愛するが故に無理やり…… Part5

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1名無しさん@ピンキー
愛するが故にレイプor強姦or無理やりしてしまうシチュが好きな奴は集え!
二次でもオリジナルでもおk。
襲う側に深い愛情があればおkおk。
相思相愛なら尚更おkおkおk。
逆レイプもおkおkおkおk。

■前スレ
愛するが故に無理やり…… Part4
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1272428300/

■お約束
・エロパロ板は18禁です。大人の方だけ利用してください。
・原則sage進行。メール欄に半角、小文字で「sage」と記入。
・愛あるレイプに確定的な定義はありません。他人の考え方も尊重しましょう。
・他スレのSS紹介禁止。迷惑をかける可能性があります。
・相手をすると喜ぶので荒らし、煽りは徹底的にスルー。
・投下する方は事前の注意書きをお願いします(特に暴力等描写)。
 事前措置をとればトラブルを回避しやすいと思います。
・書きながらの投下は禁止。書き上げたものをコピペしてください。
・作品の最後には「終り」、「続く」などと宣言してください。
・気に入らない作品はスルーしましょう。好きなものにだけコメントをつければおk。
・感想の域を超えた批評、展開予想はご遠慮ください。
・リクエスト、続き希望は節度を持ち、行き過ぎたなれ合いは控えましょう。
・他人に注意をするときは、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

■過去スレ
 愛するが故に無理やり…… Part3
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1251197866/
 愛あるレイプ Part2
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234146553/
 愛あるレイプ
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197985819/

■保管庫
 2chエロパロ板SS保管庫
 ttp://sslibrary.arings2.com/
 ENTER→オリジナル、シチュエーション系の部屋→17号室
※保管されたくない方は投下時に一言添えてください。
2名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 23:53:06 ID:BFu4nUL+
>>1
乙!!
そして即死回避
3名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 02:21:53 ID:JdBNdX2G
乙〜
4名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 06:33:18 ID:3JdpeaVq
乙!
このスレもたくさんの投下がありますように
5名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 12:21:15 ID:MZ4PLobH
乙っ
また愛故雑談と投下の賑わうスレになりますよーに!!
6名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 14:20:37 ID:/9B7qF+n
>>1さん乙!!
そして前スレの埋めネタGJ!!
また書いてくれないかなwktk
7名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 18:06:04 ID:YZKIN+9H
>>1乙!
8名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 23:30:31 ID:/9B7qF+n
新スレなので妄想してみた

幼馴染の男女、女のほうは泣き虫で引っ込み思案で虐められっ娘体質
男の方は女が好きだけどついつい虐めていた
女は虐められて泣かされながらも健気に男の後ろをついて回ってた

ただそれも小学校までで、中学校になったら男のほうは社交性もあり友達も多いので
女の方が遠慮してあまり積極的にくっ付いて来なくなった。
こんな理由で別に女の方は男が嫌いになった訳でもないのだが、男の方は女が自分から離れたので焦りだす。
ただ男の方もこれまで虐めて泣かしていた事もあり、いい加減嫌になったのかと
今更罪悪感が芽生えて積極的に追求出来ずに居た

しかも小学生の時はずっと女がくれたバレンタインのチョコも貰えなくなり
激しく凹む、実際は男の周りに男と仲の良いグループの女が多く
地味で暗い自分なんかチョコを渡しても、迷惑だろうと思った女が遠慮しただけ

そして女は地味で引っ込み思案で無口で人見知りが激しいのだが
可愛らしい女の子なので告白する男も出てくる、勿論幼馴染の男が好きなので断るのだが
男の方も幼馴染の女と彼女の数少ない友達との会話から、彼女が告白された経験がある事を知る

その後、同じ高校に進学したもの、あまり会話の無い状態が続いていた二人
しかも二人とも恥ずかしがったり、後ろめたさがあったりで
意外に接触はあるが、どうもぎくしゃくしがち

そんな中、男は自分と比較的仲の良い奴が幼馴染の女を好きな事を知る
勿論女の方は断るもののそいつは諦めず、その後も色々ちょっかいを掛ける
女も他に好きな相手が居るとは言わなかった事、基本的に押しが弱いので
本気で断れず、その後なし崩しでよく喋る仲になってしまった。

男のほうはさすがに本気で焦りだし、なんだかんだで女は自分の物と思って居たので
嫉妬に燃えてそんな二人を覗き見ていた
女の方は勿論、幼馴染が好きだけどそんな事を男が知る筈も無いので
こうなったら身体だけでも自分の物にと強姦してしまう

基本的にドSだった事もあり女の怯えきった表情と涙をみて
可虐心を刺激され、女が怯えてマトモに抵抗してこないのを良い事に
今まで我慢を重ねて鬱憤も溜まっていたのでかなり手酷く犯してしまう

そして二人は…

と設定は考えられたが文才が無いのでSSが書けない
9名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 02:14:58 ID:sxFo0J+S
>>1の人乙〜

>>9
もうそのネタで書いてここに投下して下さいw
10名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 19:05:37 ID:gfSsQUOu
目覚めた私は硬直して動かない体を舐め上げる熱い何かに身震いし、息を上げながら目を見開いた。
「やぁっ…こんなっ…どうしてぇっ…」
ちろちろと体をなめ回す舌先に悶絶し、蕩けてはしたない液を垂らしながら動けない私は愛撫をそのまま感じさせられた。
「ゃぁっ…噛まないでっ…」
抵抗の声も虚しく聞き流され、彼は激しく舌を動かす事を止めない。
敏感な芯を甘噛みしつつ出されて下から液が溢れた。
「ひぃっやぁぁっ……いっちゃぅぅっ…!!!」














アイスが美味かったんだよ。
11名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 20:00:22 ID:Zlx5rG6d
ちょwwwそれなんて洗濯機スレネタwwwwww
12名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 20:38:50 ID:sxFo0J+S
>>10
洗濯機スレwwwww
13名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 21:08:44 ID:gfSsQUOu
該当は洗濯機スレだろうなぁ…と思いながら、お前らをwktkさせたかったんだ

だけど、きちんと自作したぞ!w
14名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 21:16:00 ID:sxFo0J+S
>>13
乙っす!!w
15名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 11:09:58 ID:rbUKEFUI
あれ?保管庫が見れないのは俺だけ?
16名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 11:10:22 ID:FOl3Onck
保守
17名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 11:30:31 ID:4M/SYpgn
SNJとYJSNPI?
18名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 13:32:35 ID:8q3fSFdZ
>>15
確かに見れない。変わったんだろうか。
19名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 16:27:21 ID:sEAy1EFf
>>15
>>18
見れるぞ?
20名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 14:40:16 ID:YUAyGw6b
>>15
保管庫のトップのミラー↓
http://red.ribbon.to/~eroparo/

ココなら大丈夫のはず
21名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 14:55:13 ID:YUAyGw6b
ごめんなさい、h抜き忘れてた。
22名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 05:35:02 ID:eqKlYhAL
それはともあれ投下こない……
23名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 09:24:49 ID:ttMMhgVz
投下を求めるならまず妄想をカキコむんだ
24名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 15:04:35 ID:UyFYnF4M
妄想したところでどうしても相手が人外スレか触手スレに投下すべき姿になってしまう俺の妄想力
25名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 18:54:36 ID:RNmO0Kxt
>>24相手の女の子が人外になってもヤンデレを貫ける
男ヤンデレは大好きです。
26名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 19:52:46 ID:n1b53H61
A国とB国の戦争はA国の勝利に終わり、B国の人間はA国の所有物になった。
B国出身の自分達兄妹もA国の権力者の男のもとへと引き取られ、奉仕させられている。
B国の女はA国の男の慰み者にされていると噂に聞く。
しかし俺の妹は戦争で左足を打ちぬかれて以来、足を引きずるようにして歩いている。
A国の人間は殊更身障者を嫌う。
そのため妹は幸いまだ主人に手を出されていない。
でもいつかは主人か他のA国の男のものになるのだろう。

「妹を抱け」
主人から秘密裏にそう命じられた時は我が耳を疑った。
主人は俺に構わずに壁際の鏡に被せた布を取り払う。
鏡の向こうに別の部屋が見えた。
ああ、なるほど。
最初からこの男は俺と妹を交わらせるつもりで、妹の部屋をわざと男の部屋の隣に置いたのだ。

大勢の男の慰み者になるのと、兄に抱かれるのでは、妹にとってどちらが地獄なのだろうか。

兄が愛するが故に嫌がる妹を抱くところまで妄想したが近親相姦さっぱどわかんね!と我に返って投げた
27名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 20:29:48 ID:3tf3qSyb
SF読んでたら、

人間の脳を使った宇宙船の制御ユニット(試作機)が、研究者の女性に惚れてしまう。
人間の肉体を持たない自分に引け目を感じて思いを打ち明けずにいたのだが、
研究者がある日突然、婚約者をつれてきた上に「見ないでネ」と言い残して
宇宙船の私室に彼と引っ込んでしまった。
見てはいけないと思いつつ、様々な制限事項を突破して覗いてしまったところ、
案の定二人はギシアンの最中で制御ユニットはヤンデレ発症。
最終的には研究者を監禁、船内の作業用マニピュレーターを駆使し研究者を犯してしまう…

みたいな妄想が働いたけど、このスレ向きなのか人外スレ向きなのか微妙だな…
28名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 21:15:36 ID:9uF73fJ1
>>27
妄想元は歌う船?
29名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 21:47:03 ID:3tf3qSyb
>>27
あたり。あれ、男性だったらどうなんのかなあと。
30名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 00:51:06 ID:nsx2ZhW2
>>24
それでも全然構わないでしょ
襲うのが男で男が化け物なら美味しいし
女が化け物でも見た目さえエロいならおk

>>8の妄想も良いなぁ、前スレでも出てたけど
立場が完全に上な男が、好きな女の扱い方をどう扱って良いのか困惑するのが好き
31名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 03:29:58 ID:eZYWrW5o
前スレのネタも埋もれてるのが結構あるからな
しかしこのスレ何人位居るんだろ?
職人さん抜きでアクティブに書き込んでるのが最低5〜6人は居そうだが
32名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 08:03:14 ID:jx+G1eMF
俺ROM専
33名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 04:21:35 ID:GvmIKJ9d
乙&GJ専
34名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 13:34:09 ID:2kz/AsCH
ところで
女は官僚というか金持ちジジイの後妻に入っていて、前妻との間にも子供はないし種なしっぽい
男は若く才気あふれる学生か卒業直後くらい
女は子種欲しさに男を連れ込んで逆レイプ、ジジイには半分公認で
舞台設定はやや昔ファンタジーくらいで

ってのはこのスレでいいのかな、女は男にたいする愛情もあるけど、優秀な子種への打算もある・・・って感じ
要は書き方かな? 愛と無理やりがちゃんと入ってればおK?
35名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 13:57:53 ID:4Zbg1PEm
>>34
愛するが故に無理やりになってれば良いんじゃないか?
36名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 22:23:18 ID:iiliKVO3
スレの前提クリアしてれば投下自体は別にイイと思うけど、書き手自身が
スレを迷うような話は住人側も微妙で総スルーなんて事態ありえるんで、
それで落ち込まないと腹くくってからな。
37名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 02:01:20 ID:esgV55Fv
後、良い作品でも乙かGJとしか反応出来ない場合もあるね
38名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 19:00:45 ID:BSxvXoFG
>>35,>>36,>>37
丁寧にありがとうございます!
スレの空気を読んで、このスレの萌えに合うようなのが書けたら投下させていただくことにします。
39名無しさん@ピンキー:2010/08/06(金) 18:18:21 ID:HYQuQZKd
>>38
投下待ってる
40名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 23:18:16 ID:Ol2+vm6t
続きを投下します。
15レス頂きます。
41偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:19:02 ID:Ol2+vm6t
目的の国はロベリアの北の大陸に存在する。
一昔前は小さな国々が点在する、比較的平和で静かな大陸だった。
しかしある時期を境に、武力行使により急激に勢力を伸ばし始めた国があった。それが、ラストニア。
瞬く間に周辺小国、果ては大国までも制圧し、世界からはその圧倒的な力故に恐れられ、関わり合いを避けられた国。
それ故、ラストニアを知らぬ者は決まって同じ偏見を持つ。
徴兵制の布かれた、強圧的な軍事国家。現に、ディアナも少なからず同様のイメージを抱いていた。

しかし、ロイドに連れられ彼の国に足を踏み入れたディアナが目にした光景。
それは強圧的どころか全く正反対のものだった。
街を行き交う人々の、清々しいほどに快活な姿。街の印象を一言で言い表すならば、『解放的』。
ロイドの父親である現国王、ジラルド・リズ・ラストニアスを元首とする軍事国家と謳われるこの国は、
その二つ名が与える印象とは全く異なる実態を持つ。

軍事大国ラストニア。国の平和を絶対とする、自由の国。
本来国にいるべき人物がほとんど城を空けているのだから、誰も異論は唱えない。

ディアナは歩きながら街を眺めた。機工や商業、娯楽施設。
特にこれといって突出した文明があるわけではない。それ故バランスが良く、訪れる者に安定した印象を与える。
これが彼の作った国なのだろうか。それにしては、世に出回る彼の評判とは随分と掛け離れている。
想像していた光景とのあまりの差異に呆気に取られながら、ディアナはロイドの後を追い城へと向かった。

城門には当然のように見張りの兵がいる。己の目を疑い、絶句する彼らに見向きもせず、ロイドは正面から堂々と
城内へと足を運んだ。
目の前に現れた、美しい装飾の施された大きな扉。彼がそれを開け放つと、広間に不自然に集ったラストニア兵の
驚愕の声を一斉に浴びた。

「総督!?」
「総司令!?」

何食わぬ顔で歩を進めるロイドに向かい、兵は口々に彼の役職を叫ぶ。
誰一人として、彼の名を呼ばない。ラクールで呼び止められた時もそうだった。
ディアナが向ける不思議そうな眼差しも、飛び交う質問も全て流し、ロイドは誰かを探すように辺りを見回す。

「アルセストは」

先日の戦いの最中、ケルミスが示したラストニアの宮廷騎士。
ロイドが彼の所在を質したその時、別室から一人の男が何の騒ぎかと駆けつけた。

42偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:21:28 ID:Ol2+vm6t
黒髪の、軽装ではあるが白い甲冑を身に纏った誠実そうな騎士。ロイドはディアナを連れ、彼の元に歩み出す。
おそらく彼こそが、ロイドを主とする宮廷騎士。

「……戻られましたか」
「国王はどこにいる」
「先程までは自室に。しかし今は時間を置いた方がよろしいかと……」

ロイドは相変わらず早々に用を済ませようと先を急ぐ。
突然の主の帰還に驚く様子すら見せず、アルセストは淡々と彼の問いに答えていた。
忠告を無視して広間の奥へと足を踏み出す彼の背を追うと、ロイドは唐突に歩みを止めた。

「ついて来るな」

彼の国とは言えディアナにとっては見知らぬ地。
どうしたら良いのかと戸惑っていると、ロイドはディアナに目で合図を送った。
戻って来るまで、アルセストの傍にいるように。アルセストへは、ディアナを見ているようにと。
それだけの指示を残し、彼は広間から姿を消した。

途端にディアナに注がれる、ラストニア兵からの興味深げな視線。
ロイドとの関係を気にしているのだろうか。
ディアナは咄嗟にそう思ったが、アルセストの掛けた言葉は全く異なるものだった。

「あなたは……魔道士ですね」
「……?はい」
「ロイド様が魔道士を連れているという噂は既に耳にしております。こちらへ」

彼は複雑な面持ちを浮かべ、ディアナを回廊へと連れ出した。
城内は派手過ぎず、どちらかと言えば控えめではあるが、ラクールに負けず劣らず美しく、そしてやはり開放的。
応接室にでも連れ出されるのかと思いきや、ディアナは緑生い茂る庭園へと案内された。

「城内にいると追い出されます。決してジラルド陛下の御目に触れぬよう御注意を」
「どういうことですか……?」
「……何もご存知ないと?」

43偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:23:10 ID:Ol2+vm6t
彼は怪訝な表情でディアナを見つめる。
ロイドは自分の身の上の話は一切しないのだから、知るはずがない。
そして、ディアナはそれを知るために今、ラストニアにいる。
アルセストはエミルよりもロイドに近しい人間。今この時こそ、ディアナが待ち詫びた時なのだ。

「ここには魔道士がいないと聞きました。教えて下さいますか?その理由……」

ディアナの問い掛けに彼は口を閉ざす。
ロイドが一切話さない事情を、彼に仕える近衛騎士が口にするだろうか。
そう懸念していたが、アルセストはじっとディアナを見つめ、観念したような、或いは何かを理解した表情を
浮かべ、口を開いた。

「……皇后陛下が魔道士に命を奪われたためです」
「……!」
「それから陛下は魔道士を忌み嫌うようになりました。これだけの理由かと思われるかもしれませんが……
 こればかりは、理屈ではないのです」

おそらくロイドは父親の意を汲み、魔道戦力に一切頼らずに国を強化してきたのだと、彼は語る。
今までのラストニア兵の態度を目にしながら薄々感じ取っていたが、この国において、ロイドは人望がある。
これほどまでに解放的な街も、やはり彼の功績なのだろうか。
ディアナがその疑問を口にすると、アルセストは苦笑してそれを否定した。

「それは違います。あの方は、軍事以外は全くと言っていいほど無頓着ですから」

個々の自由を認める故に発展した街。しかし、自由も過ぎれば無秩序と化す。
それを抑制する役目を担うのがラストニア軍の存在。
治安を乱せば、圧倒的力を誇る軍兵による制裁が下るのだ。誰も行き過ぎた行動は取らない。

そして、逆もまた然り。屈しない国に対しては、生きる自由さえも奪う。
その指示を与えているのが軍の総司令官である彼の主。その際、軍兵に必ず宣言させる言葉があるのだという。
ディアナも耳にした、責任転嫁のような兵の言葉。これから行う侵略行為が、『総督の命令』であるということ。
争いを起こせば、必ず誰かが悪となる。その役割を、ロイドが担う。
兵へ向けられるはずの憎しみを自ら負い、彼らの忠誠心を高める歴とした偽善行為。

しかし、制圧される側から見れば虐殺行為に他ならない。
降伏した民によるクーデターなどは起きないのだろうか。
その疑問にも、アルセストは淡々と答えた。

44偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:25:58 ID:Ol2+vm6t
元は敵国であったとしても、ラストニアの一部となればロイドは国の民として扱い、平和を保障する。
更にはどこからか捻出した資金を提供し、不平不満を一切出さないのだそうだ。
その資金の出所に、ディアナは覚えがあった。ラクールの王子エミルとの裏での繋がり。
そして、ラクールはラストニアから訪れる客が多い。これが何を意味するかは、推して知るべし。

たとえ偽善であったとしても、全ては国と、何より兵のための行動。
今のラストニアの姿がその成果を物語る。

「これが、貴女の知りたいことでしょう。満足して頂けましたか」
「……はい」

彼の言葉に嘘偽りはないだろう。しかし、何か腑に落ちない。
ディアナの知るロイドの姿。彼の偽善行為など見たことがない。
彼はどちらかと言えば自分に正直で、それ故とんでもない横暴を働くことが多い。

何かが食い違っている。人間の性格など、そう簡単には変わらないはず。
ディアナの疑念を余所に、アルセストは最後に静かに問い掛けた。

「何故、貴女にこの話をしたか、わかりますか」
「何故……ですか」
「ロイド様にとって、貴女が特別な存在だからです。それは貴女にとっても同様でしょう。
 あの方は表で名を呼ぶことすら禁じる、徹底した秘密主義者です。どれほど親しくとも……、友好国である
 ラクールのエミル王子さえも、自らこの国へ招かれたことはありませんでした。
 貴女には知る権利がある。だからこそ……」

言い掛けて、彼は表情を曇らせる。
場に漂う悲愴感に彼が口を濁した理由に気付きながらも、ディアナはその先の言葉を静かに待った。

「……だからこそ、貴女が未練を残さぬよう、こうして全てをお話致しました。
 貴女が魔道士であることが悔やまれます。近々、お引取り頂くことになるでしょう」
「…………」

今までロイドが帰国しなかった理由。もしかすると、自分の存在が原因なのではないだろうか。
ラストニアは彼を必要としている。しかし、この国ではディアナはロイドの傍にいることができない。
彼はここにいるべきだ。再び国を出たとしても、彼の立場上いずれ必ずそうなるのだ。
では、自分はどうすべきなのか。

ディアナはじっと動かずに俯いていた。導き出される答えはただ一つ。
望まぬ残酷な答えに、身体が震えていた。



45偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:27:49 ID:Ol2+vm6t
──国王の自室へと向かう途中。
前方から近付く何者かの気配に、物陰に隠れ、ロイドは様子を窺っていた。
遠くに疎らに見える人影。一つはおそらく国王のもの。他は、護衛以外はわからない。
身を隠していると、やがてその一行は出入り口の方向へと足を向けた。

「……あれは」

先頭を切って姿を見せた人物。ロベリアの最高司祭を目の当たりにし、息を殺す。
ラストニア兵が野次馬のように広間に集っていたのはこれが理由だろう。
そう思いながら彼らが消えるまでじっと待ち、ロイドは自室へ向かう国王を追った。

扉を開けた先に広がる、昔から代わり映えのしない整った部屋。
久々の対面ではあるが、嬉しくも何ともない。

「……久しいな。ロイド」

僅かに老け込んだ親の顔が、数年の歳月を物語る。
ロイドは国王を見据え、静かにはっきりと言い放った。

「放っておいてくれないか」
「十分放っておいたつもりだが。もう良かろう」
「……まだ、やるのか?」

彼はまだ、勢力拡大を企んでいるのだろう。
国王の目的はわかっている。領土や権力などではない。
彼は、国の限界を試しているのだ。ラストニアが一体どこまで成長し得るのか。
それが悪いと思ったことはない。それが彼の信念ならば、ただそれを貫き通せばいい。
しかし、誰もが同じ思想を持っているわけではない。

「もう昔とは違うんだ。ここに留まるつもりはない」

もう協力はしない。はっきりとそれを告げると、彼は白々しく全く別の話を始めた。

「先程、ロベリアの司祭が同盟の締結を申し出てきた。断固拒否してやると次は停戦の申し立てだ。
 よほどこの国を敵に回したくないのだろう」

唇の端を吊り上げる国王が与える、一抹の不安。
ロベリアがどのような国か。ロイドも、無論彼も知っている。

「私はその停戦要求すら蹴ってやった。また来るとは言っていたが、同じことだ。
 これからロベリアはどう出るだろうな?」
「……!」

国王の意志はラストニアの意志。つまりロベリアに敵対の意志を示したのだ。
ロベリアは秩序を乱す者を許さない。それ故排他的な行動が目立つ、攻撃的な国。
敵意を表明されたロベリアが次に取るであろう行動は何か。おそらく、潰される前に潰しに掛かる。
魔道兵がいないラストニアにとって、ロベリアは言わば天敵。手馴れた人間が指揮を取らなければ、足元を見られる。

46偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:29:25 ID:Ol2+vm6t
そして、それを知りながら国を出ることは、裏切り以外の何物でもない。

「おまえにラストニアを捨てる覚悟があるか?アルセストを裏切ることができるか?」
「何故……そこまで……」

拳が震えていた。忌むべき魔道士を利用してまで、国を危機に晒してまで実の息子を利用したいのか。
無駄な愚行を繰り返させないため、釘を刺すために戻ったというのに、これでは自ら檻に戻っただけだ。
これ以上の会話は無駄。不敵に笑う国王を睨みつけ、ロイドは足早にその場を去った。

息子の性格を読んだ上での巧妙な手口。
しかし、当然と言えば当然のこと。ロイドの狡猾さは父親譲りなのだ。
ラストニアに背を向けることはできても、アルセストを裏切ることはできない。
彼は、ロイドの『自由』を守ってきた。今回の長期に渡る不在も知っていた。
城を出る時に彼に与えた、「国を守れ」という捜索を禁じる利己的な命令。
アルセストはその意図を理解した上で、言いつけを忠実に守り続けてきたのだ。


歩みを進める先で、ふと城の外を望むと、ディアナがアルセストの隣に佇んでいた。
彼女をこの国に置くことはできない。匿うこともできない。
あれほどの悪知恵を働かせる国王の目に万が一にでも触れてしまったら、何を企まれるか知れたものではない。
視線に気付いたアルセストはディアナをロイドの元へ送り、神妙な面持ちで軽く頭を下げ、立ち去った。
微かに感じ取れる、憐れみの情。悟られぬよう、畏まった態度を見せた彼の背を、ロイドは黙って見つめていた。



「ここ、どこ?」
「俺の部屋」
「……へ?」

雑然とした、寝床としてのみ利用されている部屋。
街の宿の方がよほどましと思えるほどの部屋にディアナを連れ込むと、他の部屋とのあまりのギャップに彼女は
間の抜けた声を上げた。

「……何だよ」
「いや……、ロイドらしいなと思って……」

どことなく寂しげな笑みを湛え、彼女は言い繕う。
これからどうすべきか、ロイドは決められずにいた。最早八方塞がりなのだ。
国かディアナか。どちらかを見切らなければならない。
しかし、見捨てられることを極端に恐れている彼女を見放すわけにはいかない。
憂鬱そうに黙り込むロイドをディアナはじっと見つめ、明らかに詮索を意図した質問を投じた。

47偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:30:57 ID:Ol2+vm6t
「ねえ、ロイド。ずっと思ってたんだけど……、本当は仲間思いなの?」
「……アルセストから聞き出したのか」
「えっ!?いや、皆から親しまれてるなと思って、あの……、……はい」

隠し切れないと判断したのか、彼女はあっさりと指摘された事実を認めた。
ディアナは以前から、ロイドの過去を知りたがっていた。
アルセストに彼女を預ければ、無理にでも聞き出すであろうことは十分予想できたこと。
それでも、ロイドはアルセストに口止めをしなかった。止める意味がないのだ。

ロイドが何を思い、軍を率いていたか。真実を知る者は、誰一人としていないのだから。

「島で聞いた言葉、元々ロイドが言わせてるって聞いたの。やっぱり本当は、皆のために……」
「違う」

黙ってそう思わせておけばいいものを。そう思いながらも、ロイドは咄嗟にディアナの言葉を否定する。
彼女にだけは、真実を知って欲しいのだろうか。真実を知っても尚、彼女は自分を受け入れるのだろうか。
試してみるのも良いかもしれない。受け入れられないならば、彼女と共にいる資格はない。

否定した言葉の先を求める彼女に背を向ける。
躊躇いを覚えていた。それでも、腹を括らなければならない。
ロイドはまるで独り言のように、誰も知らない過去を呟き始めた。

「あれは……俺の指示じゃない」

本当の指令者を告げると、ディアナは一瞬だけ驚いた素振りを見せるが、それだけだった。
全てを受け止める覚悟。彼女の静かな瞳からは、それだけが読み取れる。

国か息子か、或いは野望のためか。ロイドを偽善者に仕立て上げたのは、この国の王。
別にそれでも構わなかった。自分に都合の悪い結果を招かない限り、ロイドにとってはどうでも良いことだった。
軍門に下った民の扱いも同様。資金提供はロイドの意志ではあるが、平和を願ってのものではない。
むしろ逆だ。反乱分子を出さないために、平穏な生活を強いたのだ。

利用できるものは何でも利用した。相手が女ならば抱いて惑わし、従わない者は始末した。
国のためではない。全ては軍略のため。そして他国への侵略は、ロイドにとって何だったのか。

「……ただの、ゲームだったんだ」
「ゲーム?」

目的など何もない。駒となる軍を、如何に自分の手の平の上で躍らせるか。
敵も味方も関係ない。思う通りに手駒を操ることが爽快で、ただそれだけが楽しかった。
48偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:32:41 ID:Ol2+vm6t
魔道戦力の欠如などハンデに過ぎず、補う必要など皆無。
当時は国王の野望も知らず、まるで玩具を与えられた子供のように、夢中で知略を巡らせた。

では何故、国を抜けたのか。ディアナはそう問い掛ける。
自嘲するかのような僅かな笑みを湛え、ロイドは続けた。

気付いてしまったのだ。本当に手の平の上で踊っていたのは誰なのか。
目的のためには手段は選ばない。自分もそうしてきたのだから、父親を批難する資格はない。
頭ではわかっていた。それでも、父親の野心を知った時。

全ての興味が失せてしまった。だから、『ゲーム』を降りたのだ。
残された自分の存在価値。それを見出せず、逃げるように城を出た。
ディアナが問い続けてきた国を出た理由。こんな子供じみた理由を、彼女に言えるはずがない。
そして結局のところ、人の命を弄んだことに変わりはないのだ。

「俺はおまえの望むような人間じゃない。見切るなら、さっさと見切った方がいい」
「……そんなことないよ。私が思った通りの捻くれた人」

予想以上の即答振りに思わず振り向くと、ディアナは笑みを浮かべていた。
どこまで自分の肩を持つ気なのか。この時ばかりは、彼女の頭を疑った。

「今は違うんでしょ?今もそうなら、そんな思い詰めた顔して話さないよ」
「…………」

まるで懺悔のような告白に、ディアナは気付いていた。本人さえ自覚していない、ロイドの本質。
国王が被せた『偽善』などではない。むしろ、それとは真逆の性質。

言うなれば、『偽悪』。
明らかに罪を認めているにも拘わらず、決して反省の言葉を口にしない。
心のどこかで自分が悪いとわかっていても、ロイドは絶対にそれを認めない。

「……おまえ、馬鹿だろ」
「ほら、またそう言う」

ディアナは笑った。悲しげな笑顔を湛えて、ロイドに微笑み掛けた。
その笑みの理由を、彼女は辛そうに口にした。

「今のあなたが、まともな人で良かった。この国も、きっとこの先大丈夫。だから私も未練はないよ」
「未練……?」

ディアナの最後の一言に、ロイドは眉をひそめる。
嫌でも察してしまう。彼女が何を言い出すつもりなのか。

「私、ここにいられないんでしょ?ロイド、面倒なこと嫌うもの。私が出て行けば、全て丸く収まるんだよね?」
「本気で……言ってるのか」
「もうこれ以上、私一人の我侭で振り回せないよ。周りの人も、ロイドも……」

49偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:35:06 ID:Ol2+vm6t
涙を堪えた歪んだ笑顔。それが、彼女の本音を物語る。

「ここに居座るつもりはない。用が済めばまた……」
「それでも、もう無理だよ。あの時お爺さんも言ってたじゃない。私が隣にいるだけで、ロイドの身元が
 割れてしまう。今まで以上に逃げ回る旅なんて、したくないでしょ?」

ロイドは言葉を失った。掛ける言葉がないわけではない。彼女の目が、本気なのだ。
東の大陸で妖精を飼っていた老人が、復讐の一環で与えた情報。
彼の復讐がまさかこんな形で実を結ぶとは、誰が予想できただろうか。
このままでは最悪の結果を招く。全てを受け入れたはずの彼女が、自分の元を離れてしまう。
最早、アルセストの存在を気に掛ける余裕はなかった。
ディアナが隣にいること。それを大前提で考えるべきなのだ。

失いかけることで自覚する、気付いていながらも目を背け続けてきた感情。
胸の奥底に封印していたはずの感情が、徐々に心を染め始める。

「……駄目だ」
「もう決めたの。だから……」

見捨てるなと懇願してきた張本人が、自らその道を選ぶのか。
ロイドはディアナの言葉を遮り、肩を掴んで声を荒げた。

「駄目だ……!また懲りずに勝手な行動を取るのか!?」
「勝手じゃないよ。ここには強い人達が沢山いる。私がいなくても……」
「そういう問題じゃない!俺は、おまえが……!」

喉元まで出掛けた言葉。勢い余って口走ろうとした言葉を、ロイドは咄嗟に呑み込んだ。
自分が今まで、ディアナに対して取って来た態度が如何なるものだったか。
今まで散々彼女の気持ちを踏みにじっておきながら、ここに来て都合の良い台詞を吐くのか。

考えるよりも早く、身体が動いた。彼女の唇の感触を覚え、初めて自分の取った行動を知った。
衝動に任せてどれほど深く口付けようとも、ディアナは逃げようとはしない。
その態度から読み取れる、彼女の覚悟。ディアナは、これを最後に身を引くつもりでいる。
呼吸を求めて逸らされる唇を押さえ、舌を絡め、互いの粘液を交えた。
息苦しさから胸に手を添えられても、決して離さない。
無理やり顔を逸らされても、決して逃がすまいと執拗に彼女の唇を追った。

時間だけが流れていた。長い口付けを終えても、ディアナの表情には変わらず哀愁が漂う。
決意は固い。無理に引き止めることもできるが、彼女の意志を変えなければ何の解決にもならない。
どうしたら良いか。どうすれば、彼女の意志を変えられるか。
50偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:38:39 ID:Ol2+vm6t

その時ふと思い出す、彼女の言葉。自分がいなくても、強い人間は沢山いると。
彼女は未だに自分が利用されていると思っている。自分を利用するために、誰にも渡さないために身体を
重ねられるのだと思っている。ならばその通りに、今まで通り振舞えばいい。
彼女を抱けば束縛の意志が、如何に繋ぎ止めようとしているかが、彼女に直に伝わるはずなのだ。

突然ディアナを抱き上げベッドに倒し、無理やり唇を押し付けて動きを封じながら、彼女の衣服を乱した。
これから何をされるのか。ディアナはすぐに察し、慌てて脱出を試みる。

仮にもこれを最後としているなら、素直に身体を許しても良いだろうに。
不満を覚えつつ、唇を塞いだまま彼女の内腿を膝で割り、指を忍ばせる。まだそれほど濡れてはいない。
付近をなぞりながら、唇を彼女の胸の膨らみへと移すと、ディアナは哀しげな声で弱音を吐いた。

「やだ、やめて……。今、こんなことされたら……」

離れられなくなる。今にも泣き出しそうな彼女の顔が、そう言っている。
ならば、離れられなくしてやるまで。

引き金を引かれたように彼女の胸に吸い付き、小さな突起を舌で転がしながら、指で陰核を撫でる。
上方から変わらず、解放を求める切なげな声が聞こえるが、関係ない。
早く彼女を滅茶苦茶にしてやりたい。抱けば抱くほど、彼女に未練を植え付けることができるのだから。

舌を使い、確実に彼女を快感に浸し、滑りを帯び始めた花芯に触れつつ指を秘所へと差し入れた。
既に湿っているその中を指の腹で撫で回し、彼女を十分に昂らせ、これから訪れる終わりなき陵辱に備えさせる。

「ふ、あ……、ね、やめよ……。これから、居なくなる人、抱いちゃ、ダメ……」
「……誰に断って言ってんだ」
「あ、会えなくなるわけじゃ、ないよ。生きていれば……」
「…………」

存在価値を失った人間など、死んでいるようなもの。
昔は何も残らなかった。しかし今は違う。
国の誇りを捨てて尚残るもの。今、目の前に在る。

突如荒々しく彼女の中を掻き回し、逃げる唇を捕らえ、重ねた。
最も蜜の滴る場所に指を押し当てて往復させ、その動きに合わせて親指で花芯を愛でる。
舌を絡め取られ思うように声を出せず、それでも悩ましげに息を漏らすディアナを目前に、最早抑えが利かない。
我慢の限界に達した自らの欲望。唇を離して彼女の脚を強引に開いて抱え込み、ロイドはそれを彼女に無理やり
捻じ込んだ。
51偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:40:09 ID:Ol2+vm6t

「ぅあぁっ!あ、あっ……!だ、だめっ!」

いつも以上に激しく腰を打ち付ける。緩急などつけず、急激に速度を上げた。
情けは禁物。容赦は一切しない。
突き上げながら膨らんだ胸の先を指で捻ると、彼女は甘い吐息を漏らして身を捩り、同じ言葉を繰り返す。

「や、やめて……、ロイド……!」

拒絶の言葉を口にする度に一際大きく彼女を鳴かせ、それでも意志を変えないディアナに募る苛立ちを叩き付ける。
滲み出る焦燥感。それを誤魔化すように、夢中で彼女を突き回す。
ディアナは固く目を閉じ、首を振って悶え、必死に何かを訴え続けていたが、それすら耳に入らない。
とにかく彼女を犯す。それしか頭になかった。

気付かぬうちに、相当な快楽を与えていたのだろう。
突如上がった絶叫に、ロイドはディアナが達したことを知った。

「……やめてほしいなら」

息を荒げる彼女を憐れみ、提示する。ただ一つの解放条件。

「絶対に離れないと誓え。俺の元にいると約束しろ」
「……、ダメ……、誰かが……妥協しなきゃ……、いやっ……ぁああっ!!」

すぐさま腰を打ち始め、その言動を戒める。
その役目をディアナが担う必要はない。何故よりによってこんな時に、自己犠牲の精神を働かせるのか。
認めるまで許さない。思うままに何度も貫き、彼女を乱し、深い快楽で服従を強要する。
身体を揺すられながら、ディアナは泣いていた。頬を伝う涙はこの行為によるものではない。

「わ、私……だって、本当は……!」

その先の言葉は続かなかった。言ってしまうと、固めたはずの決意が崩れてしまうのだ。
だからこそ、ロイドは一切の手加減を禁じた。
始終彼女を支配する、断続的な快楽。少しでも深く味わわせようと唇を塞いで声を封じ、腰の振りを速める。

漏れる苦しげな吐息と共に、ディアナの身体が再び震え出す。二度目の限界が近いのだ。
しかし、だからといって何が変わるわけでもない。
欠片も容赦せずに彼女を絶頂寸前まで追い込むと、ロイドはディアナの耳元で逃げ道を囁いた。

「嫌なら認めろ……。頷くだけでいい」
「あ、あぁっ……!だ、め……」

交渉の決裂と同時に最奥まで貫き、乱暴に腰を押し回す。
痛烈な絶頂に抗い切れず、上げられた悲鳴。
ロイドは暫らくの間何も考えずにただ腰を打ち、その声を聞いていた。

「……何故だ」

52偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:41:44 ID:Ol2+vm6t
何故そこまで、頑なに拒むのか。
この先もずっと、共に在り続けること。ディアナが願っていたことではないのか。

「……、ごめん、ね……」

ディアナは息を切らしながら、涙を湛えた瞳でロイドを見つめる。
欲しいのはそんな言葉ではない。

「謝るくらいなら……!」

謝るよりも認めて欲しい。口には出さず、幾度も奥まで貫き訴える。
突如再開された陵辱に、自分の下で喘ぎ苦しむ彼女を見れば見るほど、焦りが増して行く。
まだ足りない。もっと悶えさせて狂わせて、与えた逃げ道に縋り付かせなければならない。
三度目の狂おしいほどの絶頂を与えるべく、身体を反らして喘ぐ彼女を抱き竦め、遠慮のない抽送を続けた。

「いやぁ!お願い、やめ……、はぁっ、あぁ……!」

何を言おうとも耳を貸さない。聞き入れるのは、ロイドの求める誓いのみ。
彼女に与え続ける過度の快楽。敏感になった身体には、相当な負担だろう。
しかしどれほど解放への道へと誘導しても、彼女がそれに応じないのだからやむを得ない。

ディアナの声に煽られ、ロイドも徐々に昂りを覚えていた。
抑える必要はない。是が非でも意志を変えない彼女には、自分の立場を改めて理解させる必要がある。
何の相談もなく、勝手な行動を取ろうとするとどうなるか。最終的な決定権が、誰にあるのか。
自分が、誰のものなのか。

無遠慮に腰を打つ。狂わせるほどに突いて突いて、過ぎる快楽で甚振り尽くす。
取り乱したように泣き喚くディアナを取り押さえ、一心不乱に彼女を犯す。
やがて限界に達すると同時に、ディアナはロイドをもその境地へと引き摺り込んだ。

「も、もう、やっ……!あ、ぁあああっ!!」

苦しげな叫びと共に放たれる欲望。全て、彼女の中へと注ぎ込む。
涙を湛えた虚ろな瞳をロイドに向けながら、ディアナは震えた声で音を上げた。

「もう……、いい、でしょ……?これ以上、耐えられない……」
「……耐えられない?」

吐精直後にも拘わらず、再び火が灯る支配欲。もう一押しで彼女は落ちる。
そう思った瞬間、自然に腰が動き出した。

「い、いやっ……!ロイド……!」

瞬く間に増大する快楽に、ディアナは再び悲痛な訴えを繰り返す。
泣き言を言っても無駄。聞き入れる条件に変わりはない。
53偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:43:11 ID:Ol2+vm6t
しかし、どれほど責め苦を与えても彼女は折れる気配を見せない。
心を蝕む焦りと苛立ちは、最早限界に近かった。

「ディアナ……、誓え……」
「だめ……、お願い、わかっ……」
「誓え!」

彼女の涙ながらの訴えを遮る、怒りを交えた命令。
堰を切ったように、ロイドはディアナを猛然と嬲り始めた。
形振り構ってなどいられない。何度も名を呼びながら許しを乞うディアナを更に叫ばせ、彼女が最も乱れる
ただ一点のみを、腰を押さえて執拗に突く。
一層泣き叫びながら身を捩り、逃れようと暴れる度に、彼女の腰を強く固定して殊更激しく突き上げた。
身体の芯から全てを侵す、強烈で、底の見えない凄まじい快楽。
ディアナは半狂乱に泣き狂い、ロイドの手により戒められた身体を涙を零して暴れさせた。

「いやああぁっ!ロイドッ!いやぁっ……ぁぁあああっ!!」

彼女の声は、最早肉欲しか煽らない。両足を抱えたまま解放を求める手を押さえ込み、腰を突き出して狙った
一点を捏ね回すと、ディアナは息も吐かずに泣き喚いた。

身体中を蝕む快楽に、咽び泣きながら苦しむ彼女を無我夢中で突き立てる。
涙を流して果てる度、照準を外さず一際激しく突き上げ、擦り上げ、彼女の声を無理やり絞り出すように
掻き乱した。
気絶さえも許さない。失神寸前で動きを止め、意識を保ったところで再び正気を失い兼ねないほどに叫ばせては
果てさせ、快楽に侵す。

ただ一度だけで良かった。ロイドの言葉に一度でも頷けば、ここまで狂わせられることなどなかったのだ。
彼女が欲しい。堪らなく愛惜しい。乱れ、悶える姿を見れば見るほど彼女の決意の固さと共に、自分の心の底を
思い知る。
どれほど全力を以って彼女を犯しても飽き足りない。
あらゆる角度から突き立てては掻き回し、彼女の身体を無理に捩らせ、前から後ろから何度も貫く。
最早彼女の声はロイドには届いていなかった。彼女を求める心のままに、終わりの見えない陵辱を時間を忘れて
ただひたすら繰り返した。

欲望に従い、何度精を放ったかわからない。
身体を襲う気だるさから、ロイドはディアナから自身を引き抜いた。

涙に濡れた頬に触れ、気を失った彼女を労うように唇を重ねるも、心は満たされない。
ディアナは結局要求を呑まなかった。
いつ居なくなるとも知れない彼女を決して手離すまいと、強く抱き締め、目を閉じる。
54偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:44:33 ID:Ol2+vm6t
アルセストが気を使わせたのか、誰一人部屋に近付く気配はない。
周囲は既に暗く、いつしかロイドも眠りに落ちていた。


それが油断だった。
翌朝。目を覚ますと、隣で眠っていたはずのディアナの姿がない。
忽然と消えた彼女に、ロイドは飛び起き、そして体調の変化に気付く。
未だに身体が重い。身体を重ねることなど慣れているロイドにとって、昨日の行為が原因とは考えにくい。
おそらく後を追えぬよう、ディアナが神経干渉系の魔法か何か、仕掛けたのだろう。

彼女の寝ていた部分が、まだ温かい。
移動魔法を不得手とする彼女のこと。まだ遠くには行っていないはず。
現状を把握した瞬間、ロイドはふとあることに気付く。その途端、全身を駆け抜ける戦慄。
今彼女を一人にすることが如何に危険か。ラストニアには今、ロベリアの最高司祭が直々に訪れている。
彼女は、それを知らない。

窓に飛び付き外を眺めると、そう遠くない距離にディアナの姿があった。
名残惜しげに、とぼとぼと歩く彼女の姿。
そして、彼女から僅かに距離を置いた緩やかな丘の上には、再び交渉に訪れたであろうロベリアの一団。

ロベリアの魔道士はディアナの存在に気付いている。
明らかに彼女を狙って翳されている魔の光が、それを示している。
見つけ次第、ディアナを始末するつもりだったのだろう。

そして、ディアナは彼らの存在に気付いていない。事態は急を要する。
普段すぐに自室から抜け出せるよう、外壁に足場を仕込んでいた。
それを利用し、ロイドは何とか地上に降り立った。
55偽悪的征服録 Ep.11:2010/08/07(土) 23:46:03 ID:Ol2+vm6t
重い身体に鞭打ち、彼女の元へと駆け出す。
呼び止めてはならない。『的』が定まってしまう。

あと一歩で彼女に辿り着くかと思った瞬間に放たれた、命を焼き尽くす滅びの閃光。
ロイドはディアナを庇うように自らその光に身を投じ、術の照準から彼女を押し出した。
身に振り掛かった一瞬の出来事に、彼女は振り向き、目を見開いて自分の代わりに光に貫かれた人物を呆然と
眺めていた。

地に滴る鮮血。万全の体調であったなら、避けられただろう。

彼女に覆い被さるように、目前の大木に手をつく。
残された力で自身の身体を支えるも、その手は力なく地へとずり落ちる。
打たれ弱さは自負している。しかし、今回に限りそれは関係なかった。
人間である限り、これ以上の生命活動を維持することは極めて困難。
生きていられるはずがない。心臓を、貫かれては。

因果応報。これが報いならば、大人しく受け入れるも良い。
心残りなのは、絶望の淵から救ったはずの彼女に、再び深い絶望を与えてしまうこと。

「……ロイド」

間もなく訪れる過酷な現実に怯え、震えるディアナの声が遥か遠くに響く。
残された力で最愛の女性の名を呼ぶも、彼女に届いたかどうかはわからない。

徐々に視界を閉ざしつつ、ロイドの意識は、底知れぬ闇へと堕ちた。

56名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 23:47:20 ID:Ol2+vm6t
以上です。続きます。
57名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 00:38:37 ID:hPX168q4
GGGGGGGJ!!
続きが気になりすぎて眠れんww
58名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 02:47:28 ID:TRtLdPa+
言い尽せぬ程GJ!!
59名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 07:34:48 ID:oxrhBKVN
うおおおぉおぉおぉGJGJGJ!!!!
ロイドが熱いですね。
伏線も回収されて盛り上がってキター!
60名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:49:49 ID:QEHIXVD6
毎度、静かにROMしてきましたが
あーもおおっっ
続きが気になる〜!!
GJ
61名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 15:06:12 ID:DPVf1o4Z
これはロイドさんがデレたのか…?
続き気になるぜ
62名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 22:55:26 ID:omp9Dotv
GJでした
全裸で続き待ってます
デレたロイドさんが良かった
63名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 23:32:25 ID:X7iZtx4e
最近読んだラノベで無理やりネタやってほしいとかなり思った

平安時代、東宮に入内する姫の身代わりとして宮中に入った主人公は、
東宮と恋に落ちるんだけど、自分は身代わりだからと必死に東宮の求愛を拒む。
東宮には彼女の素直で表情にでやすい態度で、自分を好きだということを分かってるから、
どういう理由があって拒むのか分からない&知りたがって執着。


この押し問答のときに、もういいから押し倒しちゃえyo!とばかり思ってた…
東宮がエロ上品で、主人公は素直で可愛くて初恋カップルぽくて良かった


64名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 00:50:28 ID:3a0n6y8B
>>63
そのラノベについてkwsk
65名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 01:11:04 ID:oEzmU+YE
その設定だけでテンションあがるわ
66名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 02:39:56 ID:DalrViVa
>>63
それなんてラノベですか?w
そこで東宮が襲っちゃうif展開だと完全にこのスレ向けw
67名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 08:23:22 ID:xOk0fKDJ
ラノベってチューはおろか両思い展開までも長いから、二次妄想したくなるよね
ラノベの出版社とキーワードよろ
68名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 08:59:12 ID:qbbobNmm
ざ・ちぇんじ!かと思ったけど、ありゃあ東宮が女で尚侍が男だしなあ…
69名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 10:17:28 ID:xOk0fKDJ
俺もざ・ちぇんじ!の帝の方と綺羅の関係に似てる!
と思ったんだけど、あれは途中まで内侍の方が男だから、帝が積極的だったらバレてまずいことに(笑)
東宮(女)と内侍(綺羅弟)の関係では、寝食も一緒の密着した関係のなかで、
私は実は男ですよ、でもこの秘密を聞いたらわたくしの北の方にならなければいけませんよ・・・
と迫るところがエロくてよかった。
70名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 12:28:44 ID:oEzmU+YE
東宮さんは愛ゆえに監禁・調教を実行して
ヒロインが他の男と口をきく度にオシオキするんですねわかります
71名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 18:19:52 ID:cu1tjW7i
もしかしてコバ○ト?
嘘つき姫〜がそんな内容だったような…
間違ってたらごめん
72背中合わせの1:2010/08/09(月) 23:56:21 ID:Y5TrVzzr
やっと規制解除キターということで
妄想を形にしたので投下するぜ!





 本当は今すぐにでも死んでしまいたい。
 でも死ねないのは……

 今日も悪夢の続きなのか。
 朝が来て、服の下に隠していた痣が消えても、あの出来事が夢でないことを自分の心が伝えている。
 ……他の召使たちに混じっての朝食。それを無理やりかけこむけれど。
 その後こみ上げるものがきて、吐いてしまうのは……生々しいからだろう。
 辛い。何で私はこんなに汚らしいのだろう。そう思っても生きているのは……。

「リエル? 体調が悪いのですか?」
「いいえ、最近少し暑くなってきましたから寝不足なだけです」

 久しぶりに屋敷にお帰りになったエンデ様に私は笑顔で答えた。
 相変わらず、お優しい。体調が悪い事を見破られて、リエルは無理に元気を作るがお見通しのようだった。
 エンデ様は名門貴族ファンボルト家の三男で、リエルはその専属メイドだ。
 リエルの父親はこのお屋敷の上級使用人だったから、メイドではなくもっといい待遇の仕事は沢山あったが。
 リエルがメイドになったのは、このエンデ様が初恋で……大切な人だったからだ。
 身分違いの恋。この恋が叶わなくても、誰よりも側にいたいと望んだ結果で。
 その愚かな願いの所為で、リエルは罰が下ったのだ。

 だからエンデ様のライバルとも言える男に、この身を汚されてしまったのだ。

 リエルは父親の事もあってか他の使用人たちとは別格のように、エンデ様に取り立てられていた。
 大事にされていた。それが使用人としてであっても嬉しくて。
 それが悪意を持った他の人間にはどう映るかなんて知らなかった。
 数ヶ月前に、屋敷の大旦那様が開いた夜会。エンデ様は商用で別の領地へと赴いていた。
 エンデ様付きのメイドといえど屋敷の使用人が総動員してお客様をお迎えする。
 その時に、エンデ様と仲がいいといって近づいてきた一人の紳士。
 その男が、実はエンデ様に悪意を持っていて。
 一介の使用人以上の対応をされているリエルとは使用人以上の関係だと下種な勘繰りをしたのだ。
「自分の愛人が俺なんかに穢されたと知ったら悔しがるだろうなぁ」
 そう、下卑た声が耳に残っている。
 庭園の暗がりで組み敷かれながら「違う」と抵抗したが男は聞く耳を持たず。
 リエルの花を容赦なく散らした。
 しかも、初めてだと知ったにも関わらず。男は恥知らずにも何度も何度もリエルを犯した。
 リエルはただ暴力が過ぎ去るのを待つだけしか出来なくて。
 やっと満足した男に解放され、部屋に帰る頃には、もう涙も枯れ果てていた。
73背中合わせの2:2010/08/10(火) 01:03:48 ID:tOPasTAh

 とにかく、エンデ様にだけにはあの夜の事は知られてはいけない。
 あの男だって自分の外聞をはばかって、あの夜のことを言いふらしたりはしないだろう。
 こんな汚れた、自分。
 エンデ様の側にいることさえも許されないかもしれない。
 日々エンデ様が私に向ける笑顔さえも眩し過ぎて……。
 エンデ様を見つめるだけの幸せが心の支えだったのに、今ではそれがリエルの心を苦しめる。
 ジレンマになってしまっていた。
 段々と、もう演技では誤魔化せないほどに、リエルはやせ衰えていく。
 そして、エンデ様に心配されるのも……辛くなる。
 こんな自分に優しい言葉をかけてもらう資格なんて無いのに。
 ある日。重要な商談の為、数日は帰ってこないと言っていたエンデ様が予定を繰り上げて突然帰ってきた。
 そして、一目散にリエルの元へとなりふり構わずにやってくる。
 そのリエルを見つめる瞳を見た瞬間、リエルはエンデ様が全てを知ってしまったと気づいた。
 終わったと思った。絶望で、目の前が暗くなる。エンデ様が何かを言おうと口を開きかけた瞬間。
 リエルは全てを拒絶するように、気を失ってしまった。

 冷たい……。
 気持ちのいい冷たい手で頬を撫でられ、目を覚ますとリエルはエンデ様のベッドで看病されていた。
 まだ上手く回らない頭のまま手の主を見ると、ひどく憔悴した顔で……リエルの意識が戻ったと分かると、いつくしむような瞳。
 エンデ様だ。
 驚いてリエルはあわてて起き上がろうと上半身を起こすと、目が眩む。
「まだ、起き上がってはいけないよ」
 優しい声と腕で、リエルはベッドに戻される。
「いけません」
 エンデ様の腕を押し返そうとするけれど、リエルにはその力が出ない。
「心配は要らないよ医者以外誰もこの部屋には入れていない……絶対安静だそうだ」
「……すみません」
「何が、君をそうさせているのか……話してはくれないのだろうか」
「……」
 エンデ様に自然と手を握られる。あの日から人に触られるのは怖くなってしまったリエル。
 でも不思議なほどそれは全く嫌ではなかった。
「君が、何に苦しんでいるのか……知りたい」
 あくまでもエンデ様は私の口から聞きたいというのか。
 それはいい意味でも悪い意味でもリエルの心を追い詰める。
「私は……もう、エンデ様に……お仕えする事が、でき、ません」
 限界だった。知られてはならない秘密を知られて、どうしてこの人の前に居れるだろうか。
「お暇を、ください」
 そう、リエルがやっとの事で言った瞬間。部屋の中は沈黙に包まれ、ため息の後にエンデ様の雰囲気が変わる。
「無理強いはするつもりではなかった、けれど」
「エンデ様?」
「君が、私の前からいなくなるというのなら別だ」
「っ!?」
 まだままならない体を、エンデ様はぎゅっと……痛いぐらいに抱きしめる。まるで逃がさないとでも言うかのように。
 その抱きしめる手の動きは、親愛の証というよりは、情熱的過ぎて……リエルはぞくりとした。
「だ、駄目ですっ!」
「何故?」
 その右手は、リエルの背中から右耳、そして顎を捉えた。左手は腰をがっちりと捕らえて、リエルは体勢を変えられない。
 唇が触れるか触れないかの距離で。リエルはパニックになってつい目をそらしこう答えてしまう。

「私はっ……汚れているんですっ……」
74名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 01:09:49 ID:tOPasTAh
スマン最後までのせるつもりだったんだが
続きは明日投下させてもらうよ
ダメだった人は題名で回避してください
75名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 02:01:02 ID:9tStHgVM
>>72-74
乙!!
これは続きが気になる……
エンデ様が御自ら穢れを祓うんですね><

ところで>>63のラノベって結局何?
76名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 02:27:00 ID:UErNFJF3
>>74
リエルちゃん可愛いな
なんというか虐めがいと汚しがいのある健気さというか……
とりあえずエンデ様のライバルの恥知らずの男はもげてしまえば良いのに
77名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 12:57:41 ID:gb97m827
え〜、むしろライバルの男がツンデレで
エンデ様が作為的なのかと思ってたよ。
考えすぎか。
78名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 19:56:40 ID:1Ed9Vjw3
スレタイ+NTR最高
NTR作品はそういうの少なくて寂しいわ
79名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 20:12:05 ID:u8GyqsGK
NTRってなに?
80名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 20:22:30 ID:UErNFJF3
>>77
エンデ様ヤンデレじゃないかw

>>79
寝取られと寝取りかな
個人的には寝取りが良いです。
寝取られは嫌いって訳でも無いが悔しいw
81 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/10(火) 23:16:16 ID:tOPasTAh
反応ありがとう
萌えの燃料投下になってくれるといいな
ということで続き投下させてもらいます
投下間隔が変でもしかして投下自重した人いたらごめん。
考えが足りなかった。

それにしても>>77何故わかったw
でも>>80の期待するヤンデレではないかも。

あとエンデ視点と恥知らず視点を
投下できたら投下予定なんで一応トリップ付けとくノシ
82背中合わせの3 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/10(火) 23:29:02 ID:tOPasTAh

「私はっ……」
「好きなんだ、リエル。だから逃げないでくれ」
「!」

 信じられないエンデ様の告白。でもそれを受け入れる事は、今のリエルにはもう到底出来なかった。
 何度も拒否しても、エンデ様はそれを繰り返し拒否する。平行線。
 このままではいけない。そう考えたリエルは、その言葉を貰えただけで十分でもう何も怖いものは無いと全てを話した。
 自分がどんなに汚らしく、エンデ様にふさわしくないかを洗いざらい。
 それを全て語り終わった時。反応が怖くて、エンデ様の顔を見れない。
 でもエンデ様のリエルを抱きしめる腕の力は弱まらない。顔を見ると浮かんでいるのは失望でも軽蔑でもなく。
 浮かぶのは悲しみと怒りに彩られた瞳。感情を押し殺した表情でただ見つめられいた。

「なぜ、私に知られたくなかったの、か」

 読み取れない声音で尋ねられる。意地悪な質問。それに答えたら隠したい気持ちを話してしまうのと同じだ。
 だからリエルは沈黙する。でも沈黙も気持ちを暗に語ってるのと同じ事とは、リエルは気づかない。

「君が汚れていると言うのなら。君にこんな劣情を抱いていた私のほうが汚れている」
「そんな」とリエルが言いかけた言葉に被さる様に矢継ぎ早に語られる。
「君は知らなかっただけだ。どんなに私がこうしたかったか」
 そう情熱を隠しきれない声で囁くと、エンデ様は力が入らないリエルを横たえるとおおい被さり額にキスを落とす。
「私は体調の悪い君にこんなことを望むほど、卑しい男だ」
「いけません」と拒否する手に力がはいらないのは、リエルの体調が悪いせいだけではない。
 あの男に嵐のように奪われた時は、どうしようもなく嫌で逃げたくて触れられた先から身の毛がよだつほどの嫌悪感が覆ったのに。
 今は逃げる気もおきなかった。ただ頭の中のなけなしの理性が、ダメだと訴えるだけだ。
「いけま、せん」
 エンデ様に体をまるで壊れもののように大切に触れられるたびに、リエルは口で拒否する。
 でも体はその行為を……あのおぞましい行為をその優しい感触で、上書きして欲しいと願っているかのように受け入れる。
「いけま……っ! あぁっ」
「優しくするから。リエル」
「だめっ。で、す」
 エンデ様のキスは額から段々と胸元へと下がっていき。いつの間にか服ははだけられ、胸はあらわになっていた。
 エンデ様にみすぼらしい自分の裸を見られている。それだけでリエルは羞恥で肌が赤く染まる。
 そしてむさぼるようにして尖った胸の先端を舌で弄られ、手で触れられているだけで泣きそうになる。悲しみではなく、嬉し涙。
 ゆっくりゆっくり、リエルの反応を確かめるように進む手。まるで癒されているようにリエルは感じる。
 けれど、リエルの漏らすのは「拒否」の言葉だけ。
 これ以上、エンデ様にこの汚れた体を見せたくないと……思ってはいても喜びが勝り、感じているのを押し殺す鳴き声だけが部屋に響く。
「あんっ!」
 声を出さないと、必死だったリエルはエンデ様の手が下肢に及ぶと堪らず声を上げた。
「もっと、声を聞かせてくれ、リエル」
「だ、だめっ!」
 何度「だめ」とリエルはエンデ様に言っただろうか。それは一見、無理矢理の行為のようでいて……。
 リエルの体が開くまで丁寧な愛撫を続けたエンデ様に、自身をあてがわれて……目が合った。
「…………好きだ」
「だめ……」
 愛撫の途中で何度も軽くいかされたリエルは、息も切れ切れ……それでも頑なに拒否する。
「その言葉は、もう……聞かないっ」
「んっ!!」
 解きほぐされたリエルの体は、異物の挿入をすんなりと受け入れる。入ってくる感触にリエルは中から熱いものを感じて言葉を出せない。
「ああっ! ……あ、あっ」
 エンデ様が中でゆっくり動くたびに、リエルは鼻から抜けるような声しか出せなくなる。
 そして何も考えられなくて体の全神経が下腹部に集中し……そして、すぐに感覚が麻痺したように頭が真っ白になった。
 その薄れ行く意識の中で、夢うつつのうちに聞いたエンデ様の言葉は気のせいだろうか。
 君の最初の男に嫉妬するけれど、それよりも私は君の最後の男になりたい――だなんて。
83名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 00:09:28 ID:2v2BRykq
規制ですか?
支援
84背中合わせの4 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/11(水) 01:28:54 ID:VRuliTa4

 気がつけば、リエルはエンデ様の胸に抱きかかえられて寝ていた。
 今は何時なのだろうか?窓の外から漏れる光をみてそう時間も経っていないようだった。
 エンデ様を起こさないように体を起こせば、先ほどの無理がたたったのか軽くめまいを起こす。
 体の中にある違和感に気がついたが、それは初めてのときとは雲泥の差で嬉しい痛みだった。
 エンデ様の安らかな寝顔を見て、リエルは思わず頬にキスを落とす。
 これを思い出にこの屋敷から去るつもりだった。
 こんなことになって、もうお側にはいられない。
 父に相談すればきっと、エンデ様には内緒で他家へのメイドとしての紹介状を書いてもらえるはずだ。
 この思いは大切に心の中にしまいこんで……これからそれを支えに生きていける。
 エンデ様がリエルの体に回していた腕をゆっくりはずしベッドから起きると、脱がされた服をのろのろと着る。
 やはり、体が疲れきっていて上手く動けない。
 エンデ様から伝えられたお医者様の言う事では、最近の食事の取れなかった事による軽い栄養失調と仕事の忙しさでの過労らしい。
 生きる屍のような生活の所為だったが、今はもう……嘘のように心は軽かった。
 エンデ様が触れた先から新しく生まれ変わったように。
 服を着終わり、最後に目に焼き付けるようにエンデ様の寝顔を見ようとベッドに近づいた瞬間、強い力で腕を引っ張られた。

「お、起きていたのですか?」
「もしかして屋敷を出て行くつもりなのか……私の気持ちは迷惑?」
 行動を読まれていた。その気まずさを振り切るように気をしっかり持ってリエルは返事を返す。
「駄目です」
 何度も口にした言葉だけれど。今のそれは閨の中での甘い雰囲気を消し去った、しっかりとした返事だった。
 その意思が曲げられないものだと分かると、エンデ様は「わかった」と頷く。けれど。一つ条件を出された。
 リエルの体調が心配だから、お医者様のお墨付きが出るほど体調が完璧に回復するまでは……屋敷に居て欲しいという事。
 それがエンデ様の譲れない最低条件だった。そのかわり、エンデ様は指一本リエルに触れないと約束する。
「この部屋を、出るまでは……」
 最後だからと抱擁と触れるだけのキスをされると、離れがたい気持ちをふりきリエルは部屋から出る。
 エンデ様が惜しむような、先ほどのベッドの上での熱さを燻らせるような目で見ているのを背後で感じながら
 自分の中にある情熱を押さえ込んでこれでよかったのだとリエルは自分に言い聞かせた。
 これからは、何事も無かったように日常に戻るのだ。

 ――本当に戻れるの?

 そう、胸の奥の言葉を聞かないフリをして。

■リエル編完

PC→携帯で投稿していたのですがちょっとトラぶって投稿できずorz
支援とお付き合いありがとうございました
最後までぐだぐたですみません
85名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 10:55:57 ID:+tQ1zISY
リエルかわいいよリエル

完結しないでください・・もっと読みたい!w
86名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 00:11:10 ID:J2ojjfCn
>>84
乙!!
他の人視点の話も期待
87名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 00:56:37 ID:xc3ctQHR
GJ!
けどここで終わり!?
エンデ様編にはこの続きの構想もあるのだろうか。
88名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 00:21:59 ID:ONFEwO3X
>>64-66
スマソ、今久々にこのスレ見ました…
>>71の嘘つきは〜であってます。
シリーズモノなので>>63に行くまでは数巻かかるけどオススメ。

89名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 01:22:39 ID:TKZlNJe/
トン!気になってたんで今度読んでみるよ
90名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 20:43:50 ID:bCyfr2QU
たまたま立ち寄った遊郭の娘さんにその土地の領主が一目惚れをするんだけど
その遊女は幼い兄弟達を養うために体を売っているだけで領主の気持ちには応えない。
どうしても遊女を自分のものにしたい領主は遊郭の主人に法外な額を払って
その遊女を側室として屋敷に連れ帰るんだけれども、
その出身から周囲に蔑まれ、立場上家族の元へも帰れない彼女は自分の殻に閉じこもるように。
そんな彼女を領主は何とかしてやりたいと思うんだけど、その元凶である領主に彼女が心を開くわけもなく。
いつからか領主はどんなに想っていても心が通わない苛立ちに任せて彼女を犯すように……。


という悪循環な妄想をしたんだが俺は妄想を形にする能力に乏しいらしい
91名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 21:25:37 ID:pXvJmqQF
>>84
更なる展開に期待

>>88
有難う
今度読んで見る

>>90
王道だな
素晴らしい妄想
92名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 21:45:32 ID:jV+5fvef
>>90
舞台が西洋から日本になっただけで
この間のメイドものと同じじゃね?
93名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 23:53:44 ID:pXvJmqQF
>>92
まぁ、でも同じ題材でも作者が違うと印象がかなり違ったり
94名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 00:16:19 ID:UHTJTwp0
王道、定番、大好物です
95名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 00:54:15 ID:wTZWJGIQ
>>90
いいな遊郭モノ…

さらに王道だが遊女のころから彼女に道端に咲く花一輪を重しにして他愛ない手紙を置く人がいて
それを辛い生活のなかで楽しみにしてたらその身請けした旦那だったとかまで妄想したw
自分のネタとしては百夜通いも愛するが故に無理矢理な話しにならないか考えてたんだが
どうかんがえても男が幽霊になってしまうw
96名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 20:02:24 ID:q6vRVQXZ
>>95
女の子は勿論遊女の頃からそんなに気を掛けてくれてるなんて知らず……
97 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/15(日) 00:33:44 ID:ji7isnEa
背中合わせのエンデ視点を3レス投下します。
ダメだった人は題名かトリップで回避よろ。
前回反応本当にありがとう。
98背中合わせの5 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/15(日) 00:39:54 ID:ji7isnEa

 名門貴族ファンボルト家の三男エンデは恋をしていた。相手は屋敷の使用人のリエルだ。
 使用人といっても彼女はファンボルト家のランドスチュワードである父をもち、中流階級並みの身分を持っている。
 にも関わらず、彼女は何故かメイドだった。親子二代に渡り仕えているのという事で信頼も厚く優遇されている。
 彼女が好きだと気がついたのは、自分以外の男の使用人と楽しそうに話しているのを目撃した時。
 兄達にも感じるたわいのない嫉妬。それが段々とひどくなるにつれ、思いを自覚した。

 彼女がエンデに献身的なのはそれが彼女の仕事だからだ。それを分かっていても勘違いしてしまいそうになる。
 なぜならば彼女の自分を見つめる瞳が、他の使用人とは違って敬意だけでなく好意が宿っているように見えるから。
 それはエンデの願望が強くあらわれた自惚れだったのかもしれない。
 自分の気持ちを諌めつつ、彼女をこの腕に抱きたいと何度思ったことだろうか。
 清楚で穢れなき笑顔を……こんな欲望を抱く男に無防備にも向けてくる彼女。
 エンデは自身の胸の内を知られ、失望されたくなくて悶々としたものを抱えていた。

 ある日庭の一角でフットマンと話しているリエルを屋敷の窓から見つけた。
 嫉妬心を抑え切れぬままに、エンデは二人の側に近づいて行く。
 会話が聞こえるほど近くの植え込みにくると、散歩を装い植え込みの影から二人の前に出ていこうとした。
 瞬間。彼女が本気で口説かれている事に気づき愕然となった。
 どう答えるのか、エンデは凍り付いたように動けなくなる。
 しかし幸いにも彼女の答えは"ノー"だった。
 男の方はため息を吐くと「そういわれると思っていた」といい。
「エンデ様が好きなんだろう?でも無駄なことは止めた方がいい」エンデの予想外の事を更に口走った。
 その言葉にリエルはなんと答えるのだろうか。じりじりとした時間が流れる。
 彼女の気持ちをこんなフェアじゃない場所で、聞いてしまうのは紳士らしくないのではないか。
 立ち去るべきなのに足が地面に吸い付いたように動かない。
 やっとなけなしの矜持でこの場を離れようとした瞬間に、彼女の静かな声がエンデに届く。

「それでもいいんです。私はお側にいられるだけでも幸せなんです」

 それでもなお考え直してくれという男に、頑として彼女は首を縦に振ろうとはしなかった。
 気がつけばエンデはいつの間にか自分の部屋に居た。どうやって帰ってきたのだろうか。
 夢ではないだろうかというような、幸福のあまりに地に足がついていないような感覚だった。
 彼女が自分を好きというだけで、なんて世界が変わって見えるのだろうか。
 すぐにでも彼女に自分の気持ちを打ち明けたい。そう考え彼女を呼び出そうとしてふと我に帰る。
 男がリエルに考え直すように、彼女とエンデが結ばれない理由をしつこく説いた。それは身分差。
 それを解消出来ないかぎり彼女はエンデがいくら好きだといっても、首を縦に降ってくれないだろう。
 幸いにもエンデは三男で爵位を持たないからこそ、自分の身を立てるために事業を起こしている。
 彼女を手に入れる為には。家の誰に何を言われても、妨害されても、揺らぐことのない力を身につけなくては。
 彼女に自分の気持ちを伝えるのは、それからだとエンデは決意する。
 今までリスクが少しでもあると手だししていなかった方面にまで、積極的に投資の幅を広げて行った。
 勿論全てを失っては何もならないので慎重さも忘れずに。

 寝食を忘れて仕事に没頭する日々。それにともなって彼女と共にいれる時間が激減した。
 でも彼女が自分を思ってくれている……その希望を支えにエンデは頑張れた。
 時折屋敷に帰ってきて会う彼女は寂しそうで。でも心配そうに応援してくれる。
 彼女の気持ちが分かった今となっては、その態度は使用人のものではなく一人の女性としてのもので。
 エンデには彼女の気持ちが、伝わってきて会う度に自分の気持ちを口にだしそうになる。
 が、今はその言葉を出すだすことは無責任だと全力で自重した。
 この気持ちを打ち明けた時の彼女の顔を想像し、そしてこれからの時を共に過ごしてくれと告げるその日を夢みて。

 それはなんて自分本位な考えだっただろう。
 ある時期から彼女が大変な思いを抱えていたとは気づかずに。
99背中合わせの6 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/15(日) 00:58:11 ID:ji7isnEa

 もう少しで大きな事業が一段落しそうになり、時間が出来るとエンデは取るものも取りあえず屋敷に戻った。
 久しぶりに会った彼女は体調が優れ無いようだった。それは彼女をよく見ているエンデだから気づくささいな変化。
 体を気をつけるように言ったが、真面目な彼女の事だ仕事に手を抜かないだろう。
 しかし、初夏の暑さのせいだと笑顔でいわれたので、大したことがないというその言葉のまま受け取ってしまった。

 それは大きな間違いだった。次に会った彼女は、目に見えるほど……痩せていた。
 まるでそのまま消えてしまいそうな雰囲気に、事態を深刻に受け止める。
 しかし、やはり彼女の答えは「暑気中りで……」で。痛々しく微笑まれれば無理強いは出来ないが、そのままにしておけるはずもない。
 事業の拡張のため長期間領地に行く外せない予定があったが、その前にリエルの事を信頼の置ける医者に頼んでおこうと考える。
 パブリックスクール時代からの親友。アミールに相談しようと、彼が出席するであろう夜会にエンデは出ることにした。
 そこで珍しい人物にエンデは出くわす。
 オーエング=アールモート卿。彼とエンデもアミール同様同じスクールの同級生だが仲良くはない。エンデは彼に一方的に嫌われている。
 社交は貴族の義務だ。兄は夜会の招待状を彼に儀礼としてだしているし、礼儀に反しない程度は招待を受けているようだが。
 もし顔を会わせると敵意のこもった眼差しと言葉を向けられるが、エンデには別に気にすることでもない。
 だが、今回のオーエングの言葉は、聞き捨てならないものだった。
 その言葉を吐かれた瞬間、エンデはここがどこだということも忘れて、オーエングの胸倉につかみかかる。
 アミールに相談するために人目につかない場所だったのが幸いし、親友に羽交い絞めにされ止められてやっと我に返る。
 気がつけば、オーエングは口から血を流して床に座り込んでいた。
 腕は怒りの為震えて収まらない。

 彼はよりにもよってリエルを陵辱したといったのだ。

 リエルが娼婦のように誘ってきたと言ったときは取り合わなかった。そんな事はありえない事だ。
 何故、彼女の名前を彼が知っているのかエンデはいぶかしむ。
 しかし、彼女の体のことを下卑た視線で語られる。作り話にしてもそれはリアルで。
 極め付けに証拠だと言いたげにオーエングがエンデに投げつけたもの。それは彼女のリボン。
 それはお仕着せの制服を着せられる屋敷のメイド達に許された、ちょっとしたお洒落である胸元を飾るリボン。
 彼女のだとすぐに分かったのは、それを彼女に送ったのはエンデだったからだ。

 彼女はいつまでも変わらず屋敷にいるそう安心しきっていた。その自分の迂闊さに唇をかむ。彼女のあの変貌は……。
 頭に血が上ったまま、夜会を退出すると、一目散に屋敷に戻ることにした。
 距離がもどかしくて馬車の中で立ち上がりかけるほど落ち着きをなくしているエンデ。
 心配して付いてきたアミールが声をかける。正直彼が居なかったのなら正気を保てなかったかもしれない。
 夜通し馬車を飛ばし屋敷に戻ると、エンデの部屋を掃除していたリエルに、一目散に詰め寄ろうとして口を開こうとした瞬間。
 彼女は恐れ慄いた瞳を向けると、糸が切れたようにふつりと意識を失った。人形のように倒れる彼女に我を失う。
 彼女を抱き上げると驚くほど軽い。エンデは自分のベッドに彼女を横たえると、アミールを客間においてきたことを思い出した。
 彼に彼女の事を託すと、部屋の外でまんじりもせずに、診察の結果を待つ。ドアが開いて顔を見せたアミールの表情は暗い。
 アミールの診断は更にリエルを絶望に落とすものだった。
 彼女は子供を宿している、と。
 彼女の様子からすると、そのことには気づいていない。
 リエルは凌辱された今だけでも消えてしまいそうな程傷ついているのに。
 もしあの男の子供がお腹の中に育っていると……忘れられない証拠が確かにあるとわかったら。
 彼女の心痛は計り知れない。
 
 どうするべきかと考えて、人として非道とも言える考えが、エンデに浮かぶ。
 アミールに「この子は自分の子供だ」と言った。
100背中合わせの7 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/15(日) 01:02:52 ID:ji7isnEa

 案の定オーエングとのやり取りを見ていたアミールは面食らった顔をする。
 が、エンデが怖いほど真剣な表情だと分かると、彼はその言葉の意味を察したようだ。
 ――妊娠時期を誤魔化し、生まれてくる子供をエンデの子供だと思いこまさせる。
 アミールは一度だけ「それでいいんだな」と確認したきり、深くは聞かず、ただリエルの体調に気をつけるようにと言って帰っていった。
 リエルは妊婦に接する機会は殆どなかったはずだ。
 少しの疑問が浮かんだとしても、経験と知識のない彼女を医者の力(ことば)で無理矢理誤魔化せるはずだとエンデは考える。

 その為にも、今すぐにでも"事実"をつくらなければならない。

 まるで死んだように眠る彼女の側に付き添いながら、このまま死んでしまうのではないかと心配で。
 やっと起きたリエルの瞳をみて、ほっとすると。彼女の口から全てを聞きたかった。
 彼女の口ぶりでやはり妊娠していることを自覚していないらしい。体調不良は心労のせいだと思っているようだと確信する。
 自分は汚れてますとエンデを愛するが故に拒否する彼女に告白し、かまわず組み敷いた。

 汚れているのはエンデの方だ。

 そうしてエンデは拒否しつづけ衰弱している彼女を……手つきだけは優しく無理矢理抱いた。
 「いけませんと」腕を押し返すリエルの力、それは体調が悪いせいで弱々しい仕草だった。そんな彼女を陵辱する非道な行為。
 いつものエンデならばそんなリエルをみれば罪悪感の方が勝り手出しできないだろう。
 出来るだけ早く…彼女の子供の父親だと言い張れる根拠をというのを建前に。
 これから行う行為は、彼女の未来を考えてと言い訳すればきりが無いが…
 強い劣情に塗れ、彼女を自分のものにしたいという、ただのエゴだと頭の片隅ではわかっている。
 その浅ましさはオーエングと何も変わらない。
 今すぐにでも彼女と繋がりたい、そしてあの男との行為を塗り替えてしまいたいその欲求を押さえ込むのは並大抵の苦労ではなく。
 彼女の心にも体に負担にならないように、優しくするのが精一杯で。一方のリエルはそんな行為を拒否するが一言も「嫌」とは言わない。
 今のエンデには「駄目」と「嫌」の違いはとても大きい。

 ――そして、エンデは彼女を捕まえた。

 事後に、屋敷を出て行こうとする彼女を、強く引き止めず納得した返事を返せたのは、彼女が出て行けなくなると分かっていたからだ。
 もし彼女をつなぎ止る理由が無かったら、こうも穏やかではいられなかっただろう。
 本来なら彼女に本当のことを話して……彼女にこれからのことを決めさせるのが筋だ。
 その為にはどんな力添えもエンデは厭わないが、たった一度の陵辱を負い目に思いエンデを拒否するというのに、子供を生んだら…
 絶対にエンデの気持ちには答えないだろう。あの庭園で求婚を頑なに受けなかったように。それでは彼女を永遠に失ってしまう。
 でも、彼女の子供の父親がエンデだと主張すると、彼女は逃げられない。
 生まれる子供が誰の子供でもかまわない。自分の子供よりも彼女の子供だということの方が、エンデには重要だった。
 彼女を愛するからこそ、選択して、もう戻れない。

 リエルが部屋を出て行ったとき。
 彼女を手に入れた幸福感と罪悪感が同じほど胸を苦しめる。
 そして何故かふとオーエングの顔が思い浮かんだ。
 その瞳はエンデと同様。嫉妬に狂った男の浮かべるものだと、今更に気づく。

 子供の父親は誰なのか……一番知られてはいけないのはリエルではなく、もしかしたら彼なのかもしれない。


■エンデ編完
101名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 01:11:20 ID:MAYTZuFe
>>100
すげー面白い!!良作すぎて全裸待機
102 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/15(日) 01:13:34 ID:ji7isnEa
以上です。

このエンデ編まであわせると愛するがゆえに無理矢理にそった話になるかと
リエル編があそこで終わったのはエンデからは逃げられない未来が待っていたので…
とりあえず恥知らず改めオーエング視点も書き終えることができたら投下予定です。

>>87
同時間帯のことばかり考えて、今のところ未来は考えてなかった…
103名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 23:11:23 ID:PD669ghW
>>102
GJ!!!GJ!!!!
リエル視点でのエンデ様がひたすら優しかったのとかリエルが出てくのをあっさり許可しちゃったのはこういう理由だったんですね…
 
恥知らず編楽しみに待ってますー
104名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 23:44:56 ID:1QCay0si
恥知らずはヒャッハーなノリでリエルを犯してたのかな?
なんにせよ楽しみ
105名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 15:43:03 ID:W2a1o/Sg
乙!男目線のエロシーンちゃんと書かれてたらもっと嬉しかったかも
106名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 22:29:35 ID:vBm3Rp/2
背中合わせの恥知らず視点を4レス投下します。
ダメだった人は題名かトリップで回避よろ。
今回は男→女の一方的な陵辱なのでそれが苦手な人も回避よろしく。
107背中合わせの8 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/19(木) 22:33:53 ID:vBm3Rp/2

 オーエングは名門貴族アールモート家の跡取りだ。
 同時期に領地も身分も近いファンボルト家に三男のエンデが生まれた事により、彼はエンデと尽く比べられる運命になった。
 パブリックスクール時代は、成績でも人望でもスポーツでも全てにおいて適わない。
 彼に勝てることといえばオーエングは長男ゆえに爵位を引き継げることぐらいだった。それは、彼の実力とは関係ない事で。
 オーエング自身も情けないことだと自覚していたが、彼の矜持をもたせるのはそれぐらいしかない。
 エンデ自身の性質に関わらず、印象は最悪だった。もしかしたら何かきっかけさえあれば事態は好転したのかもしれない。
 しかし、エンデはそんなオーエングを全く気にせず。どんなに理不尽な嫌味を言ったところでかわすし、オーエングにさえ公平な態度を取る。
 それが歯牙にもかけられていないようで、なんという偽善者然とした態度だとオーエングは受け取る。
 妬み、僻み、嫉み。
 オーエングのエンデに対する態度は益々ねじくれていった。

 スクールを卒業してからはおおっぴらに比べられることは無くなると思っていたが、やはり狭い社交界評判は変わらない。
 爵位がないといえどエンデの評判は上々だった。軽んじられる話題になるのは娘を持ち爵位を狙う者達の間ぐらいだ。
 事業に成功し羽振りが良くなると、その態度も段々と改められる。
 小耳に挟む噂は上場で、順風満帆な話題ばかりだった。どうやっても見えないところではやはり比べられている…。
 エンデの評判が高まれば高まるほど疑心暗鬼になりオーエングは臍をかんだ。
 そんな鬱屈を社交で埋めようとしても、それ自体が原因なのに埋められるはずもなく。
 時折夜会で会うエンデに、半ば八つ当たりぎみな態度をとる。

 そんなある日、オーエングは気まぐれで町を気の赴くまま散歩した。
 自分の馬車は帰してしまったので辻馬車に乗って屋敷まで帰ろうと待合所に並ぶ。
 その後に来た婦人。身なりや仕草からして裕福な貴族の侍女だろうか。休日に買い物にきたといった風情だった。
 オーエングは気晴らしの後で気分が良く、紳士的に馬車の順番を譲ろうとする。
 すると、奥ゆかしい丁寧な言葉とともに辞退された。彼女の顔をついまじまじと彼は見つめる。
 彼女は美人ではないけれど、その優しげな顔と雰囲気で可憐な人だった。
 初めは戸惑ったように目線を合わせなかったが、彼がなお馬車を譲ろうとすると彼女が顔を上げる。
 見つめられると、息がつまった。まるで、初めて人に自分自身を見つけてもらったような高揚感にオーエングは包まれる。
 この感覚は、一体なんだろう。
 そう思っているうちに、彼女は花売りから花を買ったのだろう…小さな花束を持っていたのだが。
 その中からオーエングの瞳の色と服装にあった花をお礼にと、差し出した。胸元のポケットを飾るのに丁度いい量でセンスもいい。
 彼のために見立てられた、コサージュ。オーエングはそれを受け取ると、躊躇いなく胸に挿す。
 馬車に乗る彼女に手を貸すと、添えられた手が、手袋越しでも熱く感じた。
「ありがとうございます」
 彼女に嘘偽りのない感謝の笑顔でそう言われて、次の馬車の御者に声を掛けられるまでオーエングは呆然と立ち尽くしていた。

 貴族の世界は何か衝撃的なことが起こらない限り、一年が十年のように……同じ話題を繰り返す。
 どんな場所に行っても、エンデに及ばない自分。それを何度も思い起こさせる。
 それには遠く及ばない瞳が心地よいと、気がついた時には。彼女の乗せた馬車はもう見えなくなっていた。
 花が枯れるまでオーエングの上機嫌は続く。

 たった一度の邂逅。
 オーエングは彼女に恋をした。

 しかし何処の誰かも分からない女性だ。何度か会った場所に足を運んでみたが、会えるはずもなく。
 道端の花売りの子供から彼は顔を覚えられ、不本意にも常連とみなされていた。
 手がかりは殆どなく、彼女の服装や態度から言って、どこか上流な家に仕えている上級使用人のようだった。
 そんな身分の違う女に会ってどうするのだろう。オーエングは次期伯爵だ。
 しかし、会いたい気持ちは抑えられずに。彼女が侍女だとしたら会うこともあろうかと様々な家の夜会に積極的にオーエングは出席した。

 その甲斐があってか彼女に二度目の出会いを果たす。
 しかしそれは皮肉にも、エンデの兄の招待で開かれたファンボルト家の夜会で……メイドとしてだった。
108背中合わせの9 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/19(木) 22:38:21 ID:vBm3Rp/2

 侍女ではなく使用人としては、下級の層。オーエングは彼女がメイドというのが信じられなかった。
 初めて出会ったときの服装は、メイドでは到底着ることの出来ない服装だったからだ。
 そして今も……彼女に注視すれば気付く。胸元に高級なレースのリボンをつけている。

 使用人はできるだけゲストや主人の視界に入らずに行動する。使用人にこれほどまで注目するゲストなどいないだろう。
 普段ならオーエングも使用人など目をくれない。しかし、彼女が視界にうつれば一挙一動が気になって目が離せない。彼女は謎が多すぎる。
 一つ彼の頭の中に、そうであってほしくない可能性が浮かんだ。そしてその予想は遙かに悪い方向へと向かっていく。
 彼女はこの家の誰かの愛人ではないか。そうすれば、一介の若いメイドが高そうな服を持ち。使用人から一目置かれているのも仕方が無い。
 その当たって欲しくない予想は、エンデの愛人という最悪の結果を引き寄せた。
 夜、廊下で内緒話をするように見つめあう二人。その顔はとても楽しそうで……しかも名前で呼び合っている。
 オーエングの家では考えられない光景だ。その親密さは主人と使用人の垣根を見るからに越えている。
 よりにもよって、エンデの!!  言いようのない感情にオーエングは支配される。
 あんなに清楚な顔をして、エンデの愛人だったのかという怒り。だまされたという怒り。
 見つめられたいと思った優しげな眼差しは、よりにもよってエンデのものだった。
 その自身の悲しみには気づかないフリをするのは、彼のプライドが許さないからだ。
 メイド如きに今までの自分の気持ちを踏みにじられたと考えるだけでも苛立たしい。
 忘れてしまえばいいと思った。ただの男に媚を売って生きている女で、娼婦と同じなんだと。
 ――娼婦と同じ?
 初めの頃は裏切られたというような気持ちだったが、そのような女に気持ちが動いてしまったのだという事実を。
 素直に認める事が出来ないオーエングは、暗い思考に支配された。
 娼婦なら娼婦らしい扱いをすればいい。

 エンデが商用で留守だというファンボルト家の夜会。
 そこで、彼女を罠にかける。

 人目がつかない場所に彼女が一人になるのを見計らい声を掛けた。
 オーエングを見て初対面といった対応をし、目を合わせない彼女に、失望と苛立ちはピークに達した。
 メイドの作法としては、こちらを注視してはいけないという常識を忘れるほどに、彼女が自分を見ないことが腹立たしい。
 忘れられている。あの思い出を大事に……特別なことのように思っていたのは自分だけで。
 そして彼女も他の人間と同じように、エンデを贔屓するのだと思うと。オーエングの黒い衝動に歯止めは掛からなかった。

 エンデのことで大事な話があると夜の庭園に誘い出し、エンデの友人ならと全く警戒心を抱かないで着いてきた彼女を茂みの中に乱暴に突き飛ばした。
 やはりあの男は偽善者だ。家でオーエングの悪口でも言っていれば、彼女はこんな簡単には引っかからなかっただろうに。
 突き飛ばされた彼女は信じられないといった目で、オーエングを見上げている。
 めくりあがった、スカートから見えるのは月に照らされた、白い太股。それは官能的で、これからの行為を期待させるのには十分だった。
 彼女の瞳に恐怖が浮かぶ前に、オーエングは彼女に馬乗りになる。そうされることで、やっと今の状況を理解できたらしい。
 助けを呼ぼうとする声を無視して、彼は胸元のリボンをゆっくりと解き、彼女の恐怖をあおると一気にブラウスのボタンを引きちぎるようにはずした。
 彼女の下着があらわになるとそれも裂くように脱がす。想像していたよりも豊満な胸がまるで誘っているように零れ落ちる。
 必死になって彼から逃げようとし大声をだし足掻く彼女の耳元で、囁いた。
「こんな姿を他の人にも見られたいなんて、たいした女だ」
「ちがっ……!!」
「呼べばいい、見られたいのならな」
「っ……」
「流石、エンデの愛人だけあって、淫乱だ」
「違い。ます……やめて、ください」
 その瞳は涙にぬれて、曇っている。が、その仕草と、裸の胸のアンバランスさが、男を誘うように見える。
「どうせ、この絹のストッキングも……体を売って手に入れたんだろう?」
「違っ、いやっ……!!」
 太股の内側から膝に掛けて撫でつける感触は絹。一介のメイドが持っていい代物ではない。
109背中合わせの10 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/19(木) 22:48:31 ID:vBm3Rp/2

「ど、して……こんな」
「オレはあいつが大嫌いなんだ」
「嫌い?」
 エンデの事が嫌いな人間がいるなんて信じられないとでも言うかのような彼女の様子に、気持ちが乱される。
 今までにあの男から受けた偽善者然とした態度を、鬱屈した思いをぶつけるかのごとく話すと、最後にこう付け加えた。
「自分の愛人が俺なんかに穢されたと知ったら悔しがるだろうなぁ」
「ですからっ! 私とエンデ様はそんな関係じゃ」
「リエル、って言っていたな、お前は」
「!!」
「ただのメイドが主人と、親密に名前を呼び合うものなのか?」
「それはっ、私の……痛っ!!」
 オーエングは彼女の返事を待たずに、胸をもぎ取るように荒々しく揉み、その頂にむさぼるように歯を立てた。
 彼女は弄るたびに体を硬くし、呼吸が出来ないように苦しげに拒否の声を上げる。
「いつもあの男としてるんだろう」
「そんな……こんなこと、して、ません」
 オーエングの今までの相手は高級娼婦や人妻で、十分な前戯をしなくても蜜壷は男を誘うように潤おっていた。
 彼女の下肢に手をのばすと……濡れていない。彼女は悲鳴を上げるだけで、全くオーエングを受け入れる気配がない。
 尽く拒む彼女の陰部を指で乱暴にかき回す。
 オーエングは自分のしていることを棚に上げて、まだ十分に濡れそぼっていない彼女にイラつきを抑えられず。
 しかし彼女の肌を見るだけで十分に硬くなった自身を押し当てると無理矢理入れた。
 その進入を拒むような圧迫感に、入れただけでイキそうになりながら、そのきつさが心地よくてかまわず動く。
 それは今まで感じたことのない、熱さと、背徳感から来る高ぶりなのか、感覚が鋭敏だった。
「痛っ……!嫌っ……いやぁ、やめてっ、くださ……っ」
 それはただの悲鳴で、一つも艶めいた物にならない、が。そうは口でいっていても中が濡れて来たのかオーエングの動きはスムーズになる。
 彼女の中を味わったように精を彼女の中に吐き出すと、一度抜く。いつもとは違う違和感。そこについていたのは、大量の血だった。
「まさか、初めてなのか?」
 信じられなかった。
「で、ですから違うとっ……」
 涙声で答える彼女。その彼女の初めての男になったのかと処女を犯してしまった罪悪感よりも……より深く暗い征服感が、彼の心を満たした。
 エンデさえも味わったことのない、彼女の肢体。それを、今味わっている。
 真っ白な雪に足跡を付けるのが楽しいかのように、彼女の白い肌にキスマークを散らして行く。体に征服の証を残す。
 一度だけですむと思ったのだろう、彼が開放しないと分かると彼女は絶望の瞳を向けた。
「こんなに、男に犯されて……それを知ったらエンデはどう思うだろうな」
 彼女はここに居ない男の助けをすがって名前を呼ぶ。
 彼女があの男の名を呼ぶほどに……塗り替えたくて。何度も何度も角度を変えて彼女を犯した。まるで精が尽きない。
 犯しながら、こうなった彼女がエンデにどう思われるのか、エンデに縋れなくなるような……あの偽善者が言うはずもない酷い言葉を投げかける。
 彼女の中の何かを変えたくて……動きをはやめ激しく荒く中に何度も何度も打ち付ける。消えない楔を打ち込むように。
 泣き崩れていた彼女はいつの間にか、エンデの名前を呼ぶのをやめていた。そしてその泣き声も消える。
 夜の庭園に聞こえるのは、肌のぶつかり合う音と、淫靡な水音。彼が動くたびに彼女の口から漏れるのは、苦しげな呼吸のみになった。

 何も見ていない、瞳。そして非難も怒りも……オーエングに向けていない。
 まるで人形のように宙を見つめる彼女に、彼は彼女に見つめることさえも拒否されていることに気がついた。

 その後の事は、惨めだった。
 彼女との情事の最中はなんともいえない征服感に満たされたが。自分の欲望を全てぶつけた結果は彼女の心を壊しただけで何も残ることがない。
 彼女は何も言わず破けた服を掻き合わせ着ると、まるで幽霊のような蒼白な顔色で、呆然自失とした動作で庭園からでていった。
 オーエングは何も出来ずにただ彼女が去って行くのを見ていることしか出来ない。
 まるで何もなかったのではないかと思うほどの静寂。しかし、彼女を組み敷いた草むらは荒れていて。
 彼女の胸元を飾っていたレースのリボンが月明かりに照らされているのが、夢ではないとオーエングを非難しているようだった。

「リエル……」
 彼はリボンを拾い上げると、彼女の名前をつぶやいた。
110背中合わせの11 ◆WiaPRrpFnaE. :2010/08/19(木) 23:02:18 ID:vBm3Rp/2

 その後どんな女を抱いてもオーエングは満たされることはなかった。
 彼女はどうしているだろうと怒りに任せて、奪ってしまったことを時間が経つほどに後悔する。
 怒りのまま刹那的な快楽を追い求めた結果の、何も見ていない彼女の瞳を思い出すたびに……初めて会った時の見惚れた彼女の瞳との落差に思いを残す。
 あとから耳に挟んだことだが、彼女の父親はファンボルト家のランドスチュワードで彼女自身、裕福な身の上のようだった。
 彼の家の荘園の経済状況の優良さはどの貴族も知るところである。そんな彼女なら発言権があるのはもっともで。
 全て……誤解だった。
 しかし、彼女の心はすでにエンデのものだということは犯した彼女の態度で分かる。
 彼女はオーエングの事を彼の望みどおりもう二度と忘れないだろう。が、しかしもう二度とあの笑顔を見る事は出来ない。

 久しぶりに会ったエンデに、いつもどおりの挑発的な態度を取る。しかしその理由はいつもと違っていた。
 今まではエンデの評判に嫉妬していたが。今では彼女の心を捕らえて離さない存在である彼自身により嫉妬していた。
 彼女との情事を告白したらどうなるのだろうという意趣晴らしもあったのかもしれない。
 自分でもどうしていいか分からない、ドロドロとした出口の無い感情の捌け口を求めている時にエンデが現れたに過ぎない。
 彼女の忘れられない悪夢といえる初めての男になったということを証明した瞬間。頬を殴られた。
 その瞳に映るのは紛れもない憎悪。
 今までどんな事を告げても、すましていたエンデが初めてオーエングに対してとった行動。
 その場に居たアミールがエンデを止めてくれなかったら、殴り殺されていただろうという憤怒。
 その怒りのまま、エンデは夜会を退出していった。
 後に残されたオーエングは、笑った。
 行き先は、彼には痛いほど分かる。
 それは、彼女を更に絶望に落とすのか……それとも。



 そのあと社交界に広まったのはファンボルト家の三男が、メイドを妻に迎えたという、社交界の一大スキャンダル。
 一気にエンデの名声は地に落ちた。
 新興の事業家や社交嫌いな人間ならともかく、まともな貴族なら相手にしないだろうという醜聞。
 それをオーエングは一番望んでいたはずなのに……少しも気が晴れる事がないのは何故だろう。

 それは醜聞の果てにエンデが手に入れたものの価値を、今ならオーエングは分かっているからだった。


■オーエング編完
111名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 23:07:18 ID:TbgNOecH
うあああああああああ!!すげえすげえよ!GJ!!!
次も楽しみすぎる!
112名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 23:20:01 ID:vBm3Rp/2
以上です。
お付き合いありがとう。
本当に反応してくれる嬉しさから全レスしたい勢いで書けたw

恥知らずは本当はことごとく裏目にでるかわいそうな奴って感じで
頭の中では構想していたんだが
書いてみると自分の筆力のなさでただの恥知らずにしかならなかったw
>>104の言うとおりリエルが処女だと知った途端ヒャッハーって感じにw
>>105
やせ衰えた描写書こうとすると痛々しくてさ…ばっさりカットしたスマンorz

むしろ恥知らずのほうがスレタイの王道話になったなぁ
113名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 00:11:21 ID:d47rpKii
>>112
GJ!
114名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 00:42:28 ID:wJu9wxN7
>>112
GJ!
このスレに男→女の一方的な陵辱が苦手な人はいないと思うがw
115名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 10:04:09 ID:L0biHfiX
GJ!
リエルもエンデ様もオーエリングもそれぞれに良かった!
恥知らずさんは報われないようでいて、ちゃっかり子種は残してるんだな、生存本能強い奴w
だがそこがいい
116名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 19:55:48 ID:TLCtM5Ji
>>114
和姦と強姦の違いじゃね?
このスレは和姦が殆どのような気がする
117名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 19:59:15 ID:yzsjBYfG
和姦っちゅーか、実は相思相愛なのに、強姦の形式をとっちゃう話がウケがいい傾向にあるよな。
118名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 20:28:37 ID:TLCtM5Ji
>実は相思相愛なのに、強姦の形式をとっちゃう
そういうのを和姦だと思っていた勘違いしてたよ・・・
ググったらただの合意の上の出来事なのかw

>>115を見て同日にエンデ様ががんばっちゃったら
それぞれの双子が生まれてその双子が恋愛しちゃったりしてとか想像したが
それなんて僕妹w
119名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 21:46:41 ID:bA74iDE5
>>112
乙!!
まぁ、恥知らずにも多分慕ってくれる娘さんが出来るさw
でもこのスレ的には美味しいキャラだなw>恥知らず
本人は不満だろうがwwww
120名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 23:13:39 ID:e+/2f1n3
さて>>34は作品を投下しないのかね
全裸待機して待ってるんだがw

>>90も読んでみたいなぁ
121名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 23:40:37 ID:T4pApSa9
続きを投下します。
愛故以外の属性を列挙します。

・バター犬
・輪姦
・薬責め
・玩具責め
・水中
・野外

若干ハードかもしれません。苦手な方は回避して下さい。
17レス頂きます。
122偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:41:51 ID:T4pApSa9
ディアナは初めてロイドに出会った時から、ずっと彼の背中を見てきた。
性格、仕草、癖。持ち前の緻密さ、強かさに憧れ、少しでも彼について知り、近付こうと努めてきた。
しかし今、気付いた。自分が如何に愚直だったか。
肝心なことを何もわかっていなかったのは、他でもない自分だったのだと思い知った。
ディアナが求めたロイドの姿。今、自分を守るために命を落とした姿こそが、彼の全てなのだ。

崩れ落ちるロイドを抱き留め、ディアナはその場に座り込んだ。
鼓動が伝わって来ない。呼吸もない。名を呼んでも何の反応も示さない。
これが、『死』なのだ。
一筋の涙が頬を伝う。彼はいつも、如何に過酷な現実であろうとも目を逸らさずに受け止めるよう諭してきた。
これから一生、彼の存在しない世界で生き続けなければならない。そんな現実を、受け入れられるはずがない。
知らぬ間に放たれた、ディアナの命を狙った魔道兵の追撃。
それは、かつてないほどの強力な詠唱結界により弾かれ、消え去った。
息のないロイドを抱き締めたまま、ディアナは彼の耳元で囁く。最も神聖で、最も罪深い呪法。


過去にディアナはロイドと共に、ケルミスの依頼でドラゴンの棲む洞窟へと赴いた。
現れたレッドドラゴンを倒した末に手に入れた、禁呪魔法の習得権利。ディアナはそこで、何を得たのか。

親愛なる者を失った人間ならば、誰もが一度は願うこと。

死者の蘇生。ディアナは亡き母、エルネストにもう一度会いたい一心で、蘇生魔法の修得法を探した。
しかし、壁に刻まれていた蘇生条件。それを読み解き、は肩を落としてロイドの元へと戻った。
最早この世に存在しない、魂の器となる母の肉体。それが絶対条件だったのだ。

しかし、今は違う。彼の肉体も魂も、今、ここに在る。
迷っている暇はない。時間が経つにつれて魂が剥離し、術の成功率は下がり行く。
破壊された細胞を強制的に再生し、ディアナは祈る思いで彼の魂を繋ぎ止め、器である肉体に留まらせた。
未だ携えている魔の杖が、淡い光を放つ。この杖は、破滅を導く杖などではない。単なる魔力の増幅器だ。
その増幅の幅があまりに大き過ぎるため、知らずに使うと予期せぬ事態を招く。
杖の性質を理解していれば、制御は可能なのだ。

123偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:42:54 ID:T4pApSa9
前方から近付く人の気配。人影が落ちても構わず詠唱を続けるが、不穏な空気を感じ取り、ディアナは顔を上げた。
その身なりと威厳に満ちた態度から、他の魔道士よりも明らかに位の高い人物であると窺える。
ふと、彼の法衣に刻み込まれている国章が目に留まった。
それは、争いの舞台となった列島で目にした、ロベリアのシンボル。

──まずい。そう思うと同時に、ディアナは自分が起こした事の重大さに気付く。
ロベリアは規律を重んじる国。今自分が唱えている術は禁呪魔法。
ディアナが犯している禁は、魂の輪廻を狂わせる、魔道の最大の禁忌。

ロイドが殺されてしまう。咄嗟にそう思ったディアナは直ちに詠唱を中断し、視界の端に捉えたアルセストの
元へと彼を送り込んだ。
共に移動はしなかった。彼から気を逸らすためだ。
目前で佇む司祭らしき老人が、忌々しげに呟く。

「今の術は……」

俯き、押し黙るディアナの顔を持ち上げ、彼は目を細めて視線を注ぐ。
碧い瞳に宿る強い意志。長く、美しく波打つ金色の髪。全て、エルネストが持っていたものだ。

「似ているな。そうか、エルネストの娘……。生きていたか。まさかラストニアについていたとは」
「私を殺すの?」
「そのつもりでいたが、それだけでは貴様の犯した罪は拭い切れん」

狂気さえ感じ取れる瞳を湛え、彼は傍らの魔道兵へと合図を送る。
両腕を掴まれて身動きを封じられ、ロイドの生死を確認できないまま、ディアナは魔道帝国ロベリアへと連行された。


重苦しい雰囲気が漂う城の大聖堂。ディアナは蔑みの眼差しを向ける最高司祭の前で、兵により拘束を受け、
頭を下げさせられていた。

「蘇生術の行使は大罪に当たる。貴様も一端の魔道士ならば、それくらい知っていよう」

人に生を与えることは、死を与えるよりも罪深いとされる。
蘇生術の行使。それは、人の命を軽くする行為。
失われた命が戻り得ると人々に知れると、逆に死が蔓延するとされている。
従って、蘇生術の使い手は存在自体が許されない。

「血は争えんな。エルネストも蘇生術を心得ていた。それだけではない。
 あの村は、禁術の使い手の集落そのものだった」
「でも、誰も使っては……」
「使う使わないの問題ではない。使い手であること。それだけで罪なのだ」

124偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:43:46 ID:T4pApSa9
傍らの兵により首に突き付けられる、細身の剣。共に最高司祭は処刑を宣告する。

「神の御前で貴様の命を断ってくれよう。言い残すことはあるか」
「…………」

ディアナは禁を犯したのだ。理由はどうあれその罪は重い。
しかしまだ、この世に未練が残っている。ロイドの生存を確認するまで、死ぬわけにはいかない。

「まだ……、見届けなければならないことが……」
「あの男のことか。息を吹き返したところでいずれ我々があるべき姿に戻してくれる。心置きなく先に逝くが良い」
「三日でいい……、三日だけ、自由に……」
「ならん。逃がしはせん」
「必ず戻ります。お願い……します……」

涙ながらに訴えるディアナに、変わらず蔑みの眼差しを向けつつ、彼は何か思い立ったように唇を歪めた。

「……ならば、貴様の慈悲を問うてくれよう。名と罪を伏せて大罪人として世界に通達する。
 貴様の命を惜しむ者が如何程にいるか。程度によっては考えを変えても良かろう」

ディアナを救う意志を持つ者を、ロベリアに集わせる。人数次第で考慮しても良いという条件。
如何にも聖職者らしい考えだ。しかし、赤の他人のためにわざわざロベリアまで赴く人間がいるだろうか。

そう思った矢先、ディアナはふと思い出す。
彼は知らないだろう。ディアナを愛する者が、数多く存在する大陸があるということを。
貿易都市ミランダの西の森に棲む妖精。彼女が、ディアナを愛する人間を大量に生み出してしまったのだ。
そしてその中心地は、裕福層が多い貴族の街。多少の支出は惜しまずに、ロベリアまで訪れるかもしれない。
微かに差した光。見えた僅かな希望に縋り、ディアナは提示された条件に合意した。


その日のうちに全世界へと発信された通達に、明くる日より徐々に人が集い始めた。
悪夢に侵された村、リスレに立ち寄っていた旅人。ディアナの解放ではなく、引き渡しを求める者。
その他、今までロイドの目に余る所業の尻拭いとして重ねてきた善行が功を奏し、数日後にはそれなりの人数に
達していた。
半数以上が同一の大陸から足を運んだ者である上、興味本位で訪れた者も多いだろう。
それでもディアナにとっては願ってもいないことだった。

125偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:44:41 ID:T4pApSa9
両手をそれぞれ鎖で繋がれ、魔を封じる魔方陣が描かれた部屋に監禁されていたディアナに告げられた現状。
司祭も考慮せざるを得ないはず。護衛の魔道士を連れて直々に部屋を訪れた最高司祭に、ディアナは改めて解放を
求めたが、返された答えは予想に反するものだった。

「私は自由など約束していない。考えを変えると言ったのだ。集った者共は有効に使わせてもらう」
「な……!?話が違……」
「易々と逃がすわけがなかろう。貴様は神を冒涜し、神の領域を穢したのだ。
 償いたければ、まずはそれ以上に貴様自身が穢れるが良い」

彼はディアナから希望を奪い、代わりに傍らの魔道士を残して一人部屋から立ち去った。
愕然とするディアナに近付く魔道士。彼は乱暴にディアナの衣服を剥ぎ取ると、強引に開脚させた足首を鎖で繋ぐ。

「な、何を……」
「これが命令だ」

即座に紡がれる、聞き覚えのない言霊。床に描かれた魔方陣が光を放つ。
魔道士はディアナから離れ、二体の魔獣を召喚した。

「罪人に手を出す趣味はない。下準備はこの二匹に任せる。調教済みだ、噛み付きはしない」

地獄の番犬ヘルハウンド。死を与えるとされる二体の獣はゆっくりとディアナに近付き、敏感な鼻で女の匂いを
漂わす場所へと辿り着くと、舌を差し出した。
一体はディアナの身体を踏み倒して胸の先を、もう一体は開かれた内腿の間を。
長くざらついた舌を出し、丹念に舐めて行く。

「う……あぁっ……!や、め……!」
「言いたいことはそこの二匹に言え」
「そ、んな……っ、ぁ、あっ……!」

地獄から呼び出された獣は機械的な、同じ動きを繰り返す。それが逆に快感を募らせ、ディアナを昂ぶらせる。
甘い痺れに耐えることに神経を使い、ディアナは気付かなかった。
皮肉を言ったもう一人の魔道士が召喚した、もう二体のヘルハウンド。
一体は空いた片胸へと舐めつき、もう一体は内腿に顔を埋め、僅かに震え始めている陰核に触れる。

「いやっ……あ、んっ……!」

二人の魔道士による視姦。四体のヘルハウンドが同時に与える愛撫。
一定のペースで、色々な方向から胸の突起を舐められ、ディアナは耐えられずに恥辱の声を上げた。
片側に這う舌が離れる瞬間、もう片方の乳首が舐められ始め、リズム良く、交互に舌で弾かれる。
息を吐く暇が全くない。

126偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:45:40 ID:T4pApSa9
そして二匹掛かりで愛撫される下半身。
涎に濡れた舌が窪みを割って奥へと差し込まれ、そのまま何度も出し入れされている。
その間も常に陰核を舐められ続け、呼吸もままならない。
溢れる蜜も残らず掬い取られ、変わらぬ愛撫が続けられ、しかし達するには刺激が弱い。
いくら腰を捻っても舌は離れず、逃げられないことを痛感させる。

どれほどの間、獣に貪られていただろうか。
様子をただ眺めていただけの魔道士の合図で、四体のヘルハウンドはディアナから離れ、消え去った。
息を乱したディアナに再び魔道士が歩み寄り、手にしていた小瓶から抜かれた指が近付けられる。
彼はこれも命令であると告げ、蜜で潤い切った秘部に丁寧に指を這わせ始めた。

ひんやりとした、冷たい感覚。まるで何かを塗りたくられているような。
しかし指が通り過ぎると、そこは一転して熱を帯びる。
通り過ぎた指が小さくそそる陰核へと達すると、ディアナは飛び上がり、高い声を上げた。
跳ねる身体に迫る拘束の手。すぐさまもう一人の魔道士により腰を押さえられ、何事もなかったかのように陰核に
指が這う。その指もすぐにディアナの入り口へと移動し、縁を沿うように徐々に内部を侵食した。

どう見ても、前戯を目的としたものではない。触れた箇所の神経が、異常なまでに研ぎ澄まされる。
これは女を堕とすための、或いは悦ばせるための催淫剤なのだ。
ディアナはそう理解するも、この状況はどうにもならない。
指の届く範囲まで薬を塗り込まれ、膣全体が疼く感覚にディアナは目を固く閉じ、震えていた。

小瓶が空になった頃。二人の魔道士は息を上げて苦しむディアナを残し、部屋から消えた。
身体が熱い。下腹部が疼く。誰か、この苦しみから解放して欲しい。
真っ先に、一人の人物がディアナの脳裏を過る。しかし、彼はここにはいない。生きているかさえわからない。

再び涙が溢れた。都合の良い解釈で約束を違えられたディアナには、もう彼の生死を確認する術はないのだ。
司祭の言う通り大人しく罪を受け入れ、死を選ぶ方が賢明なのかもしれない。
彼が生き返らなかったならば、死後の世界できっと会える。
生き返っていたならそれで良い。彼ならば、命を狙われたところで殺されることはない。

そう思っているうちに、再び部屋の扉が開いた。
丈の長いローブで全身を覆い、フードを深く被り顔を隠した何者かが、ディアナに近付く。

127偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:46:19 ID:T4pApSa9
「やっと見つけた……」
「……?」

性別は男。声色からわかる。
彼は突然目の色を変えて猛る自身を晒け出し、ディアナの秘部に充てがう。

「っ!」

ディアナは思わず顔を顰めた。
感度を極限まで高められているその場所は、何かが触れるだけで著しい快感を伴う。
充てられただけで反応してしまうならば、挿入などされたらどうなるか。想像すらしたくない。

「あ……、あなた、誰……?」
「この姿じゃわからないね。でもこれは脱げない。脱ぐなと言われてるんだ。そんなことより挿れるよ?いい?」
「いや、待って!まっ……、ぁぁああっっ!!」

勢い良く腰を叩き付けられ、既に限界が近かったディアナは身体を仰け反らせて果て、死を望む思考は一瞬にして
吹き飛ばされてしまった。

「あれ?もう逝っちゃったの?まだまだ続けるんだから、もう少し我慢しなきゃダメだよ。
 勃たなくなるまで続ける。それが君を助ける条件なんだ」

眉を顰めるディアナに彼は軽快な口調で現状を説明しつつ、腰を打ち始めた。

「他の男にも抱かせるのは癪だけど、まずは助け出さないと意味ないからね。
 罪が許された後は好きにしていいって言うから、その時君を奪えばいい。……って、聞いてる?」

彼の言葉は耳には入っていたが、ディアナはそれどころではなかった。
彼は軽く小突いているつもりなのだろうが、ディアナの身には凄まじい快楽となって襲い来る。
まるで膣全体が弱点となったかのように、彼が僅かに腰を引き、僅かな摩擦を与えるだけで身を焦がすような
電流が身体を駆け巡る。

「や、あ、ぁあ……っ、んっ……!」
「随分感じ易いんだね。前に僕が抱いた時は凄く余裕だったのに」

やはり、彼は妖精が残した副産物。蔑みすら感じ取れる視線を注ぎ、彼は徐々に強く、怒りをぶつけ始める。

「僕の知らないうちに罪人だなんて……」
「あ、あっ、や……」
「大人しく一緒にいれば、こんなことにはならなかったのに……」
「やめ……!あ、ぁああっ!」

急激に増し行く快感。彼はディアナの行動を戒めながら、腰の振りを速めて行く。
とにかく摩擦が辛い。ただの抽送が凄まじく辛い。
薬を使われていることなど知らずに、彼は遠慮なく腰を打つ。
声を殺しても殺し切れない。彼が耳元で囁く愛の言葉も、全く頭に入らない。
聞いていないと気付かれると尚更激しく突き立てられ、ディアナが酷く喘ぐほど彼は満足げに快楽を与える。
128偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:47:13 ID:T4pApSa9
やがて彼は、自分を追い込むように激しく腰を打ち始め、ディアナの叫びと共に達した。
精が飛び散る感覚。ディアナの腹部に向かい白濁した粘液を放った彼の陰茎は、固さを保ったまま元の位置へと
埋め込まれ、再び暴れ出す。

「いやぁっ!ぁぁああっ!!」
「勃たなく、なるまで、って……、言ったよね。次の奴のためにも、中に出すなって言われてる分、好きなだけ
 させてもらうよ」

薬の効果がいつまで続くのかわからない。しかしその効能故、切れても変わりはないだろう。
感度の急激な上昇に伴い、既に異常なまでに過敏な身体にされているのだ。
その後も彼は、罪を拭うという建前の下、泣き叫ぶディアナを全力で犯し続けた。

声も枯れ果ててしまうのではないかと思うほどに鳴かされ尽くした頃。
ようやく彼の番が終わり、「またね」と軽々しい一言を残して彼は部屋を後にした。
間髪入れず、部屋に足を踏み入れる二人目。全身をローブで覆い、フードを深く被る姿。
先程の彼と全く同じ姿をした男は、身体を汚され、息を切らすディアナに歩み寄る。

「申し訳……ございません。これも貴女のためです……」

彼は謝罪の言葉を述べ、ディアナに覆い被さった。
直後、再び下半身を襲う圧迫感。遠慮がちな抽送にも拘わらず、与えられる確かな快楽。
彼の動きはどことなくぎこちないが、確実に薬に侵された蜜壁を擦って来る。

貴女には恩がある。助けたい。
そう繰り返し、自己の行為を正当化しながら、彼は腰を打ち続けた。

「やぁ……、ぅ、あっ……!」

ディアナが苦しげな声を漏らす度、彼は罪悪感に苛まれるかのように動きを止めるが、思い直したようにすぐに
行為を再開させる。
いくら腰を振っても、恩人を助けるという義務感から交わっているせいか、彼はなかなか達しない。
それが逆にディアナを途切れぬ長い快楽に浸し、苦しめる。
しかし、相手も曲がりなりにも男。昂りに煽られ、彼は急に激しく腰を打ち始めるが、その時間もやはり長かった。
全身を貫く著しい快楽。最早、耐えられない。

「はぁっ!だ……、めっ!ぁぁああぁっ!!」
「うっ……!」

共に絶頂を迎え、彼は地へと精を放つ。
未だ猛る自身を仕舞い込むと、彼は心を傷めた様子でディアナから離れ、出口へと向かった。
しかし、扉に手を掛けた瞬間。彼はそのまま動きを止めた。

129偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:49:49 ID:T4pApSa9
監視でもされているのだろう。扉が開かないのだ。
ロベリアが提示した救出条件。続行不能になるまで、罪人であるディアナを辱めること。
その条件を満たさない限り、部屋に入った者は精を出し尽くすまでディアナを犯さなければならない。

彼は再びディアナに自身を捩じ込み、謝罪を繰り返しながら全速力で腰を振った。
少しでも早く、自分が達するために。

「ああぁっ!いやああぁっ!」
「耐えて、下さい……、すぐに……、終わります……!」

良心の呵責に耐え、彼も全力でディアナを突き立てる。
耳に障る水音を立てながら、泣き叫ぶディアナを無心で犯す。
それでも、やはり後ろめたい気持ちが尾を引き、彼はなかなか達しない。
込み上げぬ射精感に焦り、彼は尚更激しく腰を打つ。

悪循環の中、結局ディアナは長い時間を掛けて全力で犯され続け、三人目が挿入を始めた頃には声もほとんど
出なくなっていた。

「や、やめて……、もう……やだ……」
「……あの街で、私と二人で静かに暮らしていればよかったのに」

三人目の彼もディアナを愛する者。
自分の元を離れたことを愚行とし、彼は強く腰を打ちながらディアナを責める。
控え目な抽送が続いたかと思えば、大きく腰を回し出す。
敏感にされた膣全体を強く擦り回され、ディアナは枯れたはずの声を再び絞り出された。

彼は自分が達しないよう調整しつつ、罰と称して幾度もディアナを突き上げ、果てさせる。
悲鳴が途絶えることはなく、むしろ酷くなる一方。

「これが終わったら、私の街へ来てくれるだろうか?」
「いや……っ、いやぁ!」

交渉に応じる余裕など皆無。身に余る快楽に耐えるだけで精一杯で、考えることは愚か、答えることすらできない。
交わりの拒絶を交渉拒絶と捉え、彼は気を悪くしたように無言で腰を振り続けた。
欲望を抑えた、淡々とした抽送。悶え、喘ぎ続けるディアナを、異様に長い時間を掛けて苦しめる。

とにかく今の状況を脱したい。その場凌ぎのつもりでディアナが辛うじて頷くと、彼は満足げな笑みを浮かべ、
嬉しさを訴えるかのように猛烈な勢いで腰を打ち始めた。

「やっ!やだっ!ぁああ!」
「早く頷いていれば良かったんだ。今、終わらせてあげよう」

膨張する彼の陰茎が深く突き入れられる度、伴う摩擦が熱い痺れを呼ぶ。
奥までは薬が届いていないとはいえ、生じる快楽は尋常ではない。
130偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:50:34 ID:T4pApSa9
やがて彼も自分を追い込むように激しく腰を叩き付け、首を振って悶え続けるディアナの叫びと共に小さく呻き、
精を吐き出した。

名残惜しげに立ち去る彼に代わり四人目が訪れるかと思いきや、部屋に現れたのはロベリアの魔道士。
片手にグラスを携え、彼はぐったりとしているディアナに近付く。

「それだけ叫べば喉も渇くだろう。これを飲め」

魔道士はディアナの顎を押さえて唇を開き、グラスの中の透明な液体を流し込む。
無臭で、何の味もない液体。飲み干すと、彼はにやりと笑い姿を消した。
火照った身体が更に熱を帯びる。強い疼きを覚え、ディアナは悟った。再び薬を飲まされたのだと。

こんな身体で犯されては、本当にどうにかなってしまう。同時に現れた四人目を目にし、戦慄が走る。
姿を隠した男はディアナに近付くが、挿入はせずに内腿の間に顔を埋めた。
一方的な陵辱が避けられないならば、せめて少しでも気持ち良くなって欲しい。
彼はそれだけを言い残し、蜜と薬で濡れたまだ誰も触れていない陰核を口に含み、吸い上げた。

「やああぁぁっ!」

叫びながら身を捻るディアナの腰を押さえ、彼は丹念に舌を這わせ、しゃぶり尽くす。
強く鋭い快楽に、ディアナはそれだけで何度も達した。
舌と唇による長い愛撫が終えられると、待っていたのは遠慮のない挿入と抽送。
奥まで貫かれた瞬間、媚薬がディアナの全身に甚だしい痺れを与え、次の一突きでディアナはあっさりと
果ててしまった。

「……そ、そんなに気持ちいいですか?」

彼は驚いた半面嬉しそうな笑みを浮かべ、嬉々として腰を振る。
突かれる度に襲い来る、悶絶し兼ねないほどの快楽。
先程までとは比べ物にならない苦しすぎる快感に、声の代わりに涙が零れた。
震え続けるディアナの身体を更に悦ばせようと、彼も容赦なく最奥まで突き立てる。

限界など、とうに超えている。耐え切る力など残っていない。
まだ四人。あと何人いるかもわからない。
五人目も六人目も全く同じ格好で、愛を囁きながら全力を尽くしてディアナを犯した。
意識を失うと魔方陣が光り、意識を取り戻すまで身体に電流を流す。
そしてまた、最早何人目かもわからない人間に犯され始める。

どれほど過剰な陵辱に耐えても、次々と同じ姿の人間が現れ、ディアナを犯しに掛かる。
同じ姿。中の人間など、いくらでも換えられる。終わりなど存在しないのだという暗示。

131偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:51:12 ID:T4pApSa9
懸命に腰を振る彼らを非難することはできなかった。彼らは、ディアナを救うためにロベリアに訪れたのだ。
最高司祭が問うた慈悲。ディアナが慈悲深い人間であるほど、無慈悲な仕打ちに苦しめられることとなる。
解放する気など端からない。心を完全に破壊し、最後に命を奪うのだろう。
ロベリアの思惑を理解するほど、ディアナの心から希望が消える。
文字通り、終わりなき陵辱。自我を完全に失うまで、解放されることはない。

その日最後の浄罪行為が終えられると、再び魔道士が姿を現した。片手に異型の道具を持っている。
何かの物質を繋ぎ合わせ、即席で作られたような短い棒状の物体。側面に鏤められている疣のような突起が、
見ていて気持ち悪い。
魔道士はそれを、男の精液と自身の愛液に塗れたディアナの秘部に押し当てると、強引に最奥部まで捩じ込んだ。

「うっ……!?」
「休憩時間は三時間だ。その間、これを装着して休むがいい」

四人目の男にしゃぶり尽くされた場所にも、何かが押し当てられている。
魔道士は意地の悪い笑みを残し、捩じ込まれた異物の根元を押し込むと、中で何か、どろりとした液体が
噴射された。
おそらくこれも、媚薬なのだろう。最悪なことに、最奥まで満遍なく浸されている。
そして、彼が手元で何かを操作した瞬間。突如生じた痛烈な快感が、ディアナの身を貫いた。

「ああああぁぁっっ!!」

全体を揺さぶる強い振動。最奥部で暴れ回る先端。
肉壁を掻き回す突起。擦り込まれる液体。
とても、耐えられるものではない。
止めに体力を回復させ、背を向ける魔道士に向かい、ディアナは悲痛な懇願を繰り返す。

「待っ、て……!これ、取……っ!ぅ……ああっ……」

無情にも魔道士は足を止めず、振り向きすらせずに姿を消した。
幕を開ける生き地獄。快感を得るほどディアナは挿入された異物を締め付け、突起を自身に食い込ませる。
食い込んだ突起が更なる快楽を呼び、再び異型の道具を締め上げる。

最悪の悪循環。この状態で三時間、耐え続けなければならない。
最奥を突かれるような、或いは抉られるような感覚。定期的に噴出され、擦り込まれる液体。
あまりの快楽に息ができない。いくら手を伸ばそうとしても手首は鎖で繋がれ、異物を取り除くには至らない。
132偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:52:19 ID:T4pApSa9
終わらない絶頂。途切れない悲鳴。休息を得るには、意識を手離すしかない。
しかし、体力を回復されてしまっている今の身体では、当分の間気絶することはないだろう。

死んだ方がましとさえ思えるほどだった。このままでは、本当に精神を破壊されてしまう。
希望はただ一つ。ロイドが命を取り止めること。彼の救助を待つしか、この苦しみから解放される道はない。
生死を確認できていない人間に縋るほど、ディアナは追い詰められていた。

どれほどの間、助けを求め続けたかわからない。
心を喰らう快楽に耐え切れず、ディアナは涙を零して愛する人の名を叫び、意識を絶った。


翌日も、道具の代わりに捩じ込まれた肉欲により、数え切れないほどの絶頂を迎えさせられた。
虚ろな瞳に涙を湛えるディアナを彼らは慰め、宥めながら、愛惜しそうに腰を振り続ける。
何周目なのだろう。抵抗不可能な女を犯すことに罪悪感を覚える人間は既に去り、ディアナを欲する者のみが、
浄罪という名の陵辱に及ぶ。
手酷く犯せば犯すほど、ディアナの罪が許されるという最高司祭により与えられた陵辱の口実。
故に罪悪感などなく、彼らは他の誰よりもディアナを悦ばせようと、回数を重ねるごとに勇み立つ。
合間には喉と秘部を潤す媚薬を流し込まれ、夜はディアナの中で暴れ回る異物に意識を奪われる。
感覚が鈍ることはない。薬の効能か、常に鮮明で痛烈な快感が神経を侵していた。

地獄のような日々は、三日三晩続いた。既に希望などなかった。
身体中を男の精で汚され、内腿の下にも白く濁った液体が溜まっている。

死んでしまいたい。たとえ救いの手を差し伸べられたとしても、これほどまでに穢されてしまってはロイドに
顔向けできない。
絶望に打ち拉がれ、生気のない嬌声を上げながら何度も達せられたディアナに、再び薬の服用の時間が訪れる。
口内に注がれる、透明な液体。これ以上飲まされては身も心も持たない。
グラスから顔を逸らして口内の液体を吐き出すと、魔道士は眉をひそめ、懐から取り出した棒状の異物を
ディアナの中に乱暴に捩じ込んだ。

「いや!待……っ」

慌てて上げられ掛けた制止の声は、再び注がれた液体により妨げられた。
グラスが空けられると、魔道士は片手でディアナの口を塞ぎ、内腿の間に手を添える。
途端に薬を噴出しながら奥深くを穿り回す拷問道具。これだけはどうしても我慢できない。
133偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:55:00 ID:T4pApSa9
手を振り解こうと首を振るディアナの頭を、魔道士は腕を回して固定し、薬が漏れぬよう力を込めて口を押さえる。
葛藤の末、結局異常な快楽に意識を持って行かれ、注がれた液体全てを飲み込んでしまった。
彼はディアナから手を離しても振動を止めてはくれない。
止まぬ快楽に喘ぎ苦しむディアナの姿を、魔道士はただ黙って傍観している。

「こ、れっ、止め……てっ……!いやっ……ぁああっっ!」

素直に服用に応じなかった罰なのだろう。
激しく身動ぐディアナを気が済むまで泣き喚かせると、彼はようやく道具を回収し、姿を消した。
結局薬を飲まされた挙げ句、奥深くまで塗り込まれてしまった。次の陵辱が恐ろしくて仕方がない。

次の人物を部屋に招き入れ、自動で閉じる扉。おそらく遠隔操作されているのだろう。
その扉が人力では開かないことを確認すると、鎖で繋がれ、憔悴したディアナの姿を彼はただ黙って見下ろす。
陵辱に怯える身体を隅々まで視姦した後、必死に後退るディアナを押さえ、無言で行われた挿入。
予め把握されていたかのように最も触れられたくない箇所を真っ先に突かれ、ディアナは思わず煽情の声を発した。
それだけは許して欲しい。腰を引かない彼に、意思を伝えようと口を開くも、出たのは言葉ではなく悲鳴。
最も避けたい場所を集中的に突かれ、ディアナは両手で押さえられた腰を必死に捻り、泣き叫びながら制止を
訴え続けた。
金属音を響かせながら暴れる手を彼は優しく握ると、動きを止めずにディアナの耳元に口を寄せる。

「少し……我慢しろ」

聞き覚えのある小さな声。ディアナははっとして目を見開いた。
全く遠慮のない腰使い。徹底して相手を甚振り、嫌がる度に一層激しく自分を刻み付ける犯し方。
そして、恋い焦がれて仕方がなかった深い翠の瞳。

失われた希望が僅かに蘇る。
しかし、絶頂を強いる凄まじい快楽が邪魔で、相手が誰なのか認識する余裕はなかった。
彼はそれきり押し黙り、握る手に力を込め、薬に浸された最奥を執拗に捏ね繰り回す。

「っあっっ!!あああぁっ!!」

ディアナは震え、涙を流しながら何度も果て、彼が再び腰を打ち始めた頃には正気を失ったように酷く
泣き叫んでいた。
腰に腕が回される。彼はそのままディアナを抱き竦めて腰を突き出すと、長時間に渡る陵辱体勢に入った。
確実に深い快楽を煽る場所を捉え、黙々と突く。叫びながらいくら「やめて」と訴えても止めてくれない。

134偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:55:54 ID:T4pApSa9
残る理性はあと僅か。手を強く握り返して唇を噛み締め、幾度限界を訴えたかわからない。
彼は全く耳を貸さず、ただ無言で同じ場所を淡々と突き続ける。
声を詰まらせながらも必死に喘ぎ、快感を紛らわせていたが、全く終わる気配がない。
他の男ならば、既に精を放っている。最早声も枯れそうだったが、彼の抽送は決してディアナを黙らせない。

今まで幾度も経験し、苦しめられてきた持久力。
未だに差し伸べられない救いの手を求め、ディアナは今にも力尽きそうな声で『彼』の名を呼んだ。
一瞬だけ動きが止まるも、直後、彼は急に速度を上げ、快楽を貪るようにディアナを貫き始めた。

「あっ、あ、っ!いやっ、待っ……!!」

切なげな悲鳴に煽られるかのように、彼は一層強く腰を打つ。
時折思い出したように激しく中を掻き回しては最奥まで貫き、穿り回しては腰を引いて突き上げる。
永く、我を失うほどに喘がせられる、激しい抽送。

仰け反る身体を強く抱き締めながら、彼は容赦のない陵辱を続けた。
時間感覚など最早ない。油断すると発狂し兼ねないほどの、甚だしい快楽。
永遠に続くのではないかと思えるほどに長い時間を掛け、彼は泣き叫ぶディアナの理性を喰らい続ける。
やがて込み上げる欲望を解放するため、彼は徐々に息を乱し、荒々しく腰を打ちながら手を伸ばす。
不意に弄られる結合部。探し当てられた陰核は、自覚できるほどに熱く疼いていた。
そこへ押し当てられた指が、小刻みに震え出す。瞬間、猛烈な痺れが脳を直撃した。

「いっっ!あぁあああっ!!」

ディアナは痛烈な絶叫と共に果て、彼を強く締め上げる。
収縮する蜜壁を押し分け、尚も続けられる抽送。
声も出せずに震えるディアナを執拗に責め立て、彼は更なる快楽を要求する。
極度の快楽に悲鳴を上げる身体を鞭打つように、彼も全力でディアナを追い詰める。
薬の盛られた身体を必要以上に犯され続け、研ぎ澄まされた神経に直に快感を送り込まれているようだった。

ディアナの自我を飛ばし兼ねないほどに激しく犯し、無理やり引き出した快楽を貪り尽くすと、彼はようやく
長い陵辱を終え精を放った。
二度目はなかった。おそらく一度で済ますために、長い時間を掛けて行為に及んだのだろう。

135偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:58:16 ID:T4pApSa9
退去を告げる扉の解錠。その直後、彼は待ち侘びていたかのように行動を開始した。
懐から現れ、投げられたナイフは扉のセンサーを破壊し、ディアナの手足を拘束する鎖は、忍ばせられていた
短剣により断ち切られた。

「おい!貴様、何を……」

即座に取り押さえに現れた魔道士を返り討ちにすると、白濁した粘液にまみれ、あまりに熾烈な陵辱に身動き一つ
できなくなったディアナを抱き上げ、彼は部屋を飛び出した。
向かい来る魔道兵。彼は顔を隠したまま、攻撃の隙間を縫って兵を撒き、物陰に隠れてディアナに視線を送る。
しがみ付いて離れないディアナを目に留めると、彼は城を脱出せずにある場所へと向かった。

神が祀られし礼拝堂。敵の目を盗んでその場所まで到達し、彼は開放された入り口から中の様子を窺う。
中央に見える人影は、最高司祭のものだった。
国の風習なのだろう。護衛すら置かず、一人神に祈りを捧げている。

「すぐに終わる」

司祭以外に誰もいないことを確認し、彼は一言だけ残してディアナをその場に横たえた。
片手には抜き身の剣。焦点の合わない視線を向けられつつ、そのまま堂々と司祭の元へと向かう。

放心状態だったディアナは、その後の出来事を鮮明には覚えていなかった。心に残った光景はただ一つ。
剣を薙いで血を払い、鞘に収める彼の目前で、項垂れて座り込む血塗れの最高司祭の姿。
彼はロベリアの首領の命を、神の御前で奪ったのだ。
神の加護を得られずに死すこと。神に仕える身としては最大の屈辱だろう。

後は逃げるのみ。彼は再びディアナを抱き抱えて城の外へと脱出し、追っ手を背に全速力で駆け抜ける。
彼がロベリアの地理に詳しいかどうかはわからないが、向かう方角に迷いは感じられない。
耳に届き始める心地良い流水音。途端に視界が開け、崖に挟まれた巨大な滝が現れた。
彼は恐れることなく閉ざされた道へと向かう。
背後から迫る追っ手。前方に迫る断崖絶壁。これから行われる無茶な行動が、手に取るようにわかる。
滝壺に嵌まると脱出は不可能。それを見越し、しっかりと自分にしがみつくディアナを抱き締め、彼は川ではなく
崖へと身を投じた。

覗き込む魔道兵を遠退かせ、近付く水面。彼の合図と共に大きく息を吸い込むと、大きな水柱を立てて二人は
川の激流に呑まれた。
水を吸い、重りとなるローブを脱ぎ捨てた彼に、水圧に引き剥がされないようディアナは腕に力を込めて抱きつく。
136偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/21(土) 23:59:19 ID:T4pApSa9
追っ手は振り切れるだろうが、この先は一体どこに行き着くのか。
不安はあったが、恐怖はなかった。ただ彼を信じ、身を委ねていれば良いのだ。

辿り着いた先は、流れが緩やかな湖。水流に体力を奪われ、湖畔に流れ着いても二人は暫く動けずにいた。
押し当てられた胸から伝わってくる、命の鼓動。
身体を起こされ、三度目の絶望から救い出してくれた人物の姿を目にし、ディアナは改めて犯した咎を自覚した。

ロイドの生存は罪の証。ディアナはこの時を以って、正真正銘の咎人となった。

「……余計なことを」

相変わらず憎まれ口を叩くロイドに飛び付き、ディアナは謝罪を繰り返しながら声を上げて泣いた。
勝手な行動を取ったこと。ラストニアを出るために、ロイドの敏捷さを封じたこと。
敵を欺き、危険を冒してまで救出させてしまったこと。そして、取り返しがつかないほどに穢れてしまったこと。

いくら許しても首を横に振り、多数の男との交わりを気にして止まないディアナの身体を、ロイドは優しく支えて
水中へと沈めた。
半裸状態の身体を撫でられ、未だ疼き続ける場所に与えられる圧迫感。

「まっ……、待って、今は……」

薬がまだ効いている。抱かれるなら効果が薄れてからでなければ、彼にまた乱れ切った姿を晒すことになる。
そんな都合など知る由もなく、彼はゆっくりと腰を打ち始めた。
隅々まで肢体を撫で、湖の水で穢された身体を清め、内側からディアナを穢す。
身体を支えていた手が離されると、ディアナは安定感を求めてロイドの首に抱きついた。
水の抵抗が邪魔で、思うように動けないのだろう。
彼は空いた手でディアナの腰を引き寄せ密着させると、自身に纏わり付く潤いに満ちた壁を、或いは圧迫を
待ち侘びる最奥を、ゆっくりと掻き回す。

冷やされる肉体。熱が篭る陰部。
水の冷たさと彼の煽る快感が堪らなく心地良く、ディアナは思わず艶かしい声を上げた。
恥ずかしさから声を押し殺すも、ディアナが息を乱すまでロイドは腰を回し続ける。

しかし今更何をされても、多数の男に犯され、回された事実は拭えない。
気が咎め、ディアナが僅かな抵抗を示すと、ロイドは密着したままディアナの身体を草むらへと上げた。
落とされる深い口付け。同時に始まった、先程とは打って変わった激しい抽送。
ディアナを極限まで追い詰めた、忘れようも無い快楽が蘇る。しかし、全く不快ではない。
137偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/22(日) 00:00:31 ID:T4pApSa9
それでも、多くの男の手がついた身体しか委ねることができない罪悪感から、本音とは真逆の言葉が口を衝く。

「……、だ、だめ!私……」

強引に唇を外して発された拒絶の言葉の意味を彼は正確に把握し、動きを止めはしなかった。
むしろ、逃すまいとディアナを強く抱き締め、首筋に唇を寄せる。
他の誰でもない。最もディアナを穢したのは自分であると認めるまで、彼は息を吐く間も与えずにディアナの
身体を揺すり続ける。
しかし、認めたところで事実は覆らない。ロベリアがどれほど非道な手段で、過酷な責め苦をディアナに
与えたとしても、ディアナが魔の道理に反した重罪を犯したことは紛れもない事実。
村の殲滅を謀った最高司祭はロイドが討ってくれたのだから、残るは神を冒涜した罰を受けるのみ。
つまり、命を絶つだけなのだ。

「……いい加減にしろ」

その訴えを、ロイドは一蹴した。
神など存在しない。信仰は自由だが、それを理由に命を絶つなど絶対に許さない。
穢れることで罪を償うと言うのなら、いくらでも償わせてやると。

追っ手を警戒し、ディアナを連れて木陰に潜み、彼は贖罪を強要した。
精を出し尽くしては指で、或いは舌で、ディアナの全てを弄び、再び己を強引に挿入しては奥深くを求める。
敵に気付かれぬよう、声が上がり掛ける度に塞がれる唇。
優先されるのは、お互いの体力よりもディアナの救済。
彼はラストニアで提示した条件を再び突き付け、延々と同じ行為を繰り返す。

酷い目に遭う時は決まって、ロイドの意に反した行動を取った時だった。
犯した罪よりも、彼が与える精神的重圧の方がディアナにとっては遥かに重い。
もう何も考えずに彼に従い、傍に居続けることだけを考えるべきなのだ。何より自分自身が、それを望んでいる。

縋る思いで頷き、涙の滲んだ瞳を向けるディアナに、ロイドは深い口付けを落として追い込みを掛けた。
薬の作用、そして彼を求める心が、与えられる快感を極限まで増幅させる。
ロベリアで受けた屈辱の記憶全てを、完全に塗り替えてしまうほどだった。
女の悦びと引き換えに全てを奪われ、何かを植え付けられるような感覚。
それが人間の欲望なのか、ディアナが求めていた愛情なのかはわからない。
痛みを感じるほどに強く抱き締められ、心に確かな安堵を感じつつ、ディアナはロイドと極致を共にした。

138偽悪的征服録 Ep.12:2010/08/22(日) 00:03:52 ID:T4pApSa9
息を乱し、余韻に浸りつつ、弱々しく手を伸ばして彼の背を掴み解放を拒む。
口付けを求めると、彼は惜しみなく与えてくれた。
全てを失った末に手に入れた、最も危険であると同時に、最も安全な場所。
自分の居場所をもう二度と手離すまいと、ディアナは腕に力を込めた。


木々により光を遮られた、薄暗い空間。一本の大木の陰で、二人は束の間の休息を得ていた。
咎人としての烙印を押されたディアナは、この先も永遠に命を狙われることとなるだろう。
だからこそ、ロイドは誓う。ディアナに貰った命。全てを賭して、ディアナを守り抜くこと。
裸体を隠すようにロイドに身を寄せながら、ディアナはこの先の平穏を願った。

「私、ずっとこのままでいい。ロベリアにはもう、関りたくない」

ロベリアに限った話ではない。いざこざに巻き込まれるのは、もう沢山だった。
逃げ隠れする毎日でも構わない。ただ何事も無く、共に過ごすことができるだけで十分なのだ。
しかし、今のままではディアナの望みは到底叶わないことを、彼は断言する。

「だったら、まだやることがある」

事態を好きなだけ引っ掻き回し、最悪の展開にまで陥れてくれた人物。
元凶となる存在を抑えなければ、平穏など訪れない。
ディアナはロイドの口から、信じられない言葉を耳にした。

「……ヴェルニカへ行くぞ」

彼の瞳は確実に、敵を捉えていた。
139名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 00:04:17 ID:T4pApSa9
以上です。次で完結します。
140名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 00:06:40 ID:e+/2f1n3
乙!乙GJ!!!
しかし次で完結……だと!?
保管庫で一話からまた読み直して全裸待機して待ってる!
141名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 04:26:38 ID:WA8Yx/7t
乙&超GJ!!
完結寂しいなあ。ちくしょう大好きだ!
142名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 22:47:01 ID:FuuO1qyn
GJ!!GJ!!GJ!!
次で完結か…
楽しみだけどやはり寂しいな
143名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 07:29:44 ID:aqLYIE1g
>>139
エロいおしおきまで愛するがゆえに無理矢理とは…なんというGJ…!!!!
ロイドさんがデレたー!!!
次回最終回とは寂しくて仕方ないが、読み返しつつ全裸待機せざるを得ない
144名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 15:48:25 ID:w4ijxKVC
145名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 20:45:47 ID:fmq9Ailp
>>139
おおお乙!!
こんな長編書ききるなんて凄いよ、そして寂しいよ!
次回投下楽しみに待ってる。
それにしても敵から逃げながらもロイドさんパネェっすw


で、最近の自分の妄想投下w
明治とかそういう感じの時代の華族に仕える女中。
その伯爵家には長男(エリート)次男(妾の子)がいてこの家を継ぐのは誰だとギクシャクしている。
女中はほのかに次男に思いを寄せているが、妾とは言えど伯爵家の血筋をもつ高貴なお方と諦めていた。
ある日長男にその気持ちを知られ、犯され。殆ど妾同然の扱いをされてしまう。
長男はお前の代わりなどいくらでも居る、次男と離れ離れになりたいのかと
性欲処理のためだといい夜毎女中を呼び出し犯す。
次男には伯爵家のお嬢様と恋仲になりつつあり、長男も女中をおもちゃにするだけで婚約者を選ばねばと言う。
行き場の無い女中。
しかし、長男は絶対認めないし自覚していないが、女中を愛していて
次男と少しでも仲いいそぶりを見せると言葉攻めでおしおき
結婚しても女中を手放す気はなく、伯爵家の血筋を絶やさないという名目で子供も生ませようと思っている。
でもツンツンなので女中は愛されていることに気付かずに、
次男の為に長男を破滅させるため、秘密を握ろうと決心しその陵辱に耐え続ける。
そして、次男を破滅させ毒を盛った時、裏切られて憤慨する長男、でもそれでもなお女中を愛していて手放さない
女中は初めて愛されているからこそ執着されていることを知り後悔するが、時すでに遅く、長男は死んでしまう。
というのを華と修羅をよんで妄想した自分ヤバイ。宇宙ヤバイ。
146名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 21:00:04 ID:RiWEcEdO
>>145
なんだそれ萌えるな
それ読んで妄想するだけでおっきした

でも
>そして、次男を破滅させ毒を盛った時、裏切られて憤慨する長男、でもそれでもなお女中を愛していて手放さない
ここって長男を破滅させ毒を盛った時じゃね?
女中が長男に毒を盛ったんだよな?
147名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 21:07:33 ID:g52cCygw
>>145
さあ、それを書くんだ。

>>146
長男は次男に毒を盛ったつもりだが、女中が入れ替えて長男が毒を飲んでしまった、
じゃないか?
148名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 21:15:51 ID:fmq9Ailp
>>146
勢いで書いたんで間違ったw
そう長男を破滅させ毒を盛ったが正しいよorz

あと、文字打ったつもりで抜けてた
>長男はお前の代わりなどいくらでも居る、次男と離れ離れになりたいのかと
長男はお前の代わりなどいくらでも居る、次男と離れ離れになりたいのかと解雇をちらつかせ脅し
149名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 21:21:27 ID:fmq9Ailp
>>147
レス遅くなってたらなにそれそっちの方が萌えるなw
書きたいんだが、殆ど華と修羅じゃね?になりそうっていうか…
別作品投下してるんでそっち終わったら投下してみようかなぁ
明治系の下調べもしないといけないんで遅くなりそうだが>>147のオチ使っていい?
150名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 21:36:33 ID:RiWEcEdO
>>148-149
慌てすぎだw
でも確かに>>147のが萌えるな
これが怪我の功名か……

是非投下してくれ
しかし長男哀れ、でもこういうまともに女性に対する愛情を表せず
勢い余って陵辱しちゃう人大好き

ハッピーも良いけど結局死んじゃうバッドも中々
でも最後の最後で愛情に気付いてしまった女中のほうが可哀相か
これで長男の子供を孕んでたら最強のオチだ
151名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 22:32:56 ID:g52cCygw
>>145
すまん。深読みしすぎた。>>145の萌えるがままに調理してくれ。
152名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 01:54:36 ID:mSRlzk5L
>>145-151
この流れだけで興奮するw
良いスレだわ本当に
153名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 14:44:51 ID:dwCyuy2D
キモスレ
154名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 21:13:56 ID:X94avwg9
>>150
>これで長男の子供を孕んでたら
すごい泥沼な最凶なオチだな…
子供からすると加害者が母で被害者が父とか…欝だ
155名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 23:07:42 ID:zYSK+xBc
長男死ななくていいお。ちょっと後遺症残っちゃたくらいでいいお。
みんな不幸は悲しい…。
156名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 23:20:38 ID:mSRlzk5L
>>155
それでやっと結ばれた女中はお世話しつつ仲良く暮らすんですね
子供も居るなら幸せだw
157名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 23:37:29 ID:ZkB3QQag
喋るのもかなりたどたどしくて自由になるのは視線と指先くらい
そんな長男をつきっきりで一生世話する女中とか萌える
万が一長男が毒のせいで死んで(それでも割と幸せそうに微笑みながら逝く)
次男が「兄の子でも愛する、俺はお前がいればかまわない」とかアプローチしてきても
痺れを切らして犯してきても
女中は断り続けて喪服を決して脱がずに無表情で犯されてるとかさらに萌える
毎日の仕事が終わった後は子供と遊んで夜には長男の部屋の掃除
家具を感慨深そうに磨いたり
かつて自分を責めた長男の愛用した物やデスクの門で長男を思いながらオナニー
妄想が止まらない
158名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 23:55:36 ID:X94avwg9
>>157
いいなそれ。
でもどんな時でも無表情だったのに長男が犯し続けていたベッドの上だけでは
断固拒否ったりして、次男に酷く犯されるとか。
目隠しプレイで長男のことを思い出し乱れる様に、次男もっと暴走……とかw

エリート長男は体不自由になったら
お貴族様だし、そんな醜態を晒すくらいなら死ぬ…とか言って
えも女中が逆レイプというか色々して初めの頃の自分を恥じて毒気ぬかれたり
159名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 00:02:57 ID:ckZayn7F
お前等良い妄想するなぁ
大好きだw
160名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 00:10:50 ID:1oGKO0Em
ついでに「背中合わせの」の、リエルちゃんもオーエングと葛藤の末結ばれてほしい。

エンデ様が事故で急死しちゃって、誰かに財産を巻き上げられてしまったリエルと子供を
陰ながら匿名でずっと援助し続けるオーエング。あるとき偶然公園かどこかでリエルとの息子と
親しくなり、実名も教えないまま父親がわりのようにけんかの仕方やら馬の上手な乗り方なんかを
教えてるうちになんかの拍子にその子が自分の子供だと気づく。しかしリエルに対面したり
子供に真実を打ち明ける勇気がないまま月日が流れるのだが、なにかの事件で子供に危機がせまり
我慢できずにリエルに事情を話して助けに行く…で、なんだかんだあって最初は頑だった彼女の心も
ほぐれていき、次第に愛情を育んでいく二人、、、みたいな続編が思い浮かびました。妄想きつくて
すいません。でもあっさり両思いカップルがくっつくより、オーエングみたいなツンデレ君が
ドロドロの果てにヒロインの愛情を勝ち取る話のほうが萌えるんです。
161名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 00:13:16 ID:EhXO1/Q2
おばちゃんスレきもいわー
162名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 00:25:31 ID:DzD1Ac1E
嫌々覗いてるドMよりはマシだなw
好きなだけキモがってくれ
163名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 00:50:59 ID:lm2XGpEL
あれだ
164名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 00:54:02 ID:lm2XGpEL
あれだ。
男の裸をきゃーといいながら指の隙間から見てるようなもんだよねw
165名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 05:57:32 ID:ckZayn7F
しかし何時も思うけどシチュ的に男のほうが好きなんじゃないかこういうの?
何で何時も女認定?
レイプとか陵辱とか好きでエロゲもエロ漫画もエロ小説もそんなのばっかり好きだが
スレ住民の他のみんなは違うの?
166名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 10:54:51 ID:PyYTaZRB
人によりけりとしか。
ただ女性向け作品って、このスレみたいに恋愛描写がほぼ必須だから
そういう印象を与えるのかもしれないねー。
167名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 10:55:48 ID:kOm1FjJK
おままごとみたいなスレだよねw
168名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 12:28:30 ID:S6xFIr5p
どこにでもこういうの沸くよな
夏はまだ過ぎないのか…
169名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 15:12:21 ID:DzD1Ac1E
力任せの単細胞脳筋は複雑な人間関係を理解できないから仕方ないんだよ
大抵ひとりよがりなセックスして嫌われてるか童貞
このスレで犯した男が女に受け入れられてるのが気に入らないんじゃないか?
フィクションなんだから見ないか素直に楽しむかすればいいのになw
170名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 19:47:42 ID:f6U2njEk
でも本当に同じエロでも男性向けか女性向けかで
スレの雰囲気全然違うよね。
それぞれ違ってていいけど男性向け見ながら女性向け風に考えてしまうw

女中モノ妄想も>>160の妄想もグッジョブ!!
ホントこのスレ萌えの宝庫だw
171名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 21:22:28 ID:e5pM5V9e
女中話は長男が生存した場合でも、亡くなった場合でも美味しそう
生存してたらまぁ、当の二人はそれなりに幸せになれて、肉欲塗れだろし
亡くなって女中は次男に手篭めにされるなら
それはそれで陵辱される女中を美味しく頂けるし

後、長男に孕まされた子供が女の子だった場合は
何時までたっても自分に靡かない女中に、業を煮やした次男が取り上げ
自分好みの牝奴隷にするとかだと、親子二代で不幸でエロい
娘は小さい時からの調教のお陰で幸せだと思ってるが
事情を知ってる人からすれば歪んだ愛情全開の陵辱とか
172名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 23:13:43 ID:X9gz75uW
>あれだ。
>男の裸をきゃーといいながら指の隙間から見てるようなもんだよねw
ちげーよ
どうしようもねえ連中遠巻きに汚物見る目で見てるようなもんだっての
もう過去の所業で糞スレ認定くだしてる人多いんだから多少は諦めろ
173名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 23:42:16 ID:sG6FWxpj
長男が「やりたいこと」「欲しいもの」を明確にし、目標に向かってなりふり構わず
戦闘意欲満々に手を伸ばすステレオタイプの鬼畜、
次男が正しいことをしてその正しさ故に他人(長男)を追い詰める、高貴かつ問答無用の
自立した実は女中より年下な基本傲慢なタイプの鬼畜だったら

女中大変だ
174名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 00:37:07 ID:HvdgjIo7
>>173
鬼畜な兄弟に陵辱され慰み者にされる女中良い
175名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 10:48:20 ID:SQGbC83w
ヲチるぶんには面白いスレだと思うから
頑張って下さい
176名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 16:26:57 ID:5xA+xKs0
>>171
次男は自分を満足させなかったら娘に満足させてもらうぞといって
関係を迫っていたが体は開くが心を開かない女中に業をにやし
次男の表向きな顔に好意を寄せている女中そっくりな娘に
約束をたがえて手を付けるが
そっくり過ぎるが故に女中に愛されていない事をより顕著に感じるだけで
娘との行為自体は好きだが行為後はむなしくなる
そして女中が絶望し、恨んで来るとどんな気持ちでもいいから
自分に向けられる感情が嬉しいというドM鬼畜だったりもいいな。長男はドSだから
一方娘は次男が好きで娘は次男のものということに幸福を感じていて
母親は関係を持つ代わりに娘を幸せにしてくれと泥沼スパイラル……を受信したw
177名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 23:58:10 ID:23EEct1j
>>176
それはドMなんだかろうかw
ドSでも恨みの感情でも自分に気を向けるなら良し、みたいなキャラもいるからなぁ
まぁ、兄貴みたいなナチュラルドSのが好きだけどw

しかし女中は母娘揃って可哀相な展開
娘は下手したら嬲られそうだし、それすら幸せに思う歪んだ性癖に調教済みな気もするが

兄貴生存√で爛れた性生活もみたいぜ
後、兄貴による陵辱も細かくみたい
多分エロ的実用性が一番高いだろうから、抜く分には一番良い筈
178名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 22:04:55 ID:eECJC5Av
女中の娘×弟だと姪×叔父で近親相姦だよな
罪の意識に苛まれつつの無理矢理か…ゴクリ
179名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 22:35:02 ID:8uVucdog
ここの住人は近親相姦も萌え対象?
一つ考えてみるか…
180名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 22:41:08 ID:6mpNeO8D
近親相姦でも獣姦でもダルマでもなんでも(ry
181名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 00:05:59 ID:zYte3NBD
だるまはワンランク上な気がするw
まぁ投下するときは>>180の上げる属性は注意書き必要だと思うが
182名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 00:44:32 ID:n318ZuTQ
投下前の注意書きで近親相姦、獣姦、だるま等の属性が含まれますとか書かれてたら
テンションがマッハで上がりそう
183名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 02:15:03 ID:slcIIsPn
まあ愛は障害があるほど燃えるものだからな
184名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 09:01:46 ID:lIoXaDzv
今更ながら住人の趣味の広さにビックリ
千歩譲ってだるまは注意書きあって、それに見合う愛があればって気がするが、
獣姦だと愛があるのは誰かと小一時間
まあ、SSありきかな
185名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 14:12:28 ID:DvDzhinN
>>184
獣姦はドSの人が愛する人に対する陵辱とか調教の一環でするんだよ
他の男に犯らせるのはムカつくけど動物ならバイブとして割り切ってとか
186名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 15:08:59 ID:slcIIsPn
獣はケモナーとか異種族間ラブとか好きだな
里見発見伝?だっけ犬がお姫様に恋してさらって子供産ませるとか
187名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 15:15:18 ID:Qxb8jBN5
里見八犬伝ってそんな話だっけ?
188名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 16:38:07 ID:n318ZuTQ
>>186-187
懐かしいなぁ
このスレに知ってる人が居るかはわからんが
昔この板にずばり古典の南総里見八犬伝のエロパロスレがあってなぁ
これがまた良スレで…もう4年かもっと前か…
投下された犬と里見の姫様の話がエロくてエロくて
犬に攻め立てられた姫様が性に目覚めてオナニーしちゃって
その残り香が犬にバレて言葉攻め込みで嬲られてとか素晴らしかった
ログは自分で探すので誰かURLを貼ってくれないかなw
まぁ、この板のスレだったのは間違いないので、過去ログ倉庫で地道に捜すかw

>>186
人語を解す獣と美少女とか浪漫だよな
犬のチンコは素晴らしい小道具
膨らむ瘤とかなw

>>187
勿論本編開始前の犬と姫様の部分だけ抽出ですよw
189名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 16:56:08 ID:n318ZuTQ
伏姫と八房 獣姦リレー小説
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1051979805/

速攻で該当スレを見つけてしまった
しかも4年前どころじゃなかった
190名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 19:51:07 ID:zYte3NBD
>>188-189
仕事早いw

>>187
まぁ簡単に言うと
敵の首を持ってきてくれたらうちの娘上げると殿様が約束したら
本当に犬が大将首を持ってきてでも嫁にあげなかったら
犬が姫を強姦しようとして殿憤慨
姫が約束したのなら嫁に行きましょうといって犬と城を去るという話。
まぁ、小説では交わって無くても子供ができて
犬畜生と子供ができるなんてと姫が自殺しようとしたら
助けに来た武士の犬を狙った流れ弾に当たって姫死亡って流れ。

愛するが故に無理やりに凄い萌えるシチュだなぁ
犬いいよ、犬。
そして助けに来た武士は姫と
ほのかなラブがあったっていう改変だったら更に萌える
191名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 20:51:13 ID:R7sT2+Gf
>>182
[レイプ]鬼畜陵辱[スカトロ]第12章
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237766223/
それはこっち向けだね
ここはもともと何というかぬるいのを求めるスレだったよ
192名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 21:27:58 ID:zYte3NBD
不慮の事故とかの結果のだるまで
こんな私なんかがあなたと結ばれるなんてと拒否し
強姦されるならこのスレ向きだろうけど
だるまになる状態まで一連のプレイだったらそっち向けだろうなぁ
193名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 21:41:28 ID:DvDzhinN
>>192
上段はかなり萌えるな
誰か書いてくれないかなw
194名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 23:31:56 ID:Yiq/3Th9
ごめん、正直あんまり痛くしないでほしい…
195名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:05:01 ID:qH+hbJ28
ごめん、だるまって何?
196名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:05:28 ID:VMAseGJn
前、愛する故に無理矢理と、だるま要素が融合してた話を何かで読んだな


女は使用人で、その家の跡取りとほのかな恋に落ちるんだけど当然身分違いで
反対され引き離される、男は留学させられ、女は最下層の下男達に下げ渡され
酷い凌辱がエスカレートした挙げ句、両手足を切り落とされだるまにされてしまう
留学から帰ってきた男は、女の惨状に周囲を憎み留学中に得た魔術(だった気がする)
の力で二人の仲を裂いた周囲の人間を殺しつくし、女をさらった
女はこんな身体になった自分は貴方にふさわしくない殺して欲しいと願うのだが
男は女を愛する故にそれを許さず、監禁し犯す日々
で女の手足を戻そうと実験を繰り返し、魔術(っぽい)力で成功するがその代償に男は死亡

って感じのストーリーだった気がする
ここまで覚えてるのに何で読んだか思い出せないw
てか男女じゃなくてふたなり物だったかも…
197名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:19:12 ID:D/KtONx1
自分も読んだ気がするからこの板かな

あーでもだるまとかリョナ系は妄想や単レスでも
一応一行目に注意書きしといた方が良いと思うぞ

だるまってなに?って検索してグロ出たら何も知らん子は涙目だろ
流石にリョナ・グロ・スカ辺りは雑談でも配慮しといた方がと思う



大好物だけど
198名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:24:10 ID:Z3qd942H
自分はだるまはちょっと無理だな。
痛いのは文字見るだけで痛いんで、投下するなら注意書きは必須でお願いします。
199名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:28:53 ID:C5KPHaBV
だるまは障がいスレあるからそっちじゃない?
最近長男次男ネタで盛り上がっていいな。次男が鬼畜であればあるほど女中親娘が
エロい道に堕ちていくから作品楽しみにしてます

ところで愛する義妹(死亡)の代わりに面影がある従姉妹(結婚済)を捕えて
娘の命が惜しければおとなしく体をさしだせと無理矢理脅して好き勝手にして
最後は従姉妹を庇って死んでしまう
(死に際におまえと早く会ってたら人生変わってたとか言う、従姉妹は少女時代
ずっと男に憧れてたのに義妹がいたため視界に入らなかった)
男と従姉妹の関係ってこのスレ向きできゅんきゅんした
200名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:39:52 ID:qH+hbJ28
なるほど。どの辺がボーダーラインなんだろう。
獣姦辺りがぎりぎり許容範囲な感じ?注意書きは必須だろうけど。
201名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:53:19 ID:P6ayYV3l
>>199
萌える気はしたが従姉妹なのに義妹の面影って辺り関係が???

>>200
注意書きありなら別にリョナ、グロ要素ありでもおkじゃないの?
愛するが故に強姦があるかが問題
202名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 10:40:24 ID:FhASf+v0
グロいのは該当スレでやってほしいな…。
だるまとか超怖いお
203名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 11:29:51 ID:C5KPHaBV
>>201
共に幼い頃から育ち(男が養子に迎え入れられた)、成長してからも相思相愛で
婚約もしていたが、ある戦乱に出陣したときに男の部隊は全滅、男も行方不明。
信じて待ち続ける義妹。そんな中自分の出身部族の村で助けられ生きていた男。
しかし、亡き親友の仇や自分の部族の人間を守るために敵を討伐し、数年後帰還した
時には義妹は王の妃となっていた。その後親衛隊隊長に抜擢され影から義妹を
守ると誓い、お互い想いを秘め続けたまま生きていたが、国のため、王の為に
隙あらば排除しようとした大臣たちに王妃殺害未遂という無実の罪を着せられ
国を追放、敵国に寝返り国を滅ぼしたが戦乱の中で王妃は死亡、王妃の血縁者
(従姉妹)を我が物にしたのも王妃の面影があったから。従姉妹は男の死後子供を産み、
男の名と家名と騎士の称号を与え、男の名を再び歴史に刻むというラスト

義妹と従姉妹が血縁関係で男と義妹、従姉妹は血は繋がってない。わかりにくくてサーセン
204名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 12:39:15 ID:P6ayYV3l
>>203
そういう事か
その従姉妹の方も男に憧れてたとか確かに超美味しい
元ネタあり?
205名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 15:09:02 ID:LDtgXRNZ
>>203
さあその妄想を形にする作業に戻るんだ!



グロいのやらの特殊なものでも>>1にある通り
注意書きでスルーすれば問題無いんじゃないか?
そうやってこれは私はだめってそれぞれの主張聞いてると
範囲が段々狭まりすぎてなにもかも該当スレ行けになるw
206名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 15:19:24 ID:VMAseGJn
>>203
オルフィーナかw
207名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 18:01:01 ID:C5KPHaBV
>>206
そう。オルフィは主役カップルも無理矢理未遂やるし、男視点で読み直したらえらい萌えた
男×従姉妹もしくは生きてた王妃とのifが読んでみたい
208名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 18:28:04 ID:1wL+3gGX
>>205
特殊な性癖である以上注意書き必須だが
だからと言ってスレの趣旨を満たした作品なのに排除するのは
終わりの始まりだからな

オルフィーナか懐かしい
好きだったのに数年前から途中で読むの止めてる状態なんだよなw
確かに男視点で読むとヤバい
209名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 20:04:55 ID:+U4WMm5W
>>1
>・投下する方は事前の注意書きをお願いします(特に暴力等描写)。
                             ^^^^^^^^^^^^^^^^^
無理やりなのにこういう注意書きのあるスレですから、
どんなにぬる〜いスレなのは察することはできると思うんだよね。
グロ・特殊は雑談でも苦手な人は苦手なので、
ちゃんとスルーできるよう配慮ください。
210名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 20:27:06 ID:CMXciel7
2ch暦長いからかそういうのは自己防衛で自然とスルーする人間からすると
これはもう名前欄に一々注意書きしないといけないレベル?
作品は注意書きでいいだろうけど
雑談は三行下げとか?
211名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 20:42:27 ID:1wL+3gGX
>>209
特殊な嗜好のスレでも事前に属性位は書いて投下してる方が多いぞ?

>>210
それは気を使いすぎだろw
212名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 20:55:57 ID:716OxcpQ
2ch歴わりと長い人間だけど
雑談に濃い性癖を入れるなら
一行目に

以下リョナ等のグロい話注意

で数行空けて雑談とかだとスマートじゃね?と思う
しかし他人に要求されて実行する事ではない気も
雑談で気の使いすぎは萎えるしな

基本が「愛するが故に無理矢理」なので
愛した結果について語られる事はいいと思うが
愛が薄いのにどうしてもグロに持って行きたがるとか
単体でのグロ話が盛り上がるという事態はスレ的にも異常と感じるので自粛をお願いしたい
しかし、嫌だからみんな閉め出すってのは掲示板の性質を考えればあまりよろしくない行為に感じる

恐る恐る・小出しで特殊性癖の話を切り出すならともかく
最初から配慮もなしで全開で語るのはお子様のしでかした事として個人的に処理、スルーか>>1をおすすめする
もちろん投下は注意書き必須な
213名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 21:16:12 ID:P6ayYV3l
重要なのはスレの趣旨に合ってるかだしな
そこを抜いてヌルいスレだグロだ言っても話がズレるだけ
結果的に内容にグロやら特殊な嗜好が含まれる分には、そういう事もあるとしか言えない
214名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 21:29:50 ID:Wo0JS3wL
結論:注意書きで解決
ってことでOK?
215名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 21:41:18 ID:1wL+3gGX
>>214
むしろ他に無いと思うw
216名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 13:17:46 ID:WRASAXhC
ざます
217名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 17:42:52 ID:qIiOrigv
女中話とか異種姦も良いけど今更だが>>8も良いな
幼馴染の気弱で泣き虫な女の子ハァハァ(´Д`;)
218名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 19:15:17 ID:N2o+szWu
勿論
自分も誰か書いてくれないかと待機してるんだぜ?

異種族間ラブといえば保管庫にあった触手をだせる魔王様の続きがきになる…
というか続きそうなのは全て続きがきになるよ!
投下してくれた神達萌えをありがとう
219名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 23:56:57 ID:+BGGCv21
俺も投下待ってる
前スレにあった良い妄想でまだ形になってないのとか
続きがまだ投下されてない作品もあるしね
220名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 00:22:37 ID:t+39SYXb
需要はあるけど供給が間に合ってないのか
221名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 00:46:26 ID:kF32pejW
>>220
それは大半スレに見られる問題だから……
エロパロ板は板全体が過疎気味……
しかも規制がそれに輪を掛けてる、なんせ基地外染みた荒しすら見なくなったスレもあるし
222名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 01:18:32 ID:oFhuEi2/
雑談すらなくて、1ヶ月に1、2度保守レスだけのスレとかざらにあるもんな
反面、毎日のように投下があって感想やGJがおっつかないようなスレもあるけど
このスレは雑談も割と盛り上がるし投下もほどよくあって、比較的賑わってる方だと思う
223名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 01:52:42 ID:LbBT0pki
小ネタ書いた流れぶったぎってすまん




(どうしてこんなことに……?)
私は、今、幼馴染の夕君と物置小屋に、二人っきりで居た。
しかも夕君は私に覆いかぶさってマジでヤバイ体制だった。
「どうする? このままオレにヤラれちゃうか」
「い、イヤ」
「ふーんなら、外に出る?」
「そ、それもイヤ」
「全く、ワガママだなひーちゃんは」
息が掛かるほど近くで、夕兄はニヤリと笑う。
今、この小屋から出て行けるはずも無いと分かっているくせに……。意地悪だ。

私は小さい頃におばあちゃんのいるこの村に住んでいた。
中学生になってから、親の都合で村から引っ越したけど。高校生になった今、久しぶりに帰ってきたらこの村は「祭」の最中だった。
小さい頃は分からなかった「祭」それは、遙か昔から続く風習で。なんと、今時夜這いの習慣があるというものだった。
「祭」の期間中に、16歳以上の女、18歳以上の男が、夜外にでたらそれは祭りに参加する合図。
「祭」に参加したくなければ家から出なければいい。
私はそれを知らずに、夜、蛍を見るためにうかつに外に出て、好色そうな目をした男に襲われそうになった時、幼馴染のお兄ちゃんの夕君に助けられた。
小屋に隠れたときはとてもほっとしたのに、助けてくれたハズの夕兄からいきなり今日の祭の本当の意味を聞かされ、二択を迫られている。
ここで夕君に抱かれるか、それとも拒否して外に居る誰かわからない男に抱かれるか。
「ゆ、夕兄がそんな事しないっていう選択肢は無いの?」
「ないね。この祭に参加して女抱かなかったら、村の男衆に何言われるか……」
「そ、そんな……」
幼馴染の夕兄は初恋の人だ。
こう、ムードのある誘い方なら……あるいはぐらりっときてたかもしれないけど。
そんな言い方されると、絶対、イヤだ。
というか、初恋の人の変貌に凄く幻滅してしまう。
昔は頼りがいのある、優しいお兄ちゃんだったのに。

「そんなにオレに抱かれるのが嫌なのか?」
「……」
「分かった、じゃあ返事はいらない」
「!!」
そう言うなり夕兄は私を押し倒す。胸を押し返すけれどびくともしない、男の人の力に怖くなる。
夕兄は、私のTシャツを胸までめくり上げるとブラを無理やりずらす。
外気に晒されその頂はつんと反り立っていて、夕兄の視線に堪らなくなる。
「いやぁ……! み、見ないでよ」
「別にオレがイヤだって言うんだったら、帰ってもいいよ。
 その代わり、他の男共に、ここにひーちゃんがいるって教えるけど?」
「っ!!」
「どうする? 一人で済むかな?」
「……ヒド……い」
「相変わらず、泣き虫だなぁひーちゃんは」
どうしようもない選択を突きつけられて、私は思わず涙がこぼれた。その涙を、夕兄は舌でなぞる。ぞくりとした。
(どうしよう、私、こんなムリヤリなのに……感じて……る?!)
この脅されてムリヤリ……な状況が、私を現実味の無い倒錯的な雰囲気に飲み込む。

「さ、OKだったら、自分で足開いて?」

夕兄のその悪魔の台詞に、私は従えばいいのか、逆らえばいいのか……。
224名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 02:31:53 ID:wMM9fd/Y
>>223
乙!!
続きに期待

流れは愚痴みたいなもんだし気にしなくても問題無いでしょうw
225名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 16:18:24 ID:kF32pejW
>>223
GJです。
これは次回が気になる引き
226名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 18:13:44 ID:t+39SYXb
>>223
夜這いって夜女の寝床に忍び込むことだろ?
祭りの後に夜這いするってこと?

何人も男を相手にした女はそいつら全員に夜も襲われるんだな。
つまり輪姦祭か。把握した。
227名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 19:16:35 ID:wMM9fd/Y
>>226
夜這いって元々「婚」の当て字で言い寄る事だし
夜間外に出てたら祭りに参加する合図っていう本文中の表記を考えたら
あくまでも祭中に外に出てる女に言い寄るって話でしょ
状況次第でその後の展開はあるんだろうが
228偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:35:16 ID:uJ6FGyof
続きを投下します。最終話になります。

愛故以外の属性:和姦、言葉責め
15レス頂きます。
229偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:36:19 ID:uJ6FGyof
そもそも、ロイドが剣を、ディアナが杖を手にしていなければ、このような事態にはなり得なかった。
この流れを作ったのは紛れも無くケルミス。しかし、全て仕組まれていたものと決め付けるには無理がある。
彼がロイドを味方に付けた理由。ラストニアがロベリアを含む周辺小国に手を出そうとした原因は、元はと言えば
ロイドにあるのだ。

それでも、ケルミスが全ての元凶であると確信した所以。
彼は致命的なミスを犯した。ある一言さえなければ、確信には至らなかっただろう。
ヴェルニカの荒廃した塔で、彼が口にした台詞。
エルネストが身を置いていた村、つまりディアナの故郷が、ロベリアの謀略によって殲滅させられたという情報。
ディアナはその事実に驚いていたが、ロイドが反応したのはそこではない。

彼は、ディアナがエルネストの娘であるということを知っていたのだ。
今この世界でその事実を知っている人間は、当人を除き恐らく二人しかいない。
ディアナを連れているロイドと、彼女を逃したジーク。
その二人を除き、世界では『エルネストの娘』は死亡したということになっているはず。

情報源があるからこそ、情報業が成立する。ケルミスはその情報を、どこで手に入れたのか。

ロイドでなければ一人しかいない。彼は、ジークに接触したのだ。
ジークが応じるであろう情報の対価は恐らく、ディアナとの対決。
クレアがロイドを脅してまでディアナを戦地に赴かせたのは、その約束を果たすため。

ロイドが味方に付こうと敵に回ろうと、彼らにとってはどちらでも良かったのだろう。
どちらに転ぼうとも、強力な味方が付くことに変わりは無い。
必要なのは、ロイドの確かな意志。ロベリアとラストニア、どちらに付けば良いかをジークに伝えるために、
クラウ・ソラスを入手させたのだろう。

そして、疑わしき彼の計略。ケルミスは決定的な証拠を残した。
全てを知った上での、あたかもジークの参戦など知り得なかったような振舞い。
彼は、ロイドを欺いたのだ。

不審な行動に気付く機会はいくらでもあった。
発端は、頼んでいないにも拘らずディアナの情報を洩らさぬよう、ケルミスが同業者に圧力を掛けたこと。
理由は単純。彼らの組織の体質は、どちらかと言うと守銭奴であるためだ。
だからこそ、何の取引もなく顧客に有利な行動を取ることがどうしても解せなかった。

230偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:37:15 ID:uJ6FGyof
そしてやはり、鍵となるのはクレアの存在。ロイドの意志を試すため、ケルミスはクレアの前に姿を現した。
態度に出すことはなかったが、ロイドはそれを不思議に思っていた。
いくら仲間であろうとも、情報屋が情報屋に姿を晒すだろうか。
クレアは手下とは言え、その道に精通している人間のはず。
自分の情報を洩らされることがまず有り得ないという確信、或いは、漏洩してしまったとしても自分の力で
抑え込む、確たる自信があったのだろう。

つまり、ケルミスはクレアの情報屋としての力を信用していない。
実際にクレアと同行した経験を顧みても、彼女の情報は頼りなかった。
また、彼が訪れた酒場の顔触れを思い返すと、全員『請負業』側の人間だった。
確証はないが、ラストニア兵の姿をしていた人間もそうなのだろう。
それらの状況から推察すると、彼女に関する一つの結論が導き出される。

クレアは情報屋ではなく、請負側の人間なのだ。では、彼女の本職は一体何なのか。
ロイドはディアナに、クレアへの心を問い掛ける。

「ディアナ。クレアは好きか」
「?好き……だけど」
「だったら、覚悟しておけ」
「覚悟……?」

まだ推測でしかない。しかし、もし本当だとしたら。
真実を知り、最も悲しむのはディアナだろう。
クレアは彼女にとって、ただ一人の女の話し相手だった。

「……裏切られる覚悟だ」

穏やかでない表情を浮かべるディアナを背に、ロイドはヴェルニカの方角へと歩みを進めた。



『やっぱり生きてたか。殺しても死なねえ奴だな』

高く日の昇るヴェルニカ。防水性の袋へと納められていた通信機を取り出し、即座にケルミスに連絡を取ると、
彼は開口一番、ロイドの生存を祝った。
嫌疑を掛けられていることなど気付いていない様子だったが、誤魔化すつもりはもうない。

「ケルミス……、茶番はもう止せ」

まるで睨み合いでもしているかのような沈黙。ロイドは黙ってケルミスの言葉を待つ。
今までどれほど彼らを訝しく思っていても、口に出すことはできなかった。
どうしても、目的がわからなかったのだ。
万が一良からぬことを企んでいると知れたら、ロイドを敵に回すことになる。
デメリットこそあれど、彼らにメリットは一つもない。考え過ぎだと言われると、反論できなくなってしまう。

231偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:38:26 ID:uJ6FGyof
しかし、今回は目的がわからずとも問題は無い。
ロイドの考えはただの憶測でしかないが、その推察を前提に過去を振り返ると全て筋が通る。
状況から見て、間違いないという確信があった。

『……いつ、気付いた?』
「答えるとでも?」
『……、言い逃れはもう無駄だな』

ロイドの迷いの無い口振りから、鎌掛けではないことを察したのだろう。
ケルミスはあっさりと奸計を認め、まるでこの状況を面白がるように鼻で笑った。

『ロイド、俺と勝負しろ。おまえが勝ったら洗い浚い白状してやるぜ』
「勝負?」
『単純な内容だ。俺の居場所を見つけ出してみろ。見つけることができたらおまえの勝ち、できなければ俺の勝ち。
 期限は夕刻。それまで逃げも隠れもしない。どうだ、乗るか』

ヴェルニカはそれなりに広い。その上、ロイドは機械文明にはそれほど精通していない。
余程見つからない自信があるのだろうが、無論それらを承知の上で、ロイドは躊躇無くその勝負を引き受けた。

「いいだろう。乗ってやる」

元々彼を探し出すつもりで訪れたのだ。勝負のネタにされようとも問題は無い。
ケルミスの挑戦をディアナに伝えると、彼女もやはり、不安げな表情を見せる。

「大丈夫なの?見つけられるの?」
「簡単だ」

ケルミスに限り、見落としなどはないだろう。見落としでなければ、彼は一つ、大きな読み違いをしている。
彼の居場所を突き止める方法。それを実現させるための条件。
ロイドが今、その二つを手にしていることに、ケルミスは気付いていない。

時間は左程掛からなかった。障害となる壁や封鎖された扉、地下に設けられていた侵入者の迎撃システムも、
全てディアナに破壊させた。防ぎ切れない攻撃は、彼女の唱える魔法障壁で遮断すれば良い。
絶対的な力の前では、小細工など無意味。ロイドが持っていないものを、ディアナは全て備えている。


全身を黒で覆った彼は、薄暗い一室に佇んでいた。光源は彼の座席に置かれたモニターの光のみ。
ロイドが姿を見せても、特に動揺するわけでもない。
まるで見つけ出されることを待っていたかのように、ケルミスは落ち着いた瞳で侵入者を見据え、暗闇に静かに
溶け込んでいた。

「これで詰み、か。それにしても随分早いな。何故ここがわかった?」
「おまえは……自分で自分の首を絞めたんだ」

232偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:39:29 ID:uJ6FGyof
無造作に、ロイドは有らぬ方向へと道標を投げ付ける。
答えを求めたケルミスが目にしたもの。鋭い金属音を立てて弾き飛び、それでも尚も敵を指すクラウ・ソラスの
切っ先を目の当たりにし、彼は初めて怪訝な表情を見せた。

「読み誤ったな。俺がラストニアやロベリアを敵視するとでも思ったか?」

ロイドは別段、祖国など何とも思っていない。
以前、クラウ・ソラスが示した深層意識の正体。ラストニア、つまり国の代表である父親に対する反抗意識以外に
考えられなかった。しかし今はもう、彼に対し何の感情も抱いていない。
先のラストニア戦で難色を示したのは、自国を相手取った戦いであるためではない。
放棄したはずの自分の役割。戦略を練ることそのものに、抵抗を示したのだ。

国の規律を信じ、戒律に従い行動を起こしたロベリアを悪く思うつもりもない。
片腕を失い、戦力を大幅に落としたジークは最早敵ではない。彼も当分姿を見せることはないだろう。
ロイドが敵と認めるのは、自分に確かな害を与え得る存在のみ。今はケルミス以外に、敵意など持っていない。

「参った。これは確かに俺の負けだ。敗者は勝者に従うものだ、好きにしな」
「ケルミス……。おまえ、一体……」

最後までわからなかった彼の目的。尋ね掛けたその瞬間、背後から忍び寄る殺気に、ロイドの背を守っていた
ディアナが逸早く反応した。
逆光が描く女のシルエット。見慣れたラインから知れる人影の正体。
ケルミスに睨まれながらも拳銃を構える彼女を目前に、ディアナは震えた声を発した。

「ク……、クレア……さ……」
「ケルミス。あたしも振り回しておいてそれはないんじゃない?」
「やめろ、クレア。おまえを呼んだ覚えは無い。銃を降ろせ」
「冗談じゃないわ。このままこいつに殺されるつもり?あんた、どれだけの人間を抱え込んでると思ってんの?
 勝手に死なれたら迷惑なんだけど」

恐らく、独断での行動なのだろう。
ケルミスの制止の声にも耳を貸さず、彼女はロイドを睨み付ける。

「ほんと、あんたの担当、嫌だったのよ」

ロイドの背に向けられた拳銃の引き金に、指が当てられていた。
ケルミスがロイドを欺いたのならば、当然クレアも彼に同じなければならない。
人を欺き、騙す。それが、彼女の本当の職務。

「専属の密偵だなんてバレたら、殺されるもの」

233偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:40:01 ID:uJ6FGyof
引き金が引かれる瞬間。即座にクレアを押さえたのは、誰よりも彼女を慕っていたディアナだった。
突風により通路の壁まで吹き飛ばされ、決死の思いで拳銃ごと取り押さえに掛かったディアナに、彼女は
冷たい言葉を吐いた。

「あら……、あんなに仲良くしてあげたのに。あなたに攻撃されるなんて、思ってなかったわ」
「……!」

一瞬の動揺。その隙をついて形勢逆転を図ったクレアに、ディアナは尚もしがみ付き牽制を続ける。
銃口を突きつけられようと、苛立ちを露わにした視線を受けようと、ディアナは決して怯まなかった。

「放しなさい!撃たれたいの!?」
「撃たれてもいい!もう二度と、失うわけには……!」
「クレア!やめろって言ってんだろ!俺を殺す気か!」

ケルミスの怒号に動きを止め、クレアは不可解な表情を浮かべ振り向く。
無言の問い掛けにも彼は一切答えず、溜息を吐きながら、自分から視線を外さないロイドに答えを与え始めた。

「この業界で生き抜くためにはな、ただデータを掻き集めてばら撒くだけじゃ駄目なんだ。
 馬鹿の一つ覚えみたいに、手当たり次第に溜め込むだけなら誰でもできる。
 俺はそういう奴らの上に立つ人間でなければならん。でなければ、いずれ足を掬われる」

必要なのは、柔軟性とカリスマ性。手元の情報を元に、常に移り変わる情勢の先を読む。
もし、その移り変わりを意図した方向へと導くことができたならば。
自分達の手でその先を生み出すことができたなら、それは彼らにとって至高の技術だろう。

ケルミスは、その照準をロイドに当てた。通信機を渡された時点で狙い定められていたのだ。
クレアを送り込んだ理由。標的であるロイドについて知り、意図した方向へと導き易くするため。
彼女が持ち掛けて来た情報提供は、それを隠すためのカムフラージュ。
クレアはロイドに同行し、ただ様子を観察するだけで本来の役割を果たしていた。

時折見せた媚びた態度は、如何にも味方に引き込もうとしていると見せ掛けた、油断を誘う罠。
全ては陽動。ロイドの深読し勝ちな性格を逆手に取り、本来の目的に感付かれぬよう、ラストニアの侵攻を
理由に全てを隠した。
目を掛けられているディアナをも巻き込み、標的を揺さ振っては『流れ』を作り出し、手元に残った材料を元に
更にその先を生む。

234偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:40:49 ID:uJ6FGyof
彼は、ロイドを利用して自分の力を試していたのだ。
狡猾で利己的で、自分善がりな目的。身に覚えのある理由に、ロイドは僅かに瞳を伏せた。

「おまえは俺を殺さない。有能な人間は始末するよりも利用すべきだ。
 クレアのことは見逃してやってくれ。おまえを間近で見てきたからこそ、俺を殺すと思ったんだろう。
 だが、今ここでおまえの女が死んだら、おまえは俺もあいつも殺すだろう?」
「……だろうな」

尤もらしい理屈を吐き、最後まで『流れ』を作り出そうとしている。
今度は自分を利用させることで、この場を乗り切ろうとしているのだ。
互いの能力を利用し合おうと目論むのだから、一度手を組めば余程のことがない限り、裏切ることはないだろう。
最後まで『力』を渇望する彼の姿勢。敵ながら、評価せざるを得ない。

「いいだろう。ケルミス、おまえを利用してやる。
 ただし、俺はいつでもおまえを消せる。それだけは覚えておけ」

ロイドの手打ちに、ケルミスはにやりと笑った。これも計算のうちなのだろうが、彼らを大人しくさせることが
できるのならば形式は問わない。

彼の仲間は世界中に散らばっている。彼らはいつでも、世界中の情報を収集することができる。
ラストニアの智将を翻弄したケルミスと、張り巡らされた罠を最後に見抜いたロイドの、双方の機略性。
その気になれば、世界中の国々を裏から操ることも可能だろう。
ケルミスの上に立ったロイドは事実上、彼の組織を武器として世界を制することも可能となった。
しかし、その権利を行使するかは別の話。それよりもまずは一つ、手を打たなければならないことがある。

「まずは、ディアナがエルネストの娘であることを全世界に流せ」
「!?」

ケルミスに与えた最初の指令。狙いは勿論、彼女の汚名を少しでも返上すること。
背後で驚き、戸惑うディアナの気配が伝わり来る。

「わかった。それだけか?」
「それだけだ」

そもそも、エルネストに悪印象を抱いていたのは、ロベリアを含む極一部の人間。
ロイドもエルネストの名は知っていたが、名の知れた魔道士であるという認識しかなかった。
彼女は必ずしも、万人に疎ましく思われていたわけではない。だとすれば、必ず憧れを持つ人間がいる。
悪名高いロイドでさえ、その手の人間は抱えている。
235偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:42:21 ID:uJ6FGyof
何も知らず、一方的に畏敬の念を抱くような人間。アルベニアでロイドの盾に利用され、短い生涯を終えた
マリシア王女がその代表。
事実を知れば、娘であるディアナに対する風当たりも、少しは弱くなると読んだ行動だった。
二人の会話が途切れた頃、ディアナは未だ納得のいかない表情のままケルミスに近付き、恐る恐る口を開いた。

「あの……、知っていたら、教えて下さい」

視線のみを自分に向けるケルミスを目前に、彼女は緊張した面持ちで先を続ける。
滅多に姿を見せないジークに接触したならば、彼は恐らく必要以上の情報も搾り取っていることだろう。
ジークが自分の力を試した理由。頑なに命を守り、エルネストとの約束を果たそうとした理由。
心に残していた疑問を、ディアナは彼に、はっきりと尋ねた。

「そんなことか。あいつはな、後悔してたんだ」
「後悔?母様を……死なせたから?」
「正確には少し違う。自分より強い人間を卑怯な手で殺したことだ。約束なんてただの言付けに過ぎん。
 結局は自分の力に見合う、同じ力を持つライバルが欲しかったんだろうよ」

理由はどうあれ、彼も彼なりにディアナを成長させようとしていた事実。
求めていた答えを得られ、心の整理がついたのだろう。
ケルミスから告げられた真実に、彼女はどこか、吹っ切れたような表情を見せる。
礼を述べて引き下がったディアナはロイドの元へと戻り、それ以降、クレアと目を合わせることはなかった。



その後訪れたのは、ヴェルニカから離れた街の、何の変哲も無い宿。
店主はディアナの姿に反応を示したが、ロイドが恫喝的な態度を見せるとあっさりと部屋を提供した。
ここ暫らくの間、獲物である剣の状態を全く気に掛けていない。
鞘に収められていたとはいえロベリアの川の激流で、川底に沈む瓦礫に刀身を衝突させているのだ。

日の光を当て、刃の状態を確認しているロイドの傍らで、ディアナは頻りに何かを気にした様子で座り込んでいた。
真横から注がれる視線。気が散って仕方が無い。物言いたげにしながらもなかなか切り出さない彼女を急かすと、
ディアナは躊躇いながらも怖々と口を開いた。

「ラストニアに……、戻らないの……?」
「俺は死んだことになってる」
「え!?」


不完全ながらもディアナに蘇生され、ロイドが目を覚ましたのは彼女が連行された数日後。
236偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:43:00 ID:uJ6FGyof
自室で意識を取り戻し、自分の生存を理解できずにいるロイドに、傍らに佇んでいたアルセストがある現状を告げた。
既にロベリアは動き出し、ラストニアを外堀から埋めるように国境付近の街を侵攻しているという現状。
しかしそれよりも、彼は罪人となったディアナの通達を真っ先に告げたのだ。

司令官が不在である上、魔道士を抱えていないラストニアが追い詰められるのは時間の問題。
迷いから二の足を踏むロイドの背中を押したのは、他でもないアルセストだった。
彼の言葉は、今でもはっきりと覚えている。

ラストニアは、貴方が思っているほど脆くはない。
今助けに行かないのなら、一生貴方を軽蔑するという彼の言葉。

だから、ロベリアの最高司祭を討ったのだ。ディアナの無念を晴らすことが目的ではない。
ロベリアに動揺を与え、自国に少しでも有利な状況を作り出すこと。
アルセストの恩義に報いることこそが、真の目的だった。

未だ諍いは続いているのだろうが、助けに戻るつもりはない。
ラストニアの限界を国王に理解させるためだ。
対抗心など最早ない。争いが収束した時、アルセストが自分の死を伝えることになっている。
苦戦を強いられるようならば、ロベリア本国に再び圧力を掛ければ良いだけのこと。

「やっぱり、全部私のせいで……」
「くどい。それに、死んでいた方が都合がいい」

ロイドの死を真に受けない人間は、確実に存在する。ラクールで再三の脅しを受けていたエミルだ。
理由は単純。ロイドが彼の資金を押さえているためだ。
エミルも決して馬鹿ではない。不審な金の動きを見せてやれば、察しの良い彼なら間違いなく気付く。
利用する価値のある人間には生存を匂わせる。今はそれだけで十分。

ディアナが気に掛けていた、身元が割れるという懸念も解消される。
『ラストニアの総司令官』は最早この世には存在しないのだから、割れる身元など端からない。

自分の死をも利用し、ロイドはディアナと共に在ることを選んだのだ。
流石に何の感情も抱いていない人間を相手に、そこまではすることは有り得ない。当然彼女も感付いているはず。
ディアナは瞬き一つせずに、ロイドの横顔を見つめていた。

「守るって、言った……」
「言ったな」
「も、もしかして、本当は私、好かれてたり……」
「そうだな」
「──し……、……え?」

237偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:43:33 ID:uJ6FGyof
冗談のつもりで言ったのだろう。適当な相槌で口を挟んでいると、ディアナは狐につままれたような顔を見せた。
今、彼女は罪人という立場上、世界を敵に回している。ロイドが居ようと居まいと、それは変わらない。
もう彼女の気持ちを拒む理由がなくなってしまったのだ。

「ロイドが?……私を?」
「そうだって言ってんだろ、何度も言わせるな。それより邪魔だ、退け」
「…………」

言動不一致な態度に呆然としながらも、ディアナは大人しくベッドへ引き下がった。
それきり不自然なほどに何の反応もない。
予想に反し、落ちた静寂。あまりに静かで気味が悪い。

彼女の元へと顔を向けると、そこに見えるのは毛布で身を隠し、丸くなっているディアナの姿。
いつしか見たような光景だった。剣を立て掛けてベッドに近付き、その塊に触れると、途端に表面がびくりと震え
中から篭った声が聞こえた。

「こ……来ないで」
「ディアナ?」

予想外の言動。不思議に思い、いつしかのように強引に彼女の姿を晒すも、ディアナはしっかりと毛布に腕を
回したまま離れない。様子を窺おうと覗き込むと、すぐに顔を逸らす。
頭を掴み、訝しげな眼差しを以って無理やり目を合わせると、彼女は見る見る頬を染め、突然声を張り上げた。

「来ないで!そっち行って!ロイド、生き返って頭おかしくなったんじゃないの!?」
「…………」
「だって、こんな、有り得な……」

ロイドの蔑むような視線に、言ってはいけない言葉に気付いたのか、彼女は怯んだ様子で畏まる。
ディアナが取り乱している理由は察しがついていた。
彼女にとっては夢のような現実。突然の出来事に頭がついて行かず、混乱しているのだ。
しかし、それを差し引いたとしても聞き捨てならない。

「今、何て言った?」
「……ご、ごめんなさい」

非人道的な振る舞いや、過去の不行跡を批難されることは致し方ない。
しかし、自他共に認める天賦の才能を卑下されることだけは、たとえ謝られても許し難い。
脅しのつもりでベッドに軽く突き飛ばし、逃げ場を無くしてディアナを組み敷くと、彼女はやはり頬を赤らめ
慌てて目を逸らす。
未だ現実を疑う彼女を大いに混乱させ、気が済むまでからかった後、すぐに引き下がるつもりだった。
しかしその意思も、彼女の前では全く意味を成さなかった。

238偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:44:49 ID:uJ6FGyof
死を経たところで変わらないものがある。
人の能力、過去の所業。そして、ディアナも認めたロイドの性格。

彼女はいつも、ロイドの嗜虐性を煽る。
恥じらいに満ちた仕草や表情。それらを見ていると、どうしても可愛がってやりたくなる。
況して今は拒まれる理由もない。逆に今まで虐げてきた分、積極的に彼女を愛してやるべきなのだ。
獲物を捕らえたようなロイドの眼差しに、ディアナは困った様子で目を泳がせた。

「まだ外、明るい……」
「だから?」

有無を言わさず着衣を乱そうと彼女の胸に手を添えると、ディアナは慌ててその手を払う。
軽く手を添えただけで伝わって来る、明らかな胸の鼓動。相当な緊張が窺い知れる。
圧倒的な優位性に、思わず笑みが零れた。強引に胸を開けさせ、太腿に手を滑らせると彼女は再び大声を上げた。

「いやっ!待って!ちょっと待って!」
「何だよ」
「こ、心の準備、が……」

今まで散々抱かれて来ているのだから、今更そんなものは不必要。ロイドはそれを、口ではなく行動で示す。
茂みを隠す邪魔な布切れを取り払い、舌と指を使って上下の局部に触れ、彼女の乱心を煽る。
デリカシーの欠片も無い行動に、ディアナは明らかに本心とは異なる拒絶の声を発した。

「やだあぁっ!離して、あっち行ってっ!!」

苦笑せざるを得ないほどの暴れ様。心が通う前の方が、余程大人しかっただろう。
両手を掴んで身動きを封じようとも、全く静まる気配を見せない。この状態では、続けるには支障を来す。

「おとなしくしろ!」

ロイドの一括にびくりと震え、ようやく彼女は静まり返る。
やり口が今までと何ら変わっていないが、それでも構わず先を続けた。
戸惑いの声を上げる彼女の表情は、過去に何度も見てきた悲しげなものではない。
恥ずかしさと、何より嬉しさから紅潮して身を隠すディアナは、過去に目にしてきたどの姿よりも艶やかで、
魅惑的だった。

心持ち一つでここまで変わるものなのだ。
首筋に寄せていた唇を耳元へと移動させ、再び好意を伝えて安堵を促すと、途端に彼女の身体から力が抜けた。

「ずるい……、どうして、もっと早く……」

もっと早く伝えていれば、もう少しましな展開が待ち受けていただろう。
恨めしそうな声を零す唇を塞ぎ、夕日に輝く金色の髪を撫でながら、ロイドはディアナを慰める。
239偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:45:56 ID:uJ6FGyof
閉じられた瞳から零れ落ちる雫も、過去に目にした涙とは全く異質のもの。
唇を割り、その奥を求めて舌を絡めると、彼女も拙いながらも自らそれに応じた。

そのまま、忍び込ませた指で偶然を装って陰核に触れつつ熱を帯びた溝を割り、丁寧に撫でる。
手前から徐々に侵食し、深くまでは差し入れない。
漏れる吐息を押さえるように深く口付け、喘ぐことすら許さない。
指を増やして中を往復すると、それほど時間も経たないうちにそこは十分な潤いを纏い始めた。

握っていたディアナの手が汗を帯びる。指が絡められ、吐息が徐々に切なげな声に変わり行く。
焦れったいのだろう。それでもロイドは、ディアナの希望には添わない。
唐突に関節を曲げ、当たった先を指の腹で押し込むと、彼女は身体を反らして甘い声を漏らした。
その声すら聞き流され、指での圧迫が続けられる。彼女が達しない程度に、優しく、ゆっくりと。

呼吸の間隔が狭まって来ると、ロイドは指を抜かずに動きを止め、塞いでいた唇を解放した。
恍惚とした、彼女の瞳。真っ直ぐに見つめながら、更に彼女の恥辱を煽る言葉を吐く。

「どうして欲しい?」

突然の言葉に、ディアナは我に返ったように瞼を上げた。
初めて耳にした言葉。意味を理解すると、彼女はまるで上気したような顔を見せ、何度も瞬きながら口籠もる。
もう一度指を曲げて彼女を鳴かせ、ロイドは同じ質問を投じた。

「ディアナ。どうして欲しい?」
「う……、あ、あの……」

言葉を詰まらせる度に指で答えを催促するも、余程恥ずかしいのかディアナは一向に期待する言葉を口にしない。
小さくそそる胸の突起を口に含み、舌で先を突いて返事を急かしても、彼女は健気な反応を返すだけで何も言わない。

「……やめるぞ」
「いや、待って……、やだ、こんな……」

最早、自分でも何に対して嫌と言っているのかわかっていないのだろう。
ディアナは必死に理性と戦っているのだろうが、彼女を欲しているロイドも同様。
戸惑い、首を振る彼女を目の前に、ロイドは仕方なくディアナの希望に添った。
ここで答えなかったことを、すぐに後悔させてやる。
良からぬ企みを持ち、ロイドは彼女を求めて止まない自身を躊躇いなく埋め込んだ。

「んっ……!」

240偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:48:14 ID:uJ6FGyof
握られていた手に力が込められる。間もなく始まる行為に備え、彼女は目を閉じて身構えている。
しかし、ロイドは微動だにしない。恐る恐る目を開くディアナに、ロイドは三度目の質問を突きつけた。

「……で、どうして欲しい?」
「……!!」

再び返答を迫ると、急激に上がったハードルに、ディアナは一層言葉を詰まらせる。
先を求める眼差しを向けられてもロイドは一切応じない。
全く動き出す気配を見せないロイドに向かい、彼女は観念したように口を開いた。

「……、う、動いても、いい、よ」
「どう動けと?」
「そ、その……、抜いて……」
「その次は?」
「…………」

渇望と批難の入り交じった瞳。明らかに弄ばれていることを感じ取ったのか、彼女はロイドを睨み付け、
せめて一矢を報いようと精一杯の反撃を試みる。

「変態……」
「…………」

彼女を抱くに際し、根底にある思い。彼女を愛でる心が、甚振り尽くす意志に摩り替わった瞬間だった。
悟られぬよう、ロイドがゆっくりと腰を動かし始めると、ディアナは自分で発した暴言の末路に怯え、身を固くする。
始めは苦しめるつもりはない。胸を揉みしだき、身体を撫でて緊張を解すよう促すと、彼女は素直に応じた。

同時に声に熱が篭り出す。深く貫いては腰を引き、幾度も往復する度に、ディアナは吐息の混じった声を上げて
快感を訴える。
潤んだ瞳を向けられる度に逸る心を抑え、ロイドは徐々に速度を上げ確実にディアナを追い詰めて行く。
従来とは明らかに異なる声。彼女はそれを証明するように、喘ぎながらも懸命に言葉を成した。

「あ、あ……っ!き、気持ち、い……、よ、ロイド……っ」
「……ディアナ」

呟かれた自分の名に、彼女は嬉しそうに目を細め、抱擁を求めて弱々しく手を伸ばす。
強く抱き竦めて要求に答えると、ディアナは安心したように背に手を回し、送り込まれる快楽にただ陶酔し続けた。
求められるままに腰を打つ。手前から最奥まで一思いに突き上げる度、応えるように歓喜の悲鳴が上がる。
男の精を求め、本能的に蠢く蜜壁。勢いを保ったまま執拗に責め続け、更なる収縮を促す。
ディアナはロイドの背を掴んで必死に悶えながらも遂には耐え切れず、最後は自分の中で爆ぜる快楽に、声を
詰まらせて酔い痴れた。

241偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:49:12 ID:uJ6FGyof
束の間の休息。安堵を与えるように、ロイドは再びディアナに口付ける。
本来ならばこのまま余韻を味わわせ、終わらせても良かった。
先程の余計な一言さえ無ければ、これから嫌と言う程鳴かされることもないだろうに。
ロイドは心の内でディアナに同情し、口付けを交わしたまま強く腰を打ち始めた。

「ぅんっ!?」

突如再開された抽送。喫驚の混じる声を漏らし、彼女は止まない快感に身を捩る。
逃れようと捻る腰を押さえて奥を突く度、ディアナは唇を塞がれたまま懸命に吐息を零す。
衰えることを知らない快楽。彼女は何とか唇を外し、制止の声を上げた。

「待っ……!も、もう、いいっ……!」
「おまえが良くても俺は足りない。自分さえ良ければそれでいいのか?」
「そういう、わけ……、じゃ……」

弱々しく首を振って否定するディアナを、ロイドは涼しい顔で喘がせる。
特に今回は、そう簡単に解放するつもりはない。
快楽に咽ぶ彼女を容赦なく甚振ると、身体を押し返そうと肩に手を添えられた。

「何だこの手は?」

故意に発した、不機嫌な声色。彼女は叱られた子供のように、気まずそうに腕を落とした。
透かさずその手を無造作に掴み、殊更激しく彼女の中を抉り回す。
殺せもしない声を懸命に押し殺す彼女に、鋭い抽送を以って執拗に快楽を要求する。
突かれる度に声を上げ、ディアナがどれほど望みに応えても、ロイドはただ一層深い快楽を貪るのみ。

自分の所為で、ろくに呼吸もできず喘ぐ彼女の姿。
思う通りに悶えるディアナは、見ていて実に気分が良い。
加減をすれば安心して息を吐き、急激に責め上げると面白いほどに良く鳴くのだ。

彼女が何度果てようと知ったことではない。名を呼ぼうと音を上げようと、一切取り合わない。
尽きぬ欲求が満たされるまで、徹底して彼女から快感を絞り取る。
当然一度達する程度で収まるはずもない。両脚を抱え上げて体重を掛け、そのまま嫌がらせのように最奥を
掻き回すと、彼女は普段の姿からは想像もつかないような乱れた姿を晒した。

「ロ、ロイドっ!やっ……、ちょっと、止まっ……!ああぁっ!!」

余程辛いのか、ディアナは息を詰まらせながら、必死に声を張って一時の休憩を欲する。
その度ロイドが耳元で、皮肉のように情愛を仄めかすと、彼女は困惑した様子で口を濁す。
更には口付けを以って確かな愛情を伝え、それに託けて一層激しく突き上げる。
242偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:50:05 ID:uJ6FGyof
ディアナの意思を無視した、果てを迎えるための追い込み。
瞳を固く閉じ、反射的に再び抵抗を始めた彼女の身体を強く抱き竦め、全てを力で押さえ込む。

自業自得なのだから、抵抗する権利はない。
限界が近付くにつれ、ディアナは身動ぎしなくなった。
抵抗を止めたわけではない。過剰な快楽に耐え切ることで精一杯で、身体が動かなくなったのだろう。
ロイドは自分の下で震えるディアナを憐れみつつも、一瞬たりとも動きを止めず、自分が昇り詰めるまで一切の
余裕を与えなかった。

幾度目かもわからない絶頂。最後は共に迎え、腰を突き出し彼女の奥深くに精を注ぐ。
ロイドの腕から力が抜けると、ディアナは息を上げながら切実な瞳を向けて口を開いた。

「……、ま、まだ、するの……?」
「何を?」

からかうつもりで返事をすると、彼女は再び批難の眼差しをロイドに向ける。

「……やっぱり、変態……」
「……まだ夜もあるんだぞ」

『二度目』の確定宣告。これで終わると油断したか、彼女ははっとした様子で慌てて前言を撤回する。
当然聞き入れられるわけもなく、その夜もディアナは余すところ無く全てをロイドに蹂躙され、最後はあまりの
疲労に死んだように眠ってしまった。


アルセストとの約束は、ロイドの死の通達のみでは契られなかった。
彼もラストニアを故郷とする一端の宮廷騎士。明らかに負の効果しか生まない約束を契りはしない。
彼は約束を果たす代わりに、ある条件を提示した。
国王が統治能力を失ったら、必ず戻って来ること。そして、父親を決して憎まないこと。
子を愛さない親はいない。気に触る手口であったかもしれないが、彼なりに息子を一人前にしようとしていた事実。
意地を張り合い、全く素直にならない親子の仲を取り持つように、彼は国王の真意を伝えた。

ロイドとて、決して祖国を見捨てたわけではない。
国に不利な情勢は、ケルミスを通じて察知し、裏から抑えるつもりでいた。
息子の死の真偽。不自然なほどに都合の良い偶然が続けば、国王ならば気付くだろう。

問題は、被害に遭った街を建て直すための財力。流石にそこまでエミルに集るわけにはいかない。
ロイドはそこで、自身の財産に目をつけた。
過去に世界中に足を運び、各地の利と共に得た、剣を主とした数々の戦利品。
そのほとんどは、所謂宝剣と呼ばれる代物。つまり、通貨の価値に左右されない、確実な資産。
243偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:51:25 ID:uJ6FGyof
それら全てをアルセストへ託し、対価として自由を得たのだ。


その後は特に、取り沙汰するほどの出来事もない、比較的穏やかな日々が過ぎ去った。
ディアナがエルネストの娘であるという事実が、彼女に対する周囲の目を一変させたためだ。
偉大なる魔道士の娘。同時に、指名手配を受けている大罪人。
彼女の扱いに、会う者のほとんどが困惑に陥り、隙を見せる。
ロベリアへの引渡しを謀る者はロイドが仕留め、決してディアナに触れさせることはなかった。

ケルミスと接触することもほとんどない。国の統治すら面倒なのだから、世界を動かすなど以ての外。
祖国、そして父親のことは時が近付いてから考えるつもりでいたが、彼女を手離すことだけは未来永劫ないだろう。
今までと何も変わらない、自由奔放な旅。ディアナが望んだ何事も無い旅を、思うが侭に続ける。
変わったことは極僅か。ロイドが以前に増して、所構わずディアナを求めるようになったこと。
そしてその度、ディアナが幸せそうに微笑むようになったこと。

平和の定義は人の数だけ存在する。
今やロイドは隣にいるだけで、ディアナに永久の至福を約束する。

彼女の笑顔と共に行き着く先。やがて訪れる定めの時。
それはまた、別の記録として引き継がれることとなるだろう──

244偽悪的征服録 Ep.13:2010/09/04(土) 23:52:00 ID:uJ6FGyof
以上、この二人の話は完結です。
長らく御支援頂き、ありがとうございました。

暫し小休止した後、再開予定です。
245名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 00:00:29 ID:LbBT0pki
>>223の続きコネタ投下する。
注意:少し暴力表現、変態、言葉攻め、脅し、ヒロインにはちょっとしたアンハッピー


毎年行われる、この村独特の祭りに、オレは興味が無かったといえば嘘になる。
しかし、どうしても参加する気力がわかなくて参加資格が得られた年になっても、数ある「予約(誘い)」をよけてまで、参加しなかった。
しかし、今年は特別だ。ひーちゃんが帰ってきたのだ。
彼女は小さい頃、引っ越して行った幼馴染だ。
泣き虫で、事あるごとにオレを頼るその姿が可愛くて、オレには大事だった。
大きくなっても相変わらず可愛くて……泣いたらもっと可愛いんだと思う。

ひーちゃんは小さい頃この村を離れたので、この村の祭りのことを知らない。
村の男がオレの目を盗んで蛍の話をしていたのが、嫌な予感がして祭の夜ひーちゃんの家の近くに行く。
すると案の定、男がひーちゃんを襲おうと、彼女の腕を引っ張って茂みに連れ込もうとしていた。
見た瞬間、俺は頭に血が上るよりも早く容赦なく男に蹴りを入れる。
先にひーちゃんを逃がすと、倒れている男にオレは無表情でこういった。
「お前、重大なルール違反だな」
時折、「祭」のルールを破る男は出てくる。
この「祭」で強姦は許されない。
いつもなら呆れて見てるだけ。けれどひーちゃんがその相手というのなら別だ。
「うっ、待ってくれ」
「死ねよ」
鳩尾に容赦なく、畳み掛けるように蹴りを入れたあと、ひーちゃんを追いかける。
追っ手から逃げ隠れするように見せかけて小屋に入った。
ひーちゃんは蒼白な顔をしている。けれど泣いては居ない。すがるようにオレを見つめてくる。
オレは嗜虐心をそそられて、この村の「祭」の事をひーちゃんに殆ど話した。
案の定、彼女の目は不安に塗りつぶされる。

その目でオレを頼って欲しい。
その一心でオレは彼女を追い詰めた。

この村の「祭」には男女ともに「拒否権」があることが知らない彼女に、
羞恥でどうしようもなく追い詰められ、
おかしくなってしまいそうな彼女に、
頼られたい。

一応、彼女に選択肢はあるのだから……これは和姦だ。
そりゃあ多少、本当の事を隠したり、強引だけれど、全てはひーちゃんを好きな愚かな男の足掻き。
オレに抱かれるよりも、不特定多数と関係を持つほうがマシだと思うのなら、オレは諦められる。
笑って、冗談だといって……この「祭」の全てを話すだろう。
その天秤に掛けるものが、不条理だということには目をつぶって。

おそるおそる、足を開く彼女に喜びを抑えきれず、オレは下着も取るように「お願い」した。
彼女は許してと、瞳ですがってくる。
でも、もっともっと縋られたいオレはそれを許さない。
彼女の白い肌は羞恥の為に真っ赤に染まり、胸の先端ははち切れんばかりに勃起していた。
下着の大事なところが隠されている場所を射るように見つめると、その視線を受けて段々と染みがにじんでくる。

「こっちの口は、食べたくて涎まみれみたいだけどね?」
「ちがっ……!!」
「じゃあ、ひーちゃんはいい年してお漏らししちゃうのかな」
「……も、許して……ぇぁ!?」

開脚している足を閉じようとしたので、俺は無理矢理体をはさんで足を閉じれなくする。
彼女が恥ずかしさのあまり顔を手で隠そうとするので、両手を片手で纏め上げると、
なおも彼女は顔を隠そうと横を向く、そのそらす顔にオレはぞくぞくするが、
上を脱がして見つめるだけで、ここまで濡れているなら、彼女は処女じゃないのか?
彼女の前の男に嫉妬する。彼女にこんな風に見つめられて、縋られた男がオレ以外に居るなんて。
246名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 00:02:20 ID:s3c8G/YB
オレは言葉で、視線で、追い詰めるだけで、ひーちゃんの感じそうな箇所にはけして触らなかった。
意図せずオレの着ているシャツが、ひーちゃんの胸に微かに当たるたびに、彼女は色っぽい声を洩らす。どうやら胸が弱いらしい。
そしてオレの上半身が少しでも動くと、彼女の太ももの内側を撫でることになり、益々下着に染みが広がっていく。
「ここ、触って欲しいだろう?」
「……欲しくない……よ」
「何人に触らせたの?」
聞きたいのは彼氏は居るの? って事なのにオレは自然と彼女を追い詰める聞き方になる。
「さ、触らせてない、よ……わ、私初めて、だもんっ!」
「じゃあ何で、こんなに濡れてるんだ? ひーちゃんエッチな子? もしかして自分で触ってた?」
初めて、と恥らっていうひーちゃんに、オレはニヤけるほどの嬉しさを隠して。
「そんなところは、触って、ないっ……!!」
「は、って事は、違うところは触ってたんだ?」
「!!」
図星を指されたように、涙目を見開く彼女。でも言い逃れは出来ないとわかってか、いいにくそうにオレに教える。
「……胸、は触って、た」
彼女の顔が言わなきゃ良かったと、恥ずかしさと後悔で歪む。でも、もうオレは彼女の恥ずかしい秘密を知ってしまった。
男と違って、女の子のそんな秘密は……誰にも知られたくない、恥ずかしさだろう。彼女の今の心境に言いようもなくそそられる。
「やっぱりエッチだね。誰のこと、考えてオナニーしてた?」
ひーちゃんの恥ずかしい秘密を全部知りたい。知られて恥ずかしがって、身の置き所がない彼女をもっと見たい。
「好きな男とか?」
「し、知らないっ……あっ……んっ……は」
オレは胸の頂と秘所……強い快感を与えそうな場所を敢えて触らずに、周辺を必要なまでに弄んだ。
絶頂を迎えさせないように触っているので、ひーちゃんはもどかしくて堪らないと言ったような顔をする。
オレも堪らない。たまらないけれども、それよりもひーちゃんが言いたくない台詞を「言わせる」ことに執心した。
嬌声と表情を頼りに、彼女の感じる場所を……羞恥を感じる言葉を、探り当てていく。

「もう、ダメ。お願いだからぁっ……夕兄っ……」
「何?」
感じすぎて、でも絶頂を迎えられない震える目で、これ以上もないぐらいに縋られてオレは満足する。
オレもそろそろ我慢の限界だった。でも、もう一押し。
「ちゃんと、言ってくれないと分からないよ」
「……意地悪しない、で」
「だから、何が意地悪?」
言いたい事は分かっているけれど、執拗に聞き返す。
何度かの余裕のない押し問答のうちに、先に根をあげたのは期待を裏切らずひーちゃんだった。
普通の状態なら言えない卑猥な言葉で、オレを求めさせる。
震える睫も……怖がって躊躇いがちに抱きつく手も、何もかも想像以上の痴態に昂りが収まらずに有頂天になる。
オレはその求めに応じるフリをして、まんまと彼女を犯した。
何度も何度もイカされて、気絶したひーちゃんを見ながら。「祭」が終わっても関係を続けるようにするにはどうしたらいいのかと考え。
オレは携帯電話を取り出すと、ほくそ笑んだ。


以上です。
獣人ネタが盛り上がっていたこともあり村の祭の本当の意味は
異種獣人の住む村で出生率が少ない&血を薄めようとかいった理由があるフリーセックスの日
みたいなそういうオチ話(途中で夕兄が獣本体に変わる)のつもりだったんだが
コネタとしてテキトーに打っているうちになんか違うのにw

夜這いは>>227のような意味合いで、何も考えずに使ってた。
しかし、突っ込みを入れてくれる人がいると、自分の適当さに気がついていいね
一応この祭りは性に開放的になるだけで、したい人は何人とでもするし、一人としっぽりでもって感じ。
247名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 00:09:15 ID:s3c8G/YB
うわぁぁぁぁ改行が多いと怒られて投下しなおしているときに偽悪の最終回投下来てる……だと?
ほんと流れぶった切らなくて良かった…改行大杉と蹴られて良かった
>>244連載お疲れ様です!再開も楽しみにしてます
248244:2010/09/05(日) 14:24:16 ID:uhEoV0B1
>>247
細かいことは気にせず。小ネタGJです。

獣人か…
近親相姦もあわせて手出してみるか…
249名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 14:24:25 ID:zGSevYaZ
>>244
GJGJ!
完結は寂しいが、最後まで乙でした。再開も楽しみにしてる。
250名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 14:37:49 ID:2DUOhCs7
>>248
乙! 獣人と近親相姦だと!?
オラ全裸待機でwktkがとまんねぇ……!!
251名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 18:42:38 ID:XRHJgg+n
>>228-244 >>248
長きに渡る連載乙でした!!!
ロイドはディアナたんが大好きですねw
再開待ってます。


後、近親相姦に獣姦か……
異母兄妹で父親は人間で、有力者というか貴族とか王族みたいな?
兄の母親は美女な獣人で親父の慰み者
妹の母親は人間かつ親父同様有力者出身で親父の正室
兄妹二人は仲が良いけど、当然父親が同じとは言え身分違いと引き離され……
そして兄は可愛い妹に女を感じていた
ここまで妄想したw


>>245-247
ひーちゃん可愛い過ぎるw
夕兄がドSで素敵だ、続きに期待
獣人設定は是非生かして欲しい
252名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 21:33:13 ID:2DUOhCs7
>>252
それはいい妄想w
身分違いで引き離されて育ったなら自然に好きになりそうだしな
有力者な父親は美女獣人を愛してるけど立場ゆえに
それを表にあらわさないとか
正室はそれに無関心なようでいて
内心ムキーってなってるとかだと、いいw
253名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 00:04:05 ID:XD3uj/E2
>>244
連載終了GJ。
再開待ってる

>>247
夕君は素晴らしい
好きな女の子が泣いてる姿とか覚えてる姿とか興奮するよね
そりゃ強姦しちゃうよ、仕様が無い

>>248
>>250-252
君達良い妄想するね
親世代と子供世代の家族5人で泥沼の愛憎劇か、股間が熱くなる展開が期待出来るw
女中話といい家族内の愛憎劇と親和性高いね
254名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 21:05:48 ID:m2AUPKkU
>>244
連載終了お疲れ様です!
そして惜しみないGJを贈らせて下さい!!
シチュとキャラと文体がド好みで最高だった〜
この連載にGJ言うためにROM専だったエロパロ板に初カキコして
エロシーンに感銘受けて他スレではあるが書き手デビューしたほど影響受けたw
次の作品も楽しみにしてます!
255名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 22:33:31 ID:pkI5C2dz
むしろここにも投下してはどうかね?
256名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 23:26:30 ID:aWuOxJfR
>>254
ここにも投下すると良いw
257名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 00:27:51 ID:Yv6ouZa6
>>252
はじめは仲がいい兄と妹だったのに
正室の色々な画策ですさんだ兄から
俺の母はお前の父親の慰み者なんだから
お前は俺の慰み者になって責任とれとか無茶いう展開に流れてもいいなw
258名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 00:52:10 ID:EENu9BO+
>>257
父親と美女獣人さんは息子にも言えない恋仲なんですね
萌えるなw

そして性欲を感じてしまう妹
完璧だ
そして精巣で物を考えるようになる5秒前みたいな状態に追い込まれる兄
259名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 01:13:26 ID:YQuK+gDm
>>255>>256
力不足でまだ二次しか書けないwww
良いシチュ&キャラが浮かんだら頑張ってみるよwありがとうw
260名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 07:57:21 ID:Yv6ouZa6
>>259
残念、しかし待ってるよw

コネタ続き。
前回で終わりのはずだったんだが……コネタにならなくなってきたw
注意:言葉攻め、脅し、ヒロインにはちょっとしたアンハッピー?


(まさかっ……あんなことになる、なんて)
私は昨夜の夕兄との出来事を思い返しては打ち消し、思い返しては打ち消しをしていた。
(は、初めてなのに、まさかあんな風にえっちするなんて)
夕兄との出来事は、強姦されたのか? といえばそうでもなく。
だからといって、同意の上かといわれれば……それもちょっと違う。
(夕兄は、私の事、どう思ってるのかな? アレは、ただの祭のノリのヤリ捨て……って言うのかな)
でも、恥ずかしくて、夕兄に会いたくない。

行為の最中に散々強要された卑猥な言葉。
それは、今まで知識とは知っていても、口に出した事はなくて。それを、夕兄に言ってしまった。
今までエッチな漫画とか小説を読んだときに、ちょっとムラムラしてしまって、自分で胸を触り、じりじりと太ももをすり合わせるのとは違う。
他人に触られる恥ずかしさと、そして起こるそれ以上の快感を、夕兄は私に与えた。
だから、最後までやっちゃったら、どんなに気持ちいいことなんだろう。
でもこんな事、気軽にやっちゃダメ。
そんな理性と欲望の板ばさみで、ぐちゃぐちゃになった私を、夕兄は散々弄った。
私の理性は頑張ったけど、夕兄にもどかしく触られるたびに、理性を脱がされていく。
多分、心の奥で私が夕兄の事……好きだったから。
こんな状態に陥って、少し幻滅したけれど。でもそれ以上に好きだったから……だから、いっか。って単純な理由で、私はついに落ちた。

「わ、私に夕君をぉ……くださいっ……!!」

そんな正気では言えない、台詞を言わせるほど、夕君は私をおかしくさせる。
でもそんな台詞でも夕兄は、満足できなかったみたいで。
「オレの何を? どこに? どうやって? ちゃんと言ってくれなきゃ分からないな」
「っ……! あっ……イヤっ」
夕兄の意地悪! と涙目で見つめても、やっぱり容赦してくれない。
いやいやながら初めて、口で発音する言葉に、恥ずかしさで震えながら、でもどこか興奮する。
「わ、私の下のお口にっ……夕兄の……その……オ、○○○ンを入れてくださいっ……」
「ん、いいよ? ここかな?」
やっとのことで言ったのに。ニヤリと笑う夕兄は熱く滾るものを……冷酷にもぐちょぐちょになった陰部……の下の穴にこすり付ける。
「やっ……! そ、そこはっ……そんなとこ触っちゃヤぁ」
私は想定外のそこに感触を感じて、びくりと震えると、拒否した。
261名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 07:58:06 ID:Yv6ouZa6
「じゃあ、ちゃんと言って?」
「っ……イジワル!」
「言わないと分からない」
「っ……。わ、私のぐちょぐちょの。お、お○○こに夕兄のっ入れてくださいっ……」
「……仕方ないな」
ため息交じりの夕兄はイジワルだけど、とってもセクシーで。
そして初めての経験は聞いていたより痛くなくて。
それどころか……す、すごく気持ちよかっただなんて思ってる。
夕兄を中に感じながら「やんっ! もっと……もっとぉ……」としがみついていたような気がするほど、記憶があやふやだ。
ムリヤリに始まった行為なのに、最後は自分から求めてた。
私って、こんな……えっちな子だった?
言えない言えない、今あんな事、絶対言えない!!

どうやら夕兄によると、「祭」は三日三晩行われるようだった。
(外出、しなきゃいい、よね)
こんな時代錯誤な「祭」どうして知られてないんだろう。
夕兄に助けてもらえなかったら……って助けてもらったといえるのか分からないけど……知らない男の人とやっちゃわないといけなかったんだよね。
それって、どう考えても犯罪。すごいニュースになってもおかしくないのに。
両親も両親だ、こんな重要なこと言ってくれればいいのに! と私は考えて、そういえば夜は外に出るなと言っていたような事を思い出した。
でもそれは、フツーの口うるさい親の忠告だと思って、私は蛍を見たいという軽い気持ちで、夜外に出たのだ。
親には……いえないよ。いや、親じゃなくても誰にも言えない。

そう考えていると、私の携帯が鳴った。
友達からのメールかな? と、何の気もなしに取ってみると、夕兄からのメール。
でも、夕兄とメルアド交換なんかしてない。
なんだか嫌な予感と、よく分からない胸の高鳴りが混じる。
[今日の夜は?]
その文字だけで、昨日の夜の事を思い出して体が疼く。でも今は普通にあんな事ダメだって理性が働く。
[今日は、出ないよ]
色んなことを聞きたかったけど、そっけないメールになってしまった。
夕兄と会話をするのが怖い。あったらまた、ヤっちゃうのかな、という期待とこのまま流されちゃダメだという怖さがある。
そして、すぐに夕兄から返信がやってくる。
本文はない、けど。そこに添付されていたのは、寝ている私の写メ。
でもその姿は、胸は丸出し。たくし上げられたスカートから伸びる足は開脚し、夕兄の精液と愛液塗れの恥部が丸見えだった。下半身から見上げるアングルで、顔もばっちり解像度も高く映っている。

「な、な……んで?」

私は目の前が暗くなると、がくがくと震える。
現実を突きつけられたショックで、足元が崩れ去ったようだった。

262名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 09:12:07 ID:i6vVwNNj
>>260-261
ひーちゃんが可愛い過ぎるな
夕君がサディスティックな感情に酔う理由がわかる
続き待ってます。
263名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 15:42:27 ID:YQuK+gDm
夕くんはデレ無しでこのまま苛めっこで行ってほしいね
264名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 18:15:20 ID:EENu9BO+
>>260-261
夕兄は俺の心の兄貴
このまま突っ走るべき
265名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 12:56:20 ID:oWG2SWrK
保管庫落ちてる?
266名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 17:30:58 ID:C/JIzWyr
規制されてたんで、レスが今頃になってしまって、どうかと思うけど、
どうしても。

偽悪的征服録
お疲れ様でした。
投下、いつもいつも楽しみにしてました
ロイドとディアナたん、幸せに〜!
再開……また、楽しみができて嬉しいです

260コネタの続きGJ!
ひーたんと夕兄の展開wktk
267名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 21:54:59 ID:6+rlV+MK
>>265
>20のからはいけなくなってるね
自分はフツーにエロパロ保管庫でググって見てたw
それにしても保管庫管理人さん補足更新すごいな
268名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 23:24:45 ID:hlBykTRv
同じく。読み返すかと思ったら繋がらなくてぐぐった。
269名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 00:48:24 ID:B3oNTk1j
保管庫捕捉出来ない人多いなw
ググったら一発で出てくるから拍子抜け
270名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 07:37:56 ID:ewB5bGpx
小ネタ妄想

「駄目よ、こんなこと神様がお赦しにならないわ」
「ずっと、ずっと…初めてあなたに会った頃から好きだった」

 俺は未亡人になった彼女と二人っきりになると押し倒した。
 彼女の夫の次に信頼されている俺にはそれは容易なことで、彼女はカウチに組みふされながら信じられないというような目をしている。
 彼女に初めて俺が出会った日。
 彼女はすでに今では亡くなった男のもので。
 彼女の旦那より早く出会っていればと、何度思ったことか。

 初めて"女"として触れる彼女はたまらなく魅力的だった。
 彼女は優しく、今まで人を叩いたことも怒鳴ったこともない人間で。俺の行為を嫌がりながらも抵抗らしい抵抗は出来ない。
 俺の愛撫に反応する体は、亡くなったあの男が引き出したもの。それに嫉妬と…愉悦という矛盾した感情が浮かぶ。

「こんな事は、やめて……。あなたは、とてもいい子なのに……」

 説き伏せるように、悲しみをにじませ彼女は言うが、長年の思いを一気に溢れさせていた俺には届かない。
 否でも、女ざかりの彼女の体は俺に翻弄されていた。声に艶が出て、反対にまるで誘われているように聞こえる。

「いやだよ、母さん」

 彼女は俺の父の正妻だった。
 父が彼女と結婚する前に、関係をもった女に生ませた子供が、俺。
 俺と彼女は血のつながりはないが、書類上では紛れもない、親子。
 あの男が死んだおかげで、俺を縛っていた箍は外れた。

 あんたさえ死ななければ最後まで彼女の"いい息子"を演じて上げられたのに。
 本当にアンタは最初から最後まで最悪だったよ父さん。



とか言うの誰か書いてくれないかねw
 
271名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 20:45:47 ID:Pa3/zJdN
>>270
義母陵辱ですか?
大好物だな実母もいけるけど

この設定の場合義母はいやいや親父に
嫁いで来たけど貞淑で結婚したら操を捧げるべきだと思っているとかだと最高や
義理の息子を可愛がり、実は男を感じていたけどそんなのはいけないとか思ってたり
こういうカビが生えた様な道徳観を持つ美熟女を肉欲全開で蹂躙するのです。
272名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 02:13:42 ID:lgKCKnEU
お前等良い妄想するな
仕方ないのでエロゲやって性欲を紛らわすよ
273名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 16:34:00 ID:sfaRDaA5
要は池沼女スレだろココ
274名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 17:48:54 ID:IhEixhTo
>>271
私的には義母は全く気づいてなく父親とラブラブで
子供のことは子供だと思って安心し信頼していたのを裏切られてショックを受けながらも
旦那が死んでかなしみに暮れている時に旦那に似ている子供と…倒錯的な関係にとかでもいいw
275名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 17:51:56 ID:lGS4gzbN
>>273
正解w
276名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 20:28:16 ID:4p1p3m3O
>>274
それも良いなぁ
ところで誰か良いエロゲとか小説とか漫画とか紹介して下さいw
277名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 23:58:23 ID:v9pupLFG
愛するが故にか分からんがバラの下(英訳)はエロかった
278名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 01:01:30 ID:pWTPkLnm
>>277
バラの下?
279名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 01:05:41 ID:fKrbllc8
>>277
あれは愛というより反感から始まった恋だよな
280名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 09:05:18 ID:YCgusBHq
次男の話じゃなくて父親の若い頃は愛するが故に無理矢理かもね
まぁ結局は妻が気持ちを動かした時は愛は冷めてしまったのだけど
次男も結局結婚するから途中で愛ゆえに無理矢理になりそうだけど
既刊分ではちょっと違うかな
281名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 09:12:39 ID:tzoaWk2s
>>278
アン○ー ザ ロー○
一巻は別な話だけど段々エロやばくなる
282名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 09:37:59 ID:pWTPkLnm
>>281
把握出来ました
283名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 16:40:41 ID:ZWmdnxAo
年上の女性を愛してるけど
上手く行かないので力尽くで屈服させるのは良い
養母でも実母でも年上の女従者でも可能
284名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 22:12:40 ID:KGqQQuc2
男が無理矢理手篭めにする場合年上相手か年下相手どっちが良い?
まぁ、エロかったら何でも良いんだけどねw
285名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 22:36:16 ID:qm4+rwRR
熟女趣味でもロリコンでもバッチコイだな。
年の近い幼なじみとかも良い。
純粋でまっすぐな女+ツンデレorヤンデレ(初期症状でも可)男の組み合わせが好きだ。
286名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 00:12:42 ID:eSPVw4pp
>>284
どっちも大好物だなw
自分が書くと女の子は純粋で受身系になっちゃうけど強気系もいい・・・
保管庫でみた執事を逆レイプも萌えた
ともかく悶々とたまっている思いと欲がおさえ切れなくて
愛の勢いでってシチュはいいよね
287名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 00:22:40 ID:JzfbxBPD
>>285-286
純粋でまっすぐで受身な女の子とツンデレでヤンデレな男の組み合わせは良いな
ツンデレとヤンデレって意外に相性も良いしね、特に男だと尚更
そんなに好きで愛してるなら優しくしてやれば良いのにと思うのに
優しく出来ずレイプしてしまいます、みたいな
288名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 00:59:16 ID:qCgGgew0
女の子は受け身より、むしろ勝ち気な方がいいな。
男のツンとヤンな態度に抵抗しながらも、ふとした瞬間のデレや甘やかすような言動に
動揺して困惑すればいいんだ。
289名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 10:34:06 ID:SVfbgJid
グロ系注意





昔ホラー系少女コミックで、好きな女の子を誘拐して監禁、
逃げられそうになったので口を縫い手足を切断して、
肉玉になって逃げられなくなったその子を前にも増して愛したって話があった。
その後生まれた娘も肉玉にされるんだけど、自分の中では秀逸な作品。
290名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 15:04:12 ID:94RZJ3B2
そこまで行くともう愛じゃなくて狂気か妄執じゃね?
ってかんじだが監禁はいいなぁ鎖とか檻とか…
291名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 19:20:49 ID:JzfbxBPD
>>288
勝気なのも良いなぁ、勝気だと出先で普通に男と喋ってるだけど激しく嫉妬されて
その後ベッドで泣かされまくったりするのですね。
勿論女の子の方は男側の真意がわからず困惑して動揺しっぱなし
まぁ、勝気でも受身でもツンでヤンな男の態度に翻弄されて酷い目に合う女の子が見たいのだけどw

>>289
グロ系


そこまで行くと駄目な人激増だけど
当人の気持ちが愛ならそれもあるのでしょう

でも確かに鎖とか檻とかは激しく惹かれるなあ
292名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 21:15:34 ID:eSPVw4pp
>監禁


勝気な幼馴染に犬のようにパシられてて
好きだからこそそれを喜んでやっていたけど
ある日すごく行列にならんだチケットみたいなものが
幼馴染が他の男と楽しんだりする……とかのもので
それでキレた男が監禁+拘束するとか妄想したw

幼馴染視点ではツンデレで軽い気持ちで
私の事好きなのって気持ちで無理難題で試してて
それでも告白してこない男に痺れを切らし
カマかけで他の男とデートまがいしようとしたら
予想外に男が病んでいたとか
293名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 21:37:12 ID:LAu61Cfe
女の子が社交的な場合はツンでヤンな男側の執着心とか病んでる精神を激しく揺さぶるだろうね
294名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 00:20:53 ID:HylNYAMk
監禁といえば

昔読んだ少女漫画「銀の鬼」で主人公が担任の先生(実は千年生きてる鬼)に地下室に監禁されるのとか
ドラマ「ストーカー 逃げ切れぬ愛」で渡部篤郎がヒロインを地下室に監禁したりとか萌えたなあ

冬彦さんも応援しちゃってたな
295名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 01:01:11 ID:SlEvOWxC
間違いなく愛情なんだが歪んでる感情の餌食になる可愛い女の子に萌えるんだなぁ
296名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 03:13:15 ID:7nqvF8Rk
test
297名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 01:34:45 ID:pUhroX5h
>>270の続きが読みたいです
298名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 20:47:51 ID:nzRnnSy8
>>297
>>270だがスマン、続きはあなたの心の中で……

義母は犯されたのと最愛の夫を亡くしたWショックがたたって
息子を夫と重ねあわせて体を開いていくが
息子は自分の名前を呼ばせたくて手ひどく犯す悪循環
そうしていくうちに義母は狂ってしまい息子を夫だと思い込んでいく
とか妄想していたが書けなかったorz
299名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 22:47:39 ID:3mtih7hg
>>294
銀の鬼懐かしすぎ
こんな場所で話題に出るとはw
自分的に絵はイマイチ受け付けられないのに、つい読み返したくなりがちだったのは、当時から愛するが故にの
属性のせいだったのか。
300名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 22:57:08 ID:pUhroX5h
>>298
なんと言う萌える展開それだけで妄想全開w
301名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 07:36:51 ID:8oo3X76b
銀の鬼気になってネットの立ち読み読んでみたら面白そうw
wikiとか感想サイトであらすじ読んですごくシリアスだと思ったら
昔の漫画らしいコミカルさとすぐ鬼の正体が分かるのにびっくりした
先生もいいし幼馴染もいいな
302名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:41:14 ID:MZtcjzZe
可愛いババアを愛故に手酷く犯す
そげな話は素敵だ
303名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:48:41 ID:Fd7kRCdX
おまいらの言う年上は上限何歳?
304名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:51:44 ID:MZtcjzZe
見た目が好みなら200でも300でも作品世界の天地開闢から生存でもなんでも
リアルな年齢なら美人なら四十路でもおkだろう
美人ならな
305名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:07:31 ID:5XSINCOr
世界のすべてを知りつくし絶望した一万歳無気力天才ロリババアが10代後半の夢や希望に溢れた野性児に犯されるとか俺得厨二病
ロリババアは無表情で早く自分の世界に帰りたいなー消えたいなーとか思ってるけど10代後半はロリババアに残って欲しくて仕方ないから無理矢理犯す
306名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:27:40 ID:CViY5PAi
板的にはまぁ見た目四十くらいまでかな。
それ以上だと愛するがゆえにというより熟女属性の有無の方が重要
になりそうだし。

純愛ネタも好きっちゃ好きなんで、それなら完全におばあちゃんでも
OKになっちゃうけど。
307名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:33:55 ID:MZtcjzZe
>>305
そういやどっかのエロゲに可愛い引き篭もり天才ロリババアが居たような?

>>306
まぁ、見た目の若さは50前半位までならなんとかなるっぽいな
結局リアル指向だと重要なのは見た目だな
ファンタジー指向でも重要なのは見た目だがw
308名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 23:43:17 ID:MZtcjzZe
エロゲじゃなかったビジュアルノベルだった
ttp://medio.bz/item.php?dc=17&cc=5&item=0000002036953
309名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 01:43:44 ID:6Aa5m6qJ
漫画だったら篠原千絵だな。
310名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 01:53:19 ID:tl82Zybu
闇のパープル・アイの人
311名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 04:52:54 ID:6Aa5m6qJ
>>310
そう、監禁やレイプ未遂等、結構凄いw
って言うか、主人公の倫子って結局、
小田切にレイプされるけど、
あれも愛ゆえにだよね。
312名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 05:15:43 ID:6Aa5m6qJ
失礼、訂正
×愛ゆえに
○愛するが故に
313名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 23:58:42 ID:tl82Zybu
>>311-312
そういや娘は恋人の子供じゃなかったなw

まぁ、このスレ的には好きな女が彼氏持ち、夫持ちなら
レイプでも監禁でもして奪い取るガッツが必要なのであろうかだし
全然おkだが

しかし無理矢理孕ませるとか凄くそそるよなぁ
既に安定期になってボテ腹が目立つ時に激しく犯して中出してとか萌えるわ
それで表面上まだ堕ちて居ない女が「この子は貴方の子供であるのに……」とか言われたら
凄く興奮するな、もうすぐ完全に堕ちるみたいな感じで
314名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 21:39:23 ID:1hpmPNdm
このスレって孕ませとボテ腹属性持ちが多そうだなぁ
俺も好きだけど
315名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 22:46:23 ID:I6EFau9N
パラキス幼なじみ3人組は愛するがゆえの寝取りレイプだったな

当事者なのに自分の気持ちに気付いてない女の子が可愛そうで可愛くて萌えた
316名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:22:31 ID:/22eBTNZ
妄想してるうちに愛故の死姦に行き着いてしまった
死姦は趣味じゃないはずなんだが…病んでるんだろうか
317名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:32:09 ID:hZ6AYrUe
>>316
死後あまりにいじり回さなければ嫌いじゃないんだぜ
318名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:41:28 ID:Rvsw/mpI
お互い好きあっていたが
生前は身分差とかの障害があり全く触れられなかったので
死体を攫い愛するが故に……とかならいけるかも試練
319名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:46:49 ID:Nv6vHNqm
死ぬ前の描写や回想がメインならありなんじゃね。
死体になってからを延々と描く方がメインだと違う属性っぽいし。
320名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:58:39 ID:hZ6AYrUe
愛するが故に無理矢理を貫き通すとそっちに行く事もあると思う
というか書いたら逝ったことがあるよ…
>>318>>319が言うみたいに愛メインで書いたものならめちゃくちゃ読みたい
孕ませ属性も持ってるしみんな割と属性かぶるなw
321名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 00:02:24 ID:q7NocPwR
そういえば平安時代かなんかの古典で
愛するがあまり死体を埋葬できなくてそのまま同居していたが
何日目かにキスしたら流石に死臭がして埋葬するしかなく
愕然としたって話を見たような事を思い出した
他にもシャーマンキングの医者とかそんな感じかね
あれは愛する人をゾンビにしてだったけどw
322名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 00:08:12 ID:9aXOCfLe
ここで聞くことじゃないかもしれないけど、死んでからすぐにやっても孕まないかな?
3日くらい掛かるだろうが、何とか受精とかしないだろうか。生まれることはないんだけど。
323名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 00:11:24 ID:q7NocPwR
受精は一週間ぐらいかかるんじゃなかった?
そう考えると無理だな
324名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 00:15:44 ID:9aXOCfLe
着床は一週間かかるけど精子は72時間くらいしか生きられないから、
受精自体は3日以内にするものと思っていたが
325名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 00:19:33 ID:Wnu9CGHr
というか受精させてどうすんだよw
326名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 00:23:10 ID:9aXOCfLe
>>325
受精可能かどうかで今考えてる話の展開が分かれるw
327名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 00:31:54 ID:Wnu9CGHr
>>326
そこはもうファンタジーってことで書き易い方で書いちゃえばいいんじゃないかw
最初に「医学的知識ないから実際受精するのか着床するのか知らんすまん」って
書いておけばそう突っ込む人もいないだろうし
328名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 00:39:41 ID:9aXOCfLe
>>327
そうだなぁ
死姦大丈夫な人もいるみたいだし、受精する方向でやってみる
329名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 01:14:28 ID:EyUT6G4/
>>328
投下待ってるぜ!!
330名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 01:42:57 ID:9aXOCfLe
>>329
OK、プロット完成したから頑張る。
しかし連載の後半の予定なのでかなり先になる。
気長に待っててくれ…
331名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 02:24:53 ID:ebB1FbGB
それにしても特殊な属性が多くなってきたなw
332名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 02:32:15 ID:Wnu9CGHr
愛するが故に…って割と色んなとこに派生できるからなぁ
ヤンデレ属性が着くだけでそこからリョナ・屍姦・欠損etc...といくし
逆に純愛ゲロ甘〜切ない系までなんでもござれだ
333名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 03:09:43 ID:uKkAKDis
純愛ゲロ甘系と鬼畜のミックスも出来るからな
334名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 14:25:49 ID:96oOuTab
何でも派生できる割にレベル低い池沼女スレ
335名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 19:09:28 ID:EyUT6G4/
>>330
楽しみにしてる


しかしこのスレ向きのエロゲを作れるとしたら
ヒロインの中の人は誰が良いんだろうか?

個人的には芹園みやとかなかせひなとか良いと思うけど
なかせひなは別に対魔忍アサギだからという訳ではないぞ一応
いやアサギも好きだけど
それにこのスレ向きの作品をアサギとか監獄戦艦みたいなノリでアニメ化してくれたら
俺歓喜なのに
336名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 19:32:47 ID:q7NocPwR
>>330
精子は一週間ぐらい生きてるってあったから
一週間ぐらいかかるのかと勘違いしてたスマンorz
ググッたら受精と着床の意味がごっちゃに思ってた。
投下楽しみにしてるよー。

>>333
そういえば昔妄想してたのがそんな感じだったな
主人公は野球部の儚げで小柄なマネージャーが好きで告白しようと待っていたら
つい欲望に負けて、彼女のロッカーを開けてしまう。
人が来てあわてて彼女のロッカーに隠れると。
野球部のエースとマネージャーが入ってきて
爽やかイケメンだと思われていたエースは超鬼畜。
儚げな彼女が色々と命令されて、犯されている現場を見る。
これじゃいけないとあんな鬼畜から助けてあげないとと思って
そのことをマネージャに言ったら主人公から脅されていると勘違いされて服を脱ぎ始める。
主人公ははじめはそんな!とか勘違いだとか思って葛藤してるんだけど
ついその魅力にふらふらと手を出そうとしていたら、そこにエースが登場。
実はエースは爽やかくんなんだが、彼女がドMで鬼畜にせめないと感じない。
だから、むりやり自分を鬼畜に仕立て上げていた
彼女を喜ばせるためなら仕方ないのでお前も…とかいうオチ。
337名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 19:35:13 ID:EyUT6G4/
>>336
マネージャーは弱気ドMビッチとかかw
そういうのもまぁ、好きw
338名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 19:39:21 ID:2mUhR4Nf
>>335
それは作品によるとしか言えないんじゃないか?
339名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 19:52:01 ID:sVwNBXmw
ごめん>>336の妄想に乗っかった


エースに「この女ちょっと犯してみてくださいよw」とか
パン買ってきてレベルのおつかいと同じノリで言われる主人公
野球部マネージャーはエースが好きなので鬼畜命令を大人しく聞く
エースに酷い事を命令されて泣きながら脱ぎだすマネージャーを目の前に主人公はおっき
(チキショーこんな形で好きだったこいつ抱きたくねえよ)と思いながらも
エースに今抜けられては困るのでセックスを始める
エースは好きな女をボロボロにしないと勃たない変態だといい
マネージャーは泣きながらひたすらエースに嫌われたくないと思ってる調教済みならいい
主人公はエースをいつかぶちのめしたいという怒りにかられながら好きな子をおもいきり抱くといい
マネージャーは主人公に抱かれるたびに何かに目覚めていくといい
340名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 02:24:53 ID:+PyZKSH+
>>334
こんな感じのレスを見る度に思うけど
このスレの住民の男女比って実際どんな感じだろう?


女性が居るなら孕ませとかボテ腹属性持ちの女性スレ住民も居るのかなあ?
実際「胎辱の檻」とかBLACK PACKAGE TRYのエロゲが好きな女性がスレ住民として居たら面白いけど
胎辱の檻が好きな女性スレ住民とかが居たら、掲示板で雑談する分には凄く楽しそう
341名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 07:09:05 ID:Fpug8O3q
ここんとこの特殊属性ぶりをみて、結構男性もいるんだなあと素直に思ってた私。
342名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 08:14:52 ID:Ru3zR+v3
ぶっちゃけ大半が男だろw
女も居るんだろうがどう考えても特殊過ぎる趣味の少数派だろ
いや、男の住民も明らかに特殊な趣味の少数派だろうけどw
343名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 09:37:49 ID:AcalVaPE
そんなことないわよ、アタシ二十歳の女子大生だもん
344名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 10:50:55 ID:Zwwr/bFI
>>343
なんと言うお約束w

投下作品を見ると女性向けな気がして
女性の方が多いと思ってたんだが
雑談は男性向けが多いような風に感じるw
345名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 11:39:10 ID:YzEJQRLl
投下作品は、無難なところで抑えようとすると女性向けになりがちなスレ。
そのリミッターを外すと…
346名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 12:48:22 ID:SADHo3E5
こういうシチュエーションが好きな女性、は多いと思うが、エロパロ板でまで
その比率をまんま適応して女多いんだろ?さすがに自意識過剰だろう。
ここはネット上の特殊なコミュニティの一角であって一般社会の縮図じゃないし。
347名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 15:19:09 ID:EAaIxHmq
死姦で萌える女はまずいないと思うw
348名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 15:29:56 ID:zGHbkF0K
某スレで物凄く哀しい死姦ものを読んで以来、死姦に対する認識を改めた
349名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 16:04:48 ID:zbpWO0zE
334の池沼女ってのはこのスレの女住人をさしてるんじゃなくて
このスレで書かれたSSの中の女の子達をさしてると思うがな
上でも似たような煽りあったし
どうでもいいけど
それから男女比もどうでもいい
350名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 16:13:42 ID:Zwwr/bFI
まあ嵐は保守上げしてくれる存在だと思って
スルーするしかないよw

萌える愛するが故にを
どれだけ語れるかどうかがが問題だな…
351名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 18:33:37 ID:wk+RSgai
>>349
その発言は>>349がこのスレに投下されたSSの女の子を否定してるようにしか見えないんだけど
住人にそんな目で見られてると思われたら職人離れるぞ
352名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 18:34:32 ID:gQYsQzDp
悲しい死姦ものって>>321みたいな感じかね

死体に興奮する性癖!だとNGで
好きだった人が抜けがらになったから保管・抱くだとOKか
353名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 22:12:42 ID:+X1IaSUU
それだとスレの趣旨にも沿ってるし、男女問わず受け入れられそう
愛するがゆえに無理矢理死姦……いいじゃないか
354名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 00:10:34 ID:BoMgs96z
ネクロフィリアでもカニバリズムでも孕ませでもダルマでもいい。
スレタイにそった作品であれば。
355名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 00:30:51 ID:soY/ra7b
結論:愛がすべてさ
356名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 01:56:27 ID:CrvXJppG
でも死姦ってどの辺が無理やりになるんだろう。
相手に意志はないわけで。
357名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 02:07:27 ID:aUpl+BmW
>>260-261
ここでひーちゃんの続きマダーと言ってみる

>>345
むしろ全力でリミッターを外して欲しい

>>349
確かに>>351が言うようにその書き方はちょっと
まぁ、好みにもよるだろうが過去の投下作品をみても
女性キャラはこのスレの住民の一定数には好まれそうな魅力はあるキャラが大半だと思う

>>356
普通の愛情なら愛する人が亡くなったら荼毘に付すのが一番良いだろうし
精神的には無理矢理チックな希ガス
358名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 07:25:38 ID:Om7vTDWA
>>356
彼女が亡くなる直前の言葉から、彼女が自分を想ってくれていたのかもしれないという事を知った。

本当に愛してくれていたのか、それとも…
想いを知るすべはもうどこにも無く、ただ目の前には、もの言わぬ彼女。
359名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 07:27:28 ID:Om7vTDWA
…というSSを読んだのさ。
360名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 09:37:41 ID:ROVirfYH
>>348
某スレのSSを知りたいけどここじゃ基本するべきじゃないんだな
他スレじゃ普通に他スレのSS紹介をしてくれるのにこういう時に不便過ぎる……
361名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 10:04:39 ID:MVPGHds2
他スレSS紹介禁止は過去に他スレ・他スレ職人に迷惑かけたゴタゴタあったからだが…
なんにせよ今の持論押しつけあいなスレ状態見ればわかるだろ
こんなスレでSS紹介されたくない
362名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 10:57:15 ID:0Hh/Ojx/
別に持論押しつけ合ってる風には見えないが…まあ、人それぞれだな
363名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 11:10:00 ID:P7Sh/xc2
どう客観的に見ても押し付け合いしてるけどな
人それぞれって便利な言葉だね
364名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 11:14:25 ID:P7Sh/xc2
他スレや他スレSS紹介だけは二度とするなよ
俺らが不便とかどうでもいいんだよ
嫌がる職人さんがいるってのが大事なんだから
365名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 11:26:51 ID:0Hh/Ojx/
こっちに絡んでこられてもなあ
ちょっと落ち着きなよ
366名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 12:30:44 ID:123SizgV
ヒントだけ欲しい
367名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 12:39:06 ID:CrvXJppG
ヒントも遠回しな誘導になるから、探したい人は自力で探して下さい
368名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 18:56:44 ID:26mPpZLj
まー紹介しちゃいけないスレで
そんなの読みたいって思う人が一杯いそうなのに話題に出すなんて
>>367はどんだけドSなんだよっていうw
それこそ職人さんに迷惑かかるだろ・・・
369名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 22:24:14 ID:CrvXJppG
>>368
ちょw話題に出したの違う人w
前も似たような流れがあったから注意しといただけです。
370名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 22:44:57 ID:26mPpZLj
>>369
正直スマンかったw
お詫びに萌えないかもしれないが愛するが故に死姦を考えてみた。




幼馴染でずっと育ってきた女性を好きだった男。
彼女は成長するにしたがって魅力的になっていった。
男は婚約者というだけの立場で、自分には魅力のないといつも打ちひしがれるが、
しかし彼女はそんな男でも好きだと言ってくれる。
妙齢になり、彼女の魅力に抗えず、性衝動が抑えきれなくなる男。
彼女を自分のものにしたいと望み、しさえすれば彼女は自分から離れなくなるという幻想も抱く。
彼女はそんな男の気持ちを酌んでくれるが、結婚するまではお預けと好きなら待ってという。
そして念願の結婚式の前日、彼女は事故で頭を打ち、打ち所が悪くて死んでしまう。
内挫傷以外は全く傷のない彼女に、死んでいるとは認めない男。
埋葬する前に彼女の遺体を盗み出し、そして教会で二人だけの式を挙げ……
結ばれさえすれば彼女は永遠に自分のものだと思いを遂げる。
「初めてのキスは、死の匂いがした……」でEND。
371名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 02:30:38 ID:RrJ9EkWC
結局ヒントとか遠まわしな晒し推奨してる輩がまだいるってことは何の反省もしてないってことだよね
前スレもそうだったけど定期的に晒ししたがる
しかも自分たちは何も悪くないフリ
薄汚いゴキブリどもほんとキショすぎるわ…
おな感がほぼ沈黙した今ここがエロパロ最下層スレ間違いないな
372名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 02:46:28 ID:oTYfgcqa
ブチ切れ過ぎで笑ったw
SS紹介なんて何処でもやってるし
正直やっても良いと思うけどね
373名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 03:07:52 ID:eRchgU4D
なんつーか
まだヒントならいいなんていう奴いたのか
流石に引く

晒し自体より
こういう自分だけ楽しめれば他スレ職人に迷惑かかってもいいっていうスレ住人の気質が
いつまでも最下層なんて絡まれる理由だろうな……
げんなり
374名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 05:07:49 ID:tHYAnMeY
最下層とかどこの誰がどちらで言ってるんで?
絡みスレとか愚痴スレとか吐き捨てスレとかそんなんだろ?
こっちこないでそこでグダグダいってろや
本スレで文句言わないで裏でネチネチ言うのがこの板の慣習みたいだからな

自治厨のオバチャンたちがまた騒ぎ出した
375名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 07:09:37 ID:Ey+l9ikN
>>374
オバチャンなの?
なんで断言出来るのだろうか?


しかしこのスレでSS紹介したら紹介先のスレと職人さんの迷惑になるって
紹介先のスレが荒らされるのと、紹介されたSSの職人さんが叩かれるの前提かよw
まぁ、迷惑かけるからとか言ってる当人が、荒らして叩くから確信を持って言えるんだろうがw
マジご苦労様です、荒らしも大変なんですねって感じw
376名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 07:12:40 ID:dF88zxua
再下層に閉じ込められるのは、愛するが故無理矢理さらわれて従順になるまで毎日犯されるお姫様だけで沢山よ!!!
377名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 07:29:02 ID:4zwrlsHp
誰うまw

>>375
>>1にあるって事はそれなりに前例があるから叩かれるんだろうというか
>>371はわざわざ上げてまで下一行の法則でいつもの嵐だろっていうか
もうそんな事より皆外でて野球して来いって
言いたくなるほどの見事なつられっぷりにそりゃ職人も居なくなるわ
378名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 07:34:06 ID:9Kd7MXjo
だから住人がすぐに指摘してことを荒立てないようにしてるのに
それでも未だ最底辺とかほざいて絡んで来る奴って何なの?
ただここの住人見下したいだけの荒らしにしか見えんわ。
見下していたいなら愚痴や誤爆スレで好きなだけやってろよ。

あとSS紹介禁止はローカルルールなんだしこういう粘着が沸くから、頼むから守ってくれ。
379名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 08:20:33 ID:dF88zxua
「…ひぃっ!!ぃゃっいやぁっ挿れないで!ぁあっ突かないで!!んっぃやぁっ」
「嫌?っこんなに私に粘着して絡み付くのにか?ガハハハ!!!」

またも誘拐され、城の再下層に捕われたピーチ姫。そしてその体を貪るクッパ…

「早く助けて…マリオ…もう私…あぁっ」
「私の腕の中であの配管工の名を呼ぶな!!!」
「ああっぁっ…んっゃぁっ!!!!」




「ぁっんはあ…駄目ですお兄様…」
「大丈夫だっ…ルイージは毒きのこで…誰にも渡さないデイジー!!デイジー!!!」
「マリオっ……ぁっあああっいくっ!!いくっ!!!」




別に反省はしてない
380名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 09:00:46 ID:GrQ1hzsG
>>370
切なく悲しいな
でもこの男婚約者にそっくりな女性を見つけたら
確実にストーカーヤンデレ化しそうw

この話を冒頭に持って来て
その後そっくりさんに対する行為を加えれば
このスレ向けには完璧になるかもしれない

>>376
監禁陵辱調教は浪漫だよね

>>379
マリオw
381名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 20:28:25 ID:T7ddfRnu
クッパピーチとか普通に萌えるw
382名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 20:45:19 ID:Kt3gEi8w
>>マリオせめてピーチ助けてやれw
383名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 21:08:26 ID:zAZbDP5t
>>379
ヨッシーも混ぜてやってくれないか
384名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 22:34:36 ID:dF88zxua
ネタで書いたけどマリオスレなんて在るんだなw
携帯変換で最下層を再下層って書いてすまんこ
385379 :2010/09/23(木) 00:42:47 ID:cO9h+FOM
大好きな人に囲まれて正常な生活に戻ってみると回りも笑顔で私も笑顔になる。
平穏な生活に不満も無く、ガーデン横の薔薇の園で召使たちに淹れられた紅茶を唇に傾けて口内を潤すと
鼻腔の置くまで紅茶の香りが広がる。
「はぁ・・・・」
その香りに包まれて幸福な気持で瞼を閉じた。


「っん!!はぁっ…いやぁ!!!もういやぁああ!!」
どんなに懇願しても繋がった体は開放されること無く、
陽が昇り
赤焼けが空を滲ませ
夜の帳が落ち
月が肌を染める時間も
再度陽が部屋を染めようと
「あっ!あっ!ぁぁあああ!!!!」
開放はされず激しく求められた。


突然のフラッシュバックに身を震わせるとカップが手の平から失った以前の自分のように零れ落ち
綺麗に彩られたレンガにその破片を散らせた。そこからじわりとレンガを蒸らして広がる紅茶は酷く汚れて見えた。
周りに居た者が驚く中がくがくと膝を震えさせ顔を真っ青にした私に駆け寄る足音を確かに聞きながら意識は遠のいた。


「まずはそのドレスから」
386379 :2010/09/23(木) 00:43:08 ID:cO9h+FOM
その声は何時も私にそう囁く。
繋がれた手足を重くする鎖は何時ものことで、ドレスはじわじわと私を攻めるように少しずつ少しずつ切り裂かれる。
首筋と鎖骨は容赦なく嘗め回され、ドレスはその幅を小さくしていく

爪先から、髪の先までを支配するように裸体になった肌をざらざらとした手で淫剤を塗りこまれ
何時もの事
何時もの事
嫌悪で泡立つ肌を無視して反応を始め熱を帯びる体を容赦なく攻めあげる。
「あっああっいゃ…ふぅっああ!」
声を上げたら始まるのは終わりを迎えるまでの繋がり
その間の食事や入浴もほぼ体は繋がり喘がされる。
「いい声だ。もっと聞かせてくれ」
そうなった時は更に塗りこまれた淫剤で泣きながら懇願して腰を振る自分。
「いや!!いやなのおお!っあああ!!ああ!!!!」
意識が飛んでも、直ぐに体が熱くなって目を覚ますのは鼻を摘まれ唇を貪られるから
「ぐっ…はぁ!!!?あんああん!っあああ!!」





「ああああ!!!んっああああ!!」
耳を劈くような悲鳴で目を覚ました。高鳴る動悸に耐えられず、胸に手を当てて吐息を吐く。
やがては見慣れた自室であるのを思い出すと胸を撫で下ろし、ピーチは自分の悲鳴で目を覚ました事を理解した。

忘れたい。忘れなくては。
けれど窓枠の向こうの影がクッパに見えた。


「迎えに来た」
そのざらざらとした声の囁きにピーチは身震いする
これは夢なのか、また彼が自分を奪いに来たのかと戦慄し、振り向くと体を重力が振り切るように掬われた。
「ガハハハ!!逃れると思うな!!」
あの顔で豪快に笑い、夢ではないと気付く頃にはもう遅かった。
震える自分はそこで恐怖で意識を失った。

またあの熱に魘される様に目覚めることを心の墨で喜んでいる事を知らず――――







飲んだ乗りで書いたから許してくれー
387名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 00:57:10 ID:vA0R7QFy
ネタから飲んだ勢いまでのクッピーGGJ

悔しいでも感じちゃってクッパに流されるピーチいいな
「マリオは素直で明るいし強くて申し分ない人よ……でも」
ピーチは窓辺で物憂げな顔
そんなピーチを気にしてるクッパ
ビジュアルがあれなのになんか生々しくてエロく感じるわ
388名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 01:24:02 ID:RiBEzy+t
ヨッシーも混ぜてやってがツボったw
389名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 02:06:25 ID:zuWajx7v
ピーチクッパ(・∀・)イイ!
そういえばベルと野獣にも萌えてたわー

狂暴そうな人外が好きな娘を誘拐・監禁→意外に紳士で優しくておんにゃのこドキドキ→
でも人外さんコンプレックスから手を出せない、ような展開から
愛するあまり…に持っていけないだろうか
390名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 02:17:02 ID:OKN7MZfC
>>386

クッパさん頑張れw
たしかにビジュアルはあれなのに良いなw

>>389
凶暴そうな人外の雄が人間の美しい女性に恋焦がれるのは浪漫だな
異種姦最高だよ

腹ボテ出産ENDなら尚良し
391名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 07:21:40 ID:GeldVxwo
ぶっちゃけ美女野獣は王子様に戻ったときがっかりした
野獣のほうがカワイくね?
392名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 07:59:00 ID:ddj8LLVX
晒されてたので覗きにきました
お前ら相変わらずだなぁ………
ただでさえレイプ系&特殊なハイテンションでうざキモいんだから
晒し当然な考えぐらい改めないといつまでも粘着されるだけだぞ
393名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 11:20:29 ID:uEAyGnoB
ここのヒントと名を変えた晒しを批難するのが
たった一人の自演とかw
ありえませんからwww

まあ自己中な頭ん中じゃそうなんだろうな
せいぜい自分に都合の悪い奴は一人きりにして脳内で叩いてろ

ヒントとやらをちゃんと制そうとしてる数人のまともな住人には同情する
394名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 14:06:17 ID:DO59p43K
ヨッシーって卵産むじゃん
つまrおっと誰か来たようだ
395名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 15:43:01 ID:S3Z5G88i
>>394
マリオ「ほらほら、どうしたこの淫獣が!おれの卵を産めぇ!」

獣姦ならぬ人姦ですね
396名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 16:59:26 ID:k6NmV1OB
>>395
マリオ最低すぎるww
397名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 17:45:17 ID:sWpcs4HJ
>>395
マリオさん外道すなあ……



でもけだものに犯される美少女とかはマジ萌える
398名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 18:25:48 ID:rivPHiFV
誰かルイージを助けてやってくれw毒キノコwwww

>>391に全力で同意するw
399名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 19:06:00 ID:S3Z5G88i
>>398
キノピオ「大変だ!早く解毒しないと!ルイージさん、早くぼくのきのこを食べてください!」

調子に乗った。すまんかった。
400名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 19:18:11 ID:k6NmV1OB
>>399
ルイージ「デイジーを救う為………デイジーを救う為!!」
キノピオ「準備は良いですね?別に僕は良いんですよ?」
ルイージ「やってくれ!!」
ピノキオ「じゃあいきますよ!!!!」
ルイージ「ッア――――――――――!!!!」




愛するが故無理矢理ケツに(ry
401名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 20:10:37 ID:rivPHiFV
>>399-400
ちょwその考えはなかったwwww
男×男いいのかこのスレw
触手(イカ)もいるし、鎖(ワンワン)もいるし、スライム系?(雲とか)もいるし
マリオ世界あなどれんなw
402名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 20:42:57 ID:OKN7MZfC
男の娘なら…菫タンうわー
403名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 21:12:06 ID:S3Z5G88i
>>401
自分で書き込んでおいてなんだが
一応だめではないんだろうけど、個人的にはあまり萌えないw
404名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 21:20:40 ID:k6NmV1OB
>>403
私も無理だw
405名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 22:49:25 ID:TQgsgcYV
一応書くけど、ホモは板違いだよ。
406名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 23:24:48 ID:V9eVlBJT
ルイージをルイ子にすれば万事解決
407名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 23:34:28 ID:S3Z5G88i
>>405
それは失礼した。板違いなネタを書き込んでしまったな。
408名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 23:53:36 ID:OKN7MZfC
菫タンも性転換すればここで扱える
409名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 03:19:47 ID:TKxCb/ah
上で出てた近親相姦と獣姦がセットになったネタに激しく心惹かれる
そして>>260-261の続きは……
410名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 07:42:44 ID:bNPRmrVJ
>>357>>409
ありがとう……しかしもうちょっと待っててくれ
まとめて投下しようと思ったら筆が止まってしまったw
411名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 10:14:37 ID:5BrebIbe
>>410
つ墨汁
412名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 15:29:47 ID:TKxCb/ah
>>410
待ってますぜ
413名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 23:18:31 ID:VMqTyG4s
>>410
待ってます。
そして筆が止まっている間に投下してしまいます。

偽悪の続編ですが別の話です。
9レス頂きます。
414神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:19:56 ID:VMqTyG4s
 災いというものは、得てして尽きるものではない。戦争という人為的災厄を終えて尚、世界は不穏な空気に
包まれていた。
 理由は明白。数年前から魔物が人間を襲うようになったためだ。
 人が自ら狩りに出ない限り決して動き出すことのなかった彼らが、自ら巣を出、人里に下り始めた理由は
定かではない。しかし皮肉にも、そのおかげで各国々は争いを止め、国の防衛に死力を尽くすこととなっていた。

 ケイトとティトの住む国も例外ではない。二人は魔物を討つ力をつけるため、そして何より母を守る力を
つけるために国の経営する戦闘員養成所へと通っている。
 ケイトは気丈な女剣士。ティトは冷静で穏便な性格の魔法剣士。二人は性別の異なる双子で、城から大分
距離を置いた、人目に触れぬ隠れ家とも言える住み処から街の養成所へと足を運んでいる。

 外敵から国を守る、戦闘要員を育む養成所。エリートを生み出すことを目的とした施設ではない。
年齢・性別に関係なく、本人が望めばいつどの時間に訪れることもでき、魔道や魔物の知識を授ける講義を
受けることも可能。子供から見ると単なる学校のようなものだ。
 施設内で二人が顔を合わせることもほとんどなく、ケイトは実戦のため外へ、ティトは知識をつけるという
建前の元、施設内に残ることが常だった。
 しかしある日、ケイトのほんの思いつきで起こした行動が、二人の命運を大きく変えることとなってしまった。

 ケイトには物心ついた頃から、当たり前のように剣を交えて来た人間がいる。その日はたまたま不在で、
暇を持て余したケイトは窓際で居眠りをしている弟を誘うべく、教養施設へと向かっていた。
 日光を浴びて翡翠輝石の如く輝く前髪を引っ張られ、ティトは目を覚ました。半開きの碧い瞳に、見慣れた
ウェーブの掛かった金色の髪と女にしては若干きつい、深い翠の眼が飛び込む。
 自慢の長いポニーテールを揺らしながら、ケイトは嬉々としてティトに声を掛ける。
「ティト、ちょっと付き合え」
「……何で僕が」
「どうせ女の子漁りにしか来てないんだろ。セラも今日はいないし、たまには身体動かしに来い」
415神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:20:42 ID:VMqTyG4s
 魔法剣士と言っても、ティトは多少剣を扱える魔道士といった程度の腕しかなく、攻撃魔法の方が断然強い。
無論ケイトもそれは承知の上で、自分の剣の相手にティトを誘ったわけではない。
 セラはプリーストの少女で大抵ティトと一緒に居るが、今日は不在。ティトに全くやる気がないのはそのためで、
故に暇を持て余していることも確か。ケイトは渋々部屋を抜け出した弟の腕を引き、とある場所へと向かった。

「で、ケイト。どこ行くの」
「魔物の巣」
 この大陸の人間を襲う魔物は、決まって国境を越えた先にある大きな森から姿を現す。ケイトはその森へ
向かおうとしているのだ。笑顔が湛えられた返事に、ティトは思わず抗議を返す。
「ちょっと待て、僕は君と違って好戦的じゃないんだ。行くなら一人で行ってくれ」
「たまには本物を相手にしないと、勘が鈍る。おまえも引きこもってばかりだと腐るぞ」

 強くなって母を守る。そう思っているのは実はケイトだけで、ティトはそうではない。両親の長所のみを
掻き集めたと言っても過言ではない端麗な姿を利用し、事あるごとに女を口説く、言わば好色男児。
 ティトの不貞行為は目に余るものがあるが、魔道士である母親の血を受け継いだその力だけは、ケイトは
絶対の信頼を置いていた。しかし、二人は十六歳。まだ子供なのだ。発展途上の身体が生み出す力は不確実で、
何より経験不足。それ故その日、二人は由々しき事態を引き起こすこととなった。

 有名な剣士を父親に持つケイトは確かに強く、森に踏み込んだ途端に襲い来る敵を瞬く間に一掃して行く。
ティトも保身のため剣で敵を牽制しつつ仕方なく応戦していたが、掠り傷一つ許さない確かな力を備えていた。
 それ故、驕りもあっただろう。森の奥深くで小さな祠らしき洞穴を見つけ出すと、ケイトは興味深げに内部を
覗き込み、背後で退屈そうに突っ立っているティトに侵入を告げた。
「ティト。ここで終わりにしよう」
 言われるがままに付き添い、興味も尽きたような顔で何の反応も示さないティトを強引に引き連れ、通り風とも
獣の呻き声とも取れる、不気味な低音を発する洞穴に足を踏み入れた。

416神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:21:32 ID:VMqTyG4s
 洞穴内に敵の気配はない。しかし、得体の知れない何かが確かに存在するような、何とも不思議な空気が全てを
支配している。所々の岩陰から細く差し込む日の光がやけに神々しく、まるでその光に誘われるかのように
進んだ洞穴の最深部には、ケイトの期待を決して裏切らないものが存在していた。
「ケイト、帰ろう」
「冗談言うな。こいつが親玉かもしれないだろ」
「君、触らぬ神に祟り無しって言葉、知らないの?」
 神聖な色彩を巨体に纏う、衰弱した一頭の白い竜。最早虫の息で覇気がなく、今にも力尽き兼ねないほどに
弱り切っている。魔物が人を襲うようになった原因がもし目前の白竜にあるのならば、今がその根本的元凶を絶つ
絶好の機会だろう。
「私はやるぞ。怖気付いたならそこで黙って見てろ」
 目が合っても襲い掛かる素振りを見せない白竜を見据え、ケイトは静かに細身の剣を抜く。
 凶悪な敵とは遭遇していないとは言え、傷一つ負うことなく外の敵を倒したのだ。ケイトには、今の自分なら
やれるという絶対の自信があった。

 しかし、その自信が命取りとなる。剣を構えた瞬間、初めて白竜が反応を示したのだ。
 見開かれた眼はケイトを捉え、ゆっくりと羽搏き始めた翼は緩やかな風を起こす。それでも尚悠然と剣を構え、
すぐにでも敵に斬り掛からんとするケイトの背後で、ティトが真っ先に異変に気付いた。
「……?」
 風に乗って流れ来る、耳に障る音色のような謎の旋律。それが決して良い結果をもたらすものではないと
本能で悟ると、ティトは咄嗟にケイトの元へと駆け出していた。
「ケイト!聞くな!」
 返事も待たずに両手でケイトの耳を塞いだティトの脳を、白竜の奏でる旋律が揺さ振る。まるで魂を根こそぎ
引き抜かれるような虚脱感に襲われながらも、ティトは決してケイトを離さない。
「な、何してる!?離せ!」
「う……、動く、な……」
 訴えが聞き入れられたのは、白竜が翼を収めた頃。風が止むと、鈍い物音と共にケイトは解放された。
 振り向いてもティトの姿は無く、足元に視線を送るとそこには俯けで倒れ伏す弟の姿があった。
 身体を抱え、ケイトが何度名を呼んでも返事をしない。
「ティト……?おい、悪い冗談はやめろ……」

417神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:22:14 ID:VMqTyG4s
 完全に、息の根を止められている。今更助けを求めに街へ戻っても、手遅れであることは明らか。
 ケイトの過剰な自信が、最悪の結果を招いた瞬間だった。
 我が目を疑い、最早何も考えられなくなった時。空いた思考を埋めるように、突如何者かの意思がケイトの
脳に侵入した。

──『その人間の命が惜しいか』

「!?」
 咄嗟に周囲を見渡しても、人は居ない。それ以前に、ケイトは『人の言葉』を一切耳にしていない。
だとすれば、出所は唯一つ。今、真っ直ぐにケイトを見つめている白竜が伝達対象の精神に直に介入し、自らの
意思を理解させるべく脳に直接働き掛けているのだ。
 ケイトが出した答えは勿論肯定。頷き掛けた瞬間、白竜は素早くその答えを得、対価となる条件を突きつける。

──『命が惜しくば、我が依り代となれ……』

 即座に固められたケイトの意思を拾い、白竜は眩い光に包まれた。得体の知れない何かが侵入して来る感覚に
眩暈さえ覚えながらも、ケイトはただ、弟が息を吹き返す瞬間を待ち詫びる。
 望みの時が訪れた頃には、目の前には絶命した緑色の竜が横たわっていた。
 そして、透かさず二人に舞い降りる白竜の意思。衰弱した白竜には命を与える力は最早残されておらず、今は
ただ二人の命を繋ぎ、共有させただけに過ぎないという。
 ケイトとティト、どちらのものでもない命。どちらかが命を落とせば、二人とも死ぬ。

 この日を境に、二人は徐々に変わり行く周囲の変化、そして何より自分達の異変を感じ取っていた。
 第一に、ティトの激しい感情や感覚が、ケイトに伝わるようになってしまったこと。原因は、二人の命を繋ぐ
竜の魔力。
 魔道に精通するティトは魔力に耐性があるため、白竜の衰え切った魔力の影響をほぼ完全に遮断する。
しかし生粋の剣士である故全く耐性を持たないケイトは、直に影響を受けてしまっていた。
 それでも、普段の生活にはほとんど支障はなかった。ティトは元々感情を表に出すタイプではなく、激昂する
ことは滅多にない。どちらかと言えば喜怒哀楽が激しいのはケイトの方で、その点は不幸中の幸いと言える。

418神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:22:49 ID:VMqTyG4s
 第二の変化もすぐに訪れた。翌日施設に訪れた、ライラという赤髪の剣士。脳を圧迫する形状の、対となった
髪飾りが特徴的なケイトの剣の相手。しかし、別段剣技に優れているわけではない。振られる刃はむしろ荒っぽく、
粗末であるとさえ感じるほどだ。
 にも関わらず、ケイトはライラにどうしても勝つことができない。彼の本当の武器が剣ではないからだ。
 ライラの最大の武器は、ケイトの敏捷さを凌駕する異常なまでの身体能力。それ故ケイトの剣が届くことは
ほとんどなく、その上で執拗に手出しして来るライラを、ケイトは滅法嫌っている。
 だからこそ対峙する度、今度こそ致命傷を負わせてやろうと意気込むのだ。

 しかしその日、ライラが勝負を仕掛けて来ることはなかった。彼は警戒するケイトを興味深げに見つめ、
思いも寄らない言葉を口にした。
「ケイト。おまえ、厄介事に首突っ込んでるだろう」
「!?」
 白竜の一件については、母親にさえ告げていない。口外しない方が良いと言い出したティトが洩らすことも
到底考えられず、ケイトは驚きを露わにせざるを得なかった。
「な、何を言い出すかと思えば……関係ないだろ」
 指摘された事実を誤魔化し、外方を向くケイトを見つめたままライラは押し黙る。
 それは、例えるならば無言の詮索。心の内を探られる感覚にケイトがあからさまに不快な顔を見せると、彼は
結局何も追求せず、沈黙を守ったまま実戦施設を後にした。
 厄介事。今は白竜の件しか思い当たらない。しかし、彼がそれを知るはずがない。


 答えを得られぬまま、日が暮れた。夜のしじまが落ち、誰もが寝静まった頃。突然部屋に響いた窓を叩く音に、
ケイトは重い目蓋を上げた。
 窓へと向けられた瞳に映る、見知った顔。意外な来客にケイトは慌てて飛び起き、窓を開け放つ。
「ライラ!?こんな時間に何を……、いや、それよりどうしてこの場所を知……、っ!?」
 非常識な訪問を批難し始めた瞬間。片手で口を塞ぐように掴まれ、腕を乱暴に引っ張られ、ケイトは強引に
外へと引き摺り出された。延々批難を続けるケイトをライラは軽々と抱え込み、人気の無い近隣の雑木林へと
場所を移し、無造作に草むらへと落とす。
419神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:23:20 ID:VMqTyG4s
 普段の彼とは似て非なる、相手を威圧する鋭い眼光にケイトは思わず息を呑んだ。
「ケイト。俺がおまえを助けてやる」
「はぁ?何を意味のわからないことを……って、待て!どこを触……!」
 衣服の上から荒々しく乳房を掴まれ、苦痛に顔を歪めるケイトを彼は唇の端を釣り上げながら見下ろし、
就寝中故の無防備同然の肌着の中に手を滑らせる。
「や、やめろ!おまえ、好きでも何でもない女によくこんなことを……!」
「そんなことはない。俺は強い女が好みだからな」
 必死の抵抗も空しく、自分でも触れたことのない場所に指が這う。丹念に、優しく周囲を直に撫で回すその指は
やがて体内へと侵入し、まるで割れ物に触れるかのような丁寧な動きで往復を始めた。
 謎の熱を伴う、未知の感覚。ケイトは顔を顰めて心中を訴える。
「き、気持ち、悪い……」
「今に気持ち良くなる」
 男を受け入れる準備が整いつつあるものの、まだ狭くきついその場所に、侵入物が増やされた。
 二本の指が与える不快な圧迫。本人の意志とは関係なく息が乱れ、潤いが増して行く。
「お、おまえ……、ただじゃ、おかな……」
「強がるなよ。獲物を持たないおまえはただの女なんだぜ」
 剣がない上、ライラはケイトなど足元にも及ばないほど力が強い。今は彼の意志に決して抗えないことを、
ケイトはまざまざと痛感していた。
 膝上までを隠したショートパンツを下着ごと下ろされ、いよいよ暴れ出すかと気を詰めていたライラが目にした
ケイトの表情。それは予想に反し、至って冷静なものだった。
 自分を襲う男を無言で睨み、ケイトは静かに口を開く。
「ライラ。おまえ何歳だ」
「?……二十四」
 答えを耳にした瞬間。ケイトの瞳にたちまち殺気が帯びる。
「……このロリコンが!千切れて死ね!」
 空いた片手が拳を成す。勢いに乗って殴り掛かるケイトの拳を彼は容易に受け止め、両手をまとめて頭上で
押さえ、尚も自分を睨み続けるケイトを皮肉った。
「髪を下ろせば女らしく見えるのに、そう口が悪いんじゃどうしようもねえな」
「うるさい!嫌なら消えろ!」
 力では敵わないとわかりきっている現状では、ケイトはライラを罵るしか抵抗の術がない。
420神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:23:58 ID:VMqTyG4s
 始めてしまえば罵倒する余裕も失せるだろう。そう思いつつ、ライラは片手で固くなった自分の一物を晒け出し、
強引にケイトの中へと埋め込んだ。
 初めてであることは明白で、侵入物を拒絶するかのように行く手を阻む肉壁を、無理やり割って奥へと進む。
「っ!い、痛……」
「痛みなんて慣れてるだろう。動くぞ」
 破瓜の痛みに、ケイトの瞳に涙が滲む。
 引き抜く度に僅かに漏れる、処女を証明する赤い滴。目にしようともライラは気にも留めず、女の蜜と血を
纏うその中を、幾度となく押し分ける。
 苦痛に耐え続け、小さく呻くケイトにはまともに話す余裕もない。未成熟ながらに膨よかな胸をどれほど
揉みしだかれようと、批難の視線を浴びせることしかできない。
 しかし強気な態度とは裏腹に、身体は確実に火照り出す。神経を侵す何とも言えぬ不思議な感覚に、ケイトは
困惑を隠せずにいた。
「く、っ……!い、いやだ、放せ……!」
「助けてやるって言ってるだろ?」
「だから、意味が……!」
 未だ痛みは残っているものの、全く別の未知の感覚が徐々にケイトの身体を侵し始める。ライラはその様子を
観察しながら、何も知らない身体に確実に雄を教え込む。
 結合部から漏れ始める粘着質な水音が、ケイトの今の状態を表していた。辛そうに拳を握るケイトの様子を窺い、
十分に身体が慣れ切ったことを悟ったライラの動きから、遠慮の色が消えて行く。
 突かれる度に声を殺し、引き抜かれる度に背筋を走る未知の悪寒に耐え。しかしその周期が短くなると、声を
殺すことすら困難となる。
「気持ちいいだろ?女なら」
「いい、わけ、あるか……」
「女じゃないって言ってんのか?」
「こ、このやろ……!うっぁああっ!?」
 奥まで突き上げられると同時に、木々の緑に閉じられた空間にこだまする悲鳴。行為に没頭するライラを咎む
声を交え、それは暫らく止むことはなかった。
 一頻り犯し切ったところで彼はケイトの片足を抱え上げ、虚勢を張り続けるケイトを黙らせに掛かる。
腰を打たれる度、神経を灼かれる感覚がケイトを襲う。互いの昂りと共に激しさを増す抽送に、最早響く声もない。
貫かれる都度弾ける粘液音と、互いの荒い息遣い。それだけが、二人の空間を支配していた。
「ケイト、出すぞ……」
「だ、だめだ、やめろ……!」
421神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:24:51 ID:VMqTyG4s
 せめて外へと訴えるケイトの肩を押さえ、ライラは射精感に苛まれ行く自分を追い詰める。
 限界はすぐに訪れ、彼は震えながら身を撓わせるケイトの最奥へと自身を押し込み、懇願の声を完全に無視して
欲望の全てを吐き出した。
「今日はこれで勘弁してやる。子供は帰って寝な」
「お、おま……殺す……!」
 最後の精一杯の虚勢も、彼の前では何の意味も成さない。帰り道を把握しているケイトをその場に残し、
ライラはまた明日も来ると言い残して立ち去った。ケイトはその背を、ただ見ていることしかできなかった。


 自室に戻るため林を抜けると、外壁にティトが腕を組んで寄り掛かっていた。ケイトが近付くと視線だけを
向け、ティトは静かな声で疑問を投げ掛ける。
「さっき、ライラが来なかった?」
「……いや?」
「じゃ、どこ行ってたの」
「散歩だよ」
 苦し紛れの言い訳をするケイトに特に興味を示すわけでもなく、ティトは先を続ける。
「ふーん……。今更だけど、気を付けなよ。僕、あいつ嫌いだ。絶対何か企んでる」
「そ、そうだな……」
「まぁ、今はそんなことどうでもいいんだ。それよりケイト、知ってる?この国の話」

 世界最大の経済力と軍事力を持つ二人の祖国、ラスニール。この国はかつて、二つの国に分かれていた。
 高い経済力を誇るラクールと、高い軍事力を誇るラストニア。両国が統合し、新たな大国として名を改めたのだ。
 ラスニールの王は、当時のラクール王の息子、エミル王子。ラストニアから統治を申し入れられただの
押し付けられただの、様々な諸説があるが事の真偽は定かではない。
 そして、養成所で普段からティトと共に居るセラは、エミル国王の娘。彼女は魔物が蔓延るこの御時世に、
何もできない自分の無力さを痛感し、自分の意志で養成所へと通っている。
「ラクールの王族はこれだけ表舞台に立っているのに、ラストニアの王族の話はどこに行っても聞かないよね」
「だから……何だよ?」
 ティトは含み笑いを浮かべ、唐突に話を切り替えた。
422神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:25:36 ID:VMqTyG4s
「ところでこの家、定期的に城の人間が遥々見回りに来てるの、知ってる?」
「……いいや」
「父さんが家を空けるようになってからだ。僕らがいなくても来てる。多分、母さんの安否を確認してるんだ」
「…………」
 ケイトは母親は好きだが、頻繁に家を空ける父親を嫌っている。母に事情を聞いても「仕方ない」の一点張り。
 それでも昔は定期的に戻って来ていた。その都度実に嬉しそうな笑みを湛え、父に駆け寄る母の姿をケイトは
いつも目にしていた。
 だからこそ、父の去り際に見せる母の寂しげな表情が、いつまでも鮮明に心に残っていた。
 そして、母を悲しませる父が嫌いだった。

「城の人間が、ただの一般庶民の安否をこうも頻繁に確認すると思う?」
「ティト……?何が言いたい?」
「君、本当に鈍いよね……」
「だから、何が言いたいんだよ!」
 侮蔑とも取れる視線を受け、ケイトは如何にも不快な表情を見せる。
 声を荒げる姉には目もくれず、ティトは林の彼方に佇むラスニール城を見つめ、静かに言い放った。
「ケイト。二人でこの国、乗っ取ってみない?」
「…………は?」
 ケイトの頓狂な声だけが、月夜の闇に溶け、消え入った。

423神竜の謳 Ch.1:2010/09/24(金) 23:25:57 ID:VMqTyG4s
以上です。続きます。
424名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 13:40:55 ID:qEGo1f08
結局またうやむやなあなあにしてスルーで終わらせる気か
また他スレSS紹介できないなんて不便と言い出す輩が現れて
ヒントならいいとか偉そうに言う奴現れて
またあのゴキブリスレが反省もせず晒し推奨かと叩かれるんだろうなあ……ああーあ
425名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 17:37:45 ID:kOosapDo
>>423
これから楽しみ!GJ
426名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 17:45:37 ID:Vno0StAV
>>423
投下乙!
子供世代の話かなー続きが楽しみだ
427名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 18:50:12 ID:Obu8xmRV
>>423
乙!これから本当に気になるw
ライラが愛するが故に無理矢理の相手ではないような気もするし
どうやって獣や近親相姦が関わってくるんだろう
(別作品で投下予定だったらスマソ・・・)
428名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 20:05:56 ID:oOM5jH7l
>>424
いやーだからさー、あんたらは裏でネチネチ井戸端陰口叩いてるだけっしょ?
影でこそこそ悪口いわれたって全然痛くもかゆくもないんですけど。

ちょこちょこ乗り込んできて、ちょっと言ってみて反応なかったら
「スルーされたw」ってなんだかよくわからない上から目線だし。
自分らの思い通りに改革したかったらちゃんと話せ。

「あそこはだめだ。だよねーそうだよねー」って悪口共感大会したいだけなら
表に出てこないで裏にこもってろよ。
429名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 21:06:26 ID:TBHCZvNC
>>423投下乙!これから楽しみだ

長編書いてみたいけど自分の文才じゃ経験値が足りないからおつまみ置いてくよ





人里離れた森の中、辛うじて住居と呼べる小屋がある。
森の中と言っても麓に近く、夜以外は明るくて野犬が出るわけでもない。
だがそこの住人が『自称天才魔術師』の変人で、余程の事でもない限り人が寄り付かなくなっていた。
そんな小屋の部屋の中、薄明かりの下で二つの影が揺れていた。
「もう……止めて下さい、マスター……!」
拘束の陣が敷かれた床に押し倒され、青年――と呼ぶには少し幼い少年は、すっかり息を荒げていた。
マスターと呼ばれた女は動きを止めると少年を睨みつけ、彼の胸ぐらをぐっと掴む。
炎のように赤い瞳の冷たい視線が少年に刺さる。
普段は手を上げる事のない主人の暴力的な行動に、少年は思わず震え上がった。
「使い魔のくせに、指図する気……?」
どちらのものともつかない息遣いの中、主人は使い魔を乱暴に扱う。
少年は藍色の瞳を歪めながらも頬が赤く染まったまま。
彼女はそれを見ると口元を吊り上げるように笑った。
「あんたはあたしを満足させる義務がある……そうでしょ?」
主人である女は意地悪そうに笑う。反抗する事の許されない少年は二の句が継げない。
その反応を見て彼女はゆっくり腰を沈め、再び行為に没頭し始めた。
拘束にも主人にも逆らう事は出来ず、少年はただ快感に耐える事しか出来なかった。
跨られて火照った顔で腰を振られて視覚を犯され、荒い息遣いや喘ぎが聴覚を犯す。
与えられる全ての感覚に耐え続けるのは最早限界だった。
「マスター、もう……やめっ……!」
「うる、さい……っ」
「こういう事は、マスターの……大事な方とするべきです……!」
「うるさいっ!あたしに……指図、するなっ!」
下僕の言葉に一瞬顔をしかめたが、それを振り払うかのように一層激しく体を揺らす。
耐えきれなくなったものが爆発するように放たれ、それを追うように彼女も果てた。
少年の体に体重を預けて呼吸を整え、上体を起こして主人である自分を何度も止めようとした使い魔を見下ろす。
だいぶ消耗したのか意識を失っているようで、肩で息をしながらぐったりとしていた。
「大事なやつとする事、か……」
偶然喚び出されただけのくせに何でそんな事を言うのだろう。本当に生意気だ。
そう思いながら少し頬を膨らませ、再び少年の体に身を預けた。
「……気付け、バーカ」
430429:2010/09/25(土) 21:10:50 ID:TBHCZvNC
女の子が攻めるのを書いてみたくて挑戦したけど難しかった…
本当は長くする予定だったけど短くしたから物足りないかもしれない。
でもまだ諦めてないからもし長編が書けたらまた投下するよ
431名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 22:23:11 ID:E7/LjpWd
>>427
伏線にするつもりもないので一応。相手です。そのつもりで読んで頂けるとありがたい。
ちなみに複数人同時攻略の予定です。

>>430
GJです。やっぱツンツンした女の子は萌えるなw
長編待ってます。
432名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 19:40:52 ID:aIpNaiZj
>>431
ライラが相手だったのかw
複数同時攻略楽しみにしてる

>>430
イイヨーイイヨーツンデレ可愛い
長編化すごく期待してます
433名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 20:03:13 ID:fS8o5jAK
文体そっくり
愚痴スレで暴れてたの結局ここの職人どもなわけだ
せっかく職人が投下して流れ変えてくれたのに!なんて自演くささもいいとこ(プ
ゴキブリスレ魅力のみの字もねえ池沼女大量生産乙
434名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 20:05:03 ID:QAeVnrFA
相変わらずだにゅう
435名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 20:59:33 ID:MqocZ3Zf
いつもの流れですよ
むしろこの手のレスすら愛してレイプしてさしあげるべきです
436名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 22:17:36 ID:A4q7VLKm
ツンデレの女の子を愛故にレイプする男ですね

いや俺がツンデレ美少女が両想いなのに、自身の行動のせいですれ違って
鬼畜度全開な陵辱を受けて、調教されて素直になるとこが見たいだけなんだけどね
437名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 02:20:09 ID:c8xAaJD/
それは萌える
やっぱ男は、ツンデレ少女の好きな相手が自分とは思ってない
それどころか、ほかにいると勘違いして激情のあまり…ってのがいいな
定番だが王道だ
438名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 07:17:17 ID:xcyS3sl9
ディアナの職人はじめ数人
スルーもできないその幼稚な反撃でアンチにやり返せてるつもりなんだろうけどさ
またスレの悪評広まるばかりだし本当にいい迷惑なんだが……
まさかアンチだけが悪いなんて思ってないよね?スレを荒廃させるレスは控えてほしい

とりあえず、他スレ・他スレSS紹介は完全に禁止
ヒントならいいなんて戯言もなし
次スレではテンプレ補強で
439名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 07:36:42 ID:rqntr4Jf
>>438
そのディアナの職人ですが

反撃せずに徹底スルーしてたんですが。
出張った真似はしてないよ。
>>433を鵜呑みにしてるの?
440名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 07:47:29 ID:bx1K5aXj
>>439
相手にしちゃダメよ
「煽りに反応する低脳職人ppp」なんて言う口実にされるから
スレ潰されるほどレスされてる訳じゃなし、ほっときなさい
441名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 07:56:38 ID:7DufRme/
久々に来たら…何か知らんが変な流れになってるな。
エロ小説探しは聞くならここ!!
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1233571541/

みんな分かってるからお前ずっとスルーされてたんじゃないか?
sgeてまで言う時点で顔真っ赤だぞ?もうこの話はお終いって流れも読めよ。

テンプレ追加
他スレ・他スレSS紹介は完全に禁止
エロ小説探しは聞くならここ!!
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1233571541/

これでいいだろ>>438

>>439
相手にしない
442名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 08:08:05 ID:887fWbVN
テンプレ補強っていうかすでにテンプレにがっつり
他スレSS紹介禁止。迷惑をかける可能性があります。
って書いてあるのにヒントヒント言い出す輩がいるほうがおかしいでしょ
結局またこんなことになっちゃってさあ……
ちゃんと他スレSS紹介自重してるのに一部の暴走でスレ全体悪く言われてうんざり
いい加減にしてほしい
「このレスさえ愛レイプ!」
スルーもせず恥ずかしくないの?こんなことしてて
443名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 08:08:31 ID:rqntr4Jf
>>440-440
ごめん…
スルーしてたのに指差されて堪らんかった…

我ながら確かに幼稚だ。おとなしくSS投下に励むわ。
444名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 08:16:16 ID:2ClECK4h
荒らしでもアンチだけが〜…とかは>>438の言う事も一理あるからなあ
紹介禁止の経緯は知らないけど、過去に何かやらかしてしまったんなら
そこは守らなきゃいけないと思う。評価されるのは難しいけど落とすのは簡単なんだし
445名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 14:17:02 ID:c8xAaJD/
ていうかさあ…
ヒントとか言いだしちゃうやつは確かにアレだよ、弁えるべきだけど
それをいかにも叩ける口実出来た!とばかりに口汚く
スレとスレ住人罵ってるのがいるから、こんな流れになる訳で
「なあなあで終わらせた」とかしつこいけど
誘導、紹介、ヒントも禁止ってすぐに注意されてるんだから一応終わった話でしょ
「ヒントならいい」なんてほかの誰も言ってないじゃん
なぜごく一部の意見をスレ住人の総意みたいな論調に仕立てて、そんなに鼻息荒げてんの?
446名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 15:12:09 ID:dv3JBsS2
携帯コミックの粗筋だけみて妄想した

主人公は片親で村でも肩身の狭い思いをしていたが優しい村長の息子にずっと恋していた
しかし高校生の頃母親が死んで実は村長の娘だと知り(息子母が出産の頃の浮気相手)
思いを諦めようとするがあきらめられない
村長の影ながらの援助で何とか学校を卒業するが
その頃息子が事故って子供が作れない体になってしまう
血の繋がりを重視する世界なので息子の嫁(人には兄妹だと知られていない)になって
代わりに村の高貴な血筋の男と交わり子供を産めと強要される主人公
他の男と交わることになっても形だけでも愛する人の妻になりたい息子を次期村長から失脚させたくないと思い承知するが
誰の子種かわからないように子供の父親候補は三人もいて三人とそれぞれ秘密裏に交わることに
第一候補。主人公に淡い恋心を持っていたツンデレ→こんなことを承知するなんて売女と捻くれる
行為は無理矢理で初めてとし知っても今更態度が変えられない
第二候補。オッサンで主人公が行為の最中に泣き出し可哀相で寝ないで相談役だったが
主人公の事が好きになり忍耐の限界が来て無理矢理
第三候補。初めから主人公の事が好きだった年下ワンコ系
好きだと言い続け体だけじゃなく心も欲しいと無理矢理抱いてくる
夫であり兄は玩具攻めできたりする
447名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 22:59:34 ID:oleVORMA
続き(欝注意)

兄は優しいと思っていたが実はヤンデレで
そのことに主人公は気付いておらず凄く信頼してる。
自分が抱けない分、他の男達との交わりを見て
三人に抱かれても自分のことを好きだと言っている主人公に満足していたり
これは妊娠しやすくなるための練習だよといって玩具攻めをしたりする。
三人の男に抱かれながらも兄に嫌われたくないと必死に心のバランスを取ろうとするが
子供がやっと出来てこれで三人に抱かれなくてすむと安心していると
一人じゃ足りない何人か生んでくれと兄に言われて絶望する主人公
でも兄が好きだから……と段々と病んでいく。
そんな主人公に一緒に逃げよう、自分を選んでくれという三人
どんな酷いことを言ってもやってもそれでも好きで居てくれる主人公に愛と愉悦を感じる兄。
主人公は狂ってしまい、どんな男が来ても兄と呼び慕い
兄はそんな主人公を甲斐甲斐しく世話をして、
壊れて兄だけを求める主人公にやっと手に入れたとほくそ笑む。

欝EDしか思いつかないw
そのほかに主人公と結婚するために怪我は嘘でしたー
三人の子供と偽って自分の子供を生ませる兄でもいいと思ったがw
448名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 06:46:52 ID:r37+8yfB
情けない
それでもスルーしてるつもりなのかね……
そうやって草つけて必死に長文妄想書き込んでるの見ると
逆に気にしてるのばればれなんだけど

あんたらにムカついてんのはスレアンチだけだと思ったら大間違いだ
いい加減にしろスレの癌ども
脳内でアンチ一人の自演にしてんのは勝手だがスレに迷惑かけるな
449名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 06:57:43 ID:zHTRedwj
またこんな流れに・・・っていつものこんなときだけの自治厨がでしゃばってこなければ
スルーで終わる話
まさに>>445のとおり気に入らないとこ監視して叩くスタンバイしてる
雰囲気悪くしないようにアンチをスルーすれば、なぁなぁ
それに対し反応すれば、スルーもできない
何したっていちゃもんつけてくるだけ
気に入らなきゃみなきゃいいのにね
そういう人増えたら過疎るだけじゃん、何か問題ある?
450名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 07:06:47 ID:zHTRedwj
草つけてとかどこのスレの話?
スレまたいで文通してないで同じスレで話しなよ
もしかして>>446-447のことなのかな
まーこういうときに場違いな?正常な書き込みは、見てない振りっていうの
丸分かりだから控えたほうがよさそうだよ

あと「スレに迷惑をかけるな」と騒いでる人が話をでかくして
スレの流れを止めてスレに迷惑かけてると思う
451名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 07:24:35 ID:QezWxobD
>>448は一つのレスで矛盾してるどう見ても嵐
もう嵐はスルーしろよ嵐にかまうヤツも嵐だという
ローカルルールが何故理解できない
452名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 07:53:48 ID:hJDrF6s+
>>447
さあ、文章にする作業に移るんだ!!
453名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 08:59:06 ID:rTvantAe
こういう妄想を見るたび、おまえら実はSS書けるんじゃね?っていつも思うw
454名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 10:45:08 ID:07KB2+RW
荒らしを主人公にした愛するが故に無理矢理SS書いたけどあまりに主人公に共感できなく罰当たりなためお蔵入りしたww
455名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 10:46:38 ID:E4lFEi0X
SS出来そうだけどしばらくおさまりそうもないから他スレに投下するよ……
ほんと恨むよ騒いでアンチ煽ってる人達
前科あるスレがヒントならいいなんて言ってたら目つけられるの当たり前じゃん……
456名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 11:03:11 ID:07KB2+RW
まだ蒸し返すんだww
一旦おさまった事をほじくり出して勝手に良いだの悪いだの喚いてるだけって自己中心的で生産性ない行為だよね。
被害のなかった事に対してこれ以上グダグダ言うのは女の腐った人間のする事だよ。
迷惑になるからわきまえて欲しい。

というか、腐った女を憎んでたのは他でもないあなたではなかったか。
一度自分の匂いを嗅いでみて欲しい。女がドロドロに腐った匂いを放っているんじゃないかな?
ミイラ取りがミイラってね
怖いですねー
457名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 11:28:55 ID:OIq5X1cH
うん、こういう事書くと余計荒れると思うんだよね>>455
わざとなのかもしれないが
458名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 11:44:38 ID:LoVze5zU
はい。この話はここまで。
ーーーーーーーーー

以下
459名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 12:11:31 ID:46BlUnpj
>>458
IDが一瞬Loveに見えたw

SSのネタを色々考えてみてるけど横にばっかり広がって話が深くならない…orz
下手にまとめようとすると四角関係とかになってしまう
460名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 12:24:09 ID:rTvantAe
>>459
その四角の中に対角線を引いてみようか
461名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 13:09:49 ID:+g4Oqt2O
>>460
ズレたらすまん

男―女
 l × l
女―男


アッー!
462名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 14:06:19 ID:rTvantAe
>>461
これは…
すまん、図形しか考えてなかったw
463名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 18:27:35 ID:WmwFvj9+
>>446-447の妄想って、わざとじゃね?ってくらい、
腐女子丸出しでどこのレディコミかハーレークイーンって感じだよな
端々に腐女子好みなワード(「年下ワンコ系」とか)散りばめてるし
464名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 19:06:14 ID:zbKosxZ9
で、って言う
465名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 19:10:40 ID:zbKosxZ9
あスマン忘れてたw

>>1も読めないようだから
つ>・気に入らない作品はスルーしましょう。好きなものにだけコメントをつければおk。
466名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 19:58:10 ID:QezWxobD
>>463
妄想を形にするのは難しい
そして妄想を投下するのも文句を言うより難しい
腐女子だろうと愛するが故に無理やりならいいじゃない……
レディコミ臭のしない463なりの投稿待ってるぜ
でもハーレ風というかヒストリカル風の投稿結構あるが好きだな

>>459-462
椎名高志の四コマ思い出したw
467名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 20:05:39 ID:HihRHbw9
>>436-437
幼馴染なら最高だな女の方は社交的で美少女
男の方は大人しめであんま社交的じゃない

女の方はツンデレ状態
実際は色々心配してるけど少しキツく当たりがちで
男はコンプレックス刺激されまくりで思い余って無理やりとか

>>447-448
赤木リオと池袋まりあの奴でしょ?
携帯で2ちゃん見てたらやたら広告出てくるよねw
そこまで妄想したのは素晴らしい、後異母兄も素晴らしいw
女の子涙目過ぎだが、多分苛めてオーラ全開なんだろう

>>453
書けたら投下してるよ
例え自作の文章でもテキスト有りの方が抜けるだろうしw

>>459
とりあえず複数の強姦と輪姦をブチ込んでみれば良いのではなかろうか?

>>461
全員バイか……上流階級だな
468名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 20:26:46 ID:4m2XQEhp
やばい、盲点に気付いた。獣姦好きの方、ご存知でしたら教えて下さい。
人間の女が獣(獣人ではない)に襲われる場合。

獣って前戯とかなくても発情すれば勃つんだろうけど、そもそも獣って
人間相手に発情するんだろうか…
469名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 20:33:17 ID:QezWxobD
本物の獣姦ビデオあるぐらいだから出来るんだろうけど
犬なら女の人に腰振ったりするし…どうなんだろう?
470名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 21:05:29 ID:HihRHbw9
>>468
性器の臭いを嗅がせたりすると興奮するらしい
実際異性の犬とか猫だと飼い主にそんな気になる例もあるとか
ま、これは小さい時から飼ってると飼い主と自分が同一種と思っちゃうのとかも関係するかな?
例えば女性と雄犬だとチンコを握ったりして勃起させる事を覚えさせたり、抜いて上げたり
生理の時だと臭いで女性側の状態もわかるし効果的とか
しかも小さい時から育ててたら仲間と思ってるし
犬の方も抵抗感が無くなるらしいぞ


実際獣姦はあるのでどうにでも……
まぁ、犬のチンコは小道具としては良いよね、瘤とかさw
471名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 21:18:34 ID:4m2XQEhp
臭いか…
犬猫なんて可愛らしいもの相手じゃないけどw

ありがとう。ちょっと考えてみる。

472名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 21:20:24 ID:HihRHbw9
>>471
期待してるにょ
化物だとむしろ興奮する!
473名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 21:31:34 ID:jC0ZaeTr
動物ってメスが発情して、そのフェロモンでオスがつられて発情するらしい

人間は万年発情期っていうくらいだから…
474名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 21:39:27 ID:4m2XQEhp
>>473
あれ?発情期って、オスじゃなくてメスが発情する時期ってこと?
愛故だと襲われる側が発情することはないだろうから…

やっぱり「ファンタジー」で全部片付けるか…
475名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 23:51:15 ID:HihRHbw9
>>474
別に問題無いと思いますよ
臭いは身体の準備が出来れば嫌でも出るもんでしょうし
特に対象が現生人類の雌であれば基本的に生理があるはずで
相手の化物さんがそういうのに敏感であれば普通に身体の準備が出来てるのは気付く筈

それに霊長類、ニホンザル程度の知能があれば純粋に視覚的刺激だけで興奮可能でしょう
ましてや人間と言語で意思の疎通が取れるような知能がありゃ
人間の女性を見て興奮する性癖を付与すれば、状況次第で勝手に犯ってくれる筈です
476名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 00:13:34 ID:60yjxzSV
>>475
おお… その通りの流れにはならないが所々の単語で繋がった。
ありがとう。助かりました。

そして今更だが流れぶった切ってしまって申し訳ない。
477名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 06:50:22 ID:ch64pBCU
>>441テンプレ追加はこうだろ
他スレ・他スレSS紹介は完全に禁止です。また迷惑をかける可能性があります。
なんで迷惑をかける可能性ぬかすの?過去に実際やったってことさりげなく消そうとしてんじゃないよ
ここの住人じゃ紹介スレに迷惑かける可能性あるからリンクなしで
向こうでまた愛故がとか騒がれるかもだしな

お前らが顔まっかでしっかり反応してんのみんなさめた目で見てんだよ
こんだけ無理に話流そうとしてるっていうわかりやすい反応しててみんなスルーできてるとか…
ちゃんと話し合わないといつまでも粘着されることに適当なテンプレ案だけ出して
この話はお終いって流れを阻止してんのお前らじゃん
少人数が暴れてることスレ全体のせいにされてマジで情けないし恥ずかしいからさ…
478名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 07:22:45 ID:tkW6kaRn
>>476
投下楽しみにしてるよ!

本当に妄想するのは楽しいけど
形にするのは難しい…orz
479名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 08:04:49 ID:M+3FIrtD
妄想するだけならいくらでも出来るし楽しいんだけどなー
ちゃんとした形にするにはそれだけじゃ駄目だからなー
480名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 13:32:02 ID:9UHQBdlS
晒し禁止するのに他スレ晒してちゃ本末転倒だろ
ヒントつう遠回し晒し禁止する代わりに他スレに場所変えての晒し推奨してるようなもんだ

みんなもっと落ち着こうぜ……441も自分は煽り文句だらだらで他人には相手にするななんて都合よすぎるだろ
481名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 14:26:51 ID:BzaaHeL9
なんという歪んだ愛と執着…
まさに愛するが故に!
482名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 14:38:49 ID:geGQUFyH
もうテンプレにヒントも禁止の一言加えるだけでいいだろ。
不毛な言い争いはやめようぜ。粘着連中の思うつぼだよ。
483名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 14:53:31 ID:6/t7JfYJ
とりあえずエロゲでもして、抜いて、賢者モードになればおk
落ち着いてスレの流れを観測出来るし、新たな妄想も沸いてくるだろう
オナニーの偉大さを実感出来る瞬間
484名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 17:18:58 ID:fcbkuBKn
>>476
楽しみにしてます。

>>483
そこはお勧めのエロゲも是非書いてくれw
485名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 00:57:55 ID:GP1uiMlR
お前等って無駄に知的だよね
真性の変態たるものエロに全力を投入し
あらゆる知識を動員し全身全霊をかけて変態を極めろって事か……
でもまぁ、確かに医学知識とかはあれば便利だよね
486名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 00:58:37 ID:GP1uiMlR
>>485は誤爆です
忘れてくれ……
487名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 01:07:49 ID:plkktqTq
>>486
お前のことを忘れるものか!
488名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 02:28:27 ID:mYnChUlO
>>477
みんなみんなってだれ?私他のスレ見に行かないからわからないや
そういう人らのいうこと気にする必要あるの?
みんなが〜そう思われてる〜などと書いてる人が多いけど
住人の人はそういう人らがどこに生息してるか知ってる?
情けないとか恥ずかしいとか誰も知らないようなところにいる人らの顔色伺う意味あるのかな

自浄したければ話せばいいけど、多くの人が知らない場所で
こう思われてるんだから!と印籠にもなってない印籠かざすのこそ恥ずかしくない?
489名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 02:52:10 ID:OTFts+A6
気に入らないことに対しては黙ってりゃいいのに
いちいち書き込むお前らが荒らしだよ
490名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 06:13:12 ID:JPtnJnbd
>>485
ワロタ
491名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 12:00:38 ID:HvkyBg7C
>>486
ドンマイw
492名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 18:06:35 ID:ncAkyUVQ
ゴバクで思い出したんだが
SM嬢が体の事を知らなくてこんな危険な事していいのかな?と思い
看護婦になり最終的には医者になったという都市伝説あるよなw


それを下地にしての妄想
愛するが故に犯罪的に襲って色々なプレイをしようと思いたち
しかし物語ならともかく知識がないと殺してしまったらヤバイと思って勉強したら医者になってしまった
そんな相手が幸運にも計画を実行する前に診察に来たが
結婚を控えているという幸せそうな相手にちょっと引っ掛かる箇所を大袈裟に言って余命宣告(勿論嘘)
結婚相手とは連絡を断たせ治療と銘打ってあれやこれや……
最終的にはそのひっかかる所が本当に病巣で初期に治療してれば助かったのに…という欝エンド
493名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 18:24:13 ID:VDe6gNXl
それはもう医師免許剥奪ものじゃね?
494名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 19:00:11 ID:yGJR0QWW
そもそも動機が不純なんだし彼女が死んだら必要ないものなんじゃないか?<免許
495名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 20:00:37 ID:H/qi0PdZ
荒れを無理矢理流そうと慌ててるから
妄想も愛とはいえないただの矛盾ばかり目立つ残酷話ばかりだね……
496名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 20:57:37 ID:ncAkyUVQ
>>494の言う通りだw
つーか好きな人が死んだら死にそう

>>493
医者が職権濫用はエロ漫画のお約束だから
医師免許剥奪というツッコミ入るとは思わなかったよw
497名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 21:26:16 ID:7fxP0c2r
この場合は最初から女体にヤバい感じのいたずらをしたいって欲求ありきだしなw
知識さえあれば医師免許自体は特に必要無いというw
でも医者の地位にあった方が医療道具は手に入り易そうだけで
498名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 22:20:41 ID:za64KFay
学校外でも有名な誰とでも寝る子がクラスメートを好きになるんだけど、
その彼はすごく真面目で軽い女は好みじゃないどころか大嫌い。
思い切って告白したが過去を知っている男の子には全く相手にされず、きっぱり断られてしまう。
どうしたら振り向いてもらえるのか悩んだ結果、自分の体を使うしかないという結論に。
実は女の子は彼を好きになってから誰とも寝てなくて、たまたま二人きりになった時に今がチャンスと逆レイプ。

↑の女の子が男の子を好きになってしばらくしてから、同じ学校の外見が少し似ている子が他校の男子に声をかけられる。
人違いだと言っても最近は付き合いが悪いと聞いていた男子は冗談だと思ってそのまま強姦。
勘違いされた子は処女で人違いと気付いた時にはもう手遅れ。パニックになってその場から逃げ出してしまうんだけど、
謝って済む問題じゃないと思いながらも謝罪しようと会いに行く。
でも女の子はあれ以来男が怖くなり、他校男子の顔を見ると怯えた顔で逃げ出してしまう。
それでもなんとか謝りたいと思って彼女と会うチャンスを窺ってたんだけど、
そうしているうちにいつの間にか彼女の事を好きになってしまう。
やっと二人になれて謝ろうとするがやはり彼女は逃げようとする。
謝りたいだけだと言っても信じてもらえずそう言ってまた襲う気なんだと罵られ、
何度も逃げられて苛々が溜まっていたのかじゃあ言う通りにしてやると押し倒し…。


…とここまで妄想したけど登場人物の誰も救われなさそうだ。
っていうかちょっとした妄想のつもりが書いてたら長くなってしまったw
499名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 22:22:12 ID:fxlr4u4M
>>492
女医が男の患者に好きなだけSMプレイをしようとしているのかと思ったら
性別逆だった
500名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 22:34:38 ID:ncAkyUVQ
>>496
思いつくままに書いてたら自分の頭の中では愛一杯で考えていたんだが
投稿文章は愛成分あんまり感じられない…もっともだということで愛ゆえに書き直してみたw


>>492がだめだった人はスルーしてください
因みに、どっちが男でも女でもいいように性別ぼかしてるよ。



友達の事を好きだけど全く相手にされてないと思った中・高生時代の主人公。
エロゲー等で培った知識で自分の性癖が特殊趣向でないと興奮しないドSだという事に気がついた。
もっているゲームも小説も尽く陵辱調教モノ。
こんな趣味を知られたらますます相手に嫌われるし、相手もこんなプレイに付き合ってくれないだろう。
そう悶々とした日を送るうちに凝り性のオタクゆえ、このプレイは本当に出来るのか。
命の危険はないのかと人体の不思議を調べているうちに医者の道へ。
大好きな友達とこんなプレイしたい、こんなことしたらどんなに…と好きな人を陵辱する妄想は止まらない。
だったら無理矢理しかない→いやでもそれ犯罪と心の中で葛藤していると
ある日また再開した友達に近況を聞いてみると結婚すると嬉しそうに笑う。
その笑顔をみて理性が決壊。
(友達は昔から主人公に恋心を抱いていたが医者というエリートになっていく主人公に距離を感じ
 その事は言い出せず、医者として成功している主人公にコンプレックスを抱き、軽い見栄のつもりだった…)
主人公は診察にきた友達の病名を偽るために用意周到に準備を進める。
その時友達の異性の知り合いが連絡を取ろうとするが、婚約者と勘違いし連絡を断たせる。
余命が短く治療のため隔離するといい→病院にそっくりな部屋に監禁。
意識が朦朧とする薬品を使い、友達の理性や時間間隔を奪っていく…。
友達はされている行為が夢か幻か…主人公の事が好きな気持ちが見せる妄想かと
クスリの所為で夢と現実の区別が付かない。
最終的には本当に余命いくばくのない体になってしまい
愛するが故に医者としての知識を使いむさぼるしかなかった主人公は
愛する人を助けられたのに失ってしまい絶望する。
501名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 22:44:37 ID:9mNNNuIr
>>498
こんな風に

A→B
↑ ↓
C→A´

逆レイプされた人がAそっくりな娘好きになればいんじゃね?
というかA双子だったら色々とスムーズに行きそうだね
502名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 23:09:50 ID:fxlr4u4M
>>498
救いのない鬱ENDも好きだけどなぁ
503名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 00:03:57 ID:7fxP0c2r
>>498
一途になったビッチはマジ萌えるw
恋愛に目覚めテンぱりながら逆レイプとか良いじゃないか
後、思いっきり弱音吐いたり


勘違いレイプ男は更にガッツを見せて手篭めにして調教すれば良い


>>>500
こちらはガチ鬱w
でも嫌いじゃないよ
504名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 02:55:51 ID:kMOJjTd1
>>498>>500
どっちも救いがないなw

鬱エンドは苦手だけど、読んでみると意外とはまっちゃったりするんだよな
可哀想萌えっていうの?まあ、あんまり悲惨なのはきついけど…
505名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 16:31:37 ID:D7TF6z0E
もはやおな感の最悪期すら軽く越えたエロパロの汚物スレと化したな
506名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 17:43:13 ID:fZVi+yhZ
>>504
事後に寝所で顔を覆って泣いてる女の子を見ると興奮して、延長戦に及びたくなるのも可哀想萌えですか!?
でも強姦とかだとベッドで泣いてる女の子なんかが真っ先に頭に浮かぶんだよなぁ
そして興奮するw
507名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:29:10 ID:yWuOgoUs
おな感なんて一時期暴走しただけじゃん
保管庫も逆ギレせず元に戻したしそこは評価すべき
もう普通のスレに戻っただろ
ここはいつまでたっても反省しない
問題置き去りのままスルーで何でも解決できると思ってる
案を出したと思ったら場所替え晒し案
最悪の下痢便スレ
508名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:43:28 ID:fZVi+yhZ
よくわからんがおな感スレはここへの紹介おkなのか
509名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:44:18 ID:hs1+dTCd
あーはいはいワロスワロスw
嵐の文体って決ってるよねはじめと終わりで文体が矛盾しているという
なんというがっかり感っ・・・・!!

わざわざ最悪だと評価するスレに居座って
ファビよってるなんて本人は荒らして満足ドヤ顔なんだろうけど
どれだけMで心の可哀想な人なんだと本気で心配だよ
前でも出てたけどこれをテーマに愛するが故のSSが書けそうだ
ストーカーヤンデレちっくだけどw
上手くいかない苛立ちを攻撃に転じる嵐ちゃん
攻撃されて好きになるはずのない住人君
嵐ちゃんはますますヒネて住人君を無理矢理・・・・の愛憎モノだなw
510名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:45:53 ID:w2HFGc0V
愛があるなら
愛が一番ならどんなシチュでも萌えられそう
511名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:48:23 ID:w2HFGc0V
>>509
あぼーんおすすめ


書いたはいいものの「自己愛が故に無理矢理」になってしまってなんか萌えないんだよね
どうやったら萌える荒らしになるか考えてはいるんだけど難しいよ…
512名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:56:35 ID:hs1+dTCd
>>511
スマン、後半が言いたくて反応してしまったw
どんな愛でも自分が愛だと思えばそれが愛でいいとオモ。
注意書きが必要だとは思うけど
513名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 19:01:33 ID:HS8m4S8s
そもそも反省してるから皆自重な流れだったのに、周りが勝手に騒ぎ出したのが発端なわけで。
一部の暴走は確かに迷惑だったけど。


ところで>>511は投下予定ってことでいいのか?w
514名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 19:31:58 ID:w2HFGc0V
>>513
いや今は単なるキモオタのオナ話に終わってるんで正直スレに合わないです
めどが立たずに申し訳ない

引き続き妄想垂れ流しとSSを待ってます
515名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 19:35:17 ID:hs1+dTCd
じゃあ、代わりにSSおつまみにでもドゾー
※モノがモノなので、保管庫への掲載はNGでお願いしますw



「あのなぁお前、何なんだよこの前から・・・・」

 最近、不自然に視線を感じるし、だからといって話しかければ文句を言われる。
 そんなクラスメイト嵐に俺は人気がない道になってから話しかけた。
 今日は帰り道までつけられている。

「しょうがないでしょ! アンタの事ムカつくんだから!」
「だったら見るなよ、俺にかまうな」

 こっちがうんざりだ、嫌ならシカトすればいいのに。
 と、いうかわざわざ遠回りまでして着けてくるなんて、その労力を他の事に使え、時間の無駄だ。
 でも一々面倒なのにここまでして話しかけてくるって事は・・・・

「お前、まさか俺の事好きなのか?」
「っつ・・・・!?なワケないでしょ!!」

 顔を真っ赤にして言い訳してくる。
 説得力がない。
 俺なら嫌いなものは視界にも入れたくない。

「お前んちこことは逆方向だろ・・・・ストーカーかお前は」
「!! 私の家の事知ってるなんて、変態!!」
「いや、お前がこの前言ってたし」
「私の話してる事を覚えているなんて……この変態!」
「・・・・・何でも難癖つけんなよ」

 あれ、なんだか楽しくなってきた。

「アンタなんか・・・・アンタなんかっ・・・・・!!」
「・・・・・・」

 嵐は真っ赤な顔でプルプルとふるえ涙目になってる。
 ヤベ、からかいすぎた・・・・か?
 そう思ってると、グッと制服のネクタイを引っ張られた、いきなりの行動で踏ん張れない。
 そして揺らいだところで突き飛ばされた。

「アンタなんか、私の性奴隷になっちゃえばいいのよっっ・・・・!!!」

 仰向けになった俺の上に馬乗りになる嵐。

 ・・・・・あとは、分かるな?
516神竜の謳 Ch.2:2010/10/02(土) 19:44:46 ID:6mLcQDPh
>>483の賢者モードはまじやばい。
昨日投下する予定だったのにこんなに書く気失せると思わなかったw

続き投下します。8レス頂きます。
517名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 19:47:29 ID:6mLcQDPh
リロードし忘れた…もうちょっと時間置いて来ます。

>>515
嵐は名字に変換してみた。この発想はなかったw
518名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 19:48:03 ID:vdvCeY63
>「アンタなんか、私の性奴隷になっちゃえばいいのよっっ・・・・!!!」

こう言ったはいいが上半身剥いた状態で真っ赤になって固まっちゃって
「?どうしたんだよ。性奴隷にするんじゃないのか?」と半笑いで返し
「う、うるさい!キモヲタは黙ってなさいよ!!」と逆切れ
肌に手を這わすもプルプル震え、仕舞いには思考も行動も停止

(…往来でなにしてんだ俺、つーかこの子)

流石に恥ずかしくなり娘さんに「もしもーし?」と何度か呼びかけるが反応しない
とりあえず起きて完全停止なお嬢さんを紳士的に自宅へ連れ込み回復を待ってむにゃむにゃ
519名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 19:48:19 ID:w2HFGc0V
>>515
これなら萌えるのにwwGJ!
嵐ちゃんかわいいだろ…萌え書ける人はすごいな
520515の続き:2010/10/02(土) 21:50:40 ID:hs1+dTCd

「ちょっ、まずいこの体勢」

 胸でけぇよ。
 下から見上げると、嵐の顔があまり見えない。

「アンタなん・・・・・っか。これしか能がないくせに」
「っ!!」

 その言葉とは逆に、ためらいがちに嵐は俺の下半身に触れた。
 視覚にはパイオツカイデー。
 段々と両方別の感覚からの刺激で大きくなる、俺の愚息。

 あ、ダメだ自分、落ち着け。
 反応したら負けだ。
 これは孔明の罠だ!釣りだ!・・・・っていうか相手は顔はよく見えないが、嵐だ。
 そう思うなら、嵐の下から無理矢理抜け出せばいい、別に柔道の寝技レベルで拘束されているわけじゃない。
 でも、そんな理性も目の前のデカ乳には抗う事ができない。
 男の本能ハンパなくなさけねぇ。


 でもここは道の真ん中。
 いつ人が来てもおかしくない状態。
 それなのに嵐は拙い動作で、俺のベルトをはずしていく。

 俺このまま、襲われるのか、嵐に屈服するのか?
 いや、いいわけあるか!!スルーだスルー・・・・・・・・って出来るわけねぇ。
 このまま、野外、羞恥、着衣、逆強姦、騎乗位プレイ?
 うほっ、誰得? 俺得すぎるだろ!?

「どうせなら、生乳見たい・・・・」
「っ!?アンタを喜ばせるわけないでしょ変態!!」
「変態って・…」

 うっかりもらした本音に罵られる。
 こんな状態でも、そんな事いいますか、嵐。

 しかし、いざ俺の下着に手をかけると、嵐の行動が止まる。
 俺の大きくなったモノを生で触る自信がないらしく、ためらっている。
 夢は終わりだ、俺。

「そもそも道の真ん中で、好きでもない女とこんなことするなんて、ナシだろ」
「!!」

 俺たちの関係を、出来るだけ冷静に言ってみた。
 正気に戻れ、嵐。
 しかし、嵐は凄く傷ついた顔をすると・…。

「住人のバカァァァ!!」

 そういうと、嵐は走り去っていった。
 なんだか悪い事をした気がするが・・・・
 俺は下半身下着だけという通報モノの格好のまま呟く。


「・・・・・・その台詞、逆じゃね?」


 了。
521名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 21:51:21 ID:hs1+dTCd
>>516-517
待ちきれなくて、続き書いちゃったじゃないか!!
投下お待ちしております。

>>518
518の妄想見る前にあらしの行動に基づいて書いてたが
お話としては518もいいなw送り狼w
522名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 21:54:24 ID:hs1+dTCd
コピペミスったorz
>>519萌えていただけたならなによりw
523名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:44:32 ID:6mLcQDPh
>>520
>「住人のバカァァァ!!」
名前からA○Rを思い出したがあれは往人だった

改めまして、続きを投下させて頂きます。8レス頂きます。
524神竜の謳 Ch.2:2010/10/02(土) 22:45:50 ID:6mLcQDPh
 セラは国王の娘。養成所へ訪れる度、周囲から特異な視線を向けられる存在。だから彼女は、できるだけ皆と
平等に扱って欲しいと周囲にいつも頼み込んでいる。
 そんな彼女が施設へ通うようになってから、ティトは他の女には全く目をくれなくなった。言い寄れば簡単に
落ちてしまう女しかいない現状に、張り合いを感じなくなっていたティトには願ってもいない人物。
 ケイトと三人で連むことの多い彼女は、如何にも王族的な物腰の柔らかい淑やかな少女。年下ではあるが
年齢も近く、ティトがターゲットとして認識するまで左程時間は掛からなかった。そして、いつまで経っても
自分に靡かないセラを目にする毎、ティトは彼女への関心を深めて行った。

 先日の、ケイトへと突きつけられた突拍子も無い提案。国を乗っ取るとはつまり、次期王位を奪うこと。
 裏を返せば、セラを手に入れることに他ならない。乗っ取りなどくだらないとケイトは言い捨てたが、
ティトにとってはケイトが乗ろうと乗るまいと、どうでも良かった。


「御心配をお掛けしました……」
 数日間の不在を心配する素振りを見せるティトに、セラは国王と同じ、薄く透き通った琥珀色の長い髪を
垂らし軽く頭を下げた。ティトが微笑むとセラも同じく微笑み返すが、彼女は決してティトに媚びることはない。
自分に向けられる好意を完全に拒絶するかのような、高い壁を感じさせることさえあるのだ。
 そんな彼女が何故いつも自分と一緒にいるのか、ティトは甚だ疑問に思っていた。
「セラ。君、ここに来ると真っ先に僕の元に来るよね。何で?」
「お父様の言いつけです。貴方かケイト、どちらかと一緒にいるのが一番安全だからと」
「安全、ね……」
 ケイトもティトも国王とは面識がない。にも拘わらず、セラの父親は二人に一目を置いている。
 その事実の意味するところに、ティトは感付いていた。国王が本当に信頼を置いている対象が何なのか。
しかしそれも、今は関係ない。新事実がわかっただけでティトにとっては十分な進展だった。
 彼女が義務感から自分の元に居ること。このままでは平行線を辿る一方であること。
 そして彼女に何か、大きな変化を与える必要があること。

525神竜の謳 Ch.2:2010/10/02(土) 22:46:52 ID:6mLcQDPh
 興味のあることに関しては、思い立ったらすぐに行動する。その夜、ティトはこっそりと部屋を出たが、丁度
鉢合わせしたケイトに呼び止められてしまった。
「ティト?どこか行くのか?」
「別に?」
 先を急ごうとする弟の行く手を塞ぎ、ケイトは口篭りながら恥ずかしそうに目を逸らす。
「なあ、ちょっと頼みが……。たまには昔みたいに……その、い、一緒の部屋で、寝ないか」
「何?気持ち悪……」
 思わず口にされた言葉は、壁を強打するケイトの拳により遮られた。白竜の魔力のせいで、ティトを直接
殴りたくとも殴れないのだ。ケイトはそのまま弟を睨みつけ、自室へと戻ってしまった。
 プライドの高い姉らしからぬ言動。訝しく思いつつも、ティトは家を抜け出し街へと下りた。

 ラスニールは『夜』を知らぬ国。街の一角を占める国営の娯楽施設が、日が昇るまで周囲を照らす。賭博に
勤しむ大人達を横目にティトが向かう先は、セラの待つラスニール城。目的は言うまでもない。
 魔法を自在に操ることができるティトにとって、城への侵入は容易かった。国王の方針で普段、城は一般にも
開放されており、セラの部屋がどこなのかあらかじめ探りを入れておくことは何ら造作無い。且つ、頭から
靴の先まで全体的に黒味掛かった姿をしているティトは闇に溶け易く、見張りの目を掻い潜りいとも簡単に
彼女の部屋へと辿り着いた。
 解錠する必要は無い。空間を渡って室内へと侵入し、内側から確実に施錠されていることを確認すると
早くもベッドで寝息を立てているセラの元へと歩み寄る。
「セラ」
 天使のような少女という誇張表現が似合うほど、穢れを感じさせない無垢な寝顔。その頬に触れ静かな声で
名を呼ぶと、薄っすらと開かれた淡い褐色の瞳に自分を見下ろす人物を映し、彼女は途端に驚愕を露わにした。
「!?ティ……んっ!」
 大声を発し掛けたセラの口を手の平で押さえ、口元に人差し指を立て静かにするよう無言で示す。彼女は
事態を全く理解できぬまま頷き、手を離しても助けを呼ぶことはなかった。
「な、何をしに、ここへ?」
「何って……夜這い」
 目的を耳にし怯え出すセラの頬に再び手を添え、ティトは優しく微笑み静かな声で彼女を宥めた。
 女を騙す、邪念を孕む笑み。見透かしたかのように、セラは一層震え上がる。
「怖がらなくていいよ」
「ティト……やめて、下さい」
526神竜の謳 Ch.2:2010/10/02(土) 22:47:46 ID:6mLcQDPh
 頬を押さえられたまま唇が近づけられると、彼女は慌てて顔を逸らし、抗議の声を上げた。
「い、いやです!離して!」
「嫌?どうして」
「私達そんな関係じゃ……!貴方こそ、どうしてこんな……」
「それは勿論。君に気があるからだ」
 押し問答が続く中、ティトはベッドに乗り上げ確実にセラに迫り行く。強引に顔を近付けても、彼女は持てる
力を尽くして脱出を図り、一切の譲歩を許さない。
 薄地のネグリジェに手が掛けられると、セラは声を荒げて精一杯の抵抗を示した。
「やめて……!やめなさい!私を誰だと……」
「セラ。君はいつも、周囲に一般人と同様に扱うよう言っていたはずだ」
 口元に笑みを浮かべつつも、ティトの瞳は蔑みに満ちている。
 その視線を受けた、セラの不穏な表情。次に紡がれる言葉が何なのか、気付いているのだ。
「分が悪くなるとそうやって身分を盾にする。随分な御都合主義だね」
「そ……んな……、ティト……」
 無論、今に限って言えば都合の良い台詞を吐いているのはセラではない。しかし、今の彼女を揺さ振るには
この上なく十分な効果を発揮する。目を逸らし、消え入りそうな声で自分を諌めるセラに、ティトは静かに
唇を寄せた。
 完全に抵抗する気力を失ってしまった彼女は落ちたも同然。唇を重ねて更にその中を求めると、セラは覚悟を
決めたように固く目を閉じ、それを受け入れた。

 最早されるがまま。しかしこの先の行為を始めると騒ぎ出すことは明らか。助けを呼べぬよう、ティトは
セラの唇を塞いだまま彼女の素肌をまさぐった。
 行く先を阻む彼女の手を押し退け、ケイトより二回りほど小さい胸を、そして未だ誰も受け入れたことが
ないであろう茂みの中を優しく撫でる。逃れようとするセラに強く唇を押し付けて声を奪い、丁寧な愛撫を続ける。
 時間を掛け、じっくりと縦に割れた溝の中を弄り回しているうちに、そこはしっとりと湿り気を帯び始めた。
準備が整いつつあること。それを悟っただけで、ティトの自制心は損なわれて行く。

 逸る気持ちは最早抑えられず。変わらず唇を塞いだままセラには何も告げず、そそり切った自分の物を彼女の
中に徐々に侵入させる。途端、彼女は驚愕のあまり目を開き、身体を捩って拒絶の意を示すが、その間も確実に
二人は繋がって行く。
 やがてセラが痛みに顔を顰めた瞬間、ティトはようやく唇を離した。
527神竜の謳 Ch.2:2010/10/02(土) 22:48:15 ID:6mLcQDPh
「痛い?」
「──っ……!」
 あまりの激痛に声も出せず、セラは弱々しく頷いた。
 焦ってはならない。初めだけは、彼女に優しく在らなければならない。
 苦痛の色が和らぐまで、セラのしなやかな肢体と胸元にティトの手が這う。汗を帯びた手でベッドのシーツを
強く握り締めながら、彼女は頑なに自分の唯一つの武器を口にして解放を求め続けていた。
「ティ、ト……」
「何?」
「私、達……、立場が……。だから……」
「立場?さぁ、それはどうだろうね」
 ティトの言わんとしていることを理解できるはずもなく、セラは予告と同時に始められた挿抜に身を強張らせた。
 痛みが消えるまで労わるように、可能な限り時間を掛けて緩やかな抽送を繰り返す。噛み締められた唇からは
吐息を交えた声が漏れ、閉じられた瞳からは涙が伝う。
 大声を上げることができれば護衛の人間が駆けつけるだろう。しかし、セラにはそれができなかった。
 そもそも扉は施錠され、何よりティトが、どれほど自分に不利となる行動を取るか予想がつかないからだ。

 セラの声に熱が篭ってくると、ティトは待ち侘びていたように強く腰を打ちつけ始めた。奥まで達する度に
辛そうな声を上げる彼女を愛惜しげに抱き、自身に絡みつく膣壁を心行くまで堪能する。涙で潤んだ瞳で許しを
乞うセラを、優しい笑みを湛えながら一際激しく突き上げる。
「あぁっ!いっ……ああぁっ!!」
 堪らず身体を反らして喘ぐ彼女を追い詰めるように、徐々に動きを速めて行く。
 生まれて初めて与えられる甘い刺激。正体が何なのか、生娘である彼女はわかっていないかもしれない。
 戸惑い、悶える彼女は、十五歳という幼さを忘れさせるほどに『女』を醸し出す。ティトはそれに煽られ、
呼吸の間を与えぬほど盛んに突き立てる。
 猛りと共に込み上げて来る感覚から、限界が近いことを知る。迷いなく速められた腰使いに、セラは今にも
泣き出しそうな声を上げて強要される快楽に甘んじ、ティトは彼女の外で果てた。

「セラ……、まだ、満足してないだろう?」
 乱れた呼吸が交じり合う中、すっかり脱力したセラの耳元で、ティトは再度の挿入を匂わせる。
 力なく首を振る彼女の、愛液で濡れそぼつ秘所。未だ女を欲している肉欲が奥深くまで埋め込まれ、セラは
堪らずに身を硬くする。
528神竜の謳 Ch.2:2010/10/02(土) 22:48:55 ID:6mLcQDPh
「大丈夫。まだまだ終わらないから……」
「い……いやっ……!あぁああっ!」
 躊躇いなく開始された欲望を露わにした抽送に、拒絶と悦楽の入り乱れた声が上がった。
 貫き、混じり合う粘液音が漏れる度、セラは頻りに身を捩る。逃さぬよう抱き竦め、執拗に腰を打ち続けると
その動きは明らかに激しくなる。
「セラ?ここがいいの?」
「ち、違……、っああ!いやあっ!」
 何とも素直な反応に、ティトの口元から笑みが零れた。しかし、これ以上声を張り上げられては流石に人を
呼びかねない。
 故に、再び彼女の口を塞いだ。若干乱暴ではあるが顔を掴むよう手を広げ、しっかりと通気を阻んだ。
「少し辛いかもしれないけど、我慢するんだ」
 変わらぬ優しい笑みに、セラは臆した様子で目を細める。口を塞ぐ手に力を込め、空いた手で彼女の片足ごと
自分の身体を支え。彼女が「違う」と言った場所を巻き込みながら、思う存分掻き乱す。
「ん……っ!───っ!!」
 セラが背を反らして限界を訴える度、激しい抽送に転じてその一線を越えさせる。
 鼻に掛かったくぐもった声が上がる度、宥めるよう髪を撫でながら一層速く腰を打つ。
 欲望を彼女の外に放つ度、再び与える快楽と引き換えに希望を奪う。

 自分に振り向かないセラを、身体だけでも完全に支配できたことが何より心地良く、ティトは欲求が
満たされるまで繰り返し彼女を犯した。全てを奪われたのだと自覚させるまで、時間を忘れて自分を刻み続けた。


 同時刻か、或いは僅かに時間を遡った頃。ケイトは今日も難なくライラに捕らえられ、身体を求められていた。
 保険として声を掛けたティトには見下され、施錠した窓の鍵は破壊され、命を狙う刃はことごとく躱され。
果ては先日と同じ雑木林に投げ捨てられ、またもや望まない快楽を味わわされていた。
 手を出すことができないよう、俯けに押し倒されたまま後ろから何度も貫かれ、ケイトは無駄な悪態を
つきながら行為が終えられる時をただ待つしかなかった。
 その望みに反し、彼はなかなかケイトを解放しない。慣れ始めた身体を更に慣らすよう、精を放つ度に更に
強い圧迫を与える。その度ケイトは必死に自分を保ちつつ、唇を噛み締めながら声を殺していた。

529神竜の謳 Ch.2:2010/10/02(土) 22:49:21 ID:6mLcQDPh
 しかしその声は、至って不自然な形で解放された。
「うっ……!?っ……ああぁっ!」
「……?ケイト?」
 特に追い打ちを掛けられたわけでもなく、意図して鳴かされたわけでもなく。我慢できずに爆ぜるほどの
快楽を与えられたわけでもない。にも拘わらず、突発的な快感が不自然な形でケイトを襲った。
 直接神経を刺激するような、漠然とした快楽。正体は知れていた。
「くっ……、くそっ!ティト……!あいつっ!」
「ケイト、どうした?」
「うるさい!おまえには関係ない!」
「関係……な……」
 突然首元に腕が回され、たちまち力が込められる。
 上体を固定し、身動きを封じる締め技。ケイトの一言が癇に障ったか、ライラは唇を耳元に寄せ怒気を孕んだ
声を発した。
「おい、関係ないとは随分な言い草だな。今こうして善がってるのは誰のおかげだ?」
 辛うじて顔だけをライラへと向け、馬鹿にするかのように鼻で笑い飛ばす。途端彼は目の色を変え、勢いに
任せた猛烈な抽送を開始した。身体を押さえられたまま容赦なく最奥を突き立てられ、言い返す余裕もない。
「んっ!うっ……あっ……!」
「ほら、どうした。さっきみたいな生意気な口叩いてみろ」
「っ……だ、黙……、っあぁ!!」
 加えて襲い来る、不測の快感。ライラが直接与える快楽と相見え、凄まじい相乗効果を生む。
 全神経の完全なる麻痺を疑ってしまうほどの深く熱い痺れに、背後で発される彼の言葉も耳に入らず、ケイトは
ただ自分を保つだけで精一杯だった。

 屈することだけはプライドが許さない。絶対に思い通りになどならない。
 最後までそう自分に言い聞かせ最後の吐精をその身に受けると、ようやく回されていた腕が外された。
「何、なんだよ……、助けるって、何言ってんだよ……」
「いずれわかるさ」
 まるで子供をあやすように無造作に頭を撫でながら、彼はおもむろに立ち上がり、ケイトを置いて姿を消した。


 セラを眠らせ、真夜中に自室へと戻ったティトを待ち受けていたのは姉のケイト。不満に満ちた様子で、
ただ黙って部屋の主を待ち構えていた。
「……どこで夜遊びして来たんだ、ティト。おまえのせいで散々な目に遭ったんだぞ」
「散々な目?あぁ……。何?悪い?」
 自分の行動を思い返し、詫びるどころか反省する様子すら欠片も見せない弟に、ケイトは尚食い下がる。
530神竜の謳 Ch.2:2010/10/02(土) 22:49:59 ID:6mLcQDPh
「おまえなっ!こんな状態なんだから、少しは自重しろ!」
「ケイト。男と女の身体は違うんだよ。別にいいだろ、激痛が走るわけでもあるまいし。それとも何?
 健全な少年の欲求を君が満たしてくれるの?」
「き、気持ち悪いこと言うな……」
「とにかく、無理な相談だよ。もう寝るから出てってくれ」
 納得のいかない顔のまま、言い返せずにいるケイトを無理やり部屋から追い出し、ティトは身体を休めた。
 セラは翌日も養成所へ来る。来なければ明日の夜も城へ出向くと忠告したからだ。
 今後彼女をどうしてやろうか。どんな手を使って自分のものにしてやろうか。
 姉との精神的繋がりのことなど微塵も考慮に入れず。ただそれだけを考えて眠り、朝を迎えた。


 翌日、確かにセラは施設へ訪れた。笑顔で自分を迎えるティトを見るなり、足早に屋外へと出た。
「どこへ行くつもり?」
「ケイトのところです。ついて来ないで下さい」
 自分を追うティトから逃げるように純白のローブを翻し、セラは初めて実戦場へと足を踏み入れた。
 彼女は能力的にも実戦向きではなく、今まで施設内から出たことがない。それ故彼女は初めて目にした。
 剣を片手に、苛立ちを露わに奮起するケイトと、如何にも愉しげに全ての攻撃を受け流す相手の姿。

 セラの歩みが、不自然な形で止まった。そのまま振り向きもせず、彼女はティトに問い掛けた。
「ティト……あの人、誰?」
「あの人?あの赤髪?」
 彼女の目線の先に在るのはケイトではない。ティトが答えずとも、セラはケイトの怒号から彼の名を知った。

 そして、ティトは気付いていた。呆然と立ち尽くすセラの、ライラへと向けられている視線の正体。
「セラ……?君、まさか……」
 それは正に、そう遠くない過去にティト自身も周囲の女から向けられていたもの。異性に心を奪われた者だけが
湛え得る、憧れの眼差し。彼女はこともあろうか姉弟共々嫌っているライラを見初めてしまったのだ。
「……君、昨日身分を気にしてなかった?それにあいつ、大人だよ。年齢差がありすぎる」
「大人……?」
 彼女が不思議がるのも無理はない。彼は高身長であるが故、大人と言われても辛うじて納得できるが、それが
なければ十代の少年にしか見えないほど若々しい。

531神竜の謳 Ch.2:2010/10/02(土) 22:50:31 ID:6mLcQDPh
 ティトがライラを疎ましく思う理由。
 彼は不可解なのだ。野生的な、人間離れした身体能力は勿論のこと。ティトは昔からケイトに付き纏う彼の
姿を見ているが、その姿は成長を疑うほどほとんど変わらない。最早曰く付きの人物としか思えなかった。
 だからこそ、セラが彼に心を寄せることだけは何としてでも阻止しなければならない。
「セラ。あいつに惚れても無駄だよ。あいつはケイトしか見てないから」
「え?惚れ、て……!?ち、違います!私、そんな、こと……!」
 明らかに図星を突かれ、頬を染めてうろたえる彼女の姿。ティトに焦燥感だけをただひたすら与え、セラは
ついにはその場に居た堪れなくなり、元来た道へと走り出してしまった。
 初々しい反応を示した彼女の背を、ティトはただ呆然と眺めているしかなく。

「…………最悪だ……」
 止めを刺されて大人しくなったケイトとライラの不思議そうな眼差しにすら、気付くことはなかった。

532名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:50:55 ID:6mLcQDPh
以上です。続きます。
533名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 01:32:08 ID:1EdLwlz7
>>523-532
乙!!
ドロドロの関係すなあw
同時攻略√驀進なようなので期待w
534名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 12:01:42 ID:mkTPPaOe
>>532
乙です!まさかセラがライラにいくとは思わなかった…
エミル王がこの事態を知ってしまったら二重の意味でどうなることやらw
ライラが色々とキーパーソンになるようで楽しみ。
535名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 12:05:42 ID:iMB2x2uD
スレ退廃させてる主犯格がゴミクズSS投下してるね
ディ穴に負けず劣らずのきったねえマンカス池沼女
吐き気がする
536名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 12:09:35 ID:8S5FQX87
こわ〜い・・・
537名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 12:44:33 ID:gtyDiqjN
発狂した女性は恐ろしいな
538名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 13:17:36 ID:79I5TjSD
散々アンチ煽ってスレに迷惑かけてくれた自業自得のヤツらなんて
いくら絡まれようがざまあみろだけど
他の職人さんまで投下できないのは困ったもんだな
539532:2010/10/03(日) 14:05:40 ID:5GkiRB87
相手がここの住人と信じて少しだけ。
一度身の潔白を訴えてるんだから無駄な言い合いはしないが、
このスレのシチュが好きだからここで書いてるんだ。
ここ以外で書くつもりはないし、書きたいものを書き終えるまで出て行くつもりもない。

スルーがまずくてちゃんと話し合えって意味なら別だが…
そこはどっちに行っても内外から叩かれるっぽいので正直どうしたらいいかわからん。
後はこれ以上言いようがない。

とりあえずきりがないので、以降煽られても引っ込んでます。
540名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:12:35 ID:A6NWZufa
>>539
見てる限り貴方は特段おかしな事をしている訳じゃないと思うよ
あまり気にするな…と言っても気になるのかもしれないが
結局何をやっても何をしてもどんな案を出しても気に入らないだろうしね
あまり個人的な見解述べたりせずに、落ち着くまでは淡々と作品投下した方が良さげ
雑談に混ざる時も「○○の作者だけど〜」みたいにやっちゃうとまた絡まれるから…

って、そこまで行動制限されるのもキツイかもしれないけど
こういう風に書くと「作者は書く機械か」みたいに不快に思われるかもしれないけど
2chで作品投下する人は喋れば喋るほど泥沼にハマる傾向にあるから気をつけて
541名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:27:29 ID:wLd+f44J
>>539
このスレを廃墟化させたくて仕方のない必死な人がひとりいるだけだから気にしなくていいよ
あんたは何も悪い事はしていないし、投下は何よりも優先されるもの。
判ってるやつは判ってるから気にすんな。
これからも気持ち良く投下してくれ。待ってるよ
542名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:57:21 ID:Fnko8Qey
>>539
本当に職人さんあってのスレだし
539はテンプレに添ってるカキコだから何も悪いところはない
この>>1にあるテンプレ守ってないのは向こうなんだから気にするな
っていっても気にするかもしれんが……
めんどくさくなったり辛くなったら投下投げても義務じゃないしね
543名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:59:58 ID:Fnko8Qey
ちんたら考えながら打ってたら540と殆ど一緒の事言ってるなすまん
544名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:23:00 ID:mkTPPaOe
ここ最近煽ってたのなんて日に一人か二人なんだから気にする事でもないかと
あとは次スレを立てるまでにテンプレを直してそれを守るだけじゃね?
いちいち反応してるから荒らされ続けるわけだし、難しいかもしれないけど
「また何か言ってるようぜえ」ってゴチャゴチャ鬱陶しい近所のオバサンぐらいに思っとけばいいじゃん
でないと荒らされる→少し落ち着く→また荒らされるがいつまでもループする
545名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:32:44 ID:wLd+f44J
荒らしが常駐してるって事をテンプレに載せるといいんじゃないかな

余談だけど、荒らす奴は何しても荒らすから「こっちが○○したら荒らさなくなるだろう」なんて勝手に思わない方がいいよ
常識通じない、一度意見が通ればもっと粘着するから注意
546名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 18:39:17 ID:1EdLwlz7
荒らしなんてかってに粘着するからなぁ
上手い事規制に追い込めないならスルーするしかしょうがないね
強制的に書き込みをやめさせられるならあれだが
547名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:01:08 ID:7PfAOfua
基本的な質問なんだけど、荒らしの人ってここを良くしようとしてるんじゃない人なんだよね
てことは、ここの住人じゃないんだよね

なのになんでいつも書き込むの?
かまってほしいからなの?

荒らしたい訳じゃなくてほんとに何のためにあんな書き込みをするのかわからんから聞きました。

嵐はかわいくて萌えたけど。
548名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:24:13 ID:79I5TjSD
というふうに結局集団で荒らしをかまっちゃって踊らされてるのが最大の敗因かと
549名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:27:48 ID:mkTPPaOe
>>547
荒らしは不愉快な事を言ったりageたりしてわざと不快にさせて
その反応を見て楽しんでるんだよ
だからレスが付いたり空気が悪くなると増長して今みたいになる

だから粘着されても無視が一番なんだけど急に煽り耐性を上げろというのも難しい話
550名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:35:02 ID:wLd+f44J
>>547
分析するのはナンセンス
荒らされたって事実だけ見てた方がいい
相手の理屈を深く考えるとそっちの世界に行って戻ってこれなくなるからやめといた方がいい
荒らしはスルーすれば「俺が言った事が正しいから誰も反論できないのだ!」と増長し
叩かれれば「スルーできないお前らが悪いんだ!」って超理論かましてくる基地害です
551名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:42:06 ID:iMB2x2uD
これだけ荒らしと一緒に騒いでおいて
「このレスも愛あるレイプしなきゃww」なんて調子こいてたのに
規制に持ち込める可能性があると思える時点ですごい
552名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:49:58 ID:8S5FQX87
ギスギスしてて怖いですぅ!
553名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:52:12 ID:VSspyXEW
そういや獣姦物投下予定の人が考えてる動物が何なのか気になる
554名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:56:39 ID:aDAq2BiN
しかしスルースキルはもう少し身につけろよ
あぼんすればすむことだろーに
555名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:28:52 ID:wLd+f44J
キリン×ライオンとかも獣姦になるのかな?
動物園の檻の中で弱っていくライオン
それをそっと上から見守るキリン
いつの間にか芽生える恋心
ある日二匹で脱走するけど行き先がないので飢えてしまう
ライオンの前でキリンはすべてを悟った目で足を折った……


セックスしてなかった
556名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:29:53 ID:A6NWZufa
>>555
つ[カニバリズム]
557名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:33:16 ID:VSspyXEW
>>555
辞書を読む限り動物相手に性行為を行う事を指してるようだし
基本的に人類かそれに相当するような人型の知的生命体と獣の交わりが獣姦かと
558名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:40:13 ID:wLd+f44J
>>556
心優しいライオンさんはそんなことしないって方向でw

>>557
なるほど、知的生命体か
これはもう動物園の飼育員があまりの愛しさ故に…
559名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:12:30 ID:tW/VcJil
>>557-558
つまり猿×○でいけるってことだな
560名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:22:34 ID:Fnko8Qey
飼育係りに求愛のポーズとる動物も居るし
飼育動物×女飼育員とかもいけるかもね

>>556
あらしの夜にを思い出したw
561名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:27:59 ID:VSspyXEW
>>559
○?

>>560
そりゃ典型的な自分とよく接する人間が同じ種族と勘違いしてる動物やね
異性の犬と一対一で室内飼育だと飼い主に求愛する率が凄まじいらしい
562名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:32:30 ID:1fsU0mQE
神獣的な生物(外見は獣だけど人の言語を理解する)と、巫女という名目で差し出された生贄少女で獣姦

一気にファンタジー臭くなった!
563名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:34:55 ID:/cyN/NxH
キリンと象がラブラブな映像なら見たけど、一緒の檻にはいる機会は無いだろうから残念
草食獣も結構性格キツイやつ多いから、草食同士で見てみたい
564名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:37:17 ID:tW/VcJil
>>561
○=動物なら何でもw
565名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:45:31 ID:VSspyXEW
>>562
王道すなあ

>>564
なる
566名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 23:07:41 ID:Fnko8Qey
>>562
そういう時は神獣に見初められた小さな女の子がいる家には
白羽の矢が立って年頃になると迎えに来るとかで
大きくなるまで神獣が見守ってるとかだといいな
567名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 23:24:38 ID:5qSaFEXo
>>566
いいねぇ(・∀・)ノ

ずっと山奥とかでひとりぼっちで孤独だった神獣様は、光源氏気分もあって念願の花嫁となった女の子を溺愛してるけど、
女の子は神獣様の人外容貌や伝説とかで怯えまくり。
必死に逃げようとする女の子をなだめるも拒否されて、愛するあまり…
568名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 23:35:31 ID:VSspyXEW
>>567
神獣様に無理矢理犯される小さい女の子ハァハァ(´Д`;)
569名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 00:13:56 ID:dQOrobIW
獣姦スレにいるのかと思ったw
570名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 00:30:51 ID:kblvQOFF
このスレ異常に獣姦で盛り上がるな
在りし日の獣姦スレの敗残兵が集ってるのだろうかw
俺も大好きだけどw
571名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 09:18:49 ID:FEyFLo4m
昨日あれだけ荒れたのにもう他スレ晒しかよ…
572名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 10:02:33 ID:9filzzom
残念な学習能力
573名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 17:58:27 ID:YA89umko
ここ今回の荒らしとは別に
昔から会話に入り込んで荒らそうとする荒らしがいるよね
なりきれずいつも調子にのってポカやらかすんだけど
全員が自粛してるこの状況でばればれの他スレ晒ししたってことは
上の方で死姦や孕ませ好きがここは多そうってレスあたりから怪しいな
574名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 18:11:57 ID:uxNCo64t
在りし日のってことはもうないスレなんじゃないの
基本的に既に落ちて、次スレや流れを受けついだスレがなければいいんじゃ

…って思って検索したらあるのな
もうないと思ってても一応検索しとけよ
575名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 18:36:45 ID:71h8hq/Q
>>574
あそこは完全に断絶の上での再建だけどね
576名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 20:06:58 ID:dtiquuKl
頭弱くて申し訳ないんだけど、テンプレを念頭にレス見ててもSSじゃないんだし特に違和感なかった。
でもよく考えるとこの板自体SSを投下する場所だからスレ名だけでSS晒しになるんだよね。
そこら辺混ざってる住人いるんじゃないの?
577名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:45:16 ID:15plgHeQ
そんなことじゃ誘導すらできないじゃんw
他スレ晒しというのは、どこどこのスレに○○というSSが投下されてましたよ〜
ということだよ。
578名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:48:46 ID:71h8hq/Q
>>576-577
馬鹿の一つ覚えみたいに「他スレ晒し」と延々言うしか能の無い奴を相手にしてもw
あの手の連中は常人には理解不能な思考をしてるからw
579名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:55:24 ID:15plgHeQ
あの荒らし、別にここだけに棲みついてるわけじゃないんだけど
少なくとも一回はスレを潰したことがあるから調子に乗ってるんじゃないかな。
基本は徹底放置でいいと思うけど、576みたいに住人が勘違いするのはよくないから
時々訂正入れるのは悪いことじゃないと思うよ。
580名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:20:20 ID:RG+lt6Af
>>577
迷惑だから誘導するな
581名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 03:58:39 ID:wjyIqlm9
>>532 おもしろいかった〜。
しかも長編力作ですね。続きが本当に楽しみです!
ストーリーがまだまだ動きそうですね。わくわくしてます!
582名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 10:14:51 ID:bvt6Uyhx
>>577=いつもの荒らし
話が終わったのにまた原点に戻そうとするわかりやすいレス
どうやら確定みたいだね
583名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 11:54:58 ID:yMaBPVde
まさか本物の池沼スレだったとは…
584名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 18:20:56 ID:mbRNRhvr
見た目が幼くて凄く美少女で健気で可愛い性格のロリババアを愛故に強姦したい。
585名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 18:21:52 ID:AArNeLWW
人以外の動物って性感帯あるのかな
586名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 18:44:33 ID:g/IBIyon
猫は尻尾が性感帯なのは常識です(キリッ
587名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 19:20:31 ID:mbRNRhvr
犬猫は耳と喉が(ry
588名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 19:53:55 ID:AArNeLWW
知らんうちに性的興奮を与えてたのか…
589名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 21:29:19 ID:liTgP7ZV
>知らんうちに性的興奮を与えてたのか…

今そういうコネタ書いてるよw
出来たら投下するよ!
590名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 00:03:27 ID:horIrjsd
たれ耳じゃない犬だと頭もきもちいい模様
591名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 00:46:02 ID:Ir5izU1n
夏神楽のナツ様みたいな獣耳と尻尾付きのロリ神様をレイプしたい……
そんな私の愛です
592名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 16:27:39 ID:WPYPfD13
荒らしとはいえスレでまた晒しが行われたのに結局具体的なテンプレ改正も決めずなあなあか
他スレ晒しいつまで続けるんだか
593名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 22:41:12 ID:SJ4r7UZh
いつ他スレを晒した?
594名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 22:55:58 ID:q5Eu2nY6
>>589
小ネタ待ってます
595名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 03:32:53 ID:09jFsqzy
>>592
いいだしっぺのお前が具体案よろしくー
596名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 07:56:19 ID:+JX2nxEk
うむ、オレらみたいな低脳スレ住人じゃ良いテンプレが思いつかないから
>>592のような天才がこのスレに沿った素晴らしいテンプレを作ってくれ
お前も気が済んでオレ達も行動の指針が明確に理解できて一石二鳥だ

>>589
超楽しみにしてる
597名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 08:14:18 ID:Ci2tNRxk
とりあえずここの声の大きい一部の住人が
・都合の悪い意見を1、2人の荒らしのせいにしたがっても無理
・このスレは前科やその後とった態度により他スレの名前を出されるだけでもやだってぐらい嫌われてる
・実際決定的なテンプレ改正案も作らずgdgdの危険な状態
この3点を理解しないとずっと粘着されるだけだと思う
598名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 09:08:57 ID:E6pxOmOQ
じゃあ、不満をたらたら書き込むのはやめてさ、今からテンプレ改正案作ろうよ。(ここの住人にとっての)荒らしの意見も間違ってるわけじゃないんだから、それも取り入れてさ
599名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 09:18:02 ID:ynQuWk5N
自治厨とか言われて叩かれるのが怖くて何も言えない小心者が通りますよ

何でもいいから静かにまったり過ごしたい
改正でも補強でも、それで落ち着くなら考えていいと思う
600名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 10:57:11 ID:SIh1HwDN
何か起きたら>>1読めって言えるテンプレが理想かな

・以前問題が発生したので他スレの名前を出すのは禁止
・他スレに迷惑をかけた前科があります。絶対に過ちを繰り返さないこと
・上記の理由で嫌われている・荒らしに粘着される傾向があります
・書き手は投稿前に注意書きを入れること(特に特殊嗜好や鬱エンドなどの場合)
・気に入らない作品や荒らしはスルー・もしくは専ブラで対処。わざわざレスしない
・荒らしに構うのも荒らしです

とりあえずこんな感じに考えたけど添削箇所あると思うから頼む
601名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 12:08:09 ID:aYDEqE6i
前科がどうとか嫌われてるとか2つめと3つめはいらないと思う。
1つめのだけでじゅうぶん。
あとはおおむねそんなもんでいいんじゃない?

それか
・スレ名、作品名、URL、ヒント、いかなる形式であっても他スレ作品の紹介、晒しは厳禁。
あたりをつけ加えてもいいかもね。
602名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 12:36:14 ID:ynQuWk5N
改正とは関係ないけどついでなので
>>1の繋がらない保管庫のURLも直したい
603名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 13:53:36 ID:XDfKYBaD
>>600
その文面だと荒らしを呼び込みそう
604名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 14:07:04 ID:XMXZFZKy
注意書き、紹介禁止は既に>>1に全部書いてあるよね。
今のテンプレが簡潔で良いと思う。
必要のない回りくどい表現にする必要ないのでは。
あえて改定して欲しいのはここだけかな。

・相手をすると喜ぶので荒らし、煽りは徹底的にスルー。
  ↓
・荒らしがいます。相手をすると喜ぶので荒らし、煽りは華麗にスルーしてください。
(粘着する荒らしがいるという事実の付け足し、表現の柔らかさ)

あれだめ!これだめ!何もするなのテンプレだと、新しく来た人が困惑してかわいそうだし
いやにガチガチのテンプレで上手くいっているスレは見たことがない。
必死なテンプレは荒らしが喜ぶだけで終わる
605名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 15:09:17 ID:XDfKYBaD
>>604
ですよねー
606名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 16:58:14 ID:okhg9Kmd
荒らしホイホイにしか見えない
というか自分が悔しいから荒らしの部分だけ改定したいだけでしょ?
荒らしの存在認めるような幼稚テンプレにしてどうすんのよ
607名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 17:21:44 ID:XMXZFZKy
じゃあ改定の必要ないってことでそのままでよさそうだね
608名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 17:37:13 ID:ynQuWk5N
今のテンプレだと住人が誤って自爆したのか本当に荒らされたのかわからないと思うんだ
609名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 18:50:35 ID:XMXZFZKy
殺しに来たwww単刀直入すぎる
610名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 18:50:56 ID:XMXZFZKy
すまん誤爆
611名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 19:09:14 ID:CwnCarI9
なにここwww
612名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 19:44:43 ID:E6pxOmOQ
>>604のを採用して、いったん様子見すればいいんじゃないかなあ、と思う
613名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 21:53:03 ID:4PuX+NYm
609が少しだけタイムリーで笑った

自分も604の様子見でいいとおも
614名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 22:48:40 ID:yK/KJ5Y4
住人同士で衝突してもしょうがないし、改定派と現状維持派で妥協しあった方がいいんじゃね?
両派で共通して言えるのは>>604の事実部分みたいだし、それでひとまず収拾つかせるのがいいのでは。
615名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 19:54:39 ID:QAB4X3/T
お前等テンプレとか荒らしとか心の底からどーでも良いんでエロい妄想しろよ
抜き過ぎで不能になったからイライラしてるとかでもねーんだろ?
616名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 22:07:59 ID:QgaMYQSE
抜きすぎで勃起しなくなったら指と舌とバイブを使えば良いじゃなーい
617名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 23:06:42 ID:U6Ag56kd
勃たない男が、好きな女を誰にも抱かせるもんかと舌指グッズで責めまくる
そんな妄想なら毎日してるぜ
618名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 23:27:18 ID:kaCCPZJR
お嬢様、ずっとお慕いしておりました…
とか言ってレイプする作品を今日も待ち続ける
619名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 23:30:55 ID:6coT2YXZ
>>617
中国の宦官なんて典型だな
620名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 23:39:19 ID:QgaMYQSE
>>619
だから歪むんだよなぁ
男の癖に射精という手っ取り早いストレス解消手段が使用不可なので
621名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 09:35:11 ID:ZGtcuVUv
荒らしは一部の声のでかい住人達の
ヒントならいいだのスレ変えての晒しならいいだのいう卑しさに憑いてるんだから
テンプレなんていくら変えても無駄
普通にSS紹介禁止守ってた住人はとばっちりくらうだけ
622名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 09:47:40 ID:hWaL3g4b
>>618
それって執事的にはどうなんだろう
レイプしたら執事ではなくなるし、何よりも大事にしてたお嬢様がけがれてしまうんだぞ…
実は執事の事が好きだったツン嬢様とか二人が幼馴染とかなら萌える
623名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 10:12:31 ID:FplsbRH9
昔2じゃないどっかで読んだなぁ幼馴染の執事とお嬢
フランス書院?…違うななんだっけ

幼馴染で男は執事、昼の執事はお嬢様に献身的に尽くすが
夜は逆、お嬢様が執事に尽くし執事は鬼畜なご主人様
結婚の話がでててんやわんやのなんだかんだで、
結局最後は執事が実はいいとこの愛人の子で
家柄も問題なかったって事で結婚を許されたみたいな終わりだった
624名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 10:14:12 ID:gSBNHeNe
>>622
思い余ってお嬢様と致しちゃう執事が居ても良いじゃない
625名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 11:27:14 ID:rTcinkYj
自分がそれ系統でみて萌えたのは明治モノ?で
お嬢様は執事の仕事を手伝うその息子が好きだったけど
執事の息子はそのまま執事職を継ぐかと思ったら大学に入って
この家を出て行くといわれて悲しんでいたら
お嬢様が結婚話が出ていた頃
結核とかそういううつる病気にかかってしまって
田舎に隔離療養その息子だけが付いてきてくれる。
病気がなおって結婚するまでは一緒にいれると喜びながらも寂しいお嬢様

しかし、息子は愛するが故に
まだ軽い段階だったのですぐ病気は治ったのに
実家には悪化したのでうつったら大変なのでお見舞いも来ないでくださいと嘘報告
家族、婚約者からの手紙も握りつぶし
お嬢様は私は忘れ去られた人間なんだと心細くなり
息子に頼るしかない状況にしていたとかいうの見た記憶がある
626名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 17:41:14 ID:cwxL1IuE
>>625
王道萌える
しかし治った後どうする気だったんだろう
627名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 18:08:33 ID:ltrNocmk
どっちかいうと準監禁モノじゃないかw
628名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 19:09:08 ID:VPZsy4BB
>>626
そんな事考えてないんでは?
お嬢様との愛の性活が一番大事で
629名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 21:05:40 ID:rTcinkYj
>>627
これにエロ入ってればよかったのにな〜と妄想してたw

>>626>>628
ウロなんだが執事の息子は
もうその生活に限界が来てることをわかっていたが
出来るだけ引き伸ばしたいとあがいてて
そんなときに隠していた手紙をお嬢様が見つけて
お互いの思いを確認するけどそれが生活の終わり
……みたいなそんな切ない話だったような
630名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 21:20:28 ID:VPZsy4BB
>>629
もう攫っちゃいなYOって感じですねw
631名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 09:20:22 ID:YOHD8c+x
しかし
テンプレで他スレ晒して場所変え晒しすればいいだの
テンプレ直すとこないけど荒らしむかつくから荒らしがいますって明記しちゃお☆だの
頭大丈夫かよお前ら……
それとも全部荒らしの自演なのか?
632名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 11:05:03 ID:6aI+hLu2
もうその話題は次スレ立てる時でいいよ…
633名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 11:31:16 ID:qaszYH4s
お嬢様と執事も王道だけどご主人様or坊ちゃまと侍女も良いよね
女執事とかも好きかも
634名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 14:04:34 ID:KrRQ8eua
自分方が格上(身分とか)の人が
それを自覚しながら気持ちが抑えられなくて相手を強姦
体を無理矢理に奪ったのはパワハラだと十分自覚し
自分が好かれているとは思わないで苦しむ
相手は好きなのに「好き」って言ってもらえないので
自分は遊びだとすれ違ってるのもいいよね
635名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 18:01:10 ID:cL2supvd
文句つけるやつも同じことばっか単発で書き込んで発展性がなんらねぇな
636名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 20:49:16 ID:AmnwaFfu
高校生とかで、イケメン男に好意を寄せられ優しくされた女の子が
イケメンファンの女子から陰湿なイジメを受けて
「関わるとヒドイ目に合う!怖い」とイケメンを避けるようになってしまう
イケメンは女の子の力になろうと余計に親切にしようとするけど逆効果
想いが通じず避けられ続ける日々にプッツンときて、ある日とうとう女の子を襲っちゃう

みたいな展開を考えた
優しいイケメン男が歪んでいくのっておいしいと思う
637名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 22:19:44 ID:8jURaw+U
>>634
良いよね、健気で耐える女の子萌えるよ

>>636
その女の子って可愛いけど地味で野暮ったくておどおどした娘なら尚良し
恋愛に興味はあるけど実際誰かと付き合う気は無く
しかもイケメンで交友関係の広い男は恐いとか思って
脅される前から困惑してて断ってたのに加え、脅されたから更に恐くなり悪循環とか

でもこれだと救いようが無さ過ぎるw
地味で野暮ったい娘は好きだし優しいイケメン男が歪むのは好きだけどw
まぁ、日常でイケメンが優しさを見せたり何かきっかけになる事件でも起こせば良いか

バッドも好きだけどハッピー後のいちゃいちゃも見たいんだよなぁ
638名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 00:58:27 ID:OMur6iYF
>>634
目上の男相手なので必死に耐えるのか、可愛い奴め!!って感じだな
639名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 01:52:35 ID:oSoMScHi
この流れだとベッドでしくしく泣く女の子と、内心はどうあれその脇で偉そうにふんぞり返る男が見れそうだな、煙草は吸ってなさそうだが
ありがちだけどあの構図大好きなんだよな、泣いてる女の子が醸し出す不幸オーラとイジメてオーラで俺の理性がマッハでヤバいみたいな
640名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 09:37:25 ID:7k0COkOL
>>634
【ご主人様】メイドさんでSS Part10【旦那様】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1283425249/l50
や、ここの過去スレに色々あるね。
641名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 09:40:31 ID:VE3qOIIs
>>636
君に届けの風早くんが歪んだ感じを連想した。
642名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 09:41:32 ID:UrD4EtS7
test
643名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 12:29:20 ID:ecRDR4v9
>>640
一応注意しないのとか言われるからあえてつられるけど
>・他スレのSS紹介禁止。迷惑をかける可能性があります。
634だけど大変迷惑です。

>>641の所為で君に届けのダークな妄想してしまったw
644名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 12:42:55 ID:DOXF4nWe
>>441>>604なテンプレ出してる限りだめだねここ
645名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 13:14:12 ID:Vne/xT32
荒らしが荒らしたいがために貼ってる可能性も忘れてはいけません
ていうかいくらテンプレ作っても、荒らしたい人が他スレ張ってID切り替えたり
日付変わって「やっぱりここの住人は反省していない!潰せ!ムキー!!」って
荒らす方法はいくらでもやりようあるんだから、
「貼られてもスルー」「クレクレしない・する人は完スルー」が一番
646名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 13:23:08 ID:hUGhX6aS
ベッドでしくしく泣かれるのと
師ねとばかりに青ざめた顔で睨まれるの
実は後者が好きだがなかなか受け入れてらえないww
647名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 13:53:29 ID:t96HtZrO
最近同じスレばかり上がってる
ここも大変そうですね
648名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 14:26:48 ID:ecRDR4v9
>>645
>荒らしが荒らしたいがために貼ってる可能性も忘れてはいけません
いや、分かってるよ。でも他スレ晒ししてたら一言注意しないといけないだろw
649名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 14:38:38 ID:Vne/xT32
>>648
あ、わかってるごめんね
>>644みたいなのが騒ぎ出す前に書いておいた方が良いかなと思って
あからさまに釣りだけど注意しないとしないでまた騒ぐもんね
650名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 14:50:14 ID:HcwxjXcn
違反レスは>>648のような注意対応+以降スルーが平和だと思う。

何となく調べてみたんだけど
執事ってメイドと違って聖職位とかいろんな意味あるんだな。
651名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 17:02:58 ID:oSoMScHi
>>650
日本じゃ政所の最高責任者だからなw>執事


ただの家事使用人のメイドとは格が違うぜ
そう考えるとメイド服もマジで工業化の証なんだなぁと感慨深いw
652名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 17:04:52 ID:oSoMScHi
>>646
実はそっちも好きなんだw
限界まで行くとポッキリ折れそうで可愛いと思うよ
653名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 17:25:03 ID:JZyBGEhN
>>646おま俺w
女が「絶対許さない」とか言って追い掛けて復讐しようとする展開は燃えるし萌える
654名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 19:03:59 ID:GTCHffeg
>>651
富豪の家に仕える執事がその家の令嬢を思うあまり手を出すが拒否され
しかし実は政庁の執事であることを打ち明けて立場逆転し、美味しく戴くという展開がありえるわけですね
655名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 21:42:33 ID:aX/dUxcY
形勢逆転ですね、お嬢様(^^)
656名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 22:49:10 ID:Hs5gw6NL
拒否したのに地位を逆手にとって手を出すのって…。そのパワハラ展開は個人的には萎える。
実はお嬢様も好きだったならウマーだけど。
657名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 23:00:12 ID:Vne/xT32
>>656
何で萎えるか語られたらこっちも萎えるし失礼だ
萎えるモノより萌えるモノを語れ阿呆

そして片想い故の無理やりも美味しい俺には>>654が非常に美味しいのである
658名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 23:08:17 ID:GTCHffeg
>>656
打ち明ける理由を作るために拒否させただけなんだ。
令嬢側の設定は自由。>>656が萌えるように解釈してくれ。
659名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 00:28:04 ID:G9DBY/AB
ちゅーかこのスレタイに対して
パワハラやだ><とかどーいう了見かと
660名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 00:45:02 ID:0GIVYft3
最初は殺してやるとか言ってた令嬢が、
いざ殺す機会に恵まれたときに執事を庇ってしまう展開があると萌える。
しかし、問題は令嬢がいつデレるかだ。
最後までデレないでツンを貫き通す令嬢とかもそれはそれで美味しい。
661名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 00:49:22 ID:PhySyjlC
>>660
庇った後もツンツンしてると(゚д゚)ウマーですね

後、強烈なパワハラ展開は好きだなぁ
パワハラとセクハラの被害者になるおにゃのこ可愛いですぅ
662名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 00:55:41 ID:KSKvI5eI
>>660
ツンで貫き通すと反対に執事がデレそうだなw
663名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 01:03:48 ID:dqK2zglr
だが執事たるもの知的で洗練されたハラスメントでなければならない。
664名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 01:39:24 ID:sMopfZGR
知的で洗練されたハラスメントって被害者の女の子涙目だろw
だがそれが良いって感じだがw
実際粗野で乱暴なだけの犯罪者より狡猾で暴力も強烈な人の方が怖いしね
歪んだ愛が可愛い女の子に襲い掛かるみたいな
665名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 02:23:24 ID:H0Dj4A0q
お嬢様の執事とか姫の騎士とか配下にあって信頼していた男が、
寝返り、下克上を起こして主になりかわり、立場が逆転するってのは王道だけど好きだな〜!
男が下克上を起こした理由の一因に女の政略結婚とか身分差を越えたいって思いがからんでたりして。

しかし女は自分の家族や周りが犠牲になり
信頼を最大限に裏切られたから困惑と怒りと悲しみが混ざり混ざる。
こんな状態の愛故とか大好物です。
男は普段、大人しくて忠実で少し暗い雰囲気とか、
女は誇り高くて使命感の強い感じでもいいし、庶民派お嬢様でもおいしいなあ。

666名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 07:55:11 ID:wxKbZaFr
パワハラでピンときたのでコネタ投下するよノシ
ひーちゃんが書けなくて蛇の獣姦モノかいてたがそれも進まなくなってこんなの書いてしまったorz
属性:パワハラ注意




 とある国の騎士団。蒸し暑い倉庫の中で資料整理をしている二人がいた。
 こんな事、下っ端にやらせればいいのに。機密保持の為に、団長と副団長自らが率先してやる事になっている。
 しかも、副団長は真面目だ。汗でシャツが肌に張り付き、下着がうっすら透けているのも気付かずにテキパキと働いてる。
 それがこの密室で、こっちを欲情させてるとは気付かずに。
 別にこの女の事をなんとも思っていないのなら、俺はこの倉庫整理を押し付けていただろう。
 しかし、俺はこの可愛げのない女に……認めるのは癪だが、好意を抱いている。

「あーやってらんねぇ、汗をかくのは綺麗なねーちゃんの上だけにしたいもんだ」
「……セクハラで訴えますよ」
 キッと、にらみつけられる。しかし、いつもと違って過剰反応だ。こんなほのかに暗い部屋で二人っきりなのが彼女を少し意識させてるらしい。
 いつもならクールなその横顔が……暑い所為ではない、だけの熱を帯びている。

「セクハラっていうのはな、こういう事だろ」
「!!」

 俺は後ろから、彼女を抱きしめた。そのびくっとした反応は、こっちを十分に意識してる証拠。
「や、止めてください、団長……っ」
 いつもの気の強い喋りが、少し気弱になる。その汗をかいたうなじに舌を這わせた。強張った体の感覚を感じ耳を食む。
「ひゃっ!!」
「意外と可愛い声で、鳴くな。もしかして、期待してたのか?」
「まさかっ!! や、止めてください、今なら悪戯で済ませますから」
 気丈だがおびえる声。そんな言葉は、盛った男には届かない……むしろ、煽る。
 ブラウスのボタンを上から順次外していく。その下には、色気のないベージュのレースの下着。
「やっぱり、思ったとおり色気ねえ、な」
「う、訴え……ますよっ!」
「……出来るもんならな、やってみろ」
 俺の手は止まらない、色気のない下着をすんなりと剥ぎ取ると、胸を直に揉んだ。張りのある肌に弾力のある肉感。
 下着の下は、上物だ。重要なのは下着ではなく中身。
「!!」
「まぁ、上はもみ消すだろうな、上司命令だ、黙って抱かせろ」
「そ、そん、なのは……業務に含まれてません」
「補佐だろ、俺の健康管理もお前の役割だ」
「……そんな、そういうお友達。団長には沢山いらっしゃるでしょ! その方達としてくださいっ」
「最近はしてねーな」

 お前としたかったから。そう言おうとすると、硬くなった乳頭をいじった途端「あぁっ!」という喘ぎ声に遮断されにやりとする。
「お前も、溜まってるんだろ、素直になれよ」
 男の影のない彼女が、触られただけで、この反応。
 片手で両胸をもてあそびながら、空いた方の手は太ももを触りながらタイトスカートを上へ上へと捲り上げ、お尻を丸出しにした。
667名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 10:51:11 ID:15xTqoBs
下痢便あげ
668名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 12:37:40 ID:t9WUrBM6
>>666
GJ。しかしここで終わりではないのだろうし、続くとか何か締めを入れてくれないか?
改行トラップにはまることもあるようだから、レスしていいタイミングを読み手に伝えてほしい。
669名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 17:42:43 ID:PhySyjlC
>>666
乙!!
ひーちゃんの人か、そっちも楽しみにしてます
そして蛇も期待、蛇って聖書の頃から良いネタですねw

てか色気の無い下着も状況次第ではむしろエロく感じられるよねw
だがそれが良いみたいな

>>668
ひょっとするといきなり規制に掛かったのかも
ちょっと心配
670名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 22:43:41 ID:WR+sCLLV
てst
671名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 00:18:32 ID:8gW73uVR
遅くなったが666なんだけどすまない。
これで終わりのコネタのつもりだったんだ……
文章力なくてスマンorz

>>669
心配までさせてすまないorz
感想ありがとう……
色気のない下着をいかにエロく見せるか少し考えてしまったw
672名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 19:18:24 ID:BAI3uhTQ
>>671
いやいや乙でしたよんw
まぁ、続きがありそうな終わり方だったので勘違いをw

色気の無い下着はあれです逆にエロく思えるんだw
特にこういうキャラの女性がしてるとw
673神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:16:55 ID:sx5sCMRh
>>671
今更ですが乙です。その先は各自の妄想に任せるということですねw


続きを投下します。

注意事項:近親相姦
愛故の方向性が若干ずれているかもしれませんが…
苦手な方は回避をお願いします。10レス頂きます。
674神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:18:02 ID:sx5sCMRh
 様子のおかしいティトを置き去りにし、家へと戻ったケイトは書物を整理している母の姿を目に留めた。

 母の名はディアナ。ケイトもティトも、母親に前科があることを知っている。詳細は教えられていないが、
その咎故に二人の母は堂々と外を出歩くことができず、外出の際は必ず身を隠す。しかしそのおかげで、かつて
全世界に広まっていた罪人としてのお触れもいつしか人々の記憶から薄れて行った。
 その記憶を呼び覚まさないためにも、ディアナは極力外出を控え、息子のために家で魔道の勉学に励んでいる。
 ティトが養成所で始終不真面目な態度を取っているもう一つの理由は、そもそも通う必要がないからだ。魔道を
学ぶのなら母から教わる方が手っ取り早く、より確実。ケイトも幼い頃から父親に剣の指導を必死に頼み込んで
いたが、今となってはケイトの成長の手助けをしているのは皮肉にもライラのみとなってしまった。

 どれほど待っても、一向に戻って来ない父親。母はただ帰りを待っている。
 時折見せる哀愁漂う表情が、その心中を有り有りと示す。そして、今も。
「母様……」
 呟かれた名に、ディアナが顔を上げた。その表情は、既にいつもの優しい笑みに戻っていた。
 我が子を大切に育て上げ、誰よりも二人に優しく接する母親。前科などケイトにとっては関係ない。
「もう、忘れた方がいいよ。父様のことなんて」
「……ケイト」
「いつもはぐらかしてるけど、本当は知らないんでしょ。今、どこで何してるのか」
「…………」
 返答に困り果てる様子こそが真の答え。それでもディアナは笑顔を湛えたまま、愛しげに娘を抱き締める。
「二人がいてくれればそれでいいの。だからせめて大人になるまで、どこにも行かないでね」
 ディアナにとって唯一つの切実な願い。ケイトは黙って頷いた。決して弱音を吐かない母が寂しさに
押し潰されないよう、ずっと傍で守ると決めているのだ。


 翌日もケイトは養成所へと向かった。家族を守る確実な力をつけるため、しつこくちょっかいを出して来る
ライラを利用して鍛錬を続けた。セラが実戦場に顔を出すようになったことを不思議に思いながらも、特に
気に掛けることはなかった。

675神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:18:46 ID:sx5sCMRh
 そんな彼女をも巻き込む出来事は、ちょうど四人が揃った某日に起きた。ライラの過剰な挑発に乗り、付近の
森まで場所を移動したケイトが、自分達を追うセラとティトに気付き一時休戦となったその頃。
 控え目ながら頻りに向けられるセラの視線に、当人であるライラが真っ先に気付いた。
「誰だ?」
「国の王女くらい知っとけ……」
 呆れながら呟くケイト。セラの様子を気にするティト。
 いつも通りの光景。この日も、何事もなく過ぎ去るはずだった。

 それを打ち崩したのは、突然背後に現れた漆黒のマントに身を包んだ女の声。

「──早くしなさい」

 謎の言葉が四人の耳に届いた直後、周囲の風景が歪み出す。
 この時ティトは見逃さなかった。淡い光が四人を覆い出す直前の、ライラの表情の変化。

 気付くとそこは森の中。先程まで居合わせていた森とは明らかに異なる見知らぬ土地。振り向いても、
女の姿は既にない。
「転送されたようだね」
 全員が口を閉ざす中、特に慌てる様子もなく、周囲を見渡しながらティトが状況を口にした。
 どの大陸の、どの森に転送されたのかは誰一人としてわからない。更には森と言えば、どの地域でも例外なく
魔物の巣窟と化している。長居するわけにはいかないが、どこへ向かえばいいかも判断がつかない。
「戻らないと……」
 状況を理解するなり、ケイトが呟いた。深刻な表情を湛え、取り乱した様子でティトの袖を掴み、訴え始めた。
「早く戻らないと、母様が一人になる!どこにも行かないって約束したんだ!おまえの力で戻れないのか!?」
「ケイト、落ち着いて。ここがどこかわからないんじゃ無理だ。移動系の魔法はそんなに単純じゃないんだよ」
「同じ方向に歩いていればそのうち抜けるだろ。街でもあれば場所がわかる。日が沈む前にここを出るぞ」
 付近の気配を警戒しつつ、ライラがその場を取り仕切ると三人は無言で同意した。ティトからは距離を置き、
ライラの隣には落ち着いて居られないセラにはケイトが付き添って先陣を切り、背後を男二人が守る陣形で
四人は歩みを進める。

 隣を歩くライラはティトにとって、今やライバルと化した不可解な男。探りを入れるならば今が好都合。
 先陣を切る女二人と距離を取り、ティトは彼に不躾な質問を投げ掛けた。
676神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:19:43 ID:sx5sCMRh
「さっきの女、あんたの仲間だろ」
 二人の歩みが止まるのは最早必然。ケイトとティトの知り合いでもなく、かと言ってセラの知り合いとは
考え難い謎の女。だとすれば、残るは唯一人。
「ずっと黙ってたけど、ちょっと不味い状況だから言っとくよ。あんた、どこかのモルモットだろ?」
「……モルモット?」
「その首輪と頭に付いてるそれ。その風貌知ってるんだ。実験体に番号の付いた首輪を嵌めて飼う都市。
 どうせそこの生まれなんだろ。実はもう洗脳でもされてるんじゃないの?」
「…………」
 家にある書物を読み漁り、偶然身につけた知識。付け焼刃の知識を突きつけられたライラは、視線のみを注ぎ
押し黙る。
「何も言い返さないってことは、図星?」
「さあな?」
 誤魔化しながらも不意に浮かべられた笑みは、どこか寂しげで、自嘲さえ感じ取れる。それでもティトは、
決して予断を許さない。
「あまりケイトに近付くな。セラにもだ。あんたの化けの皮、今に剥がしてやるよ」
「やってみな。やれるもんならな」
 相変わらずの挑発文句を最後に、二人の間に沈黙が落ちた。それから森を抜けるまで会話が交えられることは
なく、左程強力な敵にも遭遇することなく、日が暮れる前に四人は小さな村に辿り着くことができた。
 森から大分離れた小さな村。周辺に人里はなく、休息を目的に訪れる旅人が多い。
 一体今、どの大陸にいるのか。情報を得るならば酒場が基本。村の酒場を訪れた一行は、しかしそこで自分達の
居場所よりも気掛かりな情報を耳に入れた。

 この世界には、様々な伝承が存在する。明らかに作為的なものから、現実に存在するものまで幅は広い。
 その誰もが信じることのなかった作為的伝承の中で今、突然現実味を帯びてきたものがある。

 この世のどこかに存在すると謳われる、三頭の竜の伝説。
 紅蓮の鱗を纏い、魔を司るとされる魔竜。
 漆黒の鱗を纏い、力を司るとされる覇竜。
 純白の鱗を纏い、命を司るとされる神竜。

 三頭はその存在だけで人ならざる者、つまり魔物の秩序を保っているという根も葉もない話だが、現に村を
南下した先で黒い竜を始めとするドラゴンが続々と目撃され、調査、或いは討伐を目的とする、各国を代表した
人間で構成された隠密隊がその森に駐屯しているとのことだった。
677神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:20:33 ID:sx5sCMRh
 ドラゴンとの遭遇話に怯えるセラと、他人事のような顔で宙を見遣るライラの隣で。ケイトとティトは
優れない表情を浮かべていた。

 紅蓮の鱗を纏う魔竜。二人はこの姿に似た竜の話を記憶に残している。
 二人の母であるディアナが唯一誇れる奮闘の歴史。あまりの魔道力に通常の魔法では全く歯が立たず、
最高クラスの禁呪に手を染めたことで倒したという赤い竜。わざわざ父の居る前で、胸を張って自分の勇姿を
語る母の姿を二人はよく覚えている。
 更に今、自分達の中に潜む白竜の存在。偶然であって欲しいと願いつつも、二人は自覚していた。
 白竜に取り憑かれたあの日から、最早後戻りのできない状況となってしまったこと。

「行ってみよう」
「い、行くんですか……?」
 ティトが口にした決意に、怖々とセラが反応した。実戦経験のない彼女にとって、未知のドラゴンとの遭遇は
恐怖でしかない。そんなセラを気遣い、ケイトはティトに小声で耳打ちする。
「何も、セラまで巻き込まなくても……」
「わかってるよ。でも僕ら二人、ずっとこのままでいるわけにもいかないだろ。母さんのあの話も、もしかすると
 関係あるかもしれない。折角掴んだ手掛かりを手離すつもりはないよ」
「それはまぁ、そうだけど……」
 向かうならば日が長い方が良い。その日は宿で休み、朝から村を南下する計画となった。しかし、怖気付き、
途方もない不安で表情を曇らせるセラの意向を無視するわけにはいかない。
 ケイトとライラを宿の確保に向かわせ、ティトは彼女を酒場に残し適当な席に座るよう促した。
 周囲に人がいる状況。手を出す気はないというサインを理解し、彼女はおとなしく従った。
「本当に行くんですか?何のために?」
「いいかい、セラ。これからの行動は全て僕らの都合だ。怖いならここに残ってもいい。ただ、駐屯地に
 辿り着くことができれば身の安全は保障されると思う。うまく行けば国に戻る手配までしてくれるかもしれない。
 特に君の場合はね」
「でも、道の途中でもし何かあったら……」
「僕もケイトもついてる。危険な目には遭わせない」
 何故わざわざ、自分達に無関係なことに首を突っ込むのか。何故自ら危険を冒す真似をするのか、セラには
理解できなかった。しかし、言われるがまま見知らぬ土地に一人で残るなどできるはずもない。
「……、わかりました。気は進みませんが、あの人もいますし……」
「…………」
678神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:21:13 ID:sx5sCMRh
 ケイトは強い。しかし、ケイトを純粋な力で圧倒するライラは更に強い。それはティトも認めている。
 しかしそれが事実だとしても、仄かに頬を染めて視線を落とすセラの様子を目にする度、ティトの心に黒い
負の感情が渦巻く。
「セラ……、何度も言うようだけど、本気?」
「な、何が、ですか?」
「惚けるな、ライラだよ。見てればわかる」
 煮え切らない態度を示し続けるセラに、ティトは珍しく苛立ちを抑えられずにいた。
 こんな流れにするつもりではなかった。彼女を安心させるために残したはずだった。しかし、ライラを思う
セラの姿に、最早本来の目的などどうでも良くなっていた。
「別に僕を見ろって言ってるんじゃない。君のために言ってるんだ。あいつだけは絶対にやめるべきだ」
「どうして……?」
 まるで理解し難いものを見るような視線。ティトにとっては不快でしかなく、醜い感情を自覚しながらも
胸の内を吐き出さずにはいられない。
「君より僕の方がずっとあいつのことを知ってる!粗暴で乱雑で、絶対腹に何か抱えてるんだ!」
「ティト……?」
「現に今こんなことになったのも、全部あいつのせいかもしれない!それに実際、純粋な人間かどうかも……」
「……!」
 ティトの懸命な説得は、セラの不穏な表情により中断を余儀無くさせられた。普段は見せない怒りの眼を湛え、
彼女は静かにティトを睨み付けている。
「貴方が……、そこまで他人を貶めるような人間だとは思いませんでした……」
「……?セラ?」
 勢いに任せ過ぎたかと思っても既に手遅れ。このままでは彼女との間に、修復不可能なほどに深い溝が
できてしまうことを、ティトははっきりと予感した。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。僕は何も根拠もなしに言ってるわけじゃ……」
「関係ありません。人であることを否定するなんて、人間に対する最大の侮辱です。
 ティト。貴方、最低です。貴方のような人間は大嫌いです!」
「!!」
 ティトの瞳を正面から見据えてはっきりと言い放ち、セラは不機嫌な様子で酒場を飛び出した。
 周囲から痴話喧嘩かと冷やかされながらも、ティトの耳には何の言葉も入らない。
「大……嫌……」
 生まれてこの方一度も掛けられたことのない、全く以て無縁だったはずの言葉。
 セラの残した残酷な響きに打ち拉ぐティトに、酒場の店主から慰めの酒瓶が手渡されていた。


679神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:21:59 ID:sx5sCMRh
 一人になりたいというセラの希望で、女二人で泊まる予定だった宿の一室は姉弟であるケイトとティトが
使用することとなった。
 気分転換に付近を散歩し、部屋に戻ってシャワーを浴びてもケイトの気分は晴れない。
 ケイト自身が気分を害しているわけではない。ティトが酷く落ち込んでいるのだ。
 乾き切っていない髪を腰まで垂らし、肩に掛けたタオルで胸を隠し、灯りもつけずに窓際のテーブルに
突っ伏している弟にケイトは皮肉の言葉を掛けた。
「セラに振られたって?女を使って国を乗っ取ろうなんて、馬鹿なこと考えてるからそうなるんだよ」
 それにしても意外に打たれ弱い。弟の意外な一面に驚きつつ、喉を潤すためティトが飲んでいたであろう、
傍らに置かれていた瓶を何気なく奪い、中の液体を流し込んだ。
「……っ!?」
 喉元を過ぎる液体に、その通り道をことごとく焼かれる感覚。予期せぬ不快な熱に耐え切れず、咽せ返りながら
瓶のラベルを確認するとそこにははっきりと『アルコール』の文字が刻まれていた。
「弱いくせに自棄酒か!どこの親父だおまえは!」
 僅かに顔を上げ、ティトは瓶底をテーブルへと乱暴に叩き付ける人物を見上げた。
 虚ろな瞳に映る半裸の女の姿。身長に加え、解かれた髪の長さも金色に輝くその様も、脳裏に焼き付いた
『彼女』に酷似した姿。厳密に言えば至るところが異なってはいるが、今のティトにはその判断がつかない。
精神的ショックと体内を巡るアルコール成分から思考回路は完全に短絡し、最早その役目を失っている。
 弟の情けない姿に呆れ果て、溜息をついてテーブルから離れるケイトの背に、黒い人影が落ちた。
 背後に近付く弟の気配に振り向いた瞬間、ケイトの身体は傍らのベッドの上へと突き飛ばされていた。
「!?な、何だよ?」
 追うようにベッドの上へと乗り上げるティトの下で、ケイトは全く事態を把握できずにいる。
 先程の嫌味が癪に触ったのかと勘繰るも、それとは明らかに様子が異なる。月光を背にして影を落とし、
俯いたティトの顔から表情を読み取ることはできない。
 男である上、ある程度剣も心得ているティトはケイトと同等かそれ以上の力を持つ。力の限り握り締められた
手からは痛みが生じ、ケイトは堪らず顔を歪ませた。

680神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:22:29 ID:sx5sCMRh
 この時ならば、まだティトを突き飛ばして無理やり酔いを覚ますことも可能だっただろう。
 どれほど女に見境がないとは言え、流石に血の繋がった人間には手を出すまいという思い込み。少し考えれば
すぐに気付いたはずの危機を、ケイトは全く捉えることができなかった。
「ティト?どうした……?」
 一枚のタオルだけで隠された胸は簡単に晒け出され、その白く柔らかな丘の上を細い指がゆっくりと這う。
 頂上周辺をなぞる指にいくら弄ばれようと、ケイトは不可思議な何かを目の当たりにしているかのように、
ただティトに視線を向けていた。
 心地良いなどとは感じない。その類の感性を素直に享受している場合ではない。様々な思念の入り交じる
マイナス方向に突出した行き場のない感情が、鮮明に伝わって来るのだ。
 しかし胸の先端を舌で擦られた瞬間、ケイトの身体は否応なしに女の反応を示した。ティトはその反応を欲し、
執拗に目の前の身体を求めた。
「こ、こら!目を覚ませ!誰に手出してるかわかってんのか!」
 ケイトの一喝と同時に、ティトの動きが止まる。ラスニール城に忍び込んだ時に吐かれたセラの台詞とよく似た
言葉が、混沌としたティトの心中を掻き乱す。
「まだ……言うのか……」
「……?」
 言葉の意味が理解できずとも、ケイトはティトの中に別の感情が芽生えたことを察した。
 嫉妬とも哀しみとも取れる、深く、静かな激情。それが一体誰に向けられたものであるか。弟が今、姉である
自分を見ていないこともわかっていた。
「おまえまさか……本気でセラを……」
 言い掛けた瞬間、ティトの手が下半身へと滑り込む。相手を身内と油断し、無防備極まりない姿を晒していた
ケイトは容易に一糸纏わぬ姿と変えられ、もどかしく、慣れない指の圧迫に息を呑んだ。
 正気でないティトを気に掛ける気持ちが先立ち、妨害しようにも手を出すことができない。意を決して殴り倒し、
気絶させようものならば恐らく自分まで巻き込んでしまう。無理に逃れようにも今のティトならば、力ずくで
この場に押し留めるはず。
 脱出手段を考えているうちにも、ケイトの身体は熱に侵されて行く。伊達に長く夜遊びを続けて来たわけでは
なく、朦朧とした意識下でもティトは女の身体をよく理解している。
681神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:23:24 ID:sx5sCMRh
 押し除けようにも腕に力が入らない。痛みを感じるならばまだしも、ライラに身体を慣らされてしまっている。
このままではまずいとわかっていても抵抗も儘ならない。
 手が離れた瞬間に、力を振り絞って気絶しない程度に伸すしかない。何とか脱出方法を考えつつもティトの
様子を窺う余裕はなく、ケイトは声を殺してその時を待っていたが、物事は思い通りには進まないもの。
「っ!?」
 指が抜かれると共に、意表を突くように唇を塞がれた。その瞬間、ケイトの脳内で巡っていた企みは完全に
吹き飛んでしまった。
 ケイトにとって接吻は初めてなのだ。それをまさか、弟に奪われようとは思いも寄らない。しかし、思考と
共に吹き飛ばされた判断能力は、最も好ましくない事態を迎えることで危機感と共に取り戻されることとなった。
 熱く固い何かが自分の体内に侵入する感覚。ケイトは慌てて唇を外し、ティトの頭を押さえて声を荒げる。
「ばっ……!馬鹿、やめろ!自分が何してるのかわかって……」
 言い終える前に、その口は噤まれた。わかっていないからこそ、今の事態があるのだ。
 躊躇なく根元まで埋め込まれ、即座に開始された緩やかな抽送。ここまで来てしまった以上、最後まで
突き進められる覚悟を決めなければならない。
 手前まで引き抜かれては奥まで押し込まれ、繰り返される同じ動きに押し殺された声が上がる。
 速まる動きに合わせて揺れる乳房を無造作に掴まれ、それを支点に勢いを付けて腰が振られ。
「ん……くっ……!こ、このっ、酔っ払いが……!何か言ったら、どうだ……」
 端から見ると八つ当たり以外の何物でもない行為。しかし今、ティトの意識下に在るのはセラの姿。どれほど
皮肉ろうともケイトの声は何一つ届かず、沈黙を守っているティトの言葉もケイトに向けられるものではない。
 必死の強がりは何の意味を成さず、単調な、しかしながら確実な快感が常に全身を駆け巡る。
 ティトの動きは相手の状態を一切考慮しない、ただ自分の欲望を追求するだけのもの。ある一線を超えた瞬間
ケイトに直に伝わり始める快楽を、本能のままに追い求めている。
682神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:23:51 ID:sx5sCMRh
 恐れていたその瞬間はすぐに訪れ、それは同時に終わりが近いことを示していた。
 身悶えするケイトの肩を掴み、夢中で行為に没頭するティトを止める術はない。絡み合う粘液が全身を巡る
快感を頗る増長させ、欠片も残っていないティトの自制心を完全に破壊する。
「ティ、ト……!やめ……っ、うあぁっ!!」
 たとえ届かずとも訴えないわけにはいかない。深い快感を覚える瞬間は互いに完全に一致する。その全てを
享受するケイトにとっては堪ったものではない。
 身体が震え、声を出すことは愚か呼吸すら満足にできない。ティトの飽くなき欲求が満たされるまで強制的な
絶頂を何度も味わい、目くるめく快楽に幾度も意識が遠退き。時間感覚も判断能力も何もかも、既に麻痺していた。
 邪魔な負の感情を全て吐き捨てるかのように強く腰を叩き付けられ、嬲り尽くすかのように最奥部を猛打され。
 脳の奥から骨の髄まで、全てを侵蝕する耐え難い快楽。最後に二人同時に限界を超え、子宮に向かい精を放った
ティトは力尽きるように倒れ込んだ。

 肩で息をするケイトの隣で安らかな寝息を立てる弟に、既に意識はない。理不尽な扱いを受けたケイトは
やり場のない怒りを覚えていた。
「こ……こいつは……っ」
 叩き起こそうにも、酔いが醒めなければ話にならない。傷心していることにも変わりはない。
 握り固められた拳を解き、ケイトは憤りを抑えてティトに休息を与えた。気だるい身体を起こす気力もなく、
そのまま弟の隣で静かに眠りについた。


683神竜の謳 ch.3:2010/10/16(土) 02:24:24 ID:sx5sCMRh
 小鳥の囀りと共に、時の針が卯の刻を刻む頃。東向きの窓より朝陽は早々に室内へと差し込み、二人を夢から
現実へと引き戻す。二人同時に薄っすらと目を開けるなり、視線を交えたティトが訝しげに呟く。
「……何で一緒に寝てんの?」
「…………」
 何も記憶に残していないティトを一思いにベッドから蹴り落とし、ケイトは早々に身支度を始めた。
 しかし自分の仕出かした不始末を全く覚えていないとは言え、白竜を通してケイトが感じた深い劣情は今でも
ティトの心の底に残っている。普段から劣等感を感じたことのない人間ほど、立ち直りは遅いもの。
「ティト。セラのこと、まだ気にしてるのか?本気ならそれくらいでへこたれるな。らしくないぞ」
「……、確かに、らしくないね。それ、慰めてるつもり?」
 一瞬沈んだ表情を見せたティトは、すぐに普段の余裕の笑みを湛え、からかうように皮肉を返した。
 この様子ならば大丈夫だろう。気を持ち直した弟の様子を窺い、ケイトはそう解釈しながらティトに近付く。
「じゃあ、もう何されても平気だな?」
「何されても……って?」
 意味を理解できていないティトの腕を掴み、ケイトは唐突にその腕を引いて弟の身体を床へと張り倒した。
 直後、見事に決められた関節技。廊下にまで響き渡る苦悶の叫びが、その威力を物語る。
「は、離せっ!僕が何したんだよ!というか君も痛いだろっ!」
「知るか!人の大事なものまで奪いやがって!こうでもしないと私の気が収まらん!
 これでチャラにしてやるって言ってんだ、ありがたく思え!」
 激痛に耐えながらも尚与え続けられる体罰は、異変に気付き駆けつけたセラによって食い止められた。
 窓の外から呆れた目でその光景を眺めていたライラにも急かされ、その場はひとまず事無きを得るも、ティトは
納得の行かない様子で腕の関節をさすっている。

 今は揉めている場合ではない。それは言わずとも、皆わかっていること。
 向かう先は南の森の駐屯地。セラが恐れるドラゴンの棲む森に足を踏み入れなければならない。
 決して良いとは言えない雰囲気の中、四人は村を後にした。
684名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 02:24:48 ID:sx5sCMRh
以上です。続きます。
685名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 08:15:15 ID:9dkcmWU4
レベル低
他スレSS紹介存続させたいのは供給がこういうことだからかw
686名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 09:12:08 ID:EJKnPY9l
どうしようもならないスレ
687名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 09:37:35 ID:I1ognA3S
現実でもどうしようもない奴に言われてもねえ(笑)
688名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 11:45:18 ID:6S6qh4p1
そんな事より誰か801書いて!
689名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 11:46:18 ID:cfETaj0C
>>684
GJです。ティトはナチュラルに性格が悪いタイプかと思ってたら
意外と繊細な面があって印象が変わったw
この四人がこれからどうなっていくのか楽しみ!
690名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 11:47:44 ID:6S6qh4p1
ホモおkなスレですよね?
691名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 12:03:32 ID:I14jvRSk
いや勘弁
692名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 12:41:03 ID:meG+GY5c
>>684
乙です。中身の感想は他の方に任せてそれ以外の点で…
名前が文字数、文字の形状、発音など似通ってて把握しにくかった。
ついでに名前から性別も把握しにくかった。
活字なので文字から受ける印象も大事とは思うんだ。
693名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 13:20:38 ID:RHatHVI9
>>687
いろいろやっちゃったしこのスレしばらく仕方ないだろ
職人だってわかってるだろうしお前さんもちゃんとスルーしろよ
694名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 13:24:08 ID:CosOOSBq
>>689
続きを期待する!!
695名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 13:26:39 ID:CosOOSBq
>>684
だった
696名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 13:31:17 ID:6S6qh4p1
BL禁止なら禁止ってちゃんと書いて欲しいです!
697名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 13:42:40 ID:a+Xw5gkd
>>684
乙です

空気読まずにネタをひとつ。
見た目は可愛らしく性格良さげだが腹黒い少年(高校生くらい)が、
世間知らずでお人好しなお姉さんをオモチャにしようと近づくが、
むしろあまりに無防備過ぎて手が出せず、そうこうしてる内に彼女を好きになってしまう。
姉か母のように優しく世話を焼いてくれるが、
自分を子供としか扱ってくれない彼女にもどかしくなってきた頃、
お姉さんが幼なじみの男から求婚されてしまう。
お姉さんは幼なじみからずっと好きだったと告げられ、
こんな私を好きになってくれる人がいたんだから、
もういい歳なんだしと身を固めようとする。
僕のことは全く男として見てくれていない、
あまつさえそんな理由で結婚するなんて……
嫉妬に狂った少年は、お姉さんに薬を飲ませ抵抗を封じて手酷く犯してしまう。
どうして、と泣き叫ぶ彼女を凌辱しながら少年は、
このまま孕ませてしまえばきっと俺の所に堕ちてくるだろうと、監禁を決意する。
698名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 14:05:19 ID:kHF7X0pQ
>>684
乙!続きがいつも気になるよ!
すましたキャラだと思っていたティトが必死になってるのがいい
そしてライラが一体何者で何をたくらんでいるのか彼の内面が気になるw
しかしライラに続き弟に犯されたのに
ケイトはあっさりしてるなというか奔放なタイプ?

>>697もGJ
性格の悪い人間が本気になってしまうって言うのはいいよなw
お姉さんはほのかに少年が好きだがそれは犯罪だし
若い子は若い子で居るのがいいのよとか心の底では葛藤しているとかだともっといいw
699名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 14:07:10 ID:OpIurAg3
>>692
言われてみれば確かにそうだ。
中性的な名前とか韻を踏んで揃えたりするのが好きなんだが
読む側からするとそうなるな。次への教訓にするよ、ありがとう。

>>697
その手の少年は監禁を始めると本性剥き出しにしそうですね。
女を逃がさないスキルに関しては天性の才能がありそうでよろしいかとw
700名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 17:46:29 ID:4irRAhGW
>>684
乙です
ライラの目的気になる
701名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 00:18:51 ID:RRccPTqo
>>684

ディアナは相変わらず可愛いなぁ
ティトは何気にメンタル弱めかw
でもこれで同時攻略は難度高そう

そして父親はどうすんのかなぁw
続き待ってます

>>692
>>699
別に韻を踏んでるようなのでも良いのでは?って思ったが
確かに通常の散文形式の作品だと結構浮くのか?
まさかエロパロ板への投下で韻文形式の戯曲とかありえないだろうしw

>>697
根性ババ色な男が純粋無垢な女に絆されるのは良いなぁ
反転すると凄まじく凶悪になりそうだしw
その書き方だと普通に犯すだけではなく、色々変態染みたプレイ強要しそうだなぁ
元々オモチャにしようと近づいたんだし嬲り倒して欲しい
ついでに>>698が言うようにお姉さんもほのかに恋心を持ってら良いなぁ
そして孕ませ∩(・ω・)∩バンジャーイと言っておこう
702名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 03:22:48 ID:eT+v3w6l
>>684
GJです
そういえば同時攻略√でしたね
続き楽しみです

>>694
そのお姉さんが少年に淡い恋心を抱きながらも、自分みたいないい歳の女じゃ釣り合わないとか思ってたら最高だなw
今までとはまったく雰囲気の少年に弄ばれてショックを受ける大人なのに世間知らずでお人好しで無防備なお姉さんハァハァ
703名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 10:29:44 ID:E8SpPZQt
結局めでたく
荒らしを煽動してたごく一部の職人とスレ住人だけのスレ私物化になったわけだ
荒らしよりタチ悪い
あーあ
704名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 11:48:51 ID:hUEBkj/9
高校生の行動に全く愛を見出せないな
お姉さんの扱い通りに幼稚もいいところじゃないか
これはどっちかいうとただのレイプ監禁物と思われ
705名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 12:06:11 ID:nkwj6sZF
>>704
行動そのものからは愛が感じられない、幼稚で稚拙。
それがいいんじゃないか。
所業は暴走して鬼畜でも>>697にあるように動機は愛、真っ直ぐすぎるくらいの愛だ。
じゃなきゃあ、もともとオモチャにしようと近づいたくせに手を出さなかった理由が説明できない。
腹黒で今まで本気になったことがないからこそ、幼稚で稚拙で不器用な愛情表現しかできないんだよ。
そんな一見愛が感じられない扱いをするもんだから、お姉さんともすれ違いまくりになるんだよ。
要するに一粒で二度美味しい(
706名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 12:13:49 ID:zhEVMPAF
どうせまたほとぼり冷めたら
他スレSS紹介禁止だがヒントならいい連呼始まるに決まってるからな
既に三回それを繰り返してきたし
707名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 12:26:04 ID:cwu62/dj
>>706
素敵な補足だなwおいしいですw
こんな高校生は愛されていない家庭で育ったとかだといいなぁ
母が職業愛人の母子家庭とか。
金を引き出すためだけに高校生を産んだ母は殆ど家に帰ってこない。
金はあるが人の温かさは知らない・・・そんな隣にお姉さんが越してきたとかw
だめだ、妄想が止まらないなw

>>704
愛されていると分かっていても拒み無理矢理もいいけれど。
やっぱり相手に愛されてると感じさせない愛ゆえに・・・が
このスレの真骨頂だと思うんだよね。
708名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 12:33:46 ID:cwu62/dj
あースマンレス番間違えた。
>>706じゃなくて>>705だよorz
ちなみに>>706その時はまた全力で注意すればいいと思うぜよ!
709名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 13:24:15 ID:wwf+Ux3V
>>706
ちゃんとカウントしてるお前の愛に脱帽
710名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 19:33:42 ID:eT+v3w6l
>>705
>>707
しかもファンタジーとかじゃなくて現代劇だろうしなぁ
時代背景が現代でレイプしちゃう辺り他者が見て愛を感じ取れないのはある意味当然かもしれない
大体最初はオモチャにしてやろうと近づいた訳だしね

なのに無防備過ぎる姿に戸惑って手を出せなかったり、母や姉のように優しくされて好きになっちゃったりする少年だしね
そんな少年が嫉妬に狂ってやらかしちゃったらこんなもんだと思う。
711名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 19:37:47 ID:tpZ25vDl

流れ豚切ってすみません(´Д`;)質問させて下さい

>>8のネタで書いてみたSSを投下する場合
ネタを書かれた方の許可が必要でしょうか?

問題あるようだったら止めておきます
712名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 19:42:02 ID:RRccPTqo
>>711
リロードしたらw
私ですけど問題無いですよ
てか投下して下さいorzと土下座したい位だw
713名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 20:14:42 ID:tpZ25vDl


おおwご本人がおられたんですね!

好みのシチュでずっと書いてみたいと思っていたので嬉しいです

こちらこそネタ提供ありがとうございます。
近々投下させていただきます。
714名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 20:27:00 ID:JKNS2lUk
>>713
×おられる
○いらっしゃる
謙譲語+「られる」は尊敬語にはならんよ。
とすごく気になったので突っ込んでみる。書き手なら尚更かな?
>>8の妄想はいいなぁと思ってたので期待。
投下心待ちにしてるよ!
715名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 20:33:17 ID:wQ43SMFe
すみません!
いらっしゃる、と書こうとしたのですが
2ちゃんはROM専で書きこみは不慣れなので
あんまり丁寧に長い文章になったら駄目かなあ……というアホな思い込みで(笑)

ご指摘ありがとうございます。
早いうちに投下したいと思います。
716名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 21:13:08 ID:XnA6vlr9
>>714
ウチらの地域で おられる はフツウに使ってる
小中高のガッコの国語の先生も普通に使ってた
社会人になって、別の県に住んでみたら、方言らしいってわかったよ
今でも、勢い、素で書き込んだりすると、「おられる」とかしょっちゅう書くよ

みんな、机つる(机持ち上げて運ぶ)、って言わんだろ
これも地域限定って、最近知ったよ・・・
717名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 21:23:17 ID:LFg3xIFR
この場合のおるは丁寧語だろうから間違ってない
ググってみたら結構間違いだと思ってる人いるみたいね
718名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 21:32:53 ID:JKNS2lUk
学校で謙譲語って習ってからずっとそれが正しいものと思ってたよ。
ぐぐってみたけど方言だったんだな。
無用な指摘してしまってごめんな。
719名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 21:38:34 ID:RRccPTqo
間違ってると思ってる言葉遣いって国語学者に言わせると別に問題ないみたいな判定を受ける事が多いからなぁw
後、標準語と思ってら方言だった言葉が多すぎる……
720名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 21:58:44 ID:P25OQHbI
青森弁を駆使したエロシーンとか、何言ってんのかわからんのだろうな…
721名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 21:59:59 ID:RRccPTqo
小笠原の欧州系日本人の使う方言を駆使したエロシーンが最強だろ
722名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 23:55:08 ID:eT+v3w6l
>>711
楽しみです
wktk

>>720-721
薩摩弁でエロシーン(ry
723名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 00:23:20 ID:Q4sJ8js1
>>716
休み時間のことを放課って書くなよ
B紙も通じないから気を付けろ
724名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 00:55:02 ID:Gsq04bIJ
>>720
青森弁にも津軽弁(こちらがメジャー)と南部弁というものがある
住む人の性格も真逆で相入れない
725名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 01:09:42 ID:h86+DyER
何という日本語スレw
726名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 11:25:44 ID:Yk9qKSOY
なんか勉強になったw
727名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 13:51:29 ID:95xxLNhH
>>701
韻を踏むってのは名前の話じゃないのかね
728名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 14:41:08 ID:adxKukhZ
名前で韻を踏むって具体的にはどのようにするんですか?
並べたときにどこか同じ場所で音が揃ってるんですか?
まな、かなとかそういうノリですか?
729名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 15:46:28 ID:Tb8puocF
>>711
結構近い内に投下する感じですか?
楽しみにしてます。
730名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 18:29:46 ID:7SEkVXGT
>>728
名前で韻を踏むとか妙な日本語使ってしまって申し訳ないが、そういうことですね。
731最後の初恋1:2010/10/18(月) 18:57:36 ID:P92I5f70

おられる、は方言だったんですね……!
確かに自分は九州の生まれですw

遅くなってすみません。投下させて頂きます。
相当長くなってしまいましたが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。




あの頃、夏帆はまだ小学生だった。
弱虫、べそかき、ネクラ、とにかく色々なあだ名をつけられては同級生から避けられ、苛められていた。
彰彦もまたそのひとりで、芋虫!と叫びただの糸屑を足元に投げて驚かせたり、黒板を書き写している夏帆のノートにくだらない落書きをしては泣かせた。
そんな自分の行動が、好きな女の子を苛める少年のそれであったのだと、あの頃の彰彦にはわからなかった。
恐らく、そう指摘されたら真っ赤になって否定しただろう。
夏帆は、どんなに苛められても、赤い目を擦りながら懲りずに彰彦の後ろをついてまわった。
彰彦は、そんな夏帆を鬱陶しがるふりをしながらも、内心は誇らしく、嬉しかった。

中学生になって、二人の間に見えない隔たりが出来た。
年齢もあって、さすがに彰彦は以前のように子供じみた悪戯をしなくった。
それなのに、心なしか夏帆は彰彦を避けるようになった。
目が合えば慌てたように逸らし、廊下ですれ違えば身を縮こまらせる。
――自分は、夏帆に嫌われている。
彰彦の直感は、確信になりつつあった。



廊下の先に彰彦を見つけ、夏帆は思わず身を硬くした。
彰彦は、隣にいる友人と何かを話していた。その隣を、静かにすれ違う。
目も合わせない。背中に、彰彦と友人のことさら大きな笑い声が届いた。昨夜のテレビの話題のようだった。
小学生の頃から、消極的な自分とは正反対に、持ち前の明るさとお調子者の性格で、誰とでも仲良くなれた。
どこへ行ってもいつの間にかムードメーカー的存在になる彰彦を、夏帆は遠目に眺めていることしかできなかった。
彼が舞台に立つ主役だとしたら、夏帆は脇役も与えられずに、ひとり取り残された観客だった。
自分を苛め、からかいながら、それでも毎日一緒に帰ってくれた彰彦。
怪我をしたら、ドジ、のろま、と言いながらも、渋々手当をしてくれた。
時折垣間見えるその優しさに、いつのまにか惹かれている自分がいた。
だからどんなに悪戯をされても、それが彼との接点になるようで嬉しかった。

自分なんかが傍にいるのは迷惑だ、と気付いたのは中学にあがる頃だった。
彰彦にからかわれなくなった代わりに、周りから陰口を叩かれる。
幼馴染だからって調子にのるなよ――見知らぬ生徒に耳元でそう囁かれたこともある。主役と観客の差はあまりに大きい。
だから、夏帆は自分の想いを隠して、彼の元から離れることを心に決めた。

それなのに、二人は奇しくも同じ高校にあがった。
732最後の初恋2:2010/10/18(月) 19:04:49 ID:P92I5f70

「数学」
「え……」
「数学の教科書、貸してくれない」
「あ、」ぼんやりと窓際の席にいた夏帆の机の前に、突然、彰彦が立ちはだかった。
とりとめもないことを考えていた夏帆の頭の中は、瞬時に真っ白になった。
どうして彼がここに――隣のクラスなのに――
そんなことを考える暇もなく、夏帆は動揺を隠すように、机の傍に置かれた通学鞄を必死であさった。
鞄に突っ込んだ指先が混乱で震え、何度も数学の教科書に触れては離れた。
「あの、これでいい……?」
ようやく掴み取った教科書を恐る恐る渡すと、彰彦は受け取った教科書を顔の前に掲げ、目線も合わせず「……どうも」と言った。
会話はそれきりだった。
「あの子って喋るんだ」
「何あのありえない組み合わせ……」
ひそひそと、時折耳に届く声をかき消すこともできずに、夏帆は呆然として机の上を見ていた。
違う、と自分に言い聞かせる。
自分は今、彰彦にとって少し都合の良い存在になった、それだけのことだ。


夏帆から、教科書を借りた。
何年かぶりに間近で見た彼女は、驚くほど綺麗になっていた。
胸元まで伸ばした真っ黒な髪、長い睫毛の伏せがちな目。うっすらと紅く染まった頬。
夏服のブラウスから出た腕の白さを見て、彰彦は思わず触れてしまいそうな衝動に駆られた。
冷たくて、それでいて暖かそうな彼女の腕。

「なあ、夏帆、ってさ」彰彦は、目の前にいる友人に向かって問いかけた。「今、どうしてんの?」
「はあ?どうしてんのって隣のクラスでしょ……別に普通だよ。
まああの子、無口だし私くらいしか友達いないし……影みたいな存在だけど、なまじ見た目がいいから目立つんだよね」
悪びれずにそう言ってのける和美に、彰彦は思わず閉口した。
彼女はオブラートに包んだ言い方をしない。
悪意があるととられかねない言葉をさらりと言ってのける彼女を見ていると、はらはらするような清々しいような、妙な気分になる。

「いきなり夏帆のこと聞いてどうしたの?あ、もしかして武郎の影響?」
「――武郎?」唐突に出てきた友人の名前に、思わず身を乗り出していた。
「違うの?」
「何だよ、武郎がどうしたんだよ」
「夏帆さあ、これまでも何人か男子から告られたことあるけど、全部断ってたんだって。
それで、今度は武郎がアプローチかけて、まあ最初は案の定振られたんだけど、ほらアイツ諦め悪いでしょ?それでも懲りずに夏帆に迫っててさ、ひょっとしたら落とせるんじゃないかってあたしも・・・・・
って、もしかして彰彦、このこと知らなかった?やば、あたし言っちゃったよ」
心臓が、大きく脈打った。
「・・・・・・ああ、いや、思い出した。そういえばそんなこと言ってたな」
彰彦はそう言って笑った。武郎。気がつけば頭の中が、その名前を何度も何度も反芻していた。
733最後の初恋3:2010/10/18(月) 19:06:51 ID:P92I5f70

告白を断るのは勇気が要る。
下手に断って相手を傷つけてしまうのは怖いし、気を持たせるような言い方をするのも失礼だ。
断るときはいつも胸が痛い。
相手よりも緊張した声で、私なんかを好きになってくれたのに、本当にごめんなさい。気付いたら何度も謝っている自分がいる。
落胆した表情で去って行く相手の後ろ姿を見ると、自分がとてつもなく悪いことをしたようで、胸が張り裂けそうになる。
それでも好きな相手がいる限り、夏帆は違う誰かの告白を受け入れるわけにはいかなかった。

しかし、そうやっていつものように断っても、武郎はなかなか引き下がろうとしなかった。
「ごめんなさいって、どうして?」
「え……」
「他に好きなヤツでもいんの?」
「あ、あの……」
「あ、じゃあさ、友達から始めればいいと思わない?ね?」
「友達、なら」「でしょ!決まり!じゃあ俺たち今日からオトモダチな!」
武郎はそう言って無理矢理自分の手を握った。
驚いて手を引っ込めると、ひでえ、と言って武郎は笑った。
――どうしよう。友達ならいいのだろうか?
「でも、友達なんて……私なんか、一緒にいても面白くないのに」
「んー、だって夏帆ちゃん可愛いじゃん?」いかにも軽い調子で投げかけられる賛辞。
喜ばなければならないのに、素直に受け止められない自分がいた。
自分を可愛いなどと思ったことはない。髪を染めてスカートの丈を短くしている同級生と比べて、自分は遅れていると常に思っていた。
――だから、あの人に近付けない。
夏帆は武郎に向かって、曖昧に微笑んで見せた。しかし、胸の内は複雑だった。


彰彦はフェンス越しに、目の前の光景を呆然として眺めた。
武郎に向かって微笑みかける夏帆。照れたように頭を掻く武郎。並んで歩く二人
――ああ、そうか。
和美の言ったことは本当だったんだ。
734最後の初恋4:2010/10/18(月) 19:10:19 ID:P92I5f70

この時間、あらかたの生徒は帰ってしまっている。
運動場のフェンス付近は、人目につかないので通らないようにと念を押されているが、この道を通らないと大幅な遠回りをすることになるので、彰彦も夏帆も毎日そこを通って帰っていた。
それでも今まで二人が言葉を交わし合うことはなかった。
たまたま鉢合わせたとしても、どちらかが気まずそうに何歩か離れるのが普通だった。

その壁を、武郎はいとも簡単に破った。
ふつふつと、何かが湧きあがってくるのを感じた。
二人の歩く姿が、何度もループする。
畜生、と呟くように言った。――ずっと好きだった。何年も想っていた。それをどうして、出会ってたかだか半年の武郎に奪われなければならないのか。
彰彦の足運動場の端まで言って、武郎と夏帆は別れた。
夏帆は、学生鞄を抱え直して、学校の敷地を横切って道路に出る道を、ひとりで歩いていた。
彰彦の足は、半ば無意識のうちに夏帆へ向かっていた。
ここで踏みとどまっていれば、あるいは彼の人生は全く違うものになっていたのかもしれない。
しかし、彼が夏帆の前に立ちはだかり、久しぶり、と声をかけたときには、もう何もかもが遅かった。


「久しぶり」
「あっ」夏帆は突然目の前に現れた影に驚き、思わず後ずさった。
「ひ、久しぶり。元気だった?」
上ずりそうになる声をなんとか抑えながら、夏帆はつとめて明るい調子で言った。
「今日の昼会ったろ。……数学、ありがとう」
彰彦は、表情もなくそう言った。その硬い声色に、夏帆の浮き立っていた心は少しずつ萎んでいった。
「あ、ううん。……どういたしまして」
「なあ、夏帆ってさ、武郎と付き合ってんの」唐突な問いかけだった。
「えっ!?……ち、違うよ。付き合ってって言われたけど、断ったら、じゃあ友達で、って言われたから、友達なら、って……でも、やっぱりダメだよね、そんなの」
「ふうん。……ちょっと話があるんだけど、屋上来てくれないかな。無理ならいいから」
「あ、うん、大丈夫……」

夏帆は、素直に彰彦の後ろについて歩いた。
小さい頃よりも、身長の差はずっと広がっていた。自分の目線が、彰彦の肩の位置にある。
両手をポケットに入れて、いかり肩で歩く彼の背中は、驚くほどがっしりとして逞しくなっていた。
昔は、馬鹿にする彰彦のことを泣きながら小突き返したこともあった。
もう一度あの頃に戻りたい。
叶わぬ片想いでもいいから、一緒にいて、他愛なく話せる関係になりたい。そう願うのは、おこがましいことだろうか?


「あの、話って……」
彰彦は、屋上の手摺に掴まって、空を仰いでいた。
羽毛布団のように拡がる羊雲の中を、飛行機の軌跡が真っ直ぐに横切っている。
空はそろそろ橙色に染まりかけていた。いつまで経っても話を切り出さない彰彦に、夏帆は躊躇いながら声をかけた。
それでも、彰彦は黙ったままで、手摺に頬杖をついて空を仰いでいる。
「あの!」「五月蠅い」
びくりと、彼女の肩が震えたのが分かった。
――昔からこうだった、と彰彦は思った。低い声を出すと彼女は委縮して、出しかけた勇気を引っ込めてしまう。

自分が、武郎のように彼女の心を手に入れることは、この先永遠にないのだろう。
彰彦は茫然とした頭でそう考えた。
あの光景が再び頭の中で渦巻いた。
このまま、彼女は武郎の恋人になる。武郎は、自分が望んでもできなかったことを、夏帆にする。彼女の中の全てを、あの男が掠め取ってゆく……
罪悪感も怯む気持ちもどこかへ消し飛んだ。
彰彦は、立ち尽くす夏帆の右肩を片手で掴むと、力づくで引き寄せて唇を奪った。
735最後の初恋5:2010/10/18(月) 19:14:47 ID:P92I5f70

夏帆の肩が、びくりと震えた。声をあげる隙も与えなかった。
「――――っ!」無防備な歯の隙間に無理矢理舌を捻じ込もうとすると、精一杯の力で、彰彦は押し返された。
唾液がつと二人の間に光り、消えた。
夏帆は苦しげに咳き込みながら、目を白黒させて彰彦を見た。
構わず、彰彦は彼女の腕を掴んだ。白い腕は、彰彦の掌にそのまま収まってしまいそうなほどに細かった。

そのまま、貯水タンクの影まで引き摺りこむ。
校庭からは死角になる位置。
手摺の先には、古い民家の廃墟と、荒れ放題の雑木林だけが拡がっている。
「ど、どうしたの……?」
夏帆が、恐る恐る彰彦を見上げた。大きな黒い瞳が不安げに揺れていた。彰彦は彼女の両手首を掴み、コンクリートの壁に叩きつけた。
痛い、という夏帆の声を聞いたとき、彼の身体はぞくりと震えた。自分でも気付かないところに隠れていた強い嗜虐性が、昂った血に溶けて指先まで湧き上がるのを感じた。

ペイズリー柄のリボンに手をかけ、袈裟斬りのように斜めに向かって引き裂いた。ぶちぶちと、何個かの釦が外れ、足元に転がる。
釦のあった部分からは細い糸がみすぼらしく垂れた。
彰彦は引きちぎったリボンを、困惑する夏帆の口に押し入れた。
「ンッ!・・・・・・」
校則通りに膝丈に穿いたスカートをたくし上げ、手探りでブルマとショーツをずり下ろし、固く閉じられた腿の隙間に乱暴に手を差し入れた。
抵抗すると、殴られるとでも思っているのか、夏帆は時折、喉の奥でくぐもった悲鳴をあげる他は、ただ無防備になった全身を小刻みに震わせるだけだった。

――こんな形でしか、彼女に近付けない。
彰彦は苦笑した。何も、今に始まったことではない。幼い頃から、自分はずっとそうだった。
好きだという気持ちを隠し、言えない言葉を裏返し、いたずらに夏帆を傷つけ、怯えさせてきた。

自分が彼女に選ばれなかったのは、当然の報いだ。
それなのに、自分はまだ、こんなに愚かなことをしようとしている。

微かに湿って熱を帯びたそこに、乱暴に指を差し入れる。
「ん……ふぐ」リボンを噛まされた口から、精一杯の声が漏れた。
痛がっているのか、よがっているのか。そんなことはどうでもよかった。
指先で手前の突起を探り当て、それを親指でぐりぐりと刺激すると、夏帆はくぐもった悲鳴をあげた。
奥の方から、じわりと粘液が漏れたのが分かった。粘液を絡めつけて指で揉むと、夏帆はビクンと大きく震え、力無く地面に崩れ落ちた。
彰彦は無抵抗になった夏帆のブラジャーを外した。あられもない格好になった彼女の姿を夕陽が照らした。
雑木林から聞こえるツクツクボウシの大合唱が、屋上の静寂を破って響いた。
「んッ・・・・・・くッ、ぐぅっ・・・・・・ンっ、」
突起を刺激し続けると夏帆は電気を流されたようにガクガクと両足を痙攣させた。強すぎる刺激のためか、時折苦しそうに顔を歪めた。
彼女の、同級生に比べて少し小ぶりな胸に触ると、痛ましいまでに硬くなった乳首に指先が触れた。
凸凹のしこりがある乳房を潰すように揉みしだかれ、夏帆は大きく身体を捩った。
刺激の強い前戯は、経験のない彼女にとっては苦痛でしかなかった。
夏帆の胸は、大きく上下していた。悲鳴に似たくぐもった声をあげるたび、荒い息が彰彦の手にかかった。
736最後の初恋6:2010/10/18(月) 19:18:01 ID:P92I5f70

彰彦は気まぐれに前戯をやめると、肩幅に開いた脚の隙間に指を入れ、肉襞を左右に押し広げた。
とっさに脚を閉じようとする夏帆を押しとどめ、真っ赤に膨らんだ突起をめがけて、自身の欲を押しつけた。
俗に素股とよばれる体位で、彰彦は彼女を犯した。
「――ッ!・・・・・・グッ・・・・・・ンッ、んんーッ・・・・・・」
いやいやをするように頭を振りながら、夏帆は襲いかかる痛みにも似た快感に必死で抵抗した。
卑猥な水音が静かな屋上に響く。小さな泡が弾ける音がする。
溢れ出した潤滑液が、脚を伝い、足下にポタポタと垂れて小さな染みをつくった。
「お前、嫌がる顔して、自分から腰振ってんじゃねえか」
夏帆は赤面した。激しすぎる刺激から逃れるあまり、無意識のうちにそうやって動いていたのだった。
彰彦は、夏帆の腰を両手で掴み、何度も表面の敏感な部分を擦った。
夏帆はせめてもの抵抗のように、その彰彦の手首をぎゅっと掴んでいた。

彰彦が、夏帆の背中に手を回し、彼女と密着すると、そのまま二、三度全身を痙攣させ、果てた。粘液が、彼女の白い内腿を汚した。
彰彦は、夏帆の口から濡れたリボンを引きずり出した。
「ゲホゲホッ、は・・・・・・ゲホッ、はあッ・・・・・・はあ」真っ赤に上気した顔で、空気を求めるように喘ぐ夏帆に向かって、彰彦はまだだ、と呟いた。まだ、終わらせない。
冬服のベストを脱いで、それを地面に敷くと、その上に夏帆を押し倒した。
財布からある物を取り出した。友達と、お守りだと言って冗談で入れていたコンドーム。こんな場面で使うとは、彰彦自身も夢にも思っていなかった。

腿を掴んで、左右に大きく広げる。
「やめて!」夏帆が必死で、両脚に力を込めて抵抗した。
しかし、男である彰彦の力に勝てるはずもなく、彰彦の力ずくに、彼女の身体はいとも簡単にねじ伏せられた。
「どうして、って聞きたいか」
彰彦は、そう言って夏帆を見下ろした。
夏帆の頬には、乾いた涙の跡がいくつも伝っていた。
「好きだからだよ」
「えっ……」
「でも、苛めっ子だった、最低の人間だった俺にそんなこと言われるなんて、嫌だよな」
「そんな、そんなこと」
慌てて何かを言いかける夏帆を遮るように、まだひくひくと痙攣している夏帆のそこに亀頭の先を当てた。
既に十分に濡れているにも関わらず、彼女の『中』は異物をかたくなに拒んだ。
「つっ……」夏帆の顔が歪んだ。痛みを堪えるような顔だった。
「だから俺は、とことん最低になってやるよ」
狭く閉ざされたそこをこじ開けるように、強く腰を打ちつけると、夏帆は逃れるように大きく身体を捩った。
歯を食いしばり、声にならない悲鳴をあげた。
737最後の初恋7:2010/10/18(月) 19:24:40 ID:P92I5f70


狭い肉襞をこじ開け、自分でも触れたことのない部分を乱暴に突かれる。
始めは苦痛でしかなかったその行為を、少しずつ身体が受け入れ始めるのを、夏帆は感じていた。
眠っていた身体の奥が目覚め、欠伸をするように細かく痙攣する。
普段は蚊の鳴くように細い声の彼女は、自分でも驚くほどにいやらしい嬌声をあげていた。
「い……やっ、あっ、あっ、うんッ……」

見上げると、彰彦がいる。子供の頃の面影をまだ少し残した顔。――思わず目を逸らしていた。
時には、一緒に帰ったり、テレビゲームをしたりする友達でもあった彰彦と、こんなことをしているという事実を頭が受け入れられなかった。
誰にも見られたくない痴態、自分の恍惚とした表情を見下ろされていると思うと、羞恥で胸が砕けそうになった。

「ひゃっ!――」
突然、彰彦が先ほどよりも膨らんだ突起を、親指と人差し指でぎゅっと摘まんだ。
指の腹で潰し、円を描くように擦る。それと同時に、激しいピストン運動をやめ、ゆっくりとなぶるように出し入れを繰り返す。
夏帆の反応は明らかに今までと変わった。脚をがくがくと痙攣させて、荒い呼吸を繰り返す口はだらしなく開いている。
「うあッ、あ……お願い、やめてッ――でる、でちゃう……おねがい……!」

繋がっている場所に、暖かい感触があった。
ちょろ、と短く漏れでた黄色い液体は、彼女の内股を通り、下に敷いたベストに染みをつくった。
「あ……や!ご、ごめん、ごめん、なさい」
夏帆はかっと赤くなった顔を両手で覆った、手の中で、ぼろぼろと涙をこぼした。
もう絶対に顔なんて合わせられない――死んでしまいたい――泣きながら、夏帆は自分の中に残っていた最後の自尊心が崩れ落ちるのを感じていた。

彰彦は、そんな夏帆に向かって低い声で囁いた。
「許さない」
そう言って、繋がったまま彼女を立たせ、手摺を握らせる。獣の交尾のように、後ろから貪欲に責め立てた。
別の角度からの快感に、夏帆は何度も脚の力を失いかけた。手の力を抜くたびに、彰彦に突き出した臀部を叩かれた。
「俺が満足するまで、立ってろよ。――イクときは、イキます、って大声で言え」

夏帆の腰が、さらなる快楽を求めるように、ゆっくりと突き出された。
手摺りを掴んだ手がずるずると力無く降りてゆく。
二人の足元には、既に絶頂の波が満ちようとしていた。
「はッ……い……いきます」夏帆が、涙混じりの声でそう言った。
「もっと大声で!」
「いっ……イキますッ!いくっ――やっ……うあああっ…………」

膣内が、昂ったそれを抱きしめるようにぎゅっと締まって、二、三度大きく痙攣した。その刺激に導かれるようにして、彰彦は焼けるように熱い彼女の中で、長い長い時間をかけて精液を吐き出した。
二人の身体が、ゆっくりと地面に崩れ落ちた。
738最後の初恋8:2010/10/18(月) 19:28:41 ID:P92I5f70


「どうして、逃げないんだよ」

彰彦は、貯水タンクの影に蹲っていた。夏帆は、彰彦から乱暴に渡された彼の制服を肩から羽織って、彼の隣に座っていた
「軽蔑した目で逃げればいい。悲鳴をあげればいい。俺のこと殴ってもいいんだぜ。それなのに、何でさっきから、何も言わないんだよ」
夏帆はしばらく何も言わなかったが、やがて躊躇うように、小さな声で言った。
「本当に、悪い人に対してだったら、そうする。
でも……彰彦くんは、私の知ってる彰彦くんと変わってないと思ったから。……その、本当に襲おうとしてるなら、つける、なんておかしい、と思って」
そして、彰彦に向かってえへへ、と無理矢理に笑って見せた。
「そんな理由でっ――」彰彦は、そんな夏帆をまっすぐに見据えながら、子供のように叫んでいた。

「バカ!アホ!マヌケ!」
「…………」夏帆は、驚いたように彼の顔を見た。
「俺、いつもそんなこと言って、夏帆を泣かせて……あの頃みたいに、もう一度あの頃みたいになりたかったんだ、それなのに、どうしてこんな……」
押し殺した声で、彰彦はごまかすように手の甲で乱暴に目を拭った。
しかし夏帆には、彼の頬に伝った涙がはっきりと見えた。
昔から負けん気が強くて、決して人前で泣こうとはしなかった彰彦。
その彰彦が、夏帆の前で泣いている。泣きながら、何度も呻くように繰り返していた。ごめん、こんなことして、本当にごめん……

そんな彰彦を茫然として眺めながら、夏帆は自分の胸の内に問いかけた。
どうして私はまだ彼を好きなんだろう?
――襲われたことは嫌だった。こんなことを無理強いされるのは、彰彦が相手でも怖いに決まっている。
しかし、彼が冗談であれ、自分を好きだと言ったとき、夏帆は彼を許してしまった。そのような言葉をかけられ、彼と繋がることは、夏帆が長らく望んでいたことのひとつだったからだ。
そのようなことを考える事実が恥ずかしくて、自分自身でも否定してきた望みだった。

こんなことがあっても彼を好きでいる自分は、おかしいのかもしれない、と夏帆は思った。
彰彦がどういう真意で自分に襲いかかったのかはわからない。
しかし、今、かつて子供だったときのように泣きじゃくっている彼に、せめて自分の本当の想いだけは伝えたい、と思った。
彼にとってそれが慰めになるのか、ならないのか、そんなことは、考えないことにした。

「私は、」
言いかけて、声が詰まる。怖い。勇気が出ない。でも、それでも、
自分の中にある全ての勇気を振り絞って、夏帆は彰彦の肩を抱いた。
「私も彰彦くんのことが好きだったから」
肩越しに、彰彦が顔を上げた。
「だから、こんなことした責任、取ってくれるよね?」

頭上を通った夕雲が、二人の顔に影を落とした。橙色の空は最後の輝きを放ち、蝉の声は止み、屋上には既に夜の帳が訪れようとしていた。

お互いの顔は見えない。しかし、彰彦が頷いたのを、夏帆は確かに感じていた。
肩を抱く二人の腕に力がこもる。
それはあがなうべき罪の重さであり、二度と離れることのないように願う思いの強さでもあった。
二人の影を、雲がかき消した。



739最後の初恋:2010/10/18(月) 19:35:52 ID:P92I5f70

以上です。
改めて見直してみると、改行がなくて読みにくい……orz
誤字脱字ありましたら申し訳ありません。

画面が黒々としてしまいましたが、ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました。
それと、ネタ提供してくださった>>8さんにも感謝です!
本当にありがとうございました。
740名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 19:36:30 ID:ti5HDbq3
グッジョブ!!F5アタックしてたよー
よかったよ!!夕暮れの淋しさって感じの雰囲気があった

それにしても武郎が知ったらぼうそうしそうだなぁw
741名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 21:26:17 ID:Yk9qKSOY
GJ
良かったよ
742名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 23:15:43 ID:7SEkVXGT
GJです。青春だなぁ…
743名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 11:15:23 ID:2bI85qCF
なんだ定番ドブス池沼女ものか
くだらね
744名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 13:21:10 ID:Ayzb45Fp
GJです。夏帆かわいい
745名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 14:31:51 ID:av4efSeu
>>731-739
乙です
夏帆たん可愛いな夏帆たん


和美は彰彦が夏帆たん好きって知ってたんじゃw
武郎は可哀想だが普通に彼女作れそうだし問題あるまいw
746名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 21:05:26 ID:R7LYj+O2


皆様本当にありがとうございますorz

色々至らなかった点や後悔している部分もあるのですが、こうやって書き終えて感想を頂けると本当に嬉しいです。

>>745
言われてみると、たしかに和美は確信犯だったのかもしれませんw(書いた本人が言ってどうするんだという感じですが……)

今後またこのスレに職人様が来てくださることを期待しています。
それでは!
747名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 21:49:18 ID:3XHulFOl
うっざ…
何度もでてくんなよ
何でここの職人てこう自己主張激しいんだろ
748名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 22:42:53 ID:fi9qiUUX
>>746
GJです。無理やりしといてちゃんと避妊する彰彦くんwこの矛盾が何かいい
また何かネタが浮かんだら投下して欲しいです
749名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 09:22:33 ID:uueW0adZ
空気読めてないなとは思った
スレ今こんな状態なのに何度も出てきてしつこい後書きはちょっと
750名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 14:21:53 ID:R9DCFc+B
今更なに期待してんの・・・
状況把握できないアホばっかりなんだから仕方ないでしょ
751名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 14:56:28 ID:1focq1Sd
>>746
GJ
内容が強姦なのに確かに青春物なノリで良かったです
また何かネタがあれば投下して下さい
752名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 22:58:01 ID:jJE3kbnU
>>746
乙でした
>>8ですが読みました夏帆ちゃん可愛いかったw
俺も和美はわざとやったのかと思った
良い友達じゃ

しかし彰彦は良い子だなぁ
俺の妄想の幼馴染と比べると自分の鬼畜さにあばばば
753名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 10:38:43 ID:PBrfhXaS
白けるスレになっちゃったね……あーあ
754名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 15:44:12 ID:3H7Lr7Xv
しらけ世代のおっさんに愛故に強姦される美少女…みたいな話なら萎えたチンコも元気に
755名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 07:11:49 ID:bfQue8y3
年の差がある関係は女年上、女年下どちらでも美味しく頂ける
756名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 04:37:45 ID:R641j0iP
>>697ベースの話が読みたいよ父ちゃんとおねだりしてみるテスト
757名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 09:10:25 ID:VjvfanzL
>>756
同じく
758名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 13:43:28 ID:+r3D0qQx
>>756
>>697はバッドエンドしか思いつかねえw
759名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 17:55:20 ID:R641j0iP
>>757
同志か

>>758
バッドエンドならバッドエンドでも楽しめる
まぁ、ハッピーエンドのが良いかもだが
自分をおもちゃにしようと近付いた少年を甲斐甲斐しくお世話しちゃう
大人なのに世間知らずで優しいお姉さんに悶え萌えたいんだよ
しかも監禁されて陵辱されるんだろ?
760名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 22:45:23 ID:DFe4CED7
突然だけど
他の方の作品なんでダメかもしれないけど「背中合わせの」の続編ネタを勝手に妄想しまったので投下。

エンデと結婚したリエル。エンデの愛情に包まれ少しずつオーエングによる凌辱の傷も癒されてゆく。そんな中彼女は女児を出産する事になる。
761名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 22:47:20 ID:DFe4CED7
>>760

しかし産まれた女児にエンデの面影など一切なく、髪の色から目の色に至まで全てがオーエングに生き写しで、どう見てもエンデの血を引いてはいなかった。
あまりに残酷な現実に嘆き悲しむリエル。エンデは必死に彼女を慰めるが、追い撃ちをかけるように周囲が子供の父親について騒ぎ立て始める。
周囲から責め立てられながもリエルを守るエンデだったが、日々強くなる周囲の反発とオーエングの子供を生んでしまった事による罪悪感で愛故にまったくエンデを受け入れてくれなくなってしまったリエルとの間で苦しみ徐々に憔悴していってしまう。
762名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 22:48:30 ID:DFe4CED7
>>761
そして何時しか陰ながら自分を励まし、支えてくれていた幼なじみの女性と男女の関係になり子供を孕ませ男児を産ませてしまう。
その事実に衝撃を受け精神を病んでしまうリエル。後悔の念にかられ更にリエルに対しての扱いが重々しくなるエンデ。それを切なく見つめながらエンデを支える愛人。
そして子供の件に関しては愛人との息子が次期当主という事となり表向きには決着がつく。

763名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 22:49:41 ID:DFe4CED7
>>762
それから月日は流れオーエングとリエルの娘、エンデと愛人の息子は何処か他人のような距離のある姉弟として育っていた。
理由は単純で、母親が違う事と姉の父親がエンデではないという噂があったから。
複雑な家庭環境の中、姉弟は互いに距離を置き、それぞれに言葉には出来ない孤独を抱えていた。

だが、ある出来事(乱暴に迫られた姉を息子が助けるとか)により、胸の奥にあった孤独を分かち合った姉弟は次第に絆を深め、息子にとって姉は憎みながらもなくてはならない存在になってゆく。
そんな折、姉と共に出席したパーティーで息子はオーエングという貴族と出会う。
息子に対してはどこか蔑んだ目をしていたオーエングだが姉に対してはまるで恋人を見るような優しい目をしていた。
その後も何故か狙ったように色々なパーティーでオーエングと出会うようになる。
764名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 22:51:01 ID:DFe4CED7
>>763
とあるパーティーでオーエングが姉の耳元に何かを呟いた
その日から、姉の様子がおかしくなり始める。
訝しがる息子、姉を見張るようになる。
そして弟はオーエングと姉の密会を目にしてしまう。そしてオーエングの口から姉がリエルとオーエングの間に出来た子供だという事実を知る事となる。
真実を聞き拒絶して逃げる姉。

呆然とする息子。
色々考え、自分や母親(愛人)はこの修羅場に巻き込まれ弄ばれた被害者だったのではないかという思いが息子を支配する。
憎きオーエング!
父親やリエルに対しての怒りも一瞬芽生えたが、彼らも被害者である事に気付き考えを改める。
誰が悪の根源なのか?そう、全ての始まりはオーエングだ。そして彼の娘である姉。
息子はオーエングに復讐する事を決意する。
1番オーエングにダメージを与えられるのは姉絡みの事だ
けれど、憎いけれど優しく何の罪もない姉。そして誰よりも愛しい女性。息子は自分の復讐劇に姉を巻き込む事を躊躇っていた。
765名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 22:52:15 ID:DFe4CED7
>>764

しかしそんな弟を鬼畜の諸行に走らせる決定的な事件が起こる。
姉がとある貴族に嫁ぐ事を承諾したというのだ。しかもその貴族のバックにはオーエングがついている。
オーエングを実の父親と知り拒絶していたのにも関わらず、姉はどういうつもりで結婚を承諾したのか!
姉への愛情と憎しみ、オーエングへの激しい憎悪と怒りを爆発させた息子は姉を無理矢理犯す。
それから姉が嫁ぐ日まで姉を言葉で責めては何度も犯しまくる。
そして結婚式前夜に犯したばかりの姉を連れてオーエングを尋ねる弟。
最初はにこやかに話をしていたが次第に息子は姉に対して恋人のような振る舞いをする。姉もそれを咎めない。
眉をひそめるオーエング、息子は姉の腹を一撫でして笑う
姉は息子の子供を孕んでいた。


何てどうだろう
ダメ?ダメ?

766名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 23:45:20 ID:JVo8gr2c
いいんじゃないか
もうそのまま書いちゃえよ

姉の気持ちは誰に向いてるんだ?
767名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:30:46 ID:7o12chmP
勝手に続きはやめとけー
しかもラブラブに終わったはずの前作ヒーローに愛人登場、
愛人を孕ませ、前作ヒロイン発狂って
それなんていやがらせ?
768名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:36:22 ID:XNWik4o3
その辺に転がってる妄想の続きなら勝手に書いてもいいと思うけど
一作品として投下されたものの続きとなると作者の許可は取った方がいいかもね
769名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:50:16 ID:tJqBu0F9
>>566
姉は弟にぞっこん

>>567
>>568
ですよねー
でもただの妄想だからおおめに見てやってー
作者様が良いよって言わない限り書かないよ
770名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 01:02:23 ID:tJqBu0F9
>>769を間違えた
正しくは

>>766


>>767
>>768

ごめんお
771名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 01:03:20 ID:tJqBu0F9
しかもあげるっていう…
マジごめん
772名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 01:16:37 ID:wpkcYmee
>>769
兄ちゃんのレスアンカーミスのせいでミス先の神獣様とおにゃのこの話を読みたくなったじゃないか!!><
773名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:21:53 ID:MvbC0uoQ
なんか痛々しいな…
774名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 04:46:55 ID:xFYYU/rc
>>768
そもそも大半の妄想はSS書きに拾って貰いたくて書いてるだろうからなw

>>772
俺も読みたい
775名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 10:19:37 ID:sWlWQfbT
うわあ……気色悪い
776名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 11:59:09 ID:1NIhVJzJ
最近本当にどうなっちゃったんだこのスレ…
777名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 13:29:20 ID:cE/N9i3z
さすがに引いた
778名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 15:12:15 ID:we9Qox1Y
流石に妄想ですむならいいけど
次作を全く違う結末で勝手に書いもいいじゃんの流れに引いた
779名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 15:45:08 ID:3cqARRND
少し上でも言われてるけどどうせ
「ほらほらこんなにひどいスレなんですよw」って煽って
スレアンチに「またあのスレが!」って思わせてスレ住人と争わせるための
定住荒らしの自演でしょ
780名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 17:13:10 ID:B6a/SMWY
人様の作品の続きは本人の許可がいるけど
6レス分も妄想できるなら何か投下してくれw
781名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 18:11:59 ID:tJqBu0F9
つーか自分のせいで何かすまん。
自分として続き書くつもりなかったし、自分で書くにしても作者の方から了解頂いてから書こうと思ってて…自分の妄想もネタ程度の投下なら大丈夫だと思ったんだ
今度から気をつけるよ
782名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 18:38:01 ID:xFYYU/rc
>>781
毎度お馴染みケチ付けるのが趣味の人だろうから問題ない
783名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 18:57:22 ID:we9Qox1Y
いや今回のはケチとかそういう問題じゃ無いと思うんだけど…
784名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 19:31:46 ID:B6a/SMWY
>>767が言ってる事が全てかな
どんな経緯であろうと相思相愛で結ばれた二人にわざわざ亀裂を入れるとか
他人の子を宿してると知ってて結婚したエンデ様に愛人が出来て子供までとか
投下した本人ならまだしも違うなら書き込むのは自重した方が良かったと思う
色々考えながらストーリーを作った職人の気持ちを考えると正直…
785名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 19:55:09 ID:4dnyp8Vj
もうその辺で勘弁してやれよ…
あれだけ長々書けるんだからミスアンカした妄想でも試しに書いてみてはどうかね
とたかってみる
786名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 20:28:22 ID:tJqBu0F9
>>783
>>784
うぉあぁ
そうだよなぁ
作者さん気分悪いよなぁ
自分がされたら微妙だよなぁ
今更ながら自己嫌悪…本当に今度から気を付けるよ…

>>785
獣淫かぁ獣淫は最後はハッピーエンドにならないと気が滅入るよね
う〜ん、ハッピーエンドにして良いならお詫びの意味も込めて自分書いてみますが…
ダメかな
787名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 21:25:22 ID:0dB5IPzf
オリジナル作品の二次創作はいわゆる三次創作と同じに見えて
すんごく微妙な気分になる
788名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 22:06:40 ID:gOq8xqH/
>>786
今度から気をつければ良いからもう謝んなめんどくさい
悪気がなかったのはわかったから
とりあえず獣姦頑張ってくれ

>>787
お前いい加減しつこくね?
もう勘弁してスルーしてやれよ
あんましつこいと色々推測出来ちゃったりするだろ?あらぬ疑いが浮上してくんじゃん
あんま人様に迷惑かけるなよ



789名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 02:05:36 ID:gesuhJJn
うんにゃ別人
とりあえず"三次創作"つー要素も、マイナスイメージ強めだと知っておいてね
覚悟の上でやるなら止めない、エロ"パロ"板だし
790名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 03:20:42 ID:RVTH4CFQ
>>778
どこにそんな流れが?>>766だけだが。

この妄想の人って、いつも書いてるの同じ人なの?
長文で適度な空行がなくて、みっちりつまって書いてる人が最近いつもいる
長文過ぎて痛々しいというか、毎度内容が昼ドラってかんじで
同じ人だったら今回のハメ外しっぷりもうなずけるなーと思った
791697:2010/10/26(火) 03:57:30 ID:agn2TAWy
>790
>長文で適度な改行がない
ヨンダ?文書汚い昼ドラでサーセンwww
無駄なことと知りつつ一応釈明しておくと三次創作の人ではないです。

他人の作品に対する意見の押し付けについては擁護するつもりはないですが、
客観的に証明する手立てがないのに同一人物認定するのは不毛だと思いますよ。
792名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 07:36:22 ID:CbDtKWzd
きめえ
793名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 11:07:02 ID:j6vwjLW6
>>791
不和の種をばらまいてニヤニヤしてる人に餌をやらないように
わかる人はわかってるから安心しる

昼ドラ上等だろ…このスレ的に考えて
794名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 12:21:11 ID:K2gIzP43
>>791
文から受ける印象が違うので同一には見えないから大丈夫。

昼ドラじゃないが
女に貞操帯を装着させ禁欲生活を強制→男が性欲処理を管理

貞操って単語を調べてたらこんなシチュが浮かんだんだぜ
795名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 13:20:21 ID:Y5ABMGcN
>>790
上段はともかく下段とか言う必要もないだろw
妄想は最低でも2人は書いてるな、俺が幾つか書いてるから
796名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 23:04:49 ID:+CuYgQ4/
愛するが故に無理矢理強姦どころか
監禁して生活管理ですね、性欲、食欲、睡眠欲を管理するのですね、わかります。

これはこれで良いんだよなぁ
愛自体は凄く深かったらマジキチっぷりも良い感じになるし
797名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 01:08:54 ID:fe0HJdff
このスレにおいては歪んだ愛こそ至高だな
798名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 01:27:21 ID:cTO40eed
>>797
まぁ、強姦するけどハッピーエンドとか意外に爽やかな話も好きだし嫌いじゃないけど
そういうのは確かに燃えて萌えるなぁ
799神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:32:43 ID:whA6o19x
続きを投下します。

属性:獣姦
苦手な方は回避をお願いします。
13レス頂きます。
800神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:33:40 ID:whA6o19x
 村の南に広がる森。鬱蒼と繁る無数の枝葉が視界を阻む中、どこに潜んでいたのかと疑うほどの小型の
ドラゴンの群れに一行は幾度も遭遇した。
 その度に竦み上がるセラにはライラが付き添う。彼女を守ると宣言したはずのティトは、その当人に無闇に
近付くことができない。迫り来るドラゴンは後方の二人には目もくれず、ケイトとティトにばかり群れるのだ。
「な、なんで私達にばかり……」
「おまえら先に行けよ。その方が安全だ」
 懸命に応戦する二人の助太刀すらせず、傍観を決め込み更には厄介者のように自分から遠ざけようとする
ライラからティトは決して離れない。たとえセラから賛同の視線を向けられようとも、姉弟で囮となり、二人を
残すことなどできはしない。
 我先にとこぞって前方の二人に突進するドラゴンの群れ。その勢いが衰え始めたのは、森の中の開けた空間が
視界の先に見え隠れし始めた時だった。

 戦い、或いは逃げ疲れた二人を待っていた、敵避けの結界に守られた安全区域。目指していた駐屯地だ。
中には大小様々な大きさのテントが張られ、慌ただしい様子で武装した人間が行き交っている。魔を破る術を
持つセラが結界の一部を中和し三人を中へと通すと、侵入者に気付いた一人の女が四人の元へと歩み寄った。
「誰?ここは関係者以外立ち入り禁止……て、子供じゃない。迷子?」
 褐色の髪を肩まで垂らした、決して若くはない女。生涯現役と言わんばかりに活力に満ち溢れた印象を振り撒く
彼女は、四人を眺めるなり突然眉を顰め、ケイトとティトの顔を覗き込んだ。
「……何だか、見てると無性に腹が立って来る顔してるわね……どこかで会った?」
「い、いえ……」
 独特の威圧感に負けずに否定の答えを返すティトの隣で、ケイトは一人微動だにせず、とある方向のみを
注視していた。テントの隣の木の幹に寄り掛かり、明らかに暇を持て余している人物。慌ただしい光景に似合わず、
やる気を微塵も感じさせない一人の人間を確かに捉えていた。
「……父……様」
 納得の行かない表情で父親の姿を見つめるケイトに次ぎ、姉の視線を追ったティトが納得顔で呟く。
「あぁ、そういうこと」
「あー……」
 二人の呟きを耳にした彼女は、面倒臭そうにテントの裏側へと四人を誘導し今現在の状況を簡潔に説明した。
801神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:34:12 ID:whA6o19x
 今しがた、長い間鼬ごっこを続けて来た黒竜が森の奥で発見され、どうにも対応に困っているのだと彼女は話す。
 その話に疑問を感じたティトが、自ら会話の役目を請け負った。
「討伐を目的とした部隊なのに何を困る必要が?」
「いろいろ事情があるのよ。とにかく今は無駄な揉め事は起こしたくないの。悪いけど、あんたらの相手を
 してる暇はないわ」
「僕らもその竜に纏わる情報なら持ってる。間違いなく誰も知らないものだ。欲しければ教えてもいい。
 ただし、情報交換が絶対条件だ」
「……餓鬼のくせに、確証もない情報でこのあたしと取引しようっての?」
 食い下がる二人。しかし暫しの睨み合いの後、先に折れたのは女の方だった。不確実なものであることも、
今は少しでも情報が欲しいという点も双方に言えることで、取引は互いの利益となる。


 全ては仮定であることが前提。三頭の竜の伝承が、本物であった場合の話だ。

 十数年前、魔竜が人間の手によって倒された。魔物の凶暴化の兆候はその頃から表れ、今となっては手が
つけられないほどに顕著となっている。昔は姿すら現さなかった覇竜までもが暴れ出し、人の住む島々を次々と
潰す始末。
 当然ながら倒してしまえば良いのだが、問題はもう一頭の存在。覇竜を倒すと次は神竜が現れるのではないかと
いう憶測から、討伐に二の足を踏んでいるのだ。
 行方も知れず、力の程もわからぬ神竜。覇竜以上の能力を備えていたとしたら、現状よりも最悪の事態に
陥ることに違いはない。

「確かな情報なんて何一つないし、どの国でも噂されてる話よ。誰も知らない話なんて、あるなら聞いてみたい
 ものね」
 確実であるとわかったことはただ一つ。彼女らが、神竜の情報を欲しがっているということ。無論自分達を
危機に晒すような話をするつもりはなく、無難な範囲で神竜の情報を匂わせておけば良い。ティトは最初から
そのつもりで取引を持ち掛けたのだが、真実は思いも寄らないところから暴かれた。
「神竜ならここにいる」
「!?」
 誰も知るはずのない秘密。白竜に憑かれた姉弟を見遣り、それを平然と口にしたライラにケイトが振り向く。
「おまえ、何故、それを……」
 思わず彼の言葉を肯定するケイトに、ティトは深い溜息を吐いた。
802神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:35:03 ID:whA6o19x
 端から見ると何の根拠のない戯言なのだ。慌てず冷静に否定しておけば、誰も信じることはない。しかし
心配などせずとも、女の顔は疑いの色一色に染まっていた。
「ふーん、その二人が?じゃあお祓いでもする?」
 情報など最初から期待していなかったのか、明らかにからかっていると見て取れる口調で魔除けを提案する
彼女に、二人は凍り付いた。たとえ冗談であっても、笑い事では済まされない。今白竜を追い出してしまうと、
二人とも死んでしまうのだ。
「ま、どうするかはあたしより上の人間に決めて貰わないとね。ちょっとそこで待ってなさい」
 勢いを失った二人の様子から偽りの情報であると確信し、女は待機を言い渡して一時その場から姿を消した。

 残された気不味い空気。耐え兼ねたセラが口を出す。
「あの、何のお話でしょうか……?」
「…………」
 互いに視線で牽制し合い、誰も答えを口にしない。そこへ、唯でさえ重苦しい空気を更に重くする人物が現れた。
限りなく黒に近い藍で染まったマントで全身を包み隠す姿は、まるで騎士。正しくケイトが凝視していた二人の
父親を、女が強引に引き連れて来たのだ。
 表情を曇らせるケイトに近寄り、彼女は笑顔を繕いながら『父親』を紹介した。
「あなたのお父さん、ここの責任者なのよ」
「だから、俺は承諾してな……」
「今更四の五の言わない!」
 犬猿の仲とも取れる会話を交わす二人を見つめるケイトは、完全に上の空。言葉にし尽くせぬ感情に震える
姉の様子を横目で窺い、ティトは敢えて何も言わずに一連のやり取りを眺めている。
「ほら、あんたの身内でしょ。神竜に取り憑かれてるらしいから斬るなり払うなり好きにすれば?」
 彼女が湛えているのは、嘘をついた子供に罰を与えるかのような眼差し。無論二人の父も、彼女の言葉を
鵜呑みにはしていない。

 突然の再会を果たした二人の父親。全くやる気を見せないにも拘わらず覇竜討伐という重要な責務を負わされた
彼は、祖国ラスニールの片割れであるラストニアの今は亡き統治者、国王ジラルドの息子と同じ名を持つ。
しかし姓が異なるため、ケイトは全く無関係な事実として受け止めていた。
 何も知らずに自分を睨む娘を見遣った彼は驚きもせず、にべもない言葉を吐き捨てる。
「何故ここにいる。帰れ」
「……!」
803神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:35:38 ID:whA6o19x
 一途に帰りを待つ母への言葉も、自分達を気遣う言葉もない。
 母がどんな思いをしていたか。何故連絡すら入れないのか。
 募り募った疑心が抑え切れぬほどの憤りへと変わり、ケイトの心から溢れ出る。
「母様も、私達も……、全部放り出しておいて何を偉そうに……」
「黙って言うことを聞け。それから俺がここにいることは誰にも言うな」
「どうして!母様がずっと、どんな気持ちで……!」
 戻れぬ理由を知るだけでも、母は気が楽になるはずなのだ。しかしケイトがどれほど理由を求めても、彼は
ただ無言で娘を見下ろすのみ。
「帰れだって……?冗談じゃない……、こんな時だけ父親面するな!」
 思いの丈をぶつけても、激情は収まらない。その場に居た堪れなくなったケイトは最後に捨て台詞を吐き捨て、
有らぬ方向へと走り出した。
「こんな所、居られるか!」
「おい、ちょっと待て!一人はまずい!」
「え!?あ、あの……、待って下さい!」
 野生のドラゴンに狙われやすいケイトを追ってライラが走り出し、激高するケイトを頻りに気に掛けていた
セラまでもが後を追う。
「何だよ、帰りたいんじゃなかったのか……?」
 選りに選ってセラまで。彼女の背を目で追いながら不満を呟き、取り残されたティトは再び溜息を吐いて
父親へと振り向いた。
「父さん、僕は別に何とも思ってないからね。ま、好きにしなよ。ケイトは僕が何とかしておくから」
 返事も待たず、ティトはすぐに三人の後を追った。一部始終を面白がりながら見物していた傍らの女の言葉は、
向けられた当人にしか届くことはなかった。

「ロイド、あんたやっぱり最低だわ」


 闇雲に走り抜け、辿り着いた森の奥。息切れは川のせせらぎに紛れ、ケイトの背後には後を追っていたライラが
無言で佇む。
「どうして、知ってる」
「…………」
「何故ばらした」
「親がいるなら自分の元に置くか、無理にでも国へ戻すと思ったんだけどなぁ。これじゃ全く意味ねえよ」
 肝心な質問に対する返答を誤魔化し、惚けた口調で答えを返す彼をケイトは非難の目で睨む。その瞳にセラと
ティトの姿が映り、それ以上詰問が続くことはなかった。
 しかし代わりに始められたのは、神経を逆撫でするようなティトの挑発。
804神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:36:13 ID:whA6o19x
「ケイト。あんなやり方じゃ伝わらないよ。寂しいなら寂しいって言ったら?」
「寂しい?誰が……」
「母さんの容姿に憧れて髪を伸ばして、父さんの力に憧れて戦法を真似て。ほんと、君はわかりやすいよ。
 まぁ、その感情的な性格は君の大好きな母さんに似たんだろうね。そのせいでただでさえ酷い確執が更に
 悪化しても、君にとっては本望なんだろうね」
「おまえ、喧嘩売ってんのか!?」
 弟の指摘を、ケイトは全く自覚していなかった。腸が煮え繰り返る思いから実は図星なのだろうと自ら悟るも、
募る苛立ちは収まらない。

 そんな殺伐とした空気を打破したのは、予想だにしない者だった。
 言い争いを続ける姉弟に困惑するセラの背に落ちる巨大な影。真っ先に不穏な気配に気付いたライラが、
引き攣った表情で声を絞り出す。
「おまえら……とんでもないものまで寄せ付けてくれたな」
 二人同時に振り向いた先には、敵を睨んで息巻く巨大な黒い竜。
 逃げるか闘うか──判断が下されるより早く、振り回された長い尻尾が四人の排除に向かう。
 実戦経験のあるティトとライラは心配無用。問題はセラであると踏んだケイトが一番早く、彼女を庇うべく
地を蹴った。
「セラ!動くな!」
 勢いに乗り、びくりと動きを止めた彼女の背に手をつく。突き飛ばされた彼女の行く手は黒竜の足元。
予想以上に強烈な打撃を代わりに食らい、ケイトは何とかティトに目で合図を送るも側面へと働く力には抗えず、
そのまま大きく弾き飛ばされてしまった。
 近付く流水音から、川への落下の覚悟を決めたケイトを待っていたのは、復帰不可能なほどの断崖絶壁。
 ふと、過去に無理に聞き出した母の昔話が蘇った。親子共々同じ道を歩むのかと苦笑しつつ、ケイトは重力に
従い崖下へと姿を消した。
「ケイト!」
「やばい、この先は……」
 名を叫んで駆け寄るセラより早く、顔色を変えたライラが川へと飛び込む。ティトはその様子を見ても決して
気を急くことはなかった。非常事態である今こそ、冷静でいなければならない。
 自分の中に潜む白竜の意識のざわめき。それすら全く歯牙に掛けず、セラを助けろというケイトの合図に従い
彼女の腕を引いて黒竜からの逃亡を図る。幸いにも黒竜は追って来ることはなく、崖に沿って流された二人を
追うもその姿は既に遥か遠くに消えていた。
805神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:36:41 ID:whA6o19x
「まずい……。これ結局、あいつの、シナリオ通り、なんじゃ……」
「……?何を言って……?」
 息を切らす二人に、暫しの沈黙が落ちた。何も知らないセラにとっては、全く理解不能な事態だろう。しかし
事情や秘密を明かすわけにいかず、第一信用されるはずがない。彼女を巻き込みたくなくとも、駐屯地へ後戻り
している場合でもない。
「ケイトを助ける。セラ、悪いけどもう少し付き合ってくれ」
 滅多に見せないティトの真剣な眼差しに、セラは黙って頷いた。無鉄砲な姉の行動の末路など見慣れているが、
今回ばかりは見過ごすわけにはいかないのだ。
 村で見掛けた地図から、川の存在は知っていた。問題はその下流にある科学都市。
 そこは、いつしか読んだ本で見掛けたマッドサイエンティストの集落。ティトが危惧していた、ライラが
育ったはずの都市だ。


 流れの緩やかな川下に流れ着き、重い衣服を引き摺り上げて何とか岸に上がった二人は言葉を交わす余裕もなく
咳き込み、或いは飲み込んだ水を吐き出していた。
 全く以て酷い災難。こともあろうかこんな奴と一緒とは。
「自分から飛び込むなんて馬鹿か……」
 心と口で別々の悪態をつき、ケイトは目前に構える城塞都市を見上げた。無機質な石壁に囲われた、不気味な
雰囲気を漂わせる砦。不思議と何も言い返さず、黙って前方を睨み付けるライラの顔色は明らかに悪い。
「……?おい、大丈……」
「やっと連れて来たの?ちゃんと邪魔者は振り切ったようね」
 身を案じる声を不意に遮る女の声。先日、養成施設の傍の森で現れた、地に着くほどに長い漆黒のマントを
羽織った女と同一の声だ。黒と赤を基調としたビスチェを身に付ける彼女の姿は、まるで魔女。
「何その目?まぁいい、ひとまず連れて行きなさい」
 女の命令を機に、先程から一言も言葉を発さないライラと状況を全く呑み込めないケイトを、傍らの男二人が
拘束し強引に歩かせる。
 進路は城塞。二人は建物内の研究施設らしき一室まで連れ込まれ、そこで解放された。
 疎らな人間と、何よりも見たこともない怪しげな小物や機器がケイトの目を奪う。興味深げな視線を送る
ケイトの傍らで、行く先を先導していた女がライラへと振り向いた。
「さて。約束通り、その娘は貰うとして」
「貰う?何の話を……」
806神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:37:13 ID:whA6o19x
 決して好ましくない言葉に反応したケイトの問いに、彼は一切答えない。いつものように自分を茶化し、彼女の
言葉など適当にあしらって否定するのだろうと、ケイトは何の根拠もなく思っていた。
「約束は守るんだろうな。こいつを差し出せば、本当に……」
「おい!?何の話だよ!」
 予想外の台詞に慌ててライラに掴み掛かるも、やはり彼は目を合わせない。湛えられた苦々しい表情こそ、
彼が本気であることを窺わせる。これから自分は裏切られるのだと自覚しながらも、ケイトは心の片隅で信じ難い
現実を否定していた。
「あなた何も知らないの?ってことは、知られたくなかったのね?」
 嫌な笑みを向ける女。ライラは険しい表情で睨みつけ口外を禁じるが、彼女は平然とその先を続けた。
「こいつにはね、昔黒竜の血を注入してやったの。そのせいか、ドラゴンの意思がわかるようになっちゃってね。
 こう見えて、他にもいろんな恩恵を授かってんのよ」
「黒竜の血?まさか。どうやって……」
「あれでも昔はまだおとなしかったの。犠牲を払えば少し怪我させて血を戴くくらいわけなかったんだけど、
 どういうわけか最近は暴れ回っててね。まぁそんなことはどうでもいいとして」
 彼女は恨みがましく自分を睨み続けるライラに向き直り、彼の期待を絶望へと変える言葉を口にする。
「代わりの実験体を差し出せば元に戻れる?そんなの無理に決まってるでしょ。身体中の血液を抜き取って
 分解していいって言うなら話は別だけど」
「な……!?」
「何驚いてんの?どうせわかってたんでしょ?だからずっと戻って来なかったんでしょ?
 それとも、そんなにこの子と遊ぶのが楽しかった?」
 怒りに染まる彼の表情は、どことなく既に覚悟を決めていたような印象を周囲に与えた。しかし、その覚悟が
何なのかケイトにはわからない。
「こっ……!この野郎!!」
 冷静さを失い、怒りに任せて殴り掛かるライラの姿をケイトは呆然と眺めていた。突然明かされた、信じる
ことなど到底できない彼の身の上の事情と本来の目的。全く頭が追い付かず、言葉もない。
 男二人の手により即座に取り押さえられたライラに向かい、女は冷たい笑みを浮かべて歩み寄る。
「野蛮ね。副作用も全部抑えてやってるのに。でも、役に立たない欠陥品は処分対象。そのために今回あんたを
 回収したの」
807神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:37:39 ID:whA6o19x
 彼女の両手が彼のこめかみへと伸びる。そこにあるのはただの髪飾りとしか思えなかった、装着されている
首輪と同じ柄の、幅の広い大きな装身具。
「待て、やめろ……」
 いつも決まって人を馬鹿にした表情しか見せないライラの顔が、瞬時に強張った。
 無情にも女にはたき落とされ、金属音を立ててケイトの足元へと転がったそれらは、一見何の変哲もないただの
髪止め。しかしその裏側を見ると、無尽蔵に魔力を放ち続けると言われる魔道石が一面に埋め込まれていた。
「何だこれ……?」
「それ、どうせいらないしあげる。形見として持ってたら?」
 縁起でもない言葉にケイトが顔を上げた直後、部屋中にライラの苦悶の叫びが響き渡った。膝をつき、その場に
崩れ落ちる彼を女は鬱陶しそうに見下している。
「やっぱり凄い拒絶反応ねぇ。早く楽になりたいでしょ?可哀想だから、せめてその血が馴染むようにしてやるわ」
「おい、おまえ!何のためにこんな……!」
 今にも悶絶しそうな彼を見兼ね、ケイトは声を張り上げた。いくら嫌いな男とは言え、彼は人間なのだ。
目の前で人間外の扱いを受ける彼を放っておくことは、ケイトの信じる仁義に反する。
「あぁ、その子はもういい。連れて行きなさい。こいつの行く末、見たくないでしょう?」
 ライラを拘束していた男二人に腕を掴まれ、ケイトは地下へと続く階段へ強引に連れ込まれた。
 頭を押さえて苦しむ彼の周囲に突如出現し、不気味な光を放つ魔方陣。それが、ケイトの瞳に焼き付いた
最後の光景だった。


 地下は牢獄。実験体として囚われた女子供が、怯える毎日を強いられる場所。後々面倒を起こさないために、
身寄りのない孤児を中心に集められているのだと男は言う。
「調べはついている。罪人の娘ならば、何が起ころうとも世間から厳しい目は向けられないというわけだ。
 暫くここでおとなしくしていろ」
 剣を取り上げられ、ケイトは牢の一室に幽閉された。扉は厳重に施錠されており、脱走は容易ではない。

 罪人の娘。重い言葉が伸し掛かる。誰も知らないはずの事実を知り、保身のために接触して来た彼は一体何を
思い、剣の相手をしていたのか。考えたところで答えが出るはずもなく、ケイトはその場にうずくまり目を閉じた。
 啜り泣く女の声。無知故に、元気に大人を励ます子供の声。そして遠方より徐々に近付きつつある地鳴り。
休もうにも、決して落ち着ける環境ではない。
808神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:38:09 ID:whA6o19x
「……地鳴り?」
 不自然な揺れに、ケイトは瞳を薄く開いた。先程までは一切揺れていなかった地下牢の石畳が、突然微かな
振動を伝え始めたのだ。
 研究員の騒ぎ立てる声が、上階で何かが起きたことを表している。やがてその喧騒が鮮明になった瞬間、
突如局地地震のように一定間隔で伝わる揺れと、耳を塞ぎたくなるほどの轟音が地下牢を襲った。
「な、なんだ!?」
 床に手をついて身体のバランスを保った直後、牢獄に響き渡る囚われの女の悲鳴。何事かとケイトが顔を
上げると、そこには壁を破壊して地下へと飛び込んで来た一頭の赤いドラゴンが雄叫びを上げていた。人間の
身の丈を僅かに越す程度の小型の図体ではあるが、周囲を圧倒するには十分な威圧感を振り撒いている。
 殺気に満ちた瞳は囚われの女子供には向けられず、ケイトの姿のみを捉えた。目が合うなり、ドラゴンは
施錠された檻へと突進し、渾身の体当たりを繰り返す。護衛と共に慌てて地下へと降りた黒マントの女が事態を
把握した頃には、牢の鍵は完全に破壊されていた。
 衝撃の反動で開いた扉の隙間から牢内へと侵入し、今にも食らいつき兼ねない気迫で獲物を睨む。戦闘に
おいては傲慢な態度を取るケイトでも、流石に武器を持たない現状では戦おうなどという気は起きない。壁まで
後退る『獲物』へと迫るドラゴンを確認し、女が護衛に向かって指示を出した。
「今のうち!鍵閉めて!」
 歪んだ扉が閉じられ、牢内に逃走したドラゴンを残し再び錠が下ろされた。
 逃げ場を完全に失ったケイトに、肉を食らう牙が近付く。しかし何気なく視線を下方へと移した途端、極限まで
達していた危機感は驚愕へと一変した。伸ばされた首に、見覚えのある首輪が嵌められていたのだ。
「その首輪……、おまえ、まさか……!?」
 肉を引き千切りに掛かるかと思われた鋭い牙は、本来の役目を果たすことはなかった。敵であるはずの人間の
姿を捉え、安心したように眼を細めたドラゴンは代わりに長い舌を差し出して頬を舐め、ケイトの身を震わせる。
「あら、随分気に入られてんのねぇ」
 事態の収拾を見計らって牢に近付いた女は、からかうような口振りでケイトに声を掛けた。彼女がライラを
ドラゴンに変えたのだということは、状況から考えても明白。
809神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:38:38 ID:whA6o19x
「あいつに何をした……」
「黒竜の血が人間の身体に合わないなら、いっそのこと竜になってしまえばいい。苦しみから解放してあげたのよ。
 何か問題でも?」
 悪びれる素振りすら見せず、平然と非人道的な台詞を言って退ける女。じゃれ合おうと付き纏う彼を無理やり
押し退け、自分の信条と相反する道を歩む彼女を、ケイトは強く睨み付ける。
「人間は道具じゃない……。意味のわからないふざけた実験のために……!」
「ふざけた実験?世間知らずの小娘が戯言抜かしてんじゃないわ。一部の動植物の血肉や根に回復作用や
 致死作用があること。今では常識となってる知識が、何の犠牲もなしに得られたと思ってるの?」
「そんな屁理屈……、って踏むな!離れろ鬱陶しい!」
 人間と戯れるドラゴン。護衛の男を先に上階へと向かわせ、女は通常の手段では決して見られない珍しい
光景を眺めていたが、やがて飽きた様子でつまらなそうに檻を離れた。
「正直黒竜の血を甘く見てたけど……そいつ、今は完全に野生のドラゴンだから。一応本人の脳は健在だし
 潜在意識くらいは残ってるんじゃない?とりあえず、あんたも含めてどうするか相談してみるわ」
「ちょ、ちょっと待……」
 大人しくなったドラゴンを牢に残し、彼女は地上へと姿を消した。呆然と地下通路を見つめるケイトの頬に
再び長い舌が這う。普段と何分変わらぬしつこさに振り向き掛けた途端、不意に両脚が地を離れた。
 背後から襟を咥えられ、牢の隅へと無造作に落とされたケイトの衣服の中に、彼の鼻が潜り込む。上へ上へと
寄せられた服の裾から現れた双の膨らみをざらついた舌が伝い、やがて触れた先端を丹念に舐め始める。ケイトが
どれほど力を振り絞って顔を退けようとしても、一寸たりとも動かない。
「おま……、こんな時に何を、っ……!」
 もう一方の胸へと舌を移しては甘い刺激をひたすら与え、彼はケイトの身体から力を奪う。

 何故こんな事態に陥っているのか。これから何をされるのか。執拗な愛撫を受けながら、女の残した言葉から
ケイトは薄々感付いていた。
 囚われた女はいくらでもいる。にも拘わらず、彼はケイトの元へと真っ先に駆け寄った。おそらく、僅かに
残された人間としての意識がそうさせたのだ。そして『雌』を見つけた野生の獣が取る行動は何か。答えは
自ずと限られて来る。その答えを裏付けるように、彼の鼻が下半身へと移動した。
810神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:39:03 ID:whA6o19x
「やめろっ!おい!蹴るぞ!」
 通じるかどうかもわからない人間の言葉での威嚇を続け、固い顔面へと蹴りを入れても彼の行動の阻害にすら
ならない。それどころか、脚を振り上げた弾みで腰が浮いた瞬間に器用にもショートパンツを下着ごと食い破られ、
『雌』の臭いを最も漂わせる場所へと鼻先が近付いた。
 決して内部へは侵入せず、機械的に表面のみを嘗め回す舌は幾度も陰核を擦り上げ、その都度ケイトの身を
強張らせる。身体は徐々に熱を帯び、疼きを覚えた下腹部は本人の意思とは無関係に『雄』を欲して潤いを
溜め込み始める。
「な、何で……いつも、こんな目に……」
 経緯は違えど、普段から頻りに強要される交接。自分の性(さが)を恨みながら、ケイトは余儀なく彼の行為に
甘んじた。
 石壁に仕切られているとはいえ、声は周囲の女子供にも届いている。
 決して他人に知られるわけにはいかない痴態。途切れぬ快楽に耐え、自ら口を塞いで微かな声をも封じて
いるうちに、這いずり回っていた舌が下腹部から離れた。
 鼻先で身体を裏返され、俯せとなったケイトの身体に鈍い重みが掛かる。広い腹の下に挟み込まれた身体は、
脱出は愚か身動きさえ取れない。それでもどうにか抜け出そうと振り絞られる力も、ドラゴンの力の前では
全くの無意味。
 ひ弱な抵抗など気付きもせず、彼はまるで壊れ物を扱うように遠慮がちに背筋を舐める。全身へと広がる
悪寒から、ケイトの身体から力が抜ける瞬間。彼の狙いはそれだけだった。
「うっ!!」
 人間のものでない、不快な侵入物にケイトは顔を顰めた。
 種付けの意志を持った獣の生殖器官。人間には大き過ぎると思われたそれは、小型のドラゴンであるが故、人の
同器官に裂傷を負わせるほどのサイズには達していない。
 潤滑剤の役割を果たす滑りが、より深くへの挿入を促す。繁殖という動物的本能の下、すぐさま小刻みで
単調な動きが始まった。やや細くはあるものの、雌の膣内への挿入という共通の役目を負う点で、獣と言えど
感覚は人間のそれと左程変わりはない。しかし、相手は猛獣。魔物の中でも獰猛な部類に属するドラゴンとの
交わりへの恐怖が何よりも先立つ。万が一子を宿しでもしたらと思うと、気が気ではない。

811神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:39:27 ID:whA6o19x
 それでも、彼の人間としての意識は確実に潜んでいる。獣らしくもない、女の身体を熟知しているかのような
扱いからケイトは確信していた。しかし名を呼んで閉ざされた意識に働き掛けようとも、何食わぬ顔で続けられる
生殖行為に無駄であることを思い知らされる。
 膣内で蠢く獣の肉塊。触れたそばから周囲の肉壁を掻き乱し、互いを高みへと導いて行く。どちらのものも
知れない耳障りな水音は牢内に響き、突かれる度に腹から絞り出される声を押し殺すことは最早容易ではない。
「ライ、ラ……、ちゃんと、聞こえてるんだろ……、っあ……っ」
 心のどこかで返答を期待するケイトの耳元に届くのは、獣の低い呻り声。積もり積もった快感は既に恐怖など
物ともせず、女の悦びをケイトの身体に刻み込む。
「く、うっ……!な……なんで、こう、私の周りは、最低な奴ばかり、なんだろな……」
 唇を噛み締めて快楽に耐え、いつものように皮肉を吐いても何の返り文句もない。
 自分勝手で人の心を汲まない弟、何を訴えようとも全く取り合わない父親。そして散々手篭めにしておきながら、
最後の最後に手の平を返した剣の相方。
 途方もない虚しさだけが心に残っていた。
 もう、どうにでもなればいい。瞳を伏せ、母との再会すら諦め掛けたケイトの心に付け入るように彼の陰茎が
暴れ回る。
「いっ……!?あ、あぁっ!!」
 現実から目を背けたケイトの意識は、快楽の享受という逃避行為に注ぎ込まれた。
 彼の陵辱を自ら受け入れることで軽減される、心身への負担。逃避を求めることにより研ぎ澄まされる神経を、
より顕著となった快感が巡り巡る。しかし何の変化もない動き故に、そう簡単に達することはない。
 やがて拳を握りながら悶え続けるケイトの中で、小刻みな抽送を繰り返していた肉茎が脈打ち始める。
そのまま子種を注ぎ込まれるも、終わるかと思われた番い行為が終えられることはなく、単調な抽送が再開された。
「だ、から、しつこいって、何度……、はぁ……あっ……」
 確実に子を成そうとする習性か、ケイトは容易には解放されない。先程までとは打って変わり、内臓を
揺さ振るような激しい責め苦に何度も達し、その度彼は然も当然であるかのように勢いを保ち、犯し続ける。
812神竜の謳 Ch.4:2010/10/31(日) 00:40:08 ID:whA6o19x
 周囲を気に掛ける余裕など既にない。労わりを込めて身体を這う舌が余計に昂ぶりを与え、聞くに堪えない
声を牢に響かせている。いい加減、尽き果てるのではないかと思われるほどに何度も精を注ぎ込み、最後は大きな
両の眼を眠たげに閉じ、彼はケイトを解放した。
 止め処なく溢れ出る粘液が、彼の果てしない精力を物語る。ケイトは俯けのまま、傍で丸くなっている
ドラゴンに視線を送るが、その顔に彼の面影はない。
 心に穴が開いたような、不思議な悲しさに襲われていた。


 数刻後、ヒールの響く音が牢に響き渡り、漆黒のマントを羽織った女が姿を現した。
「何?その格好。もしかして襲われたの?」
「黙れ……」
「余計なことしてくれたわねぇ……今はドラゴンと交わった人間なんて要らないんだけど」
「…………」
 最早言い返す気力もない。視線を地に落とし生気を失ったようなケイトを見遣り、女は口元を歪めた。
「そんなに落ち込まないの。別に二人まとめて殺そうってわけじゃないんだし。そいつの処分内容を教えに来て
 あげたんだけどこの分だとあんたも一緒かもね」
 ろくに興味も示さず俯き続けるケイトへ牢越しに近付き、女は満面の笑みを浮かべた。一体何を意味する
笑みなのか、今のケイトには推察する力もない。しかし彼女が発する言葉は、そんな朦朧とした意識すら
吹き飛ばすものだった。
「二人一緒に売り飛ばしてあげる。せめて研究費くらいにはなりなさいって話。買い手がついたら、そこで
 第二の人生でも歩んだら?」
「な……」
 最後まで人を人として扱わない女。言葉が全く出ないのは、ドラゴンに犯されたためだけではない。
 見開かれた瞳に信じられない現実を映し、ケイトの心に絶望感が満ちる。

 降り掛かる災難は、当分収まることなどないのだろう。
813名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 00:40:30 ID:whA6o19x
以上です。続きます。
814名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 15:08:55 ID:Bl8ueS54
乙です!
815名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 18:11:06 ID:dF7Sz2IH
>>813
超乙!!
毎度読みごたえがあって良いです
816名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 21:35:53 ID:8bqkYScX
嫌いではないがこのシリーズ作者さんには異を唱えにくい雰囲気だ。
他の作者さんのものって叩かれるからなのか、書いて投下する根性がないからこの作者さんがすごいのか。
そろそろロイドが嫌になってきた。
817名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 22:07:54 ID:rp2SFzbt
文章は書き手がいなければ成立しないが、同時に読み手あってのものだから読者がいて需要がある限り書く意味はあると思うよ。
自分に合わなくても読まなければいいだけの話だし。マナーを守って続けてくれてる分には問題ない。
ただ投下のあと、ひとつふたつでも乙がつかないと話題を書き込みにくくて不便だけどね。
818名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 22:32:35 ID:8bqkYScX
はい、書いてくれるだけでも…ありがたいです。
819名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 23:20:36 ID:mGWCgtr0
>>813
またまたどうなるのか気になってきたよ!乙です!


>>816
813の文章は気持ちが推測しにくい文だから
相手の気持ちがわかるまでがイラっとくるのかなぁーと思ったw
ライラの気持ちが早く知りたい……
ティトもセラが靡かないから気にしているだけで初めのうちは本気だとは思わなかったしw
820滑り込みハロウィン小ネタ:2010/10/31(日) 23:57:34 ID:eS2Yl7T5
「トリックオアトリート」
「ふえ?」
突然目の前に『ちょうだい』と言うように手を出した彼に、私はつい間抜けな声を出してしまった。
「急にどうしたのジャック?」
「今日はハロウィンだろ。だから」
「え……でも私お菓子持ってないよ……」
「そっか。じゃあイタズラさせてもらうわ」
「きゃああああっ!?」
言うが早いかジャックは私をドンっと突き飛ばし、その場で組み敷いた。
両手首を押さえつける彼の力が強くて、地面と挟まれて痛い。
「やっ……何するのジャックやめて!」
「何って、イタズラだけど?」
じたばたと暴れる私を気にも止めず、ジャックは私の服を脱がしにかかった。
帯を解かれてしまえば緩んだ衣服は簡単に捲られ、裾から侵入した腕が簡単に乳房に到達する。
「あっ……やぅ……!」
首筋に吸い付かれてむず痒い快感が体を走る。
思わず零した嬌声に満足したのか、彼は攻める手を更に敏感な場所へと進めてきた。
「何でっ……何でこんな事するのよジャックぅ……っ」
「そうだな……ウィンが可愛いから?」
「は……?」
思いもしない返答に、私は再び気の抜けた声を出してしまった。
「お菓子食べさせてくれないし、代わりにウィンを食べる事にするわ」
「ちょ、待っ……やだやだやだあああああっ!!」
抵抗したものの結局最後まで――というか、彼の気が済むまで何度もされてしまった。
こんな形で結ばれたくなかったので、来年は私の方からイタズラしてやろうと思う。



ハロウィンにかこつけて何か投下しようと思ったらこの様だよ…!
821名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 23:59:30 ID:eS2Yl7T5
しまった書くだけ書いて送信してしまった…orz

>>813乙です!
これから物語がどう動いていくのか楽しみ
822名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 10:35:43 ID:GCtvKlW7
>>813


あたりさわりのないことを言うこともできるが、あえて憎まれ役になるよ。
場面の展開が無駄に多い。場面が変わる度に繋ぎの部分や説明が必要になるから、
その部分で上手く読者を引き付ける、飽きさせないだけの文章力が要る。
また場面の展開が多すぎると個々の場面の描写は薄くなるし読者もだれやすくなる。
せっかくオリジナルの世界観を持ってるのに、それを生かしきれてなくて非常にもったいないよ。
盛り込む所は取捨選択してある程度合理的にまとめるのがおすすめ。
感情描写が少ないこと自体は悪いことではないが、
セックスの回数が多いだけで肝心の愛あるレイプ感が少ないこととあいまって、
結果的に男がただのクズ野郎にしか見えない。
あと、体言どめは散文の中で用いるとあまり歯切れがよくならない。
すごく手慣れた人なら違和感なく読めるだろうけど、そこに到達するのは至難のワザだと思う。

次の投下待ってます。
乙じゃなくGJを送らせてください。
823名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 15:53:01 ID:SysBxbqP
>>820
824名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 16:02:42 ID:ivwkwKF6
            , 'i´ヽ  ゙i'、
            i:::ヽ,:l__,l,.ノi
            |::::ヾ,| !|ソ:|
            |::::ヾ,|.:V:|ソ:|     トリック・オア・トリート…
            |::::ヾ,|::  :|ソ:|
          /ト、_::::|::  :|;イ、
    ,.、-  ̄/  |   ̄ ̄/ | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
_|      |.|-<    \ i / ,イ____!/ \
  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
  }/ -= ヽ__ - 'ヽ   -‐ ,r'゙   l                  |
__f゙// ̄ ̄     _ -'     |_____ ,. -  ̄ \____|
  | |  -  ̄   /   |     _ | ̄ ̄ ̄ ̄ /       \  ̄|
825名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 16:07:04 ID:l5J0mRKz
>>820
エロいいたずらは良いなぁ

>>824
やめアッー!!
826名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 17:58:26 ID:+/uLwurD
>>820
ちゃっかり萌えたw
いいよねこういう冗談で済むような済まないようなぎりぎりが微妙な関係って


そしていたずらなんて本気じゃ無いのね!と
女の子がマジ泣き男オロオロするバージョンも考えてしまったw
827名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 22:05:11 ID:xXWzKqUJ
>>824

コジマ患者が…!?
828名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 22:19:33 ID:9k4nS5Wp
>>822
批評も遠慮なくお願いします。指摘ありがとう。
普段時間取れない場合でも自分で決めた期限厳守で投下してたんだけど
>>822を念頭にもうちょい時間取って推敲するようにするよ。

>男がただのクズ野郎にしか見えない
ただこれは、こちらとしてもクズ野郎に見えるように書いてるからな…

>>820
これは…来年も期待w
829名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 22:25:11 ID:l5J0mRKz
元からクズ野郎なら問題無いな
そして来年って気が早いっすw
830名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 00:10:55 ID:cVhRC6ZO
>>828
クズ野郎によるレイプじゃなくて愛あるレイプのスレです。
結論的に愛があっても心理描写がお粗末だと、全く愛を感じないです。
ただ最終回でお前が好きだとか愛してるとだけ言わせるだけじゃ全然気持ちが伝わりません。
好きになる過程や気持ちの変化や、せめて行動による伏線がなければ最終的に愛情があることを明かしても全く説得力がないんです。
またレイプに至る動機に愛情の暴走とか、何かしらの激しい感情がなく漫然とレイプしてるだけだと、
男の側が理性が欠如した性欲サルでしかなくなります。
冷静な状態で葛藤も罪悪感もなく女性を犯せるような男はただのレイパーで汚物です。
あと、愛レイプものというよりファンタジー長編なんで他所でやった方が適切だと思います。
831名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 01:21:32 ID:oEjotGiB
>>830
先のことを言ってしまうと序盤が全て愛故の方向に持っていくための伏線、
中盤・終盤が心理描写等の中枢部分のつもりでした。
今までの投下内容をスレ違い・不快に感じられていたら申し訳ない。
各話よりもストーリー全体で愛故にするつもりだったので、
もう少しこの場をお貸しして頂けないだろうか。
832名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 02:01:19 ID:NjVfgpge
831は愛あるレイプにする気なんだから別にいいんでない?
831が長編書きなのはわかりきってることなんだから
気に入らなければNGなりスルーなりすればいいよ
職人追い出しは他所が迷惑だと思う

それはそうと女の子に練乳、蜂蜜、生クリームの類をぶっかけて嫌がらせした後
愛するが故にに結びつけられないだろうか
細長い野菜を突っ込んだり女体盛りとかもいいな
833名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 02:03:10 ID:QB9GBDMx
ただでさえ投下してくれる職人さんが減ってるのに、余計に追い出そうとせんでもええやん。
>>831さん、自分は毎回楽しみに待ってますよ
834名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 03:08:27 ID:cVhRC6ZO
他所でやれは言い過ぎだったと思う。ごめんなさい。
嫌いで読みたくないなら、スルーするしレスをつける労力を割くこともしないさ。
勝手ながら期待しているから、関心があるから口を挟みたくなるんだ。
これは、書き手の立場からのお節介だ。だからもうこれっきりにする。

>>831
読み手からの意見に目を通し、それに漏れず答えるのはあなたが誠実な証拠だと思う。
だけどそれはレスを通じてするべきことじゃない。
自分の意図を作品外で詳細に説明すれば、肝心の作品の読み応えは大幅に損なわれるだろう。
不必要な多弁さは批判の的にもなる。
書き手なら、何より自分の書く物で語るべきだ。
どれだけ文章の外で耳障りのいい、かっこいい言葉を並べたところで、
作るものを通して結果を出さなければそれは真に書き手として語ったことにはならない。
誠実に返したレスも空虚なものにしかならない。

それが嫌だと言うなら書き手を名乗るのをやめることをおすすめする。
835名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 03:54:47 ID:RVnFSEdq
なにこいつ
引いた
836名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 04:31:24 ID:i02rbYCy
明らかにメンヘラだろ。
837名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 04:46:39 ID:dMNMN/su
○○ありき、あれはダメこっちにしろ、でやってくと幅が狭くなるからね
読みたい人は読む、気が乗らなければ読まない、GJしたい人はする、続編を待つも良し
読むほうも書く方もアマチュアなんだし、あまり手厳しくしなくてもいいと思うよ
敵意のない心からの感想なら、多少きつくても書き手さんはわかってくれると思うけど
自分が言われてきつそうな言葉だけは控えるようにした方がいいんじゃないかな
他人に厳しくすると、それを自分にも適用しないといけなくなるからね…
838名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 07:49:42 ID:4mi3sra4
>>834
いちゃもん付けているとしか思えん。

そっちがスレ違いと指摘したから書き手があえてスレ違いではない理由を説明しただろうに、
今度はそんな説明をするなら書き手と名乗るなとは。
839名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 09:35:22 ID:2eMsc4ju
野菜スティックに愛を感じさせるには相当の文才が必要だな
840名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 09:48:11 ID:WVstHhnD
「……いゃ…やだ、そんなものかけないで
 やだやだっ…やめてよっ!」
「おとなしくしろ!……どうして…どうしてわかってくれないんだっ!
 俺は、お前が……マヨネーズをかけたお前がっ……クッ!」
ボリッ!ボリボリ!パクパク…

うむ。確かに難しいな
841名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 12:34:03 ID:8sjBkUjd
>>840
なんか洗濯機スレを思い出したww
842名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 14:11:04 ID:CelbGHiV
>>840
吹いたw
843名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 15:15:56 ID:7TmULXHX
>>839
プレイの一つとして野菜スティック使用なら余裕だろ
844名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 15:44:47 ID:BSu8/j54
>>834の書き方はちょいアレだが、ほぼ同意
書き手は愛故のレイプより単に長編ファンタジーが
書きたいだけに見えるんだが
それくらい申し訳ないが(スレタイからすると)無駄な
場面が多いなあ

>>831
ストーリー全体で…とか言ってないで
各話で読み手を引き付けるようなエピソードを
入れるように工夫したらいかがでそ?
せっかくやる気はあるみたいだが、
今のままだと読む気がなくなるので
845名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 23:00:33 ID:Hh6rhPMg
幼なじみに言い寄る奴がでてきて焦って無理やり…というパターンが好きなんだが
このシチュだと幼なじみは処女だろうし、だとすると初めてが半レイプになるわけでいろんな意味で痛そうで
つい途中でやめてしまったり夢落ちにしたりしてしまう俺ヘタレ
846名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 23:38:25 ID:7TmULXHX
>>845
そこをしっかり完遂すれば完璧w
847名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 23:50:06 ID:PAAcoEqc
前に神獣と巫女を書くと言ったものですが一つ質問
和風と洋風どっちが良い?
848名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 00:00:54 ID:AP20ZRSW
両方!
849名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 00:18:02 ID:2o5Qugbw
>>844
ここは小説道場とかじゃないんですよ。
気に入った作品を読んで、気に入らない作品はスルーするところ。

>>1
>・気に入らない作品はスルーしましょう。好きなものにだけコメントをつければおk。
>・感想の域を超えた批評、展開予想はご遠慮ください。
スレルールは守っていただきたい。
850名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 00:29:33 ID:7Ow5C3AC
>>847
書いてくれる方が書きやすい方で
ぶっちゃけどっちでも楽しめる自信があるw
851名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 01:45:14 ID:xy8bhW71
和風でも洋風でも中華でもアラビアンでも古代オルメカ文明でもどんとこい
852名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 05:23:46 ID:Hj+yAREz
和風!
853名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 01:36:08 ID:hVmb236c
誘い受け?
854名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 01:57:17 ID:CoybYgXm
愛するが故に……ってどうしても軽く男にヤンデレ入るんだがそれはありかな?
殺すとか監禁とかの血なまぐさいのじゃなくて
好きすぎて好きすぎて、精神的に追い詰められて、ついには無理矢理……っての
855名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 11:36:39 ID:l1eeRlL+
>>854
ありだと思います
愛する故に無理やりならば
856名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 08:51:30 ID:D2/4vFDd
愛と狂気は紙一重だな、ヤンデレいいよヤンデレ


襲う当て馬相手に「体はあげられるけど心はあげられない」って台詞時々見るけど
そういう台詞を言った瞬間当て馬が諦めるかヒーローが助けに来るっていうのが王道なので
愛するが故に無理矢理を貫いた話読みたいなと妄想してしまうw
857名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 10:44:57 ID:mHH26y09
ストーキングも愛故になるのかな
何かが違う気がしないでもない
858名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 14:56:38 ID:0K955boh
よくわからんけど
愛でも狂気でも勘違いでもストーキングでも
特定の相手を想ってアクション起こす側が真剣で一途だからこそ生きる設定だと勝手に思ってる
それが計算ずくでも勘違いでも猪突猛進でも美味しい
859名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 02:08:36 ID:dcCnniMC
>>854です。ヤンデレOKとのことなので、ヘタレなヤンデレで投下。
忍者×姫でなんちゃって和風もの。シチュ重視?なのでエロ薄めです。
本編6レス消費。NGタイトルは「高嶺の花の手折り方」で。
860高嶺の花の手折り方:2010/11/06(土) 02:09:03 ID:dcCnniMC

「戯れなれば、やめていただこうか」

ギロリと、少女は自分を組みふせている男を睨んだ。
「敗軍の将の娘と、侮辱するか」
たかだか乱波ふぜいめが、と少女は吐き捨てた。
「顔も出さず、このようなやり方でしか女子を抱けぬか、浅ましい」
軽蔑した眼で、自分を抑えつけたままの覆面男を見据える。
部屋の隅にある小さな有明行灯の光が、少女の白い寝着と、男の眼元をわずかに照らしていた。
「さっさと退け」
なおも不快そうな少女の言葉に、くつくつと男が覆面の下から笑い声を洩らす。
何がおかしいと少女が言う前に男は少女の顔ギリギリまで近づいて優しく囁く。
「震えておりますぞ」
虚勢を見破られ、かぁっと少女の顔が怒りと羞恥で赤くなる。
ここで怒鳴って大暴れしてやろうかと思ったが、ぐっと堪えてまた虚勢を張る。
「貴様のような男に触れられれば、身の毛もよだつわ」
父も兄も戦場で敗死した、本来ならば少女も切り捨てられるべき存在であった。
それでもなお、どこなのかもわからぬ場所の屋敷で、捕虜として扱われている。
何かの価値か、どこかの将が情けをかけたのだと考えていた。
自害も出来ず、ただ、いつ自分の運命が決まるか怯える日々を過ごすだけだったというのに。
「あぁ……」
ほぅ、と男は息を吐いた。生温かい息が首筋にかかり、少女は顔をしかめる。

「よかった」

心底安堵した男のその言葉に、少女はその身をぶるりと震わせた。
「あれほど戦を終わらせたかったのは初めてだ、仕事の最中も気が気でならぬ。
まことに、あなたは恐ろしいお方だ。俺をこんなにも狂わせる。」
「気持ち悪い」
少女の正直な感想に、ぐぅっ、と小さく男は呻く。が、気を取り直して澄まし顔に戻る。
「お家は無くなり、貴女は囚われの身。生かすも殺すも俺次第、もはや貴女は俺のものだ」
その言葉に、少女は大きく口を開け自らの舌を噛み切ろうとした。
父上兄上、今、お傍へ
そう思ったのに、歯を立てたのは目の前の男の指であった。口に手を突っ込まれて阻止されたらしい。
「舌を噛んでも、そうそう死ねませぬぞ。それに」
死んでも肉体は残りますからな?と意味ありげに男の眼元が笑いで歪んだのがわかった。
死者の身体を弄ぶのか、この外道が!と喚く代わりに男の指を噛みちぎらんばかりに噛む。
861高嶺の花の手折り方:2010/11/06(土) 02:09:34 ID:dcCnniMC
皮膚が裂け、口の中に血の味が広がる。
こんな男の血が口に入るのかと思うと、すぐに吐き出したくなるが必死に耐える。
「まるで尺八をされているようですなぁ」
わけのわからぬことを呟き、男はうっとりとした顔でその様を見ていた。
「あぁ、それと、童のようになんでも口に入れるのはやめたほうがよろしいかと」
そう警告したと同時に、男は空いた手で少女の口に小さな丸薬を放り込んだ。
これに驚いた少女はすぐさま男の手を離し、薬を吐き出そうとする。
口に入れた途端、丸薬はほろりとくずれさり、口の中に広がってそう簡単に吐き出せない。
男から顔をそむけて、何度もせきこんでその薬を吐き出そうと苦戦する。
その無防備な少女の顔に、男の手が触れる。
ぐいと、無理矢理顔を向かされたかと思えば、だらしなく開いていた少女の口に男の舌が入った。
少女が咳き込んでいる間に覆面を下ろしたのだろう。
がっつくように口吸いされ、少女は今度は男の舌を噛み切ってやろうとするが、
頬を強く掴まれ、顎を強く固定されて口を閉じることもままならない。
男の手で強く掴まれて頬が痛みと、初めての口吸いを奪われた事で、少女は悔しくて泣きそうになる。
じたばたと暴れてみるが、男は石のように動きもせず、ただ少女の口内へ舌を這わせる。
少女は舌で入ってくる男の舌を押し出そうとして、結果的に舌を絡めるような行為をしてしまう。
「んっ……!」
少女の心臓が高鳴るのは、恐怖のせいか、それとも口吸いで興奮しているせいか。
ようやく口を離された時、自分の口から唾液の糸が男の口へと引いたのを見て、少女は唖然とする。
「俺のものだ」
ぞくりとするような、優しい声音だった。
灯りに、男の素顔が照らされて、少女は驚いて間の抜けた声を漏らす。

「お前は」

それを続けようとする少女の口を再びふさぎ、男は引き裂くように少女の寝着を剥ぎ始めた。
少女はそれに抵抗しようとするが、手が震えて力が入らない。
抵抗の建前のように、男の身体を二、三度軽く押して、やがて、諦めたように力を抜いた。
寝着を剥がれ、乳房に吸いつかれても、少女は何かを諦めたように、ぼぅっと天井を見る。

「どうして……」

かすれる様な少女の言葉が、涙の代わりに零れ落ちた。
862高嶺の花の手折り方:2010/11/06(土) 02:10:08 ID:dcCnniMC
……―――
「あれを、どこにやればよいかのぅ」
主君の言葉に、男は内心動揺するが、表情を変えずに黙っている。
嫁入りに良い年ごろとなった娘を、どこへ人質として、政略の道具として嫁がせるべきか。
父ではなく、一国の主として主君は語る。
この国は、近隣他国に攻め入る際に重要な地。そのため近隣諸国の一番強い国に取り入って来た。
だから、あの姫を「貢物」として扱う事は当然なのだろう。
「おぉ、それと、お前の育てた菊、あれは大変喜んでおったぞ」
「ありがたきお言葉です」
「なんでも、菊についた朝露は長寿の秘訣で、都におわす天上人も飲んでいると言って喜んでおったわ。
ふむ、そうじゃ、あの菊と共に「贈れば」良いかもしれぬのぅ」
たわいのない、主君の言葉だ。むしろ、男の表の仕事である園芸を褒めてもいた。
お前の育てた菊はそれだけの価値があると、暗に言っているのだとは、男にも痛いほど分かった。
分かっていたが、心には轟と、黒い炎が燃え上がる。

あの菊は、あの方のために育てた。あの人への想いを込めて育てた。
咲いた花や庭についてだけが、彼女に関われる唯一の手段だったというのに。それすらも奪ってしまわれるのか。

一介の乱波が主君の娘を娶るなど、無理だと分かっていたはずなのに。

男は考える。そうだ、高嶺の花だから、取れぬのだ。
ならばその高嶺から、引きずり落としてしまえばいい。嶺ごと「なくなってしまえ」ばいいのだ。
そうすれば、誰にも邪魔されず、誰かに摘み取られる心配もなく。

あぁ――そうだ、そうしよう。

そして男は、家臣の中で最も野心の強い男に近づき、策を授け、計を巡らせ戦を起こさせた。

……―――
「裏切ったのか」
泣きそうな少女の言葉に、男は答えてやる。
「はい」
「……私は、お前の作った庭が好きだったよ」
サツキやツツジも、綺麗に咲かせていて、特に大輪の菊を朝一番に見るのが好きだった。
菊の朝露の話も、庭番をしていたこの男から聞いたのだ。
惜しげもなく見事な菊の花をちぎって、男は少女に朝露を飲ませてくれた。
それを思い出して、あの時の朝露のような小さな滴が、少女の頬を流れる。
863高嶺の花の手折り方:2010/11/06(土) 02:10:38 ID:dcCnniMC
ぴちゃぴちゃと、獣が水を舐めるような音がする。
男の顔が自分の股間に埋まっているのに、少女は天井を見上げていた。
下剋上で国を奪われた父。その娘である自分にできることなど、何もない。
お家再興だとか、仇討だとか、夢想はするが現実には程遠いことは世間知らずの少女でも理解できた。
「あっ……」
花芯を強く吸われ、少女は甘い声を漏らす。
男の事が憎かった。どうして裏切ったと問い詰めてやりたかった。
敗者の自分をここぞとばかりに、物にしようとするその心根に軽蔑した。

では、今、浅ましく生きるためにこの男に取り入ろうとしている自分はなんなのだろう。

生きていればお家再興、仇討も可能ではないかと考える。
その一方で、ただ強い者に流されて生きていたいだけだろうと、自分を責める。
知らぬ男よりも、かつては淡い恋心を抱いていた男ならいいじゃないかと、自分を納得させようとする。
だが、この男は父や兄を裏切ったのだぞと、武家の血が怒りに燃える。

愛憎渦巻く少女の胸の内を、男は知っていた。
今にも泣き出しそうで、悔しそうで、恥ずかしそうな少女の表情に、興奮する。
男の舌が、少女の花弁、花芯を味わうようにしてなぞっていく。
舌を動かすたびに、少女が身体を小さく震わせるのが、なんと愛しいことか。
紺色の忍装束の袴の下で、男根ははちきれんばかりに膨らんでいた。
力なく、少女の手が男の頭を押しのけようとするが、すぐそれを諦めて、布団に爪を立てる。
「……だ」
少女は、小さな声で心の底から吐き出すように呟いた。

「嫌いだ」

その言葉に、男は舌の動きを止める。
「もう十分に濡れましたな」
先ほどの言葉など聞こえていないふりで、少女の秘所に指を入れる。
突然の異物感に少女は驚いて眼を見開いた。
「や、やめて」
言っても無駄だと分かっていた。それでも目の前で下帯をほどき始める男を見たらそう言うしかなかった。
もっと明かりが強ければ、少女は男の勃ったものを見てしまい悲鳴をあげただろう。
先ほどより大きく足を開かされた。少女は唇を噛んで、眼をつぶった。

「やっ、あっ、いやぁ……」

大きなモノがめりめりとそこへ入り込んでいく。腹を押されるような圧迫感に、少女は歯を食いしばる。
「っくぅ……よう締め付ける名器でございますなぁ」
男の言葉に、少女はただ耐える。顔を見たくないとばかりにぎゅうと眼をつぶってそっぽを向いてしまう。
その仕草にさらに男は腹立たしく、悲しくなる。
864高嶺の花の手折り方:2010/11/06(土) 02:11:07 ID:dcCnniMC
「愛しているのに……」
怒りを抑えるような、悲しそうな低い声だった。
「こんなに愛しているのに、なぜ分かってくださらぬ。貴女が悪いのだ、貴女が俺を狂わせたのだ」
ぎちりと、肉壁が擦れていく。乱暴に腰を動かし始め、力任せに少女を突き始める。
「俺の手から離れれば、生きていけぬくせに。もはや家も何もないのに未だ姫を気取るか。小娘が、この小娘が!」
激しい動きで内部で何かが裂けたような痛みが走り、少女は小さく呻いた。
「俺のものだ、俺の子を産ませてやる。もう貴女には俺しかいない。俺のものだ」
顔をそむけ続ける少女を無理矢理向かせ、乱暴に口吸いする。
拒んでも、その白い首筋に征服の証として歯を立て、強く肌を吸って跡をつけていく。
ぐちゅりぐちゅりと、男の杭が少女を責め苛み続けている。
俺のものだ。俺のものだと、男がうわごとのように繰り返しても、少女は何も言わなかった。
「あぁっ!」
男が呻いたのと同時に、下腹部にさらなる違和感が訪れる。
中に吐精されたのだと少女が理解した時、彼女の心で何かが音もなく砕け散った。
男の顔を見据える。今にもよだれを垂らしそうな快感に酔いしれている顔だった。
「まだだ、まだ続けるぞ」
お預けを食らっていた犬のようにまた少女の身体を貪る。
硬度を保っていた男根が、また動き始めて、少女は……

「うあっ!うわあああああああああああっん!!!」

小さな子供のように感情を爆発させて泣きだした。

突然の耳をつんざくような鳴き声に、さすがの男も正気に戻る。
恥も外聞もなく、彼女は眼からぽろぽろと涙を溢して泣きわめくが、それもわずかの時間だった。
大きな泣き声は以外にもすぐに止まるが、彼女は目元を手の甲で覆い、ひっくひっくとしゃくりあげている。
涙はまだ止まらぬようで、何度も手の甲で流れる涙を擦る。
「もっ、もう、好きにしろっ……!」
嗚咽を堪えながら、慰めもせず、ただ茫然としている間抜け男に少女は吐き捨てる。
「お前な、ど、大嫌いだ、嫌いだ、馬鹿、馬鹿」
泣きながら睨まれて、男はさすがに罪悪感というものを感じる。
主君を裏切っても、任務や策略でどれだけの人間を殺しても、これほど罪悪を感じたことはない。
「泣かないでくだされ」
おろおろとして、男は少女にそう懇願する。
「う、うるさい、だ、誰のせいだ」
どう考えても男のせいだ。
「あ、明日、市へ行きましょう。そこでかんざしでも扇でも着物でも買って差し上げますから」
方向違いとしか言いようのない男の言葉に、ギロリとさらに強く睨まれる。
「ひ、姫は死んだことになっておりますゆえ、市に出ても問題はないかと……」
姫君の顔を知っている者はごく数名。それもほぼ全員が元主君側について討ち死にしたため

もはや、姫の事を知っているのはこの男しかいなかった。
戦を起こさせたあの野心家にも、姫だけは貰い受けることで話はついていた。
「そういう、問題では、ないわ、馬鹿が」
865高嶺の花の手折り方:2010/11/06(土) 02:11:53 ID:dcCnniMC
もっともな少女の言葉に、今度は男が泣き出しそうになる。
すんすんと、少女が鼻をすすりあげる音が実に滑稽だった。
「貴様の言うとおりよ」
少女は自嘲するように男に笑ってやる。
「家を滅ぼされた武家の女としての憎しみも、父を裏切られた娘としての恨みも、
今まで培ってきた誇りも捨ててしまえば、残るのは、ただの小娘よ。しかも貴様にたった一つの砦も壊された」
他国に仇討を頼みに行っても、傷物の姫ではないがしろにされてしまうかもしれない。
それどころか、拾ってやったと恩を着せられるのが眼に見える。
「どうせ、また、この国は戦が始まる」
下剋上されたこの国を近隣諸国は品定めしている真っ最中だ。
新しい国主はどう扱うべきか、うまくいけば攻め取れるのではと、舌舐めずりをして見ている。
「ここまで用意周到な貴様のことだ。それも見越しておるのだろう」
「……はい、すでに次に向かう場所は決めております」
「なら好きにしろ」
何かが吹っ切れたように、少女は男を睨みつつ言い放った。
そうだ、生き延びるにはこの男のものになるしかないのだ。
高嶺から降ろされた花は、開き直って雑草のごとく生きてやると覚悟を決めた。
男の頭を掴んで無理矢理引き寄せると口吸いしてやる。
がちりと歯が当たって血が出たが、どうでもいいとばかりになげやりに舌を絡めてやった。
口を離せば、嬉しそうな男の間抜け面があった。

「愛してなど、いないからな」

勘違いしそうな男に、冷や水のような言葉を投げてやる。
瞬く間に、悲しげな顔になる男が、なぜか、哀れで愛しく思えてくる。
「……まぁ、今は。だ」
少女は少しだけ、男に甘い言葉を投げてやった。
それを聞いて調子に乗った男は、ぐいと、萎えかけていた息子を奥へと突き進めた。
「ならば、愛していると、言わせてやりましょう」
その言葉に少女は答えず、ただ、下腹部で生まれる熱と甘い疼きに小さく喘ぐ。
「貴様が、悪いのだからな」
少女は喘ぎながら、男を責めてぎゅうと抱きつく。
「いいえ、俺を狂わせた貴女が悪いのです」
それに答えるように、男は再び種を送り出すために腰を振り続ける。

悪いのは、花を手折った盗人か、それとも人を盗みへと惑わせた花か。

語るは無粋と言わんばかりに、二人はどちらが先に果てるか競うにように交わり続けるのであった。

終わり
866名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 09:00:08 ID:lct+r9Ze
GJGJ
867名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 16:54:26 ID:U3KJDcN8
良い仕事してますね
868名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 22:40:20 ID:TQ+pfASu
和物良いね!乙!
869名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 23:32:58 ID:HEdrIA6Y
男前姫おつ!
870名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 02:22:14 ID:e2Szr4Qu
素晴らしい!gj!
下克上好きだ〜
871名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 10:14:03 ID:x6Y6w0Mc
よかった!
雰囲気がたまらない。GJ
872名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 11:32:05 ID:AZWg+SZk
あれは俺のものだ・・・!
俺だけのものだ!!
873名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 15:19:15 ID:LMozmj5r
この姫君が欲しいです
874名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 18:22:58 ID:wM4ho0ip
>>859-865
超乙!!!
姫良いよ姫、良妻賢母になりそう


ところでお前等油断してたら容量が……
今ちょっと新スレ建てられ無いから誰か頼む!
875名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 22:19:35 ID:1kO/GLDa
ヤンデレすばらしい!GJ!!
876名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 23:48:53 ID:DIMV4exq
泣き出しちゃう姫かわいいよ姫GJ
877名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 00:23:27 ID:6pNJ61w6
確かに容量的に次スレ建てないとヤバい
テンプレはこのままで良いよね?
まぁ、俺も立てるの無理だが
878名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:45:49 ID:UCZf2e7E
>>859ッス。GJや乙ありがとうございます。
感謝の気持ちを込めてスレ立てしてきます。
879名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:48:18 ID:UCZf2e7E
立てましたー

愛するが故に無理やり…… Part6
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1289151978/
880名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 20:26:49 ID:WlOwqemD
となりのトトロを見てふと思ったんだが
カンタがちょっと悪い子になれば愛するが故に無理やりになりそうだ
ネタだけど


「やめて、カンちゃん!何するの!?」
「……黙れよ。オレが父ちゃんに一言言えば、お前らをあの家から追い出すこともできるんだぞ…」
カンタは唸るように呟き、サツキの服をたくしあげ、その滑らかな肌に手を這わした。
びくり、と。
直に触れる男の手に戸惑い、サツキの身体が震える。

「っやあ!カンちゃ…」
拒絶を紡ぐだけの彼女の唇を己がそれで塞ぎ、カンタは荒く息を吐いた。
「…んっ…んぅ…」
呼吸ができないのか。
サツキの瞳に涙が浮かぶ。
かわいそうだと思う。
綺麗だと思う。
だけど。
胸の奥から湧く愛しさと、腹の底から沸き立つ嫉妬に、カンタは自身を止められなかった。

「…痛っ!」
苛立ちのままに、柔らかな双丘を強く掴めば、鈍い痛みにサツキが悲鳴を上げた。
思わず、咄嗟に指先に込めた力を抜くと、サツキは涙に濡れた頬を震わせてカンタを見上げた。

「……カンちゃん…?」
戸惑いと不安に、彼女の声は震えていた。
僅かに紅潮した頬は濡れそぼち、ひどく煽情的にカンタを煽る。
カンタはぐっと奥歯を噛み締めた。
罪悪感に、胸が痛む。
サツキは誰に対しても、そうだ。
面倒見がよくて優しくて、明るくてかわいい。
だからこそ。

「………オレ以外の男と、…話さないでよ」
そう願った。
一度願ってしまった欲は、収まることなく、ジクジクと胸を妬いた。
そうして、学校の帰り際、彼女が自分以外の男子と笑っていることがどうしても許せなくなってしまった。

「…サツキ…」
いつからか気安くは呼べなくなってしまった彼女の名前を小さく紡ぎ、カンタは彼女の健康的に焼けた首筋に唇を押し当てた。
腕の中で、自分よりも一回り小さな身体が大きく跳ねる。
かわいそうだと思う、それでも。

「…あの『お化け屋敷』を追い出されたくなかったら、おとなしくオレに抱かれろ」
それが唯一、自分が彼女を自分のものにできる手段だった。
カンタは自身のシャツを脱ぐと、ぽろぽろと涙を溢れさせるサツキに覆いかぶさった。




っていうネタついでに
埋め
881名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 20:45:27 ID:Km/XK19i
>>880

ごめん
激しくワロタ
本気で笑い死ぬかと思た
もりもしで電車乗ってる時に見ちゃ駄目だな
咳するふりしてごまかすの大変だった
でも妄想する気持ちは分かるよ

882名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 21:25:01 ID:1O1LW5ZF
>>880
自動的に脳内で高校生〜大学生位になった二人に変換してしまったんだが、
すごく萌えた。
サツキとかんちゃんの制服姿が目に浮かぶ・・・
883名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 21:41:07 ID:6pNJ61w6
>>880
これはGJ!!
884名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 16:52:03 ID:AAKuoWYt
さよなら現行スレ
885名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 17:47:02 ID:NSsVqJpA
「でもやっぱりエッチは早すぎると思うの」
 長い沈黙の後、睦香はそう言った。
「そんなのいつでも出来るじゃない。そういうのは大事に取っておくべきもので、
急いでするものじゃないよ」
 眉間の間にしわを寄せ、きっちりと正座をしている。
 申し訳なさそうな顔をしながらもその態度は頑なで、スカートに付いたリボンを
弄りながら紡ぐ言葉は非常に型通りなものだった。
「……先生のお説教みたいだな」
「先生だから言ってるの!」
 章吾が苦笑しながら言うと、継羽睦香先生――彼の家庭教師はリボンから手を離し、
ぱしりと章吾の膝を叩いた。
「小林君はこれから受験なんでしょ?受験生がそんなふしだらな行為に勤しんでたら、
勉強がおろそかになっちゃうでしょっ!」
真剣な表情で章吾を見上げ、そう叫んだ。
 章吾の膝の上で。
「……睦香センセ、やっぱり誘ってるだろ」
「そんなことありませんっ!こっ、これは小林君がここに座れって言ったからであって」
「でもそれで座っちゃうセンセも大概だと思うけど」
 ぎゅっと後ろから抱きしめると、膝の上のうかつな生き物は奇声を発した。
 だめっ!とか、待って待ってとかいう声が聞こえるような気もするが、
章吾はそれらを全て無視することにした。
「睦香、ごめん。愛してるんだ」
 章吾はスカートの中に手をry





っていう埋め 
886名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 21:32:43 ID:jpBgbRG2
どうして愛してるのに、男は無理矢理でもしたがるの?
教えて、おかあちゃん
887名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 22:12:42 ID:4FS+e8ss
「私達このまま、土砂で埋もれてしまうのね」
「諦めるな。救助隊が必ず駆けつけてくれる」
「こんな炭鉱に誰が来るの?もう無理よ。ねえ、最後はせめて、一緒に埋まろう?」
「何を意味のわからないことを言ってるんだ!最後まで諦め……、待て、何を……」
「ふふ……、ここ、こんなに大きくなっちゃって」
「いや、これは、君が胸を押し付けるから……」
「その気になった?じゃあもういいでしょ?私、もう我慢できない……!」
「く……うっ!やめろ、こんな時にっ……!」
「あぁ、はあぁ……、気持ちいい……。あなたと一緒に新しい世界へ行けるなら私、このまま埋まってしまってもいい……」



っていう埋め
888名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 03:41:49 ID:GHntigpX
>>886
性欲とはげに恐ろしきものよ
889名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 03:50:13 ID:JJn3ZbHc
>>886
うずめて埋めて産ますためだよ、ぼく!
890名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 03:51:56 ID:JJn3ZbHc
>>886
うずめて埋めて産ますためだよ、ぼく!
891名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 09:15:01 ID:MJvDMxKX
とても大事な事だから二回もおじちゃんが言ってくれたよ
良かったねボク
892名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:00:38 ID:+UjyRpkI
「おい、やめろ!これをほどけ!」
いつもの、私を叱るときと同じトーンで教官が怒鳴る。
私はそれにかまわず教官のネクタイをゆるめ、シャツのボタンを外していく。
「教官が悪いんですよ?私、いつだって本気だったのにずっと子供扱いして・・・」
あらわになった首筋に口づける。痕が残ればいいのにと思う。私にも教官にも。
「やめるんだこんなこと・・・!」
教官の声色がさっきと変わってきたのに思わず頬が弛む。
そして私は教官のベルトに手をかけ―


っていう埋め
893名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:17:12 ID:XU3qC/uS
教官が神官に見えた
どっかの姫と最中だけはSになるザラキ連発してる神官が浮かんだ
894名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:22:11 ID:QRYoGn/i
>>885
膝の上で正座って横向きに座ってるのかな?

>>886
そりゃ好きな女を手籠めにしたいのは本能だからだろう

>>892
積極的な娘さんや

>>893
その神官についてkwsk
895名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:25:03 ID:aonxiwOT
「あなたがいけないんですよ」
「……っ」
 そういわれて男にベッドへ押し倒された少女は、顔を背けるだけで、抵抗らしい抵抗をしない。
 はたから見ていると、初めての行為にただ恥らっている……恋人同士の和姦に見える。
 が、押し倒している男には十分すぎるほどこの行為は強姦だとわかっていた。
 少女が抵抗しないのをいいことに、服をゆっくりと脱がしていく。
 男の態度は恋人を抱くのとなんら変わらない……動きだった。
 少女がこういうことは初めてだと知っている。
 男に触られた先から体中がこわばって緊張しているのが伝わってくる。
 でも抵抗されないことをいいことに男は少女の体をむさぼった。
 どうして? と、少女の瞳が言っている。
「あなたがいけないんですよ……」
 男は、自分の行動を棚に上げて何度でもその言葉を繰り返す。


っていう梅。
896名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 02:03:22 ID:7dFaFFrI
>>894
「う、うそよ、モンスターの呪文で混乱してるだけでしょ!? ねえ……早く目を覚まして、体をどけて!」
「姫様がいけないんですよ? 傍で見ているだけでも良かった。けれどもうお伴すら叶わない、だから…」
「いやぁっ! 退いて!あの壁みたく腹から真っ二つに蹴り折ってしまうわよ!」
「どうぞ。 背骨をへし折られる前には僕も本懐を遂げられそうですから、かまいません」
「どうしてこんな…、あの皇子と戦って私を奪い取ってみればいいじゃない!」
「そのズレです。普通は 『結婚する男性は腕っ節さえ強ければいい』 なんて思わない。その歪んだ認識を治してさしあげるのが、僕の最後の務めです」
「きもちわるいっ、そんな物近付けないでぇ!!」
「これを挿入すれば姫様も本当の男女の愛を知る事ができるでしょう、ついでに僕だどれだけ強くあなたを想っていたかも」



* しんかんA はひめのスパッツに てをかけた
ひめは こんらんしている!
ひめの こうげき!

しんかんAに  かいしんの いちげき !
897名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 13:32:26 ID:0WgFPQAI
埋まった?
898名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 13:44:36 ID:hMsly6Id
いいや、まだだ。

らめっ!らめえええええ〜〜〜!!!!
埋めちゃやなのっ!埋まっちゃう、スレ埋まっちゃううううう!!!!
こんな言葉でっ!アホみたいなっ、どうでも良いような言葉でっ、
スレが、スレが埋まっちゃうのおおおおォォおっほおおおぉゥuuuwoooo!!!
899名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 13:44:57 ID:hMsly6Id
どうやらまだまだのようです。
900名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 18:45:19 ID:laRKN3wC
このスレって男女比率どうなってるのか気になる。
ちょっと似てる男ヤンデレは女性が多いみたいだけど。
901名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 19:28:41 ID:r2cvL/Kw
他スレの名前出すな
汚物婆
902名無しさん@ピンキー
駄目なのは他スレのSSの紹介だろ
お前も散々あそこはエロパロ板最底辺を脱してここが最底辺になったとか
別スレの名前を出してたのにって埋め