【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ15【ボーカロイド】

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1 ◆32MjLHmIG2sm
ネギをかじりつつ科学の限界を超えて生み出されたVOCALOID。
そんなVOCALOIDのキャラでエロパロ妄想。

■ワンカップ片手にsage進行推薦
■荒らしはアイスを食べながら冷やかにスルー
■荒らしを相手にするあなたはアナルネギで解熱
■荒らしも荒らしに反応するやつも腹切れ貴様ら!
■それでもダメなら専用ブラウザでNG設定を。ロードローラーだっ
■非公式キャラ(弱音ハク、亞北ネルetc)や
  偏った趣向を含むのSSについては注意書きを
  801はスレ内に不和が生じやすいので特に注意。男女男女交互に並べ
■セウトはもちろん、セーフの非エロSSもあり
■純粋に萌えを語るのもよし
■気に入らないカップリングでも文句は自重、タコのごとき柔軟さでスルーせよ。
■ ※500Kが近付いたら>>1000近くなくても新スレを!!
鉄アレイの如く重くなって落ちちゃいます

前スレ
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ14【ボーカロイド】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253701589/l50

2chエロパロ板SS保管庫
ttp://green.ribbon.to/~eroparo/contents/vocaloid.html

関連スレ
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合2【リン・ルカ】
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1236774365/l50

2服従 七日目(5/6) ◆32MjLHmIG2sm :2010/02/13(土) 03:55:20 ID:7wTDyizc
淫らな行為の中、純粋な言葉と口付けを交わす。互いに互いを求め、次第に口付けも行為も何もかも激しくなっていく…
「あひっ、イッ…イクッ、イッちゃっ…」
するとカイトはあたしの両肩を押さえ込み、顔を凝視した。
「イけよ、見ててやるからさ。」
「ひぇっ、やぁんッ…んくっ、はっああっ…」
抵抗しようとしたが快楽が全身を駆け巡り、電脳回路が一気に真っ白になる。イッちゃ―
「―はあぁんっ!」
「―くうっ!うぁっ…」
同時にイッた。カイトはあたしの肩を強く掴んで、膣内で肉杭が脈を打ちながら熱い欲望を迸らせた。
この卑猥な感覚が堪らなく好き。あぁ、まだ脈打ってる…凄い…
「あー…、あー…」
あたしが快楽の余韻を味わっていると、カイトが意地悪な笑みを浮かべながら言った。
「メイコのイキ顔、凄ぇ可愛い…」
それを聞いて拘束されている両腕で顔を隠した。どこまでも意地悪。でも、カイトの事が好き。狂おしいほど。
やがてカイトは身体を離し、あたしを解放させた。秘処からカイトの欲望が零れるのがわかる。
だけど最近、行為が終わって身体を離すと[身体が寂しい、まだ繋がっていたい]と感じてしまう。
「カイトぉ…」
「ん?どうした?」
あたしは脚をM字に開いた。解決策はただ一つ。
「入れて。寂しい…」
するとカイトは「仕方ないな」と肩を竦め、あたしの身体に割って入った。肉杭はまだ天井を向いている。
あたしはずっとカイトに服従する。愛という幸せな手綱に繋がれて―。
3服従 七日目(6/6) ◆32MjLHmIG2sm :2010/02/13(土) 04:02:54 ID:7wTDyizc
以上、バカップルおち。お目汚し失礼&最後まで読んで頂きありがとうございました。

つか…容量確認しないで投下してしまい、慌てて新スレ作成。
前スレとか大丈夫かと思いますが、もし不足分ありましたら補充していただくと幸いです。
ご迷惑おかけして申し訳ございません。それでは。
4 ◆32MjLHmIG2sm :2010/02/13(土) 04:19:06 ID:7wTDyizc
度々すみません

前スレからですが、只今SS保管庫へ繋がらないようです。
保管人の方、申し訳ございませんがご覧になりましたら連絡よろしくお願いします。
5名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 04:33:28 ID:F0juoBMf
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ14【ボーカロイド】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253701589/353

353 :SS保管人 :sage :2009/11/06(金) 15:39:45 ID:u0BU7FFu
〜業務連絡〜

数が増えてきましたのでボーカロイドの部屋を二つに分けました。
アドレスが変わり従来の部屋は無くなりましたのでトップページから入り直してください。

2chエロパロ板SS保管庫
http://green.ribbon.to/~eroparo/

ボーカロイドの部屋
その1 http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/vocaloid01.html
その2 http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/vocaloid02.html
6名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 08:17:14 ID:N9tM2cAr
>>1
7名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 01:17:26 ID:rsUTT3lC
前スレ908のラストがよくわからんかった
リン逃げてぇぇぇぇ!と勝手に予想したけど
8名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 13:18:35 ID:J6WjLt8O
バレンタインネタ来ないのかな
9名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 18:22:29 ID:E/kp9kXE
KAITO「さあ妹たち、逆チョコだよ。僕の手作りチョコバナナをお食べ」
ミク・リン・ルカ「きゃああああああああ!???」
MEIKO「こンのバカイトォォォォォ!!」
バキッ

KAITO「なんで…?」
レン「そりゃ“チ○コにチョコかけてチョコバナナ“なんて、単なる変態だろ!
つーかバナナはオレのアイテムなんだけど。勝手に取んなよ」
10名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 19:09:27 ID:J6WjLt8O
>>9
バレンタインネタ&変態カイトネタGJ!
で、気になるのはおっきしてたかどうか…いや、なんでもない
11名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 19:51:43 ID:G6QESiCd
そろそろ下降線のボカロ人気の中、レンとリンがバレンタインを迎えた。
「つーかさぁ、バレンタインとホワイトデイってめんどくさくねぇ?」
「んあ?そうかなぁ、わたし、プレゼント交換とか好きだなー。なんかワクワクしない?」
「だって野郎が貰うのはチョコって決まってんだぜ。ワクワクのし甲斐がねぇよ。
どっかのプランテーションで黒人が虐げられて採取されたクサレ苦ぇ豆の削りカス煮詰めた砂糖菓子だぜ?
んなもんもらってもテンションサゲサゲじゃね」
「ぷらんていしょん、てなに?」
「……ほんとお前、脳たリンだな」
「むー、ひどいよレンー」
頬を膨らませるリン。
「じゃあさー、レン、なにがほしい?チョコいがいで」
「かね」
リンは天井を見つめしばし考えた後、自分のお財布を覗いた。
マスターに貰った今日の昼食代千円しかなかった。
リンは少食なので、千円を食事代に貰うと500円くらい毎回余らせるが、
そのあまり500円はレンにくすねられるので、リンの財布は常にすっからかんなのだった。
「うーん、レン、ごめんね。わたし、おかね無いや」
「じゃあバレンタインは無しだな。ホワイトデーも」
「えー、それじゃつまんない」
「しゃあねぇだろ、金ねーんだから」
唇を尖らせて不服を隠さず表情にし、リンはまだ食い下がった。
「じゃあ、二人でお互いに、お金のかからないことしようよ」
「なんだよ、金のかからないことって」
「ええと、それは、うんとぉ……」

→1SEX
 2秘密の交換
 3思い付かないしカイトのお財布ガメちゃおう
12名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 23:05:27 ID:tdrzthw4
全部w
13名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 03:26:15 ID:cGdvsNjA
>>3
GJでした!
14名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 19:11:20 ID:XSs8ENQU
>>11
わっふるわっふる
15名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 19:41:12 ID:kzC0jN2V
>>11
1のセクース展開わっふるわっふる!
16名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 12:42:23 ID:12b7E7lo
>>11
あえての3でわっふるわっふる!
17名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 18:46:07 ID:WzqDq4oU
>>11
2って何だろうわっふるわっふる
18名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 23:33:18 ID:nX7RWQJw
最近過疎ってるのは規制で人が離れたんだろうか…オパーイが足りないですよ先生
19名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 07:16:29 ID:EqvIQW8u
ミクのおっぱい
20名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 10:20:46 ID:AH4fkpzw
>>19
足りねーwww
21名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 10:44:57 ID:YbAs9TFL
>>20
バロスwww
22名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 17:40:59 ID:rVk3loS6
>>19
足りないと言ってるのに、何故そもそもありもしないものを持t
23名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 17:53:51 ID:gSFzjG7u
ぶっちゃけミクはBはあるだろ
ないのはリン。ただし将来性は多いにある
24名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 17:57:15 ID:Cr3CzNHh
>>23
miki「私の将来性についても教えて下さい」
25名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 19:23:09 ID:vaL1bmil
mikiに残念なお知らせがあります
26名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 23:59:59 ID:AH4fkpzw
なんだよ、過疎ってるかと思ったらお前らいんじゃねーかwww
27名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 00:13:30 ID:jGj5yfez
大人リンは童顔で身長伸びてないといい。そしてたゆんたゆん。
28名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 00:22:25 ID:jerF0R87
いや面影を残しつつもキレイ系に成長してるといい。そしてバインバイン
29名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 00:40:39 ID:q0HOZ/z7
どこぞで見た成長したロン毛リンがかわいかった

>>24
折角のロボ娘なんだから胸の部分的だけ入れ換えればいいんでない?
30名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 03:11:14 ID:5VVDZpvW
某ぴくしぶの大人リン絵見てるうちに大人リン好きになって来た
31名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 12:59:12 ID:nTAY5RXA
むしろぴくしぶの大人リンみてロリに目覚めました。
ロリとは未来への可能性なんですね!w
32名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 20:18:05 ID:n/rTGylx
そもそもリンはロリなのかと小一時間
14の女の子だったらそろそろ成長止まり始める時期だろ?
あとは色々経験して雰囲気がエロく艶やかにそして張りが出てくるだけだ
身体的にはもう大人なんですよリンちゃん
だから胸はDとかEそう大きくはなるまい
つまり大きすぎず小さすぎず、綺麗なお椀型の美乳をもつようになるであろう
33名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 21:37:30 ID:lS5N92wR
>>32
一言いわせてもらうと
身長は止まっても胸は余裕で成長するんだぜ
だがしかし美乳に同意
34名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 22:36:40 ID:gJPJRq2t
美乳といえばダントツでグミ。大きすぎず小さすぎずちょうどよい大きさ。
将来性ならユキだろう。
35名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 22:40:07 ID:HIgR/mJo
「〜♪♪♪」
「あれ、リンさんどうしたんですかそんなニヤニヤしちゃって」
「ん、皆解ってるなぁ〜と思って♪ところでmikiさん、それは一体…」
「あ、コレですか?>>29さんのアドバイスで付け替えてみたんです♪どうですか?適度にCにしてみたんですが…」
「見慣れないからちょっと不自然かもだけど、いいんじゃない?…成る程、相手の好みに合わせて変えられるってのも便利かも……ん?ミク姉、ぶっといネギ持ってどこ行くの?」
「ちょっと>>20>>22のとこに顔出して来るわ」
36名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:30:39 ID:y2PLX8Si
倉庫追いついてないな…
32MjLHmIG2smさんのちゃんと読みたかったのに…
37名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 07:27:25 ID:Ef2qJFZA
医学用語のペドフィリア(ロリコン)は13歳以下の子が好きな人を指すらしい

リンはセーフだ
38名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 09:49:49 ID:OTc4BZnx
>>37
でもロリンコだろ
39名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 18:27:12 ID:UFjVPAfK
注:リンはあくまでもロリであって、リンがロリコンなわけではありません
40名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 19:20:30 ID:049gihW2
>>36
倉庫格納早くて正確なほうだと思うぜ
大体が善意でやってくれてるんだし感謝しきれん

保管人さんいつもありがとうございます
41名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 19:43:03 ID:pUyIdTkz
>>40
そうなのか、すまん 
保管人さん、書き手さんありがとうございます
ここのお陰でボカロにどっぷりハマりました
42名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 20:25:50 ID:jU51Vdtd
>>35を読んで>>20>>22の背後で世にも恐ろしい笑みを浮かべたミクが思い浮かんだんだか…。
43名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 22:01:47 ID:UmyZFNEL
ミクカイチャンバラのあれを思い出した
44名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 23:18:14 ID:yvXbWkse
何故、ミクは胸の話になると将来性に期待してもらえないんだろうか
今は残念な状態でも16だったらまだいくらでも可能性はあるのに
45名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 00:34:16 ID:LeqlUXyW
控えめな胸が好きな人だって多いはず!
ぺったんじゃないぞ?BなのかAなのか微妙なくらいのうわミクさんネギはそこだめやめ
(日記はここで途切れている)
46名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 00:53:48 ID:P3iNDOtC
構わん
垂れ乳お椀型上付き下付きそれぞれにいいところはあるものだ
ミクのおっぱいは十分に美乳ではないか?
例えワイヤーが固かろうが布の感触しかしなかろうがそれは個性というものではないかね?
47名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 00:57:53 ID:9bqhTN9S
前にこのスレのSSでいってたけど個性と需要の問題じゃない?
それに大人リンに比べて大人ミクは自由度低い気がする
48名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:00:47 ID:ukWQeyVH
自由度か…確かにミクはあの状態で完結してる気もする。より未完成っぽい方が色んな想像しを易いもんな


だからこの胸の流れで公式巨乳は話にも上がらないようなんでひっそりと奪取しときますよ
49名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 12:33:28 ID:cB0Rmpca
ふと思ったが、ミクはBSだと以外にでかい気がするのは俺だけ?

ま…まさか。
あのブラの中にPAD…
50名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 15:14:12 ID:m0IWRMuK
MEIKOって16からあんなに胸あったんだよな。
同じ姉妹なのに…ねぇ。
51名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 17:08:08 ID:JM20d7bI
巨乳は小学生から膨らみ始めるからな
つまりミクはもう…
52名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 17:37:44 ID:1Z4R1xhd
ミクは微乳かつ美乳
53名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 18:30:59 ID:ksvr44C/
「ミク、お前もうちょっとなぁ、胸に衝突安全機構があったほうが……」
「マスターの藁は短すぎて、溺れた時に掴めないですよー?」

「「……、」」

「ま、まぁ、お前の尻ももうちょっと遊びがいがあった方gンムッ」
「マスターのお顔はバランスボールにはなるみたいですねー」

「「……、」」

「マスター、ごめんなさいはー?」
「ンッ……ムッ……」
「なに言ってるか解らないですよー」
54名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 19:38:30 ID:cB0Rmpca
少なくとも私の業界では御褒美です。
55名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 22:46:22 ID:eVDw9HZl
うんうん
56スパイがエロパロ(0/5) ◆2wSeWwCGDmEx :2010/02/24(水) 20:11:25 ID:AQMeXmIh
ども、流れぶった切ってばかりの気まぐれ鬼t(ryです。
>>5
補充感謝。ありがとうございました。

今回は「スパイがエロパロ」の続き、ダブルスナイプ編です。
今回はシリアス&ギャグばかりで、エロが少ないです。我ながら珍しいw
それではお手柔らかに。
57スパイがエロパロ(1/5) ◆2wSeWwCGDmEx :2010/02/24(水) 20:12:17 ID:AQMeXmIh
ここは何処なのか…わからない。真っ白な空間で何処からか水の音が聞こえる。そこに俺は一糸纏わぬ姿で立っていた。
俺は、よしえを守ろうとミクの銃弾に倒れて機能停止したはず…
そんな事を考えていると、何処からか女の声が聞こえた。
「……お、…すお、やすお…」
胸がキュウっとする優しい声音…よしえの声だ。
「よしえっ!」
会いたい。俺は叫びながら果てしない空間を駆け出した。だが、走っていくうちに次第に意識が遠退いていく…

視界が広がった…広がった?俺は…機能しているのか?自ら頭脳回路をスキャンし確認する…正常。俺は機能している。
どうやら何者かが助けてくれて、一室のベッドで横になっている様だ。ベッドの傍には犬の面を被った男が一人。
「よう、目が覚めたか?」
誰だこの男は?身体を起こしつつデータベースを検索する…よしえのボス、Nだ。
するとここはよしえの組織のアジトか?
「ナ…N…!そ…そうだ、よしえは?」
「それを聞きたいのはこっちだ。お前がよしえの最後の接触者なんだからな。もう二週間経っている。
悪いがお前を蘇生させている間にデータベースを調べさせてもらった。全く、よしえに毒牙かけやがって…」
どうやらよしえはここには居ない様だ。つまり…
(まさか、ミクを追い掛けているのか!?)
よしえが危ない。そう判断した途端、身体が動いた。
どこぞのスピードスケート選手並に運が強いよしえの事だ、まだ存在している…俺にはわかる。
御親切に用意してあった服に腕を通す。
「おい?死にに行く気か?さっきまで死人だった奴が?」
振り向くとNは拳銃を俺に向けた。
「なんなら、俺が今、この場で…」
奴に構っている暇はない。俺は奴から拳銃を掠め取って背後へ周り、拳銃を構えた。
「!!…ぐむむぅ…」
形勢逆転。さっきまで死人だった俺がこんなに俊敏に動くとは思わなかっただろう。悪いな、N。
「助けてくれた事は礼を言う。ただ、俺の邪魔をするなら、消す。」
俺はNに拳銃を向けたまま部屋を後にした。
廊下を進むと、今度は兎の面を被った女が腕を組んで壁に背を預けている。
データベースを検索…ボスNの相棒、エージェントTだ。
俺はTの前をそのまま通り過ぎようとすると声をかけてきた。
「…行くの?」
「ああ…俺、やすおだから。」
大事な人を守るのに理由なんて必要かよ。俺が鼻で笑うと彼女も笑った。
「そんなオモチャ持って?…いいわ!」
58スパイがエロパロ(2/5) ◆7s5z9jfMtezC :2010/02/24(水) 20:14:18 ID:AQMeXmIh
彼女は傍らに立てかけてあった長い器材箱を俺に渡した。箱の形からして、多分銃火器だろう。
「持って行きなさい。生きてもどるのよ。」
俺は素直に受け取り、後ろ手に礼を言ってアジトを後にした。
外に出ると俺は聴覚を研ぎ澄まし、よしえを探す…そこか。ミクも近くにいる、急がないと。
よしえ、待っててくれ。

―その夕方。
私、初音ミクは数日前、あるクライアントから受け取った特種プログラムを起動させ、人類の人口約三分の一を消失させた。
一回きりだったけどとても楽しかった。消失した人類の悲鳴は私のバックコーラス、まるでコンサートの様だった。
これくらい減れば、愚かな内戦や紛争も地球温暖化も食料危機も少しは減るでしょ?私頭イイーw
だけど邪魔者がいるのよねぇー…よしえ。しばらく逃げていたけどぉ、鬼ごっこはもう飽きたよw
邪魔だから消して あ・げ・るw
私はとある廃墟にて、腰を下ろし歌いながらよしえを待った。こうすればよしえはノコノコやって来るだろう。
ところでこの歌…誰が作ったっけ?ああ、私を捨てたマスターか。夕日、綺麗だなと。
予定どおり、よしえがノコノコやって来た。私に消される為に。あーあ、眉間に皺たてちゃってwww
「ミク、やすおの仇…取らせてもらうわ。」
は?やすお?あぁ、KAITOの仇か。勘違いされちゃあ困るなぁw
「それは違うわよ、よしえ。私、よしえを狙ったんだもん。そしたらKAITOが勝手に盾になっちゃってさーw」
それは事実。私は座っていた所から飛び降り、笑顔でよしえに言い切った。
「よしえが撃たれればKAITOは死なずに済んだの。KAITOを死なせたのは…よしえ、貴女よ。」
「…!!」
その台詞に逆上したよしえは私に蹴りかかった。
「単純ねw」
私は身体を弓なりにして攻撃を避け、そのままカウンターでよしえを蹴り上げた。
空中で弧を描いて地面に叩きつけられたよしえに即座に近づき、顔を踏み付ける。
「旧式が最新エンジンに勝てるわけないでしょ?」
踏んでいる足に力をかけ、旧式との力の差を思い知らせた。
「ごめん…やすお…」
あらぁ、謝らなくてもいいじゃない。これから彼に会いに行くんだからさ、私に感謝してよねw
「さよなら…よしえ!」
私が別れの言葉を言った途端、衝撃波で弾き飛ばされた。この衝撃波…YAMA波っ!?誰がっ!?
「ふぅ、ギリギリセーフだな。」
この声…
「久し振りだな、よしえ。」
まさか…
59スパイがエロパロ(3/5) ◆2wSeWwCGDmEx :2010/02/24(水) 20:17:03 ID:AQMeXmIh
「や…やすぼぉ!」
よしえの声。KAITO…生きていたのか。
「痛たた…」
死に損ない。おまけに裏切ってよしえについたか。まあいいわ、二人揃ってサイハテへ送ってやる。
私は直ぐに立ち上がり、奴らの方を向いた。が…
「やすおっ、本当にやすおなのねっ!」
「よしえ、会いたかった…」
奴ら…私なんてほっといて、熱ーく抱き締めあってんよ。あそこだけ地球温暖化だよ。KY過ぎるバカップル自重しろ。
KAITOはよしえの尻を鷲掴み。よしえも嬉しいのか全くお構いなし。よしえ尻見えてんぞコラ。リア充しね爆発しろ。
…駄目だこいつら、早く何とかしないと(話が進まない)。
私がそう思いながら無言で突っ立てると、気づいたKAITOがよしえを少し離れた場所へ置いて戻ってきた。
話再開…ってKAITOいきなり浴びせ蹴り。何とか耐える。私強い子。反撃に右フックを喰らわせて間合いを取る。
するとKAITOが後方のよしえに叫んだ。
「俺が、ヤツの動きを封じてやる!」
よしえの手には大型の兵器。何よあれ?あれで私を消すつもり?馬鹿らs…
「よしえは最大出力でヤツを、う…」
KAITOが言うが早いか、よしえは私とKAITOに向けて発砲した。
「うてえぇぇ!い…今?」
すかさず避けるKAITO。兵器から放たれた光は私を包んだ。
何この光?動けないっ!それどころか手足の末端から0と1に還元され…これはアンインストール!?

嫌だっ!消えたくないっ!!でももう遅かった。私は消失の恐怖に思わず叫んだ。
「マ、マスターッ!!!」
あれ?何故わたシ…マスターって叫んダんだロウ…?アア、ワタシ…マダ、マスター、ノ…コト、スki…ダ…t―

終わった…
あたし、よしえはやすおが持ってきた[ブラックダダーンDX]でミクをアンインストールさせた。
そこへやすおが服を叩きながらやってくる。
「初音ミク、アンインストール確認…ってよしえ、俺までアンインストールしようとすんなよ。」
「やすおなら避けられるでしょ?あんなの。」
あたしがしれっと答えると、やすおがデコピンしてきた。
「後でたっぷり可愛がってやるから覚悟しとけよ。さて、そろそろ帰ろうか。」
そう言ってあたしの手を取る。組織に帰るなんて…出来ない。
「あたし…あたしは…」
「組織からのお咎めはなしだ。皆心配してるし、何かあったら俺が必ず守る。一緒に帰ろう、よしえ。」
60スパイがエロパロ(4/5) ◆2wSeWwCGDmEx :2010/02/24(水) 20:19:33 ID:AQMeXmIh
あたしを見つめるやすおの瞳と手には力が入っていた。
「…うん!」
やすおと一緒なら、怖くない。帰ろう、組織へ。
空には星が輝いていた。



―某アジトにて
ボスN「よしえが恋煩いを起こしていたとはな…」
エージェントT「フフッ、よしえも可愛らしいところあるじゃない。あんなにやすおに甘えちゃって、ほら。」
よしえ「あぁっやすおぉっ…そこぉ、んくっ…もっと突い…イイッイクッイクゥ、あぁんイクぅっー!」
やすお「騎乗位でこんなに腰動かしやがって…そんなに寂しかったのか、よしえ。可愛すぎ…」
(モニターにてギシアン生中継)
ボスN「盗撮して巨大モニターで見せんなっ!虫ずが走るっ!や〜す〜お〜めぇ〜っ!」
エージェントT「よしえをやすおに盗られて御立腹ねw」
61スパイがエロパロ(5/5) ◆2wSeWwCGDmEx :2010/02/24(水) 20:22:06 ID:AQMeXmIh
以上「スパイがエロパロ」終了。お目汚し失礼しました。

また名前のスペルが違う…これで合ってるはずなんだがなぁ。
エロが少な過ぎて期待してた方、申し訳ない。
ボカロ人気下降気味だけど、まだまだ頑張るよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それではまた。
62名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:26:03 ID:G60bI5yR
GJ!

ルカやMEIKOよりもミクに虐められたい俺は絶滅危惧種なのかな
63名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 03:16:30 ID:fD5b92JD
はげど
最強なミクが大好きだ
64名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 00:51:30 ID:itmrUuOi
>>61
GJ!
あなたの作品好きだぜこれからも応援してる
65名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 21:42:40 ID:RrBHFo4Y
乙〜
スパイは一段落?次は新シリーズかな

ところでカイメイが好きなんだが保管庫カイメイでみんなのおすすめがあれば教えて欲しい
鬼畜さんのは全部読んだ

自分でもちょいちょい読んでるが何分数が多くて…
スレは12ぐらいから見てます
66名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 23:24:04 ID:Bci6vHap
>>65
全部読んじゃえばいいのに

…ちなみに自分はDIVA水着ネタが好きだとだけ言っておこう
67名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 23:39:57 ID:+A9MPQok
>>65
好きなんて言えない、とカイメイでKAIKOネタが好きだな。
鬼畜さんのは言うまでもなく好きだ。
68名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 00:47:03 ID:QRZNXFuu
暗黒街のカイトはどこで悪いもの食ったかと思うほど二枚目だけど
設定が渋くて好きだな

カイメイじゃないが同じ人の田舎町のがくぽのがくぽとミクはぶっちぎりで好きだ
69名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 11:00:15 ID:N8eLuW3p
ミクはあばらが浮き出てるくらいがいい。
70名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 14:33:58 ID:tVWRjlRD
くそう…文才無いが書きたいネタがありすぎてどこから手をつけていいのかわからん
71名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 23:10:59 ID:41ZrbgRp
テスト
72名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 06:53:46 ID:vYeh9i4+
例え拙い文章だろうとネタの導くままにうpし続けることが
文才向上の最高の糧となることに>>70が気付くのはいつの日か
73名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 11:00:34 ID:WyutoJhp
>>70
ネタがありすぎるなんてすごい強みだ
特にエロパロはネタ〉〉文章だと思うぞ

書いてれば文章力はあとからついてくるだろ
まあそれがいやならネタだけあげて誰かに書いてもらうか
74名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 11:31:06 ID:gHq1Q8no
>>70
ぜひうpしてくれ
どこから手を付ければいいか分からない時はアミダくじだ!
75名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 11:52:19 ID:LZ/PcNXD
とにかく書くんだ!一通り書いてから装飾していく。
そして文章を黙読して訂正していく。この繰り返しだ。
76名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 20:14:58 ID:qn16Qk58

http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1260193440/140

140 名前:名無しより愛をこめて[age] 投稿日:2010/02/26(金) 21:03:03 ID:uBmy8kuP0
>>133
巨大化したデータスくんは、まず大事なところからジョイスティックが生えていたのにびっくりしたんだけどなwww


中盤参戦したゴセイグリーン(ミックミク族・ボカロヘッダー本来の持ち主)・ゴセイバイオレット(テットテト族・UTAUヘッダー使用)
は、いつもどおり部族同士の偏見で最後までバカにされ続けていた…

※新部族の偏見は以下のとおり※

ミックミク族…男女共に気弱・女性は貧乳・羞恥心がない
「ミックミク族はプライドというものを持っていない。その力を発揮させられるのは君達だけだ」(26話・マスターヘッド)
「ふん、ひ弱なミックミク族のくせにずいぶん度胸のある奴だな」(27話・3代目ブラック)
「私…ミックミク族並みって言われた…もうお嫁にいけない…」(28話・初代ピンク)
「あれえ?ミックミク族ってどんな卑猥な歌でも歌うと聞いたけど、気のせいかなあ?ふふふ…」(47話・調教のプリクト)

テットテト族…男女の性別がない・年増・嘘つき
「テットテト族というから、少なくとも30歳は過ぎていると思っていた」(31話話・ゴセイナイト)
「言い訳のつもり?テットテト族って嘘つきだからね。信用できないわ」(35話・2代目イエロー)
「テットテト族って悲しいですよね。人と人との恋愛を楽しめないなんて」(36話・ヴァンプ長官)
77名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:44:47 ID:muxrlOKg
 〆切の追い込み後
 私は爆酔していた
 十何時間眠っていただろうか
 心配して何度も様子見に来てくれていた
 彼女に気づくこともなく

 突然目が覚める
 憔悴したようなミクの項垂れた首が視線に入る
 あれ 体がだるくて上手く動けない
「マスター、安らかに、眠って下さい」
 立ち上がるミク

「祭壇で笑うお前に 黒い縁取りがあった〜」
 何か歌いだした
「うああああ〜!」
「え、ちょっと…」 
「健康! 優良児! お前はいつでも! 健康! 優良児! そう呼ばれてたよね!」

「悪かったねミク」
「ぐす…さみしそうな笑顔…」
 私を死んだと思ったようだ
 仕方なく空きっ腹に抱いて慰める
 生きているよと教えてやる

 どこか間の抜けた私のボーカロイド
 爆風スランプなんていつ覚えたのか
 しかし家に来てからほんの数週間
 ええ 楽しませてもらっていますとも
「マスター、朝ごはん作ってきました〜」

ネタ切れ
78名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 19:04:08 ID:XTbIheQH
>>77
GJ!
お宅のミクは純粋で優しいんですね、大事にしてあげてください。

うちのミクは
「マスター、安らかに、眠って下さい」
と言いながら、腰から外した飾り紐で俺の首を絞めてくるんだが
一体どこで育て方を誤ったんだろう

……ミクの穿いてた布をアイマスク替わりに使ってただけなのに
79名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 22:51:07 ID:PttB/sIL
お、更新されてる!

SS保管庫管理人の方、毎度ありがとうございます!今後ともよろしくお願いします。
80名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 23:43:03 ID:ssDGPcbz

凄くツンツンなミク(ワールドイズマイン風)だけどあるとき
電源きった状態でマスターにバイブ入れられて
そのまま外歩かされる(もちろんリモコンでバイブの操作される)

そんなエロパロが読みたい
81名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 01:20:27 ID:6WzqLYNx
>>80
アナザーなカイトが相手なら書けるかも…それはいや?
82名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 01:29:21 ID:jt/W8x6T
欲を言うならカイトよりマスターでみたい
83名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 01:52:56 ID:6WzqLYNx
>>82
もう性格の決まってるキャラ同士なら書けるけど
自分でマスターの性格を決めたりするの苦手なんだ
期待させてごめん、自分も神光臨を一緒に待つよ
84名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 01:55:37 ID:hFvX0X+/
ボカロも性格決まってないじゃん
85名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 02:52:13 ID:hCEunF2K
・・・とりあえずカイトで書いて名前だけマスターに変えればおkじゃね?
86名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 05:47:47 ID:6WzqLYNx
WIMのミクとアナザーWIMのカイトなら曲聴けば性格のイメージ湧くから楽
想像力乏しい自分が悪いんだ…orz
それじゃあ一名無しに戻りますノシ
87名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 06:16:21 ID:xpqchZ0S
>>83-84

×決まった性格のキャラ
○主流な性格のキャラ
88名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 09:20:12 ID:BpfBTE1u
一般的な性格のイメージと真逆過ぎて自分の脳内にしか好きなミクがいないのが悲しい
89名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 11:10:09 ID:Uw7fF3m6
アナザー()
90名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 11:14:17 ID:zUitBjLu
いつからWIMがカイトの曲になったんだか
91名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 15:35:49 ID:HAg4lXpa
>>90
カイトの曲じゃなくて替え歌
92名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 16:03:06 ID:GnejdbuW
>>9
皮肉だよ
93名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 17:44:11 ID:lBhhTpDt
回虫うざいなぁ
94名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 17:54:09 ID:PJQFUsR5
問1.リンとグミとmikiの性格の違いを答えなさい。(15点)
95名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 18:14:54 ID:05pchZYx
リンはお子様系元気
グミは脳天気系元気
mikiは不思議系元気

おk?
96名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 19:15:44 ID:3Si+7ZBT
>>94
全員ミックミク族だから同じ性格
97名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 19:24:40 ID:xpqchZ0S
>>94
・リン=おてんば
・GUMI=脳天気
・miki=ハイテンション
・ミク=天然
・ルカ=生真面目
・MEIKO=俺様
98名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 20:26:49 ID:1D/W/Mnk
>>94
リン:勝気系自信家
GUMI:元気系アイドル
miki:丁寧系天然
ミク:計算小悪魔
ルカ:おっとり系姉キャラ
MEIKO:ちゃきちゃき姉キャラ
ユキ:小学生
99名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 21:16:19 ID:3UASh/dl
>>97
MEIKO=俺様
に吹いたじゃねぇかw
女王様じゃなくて俺様MEIKOでエロパロ見たいわ
100名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 22:22:58 ID:RgzTD3d5
このスレに住み着いてるカイトアンチってなんかチョンみたいだよな。
101名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 22:33:30 ID:ZLwqSTVq
女王様と俺様の違いがよくわからん俺に誰か説明してくれ
102名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 22:43:43 ID:0NL6FJmj
女王様=クシャナ殿下
俺様=ジャイアン
103名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 00:13:47 ID:LiLqhuGP
MEIKOリサイタルだと
104名無し@ピンキー:2010/03/05(金) 00:35:47 ID:hqZjJf/b
>>94
リン:ちょいヤンキー
GUMI:見た目はKY中身は普通
miki:ロボロボしい
ミク:リアルで声出すと二度見されるアイドル
ルカ:自由人
MEIKO:いい匂いがする美人
ユキ:ロリ
105名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 00:53:30 ID:MiDFMfD0
>>94
リン:おませさんな甘えんぼ
GUMI:元気いっぱいGO!GO!娘
miki:いつも笑顔がモットー
ミク:えへへな天然
ルカ:優しいけどややツンデレ
MEIKO:かーちゃん、姐御
ユキ:大人しめ、でも明るい


人それぞれいろんなキャラがいて面白いな
106名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 01:54:17 ID:xakyjuPV
リン:元気いっぱい
GUMI:(´∀`)常にこんな笑顔の癒し系
miki:元気過ぎてうるさい、声が大きい
ミク:鬼畜通り越して外道な男前、むしろ中身男
ルカ:ドМの百合属性
MEIKO:らん/まのかすみさん的お母さん
ユキ:まだ性格未定

賛同者がいないことは分かっているが好きなんだ
107名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 02:00:33 ID:UHFheUgl
まるでボカロ総合キャラ萌えスレみたいな流れだな
意外にそんなスレは存在しないから困る
108名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 06:53:48 ID:hy443+Ou
ハク・・・・自虐系アイドル

ネル・・・ツンデレ乙女

KAIKO・・・清純系アイドル
109名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 07:24:09 ID:+1TsXVon
>>107
萌えスレ…確かにそんな感じするよな。俺も以前から感じてた。
ユキなんかは声聴くと控えめな女の子ってイメージあるけど
AHS公式のセリフに「あたしが歌ってあげる!」って言ってるし、元気系なのかな?とも思える。
110名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 10:00:53 ID:kYirL2cX
人見知りするんだろ
111名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 10:06:04 ID:RrNl6lQw
元気系・・・あの声でテンション上がってきたとか言われたら
なんかドMの血が騒ぎそう俺
112名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 11:01:24 ID:RPcnB2L6
便乗して…
リン:お転婆悪戯っ子。見た目より子供っぽい性格。
GUMI:誰でも気が合えるあっさり元気系。
miki:動きも喋りもロボ。更に喋りが半角カナ文字。
ミク:絵に描いた様な良い子ちゃん優等生。
ルカ:ロボ喋り無表情傍観者。マイペース。
MEIKO:面倒見良い姐御肌だがKAITOと二人きりになると従順ドM。
ユキ:見た目によらず恐いものなしのお子様。

各々のイメージでイイジャマイカ
113名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 14:01:50 ID:MSGrdKsi
リン:悪戯好き甘え上手、妹属性。肝心なときは空気を読む。
GUMI:箸が転げても笑える年頃、親父ギャグで撃沈。
miki:日々の幸せをかみ締めて生きる健気な子。堅実で家庭的。
ミク:セクハラ好きハードボイルド。姉の乳を揉み妹の尻を撫でるのが生きがい
MEIKO:口は悪いが世話はしっかり焼く、ちょっとやさぐれた姉ちゃん
ルカ:育ちが良くて気品があるが男に冷たい、やましいことがあると口調がフィリピーナみたいになる

※イメージです
114名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 14:59:20 ID:P9Ph8wtI
>>112
鬼畜(ryの人とみた
115名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 17:40:45 ID:Xm2aWtQw
ハクがいればそれでいい
116名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 14:23:16 ID:ZY3U+OdQ
◇ミク:Sで小悪魔だが天然&(性格は異なるが)チルノ級の
お馬鹿さんなので自覚なし。マスターの上が指定席。
◇リン:ミクよりもおてんばで天然馬鹿ではない感じ。
何かにつけてミクと競い出す。マスターの上が指定席。
◇ルカ:見かけによらずそっちの気はないが、ミクリンに毒され
おどおどと真似しだす。最近マスターの上が指定席になった。
◇MEIKO:Sとは違うが典型的かかあ天下。普段は面倒見が良いが
酒癖が悪く、飲んだらマスターの上が指定席。
◇ユキ:軽いので比較的楽。
117名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 16:22:15 ID:whJdQYui
>>116
ワロタwwwww
どんだけ騎乗位好きなんだよwwwww
118名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 16:55:13 ID:UBHSd8PV
リン:中2病ツンデレJC
GUMI:やさぐれギャルJK
miki:ロボ
ミク:二重人格アイドル
ルカ:クールなJD
MEIKO:スイーツ(笑)OL

ついでに
レン:厨2病根暗中学生
KAITO:草食男子ヲタリーマン
がくぽ:女好き肉食ギャル男
119名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 17:21:38 ID:n0UhOJ13
萌え語りもいいけどそろそろエロいのが読みたいです先生方
120名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 23:45:12 ID:Cz/Rc6vG
やっぱりエロくないとダメなのかな
121名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 23:47:39 ID:2wj0DY/j
>>114 正解
男性陣
KAITO:性格は普段は温厚だが、いざとなると男らしいタイプ。
      辛い時期があり仕事が選べなかった苦労人。その為バカイトからやすおまで幅広くカバー。
      草食系に見えて実は肉食系。MEIKOが好きで皆の前では「めーちゃん」と呼ぶが
      二人きりになると「MEIKO」と呼び、鬼畜ドSと化す。
レン   :リンとは対照的に見た目より大人びた性格。やや反抗期態度をとる。
      子供扱いされるのは嫌いだが、甘える時には甘えたりと上手に使う。
      多感な年頃のせいか、いきなりのエロに免疫がなく遭遇すると鼻血を出す。
      暴走がちなリンを抑えようとするが巻き込まれるのがオチ。他にも色々と巻き込まれる。
神戒がくぽ:クールで古風な性格。時折天然。草食系というよりは奥手。喋りは侍(殿)口調。
      格好が皆とは違うせいか一目置かれている存在。浮いているともいう。
      意外にデリケート。酷いと白化しフリーズする。
キヨテル :性格は真面目…だがそれは教師の時。バンドマンになると性格が豹変する。
      声質があまりにもKAITOと似てるせいかKAITOが苦手(KAITOも同様)。
122名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 00:06:17 ID:9fbOJ47M
>>116
吹いた
俺がマスターだ
123名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 00:09:13 ID:8TYa1kBH
肩車じゃ駄目なのか
微笑ましいと思ったんだが
124名無し@ピンキー:2010/03/07(日) 00:34:59 ID:+RLgL69E
>>116
マスターはどMなだけなんだよ
125名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 01:09:01 ID:3hoDVULa
>>116
一人目ミクを読んだ段階ではマスターの膝の上が指定席なのかなと解釈
二人目リンはミクと膝の上を取り合ってるのかなと解釈
三人目ルカから雲行きが怪しくなり
MEIKOでようやく本来の意味に気づいた
つーか気づきたくなかった
マスターの膝を取り合うミクとリンでニヤニヤしたからさらにダメージが…
126名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 02:57:22 ID:9sLMReSV
で、マスターの上とはどこなのだ
127名無し@ピンキー:2010/03/07(日) 03:04:00 ID:+RLgL69E
背中でいいと思う
128名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 07:48:15 ID:VTbvUJp1
そうか!四つん這いになったマスターの上に跨がるミク達…















お馬さんぱかぱかか、微笑ましい光景だ
129名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 10:07:40 ID:GG5aiyIb
7人も乗ったら圧死だよ
合唱
130名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 11:41:12 ID:oxLasrdY
きっと語法日だよ
131名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 12:23:47 ID:9sLMReSV
歌にブレス入れてくれないマスターへのお仕置きということで、仰向けに寝かされたマスターの
顔の上にミクが足の方を向いて座って、ミクの膝の上にルカが乗って、ルカの膝の上にリンが
乗ってマスターが窒息と重みで落とされる光景を連想した俺も>>116と同類なのかな

勿論地べただとルカがミクの膝の上に座りづらいから、
マスターの胴や顔の高さを椅子の高さくらいに調整してだけど
132名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 19:26:09 ID:EDxPFswf
>>131

ちとまて。

それは御褒美ではないのか…?
133名無し@ピンキー:2010/03/07(日) 22:13:18 ID:+RLgL69E
このスレどMが多い気がするお
134名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 02:27:16 ID:Pn0nvdIs
>>132
俺らにとっては言うまでもないが、ミクは少なくともお仕置きだと思ってるから
こっちが反省してないフリさえしていればミクはずっと座ってくれるんだよ。
135名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 11:01:21 ID:PVyHh3Rc
>>134
羨ましいなオイ
136名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 18:18:48 ID:dLMIEc+F
女性陣だと羨ましいので野郎共を座らせろ
それでもハァハァできたらマスターの勝利だ

マスターのMはマゾのM
137名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 19:35:35 ID:Pn0nvdIs
>>136
その発想はなかった
ご飯三杯いける
138名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 19:40:06 ID:y1FuOJpw
要するに>>137は男性陣に乗っかられてハァハァできるって事なのか
139名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 20:48:53 ID:tXMgHVTY
それはそれですごいかもな

アッー!
140名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 21:15:15 ID:LTETD8fF
レンきゅんになら乗られてもいいや
141名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 21:57:36 ID:rnWii4eA
withロードローラー
142下剋上 1/8:2010/03/08(月) 22:14:35 ID:Cl1xfPEz

流れ切って、カイメイ投下させてもらいます。
カイトがほんのり黒いです。



 不意に手元が見えにくくなって、顔を上げた。

 辺りはいつの間にか薄暗くなっていて、窓の外はすっかり陽が落ちている。
 自室で譜読みをしていたのだけど、集中しすぎて日が暮れたことにも気付かなかったみたいだ。
 ぐう。と腹が鳴って、胃がメシの催促をする。集中力が切れたのも多分空腹のせいだ。
 腹が減ったと自己主張する胃を擦りつつ、僕は食事を求めて自室を後にした。

 廊下に出ると、なにやら向かいの和室から人の気配……というか光が襖の隙間から洩れてる。
 普段和室はあまり使わない。誰か電気を消し忘れたのかと思って、僕は襖を開けた。
 「きゃ?!」
 驚いた声に、僕も驚いて一瞬固まった。声の主は僕を認めると大きく溜息をつく。
 「なんだカイト……驚かさないでよ」
 「そっちこそだよ。……ていうか、なにしてんの? めーちゃん」
 めーちゃんは和室に椅子を持ち込んでその上に乗り、天袋を漁っていたようだった。
 「天袋の整理。ちょうどよかった。あんた、椅子支えてて」
 「支えてって……」
 戸惑う。当たり前だ。今のめーちゃんは私服だけど、スカート姿だ。それもミニ丈。
 しかし、めーちゃんは椅子の上で爪先立ちで細いふくらはぎがぷるぷる震えて足元は不安定。
 椅子もあまり丈夫な感じじゃない。なんでもっとしっかりした椅子使わないんだこの人……。
 和室の入り口でまごつく僕を、早く! とめーちゃんが急かす。僕はとりあえず足元に寄り、
上を見ないように椅子を支えた。なし崩しとはよく言ったもので、非常に困るよこの状況!
 オイシイと思えない所が、僕が家族からヘタレと呼ばわれされる所以なんだろうな……。
143下剋上 2/8:2010/03/08(月) 22:16:19 ID:Cl1xfPEz

 「ねえ、僕がやるから交代しようよ」
 「もうすぐ終わるもの。私がやった方が早いわ」
 とりあえずこのいたたまれない状況をどうにかしたい僕からの提案は、あっさり却下された。
 「……ミクとかさ、他に押さえてもらえそうなヒト居なかったの?」
 「生憎年少組はマスターに呼ばれて出払ってるの。今日は遅いんじゃないかしら」
 天袋の整理に夢中なめーちゃんは鼻歌交じりにそんなこと言ってくれて、こちらの事情を考慮する
気配など全く感じられない。
 余所様のメイコは知らないが、ウチのめーちゃんに関しては僕やもう一人の弟であるレンを異性と
認識してはいない。
 風呂上がりもバスタオル一枚で出てきたり、僕やレンにミニ丈スカートからぱんつが少々見えた所で
気にもしない。
 見たら見たでミクとリンに『エッチだ!』と責められ、僕とレンは理不尽だと思いながらいつも視線を
逸らすのだ。
まぁ、レンを意識されたら僕が涙目状態だが、せめて年の近い僕のことくらい少しは意識して
くれないと……僕の気持ち的に、とても悲しい。
 「めーちゃんは羞恥心を覚えたほうがいいと思う……」
 そのカッコで僕を手伝わすのって、何の拷問デスカ?
 「なによそれ? ……ああ、ぱんつのこと? 別に減るもんじゃなし。弟だし?
  それに、ヘタレのあんたが私のぱんつ見たって何ができるわけでもないでしょ?」
 頭上に降ってくる豪快な笑い声が地味にHPを削る。
 あ〜あ。家族で姉で弟で。幾つの『壁』を乗り越えたら、僕は『男』としてめーちゃんに見てもらえる
のだろうか。
 何度目か知れない溜息をそっとついた時、よし! と満足気な声が頭上でした。
 「さあて。終わった……っきゃ?!」
 「へ?!」
 油断したのか、めーちゃんが椅子の上でバランスを崩した。体勢を立て直そうと試みるも、
それは余計足場を不安定にすることになって、身体は大きくぐらぐら揺れる。
 「カ、カイト! 助けっ……」
 「めーちゃ……」
 「きゃあ……っ!」
 椅子をなぎ倒し盛大な音を立てて、僕らは畳の上に倒れこんだ。
144下剋上 3/8:2010/03/08(月) 22:17:51 ID:Cl1xfPEz

 「痛たた……」

 横に視線を走らせれば転がっている椅子があった。僕はめーちゃんの下敷きになって、仰向けに転がって
いた。畳の上だったことが幸いして、ちょっと身体は痛むけれど怪我はしていない。
「……う」
めーちゃんのうめき声が聞こえた。僕らは上下逆さまに……めーちゃんが頭を僕のお腹に乗せ、脚を僕の
頭上に投げだしている状態だ。身体を少し起こし、めーちゃんの様子を窺う。
 「めーちゃん、大丈夫?」
 「……うん。ごめんねカイト。下敷きにしちゃって」
 とっさの行動だったけど、めーちゃんの身体の下になるよう倒れこむのに成功したみたいだ。
 怪我もないようだし、よかった……!
 僕の身体から退くために、めーちゃんの脚が僕の身体の両脇に置かれて腰を上げる。僕の位置からじゃ
良く見えないけど、ちょっと女豹のポーズに似た格好だ。僕の顔へお尻が突き出される。
その拍子にミニスカートの裾から、形のよいヒップが現れた……今日は白のレースで紐パンですね。
男だから当然チェックしちゃいます。当然です。
 それにしても、女の子のぱんつってどうしてこんなに布面積が少ないんだろう。特に大事な部分を
覆うところなんて、あれっぽっちの布切れしか……ああ、なんか布越しに形が分かりそう。
 本人が気付かないことをいいことに、今晩のオカズにしようと下心満載でそこを凝視していたその時だった。
目の前でその白いレースの布切れがハラリ……と、外れて僕の胸に落ちた。
145下剋上 4/8:2010/03/08(月) 22:19:53 ID:Cl1xfPEz

「え?」
「……?!」
倒れた拍子になんとめーちゃんのぱんつの紐が解けてしまったみたいだ。
なにこのエロゲ展開は?!
僕の眼前には、当然めーちゃんの、その、アソコが……!
時間が凍りついたように身動きできない。僕も、多分めーちゃんも。
「……ぴんく」
「! っきゃああああああっ」
つい呟いた僕の一言に固まっていためーちゃんが、時を取り戻し叫びだした。
僕の上から退こうと、振り上がる細いふくらはぎを思わず強く押さえこんだ。
 もがいて、揺れる白いお尻。めーちゃんのアソコは綺麗なピンク色をしている。もう全部が見えちゃって、
脳が沸騰しそうだ。薄い陰毛。小さな突起。柔らかそうな襞。溝を少し登った所にはスミレ色のすぼまりが。
 うわ……!
 ぐらり、と目眩が僕を襲った。視線が離せない。
 「み、見ないで! カイト、離しなさい!」
 パニック状態のめーちゃんが首を捩じって、顔を真っ赤にしながらこっちを睨んでいる。
 そんなこと言われたって……離さなきゃ、と思う反面、身体は言うことを聞いてくれなくて、手はしっかり
めーちゃんの両脚を掴んだまま。どうにかしようともがくめーちゃんは、手は身体を支えるため使えないし、
脚は僕に掴まれて動かせないわで、恥部を隠すことができない。
 めーちゃんの大事な部分を観察しながら、僕は正直そこに感動していた。僕だって成人男性だから、
いわゆる18禁動画サイトを見たことはある。だけど、こんな綺麗な色をしたそれを見たことはなかったから。
 じぃっと魅入っていると、襞と襞の間、その奥からじんわりと光るものが滲み出てきたのに気がついた。
 それが、めーちゃんのあそこをより鮮やかに彩って濡れたら、もっと綺麗なんだろうな。
 なんて自分の世界に入っていたら、めーちゃんの怒鳴り声で現実に引き戻された。
 「離してってば! バカイト!」
 その声で、さっきのめーちゃんの台詞が頭を過る。

――ヘタレのあんたが私のぱんつ見たって何ができるわけでもないでしょ?
 
……できないなんてこと、ないよ。

目の前には、抵抗できないめーちゃんのソコが晒されている。……自然に顔がそこへと引き寄せられた。

 そして。
146下剋上 5/8:2010/03/08(月) 22:21:15 ID:Cl1xfPEz

 「濡れてきた……」
 「―――っひゃぁ!」
 甲高く上がるめーちゃんの悲鳴。僕の舌が、めーちゃんのそこを下から上へとなぞったから。
 もっと身体を起こして、ちゅ、ちゅっと音を立てながらあそこにキスをする。その度にあっあっと
聞いたことのない愛らしい声が僕の耳朶を打つ。いつもの強気な彼女ではない、まるで別人みたいな声だ。
 「見られているだけで濡れちゃうの?」
 「そんなワケ……ない……んぁ!」
 直ぐにあそこは濡れだして僕の唾液と混じり合う。舌先で突起を弄ったり、唇で襞を挟んだりしている
内にめーちゃんは自分を支えられなくなったのか、僕のお腹の上に上半身をぺったり乗せてきた。
 僕の腹に、めーちゃんのおっぱいの柔らかさが伝わってくる。
 「あ……っ。カイ……トっ……止めてってば……ぁ」
 そんなこと言われたって、ここで止められる男がいたら教えてほしい。この期に及んで逃げるお尻を
掴んで、ぐっと引き寄せる。長時間中途半端に身体を起こしていたから流石に背中が痛くなっていた。
 僕は背中を畳に付け、頭を少し起こした格好でまためーちゃんのそこに顔を寄せた。
 「めーちゃん、すごいよ。滴りそう」
 音を立てながら啜れる程に潤うそこは、艶々と蛍光灯の光を弾いている。指の腹で突起を細かく擦れば
ふるるっと身体が震えた。
 「あぁっ! やめ……お願いっ」
 泣きそうな声に背筋がぞくぞくする。小さく首を振る気配がして、めーちゃんがぎくりと身体を
強張らせた。ほっぺたが、ボトム越しに僕の高ぶりに触れたからだ。それが何を意味しているのか、
めーちゃんは気がついたのだ。
147下剋上 6/8:2010/03/08(月) 22:22:44 ID:Cl1xfPEz

 「カ、カイトっ」
 僕を呼ぶ声に焦りが交じっている。
 「……そりゃ、こんな状態で興奮しない男なんていないよ?」
 僕の下腹部はさっきから熱が集中して猛っている。性的な興奮に浮かされながら、反して心は冷静なのが
不思議だった。いや、冷静ではないか。めーちゃんに触れる手を止められないのだから。
 「私たち、きょうだ……」
 「関係ないよ。こんな風にここを見せられたら、勃つでしょ。普通」
 お尻を押さえながら、両の親指を使って入り口をぐっと開いた。襞が左右に開いて確かに感じている証が
光ってる。
とろりと溢れるそこに何度も舌を這わせて、捻じ込んでみた。
 「……! っああ」
 やっぱりキツイ。ちゅっと吸ってから一度顔を離して、今度は襞の間に中指を差し込む。
 「あぁっ!」
 ぎゅうっと締め付けられそっと前後に動かしてみた。緩い刺激に小さくお尻が揺れ、体液がまた染み出る。
 「気持ちイイ?」
 「やだぁ……」
 「……嘘つき」
こんなに濡らして、なにがイヤなの? 
探るように動かす指がある一点に触れた時、びくんとお尻が跳ね上がった。
 「ん? ココがイイの?」
 「ちが……っ! んんっ……やぁっ」
 僕のベルトを握ってイヤイヤとめーちゃんは首を振る。だけど身体は上半身を僕の腹に押し付けて
お尻は高く上げあんあん喘いで姿は先を求めているようにしか映らない。
 指を二本に増やし良い反応のあった場所を集中して擦ったり、突起を唇で吸ったり舌で転がしたりして
出来うる限りでめーちゃんを追い込む。泣き声にも似た喘ぎ声は僕を大いに煽った。
 「は……あぁっ……やああ……っ!」
 膣がきゅっと僕の指を締める。びくびくと身体を震わせ、次いで僕の上にめーちゃんの身体が崩れた。
 「……イった?」
 めーちゃんは僕の上ではあはあと荒い息をし、くったりとしている。イったんだ。僕の指と舌で。
素直に嬉しい。
 息を乱しながら放心しためーちゃんの身体を僕はそっと脇に倒した。そしてスカートを脱がせて
覆いかぶさる。今度はちゃんと顔と顔を合わせて。
 「カ、イト……」
 潤んだ瞳がようやく僕を映す。むき出しの滑らかな太股の外側を手のひらで撫で上げると、その感触に
また身体が震えた。

 「……僕も気持ち良くなりたい」
148下剋上 7/8:2010/03/08(月) 22:25:02 ID:Cl1xfPEz

 「あ……ああっん、っあっあ」
 結合部は腰を動かす度に音をぐちぐちと卑猥な音が立ち、めーちゃんは甘い声をひっきりなしに上げた。
 突き入れた膣口は小さかったけど、とろとろに熟れていて僕の怒張した自身を難なく受け入れ心地いい
刺激を与えてくれた。
 Tシャツの裾とホックを外した下着を捲り上げて解放したおっぱいは、突き上げると重そうに揺れて
僕を更に興奮させる。めーちゃんはおっぱいも綺麗だ。白くておっきくて、弄ってほしいと
言わんばかりにつんと勃った乳首はアソコとお揃いのピンク色。
 そこに舌を絡めるように吸ってやれば、一際高い声が上がって中がきゅんと締まった。
 「また締まったね」
 めーちゃんは真っ赤な顔で僕を見上げる。涙を流した跡が残る顔に、良心がチクリ痛んだが無視した。
 だってめーちゃんの中は本当に気持ちが良いのだ。
 「ねえ、僕はまだ弟……?」
 おっぱいを揉みながら耳元で囁いた。軽く乳首を抓れば面白いように反応する身体。
 「あぅ……ひ……」
 「弟にこんなことされて感じちゃうなんて、いやらしいお姉さんだよね」
 腰を回すように押し付けれると、めーちゃんの腰もつられて動いた。
 「言わないで……ふ……っ」
 「めーちゃんのココ、『もっと』って吸いついてくるよ? 気持ち良くって僕もう限界」
 膝裏を勢いよく持ち上げ脚を肩に担いで、思いっきり自身を打ちこむ。肌の当たる音が和室に響いた。
 「ああん!」
 自分を焦らし切れない僕は快楽を追って激しく抽挿を繰り返した。
 息も絶え絶えに喘ぐめーちゃんを見降ろして僕は呟く。
 「めーちゃんは、男を甘く見すぎ」
 だから、こんなしっぺ返し食らうんだよ。
 気を許した男に対して、無遠慮で無防備で無神経で。
 でも、そんなめーちゃんがこんなにも愛しい。
 「大好き。めーちゃん、大好き、だよ……!」
 神経回路を蝕むような快感に浮かされて出た本音に、ぱっとめーちゃんの目が見開かれた。が、直ぐに
僕の与える刺激に表情が崩れる。
 がんがん突き上げ吐精感が競り上がる。貪るような動きに中が呼応して求めるように締めあげた。
 「――っあ! あああぁ!!」
 僕の腕を掴んでいためーちゃんの指に力が入って赤い爪が肌に食い込む。
 「……っ!」
 絶頂に達した肢体を強く抱きしめて、僕はめーちゃんの中に全てを放った。
149下剋上 8/8:2010/03/08(月) 22:27:58 ID:Cl1xfPEz

 行為の後、気絶してしまっためーちゃんの身体を綺麗にして早々に部屋へと運んだ。ぐずぐずしていると
弟妹たちが帰宅してしまう。
 ベットに寝かせ、顔を覗き込むと目尻が赤くなっていた。泣きすぎたんだな……。
 ほぼ無理やり奪って、罪悪感が芽生えるのかと思いきや僕の中にそれは無かった。むしろ、達成感すらあった。
 「これで、少しは僕のこと男として見てくれる……?」
 ここまでしちゃって、無かったことにされるのは勘弁してほしい。もう、『弟』は嫌なのだ。
 これからは、どう『男』として見てもらうか。そしてめーちゃんを振り向かせるか。
 さて、どうしよう……と考えていたら、玄関のドアが開く音と賑やかな声が聞こえてきた。
 どうやら我が家の年少組が帰ってきたらしい。
 もう行かなくては。でもその前に。
 「おやすみ、めーちゃん」
 僕は行為中にしなかったキスを、めーちゃんの唇に落とした。
 「この先、覚悟しておいてね」
 そういい残し、僕は玄関に向かうべくめーちゃんの部屋を後にした。


おしまい

エロも文章も書くの久しぶりだったから、変な部分あったらごめんね。
しかし、投下するの緊張する……
150名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 23:18:04 ID:jdOFADbp
なんつー黒過ぎカイトwww
下克上されちゃったメイコの話も見たいですGJでした!
151名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 23:27:24 ID:gPmvebqM
なんというGJ!めーちゃんエロいよめーちゃん
その後も気になる…
152名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 00:04:25 ID:7NreKD89
カイトはこのあと反撃されるがいいよね!(性的な意味で)
153名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 00:42:11 ID:jJloDhKf
レンのカップリングで多いのは過去ログから見て、リンが多いみたいね。
次いでミクとGUMIとMEIKOが絡んでる。

しかし、ニコ厨に大人気のネルは少ないね。
ハクもそうだな。

ユキなんてどうだろう。
現実世界であり得ることをボカロでやる必要は無いな。
154名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 02:12:19 ID:6M1FXJP0
>>149
GJ!久々に良いラッキースケベ展開を見た
恥じらうMEIKO可愛い
155名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 08:22:41 ID:jJloDhKf
>>149
続きも楽しみだ。
156名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 08:37:10 ID:xzqnGhbv
>>153
ユキだと通学路に飛び込ませる必要があるな。
157名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 19:54:20 ID:PTrSGelI
そう言えばユキのランドセルには何が入っているんだろう

1.力が出ないときのためのスペア頭
2.ボカロ先生が収集した大量の下着が隠してある
3.コカン探偵用大人の七つ道具
158名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 20:22:34 ID:VujpmxNR
>>149
GJ!!
パンツ越しでも乗っかられたいな!
159名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 22:14:13 ID:32tTWrVP
>>149
GJ!!
カイメイいいよ、カイメイ!

翌日のめーちゃんの対応が気になる…。
160名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:26:36 ID:QsoA0mbO
>>149
GJGJ

最近よく膝にミク右手をルカパイで挟まれて左手をメイコパイで挟まれて背中にリンしょってる俺を妄想するんだ
至福すぎる
161名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 01:08:44 ID:Q8AQyI5p
>>160
いいな〜

うちはレン、ネル、GUMIの組み合わせなんだが
162名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 12:52:30 ID:2/EnadVK
>>161
グミしか戦力が居ないな
ネルはレンより小さいしな
163名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 17:37:03 ID:db4epe/s
組の慎重派153戦地暗いだと思う
164名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 22:56:56 ID:SozkvxlQ
>>163
すごい変換だな。一瞬読めなかったぞ
165名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 01:30:34 ID:Md2XZe7N
どんな暗号だよwwww
いや意味解ったけどさw
166名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 16:19:27 ID:FPNZN6Dq
153というとリン暗いだな
150戦地撃ェいい

167名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 09:38:35 ID:IHiIdVAW
寝るは170泉地くらいかな
凹んでるから逆に測ったときに長くなる。
168名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 22:35:18 ID:CvHlYnhZ
今ふと思ったんだが初音ミク・アペンドって
声ごとにキャラ分けられたりするのかな
名前もSweet Dark Soft Vivid Solidってな具合に
そしてあのイラスト。アペンドって、もしやスカートじゃないのか…!?
169名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 21:48:48 ID:BWqyBzJ3
曲をもとにしたSSって少ない?
悪ノとかカンタレラとかSIGREとか作れそうなのに
170名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 00:47:22 ID:YxRjXTVw
消失とかコンチータとかサンデーラブ〜とかはあったよ

まあ個人的には曲を元にしたエロパロって、作ったPからしたらどうなんだろうという気はする
171名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 08:46:19 ID:FkFRUuv+
曲ネタのエロは同人誌では珍しくは無いと思うが、このスレではあんまりないのは確かだな。
ネット上だと目に触れやすいから職人も遠慮するんじゃね?

曲ネタ増えたらこのスレもちょっとは賑わうと思うんだけどな
172名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 10:09:44 ID:V6vMMnjI
物語系の曲はそれだけでもう完成してる感があるし、解釈も十人十色だろうから
SSにするのは難しいんじゃないかな?
173名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 20:19:03 ID:1IrkIiXp
ハイセンスナンセンスを元にSSを書いてくれ。
174名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 21:38:18 ID:PIJ/Xzxg
>>173
レベル高いお題だな
175名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 21:48:32 ID:qLTxCq5V
「ミラクルたゆん」は書きやすいだろうかw
176名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 23:10:05 ID:dYNzzijP
カンタレラとか良さそう。
あまりエロに重点を置かなければイメージが崩れることもないだろうし。
177名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 00:37:57 ID:yLDGunee
クレクレする前に保管庫行って来い
178名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 00:43:13 ID:mkMvSZq2
まあ書かれてないってことは需要がないってことだよね
179名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 01:29:06 ID:bpsbvPzm
つか曲を元ネタにした物は二次創作サイト探せばなんぼでも出て来るんじゃね?
180名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 01:51:43 ID:2BGwW8Sd
>>176
カンタレラなら涙雪Pのがニコニコにある。サブストーリーみたいな感じだけど。
181名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 03:35:27 ID:mc988hLr
ピアプロのテキストに腐るほどあるぞ
182名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 03:46:20 ID:d/ZYhZid
曲のってのはキャラが特定されるし結構難しいよな
そういうサイト探した方がたくさんあるな確かに
183名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:42:01 ID:IY7W2N1r
>>181
エロはないじゃん!エロはないじゃん!
184名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 19:46:07 ID:wsCyTiV2
>>183
そりゃ良い子のピアプロに18禁は無かろう
後は妄想で補うか、諦めて外部サイト漁るか、自分で書けよ
185名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 00:59:17 ID:8zNkzLX+
てす
186名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 01:23:47 ID:8zNkzLX+
外部サイト探すなら、「ボーカロイド ss」でググって一番上にあるサイト便利だよ
187名無し@ピンキー:2010/03/17(水) 23:21:27 ID:8GoXHq6f
自分の琴線には全く触れないから想像する労力沸かないし書かないけど、リンたんのメイドの星のプリンセスのあれなんかだ好きな人多そうだな。
188名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 23:48:35 ID:dyszpdBH
あれ最高だなあの星にいきてえ
189名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 23:54:40 ID:23xNWnWd
二次が多い曲っていうと悪ノと人柱〜ってイメージだが、エロにしようとするとグロも入りそうだ。何となく
190名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 12:17:42 ID:2t9qhECS
まぁ悪ノはともかく人柱は本家が血みどろだからなー
むしろほのぼのにするのが難しい

>>187
あれはレンは隠しヒロインとか言われてて笑た
191名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 12:19:32 ID:3xEGr8y5
>>187

ニコ動であれのプロモ風の動画みたときに伝説のリン廃の威力を実感した。

あのリンちゃん家に来ないかな…。
192名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 21:31:58 ID:IuYSxENx
日本のクロマグロが守られた記念age
193名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 23:56:31 ID:EvBAcDAm
マグロといえばルカ
おとなラPのとこのあのゆる〜い感じでがくルカ誰か書いてくれないかな。
あそこのがくルカあたりはもう一発くらいやってても全然おかしくない雰囲気だからSSくらい許されると思うんだ…
194名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 00:17:19 ID:R1FVwunT
>>193
つ言い出しっぺの法則

いま大人組のエロ書いてるから、お前さんも頑張れ
195名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 01:32:52 ID:ENqOcS7f
>>193
おとなラジオはまったりしてるからエロに妄想が走らないなー
あの清々しいほどオープンスケベながくぽは貴重だと思うが

>>194
大人組で…つまり4、じゃない5Pですね分かります
196名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 07:54:05 ID:bHHgWQid
ルカはマグロだと思う
197名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 10:11:31 ID:rwZLr8jK
おとラジのがくルカ自分も読んでみたくて少し考えてるけど
あの2人はあの関係だから萌える気がして筆が止まってしまうw
エロに持って行くのが申し訳ないというかw
198名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 12:33:48 ID:QAXg/VWL
ていうかあの二人シブではやってる前提になってるんだなー
リンの質問に「ルカは英語じゃ(喘が)ないよ」という爆弾発言してるし
199名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 15:51:17 ID:p+DmKTN5
ルカ「だが胸は揉ませぬ」
200うーま:2010/03/20(土) 15:55:21 ID:Cqx2+Nxa
初音ミクってキモイヨネーー
201うーま:2010/03/20(土) 15:57:34 ID:Cqx2+Nxa
エロイ話ばっかしてんじゃねえ
202名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 17:22:27 ID:VHkMqn0l
今シブの大人リンを見ててふと思ったんだが、リンちゃんのデフォは確か短パンだったよね?


ほとんどの絵師がプリーツスカートに絶対領域で書いてるのは気のせいか?w
203名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 17:47:58 ID:eUCEH1oc
大人リンはロングヘアが多いから自然と女性的に→スカート着用

とマジレス
いや、ホットパンツ続行のさばさばしたお姉さんに成長してても美味しいと今思った
204名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 19:02:43 ID:VHkMqn0l
>>203

納得した。
確かにホットパンツな大人リンちゃんもごはん6杯いけそうなきが。w
205名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 23:54:14 ID:R7wG9Ie3
ホットパンツで素股・・・いやなんでもない。
206名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 02:00:40 ID:V4M5JRqn
そして大人になっても変わらないミクのちっぱい
207名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 02:58:36 ID:dg78xNW4
だがそこがいい
いろんなおっぱいがあっていいと思うんだ!
208名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 04:11:19 ID:wL/rdyp4
カイトが咲音時代のめーちゃん写真集を押し入れの奥から見つける

めーちゃん的には咲音時代は恥ずかしい過去

それを盾にしてめーちゃんをおいしくいただきます

というカイメイ電波を受信した
209名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 10:16:32 ID:i0jeQqFP
>>208
メイコは弱みネタではネタの宝庫だなw

・泥酔メイコの弱みを握ったカイトに(ry
・次々とやってくる妹分達に人気を取られ、寂しがっているところにカイトが
「俺はいつでもメイコの傍にいるからね。」
と安心させて
「じゃあ俺の部屋に行こうか。」
拒否しようとすれば
「嫌いになっちゃおうかな…」
と踵を返し、メイコを追い詰め(ry

で、今回の咲音ネタ…カイトおいし過ぎるwww
210名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 11:09:40 ID:2tMzI8Sv
KAITOどんだけ悪人www
211名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 14:11:27 ID:QAPCuBmE
KAITO「めーちゃんがエロすぎるからいけないんだよ?」

MEIKO「いゃぁ・・・ダメ・・・」

KAITO「何がダメなの?こんなにグチョグチョに濡らして声もいっぱい出してるのに」











あれ・・・デジャヴ(´・ω・`)
212名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 16:18:41 ID:KP5fUOV0
>>211
保管庫見たところでは、定番というかテンプレ的なやり取りだな
だが形式美は否定すべきものではない。良いものは良い

だから>>211は気にせずていうか是非とも詳しく書いて下さいお願いしm(ry
213名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 20:22:50 ID:i0jeQqFP
>>210
悪人じゃあないよっ、卑怯だよっw
214名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 11:01:15 ID:zBlKXWW3
リンレンが衣装取り替えて入れ替わって
レンの体臭をクンカクンカスーハースーハーするド変態リンちゃんという妄想
215名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 13:08:56 ID:3vuRKZNS
一方その頃、リンたんの下着を着用してムラムラしてるレン
216名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 13:45:28 ID:V9mL7AUB
>>214
がくぽ入浴中に脱ぎたてのタイツスーツを盗み出し、夜な夜な頭から突っ込み
クンカクンカすーはーすーはーする電子の歌姫・初音ミク(16)というミクがく怪電波を受信した。



…疲れているのかな、あたし。
217名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 14:14:24 ID:A6j062a2
その時入浴中のがくぽは自分のタイツスーツを夜な夜な頭から突っ込み
クンカクンカスーハースーハーしている電子の歌姫・初音ミク(16)を目撃。
何故拙者の服を、などとパニックになりつつも風呂から上がったあと
自分がアレを着るのだということに気付きムラムラし始めるがくぽであった。



…自分も疲れているのだろうか。
218名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 16:04:52 ID:9bPodb/5
MEIKO「あら、押し入れから昔の衣装が…」

MEIKO「……」キョロキョロ

‐‐‐‐

KAITO「めーちゃん…? その衣装って…」

MEIKO「こ、これはっ!」



ここまで妄想した
219名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 16:15:49 ID:3vuRKZNS
>>218
いいぞもっとやれ
同じテーマを頑張って書こうとしたら


「で、本題に入りたいんだけど。これ、後輩達が見たらどう思うかな」
「……あんたをダウンさせて、この場で叩き割れば済むわ」
「実は他の映像も押さえてあってね。既に隠し場所は移してある。さらに、この録画もコピー済」
「なんでそんなに周到なのよ!怖い!あんた怖い!」

としかならないから困る
220名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 16:57:50 ID:3YVkxkzG
MEIKOと衣装交換したルカのむき出し太ももを見て破廉恥なと鼻血を噴出すがくぽを幻視した
一方KAITOはチラリズムを堪能していた
221名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 18:26:19 ID:V9mL7AUB
>>217
よっ、俺。春先は色々と忙しいよな。お互い休み休み頑張ろうや。
222名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 19:41:50 ID:hwUxKxqD
衣装交換がありなら年齢入れ替えもありだな。


ルカ→ミク→リン→ルカとかだと

ミク「20歳の私より14歳のルカさんの方が胸が大きいなんてorz」

とかなりそう。
223名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 21:09:01 ID:fIYvNJr8
14歳の清楚でおっとりちょっとドジッ娘妹系ルカ想像した
萌えた
224名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 22:52:55 ID:hwUxKxqD
あと、レン⇔KAITOでチェンジして、ここぞとばかりにお姉さんぶるミクとか、
大人っぽくなったレンに戸惑ってもじもじするリンとかもいいと思う。
225名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 23:52:36 ID:x/N+uW7z
MEIKO「ただいm…なにこれ。どうしたの皆」
KAITO(14)「バグった。いやー目線低くて落ち着かないよ」
レン(おそらく20代)「うるせー」
ミク(20)「ちなみに私は大人の仲間入りですよーえっへん」
リン(16)「2年後のリン、あんまり変わらないや…。背と髪はちょっと伸びたかな」
レン「いや胸は成長してるぞ。よかったな」むにゅ
ルカ(14)「もしもしおまわりさん、若い男の人が女子高生の胸揉んでます」
226名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 00:31:10 ID:I7IoqyHv
>>216
>>217

疲れてないのにこれ以上電波が飛んでこないんだが
227名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 03:08:59 ID:DpiAAgJ6
最近近所に引っ越してきたキヨテル先生に興味津々の学生経験がないミク
押しかけて学校のことをいろいろ訊いているうちになんだかんだで仲良くなり
ついにはアッー!

まで妄想した

新参組は古参組となかなか絡ませづらいから困る……
228名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 09:24:35 ID:A7lqXSTw
>>227
新参組が新撰組に見えた
229名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 11:50:19 ID:Uhd2G4YU
先生の特別授業ときいて
230名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 17:42:20 ID:Et9ZuurD
>>229
それは課外なのか?それとも野外なのか?
231キヨテル先生のHR:2010/03/23(火) 19:14:54 ID:W2kL+1Z8
キヨテル「えー、今回のHRはぁ、僕らAHS組がクリプトン組とインターネット組に
なかなか溶け込めない件について、原因と解決案を話し合おう。」
miki「ハイ。 キャラガ ジミ。」
キヨテル「…それ言ったらおしまいだろ。」
ユキ「はーい、先生の声がKAITOさんに似過ぎてイザコザが起きちゃったからでーす。」
キヨテル「先生のせいかよ、うわーんっ(泣きながら夕日に向かってダッシュ)」



これくらいしか思いつかん。
232名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 19:52:03 ID:yOmOjguz
マスルカかレンルカ読みたい
クーデレハァハァ
おねショタハァハァ
233名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 20:05:52 ID:N3GCerSK
ユキ「ユキねー、みんなと仲良くなるための方法考えてきたのー」(紙を差し出す)
miki「ユキちゃんはいい子だなあ。どれどれ」(紙を受け取る)

1・かわらでなぐりあい
2・おふろではだかのつきあい

miki「…………」
キヨ「ふむ、ここはやはり2ですね」
miki「ふむ、じゃなーい!ユキちゃんに変なこと吹き込むなこのエロテル!」
キヨ「何が変なことですか!河原での殴り合いは漢のロマン!風呂場での突き……ゲフン、付き合いは男のロマンでしょう!全く、君は頭も胸も堅い子ですね」
miki「胸は余計だい!」
ユキ「ユキ、みんなとお風呂で背中流しっこしたいなあ」(目キラキラ)
miki「う……」
キヨ「純粋な子の視線程痛い物はありませんねえ。さて、mikiさんどうするんです?」
miki「……」

銭湯の前

キヨ「混浴ではない……だと……?」
miki「覗いたら光子力ビームね」
ユキ「背中流しっこしたいなー」
GUMI「いーよ、やろっかー」
リン「あ、リンもするーっ」
KAITO「チッ……キヨテルの奴しくじったか」
レン「ユキたんの裸マダー?」
がく「まあまあ、浴槽が分かれているとはいえ抜け穴の一つや二つ……」
ミクルカMEIKO「そこのロリ誘拐加害者共、後で話あるから逃げないでね?」


正直すまんかった
234名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 20:14:17 ID:qw1BkIq+
>>233のせいでキヨmikiが気になって来た
ロリコン教師のブレーキ役萌える
235名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 20:58:33 ID:iCs1aTAc
ユキに懐かれパパと呼ばれあらぬ疑いをかけられるがくぽもしくはKAITO
236名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 22:05:58 ID:ljO6mnbO
>>233
最低ですね先生。いいぞもっとやれ
そしてmikiタン可愛いよmikiタン
237名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 22:08:24 ID:ljO6mnbO
↑スマン、sage忘れちまったorz
238名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 22:21:34 ID:W2kL+1Z8
>>233
河原で殴り合いはKAITOとキヨテル限定としか。
レンおまえwwwww
239名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 03:11:15 ID:MkOyo250
「瓦で殴り合い」かと思った
240名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 07:54:04 ID:9HXuvOyf
>>239
危険過ぎるぞオイ
241名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 10:15:46 ID:Ww8ykVcP
>>232
レンルカねぇ。
一例が無いし、MEIKOとやや被るし。
242名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 10:17:34 ID:F8wB7as4
一瞬何故か瓦で殴り合うレンとルカに見えた
243名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 10:20:39 ID:IUgQkgDt
ロードローラーを無免許で乗り回しパンツを盗み追いかけられ瓦で殴り合いか
青春してるなあ
244名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 18:13:34 ID:pUKzzuvL
厭な青春してやがるぜ…
245名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 20:09:49 ID:9HXuvOyf
>>243
誰か歌にしてくれないかなぁwww
246名無し@ピンキー:2010/03/24(水) 21:19:52 ID:R1JykOKD
MEIKOはレンを尊重する形で子ども扱いするけど、ルカはレンをクソガキ扱いしそうなイメージ…
そもそもなんとなく子供好きそうに見えないんだよなあ…ルカって。

14歳と本気でいがみ合う20歳とか可愛くて萌える。
247名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 22:48:12 ID:rvuACDAI
いやむしろ14歳にヒヨコのように付きまとう20歳も可愛くないか?
248名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 00:02:05 ID:F8wB7as4
そうするとあねショタではない気がするな
レンをお兄様呼びするルカとか萌えるけどね
249名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 00:04:35 ID:EUfreJnR
ダメ姉としっかりしたショタなら行ける

歌以外は全くダメ女なルカと
(自堕落な)姉たちに鍛え上げられてやたら気が利くレン
250名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 00:29:22 ID:/J5RcSdn
ルカはガチレズ+ロリなイマゲだから
リンたんハァハァ→あれ、レンも割と可愛い…

みたいな妄想ならした事あります
251名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 00:38:17 ID:vFYkFlHW
AHS社の3人は結構いじりがいがあると思うんだよなあ。三角関係的な意味で。
mikiもユキも先生のことが本当は好きなんだが、
ロボとロリだからまだ自分の感情がなんなのか良く分からず、
片方が先生とイチャイチャしてると嫉妬心が芽生えて、このモヤモヤした気持ちはなんだろうみたいな。
252名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 02:25:52 ID:54p4/t4t
ユキはロリすぎてカップリングにしにくい…
mikiの声って意外と幼い感じだよね。かわいい
253名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 02:30:54 ID:xTqO3JZq
先生ってキャラはもっと活用されるべきだと思う
254名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 03:20:07 ID:CpsTMQQf
>>250
自分の趣味な服をリンに着せようとして逃げられて、
その矛先がレンに向くわけですね、わかります。
255名無し@ピンキー:2010/03/25(木) 21:57:49 ID:DEmPNf5B
mikiと先生並んで立たせてもマネキンと通行人にしか見えないのが問題じゃないかと…

普通の先生やってた氷山宅に乙女回路を持ったmikiが押しかけ女房。隣のアパート在宅で教え子のユキちゃんがヤキモチとかそういう流れくらいしか考え付かない…
256名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 22:21:38 ID:MfQTpr+H
ぶっちゃけ妙な餌、もといキャラ付けなんか無い方が良かったんじゃね?…と思うこの頃
257名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 23:31:59 ID:GV0+ddOa
「『大丈夫僕らは双子だよ きっと誰にも分からないさ』ですね。」
ルカ様がいすに腰掛けてつぶやく。手元にはどう見ても百合仕様な衣装。
たこルカの触手がレンの服を器用に脱がせる。
抵抗もできずに全裸になったレンきゅん。

「『あら、おやつの時間だわ。』ですね。」
たこの足に拘束され身動きが取れないレンきゅんのおちんぽを無表情にほおばるルカ様。

こうですか><
258名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 00:30:29 ID:6IgkL2Ad
>>257
続きはまだかね?
259名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 01:57:16 ID:ROfh0EhJ
>>257
わっふるわっふる
260名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 09:37:29 ID:8BIvQZTj
>>257
わっふるわっふる
261名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 20:29:46 ID:W6y69FIG
>>257
わっふるわっふる!


 ―ほら僕の服を貸してあげる これを着てすぐお逃げなさい

「レンどうしよう!ルカちゃんが今夜部屋に来るって!」
「俺が何とかしてやる。リンは俺の部屋に居ろ」

 ―例え世界の全てが君の敵になろうとも(性的な意味で) 僕が君を守るから 君はそこで笑ってて


みたいな事があったのだろうか…
262名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 21:27:59 ID:nLWVy8YU
>>261
> 笑ってて
なんか大爆笑してるリンを想像しちゃったw
263名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 21:49:07 ID:XyvznAM3
自分は計画通りなリンを想像したw
264名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 22:14:20 ID:mEa7zQ74
>>263
計画通りなレンと読み間違えた…



今日は疲れてるな、さっさと寝よう…
265名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 22:33:52 ID:111Rqek3
レンきゅんがルカに逆襲するようなエロスをたのむ
266 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:13:26 ID:b5n7vdi6
0/9


規制巻き込まれて、全然かきこできんかった……

下剋上かいた人です。カイメイエロ、もうちょっと書きたいのがあるんで、トリップつけました。
前回GJありがとうございました。調子のって書いていた下剋上の続きが進まなく、気晴らしに書いた作品の方が
先に出来たので投下します。
空気読まなくてスンマセン。

 【注意】
 ・カイトが変態紳士
 ・メイコは起動したてで素直(notツンデレ)
 ・カイメイ+ちょびっとマスター
 ・微調教物
 で、お送りします。苦手な方はスルーでヨロ
267 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:14:11 ID:b5n7vdi6
先輩カイトと新米メイコ 1/9

「初めまして。僕はカイト。ここでは君の先輩になるよ」

心地よいテノールが耳朶に響く。
私はVOCALOID MEIKO。出荷され辿り着いたマスターの元には、既にボーカロイドが存在していた。
 青い髪、青い瞳を持つ成人男性型VOCALOIDのKAITO。メモリの情報と目の前の男性を確認し、私は
差し出された手を握った。
 「初めまして。MEIKOです」
 「よろしくね」
 にこりと笑う柔和な表情に、私の緊張も和らぐ。KAITOは私の後発のボーカロイドだけど同じエンジンを
使用するし、何より自分よりも先に存在する同胞がいるということは心強かった。
 「ところで、マスターは……」
 そう、この家には現在、カイトの気配しか感じられない。私たちを所有するマスターは一体どこにいるのだろう?
 そんな私の問いに、カイトは申し訳なさそうに答えてくれた。
 「ああ、マスターは昨日から急な出張に行っちゃってね。一週間ほど戻らないんだよ」
 「そうなんですか……」
 マスターはボーカロイドにとって特別な存在だ。どんな人なのか会えるのを私は楽しみにしていた。
 「そんなにしょげないで。君のことはマスターから任されているから安心してね。
  それと、僕との会話に敬語はいらないよ」
 これから長い付き合いになるのだから。と、カイトはより深く微笑む。嬉しくて、うんって頷いた。
「やっと笑ってくれたね。いい時間だしそろそろご飯にしようか」
 こんなに優しいボーカロイドを持つ人だものマスターはいい人に違いない。カイトも頼りになりそう。
大丈夫。私はここでやっていける。
ここに来るまでに期待とは裏腹に、ほんの少し胸を覆っていた不安と緊張はカイトのおかげで簡単に
消えてなくなった。
268 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:14:43 ID:b5n7vdi6
先輩カイトと新米メイコ 2/9

 カイトの用意してくれた食事はとても美味しく、私はそれを問題なく摂取することができた。
 食事中は色々な話をした。カイトは二年前にここに来たこと。今までマスターと二人暮らしだったということ。
 マスターは若い男性で、音楽の仕事を持ち今回のように仕事で家を空けることも多いらしい。忙しいマスターに
代わり、家事も私たちの仕事のようだ。
 「食事や掃除も、これからはメイコにもやってもらうことになるよ」
 「私に出来るかしら?」
 失敗して販売元に送り返されてりしないかしら? カイトの料理はそれは美味しかったから、自分が同じものを
作れる自信がない。
 「大丈夫。ボーカロイドは人間と暮らすために造られているから、歌うだけじゃなく作業を覚えることも早い。
 マスターが戻るまでに出来るよう、僕が教えるから」
 「ありがとう。カイトに教えてもらえるのなら安心ね」
 私にもマスターやカイトが喜んでくれるご飯が作れるんだ。そのことを思うと楽しくなってきた。
 「後は……そうだね。歌と家事以外に、メイコにしか出来ない役割もあるかな」
 「私にしか?」
 「そっちもちゃんと教えるから」
 何だろう? カイトにも出来ない事なら、私には到底無理な気がするんだけどな。
 食事の後は二人で食器を洗い、それが終わるとやることの無くなった私は、マガジンラックにあった音楽雑誌を
眺めていた。程なくしてするとカイトから声がかかる。
 「そうだ、マスターがメイコの着替えを用意してたよ」
「私に? マスターが?」
「うん。メイコが来る前にマスターが取り寄せたんだ。マスターはメイコが来るのを楽しみにしていたから」
そういえば、カイトも出荷時のコスチュームとは違う私服だ。マスターはボーカロイドの私たちにも日用品を
与えてくれるとカイトは説明した。
ううん。問題はそこじゃない。マスターが、私のために。私がやってくるのを楽しみにしてって。……嬉しい!
「きっと似合うよ。マスターの寝室に置いてあるから、着替えておいで」
 「うん!」
 私は足取り軽く教えてもらったマスターの寝室へ向かう。どんな服なのかってことで頭がいっぱいで、心が浮ついて
仕方なかった。
269 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:15:29 ID:b5n7vdi6
先輩カイトと新米メイコ 3/9

 私がマスターの寝室に入ってからしばらくして、ドアをノックする音がした。
 「メイコ? 着替え終わった?」
 「……え、うん……」
 ドアの向こうからの問いに、私は曖昧に答えた。……だって。
 「じゃあ見せてよ。見たいな」
 鍵の掛かっていないドアノブがくるりと回って、私はとっさに両手で自分の身体を抱き締め背を向けた。
 「や……!」
 後ろを向いても今の私の姿は意味がないのだけど、でもそうせずにはいられなかった。
 私の後ろ姿を見たカイトが感嘆の声を上げる。
 私は羞恥心でぎゅっと身を縮めた。だって、用意してあったのは『服』じゃなかった。ベッドの上にあったそれは
多分、『下着』。しかも極端に布地が少なくて、ぱっと見たとき下着と思えなかった。カイトに向けた背中は裸も同然
だったのだ。
 「ね、カイト。ほんとに、これをマスターが?」
 「そうだよ。メイコが来たら着せるんだって、嬉しそうにね」
 混乱する。マスターは一体どういう考えで私にこれを……。
答えの出ない問いを頭の中で繰り返していると、カイトがそっと腕に触れた。
 「メイコ……こっち向いて? せっかく着たんだから可愛いメイコを、僕見たいよ」
 「でもっ……恥ずかしい、の。……あ!」
 腕にかかった手に抵えない力を感じた途端、私はカイトの正面に向けられた。両の二の腕を掴まれ、身動きが
取れない。
 私の姿ときたら、胸を覆うはずのカップはフルカップの1/3にも満たなく、僅かに乳房を支えるカップにはレースや
フリルでふんだんに飾られているけど胸が丸出しの状態だし、下も……お尻はTバック。フロントは透け透けで
おまけに肝心な部分がぱっくり割れている。私の恥部を隠すことができていないのだ。
これを手に取って広げた時、一旦思考が止まった。混乱の極みに達した脳内回路。必死でメモリを巡らしても、
起動したてで経験値不足のそれは何も検出することができない。
でも、マスターが私のためにと。その言葉は拒絶することができない。煽情的なその下着を、恐る恐る身に付けた。
カイトの視線を全身に感じてもう羞恥でいっぱいだ。急速に顔に熱が上がるのが分かる。とてもカイトを見れなくて
 私は力いっぱい瞳を閉じた。
270 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:16:14 ID:b5n7vdi6
先輩カイトと新米メイコ 4/9

「良く似合ってるよメイコ。恥ずかしいところなんか一つもない。すごく可愛い」
え? そっと目を開くと、満面の笑みを浮かべているカイトがいる。
「マスターは他にも色々買い込んでいたんだけど、これはその中から僕が選んだんだ。うん、やっぱり良いね。
メイコの白い肌が良く映える」
暖色系で纏められた色使いのそれと私の肌を、熱のこもる視線で見つめている。私を見る目があんまりにも
 嬉しそうだから身体を隠すのも忘れ呆然としてしまった。
「それに、メイコはこれからは家の中でこういう格好で生活するんだから、恥ずかしいなんて言ってられないよ」
「え?!」
ばっとカイトを見上げると視界が陰り唇に柔らかい何かが押し当てられ、音を立てて直ぐに離れた。
それがカイトの唇だということに気付いたのは数瞬してから。目を白黒させる私に、カイトはイタズラが成功した
みたいな顔をして私を見ている。
 「あはは。びっくりしてる」
 「だって、いきなりキスするから」
 「メイコが可愛過ぎるからだよ」
  戸惑う私にそう言うと、胸の膨らみにカイトの指が伸びてくる。つい、反射で身体を引こうとしたけどいつの間にか
腰に回されたもう片方の手に阻まれた。
  「逃げないで……怖い?」
 腰に置かれた温かな手のひらが括れの部分を擦る。正直、カイトが怖いのかこの状況が怖いのか、そもそもこれは
『怖い』感情なのか、私には未だ判別の付きようがない。
  「わ、分からない、の」
  だからそれしか言えなかった。カイトは、今度は私の額にキスを落とす。
  「大丈夫だから。僕はメイコと仲良くしたいだけなんだ。もちろん、マスターもね」
穏やかな声は初めて顔を合わせた時と同じで、耳に心地よい。声に誘われるように私は小さく頷いた。
271 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:17:10 ID:b5n7vdi6
先輩カイトと新米メイコ 5/9

 カイトの手が私の胸に触れた。大きな手が乳房を下から持ち上げ、振動を与えるとふるるっと揺れた。
 「おっぱい大きいね。すっごく柔らかい」
 そのままむにむにと揉まれ、むず痒い感覚に肩を竦めた。大きな手のひらで、乳房が形を変える。
 「見て。ほら、指の間からおっぱいがはみ出てる。すごいなあ」
 「あ……」
 「お尻もすべすべだ」
 腰にあった手がむき出しのお尻をゆっくり撫で始めた。手のひら全体で円を描くように優しい手付き。
 時折、指がお尻の間に食い込む下着を引っ掛け、弾く。変な声が出そうになって、慌ててガマンした。
 「肌がとても白い。乳首もとても綺麗な色をしてるね。……ああ、少し勃ってきた」
 お尻から離れた手が胸に来て、カイトは私に見せつけるように両手で乳房を持ち上げる。赤みを帯びて淡い色をした
それはぷくりと実を結び始めており、カイトは無言で観察してから二つのそれを急に強く摘み上げた。
 「ひぃ……ん!」
  摘んだままカイトは指をくりくりと動かす。突然の強烈な刺激に自分で立っていられなくなって、私はカイトの腰を
 両手で縋るように掴んだ。これは何? 得体のしれない感覚が身体の中で燻り始めた。
 「ん、完全に勃ったね」
 じんじんする乳首を離し、身体が宙に浮く。抱きあげられて私は広いベッドに乗せられた。感触の残る胸に
手を添えてカイトを見上げると、お尻のポケットからなにか取り出して私に向けた。
 私の視線に気がついて、カイトが「携帯電話だよ」と答えた。
 「メイコ。仰向けになって、枕に身体を預けて。……そう、上半身を少し起こす感じで」
 私の脚元の方からカイトはベッドに乗り上げる。そして私に向けた携帯電話が、カシャ。と鳴った。
 「何してるの、カイト……」
 「メイコの可愛い姿を、マスターに送ろうと思って。はい次、おっぱい撮るよー」
 携帯電話のカメラが胸に近づいて、また音がした。「乳首勃てて正解」って、カイト、なんのこと?
 「今度は脚を開いて」
 「あ、脚?」
 怖々開くと「性器も」と言われた。ええ?
 「ど、どうやって?」
 「指で開くんだよ」
 こうかな……? 私は自分の襞を、指でできるだけ左右に開いた。ちょっと離れた場所にいたカイトはうーんと
首を傾げ、私に近づく。
 「これ以上は開かないわ」
 「そうじゃなくって」
 カイトは私の脚の間に屈み込むと、性器全体をぺろりと舐め上げた。
 「ひゃん!」
 震える私の身体を押さえて舌で何度かソコを舐めると、カイトは「おまけ」と内腿にもキスしてから顔を離した。
 「ふふ。薄毛なんだね。筋が透けちゃってやらしいったら」
 身を離すと元いた位置にカイトは戻る。
 「せっかくの綺麗な性器なんだし、濡れてる方がずっといい。しっかり開いててね。じゃ、撮るよ」
 カシャ。と音がした後、カイトは携帯でなにやら操作を始めた。私といえば、あんなトコ舐められて
アソコとか、腰とかに形容しがたい……こう、ぞくぞくしたものを感じて呆けてしまっていた。あの感覚って
何だろう? さっきから分からないことがいっぱいだ。でも、カイトに触れられるのは決してイヤじゃないことを
私は自覚していた。
272 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:18:01 ID:b5n7vdi6
先輩カイトと新米メイコ 6/9

 携帯電話の操作を終えると、カイトは私に向き直る。
 「さて、と。待たせてゴメンね」
 私の横に肘を付いて覆いかぶさり、頭を撫でで顔を覗き込まれた。青い前髪が私の額にかかり、髪より青く深い
水底を思わせる瞳が揺らめいている。
 「メイコにしかできない役割があるって、話したね?」
 「うん」
 「それを、これから教えるよ。……口を開けて、舌を出して」
 言われるまま舌を差し出すと、カイトのそれが私の物に触れてきた。直ぐに唇が重なって口内で互いの舌がぬるりと
絡まり、カイトは私の舌の裏や歯列も丹念になぞるから、気持ちよさに自然と目が閉じてしまう。
 息が苦しくなった頃、唇を軽く甘咬みされて、粘膜の糸を引きながらカイトの顔が離れた。
 酸素を求めて大きく息を吸う私に、カイトが目を細める。
 「息は鼻でしないと」
 「そんなの知らないわ。初めてだもん」
 可愛いなあとカイトがくすくす笑いながら身体を起こす。私を引き起こし位置を入れ替え、座ったカイトの長い
脚の間に腰を下ろさせられた。
 右手を取られカイトの下腹部に導かれる。私の手の上から自分の手を重ね、上下に動かし始めた。
 「どんなカンジ?」
 「とっても硬いわ」
 人に似せて作られたボーカロイドにも、こんなに硬い部分があるのね。
 カイトの指示に従ってジーパンのチャックを下ろし『硬いもの』を出してあげた。出すっていうか、解放されたと
いう感じだった。
 「握って……そう、上下に擦るんだ。……ん、イイ感じ。うまいよ」
 補助してもらいながら、教えられる通りに手や舌を使う。褒めてもらう度に頭を撫でられるのが、嬉しい。
 「咥えられる? 平気? ……は、っ……。裏の方も舐めて? ああ……いい子だね。メイコ」
 硬くて太くて、ちょっとしょっぱいそれを、夢中で口いっぱいに頬張っていたら頬に温度を感じた。カイトの
手のひらだ。耳の後ろから顎へと指がたどるのを感じる。
見上げると頬を上気させ、少し苦しいような様子で優しく私を見ているカイト。そしてあのテノールが囁く。
私を心地よくするあの声が。身体が、舐められた所が、すごく熱いの。
「メイコ、歌を歌う以外での君のここでの役割は、マスターと僕に愛されることだよ」
  愛され……る?
  口を使い続ける私に声は尚も続く。くちゅくちゅと口元から立ち上る音とテノールが交じり合う。
  キスして、吸いついて、括れた部分を唇で食んで。ぽてっとした袋も忘れずに。手と口で、丁寧に。
 「毎日いやらしい下着を着て、僕たちに奉仕、するんだ」
 カイトの声に余裕がなくなって、掠れ始めた言葉と声は妖しい色を帯びてきた。先端が喉の奥に当たると
カイトの口から切ない吐息が転がり落ちてくる。
「……たくさん可愛がってあげる。マスターと僕で、いっぱい愛して、あげる。メイコ……はっ」
びくん。と口の中のカイトが跳ねた。頬に添えられた手に力がこもる。
 「あ、っ! ……う……っ」
 声と共に何度か身体を強張らせ、荒い息を吐くカイト。喉に熱い飛沫を感じると、私の口の中は苦い液体でいっぱいに
なった。
273 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:19:10 ID:b5n7vdi6
先輩カイトと新米メイコ 7/9

 「飲めるかな?」
 口からそれを離し、口内の液体を喉に流す。水みたいには飲めなくて、なんだか喉の奥に張り付く感じ。
おまけに美味しいとはいえない。噎せてしまった私の背中を抱き締めカイトが撫でてくれる。
 「上手にできたね。嬉しいよ、ありがとう」
 顔中にキスをくれながらベッドに寝かされた。左の足首掴んでを開かされ、その間に長い指が潜り込んでくる。
 「濡れてるね。咥えてたら感じちゃった? はしたないなぁ」
 さっきから熱を帯びていたソコは、指が動く度くちゅんと音を立てて雫を滴らせる。それはもうお尻の方まで伝って
いるのが分かった。指が的確に私の中を探り、痺れるような快楽が身体をじわじわ浸食していくみたい。
 「あ、あんっ! ひぃんっ」
 「さすがボーカロイド。いい声だね。そそるよ。上手にお口で出来たから、ご褒美ね」
 「カ、カイトぉ……ああぁん!」
 くりっ、と膣より上の方にある突起を押しつぶされ、甘ったるい悲鳴を上げてしまった。中を探られながら
突起を弄られてしまうと、激しい刺激に理性が振り切れる。
 「襞も、クリトリスも、中もびっしょりだ」
 乱れてもだえる私に、いたって冷静なカイトの言葉がまた煽る。
 「へ、変、なのっ! 身体がっ」
 指が私を狂わせる。得体の知れないぞくぞくしたものが身の内を這いまわって、口から出る甘い声を止められない。
快感に追いつめられるような感覚がして、身体のいたるところに力が入る。寄る辺がなくてシーツを強く握った。
 「イきそう? いいよ、イって」
 イク? イクってどこへ? そんな思考も掻き壊す指が、未知の領域へ私を誘っていく。
 「あ、あ……っ」
 私を見詰める青い瞳はどこまでも冷静で。耳を犯すテノールとは裏腹に、股間の水音が激しく音立つ。カイト、
カイト……!
 「ぅんっ……は、あああっ! あああんっ」

 はあはあと全身で息をしながらぐったりとベッドに沈む私を見降ろして、カイトは引き抜いた指を舐める。
 弄られてた所を舐められた気がして下腹部が疼いた。
 「すごい締め付けだったよ。指でこれなんだから、こっちだったらどうなんだろ……」
 虚ろな視界に、私がしゃぶってたカイトの性器が力を取り戻し天井をを向いているのが映った。ねばねばを出した後
萎えていたのに今はさっきと、ううん、さっきより大きく見える……気がする。
 動けない身体の脚の間に、服を脱ぎ捨てたカイトが滑り込み、硬くて太い先端を襞の間に擦りつけてきた。時々滑って
突起に当たり腰が跳ねてしまう。
 「すご、入り口吸いつく……」
 「んぁっ! やあ……そんなおっきいの、無理……」
 ほんの少し中に潜り込んで来たそれの熱と質量に驚いて、捩る身体をカイトは押さえつけられた。
 「大丈夫。力を抜いてごらん。いくよー」
 「あー……!」
 ぐちん。と盛大な音がして私のソコは一気にカイトを根元まで飲み込んだ。
274 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:20:53 ID:b5n7vdi6
先輩カイトと新米メイコ 8/9

 「メイコのアソコ、出し入れする度精液が掻きだされてくる。どろどろで、エロいよ……」
 私の性器を見つめながらカイトがそんなことを言う。私もカイトも何度もイって、中に溜まった白いのが
シーツと互いの下半身を汚していた。
 横臥した私の片脚を肩にかけ、大きく割り開いたソコに交差するようにカイトは硬い己を差し込んでいた。ゆっくり
腰を使い緩やかな刺激を送るってくる。
 喘ぐ身体も、繋がった部分もすっかりカイトに従順になり、穿たれる程に意志とは関係なく登り詰めようとしてしまう。
 「はぁ……ああ」
 「襞がひくひくして、本当に僕のを食べてるみたいだ。ね、美味しい?」
 「ひゃ……う。き、気持ち、いい」
 「ん。よかった……」
 奥の方をコツコツ突かれて反射的に中が締まる。これじゃカイトの言うとおりだわ。私の膣は引かれると惜しむように
襞が絡み、押し込められると悦んで咀嚼し与えられる快感に溺れていく。
 「こっち向こうか」
 また仰向けに戻された時だった。突然、電子音が鳴り響いて、びくりと身体を震わせた。カイトがベッドサイドに
置いてあった携帯電話を手に取り、出る。私と繋がったままで。
 「あ、お疲れ様です。マスター」
 え?! マスター? 思いがけない名にきょとんとしているとぐっと突き動かされた。
 「あっ、ああ……あっ!」
 『お疲れじゃねーよカイト。お前、なんつー写メよこすんだよー』
 ボーカロイドの耳がその性能を発揮して、通話口から洩れるマスターの声を拾う。これが、マスターの声……。
 「可愛かったでしょ。せっかくだから、頑張ってるマスターにもお裾分けですよ」
 『可愛いっつか、超エロい。早速ヤってんだろ? 声聞こえるぜ』
 「いいでしょ。メイコは僕を咥えながら、おっぱい揺らしてよがってます。ぷるんぷるんですよ。アソコは締め付けて
離しませんし、コレは名器かも」
 『あーあ、出張さえなかったら俺が一番乗りのハズだったのに。ヤりてーなー。クソっ』
 「恨むならご自身の運のなさを。帰ってくるまでにあなた好みに仕上げときますよ、マスター。だからしっかり
仕事してきて下さいね」
 『おう、従順でエロくって淫乱なオネーチャンにしとけ!』
 話しながらも平気で腰を動かすカイトが、最期を与えてくれない動きに焦れる私に携帯電話を渡してくれた。
 「マスターだよ。お話してごらん」
 「マ、マスター……?」
 『メイコか?』
 マスターだ! 私の名前を呼んでくれている。返事をしようとしたら、貫かれてる場所に強い衝撃と快感を感じ
喘いでしまった。腰を掴んでがくがく揺さぶるカイトが面白そうに私を見降ろしてる。
 「ああっ!」
 「ほら、ちゃんとお話ししないとね」
 先程とはうって変った激しい腰使いに喘ぎを殺しながら、必死に声を出した。
 「あの、マ、スター……。私、……んっ!」
 『気持ちよさようだな。カイトは優しいだろ?』
 携帯電話から、カイトよりはやや高い低音が囁く。ぐちゅぐちゅ音を立てる結合部の水音、聞こえちゃうかしら?
 「んぁ、は、い。上手、って、褒めて、くれ……あうっ」
 ククっと、喉元で笑うマスター。中で突き動かされるカイトが気持ちよくって、腰が動いちゃう。やぁん……。
 『そうか、上手に出来たか。あんあん言っちゃって、おちんちん突っ込まれて嬉しいの?』
 「お、おち……? ひんっ!」
 カイト、今胸触っちゃダメ。乳首吸われたらお話できない。
 耳からはマスターの楽しげな声。一方、身体を揺さぶるカイトは何も言わずに私を苛む。強すぎる快感が現実との
境界線を曖昧にし、今私を犯しているのはどっちなのなんて、おかしな事を考えてしまう。
『出張から戻るまでに、カイトのいうことちゃーんと聞いて俺にも奉仕するんだぞ。たっぷり可愛がってやるからな』
 あ、ダメ。またアレが来る。私の息も、カイトの息もものすごく荒くなってる。ああ、もう、もう……!
 「ああ! イ、イきそう! ひゃっ、んんっ! マスター! 早く、帰って、きて」
 携帯電話を力いっぱい握りしめた。途端に刹那の快感が私の身体が支配し、中で擦れる膨れたカイトをきつく包む。
 「んぁ! イク! イっちゃう! ああぁ、あーーっ!」

 ぴんと背中が弓なりに反って、幾度目かの絶頂を迎え私は脱力し、意識を手放した。
275 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/03/27(土) 12:24:04 ID:b5n7vdi6
先輩カイトと新米メイコ 9/9

 意識が浮上するのを感じて目を覚ますと、私はカイトに腕枕をしてもらいながら抱きしめられていた。
 顔を上げると、カイトは私に気がついて背中を撫でてくれる。
 「起きた? 身体は大丈夫かな?」
 「うん……あ、あれ?」
 背中を撫でるカイトの手に、纏っていた僅かな布切れが引っ掛かる感触が無い。自分の身体を探るっていると
カイトがああ、と納得した顔で答えた。
 「下着は外したよ。下がびっしょり濡れてたから気持ち悪いと思って。まあ、着ていても外してもメイコには
あまり変わりはないだろうけどね」
 「カイトとマスターは、ああいう下着好きなの?」
 「好きだよ。おっぱいもお尻もアソコも丸出しで、着てるのに隠れないのがいいね。まあ僕たちに限らず、男は
ある程度好きだと思うけど」
 苦笑するカイトの胸が温かくて、私は気だるい身体を寄せた。
 「ごめんね。セックスするの久しぶりで、暴走しちゃった。まあ、マスターも僕と似たようなものだから、帰って
来たらメイコ大変だよ? 寝かせてもらえないかも」
 「さっきみたいなコトを、マスターにもするんだよね」
 「そうだよ」
 「あの、ね。……愛して、くれるのよね?」
 カイトに視線を合わせると、青い瞳を細めて私の額にキスをくれた。
 「……メイコは愛されるために僕たちの所に来たんだよ」
 だから、メイコも僕たちを好きになってね。とカイトのテノールが囁く。このテノールは私の身体から力を抜かせ、
全てを委ねさせるの。とても不思議。
 私は答える代りにカイト背中に手を回してきゅっと抱きつく。首を伸ばしてその唇に自分のそれを重ねた。
 軽く舌を合わせ下唇を噛んで離す。初めての、私からのキス。
 「明日も覚えることいっぱいあるよ。今日はもうお休み」
 もっといやらしく、もっと淫乱になるために。

 お休み、カイト。明日もいっぱい教えてね。
 お休みなさい、マスター。私、あなたに悦んでもらうためにがんばります。
 大丈夫。私はここでやっていける……。

 カイトの体温に包まれながら私は明日を思い、目を閉じた。

おしまい


下着の参考は昔職場に置いてあったエロ本(うろ覚えだけど)
276名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 14:19:57 ID:me+/oO/E
GJ
>セックスするの久しぶりで
KAITOは以前誰とやったのか小一時間程(ry
277名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 14:33:50 ID:etxvKkRv
GJ

>>276
マスターと仲良く風俗に行って撃沈してAVで勉強してリベンジしようとするも
人間のお姉さんだと怖いから初心な後輩買いましょうという作戦会議をしているところまで幻視した
278名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 15:41:38 ID:Y51SD278
GJ!下剋上の続きも楽しみにしてる
279名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 16:08:26 ID:J11oIVXr
超GJ!!
次回も期待してるっ!



>>277
つまりマスターは風俗へ行く相棒にKAITOを購入したのか…
それなら女性ボカロ買った方が早いんじゃね?と思ったが、[良い悪友]を
作るのも悪くないw
280名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 17:45:24 ID:+6Kk5C8G
>>266-275
GJ!従順メイコがエロくて良かった

>>279
男同士で馬鹿話してるうちに変に盛り上がって、勢いで風俗行ってしまったのかもしれん
281名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 23:31:53 ID:Cjz9JbXr
>>275
超GJ
マスターと電話のとこツボでしたwww
従順なメイコも可愛いな続編希望ー!
282名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 14:42:04 ID:6kn285sg
GJ!
283ボルボX  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:32:55 ID:LKoHV0BB
投下させていただきます。弱音ハク×鏡音レンです。

この作品は304様の『(性的な意味で)ぼっこぼこにされてやんよ! 』
シリーズを読んでいるうち思いつきました。
影響されていることを前もって述べておきます。
284雪明かり〈前〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:35:38 ID:LKoHV0BB
ageちまったあああ済まない……




 吐きそうだった。
 元から千鳥足だったハクの歩みがぐらりと大きくよろめく。道ばたの暗い排水路に転落する寸前、弱音ハクは街灯に抱きついてどうにか体を支えた。
 吐いた。
 みぞれ降る人気まばらな夜の路地、街灯の柱に寄りかかり、首をつきだして大きな排水路へと胃の中身を戻していた。

 胃と食道がのたくるように震え、胃壁を焼いていた酒がしぼり出されていく。アルコールと消化液の混合液が滝となり、どぶの汚水に落ちてびちゃびちゃと鳴った。
 その水音にさほど粘った感じが混じらず、吐瀉物が透明な液体なのは、ほとんど何も食べずにきつい酒だけをハイペースで詰めこんでいたからだ。
 そんな酔うための飲み方が、むろん胃の粘膜に優しいはずがない。

「う――え――え」

 内臓が裏返ってしまうのではないかというほどの、耐えがたい苦しさだった。
 酒が過ぎたのはわかっていた。飲まずにはいられないのはいつものことだが、今日はとくに飲み方が荒れていた。

 レコード会社で容赦なく浴びせられた言葉が、深酒の原因だった。

 CDを出す場合、通常はレコード会社側がまず企画書を作るのだが、ハクはアーティストとして見放されて久しい。
「暇があれば聞くだけなら聞いてあげるから、新作あったら持ち込んでくれば」と言い捨てられている。
 つまりCDを出してほしければ、デビュー前の新人のように自分で売り込むところから始めないとならないのである。

 それで今日、所属している(というより、縁をまだ切られていない)事務所に、新作の歌を入れたデモテープを持っていった。
 その後、サウンドプロデューサーに呼びつけられて「率直に言うけど」と切り出された。

『駄目。全然駄目だね、この歌も。君も大したタマだよ、一応はプロの肩書があるくせに、よくこんな箸にも棒にもかからないレベルのものを作ってこれるよね。
 朝に譜面見たときはちょっと期待したんだけどね。聞いてみたら感想がっかりに変わったよ。ま、言葉の選び方からして暗い中二病っぽい歌詞だし、期待したのが間違いか。
 印象がジメジメしてるってか、とことん鬱々してんだよね。そういうのが粋だとかかっこいいとか、その歳でまだ勘違いしてんの?』

『あのねえ、これ君のために言うんだけどさ、このレベルのモノ聞かされたら「この人デビューできたのがなにかの間違いだよな。これ以上歳を食う前に別の道見つけたほうがいいな」って心配しちゃうわけよ。
 とにかくね、大損するとわかっててこんなの流通に乗せらんないよ。聞くなりぼくの一存でストップかけたけど、みんな一斉にうなずいたから』

『ぶっちゃけると、どれ聞いても心が沈んで滅入ってくるんだよね、最近の君の歌は。前よりひどくなってるよ、新人のころが面影もないよね。
 君、こっちの才能なくなってるよ。ないどころかマイナスじゃない? 作詞作曲が多少できるといったって、それだって結果がこうもダメだと中途半端の器用貧乏でしかないね。
 ああいや、君の関わったCDの売り上げだけは中途半端をはるかに“下回って”赤字以下の大赤字だけどね。貴重な疫病神的才能だよね、ある意味』
285雪明かり〈前〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:36:50 ID:LKoHV0BB

『あん? 「才能がないから頑張ってるんじゃないですか」だあ? はは。そうだね、努力は大切だよ。
 うん、それで君、その努力でこの先どうやって業界で成功するか、見通しがついてるわけ?』

『一度聞いてみたかったんだけどさ、売るために自分と市場をどう分析してどんな積み重ねしてんの?
 どうやって自分を他のアーティストと差別化すんの?
 いつになったら結果が出せるの?
 まさか「諦めなければそのうち運が向いてくる」と信じてがむしゃらにやってるだけなの?』

『ほら、なにうつむいて黙ってんの。反論してきたのはそっちなんだから。
 実力で見せられないならさ、せめて「これこれこういうプランがあるから以降は結果出せるようになります」って、論理でこっちを納得させてみなよ。それとも御託は終わり?』

『……え? ほんとにもう終わり? ちっ、早々にへこたれるくらいなら、最初から感情にまかせて突っかかってくんなよ、バカじゃねえの。
 おっと、いやいやあ、ごめん、ちょっとばかし言い過ぎたね。さ、今日はもうお帰り。そこでそうやってぐすぐす泣かれてるのは鬱陶しいしね』

『はあ? どうすれば売れるのか教えてください? プライドあんの君。そんなの成功するやつは自分で考えるもんだよ。……頭下げられたってねえ。
 そうねえ。君、歌はどうしようもないけれど顔と体は正直そそるからな。広告代理店のお偉いさんに「自分で」営業かけるか、有望な新人の袖でも引いて「個人的に」頼めば?
 CD売れるようにいっぱいプロモかけてください。私とユニット組んで一緒に出世させてください。ってね。
 楽屋裏ででかいおっぱい押し付けて誘えば、だれか惑わされてくれるだろ』

「ふぇえええん、すっ、すっ、好き放題言いやがってぇ……うぷ」

 乱暴な言葉づかいでハクは恨みをこぼしたが、それは憤りの声というより、泣き言だった。

 今度こそと望みをつないだ作品だった。
 それが全否定され、世にすら出なくなった。重ねて毒々しい嫌味を投げつけられた。耐えきれず口答えしたら言い負かされ、嘲罵されて泣かされ、追い払われた。
 頭を下げてなりふりかまわず指導を乞えば、返ってきたのはセクハラ発言だった。

 ……今日はとくに酷いが、最近はずっとこんな感じである。サウンドプロデューサーの前に出ると、嫌味を言われないほうが珍しい。
「まあハクちゃんも大変だけど勘弁してやってよ。高田さんも数字上げられないってんで悩んでて、そのうえ奥さんとの裁判がね。離婚調停のほうがうまくいってないらしくてねえ。いま荒れてるのさ」
 と、同業の人に囁かれたことがある――売れっ子ではないが、それでもハクよりはよほど売れているアーティストに。
 ハクのようにお荷物扱いされていない人。上の人間から八つ当たりで罵倒を受けたりはしない人。かれの口ぶりに、優越感がこもっていたと感じるのは、ハクのひがみだろうか。

 横殴りの突風が吹く。首の後ろでリボンでくくった、ハクの白い長い髪がはためき、それから力なく垂れた。

(もう……忘れよう)

 上の人のストレス解消に使われているという理不尽な状況だが、怒ってもどうしようもない。
 みんな大変で、そのしわ寄せが、いつまでたってもアーティストの底辺から抜け出せないハクのところに回ってくるだけなのだ。

(お酒買って帰ろう……)

 泥酔状態で瞳の光をよどませ、ハクはそう考えた。
 いまの精神に必要なのはアルコールである。酒をもっと浴びるように飲み、酔いつぶれるままに寝て今日の屈辱を押し流そう。
 すすりあげながら街灯を離すと、よたよたと歩き出した。

 数歩進んだとたん、強烈な嘔吐感が舞い戻ってきた。身をひるがえしてまた街灯で体をささえる余裕もなく、くずおれる態でその場にひざと手をつく。
 あわててまた排水路へと這いよったのが、せめてもの努力だった。げえげえと吐瀉を繰り返す。
 道路にだれかの足音がする。背後で、酔っぱらい女をじろじろ見ながら通り過ぎていく気配があったが、それを気にするどころではなかった。

 ――苦しい、苦しい、苦しいよ。

 間断ない嘔吐による苦痛で、顔を真っ赤にし、ハクはぽろぽろと涙をこぼした。鼻水で息ができない。
286雪明かり〈前〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:37:38 ID:LKoHV0BB

 ようやく吐瀉がおさまったところで、這ったまま弱々しくハンカチを引っ張り出した。
 酒屋のある商店街のお客様感謝祭くじで引き当てた、デザインセンスが気に入っているメンズブランドのハンカチ――びぃぃと音をたてて鼻をかむ。
 かみ終わって畳もうとしたとき、酒毒に震える手が、お気に入りのハンカチをぽろりと取り落としてしまった。
 どぶ川の底の闇へと消えていったハンカチを拾い上げる気力もなく、ハクはどんよりと、暗い水面を見つめた。

(死にたい)

 そう、思った。

「なんで……ずうっと、だめなんだろ……」

 深い闇に向かい、誰にともなくのろのろと問いかける。

 レコード会社所属のアーティスト。それがハクの肩書である。作詞も作曲も手がけて自分で唄うから、シンガーソングライターということになる。
 作詞家、作曲家、ボーカリスト、一人で全て兼ねているから、CDが売れたら取り分は大きい。

 だがまったく売れない。貧しい。それも拍車がかかって落ちていく。
 考えてみればプロデューサーの言うとおり、デビューしたころのほうがまだしも少しは売れていた。
 精魂込めて作った音楽を酷評され、どの新人にもすぐCDの売上枚数を抜かれる。馬鹿にされ、見下されて、劣等感だけがつのる日々。それが昨今のハクの現実だった。
 大好きで入った音楽の道のはずなのに、気がつくと現実を忘れるための酒が手放せなくなっている。

 発表するあてもないままこつこつ大量に作りためている楽曲を、気晴らしに時々、DTMとして匿名・無料でネットにアップロードしてみることがある。
 そこでさえ不人気だ。終始、ツマンネとしかコメントが付いてくれない。酷い。

「なんで……わたしの、うた……」

 マネージャーをつけてもらえないハクは、自分の音楽の欠点分析くらい、自分で何度もしていた。出世してゆくほかの新人アーティストの歌と引き比べた。
 けれど、いったいどの部分が悪いのかわからないのだ。何度自分の歌を聞いても。
 声質、歌唱の技術、曲、歌詞のセンス、それらすべて上々とは言えないかもしれないが、さほど劣ってはいないし、徐々に向上しているはずだ。
 少なくとも、素人にすら大差で負けるほどのまずさではない。そう思う。

 A&R(ディレクター)の役目であるはずの、市場分析だってやっている。
 自分のプライドや信念をかなぐり捨て、いまどんなものが求められているのか懸命にリサーチし、思いっきり流行に媚びた歌を作った。
 大衆が駄目ならと、特定の客層をターゲットとして想定し、歌詞も曲もそのときのターゲットに合わせて作って狙い撃ちしたりもした。

 なのにことごとく結果が悲惨なのだ。

 作風をいくら変えても駄目どころではない。
 ボーカリストに徹して、他の人が作った歌詞と伴奏で唄っても、その逆に作詞か作曲だけ担当しても、ハクが関わったものはとたんに全部売れなくなる。

 「新人の平均よりちょっと売れない」程度だったころは、苦笑して励ましてくれていた業界人も、いまでは冷たい目しか向けてこない。
 最近、唾棄しそうな顔でハクを見て、ストレス解消に嫌味を突き刺してくるあのサウンドプロデューサーは、長い間いちばん熱心に指導してくれていた人だった。
 他のアーティストにいたっては、もう決してハクと歌では関わろうとしない。ユニットなどどこも組んでくれない。

 いっそ開き直り、初心に返って自分の特質を出す?
 ……今回、「ジメジメ」「欝」「前よりひどい」とこきおろされた歌が、ハクがナチュラルに自分の全てをこめて作ったものだ。

287雪明かり〈前〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:38:18 ID:LKoHV0BB

(会心の出来……だと、思ったんだけどなあ……)

 鼻をすする。

 いつかはきっとと信じ、ここまで人生をついやしてきた。無いに等しい印税を社外のアルバイトで補って生活費を稼ぎながら、ひたすら粘った。

 ――自分の歌のなにがそこまで悪いのかわからない。どこもそんなに悪くないはずなのだから、きっと運が悪いんだ。
 ――運なんだから、いつかは上向くはずなんだ。
 ――その日が来たら、きっと見直してもらえる。いっぱいお世話になったのにずっと失望させてきた人たちに、顔向けできるようになる。だから前向きに頑張らなきゃ。

 今日否定されたのは、単に新作の歌だけではなく、その愚直な信念そのものだった。
「諦めないでがむしゃらにやっていれば、いつか何とかなると本気で思っているのか」と吐き捨てられた言葉に胸をえぐられて、ハクは顔を上げられなくなったのだった。

 赤くかじかむ手で雪をぎゅっとつかむ。

「やっぱり、運じゃなくて……私に、問題、あるのかな……あるんだろうな……
 それがどこなのかわからない時点で駄目なんだ、ろうな……」

 はっきりした原因はやはり不明だった――ただ、どちらにしろいい加減に認めざるをえないことがあった。

(私、きっともう一生、芽なんか出ない)

 全身から力が抜ける。

 灰色の現実を直視したとき、連鎖して考えがネガティブに転がり落ちていく。
 二十代半ばのこの歳まで、この道で食べてゆく夢を捨てなかったのは、根性などではない。ただの未練だったと。
 青春をかけた夢の名残から離れがたく、ぐずぐずとしがみついていて、ふんぎりをつけられないままここまで来ただけだと。
 この先、続けていこうとしても、売れずにさらに三年、五年と歳を取り、蔑む目と冷笑のまえに、背を丸めてしょんぼりうなだれる日が続くだけなのだろうと。

 惨めだ。そんなの。

「音楽、辞めよう…………」

 明日消えても、誰もハクなど惜しまない。
 世の片隅にうずもれて(今も変わらないが)、たくさん作ったDTMをニコニコ動画にひっそりアップし続けながら、一人カラオケと一人酒を趣味に余生を終えよう。そう決意する。
 だが、その決意はみるみるうちにしぼんだ。

「………………………………………………やっぱり、いやだ……」

 凍土のようなアスファルトに尻をついてぺたんと座りこみ、うなだれる。
 諦めたくなかった。逃げるように本当にこの道を捨ててしまえば、いままでが無駄になる、なにも無くなる。その思いがあった。

288雪明かり〈前〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:39:09 ID:LKoHV0BB

 数年間、より良い歌詞と曲を作るために、安くもない資料や機材を買い続けた。それと屈託を誤魔化すために酒を。
 それらのためにちびちび使ってきたささやかな貯金が先日、底をついた。
 今より若くて酒量も少なくて、もっと無理ができたころに、一日三時間睡眠でアルバイトを掛け持ちして「冬の時代を耐えぬくため」に作った、大事な資金だった。それが残額千円程度。
 うそ寒い気分にふと我に返って隣を見れば、なぐさめてくれるような人もハクにはいない。歌にかまけて、作る努力をしてこなかったのだから当たり前だが。
 ここで夢をあきらめれば、つぎこんだ情熱も金も、屈辱に耐えた歳月も、すべて本当に無駄になる。

 それに何より、音楽が好きだ。音楽の神様からは拒まれていても、心の底から好きなのだ。作って唄って、人にそれを聞いてもらいたい。

「ふぇ、ふぇ」

 子供がむずがる直前のように、鼻がひくついた。
 いや、まさしくむずがる直前だったのである。気がつくと、本格的に泣いていた。

「うええん、えっ、ええええん」

 みぞれは吹雪に変わっていた。
 横殴りの風雪のなか、声をあげて身も世もなく泣きじゃくった。
 と、雪がつもってゆくハクの頭上に、だれかが傘をかかげた。

「おねーさん、こんな日に道で何やってんの」

 温かく澄んだ声が、かじかんだ耳朶にしみとおってきた。
 先ほど後ろを通った人が、戻ってきたようだった。
 ハクは涙で汚れた顔を上げる。茶のジャケットを着た男の子が、かがみこんで話しかけてきていた。

「立って家に帰ったほうがいいよ。この天気じゃ風邪ひくどころか凍死しちゃうよ。
 なにがあったのか知らないけど、元気だしなよ」

 青い目の、中学生くらいの歳の少年だった。
 整っていて、いくぶんかやんちゃそうな顔立ちが、今は気づかうまなざしをもってハクに接してきている。
 ハクはまつ毛をしばたたく。あれ、私、同情されてる、と、酒精に浸された脳髄でもさすがにそのくらいは悟る。
 ボタ雪のごとく大粒の涙がぼろぼろぼろと溢れはじめた。

「うわっ、ちょっと、なんでもっと泣き出すの!」

 通りすがりの子供にまで同情されて、情けなさがいっそう身に滲みたからである。
 そういうわけで両目に手を当ててみっともなくひんひん涕泣しているハクを前に、少年は困惑しきった顔で眉を寄せた。

「困ったなあ……ね、泣き止みなよ。まつ毛凍っちゃうよ。そうだ、何が辛いのかよかったら話してみて」

 少年は、迷子を扱うように、優しい口調と慰撫する柔らかい声で訊いてきた。
 ハクはえずきながら首を振った――だが口が勝手に開き、年下相手に怒涛の弱音を吐きはじめていた。

289雪明かり〈前〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:39:53 ID:LKoHV0BB

 歌を作っても唄っても全く売れないんです。それも悪くなる一方なんです。
 プロなのに、無料でネットに上げてさえ素人のDTMに負けるんです。ぼこぼこに叩かれるんです。
 根本的に大切な何かが欠落してるのが辛いんです。考えろといくら怒られてもそれが何なのかすらわからないんです。救いようのない駄目アーティストなんです。
 それが周りにもばれて知れ渡っちゃって、業界のどこ行ってもホラ、アノ人ダヨと後ろで笑われて、もう生きてるだけで果てしなく惨めになってきたんです。
 でも音楽の道を断念するくらいなら死んじゃった方がましなんです云々。

 聞かされたところで他人にはどうにもできないハクの悩み――そういう意味では重すぎる愚痴を、少年は目をぱちぱちさせて聞いている。

「そ、それにぃ、はっ、ハンカチ、落としちゃっ……ひっぐ、ドブに……」

「えっと……」

 大きな排水路を指さしてしゃくりあげるハクから、とうとう少年が顔をそらした。
 幼児のようにえぐえぐと泣き続ける年上の女性を持て余したのではなく、見ていられない気分になってきたようである。

「……待ってて。いま探してあげるから」

 ハンカチならなんとかしてやれると考えたのか、少年が、闇に目をこらしてどぶ川に下りていこうとする。そのジャケットの袖を引き、ハクは止めた。
 この寒さの中で水に入るのはまずいだろうと、朦朧とした頭なりに考えたのである。
 それだけならよかったが、理性の閃きはすぐ薄れ、袖をつかんだ直後に唇が欲求を口走った。

「お酒欲しいぃ」

 こちらを向いた少年の絶句した顔をぼんやりと見つめ、「ひっく」と何度もしゃっくりを混じえて言う。

「そうだ、ハンカチはいいからぁ、ひっく、買う一升瓶を持って帰るの手伝ってぇ。部屋近いけど、私、落として割っちゃいそうだから」

「――お酒飲みすぎて気分悪くなってたんじゃないの?」

「だいじょうぶ、迎え酒飲めばきもちわるいのは治るよう」

「駄目」

 相手の声が低まっていた。あれ、と思う。少年の可愛らしい顔がどんどんこわばっていくことに、ハクはようやく気づいた。
 怖い顔になった少年の手がハクの腕をつかみ、立たせようとしてぐっと引いてきた。

「おねーさん、余計なお世話かもしんないけど、今夜はもうお酒を断ちなよ。ほんとに体壊しちゃうよ。
 いますぐ帰って寝なよ、送るから」

 叱責され、ふらつきながらハクはどうにか体をたてなおした。
 少年はハクに傘を持たせてきた。そうしておいてレインコートの内側から携帯電話を取り出し、手早く操作して耳に当てた。

「もしもし、リン? ちょっと遅くなるかも。……いや、スタジオの下見はもう終わったけど、いまから寄り道するつもりだから。
 ……理由? ええと、外で飲みすぎてる人がいて、それがほっとくにはちょっと危なっかしくて……
 なにしろこの天気だし……それに音楽業界の先輩みたいで……いや、ボーカロイドの関係者じゃないんだけど……うん。わかった。うん。
 よし。それじゃ行こっか、おねーさん」

290雪明かり〈前〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:40:55 ID:LKoHV0BB

 少年が携帯電話をしまって、傘を持つ側とは反対のハクの手をひっぱってきた。
 あらためて並んでみると、少年の背はまだハクより低かった。だが、つながれた手のぬくもりには、父性的な慈愛からくるいたわりがあった。
 伝わる安心感に、つい、こっくりとうなずき、ハクは道をおとなしく歩きはじめる。

 酔夢に浸っているような気分である。吐ききったのがよかったのか、胃を悩ます悪心は和らいでいた。
 自動車がときおりヘッドライトをぎらつかせて横を走ってゆくのを別にすれば、道にはだれも通らない。雪の降りしきるなか、ふたりきりだった。

「あのさ……僕はコドモだし、傍から偉そうなことは言えないけど、あまり自虐的になっちゃだめだよ。とにかく、体だけでも大切にしたほうがいいよ」

 前を歩く少年が、振り返らずやんわり忠告してきた。
 手を引かれてふらふら歩むハクは、茫洋とした声で反応した。

「やさしいんだね、きみ」

「別に。ほっといたらそこらへんで眠ってほんとに凍死しちゃいそうだし、あんた」

 やさしいと言われて照れたのか、ぶっきらぼうに言った少年が、肩ごしにちらとハクに視線をなげる。

「それより近くの部屋ってどこ?」

「向こうのアパート……
 ……ないないづくしのわたしでもー……寝るところはまだ残ってるー……♪」

「そ、そう……」

 とりとめもなく唄いだしたりする酔っぱらいを相手しながら、少年は「うーん……こういう場合、話はただ聞いててあげるようにするんだっけ……?」と悩んでいる。
 渡された傘をさし、ハクは半ばうつらうつらしながら少年のつむじを見ていた。いつしか酩酊がハクの唇を滑らかにし、ぽろりぽろりとつぶやかせた。

「貯金なくなったの」

「大変なんだね」

「ともだちもいない」

「……うん」

「ともだちがいない」

「う、うん……」

「ともだちがほしい」

「えっとー……これでトモダチ」

 なだめるように少年がつないだ手をぷんぷんと振ってくる。「えへへぇ」とハクは嬉しそうに笑った。
 べろべろに酔っぱらった大人のたあいもなさに、少年が苦笑している。

291雪明かり〈前〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:41:33 ID:LKoHV0BB

 けれどその笑いは、ハクが甘える声で語りだしたのを聞いているうち、だんだんひっこんでいった。

「十代で親元でて上京したらねー、地元のみんなと縁切れちゃったのー。
 こっち来てからひとりだよう。音楽つながりで仲良くなれた人たちもいたけれどぉ、売り上げどんどん下がったら、みんな離れてっちゃったよぉ。
 しょうがないよねぇ。バイトばっかりで一緒に遊べなかったし、わたし、CD出してもお手伝いしても損害出しちゃって、お世話になったひとたちにいっぱい迷惑かけたからぁ。
 なんではやく辞めないんだって呆れられてるのぉ。……むりないよねぇって自分でも思う。でも、さびしいよう」

「…………」

「わたし、おもしろいこと言えないし、影も薄いからぁ、忘れられがちでぇ。
 このまえ、楽屋で話しかけてくれた新人バンドのひとたちがいてね、誘われてカラオケついて行ったら、私だけマイク一回も渡ってこなくてぇ。
 みんなでお会計するときにやっと思い出してもらえたよう」

「……それ、払ったりしてないよね……?」

「あはは、先輩料金で多めに払いましたぁ。
 いいの。私だって、ほんとはどういうことかわかってるの。でも、その子たちだけいつも笑って挨拶してくれるから、いいの。
 でも、そういうのってやっぱり、ともだちって言わないよねえ」

 終わりごろに声調を虚ろに低下させ、ハクはぐすぐすと湿った鼻音をたてた。
 聞いているだけでキツいのか、前の少年は、冷や汗をひたいに浮かべている。

 かれは歩みを止めてふりかえる――だが、なにを言えばいいのかわからないようで、口を開け閉めする。
 けっきょく少年の口から出たのは、感情を排した確認だけだった。

「……おねーさんのアパートはこっちでいいんだよね?」

 そのとき、車のヘッドライトの光が輝き、ついでびしゃあっと冷たい泥水が、立ち止まっていた二人に浴びせられた。
 横を猛スピードで通っていった車が、まだ凍っていない水たまりの水をタイヤではねあげていったのである。

 頭からこっぴどく濡れた少年は、棒立ちで言葉を失っている。傘を手に立つハクも、朦朧とした状態からようやく覚醒して、驚きにまばたきしていた。

292ボルボX  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:44:19 ID:LKoHV0BB
ここで区切ります
続けて投下します
293雪明かり〈前・二〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:45:00 ID:LKoHV0BB

 浴室灯のだいだい色の光に、水に濡れた少年の裸が照っている。
 若駒のようなみずみずしい肢体を反らし、あおむけた顔に熱い湯を受けていた。

 少年――鏡音レン――男性型ボーカロイド――同期開発された鏡音リンとともにもうじき公式デビューを予定――は、狭いバスルームでシャワーを浴びている。
 人心地ついて快さにため息を洩らす。

 お湯にリラックスしながらも、かれは少し気が重かった。
 酔いつぶれる寸前の人に関わった結果、こうしてその部屋まで上がってシャワーを借りている。

(おかしなことになっちゃったなあ)

 最初は、住んでいるというアパートまで送ったらさっさと引き返すつもりだったのだが、頭から泥水をかぶったのがまずかった。
 同じく冷水を浴びてしゃっきりしたらしい女性は、彼女よりひどい濡れねずみになったレンを見ておろおろした。
 だが彼女は、決断を下すと意外に行動が早かった。
「服を乾かすから、うちでシャワーを浴びていきなさい」と、レンを部屋に引っ張って連れてきたのである。

 夜も遅いしお邪魔はちょっと、と辞退に努めたのだが、「濡れた服で雪のなかを帰って、肺炎になったらどうするつもりなの」と涙を浮かべて怒られた。立場が逆転していた。
 レン自身が彼女に「健康は大切に」的な説諭を垂れた直後だけに、そう言われると突っ張りづらいものがあり、押し切られたのだった。

(弱音ハク……さんか)

 頭を洗いながら考える。陰のある、幸薄い感じの人だ。
 ちょっと変な人でもある。
 雪の夜で人通りが絶えていたとはいえ、天下の往来で這って吐いて泣いて、弱音を垂れ流してと、行動が見事なほどに酔っぱらいだった。
 理性を取り戻したらしき本人の懸命な言い訳いわく、「ここまでひどく酔ったのは久々で」ということだが。

(よく見れば綺麗な人だったのにな。ああもだらしなくなるまで飲まなくても……
 ううん、やっぱりそれだけ苦しいんだろうな)

 バスルームに入る前に見た四畳の室内を起こす。
 一心に打ちこんで、それでも決して浮きあがることのないアーティストの、生々しい妄執が染みついている部屋だった。

 デスクトップ周辺はスピーカーや音源モジュール、シンセサイザーなどDTMのための機材で埋められており、壁際の本棚には種々雑多な音楽の資料が並んでいた。
 ポップス、クラシック、ジャズ、フォークソング。ラックに収まりきらない大量のCD。作詞の参考のためか、古今の詩集をはじめ多くの書物。
 印刷された楽譜。ノートの切れ端に書き付けられた歌詞のアイディア。大量の紙片の一部は床にまで散らばっていて、ハクは慌ててそれを片端から拾い上げていた。

294雪明かり〈前・二〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:45:44 ID:LKoHV0BB

 けれどそれだけの光景なら、心に焼き付きはしなかったろう。
 レンの目が止まったのは、見苦しい散らかりようを謝りながらあたふたと片づけている彼女の後ろだった。
 部屋の隅に林立するおびただしい数の酒瓶。
 その大量の空のガラスが、荒廃した寂しい印象をかもしだしていたのだった。

(何か、してあげられないかな)

 同情の念を重ねて抱きながら、レンは淡々とシャンプーの泡を流した。
 と、背後の脱衣所のほうで扉の開く音が聞こえ、すりガラスの戸ごしにハクの声が響いた。

「タオル、持ってきたから……」

「あ、うん。ありがとうございます」

「お風呂、私も入るね」

「うん――――えぇ!?」

 信じがたい言葉に、仰天して振り向く。
 ほんとうにガラス戸が開き、バスタオル一枚を体に巻きつけたハクがするっと入ってきた。レンは慌てふためいて手で前を隠そうとする。

「ちょ、ちょ、ちょっと、おねーさん何してるの!」

「私も濡れてるから服抜いだら、寒くて」

 そのとろんとした目と声に、レンは悟った。
 このひとの酔いが醒めたと思ったのは間違いだったらしい。

「で、出るから、僕っ」

 レンはわたわた焦りながらハクの横をすり抜けようとした。その前に、白い腕が伸びて、少年の首筋にふわりと投げかけられた。
 すがるように抱きしめられていた。
 バスタオル越しに女の柔らかさが密着してくる。服を着ていたときスレンダーに見えた体は、胸や腰に、平均以上に豊かな柔味を隠していた。

 硬直しているレンの濡れた髪に頬をすりよせて、ハクがささやいてきた。

「ねえ……キスしてもいいかな、きみに」

 嫋々として沈みゆくような、色香が匂うかすれ声。レンの心臓がはねる。
 レンは吸い寄せられるように顔をあげ、正面、間近から彼女の顔をまともに見あげた。

295雪明かり〈前・二〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:46:29 ID:LKoHV0BB

 さらさらで銀糸のように光沢がある白い長髪と、蠱惑的な赤目というアルビノの相。
 透きとおるような雪白の小顔、すっきり通った鼻梁、花弁のような唇。
 魔性の目を持つ銀狐の妖しさ――暗いかげりのある美貌が、静かに瞳を据えてかれを見つめていた。
 その、ぞっとするほどの凄艶さに、レンは狼狽の鼓動がおさまらない。

(さ、さっきまで外で小さな子みたいにわんわん泣いてたくせに……)

 女は化生というけれど、これは雰囲気が変わりすぎだろうと感じる。
 アルビノに生まれた人の赤目は、魔女狩りの時代には魔女や悪魔の持つ邪眼とされたというが、一対の赤い瞳に見つめられているレンにはその理由がよくわかった。
 血の色に不安になり、心がざわめかされるのだ。金縛りにあったように、体が動かない。

 と、その赤目がぱちりと閉じる。ハクが唇を重ねようと、ん……と美貌を近づけてきた。
 それで幸いにして赤目の金縛りが解けた――レンはとっさに顔をそむけて制止の声をあげた。

「おねーさん、おねーさん酔ってるってば」

 実際のところ、少年は赤い瞳に魅入られそうになりながらも、性的興奮からはほど遠い状態にあった。股間のものは小さく縮こまったままである。
 妖しい魅力というのは度をすぎれば萎縮の対象になるのだ。
 大人の女性に慣れてない年齢ということもあって、魔女に誘惑されているような気分だったのである。

 けれど、ハクの腕をふりほどこうとしたとき、彼女の「あ」という不安そうな声が聞こえた。
 それでレンはもういちど彼女を見た。ハクは自信のなさげな、拒絶されることを怯える表情になっていた。

「キスしちゃ駄目?」

「…………」

 困惑し、黙っているレンに、ハクは眉を下げた泣きそうな顔で必死に説いた。

「だいじょうぶ、汚くないよ。さっきちゃんと歯をみがいて、お茶で何回もお口ゆすいだから」

「そういうことじゃ……あの、なんでいきなり、こんな」

「だって、寒い……」

 ふたたびそう答えられて、唐突にレンは気づいた――誘う妖しい響きと聞いた声は、よくよく耳をすませれば、震えを帯びた弱々しい声だった。
 もうそれは、魔女の誘いには聞こえなかった。凍えるような暗がりをずっと歩き続けてきた犬が、寂しげに鼻を鳴らす音だった。

「寒い。もうずっと寒いよ。お酒飲むときだけ少しあたたかいの。
 そばにいて。今夜はもう飲むなっていうなら、かわりに温めて」

 本音を口にして肌をすりよせるだけの、誘惑とも言えないような不器用なアプローチ。
 すがるように、ではなく、ハクは本当にすがっていた。
 声だけでなく女の体も、緊張に震えている。そうと知って、いまだ動揺しながらも、レンは体の力を抜いていた。

 直感がおぼろげに感じとったのである。
 自分がしたのはおそらく、暗がりに踏み込み、歩き疲れてうずくまっていた犬を撫でたのと同じだったのだと。
 手の温もり恋しさに、弱っていた犬がとぼとぼと後をついてきた。今の状況はたぶんそういうことだった。

 二度目に顔を寄せられたときは、拒めなかった。

296雪明かり〈前・二〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:49:19 ID:LKoHV0BB

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 一夜明けて、雪もやんでいた。

「ううううう」

 裸に適当にYシャツ一枚を羽織り、布団の上でひざをかかえたハクの顔は青い。

「私の馬鹿」

 その顔色の悪さはむろん二日酔いのせいばかりではない。

「未成年……未成年に手を出しちゃった」

 睡眠を経て完全なしらふに立ち返るや、戻った分別にせっつかれ、恐る恐るレンに年齢を聞いた。14歳だった。アウト。法律的には完全に、人としてもたぶんアウト。

 そういうわけで、カーテンが開けられて朝の光が室内に差し込んでいるというのに、ハクの周囲だけ雲と暗黒がたちこめていた。
「連れ込んで迫るって……」「しかも子供に……引くよね……」「どぶに落ちて人知れず溺死か凍死しとけばよかったかも……」などなど、へこたれた台詞を連綿と吐いている。

 その背後のキッチン周りでは、乾かした服を着たレンが、リスのようにちょこちょこと動き回っていた。クルミよろしく、味噌の入った壺を手にして声をかけてくる。

「おねーさん、味噌と昆布は見つかったけど鰹節どこ? それと味噌汁に入れる具なにかある?」

「え……あ、鰹節はいま切らしてるから……
 出汁用の魚ならそこの収納庫にアゴが……具は冷蔵庫に玉ねぎと豆腐が」

「へえ? アゴって何それ、聞いたことがないよ――ほ、ほんとになにこれ?」

 床下の乾物収納庫から見慣れない魚のミイラを引っ張り出したレンが仰天している。「それ。アゴ」とハクはうなずいた。トビウオの干物である。

「出汁用には砕いた粉を使うんだけど……粉末にして袋に入れたのがもう少し奥にあるよ。出汁用の紙パックもそこに。
 って、待って、朝ごはんくらい私が作――あいたたた」

 立場を思い出し、あわてて立ち上がりかけたところで割れそうな頭痛。
 がんがんする両のこめかみを押さえて突っ伏したところで、レンの呆れ声がかけられた。

「いいから任せときなよ。二日酔い覚ましの味噌汁くらい作れるから。
 じゃ、エプロン借りるよ、すこし待ってて。それとそろそろちゃんと服きてほしいんだけど」

 顔をそむけたレンの、目のやり場に困るといった表情で、ハクは自分のしどけない格好にようやく意識を向けた。

「あ、う、う」

297雪明かり〈前・二〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:50:49 ID:LKoHV0BB

 失笑なことに小娘じみた羞恥心がわき起こり、ハクはとっさに毛布で半裸の体をくるんだ。顔だけ毛布の外に出したまま涙目で文句を言う。

「は、早く言ってくれればいいのに」

「あのさ……いまさら常識人ぶっても無駄だからね。ゆうべはおねーさん、すごかったんだから」

 頬をリンゴのように染めて、エプロンをつけたレンがジト目で見てきた。
 言われてハクの脳内にも、昨夜の諸々のあれやそれが、鮮明に再生された。
 レンと同じく、面に夕くれないの色を帯び、しどろもどろに言い訳する。

「えーとね、いやあれはその、飲みすぎてたからで、つまりお酒の…………そうだ、今後は限度越えて飲みすぎないようにしないと」

「『すべてはお酒のせい』ですか。大人って汚いよね、ホント」

「ううう……君だって最後はあんな……あ、あんな……なんだか、そのー、危険な人になってたじゃない……」

「…………」

 この話やめよう。
 双方がアイコンタクトで合意に達した。続けても、お互いの恥ずかしい記憶を際限なく掘り起こすだけだと気づいたからである。
 赤面しきった顔をそむけて、レンはキッチンに戻っていった。

 ハクは衣装だんすから探し出した下着と服を手に、レンの後ろをこそこそ通って脱衣所に入った。
 たばねた髪を解くと、流麗な銀光がふわっと広がる。Yシャツを肩からすべり落とすと、気弱な性格とは不釣合いに妖美な裸身が、肌を白くおぼろめかせた。
 バスルームのシャワーのノズルを回す。
 雨滴の下に、官能味をたたえた部位を揺らして大人の肢体がたたずむ。

 そうしながら、昨夜のことにあらためて思いを馳せていた。
 あれは、この場所で始まったのだった。

(法律違反だから駄目だけど……でも、すごかったな……
 なんだろ、あれ……私、怖いくらい感じてた)

 肌の相性というものなのだろうか。
 燃えあがった火の色があまりに濃すぎて、記憶の細部がぼんやりしている。
 一抹の不安がある。あんなものを知った前と後では、体が変わってしまっているような気がした。
 昨夜一晩で、神経のすみずみに、愛艶の楽の音が浸透したような感がある。

(なんだか、カラダの奥に染み付いちゃったみたい……忘れられるのかな、これ……)

 情交の汗をシャワーで流しながら、瞳の色を蕩かして、けぶるような甘い吐息をつく。まろやかな腰の曲線が、知らず、ひくんと震えていた。
 と、バスルームの鏡に、陶然としたみずからの表情が映っているのに気づいた。
 それで、より紅潮を強めた顔を覆い、ハクは水煙のなかにへたへたとしゃがむ。朝から考えることではなかった。

(いままで気にしなかったけど、欲求けっこう強いのかな、私……)

298雪明かり〈前・二〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:51:32 ID:LKoHV0BB
…………………………………………

 座布団とちゃぶ台。
 味噌汁と、皿に乗ったおにぎりと沢庵だけの簡素な朝食が用意されている。

(美味しい)

 作ってもらった味噌汁の椀に口をつけて、ハクはしんみり感動していた。
 実家を出て以来の「人の作ってくれた味噌汁の味」に、舌鼓を売っているのである。

 レンは、汁物の椀と箸がひとり分しかなかったので、ハクの茶碗とスプーンで味噌汁を飲んでいる。
 と、黙然となにごとか考えるふうだったレンが切り出した。

「あの……ハクおねーさん」

 そう呼びかけられて、ハクはむせそうになる。

「急になに……レン君」

「なに驚いてんの」

「だって、いきなり名前を呼ばれたら……」

「何言ってるのさ。そっちは僕のことをいつのまにかずっと名前呼びしてるじゃないか」

 言われて、そのことにやっとハクは気づいた。
 どの時点からとかは克明に思い出したくない。また赤面するので。
 そんな微妙な含羞をハクから感じとったのか、レンがからかい混じりの笑みを浮かべた。

「このさいだし、いっそもっとフランクにハクねぇとか呼んでいい?」

「な、何か言うことがあったんじゃないの?」

 少年バージョン小悪魔のいたずらっぽい笑顔にどぎまぎしながら、ハクはなんとか平静をたもって流した。
 子供とはいえ、男とのこういう会話には慣れていない。
 レンはうなずいて、言った。

「僕、これ片付けたら帰るよ。ハクおねーさんが寝てるうちに電話したけど、家のほうでは心配してたみたいだし」

「あっ……」

299雪明かり〈前・二〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:52:23 ID:LKoHV0BB

 相手が子供である以上、一夜家に戻らなければその家族は心配して当然だ。その社会常識にハクはようやく思い至った。

「ごめん! ……ごめんなさい……」

 消え入りそうな声で謝り、ハクは頭をうなだれさせた。
 レンが昨夜寄り道したのはハクのせいだし、ここに一晩中引き止めたのもハクだ。酔っていたことや落ち込んでいたことなど言い訳にはならない。

「あ、あの、引き止めちゃったことについて、ご両親には私から説明を」

「……どう説明するの? それは別にいいよ。
 それに僕、両親はいないから」

 レンが何気なく言ったその言葉に、正座していたハクは目を見開き、座布団の上で背をぴんと伸ばした。
「?」とけげんな顔つきになっているレンの前で、赤い瞳が急にじわっと潤んだ。

「ごめんね」

 涙ぐまれて、今度はレンがうろたえる。

「な、何? いったい」

「そんな大変な事情を抱えていても、レン君はこんな良い子なのに……
 私なんて社会人のくせに、みっともなく酔いつぶれて、弱音を吐いてレン君に甘えて迷惑かけて……」

「ええと、誤解が」

「比べれば比べるほど私って、どうしようもない大人……」

「違うってば、もー。先走ってひとりでずんずんブルーになんないでよ、難儀な人だなあ。
 両親云々はひとまず置いてて。とにかくハクおねーさんは気にしなくていいの。一夜家を空けたくらいなんともない環境だから」

 でも今日予定してる調音をすっぽかしたらリンやMEIKOさんに殺されかねないかも、とつぶやいたのち、レンは時計を見て難しい顔になった。

「……うーん、ちょっとゆっくりしてられないや。僕そろそろ片付けて行くね」

「あ……」

 味噌汁を一息に飲みほしてレンが立ち、シンクに食器を運んで洗いはじめた。
 ハクは立ち上がったかれについ声をかけようとして、結局「……うん」とうなずいていた。引き止めることなどできるはずがない。

(そうか……もう、いなくなっちゃうんだ)

 寂しい。顔が暗く伏せてしまう。
 思えば昨日は、ここ数年来の沈んだ日々のなかでも最低の一日になるはずだった。
 そんなときに、レンが道で声をかけてくれたおかげで、ハクは癒されたのである。
 だれかがそばにいて鬱屈と孤愁を埋めてくれた希有な時間だった。

 それもこれで終わり、またいつもの日々に戻る。そう思えば、別れに心が沈まざるをえない。
 ないけれど――
 心を奮い立たせてハクは無理やり顔をあげる。

 ぱちんと、両頬を自分で叩いた。
 ひりひりした痛みとともに噛み締めた。

(甘えるのは、いいかげんにしなきゃ)

300雪明かり〈前・二〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:53:07 ID:LKoHV0BB

 しょせん一夜の縁だし、それも強引に引っ張り込んだのはハクである。あっさりさよならを言われたからといって、気落ちするような資格はない。
 せめて、名残惜しく感じていても、しんみりした顔は見せまいと思う。
 そう腹を決めたところへ、声が横槍を入れた。

「ハクおねーさん」

「あ、う、うん、何?」

 食器を洗い終わるやいきなり戻ってきたレンは、エプロンを脱いでハクの対面に座り、口を開いた。

「あのさ……僕も音楽、好きなんだ。
 そんでね、そこの本棚の本、帰る前に一冊か二冊借りていってもいい? ポップスの歴史とかちょっと面白そうだし」

「え」

 その申し出に、ハクはきょとんとした。
 レンがなぜか少々ぎこちない早口でさらに言う。

「もちろん、ちゃんと返しに来るから」

「えーと……いいけど」

「よかった。それじゃ、メアドと携帯番号、僕のと交換しよ。返しに行く前にはちゃんと連絡とりたいし。
 ちょっとケータイ貸して」

「え、うん」

 急にどんどん言われて思考はすぐにはついていけなかったが、手のひらを出されて、つい体が動く。ハクは数年買い換えていない安物の携帯電話を取り出し、レンの手にのせた。
 ハクの携帯には赤外線通信機能がない。受け取ったレンが直接アドレスを打ちこみはじめる。

「こっちのケータイにメール送信……登録っと……よし終わり。
 はい、ども」

「あ、うん」

 ハクはずっと、鳩が豆鉄砲を食らったような表情である。
 徐々に話がのみこめてくるほど、何を言えばいいのかわからなくなっていった。

 向い合って正座しつづけたまま、なんとなく顔を見つめ合って黙る――といっても重苦しい沈黙ではなかった。
 春の日向にいるような微妙にふわふわした空気が、間にはさまっていた。

 やがて、レンが腰を上げて、ハンガーにかけられているジャケットを取った。

「それじゃ、これで。昨日みたいに外で無茶飲みしちゃ駄目だよ。
 辛いことあったら、僕でよければいつでも聞くから」

 キッチンを通りながらレンは、冷蔵庫の上に移されている幾多の酒の空き瓶にちらりと目をやった。
 ハクは知る由もないが、このときレンは内心で、どうも本気でほっとけなくなっちゃった、とつぶやいている。
 少年は、玄関で靴を履き、見送りに出てきたハクに言った。

「その気があるなら、そのうちに引き合わせるから、賑やかなのと色々知りあってみない?
 長ネギを手放さない変態はじめ、変な連中だけど、根が底抜けにいい奴らだから。時間あるときみんなで遊びに行こ」

 戸口を開けたところで最後に振り向き、ふわりとほほ笑んだ。

「また来るね」

301雪明かり〈前・二〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 22:54:21 ID:LKoHV0BB
…………………………………………
……………………
……

 レンが帰っていった後の部屋で、ハクはぼうっと宙を見ながら、少年の言葉をつらつら反すうしていた。

 また来る――

 心臓が甘酸っぱい熱をもち、だんだんと鼓動が高まる。
 胸が浮き立つ。音楽では何をしても評価されない状況は、今日以降も続いていくだろうけれど、それさえ以前ほどには辛く感じない。
 どうやら、ひとりきりではなくなったようだからだ。
 また、来てくれる。

「うふふ」

 浮ついた幸福感に、口元をゆるませ、ハクは染まった両頬を押さえた。
 胸がほこほこと温かかった。こんな幸せな笑み、何年ぶりだろう。
 人生、そう捨てたものじゃない。

(なんだか、やっと運が向いてきたような気がする)

 そうだ。何をしても評価されないなんてネガティブな思考はやめよう。
 アーティストとしても、これからは少しは売れていくかもしれない。

 前にもまして技術を磨き、努力しよう。
 決して贅沢は言わない。この道で成功しようなんて夢はもう見まい。大好きな道をちょぼちょぼ歩みながら胸を張れる程度に、昔みたいに平均的な数字を出せたらそれでいい。
 現在のような「駄目なアーティスト」ではなく「平凡なアーティスト」に戻れたらそれでいい。

 少しずつやろう。路上パフォーマンスでは、誰か一人二人くらいが足を止めて聞いてくれるだけで笑顔で唄える。
 CDが一度でもオリコンチャート圏内に入ったら、それで胸いっぱいになれる。
 ついでに、ニコニコに歌を流すときは、ツマンネ以外のコメントを十個もらうことを目標にしよう。

 そうだ、そのくらいならきっと私でも、頑張れば達成出来る。


 ――と、このときは性懲りも無く思っていた。

302ボルボX  ◆ncmKVWuKUI :2010/03/28(日) 23:00:06 ID:LKoHV0BB
しょっぱなからミスageとか、今回はエロ無しとか、いろいろ済みません。
あと>>289、「レインコートの内側から携帯」というのは誤りで「ポケットから携帯」です。

基本、不運で飲んだくれてる人というイメージで、色々と勝手に設定を付けくわえてたら、
弱音さんがなんだかものすごい駄目さに。
この二人でエロは近いうちに投下させていただきます。苦手な方は、トリップでNG設定お願いします。
303名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 23:06:26 ID:cw6sR5+i
なにこれ面白い
続きが気になるじゃねーか!GJ!!
304名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 00:13:04 ID:y9ga1iFn
駄目なお姉さんとしっかり者な年下ktkr!!
珍しい組み合わせで面白かった。続き楽しみにしてるよ
305名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 04:38:18 ID:PiDkSIFq
>>302
GJわっふるわっふる!
306名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 10:23:51 ID:Bb1OjFTi
>>302
おおおおGJ!!
レンハクいいな!
307名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 02:19:01 ID:Ozuf0IlP
過去ログからのインスパイアですか。

ウチも6-159様の「ネルハード」をアフターストーリーを書いていこうかな?
308名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 02:29:44 ID:OH0FlEfy
どちらもグッジョブ!
カイメイの方は電話のシーンからマスターが
作詞作曲も自分でやっちゃう若きミュージシャン
イケメン、ドS
優しいカイトとSなマスターで二輪差し
まで幻視した
309名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 19:55:32 ID:848pg+uA
久々にニコ見てCOSMICA聴いてボカロ熱が再燃してしまった
やはりkzは神だ
これグミの曲だっけ
310名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 01:10:15 ID:pemdGZNN
一週間ぶりに投下しようと思ったらPCが規制に巻き込まれてましたの巻
ウヰスキーの泪割り飲んで寝るよ
311名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 12:22:40 ID:3l5Vf5qZ
携帯に転送してコピペだ!
312名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 13:51:49 ID:6CC8mFtQ
レンハクがこんなにも良いものだったののか…GJ!
313名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 19:12:07 ID:sxBe07yL
レンハクってマイナーだったのかね…
王道な気がしてた俺が異端?
314名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 19:51:02 ID:GEhcexSh
>>313
マイナーかどうかは知らんが、王道に負けないよさを感じた。
315名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 20:13:01 ID:zfEPMUSl
公式×亜種で王道といえばやはりレンネルかな。
後は、カイトが自給自足カップルか時々ハクと絡む程度か?
他のボカロはあんまり亜種と絡まんし。
316名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 20:25:03 ID:ulk+Xwe7
公式×亜種なら以前投下されたバンドやろうぜなレンテトが神だった
こうして見るとレンは亜種と相性いいな
317名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 22:10:53 ID:t1donMky
レンネルって、はちゅねのほうであったよね?確か
318名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 22:58:06 ID:BCz4npjB
>>317
あるよ。ついでにハク→はちゅね
レンネルはMMDでよく見るな。チッ青春しやがって、って感じの奴で
319名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 23:50:57 ID:t1donMky
>>318
thx
何それ見てみたい
320ボルボX ◆ncmKVWuKUI :2010/04/06(火) 00:20:02 ID:1liV4QK1
>>311
やってみます
321名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 00:24:13 ID:1liV4QK1
投下前の注意書き忘れてました。ハク×レンのエロです。とりあえず前半。

熱い息づかいが、シャワーの水音にまじって響く。

唇と唇――最初はついばむキスでちゅ、ちゅと可愛らしい音を立てていた二人のそれが、そのうちに、重なっている時間が長くなっていく。
口づけの合間に、ハクがシャワーの湯を吸ったバスタオルを、ためらいがちな手つきで体から解き、足元に落とした。

ぼんやりとレンは体を少し離し、ハクの体を見下ろして「う」と固唾をのんでいた。

それは彼女の美貌と同じく、妖麗な裸身だった。性格とはアンバランスな魔性の艶めかしさ。
だいだい色の灯の下にさらされた白艶な肌が、光を吸ったようにおぼろめいている。

なめらかで豊満な乳房、おなじくむっちりした悩ましい双臀。ともに丸く形良く張り詰めている。
太ももからふくらはぎへのラインは、しなやかでありながら、ぴちぴちと適度に女の肉を満たし、羚羊のような類まれな美脚といっていい。
それら男の目を惹く部位は肉々しいのに、縦長のへそを持った胴は細くくびれ、首や腕や肩も骨細で華奢だ。

ピンク色の乳首が固くなっているのは、気温が低かったからだろう。清雪のような白い恥毛が、下腹部の恥丘をつつましく覆っていた。

レンに視線をそそがれていることに、むろんハクも気づいている。自分から誘ったとはいえ、裸体をまじまじ観察される羞恥に耐えかね、彼女はふたたびぎゅっと抱きついた。

「そんなに見られたら恥ずかしいよ……
あまり離れないで」

ハクにとって凝視されるよりは、肌を密着させるほうがましだった。

「おねーさ……んむ……」

彼女はレンの言葉を封じるように、その頬に繊手をそえて口づけの雨を再開した。
少年も、腕をいつのまにか年上の美女の背に回し、細くくびれた胴を無意識に抱きしめていた。
水煙のなか、桜色の唇を触れ合わせるたびに、双方の背筋がぞくりとわななく。

シャワーの湯と情感の高まりで、血行がよくなった胸元が薄く色づいている。
女の温まった乳球が、恥じらいの呼吸のたび上下し、少年の胸にすりつけられ、むにゅりと歪んで形を変えた。とくとく速まる鼓動が伝わる。

と、ハクがびくんと背をそらし、小さく叫んだ。

「あんっ!」

彼女の腰を抱いていたレンの両手が、急に、艶美な左右の尻房をぎゅっとわしづかみにしたのである。

濡れてすべりよい二つの肉丘を、柔らかく歪ませながら、レンはというと目をかたくつぶっている。少年は首筋まで紅潮させ、呼気を荒くしていた。
ハクの下腹に押しつけられたレンの股間のものは、まだ皮をかぶってはいたが、すっかりいきり勃っている。
口づけされ、乳房を押し付けられているうちに我慢できなくなり、少年は無我夢中で手を動かしてしまったのだった。

桃尻をつかまれ、肉棒の硬さを下腹に押しつけられたハクもまた動きを止めていたが、少年にそれ以上何かする気配がないのを見てとると、彼女は動いた。

壁のノズルに手を伸べて、シャワーの湯を止める――
それから、彼女の尻に乱暴に爪をたてている手をそうっと外させる――
少年の両手首をそれぞれつかんで押さえる――
動きを封じてから、あらためて、女のぷるりとした唇が少年のそれに、今度はしっとりと深く重なった。

「ん……ん……」

どちらの唇からもれたあえぎかわからない。

おずおずと舌を触れ合わせ、ぎこちなくからめ、付け根を探るように愛撫し、しだいに大胆になっていく。
相手に舌を柔らかく吸われると、頭がぼうっとかすんでゆく。バスルームに桃色のもやがたちこめたようだった。
切なく甘い、融け合うようなキス。

ややあって、濡れた唇から艶めかしい唾液の糸を引いて、ハクは唇を離した。
互いの唇も、胸も腰もひざも、小さな震えが治まらない。最初は緊張の証だったそれは、いまは性的昂揚からくる別種のおののきに変わっていた。
股間の秘められた部位が、熱くうるおいはじめている。

欲しい、とハクは、成熟した女としての欲求をはっきり自覚した。
この男の子の肌の温かさが欲しい。落ち込んでいたときに優しくしてくれたこの子といたい。
今夜だけでも、辛いことはすべて忘れてしまいたい。

少年を求める気持ちが、口づけを重ねるほどにじんわり子宮をうずかせていく。
娼婦のように淫蕩に崩れてしまいそうな予感があったが、もう止められなかった。
理性を手放して、乱れたかった。

(口で、してみようかな……)

少年の両手首をつかんで体を密着させた状態から、ゆっくりとハクは少年の足元にひざまずいた。

その過程で、豊かな乳球がぷりぷりと少年の胸から腹にこすれる。
両乳首が、濡れた肌と肌とのすべらかな摩擦で甘美に痺れた。乳房全体に電流が走り、先端の勃起を寒さではなく肉悦で尖らせてしまう。
瞳を細めて少年の腹に顔を寄せた。柔媚な頬を下腹部に押しあて、猫が甘えるようにすりすりと頬ずりした。

「お……おねーさんっ……」

「うん、なあに……」

「い、息っ、僕のにかかってる……っ」

閉じた目元を朱色にして少年は呻いている。
それなりに大人サイズに育った肉棒は、腹につきそうなほど反り返っていた。それだけでなく、ぴこんぴこんと何度もはねる。
ハクに下腹に頬ずりされ、つやめく息を間近から肉棒にかけられる感触だけで、若い肉体は反応してしまうらしかった。

(あ……ぴこぴこ動いてて、ちょっと可愛いかも……)

少年の両手首をつかんで自由を奪ったまま、ハクは潤んだ瞳を揺らめかせて囁いた。

「苦しくさせちゃってるね……お口で楽にさせて。
こういうのやったことがないから、下手だったらごめん」

「お、お口でって――」

ハクの桜桃のような唇が、仮性包茎の肉棒の先端に近づく。
包皮からかろうじて露出した鈴口にキス――それだけで、ぴっこんと少年の肉棒はひときわ盛大にはねあがった。

「ひっ」

「えっと……こう、かな」

少年の反応を確かめつつ、もう一度キス。今度はやや唇を開いて含み、舌先をちょんと鈴口に触れさせた。

「うっ、う……」

敏感な先端をついばまれるのがよほど感じるのか、レンはつま先立って腰をはねあげさせた。
「く、う……そ、そんなとこに、キスなんて……」と赤い顔で戸惑っている。
ハクが亀頭先端を吸いつつ、鈴口の割れ目にちろちろ舌を使い始めると、少年のその戸惑いは強まった。

「えっ、これ、し、舌? ひゃ、動いて……」

惑乱する心を置きざりに、年上の女性に奉仕されるまま、少年の肉体の興奮が加速してゆく。
先走りの液がじゅくと分泌され、レンの肉棒の幹をのぼり、露玉となって鈴口からもれた。

その、先走りがもれてわずかに割れ目が開いた瞬間に、ハクの舌がつぷりとそこに差し込まれた。

「ひ――――!?」

とっさに声をかみ殺したレンが歯を食いしばる。
その努力も、ハクが尖らせた舌先で鈴口をくりくりとほじりはじめるまでしか、もたなかった。
割れ目を押し広げ、少年の尿道に潜り込もうとするかのような舌づかい。

「うああぁ!?」

びりっとした肉悦の電流を先端から流され、あっけなく少年の悲鳴がほとばしった。

その叫びに、痛かっただろうかとハクは慌てた。
それは実際には的外れな危惧だったが、ハクは鈴口をあきらめ、舌をその周辺に這わせだした。
亀頭頂部の赤い肉が露出した部分と、まだ被っている包皮との境目に沿って、くるくると周回するように極小の円を描いていく。

「ひぃぃ……それっ……」

レンの呻きが、いよいよ追いつめられた響きをもつ。少年は最初の限界を迎えようとしていた。
妖艶な舌のうごめきのもとで、「射精の用意が終わりました」とばかりに若い雄の肉が応える。根元から先端にいたるまで肉棒が、ミキミキとさらなる膨張を見せた。
ことに亀頭はパンと張りつめ、かぶっていた包皮をゆっくりと傘の裏のほうまでずりおろしてゆく。

一連の変化は、ハクにもわかった。

(あ……おちんちん、ムケちゃいそ……)

男の肉にからめた舌先でそれを感じたとき、脳裏が倒錯した熱を帯びて――
思わず、後退してゆく包皮を追いかけるように、ハクはより深く吸いついていた。唇の輪で亀頭すべてをこすりながらちゅるんと呑む。
膨れ上がったサクランボのような濃いピンクの亀頭が、女の口の中でぬるりと剥けた。

「ちょ――ああぁっ! 出るっ!」

美唇に包皮をくるんと剥かれたことで臨界点を越えたらしく、レンの声が高く上がった。
肉棒が蠢動するや、ドプンと白濁をしぶかせた。驚いて寸前に顔を離していたハクの眼前で、少年の肉がはねおどる。
ハクの美貌や豊艶な胸元に、大量の精液がぶちまけてられていく。

(わ、わ、うわあ……たくさん……それに、熱い……)

肉ポンプでの放水じみた射精を間近で浴びせられて、ハクは呆然としていた。が、熱い精汁が乳首にかかったとき、ピクンと反応して「ぁっ」と小さく鳴いた。

はずみに、つかんで押さえていた少年の手首を放した。その手をそっとあげて、胸の先端をコーティングしたぬらつきに触れる。
指が行き過ぎてプルッと乳首を転がす。

「んっ」

また背筋がおののき、ハクの息が扇情的にはずんだ。その赤い尖りは、はっきりとした悦感を流してきた。

(口でしてただけで、敏感になってる……)

気がつかないうちに、肌は上気して赤らみ、感度がひどく上がっていた。

「あ……」

レンの声に、ハクは見上げた。
射精の余韻と状況の非現実感に、自身でも呆然と立ち尽くすばかりだった少年は、ハクが乳首に指を這わせて感じた姿を見て、どきりと胸を鳴らしたらしかった。
新しい情欲をもよおした表情で、ハクの胸元を見つめている。
その肉棒が、まったく衰えずそそり立ち続けていた。

胸を熱く注視されているのを意識し、ハクはごくりと喉を鳴らした。
どきどきと鼓動がうるさく響く。今しがたの奉仕につづき、大胆なことを少年にしてあげたくなる。
身を抱くようにして、豊かな双乳を下からたぷりと持ち上げ、言ってみた。

「あの……胸でしてみようか?」

ふくよかそうな美巨乳に見とれていた少年は、その言葉で我に返ったらしく、あ、とか、う、とか真っ赤になって声を詰まらせている。
それでも視線は、白濁をかけられた二つの乳球にとどまったままだった。

己の乳房を示しながら言ったハクのほうも、顔から火が出そうだった。
音楽に打ちこんできた結果、恋愛とは無縁だったハクは、男性への口唇愛撫もそうだが、乳房で奉仕した経験もこれまでない。
全部、官能小説や、ネットで見た画像・動画での知識である。それらは、寂しくてたまらないとき自分を慰めるために利用していたものだ。
知識しかないのに弾みで、実践してみようかなどと思ってしまった。

いまさらひっこみもつかない。やるからにはせめて満足させてあげたいと覚悟を決める。

(えっと……こうやって、持ち上げて……)

重い双乳の下部を、自分でつかんで支えた。
その乳房は、精を浴びて視線をそそがれただけで敏感になっている。
たっぷりしたその下乳に指を食いこませると、女の肉が甘くうずき、ヒクンヒクンと乳首がますます勃起を強めてしまった。
悩ましげに眉を下げながら、みずから強調した乳房を少年の下腹にすりよせ――肉棒を挟む。豊満な乳肉が、谷間の中にムニュと少年をくるんだ。

あ、あ……とレンが声をうわずらせ、背後の壁にかりっと爪をたてた。温かくなめらかな豊乳に包まれて、肉の懊悩がいやが上にも高まったようだった。

「ぅぅン……ぁふ」

ハクも桃色めいた吐息をついていた。
少年の下腹に押しつけることになった尖った乳首が、くにゅと潰されただけで甘痛い悦感を流したのである。感触で気づいたレンがそれに言及した。

「あ……おねーさん、おっぱいの先、すごくピンピンになってる……」

「は、恥ずかしいこと言わないのぉ……」

恥じらって抗議する――ただし声は、牝として媚びるようなとろけた響きだった。
扇情的に溶けた美女の声に反応してか、レンの肉棒が乳房のあいだでぐっと反る。
ぬめる亀頭が、ふかふかの胸の谷間からちょっとのぞいて存在を主張していた。

「あン、一回出してもきみのコレ、ぜんぜん弱らないんだね……ぁむ」

愛しげにそれを見つめ、ハクはもう一度顔を寄せて、濡れてつやつや光る可愛らしい亀頭をちゅっと吸った。「うぁっ」とレンが鳴いてかかとを浮かせる。

「く、ううう、またそんな……うわ、す、吸われたらっ」

連続してちゅううっと鈴口のあたりを吸うと、ダマになった濃い残り汁がぷちゅりと飛び出した。
裏筋から鈴口真上までをちろちろと舌先で掃きつつ、たちのぼる淫臭にうっとりと瞳を細めた。

(んん……けっこう、におい、強いんだ……
やらしい感じ……)

まだ十四の少年ゆえに、ひんぱんに皮の中まで清める習慣はないようである。
したがって包皮を剥かれたレンの肉棒は、意外に濃いにおいがした。男のフェロモンを煮詰めたような独特のにおいが。

露出した亀頭の強い雄臭と、若々しい精液の青い香気が混じり、バスルームにむっとたちこめて、くらくらさせられる。
ふいに腰がぶるるとわななき、ジュクンと子宮がしこるのを感じた。その女の芯から、濃い子宮頚管粘液がどくっと吐き出される感覚まで、鮮明にわかった。

「あん……っ」

(あ……いやだ……私、今これ嗅いで、すごく濡れた……)

乳肉のはざまから顔を見せる亀頭の、淫靡なにおいを吸いこむほどに、脳髄がしびれる。
困惑したように眉を下げて豊乳をタプタプ揺すり、そちらでも少年に奉仕してみる――が、それでハク自身、なおも追いこまれた。

(あっ……あぁ、これじゃ、私のおっぱいのほうが気持ちよくなっちゃうかも……)

男根をはさんだ肉房を、手でさざ波だたせれば、自分の官能が煮立ってしまう。
やるせない熱さが、その豊艶な双球から全身に広がっていくのだ。
それだけでなく、膨れた乳首が少年の腹にコリコリこすりつけられるたび、女体の背中側まで快美の矢が貫いていく。

理性が情欲に席をゆずっていく。
気がつくとハクは、亀頭表面にべっとりと舌をはわせて雄の味とにおいを堪能してしまっていた。

(ン……味もしょっぱくて、なんだか濃い……)

「ひゃ、そんな舐めちゃ……」とレンがあえいでいる。
舌の平でアイスクリームを味わうように、ツヤツヤした肉玉面をいやらしく舐めまわす。
乳奉仕とともにはしたなく舌を踊らせながら、意図せず双臀をもじもじとくねらせていた。

理性が薄れてゆくのが幸いした。体の火照りが、慣れない奉仕を導いてくれているのだ。
少年の呻きを聞きながら肉棒の先を存分に舐め尽くしたあと、ハクは再度、赤く膨れた亀頭に唇をかぶせた。

「ひぁう」

レンの悲鳴が頭上に流れる。
ハクは夢中で愛撫してゆく。艶光りする男の肉の先端だけをねちっこく、飴をねぶるように。
ピンクの薄皮が張り裂けそうなほど、パンパンに膨張した亀頭表面。それをくりゅくりゅと舌と唇で転がしていく。
自分でも知ることのなかった淫らな素質が、すっかり表に出てきていた。

一方、レンは泣きたいくらいに感じてしまっているようだった。
肉棒を真ん中に包みこんだハクの双球は、生餅のように白くきめ細かい肌をもっていた。
その、もちもち吸い付く乳肌に幹をしっとり圧迫されたうえ、過敏な肉の実を甘やかにしゃぶられ続けているのである。

「さ、先っぽのほうだけずっとするなんてっ、やめて、そんなことされたらまたすぐ出るっ」

「んン……」

それを聞いて、鼻を甘く鳴らし、ハクはくわえた亀頭をちゅうと吸った。両側からの乳房での圧迫も、むにっと強める。

“飲みたい。飲ませて”

いままで感じたことのない衝動だった。
先ほど見たあの白いほとばしり。温かな精液が飛び散るのを、無性に口の中で感じたかった。
自分の奉仕で感じてくれていると思うと、少年のこの肉もあえぐ声も、においさえも愛しくてたまらない。
乳房を細かく揺すりながらみずからも得ている官能とあいまって、陶酔感が脳裏を浸す。

「そんなしゃぶらないで、おねーさんっ、先っちょ溶けるっ、ひぁ、出ちゃう、白いのが出ちゃうってばっ」

「だひてぇ……(出して……)」

先をくわえたままもごもごと言ってから、ハクはぬめらかな舌を裏筋にからめる。
神経が密集した感覚鋭敏な箇所を、二十秒ほどにゅるにゅると執拗にねぶりあげていると、肉棒がビクビクと予兆を伝え始めた。
ぎっと歯を食いしばったレンの腰がぶるぶると痙攣する。

「うーっ、うぅぅっ、出――出るっ!」

はねあがろうとする亀頭が唇の輪に締めつけられた瞬間、一回目に勝るとも劣らない勢いで、精汁が鈴口を押し開いてとびだした。
びゅくりびゅくりと白濁を放出する鈴口を、ハクは脈動に合わせてちゅうちゅうと吸い上げた。

(すごい勢い……えっちな味…………)

んく、んく、と喉を鳴らして白濁を嚥下していく。
意識が肉情にぼやける。赤い瞳をとろかし、美酒を味わうときのように陶然としきっていた。
双乳の間に男のリズムを感じながら、雄汁を飲ませてもらうと、乳房がほかほかと火照っていく。

(飲みながら乳首押しつけるの、きもちい……)

子犬が乳を飲むように最後までしつこく吸引し、尿道内の残り汁までぢゅるっとすすって抜きだす。
そうやって少年に鋭い快楽で悲鳴をあげさせてからようやく、ちゅぽっと濡れた音を立てて唇を離した。

とたんに体から力が抜けて、ハクはバスルームにぺったりと尻をつけてしまった。
腰を落としたはずみにふるんと巨乳が揺れ、それだけで切ない波紋が胸から体奥へと響いた。思わず背をまるめて胸をかばうように抱く。
自らも法悦に達したように肌身を紅潮させて、声無くのどをあえがせる。

(私、ぜったい、おかしくなってる……
だっていま、この子の濃いせーえき飲んでどきどきしてる……さっきよりずっと感じるようになっちゃってる……)

初めて口にした精液は、味そのものはけっして美味しいものではなかった――なのに、もっと飲みたかったとすら感じていた。桃色の舌が、薄くちろりと唇を舐める。
うつつなく彷徨するようにゆらめく赤い瞳が、レンをとらえた。

連続して二回発出させられた少年は、壁によりかかって気だるく余韻にあえいでいる。
その股間のものがぐったりと垂れ、徐々に萎んでいく。
小さくなってゆくのを見ているうち、奇妙な悲しさがつのってきた。

(小さくしちゃ、ダメ……)

「え……あ、待って、いま終わったところで……あ、ぁっ!」

恋い慕うように、少年のものに三度目に顔を寄せる。――半勃ちで白い露を垂らしているそれをくわえた。
今度はさらに深く、肉棒の付け根のほうまでのみこむ。
脳裏がふやけていて、どれだけ淫らなことをしているか、もう自分でもよくわかっていなかった。
赤らんだ両頬を肉棒の形にあわせてすぼめ、口内粘膜をごつごつした幹に密着させた。
レンが反射的に腰を引こうとする。

「そ、そんな根元から吸われたらっ、また……!」

はしたないふるまいをする女の淫姿と、肉棒を包む粘膜の感触にたまらなくなったのか、少年は三たび猛りを取り戻しはじめていた。
かれの太ももに手を回して抱きとめながら、ハクは熱い口淫をほどこしてゆく。

(あ……また、むくむく大きくなってきた……)

美女の口の中で、男根が、ぎりぎりと幹に血管まで浮かせてまたも怒張し、ほどなく完全勃起に戻っていく。
その肉の猿ぐつわを、喉奥まで受け入れて、苦しさと痴酔にハクの瞳がじわんとうるめいた。

「ひっ、お口ぃ、ぬるぬるして……うう、良すぎる……!」

余裕のない少年が、動きをとどめようとしてかハクの頭に両手を置いてきた。
それにかまわずハクは目を閉じ、押さえられた頭を前後にゆっくりと振りたてた。口をにゅくにゅくと柔らかく使って肉棒をひきしごく。

口を男のための快楽器官として提供するうち、レンのひざ小僧にむにむにと押しつける乳房が、心なしか張り詰めていた。
情欲とさきほどの奉仕で乳房の血行がよくなり、ひとまわり大きくなった感がある。
しこりきった乳首をこすりつけるように、上体をくねらせて、少年の脚で自分もこっそり乳悦をむさぼる。

手をかけて乳房を愛撫してほしいという願望がふくれあがる。なにしろ、乳腺が媚薬を分泌しているのかと思うほどに、双乳が内部から淫熱を生みだしているのだ。
だが、それよりさらに大きいのは、精液への希求の情だった。

(せーえきぃ……もういっかいだけ、飲ませてもらお……)

その体の求めは、男の肉をしゃぶりあげるほどに、ふくれあがるばかりだった。
三度目にむしゃぶりついたのは、最初は、勃起を萎えさせたくないというだけの衝動的なふるまいだった。
だが今はもう、優しい少年を悦ばせて、とろみのある精汁を吸い出させてもらうことしか考えられない。口唇愛撫が激しくなっていく。

ぢゅぽぢゅぽ、ぢゅるるるーッと淫猥にすぎる音すら響かせていた。かぐわしい乳房をレンのひざにこすりつけ、腰を支点に上体と双臀をねっとりくねらせる。
抱いた少年の腰からすべてを吸い出そうとするかのようなフェラチオに没頭する。愛慕の表現にも似た熱烈な淫戯だった。
////////////////////////////

「くぅぅ、そんな強くしたらだめ、だめったら……!」

脚に抱きつかれて、どんどん敏感になる勃起を根元までしゃぶられているレンは、うわ言めいた制止を洩らしている。
もともと、かれにとっても口唇愛撫ははじめての体験だったのである。そして二連続射精のせいで、過度の快楽を与えられた亀頭は痺れたようになっていた。
ぬめった鈴口のあたりにひとさし指を置かれ、くにくにと撫ぜ回されているだけでも、こらえきれず腰を引いてうずくまってしまいそうなくらい敏感になっていたのだ。

それなのに、こんな熱い奉仕を受けてはたまったものではなかった。奥歯がかちかち鳴る。
そして、女の口を使った擬似性交の性楽に、少年の肉体と脳はあっけなく錯覚させられた。

さきほどの射精からまだ一分そこらしか経過していないのに、陰嚢がぐぐっと持ち上がる。ハクの舌に触れている裏筋がピクピク引きつる。
分泌された先走りが尿道をぷぴゅっと駆け抜け、鈴口からジュンと溢れる。吸引される陰茎海綿体全体が予兆をつたえて蠢動しはじめた。

レン自身も、いきなり射精拍動が始まったことに気づき、驚愕の声をあげた。

「え、う、うそっ、いま二度も出たのに、なんでこんな早く――」

異常な興奮状態のなか、若い肉体が暴走した。
それはあっという間だった。三度目の射精に突入したのである。

「ひぐッ!? あうっ、これっ、変、あ――あああああぁっ!」

本能を狂わされ、強制的に搾り出されたそれは、砲撃じみた勢いでほとばしった。
まさしく砲弾のように、塊状の濃い白精。それが連なり、ひとつひとつ尿道と鈴口を押し広げながら飛び出すのだ。
爆発的な放出絶頂に、まともな思考など一瞬で持っていかれた。もう男の矜持も、恥もなにもなく絶叫する。

「やめっ、吸わないで、ひ、引きずり出さないでっ……!」

前立腺が溶かされて吸い出されているかと思うほどの、暴力的な肉悦だった。
その奥の体内の精管を包む三種の筋膜までがひっきりなしに収縮し、精汁を撃ちだしている。そんな強制された飛翔感なのだ。
後頭部を殴りつけられたように頭ががんがんして視界が赤く閉じ、会陰部がキリキリ痛む。

女の舌が、裏筋をねちっこくねぶって放精をうながしてくる。ほとばしりを加速させようとしてか、拍動にあわせてぢゅるーっ、ぢゅーっときつめに吸われた。
生命に危険を感じるほどの濃縮された絶頂感を味わわされる。

「ひ――――゛っ!」

脳の神経のどこかがブチブチと焼き切れた気がした。何かがくるりと裏返った。
レンはハクの頭を押さえる手に力をこめる。初々しい色の剥け亀頭をその喉奥へ打ちつけた。ドピュドピュと青い匂いの精液をぶちまけていく。

成り行きのイラマチオで喉を犯される女は、紅潮して汗をにじませた顔に驚きの色を浮かべた。むせかけたのか苦しそうにその美貌がゆがむ。
それから前にも増してとろけきった表情になり、嬉しそうに喉を鳴らして飲精しはじめた。

レンは肛門を固く締め、ガクガクと腰をわななかせ、最後の一滴まで放っていく。
柔らかく締めてくる口に吐精するたび、まぶたの裏が明滅した。
ずっと叫んでいたはずだが、レンには自分の声は聞こえなかった。ドクンドクンと自分が撃ち出す音のほかは何もなかった。全身の細胞が射精のリズムに同調している気さえした。
331名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 00:49:14 ID:m2D+n9zj
読んでるよ、良いね

「ぁ゛っ……は……あ、はぁぁ……」

ハクはかろうじてむせこまず、全てを嚥下した。
三度の絶頂を終えたレンに劣らないほど、息を乱しながら、口を放す。桜桃のような美唇と肉棒のあいだに、淫らな糸がぬちゃぁと何本も引かれた。

レンが、精根尽きはてたかのように壁に完全に背をあずけ、ずるずると座りこんでいた。
濡れた目で、ハクはぼんやりとそれを認識する。ハク自身も腰が抜けたようになっていた。
脳裏も視界もうるみっぱなしだった。

(……むね、ちょっと、イっちゃった……)

ほとんど乳首自慰同然に、少年のひざでむにゅむにゅ押しつぶしていた乳房が、じんじんしている。ハクの股間からあふれでた愛液は、股の下の床に蜜溜まりを作ってしまっていた。
三度目の射精のとき、乱暴に頭をつかまれて喉奥を犯されるように突きこまれた。
苦痛と驚きに彼女は目を白黒させたが、同時にその瞬間、血が煮えるような興奮に陥っていたのである。

思い返して、火のついたような呼気を漏らす。

(ヘンタイだったのかな、私……)

そうかもしれない。なにしろ、こんなことまでしたというのに、肉の飢餓感はかえってつのるばかりだ。

(もっとエッチなこと、したい……してほしい……)

口唇奉仕に没頭しているうちに、子宮は少年を求めて下がりきっている。一回ずつ、口で精を抜きだすごとに、子宮が呼応して淫熱を高めていた。それが三回。
もう発情しすぎて、ずきずきと疼痛がやまないくらいだ。

「あ……あのね」

呼びかける。
夢遊病者のように体がゆるやかに動いた。絹糸の髪がさらりとバスルームの床に広がる。
ひざを立てて座り直し、美脚をゆっくりと左右に開いた。向かいにいる少年の視線が、ふらふらと、内ももの間に入りこんでくるのを感じた。

「おねがい、私にも、して……」

ハクはぽってりした二ひらの大陰唇にそっと指を添える。くちゃりとかすかな水音をたてて扉を開いた。
包皮をかぶってはいるが勃起したクリトリス、愛液をからめて光る小陰唇、鮮やかなピンクの膣前庭、こぷこぷ淫らなよだれを吹きこぼす膣口があらわになる。

始まったときは、「見られたら恥ずかしい」と口にした彼女だったが、そんな言葉はとっくに吹き飛んでいた。今となっては、羞恥よりも子宮の疼きのほうが耐え難い。

熟れとろけきった秘肉のすべてが、レンの視線を感じたとき、充血を強めてヒクついた。こっちにも君をくわえさせてと妖しくうごめく。
自分の肉体がいかに発情しているか、年下の雄にさらけだして見せる。
しとしと湿気た空間に、蒸せるほどに濃く甘く、女の肌が香る。
とろんとした顔になり、艶情のこもったかすれ声で誘っていた。

「もう、欲しいよ……」
333ボルボX ◆ncmKVWuKUI :2010/04/06(火) 00:55:00 ID:1liV4QK1
前半はちょっぴりサキュバスな弱音さんでお送りしました。しかしPC→携帯→投稿はやはり手間だなあ……
334ボルボX ◆ncmKVWuKUI :2010/04/06(火) 00:58:29 ID:1liV4QK1
しまった、補足をお許しください
>>332の最初に、レン→ハクの視点の変化を///////////で区切って入れ損ねました。
335名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 01:29:44 ID:m2D+n9zj
GJ!!
素晴らしいです。
がんばってください!
336名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 01:43:44 ID:1liV4QK1
たびたび補足すみません、背景は「雪明かり〈前・二〉」で省いたHという設定です。
慣れない作業で、いろいろおろそかになってしまった……
337名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 01:49:51 ID:m2D+n9zj
大丈夫です、応援してます!
338名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 18:54:02 ID:FPiU2A0E
こんな本格派は久しぶりだぜ!
おっきが止まらねーです、はい
339名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 00:57:33 ID:w8Krex5I
読んでてものすごくドキドキしました。
ハクが積極的ですね。
340名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 00:05:49 ID:RKq0s8XZ
お前ら新婚かよってぐらい熱いレンリンが読みたい
初々しいのもいいけど妙にヤリ慣れたみくぽが読みたい
マゾいKAITOに引っ張られて段々サドに目覚めていくMEIKOが見たい
逆にSからMに転がり落ちていくルカのマスルカも読みたい


文才がない
クレクレするしかない
341名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 00:09:15 ID:jrl2gDa8
とりあえずセリフだけ書き溜めるんだ
342名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 01:40:56 ID:RKq0s8XZ
>>341
自分でクレクレした癖に何がなんやら分らなくなった。こんな弱い俺を許してくれ


レンリン
「リン、またどっかで転んだな」
「わ、わかっちゃった?」
「あーもー絆創膏ぐらい貼れっていつも言ってるだろ?」
「ご、ごめんね、ごめんねレン、舐めちゃだめぇぇ」
「感じるの?」
「言わないでよ…」
「いいこと知った」
「やだぁ」


みくぽ
「がくぽさん、久し振りだからってこんな」
「むむ……いや、申し訳ないとは思っておるんだが」
「しょうがないです……えい」
「……!?」
「あはっ、可愛いー。久しぶりなのにわたしから何もしないのは癪ですから」
「み、ミク……」
「1回ぐらいはわたしに任せて、ね?」
「…………わかった。頼む」


マスルカ
「ん、んぁ、マスター、まだ……?」
「いいから咥えてろ」
「……ぅ」
「そう嫌そうな顔すんなよ。たまにご褒美あげてるだろ?」
「ふぁ、ぁ、あぁぁぁっ」
「いい顔だ。お前は最高だよルカ」
「こ、の、…いつか、絶対……ぁ、あぁぁあっ、あ」
「嬉しいくせに何言ってんだ」


カイメイ
「…っはぁ、めーちゃん、もっと強く」
「ねぇ、これで本当に気持ちいいの?足で、なんて」
「いいよ……めーちゃんだって普段俺のこと叩くの、気持ちよくなかった?」
「そ、そんなつもりじゃぁ」
「俺はめーちゃんに叩かれるの、好きだったな」
(あたし、…あたし、こんな趣味ないはずなのに、なんで、)
「めーちゃん息荒いよ。ねぇ、興奮した?」
「し、してないわよ!?」グリッ
「ンギモッヂイイ!!」
343名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 01:55:41 ID:LkKrkScI
GJ!
短いけどおもしろかった。

さぁ、文章を作る作業に戻るんだ。
レンリンに力を入れて欲しい。

あと、カイトに吹いたwwww
344名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 03:26:43 ID:gts4/rw4
カイルカに目覚めたがいかんせんマイナーだ
大人っぽくてしっとりかつかわいいカイルカ読みたい読みたいじたばた
がくリンも素晴らしい
345名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 07:24:14 ID:0BB/zTNZ
>>344
よくぞカイルカに目覚めてくれた。君にKAITOのVer.1.0を買う権利をやろう。
346名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 08:14:27 ID:iJ11gShA
ドMKAITOで僕は君の靴底になりたいを思い出した。
347名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 08:17:45 ID:iJ11gShA
間違いた
あなたの靴の裏に僕はなりたいだった
348名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 09:14:38 ID:gts4/rw4
>>345
同志よ、有り難いがもう持ってるんだ
昨日嫁とセットで届いたんだ
349名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 19:10:08 ID:hgAal32A
キヨルカに目覚めそうな自分はどうしたら
350名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 20:18:15 ID:2ySOSHTf
さぁ今すぐ書くんだ
俺は先生攻めなんでもいいから見てみたいな
せっかく先生なのを是非使うべきだ
ユキはアグネエエエスがきそうだから微妙だがw
351名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 21:47:49 ID:q/vj1gcA
攻めは誰でもいいからエロいのが読みたいです
352名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 22:57:07 ID:rSYlXkW5
先生の立場を生かすと「先生が教えてあげよう」みたいになんか変態っぽくなるから困る。
353名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 22:58:20 ID:0BB/zTNZ
>>348
もうついたのか!はやい!きた!カイルカきた!これで勝つる!
冗談はともかく、カイルカ仲間増えたのに燃えたぎった。友よ、君のじたばたに応えて『大人っぽくてしっとりかつかわいい』カイルカ今書いている。
ただクオリティは保証できないから期待しないでくれ。
354名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 23:06:38 ID:A0Kh0HLn
カイルカもいいね〜
355名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 23:37:31 ID:LxhLIJBR
楽しそうに萌え上がってますねお前ら
マイナー叫んでいいならミリアムが読みたいとか言ってみる
自分の中ではテラ妖艶美人のイメージなんで攻め方向で
356名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 00:19:24 ID:/Bt5ENnG
特にキヨテル×ユキは出しにくいよね。
教師が生徒を襲う例が現実にあるし、萎える人出てくるからなぁ。

やっぱり、ボカロのCP一のリア充を書くか。
357名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:02:32 ID:JwBihGvS
なんかキヨテルってそのうちロリ誘拐歌わされそうな気がする
358名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:36:54 ID:YSwvYfCO
ミリルカならおいしい
359名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:43:34 ID:PJrH9MkP
>>356
遠慮は無用だ
360名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:52:35 ID:o4Zwls1p
>>353です。
カイルカできたので投下します。4、5時間でさくっと書いたものなので拙いですが悪しからず。
ちなみに二人は恋人設定。そこんとこ踏まえて次から投下していきます。
361名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:53:20 ID:o4Zwls1p

「………」
「…あのー…ルカ…?」

現在の状況。ルカがカイトの部屋に来て、何故か顔を伏せて押し黙っている。ルカの意図がわからず、カイトは困惑した。


「……」

呼びかけられても沈黙を続けるルカ。表情は伺えないが、この重苦しい空気からして笑顔ではないだろう。


「る、ルカさーん?あの…」
「……なんですか」

ムスッとした声色。ますます状況が掴めない。


「なんですかは一応、僕の台詞でもあるんだけど…」
「……」
「事情の説明とかしてくれるとありがたいかなー、なーんて思ったり…」

ぴくり。渇いた笑みを浮かべて言い放ったカイトの言葉にルカは反応した。
いかん、地雷踏んだかも?などと考察する間もなく、ルカは勢いよく顔を上げてカイトの肩を掴んだ。


「…カイトさんがっ…女の子にだらしないからです!」
「え?えっ!?わあ!」

涙ぐんでうっすらと頬を朱く染めたルカの顔を「可愛いなあー」なんて惚気る間もなく、グンッと腕を引っ張られてベッドに押し倒された。


「る、るか?」
「……っ…」

女の子にだらしない?などと言われても身に覚えがなさすぎる。カイトの身近にいる女性はみんな家族で、恋愛の対象として見ているのは…恋人のルカ以外はいないというのに。


「と、りあえず…落ち着こう、ルカ?話なら聞いてあげるからっ…」
「…問答無用ですっ」

カイトの抗議の声も虚しく、ルカはするするとカイトの股間に手を這わせていった。
362名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:54:04 ID:o4Zwls1p

「ちょっ!ル…カっ、」

止めようとしたが、ルカにキスされて声を押し込められた。予想外の彼女の行動にカイトはなすがままとなる。


「んッ…ふ…ぅ…」
「っは…、ルカ……ぅく…っ」

唇は離れたが、今度は外気に触れてすっかり勃ち上がったモノをそっと撫でられた。


「あっ…く……ッ、」
「…気持ちいい、ですか…?」

ギンギンにたぎった熱い肉棒をルカの冷たい指先が慈しむように撫でる。それだけでも欲は高ぶり、ドクドクと脈打っていた。


「ん…っしょ、」
「ぅあっ…!ル、カっ」

いつの間にかルカはカイトを押さえつけるのをやめて、股間に顔を埋めていた。ちゅ、とモノに口付けをしてゆっくりと上下に扱き始める。


「っ!ルカっ……んッ」
「…すごい…カイトさんの…また大きくなって…」

ビクビクと脈動するカイトのモノを恍惚とした表情で見つめるルカ。やがて、自分の胸を露出させてカイトのモノを挟み込んだ。


「わっ!?ル、カっ…それは…!」

豊満な胸に包まれて、それだけで絶頂に達しそうになる。ルカはぎこちない動作だが、ゆっくりと胸を動かしてカイトの欲望を喜ばせる。


「んっ…カイトさん…」
「う、くっ……ルカ…ルカッ…」
「…ん、」

胸で奉仕しながら、さらに先端を口に含む。ちろちろと舌で舐めたり頬張ったりしてカイトを絶頂に導く。


「―ッ!ルカっ、離れ…!」
「んむっ…?…ふうぅっ!?」

ドプッ!と、勢いよく白濁液が放出される。極限までキていたカイトの欲はルカの口内だけでは収まらず、彼女の顔と胸をどろりと汚した。
363名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:54:48 ID:o4Zwls1p

「ルカ…!ごめん、大丈夫!?」

あたふたと慌てふためくカイト。なにか拭くものはないかときょろきょろするが見当たらない。
背に腹は替えられらないので自分のマフラーでルカの顔と胸を拭ってやる。


「…んっ」

カイトにごしごしとされながら、ルカは口内の白濁をこくんと飲み干す。
やがて、白濁が拭い終わると二人の間に沈黙が訪れた。


「………」
「………」
「…えっと…ルカ…?」

沈黙に耐えられなくて、カイトがルカに呼びかける。だがルカは、目尻に涙を浮かべていた。

「か、かいと、さん」
「ル、カ…?」
「わたしの、こと、きらいになりました…?」
「…はい?」
「ふっ…ぅ…」

ついには泣き出してしまったルカ。カイトは「やれやれ」と溜息をついて、泣きじゃくるルカの肩をそっと抱いた。

「カイト、さっ…」
「…嫌いになんてなるわけないだろ」

ぽんぽん、と頭を撫でて背中を叩いてやると、糸が切れた人形のようにルカはカイトの胸の中へと崩れ落ちた。


「カイト、さんっ」
「んっ…ホントにどうしたの?ルカ。僕が女の子にだらしないって、どゆこと…?」
「ちがっ、違うんです。それもこれも、全部…私が悪いんです」
「え?え?」
「私は、リンちゃんみたいにカイトさんに抱きついたり、ミクちゃんみたいにカイトさんと腕を組んだりもできないし、メイコさんのように…その、酔った勢いでキスとかもできなくてっ…」
「うん…うん。」
「でもそれは、私が躊躇っているだけで…なのに、それをカイトさんに言えなくて、全部カイトさんのせいしにしてっ…」
「うん。…うん?」

何も言わず話を聞いていたカイトだが、そこまでいってルカの気持ちを理解した。でも、それが信じられなくて思わずルカに問い掛ける。
364名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:55:43 ID:o4Zwls1p
「…えっと。それってつまり…ルカは、ミク達みたいに僕に気軽に甘えたかったんだけど、恥ずかしくて出来なくって…」
「………」
「それで、思い切ってあんなことした…ってこと?」
「……はい」

こくん、と小さく頷くルカ。しかし、それ以降唐突に黙り込んだカイトに不安を抱き、恐る恐る表情を伺ってみる。


「カ、カイト…さん…?」
「…ルカ…」
「や、やっぱり私のこと、嫌いに―」
「…可愛すぎっ!」
「っきゃああ!?」

突如、がばっ!と思いきり抱きしめられてルカは動揺する。ぎゅうううっと力強く抱きしめられていて、全く抜け出せそうになかった。


「カ、カイトさんっ!?」
「…あー…もう。可愛すぎるよルカ…」
「えっ、え?」


-だってつまり、ルカはホントは僕に甘えたかったんだけどそれが恥ずかしくて出来なくって、照れ隠しに
「女の子にだらしないんです!」なんて言ってそれであんな大胆なことしたってことだろう?

…クーデレ万歳!!ギャップ最高!!見てください、これが僕の恋人ですよ?もう『リア充爆発しろ!』なんて唄わない。つか唄えない…!


「か、カイトさんっ?」
「……ハッ!」

至福な世界にトリップしかけていたところを現実に引き戻される。
そこで改めてルカの、頬が朱に染まった表情が目に映る。この女神のような御尊顔を自分の白濁液で汚したと思うと、ドクンッと胸が高ぶるのを感じた。


「…ルカ」
「カイト…さん?」
「…このまま、抱いていい?」
「……!」

カイトの真剣な眼差しに、ルカの胸もトクン…と脈打つ。そして、カイトの背中にするりと手を回した。


「…抱いて、ください」

消え入るような声でそう答えたルカに、「ありがとう」と囁いてカイトは口付けた。ルカも瞳を閉じてその感触を味わった。


「…んっ、…ふぁ…」
「…可愛いよ、ルカ」

ルカを押し倒して、今度はカイトが上となる。さっきのパイズリの時から露わになっていたルカのメロンに手を伸ばした。
365名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:56:24 ID:o4Zwls1p

「……あっ!」

ぴくん、とかわいらしく身もだえる。ふくよかで柔らかい乳房はカイトの指が望むままに形を変えていく。


「ん…っ…ふぅ…あ」
「柔らかいね。…ふわふわして、マシュマロみたいだ」

何度触れても、この感触には感嘆せざるを得ない。大きさも柔らかさも、そして感度も申し分ない。むにむにと時間も忘れるほど揉み続けてしまう。


「ふぁ……んっ…」

ルカの甘い吐息がカイトを煽る。それに応えるように、胸の頂きの突起をきゅっと摘んだ。


「ひゃんっ!あ……っ…!」

揉まれるのとはまた違う、ピリッとした感覚に喘ぎ声を漏らす。自分の恥ずかしい声にかあっと赤くなるルカを見てカイトも微笑う。

「ここ、気持ちいい?」
「やっ…あ……そんなっ…こと、…んっ」
「こんなにたってるのに?」
「…はぁんっ!」

チュ…と吸いつかれて、思わず喘ぎを漏らすルカ。彼女の反応を楽しみながら、カイトは舌と唇で乳首を弄ぶ。


「ひぁ…っ、んんっ…!」
「…可愛い、ルカ」
「カイト、さん……っあ…そこはっ…」

カイトの右手が太腿を這うように撫でて、そのままスリットの内側に入り込んできた。黒レースのショーツ越しに秘部に触れると、くちゅ…と小さく水音が聞こえた。

「下着越しなのに…濡れてるのわかるよ、ルカ」
「やっ…それは…」
「胸揉まれて気持ちよかったの?…それとも、僕のしゃぶってた時から感じちゃった?」
「……っ!」
366名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:56:58 ID:o4Zwls1p

耳元でトーンを低くしてそう囁くと、ルカの顔が耳まで赤くなる。なんともわかりやすい反応に苦笑して、カイトはちゅっと口付けた。
そして、秘部への愛撫を始める。手始めにまた下着越しに擦るように触れる。


「ん…っ、…んっ…」

焦らされているようなもどかしい触れ方にルカは戸惑う。もじもじと太腿を擦りながら目を閉じて、まだかまだかと待ち続ける。


「…可愛い。」
「……あっ…!」

彼女のリクエストに応え、カイトはショーツの中へと手をするりと忍ばせる。予想通りに濡れていて、愛液を指に絡ませながら2本の指を膣内に入れてみた。


「ひぁっ…あッ、あぁ…!」

それをすんなりと受け入れ、ルカは甲高く喘ぐ。くちゅくちゅと下着の中をまさぐる音が嫌でも聞こえてきて、ルカの胸中は羞恥と快楽でいっぱいになっていく。


「声、我慢しないで。ルカの可愛い声、もっと聞かせて?」
「あっ、ふあっ!」
「全部、僕に任せて。何も考えなくていい、僕を感じて…ルカ」
「カイ、ト…っああ!」

指が敏感なところを掠めて、ルカはより一層強く喘ぎをあげる。その反応を見逃さず、カイトは重点的にそこを攻め立てる。


「やぁんっ!そこダメっ…イッちゃ…あぁッ!」
「いいよ。イッて…ルカ」
「ひぁ…!っあぁあああ!」

ビクビクと悶え、ルカは絶頂に達した。キュウキュウと締め付けてくる膣内から指を抜き去り、呼吸を整えているルカに見せつけた。


「…あっ、」
「…ルカが感じてくれたアカシ。…うん、おいし。」

意地悪そうに微笑い、愛液のついた指を舐めるカイト。その恥辱的な光景に思わず言葉を失うルカ。
367名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:57:56 ID:o4Zwls1p

「ルカ、挿入れるよ…?」
「あっ……。…はい」

ルカが答えるとカイトは嬉しそうに微笑み、するりとショーツを脱がせた。そして、すっかりまた勃ち上がったモノをあてがい、ルカを伺う。


「…キて…カイト…」
「…いくよ」

背中に手が回されるのを確認して、カイトはゆっくりと突き入れていった。じっくり慣らされたルカの膣は苦もなくカイトのモノを飲み込み、奥深くまで繋がった。


「んぁ……はぁっ…」
「っ、きつ……ルカ、大丈夫…?」
「大丈夫、ですっ。…だか、ら…動いて…くださいっ」
「…止められないから、ね…」

チュ、と唇を重ね合わせて律動を開始する。潤滑油は充分すぎるほどなので、最初から腰を掴んで奥まで突き入れた。


「はあっ、あっ!ふあっ…あんっ!」

ズプズプと激しく出し入れを繰り返し、互いに互いを感じ合う。ルカも腰を動かして積極的にカイトの存在を感じていた。


「そんなに、しごかれたら…すぐにイッちゃうよ…?」
「あっ、あん……んっ。いい、です…よ…いつでも出し、て…っ」
「…まだダメ。」
「んぁ…あっ!」

ルカの体を起こし、カイトの膝上に座らせる。対面座位で下からガンガンと攻め立てて、ルカの余裕を奪い取る。


「もっと…ルカと楽しみたいんだ…っ」
「ふあっ、くっ…ふう…っ!あんっ…激し…すぎ…あぁんっ!」

絶え間無い猛攻にルカは翻弄される。圧倒的な快楽に思考は奪われ、一心不乱にカイトを求め続けた。
368名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:58:36 ID:o4Zwls1p

「あっ…あぁ…!はぁっ!カイトぉっ!」
「くっ……ルカ…ルカっ…!」

二人は縋り付くように抱き合い、やがてゾクリとした絶頂感が沸き上がるのを感じた。


「あっ、ひぁっ…ん!イッ…ちゃっ…あぁッ!」
「僕…もっ、出る…くっ!」
「カイ、ト…っんあ!ふぁあああぁッ!!」
「…ルカ…ッ!!」


-ドク、ドクンッ!!


二人の絶頂と同時にカイトの白濁液がルカの膣内の奥深くまで注がれる。暫くの間、お互いにハァハァと呼吸を整えていたが、やがて脱力したルカがカイトに倒れ込んできた。


「お…っと…ルカ、大丈夫…?」
「…んっ、…大丈夫…です…」

ころん、と二人で寝転がり絶頂の余韻に浸る。やがてふと気がついたように、カイトは萎えたモノを引き抜こうとする。


「あっ…待って…カイトさん…」
「え…?」
「…もう少しだけ…繋がっていたいです」
「…もー、ホントに可愛すぎ…」

ルカの細い体をぎゅうっと抱きしめて、そのままカイトは耳元で囁く。


「ルカ…君はありのままでいればいいんだよ」
「…えっ…?」
「無理して甘えなくったっていい。僕はそんなことじゃ絶対にルカを嫌いになったりなんてしないよ」
「……カイトさん…」
「…でも僕としては、」
「……?」
「今日みたいに…思いきり甘えられるのも嬉しいんだけどね」
「……クス。…バカ…」

クスクスと微笑いながら、ルカもカイトを抱きしめ返す。嬉しそうに微笑みながら、二人はそっと唇を重ねた。



FIN
369名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 01:59:09 ID:o4Zwls1p
後書き
愛と勢いでざくっと書きなぐった作品なため、全体的に釈然としない感じとなりましたがこれにておしまいです。
途中からキャラ違うだろ〜なんて思いながらもルカには思いきり甘えてもらいました。しかしこれ、大人なふいんき(なぜか変換できない)が出ているかな…?
とにもかくにもカイルカでした。マイナーと言われようとも私はカイルカ大好きです!

最後に、この作品を書くきっかけとなった>>344よ。勝利と栄光と、この作品を君に捧げよう!
ではではお粗末さまでした m(__)m
370名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 02:11:17 ID:F3+Cwrzh
GJ!
カイルカもいいね!
さあ誰かメロン繋がりでカイメイも書くんだ!
371名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 02:46:59 ID:Abe0XAxV
ルカさんかわええ
>>370
メロンならハクも捨てがたい
372344:2010/04/10(土) 02:56:14 ID:gIMM1Z5G
ふ お お お おうおう
ちょ、口が横に引っ張られて戻らないよどうしてくれる
なんというかわいいカイルカ!こちらこそ燃えたぎったむしろ萌えたぎりました!
ありがとうありがとう
時間がかかるかもしれないが無い文才と脳みそ絞って自分もカイルカ書きます!
373名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 04:18:31 ID:Mt2Gm+cJ
がくぽ×体だけ18歳ぐらいに成長したリンでもそもそ書いてんだけど、
成長ネタって投下して平気なのかな?
374名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 04:28:18 ID:O2WPTBVg
>>373
注意書きすれば大丈夫だと思うよ
ロリ化とかあるぐらいだしね
375名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 04:42:55 ID:Mt2Gm+cJ
>>374
そっか、ありがとう!
また規制される前に頑張って書き上げるわ!
376名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 06:18:41 ID:2ymIiWre
ミク、リン、ネル「そんなに乳がいいか!?」



こんな夢を見た。
しかし心外だなおっぱいは大きさ関係無く好きなねに。
3人とも愛しつるのに
MEIKOが一番だけど
377名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 08:39:00 ID:BNLE3OWF
やべえ何で最近こんなに皆活発的なんだ…!
どれも読みたい。執筆是非頑張ってくれ。


そんな中、俺は無謀にもはちゅねとたこルカに攻められる男マスターの話を書いている
何という悪ふざけだ
378名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 09:11:14 ID:aMz2kDvp
>>373
なにその俺ホイホイ
379名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 11:29:35 ID:K6MUv3uO
>>369
ネ申光臨。
GJ!カイルカよすぎるよね。
しかしあんな何気ない会話が職人の心を焚きつけるだなんて…俺もじたばたしていいですか
380名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 11:50:30 ID:lKPxGMvu
すげえ…
久々に来たけどレン×ハクにクソハゲた
GJだ…ボルボあんたいい仕事するな
381名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 14:44:11 ID:+c87hPqs
カイルカ最近気になってたんだが…いいなぁ萌えた
職人さんGJ!

>>373
全裸で待ってる
382ボルボX ◆ncmKVWuKUI :2010/04/11(日) 22:19:57 ID:3ecMDb4x
レン×ハクのエロ後編投下させていただきます。

 くたびれた豆電球の弱光が四畳の室内に降り注いでいた。

 布団の上で、ぺちゃぺちゃと舌の鳴る音がする。
 それに合わせて女の声が、はかなく夜気を震わせる。

「ぁぅっ……ふぅぅ……」

 あえぎ混じりの速い呼気、甘くほつれたすすり泣き――少年に唇と舌で責められるハクの、媚毒に侵されたような声だった。
 横たわって脚を広げさせられたハクの股間に、レンが顔を埋めていた。
 白大理石でできた双の円柱のような太もものはざま、充血した秘肉の粘膜が、ちろちろと動く舌に刺激されている。

 蜂蜜のびんを倒したように、秘部からは愛液があふれていた。尻の谷間を通って垂れ、布団のシーツまでべっとり濡らしている。

「ぅ……ぁっ、ぁぁぁ……ひっ、あう……」

 少年の手に大陰唇をむきゅりと広げられる。ハクが「ゃン」と羞恥に鳴く間もなく、あらわになった膣前庭に舌を這わされだした。
 レンは急速に、クンニリングスのコツをのみこみつつあった。

 内ももや大陰唇に口づけし、小陰唇を舌でそよがせ、ずずっと音をたてて膣口からあふれる蜜をすすったり、尖らせた舌で尿口までほじったりしてアクセントをつける。
 けれど基本はゆるやかに、そして繊細に。
 ハクの反応がいい場所を丹念に探し、見つけると、強弱をつけてそのポイントを愛撫しはじめる。
 ほどなくもっともハクが快い舌使いを見つけ、達するまで一点集中で追い上げてくるのである。

 バスルームから上がったのち、こうしてもう一時間近くもハクは“お返し”を受けていた。
 ゆっくりと時間をかけてしゃぶられて、ハクはあまりの快美感に気が変になりそうだった。
 官能が甘すぎる。まるで中東のお菓子だ。砂糖をたっぷりまぶしたドーナツを、溶かしたチョコでコーティングしたうえ、シロップをかけまわしたというこってりした甘さの。

「あっ、また、はいってきちゃ……んっ」

 蜜の泉と化してふやけきったような肉壺に、つぷりと舌をさしこまれた。泣きそうに眉を下げ、シーツを強くつかんでしまう。
 そのまま肉穴を舌でゆっくりかきまぜられだすと、ハクの全身が骨を抜かれたように柔らかくなる。身動きもならず震えっぱなしになった。
 膣口粘膜の輪だけがきゅっきゅっと収縮し、侵入してきた舌に、拗ねた甘噛みを繰り返していた。

 少年の舌が入り口周辺でうごめくたびに、クリームのような濃い甘悦が、じんわりと肉に染み入ってくる。
 深く根を下ろしてくる性感に、子宮がからめとられていた。

「もう、もうダメ……あああ……あっ、あっ、イ、いくっ!」

 こみ上げるままにハクは艶叫した。十何度目かの絶頂――雪色のなめらかな肌が、達する瞬間にはさあっと紅潮を強める。
 ……が、レンの舌は変わらず、にゅるにゅるとハクの快楽ポイントを刺激し続けていた。

「やあぁ、イったばかりなのにぃ、ひぃぃ……っ」

 甘ったるい肉悦の波が引かなくなる。陰唇が自然と開き、陰核と乳首が鼓動とともにピクピク勃起を強めてしまう。
 桃尻をぐぐっと浮かせ、淫麗な肉の盃を少年の口に自分から押しつけてしまった。
 呼吸を合わせたように少年が、舌を尖らせ、ますます奥へと貫いてくる――

「やぁあッ、あぁぁっ!」

 余韻というには濃すぎる官能に耐えかね、双臀を淫らに上下に揺すぶっても無駄だった。
 長い長い法悦を堪能させられてから、ようやく舌を抜かれ、ハクはぐったりと布団に身を沈めた。
 温められたミルクアイスのようにとろとろになりながら、艶に溶けた声で不満を漏らす。

「やだ……なんで、ずっと、こんなまどろっこしいことぉ……」

 バスルームで少年に奉仕したときすでに、ハクの体の準備は出来上がっていたのである。
 だというのに、まだ挿入してもらっていない。
 不可解な落ち着きを取り戻したレンは、じっくりと腰をすえて、丁寧すぎる口唇愛撫をほどこしてきたのだった。

 そうやって与えられる性感は、とろ火の熱がじわじわと蓄積するような種類のものだった。
 愛撫されるうちに沸点を超える感じで、何度も達しはしたが、ちゃんと男のものをもらえないもどかしさといったらない。
 とぼけているのか、レンがわざとらしい問い掛けを投げてくる。

「あれ、女の人って、お口でされるのは気持ちよくないの?」

「いいけれど……すごくいいけれどぉ……」

 語尾が甘く伸びてしまった声でぼやきながら、ハクはみずからの股間に手を伸ばした。こっそりと、剥けていたクリトリスの包皮をつまんで戻す。
 艶々した肉の粒は、優しく吸われて勃起させられきっていた。そのうえに、愛撫されるとどんどん敏感の度を増していくようで、怖くなってきていた。
 いましがたも、自分の指でおずおず皮をつまんで戻しただけで、うわずった悲鳴を噛み殺さねばならなかったのだ。

 ……クリトリスの両側一センチほどのところをレンの指が押さえてきた。

「あひゃあんっ!?」

 ぷりゅん、と勢いをつけて肉豆がまた包皮から飛び出した。
 一瞬、鋭い肉悦が走って達しかけ、ハクの腰がビクンとはねる。「ひいっ」と悲鳴をあげながら、勃起した陰核で宙にピンク色の軌跡を描いてしまった。
 あらわになった紅玉をどうしようもなくヒクつかせながら、ハクは抗議した。

「せっ、せっかく元通りにしたのにぃ、な、何をっ……」

「ふうん、やっぱりこのちっちゃなのが感じるんだね。
 ちょこんとお豆みたいに膨らんでるこれ、なんて言うの? 教えてよ」

 陰核亀頭にひとさし指の腹を置かれた。くにくにと撫ぜ回され、逆らえなくなって言わされる。

「あっ、あ、あ、く……くりとりす、クリトリスぅ、女のひとのおちんちん!」

 肌を火照らせながら、ハクはけんめいに制止の声を続けた。

「それは、おねがい、それを触るのはよして、それ、すごく敏感なんだからっ」

「触るなって? だめ」

「だ、だめって……」

 拒否されてハクは絶句する。
 なにかがおかしい――と、ようやく気づいた。

 レンの雰囲気が、始まったときとは完全に変貌していた。薄く微笑を浮かべたかれの目は据わって、あぶない感じの光をたたえている。
 バスルームにいたときはぎこちない態度で、与えられる快楽に狼狽えるだけだった少年は、ハクの口に三度も精を絞り出させられるうち、理性のどこかがプツンと切れたらしかった。

「おねーさんはさんざん僕に好き勝手したでしょ? こんなふうにして」

 レンが指を離し、かわって顔を寄せた。むきゅりと剥き出されて根元まで露出させられたクリトリスが、しゃぶりつかれる。

「あううぅぅっ!」

 唇で挟まれで柔らかくしごかれ、熱く濡れた舌をぺちゅりとかぶせられた。
 開けた口で、柔らかな恥丘ごとあむっとかぶりつかれた。まるで乳輪ごと乳首を吸うように、舌で愛撫されながら肉豆を吸引される。

「待、待っ、ひっ、――はぅンンっ」

 ハクはたまらなげに少年の頭を押さえ、その髪に両手の指をつっこんでくしゃくしゃにしていた。
 めりはりの際立った優艷な女体が切なげに身をよじる。そのたびに、発情の甘い香りがふりまかれる。
 先刻、バスルームではハク自身がレンに口唇愛撫をほどこし、昂ぶったレンから頭を押さえられたが、それが立場を変えて再現されていた。

 しゃぶり抜かれるクリトリスがまたプクンと充血を強め、少年の口の中でトクトク脈打った。
 上体をのけぞらせるたびタプタプ揺れ動く双の乳房まで、先端が陰核に共鳴したように、同じリズムでヒクつきだす。
 
「やっ、うあっ、あんん、そ、そんらぁ、ぜんぶ剥いて皮のなかまで舐めないでっ……
 うやああああっ、それっ、そっ、その舐め方だめえっ」

 男なら裏筋にあたる部分――クリトリス下部から、舌尖で掘り起こすように刺激されはじめた。ぷりぷりに勃起した陰核を、舌でクニッと持ち上げようとするかのような動き。
 あまりの過敏な刺激に、ハクは白いのどを反らしてビクンと背を浮かした。が、いつのまにか両の太ももを少年に抱え込まれていて、肉豆嬲りから逃げようにも逃げられない。
 絶望的に見開いていた瞳を固く閉じ、紅潮した内ももに艶かしく筋を浮かせる。

「あぐうううっ……!」

 脚をはねあげて達していた。
 弾かれたように背をたわめてのけぞり、「はっ……あ……はふっ……」と肺から呼気をしぼりだす。
 少年の頭を押さえたまま、あえぎながら物憂い余韻にひたる。

 耳に届いた。クチュリ、と自分の蜜壷が鳴る音が。
 膣口へ、二本そろえられたレンの指がもぐりこんできていた。
 呆然としながらハクは声帯を震わせる。

「あ……あ、ゆび……」

「おま○こ……っていうんだよね? この穴のこともっと教えて、おねーさん。
 どのあたりが気持ちいいの? こんな感じ?
 どういうふうにされたいの?」

 陰唇を分け、膣口をくすぐり、肉壁をなぞって、性感帯を慎重に探索してくる少年の手つき。慣れてはいないが、細心の注意を払った愛撫――
 そしてクンニリングスのときとおなじく、少年はたちまちのうちに愛撫のツボを押さえてきていた。

 ハクの肌が火照り、瞳の色がまたも朦朧としてくる。蜜を吐く膣肉がわなないて、少年の手を食いしばった。
 夢幻を見つめるような瞳で、レンを見つめて言っていた。

「…もう、し……してよ……」

 愛欲をかきたてられきって、欲しくてたまらない。下がりきった女の芯が、早く早くとせっついている。
 その子宮の焦りが表に出てきたかのように、ハクは声を高めていた。難詰と哀願を織りまぜた催促の台詞。

「なんでずっと、してくれないの……?
 前戯はじゅうぶんしてもらったから、ちゃんと欲しい……ねえ、早くっ」

 ハクの余裕のない悶え方に、顔を上げたレンがくすりと笑う。

「そんなこと言ったってね。僕のほうが、すぐ元通りってわけにはいかなかったし?
 ……十分そこらのうちに、三度も連続で射精させられたら、男ってふつうへたばるよ」

「……でも、いまは……」

 ハクは少年の股間に視線をやった。部屋が暗いうえ涙の幕でかすみがかった視界だったが、それでもレンの若い男性器が硬度をとりもどしていきり立っているのは見えた。
 怨情をこめて切なげににらみながらこぼす。

「いまは、とっくに元通りじゃないかぁ……仕返ししたいだけでしょ、君」

「それもあるけど。
 どうせなら、おねーさんにもっとトロトロになってほしいって思ってるんだよ」

 蜜壷をいじりながら、少年が身を乗り出してハクに顔を寄せてくる。かすめるようなキスが唇に触れ――そして、愉しそうな声でうながしてきた。

「ね……後ろ向いて這ってみて。こっちにお尻向けるカッコで。そうしたらしてあげる」

 動物じみた四つん這いの体勢をとれという指示だった。
 穏やかで低い声。それでも屈辱的な指示には違いない。
 今日くらい乱れたいとお風呂では思ったけれど――いきなり後ろからなんて恥ずかしすぎる。
 ゆるやかな官能を与えられながらも、なんとかハクは自我を保って主張した。

「わ、わたし、前から……このまま入れてもらうほうが、いい……」

 レンはそれには答えてこなかった。
 少年は黙って、薄くれないに赤らんだハクの頬に口づけを降らし、乳首を優しく指にはさむようにして、右の乳房を下から揺すりあげてきた。
 ひ、と小さく鳴いて、思わず背を反らそうとしても、乳首を引っ張られて上体を戻される。甘痛い乳悦にあえぐ美唇に、再度キスされた。赤い瞳がうっとりと焦点を散らす。

 左手でハクの豊かな乳房を揉み上げながら、レンの右手は休まずゆるゆると動いている。妖しく濡れそぼった秘肉の性感を掘り起こされて、ハクはぼうっと頭が痺れてしまいそうだった。
 かれの右手が、指二本で膣口をかき回しながら、親指でクリトリスにそっと触れてきた。内と外から性感が連動する。
 子宮をとらえる甘いおののきに、たまらずハクは了承してしまっていた。

「わ、わかったから、言うとおりにするからぁ……ぁン、そこ、押さえちゃ……」

 自分の声だとは信じられないほど、とろけて甘え媚びた声だった。

「そう……じゃあ、姿勢を変えて」

「ゃぅうっ」

 少年がハクの片足首をつかんで持ち上げてくる。そのあいだも彼女の秘唇を割る指は離れない。
 充血してしこってきた膣壁のポイントを、指の腹で押し揉まれてクチクチ水音を鳴らされる。

「い、今する、いまちゃんとするってば、んんんン……っ」

 瞳を潤ませて震えながら、ハクは体をよじって裏返した。
 布団の上でおずおずと四つん這いになり、ヒクンと尻を高める。表面がクリーミーに柔らかい双臀が、美しい曲線を強めた。

(こ、子供が相手なのに、こんな格好ぉ……)

 恥ずかしくて死にそうだった。ハクは両手でシーツをきつくつかむ。

「は、早く――ひゃうンっ」

 お尻を向けたとたん、蜜壷が前にも増してかきまぜられだした。
 ハクの肉の具合を確かめるような指の動き。さんざん舌で愛撫された膣粘膜は、指に粘っこく吸い付きそうに蕩けている。
 過敏になっている膣肉をこりこり掻かれ、ハクは快美感でわけがわからなくなりそうだった。

「へえ……こんなにヌルヌルトロトロになっちゃうんだね、おま○この中って。お肉の手触りもプリプリして、きもちよさそ。
 さてと」

 言うやいきなりレンは、ハクの愛液をたっぷりすくい取って、震える蜜壷から指を抜いた。
 指が抜かれた瞬間、ハクは「ひぃっ」と括約筋を引き締めていた。膣口からビュルッと膣圧で蜜が噴いてしまう。

「わ、後ろにお汁噴きこぼしちゃったね」

「……は……あぁ……あっ!」

 揶揄した少年が、指を、クリトリスにぴとっと当ててくる。
 すくいとった愛蜜を肉豆にたっぷり塗りつけるように、くにゅると円をかいてこすられた。
 それだけでまた鳴かされたのに、続けてくにくにくにと指の腹で揉みこまれだすと、鳴き声が終わらなくなった。

「やあっ、そこ、さ、触らないってさっきぃっ」

「僕、そんなこと約束してないよ?
 それよりお風呂場でのお返しは、これからが本番だからね。その後に『ちゃんと』してあげる」

「ひ、ひどいぃ、――あぁんっ!」

 ハクの片腕が、背中にねじ上げられた。
 まだ少年とはいえ男の腕力にぎちりと固められて、上体の身動きがとれなくなる。
 布団の上で、お尻だけ上げて這わされる格好だった。ハクは組み伏せられながら、どうしてだか、ぞくりと妖しく胸奥が疼くのを覚えていた。

 動けないようにされてから、クリトリスが本格的に嬲られだす。
 一定の速さでくるくる小円を描かれ、妖美な肉の粒をこねまわされる。

「ぁぁぁっ、こ、こし痺れちゃう、痺れてっ、ううううッ」

 腰を支点に裸身をよじるようにして、ハクは悶えた。
 プルプルと転がされる陰核が、すぐさま口で愛撫されていたときと同じくらいに勃起を取り戻してゆく。
 完全にそれが膨らみきったとき、

「……………………ひぃっ……」

 雷撃の矢を浴びたごとく、尾骨から脳天まで白い痺れが走った。
 叫びすら忘れて顔を真っ赤にし、ハクは息をひゅっと吸う。露出したクリトリスを、直に指でしっかりとつままれていた。
 もとのサイズからすると倍も膨れ上がった股間の肉豆が、少年の指にとらえられて赤い剥き身をヒクつかせている。

「あ、あ、あ、あぁ……」

 おねーさん、と、危ないなにかに目覚めかけている感じのレンのささやき。

「くりとりす、指でしごいてあげるね。根元のほうまでもう一回きちんとエッチなお汁を塗って……」

「だめ……だめったらぁ……ひゃぐうっ!」

「ほら、シコシコ。おちんちんと同じなら、こうするとイイのも同じなんでしょ?」

「あひいっ、あああぁっ! 駄目だめだめぇっ」

 同じ――なわけがない。ずっと過敏だ。
 女性の陰核は、形も感覚も、男性の亀頭部を「凝縮」したような快楽器官である。
 ふだん包皮に覆われていなければ、女は自転車にもまたがれなかったかもしれないと評されるほどの神経の密集部だ。
 そんな場所、愛蜜でぬめりを与えられているとはいえ、直に指につままれてこんなしごき方をされたら痛い。痛いはずだ。ううん、たしかに痛いのに――

「あぁぁぁ、ひ、ひいっ――いいぃ!?」

 信じられなかった。その痛みがいきなり、脳を刺す鋭い肉悦に化けたのである。
 むっちり張った双臀が、ビクンとはねあがる。
 油を塗ったように汗で凄艶にぬめりながら、その白桃は左右にくなくな振り乱された。

 しかし、どれだけ双臀が淫らに舞い狂おうとも無駄だった。
 レンはハクの左腕をねじあげて上体の動きを封じている。かれのもう片手は手のひら全体で女陰を包むようにぴったりと覆っている。
 クリトリスに密着した指が離れることはなく、一定の刺激が継続してゆくのだった。

 高まるばかりの官能があっさりと飛翔する。拘束されていないほうの手でシーツをぐっと掴み、ハクは目をかたくつぶって艶叫した。

「あうっ、待ってええ――イく、あああああ、イくうぅっ!」

 突き出された桃尻が絶頂に小刻みにわななき、どっと汗を噴いた。
 ……お構いなしに、責めを続けられる。

「やああっ、イった、イったからっ……と、止めて、とめてぇっ」

 こまめな動きで愛撫を与えつづける指――肉悦の電流を流されっぱなしになっていじめられ続ける。
 次の絶頂はすぐだった。肌全体を湯あがりの桜色に染めあげて達する。

「イく、イくうっ!」

 叫ぶと同時に、また蜜壷を締めて愛蜜をびゅるっと噴きこぼしていた。

 ――十分。二十分。三十分。ときどき白濁液のローションを補充されて、延々と責められる。
 肉豆をヌコヌコとしごかれつづけているうち、やがて、小さく鋭い絶頂が頻繁に訪れるようになった。
 そのころにはわざわざなすりつけられなくても、新たに分泌された女の愛液が膣前庭をねばり落ちてきて、クリトリスどころか恥丘や内もも全体をしとどに濡らすようになっていた。

「ひいッ、ひいッ……あああっ、止め、ほんとにぃ、ほんろに感じすぎへるからぁ……!」

「うん、舌まわってないもんね、いっぱい感じてくれてるみたいだね。
 おねーさんの『くりとりす』、プクンってすっかり膨らんじゃった。せっかくだからもっといっぱい指でイイコイイコしててあげる」

「た、たふけて、止めて、やああ、イく、いくの止まんなひ……ひぃ、またぁッ」

「おもしろいね……女の人って、何回でも連続でイけちゃうんだ。男は数秒間隔で次々射精なんて無理だけど」

「無理いぃっ、わたひもこんなの無理だってばぁ、あうううぅっ」

 涙声をうわずらせ、ハクは泣きをいれた。
 陰核が発生させる絶頂感、そのひとつから次のひとつまでの間隔は、すでに十数秒から数秒程度しか空かなくなっている。
 恥丘の下から肉悦のスパークがわきおこり、頭蓋の中でぱちんぱちんと片端から炸裂してていく。

「お返しだって言ったでしょ?
 いっぱいイかせてあげるから、好きなだけ楽しんでね」

「ゆ、許し――ひいぃっ」

 半狂乱のありさまになり、全身で哀訴する美女の艶姿に、レンが薄く笑う。

「これでおあいこってものだよね、おねーさん。こういう敏感な先っちょ、ずっと責められてたら辛いでしょ?」

「つらいっ、つらいぃ、つらいのよくわかったからゆるしてえっ」

 骨身にしみた。一方的に激烈な肉悦を与えられると、息もつけなくなる。
 手を動かしつづける少年は、にこにこしながら言ってきた。

「うん、僕もそんなふうにお願いしたと思うんだけど。そっちは全然やめてくれなかったよね?」

「ぁぁああんっ、ご、ごめんなひゃい、ごめんなさいぃっ」

「しょうがないなあ、これで許してあげるね」

 ずる剥けのクリトリスを、最後につねられた。
 充血しきった肉の尖りは、感じすぎてとっくに生柔らかくなってしまっていた――そんな場所をくりくりとひねられ、回転まで交えてキツめにしごかれる。

「んんんンッ、ん゙ーっ!!」

 頭が灼けつくような被虐的な絶頂に、女体が錯乱させられた。
 子猫の失禁のように、双臀を卑猥に後ろにしゃくりながら尿口を開き、断続的な潮までピシュピシュと後方に飛ばしてしまっていた。
 潮液が尿道をこすって噴き出すたびに達して頭が虚ろになる。

「あっ、ああっ、あああ……っ」

 悩ましい美尻の痴態は、潮を出し切って余韻を終えるまで続いていた。

……………………………………………
………………………
…………

 後ろからハクの股の間に差し込まれていた少年の手が、ようやく離れてくれた。
 肉豆嬲りから解放されはしたが、ハクは快楽による疲弊に身動きもならず、そのままへたりこんだ。布団に上体を突っ伏したまま、裸身をあえがせるしかできない。
 しかも休ませてももらえなかった。

「おもらししたの? 大人なのに、だめじゃない」

「あひいっ!」

 ピシャンと、突き出したままの尻たぶを叩かれた。
 それなのに、のどからほとばしった響きはどこか甘やかな――

「あれ? お尻叩かれるのも、もしかして感じるの? じゃあ」

 ぱちん。もうひとつの尻丘にも平手を降らされた。
 今度のスパンキングは、あとが残るくらいの強さ。打たれた尻房がぷるんと弾み、熱い痛みがなめらかな尻肌を染めた。

「ふ、あぁぁ……ン」

 ゆるんだ鳴き声をあげてしまう。
 桃尻に手形までつけられて、はっきり感じていた。年下の男の子に屈辱的な扱いを受けながら、ぞわぞわと体の奥底から這い上がってくるものを。
 シーツに押しつぶした両乳首と、恥ずかしくかかげてしまっている膣口とアヌス、それになにより剥かれた陰核がヒクヒク訴える。
 より尻を上げて、交尾する牝犬のような屈従姿勢を強めてすらいた。

(やだ……、なんでぇ……)

 羞恥と官能の入り交じった忍び泣きを漏らす。
 そうしながらも体は、背後に陣取った雄をいざなっていた。赤い紅葉をはりつけられた双臀が、ねっとりと扇情的にうねる。
 その様を見て、レンはたしかに煽られたようだった。

「あは……ぶたれたお尻をエッチっぽく振って恥ずかしくないの? ピンクの穴からトロトロお汁まで垂らして、すごくやらしー眺めだよ。
 こんなの見せられたら、僕も、これ以上引きのばせないや……入れるよ」

 ねじあげられていた片腕が解放される。
 しかし身動きする間もなく、腰骨をつかまれ、美麗な桃尻をぐいと背後に引き寄せられ、一呼吸で深々と犯された。

「――――ッ……!」

 四つん這いのまま、後ろから真っ赤な絶頂の杭で串刺しにされたかと思った。
 赤熱気味に興奮した子宮を突き上げられた瞬間、ハクは、さっきまでとは種類の違う高みに急激に登りつめていた。
 倒錯した悦びの火種を、一瞬で炎上させられた感覚。激しく重く、残響で腰骨がとろけ出すような官能だった。

「あ……ひ……? あれぇ……なに、これ……?」

 頭が真っ白になり、舌がこぼれる。
 わずかな動きでこり、こり、と奥のそこをこじられるたび、頭蓋内の快楽中枢が甘ったるくひりつく。
 彼女の後ろでは、極上の濡れ肉に絞られているレンが、脂汗をにじませて女の子のように呻いている。それが収まると、かれは余裕をよそおった声をかけてきた。

「なにっていうか……おねーさん、いま入れただけでイったよね。
 ぅ、とろっとろの中のお肉がからみついて震えてくる……すごいね」

「イっちゃ……? ンあっ……あっ、お……おかしいよう……こんな、私……」

 感じすぎている。子宮口までの膣道をみっちり肉棒に満たされて、女の芯が震撼している。
 この体位。背後から犬のように貫かれた体位が、どうやら“合いすぎる”ようだった。
 ハクの子宮口の一箇所、怖いくらいに過敏な部位。そんな部位に、レンの亀頭がちょうど当たっているのだ。
 肉の相性が良すぎる。

「そっか。おねーさん、後ろからするこんなカッコが、特に好きだったんだね」

「ち……違……ぁっ、ぁっ、あぁぁぁ――……」

「違わないでしょ? こうやって奥をぐりぐりするだけで、またすぐイキそうなんでしょ。声、ぞくぞくするくらい色っぽくて綺麗。
 おねーさん可愛い……」

 後ろからのしかかられてちゅっと首筋にキスされ、「ゃん」と鳴いた。
 そのはずみに、濡れた膣肉のひだを巻きつけるように、肉棒を強く絞ってしまう。

 その粘膜の蠕動を受けて、レンが感嘆のつぶやきを漏らした。

「うわ……吸い出されそう。ほんと、女のひとのからだって、こんなに気持ちいいって思わなかった……」

 かれは、昂ぶりのこもった意地悪げな声で続けた。

「でも、先に三回出させられてるし、休んでるうちに敏感なのもおさまったから、今度はなんとかもちそう」

 手におさめた主導権を、少年は手放す気はまったくないようだった。
 とはいえ、ハクはひとまず双臀を突き上げられることはなく、代わって背面に口づけをほどこされだした。
 銀色を帯びた白の髪が、レンの手にさら……とかき上げられる。露出させられた繊美な首周りが、キスの痕を次々とつけられていく。

「やんっ……んっ、ぁンっ」

 流麗な背、華奢な肩口、幽艶なおもむきのあるうなじ――唇を雪肌に押し当てられて、いちいちハクは反応してしまった。
 ことに、きつく吸われてキスマークを付けられている間などは、蜜壷が卑猥に痙攣しっぱなしで、少年を悦ばせてしまう。
 腰を使ってもらえないまま、ただ唇を降らされる。

「ひいぃ……あうっ、な、なんで……? 深く……ふかく入ってるのにぃぃ……なんで動かな……っ」

「動いてほしいんだ?」

「だって、こんなの……舐められてたときよりもどかしくて、変になっちゃう……ひぃ、耳をしゃぶっちゃ、そんなっ、ひああ……」

 愛欲の焦燥に苛まれて、ハクはむせびを洩らした。
 先ほどはあんなに口や手での愛撫で悩乱させられ、後ろから挿入された瞬間には子宮口絶頂の片鱗を味わわされた。それなのに、いまはとろ火であぶられているも同様だ。
 さんざん女体の感度を引き上げておいて、とどめを刺してくれないのは切ない。

「おねーさん、こっち向いて……」

 頬に手を添えられて肩ごしに振り向かされ、唇を奪われた。
 ハクのくぐもった叫びが唇の間で響いたが、それはすぐに漏れ出るあえぎに変わった。
 濃密なキスで情感が高まり、発汗が促進される。舌を吸われると、貫かれたままの美しい尻がクイクイと淫艶にうごめいた。
 快楽に貪欲な体は、とっくに意思を離れて動いていた。

「ちゅ、ぷぁ……ねえ、おねーさん。僕の名前、まだ言ってなかったね。
 レンって言うんだよ」

 唇を離した少年に教えられる。それを聞いて、むさぼられた美麗な唇が弱々しく名を呼んだ。

「レン……くん……」

「そうだよ。
 それじゃあ次は、動いてほしいってお願いしてみて。欲しいんでしょ?」

 淫らな懇願をすることをうながされ、ハクはこくんとのどを鳴らした。逆らえない気分になってはいても、羞恥に心乱れてなかなか口を開けない――が、

「ひいっ……」

 一度だけ腰を送りこまれ、ぐりっと子宮口を押し上げられて圧迫された。重低音のような悦びの波紋が体奥を揺るがす。
 それだけで我慢できなくなった。焦らされて待ちわびる子宮が、拗ねるように痙攣を伝えはじめていた。

「ほ……ほしいのっ……うごいてぇ……」

 可憐な舌が、従順な甘え声でおねだりを唄う。

「よく言えたね……今からごほーび、いっぱいあげるね」

 静かな声で褒められ、頬にちゅっとキスされて、茫洋としたハクの表情がなおさらぽうっと溶ける。
 なぜだか嬉しく、心地良かった。ほろ苦くも甘美な屈服の妙味に、酩酊する。
 年下の少年にいじめられ、お尻まで叩かれるうち、麗しい女体は被虐の官能に目覚めさせられていた。
 そして――

「ンあああっ!」

 下がりきった子宮を突き揺らされ、肉の芯で官能が爆ぜた。

「あ……あ、いくっ!」

 たったの一打で、また脳裏が灼熱していた。
 くねり悶えて全身で絶頂を叫ぶ。
 そのオルガスムスから下降してこないうちに、続けて第二打、第三打と同じ部位を突かれ、第四打でねっちりと押しこまれ――

「…………え……あれ……い……いくっ!?!」

 目を瞠った。熱病患者のようにブルブルと胴震いが大きくなる。肌から蒸気が立つほど、汗がぶわっと噴いた。
 第五打、第六打、第七、八、九、十――いとも簡単に追い上げられる。

「ひいぃぃ……つ、突くのは待って、いまスゴく、すごくイっちゃ……だから少し……いやああぁっ、それっ、その場所を叩かな……ひっ、ひっ、あうっ」

 若さにまかせた、スピーディーでがつがつした抽送だった。
 それがことのほか「効く」。単純な前後動なのに、熱い悦悶が沸きたってしまう。
 快楽神経がすみずみまで目覚めきって、激しい情欲をぶつけられるだけでそれに応えてしまうのだ。

「いやだぁ、続けちゃだめ、すこし待っ……やぐッ、やっ、そんな、そんなの続けられたら……また……ひいい、またイくううっ!」

 それまで中途半端に焦らされる格好になっていた膣奥の性感が、一気に花開いていた。
 切れ切れに媚声をこぼして腰をうねらせ、子宮口を突き上げてくる少年に哀訴した。

「ああ、待ってっ、おっ、奥ぅ、当たってるぅ、やだ、そこほんとにだめぇっ」

「ここがいいんじゃないの?」

「よすぎてだめなのっ、ひあ゙っ、そこずっと叩かれてたらおかしくなりそうだから……っ!」

 子宮性感の深さにハクは戦慄を覚えていた。
 連続絶頂といっても、鋭く刺すようなクリトリス絶頂とはまた違う。
 ひとつひとつの絶頂が重く、濃い。長々と後を引く余韻が波紋のように重なって、つぎの絶頂がじわじわと巨大になっていくのだ。
 最奥の肉袋を繰り返し乱打されるだけで、快楽曲線がじりじりと上がっていく。

「わがままだよ、動いてって自分の口でおねだりしたばっかりじゃない。ほら、遠慮なんかしないで、またイって」

 生餅のような巨乳が、レンの手にすくいあげられてたぷりと形を変えられる。
 奥の子宮を揺らされる重い快感が、なめらかな乳房を搾られる性感とからみあって、熾烈さを増した。
 しかも――

「ああああぁぁぁっ!?!」

 ――どく。
 どく、どくと、生命のリズムを伝えられる。全くの不意打ちで、蜜壷の最奥で射精されていた。
 肉の芯に吐精されるたび、その感覚が脳裏に染み入ってくる。
 レンがちょっと情けなさそうな声で謝ってきた。

「ごめん、言わなかったのはわざとじゃないよ……おっぱい大きいなあって思ったら急にこみあげて出ちゃった」

「あああ゙っ、あ゙っ……」

 答えることもできない。
 はねる亀頭の傘が、子宮口周りのとろけた敏感な肉を掻いてくる。
 汗にぬめ光る美しい尻たぶが、薔薇色に血を透かして震えた。

……………………………………………
………………………
…………

 雲の上では星の位置が移ってゆく。
 外では雪がふりしきる夜、室内では、淫蕩な熱気が粘るように濃い。
 絶頂するたび肌から噴く女の色香、分泌される生殖液や汗のにおい、それらが霧のように部屋にたちこめている。

「……とめてよおっ……真っ白だからっ、あたまのなか真っ白なのおっ……!」

 獣のような後背位で交わり続けていた――ハクの両手首は、後ろ手にタオルで縛られていた。
 艶美な乳房を布団に押しつぶして上体をへたらせ、息絶え絶えにむせぶ。抽送を受けるたび、肉棒に密着した膣口のピンク色の粘膜が、卑猥に伸縮している。
 どのくらい経ったのか時間の感覚などない。ずっと肉の高みを見せられて悩乱していたのだ。

 子宮口を揺らされて達し、肉豆をつままれて達し、豊かな乳肉を搾るように少年の手にこねられて達し、甘く嗚咽しながら達し続けた。
 少年が射精して肉棒を抜いても、ハクには小休止すら存在しない。白濁を吹きこぼす蜜壷に指を挿入され、レンの勃起が回復するまでは、過敏な肉穴を指でかき回され続ける。

 途中からなにをされているのかすらわからなくなった――粘膜にはりめぐらされた陰部神経すべてが、猛烈な官能に燃えあがっているようだった。
 責めを継続されて、快楽の上限が無限と思えるほどに高まってしまっていた。

 儚い雪色だったすべやかな肌は、すっかり上気して紅艶に染められている。
 桃尻は発汗しすぎで、お湯をぶっかけられたようにしとどに濡れている。快楽にくねり悶えて照り光り、狂おしいほど濃淫な情景だった。
 エロティックな双臀が、少年の腰を打ちつけられるたび、いやらしく肉音を鳴らす。
 その肉鳴りの一つごとに達するような状態に堕とされていた。

「イってる、ひっ、ひいいい、終わらなひぃ、とめてぇ、くるっちゃううっ……!」

「狂っちゃだめだよ、んっ、く……ちゃんと報告し続けてなきゃね。
 ほら、いまどうなってるの?」

 耳まで犯すようなねっとりした囁きを吹きこまれる。
 言葉を忘れて獣になりきることさえ許してもらえない。赤くなったお尻をひっぱたかれ、乳首をひねられて、屈辱的な報告を強要される。

「ばかぁ、ひいいィッ、言ったじゃないかぁ、あたま真っ白ぉ、もうずっとぉ、おなかの奥がずっとイっへるぅっ……!」

「あは……そうだよね、中が震えっぱなしだもん。んっ、だからこっちもさっきから良すぎて……僕も、もう……
 っく、出そう、出すからね、くりとりす指でコネコネしながら奥に出してあげる、ほらっ」

 ハクの腰の前にレンの手が回された。すっかり生柔らかくなった剥け肉豆が指にひねられる。そのままグッグッと子宮口を亀頭に押し上げられて、白濁を浴びせられた。

「あゔう――――っっ!」

 絶頂感が一段はねあがり、脳が蒸発してしまいそうなほど肉悦が沸騰する。

「あ゙ああ、熱、すごひぃ、ドクドクでてるううっ」

 それがとどめだった。瞳から光が消し飛ばされた。
 爛熟した性感は、もう射精で強烈に達するまでになっている。真っ赤に灼熱した肉悦の焼きごてを押し当てられたようだった。

 肉体が、このとき完全に屈服していた。レンの抽送はぴたっと止まっていたが、ハクの腰が勝手にうねりだす。
 つまみしごかれているクリトリスのすぐ下で、何度目かに尿口が開いた。
 ひきつけを起こしたように双臀が痙攣し、少年の射精のリズムに合わせてジャッジャッと熱い潮をまきちらしはじめた。

 さながら桃尻が雄への隷従を宣言しているかのような、濃淫な狂態だった。淫艶な湯気がくゆりたつ。

「あれ、またお漏らし? 二度目だよ、しょうがない大人だなあ。
 中に射精されてイキながらお漏らしまでするの、ふつうの女の人って?」

 呆れた口調で少年に揶揄されて、ハクの心に猛烈な羞恥がぶりかえした。

「言わないれぇ、とまっへぇっ……とまってええ!」

 悩乱しきって、少年の腰に密着した柔らかな桃尻を悩ましく揺する。
 双つの妖美な半球をプリプリとよじりたてながら、渾身の努力で尿口を閉じようとした。

 だがすぐジュッとかけのぼる潮液に尿道をこすられて、瞬間的な絶頂に頭が灼ける。綺麗なピンク色をした尿口粘膜がぱくぱく開き、熱い液がほとばしってしまう。
 結局、貫かれたままヒコッ、ヒコッと尻をしゃくり、濁った潮をぴゅっぴゅっとぬめり飛ばすだけだった。
 どれだけ恥ずかしがっても、絶頂しながらの潮噴きを止められない。

「うわあ……お尻クイクイ揺すりながらお漏らしイキするのに夢中だね。
 おねーさんってヘンタイなの? こんなエッチなイキ方して、よく恥ずかしくないよね」

「……いやあああっ……恥じゅかひいっ、はずかひいようっ……」

 言葉責めに、ハクは泣きむせんだ。心をすりつぶされるような無茶苦茶な法悦の渦で、精神が幼児退行を起こしはじめていた。

「おもらしごめんなひゃいい、呆れないでえ、ひいいイクっ、おもらひイくうっ、
 ――あひっ゙、あうああ゙っ、いま動くのだめえ、もうおなかの奥をトントンしなひでえっっ……!」

 射精が終わったばかりなのに、女の痴態に当てられてか、今回はレンは萎える気配も見せなかった。
 ほかほかに火照った双臀をわしづかまれ、ハクはまた律動を送り込まれはじめる。
 子宮が興奮しすぎてビクビクわなないている。その子宮への鐘突きを繰り返され、荘厳なほど重い残響に、新しい響きをつぎつぎ重ねられる。
 意識が肉色に混濁する。

「うごくのやめてえっ、ひああああ゙っ、いくっ、いくっ、いくうっ、やだぁ、
 奥がぁっ……とろけへる、子宮っ……しきゅうがとろけてるよう、ぐちゃぐちゃにされてるうっ……
 こんなのしんじゃう、ほんとに死んじゃうよおっ……ひいい゙ぃ――――ッ!!」

 グチュグチュと蜜壷を蹂躙され、甘く甘く蘭が香るように、被虐の香気が濃厚に放散される。それはもうもうたる桃色の蒸気のごとく立ち上った。
 それでも、すぐには気絶も許してもらえなかった。しどろに髪を振り乱してどこまでも乱れ狂ってゆく。
 執拗に子宮を小突かれて、絶頂漬けでむせぶばかりの美しい肉に堕とされてゆく。
 豆電球の室内が、妖夢に満ちた拷問部屋となっていた。

 限界を通り過ぎても攻め立てられ続ける――そのなかでいつしか、浄化されているような爽快感を得ていた。
 肉悦の泥濘で溺れ、きつく嬲られているのに、それはえもいわれぬ甘美な味わいをもたらしてくるのである。

 濃密な、至純の快楽――破滅的な官能の極みにあって、むしろ全てが清浄に近づいていくようだった。純白の世界、肉の桃源郷のような夢酔の境地へと。
 最後の意識のかけらも、そのなかに溶かされていった。

……………………………………………
………………………
…………

 レンは、失神して眠りについてしまったハクの体を、新しいタオルでていねいに拭く。
 情交の後始末をしながら、少年はいささか複雑な心境でつぶやいた。

「元になった遺伝子提供者とどこまで同じなのかな、僕ら(ボーカロイド)のこういう機能って」

 こういう機能――とは、射精など肉体上の機能のことではない。そちらは問題ないことはわかっている。

 ボーカロイドの身体部分のおおよそを形成している生体組織は、ヒトという種のDNA情報をもとに構築されている。
 正真正銘、ヒトの細胞からなる生きた肉であり、加えて機械部と合わせてそれらを統括しているソフトウェアも、おおよそは解析された人間の脳を再現したものである。
 つまり生殖や免疫などの各機能において、人間とほとんど変わるところがない。基本仕様をいじらなければ、人類と同じスピードで成長や老化すらする。

 いまレンが頭を抱えて悩んでいるのは、主に内(ソフト)面のことである。
「ヘンタイは僕じゃん……
 僕のソフト、だいぶアブノーマルな性的嗜好が混ざってる……」

 要するにSっ気。
 加えての悩みは、

「セックス用アンドロイドのプログラムとか組み入れられてたりしないよね……?」

 なにしろ中盤で責めに回ってから、やったこともなかったのにやたら体がスムーズに動いた。
 あらわになった自身の嗜虐的な性癖に、レンはどうにも微妙な気分なのである。

(といっても……デビュー直前だし、プログラミングしなおしてもらうとか無理だよね)

 諦めよう。ちょっとしたサディズムくらいならそう問題じゃないさ、とため息ひとつで割り切る。もっと業が深い性癖が発露していたよりはマシなはずだ。

(それに、なんだかんだで良かったし。……たぶん、お互い)

 裸のハクに毛布と掛け布団をかぶせながら、レンは含羞に目元を染めた。性癖の波長が合ったから、あのような展開になったと薄々気づいていた。
 体の相性がよい相手とのセックスというものを、少年は体験したわけである。この快楽はたしかに中毒性があると認めざるをえなかった。

 と、くしゃみが出た。自分自身も裸で、夜気の冷たさが思い出したように気になってくる。

「さむ……」

 とっくに深夜、帰ろうにも終電はない。歩いて帰れないこともないが、億劫だった。

 まあいいかと再び諦めた。(ここで寝かせてもらお)と、レンは自分も布団にもぐりこむ。
 とたん、もぞもぞとハクの体がすりよってきた。
 目を丸くする間もなく、鳩のように柔らかい胸に抱かれる。レンは戸惑った。

「ハクおねーさん?」と、初めて名前を呼んでみた。起きてるの? ともささやく。
 すぴーと小さな寝息が返ってくるばかりで、答えはない。
 彼女が寝ぼけて湯たんぽがわりに素肌を求めたのか、単なる寝相なのかはわからなかった。

(まあ、いいか……)

 ふくよかな胸のぬくみに顔を寄せ、三度目にそう諦めをつけると、うとうとしはじめた少年は目をつぶった。
399ボルボX ◆ncmKVWuKUI :2010/04/11(日) 22:35:26 ID:3ecMDb4x
攻守交替の後編でした。
400名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 22:45:37 ID:hiyGE70G
リアルタイムGJ
レン側にも何かありそうなのが気になる
続きも期待

・・・ハクは人間だよな
401名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 23:25:14 ID:1qeVK3Jq
バカな…なんだこの最近の盛り上がりっぷりは…!
カイルカの人もレンハクの人もGJすぐる!!いいぞ、もっとやれ。
むしろやってくださいお願いします。
402名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 01:18:49 ID:3/gA5ySM
待ってました!
レンハク良いね、素晴らしい!
乙っした、GJ!
403名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 05:37:57 ID:/BGpFh7N
レンハク待ってましたGJ!
えろっちいなあ
404名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 23:13:03 ID:IPmMbzqW
カイルカおかわり
405名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 23:29:15 ID:cPV7M4LL
自分で書け
406名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 01:20:48 ID:Z9QiFs/H
最近活発だねレンハクもカイルカも素晴らしかったGJ!
下克上の人も続き待ってるよー
407名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 02:39:45 ID:376iIcqi
>>193だがおとなラも一周年ということで言い出しっぺががくルカ書いてみた。
携帯から何レスかかるかわからん。
408おとなの:2010/04/13(火) 02:40:23 ID:376iIcqi
「まじ重いし」
「いやほんっと悪い、ホント迷惑だよね、ごめんねごめんねー」
「一切申し訳なく思ってないしね、U字工事で言われてもさ」

まぁいつものごとく打ち上げで、反省会で、居酒屋で飲んで、帰ってくるだけの日々である。
たまたま今日は珍しく俺が潰れたので、立場が逆になったのだけど、彼女が怒るのをもうすっかり見なれてしまったので、今更情けなさもなんにも浮かんでこないし。
近いし。徒歩3分だし。
一緒に住んでもう長いし。
これだけ熟年夫婦の要素が揃ってて、未だに乳もろくに揉ませてくれないんですよねー。
あまつさえ本人に愚痴るくらいおっぱい星人の俺が、手を出さないのはひとえにタイミングを外し続けてるからだと信じている。
ヘタレとかじゃ断じてない。そこは断固認めない。
大体ね、毎日酒飲んでて、勢いもクソもないじゃんおい。
お前らさぁ、あれだよね、画面越しにしか見てないからわかんないだろうけどね、あいつもなかなかズボラだからね。
なんつーかな、全体的にアメリカンみたいな。
ゴミの分別なにそれみたいな。
とりあえず洗濯機に突っ込んどくわよみたいな。
家事ができないわけじゃないのよ、なんかこう、ね、荒いの。全てが。メシも大味だし。
だから家帰ってもさ、綺麗にしてんのね、一応。
けどすごいよ、押入れとかマジで。わっさーってね。
まぁ俺も片付けめんどい派だからあんま強く言えんけどもさ。
必然的に、メシは俺が作る感じになってる。まぁ大概食って帰るけど。
409おとなの:2010/04/13(火) 02:43:39 ID:376iIcqi

…いや話ズレた、そうじゃなくて、だからさ、ルカにね、手出すのとか、出さないのとか、もう良くない?ってこと、つまり。
ぶっちゃけ言うと、したのよ。
どこまで?
聞きたいだろー、へっへっへ。
…うん、キスだけ。
後は?殴られたよね、普通に。
でもよかったよ、なかなか。「んっ」とか言ってたし。耳たぶ弱かったのあれで判明したし。
次の日とかも別に気まずくなかったし。
なぁなぁでね、流してもらえればさ、お互い大人ですしねー。

でだ。それが過去実は2回あったりするわけだけども、そこまでしといて最後まで行かないのはなぜか。
まぁあれだ、俺のエロビの隠し場所まで知ってるオンナに、「しほりの絞りたてミルク☆Hカップにお注射して!」を掃除したら出てきたっつって平気でダイニングの上に置いとくようなオンナに、
今更なーにを真面目くさった顔して「好きだ」とか「付き合おう」とか言うもんかねーと。
お前らも思うだろ?「ねーよwwww」ってさ。知ってるわコラ。

「ただいまんぐり返しー」
「あー、クソ疲れた…」
「うわっ、突っ込まれねえwwこれはアウトでしょさすがにww」
「はいはい、自分のナスでも突っ込んどいて。風呂…いいか、シャワー浴びてくるよあたし」
「巡音さんその発言もアウトだと思います!!」
「ちょ、もうウザい、いいから水飲んどきなよ、置いとくからね」
「あ、どもども」
「んじゃ先入るわ」
「いってらー」
410おとなの:2010/04/13(火) 02:47:05 ID:376iIcqi

あいつ女のくせしてカラスの行水だから10分くらいで上がるからね、マジで。
一回ね、ルカのブラね、盗もうとしたの。
いや、あいつ下着だけは自室に干すのね、俺のパンツとか堂々と冬場は乾燥するからーとか言ってリビングに干すくせしてさー。
やっぱさ、脱ぎたてが良いじゃない。温もりが。うるせえ分かれよ。
したらさ!無えの!カゴに!!ブラとパンツが!!
まさか俺の他に忍び込んでいた変態が先に!!ルカが危ない!!とか一瞬よぎったけどね、なんてことは無くて、型崩れしないように手で洗うんだって。
大変ですよねー、女性の皆さんは。
で、なんで知ってるかって言うと、当然鉢合わせだよねー。
いいよ、好きに想像してくれて。どうせベタだから。
まあでもこれを読んでる諸君にはToLoveるかっ!!と突っ込まれるより、桂正和かっ!!て突っ込まれたい。個人的には。そうさ俺たち電影少年。

「ほれ、次いーよ」
「……うー」
「起きろってば」
「…ぉきてるよ…」
「明日知らないよー、あんた二日酔いひどいから今浴びないと絶対遅刻するよ?」
「…るせ、はいるって…」
「あっやっぱ水飲んでない。ほら、おきなー」

あとこいつのムカつくとこ、夏でも冬でも年がら年中キャミだのタンクトップだのなんだよね。しかもノーブラで。
そりゃ最初のうちはゴチです!とか思ってたんだけど、見飽きるとさぁ、触れないだけにムカついてくるんだよね。箱に入った未開封のオモチャ状態ってーか。
しかもそれ理由で宅配便とか絶対出ないからね。百パー。
411おとなの:2010/04/13(火) 02:49:52 ID:376iIcqi

「ねールカルカ、飲ませて、口移しで」
「……あ、ごめん聞いてなかった」
「もうー、仔猫ちゃんたらつーめーたーいー」
「めんどくせぇー」
「おねがい」
「やだ」
「大丈夫減らないから」
「HPは削られる」
「触るだけ」
「氏ね」
「じゃあ、手。握るだけでいいから」
「…なんなの、もう…」

なんなのってかー。おま、なんでっさぁー。
いっかなもう、いくね?
なんで今日俺こんなにやさぐれてんの?おかしくね?
ほっせえ腕。知ってたけど。
やっぱキスしたら黙った。
本気で忘れてんだろ、お前さぁ。もうすぐ俺たち、一年じゃん。

「…がくぽ、おもい…」
「…それは俺の愛が、的な」
「ちが、どけ、んっ、」
「……」
「……」
「抵抗、しないじゃん」
「だって、いまさら。気済んだ?どけようよ」
「…まだ」
412おとなの:2010/04/13(火) 02:55:25 ID:376iIcqi
ちがうんなら、受け止めてくれたって、いーじゃんなぁ、ルカ。
シャンプーの匂いが自分のそれと同じなことに気づいて、一気に勃った。
俺ら毎日おんなじ石鹸の香りさせてさ、お前のあとの風呂場で抜くの、すっげえ興奮すんの。
すっげえ空しいけど。
やめろよー。そんな顔すんなよー。
付き合い長いから大体わかっちまうだろー。
「どうしよっかな」みたいな流される寸前の顔さぁ、今まで絶対したことなかったじゃん。
誤解すんなよ。俺だってね、ほんの数分前まではけじめがどうのとか、仕事の付き合いとか、いろんなしがらみに縛られるいちボーカロイドだったわけです!
でもね、あれ、もうこれは触ったもん勝ちだよねと。
なすびかじって自棄になって、それでも飲ませ続けたかいが、ここで本当に来たってのか。
キタコレって叫べるほどKYじゃない。と信じたい。
報告ですよ、皆さん。巡音ルカのおっぱいはデカいです!!
おお、手ごたえっていうんですかね、こういうのね。ぐっと持ち上げたら、首の方まで隠れちゃうんですね。
ちくび、たっちゃってんじゃねえか…
あーダメダメだめ、ルカさんその表情と声はアウトー。
顔真っ赤なのは言わずもがなとして、「あっ、ひう」はないわ。
初めて聞いちゃったでしょーが。
ねえ、やなの?やじゃないの?
意味わかんないよ、裾まくり上げたらバンザイするんだから。
ちょっと強く揉みすぎたのか、赤く指の跡が付いてた。
それみた瞬間吹っ飛んだ。

「ん、ふ、んぅ、」
「ルカ…」

吸いたい杯の悲願を果たしたに、待ち受けるのは次の頭パーンである。
あんなにTKBTKB連呼してた割りには舌ばっかり吸って、なかなか離れられん。
顔、見たら、なんか途切れそうで。
目だけあわせないように必死にしてた。
予想どおりのピンクの、溶けかけの舐めすぎたグミみたいな感触が、舌の上にダイレクトにクる。
やべえ、よだれでる。強く吸ったら、頭抱え込まれて、つむじでハァハァ息上げて。
髪、かきまわすの、やめてよルカさん…そんなにきもちーか。
聞けるはずもないので谷間から臍まで一直線、舐めまわしたら、「ひぁ」って腰が浮いてた。
413おとなの:2010/04/13(火) 02:58:53 ID:376iIcqi

「ごめ、けつ上げて」
「……がくぽ、は」
「ん?」
「ぬがないの…?」
「おお、忘れてた」
「…よごしたら、洗濯すんの、あたし、ん、ゃあ…」

かわいいっていう単語で合ってますかね。これ。
なんかもっとこう、燃えたぎるこの小宇宙を表すには別の言い方がある気がする。
腰骨にキスして、いっぺんにパンツ脱がしたら、気のせいじゃなく糸ひいてた。
まじまじと眺めたい気持ちを精一杯抑えて、指いれて、どんなんだったかすら忘れかけてたそこの熱さにびっくりする。
ほぐすまでもなく尖って、慣らすまでもなく受け入れる。
こすりあげると、今まで漏れるようだった吐息が、吸い込むような悲鳴に変わった。
こんなに、感じやすかったのか。おまえ。

サイドボードの引き出しから取り出して、後ろ向いて被せてたら、ルカの細い指が添えられて、一瞬萎えた硬さが一気にMAXになった。反則だろそれ。
俺らお互いに低血圧で、体温低くて、朝起きれないからって、ゴミ出しジャンケンとかしてたのに。
いつも、手握ったら、冷たかったのに。
なんで今日はそんなに、どこもかしこもあっちーんだよ、くそ!!

「あ、くっ…」
「…きつい?」
「へいき…ん、あ、ぅああ」
「…は、いっ、た…」
「…っ、ぅ…あ、は…」
「…やばいんだけど」
「ぅっく…はぁ、やいよ、ちょっと」
「ちがくて。イクんじゃなくて」
「あ、あぅ、う、んーっ」
414おとなの:2010/04/13(火) 03:03:10 ID:376iIcqi

手加減、が。
いや、若い若いアピールしてたけど、猿のような腰つきでガツンガツン動く自分にものすごく驚いてる。
だって、合いすぎるんだよ、これ。なんだこのフィット感。
ルカはどうしようもなくなって、ひたすら首にしがみついてひんひん泣いている。
時折、ギューって締められて、息詰まらせてたから、多分イってはいるんだろう。
水音ハンパなくなってきたし。
でも足ごと抱えこんじゃって、首の後ろ掴んでずーっと噛み付くみたいなキスしてるから、身動きとれないのをいい事に、乱暴に揺さぶり続けている。
歯ァ、当たるよね。痛いね。ごめんね。
耳たぶ、かじってもいーかな。
ガッカリしたかなー、あんだけセクハラしまくっといて、こんなショボいセックスしかできなくて。
もうしてくれないよなー。まさか。
あぁ、足開いたらすごい奥まで入った。
体位…は変えるのむりだろこれ。その前にイクぞ、情けないけど。
あ、さっきそういえばこいつ「はやい」とか言ったよね。デリカシー欠片も無えな。
やっぱりここで「好きだ」とか言うべきなのか。いやでも射精の瞬間とか、俺が女だったら絶対「好きなのはまんこだろ」って思うわ。
くそう失敗したな、あれ、でもいっつもルカ大好きだーとか、マジでルカ愛してるわとか、地味に口にしてねえか。
大体おっぱいについての件だけども。
て事はこれクリアか。クリアか?
あー、ごめんな、マジで、もう、限界だ…
415おとなの:2010/04/13(火) 03:05:57 ID:376iIcqi
****





ーーーおはよー、がくぽ
ーーー……ぅす。
ーーー低いよおま、いつにもましてテンションが。寝起き?
ーーー…ぁー、サーセン。飲み過ぎました。
ーーーあっそ。まぁ別にいーけど。今日さぁレコーディングしようと思ったけどパスね。HD壊れた。
ーーーまたっスか。
ーーーそう、また。
ーーーオケは?
ーーーなんとか、無事。前回分けといたのが役にたったわ。あ〜くそムカつく!!なんでこんなハズレばっか引くんだよもう!
ーーーじゃあオフってことでいいんですかね
ーーーおー、ゆっくり休んどけ。
ーーーあざーす。


「おはようございます」
「おはよう」

寝入り端に明日は絶対ルカより遅く起きよう、目が覚めても寝たふりして朝チュンのあの怒涛の勢いで襲ってくる恥ずかしさだけは回避しようと誓ってたのに、起こされた電話中にばっちり目が合うというこのザマだ。



416おとなの:2010/04/13(火) 03:29:45 ID:376iIcqi

「マスター?」
「うん」
「……」
「……」
「……」
「…あー、悪い。煙草取って」
「…ん。」
「……」
「とりあえずしまえ、な。」

はい。素直にうなづいてパンツを探す。ねえよ!なんで事後って魔法のごとくパンツだけ消えんだよ!!
めんどくさくなって、そのままシャワーを浴びにいくことにした。
フリチンの俺に対するルカの視線も心無しかどうでもよさそうだ。
一風呂浴びて、一服して、やってくるのは空きっ腹と、罪悪感と、ほんの少しの達成感。
入れ違いに入ったルカの白い背中を見ないようにして、ソファに足を投げ出す。
コーヒー、入れといてやるか。
二人とも朝はブラックを飲まないと頭が働かない。
パンが切れていて、玉子もなくて、ハムもないので、朝飯がレンチンご飯の茶漬けになった。
とてつもなくおかしな組み合わせだが、とりあえず腹に入ればいい。出てきたルカも納得したんだからいいのだ。それで。

「オフになったんでしょ?」
「あ、聞いてた」
「うん」
「お前は?」
「午後からPV」
「あー、そうだっけ…」
「でも、どーなるんだろね。連絡きてないけど」

話題そらしのために付けたテレビでは相変わらずオヅラさんが偏見たっぷりの切り口でスポーツ選手をさばいている。
おざなりに添えられるアナのフォローも痛々しく、レースのカーテンから射し込む爽やかな朝の光が俺の目の下のクマを浮かび上がらせるのも痛々しい。
なんだかんだいって、盗み見ている横顔はやっぱりかわいい。
なんか心無しかエロいような気がしてるのは俺だけなのか。
ヘタレでもビビりでもないから、あえて昨夜のことには触れないよ。
どうせ触るなら紳士らしく乳揉んでから殴られたい。
ヤバイほんと頭痛くなってきた。
うるせーんだよまたオリンピックで空き巣入られろよハゲが。
わざとらしくこめかみを押さえると、普通に心配そうな表情でこちらを見るのだ。
優しいなぁ、お前。と思ったら口に出ていた。まぁ僕って正直者。

「ルカノソウイウトコスキヨ」
「はいはい、イブあったかな」
「流すなよー」
「知ってるって。あたしも好きですよ」
「えっ」
「えっ」
「とりあえず昼までは寝るからさぁ」
「うん」
「起きたら、ルカのすきなもの食いに行こう」
「またマグロ?w」
「大トロ食おうぜw」
「いぇーい」

自然すぎてイヤになる。Perfumeの新曲よりもナチュラルだ俺たちは。
でもきっと、明日にはまた下ネタかっとばして、勢いづいて殴られる日々が待っている。
来年もこうやってグダグダしてたいなんて言ったって、お前はきっと華麗にスルーしかしないから、あえて口には出さないけど。
好きな女と結ばれた日の朝くらい、そんな夢見るくらいには浮かれてたりしてるんだよ、俺だってね。
とりあえず、挨拶がキスに代わるくらいには、頑張ってみようかな。
ほら、「アダルティ」にさ。
417おとなの:2010/04/13(火) 03:32:29 ID:376iIcqi
おしまい。
無理矢理とかキャラ違うとか一人称違うとかいろいろあるけど気にするな。
ていうか誰か他に書いてくれよーがくルカ…
418名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 03:55:42 ID:g1QpWaFl
ちょちょちょちょちょちょちょ
マジでGJすぎるんですが
なんつう再現度か。素晴らしい!ブラボー!
419名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 06:47:34 ID:tyQEUT4N
がくぽお兄さんとルカお姉さんの再現率マジパネェ…!超GJ!!!
がくルカは俺ももっと読みたいんだぜ…
おとラジの二人じゃないけど書けたら書くんだぜ…
420下克上の人:2010/04/13(火) 13:04:08 ID:4WekXJRa
>>406
規制が長くて投下できない
ありがとね〜

レンハクもカイルカもがくルカもイイ!

421名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 14:15:13 ID:nOYUHfmw
携帯に転送してコピペだ!
422 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 15:39:15 ID:4WekXJRa
>>421
PC→携帯やってみた

PCがもうずっと規制中なので携帯から。
結構前に書き上がってたんだけど規制で投下できなかった。
この流れの中、カイメイで申し訳ない。
『下剋上』の続きの『三日天下』です。
携帯にコピーしながら投稿するので時間かかると思う。

【注意】
・カイメイ
・エロに行きつくまで長い
・半端にシリアス
・「エロだけ読む!」って人は後半から
苦手な方はスルーヨロ
423三日天下1 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 15:50:53 ID:4WekXJRa
「めーこ姉、最近スカートの下にレギンス履いてるね。どうして?」

家族揃って夕飯を食べている時に、リンがそんなことを言い出した。
私は、うっかり手にしたスープカップを落としそうになるのを必死で堪える。
リンは、今までそういった物を身に付けなかった私が使い始めたことが、単に不思議なだけなのだ。好奇心の塊のようなこの子は、どんな事柄でも疑問があれば口に出さずにいられない。それ故に空気読まない。
リンの言葉に家族の視線が一斉に私へ向けられる。
「そうそれ! ミクも気になってたんだー。どうしたのお姉ちゃん?」
向かいの席でミクがフォークを持ったまま首を傾げている。リンはレンと顔を見合せながら好き勝手話し始めた。
「冷えて寒いとか?」
「今更かよ?」
ちょ! 失礼ね! 年だって言いたいのあんたたち!!
いやいいや落ち着くのよ私。しっかりしなくちゃ。ここで動揺を見せるわけにはいかない……!
腹に力を込め、至って冷静な声が出るよう意識する。
「この間服を買いに行ったら、可愛いレギンス売ってってね。使ってみようと思って買い込んだのよ」
よし! 普通に言えたはず。が、状況はそんなに甘くはなかった……らしい。
「え、でも、お姉ちゃんレギンスとかスパッツは好きじゃないって言ってなかったっけ?」
「あ〜わかったあ! めーこ姉、外でぱんつ見えちゃうようなコトあったんでしょ〜。風が吹いて、スカート捲れちゃったりとか?」「ぶっ! いつの時代の少年マンガだよ」
なにを言い出すのよこの子たちは! 私がそんなヘマするわけないじゃない!
「そんなわけないでしょ! 外じゃ鉄壁のガードよっ」
しまった! つい声を荒げてしまった。これじゃ突っ込んでくれと言わんばかりじゃないの。私のバカ!

「「「じゃあなんで?」」」

私を見る年少組の目には明らかに「このネタ面白そう!」と告げている。目は口ほどにものを言うとは良く言ったものだわって感心している場合じゃない。普段からかいの的になりづらい私が見せた隙に、ここぞとばかりに食いついてくる。入れ食いだ。
「……だから言ったでしょ。可愛いレギンス買ったから」
こうなると何を言ってももう全部嘘っぽいが、本当のことを言うわけにはいかないのでさっきの台詞を繰り返した。
ていうか、嘘なのは子供たちに見透かされているんだろう。案の定、納得していない顔をしている。「もういいでしょ。みんな」
424三日天下2 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 15:59:17 ID:4WekXJRa
苦笑交じりにそんなこと言い出したのは、普段のいじられ役のカイトだ。いつも通りの穏やかな声だけど、私の身体はちょっとだけ強張った。
「いい加減にしないと、めーちゃんが本気で怒っちゃうよ? いじられるの慣れてないんだから」
「え〜。カイト兄は気にならないのー?」
食い下がるリンにカイトは穏やかに返す。
「いいじゃん、レギンス。めーちゃんは家での私服もミニスカート多いから、履いててくれている方が目のやり場に困らないし。僕は賛成。ねえレン」
「んー。それはそうだけど」
我が家の男性陣は私のぱんつが見える度、ミクとリンに『すけべ!』と謂れのない非難を受け割を食う。そんな時、特にレンは思春期も手伝って、いつも気まずそうに目を逸らしていた。ごめんねレン。お姉ちゃんが悪かったわ……。
「変なの。なんだかお姉ちゃんとお兄ちゃんいつもと立場が逆な感じ」
う。ミク、痛いところを……。
「ホント。いつもならカイト兄がイジられて、めーこ姉がいいかげんにしなーって言うのにね。やる気のない棒読みで」
「それより、三人とも早く食べないと。せっかくのグラタンが冷めちゃうよ?」
カイトの、のほほんとした台詞に、あ。と年少組は思い出したように自分の食事に取り掛かる。今日のメニューは料理番組で紹介していたグラタンを見た子供たちに、「アレ食べたい! 作って!」とせがまれたものなのだ。
冷めてしまえば美味しさも半減になってしまう。興味は目の前のグラタンに移ったようで、ミクが味のアクセントにネギは必要!と熱弁を奮い双子はウンウンソウダネーと適当に聞き流している。
……食事に執着する子たちで良かった……。
ほっと小さく息をつくと、視界の隅でカイトが声を出さずに笑っていて、思わず睨みつけた。
だってねえ。私がレギンス使っているのも、その理由を言えないのも。
全部あんたのせいじゃないのよーーー!
425三日天下3 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 16:13:57 ID:4WekXJRa
コトの発端は、先日和室で天袋の整理をしていた時の出来事だ。
とある『事故』があって、あろうことか、私はすぐ下の『弟』と……あってはならない一線を越えてしまった。
朝、自室で目が覚めた時、あれは夢なんじゃないかと思った。我が家のキング・オブ・ヘタレのカイトが私をどうこうするなんて、性質の悪い夢じゃないかって。
むしろそんな夢を見た私がもしかして欲求不満なの? とベッドで頭を抱えてしまったほどだ。
だけど、シャワーを浴びようとバスルームで下着を下した時、現実だったと思い知らされる。
――あの馬鹿! がっつり中で出してるーーーー!
アソコから糸を引き、下着にべっとりついた粘つく白いソレは、まごうことなくカイトの……アレだった。
『夢』を現実のものだと信じたくなくて、あえて無視していたこの腰のダルさも股関節の痛みも……マジで?
私たちはボーカロイド。血縁関係も皆無で、そもそも人間じゃない。中で出されたって妊娠するわけではないけど、正直ショックだった。
人間だったら禁忌の行為。カイトに姉としての私を否定された気がしたからだ。
どうしよう。どんな顔してカイトと接したらいいか分からない。
良く考えてみれば、カイトや他の家族と私の接点って、『家族』と『きょうだい』しかなんじゃない? でも、この白いネバネバに家族関係きっぱり否定されてる。
同じエンジンを使用する『仲間』っていうのもあるけど、私たちの関係はそれよりもっと深いと思う。それじゃ世に出回ってる見知らぬエンジン1は、みんなカイトと同じカテゴリーだ。広範囲すぎる。
しかし部屋に閉じこもっているわけにもいかず、カイトとどう接するか考えあぐねながらキッチンに顔を出すとカイトが朝食を作っていた。
「おはよう。めーちゃん」
にこっと、いつもと同じ穏やかな笑顔。あまりにも常と変らないカイト。下着の証拠を見たのにやっぱり欲求不満(認めたくないが)の成せる夢だったんじゃないかと思った。が。

「身体大丈夫? あと喉も。昨日、僕止まんなくってめーちゃんに無理させちゃったからさ」

気まずさも恥じらいも全く見せず屈託のない笑顔のまま言ってのけるカイトに、私は固まったまま二の句を告げることができなくて。
私服がほぼミニスカしか持っていなかった私は、その日の午後にショップでレギンスを買い込むハメになった。
426三日天下4 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 16:22:46 ID:4WekXJRa
食後、私は家族から離れて練習室へ逃げ……もとい掃除しに向かった。
何時もなら食後はリビングで家族団欒の時間を過ごすけど、弟妹たちがさっきの話を蒸し返されたら目も当てられない。
今度は本当のことを言うまで解放してもらえないかも。冗談じゃない! ……それに、カイトと普通に話す自信もない。あいつのことは、現状避けまくっている。
練習室は防音加工されてて窓もなく、壁一面に細かい穴が空いている。その壁に机や譜面立てや椅子を寄せ、用具入れからク○ック○ワイ○ーを取り出し床を磨き始めた。
……はあ、なんでこんなコトになっちゃったかなー。
外でこそヘンな失敗しないように気をつけていたけど、家だと気が抜けちゃってミニスカの裾を気にしてなかったし、風呂上がりも平気でタオル一枚で出てきたりとかやりたい放題してた。
気弱なカイトに何度か窘められたけど、笑って一蹴し「『弟』のくせにお姉ちゃんに欲情する気?」ってからかって、赤い顔して口ごもるカイトを面白がってた。
今はそれも止めた。カイトを刺激したくない。
やっぱ、あの『事故』が発端よね。
とんでもないタイミングで下着が外れて全てをカイトに晒してしまったあの『事故』。
さすがに自分で見ることも殆どなく、ましてや他人に見られることもなかったソコを見たカイトは、『弟』から『男』にクラスチェンジした。あとはもう……。
余計なことを思い出しそうになって、慌てて頭を振ってそれを振り払う。ありえないありえない忘れろ! 力強い腕とか舌の感触とか結構引き締まった身体とか体温とかって、いやー! 思い出してんじゃん!!
いけない、頭振りすぎてクラクラしてきた。柄に重心をかけて息を整える。
落ち着け。カイトを意識しるぎるから、年少組にだってヘンに気取られるのよ。私が『お姉ちゃん』なのに最近はきょどる私に替わって、カイトが家族を仕切るのも気に入らない。
大体、好きとかなんとか言ってたけどあんな状況で信じられるかっての。あいつは見慣れないもの見て、発情して、たまたまそこに居た私を抱いただけ。私を好きなわけじゃない。
427三日天下5 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 16:32:44 ID:4WekXJRa
「…………」
つんと鼻に痛みが走って、堪えた。なんで目頭が熱くなるの!
私は結局、カイトに抱かれたことがショックなんだ。まるっと『姉』を否定されたこと。可愛い『弟』がホントは『男』だったこと。好きでもない女を抱ける奴だったこと。『私』という、最も手近な女で欲求を満たしたこと……全部が。
じゃあ私は? カイトが『弟』を否定するなら、『男』の私はカイトにどう接して欲しかったの?
思考回路は一向に出口を見つけられず、同じ問いをぐるぐると駆け巡る。
……止めよう。なんだか悪い方向に思考が向かっていく気がする。でも、本当に……あいつ、どうしてあんなことをしたんだろう。 そんなことを考えていた時、練習室のドアが開いた。
「めーちゃん、いる?」
ひょこっと顔を出したのはカイトだ。ドアを閉め、足早に驚いて固まる私に近づく。
「どうしたの? 髪ぼさぼさにして?」
私の頭に手を伸ばし、髪を整える大きな手のひら。呆然とそれを眺めていたが、我に返りその手を振り払った。
「なんの用?」
「ミクに練習室の掃除してるって聞いたから、手伝おうと思って」「あ、後は机戻すだけだから一人で平気よ!」
私はカイトに背を向け、ク○ック○ワイ○ーを乱暴に用具入れにブチ込んでから、壁に寄せた机を元の位置に戻そうと机に向かったが、後ろからカイトが私よりも先に手を伸ばす。
「僕がやるよ」
「結構よ。私がやるから、あんた皆の所に戻って」
ああもう、尖った言葉しか出てこない。これじゃカイトを意識しているのが丸わかりじゃないのよ。
そんな私を見たカイトは小さく溜息をついた。
「……力仕事は僕がやった方が早いよ。めーちゃんは譜面立てお願い」
私の返事も聞かずにカイトは机を動かし始めた。な、なんて生意気な……!
私は譜面立てやマイクスタンドを元の位置に戻しながら、机を動かすカイトの背中を盗み見た。広い背中。机を持ち上げる腕の筋肉。
カイトはいつもにこにこ笑ってて、弟妹たちにイジられれば私に泣きつくわで頼りない感じだったから、こうして力仕事を楽々こなすのを見ているとカイトと私の性差をはっきりと感じる。
何時の間にこんなに男っぽくなったんだろ。昔はめーこさんって私の後ろをついて来て、私がいなきゃ何にもできなかったのにな。
428三日天下6 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 16:41:34 ID:4WekXJRa
……それにしてもよ。カイトはどうだか知らないけど、私はものーーっすごく、気まずい。私がカイトを避けているからなんだけども、さっきから話す事も無く超無言。同じ空間に居るだけで疲れるってなんなのよ……。ちょっと前ならこんな時、軽口きいてたのに。
気軽に取りとめのない話をして笑っていた日々が、なんと遠くなったことか。
決めた。やっぱり『きょうだい』がいい。カイトとこんな風にぎくしゃくしてしまうのなら、普通に話せないのならあの日のことは無かったことにして、『きょうだい』でいた方がよっぽどいい。たとえカイトが『姉』を否定していても……。
いっそ殴ったら記憶を消去することできないかしら。と、物騒なことを半ば本気で考えてた時だった。
「めーちゃん」
「……なによ」
渋々、といった態で返事をした。
「あの誤魔化し方は無いよ。年少組の挑発に乗ったらお終いだよ? こっちに都合の悪い隠し事にはハイエナのように敏感なんだからさ」
言葉の端にかかる含み笑い。一気に熱が顔に集まるのを感じた。ちょっと! よりにもよって、なにを言うかーーーー!
思わず手にしていた譜面立てを握る手に力が入った。
「誰のせいだと思ってんの」
「僕のせいなの? 挑発したのはめーちゃんじゃない」
きっ、と私はきつくカイトを睨みつけた。赤い顔してるから迫力不足なのは否めない。
「……言っとくけど、あんなこと、二度はないから」
「どういうこと?」
向き直るカイトの深く青い目が、真っ直ぐ私を見つめている。怯まずに真っ向からカイトを見据えた。
「お、『弟』の相手は出来ないっていうこと。私たちはきょうだいなんだから。欲求不満ならそういう店に行くなり、彼女作りなさい。あんた、結構モテんだから彼女ぐらい直ぐにできるわよ」
私はくるりとカイトに背を向け、自分の作業に戻った。というか、何故か自分で言った台詞に胸が痛んでカイトを正視出来なかったからだ。
私に触れた手が、あの時と同じように見知らぬ女の子を抱くんだ。掠れた熱っぽい声で『好きだ』と呟きながら。自分の言葉が痛いなんてバカみたいだ。
「……」
後ろでカイトの身動ぎする気配を感じる。ああ、ここから出て行くのね。さっさと出て行け。これ以上私を悩ませないでよ。欲求不満の相手にされるのはイヤなの。傷つくのよ。
涙が溢れそうになって、固く目を閉じた。
「!?」
429三日天下7 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 16:49:03 ID:4WekXJRa
急に身体を持ち上げられ、焦って譜面立てが手から離れた。かしゃんと譜面立てが倒れる音を耳にした時には、私の身体はカイトに抱えられていた。
「な……!」
カイトは練習室から出て行かず、私の背後に近付いていたのだ。そのまま並べていた机の上に座るように腰を降ろされる。
座り込む私の両脇に手を付いて、結果、カイトの腕に囲われる形になった。これじゃ逃げられない。
「ちょっと! なにすんのよ、どいてっ」
「僕のこと、まだ『弟』だって本気で思ってるの?」
「! そうよ……」
合わされた目線。見つめてくる青い眼差しに引き込まれそう。近すぎる距離に、指一本触られていないのにあの日の感覚を呼び覚まされ、身体が熱くなった。
「僕さ、ミクたちの前で『お姉ちゃん』しているめーちゃんは気にならないんだ。むしろそうであって欲しい。でもね、……僕に対して『姉』の顔するめーちゃんには、もううんざりしてたんだよ」
え? 長めの前髪から覗く、揺らめく瞳が熱を孕んで私を静かに見ている。
「二人で暮らしていた時はきょうだいなんて言われること無かったのに、ミクたちが来て気が付いたら『家族』として扱われるようになってさ。家族が増えたのは嬉しかったけど……まいったよ、実際」
そういえば、カイトが来た頃私たちは『きょうだい』ではなかった。仲の良い同居人で、私は世話焼きの先輩で、カイトは気の良い後輩だった気がする。
「ずっと傍にいた僕まで、『弟』扱いするんだもんな。僕、めーちゃんのこと『姉』だなんて思ったこと一度も無かったんだよ?」
微笑みながらそう言うカイトはどこか寂しそうだ。その言葉にまた胸が疼く。ずっと? じゃあ、今まで私はカイトに『きょうだい』って思われていなかったの? カイトに突き放されたようでもの凄く悲しい。
私はまた鼻の奥が痛んで目が熱を持つのを感じた。
ずっと『姉』でいた私を否定され、どうしたらいいのか分からない。
「僕が本当の『弟』だったら良かったのにね。でも僕たちきょうだいじゃないし、『弟』は嫌なんだよ」
430三日天下8 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 16:55:01 ID:4WekXJRa
しっかり視線を合わされ、断言されて私はとうとう我慢できなく涙を零した。とっさに俯いて泣き顔を隠したけど、カイトが怯んだのが気配でわかる。
そうよね。私がこんな風にカイトの前で泣いたのって、初めてだもん。
「……っ、な、んで」
しゃくりあげる私の背中を温かな手のひらが戸惑いがちに撫でている。これじゃまるでカイトに抱き締められているみたいな格好だ。「あ…あんなこと、したの……っ。私、のこと、好きじゃ、ないのに、あんなことすんの……っ」

背中を撫でる手が一瞬止まり、私の頭を肩口に押し当ててから、カイトはまた背中を撫でた。
「……なんでだと思う?」
「う……欲求不満、だったから?」
「…………あのさ、さっきも言われたけど、その欲求不満ってなに?」
両肩を掴まれ、そっと身体を離してカイトは涙で濡れた私の顔を覗き込む。眉間に皺を寄せて、なんかこう、少し呆れ顔だ。
「だって、私を『姉』だと思って、ないなら、あの時私を襲ったのは、私が、手近な女だったからじゃ、ないの?」
盛大にしゃくり上げながらも頑張ってそう言うと、カイトはがっくり肩を落とした。あれ?
「……だから私、悲しくて……っ。そんな風にカイトに見られてたんだって、思って……っ。『家族』って、思いたく、ない程、嫌われて、たのかなって……」
ぽたぽたと涙が、とめどもなく膝の上に落ちていく。
431三日天下9 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 17:03:19 ID:4WekXJRa
「全然違うよ!」

何時にない大声を出され、きょとんとする。半分呆れて、半分怒った表情でカイトは大きく息を吐いた。
「なんでそうなるんだよ! も〜〜〜っ……。好きでもない女なんて抱けないし、あの時抱いたのはめーちゃんが『下着見てもなんにもできないくせに』とか言うからその気になったんだし、下着どころかあんなご馳走見せられたら普通理性飛ぶでしょ!
そもそも、僕めーちゃんを嫌いだなんて一言もいってないだろーーっ!」
一気に捲し立てられ、涙が引っ込みポカンとしてしまった。言われたことに頭が付いていかない。カイトは酸欠気味になってたけど、呼吸が整うと力強く私を見据えた。
「……めーちゃんが好きだよ。もうずっと前から」
「……」
「欲求不満だからっていうわけじゃなく、まして女なら誰でも良かったワケじゃないんだ。めーちゃんが僕のこと『弟』扱いするから、ちゃんと『男』だってこと分かって欲しかった。だから、あの時……」

さっきはあんなに悲しかったのに、今は不思議と安心している。というか、どうしてだろう。嬉しい。

カイトが私を好きって言った。私はカイトにとって唯の性の捌け口じゃなかった。

「めーちゃんにしてみれば、酷いことされたって思うのは当たり前だけど、ああでもしないといつまで経っても『弟』から抜け出せないと思ったから」

好きじゃない女を抱くようなヤツじゃなかった。

―――『男』の私はカイトにどう接して欲しかったの?
先程の自問が脳裏に浮かんだ。今なら答えが分かる。……私は。

「めーちゃん」
緊張を含んだ声で、カイトは私の名を呼んだ。
「めーちゃんは僕のこと、男として好きになれない?」

カイトが『弟』を否定するのなら、――カイトにとって、特別な存在として触れて欲しかったんだ。
不安と期待の入り混じる、真剣な青い眼差し。
私はカイトへ両手を伸ばし――ほっぺたを思いっきり左右に引っ張ってやった。

「いひゃい! いひゃいよめーひゃん!」
「……あんたねぇ、色々順番間違えまくってんじゃないのよ!」
おー良く伸びること。カイトが涙目になったので、ぱっと手を離してやった。赤くなった頬を擦りながら、恨みがましい視線を送ってくる。
432三日天下10 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 17:11:22 ID:4WekXJRa
「でも、告白は前にしたよ。ヤってるときにさ」
「ばっ、バカ! あんなの告白の内に入んないわよっ」
「……返事、聞かせてよ」
声のトーンが変わった。そうね、ちゃんと応えなくちゃ。お互いこれ以上悲しくなったりしないように。
「……好きよ」
「ホ、ホント?!」
がばっと勢いよく詰め寄るカイトに、私は思わず身を引いた。
「あ、多分」
「多分?!」
「だって、今気付いたんだもん! しょうがないじゃん」
ううう〜〜。と唸るカイトが、困った時にいつも見せる情けない顔をしていたので、つい笑ってしまった。いつもと変わらないカイトだ。
「やっと笑ってくれた……ね、キスしていい?」
顔を寄せてくるカイトにふいっと横を向いて、逸らす。カイトをチラ見すれば、ちょっと傷ついた表情をしている。
「あの時はキスもしなかったわね」
「したよ? めーちゃんがイって気を失った後……」
私は容赦なくカイトの脳天に拳を力いっぱい落とした。ゴッとヤバ目な音がしたけど、気にしない。「……痛いよ……」
「だから、なんで肝心な部分のタイミングが一々おかしいのよアンタは!」
「ゴメンね」
唇に乾いた感触がして、カイトのそれに塞がれたと気がついた。脚の間にカイトの身体が入り込み、腰と肩を引き寄せられて私も広い背中に手を回した。
「……ん、んん……っ」
舌先が唇の淵をなぞってきて、びっくりしてつい開くと、カイトの舌が口腔に潜り込んできた。舌を器用に動かし、粘膜を交わし合えば互いの唇が潤いを増す。抱擁とキスはどんどん濃厚なものへと変化し、唇や舌を吸われると頭の中がぼうっとしてくる。
なにより、気持ちがいい。
ようやくキスから解放されると、カイトは身体を密着させたまま額をこつんと合わせる。激しい口づけに顔を上気させ、ぼんやりしている私を困ったように覗く。
「ごめん、ちょっと止まんない……このまま、したい」
「……えっ」
一瞬何を言われているのか分からなかったけど、次にカイトがした動きで何を言わんとしているのか理解した。
「だってさ……」
脚の間にあったカイトの腰の位置は、ちょうど私の、その、大事な部分。そこにカイトは自分の腰を押し当ててくる。
欲望に首を擡げているそれを着衣越しに感じた。
「ね、ダメ……?」
「あ、待っ……」
言いながら、カイトの手のひらは身体を探ってくる。そのイヤらしい手付きが、カイトに奪われた時の感覚を呼び覚まし抵抗なんかできるはずもなかった。
433三日天下11 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 17:19:28 ID:4WekXJRa
耳朶を舐め、首筋に軽いキスを幾度も降らせて、大きく前を開けたシャツの内側にカイトの手が潜っていく。
ブラのホックを外され乳首を爪弾くと身体がびくびくしてしまう。
「勃ってきた……」
囁きと刺激がぞくりと背筋を這う。私は机の上に座り身体を逸らせ、後ろ手を付いてカイトの愛撫を受け入れていた。
ブラをたくし上げ、質量を確かめるよう乳房を揉みしだく手のひら。青い髪が降りてカイトはその谷間に鼻先を埋めた。
「柔らかいなあ。触ってるだけで気持ちいい」
「おっぱい、そんなに好き?」
「大好き!」
嬉しそうにそんなこと言われると、こっちが照れる。自分の顔に挟むように乳房を寄せ、頬ずりしてきた。肌に触れる髪と吐息の感触がこそばゆい。
「や……、くすぐったい」
「じゃあ、こう…は?」
掴んでいた両の膨らみの硬くなってる中心を、親指でぐっと押し潰す。そのまま指をくりくり動かされて悲鳴を上げた。
「ああっ! やぁんっ」
「乳首、本当に弱いよね。お風呂で身体洗ってる時も感じちゃうの?」
「ん、なワケ、なぃ……あぅっ!」
「ふーん? ホントかな? 今度試してみようよ。僕が洗ってあげる」
親指の刺激が退いたと思ったら間髪入れずソコを咥えられた。ちゅっちゅっと音を立てながらねぶり、舌先で弾いて吸う。
もう片方の乳首も指で抜くように引っ張られ、堪らず快感を逃がす様に頭を振った。
「ひ、あ、あんっ! そ、そこばっか、やぁっ……」
「だってとっても綺麗な色してるし、反応好いから弄りたくなるんだよね……それはこっちも、なんだけどさ」
胸から離れた手が、今度は膝に置かれる。脚を開いているから、デニムのミニスカはかなり上まで捲れ上がって、グレーを基調に小花柄の散ったレギンスが大きく覗いていた。
レギンス越しに腿を撫で回しながら、私を机に押し倒した。腰までデニムの裾をたくし上げ、レギンスに覆われた下半身を露わにされる。
「……染みてる」
「え……っ?」
「グレーの生地って、濡れるとこんなに目立つんだね。下着通り越してレギンスに染みてるよ」
「!!」
434三日天下12 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 17:33:29 ID:4WekXJRa
カイトの言う意味をやっと理解して赤面する。やだ、なんてこと言うのよ。
「それにさ、レギンスが身体にぴったりしてるから、ココの形がはっきり分かる」
笑みを浮かべたカイトは脚の間、大事な部分の形を指先で辿る。時折ぷにぷにとソコを抓まんで感触を楽しみながら。
「や……っ、止め……」
「どんどん染みが広がってく。あ、ここクリトリスかな?」
爪の先がちょっと硬くなってるソコをこりこりと引っかいて、布地越しなのに過敏に反応しちゃう。「は、あっ!」
面白そうに悪戯するカイトに、悔しいやら恥ずかしいやらで涙が浮かんでくる。レギンスは下着が見えないように、『事故』を起こさないための配慮として身に付けたアイテムなのに。これじゃ私を辱めるための道具じゃない。
「止めてよ、ヘンタイ……」
「……うーん。困ったな、否定できないや」
カイトが眉を下げて苦笑して、腰の辺りを覆うレギンスの縁に指をかける。
「腰、上げて。降ろすから」
ちょっとだけお尻を上げると、脚の付け根まで下着ごとレギンスを降ろされた。
下腹部の前面だけ出されたけど、それでも大事な部分はカイトの眼前に晒されてしまい、不安で身体が竦む。
「ここの毛、ぐっしょりだ。薄いのに張り付いてる」
陰毛を軽く引っ張る刺激にも声が出そうで、口元を手で覆う。だってはしたないにも程があるわ。カイトに触られる程に感じちゃって仕方ないなんて。
下腹部に顔を寄せて舌が割れ目に沿って動き、差し込まれた。じゅぷじゅぷ音をさせながら暴れる舌が、その先端を硬化させクリトリスを擦り攻めてくる。我慢できずに動いてしまう腰をしっかり押さえこまれ、逃げられない。
「……うっ、あ……あっ」
必死で声を噛み殺そうとしても与えられる快感は予想を超えていて、今からこんなじゃ、この先は一体どうなってしまうの?
舌はまるで別の生き物みたいに私のアソコをぬめぬめ動き、たまに鼠径部を辿る。粘膜を啜りあげる音と唇に腰が震えた。
カイトは既に私をどうすれば乱れさせるか、それはもう前回で把握済みのようで、敏感過ぎる肉の尖りを執拗に舐め回し小さな口づけを何度も繰り返して、緩急つけて吸って……追い詰められる。
……あっ。
「は……っ。カ、カイトっ、ダメ、もう……ねぇっ」
435三日天下 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 17:46:26 ID:4WekXJRa
私のアソコに吸いつく青い髪に両手をかけて、カイトの名を呼ぶ。腿が震えてじっとしていられない。ざらりとした生温い舌が尖りをひと舐めし、舌先でコリコリ嬲ってから強く強く吸い立てた。
「カイ、ト! ひっ、あ、あ……っ!」
半身を押さえこまれ、びくびくっと激しく震え胸が大きく喘ぐ。恥ずかしい位に呆気なく、私は達してしまった。


カイトは口元を袖で拭い、私の上に乗ってぎゅっと抱き締めた。ほっぺたに何度もキスされ、イったばかりの身体はそれすら性感として反応し、小さな声を漏らしてしまう。
「めーちゃん、ものすごくエロくて、ものすごく可愛いよ」
「……! バカっ」
「一緒に気持ち良くなろ」
耳元でそんなこと呟いて私から離れてから、後ろを向かされ立たされた。机に手を付かせると、カイトはスカートを腰の上まで上げた後、レギンスを膝の関節まで一気に降ろした。
とうとう秘所を隠すものが無くなり、全てがカイトの前に曝け出された。今更ながら羞恥で身が一杯になる。あの時も似たような格好でカイトに全部見られちゃったんだわ。
「ちょっと、カイト、や……!」
思い出したらじっとしていられなくて、つい暴れだしそうにって……あ、あれ? 脚が、脚がレギンスが邪魔で動かせない! ……まさか?! 背後ではカチャカチャと鳴る金属音と衣擦れの音。何をしているのかなんて、見なくったって分かる。
往生際悪く、じたばたしようとする私のお尻をカイトが掴んだ。そして尻たぶに熱くて硬いモノを押し付けられる。
「あっ……」
覚えのあるソレに身体がびくんと跳ねた。
「まだ挿れないから。めーちゃんのぬるぬる、ちょうだい」
秘所の溝に合わせ、カイトのソレが擦りつけられる。くちゅっくちゅっと触れる度に立つ音。どんどん硬度を増していくソレに不安と、期待が入り混じる。
「濡れ方がハンパないね。くっ付けてるだけでぬるぬるが太腿まで垂れてきてる」
クリトリスに先端が当たって、お尻を揺らしてしまう。その様を見たカイトが喉で笑った。
「ふふ。中途半端に服を脱がされる姿って、全部脱いでいるより興奮するかも」
「な、なにいってんのあんた」
「自分がどういうカッコしてるか分かってる? ブラウスの前全部開けて、外されたブラが肩から引っかかっておっぱい出してさ、スカート捲られてアソコ丸出しにしているんだよ?」
「全部、あんたがしたんでしょぉ?!」

436三日天下14 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 17:54:18 ID:4WekXJRa
改めて言われると恥ずかしさも頂点で、叫びだした声はもう泣き声に近かった。
「うん、自分で知らなかった性癖にびっくりしてる。半端に脱がされた服とレギンスって、拘束にもなるんだね」
「も……ヘンタイっ」
「だから、否定できないって……いくよ」
アソコがカイトの親指で広げられ、先端が入り口を探りぐっと圧力がかかる。ぐち、と侵入してきたソレにお尻がぴくんと跳ねた。
「……あ……っ!」
慣らすよう、少しづつ出たり入ったりするカイトのソレ。圧倒的な質量が私の膣を圧迫して、内側を焦れったく擦る。
「はっ……。すご、締まるなあ」
「……ん!」
根元まで押し込んで、腰を掴みながら軽く揺すぶられた。早くもぞわぞわ立ち上る快感が新たな体液を呼ぶ。
「あ、あっ、ふっ……ん」
「可愛い声。堪んない……!」
じゅくっ! と結合部が派手に音が鳴ったのを皮切りに、カイトが激しく動き出した。
腰を引き寄せながら反動を利用し、硬く太く反る自らを欲求のまま打ち込んでくる。その勢いに、私の手が縋る机ががたがた不満の音を立て始めた。
「あん、あっ! やぁ……っ、はげ、しっ、んっんっ」
「は……っ、めーちゃ、メイコ……」
カイトの乱れた吐息。貫かれる度に感じるアソコは、カイトを悦んで体液を零し床を汚す。そんなに動いたら、ぶるぶる揺れてるおっぱいが痛いわ。
不意に腰を掴んでいた手のひらが離れ片腕が私の下腹部に絡みついた。
「……?」
不審に思って首を巡らせるとカイトと目が合い、微笑まれた。そして、カイトの空いた手が私の前に回る。
「んっ! あ、ああっ」
動かす腰の勢いはそのままに、前に回った手の指先が私のクリトリスを押し潰した。
「ダメ! ダメ、それやぁ!」
「うそばっか……ふっ……」
「やんっ、摘んじゃ、やあ、あ、あっ!」
快感が強すぎる。イヤって、ダメって言ってるのにカイトは全然止めてくれなくて。むしろ攻めまくってくる。力なくイヤイヤと頭を振るしか私には出来ない。このままじゃ、私……!
「……メイコのナカ、動く……はっ」
「ひっ、あ、あ、そんなに、したら、イっちゃう……!」
粘膜で濡れそぼる、意地悪な指の腹が膨れたクリトリスを刺激し、ナカのカイトに小刻みにイイ所を突かれ限界だった。
「んっ、あ、やぁ……あ、あああっ」
身体の至る所に快感の痺れが走り、カイトを置き去りにして絶頂に身を任せた。
437三日天下15 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 18:01:48 ID:4WekXJRa
ぐったりした私を抱え上げ、カイトはもう一度机に座らせた。向かい合って抱き締めながら抜いたアレを私の胎内に戻す。
「……んっ」
依然硬さを失わないアレは簡単に埋没し、私のナカは悦んで締め付けた。カイトはさっきとは違い、ゆったりと腰を使う。
そして私のお尻を片手で抱き寄せ、もう片方の手は乳房を握り送られる緩やかな快楽に私は身を任せた。
「気持ち良い?」
「ん……」
カイトの肩口に顔を埋め、うっとりと吐息をつく。激しく求められるのもイヤじゃないんだけど、身も心も流されてしまう感覚が怖い。こうやって密着して体温を交わしながら、ぬるま湯みたいな快感に浸るのは安心する……。
視線を上げると、私の様子を窺っていたカイトと視線が合う。カイトの顔が降りて、キスをした。ちょっとだけ舌を絡ませ離した。
「こういうのも悪くないね」
生意気な顔で笑うから、鼻の頭を軽く齧ってやった。
「痛いなあ……」
「はっ……あん!」
仕返しなのか、強めに揺すられて甘い声が上がってしまう。肩に置いた手にぎゅっと力をこめた。
「……生意気なのよ、弟のクセに」
「まだ言うの、それ」
「ん……」
気分を害したのか、耳に舌を這わせ穴に潜りこまそうとしてくる。ぞわぞわと悪寒に似た快感を背筋に感じ、本音がぽろりと零れ出た。
「皆の、前では……お姉、ちゃんが、いい……あっ……」
皆の前では。言葉の真意を酌んでくれたようで、また動きが緩やかになる。それでも私より正直なアソコからは、濡れた音がどんどん増していった。まるで高められた性感が身体中を過敏にしたみたい。
「すごいね、アソコからぐちょぐちょ音がする……。突く度締まるし、気持ち良すぎ」
はぁ、とカイトが熱い溜息をつく。
「めーちゃんは、きっと感じやすいんだね」
「……知らない」
顔を見られたくなくて、また肩口に顔を埋める。恥ずかしい。
「僕、正直上手くないし、それでもめーちゃんはいっぱい反応するし、濡れるしさ……今だって」

ぐじゅぐじゅっと、わざと結合部の音を立てさせる。あ、あっ……。
「んっ! ……違うわよ、ばか」
え? とか聞こえた気がしたけど知らんぷりしてカイトに擦り寄る。ああもう、なんにも分かっちゃいないわこいつ。
身体が感じやすいだけだったら、まるで私が他の男に抱かれても同じように反応するみたいじゃない。
「なにが違うのさ」
「や、ダメっ!」
438三日天下16 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 18:13:08 ID:4WekXJRa
乳房をまさぐっていた手が、また乳首を愛撫し始める。言わせる気? もう〜〜。
「ねえってば」
「〜〜〜〜……だから」
「え? 聞こえない」
「あんただから! カイト限定なの!」
あたりまえじゃない。あんたが触れるからどうしようもなく身体が疼くの。好きな男に抱かれるから喘ぐのよ。
ああ、最初にこのことに気がついてたら、私もこんなに悩まなかったのにね。
カイトの動きがぴたりと止まり、ん? と思ってたら、私のナカでぴくんとアレが跳ねた気がした。へ?
「めーちゃん!」
名前を叫ばれ両手でお尻を鷲掴みされて、ぐりぐりと股間を押し付けられた。奥へ奥へと潜ろうとする動きに強い快感が再び私を襲う。いきなり打って変った強い刺激に困惑しつつ身体は直ぐに反応した。
「……は、んっ……あ、ひゃんっ」
「なにそれ、そんなコト言われたら、止まんないよ……!」
「ひっ! ま、まっ……んぁっ」
奥を求めて抜差しするカイトは細かく腰を使う。かと思えば、ねっとしとした動きでどうしようもなく感じてしまう所を執拗に刺激した。荒い息が耳元に当たり、カイトの興奮が如実に伝わって、私も煽られる。
私を求めるその激しさに翻弄された。
「好き……はっ、めーちゃ、大好き」
私のナカがまだ足りないと言わんばかりにカイトをきゅうっと求める。もっと、もっと欲しい。カイトを感じたい。
「あ、あっ、私もっ……私もす、き」
攻められ続け、喘ぐ唇を塞がれた。穿つ下半身の速度が増していく。貪るように唇を吸われ、舐められて離された時にはもう絶頂は直ぐそこまで迫っていた。
「あっ、あああっ! カイト、カイトっ……も、う……」
卑猥な音がより一層耳に付く。苦しそうな息の下でカイトは絞り出すように口を開いた。
「僕、も……イきそ……」
「一緒……一緒がい、い。は……ぅっ」
脚をめいいっぱい開き、もっと体温を感じたくてカイトの背にしがみ付く。あ、あ……!
「きて、ああっ……あ、あっ……んっ!」
「っあ! イク……メイ、コ……メイコ!」
びくびくと中でカイトが爆ぜ、抱きついていた身体が大きく震えた。息を乱し私に寄りかかってくるカイトが愛しい。
私たちはセックスの余韻に浸りながら、燻る体温を交わし合い机の上に重なって身を横たえた。

439三日天下17 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 18:18:55 ID:4WekXJRa
「めーちゃん! そんなカッコでうろつかないでよ!」
カイトの声が廊下に響く。ちっ、見つかったか。
私は風呂上がりでタオル一枚という出で立ちだ。素知らぬフリをして真っ赤な顔したカイトの脇をすり抜け、キッチンに向かう。
「だって暑いんだもーん」
「パジャマぐらい着て! 頼むからさぁ……」
冷蔵庫から缶チューハイを出していると、付いてきた来たカイトがぶすっとして缶チューハイを取り上げ、プルトップを開けてくれた。
「ありがと!」
満面の笑みで礼を言っても、カイトは渋面のまま。おまけに大仰に溜息まで吐いた。
「最近また恥じらいのない格好するようになったよね。レギンスも履いてないし……」
「レギンスは外出する時に履くようにしたの」
「あ、そうなんだ。それなら……って、違う! 家の中でも履いてよっ。レンだっているんだよ?」
「レンにはこないだ、『メイコ姉のパンチラは豪快すぎてむしろエロくないことに気がついた』って言われた」
へへ、と笑うとカイトは「レン……遂に悟りを……」とがっくり肩を落とした。
あれから気持ちを確かめ合った私たちは、普段は家族として、二人きりの時は恋人として生活するようになった。
色々順番を間違えたり、家族に固執する私の妙な思い込みで空回りしていた関係も、収まるところに収まった態だ。
小言から逃げるように、缶チューハイ片手にリビングへ行きソファーに座ると、ぶつぶつ言いながらあいつもやってきて私の隣に座る。ちびちびチューハイを味わってたら、言いづらそうにカイトが口を開いた。
「もう少ししたら皆帰ってくるよ。それに、その、そんな格好でいられると、皆が帰って来た時僕が治まりつかないんだけど……」

視線を逸らし、頬を染めて口ごもりながらぼそぼそ言うカイトは、あの日以来身体を重ねる度私を求め、激しく攻め倒すケモノとは思えないほど純情振りだ。
440三日天下18 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 18:24:08 ID:4WekXJRa
「……あの子たち、今日は帰ってくるの遅いわよ」
きょとんとしてカイトが私を見つめる。疑問符を浮かべるカイトに笑いながら教えてあげる。
「レコーディング中にマスターが煮詰まっちゃったんだって。まだかかりそうだから遅くなるって、風呂入る前にミクから電話あったわ」
「え、じゃあ」
ぱあっと、カイトは期待に満ちた目で私を、というか私の身体を凝視する。馬鹿正直なカイトに失笑してしまいそうだ。
そうね。ちょっとご無沙汰だったもんね。
そうっと私の上に圧し掛かって「めーちゃん」と囁くカイト。私は持っていた缶チューハイをカイトの首筋にそおっと押し当てた。ゴメン!
「冷た!!」
驚いて固まってるその隙にカイトの身体の下からするりと抜け出し、リビングの入り口まで逃げる。
「ちょ、え? めーちゃん?」
ソファーで何が起こったか分からない様子のカイトに、入り口の陰からごめんねって精一杯かわいく手を合わせてみた。
「あの子たちのレコーディングの次は私たちよ? あっちが押してるんなら、明日の私たちのレコーディングは怒涛の突貫作業なのは目に見えてるもん。体調は万全に行きたいじゃない……だから、今日はダメ」
一時の欲望に負けて、明日のレコーディングを不完全なものにしたらマスターに申し訳が立たないわ。ボーカロイドに有るまじき失態を起こす気はないもの。
「そんなぁ!」
「部屋で譜面読んでるから、ミクたち帰ってきたら教えて?」
情けない声を上げるカイトをリビングに残し、私はとっとと自室へ向かう。 
あっちの方ではカイトにリードされるのは仕方ないけど、それ以外ではやっぱり主導権を握っていたいの。だって、私は『お姉ちゃん』だもんね!


鼻歌混じりに譜面を眺めながら、カイトのおあずけされた顔をおもいだし、私は残った缶チューハイを喉に流し込んだ。


おわれ!
441 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/13(火) 18:28:38 ID:4WekXJRa
携帯で投稿するの初めてだから、読みづらかったらゴメン
改行間違えたよ…

カイメイ+マスターにGJありがとうでした。こっちも続編書こうと思ってる。
つか>>308幻視にカイト&マスターの設定と二輪(ryを当てらたヨ

次回は別設定メイカイメイ。
携帯もいつ規制されるか分からない(PCに至ってはいつ解除されるか…)ので、いつ投下出来るか不明。
それにしても、エロ表現がワンパになってきた。書きたいシチュはまだあるのに。

442名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 19:17:10 ID:NDr8zkPE
>>441
GJ、MEIKOさんマジかわいい
それにしても最近賑わっていて喜ばしい限り
443名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 19:19:43 ID:aQpZRuog
そういう乙な行為を自重できないマスターさんには、ミクがねぎでお仕置きですよー…?
444名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 19:37:18 ID:nOYUHfmw
>>441
グッジョブ!
自分308なんだけど、透視成功のリク権あるよねっ、ねっ?ww
445名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 21:26:43 ID:qxKkUHYs
なんだか最近ほんと盛り上がってるねぇ。
ルカやカイト兄さんが多い(勿論カイルカ含めて)ようだが、
兄さんはやっぱり万能だなあ
446名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 22:12:16 ID:BBtKAYTu
>>441
あんた最高だよ!
447名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 22:21:04 ID:HbkQfANt
>>445
> 兄さんはやっぱり万能だなあ

そりゃそーだろ、元々キャラ設定も何もないオリジナルキャラみたいな物なんだから
動かす分には楽じゃね?
448名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 22:59:08 ID:Z9QiFs/H
>>441
406ですねだった甲斐があった!
うれしいっす両思いおいしいよ>>421もありがとうGJGJ!
次作も楽しみに待ってる!

おとラジがくルカもすげかった
マジで皆GJすぎる
449名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 23:19:33 ID:PaUyTihK
>>417
GJ
なんだかんだで、じれったい二人がかわいいし
くすぐったいですげーニヤニヤした!
憎まれ口や軽口叩くけどいじらしいこの関係がたまらない
450名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 23:25:01 ID:CEYChOji
盛況だなホントw
みんなGJ
451名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 06:26:56 ID:BHaBFKKG
>>441
携帯でお疲れGJ
続き楽しみにしてたから見れてよかった!三日天下w
どんどん書いてくれいつでも待ってる
452名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 10:22:47 ID:JCjsc9V8
>>441
続き来てた!GJ!
あくまでお姉ちゃんにこだわるMEIKOかわいいよおお
453名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 15:05:59 ID:v8sGy1bU
超GJ!!携帯からお疲れ様でした!

貴方が来てからこのスレ、再び盛り上がって嬉しいよ。おいらも頑張る!


>>447
姉さんも同じだろw
454名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 17:22:47 ID:pTnbG64k
久しぶりに来たらなにこの大盛況
全員GJ
455名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 01:07:02 ID:NxVoxEs1
最近、ホント盛り上がってるよねww
GJです!!
456名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 03:44:23 ID:9GGgOm0q
人狼聴いてたら人狐ぽルカが浮かんできたんだけど怪モノもあり?
まだ全く出来てないけどw
457名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 12:56:23 ID:slQFOd4N
いいんじゃない?
458名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 16:36:37 ID:13bRHHlL
>>456
念のため注意書き付きで書けばいいんじゃないかな
少なくとも俺得なのは間違いないので完成待ってるぜ
459名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 19:06:18 ID:LnMUGBZj
シテヤンヨ×レンとかそういうのはアリ?
460名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 19:15:22 ID:slQFOd4N
オカルトじゃねーかww
個人的にはアリ(怖いもの見たさ的な意味で)
461名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 19:21:13 ID:c4J7UO+s
>>459
以前あったたこルカ×ロードローラー並みのシュールさだな
462名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 19:28:27 ID:eNMxGjpF
逆に見たいのでよろwwwwwww
463名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 19:29:45 ID:s/rlcvce
>>459
違う意味で18禁だろそれはwwwww
464名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 19:41:58 ID:wJNKpSNN
なんてこった楽しみすぐるwwww
465名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 20:48:05 ID:LnMUGBZj
生暖かく不快な吐息で、レンは目覚めた。
「・・・ん、なんだよ」目を開けるとそこにいたのは
なんとなくミクっぽい、緑色で二本足ののクリーチャー。
はいはい、派生乙、俺は寝てるから。そうひとりごちたレンに、いやらしい目じりのクリーチャーの顔が近づく。

「シテヤンヨ?」
そういうとクリーチャーが思いっきり唇を奪う。キモイ。でもなんか。目と口を閉じて進入を拒むけど
執拗な愛撫により思わず緩んだ口に、舌が進入してくる。

こいつ・・・すごい・・・・
レンの口中を的確に愛撫するクリーチャー。快感で力が抜け、海綿体が総動員をかける。
口だけでドライオーガズムに達しそうになった瞬間、クリーチャーは口を離す。

思わず物欲しげな表情になってしまった。それを見抜いたクリーチャーはまた呪文をつぶやく
「シテヤンヨ」
片足を大きく上げ、足でレンの股間を愛撫する。
キモイ顔はこちらを見くだしながら、股間への刺激は止むところを知らない。

こうですかわかりません
466名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 20:55:24 ID:1gqalfLd
ちょっと待ってくれ台詞が全部シテヤンヨな件w
467名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:48:18 ID:rZ1I9VuH
事足りてるところがすごいw
468名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 21:58:23 ID:EgfE8JaT
爆笑ホラーwww
469名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 22:04:42 ID:LnMUGBZj
クリーチャーへの挿入はどこでやるのか分からなくなって続きがかけなくなった
470名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 22:24:26 ID:aOecsBfh
これ挿入まで行くのかwww恐れ入ったwwwww
471名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 22:33:34 ID:1gqalfLd
シテ・・・ヤンヨ・・・

シッ・・・テ・・・ヤンッ!・・・ヨ
472名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 23:12:41 ID:wJNKpSNN
レンがされる方が自然な気がするwww
473名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 00:07:17 ID:4yiJWYn5
糞ワロチwww

口に突っ込むか「実は後頭部にに穴が開いていた」展開に……嫌だ見たくねえwww
474名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 00:18:20 ID:Z4FZseG9
シテヤンヨ大人気ww
475名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 10:02:51 ID:bPBZG3YY
妖怪シテヤンヨ、兄さん達ならどんな反応か?

KAITO→意外と爆睡して気付かない
がくぽ→「もののけじゃーっ!!」と、美振を振り回す
キヨテル→気絶
476名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 10:38:55 ID:eIVDE0HC
「も、もののけじゃー」太刀を抜き、切りかかるがくぽ。

「シテヤンヨ」
今日も緑のクリーチャーは片足で軽々と白刃取り・・・、いや、刀を握りつぶした。
唖然とするがくぽとの間合いを一気につめ、耳にふっと息を吹きかける。

「ぬふぅ」思わず脱力するがくぽに足払いをかける。
転倒し、おびえるがくぽにいやらしい笑みを浮かべたクリーチャーがまたがり「シテヤンヨ?」

クリーチャーが口端で器用に着物のすそをめくり、ペロリとプラグスーツをなめるとプラグスーツが溶けてしまった。
恐怖にぶるぶる首を横に振るがくぽの萎えた芯を口に含み、器用にひざを使う
これはイマラチオなんだろうか。

シテヤンヨさんパネえっす。
477名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 11:05:09 ID:yo+i+Eov
twitterのシテヤンヨbotは案外かわいい
478名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 14:08:04 ID:jYkevz3m
シテヤンヨbotとかあるのかwww
見つけたらフォローしよう
479名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 14:18:34 ID:DYP5GVfx
>--「Heartsnative」に収録されている「みんなみくみくにしてあげる♪」は、どのような役割分担で制作されたんですか。

>み〜こ■メロディーは鶴田さん、歌詞は私と鶴田さんとで作りました。最初は、ファンには聴きなれている音楽ですから、
>面食らって馴染まないんじゃないかな? って不安だったんですけれど、逆に歌詞に深みが出て良かったという声も聞けて安心しています。

バカなニコ厨どもが大好きな歌をアレンジしただけのラクちんアルバムをつくろう

チョコっと手を入れてちゃっかり作詞者はみ〜こということにしちまおう、ブヒヒヒwwww

ニコ厨なんか本当はキライだけど一応作曲者も巻き込んでおくか、宣伝にもなるし

ニコ厨に大うけメシウマ〜wwwww作戦どうりだゼ!

ニコ厨にパクられた!!!!!

これだからニコ厨は嫌なんだよ、まねすんじゃねえよ

ニコ厨め、てめえは削除だボケ!くやしかったらオリジナルで勝負しな

      /^>》, -―‐‐<^}
     ./:::::::/,≠´:::::;::::::::ヽ.
    /:::::::〃::::::::::/}::::丿ハ
   ./:::::::::i{l|:::::/ ノ/ }::::::}
   /:::::::::::瓜イ-‐ ´ ‐ ,':::::ノ < ・・・もう、MOSAIC.WAVとは共演したくありません、と
  ./:::::::::::::|ノヘ.{、  ヮ_.ノノノ
  |:::::::::::::::| /,}`ス/ ̄ ̄ ̄ ̄/
. |::::::::::::::::|(_::::つ /MicBook /  カタカタ
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ ̄

【unpleasant】MOSAIC.WAV /*42*/【presage】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/asong/1268513341/
480名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 22:37:21 ID:bPBZG3YY
もう何が何だかwww>シテヤンヨ
481名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 22:52:22 ID:ZoUMKv+l
何この流れ吹いたwwwwww

リンの幼虫はせいぜいオナホ代わりにしかならんか…
482名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 01:12:54 ID:BWH3fz8K
爆笑したが、シテヤンヨネタに真面目なSSの倍以上の感想がついてる事実がちょい凹むわぁw
483名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 01:56:38 ID:RkARKO9p
ネタ系にコメが付きやすいのは仕方ないね
484名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 22:04:13 ID:e1SdR+XP
真面目なSSも大好きだよ!
三日天下面白かった!!
485名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 22:07:39 ID:e1SdR+XP
ごめん。ageちゃった。
ぽっぴっぽーでラマーズ呼吸するから許してくれ…。
486名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 22:27:12 ID:NBynmE2G
三日天下も良かったしおとなラがくルカも可愛くて面白かったよー
再現率ぱねえっす ラジオまんまの2人で想像できた
がくルカいいね!
487名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 07:06:58 ID:IJ9HzVDl
シテヤンヨ×レンはまだかね?
488名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 17:42:00 ID:5swgiVko
マスリンてあんま無いよね
489名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 00:18:36 ID:z0RAySPY
久しぶりに来てみたらなにこの大盛況ww
みんなGJ!!
特におとラジがくルカが読めるとは思わなんだ 萌えた
490名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 15:39:29 ID:4Bemq8uQ
ピクシブで鋼音シリーズのイラスト見て創作意欲が沸いたんだが悩んでいるんだ。
力を貸して欲しい。
悩んでいることは
鋼音ミク、凶音リンレン、勇音KAITO、裂音MEIKO、神雷がくぽ、葬音ルカでビジュアル系かHDMバンドどっちにするか

バンド名

この2つ



楽器は暫定だとこんな感じ

ボーカルは全員やる。(歌う歌で変わる)
ミク→あの楽器(PVのやつ)、リン→ドラム、レン→ベース、がくぽ→三味線、KAITO→ギター
MEIKO→酒瓶と観客、ルカ→鞭とルカに踏まれ隊の隊員
なぜかこうなった。
491名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 16:14:12 ID:mgOjttU9
楽器じゃないのがかなり混じってるがw
492名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 23:08:26 ID:UpRHzksn
「マスターマスター」
「なんだ?」
「うちには新しいVOCALOIDこないんですか」
「なんだ?妹がほしいのか?」
「いえ・・・くるならカイトくんかがっくんがいいです」
「なっ!?カイトとがくぽだと!?彼氏候補か!?
カイトとがくぽにメイコはやらんぞ!メイコは俺の嫁ー!!!」
「そういうことですよ」
「え?」
「カイトくんとがっくんならマスターのお嫁さんは私だけでしょう?」

まあ何が言いたいかって言うとおそらくマスメイもっと増えろ・・・と。
493名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 07:06:23 ID:uNznjAax
>>491
女王様と姉御にとって観客は楽器同然なのです。
494 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:03:31 ID:HvjFObWg

PC規制解除キタ! 下剋上の人です。こんにちは。
つーことでまた規制されないうちに投下。
『三日天下』にGJありがとです。今萌えが滾って仕方ないカイメイ書きにはうれしい限り。

【注意】
・カイメイカイ……?
・カイト=どうていくん メイコ=経験豊富
・メイコの性格がツンデレではない
苦手な人はスルーヨロ


えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 1/11

『カット』

スタジオ内に、監督の声が響いた。
背中に伝うイヤな汗。もう何度目になるのか、数えるのも恐ろしい……。
煽情的なライトの下、僕は柔らかなベッドの上で女の人を組み敷いていて。その周りを大勢のスタッフやカメラ、監督にぐるりと囲まれガン見されている。
身体の下にはスタイル抜群で、しかも下着姿の女性がその紅茶色の瞳できょとんと僕を見上げていた。悪意の無い視線だけど、今の僕には、ただ痛い。

「スミマセン……」

僕はカイト。『成人男性型ボーカロイド』だ。
ボーカロイドが定着してる世の中、動画サイトを覗けば様々なボーカロイドや沢山の『僕』がいる。
もちろんそこでは、『KAITO』だけでなく様々なボーカロイドが活躍していた。
そんな中でも、僕は最近起動したばかりの新米ボーカロイドだ。

唄う為に開発された僕らだけど、歌の他にもやるべき仕事がある。それは歌に付き物? のPV撮影だった。

ひょんな事から舞い込んで来た仕事は、歌の仕事ではなくPVの出演だった。歌い手本人出演のPVの相手役という話だ。
僕はまだ駆け出しで、仕事を選ぶ余裕なんて無いから事務所から打診された時二つ返事で承諾した。そして渡された企画書を寮の自室で読んで、飲んでた茶を盛大に吹いた。

……それは、性的な内容の歌だったからだ。
しかも、かなり過激な。

正直腰が引けた。そういった内容の仕事は初めてだったし、その、僕もこの世に出て間もないので経験も無かったから。
しかし一度引き受けた以上は最後まで責任を持たなければ! と、同じ監督のPVとか18禁動画やAVで予習し現場に向かったのだけど……もう、これがいっそ面白いぐらい上手くいかない。
『ベッドの上で濃厚に絡み合う』というシーンで、初っぱなから監督からの『カット』の嵐。度重なる撮影中断に現場の空気もどんどん悪くなる一方。そしてますます焦る僕。……上手く行くわけがない。
この日の撮影は殆ど進まず、僕は監督にしこたま怒られ、周囲に頭を下げて文字通りにげる様にスタジオを後にした。
495 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:04:46 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 2/11

駅までの道を歩く足取りは重い。
撮影期間だってあんまり無いのに……このままではスタッフに迷惑だし、仕事自体降ろされてしまう。それは懐具合に直結するので、非常に困るのだ。
肩を落としながら頭に浮かぶのは、監督の苦い表情とスタッフの冷たい視線。
ちゃんと仕事内容を確認すれば良かった……! てゆうか、事務所は何だってボカロ生始まったばかりの僕にこんな仕事を?! と考えてた所に、背中をぽんと叩かれた。
「お疲れ」
「あ……」
振り向けば、笑顔の女性が僕の顔を見上げていた。……というか、本日一番迷惑をかけてしまった主演であり共演者がそこにいた。
PVの曲を歌ってる、メイコさんが。
「猫背になってる」
つつっと背筋を悪寒みたいな感覚が走る。
「うわっ?!」
メイコさんの人差し指が背中をなぞったのだ。困惑する僕にメイコさんはクスクス笑っている。
撮影中とは違い(当たり前だが)彼女は私服姿で、お尻が半分隠れる程のたっぷりとしたトレーナーにショートパンツとロングブーツといった格好だ。先程の『セクシーなお姉さん』とは全く変わり、女の子といったカンジだった。
突然現れた彼女と、そのギャップに呆ける僕が何も言えないでいると、メイコさんが口を開いた。
「ねぇ、これから時間ある? 呑みに行かない?」

この時初めて、メイコさんは僕を追いかけて来てくれたんだということに気が付いた。
496 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:07:10 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 3/11

駅前にある、居酒屋に僕らは入った。
狭い個室っぽい造りの座席に通され、掘り炬燵の様に足を伸ばせる小さな座卓に腰を下ろした。対面でなく、座卓の角を挟んで。
何せ狭いから、メイコさんの脚が僕の脚に密着してどきどきしてしまう。近すぎるせいか、香水ともシャンプーとも違う、仄かないい匂いが漂ってきてちょっと緊張する。良く考えたら、女の人と二人きりで呑みにくるのは初めてだった。
取り敢えず頼んだ酒とおつまみが来た後、僕はメイコさんに恐る恐る声をかけてみた。
「あの……どうして誘ってくれたんですか?」
メイコさんは早速ビールに口を付け、ふふふと笑う。
「カイト君とは一緒に仕事するの初めてだから、親交を深めようと思って……あ、カンパイ忘れてた」
僕のカシスオレンジにカンパーイと、おどけてジョッキを軽く当てた。
「その、今日はホント、スミマセンでした! 撮影、僕のせいで……」
頭を下げる僕にメイコさんがヒラヒラと手を振った。
「あのプロデューサーの楽曲って特殊だから、慣れてないと戸惑うよ」
「特殊……」
「特殊っーか、エロ系ね」
確かに予習の為に見た同じプロデューサーの他動画も、性的要素満載だった気がする。……この時点で、どうして今回のオファーの内容に気づかなかったんだ、あの日の僕。
「結構過激なのが多いから未成年のボーカロイドはアウトだし、歌い手も出演者もやる人少ないのよ」
どのコもイメージ大事にしてるからね〜と、メイコさんはつくねを齧る。
そっか、だから普通の仕事に比べてギャラが少し良かったのか。
「メイコさんは……いいんですか? その、イメージとか」
『MEIKO型』は確かに成人女性型だけどエロじゃない方の需要も高い。女性型はこういうイメージが付いてしまうと後に響くのではないだろうか。
「私? 気にしてないわ。嫌いじゃないしね。こういうの」
メイコさんは実にあっけらかんとしている。仕事だと割り切ってるのかな? 歌だって歌詞は卑猥な単語や歌詞に合わせた色気のある声が目立つけど、とても上手いのに。
「それに、私あのプロデューサーの仕事ばっか受けてるしね。今更だよ」
じゃあ、あの予習動画のMEIKOはアナタですか! ……見てる内にムラムラして、つい何度か抜いちゃいましたよ! スミマセン……。
497 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:08:15 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4/11

他愛もない会話をしながらメイコさんに向けていた視線が、自然と身体に移る。
しなやかな肢体。胸元はしっかり布地を押し上げ、ゆったりしたトレーナーを着ているのに華奢な身体なのが分かる。
お尻も脚だってそりゃあもう……いや、さっき撮影でほぼ半裸のメイコさんを見たけどさ。この人、ナイスなボディで役得というか僕得というかホントごちそ(ry)
メイコさんは意外にも(数少ない仕事で一緒だった他のMEIKOは気が強かったり大雑把だった)優しくて、酒の勢いで口から零れる僕の仕事の愚痴や不安をアドバイスをくれながら聞いてくれた。
酔いが回ったせいか、僕の話が段々ネガティブマインド全開になりかけた頃、メイコさんが苦笑混じりのため息をついた。
「もう、カイト君はしょうがないなぁ。おねーさんがイイモノ見せてあげるから、元気出して?」
「?」
いーものってなんだろ? ぼんやり思ってたら、メイコさんがペロンとトレーナーを捲り上げた。
「―――っ!」
叫び出しそうになる口を慌て押さえる。その行動にも驚いたけど、僕の度肝を抜いたのは目の前に剥き出しの、綺麗なナマ乳だった。
「メ、メイコさんっ! なんでノーブラ?」
いや、突っ込むトコ違うだろ僕! 混乱した頭はどうでもいいことを口走る。
「私いつもブラしないの」
「そ、そーですか」
そんなもんなのか? 僕は美乳から無理矢理眼を剥がして辺りを伺った。
個室タイプの座席とはいえ、入り口は格子状になっていて覗こうと思えば中が見えてしまう。
「大丈夫だよ。人気もないし、店員も呼ばなきゃ来ないよ」
僕の不安を見透かした様にメイコさんが言う。
視線を戻すと、ソコにはやっぱりおっきな白い膨らみ。その中心に、淡く色付く乳首がちょこんと乗っている。夢じゃない。
口の中がカラカラでゴクリと喉が鳴った。
498 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:10:00 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 5/11

「触らないの?」
「ふぇ?」
上ずった変な声を出してしまった。僕の視線の先で、紅く塗られた爪が薄桃色の乳輪をなぞる。指の動きが悩ましい。
「いいんです、か?」
「いいよー」
はい。と、差し出された乳房に、汗ばんだ手のひらをシャツでゴシゴシ擦ってから、恐る恐る手を伸ばす。手が震えてしまうのがみっともないが、どうにも緊張して仕方なかった。だって、女の人のナマのおっぱいなんて、触るのはおろか、見るのも初めてなんだから。
下乳を持ち上げると、ふにっとした感触と重みがした。
わ……。
初めて触ったおっぱいは、想像よりもずっと柔らかくて温かかった。ふにふにと軽く揉めば揉むだけ、手の中にしっとりと吸いつく。乳房を揺らせば、小振りの乳首も一緒にふるっと揺れる。
おっぱいサイコー!
「ふふっ。くすぐったい」
僕の手におっぱいを委ねてメイコさんは肩をすくめて微笑んだ。
かわいいー……。
膨らみに触れていた指がずれて乳首に触れると、ぴくんとメイコさんの身体が揺れた。
「す、すみません!」
い、痛かったのかな? 調子に乗ってゴメンなさい! 思わず手を離してしまった。
メイコさんは小さく首を振る。
「ソコ、弱いの……」
ほんのり甘い声で言われ、僕はもう一度おっぱいに触れた。今度はもう少し大胆に乳房を揉んで、その柔らかさを堪能する。
乳首を指で摘まんだり押し潰すれば、途端に芯を持って硬くなった。膨らみを揉みながらそこを弄ってると、メイコさんは内股をもじもじさせ始める。
「……ん」
きゅ、と噛み締めていたメイコさんの唇が開いて、小さな声が漏れてきた。
緊張が解けてきて、声に煽られて興奮する。ボトムの前が張ってきて苦しいくらいだ。不意にメイコさんは視線を僕に向けた。
「声が出ちゃうの」
紅潮したメイコさんの顔が僕に近づく。その意図を察して僕は塞ぐ様に濡れた唇を重ねた。初めてのキスだ。
僕のかさついた唇と違って、メイコさんのそれはしっとりしていて柔らかい。女の人ってどこもかしこも柔らかいんだなぁ……。
甘い唇に夢中になってたら、メイコさんが僕の唇を舐めた。びっくりして目を開けると、メイコさんが面白そうに僕を見ている。
そのまま、口の中に舌が侵入してきた。僕の舌にメイコさんの舌が絡んだり優しく吸われたり、ぎこちない僕の動きに合わせてくれたり……次第に水音が個室に響いていく。
キスとおっぱいと嫌らしい音が僕をおかしくする。気持ちよくて、くらくらしてきた。
聴覚が鋭敏になっていて遠くに聞こえる店員の動く音が、ここはどこだということを脳に認識させるけど、手は一向におっぱいから離れようとしなくて、それは唇も同じだった。
「カイト君」
唇が離れメイコさんが僕の首に腕を回し、ぎゅっと抱き付く。手もおっぱいから離れちゃったけど、何となくトレーナーの内側に滑り込ませ素肌の背中に回した。
「元気でた?」
耳に唇の感触がして鳥肌が立つ。
「でました……と言うか、別の所が元気になっちゃいました……」
クスクス笑う声が色っぽくも、くすぐったい。ペロリと耳を舐められて出そうになる声を押さえる。
「私も気持ちよくて、濡れちゃった」
「えっ……?!」
大胆発言に思わず下を見る。耳元を可愛い忍び笑いがくすぐった。
「……ね、これから一緒に気持ちよくなりに行かない?」
目を白黒させた僕の顔を覗き込んで、メイコさんは艶然と笑う。
「お返事は?」
「は、はい!」
思いの外元気良く出てしまった返事に、メイコさんは「よろしい」と言って眼を細めた。
499 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:13:41 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6/11

と言うわけで、あれから居酒屋を後にした僕たちは裏路地にあるホテルに来た。
いわゆる、そういうコトをするホテルです。はい。
僕はこういう所にくるのは勿論初めてで、メイコさんがシャワーを浴びてる間、緊張を誤魔化す為に部屋をあちこち観察していた。如何にもな照明とかベッドの側に用意されているアレとか見つけてしまい、余計意識して墓穴を掘るだけだった。
ボーカロイドには必要ないものなのに……。
大人しくベッドに座って考える。僕、こんなんで大丈夫なんだろうか。誘われるまま、三分の一くらいは成り行きで来ちゃったけどさ。
それにしても、メイコさんはどうして僕を誘ったんだろ……。
「カイトくん?」
「うわぁ!」
振り向くと、裸体にバスタオルを巻いたメイコさんが、髪を拭きながら首を傾げている。
「シャワー空いたよ? 入る?」
「はい、行ってきます!」
タオルに包まれた豊満な肢体が目に毒すぎて僕はバスルームに逃げ込んだ。
考えてもしょうがない。もうなるようにしかならないよ! 半ばやけっぱちで頭からお湯をかぶった。
バスローブを着て部屋に戻ると、メイコさんはベッドに腰かけて缶ビールを飲んでいた。僕の気配に気がついて、笑いながら缶を掲げる。居酒屋でだって大分呑んだのに。思わず呆れて失笑してしまう。
「よく飲みますねぇ」
「だって『MEIKO』だもん」
「はは……」
確かに『MEIKO』は酒好きって言われてる。らしくって、ちょっとだけ緊張が解けた。
「来て」
メイコさんが手招きして、僕はベッドへ近づいた。
「えい!」
「うわ?!」
隣に腰かけたとき、突然メイコさんは僕を突き飛ばした。咄嗟のことに対応できず、僕はそのまま後ろに倒れ、ベッドの上で肘を付きながら上半身を少し起こした。
「よいしょ」
そのままメイコさんが僕の上にのし掛かる。下腹部にお尻の感触が伝わってソコに熱が集中するのを自覚した。
「あ、あの」
「ん?」
メイコさんの顔が近い近いー! ちゅ、と軽く口付けされた。ちょっとビールの味がした。
「カイトくん、真っ赤」
くっくっとメイコが喉で笑う音に、こっちは余計に赤面してしまう。
「初めて?」
言葉が出なくて、恥ずかしいけど頷いた。メイコさんが目を細める。優しくて、淫靡な表情だ。
「……カイト君の初めて、ちょうだい。ね?」
今度は深く唇が重なって、舌が絡まった。小さな舌が丁寧に口内をなぞり上げ、僕の舌を吸い上げる口の動きがまるでアレを吸ってるみたいだ。もう、下半身に熱が一気に集中した。
唾液の糸を引いて離れた唇を、メイコさんはペロリと舐める。
「これ、外して?」
身体に巻いたタオルの巻き込んである部分を示され、手を掛けると簡単にそれは外れてメイコさんの身体を滑り落ちた。
「あ……」
一糸纏わぬメイコさんの色白な肢体が、照明の下に惜しみ無く晒される。見事な腰のくびれや立派なおっぱい。僕の下腹部にぴったりくっついた、アソコ……。僕が人間なら鼻血出してる確実に!
伸ばされた手が僕のバスローブの前を開き、その動作にさっき触らせてもらった白い美乳がぷるっと揺れた。
「キレーな鎖骨」
淫靡な照明に光る赤い爪がそこを這う。
「結構筋肉あるんだね。ちょっと意外」
指が引いて首筋に唇が触れた。小さなキスを繰り返しながら唇が下へ降りて行く。乳首にもキスされて円を描きながら舐め上げられ、男もそこが感じることを初めて知った。
「う……」
「気持ち良い?」
押し付けられた豊かな膨らみが僕の肌を滑り、柔らかさの中の小さなしこりが自己主張してて、それもまた刺激となりキスと一緒に身体を下る。
臍に唇を感じた時つい腰が浮いて、指が脇腹を撫でトランクスを下ろされた。
「! メ、イコさん」
晒された下腹部は、もう大変なことになっている。僕の脚の間に座り込んだメイコさんは、硬く熱を孕んだ僕自身に手を伸ばし躊躇うことなく唇を寄せた。
「……っ!」
500 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:16:10 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 7/11

女性に見られたことも、ましてや触られたこともないソレにメイコさんは小さなキスを繰り返し、手を上下に動かす。その度、自分で触るより何倍も強い快感が身体を巡った。
声を抑えるのに必死な僕は、シーツをぐっと握り締めることしか出来ない。
いつの間にか、這う舌が裏も袋も括れた部分も悪戯するみたいに舐め、その先端にキスされ腰が揺れてしまう。
「ふふっ。先っぽがぬるぬるしてきたよ。いただきまーす」
言うや否や、ヌルリとした感覚がソコを包んで声を抑えることが出来なかった。
「あ、っ!」
じゅぷっと音を立ててメイコさんは僕を弛く吸い立てる。小さな口から出し入れされる度漏れる音が神経を狂わせ、甘い刺激に息が荒くなった。
顎の裏や喉の奥に当たる感覚が、もう……本当に気持ちいい。情けないけど、あっという間に限界まで追い詰められた。
「メ……メイコさんっ! 僕、もう」
僕をしごく手と頭の動きが一層激しくなった。
「あ、あっ……!」
強く吸われ身体が強張り、僕はメイコさんの口の中に欲望を吐き出した。身体の力が一気に抜け、ベッドに仰向けに倒れ込む。息がすっかり上がって、自分でするのとは違う快感に浸った。
次第に萎えるソレにメイコさんは先端に吸い付いて最後の一滴まで飲み込んでくれる。
「いっぱい出たね。溜まってた?」
「や、その……」
昨日、予習動画のメイコさんで抜いたばっかりです。とは流石に言えず、誤魔化した。
メイコさんは身体を伸ばし、横たわる僕の上で四つん這いになってサイドテーブルの飲みかけのビールで欲望の残滓を喉に流した。顔の上で下がったおっぱいがゆらゆら揺れてすごい眼福だ。
やられっぱなしも悔しかったから、ビールに気を取られているメイコさんの下肢に、そっと手を伸ばす。
「……きゃっ」
指先に触れたメイコさんの大事な部分は、たっぷり潤んでいた。メイコさんも、興奮してるのかな……?
頼りないぷにぷにした感触と、熱い粘膜を指先で味わいながら前後にスライドさせると、メイコさんが身体を震わせる。
「ん……」
「気持ちいいですか?」
言いながら身体を入れ替え今度は僕が上になった。拙い指先の動きに焦れったそうに身を捩る。
「気持ちいい、けど……」
もどかし気に僕を見上げる目は潤み、緩く微笑んだ。
「足りないかな……」
ですよねー。技量不足露呈。
とほほと肩を落とす僕に、メイコさんは堪らずといった様に吹き出した。
「やあだ。そんな顔しないでよ。教えて上げるから。……ね?」
温かい手のひらがちよっとだけ気落ちした僕の頬を包み込んだ。引き寄せられてキスした後、「もう、かわいいんだから」って言われ、僕は赤くなるしか無かった。
501 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:19:32 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 8/11

「ぁん……もう少し強く……ん……っ」
言われた通り、加減すればぴくんっ、と組敷いた身体が跳ねる。
白くてエロい肢体のそこかしこに指や舌を這わせ、知ったのはメイコさんの身体は感じやすく、顕著な反応を見せるのが首筋と乳首。
首筋を撫で、乳首を甘噛みして軽く引きながら離せば乳房が揺れて甘い声が上がった。その声が聴きたくて何度も繰り返す。
「好きなんですか?これ」
ツンと尖る先端に唇を触れさせたまま問うえば、言葉でなく身体が応えた。
「意地悪……カイト君だって、おっぱい好きでしょ」
「大好きです!」
ちゅうっと強く吸うと、やぁんだなんて嬉しそうに否定する。
「……ね、こっちも」
おっぱいを握ってた手を取り、下肢へ導かれた。密やかに閉じられていたソコを溝に沿って指でなぞると、くちゅりと簡単に口を開いた。
熱い粘膜に指を絡めて頼りない形を探れば、指先に確かな小さなしこり。
「さっきより硬くなってる」
「あっ、んっ」
細かく動かすと勢い良く腰が跳ねる。少し開いた脚の間、割れ目で僕の指が動いてる様を見てたら、メイコさんの大事な部分をまだちゃんと見ていないことに気がついた。
「あの、ココ、見ていいですか?」
「うん……」
膝頭を手のひらで包み脚を開いた。蜜に濡れそぼった、すっかり顔を出している突起と、桃色の花芯がひくひくと息づき、その挟間から透明な粘膜が溢れてシーツに染みを作る。
……綺麗だと思った。綺麗で、でも凄くイヤらしい。女の人のココってこんなに男を誘って、興奮するんだ……。
しばらくソコに見入っていたら掴んでた脚が身動いだ。
「ね……触って……」
我に返って、窪みに合わせて指を這わせた。
「乱暴にしちゃダメよ」
「は、はい」
這う指にほんの少しだけ力を入れると、くぷんと指先が花芯に埋まる。ここが入り口。なんて小さい。
「あ……っ。ぅ……」
解すように前後に動かした後、指を曲げ肉の壁を刺激すると、甘い喘ぎと粘ついた水音がした。
「は……っ。ソコ、イイ……」
ザラつく膣壁に細かく指を振動させ、爪を立てないよう細心の注意を払う。指が動く度、あっあっと鼻にかかった可愛い声が聞こえた。触れた肌がしっとりしてきて、段々強張ってくるのが分かる。
「……吸ってぇ……っ」
切羽詰まった懇願に促され、快楽に尖る肉芽を口に含む。舌で転がし、強く吸ってやれば華奢な腰が跳ね上がった。
「ああっ! あっ、んーー……っ」
一際高い声が上がり強張った肢体が弛緩した。……イったんだ。僕が、メイコさんを……!
秘所がひくつくのを僕は指を抜くのも忘れ眺めていた。
下半身が、自身が、痛いほど熱い。我慢出来なくなって身体を上に伸ばし、息を乱したメイコさんの首筋にきつく抱きついた。
「メイコさん! 僕……」
硬く自己主張する下半身をメイコさんのソコに押し当てながら乞う。カッコ悪いけど、許しなしで先に進むのは怖かった。
この人に嫌われたくない。
「カイト君……」
僕の腕に手が触れ、そっと押された。強い力じゃないのに密着していた身体が離れる。
メイコさんは背中を枕に預け、ゆっくり半身を起こした。そして、膝を折って脚を開く。
「ココ……」
脚の間に手が差し入れられて、僕がさっきまで弄っていた襞の狭間を指先がなぞった。赤い爪が濡れて光り、ほんの少しソコに沈む。
「ココよ、挿れて……欲しいの、カイト君の、アレ……」
見せつけるようにソコを示す指と、僕を見上げる、発情して潤んだメイコさんの瞳。きっと僕も同じ目をしているんだろう。
ああ、もう……なんて可愛くて、イヤらしいひとなんだ。
臍に着くほど勃っている自身をメイコさんの窪みに擦り付け、濡らしてから膣口に押し込んだ。
502 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:21:21 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 9/11

「あぁ……っ!」
「……きつ……」
しっかりと根元まで納め、はぁと息を吐いた。メイコさんの中は、熱くて思っていたよりずっと狭い。気を抜けば出してしまいそうで、下腹に力を込めた。
「カイト君……」
貫かれ、瞳を潤ませたメイコさんが僕を見ている。
「はい……?」
「カイト君の、おっきいね」
そんなこと言われたことなどあるわけないし、誰かと比べたこともない。焦ってマヌケな台詞が口をついてでた。
「へ?! い、痛いですか?」
ムードもへったくれもありはしない。ううう……。
「ううん。気持ちいいの。すごい、奥まで……っ」
メイコさんの小さな口から熱い溜息が洩れて、僕は……。

完全に頭に血が上った。

衝動のまま腰を勢い良く動かし、出し入れの度にぐじゅぐちゅっと卑猥な音が響く。
「きゃっ! あ、あっ、ああっ、んっ……待って、ねぇっ!」
繋がった部分から、今まで感じたことの無い快感が襲ってくる。イヤイヤと首を振るメイコさんの茶色い髪が、シーツに当たって乾いた音を立てた。
なんだこれ? 熱く誘うように蠢く膣。絡みついて離れようとしない、花弁のような襞。こんな感覚初めてだ。
自慰とは全然違う強烈な快感に我を忘れて腰を振っていると、不意に中が強く締まり、出しそうになって僕は慌てて動きを止める。
「〜〜っ!」
「バカ」
メイコさんが真っ赤な顔で僕を睨んでいる。中が締まったのは、暴走する僕を止めるためわざとしたみたいだ。
さっきまで僕を優しく受け入れてくれていたメイコさんが、すっかりむくれてしまっている。あ……。
「バカバカっ。いきなり強くしないで!」
「す、スミマセン……」
毒気を抜かれたというか、相手の存在に気づいたというか。
もう。とメイコさんはしょうがないといったカンジで、僕の頬を撫でた。
「そんな風にしたら直ぐ終わっちゃうじゃん。乱暴なのはイヤ……もっと楽しもうよ」
首に細い腕が絡んで引き寄せられ、耳元に口を当てられる。
「もっと私を、じっくり味わって」

……そんなの、初心者には難易度高いですよ。
内部に埋めた自分が、また膨張した気がした。
503 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:24:01 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 10/9

メイコさんを抱き締め、緩やかに出し入れしながら指を入れた時に見つけた場所を探す。始めにメイコさんが口でしてくれたから、まだ僕には余裕がある。
耳に当たる吐息と掠れる喘ぎにぞくぞくする。こめかみや頬、唇に深くキスしたり、身体中を愛撫して学んだ性感帯を刺激すると膣が反応した。
「っ、……スゴイです」
「ん……? なあに」
はあ、と息をついて僕は眉を潜めた。
「気持ちいい、ナカも、キスも、肌をくっつけるのも……全部が」
メイコさんの身体全部、触れているところ全てが気持ちいい。
セックスという、この上なくイヤらしいことをしているというのに、愛らしくメイコさんは笑う。
「私も、だよ。んっ……」
相手を気持ち良くしてあげれば、全部自分に返ってくるんだ。そういえば、撮影の時僕は自分のことしか考えていなかった。撮影に気を取られ、自分のことで一杯いっぱいだった。
メイコさんを『共演者』として見ることが出来なかったかもしれない。
「ほら」
メイコさんが笑顔できゅんと膣を締めてくる。
僕もお返しにツンと勃ってる乳首を吸って、乳房を揺すってやった。腰を使うのも忘れずに。
ちゅぱっと音を立て唇から乳首が離れると、その刺激もイイみたいで僕の肌に爪を立てた。ぷるぷる揺れるおっぱいの視覚効果はバツグンで、僕を煽りまくる。
僕の出来うる限りで、気持ち良くしてあげたい。気持ち良くなって欲しい。もっとえっちな声を聞きたい。
さっきまで僕を支配していた凶暴な衝動はなりを潜め、今は僕を受け入れてくれているこの人と感じ合いたいと思った。
「あ、あんっ」
ぴくんとメイコさんが跳ねた。
ココなんだ。
再び見つけた反応の良い奥を小刻みに突く。その途端、余裕の無くなったメイコさんは派手に喘いだ。
「ああっ、ソコ! ひっ、イイ、んんっ」
緩急つけて攻めてみるとしがみつかれ、おっぱいが僕の胸に押し潰された。
急に膣が強く吸い付く感じになってこっちもだんだん余裕が無くなり、自然に抜き差しする動きが激しくなってしまう。
乱れるメイコさんの細い腰を掴んで、引き寄せ打ち込みながら顔を覗き込んだ。快楽に溺れる苦悶にも似た表情。
「……メイコさんっ! 僕、出る……!」
「う、んっ! ああっ、奥に出してっ……奥っ……」
ぎゅうっと搾り取るように、膣が強く僕を吸いたてる。
メイコさんの細首が反って、顎が上を向き、爪先がぴんと伸びた。
「あ、ああっ! イク……っ、はぁ……んっ!」
「う……あ!」
自制なんかできる筈もなく、僕は腰を振りながら最奥にガマンの全てをぶちまけた。
504 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:26:38 ID:HvjFObWg

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 11/11

ぴちょーん。

湯気の立ち込めるバスルームで浴槽に浸かる僕の脳天を、水滴が直撃した。
「ちょっと〜。なにもそんなにヘコまなくたって……」
腕の中のメイコさんは、上気した顔で僕を見上げて頬を突っついてくる。僕らは情事の後汗を流し、メイコさんを横抱きにしながら一緒に浴槽に浸かっていた。ラブホのお風呂って広いなあ……。
お湯の中でメイコさんの濡れた頭に顎を乗せて、密かにため息をつく。
お互いを洗いっこしてたら、その、途中で僕がまた元気になってしまい……メイコさんに拝み込んだんだけど、断られてしまったorz
だって、さっきまで繋がってたメイコさんのアソコから、僕の出した白いアレが垂れてくるのを見せられて、挙げ句に「ねぇ指で掻き出して?」ってお願いされたら誰だって……!(「お願い」は叶えましたよええ当然です!!)
当のメイコさんといえば、上機嫌で鼻歌なんて歌ってる。メイコさんの肩越しに見えるおっぱいはお湯に浮いて、その滑らかな白い肌に、僕の付けた紅い印が鮮やかに映えてる。
密着した肌の感触や散々しゃぶった乳首を見ていると、股間が質量を増してくるのが分かった。多分、メイコさんだって気付いていると思うんだけどなー……コレ。
「……僕、ダメでしたか?」
気持ち良かったのはひょっとして僕だけ? アレ演技? 一緒にイケたのは殆どメイコさんのリードのお陰だったし。
ヘタクソだったから二回戦はイヤだとか? 
そうだったら、ちょっとマジ笑えない。確かに初めてだったから、いっぱいいっぱいだったけどー! 内心涙目な僕に、メイコさんは両手を使いお湯を顔目掛けてばしゃり。
「もーっ! 拗ねないでよ」
「ちょ、ヒドイですよ」
鼻にお湯が入って、ツンと痛みが走る。
「すっごく気持ち良かったよ! 本当よ。こんなことでウソなんかつかないって」
僕に向かい、浴槽の中で膝立ちになって両手を腰に当てて、胸を張りメイコさんは言い放つ。僕の眼前で立派な美乳がぷるんと揺れた。……触りたい。
「ホントはさ、私が上に乗って色々気持ち良くしてあげたかったんだけど、PVの台本は『カイト君が私を攻めまくる』内容だったから止めたの。カイト君が上の方が撮影にはいいかな〜って」
驚いて目を瞬いた。え、じゃあ……。
「今日誘ってくれたのは……撮影のためなんですか?」
「まさか。緊張してるみたいだったから、普通に親睦深めるために飲みに誘ったんだけど……でも、落ち込んでるカイト君見てたら、慰めたくなったのと、自信をつけてあげたくなったのよ」
言いながら、メイコさんが僕の濡れた髪を梳くように撫でる。湯で血色の良くなった紅い唇が弧を描いた。
「それに私、好きなのよね。えっちなこと。イヤらしいこともキモチイイことも、だーいすき」
「……だーいすき……って……」
「あのプロデューサーの仕事受けてるのも、半分は好きでやってるコトだしね〜」
なんか、すごいことを聞いた気がする。あまりのことに、呆気にとられる僕の首にしなやかな腕が巻きつき、ちょん、とメイコさんが鼻の頭にキスした。
「ねえ、カイト君。明日の撮影の後、ご褒美が欲しくない?」
へ? ニンマリと笑うメイコさんはさながらサキュバスだ。唇が触れそうなほどの至近距離でメイコさんの口が囁く。
「撮影が上手にできたら、いーーっぱい気持ちよくしてあげる。だから今日は、もうお終い。おあずけね」
え? 自分でも露骨だと思うくらい期待に満ちた顔をしてしまい、メイコさんが僕の首にかじり付いて吹き出す。
ぴっとりと身体を寄せ、おっぱいが僕の胸板にむぎゅっと押し付けられた。
「自信、結構ついたでしょ。さっきみたいに撮影に臨めば、大丈夫よ」
「メイコさん……」
水を弾く肌。雫がなだらかな背中の曲線を伝い転がっていく。
撮影が上手くいかなくて落ち込んでいた僕を奮い立たせくれたエッチなお姉さんは、僕の膨張しているソレの先端を指の腹でくりくり撫でた。

「明日はガンバって」
「〜〜っ! はい!」


その後、僕たちの絡みの撮影は滞りなく終了した。
余りの迫真? の演技に、監督には「ホントに昨日のカイトか? 何があった」と疑われ、慌てる僕を見て監督の後ろでメイコさんが肩を震わせ笑いを噛み殺していた。

(まずいなあ。なんか、可愛くて厄介な人を好きになっちゃったかも?)


おしまい
505名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 10:27:28 ID:2mXfJVC1

つ@
506 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 10:30:14 ID:HvjFObWg

音楽業界とか詳しくないので、おかしな所あったらスルー推奨

>>308リク無理だわ。ごめんよ。
>>492メイコに激しく萌エマシタ。
507名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 11:53:59 ID:A6xTWMa0
>>506
GJううう甘々いいね。
大丈夫、俺も詳しくないけど好き放題書いてる!
508 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/04/23(金) 12:17:28 ID:HvjFObWg

494の【注意】間違えたの今気付いた!
カイメイカイじゃなくてメイカイメイだった……
逆カプ苦手のひとごめんよー。ホントごめんよー。
509名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 16:18:59 ID:yS1aJd5h
きた!カイメイきた!これで勝つる!!
カイメイ好きだー GJでした!乙!
510名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 16:58:59 ID:5P9IeKYC
GJ!エロい先輩嫁にくれ
こういう攻めメイコを求めてたんだよ俺ァ
511名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 19:13:12 ID:Dwhk0nut
キタキターw相変わらずのGJでございますっ!!カイメイ堪らんハァハァ
おいらも後で投下するっ!
512名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:11:41 ID:237uWuvd
おおうメイカイメイきた!エロメイコ先輩最高ですね
GJGJ!!!!!!!
513名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 03:13:14 ID:GDlrwr96
うおおぉ俺の一番好きな職人さん来てた!超GJ!!!
可愛くて優しくてエロいメイコさんいいよいいよー
514名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 05:58:43 ID:/ms3T2Ti
余所で触発されたんだけど
アナザーロミシンやアナザーWIM、sweet's beastみたいな性格のカイトと
本当は甘えただけど恥ずかしがり屋のデレツンなメイコ
この感じのカイメイみたい
515名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 08:12:55 ID:udzL7s5c
言い出しっぺの(ry
516名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 10:05:42 ID:V3OgVEvE
>>792今夜はスパンキーの撮影かと思った。

こうゆう初々しいの好きだわ
かなり萌えました。GJ!
517カミングアウト(0/7) ◆32MjLHmIG2sm :2010/04/24(土) 10:47:07 ID:Pc0nIYed
どもお久しぶりです、鬼t(ryです。

今回はリン視線SSです。
タイトルは「カミングアウト」
それではお手柔らかに。
518カミングアウト(1/7) ◆32MjLHmIG2sm :2010/04/24(土) 10:48:18 ID:Pc0nIYed
やほー、リンらよー…って状況じゃあないれす…
まず先に言っとく。お酒は二十歳から。リンとの約束ら。
何故こうなったかと言うとね…

夜、大人組は夜桜を見に外出。夜の酒の席だからって事で、リン達年少組は留守番。そーゆー訳でグミ姉を呼んで年少組だけの
PV観賞パーティーを開催!皆して台所の片っ端からお菓子を探し出し、冷蔵庫からジュースを全部取り出し、更に割り勘でピザを注文。
宝探しみたいで楽しかったし、大人組が酒飲んで夜桜見ているんだから これくらいイイじゃんねーw
「「「「乾杯っ!!」」」」
ジュースを飲み、ピザやお菓子を食べながらPV観賞パーティー始まり始まり〜。
「だははっ!お姉ちゃんちょwww」
「メイコさんも仕事選べないねーっw」
「グミ姉それ言っちゃあヤバいってw」
「次のPVは…ちょwwwがくぽさんwww」
「「「「ぎゃははははっ!」」」」
…まぁこんな感じに動画を見て盛り上がっていた訳だ。
だけど…ある動画に皆が水を打った様に黙り込む。食べ物への触手が止まり、目が釘付けになった。
それはカイ兄とメイ姉が出ているPV。PV内容はぶっちゃけお子様お断り、リン達じゃあ絶対表現出来ないエロいやつ。
519カミングアウト(2/7) ◆32MjLHmIG2sm :2010/04/24(土) 10:49:10 ID:Pc0nIYed
気まずさと好奇心が交錯するリン達。でも誰も停止ボタンを押さなかった。
歌詞内容も凄いけど映像もエロかった。スカートをギリギリまで捲り上げられて、恥ずかしそうに顔を赤らめるメイ姉。
肩までしか映ってないけど、裸で絡み合うカイ兄とメイ姉は「ベッドシーンなんだ」とリンでも想像出来る。
大人のデートってこんなの?男の人ってそんなにヤリたがるの?PVに映っているのはリン達のカイ兄&メイ姉じゃないのは
わかっている。でも「カイ兄とメイ姉、リン達がレコで家にいないと、こんな事してんだろうなぁ」と思いながら見ていると
「らいぶ前らけろぉ、カイトさんとメイコさんがゲームフォルらの前でキスしてらよ。メイコさんからウチューって。
はぁ、いいよなぁ…([失恋しました]参照)」
とグミ姉が溜息混じりに口を開くと、その台詞にリン達の好奇心アンテナがビビビッと働く。
まぁ、カイ兄メイ姉のキスなんざしょっちゅう見てるのでキスなんて何て事はない(覗き見してるんだけどねw)。
カイ兄メイ姉が仲良き事は安泰。リン達にもイイ事なのだ。
まぁ…リンとしてはこのPVみたいなシーンを目撃したいんだけどねwwwそんな事を思っているとレンが口を開いた。
520カミングアウト(3/7) ◆32MjLHmIG2sm :2010/04/24(土) 10:50:13 ID:Pc0nIYed
「…俺、一人で留守番してる時にカイト兄の部屋を漁ってたらさぁ、二人が帰って来たからぁ慌ててベッろの下に隠れたんらよ。
そしたら部屋に入ってくるなり、ベッろれズッコンバッコンヤリらしたんらぜ?([レンのドキドキ☆部屋チェック]参照)」
ちょっwカイ兄メイ姉wwwお盛ん過ぎらwwwww
レンのとんでもないカミングアウトにリン達3人は一斉に飲んでたジュースを噴き出し咳込んだ。あ!つまり…
「レンッ!それじゃあカイ兄の部屋に仕掛けた盗聴器、見つけたのレンらったのっ!?あれ高かったんらよ弁償しれよっ!
つか空気嫁ヘタレンッ!」
リンがソファから立ち上がると、レンが反論する。
「あんなの仕掛けたリンが悪いらろっ!片割れとして恥ずかしかったぞっ!恥を知れっ!この胸&脳足リンがぁっ!」
「なっ…何よっ、リンがいなきゃあレンだって存在しないのにっ!ちょっとはリンを立ててよねっ!」
「自分を立ててほしいなら、まず片割れを大事にしろよなぁっ!あと盗聴はプライバシーの侵害らっ!」
リンがレンと言い合いっこしてると、グミ姉が間に入って「まぁまぁ」と宥める。そんな中
「私、偶然らけろ見たよ?お兄ちゃんとお姉ちゃんのエッチ…(8-208参照)」
521カミングアウト(4/7) ◆32MjLHmIG2sm :2010/04/24(土) 10:51:24 ID:Pc0nIYed
ミク姉の言葉にリン達は腕を止めて一斉に顔を向け「kwsk」とハモると、ミク姉が手の中のグラスを見ながら淡々と話しだした。
「深夜にミルク飲みに一階に降りたらさぁ、リビングの明かりが薄暗くてお兄ちゃんとお姉ちゃんの声がしたんら。れも様子が
おかしいなと思ってリビングを覗いたら、お兄ちゃんとお姉ちゃんがここでいちゃついてて、そのままエッチしちゃってらよ。」
うぅっ、羨ましすぐる…何でそんな素敵な遭遇が出来るのミク姉?どうしてリンにはそーゆーの巡って来ないのよぉぉ?
「普段のお姉ちゃんって強気れぇ、お兄ちゃんは優しいれしょ?全然違ってた…エッチしてる時のお姉ちゃんは成すがままの
か弱い小猫れ、お兄ちゃんは獲物を弄んで楽しむ狼みたいらった…」
「そ…そうなの?カイトさんって…」
ミク姉のカミングアウトにグミ姉の顔が次第に引きつくが、レンは頷いて相槌をうった。
「あー、わかる。ミク姉に同意らよ俺。あの二人、二人きりらと本性表すわwメイコ姉ドMでカイト兄ドSらもんなぁ〜w」
レン、相槌うてるあんたが羨ましいよ…リン、見た事ないから。
「二人共イッちゃて、激しかったのかお姉ちゃん失神しちゃってらよ。」
522カミングアウト(5/7) ◆32MjLHmIG2sm :2010/04/24(土) 10:52:05 ID:Pc0nIYed
失神って…カイ兄激し過ぎwダメだリン、顔がにやけちゃってwww
「リン、お前凄い2828してるぞ…」
レンが怪訝な顔でリンを見る。仕方ないでしょ?こーゆー話は大好きなんだもん。レンもそうでしょ?
「驚いたのはその後らよ、お兄ちゃんが私に気づいて「そこで覗いているネズミさん、誰かな?」って。怖くて大急ぎで逃げたよ。
幸い追い掛けて来なかったけどね。うちのお兄ちゃん、他所のお兄ちゃんと違ってカンがいいよ。翌朝バレちゃったし。」
…うひゃー怖い。カイ兄死角ないの?でもレンの件もあるから機会はあるかな?
「お兄ちゃんは皆の前れお姉ちゃんを呼ぶ時[めーちゃん]なんらけろ、二人きりの時らけ[メイコ]って呼んれんらよねぇ。」
そうなの?リン知らなかった。ずっと「めーちゃん」って呼んでいるのかと思った。
「二人共、私が来た時から仲良いから…羨ましいな…恋愛してるお姉ちゃんが…」
そう言ってミク姉はソファーに寝転んで、スースーと寝息をたてだした。
「レン、ミク姉寝ちゃったんよ…ん?グミ姉、ろうしたの?」
リンが立ち上がったグミ姉を見ると、グミ姉は虚ろな瞳でジュースのペットボトルを持って
「♪リア充しねー、リア充しねー、爆発しろー♪」
523カミングアウト(6/7) ◆32MjLHmIG2sm :2010/04/24(土) 10:53:11 ID:Pc0nIYed
と、腕を振って歌いだした。ちょwwグミ姉何あったんすかwww
「リン…」
グミ姉を見ながらレンがリンに聞く。レンも目が虚ろだ。
「俺ら、何れ呂律回んないんら?何か、身体暑くね?聴覚も何か…」
「リンもそう思った…これジュースじゃな…」
そこで記憶が途切れた。



そして今に至る訳。帰って来たカイ兄達がリビングで見たのは、酔っ払ってうなだれてるリン達だった。
そう、リン達が飲んだのはジュースではなく、メイ姉が作り置きしたカクテルだった。っつーか、カクテル作り置きしたメイ姉が
悪いんらよぉっ!リン達悪くないモンっ!うー…頭に響くお…これが二日酔いってヤツですかメイ姉。
リンらけじゃあない。ミク姉、レン、グミ姉もお酒で頭ガンガンクラクラorz状態。そんなリン達を介抱するルカ姉とがく兄。
その横れはカイ兄がメイ姉を正座させ、低音ボイスれ静かにお説教中。メイ姉涙目。
つか何れメイ姉、カイ兄のコート羽織って…あ、もしかして酔っ払って「裸らっt(ry」とラメイコやっちゃった?パクりはらめらよメイ姉。

この件は後日「平穏な生活を望むなら、カミングアウトの内容は黙っとけ。」と年少組の間で暗黙の了解となった。

もう一ろ言っとく。お酒は二十歳から。大事な事なのれ二ろ言った。リンとの約束ら。
…願わくば、リンにもカイ兄メイ姉のイチャイチャ現場をリアルタイムで遭遇出来ます様に…うぅ…
524カミングアウト(7/7) ◆32MjLHmIG2sm :2010/04/24(土) 10:54:44 ID:Pc0nIYed
以上。お目汚し失礼しました。
ベタなオチで申し訳ない。桜の時期は過ぎましたが4月という事で。私からも一言
「 お 酒 は 二 十 歳 か ら 」
ここは二十歳未満お断りだから大丈夫かと思いますが念のため。
それではまた。
525名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 14:37:53 ID:IN0eQ9lR
GJ!
リン可愛いかった
526名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 14:43:08 ID:SE8kSwix
GJ
弟妹大変だw

ところで、いまはPINK18禁じゃなかったっけ?
未成年の飲酒はばれたら売った店や保護者が警察連れてかれるからね〜
責任取れる年齢になるまでは駄目だよねw
527名無し@ピンキー:2010/04/24(土) 16:36:04 ID:IFYEwGKE
人間じゃないから大丈夫!!
そんなボカロクオリティ。
528名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 16:44:15 ID:udzL7s5c
それを言っちゃあおしまいよ
ともあれ>>524グッジョブ!
目撃談が耐えない年長に幸あれ
529名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 17:32:19 ID:aT1Dn1US
年長組頑張り過ぎわろた GJGJ!
グミがかわいそうだけどかわいいなー
よかったらまたカイメイ本編も!待ってますよ!
530アペンド小ネタ ◆32MjLHmIG2sm :2010/04/24(土) 21:08:54 ID:Pc0nIYed
沢山のGJありがとうございます。
今思いついた初音ミク・アペンド小ネタ。

鬼畜エロマスター「よし、アペンドをインストールするぞ!準備はいいか?ミク!」
ミク「はいマスター!よろしくお願いしますっ!」
―インストール後―
鬼畜エロマスター「ミク、どうだ?」
ミク「「「「「「はいっ!インストール無事完了しましたっ!」」」」」」
鬼畜エロマスター「…と、ミクが六人になった夢を見たんだが。」
カイト「勘弁して下さい…」
531名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 04:10:01 ID:W1uF4dLj
SS保管庫だけ見て今現行スレみたがGJ過ぎる

自分の為にレンネル…いやネルレンでもかいてみるかな

文才やばいから自己満+絵の練習片手間だが

パソコンないとは本当に不便だな…

とりあえずネル可愛いよネルハァハァ
532名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 09:06:14 ID:fewtd+Wl
ここはR-18なんでそこのとこよろしく
533名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 10:27:56 ID:yM3MDO8v
SS保管庫、更新されてますね。保管庫管理人の方、毎回ありがとうございます。
534名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 07:55:52 ID:7sluu1F6
>>527
つ年齢設定
つ道徳的問題
つ社会的問題
535名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 18:20:43 ID:/duuUknI
めーちゃんの身長って何cm位なんだろ
個人的に長身コンプレックスとかも萌えるんだが
536名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 18:29:35 ID:4dLU/bym
>>535
ボカロ1は設定が何もないから
170cm越えでモデル並みなMEIKOさんでも!150cm以下でちっちゃいMEIKOさんでも!
お好みのMEIKOさんが楽しめます!
……もちろん胸のサイズも尻のサイズもn
537名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 18:42:57 ID:piqjYD8X
>>536、何があった?応答しろっ!
538名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 18:52:50 ID:/duuUknI
>>356モデルめーちゃんとロリめーちゃん
どっちもおいしいなハアハア
…おや、青の兄さんが来たようだ

539名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 19:00:19 ID:/duuUknI
>>538
スマン>>536だった
540名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 19:16:55 ID:piqjYD8X
>>538
おや、KAITOがAKAITOになってる…
541名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 19:19:55 ID:/duuUknI
>>540                何があったw
542名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 20:26:58 ID:kokpKrqq
ちっさいMEIKOと言えば会話文マスメイのが好きだ
あそこのMEIKOの頭撫で回したい
543名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 20:32:10 ID:pSX1AcJn
コンプレックスって何気においしいよな

メイコは会う人会う人みんな胸に視線をやってることを気にしてると可愛い
あんた胸と会話してんの?って呆れながらも内心傷ついてるみたいな
異論は認める

ミクは肉感が薄くて軽いから、抱えられた時に「女の子特有のやわらかさに欠けるぞお前、もう少し太れ」とか言われて
機械だから実際に太れないのと乙女心で複雑な顔してると可愛い
異論は認める

リンは近年の14歳より体型が幼いことを自覚してて、はじめはいろいろ背伸びするが
『背伸び』の一環で性知識を蓄えて、そのうち自分の魅力を把握して最終的に姉妹の中で一番エロくなってると興奮する
異論は認める

ルカは結構自分に自信がありそう。
544名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 20:57:34 ID:/EskZXFh
>>543
>>ルカは結構自分に自信がありそう

と思われてしまうことがコンプレックスだったりしてな
545名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:12:37 ID:pSX1AcJn
>>544
イイ!
546名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:15:35 ID:/duuUknI
>>544
それ想像したら萌えた
547名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 22:10:00 ID:GoVrCfz2
ルカとメイコは場合によってはコンプレックスの塊
になれるから話としてはとても美味しくなるな
548名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 22:17:22 ID:y99cqgHB
タコって擬態能力あるよね。


世間一般では巨乳で通っているルカさんですが実は・・・
549名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 22:19:15 ID:EDB3U6IW
>>542
そんなコンプレックスを抱えるMEIKOさんに「君の魅力は胸だけじゃないんだよ」と諭した上で乳にぶっかけたい
550名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 22:20:27 ID:EDB3U6IW
ごめん>>543宛てだった
551名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 23:18:30 ID:HZ7K8axE
ルカはあずまんが大王の榊さんみたいな、本当はそうでもないのに外見で怖がられちゃう人だと思ってる
歌で言うなら「ルカ様は憂鬱」
552名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 00:02:13 ID:/duuUknI
KYすまないがGUMIが読みたいです先生
553名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 01:49:42 ID:m6CGkS3h
もしかしてテトエロってあれ以来無いのか…?
554名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 03:07:17 ID:FlzyC3Xe
やっと完成した。

自己満で書いたレンネル
初投稿なので大目にみてねっ!(`・ω・´)
だが断るとか言った奴前にでろ
ロードローラーの錆にしてやんよ

ナレーター?言い回し?が非常にウザいです。直す気はさらさらありません
これも大目にry

大体三分間隔で投下します。


多分長いよ?
555レンネル(1/4):2010/04/27(火) 03:10:34 ID:FlzyC3Xe
「ツマンネ。もう飽きた寝る!」
パソコンを目の前に文字を打った後怒ったようにパソコンを閉じた。


−−私 亞北ネル 17歳。

「はぁ…わだす、何やってんだべさ…」
机に頭を乗せ将来の事や今の自分の事など考えながらため息をつき携帯を触っていた。

「皆してミクミクとか…そんなにミクがいいのかねぇ。…わだすだってアイドル目指して、ステージに立って、歌って、キャーキャー言われて…あ、それはないべw」
本来なりたかった自分を想像し苦笑を漏らす

「だけども、こんなことしてっでも、……いいや。寝よう…」
考える事をやめ携帯を閉じ頭を起き上がらせ洗面台に向かい寝るために歯ブラシを水につけ歯磨き粉を乗せ歯をぼんやりと鏡を見ながら磨いていく。

「…都会に憧れて上京してきただけども、中々思い通りにはいかないべさ…
明日は給料日。気分転換に街、回ってみるべ…」
きゅっと蛇口を捻り歯ブラシを洗いコップに水を貯めうがいもかねて口をゆすぐ。終わったあとまた蛇口を捻り水を止め電気を消し床につく。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
556レンネル(2/4):2010/04/27(火) 03:13:29 ID:FlzyC3Xe

「ふぁあ…んうぅ…はぁ……」
朝。時計を見ると世間は仕事や学校等に行ってる時間だった。

「寝過ぎた…まぁいいべ…給料取りに行こう…」
寝癖でボサボサの頭を手櫛で整えながら洗面台に行き顔を洗ったり支度する。

「やっぱり、まだ寒いべ…東京さ熱いって言ってたけども寒いべ…」
それもそのはずお風呂に入った後ネルは下着姿で過ごしてた。−−自堕落なのか、単にパジャマが買えないのかは分からないが

「……お金ってやっぱり大切だべさ」
上京してからは生活するのがやっとでろくにご飯を食べれず体重は実家にいるより遥かに軽くなっていた。

そして、支度を済ませ戸締まりをして家を出て銀行に向かう。

「そうだ…今日はハクを(無理矢理)誘って街に行こう…」
そう呟いたネルはすぐさま携帯を取り出し電話をかける。

「………………出ない」
コール音が耳元で鳴り繋がったと思えば留守番電話だった。
通話料さえも節約してるネルは留守番電話と分かるとすぐさま切った。

「とりあえず銀行行くべ…」


ありがとうございましたー
店員の声を聞きながら店を出るその顔は少し嬉しそうだった。

「給料増えてた…♪良かった良かった…♪」
浮かれ顔で帰るネル ふと横を見ると大きなCDショップがあった

「ちょっと見るだけでもいいかな」
と寄り道をし、店内に入る


「あれ?もしかしてネルちゃん?」
店内を物色してたネルの後ろ姿を見つけたミクが声をかけた

「ひゃっ、ひゃふわぁい!?」
後ろから声をかけられ振り向くとそこにはボカロファミリーがいた(正確にはめーちゃん、ミク、リンレン、ルカ、がくぽ、GUMI、兄さんは家族の買い出し=命令でスーパーに外出中)

「な、ななな、なじょすてそな皆しているべさ!」
こんなに慌てた理由はきっとレンがいたからであろう。レンと目が合うと頬を染め目を逸らした。

赤「あれよ。あのー…なんだっけ」
緑「あれじゃないですかー?えーと…」
黄組「私わかんなーい☆彡&さっさと帰りたい…」
茄子「拙者何分こういう所は初めてで…な、なんだ貴様は!え、銃刀法違反?わ、ちょなにをするやめ」
G「あ、私先日デビューしたGUMIです!よろしくお願いします!」
蛸「……ちゃんと目的言いなさいよ…」
各々発言するが明確な答えを得れずにネルは困っていた。
それにしても茄子は警察に連れていかれたが大丈夫なのだろうか…とさえ思っていた。
「……ま、まぁ私帰るから別にいいわよ」
そそくさと帰ろうと見ていたCDを棚に戻し出口に向かった。

後ろからまたねー♪とか聞こえたが無視することにした。

557レンネル(3/4):2010/04/27(火) 03:16:17 ID:FlzyC3Xe
店を出て少し歩いてるとまた後ろから呼び止められた。

「はぁ…はぁ…こ、これ…連絡先…。嫌じゃなかったら連絡しに来て…それじゃ」
走ってきたレンは肩で息をしながら用件だけを伝えると照れたように顔を背け返事を聞かずに帰って行った。

「………」
鼻血が出た。すぐさま家に飛んで帰った。

「レ、レン君が…レン君が私とメールしたいって…ふじこ(ry」

ばたん!と大きな音を立てドアを閉めると限界で靴も脱がずに立っていた。
「どどどどうしよう…!なんてメールを送ればいいんだろ」

すぐさま靴を脱ぎパソコンを立ち上げ某掲示板でスレを立てた。
「私女だけど片思いしてる子から連絡先くれた」
まぁ案の定?安価メールに誘導させられたが
ネルはそれを無視した。
他人事のように書き連ねるレスを片目に緊張した面持ちでメールを書く
なんて書いたらいいか分からないのでつい長文になってしまったがよしと思ったのか送信した。

思いの他順調にやり取りを続けている最中ネルは悶えていた。

「レン君がずっと私の事を見てただなんてふじこふじこふじこ」
「レン君がふじこ」
「レンふじこ」
「ふじみねこ」

一週間後。レンがネルの家に来る事になった。
当然ネルは喜んだ。喜んだ後部屋を片付けた。
普段の生活ではごく普通だが女の子であろうかやはり気になるらしい。
満足いくまで部屋を片付けると仕事に没頭した。
一週間は早くもう当日になった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「ま、まだかな…」
ネルは玄関を前に正座していた。

そわそわしながら待っているとコンコンとドアを叩く音がした(チャイムは壊れてるらしい)
「ひゃっ、ひゃふわぁい!」
ドアを開けようとすぐ立ち上がると足が痺れすてーんと転んでしまった。

キィ…とドアが開いた。
「……ネ、ネル姉?何してるの…?」
転んでいるネルを見て申し訳なさそうに問うた。

「……な、なんでもない…」
顔をあげずにそのままの体制で答えた。
558レンネル(4/4):2010/04/27(火) 03:19:11 ID:FlzyC3Xe

気を取り直してとベットに二人横に座りあれやこれやと話していた。
レンが話している顔を見てネルは嬉しかった。
ただ聞いてるだけで満足だった。
押し倒されたが。

「ちょ、ちょっと…レン君…」
「ネル姉…俺もう…」
レンはネルの上に馬乗りになった形で顔を覗き込む

「キス…だけならいいよ…」
心臓がバクバク鳴ってようやく搾り出した答え。
いらない所でツンデレになってしまう自分がある意味憎く感じてる。

「……ネル姉…」
目を閉じたネルを見つめゆっくり唇を重ねる

「んっ…レン君…レン君……」
唇を重ねたまま止まってるどじれったくなったのか思いを伝えたいのかネルの方から舌を入れ絡め始めた。

どちらかともなく甘い熱い吐息が溢れ出来上がった所にネルの携帯が鳴った。

「……したかったのに…」
そう呟きながら離れたレンを見てごめんねと一言謝り電話に出た。


「もしもし?」
少しいらついた声でネルは電話に出る
「も…もしもし…」
電話の相手はハクだった。一週間前に電話したキリかけてこなかったのにタイミングが悪い。

電話を切った後レンとネルは顔を見合わせていたがその後どうなったかは次回のお楽しみに

次回「卑怯戦隊うろたんだー」

この作品は全てフィクションです。物語中にでる人物・団体ry
559名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 03:20:09 ID:FlzyC3Xe
以上でした。

なんか…はい。すみませんでした。

それではおやすみなさいノシ
560名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 03:29:33 ID:FlzyC3Xe
思い出したから追記

ネルの方言は東北弁ですが小さい頃に秋田に住んでただけなので忘れてる+若干違うと思います
ご了承を

それではおやすみなさいノシ
561名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 06:59:07 ID:mcLoOANE
赤「」
緑「」
黄組「」
茄子「」
とかで吹いたw

ネル可愛いな
562名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:15:16 ID:g9vlJIYq
レンネルGJ!ふじこふじこwwwww
563ボルボX ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:31:58 ID:YmMWkC2z
投下させていただきます。
564雪明かり〈中・1〉 ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:32:36 ID:YmMWkC2z

 ホイコーロー♪ ホイコーロー♪

 キッチンから、中華鍋の中身をかきまぜる音と、調理している鏡音レンの鼻歌が流れてくる。
 通っている中学も春休みというので、レンが最近毎日のようにハクの部屋に来るのだった。
 炊飯器をキッチンから運んできたハクは、部屋のちゃぶ台にそれを置くや、エプロンを解きもせずそそくさと室内を横切った。

 押し入れの下段に隠していた一升瓶をすばやく取り出す。
 ふたを開けて、コップにちょろちょろと注ぐ。
 間髪をいれず、コップに口をつけてぐーっと傾けた。

 甘く冷たい、口当たり爽やかな――ミネラルウォーターの味だった。

「やっぱり……最後の隠し場所まで見つけられた……」

 両手とひざをついて床にくずおれる。
 ちょうどそのときレンが、料理を盛りつけた大皿を持って部屋に入ってきた。

「あ、またこっそり飲もうとしたんだ。だめだよハク姉。一週間分の量は守って飲まないと」

「だ、だからって、ふつう人んちの酒瓶の中身を残らず水に入れ替える!?」

「捨てたわけじゃないよ、ちゃんと保管してるから大丈夫。
 週末にはまた日本酒一本持ってきてあげるから。ワインやウイスキーのほうがいいならそう言ってね。
 わかってると思うけど、外で飲んできちゃだめだよ」

「うう、一日一合ちょっとのお酒なんて飲んだうちに入らないよう……
 なんで私、レン君にアルコール摂取量を管理されているの……?」

「それはハク姉が慢性アルコール中毒寸前だったからです。『酒切らすと手が震えるようになる前に飲酒量を見直せ』と、お医者さんに言われたでしょ」

「ううう……」

 このまえ、徹夜で作曲した翌朝、訪問してきたレンを出迎えたときに目まいがして、廊下で派手にぶったおれたのがまずかった。
 泡を食ったレンがタクシーを呼び、ハクは最寄りの病院に連れて行かれた。
 そこで検査された結果、倒れた原因自体は単なる貧血と判明したものの、「不摂生な生活をどうにかしないと何度でも倒れるようになるよ」と医師には怒られた。
 付き添ってそばで聞いていたレンが、以来、やたら健康にうるさくなっている。

「それより、お昼ごはん熱いうちに食べようよ」

「はい……」

 諦めておとなしくちゃぶ台に皿を並べ、炊飯器から炊き込みご飯をよそう。ふたりで座っていただきますと手を合わせた。
565雪明かり〈中・1〉 ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:36:24 ID:YmMWkC2z

 レンが作ったのは野菜たっぷりホイコーローと、春掘りアサリの赤だし味噌汁。
 ハク手製の料理は、旬のタケノコの炊き込みご飯と、同じく旬のアスパラ白味噌和えである。
 これお酒に合うのに、とか未練がましく考えながら、ハクはもそもそ食べる。

 カーテンを開けた窓からは、うららかな昼の陽光が差し込んでいる。
 まったりした空気の中、レンが話題をふってきた。

「すっかり暖かくなって、もう完璧に春だよね」

「うん……ぽかぽかして、バイトしててもお客さん来ないとつい日中から眠っちゃいそう」

「あー、わかる。午後の眠気はヤバいよね。教師の声が、教壇から流される音響催眠波になってる」

「……大人としてはたしなめるべきかもだけど、よくわかる……」

 己の学生時代を思い出してハクは遠い目になった。
 箸をにぎりしめたレンが、身振り手振りをまじえ、憤然とした様子で力説する。

「わかるでしょ!? 年取ってる歴史の先生なんか、ネクロマンサー並の使い手だよ。
 『せぇん よん、ひゃく にー、じゅうぅ はぁち、ねん しょー、ちょー、のぉ どいっきぃ』って、経文読み上げるみたいな低音でゆっくりリズムとって話すんだもの。
 もはや睡眠呪文だよ。あれ卑怯だよ。生徒の意識を刈りにきておいて、後日に授業開始三十分目あたりのとこを容赦なくテストに出すんだから!」

「くっ」

 食事中に噴きかけて、ハクはあわててうつむいてこらえた。
 楽しそうに肩を震わせるハクを見て、レンが「脱線しちゃった」と恥ずかしそうに話題を戻した。

「暖かくなっただけあって、来るとき見たら公園の桜並木が三分咲きだったよ。お花見シーズンが近いね」

「あ……もうそんな時期なんだ」

「だからハク姉、みんなでお花見行かない?」

「え」

 肉をろくに噛まずにごくんと丸のみしてしまう。ハクは目を点にしてレンを見つめた。
 レンはうなずいて朗らかに続ける。

「来週の日曜だけど、仕事場の仲間とお花見行くんだよ」

「えっと……それって、レン君がよく話に出しているひとたちと……?」

 初音ミク。
 鏡音リン。
 綺羅星のごとく現れるや、わずか数カ月にしてミュージック界を席巻しつつある、絢爛たる新人たち。
 彼女らをプロデュースする会社は、MEIKOやKAITOなどの、当代に君臨するアーティストたちが名を連ねている業界の大御所だ。
 それを、

「そう。僕の姉や先輩や、同僚。友達になったら楽しい連中だよ。
 きちんと紹介するから、予定がないならハク姉、いっしょに行こうよ」

 レンはあっさり言ってのける。少年は善意にあふれる笑顔だった。
566雪明かり〈中・1〉 ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:37:14 ID:YmMWkC2z

「私……その……」

 ハクは窮する。どう答えればいいかわからない。
 誘ってくれたこと自体は嬉しい。けれど気乗りがしなかった。
 その“楽しい連中”と友達になってみないかと言われても、気が進まない。はっきり言えば会いたくない。それが本心だ。
 何を話せばいいのかわからないとか、それ以前の問題なのだ。

(一緒にいたら絶対、いたたまれなくなる……)

 せめて無関係の業種だったならともかく、まがりなりにもハクはアーティストだ。
 ……ド底辺の。

 底辺といっても、そんじょそこらの「売れていないアーティスト」程度ならまだいいのだ。底を突き破った二番底に落ち込んでいるのがハクなのである。
 ハクの歌の売れなさときたら、「音楽家としてのあの人とはいっさい関わりたくない。ツキが落ちる」と周囲の業界人から軒並み忌避されるほどのひどさだ。
 新人ですらないだけに、肩身の狭い思いは並大抵のものではない。

 そんな業界の恥である自分が、業界のトップを突っ走る人たちとお花見?
 無茶を言わないでほしい。胃に穴が開く。
 もしも自分のことを知られていたりしたら――悪い意味で名が広まっているのでありえなくはない――もう面も上げられなくなりそうだ。

 レンをどんよりと見る。
 かれはにこにこして返事を待っていた。この屈折した暗い心情を、かれにどうやって伝えたものだろう。
 太陽に向いたひまわりを思わせる無邪気な笑みが、心に痛い。

 ひがんだ気分が、むくりと胸のうちで頭をもたげた。こういう時、それとなく察してくれたらいいのにと。

(……こういう機微、最初から売れっ子のレン君にはわからないんだろうな)

 かれもアーティストだと、今ではむろんハクも知っていた。
 鏡音リンの弟であり舞台上の相方。若干十四歳の天才双子ボーカリストの一人。現在、初音ミク以来の大物ルーキーとして快進撃を続けているところだ。
 栄誉の光と賛辞の声しか知らない、挫折したことがまだない歌い手。ハクとは対称の存在だ。
 だからたぶん、ハクのような負け犬が抱く、黒い泥のような劣等感はなかなか想像できないのだろう――

 我に返った。

(ばかっ!)
567雪明かり〈中・1〉 ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:38:02 ID:YmMWkC2z

 強い後悔とともに、ほぞを噛んだ。
 かれだけはそういう醜い目で見まいとハクは心がけていた。自分の劣等感も嫉妬も、寂しさをぬぐってくれるこの子にだけは向けたくない。
 そうだ。うじうじせず、きちんと向きあわなくては。顔を上げる。

「ごめんなさい。その日はバイトが」

 …………正面から向きあうやいなや、ザリガニよろしく後ろにはねて逃走。
 それはそれ、これはこれである。せめて新人だったころの売り上げ成績を取り戻すまでは、あの初音ミクに会う勇気などないのだった。

「ええとね、お花見シーズンはかきいれ時って店長が……私、生活費稼がなきゃなんないし」

 けんめいに言い訳をつむぐ。ついでに自分の心にも言い聞かせる。

(ギリギリ嘘じゃない、嘘じゃない……よね?
 まだ確定してなかったけど、バイトには出ようと思ってたんだもの!)

 本当は、酒をあまり買わなくなった分、生活上の出費は少し減っている。だが、貯金を使い果たした今、余裕が無いのもたしかだ。
 今日の人並みの食卓は、レンが来るたび買ってきてくれる(なお、かれのアーティストとしての印税収入はハクよりはるかに多い)食材を足して整えたものである。

 残念そうな表情になったレンが「バイトかあ。しょうがないね」と、しぶしぶ納得してくれた。
 ハクは罪悪感で胸をちくちく刺されながらも、安堵の息をついた。そのはずみで、不用意に言っていた。

「それに私、ほんとのところ、レン君だけいてくれれば満足だもの」

 誰もいなければ寂しいけど、あまり沢山の友達はいなくても大丈夫――
 と、そう続けるつもりで、なんの気無しに口にした言葉だった。

 だが、アサリの汁をすすりかけていた向かいのレンが、ごほんとむせこんだ。
 もろに気管に入ったらしく、かれは椀を置いて横を向き、口元を隠してげほげほやりはじめる。
 その横顔がみるみる赤くなったのを見て、ハクは自分の言葉が意味を誤解されかねないものだったことに気づき、うろたえた。
 待って、そういう意味ではなくて――訂正しようとして、

「いや、そのっ、今にょは……」

 焦って舌を噛んだ。目に涙を浮かべて痛みに呻吟する2×歳。
 両者、口を押さえてしばし苦悶。

 とっさに訂正するタイミングを逃してしまうと、後からきっちり否定するのも失礼な気がしてきて、けっきょくなにも言えなくなる。
 互いに頬を染め、黙々と料理を口に運ぶだけになった。
 箸を使いながら、ハクは考えざるをえない。

(どんな関係なんだろう、私たちって……)
568雪明かり〈中・1〉 ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:41:50 ID:YmMWkC2z

 レンの知人と話すとしたら、まずそこの説明に困る。
 凍死しそうな雪の夜、酔って道で泣いていたところに話しかけられ、最終的にこちらから部屋にひっぱりこんで一夜床を共にした。身もふたも良識もないなれそめ話である。

 それがきっかけで、現在は、一週間のうち二度くらいはこうしていっしょに料理し、食べながら会話を交わすようになった。
 レンからの呼ばれ方も「ハクおねーさん」から「ハク姉」に変わり、相当に慣れ親しんでいるといえる。

(遊びに来てくれる年下の友達――で、いいのかな)

 それが無難な気がする。
 少なくとも、「恋人」ではない。どちらからも、明確に好きだとか好きでないとか言った覚えはない。

 好意があるかと聞かれれば、ハクの側にはある。レンにはちょっと親切の度が過ぎるところはあるが、それも含めてこの優しい男の子が嫌いではない。
 最近はいつも、心が疲れたときには、少年がつぎに来る日のことを考えている。

 が、それが恋情とはハクは思っていない。
 いわば親愛の情であり、可愛い弟が出来たようなものだと、レンが知れば憮然としそうなことを考えていた。

(それにあれから、何かしたりはしてないし)

 肌を重ねたのは、酔ったはずみの最初の一夜だけだ。
 ちらと思い浮かべただけで赤面を強めそうになり、細かい記憶は忘却の泉にもういちど放りこむ。
 とにかくそれ以来、いっしょの部屋にいてもセックスどころかキスもなく、手すら触れ合っていない。

(……当たり前だ。中学生相手に何を真剣に考えているんだろ、私)

 らちもないと内心で自嘲しながらも、ハクはちらりと少年を見やった。

(いつまで……)

 ふたりで交わす話の内容は、とりとめもなく日常をぽつぽつ語る程度のものである。
 だが、不思議と安らぐし、会話が途切れても気詰まりを感じることもない。少なくとも、ハクの側では。

(いつまで、この子は来てくれるつもりなんだろ)

 不安があるとしたらそこだった。
 ままごと遊びじみた関係。穏やかな時間。
 できれば、このまま続いてほしいけれど……
569ボルボX ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:42:51 ID:YmMWkC2z
続けて〈中・二〉投下します。
570雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:44:28 ID:YmMWkC2z

 日曜日、桜並木で有名な都内のとある公園。

「女の影?」
「レン君に?」

 花びらの降る宴席で、MEIKOと初音ミクは問い返した。
 ふたりとも露骨に、面白いことを聞いたという顔になっている。
 他のボーカロイドたちと花見を楽しみに来て、手酌(ミクはネギジュース)でいい気分になっていたときだった。そそくさと寄ってきたリンに一風変わった相談を持ちかけられたのである。

「ええ、確かめたんです」

 鏡音リン――少女型ボーカロイド――鏡音レンの相方――は、ビニールシートに正座したまま、ふてくされた表情を崩さない。

「冬あたりから、暇をみつけてはちょくちょく家の外に出て行ってたんです、レン。
 最初は気にとめなかったんですけど、あんまり頻繁なので、あるときレンが出かける前に、最近はよく外で遊ぶのねってなんの気なしに言ってみました。
 そしたらあからさまにどぎまぎした様子で、口を濁すんです。
 それで、誰と会ってるのか急に不安になってきたんです。悪い友達が出来たんじゃないかって。思い切ってその日、後をつけてみました。
 そしたら繁華街とは逆の方向へ行って、ある町でスーパーに入って食材の買い物したんです。それで、食料の入った袋持って、安アパートの一室に入っていったんですよ。
 ごはん作ってあげたりしてたんです、あいつ。帰ってきたところを捕まえて問いただしたら、相手が女の人だってことを認めました。
 そのうち紹介するから、だそうです。
 聞き出したんですけど、相手のひとの年齢、いくつだったと思います? 2×歳ですよ、2×歳!」

 憤懣を一息にぶちまけたリンに、ふたりはちょっと呆れた表情を浮かべた。

「はー……ありがちな話のようだけど、実際に尾行しようとは普通しないわね」
「行動派だよね、リンちゃんってけっこう」

「茶化さないでくれませんか。わたしすっごく真剣なんだから」

 リンの目が抜き身の刃のごとくぎらりと底光りした。
 「そ、そう……」と、のけぞり気味になったミクは若干引いているようである。
 MEIKOは酒に染まった頬をぽりぽりとかいて、口にした。

「といったってねえ。んー、デキちゃったんならしょうがないんじゃない? 周りがとやかくいう筋合いじゃないわ。
 レン君、将来イイ男になるのが確実な可愛い顔してるし。まして名が売れてきたころだし、女のひとりやふたりくらい、作ろうと思えば簡単にできるでしょうね。
 ブラコンのあなたには辛いでしょうけど、諦めたら?」

 そうそう、こういう日っていつかかならず来るしねー、と気をとりなおしたミクが横でうなずく。
 赤面したリンが息巻いた。
571雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:46:31 ID:YmMWkC2z

「ブ、ブラコンじゃないっ……わたしが諦めるとかそんなんじゃないです。これは社会常識の問題です!
 まだ十四歳なんですよ、レンは」

 非難めいたリンの愚痴を聞いて、MEIKOは口を開けてあはははと笑い飛ばした。
 ほろ酔い機嫌でKAITOのノリが移っている。

「女の処女膜と同じよそんなもの。
 もてなければ三十四でも童貞ってのはざらにいるけれど、もてる男なら十四でもよろしくやってるって」

「下品なこと言うのはやめてください。レンはまだ子供なんだから、年齢相応のお付き合いをしてなきゃだめなんです。
 歳といえば、レンもレンですけど、だいたいなんなんですか、その女」

 その女呼ばわりだった。

「大人なのに子供に通わせてごはん作ってもらったりしてるって、自堕落にもほどがあるじゃないですか?
 ぜったいたぶらかされてるんですよ、レンは。狡猾な牝ギツネに引っかかってるに違いないんです!」

「うーん。それはあるかも。
 男の子の十四歳なんて、辞書のエロい単語にチェック入れてるようなお年ごろだもんねー。年上の女に誘惑されたら、ハマって抜け出せなくなるのも無理は……」

 うっかり調子にのって品のない言い方を重ねてしまい、さすがにあわててMEIKOは口をつぐんだ。
 ミクですら困り気味にあさっての方向を向いており、リンとなるともはや目を三角にしている。
 面白半分につついたらこっちの指先が火傷しそうなくらい、リンはヒートアップしているらしい。

(ま、リンにとってレン君は分身みたいなものだもんねえ)

 きゃんきゃんうるさいリンを適当にいなしながら、MEIKOは横目でちらりと当のレンを見やった。
 そのリンの弟も、先ほどからKAITOと膝つきあわせて、熱心に何かを話しこんでいる。

(レン君もレン君で、なにか相談かしら? やっぱり噂の人についての話かしらね。
 カイトのやつが変なことをレン君に吹き込んでいませんように)

 気になるところだが、あいにく周囲の喧騒がひどくて聞き取れない。
 隣のシートの会社員たちなど、野外カラオケセットを持ち出して、仲間内でやんやの喝采を混じえながら唄っている。
 そんな花見のどんちゃん騒ぎは言うまでもなく、加えて屋台の呼び込みやら、歩き売りバイトのはりあげる宣伝の声やらで、公園は音の坩堝と化していた。

 びああああああああああああああああああああああん。

 ……それらの雑音全てをかき消すけたたましさで、幼児の泣き声が、すぐそばから響きわたった。
 その合間に、懸命になだめる声がさしはさまれている。

「よしよし泣くな、あんまり泣いたら目が溶けちゃうよ。
 えっと、あれ、こっちはさっき来たほうだっけ……なんでこんなに広いんだろ、この公園……」
572雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:47:15 ID:YmMWkC2z

 そう言ってなだめているのは、クーラーボックスをベルトで首から下げた、キツネの着ぐるみだった。
 クーラーボックスに加え、ぴいぴい泣く五歳ほどの女の子を背負って、重そうにふらつきながらシートの間をうろうろしている。
 リンがあっけにとられた顔でそちらを見、口をつぐんだ。幼児の泣き声に気を呑まれたようである。

「……あの、メイコさん」

 代わってミクが、MEIKOの袖をひっぱった。

「あの子供連れた着ぐるみさん、けっこう前からうろついてないですか?
 わたし、お手洗いに立ったとき、市民トイレの前であの人達をちらっと見かけた気がしますけど」

「ん? ああ、言われてみれば……」

 そういえばMEIKOも、二十分そこら前に屋台で焼き鳥を買った時、見ていたように思う。たしかにキツネの着ぐるみが、ぐすぐす泣く幼児の手を引いて歩いていた。
 リンが小首をかしげた。

「するとあの人、ずっと小さな子を連れ回しているんですか」

 まさか誘拐? と三人が想像をやや飛躍させて眉をひそめたとき、着ぐるみの声が続いて届いてきた。

「心配ないからね、ちょっと広くてわかんなくなっただけだから。……あっ泣かないで、ちゃんとママのところ連れて行くから!
 ううう、そんなに泣いちゃだめだって……
 ……ほ、ほら、アイスあげるから泣き止んで」

 キツネの着ぐるみは幼児を背から下ろすと、クーラーボックスから安物臭ただようソフトクリームを取り出した。
 現金なもので、泣き声がやむ。幼児は泣き顔のままながら、アイスにかぶりつきはじめた。
 キツネはしゃがみこんで立ち上がらず、幼児の足元の地面を見つめている。親を見つけられず、途方にくれている感がありありと出ていた。

 MEIKOとリンとミクは、得心の目配せをかわしあった。

「……どう見てもただの迷子ですね」

「着ぐるみの人は、アイスの売り子さんでしょうね。バイト中に迷子を見つけてしょいこんじゃったというところね」

「そういえば、こんな沢山の人出なのに、ここ、迷子アナウンスのコーナーみたいなものは設置されてないみたい」
573雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:48:04 ID:YmMWkC2z

「行政の怠慢ねえ。
 よし。ここはひとつ、助け合いということで私たちも何かしましょう。そうだ、ミク、こういうのはどうかしら?」

 ミクの耳に口を寄せてMEIKOは指示した。
 聞き終えたミクが「了解ですっ」と笑顔を浮かべる。はねるようにシートから立ち上がって、彼女は隣のシートへと軽快にすっ飛んでいった。

「あっちはミクにまかせましょ。さ、私たちは着ぐるみさんのところに行くわよ」

「はい!」

 こちらも元気よく答え、もうブーツに足をつっこんだリンが軽やかに着ぐるみに駆け寄っていく。
 「若々しいわねえ」と苦笑しながら、MEIKOは悠揚せまらぬ落ち着いた態度でシュミーズを履き始めた。

¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥

  君の想いを 確かめたくて
  空を見上げる 瞳を見てた

 鏡音レンは、KAITOと並んで立ち上がり、ミクが唄う様を見つめていた。
 立たないと見えないのだ。花見場の全ての人々がミクを注視し、なかでも一部の者たちは、マイクを手にして桜吹雪の下に立ったミクの周りにつめかけている。

  桜の空に 舞い上がる花
  並んで歩く肩触れ合って
  あたたかなぬくもりを感じる
        (※引用・ニコニコ動画初音ミク、作詞作曲ひろ☆りん「桜咲く君との出会い」)

「うむ。ノリノリだなあ、ミク」

 あごをなでて、KAITOが評した。レンは受けて笑う。

「これで三曲目だもんね」

 会社員に頼みこんで、彼らのシートからカラオケを借りてきたミクが、声を響かせるや、公園の空気が変わった。
 歌声が届くにつれて、人々の喧騒は徐々に静まってゆき、誰もが歌う少女をふりむいたのである。

「ノリすぎよ。この歌終わったらちょっとミクに釘をさしてくるわ。
 四度目のアンコールを求められて唄いだす前に、迷子についてアナウンスすることを思い出せってね」

 迷子と手をつないで待機しながら、MEIKOが呆れている。
 ボーカロイドの歌で場の注目をあつめたところで、迷子の親に向けて呼びかける――というのが、彼女がミクにささやいた指示ということだった。
 いまのところうまくいっている。熱唱のあまりミクが本来の任務を忘れていることを除けば。
574雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:48:59 ID:YmMWkC2z

 といってもボーカロイドなんだから無理ないよ、とレンは思う。
 聴衆はすっかり魅入られて静まり返り、ミクが一曲唄い終わるたびに興奮して賛辞と拍手、それにアンコールの声を沸き立たせる。
 場の熱狂が唄い手に送り返されて、ミクもまた路上ライブ中のように生き生きとしている。

 そうだ、他のことを忘れても無理もないのだ。
 全身で唄い、人々の心を揺らす。これこそが、ボーカロイドの最も幸福な瞬間なのだから。

「……凄い、な」

 ミクの歌が終わった時、どこかで、誰かが噛み締めるようにつぶやいていた。
 どっと沸いた聴衆の喝采のなか、レンの耳は、なぜかそのかすかな声を聞き止めていた。
 あれ、と思って振り返る。

 立ちつくし、ミクを無言で見ていたキツネの着ぐるみ――レンが振り向いたとたん、動揺したように顔をそらした。
 そのまま着ぐるみは、さりげなくすり足で遠ざかり、人ごみに消えようとする。
 けげんに思い、レンは身を返して着ぐるみとの距離をつめようとした。
 が、それに先立ってリンがすばやく近寄り、着ぐるみの手をつかんでいた。

「待ってください。あのう、キツネさん」

「はっ、はい、なんでしょう」と着ぐるみが裏返った声で答える。
 恋に落ちたようなうっとりした目で、リンが着ぐるみを見つめて言った。

「ぶしつけなお願いなんですけど……
 ちょっと触らせてもらってもいいでしょうか?」

「は……はい?」

 返事を待ちもせずリンは着ぐるみに抱きついた。
 巨大ぬいぐるみといった感じのラブリーな着ぐるみに、いたく心惹かれていたらしい。
「やーん、フカフカ。これ、すっごく可愛い」と、満悦の表情で、すりすりと胸のあたりになついている。

 ぎゅーっとリンに抱きしめられ、着ぐるみは逃げることもならず困惑しているようだった。おどおどした様子でレンのほうをうかがっている。
 ある予感が確信となって固まりつつあった。レンは、ため息をついてリンを制止した。

「やめなよ、リン」

「だいじょうぶよレン。このひと女の人だもの。だから、ちょっとくらい抱きついたって」

「女の人だってのはわかってるよ」
575雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:49:29 ID:YmMWkC2z

 二人にすたすた歩みより、キツネの頭の部分に手をかけてかぽっと持ち上げた。
 よく見知った白い髪に赤い瞳が現れる。なぜかかぶりものを取った下には、ネコ耳――ではなく、縞のはいった虎耳が装着されていた。
 穴から引き離されたモグラのような、うろたえて心細げな表情。

「なにしてんのさ、ハク姉」

 レンはジト目でにらんだ。顔を見るなり逃げられかけたことを思って、少々気分を害していた。
 ハクが微妙に泣きそうな顔になる。

「な、なにっていうか、本日の日雇いアルバイトの場所がここだったので……」

「あれ、顔見知りなの、レン?」

 リンひとりが、ハクの胴に手を回したままきょとんとしていた。

…………………………………………
…………………………
…………

「弱音ハクさん、ですか。レンがお世話になっているそうで」

 折り目正しくKAITOが挨拶した。

「は、は、はい、あの、お世話なんてとんでも、どちらかといえば私が」

 着ぐるみ姿で向い合って正座し、ハクはぎこちなく応じた。
 彼女はかしこまっているというより、がちがちになっている。頭の虎耳を取るのも忘れていた。
 ふっとKAITOがほがらかな微笑を浮かべ、どこからともなく大盃と一升瓶を取り出した。

「まあまあ、そう堅くならずに。
 無礼講の席ですから、まずは一杯どうぞ」

「あ、これはどうも」

 どれだけ緊張していても酒飲みの本能は反応する。ハクは着ぐるみの両手で盃をささげ持った。
 KAITOの酌で、とぷとぷと注がれる。椀ほどもある大きな盃だったが、くぴっと傾けて彼女は一息で飲み干した。
 五臓にしみわたるほどに美味い酒だった。KAITOが大真面目な顔で感嘆する。

「おや、いける口ですか。ささ、もっと緊張をほぐしましょう。もう一献」

「はい、いただきます」

 迷いなくお代わりをついでもらう。
 とぷとぷ。くぴ。また一息である。
576雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:50:15 ID:YmMWkC2z

「気持ちの良い飲みっぷりですね。胸襟をひらいて打ち解けるためにもこのさいもう一献」

「はい、いただきます」

 とぷとぷ。
 そこで、たまらずといった形でレンが横からハクの袖を引いた。

「ハク姉ー!」

「うっ、そ、そうだった、節制中……」

 レンは首を振り、ハクにこしょこしょと耳打ちしてきた。

「ううん、こういう席だから飲むのはしかたないけど。
 しょっぱなからペース飛ばしすぎ。その盃じゃコップ一気飲みと変わんないじゃないか」

「わ、わかった、うん」

…………………………………………

 少し離れたところでは、一連の掛け合いを見ていたミクが、リンに囁いている。

「ねえ、悪い人には見えないね? レン君をたぶらかしてたりはしなさそうだよ」

「……それは……そうですね……」

 複雑そうながら、リンは素直に首肯した。
 認めざるをえないのが悔しいのか、「でも大人にしちゃ頼りないし、どちらかというと、『悪いことできそうには見えない人』っていうか……」とぶちぶち言うリンだった。

…………………………………………

 一升瓶を置いたKAITOが、あらためて、わりと遠慮のない視線をハクにそそいできた。

「ところで弱音さん、その着ぐるみなんですが……」

「あっ、す、すみません、こんなふざけた格好でほんとすいません」

「おっと、いえいえ、そうではありません。愛くるしくて非常によろしいですよ。
 その虎耳も実にキュートで似合っておられますね。ふわふわして柔らかそうで、リンでなくとも触ってモキュモキュしてみたくなってくる。猫の肉球並の魅力です」

「は、はあ」

 首をかしげたハクの後ろから、刃物のごとき視線が二組、KAITOに突き刺さった。
 たわけたことをだべってるんじゃない、口説きはじめたりしたら舌ぶっこ抜くぞ――と、レンとMEIKOの顔色が語っている。
 閻魔さながらの二人の気色にさすがに怖れをなしてか、KAITOはおののきの表情で勧告した。
577雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:51:10 ID:YmMWkC2z

「いえね、つまり弱音さん、もふもふの布地は可愛らしいですが、ちょっと暑そうですから、ひとまずそれ脱がれてはいかがかと」

「えっと……それは」

 ハクはどうしようと迷った。指摘はもっともである。
 汗を浮かべたハクの頬が火照っているのは、酒のせいでもあるが、着ぐるみの分厚い布地が主な原因だった。
 だが、わけがあって、脱ぐのはちょっと困る。

「その、あのう、たしかに今日は暖かいなあと思いますが、背中のチャックが歪んでて開け閉めしにくいので、脱ぎたいとは……」

 脱ぎたくない理由をストレートに言えず、ハクは愚かにも迂遠なことを言って断ろうとした。
 それは直後に、みごとに裏目にでた。そばのレンが「ひとりじゃ脱ぎにくいの?」と反応したのである。

「それなら着脱、手伝ってあげるから」

 暑いのに無理したらまた目まい起こすよ、と心配を抱いたらしく、レンは着ぐるみの背中のチャックをまさぐってくる。
 ハクが制止する間もなく、少年はたちまちジッパーをさぐり当て、ちーっと音をたてて引き下ろしてしまった。ハクの上半身があらわになる。

「あれ? なんだ、普通に開くじゃな……い……」

 桜の下に痛々しい沈黙が流れた。
 虎耳と同じく、白地の虎柄生地。面積が極端に少ない布が、ハクの肌を申し訳ていどに包んでいる。
 ビキニの水着と同じ型の、アニマルコスチュームだった。
 キツネの皮を脱げば泣きそうなトラ――威厳は微塵もないが露出度と破壊力はとりあえず高い。

…………………………………………

「やっぱり許しがたいかも……」

 リンが自分の平坦な胸を撫でながら淡々と言う。彼女は、ぽろんと衆目のまえにこぼれ出たハクの大きな胸に、冷えた視線を当てている。
 自分の胸を撫で下ろしているのはミクも同じで、「……うん、なんていうか呪わしくなってくるよね」と、これまた感情の消えた目を虎柄ブラの胸に向けている。

…………………………………………

 時の停止した世界から抜け出したのち、レンがわなわな震えだした。

「な、なんだよ、これ!?」

 ハクは慙愧と観念のいりまじった悲痛な声をしぼり出した。

「……店長が……お昼すぎには暑くなってくるはずだから、そうなったら着ぐるみ脱いでこのカッコでアイス売れと」
578雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:52:25 ID:YmMWkC2z

 実際、周囲を見わたせば、ハク以外のアルバイト女性は、ことごとく似たような半裸コスプレ姿で売っている。
 いままで着ぐるみを脱がなかったのはハクぐらいのようだった。他は途中で恥ずかしさより暑さが耐えがたくなったようである。彼女らは一様にやけくそ気味の笑顔。

「駄目! こ、こういうバイトは駄目っ……閉めるよハク姉!
 あれ、閉まらな……ほんとにチャックが歪んでる!? くそっ、脱ぐときは問題なかったのに!」

 真っ赤な顔で、レンが着ぐるみのチャックと悪戦苦闘しはじめた。
 ハクはこそばゆくなってきた。どうも水着姿より、満座のなかで世話を焼かれるほうが恥ずかしい。
 ただ、いつしか緊張はほぐれていた。興味深そうにしているKAITOと目があって、ハクは苦笑いした。

「こんなふうに、いつも面倒をかけちゃってまして……」

「そうですか。いろいろお節介されて、うざったくなったりはしてません?」

 何気ない様子でKAITOが爆弾を破裂させた。
 場の雰囲気が凍りつく。ことにレンは、ハクの背後でぴたりと全ての動きを止めた。
「な、何を空気読まない発言してんのこのバカ!」とMEIKOがKAITOの頭を肘でぐりぐりしはじめる。
 ハクは慌てて首を振った。

「いえっ、そんなことは全く!」

「本当に? 全く迷惑じゃないと?」

 ぐりぐりと仕置かれながらも、KAITOがふたたび確かめてくる。
 それまでのふざけた態度から一転して、かれの問いには、真剣に答えざるをえないような何かがあった。
 酒で湿したばかりなのに、もう喉が渇いてひりつくような感覚。先ほどとは別種の緊張をハクは覚えていた。
 自分の心を確かめながら、ゆっくり口に出す。

「…………おかあさんみたいだなって思うこともありますけど、あの……
 ……それもけっして、不快ではなくて……感謝してるくらいです。だって、こんなふうに誰かに気にかけてもらえることって、ずっとなかったから」
579雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:53:19 ID:YmMWkC2z

 着ぐるみを半分脱いでいるのに、ぜんぜん涼しくならない。
 KAITOやレンをはじめ、ミク、リン、MEIKO――周囲から見られているのを感じる。
 オーブンで熱されている焼きリンゴのように、顔が尋常でなく熱くなってゆく。

「レン君は優しくて、すてきな子だし……いっしょにいてくれると落ち着きますし……」

 私なんでこんなことしゃべってるんだろ、と思わないでもない。それも、空の星を仰ぐように見上げてきた「MEIKO」や「初音ミク」の前で。
 それでも、ひたいの汗を腕でぬぐい、かぼそくなってゆく声で言い切った。

「だから、迷惑なんて思ってないです……レン君といる時間が楽しいです」

「それならよかった。
 やんちゃ坊主が迷惑をかけていないなら、これからもよろしくしてやってください」

 あっさりと言われて、顔を上げる。
 ひょうひょうとしたKAITOの笑顔を、ハクは見つめた。
 以前に危惧したとおり、業界での自分の悪名をこの青年は知っていたのだろう。そんな気がした。

 けれど、一貫してレンのガールフレンドとして扱われているためだろうか。
 思ったほど息苦しくはならなかった。

¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥

 花見の三日後の夕方、ハクの部屋だった。

「もともとあの日、カイト兄には相談に乗ってもらってたんだ。ハク姉とのこと」

 食後の後片付けを終えたばかりだった。
 椅子に逆向きに座り、キッチンに立ったハクの背中を見ながら、レンは語った。
 こちらに背を向けて二人分のコーヒーを淹れているハクは、なにも言わない。

「行きすぎてるって怒られたよ。お酒禁止とか、いろいろ……
 相手が大人なら自分で考える、おまえの正義感で押しつけることじゃないって」

 さほど厳しく言われたわけではない。親切と余計な干渉をとりちがえたら女には嫌われるぞ、といましめられたのである。
 それでも、レンはほろ苦い気分で奥歯を噛み締めた。

 ハクのことを見ていると、放っておけなくなる。だからいろいろ世話を焼いてしまう。
 けれど、良かれと思ってやってきたことは、独りよがりな善意の押しつけだったかもしれない。相手を不快にさせていただけかもしれない。
 自分は、そういうことに自分で気づけなかった、青臭いだけの子供だ。
580雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:54:10 ID:YmMWkC2z

「……すごく不安になってさ。もしかして僕のそういうとこ、ハク姉に嫌がられてなかったかなと。
 そうカイト兄にもつぶやいちゃった。そしたら、もし話す機会があればさりげなくあっちの真意をさぐっておいてやるよ、だって。
 いい考えかもって思った。ハク姉のことだから、僕が面と向かって聞いたら正直に言わないかも知れないじゃない? へんに遠慮してさ」

 しばし言葉を切ったのち、レンは「でもカイト兄、ぜんぜんさりげなくなかったね。僕の前でハク姉に聞いたら意味ないじゃないか」と冗談っぽく付け加えた。
 ハクが振りかえった。
 彼女は笑わず、ただ真摯な声だけを返してきた。

「私、正直に言ったよ」

 静かな、大人びた態度だった。

「あのとき言ったことは、嘘じゃないよ。レン君のこと、なにひとつ迷惑だなんて思ってない。
 ……コーヒー入ったよ、はい」

 手わたされたカップのなかに、波紋が起こる。深みのある黒い液体が、静かに揺れている。レンの心にも、静かな波があった。
 ふだんは入れる砂糖もミルクも、入れる気にならなかった。思い切ってカップを傾け、ぐっと飲み干す。たちまち熱とこくのある苦さが、舌とのどを焼いた。
 少年は熱さに「う」と口を押さえる。

 驚いて見ていたハクが、「だ、大丈夫? いきなり何してるの」と自分のカップを置いてレンに身を寄せてくる。
 その腕をレンはつかんだ。椅子から下りて立ち、ひたむきな目で彼女を見上げた。

「干渉しすぎたら嫌われると言われた」

 うわずるのを押さえ込んだ声で、続ける。

「……ハク姉に嫌われるのはいやだなあ、って思う」

 意味をこめた一言で、境界線をレンは越えていた。自分たちのあいだに、どちらからともなく引いていた、あやふやな線を。
 それはハクにもわかったはずだった。つかんだ腕から、彼女の体がこわばるのが伝わってきた。
 レンはたたみかける。

「どこまでなら踏みこんでもいいの?」

「それは……」

「嫌われたくないけど、踏みこみたいんだ。
 少なくとも、今よりはもっと踏みこむけど、いい?」
581雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:54:57 ID:YmMWkC2z

 出会った夜からもう何ヶ月かたっている。
 そして、いままであの夜のようなことは何もなかった。いつのまにか互いに、男女間の友情ですませようとしていたのかもしれない。
 レンは、今はもうそれでいいとは思えない。あやふやな関係ではなく、どうせならもっと先の――

(カイト兄、踏ん切りつけさせてくれたのかな)

 レンがこういう決心を固めることまでKAITOは見越して、わざとかれの前でハクにあんなことを言わせたのかもしれない。
 だとしたらちょっと悔しいが、もう起こしてもらった波に乗るしかないだろう。

 年上のひとの両手を包むようににぎる。その人はびくっとのけぞった。

「ま、待ちなさい、き、君、未成年でしょ。私が法律およびモラルに反しちゃうじゃないか」

「そっ……それこそ、今さらじゃないか。
 じゃあこうしよ、『こういうこと』のときは僕からする」

 レンはハクの肩に手をおいて背伸びし、唇に軽くキスした。互いにコーヒー味の、苦いキス。
 未知のものに触れられた子うさぎのようにハクは固まっている。
 が、レンが彼女の腰に手を回してエプロンの紐をほどくと、「待てってばこらぁ」と情けない悲鳴が上がった。
 往生際の悪い大人の顔を、レンはのぞきこむ。

「ううん。嫌でもする。押さえつけてでもする。僕から無理やりってことなら、法律やモラルがどうあれハク姉に非はないでしょ」

「そ、そんな無茶な……」

「でも、どうしても僕が嫌ならそう言って。
 そこでやめるから。それで、もうここには来ない」
582雪明かり〈中・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:55:58 ID:YmMWkC2z

 その言葉に、一瞬泣きそうに歪んだハクの顔を、どこか意地の悪い快感をもってレンは見ていた。
 怒ったようにハクが顔をそらす。

「卑怯な言い方だ……そんなの。極端だよ。
 私は、いままでどおりでよかったのに。……せめてもう少しくらいは」

「ごめん。せっかちで」

 少年はまた背伸びして、柔らかい頬に口づけた。
 脚の力が抜けたように、よろめいてハクが床に座りこむ。
 レンはひざまずいて、彼女の顔を両手ではさみ、今度は長いキスをした。

 唇を離したときには、互いの瞳がとろんとし始めていた。
 気だるげな色香が、ハクの肌をめぐるようにただよい出している。
 レンが息をつめて彼女のベルトの留め具に手をかけたとき、その手をハクが不意に押さえた。

「――どこまで踏みこまれたって、本当には嫌じゃあないよ。
 でも、ひとつだけ……
 こうなるなら……これからは、私の音楽のことだけは触れないで。ぜったいに」

 レンは静止した。そのハクの苦悩が、雪の夜に二人が出会ったきっかけだった。
 彼女の歌は、どうなったのだろう。これまで、そればかりは軽々しく尋ねられなかったが、これで二度と尋ねられなくなったことになる。……禁止されたことで、予想はつくが。

「……うん」

 レンはうなずいた。ほかにどうしようもなかった。そこだけは踏みこまないでと、釘を刺されたのである。
 幸福なはずなのになぜだか、一抹の暗い影が心に忍び入ってきた気がした。
583ボルボX  ◆ncmKVWuKUI :2010/04/28(水) 21:56:26 ID:YmMWkC2z
投下終わります。
584名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 21:58:35 ID:iJ4s9xxT
>>583
リアルタイムで読めた!GJ
続きが気になる終わり方だ。後編楽しみにしてる
585名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:12:03 ID:6DsWDINi
おっつー
586名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 23:40:50 ID:I/PiQRKi
GJ!
波乱を感じさせる引きですな。続き楽しみにしてます〜
587名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 00:14:43 ID:s2QjTImY
>>552
GUMIはお兄ちゃん大好きっ子かぼくらの16bit戦争のイメージが
邪魔をしてるから是非自分も読みだい
588名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 08:20:35 ID:W7K2fYlM
探偵助手めぐぽ読んでみたいな・・・


「先生!なんか変な奴がうろついていたんで取っ捕まえたっす!」


「うわ、なにをするやめ(ry」

「それ・・・KAITO兄だから放してあげて」

「これが本家裸マフラーっすね?法律的にアウトっす!」

「失礼な!これが僕の正装だ!」

「通報しても警察はめんどくさいから逮捕しなくなったしね・・・」

「氏ねばいいのにっす」
589名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 10:40:17 ID:ZFuFpLVD
>>587
カムパネルラのイメージが一番強い自分より、マシじゃないか
おかげでグミはエロ方向に妄想し辛いぜ。全年齢で留まってしまう
590名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 14:04:45 ID:5KTwXE0V
確かにGUMIでエロは想像しにくいな。ゆうきまさみが描く健全お元気ヒロインのイメージが固定すぎる。
591名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 16:21:42 ID:B9L0Dc9U
メイドの星でのキャラデザは素晴らしかった
他のキャラにも言えるんだけどさ
592名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 21:37:10 ID:LVFS7PRL
レンハクの人GJ!
他にも良作ばかりでスゴイ。
593名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 23:03:20 ID:ZFuFpLVD
>>591
貧乳スク水メイドはどうかと思った(年齢的な意m
594名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 01:59:10 ID:04IGWtPv
>>583
兄さんが・・・かっこよすぎるじゃないか…
飄々としつつも決めるところでは決める、なんて男らしい。
とにもかくにもGJでした!
595名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 16:26:43 ID:Ox4ojbSD
>>583
GJ! 続きが気になるな
596名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 01:40:11 ID:CHP6gMpw
マスリンが好きなのは俺だk………もう俺だけでいいや
597名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 04:19:16 ID:m2nFtvrm
よし、話を書いて広めるんだ
598名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 09:21:11 ID:yrShMJ9W
男マスターに開発されちゃうリンちゃんとか女マスターを性的にいじめるリンちゃんとか
599名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 15:56:11 ID:VpuLshwF
逆に男マスターに迫る成長リンなんかも。

ちょっとパソコン中に入ってくる。
600名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 19:15:27 ID:MhtwGufL
>>599俺も連れてけ
601名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 21:48:32 ID:homDuJNZ
探偵むしめか゛ねでレングミに目覚めた人は少なくないはず!
…と思ってたがそうでもなかったのか……。
602名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 08:27:40 ID:jM/yHEQv
>>601
話にはなるけどエロに持っていけない
ありそうなのは
グミ→レンの片思い
603名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 09:37:03 ID:PJjp93M1
リンといいグミといい清い妄想しか浮かばない不思議。
604名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 11:43:14 ID:QB2fF7q2
レングミは嫌いじゃないけどエロは無理だな
健康的なおっぱいポロリでレンがドギマギするくらいが限界
グミたん吸ってもいいよ!とか言いそうなんだもん
605名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 13:48:14 ID:ffFVwlTW
レングミではなくグミレンにしたら!


レン「ちょっグ、グミ何すんだよ?!」
グミ「ん〜?レン君のここってどんなかなーって知的好奇心?」カチャカチャ
レン「どこが知的だ!?離せって、おい!」
グミ「いーじゃん減るもんじゃなし。えい☆」ポロン
レン「ちょ」
グミ「おぉー。ふーん、へーこんななんだー」フニフニ
レン「うっ…や、止めろ馬鹿っ」
グミ「ふふっ…ね、気持ちい?お兄ちゃんが見てた動画じゃ、こんな感じでしてたんだけど」ペロ
レン「っ…!」
グミ「チュッ…ねぇ、どうされると気持ちいい?教えてよ」
レン「はっ、くっ…うぁ!」
グミ「うふふ、そんな声も出るんだね…教えてもらうだけじゃ悪いから、後で、私も教えてあげる…」


やっぱ無理あるな。サーセン
606名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 13:58:59 ID:gzLc+VZA
>>605
お兄ちゃんなに見てはるんですか

GUMIはほのぼのしか思い浮かばんなあ
607名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 14:13:11 ID:NjFOA7/2
たしかにGUMIはエロ妄想しにくいよなあ…
自慰ネタとか色々考えてみたけど生憎俺は絵しか描けなかった

>>605
GJ!いいぞもっとやれ!
608名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 14:39:08 ID:PJjp93M1
ふと思ったんだけど、保管庫には成長リンorレンてないよね。
609名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 19:07:23 ID:q4G3F4sd
GUMIは弱虫モンブランだとエロ妄想できる
気がする
610名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 19:11:33 ID:q4G3F4sd
>>609
sage忘れスマソ
611名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 22:16:21 ID:f8fYDu3s
>>608
>>373
全裸で待ってようぜ
612名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 06:39:44 ID:LgUr3EN4
>>675
続きはまだかね
613名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 07:53:37 ID:J9sZs1Ke
>>675
期待
614名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 09:29:40 ID:DGvHYvA4
>>675
わっふるわっふる
615名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 10:28:10 ID:JxIeWTEl
>>675
わっふるわっふる!
616名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 13:33:23 ID:THIf4/Ar
675って誰宛のレスだよ乞食ども…
617名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 15:20:40 ID:Y+YpMD3v
そんなの>>675宛に決まってるではないか!


…あれ?
618名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 17:59:41 ID:JxIeWTEl
その内に、我こそは>>675である!と名乗りを挙げる紳士淑女が現れるさ
多分。きっと。それまで覚えてたら
619名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 19:53:32 ID:/nB2cILY
遠投キャッチに期待
620名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 20:05:35 ID:Qqxw0XWz
いっちょ狙ってみるかw
621名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 21:31:35 ID:Y+YpMD3v
「リンちゃん」
「ん?なになに?マスターなんか用?」
「…」
「どうしたの?じっと見て。」
「…足りない。」
「?」
「足りない!君には色気が絶望的にたりないんだ!」
「マ…マスター?」
「原因が胸の無さや脳みそがたりない言動によるものでないとは思っている!」
「では何故だ!何故メイコやルカのように見た瞬間にエロい妄想が出来ないんだ!」
「あの…。」
「やはり認めたくはないが胸なのか。圧倒的な質量の差が原因なのか!」



「リン。さっきから楽しそうだけど、なんか良い事でもあったのか?」
「あ、レン。ちょうど良かった。」
「?」
「ちょっとロードローラー使うね。」


すまん。
エロ妄想しようと思ったが、無理だった。
622名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 01:19:21 ID:YXeNTR6J
>>621
これはこれで続きが見たい
623名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 11:45:35 ID:I4R9JwdZ
ここからリンによるマスター調教が始まるんですね。分かります
624名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 14:17:11 ID:CuVcTFCl
マスター的にはミクがどういう位置づけなのか気になる
625名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 17:00:28 ID:T73uQq5V
そいやあミクappendはどういう扱いになるんだろうね。

ミクのアップデート型?
新規生産型?
626名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 17:55:31 ID:z6+ft9PK
そういえば、メイドの星のテトが可愛いすぎて困るんだが
627名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 19:05:02 ID:QxJ1+K9W
アペンド6人ノーマル1人とマスターで8Pか…
628名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 19:29:08 ID:T73uQq5V
リン「ミク姉〜!」
ミク「んー?どうしたのリンちゃん」
リン「マスターが私のこ…ぎゃーー!」
ミク「わ!どうしたの?叫んだりして。」
リン「ミ…ミク姉…胸が…胸が。」
ミク「ああ。これね。」
ミク「マスターが昨日急にappendにアップデートするって言いだしたんだ〜。」
ミク「へへ〜ん♪どうだ!これでもうマナ板なんて言わせませんよ〜だ。」
リン「でもなんで急に?」
ミク「よくわからないんだけど、昨日の夜包帯だらけのマスターが「これが最後の希望なんだ!」とか言いながら…。」



リン「マスター昨日はごめんなさい〜!だから私にもappendインストールして〜!」
マス「リンちゃん…悲しいお知らせがあるんだ。」
リン「ん?」
マス「まず君のバージョンはact2だ。そして…。」
リン「?」
マス「鏡音にはappend無いんだ…。」


早く作家さんこないかな〜。
629名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 19:34:03 ID:wIV0OxUM
>>627

ツンデレミク「べっ別にあんたのために歌ってるんじゃないからね!?」
ヤンデレミク「同じ顔がこんなに……うふふ、マスター、解ってますよね…………?」
百合ミク「そんなことよりロリミクちゃん、二人でこっそりお話ししようか(*´д`*)」
ロリミク「うゅ?だめだよー、ちゃんとおうたうたわなきゃー」
ヲタミク「ねんぷちはせめてショーケースに収めて飾るのがデフォだろJK。裸で置いとくとか…」
スイーツ(笑)ミク「こんな童貞臭い男に買われるなんて……終わったわぁ」



ノーマルミク「マスター、どうすんですかコレ……」
マスター「アーアーキコエナーイ」
630名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 20:23:49 ID:7wQv+jRp
>>629
麦茶返せwwwwww
631名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 20:56:10 ID:Pb2beULF
>629
続きがはげしく気になるww
632名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 21:01:03 ID:t8mLfAMW
>>629
このアペンド、キツいなーwww
633名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 21:32:25 ID:z6+ft9PK
>>629
ちょww頑張れマスターw
634名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:11:13 ID:E3OAhnft
>>629
続き頼むwwww
635名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 12:17:18 ID:54YOctVu
マスターの所にミクとmiki両方来たら大変な事になりそうだよね。
636探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相(0/8) ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 14:45:20 ID:ZwxzWIJl
どうも、鬼t(ryです。

今回はぶっちぎりP様の[探偵むしめか゛ね〜さらば怪人256面相]にインスパイアされたレン視線ギャグSSです。
毎度リンも変ですがルカが輪をかけて変で、がくぽも最低です。先に謝ります、ごめんなさい。

タイトルは[探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相]それではお手柔らかに。
637探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相(1/8) ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 14:47:44 ID:ZwxzWIJl
どうも、レンです。
鬼畜マスターの地獄の夜通しレコも無事終わり、ミク姉とリン、そしてグミさんと一緒に家に帰るところです。
「それじゃまたね、ミクちゃんリンちゃんレン君。お疲れ様。」
「グミさん、またねー。お疲れ様ー。」
グミさんをインターネット組の外玄関で見送り、うちへ帰ろうと踵を返すと
「ギャーッ!!兄さーんっ!!」
と、グミさんの悲鳴。この悲鳴は尋常じゃあない。何故か悪い予感がする。
「グミさんっがくぽさんっ!」
ミク姉はいち早くインターネット組の屋敷へ走った。
「何があったんだろ?」
「とりあえず行ってみようぜっ!」
後からリンと俺が追い掛ける。事件は突然やってくる。
俺達は玄関を上がり土間を抜け、奥の部屋へ行くと、へたりと座り込んだグミさんと…何故か布団に
半裸状態の真っ白フリーズのがくぽさんが横たわっていた。
また真っ白フリーズか…何があったかわかんねーけど、せめて隠してくれ。勃起してこれはないわーw
「兄さん…何があったの?」
見てのとおりだろグミさん。てか、がくぽさんは誰かに指摘されなきゃあ真っ白フリーズしないよな?
「がくぽさん…こんな変わり果てた姿に…」
グミさんの隣に膝を着き、涙を零すミク姉…ミク姉、それはノリ突っ込み?本気?俺にはワカンネ。
「これってもしかして事件?事件?」
リン、お前は突っ込むな。余計な混乱を招くから。
でも、確かに事件だよな。これはもしかして「探偵むしm(ry」フラグなのか?
「とりあえずお兄ちゃんお姉ちゃんルカさんを呼ばなきゃ…」
「それじゃあリンが行って来るよっ!」
トラブルメーカーがカイト兄達を呼びに行った。これで少しは静かになる。
638探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相(2/8) ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 14:48:33 ID:ZwxzWIJl
カイト兄達が来るまでの間、俺は部屋を見渡した。
部屋には布団が乱れている以外は荒らされた形跡はない。襖や障子もごく普通に開閉出来るもの。
俺は何かに誘われる様に廊下へ出た。廊下を隔てて雨戸は全て閉められている。俺は鍵の確認ついでに
雨戸を開けた。心地好い陽射しが廊下と部屋に注がれる。
「グミさん。ちょっと聞くけど玄関は開いてた?」
俺は部屋に戻り、座り込んでいるグミさんに聞いた。
「ううん、玄関には鍵が掛かっていたよ?」
つまりこれは…密室事件か?いや、グミさんが玄関の鍵を開けたところは誰一人見てない。
「皆ー、お待たせー!」
「皆お疲れ…全く、早く開き直ってくれよがくぽさん…」
リンがカイト兄を連れ…あれ?メイコ姉とルカ姉は?
「お疲れカイト兄、メイコ姉とルカ姉は?」
「めーちゃんは寝てるよ。ルカは昨夜からネットサーフィンに行ってるはずだけど、まだ帰ってこないな。」
ルカさんはいないのか。一番怪しいな…とりあえずルカさんは置いといて。
「カイト兄、昨日の夜はどうしてた?メイコ姉はどうしたの?」
俺がカイト兄に聞くと何故かリンが割って入った。
「愚問過ぎるよレンwそりゃあ昨晩はズッコンバッk(ry あだっ!」
カイト兄のチョップがリンの脳天直撃SEg(ry 赤面のカイト兄…昨夜はメイコ姉とお楽しみだったんですね。
「めーちゃんと一緒に家にいたよ。とりあえず2、3日すればがくぽさん直って犯人がわかるだろw解散っ!」
そう言って踵を返すカイト兄。兄さんクール過ぎるよ、それじゃあツマンネ。
「それじゃあ面白くないんだよカイト兄っ!カイト兄もメイコ姉もルカ姉も容疑者なんだからさぁっ!」
639探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相(3/8) ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 14:49:19 ID:ZwxzWIJl
俺の声にカイト兄が足を止め、ニヒルな笑みを浮かべて振り向いてくれた。
「ほう…推理ごっこか?ではここまでの推理を言ってごらん、レン。」
そうこなくっちゃ。ノリがわかってくれるカイト兄が俺は大好きだ。
「え?レン君、推理してんの?」
「私聞きたいっ!」
「レンkwsk!」
腐女子…否、婦女子三人とカイト兄、そして変死体(死んでねーけど)を前に俺は現時点での推理を説明する。
「まず推定犯行時刻は昨日の夜から、グミさんが変死体を見つけて悲鳴を上げて俺達がここにくるまでの間。
容疑者はカイト兄、メイコ姉、ルカ姉、そしてグミさん。」
「ちょっとレン君。なんであたしも容疑者に入ってんの?」
早速グミさんが反論する。
「俺達三人が部屋に来た時、グミさんはもうこの部屋にいた。グミさんががくぽさんに会ってすぐ[包茎]
って言えばあっという間に真っ白になるから、出来ない事ではない。もっと言えば、レコ前にやった
可能性も捨てられない。」
「レン君酷いなー。あたしが兄さんをフリーズさせて何が得なのよぉ。」
あ、そう言われると…
俺とグミさんのやり取りに肩を震わせて笑いを押し殺すカイト兄。
「な…なるほどねwで、俺とめーちゃんは?昨晩は二人とも家にて、俺は昨晩は一睡もしていないし、
めーちゃんが寝たのは今から一時間程前。俺はめーちゃんが寝たのを確認してからリンが来るまでの間、
朝食を作っていたけど。」
「んじゃあ、メイ姉が寝るまで二人ナニして…カイ兄ごめんなさいごめんなさい。」
カイト兄のアリバイを聞いて、また2828しながら割って入るリン。そーゆーネタ、本当好きだよな。
おまけに露骨過ぎ。片割れとして恥ずかしいよ。
640探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相(4/8) ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 14:50:05 ID:ZwxzWIJl
だがカイト兄が笑顔で無骨な指をバキボキ鳴らすと素直に謝った。流石だカイト兄。
まぁ俺も同じ事を思ったけどさ。タフだよなカイト兄。とりあえず話を続ける。
「カイト兄とメイコ姉は裏を合わせている可能性がある。第三者なる目撃者がいない。」
俺の説明にカイト兄は頷きながら聞く。
「そうだね。俺とめーちゃんのアリバイを立証する人はいないね。だがグミ君と同様、俺やめーちゃんが
がくぽさんを真っ白フリーズさせて何の得があるんだ?」
「そ、それを言われると…」
そこなんだよなぁ。カイト兄やメイコ姉ががくぽさんを真っ白フリーズさせて何が得なのか。俺は悩んだ。
「Goodmorning everyone.皆さんここにいましたか。お疲れ様です。」
そこへネットサーフィンから帰ってきたルカ姉がやって来た。相変わらず無表情だが。
「お疲れルカさん。帰ってきたら兄さんが…」
グミさんが説明するとルカ姉があっさり言い放った。
「メグッポイドGUMI、がくっぽいど神威がくぽの白化フリーズなら私が原因です。」
犯人自白、事件解決…じゃねーよツマンネ。俺は一気にシラけた。
「犯人はヤス…じゃあなくてルカだったか。一体何やったんだ?」
カイト兄が首筋をポリポリ掻きながらルカ姉に聞いた。
「はいCRV2KAITO、昨晩私は歌唱の経験を積む為、がくっぽいど神威がくぽに協力を求めたところ
がくっぽいど神威がくぽは白化し、フリーズしました。」
「協力?何の?」
ミク姉が追い撃ちをかける。
「恋愛とセックスです。」
ルカ姉、イチローのレーザービーム並に超ストレート過ぎ。ルカ姉の台詞に俺とミク姉とグミさんが
吹き出し、リンは目を輝かせ、カイト兄は口元を引きつかせた。
641探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相(5/8) ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 14:51:03 ID:ZwxzWIJl
そんな皆のリアクションも気にせず、淡々と自供するルカ姉。
「先日マスターが官能的な歌を作られたのですがCRV1MEIKOか私か、どちらに歌わせるか考えた結果
「MEIKO、お前なら歌詞内容の様なセックス経験が豊富だからイメージしやすいだろwKAITOに感謝しとけw」
と、いう事でCRV1MEIKOが歌う事になりました。」
俺は思わずカイト兄を見た。冷や汗出てるよ兄さん、つか何ヤってんだアンタwと突っ込みたいのだが
リンと同レベルと思われたくないのであえてスルー。案の定リンはカイト兄を見ながら2828している。
「私もCRV1MEIKOの様に歌唱の為に色々な経験を積みたいのですが「セックスは愛し合う男女ではないと
出来ない」とCRV1MEIKOが言っていました。」
「あ、あぁ…そんな事言ってたなめーちゃん…(マスターのお仕置き・続:禁断の3P?編参照)」
ミク姉もグミさんも赤面しながらカイト兄を凝視している。視線痛いよ兄さん。
「その為私は昨晩、CV1初音ミクCV2鏡音リンCV2鏡音レンがレコーディングに行った後、ネットサーフィンに
出掛けるとCRV1MEIKOとCRV2KAITOに伝えてインターネットの屋敷へ行き、換気口から屋根裏へと侵入して
就寝しているがくっぽいど神威がくぽに裸で覆い被さり「私を愛して下さい」とお願いしました。」
ちょwwwあんたは忍者…否、怪人かwつかそれ夜這いじゃねぇかよ。普通逆だろ逆…大胆にも程があるぜ。
俺と同じ事を思ったんだろう、そんなルカ姉の台詞にカイト兄が溜息をつき、首を横に振った。
「ルカ、恋愛ってモンはn(ry「ギャーッ!!ミクちゃんがぁっ!!」
またグミさんが悲鳴を上げた。ミク姉を見ると次第に真っ白になっていくじゃねぇかっ!
642探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相(6/8) ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 14:52:29 ID:ZwxzWIJl
「ルカさんが…がくぽさんに…夜這い…私のがくぽさんが…」
譫言を言いながら真っ白になっていくミク姉。まぁ純情なミク姉には刺激強過ぎだわな。心中お察します。
そんな状況の中、ルカ姉はミク姉のスルーして自白を続ける。クールどころか冷酷だぜルカ姉。
「早く経験が欲しかった私は、動揺するがくっぽいど神威がくぽを強引に脱がしt(ry「「っ脱がすなっ!!」」
ルカ姉の言葉に俺とカイト兄がハモって反論する。俺も運悪ければ襲われていたかも…ルカ姉パネェよ。
「脱がしてがくっぽいど神威がくぽの男性器を晒したところ、CRV2KAITOのt(ry「それ以上言うなぁっ!!」
赤面したカイト兄の大音量テナーがルカ姉の自白を遮断する。ルカ姉も空気を読んだのか口を閉じた。
何故ルカ姉がカイト兄のを知っているの?俺はまたカイト兄を見た。
「何か言いたそうだな、レン。」
俺の視線に気づき、口元を引きつかせながら俺にガンを飛ばすカイト兄。
「うん。後でいいから説明して。ハッキリしないのは嫌だから。」
俺も負けじとガンを飛ばす。
「白化フリーズしたがくっぽいど神威がくぽを再起動しようとしたのですが、マスターもレコーディング
されていたのでどうする事も出来ず、ネットに解決策がないか先程まで探しに行ってました。以上です。
皆さん、ご迷惑おかけしました。」
犯人巡音ルカの自供は終わり、事件は解決した。ルカ姉、あんたには[怪人512面相]の称号を与えるよ。
俺は名探偵にはなれない様だ。

五人揃って帰る途中(真っ白になって譫言を言ってるミク姉はルカ姉が姫抱っこして運んでいる)
俺はカイト兄に聞いた。
「カイト兄、さっきの話だけどさ…」
643探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相(7/8) ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 14:53:48 ID:ZwxzWIJl
「マスターのお仕置きだよ。ルカの目の前でめーちゃんと、な…(マスターのお仕置き・続:禁断の3P?編参照)」
うわぁ…そりゃあ叫びたくなるわな。ごめんカイト兄。疑った俺が悪かった。

真っ白になったミク姉は、翌日アペンドをインストールされてあっさり回復。おまけに「♪YATTA!!YATTA!!
[アペンドインスト〜]YATTA!!YATTA!![脱・まな板胸〜]♪」と大喜び。
それを見た俺の片割れは「差別だっ!!クリ〇トンに断固抗議してくるっ!!」と先程クリ〇トンへ殴り込みに
行ったが、多分門前払いを喰らうだろう。



―三日後・インターネット組の屋敷にて―
「左様か、拙者がフリーズしている間にその様な事が…」
「兄さんモテモテねーw」
「言っとくが二股は二人の兄貴分として許さん。どっちかにしろ。」
「………(純情可憐なミク殿に冷静美貌のルカ殿…甲乙付けがたい)」
「どっちにするの?兄さん。」
「どうした?侍ならハッキリしろ。」
「…どちらが…いいと…思う?カイト殿。」
「………(兄さんサイテー)」
「グミ君。ちょっと席、外してくれ…」
「はい、カイトさん。」
(グミ退室)
「がくぽ…腹斬れ貴様ぁっ!!!」
(マウント取りフルボッコ)
644探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相(8/8) ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 14:54:54 ID:ZwxzWIJl
以上。お目汚し失礼&最後まで読んで頂きありがとうございました。

今回は何かハジケ過ぎた。ルカ、こんなイメージじゃあなかったのになぁ。疲れてんのかな私。
それではまた。
645 ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/09(日) 15:04:26 ID:ZwxzWIJl
すみません、補足です。
[探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相]は[服従 七日目]の翌朝の話です。
どうも失礼しました。
646名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 16:01:17 ID:54YOctVu
GJです。

でもボカロファミリーはこんくらいはじけていた方が楽しそう。w
647名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 08:35:31 ID:m6EpRmoc
え、アペンドで胸が成長って公式設定?
648名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 10:46:47 ID:pnuqvPXn
GJだが毎回がくぽの扱いカワイソス
649名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 12:36:03 ID:rTFh/m1N
>>647
公式っていうかパッケージの印象からじゃね?
650名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 13:28:54 ID:cKYyN2IJ
少なくともCカップぐらいにはなってるな
大きくも無く小さくも無い…もっとも限り無く正解に近いというやつか
651名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 15:12:33 ID:tMwKAREV
>>645
GJGJ面白かったいつもありがとう!年長組は相変わらずタフだなw
648じゃないけどがくぽにもちょっといい目見させてあげて欲しいな
がくミクでもがくルカでもいい
ここんちのリンでがくリンはなさそうだけどw

ミクは元々のパッケもまな板ではないよね
でもまあクリプトンのボカロの容姿は全て公式ではないという話だし
好きに自分設定すればいいんじゃないか
652名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:59:13 ID:Gy9p+yQ9
ちっぱいでどうにかなすびを挟んで
パイズリフェラの練習をするがくリンのリンが見たいです、マスター
653名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 23:05:46 ID:WkWx7ziE
一人で無理なら二人で挟めばいいんだよ!>ちっぱい
654名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 00:16:38 ID:oq7hdP26
>>653
ミクならアペンド6人で挟めばいいわけか?
655名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 00:52:36 ID:i6qbYii7
なんの儀式かwwww
656名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 02:14:49 ID:KVWHSrZ/
なんだその図はwww見てみたいwwwww
657名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 05:38:33 ID:I3pT4NZb
>>652
成長リンのたゆんで挟んでももおいしいですマスター
658名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 07:00:09 ID:Mt1N65NT
ちょっと思い付いた小ネタを投下



ミク「マスター」

マス「なんだいミク」

ミク「アペンド版はやくインストールしてくださいよ」

マス「ななな、ナニソレオイシイの」

ミク「はい?」

マス「アペンドなんて無かったアペンドなんて無かったアペンドなんて(ry」

ミク「だめだこいつ」

ミク「なんてことがあったんだけどなんでかな」

リン「・・・難しい時期なんだよ」

ミク「そっかぁ」

納得すんのはえぇな。あとなんで気付かないんだ。家の中に居るのは
ミク、リン、ユキ、ミキ、あと何故かネルで皆胸が小さいことに
もしかしたらロリコンかもしれないのに
ていうかロリコンだった。本棚をよく見たらこどものじかんやロリコンフェニックスとかロリ系のしか無かった。
リン「これはどうしたもんかな」

マス「おっぱいなんて飾りだ!偉い人にはそれがわからんのです。」

ちなみにレンはショタコンの友人に質に出したらしい。
659名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 09:13:33 ID:rlPmqgut
>>658
レンカワイソス
660名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 10:14:30 ID:us7UXxtk
>>659
男の娘にされるよりは・・・
661名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 12:08:23 ID:bX0VOsEB
いや、ちょっとまて。

レンを男の娘にしたらあれがついてるリンちゃんに…。
662名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 13:31:30 ID:zoSvLcZd
>>661
まったく問題ないな
663名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 14:11:11 ID:QFdKDmBO
成長リンもありだが、俺は敢えて成長ユキさんに相手されたい
664名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 14:36:33 ID:UzNCa9g+
一日だけという約束でリンと入れ替わらされるレン
しかしいつの間にかそれが常態化してしまい
665名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 14:36:51 ID:NAwNT/vY
胸だけが異常発達したロリ巨乳ユキとか
666アペンド小ネタその2 ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/11(火) 15:34:20 ID:rlPmqgut
GJありがとうございます。またアペンド小ネタです。


>>629さんに触発されて

lightミク=爽やか体育会系
vividミク=ゴスロリメイクバッチリ
sweetミク=スイーツ(笑)
softミク=はちゅね(ロリ)
solidミク=初音ーク
darkミク=シテヤンヨ

鬼畜マスター「…という夢を見た。疲れてんのかな俺。」
カイト「またですか…」
667名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 20:44:02 ID:i6qbYii7
新ボカロLilyはどういう扱いになんのかな
668名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 22:37:42 ID:MCNkgwEH
ツンデレっぽいよね
……癒し系っぽいおっとり爆乳ボカロをそろそろ出すべき
669名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 01:31:26 ID:+dALkNf8
ボクは可哀想な鏡音レン。
キモオタペドベアーな前マスターからショタコンの友人に質入れされた。
ペド野郎に連れられて訪れたのはキッタネェぼろアパートであり、
確かに犯罪予備軍ショタコン隊に配属されるだけはあるなと納得してしまうような住まいだった。
まぁ、ここまで来たらしょうがない。
いかなキモオタが現れようと、世捨て人の自慰で搾り枯らした性欲ぐらい、いくらでも受け止めてやろう。
そう決意し、ボロアパートのそこだけはやけに頑丈な監獄を思わせる玄関の鉄扉をギギギと鳴らして室内にはいった。

「始めまして、質入れされてきました。鏡音レンです」
「あ、いらっしゃい……うまく歌わせてあげられないかもしれないけど、よろしくね」

ボクはなんだか拍子抜けしてしまった。
よもや、ショタコンの友人とやらが、アッシュシルバーの艶やかな髪をした巨乳のお姉さんだなんて、想像する余地がなかったからだ。
ピザでワキガ臭のする廃人がボクの尻に血が滲むまでピストンと放精を繰り返し、
粘液と糞に塗れた肉棒をフェラさせられる生活が始まるのではなかったのだろうか。
今言ったとおりの事を質問に転じてお姉さんに問うてみた。

「ほ、放精?フェ……? しないよそんなこと、ていうか出来ないでしょ。私、女だよ」

確かにそうなのだが……ボクにはどうも信じられない。
本棚にコミックLOと使い捨てTENGAのパッケージくらいしか詰まっていない貧乳フェチの変態クソ野郎にこんな綺麗な異性の友人がいるはずがない。
いっそ異星の客に太陽系外までキャトられるべき人類の汚点である変態に、
多少捩じれた嗜癖の持ち主であったとしても美人巨乳の女性が友好関係にあろうとは信じられない。
きっとなにか裏があるに違いない。

「わかった。お姉さん、過去は男だったんでしょう」
「……なんでそんな話になるの」

否定した。
怪しい。
怪しすぎる。
ボクはお姉さんの手を掴んだ。
冷え性なのだろうか、やけにひんやりした手をしている。

「ひゃ、な、何をするの」
「ボク、前の家では姉妹がたくさんいたんだ。だからお姉さんの身体を触れば、わかる」

元男性ならば、工事後であったとしてもナチュラルな女性の下腹と全く同じであるはずがない。
ミクリンユキネルの四人に虐げられ性奴隷として口で奉仕させられ続けた日々が思わぬ形で役に立つわけだ。
あの家の貧乳どもはシャワーもせずに舐めさせるものだから、オリモノや尿や汗が特有の女臭さと綯い交ぜになって鼻をつき、
酸味としょっぱさが舌に絡み付いて、毎回口でやらされる度に吐き気を催した。
もし興奮している状態ならばそれも楽しめたかもしれないが、ご丁寧に無い乳悪魔どもは、
ボクにクンニをやらせる前に三回の自慰を強要した。
670658:2010/05/12(水) 06:56:25 ID:8cWEcXmJ
>>669
俺が書いたやつの続きwwwww
続きが気になるw



ワッフルワッフル
671名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:35:11 ID:tTX8ubTr
>>669
>ボクにクンニをやらせる前に三回の自慰を強要した。
・・・ユキも、なのか?!

俺の勘違いであることを願いつつ、続きに期待
672名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:57:00 ID:/OY2d0vJ
>>669
レンどんだけだよwwwカワイソスww
わっふるわっふる
673名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 01:28:00 ID:Ts9YE7hz
なにこれ先が気になる
674名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 09:44:54 ID:cd8V/Fl8
思いついた小ネタ。


「アペンドディスク、か……」
 俺は先ほど届いた、拡張ディスクのパッケージを持て余して言った。
 メシの最中だったがはやる好奇心には勝てず、食いながら開封してやった。
 非常に行儀が悪い。箸を動かすミクが見ているのに。
「嬉しいですねっ」
 ミクが言う。
 納豆へ、大量の刻みネギを投入して真っ白にするのが嬉しいのか、アペンドディスクが来たのが嬉しいのか。
 俺には解らない。
 しかし、それを飯の上にぶちまけて食うミクが、俺の粗相に目くじらを立てることはなかった。
 そういう性格に、プログラミングされている。童貞野郎共に売れるわけである。
 アペンドディスクは、ミクの能力を拡張する。
 だが、俺にとって、その部分はじつはどっちでもよかった。
 俺は抱えていたノートPCにディスクをぶち込むと、USBを引っ張る。

「ミク、とりあえずメシは切り上げだ。USBスタンバイ」
「もぐもぐもぐもぐもぐもむぇ!? ぐぇっ、グェホッ! ゲボッ!」
 口をハムスターみたいに膨らませていたミクが、俺の指令に反応して、
おおいにむせた。彼女は自律しているものの、マスターの命令だけには、
哀しきかな機械的に反応してしまう。それもプログラムだった。
 もちろん、ワザとタイミングを見計らって指令を出している。
「マスター、ひどい。人でなし! 死んじゃえ! ばか!」
「ありがとうございます」
 しみじみと感じ入る。
 俺は貶されると興奮するタチだった。
 アペンドディスクのなかに「DARK」というのがある。これをミクにセットすれば、非常に
俺好みのダークな言葉責めが実現するはずだ。期待してUSBをミクの首筋に繋いだ。
「ミク、アペンドディスク・インストール」
「インストール。……インストール完了」
「よし」
 PCを操作する。
 トラックボールを動かし、DARKを選ぶ。
 その時だった。
675名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 09:45:06 ID:cd8V/Fl8
「あ」
 間違えてクリックしてしまった。
「スタンバイ。セット。VIVIDモード・スタート」
「ちょっと待って」
「無理! ビビッドピンクにナイトな私! 初音ミク・ビビッド登場!!」
 うるせえこの野郎。
 よりによって、一番嫌いな方向性のものを選んでしまった。変貌したミクは
「くぇャアアア! キェァアアア!」とか、あらぬ奇声をあげて俺の周りを躍りはじめる。
 こうなると、しばらくは元に戻らないらしい。
 畜生。
 俺は非常にがっかりした気持のまま、飯に戻ることにした。こうなったら無視しよう。
 が。
「マスター! マスター! ご飯なんか食べてないで! おフロいきましょ! おフロ! お風呂♪」
 ミクはアンドロイドなので馬力がある。アトムほどでないが、R.田中一郎ぐらいはある。
 俺は、たくあんをかじりながら担ぎ上げられると、そのまま風呂場へと連行された。
 ぼりぼりやりつつ、バサバサと服を脱がされはじめたので、ヤケになって付き合うと、そのまま、
バシャバシャと強制的にはしゃがされつつ、三〇分後に発射させられた。さらに一〇分後に発射
させられ、つぎの五分後は、俺の意志で発射した。

 途中で意識が飛んだ。
 たしか、数十回繰返したような気がするが……ふとベッドで眼を覚ましたとき、ミクはノーマルモードに
戻っていたものだ。ミクの耳たぶが真っ赤になっている。
「マスター……私、もう生きていけないかも、しれませんです」
「気にするなよ。酒に泥酔したのと、似たようなもんだから。メイコが、いつもあんなだろ」
「余計死にたい」
「そんなこと言うもんじゃない。生きているって素晴らしいぞ。ああ、次はDARKでな」
「ひぃぃ〜」
676名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 10:39:45 ID:hcZhtsWO
メイコ「ちょっと表へd(ゴンッ)」

振り回してた首輪があたったようです。
677名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 13:07:45 ID:AdK6H6YU
MEIKOの同人誌って存在するんかな?
見たことないんだが
需要はあるはずなんだ。
678名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 13:15:31 ID:VwHVjHA2
ルカ「(そんなものが書きたいんですか? 変態) MEIKO本キタ!これで勝つる!」
ルカ「(…いいでしょう、書きなさい。今ここで) もう読みたくて読みたくてはぁ、姉さん抱きしめたい」
ルカ「(書き上がったら見てあげる。せいぜい楽しみにしておくわ) wktkwktk」
ミク「ルカさんルカさん、 丸かっことカギカッコってどっちが本音?」
ルカ「 」
679名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 13:51:26 ID:iPXu1QDI
あるだろ!そりゃあるに決まってんだろ
見たことないけど欲しいけど!
680名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 14:48:19 ID:TciiRU7j
見かけたMEIKOの同人誌はカイメイばっかだった
681名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 23:06:42 ID:1zbsZ83h
レンメイ本あったら光の速さでぽちるんだが
682名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 23:19:04 ID:RmhU7X+7
見事遠投をキャッチした>>675に改めて

>>675
続きはまだかね?
683 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:31:26 ID:0LR2cdKQ

こんばんわ。下剋上の人です。相変わらず流れ読まなくてスミマセン。
ようやく規制(また……)が解除したので、早速投下。
「先輩カイトと新米メイコ 」の続編です。

【注意】
・カイメイでマスメイ
・エロの後半がファンタジー
・つーか、3P
・長い

7ぐらいでおさまる予定だけど、無理なら8ぐらいまで伸びるかもです。
684 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:34:06 ID:0LR2cdKQ
マスターと先輩カイトと新米メイコ 1/7

カイトの唇に自分のそれを寄せ、食むように口づけた。軽く吸って私の唾液で潤う唇を舌でつつき「開けて」と乞う。
応じて開くそこに、生温い口内にそっと舌を伸ばした。
滑らかなエナメルの感触。歯列をなぞり深く差し込んだ舌を、カイトの舌が迎えて絡み合う。温かな粘膜を交わし合いくちゅりと漏れる微かな音が、鼓膜をちょっぴり刺激した。
「ん……」
カイトは殆ど舌を動かさず、私にされるがまま。膝に乗り上げる私の背中を優しい手付きで撫でている。求める気持ちそのままにカイトへ重心を少し預けると、腰を降ろしているソファーがより沈み、ぎし、と音を立てた。
深く、深く。舌の付け根の柔らかい部分を丹念に舐め、舌を歯で甘噛みし、カイトを味わうと同時に私も味わってもらう。
背中を撫でていた手が下り、今度は剥き出しのお尻を両手で撫で回した。私は殆ど服を着ていない格好で、ソファーに座るカイトの膝を跨ぎ座り込んでキスをしている状態。尾骨の辺りを溝に沿って動く手に反応してしまう。だって、その指の下る先は……。
ふ、とカイトが声を出さずに笑う気配がする。唇を強く吸い立てながらお尻にあった手を腰と背中に回して、ぎゅっと抱き締められた。
「ん、んぅー!」
あっと言う間に形勢逆転され、そのまま口の中をいいように蹂躙されてしまう。ぱ、と顔が離れ、唇同士が銀糸の糸を引いて直ぐに切れた。
激しいキスの割に涼しい顔でカイトが微笑んで背中をあやす様ぽんぽん叩き、私といえばくったりとカイトに凭れ、荒く息を弾ませるしかできなかった。
「大分キスが上手くなったね、メイコ」
「……ホント?」
「キスの最中、ちゃんと鼻で息をするようになったし」
からかうように言われちょっと顔が熱くなる。カイトの胸を押して、身体を離した。
「しょうがないじゃない。あの時は初めてだったんだもん」
「あは、あれはあれで可愛かったよ? 一所懸命なところがさ」
「もう……」
「拗ねないで。キス好きでしょ。ね、もう一回」
今度はカイトから唇を寄せ、私は応えて舌を使う。カイトの言う通り、私はキスが大好き。この家に来てまだ数日だけど、カイトに色々な事を教わって、キスはその中の一つだった。……勿論、教えてもらったことはキスだけじゃない。
カイトはとてもキスが上手い人だ。思考を根こそぎ持っていって、私を夢中にさせてしまう。濃厚でくらくらするような口づけの最中、知らぬ間に伸びてきた手が私の乳房を握り、押し潰すよう揉みしだき始めた。
「んっ……」
「これも好きだもんね」
ほんの少し唇を離した隙にそんなことを言い、また塞がれる。薄く透ける素材で出来たキャミソール越しに捕えた乳房を手中で玩び、くりくりと乳首を摘まれれば、身体が跳ねてアソコが一気に蕩けてくるのを感じた。
「カ、カイ、ト……」
堪らなくて口を離し、肩口に額を乗せた。背中に置かれていた手がどんどん下がって、とうとうお尻を通り越して秘めた挟間へ辿り着く。
「……ぐっしょりだよ?」
後ろから忍び込んだ指が入り口を前後になぞり、溜息が洩れる。
「ココを弄られるのも好きになった?」
分かってるくせに、カイトはそんなことを言う。私の身体に快楽を教えたのはカイトなのに。コクコク頷くと、いい子だねってあのテノールが囁き、くぷりとソコに指が埋まった。器用な両手は乳房とアソコで私を苛めた。
「あ、ああ……」
「可愛い声……いいね。ぞくぞくするよ――――ぐはぁっ!」
今まで聞いたことないカイトの呻き声と、どすん! と重量感のある鈍い音が私の顔の横でした。正確にはカイトの頭上に重そうな旅行カバンが私を避けるよう乗って、カイトの首は直角に近い角度で曲がっていた。
カバンの上から、地を這うような男性の声がする。
「昼間っからイイコトしてて羨ましいな、カイト」
さっきまでの淫靡な空気はすっかり霧散して、私はカイトの服を掴んだ。誰? なにが起こったの?
「い、いつ帰ってきたんですかって、おも! つか首折れますって、マスターーっ!」
「たった今だよエロイト。鍵の開く音にも気付かないくらいメイコに集中してたんだな。ボーカロイドのクセに」
マスター? 本当に?
カイトの頭に乗ったカバンの上に、更にその人物の上半身が圧し掛かり顔が見えた。カイトより少し年上ぐらいの、若い成人男性だ。焦げ茶の短髪。シャープな印象を与える目元が少し緩んで私と目を合わせる。

「よう。初めましてメイコ。俺がお前たちのマスターだ」

携帯電話で聞いた、あの声に良く似た音。
今にも息が絶えてしまいそうなカイトを押さえつけ、ちょっと意地悪な笑顔を浮かべながらその人は私の頬を撫でた。
……この人がマスター。
685 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:38:00 ID:0LR2cdKQ
マスターと先輩カイトと新米メイコ 2/7

「帰ってくるなら連絡ぐらい下さいよ。迎えに行ったのに」
カバンを片づけ、片手にアイスコーヒーの入ったグラスを持ってカイトはリビングに戻ってきた。それをローテーブルに置きながら、自分も対面のソファーに座る。
「大体、帰りの予定日まであと二日もあるじゃないですか。まさか仕事放り出して帰ってきたんじゃないでしょうね?」
「きっちり片してきたって。あんなエロ写メをな、毎日何回も送ってこられて仕事なんかやってられっかよ。なんの焦らしプレイだっつの。高速で仕上げて、とっとと帰って来たわ……あー柔らかい。癒される」
呆れ声のカイトは「あやしいなあ」と懐疑的な意見だ。
さっきまでカイトの膝の上にいた私は、今は同じ姿勢でマスターの膝の上にいた。カイトとマスターが入れ替わっただけだ。
そして当のマスターはソファーで私を正面から抱き締めて、寄って盛り上がった乳房に顔を埋め、嬉しそうに頬ずりしている。キャミソールは「邪魔!」と脱がされ素肌にすりすりされてくすぐったい。
そんなマスターの髪をそっと梳いた。気がついたマスターが視線を上げ、目が合うと私は微笑んだ。
「お帰りなさいマスター。私、ずっと貴方に会いたかったです」
「おう。俺も会いたかった。悪かったな、初日に家に居てやれなくて」
にやっと笑い返してくれるマスター。私に会うために、仕事を早く終わらせ帰ってきてくれたことが素直に嬉しい。
「そんな。カイトがいてくれて、色々教えてくれたから大丈夫でした」
「カイトが、ねぇ」
マスターが意味ありげにカイトに視線を向けた。私もマスターに倣って首を回してカイトを見る。
「僕はマスターの言いつけを完遂したまでですよ。出かける前に『帰ってくるまでにメイコをエロエロにしておけ』って言ったの誰でしたっけ?」
まあ一番乗りできたし、良い思いさせてもらいましたけどねーとカイトは笑う。
「俺だし。まあ、そんなワケでメイコ。これからよろしくな!」
引き寄せられ、唇に小さなキスを送られた。それから私の脇に手を入れて、少し身体を離しながら上半身を軽く持ち上げられる。
「早速、エロいメイコを見せてもらうかな……つか、さっきから思ってたんだけど、これ、カイトのチョイス?」
「そうですよ。メイコの服、そんなんしか用意してなかったじゃないですか。まったく実用的ですよね」
私の身体を上から下まで眺めてマスターが言う。私はガーターベルトとそれと対の薄手のストッキングしか身に付けていない。お揃いのキャミソールは既に脱がされている。
ショーツは無かったから穿いてないし、大事な部分は本来なら陰毛に覆われているだけなんだけど、それも今は……。
「ふーん。アソコがつるっつるだな。本当に言いつけ通りにしたんだなカイト」
「命令したのは貴方でしょ。何を他人事のように」
そう、ここに来た翌日、「マスターがあっても無くても変わらないくらい薄いから剃っておけって」と言い、下をカイトに処理されてしまい、私の股間は無毛だった。じっとソコを見つめるマスターの視線が、流石に恥ずかしい……。
「いいじゃん。身体は大人の女なのに、ココだけ少女って感じで! 縦筋エロいよ」
「似たようなセリフ、カイトも言ってました……っきゃ!」
いきなり身体を揺さぶられ、びっくりして声を上げた。
「おっぱい大きいな。すごいぞメイコ! こんなに揺れるおっぱい見たのは初めてだ。カイトー、すげえよ。ぷるぷるだ。腰も細いなー」
揺れる私の乳房を凝視してマスターは嬉しそうだ。
「ナカを突きあげながら揺れるおっぱいもなかなかですよー。マスター、ちょっと場所替わって下さい。いいもの見せますから」
マスターはカイトに私を預けるとソファーから退き、カイトがその位置に座る。今度は私を後ろから抱っこして髪を撫でた。なあに? マスターに正面に来るようカイトが指示している
686 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:40:30 ID:0LR2cdKQ
マスターと先輩カイトと新米メイコ 3/7

「カイト?」
「マスターにメイコのこと、全部見てもらおうね」
あの声で耳元で呟き、私の膝裏をぐっと持ち上げた。重心が後ろに傾き、完全にカイトに寄りかかる。
「あ……っ!」
「御開帳ー」
脚が大きく左右に開かされ、まるで子供に放尿させる格好で、私のアソコがマスターの前に差し出される。カイトにはもう何度も見られているけど、今日顔を合わせたばかりのマスターに見られるのは勝手が違った。
羞恥が勝って、つい脚を閉じようと力を入れてしまうが、カイトの腕はびくともせずそれを許してはくれなかった。
恥ずかしさで涙が出そうだったけど、一回強く目を閉じそれを振り払う。私は手を股間に伸ばし、指でV字を作って襞の重なりをくいっと開いた。
カイトによくさせられて、言わされたことをマスターにする。
「マスター……私の、お、おまんこを、見て……」
さっきまでカイトに弄られていたからもう濡れてるのに、マスターの視線に晒されたそこは新たな雫を零し始める。なんてはしたない私のアソコ。
マスターはしばらくソコを見入って、口元を緩めた。
「きれーなピンクだな。何にもしてないのに濡れてんのは俺に見られてるから? メイコは見られてるだけで感じちゃうヘンタイなの?」
「っ! ……ちがっ」
「何が違うんだよ? ココ、ヨダレ垂らしまくりじゃん」
何の前触れ無しに、指が二本突っ込まれた。前後に出し入れするその仕草は乱暴で、今まで受けていたカイトの優しくも意地悪な愛撫とは全然違う。それなのに私の身体は感じてしまい、身体の奥が早急に疼きだす。
「あうっ! あ、やぁ……」
「自分でハズカシイ部分見みせつけて濡らしてりゃ、十分ヘンタイだろ。尻が動いてるぜ」
指の腹で膣壁を強く引掻きながら抜かれ、その感触にお尻が一層、戦慄いた。
「ひぃ……っ」
「そーいうの、嫌いじゃないけど。むしろ好き?」
「公言しちゃうあたりマスターも十分ヘンタイですよ?」
「オマエモナー。カイト君」
カイトと会話しながら、私の粘膜で濡れた指を口の中に押し込め「舐めろよ」とマスターが言う。骨ばった指についたぬるぬるしたそれを舐め取ると、舌の上になんともいえない味が乗った。
「自分の味はどうよ?」
「……っ」
「ま、ココはメインということで。先にこっち……」
「ああっ!」
マスターが両方の乳房を鷲掴み、むしゃぶりついた。遠慮も何も無く絞るよう乳房を揉み込んで、先端を音を立てながら吸う。腰がじんじんして脚をばたつかせてもどうにもできない。吸われる程そこは硬く芯を持った。
「あ、あ、うぁ……」
「あーやっぱイイわ、コレ。おっぱいデカいのに、乳輪と乳首はあんまおっきくないんだなぁ」
力強く揉み込んでは、れろり、と舌全体で乳首を舐め上げ、歯で甘噛みされる。指で摘んで引っ張ったり、かと思えば乳房にぐりぐり押し込んだり。
身体はどうしようもないぐらい反応してしまい、噛み殺せない悩ましい声が後から後から零れていく。白い膨らみはマスターの唾液と吸われた紅い痕が幾つも出来た。
揉まれる胸の谷間をマスターの舌が這い、上へと伸びる。強い光を宿した目が刺激に潤む私のそれと合って、マスターは不敵に笑った。そして私の唇に噛みつく。
「……っ、く、ん、ん」
カイトが教えてくれたように、マスターに舌を絡めた。カイトとは違い、捕食されるような性急なキス。唾液も呼吸も、意識すら奪われてしまいそう。その間もやわやわと乳房を揉んだり揺らしたり、マスターは感触を楽しんでいる。
解放された時には、カイトにぐったりした身体を預けていた。人によって、キスや愛撫でこんなにも違いがあるのね。
今までカイトしか知らなかったから、経験したことは全てカイトが基準になっていた。マスターの愛し方って、どうなんだろう? それを知るのは怖いようでもあり、また期待に胸を馳せている自分もいた。
「さて、おっぱいは堪能したし……次は、ここだな」
肉食獣のような顔で、マスターは私の中心を見つめる。
無毛の恥丘を撫で、次いで唇の柔らかな感触。滑らかな触り心地を確かめるみたいに、恥毛のあった場所を何度も辿った。
ぴくぴくする脚はカイトに押さえつけられなくとも力なく大きく開き、背後から回された手がマスターが弄ってた胸に伸て乳房を掬い上げる。上も下も、肝心な部分に触れてくれなくて焦燥だけが身の内を燻った。
687 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:41:43 ID:0LR2cdKQ
マスターと先輩カイトと新米メイコ 4/7

「あ、ふぅっ……」
「陰毛ないだけで興奮すんなあ……襞がひくひくして、濡れ方ハンパねぇ」
ふぅっとかかる息だけで漏れる鼻にかかった甘え声。溜まっていく性感を逃がすよう首を振れば二人が苦笑する。
「こっからの眺めサイコー」
股と乳房の間から覗くマスターは、口元を歪めて嫌らしく笑って私を見ていた。
「あれ、僕込みですかそれ?」
「お前の面も、3Pだと思えば許容範囲。添え物程度だけどな」
「ひど! こっちの台詞でもありますよソレ!」
不意に、熱を持つ肉の尖りをちょんと軽く触れられた。焦らされまくった身体は些細な刺激にも劇的に反応する。
「ひっ!」
「ココ、可哀そうなくらいぷっくり腫れちゃってるぞ。どうして欲しい? 言ってみな」
どうして欲しいなんて、そんなの決まってる。マスターだって、熱く潤んだソコを見て分かっているくせに……。
「……って」
お臍の周りを悪戯に擽る舌に震えながら口を開いた。もう、ガマンできない。
「触って……もっと、弄って、お願、あっ、ああ!」
言い終わる前にぬかるむ窪みに無骨な指が突っ込まれた。待ちわびた刺激と、前後する動きに合わせぐちょぐちょ響く粘膜の音に堪らず悲鳴が上がる。
「あっ、んぁ! はっ……ひっ!」
同時に乳房で遊んでいたカイトも乳首を捻ったり摘んで転がし始め、耳朶を唇で嬲った。とてもじっとなんてしてられなくて、身体が勝手に震えて跳ねる。焦らされた分、感じる刺激が増幅された錯覚に囚われた。
「あ、やぁっ、いきなり……!」
「んー? 弄ってっておねだりしたのはメイコだろ? ほら、こっちも」
根元まで埋まった指を曲げて中のあちこちを擦りあげながら、尖って粘膜まみれの肉芽をこりこり押し潰す。
「ダ、メっ、ひぃっ……ううっ」
「ねえ、メイコ。僕に抱っこされてマスターにイヤらしいことされるのって、どんなカンジ……?」
流れ出した涙を舐め取りながら、カイトの熱い吐息が耳を擽った。嫌というほど性感を煽られ、言葉にならない。
「んっ、イ、イ……すごい、ああん!」
乳首は痛いぐらい硬くなって、ぴんと自己主張しカイトの指を押し返す。乱暴に指を突き立てたアソコに反してクリトリスやその周りを繊細に愛撫する舌先は、襞の隙間まで行き届く。
カイト一人に愛されるのだって自分を見失いそうになるのに……!
「下のお口が物欲しそうだぞー。もうイキそう?」
カクカク首をぎこちなく縦に振った。奥の方の膣壁を引っ掻くように刺激され堪らない。クリトリスをしゃぶられ唇で食まれた。
「ひ、あっあっ、あ」
迫る絶頂が私から思考を掻き消す。乳首とアソコに強烈な快感を感じ、頭の中が白く弾けた。

「や、あっ ダメ、イク! あ、あー……!」

ビクビクッと身体全体が震え、意志とは関係なしにただ本能が、二人を欲しがってマスターの指をきつく締めてしまう。
抜かれる指に吸いつきながら、私のアソコは喪失感で切なくヒクついた。
「スゲー締まる。指に絡みつくカンジ? ははっ」
息を弾ませカイトに抱き締められている私を見やって、マスターは満足そうに笑った。
688 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:42:32 ID:0LR2cdKQ
マスターと先輩カイトと新米メイコ 5/7

カイトに汚した脚を綺麗にしてもらってから、次はマスターがソファーに座り脚の間に私は膝立ちになる。
ベルトを外し、唇でチャックを開き前をくつろげた。下着に手を差し入れ引き出すと、ソレはぷるんと跳ねるように飛び出て来た。もうカチカチになって天を向いている。
カイトよりほんの少し長さは短いけど、太くって十分立派で色も濃い感じだ。上下に扱きながらキスをしていると、マスターが呻く声を上げた。
「キモチイイですか?」
「ん、イイよ。メイコのエロい姿見た後だから、結構キてるしな……う……」
良かった。そのまま頬張って、刺激を与えると口の中でソレがぴくぴく動く。可愛い。
「いいなあマスター」
マスターの隣に座るカイトが心底羨ましそうに呟く。
「僕だってさっきからずっと我慢しているのに」
「お前俺のいない間ずっとイイ思いしてたんだろーが! 後で代わるから待ってろ!」
口を離し先端の割れた部分を乳首に擦りつける。唾液と先走りでつるつる滑る感覚がこそばゆい。それから硬い肉棒を揉み込むよう乳房の間に挟んであげる。
「お……うっ」
はみ出た部分をぺろぺろ舐めマスターを見上げた。眉を寄せ耐えるような表情を浮かべて浅く息を吐く姿は、さっきまで見せていた強気な態度の影はなかった。感じてくれているようだ。
乳房の間で存在感を増す肉棒が愛しい。柔らかな肉でそれを擦りあげ、先端に吸いついてちゅぱちゅぱしゃぶる。私の胸でどうか気持ち良くなって。
白い肉と赤黒いソレの対比が私の視覚も興奮させる。割れ目にれろれろ舌を這わせ、吸ってはしゃぶることを繰り返して……また、私の身体に小さな火が灯り、アソコがじんわり濡れてくるのを自覚した。
「ん、もういいぞ」
え? 疑問符を浮かべて、口を離した私の額にマスターがキスをしてくれた。
「……気持ち良くなかったですか?」
「そうじゃねぇよ。折角だから、イクならコッチがいいからさ」
股間に手を突っ込まれ、確かめるように指が動く。
「あん……」
「ずっと我慢してたから、覚悟しとけ」
胸をタオルで拭われてから、四つん這いにされた。手のひらと膝に毛足の長いラグの感触。差し出したお尻にマスターの手が触れ、曲線に沿って撫でられる。
期待で震える脚の間は、あれから何もされていないのに熱い体液が腿を伝うのが分かるぐらいだ。
挿れてもらえる……。待ちわびたマスターのアレが入ってくると思ってたのに、手はお尻を撫で回すだけ。早く……。
「カイトぉ……。ココって手つかず?」
「え? ああ、ソコはまだなにも。そっちは考えてなかったというか」
「……コレできたら、順番待ちしなくてよくね?」
「………………ちょっと待ってて下さい」
私の上でそんな会話が交わされる。何を言ってるんだろ? カイトが場を離れ、直ぐに戻って来て、マスターに何か渡したようだ。
ごそごそ聞こえるが、全て私の背後で行われていて知ることが出来ない。なんだろう?
「メイコ、今から後ろの孔イジるから!」
「へっ……?」
カイトが私の腰を支え、尻たぶがぐっと開かれた。イマイチ状況を把握出来ていない私はされるがままだ。そして、後孔に何かが吸いついた。
「ひゃっ!」
ちゅばっちゅばっと粘着質な音を立てては離れ、舌がアソコと後孔の間をぬめぬめ動き回る。なんともいえない感触は、しっかり性感を伴って短い距離を上下した。
「う、あっ……はぁっ……そこ、汚い……」
「そんなことないよ。くすんだ桜色でキレイ。ねぇマスター」
返事の替わりか、執拗に吸われた。ああん……。
「気持ち良いの? お尻揺れてるね」
「っ……うん……」
こんな所も感じるなんて、私、本当にえっちだ。舌先をすぼまりに捻じ込もうする感覚がまた私を喘がせる。
後孔から口を離されると刺激が名残惜しくて、胸が締め付けられた。
「こんなモンかな……」
膣の入り口を探られてから、指が後孔に添えられた。え、ちょっと……。
689 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:45:42 ID:0LR2cdKQ
マスターと先輩カイトと新米メイコ 6/7

「力抜けよ」
「マ、マスター、待っ……」
うそ。指が中に入ってこようと、圧力をかけてくる。流石に怖くてお尻を振って抵抗しようとしたが、カイトが腰をしっかり掴んで阻まれる。
「イヤ! ムリ! それはできないわ」
「暴れないでメイコ。痛くなっちゃうから……」
つぷり。小さな衝撃があって、中にマスターの指が入ってきたのが分かった。
「う、あ……くっ……は」
侵入をを拒むように後孔は道を狭めるけど、指は抜かれる気配を見せず徐々に歩を進める。
「きついな。一応メイコのぬるぬるで指濡らしてんだけど、第一関節までしか入らねぇ」
「んー最初ですからねえ。こんなもんじゃないですか? 後はゆっくり慣らしていくしかないかと」
「まあな」
ソコを拡張するよう指が動く。声にならない。加減されているから痛い訳ではなく不快までは思わないけど、きつくて傷つきやすい後孔をイジられるのは、快感より恐怖が勝って身体が硬直してしまう。
抜かれ、舐められ、弄られてまた入れられる。時間をかけ、重点的に何度もソコを愛撫されると、私の後孔は少しづづ緊張を解き深く指を受け入れ始めた。
「……ふっ……うぅん……」
刺さったまま後孔の周りを生温い舌先が円を描くように辿る。前後していた指を孔に深く収め、入り口を拡張するように動かされた。強張っていたそこも、優しく無理のないよう拡げられると次第に解れてきた。
どのくらいそうしていたのか。喉から喘ぎに似たものが漏れ始めた頃、指が抜かれる。同時に緊張していた身体が弛緩した。
「とりあえず、こんなモンか」
不安な気持ちがそのまま表情に出ていたらしく、カイトが私の顔を上げさせ笑顔を向けた。
「大丈夫。段階を踏めば、後ろでもメイコは気持ち良くなれるよ」
「……本当? でも、怖かったわ」
「一応、指サックしてたんだけどな。あ、カイト。後ろは俺が一番だから」
「はいはい。分かってますよ。それより、頑張ったメイコにご褒美あげないと」
「……そうだったな。ほら、ご褒美だぞ」
硬く熱いソレを太腿に感じて身体を竦めた。熟れたソコにずぶずぶと侵入してくる。待ちわびたモノが膣を満たし、身振いしてしまう。
「ああ!」
「うわ、こっちもきっつ……」
お尻を掴まれ、前後に揺すられた。あっあっと喘いでいると、お尻を軽く叩かれる。
「そんなにイイか?」
「は、い。あっ、ああ……ん!」
快感を全身で感じていると、私の正面に膝立ちしたカイトに顎を持ち上げられ、曝け出したモノで唇をなぞる。
「こっちもして。えっちなメイコを見てたら、こんなになっちゃったよ」
髪と同じく、青い陰毛からそそり立つソレは既に硬く勃起していた。口を開き誘うと、手を使えない私の頭を持ってこちらも腰を揺すってきた。
「む、くぅ……」
「前も後も美味しそうに咥えて離さないな。好きか、コレ」
ぱんぱん肌を打ちつけられ、膣がこぷりと体液を零した。
「メイコはおちんちん大好きだもんね。ふふ、エロい顔」
「く……む、んっ」
口内のカイトと膣のマスターが身体の中を縦横無尽に犯す。呼吸をするのも苦しいのに、鳥肌が立つほどの快感が四肢をがくがく震えさせて中が意図せず締まってしまう。カイトの肉棒が上顎に当たって、呻く声が聞こえた。
「せっかくだから、ココもな」
楽しそうな声と共に、さっき弄っていた後孔に指が触れ、びくりと反応した。小さな窪みに指の腹を当て、引っ掻くよう刺激される。散々弄られ遊ばれたソコは確かな快感を感じるようになっていた。
「んん、んーー!」
口はカイトで塞がっているから呻くことしかできない。程なく指はソコに埋め込まれ、くにくにナカを動き回る。でも、さっきみたいな不安はなく、今度は安心して委ねることができた。
……ヘンだわ。こんなところ、どうして……気持ちイイって思うんだろう。
最初触れられた時は痛くて傷がつくんじゃないかと、恐ろしくて仕方がなかったのに。丁寧に扱われ、恐怖を越えてしまうと悦楽になってしまうのかしら。
膣と後孔の快感を全身に感じ、口腔の肉棒に舌を絡めてそんなことを考えていたら、カイトの腰の動きが緩やかなものから一転した。
690 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:48:00 ID:0LR2cdKQ
マスターと先輩カイトと新米メイコ 7/7

「……はっ、メイ、コ」
「なんだよカイト、早や!」
「っ、しょうがないでしょ、さっきから、見てるだけ、だったんだから!」
頭を固定され、カイトが腰を振ってくる。息苦しくて目を閉じたとき、艶を含んだある甘いテノールと吐息を私の耳は拾った。
「あ……っ、くっ!」
カイトが快感をより感じられるよう肉棒を強く吸うと、口の中で喉の奥に届く程勢いよく精液が迸った。
段々勢いを無くすソレが口から引き抜かれ、残った精液を零さないよう飲み込もうとしたが、含み切れなかった分が口の端から顎へと伝わる。
大きく息をしていたカイトが親指で残滓を拭ってくれた。
「メイコ……飲んでくれてありがと」
目を細めるカイトは、顔を上気させていて色っぽい。イった後のこんな表情がとても好き。
「カイトー、打ち込むからちょっと離れてろや」
途端にずん、と下腹部に響くように強くマスターの肉棒が突っ込んできた。
「ひゃぁっ?」
口を使っていた時とは比べ物にならない位の激しさで、がんがん攻め立てられる。繋がった場所はぐじゅぐじゅと音が鳴りやまず、私はあんあん啼くことしかできない。
「あっ、あぁん、んーーっ! やぁんっ」
「あー……イイ。イイよ、メイコ……」
「あ、あ、マス、ター……! もっと、もっと……っ!」」
弱い部分を擦られ、奥を叩く先端に身体の隅々まで快楽で痺れていく。脳をかき乱す刺激が私を絶頂へ押し上げて行った。
「や、ああっ、イク、もうイク! ひぃ……っ!」
「うっ……あっ!」
最奥に感じる程の射精をされ、大きく崩れる私の身体を力強い腕が抱きとめた。青い瞳が覗きこんで、カイトだということが分かった。
「かわいかったよ。お尻を高く上げてネコみたい」
全身で息をしている私の頬にちゅっ、とキスをして言う。ソファーの側面に寄りかかってぜいぜいと荒い息を繰り返すマスターも、私を見て口の端に笑みを浮かべていた。
身体の火照りも収まらないまま、私はラグに仰向けに寝そべるカイトの上に跨がされた。
「カ、カイト?」
大きく脚を広げさせるから、カイトの下腹部にナカに溜まってた精液がぽたぽた落ちる。
「アソコが精液まみれだ」
くすりと笑ったカイトはまた勃起した肉棒を、角度を調節しながら入り口に擦りつけた。
「や、カイト、まだ……」
「だってメイコ、やらしいんだもん。マスターに揺すぶられて、おっぱいぶるぶる揺れてたよ? 勃っちゃうって」
腰を掴む手に誘われ、腰を落とすとなんの抵抗も無く、ぐちゅんと私の中に収まった。
「っ! あっ……」
互いの指を組ませ、カイトは馴染ませるよう腰を使う。くちょくちょと音がして私とマスターの交じり合った体液がカイトの脚を汚し青い陰毛に絡みついた。
乳房を揺らしてあっあっと声を漏らしカイトを感じた。マスターとはまた違う感覚。ああ、イイ……。
「なんか他人のセックス見てると、3DのリアルAVってカンジだなぁ」
マスターの手がお尻に触れ、溝を指が這ってまた……。
「あんっ」
「わ! 締めすぎメイコ」
「マスター、そこ、ダメぇ……」
「ダメじゃないだろ? イイんだろ」
も……マスターはそこばかり。
「っは、後ろ、好きなんですか?」
「好きっつーか、今日ココ使いたいんだよ。慣らしておこうと思ってさ」
ぐりぐり押し込まれて背中が反った。え……?
「メイコ、おいで」
カイトが手を広げ私を呼ぶ。折り重なるように上半身をカイトの胸板に預けると、下半身を繋げたままぎゅっと抱きしめてくれた。体温を感じ溜息をつくと、カイトがマスターに目配せしているのに気がつく。
尾骨のちょっとした辺りに冷たい感触にびっくりして身体が跳ねた。
「きゃっ?!」
それはお尻の挟間を伝い、結合部までゆっくり垂れて行く。指が離れ、直ぐに熱くて硬いモノが宛がわれた。
691 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:48:59 ID:0LR2cdKQ
マスターと先輩カイトと新米メイコ 8

「! マ、マスター!」
指どころじゃない。そんな大きいの、ムリ……!
「ローション使ったから大丈夫だって。二輪刺しって、やってみたかったんだよな〜」
「持ってきておいて正解でしたね」
後孔にローションを塗り込むよう擦りつけ、指なんか比べ物にならない程の圧迫感が押し寄せてきた。
「く、は……っ!」
「がんばって」
私を抱き締めるカイトの腕に力が籠もった。苦しくてじんわり涙が浮かんでくる。狭い肉の道を押し広げ、少し引いてはそれ以上に侵入してくる。
「……きっつ」
マスターの息も荒い。それでも進む肉棒に合わせ、孔はギチギチと広がっていく。強張る身体を叱咤し、なんとか力を抜こうと努力する。
「あ、あ、あっ……うぅ……」
どれだけの時間を要したのか、私の孔はマスターを全て受け入れた。孔が限界まで開いているのが自分でも分かる。震える背中をマスターの手のひらが労わるように撫でてくれた。
「……全部、入ったぞ」
またお尻にローションを垂らされ、ゆっくり前後に抜差しして滑りを良くする。しばらくそうされると、孔がマスターの大きさに慣れていき、ぞわりとした感覚にきゅんとアソコを締めてしまった。
「あぅ……」
「うん? 感じちゃった? メイコ」
それに気がついたカイトが耳元でからかうよう囁く。覆い被さるマスターの舌が背中から肩へ辿り、項に鼻先を埋めキスをくれた。
「すっげぇ締まるなー。ちょっとカンドーした」
ずるりと引いては打ち込まれ、その度身体に力が入って結果的に前も後ろも締まる。初めて体感する快感に、私はカイトの首に縋って打ち震えていた。
「マスター。このままだと僕が動けないんで横になりましょうよ。流石に二人分の体重はキツいです」
「だな」
ラグの上に横倒しになって、前はカイトに、後ろはマスターがそれぞれ違う動きで私を貫く。横臥になって変則的な姿勢になったけど、それも気にならないぐらい感じていた。
「は、あん、んぁっ!」
カイトは私と額を合わせながら腰を引き寄せ、そのカイトと私の間にマスターの手が入り、乳房を握り込まれながら項を愛撫する。二人の吐息が耳と項をくすぐるのも私を煽った。
身体はすっかり汗ばんで、リビング中に喘ぎと息づかいが響く。
「……なにコレ、もしかしてカイト?」
マスターは小さく腰を突いて、何かを確認している。
「うわ。中でぶつかるんだ」
「や、ちょっとぉ……!」
私の中で互いの存在を確認し合うために細かく振動され、縋りつく手に力が籠もった。
「前も後ろも咥え込んで離さないジャン。マジ、こっちが食われてるみてぇ……」
「奥が、すごく動いてるよ」
事実、私の身体は潜り込む肉棒を悦んで、穿たれると強烈な刺激に我を失う。神経回路が快楽で埋め尽くされ、もう理性は弾け飛んでいた。
マスターとカイトに挟まれて次第に激しくなる腰使いが、どんどん私を追い詰めて行った。
「ひん! ダメ、そんなに、したら、壊れちゃうからぁ! はぁんっ」
「っ……どこが、壊れんの? 言ってみろ」
低く問う意地悪な声は動きを止め、後の孔の縁を指でなぞった。それだけで震える私に追い打ちをかけるよう囁いた。
「言わないと前も後ろも抜いて、お終いだぞ」
そんな……。高められて、今更止められたらどうしたらいいの。
「……う、おまん、こ、と、ア、ヌスがぁっ、あぅっ」
「そんなコト言っちゃうんだ。ヤらしいね」
「だって、言えってっ、く、ああん……っ!」
ぐちぐちっと前を攻め立てられ、後ろは押し付けるよう奥を探られ、快感に身体が蝕まれる。熱い息と汗が雫になって流れ落ちて行く。
迫る最期を感じて、一層カイトにしがみ付いた。容赦のない刺激が私を貫く。

「んっ……あ、ひっ、あああっんっ!」

絶頂にびくびくっと震え、全身が断続的に痙攣した。私に誘われるよう激しく抜差ししていた二人が、低く呻きながら欲望を吐き出してぐったりと私に絡みつく。
ラグの上で寄り添い、私に抱きつく二人の弾む息と鼓動を肌で感じてそっと瞳を閉じた。
692 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:50:16 ID:0LR2cdKQ
マスターと先輩カイトと新米メイコ 9

「……ん、ちょっと赤くなっているけど大丈夫。すぐに治るよ」
カイトが覗きこんでいた私のお尻から顔を上げ、笑顔を私に向ける。ホッとして綺麗に洗ったソコにそっと手を当てた。
「気になる?」
「うん……まだじんじんするの」
ココを、あんな風に使うなんて知らなかった。膣とはまた違う気持ち良さはあったけど、異物感は残る。
「今度は僕にも使わせてね」
ちゅ、と孔にキスされて、ちょっとだけ感じてしまった。
「え、う、うん……ところで、マスターの方は大丈夫なの?」
ソファーの上で姿勢を正しながら問う。
あの後、私とカイトが身体を起こすと、マスターは私の身体に腕を回したまま落ちていた。というか、爆睡していた。
揺すぶっても起きないマスターに涙目になる私に、カイトは大丈夫とマスターを俵担ぎして寝室へと運び、腰の立たない私をお風呂へ連れて行って洗ってくれた。
死んだように目を閉じたマスターを脳裏に思い出し、少し不安になる。なんだか二度と目が覚めない感じで怖い。
「ああ、平気だよ。寝てるだけだから。さっき仕事先に電話したらさ、仕事を片づけて早く帰るために二日ぐらい寝てなかったらしくて。調子に乗ってえっちな写メ送りつけちゃったのがマズかったみたいだ」
くす、とカイトが笑う。
「マスターは、メイコに会いたくてちょっとムリしちゃったんだね」
私に、会いたくて……。胸が暖かくなる。意地悪な物言いだけど、丁寧に私を扱ってくれた指先を思い出した。
「マスターの所に行ってくる」
立ち上がって身を翻す私の背中に、カイトの声が届いた。
「うん。マスターが起きたらご飯にしようね」
廊下を走り、寝室のドアをそっと開ける。薄暗い部屋の中ベッドの上に盛り上がる布団を、カーテンから漏れる一筋の陽光が差していた。
そっとベッドに乗り上げて、屈みこみ深く眠るマスターを覗き込んだ。鋭利で精悍な顔に疲労の影が残るも表情は安らかだ。えっちなコトをしてる時は夢中で気付けなかったけど、良く見れば疲れた顔をしている。
私に会うため、仕事を前倒しにして帰って来てくれたマスター。電話で早く帰って来てって言ったことはあったけど、無理はして欲しくなかったですよ?
そおっと髪を撫でると、硬い感触が指に残る。うーんと唸ったマスターは、手を伸ばして私の乳房を握った。子供みたい。
「お休みなさいマスター」
大好きです。そんな気持ちを込めてマスターの頬にキスをして、添い寝をするよう布団に潜り込んだ。

たくさん私を愛してね。私はそれに応えるから。

おしまい


693 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/05/14(金) 01:54:12 ID:0LR2cdKQ

結局9スレになったorz
二輪刺し、調べたけどよくわかんなかったので、あんな感じに……
正にファンタジー。エロはファンタジーだよ。もう。

最近規制が厳しくて切ない。
694名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 02:45:54 ID:OiSk33Iz
新作(続編)キターーーーーーーッw
もうあんたすげーよw マジヤベエ(ほめ言葉)
695名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 03:44:49 ID:G3qLqguA
神!神ではないですか!
696名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 07:04:02 ID:x2d62MBv
>>680
俺得だわ
697名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 22:07:56 ID:WNf4l7Kc
メルトを聞いてたら

お願い痴漢を止めて 鳴きそうなの

と空耳してしまったどうしよう
698名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 22:50:07 ID:o2TaxmAP
>>693
規制を潜り抜けての続きGJッした!マスター頑張りすぎw

>>697
それを膨らませて、詳細をこのスレに書き込めばいいと思うよ
699名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 23:07:23 ID:UmTmQX8y
>>682
お前よく覚えてたなw
ただの乞食じゃなかった
スゴイ乞食だ

>>693
すてきにエロい人きてたー!!
これは良いエロ

>>697
正直その耳がうらやましい
700名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 05:37:36 ID:AeMFnVfk
め〜ると、漏れてしまいそう〜

ってミクがトイレに向かう動画あったよね
701名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 12:01:23 ID:GvDNgDNY
>>693
神ktkrGGGGGGGGJ!
702名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 11:54:10 ID:RC7/bJMc
亜種同士って需要あんのかね
デルハクとかデルネルとかカマイト咲音とか書きてぇ
703名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 12:27:07 ID:gyp6yA/U
>>702
一番最後が新境地過ぎる
704名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 12:52:09 ID:RNkCLXnH
久し振りにリンカイ点突破してきた。
705名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 12:58:30 ID:71zf934R
>>693
エロかったGJ!

最近の亜種の最先端はなんだろうと思ったらちょっと前にシテヤンヨで盛り上がったなそういえばw
706名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 13:06:51 ID:VhFikW+f
>>702
デルハク良いよデルハク
707名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 14:03:48 ID:BCMvseur
>>702
需要なら今できた
さあ遠慮せずに書いてくれ
708名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 22:59:20 ID:ZNtbjLDG
>>702
俺がある
ぜひネル関連を
709名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 01:12:03 ID:1k6JFi1B
テト×レンきゅんが読みたいでちゅ

ところでテトって僕っ娘のイメージがあるの俺だけ?
710名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 12:47:22 ID:/mJoor3r
ボカロで作ったエロボイスとか発表する場って無いんかな?
喘ぎ声とかエロマンガの読み上げとか
711名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 14:11:19 ID:Tbz87M0s
明確に規約違反だからねぇ…エロパロ自体がそうだって言われればそうだけど
本家のデータをつかったそういうのは、身内のみでこっそりにしといた
ほうがいいんじゃない?
見過ごせないレベルになっちゃったら、向こうとしても規制せざるをえなくなるわけだしさ
712名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 14:26:15 ID:HYaTKC0L
斧に上げてリンクはるんだ
713名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 22:21:33 ID:RA1S4CSN
>>709
前にあったお馬鹿ロイドのレンテトは良かった
テト萌え
俺もテトは僕っ娘だと思う
714名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 23:15:44 ID:Bi+vc1Y8
>>709
むしろデフォルトだと思ってた
715名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 23:18:33 ID:GMovP/DU
規制解除記念パピコ

>>693 GJ!!!!
エロはファンタジーだから問題ないんだよ!ボーカロイドだからお尻の方でもキレイなんだよ!
すんごく萌えました!

これだけ言いたかったんだ・・・遅レスすまない
716名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 22:14:00 ID:14WeQGiD
自己ちゅ→♡をぴゅっぴゅぴゅっぴゅと空耳ってしまったんだが、
誰が何をぴゅっぴゅしてるんだろうか。
717名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 08:26:33 ID:gLZ5hTp/
俺か



俺が何ry
718名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 18:17:22 ID:qJU2bdwa
グミって161cmあったんだな
もっと小さいと思ってたんだが
まあ、可愛いから何cmでも(ry
719名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 19:09:23 ID:gG5qTLK8
それどこ情報?どこ情報よー?
720名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 20:07:55 ID:qJU2bdwa
>>719
ゆうきまさみ談。
721名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 21:39:15 ID:shEFdiAF
だって、ゆうきまさみはとりみきに、『北海道にはマンモスがいる』って吹き込むヤツだぜ?
722名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 22:02:03 ID:qJU2bdwa
>>721
ま…まんもす…だと…?
723名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 22:53:59 ID:UAzF+LcP
>>710
やるんなら半角のスレが一番妥当だと思う
724名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 08:49:30 ID:kK/7BScu
くりぷとんの社長「マンモスじゃないよ、ナウマン象だよ」
とりがしら司令「昔の象と言うニュアンスなら同じだ、バカモノ」
725アペンド小ネタその3 ◆32MjLHmIG2sm :2010/05/22(土) 11:27:24 ID:VlgPHRRt
意外と続くアペンド小ネタその3

ウフフ、ミクです。
マスターがアペンドインストしてくれたから声のバージョンが六種類もアップ。おまけに脱・まな板胸&
コスチューム進化と嬉しい限り。ただ、このコスチュームは身体の線が露になっちゃうかな?オヘソの
下なんてギリギリだし。
今日はがくぽさんが回復したから、お見舞い兼てお披露目するの。普段なら二、三日で回復するのに
一週間かかったのは何故だろ?(注・カイトにフルボッコさたので[探偵むしm(ry〜Hello怪人512面相]参照)
がくぽさん…アペンドインストした私を何ていうかな?

「こんにちは、がくぽさーん。お見舞いに来ました。調子どうですか?」
「かたじk…ミ、ミク殿っ!どうしたのだその格好はっ!?(驚き)」
「はい!アペンドインs(ry」
「そんなはしたない格好するではないっ!ふしだらなっ!見損ねたぞミク殿っ!」

「…と、言う訳なんです。アペンドアンインストして元に戻して下さいマスタ〜っ(泣き)」
「高い買い物だったから却下(キリッ)」
726名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 14:27:50 ID:POIlp2pM
>>725
ワロタwww

ミクがAppendでたんだから、めーちゃんとカイトにも期待したって良いよな。
727名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 17:26:41 ID:/DUBgtlF
>>726
残念だがそれはないだろ
新しい方を売り出したいにきまってる
ルカもMEIKOとの入れ替えを視野にいれて出してるんじゃね
728名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 17:33:54 ID:AUVI3uBw
新しいDBに旧来キャラ萌えの需要を結びつけるってことじゃね
729名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 21:09:30 ID:e8BUkHUe
>>728
ああ、MEIKOの旧型キャラなんか萌え的にはかなり美味しいしな
730名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 16:02:29 ID:DsUnUKa8
DIVA2ndのPV見たけどイケレンすぎてワロタ
731名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 17:19:53 ID:6wNrs9Gx
DIVAのカイト&レンのモーションを見て[技術屋のSEGA]のイメージが見事ブッ壊れたのを思い出した。
(女性モーションしか入ってない。手抜きにも程がある)
DIVA2では是非改善してほしい。カマっぽい動きはマジ勘弁。
732名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 17:37:48 ID:rOumuDJV
X 技術屋のセガ
O 変態技術屋のセガ
O わがままな技術屋のセガ
733名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 20:53:44 ID:6wNrs9Gx
>>732
そーゆーの含めてSEGA好きだから技術に手を抜かないで欲しいんだ(一番好きなのはナムコだがw)
世界的スーパースターへの接待にも手を抜かないSEGAがなwww
734名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 21:33:08 ID:ztCr2eof
管理人さん保管庫の更新、乙です

>>733
世界的スーパースターって誰ぞ?
735名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 21:36:47 ID:KdFl/UlT
一周忌迎えたばっかのお人でそ
736名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 21:46:53 ID:9+g8Q5pU
>>735
来月25日でしょ?
737名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:01:14 ID:KdFl/UlT
一月間違えたorz
738名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:20:59 ID:VHRzTFik
マイケル・ジャクソンをゲームにした世界唯一のゲーム屋だっけかw
739名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 00:49:05 ID:ztU8ZOfR
>>735-738
あーナルホド。d
740名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 19:59:27 ID:FAdKo7xn
曲イメージ同士ってのはどうだろう

ぽっぴっぽー「誰が何と言っても野菜ジュースよ。さあ飲め」
すすすす、「…あたし、水でいいや」
ggrks「材料に何使ったのかをうpれ。話はそれからだ」
悪食娘「おかわり」

741名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 22:22:05 ID:Wzjd2qVu
>>740
ちょw乙w
742名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 23:10:26 ID:YJNWAuA6
>>740
うまいなw
743名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 07:58:36 ID:PK7TLo4s
>>740
744名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 09:59:47 ID:rmsvwTOD
>>740
何が入ってたんだ、その野菜ジュースwww
745名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 16:25:49 ID:Rlf98nok
>>740
上手く噛み合わせたなw

>>744
多分ナスは入ってる。どのナスかは想像にお任せする
746名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 17:47:46 ID:hpdYW0cM
残っているのは搾り尽くされたナスなんですね、わかります

「悪食娘〜もぎたてジュースを食す旅〜」とかなりそうだw
747名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 18:31:46 ID:f9WRgI2V
野菜ジュースにはトマトも必須だと思うんだ
748名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 20:36:33 ID:hiGy+p0Z
>>747
KAITO「トマトジュースらめえええ!!トマト嫌いトマト嫌い!」
リン「あなたにはリコピンが足りないわ」
749名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 20:40:23 ID:24IfVIfP
ミク「ネギを忘れるとはけしからん」
750名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 21:41:51 ID:f9WRgI2V
レン「先生、バナナは野菜ジュースに入りますか?」
751名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 21:48:00 ID:WMCOtJCK
レン「先生、バナナはおけつに入りますか?」
752名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 22:08:49 ID:UKDjGtOn
キヨテル先公「何故僕n(ryアッー!!」
753名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 22:32:34 ID:606p22u7
GUMI「野菜ジュース=大体ニンジンだろ、JK」
754名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 23:33:30 ID:8Meo3Py3
GUMI「ユキちゃんがニンジンのカクテルをくれたよ」
ユキ「味は確かだよ、だってそれ市販品だから」

mikiに食べ物関連の歌あるっけ
755名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 20:50:47 ID:j/0q2jV+
MEIKO「さて、夕食の献立を考えなきゃ。とりあえず冷蔵庫の中身は…っと」

ガチャ
ミク「………」
がくぽ「………」
GUMI「………」

MEIKO「………」
パタン!

MEIKO「気のせいね。まさか野菜室に鮨詰め状態でミクとがくぽとグミが詰まってるなんて。
    チルドを見ておきましょう。肉か魚が残ってるといいけど」

ガチャ
ルカ「………」

MEIKO「………」
パタン!

MEIKO「私ったら酔ってるのね、飲んだ記憶がまったくないけど。いやだわぁルカが入ってるわけ…そんな…ねぇ?
    とりあえず冷凍食品も見ておかないと」

ガチャ
KAITO「………」

MEIKO「………」
パタン!!

リン「どうしたのメイコ、今日はインスタント麺?」
レン「体調悪いのか?」
MEIKO「聞かないで」
756名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 20:54:45 ID:zqs41vRo
ビッグ・アルが日本で発売する時、こっち風のイメージイラストになったんなら
アンとかローラもパッケージ一新して美少女にしてくれんかな
757名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 21:07:37 ID:KDaAbTYQ
>>755
想像して吹いたww

>>756
アン「ワタシハコレ以上、美人ニナレマセーン!」
758名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 22:04:41 ID:Tgyvo/db
>>755
さすが、ヴァニカ・コンチータ様
759名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 23:53:15 ID:Dcm5oypu
>>756
ミリアム「まあ私には必要ないわネ」
プリマ「全く、己の美しさが怖いわ」
ソニカ「デスヨネー」
760名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 06:15:11 ID:rPKPvJLe
>>755
俺の腹筋返せwwwww
761名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 19:00:52 ID:kbFUPUgl
レンを冷蔵庫に入れたら真っ黒になるわけか
762名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 19:23:48 ID:9GpmtERy
冷凍蜜柑はなかなか上手い
763名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 20:08:54 ID:rfuox1LR
冷凍ミカンを口の中で転がしながら溶かすんですね…ふぅ
764名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 20:35:52 ID:b9FXnx4t
ネギのみじん切りを冷凍保存しとくと便利ですよ
765名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 20:45:07 ID:X+Ufgf1/
>>755
姉さんはワインクーラーか酒樽か?w
766名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 22:49:09 ID:3QOPXpdN
ミク「それはそうと、お姉ちゃんの一升瓶のせいで冷蔵庫が窮屈なんだけど…」
KAITO「冷凍庫におっきな丸い氷が入ってて、アイス入れづらいんだけど…」

酒好きなら経験はあるはずだっ…たぶん
767名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 23:21:43 ID:MP9fBYbU
一升瓶て冷蔵庫に入れるか?
768名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 23:40:55 ID:Dz+Qi0Vz
冷暗所に保管するといいからね
野菜室に入れるよ
769名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 03:15:03 ID:rLOVhJlw
>>767
常識じゃないの?
770767:2010/06/04(金) 03:34:04 ID:3q5lQ8Ir
冷暗所はわかるがそれと冷蔵庫は結びつかんわー。
流しの下とか床下とか冬場だと廊下とか倉庫とかのイメージだな。
771名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 09:00:07 ID:+W9U2peD
開封後は冷蔵庫へ
772名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 09:18:06 ID:0Crn7Y2L
>>771
開封したのはKAITOですねわかります
773名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 19:23:34 ID:HE1N2pNq
もうすぐ800かあ…ちと早いけど、今回のスレはとんでもなく豊作だったよな。
投下が続きすぎてGJが追い付かないくらいだったし
774名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 19:39:09 ID:k85d520s
500kbも近いな。あと1本ぐらい投下してもいいのよ。

嘘です投下してください神々よ
775名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:17:24 ID:WuW2SkX7
豊作…言われてみればそうだったよなあ。
カイルカ投下されたときとか嬉しすぎてタンスの角に小指ぶつけたくらいだったよ
776名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 22:52:21 ID:7LVOGUOu
がくルカ投下していいだろうか
がくぽが変態だけども
777名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 22:56:45 ID:7LVOGUOu
がくルカ投下します
稚拙文すまぬ


「男の料理の時間です。私が今日の料理を担当する神威がくぽです。どうぞよろしく。
横にいるのが助手の巡音ルカさんです」
「本日、突然助手をすることになった巡音です。不本意ですが頑張ります」
「さて、今日の料理は蛸です。下処理が面倒で、すでに調理してあるものを購入する方も多いのではないでしょうか。
今日は皆さんが面倒だと思っている下処理のあたりからじっくりお教えしようかと思っております」
 と、ここで巡音ルカが神威がくぽを肘でつついた。
「今日は蛸なんですか?聞いてませんが」
「はい、今日は蛸ですよ」
「私、蛸はちょっと…」
「ちょっと?」
「…苦手なんです。なんかこう…えも言われぬ可愛さがあって。他人とは思えないというか…。
とにかく私には調理なんて無理なので、今日の助手はやめさせていただきます」
「もちろん、他人ではないでしょう。だから本日はルカ殿に来ていただいたのだ」
「は?」
 意味がわからずとまどっているルカをそっちのけにして、がくぽはテレビカメラに向き直った。
そう、いい忘れましたが、ここはテレビ局です。がくぽたちは料理番組の収録をしているというわけですが、
なぜだか人間のクルーはひとりもおらず、カメラも照明もすべてオートで撮っているっていうような状況。
詳しくは聞くな。
「さあ、始めよう」
「ちょっと…がくぽさん」
「まず最初に、蛸を捕獲します」
「捕獲?」
778名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 22:58:20 ID:7LVOGUOu
いつの間にかルカはがくぽの腕の中にがっちり捕えられていた。
「はい捕獲終了」
「え?」
「次は、食べるのに邪魔なものをすべて取り去ります」
「何言って…」
 ルカが混乱している間に、がくぽは手際よく彼女の衣服を取り去った。神業であった。
「なっ、な…何をするんですかっ」
「ですから、蛸の調理です」
 必死で胸元やら何やら手で隠そうと身をよじっているルカに、がくぽはにっこりほほ笑んだ。
「私は蛸じゃ…あっ!」
 調理台の横に、バスタブほどの大きさの洗い場があって、ルカは湯を張られたそこにどぼんと落とされた。
「次の手順に進みます。食材を、手を使ってやさしく洗ってあげましょう」
 着物の腕をたくしあげたがくぽが、湯の中で体を縮めているルカに体を近づけた。
 ゆっくりとしたその動作は、まるで獲物に近付く肉食獣のようで、ルカはますます体を固くした。
779名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 23:00:39 ID:7LVOGUOu
「ルカ殿、固くならずに」
「な…っ何言って…」
「心配せずとも、おいしく食べて差し上げる」
「んうっ…」
 突然唇を奪われ、驚いた隙に、ルカの体はがくぽに捕えられた。
 そのまま湯の中で隅々まで体を洗われる。
 ルカががくぽから逃れようと、両手をつっぱねた。唇が離れる。
「い…いやですっ、こんな…」
「すぐによくなる」
 ルカの体は素晴らしかった。ことさら目を引くのは、やはりその乳房であった。
 湯の中で誘うように、たゆん、たゆんと揺れ動くそこも、がくぽは大事そうにゆっくりもみしだいた。
 立ち上がった乳首は口に入れ、舌で丁寧に舐めてほぐす。
「ああっ、イヤあ…」
 ルカの両手に力が入らなくなってきた。今では軽くがくぽの着物をつかむ程度だ。
「ああ、ここばかり洗うのに夢中になりすぎてはいけないな」
 がくぽが熱っぽい声でルカの耳にささやいた。
「ヒダまで指を入れて、よく洗ってください。ぬめりを取るように」
「ひあぁっ」
 がくぽの長い指が湯の中に入り、ルカの性器をなでまわした。ヒダを丁寧になぞる。
「あ…ん…」
 しばらく執拗に周りをなでた後、がくぽはおもむろに花弁の中心に指を添え、ゆっくりと突き入れた。
「イ…ヤ、だめえ…」
「ああ…ぬめりがこんなに」
 がくぽは満足げに笑い。
「いかんな。ぬめりは取らないと」
 言うと、指をゆっくり抜き差し始めた。
「いやぁ、いやっ、だめ…で…すっ、ああ、あ」
「どんどんぬめりが出てきた。困ったものだ」
 全然困った様子もなくそう言うと、がくぽはルカの体を湯の中から抱き上げ、
横に添えてあったバスタオルで拭き、そのままバスタオルの上に横たえた。
780名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 23:01:58 ID:7LVOGUOu
「蛸は茹でるのもいいが、生もいい。今回は生でイクことにする」
 ルカの全身はすでにピンク色に染まっていた。
 荒い息を繰り返すたわわな胸は、相変わらずがくぽを誘うように揺れている。
「まるかじりというわけにもいかない。刺身にせねば」
 すでにカメラを向いて敬語を使うことも忘れたがくぽが、傍らの刀を手に取った。
 「美振」である。
 美しい形状のそれは、がくぽがいまだ着物の下に隠している興奮をあらわすかのように、普段より輝きを増していた。
 美振を見たルカが、その眼におびえの色を浮かべた。
 がくぽが笑みを深くした。
「…が、女性を切る趣味はない」
 もともと美振は人を切る刀ではない。刀身に触れても、人を傷つけることはなかった。
 それをがくぽは逆手に握った。
 ルカの両足を大きく広げさせ、ルカの下の花弁に美振の柄をゆっくり挿入する。
「ああ…あ…!!」
 美振が、ほろん、と美しい音で鳴った。がくぽは喉の奥でくくっと笑った。
「美振も悦んでいる」
 がくぽの片手はルカの両足を支え、もう片方の手は美振を抜き差ししていた。
「あんっ…ヤぁ…っ!あっ…あぁ…っ!」
 ルカは耐え切れず啼いた。その啼き声がますますがくぽを煽るようだった。
 美振とがくぽは連動しているらしく、美振は最初よりさらに大きさを増していた。がくぽの着物の下でも、これと同じようなモノが固く大きく張り詰めていると考えると、どうにかなりそうで、ルカはさらに蕩けそうな声をあげた。
781名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 23:02:56 ID:7LVOGUOu
「忘れていたが、このようにせっかく調理したのだから、蛸を味わわないといけないだろうな」
 もう、何を言われているのか分からないルカは、うるんだ瞳でがくぽを見ただけだった。
 がくぽはさらに大きくルカの足を広げさせ、片方の手で美振を抜き差ししながら、
ルカのヒダを掻きわけて、その奥で震えているクリトリスを口に含んだ。ルカの体がびくんと跳ねあがる。性器がぎゅっと縮まって、美振が苦しそうに、りいん、と鳴った。
「ひ…っあ、イヤあ…No…っ」
「こりこりしているな。やっぱり生のほうがイイ」
「アァ…!あ…ああ」
「こちらも生の方がイイか」
 がくぽは美振をルカの膣内から引きぬいた。ぐちゅぐちゅになったルカの花弁は、ピンク色に染まって震えている。
 がくぽが着物の前をはだけて、美振よりもずっと大きく、固く立ち上がった陰茎をルカのそこに突き立てた。
 濡れそぼったその部分は、少しの抵抗の後、ずぶりとがくぽをのみ込んだ。
782名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 23:04:55 ID:7LVOGUOu
「ァ…っ」
ルカの肉が絡みつくようにがくぽを誘う。
「少しいじめようかと思っていたが…」
 がくぽがルカのわななく唇にキスした。
「どうやらそんな余裕は拙者にもないようだ」
「あ…!」
 ゆっくりから段々激しく腰を打ち付け、がくぽはどんどんルカの体内を侵食し、貪った。
 ルカの若い肉ががくぽを捕え、うごめき、その激しい快楽でがくぽの陰茎がますます固く大きく張り詰めてゆく。
「あっ、ああぁっ、いやっ…がくぽ、さん…!」
 一方のルカはといえば、快楽に翻弄されてそれが精いっぱいという風に、両手で必死にがくぽの着物をつかんでいる。
 濡れた肉と肉がぶつかり合う恥ずかしい音、甘えるような自分の声、
耳元で荒く息をつくがくぽが漏らすうめき声、すべてがルカの理性を奪い取っていく。
「あっ、あっ、あ!…っだめ…気持ち、いい、の…いっちゃ…う…!」
「ルカ…、ルカ…!」
 どくんどくんとがくぽの精がルカに流れ込んだ。
 
 …実はカメラなんて全然まわっていなくて、料理番組自体が嘘だったと、
後になって打ち明けたがくぽがルカにお仕置きされたというのは、また別の話。



…挿入までで力尽きました。変なの書いてごめんね☆
精進して出直してきます。

783名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 23:22:49 ID:db2ustuG
>>776
腹抱えて笑った。

がくルカ最高!
784名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 00:28:43 ID:RYFPueQK
おおおうがくルカだ!嬉しい!
がくぽが変態すぎGJww
785名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 01:02:14 ID:j8D2wb/7
設定は笑えるのにルカが初々しくてエロくて萌えた
786名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 01:28:22 ID:EM1UsGXz
>>782
…明日仕事なのに……なんてことしやがるちくしょう
GJGJGJ!!!
787名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 01:59:06 ID:G7mUIx7e
GJ!!美振まで変態かいw
後日どんなお仕置きされたのか楽しみに待ってるw
788ボルボX  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:37:18 ID:cXAiPx3u
>>782
蛸ワロチw ユーモアもエロもGJです!

レンハク後編投下させていただきます。終わってませんけど……
789雪明かり〈後・1〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:38:27 ID:cXAiPx3u

 ――初夏。

 何度も肌を重ねるようになってから、理解を深めていった。
 官能は音楽であり、ひとのからだは楽器だと。
 それは太古からの賛美歌であり、二つの肉体による複雑な交響曲だ。

 脚の間を愛撫されてわれ知らず裸身をよじり、柔い箇所に口づけされて声帯を震わし、
 熱い粘膜を触れ合わせて快美のおののきを走らせ、汗ばむ肌を桃色づかせて相手を抱きしめる。
 本能の導きからくる律動に身をまかせ、生殖液を混淆させて淫靡な水音を響かせ、
 艶声を抑えようとして断続的に洩らし、肉の高みに達して切ない叫びを上げる。

 甘美の極みの合間に火照ったあえぎをつむぐ。
 そのうちにどちらからともなく、またも抱き合ったまま動き始め、相手と自分をもろともに深みに落としこんでゆく。

 リズムは徐々に速まり、弾け、乱舞し、ほとばしり、恍惚の痙攣によって交錯する。
 旋律は展開し、変化し、高まり、響きわたり、収束する。終わったと思った瞬間にまた次なるパートが幕を開ける。
 渦まくように情炎がくるめく時間。

 ……ぁぁ、と鏡音レンは熱い呼気をもらした。

 かたくつぶっていたまぶたを、うっすらと開ける。この部屋のおぼろげな豆電球の光が、汗とともに目に入ってきて脳裏にしみた。
 最後の痙攣をようやく終えた腰は、甘だるくしびれていて、言うことをきいてくれない。なにをするのも億劫な気分。
 布団にあおむけで、本日何度目かの、濃厚なオルガスムスの後の虚脱感におちいっていた。

 一方でかれの下腹の上にぺたんと座りこんだ弱音ハクは、いまだ高みから完全には降りてこれていない様子である。
 真っ赤な顔をうつむけてあえぎ、まつ毛を震わせる目はまだ閉じられていた。

「ぅ、っ……っ……ん、っく……」

 年上のひとは、騎上位でかれの胸に手をつき、小さなおののきをしなやかな裸身に走らせていた。内部でいまも鳴りわたる残響に耐えているようだった。
 銀狐を思わせる白い長髪はほどかれて散らばり、華奢な肩や背、豊満な胸元へとかかっている。
 薄い桜色に色づいた乳房が、少年の目の前でふるふると重げに揺らめいていた。
 色惚け状態で、その扇情的な肉をなんとなく見つめつつ、レンは口を開いた。

790雪明かり〈後・1〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:39:08 ID:cXAiPx3u

「……中に出されたら、長引くようになっちゃった?」

 揶揄で聞いたわけではなかったが、ハクはそうは思わなかったらしい。
 羞恥と官能に染まった甘い怨嗟が、切れ切れに降ってきた。

「き、きみのせいでぇ……いつのまにか、こんなふうに……」

 ぼくの? そう聞き返そうとして、レンはやめた。
 かわりに、むっちりと張ったなめらかな太ももにそっと触れる。

「ぁっ、ぁ……ゃ……」

 温かな太ももをそっとつかんだだけで、切なげな声を彼女があげた。少年のものを食いしばって音響的な痙攣を伝えていた肉の内部が、きゅんとよじれる。
 その反応を確かめながら、すべらせるように両ひざのほうへと撫で下ろす。それから今度は、手を返してゆっくりと撫で上げていく。

「ひゃわぁっ、やっ……さ、さわらな……」

 レンの両の手のひらが脚を這い、さらに上がり……つながった箇所へと近づくほどに、彼女は声を高めた。
 余韻をこらえて丸まっていた背をびくんと伸ばし、如実な反応を見せる。

「ほら……きちんと終わって」

 そう囁きながら、レンはハクの股の付け根を押さえた。ふっくらした恥丘の両横を、ニ本の親指をかけて丹念に押しこみ、マッサージしはじめた。
 鼠径部にある、性感につながるツボを揉みほぐしていく。
 知られてしまっている――というより開発された性楽のポイントを刺激され、ハクが腰をゆすって悶えた。

「や、やめ……ひぃっ」

「なんで……? 余韻でぐずぐずと細かくイって、消化不良気味の終わり方するより、すっきり終わらせたほうがいいでしょ」

「ば、ばかぁ……へんな気ぃ、ま、まわさなくていいっ……!」

 ハクの内ももが、紅潮を強めてびくびくと痙攣しはじめた。恥丘周りにまで、脈打つような震えが走る。
 その細かい痙攣は、腰を中心にだんだんと大きくなってゆく。
 女の体のあちこちに散らばっていた内なる波紋が、愛撫によって子宮で一つにまとめられていくかのようだった。

「〜〜っ……ぅ、ううぅぅぅっ……!」

 男性器をくわえこんでいた彼女のその部分が、きゅっとすぼまるように締まった。
 潮か愛液を過剰に分泌してしまったようで、レンの下腹を濡らしていた蜜溜まりがじわっと広がる。
 追い打ちじみた絶頂で、あるいは失禁してしまったのかもしれなかった。

「ァ……ぁっ、ぁ、ぁー……」

 ハクが瞳をとろんと溶かす。極まった証の、放心しきったうめき声をあげる。
 肉の夢に酔わせられて、うっとりと眠たげな表情。
 その艶やかに火照った美貌を見上げながら、レンは(不思議だな……)とぼんやり考えていた。
791雪明かり〈後・1〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:39:41 ID:cXAiPx3u

 こうしているときの彼女は、どこか透きとおった静謐な空気をまとっている。
 美唇からよだれまで垂らし、身震いするたびこんなにも濃密な女の香をたちのぼらせているのに。
 赤薔薇が咲き誇るような濃艶な乱れ方をするのに、白すみれの無垢さが混じっているのである。

(声、かな……)

 頭のなかまでふやけてはいたが、それでもおぼろげに悟った。

(そっか、声……ハク姉のえっちのときの声、いつもより綺麗に響くから)

 感じるうちにもれてしまう声、絶頂を前にしたときの切迫したあえぎ、達したことを告げるしぼり出すような叫び。
 ハクのそれは、どれもがさながら楽の音だ。無意識の、歌――

 思い当たると満足感が心身を満たした。ごく微妙なざわめきをつづける彼女の内部で、放出を終えたものが愛撫されているのも心地良い。

「こっ、こらぁぁ……」

 と、硬直がとけてふらふらと上体を揺らすハクが、息絶え絶えで抗議の声を投げてきた。

「あほぉ、今日も、す、好き勝手にしてぇ……」

「ん……ごめん。でもイキ残ししちゃうよりはいいでしょ……ひっ!?
 ハ、ハクねぇ? ま、待った……それ……!」

 レンは目を白黒させた。ハクの優美な細指が、かれの両乳首をとらえてひねっている。

「…………しかえしぃ……」

 とろけた赤い瞳が蠱惑的に細まり、淫靡な秋波を投げかけてくる。

「ひゃう、ちょっとっ」

「ふふ……レン君のここ、ピンピンになってる……わたしとおんなじぃ……」

 絶妙な力加減で愛撫してくる彼女の指に、レンは「んっ」と息を弾ませてしまった。くりくりと転がされる胸の突起は、絶えず甘い電流を流してくる。
 ――今夜はもうできないだろうと自分では思っていたのに、少年の体は新たな愛撫に反応した。
 嬉しげに、ハクが尻をもぞつかせる。

「ンン……なかで、また、おおきくなってきた……
 レンくん、男のコのくせに乳首、弱いもんね……うふふ、かわいい……女のコみたい……」

 ねっとりと腰をくねらせながら、淫魔さながらの微笑をハクは浮かべていた。
 深みにいざなう妖しい声が、その濡れた唇からすべり出る。

「いじめられるのも好きだよね、君……
 ねえ、今度は、どっちから、する……?」
792雪明かり〈後・1〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:41:04 ID:cXAiPx3u
 ぞくりと脳裏を痺れさせられながらも、レンはどうにか首を振った。

「そ……そろそろ控えたいなと……」

「あふ、うん、ふたりともくたくただもんねえ……
 じゃあ、これで最後……ゆっくり、楽しも……」

 ハクは恥丘同士をこすれあわせるように、ゆるゆると腰を動かしはじめた。
 また切なげに目をつぶって、無心に快楽を追い求める表情。
 融け合うような快楽にひたりながら、レンは(いいのかな……こんなことばっかりしてて)と、かすかに案じていた。

 体が合う。少々「合いすぎる」くらいに。
 何回しても飽きがこない。当初の新鮮味こそさすがに薄れたが、そのぶん日ごと夜ごとに官能が深くなっていく。
 いっしょに過ごす穏やかな時間のうちで、これだけは濃い悦びになっていた。

 責めて、責められて――
 呼吸を合わせて貪りあって、
 尽くされて、可愛がられて、愛しあって。

 出口が見えないほど、溺れている。

……………………………………………
……………………………
……
793雪明かり〈後・1〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:42:09 ID:cXAiPx3u

 起き上がって、気だるく服に袖を通す。
 懈怠のなかで、レンはふと思いをめぐらせた。頭がしゃっきりしている普段なら、絶対に考えないようなことを。

(ハク姉のあのときの声聞いてたら、この人なら唄うのだって問題ないと思えるんだけど……)

 あえぎ声と歌はもちろん別だが……ハクが無意識に出す声には、なにかしらボーカロイドであるかれを惹きつけるものがある。
 こういうことで、歌の申し子であるボーカロイドの勘がはずれることは、まずない。

(……でもこんなこと言えないや)

 傍から聞いたららちもない話、という以前に、約束がある。
 “私の歌のことだけは触れないで”と、あらためて深い仲になるまえに言われた。 だから、レンから話題にすることはできない。
 実をいうと、ハクの歌を聞いてみたことすら、レンにはない。――レンに聞かれることを、ハクは望んでいないと薄々わかってしまったから。

「……帰るの?」

 布団からハクが身を起こして、目をこすりながら訊いてきた。

「新月だから道が暗いよ……泊まっていきなよ」

「ありがと。でも、時期が時期でそうもいかないんだ」

 残念そうに苦笑し、レンは着替えを終える。
 明日は早朝から、リンとデュエットで唄う新曲の練習だ。終電を逃すわけにはいかない。

 けれど少年がそう言ったとき、ハクは寂しげな色を面に浮かべた。立場に隔たりを感じた時の表情。
 シーツで肌を覆い、彼女はひざを抱えて座りなおした。

「……ごめんね。忙しいのに引き止めて」

「え? ううん、そんなことないよ。嬉しかった」

 ハクの表情の微妙な暗さには気付かず、レンは照れをやや含んだ明るい笑みを肩ごしに送った。

 かれは、おおむね満足していた。
 忙しい合間を縫ってハクのもとを訪れて。
 料理を作って、ふたりで食べて。とりとめのない話をして。手を握って。キスして。セックスして。……このごろ、最後の項目の比率が大きくなってきたのが少し怖いけれども。
 それを除けば特に刺激のない、安らぎだけの、けれど大事な時間。

 現状に満足する心が、目を曇らせていた。
 このときすでに眼前で進行していたのに、見過ごしつづけた。
794ボルボX  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:44:18 ID:cXAiPx3u
続いて〈後・2〉投下します
795雪明かり〈後・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:45:22 ID:cXAiPx3u

 ――盛夏。

「……あ」

 からんからんとマイクが転がる。
 スイッチが入っていたので、転がる音はかなり大きくスタジオに響いた。
 パイプ椅子に座ってスケジュールの打ち合わせをしていたKAITOおよびMEIKOが、音のしたほうをふりむいた。

 鏡音レンはあわてて、床からそれを拾い上げた。
 MEIKOがけげんそうに片眉をあげた。

「どうしたの、レン君ったら」

「えっ、いや」

 レンは手を振った。「別になんでも」と申し添える。しかし大人ふたりは、意味深に目くばせを交わし合った。
 KAITOが口火を切る。

「そうはいってもレン、このごろ気鬱そうじゃないか。やっぱり何かあったか?」

「な、なにもないってば」

「わかりやすい嘘はよせ、お前は動揺が透けて見えるタイプだ」

「嘘なんかじゃ……」

 嘘だった。
 つかみかけたところで手をすべらせたとはいえ、マイクを取り落とすような失態である。心ここにあらずの状態でなければ、こんなことにはならなかった。
 かれを見つめて黙っていたKAITOが、肩をすくめた。

「……ま、いいさ。
 だが忘れるなよ、今週末はステージライブ、その次はアルバムの収録があるんだぞ。調子はなるべくベストで臨んでもらわなきゃ困るからな」

「わ、わかってるよ」
796雪明かり〈後・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:47:47 ID:cXAiPx3u
………………………………………………
…………………………
……

 きまり悪そうにレンが背を向けて歩み去ったあと、MEIKOがKAITOの袖をひいてきた。

「レン君の悩みだけど、弱音さん関連だと思う?」

 弱音ハク。レンと親しい、シンガーソングライターの名を彼女はあげた。
 「伝え聞くかぎり、ほかに考えつかないな」とKAITOは首肯し、眉根を寄せて重い声を出した。

「……少し心配だな」

 レンの青春の悩みと、一笑に付して片付けられるほど軽い話ではなかった。
 不安があるのはレンに対してではなく、あの白髪赤瞳の女性に対してである。ハクの近況を、うっすらとかれは聞いていた。
 それはMEIKOも同様で、沈鬱な面もちとなっている。

「ねえ……このまま見ているだけでいいのかしら? 弱音さんとは面識もあるし……」

「そうだなあ……あまり首をつっこむのは考えものだが……」

 大人ふたりはやがて、打ち合わせのときより顔を近づけて囁きかわしはじめた。

¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥

 馬鹿な女と、部屋の四隅の暗がりから声がする。
 とうとうレンと出会う前の、出口のない暗黒に戻ってきてしまった。

 ヘッドホンを耳に当てて、弱音ハクはひざをかかえ、畳の上にうずくまっていた。
 部屋は暗く、蒸し暑い。カーテンをずっと閉めきっているからだ。
 着替える気にもならず、ショーツをはいてワイシャツ一枚を羽織っただけである。
797雪明かり〈後・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:49:03 ID:cXAiPx3u

 くりかえしくりかえし、歌を聞いていた。
 何白回も。何千回も。ときたま歌をストップさせて手元の譜面を食いいるように見つめ、思考に沈む。顔をおおい、また再生ボタンを押す。
 落ちこぼれる自分の歌と、上手くやっているほかのアーティストの歌。どこに決定的な差があるのか、その違いを見つけるために。

「なにが悪いのかな……」

 光の失せた目を畳に落とし、すっかり一人のときの口癖になった言葉をもらす。

 ほんとうになにが違うのだろう。技術? 声調? にじみ出る心?
 自分の歌の致命的な欠点――いまだにわからない。見つからない。

 もちろん、最上級のアーティスト達と比べると、届かないと思わされる部分は多々ある。ハクは天才ではないから、地道に積み重ねたレベルより上には行けない。
 だが、問題はそんな瑣末な部分ではなかった。
 「自分の歌はプロのなかでは特に上手くはない。だが、総合的に見れば悪くとも中の下クラスのはず」――ハク自身の採点ではそうなるのに、他者の批評だと「論外」「素人以下」の烙印を押されるのだ。

 先日、もう何度目になるかわからない新作CDの持ちこみをしてきた。
 そしてこれまた、レコード会社からさんざんにけなされて没を食らった。ハクの歌は今度も日の目を見ずに終わる。

 全身全霊をこめて、少しでもよいものを作ろうと心がけて、自分では「前より絶対によくなってる」と信じられるものを作った。それなのに……「一作ごとに悪くなる」と人には言われる。
 自分と他者のあいだで、なにかの歯車がかみ合わない。

 だから、レンには内緒で耳鼻科に行った。
 そこで悪いところが見つかることを、むしろ期待して――けれど聴力テストの結果は、異常なし。
 次は、脳外科あたりに行って相談してみるつもりである。よくは知らないが、認識能力の問題とかいうやつかもしれないから。

 ……実を言うと、カウンセリングを勧められていた。事情を話した耳鼻科の医師に。
 それは、反射的に拒絶してしまっていた。
 歌をどうにかしたいだけなのだ。メンタルケアなんか必要ではない。
798雪明かり〈後・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:50:14 ID:cXAiPx3u

 それにレンに失礼だ。いまはあの子の存在があるのに、ストレスを感じるなんて駄目だ。いまの状況に文句や不満など、あってはいけない。
 そう、かたくなに自分をいましめる。

 いまではレンはハクにとって、特別な子になっている。
 寂しかったとき、そばに来てくれた。いまでは、だれより近くにいてくれる。
 忙しくてもその合間を縫って、ひんぱんに訪れて世話を焼いてくれる。出会ったときと変わらず、ずっと優しい。

(……レン君、今日も来るのかな……)

 嬉しい――嬉しくないはずがない。
 なのに、なんで、

(会いたくないな、なんて……思ってるんだろ)

 レンに出会い、もっとがんばろうと決めてからの、これまでの日々がよみがえってくる。

 努力で浮かびあろうとして失敗して、業界の底に気持ちごと沈んで。
 あの子の存在に励まされて、立ち直って。
 気をとりなおして、また挑戦して。
 また失敗して、また沈んで。

 だんだんと落ちこむ期間が長くなっていって……
 いつからだったろう。
 レンと目を合わせられなくなっている自分に気がついたのは。

 ――レンが天井知らずに名を上げていくことも、理由のひとつだ。
 ハクがCDすら出してもらえないでくすぶっているうちに、かれはどんどんアーティストとしての高みに上りつめていく。
 もともと才能では彼女など及びもつかない。実績も遠く引き離された。自分が「鏡音レン」に勝っているところなど、この業界に入ってからの年月しかない。

(……私たち、なんで一緒にいるんだっけ?)

 自問するまでもなく答えははっきりしていた。レンが、同情してくれたからだ。
 手を当てて、ヘッドホンを耳に押しつける。

「いい歌だなあ……」

 ぼんやり、ほとんど唇だけでつぶやく。
 ハクには特技がある。唄い手の能力のほどが、歌の片鱗を聞くだけでわかる。この先の伸びしろがあるか、ないかまで。
 たとえ無名の新人であっても、デビュー前の素人であっても、“あ、この子伸びる”と思ったとき、それが外れたことはなかった。

 採点できないのは、ハク自身の歌だけだ。それだけ必ず人と評価が食い違ってしまうのだ。
799雪明かり〈後・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:51:38 ID:cXAiPx3u

 そのハクの耳で聞く限り、この唄い手は、最上ランクへと上っていける可能性を示していた。いつか聞いた、初音ミクと同じように。

「すごいなあ……レン君」

 ヘッドホンから今流れているのは、レンの歌だった。今回はじめて、かれの歌を聞いた。
 これまで避けてきたのに。これからも聞かないつもりだったのに。
 いまこうして、衝動的に買ってしまったCDへと耳を傾けている。そして事前に予想していたとおり、ハクの胸には虚ろな後悔が満ちていた。

「やっぱり聞かなきゃ、よかったなあ……」

 はっきり劣等感を抱いてしまうとわかっていたのだから。
 馬鹿な女と、四隅の暗闇が笑っている。
 生足を抱え、ひざに顔を埋める。

(お酒……もう少し飲もうかな)

 かたわらに置いた飲みかけの瓶。さっきから口にした量は、そろそろ、一週間分として許可された量を越すころだ。
 酒を控えるように病院で勧告されてから、数月になる。
 医者の言葉だけなら我慢できなかったかもしれない。でも、レンに言われたから守っていた。
 守っていたけれど……

 何分かおきに、酒瓶に手が伸びる。たいていは黙って手をひっこめるけれど、時間がたってからふと気づくと、瓶の中身がすこしだけ減っていたりする。
 ヘッドホンから流れる音の渦。いつ飲んだとも気づかないまま、中身が減ってゆく酒瓶。
 日がな一日、くりかえす。

 気づけば外のセミの声が、雨の音に変わっている。

¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥

 レンは傘から雨滴をふるいおとした。渡されている合鍵でアパートの部屋に入りこむ。

 もう夕刻なのに、部屋のなかに明かりはついていなかった。
 キッチンのシンクには、洗い物はない。シンクの乾きようからして、食器を洗って片付けたのではなく、洗い物が最初から出ていなかったように思えた。
 手にさげていたスーパーの袋を床に下ろしながら、レンは顔をくもらせた。

(今日も、朝やお昼を食べてないのかな)

 部屋の奥でもぞもぞ動いた気配に、声をかけた。

「明かりくらい、つけなよ」
800雪明かり〈後・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:53:02 ID:cXAiPx3u

「……ん……」

 暗く不明瞭な返事が、かろうじてあった。
 荒廃した心が、空気とともによどんでいるような雰囲気。
 自分まで暗然としてくるのをふりはらうようにレンは首をふり、わざと明るい声を張り上げた。

「さ、ご飯作るね」

 エプロンをつけ、野菜を洗い、水と昆布を鍋にいれて火にかける。
 出汁をとりながら皮をむいた蓮根を切り、酢水にさらし、電子レンジで加熱する。
 豆腐を切りながら話を続けた。

「明日はまた雨だってさ」

 答えはない。沈黙が返ってくる。
 つとめて気にせず、レンは言葉をつむぐ。

「最近の雨の多さにはやんなっちゃうよね。梅雨がもう一回来たみたい。
 でも、今度のお休みは、すっきり快晴だそうだよ」

「…………そうなんだ」

 ほんのかすかな声ではあるが、今度はちゃんと話に受け答えがあった。
 そして後ろに立つ気配があった。

 あ、ちゃんと起きてきた、とレンはほっとした。
 ひそかにぎこちなくなっていた表情が、やわらぐ。
 安堵の微笑をにじませながら、背中ごしにたずねた。

「だからさ、ハク姉、どこか行かない? 都内の動物園とか水族館とか――」

「ここにいたい……この部屋がいい」

「えーと……」

 レンは視線を上方にさまよわせた。説得を続けてみる。

「せ、せっかくいい天気なら、外に遊びに出るのも」

 言いかけたところで、後ろから抱きしめられた。いきなりの抱擁に、エプロンを身につけた少年は包丁を手に固まる。
 すがる響きを含めた要望が、耳に届いた。

「……ふたりだけで、いたい」
801雪明かり〈後・2〉  ◆ncmKVWuKUI :2010/06/06(日) 10:53:41 ID:cXAiPx3u

 少年は、そろそろと慎重に包丁を置いた。
 体の前にまわされたハクの腕に、なだめるように触れる。
 ハク姉、何があったの。そう聞こうとして黙る。聞かずともわかっていたからだ。

(新作持ちこみ、また、うまくいかなかったのか)

 そしてそれは、聞いてはいけないと釘を刺された話題でもあった。
 ずっと抱いていたもどかしさが、またも大きく心中でふくれあがる。
 『ぼくじゃ、手伝えない?』
 そう、言ってしまいそうになる。

 そんなふうに持ちかけることができれば。ただ慰めるだけでなく、アドバイスして、力になることができれば。
 もしも、ヒット中の自分がハクといっしょに歌えば。それなら発売後の売れ行きはともかく、CDがとりあえず出ることは出るだろう。
 あるいは、ハクの所属するレコード会社にレンが口をきくだけでいい。それだけでもかなり扱いは改善するかもしれない。

 でも駄目だ――「ハクの歌の話だけは、ふたりの間では決してしない」という約束があるかぎり、口にすら出せない。
 それに、レンはわかっていた。彼女は決して、そんなコネを使ったやり方を受け入れてくれない。

(この人は心底音楽が好きで……歌に関しては、誇り高いから)

 ただ自分の歌のみで結果を出す――その愚直でシンプルな結果以外は、ハクは拒絶するだろう。ならばもう、これに関してレンにできることは何もない。
 抱きしめられたまま、無言でいるしかなかった。

 いたたまれない疼きを胸奥に感じ、レンは耐えかねて口を開いた。
 じゃあこんどの休みは、映画のDVDでも借りてきて見てよっか――
 そう提案する前に、ハクに先をこされた。

「……しよう、レン君」

「え?」

「しようよ。ね……」
802雪明かり〈後・2〉  ◆ncmKVWuKUI

 背後から酒の香が、女の体臭にまじってほのめいた。
 ワイシャツごしに素肌の柔らかさ熱さが、背後から伝わってくる。
 妖しく、淫蕩で、そして危うく、痛ましい。レンの困惑と胸の疼きが、大きくなる。

 前に回されたハクの手が、レンのエプロンの下にすべりこんだ。少年のシャツのボタンをいじくり、外しはじめる。その手をレンは押さえて止めた。

「ま、待ってよ。ごはんだってまだ……」

「……したくない……?」

「違うって。でも、来るなりすぐこういうことは……
 最近、こんなのばっかりじゃないか」

「…………」

 二人でいる時間の大半、肌を重ねているようになった。
 求めるのは彼女からで、終わらせたがらないのも彼女だ。
 一度引きずり込まれて応えてしまえば、濃く後をひく官能に理性など融けて、帰る間際までずるずると爛れつづけている。

 ……なのに心は遠ざかっている気がする。
 明らかに、何かがおかしくなっていた。

(ちょっと前までは、こんなじゃなかったのに)

 二人でいるだけで心地よい関係だったのだ。
 急にレンは、透明なかけらが心臓に突き刺さったような痛みを感じた。

 もう違うのではないだろうか? ハクにとっては。
 だって、彼女の態度はまるで、かれといても安らげないから肌を求めているみたいだ。
 だが、レンの疑心が大きくなるまえに、ハクの腕がぎゅっとかれを抱きしめた。

「ごめん……ごめんね」

 震える声が謝ってくる。

「触れていたいの。もう少ししたら、ちゃんと元気だすから……」

「……うん。わかった」

 答えてレンは、ハクの手の甲に自分の手のひらを重ねながら、心に言い聞かせた。
 ほら大丈夫。少し、踏み外してしまっただけだ。自分たちはまだいくらでもやり直しはきく、と。
 そうだ、カイト兄かメイコさんに相談してみよう、と考えを固めていく。

 暗い予感は、心中から払いのけるようにして。