ドラマ アンタッチャブル〜事件記者・鳴海遼子〜 

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444名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 01:28:23 ID:uDLWHRsr
>>443
社交ダンス、GJです!
いいなぁ、2人の踊る姿が見てみたい。

すみません、勝手に遼子の誕生日を放送日(11月13日)設定で1つ投下します。
ちょうど一年前の今日、夜中にこんなことがあったらいーなーと自家発電
したもので、エロくないですが…。
445名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 01:31:05 ID:WQ8RNW4a
>>444
楽しみです!!!
446last year 1:2010/11/14(日) 01:36:52 ID:uDLWHRsr

「はぁ」
楠田とマーサの記事を書き上げ、ようやく帰宅した遼子は帰ってくるなりため息をついた。

すでに日付も変わり、遼子の誕生日は過ぎてしまった。

「あーあ、ホントに最悪の誕生日になっちゃった…。」
ベッドに体を投げ出し、ぼそっと呟く。
そして、何度目かの溜息をつく。

どのくらいそうしていただろう。

「よし!」
遼子は身体を起こすと、キッチンに向かい蛇口を捻り水を出した。
それをシンクに張ると両手をざばりと中につけた。
「冷たい!でも、気持ちいい〜!」
自分の中のもやもやを、この冷たい水が洗い流してくれるような気がした。

「ただいま」
そんな時、兄の洸至の声がした。
「おかえり〜」
遼子は手を浸したまま、リビングに入ってきた兄に声をかけて出迎える。

「おい、遼子、何してるんだ?」
ひょいと肩越しに洸至が顔を覗かせる。
「え?うん。ちょっとね、さっぱりしたくなって…」
遼子は振り返ってそう言うと、蛇口をひねって水を止めた。
そして、いつものように、リビングに兄妹が向き合って座る。

「今日は…ごめんね。」
「いや、遼子こそ大丈夫だったか?」
「うん、私は大丈夫。…あれ?お兄ちゃん、手、どうしたの?」
話しながら、遼子は洸至の手がインクで汚れているのに気付いた。

「あぁ、あれから色々書類を書いたりしてたからな。その時についたんだろう。」
「…そうだ!ねぇ、こっち来て!」
遼子は兄の手を取って立ち上がると、先ほどまで自分がいたシンクの前に兄を連れてきて、
2人が横並びに立つ。

「おい、遼子?何するんだ?」
「お兄ちゃんの手、洗ってあげる。」
そう言って、遼子はインクのついた洸至の手を両手で握ると、さっきためておいた
水の中に兄の手を入れ、兄の大きな手に細い指を這わせる。
447last year 2:2010/11/14(日) 01:45:30 ID:uDLWHRsr

「ちょっと冷たいけど、気持ちいいでしょ?」
遼子が兄の手を擦りながらちらりと洸至を見ると、洸至はニヤッと笑った。
「ああ、気持ち良いぞ。」
その言葉に遼子も笑顔を見せ、そしてシンクの横にある石鹸を手に取り、泡立てる。
遼子は指の間の汚れも落とそうと、指を絡めるように移動させる。

しばらくそうした後、シンクの水に手を入れて泡を落とすと、透明な水が灰色に濁っていく。
その中を揺れる2人の手を視線で追い、再び遼子は石鹸を泡立てて洸至の手を洗う。
しかし、兄の手を洗う妹の手の動きが、ふと止まる。
「…ごめんなさい。」
「どうした?」
そして突然の妹からの謝罪の言葉に、洸至が少し驚いた口調で答える。

「私のせいで…お兄ちゃんの手を汚しちゃった…」
遼子の手の動きが止まり、俯きながら震える声で呟く。

洸至は今日、遼子を守るために、楠田を射殺した。

物理的な手の汚れではなく、そのことを遼子は気にしていたんだろう。
「いっつも、このお兄ちゃんの大きい手に守ってもらってるだけで…私…」

その時、黙って遼子の言葉を聞いていた洸至が、片手を挙げて体を移動させると
遼子の後ろから覆い被さるように立った。
「お兄ちゃん?」
「気にするな。俺は、お前を守るためだったら、自分の手がどんなに汚れようとも構わないよ。」
耳元でわざと囁くような洸至の声に、遼子の心臓がどきりと高鳴る。

「そんな…」
「お前は、俺が何があっても守る。あの時そう誓ったんだ。」
そう言って両腕で遼子の身体を力強く引き寄せる。
密着した洸至の体温を感じて、一気に遼子の体温が上昇し、頬が赤く染まる。

そんな遼子の動揺をよそに、さらに洸至は妹の耳元で呟く。
「…なぁ、遼子。お前、あいつには…こんなことしてないよな?」
「あ、あいつって?」
「楠田だよ。病院に来る前にも会っていたんだろう?」
耳元で聞こえる低い声に遼子の身体がぴくりと震える。

「こんな風に」
洸至の手が遼子の手を掴み、絡める。

「身体重ねるみたいに」
耳にフゥと息が掛かる。
448last year 3:2010/11/14(日) 01:55:34 ID:uDLWHRsr

「そんなこと…してない…」
「じゃあ、鷹藤君とは?」
絡み合った指が、上下に移動する。

「鷹藤君だって、ただの…相棒…」
「そうか」
そう言うと、洸至は遼子の手を離し、密着していた体も離した。
遼子は熱に浮かされた様に、ぼーっとしている。

「遼子のおかげでキレイになったよ。」
そして、何事もなかったかの様に手を拭きながらリビングのテーブルに戻ると
カバンの脇においてあったコンビニのビニールをテーブルの上に置く。

その音に、遼子が我に帰る。
「遼子、お前、誕生日だったろう?もうこんな時間で店とか閉まってたから、
コンビニのケーキしか買えなかったけど、食うか?」
「え?…うん!」
さっきまでの兄とは違う、いつも通りの兄の様子にほっとしながら、遼子は明るく答えた。

「ハッピーバースデー、遼子。」
「ありがとう、お兄ちゃん。」
「色々忙しくって、プレゼントもまだ買ってなくて…ごめんな。」
「ううん、こうやってお兄ちゃんがお祝いしてくれるだけで嬉しいよ。」
その気持ちは本当だ。
一人で祝うことに慣れていた誕生日。
でも、今年は兄がこうして一緒にいて祝ってくれている。
どんなプレゼントよりも、遼子はこの今のひと時が何よりも幸せだった。

「そうか。」
「うん。だからね、お兄ちゃん。来年も、私の誕生日にはお兄ちゃんにお祝いして欲しい。
 それが来年の私の誕生日プレゼントのお兄ちゃんへのリクエスト!」
「おいおい、もう来年の話か。」
「えへへへ。…あ!お兄ちゃん!これ、美味しいよ!」
既にケーキに夢中になっている目の前の妹を、洸至は目を細めて見つめる。


『遼子、お前が望むなら、地獄にいようと戻ってくるよ。約束だ。』



遼子誕生日話なのに、ダークっぽくてすみません。
一年後のお兄ちゃんを復活フラグをエロ付きwで自己回収したい…なぁ…
貴重な残りスペースに、3レスもの駄文失礼しました。
449名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 02:01:21 ID:WQ8RNW4a
>>446-448

GJ!!!です。
後ろから覆いかぶさられたら、大体の女性は撃沈でしょう。
耳にふぅ、エロい、エロすぎGJ!

ほんのりエロくダークな兄は、こちらにとっていいプレゼントw
お兄ちゃん復活フラグのエロ付き回収、切に願います。
楽しみに待っています!
450名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 10:24:28 ID:fgaGa9EF
今度の木曜日、鷹藤がフェースメーカーに出ますよ。鷹藤の違う顔が見られるんでしょーか?
451名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 10:39:45 ID:WQ8RNW4a
>>451
今度は髭無しなので若返ってますw
452名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 10:55:02 ID:uDLWHRsr
鷹藤と言えば、昨日のストロベリーナイト見ました。
ヒゲありだったので、鷹藤のまんまでちょっと嬉しかったw
…またボコられてたけどww
453名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 13:20:57 ID:v15uUmvz
フェイスメーカーの鷹藤、またボコられ、○○られと悲惨な目に…ww
前髪あり、髭無しだと若く見えるね。

また規制発動中なので、SSの投下、しばらく無理そうだ。
クリスマスまでに解除されるといいんだが…。
454名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 21:58:08 ID:v15uUmvz
お兄ちゃん、またしてもテレ朝時代劇出演。
年末放送の「忠臣蔵」で堀部安兵衛役だそうです。
じゃあ、前髪無しか…。
455one year later 1:2010/11/20(土) 00:36:51 ID:ucyGOPAg
遼子誕生日の1年後verを投下。
エロくダークな兄を目指したハズなのに、三千里手前で撃沈。
エロシーンも、ただ長いだけでダメダメですみません。
一応、無理やり設定なので、苦手な方はスルーをお願いします。



「なぁ、誕生日プレゼント何が欲しい?」
数週間前、遼子は鷹藤との睦言の中で、そんなことを聞かれた。
「鷹藤君のくれるものならなんでもいいよ。」

その答えは嘘ではない。
恋人からもらえるプレゼントであれば、何でも嬉しい。

だが、遼子には別に欲しいものはあった。

それは「決して手に入らないもの」
そして「決して望んではならないもの」

『来年も、私の誕生日にはお兄ちゃんにお祝いして欲しい。』

仕事からの帰り道、遼子はふと一年前の、何も知らなかった自分の発した言葉を思い出す。

「お兄ちゃん・・・。明日は私の誕生日なんだよ・・・」
そう呟いて立ち止まって冬の空を見上げると、一年前と変わらない輝きで星座が瞬いていた。

名無しの権兵衛の計画が水泡に帰したあの日、名無しの権兵衛であった兄も冬の暗い海に消えた。
しかし遺体は見つからず、1年が過ぎようとしている。

生きているはずがない。
そう思いながらも、どこかでまだ兄は生きているかもしれないと思い、そしてまた兄に会いたいと願う自分がいた。
あれだけ世間を騒がせ、そして多くの人々の命を奪った「名無しの権兵衛」だったとしても、
遼子にとってはたった一人の兄であり、家族であることには変わりはないのだから。

寂しさを振り切るかのように再び歩き出し、暗いわき道に入った瞬間、遼子の側を車が通り抜けた。
さして気にも止めなかった遼子だったが、次の瞬間に体に電流が走る。
「えっ??」
何が起きたのかを理解する前に、遼子は意識を失いその場に崩れ落ちる。
そして遼子の身体は車の中に消え、そのまま車は走り去った。


「ん………?」
しばらくして遼子は目が覚めた。

どこか見知らぬ部屋。
部屋には無機質なベッドが置いてあるのみで、自分はどうやらその上に寝かされているようだ。
壁にかかった時計の時を刻む音だけが、部屋に響く。
456one year later 2:2010/11/20(土) 00:38:31 ID:ucyGOPAg

状況が飲み込めないまま、遼子がベッドから起き上がろうとすると、左手に痛みが走った。
そして、自分の左手首とベッドとをつなぐ手錠に気づく。
「いや!何、コレ!!」
ガチャガチャと手錠をはずそうとするが、徒労に終わる。

その時、部屋のドアが開いた。
「遼子、気がついたか?」
懐かしい、自分を呼ぶ声。声のした方を向くと、そこには遼子の兄、鳴海洸至が立っていた。
「お………にい……ちゃん?」
信じられないという表情で、遼子の目が見開かれる。

「久しぶりだなぁ、遼子。何だその目は?幽霊じゃないぞ。ちゃんと生きてる」
「お兄ちゃん………お兄ちゃん……、お兄ちゃん………」
遼子の瞳からポロポロと涙がこぼれ落ちる。

「明日は遼子の誕生日だろ?去年、遼子と約束したからな。地獄から戻って来たぞ。」
「お兄ちゃん…会いたかった…」
「俺も会いたかったぞ。」
洸至は遼子の横たわるベッドに腰掛けると、ベッドに横たわる妹の髪をやさしく撫でながら囁く。

「遼子、お前を迎えに来た。今まで寂しい思いをさせて悪かったな。これからはずっと一緒だ。」
優しい口調で、兄は妹に語りかける。しかし、その言葉に、妹はそっと首を振る。
「ダメだよ、お兄ちゃん。お願い、自首して?」
「なんだと?」
「永倉さんも逮捕されて、お兄ちゃんの…名無しの権兵衛の理想はもう実現しないの。」
「………」
「お兄ちゃんが生きていたってわかっただけで、私には最高の誕生日プレゼントだよ?
 私は、いつまでも待ってるから…。どこにも行かないから。だから…お願い。」

やがて、黙って妹の言葉を聞いていた洸至が口を開く。
「なぁ遼子、お前、あの時ホテルで言ってくれたよな?俺が、唯一の家族だって。この世にたった2人の兄妹なんだ。
 また2人で生きていこう?俺が、お前を守ってやるから。」
「そんなのダメだよ。お願い。ちゃんと罪を償って。」
「そうか、わかった…」
「お兄ちゃん」
洸至が納得したと思い遼子は安堵する。しかし次の洸至の言葉に、遼子は凍りつく。

「お前を…梨野の弟なんかにやらない。お前は、俺のものだ。誰にも渡さない。俺の側で、俺だけを見ていてくれ」
そう呟くのと同時に、洸至は遼子の頬をつかみ、遼子の唇を塞ぐ。
「んっ!!」
唇に触れる熱い感触に、遼子は驚き目を見開く。
わずかに開いた遼子の唇の隙間から、洸至は舌を差し込む。

「ん…っふ!」
洸至の熱い舌が遼子の口内を犯し、舌同士が絡まり外に引きずり出される。
やがて、洸至は口付けたまま、その手を遼子の体に這わせた。
457one year later 3:2010/11/20(土) 00:39:04 ID:ucyGOPAg

服の上から、遼子のやわらかな膨らみを包み込むと、遼子の体がぴくりと震える。
「お兄ちゃん、悪い冗談はやめて!!いや!お願い!」
遼子は洸至の唇を顔を振ってはずし、必死に抵抗するが、洸至の唇で抗議の言葉は塞がれ、
ガチャガチャと手錠の金属音だけが、遼子の抵抗の意思を表す。
自分の胸に触れる洸至の手を止めようと延ばされた遼子の右手首も、逆に洸至につかまれベッドに押し付けられる。

「どうして?こんなこと・・・」
ようやく口付けから解放された遼子の戸惑いを隠せない表情に、洸至が小さく笑う。
その笑みに、遼子は恐怖を感じ、顔を引き攣らせる。
その微笑みは、兄として遼子に見せていた優しい笑顔ではなく、名無しの権兵衛の歪んだ微笑だった。

「こんな…」
遼子の瞳からは、また涙があふれ出す。
「こんな…こんな事するお兄ちゃんなんて…私…知らないよ。今、ここにいるお兄ちゃんは
私の知ってるお兄ちゃんじゃないよ…。ねぇ…戻って?私の知ってるお兄ちゃんに…。」
すると突然、遼子は強い力で頬をつかまれた。
「…お前が…俺の何を知っていたんだ?愛されて、何不自由なく育ったお前が。」
洸至が吐き捨てるように言うと、遼子は怯えた瞳で兄を見つめる。

「お前は知っていたのか…?…俺が…ずっと…お前とこうしたかった事…」
そう言うと、洸至の手が遼子のブラウスを引き裂く。
「きゃああああ!」
遼子は自由になる右手で、必死にあらわになった部分を隠そうとするが、再びベッドに縫い付けられる。
「お兄ちゃん!ダメ!兄妹なんだよ!こんなことしちゃダメ!!」
耳朶や首筋に兄の唇の熱さを感じながら、そして手錠に繋がれたまま、遼子は何とかこの状況から逃れようと身を捩り、
洸至の体の下から逃れようとする。

「やめて!お願い!!お兄ちゃん!」
そんな遼子の止まない抵抗に、洸至は小さく舌打ちする。
「遼子…少し黙っていてくれ。」
そう言って引き裂いたブラウスを遼子の口にねじ込む。
「ふううぅ!」
口をふさがれ、遼子の口からは苦しげに息が漏れる。

洸至が頬に優しく口付けると、遼子は顔を背ける。そのまま唇を耳へ滑らし、耳たぶをねぶる。
なおも逃げようとして離れようとした遼子の頭を、洸至は掌で掴み強く引き寄せると、
露になったブラジャーに手を這わし、ゆっくりと両手で刺激を与える。

遼子は少しでも洸至の手から逃れようと、俯せになろうとした。
洸至はブラのホックが見えた瞬間、すばやくそれを外す。
「ううっ!」
洸至が少し強引に遼子を仰向けにすると、既に立ち上がっていた胸の先端を両手で摘み、
親指と中指で擦り合わせるように捏ねると遼子は大きく背を反らせた。

「んんんっ!!!」
洸至は肌に手を滑らせ、その感触に酔う。滑らかな肌が、手のひらに吸い付くように馴染む。
そして洸至は、遼子の胸を覆う布を引き上げた。
458one year later 4:2010/11/20(土) 00:39:31 ID:ucyGOPAg

声が出せない遼子は、首を振って抵抗と拒否を示す。
「キレイだ…」
間近でみる妹の美しさに洸至は感嘆のため息をつき、そっとそのふくらみに唇を寄せると、遼子の体が震える。
洸至は唇を這わせ、時折強く吸い付き、その肌の甘さを味わいながら、遼子の白い肌に赤い所有印を刻み込んでいく。
そうしながら、手のひらに包んだ乳房を緩く揉みしだき、その感触を味わう。

「ん!んんんん!!」
唇と手で刺激が与えられるたび、遼子は体を震わせ、くぐもった声を漏らす。
「…気持ちいいのか?」
洸至は遼子の胸の頂きを口にふくんで刺激を与えながらそういい、遼子の表情を伺う。
頬を染めながらも、まだ首をふる遼子を見て、唇の端に笑みを浮かべながら、さらに甘い刺激を続ける。

そして、洸至は遼子のスカートの中に手を這わせ、遼子の一番敏感な部分を布の上から探ると、
そこはすでに湿り気を帯ていた。
「嫌がってた割には感じてたのな?」
「ふぅ…。」
遼子は恥ずかしげに視線を落とす。
「こんなに濡らして…」
「うぅ…」
洸至の指が湿った音を奏で出し、滑らかに動く指が、遼子の花芽を練っていく。
「ふぅうぅっ!うぅっ!」
遼子はきつく目を閉じて、口にねじ込まれた布地をかみ締めた。

洸至が下着を剥ぎ取り、遼子の足を広げさせると、遼子の秘所が余すところなく洸至に晒される。
「無理やりされても感じるんだな。遼子は…。」
「ふぅ!うぅう!」
遼子が首を激しく振り、足を閉じようともがいたが、洸至が身体を間に入れたためそれもできなくなった。
洸至がのぞき込むと、刺激を待ちわびる花弁が、蜜に濡れてひくひくと震えていた。

「いい眺めだ。キレイで…淫らで…俺を誘う。」
ふぅと息を吹きかけると、ピクリと花弁が震え、洸至の目の前で、また一筋、とろりと蜜が流れていった。
「いつのまにこんなにお前は淫乱になったんだ?」
そう言うと、洸至は中指を遼子の秘裂に差し込んだ。
「ふぅっ!」
遼子の身体が一瞬引き攣った。
「…苦しいか?…声出せなくて」
遼子の耳元で囁くと、遼子はただ耐えるようにきゅっと瞳を閉じる。

「これ取ってやるから…遼子…お前の声…聞かせてくれ…」
遼子の耳を舌で嬲りながら、洸至は遼子の口を塞いでいたブラウスを取り出した。
それと同時に、洸至はさらに指を動かし、割れ目に指を食い込ませる。

「あぁ!…やぁ!やめ…て、お兄…ちゃん」
「良い声。ずっと…ずっとその声を聞かせてくれ。俺だけに」
ちゅくちゅくと湿った音が響き、自分の発する淫らな音に、遼子は体を羞恥に染める。
洸至はさらに脚を大きく開かせ、秘所に顔を寄せる。 
「っやぁぁ!!」
秘所にかかる兄の息に、遼子は震え、悲鳴をあげる。
459one year later 5:2010/11/20(土) 00:40:34 ID:ucyGOPAg

ピチャピチャという音を立てながら、洸至の舌が遼子から溢れる愛液をすくい、飲み込む。
「ああん!!いやぁ!!…お願い…やめ…」
洸至の舌で与えられる刺激に、遼子の口からは抵抗の言葉とともに、嬌声があがる。
逃げようとする遼子の腰を押さえつけ、洸至は思う存分遼子の秘所を味わう。

「あっ…あん…ううん…」
洸至は溢れる愛液を、音をたててすすり上げ、今度は遼子の敏感な部分に吸い付く。
「あっ、ああっ!」
遼子は思わず声を上げ、洸至は遼子の反応をみて、更にそこを責め続ける。
その度に、遼子は悲痛な声を上げながら、太ももをぶるぶると奮わせた。
「遼子、気持ちいいのか?」
「ちがっ…んん!もう…お願い…やめて…」
何度目の懇願だろう。しかしその言葉には答えず、洸至は舌を引き抜くと、だまって遼子に口付ける。

口付けながら、遼子の体に残っていたすべての布を取り払う。
遼子の白い肌には、無数の赤い印が刻まれていた。
それが自分がつけたものであることに、洸至は体の奥から湧き上がる悦びを感じていた。

洸至は遼子の中に挿入する指を増やし、今度は容赦なく遼子のポイントを攻める。
「いやぁ!あぁぁん!!」
遼子は激しく身をくねらせ、大きく背を反らした。洸至の指をうねうねと膣襞が締め上げる。
「ほら…イケよ。」
「あぁっ!」
ビクンビクンと身体を震わせ始めた遼子を洸至が容赦なく攻め立てると、飛び散った蜜が手首の辺りまで濡らす。
「いやあぁぁぁぁ!!」
洸至が赤くはれ上がった珠を親指で潰して捏ねると、遼子は一際大きく背を反らした後、
小刻みに痙攣しながら動かなくなった。                       

洸至がゆっくりと遼子から指を引き抜く。
白く泡立った愛液がぽたりぽたりと指先から流れていった。
「おい…遼子…起きろ…」
遼子の手錠をはずし、ぺちぺちと遼子の頬を軽く叩くが、遼子は失神したままだった。

洸至は、ズボンとトランクスを脱ぐと、既に赤黒く屹立した自身を気を失ったままの遼子の中に突き入れる。
「ああっっ!」
遼子の身体が一瞬ビクンと揺れた。
「起きろ…遼子…。」
ゆっくりと遼子の目が開く。
最初は状況がつかめていない様子だったが、次第に、自分が誰かに貫かれていると言う事が理解できたようだ。
「あっ・・・いやぁ!あぁっ!」
「俺だよ!遼子!」
「ああっ!!やぁ……あああああああ!!!」
そして、自分を貫いているのが誰かも理解した遼子は、激しく抵抗をはじめ、悲鳴とともに体をのけぞらせる。
「お前だけ満足するのはズルいだろ?」
洸至は遼子の中に埋め込んだ楔を、さらに深く打ち込もうと腰を落とす。  

洸至は遼子の足を抱え上げ、激しく腰を動かし始めた。
「お兄ちゃん!やめてぇ!…あぁっ!…こんなの…いや…」
460one year later 6:2010/11/20(土) 00:41:18 ID:ucyGOPAg

遼子は、今、絶望という名の波に飲まれていた。
たとえ『名無しの権兵衛』だったとしても、どこかでまだ兄を信じている自分がいた。
しかし、今、その兄に犯され、今までの自分が崩壊していく。

「遼子、俺を感じてくれ。お前の中にいる俺を…」
遼子の体の奥に激しく突き入れながら、洸至は遼子に言う。
「今、お前の中にいるそれが、本当の俺だ」
「んん!…っく!!ふぁっ!!!」
重い質感が、遼子の中を埋め尽くす。

『哀しみ』『絶望』が遼子を取り込み、瞳からは次々と涙が溢れてくる。
そして、涙に濡れた瞳でじっと兄を見つめる。
洸至は一瞬腰の動きを止めて、兄妹の視線が絡み合う。
しかしその妹の視線を振り払うように再び腰を打ち付けながら、遼子の髪を撫で、首筋にキスを落としていく。

「あっ!いやぁ!」
洸至の唇が触れるたびに、遼子の中が締まる。
「…くっ。あんまり締めるなって…。」
洸至は遼子の白い太ももに手を回すと、腰を動かすスピードをあげた。
洸至の汗が遼子の顔の上に滴り落ち、それは遼子の涙と混じり頬を伝ってシーツの上に落ちる。
「もうそろそろ出るぞ」
「やだっ!!いやっ!お兄ちゃん、それだけはだめ!」
頭を左右に激しく振りながらいやいやをする遼子の体を、洸至はぎゅっと押さえつける。

早く一つになりたい……遼子を完全に俺のものに。

洸至の腰が激しく打ちつけられると、それにつられて遼子の体も大きく揺さぶられた。
「んっ!だめ!!お兄ちゃん、やめてえぇっ!!」  

最奥を一気に突かれ、その刺激に遼子は2度目の絶頂を向かえ果てた。
同時に洸至も、熱い精を遼子の中に放った。  

遼子の中から洸至が楔を引き抜くと、白濁の液体が亀裂から漏れる。
洸至が自分の体の下の妹を見やると、まだ意識が朦朧としているのか、見開かれたままの妹の瞳と目があった。
その瞳の中に、洸至は自分と同じ闇を見つけると、満足そうに微笑んだ。

壁の時計に視線を移すと、時刻は0時をまわった所を指していた。

「ハッピーバースデー、遼子。来年も、再来年も、ずーっと一緒だ。」
洸至は遼子をやさしく抱きしめながら、耳元で囁いた。

遼子はその声で意識が引き戻され、瞳からはまた一粒の涙が流れる。

静かで優しい、兄の声。

両親が死んでから、ずっとこの声に支えられて生きてきた。

目を閉じて、遼子はそこに広がる闇に身を任せた。
そして真っ暗で、だが暖かい暗闇の世界にゆっくりと堕ちていった。 
461名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:44:04 ID:ucyGOPAg

以上です。

駄文、お目汚し失礼しました。

そして鷹藤君が一言のみ出演で本当に申し訳ありませんw
このあと、バースデーコールをしてきた鷹藤に、兄が実況「生」中継!ww
みたいな、寝取られ鷹藤君の本領発揮!な展開があるとかないとか…。


>>453
早く規制解除になるといいですね。
SS投下、全裸で首を長くして正座して待ってます。

>>454
ドラマ情報ありがとうございます。
忠臣蔵か〜。もうそんな年末なんですねw
462名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 00:42:04 ID:TTg4nxD3
意外と規制解除が早かった。

>455―461
エロダーク兄GJです!!
妹への誕生日プレゼントがこれって、お兄ちゃんヤンデレの本領発揮しすぎですw
兄からこの誕生日プレゼントをもらいたい人は結構いそうな気が…w

鷹藤実況「生」中継、目頭が熱くなるほど不憫な鷹藤を想像するだけで、
お茶がおいしくなりました。
463最低な男 1:2010/11/23(火) 01:55:42 ID:nkx4QDPn
いろいろと捏造してしまいました。
しかもエロが殆どない…。

「助けて!お兄ちゃん助けて!」
もう使われなくて久しい様子の埃まみれの旋盤機、横倒しに床の上に置いてあるスチールロッカー、
書類が散乱している床。
その向こうから遼子が叫ぶ。涙で化粧が流れ、ファンデーションが筋になっていた。
遼子の両腕を男たちがニヤつきながら抑えている。
暴れもがく遼子の足元で一人の男がベルトを外し、尻をさらけ出した。
魂切れるような声を遼子があげた。
叫びながら洸至に必死に助けを求める。
遼子の太ももの間に男が腰を沈めた。
叫び声。それが絶望を含む泣き声に変わり、そのうち声が止まった。
この空間に響くのは男の荒い息と腰を打ち付ける湿った音だけだった。

妹の悲痛な様子を眼にしても洸至の声は出ない。
手に馴染んだ銃――グロックも手の中になかった。自分の両手は手錠で戒められている。
「遼子…!」
軋むように出した声は妹の叫び声の向こうには届かない。

どうしてこんな時に躰が動かない。
どうして自分は動こうとしない。たかだか手錠で戒められたくらいで。

そこで洸至は気付いた。
ああ、そうか。俺は見ていたいのか。
自分の妹が犯される様を。
最愛の女が犯される様を。


酷い汗で洸至は眼を醒ました。時刻はまだ夜明け前だった。
キッチンに行き、冷蔵庫からビールを取りだす。
リビングの横の襖にもたれかかり、洸至はビールを開けた。

襖の向こうにいる妹は今日の引っ越しで疲れきっているのか、少しの物音では起きる様子もない。
部屋に漂う匂いが変わっていた。
甘い女の匂い。遼子の匂いが混じっている。
それに包まれるようにして洸至は眼を瞑った。

今日の張り込みの時あんな話を聞いたせいだ。だからこんな夢を見た。


「こんな話聞いたことがあるか」
張り込み中のワゴンの中で、ひとりの捜査員が話した。暇つぶしの為の与太話。

そして、その話を聞いた同僚たちは笑った。なんて莫迦な、愚かな男なんだと。

それはある協力者の物語だった。
男は妹が輪姦されるのを見ていた。
田舎町のチンケなトラブルだった。男もリンチされたという。
その眼前で、妹が輪姦された。妹が助けを求めても、男は恐怖の為指ひとつ動かせなかった。
だが男は、泣き叫ぶ妹の赤く腫れあがった性器を次から次へと男が犯すのを見ながら、離れたところで自慰をした。
その為に男の指は動いた。男は妹を輪姦していた男たちからも嘲笑された。
次の日、男の妹は首を吊った。中学生だった。
遺書には兄への罵りなどなかった。ただ、輪姦された自分だけを責めていた。
せめて罵られた方が、男の気は楽だったろう。
男は抱えた罪の大きさに慄き、自分を頭の中を空にしたがった。その為に新興宗教の教団に入った。
だが教団にも安息はなかった。教義をつめこむ器になるには、男の抱えた地獄は大き過ぎた。
やがて教団に疑問を抱いた男は、今度は公安の協力者になった。
罪人以外のアイデンティティを求めて、組織から組織へと渡り歩きやがて使い捨てられる。
464最低な男 2:2010/11/23(火) 01:57:58 ID:nkx4QDPn

協力者―イヌによくありがちな背景だった。
「鳴海さん、大丈夫ですか?」
隣にいた片山が言った。
「顔色悪いですよ」
洸至は答えず、ワゴン車の窓の外を見た。


「遼子」
襖越しに声をかける。
返事はない。襖越しに妹の微かな寝息が聞こえた。
襖に手をかけようとして、洸至はやめた。

さっきの男の話が頭を過ぎっていた。
輪姦される妹。赤く腫れた性器。いつしか、その妹の顔が遼子になっていた。

ビールをあおる。
ビールが喉を冷やすが、頭は冷えそうにない。
もう少し、お互いに離れていた方が良かったのかもしれない。
二人の距離が今は近くなりすぎた。
手を出してはいけない女が、襖一枚隔てた向こうにいる。
幸せだが拷問に等しい我慢を強いられる日々がこれから始まる。

もう一口あおる。
男の話を忘れるために。
またあおる。
妹に近づく勇気を得るために。
だがビールをいくら流し込んでも、男の話は忘れられなかった。
妹の部屋とを隔てる襖を開ける勇気も持てなかった。
遼子の部屋の襖に寄りかかり、洸至は座った。

ここで襖を開けたら、何のために手を汚したのかわからなくなる。
全ては遼子を守るため。

両親を吹き飛ばしたのもそのためだった。

遼子が成長し、自分の妻以上に美しい女になりつつあるのを見るにつれ、父と呼んでいたあの男のなかで
ある疑念が育っていった。

遼子が、俺のように妻が自分以外の男との間に作った子じゃないか、という思い。

だとしたら、血はつながらない。血のつながらない美しい少女が眼の前にいるのだ。
間男の子供を押しつけた妻ではなくその子供を責める小心者らしいくだらない妄想だったが、
次第にあの男が遼子を見る眼が変わっていった。
娘を見る目ではなく、少女から女へと変わっていく遼子の躰をまさぐる眼だった。
そして、その夫の眼を母が不快そうに見ていた。
母は夫を咎めだてする代わりに、嫉妬に燃える女の顔で遼子を見ていた。

食卓での空気が変わり始めたある夜のことだった。
深夜廊下が軋む音で洸至は眼を醒まし、音の正体を確かめるため部屋のドアを開けた。
そこに父がいた。
遼子の部屋のドアの前で、貧乏ゆすりをしながら入るか入らないかを躊躇しているように見えた。
こちらの視線に気づくと、醜く顔を歪めて言った。
「まだ起きてたのか」
苦々しく放ったその言葉に含まれていたのは、自分の欲望を見咎められた怒りと狼狽だった。
その姿を見た時に決心したのだ。心を慰め、夜眠る前に子守唄代わりに考えていた夢想を実行に移すことを。

妹を――遼子を守るために。
465最低な男 3:2010/11/23(火) 01:59:21 ID:nkx4QDPn

ここで、襖を開けたらあの日の親父と同じになってしまう。
そう、守るためだった。
決して自分が独占するためでも、他の男の手に触れさせたくなかったからでもなかった。
守るため。

―――当たり前だ、兄妹なんだから。

両親の生命保険はスズメの涙で、学費は杉の子育英基金から出たが生活費は洸至がアルバイトで稼いだ。
その給料で住めたのは築40年は経とうかというアパートだった。

妹のとの最初の二人暮らしが始まった。

二人の暮らしが始まってすぐ、妹への想いが変質していたことに洸至は気付いた。

遼子の気付かぬところで躰の線を辿り、狭い二人暮らしのアパートの中で感じる遼子が醸し出す甘い
匂いに陶然となっていた。その温もりをそばに感じると鼓動が高まった。
いつしかその躰に、きっと柔らかなその肌に掌で、指で唇で触れたいと思っていた。

父と呼んでいた男と一緒になっていた。
浅ましい男の眼で洸至は遼子を見ていた。

少女から女へと変わりゆく姿を眼の前にして、かつての自分の誓いが枷となり洸至を苦しめ続けた。
屈託のない笑顔、無邪気に語りかけてくる姿、洸至を信じ切っている遼子。
それを裏切って自分のものにしたがる自分と、守ろうとする兄としての自分とに引き裂かれそうになりながら
洸至は耐えた。
警視庁に採用されると遼子から逃げるようにして洸至は独身寮に入った。

遼子が国民ジャーナルを辞めさせられてから数カ月が過ぎたころ、二人で食事をすることにした。
仕事を辞めた遼子のことが気になっていた。
刺し向いでの久しぶりの夕食だった。
いつもならカルビ2人前は軽く食べる遼子の箸が珍しくすすんでいなかった。
「どうした、遼子。腹でも痛いのか」
遼子が箸をおいて俯くと、意を決したようにして顔を上げる。
肉が焼ける脂臭い煙の向こうから、熱のこもった眼でこちらを見ていた。
その眼で見つめられ洸至の躰が熱を持つ。
「ねえ、お兄ちゃん。お願いがあるの…」
仕事を辞めてから数カ月。困り果てての同居の申し出だった。洸至は泡の消えた生ビールを口に含んだ。
部屋に空きがない訳じゃなかった。ただ、理性と自分の願望との綱引きに自信が持てなかった。
「やっぱり駄目よね。お兄ちゃんだってお兄ちゃんの生活があるし。きっと彼女もいるし」
「彼女なんかいないさ」
遼子の言葉にかぶせるようにして洸至は言った。
思わず力を籠めて言った気まずさを打ち消す為に洸至は笑いながら言った。
「困ってるなら来いって。たった二人の肉親だ。お前の面倒なら俺が見るよ」
466最低な男 4:2010/11/23(火) 02:00:15 ID:nkx4QDPn

洸至は遼子の部屋の部屋とリビングを隔てる襖に頭を預けた。
たった二人の肉親だ。守って当たり前だ。
…どうして兄妹なんだ。
兄妹でさえなければ。俺も親父のようにこの部屋の扉を開けていただろうか。
だが、兄妹でもなくなったら、俺たちを繋ぐものがなくなってしまう。
親殺しという人としてしてはならぬことに手を染めても、洸至はたったこれだけの絆すら振りきれないでいた。

ワゴン車での話が脳裏を過ぎる。

洸至も妹が犯されるのを傍観していた男を莫迦だと思った。最低だと軽蔑した。
だが、愚かだとは笑えなかった。
犯される妹を観ることで、男は妹を視姦した。そこに微かな羨望すら憶えていた。

そんな自分を洸至は最低だと思った。
そして最低な自分を忘れるために、洸至はまたビールをあおった。





すいません、自己満足です。エロもありません。
ただ、耐え続けるお兄ちゃんが書きたかっただけです、すいません。
遼子の過去も捏造してしまいました…(汗
お目汚し失礼しました。
467名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 08:20:19 ID:HvLmqZxY
誕生日ヤンデレお兄ちゃんも、耐え忍ぶお兄ちゃんも、GJです!!!

実況「生」中継、いいですねぇww
思いっきり聴きたくない事を聞かされそうだ。

そして遼子の過去、あの親父のことだ、きっとそうだったに違いない!
お兄ちゃん、遼子を守ってくれてありがとう。
お兄ちゃんはそんな我慢しないで手を出してくれても大歓げ…
468名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 17:13:01 ID:nkx4QDPn
今日11月23日勤労感謝の日でもありますが、
1123(いい兄さん)の日ということで、お兄ちゃんの日。
469名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 00:04:06 ID:IHdaiNCJ
どうして、「お兄ちゃん(with 髭&前髪)」と「エレベーター(閉まる)」という
豪華映像をスローで流すんだ>相棒予告
それだけで萌えて仕方が無いじゃないか!w

そして突然、エレベーターで遼子を2人きりの時、
何故かwエレベーターが止まって閉じ込められて、
そんな暗い密室でお兄ちゃんがあんな事やこんな事を…な
シチュエーションだけが浮かんだ。

どうやら、よっぽどお兄ちゃんとエレベーターが好きらしいです、自分ww
470名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 02:48:55 ID:qeykJuDz
小西さんを見つめるあの眼がまたいろんなことを妄想させてたまらんw

>そんな暗い密室でお兄ちゃんがあんな事やこんな事を…な
シチュエーションだけが浮かんだ。

続きプリーズw

眼を閉じると暗闇の中、身を寄せ合ううちにいたずらをおっぱじめる
兄が眼に浮かぶ…。
で、エレベーターを降りるとき、微妙に着衣が乱れて
名無しの権兵衛追求をすっかり忘れた遼子ができあがっていそうw

471名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 08:31:55 ID:HGRqFhST
「おっぱじめる」をナチュラルに「おっぱい(いじめる)」と読んでしまった…

ちょっとマーサに悩み聞いてもらってくる。
472名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 09:45:01 ID:qeykJuDz
兄ならおっぱいもいじめるだろう、確実に。
間違ってない。それが正解w
473名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 22:48:31 ID:1bOW1erc
>>470-472
の流れにフイタw
…こんな感じだろうか?


「な、なに?」
突然、エレベーターの電気が落ち、激しい衝撃と共にエレベーターが停止してしまった。
「停電…か?」
「停電?じゃあ、このエレベーターは…」
「当然、電力が回復するまでこのままだろうな」
「そんな…」
遼子の語尾が僅かに震える。

洸至は、とりあえず備え付けの緊急ボタンを押して、外部と連絡を取ろうとしたが
同じ状況の人たちが多いのか、中々繋がらない。
密閉された暗闇の中に閉じ込められた遼子は怯え、無意識のうちに洸至のスーツを握り締めていた。

空調も切れたエレベーター内に、次第にねっとりとした熱気が帯びてくる。
息苦しさを感じているのか、遼子の呼吸が次第に浅く短いものに変わっていく。
その息遣いが、側にいる男にどんな効力を与えているかなど、遼子に知る由もなかった。

「ふっ…んん…っ!」
突然、遼子は洸至に顎をつかまれ、何の前触れも無く唇を奪われた。
それは、甘い雰囲気が漂う優しいものではなく、全てを貪欲に奪い去ろうとする激しいキス。
繰り返し角度を変え、洸至の舌が「開けろ」というように遼子の歯列をなぞる。
朦朧とする思考のまま抗うことも出来ず、遼子は洸至を迎え入れ、絡めあう舌と舌が細い銀の糸を紡ぎだす。

「いや…お兄ちゃん…やめ…」
「この暗闇が怖いんだろ?遼子。…だからそれを忘れさせてやるよ。」
そう言って洸至は再び遼子の唇を塞いだ。
遼子の抗議の声はあっさりと洸至の唇に飲み込まれてしまい、隅々まで弄るようなキスは
遼子の思考を確実に奪っていく。

やがて洸至の唇が、遼子の耳朶にそして首筋にと落とされ、その先にある双丘まで移動する。
洸至は、器用に遼子のブラウスのボタンをはずすと、乳房を弄る。
しっとりと汗ばんだ遼子の肌が洸至の手に馴染み、遼子は熱い洸至の手の感触に、ピクンと小さく体を震わせた。



遠くで誰かがしゃべっている声が聞こえ、遼子はぼんやりと目を覚ました。
ふと見上げた視界の隅に、兄の後ろ姿が映る。
「お連れの方は大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫です。妹なんですが、ちょっと暗いところが苦手でして。」
乱れたはずの衣服は元通りに身に付けており、遼子は一瞬、さっきの出来事は夢なのかと思った。
しかし、胸元に散る紅い印が、夢ではない事を物語っていた。


すみません、「おっぱじめる」だけにしてみましたw
474名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 00:20:51 ID:S6O2An6N
GJ!! 兄、見事におっぱじめてるw
475774号室の客 1:2010/11/28(日) 13:27:29 ID:AavbSFeb
鷹藤くんがスーツに着替えたら。のエロありバカップル。



長かった夏が終わり、秋が駆け抜け一足とびに冬が来ようとしていた。
その木枯らしの吹く中を遼子と鷹藤が並んで歩いている。
取材を終え、鷹藤お気に入りのラーメン屋で夕食を済ませた後の帰り道だった。
会社帰りの二人が辿るいつも通りのデートコースだ。

だが、ただ一つ違う点がある。
寒そうに首をすくめ歩く鷹藤は、いつもと違い黒のスーツを着ていた。

大物芸能人の結婚会見というどうでもいい取材だったが、華やかさを演出しようということか、記者会見
に出席する報道関係者にもドレスコードを設定しそれに準じないと入場させないとのことだった。
そう言う訳で、鷹藤も何年かぶりにスーツの袖に手を通したのだ。
そして四苦八苦しながらなんとかネクタイを締め出勤した。

スーツになると普段のラフな格好の時より色黒で精悍な風貌と、細身で引き締まった体型が際立ち、雑誌
カメラマンと言うよりはモデルと言っても通用しそうだった。
実際、アンタッチャブル編集部にこの姿で出勤した時、里香は素直に感嘆と称賛を、美鈴は冷ややかな視線の
奥にある驚きを隠さなかった。

その鷹藤の姿を、こちらもスーツ姿の遼子がチラチラと見ていた。

遼子がめかしこむときは、いつもあの白のレースがついたどう見ても流行遅れのドレスだった。
しかし、結婚会見の取材に白はNGだろうということで、取材当日に遼子は急遽美鈴に見立てもらったスーツに変更となった。
美鈴の見立てはさすがというか見事というか、スーツのシックな色は引き締めつつも躰のラインの
優美さを印象付け、程良い丈のスカートは脚の長さを際立たせていた。
それに合わせて髪を夜会巻きにセットしたので、肌理の細かさと肌の白さが殊更に強調され、
うなじには艶めかしさすら漂っていた。

「なんだよ、人のことジロジロ見て」
「そんな風に観てないわよ。べ、別に鷹藤くんなんかに見惚れてなんかいないんだから」
その言葉に鷹藤の足が止まる。
遼子は足を止めることもなくスタスタと歩み続けているが、後ろからでも遼子の耳から首筋が真っ赤に
なっているのが見えていた。

「へえ…俺に見惚れてたんだ」
隣に鷹藤がいないことに気付いて、遼子が歩みを止め振り返ると、スーツ姿の鷹藤が小首を傾げて遼子を
見ていた。
その鷹藤の姿を見て、誰と重ね合わせたのか一瞬遼子が戸惑ったように見えた。
「あんたはあれか、スーツ着て、ちゃんとした格好した男に弱いんだ。…あんたの兄さんもそうだったな」
その鷹藤の声で意識を引き戻されたのか、顔を赤らめながら遼子が言った。
「そ、そんなことないわよ」
「そういや遠山さんも、高そうなスーツ着てたしな」
「何よ、やきもち妬いてるの?男の嫉妬は見苦しいわよ」
「俺は別に気にしてないけど。ねえ、スーツ着てる男が好きってことはさあ…」
鷹藤が遼子の元へ早足でやってきた。そして遼子の耳元で囁く。

「どうやって脱がせるか考えたりしたんじゃねえの」
476774号室の客 2:2010/11/28(日) 13:28:50 ID:AavbSFeb

「た、鷹藤くんじゃないんだから、そんなこと考えたりしないわよ。鷹藤くんこそ、ちょっといい女を
見たら、この女の服をどうやって脱がせるかとか考えてるんでしょ。いやらしいんだから」
「そりゃ考えるよ」
鷹藤があっさりと認める。
「スーツ姿のあんたもいいよ。それも髪をこうしてアップにしてると、うなじがきれいに見えて…。
逆にいやらしく見えるかもな」
遼子の首筋を指で愛おしげに辿る。
「そんな冷たい手で…」
恥じらいつつ、身をすくめた遼子に目を細め、鷹藤がネクタイを緩める。
「そういや、こういう恰好してるあんたも初めてだし…。都合のいい事に」
鷹藤が言葉を切って、視線を横に送った。
遼子もその方向を観る。
駅前の繁華街からひとつそれた路地裏に、ライトアップされた建物があった。入り口横の「空室」ランプに
灯りがともっている。

「ラ、ラブホテル…ってまさか」
遼子が上目遣いに鷹藤の眼を見る。
鷹藤が微笑んで遼子の眼を覗きこむ。と、遼子の腕を取った。
「いいじゃん。俺らラブホ行ったことないもんな。それに明日は休みだし」
「ちょ、ちょっと鷹藤くん〜!!」
そして遼子は鷹藤に引きずられるようにしてラブホテルの門をくぐった。


「お風呂おっきいのねえ〜!すごく広いわよ〜」
入るときには嫌がったそぶりを見せてはいたが、部屋に入った途端、初めての経験に生来の好奇心
旺盛な部分が刺激されたのか、遼子は延々部屋の探検を続けていた。
「鷹藤くん、お風呂一緒に…」
鷹藤の方へ遼子が目を向けると、スーツ姿のまま、鷹藤がベッドに腰掛け不貞腐れたような顔をして
遼子を見ていた。
「あれ?どうかした?」
「入って30分も探検する程の部屋かよ」
「だって、ラブホテルって初めてだし、いろんなボタンあるし、TVも大きいし…」
「子供じゃあるまいし。ま、初めてだからしょうがないか。でもさ、カラオケとかいろんなもの
 あるけど、ここに入ったらみんなアレしかしないんだぜ」
「あ、アレね」
遼子があっさりと聞き流す。
今度はソファーに座り、カラオケのリモコンを手に遼子が遊びはじめた。
「あんた、わかってやってるだろ…」
ベッドから鷹藤がゆらりと立ち上がると、遼子の後ろから覆いかぶさるようにして抱きしめた。

「た、鷹藤くん…」
「ねえあんた、年下の男焦らして遊んでるの?」
「違うわよ…」
鷹藤が遼子の耳たぶに息がかかる程近くで囁く。

「別に初めてじゃないだろ、…こんなところで何されるかと思うと怖いの?」
「怖くなんて…」
「それとも、どんなことされるかと思って期待してるの?」
「…違うってば」
「ふぅん」
鷹藤が意地悪く微笑んだ。
「今ちょっと間があったけど…。怖さよりも期待の方が大きいんだ」
遼子の耳が紅に染まる。その耳を鷹藤が舐めあげる。
「ひゃっ」
「じゃあ、期待にこたえてやらないとな」
477774号室の客 3:2010/11/28(日) 13:30:00 ID:AavbSFeb
「待ってよ、お風呂…、そうよせっかく大きなお風呂のあるところに来たんだから、先に
 お風呂に入らないと」
「今日は風呂いらないだろ。このまましようぜ」
「だって…」
「せっかくのスーツなんだ、脱がせる楽しみってやつもあるだろ?」
鷹腑の腕の中で遼子が振り返り、恥ずかしそうに鷹藤を見つめた。

「このまま?」
「嫌か?」
遼子は無言だが、鷹藤を見つめる視線は何かを求めるかのような熱を持っていた。
鷹藤はそれを了承と受け取り、遼子に口づけた。
軽く口づけただけですぐに深いものに変わっていく。
ソファーの上で、舌を絡ませながら、鷹藤がジャケットを脱ぎ捨て、遼子のジャケットも脱がせにかかる。
遼子の舌がいつもより激しく鷹藤を求めていた。その脚が鷹藤の腰に蔦のように絡みつく。
「あんた、このシチュエーションに興奮してんのか」
「そんなことないってば…あっ」
首筋に唇を落としつつ、鷹藤が遼子のスカートの下に手を這わせる。
ストッキングを履いた光沢のある脚を下から上へじっとりと撫で上げた。
遼子の息が期待で上がっていく。

鷹藤が体を起すと遼子の膝に手を置き、太ももをゆっくりと開かせる。
「色、変わってるんだけど」
黒のタイトスカートを着たまま脚を開かされた相棒の淫らな眺めに、ほくそ笑みながら鷹藤が言った。
「だって」
「下着越しでも匂うくらい濡れてるんだぜ」
言葉を使う職業のせいで言葉に対して敏感なのか、それとももともとの性質なのか、遼子は言葉で
責められることに殊のほか弱かった。
今の一言で触られた訳でもないのに、遼子の腰がぶるっと震えた。
鷹藤がそこに顔を近づける。
女の匂いが濃厚になる。
そこから漂う熱が、鼻先に感じられるほど近くまで顔を寄せると、鷹藤はそこで止まった。

「鷹藤くん…?」
「どうしてほしい?教えてくれよ。そうしたらしてやるから」
「やだ…」
「じゃ、一晩このままがいいのか」
しばらく遼子は無言だった。だが、鷹藤の熱を脚と脚の間に感じながら、ただ見つめられるだけの状況
に遼子の腰がじれったさそうに微かに動き始めた。
「して…」
喘ぐようにして遼子が言った。
「どうやって。指?それとも」
「指じゃない方…」
遼子は気付いていないかもしれないが、下着の股の部分の染みがさっきより大きくなっている。
その様子を見て、興奮しつつも、鷹藤は平静を装った声で言った。
「わかんないなあ。俺に教えてくれよ」
「いつもしてくれるじゃない…意地悪しないで…お願い」
「あんたの口からそれを聞きたいんだって」
遼子の喉が震えた。それから微かな声で言った。

「…舐めて…」

「どこまでスケベなんだよ、あんたは」
そう言うと、鷹藤はストッキングの股の部分に指をかけた。そこをつまんで少し穴をあけると、
そこから指を入れ、左右に大きく引き裂いた。
「いやあ、やだ、鷹藤くん、やめて…!」
「これがあると舐められないんだ。仕方がないだろ」
478774号室の客 3:2010/11/28(日) 13:31:22 ID:AavbSFeb
股の部分だけが大きく引き裂かれたストッキングの切れ間から、中心部分が変色して湿り気を帯びた
白の下着が見えていた。
下着の上から舌をそこに充てる。
たっぷりと蜜を含んだ布からも、遼子の味がした。
「あんっ…」
嫌がっていたはずの遼子から甘い息が漏れる。
しばらく下着越しに舐めた後、股ぐらの部分をずらして、遼子のそこに舌を入れた。

「ひゃぁんっ…ああっ」
待ちかねた刺激に、遼子が小さな悲鳴を上げた。
派手な水音を立てながら、そこから溢れる蜜を啜り、ついでにクリトリスも啜りあげる。
そこに吸いつきながら、鷹藤は指を出し入れし始めた。
「ああああっん…」
叩きつける指の股にまでしみこむ程の蜜を溢れさせながら、遼子は乱れ啼く。
湿った音が二人の耳を打つ。破廉恥な音が部屋に響き、それと共に遼子の鼻からも甘い声が漏れ続ける。
「ほんっと、やらしいよな」
遼子の中を指でかき乱しながら顔を上げ、相方の姿を見た鷹藤が眼を細める。
「やん…あっ…だって…」
上目遣いで遼子が鷹藤を見た。
遼子を挑発するように鷹藤が微笑む。

「欲しい?」
遼子の喉が鳴る。
「じゃ、自分でやって見せろよ。あんたも、スーツ姿の男とやりたいんだろ?」
遼子を挑発し続けている鷹藤も、いつもと違うシチュエーションに興奮し、痛い程張りつめている。
それを顔には出さずに、言葉で遼子を煽り続ける。
鷹藤がソファーに座る。
熱に浮かされたように遼子が鷹藤のベルトに手をかけ、チャックを降ろすと鷹藤自身をそこから出した。
遼子のスカートかあら光沢のあるシフォン生地のブラウスの裾がはみ出て、そこからのぞく白い肌が
鷹藤を誘う。
その下に手を入れ、ブラジャーのホックを片手で外すと、遼子の胸を揉み始めた。

「ん…。ふっ…」
胸を揉まれ、眉根を寄せながら遼子が鷹藤の腰に顔を寄せる。唇は半開きで、遼子の興奮を伝えるように荒い吐息がそこから漏れる。
熱い吐息が鷹藤自身に近づくと、遼子の口がそれを包む。
「…っ」
いきなり根元まで口に含むと、鷹藤自身を舌とすぼめた唇で扱きあげる。
鷹藤の背をむずがゆいような快感が駈け上がる。
どうしたら鷹藤を心地よくできるか、などという考えは遼子にはないらしい。
ただ、眼の前のものを口内で嬲りたいという本能だけでそれを咥えていた。
「んっ、んんっんんっ」
首を振り咥え扱きあげながら、遼子腰も揺れている。鷹藤が股ぐらに指を伸ばす。
器用に下着の股の部分を避けると、亀裂に指を入れた。
「んんんっ」
咥えながら、遼子の喉が震えた。それでも鷹藤を離すことなく、舌と唇で裏筋を嘗めている。
指を2本に増やす。湿り気のある音を立てながら遼子のそこをいじくる。
「んふっ」

鷹藤に追い込まれながらも、遼子も淫らに鷹藤自身に吸いついていく。
遼子の舌の刺激に思わずため息が漏れた。最初は咥えるだけで精いっぱいだった相棒は、今は咥えるたびに
鷹藤を射精直前まで追い込む。
…このままだと挿れる前に出してしまう。
「もう、いいから…」
掠れる声で遼子に囁く。
479774号室の客 5:2010/11/28(日) 13:32:18 ID:AavbSFeb
蕩け切った遼子の眼が咥えながら鷹藤を見た。
遼子のまるで熱病に浮かされたような眼。情欲に支配されつくした雌の表情。
その表情で鷹藤はあやうく射精しかけた。
―――まったく。犯罪だよその眼は。

遼子の顎に手を添えると、ゆっくりと鷹藤自身から引き離す。遼子の唾液が名残惜しそうに鷹藤自身と
己の唇の間に光る橋を作った。
遼子を立たせると、鷹藤はソファーの向いにある猫足のドレッサーへ促す。
よろめきながらそこに辿りついた遼子の手を天板につかせ、腰を突きだすようにして立たせる。
遼子の紅潮した顔が鏡に映る。
「やったことのないやりかたでやろうぜ」
遼子の耳元で鷹藤が囁いた。
「だめ、そんなの…恥ずかしいよ…鷹藤くん」
だが蕩け切った遼子の瞳には期待が籠る。

尻を突き出した遼子のストッキングと下着を一気におろし、外気に晒す。
亀裂から垂れた蜜が糸を引いて輝いた。
鷹藤も遼子の唾液に塗れ、部屋の灯りを受けてぬらぬらと光る鷹藤自身を、一気に遼子に沈めた。
「ああんっ」
快楽から下を向いた遼子の顎に手をやり、鏡へと顔を向ける。
「ほら、挿れられて喜んでるあんたの顔、ちゃんと見ろって。すげえ顔してるよ」
「いやっ」
「後ろから突きたてられて、口開けてよがってるんだぜ」

せっかく夜会巻きにした髪もほつれ、おくれ毛がうなじにかかる。半開きの唇からは途切れない喘ぎ声。
その声と、喘ぎ紅潮する遼子の顔がまた鷹藤を煽った。
「やんっ、あっ、あっ」
取材用にシックなスーツに身を包んだ二人が、躰を打ちつけ合う。
アダルトビデオもかくやという刺激的な光景が、二人の視覚を刺す。

「んんっ、奥に…」
眉根を寄せ、切なげに快楽に耐える相棒の顔は鏡越しに見ると更に淫らさを増していた。
後ろから立ったまま鷹藤に貫かれ、揺れる自分の像を遼子もチラチラと見ていた。
「鏡で自分がやられところ見てるんだ。どれだけいやらしいんだよ、あんたは」
「やめて。そんなこと…あ、ああ、そんなにいじわる言わないで…」
遼子の膝が震える。鷹藤自身に掻き回されながら鏡越しに見る己の痴態のせいで酷く興奮し、いつも
より早く達しようとしていた。
腰を打ちつけながら、ふたりはずるずると床へへたりこんでいった。
「あ…」
床に倒れ込んだ遼子から引き抜くと、今度は正常位になってまた重なった。

「きゃああんっ」
「あんたがさ、かわいいから、ついいじめちまった」
「あ、あ、鷹藤くん、あああ」
「あんたが嫌いだったらこんな風なことできねえって」
「や、いやあ、いきそう、あああっ」
「あんたが好きだから」
鷹藤が遼子と唇を重ねる。
悦楽の中、鷹藤にしがみつくように遼子の腕が鷹藤の首に廻される。
「んっ、いくっ…いっちゃう」
「いけって、一緒にいってやるから」
「きゃ、ああっ」
鷹藤の背が震え、腰が何度か痙攣した。
そして遼子も足を震わせながら、鷹藤のものを全て受け止めていた。
480774号室の客 6:2010/11/28(日) 13:33:44 ID:AavbSFeb
「この季節にストッキングなしで変える羽目になったじゃない」
風呂上がりの躰をバスローブに包んだ遼子が鷹藤の前に仁王立ちになり怒っていた。
「大丈夫だって。ほら」
鷹藤がストッキングを差し出した。
「鷹藤くん、どうしたのこれ?」
「今のホテルには置いてあるんだよ。フロントに頼めば持ってきてくれる。あんたが風呂
入ってる間に頼んでおいたんだ」
「そうなの。ありがとう」

「あと、これも頼んでおいたんだ」
「セーラー服に看護婦の制服…?」
ソファーの上に置いてある制服を眼にして、怪訝そうに遼子は恋人を見た。
「今のホテルにはこういうのも置いてあるんだよ。これも頼んで持ってきてもらったんだ」
胸元がはだけたYシャツ姿の鷹藤に微笑まれ、遼子の頬が思わず紅く染まる。
「ま、まさか着ろなんて言わないよね」
「せっかくラブホ来たんだから楽しもうぜ」
「疲れたから寝ようかな〜」
ベッドに潜り込もうとした遼子の手を鷹藤が掴む。
「きっと楽しいから」
鷹藤がまたも微笑む。
「そ、そうかしら」
「そうだって」
柔らかなその表情にほだされて、遼子は結局セーラー服に手を伸ばしていた。


「774号室の客のことなんですが」
男は胸元から警察手帳を取り出し自分の写真の部分をホテルのフロント係に見せて言った。
「何かの捜査ですか?」
「捜査の性質上あまりはっきりとは言えないんですがね。差し支えなければ、あの部屋の客が何をオーダー
したか教えていただけますか」
いかつい風貌に上背のある黒いスーツ姿の男が、フロント内にいた。

警察手帳も本物のようだし、何より男から漂う威圧感がこの男が官憲の側の人間であることを告げていた。
シティホテルであれば個人情報保護法やプライバシーの問題から令状のない捜査への協力はしないが、
ここはラブホテルだし、客の住所氏名など個人情報は何もない。
オーダー内容の確認だけならさしたる問題はなさそうだった。
フロント係が部屋番号を入力するとモニターにオーダー内容が表示された。
「ああ、ストッキング一点だけお買い上げですね」
「ストッキング?」
「伝線でもしたんでしょうね。結構買われるお客さん多いんですよ。あとコスプレ衣裳2点貸出ですね」
「コスプレ?」
男の眉間に深い皺が刻まれた。
「2点までなら無料なので、利用されるお客様が多いサービスでして」
「で、その衣装は」
「セーラー服と…ナース服ですね」
「セーラー服…」
男は頭痛でもするのか額をおさえ、親指でこめかみを揉みほぐしていた。
「なるほど、ね…。ご協力ありがとうございました」
礼を言って男は出て行った。フロント係は男の背中を見送った。
その背中が何故か妙にくすんで見えた。

部屋でのオーダー内容が必要になる捜査…。麻薬か売春か。
そんな風に見えない二人だったが。
人は見かけによらないのは、この仕事をしていれば厭というほど目にしている。
またどこかの部屋からオーダーが入ると、フロント係の頭から774号の客のことなど消えていた。


いつもながら長くてすいません。
バカップルの締めはやはりお兄ちゃんです。
481名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 18:52:35 ID:60XWx+jX
>>475-480
スーツプレイ、GJです!!
ラブホって2人は行くのかなぁ…なんて妄想していたので
あまりのタイミングに、心を読まれたかと…(汗

そして鷹藤くん、超逃げてーww
あ、でもセーラー服とナース服プレイの様子をkwskしてから!
482名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 08:34:52 ID:hWUphK5j
マーサに悩み聞いて貰って帰ってきてみたら、素敵SSが増えている!

エレベーター「おっぱじめ」ありがとうございます!!!
しかし、まとめサイトのタイトルが自分の読み違えのままに…orz
作者様すみません。。。

そして、鷹藤くんのスーツ姿、想像して萌えましたw
遼子も色々覚えてきたようで…。
このスレの最初の頃は、鷹藤×遼子はエロまでなかなか
行きつかなかったのに(感無量)
つか、鷹藤、「774」号室は危険だと気付け!w
483名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 19:25:29 ID:4w4E7bZp
まとめサイト管理人です。
「おっぱじめる」でも良かったのですが「おっぱいいじめる」が個人的にツボ
だったので、タイトルをそれにしてしまいました…。

作者様、タイトル変更のご希望があればこのスレでも、まとめサイト
掲示板にでも御一報ください。
なければ「おっぱいいじめる」のまま…w
484名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 20:18:18 ID:zjm4946K
フライデーの別冊みたいなのに、熱愛スクープ写真特集が載ってた。
鷹藤や、遼子(と編集長)はもちろん、お兄ちゃんや美鈴さんまで載っていて
「ちょっwwアンタッチャブルの皆さん!」と突っ込んでしまったw
遼子とお兄ちゃんの写真が、掲載時と違ってカラーだったので
買おうかどうか迷い中…
485名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 11:14:47 ID:sqeZpw1Y
>>484
情報サンクス。
さっき見てきた。写真週刊誌に撮られた写真にしては、お兄ちゃんカッコいい!
グラビアのようだった。

しかしアンタッチャブル編集部関係は隙だらけというか、隠す気がないというかw
それに対して、遠山の隙のなさって言ったら…w
486小ネタ 牛丸:2010/12/03(金) 20:33:45 ID:sqeZpw1Y
「下がったようですね。あげておきましょうか」
「誰だよ、あんた」
「駐ゾマニア共和国大使、牛丸ですが」
「ゾマニア大使…?爆弾で死んだはずだろ、まさか幽霊…」
「小さいことを気にするもんじゃないですよ。あ、綾小路くん。今晩ゆっくりどう?」
「まさか鷹藤君、この人って」
「ほら、爆弾で死んだゾマニア大使だよ。あんたが爆睡している横でやったっていう色魔大使の」
「色魔とは失礼な」
「実際そうだろうが」
「やけにつっかかるね、君。あ、そうか君があげたかったのか。そのつもりで彼女とここに来たら、
僕に先を越された訳だ。僕だって嫌がらせであげた訳じゃないですよ。親切心からです」
「わたし幽霊って初めて!感動だわ。鷹藤くん、写真撮らなきゃ!」
「ぼくも綾小路くんの、左胸の脇にある小さなほくろを見た時感動しましたよ」
「牛丸さん、…どうしてそれを」
「君が酔いつぶれた時に、途中まで脱がせたんですよ。このほくろは彼女とベッドを共にしたもの
しか目にできないと思うと、胸にね、喜びがふつふつと湧いて来たのを憶えてますよ」
「胸のほくろ…?」
「あれ、君まだ見てないの?あげるのも先を越されて、彼女の裸も僕に先を越されちゃったんだ」
「…」
「じゃあ解説してあげよう。彼女の肌は透明感のある白い肌でね。肌理が細かくて絹のような感触
なんですよ。小ぶりの乳房の頂にはまさに桜色の…」
「牛丸さん!やめてください!」
「おっさん、それ以上言うな!それ以上言うと、俺の楽しみが…!」
「楽しみ?何、鷹藤くん、楽しみって」
「いや、それはその」
「鷹藤くんっていやらしいのね!相棒のわたしをそんなふうに見てたなんて!」
「違うって、おい、あんた!」
「行っちゃいましたね、彼女」
「あんたのせいだろうが」
「本当に吸いつくような素晴らしい肌でした」
「触ったのか」
「触ってませんよ」
「そっか…。そうだよな」
「吸いましたけどね」
「吸った?何を!」
「ではわたしもここで消えましょう」
「中途半端に消えるな!待て!こら!」
487名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 23:36:46 ID:uNM2slH+
>>486
牛丸大使!お久しぶりです、GJ!
で、何を吸ったのですか?w

>>484
>>485
思わず買ってしまいましたよ、熱愛スクープ特集。
お兄ちゃんの写真は隠し撮りにはとても見えませんね!カッコいい!
遼子のメガネ姿も可愛い〜。
488名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 05:48:42 ID:CTfFbRRW
小澤さん出演情報です。

3月13日放送のWOWOWのドラマW「死刑基準」に出演されます。
死刑廃止論者だったのが、妻を殺害されたことにより死刑存置論者へ変わる
弁護士役です。また陰のある役です。期待。でもWOWOW。
うちはいってない…orz。とりあえず原作読みます。

ttp://www.wowow.co.jp/pg/release/001245/index.php

>>487
あの遼子の写真も可愛いですよね〜。
それに対して、変装しすぎの編集長に吹いた。
489名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 15:40:09 ID:CkW4rPJZ
あ、相棒の試写会に当たった……!
一足先に、お兄ちゃん…もとい八重樫さんを観て来ます!

原作を読んだので、八重樫さんがどーなるのかは知っているんですが
萌え死んで来ますw
490名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 12:58:14 ID:2lV1hfBC
>>489
おめでとうございます!!

萌え死んで来てください。羨ましい〜!
491名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 20:25:16 ID:2lV1hfBC
このスレ、さすがに容量がヤバいかもしれませんね。
もうそろそろ新スレ立てますか…。
492名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 12:45:26 ID:hrxr1166
>>491
新スレ立てていただけると嬉しいです!
493名無しさん@ピンキー
新スレ立てた。

アンタッチャブル 事件記者 鳴海遼子 その2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1291718059/

微妙に名称が変わったのは、前スレ名に「その2」をつけたら
長すぎてスレ立てできなかったためです。

職人さま、これでガンガン投下できますよ〜。