……」

 ぽかぽかと暖かい昼下がり。
 南家のリビングには千秋とマコちゃんが対面して座っている。
 対戦ゲームで敗者になったカナが罰ゲームとしてプリンの買い出しに行かされたため、
珍しく2人きりである。
 しかし、外の陽気さとはうらはらに、2人の間には最悪の雰囲気が漂っていた。

「なにが、マコちゃんだ。私としたことが、すっかり騙されたよ」
 千秋は表情こそ平生と変らぬものの、その声には押し殺したような怒りが込められている。
「私ばかりでなく、ハルカ姉さままで騙して。このバカ野郎」
「ご、ごめん……何でもするから……許して」

 そう、遂にマコちゃんの正体が千秋にバレてしまったのだった。
 マコちゃん改めマコトは、忘れ去られたキャベツの葉っぱのように、すっかりしょげ
かえっている。
 まさか、自分がバカ野郎のマコトに一杯食わされるとは夢にも思っていなかったため、
千秋は自尊心を大いに傷つけられていた。
 すっかり苦々しい気分で、目を細めてマコトの姿を見回す。
 今日のマコちゃんは、ピンクのワンピース、胸元に赤いリボン、白いハイソックスという
装いである。
「しかし、私は未だ信じられないんだよ。
 女の子の見本のようなマコちゃんとバカ野郎なマコトが同一人物だなんて」
「そんなこと言われても……」

 しばらく、千秋は渋い顔で、半開きの目を宙に彷徨わせて考えていたが、不意に何か思い
ついたような表情になった。
「マコト、アレを見せてみろ」
「アレって?」
「アレと言ったらアレに決まっているだろう。お前にあって、私にないものだ」
「ええ?み、南それは……」

 言いよどむマコトを、ギロリと千秋は睨んだ。
 有無をいわさぬ調子でぴしゃりと言う。
「バカ野郎、さっき何でもすると言っただろう。
 お前は、パンツを脱いでスカートを上げて立っていればいいんだ!」
「はいっ」
 ああ、哀れなマコトよ。日頃の条件反射か、パブロフの犬のように返事をしてしまう。
 眼尻に涙を一杯にためて懇願の目をするも、天下無敵の千秋には通用しない。
 しかたなく、パンツを脱いで、スカートを両手で上げて下半身を晒した。
630「小さな秋」千秋のターン2/6:2008/05/11(日) 20:51:05 ID:XA0vYJz1
「は、恥ずかしい……」
「お、おぉ。これが……」
 顔を赤くするマコトを余所に、千秋は、初めて見る男性器に対してたちまち興味を示した。
 腰に手を当てて身を屈めると、口を△状態にして男のシンボルを注視する。
 マコトのアソコは、まだ皮をすっぽりとかぶっており、肌もつるりとしている。
 大きさは年相応に成長段階といったところで、毛も生えていない。
「ほぅう…むぅう……なるほど……」
 好奇心を隠そうともせず、千秋はマコトの股間に顔を近づけた。
 右から、左から、上からと様々な角度から観察する。
「うぅ……」
 千秋の遠慮のない視線に、マコトは耳まで真っ赤になった。
 恥ずかしさから、スカートの両端を持った手が微かに痙攣をしている。

 千秋は、一通り観察し終わると、納得したように一つ頷いた。
「なるほど、お前が男だということは確かなようだな」
「疑ってたのか…」
「そういうわけで…は……!?」

 千秋は、マコトの顔を見て、再び△状態の口になって固まった。
 涙で一杯のマコトの鳶色の瞳は、窓から差し込む日の光を受けてキラキラと輝いていた。
 少し長めの睫毛が瞳に、くっきりと綺麗な影を落としている。
 柔らかそうなほっぺは、乳白色にけぶり、そこに恥じらいの色がほんのり赤味を差していて、
まるで白い桃のようだった。
 そして、ちらちらと上目づかいに濡れた瞳を動かすのがなんとも可憐なのだ。

――こ、これは……。
 ごくりと、千秋は唾を飲みこんだ。慌てて、視線を下に落とすと、マコトの男のアカシを確認する。
――ほっ……付いてた……。
 安心して溜息をつくと同時に、思わずまじまじとアソコを見詰め直した。

「や、やめて……」
「う、うわ!」
 ウブな少女のような掠れ声で囁かれて、千秋は思わず唸って半歩下がった。
 再びおそるおそるマコトの顔を覗き込む。

 マコトはスカートを持った手を口の辺りに当てて、必死に耐える表情をしている。
 ぎゅっと瞑った目と、わななくピンクの薄い唇がなんともいじらしい。
 細く開けた窓からの風が、マコトの明るい色の髪をさらさらと揺らしていた。
631「小さな秋」千秋のターン3/6:2008/05/11(日) 20:52:22 ID:XA0vYJz1
――な、なんだ……?こ、こいつは……?
 なにやら妖しい感覚に襲われて、千秋の胸はドキドキと鼓動を速めた。
 急速に苦しくなる胸を押さえながら、千秋は首を少し振る。
――こいつは、バカ野郎のマコトだ!騙されるな。
 自分に言い聞かせるようにして、再び視線を下に落とすと、確かに付いている……。
――しかし、こいつのキュートさ(悔しいが、千秋はこの点を認めざるを得なかった)は何だ?
  本当に男か?もしかして、こいつのアソコは作り物なのでは……?
 とっぴょうしもない予感に襲われた千秋は、綺麗な指を伸ばして、そっとマコトのアソコに触れた。

「……っ!」
 千秋の柔らかい指が触れた瞬間、マコトはびくっと体を震わせた。
 千秋はマコトの様子を少し心配そうに眺めていたが、特に問題なさそうだと知ると、遠慮がち
に指でつついて、作り物ではないことを確認する。
 ぷにぷにとした妙な肌ざわりだが、どうやら本物のようだ。
「や、やめてくれ。南……」
 拒絶の言葉とは裏腹に、マコトのアソコは変化を遂げようとしていた。

 マコトにとって、千秋はただのクラスメイトではない。
 気になる女の子、いや実をいえばすっかり好きになってしまっている女の子なのだ。
 この年頃の男の子といえば、まず年上のお姉さんに憧れ、次に身近な女の子に惹かれるのは
もはやお決まりのパターンである。
 まして、憧れであるハルカと似た雰囲気を持つ妹が身近にいれば、惚れてしまっても
しかたがない。千秋もまた非常に魅力的な少女なのだから。

 そんな好きな女の子にアソコを触られてしまえば、必然の結果である。
 そう、マコトのアソコはみるみるうちに大きくなり、ぴょこんと反り返ったのだ。

「おお?何だ?大きくなってきたぞ。まるで、これは…」
 始めて男の生理現象を目の当たりにした千秋は、思わず目を丸くした。
 なんとか目の前の怪奇現象を言葉にしようと頭を捻る。
 しかし、どうも適当な表現が見当たらない。しょうがなく、身近な例で済ますことにした。
「……パイの生地のような膨張だ!」
「そんな、おかしな例えをしないでくれ……」
 がっくりと肩を落とすマコトを何時もの如く無視して、千秋は腰を屈めて膨張したアソコに
見入った。千秋の綺麗な栗色の髪から、甘い匂いが漂い、マコトの嗅覚を惑わせる。
 主人の心の動揺を表すかのように、アソコはぴくぴくと、反応し始めた。
「動くぞ……こいつ……」
 顔を近くに寄せている千秋が呟くと、そっと吐いた息がマコトの敏感な部分をくすぐった。
632「小さな秋」千秋のターン4/6:2008/05/11(日) 20:53:47 ID:XA0vYJz1
「南っ、オレとおかしな事をしてくれっ!!」
「う、うわぁ」
 とうとう耐えきれなくなり、マコトは両手を上げて千秋に覆いかぶさってきた。
 千秋はとっさに腰を右に捻って、なんとかマコトをかわす。
ドォーン
 勢い余ったマコトは思いっきり床に倒れこんでしまった。
「っっつ!!! 」
 どうやら、勃起したアソコをしたたかに打ちつけたらしい。
 床を転げまわって悶絶している。

「何がしたいんだお前は……」
 千秋は、ゴロゴロ転げまわるマコトを呆れたように見つめた。
 ふと、何かに気づいたように半開きの瞼を上げると、床に這いつくばっているマコトを足で
小突いた。
「お前、今おかしな事といったな?おかしな事とは何だ」
「うぅ……あぅう……」
 まだ痛みが治まらないらしく、股間を手で押さえて呻いている。
 返事をしないマコトに、千秋は少しイライラした。
 床に転がっているワンピースの女装少年が、あまりに女の子らしかったので嫉妬してしまった
のかも知れない。千秋はちょっぴり意地悪な気分になって、黒いニーソックスを履いた右足を
少し上げると、マコトの股間の上に軽く乗せた。

「な、何を……」
「言わないと、このまま、踏みつぶしちゃうぞ」
「ええ!? 」
 マコトの顔が一瞬で青ざめた。
 千秋の足にぐっと力を込められて、上から圧迫を加え始める。
「マコト、いい機会なんじゃないか。ここが潰れれば完全にマコちゃんになれるぞ」
「ま、待ってくれ。や、や、……くぅ」
 全身を震わせつつ逃げようとするもどうにも力が入らない。
「どうした。早く言え」
 千秋は表情を全く変えずに、冷たく言い放った。
 右足に体重を強めにかけてやると、「うぁ!」と叫んでマコトの顔は激しく歪んだ。
 マコトが苦しがっているのを見ると、少し力を緩め、今度は円を描くように足を動かして、
アソコを擦りたてる。
 すると、マコトは陶然とした表情で口をだらしなく開けてはぁはぁと荒く息をし始めた。

「ほらほら……言え」
「あぁ……い、言う……言うから……、だ、だから……」
「なんだって?よく聞こえないんだ。ハッキリ声に出してくれよ」
 千秋は密かにマコトの反応を楽しみ始めていた。
 聞こえない振りをしながら、踵や土踏まずの部分でぐりぐりとアソコを踏みつける。
 千秋はニーソックス越しの感じるマコトのアソコに、ある感触を思い出した。
――うん、これは去年海でカナに投げつけたナマコの感触だぞ。そうだ、こいつにあだ名を
   つけてやろう。
633「小さな秋」千秋のターン5/6:2008/05/11(日) 20:54:45 ID:XA0vYJz1
「よし、お前は、今からナマコト棒だ!」
「うぅ……な、なんだよ……それ……」
 勝手に大事な部分を命名までされてしまうも、マコトにはもはや抗議する気力もないようだ。
 眼には涙があふれ、半ば朦朧としたように宙を見つめている。
 軽く開かれた唇はふるふると痙攣し、熱い吐息をもらすばかりである。

 千秋はいままでにない高揚感を感じて、少し酔ったような気分になっていた。
 胸がとくとくと鼓動を速めている。
 全身を痺れるような感覚が包み、なにやら股間がむずむずしていた。
 おしっこが出てくるような感覚がして、自然と軽く内股を擦りつける動作をしてしまう。
 息もマコトに負けないくらい荒くなっている。
「はぁ、はぁ……。なんだか、妙に興奮するぞ……」
 強弱を付けてマコトのアソコ改めナマコト棒を踏みつけ、さらに角度に変化を付けて弄ぶ。
 天下無敵のお利口さんだけあって、早くもコツをつかみ、マコトの反応する部分に集中的に
刺激を与えていく。千秋が右足を動かすたびに、マコトは悩ましい声を上げて反応し、腰を
くねらせてなすがままに悶えるしかなかった。

「なんだこれ、皮だけで動くぞ」
「や、やめ……く……」
 千秋が踵の部分でぐりぐりと根本を圧迫しつつ、ニーソ越しの足の指で引っ掻くように
皮を強く擦りあげた。
「んっ……ぁうう……」
 足の指を揃えて、先っぽの皮を強く引っ張ると、ずるりと皮が動いた。
「ひあっ!」
 マコトは目を大きく見開いて、弾かれたように背筋を大きく反らせた。
 ぶくぶくと口の端から軽く泡を吹いて、ワンピースに包まれた細身の体がびくびく痙攣する。
 マコトの股間は、皮がすっかり剥けて、ピンク色の亀頭が露わになっていた。
「おい、マコト。何やら中身が出てきたぞ」
「ふわぁ……言うから……あぅ……い、言う……からぁ……」
 しかし、千秋の声も届かず、壊れたオモチャのように、涙声でひたすら「言うから」を連呼
をするばかりなのだった。
 
「ふん。この辺で勘弁してやろう」
 少しやり過ぎたかなと反省しつつ、千秋は鼻を軽く鳴らしながら、ナマコト棒を解放した。
「あっ……」
 千秋の足がどけられると、マコトは思わず残念そうな声を漏らした。
 はぁはぁ……と息を整えながら、切なそうに千秋を見上げる。
 しかし、千秋にはその視線の意味するところが分からない。
634「小さな秋」千秋のターン6/6:2008/05/11(日) 20:55:49 ID:XA0vYJz1
 完全にスルーして、腰を手に当てながら、
「で、おかしな事とはなんだ」
と詰問した。
 マコトは、一瞬躊躇ったが、選択の余地はなかった。
 逆らったら、今度こそ本当に踏みつぶされてしまうかもしれない。
「お、俺の父親譲りの男汁溢れるバイオレンスなアソコを、
 南のハルカさん譲りの清楚でスイートなアソコに入れることです……」
「!?」
 普通に男性器を……と言えばいいものを、動揺しているためか、思わず脳内妄想を垂れ流し
てしまう。
 しかし、千秋には良く通じなかったようだ。首を傾げて目をしばつかせている。
「何だそれ。もっと詳しく話せ。それだけじゃあ、よく分からないよ」

 マコトはしどろもどろになりながらも、自分が得た性知識を披露した。
 その大部分は姉の秘密本や空き地に落ちてるエロ本からの知識であるから、怪しい部分も多い
のだ。なんとか、男性器を女性器に入れる事であると理解した千秋は、不思議そうな顔をしている。
「おかしな事って、本当におかしな事だったんだな。そんな事をして何が楽しいんだ?」
「え、えと、その。気持ちいいらしいです」
「ふーん……」
 千秋は手を腰に当てて、少し考える仕草をした。いまいちピンと来ないのだ。
 結局、実際にやって見るのが早いだろうという結論に達した。
「やってみるか?おかしな事」
「ぶえぇええ!?」
「なにを尻尾を掴まれた子豚のような声を出してるんだ。
 お前、さっき私におかしな事してくれと頼んではないか」

 マコトは千秋の端正な顔を穴のあくほど見詰めた
 その表情には特に恥じらい色もなく、平生と変らない。相変わらず眠そうな目をしている。
 そう、明らかに千秋には分かっていないのだ。まるで柔軟体操の一種かのように考えている。
 マコトはゴクリと唾を飲み込むと、小さく頷いた。
(次回 マコトのターン?)
635 ◆kgnwYVmuLU :2008/05/11(日) 20:56:37 ID:XA0vYJz1
投下終了
他の職人さんの投下を裸で待つ作業に戻りますノシ
636名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 21:24:33 ID:jFNCO7d7
>>635
あ……あわわ……ッ、これはけしからん……けしからんですよ!!
マコ好きな自分にはたまらんです!GJ!!フルおっきした
そして早く続きをよこしなさい!!
637名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 21:53:45 ID:lzJ4l0G+
>>636
> >>635
> あ……あわわ……ッ、これはけしからん……けしからんですよ!!
> マコ好きな自分にはたまらんです!GJ!!フルおっきした
> そして早く続きをよこしなさい!!

これは酷い。フルおっきだとよ・・・ねらーってこんな下種な野郎しかいなんだ
しかもショタ好きときた。男でショタ好きってどうよ?リアルで会ったらお前ら絶対引くだろw

>>635
スレ汚ししてんじゃねーよ屑
首吊って氏ね
638名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 22:53:41 ID:Odl+pdGv
昔と比べて本格的に投下しづらいスレになっちゃったなここも……。
639名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:01:42 ID:NEEfE2QJ
>>635
GJ!!!
マコちゃんかわいいよマコちゃん
続きを全裸で待ってます><
640名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:08:35 ID:jFNCO7d7
>>638
粘着が一人で自演してるだけだからダイジョブ
みんなに紳士な態度でスルーされて、自分で返事の繰り返しw
641名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:39:43 ID:dC1sRlQm
>>635
乙カリー

っ旦~
642名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 00:55:12 ID:i01TKR49
もしもどうしようもない程の駄作が投下されたら流石に黙るかもな・・・
643名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 01:47:39 ID:3zuW+lLH
>>637

ぷぷっ。こいつのバカっぷり見てるとSSより面白いかも。

必死になって周りを卑下しようと暴言はいてる割に、
しっかりとSSとレスに目を通してらっしゃるようで、もうね。

レス投下時間の幅の広さと、投下頻度見てるともうね、可笑しくて。

もしかしたら伝説を目の当たりにしてるのかも!!
いかにも幼稚な犯罪犯しそうな雰囲気でてるもの。
644名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 02:34:02 ID:GqQKigUh
自作自演
645名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 05:32:31 ID:N5ngFEQw
以後、荒らしと荒らしにレス返してる人間はスルーで
646名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 05:38:35 ID:ZcxzR7LG
らき☆すたのエロパロスレなんか、アホの荒らしをスルーどころか
むしろそれをネタにしてSSを書いた超人がおったな。

こっちにはおらんのか?
647名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 10:53:08 ID:/eSK8vm1
>>646
こっちには即席でSS書ける書き手がおらん。スレの質も・・・まぁアレだしな
648名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 12:15:45 ID:hKc8SyKr
らきすたスレと比べられてもなぁ……。
このままだと間違いなくこのスレ、職人いなくなって過疎化しちゃうよ。
649名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 13:08:56 ID:XPsGSQ+q
らきすたに比べても職人の質は負けてないと思うけどね
みなみけキャラは好きなので、このスレが潰れるのは惜しい
スルーを徹底しよう
650名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 18:03:50 ID:SLvmTLhD
>>635
遅ればせながらGJ!
マコちゃん関連の王道は
やっぱりこいつらだと思うのは俺だけ?
651名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:37:14 ID:ZcxzR7LG
>>648-649
実際にこのスレの作品、読んでいて面白い。自分で書いたSS以外はorz

652名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:45:21 ID:ZcxzR7LG
私がふと、鉄道研究部の部室の前と通り過ぎようとした時のことだった。
『………で、やったの?』
『ああ、やったよ。こんな俺でも頑張れば出来るもんなんだな』
扉の向こうで、部員とおぼしき男子が何やら話をしている。
(何の話だろう……?)
何故かその話の内容が気になってしまった私は、そっと、扉に耳を当てる。
『で、どうだった?』
『どうだったって? 乗ったんだろ? なぁ』
『おう、乗ったぜ。中々気持ちよかったよ』
(乗った?)
一体彼らは何に乗ったというのか………って考えるまでもない。
鉄研の連中が乗るものと言えば、電車くらいしかない。
しかし、私は次の言葉を確かに聞いた。いくら間抜けな私でも、この単語くらいは聞き取れる。
『いやぁーマジで気持ちよかったぜ、「はるか」』
(ハ、ハルカぁ??!!)
え? なになに? ハルカに乗るって、ま、ままままままさか、『乗った』ってコト?!
(うわぁ、どうしよう。わ、私、聞いちゃっていいのかなぁ)
『あ、やっぱり「はるか」にしたんだ。で、どうしたんだよ?』
『は、話すに決まってんだろ。だから急かすなよ』

あわわわわ。
ていうか、昼間っから何話してるのよ?! この二人!!
ハルカのやつ、「まだ」と言っておきながらちゃっかりヤってるんじゃん!!
こ、ここは引くべきだよね。うん、そうだよね。
私が一部始終を知ったって、しょうがないよねぇ。
で、でも……、
続きが気になる。
『はるかって何か可愛いよな!』
『ああ、あの感じがホントにいいよな! あのはんなりとした優しそうな顔、白くて滑らかなボディ……』
(うわぁ、保坂先輩並みに気持ち悪い……)
『……そして、羚羊(かもしか)の様な俊足っぷり!! いやぁ、最高だったよ』
『さっきから最高ばっかだな、お前』
どうやら、ハルカのお相手は彼で間違いない。
なぜなら、この声の主はウチのクラスに居る鉄研のアイツであり、ハルカに気があるそぶりをそれなりに見せていたからだ。
まぁ、アイツじゃなくても、ハルカは男子にモテモテだけどね。くそっ、私の方も見ろよ! 男子共!!
「あー、もう!!」
  ガタン!!
(あっちゃ〜)
私が少しだけ(ホントに少しだけ)悔しがっていたあまりに、思わず立ち上がってしまった。
ところが、その時に少しよろけてしまって、部室の扉にカラダが当たってしまったのだ。
『だ、誰だ?』
『風かなんかだろ、気にすんな。さぁ、続きを』
ふぅ、びっくりした。

***

結局私は、昼休みが終わるまで、彼らの話をずっと聞いてしまっていた。
ハルカとこいつ、いつの間にかデキてたとは思わなんだ。
私も絶対いつか彼氏作るぞー!!

***

変な電波を受信したので取り敢えず書いていたら、別の電波を受信した。
明日米原から関空行ってくる。
653名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:58:19 ID:QHyBuX/1
懐かしのディーゼル急行「チアキ」ならぬ「千秋(せんしゅう)」
654名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 23:01:38 ID:QHyBuX/1
スマン
書きかけで下げもせずに

いずれにしてもSSにはなりそうにない
655名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 23:38:21 ID:PrAjfcyC
これは新幹線のハルカと思いきや、実は南家のハルカって落ちですね。分かります。
掻き始めたからには最後まで書くのが書き手のマナーだぞ!
とりあえず半裸で待ってる。
656名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 00:22:30 ID:X5l8H9nF
新幹線じゃなくて在来線の特急だよ
657久留里:2008/05/13(火) 01:01:44 ID:DJbYFDYz
明日仕事だから途中まで投下します。

・成り行き上、カナ×チアキ
・6レス使用。
・エロあり。
・所詮作者は経験ゼロですorz
・鉄分がちょいと濃いめです。
658特急はるか50号(前編) 1/6:2008/05/13(火) 01:02:27 ID:DJbYFDYz
『みなさま、今日もJR西日本をご利用下さいまして有り難うございます。
 この列車は、特急 はるか50号、京都方面、米原行きです』

「ハ、ハルカ姉さま…………」

『途中の停車駅は、天王寺、西九条、新大阪、京都、山科、大津、石山、草津、守山、野洲、近江八幡、彦根です。』

「………んはぁ、はぁ、ハルカ………はぁ、……はぁ、ハルカぁ……」

『この列車は、前よりから1号車、2号車の順です。
 グリーン席は6号車、指定席は2号車から4号車、自由席は5号車と6号車です』

「ハルカ姉さま……ハルカ姉さま…………」
「だ、ダメだよ………お、女同士で…………お……おかしな……ことなんて………はぁ、はぁ」

『お客様にお願いします。車内は全て禁煙です。お煙草はしばらくの間、ご辛抱下さい。
 携帯電話のご使用は、デッキでお願い致します』

チアキとカナ。
二人が一人の女性(ひと)に思いを馳せ、激しく身体を動揺させる。
その想いは感じれば感じる程、特急列車のごとくぐんぐんと突っ走っていくのであった……。




〜〜〜特急はるか50号〜〜〜



659特急はるか50号(前編) 2/6:2008/05/13(火) 01:02:47 ID:DJbYFDYz
"Ladies and gentleman. Welcome to the JR-West.
This is the HARUKA limited express bound for Maibara via Kyoto."

「なぁ、カナ。そろそろいいだろ」
「何がだよ」
「ほら、アレだよ。『おかしなこと』について色々と調べたけど、結局何も分からなかった。
 だから、そろそろお前が話してくれてもいい頃合いなんじゃないか?」
「内田たちには聞かなかったのか?」
「そりゃ聞いてみたけど、内田も吉野も顔を赤くするだけで、結局何も教えてくれなかった」
「ほぅ、ハルカも茹で蛸みたいに赤くなるだけだしな」
「そうだよ。それなんだよ。ハルカ姉さまが言えないって事は、お前じゃまず無理だと思うのだが、
 コレばかりはカナしか言える奴は居ないんだよ。ほら、困ってる可愛い妹のために教えろ。このバカ野郎」
「なっ!! それが実の姉…いや、人のモノを頼む口の利き方か?!」
「お前が散々焦らすから悪いんだろ」
「それに、お前いつから可愛くなったんだよ!」(今も可愛いケド)
「憎ったらしいお前と比べたら、数億倍もマシだい!!」

ふにーっ

「どの口が言ってるのかしらね〜」
「は、は、はなふぇ〜〜〜」

"We will sttopping at Tennoji, Nishi-Kujo, Shin-Osaka, Kyoto, Yamashina, Otsu,
Ishiyama, Kusatsu, Moriyama, Yasu, Omi-Hachiman and Hikone station
and before arriving at Maibara Terminal."

「しょうがない。ならこの私が教えてやろう。ただ、後悔するなよ?」
「な、何がだ?」
「ふっふっふ、お子さまにはこれが何を意味するか、分からんのかね?」
「くぅ〜」
「幸いハルカはマキちゃんの家に行っていて明日あで帰らない。
 だから、朝までみっちり教え込んでやる。覚悟は良いか!」
「そ、そんなに気合いが要るモノなのか?」
「そうだ。さぁ、覚悟は良いか!!」
「お、おぅ」
「声が小さい!! 覚悟は良いか〜!!」
「じょ、上等だ、バカ野郎〜!!」
660特急はるか50号(前編) 3/6:2008/05/13(火) 01:03:07 ID:DJbYFDYz
『次は、天王寺です』"The Next Station is Tennoji."

所変わってここはチアキの部屋。
本当はカナの部屋で「やる」つもりだったが、あまりにも部屋が汚いため、チアキが場所の変更を提案したのだ。
「……で、何故私達は下着姿なんだ?」
「別に女同士なんだから構わねぇだろ?」
「これが『おかしなこと』とどう関係あるんだ?」
「あるんだな、これが」
「ま、まずは、だな」
「…………(ごくり)」
「き、キス。そう、キス、するんだ」
「そ、そ、そうか、キス………って、お前とかよ!!」
「あっそ、それじゃぁ今日の授業はここまで」
「わ、分かった。分かったから。す、すればいいんだろ? すれば」
「何なら私をハルカだと思えばいいよ」
「いや、そ、それは、ハルカ姉さまに申し訳ない」
「何だよ〜、ハルカが大好きなくせにぃ〜」
「お前だって何だかんだ言ってベタベタしたいくせにぃ〜…………ん?」
チアキが反論を終える前に、身体がふわっとカナの方へ浮き上がり、そして、唇が塞がった。
カナの柔らかい唇が、そっと触れる。カナがチアキを抱き寄せて、彼女に口づけたのだ。
「んっ…………、んっ………んっ………んーーーっ」
ぬちゃ、くちゃ、くちゅ、くちゃ……、
嫌らしい音が、静まった部屋に、静かに響く。
「んぁっ………、ふんっ………ん…………んっ………ん」
舌と舌が自然と絡み合う。初めてのフレンチキス。無論、カナも初めてのキスだった。

「はぁ、はぁ……は、初めてのキスが、お前とは、なぁ……はぁ」
「ふぅ、そ、そっくりそのまま返すよ………ふぅ」
「お前、息荒いぞ。大丈夫か?」
「お前こそ、まだ、始まったばっかりだぞ………ふぅ、ふぅ」

『まもなく、天王寺、天王寺です。
 環状線、大和路線、御堂筋線、谷町線、阪堺電車はお乗り換えです。
 天王寺の次は、西九条に停まります』
"Ladies and gentleman. We will be make a blief stop at Tennnoji.
Passenger changing to the Osaka Loop Line, the Yamatoji Line,
the Midosuji Line, the Tanimachi Line and the Hankai Electric Railway.
The stop after Tennnoji, will be Nishi-Kujo. Thank you."
661特急はるか50号(前編) 4/6:2008/05/13(火) 01:03:35 ID:DJbYFDYz
『次は、西九条です』"The next station is Nishi-Kujo"

「な、何か、身体が熱くなったぞ?」
「(へぇ、やっぱり本当にこうなるんだな) ふ、この程度ではまだまだだな」
「調子乗るなよ、バカ野郎」
「チアキ、もう一度目を瞑れ」
「わ、分かった」
チアキがそっと瞼を閉じた。すると、カナは再びチアキに口づけし、
そして、唇を離し、舌を出したままうなじの方へ。
長い髪をかき分けて、ゆっくりと、ゆっくりと舌を這わせる。
「く、くすぐったいぞ、うわっ」
「………………」
カナはうなじから首筋へ、首筋から鎖骨の方へとゆっくりと、ゆっくりと舌を這わせる。
その何とも言えない感触を五感で感じるチアキ。ぺろり、ぺろりと飴を舐める様に舌は走る。
そのたびに、チアキの身体───特に背中から下半身へ──がびくん、びくんと動く。
その反応を楽しみつつ、しかし無言で、攻めていくカナ。
(本当は汚らしい行為だというのに………何でだろう。何か、気持ちよく感じる。
このバカに、文字通り舐められている。でも、気持ちいい)
カナの舌が鎖骨を一往復すると、いよいよその舌は鎖骨の中央部から胸部へと移動を始める。

『まもなく、西九条、西九条です。
 環状線、JRゆめ咲線、阪神電車はお乗り換えです。ユニバーサルシティ方面へは、当駅でお乗り換えです。
 西九条の次は、新大阪に停まります。』
"Ladies and gentleman. We will be make a blief stop at Nishi-Kujo.
Passenger changing to the Osaka Loop Line, the JR Yumesaki Line and the Hanshin Railway.
The stop after Nishi-Kujo, will be Shin-Osaka."
662特急はるか50号(前編) 5/6:2008/05/13(火) 01:04:04 ID:DJbYFDYz
『次は、新大阪です』"The next station is Shin-Osaka."

「ど、どうだ? 気持ちいいか?」
「う、うん、き、気持ちいいよ」
舐めた跡を指で辿りながらチアキが言う。すでに顔は火照っており、阪神なんば線の電車よりも赤い。
「次、行くぞ」
「う、うん……って、うわっ?!」
ドサッ、
カナが勢いよくチアキを押し倒す。が、勢いが余ってしまい、ふかふかの掛け布団には小学生サイズの人型が出来た。
「い、い、痛いだろ。加減を知らんのか!!」
「おー、ごめんごめん。ちょっとやりすぎた」

カナがチアキのファーストブラに手をかけ、そっとそれを外す。
すると、そこには膨らみはじめの小さな双丘(そうきゅう)が現れた。
「…………………/////」
「いつも見てる筈なのに、何か、恥ずかしいな」
「…………い、言うな。バカ」
チアキはすごく恥ずかしそうに互いの膨らみを見比べる。カナはまだ、ブラを付けたままだ。
そして、再び舌による愛撫が始まった。
「はんっ……………んんぅっ………ん…………ん……………」
小さな、可愛らしい膨らみに、カナの舌がゆっくりと迫る。まずは(チアキから見て)左の胸を。
先端の蕾(つぼみ)にはまだ達しない。桜色に染まった周囲をぐるりと舐める。
(な、何だか変な感じだ。こ、これが『おかしなこと』なのか?)
繰り返す舌の感触が、左側に集中する。
そろそろ右側にも刺激が欲しいと感じ始めてくる。
すると、丁度良いタイミングで、左胸に右側とは違う新たな感触が生まれた。
「んぁあっ………ひんっ……………うんっ………はぁん……………うん…………んんっ………」
右胸を舌で、左胸を手で刺激するカナ。だが、その指先と舌の先は、未だに乳首へと到達しない。
チアキは、カナがわざと焦らしていることが分かると、かすかに苛立ちを覚えた。
「……んっ…………んんっ………じ………じ、…じ……焦らすなよ!!」

ふと、両胸の刺激が消えた。刹那、
663特急はるか50号(前編) 6/6:2008/05/13(火) 01:06:15 ID:DJbYFDYz
 かりっ

強い電流がチアキの全身を駆け抜ける。
「!!!!」
頭を少し起こしてみる。
カナは上下の白い歯で乳首を掴み、舌の先端で突いている。
もう片方の乳首には、カナの指。
「はぁああんっ…………あんっ…………あっ…………んっ………んんっ………あっ………んんっ………」
チアキの口から自然と出る、甘い、幼い喘ぎ声。
「ふぅーん、チアキもこういう声出すんだねぇ。お姉さん、感激しちゃったよ」
「こ、これは……その………えっと………、
 カ、カナがさっきから『おかしなこと』ばっかしてくるからだ!!」
「そりゃ、おかしなことしている真っ最中だもん。おかしなことして当然じゃん」
「お、おかしなことって言うなぁ〜!!」
「自分で言ってんじゃん。
 ほら、上の方は後でもっと気持ちよくしてあげるから、今度は下の方もおかしくしてあげるよ」
そう言われると、チアキは急に強い恥じらいを覚えた。
普段なら、(男が居なければ)堂々と脱げるチアキだが、何故だろう。
こういう時に限ってショーツを脱ぐことに強く躊躇している。
カナはともかく、内田や吉野と一緒に風呂に入った時でも全く気にしなかったというのに。
「ま、待て!! ま、まままままだ、こ、心の準備が………」
「何言ってるんだい? さっき一緒に風呂入ったばっかじゃないか」
「で、で、でも…………」

刺激が強すぎたのだろう、チアキのキャラクタが少しずつ壊れ始める。
理性という壁が、カラカラと音を立てて崩れ始めた………。

『まもなく、新大阪、新大阪です。
 新幹線、JR京都線、御堂筋線はお乗り換えです。
 新大阪の次は、京都に停まります。』
"Ladies and gentleman. We will be make a blief stop at Shin-Osaka.
Passenger changing to the Shinkansen, the JR Kyoto Line and the Midosuji Line.
The stop after Shin-Osaka, will be Kyoto."
664特急はるか50号(前編) by 久留里:2008/05/13(火) 01:07:24 ID:DJbYFDYz
続きます。

でも眠いのと、そろそろ自分が【禁則事項です】したくなったので寝ます。
デハ。
665名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 03:26:52 ID:SUQNrVib
もつかり
             (⌒)
     r=====ュ (_ __)
     {!    l}  |/
     ヾ__o__〃 __   好きなだけ飲め
     /~~~~~ヽ //
     ,'.:.:(´・ω・).:/
    {.:.:ひ.:.:.:U:ノ
     ヽ、__ノ    ∬∬∬∬∬∬∬∬∬
      U U      且且且且且且且且且
666名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 05:50:35 ID:Pqa2RJEE
ちょwww
西九条とか天王寺は兵庫県民的には環状線だよGJ
667名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 14:47:31 ID:XhPha+i6
これはなんという地元ネタww
668名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 18:57:51 ID:0wd5cDUn
そうか、おかしなことはある意味鉄道の運行に似ているんなだなあwまあゆっくりやっていってくれ、いややっていってくださいorz
669名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 21:51:20 ID:jufCNvtP
みなみけ等身大フィギュアはまだですか?
670名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 00:29:11 ID:T61JgdYd
特急はるかって米原まで行くのもあるんだな。知らなかった。
てっきり京都までだとばっかり。

しかし晴香姉さまとからませる発想はなかったわww
671名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 11:40:58 ID:JBDISIlk
http://nullpo.vip2ch.com/ga14310.jpg
みなみけ最新刊の表紙が決まったぞぉぉおぉぉお!!!テンション上がってきたああああああああ
672名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 12:24:50 ID:APmiA+/X
グロ注意
673名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 12:50:35 ID:ibkP0InA
早くマコト×チアキの続きを
674この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/14(水) 13:00:51 ID:fluFRzxW
今日から私も中学生。小学生のころは学校に塾にと……勉強ばっかりでお友達があまりできなかったけど、
中学生になった私は、これを機にある決心をしていた。
「私は変わる、友達をたくさん作ろう!」

……なんて意気込みは何処へやら。気づくと私は小学生の頃と何ら変わりなく勉強ばかりしていた。
別に勉強が好きな訳じゃない。ただ、友達がいない私には、学校ではこれしかする事が無かったから。
中学生になって初めての小テスト、得点の欄にはいつも通り100点の文字。
もう見あきたこの数字に、私は何の喜びも無かった。

「あー!! もう、なんだよ68点って! ん? いや、待てよ。よく見ればなかなか人間味あふれるいい点数じゃないか」
突然私の前席で女の子が大声を上げ、自分の点数を暴露する。
そう言えば私は覚えてる限り100点しか取った事が無いから、テストの点数で一喜一憂するなんて事なかったなぁ……
そんな事をボーっと考えていると、突然彼女の目線が私のテスト用紙に移り、目を丸くしてそのまま目線を私に向けた。

「100点? 100点ってあの最高得点の……とればご褒美がもらえるかも知れない、あの100点か?!」
突然話しかけられ面喰ってしまう。
彼女の名前は確か……南さんだっけ。短いツインテールの活発な女の子。
私とは正反対の性格。
その質問にどう答えていいか困っていると、彼女は私の手を握りこう言った。

「私にも100点の取り方を教えてくれ!」
100点の取り方って……勉強するしか思いつかないよ。
「えっと……それは勉強するしか…………」
「なら、私に勉強を教えてくれ!!」
勉強を教える? んー……まぁそれくらいなら出来るかな。
コクリと頷くと、彼女は握った手をブンブンと振り喜びをあらわにする。

「ホントか?! よし、それなら早速……えーっと名前は…………」
「ケ……ケイコです」
「そうか、じゃあケイコ、今日私の家に寄って行きなよ!」
クラスメートの家に招待……私は嬉しくて先ほどよりも大きく首を縦に振った。


放課後、学校からの帰り道。いつもと違う方向へ歩いて行く。
しばらくして見えてきたマンション。ここが彼女の家らしい。
なかに入ると優しそうなお姉さんと、お利口そうな妹さんが台所で料理をしている。
「こ……こんにちは。 始めまして、えっと……お、おじゃまします」
馴れない挨拶をすると、お姉さんは笑顔で答え、妹さんもペコリと頭を下げてくれた。
675この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/14(水) 13:01:41 ID:fluFRzxW
彼女にリビングへ連れて来られると、少し待っている様に言われ私はその場に座る。
綺麗に片づけられたリビングには、自分の家とは違う独特の甘い香り。
しばらくすると、彼女は教材を手に持ってリビングへ現れた。
「よし! それじゃあ早速次のテストに出そうな所を教えてくれ!」
開かれた教科書には、先生に言われたポイントにチェックは無く、その代りに落書きが沢山。
とりあえず先生が言っていたチェックポイントを教えてあげると、彼女は赤いペンで線を引いていく。

こうして勉強を教えている私には、一つだけ気になっている事があった。
「あの……南さん?」
「ん? あぁ、カナでいいよ。私もケイコって呼んでるし」
「でも呼び捨てなんて、そんな……良いんですか?」
「良いって。遠慮なんかしてても、得な事なんて何も無いぞ」

教科書に線を引きながら、上の空と言った感じで彼女はそう言った。
しかし私はその言葉を聞いて、入学当初の事を思い出す、
もしかしたら、ここで一歩踏み出す事で何か変われる事があるのかもしれない。
だから私は勇気を出して口を開いた。

「カナ……」
「んー、なんだー?」
名前を呼ぶとさっきと同じように返事をするカナ。ただ、それが私にはたまらなく嬉しかった。
「カナ、カナ……カナ」
「うわ……っと、な……なんだなんだ?!」
……しまった、つい嬉しくて連呼してしまったみたい……
驚くカナを前に、私は慌てて本題を話し始める。

「えっと、カナは68点が人間味があるいい点数って言ってたのに、どうして100点が取りたいの?」
「え? それはほら、100点取ったらご褒美が貰えそうだろ? 私、駅前で売ってる高級なケーキが食べたいんだよ!」
なんて言う不純な動機。でも、その動機が私に変わるきっかけをくれたのは間違いない。
「そっか、じゃあケーキの為にももう一頑張りしようか」
そう言って私達は勉強を再開した。

勉強ってこんなに楽しいものだったんだ――――
カナと喋りながらする勉強はすごく楽しくて、あっという間に時間は経ってしまった。
もう7時か。これ以上お邪魔するのも悪いし、そろそろ帰らなきゃ……
そんな事を考えていると、台所からお姉さんが現れ、
「良かったら夕飯食べていかない?」
と、一言。
676この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/14(水) 13:02:30 ID:fluFRzxW
嬉しい。カナ達と一緒に夕飯を食べてみたい。
でも、そう思う反面、やはり迷惑なんじゃ……と言う考えが頭をよぎる。
「あの……嬉しいんですけど、やっぱりご迷惑――――」
「ケイコ、さっきも言っただろ? 遠慮なんかしても得な事なんて無いって」

また昔の自分に戻りそうな私を引き止める様に、カナはそう言った。
そうだ、何度も自分に言い聞かせたじゃない、私は変わるって……
「えっと……それじゃあお言葉に甘えて……」
その言葉を聞いて、お姉さんは『了解』と言って台所へ戻り、
すぐに4人分の食事を持ってきた。
いくらなんでも早すぎる。きっと最初からそのつもりで用意してくれていたんだ。
もし断ったりしてたら、逆に迷惑掛けちゃうところだったな……

机を囲ってご飯を食べながら賑やかに過ごす時間はとても楽しくて、
カナの少しバカな話しに、妹さんのツッコミ。それをなだめるお姉さん。自然と私まで笑みがこぼれてしまう。
「いいか、ケイコ! 夕飯を共にすると言う事は、お前はもう私の親友だ! だからこれからも私に勉強を教えろ!」
「何を偉そうに……この大バカ野郎!!」
「イテテッ……こら千秋、そんなもの投げるな、おい、テテッ……」

机の上を飛び交う座布団、するとお姉さんの表情がガラッと変わり、二人の顔をガシッと掴む。
その姿、言うなればまさに、『アイアンクロー・フロムキッチン対面式』と言ったところか。
親友か……そんな友達いままで出来た事無かったなぁ……えへへっ、ちょっと嬉しいかも……

「こちらこそよろしくね、カナ」
「ふぇ、ふぁあ……ひょひょひひゅ……」
顔を掴まれたまま返事をするカナ。これが私とカナの友達になった日の事だった。


それから少しづつだけど私は変わっていった。友達もそれなりに出来たし、
勉強以外の日にも、カナの家に遊び行く様になっていき、
学校ではいつもカナの姿を目で追っている事に気づく。
運動は得意だけど、勉強は少し苦手で……でもいつも明るくて……
そんなカナに私は少しづつ魅かれていった。

そしてカナのツインテールが肩のあたりまで伸びた頃、
私の想いは友達と言う壁を超えて、その先の恋愛感情の様な物を抱き始める。
同じクラスの藤岡君がカナに好意を抱いている事は、私にも分かっていた。
でも彼にはカナを譲れない、だってカナが遠慮なんてしても得な事なんて無いって言っていたから。



――――私はカナの事が好き、だから誰にも譲らない。

677名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 13:03:16 ID:fluFRzxW
ケイコはこうしてカナとの百合に突入したんだと思うんだ。
678名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 15:10:51 ID:J9jsOOp4
この野郎氏GJ!!
個人的にケイコとリコはかなり好きなキャラだから、嬉しかったww
679名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 16:27:22 ID:JBDISIlk
ツマンネ。
キモオタは犯罪者予備軍だから死ね
子供とか平気でレイプするからねキモオタは
アニオタなんて現実と妄想の区別が付かない最悪の生物だよね
680名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 16:31:47 ID:JxKaXxvP
>679
つ鏡
681名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 17:31:57 ID:mmT/Sco/
ヒィイイイー!このケイコ怖いよぉ〜!
将来藤岡殺しかねないよぉ〜!w
682名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 17:54:02 ID:BujeFuLA
GJJJ!
こっちでもいいけど、百合ネタなら百合スレもお願いします。
683名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 18:57:46 ID:JBDISIlk
>>680
キモオタ死ねカス
684名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 19:03:42 ID:F/FPdzbk
>>676
最後のオチでケイコにヤンデレフラグを立てるとは……GJ!!
685名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 20:04:48 ID:o3gNIt9r
>>683
スルーしたいが一言
キモオタとか言う前にまずさぁ〜自分のこと考えたらw

自分の趣味のことを・・・・・死体(グロ)画像集めるなんて犯罪者予備軍なんてレベルじゃねーぞ
既に基地外のレベルだわww

そんでもって
  ______
つ|整形カタログ|
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
686名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 06:41:48 ID:PnVXIXBC
>>685
だからスルーしろと
687名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 07:30:52 ID:sf19302/
全部自演に見えてきたわ
688名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 15:53:00 ID:JBUBMGXo
>>687
だって自演だもの
689名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 16:33:33 ID:8oopzFWu
みなみけにはエロ画像スレ無いの?http://w-hinanjo.net/up96/file/1206674451.jpg
690名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 16:53:36 ID:LWUYBkIg
↑グロ注意!
691名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 16:58:10 ID:7xxNP5GG
グロ貼る→そして叩く→さらにグロ貼る
ですね 分かります
692名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 20:19:15 ID:qq+Mfnog
久々に藤岡×カナが読みたくなった
693名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 01:34:44 ID:Qv2u1UDM
>>692
つ 言い出しっぺ実行の法則
694名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 17:29:33 ID:JUbeRTF1
ケイコの続きはそのうち百合板に投下しますね。
……で、>>692を見て藤×カナを作ったら、何故か藤×リコになったので、
トウマ×ナツキを投下します。
695この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/16(金) 17:31:09 ID:JUbeRTF1
>>615

ナツキの前に回り込んで、股に付いているソレを凝視する。
男兄弟ばかりで見慣れてはいるけど、こうしてマジマジと見るのは初めてだな……
カナが言うには、男はこれを擦ると気持ち良くなって大きくしたり、
最終的には精子とかいう白い液体を吹き出すそうだ。
つまりオレがナツキのココから、精子を出させたら勝ちだな。

「気持ち良くするってのは、どう言う事だ?」
「ど、どうって……こういう事だよ!」
目の前にあるソレを手で握ってみると、思ったより柔らかくて少し暖かい。
今度は様子を窺いながらゆっくりと擦る。ここまでは順調だった。
問題はこの後、ナツキのコレが一向に大きくならない。擦っても擦っても全然……

「ナツキ、なんで大きくならないんだよ?」
「ふん、当たり前だろ。男たるもの、妹に触れられたくらいで勃起してはならない
 ……いや、トウマは男だったな。なら尚更だ」

「な゙っ! なんだよそれ、今は裸なんだから女として扱えよ!」
なんて事を言っても、ナツキはまったく聞き入れようとしない。
こうなったら何としてもナツキに、オレが女だって事をアピールしないと。

こうして……脇のあたりからも集めて寄せれば、オレにも少しは谷間くらい――――
「ナツキ、どうだ? これでもオレを男として見るってのかよ?」
「何も分かっていないようだな。俺が言っているのは見た目では無い、中身の問題だ。
 お前は以前、男として扱って欲しいと言った。だから見た目がどうあれ、俺はお前を男として見ている」

確かに言ったけど……それはそう言った方がナツキも遊んでくれると思ったから……

「なんだよ! この前はハルカの胸見て固まってたくせに!!」
「なっ、急に何を言い出す! あれは事故だろうが! そもそもトウマとハルカさんではボリュームが違うわ!!」
「オレだって行く行くはああなるかもしれないだろ! ハルカと同じ……ココ、胸の下にホクロだってあるんだし!!」
「そんな……関係…………な……」

あれ? ナツキのやつ止まったぞ?? 何か考えてんのかな?
顔が赤くなって――――……って、
「うわぁぁっ!! ナツキ、おっきくなってるぞ!!」
「何が? あっ? ちが、これは……」
なんか知らないけどチャンスだ! オレは急いでソレを握り擦り始めた。
696この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/16(金) 17:31:34 ID:JUbeRTF1
「なんだよ、いろいろ言ってたけど結局興奮してたのか?」
「だから違うって言ってるだろーが! さっきのはハルカさんの……と、とにかく、こんなの男らしくないぞ!」
うーん……いや、オレは女だから男らしく無くても良いんだけど……確かにハルカの力を借りたのは事実だし、
なにより終わった後で良い訳されても困るからな……よし、

「じゃあちょっと待ってろ、ハーフタイム」
風呂場を後にしてバスタオルを巻く。これで胸は見えない=ハルカの事を連想しないよな?
「さぁ、これで正々堂々、文句なしだよな!」
「いいだろう。男たるもの、妹が挑む勝負はすべて受けて立たねばならない」

そう言うと、ナツキは椅子に座ったまま両手を組んでドッシリと構えた。
みてろよ……絶対にイかせてやるからなっ!



――――10分後〜

「ナ……ナツキ、ハァッ……ハッ……まだイかないのか?」
「この程度で行く訳が無いだろ。疲れてんなら諦めて降参しろ」
腕が痛い……こんなにしてもビクともしないなんて、どうなってんだ?
ずっと腕を組んだまま同じ体制で……あれ? そういえば、なんでナツキはこんな勝負に付き合ってくれてんだろう?

自分には何の得も無いのに…………あっ、そうか。……妹が挑む勝負はすべて受けるとか言ってたっけ。
ん? じゃあ、今オレがしている事は、ナツキにとって攻撃であって……オレの攻撃を全部受けるって事は――――
例えばこんな事しても怒られないのかな……


――――ちゅっ

手を動かしたまま、思い切ってナツキの右足の上に座って軽くキスをしてみる。
ナツキはやっぱり動かなかったが、眉がピクッと反応した。
「なんだ今のは?」
「なんだ……って、こ、攻撃だよ。えっと……あー、心理戦! そう、ナツキの心を攻撃したんだ」
ちょっと苦しいいい訳だったように思ったけど、ナツキは鼻で笑いながら、
「そんな姑息な手段で、オレの気持ちが揺らぐとでも思ったか」
とか言っている。

なんとか上手く誤魔化せたようだ。……だったらもう少し大胆にいっても大丈夫……だよな?
697この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/16(金) 17:31:56 ID:JUbeRTF1
「はむっ……んっ……ん――――」
今度はさっきより長くキスをしてみた。相変わらずナツキは無抵抗、心理戦だと思い込んでいるらしい。
それにしても不思議だな。こうして唇を重ねてるだけで、こんなに幸せな気分になるなんて……
気がつくとオレは手の動きも疎かにして、ナツキの唇を貪るが如くキスをする事に没頭していた。

そうだ、今なら何を言っても心理への攻撃って事で大丈夫なんじゃないか?
思ってること全部ぶちまけても……
「ん……ぷはっ、ナツキ……大好きだぞ、すっごく、すっごく……すーっごく大好きなんだ!」
「ふん、今度は言葉での心理攻撃か、そんな物は通用せん」
やっぱりそう思ってるのか……それはそれでちょっと悲しいけど、でもこの際だから思ってる事を全部ぶちまけてやる!

「ナツキ……ずっと憧れてたんだ。強くて……ゲームも上手くて、カッコ良くて……
 好き、好きすぎておかしくなっちゃいそうなんだよ。ナツキになら何されても良い、
 だからこんな時くらい男じゃなくて女として見てくれよ。今、ナツキの前にいるのは男でもなければ妹でもない、
 ただ、ナツキの事が好きすぎて……おかしくなっちゃった一匹のメスと思ってくれればいいから……」

途中から自分で何を言ってるのか分らなくなってきたけど……とりあえずは言いたい事を言った気がする。
そしてこの言葉を言っている途中から、自分の体にちょっとした異変が起きている事に気が付いた。

――――なんだか股がムズムズする……

そう思って目をやると、驚く事に自分で腰を振ってナツキの足に股を擦りつける様に動かしていた。
何故だか良く分からないけど、こうしてると気持ち良い……変な気分になる。
その後はずっとナツキのソレを握りながら、自分も一緒に腰を動かし続けていた。

「はぁ……あっ、んん……あっ、あっんんっ……」
「トウマ」
突然ナツキが口を開いた事により、我に帰って慌てて腰の動きをとめ、
「な……なに?」
と尋ねると、ナツキはよく意味の分からない事を言い出した。

「俺が『妹が挑む勝負はすべて受けて立たねばならない』と言ったのを覚えてるな?」
「うん……」
「なら、勝負を受けるとは言ったが、俺が反撃しないともいっていない。これも分かるな?」
「???」

なんだ? 反撃?? でもオレにおちんちんなんて付いてないぞ?
そんな事を考えていると、さっきからムズムズしていた所に、ナツキの指が差し込まれた。
698この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/16(金) 17:32:20 ID:JUbeRTF1
――――ズブブッ……ジュブッ

「あぁ……んっ、な……なに?! ……はぁ……んぁっ!」
突然の衝撃的な快感に、思わず腰を浮かして立ちあがったオレをよそに、ナツキの指はその中を掻き回し、
そして耳元に口を近づけたと思うと、小声で囁く。

「トウマ、俺もお前の事が大好きだぞ。お前が欲情したメスになると言うのなら、俺はただその体を貪るオスになろう」
そう言って今度は唇へ、ナツキからキスをされてしまう。
自分がした時よりも激しくて……口の中を全部犯されてるみたいに……
唇が離れた時には、もうナツキのソレを握っている余裕なんてなかった。
ただナツキの肩に掴まり、言葉通りナツキに体を貪り尽くされる。

唇を離れたナツキの口、今度は胸の先を舐めはじめ、少しでも反応すると執拗に同じ場所を攻撃し続ける。
その間も中に入っている指はオレの中で激しく動き回り、
もはやナツキの肩にしがみ付いていても立っているのがつらい。

「ナツキ……んんっ……あっ、何か、何かくる……お腹の中が熱くて……あっ、ダメだ、もう……――――ッッッ!!」
なんだか分からないけど、体中に強張ったみたく力が入る。
膝がガクガク震えて……もう…………我慢できない……
そう思った瞬間、今度は一気に体中の力が抜けてしまった。

「あっ……あぁ…………んあぁぁぁ!!!! あっ、……んっ…………」
力なくその場に崩れ落ちると、ナツキの指を刺していた穴から、チョロチョロと透明の液体が流れ出す。

――――なんだこれ……おしっこ? いやだ、恥ずかしい……止まれ、止まれよ!!
体はそんな思いも聞かず、おしっこは止まることなくナツキの前ですべて出尽くしてしまった。

「自らの言葉攻めを切っ掛けに落ちるとは……どうやらこの勝負、オレの勝ちみたいだな」
そう言って勝ち誇った顔で椅子から立ち上がり、脱衣所へ向かうナツキ。
そうか、あれは全部ナツキの言葉攻めだったんだ……。
それでも腰にあるソレはビクビクと軽く痙攣し、核心は無いけどオレにもあと一押しで精子が出たのは明白……
我慢の限界だからこそ、ナツキは反撃したんだと思う。

「ナツキ!」
扉を開ける寸前のナツキを呼びとめ、オレはある約束を交わす事にした。
「なんだ?」
「次……次こそオレが勝つんだから、明日も風呂付き合えよな」
オレがそう言うと、ナツキは少し困った顔をして考え込む。
でも、ナツキに断る事は出来ない。だって……




『――――男たるもの、妹が挑む勝負はすべて受けて立たねばならない……だろ?』



〜おわり〜
699名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 17:34:06 ID:JUbeRTF1
さぁ、今日はカレーだ。鍋3つ分作ってくるノシ
700うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
701名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 19:38:54 ID:H2hMO2zA
GJ 

3つの鍋があるんだが、どれが俺のだw?
702名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 20:34:48 ID:KCIdksj6
GJ
とりあえず1番右の鍋はいただいて行きますw
703名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 21:05:05 ID:Qv2u1UDM
GJ!!

昨日、リアルで鍋2つ分の野菜スープを作った件。
じ、事故ではない。や、野菜を買いすぎただけだ!!
704名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 21:07:47 ID:P9g5huBM
>>699
トウマ続きを書いてくれるとは!GJ!
705うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
706うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
707うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
708うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
709うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
710うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
711うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
712うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
713うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
714うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
715うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
716家庭教師リコ:2008/05/17(土) 00:44:53 ID:+FA06hBv
ハァ……今日も藤岡君はカッコ良いなぁ……
なんだかまたテストの勝負がどうこう言ってるけど、よくカナも懲りないわね、
毎回毎回、勝負をふっかけては罰ゲームをするのは自分なのに。
でもその勝負を断りきれずに受けちゃう所がまた……ハアァ……

「あの、リコちゃん……だったかな?」
「はい? ん……えぇ?! リ、リリ……リコちゃん?!!」
振り向いた先には愛おしの藤岡君。何?夢?
ほっぺたをつねってみる……痛い。夢じゃない!

「えっと……南がいつもそう呼んでるから、下の名前しか知らなくて……」
「あっ、き、気にしないで下さい。それで、ご用件は……?」
なんだか敬語になっちゃったけど……初めてまともに藤岡君と話せた。
今日は帰ったらカレンダーに記念日として、印を付けとかなきゃ……

「その、突然の事で悪いんだけど、オレに勉強を教えてほしいんだ……」
「勉強……ですか?」
どうしたんだろう急に? 初めて話していきなり勉強教えてだなんて……ハッ!!
もしかして、勉強って言うのは口実で、実はその先にある何かが本題?!
ダ、ダメよ!私たちまだ中学生なのに、そんな……

「実は、南とテストの勝負するんだけど、向こうの家庭教師にケイコさんが付いちゃって、
 それでこのクラスで2番目に頭の言いリコちゃんにご指導願おうかと……
 とにかく次の勝負は絶対負けれないんだ! お願いします!!」
ハアァ……またリコちゃんって言った……もう録音して着ボイスにしたいくらい。
しかもケイコの事は『ケイコさん』なのに、私の事はちゃん付けだなんて……
これはもう、すでに何かが始まろうとしてるんだわ!
「その大役、よろこんで引き受けます! 絶対に藤岡君が勝てる様にビシビシ指導しますね!」
「うん、ありがとう! じゃあ、放課後ロッカーの所で待ってるから!」

笑顔で去っていく藤岡君……今、あの笑顔は私だけが独り占めしてるんだよ……ハアァァァ――――
なんとしても絶対に藤岡君に勝ってもらわなきゃ! 
……でも、ロッカーの所って待ってるって言ってたけど、どこで勉強する気なんだろう?
717家庭教師リコ:2008/05/17(土) 00:45:35 ID:+FA06hBv
――――放課後〜

「藤岡君、おまたせ!」
「ううん、全然待ってないよ。じゃあ行こうか」
一度こうやって待ち合わせしてこのセリフを言うのが夢だったのよね……
でも行くって学校で勉強するんじゃないのかな? 図書館でも行くのかしら?
「藤岡君、どこに行くんですか?」
「ん? オレの家けっこう近くだから、家でしようかなって。その方が集中できるし」
「家?! 藤岡君の?! house?!」

こ、ここ……これは大変な事になったわ! お、落ち着け、……落ち着け私!
中学生にもなって異性の家に上がるなんて……これはもう恋人じゃないの?
あっ、でも藤岡君はたまにカナの家に遊びに行ってるんだっけ……
「えーっと……もしあれだったら図書館でも良いけど」
「え?! そんなっ、家でいいです! 家でお願いします!!」

学校からの帰り道、藤岡君と二人っきりで歩く。そして向かう先は彼氏(藤岡君)の家。
こんな夢のような展開、あっていいのかな……御両親にもちゃんと挨拶しなきゃ、
あっ、お土産! お土産持っていかなくても大丈夫かな。メロンとか……手ぶらなんていくらなんでも――――
「藤岡君、あの……何かお土産的な物買っていきたいんだけど……」
「アハハッ、そんなの気にしなくていいよ。今日は誰もいないし」
「そっか……それならお言葉に甘えて――」

ななな、何ですって?! 家に誰もいない? ……って事は二人っきり?!
そんな……若い男女が二人きりでする事と言えば、それはもう……
藤岡君に限ってそんな事はないと思うけど……でも一応心の準備くらいはしておかなきゃ……
「ここだよ、さぁ上がって上がって」
「はい、お……おじゃまします」

うわぁ……大きい家だなぁ……絵とか飾ってあってお洒落だし、
「部屋はココ、飲み物入れてくるから適当に座ってちょっと待っててね」
そう言ってキッチンへ向かう藤岡君。
部屋の中にはサッカー関係の本やポスター、あとはサッカーボールに……綺麗なベッド。
もしかしたら今日、私はこのベッドで藤岡君に何かを教わってしまうかもしれない……何かを……
「おまたせ、……ん? 何見てるの?」
「ふぇ?! あっ、いや、なんでも! さぁ、じゃあ早速勉強始めましょう!」
「???」



こうして私の家庭教師生活が始まったのでした。


おしまい
718この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/17(土) 00:48:43 ID:+FA06hBv
今なら許されると思って投下した。
今でも後悔はしていない。
719名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 00:55:58 ID:RsNyLKpU
GJ!!!!!!!!!
リコついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
720うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
721うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
722うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
723うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
724うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
725うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
726うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
727うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
728うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
729うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
730うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
731うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
732うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
733うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
734うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
735うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
736うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
737うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
738うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
739うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
740うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
741名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 01:16:50 ID:4h/auX5N
>>718 GJ!!

嵐一人に負けるな
742うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
743うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
744うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
745うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
746うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
747うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
748続・家庭教師リコ:2008/05/19(月) 11:35:09 ID:CUINlsLU
スレに空きが出来てたので、続きを書いてみた。
後悔はしてい(ry

4レス使います
749続・家庭教師リコ:2008/05/19(月) 11:35:47 ID:CUINlsLU
>>717

「はい、それで正解ですよ。もう理解しちゃうなんて凄いです!」
「あははっ……リコちゃんが教えるの上手なんだよ」

そんな事無い、少し解き方を教えてあげるだけで藤岡君は応用問題も解いちゃうし……
きっと部活とかが忙しくて勉強が疎かになってるだけで、実際は頭が良いんだと思う。
これじゃあ、あっという間に私が教える事なんて無くなっちゃうな……
あっ、でも……その後はいよいよ私が教えてもら――――

「あれ? この匂いは……リコちゃんの家もうちと同じシャンプー使ってるんだね」
そう言いながら私の髪に顔を近づける藤岡君。
今、私……藤岡君に匂いを嗅がれてる……これなんてプレイ?!
そんなに顔を近づけられたら私……私、発情しちゃいそう……ハアァ…………
「それにしても、リコちゃんって艶々で綺麗な髪だね。少し触ってみてもいい?」
「へ? あっ、はい! どうぞ好きなだけ触ってください!」

ゆっくりと藤岡君の指が、髪を梳く様に私の頭を撫でる。
「あっ……んん…………」
――――って!! なに変な声でしてるのよ私! ただ髪を撫でられてるだけじゃない!
そんな大した事じゃ無いし、もっと普通にしてればいいのよ。もっと普通に。
でも女の子なら、こんな至近距離に藤岡君がいて、頭を撫でられたら誰だっておかしくなっちゃうわ。
さっきから目が合って見つめ合っちゃってるし……コレってキスでもするみたい……

「リコちゃん……そろそろ良いかな?」
いいかな? 良いかな?! それって、キ……キスしても良いかなって事?!
もしそうなら答えは一つ……。
「はい……私は準備できてます」
えっと、目とか瞑った方がいいよね……
口は? フレンチキス? でも、もし激しいのなら開けておいた方がいいかな?
主張しすぎないように少しだけ口を開いて……藤岡君、私初めてだから優しく教えてくださいね……

「よーし、じゃあ頑張って続きしよっかな!」
「続き? あ、はい。勉強の事ですね」
うん、まぁこのオチは何となく分かってた。
それでも女の子には妄想に突っ走りたくなる事があるのよ。 ハァ……なんだかドッと疲れちゃったわ……

「ん? なんだか疲れちゃってる?」
「えっ? いえ、あの……六時間目が体育だったから少し疲れちゃってるだけで……」
「あー、そっか。じゃあ今日はコレくらいでおしまいにしよう」

そう言って藤岡君は教科書をパタンと閉じる。
しまった……私、余計なこといちゃった。せっかく藤岡君との時間が出来たって言うのに……
――――あれ? でも、「今日はコレくらいで」って事は……
750続・家庭教師リコ:2008/05/19(月) 11:36:17 ID:CUINlsLU
「あの、明日もするんですか?」
「俺はそのつもりだったんだけど……ダメかな?」
「ダメだなんてッ……喜んで引き受けさせてもらいます!」
やった! 今日が火曜日だから来週の月曜まで……あと5日も一緒にいられる!
そうと決まれば、明日はお弁当や夜食も作って持ってこなくちゃ。帰ったら早速準備よ!
「それじゃあ今日はこの辺で失礼しますね。おじゃましました!」
「あ、あの――――」

走りだした私は明日のお弁当の材料を買う為、一目散にスーパーへ向かう。
藤岡君の好物ハンバーグと言うのはリサーチ済み。ひき肉と玉ねぎと卵とパン粉と――
こういう子供っぽいものが好きな所もたまらないのよねぇ……
はぁ、早く明日にならないかな。


翌日、私はいつも学校に持ってくる鞄の他に、お弁当などが入った大きな鞄をもって登校。
もちろん授業なんて頭に入る訳も無く、ただひたすら放課後になるのを待っていた。
そして放課後、昨日みたいに藤岡君を待たす事が無い様に、急いでロッカーへ向かおうとすると、
「リコちゃん」
後ろから私を呼びとめる声が耳に入った。
カナやケイコなら聞こえないふりして教室を出て行くところなんだけど、
私はその声を聞いて立ち止まり後ろを振り向く。

「藤岡君……?」
「俺も今から帰るから、一緒にロッカー行こう」
「そんな、一緒に教室から出ていったりしたら、これじゃまるで……」

まるで恋人だよ……
教室のいろんな所から、私たちを見て早速ヒソヒソと声が聞こえる。
藤岡君は何も分かってない様な顔をしているけど、
私は恥ずかしくなって急いで教室を飛び出した。
「わわっ、リコちゃんどうしたの?! そんなに急いじゃ転んじゃうよ?」
「だって、あれじゃあまるで恋人ですよ! ……私は全然かまわないですけど――――」
「それなら、手をつないで廊下を走る方がよっぽど……」
「え……?」

藤岡君の言うとおり、私は教室を飛び出した時に藤岡君の手を握っていたらしい。
その事に関して、恥ずかしそうに笑いながら頭を掻く藤岡君。……か、可愛い。
じゃなくて! 
「ご、ごめんなさい! 私、慌てて……それでこんな……」
「ううん、全然平気だよ。気にしないで」
え? 全然平気? 気にしないで? 
……それって私が彼女と思われても平気=彼女になってもOKって事ですか?!
751続・家庭教師リコ:2008/05/19(月) 11:36:45 ID:CUINlsLU
藤岡君の家へ来るのは昨日に続き二度目。相変わらず玄関から甘い良い香りが漂っている。
「藤岡君のお家って、甘い良い香りがしますよね」
「これはね……母さんがアロマがどうこう言って、最近ロウソクみたいなのいっぱい買ってくるんだよ」
アロマかぁ……じゃあ同じの買えば、私の部屋も藤岡君の家と同じ香りになるんだ。
どこで売ってるんだろう? 同じの欲しいなぁ……

「良かったら一つ持って帰る? たくさんあるし……ほら、家庭教師のお礼に」
「え?! いいんですか?」
「うん、ちょっと待ってて」
嬉しいな、これで家にいても毎日藤岡君を身近に感じる事が出来る……

戻ってきた藤岡君から袋を受け取る。
「あ、ありがとうございます!」
袋の中のロウソクからは火を付けていなくてもほのかに甘い香りがして、
それだけで私を幸せな気分にしてくれた。

「それじゃ部屋にいこっか」
昨日と同様に部屋へ向かう藤岡君。
「あっ、私おもしろい事考えて来たんです。脱衣所かりてもいいですか?」
藤岡君には先に部屋へ行ってもらい、自分は脱衣所へ向かう。
そして着替えて準備完了。私も藤岡君のいる部屋へ向かった。

――――ガチャッ

「お、お待たせしました……」
「ん? ……ええっ? ……どうしたの、その格好?」
「えっと、こう言うのって形から入った方がいいのかなぁー……と思って」
あれ? なんだかリアクションが微妙?
家庭教師って言えばカッターシャツにミニスカート、それとメガネじゃ無かったのかな?
お姉ちゃんに頼み込んで借りて来たんだけど……ダメだった?

「えっと……似合ってるんじゃないかな。大人っぽくて、すごく綺麗だと思うよ」
「本当ですか?! 良かった、気に入ってもらえて!」
私はホッと胸をなで下ろし、昨日と同じ席、藤岡君の隣に座る。
今日は社会のお勉強。藤岡君の苦手科目だ。
昨日と打って変って、方程式も無いので苦戦する藤岡君。
そんな考え込んだり困ったりする姿も可愛い。……悦。

それにしても、ミニスカートって恥ずかしいなぁ。
丈は学校のスカートと変わらないけど、少し足を開いたりしたらすぐに下着が見えちゃいそうだし……


例えば、藤岡君が消しゴムとか落としたりしちゃって――――
752続・家庭教師リコ:2008/05/19(月) 11:37:16 ID:CUINlsLU
「あっ、消しゴムが足もとに転がって……よいしょ――――っ!!?」
顔を真っ赤にしたまま、なかなか頭を上げようとしない藤岡君。
そんな彼に私はこう言うの。
「どうしたんですか? 消しゴムとったなら顔をあげて下さい。……それとも、何か良いものでも見えるんですか?」
って。

そしたら藤岡君は慌てて頭をあげて、机に頭をぶつけると、
赤い顔をごまかす様に大袈裟に痛がって、私の様子を伺うの。でも私が、
「誤魔化してもだめですよ? 何を見てたんですか?」
と問い詰めると、藤岡君は俯いたまま
「リコちゃんの下着が見えて……それで――――」
「それで、こんなに大きくなっちゃったんですか? だったら先生が処理してあげないといけないですね」
「そんな、ダメだよ! 俺達まだ中学生なのに……」
「でもこんなんじゃ集中できないでしょ?」

それで、それで……!!!!!
「あの……リコちゃん?」
「へっ? ひゃ、ひゃい!?」
「ここ、分からないんだけど教えてくれるかな?」

しまった、また妄想の世界に走ってしまってたんだわ……危ない。
きっと、この匂いが危険なのよ。このアロマの香りと、髪の香り。
昨日までは何とも思って無かったのに、
藤岡君と同じシャンプー、同じ香りと知った瞬間から気になって仕方ない。


「リコちゃん、髪洗ってあげるから目、瞑って」
「そんな事言って、目を瞑ってるのをいい事に、本当はやらしい事するつもりじゃないですか? 藤岡君のえっち」
「ちがっ……俺はただ髪を――――」
「初めてだから……優しくして下さいね。痛いのは嫌ですよ……?」

それで私は髪だけじゃなくて、いろいろな所を洗われちゃって、
その後、入れたり出したり……少し痛い事とかもされてしまうんだわ!

でも、はじめてはやっぱりベッドで……
――――って!! またまた妄想世界へ突っ走ってしまった……
とにかくこのままじゃ勉強が進まないわ。

私は藤岡君の許可を取り、頭をスッキリさせる為に空気の入れ替え……と称して窓を開ける。
これにより、何とかまともな授業をする事ができたのでした。
753名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 11:44:36 ID:CUINlsLU
リコまた隙を見つけたらコッソリ投下します
754名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 13:12:27 ID:zblr30GT
>>753
もういいってwwwwキモイからよおwwww
755うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
756うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
757名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 13:50:12 ID:svRXaHDR
>>753
こっちで続いてたのか。乙。

あえて口出しさせてもらうなら、
仕方ないとはいえ、リコの敬語に違和感を感じるぐらいか。
5巻とか連載で敬語確定してたら、俺はとんだ赤っ恥だがなw

何にせよ、これからも是非書いていって欲しい。
758名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 14:18:40 ID:CUINlsLU
>>757
リコの敬語はショタハルカ同様、勝手な設定だから赤っ恥じゃない筈!
二人の会話ってぶつかった時に藤岡が謝ったりするだけだで、リコから話しかけた覚えが無かったもんで。
これからリコは敬語じゃなくなって、もう少し後に藤岡も「リコ」と呼び捨(ry

しかし連載で普通に会話してたら、こっちこそ赤っ恥だがw
759名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 15:38:01 ID:zblr30GT
760名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 16:17:58 ID:GHF/7QsU
GJ!!!
リコかわいいwwww
個人的に、リコは藤岡とくっつかない方が
魅力を発揮できると思う。可哀想だけど
761名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 17:09:46 ID:qQmZUM2K
>>753
GJ
自分の中でリコの株がどんどん上がってますw
762名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 17:31:56 ID:zblr30GT
お前らほんとキモイなwwwww人間として終わってるな
763名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 21:09:24 ID:ysx9lcF3
>>762
お前もほんときもいなwwwwww生き物として終わってるな
764うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
765名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 21:34:58 ID:ysx9lcF3
>生命体として終わってるなwww
いや、生き物も生命体も同じ定義ですからw
見事にパクリましたね

まぁ荒らしは底辺の目立ちたがり屋が・・・・・誰にも相手にされない奴がすることだからねー
でも荒らしは止めた方がいいよ。現実でも友達いないのに、ネットでも友達いなくな(ry
766名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 21:51:54 ID:qQmZUM2K
てか、コイツもう運営に報告したほうがいいような気がしてきた
コピペ爆撃は規制の対象だし、プロバイダに連絡行くこともあるからな
767名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 21:56:45 ID:ysx9lcF3
ってか新スレも爆撃してるし
これは通報決定だね
埋めるのなら話は別だが、新スレまでやってる時点でアウト
768名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:20:26 ID:zblr30GT
>>765
うはwwwwwwwww?
>生き物として終わってるな
これの文体俺の最初のレスのパクりだよねwww
自身が最初にパクっててワロタwwww
769名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:21:48 ID:zblr30GT
>>766
報告乙^^
串四重刺しだけど運営様がそこまで頑張るかねwwwwwwww
770名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:25:36 ID:t1xALuxy
最初に>>68を擁護してたが、途端に言い負かされて荒らすようになったのかと思うと、結構哀れかも。
771名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:27:52 ID:ysx9lcF3
>>769
吹いたww
まずちみはhttp://pc11.2ch.net/test/read.cgi/pcqa/1184243383/
このスレで学んできなさい
話はそれからだよ、ゆとり君

772名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:32:16 ID:zblr30GT
>>771
これは酷いwパクリネタ自分から振っといて逃げんのか
お前ほんとにそのスレ居たんだな?wwwならなんでそんなことが言えるのかwww
ほんと痛いぞwwwもう一度「しっかり」読んでから話を聞こうか
773名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:34:53 ID:Khqbg+o2
ヒント:自演
774名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:41:19 ID:tJssiGF2
なんかほんとにめんどくさいスレになっちゃったな。
あー好きだったのになーこのスレ
775名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:58:07 ID:zblr30GT
逃げたwwwwwうはwwwwwwゆとり乙ww
テラ小物wwwwうぇww
776名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:59:26 ID:D5xh2U3Z
そういえばメルトってもう完結したっけ?
777名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 23:04:55 ID:zblr30GT
>>776完結したお
778名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 23:12:28 ID:um6uhHZ9
>>776
たしか中途でフリーズしてたハズ
気になるならまとめで確かめるといいかも
779名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 23:47:48 ID:D5xh2U3Z
>>778
返答ありがとうございます

やっぱりそうでしたか…
何スレか前に来た時読んで気に入った作品だったのですがまとめで読み返す事にします
780名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:43:56 ID:Ko6Ki8+U
>>774
全部自演だから
781名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 01:22:27 ID:gf8DbWNU
>>68はなんのかんのいってもこのスレで一番注目を集めてたよな
文章が稚拙すぎて正直アレだったけど、書き手としては少数の人に絶賛されるよりも
たとえ悪評でもより多くの人に読んでもらえる事のほうが重要だと俺は思うし
782名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 01:40:18 ID:SL/hqNo8
マジレスすると、>>68は文章自体は悪くないし、構成の流れも悪くないよ
ただ、読者にどう楽しんでほしいのか伝わってこない
エロでも、萌えでも、どんでん返しでもいいけど、読者に楽しんでもらわなきゃね
あれじゃあ、鬱にしかならない。
せめて(続く)の一言があれば違ったろう
この点を改善すれば、跳ねるSSが書ける
悪評を受けないで成長した書き手などいないし、むしろ自己研摩の材料として逞しく利用してほしいね
783名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 01:56:01 ID:xkokgtoY
なんだ・・・>>68の自演か
784名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 02:05:16 ID:gf8DbWNU
>>783
自演?なんか根拠でもあるのなら提示してほしんだけど
785名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 02:11:58 ID:SL/hqNo8
>>784
ヒント:次スレの783の同じID
ついレスしてしまったが、もうこの話題は荒れるし、終了で。
786名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 02:35:45 ID:gf8DbWNU
次スレって40までしかレスついてないけど783とはなんぞや?
787名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 21:22:23 ID:CfRslPBV
>>786
783系とはJR九州の特急形s(ry
788名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 00:34:25 ID:et0q0SAN
埋めついでに、読み手様に質問していいかな。

地の文は、チアキと千秋どっちがいい?
それとも、どっちでも気にならない??
台詞は、たぶんチアキのほうがいいと思うんだが(原作がそうだから)…。
あと、小学生組の挿入(たぶんファンタジー要素満載になる)はまずいかな??
一応、注意書きありだとして。
789名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 00:51:54 ID:Xu4apjP+
マコちゃんへの挿入だったらいいなぁ(;´Д`)ハァハァ
790名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:04:13 ID:5a4Q0QpH
>>788
どれも大歓迎なんだぜ。

ただ、受け付けない人も居るから、注意書きは要るわな。
791名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:06:29 ID:eiU8g5OM
事前にカップリングとエロ有り無しとかの概要さえ書いてくれれば後は
なんとでも。
792788:2008/05/21(水) 01:18:14 ID:et0q0SAN
了解!ありがとー
793名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:26:51 ID:07PzT9TR
>>789
男に挿入とか気持ち悪い事書くなよ!!
女装がバレて、怒った千秋に
「女ならもちろん入るよな?」とか何とか言われて、
ソーセージでおしりを虐められるマコちゃんなんて見たくない!絶対!!絶対だからな!!
後、(ry
794名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 02:21:40 ID:/f/3MF+b
マコちゃんと千秋はどっちが上にたっても楽しめるから最高
795名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 14:30:08 ID:MV1gxgEt
だがここで千秋×藤岡を待っている俺はどうすればいいんだ
796名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 17:05:27 ID:Zh+CzLCH
俺は千秋×藤岡だけでなく、ハルカ×藤岡も待ってるけど?
797名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 17:21:12 ID:/f/3MF+b
藤岡×冬馬ってあんまないよね。
798名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 18:48:52 ID:5a4Q0QpH
>>793
取り敢えず落ち着け。投下されるまで全裸待機するのだ。
799名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 19:15:33 ID:7U3zkbGo
>>795
千秋攻めか…とりあえず、どういう展開であの二人がエロに持っていくかだな

冬馬と取り合いとか?
800名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 18:25:43 ID:vv3vJyKB
>>799
!!!!
801名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 23:23:13 ID:bOkRRZiq
>>799
藤岡のカナへの想いを忘れさせ、自分に向けさせようと千秋が…
802この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/23(金) 14:45:46 ID:QsElcYyC
>>789
――――マコちゃんルート

「み、南……無理だって……こんなの入んないよ…………」
「無理じゃない。やるんだ」


日曜日、張り切ってハルカに合う為に南家へやってきたマコちゃん。
しかしこの日、ハルカはおろかカナまで外出中、
家には一番二人きりになりたくない千秋しかいなかった。
(ハルカさんもいないみたいだし……女装がバレる前に退散しよう……)

「あ……あの、チアキ! 来て早々何だけど、オレ用事思い出したから帰るね!」
「なんだ、もう帰るのか? まぁ気を付けて帰れよー」
興味無さそうに本を読みながら答えるチアキ。
マコちゃんはその様子を見てホッとしながら玄関へ向かう。
しかし、その気の緩みが悲劇を招く事になった……

――――バタンッ!!!!

「……ててっ…………」
廊下で足を滑らし、マコちゃんは派手に転倒する。
この大きな音には、さすがのチアキも振り返りマコちゃんの方へ目をやった。
「おい、大丈夫かマコちゃ…………? …………?!!」
チアキは珍しく目を大きく見開き、マコちゃんの捲れたスカートの中を凝視する。
男物のトランクス……さらにはその隙間から姿を見せる男の象徴。

「マコちゃん……お前、……男なのか?!」
「!!?」
その一言で慌てて起き上がりスカートを押さえるマコちゃん。
しかしチアキは疑いの目でマコちゃんを睨みつけ、ズイズイと近寄ってくる……
血の気が引いて固まるマコちゃんを至近距離で睨みつけ、ハッとしたチアキは髪止めへ手を伸ばす。
「お、お前……マコトか?」

腕を掴まれたマコちゃんは、そのまま居間に連れ戻されチアキの事情聴取をうける。
「つまり、お前はハルカ姉さまと会いたいが為に、女装して私を騙したと―――――そう言う事か」
「うん……ごめん」
自分とハルカを騙していた事、そして女装に気付けなかった自分……
この時、チアキの怒りは最高潮……しかしそんなチアキの口から出た言葉は意外な物だった。

「マコト……いや、マコちゃん。今日の事は忘れて、これからも女として扱ってやろうか?」
「え?! ……い、いいの? 是非……ぜひお願いします!!」
その答えを聞き、チアキは不気味な笑みを浮かべてキッチンへ向かうと、ソーセージを持って現れた。
「あの、それ何?」
「何って、ソーセージに決まってるだろ? もちろん女なら入るよな?」
「入るって……ドコに?」
「いいから下着を脱げ。後、四つん這いになれ。
 出来ないって言うのなら、この事をハルカ姉さまに言ってお前は南家を永久追放だ」

そんな事になれば、変態のレッテルを貼られたまま二度とハルカと会えなくなる事になる。
はなんとしてもそれだけは避けたいマコちゃんは、チアキの言うとおり下着を脱ぎ、その場に四つん這いになった。
「よしよし……やれば出来るじゃないか」
恥ずかしくて顔を真っ赤にするマコちゃんに対し、チアキは耳元で囁く。

――――今からお前が女になりきれるように、私がじっくり調教してやるからな……。


803この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/23(金) 14:46:27 ID:QsElcYyC
>>795
――――チアキ×藤岡ルート

「南! ……オレと付き合ってくれ!!」
藤岡の3度目の告白。それは南家、チアキの目の前で行われた。
カナは藤岡を家に招きながらもケイコとも遊ぶ約束……世にいうダブルブッキングと言うのをしてしまっていた。
そして、考えた末に藤岡を家に放置し、ケイコの家に遊びに行くことにしたのだ。(おやつのケーキ目当て)

「いや、だからさ……悪いけどお前とは付き合えないんだって」
初めてカナの口から出た、勘違いなどでは無い……明白な断りの返事。
さって行くカナの後姿を、藤岡はただ茫然と眺めていた。

「お、おい……気にする事無いぞ? きっと、遊びに行くから『今日は遊びに付き合えない』って意味だろ?」
まったくもってチアキの言うとおり、カナはそう言う意味で『付き合えない』と言ったのだ。
しかし藤岡にはそうは聞こえていない。自分はフラれ、その妹に慰められていると言う惨めな状況、
一刻も早くここから逃げ出したい気持ち。それに、胸に秘めた思いもある……

「チアキちゃん、オレさ……もう南の事、諦めようかと思うんだ……
 これ以上付きまとったら迷惑かも知れないし……最近、仲良さそうな一年がいるんだ。南、もしかしたらその子の事……」
「それって!! …………もう家に遊びに来ないって事か……?」
「そうだね……こんな風にしてると、いつまでも諦めきれないだろうし――――」

もし藤岡の言う通りになれば中学生のカナはともかく、小学生のチアキが藤岡と会う機会はほぼ皆無。
せいぜい道端でバッタリ……くらいだろうか。
「そんなっ……じゃあ私はどうすれば…………今まで通り遊びに来い! これは命令だぞ!!」
詰め寄るチアキの頭を笑顔で撫でる藤岡。しかし、その口から『わかった』等の返事は無かった。
チアキはすぐにその意味を理解する。
(――――もう……本当に来ないつもりなんだ…………)

つまりこれは大袈裟に言えば、チアキが藤岡に想いを伝える最後のチャンスかもしれない。
少なくとも千秋はそう思っていた。だから焦る、早く自分の気持ちを伝えなくてはと――――
「藤岡、私は……私は、……藤岡の事が好きだ! だからこれからも家に遊びに来い!」
たった今、姉に振られた男に告白すると言う何ともおかしなシチュエーション。
本気のチアキに対し、藤岡はこれを『チアキが気を使ってくれている』と勘違いする。

「あははっ……チアキちゃん、気を使ってくれてありがとう」
「……は?」
カナ並に色恋に関してまったくもって鈍感な藤岡。
(――――言葉で言って伝わらないなら……)
最後のチャンスと思っているチアキは、いつになく大胆な行動を起こす。

「藤岡、お前はカナのどこが好きなんだ? 活発なところか? バカ野郎なところか?
 私は勉強が得意なお利口さんだ。カナとはまったく違う……でも、藤岡がそれを望むなら私は……
 勉強は止めて活発な子になる! バカ野郎になる努力もする! だから、私を女として見ろ!」
おでこがひっつく程顔を寄せ、真剣な表情で想いを伝えるチアキ、

「えっと……そんなに気を使って貰わなくても大丈夫だ…………んっ、んんー?!」
不意に押しつけられた唇は小刻みに震え、それでも藤岡からなかなか離れようとしない。
そしてようやく離れた時、チアキは普段見せない様な照れた表情で俯きながらも、
恥ずかしそうに口を開く。

「本気じゃないなら……こんな事しないだろ? 私の気持ち……少しは理解できたか?」




804この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/23(金) 14:46:57 ID:QsElcYyC
>>796
――――ハルカ×藤岡ルート

「それじゃー私はケイコの家に勉強しに行ってくるから!」
「何が勉強だ。どうせおやつ目当てに行くんだろう。バカ野郎」
いつも通り辛口のセリフでカナを送り出したチアキは、その足で電話機へ向う。
「あっ、もしもし、チアキだけど。あのさ、暇なら家に遊びに来ないか? ――――うん、わかった」
チアキは電話を済ますと、ハルカのいる居間へと戻った。

――――ピンポーン

家のチャイムが鳴ると千秋は急ぎ足で玄関へ向かい、来客者を迎えた。
「こんにちわ、千秋ちゃん」
現れたのは藤岡、チアキが先ほど電話で呼んだ相手だ。
藤岡を居間へ連れて行くと、それを見てハルカが少し怒った様子でチアキに目くばせし、
申し訳なさそうにして藤岡に謝る。
「ごめんなさいね無理言って、またチアキが電話したんでしょ?」
「いえ、どうせ暇でしたから」

実はチアキ、ここ最近カナが出かけて行くと決まって藤岡を家へ招いていたのだ。
そしてハルカと藤岡を両脇に座らせ、自分はその間で幸せな時間を過ごし、
時間が経つにつれ藤岡とハルカもチアキ同様、これが最も楽しい時間へと変わっていた……
そんな幸せな気分に酔ったのか、二人の腕を両手に抱えてチアキがこんな事を言い出した。

「ハルカ姉さまと藤岡が結婚すれば良いのに……」
この発言に、ハルカと藤岡は顔を見合せて真っ赤になる。
「な、何言いだすのよチアキ! そんな、私と藤岡君が結婚なんて――――」
「そうだよチアキちゃん、オレ達まだ学生なのに結婚なんて早すぎるって言うか――」

幸せ過ぎてつい口から出ただけで、チアキの言った言葉にそんなに深い意味は無かった。
でも、この二人の反応を見て、チアキは脈ありだと判断する。
「ハルカ姉さま、もっとこっちへ寄ってください。藤岡、お前ももっとこっち来い!」
間から抜け、二人をピッタリとひっつけて座らせると、チアキは『うん!』と頷き、
「私はちょっとお茶を入れてきます」
と言ってキッチンへ向かった。

誰もいない静かな部屋で、二人はそのまま肩を合わせて座ったままチアキを待つ。
「えーっと、なんだか……照れちゃうね」
「あははっ、そ……そうですね」
目を合わせないように反対側を向く二人。そして、なんとなく藤岡がハルカの顔を見ると、
まるでそれに合わせたようにハルカも振り向き目を合わせる。

「あっ、あの! やっぱりもう少し離れますね!」
慌てた藤岡は、そう言ってハルカから離れようとした。
しかしハルカは藤岡の手を掴み、それを静止する。

「あのね、藤岡君さえよければ、もう少しチアキの家族ごっこに付き合ってあげない……?」
「え? それは……オレは全然かまいませんけど……」
「じゃあ決定ねっ! ……こうした方が夫婦っぽいかな……?」
そう言って藤岡の肩へ頭をのせるハルカ。その様子をチアキはキッチンの柱から見守る。

「頑張ってください、ハルカ姉さま……っ」




805この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/23(金) 14:52:05 ID:QsElcYyC
よし、全部冒頭の部分かくぞ! ……と、藤岡×トウマルートを書いてる途中で、
これなら普通に一つ完成したSSを書けば良かったと後悔した。


とりあえず藤岡×トウマは
ひょんな事から藤岡がまったく同じサッカーボール2つ手に入れ、それをトウマにあげる。
トウマはお揃いである事に喜び、それをみた藤岡が女の子みたいだと笑う。
ほっぺたをつねって肌もきれいだとか、髪の毛をくくって更に女の子みたいだと笑う。
トウマが本気にして、女の子だと告白。藤岡、焦る。
こんなおかしな気分にしたのはお前なんだから責任とれ! と藤岡に襲いかかる。

ってな感じで……
806名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 15:30:37 ID:lGOKGWaW
>>805
全ての理想を叶えようとは…間違いなくこの野郎氏は聖人君主
藤岡×トウマ楽しみに待ってます







欲張りだけどできたら千秋×藤岡の続きも…!
807名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 16:41:52 ID:bDZhk3ll
この野郎氏、本当にありがとうございます!
チアキ×藤岡ルートもいいけど、やっぱりハルカ×藤岡ルートはいいですね♪
ハルカと藤岡はこのまま家族ごっこを永遠に続けたらいいよw

それにしても、どちらのルートもチアキが可愛いw
808名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 17:12:00 ID:A/Y5ZBJI
>>805
おいおい、藤岡に四季を満喫させるつもりか?





激しく期待、そしてGJ。
809名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 17:48:30 ID:YnQhvSXx
>>805
GJ 千秋がめっちゃ可愛い…










わかります 藤岡はマコちゃんもしっかりいただk(ry
810名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:11:38 ID:zce/MSmv
>>805
GJ  どれか1つでいいから、続けてほしいっ


できれば、マコちゃんルート……
811名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 00:01:49 ID:pFsrqG96
ところでまとめって更新止まってる?
4スレ目までしか無いみたいだけど…
812名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 00:24:53 ID:6EOFErhP
>>811
その可能性は高いです。
813名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 00:29:51 ID:pFsrqG96
>>812
マジか…
誰でも更新できるヤツなのか知らんが、今パソ修理出してるからどなたか更新を!
814名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 01:44:02 ID:Kz7ADMuS
>>805
GJ。
トウマルートまじで楽しみにしてるんでがんばってくだされ。
815名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 10:51:20 ID:o590SVDZ
>>805
GぃぃぃぃいいJ!!
甘すぎて糖尿病になってしまった。ちょっと透析行ってくる。
816名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 18:35:07 ID:pFsrqG96
おじさんがペンで占いをやった時の話だが、千秋だけ藤岡を見る目が複雑そうなんだよな…




嫉妬か?嫉妬なのか?
817「小さな秋」投下予告:2008/05/24(土) 21:18:19 ID:iDdkOv1S
埋め代わりにでも。
>>634の続き 10レス
NGワードは、「小さな秋」でよろしく

マコト(女装中)×千秋
【注意点】
ややエロ有り 本番とかは無し
ロリショタ風味
キャラが崩壊ぎみかも
818「小さな秋」マコトのターン1/10:2008/05/24(土) 21:19:26 ID:iDdkOv1S
2.マコトのターン

昼下がりの午後。
南家の居間――――。
ガラス窓から降り注ぐ柔らかな日差しを横顔に受けて、マコトと千秋は向かい合って立って
いる。

「ほ、本当に、やるよ?後で怒っても知らないよ?」
 マコトは、緊張のせいか硬い表情を作りながら、ひどく上ずった声を上げた。
 彼とは対照的に、どこか憂いを帯びたような気だるい表情で、千秋はこくりと頷く。
「もちろんだ。カナの知っていることを私が知らないなんて、屈辱以外の何物でもないからな」

 この少女――南千秋は、人一倍の負けず嫌いだが、特に姉のカナに対しては強い対抗意識を
もっているのだ。
 それは何も姉が嫌いとか言うのではない。風変わりで愛すべきバカ野郎であるカナと、対抗し
合って遊ぶのが千秋の生き甲斐の一つなのである。
 そのカナが知っている『おかしなこと』……それは、千秋にとって長年の懸案事項の一つと
なっている。千秋は、何としても『おかしなこと』について知りたいのだった。

 千秋の意思が固いことを知ったマコトは、意を決したように一つ頷いた。
 黙って立っている千秋の腕をつかみ、一気に、彼女のTシャツを捲り上げ……

――――バキッ

……る前に、マコトは床に這いつくばった。
 千秋の右ストレートが顎にクリーンヒットしたのである。
「な、なぜ……」
「何をする?」
「何って……」

 殴られた顎をさすりながら、マコトは顔を上げた。
「『おかしなこと』をするには、まずおかしな準備が必要なんだよ。
 そ、その裸で体を触りあったりするんだ」
「え……そうなんだ……」
 さすがの千秋もぽっと顔を赤らめた。
 相手が気の置けないマコトとは言え、男の子だ。裸をさらすのは、やはり恥ずかしい。
 腕を組んでしばらく考え込んだ後、千秋はなんとか自分の中で納得のいく結論に達した。

「よし、お前は今からマコちゃんだ!」
「え?」
「お前がマコちゃんになれば、女同士なんだから裸を見せても問題がない」
819「小さな秋」マコトのターン2/10:2008/05/24(土) 21:20:16 ID:iDdkOv1S
 千秋らしからぬ、乱暴な議論であるが、彼女としてはギリギリの妥協点である。
 マコトはちょっと嫌そうな顔で眉をひそめた。
 自らをダンディズム溢れる男だと自負している彼は、女装をすることに強いジレンマを
感じていた。正直、千秋にバレてしまった時には、後悔とともにホッとした気分だったのだ。
 今更女の子に戻りたくないというのが本音なのである。
 しかし、目の前にぶら下げられているニンジンは非常に魅力的だ。
 結局――……マコトには選択肢がなかった。

「う、うん。分かったよ……マコちゃんでいいよ……」
「いいか、身も心もマコちゃんになるんだぞ」
「が、頑張ります……」

 微妙にガックリと肩を落とすマコトを尻目に、千秋は自分のTシャツに手を掛けた。
「しわになると嫌だから、上着は自分で脱ぐ」
 服を脱ごうとする彼女から目を背けることができず、思わず注視してしまうマコト。
 視線に気づいた千秋は、むっとした表情をした。

「あっち向けよ」
「い、いや。女同士だし……」
 いつになく整合性のとれたマコトの答えに、千秋は苦々しい顔をして黙った。
 Tシャツを脱いで、丁寧に畳んでから床に置く。この辺は律儀な千秋らしい。
 スカートに手を掛けたときは、少し躊躇いを見せたが、ここまで来たらもう勢いだ。
 思い切って、スカートを脱いでこれも床に畳んで置いた。
 その下に履いていたのは、純白のパンツだった。女児用のもので、ワンポイントのリボンが
付いており、いかにも子どもらしいパンツである。
 マコトは、同級生の生パンツを見て思わず顔を赤らめた。
 千秋は上下ともに下着一枚になると、マコトの指示を待った。
「今日が暖かい日で良かったよ。で、これからどうするんだ?」
「じゃあ、座ってくれ」

 千秋は、素直に床の上で体育座りをすると、マコトを見上げて言った。
「いいか。お前の任務は、私と協力して『それはそれは楽しいおかしなこと』を実現すること
 にある。任務の失敗は、お前の人生を破滅させる事となると知れ?」
「り、了解しました」
 マコトは、少し顔を引きつらせて敬礼した。
 千秋の脅しははったりではない。
 この女は、こういう場合には「やる」女だ。
 ソーセージでおしりを虐める位は平気でやるだろう……。
 マコトは自分の人生が崖っぷちであることを強く感じた。
820「小さな秋」マコトのターン3/10:2008/05/24(土) 21:21:04 ID:iDdkOv1S
◆◇

 マコトは千秋ににじりよると、タンクトップに手をかけ、思いきって捲りあげた
 ブラを付けていないため、白い胸が直接視界にとびこんで来る。
 同時に、甘いミルクのような香りが辺りに漂った。
 千秋の胸はまだ薄く、ほとんど真っ平らといった感じだった。
 肌は硝子のように白く透明で、肌の下の青い静脈と綺麗なコンストラストを描いている。
 マコトは、純粋に――綺麗だ――と思った。
 胸の上の小さなふたつの突起は、心臓の鼓動に合わせて微かに上下していた。

 千秋は少し不安気な表情で、マコトの動きを見守っている。
 すると、突然彼は素っ頓狂な声を上げた。
「あれ!なんか、本と違う!」
「え、な、なにが……?」
「胸の膨らみが全くない!オレより小さいよ!」

――――バキ

 千秋の右ストレートが見事な軌跡を描いてマコトの頬に炸裂。マコトは涙を浮かべて膝を
屈した。
「さすがに、お前より小さいは失礼だろう」
「……は、はい。言い過ぎました……」
「やるなら早くしろ。風邪ひいちゃうよ」
 千秋はすっかり不機嫌な顔になって、先を促した。

「じゃあ、失礼して」
 そう言うと、マコトは千秋のほとんど膨らみのない薄い胸に両手の平をあてた。
 とくんとくんという心地よい鼓動が手に伝わって来る。
 マコトは慎重に手を動かして、そっと優しく肌を摩った。
 揉むというほどの肉もないため、やわやわと撫でるように何度も胸を愛撫してあげる。
 まだまだ、千秋の胸は固く、手に弾力を伝えてこない。

「ふふ……くすぐったい……」
 マコトの手の動きに対し、しきりに体をもぞつかせていた千秋は、耐え切れなくなったのか
含み笑いを始めた。
「気持ちいいとかは!?」
「全然ない」
 千秋は緊張感も解けた様子で、あっけからんと答えた。
 マコトは少し不満そうに唇を曲げたが、今度は指を伸ばし、千秋の小さな桜色の突起をつま
んでみる。何度も指の腹でゆっくり乳首を転がすように揉んでみた。

「これはどうだ?」
「少しピリピリするけど、くすぐったいだけだよ」
「そ、そっか……」
 マコトは困惑するように、千秋を見た。
821「小さな秋」マコトのターン4/10:2008/05/24(土) 21:22:02 ID:iDdkOv1S
 彼が空き地で拾った漫画本では、この時点で女の子は気持ち良くなるはずなのだ。
 千秋は、少し顎を上げて、ふんっと鼻を鳴らした。

「……どうした?もう終わりか?大きな口を叩いといてその程度か」
「ま、待ってくれ。まだオレは終わったわけじゃない!次なる手がある!」
 どうも、胸は見込みがないようだ。しかし、ここで諦めるわけにはいかない。
 マコトはエロ漫画や伝え聞いた知識を総動員させ、次なる作戦行動へ向かう。
 手を下にすべらせて、千秋の白いパンツに手を掛けた。

 千秋は慌てて、マコトの手を押さえた。
「お、おい。どこ触ってるんだ、バカ野郎」
「次の戦場はここだ!南、臆するな!」
「で、でも……」
 千秋は目を宙に彷徨わせて、口ごもった。
 マコトは上半身を乗り出すようにして、千秋を覗き込んだ。
「う、うわ……」
 思いのほか、マコトの顔が近くまで寄って来て、千秋は慌てて顔を背けた。
「南!!ここで引き下がっていいのか!このままだと、オレ達は敗北者になってしまうんだ!!」
「な、なんだか分からないけど、分かったよ。そんなに興奮するなよ」
 鼻息荒く迫るマコトに、たじたじとなりながら千秋は頷いた。
 さっきまでとは、少し立場が逆転している。

 マコトは千秋のパンツのふちをつまみ、するすると脱がしていく。
 両膝をぐいとつかみ、両の足を大きく開脚させた。
「こ、これが……!」
 マコトは、神秘的な感動に打たれて思わず声を漏らした。
 もはや、理屈ではないのだ。千秋がマコトのアソコを始めて見たときと同様、マコトも
始めて見る異性の性器に圧倒されていた。
 千秋のあそこは、まだまだ発育途上……いや、発育前といって良いだろう。
 柔らかそうな白い股間には、スッとした割れ目が走っているのみで、発毛などは一切なく、
窓からの陽光を浴びて、産毛がきらきらと反射して輝いていた。
 マコトの熱い舐めるような視線を感じて、千秋は耳まで真っ赤になって顔を背けた。

 マコトは大きく喉を鳴らすと、勇を鼓して千秋の股間に手を伸ばした。
 ここで千秋に気持ち良くなってもらわないと、マコトの男としての沽券に関わる。
 躊躇っている場合ではない。
 そっと人差し指で切れ込みのふちをなぞってみた。
「痛くない?」
「別に……」
 千秋を見ると、顔を真っ赤にしながらも、好奇心のほうが強いらしく、息をつめてマコトの
動きを注視している。
 ぷっくり盛り上がっている無毛の丘を、幾度もなぞってくすぐっていく。
 こんな繊細に指を扱うのは、図工の時間に段ボールでロボットを作って以来である。
 ひとしきり割れ目の周辺をまさぐったが、千秋からはあまり良好な反応が得られない。
 思い切ってスリットを開いて、中を覗き込んだ。
 スリットの中を観察すると、そこはピンク色や濃赤の肉襞がひくひくと控え目に息づいている。
822「小さな秋」マコトのターン5/10:2008/05/24(土) 21:22:32 ID:iDdkOv1S
 指を割れ目の中に差し込み、ゆっくりと動かしてみる。
「……ん」
 千秋が微かに呻きをあげた。
 マコトが心配そうに見上げると、
「いや、ちょっとびっくりしただけ」
と返してきた。
 マコトは千秋の返事を聞いて、少し大胆に指を動かし始める。
 指を埋めるようにして秘肉に押し込み、ぐりぐりと圧迫を加えてみた。
 指に柔らかな肉が絡みつくような感覚が指に伝わってくる。
 マコトはその感触がなんだか心地よく、さらにこねまわすようにして指を動かした。

「あ……んん……」
 それまで、声が出ないように必死で唇を閉じていた千秋が、思わず喘ぎを漏らした。
「なんか、むずむずする……」
「気持ちいいの?」
 マコトに問われて、千秋は少し首を傾げた。
 背筋がピリピリして、むず痒いような、熱いような感覚は、千秋にとっては初の体験である。
 これを『気持ちいい』というのか、千秋には少し自信がなかった。
 マコトは、千秋が反応した部分を指で更にグニグニと刺激すると、中の襞がきゅうと蠢いた。

「わかんな……あ、んん、き、気持ちいいかも……」
「よぉし。ミッション成功だぜ」
 マコトは、千秋の反応に気を良くして、唇を舌で薄く嘗めた。
 内側のピンクの襞に集中し、指で何度も擦っていく。
「あ、そこいいよ……うん、気持ちいい……すごいよ……」

――こ、声が出ちゃう……
 千秋は手を口に当てて、必死に声を押し殺そうとするが、股間から駆け上がってくる刺激が、
それを許さない。
 とうとう諦めて、白い喉を反らし、口を開くがままにしてはぁはぁと喘ぎ始めた。
 同時に、千秋は体の奥から何かが滲み出てくるのを感じていた。
 おしっこが出るのと同じような、違うような……。
 なんとか我慢しようとするが、どうにも力が全身に入らない。
――――トロリ
「……っ」
千秋が生まれて初めて分泌させた愛液は、マコトの指をべっとりと濡らし始めていた。
823「小さな秋」マコトのターン6/10:2008/05/24(土) 21:23:41 ID:iDdkOv1S
◆◇
――――ガチャリ

 突然、南家の玄関のドアノブが90度に回された。
「おーい、チアキぃ。プリン買ってきたぞぉ」
 買い出しに行かされていたカナが帰ってきたのだ。
 しかし、中から返事はない。靴を脱ぎながら、カナは少し首を傾げた。
「おい、チアキ。お前の愛する姉が帰って……ん?」
 突然カナの耳が、囁くような調べを拾った。

  「あ、そこ。気持ちいいよ……」
  「ここは?」
  「そこも、いい……」

「……!?」
 声は確かに、千秋とマコトのものだ。千秋の声は、ねだる様な、どこか甘い響きを含んで
いる。
 一瞬、びくりと怯んで立ち竦んだカナだが、すぐに思い返した。
――ははぁ。これは『おかしなこと』と見せ掛けて、肩揉みをしているな。
  全く、お約束な奴らだよ。
  だが、このカナ様を惑わすには無限大数プラス9年早いな!

 ニヤリと笑う。カナはスカートをふわりと翻して、ずかずかと居間に踏み込んだ。
「おい、次は私の肩を揉むん……」
――――ドサリ。カナの右手から、スーパーの袋が落ちて奇妙な音を立てた。
 
 目の前には、上半身をだらしなくはだけさせて胸を露出させている上に、下半身裸の妹。
 そして、その妹の足の間に、股を覗き込むようにして陣取っているワンピース姿のマコちゃん……。
 千秋とマコトは、びっくりしたようにカナの方を見詰めている。
 
「あ、その……。私は、藤岡に肩を揉んでもらうことにしたよ。うん……」
 うまい言い訳も出ずに、カナはそんなことを言ってしまう。
 とにかくこの場から離脱せねば。
 それだけを考え、後ずさりすると全力で南家から走り去っていった。
824「小さな秋」マコトのターン7/10:2008/05/24(土) 21:24:45 ID:iDdkOv1S
◆◇

「何だ。あいつは」
「ヤ、ヤバイんじゃないか……カナに見られちゃった」
 千秋は目をぱちぱちさせて、マコトの方を見た。
「見られちゃ、まずいのか?」
「う、うん。これは男女2人だけで秘密にやるんだ」
「ふぅん」

 千秋は不思議そうな顔をして宙を見つめたが、すぐに大したことなさそうに肩を竦めた。
「まあ、もう見られたものはしょうがない。どうせ、バカ野郎のカナだ。どうにでも、
丸めこめる。 それより、続きだ、続き」
「南……。オレのも、触ってくれないか?」
 マコトがおずおずと申し出ると、千秋はきょとんとした顔をした。
 が、すぐに意味を理解して頷いた。

「ああ、すまないな。私だけ気持良くなって。全然気付かなかったよ」
「えっと、じゃあ。こういう風にしよう」

 マコトは体を起こすと、千秋を壁際に座らせ、自分はその横に腰を下ろした。
 ワンピースを捲り上げて、すっかり固くなったアソコを取り出すと、千秋の手を取って、
ソレを握らせた。
 千秋は少し頬を染めながらも、導かれるままにそれをつかんだ。

「どんな感じにすれば、いいんだ……?」
「前後に撫でたり、摩ったりしてみて」
 言われたとおり、そっと上下に手を動かしてさすり始める。
 ぎこちない手つきだが、柔らかな手の感触と、何より千秋に触られているという事実に、
マコトは強い満足感を覚えた。
「ど、どうだ?」
「う、うん。気持ちいい」
 マコトが顔を赤くして反応しているのを見ると、千秋は嬉しくなった。
 先ほどまで足で踏みつけていたのとは別人のように、優しい動きで皮ごと擦りたてる。

 マコトも千秋の股間に再び手を伸ばし、割れ目に指を差し入れた。
 千秋のスリットは、すでにしっとりと濡れているため、最初のときは違い、何の苦もなく
指を飲み込んだ。
 コツを掴み始めたマコトが、指を巧みに動かすと、千秋はたちまち反応し始めた。
 マコトは、片手で股間を弄りつつ、もう一方の手で胸や腹を撫でまわしていく。

 はぁはぁと荒い息をついて、自分の肩にもたれ掛ってきた千秋を、マコトはじっと見つめた。
 そこには、いつもの南千秋とは別の顔が表れていた。

 ふわふわとした柔らかい髪がマコトの指の動きに合わせて、大きく揺れている。
 白い頬は桜色に染まり、いつも気だるそうな瞳は、トロンとして艶を帯びていた。
 そして、ピンク色の小さな唇からは途切れなく甘い息が吐かれ、時々嬌声が漏れている。
825「小さな秋」マコトのターン8/10:2008/05/24(土) 21:26:18 ID:iDdkOv1S
――ああ、これが女の子か……

 大人っぽい言動でいつも周囲を睥睨している千秋が隠し持っていた愛らしさに、マコトは
強く心を打たれた。
 いくら女装しようとも、カナや内田に「女の子してるね」などと言われようとも、やはり違う。
 この胸を突くような可愛らしさは、自分が絶対に持っていないものだ。

 胸に溢れる衝動のままに、マコトは顔を近づけて千秋の白い首筋にキスをした。
 汗の匂いとしょっぱい味がするが、そんなことはもうどうでもいい。
 首筋から頬、耳たぶへと唇を這わせ、舐め付けていく。
 千秋はマコトのざらざらした舌の感触に肩を震わせたが、抵抗はしなかった。
 マコトに体中をまさぐられ、舐めまわされて……、でもちっとも嫌な気分ではないのだ。
 むしろ体をぞくぞくとした快感が駆け巡り、強い歓びを感じる。

 股間のマコトの指が蠢き、千秋を更に強い官能が身を焼くと、今度は逆に少し怖くなってきて、
思わず、マコトに身を寄せてしまう。
 すると、マコトはしっかりと肩を抱いて支えてくれた。
 マコトの暖かい体温と鼓動が、千秋に強い安心感を与え、思わずうっとりと目を細めた。
 藤岡の前に座ったときの安心感とどことなく似ているなと、ぼんやりと思う。
 どうしようもなく嬉しくなった千秋は、彼の胸に頬を寄せて甘えるように何度も頬ずりをした。
 頭のホイップが、ふるふると喜ぶように揺れた。

「ん……!」
 マコトの指が偶然、千秋の中にある小さな突起状のものに触れると、ビクビクと千秋は
震えて反応した。
「ここ、気持ちいいのか?」
 マコトが突起状の芽を指の腹で何度も擦りあげると、千秋は身をよじって、激しく喘いだ。

――なんだかこの出っ張り、千秋の頭のホイップみたいだ

 そんな妙なことを思いながら、マコトは『小さなホイップ』を指の間に挟むと、くりくりと刺激を
始めた。
 強弱を付けながら指の腹で執拗に刺激し、他の指はずぼずぼと水音を立てて穴の中を激しく
出し入れする。

「うあ、あ、あぁ……」
 千秋はマコトに強くしがみ付くと、白い喉をのけ反らせて体を大きく震わせる。
「ふわぁあ!!」
 一声――大きく叫ぶと、蜜壺から透明な潮をぴゅうと大量に吹いた。そして……、ぐったりとしてしまった。
「くっ」
 それを合図にするように、マコトも千秋の柔らかい手のひらに、ドクドクと白濁液を吐き出したのだった。
826「小さな秋」マコトのターン9/10:2008/05/24(土) 21:27:08 ID:iDdkOv1S
◆◇

「み、南……大丈夫か?」
 ビクリビクリと軽く痙攣しながら脱力してしまった千秋を、マコトは慌てて抱き寄せた。
 千秋はいつも以上にぼんやりとした目で、マコトを見上げると、少し顔を歪めた。
「おしっこ漏らしちゃったよ……情けないよ、この年にもなって……」
「南、これはいいんだよ。気持ちよくなると女の子の体から出てくるものなんだ。
 おしっこじゃないんだよ」
「そ、そうなの?」
「うん。ほら、オレのも出てるだろ?」
 千秋が自分の手に目を向けると、そこにはべっとりした白い粘液がこびり付いていた。
 相当溜めていたのか、ゼリー状になるほどに濃度が強い。
「これ、なんだ?」
「精液だよ。男が気持良くなると出るんだって」
 千秋は、珍しげに指の間に付着している精液を眺めている。マコトは、慌ててティッシュを
取ると、千秋の手についた自分の欲望の証を拭きとった。
 千秋は、マコトに手を預けつつ、
「……これからどうするんだ?準備は終わりかい?」
と聞いた。
「ん、まあ。これからが本番だけど……その、もうやめとこう。
 南も、『おかしなこと』がどんな事か分かっただろ?」
「すごい気持良かったよ。素敵なことだな、これは。どうせなら最後までしたいよ」
「……」
 一瞬、マコトの顔に躊躇いの色が浮かんだ。マコトのアソコがピクリと反応する。 
 少し黙った後、ぽつりと呟いた。
「南はオレの事、好きか……?」
「え?」
 ビックリしたような表情をした千秋に、マコトは少し傷つきながらも、にっこりと笑った。
「まだ、オレ達には早いよ」

 千秋は不思議そうに首を少し傾げた。
 ただ、マコトの顔はいつになく酷く真剣な表情をしていたので、逆らわずに頷いた。
「そうか……」
 その時、何となく千秋には『おかしなこと』の意味が分かった気がした。
 気持良くて楽しくて……、でもきっとそれは軽々しくすべき行為ではないのだと。
827「小さな秋」マコトのターン10/10:2008/05/24(土) 21:27:51 ID:iDdkOv1S
◆◇

 千秋は手早く服を整えると、ほっと一息をついた。

 今になって、急に気恥ずかしさが込み上げて来る。
 裸の体を触れられたり、性器を弄り合ったことは、千秋にとっては余り重要ではなかった。
 マコトにもたれ掛り、思わず甘えた動作を取ってしまったこと。
 それが、とてつもなく恥ずかしかった。

 マコトをちらりと見る。
 彼は精根尽き果てた様子でぐったりしていたが、やがてノロノロと立ち上がると、自分の
トランクスを拾い上げた。

 千秋は突然立ち上がると、マコトの手を取った。
「マコト、忘れるなよ。お前は、もうマコちゃんなんだからな」
 マコトはびっくりしたように、千秋を見つめる。
 少し困惑したような表情をしたが、素直に頷いた。
「よし。それならお前、パンツも女物を履けよ?」
「え……えええ!?」
 驚愕して声を上げるマコトから、トランクスを奪い取った。口の端を歪めてニヤリと笑う。

「制服はしょうがないが、学校でもパンツは女物だ。いいな?」
「で、でも……オレ、女物の下着なんて持ってないし」
 それもそうか、と千秋は思った。
 さすがにマコトの姉の部屋からパクルわけにも行かないだろう。
「うーん。まあ、今度買いに行くしかないな。それまでは……」
 途中で言葉を区切ると、千秋は立ち上がり、自分の部屋に駆け込んだ。
 部屋から出てきたとき、千秋は3つ、4つの布きれを手に抱えていた。
「ほれ、私の余ってるパンツをやろう。ちょっと使い古しだが、まだまだ使えるぞ」

――み、南のパンツ!?
 思わずマコトが、受け取ってしまったとして誰が彼を責められようか。
「とりあえず、今日はこれを履いていけ。来週にでも、一緒に買いに行こうじゃないか」

 マコトが、しぶしぶ(内心は少し違うのだが)女物のパンツを履くのを千秋はじっと見ていた。
 ピンクのワンピースと、赤いリボン。白いハイソックス。
 やはり、女の子っぽい。
 だけど……少し困惑したように、自分の胸を押さえた。
 マコちゃんを見ても……、なんだかマコトという男の子にしか見えないのだ。
 そして、彼を男の子として見ると、胸が急速にドキドキして、むしょうに甘えたくなって
しまうのだ。
――これは、何だか危険な予感がするぞ……。マコトは女だ!女になればいいんだ!!

 一体、マコトは男としての一歩を踏み出したのか、女としての一歩を踏み出したのか、
それはもう誰にも分からないことだった。

(続くような、続かないような…?)
828「小さな秋」投下終了:2008/05/24(土) 21:28:56 ID:iDdkOv1S
投下終了
皆様の妄想が投下されるのを正坐で待っておりますノシ
829名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 21:47:07 ID:o590SVDZ
>>828
おい、私の『例の部分』が大変なコトになってしまったではないか。
どうしてくれる、バカ野郎?




(激しくGJ!! もっとやって下さい)
830828:2008/05/24(土) 23:56:40 ID:iDdkOv1S
また、書き忘れたorz
自分の作品は、保管庫への収納は無しでお願いします
831名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 00:20:30 ID:2IVokHR6
もしもみなみけがスクライド的な展開になったら

千秋「いろいろ生き急いじまったからなあ、残り時間はハルカ姉さまと有意義に過ごしたかったんだが…」
内田「今からでも遅くありませんよ?」
千秋「そうもいかねえ!あの優しくて馬鹿姉にぞっこんな彼が私はお気に入りなのさ!父の面影がある人だ!惚れがいがある!残りの人生をかけるに値するほどよ!そうだ!私はついに見つけた!文化の真髄を!」
内田「あぁ、それでもあなたの恋は実らない!」
千秋「んなこたぁわかってんだこの地味野郎がぁ!」
内田「聞き捨てなりませんね」
千秋「だったら一生抱えてろ!受けろよ!私の速さを!」

続きを書こうとしたけど、このポジションだと最後に千秋が…
832名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 00:42:28 ID:VS04cEKI
このスレには馬鹿が多い
833名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 00:54:53 ID:ibbzZpjX
>>831
ワロタww GJ
834名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 14:29:35 ID:tcrFhPGN
>>828
GJ!!!
君を強く待ってたよ
続いてくだしあ><
835名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 21:10:03 ID:XVHexoJ8
>>831
千秋「私はこう思うんですよ。TVを見るなら藤岡の膝の上に乗りながら見るべきだと。
   密閉された空間、物理的に近づく距離、美しく流れる今週の「先生と二宮くん」。
   体だけでなく二人の心の距離まで縮まっていくナイスなウォッチング!
   CMのうちにトイレへ行きたい、でもずっとこうしていたい、この甘美なる矛盾、
   簡単には答えは出てこない、しかしそれにうもれていたいと思う 自分がいるのもまた事実! 
   ウヒョーーー!ファンタスティーーーーック!!」
836名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:37:36 ID:2IVokHR6
>>835
そう来たかw
837名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 07:17:44 ID:NcFupv7D
>>816
千秋も自分の運命の人を占ってもらえばよかったのに
838名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 08:25:11 ID:6newu8NW
>>832
最高の褒め言葉を有り難う。
本当の馬鹿は賢くなければ勤まらないんだぞ。




てか、「馬鹿って言うな。せめて阿呆って言え」と突っ込みたくなった漏れは
大阪志向の強い神奈川県民。
839この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/26(月) 10:28:23 ID:CgOjAPgf
日曜日、それは一週間で一番自由な日……そんな日にカナはせっせと何やら探し物をしていた。
「ハルカー。私のマンガ知らない? 8巻だけとんでるんだよ」
「え? 知らないよ?」
カナが探していたのはマンガの単行本。しかし部屋をいくら探しても見つかる事も無く、
途方にくれて居間へやってきたのだ。
「よし、カナちゃん! 僕が見つけてあげるよ」
「ん? 何、タケルいたの?」
「いたんだよ」

そう言うと、タケルは胸ポケットからボールペンを取り出し、
そのボールペンを机の上に立てて指を離す。
「このペンの倒れた方向に探し物があるよ」
倒れた方向はチアキの部屋……カナは疑いながらもペンの倒れた方へ向かった。

「あ……あった!! あったぞ!!」
部屋から聞こえるはカナの歓喜の声。そして戻って来るやいなや、チアキを問い詰める。
「チアキ! お前が犯人だったんだな!!」
「バカ野郎。それはお前が部屋に持ってきて、そのまま置いてったんだろ?」
チアキに言われて考えてみると、確かに先日持っていったきり忘れていたような気がする……
カナが笑ってごまかすとチアキは呆れた様子で、カナのマンガとは違う少し難しい本を読み始めた。

「いや、でも一発で見つけるなんて凄いじゃないか! いったいどんな仕掛けだ?」
「あはは、そんなのないよ」
タケルの思わぬ能力に興奮するカナをしり目に、チアキが興味なさそうに本を読んでいると、
それを見たカナが面白く無さそうにチアキに突っ掛かった。

「おいチアキ、タケルの凄い能力が発見されたと言うのに、なんでお前はそんなつまらなさそうなんだ?」
「私はそんな非科学的な事を信じる人間じゃないんだよ……」
その言葉を聞いたカナは、納得いかないと言った顔で、
「そこまで言うなら、お前も試してみろ! ほら、何でも良いから言ってごらん」
とチアキにふっかけた。

「そうだな、じゃあ私の素敵なダンナ候補でも探してくれ」
相変わらず興味無さそうに目も合わせず答えたチアキに、カナは一泡吹かせてやろうとタケルに合図を送る。
「うん、それじゃあいくよ……えいッ」
指を離す瞬間の掛け声で、ようやく本から目を離してペンを見たチアキ、
しかしそこには東西南北どこにも倒れず、ただ垂直に立ったボールペンがあった。

「なんだ? 私のダンナ候補は天国在住なのか?」
「いや、そんなはずは……うわっ!」
その時、窓の外から強い風が吹き荒れ、垂直に立っていたボールペンはその勢いで玄関の方へ向かって倒れてしまう。

――――ピンポーン

……と、同時になるチャイム。
一同の目はボールペンの先、玄関に集中し、
何となく自分が出なくてはいけない雰囲気にため息をつきながら、チアキは玄関へ向かった。
840この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/26(月) 10:28:57 ID:CgOjAPgf
「チアキちゃん、こんにちわ」
「藤岡……? どうして家に?」
「うーん……なんでかな、何となく呼ばれた気がして……それでね、ボーっとしてたら屋上までいっちゃったんだよ」
そこに現れたのは藤岡。特に約束もしていなかったにもかかわらず、何故か来たらしい。

『私の素敵なダンナ候補』

一瞬さっきの言葉が頭を過る。チアキは少し赤くなりながらも、後ろからの強烈な視線を感じて振り返える。
すると、そこにはニヤニヤ笑うカナ達の姿が……
「へぇ〜……藤岡、お前だったのか。そーか、そーか」
「え? 何の事?」
「……わっ、バカ野郎! 変な事言うな! こんなの偶然だ、偶然!!」
慌てるチアキを静止し、にやりと笑うカナ。そして藤岡へ事の真相を伝えた。
「今、チアキの素敵なダンナ様を探して占いしたらさ、屋上から玄関に来た人間……って出たんだよ。
 つまり藤岡、お前がチアキの素敵なダンナ様って訳だ!」

(――――あんな非科学的な事は信じない……信じないけど…………)
動きを止めて、チラッと藤岡の方を向くチアキ。すると藤岡は笑顔で、
「チアキちゃんみたいな可愛い子がお嫁さんになってくれるなら、いつでも大歓迎だよ」
と答えた。
もちろん深い意味はない。でもチアキは目歩大きく開き、耳まで真っ赤にして
壁に頭をトントンぶつけながら平常心を保とうとしていた。

「藤岡、とりあえず入れば……夕飯も食べてくだろ?」
チアキにそう言われ、部屋の方を見る藤岡。そこにはタケルの姿が……
「ありがとうチアキちゃん。でも今日はお客さんも来てるみたいだし、また今度にするね」
「そんな……気にするな! それにタケルはもう帰るところだから! ほら、タケル! ばいばい」
「えぇ?! チアキちゃん? おじさん今日は夕飯を一緒に……あれ? あれれ??? あっ……」

――――バタンッ!!

チアキは丁重にタケルを送り出……追い出し、代わりにダンナ様を家へ迎え入れた。
いつも通りの席に座ると、ぽーっと藤岡の顔を見つめたり、腕に頬ずりをしてみたり……
なんだか嬉しい恋する乙女チアキは、少し大胆な行動をとっていた。

「藤岡、今日は何が食べたい? 何でも好きなもの言ってくれ、私が頑張って作るから」
「なんだ? チアキ、おまえ今日はいつになく藤岡にベッタリだな。あれか、未来のダンナ様だからか?」
「バ……バカ野郎! 別にそんなんじゃ……」

茶化されて慌てるチアキをかばう様にして、藤岡が気を使って会話に割り込む。
「チアキちゃんの作ったハンバーグが食べたいかなぁ」
するとチアキは目をキラキラと光らせ、
「よし、任せろ! 私が腕によりをかけて作ってやるからな!」
と張り切って台所へ向かった。

ちなみに、この日のハンバーグは藤岡のだけ少し大きく、さらにケチャップでハートマークまで描かれていた――――

841この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/26(月) 10:29:39 ID:CgOjAPgf
あさから>>837の書き込みを見てハッスルしてしまった
842名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:09:16 ID:6newu8NW
>>841
甘〜〜〜い!! お主、本気で糖尿病にする気やろ?!

原作の逆バージョンで来ましたか。これは素晴らしいチアキ。
激しくGJ!!
843名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 22:36:00 ID:qlBibFO5
>>841
どんどんハッスルしてくれたまえよ。いやぁ、本当に俺をニヤニヤさせるのが上手い人だな。

それにしても、毎度思うんだが、
他人の書き込みでよくまぁそんなに早くネタが思いつくもんだ。羨ましい才能だぜ。
844名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 23:20:54 ID:NcFupv7D
俺の書き込みが神を呼んでしまった…!

GJです!もう悶え死んでしまいそうだw
また機会があったら藤岡×千秋お願いします
845名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 01:47:36 ID:3H6r2Evk
そろそろふじかなか
藤岡×冬馬が読みたくなってきたな

個人的には千秋×マコトとナツキ×ハルカも読みたいです^q^
846名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 03:19:45 ID:EPyU+E6b
意外にないよな。藤岡×トウマ。俺も読みたいんだけど。
847名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 09:05:50 ID:iFIRFQXB
トウマ×黒吉野だろJK
848名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 10:07:09 ID:8NeqsbfH
――――藤岡×トウマルート

日曜日の10時頃、藤岡はいつも通り朝練を終えて自宅へ戻っていると、
前を通りかかったトウマの家から大きな叫び声が聞こえてきた。
「バカ兄貴!! 着るだけでシューズ買ってくれるって言っただろ!!」
「そんな事言わず、写真を撮るだけだから……な?」
「もう、こっち来るな! こらっ! カメラを構えるな!!」

――――ガラッ!!

その声と同時に家を飛び出してきたのは、メイド服に身を包んだトウマだった。
「ハァ、ハァッ……あっ……え……藤岡、これは…………その……」
「トウマー、どこ行ったー?」
藤岡にこの姿を見られ慌てるトウマ、しかし背後から迫りくる兄たちの声。
見られたものは仕方無い、トウマは藤岡に助けを求めた。
「藤岡、助けてくれ! このままじゃオレ、兄貴達に何されるか――――」
トウマのこの発言、このままでは写真一枚どころか、他の衣装も着せてアルバムまで作りかねない……
そう言う意味だったのだが、藤岡は違った意味で助けを求められたのだと勘違いしてしまう。

まず、家から逃げるように飛び出してきたトウマ。
藤岡には、男の子に無理やりメイド服を着せているように見えている。
そしてトウマの「兄貴に何されるか」と言った発言。藤岡は、
「女装させられて『性的な意味で』兄貴に何されるか」と受け取ったらしい。

そう思いこんだ藤岡は、トウマの手を掴み急いで走りだす。兄貴達の魔の手から救うために……
「ハァッ、ハァッ……ここまで来ればもう安心だぞ」
「うん……えっと、あのさ、藤岡……ちょっと恥ずかしいんだけど…………」
可愛い小学生がメイド服を着ている――――トウマはいつの間にか注目の的だった。
しかし藤岡はここでも、
「あっ、そうか。男の子がこんな服着るなんて恥ずかしいよな」
と勘違いして、すぐ前の家へ入ってゆく。

「藤岡、ここは……?」
「ん? あぁ、ここ俺の家だよ。 母さん、友達連れてきたから飲み物二つお願い!」
藤岡はリビングの方へ向かってそう言うと、トウマを連れて2階の自分の部屋へ向かった。

「うわっ、この優勝トロフィーあの大会の……あっ、こっちは最優秀選手の盾まで!」
藤岡の部屋に飾られているのは、サッカーの大会で貰った賞状、トロフィー等、
これから自分が目指す物ばかりで、トウマは服の事など忘れて目を輝かせてそれらを見ている。
「藤岡、お前やっぱり凄い選手なんだな!」
「トウマだってこれからいっぱい手に入れるんだから、落ち着いてその辺に座って」
少し興奮気味に話すトウマを落ち着かせる藤岡。すると、丁度その時部屋の扉が開いた。


――――ガチャッ……
849名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 10:07:45 ID:8NeqsbfH
「おーい、ジュース持ってき…………あら? あらら?!」
何やら慌てて持ってきたジュースを机に置き、トウマの顔を覗き込む藤岡母。
「あっ……あの、おじゃましてます」
「へぇー、可愛い女の子じゃない! 友達って聞いたから、母さんまたサッカーしてる男の子だと思ってたわ」
近距離で全身を凝視され、少し恥ずかしそうにチョコンとその場に座るトウマ。
藤岡には、女装した男を『可愛い女の子』と言った母が面白くてたまらなかった。

「――――で、お名前は? 彼女なの?」
「名前は南トウマで…………か、彼女?! オレが……藤岡の……?」
「ほら、もういいだろ? 母さんは向こう行って」
「あぁん、もうちょっとくらい良いでしょ? ……それじゃあトウマちゃん、うちの子をよろしくね♪」
そう言って、ポーっとするトウマを残し藤岡母は強制退場させられてしまった。

「あははっ、可笑しいなぁ。母さん完全にトウマの事女だと思ってたよ」
「えっ? あっ、そうかな……」
(――――こんな格好してても女だって気付かない藤岡の方が可笑しいよ……)
そんな事を考えていると、机の向かい側から痛い視線を感じ、トウマはそちらへ目をやる。
「何? オレの顔に何か付いてる?」
そう聞かれた藤岡は、さらにトウマの顔をジッと眺め、
「いや、こうして見ると、トウマって本当に女の子見たいだなぁ……って思ってさ」
と言いだした。

「ななっ、なんだよ急に……?」
「あっ! そうだ、確かこの辺りに…………あった!」
藤岡が取り出したのは可愛いリボンの髪止め。以前、クリスマスの時にカナへプレゼントしようと買った物だ。
「ちょっ……藤岡、やめ…………くすぐったぃって……」
「こうして……はい、出来上がり! うん、可愛い可愛い」
トウマの髪を両サイドで小さく括り、満足そうに可愛いと言う藤岡。

「ば……ばかっ! オレは別に可愛くなんて…………
 ……でも、もし……もしだぞ! ……その、オレが女だったら、……藤岡的にどうかな……?」
「俺的に? う〜ん……活発でサッカーも上手いし……100点満点、彼女にしたいくらいだよ」
そう言うと、顔を真っ赤にして俯くトウマを見て、
藤岡は少し悪戯が過ぎたとトウマに謝り、クローゼットから服を取り出す。

「とりあえずこれ、少し大きいかもしれないけど……ソレよりは恥ずかしくないだろ?」
「うん、サンキュッ……」
しかし、服を受け取ったトウマは一向に着替えようとしない。
それを不思議に思った藤岡が尋ねる。
「どうしたの?」
「いや、どこで着替えればいいの?」
「あははっ、そんなの気にしないでココで着替えればいいよ」
「ココって……藤岡の前で?」
850この野郎 ◆9iVe4Scw5Q :2008/05/27(火) 10:08:11 ID:8NeqsbfH
さも当然といった様子で頷く藤岡。しかしそんな事をしたら100%女だとバレてしまう。
何か脱衣所を借りれる良い方法は無いか……そう考えるトウマの頭に、藤岡が言った言葉が過る。

『うん、可愛い可愛い』 『100点満点、彼女にしたいくらいだよ』

藤岡のその言葉は、今まで『女だとバレると関係が崩れる』と思っていたトウマの考えを一掃。
(――――そうだ、もう隠す必要ないじゃないか……だって女だってバレちゃえれば、オレは藤岡の彼女に……)

「わかった、じゃあ……ココで着替える…………」
そう言うと、トウマはまずスカートをパサッと下に落とし、藤岡の前で下着を露わにする。
猫の絵がプリントされた可愛らしい下着……それを見た藤岡は、
「え……下着まで女装させられてたの?」
と、少し驚いた様子でトウマに尋ねた。

そんな事はお構いなしに、トウマは上着も脱いでいく。
残されたのは上に着た薄いシャツと、下に穿いている下着のみ……
胸の膨らみを見て、『何か入れてるのかな……』と思いつつも、藤岡は少し顔を赤くしてその様子を見ていた。
「じゃあ、これも脱ぐから」
「えぇ? 中に着てるシャツは脱がなくても――――」
「脱ぐから!」
そう言って残されたシャツを脱ぎ捨てるトウマ。
当然胸には何も仕込まれておらず、胸には女の子らしい膨らみが……

さすがの藤岡もこれを見てトウマが女だと言う事に気づき、とにかく慌てて目をそらす。
「え……えぇ?!! トウマ、お前……女だったの?」
「うん。 藤岡、もっとちゃんと見ろよ……」
「そんな事言われても……あっ、鍵!!」
こんな状況母親に見つかっては大変と、慌てて部屋の鍵を閉め一息つく藤岡、
すると、後ろから腰に手を回され、背中にはなにやら柔らかい感触。
振り返るとそこには、さっきまで男だと思っていた下着姿の女の子……トウマの姿があった。

「トウマ? ど、どうしたの?」
「藤岡がオレの事、可愛いって言った。100点満点だって……彼女にしたいって…………」
「それは――――」

「オレも藤岡の事が好きだ……! だから……ちょっとおかしくなちゃったのかも…………」

851名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 10:10:31 ID:8NeqsbfH
499KB!
容量的に3レスが限界だった。
もう、カプ希望があれば限りなく中途半端に応えるのが自分の仕事後思ってる。
そして埋め
852名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 10:15:45 ID:8NeqsbfH
自分の仕事後思ってる……仕事と思ってるだったね……
張り切って4つもルート作ったけど、一つくらいはルートを完結させたいと思ってます。

でも、メルトの続きも書きたいです。
リコも書きたいです、あとケイコも。



そして梅梅。
853名無しさん@ピンキー
                     , --―.彡}
                  /   :ノ:. : ノ
                ,. : ´: _ ̄ ̄: :`:く-. .、
          ,.ィ/ : :/ : : : : : : : :.:|: : : \
           //: : /  : : : / : : .:i   : : \
          ///  ,: :/ ,ィ' : : /   : .:||  : . ヽ.
        ///  .:/: ム斗!-く| / .  .::| :|  :.   ハ
      ': /:  : i:イ!/ /|/ |:{ : .  .:/!:.ハ: :.. : ヽ:..i
      |/: . . : |:/ |! _≧ミ 、 ハ: }: :/ }/丁l`|、: .  l:. l
       j:': :  :l: |{ ィ|7i:::::(ィト   V:/ /'_ |:イ小 : . :|!: |  これが最後の一手だぞ
      /:    :.{ハ 廴.ツノ   ノ'′ァァ=ミリ |:. : . :ト:. !  バカ野郎
    / : :{: :  、V ,` ー        {i:::::(.ハ. l/ .: l/ |リ
   / : ィ´ト、: :ヽ\'/l/     ,  、辷シノ /: /:.:/ }′
  / '´  | :.| :\ : {` `ー 丶 __   /,  /.ィ:./ハ
        | :.| :.:.:.l`ト\   {   `ア  _レ'7:ィ/:/}′:|
       |:.l :.:.:.|:.!ヽ    ヽ.__ノ    ,.イ/:イ:  |     
      l :| :.:.:|:.|   .     _ ..イ:./´:.:.:.|:  :|     
      | :| :.:.:|:.|    >_z≦⊥_:.:|:.:{:.:.:.:.ノ:.   :|
      ヽ|:l: 「 !く ̄  /:::::::::::::ヽ:.:.}:.:.:ハ:.:   :l
       }:| :|∧/:ヽ /::::::::::::::::::::::{_ノ :./:.:l:.:.  |
       /:|:.:.|:/: : :/:::::::::/´ ̄ ̄: :ノ {:.:∧:.   ト、
      /::.:: | .:l/: /::.::.::.::/:.:.: /⌒:::ー‐.く:.:.:.:.ヽ:. |: ヽ


次スレ
【みなみけ】桜場コハル Part7【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210977594