百合カップルスレ@エロパロ&文章創作板7

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1名無しさん@ピンキー
とにかく百合ならいけいけOK!というスレッドです。
創作パロディなんでもあり。

 ※一日一保守推奨。

前スレ
百合カップルスレ@18禁創作板6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1245744485/
2名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 21:14:18 ID:obApSsDf
過去スレ
百合カプスレ@エロパロ板
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059798364/
百合カプスレ・2 @エロパロ板
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082138248/
百合カプスレ・2.5
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082384534/
百合カプスレ@エロパロ板 三度目の正直
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087027859/
百合カプスレ@エロパロ板 4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108536012/
百合カップスレ@18禁文章創作板5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167898791/

作品保管サイト(ただし古いもののみ)
百合ちゃんねる
http://lilych.fairy.ne.jp/
31:2010/10/04(月) 21:17:25 ID:obApSsDf
立てました
テンプレは過去スレのものを流用
タイトルの板名は現在のものに変えておきました
間違いあったら指摘お願いします
4名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:02:41 ID:qKJzAMb+
乙。
5名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:09:37 ID:R1bcI0Br
>>1
6名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 10:25:35 ID:0bl7rD3J
>>1
7名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 23:40:03 ID:H54WBYhY
>>1

方言使う百合カップル見たい
8名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 00:42:16 ID:WRI0IvbE
いちおつ
景気づけに何か書きたいが、まったくアイデアが湧いてこない…誰か素敵なアイデアを…!
9名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 05:49:23 ID:D6E1aPl/
>>8
ボーイッシュでまわりからモテモテ←ちょっと心配になる彼女とかどう?
10名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 08:18:49 ID:qil5ubS6
>>1
11名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 11:31:54 ID:YOjN4jba
>>1
ここはオリジナル百合専用?
12名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 14:45:31 ID:Rz/Xpjly
>>1
専スレが無ければここでおk
13名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 14:46:22 ID:Rz/Xpjly
安価ミス
× >>1
>>11
14名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 20:30:42 ID:YOjN4jba
スマン、足していいか
専用スレで百合が迫害されている場合は……
15名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 21:06:43 ID:ZfQkPnVK
ここに投下すればいいんじゃない?
他にも専用スレに投下できないスレとかいろいろあるし、
スレの趣旨に反してなければだいたいどこでもOKだよ
16名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 21:07:30 ID:cG6YHwHe
投下しても問題無いよ
百合であればな
17名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 21:34:06 ID:YOjN4jba
>>12
>>15-16
ありがたい。最近、肩身が狭くて。
18名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 22:19:58 ID:k19ft+Ci
>>17
二次物を投下するなら一つお願い。作品名は是非書いて欲しい
知らない作品の二次だと、楽しめないことが多いからね
19名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 08:22:30 ID:QCKPru7s
>>17
どのスレか聞いても良いかな
20名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 15:24:15 ID:OhaHPinl
聞いてどうするwww
21名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 17:52:18 ID:06PzIsrF
百合否定派に議論ふっかけるとか?w
22名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 08:42:49 ID:1F1hVCWn
いや、ただ覗いてみたいだけ
23名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 17:01:10 ID:ZBBDvuV3
優衣の乳首は小粒で、少し平べったい。触るうちにすぐにキュンとして丸くなる。
「…ぁ、や…」
エプロンをつけた優衣は両手を泡だらけにして、右手にスポンジ、左手にグラタン皿を持って今にも落としそう。
「洗ぇない…っ」
乳首の形を確かめる。くりゅくりゅと指で摘み、尖ってきたそこをまぁるく優しく撫で付けた。
「優衣がエッチな格好してるからいけないんでしょ」
後ろから耳元で諭す間にも、両乳首を甘く潰してこねる。
お嫁さんにしたいとか、彼女にしたいとかこの前雑誌で一位になってた優衣。
「…だって、だって…桃ちゃんが着ろって、言っ…て」
「今日は何でも言うこと聞くんでしょ?」
顔を真っ赤にして何度か首を立てに振って、今にも泣きそうなのがたまらない。
素直な素直な優衣は、昨日のコンサートでフリを間違って、ひとつ先輩である私の足を踏んだ。
その罰として、今日は一日エッチな格好で過ごすというわけ。
ピンクのブラはかろうじて乳輪が隠れる面積だけど、その真ん中は縦に裂けている。
「いけないことしたのは優衣だよ?…ほら、お皿洗うんでしょ?」
爪立ててカリカリと引っかく。
「〜ぁ!」
「どうしたの?」
「…おっぱい、やだぁ…やめ…」
「何?」
「やぁあ、痒…てっぺんが、かゆ…ぃ…ぅうう」
「そう、…かゆいの?」
「ん、ん、かゆ…ぁ、……あ、〜ぁあぁあ!」
「ん?」
「桃ちゃ、ヤ、だやめて!おもちゃ…ヤァっ!」
アイドルってすごくて、ファンからローターとかバイブとか普通にプレゼントで送られてくる。
「…メモ書きに[優衣ちゃんと使ってください]って書いてあったから、ね?」
ぷっくりした割れ目にローターを宛てがった。
「っひや…ぃやぁあ、ぁあぁ…!」
内股に立って、シンクにもたれた体に突き上がったお尻はフルフルと震えてる。
指で割れ目を開くと皮クリが控えめに顔を出す。
にゅるんと剥くと、真珠みたいな艶っぽい芯。垂れてきたヌルヌルでその表面を丁寧に撫でる。
「ぁああ、ぃあ…っ!」
芯の窪みをつついてから皮ごとつまんでぐりゅぐりゅした。
「ぁああぁ…あ」
「ほら、片付け終わらせないとダメだよ」
「できな…できな…い」
「ダメ。先輩の言うこと聞けないの?」
真珠粒にローターをジジジと触れさせる。
「…っ!…ひ」
「ほら早くしないと、優衣」


アイドルっていいですよね
24名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 11:56:18 ID:1uH1pZPC
>>23
ふぅ・・・
続きはまだかね
25名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 21:43:59 ID:Zv8OkYcU
ヤマジュンの「袈裟を脱ぐとき」をまんまシスターに入れ替えたらいけそうな気がしてきた
26名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 00:57:11 ID:Nl5LaWcl
シチュエーションを女性同士にするだけでもネタになる

Hを覗いてしまった妹とか
27名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:20:57 ID:TrGxvu+q
学園百合SS書いてても、男子生徒の描写はしっかりやる主義なんだが……
やっぱ男の存在は余計?
28名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:36:48 ID:2+soVObD
男存在したほうが個人的には好き
29名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:51:03 ID:8IA2IiEX
背景とかクラスのムードメーカー(空気の読めるバカ)程度なら歓迎
30名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:54:50 ID:Scz8hssk
むしろ共学で男も居るけど女の子が好きとかの方が背徳的で萌える
ふつーに男を好きな子に片思いしてる子の話とかも好きだよ
3Pだとか、百合セックスしてるときにイケメン男登場、みたいなのは止めて欲しいけどw
3127:2010/10/10(日) 22:28:03 ID:TrGxvu+q
>>29
そんな感じ。狂言回しというかストーリーの潤滑剤としてサブキャラの男子を使ってる。

とりあえず安心した。このまま書き進めるよ。ここには投下できなくて悪いけどな……
32名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 19:13:43 ID:xmFbo4x6
>>31
>>ここには投下できなくて悪いけどな……

なん……だと……
33名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 08:09:02 ID:ugswqCXX
>>31
そんなつれないこと言わずに投下してくれ
3427:2010/10/13(水) 01:08:08 ID:+gT8QX/4
誠にすまない。
実は書いているのは前スレ>>905のSSのシリーズなんだが、意見が聞きたくなったんだ。
本編はスカトロSSだから、専用スレでないと、非常にまずいと思うんだ。
話は正統派百合なんだけどな……


……そういやかなり前に、ヤバいとこだけ抜いて転載されたことはあったか。
35名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 05:38:14 ID:Nnsgqj5o
求める時どんな感じがいいか考えてたら寝れなくなった
36名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 08:12:36 ID:sXy1NTps
>>34
なら注意書すればいいよ
37名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 08:46:30 ID:L4QYtO6t
いや、>>34が配慮の結果、投下を止めているのに

無理矢理なんて……らめぇぇぇ!
38名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 09:21:46 ID:sY5Xzjdl
見たいもんは見たいに決まっ(ry
39名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 18:03:46 ID:eYD2I4ON
男子出てくる上にスカなんでしょ?別処のほうが無難かと愚考致します
40名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 08:20:59 ID:HqFwVAFy
じゃあ投下したらせめてリンク貼ってくれ
4127:2010/10/21(木) 23:01:40 ID:14btTdRz
わかった。
42名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 08:07:51 ID:VuJ+Cfjx
誰か投下しないかなぁ
43名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 16:45:03 ID:atE8yIJF
今日いいのが思い浮かんだんだよ
まぁ多分既出で使い古されたネタだろうけど
昔あった柔道漫画のYAWARA
最後の方でウォーズマンみたいな冷徹系とやるんだけど、そいつに寝技で落とされて・・・
きれいにまとまってさぁ書くかって思ったら、奴が、奴が邪魔しにきたんだ・・・
しかもこれ書いていたら珈琲こぼすし最悪や
44名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 01:02:41 ID:aY/z8IeY
柔道か、羽交い締めにして胸もみもみとかそういう方面しか思い浮かばんw
45名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 19:06:14 ID:4fWbY/aj
コータローまかり通るのレズ柔道女・太刀根コユリを思い出した

試合中にイカせたりしてたからな…
46名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 16:39:56 ID:KwgQzZYp
すごい名前だwww

あまり身体の強くない子が幼なじみに格闘技教わるとかいいな
47名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 23:02:41 ID:d0jhqIwq
よくそんな名前思いつくわ
知らない人間から見たら「ちょっと変わった名前」で済むし
見習いたい
48名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 22:40:59 ID:Fx7/n9m4
モンスターハンターで百合とか、誰得なSSが出来上がりそう。
49名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 22:47:22 ID:7QV43GiV
基本的に俺得なので問題ないよ
50名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 00:06:54 ID:J1aMF1M0
俺得ならここにもいるぜ

双剣娘と笛姉さんとかみたいな黄金カップルとか
51名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 23:39:08 ID:AkWOUFva
ベテラン片手剣主人公、相手が新米弓娘だから
いよいよをもって誰得感が漂っています。
52名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 02:01:49 ID:jnkQLgry
大丈夫
俺によしお前によし
53名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 17:28:38 ID:UDwuBaaX
俺にもいいぜ
54名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 06:40:03 ID:ECszwewZ
「あ、ねぇ口の周りにご飯粒ついてるよ」
「え?本当?」
「待って、とってあげる」

ちゅっちゅっちゅっ
「……!」
「もぐもぐ…ほらきれいにとれたよ」
「あ、ありがとう」
55名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 16:53:40 ID:fPNzvhi0
>>51
ぶっちゃけ百合なら(ry
56名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 20:42:31 ID:U7IonZg+
バレーって百合的にすごく美味しくありませんか

って体育の授業でしかバレーやったことのない人間が言ってみる
57名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 23:19:44 ID:pbZUMg5D
おっぱいレシーブ…
5827:2010/10/31(日) 17:20:22 ID:0v6yced1
だいたいできたんで数日中くらい目途に投下しようと思う
テキストに固めてろだに上げるつもり。
SSだとどっかお勧めのところはある?
5927:2010/11/03(水) 17:52:54 ID:MJtLjoxq
試みに投下します。
とりあえず今回書いた分のテキストが一番スカ成分が少ないので、前もらったキャラ紹介イラストと一緒にまとめました。
共学の私立高校が舞台のオリジナルです。
エロシーンは後半にあります。ストーリーは読み飛ばして結構です。

ttp://scatoloa.s3.x-beat.com/cgi-bin/data/20101103174509.zip.html
60名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 00:24:06 ID:K/aO8S04
ん〜正直、感服&眼福。
エロと描写部分のバランス具合は、正に痒いところに手が届く感じだと思います。
もちろんH部分もよかったのですが、私は行為前の会話の甘酸っぱさと緊張感がたまらないと思ってしまいましたね。

前スレ906を見てる立場としては、今回悪役ぽく見えているメインの二人も含めて全部見たくなってしまうけれど、二人の行為がかなりエスカレートしているようでちょっとついていけるか不安^^;
ただ、ここで見られるかは別にしても、それを差し引いても全部見てみたいと思いますね。もちろんGJです。
6127:2010/11/07(日) 23:32:37 ID:3cIMO9Ke
>>60
感謝です。では近いうちに。
62名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 10:07:28 ID:TWiS29M6
青い花について語ろうぜ
63名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 10:19:35 ID:KZAEzMLU
単行本待ち
64名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 17:26:31 ID:U0ybSDeF
>>27
良いものを読ませてもらいました! GJです! これを機に目覚めてしまうのもアリかも知れませんw

このあいだ>>8でございます。>>9様に頂いたアイデアでようやく書きあがりました。
乱筆乱文でよろしければ、お楽しみください。


自宅の呼び鈴の甲高い音を聞いて、宇良野陽香は待ちわびていた客がついに来たことを悟った。
「……来たわね」
呟きながら、陽香は時計を確認する。午後六時。約束の時間ぴったりにやってくるのが、なんとも彼女らしい。
一刻も早く玄関まで走って出迎えたいところだけど、まずは落ち着こう。大人の余裕ってやつを見せなければならない。
部屋は片づけた。身だしなみもそろえている。心の準備も……まぁ問題ない。
「よし!」
大きな声で自分自身を勇気づけて、陽香は玄関へと向かった。
この日のために廊下もかなり気合を入れて掃除してある。ホコリ一つありはしない。
「一応確認っと」
陽香がドアの魚眼レンズを覗き込むと、やはりドアの向こうには彼女の待ち人であるボーイッシュな美少女――塚戸巳奈が立っていた。普段の制服姿とは違うラフな私服がとても愛らしい。
思わずほころんでくる顔を引き締め直しながら、陽香はドアを開けた。
「いらっしゃい、塚戸さん。歓迎するわ」
「おじゃまします、先生」
陽香の出迎えに、巳奈は笑顔で応じた。
まるで天使みたい……駄目駄目、教え子にだらしないところは見せられない。その笑顔の破壊力に早くも陽香はよろめきかけたものの、どうにかして持ち直す。
「さ、上がって……狭苦しいけどね」
「はい」
とりあえず、巳奈をリビングに誘導する。座卓には、既に計算用紙や筆記用具が用意してある。勉強の準備は万全だ。
「適当に座っておいて、今お茶でも出すから……」
「ありがとうございます、先生」
陽香はキッチンの冷蔵庫を開けて、麦茶のはいったピッチャーを取り出す。そしてさらに小さな食器棚から硝子のコップも二つ取り出した。
「さて……どうしたものかな……」
二つのコップに麦茶を注ぎながら、陽香は昨日からの懸案事項である、『今から巳奈にどう接するか』を考えることにした。
――数学を教えてほしい。できれば、一晩中、付きっきりで。
巳奈のからの申し出は衝撃的なものだった。
要するに、彼女が言いたいことはあなたの部屋に来てもいい? ということだ。
他の生徒なら、了承していた。けれど巳奈に対しては慎重にならざるを得ない理由が陽香にはあった。
理由――それは陽香と巳奈は教師と教え子であると同時に恋人同士であるということだ。
半年前に巳奈から告白されて(より正確な表現をするなら押し倒されて)特別な関係になって以来、陽香は可能な限り逢瀬を避けてきた。
同性で、教師と教え子で、大人と子供である。しかも巳奈は学校一の人気者だ。もしも誰かに露見しても何とかなると思えるほど陽香は楽天家ではなかった。
そのあたりの事は巳奈も察していて、普段は陽香に対して控えめな接し方なのだが、問題もある。
フリーだと思われている所為で、巳奈はいつも誰かに口説かれているのだ。巳奈は嫌がっているし、陽香もやきもきするがどうすることも出来なかった。
そんな最中、いきなりこの申し出である。
色々と鬱憤が溜まってきたのかもしれない。そんな風に、陽香は推理している。
そして、我慢できなくなった彼女を部屋に招いてしまったからには、それなりに心の準備をしておかなくてはならない。
教師として焦ってはいけないと優しく彼女を諭すか、それとも――
「せんせぇー! どうかしましたー?」
「ごめんごめん! ちょっと考え事が……」
陽香の考え事は、巳奈の呼びかけで中断された。
思ったより長く考え込んでしまったようだ。ピッチャーと二つのコップをもって陽香は巳奈の所に戻った。
「さぁーて! 今日はミッチリ教えてあげるからね!」
座卓にコップを置きながら陽香は巳奈の隣に座って意気込む。彼女が本当にその気かどうかは分からないが、とにかく今は教師としての務めを果たすのみである。
「はい! でもその前に……」
「その前に?」
陽香が不思議そうな顔をすると、巳奈は自分の言葉をきき返した隣の先生の唇にそっと口づけた。

65名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 17:27:08 ID:U0ybSDeF
「……んくっ!?」
突然のことに驚く陽香に巳奈は唇を離して微笑んだ。その笑みは先ほどの笑顔とは違い、とても艶やかだ。
「もっと楽しいこと、しない? 『陽香』」
巳奈が自分を呼び捨てにするのは、彼女が恋人として自分に話しかけているということ。
恋人の不意打ちで一気に心臓が暴れ出した陽香は必死に平静を装う。
「……勉強をしにきたんでしょう? 塚戸さん?」
「だーめ、名前で呼んでくれなきゃ……いや」
自分の言葉を聞くたびに動揺する陽香に陽香は密着して囁いた。服と下着ごしからでも、陽香の鼓動をはっきりと巳奈は感じた。
「みぃな……勉強しよ……?」
「してくれたら、考える」
「そんな……っ」
巳奈の露骨な物言いに頬が紅潮していくのを陽香は感じる。何か言おうとしたところで、再び唇と唇が合わさった。
「ちゅ……ん……くちゅっ……」
「ふぁ、んっ……あぁ……んっ……」
説得の言葉が陽香のなかでぐるぐると回る。ただし回るだけで、口からは出てこなかった。絡みつく巳奈の舌が、唾液も言葉も理性も掬い取っていく。
しばらくの後、巳奈は唇を離した。唾液が糸となって二人の唇をつないだ。
「んふ……どう? 勉強は後回しでもいいでしょ?」
こくこくと、陽香は潤んだ瞳で頷いた。ここまでされて立て直せるほど陽香は強靭な精神の持ち主ではない。
「やっと、素直になってくれた」
弾んだ口調で言いながら、巳奈は陽香を抱きしめた。
「まずはぬぎぬぎしましょ〜」
楽しげに巳奈は陽香の服に手をかける。『こういう』時、巳奈はいつも陽香をリードする側である。
陽香の服をそれ自体で拘束するように半分ほど脱がせると、綺麗な白い肌、そして彼女の年不相応な可愛らしいデザインの下着のセットが顔を見せた。
「あはっ……可愛い……。ねぇねぇ陽香、これって私の為に着けてくれたの? 脱がされると、思ってたんでしょ?」
「違……う……」
力無く陽香は否定した。説得力がないのは自覚している。
そんな反応を楽しみながら巳奈はブラを外す。前にホックがあるタイプだった。至れり尽くせりだ。
「うわ、おっきい、ずるい」
自分はかなり慎ましいのに。ブラから解放された胸がいかにも柔らかそうに揺れて自己主張するのを見て、巳奈は呟く。
「巳奈もいつか大きくなるわ……」
「そろそろ厳しいよ?」
言いながら巳奈はそっと、その大きな胸に触れた。改めて自分のソレとの戦力差を感じた。
「どうやったらこんなサイズに……」
巳奈の手に納まりきらない胸は、手の動かすままに形を変える。緩急をつけて揉んでいるうちに陽香の呼吸が荒くなっていく。
「う……はぁ……」
「ねぇ……気持ちいい?」
「ん……」
巳奈は一しきり胸の感触を楽しんだ後、その頂にそっと触れた。擦れて痛まないよう優しく丁寧に指で愛すると、陽香の声が一際高くなった。
「あふぅ……んんっ……いい、いいよぉ、みなぁっ……!」
あられもない姿で陽香は体を大きく震わせた。胸だけで軽くだが達してしまったのである。
達した余韻で呆けた表情のまま荒く息をつく陽香にまた口づけを施しながら、巳奈は囁く。
「じゃあ、そろそろ……下、いくよ」
もったいつけるように、唇、胸、へそと少しずつポイントを下部へと移動ながら巳奈は陽香に口づける。やがて巳奈は寝転がった体勢で、陽香の既に湿ったショーツに顔をうずめた。
「やーらし……すごい匂いしてるー」
「な、何してるの!? こ、こらっ!」
犬のようにくんくんと自身の匂いを嗅ぐ巳奈を止めさせようとして、陽香は足を閉じて、ぐいと彼女を締め付ける。
しかし、既にしっかりと顔をうずめてしまっている巳奈には無駄な抵抗で、陽香は下着越しに秘所を舐められて飛び上がった。
66名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 17:27:47 ID:U0ybSDeF
「ひゃぁ! やめて、巳奈っ!」
「本当? 本当にやめてほしいの?」
「それは……っ……」
言い淀む陽香を見て、巳奈は微笑みながらショーツを完全に取り去ろうと手をかけた。
「脱がすね?」
年下相手に主導権を握られてしまっていることに仄かな敗北感を抱きながらも、陽香は巳奈に応えて、脱がしやすいように腰を少し浮かせる。
「うんうん、素直でよろしい」
「もう……」
「いっぱい気持ち良くなって……陽香」
先ほどの体勢に戻って、巳奈は今度は露わになった秘所に舌を這わす。ざらついた舌はまるで別の生き物のように秘所を蹂躙し、陽香を悶えさせた。
「やぁ……!んっっ、そんなふう、に……され…たらっ……ううぁあっんっ!」
愛する人の嬌声が巳奈をより激しい行為へと駆り立てる。ぴちゃりぴちゃりと音を立てながら、すっかり充血した突起に吸いつく。もっともっと陽香の甘い声を聞くために。
それが、とどめになった。
「みな、みなぁぁっ! はぁっ! あぁぁぁっっっ! あぁぁーっっ!」
背中を反らして、外にまで聞こえてしまいそうなほど大きな声で陽香は達した。うっとりとした表情で、巳奈はそれを見届けた。

× × ×
「はぁ……」
安らかな寝息を立てる巳奈の隣で、陽香はベッドの上で疲れと自己嫌悪による大きなため息をついた。
結局、勉強はまるで進展を見せることなく、二人は遅くまでたっぷりとお互いの体を貪りあったのだった。
寝室の壁に掛けてある時計を見て、陽香はぎょっとした。既に午前3時だった。
時間感覚がどろどろになってしまっていて気付かなかったが、こんなに遅くまで絡み合っていたとは。陽香は数十分前までの自分たちを思い返して顔から火が出そうになった。
「やりすぎ……よね」
呟きながら陽香が横を見下ろすと、そこには巳奈の綺麗な寝顔があった。
こうして見てみると、普通の少女なのに、行為の時はどうしてあんなに艶やかになるのだろうか。
「んんー、せんせぇー……」
「どうしたの?」
眠そうな声で自分を呼ぶ巳奈に、陽香は静かに応えたが、どうやら寝言だったらしく巳奈の言葉は曖昧なままに続けられていく。
「どこ……にも……いっちゃいやです……ないしょでも、ひみつでも……かまわない、から……」
「――っ!」
本当に寝言なのだろうか。
巳奈の言葉に陽香の心は切り裂かれたように痛んだ。彼女に秘密の関係を強いていることへの罪悪感は常にあった。そのことを詰られている気がした。
そっと少女の頭を撫でながら、女は口を開く。
教師として、年長者として、そしてなにより恋人として、言わなければならないことがある。
「ごめんなさい、巳奈。でもね、それでも、私は――」
愛するあなたのそばにいるから。
――そう言った時、巳奈がほっと、笑ったように陽香は思えた。



お付き合いいただき、ありがとうございました。
アイデアをほとんど活かせてませんね……本当に申し訳ないですorz
67名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 21:34:20 ID:ypg+1Ajh
超GJ!
6827:2010/11/09(火) 00:11:43 ID:BKcQMiDW
>>66
年下攻めの年上受けは正義です
こちらこそ良いものを読ませて貰いました

>>60
このZIPは>>59の続きと、以前に書いた主役二人の短編です。
これでも大丈夫なら、本編のリンクを張るつもりです。
ttp://scatoloa.s3.x-beat.com/cgi-bin/data/20101109000426.zip.html
69>>9:2010/11/09(火) 08:08:44 ID:UAzWsNiG
>>66
GJマジGJ!
ぶっちゃけ適当に書いた設定からこんな素晴らしいSSをありがとう!
70名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 20:51:02 ID:B33Wa6bM
うわ超イイ!!
なんで年下攻め年上受けってイイんだろうな
71名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 21:22:24 ID:7alSwGn0
受けのお姉さんの、私の方が年上なのに悔しいーって葛藤が萌えるのではないか
72名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 01:42:55 ID:ryo4almD
「先輩……感じてるんですね……」
したたかな水音が、私の耳を穿つ。あの子が触れた舌先からビリビリと電気が放たれる様
で、足腰を立たなくされてしまう。愉悦の中にある確かな「恐怖」を感じて、足に一杯の
力を込めてみても、逃れること叶わず、受け入れることも叶わずに、私はただ、情けない
姿を香穂に晒すだけだった。
「やだっ……私が、する……!」
息も絶え絶えな口から出た願いも、我関せず、とった風で、美咲は私に顔を埋めたまま<顔
は見えなくとも、彼女は何時もそうなのだ>、猫撫で声で鳴いた。
「先輩は、そのままで良いんです……ふふ」
「ひ……!?」
私の秘裂を、彼女の指が滑る。


こんな感じですね?
73名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 07:17:17 ID:9wiyceBn
先輩がリードしたいのに、気付いたら後輩相手にネコになっちゃう展開は素晴らしいと思います
74名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 09:20:54 ID:0R/NWoT8
激しく同意だわ
年上がリードしたいのにネコになっちゃうのは最高!
だが俺は普段いじめてた女の子がいじめられっ子にレズられてしまう
下克上的なものが素晴らしいと思う
いじめられてた恨み+優越感+支配欲でいじめられっ子が暴走し
いじめっ子が攻められてる現状に納得できないのに感じてしまうって感じがいい
75名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 12:11:00 ID:R7RKa1TV
君たち・・・わかってるじゃないか。
76名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 15:08:01 ID:t+LINOnF
むしろ責められてる現状を理解して受け入れてあげる、
受身なのに虐めるとかいう高度なプレイまで妄想した
77名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 15:21:27 ID:HS7bjOFb
とある休日、彼女と2人ニコニコを見ていたときの事
突然彼女から逆らえない命令が下った

彼女「アイス食べたいから買って来て」

外は土砂振りの雨。正直、外に出たくありません。
しかし、「いや」とは言えず行きたくないオーラを出しながら「外・・・雨降ってますよ・・・」というのが精一杯な私
すると私の手をフニフニしながら笑顔で「知ってる」という彼女様。
行きたがらない私に彼女は、私の唇を触りながら、艶のある声で

「買って来てくれたら・・・ご褒美・・・あげるよ」

急いで財布と携帯をもって近くのドラックストアにアイスを買いに行った。
買い物から帰ると彼女がパタパタと玄関まで迎えに来てくれた。
私「ただいま」
彼女「アイスきたきた〜(ハート)」
そしてアイスを奪って部屋に戻っていった。
濡れたところを玄関に置いてあったタオルで拭きながら彼女を呼んだ。
私「○○さん・・・」
彼女「あぁ、お帰り」
私「○○さん、ご褒美、ご褒美!!」
彼女「?・・・あぁ、××が持ってるソレ(タオル)、ご褒美ね」
私「って、タオルがご褒美ですか!!」
彼女「うん」
私「もっといいのがあるでしょ!!」
彼女「バスタオルがよかった?」
私「違います。私が言いたいのはタオルの大きさではなく、ハグとかキスとか、○・・・○○さん・・・とか(照)」
彼女の目がまるで汚物を見ているような目で私を見ていた・・・
私「そんな目で見ないでください(焦)」
彼女「・・・きもい?・・・」
私「恋人にむかって言う言葉じゃないですよね・・・」
彼女「恋人だったの?」
私「えっ?」
彼女「えっ?」
私「私のことなんだと思ってたんですか」
彼女「ただの変態さん?」
私「私のどこが変態なんですか!!」
彼女「すべて(ハート)」

彼女の言葉にショックを受け、トボトボを部屋に戻ると、彼女が私の隣に座り、私の名前を呼んだ。

彼女「××」
私「なん・・・・・・・・・・・・・」

振り向いたら突然キスされた。
キスされたとわかった瞬間、口の中に広がるバニラの甘さと少し冷たい舌の感覚。

うん、また買いにいってもいいかな、と思った。



読みにくくて申し訳ない。あまりにもうれしかったので書き込んでしまった。
文章能力が低くてすみません。
78名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 23:58:47 ID:p6O/AvIK
リアル百合ップルなのか…
鬼畜彼女ww
7960:2010/11/13(土) 00:25:45 ID:k0CjXddI
>>68
結構迷いました。
正直な話、引いた引かないで言うとちょっと引きましたが、
個人的な意見を言わせてもらうなら、最終的に愛がある姿って、どういう形でも見てみたいなと思ってしまいました。

途中はともかく、どの話も読み終わった時に、
私はですが納得ができる形になっていると思いましたから。
ともあれ、ある程度の覚悟はしておきます。
80名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 00:37:04 ID:Zz0t7WFn
>>78
Sな彼女もかわいいよ。
特に照れてツンツンしてる時とか理性総動員で耐えてます。
81名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 20:52:57 ID:sL+o+eqm
是非彼女と添い遂げて下さい。
82名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 21:00:17 ID:Zz0t7WFn
>>81
添い遂げたいがなかなか彼女からのOKサインが出ない・・・
83名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 21:19:01 ID:sL+o+eqm
〉〉79
84名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 21:29:21 ID:sL+o+eqm
>>79
読んで貰えるだけで感謝です。
ttp://scatoloa.s3.x-beat.com/cgi-bin/date/20101113202224.zip.html
前回の続きも入っています。
8527:2010/11/13(土) 21:51:44 ID:sL+o+eqm
すいません。なんかリンクが変な所に繋がるみたいですね・・・
面倒を掛けますが、68のアドレスから入って、ファイルの数字を84のものに変えて下さい。
86名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 21:57:09 ID:/jfgv/LW
/data/
87名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 09:49:46 ID:xtkuHOpC
>>77
おいらの分まで幸せになってくれたまえ…

男のこの身では百合不可能だからなぁ…
88名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 10:18:02 ID:OkPoITTX
>>87
彼女が私と一緒にいてくれる・・・それだけで幸せだよv
笑った顔やすねた顔、照れてツンツンした顔、申し訳なさそうな顔・・・
普段はSっ気全開なのにベットでは素直でMなところとか・・・彼女のすべてが大好きです!!
89名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 12:50:44 ID:PwHHi03e
幼なじみで活発な体育会系の女の子と内向的な文化系女の子
いじめられても活発少女がいつも守ってあげててもっと嫌な物は嫌って
いいなよ!って内向少女に説教している
そんな二人が百合関係になって二人っきりになると立場逆転で内向少女がガチ攻めで調教してる
っていうシチュエーションがいいと一瞬頭に浮かんだ・・・
だれかそういう日常の立場と逆転してる百合書いてくれ〜
90名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 22:01:10 ID:Mmf+yCXx
お嬢様とメイドさん、
夜だけメイドさんがお嬢様を攻めまくるとかですかね。
91名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 08:26:42 ID:xDGdFhXX
主従逆転も良し
お嬢様に従順なメイドさんも良し
92名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 10:25:24 ID:CiJ5l6DU
SとMの二重人格少女もまた良し
93名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 11:22:06 ID:POrH5Ayl
くしゃみで入れ替わるんですねわかります
94名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 11:24:37 ID:POrH5Ayl
95名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 23:21:04 ID:x6nxTtXN
ふつうの女の子が学校の友達と、徐々に徐々にじっくりねっとり百合に目覚めて行く過程を丹念に書こうと思ったんだけど
あまりに時間がかかりすぎ挫折した

やっぱりストレートな百合が肩に力が入らなくていいや
96名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 17:42:22 ID:FshkvryL
真矢みき「…あきらめないで!」
97名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 23:31:03 ID:wbzQg9kD
宝塚は百合の匂いするよね、女性のおっかけもいるし
98名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 00:22:05 ID:KNVQFiNQ
何を今更
99名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 20:04:23 ID:QfwpLybB
てす
100名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 20:06:14 ID:QfwpLybB
あ、書き込めた
規制関係ないのかね
101名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 23:55:35 ID:QfwpLybB
上で見たメイドと主人モノが読みたくなったので自家発電。
無駄に長くなったのでごめんなさい。
あとショボいけど一応エロ注意ね
102名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 23:56:34 ID:QfwpLybB
「アンタさぁ…女の子の足なんか舐めさせられて、悔しくないわけ」
「仕事ですので。お嬢様が望むことは何でもしろ、と旦那様から言い付けられております」
「仕事、ねえ…。自分の性欲くらい自分で解消するっての、馬鹿パパ」

お嬢様と呼ばれた少女、深玖は、自分の足元にひざまずくメイドを見ながら溜め息をついた。
なんでも、今年で18になる深玖の夜伽を担当するために彼女の父が雇った人間らしい。
見慣れないメイドだ、しかも美人だ、と密かにときめいていたところにそう伝えられ、深玖は完全に不機嫌だった。
おまけに深玖が露骨に嫌な顔をしても全く動じず、冗談半分に脱げと言えば眉一つ動かさず全裸になり、今も命令通り、深玖の右足の裏に舌を這わせている。

「はぁ…もう足はいいわ。アンタ、名前なんだっけ」
「早野葉子と申します」
「葉子ね、葉子。アンタ、あたしの望むことは何でもしろって言われてるんだっけ?」
「はい、その通りでございます。あらゆるプレイ、あらゆる体位に対応出来るよう準備して参りました」
「あらゆるプレイねえ…まあいいわ、頑張ってあたしを気持ちよくしなさい。夜伽なんでしょ?」
「かしこまりました」
「じゃあ、とりあえずここ舐めてもらおうかしら。」
「はい、お嬢様。では、失礼します」
「ん…」

葉子が、下着姿の深玖の股間に舌を這わせる。
微量な、じれったい刺激をうけ、深玖の悶々とした感情が蓄積されていく。

「真ん中に大きな染みが出来ておりますね。こちらお世話させていただきます、お嬢様」
「染み…?馬鹿言わないでよ、あたしまだ濡れてなんか…あっ…!」

下着越しに割れ目に舌を這わされ、深玖が喘ぐ。
葉子の舌は執拗にクレバスを責め立て、ますます染みが拡がってゆく。
103名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 23:57:03 ID:QfwpLybB

「お言葉ですが、お嬢様は私に足を舐められて感じていたようにお見受けします」
「ん、あっ、変なこと言うんじゃないわよっ、やめなさいっ」
「失礼いたしました。それではやめさせていただきます」
「あっ…!やめないでよ馬鹿ぁ!」
「失礼いたしました。再開致します」
「やっ、あん、そこクリ…っあ!ん!ああ…っ!!」

今まで触れられていなかった陰核を急に責められ、深玖の身体が小さく震えた。
その様子を、葉子が見逃すはずもない。

「お気をやられましたね、お嬢様?」
「あぅっ、あ、な、何言ってんのよ!?あんな程度であたしがイクわけないでしょ!」
「ですが、今たしかにお体が」
「う、うるさいってば!そ、そうだ、じゃあ勝負よ!アンタ、ペニバンとか使ってあたしを犯しなさい!」
「はあ…それでどのように勝敗をつけるのでしょうか」
「今晩中にあたしがイったって言わなければあたしの勝ち、言ったらアンタの勝ち!もしアンタが勝ったらずっとあたしの夜伽係として重用してやるわ!」

癇癪を起こしたようにまくし立てる深玖を見ながら、葉子は一時思案する。
そしてぺこりと丁寧に頭を下げ、言った。

「わかりました。よろしくお願いします」
「なんでもう勝った気になってんのよ馬鹿!ほら、これ付けて!」
「はい。…では、失礼します」
「あ…ああっ…!あんっ!!」

葉子が鞄からディルドを取り出し、腰に装着する。
彼女が腰を落とし、その肉棒がずぶずぶと深玖の中に入っていく。
それが最奥まで達したとき、深玖が一際大きな喘ぎ声をあげた。

「…お嬢様、今のは」
「ちがぁっ…違うわよっ…そんな、挿れられたばっかでイクわけないじゃない!」
「左様ですか。素直じゃありませんね、お嬢様も」
「うるさいわ馬鹿メイド!っていうかアンタに言われたくない」
「失礼致しました。では、再開致しましょうか」
「ん…!あ、うっ!ひゃあん!」

ゆっくり突き始めたと思えば急にペースを速め、無防備な身体を不意に舌で襲ったりもする。
葉子の巧みな責めに、深玖は歯を食いしばって必死に耐えた。
先程からさらに1回達したものの、絶対にそれを認めようとしない。
いい加減どうしたものかと葉子は考え込み、深玖の通産4回目の絶頂を見計らってディルドを引き抜いた。
104名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 23:59:25 ID:QfwpLybB
「はあっ…はあっ…も、もう終わり…?やっぱり、全然たいしたことないじゃない…」
「終わりではございません、お嬢様。騎乗位はお好きでしょうか?」
「騎乗位、ね…まあなんでもいいわ、好きにしなさい」
「では、仰せの通りに」

葉子はベッドに横になり、深玖の身体を抱き抱えて自分の上に移動させる。

「ひゃあっ!?ちょっと、自分で立てるわよっ」
「こちらのほうが雰囲気が出るかと思いましたので。では」
「あ…あっ!くうっ、ん!」

腰を落とさせられた深玖の膣に、ディルドが再び侵入する。
葉子に腰を捕まれているため逃げることも出来ず、一方的なペースで犯され続け、深玖は果てそうになる意識を必死に繋ぎとめた。
やっと抽送が止まり、深玖は荒い息を吐きながら葉子の身体にぺたんと手をつく。

「は、はあん…ちょっときゅうけ…ひあっ!」
「休憩?休憩したいほどお嬢様は切羽詰まっているのですか?」
「ちがう、ちがうわよっ、ちがうのおっ!馬鹿っ、あ、ああっ!!」

気を抜いた矢先、不意に下から突き上げられ、再び快感に襲われてしまう。
なすすべもなくまた達してしまい、深玖は力無く葉子の上に倒れ込んだ。
105名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 00:02:27 ID:QfwpLybB
「はあっ…はあっ…ほんと…ムカつく…」
「…申し訳ありません」
「そうやってすぐ謝るとこも!エッチが上手なとこも!あたしよりずっとずっと綺麗で大人なとこも!全部ムカつくってのよ!」
「はい、お嬢様…」
「それに、あたしのことお嬢様としか呼ばないとこも!そんな他人行儀な人に気持ち良くされたくなんてない…イカされたくないもん!」
「…ごめんなさい。私、人として1番大事な点を忘れていたようです」
「本当よ馬鹿、馬鹿…本気でずっとあたしの相手したいなら、ちゃんと態度で示しなさい!」
「それは遠回しなプロポーズでしょうか?深玖お嬢様」
「ちょっ、え、な、何言ってんのよ馬鹿!…ちゃんとあたしとの勝負に勝ってからそういうこと言いなさい、葉子」
「はい、深玖お嬢様。では、勝たせていただきます」
「きて、葉子…!」

深玖の身体を抱き抱えてぐるりと転がり、再び葉子が上から責める。
片足を上げさせて深く、深く突き立てると、深玖が大きく喘ぐ。

「やはり奥がお好きですね、深玖お嬢様」
「あんんっ…奥も好き、だけど…葉子に犯されるならどこだって好きよ、馬鹿っ…!」
「ふふ…光栄でございます」

そして深玖の限界が近いことを悟り、葉子がペースを上げる。
深玖は飛びそうになる意識の中、必死に葉子を呼んだ。

「葉子っ…ねえっ、葉子ぉ…!」
「はい、深玖お嬢様…どうしましたか?」
「お願いっ…、キス、してえ!あたし、もうイク、イっちゃうから…!」
「かしこまりました…ん、むっ」
「ちゅっ、あんっ、ぅ…!好き…!葉子、好きぃいっ!」
「私もです、深玖お嬢様…!」
「葉子っ、ああっ、ん、イクぅっ、葉子ぉお!!!」

葉子の胸の中で大きく震えながら、深玖は果てた。
もう一度葉子にキスをされ、その幸せそうな顔のまま眠ってしまった。
葉子は少し思案した後、深玖の身体を綺麗に拭き取って、一緒に眠ることにした。
彼女と過ごす明日からの日々と、主人にどう雇用契約更新の話を切り出そうか、というわずかな懸念に思いを馳せながら…。





終わりです。どうしてこうなった
他の住人がもっと素晴らしい作品を投下してくれると信じて…!
106名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 01:31:00 ID:Y1uF41V1
乙。これは良いクールメイド×ツンデレお嬢様。
もし続編があればその時は双頭ディルドーで頼む。

ちなみにこのスレはエロパロ板にあるから、エロ注意という警告はいらないかと。
107名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 18:31:55 ID:mw1kPYu3
お嬢かわゆす
108名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 09:49:06 ID:oa9bymZD
GJ
109名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 01:09:10 ID:7b+QRZJa
キスは二人でじっくり確かめあいながられろれろちゅっちゅか一方的にされて感じちゃうのとどっちがいい
110名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 21:18:48 ID:siGHVo3t
どっちもいい
111名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 01:23:23 ID:90epp4x/
なんかいいネタないかな…こたつで足技とか、人間抱き枕とか
112名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 01:35:43 ID:lXof7/Da
あけましておめでちゅーとかな
113名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 22:40:58 ID:rudQDpJ2
>こたつで足技

たしか前に投下あったよね
あれはエロかわいくてよかった
114名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 04:26:18 ID:sakszjmF
甘え上手だけどタチ、ってどうかな
115名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 10:05:51 ID:pP/ecPjI
>>114
言い出しっぺの法則というものがだな(ry
116名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 13:11:38 ID:WaNWmS4R
人間ホッカイロ兼抱き枕になってます。
彼女がいつも以上にふにふにと触ってくるので常に理性との戦いだよ
117名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 13:36:51 ID:WaNWmS4R
彼女とのデート中、人前では決して手をつなぎたがらない彼女がその日はなんと右腕にペタッとくっついてきた。
いつもは私が手をつなごうとすると「やだ」の一言で撃沈するのに・・・そんな彼女からの腕組み。
思わず「い、いいの?」と聞いてしまった。すると彼女はさっきよりも強い力でギューと腕に抱きつくと、
彼女「ば、××はわたしのホッカイロなんでしょ!!寒いからあっためなさい」
と・・・私が初めてホッカイロと言われた瞬間でした。
118あなたの温度:2010/12/13(月) 21:04:38 ID:C65lKyvM
>>8でございます。
暖めあうというワードに惹かれて、懲りもせず再投下させていただきます。
エロ無しで大変恐縮ですが、よければ見てやってください。

「寒い」
私の部屋は静かだった。
暖房が温風を部屋に送り出すごうごうという音と紙の上をシャーペンが走る音以外まったくの無音だった。
だから、雪花の声は呟いただけなのに妙に大きく響いたような気がした。
それを聞いて、世界史の単語をひたすら暗記するという不毛な作業を中断して彼女の方に視線を向けると、捨てられた子犬みたいな憐れを誘う目を向ける雪花がそこにはあった。
あの目は冗談なのだろうか? それとも本気なのかだろうか? どうにも判断しかねる。
「……暖房の温度、上げようか?」
とりあえず、一番手っ取り早い解決法を提案してみる。私にとっては適温なのだが、客人たる雪花が寒いというなら仕方がない。
しかしその提案に、雪花はぶんぶんと首を横に振った。
「違うよ、美耶。寒いのは体じゃなくて……心なの」
大袈裟な仕草で胸に手を当てながら、あの子犬みたいな目のままで雪花は私に訴えかけてくる。
「はぁ? 気が狂ったのか?」
そのふざけた答えに私は思い切り冷淡な態度をとった。どうやら雪花は私と座卓を囲んで黙々と暗記作業に勤しむのに飽きたらしい。
下手に構うと調子に乗る、突き放すのが一番いい。私達は今、明日の期末テストに向けて猛勉強の真っ最中なのである。遊んでいる暇はないのだ。
「うわぁぁ……冷たい! 冷たくて凍えそうだよぉ……」
私の態度に、雪花は相変わらず芝居がかった仕草でぶるぶると震えてみせた。彼女の成績からしてふざけている場合ではないのに。
「馬鹿なこと言ってないで勉強しろ。これ以上赤点取ると留年するぞ?」
「大丈夫だって、今回は自信あるよ! 美耶にみっちり教えてもらったしさ」
残念だが信用できない。確かに私はテスト前、雪花に英語やら数学やらを教えたが、彼女がそれを完全に理解していたとは思えない。
「微分と積分の区別がついてなかった癖によくそんなことが言えるな……」
「うぐ……。まぁ、何とかなったって……。で、それはともかく心が寒いんだよ、美耶ぁ」
甘えた声を出しながら、雪花は四つん這いでこちらにすり寄ってきた。なんだかますます犬じみてきたように思う。
「何だよ、その心が寒いって……」
「私の心が美耶のぬくもりを欲しているんだよ! だって最近美耶とぜーんぜんいちゃいちゃしてないもん」
「いちゃいちゃって……」
119あなたの温度:2010/12/13(月) 21:06:01 ID:C65lKyvM
確かにテスト前から雪花と、彼女の言うところの『いちゃいちゃ』はしていない。
私だって雪花と『いちゃいちゃ』するのはやぶさかではない、但しテスト期間中でなければ、だが。
「わかったよ。テストが終わったら沢山楽しいこと、しよう。だから今は頑張ろ? 雪花」
私の妥協案に対する返答を雪花はふくれっ面で示した。了解しかねる――という事か。
「あのな、雪花。テスト前日に勉強しなくて問題無いほど私達は頭の出来がよくないじゃないか、それに――」
一夜漬けの重要性を説こうとしたところで、私は突然雪花に飛びかからんばかりの勢いで抱きつかれ、うわぁと間抜けな声をあげながらひっくり返った。
視界に捉えられた雪花の背景が一瞬にして自室の壁紙やベッドから、天井へと変わる。それから腹辺りにさっきまでなかった重みも感じる。
つまり私は、雪花に押し倒されたのだ。
「やだ。今すぐあっためてよ……美耶……寒いんだよぉ……」
マウントポジションをとった雪花は泣きそうな顔で私に迫ってくる。こういう態度に、私は弱い。向学心が揺らぎ始めているのを感じた。
悔しいが認めるしかない、雪花の言う事を聞いてもいいかなと思い始めている事を。
「ちょっ……雪花……っ」
「ぎゅっとするだけでいいから……ね? 美耶?」
私の『緩み』を見逃すことなく、一気に雪花は攻勢に出てきた。潤んだ瞳と湿った吐息が私の意志に強烈な揺さぶりをかけてくる。
実際の所、断っても雪花は本気で傷ついたりしないだろう。けれど、結局私は――
「しょうがないな、少しだけ休憩時間をとろうか。……少しだけだからな!」
折れてしまった。我ながらなんて情けない。
「やったぁ! 美耶大好き! 愛している!」
雪花の表情がさっきまでが嘘のように明るくなった。分かってはいたが、やっぱりあれは演技だったのだ。でも、まぁ、その笑顔の可愛らしさに免じて許してしまおう、特別に。
「抱き締めれば……いいんだな?」
「うん!」
少しは構ってあげた方が結局は効率が良さそうだし……などと自分自身に言い訳しながら、上半身を起こして雪花の背に手を回す。
 細くすらりとした雪花の身体は私の腕のなかにすっぽりと収まり、そしてうっとりするほど柔らかい。
 さらさらと揺れる艶のある黒髪からは何だかとてもいい匂いがする。
 キスできそうなほど近くにある、長い睫毛に縁取られた大きな双眸は私だけをそのなかに映しだしている。
 ああ。大好き、雪花。
雪花の身体を抱く度にいつも、私は同じ感想を持ってしまう。
120あなたの温度:2010/12/13(月) 21:07:01 ID:C65lKyvM
「これで、いいか?」
「んーん……」
 否定とも肯定ともつかない曖昧な返事をしながら、雪花はすぐそこにある私の唇にキスをした。
 啄ばむようなソレに私も応じた。
「はふっ……あ……」
 何度か繰り返しているうちに、雪花の舌が私の口内に這入ってきた。刹那、私は応えるべきか逡巡する。ここらで打ち切らなければ確実に今日の勉強はお終いになってしまうからだ。
 けれど私は舌を絡ませる。この誘惑に抗うことなんて、できない。こういうことをしていると、愛おしさとか、恥ずかしさとか、そういうもので頭の中が一杯になってしまう。
「ぷぁ……はぁ、はぁ」
「んっ、美耶……」
 一度口を離して、見つめあう。雪花は笑っていた。まだ余裕があるように見える。私の方が感情に溺れてしまっているだけかもしれないが。笑う雪花に私は問いかける。
「もう、寒くないか?」
「まだまだ。これから」
 私の背にあった雪花の手が私の胸へと動いてきた。そのまま、揉むというよりは掴むような感じで、私の乳房を包む込んでくる。キスの所為で過敏になっていた私の身体にはそれだけでぞわぞわとした感覚が走った。
「ふぁっ……」
「ふふ、美耶ってさ……男の子みたいな喋り方なのに、こういう声は凄く女の子らしくて、可愛い」
 そうなのか。私には、よく分からない。
「テストは……どうする?」
 もう諦めてはいるが、聞いてみる。数分前まで勉強していたのが嘘みたいだ。
「どうにかなるよ……多分、きっと、おそらくは」
「そうだな、どうにかなるよな……」
 気楽な答えがなんとも雪花らしい。
答案の壊滅を覚悟した私達は笑いあって、もっともっと強く抱き合って、それから改めて、心がぽかぽかになるまで暖め合うことにした。



以上です。最近寒くていけませんね。温暖化なんて嘘っぱちです。
エロ無しはまずかったでしょうか……?
121名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 22:03:37 ID:gRpQw4/N
>>120
何だか心がポカポカしてきたぞ…。
これはお風呂に入ってきたから…ではないな。
122名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 00:59:28 ID:zV3MR6+8
乙、これなら暖房いらないね…
123名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 19:10:41 ID:HPFUdKcw

あんまぁい
124名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 02:17:27 ID:BeeWTboA
>>120
乙としか言えねえ!
っていうか十分エロいし!
125名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 16:45:22 ID:u267DEiJ
>>120
ため息が出るほど素晴らしい百合です
126名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 00:37:46 ID:5vvBoFiE
クリスマスにいちゃいちゃ、年越しもいちゃいちゃ、正月もいちゃいちゃみたいな
127名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 14:13:21 ID:Jo7SUIxL
年中いちゃいちゃしてろ… この甘々カップルめ!!
128名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 02:05:36 ID:l4e7xOzV
冬は二人マフラーでいちゃいちゃ、春は花見でいちゃいちゃ、夏はプールや海でいちゃいちゃあたりでループ
129名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 16:24:09 ID:5/j/vXtI
「クリスマスプレゼント、子供が欲しいなあ…」
って感じで子作りに励む百合ップルのSSまだですかね!
130名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 19:16:34 ID:5Ol75kvX
メリーユリスマス

いや、メリーチチクリシマスかな
131名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 19:26:27 ID:zArTc45x
メリークリ吸います
132名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:51:40 ID:8AREOl39
審議中
133名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 04:27:53 ID:AVfMKY9d
実演要求
134名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 08:45:17 ID:bqwoI9wc
最近SS始めたが
自分の文才の無さにガックリくる
設定と妄想だけで勢いで書いてる感じ
135名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 13:10:34 ID:k8VG3qQ4
最初から上手に書ける人のほうが少ないと思うの
136名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 23:49:04 ID:HCQwLlEv
>>134
いいじゃんいいじゃん
もし百合SSだったなら早速投下だ
書けば書くほどうまくなる
137名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 02:21:01 ID:rvy9xjf2
この時期なら二人で巫女バイト、巫女装束を貰って巫女プレイ

みたいな
138名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 02:28:44 ID:PHI6JkEE
「袴?どうやって着るのこれー」
「しょうがないなー、ほら後ろ向いて両手あげて」
みたいな定番的な始まりもいいし
休憩時間に巫女装束の二人が普段と同じように
手をつないでキャッキャウフフ言いながらトイレに、みたいな
かわいいのもいい
139名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 11:09:02 ID:SZBxguzh
>>138
あの脇が見える衣装の隙間から手を突っ込んで胸を揉むんだ
140名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 15:29:40 ID:9kAOtPca
>>139
そんなあからさまな・・・
初詣の際にそっと手を握り目と目を交わすのがいいんじゃないか
141名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 15:38:24 ID:RpimtHyw
女の性欲ナメんな
142名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 19:21:29 ID:ZayTiGAU
積極的な娘なら巫女もみもみー!とかやりそうだな
143名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:20:07 ID:7AAhGod3
年越しくらい百合百合しようぜ
144名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:27:39 ID:ig8CRKLj
あけましておめで百合
145名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:35:32 ID:K1+r6UiV
あキマシておめd(ry
146名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:47:41 ID:Gtb8VAFX
姫初めしました
147名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 01:15:25 ID:eZ21H+pE
>>146
kwsk
148名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 23:20:37 ID:Gtb8VAFX
久しぶりの彼女からのお誘い…盛り上がらないわけがない!!
大変美味しく頂きました。
149名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 00:11:57 ID:igK6e5S7
 「元旦から仕事がある。ベタベタ禁止」
 「触るな」と言われたら、触りたくなるのが人の常でしょう。人間は欲望に負けて知識
の果実に手を出したんですよ? 今触らずに、なんとやらです。そう、今日は元日。二人
の愛は、初日から燃え上がるのです!
 「聞こえてるよ」
  ふふふ……いつもはサれてばかりの私も、今日は麻衣の可愛い「ズキューン!ズキューン!」
な顔を拝む為に鬼になると決めたのです。嫌がる麻衣の腕を取り、そっと口づける私……。
「開襟シャツなんか着て。誘ってるんですか?」って言ったら「そ、そんなこと……」っ
て言ってくるんですね、分かります! どうしよう、どうしよう!

 「香耶、うるさい! こーしてやる!」
 「え!? そんな積極t……あっ……」
150名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 18:23:34 ID:8RizUVvn
あけおめ〜





>>149
続きはまだかね?




てゆうかたまには濃厚なエロが見たいでやんす。
151名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 20:46:03 ID:tCIUHnvj
「女の子にイかされるって、どんな気持ちなのかしら?」
「んん、ん――!」
「ふふ、すごい締まった。Mなの?」
「はぁ、はぁ……っ……!」

みたいなヤツがいいな
152名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:01:13 ID:nFUEBNqU
年末年始ずっと求められてやんわり拒否するけど押し倒されたらなんだかんだ甘えちゃうのが見たい
153名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:11:50 ID:D09/I93B
「大人のキス……したことある?」

私の部屋で雑誌を読んでいた可奈子が呟いた。
私ははぁとため息をついて「ないよ」と答えた。
だいたい可奈子は思いつきでものをいう子なんだ。だからまともに取り合ってはいけない。
「ねぇ?」
「何?」
可奈子は雑誌から顔をあげこっちを見ている。
丸顔にくりっとした目、自他共に認める童顔。
私はこいつを見る度ロリコンに襲われないかと心配になる。

「じゃあ…あたしとしよっ!大人のキス」
「……はぁっ?」

可奈子は所謂キス魔だ。だから私もこいつとキスしたことはある。
でもこれは……。

「可奈子はしたことあるの?」
「ないよっ♪」

あどけない表情で「♪」なんてつける可奈子。
やっぱりきっとこれは思いつき。

「……無理」

可奈子のわがままとかに付き合ってきた方だ。
でもこればかりは無理だ。

「なんで?」

本気で可奈子のことが好きだから。
友達同士の軽いものとは違う、そんなことをしたら……私はきっと止まらなくなる。止められなくなる。
可奈子の思いつきに乗ることで今までの私たちを壊したくない。
でもこんなこと言えるわけなくて、私は黙るしかなかった。

「んー……ちゅ」

唇に一瞬の温もりとちゅって音がした。
私は驚いて後ずさりをした。

「……あたしのこと嫌い?」

可奈子が目をうるうるさせて上目遣い気味にこっちを見る。
嫌いなわけない。むしろ好きだ。言えないけど。

「……あたし、梨恵ちゃんのこと好きなの。友達以上に。気持ち悪い……よね。あはは、ごめん。」

止めなくていいのかもしれない。
俯いた可奈子を抱きしめる。小さな体は震えていた。
私も可奈子が好きだ。
だから、止めなくていいのかもしれない。

「ごめんね、可奈子。私も可奈子のことが好き。むしろ……愛して、ます。」



思いつきで書いたけどエロ書けないことに気付い て断念\(^O^)/
154名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:40:54 ID:mALlaH7T
えっ、続きは?
155153:2011/01/08(土) 00:01:05 ID:jhXD+g+d
続きっぽいものを書いたけど、やはりエロは書けなかった許してください
勢いで書いたの駄文ですが失礼します
可奈子さん視点です

**

「むしろ……愛して、ます。」

最初何を言ってるかわからなかった。
でも、抱きしめられてるっていう梨恵ちゃんの温もりだけはしっかりと感じていた。
だんだん梨恵ちゃんの言葉が理解できて来て、さっきと違う涙があふれ出して顔を見れない。

「可奈子、ほら、泣かないで。ねっ。」

またギュってしてくれる。
あったかくて心地よい。

「……夢かな。」

だって現実だって思えないもん。
すごく自分に都合のいい夢。
何回も何回も夢見た、欲した。
それが現実にあるなんて信じられないもん。

梨恵ちゃんはあたしの頭をなでて「ばか。」って言った。
ちゅっって唇が触れあう。それはすぐ離れて梨恵ちゃんが笑う。
「夢じゃないでしょ。」

いやいやいや、落ち着けあたし!
梨恵ちゃんはクールだし、今まで何度かちゅーしたことはあったけど、梨恵ちゃんからしてくれたことなんかなかったもん!

「……可奈子?」
「夢だあぁぁぁぁ!絶対絶対これは夢だ!だってだって、梨恵ちゃんは鈍いし、梨恵ちゃんからちゅーなんてしないもん!」

とりあえず叫びつつ、この素晴らしい夢を見続けようか、強制的に起きようか考えた。
夢は夢であってやっぱり現実じゃないから、目が覚めた時寂しい思いをすることなんて目に見えてる。
うん、起きよう!ほっぺを思い切りつまんで、引っ張る。

「……大人のキスしたら、夢じゃないって思えるの?」
「ほぇ?……んぅ…。」

ほっぺをつまむ手から力が抜けるほど突然に。
さっきのちゅーとは違うがっつき具合で。
驚いているあたしの唇の隙間からにゅるりと何かが侵入してきてあたしは戸惑う。
口内で踊る謎の侵入者を舌で撃退しようとしたらそれは侵入者につかまった。

「ん……。」

絡まり離れ、少しずつ侵入者に抵抗できなくなってくる。
侵入されてるのは口なのにだんだん体が熱くなってる。
最初は撃退しようとしてたのに、今は逆に欲しがってる。
変な気分。なんか……気持ちいい?わかんない。でも、もっとしてほしい。

156153:2011/01/08(土) 00:02:38 ID:YAV4yfu3

「あっ……。」

急にそれはいなくなり、解放された。
名残惜しくて声が出た。
「ほら、可奈子、よだれ。」
梨恵ちゃんの声がぼんやり聞こえた。
けど、よくわかんなくてそのままでいたら「しょうがないな」って梨恵ちゃんが顔を近づけてきた。
またさっきのかも!って構えていたら、今度は別の所に来た。
口の周りを梨恵ちゃんが舐めてるって理解したら頭が沸騰しそうになった。

「梨恵ちゃん。」
「ん?」
「……さっきのが大人のキスなの?」
「たぶんね。」

舐めるのをやめた梨恵ちゃんと目が合った。
いつもはドキドキするだけなのに今は、なんていうかきゅんきゅんしてる。

「夢じゃないんだね。」
「夢じゃないよ。」

夢じゃないって思ったらなんだか一気に気が抜けた。
あっ、梨恵ちゃんが何か言ってる。
でも何言ってるかわからないや。

「えっ、このタイミングで寝るんですか?うそでしょ」
「おーい可奈子ー。…………まじか。まじ寝か。自分から誘っといて……おーい?可奈子さん?」

…………………………
…………………
………




梨恵ちゃんは身長が高くてすらっとしたあたしとは正反対に大人っぽくて美人さん。
なんだかんだで小中高ってここまで一緒にやってきた。
いつからなんだろう?わかんないや。

あたし、梨恵ちゃんのこと好き。

友達として、親友として以上に。
likeじゃなくてlove。
困ったもんだね。女の子同士なのにさ。
でも、女の子同士だから、一緒にお風呂入ることも、お泊まりすることも、ちゅーすることだってできた。
女同士で感謝だよね。自己満なんだけどさ。

最近ちょっと期待しちゃってる。
梨恵ちゃんもあたしのこと同じように好きでいるんじゃないかな?って。
そんな期待が出てきちゃって、あたしの中で大きくなってきちゃって、そしたらそれは欲に変わってた。
157153:2011/01/08(土) 00:07:03 ID:jhXD+g+d

知りたい。梨恵ちゃんがあたしをどう思っているのかを。
「好き」なんて言葉いつも梨恵ちゃんに言ってる。ちゅーだってしてる。
それ以上のこと……。
「好き」以上の言葉。ちゅー以上のこと。

梨恵ちゃんの部屋で雑誌を読むふりをしながら、梨恵ちゃんを見つめる。
梨恵ちゃんは漫画から目を離さない。
いっつもそうだもんね。
こうやって部屋にいる時も、一緒にお風呂の時も、あたしは梨恵ちゃんを見てるのにな。
ほんと、鈍いよ。気付いてほしいのにな。
「好き」以上の言葉とちゅー以上のこと。
伝えたいな、したいな。ねぇ梨恵ちゃん……?

「大人のキス……したことある?」



終わる


……の下は>>153冒頭のセリフに可奈子さんが至る過程をきっと可奈子さんが夢見てるんだと思う
そしてきっと可奈子さんは目覚めたら梨恵さんにおいしくいただかれると思う
158名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 07:29:22 ID:ExZR/5WO
GJ!
すごいよ素晴らしいよ!
159名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:07:33 ID:/ozjLc9x
よろしい、ならばおねロリでクリ責めだ
160名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 18:50:33 ID:1rlYOg8K
痴漢だとよほどの変態じゃないと可哀想だから恋人に提案されて電車で痴漢プレイする話が見たい
161名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 18:53:58 ID:BF6yDfGQ
服着てる状態での抱き合いの良さを皆に知らしめたい
162名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:07:15 ID:mGzsBn4U
寝起きのテンションで痴漢物に手を出したらすごく微妙なのが出来た
6レスほど使います
163名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:08:19 ID:mGzsBn4U
「うーん。なんだかムラムラする」
「はい?」

それは、登校時のお話。
私、中原知里の先輩にして恋人である桜田葵先輩が呟いた、他愛のない一言。

「だから、ムラムラするのよー。ちさちゃん、抱いて」
「抱いてって、朝から何言ってるんですか葵先輩…今晩お泊りなんだし、そのときにでも」
「夜まで我慢なんてできないわよー!今すぐちさちゃんに抱かれたいのっ」
「駄々こねないでください…ほら、学校着いちゃいましたよ」
「むー…ちさちゃんのケチ、意地悪!不能!」
「ちょっと、大きい声でそんなこと言わないでください!…じゃあ、また後で」
「はいはーい。じゃあねー」

2年の教室へ走って行く先輩を見やり、ふぅと息を吐く。
先輩との時間は至福の時だけど、さっきみたいに突拍子もないことを言い出したりするから油断出来ない。
放課後もきっとあの調子だろうし、なんとかして家まで言いくるめなくちゃ。
そう思案しながら、私は自分の教室へと向かった。
…そのときは、言いくるめられると思っていた。
164名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:09:04 ID:mGzsBn4U

「ちさちゃん、ひとつ提案があるんだけど」
「なんですか」

これは、今のお話。
放課後合流して帰路についてもとくにエッチに関する話は出ず、このまま家までやり過ごせると思っていた矢先。
ホームで電車を待っていたところ、先輩は口を開いた。
正直、嫌な予感しかしない。

「痴漢プレイって素敵だと思わない?」

嫌な予感的中。大当りでーす!
返事の代わりに、わざと大きくため息をついた。
するとこれまた予想通り、先輩がむくれる。

「なによー。そんなにダメ?」
「ダメに決まってるじゃないですか!電車は公共の場ですよ、それに他のお客さんだっているんです」
「平日のこの時間よー?」
「いなけりゃいいってものでもないでしょ!」

そんな押し問答をしている間に、電車が来た。
ほらお客さんいっぱいでしょ、と私が言うより早く、先輩は私の手を引いて車両に乗り込む。
そして奥の閉まっているドアに私を押し付け、ぎゅっと抱き着いてきた。
なにこの早業、と突っ込もうにも、私の顔は先輩の胸に埋もれていて上手く喋れない。
制服のシャツ越しにも伝わる先輩の胸の感触が、鼻控に流れこんでくる先輩の匂いが、私の理性を吹き飛ばそうとする。
落ち着け私。このまま手を出しさえしなければ、ちょっとスキンシップ過多な女子高生、くらいにしか見られない。
現状を維持したまま地元の駅まで着けば、私の勝ち。
…だったんだけど。
先輩は、そんな膠着状態を許さなかった。
165名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:09:58 ID:mGzsBn4U
「これでも抱いてくれる気にならない?じゃあ…」

私の頭上で囁いたかと思うと、私の背中に回っていた先輩の手がするすると離れていく。
もう片方の手は相変わらず私の頭を胸に押し付けていて、視界がろくに確保出来ない。
まずい、この状態じゃどこか触られても逆らえない…そう思った矢先、先輩がまた囁いた。

「ちさちゃんがしてくれないなら、わたし、自分でするから」
「…!?」
「ぁ…っ」

先輩の吐息が、甘い色に変わる。
信じられないけど、どうやら本当に自慰を初めてしまったらしい。
私を抱きしめる腕も、触れている身体も、切なそうに震えている。
さすがに止めなきゃ、と先輩のスカートの中に手を入れるが、視界が悪すぎて先輩の手を見つけられない。
それどころか太ももや下着に触れてしまい、先輩の反応を促すだけだった。
先輩の手から少し力が抜け、やっと私の頭が解放されたとき、
視界に入ってきた先輩の顔は朱く染まっていて、少し目が潤んでいる。
…かわいい。
166名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:10:40 ID:mGzsBn4U
「ぷはぁっ…やめてください葵先輩、周りの人に見られてるかも知れないじゃないですか…!」
「やぁん、ちゃんと他の人のほうに背中向けてるから大丈夫よ…それに、せっかく気持ちよくなってきたんだからっ、ね?」

ああ、ダメだ。
こうなった先輩はもう、手に負えない。
…それに、正直私も我慢の限界だ。
散々先輩の体温を押し付けられていたところにあんな色っぽい顔を見せられ、理性はとっくに職務放棄していた。
先輩を抱きたい。いや、抱く!

「…じゃあ、葵先輩、こっちに立ってください」
「ちさ、ちゃん…?」
「もっと気持ちよくしてあげますから」
「…やったぁ!ちさちゃん好きぃ!」
「ちょっ…声、大きいですって…!」

本当にかわいいなあ、と思いながら。
今まで私がいた壁側に立ってもらい、今度は私が後ろから抱き着く。
こうすれば他の人からは私しか見えないから先輩の尊厳は守られるはず…いや、いまさらだけど。
とにかく準備完了した私は、先輩に行為の開始を告げた。

「声、なるべく抑えてくださいね」
「ん…努力はする」
「期待しないほうがよさげですね…」
「ふふ。きて、痴漢さん」

…そういえば、痴漢プレイがしたかったんだっけ。
痴漢っぽいことの基準がよくわからないけど、まあなんとかなるでしょ。
とりあえず制服の中に手を突っ込んで、ホックを外す。
するすると抜き取ったブラはポケットに入れて、柔らかい乳房を両手で弄ぶ。

「あ!」

乳首をきゅっとつまむと、先輩が耐え切れず声をあげた。
右、左、右、左、とリズミカルにここをいじるのが、先輩は弱い。
手すりを掴む手をぎゅっと握り、快感に身を震わせていた。

「葵先輩の乳首、がっちがちですよ。もうこんなに感じちゃってるんですか?」
「だって…あ、今日のちさちゃ、んっ、なんか、すごいっ…!」
「すごく感じてるのは葵先輩が変態だからでしょ?電車の中なのにはしたない声出して」
「あぁんん、そんなことない、もんっ…!」

先輩はMだから、言葉責めにも弱い。
今みたいに気持ちよくなってるときは、とくに混乱して余計に感じちゃうみたいで。
じゃあこっちも準備万端でしょ、と私は下着に手を伸ばした。
つー、と指でなぞると濡れた感触が伝わってくる。
167名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:11:43 ID:mGzsBn4U
「ぁん…そこ…っ」
「うわあ、もうどろどろですよ、ここ。葵先輩のエッチなお汁で」
「違うわよっ…そんなのわたし出してな、あんっ!」
「ほら…私の指、こんなに簡単に入っちゃった。葵先輩のナカ、どろどろで」
「あっ!やぁあっ!」

先輩の膣はたやすく私の指を受け入れ、さらに愛液を漏らした。
指を揺すって肉壁を擦れば、先輩の喘ぎ声がより激しくなる。
ここが電車内ということも忘れ、先輩はその長い髪を振りかざしながら身体をよじらせた。

「あんっ!んんっ!ああああっ!」
「気持ちいいですか、葵先輩?イカせてあげましょうか?」
「きもちいいよぉっ!イキたい、イク、イっちゃう!」

もはやなりふり構わない様子で、先輩が叫ぶ。
私は言いようのない優越感に満たされながら、指の動きを速めた。
愛液を掻き出すように、最奥を貫くように、先輩のナカを犯す。
そんな私の責めに、先輩が耐えられる訳もなかった。

「ああんっもうだめだめだめだめだめわたしイっちゃうっ!イク!あっ、あぁぁぁあー!!」
「っ…!」

甲高い声を車内に響かせ、先輩は達した。
がくがくと震える身体を強引に抱きしめ、その暖かさを味わっていた。
168名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:13:17 ID:mGzsBn4U
…が、しばらくしてふと我に返った私は気づいた。
乗客ほぼ全員のなんとも言いようのない視線に。
車内に充満する、明らかに私たちが発したとしか思えない雌の匂いに。
急に恥ずかしさが込み上げてきたところ、救いの手を差し延べるかのように目の前のドアが開いた。

「あ、えっと…ごめんなさーい!」

まだ足取りのおぼつかない先輩に肩を貸しながら、とにかく電車を降りる。
まずは先輩のこの下半身をなんとかしなきゃ、とトイレに駆け込み、個室の鍵をかけてようやくひといき。
ふぅ、と息を吐いて先輩のほうに向き直ると。

「捕まえたっ」
「ぶっ!?」

いきなり後頭部を抑えつけられ、視界が肌色に染まる。
顔に触れる湿った陰毛の感触。
むせ返りそうな雌の匂い。
先輩の股間に埋もれていると、把握するのに時間はかからなかった。

「むうっ…!葵先輩、なんですかいきなりっ」
「あは…もういっかい、気持ちよく、して?」

聞かずとも返事はわかっていた。
むしろ先輩の腰をしっかりと掴み、秘裂に舌を這わせる。
頭上から響く先輩の喘ぎ声と、愛液の味が、再び私の理性を溶かしていった。
169名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:14:30 ID:mGzsBn4U
普通に補導されるだろとかそういうツッコミは勘弁してください!
おやすみ!
170名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 10:36:59 ID:lvv8zoTr
女教師による補導……!
171名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 12:08:35 ID:Y3RpGqJs
女教師2人に生徒指導室で視姦プレイされるんですか
その女教師2人も「私達も昔よくやったわね」とか言ってイチャイチャし始めますか
172名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 12:27:17 ID:PxncTwI7
>169
乙。これは素晴らしい。大人びた後輩×エロ先輩がMで受けなのもナイス。
173名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 16:20:51 ID:Ma4vXJgj
>>171
この発想・・・90年代の匂いがしますわ
174名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 19:45:13 ID:Y3RpGqJs
しどい……
175名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 22:33:45 ID:LRN70+AA
>>169
素晴らしい
シリーズ化希望したいくらい
176名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 02:26:55 ID:4Sr66bGD
先生受けがいいな
177名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 23:52:14 ID:T/x79j43
えっちなのを検索してたのがばれてそれを延々言われて言葉責めされる話が見たい
178名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 01:23:37 ID:j90kVvl7
ここの住人の要望する設定細かすぎて笑うわw
179名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 11:31:23 ID:xfsCWkw6
とある百合カップルで、少し気弱なふわふわした感じの女の子といつもリードしてくれる強気なガチレズの女の子が付き合ってるの

少し気弱な女の子が強気な彼女も好きなんだけど、サッカー部の男の子もちょっと気になっていて……

で、ある日その子から告白されてOKした後に、強気な彼女の家で別れようって言ったらいきなりビンタされて色々罵られちゃったんだよ

それでも別れたいって、同性愛とかおかしいって彼女に言ったら、さらにビンタもらって彼女が泣きながら嫌がる気弱な女の子をベッドに押し倒して……

で、写真とかRECとかレイプまがいなことされて仕方なく男の子と別れて……。それで、別れるときに男の子にやっぱ強気な彼女が好きなのかって聞かれて、気弱な子は嫌いって言おうとしたんだけど、何故か大好きって言っちゃったんだ

自分は嫌いだと思っていてもベッドの件以来、本心では好きで好きでどうしようもなくなっていて、最後には自分から滅茶苦茶にしてくれって頼む、ドMなガチレズになっていく……

数ヶ月後には、付き合った当初と同じイチャイチャ百合カップルが……





ふぅ……
俺は何を言っているんだ
少し血迷った
180名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 15:15:10 ID:lEP11wVW
もう一迷いして詳細に書いてみよう
181名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 00:58:30 ID:AxeZj4IJ
あるカップルが学校の休み時間、いつものよーに二人でイチャイチャしてたら、クラスの友達から
「なんかさー、二人いっつも一緒にいるよねー。付き合ってるんじゃないのー?」

すると、相方が普通に否定
「あはは、んなわけないでしょ、冗談! 小学校からの、ただの腐れ縁! 付き合ってるとか……そんな風に見える?
それヤバいなー、気をつけないと」


(そう言わないと仕方がないのわかってるけど、やっぱヘコむわぁ……あれ?)
愛想笑いで合わせて誤魔化す……と、直後にメールが一通



”ごめん。愛してる”



「次、音楽室だっけ。そろそろ行こっか」
「……うん」
手を差し伸べる彼女は、いつもと全然変わらない、やさしい笑顔だった。







……こんなんが書きたい。でも時間がない……。
182名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 23:43:40 ID:BgJXtopE
>>181
こういうの好きだ
183名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 00:45:29 ID:0Q2idDqJ
彼女が合宿で会えなくて終わるまでのあいだ毎日夢イキしてしまうさみしがりやさん
184名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 03:59:08 ID:wFzOLsKZ
すれ違いみたいなのを書いてみたくなり投下
エロは申し訳程度
精進ですな

「公園が嫌いになった理由」

それは突然やってきた。突然すぎて私は何もできずにただ固まるばかりだった。
目の前にいるのは高校時代の親友、梨奈。
半そでにGパンなんていう、すごいラフな格好で私は近くのコンビニへ行った。その帰りのことだ。彼女に声をかけられたのは。
「亜希?亜希だよね?」
あの卒業式以来だ。彼女と向き合うのは。
髪が伸びてる。化粧も少し変わってる。……前よりもっとかわいくなってる。
「亜希……?」
「……ひ、久しぶり、梨奈。」
声が震えてしまい、ぎこちなくなってしまう。それはきっと仕方ない。こんな再会があるなんて思いもしなかったのだから。
「なんでここに?」
「ん〜、偶然…かな?」
私はその偶然を恨む。こんな形での再会を私は少しも望んでいない。
「ねっ、今から帰るんだけど、駅まで送ってくれる?」
断ろうと思えば断れるはずだ。今までを考えれば断るべきだった。
なのに、私から出た言葉は「いいよ。」だった。
横に並んで歩きだす。
「コンビニで何買ったの?」「ロールケーキとお茶」
「自炊してる?」「全然」
他愛のない会話を繰り返す。私は彼女の質問に答えながら心の準備をした。きっと聞かれるだろうあのことについて。

「ねぇ……。」
きたって思った。さっきまでと声のトーンが違っていたから。私はすぅーと深呼吸。
「何?」
「…携帯さ……。突然連絡とれなくなっちゃったけど、どうしたかと思って」
「あの雨で壊れちゃって。アドレス全部消えちゃった。春休みは体調崩したり、1人暮らしのアパート探すので忙しくて……ごめん。」
嘘。これは嘘だ。
壊れてなんてないし、体調だって崩していない。私が勝手に着信拒否してアドレス変えて、そして春に携帯ごと買い換えた。あの当時はまだ番号も変わるシステムだったからちょうどよかった。
「……そっか。」
「うん。」
梨奈はそれ以上何もいわず、私たちは無言で歩き続けた。
少し失敗したって思った。「あの雨」なんて言わなければよかった。
ちらりと横目で梨奈を見る。暗くてよくわからない。
ふと、彼女の足が止まる。それに合わせて私も足を止め、彼女の方を向いた。
彼女の視線の先には公園があった。
私は公園が嫌い。正確にはあの日から公園が嫌いになった。

ほら、今ふたをしたはずの記憶が溢れ出る。
それとともに想いも、あの時と変わらない感情がこみ上げそうになって私はそれを必死に抑える。

「ねぇ、亜希!寄っていこう!」
彼女が公園に何も抵抗もなくいえるのはきっと、やっぱり、あれは彼女にしたら些細な、取るに足らないことなのだろう。
「電車なくなっちゃうよ」そう言った時にはもう彼女は公園に走り出していた。
ここで彼女を放っておくことはできるが、私にはそれはできなかった。
渋々と公園に足を踏み入れた。何本かの外灯が私や彼女を薄暗く照らしている。彼女はブランコに乗っていた。
私はブランコの周りの柵みたいのに腰をかけた。
「えへへ。」なんて言って楽しそうに笑う彼女を見て、変わらないななんて思った。
「そう言えば……高校の時もブランコ好きだったよね?」
「うん。子ども心を忘れてないってことだよー!」
子ども心か。あの時の私の気持ちは子ども心なのだろうか。
それならば私は早く大人になりたい。そしたらただの親友でいられるのに。
185公園が嫌いになった理由:2011/01/31(月) 04:00:42 ID:wFzOLsKZ
ふと時計を見ると0時を少し回った時間をさしていた。
「ねぇ、梨奈。終電なくなっちゃうよ。」
「ん〜〜」
「終電!帰れなくなっちゃうよ。」
今度は聞こえたのかブランコを止めた。「ほら行くよ」と私は後ろを向いて歩きだそうとした。彼女が悩んでいるような、辛そうな表情をしていることに気付かずに。
「亜希。」
ドキってした。彼女の声は携帯の話をした時より重い気がしたから。何となく怖くて、私は振り向くことができない。
「亜希さ、公園嫌いだよね。」
何だそんなことか、と安心して弁明するために振り向いた。暗がりで表情はよく見えない。なのにすごい真剣で深刻な視線だけは感じてしまった。
私は何も言えなくて、でも、彼女のことも見れなくて、地面を見ていた。
「亜希が公園嫌いなのって、あたしのせい……だよね。」
違うって言葉がすぐに出なかった。何も言わない私に彼女はつづけた。
「あの日の、あたしのせいだよね。」


―――あれは高校の卒業式の日のことだった。

本当に卒業したんだな、と周りで泣いているクラスメイト達を見て思った。
小中、そして高校と卒業式で泣いたことがなくて、さっきまで卒業の実感がなかった。
写真を撮ったり、卒業アルバムの自由ページに言葉を書いたり、書いてもらったりしてたら、急に実感がわいてきた。
卒業式に告白なんて漫画にありがちなことはきっと起こらない。だって女子高だから。
でも絶対なんて言いきれない。女の子が好きな女の子はいるから。
私は友達のことが好き。いつからかは分からないけど。
初めの内はこの感情に戸惑った。友達の独占欲か恋なのか。同性に恋?そんなの変だとかいろいろ悩んだ。
でもわかってた。これは恋だって。分かってはいたけど認めたくはなかった。認めれば楽になることもあるだろうけど、これは違う。だって相手は同性の友達だから。
卒業式に告白なんて勇気、私にはない。この3年間で学んだこと。友達として一緒にいられればいい。それが私の幸せで、それがベストな形。
私の恋はきっと終わることはない。でも叶うことはない。だからこれが一番いい。
「亜希。」
高校の最終学年はクラスが違った。でも親友であることに変わりはない。梨奈は笑ってはいるけど目は赤くなっている。きっと卒業式は号泣だったんだろうな。
一緒に写真をとって寄せ書きをした。私と梨奈は進学先は別々だけど、そう遠い距離ではない。
今より一緒にいられる時間は少なくなるだろうけど、会おうと思えば会える距離。
だからきっと変わらず友達のまま傍にいられる。
パラパラと教室から人が消えていく。部活で集まったり、仲良い子同士で遊びに行ったりしているのだろう。
私達も遊びに行こうと思った時、口を開いたのは梨奈だった。
「どっか遊びに行こうよ。」
同じことを考えていたことに嬉しさを覚える。こんな小さな出来事でも私は幸せだ。

プリクラをとったり、買い物をしたり、時間を忘れるくらい遊んだ帰り道。
186公園が嫌いになった理由:2011/01/31(月) 04:01:32 ID:wFzOLsKZ

「あっ、公園だ。」
梨奈はそう言って駆けていく。途中で振り向き、笑う。
「あたし、公園好きなんだ。」
「子どもじゃん。」
ゆっくり追いかけながら呟いた。梨奈は「いえーい」とか言いながらブランコに飛び乗っていく。その姿に思わず笑みがこぼれた。
一緒にいるただの友達という立場の苦しさにはもう慣れた。だから、もう一緒にいるだけで十分。私、幸せだよ。
ブランコに揺れる梨奈を見ながらそう思った。
ふと鼻に当たる水滴。一滴、二滴。空を見上げる。雨だ。
「梨奈、雨ー。」
「亜希、濡れちゃうよー。」
いつの間にかブランコから降りた梨奈が私に飛びついてきた。
「傘持ってないのにー。」
「私も持ってないけど。」
梨奈にこうやって抱きつかれることは何度もあった。でも今だにドキドキする。
梨奈の温もりに私はまだ慣れない。
「あそこで雨宿りしよ。」
滑り台の下の土管みたいのを指さして梨奈は言った。
中は案外広かった。
「雨やむかなぁ…。」
ザーザーと土管に雨音が響く。私と梨奈は体育座りをしながら黙っていた。
放り出していた私の手に別の温もりが重なった。梨奈の手だということはすぐに分かった。
梨奈は正面を見ていた。横顔は垂れた髪のせいで見えなかった。
「梨奈…?」
「亜希。」
呼びかける私を遮るように梨奈は私を呼ぶ。でも、こっちは見ない。
少し重なる手に力を込められた気がした。

「キスしたことある?」

「は?」
驚く私。でも、梨奈は何も言わないし、こっちも見ない。しばしの無言。
「ないよ。」
高校3年間彼氏がいないこと知ってるでしょ。なんて思いつつちょっと恥ずかしい。
「梨奈はどうなの?」
もしかしたら中学の時、彼氏いたかもしれないな、なんて思いながら、そう言えば、2人ずっと一緒にいたけど、彼氏とか男の話したことなんてなかったな。
梨奈はやっとこっちを向いた。そしてすごい笑顔で「ないよ!」って言った。
ちょっとホッとしている自分に気付く。梨奈はもう一度正面を向いた。
「あの……さぁ。」
「何」と聞く前に梨奈はこっちを向いた。
「キス、しようよ。」
「へ?」
予想外の言葉に私はフリーズした。脳も体も口さえも動かない。
「えっと……いや、あの。高校も卒業したし……初キスくらいは済ましたいというか……。」
梨奈は動けないでいる私に次々と言葉を並べた。
私の耳に入りこんできたのはたった一言。
「だから、キス、したいなぁって。」
大学に入学したら、今度は女子校じゃないし、彼氏もできるだろう。
いつかあの唇が私の知らない誰かに奪われる時が来る。分かっていることだ。
でも、今、私がその唇を奪うチャンスが来ている。
「……いいよ。しよ、キス。」
「えっ、いいの?」
驚く梨奈に重ねていた手を一度ほどき、絡め直す。緊張しているはずなのに妙に落ち着いてる自分がいた。
絡めた手の反対の手を梨奈に伸ばす。そしてそのまま梨奈の頬に添えた。
暗いけど、梨奈がゆっくり目を閉じたのが分かった。
私もゆっくりと目を閉じ、唇を重ねた。
触れた唇は思いのほか温かくて、気持ちよくて、ずっとこうしていたいと思った。
187公園が嫌いになった理由:2011/01/31(月) 04:02:08 ID:wFzOLsKZ

ふいに腕をギュッと握られた。唇を離す。

「ごめん、止めるタイミングが分からなくて。」
「うん……。」

お互い無言になっていた。
どれくらいキスしていたんだろう。自分ではわからなかった。
ただ押し上げてきた感情が私の心で暴れ出しているのだけは分かった。
「一緒にいられればいい」「それが一番」「それが幸せ」
そんなの全部嘘だ。
今まで大丈夫だったはずの抑えていた感情が爆発しそうになる。
絡めていた手を離すと梨奈は「亜希。」と呟いた。
今までは大好きで幸せだった梨奈が私を呼ぶ声、私を見る梨奈の瞳が、なぜか今は悲しく思える。
友達として一緒にいるだけじゃ、足りなくなる。

「亜希、時間やばいよ。そろそろ行こ。」
梨奈はそう言って土管から出ていく。私も「うん」と言って後に続いた。
「雨やんだね。」
「……本当だ。」
駅までの道を私達は無言で歩いた。
もうすぐ駅が見える。

「梨奈「あっそだ!」
梨奈は私を遮り口を開く。
「大学で彼氏できたら1番に教えてね。あたしも教えるからさっ。」
あぁ、私は何て言おうと思ったのだろう。今、現実を突きつけられた気がする。
「じゃあまた今度ね。」
梨奈は私に手を振り、走り去っていった。梨奈の姿が見えなくなるまで私はそこに立ち尽くしていた。
「はは、ははは……」
自嘲気味に笑っていた。
何が「友達として一緒にいられればいい。それで幸せ。」なんだろう。
一緒にいるだけじゃ足りない。誰にも奪われたくない。
誰かに奪われるなんて嫌だ。嫌だ。嫌だ。
でも、いつか私の知らない誰かが梨奈を奪っていく未来がきっと来る。
その時私は友達としていられるだろうか。

……きっと一緒にいちゃいけない。

彼氏の報告なんて聞きたくない。この想いが冷めるまで私は今まで通り一緒にいることなんてできない。

自然と梨奈のアドレスを拒否設定にして削除していた。
無機質な「削除しました」の言葉がディスプレイに浮かんだ。
「ごめん、梨奈。ごめんね。ごめん……。」
私は夜空に向かって謝り続けた。


**

188公園が嫌いになった理由:2011/01/31(月) 04:03:32 ID:wFzOLsKZ
「あの日の、あたしのせいだよね。」
私が勝手に梨奈に好意をもって、一方的に連絡をとることを拒絶した。つまり私のせいだ。
なのになんで、梨奈は自分を責めるのだろう。
「あの日、あたしがあんなこと言って、亜希にさせたから……」

―――あたしのこと嫌いになっちゃったんだよね。

梨奈の独白は続く。
私は何も言えなくて、ただそれに耳を傾けるばかりだった。

「避けられてるってわかってた。でも、あたし、亜希に会いたくて仕方なかった。……本当はね、今日会ったのは偶然じゃないんだ。進学先はここだって知ってたから、ずっと探してたんだ。亜希のこと。ストーカーみたいで気持ち悪いよね。」

地面を見ていたはずだったのに、私はいつの間にか梨奈を見つめていた。

「でも、あたし、亜希に会いたかった。避けられてる、嫌われてるって。亜希はあたしなんかに会いたくないって、分かってたけど。どうしても、あたしは亜希に会いたかった。」

視線がかち合う。梨奈の瞳に涙が光って見えた。
梨奈は私の視線から逃げるように俯いた。

「あの日から、ずっと後悔してた。」


**


「じゃあまた今度ね!」
今度が来なくなるなんて思ってなくて、あたしは電車に乗り込んだ。
――キスしちゃった。あたし、亜希とキスしちゃった。
唇に触れるとその時の情景が浮かんで恥ずかしくなる。
あたしのファーストキス、亜希のファーストキス。
あたし、亜希のこと好きだな。本当に。
永遠に高校生活が続けばいいと思ってた。大好きな人と一緒にいられるから。
そこにはなにも邪魔はなく、あたしと亜希と他の友達がいるだけだ。
でも、永遠なんてない。進学先は同じ東京だけど大学は別なところ。
一緒にいられなくなるんだって思った。
一瞬でいいから夢を見たかった。
きっと付き合うとかは無理だから。友達のままがきっといいから。
でも何か記念みたいのが欲しかった。それがキスだった。
一瞬でもあたしの想いを伝えられれば……。

……思い返すと恥ずかしくて赤面していた。
そだ!メールしよ!
と、カバンから携帯を取り出し、メール画面を開く。
「キスしちゃったね。」
……バカか私は。と一旦削除、打ち直し。
「今日は遅くまでごめん。m(__)m
 楽しかったよ!
 これから春休みだし、いっぱい遊ぼう(*^_^*)」
これでOK。さぁ送信。

すぐに携帯が震えた。嬉々として確認したあたしの目に飛び込んできたのは、送信エラーを告げるメールだった。
電車内ということも忘れ、すぐに電話をかける。でも、これもつながらない。
なんで……?なんでだよぅ……。

そしてあたしは気付く。あたしが変な夢を見たせいだと。
あたしの一瞬の夢がすべてを壊したのだと。
189公園が嫌いになった理由:2011/01/31(月) 04:04:39 ID:wFzOLsKZ
**


「女同士なのに、亜希にあんなことさせて……、気持ち悪かったよね。」
初めて聞いた梨奈の言葉に私は戸惑うばかりだった。
「あたしね、ずっと友達でいようって思ってた。だから友達を演じようって思ってた。」
『彼氏ができたら教えてね』という言葉を思い出す。
「本当はね、今日、会うつもりなかったんだ。一目見れればよかったのに。ごめん、気持ち悪くて」
梨奈はブランコから降りて、私と向き合い、笑う。

「でも、もう会わないから。許して。」
私の横を通り過ぎていく。
「帰るね、送ってくれなくていいよ。」
梨奈の言葉が私の中でまとまらない。でも、体は勝手に動いていた。
腕を掴んで、梨奈をこっちに向かせる。涙をこぼす梨奈の顔が目の前にあって、思わず抱きしめた。

「〜〜〜〜亜希……。優しくしないでよ…。」
私の腕の中で彼女がうめく。私は抱きしめる腕にさらに力を込める。
「私も同じだから」
「……え?」
「梨奈のことが好きで、誰にも奪われたくなくて、一緒にいたら梨奈の負担になりそうで怖くて……あの日からずっと逃げてた。」

私達の時間はあの日一度止まった。
「でも、今でも、あの日も、今も梨奈が好き。」
あの日止まった私達。でも気持ちは少しも変わらなかった。
「亜希っ。亜希……。あたしも、亜希が好き。好きだよっ。」
少し体を離して見つめ合う。そしてどちらともなく目を閉じた。

あぁ、一瞬の夢で壊したものは、永遠の夢になりそうだよ。


**


「終電なくなっちゃったよ。」
「うちに来ればいいんじゃない?」
そう答えると梨奈はニタ―と笑って、私に体をすりよせた。
久しぶりの梨奈の温もりにドキドキして、何も変わっていない自分に苦笑する。
「誘ってんのか、このやろう」
「まァ……誘ってますよ。」
一瞬の間。みるみるうちに梨奈の顔が真っ赤に染まる。
「ふふ。梨奈かわいい。」
「…亜希ってそんな大胆キャラだったっけ?」
顔を赤くした梨奈の手をとり、絡める。いわゆる恋人繋ぎ。
190公園が嫌いになった理由:2011/01/31(月) 04:05:22 ID:wFzOLsKZ
そうしているうちに家に到着。
あ、そういえばロールケーキ買ってきたんだった。
「食べる?」
「太るよ?」
仕方ない。朝食べよう。と冷蔵庫にしまう。
梨奈は私の部屋を見回している。
「なんか、何もないね。」
「寝れればいいと思っているからね。」
「ふーん」と言いながら梨奈はベッドに腰をおろした。
私は買ってきたペットボトルのお茶を「飲む?」と手渡した。
「ありがと。」と言ってこくこくとお茶を飲む梨奈の唇についつい目がいってしまう。
「はい。」と返され、私もそれを飲もうとする。
「あっ、間接キス。」
吹き出しそうになるのを我慢しつつ飲み込んだ。むせた。
「ごめんごめん。」
まったくと思いながら再びお茶を含んだ。
「ねぇ、亜希。あたし、やっぱり亜希が好きだよ。だって、こんな間接キスでさえ、ドキドキしてるもん。」
ペットボトルを口から離すと、梨奈が私の頬に手を添えてキスしてきた。
それはすぐに離れたけど、熱は確実に生まれた。
「私もドキドキしてる……。ちょっと止められそうにないや。」
「……止まらなくていいよ。」


再び唇を重ねる。今度は舌を唇に這わせ、梨奈の口内に侵入させた。
梨奈の舌と私の舌が絡みつく。
「んん……ちゅぅ……。」
キスがこんなに気持ちいなんて知らなかった。
口を離すと溢れた唾液が梨奈の顎を伝っていった。
それを舐めとり、再びキスをする。
「んぅ……あっ…き……。」
「…んぁ…りな……。」
お互いの名前を呼び合いながら、私達はゆっくりと、そして確実に快楽へ溺れていった。

お互いの服を脱がし合い、裸のまま抱き合った。
肌と肌の触れ合いがこんなにも気持ちいなんて思わなかった。
ドキドキと心臓が高鳴っている。でも、もしかしたらこれは私じゃなくて梨奈のかもしれない。
それくらい、私達は密着していた。

おでこに、目に、鼻に、頬に、そして首から鎖骨へ次々と口付けて行く。
その度に梨奈は恥ずかしそうに声を漏らした。
もっと見たいな。梨奈の色々な表情を。
そっと梨奈の胸に口付ける。
「あっ。」
片方は口で、片方は手で愛撫する。
「んっんうっ……あっ!…んん」
梨奈は声を漏らしながら、私の頭を抱きかかえるように手を伸ばす。
梨奈が声を挙げるたびにギュっと胸に押し付けられる。
梨奈が感じるたびに、私も感じていた。
そっとあいていた片手を下半身に伸ばしてみる。
「……!ああッ…」
そこはもう十分に濡れていた。
「梨奈。すごいよ、ここ。」
「……ばか。」
ゆっくりと、なるべく優しく、時に激しくそこを責める。
「んあぁッッ!んんぅう……!」
頭を抱く力が強くなっていくのを感じて、もうすぐだなって思った。
ラストスパートといわんばかりに責め、指を入れた。
「…ああ…ああぁぁぁッッッ!」
梨奈の体がビクンと跳ねた。
191公園が嫌いになった理由:2011/01/31(月) 04:07:04 ID:wFzOLsKZ

私はさっきまで梨奈の中にあった指を舐めてみた。
これが梨奈の味なんだ。
そう思いながら呆けている梨奈を抱きしめキスをした。


**


「ねぇ、亜希」
梨奈は目覚めると少し不安そうに私を呼んだ。
「何?」
「またあの日みたいに、これっきり、なんてないよね……?」
少し瞳に涙をためて梨奈は呟いた。私はそのきれいな涙を舐めとって梨奈を抱きしめた。
「そんなことないよ。」
触れるだけのキスをして微笑む。
「もう離したりなんかしないよ。約束する。」
「亜希のばか。……大好き。」
「うん、私も梨奈が大好きだよ」

私達は遠回りしちゃってたね。
でも、大丈夫。止まっていた時間は動きだし、私達は二人で新しい時間を歩み始めたから。

お互いに微笑みあってキスをする。
「おやすみ、また明日ね。」
「うん、おやすみ。」

これが本当に望んでいた幸せなんだろうな、と思いながら私はゆっくり目を閉じた。

「あっ!次はあたしが亜希にしてあげるからね!」


おわり。
ちなみに季節は夏です。季節外れでごめんなさい
駄文長文失礼しました。
192名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 05:25:04 ID:64uvzAb4
>>191
GJ!
でも何故最初にネタバレしたしw
193肉食の君:2011/01/31(月) 20:17:26 ID:vAz2A7Tp
>>191
 素敵です! 思い合いながらもすれ違ってしまう的なモノには胸きゅんしますw


>>179氏の設定に一目ぼれをいたしまして、勝手ながら書いてしまいました。
エロ無し、かつ男性登場です。不快な方はスルーしてください。ごめんなさい。




草食動物は、恍惚として食い殺されるのだと本で読んだことがある。
それによると肉食動物の牙にかかった彼、彼女等は夥しい脳内物質によって苦痛も恐怖も無いままに食い殺されるのだという。
本当は恐ろしい筈なのに、実際は苦しい筈なのに、本心は望まない筈なのに、その瞬間は幸福に包まれているのだ。
草食動物は、私に似ている。

× × ×

数か月前、私――瀬浦 愛美(せうら いとみ)は恋人――上月 頼音(かみつき よりね)を自分の部屋に呼び出していた。愛を語らうためではなく、別れ話の為に。
彼女を呼び出す三時間ほど前に私は同僚の男性からプロポーズを受けていて、そして私はそれに応じていた。
彼は会社の中でも誠実で知られ、見た目もそれなりに良く、私も好ましくは思っていた。
だから、『丁度良かった』
そもそも頼音のことは愛していたかどうかすら分からなくなっていた。私と出会った時からずっと、頼音はいつも自分本位で、気まぐれで、残酷で、私はそんな彼女に振り回されることにうんざりしていた。恐怖していたと言ってもいい。
そして何より私は世間体だとか常識だとか、そういうものに私はとても臆病だったのだ。
そんな自分勝手で最低な理由で、私は恋人と別れようとしていた。
部屋の中だというのに私達は馬鹿みたいに突っ立ったままで話を始めた。話といっても、私が一方的に喋り続けるだけだったけれど。
「私は……同性愛者じゃない。あなたとは、違うの」
『このままじゃ上手くいかない』『お互いを傷つけるようなことはしたくない』
そんな、私の長い長い言い訳を聞いた彼女は鋭い犬歯をむき出しにして攻撃的に笑った。
194肉食の君:2011/01/31(月) 20:18:50 ID:vAz2A7Tp
「へぇ? じゃあ今までのは何だったの? 遊び?」
「そういう……ことになるわ。そんな言い方は嫌だけど」
「愛美、オトコと付き合うことにしたんでしょ? あたし知ってるよ」
「そんな……っ」
 余裕たっぷりに言い放った頼音の『オトコ』という単語に私は滑稽なほどに動揺した。それを見て頼音は、また笑った。
「あらら。カマ掛けてみたんだけど、ホントにそうなんだ……。オトコの×××じゃなきゃ、××××が満足できないってわけね」
頼音は耳を塞ぎたくような卑語を平気で口にした。
「違うわ! そんな訳じゃ!」
「違わないわ、だってソイツの人格とか心にホレて、あたしを捨てることにしたんじゃないんでしょ? 単にオンナと付き合うのが怖くて、オトコに逃げたんでしょ? 臆病なアナタは常識と寝ることに決めたのよ」
「違う、違う……!」
 見透かされている。直感的にそう感じた。
足が震える。視線が泳ぐ。悪事がばれた子供のように私は弱弱しい声で自分を守ろうとした。
頼音は笑いながら私に近付いてきた。私はそこから逃げたかったのに、これっぽっちも動けなかった。
「なんて可哀そうな愛美……。そんなつまらないものに囚われて……」
 不意に、頼音は私を強く抱きしめた。私は驚き、いやいやと身じろぎしたが、彼女の腕はまったく緩まることが無く、完全に捕まえられた格好となってしまった。
「でも大丈夫。あたしが助けてあげる」
 頼音の整った顔が私を覗き込んでくる。その表情は相変わらず笑っていた。だがその両目はしっかりと私を捉えていて、決して逸らしようがなかった。
「頼音……私は……」
「言葉なんか、いらない」
 口から飛び出しかけた言葉は頼音の唇によって塞がれた。
 あった筈の抵抗の意思は、頼音への罪悪感や口づけてくる彼女の息遣いで容易に挫かれ、それきり私は何もかも分らなくなった。
195肉食の君:2011/01/31(月) 20:19:47 ID:vAz2A7Tp
× × ×

翌朝、私は昨夜に作ったばかりの恋人を職場の非常階段に呼び出していた。愛を語らうためではなく、別れ話の為に。
どうして私は頼音の言うがままに彼を振っているだろう? 私は頼音と別れる筈だったのに。
 だが一度頼音に命令されると、私は魔法にかけられたように何も言えなくなってしまう。
 その束縛から逃れ、『普通』の在り方に戻るチャンスを自ら捨てていることも、彼女がそう命令したからだ。『とりあえずオトコのことはちゃんと処理しなよ』と。
「――と言う訳で……。ごめんなさい、やっぱりあなたとは一緒になれないの……」
呼び出された彼の表情は私のぐだぐだとした言い訳が進むにつれてどんどん萎びていった。本当なら私の身勝手に怒り狂ってもおかしくないと思うのだけど。
「やっぱり……僕みたいな草食系じゃいけませんね……肉食系の方が……いいですか?」
 わずか一夜の間に恋人を失った彼は泣きそうな顔をして私にそれだけを問いかけた。
「ええ……それは……」
 彼に曖昧な返答をしながら、私は肉食系という単語で頼音の笑い方はどこか肉食動物の様だということに私は気付いた。あの笑顔は攻撃的で高圧的で、恐ろしい。
 だとすれば肉食系なんて嫌いだ。
 自分の意志を易々と奪い取り、意のままにしてしまう頼音なんて嫌いだ。
 ――嫌い、なのに。
「……私は、やっぱり肉食系の方が好きよ」
「そう、ですか」
 私の言葉に彼は泣きそうな顔で笑った。頼音とは似ても似つかない情けない笑顔だった。
196肉食の君:2011/01/31(月) 20:20:45 ID:vAz2A7Tp
× × ×

 そして、現在。私は依然として頼音の恋人だ。
 頼音はあの頃から何も変わっていない。変わろうともしない。
私と出会った時からずっと、頼音はいつも自分本位で、気まぐれで、残酷だ。私は彼女に苦しめられたり愛されたり弄ばれたり必要とされたりしている。それは恐ろしくて辛くて望まない事の筈なのに、私は頼音から離れられない。
だから最近、私はある『不安』に駆られている。
もしかすると、私は頼音にそういうことをされるのを本当は望んでいるのかもしれない――そんな『不安』だ。
私は頼音が私にすることすべてが理解できないほど淫らでおかしいものだと思っている。
けれど私はその行為を嫌がっていながら楽しんでいたのではないだろうか。
例えば、職場の屋上で、生まれたままの姿にされた時。
例えば、小学生の頃の制服を無理やり着させられた上で外出した時。
例えば、三日三晩掛けて、体を開発された時。
私は――幸せだったのではないか。
すべて思い返しただけでも恐ろしいのに、私は決して頼音から逃げられない。考えれば考えるほど、また頼音に苦しめられている気さえする。
もはや、私には自分が何を望んでいるのかさえ分からない。
「ねぇ、愛美」
「な、なに?」
 私をベッドに組み敷いた頼音が声を掛けてきた。
 今、私は頼音に襲われている。いつものように。
 頼音は笑っている。きっと、あの笑顔からは考えられないような淫らでいけないことを考えているのだろう。
 私は、それにどんな思いを抱いているのだろう?
 恐ろしい気もする。楽しみな気もする。
 やめて欲しくもあり、続けて欲しくもある。
 考えても答えは出ない。
「どうされたい? 一番望むこと、してあげる」
 頼音は私に問いかける。
 一番望むこと。私にとって、それは。
「……滅茶苦茶にして。何も考えられないくらい、何も考えなくていいくらい、私を滅茶苦茶にして、頼音」
 そうすれば、もう悩まなくていい。
「いいよ」
 頼音は鋭い犬歯をむき出しにして攻撃的に笑った。
 

――酷いことでも。

  苦痛に満ちていても。

  頼音にされることならば。

  私は多分幸せだ。とても、とても。




普段と違うカラーのモノを書こうとして見事玉砕。乱文乱筆をお許しください。
197名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 20:55:58 ID:RsU+xrQp
>>196
乙。そしてthx
夢が叶うとは思ってなかったぜ!
198名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 03:38:09 ID:bTF9+ZYY
なんだこの神祭は!
お二人ともGJすぎる!
199名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 11:00:33 ID:WpLh00VC
略奪しようとしたら略奪しようとしている娘の恋人も好きになり
結果的に三人とも仲良くなる。
200その、後:2011/02/01(火) 20:21:14 ID:msAd4Fbi
うまく書けてるといいのですが。

話の中には出てこないですが、季節はずれの話です。

--------------------------------------------

「こらぁ、百合ー、ちゃんとやれー」
 先輩の声が響くと、百合は小さく首をすくめ、上半身をより深く下げた。
 その一列前、右二人目に、ありんこがいる。
 「ありんこ」というのはもちろんあだ名で、本名は工藤有子。名前の読みが「ありこ」だから、みんなに「ありんこ」と呼ばれている。
 ――その、ありんこに、私は先週レイプされた。

 ――ううん、違う。あれはレイプじゃない。
 私は逃げようとすれば逃げられた。ありんこは私を脅したり、縛り上げたりなんかしなかった。両手は動けなくされたけど、それははずそうと思えば簡単にできるくらいゆるかった。
 私は、逃げられなかっただけ。ありんこの指が舌が唇が、何も知らなかった私に教えてくれたことから。
 ありんこの指が触るところだけが、私の中から浮かび上がるようで。
 舌のざらりという感触が、私の体を捩じらせて。
 甘く歯を立てられた後を辿る柔らかい唇に、私の体がはねて。
 絶え間なく、その……ぬ……濡らし続けて、机に水溜りまで作って。それを指摘するありんこの、意地悪そうな、満足そうな笑顔に背筋を震わせて。
 そうして、私は生まれて初めてイクってことを、イキ続けるってことを知った。
 ……あ……いけない。また、思い出してる。
 私はそっと熱い息を吐く。思い出し始めるともう止められない。
 体が熱くなる。その中でもお腹の下奥が一番。もしも指が届くなら、そこはきっと触れないくらい熱い。
201その、後 2:2011/02/01(火) 20:23:10 ID:msAd4Fbi
「よーし、ストレッチ終了ー」

 先輩の声に、びくりと私は現実に戻る。
「先輩、あの、トイレ行っていいですか」
 自分の声は普通に出せてるだろうか。
 自意識過剰だとわかってるけど、そんなことが気になるくらい、息の熱さも、体のもどかしさも止まらない。
「加奈ー、部活前に済ませきなよねー」
 先輩は怒った顔をして、でも出てきた声は笑ってて、行くのを許してくれる。申し訳なさを感じながら、私はみんなの中を抜けてトイレに走った。その途中、ありんこの方をちらりと見たけど、彼女は私なんか気にもしないで、友達と仲良さそうに喋ってる。
 あの翌日から、ずっとそう。緊張して身構えていてさえいた私に対して、ありんこは普通に、本当にまったく普通に接してきた。ただのテニス部の先輩後輩として。昨日のことが全部が夢だったかのように。
 私は一人トイレに駆け込み、スパッツを脱いで、濡れて張り付いていたパンツも脱いで座る。
 壁に頭をもたせ掛ける。
 目を閉じると、よりはっきりと思い浮かべることができる。
202その、後 3:2011/02/01(火) 20:28:13 ID:msAd4Fbi
 ありんこの舌が私の口の中で好き勝手に暴れまわると、背筋がぞくぞくして、体に力が入らなくなる。「……ん……んん……ぅん……」そんな、吐息のような声のようなものが勝手に私から漏れ出していく。
 両方の胸が揉まれ、潰され、掴まれ、こねられ、乳首につめを立てられ、弾かれる。それがゆっくりだったり速かったり激しかったりやさしかったりしながら続いている間中、私は自分の中から湧き出るものから逃げようと身をよじり、奥歯をかみ締めて唇を引き結ぶ。
 「先輩、感じてるでしょ?」ありんこが耳元でくすくす笑いながら囁くのを否定したくて、でも口を開いたら別の何かがあふれそうで、私は両手で顔を覆って力のちっとも入らない首を一生懸命動かして頭を横に振る。
203その、後 4:2011/02/01(火) 20:33:32 ID:msAd4Fbi
 「あっ、やだっ、そこ、やぁ!」自分でもろくに触ったことの無い場所に指が入っていくと、私は泣いて訴える。でももちろん聞いてなんかもらえなくて、慌てて足を閉じたけど、それは手を押さえただけで、指の動きは止められなかった。
 その指それだけがまるで別の生き物のように動く。
 「んっ、やだっ……そこ、や……やぁ!」さっきと似たような叫びなのに、意味が違ってきてる。そんなのありんこはもちろん承知で、「ここが気持ちいいんだぁ」って意地悪く言って、同じ場所を強く弱く刺激する。それに私はびくびくと体を震わせながら、嬌声を上げるだけ。
204その、後 5:2011/02/01(火) 20:41:26 ID:msAd4Fbi
 内側をこするようにしながら、指が激しく体の中を出たり入ったりする。
 同時にもう片方の手の指が、周囲の襞を強弱をつけて撫でる。
 それら全部が私を攻め立てるけど、その少し上で、唇が柔らかく食むようにしている部分から与えられる刺激が一番鋭くて強い。
 与えられる快感から逃げるように、私は声を上げ涙を流して体を捩る。「もう少しだね、先輩」そんなありんこの声がどこか遠くから聞こえてきて、唇が舌に変わった。
 「――っ!? ――――ッ!!」途端に何かが私の中をせりあがってくる。
 それは体中を暴れまわって、足の先から頭の上でまとめられていた両手の指先まで力が入って、背中をこれ以上は無いっていうくらいそらさせて。目の前に星が散り、頭の中が真っ白になって――そうして生まれてはじめて私はイッた。
205その、後 6 End:2011/02/01(火) 20:43:56 ID:msAd4Fbi
「……ぁ、んぁあ! ――ぁはぅっ」
 そのときを思い出して、熱い声を出してしまい、私は慌てて息を呑む。誰かが聞いてなかったかと、辺りを伺うが、誰かがいる気配は無い。
「……ふぅ……」
 私は安心して息をついた。そして、自分を抱くように二の腕を掴む。

 何でありんこは、私にあんなことをしたのだろう。
 何で何も無かったかのように振舞えるのだろう。

End

-------------------------------------------------
初めての長文投稿で、エラーに慌てて改行入れたり縮めたりしたので、おかしなところはたくさんあるでしょうが、ご容赦ください。

お楽しみいただければ幸いです。
206名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 10:08:26 ID:lerZEzAC
乙です
207名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 18:07:26 ID:sM/P383q
えろーす
いいね
208名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 09:02:43 ID:WV2HSfIw
続きが読みたいな
209名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 07:21:07 ID:mhEIRi5d
我慢できなくなって台所で後ろからちちくり
210名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 08:50:51 ID:AAEYrH5N
誰かバレンタインネタを・・・
211名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 17:32:27 ID:Q4xkvzab
飼い主とペット(犬)みたいなのが見たい
年上が年下を溺愛してて、年下は年上に無条件で懐いてる感じ
212名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 00:02:02.25 ID:GJQSJn8g
初投稿になります。
こんな感じのどうですか?
213苦悩:2011/02/20(日) 00:03:09.97 ID:GJQSJn8g
「おはよう」
「おはようございます」

金曜日の朝、校門を過ぎたところで声をかけられた。
高橋先輩。同じ茶道部で、一つ上の先輩。


「朝から元気ないねー?何かあった?」
「私はいつもこんなですよ。先輩が元気過ぎるんです。」


同級生や部活の後輩からも好かれていて、とても人気者だ。
正直羨ましい。

「そうかなぁ??だったら・・・元気にしてあげるよ!?」

そう言うと同時に先輩は私の脇腹をくすぐりだした。

「ちょっ!?アハハハ、ハハハ」
「元気出たかぁ?」
「ハハハ、で、、まし、、たぁ」
「それは良かった!」

そう言って解放してくれた。周りの人たちが笑いながらこっちを見ていた。
恥ずかしかった。

「(私なんかに気を使ってくれるのは嬉しいけど、時と場合を選んでほしいよ・・・)」

こういう周りを明るくしてくれる所がみんなから好かれてるところなんだろうけどね。
私もそういう所が先輩の良いところだと思うし、好きだ。

「まーた、アナタは後輩にちょっかいだして。嫌われちゃうわよ?」

高橋先輩に抱き着くようにして話しかけてきたのは、西岡先輩だ。
この二人は部活も同じでとても仲が良く、一緒にいるところをよく見る。

「いや、私は奈緒を元気付けてたんだよ。ねぇ?」
「・・・はい。」
「その間は何!?」

ハハハハハ

みんなで笑いながら靴箱についた。
先輩といると笑顔になれる。とても楽しい。

「でも、本当に沙織のことが嫌いになったら私のところにおいでね?」
「え?は、はい」

「ダメだよ。奈緒を取らないで!」
「えー?沙織が奈緒ちゃんをイジめてるようだったからね〜」
「イジメてなんかないってば、仲良しだよ!」

そんな会話をしながら先輩たちは行ってしまった。

「(いや、取る取らないって、私はモノじゃないですよ。)」

私も同じように自分の教室に向かった。
214苦悩:2011/02/20(日) 00:03:44.28 ID:GJQSJn8g

いつも通りに授業があり、いつも通りに授業が終わり、放課後になった。

「あー、朝に先輩に会ったんだったら借りたマンガ返せばよかったなぁ
 今日は部活無いから会えないしなぁ、、、、まだ教室にいるかな、、」

一つ上の学年の教室に行くのは何か怖いし、ドキドキする。
でも、先輩と話せると思うと楽しみの分、ドキドキが増す。

先輩の教室に着いた。
知らない先輩と話すのはちょっと怖い。
いきなり開けずに中を覗いてみる。
すると、高橋先輩と西岡先輩の二人が楽しそうに話をしていた。

「(ホントあの二人仲良しだなぁ、、、
   でも、、、何か近くない?)」

そんな事を思って中を覗いていた。
すると、西岡先輩と目が合ってしまった。

「(何か盗み見してるみたい、、、二人しかいないんだし、普通に入ればいいじゃない)」

教室の扉を開けて入ろうとした。
そのとき、西岡先輩は私の方を見て、笑って、、、キスをした。

「(!?)」

私は扉を開けることができず、ただ見ていた。
見て
逃げた。

「(キ、キス!?確かに西岡先輩はスキンシップが多かった!!
  多かったけど、二人はそういう関係だったの!?
  キスだなんて、、、、そんな、、、そんな、、、)」

その場を急いで離れた。
きっと顔は真っ赤になってしまっていただろう。
動きもぎこちなかったかもしれない。
そして、校門を出ながら思ったこと。

「高橋先輩と、、、キスか、、」

それは自分でも意外だった。
215苦悩:2011/02/20(日) 00:04:26.88 ID:GJQSJn8g
次の日、また校門で高橋先輩に会った。

「おはよう」
「おっおはおうございます」

一瞬昨日の光景がよみがえり声が裏返ってしまった。

「!?奈緒がそんな声出すなんて珍しいね。そんなにビックリした?」
「いえ、ちょっと、、。」

「きっと沙織に会えて嬉しかったんだよ。ねぇ?」

私は思わずビクッとした。できれば今日は会いたくない人の声だったからだ。

「は、はい。」

目を合わせることもできず、少し下を向く形で答えた。
きっと、今私の顔は赤いだろう。

「そ、それではちょっと今日は急ぎますので」

そう言って逃げる。

「(先輩に対してこんな失礼なことを、、、、
  すみません、、)」



「あらあら、照れちゃったかしら?」
「んー?でも何か様子変じゃなかった?」
「気になるの?だったら話聞いてみたらいいんじゃない?」
「それもそうね。奈緒と話もしたいし、聞いてみる。」
「じゃー家にでも誘ったら?ゆっくり話したいでしょ。」
「そうね。そうしようかな」


「(顔が熱いよ、、、こんなんじゃこれからどう先輩に接すればいいのかわかんないよ、、、)」

ブーッブーッ。
携帯が鳴った。

”昼休み、茶道室の部室にきてね”

西岡先輩からだった。
216名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 02:16:56.44 ID:1oYtSE4v
え? 終わりですか?
217名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 10:13:23.65 ID:m8pYzOih
続きはどうした?
218名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 02:26:30.37 ID:8kRcMZ3n
「ねえ、今日ニャンニャンの日なんだって!エッチしよう!」
「真面目に勉強しなさい、一段落ついたら相手したげるから」
「えっ…」
「えっ?」
219名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 20:06:24.22 ID:C9ifPwHa
なにそれこわい
220名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 00:11:00 ID:TJkdbYRM
「ほら、」
「やーい生活無能力者」
「うっさい。黙れ」
 家事方面の才能が壊滅しているのは事実なので、反論できないという点に辛いものはあるが。

「…えっと、雛乃さん?」
「はい、何でしょうか」
 と、彼女はやはり直立不動のまま、まっすぐな目線を向けてみせる。メイド服との組み合わせが非常にそそるとか、
そういった邪な考えはさて置くとして、彼女一人に大量の疑問が付随しているのは事実。
「わたし、一人暮らしをしたいって、姉に伝えたはずなんですけど」
「……大変失礼とは思いますが、この部屋の惨状を考えるに、とてもではありませんが、不可能かと」
「…」
221名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 00:11:28 ID:TJkdbYRM
ごめん誤爆
222名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 05:03:57.18 ID:oAomD0uo
百合なの?
223名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 21:53:34.36 ID:aCI7T5c2
保守
224名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 22:02:42.24 ID:n8ux+HOz
エロ漫画小説板の「レズ物で道具を使うのは邪道だと思わんかね!!」スレが遂に落ちたみたいだね。まあ長らく書き込み無かったようだけど。
225名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 01:33:10.67 ID:+/y9vWre
「ほしゅ」
「保守くらい漢字で書きなよ、子供じゃないんだから」
「子供が何を言うか」
「お姉ちゃんのばーか」
「ばーかって言ううちは子供だばーか」
226名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 13:50:06.95 ID:Arg9jjjw
ほしゅ
227名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 00:23:06.33 ID:Bk/x1gzD
ほしゅ

ネタ乞食ですまないが、だれか素敵なシチュを……
228名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 02:49:43.69 ID:np+sB5UY
「おやすみのちゅーしよ、ね?」
「もう、キスだけだよ…」
「えへへ…んっ…」
「んむっ…あっ、やだ…キスまでって言ったでしょう…」
「やっぱり…我慢できなくなっちゃった」
229名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 02:03:57.04 ID:xpVeuqQM
スケベな娘とスケベなこといつもされて怒るけど内心嬉しい真面目っ娘みたいなカップみたいル
230名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 00:52:57.09 ID:XAKwFA2v
無理くりにでもエロ方面に持って行きたくなるのは男の悲しい性だなあ
エロありならありでせめてもっと情緒的な物を書きたいもんだ
231名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 02:40:12.62 ID:v4jt0p1W
なんだろう、温もりというか、Hというより愛し合う、みたいな感じがいいよね
232名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 01:27:10.11 ID:+7pB0ggu
それを書くには男の本能と戦うことになる
厳しい旅路になるであろう
233名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 05:40:56.40 ID:v6vz3WwV
なんか最近このスレ盛り上がらんね・・・
234名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 08:36:27.75 ID:+7pB0ggu
この非常事態に盛り上がれとな
235したごころ:2011/03/15(火) 01:25:09.27 ID:nmDskzBY
 先日ネタを乞うた者です。
 >>229様のネタで一本書かせていただきました。ありがとうございます。
 ネタをちっともいかせてないあたりなんとも残念な感じですが……それでも良ければおつきあいください。



「お酒はおいしいねぇ〜幾らでも飲めちゃうよ〜」
「あーあ……明日大丈夫なのかよ?」
「平気平気……」
 そう言いながら、目の前の酔っぱらいは、またぐびぐびとやりだしていた。明日は地獄だな、こりゃ。
大学の先輩(あたしが浪人さえしなければタメだったのだが)である日戸 湊(ひのと みなと)と飲み始めてから何時間が経っただろう?
『夢のお告げがあった』という良く分からない名目で、大学の帰りにそのまま彼女のマンションに連れて行かれたのが七時頃だった。つまり、もう四時間程経ったことになる。
始めは中身のない雑談だったのに、いつの間にやら酒盛りになってしまった。まぁいつもの流れではある。
素直に寂しいからだと言えば良いのに、そう言わないのは先輩としての意地なのだろうか。あたし――紀江 由恵(きのえ ゆえ)はそんなことを考えながら、座卓の上にある、おつまみのサラミの包装を開けた。そしておもむろに齧る。塩がきいていて旨い。
「へっへへへぇ……飲まないのぉ? 由恵ぇ……」
「うるせぇ……あたしに絡むんじゃねぇ……」
 頭ン中と同じくらい蕩けた瞳で、湊があたしに近づいてくる。酒臭い息が鼻を突き刺す。無遠慮な腕が背に巻き付いてくる。エロオヤジか、お前は。
湊の酒癖は悪い。絡まれるあたしの身にもなってほしい。
「絡んでないわよぉ〜。おもてなしよ、おもてなし」
「どこがだよ……。もう寝ろよ……酔っぱらい」
「やだぁ、寝ない。由恵がいるのに勿体ないもん」
「しょっちゅう会ってるぞ……あたしら」
「しらないもん」
 あたしの指摘を完全に無視して、湊はますます密着してきた。そうなると当然、男も女も視線を向ける大きな胸や、さらさらつやつやな黒髪やらがあたしの方とか腕で自己主張を始めることになる。
236したごころ:2011/03/15(火) 01:26:28.03 ID:nmDskzBY
 それは湊が発散する安酒の臭いによって強烈にマイナス評価されていても、かなり刺激的な感覚だ。
「おい……あたってんぞ」
 いたたまれなくなって、あたしは呻いた。
「どうしてそんなことを気にするの? 女の子同士じゃ〜ん」
 だが湊は可愛らしく小首をかしげるだけで、ちっとも離れてくれようとはしなかった。ああ、最悪だ。心拍が上がってきた。酒もまわってないのに顔が赤くなっていくのが分かる。
「あっ、もしかして私のおっぱいに嫉妬してる!? 妬いちゃってる!?」
「何だとぉ……く、くっそぉ……」
 この酔っぱらいめ。気にしていることを。
確かにあたしの胸は、湊に比べて、と言うより標準サイズと比べてもかなり負けている。この喋り方の所為もあって男女と何度も言われたことがある。
 別に酷いコンプレックスって訳でもない。ただ言われればそれなりに腹も立つというものだ。胸なんてものはただの脂肪――そんな言葉は所詮負け犬の遠吠えに過ぎない。
「でも心配しないで! 私が大きくしてあげる!」
 湊はそう言って、やたら嬉しそうに私のセーターに下から突っ込み始めた。
「うわっ、やめろ馬鹿!」
こんな時、揉めば胸は大きくなるという愚論を提唱した奴を殺してやりたいと心底思う。
酔えば必ずと言っていいほど湊は私にセクハラを行う。
セクハラで捕まってもいいのかと、以前訊いたことがあるが、湊の返答は『由恵にしかセクハラはしない、由恵以外に興味はないから』とのことだった。『それは告白か何かか?』という言葉を危うく吐きかけたことを鮮明に覚えている。
……まぁ、多分告白だったんだろうが。
そう。湊は、あたしに特別な思いを抱いている。あたしが自意識過剰な勘違い女という可能性も捨てきれないが、おそらく間違いない。
もちろん根拠はある。
あたしへの熱い視線。
あたしに彼氏がいないと知った時の喜び様。
そういうことは、好意を抱いている人間にしかしないものだ……と思う。色恋沙汰とはさっぱり縁がなかったあたしにはよくわからない。
237したごころ:2011/03/15(火) 01:27:36.26 ID:nmDskzBY
 ただ、もしも本当に彼女があたしのことが好きなら、あたしはどうすればいいのだろうか。
 別に、嫌じゃない。湊のことは好きだ。だがその程度の曖昧な気持ちで彼女の気持ちに応えることは失礼な気がした。確証もないことで悩むもアホらしいのだが。
 そして結局、あたしと湊はぬるい友達関係のまま、だらだらと一年ほどつるんで今胸を揉まれるに至っている。
「小さいけどちゃんとやーらかいね……」
「あああぁ! 畜生め!」
 下着など軽々と押しのけて、湊の手が直に触れてきた。細い指が私の胸をやわやわと変形させてくる。
「やめろって!」
「やーめーなーいー」
 あたしの手による必死の妨害をもかいくぐり、無遠慮な手はやがて私の胸の頂点に至った。揉む手つきはそのままに、人差し指と親指でそっとそこを摘み上げ、丁寧に擦ってくる。
認めたくはないが『上手』だ。不覚にもぞくぞくしてくる。この手つきは、自分自身でする時のソレなのだろうか。そんなことをあたしは邪推した。
「く……んっ……」
「声、可愛いよ……由恵……ッ」
 やめろ、そんな濡れた声を出すな。なんだか堪らない気持ちになる。
「いい加減に……しろぉ!」
 湊の手によって刺激を受け続けている乳首が固くなっていくのが分かる。
これ以上続けるのはかなり危険だ。後戻りできなくなる気がする。あたしは妨害として役に立ってない両手を胸から離して、湊を強引に押しのけた。
「はぁ、はぁ……まったく……」
 疲れやその他で荒くなった息を整えながら、あたしは乱れた服を整えた。
「酒はほどほどにしろっての……って、どうした?」
 湊の方を見やると、今にも泣きそうな彼女がそこにはいた。酔っぱらいの行動は読めなくて困る。
238したごころ:2011/03/15(火) 01:29:42.65 ID:nmDskzBY
「泣いてんの? なんで?」
「嫌われた……!」
「んー? どういうことだ?」
「由恵に嫌われたぁぁ! わあぁぁああ!」
 そのまま湊は子供みたいに泣き叫び始めた。こいつ泣き上戸だったっけ? どうやらあたしに押しのけられたのが凄まじくショックだったと見える。
「落ち着け、ミナ!」
「うあぁぁああん! ごめんねぇぇ! ゆえぇぇ!」
「ああもう! 気にしてないって、別に!」
 その言葉で、湊のくしゃくしゃになった顔がこちらを向いた。
「ほんとに……?」
「そうだよ、怒ってない。あたしがやりすぎた」
 実際のところ明らかに湊が悪いんだが、こうも泣かれると本当にあたしが悪かった気がしてくるからタチが悪い。泣く湊と地頭には勝てないってわけだ。
「そっかぁ……良かったぁ……! 由恵、大好き!」
「――――ッ!」
 首の座ってない赤ん坊みたいに、頭をふらつかせながら、湊は満面の笑みを浮かべた。
 たったそれだけだ。ただ、笑っただけだ。極論すれば、顔の筋肉を動かしたに過ぎない。
 そんなことに、今、あたしの胸が、何かよく分からないけど、締め付けられた、突き刺された。
 訳が分からない。笑いかけられたことなんて初めてじゃないのに。頭が蒸気のような暑苦しいもやに覆われていく。
「……そうか、好きなのか、このあたしが?」
「好きだよ! 好き好き! あいらぶゆぇー! あっはははは!」
 畜生、へらへら笑いやがって。何だよ。何なんだよ。
心臓が、ビートを刻んでいる。意図しない早さと強さと激しさで。
酷い不意打ちだ。唐突すぎる。こういうことは、もっとロマンチックで情緒あふれるもんじゃないのか。
「オーケー、ありがとう。今度はシラフで頼む」
「……シラフだったらさぁ……恥ずかしくって……照れくさくって……何より怖くって……無理……」
「そりゃ残念だ……」
 湊の言葉は本当に酔っているのかどうか疑いたくなるものだった。
あたしは反応に困って曖昧に笑った。湊も笑い返してくれた。
「ふあぁ……ねむ……パトラッシュ……僕なんだか眠くなってきちゃったよー……」
 言いながら、湊は床にころりと横たわる。酒が完全に回ってきたようだ。今まで良くもったというべきかもしれないな。
239したごころ:2011/03/15(火) 01:30:35.29 ID:nmDskzBY
「あたしは犬じゃねぇよ」
「じゃあ、狼さん……?」
 湊の声は、語尾が消えそうだった。今にも夢の世界へ行きそうだ。
「心外だな」
 酔って寝そうな人間を襲ったりはしない。そんな度胸もない。
「案外……ネコさんとか?」
「どういう意味だ」
「さぁ〜……? じゃ、おやす……み、由恵……つきあって……くれて、ありがと……」
 薄く開かれていた瞼がゆっくりと降り、それっきり湊は動かなくなった。そして、規則正しい寝息がやがて聞こえ始める。
 ……さて帰ろう。随分遅くなった。親に連絡しなかったのは失敗だった、怒っているだろうな。
「じゃ、あたしは帰らせてもらうぜ……」
 立ち上がりながら、一応湊に声をかけてみたものの、返事は当然なかった。寝床まで運んでやりたかったが、あたしにそんな力はないのでベッドに敷いてあった毛布だけ掛けておく。これで風邪はひくまい。
 そして帰る間際。もう一言、伝えることがあったことにあたしは気付いた。
「おやすみ……ミナ」
あたしは言う。今度は顔を近づけて。眠っている湊が、笑った気がした。
 その寝顔はうっとりするほど可愛らしくて、つい魔がさした。
 あたしはそっと、唇で湊の頬に触れた。
すべすべしていて、やはり酒臭かった。
体が、燃え上がるように滾るのを感じる。

ああ、そうか。

これが、恋というものか。

おしまい

以上です。情緒的な文章など、自分にはとても……
こんな時期に投下するのは不謹慎だったかもしれません、ごめんなさい……こちらも揺れて、かなり怯えました……被災地の方の無事を祈ります
240名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 01:41:53.74 ID:5BdyKUz0
百合は癒し
241名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 19:03:24.97 ID:wokbhSwj
おう
微妙な葛藤がよろしい
242名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 12:44:07.35 ID:qWR57tWn
すごく素敵です!
243名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 07:21:16.04 ID:nxJ3jyni
ぐっじょぶ
244名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 07:22:30.11 ID:nxJ3jyni
男勝り受けって萌えるよね
245名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 22:06:08.15 ID:Cm/3lLcI
すばらしくGJ
このもどかしいようで壊したくない感じが百合の極み
246名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 00:14:50.86 ID:HOaCywRC
同級生には真面目クールに見られるけど恋人の先輩と二人きりと甘えん坊になるSSまだー
247名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 17:28:54.38 ID:6vH1XnmH
卒業ネタ入学ネタ考えたけど浮かばね
248名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 02:25:21.17 ID:+tC6mpzr
百合の世界に目覚めかけている俺が書いてみた。
エイプリルフールネタでエロなし、荒い、解りづらい等の
三点セットですがお付き合いください。
249名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 02:27:15.05 ID:+tC6mpzr
嘘と本音と

『今日はエイプリルフールということもあり、各地で様々な噂が飛び交った一日でした。』
レポーターが道行く人にインタビューをしている様子が映っている。
テーブルを拭きながらレポーターの声に耳を傾けていた少女は
くるっとした子犬を思わせる目をテレビに向けた。
時刻は夜の11時前。人通りも少し疎らとしているが、街の大通りはまだ賑やかさを保っていた。
「マリさん、まだかなぁ。」
ソファに座った少女が退屈そうに呟く。賑やかな街とは対照的に、少女の居る応接室は閑散としていた。
何でも屋を営む主人が営業に出たのは随分前になる。
留守を任せられた少女は依頼の電話を受けたり書類の整理をしたりと
バイトとして仕事を全うしていたが、掃除も終わってしまったとなればそろそろすることもなくなっていた。
夜も遅い。いっそこのまま寝てしまおうかと思っていたところに聞きなれた車のエンジン音がした。
階段を上る足音に嬉しそうな反応を見せた少女の目に
「ただいまぁー。ごめん、遅くなっちゃった!」
勢いよく玄関を開けて入ってくる主人の姿が映った。
荷物を抱えた雇い主に少女が駆け寄る。
「おかえり。マリさん遅いよ、待ってたんだよ。」
「うん、ごめんねユキ。思ったより時間かかっちゃった。」
マリは申し訳なさそうにユキの頭を撫でる。
元々怒っていたわけでもなく、拗ねた振りをしていただけだ。
優しく頭を撫でる手にくすぐったそうに身をよじると、ユキは嬉しそうに顔を綻ばせた。
機嫌を良くしたユキが、マリが抱えている梯子やリュックなどを受け取って物置へと仕舞い込む。
マリはお客からの受けもいいふかふかのソファにぽふんと身を沈めた。
「今日も一日、頑張りま…したぁ…」
疲れを取るようにぐぐっと大きく伸びをした。
細い腰と大きめのバストが際立つ体がピンと張る。
「今日も一日、お疲れ様です。はい、ホットミルク。」
荷物を片付けたユキが、入れ慣れた様子のホットミルクを運んでくる。
白いカップに甘めに入れられたホットミルクは、温かな湯気を立ち上らせている。
カップから漂う甘い香りにマリは体を弛緩させた。
「あー、ありがとう。ユキが入れてくれるホットミルクって美味しいんだよね。」
嬉しそうに笑いながらマリは言う。つられるようにユキの顔にも笑顔が浮かんだ。
ふと、ユキの笑顔が悪戯っぽいものに変わる。
「ねぇ知ってる?ホットミルクって微妙に自白剤の成分が含まれてるんだよ。」
そう言ってテーブルの上に置いたホットミルクは実に美味しそうな香りを漂わせている。
「……あぁもう勘弁してよユキ。今日はもう嘘でお腹一杯なんだから。」
嬉しそうだったマリの笑顔が苦笑いに変わった。
250名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 02:29:44.71 ID:+tC6mpzr
冗談自体は相手にもされなかった様子で、マリはホットミルクに手を伸ばす。
湯気を立てるそのホットミルクには自白剤が…入っているわけがなかった。
今日何個目か、ユキ自身もう数えるのも飽きたくらいついた小さな嘘だ。
「お客さんにも嘘つかれたの?」
ユキは対面式のキッチンに戻って食器を洗いながら、随分疲れた様子のマリを見て聞いた。
「まぁ、茶目っ気のある人が多いからね。」
ソファに身を沈めたマリは、ちびちびとミルクを飲みながら溜息をつく。
「エイプリルフールなんてイベントを逃すわけなかったよ……」
警戒しておくべきだったと小さくもらしたマリは、今日がエイプリルフールだということをすっかり忘れていたらしい。
行く先々でお客にからかわれて事務所に帰ってきて、そこでまたユキにからかわれたマリは少し不満気な様子だった。
嘘が下手で人の良い彼女は、このエイプリルフールという日があまり好きではないらしい。
吐かれた嘘の数々を思い出したのか、渋い顔をしているマリを見てユキは小さく笑った。
くすくすと笑っていたのが聞こえたのか、そこ笑わない、とマリから叱責が飛ぶ。
ユキが洗い物をしながら楽しそうに返事をする。少し脹れたマリがテレビから流れてくる音をBGM代わりに書類の整理を始める。
いつもより時間は少し遅いけれど、これがユキの日常だった。
風変わりな営みをするマリに出会い、バイトとして手伝いをしていくうちにユキはこの仕事の楽しさを知った。
様々な人間と関わるマリを見ているうちに、彼女の人の良さと仕事に対しての誠実さを学んだ。
そうして、最初は短期で辞めるつもりだったのが、気づけば二年が経っていた。
学生としての関わりや友達との付き合いを大事にするユキにとってそれはちょっとした驚きで。
周りが忙しくなってきたのもあって辞めようかとも考えたが
一人だと無理をする傾向があるマリを放ってもおけず、
少し悩んで出した結論が、現状維持。マリと一緒に仕事をするという選択をユキはした。
公私共に忙しくなったが、以前より充実した生活に、その選択は間違っていなかったとユキは思っていた。
マリが好きだという甘めのホットミルクを入れるのも、
それを飲みながら書類での仕事を済ませるマリを眺めるのも今ではユキの日常の一コマになった。
『……と、いうわけで嘘をついたりつかれたり様々な一日だったようですね。では明日の天気は……』
テレビから聞こえるアナウンサーの声と食器を洗う水音に紛れて、小さな飾り時計の鐘が11時を告げた。
「あー、もうこんな時間かぁ。ごめんね、こんなに遅くなるとは思わなかったから留守番頼んじゃったけど……」
申し訳なさそうに眉を下げてマリが言う。
少し強気でさっぱりとした性格の彼女が機嫌取りに謝るようなことは滅多にない。
年下でバイトであるユキに対して謝る彼女は実に真摯な態度だった。
この、自分が悪い事をしたと感じたときは相手を問わずに素直に謝れる彼女の性格を
ユキはとても好ましく感じ、尊敬の念を抱いていた。
マリが営む事務所は、小さいながらも評判は良い。
それも多分、確かな仕事と彼女の人柄があるからだろうとユキは考えていた。
「車で送るよ。あ、それとも……泊まっていく?」
手早く片付けた書類を戸棚に直しながら、マリが悪戯っぽい笑みを浮かべて聞いた。
応接室の明かりを消して車のキーを片手にユキの答えを待っている。
キッチンの明かりとつけっ放しのテレビから放たれる光がぼんやりとマリを照らしていた。
251名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 02:31:20.43 ID:+tC6mpzr
ユキはどうしようかと少し悩んだ。
マリの家に泊まるのは初めてではない。
知り合ってから人好きのする彼女と打ち解けるのは早く、何度も自宅にも招かれそのまま泊まることもあった。
一日が終わりを迎えようとしているこれからは特に予定もなく
そのまま泊まればいいようなものだが、ユキの中にある一つの思いがその決断を阻んでいた。
悩むユキの視界に入ったマリの表情は、笑みを浮かべてはいるものの疲れたものだった。
仕事を終えて疲れて帰ってきたマリに、わざわざ自分を遅らせるのも申し訳ない。
それにマリの家に泊まること自体は好ましい。ユキは洗い終えた皿を水切りに乗せながら答える。
「じゃあマリさんの家でお泊りがいいな。」
にこっと可愛らしい笑顔を浮かべ、語尾にハートが付きそうなくらい甘ったるい言い方に
甘えてじゃれる子犬を連想したマリが思わず笑う。
子犬っぽいユキを見ていて癒されたのか、疑い疲れたマリの心が知らずの内に楽になっていた。
「わかった。じゃあ私はもう少しここにいるけど、ユキちゃんは家で先に寝てね。」
車のキーを直して、自宅へ続く扉を開ける鍵を取り出す。
マリは自分の住む二階建ての建物を、二階は事務所として利用し、一階は自宅として使っている。
仕事がしやすいのだとマリは言うが、残った仕事を家にまで持ち帰ろうとするマリをユキは心配していた。
それを知ったマリはできるだけ事務所で仕事を片付けるようにしていた。
ほら、今日の仕事は終わったよ。そう示すように差し出された、自宅への扉を開ける鍵をユキは受け取る。
「マリさんは?まだ寝ないの?」
今日の仕事は一通り終わったはずなのに、まだ事務所に残るマリを不思議に思って聞く。
「うん、もう少しね。嘘で頭がごちゃごちゃしてるから、ちょっとスッキリしてから寝る。」
マリは結い上げていた長い髪を解いて、黒く艶のある髪を掻き上げながら苦笑いを浮かべた。
『……以上が今日騙された嘘TOP3でした。さて、11時半を回りました……』
そう言った直後に四月馬鹿特集と銘打った番組が流れて、それを見てマリがまた眉をしかめた。
呆れたのかチャンネルを変えようとソファの前のテーブルに置いてあったリモコンを取りに向かう。
ユキはソファに座ってチャンネルを変えるマリを眺めて、自分も少しここで待とうと考えた。
どうせなら一緒に家にお邪魔したいという思いがあった。
暗い室内でテレビの光を反射してマリのさらさらとした髪が煌いて見える。
(……綺麗だなぁ。)
ユキはキッチンに置いてある小さな椅子に腰掛けて、ぼんやりとそんなことを考える。
(スタイルもいいのになぁ。ちょっと気の強いところもあるけど……本当はすごく優しいのにな。)
以前に一度だけ、恋人を作らないのかと聞いてみたことがあった。
いつ訪ねてもそれらしい影が見当たらないのを不思議に思っての質問だった。
容姿は良くスタイルも良いマリは気の強いところを差し引いてもとても魅力的で、
恋人がいない方が不思議だと思えたのだ。
その質問に、マリは笑って今は仕事が楽しいからいいのだと答えた。
その後も恋人が出来たとの話は聞くこともないままだ。
252名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 02:33:19.92 ID:+tC6mpzr
(……結婚でもして……早く幸せになればいいのに。そう、すれば……)
視線が手元に落ちる。いつの間にか強く握っていた拳を開いた。
(……そんなこと、言わないけど。)
マリには伝えず、自分の中にだけ留めた思いが日に日に重くなっていく。
暗い方向に向かいだした考えを振り払うかのようにソファに座るマリを見た。
何故かまた書類に目を通している姿が見える。
傍らに置いてあるバッグを見るに、数枚の書類が残っていたらしい。
仕事モードに入ったマリの目付きは真剣なものだった。
少し呆れながらも、邪魔しては悪いと思ったユキは再び椅子に座って仕事が終わるのを待つ。
先に家に入り寝ればいいのだろうけれど、一緒に家に入った時「おかえり」と声をかけると
一人暮らしのマリは嬉しそうに笑う。ユキはマリのその笑顔が好きだった。
他人から見れば小さなイベントだ。だがそれを見るために、ユキは椅子に座って待つことにしていた。
先ほどマリを見やった時、少し時間がかかりそうだったのを思い出して
ユキはポケットから携帯を取り出した。
開いたメモ帳を見れば、そこには今日一日でついた嘘が箇条書きされている。
その殆どがマリに対してついた嘘であったが、何件か違う名前が見受けられた。
エイプリルフールという日をそこそこ満喫できた様子で、ユキは満足そうにニヤリと笑う。
ふと、メールの着信があったことに気づいて届いたメールをチェックした。
友人から届いたそのメールには、肩を寄せ合って仲睦まじい様子の男女の写真が添付されていた。
【告白成功!彼氏、できました!今度紹介するね(^□^)】
そう綴られた文面からは嬉しさが滲み出てくるようだ。その写真を見たユキの顔が嬉しそうに緩む。
今日告白するのだと、朝から張り切っていた友人の姿が思い浮かんだ。
(カナ上手くいったんだ。よかった。大好きだ、って言ってたもんね。)
幸せ一杯な友人に祝福のメールを送る。
多分、今頃二人で甘い時間を過ごしているのだろう。
返信を待たずに携帯を閉じた。
飾り時計が12時の鐘を鳴らす音に、もうそんな時間かと顔を上げる。
ふと、応接室から聞こえていた、書類を捲る音が止まっていることに気づく。
(仕事、終わったのかな?)
そっとキッチンから様子を伺う。
そこには机に突っ伏して眠るマリの姿があった。
数枚持っていたであろう書類は手から抜け落ち、テーブルの上に不規則に残っている。
今日は特に疲れたのだろう。そう考えながらユキはエプロンを直して毛布を取りに行く。
すぅすぅと穏やかな寝息を立てるマリに毛布をかけた。
部屋に運んでやりたい気持ちも内心あったが、自分の力では無理だと諦めた。
テーブルの上に散らばった書類を纏めて隅に置く。ホットミルクを入れたカップが目に留まる。
カップの中にはミルクは残っておらず、ユキは満足そうに笑った。
いつも美味しいと残さずに飲んでくれるマリのために、
もっと美味しい入れ方を試行錯誤していたユキにとってそれは満足のいく嬉しい結果であった。
253名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 02:34:52.31 ID:+tC6mpzr
カップを流しに運んで、少し室内が冷えることに気づく。
毛布をかけておけば大丈夫だと思ったが、風邪でもひかれては困る。
やはり起こすべきかと考え、テレビを背にしてテーブル越しに話しかけた。
「マリさん、12時過ぎたよ。家で寝よう。」
既に夢の中だろうと思っていたが、どうやら声が聞こえたらしい。
小さく返事が聞こえた。
「……ん……わか……った」
微かに目を開いたが、睡魔には勝てなかったようでそのまま目を閉じてしまった。
ああ、これは多分起きないだろうな。
同じような経験をして、起こされても起きなかったユキはそう考えた。
ふぅと息をついて、再び浅い眠りにつこうとしているマリの顔を眺める。
長い髪が一筋、柔らかそうな頬にかかっていた。
『……をきっかけに新たな恋が……』
背中越しにアナウンサーの声が聞こえる。
目を閉じるマリに、ぽつりと呟くように話しかけた。
「マリさん。」
「……ん…?」
ぼんやりとした意識を保とうとするマリの、頬にかかった綺麗な髪をユキの細い指が掬う。
「私、マリさんのこと好きだよ。」
テレビから放たれる淡い明かり。それを背にしたユキの表情はよく見えない。
少し間が空いて、にやけた顔のマリが言った。
「んー…私もユキちゃんのこと…好きだよー……」
普段そういう感情を言葉にしないユキの、珍しい告白を受けて
によによと嬉しそうに笑うマリの耳に掬った髪をかける。
(うん、そうだね。)
そのまま頬のラインを軽く撫で、肩からずれた毛布をそっと直した。
(マリさんは、常連さんも友達も、皆大好きなんだよね。知ってる。)
マリの長い髪に触れるか触れないかの距離にまで、そっと頭を近づける。
子犬が頭を摺り寄せるような動作だった。
(その中に私が入ってるのも嬉しいよ。ありがとう。)
そのまま静かに目を閉じる。
(でもね。)

254名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 02:36:21.51 ID:+tC6mpzr
「ねぇマリさん。」
深い眠りに落ちようとしているマリを、ユキは言葉で繋ぎとめる。
「12時、過ぎたんだよ。」
小さく呟いた言葉には、どこか祈るような響きが篭っていた。
「……ん…?」
いつもと違う様子を感じたのか、マリが重たい瞼を開けようとしていた。
ユキは静かに身を離して、穏やかな笑顔を浮かべた。
「……ううん、なんでもない。おやすみなさい、マリさん。」
ゆっくりと瞬きをしながら不思議そうにユキを眺めていたマリは
その顔に浮かんだ笑みを見ると、安心したように目を閉じた。
マリの眠りが少しずつ、浅い眠りから深い眠りへと変わるのを感じる。
そっと、マリの柔らかな頬に手を当てる。暖かな体温がじんわりと手を通して伝わるのが心地よかった。
名残惜しさを感じながらも手を離して、もう一つ毛布を取り出す。
マリの隣に座ったユキは、小さな体には大きめの毛布に包まってマリに体を寄せた。
今度は毛布越しにマリの体温を感じる。ユキはテレビを消して、マリの隣で目を閉じた。
眠りに落ちる中、恐らくもう言うことはない「好き」と呟いた自分の言葉を思い出す。

―――私のは、少し違うんだよ。
ねぇ、マリさん。気づいたかな?
私が言ったこと、ちゃんと解ってるかな?

解らなくてもいいよ。
気づかなくてもいいよ。

だから、もう少しの間側に居させてね。

―――この恋が友情に変わるその時まで。


255名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 02:45:35.00 ID:+tC6mpzr
終わりです。
投下が続いてスレも日本も元気になりますように。
被災地の一日も早い復興と地元の方が元気になれるよう祈ります。
256名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 17:05:42.57 ID:5CMbvlAF
エロの無い百合も良いものだ。
何かこう、布団で転げ回りたい衝動に駆られる。
257名無しさん@ピンキー:2011/04/05(火) 07:42:53.19 ID:YHb2pPPy
すごくよかった…
切ない
258名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 00:10:15.93 ID:gX262y3E
「へくしっ。」

自分のくしゃみで起きてしまった。
慌てて周りを確認するが、みんな眠っているようだ。
よかった、起こさなくて。

「あら?朱里、起きてたの?」
「ふぇぇっ?」
「みんな起きちゃうよ。」

くすくすと笑う理香子先輩。
今は部活の合宿中。周りはみんな疲れて爆睡。
なんでこの人起きてるんだっ?

「ふふ、外でも行かない?」
「え、と。」

正直寝たいです。だって私疲れてるし。

「“へくしっ”ってかわいいくしゃみするのね。」
「……行かせていただきます。」

というのも私はかっこいい系のキャラでいるのです。
今寝ている同級生も先輩も私のことをかっこいい系と思っているので、かわいらしいくしゃみとか言われて広められると恥ずかしくて死にそうなのだ。

「寒いね〜。」
「そっすね……。」

くそ寒いです。4月って言ってもまだまだ寒いですよ。
早く戻って布団に入りたいです、私。

「あれあれ?なんか元気なさそうね?」

先輩はそんな私の顔を覗き込みながら笑う。
答えないでいると先輩はにやにやしながら言葉を続けた。
259名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 00:10:47.38 ID:gX262y3E

「そんな顔して…。本当は二人っきりになれて嬉しいくせに。」

つーんとほっぺたに人差し指をくっつけられた。
はい、正直嬉しくないわけではないです。

「寒い?」
「寒いに決まってるじゃないですか。」
「じゃああたためてあげるね。」

何か言う間もなく私は先輩に抱きつかれた。
先輩の顔がすぐ近くにある。先輩の髪からいい香りがする。
心拍数が上がってる。

「あったかい?」

はい、とても。
布団より断然あたたかいです。むしろ熱いくらいです。

「顔真っ赤。あ、心臓の音も聞こえる……。」

横目で見られていたようだ。
というかもう恥ずかしくてどうにかなりそうです。

「こんな顔見せるの私に対してだけだよね?なんか優越感。」

ああ敵わないです。この人には敵わないですよ。

「先輩のこと大好きだわー。」
「うん、知ってる〜。」

はい、やっぱり敵わないです。


終わり。
260名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 12:02:16.80 ID:MfpfR8YQ
女子高生×女子小学生スレにいた人かな?
GJ!かわいかった!
261名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 02:54:46.38 ID:577ijezl
朝ドラがガチ百合過ぎる…御姉様とかラブレターとかいいもん見れた
262名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 00:04:36.80 ID:JFAsVuoD
時間は出来たが構想がさっぱり浮かばない……
不躾なお願いだが、誰か素敵なシチュを……
263名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 19:37:41.68 ID:cm+GKwTn
>>262

登場人物
先輩(ガチレズ処女)、後輩(彼氏が欲しいNL処女)


先輩と後輩は同じ○○部に所属していて幼馴染のような関係だった。先輩は幼少期から後輩に想いをよせているが、後輩は彼氏が欲しい一般人

ある日、先輩は後輩のファンクラブが男子陣に作られていることを知った
そして、後輩がそのファンクラブの一人である○○○に告白しようとしていることを先輩に告げる

このままではマズイ、と先輩は数日後のクリスマスに襲って調教してしまおうと決心

そしてクリスマスの次の日、そこには満足気な先輩と怯えて泣きじゃくっている後輩が



NLからガチレズ先輩によって、ドンドン百合に堕ちていく後輩の姿をみたい
ガチに染まった後、結局男と縁がなくてよかったなぁ……みたいな
うまく言えないや、スマソ
264名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 02:04:50.70 ID:qzqZ1/qn
小学生の時仲良しだったけど転校でお別れ、数年後高校で再会…

みたいな
265名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 14:04:15.39 ID:0UIkp9VG
>>264
相手の事を覚えていたのはレズっ子か、それともノーマルっ子の方か。
266名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 22:35:38.27 ID:L+Q5oV3d
>2にある百合ちゃんねるを作成したものです
レンタルサーバー借りて運営しているんですが、業者さんと連絡が取れない状態がずっと続いています
5月末まで契約は残ってるんですが、いつ消滅してもおかしくない感じというか

本当ならさくっと移転するべきでバックアップも一応とってるんですけど、
ちょっと時間的な余裕もなく、難しいというのが実情です。

というか、すばらしいSSがいっぱいあるにもかかわらず全然更新してませんでしたし、
今じゃ私くらいしか使ってないかもしれませんが、念のため、ということで。
267名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 01:13:23.26 ID:S1TSFZVA
>>266
お疲れ様です
あそこのSSは魅力的な物が多かったので残念ですが、仕方ありませんね…
ありがとうございました
268名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 00:43:14.03 ID:B/BRypmt
ふたりエッチの百合版が見たい
269名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 22:29:16.68 ID:vHRUViFQ
普段、廊下ですれ違っても、目も合わせない
クラスが一緒になった事もない
友達の友達を伝っていっても、彼女にはたどり着かないだろう

私は落ちこぼれだが、彼女は優等生だと思う
キレイな顔してるのに、なぜか、目立たない

一年くらい前に屋上でさぼっていたら彼女と出会った
それ以来、私達は秘密のさぼり仲間だ
270名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 22:53:50.18 ID:vHRUViFQ
『今日はいい風がふくねー』
彼女は明るい
普段私が見かける彼女と、屋上の彼女は別人だ
「そーだね」
私も普段よりはいくらか明るく返す
271名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 01:34:58.55 ID:YH1gda0z
wktk
272名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 21:51:15.90 ID:DaDHypdP
「よいしょっと」
私はいつもの場所に、足を開いてズカッと座った
『よいしょっとー』
彼女は私の足の間に入って、私にもたれかかって座った

私はワザと潰されたようなうめき声を出して、それに彼女が怒ってみせる
最近いつもこうだ


彼女が携帯を開いたので、私も画面を覗き込む
「何みてんの?」
『んー?掲示板』
ふーんと言いながら彼女を後ろからソッと抱く
『この間勢いだけでSSみたいなのをかきこんだんだんだー』
『でも私、エロチックな文章書けないし、そもそも文章書かないし』
『どうしていいか正直わかんないんだー』
合間合間にうんうんと相槌をうちながら
273名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 04:33:20.67 ID:v5ONP/s2
なんかメタネタだなw

エロくなくたって別に良いんです
274名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 12:36:52.36 ID:UtNpdN51
彼女が携帯を閉じて、心地よい沈黙が流れる
『―ね、こうしてると恋人同士みたいじゃない?』
あまりの不意打ちに、私は固まってしまった
「あぁ、ごめん」
とっさに彼女に回していた手を離す

その手はサッとつかまれて、元の位置に戻った
『いいよ、好きだから』
不意打ちのダブルパンチで、自分の心臓の音しか聞こえなくなった
私だって多分、多分というのも妙だけど、好きだ
できるだけ考えないようにしていた部分をかき混ぜられてクラクラする

『―こうやっているのがね』
「…へ?」
『こうやって座っているのが好きだから、いいよ』

あぁ、とつぶやくように答える
まだ心臓はドクドクなっている

『ごめんね、エロくなくて、期待したんじゃない?』
「ばか、してないよ」
私は笑って答えた

おわりおわり
275名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 20:04:12.63 ID:l1qchzAF
いい雰囲気だ
276Chain:2011/05/15(日) 16:22:43.20 ID:zfbJ4s7j
262です。
私なんかのために、わざわざシチュを考えてくださり本当にありがとうございます。
作品がようやく出来上がったので、投稿させていただきます。ぬるくて実用性に欠くえろですが……。


練習を終え、解散した後のバスケット部の部室は閑散としていた。まだ六時頃なのに、電灯をつけなければいけないほど外は暗く、それが年末の到来を感じさせる。
 空調が切られたために、徐々に空気の冷え始めた部室の中で、私――御陵 真理恵(みささぎ まりえ)は、後輩の丹羽 直(にわ なお)と向かい合い、彼女の言葉を待っていた。
『部活の後に、相談したいことがある』――昨夜、直から届いたメールには、それだけが記されていた。
普段顔文字やら絵文字やらを多用する彼女からは考えられないほど簡潔なそのメールを見た私は、その相談が極めて重大なのだと思った。
けれど、その相談の内容は大体予想がつく、私達みたいな十代の女の子にとって最も重大なこと。
それは、恋愛だ。
 ○組の××に△△が告っただとか、国語のA先生とBちゃんは付き合っているだとか、そういう他愛のない噂話ばかり、(少なくとも私の学校では)女子は興味を持つ。
そして、いつかは自分達にも理想の恋人が出来ることを夢見ている。運命の人の到来を信じている。
 下らないとは、思わない。私だって、信じているのだから。
「お姉ちゃん……」
 直が言い辛そうに声を出す。彼女は一つ年上の私を、先輩ではなくお姉ちゃんと呼ぶ。幼い頃の名残だ。
生まれてから幼稚園を卒業するまでの間、私と直はいつでも一緒にいた。お互い死ぬまで一緒だと、本気で信じていた。けれど、結局私達は引っ越しのせいで離れ離れになってしまった。
手紙や電話でのやり取りも徐々に疎遠となって、時間とともに直の記憶が薄れていく中で私は直との別れ、そして最後に交わした約束――『次逢った時は、ずっと一緒にいる』――を克明に覚えていた。
目を閉じるだけで、約束の言葉と、その時の涙の塩辛さや、自分と直の鳴き声、荷物を積んだトラックのエンジン音さえ思い出せた。
そして別れてから十一年後、私と直は再会した。
バスケット部の入部希望者としてやって来た直を見た私は、一瞬も躊躇うことなく『直ちゃん?』と呼びかけた。『まさか……お姉ちゃん?』――直がそう言った瞬間に私は嬉しさや驚きが鉄砲水のように押し寄せてきて、泣き崩れていた。
以来、私と直はずっと一緒だ。家こそ正反対の方向でかなり離れていたが、メールや電話のやり取りはかなり密に行っているし、よく遊びにも行く、部活でも無敵のコンビとしてチームには欠かせない存在にまでなった。私達のファンクラブまで作られる始末だ。
277Chain:2011/05/15(日) 16:26:29.54 ID:zfbJ4s7j
再会してから今日にいたるまで、何もかも上手くいっている。きっと私と直は運命的な結びつきがあるに違いない。
私と直はずっと一緒なのだ。
「私ね、ある人に、告白、しようと、思ってるの」
「そう、なんだ……」
 一つ一つ区切られた直の言葉に、私は誠実に返事をする。
 やっぱり、予想が当たっていた。ならば、もう一つの予想もきっと的中するだろう。
 直が告白しようとしている相手は、間違いなく、御陵 真理恵――私だ。
 根拠はある。学校で家で部室で傍にいない時も楽しい時も食事中も入浴中も就寝中も登校中も下校中も授業中も――私は、直のことを慕って想って恋して、愛している。
 私は直が大好きだ。性別なんて些末なことは、問題にすらならない。
直も、同じだろう。私と直は一緒なのだから。
「誰に……?」
 確信を持って、問いかける。
 私の名前を呼ばれた時、どんなふうに対応しようか。年上として優しく受け止める? 大喜びして、頬にキス? 何も言わずに抱きしめる? 私の愛情を余すところなく伝えられるのは、どの方法だろう。
「それは……」
「それは?」
 私は微笑んで、続きを促した。
「○○○……君」
「えっ」
 それは、誰?
 直は、私ではない誰かの名前を挙げた。聞いたことすらない、名前だった。
「なに? どういうことなの?」
「うん……あのね――」
 上手く整理できていないらしく直の話はとても冗長で要領を得なかった。
直の話を聞いている間、私はこみ上げる吐き気や叫びたい衝動をひたすら押さえつけていた。
端的にまとめると、どうやらその○○○(山田だか鈴木だか、そんな名前を直は言っていたが、私にとってそれはどこにも存在しない言語であるかのように、余所余所しく意味不明なものに感じられた)は私達のファンクラブの一人で、数日前に愚かしくも直に告白したようだ。
その場では、返事を保留した直だったが、あろうことか彼女はそれにOKする気でいるらしい。
訳が分からない。直が正常な判断力を失っているというのか。もしも時間を遡れるのなら、身の程知らずの○○○を殺してやりたいとさえ思う。いや殺すだけなんて生ぬるい、指を潰し骨を砕き喉を抉り眼を焼き皮膚を剥がし悪魔さえ青ざめる苦痛を彼に――
「大丈夫……? お姉ちゃん……顔色が……」
「え、ええ。大丈夫、大丈夫……」
278Chain:2011/05/15(日) 16:28:07.78 ID:zfbJ4s7j
 直の言葉に、私は驚き慌てて、ぎこちない笑顔を作った。
 ○○○への激しい怒りで、一瞬まともな思考を失っていた。
それではいけない。直が道を誤った以上、冷静に行動する必要がある。○○○に危害を加えても根本的な解決になりはしない。大切なのは、直に私こそが運命の相手だと気付かせてあげることだ。
どんな手段を、使ってでも。
「それでね、お姉ちゃん。私、どんな風に告白したらいいかな……こういうの初めてだから……」
一口で説明するなら、いかにも恋する乙女といった様子で、直は私に問いかけた。その愛らしい姿に理性ががたつく。今すぐにでも押し倒してしまいたい。
私と別れていた間に恋人を作ったことがないということは、もう既に聞いているが、今に至るまで直が男どもに狙われなかったのはまさに奇跡だ。
「う〜ん……私も告白した経験はないから……。そもそも、彼のどこに惹かれたの?」
 そういえば、私はまだ直がOKした理由を聞いていない。どんな理由であれ、それは錯覚に他ならないが、一応聞いておくことにする。
「えっと、まぁまぁカッコいいし……悪い評判も聞かないから……」
「そんな――」
曖昧な理由で私から離れるつもりなの!? 直ッ!
 私は反射的に飛び出そうとした怒声を水際で食い止めた。怯えさせるのはまずい、私に対する認識を悪くしてしまう。
「――中途半端な気持ちで付き合うのは……どうかと思うわ……」
「うん……」
 代わりの言葉をどうにか探し出して、直を諭す。
 直もまだ迷っているらしく、私の言葉を聞いて困ったように俯いた。まだ決意は固まっていないようだ、これならまだ間に合うだろうか?
「ともかく……もう少し考えてみたら? 相手はきっと待ってくれるわ」
 とりあえず時間稼ぎをしておく。だが、あまり長くはもたないだろう、早く有効な手を考えなくては。
「そう、かな?」
「少しくらい焦らしたほうが、いいものよ? きっとね。さ、今日はとりあえず帰りましょ? もうすっかり暗くなってるわ」
「うん、帰ろうか。お姉ちゃん」
 とびきりの笑顔で手を差し伸べると、直も笑いかえして、私の手を取る。直の手は、温かかった。
 のんびりしてはいられない。直をどうやって私のものにするか、大至急で考えなければ。
 部室から出ながら、私は直と繋いだ手に力を込めた。
279Chain:2011/05/15(日) 16:29:32.69 ID:zfbJ4s7j
* * *
 二人きりでだけど、是非クリスマス会を開きたい。
 真理恵お姉ちゃんの提案に、私は何の異論もなかった。お姉ちゃんとなら、どんなことをしていても楽しい。
 私はお姉ちゃんが好きだ。
離れ離れになっている間だって、ずっと好きだった。いけないことなのに、友達とお姉ちゃんを比べてしまっていた。
 あの子はお姉ちゃんみたいに優しくない。
 この子はお姉ちゃんみたいに明るくない。
 駄目だと思いながらも、そんなことを、考えてしまっていた。
 では○○○君(前田とか上原とかいう私達のファンクラブの人なんだけど、失礼ながら名前の印象がどうにも薄い)は?
 私に告白した彼は、それなりにカッコよくて、まずまず運動ができて、そこそこ評判が良くて、まぁまぁ成績もいいらしい。要するに、無難な人ということだ。
 さてお姉ちゃんはというと、すっごくカッコよくて、誰よりも運動ができて、大変評判が良くて、凄まじく成績もいい。要するに、完璧超人ということだ。
 結論。残念ながら○○○君はお姉ちゃんに遠く及ばない。ただ、一点を除いて。
 ○○○君は、男の子。お姉ちゃんと私は同じだ。同じ、女の子。女の子同士で恋人になることのはおかしいことだとみんな言っている。
『もしも私かお姉ちゃんが男の子だったら』そんなことを夢想したことは何回かある。きっとうまくいくと思うのだけれど、現実はどうにもならないのだ。
 でも一度くらい私も恋人を作ってみたい、だから、○○○君に告白されたのは丁度良かったのだった。
 ああ、男の子に生まれて、お姉ちゃんと出会えたらよかったのに。逆でも、勿論いい。
「はぁ……」
「どしたの? 楽しくない?」
 お姉ちゃんが、ため息を吐いて俯いた私を覗き込んでくる。心配そうな顔もすごく美人だ。
「そんなことないよ! 楽しいよ!」
「本当?」
「うん!」
 お姉ちゃんとのクリスマス会は、家族や他の友人とのそれよりずっと楽しい。部屋のカーペットに直接食べ物を広げ、体重のことは忘れてお菓子やケーキを食べながら、こっそりお酒も飲んだりする。
 それだけのことがこんなに心躍るのはやっぱりお姉ちゃんと一緒だからなのだろう。
 私はそんなことを考えながら、コップの中のお酒を飲み干す。それはとても甘くて、喉に少しだけひりひりとした感覚を与えてくれる。体も頭の中も妙に熱くてぼやける。初めての感覚だ。
 私は今酔っているらしい。
280Chain:2011/05/15(日) 16:31:43.37 ID:zfbJ4s7j
「お姉ちゃ〜ん……ふらふらする……」
 力が入らなくて体を支えていられない、私は隣にいるお姉ちゃんにもたれかかる。お姉ちゃんの体もほかほかと熱を持っていた。
「飲みすぎたかしら……寝る?」
「平気だよぉ」
 ふらふらするだけで、まだ気持ち悪くはなっていないから、多分大丈夫だろう。
「それにしても楽しいなぁ……去年もお姉ちゃんとクリスマス会したら良かったよ。来年も、しようね」
 私の言葉を聞いて、一瞬だけお姉ちゃんの目が光ったように見えた。私がそう言うのを待っていたみたいに。
「来年は……ええっと……その……彼と過ごすことになるんじゃないの?」
「それって……私に告白した人、だよね?」
「ええ」
 ○○○君の名前が出てこなかったらしく(私もだが)お姉ちゃんは代名詞を使った。
 正直なところ、全く想像もしていなかった。確かに、恋人同士になったら、クリスマスだってその彼と過ごすことになるだろう。
「う〜ん、そうなるの……かな」
「そうよ? OK、するんでしょ?」
「そのつもりだけど……恋人同士になることも含めて、実感わかないや」
 私は○○○君と、手をつないだり、いちゃついたり、キスしたり、抱き合ったり、することになるんだろうか。
「……来年は直と彼が、一緒に過ごして、盛り上がってきて……それから、エッチもするんでしょうね」
 お姉ちゃんの顔は少し寂しそうだった。
「そ、そんな……えっちだなんて……私は別に部活のみんなとか、お姉ちゃんとクリスマスを過ごしてもいいよ?」
 お姉ちゃんの口からそんなことをきくなんて思わなかった。確かに恋人同士ってそういうことなんだろうけど、なんだかとても恥ずかしい。
「相手はきっと納得しないわよぅ? 『性』夜だなんて品のない冗談があるくらいなのに」
「うう……」
 最初の二文字を強調されて、私はすでに酔って赤くなった顔がもっと赤くなるのを感じた。
「直は、今までえっちしたこと、ある?」
「え!? い、いきなり何なの?」
 お姉ちゃんはすこしとろんとした目で私を見て笑っている。お姉ちゃんも、酔ってるみたいだ。
「だって、いざという時、なにも出来なかったら気まずいでしょ?」
「まぁ、うん……」
 そうなのだろうか。よく、わからない。私は曖昧に頷いた。
「で……どうなの」
「ない……よ」
 嘘をついてもしかたない、私は正直に答えた。
ひとりでなら、ほんの少しだけ経験はある。それだって、細い綿棒を少しだけ出し入れした程度にすぎない。
281Chain:2011/05/15(日) 16:32:37.41 ID:zfbJ4s7j
「お、お姉ちゃんはどうなの?」
 お姉ちゃんのことだから、やっぱり私より進んでいるのだろうか。
「私もないけど……勉強はしてるかな」
「べ、勉強?」
 一体どうやって。いや、そもそも具体的に何を勉強するというのだろう。
「インターネットとかで検索したら、色々わかるものよ」
「そうなんだ……なんかすごいなぁ……」
「ねぇ直。教えてあげようか?」
 まるで数学の問題でも教えるかのような気軽さで、お姉ちゃんはとんでもない提案をしてきた。
「教える!?」
 さっきから、私は驚いてばかりの気がする。
 お姉ちゃんが、私との距離を縮めてくる。上気したその顔は、同性なのに胸の鼓動が早くなってしまう。
「知っておいて、損はないと思うけど」
「お姉ちゃん……お酒飲みすぎたよ……?」
「ふふっ! そうかもね!」
 笑いながら、お姉ちゃんがさらに近づいてきた。熱っぽい吐息が顔にかかった。
「悪いようには、しないから……」
「わ、私は――」
――どうしよう。
 断る? それとも応じる?
 お姉ちゃんが今まで判断を間違えことは一度としてない。
でも、えっちなことを教えるだなんて、いくらなんでもやりすぎな気がする。そもそも女の子同士で教えられるのだろうか。でもいずれ知る必要があるわけであって――
 考えが上手く纏まらない。夢を見ている時みたいに、ぼんやりとした雲が思考の邪魔をする。お酒の、所為だ。
「お姉ちゃんなら、大丈夫、だよね?」
「うん……」
 お姉ちゃんは、優しい笑みを浮かべた。
 何が大丈夫なのかは、自分にもわからなかった。
ただ、お姉ちゃんの返事は、お姉ちゃんの笑顔は、私の中の何かを突き崩した。
 私はお姉ちゃんになら、何をされてもいい。そう思った。
「教えて……欲しいな」
「任せて、直」
 私の首に、お姉ちゃんの両手が回る。
 私の体が、お姉ちゃんの元へ引き寄せられる。
「んっ……」
 そうして、お互いの唇が合わさる。物理的な感触以上に、キスをしているという実感に、心が震えた。
 私の、初めてのキスの相手は、綺麗な綺麗な女の子になった。
「これが、キス」
「うん……」
 キスってすごい。実際に触れ合っていたのは数秒にも満たないはずなのに、とても長い間キスしていたかのように錯覚してしまう。
 キスの余韻で、ぼんやりとしていた私に、お姉ちゃんがまた近づいてくる。私は自然と目を瞑っていた。
282Chain:2011/05/15(日) 16:33:45.71 ID:zfbJ4s7j
再び合わさる唇。今度は、舌が私の口の隙間から入ってきた。
ディープキス――大人のキスだ。私だってこのくらいは知っている。具体的に、どう対応すればいいかは知らないけれど。
 とにかく、自分も舌を出してお姉ちゃんのと絡めてみよう。
 お姉ちゃんの舌が別の生き物のように私の舌の上で這っている。
お姉ちゃんの胸が、私の胸を押しつぶして、激しい鼓動を直に伝える。
 お酒と吐息の混沌とした匂いが、頭の奥を痺れさせる。
唾液の跳ねる水音が、荒くて小刻みな息遣いが、耳に響く。
目を瞑っているせいで、視覚以外の感覚が妙に鮮明だ。
こうしてお姉ちゃんと密着していると何もかもどうでもよくなってくる。ただ、お姉ちゃんを感じ取れていられるなら、それでいいとさえ考えてしまう。愛情を伝えるということは、こんなにも中毒性がある行為なのか。
 はぁはぁと唾液を口の端から垂らしながら、キスに没頭してから数分が過ぎた。いいかげん息苦しくなって唇を離した時、私はようやく目を開けた。数分ぶりの光に細めた両目には、うっとりとした顔のお姉ちゃんが映っていた。
「どう……? 満足した……?」
「まんぞく……した、よ」
 反射的に返事する。お姉ちゃんの手から解放された私は人形みたいに力なく床へ座り込んだ。
「じゃあ……続けるね」
 そうか。まだ私はキスしか教えられてないのか。とても勉強にはなったけれど、さっきのアレを実践できる気がしない。
 次は何を教えてくれるのだろう。お姉ちゃんにえっちなことを教えられることへの疑問や抵抗は完全に無くなっていた。
「おいで、直」
 お姉ちゃんの両手が、今度は大きく広げられた。抱きしめて、くれるのだろうか。
「うん……」
 手招きのままに、私はその胸の中に飛び込もうとする。
「あっ、逆よ? 椅子みたいに、腰掛けるの」
 ふかふかの胸が目前に迫ったところで、私は呼び止められた。ああ、もう少しだったのに。
「そうなんだ……ごめんね、お姉ちゃん」
 私は緩慢な動作で背をむけて、お姉ちゃんにもたれかかった。背中がやたらと柔らかい。開いていたお姉ちゃんの脚が、私の体をきゅっと締めた。
「つっかまえた〜」
おどけた口調で、お姉ちゃんは、私の腰辺りに手を這わせた。軽やかな手つきで服をめくられ、脇腹をくすぐられて、私は笑い声を零してしまう。
「ひゃっ――あっはは! だめぇ!」
「もう! 可愛い!」
 お姉ちゃんの両手が素肌で踊りながら、徐々に弄るポイントを上げていく。やがて両手は、ブラジャーに至り、それすらも押しのけてしまった。
「ふぁ、あっ……」
 胸が揉まれている。お姉ちゃんの手が私のささやかなふくらみを、緩急つけて、やわやわと。
283Chain:2011/05/15(日) 16:34:37.25 ID:zfbJ4s7j
「どう? 気持ちいい? もっと強くされたい……?」
 お姉ちゃんの吐息が首筋にかかった。浅く忙しいその呼吸は、お姉ちゃんも興奮していることを教えてくれる。
「ち、乳首とかも……」
「わかったわ……!」
 私の要望に応えて、お姉ちゃんは乳首の方も、摘まんだり、抓ったりして弄んでくれる。お姉ちゃんの指が動くたびに胸が痛いくらい鋭く反応して、自分一人でする時のソレが、どれだけ単純で拙いものだったか、私は痛感した。
 色々な楽器を演奏するかのように、バリエーションに富んだ愛撫を受けているうちに、私の大切な所は、どうしようもないくらい疼き始めていた。
今すぐべとべとになった下着を脱ぎ捨て、溜まりきった欲望を解き放ちたい。お姉ちゃんに揉まれながら、自分で秘所に触れられたら、どんなに気持ちいいだろう。狂おしい衝動に私は目の前がくらくらした。
もう我慢できない。私は空いている自分の両手を秘所に――
「こーら、我慢しなくちゃ駄目じゃない……辛抱強くない子は、嫌われちゃうわよ?」
――残酷な言葉とともに、私の手はお姉ちゃんに掴まれてしまった。
 すると当然、胸への愛撫もストップすることになる。
「あ……ひどいよぉ……お姉ちゃん……」
突如として快感の供給が絶たれた私はなりふり構わず身をよじって、両手の拘束を解こうとして暴れた。しかし、お姉ちゃんの力の方が勝っていて、ちっとも両手は動こうとしない。
「離して……! もっと気持ちよくなりたいのに……っ」
「ここで我慢すれば、もっとよくなるの」
「いやぁ!」
 何もされないし、何もできない状況に追い込まれたせいで、体の熱は、逃げ場を求めて私の隅々を駆け巡る。もはや、これは拷問だ。
「本当は、下の方も一杯可愛がってあげたいんだけど……私も疲れてきたし、また今度に――」
「そんなズルいよっ! ここまできて……」
 お姉ちゃんの言葉をさえぎって、私は悲鳴に近いトーンで抗議をした。
「自分で、頑張ってみたら?」
「無理だよぉ!」
自分の指で、この体を冷ますことなんて絶対出来ない。お姉ちゃんの指だけが、きっと私を想像もできないような処へと連れて行ってくれるのだ。
「どうして?」
「お姉ちゃんじゃなきゃ、駄目なの……お姉ちゃんにされてるから、こんなに気持ちいいんだもん……」
 ああ、早く。
早く、私を。
息も絶え絶えに私は言葉を吐き出す。
284Chain:2011/05/15(日) 16:36:09.02 ID:zfbJ4s7j
「直……! 大好き! だぁいすきぃっ!」
 両手の拘束が解けた次の瞬間、私はお姉ちゃんに抱きしめられた。
泣いているのかと思うほど、その声は震えていた。
 お腹に回された腕をじれったく思う反面、なんだかとても嬉しい。これほどストレートに好きだと言われたのは、久しぶりだ。私に告白した○○○君は、なんだか悪事が露見した詐欺師のような、有耶無耶とした表現だったことを思い出す。
「いいわ、直……。本当はお預けにするつもりだったけど、もう私も辛抱できない……!」
「えへ、やったぁ……お姉ちゃあん……」
 私はこれからお姉ちゃんから与えられる快感を想像して、締まりのない呆けた笑顔を見せた。
 私を抱きしめる腕が下へとずれて、ぐつぐつと煮えた私の秘所に触れる。それだけで、頭の回線が一気に焼き切れそうになってしまう。
「すぐにいったら、駄目よ?」
「うん、がんばる……」
 下着の内側に、指が。ゆっくりと、私のそこが触れられた。お姉ちゃんの指が、マッサージでもするかのように、丁寧で繊細な動きをする。これだけで、もうどうにかなってしまいそうだ。
 右手が秘所の扉を少し広げて、左手がそっと入ってきた。
「ここは……弄ったことある?」
そう言いながら、お姉ちゃんは、秘所の上にある、小さい芽をボタンみたいにくいっと押してきた。
「まだないよ……」
「じゃあ私がたくさん弄ってあげる」
 そこを覆う薄い皮を剥き、お姉ちゃんが、芽を引っ掻いた。
「そんな……ふあぁぁ!」
体験したことのない快感に私の体が跳ねた。自分の体にこんなパーツがあるということが信じられない。頭がおかしくなってしまいそうだ。
「あっ、もう少し頑張ってほしかったのに」
「ごめん、お姉ちゃん……」
「いいよ、はじめてだもの……仕方ないわ。……足、広げてみて?」
 言われたとおりに、私は足を広げる。秘所がむき出しになる体勢だが、恥ずかしさより期待が勝る。
285Chain:2011/05/15(日) 16:37:11.85 ID:zfbJ4s7j
 つぷり。姉ちゃんの中指が、私の内部へ入れられる。自分の指とは、違う感覚。じわじわと動きを早くしながら、指が私の中を広げていく。それと同時に芽の方が、もう片方の手によって弄ばれた。
「うああぁ! あっ、あっ、んん……! くぅ!」
 後ろにお姉ちゃんがいるのに、私は情けなく泣き叫んだ。すべてが欲望の中に飲み込まれていく。このままじゃ、私は駄目になってしまう。でも、今さら止めることなんてできはしない。最後の一瞬まで、こうして喘いでいられたら、どんなに幸せだろうか。
 指がリズミカルに出し入れされる。芽も、押しつぶされたり摘ままれたり抓られたり、あらゆる方法でお姉ちゃんに可愛がられている。精神的にも肉体的にも、私はもう限界だった。
「お姉ちゃん! おねぇちゃん、おねぇたん!」
「ああ! なお、なおぉ……!」
 呼びかけあう以外の、言葉はいらない。お互いに望んでいることは分かっている。
 お姉ちゃんが、最後のスパートをかけた。強く、早く。
「うあっああぁ……ああぁぁっ!」
 お姉ちゃんのことが頭の中一杯に広がって、私の世界が、白く塗りつぶされた。
* * *
 クリスマスが終わり、大晦日を過ごし、元旦は寝て暮らして、初詣に行き、始業式の後、平常授業。
 この一連の中で、私はお姉ちゃんから沢山のことを教えてもらった。
 お尻でも人間は気持ちよくなれること。
 人ごみの中で、『おもちゃ』(お姉ちゃんがお年玉を惜しみなく注ぎ込んだ一品だ)を使っても、案外気づかれないこと。
――そういうことを、私はお姉ちゃんと過ごす時間の中で学び取った。それはとても実りある経験だったし、お姉ちゃんとの仲もより深くなったと思う。
286Chain:2011/05/15(日) 16:40:20.24 ID:zfbJ4s7j
「おね〜ちゃん……」
「なぁに? 直?」
 お姉ちゃんと通学路を歩きながら、私はお姉ちゃんと腕をからめた。お姉ちゃんは、温かくて安心するのだ。
 特に用があって呼んだわけではなかったが、お姉ちゃんのことを見ていたら、私はむらむらと変な気持ちになってきてしまった。
「キス、して……」
 ついつい恥ずかしいことをねだってしまう。クリスマス以来散々キスしてきたせいで、中毒になっているのかもしれない。
「しょうがないわね」
 お姉ちゃんは笑いながら、私に顔を寄せて、軽くキスした。私の血の巡りが早まっていくのを感じる。
「もっと……」
「人がいるけど、いいの?」
 だからなんだというのだろう。
「うん……」
 一度離れた唇が、再び接触する。今度は、私が満足できるように、舌まで絡めた深く濃いキスだ。
「ん、ふぅ……」
「はぁあ……」
往来の人間が、ちらちらと見ているのが分かる。その中に○○○君がいた気がしたが、そんなことはもうどうでもよかった。
元々は彼のために、お姉ちゃんと色々なことを勉強し始めた訳だから、その点では感謝しよう。だが、もはや彼と付き合う気にはならなかった。私は彼に返事すらしていない。
 お姉ちゃんと共にいることがこんなにも楽しいのだ、彼と付き合ってその時間を減らす意味がない。
「んん……お姉ちゃん……大好き……」
「私もよ……」
 密着しながら、人気のないところを探して、私たちは通学路から外れた。遅刻することになるけれど、もうスイッチが入ってしまった。
「どんな風に、されたい?」
「何にも考えられないくらい、とろとろにして欲しいな・……」
「まかせて……可愛い可愛い、私だけの直……」
 これからのことを考えて、私は目眩のするような多幸感に包まれる。

 私たちは幸せだ。

 とても、とても。



お粗末でした。一部、おかしなところがあります、申し訳ありません……
せっかく頂いた題材をフルに生かせなかった……猛省します!
287名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 19:13:18.33 ID:QUj9NuhD
久々の投下乙でござい

ずっと待ってたぞ>>262
288名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 19:30:07.41 ID:86E0P9Ci
GJGJ
百合レイプかと思いきや後輩ちゃん先輩にメロメロ過ぎw
289名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 00:28:19.79 ID:oZ1i76bi
G・J!!
最後にさらっとHENTAIさんになっとるww
290名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 04:32:09.58 ID:L5rgG1Am
乙!!
微妙に病んだ雰囲気すら感じられるのがいいw
291名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 13:39:05.09 ID:riFh71kf
百合レイプか……良いじゃないか
292名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 01:53:55.63 ID:wtCJPfTn
百合レイプって少し怖いイメージなんだが、そんなに良いものなのか
293名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 06:50:17.94 ID:HGdQMBzO
ノンケが無理矢理めちゃくちゃにされて、堕ちていくとか最高じゃないか

ってわけで、誰か頼むわ
294名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 17:44:15.22 ID:UMB/UWvz
百合レイプだと、同年代とかよりも、歳の差がある方がくるものがある
大人のお姉さんが性に目覚めたばかりor性に貪欲なノンケな女の子を犯すのとか、個人的に最高
295名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 17:50:28.26 ID:HGdQMBzO
マジか、高校生、中学生の仲よかった親友が実はガチで心の底から拒絶して……とか大好物過ぎてもう、ね
296名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 18:28:42.05 ID:HGdQMBzO
>>295
ミス

マジか、高校生、中学生真っ盛りで仲よくいつも一緒に行動していた親友が、実はガチレズで心の底から拒絶して……そこから無理矢理されて、徐々に堕ちていくとか大好物過ぎてもう、ね
297名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 14:09:09.55 ID:ASC3zRlC
少しだけ、最初は少しだけ。
でも今はすごく遠い。遠い。そんな気がする。

一つ年下の女の子、幼稚園からずっと一緒の幼馴染、千里。
いつも私を慕ってくれてた。彼女の実際のお姉さんよりもずっと一緒にいた気がする。
私が小学校を卒業する時、彼女は私以上に泣いていた。
「優ちゃんがいないの寂しいよ!」
小学校と中学校は同じ町にはあるから会えなくなるわけではないけれど、やっぱり今まで以上に会えるわけではない。でも、同じ地区にある中学校。
「来年また同じ学校に通えるから。」

中学でテニス部に入部した。練習が厳しいわけではないけど、今までよりも時間を拘束されることが多くなった。千里も地域のバレーボールクラブに入ったらしく、一緒にいる時間はこの1年で思っていた以上に減った。
298名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 14:11:34.64 ID:ASC3zRlC
卒業おめでとう。」
友達と部活の卒業祝いに向かう途中で千里に会った。
私がそう声をかけると、「ありがとうございます。」と千里は答えた。
それ以上お互い言葉を交わさず、千里と別れた。
思えばこの時に違和感があったのだ。
千里が敬語だったこと。
顔はこちらに向けているけど、目は合わなかったこと。

「永井先輩。」

髪を切った。少し大人っぽくなった。少し口調が変わった。
私に対して敬語になった。一緒に登下校することもなくなった。

何も変わらないと思っていた。
でも、もう変わってしまったのだ。
千里との関係が変わってしまったことが受け入れられないのだ。
そして湧き出る感情に戸惑う。最初は何だか分らなかったこの感情。
でもそれはすごく単純。寂しいんだ。
あぁなんだ、寂しいんだ。千里がいないのが寂しいんだ。
299名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 14:16:43.50 ID:ASC3zRlC
少しずつ離れていく。遠くなっていく。
気付くと自分から避けるようになっていて、もっとずっと遠くなっていく。
このまま何も関係がなくなってしまうのかもしれない。そう思うと怖くなった。
でも私はそれ以上に千里との新たな関係を認めてしまうのが怖くて、臆病で……。
あと1年。あと1年だ。私は卒業する。
高校は別々になればいい。決別したい。


**


卒業式で沢山の卒業生の中から優ちゃんを探した。
いつもと変わらない優ちゃんだった。飄々としていていつも胸を張っている、私の大好きな優ちゃんだ。
目が合った、そんな気がした。

300名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 14:20:21.15 ID:ASC3zRlC
変わらないと思っていた。
小学校の卒業式。1年の辛抱だと思った。一緒にいる時間も減った。気を紛らわすためにバレーを始めた。私が小学校を卒業したら、また前みたいにできるって思っていた。
でも中学校って小学校と違って上下関係が厳しくなる。
本人同士がよくてタメ口で話していても、それで他の先輩に目をつけられることがある。
そういう話をよく聞いた。

私の卒業式の次の日に優ちゃんに会った。友達と一緒にいた優ちゃんが「卒業おめでとう」って声をかけてくれた。
「ありがとう!優ちゃん!」って答えようとしてあの話を思い出した。
「……ありがとうございます。」
初めてかもしれない。敬語を使うのは。
まだ「永井先輩」と呼ぶのは抵抗があって、上手く喋れなくて、なんか恥ずかしくて目を合わせることができなかった。
301名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 14:22:42.34 ID:ASC3zRlC
この時初めてしっかりと意識したと思う。
優ちゃんと私は先輩と後輩なんだと。

中学に入学してから新しい友人、新しい環境、新しいことに必死だった。
優ちゃんと何回か話すことはあった。でもどこかぎこちなくて、前みたいな関係にならなかった。

目が合った。でもそれはすぐにそらされてしまった。
それどころかこっちを見ようともしなかった。
それから全校集会でも、運動会でも、廊下ですれ違った時も、目が合うことはなくなった。
避けられているかもしれないということに気付いた。
話をすることがあっても弾まない。続かない。苦しくなって話しかけることも怖くなってた。

優ちゃんの小学校の卒業式のとき、私達はこういう関係になることを願ったのかな?
こういう関係になるって思ってたのかな?
302名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 14:27:24.89 ID:ASC3zRlC
「卒業生退場。」
先生の声が響いて卒業生が立ちあがった。拍手をしながらそれを見送る。
涙を目に溜めて顔を赤くしている人。泣きすぎて顔をぐしゃぐしゃにしている人。部活の先輩。
そして優ちゃん。優ちゃんは泣いていなかった。胸を張って前を見ていた。
一瞬だけ目が合った。そんな気がした。
私は心の中で何回もおめでとうを言ったんだ。


**


一瞬だけ目が合った。千里は顔と目を赤くしていた。
小学校の時と同じだ。私以上に泣いている。
心の中で「ばいばい」と言った。


303名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 14:29:04.78 ID:q2OVU3v2
GJ!
304名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 18:08:07.83 ID:LEN2nmBi
GJ!と言わせて貰おう
305名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 17:51:44.46 ID:VcfbZDKZ
>>298
GJGJ

ところで>>2の百合ちゃんってもう消えちゃったの?
ログ取っとこうと思ってたんだけども今見たら繋がんないでやんの
306名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 18:04:30.48 ID:j1+1C6dk
307名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 18:17:24.10 ID:VcfbZDKZ
いや、それは読んだけど
308 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/29(日) 18:22:26.91 ID:sWgBaUxg
5月末までのいつ消えてもおかしくないって言ってるんだしもう消えてるだろそりゃ
309 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/29(日) 18:23:36.37 ID:tXESO064
はい
310名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 18:37:57.00 ID:VcfbZDKZ
はい
311名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 01:16:44.78 ID:MrhMvs/D
はいっ!はいっ!はいっ!
312名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 22:15:13.46 ID:4di4Qw45
ああ……次は百合レイプだ
313名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 11:53:44.14 ID:RbMvc3+Z
へーげるタンが展開した主人と奴隷の弁証法によると・・・。

人間同士の闘争において勝者=主人と敗者=奴隷の関係が生じ・・・
奴隷は女主人のために労働することになる。奴隷の労働による果実を主人が享受するという関係が生まれる。
しかしその実・・・
奴隷は労働によって自己を形成する一方、主人は生活を完全に奴隷に依存している状態である。
それが明らかになったとき、女主人と女奴隷の立場は逆転する。

まるくすタンはこれを読んでいたく喜んだそうですが・・・
えんげるすタンも倒錯的妄想に打ち震えたことでしょう。
314名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:12:22.61 ID:xp1BXe0U
少し違うが、エマみたいなSSを書けということか
315名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 22:15:04.86 ID:rVI2gJMK
まるくすタンは読んだときちょっと笑ったわ
316名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 01:13:37.96 ID:Gserg5LU
まるくすタンて一応百合小説に入るかな
317名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 03:20:07.51 ID:I9w5ze/0
漫画甲子園の子たちが百合に見えてきた
318名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 16:29:14.63 ID:4h5wHkv4
主従なのに主従逆転している
表向きは主従だけどふたりきりの時は逆転した百合関係・・・
こんなSSが読みたくて仕方がない
319名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 16:39:11.18 ID:r1cC5UT7
ヤンデレものな百合が見たい。ってか、上手い具合に二人きりに誘い込んで、ノンケだった親友をレイプレイプで、どんどん堕としていくのが見たい


いや、ノンケ親友は堕ちなくていいから、レイプを写真とか動画撮られていて、束縛されて逃げれないのが物凄く見たい
320名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 12:17:08.28 ID:k4lKdi6G
とにかく下克上の瞬間に萌え。
それまで「お嬢様」とか「お姉さん」とか呼んでたのに耳元で呼び捨てにする展開とか背筋が震える
321名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 18:08:39.86 ID:XSe9LqA6
愛の無い百合は最高
勿論、普通のいちゃらぶも嫌いじゃ無いが。でも、堕ちものや無理矢理はとっても興奮するぜ

レイプ目と歪んだニヤケ顏が美味しい美味しい
322名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 12:18:19.02 ID:OroGAXjs
コンビニを出たあとしばらく歩いて曲がり角を曲がると、私はほっと息をついた。
今日も捕まらなかった。体から力が抜けていくのを感じる。
ポケットの中に感じる冷たい感触を確かめる。
別にどうしてもこれがほしいわけでも、お金がないわけでもない。
緊張感と安心感の落差に、やめられない中毒性があるのだ。
「でも、やめなきゃなあ・・・」
そう独り言を言って帰ろうとした私の背後から、軽く笑うような声が聞こえた。

「見ましたよ、おねえさん」

心臓が飛び出るかと思った。
慌てて振り返ると、そこには小柄な少女が立っていた。中学生くらいだろうか。
私がまず一番に感じたのは、安堵だった。店の人じゃなかった。
「な・・・何かな」
わたしは声の動揺を隠して言った。

「ポケット」

足元がフラついた。
頭がめまぐるしく回転した。絶対に口止めしなければいけない。
少女はかまわず話し続ける。
「その制服、××高校ですよね」
「お願い・・・言わないで」
「そうですねえ・・・こんな所じゃなんですから、喫茶店にでも入りましょうか」


みたいなの読みたい
323名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 15:48:37.25 ID:DeVueTuT
仲のいい友人から借りたのは女の子同士が愛し合ういけない小説・・・
ところがしかしそれを教室に置き忘れてしまい急いで取りに戻るとそこには美少女が
「これ、あなたの?」
突然奪われる唇
それはある春のことでした――

そんなオーストラリアの会社が作ったゲームをやりたい
324名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 16:07:55.88 ID:TK1FKUq/
ニュージーランドじゃなかったっけ
325名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 16:32:40.44 ID:DeVueTuT
>>324
あ、そうだった
326名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 23:02:29.74 ID:VEAoGtYk
kwsk
327名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 01:22:56.82 ID:f0ftCYWp
設定が出てきたら名前を考えないと気が済まない。
名前が決まったら2時間経っていた……。

そして本文が書けない/^o^\
328名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 20:36:01.25 ID:qWj8whPf
>>326
処女宮〜栗毛のry

329名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 09:21:46.35 ID:ufI3CilA
久々に来たら保管庫がエラーで見つからないでござる

移転でもしたのかな?
330名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 10:32:03.55 ID:DvM+MSVh
>>329
>>266
消えたんだと思うよ。
331名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 00:07:08.03 ID:DvM+MSVh
お膳立て部分はあれだけど、いざ本番のところまで行くと筆乗りすぎわろた。
332名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 22:28:49.97 ID:IxgOT1a7
普段おとなしいけどPCに入ってるエロ画像が彼女に見つかってそれで言葉攻めされながらされちゃうみたいな

最近そんなことがあったので…
333名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 02:06:15.23 ID:caJnIPed
どういうこと…?
334名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 23:59:20.68 ID:y82E+N7H
快活な女性が持ってたマゾいエロ画像をおとなしめの彼女に見つかって下剋上スイッチオンみたいな?
335名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 00:25:02.36 ID:/I6zDX9t
「おとなしいフリしてこんな画像見ながら自分を慰めてたの? いけない子ね」
だと思った。
336名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 03:19:46.61 ID:4A6zI++K
どっちも悪くないな
337名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 02:02:45.08 ID:9rUwCMAF
画像を出してPCの前に座らせながら後ろから触りながら言葉責めまでは想像できた
338名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 22:27:10.70 ID:Wj6Y9/WP
「あ、ゆっきぃ!」

嬉しそうにうちを見つけては、小走りで駆け寄ってくるのはいつものこと。
それがたとえ廊下の端と端でも、こんちゃんはうちを見れば必ずひっついてくる。

「おはよ」
「おはよっ!ゆっきぃは今日も可愛いね」
「何言っとんの」
「ほんとのことだもん」

えへへぇって、だらしない顔。
よくそんな幸せそうな顔できるよね、うちと喋ってるだけなのに。
にこにこしちゃってさ、もう。

こうしてこんちゃんといつも通りの会話を楽しみながら、いつも通り後輩からの視線を感じるのが朝の日課。
こんちゃんは黙ってれば美人さんやからね。
すっと通った鼻筋に、おっきな目。女の子としては背は高い方だし、誰にでも優しい。
特にこんちゃんがどんな子かよく知らない後輩は、一見クールでかっこいいこんちゃんに憧れるらしい。
実際は…アレだけど。
「ゆっきぃ、こんちゃん、おはよ〜」
「あ、おはよ〜」
「まきちゃんおっは〜」
「こんちゃん、それは古いわ」
「あれ?あたしの中では大流行…」

この子はまきちゃん。うちらの共通の友達で、うちの大親友。
実はこんちゃんと付き合えたのもまきちゃんのおかげで、最後にうちの背中を押してくれたのもまきちゃんだった。
…今はことあるごとにこんちゃんとのことを冷やかされて困ってますけど。
339名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 22:29:50.28 ID:Wj6Y9/WP
そういえば言われるまで全然気づかなかったんだけど、まきちゃん曰く、こんちゃんは暇さえあればうちをガン見しているらしい。
しかもめちゃめちゃ真剣に見つめてる日もあれば、若干ニヤケながら眺めてる日もあるんやって。
ついでにニヤケてるこんちゃんの顔は「ちょーキモい!」らしい。

こんちゃんに好かれてるなぁっていうのはよく感じることだし、嫌じゃないっていうか、本当は嬉しいんやけど…。
こんちゃんがあんまり好き好きビーム出すから、うちはそれに比例するように可愛くない反応をしてしまう。
それでときどき行き過ぎて、怒ってるみたいになることも多くて、そのたびにこんちゃんはあわあわする。
眉をへにゃって下げてなんとかうちのご機嫌を取ろうとする。

周りの同級生には、それが飼い主の機嫌をうかがう犬みたいだって言われるし。
おかげで最近は「ゆっきぃんちの飼い犬は〜」って茶化されることが多い。そういうの苦手なのに。
逆にこんちゃんは「こんちゃんのご主人様は〜」って言われて嬉しそうにしてるんやって。
ほんとあほやわ。

そんなうちとこんちゃんやけど、傍から見たらご主人と飼い犬かも知れんけど、ほんとは違う。

ふたりっきりのとき。
優しいのもへたれなのも変わらんけど、ちょっとだけかっこよくなる。
それを知ってるのは、うちだけ。

「今日帰りにゆっきぃんち寄っていい?」

3人でゆったりと学校へ向かって歩きながら、まきちゃんに気づかれないようにこっそり聞いてきた。
可愛くないうちは可愛くない顔で「別にいいよ」って答える。「別に」なんてつけんでもいい言葉なのに。
そのくせこんちゃんはやったー、って素直に喜ぶしさ。

ほんとはうちもこんちゃんに来て欲しいと思ってること、知ってるんかな?
340名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 22:31:43.22 ID:Wj6Y9/WP
「ゆっきぃ」
「ん…」

どちらかの家ですることと言えば、飲み物を飲みながら一緒にテレビを見たり、テスト前なら勉強したり、見たいDVDがあればそれを見たり、ただおしゃべりしたり。

それから、ときどきこうしてひっつきあってキスしたり。
…その後押し倒されることもないわけじゃない。

こういうときのこんちゃんは、えーい行くぞ!って決心した後のこんちゃんだから、いつもみたいにへらへらして情けないこんちゃんじゃなくなる。
情けないこんちゃんも好きやけど、ときどき見せるちょっぴり凛々しいこんちゃんは、その端正な顔立ちをより強調させる。

うちが拒まないのを確認してから制服のボタンをはずすのもいつものことで、その後うちの胸に執拗に触れてくるのもいつものこと。
「ゆっきぃの胸ってふわふわしてて凄い好き!」らしい。こういうのおっぱい星人っていうんやっけ?

「はぁ…しあわせ」
「こんちゃんにもあるやろ」
「あたしのはゆっきぃと全然違う!そもそもこのボリューム…あだっ」
「ばかっ、へんたい」
「うう…ゆっきぃだけだよ、あたしが変態になんの」
「知らんもん」
「うへへ」

うちがどんなに可愛くない返事をしてもこんちゃんは嬉しそう。
それから、自惚れって言われるかもしれないけど、愛されてるって感じる。
だってうちを見るこんちゃんの目が、いつも凄く優しいんやもん。

…実はこんな風にふざけ半分でこんちゃんがうちの体に触れてくる間も、本当は凄く興奮してる。
指先でつうってお腹を撫でられただけで、体中にびりびりって電流が走るみたいになる。


可愛くないこと言いながら、心の中ではやく触って、っておねだりしてる。
341名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 22:34:16.75 ID:Wj6Y9/WP
女の子らしいほっそりとした手がうちの胸にまた触れてくる。
直接乳首には触らずに、柔らかさを確かめるみたいに。
自分で触ってもなんとも感じないのに、どうしてこんちゃんに触られるとこんなに気持ちいいんやろ。
背筋のぞくぞくって感覚と、それから、乳首がとがってく感じ。

「ぁ…」
「ふふ、ゆっきぃ」

思わず漏れた声にこんちゃんが笑った。
馬鹿にした笑いじゃなくて、好きだよ、が溢れてくる微笑み。
いつのまにか凛々しいこんちゃんにチェンジしてたらしい。その顔はずっこいわ。

そのクールな表情のまま、うちの胸元に顔を寄せようとする。
…あっ!そうだ!

「こら!」

ばしっと手のひらでおでこを抑える。

「へ?」

一瞬で元の情けないこんちゃんに戻っちゃった。なんかまずいことしたかな?って顔。
こっちのこんちゃんは可愛い。

「…こんちゃんも脱いでよ」
「んん?」
「うちだけ裸じゃ恥ずかしいし…」
「あ…、そだね、うん。脱ぐね」

言わないけど、一番の理由はこんちゃんと裸で抱き合うのが好きだから。
すべすべのこんちゃんの肌に触るのって、実は凄く気持ちいいんだ。
あとは芸術品みたいなその身体を見るのも好き。絶対言わないけど。

「脱がしたげる」
「えっ、まじっすか」
「ん、」

有無を言わさずボタンを外してく。
こんちゃんは受身になると途端に大人しくなるから、今も顔を赤くしてじっとしてる。
人に脱がされるのってすっごい恥ずかしいんやから、思い知りなさい。
342名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 22:37:15.04 ID:Wj6Y9/WP
スカートも脱がして、こんちゃんも下着姿になった。
うん。やっぱりすらっとしてて綺麗。

「はい、おわ…きゃっ!」

終わりって言おうとしたらちょっと乱暴に引き倒された。

「ちょっとぉ…」
「もぉ〜だめだ!…ゆっきぃかわいいよぉ〜!!」

痛いやろって文句言おうとしたら、ぎゅうって抱きついて来るし。
いったい何がこんちゃんのスイッチを押したのかわからん…。

「続きしていい?」

きらきらした目で聞いてくる。
いちいち聞かんでよ。拒むわけ無いに決まっとるのに。

「好きにすれば…」




対するうちの返事は、やっぱり可愛くない。



このあとエロに続けたかったけどどうしても書けなかった…。
でも折角だから投下させていただきました。半端で申し訳ない。
343名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 23:48:38.99 ID:1fJH3Jh5
>>338-342
イーヤッホーウ! ごちそうさま!
ゆっきぃマジ可愛い。
344名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 02:26:53.23 ID:Jn5hqWY4
>>352
あんたのせいで寸止められた激情をどないしてくれるねん!
この、








いけず
345名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 10:26:29.33 ID:8znSCChh
やっぱ百合って。。。いいものですね
346名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 10:40:36.08 ID:dsXxCJJu
>>352に期待
347名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 19:50:06.91 ID:+0eq/+R7
>>352に期待
348名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 00:43:24.15 ID:+F4821Zh
>>342
つづき投下します
349名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 00:45:26.48 ID:+F4821Zh
いろんなとこ触られて、キスされて、蕩けるってこんなカンジなんやと思う。

「あ…、はぁ、」

こんちゃんの指がうちの中に入ってくる。
ぬるぅ、って。
抵抗はほとんどなかった。

「奥までいれちゃうね」
「ぇ…、ちょっと…ぁっ!」

いったん落ち着きたかったのに、こんちゃんの指はさらに奥へ入り込んでくる。
指が粘膜を擦りあげる感覚に、ひとりでに中がぎゅうってなった。

「あっ、はぁっぅっ…」
「ゆっきぃ、かわいい…」
「う…さいっ、かわいく、ないっ、」
「ううん、かわいいよ…ゆっきぃが知らないだけだよ」

そう言って、息を整えられないでいるうちのほっぺに優しくキスしてきた。
なんなん。
普段あんな情けないくせして王子様みたいなことして。
余計好きになるやん。ばか。

って思ってたらこんちゃんが首に吸い付いてきた。

「んっ!!ちょ、くびは、だめ」
「やぁだ」
「こら、ぁっ…、あんっ、あっ!」

びくん、って身体がはねる。
首はうちが一番弱いとこのひとつ。
中に指を入れられて、ここを弄られると、ほんとにおかしくなっちゃう。
首への刺激もそうだけど、こんちゃんの息遣いとか、熱とか、すぐ近くにそういうのを感じてものすごく興奮する。
おなかの奥が気持ちよさでいっぱいになる感じ。

「っはぁ…ぁ……くぅっ…ぅっ」

今でもたまらなく気持ちいいのに、うちの中はもっと、もっとってやらしくうねる。
それに応えるみたいにこんちゃんがうちのいいところをぐいぐい押すから、どんなに我慢しても声が漏れる。
ほんのわずかにだけど、ぴちゃ、って音が聞こえて、自分のやらしさが実感できた。

どんなに可愛くないこと言ってても心はこんちゃんを欲しがってて、身体は心に素直で。
うちのおなかの中はこんちゃんが欲しくてたまらなくて、いやらしく濡れる。
そうしてくうちに心も素直になりたがって、こんちゃんが欲しいよって訴え始める。
350名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 00:46:52.81 ID:+F4821Zh
「あ……ぁ…?」

最高潮に興奮してたときに、こんちゃんが突然指を引き抜いた。
ほんとに急で、一瞬どうなったかわからんかった。

こんちゃんはうちから身体を離して、正座してこっちを見てた。
なんなんよ。あともうちょっとやったのに…。
焦らしプレイってやつ?こんちゃんのくせにいつこんなこと覚えて…。

「な、に?」
「あの〜…、ぜひゆっきぃにお願いが」

なんかちょっと言いづらそうやし。
恋人をこんな状態にしといて何よ。このすけべ。

「なめさせてくださいっ!」

あっ、これ土下座ってやつだ。



What?



「…なにを?」
「ゆっきぃのあそごふぅっ!!」
「うっさいうっさい!!」

こんちゃんはすけべじゃなかった。
尋常じゃないど変態やった。

「ぜぇぇぇぇーったいいやや!!っていうか、この前もいやってゆったやん!!!!」
「前はそうかもだけど、心変わりしたり…」
「しない!!!」
「えぇー!おねがい!」
「いや!っていうか、触るならまだしも、そんなとこ…な、なめ、なめたい、とか…わけわからん」
351名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 00:49:02.21 ID:+F4821Zh
そうだよ。
あんなとこ。しかもうちの。
それにこんちゃんが顔をうずめて、舐めるって…?
こんちゃんの柔らかい舌でうちの、あんなとこに触るわけ?

「…いやや、恥ずかしすぎるもん」
「恥ずかしいかもしれないけど、気持ちいっていうよ」
「仮にうちはそうやとして、こんちゃんに何の得があるん!?」
「あたしはゆっきぃのいろんなとこ触りたいし、ちゅーしたいし、舐めたいから」

こんなときばっかり強気になってさ!
しかもさっきまで王子様やったのに、ど変態になるし。

こんちゃんのこと好きやし、恥ずかしいけどいろんなとこ触られたいって思ってる。
でも、……舐められたいなんて、絶対、絶対思ってない!!


「ねぇ、こんちゃん…うち、そんなのいや。普通にしてほし…きゃあああっ!!」
「ゆっっきぃ〜!!」

がばぁ、って。足を広げられた。
そのままこんちゃんの顔はうちの足の間へ。
べろぉって舐められた。こんちゃんの舌の感触。

「いやあぁ…っ!!」

生暖かくてぬるぬるしてるカンジ。
背筋が一瞬でぞわぞわってなった。
こんなん、死ぬほど恥ずかしいのに、いやなはずなのに。

「あぁぅ…、っく……こんなっ、や、やだぁっ」
「ん…、ゆっきぃ、」
「ぁ、もう……く、ひぅ…んんんっ!」

何度も何度も舐めたり吸ったり、飽きないのかってくらい、こんちゃんはしつこくうちを苛めてくる。
どうしよう。信じられないくらい気持ちいい。
びっくりするくらいおっきな声がでちゃうし、腰がくねるのを止められない。
おなかの奥の寒気にも似たぞくぞくぞくって感じが大きくなる。
多分、いっちゃう寸前みたいな。

「はぁっ…ああっ……も、こんちゃんっ、」

それなのにこんちゃんは容赦なかった。
舌で舐めることはやめずに、指をうちの中に突き立てた。
352名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 00:53:09.59 ID:+F4821Zh
「あああぁーーーーっ!!」

びくびくびくって、中が痙攣した。
同時にぎゅうってきつく締まる。
いってる最中にも、こんちゃんは舐めるのをやめなかった。
おかげで快感が持続して、いきながらまたいっちゃう、みたいになった。

「あぁぁっ、はっ……はー…はー……」

やっとこんちゃんが顔を離して、うちはぐったりと息を吐いた。
その間もこんちゃんはうちの体中にキスしてくる。
そんなのされるとまたしたくなりそうで、やめてって言いたかったのに、放心してうまく声が出ない。

自分のおなかが上下するのを見ながら、なんとか落ち着かせようとした。
でもこのど変態はまたうちのあそこに顔をうずめた。

「もぉぉっ…ほんとに、だめ、ぇ…」
「んー…」

一度いったはずのうちの身体は、貪欲に次の快感を求める。
腰から下がずっとびりびりしっぱなしでしんどいはずなのに、はやくしてって、受け入れる準備をする。

ふと、こんちゃんが顔を離した。
ちょっといじわるな目でうちを見る。

「ゆっきぃ、心変わり、した?」

情けない飼い犬のはずなのに、いつのまに立場逆転したんやろ。
うちのなにもかも知り尽くして、いやって言いながらほんとはいやじゃないこともわかってるんやないの。
飼いならされてるのはうちの方かも。



…それでも素直に心変わりしましたなんて言えんから、こう言ってやった。


>>344
353名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 03:32:16.17 ID:7131o0Ei
なるほど、うまいな

で、続きは?
354名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 11:05:33.70 ID:CE0wCept
GJ!!
思いっきりドストライク過ぎて活きるのが辛いぜ



まさか、こんな綺麗に暴投パスを拾ってもらえるとは・・・
355346:2011/06/25(土) 11:42:51.13 ID:vx9xCE+0
ああいうレスして期待が裏切られなかったのは初めてだw
356名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 13:29:15.59 ID:kPvKkzYF
百合は美しい・・・
それが再確認できた
357名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 20:30:28.69 ID:vO7draas
期待を裏切らない352だった。
358名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 23:42:47.65 ID:RVTWay1L
なんか凄いものを見た気がする・・・
359 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/06/27(月) 00:23:20.48 ID:oANYjxcL
>>352書いた者です。
自己満足で最後に2レス付け足しさせてくだせぇ
小分けにして投下するなって話ですよねすいません
360名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 00:25:45.71 ID:oANYjxcL
すやすや寝息を立てるゆっきぃの寝顔を見ながら、幸せだぁーって感じる。

今日はかなり無茶したから、ぶん殴られることも覚悟してたけど、ゆっきぃも案外すけべだ。
やだやだ言いながらびしょびしょだったよ。ふふ。
いや本人には言わないけど。言ったら二度と触らせてくれなそうだし。

今日はいつもより多めにしたから、その分ゆっきぃも疲れただろうな。寝息が深いや。
ごめんね。
でも、ゆっきぃが可愛いのが悪いんだよ。あたしを誘惑するのがうまいんだよ、ゆっきぃ。

「ゆっきぃ…」

ちょっと汗ばんだままのおでこにキス。
…あっ、汗拭いてあげなきゃ。風邪引いちゃう。

もう何度もこの部屋に来てるから、大抵の物の場所は覚えちゃった。
引き出しからタオルを取り出して、ゆっきぃの身体を丁寧に拭いていく。
こんな風にお互いの家に行き来して、当たり前のように相手の物を使えるって、幸せなことだと思う。
もとは他人。それが恋人って言える仲になって、そのうえ裸で抱き合える関係になるなんて。


これも全部ゆっきぃのおかげ。
女同士でも気持ち悪いって言わなかった。
それどころか、こんなあたしに好きって言ってくれた。

よく周りから、『ご主人様と飼い犬』って言われるけど、あたしはそれでいいと思ってる。
従順なゆっきぃのペット。光栄だよ。
ときどき逆らうけど、まあ、それは可愛いいたずらってことで。
多分、ゆっきぃが「お舐め!」って言ったら、足の裏だろうがなんだろうが舐めちゃうな。むしろ喜んで!
ゆっきぃがそんなこと言うとは思わないけどね。
361名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 00:28:49.06 ID:oANYjxcL
「…よし、」

汗は拭き終わったけど、寝てる人に服を着せるのは難しいから、風邪だけは引かないように毛布をかけてあげる。

思えば、こんな風にゆっきぃ相手にちょと強引にできるようになったのも、最近の話。
付き合いたての頃は、ゆっきぃってばツンケンしてるし、嫌われたくなくておどおどしてばかりいた、と、思う。
積極的にいこうとすると怒るくせに、遠慮しても怒るんだもん。わからずや!って。
女心は難しい…とか思ってたっけ。あたしも女だけどね。

でもそれがゆっきぃなりの照れ隠しで、愛情表現だって気づくようになってから、そんな態度がいとおしくて仕方が無い。
といってもまだまだゆっきぃの乙女心を完全には理解できていないみたいで、にぶちん!って怒られることもよくあるけど。


…もっともっと、ゆっきぃのこと知りたいな。
キスとか、えっちとか。恥ずかしいのもわかるけど、もっとやらしいとこまで見せて欲しい。
それは、あたしがゆっきぃのことが好きだから。他の人相手にこんなこと思ったことない。

まあ、それはあたしの手腕にかかってるな。がんばっちゃうぞー!
そんなことを思ったあたしなのでした。



ほんとにおわり。お邪魔しました
362名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 12:08:39.76 ID:f13pJG8K
…また来てな、待ってるし
363名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 08:28:32.90 ID:i/Aw0Dhh
こんな、いちゃいちゃエロエロらぶらぶなバカップルなんて





大好物です
ごちそうさまでした
364名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 12:18:15.89 ID:65E2H9TT
GJGJGJ!!
今度こそこれで終わりなのか…寂しいなあ
365名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 22:18:27.23 ID:R+kO4dli
上手いなあ
366名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 19:43:27.21 ID:BIeqnuQu
367名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 20:00:56.29 ID:+hV2gLrm
>>366
最近のローゼンは展開がダレてきているような……
それはそうと七夕なんでそれらしいのを書きました。

 あたし、荒川 有はひねくれた人間だ。
 いい話とか、泣けるモノには妙に身構えてしまう。
 早い話。素直に感動するのは、なんだか作者とか発言者とかの意のままにされている気がして、そして何より照れくさくって、斜に構えた態度をとってしまう。
 思春期にありがちなカッコつけを未だに引きずっているということなんだろう。もう大学生だってのに。
 だから、親友の幼馴染――相馬 琴音が『遠距離恋愛をすることになった』的な内容の話も、遠距離恋愛なんて上手くいく訳がないだろ、と内心思っていた。
 尤も、あたしの口から出た言葉は、『そうなんだ! そのくらいの障害大丈夫だよ!』だったけど。
 何せ琴音の彼氏である向井は、三年間の浪人生活の大半をゲーセンでの対人戦に費やした挙句、医学部で一番偏差値の低い地方の大学へ、親の力で滑り込んだような人間だ。
 間違いなく現地で浮気するに決まっている。
 それでも、『彼氏ができた』と琴音から聞いた四か月前のあたしは、もやもやとした嫉妬らしき思いに悩まされたのだった。
大親友だった琴音に恋愛で先を越されたのが悔しかったのだろうか、今はもう考えたくない。
かくして向井は遥か岐阜へと旅立ち、一方あたしと琴音は地元の大学に二人仲良く通うことになった。
あたしと琴音は学部もサークルも違ったが、家が窓伝いに部屋を行き来できるほど物理的距離が近かったお蔭で、今も付き合いは切れてない。

――そんな風にして、だらだらと日々を過ごしているうちに、七夕がやってきた。織姫と彦星が、一年ぶりにランデヴーする日だ。
 地元は特に田舎というわけでもないから、夜空を見上げても美しい星々を見ることは出来ない。
 それでも、大学の行き帰りに、駅やコンビニで笹と短冊が飾ってあるのを見ると、もう七月なのだと実感する。
 しかし、夏だからいって、特別何かをするわけではない。
 事実、あたしは普段通りに帰宅し、夕食及び入浴を済ませて、部屋に戻り、そしてベッドにひっくり返っていた。
 寝てしまってもいいけれど、まだ十時過ぎだ。もう少し起きていて何かをしてもいい。
 では、何をするのがベストだろう。あたしはベッドから起き上がり、胡坐をかきながら考える。
 勉強は別にしなくていい。正確には、したくない。
 居間に戻ってテレビを見るのも悪くないと思う。しかし、今の時間帯は親父が占領していると考えて間違いない。親父をどかせるのはとても厄介だから、テレビは諦めた方がよさそうだ。
 ならば――――
368名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 20:03:20.53 ID:+hV2gLrm
「よぉし……」
 久々に飲んじゃおう。独りで飲むのはちょっと寂しいから、琴音を誘って。
 明日は休みだし、親もガタガタ言わないだろう。
 あたしは早速行動に移すことに決めた。すぐさま携帯を手に取って、琴音に向けて発信する。
 酒はストックしている量だけで足りるかな、コンビニで少し補充した方がいいかもしれない、と考えていたところで琴音と繋がった。
「やっほー、いきなりだけど飲まない? 暇でさぁ〜」
「ああ……ユウちゃん……?」
 自分でも驚くほど薄っぺらで軽い声に対する彼女の返答は、まるで全財産を株で失ったみたいに重苦しかった。
 どうも何かショックを受けるようなことがあったらしい。
 心当たりは、ある。
「あっ……ごめん、そんな気分じゃないなら――」
「いいよ、お酒なんてないけど……」
 返事自体はOKだけど、依然琴音の声は連敗中の阪神並に暗かった。
 次になにをするべきか、迷う。このまま考えなしに飲み会を始めるのは明らかに無神経。
 かといって、落ち込む琴音に何もしないなんて、あまりにも薄情だ。
 親友として、沈んでいる彼女に傍にいるべきか。
 親友として、落ち込む彼女をそっとしておくべきか。
 どちらが、正解なのだろう。
「よっしゃ! 窓開けてよ、琴音」
「え? いいけど……」
 あたしは、すぐに考えを打ち切った。
 馬鹿馬鹿しい。悩むまでもないことじゃないか。
 そっとしておく――放っておくことは誰にだって出来る。
 だが、傷心の彼女に何かをできるのは親友たるあたしだけだ。
 窓の向こうでサッシの滑る音とカーテンが開く音がした。
「窓、開けたよね?」
「うん」
「OKOK、今夜は琴音の部屋で飲ませてもらうから」
 そう言いながら、あたしは窓に歩み寄り、一気に窓を全開にした。
「えっ」
 琴音の携帯からの声と生の声がダブって聞こえる。
 数メートル先にいる彼女は、携帯を耳にあてたまま、あたしのしようとしていることを悟り、眼を見開いていた。
 窓枠に足をかけ、勢いをつけてあたしは空中へ身を躍らせた。束の間の浮遊感の後、見事琴音の部屋のベッドへと着地成功。
 琴音はまだ携帯を握りしめたままだった。
369名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 20:06:39.19 ID:+hV2gLrm
「こうやって『ダイナミックおじゃまします』をするのは……中学以来だっけ?」
「危ないよ、ユウちゃん」
 あたしの質問には答えず、琴音は咎めるというより呆れた口調であたしに注意した。
 確かに飛距離が足りていなかったら、益々琴音を悲しませることになっていたかもしれない。流石にちょっと軽率だった。
「ごめん、もたもたしてられなかったからさ」
「お酒は?」
「うっ……忘れてた……。今から取りに――」
 あたしは再び窓から飛び移ろうとしたが、琴音に肩を掴まれて制止された。あたしを引き留めているその手は、震えていた。
「いいよ、お酒なんて。ユウちゃんは、私が落ち込んでるの、気付いちゃったんだよね?」
「まぁ、ね。おしかけるなんて、余計なお世話……かもしれないけど」
「そんなことないよ! 凄く嬉しい……」
 しかし、琴音の表情はちっとも嬉しそうじゃなかった。
 このまま会話を続ければ、彼女を楽にするどころか、一層傷つける結果に終わるかもしれない。
 それでも、あたしは琴音と向き合い口を開く。
「それで、何があったのさ? 出来ることだったらどんなことでも力、貸すよ」
「……振られ、ちゃった」
 琴音は万引きでもばれたかのように俯いて、恥ずかしそうに、悲しそうに言った。
「ああ――」
 やっぱりなぁ、という言葉をあたしは水際で食い止めた。
「――そんな酷い……ことが……」
 代わりの文句を大急ぎで考えて、どうにか言葉を繋ぐ。
 いつかこうなると思っていた。
 所詮、一年に一度逢えるかどうかの関係なんて、脆く儚いのだ。相手が軽率で不義な男なら尚更危うい。
「さっきメールで一方的にね……もう電話する気にもなれないや……」
 あはははっ。
暗く湿った自嘲の笑いが部屋をネガティブな空気に変えていく。
 この時点で、あたしは致命的なミスを犯したことに気づいていた。
 親友を助けたくて無鉄砲に飛び出したのはいいが、具体的にどう慰めるかをあたしは全く考えていなかったのだ。
 これはマズイ。下手なことを言うと、琴音にとどめを刺しかねない。落ちついてよく考えねば。
「そもそも、私みたいに地味で目立たない子なんて、好かれなくて当然だよね……」
「そんなことない! 琴音のこと、好き! あたしは大好きだよ!」
 脊髄反射的に、あたしは思い切りピントのずれた励ましをしていた。琴音の泣きそうな声を聞いて、沈黙なんてしていられなかった。
 ぎゃあ、なんだこりゃ。あたしが好きでも仕方ないだろうが。思慮深く喋ろうという方針が台無しだ。
370名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 20:09:57.60 ID:+hV2gLrm
「うん……ありがとう、ユウちゃん」
 よしここから。ここから巻き返す。
「大体向井の奴も最低だね、ボウフラにも劣るよ! あんなの琴音には元から相応しくない! 
まぁ……その……アレだよ、運命の相手は、もっと身近にいるって、多分……いや違う! 絶対に!」
 駄目だ。酷い悪循環だ。失言を取り繕おうとして、さらに失言を重ねてしまっている。
自分自身で、言っていることがよくわかっていない。馬鹿なこと言う政治家も、きっと同じような精神状態に違いない。
 だが、あたふたと慰めにもならない寝言をほざくあたしが余程滑稽だったらしく、琴音は沈んだ顔をほんの少しだけ綻ばせていた。
「ユウちゃん、そんなに慌てなくてもいいよ」
「ご、ごめん。かってにしゃしゃり出てきてこんな意味不明な……」
「心配してくれるだけで、十分だから……」
 相談に乗ると申し出た挙句こんなぐだぐたな対応をしたら普通、相手は怒り狂ってもおかしくない。
にもかかわらず、こんな暖かな態度をとってくれるとは。
あたしは琴音の親友でよかった。
「うまく言えないけどっ、琴音なら必ず幸せにしてくれるような人がいる! 織姫にとっての彦星みたいな! だから、大丈夫!」
 結局、あたしは陳腐でありふれたことしか、琴音に言うことが出来なかった。
 七夕だからってあまりにも安易な例えを持ち出す辺り、我ながら混乱している。
 自分の不甲斐なさに、腹の中が煮え立つ。
 畜生め、あたしは親友を支えることさえままならないのか。今度はあたしが俯いていた。
「……やっぱり友達って大事だね。話してるだけで、元気でてくるよ」
 あはははっ!
 琴音の弾んだ笑い声を聞いたのは、己の無力にあたしが打ちのめされていた時だった。
 信じられない気持ちで、琴音を見る。彼女は確かに笑っていた。
「今夜、逢えてよかった。本当にありがとう」
 どうして、琴音はこんなにも優しいのか不思議でならない。泣きそうになる。
「別に……なんにもしてない……」
「沢山励ましてくれたよ」
「でも……」
「勿論完璧には立ち直ってないよ。それでも、完治はとっても早まったと思うな」
 琴音はそう言って、また笑いかけてくる。
 綺麗な笑顔だ。
 あたしは少しの間だけ見惚れてしまった。
「それなら、良かった……。駄目だな、どっちが慰められてるのか、分からなくなるや」
「ふふ、そうだねぇ。ところでユウちゃん?」
371名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 20:12:16.93 ID:+hV2gLrm
「ん?」
「一年を星の寿命で換算したら、実は織姫と彦星も三秒に一回逢ってることになるらしいよ」
「へぇ、そうだったんだ……」
 知らなかった。でも、それがどうしたというの? 琴音?
 不思議そうにしているあたしを楽しげに見つめながら、琴音は続ける。
「それくらい近しい存在が、織姫――私にとっての運命の人なら……それってユウちゃんになるんじゃないかな? 物理的にも精神的にも、近いし」
「え? えっ?」
 意味が分からない。よりによってこのあたしが、琴音の運命の人。
 ああ、ナンセンスすぎて笑えない。そして笑えない代わりに恥ずかしくなる。そもそも同性だというのに。
 まぁ確かに、あれほど魅力のある人間をあたしは琴音以外に知らない。これから先、知ることもないだろう。
 思えば長い間あたしはずっと琴音と共にあった。彼女のことは大好きだが、それは恋愛感情などではない――多分。
 しかし。
 だが、しかし――
「どうしたの? 顔、赤いよ?」
「あれ? そうかな……? ちょっと飲みすぎたかも」
「まだ一口も飲んでないでしょ?」
「く、空気に酔ったのっ!」
 支離滅裂な言い訳をしながら、思い出す。
 今なら分かる。琴音に彼氏が出来た時、あたしは本当に嫉妬していたみたい。あのもやもやは、紛れもなくジェラシーだったのだ。
 そして、あたしは琴音に妬いていたのではない。向井に妬いていたのだ。
 あたしは昔からひねくれた人間だった。自分の気持ちさえ捻じ曲げてしまうほどに。
 それでも、一度自覚してしまえば――
 もはや隣を見ることはできない。だから、あたしは窓の方を向いた。
 あたしの家と琴音の家の隙間にある細い夜空には、織姫と彦星が輝いていた。
 三秒ぶりの再会を祝っているかのように。

 終わり

力尽きました。
誰かもっといちゃいちゃしてるのを書いてくださいお願いします……
372名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 22:30:28.48 ID:BIeqnuQu
>>371
GJGJ
ラブラブデートを期待せざるを得ない

あと>>366は誤爆。ごめん
373名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 00:28:27.14 ID:P2c+Rh75
>>371
GJ
顔真っ赤なのに、にやけた笑みが止まらないユウちゃんが目に浮かぶぜぃ・・・
これでお酒入っちゃったらどうなるんだか!

渋だけれど、こちらも七夕ものを書きました。もし良ければ読んでやってください
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=375266
374名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 04:53:05.05 ID:hGJLpJWR
>>373
面白かったです!
これはにやけざるをえませんね
最後の先輩かなり萌えました





おもむろに私はミントタブレットを口の中に2つ放り込む。ミントの少しきつめの清涼感が口一杯に広がった。
「何食べてるの?」
「ミントのタブレットだよ。食べる?結構きつめだけど」
と、言い終わるか終わらないかのところで目の前すぐ近くに顔がきて唇を重ねられた。
「んっ…」
一方的に舌が侵入してきて、口の中のミントを味わうかのようにきつく絡ませ合うと、ミントの味だけではなくなんとなく甘さのようなものが感じ取れた。
辺りにはいやらしい水音が響き、私の頭はとろけそうだった。

名残惜しげにようやく唇が離れ、ようやく頭が正常に働くようになると、口の中に2つあったタブレットが1つしかないことに気付いた。
「これ、甘いね。なんでだろう」
そう言って彼女はいたずらっぽく笑うと、舌を出して1粒のタブレットを見せた。

「仲良くはんぶんこ」


みたいなあまあまな話がもっとよみたい
375名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 00:04:48.79 ID:OYh5x/O7
>>374
続きはないのですか!


再びお邪魔します。
前に書いたのと同じキャラ出してますが、読んで無くてもわかると思います。

久しぶりのこんちゃんの部屋は相変わらず散らかってた。
本人曰わく、すぐ使うから広げたままにしてるだけらしいけど、それって片付けられん人の言い訳よね。
代わりにうちが片付けてあげるのがお決まりになってしまった。

…なんかこういうのっていいな。奥さんみたい。えへへ。

ちなみにこんちゃん本人は、折角ゆっきぃが来てくれたのに何にもない!って言って、飲み物を買いに行ってくれてる。いいって言ったんやけど。

そういうとこ優しくて、好き。

「あっ」

そんなこと考えながら文房具を整理してたら、こんちゃんが愛用してるシャーペンがベッドの下に転がってしまった。
こんちゃんは文房具にこだわりがあるらしく、やたらと高いものを使ってる。無くしちゃったらまずい。
慌ててベッドの下を覗き込む。

「…?」

そのとき目についた一枚のDVD。
他にDVDは置かれてなくて、これだけがちょこんとベッドの下に置かれてた。

なんやろ?何にも書いてない。
376名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 00:06:40.53 ID:OYh5x/O7
鼻歌まじりで帰路につく。
大好きなゆっきぃがうちに来てるんです。嬉しくて歌も歌っちゃうよ!

ゆっきぃの好きなジュースも買ったし、おまけでプリンも買っちゃった。
二人で食べよっと。

自然と歩くペースが早くなるのは仕方ない。早くゆっきぃに会いたいもん。

「ただいまー!」
「おかえりぃ。あ、ジュースやん!プリンも!」
「えへへ…ゆっきぃ喜ぶかなって。」
「…ありがと。」
「お、部屋綺麗になってる」
「こんちゃん、もうちょっと自分で綺麗にしときぃよ…」
「うへへ」

片付けられない、と言うよりは、片付けない、の方が正しいかも。
散らかったあたしの部屋を見て、『も〜、ほんまにこんちゃんは…』なんてぶつくさ言いながらも、せっせと片付けてくれるゆっきぃ。
そんな後ろ姿を見るのがすごく好き。ちなみにあたしは何もしない。

「外、暑かったやろ?」
「まぁまぁかな。」
「うそつき。汗かいてるよ」

ゆっきぃがあたしのおでこの汗を指で軽くぬぐう。
汚いのに、全然気にしない感じで。
恥ずかしがりやなくせして、ときどきこうして平気な顔で触ってくるんだもんね。
どきどきしちゃうよ。

「ジュース、ありがとね。氷入れて飲もっ」
「うん!」

ゆっきぃが用意してくれるのをるんるん気分で待つ。
なんかゆっきぃ、あたしのお嫁さんみたい。もーほんと、うちに嫁ぎにおいでよ!
377名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 00:08:16.90 ID:OYh5x/O7
「でさ、これって何のDVDなん?」

扇風機と冷たいジュースで外にいたときの熱を冷ます。
そして差し出された一枚のDVD。

えーっと。
何だっけな…。確か大事な…。

「掃除してたら出てきたんやけど、映画なら一緒に見ようよ」

……。

「ああああぁぁーっ!!」

やっばい思い出した!!
と同時に光の速さでゆっきぃの手から奪いとる。

「え、なんなん」
「なななんでもない!」
「どう考えてもうそやんっ」

これはピンーチ!
もっとわかりにくいところに隠しておけばよかった!失敗したよ…。
ゆっきぃは完全な疑いの眼差し。こういうときのゆっきぃはめちゃめちゃ鋭い。

「…あー、わかった。やらしいDVDやろ」

ぎくーん。

「ち、ちがいましゅ」

やばいかんだ。

「やぁっぱそうなんや。さいっってー!!」
「さいてーって…そこまで言わなくても、って、あ、ちがうよそんなんじゃないよ」
「じゃあ確認するからそれかして」
「それはできません」

もしこの中身を知られたら。
あたしとそういうことする仲になっても、相変わらずピュアで乙女なままのゆっきぃ。
だから、こういう不健全なものを極端に嫌う…っていうか、軽蔑すると思う。

「ならどっちか選んで。このDVDの中身、うちに白状するか、今すぐ再生するか。」

ゆっきぃを見るあたしの目が冷たい。
おお…凍え死ぬよぉ。
378名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 00:09:52.86 ID:OYh5x/O7
「話します…」
「ん」

さっきまでのラブラブな雰囲気はどこへやら。
ゆっきぃの正面を向いて正座する。
怖くてゆっきぃの顔は見れないけど、怒ってるのはびしびし感じる。

「これはぁ…女の子同士の恋愛がテーマで…まぁ、その中にちょっとね、うん」
「ちゃんと言い」
「はい…、その中にえろいシーンがあります…」
「……。」

これで納得してくれるといいんだけど…。

「ちがうやろ」
「えっ、」
「えっちなシーンがあるんやなくて、それがメインなんやろ!」
「ひえぇ」

やっぱりこういうときのゆっきぃの鋭さは半端ない。
そして予想通り、あからさまに不快感を示してる。つーか怒ってる。
でも残念ながら怒ってるゆっきぃも可愛いな〜、と思う余裕は、今のあたしにはない。

「なんでこんなん持っとるん」
「えっと…まあ、気に入ったといいますか」
「なんで!?」
「なんでって、そりゃ…ねえ?」

わかってるくせにー。とは言えない。
そりゃあ、これ見て興奮するためなんですけどね。


ここからのあたしの理想の展開としては、

『こんなん見て一人でしてるん…?こんちゃん、いけない子やね』
『あ、ゆっきぃっ』
『ほら…こんなこと、されたかったんやろ?』
『ああ…っ、』

なんだけど、


「もうほんっとさいてー!不潔や!!」

顔面に枕を思いっきりぶつけられた。
まあそうはならないよね。 
379名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 00:11:10.32 ID:OYh5x/O7
っていうか、嫌なのはわかるけど、そこまで言わなくてもいいんじゃ…。

「それで不潔だったら、世の中の、特に男の人なんてみんな不潔だし…。」
「み、みんなってわけじゃないやろ!…それに、こんちゃんは女の子やん!!」
「女の子だってこういうの見たいんです!」

あ、しまった。
ついムキになっちゃった。
ゆっきぃの表情がますます険しくなる。

「……うちがいるのに、こういうの見るわけ?」
「へ」
「うち以外の人の裸見て、そういう気分になったりするんやろ?そういうの、いやや」
「ゆっきぃ…」
「浮気や、浮気!」

二度目の顔面枕クラッシュ。
いくら枕でもそんなに思いっきりぶつけられると痛いです…。

「浮気ってそんなたいそうな…」
「知らんわあほ。えろこん。変態。むっつりすけべ。」
「…ごめんなさい」
「ふんっ」

完全にそっぽ向いちゃった、どうしようどうしよう。
あたしが悪いんだけどさ。
ゆっきぃの中でこれを浮気と言うなら、浮気だし。
…でも、やきもちやいてくれたってことだよね。それは嬉しい。

「…えへ」
「なにわらっとるん!」
「すいませんすいません!!」

こうなったら、機嫌を直してもらうにはこれを壊すしかないよね。
ちょっと惜しいけど、いやすごく惜しいけど。
380名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 00:13:11.14 ID:OYh5x/O7
「これで許して下さい!」

工具箱からカッターを取り出して、DVDに傷をつけていく。
途中でそれに気づいたゆっきぃが、あっ、て小さく声を出したのが聞こえた。
もうこうなったらいくらやっても同じだから、完全に再生不可能と思えるレベルまで傷を入れる。

「……こんちゃん、」
「ごめんね、ゆっきぃ」
「よかったん?」
「うん。あたしにはゆっきぃがいるから!」
「…うん。」

やっと笑ってくれた。よかった。

「あ、ちなみに言い訳すると、」
「…なに?」
「この中の、されてる側の女の人、ゆっきぃにそっくりだったんだよね」
「なっ!!!」

ゆっきぃの顔は一瞬で真っ赤に。ちょー可愛い。

「だからぁ…ゆっきぃがされてるとこ客観的に見てるみたいで、そこにぐっときたっていうか」
「あ、あほっ」
「まあ浮気には違いないしね。もうゆっきぃ以外で興奮しないよ!」
「もう!ほんま変態!!」

照れ隠しなのか、ゆっきぃはあたしの肩をばしばし叩いてくる。
痛い痛い。でもなんか嬉しい。
ちょっと残念な気もするけど、必需品ってわけでもなかったし、まぁいいか。



…ふと、ゆっきぃが真剣な顔に変わった。

「あのさ…もしかしてこんちゃん、欲求不満だったりする?」
「へっ」
「その、こういうの見るってことはさ、うちとじゃちょっと物足りなかったり」
「しないしない!!!」

顔の前でぶんぶん手を振って否定。
ゆっきぃを不安にさせちゃったみたい。反省反省。

「うち、いつも…あの、してもらってばっかやから、」

なんか押し倒された。あれ?なんで?
んん?なんでかゆっきぃの顔がちょー赤い。

「うちも…こんちゃんに、したげる」


えっ



おわり
381名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 00:14:49.15 ID:OYh5x/O7
完全に勢いで書きました。
すいませんでしたお邪魔しました。
382名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 00:21:33.26 ID:pSVlvPq0
え? 続きは?
383名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 01:13:33.02 ID:lCWHgkKo
>>374
>>380

あれ、おかしいな。続きがない・・・
384名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 01:32:22.16 ID:r8bCpDzw
>>391
この人、天才かもしれない・・・
385名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 23:31:50.73 ID:OYh5x/O7
>>377
間違え
×→ゆっきぃを見るあたしの目が冷たい。
○→あたしを見るゆっきぃの目が冷たい。
386名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 23:35:49.58 ID:1Nv6TKth
>>391に期待
387名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 02:12:20.90 ID:pUp17xRp
この前の流れ的に結構マジで>>391に期待する。
388名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 15:30:02.13 ID:flZ+PGzt
あーもー…らぶらぶやなぁ
389名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 15:51:04.22 ID:tZvxOvnw
>>386
わざとでしょw
390名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 19:38:08.25 ID:g05aslj+
保守
391名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 21:04:49.98 ID:rv6b3Zii
今少し書いてて、まだ百合っぽいところまで書けてないんですが投下しても大丈夫ですかね?
最終的に百合であることに変わりは無いんですが
392名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 21:07:13.23 ID:rv6b3Zii
>>391を取ってしまった…orz
393名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 21:14:03.89 ID:4StB7lXS
>>391
レズレイプならともかく、男によるレイプ無いなら何も言うまい
394名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 21:53:31.11 ID:JU9zVrzc
いいと思う
自分も区切り区切りで投下してるし
395名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 22:06:23.67 ID:do8TXfcD
俺の彼女に年上の「彼女」が居た件 三股目
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1306046832/
396名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:08:08.20 ID:8qgnj6h5
>>391さんの投下を待つまでの暇つぶしに。
勢いで書いてるから矛盾点ありそうだけど気にしないでね。

>>380続き

「あれ?ゆっきぃ?」
「脱がすからばんざいして」
「あ、はい…。じゃなくて、ゆっきぃ無理してない?あたし別に不満なんてないよ?」

まさか恥ずかしがりやなゆっきぃがこんなことするとは思えない。
前にされたときも一方的にじゃなくて、触り合いっこみたいな感じだったし。

「もー、いいから、じっとしとり!」
「は、はい!」

ただでさえ可愛いゆっきぃにめろめろなのに、抱かれちゃったらもう骨抜きだよ。

あたしの服を脱がす間中、ゆっきぃは眉間にしわをよせて不機嫌そう。
でも顔も耳も赤いから、照れてるんだなってわかる。
普通は脱がされてる方が恥ずかしがると思うんだけどな。いや、あたしも恥ずかしいんだけど。

「…やっぱちょっと待って」
「え?」

ゆっきぃがあたしから離れた。
やっぱりする方はゆっきぃには無理があったかな?
あたしは全然いいんだけどね。ゆっきぃの可愛いとこ見る方がいいし、自分があんあん言ってるとこ想像したって萌えないし。

「ちょっと目瞑ってて」
「なんで?」
「いいから」
「は、はい。」

ゆっきぃは部屋の引き出しをごそごそしている。
あっ、その辺にはあたしの下着が…って、ゆっきぃがそんなことするわけないか。
言いつけどおり目を瞑る。

ゆっきぃが近づいてくる気配と同時に、目のあたりに柔らかい感触。
ん?なんだこれ?
手で感触を確かめると…

「布?」
「取っちゃだめ。あ…そうや、両手出して」
「なになに?」

なんか両手動かせなくない?縛られてない?

「あれ?なんで?」
「こんちゃんに見られてると…うち、うまくできるかわからんから、これでする」
「え?え?」

目隠しされて両手縛られるって、どこのプレイだよ。

どうやらゆっきぃはプレイとしてこれを選んだというよりは、自分が一番恥ずかしくない方法としてこうしたらしい。
おかげであたしの羞恥心はMAXだろうね。ひどい。
でもそんなゆっきぃも好き。
397名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:12:41.38 ID:8qgnj6h5
……さて。
今、うつぶせに寝転んで、おしりだけぐいっと持ち上げられてる体勢です。
ちょっと待ってこれめっちゃ恥ずかしい!

「ゆ、ゆっきぃぃ」
「なに」
「このカッコやだ」
「却下」
「なんでよぉぉ」
「うちやってこの前恥ずかしいことされたもん。仕返しや。」

ゆっきぃの指が、あたしの足の付け根をつたって入口に触れる。
それまでの過程で準備ができてるあたしの身体は、簡単に根元まで受け入れる。

「うぅ…」
「声我慢しないでいいよ」

ゆっきぃの指の形がはっきり伝わってくる。
奥の方をぐいって押されて、思わず腰を引こうとしたら、逃げないように逆に引き寄せられた。
だめだよって言うみたいに、余計に押し込まれる。

「はあっ…」
「あ、今びくってなった。」

ちょっと意地悪く、ふふって笑った。
乙女なはずのゆっきぃだけど、今はSだ。

指の動き自体はゆっくりしてて、ちょっともどかしい気もする。
けれど、いろんなとこをゆっくり擦り上げられて、中全体が敏感になっていく。
身体がどうしようもなく興奮してくのがわかる。
動かせない手がじれったい。

「あぁぁ…ゆっきぃ…」
「指増やすね」
「んっ、」

一度指が引き抜かれて、また入ってくる。
ちょっと窮屈なカンジ。

「あう…、」
「くるし?」
「へーき…だけど、」
「きゅうきゅうやけど、動かすね」

ゆっきぃの指がゆっくり前後に動き出す。
ちょっぴりあった苦しさはあっという間に気持ちよさに変わっていく。
ふとももに冷たい感触がして気がついたけど、多分相当濡れてる。
こんなカッコでこんなことされて、こんだけ濡らすってあたしどんだけMなの。

「ん、は…あぁっ」
「だぁめ」

自然と閉じようと動く足を、ぐいっと開かされる。
398名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:18:49.10 ID:8qgnj6h5
控えめだった指の動きがだんだんと大胆になってきた。
ぎりぎりまで引き抜いて、また奥まで押し込んで、それを何度も何度も繰り返される。
そのたびにくちゅ、くちゅ、って音が聞こえる。
聞きたくないんだけど、耳は塞げないし、されるがまま。

「こんちゃんすごいよ。ふとももまで垂れてる」
「あっ、あっ…、だってぇ」
「気持ちいい?」
「ふぁい…」

間抜けな声しか出せない。それにゆっきぃが笑って、後頭部をなでなでされる。
あたしに話し掛けるゆっきぃの声が甘いのは気のせいかな。
そのせいで余計に身体がきゅんきゅんなる。

っていうか、この体勢、そろそろキツい。
さっきから身体に力が入りっぱなしで、両手が縛られてるから余計に負担が大きい。

「やっぱこれ取るね」
「…え?」

いったん指が引き抜かれて、ゆっきぃの気配が消えた。
と思ったらアイマスク的なものがはずされた。眩しくて顔をしかめる。
うわ、明るい。あたしこんな状況でされてたんだね。
そのまま身体を引っ張られて仰向けにされた。

「顔見たくなっちゃった。」
「ゆっきぃ…」
「汗びっちょりやね」
「あの、手は…」
「取らんよ」

目隠し取らないように縛ってたんじゃないの?

「えい」
「ちょ、ちょっと」

これでもかってほどに足を開かされる。
目が見えてると自分の体勢がわかっちゃう。ゆっきぃあたしに恥ずかしいカッコさせるの好きなの?

ゆっきぃの指が入口の少し上、一番敏感なところに触れる。
今まで触られてなかったのにもうかたくなっちゃってるそこを、ぐりぐりって弄られる。
思わずびくって動いちゃって、恥ずかしい。

「ふふ」
「あっ、んんっ、…ゆっきぃぃ」
「…いきたい?」
「ぅん…もう、」
「わかった」
「んんっ」

もう一回、ゆっきぃの指が入ってくる。
別の指で突起をぐいぐい押されて、中の指を出し入れされる。
自然と身体に力が入って、気持ちよさに背中が仰け反る。
399名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:22:18.25 ID:8qgnj6h5
「やぁっ…あっ、ゆっきぃっ」
「目、閉じちゃダメ。こっち見て」
「うぁ…はぁぁ、」

あたしに見られたらうまくできないって言ったくせに。
今度は顔を背けようとするあたしを自分の方に向かせるゆっきぃ。
じっと見つめられて、逸らしたいのに、逸らせないよ。

「こんちゃんすごいえっちな顔しとる」
「言わなくて、いいよぉ…、んっ」
「…すごいね。中めっちゃひくひくしてるよ。」

しみじみ言わないでよ…。
ぐりぐりされてた突起が、今度はとん、とん、って一定のリズムで叩かれる。
それに反応して中が締まる。そのタイミングで指がもっと奥に入ってくる。

「はぁぁ…あたし、もう……」
「なに?」
「いっちゃい、そぅ…」
「いいよ。こっちちゃんと見ててね。」
「や、あ、あぁっ…あっ」

こんな至近距離で顔見られながらいくってどうなの。
でもゆっきぃに見られてるって思うと、やばい。
指の動きが激しくなって、あたしをもっと追い詰める。

「ひっ、あぁっ…だ、だめっ」
「こんちゃん…」
「ゃ…ああぁっ…あっ…ああーっ!」

びくんってなって、中が激しく収縮を繰り返す。
いっちゃった証拠だ。
完全に収まるまで、ゆっきぃはずっとあたしを見つめてた。
わざとか知らないけど、ゆっきぃ、あたしを恥ずかしがらせるのうまいね。

止めてた息を吐き出して、同時に身体の力も抜く。
脱力してたら手首の縛りを解いてくれた。
400名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:24:13.89 ID:8qgnj6h5
これ以上無いくらいに恥ずかしい思いをしたわけだけど、心も身体も満たされてる感じ。
そのままべちゃっとベッドに倒れこんで、ゆっきぃがすぐ傍に腰掛けたのを確認して目を瞑った。
寝転んで改めて疲れていることに気づく。
このまま寝たら気持ちいいだろうな〜。

「…こんちゃん?」
「ん?」
「泣いてるん?」
「んぇ?」

ゆっきぃが手を伸ばしてあたしの目尻に溜まった涙を拭う。
珍しく困った顔のゆっきぃ。
これはレアだね。写真に収めときたいよ。

「泣いてないよ」
「…じゃあ、汗?」
「うん」
「…さっきは汗かいてないってウソついたくせに」

悲しいわけじゃなくて、嬉しい。
幸せっていうとなんかくさい言い方になるかもしれないけど、ほんとに幸せなんだと思う。

ゆっきぃとこうなるまで、いろいろあったんだよ。
ゆっきぃの知ってることも知らないことも。
401名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:26:53.97 ID:8qgnj6h5
あたしと付き合う前、ゆっきぃは別に好きな男の子がいた。

その子の前だとゆっきぃはちょっぴり乙女度が増して、可愛さにより磨きがかかる。
好きな人の前では素直になれないのはそのときからのようで、それがまた可愛かった。
やっぱりゆっきぃは『女』なんだなってしみじみ感じてたっけ。
あたしはず〜っとゆっきぃのことが好きだったけど、付き合いたいなんて思ったことはこれっぽっちもなかった。
一緒にいて、ゆっきぃの恋バナを聞いて、ボケてツッこまれて、それでよかった。

それがなんの間違いかある日ゆっきぃから告白されて、びっくりした。
すっごく嬉しかった。信じられないって思った。



「…ゆっきぃさ?」
「うん?」

喋ろうかどうか迷ったけど、やっぱり喋ることに決めた。
ゆっきぃはそれを敏感に感じ取って、話していいんだよって、優しく返事をしてくれる。

「あたしさ、ゆっきぃはいつか素敵な王子様と出会うと思ってるんだよね」
「なにそれ」
「そんで、その王子様はゆっきぃを優しく包み込んで守ってくれるわけですよ」
「……」
「で、あたしはそれを盛大な拍手でお祝いすんの。ゆっきぃめっちゃ幸せそうなの」
「…それで?」
「めでたしめでたし」
「それこんちゃんはどうなんの?」
「さぁね。」
「…こんちゃん、何が言いたいん?」

ゆっきぃの声がちょっと強張る。
怒ってるような、不安がっているような、その中間のような。

「ゆっきぃは、男の人に守られたいって思うタイプの子だと思う。」
「別に、そんなことない」
「いいや。多分ね、ピンチのときに守られたらきゅんときちゃうよ。」
「こないってば。さっきからどうしたん?怒ってんの?」
「全然。たださ、あたしはゆっきぃをカッコよく守れる『男』じゃないってゆってんの」
「そんなことわかっとるし、望んどらんもん」

あれれ。なんか自分でも何が言いたいかわかんなくなってきた。
402名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:33:27.31 ID:8qgnj6h5
「いいの?」
「なにが」
「それでもいいの?あたし女だよ?」
「…今更なに言っとるん。もう。」

ゆっきぃの手が今度は頬に触れる。
あたしの涙を拭ってくれる。

あたしの『女』の部分を見ても、ゆっきぃは変わらず好きでいてくれる?

「嫌じゃなかった?あたしの身体触るの」
「嫌やったらあんなことできないよ」
「だって、あたし、ゆっきぃとおんなじ身体してんだよ。ゆっきぃほどじゃないけど胸あるし、男みたいに筋肉ないし…」
「あー、わかった。だからあんまり服脱ぎたがらんかったんや。」
「あう…だって」
「男とか女とか関係なくない?逆に、男の人相手なら誰だっていいってわけでもないんやから」
「でも大半の女の子は男の子を好きになるもんじゃん」
「大半は、やろ。」

犬にわしわしするみたいに、頭をわしわしってされる。
こういうとき、しょうがないなって笑顔でゆっきぃは笑う。
あたしがヘコんでるときのゆっきぃの包容力は異常だ。

ツンデレだけど優しいゆっきぃ。
それに比べて頼りないあたし。ほんと申し訳ないよ。

「うちはこんちゃんだから…好きに、なったんやもん」
「……。」
「今日だって、暑いのにジュースとプリン買って来てくれたやん。あのプリン、期間限定で今なかなか売ってないやつやろ?」
「…そだっけ」
「並ばないと買えないもんね、これ。こんちゃんはなんも言わんから。」

ゆっきぃに尽くすのが好きなんです。そんだけ。

「こんちゃんのそういうさりげないとこ、好き。」

めずらしくゆっきぃがあたしを口説いてる。
今日はレアなこと尽くめだ。

「普段はアレやけど…いざってときには頼りになるのも知ってる。」
「普段はだめなんですか…」
「だめやろ。変態やし、いっつもへらへらして。」
「うう…」
「でもそうじゃないと、こっちがもたんから」
「へ?」
「なんでもない」
403名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:36:27.96 ID:8qgnj6h5
「とにかく、うちはこんちゃんがいいの!男とか女とか、関係ない!」
「ぐえっ」

うつぶせのあたしの上にゆっきぃが圧し掛かってきた。
突然のことで防御できなくて、変な声出ちゃったよ。

「ぐるじぃ…」
「だから、そんなこと気にしなくていいから。わかった?」
「はぃ…」
「返事はしっかり!」
「わかりました!」
「よろしい。じゃ、プリン食べよ。うち取ってくるね。」

すっと身体の上の重みが消えた。
それはそれでなんだか残念。

…あ。

「ゆっきぃ。」
「?」
「…ありがとね。」

次にゆっきぃが戻ってくるときには、きっとこの話は終わったことになってるだろうから、いまのうちに言っておこう。
勝手に不安になってごめんね。
口に出すのは苦手だろうに、好きって言ってくれてありがとう。

「こっちの台詞やし」

目を合わせずにそう言って、すぐ部屋を出て行ってしまった。
ちなみにゆっきぃの耳たぶは真っ赤でおいしそうだった。


結局のところ、ゆっきぃに抱かれて、その上甘い言葉まで囁かれたあたしは、予想通りゆっきぃに骨抜きにされてしまったのでした。

ちゃんちゃん。


長くてすいませんでした。
404名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 23:39:42.03 ID:2xPvAhbY
素晴らしいとだけ言っておく
405名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 00:00:27.86 ID:1JskvJn4
素晴らしいわ。
406名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 00:53:34.65 ID:tlWjc2VV
褒めずにはいられないな
407名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 01:02:38.68 ID:l+WQUka4
> 「男とか女とか関係なくない?逆に、男の人相手なら誰だっていいってわけでもないんやから」
> 「でも大半の女の子は男の子を好きになるもんじゃん」
> 「大半は、やろ。」

近いうちに世界の名言集に載る気がする
408名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 07:46:26.02 ID:OLfO/g34
 暑さがようやく和らぎ、長袖をタンスから引っ張り出して来る頃。
 私は繁華街を一人散歩がてらウィンドーショッピングをしていた。
 下宿生活をする今、こうして一人で居る時間が多くなった気がする。友達がいない訳ではない。けれども私はこんな風に街を一人散歩するのは嫌いではないから、たまにこうする。
 だが、誰か、例えば彼氏が隣にいて、楽しく談笑をしていてもおかしくない――むしろ今隣にいない方がおかしいというのは自分でもよく理解している。現在ちょっとうまくいっていないのだ。
「もうなんでもいいよ」
 節をつけて小さな声で呟いた。
 駆け抜ける冷たい風が、意識をせずとも秋の到来を感じさせた。

「えっ…嘘」
 私と同じくらいの年格好の子が一人。
 背が高くショートカット。
 健康的な少し焼けた肌。
 あまりの驚きに思わず声が出た。
 この4年間、ずっと会いたかった相手。あまり変わっていないようで内心ほっとする。

『あの子』が、いた。

 しばらく呆然とし、直立不動でたたずんでいた。はっと我に返ると、その方向に自然と足が動いていた。鼓動が早くなる。

 いつもの呼び名で、昔みたいに、努めて普通に、何も無かったかのように、名前を呼ぶ。

「かなみちゃん」
409名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 07:57:49.94 ID:OLfO/g34
 ◆◆◆

 4年前。私がまだ高校3年だった頃。
 そろそろ受験勉強に本腰を入れようと、毎日学校で遅くまで勉強をすることにしていた。
 まだそれを始めて日が浅い5月、いつものように遅めの電車に乗って家に帰るところだった。流石にこの時間となると、私の他には遅くまで部活をしていた人くらいしか乗らない。
 私は座席に座ると、参考書を開いて読み始めた。そこまでは良かったのだが、突然睡魔が襲ってきた。昨晩の徹夜が祟ったのだろう。
 だが、睡魔の誘惑に耐えきれず私はとうとう寝てしまった。

 寝ているところを、誰かに起こされた。
「あ、あの、」
  話しかけてくるのは、私と同じ学校の、いつも帰りは同じ車両に一人で乗っている子だ。おそらく後輩だろう。
 健康的な少し焼けた肌の、黒髪ショートカット。
 まさに部活帰りの典型的なスポーツ少女そのものないでたちだった。その上、背が高くすらっとしていて、目鼻立ちは整っている方だから、まさに『ボーイッシュ』という言葉がぴったり合う。確か電車の中ではいつも本を読んでいた。
 その子に今電車が向かっている駅を聞かされると、私は青ざめた。最寄り駅よりかなり先、時間に相当すると1時間くらいかかるところにいた。
410名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 08:01:13.80 ID:OLfO/g34
「うわ、どうしよう…」
「とりあえずもうすぐ次の駅に着くんでそこで降りた方がいいと思います。多分今から帰れば10時までには家に帰れると思いますし」
「そうだね。起こしてくれてありがとう

「いえ」
 淡々とした口調で言い、最寄り駅なのかドアの前へそそくさと移動していた。
 この子のお蔭で私は冷静さを取り戻せた。もしこれが一人だったらパニックになるどころかここよりもっと先で起きただろう。
 これが私と『あの子』の出会いだった。

 翌日の帰りの電車。
 昨日と同じ車両に乗ると、またあの子が一人でいた。いつものように本を広げて読んでいる。
「昨日はありがとう。あなたのお蔭で助かった」
 私が話しかけると本の方に向いていた顔を少し上に向け、
「いえ。大したことではないですし」
 と素っ気なく言うと、また本の方へ顔を向けてしまった。
 私は昨日のあれからこの子に俄然興味が湧いていた。
「隣、座ってもいい?」
「どうぞ」
「ありがとう」
 以前視線は本の方へ向けられている。どうやら相手は私に全く興味は無いらしい。
 お言葉に甘えて隣に座ると、この際だと思い、ずっと気になっていたことを聞いてみた。
「いつも本読んでるけど何読んでるの?」
「大抵海外作家の作品です」
「え、本当なの、私も大好き」
 理解者がこんなところにいたなんてまさに穴だった。とにかく、誰に言ってもちゃんと理解されなかったものを理解してくれるのはすごく嬉しかった。
411名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 08:23:44.30 ID:OLfO/g34
 一通り語った(語り合ったではない)後、私が電車を降りる間際に今更過ぎることを聞いてみた。
「そういえば、名前なんていうの?」
 それを言うと、その子は急に頭を上げ、じっと私を見た。初めてまともに顔を見たような気がする。
「えっ?」
 その子はなんだかものすごく驚いていた。こっちは訳がわからない。
「どうしたの?」
「いえ…なんでも」
 そう言うと何を見るわけでもなく私に向けていた視線を逸らした。
「私の名前は、藤木かなみです」
「かなみちゃんって言うんだ…あれ」
──その名前を、どこかで聞いたことがあるような気がする。だがそれが何だかは思い出せない。
「あの、駅着きましたよ」
 そう言われてようやく思いを巡らすことを止めはっと我に返った。窓の外を見ると見慣れた駅が止まって見えている。早くしないと本格的にまずい。
 結局、そのむず痒い心のひっかかりを解消するまでには至らなかった。
「教えてくれてありがと、じゃあまた明日ね、かなみちゃん」
 私は軽く手を振り、閉まりかけるドアに滑り込むように電車を降りた。
 二人が今後どうなるかなんて、その時は全く想像することが出来なかった。
412名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 08:26:21.85 ID:OLfO/g34
 翌日。
 帰りの電車に乗るといつものようにかなみはいた。それを確認し、
「隣、座らせて」
と言い、返事は聞かずに私はかなみの隣に座った。
「昨日からモヤモヤしてるんだけどさ、かなみちゃんの名前、どっかで聞いたことがあるような気がするんだよね」
「そうなんですか」
 即答。そんなにスルーしたい内容なのか。ので話題を変えることにした。
「そ、そういえばさ、部活って何入ってるの?」
そう言うと、かなみは少し悲しげに
「本当に何も知らないんですね…」
 と呟いた。私は、
「本当に何も知らないよ」
 と言うと、何も答えなかった。独り言を言ったつもりらしい。
「陸上部です」
「すごいねー何の競技やってるの?」
 私は運動がびっくりするほど出来ないから本当にすごいと思う。
「走り高飛びです」
「そういえばこの学校走り高飛び強いよね…あっ」
 思い出した。
 全校生徒の前で表彰されていた子。何度も名前を聞くものだから覚えていた。
「いつも表彰されてる!そうだよね!」
 驚いた。
 まさかあの子だったなんて。
「私、運動神経悪いから本当すごいと思うよ」
 しかし、かなみは何も答えなかった。
 どうしたの、と聞いても何も答えない。
 私とかなみの沈黙は、私が駅を降りるまで続いた。
413名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 08:28:03.31 ID:OLfO/g34
 それから私が辛抱強く話し掛けた結果、このかなみのつっけんどんな態度は口下手と、少しの人見知りと、とある理由からくるものであったとわかった。
 その理由とは、周囲の人曰わくかなみは走り高飛びで名を上げていることや、頭の良さ、容姿、クールな性格(実際はただ口下手で人見知りなだけなのだが)から、周りから人気があり、ファンクラブが出来るほどに及ぶという。
 そしてそのファンのことをかなみはあまり良く思っていない。私が図々しく話し掛けてきた時、かなみは「どうせファンだろう」と思いあんな態度だったそうだ。私が名前を聞いた時驚いていたのも合点がいく。
 かなみとちゃんと話せるようになってからは、帰りの電車が楽しみになった。
 電車で、かなみと愚痴を言い合ったりくだらない話をしたりするのがこの頃はこの上ない楽しみだった。唯一受験のプレッシャーを忘れられるところだった。
 かなみも周りから貼られるレッテルを気にせず話せるのがいいのか、よく話してくれた。
「もう、こんなこと言うのは先輩だけですからね」
 こんなすごい子の特別な存在になれることが嬉しくて、なんとなくかなみを独り占めしているという妙な優越感に浸っていた。
414名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 08:30:42.24 ID:OLfO/g34
 ◆◆◆

 私とかなみは、お茶をすることにした。
 ぎこちない空気が流れる。心なしか店内のBGMがやかましい。
 私から話かけた。
「四年ぶり、だね」
「そうですね」
 かなみの顔は強張っている。やはりあのことを気にしているのだろうか。この会話のやりとりはまるで会った当初のようだった。
「大学、どこ行ってるの?」
 かなみは私の行っている大学と同レベルの大学の名前を言った。あの時は、一緒同じ大学に入りたいって言っていたのに。やっぱり避けられていると思った。
「すごいじゃない!頑張ったんだね」
 でもそんなことを思っているとは悟られたくなくて、空元気を出した。
 対するかなみは、はい、という生返事をして外の景色を見ている。さっきから目を合わせて無いことに気がついた。
 それからは私が他愛も無いことを言ってはかなみがはい、とかそうですね、で返すことを繰り返した。
 話のネタが尽きてきた頃、急にかなみはが私の目を見て、恐る恐る言った。

「先輩って、彼氏いるんですか?」 
415名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 08:32:59.52 ID:OLfO/g34
加筆修正を繰り返した結果思いの外時間がかかってしまいました。
次からは百合っぽい展開になるかと思います。
416名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 12:52:31.84 ID:vlvgMYhe
GJGJ
続き期待してます
417名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 15:52:38.27 ID:kGcXbdx8
GJ貰いたいのが見え見え。気持ち悪いなぁ。続き期待させるんじゃねえよ


GJ!続き待ってます!!
418 忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/07/20(水) 11:37:41.08 ID:6TSFGojE
GJ!!続き期待。
419名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 12:21:40.63 ID:htSfPBTd
レズ物で道具を使うのは邪道だと思わんかね!
スレにあったと思われる her personal maid
ってやつを読んでみたいと思って調べてみたんだが4スレまでしかみつからなくて中途半端なところでとまってたんだがこれって完結してる?
420名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 12:25:00.89 ID:htSfPBTd
昔百合ちゃんねるで見たとおもったんだが、百合ちゃんねるにアクセス出来なかった
421名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 20:30:38.97 ID:E5ngwPam
>>419
すみません、百合ちゃんねるは諸事情により消滅しました

やっつけでHTML化したログをアップしたので良ければ

http://lilych.web.fc2.com/novels/default.html

アクセスできないリンクがあったりするかもしれません
422名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 08:48:00.22 ID:bOzgNxnw
>>419
最初の頃は道具なしがいいけど長い付き合いになってきたらアリじゃないかと思う。
そこらへんケースバイケース
それより許せないのふたなり、とある作品で
「ふたなりは邪道!!!百合プレイは異性間セックスの疑似にあらず。
女子が女子を攻める時は――――
棒に頼らず己の技で勝負すべし!」
ってセリフ見てからこの作者は神だと思った。
423名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 12:43:36.91 ID:CXQmyChs
それスレタイだぞ
424名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 00:36:15.12 ID:9I/38Iuw
いい加減ネタ乞食はやめた方がいい、それは分かっているんだが……

頑張って書くのでみんなの百合妄想を当方に分けていただければ……
425名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 01:32:01.32 ID:zjkS1vp/
少女と親友たち

少女は常に鏡を持ち歩いて自分をウットリ眺め続けるような自己愛主義者

体育の2人組では自分と組もうと(一人)教師と喧嘩し、仕方なく組んだ相手をボロクソに貶して泣かせてしまい、勉強は自分で自分に教えて、買い物は独り言を言いながら自分(仮)とお買い物

バレンタインデーのチョコも鏡の自分に渡してデレデレしながらアーン、家では鏡の自分を褒めまくってイチャイチャし、夜は鏡を抱いて寝る
親友1や親戚1達はそんな少女をなんとか改善させようとする

ある日、親友が家に入り込むと、そこには自分(少女)をオカズに乱れまくる少女の姿が。ついに我慢の限界に達した親友は、ストレスの限界で押し倒してレイプしてしまう

そして、前より酷くなってしまった少女
今度は親戚1がストレスの限界で、無理矢理夜の探索に連れて行った先でレイプレイプ。スッキリした親戚1は少女を放置してサッサと帰宅

徐々に狂気的に、盲信的に自分に夢中になっていく少女

更に、従姉、従妹、担任、妹とドンドン負の連鎖が続いていき、最後には壊れてしまう少女



>>424
とか見たいなぁって。長編になりそうだけど、実行したら掘られてもいい
426名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 02:39:09.41 ID:OYShaBX3
ちょっとファンタジーっぽいけど、
某半人狼と吸血鬼みたいに、天敵同士で、最初は近づくのも嫌がるんだけど、同じ主に仕えているせいで仕方なく一緒に戦ってるうちに、
意識はしてないかもしれないけどいつの間にかお互い認め合ってて、いつの間にかいつも隣に居る、みたいなのが好物。
427名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 02:55:57.16 ID:RaysgfoB
それ元ネタ何?
428名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 03:20:17.11 ID:nIlISxio
>>426を見てまっさきに怪物くんを思い出した俺はちょっと吊ってくる。
429名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 04:38:14.27 ID:OYShaBX3
>>427
>>428は当たらずとも…っていうかパロの可能性もあるけど、
怪物王女って漫画。あんまイチャイチャしてないけど妄想楽しいです
430名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 09:13:52.50 ID:HrNnuFTB
レイリ×姫派だ
レゴラスとギムリはホモホモしいなと思っていました
431名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 02:48:37.42 ID:bmvqKg/S
てす
432名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 07:58:42.76 ID:brBX3bBK
縛りとかそういう本やビデオが彼女に見つかって弱味につけこまれて責められちゃうのが見たい
433名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 10:28:39.33 ID:DdbFq2I1
ほすほす
434名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 20:50:51.14 ID:6Z3+9nfP
暑い暑い言いつつべたべたひっつくのは定番だよね!
435名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 21:35:51.52 ID:q7fhfbpD
禿げ上がる程同意
全く同じ妄想してた
436名無しさん@ピンキー:2011/08/15(月) 02:20:29.67 ID:Y7scnKeq
なるほど
437名無しさん@ピンキー:2011/08/15(月) 09:14:40.08 ID:13OP6xyo
>>434-435
「暑い、暑いよー」
「なら何故ひっつく」
「人間の体温は36.5℃、外気温は37℃…つまり」
「何故にそういう発想になる…」
「クールな女の子だから普通より涼しく感じるよー…あー」

みたいな事を想像した…扇風機だけでも掛けておこう…暑い
438名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 22:54:38.05 ID:zktKAf2b
>>437
GJ!
クールな女の子とくっついて涼む…その発想はなかった


「キミかわうぃーねー」
「…暑さで頭オカシクなったか。てか抱きつくなよ勉強しろ暑い」
「いいかおりするねーおんなのこのすめるー」
「なんのつもりだ離れろ変態」
「ひどいなあー。…さっきの結構本当だったんだけど」
「えっ」
「えっ」

すみませんすみませんすみません作業に戻ります
439名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 01:24:13.82 ID:UVzyBFZa
>>438
続きを書く作業ですねわかります
4401:2011/08/17(水) 18:43:21.85 ID:51QG2URM
「暑いー暑すぎるー」
 理梨絵(りりえ)がまた床の上でゴロついてる。ムッとする六畳間で、わずかしかない床面積をさらに独占するなんて。許せん。
「言わなくたって気温が高いことは分かってるのよ。黙っててくれない?リリエ」
 湿度も高いけど。
 私だって暑いとは思う。冷房は壊れた。扇風機も一つしかない。
 フローリングだったらもう少し涼しいかもしれないけど、畳。しかも壁は二面がマンガと同人誌とラノベ本棚で、窓の下はダブルベッド。
 女の子二人で、八月のまっさいちゅう。人口密度、高。ちゃぶ台の上には夏コミの戦利品と、次の原稿と、落書き用スケッチブックとコピックが交じり合ってる。
 床面積は、すっごく少ない。その超希少な平面を、身長158センチで48キロというスレンダー美少女(本人自称)が独占して、
「あーつーいーったらあーつーーいーーー!」
 うぎゃー、という叫びまでつけて。手足をじたばたさせ、独占的領有権を主張する理梨絵。
 許しがたい。
 何でって。私だって暑いのに。
4411:2011/08/17(水) 18:45:44.20 ID:51QG2URM
 バンダナを巻いて止めても、鼻の頭やこめかみに気がつくと汗をかいている。うっとうしいったら。
 キャミソールとステテコだから何とか熱が逃げていくようなもの、あ、今どきのステテコは可愛いんだからね。薄い白とピンクのストライプなのよ!親父くさいとか言ったやつは死刑。
 リリエは疲れたのか、大の字になって大きく溜息をついた。
「はふぅー・・・・・・マイカ(麻衣華、と書く。これ豆ね)はいーにゃあー、いっつも涼しそうで・・・」
 じー、と見上げてくる視線が、恨めしそうというか、変な目つき。
 リリエのことだから『うは、横乳www眼福www』とか言うかもしんない。
 タダでさえ床に横になるという特権を横取りされたのに、そんな眼福くれてやるもんか。小説本を閉じて、脇もしめて、できるだけ怒りを出さないよーに。
「あのねぇ、そんなに言うならリリエも脱げばいいじゃない?
 なでしこジャパンに憧れるのはいいけど、そのTシャツは速乾吸汗じゃないでしょ?色だけ同じで。まして競技用と同じ丈のロングソックスとか、あきれるわ。
 常軌を逸してるって言うのよ」
 と言い聞かせてみたんだけど。
 いやいや。
 って無言で首を振るリリエ。
「……好きでやってることなら、文句言わないの」
「マイカの正論はつきささるのぅー」
「脱ぎなさいよ、せめてソックスだけでも」
「ソックスは正義!ぬいじゃいかんのですー」
「じゃあそれ以外脱げ!」
 あ、命令形になっちゃった。
4423:2011/08/17(水) 18:47:48.68 ID:51QG2URM
「ぎにゃー」
 のてのて、と半パンを下ろし始めるリリエ。何だろう、ちっとも嬉しゅうない。勝った気のしない勝利ね。
「うにゃー・・・・・・ふー」
 Tシャツも脱いで、マジでソックス一足。馬鹿だわ。天下の公道でやったらただのストリーキングよ。
 それでもすんごい得意そうな顔で、大の字に寝ッ転がり続けるのは、ある種の敬意を抱いてしまうわ。寝た姿勢のまま腰を浮かし、背中を反らし、で脱衣するなんて。起きて脱げば早いのに。
「ちょっとは涼しくなった?」
 と聞いたら、
「・・・・・・あつゅいですにゃー」
 と脱力した答えが返ってきて。
 私も力が抜けた。意識してなかったのに、急にわきの下の汗が、滴り落ちる気持ち悪さったら。もう。
「リリエ」
「うにょー?」
「・・・・・・一緒にシャワー浴びよ?」
「にゃー!がばっとな♪」
 なんで床大の字から、直立不動の『きをつけ!』姿勢になれるのかしら。というか目がマジなのは何よ。なんでなのよ。
「言っておくけど、2Kマンションのシャワーなんだから別々に使うより一緒に浴びたほうが水道代の節約になるってだけなんだからね?」
「にゃあーにゃー♪わぁーってますにゃー」
「だから引っ付かないで。抱きつくんじゃない。んもう!暑いでしょーーー!」

 あ、言っちゃった。
(おしまい)
443名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 11:08:43.53 ID:Xeq/SrvK
>>440
素晴らしいです
シャワーを浴び終わった後の少し涼しいときもみてみたいなー(チラッ
444名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 13:55:38.23 ID:JVsl57E2
シャワー中の様子も詳しく見たいなー(チラッチラッ
445名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 00:29:04.75 ID:Jo5KMKpb
ロリコンのお姉さん
446名無しさん@ピンキー:2011/08/23(火) 07:01:04.05 ID:sqhKh8+S
ロリコンのお姉さんが幼女を捕まえてクリ責めするシチュが何だって?
447名無しさん@ピンキー:2011/08/23(火) 16:11:49.65 ID:DQoWJuaJ
誘い受けのロリコンのお姉さんと無邪気攻めの幼女のカプが何だって?
448名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 00:25:30.97 ID:PluNuM5h
みーんみんみんみん

はー、あっついあっつい。
蝉さんもさ、今しか鳴けないのはわかるけど、もうちょっと控えめにしてくれたらええのにね。
ちょっと歩くだけで汗がぶわって出るし、そのせいで肌はベタベタするし、日焼けも気にしなきゃだめやし。
夏の明るくて元気な感じは好きやけど、いろいろ極端やわ。

そんな中で向かうのはこんちゃんの家。
メールで『今なにしてるん?』って送ったら、『暑くてしんでるよ〜』って返ってきた。
節電の夏やし、クーラーつけるんは我慢してるらしい。だらけてぐでーっとしてるこんちゃんがすぐに想像できる。
そんな姿を思い浮かべてつい笑っちゃうなんて、うちも結構なこんちゃん馬鹿や。

『暇やから遊びに行っていい?』ってメールを送って、すぐに家を出た。


「お邪魔しま…あっつ!!この部屋!」
「お〜、ゆっきぃいらっしゃ〜い」

部屋のドアを開けたら、一気に熱気がやってきた。
この部屋、外よりも暑い!車の中みたいや!

「ちょっと、窓ぐらい開けぇよぉ!」
「あ〜…そっか、その手があったよ〜」

部屋の真ん中にごろんところがる干物寸前のこんちゃん。
いつもなら大声で『ひゃああゆっきぃ!』って言って、歓迎してくれるけど、今日はへろへろなまんま。
小言をいいながら窓を開けると、ぶわっと吹き抜ける熱風……まぁ、無風よりええけど。

「なんで扇風機つけんの?」
「つけたら負けな気がする…」
「あのね、暑いんやったら、ちゃんと暑さ対策せんとだめよ」

扇風機をオン。
仰向け大の字で寝転ぶこんちゃんの傍にしゃがんで、近くにあったうちわで扇いであげる。
449名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 00:28:05.81 ID:PluNuM5h
「あ〜負けちった…でもきもち〜」

汗もかいてるし、だらしない顔にだらしない格好なのに、どこかカッコいいのがこんちゃんのずるいところ。
ほんと整った顔しとるよね。付き合って結構経つのに、今でもまじまじ見ちゃうよ。
美人は3日で飽きるんじゃなかったん?

「…氷取ってきてあげるから、そのまま涼んどき」
「ん〜?へーきだよ?」
「だめ。一回ちゃんと身体冷やして、しゃきっとした方がええよ」
「え〜、いいからここに居てよ〜」
「…すぐ戻るから」

情けない声をあげるこんちゃんをおいて、台所へ。
寂しそうなこんちゃんの声を聞いて、ついつい急いでしまうことは絶対に悟らせない。
甘やかすことやちょっとしたお世話をしてあげられるのが嬉しいなんてことももちろん内緒。
ビニール袋に氷を入れて、ほんのちょっぴり水も入れて、先をぎゅっと結ぶ。氷嚢の完成。


「こんちゃん」
「おかえり、寂しかったよ」
「…はい。これ、首とかわきの下とか冷やすとええんやって。あと飲み物も。」
「ありがとぉ。…はぁ〜、つめたぁい。さすがあたしの嫁」
「……こ、こう暑いとすぐ溶けちゃうかもね」
「溶けない氷があったらなぁ〜」
「そうやねぇ」


みーんみんみんみん

相変わらず蝉さんは賑やかやし、汗で肌もベタベタ。
でももうちょっとだけなら鳴いとってもええかな。
隣にこんちゃんがいると、この暑さとか身体のしんどい感じとか、全部そのまま受け入れられる気がする。
汗まみれでだらしないこんちゃんの横顔を眺めてたら、いらいらしてたはずの気持ちは吹っ飛んじゃうんだ。
450名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 08:20:37.35 ID:b+tX+c0t
GJ
こんちゃんとゆっきぃはラヴラヴですね
451名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 21:06:04.22 ID:wqlO5yCQ
だれか腐女子と鬼女で妄想してくだしあ
452名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 10:09:44.51 ID:PkEpvfNv
鬼女というのは悪くないかも
453名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 10:25:39.28 ID:dv4gH7Ek
腐女子は百合好きも兼ねてる奴が多いぞ
454名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 16:19:19.39 ID:g9i4ughB
鬼女がJCにハァハァしてるコピペがあったような
455名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 16:24:39.48 ID:1vb0Uo6j
つまり…
脳内百合カップリングに燃える腐女子と
その子を虎視眈々と狙う鬼女(旦那さんも好きだが、可愛い子はもっと好き)のお話を書けと…
456名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 20:12:22.90 ID:XVvk1K6V
友達のお母さんと…みたいなのはどこかで見たことがあるような気がする
それにしてもアリだな
457名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 23:28:57.87 ID:o4DauiKw
明日から学校は二学期らしいので書いてたんだけど、
いつ終わるか分かんなくなったのでアップで

http://titleblank.com/page/4e5e422fe4b0910e9581e91a

※特殊プレイ注意
458名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 07:16:11.37 ID:ckRDFjjC
ふぅ…
459名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 00:07:18.08 ID:Davh6QvQ
病弱っ娘と元気っ娘の百合が見たいなー
とか言ってみる
460名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 00:34:31.53 ID:epjAVHV7
「もしドラ」のあの2人とかですかね。
461名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 00:39:01.93 ID:sMTpcYAh
>>460
どうやら俺は念レスに成功したようだ
462名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 00:44:42.36 ID:Davh6QvQ
>>460
もしドラは色々散々言われてるけど百合アニメとしてみれば最後はかなり良作だったと思う
463名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 22:44:17.58 ID:PjMhrqVm
鬼女がJCにハァハァしてるコピペ、というレスを見て、なぜか
女幹部の濃厚な尋問を受ける女の子という謎のシチュエーションが浮かんできた
464名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 23:00:12.82 ID:BA+uADd1
>>463
よしそれをそのまま書き起こすんだ…。
465名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 01:28:25.83 ID:GUVuVuSp
久々の作品に期待
466名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 03:57:46.12 ID:QWqhxr+H
虐めてはご褒美、虐めてはご褒美で
467名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 10:36:13.47 ID:8cLCRvnv
キュ・・・と後ろから制服越しに抱かれるだけで、鼓動が早くなるようなSSないですか?
夕陽の差し込む二人きりの教室で耳元で何か囁かれるとさらにベネなんですけど。
468名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 22:11:22.90 ID:YhaDy7oy
459+466というSSに期待せざるをえない。
冬のみんなが帰った教室でみたいなので
469名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 09:50:52.22 ID:runiBqSD
じゃあ俺は>>463に期待。
470名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 14:15:01.62 ID:XQvUrDLn
>>459の状況だと
元気っ子→病弱っ子は前からハグ
病弱っ子→元気っ子へは後からハグ
ってイメージが…
ある時、病弱っ子がいつもとは違う前からハグを実行した為、元気っ子も不安になってしまうとか。
471名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 18:10:02.95 ID:F1kaJeO6
対照的な性格の二人が絡むのは基本
472名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 22:13:21.04 ID:yWg93GEP
鬱っぽいものを書きたくて書いてしまった
ラブなしエロなしの自己満でごめんなさい


人を好きになるとは何ぞや。

いつからかわからなくなってしまった。人を好きになるということが。
ませガキだった私の初恋は幼稚園の時である。といっても、今思えばそれは恋とは言えないものだと思う。
そういう意味で、ちゃんと恋だと、その人に夢中だった初恋は小学6年生のときになるんだろう。
小学6年、中学、高校、それぞれで1人の人を好きになった。
高校を卒業してからだ。人を好きになることが分からなくなったのは。

高校の時に付き合った恋人。

怖かったんだ。あの人に会うのが。
罪悪感。それしか思えないのだ。
幸せを感じていたあの頃は私の中で黒いものに変わってしまっている。
だから、会いたくない。話したくない。と思っている。
それがどんなに自分勝手なものだろうが。

私が唯一付き合った人は同性の人だった。

わがままを言って、振り回して、傷つけることしかしなかった。
それでも時に幸せを感じ、楽しく過ごしていた。
私がいろいろなものを押しつけようとしたのが悪かった。不安も、私のわがままも、全部全部押し付けた。
やっと、今になって分かってしまったから。私は彼女に罪悪感しかないのだ。
473名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 22:20:38.47 ID:yWg93GEP

大学生になって一度だけ会った。
貸していたCDを返してもらうために。良く行った公園で。
彼女があまりにも普通だった。普通に何もなかったかのように装うから、胸が苦しくなった。泣きたくなった。

幸か不幸か顔を合わせて間もなく雲行きは怪しくなり、私達は会って早々帰ることになった。

「美穂、濡れないようにね。」
彼女は私をあの頃と同じように呼ぶのだ。私は「うん。」とだけ答えた。
ちゃんと会話することはなく、私は相槌を打つだけだった。
お互いに自転車に乗り、公園を出て分かれ道。
彼女は笑顔で私に手を振った。
「またね、美穂。」
「……ばいばい。」
私はそれしか言わなかった。
そして彼女より先に背を向け、振り向かずに自転車をこいだ。

彼女は「またね。」と言った。
それが胸にちくちく刺さって仕方なかった。

冬、私の誕生日。
誕生日おめでとうとメールを送ってくれる人の中に彼女の名前があった。
私は彼女の誕生日にメールをしなかったから、来るはずないと思っていた。
だから、動揺した。怖かった。
メールを開くと誕生日メールの定型句が並んでいて、少し安心する自分がいた。
474名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 22:26:59.82 ID:yWg93GEP
返事はしなかった。できなかった。
ただ「ありがとう」とだけ送ればいいのに、それさえできなかった。
それどころか、私はメールを削除した。
受信ボックスから彼女の名前が消える。それに安心する自分をひどく醜く思った。

そう、私は醜くて、汚くて、存在価値なんか無いと心から思った。
でも、私が消えたら、彼女は自分を責めるかもしれない。そう思うと何もできなかった。

だからせめて願うのだ。心から。
彼女の幸せを。
私が奪ってしまった分以上に幸せになっていることを。

そしていつかいつか、彼女の結婚式にただ「おめでとう。」と伝えられればいいと。


私はあれから恋をしていない。人を好きになることすら忘れている。
しかし、恋はするものではなく落ちるものだと誰かが言う。
だから、いつかまた恋に落ちた時、同じ過ちを繰り返さないように。
ただ彼女の幸せを願うのだ。


終わり

今度はラブラブなの書けるように頑張ります……
お目汚し失礼しました
475名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 01:56:17.20 ID:jxjOdJ1L
GJ!!
476名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 06:57:02.49 ID:VqXjHD5a
面白かった!
独特の雰囲気があってこういうのはこういうのでアリだと思う
私もこういった鬱いのも書けるように精進せねば
477名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 21:23:19.12 ID:vyq2ITxp

鬱い話……


「うーん」
「……ちょっと、ねぇ。どうしたの? さっきからずっと、腕組みなんかして。なんか悩みごと?」
「え? ああ。 んーとね、“お花売ります”って書いたプラカードをあんたに持たせて、夜の街中に立たせたら、どうなるかなーって考えてた」
「……」


ちょっと違うけど、こういう二人の話が書きたいけど全然書けない。
478名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 22:59:40.60 ID:HgKPsW96
鬱というか天然っぽい?


流れに乗って自分も投下します。
今さらながら「喰霊-零-」のエロパロ。黄泉が動けなくなってからの話。
IF設定で冥生存&黄泉神楽と仲良しになってます。要注意。
形的には(冥+神楽)×黄泉で、黄泉の体を性的にキレイキレイする感じです。
479Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:01:00.34 ID:HgKPsW96
 手も足も動かせなくなって二週間。わたしは病院の
ベッドで寝たきりの生活を送っていた。神経や腱を
ことごとく断ち切られてしまったせいで腕を持ち上げる
ことすらできない。それは身のまわりの世話ですら
他人の手を借りなければならないことを意味していた。
 いままで当たりまえにできていたことができなくなる
喪失感より、ほんのささいなことで人の手を煩わせて
しまうことに我ながら腹が立つ。そしてそれ以上に
人の優しさと力強さを感じ、かつての仲間たちにも
見えないところで支えられていたのだろうか、と
考えられるようになった。いまとなっては足手まといの
役立たずでしかないわたしを、みんなはどう思って
いるだろうか。彼らの顔を見なくなって久しい。
 しかし、そんなわたしにも毎日のように見舞いに
来てくれる人たちがいた。
「黄泉ーっ! お花もってきたよー!」
「ここは病院ですよ。場所をわきまえなさいね」
 元気を絵に描いたように振る舞うセーラー服の少女。
わたしが妹のように可愛がり、またわたしのことを
姉のように慕ってくれる大切な家族、神楽。
 対照的に落ち着いた物腰で神楽をたしなめる白髪の女性。
わたしにとって敬うべき姉貴分であり、いまは神楽の
面倒も見てもらっている恩人、冥姉さん。
 二人はどんなに忙しいときであろうとほぼ毎日、
かならず見舞いに来てくれる。対策室のみんなが
激務に追われている一方で、彼女たちは無理にでも
時間を作って自ら進んでわたしの世話をしてくれるのだ。
480Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:01:59.19 ID:HgKPsW96
 当初、わたしはこんな自分のために時間を無駄に
してほしくないと思っていた。退魔士としてだけでなく、
それ以前にまともな生活を送れるレベルまで快復するかどうかも
定かでないわたしなんかのために二人の貴重な時間を
奪ってしまうのは心苦しかった。
 だけど、わたしは考えていることがすぐ顔に出てしまうらしい。
神楽と冥姉さんは眉を下げて苦笑するように言ったのだ。
『わたしが寝たきりになったら黄泉はわたしのこと、
 キライになったりするの? わたしは黄泉の妹なんだから
 一緒にいるのはあたりまえでしょう?』
『わたくしはあなたの姉として接してきたはずです。
 わたくしとあなたは睨みあう立場にはあったものの、
 あなたそのものを嫌う必要がどこにあるというのですか』
 二人の言葉に涙を流してしまい、それすら自分の手で
拭うことができなかった。わたしはこの二人のおかげで
いまも生きていることに感謝できるのだった。
「黄泉ー、お花替えてくるね」
 窓際に飾られている花瓶を抱えてぱたぱたと走っていった。
院内で走ってはいけないと何度も冥姉さんに注意されているのに
いっこうに直らない。きっと途中で看護婦さんに注意されることだろう。
「黄泉、温泉まんじゅうを持ってきました。餡は食べられますね?」
 冥姉さんが手に提げている袋には温泉で有名な土地名が
プリントされていた。さりげない気遣いが果てしなくうれしい。
わたしは指でボードを一回ノックし、食べられることを肯定した。
こんな体になっても変わらず甘いものを食べさせてもらえるなんて、
わたしはこの上ない幸せ者なのだろう。彼女たちがいなかったら
わたしはどうなっていただろうか、なんて想像するだに恐ろしい。
いやな考えは頭から追い払うことにして、いまは二人が
来てくれたことを素直に喜びたいと思った。
481Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:02:36.90 ID:HgKPsW96
 神楽が学校生活であった出来事をさもおかしそうに
しゃべり、それを冥姉さんがところどころで褒めたり
諫めたりして談笑する。わたしは必然的に聞き手に
まわらざるを得なかったけれども、神楽の話す速度も
冥姉さんの補足する程度もすべてわたしに合わせて
調整されていた。
 それはなんだか家来にご機嫌をうかがわれるお姫様の
ような、どこかきまりの悪さを感じるものだったにも
かかわらず、不思議と回を重ねるごとに慣れていった。
二人ともけっしてわたしに遠慮して話を作っているわけでは
なかったからだ。意思を伝えられないわたしに分かるよう
噛み砕き、理解できる速度で話を展開しているに過ぎない。
同情や畏れからわたしを区別しているわけではなかった。
常に同等の目線でわたしに対してくれていることを
肌で感じる、それが単純にうれしかった。
 ただそれとは別に、意識的にかは分からないけど
対策室に関する話はほとんど口にされなかった。いまの
わたしには関係のないことだから自然と話題に挙がりづらい
ことではある。しかし、ふとした話の脱線でそちらへ
流れそうになると神楽の言葉はつっかえ、冥姉さんが
さりげなく話題を逸らしていくのだった。二人の気配から
察するにわたしに対しての遠慮というより、わたしが
このような姿になった原因に関係ある単語を忌避して
いるように思われた。対策室とは悪霊と戦う最前線であり、
わたしが傷を負った場所だ。二人にとっても忌まわしい
記憶として胸に刻まれているならば純粋に思い出したくないから
話題にのぼらないのだろう。わたしはそう思うことにしている。
482Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:04:18.65 ID:HgKPsW96
「暗くなってきましたね」
「ほんとだ、もうこんな時間になってる……」
 いつも楽しい時間は気付いたときには終わってしまう
ものだ。窓の外は夕焼け色に染まっていた。本日の談笑も
お開きの時間となってしまった。二人はパイプ椅子を
折り畳んでベッドの両脇に移動した。
「それじゃ、今日もキレイにしましょうか!」
「そうですね、きちんと綺麗にしないといけませんね」
 二人の見舞いはお土産を開陳することに始まり、わたしの
体を拭き清めることで終わる。たとえ体を動かしていなくとも
発汗や代謝によって汚れが出るので清める必要がある。
体を動かせないからお風呂も入れないし、当然ながら
人の手を頼る以外に手立てがなかった。
 本当なら看護婦さんにやってもらうことだけど、
できるなら手伝いたいという意見を尊重して二人が
代わりに担当することに決まっていた。恥ずかしいから
遠慮したかったものの声すら出せないのだから抵抗の
しようもない。看護婦さんは冥姉さんの言葉どおりに、
“わたしが望んで”そうしてくれるよう頼み込んでいる
ものと勘違いし、見事に言いくるめられてしまった。
ささやかな陰謀のせいで見舞いの最後に体を拭いて
もらうことが日課になっていた。
「さあ黄泉ちゃん、ぬぎぬぎしましょうねー」
「…………」
 いつものことながら非常にツッコミを加えたい言い方だ。
それこそわたしのことを着せ替え人形かなにかと勘違いして
いるような節がある。表情も楽しくて仕方ないとでも
言いたげにニコニコしていて、もし体が動いたなら両側から
こめかみを拳骨でぐりぐりしてやっているところだ。
 気持ちが顔に表れてしまったのか、冥姉さんにお決まりの
セリフを言われてしまった。
483Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:05:06.28 ID:HgKPsW96
「黄泉、またそのような顔を……。わたくしも神楽さんも
 必要だからしているに過ぎないのですよ?」
「…………」
「どうしても必要なら看護婦さんに任せればいいのに、って
 言いたいんでしょ、黄泉?」
 わたしの考えはすべてお見通しだった。言葉は話せなくても
手に取るように心が読めるらしい。それほど読心術に長けて
いるというのに、二人は肝心なところに気付いてくれない。
「あなたのためにできることをしたい、そう思ってしている
 だけなのです。裸を見られるのが恥ずかしいというのなら
 見ず知らずの看護婦の方に見られるほうがよほど恥ずかしい
 でしょうに」
「そうだよ、黄泉。わたしや冥さんのほうが黄泉のことを
 ずーっと知ってるんだから、安心して任せてよね!」
「…………」
 ぜんぜん分かってくれない。裸体を見られる恥ずかしさも
なくはないけどそれはこの状況を鑑みて割り切っている。
問題は神楽や冥姉さんのやり方がいまいち“適切でない”こと
だった。
 そうこう考えているうちにパジャマの上を脱がされて
しまった。片側に神楽が、反対側に冥姉さんがベッドに
腰掛け、わたしの腕を取る。濡れたタオルなどは用意されて
いない。二人はいつもそうするように、わたしの二の腕に
噛み付いた。
「……っ」
 まるで犬のように甘噛みし、舌でぺろぺろと舐めてくる。
これが二人の“拭き方”だった。体が動かせないとはいえ、
耳が聞こえるように全身の感覚器は機能している。腋を
舐められればくすぐったいし、歯を立てられれば痛みも
感じる。恥ずかしくて堪らなかった。
「ん……、今日は少し、汗を多めにかいているようですね」
「今日の黄泉、ちょっとしょっぱい……」
 肘から手首にかけて生温かい感触が走り、舌の這った跡が
空気に冷やされてひんやりする。神楽が指先を一本ずつ、
唾液を絡めながら舐めているのが分かる。アイスの棒を
味がなくなるまで舐めるようにしつこく、執拗に吸い付いてくる。
484Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:06:22.39 ID:HgKPsW96
「……っ」
 神楽のほうに向いていた意識が引き戻された。
 冥姉さんがわたしのブラジャーを外して腋から脇腹、そして
胸のふくらみの下部を舐めまわしたのだ。くすぐったさと
恥ずかしさで顔が熱くなっていくのが理解できた。
 いまならまな板の上に乗せられた鯉の気持ちがよく分かる。
いや、もしかしたらそれよりひどいかもしれない。少なくとも
板前はじわじわと恐怖を与えたりせずにばっさりと片をつける
だろう。神楽と冥姉さんにその意図があるのかは知らないけれど、
背中や腰、首筋に内腿といった部位ばかりを舐めるのには
なんらかの目論見があるように思えて仕方なかった。
 二人が純粋な気持ちから体を清めてくれているのならば
それこそ局部などの恥ずかしい部位もためらうことなく、
全身をくまなく舐めてくれているはずだ。
 だけど、どうだろう。彼女たちはまるでわざとそこを避けて
いるかのように胸や股に触れようとしない。それは身動きの
取れないわたしからすれば(卑しい発想ではあるけれど)
まるで焦らされているような、そんなもどかしさを覚えずには
いられなかった。

「神楽さん、黄泉がお口がさびしいと言っています」
「はーい!」
 そんなこと思ってすらいない。しかし冥姉さんの
一言に神楽はなんの疑いもなく付き従ってわたしの唇に
やわらかい感触を押し付けてくる。唇をこじ開けられ、
神楽の舌が入り込んできた。あたたかく、ぬめった物体が
口内を歩きまわり、歯茎に舌の裏まですべて暴かれ、
わたしの隅々まで舐め尽くされてしまう。
 足先のほうでも冥姉さんが舌を這わせている感触が
伝わってくる。足の裏の土踏まずを縁に沿ってゆっくり
舐め上げ、かかとには少し歯を立てる。指をついばんでは
唾液をまぶし、根元から吸い上げる。くすぐったい心地が
妙な高揚感を生み、体のところどころが疼きはじめる。
 わたしはこの感覚が苦手だった。ゆるやかな波に
揺られ、自我を手放してしまいそうで心許ない。
湧きあがる欲求に身を任せたら自分が自分でなくなって
しまうような気がして恐ろしい。
「ねえ冥さん、わたしいつも思ってたんですけど……」
「なんですか?」
「黄泉って、ずいぶん大きな胸してますよね」
「奇遇ですね。わたしもずっと気になっていたのですよ」
 二人の会話は聞こえるのにそれを押しとどめる手段がない。
毎回、二人は似たような戯言をのたまい、わたしの意思なんて
無視して強引な理由をつけては魔手を伸ばしてくる。
485Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:07:22.69 ID:HgKPsW96
「こんなに大きな胸ですから、きちんと綺麗にしてあげないと
 いけません」
「ですよねー」
 二人を止めることはできない。神楽と冥姉さんが顔を
つき合わせてわたしの胸にかぶりついた。神楽は豪快に
大口を開けて、冥姉さんはうっすら開いた唇で先端だけを
摘まむように。
「ぁ……っ」
 声に出して叫びたい衝動が行き場を失ってわだかまった。
声に乗せたい気持ちがあるのにそれもかなわない。揉まれた
胸が綿のように二人の指を飲み込み、突き出た先端を吸われて、
わたしは音にならない嬌声をあげた。
 頭が熱に侵されていく。思考をひとつひとつ塗りつぶし、
複雑な回路より単純な感覚が台頭してくる。ふつふつと
こみ上げてくる快楽が理性の水位線を越えたとき、わたしは
自分でなくなってしまうだろう。
 見ればわたしの胸に吸い付いた二人がいとおしそうに
見上げてくるのは気のせいか。神楽は可愛らしく頬を
染めて一途に、冥姉さんは瞳を潤ませ、切なそうな
上目遣いでわたしを見つめてくる。綺麗で愛らしい二人に、
ぐらりと心が揺さぶられてしまう。あくまで気遣いの上で
している行為なのだ、と訴えてくる二人を大上段から
斬り捨てられるほどわたしは非情になれない。もしかしたら
それすらも二人の計算の内なのかもしれないが……。
486Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:08:20.90 ID:HgKPsW96
 敏感な先端に生温かい舌が絡みつくたび、体中に
電流にも似た痺れが走る。体は動かせないのに感覚だけは
生きているので、まるで手足を縛られていけない
“しつけ”を施されているような倒錯的な心地が
芽生えそうになる。見ているだけで何もできない無力感が
これほどまでに絶望的なものであるということを
姉妹の愛により思い知らされた。
 目じりから涙がこぼれる。姉と妹にいいようにされ、
荒々しい大波に体の隅々まで侵されているのにそれを
気持ちいいと感じてしまう自分がいやになる。涙に
ぼやけた視界で冥姉さんと目が合った。冥姉さんは
にっこりと邪気の欠片もない笑みを浮かべた。
「神楽さん、黄泉が疲れてきています。そろそろ
 終わりにしてあげましょう」
「あいあいさー!」
 冥姉さんの手でパジャマの下も簡単に脱がされて
しまった。下着一枚だけとなったわたしは無防備な
体をさらし、しかし抵抗できず。神楽がわたしの脚を
つかんで膝を折り畳ませた。両脚は三角形を作るように
ベッドに突き立ち、股を大きく開かされる。ひどく
破廉恥でいますぐ憤死したい気持ちに駆られた。
 いつもこうなのだった。二人は意図的なのか分からない
けれど、わざわざわたしの羞恥心を煽るかのように
いやらしい体勢を取らせるのだ。普通の女の子なら
お嫁に行けなくなってもおかしくない恰好に顔から
火が出る思いだった。
「あー、黄泉ったらお漏らししてるー」
「あら、本当……。ごめんなさいね、黄泉。気付けなくて……」
 これもお決まりの流れだった。わたしは失禁なんて
していない。体のあちこちを撫でられ、舐めまわされたら
当然の反応が起こる。下着のクロッチに黒い染みが
広がり、ぴったりと肌に張り付いてしまうのも仕方が
ないことだ。それなのに二人は“綺麗にすべき”箇所として
こんな言い回しを用いるのだった。
 元はといえば二人の執拗な気遣いに原因がある
というのに、神楽も冥姉さんも示し合わせたように
気付かないふりをする。純真無垢な神楽に品行方正な
冥姉さん、この二人に限ってはありえないと信じる
気持ちが消えることはない。しかし、二人ともそれなりの
年数を女性として生きてきていることもまた事実で、
常識的に見て二人の行為は詰まるところ、作為的な
ものなのだと思う。
 どちらにせよ、わたしにできるのはただ二人の意思に
従うことだけだった。
487Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:09:10.18 ID:HgKPsW96
「神楽さん」
「はい!」
 わたしの脚のあいだに身を沈め、びっしょり濡れて
しまった下着に神楽の顔が近づいてくる。すんすん、と
においを嗅ぐ仕草がことさらわたしの羞恥心を焼き焦がす。
そのまま鼻先と口元が湿った箇所に押し付けられた。犬が
主人に体をなすり付けるようにぐりぐりと顔をうずめてくる。
「……っ」
 身をよじりたいのに叶わない。布越しに浅く刺激される
ことでもどかしい快感がじわじわと背筋を這い上がってくる。
 神楽の唇から舌先が顔を出し、下着の水気を吸い取るように
舐めあげた。溝の周囲に沿って肉塊が這いまわり、ときに
蛸のように口をすぼめて出っ張ったわたしを吸引する。
はしたない水音が響いてわたしの興奮に油を注ぐ。ふたたび
溢れた水気が下着を濡らす。きりがなかった。
「もう、黄泉ったら。これじゃいつまで経っても綺麗に
 ならないよ!」
「それなら一旦、すべてを吐き出させてあげたらどうです?」
「冥さん、ナイスアイディアです!」
 予定調和の結末が近づいてきていた。最後の一枚まで
あっけなく剥ぎ取られ、わたしを守ってくれるものは
なくなった。覆うもののないわたしの弱点に神楽の白い指が
差し込まれる。くねくねと掻き分けるように埋没させ、
じゅぷじゅぷと音を立てながらゆっくり空洞を満たしていく。
「ぁ……」
「黄泉、もうすこし力を抜きなさい。神楽さんに協力して
 あげなさいね、あなたのためにしてくれているのですから」
 下半身のいたるところが快楽に震え、頭の半分が桃色に
染まりかけているわたしの耳元で甘い声がささやかれた。
 神楽の元気な調子と違って落ち着いた冥姉さんの声色は
すぅ、と吸い込まれるようにわたしの心に浸透する。
理屈など抜きに安らかな気持ちになり、無条件にはい、と
答えたくなるような優しさが込められている。これも
大人の女性として、退魔士として尊敬していた冥姉さんの
人徳ゆえなのだろう。わたしの体が屈服したがっていた。
 理性を支えるささやかな意地が徐々に押し負け、二人の
施しに心が開けていくのを自覚した。
488Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:10:43.22 ID:HgKPsW96
 気が付くとわたしの唇は自らを捧げるようにわずかに
突き出されていた。冥姉さんはわたしの気持ちを正しく
汲み取り、あごに手を掛けて上向かせ、ゆっくりと唇を
重ねてくれた。神楽の張りのある感触とはやや異なり、
ふかふかのクッションに身を沈めるような包容感が心地いい。
 わたしの舌は冥姉さんに優しく導かれ、互いに唾液を
こすりつけながら絡みあった。わたしの加減を優先して
絡めてくれているのが分かる。改めてわたしのことを
ちゃんと気遣ってくれていることを確信する。
 冥姉さんの甘い唾液を飲み下している最中も下からの
刺激が途絶えることはなかった。わたしの寂しい空洞で
ダンスを踊る神楽の分身が内側からわたしを愛してくれる。
とんとん、とステップを踏んで内壁をノックされるたび、
腰が砕けそうになるほどの快楽の波が打ち寄せ、頭の
中枢が焼き焦がされる。
 全身の感覚が麻痺したように平坦になり、意識が溺れて
いく。熱と涙で視界がぼやけ、さわってくれる肌触りだけが
頼りになっていく。もはや考える必要はない。感じるままに
応えればいい。わたしは二人さえいてくれれば他になにも
求めたりしない。体を動かせない不幸より変わらぬ愛を
与えてくれる姉と妹に感謝を捧げる。二人の言うこと、為すこと、
すべてを受け入れて三人仲良く生きていきたい。ずっとずっと、
二人の笑顔といっしょに。

 意識が途切れる寸前。全身が熱い。体中の血液が
沸騰したようだ。神楽の指がいっそう激しく出し入れ
される。くちゅくちゅといやらしい音を鳴らしながら
引き抜かれ、くいっと折り曲げた指で内壁を削るように
押し込まれた。下半身が崩れ落ちるような錯覚。神楽の
愛で腰から下が溶かされ、快楽神経だけを抜き取って
愛撫されているように思えた。
 あまりの快楽に泣き出しそうなわたしを冥姉さんの
口付けが慰めてくれる。猫の喉元を撫でるように
わたしの舌裏を舐め上げ、力強く絡まることで
わたしを抱きしめてくれた。
 わたしは一人じゃない。かわいい妹に優しい姉がいる。
それだけでわたしは幸せなんだ。
 下腹部で生まれた無色の津波がわたしを洗い清めてくれる。
頭の中心で思考が消え入り、びりびりと痺れる感覚が体中を
突き抜けていった。
489Heavenly care ◆lx5FOsHpKc :2011/09/27(火) 23:12:39.02 ID:HgKPsW96
「それじゃ、また来るからね、黄泉」
「お暇しますね、黄泉。またお土産をもってきますから
 楽しみにしていなさいね」
 扉が閉まり、二人の足音は遠ざかっていった。
 窓の外はすっかり日が落ち、群青色の背景に電灯の
明かりがぽつぽつと浮かんでいた。
 わたしは長湯してすっかりのぼせてしまったときの
ような、ぼんやりした頼りない頭で思考を巡らせていた。
また乗せられてしまった。二人の甘すぎる清めの儀式に。
 平常心が戻ってくれば自分はいかに危ういことを許して
しまったか認識できるのだけれど、ふわふわと夢見心地で
浮かされてしまうと正常な判断ができなくなってしまう。
もう何度目かであるかさえ憶えていない。その都度、
冷静になって二人を押しとどめようと決意だけはするのに、
うまく実行できたことは一度もなかった。優しい姉に
愛らしい妹の顔を見るとつい流されてしまう自分が恨めしい。
しかし膨大な快楽に抗いがたいことも覆せない事実で、
わたしは深いため息をついた。
 二人の行為をどうにかして止めさせたいと思う反面、
いつまでもわたしのそばにいてほしいと願い、二人の
ことをどうしようもなく愛している自分がいた。
 わたしはそっと目を閉じた。
 かすかに紅潮した頬が緩むのを抑えられなかった。


 おしまい
490名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 23:14:52.32 ID:HgKPsW96
以上です。読んでくれた人に感謝。
楽しんでもらえたら幸いです。
491名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 05:21:15.27 ID:k0FvOgH0
乱紅蓮、咆乙破!
492名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 15:49:24.96 ID:uPrVznf6
いいね
身動き取れないとこにねちっこくというのが実にいい
ぐれいと
493名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 12:17:50.39 ID:+vhjFS1K
そうか二次もアリなのか
494名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 12:39:06.62 ID:6DWIGNeL
パロっていうくらいだしな
495名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 09:39:01.49 ID:T812K7Cx
百合ならなんでもおkですわ
496名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 06:35:51.91 ID:4tgOBA4n
ムシャクシャするからガチエロを書き散らかしたい
497名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 09:31:32.74 ID:MrSOyqcE
書いてもいいのよ
498名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 10:22:26.97 ID:yM0Bd6j6
さあ書くんだ
499名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 12:26:40.44 ID:EYn96whW
自分もエロエロ書きたいんだけど、結構構成とか難しい。
ぷしゃああああ・・・みたいなのも何か社製みたくてあまり好きくないし。
クライマックスがないとだらだら続いちゃう。
そ〜いえば全寮体験シリーズはまんま社製でちょい萎えたな〜
500名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 22:56:02.09 ID:4tgOBA4n
自分はエロ目的で書こうとすると道具に走るのがネックかなぁ。
501名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 18:01:25.20 ID:WWDZqvDD
自分のエロ理想はすどおかおる先生かなあ。
全作品まとめて単行本化してくれたら2000円でも買うよ。
502名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 21:25:31.87 ID:/2xlYg4k
エロ目的だとレズレイプになる
503名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 00:58:09.59 ID:aaShgze8
女子校生が溜まった性欲を女同士で発散、ってのは考えたりしてた
504名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 18:15:43.57 ID:lfazHX1+
なんかそれ男がいれば男に走りそうで個人的にはもにょるな
505名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 23:22:18.03 ID:bIThnSvl
小学生の女の子に、4人組くらいの女子高生がまいっちゃって、
その子を連日誰かの家に連れ込んでめちゃくちゃにするとかは考えたことがあった
やっぱエロ部分が難しい
506名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 01:10:58.87 ID:6e8Kh5mQ
月並みだけど
保健室の妖艶な先生が生徒をちゅっちゅして性教育する話なら考えた事はある。
初めての絶頂に戸惑う女生徒を尻目に攻め手を緩めない先生。
女生徒の方は不機嫌なんだけど、足腰立たなくされてピロートークまで計算通りな先生。
507名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:35:52.76 ID:o/L8Jmsq
―――じゃあ、行って来るね。

寂しがり屋な愛香にとって、たった一人で暗い夜を過ごすのはなかなかつらい。
ベッドに横たわりながら、愛香は舞のことを想う。
いつも愛香の傍にいるはずの舞は、仕事の関係で泊り込みだ。

寝る前のおやすみのキスは一人ではできない。
二人で一つのベッドに潜り込むと、時にはおやすみの軽いキスから深いものへと変わることがある。
そのまま舞の大きな、それでいて女性らしい細い手が、愛香の滑らかな肌に触れてくることもある。
愛香は照れながらも自分を求めてくれる舞が可愛くて、舞の首の後ろに腕を回して舞を引き寄せる。
そうして、言葉には出せない自らの舞を求める気持ちを表現する。

「…まい、ちゃん」

名前を呼ぶと、身体が熱くなる。
舞の優しい目。それでいて、ほんの少し強引な手。
ぎゅっと抱きしめられて、キスを繰り返すうちにそれは深くなっていく。
息苦しさに一度顔をそらそうとする愛香の顎を優しく固定して、さらに深く口付ける。
苦しさの中に感じる快感に思わず声を漏らす。
舞はそれを聞き逃さず、うっとりとした表情で愛香に笑いかけてくれる。

舞との行為を思い出して愛香の興奮は高まっていく。その手は自然と自らの胸へと移動する。
愛香の手は舞ほど大きくはない。けれど、その手を舞の手だと頭の中で置き換える。
舞の大きな手のひらは愛香の乳房を包みこみ、そのまま頂点を刺激しないように、そっとその周辺を撫でていく。
ちょうど胸の膨らみが始まる境目のあたりを指先でなぞられると、じわじわとした快感が胸から伝わってくる。

「ん……ぁ…、」

濡れた自分の声。まだ服の上から触れているだけだというのに随分と興奮しているようだ。
想像の中の舞は、衣服の上から存分に愛香の乳房を可愛がり、ようやくパジャマのボタンに手をかける。
508名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:39:22.63 ID:o/L8Jmsq
ボタンを外す指がもどかしい。
自分で自分の服のボタンを外しているだけなのに、どうしてこんなにも興奮しているのかはわかっている。
『舞にボタンを外される自分』を想像しているからだ。

ボタンを全て外し終え、左右に広げてはだけさせる。
胸元からお腹までが外気に触れてすうすうする。
あとは寝るだけのつもりだったため、普段乳房を覆っているものは存在しない。
あまり大きくはない控えめな胸の先端は、先ほどまでの乳房への愛撫でかたく尖っていて、自分で見てもいやらしいと思える。
一度も直接触れてはいないのに、触って欲しいと主張している。

「…ふ…あぁ…んん…」

舞がするように、尖った先端を指でそっとつまんで転がしていく。
ますますかたさを増していくそれは愛香の興奮を表しているようだった。
誰も聞いていないと思うと、舞の前では抑えがちになってしまう声も大胆になる。
両手で両乳首を刺激しながら、舌と指で愛撫してくれる舞を脳裏に思い浮かべる。

「はぁっ……んっ、んん…」

艶めいた声を漏らしながらふとももをすり合わせ、下半身の快楽をも得ようとする。
もじもじとくねる体つきは、傍から見れば相当いやらしいことだろうと愛香は思った。
触らなくてもソコが充分に濡れていることがわかる。
あえてもう少し焦らしたい気持ちと、もう触ってしまいたい気持ちが行き交って頭の中をぐるぐると回る。
パジャマのズボンの中に手を差し入れ、下着の上から確認すると、予想通りしっとりと濡れていた。
ゆっくりと割れ目にそって指を動かすと、ほんのわずかな刺激でも腰にびりびりとした快感が走った。
優しく撫で付けるようにクリトリスを刺激する。もっと強くしたいと思いながらも、まだ自分で自分を焦らす。

―――すごい、もうこんなに濡れてるね?

耳元で囁く舞の少し低い声。
優しく愛香を追い詰める大好きな人。
509名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:41:01.82 ID:o/L8Jmsq
―――もっと触って欲しい?

触って、もっと触ってよ、舞ちゃん。
想像の中の舞におねだりしながら、ズボンと下着をずり下げる。
ふくらはぎや太ももが露になり、その上のいやらしく濡れたソコへそっと触れる。
ぬるりとした感触に恥ずかしさが増す。舞が自分に触れるとき、こんなにも大変なことになっているのだと実感させられた。

「はぁっ…あっ!まい、ちゃん……っ!」

舞がするように、愛液を蓄えた入口で何度も指を行き来させる。
やってくる強い快感に唇をかみ締めて、熱い息を漏らす。
激しい運動をしている最中のように心臓がどくどくと音を立てているのを感じる。
指を往復させるたびにますます潤ってくるソコはひくつき、内部への侵入を心待ちにしているようだった。
だが指先を侵入させることはせず、その少し上部の一番敏感な突起へと指を這わせる。
ぷっくりと膨らんだそこはほんのわずかに触れるだけでたまらない快感を運んでくる。
舞の指と自分の指を重ね合わせて、敏感な突起に何度も指を擦り付ける。

「あぁんっ…あぁ…ふあぁっ…」

あまりの刺激に思わず腰が引けてしまうが、それを堪えながら何度も何度も強く押し付ける。
指先を愛液で濡らしながら、いやらしい水音を聞きながら、舞に攻め立てられる自分を想像する。

舞と付き合うまで、支配される悦びや攻め立てられる悦びを感じたことなどなかった。
それどころか、自分の中にこんないやらしい感情があることなど知らなかった。
だが今は、心も身体も大好きな人のものになりたいと思うことは、恥ずかしいけれどごくあたり前のことだと思う。
もっともっと、触れて欲しい。攻め立てて欲しい。
いやらしい自分を見て、舞にも興奮して欲しい。
510名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:42:53.10 ID:o/L8Jmsq
はあはあと熱い吐息を漏らしながら、舞の舌を思い出す。
愛香を辱めるためか、舞の柔らかな舌はわざと音を立てて愛香のソコを舐めまわす。
恥ずかしさに激しく喘ぎながら腰を揺らしても、しっかりと固定された身体は逃れることができない。
舞から容赦なく与えられる快感に愛香は悶えながらはしたない声を上げる。

「あっあぁっ…舞ちゃんっ…やっ…まい、ちゃんっ」

中指だけ、濡れそぼったソコにゆっくりと侵入させる。

「―――っっ!」

ほんの少し指先が入っただけで達してしまいそうになった。
ぐっと息をつめて堪えると、そのままゆっくりと指を中へと押し込んでいく。
ぐっしょりと濡れたソコは驚くほどスムーズに指を迎え入れる。

「ふぅ…あ…まいちゃん……」

もう片方の空いた手は胸の突起を捕らえ、きゅっと摘んではくりくりと転がす。

「ふぁぁっ…あーっ…あぁんっ…んっ…」

腰の奥から蕩けてしまいそうで、堪らず喘いだ。
指を何度も前後させるにつれてそのスピードは増し、ちゅぷちゅぷと音が聞こえるほどに激しくなる。
指が出入りするたびに中は悦びを表すかのように収縮を繰り返す。
生々しい粘膜の感触とその収縮のせいで、自分とは別の意思を持った生き物のようにも感じられた。
まるで舞の側から見た自分を見ているようだった。

「ふあぁっ…!まいちゃん……まい、ちゃんっ…!あ、ああぁぁっ!」

これ以上ないほど激しく動く指に、中がゆっくりときつくなっていく。
甘い痺れが腰の奥を通じて背筋へと伝わり、胸の先端の快楽とつながったように感じた。
胸の先端をいじると腰の奥まで快感が伝わり、指を抜き差しすると胸まで快感を得られる。
この激しい攻めを舞がしていると考えると、やってくる絶頂の兆しを止めることはできなかった。

「まい、ちゃん…!イっ…、ああぁぁぁっ!!」

ひときわ強く中を擦りつけ、愛香は細くいやらしい身体をぶるぶると震わせて達した。
511名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:43:53.48 ID:o/L8Jmsq
「あ、はぁぁっ…はぁー…はー…ぁぁ…」

甘い快楽の余韻に浸りながら、少し冷静になった愛香は、自分で自分を慰める行為に改めて恥ずかしさを感じた。
相当大きな声で舞の名前を読んでいた気がする。

「舞ちゃん…」

乱れた息を整えようと胸で大きく呼吸をしながら、大好きな人の名前を呼ぶが、当然のことながら返事が返ってくることは

「愛香…」

あった。

「えっ?」

驚いてほとんど裸のまま身体を起こすと、目の前にいたのは今夜いるはずのない人。
顔を真っ赤にした舞だった。
512名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:45:42.27 ID:o/L8Jmsq
「えっ……えっ!?」

愛香は混乱した。とにかく慌てて裸の身体をシーツで覆う。
確かに今朝、舞から泊り込みの仕事で家には帰ることができないと聞いたはずだ。

「えっと、トラブルが案外早く片付いてさ。泊り込む必要なくなったから…一応、メール入れたんだけど」

ものすごく申し訳なさそうに、赤い顔で舞が答えた。
はっとしてベッドの横の携帯に目をやると、チカチカと光って新着メールがあることを示していた。
突然帰ってきたことなど問題ではない。むしろ、一人で夜を過ごす必要がなくなったことを喜ぶべきだ。
問題は、一人で舞を想い自分を慰める行為に及んでいたことを知られたことだ。
愛香は叫び出したいほどの羞恥心を押さえ込んで、おそるおそる舞に尋ねた。

「い…いつから…?」
「えぇーっと、……愛香がパジャマ脱ぎ始めるとこぐらい…かな?」

ほとんど始めの方じゃないか。
その後何度も舞の名前を呼んでいやらしい行為を行っていたことを考えると、頭が真っ白になった。
いくら恋人とは言え、あんな姿を見られることなど予想していない。
舞がいないと思っていたからこそしたことなのに。とはいえ言い訳をすることなどできない。

恥ずかしすぎる。いっそ死にたい。
愛香は泣きそうになった。
自分のあられもない痴態をみて、舞はどう思ったのだろうか。引かれたかもしれない。

「愛香…」

そんな愛香を他所に、舞はゆっくりと愛香に迫っていく。
半分泣きそうな愛香を再びベッドへと沈め、身体を覆うシーツを取り去ってしまう。
舞の方はと言うと、目の前で見た愛香の痴態に激しく興奮していた。
最後まで声を掛けなかったのは、気まずくて声を掛けられなかったからではない。愛香の『ひとりえっち』を見ていたいと思ったのだ。
何度も濡れた声で自分の名前を呼びながら、控えめな胸や濡れそぼったソコを可愛らしい指で愛撫していく様子。
大好きな愛香がいやらしく身体をくねらせながら上り詰めていく様子は、ただ見ているだけの舞をも高ぶらせた。
513名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:47:45.03 ID:o/L8Jmsq
「ま、舞ちゃん……私…」

おろおろと未だ混乱しているであろう愛香。耳まで真っ赤だ。
舞はその耳にかぶりつきたい衝動を抑えて、愛香の不安や動揺を取り除いてやることにした。

「すっごくえっちだったね」

にっこり笑って、耳にキスを贈る。
視線をあわせようとしない愛香の頬に手を添えて、何度も口付ける。

「めちゃめちゃ可愛かったよ」
「うぅ……もぉぉ…」

愛香にとっては見られたこと自体が大失敗だろうが、舞にとってはラッキーだ。
舞がいる状態で『ひとりえっち』を要求したところで、愛香がそれを実行することは決してないだろうから。
カメラまわしとけばよかったなぁ、とちょっぴり思った舞であった。

さて、どう苛めてあげようか。
あんな姿を見た後で、優しく攻めることなどできそうにない。
今の舞は、愛香を大切に、優しく愛してあげたいという気持ちよりは、自分の欲求に正直になっていた。
どうせなら『ひとりえっち』をしていたときよりも、激しく乱れた姿を見たい。
もっともっととおねだりさせてみたいし、恥ずかしい格好もさせてみたい。

涙目で舞を見上げる愛香を見つめながら、舞はこくりと喉を鳴らした。
514名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:49:56.30 ID:sm7bsGqK
ただただ単純にえろい。GJ。
515名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 01:20:41.81 ID:VvTA1HIx
>>513
GJ!
名前のせいもあって某二人の声で再生されたw
516名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 02:23:00.81 ID:rQZIkoO+
>>513
GJ! えろかわいくて脳が溶ける…、もちろん続きはあるんですよね?

>>515
おま俺w
517名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 22:32:53.81 ID:I0F0j1aq
>>優しく攻めるなんて無理
ほうほう、それで?
518名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 00:38:11.84 ID:IgnwFqEx
ほしゅ
519名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:52:22.44 ID:GAk5vbsi
>>513

とりあえずまずは愛香をしっかり味わいたい。
舞は自分の下にいる愛香を潰さないように身体を支えながら、その唇に自分の唇を寄せる。
ぴったりと合わさった唇から、そっと愛香の舌が舞の唇に触れた。誘うようなその仕草に、愛香の欲求が見て取れた。
堪らずに愛香を引き寄せて、柔らかな舌を味わい尽くす。強引になってしまうのは仕方が無いことだ。

「ん…ふぅ」

鼻にかかった愛香の甘い声。絡まりあう舌が気持よくてそれだけで達してしまいそうなほどだ。
一度愛香の唇から離れると、潤んだ目で見つめられた。
その瞳が『イジめて』と言っている様に見えて、今の自分は相当重症らしい、と舞は思った。

「…あたしにされてるとこ想像しながらしてたんだよね」
「っ、」

愛香の肌を、触れるか触れないかの程度のタッチで刺激する。
途中、柔らかな乳房を手のひらで優しく揉みこむと、小さく声が聞こえた。
そのまま白いお腹を撫でて、わき腹に両手で触れていく。
そのたびにびくびくと身体を震わせる愛香が堪らなく愛おしい。
つんと立ち上がった桃色の乳首に吸い付いてやりたいと思いながら、まだだめ、と衝動を押し込める。

「気持ちよかった?」
「…そーいうこと…きくぅ?」

甘く熱い声色に満足げな表情を浮かべて、舞は愛香の頭を撫でた。
そのまま愛香をうつ伏せになるよう促して、特に大した抵抗もなくそうさせることに成功する。
お腹と同様に白く滑らかな愛香の背中をうっとりと眺めて、それから指先で背骨に沿って指を這わせる。

「は、あっ」

びくんと愛香が大きく反応を示す。
そう、背中は愛香の『いいところ』の一つだ。
自分ではうまく弄れないであろうそこに重点を置いて攻め立てる。
520名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:54:55.64 ID:GAk5vbsi
「聞きたいよ。どこが気持ちいいの?」
「あ…まいちゃん……」

薄い背中の肉に吸い付きながら、吐息交じりの愛香の声に耳を澄ます。
される側が聴覚や視覚でも犯されるのと同様に、する側も聴覚や視覚で犯される。
快感に濡れた愛香の息遣いは舞を高ぶらせる。
身体が熱くなっていくのを感じながら、少し反った白い背中に噛み付く。

「はぁ、あ…あぁっ」

愛香の甲高い声。感じている。
そのまま加減をしながら場所をずらして噛み付いていく。上から圧し掛かるようにしているから、逃げ場は無い。

「んっ、は…ぁっ。や……だ、いた…ぃ」
「…やだ?気持ちよくない?」

うつ伏せの体制のまま愛香の胸へと腕を滑らせ、乳首を捕らえる。
くりくりと指先で乳首を弄びながら、噛み付いた場所を舌で舐め、口付ける。
身体の表側からも裏側からも攻め立てられて、支配されていく感覚に愛香は心を震わせた。

「あっ…!ぁっ……あぁんっ…んっ、」
「やなの?こんなにえっちな声出してるのに」

痛いはずの感覚にじわじわとした快感が混ざり始めると、そこから強い快感に変わるまではすぐだった。
肩や背中、脇腹の肉に舞の歯が食い込み、ぬるりとした舌が愛香の肌を遠慮なく撫で付けていく。
食べられる。というのはこういうことなのだろうかと愛香は思った。舞は自分という食べ物を丹念に味わおうとしているかのようだ。
触れられていない下腹部が熱くなり、腰の奥が再び疼き始める。

「ああぁ……あんっ…ふあぁ……」
「腰揺れてるよ?きもちぃんでしょ?」
「やあ、ぁっ」

くっ、と乳首を捕らえた指先に力が入る。びりびりとした快感に愛香は一瞬息をつめる。
521名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:57:02.88 ID:GAk5vbsi
「……んっ、……きもち、いぃ…っ」

うつぶせになっているため、若干くぐもってはいたが、舞はしっかりとその言葉を受け取った。
あまりにいやらしい響きに、舞はふ、と熱の篭った息を吐いた。

正直な愛香にはご褒美を上げなければいけない。
うつぶせの愛香の腰をつかんでお尻を高くあげさせる。細い小柄な愛香を持ち上げるのに、それほど労力はいらない。
この体勢なら愛香のいやらしく濡れたソコがよく見える。
ぬるぬるとした愛液を蓄えて、舞を誘っているようだった。
恋人である愛香のこれ以上ないほどの卑猥な姿に、舞はもう我慢できなかった。
背中に覆いかぶさるようにして愛香の逃げ場を奪い、ひくつくソコに指を這わせる。

「ぁっ……!」

大きく背を反らす愛香を身体で受け止めながら、ぱんぱんに張り詰めたクリトリスを撫で付ける。
びくびくと揺れる愛香に満足感を得ながら、舞は先ほどの愛香の自慰を思い出す。
敏感な突起を強く擦り付けるような指先の動き。愛香はそれを望んでいるのだろうか。
愛液にまみれた指でクリトリスを強く撫で付けて、そっと摘みあげる。

「―――っっ!!」

強すぎる快感から逃れようと、身体を跳ねさせる愛香を上から押さえつける。
そのままクリトリスを転がすように動かすと、堪らないとばかりに愛香がシーツを強く握り締めるのが見えた。

「〜〜っ、あ、ぅあぁあー…っ!」
「いいよ、イっちゃっても」

はしたない、いやらしく乱れた声。
攻める手を緩めることなく、容赦なく愛香を追い詰める。
絶頂の寸前にいる愛香の熱い身体を自らの身体で感じながら、指を強く押し付けて止めを刺す。

「イっ…、ちゃ、う……だめ、あ、イっ――――――…っっっ!!!」
522名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:58:49.06 ID:GAk5vbsi
「…っは、ぁ…」

鋭い快感に全身を貫かれ、愛香はずるりと脱力した。
だが、舞はそれを許さないとばかりに愛香の身体を反転させる。

「な、に?……んんっ!」

まだ呼吸は乱れ、顔を紅潮させたままの愛香の首筋に噛み付く。
軽い抵抗はあったものの、大した問題ではない。そのままつるりとした鎖骨にも甘噛みして、立ち上がった乳首に吸い付く。

「まい、ちゃん…わたし、イッたばっか……あっ」
「うん…でももっとしたい」
「え、ちょ、やっ」

一度顔を離して、愛香の両足を掴んで開かせる。
先ほどよりもさらにぐっしょりと濡れたソコは、愛液をお尻のほうまで垂らしていた。
もっとよく見ようと顔を近づけると、愛香が抵抗を見せる。

「やだっ、そんなとこ」
「…舐めて欲しくない?」

そう尋ねながら、舞にはこの『やだ』が単なるポーズであることはわかっている。
もっと見て、もっと触ってなんて言えないから、いやがる素振りをみせて自分がいやらしくないことをアピールしたいのだ。
だが本当はそうではない。
愛香は舞に身体中を愛撫され、追い詰められ、イかされたいと願っている。
そのことは愛香の自慰を見たことで確信できた。

「愛香」
「や……」

入口に指を沿え、愛液を塗り広げるように往復させる。ただ単純に入口をさするだけで、決して侵入してくることはない。
もどかしさに腰を揺らしても、舞は許してくれない。
次第にくちゃくちゃと卑猥な音を立てはじめ、愛香を余計に追い詰める。
今すぐ濡れそぼった膣の中に指を突き立ててもらえるなら、どれほどいいだろうか。
乱れた呼吸のまま涙目で舞を見つめても効果はない。
実際のところ愛香の視線は強く舞を欲情させていたが、それを悟らせないよう冷静さを保っていたのだ。
熱に浮かされた思考のままひたすら焦らされて、愛香は根をあげた。

「まい、ちゃん…、」

―――なめて。それから、めちゃめちゃにイかせて。

それはか細く小さな声だったが、舞には充分だった。
523名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:01:53.02 ID:GAk5vbsi
「ああぁぁ……」

たっぷりと蓄えられた愛液と自らの唾液をクリトリスに絡めつけるように舌で愛撫する。
快楽に飲み込まれ脱力したような愛香の声が心地いい。
柔らかく、しかし張り詰めたクリトリス触感を楽しみながら、中指をその入口にあてがう。

「ひ…ぃっっ!」

ゆっくりと指を差し込むと、内部の粘液のおかげであっという間につけ根まで入り込んでしまった。
大きく仰け反った身体がぶるぶると震えて、一瞬つめた息を吐き出す。
中指を包む粘膜がひくひくと収縮を繰り返している。どうやら軽く達してしまったようだ。
顔をのぞき込むと、愛香は真っ赤な顔で恨めしげな視線を送ってきた。

「イっちゃった?」
「うぅ……だってぇ…あんなに、焦らすんだもん」
「早すぎだよ。今度はもうちょっと我慢してね。」
「むりだよ……、ぁんっ…んっ」

侵入させたままの指をゆっくりと引き抜いて、また奥までゆっくり差し入れる。
ゆったりとした攻めを続けながら、再びクリトリスに唇を寄せる。
ぬちゅぬちゅという卑猥な音を耳に、クリトリスを優しく吸い上げる。
途端、悲鳴のような甲高い愛香の声が聞こえてくるが気にせず指を動かし続ける。
愛香の羞恥心を煽るように音を立てて吸い上げ、一度唇を離してはもう一度ちゅうと吸い付く。
その間も中指はゆったりとした前後運動を続けている。
だが、変わらない機械的なその動きと敏感な突起への愛撫は確実に愛香を絶頂へと押し上げていく。

「まい、ちゃっ、…はあっ、だめっ、ね、だめ、だめぇっ」
「まだイっちゃだめだよ」

愛香は、はあはあと息を荒げながらなんとか自分の状態を伝えようとする。
先ほど我慢してと言われたばかりなのに、まだだめだと言われているのに、もうすぐそこまで限界が迫ってきている。
興奮し充血しきった愛香のクリトリスは大変敏感になっていて、簡単に愛香を絶頂へと追いやってしまう。
524名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:05:19.94 ID:GAk5vbsi
「ね、むり、あんっ!……むりだよぉっ、や…だめっ」

自分の中がひくりひくりと震えているのがわかる。
そして、内部の粘膜が痙攣するたびに腰の奥まで甘い痺れが伝わってくる。
達する寸前のこの言い様のない甘い快楽に酔いしれていたいけれど、そうもいかない。
遠慮のない舞の舌と指での愛撫は愛香に遠慮のない強い快感を、華奢なその身体に叩き込んでくる。

「〜〜〜ぁぁっ!あぁー…っっ!!」
「まだもうちょっと、ね」

そう言いながらも、言葉とは裏腹に舞の指は激しさを増す。
敏感な粘膜を指で何度も擦り上げ、膣壁を押し込むように刺激する。

「だめぇぇっ…あーっ…あぁんっ…んっ…ああぁっ!!」

愛香の限界は頂点に達し、甲高い声を上げて身体を強張らせた。


「ふ………あぁ…」
「愛香…イっちゃだめって言ったのに」

舞は脱力しとろとろに蕩けきった愛香の痴態をじっくりと眺める。
汗ばんだ額。強い快楽に中てられ虚ろな瞳。その一方で赤く色づいた血色の良い身体。
荒い呼吸と共に上下する愛香の白いおなかと、絶頂を迎えると同時にかたさを増した桃色の乳首。
そして、まだ自身の指を差し入れたままの愛香の膣内は、舞の指を咥えこんだまま脈打つようにびくびくと収縮を繰り返したままだ。

まだ物足りない。
結局愛香は言いつけを守ることができずに達してしまったのだから、もう少し楽しませて貰ってもいいはずだ。

元はといえば愛香が悪い。
愛香の卑猥な姿が自分を駆り立てたのだから。
自分を誘惑したのは愛香なのだから。

舞は愛香の片足を持ち上げて自分の肩にかけさせ、愛液を湛えた入口に再び指を潜りこませた。
525名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:11:53.62 ID:GAk5vbsi
おしまいです。途中でぐだりました。
変なとこあったらごめん

>>515
誰?アニメのキャラクター?
526名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 01:42:21.58 ID:gpSo4T8M
>>525
乙ー
その花の麻衣と玲緒だよw
527名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 05:53:17.29 ID:Hcuj72mF
声優の愛麻衣かと思った
528名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 18:02:25.48 ID:wxAvGZpE
あの作品はマジ神ゲーだった
ちなみにアニメ(アダルトアニメ)化もしているはずですよ
529名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 18:02:53.49 ID:wxAvGZpE
あの作品はマジ神ゲーだった
ちなみにアニメ(アダルトアニメ)化もしているはずですよ
530名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 19:29:12.23 ID:+ANWXyL7
大事なry
531名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 22:38:51.15 ID:VXJo6ekE
最近百合成分が足りない・・・
532名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 18:21:49.23 ID:GVy2p3Pt
最近、マクドナルドのCMが百合すぎて困る
533名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 23:46:40.60 ID:osYMEmmS
イイことあると穴が広がる姉妹の百合SSください
534名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 11:29:36.43 ID:GKRFqhQq
ツノっ娘とケモ耳少女のお話書いたんだけどここでいんだろうか
535名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 12:20:29.78 ID:C24B+VzF
>>534
お待ちしております
536牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:15:06.20 ID:bFtKph3W
>>535
ありがとう。では、いかせていただきます
537牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:18:40.00 ID:bFtKph3W
第一話 くだんちゃん、失恋!

件(くだん)とは人頭牛身または牛頭人身の怪物の事ですが、
この物語の主人公・くだんちゃんは怪物なんかじゃありません。

バラ色の頬、つややかな濡れ髪、くるりとした瞳、
年相応に発達したボディラインの可愛い女の子です。
でも、くだんちゃんは、苛めという程ではありませんが、
クラスの皆からは少し、少~しだけ浮いた存在。
それに…

「悪い、別れよう、別れてくれ」

初めて付き合った男の子から別れ話を切り出されたり。
その理由は、そう…

「キスの時とかさ、そのツノ、刺さりそうで怖いんだよな」

くすっと笑いながら、そんなヒドイ事を言う彼…いいえ、元カレ。
そう、くだんちゃんの頭ににょっきり生えた2本のツノ。
これが彼女がクラスから浮いたり、失恋したりの原因になってしまっているのです。

私のせいじゃないのに。

そう、彼女は何も悪くありません。
たまたまツノを持って生れてしまっただけ。

くだんちゃんは唇をかみしめ、涙をこらえます。

泣くもんですか。

キスの時にツノが当たるから、そんな理由で別れを切り出す男に、涙なんか見せるもんか。
キスどころかあんな事とか、こんな事とかいっぱいしたくせに。今更。

くだんちゃんにとってはじめての男。
いまや元カレとなった男は、くだんちゃんの悲しみと憤りをろくに知ろうともしません。

「じゃあ、そういう事だから!」

そう言って踵を返し、さっさと歩き去る元カレ。

くだんちゃんが勇気を振り絞って告白した、同じ場所で。
学校近くの公園で、くだんちゃんは失恋したのです。
※※※

公園のベンチに、くだんちゃんは座り込みました。
すぐに歩いて帰る事は出来そうにありません。

彼との思い出が、その小さな胸に去来します。
告白までの甘酸っぱいドキドキや初デートでの昂奮など、
嬉し恥ずかしい良い思い出もいくつかありましたが、
すごく痛かっただけの初体験や、自分だけ先にイッてしまう彼の姿など…
イヤな記憶も多い事にくだんちゃんは気付きました。
538牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:19:56.60 ID:bFtKph3W
でも思春期の男なんて多かれ少なかれ、そんなものです。
自分の事しか考えていません。
自分が気持ちよくなる事しか興味はないのです。
くだんちゃんが痛がっても、心が傷ついても、
自分が気持ち良ければそれでいいのです。

「だから、これで、良かったんだ…」

そう呟いてみても心は晴れません。
大きなため息をついてしまい、そんな自分がイヤになりました。
その時。

「いい加減にしてよね!」

聞こえてきた大きな声。くだんちゃんはびくっと身をすくませます。
大きな音は苦手なのです。

でも好奇心には勝てず、声のする方に足を運びます。
声は公園の雑木林の中から聞こえるようです。
できるだけ大きな木に身を隠し除いてみると…

「…ネコさん!?」

そこには数人のハイエナどもに囲まれたクラスメイトの姿がありました。

ネコさん。ちょっぴり吊り目がちで強気&勝ち気な性格を偲ばせる容姿、
そして、頭からぴょっこり覗くネコ耳がキュートな女の子。

ツノがあってケモ耳の無いくだんちゃんにはそのネコ耳は憧れの対象でした。
そして、いつもハキハキと言いたい事を言い、前向きで活発なその性格も。

勝ち気なふるまいは敵を作ることも多いけど、
本当は優しいコである事もくだんちゃんは知っていました。
なんとなれば、ネコさんの愛読書は「赤毛のアン」なのです。
くだんちゃんはある日、図書室でアンを読み、
目を潤ませているネコさんを見かけた事がありました。

アンを読んで涙ぐむ人は、優しい人に決まってる。

くだんちゃんは少し、思い込みの強い所もあります。
が、その人物鑑定眼はそれほど外れているとも思えませんよね?

私もあんな風になりたい。くだんちゃんはそう思っていたのです。

そのネコさんが…部活帰りでしょうか?
大きなスポーツバッグは傍らに投げ出されています。
夕闇の迫る公園の…人目につかない雑木林の中で、
数人のハイエナどもに押さえつけられているのです。

「離してよ!バカ!」
「おとなしくしろって、この人数相手に逃げられるわけないだろ?」
「この人数でかからなきゃ女の子一人モノにできないヤツが、何勝ち誇ってるんのよ!」
「んだとぉ?」
「はっ!怒った?図星だからでしょが!そんな根性無しがあたしをどうこうできるもんか!」
539牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:21:23.08 ID:bFtKph3W
だ、だめよ!ネコさん!

くだんちゃんはハラハラしてしょうがありません。
あんな挑発をして、ただで済む訳がありませんから。
思春期の男なんて、無駄にプライドだけ高くて、
女の子にバカにされる事に耐えられるほど余裕はないのです。

「てめぇ、ただですむと思うなよ…」

案の定、ハイエナたちはキレています。

「きゃっ!」

ネコさんを力任せに近くの木に推しつけます。
身をよじるネコさん、でも両手を抑えられ、逃げられません。

「俺ら全員でよがり狂わしてやるよ…!」
「ふん!できるもんならやってみなさいよ!」

虚勢です。くだんちゃんには解りました。
強気な言葉とは裏腹に、頭にちょこんと飛び出したネコ耳が、
小刻みに震えている事に、くだんちゃんは気付いていました。

このままじゃ…!

両手を抑えつけられたネコさんはそのまま押し倒され、
ハイエナたちに押さえつけられ、無理やりスカートをめくられ、
あまつさえその奥の秘密の場所にまで手を伸ばされてしまう事でしょう。

そう、この作品はR18なのですから。

そして、嫌がる気持ちとは裏腹に「あう…んっ!」なんてHな吐息を漏らしてしまい、
それを聞きつけたハイエナたちに「なんだよ感じてんじゃねぇか」などと
下卑た言葉を浴びせ掛けられ、「ち、違う!そんな訳ないでしょ!」と
またしても虚勢を張るも、数人かかりのハイエナたちにあらがう術もなく、
制服を引きちぎられ、露わになったその愛らしい胸に吸いつかれ、
「ひぁ…あん…!」とまたしても漏れてしまうHな声も、秘所が濡れる事も止める事叶わず、
一人目の男に強引に挿入され、二人目の男には無理やり口を犯され、
もしかしたら順番を待ちきれない3人目にはお尻を犯されてしまうかも知れません。

そうなったら、どうしよう…!

くだんちゃんの脚はすくみ、焦る気持ちとは裏腹に言う事を聞いてくれません。

でも。
くだんちゃんは少し引っ込み思案な所はありますが、決して勇気の無いコではありません。
結果的に振られたとは言え、無理目の男に告白し、一時的とは言え恋人同士になれました。

そう。勇気を。勇気を出すの。

牛としての彼女の武器は、その硬いツノです。
牛としての彼女の武器は、その突進力です。
そして、ヒトとしての彼女の武器は、勇気、なのです。

「ネコさん…!」
540牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:22:51.61 ID:bFtKph3W
震えるネコ耳。ただそれだけを見つめて。

「やーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」

気合と共に、くだんちゃんはダッシュ!

「な…!?」

不意を突かれたハイエナの一人が、モロにくだんちゃんの突進を喰らいます。
もんどりうって倒れるハイエナ。一瞬、場の空気が凍りつきます。

しかし。

「て、てめえ!」
「く…くだんちゃん…!?」
「オラーーー!」
「きゃっ!?」

怒号と悲鳴が錯綜します。

くだんちゃんの…牛のツノは確かに硬く強力な武器にはなりますが、敵は数人。
多勢に無勢。奇襲攻撃で一人を倒すのがやっとだったくだんちゃん、
おまけに突進の勢いを殺す事が出来ず、地面に突っ伏していました。
そこに男が襲いかかろうとします。避ける間も無い…!

このままではくだんちゃんもネコさんもそのまま押さえ付けられ、
無理やりスカートをめくられ、あまつさえその奥の秘密の場所に(以下略)

と、その時です。

「たーーーーーーーーーーーーっ!」
「ぐえっ!」

何が起こったのでしょう。
ハイエナの一人が首を押さえて倒れこんでいます。
ネコさんが、スカートの中が見える事も厭わず、
そのすらりとした脚を振り回します。
延髄切り。見事に次の獲物をとらえます。

「身体が自由になればこっちのもんよ!」
「ぐえっ!」
「お前たちになんか!」
「ぎゃっ!」
「負けるもんか!」
「げっ!」

一瞬の出来事でした。
ハイエナたちはネコさんの華麗な脚技の前に為す術も無く、
あっという間に全員が地に伏していたのです。

「い、いくよ!」
「あ、は、はい!」

ネコさんの差し出した手を掴み、一緒にその場を走りだします。
その手はとても温かく感じられ、くだんちゃんは一人、頬を赤らめていました。
541牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:26:20.18 ID:bFtKph3W
ネコさんとくだんちゃんは走って走って走って…
辿り着いたのは、公園の反対側、公園清掃に使う掃除道具を保管する倉庫のようでした。
倉庫の影に身を潜め、二人はようやく人心地をつく事が出来ました。

「はぁはぁはぁ…!」

汗が吹き出し、荒い息が止まりません。
でも、危機を脱した喜びにくだんちゃんは思わず笑みがこぼれてしまいます。
すると、それを見とがめたネコさんが、思わぬ言葉を口にするのです。

「余計な事、してくれたわね」
「…え?」

くだんちゃんは別に感謝の言葉が欲しかった訳ではありません。
でも勇気を振り絞って取った行動を全否定されるとは思わなかったのです。

「で、でも…ネコさん、あのままじゃ…!」
「あんな連中!私一人でなんとでも出来たわ、あんたなんかに助けられるなんて迷惑よ!」

ああ、ここでも。やはり自分は、ツノを持った自分は、ネコさんにも受け入れてもらえない。
思わずうなだれてしまうくだんちゃん。そこにネコさんが追い打ちをかけます。

「いい?今日の事は他言無用!誰にも話すんじゃないわよ!」

そこで少し言い淀んで。

「心配する人たちが、あんたにもいるでしょう?余計な気遣いをさせる必要はない」

くだんちゃんははたと気付きました。そう、ネコさんは、いわゆるツンデレでした。
でも萌えアニメに縁がないくだんちゃんは、その言葉を知りません。
ですから、自分の知っている語彙でネコさんを評するしかありません。

ああ、照れ隠しなんだ。

助けられた事でプライドが少し傷ついて。それで素直にありがとうも言えない。

…ネコさん、なんだか可愛い。

さっきまでの落ち込んだ気分はあっという間にどこかに行きました。思わず笑みがこぼれます。すると。

「何よ、何がおかしいの?」
「あ、いえ、なんでも…」

今思った事を正直に言ったら、きっとネコさんは怒る。それくらいはくだんちゃんにも解りました。
そのくだんちゃんを見ているネコさんにも、その事が伝わったかもしれません。

「ふぅん…よく見ると、あんた…」

ネコさんの表情が変わりました。

「な、なに?」
じり…と。ネコさんがくだんちゃんに歩み寄ります。

「なんでもないわ。いい?他言無用、解った?」
「え、ええ…誰にも、話さない…」
「絶対、喋るんじゃないわよ?もし話したら、あんたの口を塞いじゃうから」
「…え?ど、どうやって」
「こうするのよ」

それは、思いもよらない方法でした。
542牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:26:53.26 ID:bFtKph3W
ネコさんはくだんちゃんにすっと顔を寄せ…
自分の口でくだんちゃんの口をふさいだのです。

「!!」

不意をつかれたくだんちゃんは、対応する行動が取れません。
すると、ネコさんの舌が軟体動物のように蠢き、くだんちゃんの口に侵入してきたのです。

「ん…!んん!ネ、ネコ、さん…!」
「喋らないで。そう言ったでしょ?」

意味がすり替わっていました。でも、それに気付く余裕はくだんちゃんにはありません。

「ん…!んん!」
「…いいコ、ね」

蠢く舌が、くだんちゃんの口腔内を蹂躙していきます。
口の中を犯されているような、でも、それが心地いい。

そう、ネコさんは、テクニシャンでした。
くだんちゃんはうっとりと目を閉じてしまいます。
元カレの強引な、力任せのキスとは、何もかも違っていました。
優しく、でも大胆に、歯ぐきや舌を舐めとられ、くだんちゃんはもう腰が抜けそうです。

キスだけで、感じちゃう…!?

しかも、女の子同士、なのに。
動揺しつつも、ネコさんから身体を離す事ができません。
それどころか、いつの間にかネコさんの身体に両腕を回し、抱きしめていました。
無意識のうちに。

ネコさんの唇が離れます。二人の唇の間にすぅっと銀色の糸が引きます。
それはそれは扇情的で、くだんちゃんはうっとりと見入ってしまいました。

「…他言、無用よ」

改めて、優しい声でネコさんは囁きます。
くだんちゃんはコクコクと無言でうなずく事しかできません。

「ホント…いいコ、ね」

そう言ったネコさんの手が伸び、くだんちゃんのスカートの中に侵入します。
543牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:27:44.55 ID:bFtKph3W
「んん…っ!!」

思わず声を出してしまいそうになり、くだんちゃんは唇を噛みしめます。
くだんちゃんはすでに、ネコさんの言葉に縛られているのです。

ネコさんの手はくだんちゃんの柔らかくすべすべした太腿をゆっくりと愛撫しながら這いあがります。
ネコさんの指がさわさわと蠢くたび、思わず漏れそうになる声を必死で抑え込むくだんちゃん。
そして、ついにネコさんの指がくだんちゃんの、もっとも敏感な場所に到達します。そこは。

「もう、濡れてる…」

いやいやいや!そんな事、言わないで…!

その想いは言葉になりません。声を出したら、即座にこの場の空気が壊れてしまいそうな気がして。
…この気持ちいい行為が、終わってしまいそうな気が、したのです。

「キスだけで、こんなに濡れる?そんなイヤらしいコだったんだ?」

違う、そうじゃない、そうじゃないの。
否定の言葉も、やはり声にはなりません。

「…否定しないんだ。やっぱ、イヤらしい」

そうじゃない、私、そんなイヤらしいコじゃないのに。
こんなのいけない、ダメなのに。女の子同士なのに。

そう心で呟きますが、身体は思うようになりません。
なぜか、ネコさんが耳元で囁くたびに、エッチなお汁が溢れてくるのです。
ネコさんの指の動きもどんどんどんどん、どんどんどんどん激しさを増していきます。

「すご…洪水、だよ?」
「ひぁ…あっ!」

思わず声が漏れました。仕方ありません。だってネコさんの声が耳元で囁くと、
くだんちゃんの背筋はぞくりと粟立ち、全身に震えが走ってしまうのです。

「声、出したらどうするんだっけ?」

ああ、声出したら…塞ぐんだ。

頭の中に霞がかかっているようでした。
朦朧としたくだんちゃんは、自らネコさんの唇に自分の唇を重ねます。
そしてネコさんの口に舌を差し入れ、先程ネコさんにされたように
ネコさんの舌を吸い、歯ぐきを舐めまわしてしまったのです。

「ん…んふぅ…」

ネコさんの甘い吐息が、くだんちゃんの心から理性を奪っていくようでした。
エッチなお汁がさらに溢れ、くだんちゃんの太腿を、ふくらはぎを伝い、地面にまで達していました。
それほどまでに濡れたのは、はじめてです。

どうしよう…どうしよう…どうしよう…

くだんちゃんは精いっぱい、朦朧とする意識の中で自問します。

でも、もう。

どうしようもない。
544牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:28:33.32 ID:bFtKph3W
それが答えでした。だって、すごく…気持ちよかったのです。
女の子にアソコを弄られ、女の子とディープキスをしている、その状況が。
しかも場所は、屋外。すべてが、くだんちゃんに昂奮をもたらす要因になっていました。

そして、ついに。
くだんちゃんのエッチなお汁でぐちょぐちょに濡れたネコさんの指が。

「ひゃん…!んひぁああああ!!」

くだんちゃんの中に入ってきたのです。

「あ!は…っ!んはぁ…!!あ、あ、あ…!!」

もう、あえぎ声を止めることもできません。
エッチなお汁に続いて、エッチな声もだだ漏れです。
その様を、ネコさんは愉しげに鑑賞しています。

「感じる?オ○ンコかきまわされて、気持ちいい?」

そんな風に聞かれて、くだんちゃんにどう答えろと言うのでしょう?
くだんちゃんは、ただただよがっているだけです。

「ちゃんと答えなきゃ、止めちゃうよ?」

さっきまで声を出すなとか言っていたくせに、そんな事を言うネコさん。
もちろん、頭の中がピンク色の霧に包まれた今のくだんちゃんに、
そんな事に気付ける余裕など、もはやまったくありません。

「んひぁ!あ!あ!ああ!ああああ!!
「止めていいの?」

冷たい声。
ネコさんは、とてもSでした。ネコなのにタチでした。
くだんちゃんの心に、恐怖が押し寄せます。

「い、いや!止めちゃ…いやぁあ!」

それは、ネコさんの手が止まってしまう事への恐れ、でした。
はしたなく悲鳴をあげてしまい、その声を出してしまった事で、
くだんちゃんの羞恥心が激しくかき立てられます。

しかし、何と言う事でしょう。
羞恥を感じると同時に、またまたエッチなお汁が溢れてしまうのです。

その事がまた羞恥心をかきたて、するとまたエッチなお汁が溢れ、
それがさらに羞恥心を…という悪循環に捕われてしまうくだんちゃん。

「止めて欲しくない?そうよね、こんなによがり声あげて、こんなに溢れさせて」

ネコさんのささやきもまた、くだんちゃんの羞恥心を煽りたてます。

「気持ちいいんでしょ?オ○ンコぐちゃぐちゃにされて、気持ちいい?」
「は、はい…!」

もう、止まりませんでした。
545牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:29:41.39 ID:bFtKph3W
「気、気持ちいい…!オ○ンコぐちゃぐちゃにかきまわされるの、気持ちいい…っ!」
「感じる?オマ○コ、感じる?私の指、気持ちいい?」
「感じる!オ○ンコ感じる!ネコさんの、指、き、気持ちいい…!気持ち、いいよぉ!!」
「ねぇイキたい?イカせて欲しい?」
「い、イキたい!イキたいイキたいイキたいイキたい…っ!」

堰を切ったように、エッチな台詞が止まりません。そしてその事実が羞恥心を煽り、
恥ずかしい気持ちがまたエッチなお汁を(以下略)

「イ、イカ、イカせて…!イカせてください…!」

恥ずかしいおねだりも羞(以下略

「…いいコね」
「ひ…っ!うあああああああっ!あ!あ…!ああああああああ!!」

ネコさんの指の動きが、さらに激しさを増します。
でもその動きは繊細で、男のモノに犯されている時とはまったく感覚が違いました。
ネコさんの指は、くだんちゃんの膣内を縦横無尽にかきまわしているだけのようで、
実際はくだんちゃんの感じる所を的確に探り当ててはそこを責め立てていたのです。

「い、イク…イッちゃう…!」
「オ○ンコかきまわされて?」
「オ、オ○ンコかきまわされて!イッちゃう!イッちゃいます…!んあ!は…んあっ!」

そこで、限界でした。

「ひ……あ、あ、あ…!あああああああああああああっ!!」

途切れなく声が出ます。
がくがくと腰が震えます。
ネコさんの身体に回した腕に力が入ります。
エッチなお汁が噴き出し、辺り一面を濡らします。

くだんちゃんは、女の子の指で、イカされてしまったのです。
それは初めての経験で、これまで感じた事の無い快感でした。

「はぁ…!はぁ…!はぁ…!」

ゆっくりと、深い水底から浮上してくるかのように、くだんちゃんに理性が戻ってきます。

どうしよう…!こんな恥ずかしい事…!

今更ながら、後悔の念に襲われるくだんちゃん。でも、身体に力が入りません。
ぐったりと、ネコさんよりかかって、荒い息を吐く個しかできません。
そして、そんなくだんちゃんに、ネコさんは優しく語りかけます。

「他言無用。いいわね?」

こんな事、誰にも言えるはずがありません。
くだんちゃんに出来る事は、コクコクと首を縦に振る事だけでした。

「物解りのいいコは、好きよ」

好きよ。

ふとつぶやかれたネコさんの言葉に、胸のドキドキが止まらないくだんちゃんでした。

…第一話、了
546牛頭人身少女くだんちゃん:2011/11/02(水) 17:30:46.19 ID:bFtKph3W
と、今日はここまで。
お目汚し、失礼しましたm(_ _)m

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

女の子同士の行為に感じてしまうくだんちゃん、
自身も知らなかったその性癖に困惑しながらも
身体はネコさんを求めてしまいます。
そんな時、くだんちゃんの前に現れたのは…

次回、第二話「オオカミさんに気をつけて」
547名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 17:59:45.51 ID:CAp9ubra
GJ!
一瞬地雷踏んだかと思った……
548名無しさん@ピンキー:2011/11/03(木) 00:12:54.22 ID:V+zj/mtX
GJ! 良い意味で裏切られたわw
549名無しさん@ピンキー:2011/11/03(木) 09:50:54.07 ID:Az9C5nfP
濡れた。
550名無しさん@ピンキー:2011/11/05(土) 10:32:29.59 ID:W3vbVOEe
某動画で配信されてたアムドライバーってアニメ見てたら百合百合しい双子がいた
551名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:55:50.71 ID:hWzXnTuI
>>546
GJ!続きも期待
552名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 02:23:29.24 ID:ic+LHqff
作者は忘れちゃったけど女性専用車両で露出したり痴漢されたりしちゃうあの漫画みたいな話が見たい
553名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 02:40:31.03 ID:JeooVbPY
すどおかおるかな
ふれ・ちせだかにもそんな話あったな
554名無しさん@ピンキー:2011/11/21(月) 14:50:43.85 ID:PGul67Uc
誰かはやて×ブレードのスレ建ててくれないかなぁ
555名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 18:58:15.38 ID:ljKZGAWk
ムリダナ
556名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 20:29:44.96 ID:1vseNjZ5
前はあったよね
いつの間にか消えてた
557名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 08:45:56.88 ID:4jmRC+sS
雉未知が好きでやんす
558名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 19:05:04.16 ID:xfRCoy/z
女将×チビが好きです
559名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 22:13:03.46 ID:jO6NTg6r
いろは?
560名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 19:08:04.60 ID:81P8YWJI
はやて×ブレードで女将といえば、女将さんだろう。
561名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 21:19:59.33 ID:lECDtTJU
定食屋の娘と新聞配達のバイトの娘がまだ人通りが殆どない、薄暗い明け方に何気なく視線を交わす話が浮かんだ

しかし、俺には待つことしかで出来なかった……
562名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 02:19:54.37 ID:tnv37zzJ
あきらめないで
563名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 01:37:49.25 ID:qIdA6ToO
ほしゅ
564名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 02:44:47.52 ID:VW4hMkgR
保守
565名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 15:50:14.88 ID:zyTc+Imw
綾那総受けまだ?
566名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 05:15:19.20 ID:uPRIn+D8
保守がてら投下。
姉妹ネタなので近親苦手な人はスルーしてください
567ある一家の日常:2011/12/23(金) 05:16:42.19 ID:uPRIn+D8
わたしたちの両親はすっごく忙しくて、ほとんど家にいない。
だから姉と妹、そしてわたしの三姉妹は、ずっと寄り添いあって生きてきた。
そして、一線を越えまくってきた。
今日もまた、ふしだらな一日が始まる。
「んー……」
急に肌寒さを感じ、目が覚めた。
「お、みな姉、おはよー」
わたしの胸元あたりから声が聞こえる。
妹の里奈だ。
「おはよ、里奈……なんで乗ってんの、どいて」
「やだー。みな姉のおっぱい吸いにきた」
妙に寒いと思ったら、ジャージを捲りあげられていた。
「乳吸いたいんなら瑠奈お姉ちゃんのにしなさいよ、あっちのが大きいんだし」
「るな姉は朝ごはん作ってるから怒られそうだし、っていうかみな姉のがいいのっ」
「だからって、や、んっ」
わたしが突き飛ばすより速く、里奈が胸に吸い付いてきた。
舌でちろちろと弄られ、つい声が出てしまう。
「やだ……里奈、やめてって……ばっ」
「んふふ、やめないー……ひゃっ!?」
このまま妹に喘がされ続けるのは癪だ。
里奈が口を離した隙に、里奈のパジャマに手を突っ込んだ。
「みな姉、手ぇ冷たいっ、ひゃあん!」
「うるさい、わたしだっていきなり脱がされて寒かったわ、うりゃうりゃ」
「まじ冷たいからだめっ……あぅ!」
乳首を摘まんでやると、がくんと力が抜けてわたしに身体を預けてくる。
ふふん、所詮小学生の耐久力なんてこんなものよ。
わたしは里奈の身体を抱きしめたまま、乳首に刺激を与え続けた。
「あっ、みな姉、だめ、そこだめっ」
「んー?ここ駄目かー、じゃあこっちはどうかな」
「ひゃああっ!そ、そこっ、もっとだめだよおっ!」
胸元から手を抜いてパジャマのズボンに差し込み、パンツ越しに股間をなぞる。
わたしにしちゃ緩い刺激だけど、まだ里奈にはこれで十分な快感になる。
限界はすぐにきた。
「あうぅ、みな姉、あたし、あたしっ」
「飛んじゃいそう?いいよ、イっちゃえ」
「やぁん、あ、あああっ!!」
小さな手足をがくがく震わせ、里奈は達した。
肩で息をする里奈を抱きしめ、頭をぽんぽんと撫でてやる。
「はぁっ、はぁっ……みな姉のえっちぃ……」
「先に仕掛けてきたのはそっちでしょ。先にリビング行っとくから、ちょっと休んでからおいで」
「はぁい……んんー……」
里奈にちゅ、と軽くキスをして、はにかむのを見てから部屋を出た。
出来立てのお味噌汁の匂いが鼻をくすぐる。
568ある一家の日常:2011/12/23(金) 05:17:51.69 ID:uPRIn+D8
「おはよ、お姉ちゃん。もうごはん出来てるの、早いね」
「あらおはよう、美奈ちゃん。そうね、もういつでも食べられるけど……里奈ちゃんは?」
「あ、えーと、里奈は……まだ寝てる、あはは」
ソファーに腰を下ろすと、エプロンを外した瑠奈お姉ちゃんが隣に座った。
やんちゃで元気盛りの里奈とは真逆の、落ち着いた優しい姉なんだけど、それでもやっぱり血は争えないわけで。
「……あなたたち、また朝からえっちしてたの?元気ねぇ」
「いや、そもそも里奈が襲ってきたから返り討ちにしたっていうか」
「そう、……なら美奈ちゃんはまだ欲求不満よね?お姉ちゃんが手伝ってあげる」
ご多分に漏れず、瑠奈お姉ちゃんも性欲旺盛だ。
あっという間にわたしを押し倒し、キスの雨を降らせた。
くすぐったさとお姉ちゃんのいい匂いが、わたしの理性を責める。
「んんー……あんまりしたらわたしだってしたくなっちゃうから、駄目だってぇ」
「ふふふ、なら里奈ちゃんがお姉ちゃんを気持ちよくしてくれてもいいのよー?」
「う、じゃあそうするよ」
今度はわたしが上になってキス、キス、キス。
舌を絡ませたりしながら、手をセーターのなかに滑り込ませる。
ふにふにと胸を揉めばちょうどいい弾力で、きもちいい。
「お姉ちゃん本当に胸大きいよね…おんなじ姉妹なのに」
「ん……美奈ちゃんもすぐに大きくなるわよ、毎日私や里奈ちゃんが育ててるんだから……あっ!」
大きなお世話だい、という意思をこめて乳首を指で弾く。
指を動かすたびにお姉ちゃんが色っぽい声をあげる、それが心地よかった。
「ああんっ、美奈ちゃんおっぱいばっかり……そろそろ、こっちもしてっ」
「ん、いいよ……うわ。お姉ちゃん、もうとろとろじゃん」
「だって気持ちいいんだもの……っ、あ、ああん!」
導かれたそこはすでに十分濡れていて、わたしの指をたやすく受け入れた。
中を擦るように指を押しつけると、お姉ちゃんの身体がしなる。
「お姉ちゃんの中、どろどろだよ……すっごい」
「あ、あんっ、美奈ちゃんっ、いいっ、いいのっ」
くちゅくちゅといやらしい音が部屋中に響き、お姉ちゃんの喘ぐ声も激しさを増す。
そろそろ潮時かと思い、わたしは指を出し入れするペースを上げた。
「あんっ、あ、あっ!美奈ちゃん、はげしっ、私、もう、イっちゃうっ!」
「イって、お姉ちゃんの一番えっちな顔、わたしに見せて」
「み、見て美奈ちゃんっ、イっちゃう、あ、ああん、あ……っ!!」
お姉ちゃんの身体がびく、びくん、と大きく震えた。
愛液でどろどろに汚れた指を引き抜くと、またお姉ちゃんが小さな喘ぎ声を聞かせてくれた。
お姉ちゃんの頬に軽くキスして、離れようとしたとき、ぎゅっと抱き寄せられる。
569ある一家の日常:2011/12/23(金) 05:18:57.96 ID:uPRIn+D8
「はあ、はあっ……気持ちよかった。今度こそ、美奈ちゃんの番ね」
「え、いや、わたしはいいよ……っ!?」
「だーめ。こんなにしちゃって、いいわけないでしょ」
お姉ちゃんに指摘された通り、わたしの下着ももうどろどろだった。
ジャージの下ごとするすると下ろされ、お尻とあそこが外気に晒される。
「や……寒っ」
「すぐ暖かくしてあげる……ほら」
「やあんっ……あ、ああっ」
お姉ちゃんの指が、ずぶずぶとわたしの中に入ってくる。
わたしがしたように内側を擦ったり指を抜き差しされて、身体に電流が走った。
逃げ出したくなるような快感に責め立てられ、ひとりでに腰が浮いてしまう。
「やん、や、あん!やだ、きもちい、お姉ちゃんっ!」
「もう、逃げちゃだめでしょ美奈ちゃん?里奈ちゃん、お尻のほう押さえてあげて」
「りょーかーい!」
え、と思って振り返ると、わたしのつきだしたお尻を里奈が押さえていた。
そうしているあいだにもお姉ちゃんの指は止まらず、わたしの中をぐちゅぐちゅと犯す。
「やっ……ああっ、あっ!」
「みな姉、きもちよさそう……るな姉、あたしも手伝ってもいいー?」
「いいわよ、じゃあ里奈ちゃんはお尻の穴をしてあげて?優しくね」
「うん!いくよ、みな姉」
「ちょっ、いまはお尻だめ……っあ!あああっ!」
懇願の声も聞き入れられず、里奈の指がわたしを犯す。
こうなるともうどうしようもなく、わたしはただよがることしか出来なくなってしまった。
「あうっ、やだ、やだ、ああ、あん!」
「ふふ、里奈ちゃん、美奈ちゃんもう限界みたい。終わらせてあげましょ」
「そうだね、じゃあラストスパート!」
「ばっ、そんなにしないでええ!やだあっ、イク、イクっ、あ、あああああっ!!」
あたまが、まっしろになった。
二人の指が身体から抜けていく感覚に震えながら、お姉ちゃんの上にしなだれこむ。
「っ……は、あっ」
「あー!るな姉のおっぱいひとりじめなんてずるいー!あたしもー!」
「はいはい、お姉ちゃんはどこにも逃げないから、ね?里奈ちゃんもいらっしゃい」
これが、わたしたちの日常。
人様にはとても言えないけれど、三人で過ごす日々はとても甘美で、わたしはしあわせ。
570名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 05:19:17.39 ID:iDooMVSQ
俺得で実によろしい
571名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 05:19:45.10 ID:uPRIn+D8
終わり。
エロとほのぼのの両立って難しいね
572名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 05:20:58.99 ID:uPRIn+D8
>>570
早いよww
dクス
573名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 20:29:29.16 ID:IZvUietM
百合で近親とか最高です
GJ!
574名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 16:54:55.81 ID:06NkMU3Z
GJ
三姉妹なのが割と新鮮だ。
575名無しさん@ピンキー:2011/12/24(土) 17:19:23.19 ID:BFy6LDWW
GJ!
近親良いよね
576名無しさん@ピンキー:2011/12/27(火) 13:08:16.33 ID:WCwrWW+P
歳神の女の子達が年末交代する時えっちしちゃうような話はここでいいです?
577名無しさん@ピンキー:2011/12/27(火) 16:04:58.65 ID:OFkLcgNU
ええ、もちろん。
578名無しさん@ピンキー:2011/12/28(水) 06:21:45.91 ID:irFpNycB
なにそれwktk
579名無しさん@ピンキー:2011/12/28(水) 14:44:02.06 ID:MpfxdL84
猫「十二支に選ばれなかったのは鼠のせいよ……責任取りなさい」
鼠「んっ…あぁ……!」
猫「いい声。本気になっちゃいそう」


こうですか?
580名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 18:29:42.92 ID:Dfu7itpl
歳神レズッ娘マダー?
581576 ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:42:48.15 ID:cgHmigmm
576です。
では失礼して歳神娘のからみを投下させていただきます。

おしっこ、アナル舐め注意です。
582歳神娘(卯×辰):2011/12/31(土) 21:44:46.57 ID:cgHmigmm
 辰の歳神たっちゃんは、毎度毎度引継ぎ業務が憂鬱です。
 卯の歳神うーぴょんに、毎度毎度押し倒されるからです。
 しなやかな角を持ち、すらっと背が高く中性的な顔立ちのたっちゃんは、そのボーイッシュな魅力
で高天原の女神人気を集めるキリリ系のお姉さまなのですが、実はこう見えてヘタレ受けのいじられ
お嬢さんだったのです。もちろんベッドの中では可愛いネコちゃん。いわゆるボイネコです。つまり
言うなればタツネコ。いえ、漫画家とは関係ありません。
 とは言え、引継ぎをしないわけにもいきません。エンドレス2011など誰得です。しぶしぶ新年
の入り口で待っていると、やがて旧年から、おしゃれなブラウスにカーディガン、プリーツスカート
という妙に気合の入った格好のうーぴょんが、その名の通りぴょんぴょんと飛び跳ねる様に手を振り
ながら元気に走ってきました。可愛いうさ耳がぴょこぴょこ揺れています。
「たっちゃーーーーーんっ!!!」
「うわ、来た……。う、うーぴょん久しぶはっ!?」
 そしてそのままたっちゃんに飛びつき、押し倒しました。いきなりですね。
「わあい、たっちゃんのぬくもり1年ぶりー!」
 歳神は担当の1年間、誰とも会えない決まりなのです。とは言っても民草に奉られるのが主な仕事
なので、特別にする事もなく、割と退屈な1年間です。そんな1年間を、愛しい愛しいたっちゃんを
想いながら毎度毎度一人切なく過ごすうーぴょんは、その後に訪れるこの短い逢瀬の度に、毎度毎度
暴走気味になってしまうのです。この後の1年間も、たっちゃんとは会えない訳ですしね。
「ぬくもり!? 他にないの!?」
「においもだよー! くんかくんか」
「そ、そう言うことじゃなくて……って、ちょ、やめ、やめなさい……ああっ! んひゃっ!」
 たっちゃんの首筋や脇、角の根元に小さな鼻を押し付けて堪能するうーぴょんは、くりくりとした
お目々をした、なんとも可愛らしい垂れ耳ちゃんです。小柄で童顔、なのにお胸だけは随分と発育が
よろしいという、まるで男の理想の様な女の子ですが、本人は
「男? そんなものには興味はありません」
 と言い放つガチガチの百合っ娘です。しかもタチ。フェムタチ、ウサタチです。
「やめろって言いながら、本当は嬉しいくせにぃ。たっちゃん、いつも全然抵抗しないじゃぁん?」
 いいえ、本当はたっちゃんだってその気になれば、うーぴょんなど簡単に振りほどく事が出来るの
です。いかにヘタレと言えども、これでも一応龍の眷属なんですから。が、いかんせんパワーセーブ
が苦手なのです。下手に抵抗してうーぴょんに大怪我を負わせてしまっては大変です。それが怖くて、
結局弱々しく体をよじるくらいしか出来ないのです。
 うーぴょんはそれをわかっているので、好き放題です。
「ねえ、素直になりなよー。ほらぁ。『私は、抵抗できない振りして愛撫を求める、むっつりすけべ
の淫乱女です』って、言ってごらん」
 しかもそれをネタに言葉責め。Sですね。いえここはあえて『エス』と表記するべきでしょうか。
女同士だけに。はいそこ! 古いって言わない!
「ふ、振りじゃなくって、本当に……ふあぁっ! そ、そこ、ダメぇ……っ!」
「うふふ、あいかわらずおっぱいの感度抜群ね。小さいのにいやらしい」
「う、うるさいっ! んぁっ! ち、小さくて悪かったわねっ! ほ、ほっときなさ……ひあぁっ!」
 貧乳を気にしているたっちゃんです。そりゃ女の子ですもんね。
「もう、何度も言ってるけど、別にちっちゃくたって悪くないんだからね? 重要なのは大きさじゃ
なくて感度だってば。だからとっても敏感なたっちゃんのおっぱいは、最高級貧なんだよ?」
「あ、あんた今別の漢字当てたでしょ!」
「なーんのことかしらー?」
 うーぴょんはしらばっくれて愛撫を続けます。
「うあっ! ああっ! ひうぅ……っ!」
「たっちゃん、おっぱい、気持ち良いねー? でもぉ、たっちゃんが本当に弱いのは……」
 と言いながら首筋に唇を這わせるうーぴょん。そしてそのまま、少しずつあごの下へと進んで行き
ます。
583歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:45:44.38 ID:cgHmigmm
「ああっ! ダメぇっ!」
 彼女の意図を察したたっちゃんは、必死にもがいて逃れようとしましたが、やはり力を入れる事を
躊躇ってしまい、結局されるがままです。
「やあっ! そこはほんとにダメなのぉっ! ねえ、や、やめ……」
「……ここだよね?」
 れろぉぉぉ……。
「あひいぃぃっ!!」
 びくぅっ!
 うーぴょんの舌がとある部分を舐めた途端、たっちゃんは叫び声をあげ、体を伸ばして硬直してし
まいました。全身がふるふると震えています。
「まだまだぁ。れろれろれろれろ……」
「あーーっ! あーーっ!」
「れろれろれろれろれろれろれええぇ……」
「やあぁーーーっ!! んあおぉーーっ!! おおおおおおお……っ!!」
 龍のあごの下、と言えばおなじみ、触れた者を怒りのあまり殺してしまうと言う、あの逆鱗のある
場所です。今は人の姿を取っていますので目立ちませんが、たっちゃんの喉にも確かに逆鱗に当たる
部位があるのです。そこは、実は神経の集まる鱗状の粘膜であり、無造作に触ると非常に痛いのです。
しかし、非常に敏感な粘膜であると言う事は、つまり非常に感じやすい性感帯にもなりえると言う事
でもあります。うーぴょんは、その、女の子の秘密の突起以上の性感帯を、まさに『神業』の舌技で
舐り回しているのです。そりゃあたっちゃんはたまったものではありません。四肢を震わせ、涙を流
し、涎を垂らし、叫び声を上げて、仰け反りながら、強制的に繰り返し絶頂を迎えさせられてしまう
のでした。そのまま何回も――いえ何十回もでしょうか、舐めてるうーぴょんですら判らなくなって
しまう程、しつこくしつこくイかされ続けてから、ようやっとたっちゃんは逆鱗責めから解放されま
した。別にうーぴょんが飽きたという訳ではありません。単に舌が疲れたのです。
「はーーーー…………はーーーー…………はーーーー…………はひっ」
 たっちゃんはもう、全身をだらんと投げ出し、息も絶え絶え。時折ひくんっひくんっと小さく痙攣
しています。こうなってしまってはもう、パワーセーブどころの話ではありません。一族最大の急所
を執拗に責められ続けた結果、たっちゃんは本当に力が出せない状態になってしまっているのです。
 そんな彼女の服を、うーぴょんは手際良く脱がせていきます。
「あはっ、可愛い下着! リボン付いてて、フリフリで……。今日履いて来たって事は、私に見せた
かったんでしょう? くすくす、なんだかんだ言って、やっぱり期待してたんじゃないのぉ。もぉ、
たっちゃんったら、相変わらずのツンデレちゃんなんだからぁ! このタツンデレ!」
「はーーーー…………はーーーー…………かはっ…………はーーーー…………はーーーー…………」
 気息奄々、寒いダジャレにも反応出来ないたっちゃんは、うーぴょんにされるがまま剥かれていき
ます。Aカップのブラを外され、こじんまりとした控え目な膨らみと、その上でぴんっと勃ち上がり
自己主張する、綺麗なピンク色の乳首が晒されます。うーぴょんは右の乳房にぱくっと吸い付くと、
自慢の舌技をそこにも施します。
「ひうぅぅ……ふぅぅぅ……っ!」
 さらにもう片方のお胸も、巧みな指使いで翻弄します。
「んおぉっ! ふひぃぃぃ……っ!」
「あれあれー? さっき何度もイったばっかりなのに、お胸ぺろぺろしただけで、またイっちゃった
のかしらー? もしかしてたっちゃん、龍のクセに逆鱗よりお胸のほうが感じちゃうのー? うふふ、
なぁんて淫らな体なのかしら!」
「ひ、ひがう……ひがう、もん……っ!」
 弱々しくも首を振って否定する気丈なたっちゃんでしたが……
「違うのー? じゃあもっとしても大丈夫だよね?」
 ……それがうーぴょんの嗜虐心をさらに煽る結果になるとは思い至れません。
「あ、や……やめ……」
「れろれろれろれろれろれろれ」
「んっふおぉぉぉっ! ぉぉぉぉぉ……っ!」
「ろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれ」
「んごぉ……っ!! ぉぉ……っ!!」
「ろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれろれ」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――――――」
 たっちゃんは失神しました。
584歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:46:30.19 ID:cgHmigmm
  × × ×

 たっちゃんが意識を取り戻すと、うーぴょんは脱がせたたっちゃんのぱんつのクロッチに鼻を埋め、
芳しい乙女の香りを絶賛堪能中でした。
「ふごっふごっ……おおん、いいにほひぃ……」
「ひ……っ!? や、やめ……っ!」
 慌ててやめさせようとしたたっちゃんでしたが、その意思に反して体には全く力が入らず、下着を
取り返すどころか起き上がる事すら出来ません。
「おはよーたっちゃん。気絶するくらい良かった? おっぱいぺろぺろしただけで、そんなに気持ち
良くなっちゃうなんて、本当、たっちゃんてば羨ましい程に淫乱な体してるよねぇ。ほらぁ、ぱんつ
だって、こーんなにびっしょびしょに濡らしちゃって。ふがふが……ああん、たっちゃんの女の子の
匂い、素敵ぃ……くんかくんか……」
「やぁ……や、やめれぇ……においかがないれぇ……」
 たっちゃんは必死に止めようとしますが、やはり全然動けません。呂律も不安です。
「うふふ、いくらたっちゃんでも、逆鱗あれだけ責められちゃったら、やっぱり動けないよねぇ」
 うーぴょんはそんなたっちゃんに見せ付ける様に、彼女のすぐ目の前で恥ずかしい染みに舌を這わ
せます。
「うぅん、えっちなお味! ほんのりおしっこの匂いがして、素敵にしょっぱいわぁ。感じすぎて、
お漏らししちゃったのねぇ。もお、かーわーいーいー♪」
「ひぃぃぃ……っ! もおやらぁ……っ! もうやらよぉ……っ!」
 涙を流して嫌がるたっちゃんを尻目に、うーぴょんはとうとう、手にしたぱんつを丸めて口の中に
入れ、くちゃくちゃと音を立てて咀嚼し始めました。
「んっんっ、んー、おいひいー」
「ばかぁ……っ! こ、この、へんらい……っ!」
 そう言って精一杯の眼力を込めてうーぴょんを睨み付けるたっちゃん。しかし普段ならともかく、
今のへろへろたっちゃんでは単なる強がりにしか見えません。いや実際、単なる強がりなんですが。
むしろ微笑ましいと言うか、うーぴょんの嗜虐心の餌にしかなりません。
 うーぴょんは、唾液まみれになったぱんつを口の中から、糸を引かせつつゆっくりと取り出します。
そしてスカートをたくし上げると、自らもぱんつを脱ぎました。うーぴょんのあざとい水色の縞ぱん
にも、既にくっきりと船底型の染みが出来ています。うーぴょんはその二つのぱんつを、両手の平で
捏ねて一つに丸めると、ぐぬぬ顔のたっちゃんに目を遣り、にっこりと、まるで女神の様に優しげな
微笑を浮かべました。いや実際女神なんですが。
「……う、あ……? いや、ねぇ……う、うそ、れしょ……っ!? や、やめ……おねあい……っ!
やめれぇ……っ! おねあいやからぁっ!」
 何をされるか予想の付いたたっちゃんは必死に懇願し許しを請いましたが、しかし何度も言うよう
に、この反応はかえってうーぴょんを喜ばせてしまうだけです。微笑みを浮かべたままのうーぴょん
の手が、たっちゃんの顔へと無慈悲に伸び、力の入らない口をこじ開けます。
「ふぐっふうぅーーっ!」
 そしてそこに、二人の様々な体液で濡れそぼったその布地の塊を押し込みました。
「さあ召し上がれ! 私とたっちゃんの愛のブレンド、よーく味わってねー」
「んーっ!? んおーーーっ!!」
 さらにうーぴょんは、口をもごもごとさせながらたっちゃんの肩を押さえると、顔の上で口を開け、
舌を突き出し、口中に溜めた涎をぴちゃぴちゃと滴らせます。
「うー! ううー!!」
 たっちゃんの嫌がる顔を堪能しつつ、全てを剥ぎ取られた彼女の絹の様にすべすべした美しい裸体
を両手で巧みにまさぐります。絶え間ない快楽責めでもうすっかり出来上がってしまい、驚く程敏感
になってしまったたっちゃんは、うーぴょんのぷにぷにした指でなぞられるだけでたまらなく可愛い
喘ぎ声を上げてしまいます。
「うおぉーっ! んおっおおーーっ!! おごぉぉぉぉっ!!」
 ……ぱんつ猿轡でくぐもってはいますけれど。
585歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:46:58.26 ID:cgHmigmm
 一通り涎責めを楽しんだ後は、体中をぺろぺろと舐め回します。指での愛撫も引き続き施します。
「おうあえおうあえぇーっ! おえあいーっ!! おうあええーーっ!!」
 たっちゃんは何かを言っている様ですが、はしたない詰め物のせいで何を言っているのか分かりま
せん。噛まされたそれを取ろうにも腕は動きませんし、全身全く力が入らないので舌で押し出す事も
出来ません。
 そんなたっちゃんの奏でる心地良い歌声をBGMに、うーぴょんは指と舌を進めます。
 喉を通り、胸元を堪能して、おへその周りをしばらく散策すると、腰骨の辺りから右足へと滑り、
太ももを楽しみ、ふくらはぎを抜け、足の指へ至ると、その一本一本を丹念に味わいます。
 両足の指を全てしゃぶり尽くし、反対の足にも付け根まで唾液を塗りたくると、一旦離れ、続いて
腕に移行します。
 まず右腕から。親指から小指まで順番に一本ずつ自慢の舌技を施すと、次は手全体、手首から肘、
二の腕、肩までをぺろぺろ。それから腋の下を一層丹念に味わいます。匂いもくんかくんかと楽しみ
ます。左腕も、同じ様に舐めしゃぶって行きます。
 もちろん両手両指も忙しなくかつ巧みに動かし、たっちゃんのお肌をくまなく撫で回し続けます。
 たっちゃんはその間ずっと、もがもがと弱々しく苦しそうに喘いでます。
「お゛ーー……お゛お゛ーー……お゛あ゛ーー…………」
 そんなたっちゃんをうーぴょんはごろんと転がして、今度はうつ伏せにさせました。
 そしてわき腹に指を立てて、くすぐる様に愛撫しながら、肩、肩甲骨、背筋……と舌をゆっくりと
這わせ、唇でちゅうちゅうと吸い付き、背中全体に唾液とキスマークを付けていきます。
 その次は流れ的にお尻の双丘ですよね。ここは、指、手の平、唇、舌、鼻、全部を使って愛します。
優しくくすぐり、淫らに揉みしだき、情熱的にキスをして、貪欲に味わい、素敵な匂いを堪能して、
形の良い柔らかなお肉を目一杯楽しみます。
 こうして、一番大事な前と後ろの秘密のお穴以外、たっちゃんを全身ぬらぬらの唾液まみれにした
うーぴょんは、そこで小休止を入れます。さすがにちょっと疲れました。
「お゛ーー……………………お゛ーー……………………お゛ーー……………………」
 うつ伏せのまま、痙攣したように全身を細かく震わせ、弱々しく呻き声を上げるたっちゃんの目は、
もうすっかり虚ろです。
「たっちゃん、どう、気持ち良いでしょぉ? あれぇ、どうしたのぉ? なんだかぁ、まるでレイプ
されたみたいな目しちゃってるよぉ?」
 あ、あんたがレイプしたんでしょう!?
 そう言いたかったたっちゃんでしたが、猿轡で喋れません。いえ、たとえ猿轡をされてなかったと
しても、この状態では呻き声以上の言葉は出せないでしょうね。うーぴょんはもちろん、そんな事は
分かった上で言っているんですけど。そんな訳で、うーぴょんが
「あ、ぱんつ咥えてるから喋れないよねー。今取ってあげる」
 と言って口中から布の塊を取り出しても、
「あ゛ーー……………………あ゛ーー……………………あ゛ーー……………………」
 と、せいぜい呻き声がくぐもらなくなった程度でしかありません。
 うーぴょんはそんなレイプ目たっちゃんが見ている前で、水分を吸収して濡れタオルの様になった
ぱんつ塊を頭上でぎゅうっと絞り、滴る液体を舌で受け止めます。
「あーーーん……うぇへへへぇ……たっちゃんのつば美味しいぃん……」
「あ゛ーー……あ゛へ゛て゛ぇ……あ゛へ゛て゛よ゛ぉ……」
「やだなー、やめられる訳ないじゃない。たっちゃんが可愛すぎるのがいけないんだよ? それとも
やめて欲しいのは、この……」
 うーぴょんは、もう一度たっちゃんをごろんと仰向けにしました。
「……焦らし責めの事かしらー?」
 そして再び両手で全身をまさぐり倒します。
「ふあぉぉぉ……っ!!」
 いかに何度もイかされ敏感になっていようとも――いえ、だからこそ……でしょうか、粘膜以外を
いくら責められても、たっちゃんは絶頂に達することが出来ません。ただひたすら、感じすぎる肌を
苛まれる切なさと、イきそうでイけないもどかしさに体を炙られるだけなのです。
586歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:47:38.91 ID:cgHmigmm
「うふふ、ねえ、イきたい? ねえ、イきたいの?」
「ぅぅ……」
「それとも、もっと焦らされたいのかしらー?」
「ひ……ひらやいもん……」
 しらないもん。言葉責めするうーぴょんに、たっちゃんはそう言ってぷいっと横を向いてしまいま
した。しかし何度も繰り返すようですが、その態度はうーぴょんの嗜虐心を以下略。
「ふーん。じゃあ歳が明けるまで焦らし続けてあげようかしらー?」
 さわさわなでなで……。
「ふひ……っ!? ひゃ、ひゃらぁ……っ! おねらい……っ! や、やめれぇ……っ!」
「だからぁ、やめないってばぁ。でもぉ、どういう風にするかは、たっちゃんに選ばせてあげるよー? 
どうされたいのー? ずっと焦らされたい? それとも、いっぱいイかせて欲しい?」
「ぁ……ぅ……しょんなぁ……」
「答えてくれないのー? じゃあ、このままずっと焦らし責めね。けってーい!」
 どこぞの底力を持った夢見る乙女の様に、人差し指を立ててそう言うと、うーぴょんはたっちゃん
のおへその下辺りにその指を立て、『の』の字を書くように動かします。
「んーっ! ふぅっ、ふほぉぉ……っ!」
 もう片方の手で脇腹にも指を這わせます。
「ふひゃあひぃぃっ!! あああおーっ!! やべでぇっ!! やべでぇっ!!」
「やめないって言ってるでしょー? やめて以外言えないのー? ほらぁ、何か言わないと、ずっと
このまま焦らし続けるだけだよー?」
「ふっふひ……っ! ふあっ! もうらめぇっ! イっイかへれぇっ! おねあいイかへれぇっ!! 
おあんこいじっれぇっ!!」
 とうとう陥落したたっちゃんは、弱々しくもはしたなく腰を上下に振って、恥ずかしいおねだりを
してしまいました。しかしうーぴょんは、
「えー、どうしよっかなー? さっき『このままずっと焦らし責め』って決定したしー」
 と、まだまだイジワルするつもりまんまんです。
「あ゛ーーーっ!! おねあいーーっ!! くっ、くるっしゃうあらぁっ!! おっおあんこー!! 
おあんこひてぇーーっ!! イかへれーーっ!!」
「もーたっちゃんは淫乱でしかたないなーくふふふふっ! それじゃあねー」
 うーぴょんは嬉しそうに立ち上がると、たっちゃんのお顔の上に腰を下ろしました。
「ん゛ーーっ!? ん゛ん゛ーーっ!?」
 さっき脱いでスカートの下はのーぱんなので、すっかり濡れそぼったうーぴょんの女の子の部分が
たっちゃんの口を塞ぎます。
「ん゛ーー!! ん゛お゛ーーっ!!」
「それじゃあ、私をイかせてくれたら、お礼にたっちゃんもイかせてあげるね」
「お゛ーーっ!?」
「それまでは焦らし続けてあげるからねー」
 そう言ってうーぴょんは体を寝かせ、いわゆる『69』の体勢になると、おへその周りを唇と舌で
なぞりました。両手の指で腰骨の辺りを責めるのも忘れません。
「ん゛ん゛ん゛っ!? ん゛ーーーっ!! ん゛お゛ーーーっ!!」
「ほらぁ、どうしたのー? やっぱり焦らされたいのー? このままじゃたっちゃん、歳が明けても
イけないよー?」
「ふっふぐうぅ……ふぐうぅぅ……っ!」
 たっちゃんは手足をふるふると震わせながら、力の入らない舌を一生懸命動かして、うーぴょんの
おまたへ必死にご奉仕しました。しかしそんな弱々しい舌遣いでは当然うーぴょんは満足出来ません。
「あーん、もう、たっちゃんも焦らし責めする気ー? そんなに焦らされプレイがお気に入りなら、
もうこのまま焦らすだけ焦らして、辰年の間中ずっともどかしいまま過ごさせてあげる!」
「ふあうぅぅぅー! ふあうぅぅーーっ!!」
「えー、ちがうのー? じゃあ頑張って私をイかせてね♪」
 そしてまた舌と指でたっちゃんの体をとろ火にかけます。
「ふあおぉぉ……っ!!」
 とは言うものの、今のたっちゃんではうーぴょんをイかせる事は出来そうにありません。焦らされ
プレイと言えば、たっちゃん大好きなうーぴょんだって、1年間のたっちゃん断ちは焦らされプレイ
を受け続けていた様なものです。そんな状態でのこの意図せざる焦らし責めはなかなかにもどかしく、
もう、海より深いうーぴょんの性欲は、ここらが我慢の限界よ! なのでした。
587歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:48:11.49 ID:cgHmigmm
 うーぴょんは股間を押し付けたまま前後に腰をスライドさせ、激しく擦りつけ始めました。角オナ
ならぬ、顔オナです。いや、たっちゃんには角があるから、やっぱり角オナかも? っていうかそも
そもオナニーじゃねーよ! という突っ込みは甘んじて受けます。
「うぐっ!? むうぅーっ!!」
「あっ、んっ、んっ、たっちゃんのお顔、気持ち良いよぉ……っ! ふあっ、あっ、あっ、あんっ! 
やあん、もう、イっちゃうよぉ……ふあっ、ああああああああっっ!!」
 既に十分に昂っていたうーぴょんは、すぐに達してしまいました。ぐぐっとさらに強く押し付けて
腰が止まると、ぷしゃあっとお潮を吹き、よだれでぬとぬとのたっちゃんのお顔をさらに濡らします。
「ぷふぅーっ! う、うぐうー……」
 しかし、荒ぶったうーぴょんが一度イった程度で止まるはずもありません。
「ああんもっとぉ……っ!」
 と、自分の体液をたっちゃんのお顔に塗りこめる様に、再び腰を動かします。
「んうー! ううー!」
 にちゃにちゃにちゃにちゃ……。
 淫らな水音を響かせながら、うーぴょんは間を置かずに二度目の絶頂を迎えます。
「んっふぅぅ……っ!!」
 ぷしゅう……と、先ほど吹いたものよりもさらさらとしたお潮を吹くうーぴょん。
「ぷはっ、ぷふぅー……ううー……っ」
「やぁん止まんないよぉ……っ! ふあっ、ああああああ…………っ!!!」
 そのまま腰を止めず、立て続けにもう一度絶頂を迎えます。
「ああああ……ああああ……」
 三度目はより深くイった様子で、舌も指も動きを止め、背中を仰け反らせて震えています。
「ふあぁぁ……」
 と、そこでうーぴょんは妙な声を上げました。次の瞬間、ちょろろろろぉ……という、今までとは
違った水音が彼女のおまたから聞こえてきました。気持ち良すぎて、お漏らしをしてしまったのです。
たっちゃんは、苦いやら苦しいやらくやしいやら、もう散々です。
「ぶふうーーっ!? はぶっ、うは……っ! えほえほっ! げほっ!」
「あ、ごっめーんたっちゃん」
 この顔面放尿で嗜虐心をある程度――あくまで『ある程度』ですが――満足させたうーぴょんは、
おざなりに謝ると、ひょいっと腰を上げてたっちゃんを開放しました。そしてどろどろに汚したお顔
を、舌で拭う様に舐め、清めていきます。
「ほら、きれいきれいー」
「…………」
「あれー? 怒っちゃったー?」
 普通は怒ります。
「……うー……うううー……うぐっ、ひっく……」
 とうとうたっちゃんは泣き出してしまいました。
「うえぇぇ……うーぴょんの、ばかぁ……ばかぁ……っ! しやないもん……このばかうさぁ……っ! 
なんれよぉ……なんれ、こんな……こんなの、うえしくないよぉ……」
「うわ、たっちゃん……ごめん、ごめんね……。私の事、嫌いになった?」
 しかしたっちゃんはゆっくりと首を左右に振りました。
「き、きやいじゃ、ない……きやいじゃないよ……。うーぴょんのこと、しゅきらよぉ……」
「たっちゃん……」
「でも……でもね、うーぴょん……こんな、こんなのは、いやなの……。こんな、ちがくて、もっと、
もっとね……もっと、穏やかに愛し合いたいよ……」
「あ、えと……うん……」
「うんじゃねーよばかぁ……もっと、優しくしてよ……優しく、抱きしめてよ……」
「うん……」
588歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:48:44.40 ID:cgHmigmm
 うーぴょんは、先ほどまでとは打って変わった丁寧さで、そっとたっちゃんを抱きしめました。
「キスも、してよ……」
「うん」
 そして、そっと撫でるような、唇同士を触れ合わすだけのくちづけ。
「ごめんね、たっちゃん……ごめん。私、1年間たっちゃんと会えなくて、すごく辛くて……それで
やっとたっちゃんに会えたと思ったら、それでこの後また1年間たっちゃんに会えないと思ったら、
もう我慢出来なくなっちゃって、つい……」
「ついじゃねーわよ……あんたそう言って毎回毎回、引継ぎの時私を押し倒すじゃないのよ……」
「うん……ごめんたっちゃん。ごめんね」
「あと1年くらい、待ってなさいよ。ね? そしたらさ、二人でお出かけしよう。お茶飲んで、映画
見て……あ、星を見に行くのも良いわね。ピクニックにも行こう。そういう、普通のデートをしよ?」
「お……お泊りは……?」
「もうー! あんたの頭はそればっかりなの?」
「えー、だってぇ……」
「そ、そんなの…………あるに決まってるでしょう? 言わせないでよ……ばか」
 ぶー!
 恥ずかしげに目をそらし、横を向いてぽそっと言ったたっちゃんのセリフの破壊力に、うーぴょん
は思わず吹いてしまいました。
「もうっ、もうっ! たっちゃんってばぁっ!」
 さっきよりももう少し強い力でたっちゃんの体を抱きしめるうーぴょん。少し回復して、なんとか
動けるようになったたっちゃんは、それに応えてうーぴょんの体を抱きしめ返します。逆鱗責めの後
の脱力状態からやや回復した今くらいだと、力の抜け具合がちょうど良く、パワーセーブを意識せず
に抱きしめられるのです。
「うふふふふ、えへへへへ……たっちゃぁん……」
「な、なによ、気持ち悪いわね……」
「んー、ふふふふふー、だってぇ、こんな風に抱き合うのも、1年ぶりなんだもん」
「言っておくけど、あんたが暴走してなかったら、もっと早く……。あ、ううん……でも、そうじゃ
なかったら、そうね、こんな風には……力も抜けてなかったし……」
「結果オーライって事よね!」
「……もう、それで良いわよ」
 もっとパワーセーブの練習をしよう。そう心に決めたたっちゃんでした。
「とっ」
「んー? なあにぃ、たっちゃあん」
「と、と、ところで、さ」
「うん?」
「その……だからさ……えっと……」
 言いにくそうに、先ほどの様に背けた顔を真っ赤に染めたたっちゃんが、小声でつぶやきました。
「こ……今度は私を、イかせてくれるんでしょう……?」
「ふあおおおおおーーー!!」
 うーぴょんは仰け反ると、乙女にあるまじき雄叫びを上げました。
「きゃっ! ちょ、ちょっと……」
「たっちゃんから! たっちゃんから誘ってきた! うおおおーー!!」
「ばっ、ばかっ! そ、それは、だって、さっき、あんたが私の体を、あんなに、じ、焦らすからっ! 
だ、だから……さっきから、すごくむずむずして……つ、辛いの、ずっと、我慢してるんだからっ!」
 ふんーっ! ふんーっ!
 鼻息を荒くさせたうーぴょんに、弁解めいた事を言うたっちゃん。
「だ、だから……その、は、早く…………してよ」
 ぷっつん。
 うーぴょんの中で何かが切れました。
 こういうやり取りを見るだに、うーぴょんがこうして度々暴走してしまうのは、実はたっちゃんの
この天然誘い受け気質も原因の一つなのかもしれませんね。
589歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:49:21.68 ID:cgHmigmm
 うーぴょんはたっちゃんの両足首を掴むと、高々と持ち上げ、俗に言う『まんぐり返し』の格好に
しました。
「ひゃんっ! ちょ、ちょっと、や、優しく、もっと優しくし……んああぁっ!!」
 そして、おまたに顔を埋めて全力の舌技を開始しました。
「ああっ! あああっ!! すごいぃーっ!! ふあっふあぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!!!」
 焦らされ続けていたたっちゃんはあっという間に達してしまいました。手の指は一杯に開いて震え、
足の指はきゅっと丸まって、やはりふるふると震えています。しかしもちろん、それでうーぴょんが
止まるはずありません。絶頂を迎えている最中でも構わず舌を使い続けます。
「あーーっ!! ま、またぁ……っ!! また、こんなぁ……っ!! や、やさ、しく……て、い、
言ってるのにぃ……っ!! やー! もおぉ! やああーーっ!! あああああーーー……っ!!」
 ぷっくりと膨らんだ柔らかいお肉を揉み込む様に舌で押し、控えめにほころびた花弁を唇で挟んで
引っ張り、二つのお穴の間を舐め、お小水の出口を舌先で刺激し、そして伸ばした舌を秘密の入り口
のその奥へと侵入させ、くにくにくにくに……と蠢かせます。
「ふひぃっ! ふあぁぁっ!!」
 さらに、恥ずかしそうにお顔を隠したクリちゃんをくいっと剥き出しにすると、舌先から舌の腹、
舌の側面を巧みに使って責め立てました。
「ふうぅぅーーっ!! あーーーっ!! ああーーーっ!!!」
 たっちゃんは叫び声を上げながら、びゅーっ、びゅーっ、びゅーっ……と連続して勢い良くお潮を
吹いてしまいました。うーぴょんはお顔をびしょびしょにしながらも、しかし口唇愛撫は休めません。
しつこくしつこくねっとりと、たっちゃんの秘密の花園を味わい尽くします。
「ふひっ、ひいぃっ! もうやめっ、やめてぇっ! もう、お、おしっこ出ちゃうからあ……っ!!」
 ……どうしてたっちゃんはこう、うーぴょんが喜ぶ事ばかり口にしてしまうんでしょうね?
「んっ、のまへれ……えんうのんれあえう……」
 うーぴょんはそう言って舌の目標を尿道口に絞り込みました。舌先を押し付け、強弱をつけながら
震わせ、放尿を促します。
「いやあぁっ!! 出ちゃう、出ちゃうぅ……だめぇ、出ちゃうよぉ……あぁぁぁぁぁ……っ!!」
 ぷしゃあぁぁぁ……。
 ついに吹き出したボーイッシュ少女の聖水を、うーぴょんはごくごくと喉を鳴らして飲み干します。
「ひぃぃっ! や、だ……やめ……の、飲まないでぇ……っ!!」
 飲まないでと言ってやめるうーぴょんではありません。たっちゃんが放尿を終えてしまった後も、
ちゅうちゅうと吸い付き、中に残った分まで余さず頂きます。
「ああん、たっちゃん……おしっこ、おいしいよぉ……」
「ひぃぃ……」
 たっちゃんは、足を掴むうーぴょんの手が緩んだ隙に、ばっと振りほどくと、四つん這いになって
逃げ出しました。
 でもうーぴょんからすれば、それはどう見ても『バックから犯してくださぁい♪』と誘っている様
にしか見えません。
 うさ耳少女は背後から双丘をぐっと掴むと、その中心でそっと息づく窄まりに、にゅるーっと舌を
進入させました。以前うーぴょんに開発され済みのそこは、意外とすんなり受け入れました。
「うひぃぃぃ…………っ!? そ、そこ、や、だめぇっ! き、きたないからぁっ!」
 そんな事を言っても、うーぴょんは喜ぶだけです。彼女は美味しそうに後ろの穴を味わいながら、
右手の人差し指と中指を揃えて前の穴に差し入れ、くにくにと蠢かせます。
「んふあぁぁぁ……っ!!」
 さらに親指でクリちゃんを左右に弾いて刺激します。
 腕の力が抜けてしまったたっちゃんは、上半身をべちゃりと崩してしまいます。痛いほど勃起した
乳首が床に擦れて、お胸の先から全身に向かって電気が走ります。
「ひっ、ひぃぃ……あおぉ……んあぁぁぁっ!! こわれひゃうっ! こわれひゃうっ! おかひく
なっひゃうよぉっ!! あああああああああああああああ………………っ!!!!」
 一際甲高く絶叫し、ぷしゃああああ……と大量のお潮(おしっこ?)を盛大に吹くと、たっちゃん
はまたもや失神してしまいました。
590歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:50:08.74 ID:cgHmigmm
  × × ×

 たっちゃんが再び意識を取り戻すと、目の前に唇を突き出したうーぴょんの顔が迫っていました。
うーぴょんも着ていた服を脱いで、すでに全裸になっています。
「たっちゃん、んーー……」
 めきょっ。
 たっちゃんはうーぴょんの顔にぐーぱんを喰らわせました。
「ぶはおっ!? たっひゃん!? い、いひゃいよ!?」
「優しくしろっつっただろこのばかっ! ばか娘! ばかえろうさぎ!」
「ふえ……ご、ごめ……」
「つか、キスしたかったら口ゆすいでからにしなさいよね! 人のお尻舐めまくりやがって……」
「あ、う、うん……」
「ほら、早くっ!」
 たっちゃんはむすっとした顔で急かします。
「早く口洗って、キス、させなさいよ……」
「っ! う、うんっ! ちょっと待って今すぐっ!」
 うーぴょんはどこからともなく水筒を取り出すと、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ、ぺっと素早く口を
すすぎました。どこから取り出したかなんて考えてはいけません。なにせ神様のする事ですから。
「はいっ! ちゅーしよちゅーしよっ!」
 んーっと唇を寄せるうーぴょんに、たっちゃんはじと目で言います。
「……グルタラール使えよ」
「そんなご無体な! 死んじゃうよ!? せめてアルコールくらいにしてよ!」
 神は高水準消毒剤で死んだ――なんて、あまり格好良いものではありませんものね。チェーンソー
並の切なさです。いえそういう問題でもないでしょうけど。
 ちょっと涙目のうーぴょんを見て、たっちゃんは「ぷっ」と吹き出しました。
「冗談よ。ほら」
 そう言ってうーぴょんを抱き寄せると、そっとキスしました。
「んっ、んー……ああ、たっちゃん……好きぃ……んちゅ……大好きぃ……ちゅ……」
「あむ……ちゅう……私も、うーぴょん……ちゅぱ……大好きよ……んむ……」
 抱き合いながら、お互いの唇をむさぼり合う二人。やがてどちらからともなく相手のあそこに手を
伸ばし、優しく優しくまさぐり合いました。
 ちゅく、ちゅく、ちゅく、ちゅく……。
 上下のお口が奏でる官能的な水音が、周囲に響き渡ります。
「んっ、んっ……気持ち良い……ふわふわってするぅ……たっちゃんも、気持ち良い……?」
「うん……ふあ……気持ち、良いよ……あん……私、は、激しくされるより……んっ、やっぱり……
こ、こういう風にする方が、好きだよぉ……ああ……」
「きゃう……ああ、ああ……なんか、だんだん、あがってきた……私、もう、イく、かもぉ……っ!」
「私もぉ……私も、お腹の中、震えて……腰が、力、抜けて……あん、もう、イっちゃうぅ……っ!」
 じわじわと、穏やかな快感が次第に強まって行き、いつの間にか大きなうねりに変わって来ました。
ゆっくりゆっくりと、白い光が頭の中を満たしていきます。そしてついに限界を超え、大きな大きな
絶頂が押し寄せ、二人の意識を飲み込んでいきました。
「「あああああああああああああああああああああああああああああああああ…………っ!!!!」」
 たっちゃんとうーぴょんは、絶叫しながら同時に達し、意識を手放しました。
591歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2011/12/31(土) 21:50:37.64 ID:cgHmigmm
  × × ×

「はー……はー……はー……はー……」
「はー……はー……はー……はー……」
 目を覚ました二人は、相手の背中を愛撫するように、抱き合いながら蠢いていました。
「たっちゃぁん……えへへへへ……」
「うーぴょぉん……うふふふふ……」
 らぶらぶちゅっちゅ。
 先ほどまでの激しい行為もどこへやら、すっかりただのバカップルです。
「ねえ、うーぴょん」
「なあに、たっちゃん」
「もうすぐ交代なのに、なんか、疲れちゃって眠いんだ……」
「あー……あたしのせいだよね……ごめんね……」
「そーだよー。次からは、次こそは、もっと優しく愛してくれなきゃだぞ?」
「うん。ごめんね」
「まあ、もういいよ……。ふあぁ……ねえ、だからさー」
「うん?」
「ちょっと、うーぴょん抱き枕で、しばらく寝かせてくれない? で、歳が明けるころに、起こして
くれないかな……?」
「うん、いいよー」
「うふふ、ありがと」
 たっちゃんは、うーぴょんをぎゅっと抱きしめると、そっと目をつむりました。
「じゃあ、ちょっとお休みなさい……」
「はい、お休みなさい」
 目をつむったたっちゃんは、そう言ったうーぴょんが、にやり……と悪魔めいた笑みを浮かべた事
には気づきませんでした。



歳が明けるころに続く。
592名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 22:17:25.04 ID:lFoWuLvq
うーぴょんか

そうか
593名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 22:42:11.99 ID:Dfu7itpl
なんか長いのきてたー!
続き期待あげ
594名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 23:03:46.62 ID:976ECKp3
よしきた待ってた
GJ!!
595名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 00:26:14.22 ID:udkJBwCO
明けました
596歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2012/01/01(日) 00:52:10.47 ID:/GUQ+h12
続きです。


  × × ×

「たっちゃーん、時間だよー。スイッチオン」
「んひゃおおおおおおおおっっ!!??」
 たっちゃんは全身をまさぐられる感覚で目を覚ましました。
「あ、起きた起きた。あけましておめでとう、たっちゃん。今年一年、おつとめよろしくねー」
「うっ、うーぴょんっ!? なっ、なにこれ!? んほぉぉっ!! な、なんなのぉ!?」
 これ、というのは、たっちゃんが着せられている全身タイツの事です。指先、足先から首まで、顔
から下を全て覆うタイプのそれは、しかしただの全身タイツではありません。内側が、びっっしりと
微細な触手で埋め尽くされているのです。そのおぞましい蠢きに、たっちゃんは全身余す所なく責め
立てられているのでした。その状態で壁にもたれ掛かるように座らせられています。しかも両手は、
小さく万歳をした状態で壁に鎖と手錠で固定されています。
「えへへへー、実はねー、去年1年間たっちゃんを想って悶々としながらねー、たっちゃんのために
一生懸命作ったんだー。私の持てる神力と技術を全て注いだ自慢の逸品だよ?」
 なんという無駄な技術力でしょうか。
「うあぁぁぁ……っ!! なん、なんれよぉっ!? なんれっ、うひあぁっ! なんれ、こんあ……
ふあっ、おおおおおーーーっ!! やさひくひてっていってうのにーーっ!! んひぃぃぃぃっ!!」
「なんでって、だって言ったじゃない。『辰年の間中ずっともどかしいまま過ごさせてあげる』って」
「しょんな、あえは、らって……あひぃ!! ら、らって、い、イかせたらって……んあぁぁっ!!」
「うん。でも、あの時はたっちゃん、私をイかせられなかったよねー?」
「しょんなー! しょんなー! なんれぇー!? うひっ! こんなの、い、いやっあぁぁぁっ!!
おねらいー!! うーぴょんっ!! はじゅしてー!! はじゅしてーー!!!」
「だぁめ♪ あ、力任せに無理に脱ごうとしても無駄だよ? 首の逆鱗も、触手達がよってたかって
優しく愛してくれるから、力全然入らないでしょ?」
「やー!! こんなのはやーーっ!! ばかぁっ!! うーぴょんのばかぁっ!! おあーーっ!!
やあああ……っ!! イっひゃう!! イっひゃうー!! こんなのれイきたくないよぉ……っ!!
ああ、もうっ!! ああああああああああ…………っ!!!」
 が、しかし、うーぴょんはそんなに甘くありません。後一押し、薄皮一枚隔てたそこに絶頂がある
という限界までしか、触手は快楽を与えてはくれません。イきそうでイけない、そのギリギリの状態
が、いつまでもいつまでも続きます。
597歳神娘(卯×辰) ◆DYW6d/nzvM :2012/01/01(日) 00:54:47.29 ID:/GUQ+h12
「あーーーーっ!! なっなんれーーーっ!! イくっ!! イくのーーっ!! イかへてぇっ!!
おねあいらからせめてイかへてーーーっ!!! おかひくなう!! おかひくなうーーーっ!!!!」
「もう、イきたくないって言ったそばからイかせて? たっちゃん、ちょっと我儘なんじゃない?」
 うーぴょんはにたにたと笑いながらそう言って、たっちゃんの顎を人差し指でくいっと持ち上げ、
上を向かせます。
「でも残念。イかせてはあげられないよ? だってイっちゃったら、もどかしくなくなっちゃうじゃ
ない。言ったでしょう? たっちゃんは今年一杯、ずーっともどかしいままなんだよ?」
 たっちゃんは絶望のあまり顔色を失い、絶句しました。その表情に、うーぴょんは身震いして股間
を濡らします。軽く絶頂してしまったのです。
「ああ……たっちゃん、素敵なお顔……。うふふ、安心してたっちゃん。その触手は老廃物も排泄物
も全部食べてくれるから、お風呂もトイレも行かなくて大丈夫だよ。ご飯は、神棚にお供えさえあれ
ば必要ないしね」
「あ゛ーーー……っ!! あ゛ーーー……っ!! んお゛ーーーー……っ!!」
「うふふ、だから責められている間中、ずっと私の事だけ考えてられるでしょう?」
 そしてうーぴょんはどこからともなくウェブカメラを取り出すと、たっちゃんの足元に置いて全身
が写るように調整しました。やはりどこからか取り出した手元のスマホで遠隔操作し、悶絶するお顔
をズームします。ITの波は神様世界にも届いているのです。
「さ、これで私も、いつでもたっちゃんの様子を見れるよー。えへへ、1日5回は、たっちゃん見て
一人えっちするね」
「お゛ーーーー……んお゛ーーーー……っ!!」
「じゃあ、旧年の歳神たる私は、もう行くね。今年が終わったらそれ外して、いっぱい、いーっぱい
イかせてあげるからねー。またねー」
 そう言い残して、うーぴょんは立ち去って行きました。
「お゛ーーーーーーっっ!!!!! う゛お゛ーーーーーーっっ!!!!!」
 そんなわけで、どーかついでがあったらいえのとしがみのかみだなにおそなえをしてやてください。


 ところで。
 うーぴょんはご覧頂いた通りのドSちゃんですが、どこか詰めの甘い所があります。その証拠に、
今年の年末に全身触手タイツ寸止め責めを受けているたっちゃんを最初に発見するのは、巳年の歳神
たる、みーちゃんである事をすっかり失念してしまっています。
 さてさて、どうなりますことやら……。


 今年の年末に続く(か?)
598 ◆DYW6d/nzvM :2012/01/01(日) 00:56:17.82 ID:/GUQ+h12
以上です。
というわけで、遅ればせながらあけましておめでとうございます。
ではまた。
599名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 02:08:28.90 ID:yXaA4DcQ
うおー続ききてたー!
GJ!
今この瞬間も今年の美少女歳神様があえいでいると思うと胸熱
600名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 05:01:52.86 ID:uWUJIgEz
GJ!
みーちゃんは執念深そうw
601名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 14:35:30.74 ID:udkJBwCO
GJ!!
602名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 10:49:31.01 ID:TU6w1Ynf
あけましておめでとうございます。

『履いたまま気持ちよくなっちゃう女の子』スレ(http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1198680444/l50)で
真面目な委員長と天然な女の子が服を着たまま、ぱんつ穿いたままねちょねちょになる、という作品を投下してました。
今回も本当ならそっちスレ投下のはずなのですが、ぱんつ穿いていないので微妙にスレチになってしまいましたw

百合は確実にスレチじゃないので今回こちらに投下しました。
以前の作品はこっちに保管してあります(http://www.pixiv.net/series.php?id=35875


一応注意書きをば。
・着衣プレイです
・にょ有りです(絶頂失禁、浴尿)
・多分汁だくです

苦手な人はスルー推奨、ではドゾー。
603委員長と幼馴染の姫始め@:2012/01/03(火) 10:51:06.41 ID:TU6w1Ynf
状況を説明しよう。

今、私は幼馴染兼恋人である由梨の家…と呼ぶには豪邸過ぎるが、にお呼ばれされて新年を一緒に過ごしている。
そして一緒に年を越し(勿論カウントダウンキスは実行済み)、初詣にも行って(偶然出会った仲の良い友人に私と由梨が付き合ってる事が
バレた…が、どうやらもう周知の事実になっていたらしい)、家に戻った後は炬燵に入って蜜柑をもぐもぐと食べていた。
そこから数分後の事である。

何気なくテレビを見てて、その番組の芸人が「姫始めが…」とか言ったのを由梨は見逃さなかったらしい。
「沙奈ちゃ〜ん?」
蜜柑に付いている白い筋をちまちま取っていた私に向かって少し子どもっぽい喋り方で声を掛ける。
由梨がこういう口調になった時に、まずロクでもない事を話し出すのは長年付き合ってるからだろうか。
そんな一抹の不安を胸に、私はさっき持った湯飲みの中のお茶を一口すすって彼女の方に顔を向けた。
「ん?」
「そーいえば、まだ『姫始め』してなかったよね」
「ぶっ!」
私はその言葉に口に含んでいたお茶を噴き出してしまった。
むせる私を尻目に由梨は嬉しそうに喋り出す。
「だって、恋人が新年で最初にする事、って姫始めなんでしょ?」
いったいどこからそんな歪んだ知識を仕入れてきたんだ。
「げほっ…、ち、違う!そもそも姫始めの言葉が出るところから違うっ!」
そう言った後、大きく深呼吸をする私にさらに話をする彼女。
「沙奈ちゃん、去年最後のえっちはお風呂場で、しかも3回もイッちゃったじゃない。それは良くて姫始めは駄目なの〜?」
「う、ぐぬぬ…」
くそぅ、昨日の痴態を持ってきやがって。
「最後なんか『由梨、もうぐちゃぐちゃにして!』とか自分から腰を動かして…」
「〜〜〜っ!」
思い出しただけでも恥ずかしくて死にそうになる。
新年早々この小悪魔に翻弄され、今年も同じ流れなんだろうなぁ。

そう想いを巡らしていると、私の目の前に由梨がちょこん、と座っていた。
少し上目遣いな瞳を見せ、まるで迷子の子猫のような表情を浮かべて一言。

「私じゃ、嫌?」

無論、あっさり陥落したのは言うまでも無い。
604委員長と幼馴染の姫始めA:2012/01/03(火) 10:52:04.51 ID:TU6w1Ynf
そして現在に至る。
「で、何で制服姿なんだ?」
私と由梨の今の格好に私は首を傾げる。
「へっへー、やっぱりこの格好の沙奈ちゃんが一番可愛いもん。可愛い姿をぐちゃぐちゃにするのは最高だよね」
「さりげなく失礼な事言ってないか?そもそもぐちゃぐちゃって何だ、ぐちゃぐちゃって」
「気にしなーい」
由梨は準備を終えるとフローリング床に敷かれた薄手の布団の上に座る。
私たちの格好はというと学校指定の冬用紺色セーラー服上下、白のスカーフ、これまた指定の紺のハイソックス。
下着は一切着けず、裸の上に制服という普通ならあり得ない格好だが、これから行う事を考えれば至って普通の事だ。
「沙奈ちゃん…おいで?」
その言葉にお互いのスイッチが入ってしまう。
私はこくり、と頷くと由梨の身体に自らを預け、その唇を奪った。

「んっ…んっ、んっ…」
舌同士がぬめりを帯びて絡み合う。
歯の部分をなぞり、微かに蜜柑の香りが残る唾液を口に含み、飲み干す。
由梨のもの、と思うと身体が熱く反応する。
「ふぁっ、あぅ…」
名残惜しく唇を離す由梨は、私の頬に、首筋に、鎖骨のところにキスマークを付けていく。
「こらっ、明日外出れないじゃないか…」
「いいの、私のしるしを付けたいの」
彼女の吐息がくすぐったくて身体がむず痒い。
もう下半身は熱っぽくて、何もしていないのに自分の秘所からとろりとした蜜が溢れたのが分かる。

「沙奈ちゃん、もうすごく濡れてる…」
「ば、かっ…!由梨が、そんなに苛めるからっ」
「じゃあもっと苛めてあげる」
今度は由梨の手が私のセーラー服の隙間に伸びる。
腰から侵入して、私の胸を触る。
「ひゃうっ!」
彼女の手の冷たさが伝わり、私は思わず身体をぴくつかせる。
「ふふふ、可愛いっ」
そして今度は胸の周りを優しく撫で、先端を指で軽く摘みながら揉みしだいていった。
手の感覚がさらに私の情欲を湧き上がらせ、むしろそれだけで達してしまいそうになる。
「ああ、あんっ、ああんっ」
声を抑える事もせず、私は由梨の愛撫に身を任せていた。
605委員長と幼馴染の姫始めB:2012/01/03(火) 10:53:09.12 ID:TU6w1Ynf
「さて、こっちはどうなってるのかしら」
その言葉とともに右手が私のスカートの上に触れる。
「あっ!」
由梨の感触に先程とは比べ物にならないくらいの快感を覚え、私は身体を震わせた。
「すごーい…昨日たくさんイッたばかりなのに、もうびしょびしょ…沙奈ちゃんの大事なところだけ大きい染みになってるよ?」
「やめて…恥ずかしいから…」
自分の顔が赤くなってるのが分かる。
私は彼女にそれを見られたくなくて両手で隠してしまう。
「聞こえる?私、スカートの上から触ってるんだよ?」
由梨の手が私の秘所をスカート越しに弄っているのが分かる。
勿論にちゃにちゃといやらしい音も。
「どんどん溢れてくるよぉ…ああすごい、これお尻の部分も濡れちゃってるね」
彼女の片方の手が私の手をそっと払いのけ、私の蜜によって糸を引いた指を見せつけてくる。
もう恥ずかしさのあまり逃げ出してしまいそうになる気持ち。
でも由梨に苛められてるのがとても気持ち良い。
「ばかぁ…、でも仕方ないじゃない…。由梨の事が大好きで仕方ないんだからぁ」
私の本心の言葉に由梨が優しく覆いかぶさり、私の耳元で囁く。

「沙奈ちゃん、私も。あなたが居ないと、私、生きていけない」
「えっ…」
さらに言葉を続ける由梨。
「一緒に居るから私が存在出来るの。他の人とは違う、特別な存在」
「ゆ、由梨…」
そして彼女は私の一番敏感なところを優しく擦ってくる。
「あ、あああ…」
もう駄目だった。

ショワ…ジョオォォォォ…

私の泉は自分の意志と関係なく溢れ、放たれる。
スカートが自分の出したものでどんどん濡れ、布団に大きな染みを作っていくのが分かる。
いつも感じる絶頂とは違う、でも優しい絶頂。

全身はもうとろとろに蕩けきってしまった。
穿いているスカートは私のもので変色してしまってるんだろう、腰の部分も染みてきた。
でも、そんな事も由梨の真面目な、なのにすごく優しい笑顔を見てしまって。
ああ、もう私の心は限界。

「由梨、由梨…!」
私は彼女をきつく抱きしめる。
そして心の中で何度も叫びながら、涙をこぼした。

大好きな由梨、私も由梨が居ないと、生きていけないよ。
606委員長と幼馴染の姫始めC:2012/01/03(火) 10:53:45.84 ID:TU6w1Ynf
「落ち着いた?」
「…うん」
暫くそのままで抱きしめ合って、もう一度キス。
「…反則だよ、そんな台詞一度も言われた事無かったのに」
「だって、沙奈ちゃんがあまりにも可愛すぎたから、ね?」
「じゃあ、こっちも、だね?」
今度は私が反撃してやる。
右手を由梨のスカートの中に入れ、彼女の秘所を軽く触ってやる。
「ふぁっ!」
その瞬間彼女の甘い声が私の耳に入ってくる。
私の予想を遥かに越えた濡れ方、まるで蜜の塊が流れているかの様に私の手を濡らしていくのだ。

「由梨も、だね?」
「う〜…だって、だって」
さっきの余裕はどこへやら、目を潤ませてまるでおあずけを喰らってる子犬のようだ。
私は身体を起こし、由梨に立つ様に言う。
そして私は自身をまたぐ形で目の前に立つ彼女のスカートの中に顔を入れる。
「ひゃっ!さ、沙奈ちゃん!?」
「ああ、すごい匂いだ…由梨の良い香りがする」
「こら、沙奈ちゃん、ば、あっ!」
由梨のいやらしい香りが私の鼻を通り、私自身も再び性欲に火が付く。
私はびしょびしょになっている由梨の秘所に口を近づけ、その蜜をすする。
「にゃっ、うぁんっ!」
ほのかな塩気と甘酸っぱさが絡んだ蜜を口に含み、喉を潤す。
太ももまで垂れた蜜を舌で舐め取り、また秘所から滴る蜜を口に含み。
それでも含みきれない量の蜜が私の顔を汚していく。

「ああ、うぁっ!」
私の頭に手を置いて、何とかその姿勢を崩さない様にする由梨。
「ここはどうかな〜」
真っ赤に充血した女芯を上唇と下唇で甘く噛んでやる。
「いやっ、私も、おかしく、なるっ!」
「いいよ〜、むしろ大歓迎だ」
「沙奈ちゃんの、ば、かっ!ヘン、タイっ!」
彼女の必死な抗議もどこ吹く風、私はさらに彼女の大事な部分を苛める。
さっきの仕返しもちょっと入っているが。
ひくひく波を打っている秘所に舌を入れ、再び蜜を味わう。
「やっ!ああんっ!」
それと同時に片方の手を敏感なところに当て、そこを指先で軽く摘んでやる。
「にゃあぁぁんっ!もう、分け分からなくなるぅ!」
「なってよ、由梨。由梨の、イき狂ったところが、見たい」
そろそろ達するだろう、と判断した私は自分の口を離し、指で彼女の秘所をかき回す。

「あ、ダメ、やだっ、来るっ!」
私はぐちゃぐちゃと淫らな音を立てて噴き出す蜜を身体で受け止めながらも激しい愛撫をする。
「やっ!イくっ!やだっ!出るっ、あ、ああああっ!」
大きく由梨の身体が震え、秘所からはどろりとした濃い蜜が噴き出す。
と、同時にもうひとつの液体が私の顔に、制服に飛び散っていくのだ。
「あ、あああ、あーっ…」
がくがく震えながら自らのものを止めない、いや止めれない。
「ああ、由梨のおしっこ…あ、ああっ!」
私も温かい液体を浴びながら絶頂に達する。
全てを出し切った彼女はまるで糸の切れた人形のように布団の上にべしゃり、と座り込んだ。
607委員長と幼馴染の姫始めD:2012/01/03(火) 10:54:31.24 ID:TU6w1Ynf
「沙奈ちゃん、ごめんなさい…」
「何を謝るの?」
「だって、私のおしっこ浴びちゃって…」
そう、私の姿は凄惨極まりないものだった。
髪の毛も、顔も、セーラー服の上着も、由梨の蜜とおしっこで濡れ。
スカートに至っては自分の出したものがさらに加わり、さながらプールに落ちた女子高生の様な感じになっていた。
ただひとつ違うのは水ではなくて由梨のものだという事だが。
私は泣きそうな表情の彼女に笑顔で答える。
「何馬鹿な事言ってるの。由梨のだったら、全然大丈夫。むしろご褒…うわっ」
由梨が私の胸に飛び込んでくる。
「馬鹿ぁ…。でも、大好き!」
「由梨…」
私たちは、もう一度、キスを交わした。

「いくよ…?」
「いいよ、一緒に、気持ちよく、なろ?」
お互い足を開いて絡め合い、そして濡れた身体同士ぎゅっ、と抱きしめ合う。
「あ、ああ…」
私は熱っぽい声を発して腰をゆっくりと、動かす。
さっきお互い絶頂に達したばかりなのに、まだ秘所から蜜がとろとろと溢れ、あっという間にぬるぬると私と彼女の秘所が
受け入れ態勢を整えてくれるのだ。

ぐちゅ、と淫らな音が聞こえる。
濡れた足がまた情欲を奮い立たせて。
由梨の汚れた制服姿がさらに興奮度を高める。

「ああ…気持ちいいっ」
腰を動かしているのは私だけでは無かった。
由梨もまた、私以上に激しく秘所を擦り合わせているのだ。
「ひゃあ、んっ!」
自分の胸も揉みながら、快感を味わう彼女。
私もそんな姿に一気に高みに登りつめていく。

由梨が、私の為にあんな言葉まで言ってくれた。
そしてこんなにも乱れ、喘いでいる。
彼女の痴態に私も限界に近づいていた。
608委員長と幼馴染の姫始めE:2012/01/03(火) 10:55:22.23 ID:TU6w1Ynf
「ゆ、りっ…もう、イきそうだ…!」
「さなちゃ、ん、わたし、も、もう、ダメになるぅ…!」
お互いぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てさせながら腰を動かし、また噴き出す蜜をさらに絡め合わせて絶頂の瞬間を待ち構える。
「だめ、もうだめ、イく、イく、イくぅぅぅ!!!」
「わたしも、やっ、ダメ、もう、ダメぇぇぇぇ!!!」
背中を弓なりに反らせて、腰をぴくぴくさせて。
身体の中に残っている蜜も、おしっこも、全て解き放って。
「あー…まだ、出てるぅ…」
温かい感触がすごく気持ち良くて、全身が性感帯になってしまった感じがする。
着ている制服はもうどろどろのぐちゃぐちゃで。
綺麗な紺色がかろうじて残っているのは首元と胸の一部、あと背中の一部。
後は全部私と由梨の放ったもので濃紺に染め上げられている。
由梨が最初に言ってた『ぐちゃぐちゃにしてあげる』は無事その任務を遂行した事になる。

「…由梨」
「沙奈ちゃんっ」
それでも私と由梨は温もりを感じ合うが如く、お互いの身体をぎゅっと抱きしめて、本日3回目の優しいキスを交わしたのだった。


後始末を終えてお風呂に入って、今はベッドの上で2人きり。
由梨は疲れたのかすーすー、と寝息を立てて夢の中。
私はそんな彼女の髪の毛を触りながらぽつりと呟く。
「さっきは恥ずかしくて言葉に出来なかったけど…これからも、ずっと一緒だよ、由梨」

「きゃ〜、嬉しい!」
突然目を開けて私を強く抱きしめる彼女。
「ちょ、おま、起きてたの!?」
「ずーっと一緒だって!沙奈ちゃんは照れ屋さんですねー!」
「茶化すなっ!ってか聞かれた!?」
きゃーきゃーとまるでどこぞの追っかけの如く嬉しそうな声を上げる由梨。
「…仕方ないじゃないか、本当の事なんだから」
もうこうなったらヤケだ、キャラが崩壊しようが構わない。
「由梨の事が大好きで大好きでしょうがない、これからもずっと、ずーっと一緒!」
トマトみたいに赤くなってしまったであろう顔をそのまま由梨の胸に埋める。

そんな私を由梨は優しく抱きしめてくれて。
「私も、だよ…沙奈ちゃん」
耳元から聞こえてくる由梨の言葉に私はまた泣いた。

ありがとう、由梨。

彼女の胸の中でまどろみながら私は呟いたのだった。
609名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 10:56:00.60 ID:TU6w1Ynf
以上です。

今年も百合最高!な1年になりますように。
ではでは。
610名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 11:53:23.50 ID:ePWh3aZR
これはいい新年の挨拶…。
あちらのスレ共々宜しくお願いしますー。
611名無しさん@ピンキー:2012/01/04(水) 00:25:27.21 ID:pLtA3gxe
>609
あけましておめでとうGJ
年始から素晴らしいものありがとう……
612名無しさん@ピンキー:2012/01/04(水) 14:20:54.23 ID:aL4TWcKN
何か凄いのきてた!
GJ!
613名無しさん@ピンキー:2012/01/04(水) 22:40:33.08 ID:cJu+aFJG
>>609
GJ!
新年一発目から素晴らしい百合をありがとう!
614名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 04:54:45.53 ID:bMnPI+mG
百合って結構いいかも…とかおもったら、いつのまにかこのスレに居たでござる
615名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 05:06:05.39 ID:plks0kbd
百合って結構いいかも…

百合作品を物色するようになる

百合作品を擁護するようになる

百合作品を批判的な目で見るようになる
(好みの展開やキャラが形成される)
616名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 05:10:27.71 ID:9ygh/KIr
>>615
最後は「自分が百合になる」ですね、わかります
617名無しさん@ピンキー:2012/01/06(金) 13:23:45.30 ID:A+lluwZA
「科学者になる」が足りないっ…
618名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 01:54:36.68 ID:06gCSLv7
流れに乗って投下
エロがうまく書けません
どうやったら書けるの?


最終下校を告げるチャイムが響く。
私は読んでいた本を閉じ、カバンにしまった。
さて、校舎に残っている人にさっさと帰ってもらわなきゃ。

私、皆本紫瑛理はこの女子高に通う2年生。
クラスで学級委員をしていて、周りからも真面目に思われている。
というのも、毎日このチャイムが鳴ると私が学校を回って、帰っていない人にチャイム鳴ったから帰るように、と言うからだろう。
本来なら日直の先生の仕事なんだけど、毎日やっていたら、公認になったようで……。
おかげさまで、私は誰もいない校舎を自由に徘徊できる。

廊下を歩きながら職員室をちら見。
1年の教室、2年の教室、3年の教室。図書室……。
順々に確認していく。
校舎をぐるりと1周。
そして再び職員室をちら見。

職員室に動く影はもう見えない。
よし、もう大丈夫。

コンコン。
一応ノックをして、でも返事を待たずにドアを開く。
入ってすぐに鍵を閉め、
「また来たの?」
そう言う彼女を無視して抱きしめて、キス。キス。キス。
「もう校舎に誰もいないよ。私と先生以外はね。」
「皆本さん。」
もう1度キス。でも、今度はすごく乱暴に。
「二人きりの時は名前で呼んでよ。」
「……ごめん。紫瑛理。」
名前で呼んでよ、なんて自分から言ったくせに、実際に呼ばれるとたまらなくなってしまう。
今日は1番奥のベッドにしようか?それとも真ん中?もしくは廊下側?
「先生。」
うん、決めた。今日は真ん中!
私は先生の手を引き真ん中のベッドへ。
束ねてある先生の髪をほどき、長い髪が広がる。
腰を引きよせ、キス。今度は深く。
ゆっくり先生をベッドに押し倒した。
ん、と時々漏れる先生の声。
先生のブラウスに手をかける。少しびくつく先生。可愛い。

619名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 01:55:08.37 ID:06gCSLv7
初めて見た時からすごくかわいいって思ってた。
若くて可愛い先生はこの女子高ではすごく身近に感じられるからか、大人気。
ただのクラスの委員長でしかない私はなかなか接点を持てなかった。
体調を崩して、保健室に行った時。あの時が本当の出会い。
すごく優しくて、温かくて、いい匂いがして……。
朦朧とする意識の中で「可愛い」「いい匂い」「大好き」と連呼していたらしい(先生談)。
今思うとすごくばかみたい。だけど、そのおかげで今があると言ってもおかしくはないな。
それからちょくちょく保健室に通うようになった。


高校の、保健室の、白いベッドの上で、白衣を着た保険医が、その白衣をはだけて頬を上気させている。
その上にいるのは生徒。こちらも乱れたセーラー服姿で呼吸を頬を真っ赤に染めている。
「前から思っていたけど、紫瑛理は変態だよね。」
「だってこれが1番好きなんだもん。でも……。」
一度言葉を切って、先生の耳元へ。
「先生も、好きでしょ?」
そう囁いて、耳にキス。先生は耳が弱い。
「その証拠に……。」
つつつ、と片手をおろしていき、そこにいきつく。
「もう、濡れてる。」
顔が真っ赤になる先生。それが可愛くてついいじめたくなる。
「まだキスしただけなのに、もうこんなにしちゃってさ。先生の方が変態だよ。えっちだよ。」
濡れた指先を先生に見せつけるように舐める。
先生ったら耳まで真っ赤にしちゃって。
先生がこんなに可愛いからまだいかせてあげない。
「先生ってスタイルいいけど、ここだけは成長しなかったんだ?」
先生の胸を鷲掴み。「ん」と声を我慢する先生。
「でも、先生の乳首、ピンクでかわいい。」
ゆっくり胸を撫でながら言う。乳首の周りを指でゆっくり1周。2周。3周。
息を吐く先生。分かってるよ。触ってほしいんでしょ。
620名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 01:55:31.48 ID:06gCSLv7
初めてこうやって先生に触れたのはいつだったかな?なんてね。
忘れもしないよ、あの日のことは。

何度も何度も保健室に通った。授業前。昼休み。放課後。
それだけじゃ物足りなくなって、二人きりになりたくて頭が痛いふりをして授業中に行ってみたり。
そうやって沢山顔を合わせていくうちに、顔を合わせるだけじゃ足りなくなった。
それが爆発したのが私が告白した日。

「皆本さん。最近保健室に来る回数増えてるよね。もしずっと続くようなら一度病院で診てもらった方が……。」
先生が保健室利用記録を見ながら私に言った。
「……いらないよ。」
「え。でも……。」
「嘘だもん。体調悪いなんて。」
立ち上がって、先生の手を握った。
「先生と二人になりたかったんだもん。」
そして先生を見つめた。
「先生が好き。大好き。誰よりも好き。世界で1番好き。」
保健室に拡がる沈黙。
ふいにノックの音がして、先生は私の手を振り払った。
終わった。そう思った。
入ってきた生徒と入れ替わるように保健室を出た。

それから保健室に行かなくなってちょうど1週間たった日。
放課後、職員室の用事を終えた私は偶然そこで先生とはち合わせた。
私は他の先生にするのと同じように会釈をして通り過ぎた。
でもそのまま帰ることはできなかった。なぜなら先生が私の上を掴んで言ったからだ。
「皆本さん、顔色悪いよ。」
そしてそのまま保健室へ連行。保健室に入って、先生は扉の前に不在中の掛札をして鍵を閉めた。
私は何が何だか分からなくて、どこを見ていいかわからなくて、先生の足元を見ていた。
「ごめんね。」
そう先生の声がして振られたんだな、と理解した。
あの日さんざん泣いたのに、また涙が出てきそうになって、私は黙って部屋を出ていこうとした。
そしたらいきなり体が何かに包まれた。優しくて、温かくて、いい匂い。
「あの日、本当は嬉しかったのに。先生と生徒っていうこととか色々考えちゃって。」
「えっ。」
「私も、皆本さんのこと好きよ。1週間あなたが来ないことがこんなに寂しいなんて思いもしなかった。」
「じゃ、じゃあ。」
「でも……。私、先生だし……。」
私は先生を思い切り抱き寄せてキスをした。
「ルールなんかどうでもいいよ。私は先生のこと好きで、先生も私のことが好き。それしかないよ……。」
621名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 01:56:12.42 ID:06gCSLv7
「や、あッ!!ああぁ……。」
乳首を口に含み愛撫。先生の切なげな声が響く。
先生はいつもそう。ずっと声を我慢する。だけど、途中から声が止められなくなっちゃう。
私はこれが嬉しかったりする。なんとなくだけど、先生と生徒という意識が先生から消えたように思えるから。
ふいに腕が伸びてきて、私は先生に抱き寄せられた。抱き合ったまま横になる。
そして……
「ひゃうッ!」
「紫瑛理もすごく濡れてる……。」
私のそこに手を伸ばし、いじり始めた。
「や…せんせっ。……ちょっ……」
「紫瑛理の感じてる顔可愛い。」
そしてキスされる。嬉しいけど、なんか悔しい。
私も先生に手を伸ばす。
「あッ…!」
私は一気にトップギア。先生もトップギア。
「…ぁあ…せん、せ。せんせい……わた、し……もう…」
「んんぁ…し、えり……私も…」

そしてその時が訪れ保健室に私と先生の声が響いた。


みんなの前では先生。二人の時は彼女。
そんな誰にも言えない秘密の関係。
あの日私達は世間のルールをゴミ箱に捨てた。
私達は恋の共犯者だけど、先生はきっといろいろ悩んでいるに違いない。
甘えられる年上の先生をいつか支えられるようになりたい。
そんなことを考えながら、私は先生にキスをした。


先生と私の初体験について?
それは内緒。先生と私、二人だけの秘密だもん。


622名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 04:02:22.37 ID:LPOgX7O+
すごくいいと思います
623名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 11:53:46.26 ID:41kw3V7t
わほー、イイヨイイヨー
先生と生徒モノは良いねぇ…
624名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 15:47:02.67 ID:eqcbkF9h
つサモンナイト3
625名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 18:33:50.30 ID:fjo6ereg
いやいやいいじゃないか
押さえてるのもまたよいものだ
626名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 23:35:48.76 ID:Y0pYaCq6
乙。これは良い生徒×先生でした。
627靴屋にて ◆DYW6d/nzvM :2012/01/09(月) 02:39:49.13 ID:Ul2zT1Tz
小ネタです。


「ねえ瑠璃ちゃんっ、この白いハイヒールなんかどうかな?」
「うん、良いと思う。デザインがすっきりしてて上品な感じがするし、白い色は碧に
良く似合うもの。しいて言えば、ヒールがちょっと高めなのが気になる、かな?」
「……わたしには、ちょっと大人っぽ過ぎる?」
「ううん、そんなことないよ。気になるなら、とりあえず試してみたら?」
「うんっ」

 (now trying...)

「ど、どうかな?」
「やっぱり碧に良く似合ってる。いつもより大人びた感じで素敵だよ」
「え、えへへ……もう、やだなあ瑠璃ちゃん照れちゃうよぉ〜」
「ふふ、じゃあそれにする?」
「うん、そうしようかな。……あ、ねえ瑠璃ちゃん、ちょっとお口開いてみて」
「? ……こ、こう? あーん……」
「んー、つま先の形もちょうどいいかなー」
「碧? どうして私の口と靴を見較べてるの?」
「ううん、なんでもないよー。わたし、これにするね。すみませーん、店員さーん! 
これ、同じの二足欲しいんですけど」
「二足? 碧、よっぽど気に入ったのね」
「うん。気に入ったから、二足。普段履き用と、瑠璃ちゃんとのプレイ用」
「プレイ用っ!?」


私の恋人がくれた、初めての靴先。
それは白いハイヒールで、私は(自主規制)歳でした。
その味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしい靴先をもらえる私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。

今夜は、私が攻める番。
彼女にあげるのは、もちろん白いハイヒール。
なぜなら、彼女もまた特別な存在だからです。

(続く?)
628名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 11:13:38.61 ID:U7yeREqQ
いまいち
629名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 11:37:44.00 ID:BfwCqyEN
いや、素晴らしいじゃないか?こうSとMっぽくて実にいいじゃないか!

ぜひ続けろ下さい
630名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 13:29:22.03 ID:LHy1W4aI
しかし靴履いたままよりは、生足を舐めさせた方がエロチックではないだろうか。
631名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 13:42:38.16 ID:WUHk1MG9
ヴェルタースオリジナルww
632名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 15:04:45.27 ID:4JJe74yW
>>627 SMはいいですね。愛がある……

あけましておめでとうございます。
微妙に遅れましたが姫初めネタで書いたので投下します。
633名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 15:05:41.10 ID:4JJe74yW

テレビでは、だらだらと芸人達が毒にも薬にもならないようなことを話している。年末からずっとこんな調子でうんざりだ。はやく普通の番組構成になってほしい。
私は寝っころがったまま、リモコンを手に取り、テレビの電源をばつんと消した。芸人のにやけ面が一瞬で黒い画面に変わる。
「つまんなあぁぁい」
「年始なんてこんなもんだろ……」
 隣で寝そべる美耶もつまらないと思っていたらしく、勝手にテレビを消したことに対しての文句はなかった。
「どーしよ……すっごい暇!」
 もう初詣には行ってしまったし、家に帰るのも億劫だ。そもそも自宅に帰ったところですることなど何もない。その場のノリで美耶の家にお邪魔したまではよかったのだけれど。
「ね、美耶美耶! 何かない?」
そこで私は隣の恋人が素晴らしいアイデアを提案してくれるのに期待することにした。美耶ならきっとこの状況を打破してくれる……筈だ。
「ん……ビデオでも借りに行く?」
 流石私の恋人、いい考え。でも外に出るのは嫌だ。寒い。
「お外は寒いッ!」
「そりゃ冬だからな」
「借りてきてよぅ……」
「ヤだよ、寒いじゃん」
「ですよねー」
 節電なんて無視してホットカーペットとヒーターでぬくぬくあったかな環境を作り出してしまうと、そこから脱出するのはとても困難なことだ。それは美耶も例外ではない。
 なんてことだろう、結局暇なままじゃないか。これじゃいつものお正月と変わらない。
「むむむ」
 とりあえず、寝たまま転がって、美耶にのしかかってみる。
 意味はない、暇つぶしである。
 美耶の肩甲骨で、私の胸がむにりと変形し、同じく私の重みで、美耶のお尻もぐにりと変形したのが感じられる。専ら前から抱きしめてばかりだから、後ろからというのは中々に新鮮な体験だ。
「重たい、降りろ」
「その反応……もしかして太った!?」
 お節が美味しくてついつい食べ過ぎてしまったし、その他色々心当たりがある。くそ、これだから年末年始は!
634名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 15:06:16.73 ID:4JJe74yW

「やばいなぁ、運動しないと……」
「そんなことはどうでもいいよ雪花、さっさと降りな」
 なんて素っ気ない態度だろう。ちょっとぐらい構ってほしいものだ。
「冷たい! 冷たいよ美耶! 凍えそうだよぉ!」
「暴れるなって……つーか、一年ぐらい前もこんな感じだったな」
「あっ、そうそう……私、こういうこと美耶に言ってた」
 一年前。その言葉を聞いて急に思い出した。
 あれは、確か一昨年(もう2012年なのだ!)の十二月。二人でテスト勉強をしていて、退屈になった私が美耶に『心が寒いからあたためて』とかなんとか言って、それから――
「あの時の美耶、すっごい可愛かった……」
「やめろぉ! 恥ずかしい!」
――押し倒して、散々『暖め合って』、結果としてテストがどえらい点数になったのだ。
「それにしても……一年経ったのに変わってないよな、お前」
「ええ! 酷い! 美耶だってその乱暴な言葉づかいやめてないじゃん!」
「う……そこを突っ込まれると痛いな」
「つまりはお互い様ってことだよ、うんうん」
 美耶の上で私は勝手に結論付けた。
 だが実のところ、美耶はこの一年で前よりカッコよくなったというか、よくわからない大人の魅力のようなものが備わったと個人的には思っている。
 ただし本人には言わない。照れくさくって恥ずかしいから。
「よし! 思い出話も終わったし降りろ!」
 自分がのしかかられているという状況を思い出したのか、美耶は体を揺らして私を振り落とそうとしてきた。
「絶対に負けるもんか!」
 私は脚を美耶の両サイドで踏ん張って、振り落とされないようにする。
何のためにここまで粘るのか、自分でもよく分からない。でもむざむざと降ろされてしまうのは悔しくて、私は美耶に乗っかり続ける。
 そうしてじゃれ合っている内に、ふとピンク色な考えが頭の中に湧いてきた。
――私達はまだやっていない。姫初めを、やってない。
「……うりゃっ!」
「ひっ!?」
 背後から抱きしめるように、美耶のささやかな胸を威勢よく鷲掴む。
 服やらが少々邪魔ではあるが、奇襲を行う分には問題ない。そのまま指と手のひらで思い切り美耶の柔らかさを堪能する。
635名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 15:07:15.38 ID:4JJe74yW

「こんの馬鹿! 何を考えて……!」
「何って……姫初め」
「ふ、ふざけるなァーッ!」
 反撃の隙は与えない。バランスのいい形をした耳を食み、すらりとした首筋に吸いついたり噛みついたり。
積極的に美耶の身体を気持ちよくしていると、次第に抵抗が弱まってきた。
「はぁ、はぁ、ほんとに……やめろよぉ……」
「ふふふふ……ここでやめるわけないじゃん?」
 美耶はもうすっかり息遣いが荒くなっていて、背後から見える横顔も上気して耳まで真っ赤になっていた。
普段はお堅い癖に、一度こういう空気になると美耶は流されやすいところがある。
「我慢しなくていいんだよ? よっぽど大きい声出さなきゃ、下にも聞こえたりしないでしょ」
 丁寧に執拗に体中を弄りながら、私は素直になっちゃえと美耶を促す。私の下敷きになったまま、さっきから美耶は私の責めに耐えて震えている。これ以上理性にしがみつかなくてもいいのに。
「ほらほら? 直に触ってほしくない? 私、大好きな美耶の可愛いとこ見たいな」
 耳元で囁く。美耶だって、本心じゃ私と一杯×××なことをしたい筈だ。
だから、私はそっと背中を押すだけでいい。私が×××したくてたまらないくらい美耶のことを好きなのだと伝えるだけでいいのだ。
「姫初め、しようよ」
「……うん、雪花」
「やった」
 ついに私の言葉は美耶を陥落させることに成功した。
ぞわりとした征服感が体を走った。しおらしい美耶は世界で一番素晴らしいと私は確信している。
さぁ、ここからが本番だ。
「よ〜し! 四つん這いになってよ、四つん這い!」
 美耶の背中から降りて、私は彼女に指示する。
 折角だから、普段はしないことをやってみたい。
「やっと降りたな……」
 私の要望を素直に聞き入れて、美耶はおずおずと犬みたいな格好になった。
 素早く後ろに回り込み、さらにパジャマのズボンを下ろすと、そこに広がるのはかなり刺激的な光景だった。
「……すごいね」
「クソッ! 雪花のエロオヤジ!」
「しつれーな! 私だって乙女ですよーだ」
 私は軽口をたたきながら、白くて手触り良さそうなお尻の形を両手で撫でた。
636名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 15:08:05.04 ID:4JJe74yW

これは素敵だ。予想通り最高にすべすべしているし、ちょっと手を動かすと美耶のお尻も微妙に反応するから、意外と敏感なのが分かる。
自分で自分のを撫でてもこうはいかない。
散々楽しんだ後、いよいよ下着の方へ手を伸ばす。
恋人のお尻を撫でまわしている内に私はすっかり興奮しきって、もう頭の中は美耶のあられもない姿ではちきれそうになっていた。それでも、がっつきすぎないよう理性で腕を制御しながら美耶の秘密の場所に指を沈める。
「んぅ……」
切なげな美耶の息遣いはなるべく聞かないようにしておこう。理性が飛んで、一気にむしゃぶりつくようなことをしたらぶち壊しだ。こういう時間は、大切にしなきゃ勿体ない。
「ぬるぬる」
「お前が、沢山弄るから……こうなるんだ」
「ごめん。でも、ここからもっともっと弄っちゃうんだ……」
 素肌に張り付く下着をずらして、脱がせてしまう。
隠されていた場所が露わになって、私の理性に強烈な揺さぶりをかける。
なんてことだろう、お尻の『つぼみ』(まだ開発とかはしてない)まで丸見え。こんなことが許されるのか。指示をしたのは私だけども。
「いくよ……」
 乱暴にならないよう注意深く、私は蜜を垂らす桃色のそこへと口づける。美耶の声が一際大きくなって、それが私の欲望に燃料を与えた。
 品のない水音をたてることも気にせず、ひたすら蜜を啜り、舐め、飲み下す。それでもこの手で掴んだ太ももまで、蜜は溢れて垂れていく。
せっせと舌を動かす度に美耶の腰が跳ねたり揺れたりするから、ちゃんと美耶が気持ちよくなっているのが実感できて嬉しい。この手のことには勉強熱心じゃないから上手くできているか不安になるのだ。
「ひあぁ、あああっ……もう、むりぃ……! んああ!」
 その言葉を言い終わるより先に美耶の身体は反りかえって、秘密の場所からどろりと蜜が吐き出された。上り詰めてくれたようだ。
「はあっ、はぁ……」
 行為の余韻に浸るかのように、美耶はぐったりとカーペットに体を預けた。
私も結構疲れた。美耶の背中ではなく、今度は美耶の隣に私も横たわる。
637名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 15:12:10.57 ID:4JJe74yW
「可愛かったよ〜美耶!」
 呆けた表情の美耶に声をかける。普段の美耶はきりっとしているから、こういう顔の美耶は私だけのもの。ああ、恋人になれて良かった。
「これで、終わり?」
「うん? 美耶も疲れてるだろうから……」
「そんなことない! 私、雪花のことちゃんと見れてない。もっと雪花のことを感じたいんだ! だから――」
 まさか、二回戦のお誘い?
 美耶がこのテのことで積極的になるなんて思わなかった。
 確かに今回のやり方だと美耶は私のことをよく見れてない。『私のことを感じていたい』なんて――やっぱり美耶は私より乙女だ。
「これは予想外……美耶は私とぎゅっとしたいの?」
「な、なんだよ。おかしいか?」
「おかしくない! 全然まったくちっともおかしくない!」
 自分の言葉を証明するために、私は美耶に身体をくっつける。
 美耶の身体は、上手に表現できないけど『温もり』があって安心できる。
私はどうだろう。美耶に安心とか愛おしさとか夢とか希望とか、何でもいいから心を楽しくさせる気持ちを与えられているだろうか。
そうだといいな。

おわり

ちょっと読みにくかったですね、すいません
蛇足ですがコレ、>>118辺りで書いたカップルと同一人物です、特に意味はありませぬ。
638名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 16:34:40.67 ID:a6e3UGPM
GJ!
639名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 17:40:32.64 ID:eecCsmlf
吹き荒れよGJの嵐
640名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 10:58:09.32 ID:Rbr4LgeV
懐かしいコンビ、GJ
641名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 15:17:21.08 ID:7vPI0mfU
GJ!

SS書くのむずすぎわろた…
皆どうやってプロット考えてるん?
642プロット ◆DYW6d/nzvM :2012/01/10(火) 16:37:25.48 ID:4iJlUbB/
>>641

「碧、作業中? 何をしているの?」
「あのね、ちょっとネットの掲示板に書き込みをねー」
「ふうん。何を書いているの?」
「えー? えへへぇ……わたしと瑠璃ちゃんのぉ、愛の記録♪」
「なっ!? ちょっと、や、やめてやめて」
「いいじゃない、世界中にわたし達の事、のろけちゃおうよー」
「やだ、やめて碧……そ、そう言うのは、二人きりの秘密にしたいよ……っ!」
「る、瑠璃ちゃん……」
「誰にも、知られたくない……碧の、誰にも見せない顔、誰にも言わない言葉……
全部全部、私だけに……私だけの……」
「……うん。うん、瑠璃ちゃん。私もだよ。瑠璃ちゃんの全部、私のものだよ」
「碧……碧ぃ……」
「安心して瑠璃ちゃん、ほら見て、わたし達の事書いているけど、内容は創作だから」
「……そ、創作……?」
「うん! だから心配することないから、ね?」
「あ、本当……こんな事、私、された事ない……。電車の中で、下着の中に……ゆ、指をっ!?
これって、あれ? その……ち、痴漢プレイ……?」
「うん。本当にやったら他の乗客にご迷惑かけちゃうし、おまわりさんにも怒られちゃうけど、
創作の中なら、思うままに出来るでしょう?」
「そ、そう……だね……。碧は、私とこういう事……したいの?」
「すごくしたい!」
「そ、そう……なんだ……」
「すごくしたい!」
「うん……なんで二回言うの……?」
「大事な人の事だから」
「そっか……良く、分からないけど。じゃあ、あのさ、こ、この後……碧は、どうしたいの?」
「え?」
「どうしたいの……? 電車の中で、指を、私の下着の中に入れて……その後、どういう風に
私の事、責めるの……? どういう風に、私を、その……い、いじめてくれるの……?」
「ぶふぉっ!」
「わっ、碧!? 大丈夫!?」
「る、瑠璃ちゃん相変わらず天然で誘うよね! もう……そういうのも、私にだけにしてよ?」
「そ、そんな、別に、意識しているわけでは……。それより、ねえ教えて……どう、するの?」
「どうって……どうしよっかなー」
「え? この先どうするか、考えてないの? こういうのって、先にプロットとかを考えて
おいたりするものなんじゃないの?」
「うーん、瑠璃ちゃんはそうかもしれないねー。真面目だし。でもわたしって、とりあえず
書き出して、書きながらその先を考える人だからなー」
「ふぅん。碧らしいね」
「それでいつもつっかえて、最後まで書けなかったりするんだよねー」
「……本当、碧らしい」
「ちょっとぉ、瑠璃ちゃぁん? どういう意味ぃ?」
「うふふ、ごめんね」
「もーう……そういう事言う瑠璃ちゃんには、罰としてこの先の展開を考えてもらうからね!」
「……え?」
「さあ! 瑠璃ちゃんは、電車の中で下着の中にわたしの指を入れられた後、どういう風に
いじめて欲しいのかなー? さあ、言いなさーい!」
「や、ん……もう、碧の、ばか……」


 まで妄想しました。
 ちなみに私は碧タイプ。
643名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 17:41:00.62 ID:qY7nq0Qq
最近のこのスレはいいすれ
644名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 22:20:23.79 ID:X8V90Y+R
>>641
一番いいシーンを思い浮かべます
二人の関係、設定、世界観を考えます
えちぃシーンになだれこむまでの流れをでっちあげます
あとはひたすら書くだけ!あなたのSSをまってるよ!
645名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 06:28:48.33 ID:/k5ESZGm
>>642
>>644
thx!!
頑張って書いてみる
646名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 11:08:49.29 ID:yQYGu9hJ
「どうして、こんなことに……」
キングサイズで天蓋付きのベッドに腰かけ、一人の少女が頭を抱えていた。
高飛車ながらもどこか気品があり、金色の巻き毛は太陽のように明るい。
それもそのはず、彼女はこの国のお姫さまだ。
代々この国では王族は満十五歳になると、将来結ばれる人間を神託によって決められる掟がある。
それは100%の精度を誇り、彼女の国が発展したのはひとえにその信託に従った結果であるといってもいい。
それだけ聞くと反発心が湧きそうなものだが、彼女は自分の両親、さらに祖父母がいかに仲睦まじかったのかを知っている。
つまりこの神託は、国を栄えさせるだけでなく王族にとっても最良の相手を教えてくれるのだ。
当然彼女も、心躍らせながら十五歳の誕生日を迎えることになった。

「(誰が選ばれるかしら? 先日舞踏会で会った地方領主の一人息子? ひょっとしたら他国の王子様とか? いいえ、たとえパン屋の倅でも、わたくしは喜んで受け入れますわ)」

期待に胸を膨らませて、神殿に入ったお姫さま……だったのだが、

「姫の運命の相手は、騎士団の女団長エレナ・クラインじゃ!」
「……………………え゛?」

どんな相手が選ばれても、信託は絶対。
それがたとえ――女性であっても。
「認めません! 認めませんわ! これは何かの間違いですわ! あるいは、わたくしを陥れようとする何者かの姦計ですわ!」
地団駄を踏み、ベットの上でばたばたともがく。
そんなはしたない姿を見せるお姫さまに、部屋の隅から凛とした、諌める声がかけられる。
「姫様、そう駄々をこねるものではありません。下されてしまったものは仕方ないでしょう」
「お黙りなさい! というかエレナ! 何故さも当然のようにわたくしの部屋に入っておりますの!?」
「それは、私が姫様の運命の人間だからです」
「きーっ!」
騎士団長のエレナには、以前から何回か会ったことはあった。
一言で言えば、つまらない人間だった。
実直、堅物、鉄面皮――彼女と会食するくらいなら、地下牢の囚人と晩餐を囲んだ方が意義があるのではないかと思ったほどだ。
お姫様の憂鬱にも気付かず、エレナは引越しされてきた荷物をほどいていた。
つまり、これからここに住むということだ。
「ここは……地獄ですわ……」
「姫様、いかがなされましたか? 顔色が優れませんが」
647名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 11:10:13.67 ID:yQYGu9hJ
「胸に手を当てて考えてみなさいですわっ!」
「?」
もういい、とお姫さまはそっぽを向く。
「大体、あなたもおかしいと思いませんの? わたくしたちは両方とも女なんですわよ?」
「はあ、そう申されましても……。私は国に忠誠を誓った身です。国が白と言えば、黒でも白くなる。女でも男と言えば、男になります」
「頭おかしいですわこの人……」
存外、以前思っていたほどつまらない人間ではなかったのかもしれない。
まあそれはそれとして、だ。
「そもそも、何をどうしろと。女が二人同衾したからといって、何が産まれるといいますの……?」
頭をかきながら、ひとりごちるお姫さま。
だが、意外にもエレナがその独り言に答えてきた。
「……愛、ではないでしょうか」
「…………は?」
愛? 愛と言ったのか?
この木の股から産まれてきたような、ガチガチの武人な騎士団長が?
「姫様、一つ申し上げておきますが」
そう言ってエレナが、すっくと立ち上がった。
本人はそんなつもりはないのだろうが、何故か威圧されお姫さまは後ずさる。
「私は何もここへ遊興のために馳せ参じたわけではありません。確かに私は女です。結構、ですが神託が下りた以上、私は女を棄てます」
一歩一歩、踏みしめるようにエレナがお姫さまに近寄ってくる。
「姫様に、私を好きになっていただきます」
「ちょ、ちょっと……。こ、来ないで。来ないで!」
だがエレナは聞く耳持たず、ベッドの上にお姫さまを押し倒した。
怯えて震えるお姫さまの身体を覆うネグリジェを、ゆっくりとぎこちなく、だが着実に脱がせていく。
「ひゃ、ひゃんっ」
その過程で、エレナの指がお姫さまの首や肩、脇腹などの敏感な肌の部分に意図せず触れる。
その度にお姫さまはびくん、と身体を跳ねさせる。
「大丈夫。一通りの行為に対する知識はあります」
「な、なんであなたみたいな人に、こんな技術が……」
「……実は同僚に、『こういう』のにやけに詳しい輩がいまして」
なんだか苦いものでも噛むように、エレナが呟いた。
その言葉が意味するところに、お姫さまの目が丸くなる。
「そ、その方に、訊いた、ということですの……? あなたのように真面目な方が。神託に選ばれたというだけで?」
648名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 11:11:21.09 ID:yQYGu9hJ
ぼっ、とエレナの顔が赤くなった。
「あ、あまりそのことについては触れないでください……。『女性の抱き方を教えてくれ』と言った時の、奴の顔と言ったら……」
思い出すだけで耐えられない、とエレナが顔をそむけた。
――どくん。
「(……あ、あら?)」
どうしたのだろう。
その赤くなるエレナを見た瞬間、お姫さまの胸がふいに高鳴った。
これは……、この感情は、まるで……。
「(わたくし、『可愛い』と思っていますの? エレナが赤くなって――エレナが困る顔を、もっと見たいと?)」
信じられなかった。
だが気付いた時には、お姫さまは両手を伸ばしてエレナの顔を自分の方に向けさせた。
「やっ、やめてください姫様!」
「……うふふ、いやよ。あなたの赤い顔、もっと見せて?」
自分で言ったことが、驚きだった。
一方エレナは、一瞬むっとすると、
「ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
「あ、ひゃぁぁぁぁ♪ ちょ、ちょっとエレナ! そこ、吸っちゃっ」
いきなり、下着を剥ぎ取って乳首に吸いついたのだ。
騎士団長の神業的な所業の速さに、ついていけるはずもない。
為す術もなくお姫さまは、赤ん坊のように乳首を吸い続けるエレナに抵抗できなくなる。
「あっ、ぁぁあああっ♪ そこ、びんか――ひゃうんっ♪ だめ、だめだってばあっ」
味わったことのない快感に、背すじが反り顔がのけぞる。
実は胸元ではこっちはこっちで慣れない行為に真っ赤になっているエレナがいるのだが、お姫さまにそれを見る余裕はない。
「えと、確か、片方を吸って片方を指で……」
「……! だ、だめっ。りょ、両方とかっ、ちくび両方とかっ」
だが聞き入れられるはずもなく、エレナの左手がぴとりと右の先端にあてがわれた。
「ぅああああああっ♪ らめ、らめ! こすっちゃ、こすっちゃだめぇぇぇっ♪」
片方は舌の先端で、もう片方は指の腹で執拗に愛撫される。
不幸なことに手加減など知らないその責めは、快楽に対する耐性などないお姫さまをどんどんと昂らせていく。
「……ッ! ……ッ♪ な、なに? なにか、お腹の中が、変な感じに……っ?」
「……!!」
その言葉を聞くや否や、エレナはぱっと両手を離した。
それは同僚による「絶頂しそうになったら焦らしてあげるといいよ」という教訓に従ったのだが、何事も極端なエレナは快楽漬けのお姫さまを置き去りに、いきなり刺激をゼロにしてしまった。
649名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 11:12:53.73 ID:yQYGu9hJ
「ぁ、ぁひいいぃぃんっ♪」
案の定お姫さまはもどかしさの虜となり、全身をがくがくと痙攣させ始めた。
当然イくことはできず、目にはどろりとした淫欲が涙とともに浮かぶ。
「ひ、姫様、大丈夫ですか!?」
自分でやっておいてなんだが、想定外の反応にエレナがあたふたする。
そしてそんなエレナしか、ピンクに染まったお姫さまの視界には映らない。
「い、イかせ、てぇぇぇっ! な、なんでもいい! はやく! はやぐイかへてっ! じゃないと、わたく、し、おかしくなっちゃうぅぅぅっ♪」
正気を失ったように、両手を目の前のメスへと伸ばす。
ぞくり、と背すじに甘い何かが走ったのに、エレナは気付いた。
「申し訳ありません、姫様。私は不勉強で。いったい私は、何をしたらよろしいでしょうか?」
悪魔のような囁き。
快感と絶望が混ぜられたような主君にして妻の顔を見て、エレナは自分の頬が緩んでいるのに驚いた。
「(ま、まさか私にこのようなサディストの気質があろうとは……!)」
だがやめられない。
お姫さまは観念したように、やけになったように叫んだ。
「おま○こぉっ! わたくしのおま○こぉぉっ! いっぱいいじめへえぇぇぇ!」
「よく言えました♪」
つぷり、とエレナは自分の秘所を要望通りの場所に押しつけた。
どちらもぐちょぐちょ、準備は万端だ。
愛液と愛液が混合され、単なる潤滑液以上の役割を果たし二人を高めていく。
「あひゃぁぁぁぁぁああああっ♪」
「あっ、あっ、ひ、ひめさまっ、こ、これすご……っ」
思わず両目をつぶり、細い息を吐き出す。
味わったことのない快感。
だが身体は本能が知っているかのように、自動的に前後にスライドしていた。
「こ、腰がかってに……っ。と、止められないです……!」
「はひゃああっ♪ こすれてぇ! こすれてぇぇ♪」
「姫様! わた、きもちいいです! ひめさ、まも、きもち、いいですかっ」
だが、お姫さまはその質問には答えず、「ぅ……、ぅ……」と呻いた。
「ひめさまじゃ、いや……」
「え……?」
エレナが思わず視線を上げる。
そこには荒い息を吐きながらも、熱心に何かを伝えようとする一人の女の子の姿があった。
650名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 11:14:18.94 ID:yQYGu9hJ
目は潤み、顔はトロトロに蕩けきっている。
「リズって、呼んで……?」
「…………!!」
きゅうん、とエレナの身体のどこか内側が締めつけられた気がした。
エレナは狂ったように、その名を叫ぶ。
「リズ! リズ! リズ! ……あぁっ、リズぅっ」
「あ、呼びす、ぎ……。うふ、エレナったら、ばかみた――ふむぅっ?」
唐突に、エレナの唇によって口が塞がれる。
リズの歯はやすやすとこじ開けられ、舌がエレナの舌によって極上の料理を味わうかのように舐めつくされる。
「はむうっ、ちゅ、れろっ、う、ちゅむっ、む、ぷ、ぅむ、ちゅる、ぷはっ」
濃厚なディープキスは、まるで魂を吸われたかのような酩酊感をリズに味あわせた。
液状になった脳が、限界を告げる。
「あ、だ、だめ、もう、わた、い、いっ――」
ぴくぴくと痙攣するリズの耳元に、エレナが囁く。

「大好きですよ、リズ♪」

「……!! あっはぁぁぁぁっぁぁぁ♪ イ、くぅう〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
「わた、しもっ♪ あっ、あぁ〜〜〜〜…………♪」
二人は同時に、幸せの頂点に達した。
噴き合った潮がぶつかり跳ね、それが互いの肌に付着する感覚だけで、また絶頂する。
終わりのない快楽の輪廻。
イキっぱなしになった二人の女が、どちらも相手を離すまいと渾身の力で抱き合う。
「〜〜〜〜〜〜〜♪ はぁ、はぁ、はぁ、さいっ……こう……♪」
「ぜぇ、ぜぇ……。私も、最高、でした……!」
教練などものともしないエレナだが、息も絶え絶えにベッドに突っ伏する。
――ベッドが大きくてよかったですわ……。一緒に寝ても狭くないから……。
ふやけた脳味噌はどこかズレた思考を紡ぎ、火照った身体の暖かさを傍らに感じる。
お姫さま――もといリズは、初めて見るエレナの安らかな寝顔をじっくりと眺めながら、満足してまどろみに落ちていった。
651名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 11:15:13.20 ID:yQYGu9hJ
次の朝。
「どうして、こんなことに……」
キングサイズで天蓋付きのベッドに腰かけながら、リズが頭を抱えていた。
全裸で。
「まだ何かお悩みのことがあるのですか、姫様? まあお年頃ですからね」
「お黙りなさい! わたくしたち女同士なのに身体を重ねてしまったんですのよ! あなたは何も感じませんの!?」
「?」
「きーっ!」
どこかで見たやり取り。
だが昨日は部屋の隅にいたエレナが、今日はベッドにいるのが違いか。
「まあ姫様、どの道いずれはこうなっていたのです。遅いか早いかの違いです。私の同僚もよく言っていました。『ヤッてしまったものは仕方ない』と」
「やっぱ頭おかしいですわこの人……」
だが、確かにやってしまった過去は変えられない。
「それと――」
ぎろり、とエレナに向かって、釘を刺すような視線を向ける。
それに気付いたエレナは、心得たと微笑んだ。
普段の鉄面皮など面影もない、柔らかな笑み――
「ええ、わかっていますよ。――リズ」
ぼっ、と頭から蒸気が上がった。
「べっ、別に名前で呼ぼうと、わたくしはあなたを婚約者だなんて認めませんからね! 勘違いしてはいけませんわ!」
「はいはい」
「何ですのそのやる気ない返事! 本当に、わかってるんでしょうね? ね、ちょ、どこ行くんですの、こら――――」
その日から随分と、お姫さまの寝室は騒がしくなったようだ。
652名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 11:15:40.43 ID:yQYGu9hJ
以上です
百合は難しいな……
653名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 13:30:18.71 ID:V8lQ+B5P
GJ!
こういうのを待ってた
続き期待
654名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 14:12:07.91 ID:pJiNQZTy
GJ!
これから姫様は寝不足な毎日になるなw
655名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 15:53:51.25 ID:jXjcEyT8
GJ!
656名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 16:17:52.65 ID:RIUxHhIu
ええい、なんというピンポイント俺得
いいぞもっとやれ
657名無しさん@ピンキー:2012/01/12(木) 16:54:36.22 ID:z3dTjD6P
ふぅん、やるじゃない
658名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 20:52:57.51 ID:NcWvFFnh
はやて×ブレードのスレ建ててみた
659名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 01:07:52.84 ID:MrW9ONfO
つかぬことを聞くが、ここって貝合わせ的なものでも本当におkなん?
遡って作品読んでるとあくまで綺麗にまとまってるのが多い印象を受ける
660名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 02:51:36.69 ID:dSwLJunP
男がでしゃばったりグロじゃなけりゃ何でもウェルカムです
661名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 22:35:58.24 ID:3lw/xKTN
>>659
貝合わせ大好物ですよ
662名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 23:47:00.39 ID:NMgY4d4b
>>659
あくまで作品の中でまとまってれば良いんじゃないかな
663名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 00:07:38.21 ID:I+Uh5rOq
具合わせいいじゃないか
664名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 10:33:10.33 ID:vuYkjZzg
すごくいいんだけどその国が心配
665名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 13:54:07.27 ID:ik6FTEG5
>>659
むしろ好物
グロとか人を選ぶのは注意書必須
666名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 14:18:33.35 ID:KYhC45yf
チカネちゃん、貝合わせって知ってる?
ひ、ひめこ・・・アッー
667名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 22:26:33.14 ID:I+Uh5rOq
>>666
「そんなの姫子じゃない!」って展開になりそうだww
668名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 01:05:00.37 ID:JtWFKzNQ
回答励みになるわthx
全く未定だけどここに落とせたらいいと思ってる
669名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 05:27:36.46 ID:uWPRv7tb
具合わせ…?
670名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 12:03:38.04 ID:vF6BtGbl
>>669
女の子にはアワビがついてる。
アワビとアワビをこすりあわせると?
671名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 12:20:49.80 ID:ATcVEH6z
お姉さま、はしたないですわ・・・。
672名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 17:40:55.06 ID:5DJwHkyL
>>663>>669
余計な棒がついてるな

ふたなりはスレチ
673名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 22:42:47.64 ID:uWPRv7tb
淫魔とか中世とか魔法生物とかロボットとかロリババァとか
媚薬とか道具とか拘束とか、いろいろ使えそうなシチュはあるけどな
674名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 23:30:19.87 ID:aZ6KuLqn
貝合わせの時、片手は上体を支え、もう一方は握り合うってのがたまらんです
675名無しさん@ピンキー:2012/01/23(月) 11:14:57.14 ID:+DMNLtDr
「ふたなりは邪道!!!百合プレイは異性間セックスの疑似にあらず。
女子が女子を攻める時は――――
棒に頼らず己の技で勝負すべし!」

ってとある変態が言ってた
676名無しさん@ピンキー:2012/01/23(月) 14:25:19.02 ID:S6zHq11R
モリナツとか林家ってエロ書いてもエロくない
677名無しさん@ピンキー:2012/01/23(月) 14:33:13.74 ID:eYHMzFte
真面目なノリ描くのが恥ずかしいんじゃないだろうか
肝心な所でギャグに(ry
678名無しさん@ピンキー:2012/01/23(月) 22:07:51.60 ID:EXGoheza
普段はセクハラキャラなのに肝心なところでヘタレるのってなんかいいよね
679名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 12:53:51.92 ID:3OZ6//kQ
せ・・・性さま
680名無しさん@ピンキー:2012/01/28(土) 00:26:06.84 ID:1FRRJA0M
幼馴染の親友と一緒に女同士の結婚が許される国へ留学する事となった彼女
しかし、何かの手違いで学生寮の手配をしていない事が発覚
そこで両親が共働きをしてて、一人暮らしをしている少女の家にホームスティする事となった
親友は同人活動をする程の百合オタでしかもホームスティ先の少女と
疎遠関係の幼馴染が恋仲関係だと分かり、彼女も親友たちのドタバタ騒ぎに巻き込まれてしまう

っという妄想を考えていました。
681名無しさん@ピンキー:2012/01/30(月) 11:32:12.02 ID:rvsALC0X
時間はたっぷりあるので詳しく聞かせてもらいたい
682名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 23:16:02.16 ID:qWjIBKMZ
書いてみた。長くなりそう…てか(きっと)続くのでアプロダで
姉妹入れ替わり。

http://titleblank.com/page/4f2a9570e4b0b7e088dc4114

女同士の入れ替わりってピンポイントなスレがあってびっくりした
けどちょっと違うような気もしたので

こんくらいならスレ直書きでもいいかな?
683名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 09:23:53.35 ID:AAgQRAuL
>>676
さんか先生つけろよデコスケ野郎!
684名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 09:35:52.37 ID:6d/3t708
>>682
続くんならぶつ切りじゃ無くて続くのがわかるように書いた方が良いんじゃない?
ちょっと消化不良だったわ。
あとおもしといサイトだね、知らなかった。
685名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 19:35:01.09 ID:6vnyWEq5
>>684
そうだな…分かりにくかった
さらにエロまで行ってないし

サイトは匿名で投げれて便利だったから使った
686名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 19:39:59.94 ID:FxECgyem
起きたら虫になってるとか、小ネタいいな
687名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 20:01:02.75 ID:igSaDFc5
>>685
とりあえずプロローグ過ぎるので、続きプリーズ。
688名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 00:44:31.46 ID:0/LCEuMh
他の描写については周囲からアドバイスも聞きやすいのですが、エロ描写だけは聞くのが憚られる……
より百合百合しく、よりエロくするにはどこを弄ればいいか、良ければここのみんなに教えてほしいです。
普段は↓のような感じなのですが……
http://titleblank.com/page/4f33e834e4b0aa1b3971fba3
前半は>>633の同じだから、飛ばしてもらっても問題ないです。
689名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 08:36:15.26 ID:JUl5NQvm
>>688
とりあえず、
家族もいるのにと言っているのに、
声が大きくなるとか部屋に響き渡るとか
矛盾しすぎ。
声を殺すとか口を塞ぐとかなんかしとけ
っと突っ込んでしまったYo!

エッチ自身は別に良いんじゃない?
個人的には徹底的に愛撫するとか
クリ攻めるとかある方がいいけど、
趣向の問題でしょうこれは。多分。

よりエロくゆりゆりしくってんなら、
描写かなあ?ところどころぶっとんだ
単語が採用されてるから、表現をもう
少し意味やイメージが適切になるように
ブラッシュアップするのが良いんじゃな
いかな。エロい余韻を維持し続けるようなつもりでね。

前もGJしたけど今回も自分ならGJするレベル。
確かにもっとエロい方が好きだけどw

キスだけとかエッチしないエロSSとか
書いてみると、エロっぽさの練習になると
思うよ。女の子同士は空気が大事だよね!
690名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 11:37:16.27 ID:k7BErvEO
一理ある
691名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 12:54:05.09 ID:ypVMrYlX
>>689
矛盾は萎えますねー……注意します。
表現等も見直してみます、ありがとうございました
692名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:13:58.22 ID:Sbs3SxWN
姉妹百合。ほのぼの系。オリジナル

http://titleblank.com/page/4f394365e4b0fad9989787f5

ここはじめてなんだけど、こういうほとんどエロ無しの話でもいいのかな?
もし駄目だったらごめんなさい
693名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 02:33:00.23 ID:oTiSd1RK
しっとりとしてるのね。
折角しっとり良い雰囲気なんだけど、冗長なためか間延びしちゃってる感じがした。

エピをキチンと整理してテンポをも少し良くするととても読みやすくなると思います。

こういう姉妹百合もいいよね、自分は好きだわ結構。
694名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 03:00:16.71 ID:Sbs3SxWN
話を薄く伸ばしすぎたかな?
アドバイス通り、今後はもう少しテンポや流れに意識を割いてみるね

ありがとうございましたー!
695名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 03:19:51.19 ID:/dTRf8m+
久々にドストライク来たわ
696名無しさん@ピンキー:2012/02/14(火) 10:35:19.82 ID:cWW7gUxi
チョコレート体にかけてペロペロは定番だよね!
697名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 10:30:57.23 ID:UxneIv/A
あげ
698名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 21:11:25.18 ID:FmYMhgdX
>>682 のつづき。
http://titleblank.com/page/4f438716e4b03c1d403e4153

えろを入れることに成功した!
なんか分かりにくいとかあったら教えてもらえると
699名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 01:41:31.56 ID:B66qLJuN
人物の関係が良くわかんなかったから内容も良くわかんなかった。3回読み直してなんと無く理解したよ。

つまりこう言うことでいい?
はるちゃんは恵ちゃん(姉)の恋人で恵ちゃん(姉)とりっちゃん(妹)が入れ替わってる。
で、恵ちゃんがJK(1年?)でりっちゃんがJCと、そんではるちゃんがM2でオケ?

この二人、なんで付き合うようになったのかな?年の差結構あるみたいだけど。

で、はるちゃんが姉ちゃんとエッチしてたのを思い出して一人エッチしたと。
それで最後のセリフが次のポイントになってくるってことですよね?

地の文で説明するので無くても、もう少し様子がわかるような描写をいれた方が読みやすくなると思います。
人物関係とかどういうシチュエーションなのかとか。何ではるちゃん入り浸ってんの?とか姉妹の家は姉妹しか住んで無いの?とかいろいろ疑問です。

完全に続きなので前のSS読み返さないと全くわかんなかった♪( ´θ`)ノ
小出しにするならもう少しまとまりを考えた方がいいかも。読むの大変です。

続きwktk


700名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 12:36:44.39 ID:fVJ6hCmO
>>699
ありがとう!
年齢とかやってることとかはその通りです

やっぱちょい分かりにくいか…
設定の出し方、もうちょっと考えてみる
701名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 18:49:27.91 ID:/kNNTbf0
淫行条例とは何だったのか
702 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 :2012/03/03(土) 23:47:25.37 ID:00SZsOhL
百合SSのまとめってないの?
703名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 00:03:57.68 ID:a0ma760m
あったけど死んだ
704名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 00:06:04.83 ID:8SZLVWS2
あ、一応>>421があった
705名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 23:42:17.76 ID:FjE0GbMJ
最近そこ読んでる
この頃は倒置法が流行ってたんだろうか・・・
706名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 01:37:49.50 ID:u2kGG6rp
707名無しさん@ピンキー:2012/03/31(土) 21:51:26.45 ID:ooO8eROD
高知はもう見頃なのか

夜桜花見で酒に負け、暗闇にまぎれて致してしまう百合カップルだって居るはず
708名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 17:09:58.89 ID:kEZFCW+E
あげ
709名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 22:11:15.00 ID:jFsEktHg
花より男子…じゃ無くて女の子…。
710名無しさん@ピンキー:2012/04/14(土) 23:40:45.00 ID:dVfOgUYe
桜と言えば大正ロマンな百合もいいなぁ
711名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 02:49:59.50 ID:CWpYx7Vm
ゆるゆりのスレないのな

建てられないから誰か建ててくれないかなぁ
712名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 02:55:00.84 ID:TOSR/CJW
レズ・百合萌え板でやってるんじゃないのか?
見てないから知らんが
713名無しさん@ピンキー:2012/04/19(木) 03:24:22.73 ID:QPYbkdPg
記憶が確かなら百合萌えにあった筈……
それはそうと、なんかリビドー全開なブツを書いたので貼ります。
http://titleblank.com/page/4f8f05b3e4b0082886e1149f
自分が書く文章には色気がないと思う、どうしたものか
714名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 01:05:57.28 ID:/xh/cAOP
GJ
そして先輩がぺろぺろされる話をはよぅ
715名無しさん@ピンキー:2012/04/26(木) 22:41:35.57 ID:J/8Ae3Ol
先輩ぺろぺろ
716名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 23:05:52.01 ID:ipHBOLd5
ついに届いた、例の物。
届けてくれた宅配便のお兄さんに心の中で感謝して、例の物が入っている小包を大事に抱える。
カッターで止めてあるテープを切りながら、わくわくした気持ちが止めらんない。

中に入っているはちょっと怪しい薬。
あたしの恋人、ツンデレなゆっきぃを素直にさせちゃう薬。

「ふっふっふ…」

おっといけない。自然と笑いが零れる。これじゃ怪しい人だ。

箱を開けると、小さな可愛らしい小瓶が入ってた。
説明書には詳しい効能が書いてある。
簡単に言うと、えっちな気分になって、自分の気持ちに素直になっちゃう薬。

これ探すの苦労したんだよね。なんせ、ゆっきぃに使うから、安全安心で、なおかつあたしの買える範囲のものでないとだめだし。
残念ながら安全安心なものっていうと、やっぱりそんなに強い薬は使えない。
効果があったら嬉しいなっていう程度のものなんだけど、やっぱり期待しちゃうもので、今からなんか興奮してきた。

実は今日の午後、ゆっきぃがうちに遊びに来るのです!




「…なんなん?じっと見て」
「へ?あ、いや別に」

ゆっきぃが手に持っている、ゆっきぃ専用のコップ。
その中にはお茶が入っていて、さらに言うと、さっきの薬が混ぜてある。
無味無臭だから、全く気づかれるはずもなく。
ゆっきぃはきれいにコップの中身を飲み干した。

効果はおよそ一時間後に現れるらしい。
やばい。楽しみ!
717名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 23:07:58.68 ID:ipHBOLd5
「は…」

お互いお茶を飲み終わって、まったり談笑してたら、ふいにゆっきぃが息を吐いた。
その仕草がやけに色っぽくて、もしかして薬が効いてきたんじゃないかって思ってしまう。
気のせいかもしれないけど、ちょっぴり顔も紅いような…?

「ゆっきぃ」
「なに?」

あ、やっぱり普通だ。気のせいか。
時計を確認すると、あれから約40分が経過していた。
まだ効いたか効いてないかを判断するには早いかなぁ。どーなんだろ。

「…やっぱなんでもない」
「?なんかこんちゃん、さっきから落ち着き無くない?」
「え!いや、別に」
「なんかあやしい〜」

ゆっきぃがずいって身体を寄せてくる。
そのきらきらした目で見つめられると、あたしの嘘なんて簡単に見抜かれてしまいそう。
ってゆーか近い。付き合って結構経つけど、やっぱりどきどきする。

なんかゆっきぃよりむしろあたしの方がえっちな気分になってるような…。
薬が届いてからずっと、そういうことばっかり考えてたわけだし。
だいたい、ゆっきぃ近いし。可愛いし。

ここでバレるわけにはいかない、と、負けじとゆっきぃを見つめる。お互いの視線がぶつかり合う。
やっぱかわいー。

「こんちゃん、顔紅いよ」
「ゆっきぃ可愛いんだもん」
「…あほ」

憎まれ口を叩きながら、ハニカミ笑い。
あたしの今の効果音は、『きゅん』かな。
たまらず唇を寄せて、同時に背中に腕を回して力をこめると、簡単に引き寄せられてくれた。

「ん、む…」

キスしながら服の上から背中をさわさわすると、ゆっきぃからちょっとくぐもった声が漏れる。
調子に乗って肩を押して床に押し倒すと、今度はこらって怒られた。
…やっぱりあの薬効かなかったのかなぁ。結構したんだけど。あ〜あ、残念。

口を開いたゆっきぃは、上目遣いでこう言った。


「…ベッドがいい」
718名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 23:09:31.55 ID:ipHBOLd5
「っあ…、あ、あ、」

あたしが指を緩やかに出入りさせるたびに、くちゅ、くちゅって音が聞こえる。
冷静に考えるとただ単に指を前後させてるだけなのに、ゆっきぃの背中は大きくしなる。

ハリのある大きな胸に、くびれた腰。程よく引き締まった太もも。
ゆっきぃの白い肌は全体的にピンク色になって、汗ばんでしっとりとして。
顔を赤くして、目をぎゅっと瞑って快感に絶えている。

…これはやばい。

「…えろいね」
「ん、はぁっ…な、に?」
「今のゆっきぃ、めっちゃえろいよ。やばい。」
「う、…っさい」

も〜、ほんとに意地っ張りだなぁ。そういうとこも好きなんだけどさ。
あと数分もすれば、薬の影響で素直になっちゃう(かもしれない)って言うのに。

「それに、こうすると」
「んあっ!」
「すごい締まる」
「〜〜っ!!」

中の奥のほうをぐりってしてあげると、ゆっきぃの身体がびくって震える。
さっきよりいっそう高い声を聞かせてくれた。

「気持ちよかった?今の」
「っ、そんなの、言えん、よぉ、」
「…じゃあ、今のキライ?」

聞きたいことは同じなんだけど、言い方を変えてみる。
普段ならこんなことに惑わされないゆっきぃだけど、今なら答えてくれる気がした。

「…きらい、じゃない」
「もっと触って欲しい?」
「うん…」
「わかった」

ゆっきぃは唇をきゅっと噛み締めて、少し迷いながら、でも答えてくれた。
薬が効いてきたのかな。目もとろんとしてる。
それでも、いつもと違う自分の発言に戸惑ってるのか、落ち着かない様子。

「手、握ってていい?」
「ん…、にぎって」

ちょっとでも安心してもらおうと、繋いだ手は随分温かく感じた。
柔らかい手のひらからゆっきぃを感じて、あたしの方がほっとしちゃう。
ぎゅっと握って、ゆっきぃも握り返してくれて、心が通じ合ったみたいで。
嬉しくて笑いかけたら、ゆっきぃも赤い顔で、照れくさそうに、でも笑ってくれた。
ゆっきぃ、あたしはゆっきぃが本当に大好きだよ。
719名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 23:11:08.23 ID:ipHBOLd5
一度引き抜いた指を、もう一回中に進入させる。
ぐっしょり濡れたソコは、なんの抵抗もなくあたしの指を受け入れる。中はつるつるしてて、ぐにぐにしてる。
もう何度もしてる行為だけど、毎回、傷つけてしまうことがないように、細心の注意を払ってるつもり。

「ぁ…、んっ!」
「ここ?」
「んあっ…!そこぉっ、」

奥のほうのイイところを見つけて、そこを集中的に刺激してあげる。
ゆっきぃの身体がびくびくって震えて、あたしにくっついてくる。
柔らかい、ゆっきぃの身体。ふわっと香る甘いにおい。たまんなくて、何度も指を突き立てる。
そのたびにゆっきぃがあたしの手をぎゅうって握って、悶える。

「ぅ、あ〜〜っ、」
「きもちい?」
「はぁ、あっ…こんちゃん、きもち…ぃ…」
「かわいい…もっとしていい?」
「し、てっ…!」

快感のあまり、目に涙を浮かべて、がくがくって足を震わせてるゆっきぃ。
好きな人の感じてる顔や声って、どうしてこんなに興奮するんだろう。
まったく触ってないけど、多分あたしのも凄いことになってると思う。

ソコから手を離して、繋いだゆっきぃの手をしっかり握って、好きって気持ちをこめて唇にキスする。
舌で唇をぺろって舐めたらゆっきぃの方から舌を絡ませてきた。
めったに無いことにびっくりして固まってると、ぺちって腰を叩かれた。あんたもちゃんと応えろってさ。
随分積極的になってきたみたい。薬サマサマだね。

唇を離して、改めてじぃっとゆっきぃを見つめる。
息は乱れて、胸を上下させている。
ぼんやりしてるみたいで、いつもみたいにあんま見んといて!って怒らない。
そのままゆっきぃの胸に顔を寄せる。しばらくほったらかしだった割にそのてっぺんはしっかり固くなってて、それがまた愛しい。
包み込むようにてっぺんを何度も舐め上げて、ちゅぅって吸い上げる。

「ひっ!」

ゆっきぃは多分舐められるのが好きだと思う。
その証拠に、握ってないほうの手であたしの髪をくしゃくしゃにして、刺激に耐えてる。
このまま胸だけでイッちゃうんじゃないかな。

「はぁ、はっ…も、むり、」
「…ん、いいよ」
「いや、やぁ」
「え?」
「したも、さわって…くれる、って…ゆったやん」

聞きました?ゆっきぃからのおねだり。ひゃー、えろぉい!
…なんて、あたしのテンションがMAXになってるのと反対に、ゆっきぃはなんでか泣きそうな顔に。
突然のことにびっくりして、頭が冷静になっていく。
720名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 23:13:00.62 ID:ipHBOLd5
「ゆっきぃ?」
「…なんか、うち、今日おかしい。変なことばっかり…」
「変じゃないよ。ちゃんと言ってくれるの、嬉しいよ」
「はしたなくない?こんなうち、引かない?」

ぐすん、ってゆっきぃが鼻を啜る。
好きな人のおねだりに引くわけなんてないのに。もっと乱れて欲しいのに。
薬が効いてても大胆になりきれないところがゆっきぃらしい。

「引かないよ。ゆっきぃのこと大好きだもん。」

それを合図に、中に差し込んだ指をそのままぐっと奥に押し込む。
同時に、乳首をかり、って、甘く噛む。

「は、ぁっ!!」

きゅぅって、中が締まる。
感じてくれてる。嬉しい。

「ゆっきぃのえっちな顔、すき」
「や、…見んでよぉ、ぁっ」
「ほんとにやだ?見られたくない?」
「……、」

また泣きそうな顔。泣かせたいわけじゃないんだけど。ごめんね。

「…て、」
「ん?」
「うちの、えっちなとこ…みてて、…いっぱい」
「…うん、見てる。」

狭くなった中を押し広げるように、何度も何度も擦り上げる。
えっちな声が大きくなって、ちょっと苦しそうな顔。これはイっちゃう直前の感じだ。
溢れてくる液体の水音。中が伸縮してあたしの指を取り込もうと動く。もうずっぽり根元まであたしの指を飲み込んでる。なんてやらしいんだろう。
親指でぱんぱんに膨れた突起を押し潰すみたいにしたら、強すぎる快感にゆっきぃが腰を引こうとする。
握ってた手を離して、逃げないように上から腰を押さえて、突起を弄る指に力を込める。

「あ、あっ…こんちゃん、すきぃ…すきっ」
「あたしもすき。ゆっきぃ…。」
「ふ、ああっ…!」

ゆっきぃの身体が強張る。甲高いいやらしい声に、こっちまで何か弾けた気がした。
足先までぴんと伸びたあと、ゆっくりと脱力していく。
見てて、って言葉通り、その様子を最後までしっかり見ることができた。
721名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 23:14:45.20 ID:ipHBOLd5
「ね〜、ゆっきぃでてきてよぉ〜」
「…むり」

ゆっさゆっさ。
ゆっきぃが潜り込んでいるシーツの塊を何度も揺する。
えっちのときを思い出して、顔を真っ赤にして引っ込んじゃった。
薬が切れたんだと思うけど、それにしても今更恥ずかしがらなくてもいいのに。

「今でも信じられん…うち、あんな、あんなこと…」
「ああ、『うちのえっちなとこいっぱいみ…』うごぉっ!!!」
「それ以上ゆったらただじゃおかんから!!」

一瞬シーツから出てきたと思ったら、あたしのお腹にパンチしてまた潜っていった。
ただじゃおかんって…既に殴ってんじゃん。

「ごめぇん…」
「そうやってからかうからいやなんや!」
「だって、ゆっきぃ恥ずかしがるの可愛いんだもん」
「〜〜、もぉっ!!こんちゃんがこの部屋から出てくまでうちも出んから!」
「え〜!そんなこと言わないでピロートークしようよ〜!」
「あほあほあほあほ!」
「さすがにあほって言いすぎだから!」

もし、ここで薬の存在をバラしたら、あたしはゆっきぃの手で亡き者にされるだろう。
それも悪くないけど、もうちょっとゆっきぃと生きたいから黙っとこう。

薬はあと2回分。
また頃合をみて使うことにしようかな。


おわり
722名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 23:44:36.09 ID:uH4nuIuz
GJ
前に見たことあるキャラだと思ったら1年近くぶりでごちそうさまですた
723名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 00:17:23.57 ID:vairCFGQ
(*´ω`*)
724名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 02:52:25.24 ID:gCA+Cx1W
だだ甘ごちそうさまです。読んでてニヤニヤするw

>>713
こういう話好き
その後、芽生えた気持ちを育んでいく話も読みたいな
725名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 11:53:27.15 ID:WlW//5kH
>>721
GJ!
読んでてすっげぇニヤニヤしたwww
悶えた
大好物です。
726名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 12:23:37.14 ID:qrzUbqMY
ふぅ……
727名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 09:44:30.33 ID:Xp/8EmW+
728名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 18:39:54.84 ID:+ulunHtq
商業レーベルで百合に強いとこってある?
729名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 23:51:07.32 ID:EzoQj21o
故・フライトプラン
ガスト
サクセス
工画堂
一迅社
芳文社

とか?
730名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 19:02:12.96 ID:hGMDMYwh
私の妹は、ちょっとイジワルだ。
一度調子に乗ると私でも止められない。
「お姉ちゃん、とってもエッチな顔してるね」
「ばっ……そんな、こと、あっ」
「ふふ、エッチな声も出しちゃって、やらしいんだあ」
妹に押し倒された私は裸にされ、ねちっこい愛撫を受けている。
耳とか、首とか、背中とか……気持ちいいんだけど、全身を突き抜けるような快感はない。
正直物足りない。けれど、それを妹に悟られてはいけない。
もしそうなったら、妹はもっと調子に乗るに決まってるんだから。
「お姉ちゃんのおっぱい、小さくてかわいいよね。羨ましい」
とふざけたことを言う妹は、男共の視線を確実に吸い寄せるほどに豊かな胸を持っている。
確かEカップとか言っていたが、Cから上を知らない私は喧嘩を売られた気分にしかならなかった。
──あんなに胸が大きかったら、きっと言い寄ってくる奴らも多いんだろうな。
そうしたら、私のところから離れてしまうかもしれない。
なんか、やだな。
「あ、んっ」
「こんなところも気持ちいいんだあ……」
妹が次に目を付けたのは太腿だった。そんなところ、撫でないでほしい。
だって、焦らされるのは嫌だから。
「ねえ、もう……」
「どうしたの?」
いつもこうだ。妹は私の口からおねだりを引き出そうとする。
そして、私が負けて決定的なことを言ってしまう。
そうしたらどうなるかなんて、何度もこの体に刻みつけられてわかっているというのに。
「気持ちいいところ……触って」
「こう?」
言うなり、妹は私の乳首を抓みあげた。待ち望んでいた甘い刺激に私の体は悦びで跳ねる。
「あぁ、あっ!」
「おねだりするお姉ちゃんかわいかったから、いっぱい触ってあげるね」
宣言通り妹は私の乳首を徹底的にいじめ始めた。
焦らされていた私はだらしなく声をあげ、妹の欲望を満たしてしまう。
底なし沼のように深い、妹の欲望を。

「ぁ、うぅ……っん、あぅ……」
「お姉ちゃん、あんなに声出しちゃって、喉枯れてない?」
枯れそうなのは意識の方だった。乳首だけで軽く達していたのかもしれない。
どれくらいの時間が過ぎたのかもわからない。
ただ私は妹の手で鳴かされ続けていた。
「うわっ、すご」
「んっ、ぅあ」
遠慮と予告もなく秘部を撫でられたせいで、体と喉が震えた。
今はマズイ。本能が教えてくれる。
この状態でそんなところを責められたら、それこそどうなるか予想ができない。
失神とか失禁とか、そんな言葉ばかりが浮かんでくる。
「ねえ、お姉ちゃん……こっちも、触ってほしい?」
妹の誘惑は、まさに悪魔の囁き。
「……ぅ、んっ、ん」
まともに声が出せないから、頷いて答えた。
私の体は正直だった。未知の快楽を求めている。
「そっか、そしたらさ、アレ、言ってよ」
アレ。妹はそんなことまで望むのか。いじわるの範疇を超えているじゃないか。
「ん……あ、はぁ」
けれど、快楽の虜になった私は必死に言葉を紡ごうとする。
「っ……ふ、うっ」
「ほらほら、もう少しだよ?」
そう急かさなくても、ちゃんと望み通りのことを言ってあげるから。
私は咳払いを一つして、ようやくその言葉を告げた。


「──ほしゅ」
731名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 19:04:04.41 ID:lr76rMts
ワッフル叩きつけんぞてめぇ
732名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 19:54:17.56 ID:/z9g5ZY5
こんな文章を保守なんかに…
733名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 23:16:38.81 ID:cxuo+lF9
おいw
734名無しさん@ピンキー:2012/05/27(日) 08:45:14.64 ID:i27mIe/l
>>730
  バン   はよ
バン (∩`・ω・) バン はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/
  ̄ ̄\/___/


バンバンバンバンバンバンバン
バン     バンバンバン
バン (∩`・ω・)  バンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄


    ; '  ;
     \,( ⌒;;)
     (;;(:;⌒)/
    (;.(⌒ ,;))'
 (´・ω((:,( ,;;),
 ( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__
    \/___/
735名無しさん@ピンキー:2012/06/03(日) 08:14:57.03 ID:KNmEFVnc
同じタイプ同士のカップルってどうなんだろ

攻め×攻めとかおとなしい娘×おとなしい娘みたいな
736名無しさん@ピンキー:2012/06/03(日) 10:51:25.15 ID:EdsIpf4K
おとなし子×おとなし子だと
お互いに相手の事思ってるけど言い出せないもどかしさに身もだえさせられそう…。
737名無しさん@ピンキー:2012/06/05(火) 21:48:32.22 ID:NdBJj4iK
そんで、ふとしたきっかけで相思相愛になれて破壊力抜群のいちゃ甘を繰り広げるわけだ
738名無しさん@ピンキー:2012/06/06(水) 10:07:44.92 ID:sCxh3TjC
>>737
お互いに好きなのに片思いだと思い込んで告白できないとか
739名無しさん@ピンキー:2012/06/07(木) 09:17:46.58 ID:q584ntZu
>>738
それはよくあるパターンだ。
740名無しさん@ピンキー:2012/06/13(水) 12:41:48.32 ID:2IS6CwLj
>>737
重度の糖尿病になりかねないくらい甘そう
741名無しさん@ピンキー:2012/06/26(火) 05:43:32.61 ID:zgehkLT/
おねロリでイカされまくる夢みた・・・
742名無しさん@ピンキー:2012/06/26(火) 16:05:51.69 ID:RFZK0gX1
はよその夢の詳細
743名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 08:25:12.49 ID:3bdoTv5y
どっちがどっちかで興味レベルが著しく変わる
744名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 19:19:09.39 ID:llIM7e0n
お姉さん受け派
ロリ受け派
受け攻めなんて存在しないよ派
745名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 19:41:25.72 ID:fl4XOeLA
みんな攻め手でみんないい派(金子みすゞ派)
746名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 21:33:57.86 ID:lDfxQLNT
モンスターっ娘×女剣士とか
747名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 21:12:41.21 ID:5M2eueQa
生け贄村娘×モンスター娘
748名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 23:30:38.11 ID:NddlkIpe
生け贄の村娘が責めるのか
……アリかもしれんね
749名無しさん@ピンキー:2012/07/06(金) 13:29:02.48 ID:on1+kx+j
一日目
「みごと妾を満足させてみせよ。2、3日くらいは長生きできるかもな……ふふふ」

二日目
「なかなか様になっておるぞ。さては男でも居たか?ははは!」

三日目
「そんなっ……どこ、で、覚え……ぁぁぁ!!」
「まだ終わりませんよ?」

四日目
「二人で暮らさないか。人間の世界を見てみたい」
750名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 12:24:52.92 ID:90KuA+RR
>>749
書いてくれないか
751名無しさん@ピンキー:2012/07/09(月) 13:20:14.38 ID:gdPg85te
>>749
墜ちるの早えぇ…
752名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 09:19:33.87 ID:0nEwiw6J
テクニシャンてレベルじゃねーぞ!
753名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 20:49:39.75 ID:VzwW0HGi
>>749
なにこれ素晴らしい
754名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 06:36:17.45 ID:mhJZ869A
てっきりイボ触手で毎晩毎晩、と思ったら
755名無しさん@ピンキー:2012/07/13(金) 23:58:20.49 ID:Zrv1peTW
片思いの一方的百合もいいものだ
756名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 09:19:13.03 ID:xjB6keqs
>>755
スレが落ちなかったのはお前のおかげだ
757名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 11:37:34.13 ID:JBYcz6Pc
え、ここそんなギリギリなの?
758名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 12:07:07.89 ID:BxAF7Mfw
整理でもあったか?
巡回スレが死んでるんだが
759755:2012/07/14(土) 19:32:13.56 ID:kbuMfhGy
異常あったとき某スレで情報貰ったんで、急いで適当に書きこんでみた
本当に役に立つとは思わなかった
760名無しさん@ピンキー:2012/07/15(日) 21:13:34.22 ID:h250zp/X
同性という背徳感に加え浮気とかしちゃってより背徳……でも欲望には敵わない
そんな感じで
761名無しさん@ピンキー:2012/07/16(月) 23:46:23.44 ID:8yL2DWyr
ボクっ子で百合でヤンデレな女の子か話はありませんか
762名無しさん@ピンキー:2012/07/17(火) 05:15:24.72 ID:RtAnmdu3
他の子と喋ってるだけでジェラシーなボクっ子ヤンデレ百合

ボクっ子といえばアルル・ナジャ
763名無しさん@ピンキー:2012/07/18(水) 00:12:19.10 ID:UpPLh6M9
ヤミと帽子と本の旅人ってボクっ子じゃなかったか?
764名無しさん@ピンキー:2012/07/18(水) 01:10:03.72 ID:CKu+Kjr/
ボクっ娘といえば確かにアルルだが、幼かった当時は
シェアルとサタアルに狂ってたせいで百合シーンが思い出せぬ…

そしてヤミ帽はヤンデレ…だっけ?
お姉ちゃんに病まされたんだっけ?
765名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 17:58:19.67 ID:G8COOv/9
こう暑い日が続くと、後始末が楽な風呂場に友人を連れ込んで二人一緒に汗でグチャグチャになるエロを見たくなるな
766名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 20:11:15.78 ID:qHcb0xQA
ハーレムスレに濃い百合・・・つか乱交レズ物がきてたな
767名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 20:17:43.26 ID:bm+CZzvI
ここに多人数モノが皆無ということは需要がないということだ
768名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 21:14:10.48 ID:ZcDk9m1p
何を言ってる
769名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 22:47:28.49 ID:mw6XnTWB
乱交和姦が好きです
770名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 02:08:16.72 ID:LeL1FW3u
需要は薄いだろうけど好きなやつもいるんじゃね
771名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 02:17:00.63 ID:hMsMWbcW
人数が増えるとそれはもう百合でもレズでもなくただのエロい女の集団だからな
772名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 09:36:00.76 ID:ie8TVRj7
>>771
お前の中ではな
773名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 09:56:15.04 ID:yYbgKnaG
そんで、肝心の内容は百合的にはどうだったんだ?
ここの住人の評判がよければ見てきてみようかな
774名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 13:19:26.76 ID:8+FhhKzE
ぷよぷよに百合は無いが、妄想で頑張れ。

ドッペルゲンガー×アルルとか楽しい
775名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 14:04:19.39 ID:Cywl9JNX
最近、ライト百合が見たくなってきた
活発系の友達に密かに友達以上の感情を持っている内気な主人公
ある日学校帰りに寄ったゲーセンでプリクラを撮ったところ、ふざけた活発系が顔を思いっきり寄せて、しかもハートマークとかLoveなんて書き込む
屈託無い笑顔で笑う友達に「何か顔赤いよ〜?」と茶化されたりしつつ、帰宅
家に帰って、シールのハートをなぞりながらあれこれ考え、一方その頃、活発系の友達は…的な
776名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 18:23:05.45 ID:LeL1FW3u
レズではあるけど恋愛的なものではなくなるかもな
777名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 20:48:32.63 ID:+7iiYBRI
主人公が浮気しまくってどうしようもなくなる話が見たい

あくまで主人公の浮気ね。理由はわかるだろ
778>>775に捧ぐ駄文 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/20(金) 23:37:02.12 ID:YaH/6gvD
>>775の設定に惹かれて書いた。プリクラ用語をよく知らなかったりするので違和感を覚えるかもしれませんが、生暖かい目で見てやって下さい。
779>>775に捧ぐ駄文 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/20(金) 23:42:14.85 ID:YaH/6gvD
体操服姿の少女が向き合う。片やグローブ、片やバットという出で立ちからそれは野球の試合と分かる。だが、その威圧は両者ともに野獣のそれだった。
投手が意を決したように振り被る。同時、打者の眼光が鋭くなる。そして、白球が放られ、バットが唸り……
〜〜〜
清々しい快音が校庭を突き抜ける。芯で捉えられた白球は美しい放物線となりぐんぐんと飛ぶ。普段の私ならきっと見惚れていたと思う。今、そうならない理由、それは。
「(何で私の方に飛んで来たの〜!?)」
とっくに私の頭上を越えた白球はようやく地に落ち、猶私の全力疾走より速い。それでも息絶え絶えになりつつ、やっと追い付く。
「はぁ、はぁ、やっと捕れた……」
振り向き、白球を投げようとしたところで気が付いた。私のチームメイトは罰ゲームのトンボ掛けをしていることに。
〜〜〜
「はぁ……」
放課後。私は一人、ゲームセンターに向かっていた。とはいえ、目的はゲームではないけど。
「(良かった、誰もいない)」
私の目的はいわゆるプリクラだ。気分が晴れない時、気晴らし程度に撮る。早速硬貨を投入。
「(それにしても、今日も勝羽さんは凄かったな……)」
整った顔立ち。色っぽい曲線を描く肢体。
780>>775に捧ぐ駄文 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/20(金) 23:50:02.10 ID:YaH/6gvD
それでいて明るい性格。更には運動神経も優秀。一方、私は……。
「(やめやめ、気分転換……)」
撮ったは良いが、表情が今一つ気に入らない。すかさず連コイン。
「(ん?)」
脇に違和感。見ると脇から新たに腕が一対、生えていた。
「え」
この後、どうなるかは自分でも予想が付く。でも、だからといって即応出来るわけでもなく……。
「ッキャァァァ!?」
案の定、その腕は私の胸を鷲掴みにした。
「は、離して!」
身を捻り、必死で抵抗……する直前、腕は離れた。一体、誰!?
「まったく、全力で悲鳴上げるから驚いたじゃない」
そこにいたのは……勝羽さんだった。
「でも、一応は謝るわ。ごめん」
何時ものように屈託のない笑顔。反省の色はないが、遊びの延長にそれを求めるのも酷か。
「ど、どうして……」
こんなところに。そう続く前に返答が来た。
「ん?いや、待ってるのに連コインする不届き物がいたから」
……私の知りたい答えじゃないけど、悪いのは私らしい。
「ごめん、今すぐ出るね」
「いや、お金を入れたのは内村さん。私は後で」
「いや、順番……」
またも言い切る前に勝羽さんが動く。なんと抱き寄せられた。
「か、勝羽さん!?一体何を!?」
781>>775に捧ぐ駄文 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/21(土) 00:10:46.81 ID:RVefypuQ
暖かな体温と甘い匂い。心拍数が跳ね上がるのを感じた。
「勿体ないし、一緒に撮っちゃおう、ね?」
そういうと右腕で引き寄せた私に頬摺りしてきた。
「ッ!!」
思わず首を反らせてしまう。本心ではこのままでいたいのに……!
「そんなに逃げたら顔が切れちゃうわよ。ほら、ポーズを取って」
そしてシャッター音が鳴った。画面に映し出されたのは所在無さげに両手を胸元にやる私と右腕で抱き寄せて頬摺りしつつ、左手で顔を隠した勝羽さんという珍妙な画像。
「あー、顔が離れちゃった。勿体無い」
「か、顔を隠す方が勿体無いと思います……」
私の言葉に「これは由緒正しいポージング、通称……」とかなんとか言っている。
「(なんかスッキリしないけど、背景、背景……)」
目ぼしい背景を探す私の目が一枚の背景に止まった。それは美しい夕焼けとそれを映す海の背景。
「(こんなロケーションで勝羽さんと二人切り……)」
後に「風画像」とつくが、悪くない。背景はこれでいいとして、効果は……。
「あ、私にも貸して」
勝羽さんはタッチペンを奪い、ハートの効果を選択。……少し恥ずかしい。
「ん〜」
782>>775に捧ぐ駄文 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/21(土) 00:22:51.07 ID:RVefypuQ
楽しげな鼻歌混じりにハートマークを絨毯爆撃、ロマンチックな海はショッキング・ピンクのハートまみれという、中々に目が痛くなる背景に様変わりした。
「と、これも……」
ハート効果を解除、タッチペンでの入力に切り替えた。
「L、O、V、E、っと。うん、出来た」
満足げな勝羽さんはそのまま印刷指令を出す。程なくして出てきたそれの半分を私に渡し、残りを自身の懐に収納。渡されたそれを改めて見る。無地の背景以上に照れ臭い。ハ、ハートマークの背景で恋人どうしにも見える。顔が思わず赤くなる。
「良し、我ながら満足な出来」
一方の勝羽さんは御満悦。
「そうそう、内村さん、顔真っ赤よ?どうしたの?」
その顔に浮かぶ笑みは普段の屈託のない笑みじゃなくて、からかうような笑み。自分でも自覚しているだけに反応に困る。なら、いっそ……。
「貴女のこと好きだったのよ!」……なんて迫真の告白が出来たらどれだけ楽か。
「こや、こういうハート模様は……その、愛し合う人どうしで使うものって印象があって……」
本当の事は絶対に言えない。一般に同性愛は受け入れられない。リスクが余りに大きすぎる。なら、辛くても友人の方が楽……。
783>>775に捧ぐ駄文 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/21(土) 00:29:13.76 ID:RVefypuQ
「私だ……同……識…」
勝羽さんは向こうを見て何かを呟いていた。
「勝羽さん」
「何?」
振り返るその顔はやっぱり綺麗だった。
「……また明日」
「うん、また明日」
〜〜〜
「ふふ……」
自室のベットでプリクラを抱き、私は横になっている。撮った時は口元を隠した理由が分からず嫌だった。でも、今は違う。
「案外、勝羽さんも恥ずかしかったとか……?」
そう思うと元より好きだった勝羽さんを更に好きになれた。
私にはあんな風に照れる勝羽さんを想像できなかった。もっと魅力的な一面を見られるなら。
「リスクも背負ってみようかな……」

784 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/21(土) 00:32:31.50 ID:RVefypuQ
これにて完了です。>>775に全力で感謝。
785名無しさん@ピンキー:2012/07/21(土) 00:51:39.23 ID:d1EIQiww
えっここでおわりなんですか
勝羽さんのつぶやきの意味は
786名無しさん@ピンキー:2012/07/21(土) 22:38:17.81 ID:RVefypuQ
>>785
>>778だけど>>775の最後の一文のフォローも兼ねて勝羽視点書いてくる
多分遅くても火曜くらいには出来ると思う
787名無しさん@ピンキー:2012/07/22(日) 07:37:31.50 ID:kABlpPJ2
GJ
788名無しさん@ピンキー:2012/07/22(日) 23:28:12.20 ID:rYxaNIjC
これは期待
789名無しさん@ピンキー:2012/07/23(月) 01:22:00.94 ID:zPvqx9xl
>>786
たまにはライトな百合もいいな
続き楽しみにしてます!
790 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/23(月) 19:05:31.10 ID:DflBRODt
今、勝羽視点で「良し、我ながら満足な出来」のところまで来た
ここからが問題なんだが、悪ノリして書いたせいでネタが多くなったんだが、このスレ的には大丈夫か?
791名無しさん@ピンキー:2012/07/23(月) 21:39:36.46 ID:5DmlX5nt
>>790
いいんでないかね
792名無しさん@ピンキー:2012/07/23(月) 21:41:44.30 ID:Q0R17oXN
読んでみなくちゃわからない
スレ的にイキナリ男が出てくるとかじゃなきゃいいのでは?
793名無しさん@ピンキー:2012/07/23(月) 22:53:29.62 ID:DflBRODt
>>791、2
意見サンクス。取り合えず例をあげると
「(お前は次に『離して』と言う)」
「は、離して!」
とか、「アッー……」(誤解無きよう書いとくけど、単に落胆しただけ)
みたいな漫画やアニメ、ホモビにゲームの台詞とかのネタ
男は明確な描写はない(ゲームセンターとかが舞台だからいるとは思うが)
794前書き ◆BFbGBxBf.. :2012/07/24(火) 22:13:03.04 ID:KPi8EM54
どうにか完成したので投下します。悪ノリネタがあったり、勝羽さんの視力が冷静に考えると異常だったり、カオスになりましたが、その辺はあまり気にしないで下さい。
※内村視点は>>779-783
795二人のプリクラ記念日・勝羽視点 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/24(火) 22:15:32.48 ID:KPi8EM54
直前の打者が三振。これにて現在、四回の裏二死。出塁出来なかった直前の打者からバットと謝罪を受け取り、打席に立つ。投手は最早顔芸と呼んで差し支えない表情で私を睨んでいる。まぁ、前の打席で完全試合に水を注したんだから気持ちは分かるけど。
「(どうせなら、あんな風に……とは言わないけど、せめて友好的に見て欲しいわね……)」
そう思い、私は右翼を見る。そこにいる内村さんの表情は運動とはいえ、敵を見るものとは思えない。
一方、相変わらず悪相の投手は投球動作に入った。精密機械を思わせた完全な均整は僅かに、だが確実に乱れていた。そして、指先から白球が離れる。速さは二回の時以上。だがしかし。
「(まるで全然!この私を打ち取るにはコースが甘いんだよね!)」
前回よりも容易く白球を捉えられた。そして、右翼方向へと飛んでいった。
「(アッー……)」
味方ベンチから歓声が上がり、投手が唖然とした顔で膝を付いた。まぁ、そんなことはどうでもいい。
「(ごめん、内村さん……)」
〜〜〜
そして放課後。いつもの様に帰宅……とはならなかった。
「(内村さんが帰宅路から外れた……?)」
偶にあったとはいえ、気にならないと言ったら嘘になる。
796二人のプリクラ記念日・勝羽視点 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/24(火) 22:23:32.79 ID:KPi8EM54
「(とにかく尾けてみようぜぇ……)」
〜〜〜
こっそりと尾けて数分、内村さんはゲームセンターへ足を踏み入れた。そして、一台のゲーム機の中に入っていった。
「プリクラ、か……」
そう、内村さんが入ったのは何の変哲も無いプリクラ。左右に抜けられるのは特徴と言えるかは分からない。
「(写し終わったら一緒に撮ろうと誘ってみようかな?)」
でも、理由が無かった。
「(どうしよう……)」
思考の間に撮影が終了した。
「(良し、向こうから出たら撤退、こっちから来たら誘う!)」
覚悟を決め、内村さんがこちらに来るのを待つ。が、来なかった。しかし、向こうから出たわけでもない。
「(連コイン…だと…)」
想定外の行動に軽く脱力。
「(か、仮にも人が待ってるのに……連コインはせめて誰も待って……ん?)」
……良案が浮かんだ。これなら自然にプリクラを撮れそうだ。まず……。
「え」
鋭いことに、脇下に腕を入れた段階で気付いたらしい。でも、遅い。
「ッキャァァァ!?」
予想よりも大きな悲鳴が上がった。だが、無視して鷲掴み……するには些か扁平な胸に両の掌が触れる。温もりと鼓動に普段は意識しない“命”というものを実感させられる。
797二人のプリクラ記念日・勝羽視点 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/24(火) 22:59:26.23 ID:KPi8EM54
とはいえ、あまり楽しんでもいられない。
「(お前は次に『離して』という)」
「は、離して!」
そう言って身を捻るが、こちらは既に解放済。
「まったく、全力で悲鳴上げるから驚いたじゃない。でも、一応は謝るわ。ごめん」
戸惑い顔の内村さんだったが、落ち着いたのか、おずおずと口を開いた。
「ど、どうして……」
どうしてここにいるか聞かれると少し困る。だから、先手を取った。
「ん?いや、待ってるのに連コインする不届き者がいたから」
この一言で質問を封殺。そして軽く罪悪感を引き出す。
「ごめん、今すぐ出るね」
来た!遠慮がちな内村さんなら連コインを指摘すれば退こうとするのは読めていた!ここで「一緒に撮ろう」と言っても多分通る。でも、敢えて一手置く。
「いや、お金を入れたのは内村さん。私は後で」
一度、引いて「仕方無い」という体にする為だ。ここで「分かった」と言われると困るが、内村さんの性格を考えるとそれは無い。
「でも、順番……」
身を引く内村さんの腕を掴んで引き寄せ、間合いが縮まって右腕の射程に入ったところで抱き寄せた。
「か、勝羽さん!?一体何を!?」
抱いた内村さんは骨っぽいのに柔らかく感じる不思議な抱き心地。
798二人のプリクラ記念日・勝羽視点 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/24(火) 23:12:00.96 ID:KPi8EM54
華奢で、力が掛かったらそれだけで砕けそうなのに、それでも抱きしめたくなる魔性の魅力があった。
「勿体ないし、一緒に撮っちゃおう、ね?」
私はせっかくだから頬摺りすることを選ぶ。すべすべ、もちもち、ぷにぷにの肌は時が許す限り、いや許さなくてもずっと頬摺りしたくなる程気持ち良い。なのに。
「ッ!!」
思い切り顔が遠ざかる。だから仕方無く、そう、あくまで仕方無く、少しばかり強く抱き締め、顔を寄せる。
「そんなに逃げたら顔が切れちゃうわよ。ほら、ポーズを取って」
斯くいう私もポーズを決めよう。股や胸に手をやる……のは魅力的だがまだ早い。抱き付くのも同様か。でも、ピースはありきたり。結局、左手で顔を覆った。大切な点は鼻筋と人差し指を合わせること。
そして、シャッター音が鳴り、画像が表示された。残念なことに顔が離れている。
「あー、顔が離れちゃった。勿体無い」
「か、顔を隠す方が勿体無いと思います……」
どうやら、内村さんは元ネタを知らなかったらしい。
「これは由緒正しいポージング、通称……」
……興味が無かったのか、無視して背景を選考していた。私の好みで選ぶなら夕方の海の背景一択だ。
799二人のプリクラ記念日・勝羽視点 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/24(火) 23:28:07.92 ID:KPi8EM54
二人で人の居ない田舎の海で、朝から一緒に遊んで、昼食は一緒に作った料理を分けあって、夜は旅館に一緒の部屋を取って、露天風呂に……。
「(……我ながら妄想乙、ね)」
意識を現実に戻す。テレパスの開眼か、はたまた偶然か、内村さんが選んだ背景は、私が目に止めた背景だった。このままだと見る度に妄想を思い出す、形ある黒歴史となる。……。
「あ、私にも貸して」
ごく自然にタッチペンを奪う。適当な効果で背景を塗り潰してしまおう。効果自体は何でも良かったが、敢えてハートを選択。
「ん〜」
鼻歌を熱唱する間に橙色は大凡桃色に塗り変えられた。
「(……なんか足んねぇよなぁ。せっかくだし、字も……そうだ)と、これも……」
タッチペンの直接入力に設定変更。思い付きを書き込む。
「L、O、V、E、っと。うん、出来た」
下手に弄られる前に印刷。写真字体の出来は残念にすぎたけど、内村さんと二人切りの写真を撮れただけで上出来と言える。そう思い、写真をポケットにしまう。
「良し、我ながら満足な出来」
内村さんの顔を見ると、本日最高の赤面があった。
「そうそう、内村さん、顔真っ赤よ?どうしたの?」
意地悪な問い掛けだ。そうさせたのは私なのに。
800二人のプリクラ記念日・勝羽視点 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/24(火) 23:49:40.17 ID:KPi8EM54
「こ、こういうハート模様は……その、愛し合う人どうしで使うものって印象があって……」
「(うっ!?)」
どんな風に恥じらうのか。それを見て楽しむつもりが、返ってきたのは強力なカウンター。逆に私が赤面する。見られたらイメージが一瞬で台無しになる。まずは何をともあれ、顔を逸らす。
「(冷静に、まず深呼吸……!)」
スーハーと深呼吸、新鮮な酸素を取り込む。そして、平静を装って反撃する。
「私だって、同じ認識よ!」
しかし、思ったよりも声が出なかった。そして、場が停滞した。
「(嗚呼、何で言っちゃったの、私!?安全に内村さんに告白して貰うはずが!)」
まず脳に過ったのは後悔。そして次は後悔したことへの後悔。
「(私の気持ちは言って後悔するような軽いもの!?いや、そもそも聞こえていなければ問題は……何で聞こえたら後悔前提!?)」
脳内に残った理性は落ち着け、冷静になれ、と警告している。しかし、分かっても思考のループは止まらない。
「勝羽さん」
全ての思考が一時停止。
「何?」
私は振り返りつつ、全力で笑顔を作る。内村さんは何と答えるのか。
「……また明日」
その微かな間はなんだったのか。
「ええ、また明日」
〜〜〜
801二人のプリクラ記念日 ◆BFbGBxBf.. :2012/07/24(火) 23:57:51.34 ID:KPi8EM54
自室。漸く冷静に今日を振り返ることが出来た。
 憂慮するべきは一つ。それは告白の返答。もし聞こえていたら、どんな答えが返ってくるのか、私には分からない。それでも。
「悪い様にはならない筈……」
私は胸ポケットのプリクラを取り出す。そこには困惑しつつも満更でも無さそうな内村さんが写っていた。

802後書き ◆BFbGBxBf.. :2012/07/25(水) 00:05:23.85 ID:S57lkwmF
一旦書いた奴だから楽だと思ったら甘かった。ちなみに理由はやっつけだからセリフの裏を一から考えなければいけなかったからです。
取り合えず、すぐには続きませんが、ネタが出来た時用に伏線っぽい物を用意したので、忘れた頃に再び書くかもしれません。御目汚し失礼しました。
803名無しさん@ピンキー:2012/07/26(木) 12:25:17.64 ID:tB5sy365
GJ!続き楽しみにしてる。
804名無しさん@ピンキー:2012/07/27(金) 12:37:51.37 ID:1kviRBWi
「貴女が逝ってしまってから気付いたの、三代ちゃん」

墓の前で一人の老婆がつぶやく。

「私、初めて会った時から貴女のことを愛していたのね。」



こんな感じのばばあ百合を思い付いたけど誰得かな?
805名無しさん@ピンキー:2012/07/27(金) 14:34:13.50 ID:AzHYCjI8
流石にエロはキツイ。なければまあ……
806名無しさん@ピンキー:2012/07/27(金) 15:24:26.55 ID:ZJ1cuBr8
>>804
若かりし娘時代の甘酸っぱい思い出を前後どちらかに挟んでくれれば物語的にありだと思う
ふざけてキスした〜とか相手の婚約者に嫉妬した〜とか
しかしエロまでは発展しづらいね…
片方が亡くなった後に告白してる訳だから

何はともあれ完成を楽しみにしてます!
807名無しさん@ピンキー:2012/07/27(金) 19:47:49.34 ID:jYUqLeHU
昔ベッドインした事がある、しかし年月プラス当時お酒を飲んでいたせいで記憶が曖昧。
808名無しさん@ピンキー:2012/07/28(土) 09:54:17.85 ID:A6+4ycEm
むしろエロ無しのほうがいいかなって思ってる。
なんていうか若い娘たちの初々しさは無いけど精神的な話、心で繋がってたみたいな?
809名無しさん@ピンキー:2012/07/30(月) 17:47:37.12 ID:S58xLb6A
>>802
なぜネタに走ったw
続きいつでも待ってる
810名無しさん@ピンキー:2012/08/02(木) 18:04:12.40 ID:j/YGlaqa
俺、775なんだけどさ。
なんて言うか、魔法も、奇跡も、あるんだな

ありがとう、頬の緩みが止まらない
811名無しさん@ピンキー:2012/08/03(金) 22:09:15.99 ID:hp94t4Jw
自転車で一、二時間位の夏祭りにネタ探しに行ってきた
やれウゼーだのやれヤベーだの、聞いてて死にたくなった
でも幸せそうな顔でかき氷食ってる二人組の娘を見てそれだけで行って良かったと思った
それにネタも取れた。名も知らぬ娘よ、ネタをありがとう
812名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 16:36:02.87 ID:Q7JCXwFK
夏祭りいいねぇ
ちがう味のかき氷を食べさせあってたりすると萌える
813名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 17:46:59.67 ID:IpAt5Am6
くだんちゃん二話をいつまでも待ち続ける
814 ◆DYW6d/nzvM :2012/08/09(木) 12:22:19.28 ID:0DtedcTy
なんか>>766で他スレ用に書いたものを晒されたような気がするので、リベンジにちょっと書いてみました。
でも紹介してくれたことはとても嬉しいです。
……>>766が自作品のことじゃなかったら恥ずかしいですが。
815Hybrid girls ◆DYW6d/nzvM :2012/08/09(木) 12:23:46.62 ID:0DtedcTy
 今日こそ、ちゃんと言おう。

 いつも通り、学校帰りに恵美のお宅にお邪魔する。
 いつも通り、お仕事でご多忙なおじさまとおばさまはお留守で、彼女の広いお家に二人きり。
 いつも通り、恵美の、いかにも女の子らしい可愛いお部屋に通された。
 恵美はカバン、ブレザーをベッドの上に放り投げると、その隣に寝転がった。
 私もブレザーを脱ぎ、カバンを下ろすと、それらを椅子の背もたれに掛け、彼女の横に座る。
 そして、他愛もない会話に興ずる。
「英語の金子マジムカつくよねー、抜き打ち小テストとか、ありえねーよー」
「ん、そだね」
「あーでも妙子頭いーからなー、気にならねーでしょ」
「そんな事ないよー、やっぱいきなりはやだよー」
「だよねー。あ、そういえばさ、この前すっごく可愛いアクセのお店見つけたんだ」
「それって駅前に新しく出来た?」
「そうそう。なーんだ、妙子ももうチェック済みかぁ」
「ふふふ、今度一緒に行こうね」
「おー」
 他にも、最近のドラマやマンガ、流行りの曲、新しい服などの話をする。恵美とのこういう時間は
とても楽しい。それなのに、二人の間にはそこはかとない白々しさが漂っている。
 理由は明白だ。
 二人とも、この後の流れを――いつも通りの流れを、意識しているのだ。
 そしてその内会話が途切れ、二人の間に沈黙が流れた。
 誘うのはいつも、恵美からだ。
「……しよっか」
「……うん」
816Hybrid girls ◆DYW6d/nzvM :2012/08/09(木) 12:24:43.35 ID:0DtedcTy
 中学の入学式で初めて会った時から私達は意気投合し、以来お互い気のおけない親友として、もう
四年の付き合いになる。最初はもちろん、いたってノーマルな関係、普通の、仲の良い大親友だった。
 そんな私達が一線を越えたのは、半年ほど前。高校一年の、終業式の日。
 あの日私は、1年想い続けたとある男子に勇気を持って告白した。
 周囲曰く、思いつめるタイプの私。その、思いつめた末の告白だった。
 恵美も、セッティングや根回しなどして、私の告白を手伝ってくれた。
 しかし結果は、玉砕。
 そのような、思いつめ、打ち砕かれた女子のご多分に漏れず、言葉もないほど酷く落ち込んだ私を、
恵美が今日のように家に誘い、慰めてくれたのだ。
 最初の内こそ、そっと手を握って、ただ泣きじゃくる私の隣に黙って座っていてくれた恵美だった
けれど、いつまでも泣き止まない私に辟易したのだろう、恵美は私の背中を強く抱きしめ、言った。
「もう、妙子の魅力がわかんねー男なんか、忘れちまえ! あんな見る目のないやつの為に、妙子が
泣いてやる必要ねーよ! ったく、あのバカヤロー、こんないい子フりやがって……あたしだったら
ぜってー付き合うっつーのによ!」
 恵美は私のことを思って、一生懸命励ましてくれたのだろう。
 なのに、その時の私はいじけて、ひねくれたことしか言えなかった。
 だから、あの、運命の言葉を口にしてしまったのだ。
「じゃあ何、恵美が付き合ってくれるの!? 恋人になって、私を抱いてくれる!?」
 と。
「な……おい、何、言い出すんだよ。そういうことじゃ」
「じゃあどういうことよ! ねえ、どういうこと!? 言えないんでしょう!? その気も無いのに
思わせぶりなこと言わないでよ! それじゃ恵美も、彼と同じだわ!」
「あ、あんな男と一緒にしないでよ……あたしは、あんなヤツとは違う! 妙子をフったりしない!」
「だったら!」
 彼女を睨みつけ、低く呻くように続ける。
「だったら、恵美が恋人になってよ。今ここで私を抱いてよ。私を、慰めてよ……っ!」
 我ながら無茶苦茶だ。たぶん、意固地になった私は、恵美の困った顔を見たかっただけなのだ。
 そんな私を、それでも恵美は受け入れてくれた。
「……妙子はそれでいいの? 本当に、それでいいのね? だったら……今だけ恋人になってあげる」
 そして、私の顎を親指と人差し指でくっと持ち上げると、
「いーい? 後悔しない?」
 と念を押した。
 もう後には引けなかった。
 でも、私は、恵美なら構わないと思った。
 あんな男より私を理解してくれている、他ならぬ恵美、ならば……。
 私は、返事をする代わりに、そっと目を閉じた。

 そして私は、大事な大事な、一番の親友を失い、虚しい仮初めの恋人を手に入れたのだ。
817Hybrid girls ◆DYW6d/nzvM :2012/08/09(木) 12:27:27.71 ID:0DtedcTy
 今もあの時のように、恵美は私の髪を梳くように頭を抱き寄せ、優しく口付ける。
 オードブルのような、軽いキス。キス。キス。
 私の唇を啄みながら、恵美は私のタイを解き、そしてブラウスに手を伸ばす。
 一つ、一つ、ゆっくりとボタンを外していく。白いブラが、露わになる。
 ブラウスの前を全てはだけると、彼女は、私のお腹に抱きつく。そこに唇を這わせる。
 ちゅう、ちゅう、ちゅうと、おへその周りにキスマークを付けていく。
 そんな彼女の頭を、私はそっと撫でる。
 それに応えるように、恵美はおへそに舌を差し込み、くすぐる。そこから胸に向かって、ナメクジ
のようにゆっくりと舐め上がってくる。ブラまで来ると、再び頭を降ろして、もう一度お腹を舐める。
脇腹を舐める。私を裏返し、背中を舐める。優しく優しく味わわれているうちに、私はお腹の奥の方
がじんわりと暖かくなってくるのを感じる。秘密の場所が、次第にいけない期待と欲望で溢れてくる。
そんな私の変化を鋭く見透かした恵美は、「ふふふ」と含み笑いをしながらスカートのホックに手を
掛けた。
 そこで、私は我に返る。このまま流されるのは、もうやめにするって、決めたじゃない……!
 私は恵美の腕を掴んで、制止した。
「恵美、ま、待って……私……」
「あ、ごめん。もしかして今日、ダメな日だった?」
「ううん、違うの。そうじゃなくて」
「うん、なあに? 体調が悪いんなら……」
 恵美の言葉に首を振る私。
 こうして、恵美はいつも私のことを気にかけてくれる。
 それが温かくて、心地好くて、だからつい、私は彼女に寄り掛かってしまう。
 でも、いつまでもそれじゃダメだ。
 だから、私は、言った。
「……ねえ、あのさ……こういうこと、もうやめにしない?」
 私はいつまでも恵美の重荷でいたくはない。
 恵美を、私という呪縛から解き放ちたい。
 だからそう言った。
 なのに。
 恵美は、ひどく痛ましい、苦しげな表情を見せた。
「……そう。……そっか。……妙子がそうしたいなら、そうしよ」
 どうして?
 どうしてそんな顔をするの?
 私は、恵美にそんな顔して欲しくて言ったわけじゃない!
「ごめんね、妙子。今まで付き合わせちゃって」
 違う……違うよ。
 付き合わせてたのは、私、でしょう?
 私の我儘に、恵美を引きずり込んだのよ。
 なのに、どうしてそんなことを言うの?
「あはは、なんか、あれだなー。なんつーか、んじゃあ、今日はお開きってことで」
「……ごめん恵美……わ、私、勝手なこと、ばかり、言って……」
「いやいや、妙子はなんも気にすることないって」
「でも」
「いやー、あたしがさ、ちょっと、ん、あれだし、一人になりたいっつーか」
「恵美……」
「ごめんね、また明日、ね。……帰って……お願いだから」
「恵美……ん、わかった。明日、また、ちゃんと話そ」

 私は後ろ髪を引かれる思いで、しかしその場の空気にいたたまれなくなり、逃げるように恵美の家
を後にしたのだった。
818Hybrid girls ◆DYW6d/nzvM :2012/08/09(木) 12:29:12.81 ID:0DtedcTy
  ×  ×  ×

 初めて会った時から、妙子はあたしの憧れだった。
 妙子は、あたしが欲しがっていたものを全て持っていた。
 艶やかな長い髪、白くて滑らかな肌、細い指、落ち着いた物腰。
 女らしさ。
 気の合う友人として付き合ってる内にも、その想いは日増しに強くなっていき、
一緒にいれば、その内あたしも彼女みたいになれるって、そんな風に考えていた。
 あたしの自慢の、一番の大親友。

 ……でも、これって親友なのかな?
 あたしを好きでいてくれる彼女を、あたしは利用してるだけなんじゃない?
 そんな葛藤を繰り返している内に、あたしは気付いてしまった。
 この気持ちが、もっとおぞましいものだってことに。

 そうか……あたし、妙子に欲情してるんだ。

 あたしは葛藤から解放され、そして絶望した。
 狂おしいほど手に入れたいものがすぐ目の前にあるのに、それは決して手に入らない。
 だからといって、その場から去ることもできず、彼女の存在に癒され、同時に傷付けられるという、
気の狂いそうな日々を送ってきた。

 だからあの時、妙子がフラれて弱ってる所に、あたしは卑怯にも付け込んだんだ。
「今だけ恋人になってあげる」
 そう、彼女に呪いをかけて。
 以来あたしは「恋人」として、何度も何度も彼女の体を犯し、心を陵辱し、自分勝手なおぞましい
欲望を満たし続けた。
 思い出すだけでも怖気が走る汚らわしさだ。
 それでも、その時のあたしは滑稽にも、全てを手に入れた気分だった。
 今だけの恋人――。でも「今だけ」をずっと続ければ、その内それは「永遠」になるって、愚かな
あたしは信じていた。
 ほんの、ついさっきまで。
 ずっと続くものなんて、どこにも無かったのに。

 後に残ったのは、親友でも恋人でもなくなった「ただのクラスメイトの妙子」と、
 そして名状しがたい苦痛。
 喪失感? 後悔? 悲しみ? 苦しみ?
 呼び名なんか何でもいい。
 あたしにとっては、どれも似たようなものだ。
 今はもう、何も考えられない。

 妙子を見送った後、あたしは一人、部屋で泣いた。
819 ◆DYW6d/nzvM :2012/08/09(木) 12:30:19.14 ID:0DtedcTy
以上です。
気が向いたら続き書くかもです。
820名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 13:31:57.77 ID:L/Sp3CUh
>>813
まさか待っていてくださる方がいらっしゃろうとは…
スイマセン、もう少しお待ちください…
821名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 22:24:51.23 ID:XFxFv8WX
>>820
急かしているようでこちらこそ申し訳ないです
一話が面白かったので楽しみにしてます
822名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 22:37:09.09 ID:7VjDSxFT
>>819
GJ!
しかし向こうの>>171のネタはどこか別のスレに書きました?
妙に見覚えが…
823名無しさん@ピンキー:2012/08/10(金) 09:15:58.68 ID:RNgOuMBa
824名無しさん@ピンキー:2012/08/10(金) 21:52:48.81 ID:GwgMsJCs
>>823
そう、それ
ありがとう
825名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 06:54:08.94 ID:SnquIYmi
え、なに、パクリかよ
826名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 21:52:29.25 ID:9XfEqu4Q
◆DYW6d/nzvMの>>171ネタの方が先(7/18)だからそれはない
もっとも控え室(8/2)の書き込みが別人ならそっちがパクりと言えなくもない
827名無しさん@ピンキー:2012/08/14(火) 22:32:00.05 ID:78VHQc4o
甘えん坊な娘にそっけなくする一方、その実ゾッコンで内心大歓喜なクールっ子どう?
「ねーねークーちゃーん(抱きつく)」
「何?(内心大喜び)」
「今、何考えてるのー?」
「さぁ?(ふぅ、幸せ…)」
みたいな
828名無しさん@ピンキー:2012/08/14(火) 23:55:47.25 ID:qcSnV9J4
>>819
gj
続き待ってる
829牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:19:01.96 ID:f7XLvj0P
※ツノっコと猫耳っコの百合です。
※男も登場しますが、男とは絡みません。
※全3話の予定です。
※「第一話 くだんちゃん、失恋!」は>>537-545

女の子同士の行為に感じてしまうくだんちゃん、
自身も知らなかったその性癖に困惑しながらも
身体はネコさんを求めてしまいます。
そんな時、くだんちゃんの前に現れたのは…
830牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:19:51.91 ID:f7XLvj0P
第二話「オオカミさんに気をつけて」

件(くだん)とは人頭牛身または牛頭人身の怪物の事ですが、
この物語の主人公・くだんちゃんは怪物なんかじゃありません。

バラ色の頬、つややかな濡れ髪、くるりとした瞳、
年相応に発達したボディラインの可愛い女の子です。
ちょっぴり小振りの胸を気にしてたりしますし、
小さいお尻は悪くないと密かに自負してたりする普通の女の子です。

でも、くだんちゃんは、苛めという程ではありませんが、
クラスの皆からは少し、少~しだけ浮いた存在。
それはくだんちゃんの頭ににょっきり生えた2本のツノのせい。

周りは可愛いケモ耳が生えたコばかりなのに、どうして私は…

くだんちゃんはいつも思い悩んでばかりいました。

でも。

目下、彼女の悩みは別の所にありました。

「…ネコ、さん」

ある日の夕暮。とある公園の片隅で。
ひとり、くだんちゃんはその人の名を呟きます。
くだんちゃんの目下の悩み、それはクラスメイトのネコさん。

思い起こすのも恥ずかしい、でもすごく気持良かったあの日の出来事。
そう、この場所、こんな時間…

「だ、だめぇ!」

…具体的な描写は主人公が嫌がるので差し控えましょう。
>>542-545をご参照ください。

「や、やだ…恥ずかし…」

なにかにつけあの日の事がつい思い出されてしまい、
そのたびにくだんちゃんはもう、どきどきが止まらなくなるのです。
そのたびに胸が熱くなり、目尻はとろんと憂いを帯び、
あまつさえ股間まで熱く潤ってしまい、下着にシミを付けたりしてしまうのです。

あれ以来、くだんちゃんの脳裏に去来するのはネコさんの事ばかり。
ふと眼を閉じればネコさんの顔が浮かんでしまいます。

「どうして…ネコさんの、事が…頭を離れないの…」

大きなため息。

「女の子同士、なんて…いけない事、なのに…なのに…」

それは明らかに、恋、でした。

お外で、女の子にされて、イヤらしい言葉を言わされて。
いけない、いけないと思いながらもアソコはしとどに蜜を溢れさせる。
自分はいけない行為に感じてしまうエッチな女の子だという事実を受け入れれば
きっと楽になれるはずなのに、常識という名の枷が、彼女にそれを認めさせません。
831牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:20:24.95 ID:f7XLvj0P
「そんな…!わ、わたし、そんなんじゃ…!」

むっ。

地の文に逆らうとは生意気な子です。
地の文に逆らうと言う事は作者に逆らうも同然。

「だ、だって…わたし…」

問答無用。
>>542-545を参照してごらんなさい。
くだんちゃんは背徳的行為に昂奮して感じてしまうMな女の子。
読者の皆さんもきっとそう感じているはずです。

ねぇ?

「ち、違う!違います!わ、わたしは…」

…聞き分けの無いコにはお仕置きが必要ですね。
と言う訳で、次章、くだんちゃんの恥ずかしい秘密を大暴露です。

「え、ええええええ!?」

まぁ、その事を思い出すとMなくだんちゃんは
もっと昂奮して感じちゃうかもしれませんけれど。

うふ。

※※※

あの日。
ネコさんとの初めての行為の後。

「!!!!!!や、やめて!やめてぇええええ!!」

くだんちゃんが何をしたか。興味ありますよね?

「や、やだやだやだやだやだやだやだあああ!!」

その事を思い出したくないのか、必死に頭をふるくだんちゃん。
その事を思い出すとまた、胸のドキドキとアソコの疼きが止まらなくなることを
無意識のうちに悟っているからでしょう。

「ち、違うもの!私、そんなえっちなコじゃ…!!」

だから。

問答無用。

※※※
832牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:21:36.79 ID:f7XLvj0P
「聞き分けのいいコは好きよ」

耳の奥にリフレインするネコさんの声。
ぼーっと夢見心地の表情で、くだんちゃんは自分の部屋に辿り着きました。
途中、お母さんに声を掛けられたような気もしますがよく覚えていません。
途中、お兄ちゃんが怪訝な表情を向けていたような気もしますがよく覚えていません。

くだんちゃんは夢見心地のまま、自室のベッドに倒れこみました。

ぼふっと。

(どうしよう…あんな事、しちゃうなんて…
 ネコさん…お、女の子同士なのに…)

男のそれとはまったく違う優しい愛撫。
刻み込まれた快感が、その余韻が、身体中を浸食していくようでした。

(まだ…胸がドキドキしてる…それに…)
(…熱い、よ)
(身体が…熱い、よ)

そして、一番熱い場所は…

「ネコ、さん…!」

ゆっくりと、でも躊躇いなく。
くだんちゃんの右手は、一番熱くうずく箇所を目指します。

「…はわ…」

(熱いの…熱い…よ…)

「んんっ!」

スカートの奥、熾火のごとく熱を湛えたままのアソコ。
それは少しの刺激で簡単に、また火勢を取り戻すのです。

(だめ…こんな、こと…しちゃ…ダメ、なのに…っ!)

「あ…!」

(やだ…やだやだやだ…わ、私…)
(濡れて…)

(ダメ…!こんな事、いけないのに…!)

しかし、そんな理性の声とは裏腹に。

「んくっ…んはぁ…!」

左手は制服の裾から入り込み、乳首を目指します。
ツンと尖った尖端をつまみ、転がし、はじく。
そのたびに甘い快感が全身に響きます。

「ふぁ!あ!あくっ…はぅ…!んあっ…!」

(どうして…どうして…)

あの初めての快感を、再び呼び起こさんとする欲望が。
833牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:22:47.89 ID:f7XLvj0P
(と、止まらない、よぉ…)

「ふぁああ!あっ!あ!んあ!あふ!ふぁ…あんっ!!」

(止まらない…止められない…!)
(…止めたく、ない…!)

「ひやぁ…!ネ、ネコ…さん!ネコさんネコさんネコさんっ…!」

(…だって…気持ち、いい……!)
(気持ちいい!気持ちいい!気持ちいいよぉ、ネコさん…!)

「あ!ひぁ…あ…あ…あ………!!」

必死に声を押し殺しながら。でも激しく。
えっちなお汁をまき散らしながら。

「んくっ…!あ、あああああああああああああああああああ!!」

くだんちゃんは容易く絶頂を迎えてしまったのです。

「っ…!はぁ!はぁ!はぁ!はぁ…!」

(わ、私…イ…イッちゃった…の?)
(私…い、いやらしいコに…なっちゃった…?)

自分で自分を慰め、あまつさえイッてしまうなど、くだんちゃんにとって初めての事でした。
どちらかと言えば、これまでウブなネンネだったくだんちゃんなのです。

(どうしよう…どうしよう…!)
(すごく…気持ち、よかった…けど…)
(もし…もし、この指が…)

「ネコさんの、だったら…もっと…」

なんですって?

「!!わ、私!い、いま、何を…!?」

ふと漏らした自分の本音に頬を紅潮させるくだんちゃん。

「うぅ……!」

(どうしよう…どうしよう…)

※※※

というわけで。
作者によって強制的に恥ずかしい記憶を呼び覚まされたくだんちゃん。
どうなってしまうかというと…

「や、いやぁ…」

(また…また、アソコが、アソコが…熱く、て…)

「ダメ…!ダメ、なのに…!」

(こんな、こんな、所で…!!)
834牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:23:58.71 ID:f7XLvj0P
時系列を整理しましょう。
くだんちゃんは下校途中、公園の片隅で自身のいやらしい記憶を呼び覚ました所。
そう、まだ薄明かりの残る屋外にいるのです。
なのに感じちゃっているのです。
昂奮して抑えが利かなくなっているのです。

(誰か、来ちゃう…ダメ、ダメぇ…!)

「ネコ、さぁん…」

そう、くだんちゃんは。
お外で、女の子にされて、イヤらしい言葉を言わされて。
いけない、いけないと思いながらもアソコはしとどに蜜を溢れさせ、
おまけにその記憶をオカズにしてオナニー三昧してしまい、
その事実を否定したくても、その背徳感からお外にも関わらず
オナニーにふけってしまう。

いけない行為に感じてしまうエッチな女の子なのです。
Mなのです。作者が言うんだから(ry
その事実を受け入れればきっと楽になれるはずなのに、常(ry

「んんんん!んぁああああああああ…………っ!」

と、説明してるうちに、イッてしまったようです。お外で。
一体、くだんちゃんはどこまでえっちなコになってしまうのでしょう。
お父さんは心配で仕方ありません。

(だ、だめ…こんなんじゃ…満足、でき、ない…)

なんですって?

(はやく…帰って…もっと、もっと…もっともっともっともっと…!)

先行き不安です…いえ。

楽しみ、ですね。

※※※

今の行為を、お外でオナニーしてイッてしまった
恥ずかしい所を誰かに見られていなかったか?
周囲をオドオドキョロキョロと見回しながら、
くだんちゃんは足早に立ち去ります。

彼女は気付きもしませんでした。

全部、見られていた事を。

もし見られている事に気付いていたら…
Mなくだんちゃんは、もっと感じていたかも知れませんね。

「あのコが…くだんちゃん…」

雑木林の中、差し込む夕日がその人物の髪を照らすと、キラキラと黄金のような輝きが零れました。
そのてっぺんにはツンと尖った立派なケモ耳。オオカミの耳でした。

「…とっても、おいしそう」

日に当たると金色の輝きをこぼすケモ耳を持つ人物は
不穏な言葉を漏らしながら、くだんちゃんとは反対の方向に立ち去りました。
835牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:25:09.71 ID:f7XLvj0P
※※※

ところで。

皆さん、思い当たる節がありませんか?
くだんちゃんの様なオナニーの仕方では、オナペットへの思慕を募らせるだけ。
どれだけ自分を慰めた所で、一時の快楽を得られるだけ。
決して十全な満足を得られるものでは無いのだと言う事を。

だから。

「…はぁ」

爽やかな朝。
オナニー三昧の一夜を過ごしてもくだんちゃんの気分は晴れません。
それどころか、背徳感で一杯、披露困憊、おまけに寝不足の三重苦状態でした。

せっかくの可愛いお顔が台無しです。

「…元気ないわね?大丈夫?」

お母さんも心配そうです。
心なしか、お母さんの頭のツノもツヤがありません。

「だ、大丈夫よお母さん…お母さん?」

(ああ…もしかしてまた学校でいじめられてるんじゃないかしら!?)
(ごめんなさい…私のせいで…私がこんなツノをはやしてるせいで…!)

「お母さん?」

(でも、でもね、愛する私の娘よ…こんな私でも愛してくれるパパがいたのよ)
(貴方にもきっと、貴方の全てを受け入れてくれる人が現れるわ…)
(だから…だから、元気を出して…!)

くだんちゃんのお母さんは少し妄想癖がありました。
自分に酔いしれると周りが見えなくなることがたまにありますが、
基本的には娘思いの優しいお母さんです。ちょっと、ズレてるだけです。

「…行ってきます」

くだんちゃんは慣れたもので、自分の世界に入り込んでしまったお母さんを置いて家を出ました。
学校に行けば、ネコさんに逢えるのですから、こんな所でぐずぐずしている訳にはいきません。

※※※

ネコさん、ネコさん、ネコさんネコさんネコさん…

通学路で。校門で。教室で。
くだんちゃんはネコさんの姿を探します。

ネコさんはいつも大体始業ギリギリしか来ませんから、
必死で探したところで無駄なのですが、そんな事は関係ありません。

くだんちゃんは一途な女の子なのです。

(…来たっ!)
836牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:26:21.17 ID:f7XLvj0P
案の定、ネコさんはギリギリの登校でした。
明るい笑顔でクラスメイトに挨拶をしながら自分の席に向かいます。

今日こそは…!今日こそは私も朝の挨拶を…!

なんてことでしょう。
くだんちゃんはあの日以降、ネコさんとろくに言葉を交わしていなかったのです。
その事がなおさらくだんちゃんのネコさんへの思慕を増幅していたのかもしれません。
お預けをくらった犬…じゃない牛のようなものです。飢餓感はMAXです。

「ネ…!」

くだんちゃんが傍らを通り過ぎようとしたネコさんに、
決死の思いで声を掛けようとします。

ところが。

「あっ、おはよウサギちゃん」
「…あ」

くだんちゃんを無視するように、ネコさんは別のクラスメイトに挨拶。

くだんちゃんは、薄々、気付いてはいました。

ネコさんに無視されてる事を。

落ち込むくだんちゃんを尻目に、ネコさんは他のコと談笑しています。
がっくりと肩を落とすくだんちゃんを慰めてくれる友達はいません。
ケモ耳っコたちの間で、ツノを持つくだんちゃんは浮いた存在です。

やっぱりネコさんも、私の事なんて…

ネコさんの後姿を見やりながら、失意のどん底に沈んでいくくだんちゃん。
でも、神ならぬ身・作者ならぬ身の彼女には知る由もありません。

くだんちゃんに背を向けたネコさんが、その背でくだんちゃんの事をむちゃくちゃ意識していた事を。
他のコに笑顔で接しながら、その心中ではくだんちゃんの事をずっと気にしていた事を。

※※※

何よ。何よ何よ何よ!
私が誰と話していようが、私に話しかけたいなら、話しかければいいじゃない。
他のコと話してるならいっかー別にいいやー…って、その程度って事なの!?
私なんて、あんたにとって、その程度って、事なの!?

………
……


そんなの、ヤダ。



ただの戯れだった。オドオドしたあんたの顔を見ていたら汚したくなった。
ただそれだけだったのに…

ねぇ。
話しかけてよ。声、聞かせてよ。
837牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:27:01.14 ID:f7XLvj0P
※※※

おやおや。

何の事はありません。ネコさんもくだんちゃんの事を…
二人は両想いだったのです。

常識の枷に捕われているくだんちゃんと
いわゆるツンデレキャラのネコさん。
お互いに素直に自分の気持ちを認める事ができません。

…そう考えると、この二人結構お似合いだと思いません?



牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇)、了
838牛頭人身少女 くだんちゃん2(前篇):2012/08/15(水) 20:27:40.69 ID:f7XLvj0P
ひとまず。第二話・後編は近日中に投下させていただきます。
839名無しさん@ピンキー:2012/08/15(水) 21:25:22.93 ID:hPTyL116
こんないいところで切って…
くだんちゃんがえっちでかわいいです
GJでした!
後編も楽しみにしてます
840名無しさん@ピンキー:2012/08/15(水) 21:42:01.08 ID:5/gK6U4c
まったく、御令嬢はじつにけしからん娘ですな
一人、ネコちゃんを思い出してするなんてかわいすぎる
私にはGJする事しか出来ない!
841名無しさん@ピンキー:2012/08/16(木) 02:40:40.18 ID:GqYXzWR/
きてたー!超待ってました乙です
お母さんかわいいw
842名無しさん@ピンキー:2012/08/16(木) 06:58:39.00 ID:hEcjDatU
ネコさんだと思ったらタチさんだったGJ
843牛頭人身少女 くだんちゃん2(後篇)
牛頭人身少女 くだんちゃん2(後篇)

※ツノっコと猫耳っコの百合です。
※男も登場しますが、男とは絡みません。
※全3話の予定です。
※「第一話 くだんちゃん、失恋!」は>>537-545
※第二話「オオカミさんに気をつけて(前篇)」は>>830-837

後篇は前篇よりちょっと長くなりましたm(_ _)m

>>839-842
ありがとうございます。
くだんちゃんはMっ気があるで見られてると昂奮すると思います。
この後もよろしく見守ってやってくださいm(_ _)m