【みなみけ】桜場コハル Part 12【今日の5の2】

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1名無しさん@ピンキー
桜場コハルの作品のエロパロを書いてみたり
ワクテカしたりしてマッタリするスレです。

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【みなみけ】桜場コハル Part 11【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248593676/

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【みなみけ】桜場コハル Part 10【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1242631281/
【みなみけ】桜場コハル Part 9【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235674288/
桜場コハル Part8.1
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1217734530/
【みなみけ】桜場コハル Part8【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1215616801/
【みなみけ】桜場コハル Part7【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210977594/
【みなみけ】桜場コハル Part6【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207142971/
【みなみけ】桜場コハル Part5【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203956860/
【みなみけ】桜場コハル Part4【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200581137/
【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196425709/
[みなみけ][今日の5の2]桜場コハル作品でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166541408/
みなみけでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1119754346/


新保管庫 Wiki
http://www37.atwiki.jp/coharu/
(過去スレのURLも貼ってあります)

旧保管庫 wiki (更新停止中?)
http://www40.atwiki.jp/sakuraba/
2名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 16:03:03 ID:F5T6fQcR
今日のぬるぽ
3名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 16:20:10 ID:+ZUc5NUq
>>1乙ガッ
4名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 20:23:10 ID:a9C1ut2r
ついにきたか
5名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 03:15:19 ID:HSuDLdW0
てか
そんな未来は〜は入らないのか?
あれも桜庭作品だろ
6名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 10:57:40 ID:TUnPexxk
あれはまだエロパロ書ける程キャラ掘り下げてないから
もうちょっと先なんでない?
次スレが立つ頃に考えよう
7名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 20:42:55 ID:AvBiBhNU
>>1
8名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 00:09:38 ID:kJL3fSze
>>1乙カレーの歌


ぬるぽって何ぞ?
9名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 00:40:27 ID:GWpsVAt7
>>8
それはそれはぬるぽな事なんだよ
10名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 09:28:03 ID:bEOmZZn3
それではわからんだろうガッ!
11名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 12:02:23 ID:W5XGnIlm
もう肉じゃがぬるぽ
肉じゃがぬるぽ
12名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 20:40:01 ID:lsgxRTfP
>>8-9
ガッ乙!
13久留里:2009/12/12(土) 02:27:07 ID:H0E3nsJT
やっと規制解除されたけど、また規制喰らいそうなんで今のうちに……。

ここの避難所を()
14久留里(新保管庫”管理”人):2009/12/12(土) 02:30:21 ID:H0E3nsJT
誤って途中で送信しちまったorz

長期規制で投下したくても投下出来ない人のために、このスレの避難所を作っても良かですか?
今のところ避難所は無いみたいだけど。
15名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 04:40:43 ID:suc+NIBX
>>14
4649頼む
16名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 13:31:30 ID:RnKuO+Aw
さすが久留里!皆がやりたがらない面倒な作業を率先してやってのける。そこにシビれる憧れる!
17新保管庫”管理”人(久留里):2009/12/12(土) 14:42:22 ID:H0E3nsJT
新保管庫管理人です。
たったいま避難所を用意しました。仲良く使って下さい。

エロパロスレ避難所 投下スレッド
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13345/1260596179/

※ Windowsの人はJaneに、Macの人はBathyscapheに対応しています。
 (私がマカーなので後者は確認済み)
※ 原則として規制中で投下出来ない場合でのみご利用下さい。
※ ageだのsageだので喧嘩にならない様、強制sage進行にしております。
※ 雑談は本スレ(ココ)でお願いします。



>>16
誰もやらなきゃ私がやるしかないでしょうw
お陰様でこのスレから離れる事が出来なくなってしまいましたが。

千秋「さて、そろそろお前の面白い作品を投下してもらおうか」
内田「何という上から目線……」
18久留里:2009/12/13(日) 21:00:22 ID:b4aBtp2K
おばんです。
誰も居ないみたいなので投下しますね。

『柊 2』
・『柊 1』(>>前スレ931)の続き
・吉野×藤岡、吉野視点
・エロ何て飾りです。偉い人には(ry
・無駄に 4 レスほど使用。
・このSSはみなみけ三姉妹そっちのけで吉野の甘い甘い恋模様をダラダラと描いたものです。
 間違っても過度な期待はしないで下さい。
・あと、SSを読む時は部屋を明るくして画面から3mは離れて読みやがって下さい。
・それと、吉野が真っ白なのと肝心な三姉妹が全く登場しないのは仕様です。
19柊2 1/4:2009/12/13(日) 21:00:51 ID:b4aBtp2K
2.

「お昼は何処で食べようか?」
私達は、先ほど雪がやんだばかりの銀座の街をぶらぶらと歩きながら、お店を探していた。
この辺りは“雰囲気”的に小中学生お断りなお店がたくさんある一方、全国チェーンのファストフードや牛丼屋さんもそこかしこにあった。
けれども、「ここにしよう」というお店が中々決まらず、
結局私達が向かったのは、駅を出て中央通りへ行く途中で見付けたサンドイッチ屋さんだった。
このお店、全国展開しているチェーン店らしいんだけど、沼津には無いなぁ(スタバも無い街だから仕方無いか)。

「ご注文をどうぞ」
ファストフード自体は何度か二人で行っているから注文の仕方とかは分かっている。
このお店は私も藤岡くんも初めてだけど、いつもの感覚で、私は「たまご」を、藤岡くんは「ターキーブレスト」をオーダーした。
この後はサイドメニューやドリンクは何にするか訊かれるハズ。
…………なんだけど、
「パンはどれにしますか? トーストも出来ます。サイズはレギュラーとフットロング、どちらになさいますか?」
「「え? えぇっ?」」
いきなりパンは何にするかと訊かれた。
パンは四種類の中から選ばなければならないらしい。
「えっ、じゃ、じゃあ私は……セサミ」
「えっと、それならおれはハニーオーツのロングで」
「かしこまりました」
店員さんはまごまごする私達に笑顔でそう言うと、慣れた手つきで二種類のパンを取り出し、
刀みたいなナイフで縦に横に真っ二つに切った。
パンは“のっぽ(※1)”を二回りくらい大きくした感じで、レギュラーは半分、フットロングはまるまる一本使う。
結構大きい。
これに具を詰めるのだから、レギュラーでも相当なボリュームになる。
私は…良く食べる方だから大丈夫だけど、フットロングを注文した彼は果たして食べきれるのだろうか?
……あ、男の子だからこれくらい大丈夫か。

店員さんはサンドイッチを作りながら「チーズやベーコンは入れるか」とか、「嫌いな野菜は無いか」とか、矢継ぎ早にやったら細かく訊いてくる。
慣れてる人はすんなりオーダー出来るのだろうけど、如何せん私も彼もこのお店は初めてなので、
切った野菜やチーズが入ったショーケースのガラスに貼ってある表を睨めっこしながら何とか全て答えた。
『注文の多い料理店』という物語を思い出す。あっちは客が店主に料理されちゃうんだけどね。
そんなこんなでやっと会計を終えた頃には、私達の後(というか隣)に長蛇の列が出来てしまった。
なんか気まずい。

オーダーするだけでこんなに疲れるお店は初めてだ。
でも、目の前でどんどんサンドイッチが出来ていく様子は、見ていてとても楽しかった。
彼もまた、何かすっごく楽しそうだった。
20柊2 2/4:2009/12/13(日) 21:01:28 ID:b4aBtp2K
私達はやっとの思いで注文出来たサンドイッチを持って、窓際の隅の席に座る。
それぞれがオーダーしたサンドイッチは、予想以上のボリュームだ。
本当に大きいのだ。
食べきれる以前に、最初の一口が入るかどうかが微妙だよぅ。

「久し振りだよね?」
藤岡くんは、『具が挟まった』というよりは『パンの上に具が山積みになって更にその上にパンが載っている』と言った方がしっくりくるサンドイッチを豪快にがぶりついてから、私に言った。
私はたまごの部分だけ先に食べようかどうか考えながら聞き返す。
「何が?」
「お昼を店で食べるコトが」
藤岡くんは不可抗力で包み紙に落ちてしまったトマトと玉葱をパンで上手に回収しながら、サンドイッチに再び載せて、言う。
「あぁ、そう言えば」
いっつもお弁当だもんね。

私達が『お出掛け』の時にお昼をはさむ時は、二人分のお弁当を毎回交代で作って持って行くコトにしている。
ファストフードで食べたりコンビニとかで買って食べるのは、何か色々と物足りないし、何だかんだ言って結構な値段になるので、私達には経済的にかなり厳しい。
同じ量を食べるのなら、お弁当の方が安くて美味しいんだよね。

藤岡くんは決まって自作のおにぎり弁当。
ちょっと大きめのおにぎりに、おかずは決まって唐揚げとウィンナー、たまにポテトサラダが添えられているコトがある。
一方、私は台所立ち入り禁止令を下され、冷蔵庫に近付くコトすら許されていないので、お母さんに作って貰っている。
彼は「そろそろ手作りの弁当が食べたい」と言っているんだけど、あの時に火災報知器を鳴らしてしまい、
消化器を一本カラにさせた私が台所に立てるのは、当分先になるかもね………。

そう言えば、初めての『お出掛け』の時もお弁当だった。
あのお弁当はほとんどお母さんが作ったものなんだけど、
唯一私が自分で作った卵焼きを、彼はとても美味しそうに食べてくれたのは今でもよく憶えている。
あの時の卵焼き、砂糖と塩を間違えるという定番のボケをかましたシロモノだけど、幸い藤岡家は塩派だったので事無きを得た。
もし、また卵を焼く機会があったら、今度ははじめから塩を入れようと思う。
21柊2 3/4:2009/12/13(日) 21:02:01 ID:b4aBtp2K
『お店で食べるのって久し振りだよね』という話から、今度はお弁当のおかずの話へ。
「それで、今度はおれの番だけど、おかずは何にする?」
「おかず?」
「うん。ほら、おれ、毎回唐揚げとウィンナーばっかりだから、たまには違うやつにした方がいいかな、って思ってさ」
「私は全然気にしてないよ?」
だって、藤岡くんのおにぎり弁当は、すっごく美味しいから。
細かく言うと、おにぎり弁当の主役である、“藤岡くんが握ってくれた”おにぎりが。
「ホントにホント?」
「うん。だって私、唐揚げとウィンナー、大好きだし」
大好きなのは藤岡くん………あ、えっと、唐揚げやウィンナーよりも“藤岡くんが握ってくれた”おにぎりなんだけどね。
「うーん、ならいいんだけど」
藤岡くんは「本当にこれでいいのかなぁ」という顔をしながら、二本目のターキーブレストに手を伸ばす。
ちなみに二本目のターキーブレストは、私が二口だけ囓っている。
私のたまごサンドもお尻の部分が欠けている。私が「『あーん』して」って言って彼の口にサンドイッチを突っ込んだからだ。



彼がお弁当のおかずに手を加えようとしているのは、おそらく、毎回同じで私が飽かないか心配なんだろう。
そんな心配、私にはしなくてもいいのに。
或いは。
私の(お母さんが作った)お弁当が毎回違うおかずだから、いくらか対抗意識を持っているのかな?
「だったらおれは、こうしよう」っていうカンジで。
もしそうだったら、藤岡くん、ちょっとかわいい。
因みにウチのお母さんは、お父さんの会社で一緒に遅くまで働いているので、食事は専らあのお手伝いさん二人に任せている。
つまり、お母さんは私と彼の“お出掛け”の時に、作ってくれているのだ。
お手伝いさん達が作ったご飯も美味しいけれど、やっぱり、お母さんの方が美味しいな。
藤岡くんも大絶賛だし。
お母さん、疲れていて大変なのにいつも有り難う。

さて、私はセットのポテト(バジル風味)を食べて、汚れた手を丁寧に拭き取ってから、悩める彼のお弁当のおかずをあれこれ考える。
私は藤岡くんのおにぎりだけで十分満足しているし、
彼が作ったモノなら、例えどんな失敗作でも喜んで食べるつもりでいるけれど、折角だから何かリクエストしよう。
何にしようかな♪
22柊2 4/4:2009/12/13(日) 21:02:25 ID:b4aBtp2K
あ、そうだ。あれにし───
「そうだ!!」
私がたった今決まった新しいおかずをリクエストしようとした矢先、彼は急に立ち上がって「ぽん」と手を打った。
何か思いついたらしい。
私はビックリして危うく落としそうになったポテト(ピリ辛バーベキュー風味。藤岡くんが頼んだもの)を何とかキープして、口の中へ放り込む。
「サンドイッチ! サンドイッチにしよう!!」
「サンドイッチ?」
おにぎりのおかずにサンドイッチ?!
お好み焼きとご飯の組み合わせならともかく、それは色々と危険な気が……。
あ、それともおにぎりサンド?!
今コンビニで流行ってるよね。
「違うよ違うよ! たまにはサンドイッチもいいかな、って思って」
あぁ、何だそういうコトか。
「そうだね。うん、私、“藤岡くんの”サンドイッチ、食べてみたい☆」
「そ、そう?」
「うん」
藤岡くんの顔が、急にターキーブレストにたっぷりかかったチリトマトソースの様に赤くなった。
「ヨーシ! じゃあ、おれ、頑張ってみるよ! どんなサンドイッチが好い?」
「えっとね……」
私はたまごサンドの最後の一口を口の中へ入れてから、藤岡くん特製サンドイッチのトッピングをいくつかリクエストする。
彼は「ちょっとおれ一人じゃムリかも」と言って、ちょっと照れくさそうに苦笑い。
「期待に応えられないかも知れないけれど、頑張って作ってみるよ」
こうして、次の“お出掛け”のお弁当はサンドイッチに決まった。
今、彼の目はすっごい輝いている。
藤岡くんはサッカーの試合に限らず、何かに挑戦しようと決めた時はこういう“目”をするのだ。
それはそれは、綺麗な目だった。
そして私は、そんな彼大好きなんだ。

さて、私もちゃんとしたお弁当を作れるようにならないと。
でも、ウチで作るのは無理だから…………。
あ、そうだ、チアキに相談しよう。
チアキはハルカちゃんに色々教わっているから、料理が凄い上手なんだよね。
よし、明後日はチアキと一緒に宿題を片付ける(…という名目で家の手伝いから逃げて遊ぶ)予定だから、その時に聞いてみよう。


私達はサンドイッチを食べた後も雑談に花が咲き、サンドイッチ屋さんに何と二時間も居た。
予定ではお昼の後に汐留(しおどめ)まで歩いて、そこからゆりかもめでお台場へ行くハズだったんだけど、
急遽予定を変更して東京タワーへ行くコトにした。
すっかり暗くなった銀座の街は、再び粉雪が舞っている。


そして私は、またやらかしてしまうのだ。
23柊2 by 久留里:2009/12/13(日) 21:06:51 ID:b4aBtp2K
以上でございます。
あ、>>22の謎の伏線はただの消し忘れなのでスルーして下さいorz

※1 「のっぽ」
沼津で絶大な人気を誇る菓子パン。名前の通り本当に細長い。眠そうなキリンのイラストが目印。
一時期メーカの事業再編に伴い製造終了したものの、2008年に復活し、今でも地元の人に愛されている。
色々な種類があり、中には総菜パンタイプやラスクまである。季節限定商品も多い。

***

続きも書き上げってるのですが、少し手直ししてから投下します。
24名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 00:15:15 ID:Rej1Tq5X
>>23
投下乙

相変わらず良いホワイト吉野で
25名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 01:20:37 ID:eQDKlqi6
なんか原作から相当キャラ離れちゃってる気はする。
妄想的に正しいのかもしれんが。
26名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 01:47:42 ID:Rej1Tq5X
千秋「カップ焼きそば現象だ」
27名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 02:36:06 ID:GA/s9wXT
>吉野が白過ぎてモハや別人に見えるのは仕様です
28名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 18:34:30 ID:BvRiFFAT
地元ネタが多すぎてなんか嫌いだ
29名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 23:15:34 ID:1aaeCeXs
まあ、なんつーか
ちょっとわからないでもないけどそういう時はNGで
……と思ったらトリ無いのか
まあ予告はあるし飛ばそうや
30名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 23:53:57 ID:InPym/py
つーか家の近所すぎて一気に現実に引き戻される感じがする
31名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 00:03:28 ID:PBODKOen
こういう要素を入れなければ良い作品なのにな
32名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 00:05:40 ID:4EcnY9Yu
ふじかなの初デートはなんかとしまえんな感じがするなあ。ディズニーランドじゃなく。
銀座じゃなくて池袋な気がするなあ。
葛西じゃなくて、サンシャイン水族館な気がするなあ。
以下略
33名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 00:44:30 ID:QdGpr5x4
原作で使われてたり舞台になってるならまだしも、
わざわざ無関係の実在地名使うとか正気じゃないだろ。
34ふじかな:2009/12/15(火) 11:06:53 ID:l1liuff4
東京ディズニーランドのチケットが2枚10000円。
毎月おこづかいを貯金して5か月。ついに、ついに……!
ずいぶん高くついたけど、これでみなみをさそってデートできるなら安いもんだ!
そう、あとはみなみを誘ってOKをもらえれば……もらえれば……

「は? ディズニーランド?」
「う、うん、なんていうかさ、その……あっ、えっと、新聞屋さんがくれてさ……」
「ええ!? 新聞屋さんってそんなに太っ腹なのか!? どこの新聞だ! 白状しろ、この野郎!!」
「うわっ! ちょっ、みなみ! 顔が近――――」
なんかもうこれだけで10000万円分の価値はあった気がす……じゃなくて、
まいったな、話がディズニーランドから新聞屋へ微妙にそれちゃったぞ。
とにかく話を戻さないと。

「そ、それでさ、2枚あるからよかったら――」
「いや、うちは3人だからね。二人だけとか、そんな事したら家庭内暴力をふるわれちゃうよ。チアキに」
「そうじゃなくて、その……オ、オレと行かない?……かな、なんて」
「へ? 私が藤岡と? どうして??」
えっと……この場合オレはなんて答えればいいんだろう……
みなみの事が好きだから――――が一番正解なんだけど、そんな勇気があればとっくに告白してるわけだし……
他の友達が皆用事で――――だと、なんか仕方なくみなみを誘ったみたいに聞こえちゃいそうだし……

「おい! 藤岡、聞いてるのか!? どうして私がお前とディズニーランドに行かなきゃならないんだよ?」
「だ、だからその……あっ!チケット2枚あるんだけど……オレ、友達がいなくて!!」
「…………」
「…………」
このときの空気をオレは一生忘れない。けど、その後の話はあまり覚えていない。
確か、あのみなみが少し汗をかいて必死に慰めてくれたんだっけ……
それで一応OKをもらって次の日に待ち合わせ場所に行くと、ハルカさんとチアキちゃんもいて……
ああ、そうだ。確かみんな妙に暖かかったんだよな…………


「よう、藤岡! お待たせ!!」
「ううん、全然まってな……あ、あれ?」
「突然でごめんなさい。もしよかったら私たちも一緒に行っていいかしら?」
困ったな……。デートが云々より、チケットは2枚しかないのに……
「えっと…」
「安心しろ。ハルカ姉さまがチケットを2枚手配してくれたんだ。これで心おきなく皆で楽しめるだろ」

そうか、チアキちゃんが行きたいって言ったから皆で行くことになったのか!
って、どう考えてもチアキちゃんの目は楽しそうじゃないっていうか、何かかわいそうなものを見るような眼……
え? もしかしてオレが友達いないって言った事、しゃべったのかな……?
「藤岡、私はお前のことを友達だと思ってるからな!」
「え?」
「藤岡君、あんまり思い悩んじゃ駄目よ? いつでも力になってあげるからね!」
「ええ?」
「……バカ野郎。私がいるじゃないか」
「えええ!?」

その日、ハルカさんが作ってきてくれた特製お弁当の中身を、オレはどうしても思い出すことができない……
ただ一つ覚えているのは――――

「ハルカ姉さま! ミッキーマウスです!! 一緒に写真を撮ってください!」
「おと……藤岡! 次はあれだ! その次はあれだぞ!! あっ、あれも入りたいな!!」
「カナ! ちょっとそこで荷物もちしてろ!!」

チアキちゃんのテンションが妙に高かったこと。
普段は大人しいけど実は遊園地とか好きだったのかな?
35名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 13:57:59 ID:CboccNLc
あれ?終り?
36名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 18:36:58 ID:wXfU8Wiw
ハルカは気付くだろ乙
37名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 21:06:39 ID:fj9DsF9s
「こぶ付きデート」というのがあったな。
38名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 02:13:03 ID:7Frbu3Co
トウマ「……あれ?オレって藤岡の友だちじゃなかったのか!?」
39名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 07:16:24 ID:+Xril1AX
>>38
君は藤岡の彼女だ
40名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 03:54:13 ID:UpLNvZfk
チアキ「……わたしが藤岡の友達になってやるよ」
41名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 07:24:55 ID:MMHoIBCm
トウマとチアキが藤岡をめぐり大バトル!
42名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 07:44:26 ID:5IyS+oed
吉野「ねえ、誰の許可得て藤岡くんを取ろうとしてるの?」ニコッ
43名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 09:58:42 ID:d9B1nT9r
カナ「(まずいな…番長とは和解したと思ったのに友だちとは思われてなかったのか私は!
   …ここは争うより友好的なアピールを!)

   よくわからんが藤岡の友だちの座は渡さんぞー!」バーン


藤岡「と…友だちなんだ……ハハ…」ズーン
44名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 19:18:25 ID:5IyS+oed
藤岡は「ともだち」だったのか。
45名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 07:24:33 ID:C5EBryi3
ふじカナは正直飽きた…
46名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 07:32:31 ID:d6WqgULf
マコト(ただしマコちゃんでない)とだれか年上のやつほしい
47名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 12:29:12 ID:3zrteGlg
保坂でたのむ
48名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 13:59:11 ID:mPrfELws
ハルマコの出番かと思いきやそんなことはなくて残念。
♂マコと知り合いの年上のキャラってハルカくらいかな?
49名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 14:14:51 ID:7gd6gHHP
マコトは小学生組以外と会う時は大体女装してるからなぁ
50名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 15:11:44 ID:SvxRNywx
マコト×マコちゃんでどうだ
年上だし
51名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 17:32:17 ID:TvBr4GtP
アキちゃんっていう美少女のこともたまには思い出してあげてください
52名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 21:58:56 ID:Bo+JVmkz
お前ら、世の中には自給自足って言葉があっ(ry
53名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 23:52:05 ID:mPrfELws
>>50
いいの?本気だして
前に書いた気がするけど
54名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 13:00:30 ID:9ZjtmWS1
よし、どんと来い!

>>45
ではご要望にお応えせず、ハルコイの続き書かさせてもらいますよ。
55名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 06:47:43 ID:lJjXR/L9
TDLへ行くネタなら内田も喜びそうだね。
砂のお城でシンデレラ城を作っていたし<アニメ5話

雑誌(講談社がTDLのスポンサー)の応募でチケットが当たったということだと小学生もチケットが手に入るし。
小学生組でTDLっていうのもありかな。
56名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 07:53:51 ID:BQhA5kcY
> TDLへ行くネタなら内田も喜びそうだね。

藤岡×内田で、ひたすら内田を甘やかす話なんか良さそうだなぁ
57 ◆CI4mK6Hv9k :2009/12/20(日) 09:26:55 ID:2pfEmKZ2
藤岡×内田と聞いて即席魂が燃えたけど、書いてみたらただの内田のもうそうでした。本当にありがとうございました。
1れすだけです。
58 ◆HhGf8jwqok :2009/12/20(日) 09:28:11 ID:2pfEmKZ2
「もうすぐクリスマスかぁー。ねぇ、吉野はサンタさんに何たのむの……って」
そういえば今日はサンタさんとプレゼント選ぶ約束があるからって先に帰っちゃったんだっけ。
それにしてもサンタさんと約束って……私はあったことも無いのに! ずるい! 吉野ずるいよぉ〜!!
うーん……でも吉野は前に、20日はお父さんとプレゼント選ぶ約束って言ってた気がするけど……
サンタさんとお父さんと一緒に選びに行くのかな??

それよりも私だよ。私はサンタさんに何をたのもうかなぁー?
「私だけの王子様……なんちゃって、えへへ♪」
「あれ? えーっと……そうだ、内田さんだよね?」
「へ?」
振り返ったそこには藤岡君が。
ま、まま、まさか、聞かれてないよね!? 藤岡君、何も聞いてないよね!!?
……ん? もしかしたら藤岡君が私だけの王子様だったりして――――
だ、だって! カナちゃんだって前に言ってたし!!

「どうかしたの?」
「えっと、その……藤岡君は好きな人とかいるのかな?」
「ええ!? 急にどうしたの?!」
は、はわわ……ちょ、ちょっと! 急に何聞いてるの、私!?
どうすればいいの、この空気!? 助けて、吉野! ああっ、いないんだった!!
とにかくなんとかごまかさなきゃ……藤岡君、隙だらけだね! ……とか。

「まぁ、一応ね」
「ほぇ……?」
一応ね? 一応なにが……? ああ、好きな人の話!!
そっか、藤岡君好きな人がいるんだ。気になるなぁ……
私の知ってる人かな? ……ッ! そうだ、私って可能性もあるんじゃないかな!?
「藤岡君の好きな人ってどんな人ですか!?」
「どんなって……髪は長いかな……」
髪が長い!? わ、私だ!!
「あとちょっとドジで騒がしくて、それから元気で――」
ちょっとドジ! 騒がしい!! 元気!! ぜったい私だよ!!

「藤岡君は告白とかしたりしないんですか!?」
「それは……一応それっぽいことをしてみたんだけど……気づいてもらえないっていうか……」
それっぽいこと? なんだろう? ……ああっ! そういえば海もプールも一緒に行ったっけ。
あの時はチアキとべったりだったけど、あれってもしかして私にやきもちを焼かせるためだったの?
もう、藤岡君ってば。そんなんじゃわからないよ……だって藤岡君の好きな人はちょっとドジなんだよ?
「藤岡君、多分……私、何て言えばいいかわからないけどね、ストレートにいえば絶対OKもらえると思うよ!!」
「うーん……でもね、何て言うか……その、えーっと……2回も告――――」

そっか、藤岡君は私が年下だから……ロリンコだっけ? それになるから嫌われると思ってるのかも……
わたしはそんなの全然気にしないのに。
「藤岡君! そんなの関係ないよ!!」
「でもさすがに3――――」
「私はいいと思う! 藤岡君の気持ち次第だよ!!」
「……そっか! 三度目の正直って言うし、もしかしたら今度こそは!」
「そうだよ! 次こそはちゃんと伝わると思うから! ね?」
「よーし! 今年のクリスマスこそは……ありがとう、内田さん! なんだか勇気が出てきたよ!!」
藤岡君はそう言って私の前から走り去ってしまったのでした。
今すぐでもよかったのに……恥ずかしがり屋さんなのかな? かわいいなぁ♪

今年のクリスマスプレゼント。私だけの素敵な王子様――――
……は、もうお願いしなくてもいいよね? だって今年のクリスマスは藤岡君と一緒なんだから♪ ……一緒だから。
恋人同士になって、それから……えへへ♪

「おーい、母さん。ユカは今年サンタさんのプレゼント何がほしいって?」
「フフ♪ それが絶対に見ちゃだめってしつこくて。今から開けてみるところよ。もしかして素敵な王子様とか書いてるんじゃないかしら?」ペラッ

『こんどーむ』
59名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 11:53:38 ID:C7o2Ec61
オチのシンプルさにクソワロタww乙です!
60名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 16:55:25 ID:5ox4tVVV
>>58
今まで藤秋派だったがこの組み合わせもなかなか
61名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 17:38:28 ID:Pu1CWtv4
>>58
藤内をありがとう、お互いバカで和んだw
62名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 21:27:41 ID:QgVZldkT
よかったよ。
声も脳内再生された。
63名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 00:20:15 ID:feF4+nc9
そういえば今日は原作では藤岡がチアキの部屋に夜這いに行った日じゃないか
64名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 01:01:23 ID:uVYpmsss
その後カナに身包み剥がされてほうほうの体で放りだされたんだよな
65名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 03:07:23 ID:CbRi+xjK
家族公認の夜這いじゃなかったか
66名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 08:37:32 ID:5DU+X1iQ
>>63
藤岡サンタがチアキにホワイトクリスマスをプレゼントだと…!
67名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 03:18:50 ID:8EqEYnyX
チアキは藤岡に女にされちゃったのか…
68名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 09:08:51 ID:qB4LG5eF
いたんだ! 

サッキュバスが。
69名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 23:53:36 ID:YOtw0wGQ
タケルおじさんサンタに寝込みを襲われかけて
サンタさんへの夢をぶち壊されちゃった千秋
70名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 00:21:42 ID:GMs3zneo
と思ったら藤岡サンタの乱入により、サンタの夢は修復された千秋という話。
71名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 00:42:16 ID:G7arOoIA
カナ「サンタァ?子供だなぁバッカじゃないの?」

千秋「いたん、だっ!!
   ……ふん、まぁいいよ。一年ぐらい経ったら証拠が出来るから」

カナ「? なんだよ証拠って」

千秋「弟が欲しいですってサンタさんにお願いしたんだ。
  多分一年後ぐらいには出来てるはずだぞ」(お腹サスサス)

カナ「 」
72名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 00:48:26 ID:uVjopglH
藤岡(まさかカナを義姉さんと呼ぶ日が来るなんて…)
73名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 03:48:53 ID:76CgtB11
同年代より賢いはずなのに性に関しては内田やマコトより疎いのは長女の教育がいいからか
74名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 08:45:59 ID:3r01HWys
アニメ版みてるとマコトは詳しそうだよね。
75名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 13:36:07 ID:sA0e4Jff
むしろ長女のほうが純情かもしれないぞ
76名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 14:42:58 ID:G7arOoIA
千秋「藤岡…未だにハルカ姉様が赤ちゃんはコウノトリが運んでくると
  私に教えてくるんだ…
  どうやったら出来るかぐらいカナだって知ってるのに、
  私はもう無垢な子供のふりをしてるのは疲れたんだ。

  どうすればいいのかサンタさんも答えてくれなかったんだが私はどうすればいい?」

藤岡「……(あぁ、やっぱり千秋ちゃんは南の妹さんだなぁ)」
77名無しさん@ピンキー:2009/12/29(火) 23:14:16 ID:k14H1toe
短いのですが、できたので投下します。
78:2009/12/29(火) 23:14:51 ID:k14H1toe

声にならない自分の声と一緒に、千秋は目を覚ました。

千秋はよく夢を見る。それはみんなとプールで泳ぐ楽しい夢だったり、ウサギと一緒に穴に飛び降りたら
魔法の国にたどりつく不思議な夢だったり、大事な人がどこか遠くへ行ってしまう悲しい夢だったりする。
どんな夢だったか覚えていることもあるが、覚えていないことの方が多い。
今の夢がどんなのだったか、それは目を覚ましてすぐに夜の闇に飲まれて忘れてしまったが、とてもとても悲しい夢だったのは覚えている。
胸に残っているのは、千秋の小さい体には大きすぎるほどの痛みだ。びりびりする、苦しい感じだ。
ほっぺたに手を伸ばす。まだ流れたばかりの涙の跡が残っている。
この感じを千秋はよく覚えている。夏奈がいなくなる夢を見たときのあの感じを、千秋はよく覚えている。
でも、今日のこの感じは、あのときよりずっとずっと痛くて苦しくて、涙が出そうになるほどだと思う。
電気が消えて光が死んだ部屋の中で、千秋は手を伸ばす。ここじゃない。ここでもない。
ベッドの上に、藤岡がいない。

千秋は暗いところが嫌いだ。
何も見えないところは自分が一人になってしまった気になる。
悲しい夢を見て目を覚ましたとき、この真っ暗な世界に一人ぼっちで放り出されてしまった気になる。
こんなとき、千秋はひどく不安になる。何度も何度も交わした約束が、だめになる気がしてしまう。
時計の音もなく、千秋の部屋は物音ひとつしない。
ベッドから体を起こして床に両手をつく。小さくべそをかきながら、藤岡を捜す。
藤岡は千秋と一緒のベッドで眠ると、必ずあとで床に降りて一人で寝る。
きっと千秋にベッドをたっぷり使って、ゆっくり眠ってほしいと思っているんだと、そういう気が千秋はしている。
藤岡は優しいから。藤岡は誰よりも千秋のことを大事に思ってくれてるから。
それが、今は、千秋を不安がらせてしまっているのだけれど。
指先に、ふわふわした髪の毛の感触を感じた。
指を這わせると温かい体温がある。
間違いない。何度も何度も触れた顔。藤岡の顔だ。
いる。確かにここにいる。
藤岡はここにいる。
「藤岡」
たまらなくなって声をかける。首に両腕を巻き付けて、力一杯抱きしめる。
「……チアキちゃん?」
藤岡の声は小さくて眠たげで、でも聞きたかった声が聞けて、千秋はほんの少しだけ安心する。
バカ野郎。勝手なことするな。お前は私と一緒にいればいいんだ。
言いたいことは山ほどあったが、一つも言葉にならなかった。
首筋に顔をうずめてぐずっていると、頭に大きくて温かい手がそっと置かれる。ゆっくり、なでられる。
藤岡は、千秋が泣いているときはいつもいつも、頭をなでてくれる。
「怖い夢、見た?」
「……そんなのじゃない」
「そっか」
きっと、ぜんぶわかっていて言っているのだと思う。千秋は恐がりで寂しがりのくせに、意地っ張りで強がりで、
藤岡はそういうのを全部わかっていて、それでも黙って、笑って受け止めてくれているのだと思う。
千秋はそれがうれしい。
でも同時に、少しだけ悔しい。
「そんなのじゃないんだぞ」
もう一度言って、藤岡の肩に、
かぷ、
と噛み付いた。
79:2009/12/29(火) 23:15:20 ID:k14H1toe

藤岡は何も言わずに、そっと千秋の頭をなでてくれる。
藤岡の体には、あちこちに千秋が噛み付いた跡がある。首とか、背中とか、脇腹とか。
最初にどうして噛み付いたのか、千秋はもう覚えていない。ただ悲しくて寂しくて、びりびりする苦しい感じが
したときは、千秋はいつだって藤岡の体に噛み付く。
子供っぽくて、いやだと千秋は思う。こんなのは、赤ちゃんがすることだ。
でも藤岡は何も言わない。何も言わないで、小さく笑みを浮かべて、千秋のしたいようにさせている。
だから、千秋はいつも噛み付いてしまう。
赤ちゃんみたいに、自分にかまってほしいって思っているみたいに、藤岡の体に自分の歯を食い込ませる。
これはきっと、願い事なのだと千秋は思う。願い事のしるしを残しているのだと思う。
どこにも行かないで、と。
「俺は、どこにも行かないよ」
千秋の心を見透かしたように、藤岡が言う。
「ずっと、チアキちゃんと一緒にいる」
大きく目を見開いて、千秋は藤岡の顔を見た。
千秋が大好きな顔。自分だけに向けてくれる、小さい笑みを浮かべた、本当にずっと自分と一緒にいてくれる、
そんな気持ちを伝えてくれる顔。
何度も何度も交わした約束の言葉。ずっと一緒にいる。
そのとき自分がどんな顔をしていたのか、千秋は覚えていない。
うれしくて笑っていた気がする。泣いていた気がする。
「ありがとう……」
藤岡の胸に顔をうずめて、千秋は小さくつぶやいた。
やっと安心して、もう絶対離さないというように思い切り腕に力を込め藤岡の体を抱きしめる。
私も、ずっとこいつと一緒にいよう。そう思う。私も、ずっと藤岡と一緒にいよう。
十年後も、二十年後も、ずっとずっと、藤岡の隣にいよう。
悲しいとき、寂しいとき、だけじゃなくて、うれしいときも楽しいときもずっと、藤岡と一緒にいたい。
そして、お返しをしてあげるのだ。
藤岡が悲しいとき、寂しいとき、うれしいとき、楽しいとき、いつもいつも、隣で私が微笑みかけてあげたい。
きっとまだ、自分は藤岡の体にいくつもしるしを作ると思う。
いつか、願い事のしるしなんか付けなくても、いるだけでお互いがしあわせな……そんな二人に私はなりたいと思う。
そう願いながら、いつまでも頭をなでてくれる藤岡の手の大きさと温かさを感じて、千秋はゆっくりと眠る。

千秋はよく夢を見る。それはみんなとプールで泳ぐ楽しい夢だったり、ウサギと一緒に穴に飛び降りたら
魔法の国にたどりつく不思議な夢だったり、大事な人がどこか遠くへ行ってしまう悲しい夢だったりする。
どんな夢だったか覚えていることもあるが、覚えていないことの方が多い。
そのとき見た夢を、千秋はまた夜の闇の中に忘れてきてしまった。
しかし千秋は、目がさめたときのあの気持ちを、たぶん一生忘れない。
誰かが一緒にいてくれるというのは、それだけでしあわせなことだ。
その誰かが、自分のいちばん大事な人だったとき、むかしもいまも、たぶんこれからも、自分はきっと世界でいちばんしあわせなのだ。
千秋の見た夢は、千秋の願い事がかなう夢だ。約束がかなう夢だ。きっとそうだ。
私は夢は忘れてしまうけれど、この気持ちは忘れない。

窓の外は、もう朝だった。
カーテンを開けると、まぶしい光が部屋に差し込んだ。窓に反射してきらきらしていた。
藤岡が目を覚ます。このねぼすけめ。
その顔がなんだかかわいくておかしくて、千秋は小さく笑った。笑って、おでことおでこをくっつけた。
「おはよう」


おわり
80名無しさん@ピンキー:2009/12/29(火) 23:15:59 ID:k14H1toe
ありがとうございました。
81名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 00:14:41 ID:UoKJDGI+
>>80
いい藤秋だ。GJ

来年投下増えるといいなぁ
82名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 06:53:16 ID:wn4ejJKy
チアキは可愛いなあ
可愛いなあ
83名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 20:37:55 ID:rf0zvViZ
素晴らしすぎる… 感動した!
84名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 07:02:49 ID:B2m8OZ8j
「うー、寒い寒い。あ、南。お邪魔します」
 と、南家の居間に入ってきたのは藤岡。
「おー。来たか」
 これはコタツに入ったままのカナ。
「いらっしゃい藤岡君。急にカナが呼びつけてごめんなさいね」
 と如才なく藤岡のコートをハンガーにかけてるのはハルカ。
「いえいえ、ちょうどヒマでしたから」
「そうだそうだー。ヒマ人の相手をしてやるわたしのなんと心優しい事か!」
「自分で言うなよバカヤロー。だいたい大晦日のこんな時間に呼びつけるほうが無礼だろう…藤岡、
そっちじゃないよ」
 こちらはやっぱりコタツに入ったままのチアキ。
「え?」
「ほら、こっちだ」
 コタツの四方のうち、開いてるところに入ろうとした藤岡だったが、チアキが自分の入ってる辺の
コタツ布団を持ち上げてそこに入るように促す。
 仕方がないというか半ば習性になってる藤岡はチアキの小さな身体をひざの上に乗せながらコタツに入るわけで。

「うひゃっ。藤岡おまえ足冷たいぞ」
 と、コタツの中で藤岡の足が触れたカナが大げさに騒ぐと
「ぶぎゃ」
 無言のチアキが投じたふじおかぬいぐるみがカナの顔にHIT。

「ん。藤岡、お前手、すごい冷たいな」
「あ、その、手袋忘れちゃって」
「よし。ほら」
 と、藤岡のひざの上のチアキは藤岡の手を取ると、それをコタツの中に導き入れる。
 そして、藤岡の掌はなんだかすごく暖かくてすべすべで柔らかいものの間に挟まれる。
「こうすれば温かいよ」
 と、ちょっとだけ嬉しそうなチアキ。
(こ、これは、チアキちゃんの、ふ、ふともも…?!)



「おー。今年も小林幸子はすげーな」
 とみかんを剥きながらカナ。
「どうやって着るのかしらねえ」
 とハルカ。
「ほら」
 とチアキ。先ほどから剥いたみかんの房の筋を丁寧に取って藤岡に食べさせている。
「ありがと」
「甘いか?」
「うん。凄く甘いよ」
85名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 07:03:27 ID:B2m8OZ8j

「よし、今年は紅組が勝ったか」
 とカナがコタツから出てマフラーを巻く。
「カナ、コタツのスイッチ切った?」
「あ、忘れてた」
「ほら、藤岡、コートだ」
「ありがとう」
 四人は出かける用意をしている。
「なんだよ藤岡、お前素手かよ」
「あ、手袋忘れてきちゃって」
「サンタさんから貰った手袋があるから片方貸してやるよ」
とチアキ。
「あ、でも、それじゃチアキちゃんの手が冷たくなっちゃうから」
「大丈夫だよ」
 チアキは素手の右手を藤岡の左手とつなぐと、それを藤岡のコートのポケットに突っ込む。
「こうすれば二人とも温かいだろ」
「おお、チアキ頭いいな」
「お前に褒められてもうれしくないよばかやろー」


「お。チアキ!おみくじだっ!引こうぜ」
「望むところだよ。…ハルカ姉さまもやりますか?」
「わたしはいいわ。言ってらっしゃい」
「ハイ」
 チアキとカナがおみくじを引きに行ってしまい、残されたハルカと藤岡。
「今日はありがとうね、藤岡君」
「あ、いえ、俺も楽しいです」
「なんだかこうしてると家族みたいよね」
「…そ、そうですか」
「藤岡君てなんだか他人じゃないみたいな感じがして。…ねえ、ホントにウチの弟になっちゃう?」
「あ、いえ、その、いやまだ、っていうか早いですし」
「早い? …ふーん。藤岡君はカナのことが好きだと思ってたんだけどなあ」
「あっ。いやそうじゃなくて、いや、その」
 と慌ててる藤岡の背後から除夜の鐘が鳴る。
「まあいいわ。藤岡君、今年もよろしくお願いします」
「こ、こちらこそよろしくお願いしますっ」

藤岡が焦ったまま終わる
つづかない

------------
どうかよいお年を。来年も藤秋をよろしく
86名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 10:13:56 ID:tocBVDj1
GJ。お前さんこそよいお年を
87名無しさん@ピンキー:2010/01/04(月) 21:58:02 ID:B08Bm/El
真冬に温水プールでカナとチアキの水着が見れて幸せさ
88名無しさん@ピンキー:2010/01/05(火) 16:18:17 ID:PmwuPF6k
藤岡「トウマ、やっぱりお前正月太りしてるだろ」フニフニ

トウマ「やめろバカー!!」
89名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 11:08:50 ID:Fkhx7PNb
反抗期が来てハルカが煩わしくて仕方がなくなったチアキの話が読みたい
90名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 18:07:07 ID:4ll/6HIq
>>89
藤岡が間を取り持って仲直りしそうだ
91名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 18:09:21 ID:3YK753/4
そして漁夫の利を得るカナ
92名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 05:32:14 ID:8bSLEUDd
>>89
天下無敵のおりこうさんのチアキにそんな反抗期なんて来るわけないじゃないか

――――――――――――――――――――――――――――――


中学二年生ともなれば、普通は反抗期。
親や目上の者の言う事に反発したくなるお年頃である。
「兄貴たちがウザいんだよ。スカート履こうが履くまいが関係ないだろうに」
これは冬馬。
「お父さんったら信じられないんだよ。私のケイタイ見ようとしたり、電話に聞き耳立ててたり、
いやらしいったらないんだから」
と内田。
「うちは父親はそうでもないんだけどね。母親がスカートが短いとか帰りが遅いとか文句言うのはうるさいかな」
と言うのは吉野。

 三人とも絶賛反抗期中らしい。

「そうか。ウチにはどれもいないからよくわからないよ」
 とぽそりと言うのはチアキ。

「あ、でも、ほら、チアキにはステキなお姉さんがいるじゃない」
「そうだよ!優しい女子大生のお姉さんと、明るくて元気な高校生のお姉さんが二人もいるなんていいよね!ね!」
「え、ええと、カナはバカだけど男らしいヤツだし、ハルカさんは美人で優しくておっぱいおっきいだろ!」
と三人が慌ててフォローする。

「そうかな」
「「「そうだよ!」」」
93名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 05:32:20 ID:8bSLEUDd

 しかし一方で、ハルカやカナがチアキの心配をしていないかと言うと、そうでもない。
「ねえ、藤岡君。チアキのことなんだけど」
「は、ハイ」
「なんだか最近、制服のスカートが短いような気がするのよね。あと、リップクリームが色つきのになってきて、
あの子もお化粧とかしたがってるんじゃないかしら。まだ早いわよ」
「あ、ええと、そうですよね」
「だからね、藤岡君からチアキに言ってやって欲しいの。そう言うのはまだ早いって」
「…あの、なんで俺から?」
 藤岡がそういった瞬間、ギロリと擬音がしそうなくらいの鋭い眼光が一瞬だけ藤岡の瞳を射る。
「…………」
「わ、わかりましたっ。チアキちゃんには俺からよく言っておきます」
「……ありがと、藤岡君。あのね、言っておくけど、チアキはまだ中学二年生なんですからね?
 キスとかはまだまだ早過ぎると思うのよ?」
「あ、あの、その、はい、も、もちろんですっ」



「どうした藤岡?」
「あ、あのね、チアキちゃん。制服のスカートが、ちょっと短いんじゃないかなあと思うんだけど」
「…そうか? 藤岡はこういうのが好きなんじゃないのか?」
「俺はどっちかっていうと、清楚な感じのちゃんとした長さのスカートが好きかな」
「……だったらそうするよ」
「そ、そうだね。イイねそういうの。あ、あと、リップクリームの色つきのはあんまり、その、
チアキちゃんにはまだ似合わないと思う」
「……そうなのか。内田が『悩殺リップだよ』と言ってくれたものなんだが。…ダメだったか」
「あ、いやその、可愛いとは思うんだけど、その、あんまりそういう可愛いのされちゃうと、ガマンできなく
なりそうで」

 その言葉を聞いたチアキは一瞬で相好を崩すと、年上の彼氏の首筋に抱きつくと、そっと囁いた。
「藤岡だったらガマンしなくていいよ」




その後、藤岡がハルカから禁止された行為をしたとかしないとかは定かではない。

つづかない
94名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 08:35:06 ID:4scQU1b7
>>93
GJ!
ちょっと背伸びしてる千秋が可愛かった
朝からいいものを見せて貰った。
95名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 12:46:13 ID:tA/Gp5zM
>>93
GJ!
千秋は少女から乙女になりつつあるな。
つーかもうこいつら禁止行為やっているだろwww

>>89
むしろ春香姉さまが好きだという気持ちは変わらないけど、
小学生みたいにベタベタするのが恥ずかしくなって素直になれないんじゃね?
夏奈だってそんなに反抗期だって気がしない。
まあ春香に近いスタイルになってそれで今みたいに甘える千秋もいいけど。
96名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 14:28:55 ID:DW1Pnic7
>>95
>まあ春香に近いスタイルになってそれで今みたいに甘える千秋もいいけど

ベタなSF漫画みたいに千秋とハルカが頭ぶつけて人格が入れ替わって
遊びに来た藤岡に千秋がついいつもの習慣でハルカの体のまま
甘えるシーンを妄想できた
97名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 19:17:44 ID:AFprU8mr
みなみけのアニメがないお正月はやっぱりつまらない。
98名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 19:31:05 ID:vSTbvufG
>>93
GJすぎる!!ぜひ続けて欲しい…
しかし千秋は将来的にハルカとカナのどちらに似るんだろうか
99名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 19:33:19 ID:tA/Gp5zM
釣り目の春香姉さまって感じになるんじゃない?
100名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 19:40:32 ID:tR0UI0iY
見た目の話なら合体事故でも起こらない限り春香だろう
101名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 19:42:23 ID:BRRF2d6J
しかし何故かツインテにする千秋
102名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 00:55:34 ID:7dY2ItQR
ツインテにホイップとはまた微妙に新しい髪型だな
103名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 11:13:50 ID:ecYIdH8p
やっぱり、そこそこセガのビルかな
104名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 22:12:13 ID:ZfHfgWFn
大鳥居かよ!
105名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 02:46:17 ID:YzfDI/Un
ホイップつきツインテはいいな
ツインテにすると無条件で藤岡が反応するしな
106名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 10:17:57 ID:fCO+3sMJ
藤岡(オレが実はポニーテール萌えだなんて事は絶対に言えない…
   みんな髪長くて結えば良さそうなのばかりなんだけどなぁ〜…)
107名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 10:51:08 ID:VZiUFYm0
某キョンかと(w
108名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 12:36:44 ID:I9KfyG26
・・・俺だけかな?
新保管庫につながらねぇ・・・・・orz
109名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 19:40:48 ID:kbHvsBAM
ふつーに見れるが
110名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 20:34:35 ID:yPly2DfW
姉二人がなぜか旅行に行くこととなり、千秋が藤岡と供に留守番をする
そんな電波が届いた
111名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 22:00:21 ID:5YJlnelB
藤秋は正直飽きてきた
112名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 22:01:00 ID:AlFsZFrj
これからのトレンドは藤春だ!
113名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 22:23:14 ID:kbHvsBAM
よくよく考えりゃ千秋が藤岡に懐いたのもハルカの
「お父さんに似ている」の言葉がきっかけだったんだよな

あのセリフが無かったら藤岡はただのいい人で終わってたかもしれんわけで
114名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 00:07:12 ID:u2KRmLaF
>>113
むしろ敵視してたぐらい。

お父さんに似ていた、という言葉でああなったわけで、性格とかは関係なかったのか、
とさえ思う。
115名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 00:24:30 ID:SnNXX9wG
そうだとしても藤秋は和むなぁ


だが俺は藤冬派
116名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 03:06:20 ID:7C3P9QFi
>>108
新保管庫に使ってる@WIKIは、鯖が大混雑したり落ちたりすることがたまにあります。
諦めるか、暫く待ってから繋いで下され。


吉野「机の角でこんな風にして擦ると、すっごく気持ちいいんだよ……ふぅ」
117名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 09:18:52 ID:qJBNjo5F
机の角に頭すりつける、ヌコ吉野を幻視しますた
118名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 22:41:18 ID:YKG79jmY
チアキ「ところでマコちゃん、アナニーって知ってるか?」
119名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 10:29:49 ID:eC1nDo2D
藤秋に限りますね
120名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 05:50:27 ID:r3y28982
藤内と藤吉と藤冬もいいよ。
121名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 07:36:29 ID:N6XVbE9U
藤夏と藤春もいいよ
122名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 10:48:14 ID:LYYY532G
「ねぇ、どうしてマコちゃんは、みんなと一緒にお風呂に入らないの?」

いつもの様にみなみけに集まった内田、吉野、冬馬とマコちゃんだったが、夏奈が準備したお風呂にみんなで入ろうと言う時に一人だけ辞退したマコちゃんだったが、吉野に問い詰められる。
123名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 13:14:58 ID:r3y28982
>>122
夏奈「中学生にもなれば、一人で入りたくなるもんなんだよ」
千秋「お前、いつも私と一緒に入ってるじゃないか」
夏奈「逆だろ逆。お前が勝手に(ry
124名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 14:17:17 ID:R76Q4Mu0
千秋は藤岡をお風呂に誘ったりするのだろうか
125名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 14:38:59 ID:LYYY532G
>>123
「じゃあこうしよう。」
「千秋達小学生組と、私達中学生組とに分けて別々に入るってのはどうだ?」
「え!?」

夏奈の提案にマコちゃんは一瞬だけ安心したが、新たな問題に気が付き焦る。
(…て、事は、まさかお、オレがカナと…?)

「ふむ、ならそうしよう。」
「残念だよ〜、私は、マコちゃんと入りたがったな〜」
「あ、あははは(いや、マコちゃんはマコトだから…)」
「仕方無いよな。(流石に男だとバレるしな。)」

納得する千秋と残念そうな吉野と安心する内田と冬馬そして、マコちゃんに夏奈がそっと耳打ちする。
「先に小学生組が入ってる間に急用が出来たって事で帰ればいいじゃない。」
「あ…」

これはもしかしたら助け船かとマコちゃんは、夏奈に感謝したが…
帰って来てた、春香やマキが余計な一言を…
「そういえばマコちゃんって胸について悩んでたんじゃなかったっけ?」

マキの何気ない一言に凍り付くマコちゃん
「丁度ここに二人胸についてのエキスパートが居るし。」
春香やアツコを指差して言うマキ

「え、遠慮します。」
とマコちゃんはしどろもどろに断るが、マキは
「いいからいいから女同士なんだしさ。」
「ほら行くぞ!」
「あらあら、マキったら、千秋ごめんなさいね、じゃあ、私達高校生組が先に行きますか。」

「ああああ〜」
どうなる?
マコちゃん
126名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 16:21:44 ID:wh9W07n6
>>124
普通なら千秋は一緒には入らないね。
でも、春香辺りが「父親とのお風呂は…」とか言うともしかしたら頼むかも知れないよ?
127名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 18:10:51 ID:6yrckTxV
じゃあアツコと藤岡が一緒にお風呂入るなんて展開は(ry
128名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 23:16:44 ID:p/ELgwt1
>>127
お願いします
129名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 01:13:29 ID:oeib/9Qj
そういや原作もアニメもハルカが、はぁいいお湯だったぁ、みたいなシーンないよね?
130名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 10:41:42 ID:VAQZnx6Z
tes
131アツコ×藤岡:2010/01/25(月) 11:52:16 ID:VAQZnx6Z
「ハァ……いいお湯加減」
今日は無料招待券があるからって、ハルカたちに誘われて皆で室内プールにやってきたんだけど、
ハルカはプールサイドで寝ちゃうし、速水先輩はマキを追いかけまわして二人とも何処かへ行っちゃうし……。
それで結局私は室内に設置されてた5人くらい入れそうな大きなジャグジーの中で一人。こ

「あれ? えっと、ハルカさんの友達の……あっ、僕も入っていいですか?」
「あっ……えっと、どうぞ」
そういってお風呂へ入ってきたのは、カナちゃんの友達の藤岡くん。
でも……どうして一人でいるのかな? いつもカナちゃんやハルカの妹と仲良さそうにしてるのに。

「へぇー。プールに来てお風呂に入るのも不思議な感じですね!」
「う、うん。そうだよね。こうやって男の人とお風呂に入るのなんて初めてだし……」
「へ?」
「う、あっ、えっと……ち、ちがうの、あのね、えっと――」
な、何言ってるの私! こんな事言ったら、なんか変に意識しちゃうっていうか、何て言うかその……

「そうだ、今日はチアキちゃんと一緒じゃないのかな……?」
「なんかトウマの奴が邪魔もの扱いして近寄れないんですよ。こっちくるな!! って、」
よかった。なんとか話をごまかせたみたい。
「そうなんだ。じゃあカナちゃんたちは?」
「それは……また鬼ごっこに誘われたら怒らせちゃいますから……」
藤岡君はそう言うと、少し暗い顔をして落ち込んだ様子。
なんだか悪いこと聞いちゃったのかな……? 鬼ごっこと何が関係あるんだろう?
ちょっと気になるけど……余計なことは聞かない方がいいよね。

「すいません、私たちも入っていいですか?」
「えーっと……チアキちゃんの友達の……」
「あー疲れた! あら? アツコ、いいところに入ってるじゃない! 私たちも入れて入れて〜♪」
「速水先輩……と、マキ? 大丈夫……?」

最初のんびりと入っていたジャグジーは一変、6人のすし詰め状態に。
私の左からは疲れ果てたマキが押し寄せ、右からは藤岡くんが……藤岡くんが!?
よく見たら私の二の腕の部分に藤岡くんの腕が……
ど、どど、どうしよう、二の腕に余計なおにくがついてるとか思われてないかな……
「マキ、もうちょっとそっち寄れない?」
「うぅーん……もう走れないです……助けてアツコ〜……」
「ちょっと、マキ? 聞いてる? って、なんでこっちに寄ってくるの……?!」
だめ……っ、これ以上寄られたら二の腕どころか胸まで藤岡くんの腕に当たって――――

132アツコ×藤岡:2010/01/25(月) 11:52:48 ID:VAQZnx6Z
「さーて!あったまったし鬼ごっこ二回戦始めるわよ!!」
「鬼ごっこするんですか? 私たちも入れてくださーい♪」
そう言うと、速水先輩はぐったりしたマキを引っ張り、子供たちはそれに続いて去って行ったんだけど……
残された私たちは二人並んでひっついたまま。恥ずかしくて離れたいんだけど、
なんか失礼っていうか、いきなり離れたら嫌だったのかな? って思われないかな?
とりあえず少しずつ、少しずつ離れて……

「鬼ごっこか……」
そう言えば藤岡くんは鬼ごっこに何か嫌な思い出があるんだっけ……。
「あの……もしよかったら聞かせてくれないかな? その、鬼ごっこの話し……あっ、嫌なら全然いいんだけど!」
「あははっ、大した事じゃないんですけどね。この前みなみ達とプールで――――」

藤岡くんの話しを聞くと、どうやら前にカナちゃん達と鬼ごっこをしてカナちゃんを怒らせたらしい。
女の子にタッチするのが恥ずかしいとかで……なんかちょっと可愛い。
私もそう言うの苦手だから応援したくなっちゃうな……。
「それわかる気がする……。私も苦手だから。でもほら、私たち今こんなにひっついてるけど大丈夫でしょ……?」
「え? あっ、うわあぁ! ご、ごめんなさい、なんだか柔らか――じゃなくて、ごめんなさい!」
どうやら藤岡くんは気付いてなかっただけらしく、あわてて私から距離を取って謝り続けて……

「あ、あの……そんなに避けられると女の子は傷ついちゃうよ?」
「そ、そうなんですか? えっと、じゃあ……」
そう言って今度は手の届くあたりまで近づいてきた藤岡くん。
冗談のつもりで言ったんだけど真に受けるところも可愛い。……可愛いな。この子。
「藤岡くん、ちょっとだけ鬼ごっこの練習してみる……?」
「鬼ごっこの練習……ですか?」
「うん。私の体にタッチしていいからね。……はい」
私はそう言って藤岡くんに背中を向けて背筋を伸ばす。
自分で言いだしたんだけど、心臓がドキドキ言ってる……私って小心者。
「えっと……じゃあ……」

――――トンッ……
肩におかれた手は緊張してるのか少し震えてて、
振り返ると藤岡くんが俯いて顔を真っ赤にしていた。
「うーん……これは重症だね」
「す、すみません……」
そんな藤岡くんをみて、なぜだか少しほほが緩んでしまう私。どうしてかな……?
「えっと、じゃあ今度はそちらからどうぞ」
「え? 私……?」
「はい! 先輩も苦手だって言ってたし、どうぞ!」
そう言ってビシッと背筋を伸ばす藤岡くん。でも後ろは向いてくれないんだね……忘れてるのかな?
とりあえず適当に肩をタッチ……肩を……

133アツコ×藤岡:2010/01/25(月) 11:53:20 ID:VAQZnx6Z

――――ピトッ……
「すごい……男の人の胸って硬いんだね」
「はい、一応サッカー部で鍛えてますから!」
って、どうして私は胸を触ったんだろう……。肩を触るつもりだったのについ……
「私もバレー部で鍛えてるけど、女の子じゃ鍛えてもこうはならないもの……やっぱりすごいよ」
「それはその、女の人はえっと……」
「え? ええ!? ご、ごめんなさい! 私なんか変な事いったかな?!」
なんだか藤岡くんの胸を触ってる間に頭がぼーっとして変な事言ったのかな?
全然覚えてないや……

「じゃ、じゃあ次は藤岡くんね」
「は、はぁ……あれ? えっと、後ろ向きじゃ――」
「今度は前向きで。……いいよ、好きなところをタッチして」
私は深呼吸を一度して、目を瞑る。
お湯につかりすぎてのぼせちゃったのかな? 顔と身体が熱い……

この日、私と藤岡くんでの「鬼ごっこの練習」は1時間以上続いて、
終わったころには藤岡くんは鬼ごっこに参加できるようにまで成長してたんだよね。
結局どこまでタッチしたのかは内緒だけど……途中からのぼせちゃってシャワールームで練習したっけ……。
人目につかない個室だったからつい大胆になって……って! 何考えてるの私!
でも……男の人ってあんな所まで硬くなるなんて知らなかったよ……

その日の帰り道、一番後ろを歩いていた私のもとへ藤岡くんがやってきて
「今日はありがとうございました。おかげで随分なれる事が出来たっていうか……その、」
「ううん、私もいろんなところ触、あの、えっと……」
「それで、コレを!」
藤岡くんの手に握られてたのはプールのチケット。あれ? 今日のが余ってたのかな?
でも購入日が今日で期限が一カ月……? 

「もしよかったらまた二人きりで練習してもらえませんか……?」
あっ……、そういうことか。なんていうか……藤岡くんも男の子なんだなぁ……って、
「うん。私も練習もっとしたかったし……でも藤岡くんって意外とえっちなんだね」
そう言うと、また顔を真っ赤にしてあわてる藤岡くん。本当に可愛い。
「大丈夫だよ。きっと私もだから……」
「へ? 今何かいいましたか?」
「ん? なんでもないよ? さぁ、早く行かなきゃ置いてかれちゃうよ」

こうして私たちは翌日もプールへ行ったのでした。
連日はさすがに疲れたけど……だって、我慢できなかったから仕方ないよね?



終わり
134このゴミクズ野郎:2010/01/25(月) 11:54:54 ID:VAQZnx6Z
アツコは変態だから仕方ないよね
135名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 20:27:14 ID:K05sEriI
仕方ないね、とりあえず続きがほしいぞこの野郎!!
136名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 21:21:57 ID:KdbPo2Vg
>>134乙!
おいおい、顔がにやついて仕方ないぜ。
137名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 01:47:23 ID:8bSWWNUA
>>134
いい加減寝ようと思ったのに、ニヤニヤして眠れなくなっちまったジャマイカ。
どうしてくれる。


つまり、GJ!
ところでこの野郎氏の藤アツの続きが読みたい
138名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 22:46:12 ID:qOLfj41f
カナ、彼氏は欲しいのに藤岡はそういう対象じゃなかったのか

逆に音ズレ無しだったらどうなってたのやら
139名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 07:20:49 ID:Sr/NIRAX
藤岡とトウマって泊まり込みでサッカー特訓とかしないのかな
140名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 08:34:14 ID:jxxIncLd
天然なのか策士なのかわからぬ。
内面独白もあるわりには、カナってやっぱり不思議な人間だよな。
141名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 00:32:59 ID:nWbs23Y9
夏奈は原作初期と今とでは性格が変わってるから、何とも言えんな。
おバカだけど頭の回転が速いのは相変わらずだけどw
142名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 16:49:13 ID:Y4fCEgtq
カナは頭が悪いのではない、頭の使い方を知らないだけなのだ。
143名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 17:45:12 ID:+dBhE/Hb
頭はいいけどバカなのが玉に傷ってやつか
144名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 02:36:59 ID:bvdhgBPN
馬鹿だけど頭がいいのが夏奈で頭はいいけどアホの子なのが千秋
145名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 21:30:10 ID:uFfDPJJ5
パタリロみたいだなw
頭の切れる馬鹿
146名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 07:08:48 ID:eTjdjfdN
春香は千秋がいないととことん夏奈に甘えまくる模様です。

夏奈「なぁハルカ」
春香「ん? なぁに?」
夏「いい加減重いから離れてくれるかなぁ」
春「え〜、いいじゃない。たまにはこうしてギュッと…」
ぎぅ〜〜〜〜〜
夏「ちょっ、うわっ、首が締まる! やめろ!」
春「いいじゃな〜い」
ぎゅぎゅぎゅ〜〜〜〜〜
夏「うぎゃっ、ギブ! ギブギブギブギブギブギブ!!!! チアキ早く帰って来てくれ〜!!」




千秋@内田の家でお泊まり会「っくしゅん!」
吉野@同じく「どうしたの?」
秋「いや、別に。誰かが噂してるのかな?」
吉「そうかもしれないね☆」
147名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 20:52:57 ID:Yxoer06F
なにこれかわいい
148名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 21:22:15 ID:eaJwwDHm
たまに千秋→春香→夏奈→千秋(以下ループ)な姉妹ハチクロを妄想することがあるな
149名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 09:01:54 ID:6DK8DSDZ
一瞬ハチロクに見えた。
ハチロクで秋名を攻める春香姉さま
150名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 11:01:45 ID:rarzboTR
千秋をセメル姉様かと思った(w
151名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 14:25:37 ID:6DK8DSDZ
夏奈「千秋の○○○に溝落としだな、分かるぞ」
152名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 01:19:21 ID:mw0Uu5A9
千秋が無事にお泊まり会から帰ってきました。

夏「────というワケでお前が居ない間、ハルカが色々大変だったんだよ」
秋「ほう……」
夏「それだけかよ」
秋「私が居ない間、
  『ハルカ姉さまが猫の様にお前に寄り添ってた』とか
  『トイレに行こうとしたら姉さまが「私も行く」と言ってきかなかった』とか
  『姉さまがリビングでゴロゴロしてるからそのまま放っておいたら夜までゴロゴロしてた』とか、
  『一緒にお風呂に入った時にさんざん身体を触られた』とか(羨ましい)、
  『夜は一緒に私の部屋で寝たいとワガママ言った』とか
  ハルカ姉さまに限ってそんなコト、あるワケないだろ」
夏「いや、それがあったんだって」
秋「じゃあ証拠見せてみろ」
夏「よーし、それなら…………」

・・・・・

夏「……………。ハルカのやつ、証拠隠滅しやがったな……」
春「ご、ご飯作らなきゃ♪ チアキ、手伝って」
秋「はい、ハルカ姉さま」
153名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 09:19:50 ID:9o07BmFY
ブラック吉野が公式になっちまった…
154名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 19:35:13 ID:mw0Uu5A9
>>153
お●わりの悪夢を思い出した…
155名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 14:43:15 ID:J9pXve2F
みなみけ おさわりの悪夢か
156名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 18:06:19 ID:eWdEqWhH
千秋「藤岡、さわっていいぞ」
157名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 22:08:28 ID:B0NGnMoY
と言いつつ夏奈を差し出す千秋
158夏奈ちゃんと!:2010/02/10(水) 22:38:30 ID:M7ZUPZUR
     9

今日は待ちに待った、夏奈ちゃんと二人きりでの食事。
キスはしちゃったけど、まだはっきりと自分の思いを伝えられてないんだよね。
待ち合わせは7時になってるけどできるだけ夏奈ちゃんと一緒にいたいから30分前に行くことにした。

「おじゃましまーす」

いつものように声をかけて家の中へ入る。
夏奈ちゃんの待つ、リビングまでの廊下が異様に長く感じた。
 
 (へけけ・・このドアの向こうにサーシャ君・・・じゃなくて、夏奈ちゃんが・・・)

ドアを蹴破って入りたい衝動を抑えつつゆっくりとドアを開ける。

 「おっす、吉野。よくきたな」

そこには確かに夏奈ちゃんがいた。でも・・・・・

 「吉野さんいらっしゃい」
 
  「早かったな、吉野」

 (なんで、いるの?)

そこには確かに夏奈ちゃんがいた・・・でもその周りには二人の姉妹。

 (ナンデ、イルノ?)

そう感じずにはいられなかった。たしかに、こんなに早く来れば二人がいるのはわかってた。
わかっていたつもりなのに、実際に来てみると・・・・・


 (ナンデ、イルノ?)

こんな二人要らない・・・私には夏奈ちゃんだけで十分・・・・
そうだよ、こんな二人なんて・・・


 (死んじゃえバインダー)

・・・・・・なんってねwwww。わたしったら、なんて不謹慎なことをかんがえたのだろう。
やっぱり、昨日内田に勧められたアニメなんて見なきゃよかったな。
あたしって結構影響受けやすいんだね!


 
159夏奈ちゃんと!:2010/02/10(水) 22:41:34 ID:M7ZUPZUR
よく考えたらエロなかったですね・・すんません
160名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 00:15:52 ID:gi0cMitp
>>159

相当過疎ってるなー、千秋が藤岡にバレンタインチョコを渡そうとするけど
場数を踏んでないせいでガチガチに緊張しちゃう話はまだかな
ついでにつられて藤岡もガチガチになっちゃう話はまだかな
161名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 04:04:11 ID:D/gH1y5M
おりこうさんのチアキはそのへんぬかりなく
サラっと渡せてしまうんだよ

でもそのチョコの表面には
I LOVE YOU
って赤い食紅で書いてあって
その右下にはやたらリアルなキスマークがやはり食紅でうっすら浮かんでるんだ


それを食べるときの藤岡のドキドキ感たるや
162名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 06:14:07 ID:+NpQEsJy
藤岡君はカナちゃんしか見えてないから…
163名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 08:54:43 ID:cYkSSfEA
千秋は藤岡がカナ好きなのは知ってるから
そんな露骨な事はしないだろうが
プールでのイベントみたいに自分のチョコよりカナから渡されたチョコに喜ぶ藤岡を見て
不機嫌にはなったりするかも
164名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 09:33:42 ID:RttpYrdd
トウマは藤岡にチョコ渡さないのかな

というか速見先輩とかいろんな女性キャラがどんなふうにチョコ渡すのか…
165名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 12:17:35 ID:2ThR1PEc
冬馬「藤岡、こっコレ、食べるの手伝ってくれないか?」

と、チョコ山から自作の拙いチョコを差し出す、とか。
166名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 12:38:42 ID:gi0cMitp
マキ「こ、このチョコ友達からもらったんだけど、硬くて食べらんないのよ。あんた食べてくれない?」

男「お前が食えないの?じゃあ俺も無理ー」
マ「なんじゃそらこら」
167名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 14:31:51 ID:Wj1q0YKC
>>163
マコトが内田と吉野にもらって喜んでるのを見ると複雑な気持ちになりそう
168名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 18:21:59 ID:OPMZTohz
バレンタインという行事をネタでなく素で忘れてた自分に驚愕した

>>167
二人が藤岡にチョコ渡す時のほうが不機嫌になりそう
169名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 18:34:51 ID:A2mT51FQ
藤岡は藤岡で、他の子達にチョコもらう場面をカナに見られたら、めっちゃ焦りそうだな
170名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 22:13:45 ID:NMVhfUfh
>>167
千秋はマコちゃんには100%あげるだろうがマコトにはどうだろう…
というかもはやマコちゃんが本命なのではw
171名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 00:07:18 ID:Rt21mXZ1
マコトは将来結構もてそうなタイプ。
皮肉屋の性格が祟って持てない中学生・高校生になったチアキが
もっと親密にしておけばよかった、と後悔する展開を予想。
172夏奈ちゃんと!:2010/02/13(土) 00:09:52 ID:QpSNNgDO
 10

「じゃ、いってくるわね」
 「うちのバカを頼んだぞ、吉野」

そういって二人はエレベーターに乗って下へ行った。
なんでかわからないけど夏奈ちゃん自らエレベーターまで送っていくと言い出した。そして、
夏奈ちゃんは二人が完全に行ったことを確認するや否やエレベーターのドアに激しく私を押し付けてきた。

 「ちょっと、夏奈ちゃん・・・・んん!?」

私に反論させる暇も与えずに夏奈ちゃんは私の唇を奪ってきた。
前したときよりも夏奈ちゃんの舌が私のそれとクチュクチュといやらしい音を出しながら私のそれと
絡んでくる。
(すごい・・これきもちいい)
今までにない気持ちよさに理性を失いかけていた私は寸でのところであることに気づいた。

 「か、夏奈ちゃん!だっめだよこんなとこじゃ・・・人が来るって・・・」
  「いいだろ吉野・・・気づいたんだよ私・・・・お前のことが好きなんだって・・・」
   「え?・・・」

夏奈ちゃんが今私のことを好きって・・・・・

   「お前が来たときからさ・・もう我慢が限界で・・・二人が行ったらもう我慢できなくなって・・・ごめん」


 「ううん・・・いいの夏奈ちゃん。わたしも・・・私も夏奈ちゃんのことが好き!」

   言えた・・・やっと言えたよ。
 順序は違ったけどようやく自分の気持ちが言えた。
気がつくと又夏奈ちゃんとキスをしていた。
さっきまで腰に回っていた夏奈ちゃんの手が徐々に下へ降りていってエッチな汁と汗でぐしょぐしょになったアソコへ・・・

 「吉野すごい濡れてる・・・」

 「夏奈ちゃんのせいだよ・・・・あっ・・」

夏奈ちゃんが割れ目を上下に右手でなぞり、
そしてあいている左手でシャツをあげて露になった乳房を赤ちゃんのように吸い始めた。

  「夏奈ちゃんだめだって・・・あん・・ほんと・・に誰か来ちゃうって」
 「誰もこないって」

 しかし・・・突然私を押し付けていたエレベーターの扉ががくんと動いた。
一階から誰かがこっちに上がってくるののだとわかった。

 「ねぇ夏奈ちゃん!早くやめないとだ、誰ここに来ちゃうよ!」

 これにはさすがの夏奈ちゃんも行為をやめて身だしなみを整え始めた。
私も脱げかかっていた服とパンツ(もはや穿けたものではなかったけど我慢した)を着なおす。
 結局私も夏奈ちゃんも下着を尋常でないくらい汚してしまったので食事は無しにして、
お互い家に帰ることにした。
 (今日の夏奈ちゃんすごかったなぁ・・あんな調子じゃ今度あったらどうなるんだろう)
もしかしたら、千秋たちの前で襲われるんじゃないかみたいな想像をしつつ私は家へ帰った。

おまけぇ
春香「ねぇ知ってた?うちのマンションのエレベーターの近くに新しく監視カメラがついてたって」
千秋「はい、三日前に業者の人たちが設置していたのを見ました」
夏奈「・・・・・・・・」
173夏奈ちゃんと!:2010/02/13(土) 00:13:25 ID:QpSNNgDO
肝心の濡れ場がうまくできんかったなぁ。
あんまし過度の期待はしないでください。
174名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 02:24:22 ID:FOLfVAsu
>>173
これ以上俺を萌え頃さないで下さ……いやもっとやって下さい

つまり、GJ!
175名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 12:45:58 ID:pBEAR41D
>>170
マコちゃん本命はねぇだろ
176名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 22:52:58 ID:LVMC6y9/
ちょっと地味目で縁の付いた眼鏡かけてるような男の子が似合うと思う
177名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 23:13:01 ID:QpSNNgDO
>>176

そいつは認めんぞ!
178名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 01:02:11 ID:1vSWfhZe
もう忘れてたのに。
1794989:2010/02/14(日) 07:19:38 ID:GaMzYRPj
「今日はバレンタインだ!しかし藤岡、私はお前にチョコを用意してない!」
「そ…そうなんだ…」
「その代わりだ、チョコの代わりに私がお前の願い事を一つ聞いてやる。さぁ何でも言ってみろ!」
夏奈の突然の発言に、藤岡はしばし考えこんだ。そして願い事が決まると口を開いた。
「それじゃあ南、チアキちゃんがいつもしてるみたいに俺の上に座ってくれるかな?」
「へ?」
予想もつかなかった要求に、夏奈は茫然とした。しかし約束は約束だ。恥ずかしい気持ちを押し殺し、夏奈は藤岡の上に腰を降ろし、背中を預けた。
「こ、これでいいのか?」赤くなっている顔を見られないように、顔を伏せたまま藤岡に聞く。すると
「まだこれからだよ」
後ろから腕が延びてくると、夏奈をギュッと抱きしめた。
「な!?お、おい藤岡!?」
突然の事に慌てて振り返ると、驚く程近くに藤岡の顔があった。
「ねぇ南」
「な…なんだよ」
「チョコって食べるものだよね?」
「そうだな」
夏奈は何故か不吉な予感を感じながら、上擦りそうになる声を押さえ答えた。
「南はチョコの代わりなんだよね」
「そそそそうだっけ?」
不吉な予感は既に確信に変わっていた。
「だから俺は…南をいただく事にするよ」
言うなり藤岡の顔が迫ってきた……


「うわあぁぁぁぁぁ!」
夏奈は自分のベッドから跳ね起きた。カーテンの隙間から朝日が漏れている。
「夢…だったのか…」
安堵のため息をつきながら壁のカレンダーに目をやった。そしてハッとすると部屋を飛び出した。

「ハルカ!チョコ作ろう!」
朝食の仕度をしていた春香は、珍しく早起きした妹に驚いたが、その発言にさらに驚いた。
「ど…どうしたのカナ?」「チ、チョコ作らないと食べられちゃうんだよ!」
「チョコを?作らなければ食べられないんじゃ…」
「そうじゃなくて!」
こうして噛み合わないやり取りは、騒ぎで目を冷ました千秋がキッチンに顔を出すまで続けられたとさ。



久々に投下するので軽く小ネタで攻めてみた
そしてネタが無ければ時事ネタに走る!こんなんでもスレの賑やかしになるでしょ!?
180名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 15:14:51 ID:rqbm076J
>>179
食べられる前に食べちゃえばいいんじゃないかなぁ!?
181名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 18:38:35 ID:sIvwJE1e
吸ケツ鬼ふじおか。
182名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 18:39:08 ID:sIvwJE1e
何だこの変換はorz
183名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 20:39:05 ID:Lv9udEqo
>>182
吸ケツ鬼⇒吸尻鬼=アナルマニア
184名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 21:03:43 ID:eRNn38dK
>>125みたいな夏奈×マコちゃんがみたいぜ
185名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 22:46:31 ID:mebRv/XE
マコちゃんはもういいよ・・・
186名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 22:57:56 ID:7QEP9cSM
いや、やっぱりマコチャンがいい。
187名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 23:16:04 ID:2H2wqCx5
やっぱり藤岡がいい
188名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 00:03:51 ID:eOToBY65
そろそろナツキとハルオも思い出してやってくれ
189名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 02:15:19 ID:/nLOpm1M
ナツキとヒトミがいい
190名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 02:17:15 ID:clbt+Y5y
>>186
>>187
>>188
の意見を総合するとマコちゃん×藤岡×ハルオ×ナツキということか
随分ニッチな要求だな
191名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 06:16:31 ID:Edp1sNkm
BLですかw
192名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 00:21:25 ID:bknm40IM
藤岡「最近トウマが可愛く見えて仕方ないんだ…
   オレってそっちの趣味があったのかな…」ズーン
193名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 00:46:15 ID:/bCnDPPW
>>192
原作でありそうだから困る
194名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 12:36:00 ID:n7N243Px
「そ、それは、とうまがこどもだからさ! ほ、ほほら、こどもは可愛いだろ??」

と、あたふたするカナ
195名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 16:52:08 ID:FqaI0K6n
藤岡「う〜ん…でも正直マコちゃんを見てかわいいとは思うけど
  トウマの方が可愛く思えちゃうんだ……
  オ、オレにはやっぱりそっちの趣味が……!!」ズドーン
196名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 01:14:59 ID:d5f30eAv
トウマを弟にしたのはチアキだからカナがあたふたすることもないんじゃないかな
カナも何か一枚噛んでたっけか
197名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 15:17:25 ID:Ljq3Q5jX
なんでフォローしてくれなかったんだよーってヘディングの域に達した頭突きをお見舞いされるから
198名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 18:32:07 ID:EpkZBsxN
トウマを弟にしたのも藤岡の前では男で通せと言ったのも千秋

女の子だとバラした方が藤岡の席取られないですんだんじゃね?
199名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 21:57:48 ID:rI8g+N5Y
しかし、トウマ自身は最初は意図的に女であることを隠す気なんてなかったのに、
そうなってしまったのは、カナの「藤岡がお前の女である部分を見るようになるぞ」みたいな一言から
200名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 02:19:16 ID:zJE+J5SY
吉野「トウマ、最近私の藤岡くんとのスキンシップがやたらと多いよね」




吉野(リアル顔)「そろそろ現実を分からせてあげないとね☆」
201久留里:2010/02/21(日) 23:23:30 ID:5sBUz2Nq
おばんです。風邪が治らないので投下しますね。

『柊 3』
・『柊 2』(>>18)の続き
・吉野×藤岡、吉野視点
・エロ何て飾りです。偉い人には(ry
・無駄に7レスほど使用。
・このSSはみなみけ三姉妹そっちのけで吉野の甘い甘い恋模様をダラダラと描いたものです。
 間違っても過度な期待はしないで下さい。
・あと、SSを読む時は部屋を明るくして画面から3mは離れて読みやがって下さい。
・受け入れられない人は「沼津」をNGに突っ込むと幸せになれます。
202柊3 1/7:2010/02/21(日) 23:25:40 ID:5sBUz2Nq
3.

さて、サンドイッチ屋さんを後にした私達は、ここから少し先にある有楽町駅からJRで浜松町駅へ。
雪で冷蔵庫の様に冷えた東京の街は、夕方になると更に冷えてきた。
このままだと街が冷凍庫の様に冷えて、みんな氷漬けになってしまいそうだ。
けれども───、
「冷えてきたね。大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。」
───私は平気だった。
元々寒さには強い私だけれども、平気なワケはそれだけじゃない。
それは、『彼』が、しっかりと、けれども優しく私の手を繋いでくれていたからだ。
そんな藤岡くんの手は、とても冷たかった。
それでも温かいなと思ったのは、おそらく彼自身が文字通り温かいからなんだろう。
手の冷たい人はココロが温かいという。
まさにその通りだと私は思う。
「ん? どうしたの?」
「う、ううん、何でも無いよ。藤岡くんは? 寒くない? 平気?」
「おれ? 平気平気。今日みたいな日でも体操着一枚で朝練やってるからね」
「そっか」
…………あれ?
雪の日にサッカー?
まぁいいや。

藤岡くんは温かい。
私も彼の様な温かい人になりたいな。



ところで今、私のバッグの中には小さな紙袋が一つ、入っている。
実は、私にとって困った問題が起きていた。
この小さな紙袋、中身は言うまでもなく藤岡くんに渡すプレゼントで、予定ではお台場の観覧車の中で渡すつもりでいたんだけど、
それが急遽東京タワーに変更となったので、どこで渡そうかもう一度考えなければならなくなってしまった。
だもんで、サンドイッチ屋さんを出てから浜松町駅に着くまでの間、私は彼との会話を楽しむ一方でプレゼントをいつ渡そうか考えていた。
東京タワーに着くまでの間、私が実は考え事をしているというコトを察せられなくて良かった。

まぁ、人に気付かれない様に何かをするのは私の特技だったりするんだけどね…。
203柊3 2/7:2010/02/21(日) 23:28:26 ID:5sBUz2Nq
テレビや本で何度か目にしたコトのある、東京タワー。
高さは三百三十三メートルで、今から五十年くらい前に出来た、大きな電波塔だ。
「───で、この辺りのテレビとラジオは、みんなこの東京タワーから電波が送られているんだよ」
と、事細かに説明してくれる藤岡くん。この大量の知識は手に持っているガイドブックで仕入れている。
「何よりも凄いのは、このタワーをたった一年半で造ったコトなんだよね。日本の建築技術は昔から凄かったんだなぁ」
私は「そうだね」と相鎚を打ちながら灰色の空へ向かって伸びる、意外とがっちりしているタワーを見上げる。
真下から見上げた東京タワーは、それはそれは凄い迫力だ。
この角度から見ると、まるで宇宙へ飛び立つロケットの様にも見える。
しかし、今は時間と天気のせいか、眩しいばかりに鮮やかなハズの朱(あか)色は、今は何だか元気が無い。
まぁ、この時間帯でこの天気だからしょうがないか。

チケットを買って、上へあがるエレベータの方へと向かう。
今日が今日なだけに、エレベータの前で待っているのは、カップルばっかり。私達も一応、それに含まれる。
それと、家族連れも結構目立つ。
初めての東京。
初めてのタワー。
それもクリスマスイヴの日に、いちばん好きな人と一緒に。
展望台から見る景色はどんなのだろう。
私はこみ上げてくる期待感と、そのせいで加速する胸のドキドキで今にもぶっ倒れそう。
でも、何とか平常心を保つ。
また“あの時”みたいに彼や、まわりの人に迷惑を掛けるわけにはいかないからね。
でも、ドキドキワクワクするのはしょうがない。
だって、いちばん大好きな人とクリスマスイヴに東京タワーの展望台へ行くのだから。

「くすっ」
───必死に平常心を保とうとする、そんな私の仕草がよっぽどヘンだったのだろう。
藤岡くんは私を見て笑った。
とてもいい笑顔だ…。



さて、展望台に到着すると、案の定、たくさんのカップルや家族連れで賑わっていた。
高校生…大学生? くらいの女の人のグループもかなりいる。
展望台は案の定大混雑していて、窓という窓はみんな『人』で埋まっており、外の景色が望めない。
何か、こんなに人が集まって、タワーが倒れるんじゃないかと心配になってきた。
「何か、凄いコトになってるね」
他の五年生より背の高い私は、背伸びをして辺りを見渡す。
「何処か、空いてる所は無いかな?」
私よりずっと背の高い藤岡くんは、更に背伸びをして隅々まで見渡す。
さて、どうしよう。
こんな状態では一緒に景色を眺めて、いい雰囲気になった所でプレゼントを渡す…という作戦が実行できなさそうだ。
それどころか、今はこんな状態なので、プレゼントを落としたり潰したりしてしまわないように守るので精一杯だった。
もちろん、はぐれない様に手はしっかり繋いでる。てか、お互いに『掴みあっている』状態だ。
プレゼント、無事かな。大丈夫かな。



ゆっくりと流れる人混みを掻き分けて、何とか外が眺められる場所を確保できた。
「わぁ、綺麗!!」
「ホントだね、綺麗だね」
足下までガラス張りの窓からは、視界いっぱいに東京の町並みが拡がっていた。
“東京”というと高層ビルがにょきにょき生えているイメージがあったんだけど、意外や意外に低い建物が多い。
いや、今いる場所が相当高いから、七〜八階建ての建物がとても低く見えるだけなのかも知れない。
そんな東京の街は、再び雪色にお化粧中。今日は文字通りのホワイトクリスマスだ。
204柊3 3/7:2010/02/21(日) 23:29:37 ID:5sBUz2Nq
東京タワーの展望台は二階建てになっていて、今私達が居る二階の展望室は、地上百五十メートルの高さにあるそうだ。
初めての“お出掛け”で行った『びゅうお』が地上三十メートルで「高いなぁ」と思ったんだけど、
今いる展望台は地上百五十メートル。びゅうおのちょうど五倍の高さだ。
高さが五倍も違うと、見える景色がこんなにも違うんだね。
展望スペースは四角形になっていて、壁や柱が黒塗りですっごくお洒落。
(ヤケに暗いと思ったら、本当に壁が黒かった)
展望台の一角にはお土産屋さんと何故か神社があり、
神社の側にはここより更に高い所にある「特別展望室」のチケット売り場とエレベータのりばがあった。

「綺麗だな…」
藤岡くんの隣に立って、窓から東京の景色を眺める。
街はすっかり陽が暮れてしまったけれども、街灯やクルマのライトが雪を反射して、辺りを明るく照らしていた。
タワーのまわりは高層ビルだらけ…かと思いきや、意外とそうでもない。
高層ビルが多いのはずっと先にある一角くらいで、まわりは思ったよりも低い建物が多い(高くても八階くらい)。
いや、ただ単に私達が高い所に居るから、まわりの建物が低く見えるだけなのかも知れない。
銀座の街を一緒に歩いていた時は、「建物がみんな高いなぁ」と二人で話していたから。

「ねぇ」
「ん?」
隣に立つ『彼』の方を向く。彼の目はとてもキラキラと輝いていて、夜景以上に綺麗だった。
藤岡くんの目は、本当に綺麗。
「あれ、六本木ヒルズ…かな?」
藤岡くんは、たくさんビルが生えている一角を指さした。
六本木ヒルズ自体はテレビで何度か見ているので大まかな形は分かるんだけど、今は夜なのと、まわりにビルがたくさんありすぎてよく分からない。
「ほら、あそこ」
藤岡くんは、私を自分の前に立たせ、目線を私と同じ高さに合わせる様に中腰になってもう一度窓の方を指さす。
肩に置かれた手がとても温かい。
「あれ?」
「そう、あれ」
「あぁ!」
高層ビル群…から少し外れた所にニョキっと生えるあれが、六本木ヒルズか。
暗い上に雪が降っているので少し分かりづらいけれど、あの独特なシルエットは確かに六本木ヒルズだ。
去年、あの有名な会社の社長が逮捕されて大騒ぎになったコトを思い出す。
藤岡くんは他にも色々な街やビルなどを指さしては「あれが品川じゃない?」などと私に教えてくれた。
あちこちに置いてある説明用のパソコン画面みたいなのを彼が数分前にいじっていたコトは、敢えてツッコまないでおこう。


雪に閉ざされた東京の夜景は、とてもきれいだ。
私はもうちょっと、藤岡くんと一緒にこの場に居たいと思った。
このままずっと、雪が降り続けばいいのに。
205柊3 4/7:2010/02/21(日) 23:30:35 ID:5sBUz2Nq
展望台は人で埋まっていたものの、ゆったりと流れてくれているのでぐるりと一周するコトが出来た。
そして私達は、今度は階段をおりて下の階にある展望台へ行ってみる。
藤岡くん曰く、ここには真下が見られる所があるらしい。
おっと、忘れちゃいけない。いいカンジになった所でプレゼントを渡すんだ。
せっかくのイヴなんだ。失敗は出来ない。

階段を降りてすぐの所に、カフェがあった。
下の階の展望台も基本的に上と同じだけど、展望台の内側の半分はカフェになっている。
カフェの床は一段高くなっているので、外の景色を眺めながら一緒にお茶も出来るって、すっごくロマンチック♪
……と、藤岡くんが言う。
しかし、私達の目的はお茶ではない(私も行きたいとは思ったけど、生憎二人揃ってお茶をする時間もお金も無い)。
私は彼の手に引かれる格好で、一緒に展望台の一角にあるお目当てのモノの所へと行った。
あ、あと、カフェの隣には特設ステージがあって、今日は何もやっていないけれど、明後日の二十六日にはココでコンサートをやるらしい。

下の展望台は比較的空いていたので(それでも人が多い)、お目当てのモノにはすぐ辿り着けた。
ご丁寧に「LOOK DOWN↓」という看板もあるので、見付けるのはカンタンだ。
早速そこから下を見ると…。
「「高っ!!」」
思わず二人同時に大きな声を出してしまった。奇跡のハーモニー。
そこは本当にガラス張りになっていて、大きさは横に寝た私がちょうど入る大きさ…かな?
それほど大きくはないけれど、確かに麓の様子が分かる。
展望台と言うと、そこから遠くの景色を眺めるものばかりだと思っていたんだけど、こういう楽しみ方もあるんだね。
ちなみに、私も藤岡くんも高い所は平気。怖いどころか、むしろテンション上がる。

そばに居た小さな子どもと一緒に、私達はそこで大はしゃぎ。
特に藤岡くんのテンションが面白いコトになっていた。そりゃそうだよね。
地元じゃまず体験出来ないからね。
ガラスの下はオレンジの光でライトアップされたタワーの“脚”だけが見える。
私も彼も、しゃがんだり立ったりして色んな角度で下を見てみたんだけど、
時間が時間なのと、ライトの光が結構強いので、脚だけしか見えない。
昼に行ったらまた違う景色が楽しめるのかな?
今度は内田やチアキとも一緒に行きたいな。
206柊3 5/7:2010/02/21(日) 23:31:31 ID:5sBUz2Nq
それにしてもこれ、本当に面白い。
そして、横で小さい子のみたいにはしゃぐ、やたらハイテンションの藤岡くんも見ていて面白い。
さっきから彼は、横にいる小さい子と同じ様な動きをするので尚更だ。
ちょっと悪戯でもしてみようか。
私は気付かれない様に彼の後ろにまわる。そして、
「ふーじおーかくん♪」
「うわぁっ!!」
押してみた。
もちろん、人が居ない方向に。
面白いコトになっていた藤岡くんは、一瞬よろけたもののすぐにバランスを取り戻そうとした……が、
窓際の柵に当たって危うく窓を突き破るところだった。
子どもが横でケタケタ笑っている。
「だ、大丈夫?」
自分でやっておいてこう言うのもアレだけど、流石に心配になった。
しかし藤岡くんは、
「あー、びっくりした」
とだけ言ってニコニコ笑顔を私に向ける。素敵な笑顔だ。写真に撮って机に飾っておきたい。
「ゴメン、やりすぎた」
流石に反省した。
「いいよいいよ。ちょっと驚いたけど」
藤岡くんは私の悪戯を許してくれた。彼は本当に優しい。
そして彼は、
「ねぇ、ガラスの上に立ってみようよ」
と私に言って、手を繋いで「せーのっ!」でガラスの上に立ってみる。
「下が丸見えって、すっごく新鮮だね」
「滅多に経験出来ないコトだからね」
「でも……大丈夫……かな」
「ん? 何が?」
「ほら、私……今日、スカートだから………」
下がガラス張りというコトは、私は今、スカートの中が丸見えってコトだよね?
穿いてるのはごく普通のショーツだけだけど。
207柊3 6/7:2010/02/21(日) 23:31:56 ID:5sBUz2Nq
「うーん、下からじゃそんな所までは見えないと思うから、気にしなくてもいいんじゃない?」
「あ、そっか」
私のパンツを見て喜ぶ人なんて、まず居ないからね。
ああ、でも…。
藤岡くんは男の子だから、やっぱり見たいのかな。
「あ、でも、もし藤岡くんが下に居てこっちを見てたら、『見ちゃダメ』って言ってあげるね☆」
「あー……うん、い、いや、うーん……」
何とも微妙な返事。
藤岡くんを含む男の子がえっちなのは仕方が無いとして、やっぱり彼は、私のパンツに興味があるのだろうか。
もし「うん大好き」なんて言わるとちょっと困惑するけれど、「全然興味が無い」と言われたら、それはそれで何かフクザツな気分になる。
うーん…。
────例しに見せてみるか。
あ、でも、それで彼にドン引きされるのは嫌だな。自分からパンツを見せる女の子は、どう考えても変態さんだよね……。
……って。
私は一体何を考えているんだ!!
「どうしたの? 何か考えてるみたいだけど?」
「ふぇ?!」
彼の声でハッと我に返る。
顔を上げると、彼は心配そうな顔をしていた。
私はさっきまで考えていたコトを全部振り払おうとしたけれど……、
「パ…パンツを見せる女の子って、へ、変態だよね!!?」
って私は何を言ってるんだ!! しかも大声で!
私は急に恥ずかしくなって、その場に縮こまる。
『ガラスの上だから明らかに邪魔だよね』なんて考える余裕など無かった。
落ち着け、落ち着くんだ私。いつもの「私」で居なきゃ。
確認する様に顔を見上げると、彼は、
「はは………」
固まっていた。

ああ、全てが終わった。
今日の日程を終了するコトが出来た、という意味じゃないよ。
もうダメだ。
今ので嫌われたよ。
208柊3 7/7:2010/02/21(日) 23:32:35 ID:5sBUz2Nq
「あ、そうだ!」
しばらくして、藤岡くんが何かを思い出したかの様に言った。
こういう時は、私よりも藤岡くんの方が切り替えが早いようだ。
「こ、こんな所で悪いけどさ……」
彼は自分のバッグに手を突っ込んで、ガサゴソと何かを探し始めた。
「?」
さっきのでテンションだだ下がりの私は、しばらくその様子を静観。
普通は「もしかして、プレゼントかな?」と思う場面なんだろうけど、さっきので完全に調子が狂った私は、
この時、彼が何をしようとしているのか、かいもく見当が付かなかった。
が、
「はい、これ」
「あ……」
今やっと気付いた。
彼は緑色の包装紙に包まれた、小さな箱を私に差し出した。
そう、何と、彼からのクリスマスプレゼントだった。
「メリークリスマス」
「あ……有り難う」
しまった、先を越された。
パンツのコトを考えている場合じゃ無かった。
「中身はありきたりだけど……」
「あ、待って!」
私も慌ててバッグの中から紙袋を取り出す。
考えに考えた末、チアキに教わりながら自分で作ったプレゼントだ。
「は、はい。メリークリスマス」
「うん、有り難う」
藤岡くんは、差し出したプレゼントを笑顔で受け取ってくれた。
そして彼は、一緒に開けてみようと提案した。
もちろん、賛成。
「じゃあ、『せーの』で行くよ」
「うん」

「「せーのっ!!」」





大好きな藤岡くんから貰ったプレゼントの中身は、可愛い髪飾りだった。
私はちょっとしたアクセなら持ってるけど、実は髪飾りは持っていない。
早速付けてみたら、彼は「とても可愛いよ」と言ってくれた。
それを聴いて、私は心から嬉しかった。

え? 藤岡くんには何をプレゼントしたかって?
うーん、ナイショ☆

***

今、私は最高に幸せだ。
私はもうちょっとだけ、藤岡くんと一緒に居たいと思った。
でも、そろそろ帰らなければ。
このままずっと、雪が降り続けばいいのに。

そして、その願いは叶うことになる。
お互いが望まぬ形で。
209柊3 by 久留里:2010/02/21(日) 23:36:21 ID:5sBUz2Nq
以上でございます。
自分で書いていてこう言うのもあれなんですが、
吉野が予想以上に漂白されちゃった様な気がしてます。

夏奈「おいおい、これじゃ私の入る隙が無いじゃないか」
千秋「お前の入る隙は最初から無いけどな」
夏「いや、お前も入る隙が無いから。
  これはマズいぞ。このままでは『みなみけ』が『よしのけ』になってしまう」
秋「お前はまだ出番があるからいいじゃないか」
夏「よーし、私が何としてでも『みなみけ』に戻してみせる」
秋「やめておけよ。二人とも、今幸せそうなんだから。ほら、肉焼けたぞ」
夏「お、サンキュー…って、おい! 私の分まで食べるな!!」

吉野は冬休みが開けたらたぶん元に戻る予定なので、ご安心ください。
210名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:07:58 ID:6iNcE+O3
「沼津」をNGに突っ込んだけど全然消えないという罠
211名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 20:51:36 ID:W7c+0CjL
アツコの株が急騰してます
212名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 02:44:00 ID:E/AaEB2f
内田総受けの話を書こうと思ったけど、
アツコ総受けのも書いてみようかなぁ。
213名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 05:17:39 ID:UtsBZqPc
リコ
214名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 09:19:35 ID:WVxfM2Ld
マコ
215名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 19:01:54 ID:THNcbmIm
レッシー

ソラオ
216名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 04:56:38 ID:6b70b5Rh
どーなってんの、この島はドーナツ
217名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 05:26:04 ID:ITX36IKb
夏奈「ドレミファドレミファ♪」
マキ「どれみふぁどーなっつ♪」

マキ「でさー、聞いてよカナちゃん、アツコったらねぇ…」
夏奈「…へぇ、その保坂って人が好きなんだ。いい(?)男が見付かって良かったな!」ニヤニヤ
アツコ「わ…私はべ、別に………そんなんじゃ………」
マキ「あらー? カナちゃんだって最近藤岡くんと仲良いじゃない?」
夏奈「え? なんで? ただ普通に遊んでるだけだけど?
   それでマキちゃん、その保坂って人はどんな人なんだ?」
マキ「えっとね、すっごくきもちわるい人なの」
夏奈「…というコトは、アツコはきもちわるい人が好みなのか」
マキ「うーん、そういうコトになるのかな」
アツコ「な…ならな(ry
マキ「そう、カナちゃんも注意した方がいいわ。あの人ねぇ、ハルカを狙ってるの」
アツコ(スルーされた……)
夏奈「ハルカを? うちのハルカをか?」
マキ「そう。いっつもねぇハルカをどうやってゲットしようか妄…シミュレーションしてるの。
   この前の夜なんか、寝ながら『南ハルカは…』なんてつぶやいてたわ。
   うわ〜思い出すだけで鳥肌立ってきたぁ〜、マジきもちわるい…」
夏奈「へぇ、そんなコトがあっ……………」



アツコ・夏奈「この前の夜??」
218名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 12:05:15 ID:8MiNblZ+
ワロタw
マキなにげにお似合いだよね
219名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 13:04:05 ID:MpbzhF+U
ハルカの脳内じゃ
保坂→マキのままになってたりして
220名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 04:41:39 ID:PGmEC5t6
「ナツキのこの目…、まるで憧れの女性とのおかしな事を想像してる時の目で私の事を…。」
「いや、違う、違う、そんな急にに私におかしな感じとか求められても…」

耳まで真っ赤にして涙目でダッシュで逃げるヒトミそこへたまたま通り掛かったマキがヒトミを見て
「あ、ナツキ!」
「またあんたヒトミを泣かしたな!」

ご…
誤解っす。
と引いてるハルカに目線を送ればマキがすかさず
「それ、前言ってた誤解を訴える目って奴?」
と突っ込まれて焦るナツキだった。

その夜ナツキに求められたと誤解したヒトミは、ナツキとのおかしな事を想像をしながら胸や股間に手をやり、秘め事を催したそうな。

221名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 13:15:30 ID:HKnBspm9
>>220
『秘め事』の描写は!?
222名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 17:03:17 ID:v2gZf/9B
>>221
『それはそれは 秘密にしたいことなんだよ』
223名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 16:49:15 ID:5z68SXT6
>>218,219

ちょっくらマキ×保坂で何か書いてみるわ
224名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 23:20:35 ID:LSBTk6X0
最近書き手が御減りにおなられておられるけど
皆様が過去に好きだった作品は何だったでござそうろう?
225名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 00:10:34 ID:IzEa884K
>>224
藤アツ
226名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 01:30:12 ID:SMavg0JE
>>224
メルト
227名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 02:54:05 ID:jnxO6nPI
>>224
鉄アレイ
228名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 02:56:06 ID:CDrqf/D+
>>224
黒岡
229名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 03:53:48 ID:E4Qh6cN2
>>224
そりゃ職人さんがどんなの読みたいか聞いただけで
レスこじき扱いされりゃ書く気もなくなるだろうよ
230名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 10:06:39 ID:OxXYFs0N
千秋が保坂を実の父親だと勘違いするやつ
231名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 12:45:36 ID:Xz0Fyiov
ハルカが行き遅れて鬱病になるやつ
232名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 01:13:46 ID:/E5VCPEo
速水と藤岡

あれの続編みたい!パパになった藤岡とか
233名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 14:49:28 ID:MKHjLWgb
ほう…
南春香が新たなる作品を欲して居るのか、なるほどな。

ならばッ、先ずはこの俺が南春香の為にパーフェクトなる作品を書き上げて投下する訳だ、するとどうだ、南春香は、この俺が投下した作品を読み上げた後に感謝のGJを捧げる訳だ、パーフェクトな訳だ…

南春香が新たなる作品を欲してるならば、すかさず新たなる作品を捧げられる俺でありたい…
先ずは、南春香が読みたい話をリサーチせねばならない訳だ…
そして、好みのシチュエーションを完成させて投下せねばならない訳だ、忙しくなるな…。

だが、この俺には無駄な動きなど一切ないッ!
待って居ろ、南春香よッ!
ハハハ、ハハハ、ハハハハハハハッ!
ハハハ、ハハハ、ハハハハハハハッ!
234名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 21:26:41 ID:l3qGd1p7
きもちわるい!

でも超読みたいw
235名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 23:53:29 ID:rznE05cv
>>233
保坂先輩落ち着いて下さいwww

わっふるわっふる
俺も土曜日に投下しよっと
236名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 13:13:01 ID:XytgKH1g
じゃあ俺が厳しい感想書いてやる。
237名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 12:37:20 ID:huIAiDjZ
藤秋萌え
238名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 18:34:11 ID:UtYiU1ca
マコ秋派
239名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 19:11:34 ID:ep+vBdgH
藤岡萌え
240名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 04:02:05 ID:fOk9zQQC
ここで保春と言って見る
241名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 06:32:48 ID:TqhwejLp
ないわぁー
242名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 10:40:06 ID:upK6aKq3
妄想オチになりそうな組み合わせだ
243名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 13:56:41 ID:H4eZfFSG
速保で
244名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 23:51:01 ID:rCLPWtG2
とりあえず、なんか投下よろ
245名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 02:00:05 ID:8HOtZoF+
まあカップリングはどうあれどうこう言うつもりはないな




投下カモン!
246名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 14:56:56 ID:ZbDjAXD4
BL以外だったらなんでもbb
247名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 22:41:18 ID:SoZkM3lB
職人さんお願いします
248名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 00:33:40 ID:lsSTybN9
自分でも書こうという努力が、今このスレに必要。自分もそうだが。
249名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 01:00:27 ID:RMaPi/ye
微妙にアニメとかやってくれないとモチベーションが涌かない。
とういうか、ほとんど童夢版の勢いでいろいろ妄想していた気がする。
その後の原作も童夢補正で読んでた気がするし。
そのマジックも最近解けてきた。
ってスレチでスマン。
250名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 02:49:09 ID:jEXP92YN
VIPに吉野×マコちゃんスレが…
251名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 14:45:47 ID:BGINTB1G
何でもない春の日。卒業式もすぎ、入学式には早い。
更に2年生といえばこの時期もっともヒマな生き物である。

藤岡「こんにちは、あれ、チアキちゃんは?」
カナ「チアキなら入学式の練習に行ったよ。まったく小学生というのは勤勉だねえ。」
藤岡「じゃあハルカさんは?」
カナ「ハルカはマンションの集まりに・・・ってお前、私に興味はないのか!」
怯むサッカー少年とどこかズレた少女、もうちょっと年齢を重ねれば夫婦に見えなくもない。

藤岡(今日は南と2人きりか・・・えへへ)
カナ「おい!キサマ聞いてるのか!」
藤岡「あっ、ごめん・・・」

お茶が入れられる。カナも特別下手というわけではないが、
やはりいつもの大和撫子に出されるそれと比べると普通だ。

ガタッ

カナ「わっ!?」
藤岡「あ、ごめん南!今拭くもの持って来るから!」

5分後、着替えるためカナは部屋へと消えていった。
リビングにはリズミカルに頭を打ち付ける藤岡が残る。

カナ「おい藤岡、ちょっと来い!」
藤岡「えっ?う、うん。」

ドアを開けるとそこにはゴキブリがいた。

カナ「は、はやく助けろ!」

いらなそうなパンフレットを即座に見つけて虫を乗せ、窓から出す。
とっさに簡単にこなせるのはさすがの運動神経を証明している。

藤岡「ふー、大丈夫、南?あっ・・・」

振り返ると(当然だが)そこにはカナがいた。
これから上着を探そうとしてゴキブリに出会ったのであろう、まだ白い下着姿のままだった。

カナ「おい!早く出て行け!」

とっさにベッドにかかっていた布団に隠れるカナ。

藤岡「・・・・・・」
カナ「こら!聞いてるのか藤岡!」

藤岡「南っ!!」

どさっ

カナ「きゃっ!?」





賑やかしというか時間稼ぎにでもなれば・・・
不評でしたら中止しますのでお申し付けください。
252名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 20:48:35 ID:U1giK6uH
つづけてください
253名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 22:30:46 ID:jW0/J+Wd
藤速みたい
254名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 17:32:54 ID:z8IOnHVy
全力でカナを抱きしめる藤岡。
ただ次にどうするかなどは考えてもいなかった。

カナ「藤岡、痛い、やだ・・・」
藤岡「あっ・・・ご、ごめん!!」

とっさに離れたが、今さらじゃあ出て行くよというわけにもいかず空気はまずかった。
何か話すしかないと思ったのだろう、カナが口を開く。

カナ「あ、別に嫌とかじゃなくて、びっくりしただけだから・・・」

藤岡は動かない。罪悪感が重たいのが見て取れる。

カナ「ほんと気にしてないから!誰にも言わないし。」
藤岡「ごめん。もう絶対しないから。」

違う。こんな形にしたかったんじゃない。カナは必死で言葉を繋いだ。

カナ「だから、ね。優しくしてくれるならいいよ。」
藤岡「・・・本当に?」
カナ「うん。」
藤岡「じゃあもう1回抱きしめてもいい?」

こくり、と頷くカナ。今度はしっかりと確認してから藤岡は近寄った。

ぎゅっ。

カナ「あったかい・・・」
藤岡「俺も。キスしてもいい?」

また小さく首を縦に振る。数秒前のことがカナには思い出せなかった。
どのタイミングで自分は目をつぶっていたのだろうということが。

藤岡「じゃあ、するよ。」



そこには顔を赤らめた2人がいた。目を合わせない。
さっきとは違った沈黙が流れる。

カナ「あのさ」
藤岡「最後までしてもいい」

カナの声を遮り、緊張して券売機のようなイントネーションだったが、
少年は自分から大事な話を切り出せたことに安堵しているようでもあった。
普段からは想像もつかないトロンとした様子でカナが返事をする。

カナ「優しくして、ね。」
255名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:12:16 ID:z8IOnHVy
カナ「あのね、嫌じゃなかったらでいいんだけど。」
藤岡「うん。」
カナ「ね・・・脱がせて。」

また真っ赤になるカナ。藤岡にはそれが愛おしくてしょうがなかった。
慣れない手つきで(ブラだけで1分はかかった)ゆっくりと下着が外されていく。

藤岡「南、すごいきれい。」
カナ「ありがとう・・・ね、藤岡も、ね。」

男の子はやっぱり上から脱ぐんだな、と思いながらカナは藤岡を見つめていた。
そして―藤岡も裸になった。

カナ「すごいね・・・」
藤岡「あ、ありがとう。」

なんとなく藤岡が後ろになる。手はカナの胸に。

カナ「ごめん、私小さくて・・・」
藤岡「そんなことどうでもいいよ。・・・好きだよ。」

うつきかけた少女は元気を取り戻した。
そしてまた自然に2人は向き合う。
財布からコンドームを取り出した藤岡にカナはちょっと驚いたが、
いやらしさは感じなかった。自分のためのコンドームなのだと思うと嬉しくて。

藤岡「じゃあ、入れるから。」
カナ「うん。」
256名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:13:35 ID:z8IOnHVy


藤岡「あ・・・」

初めての女の子。最初だけで満足してしまいそうだった。
なんとかがんばって、そして。

カナ「ああっ!」
藤岡「ご、ごめん、痛かった!?」
カナ「・・・うん、でも藤岡ならいいよ。・・・もう大丈夫だから。」

ゆっくりと藤岡は腰を動かした。

藤岡「南・・・俺・・・」
カナ「いいよ。・・・きて・・・」

藤岡「ありがと。」

藤岡「あ・・・はあ・・・・・・あっ!!あ・・・」
カナ「熱い・・・」



藤岡「南。本当にありがとう。」
カナ「私も。ありがとう。・・・大好きだよ。」
藤岡「俺も、大好きだよ。」



カナ「おい!なんで藤岡に座ってるんだ!」
チアキ「いきなりなんだバカ野郎!私が私の特等席に座るのに理由が要るのか!」
カナ「えっと・・・だめなんだ!だめ!」
チアキ「だから理由を言えバカ野郎!」

ぽこんっ

カナ「ぎゃー。」
257名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:24:34 ID:z8IOnHVy
251、254〜256です。
252さんをはじめ読んで頂いた方、誠にありがとうございました。
恐縮ですが、感想など頂ければ幸いです。
258名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:33:41 ID:n0hCbNS+
夏奈可愛いよ夏奈
259名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 19:07:44 ID:m0GIrQ1y
GJ!
いい藤カナでした
260名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 20:00:49 ID:o3hXDKJP
GJでーす!!
261名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:29:16 ID:z8IOnHVy
今日はたまにある飲み会。
飲んでいるのはいつものお酒「みたいなもの」。
持ち込んだのはもちろん最年長のあの人。

速水「あれ〜?おつまみなくなっちゃっら(た)ー!買出し行く人〜!」

速水「よし、じゃあ藤岡くんにひ(き)まりー!!」
藤岡「えっ、ちょっと・・・他、他には誰か?」

誰も手を挙げない。というか誰も起きていない。
強いてテレビと会話している内田とドアノブに泣かされているマコトならいるが。

速水「異論なーし!さあデートだ〜!!」

3月とはいえ夜はまだ寒い。鬱陶しい虫がいないのはいいとして、
風邪を引いてしまうのはサッカー部員としては問題だった。

藤岡「あの、寒くないんですか?」
速水「いーのいーの。今日はあつくなるろ(よ)〜。」
藤岡「もういいや・・・」



藤岡「あれ、コンビニ行くんじゃないんですか?」
速水「行くよ。後で。」
藤岡「えっ」

藤岡には速水が急に大人びて見えた。もう酔ってもいないようだ。

速水「藤岡くんはカナちゃんが好きなんでしょ?」

突然の質問、というか確認に1つの影がたじろぐ。
答えに困っているのだけはよく分かる。

速水「ちょっと意地悪だったかな。じゃあ、他の女の人には興味ないの?」
藤岡「それは・・・わっ!」

藤岡の顔に柔らかい感触が伝わる。
考える間もなく唇も奪われた。

藤岡「あ、えっと・・・」
速水「2人でいいところに行こうよ。」



リクエストにお応え(できてるか分かりませんが)して藤速です。
どう展開するか未定の行き当たりばったりですが。
262名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 10:38:33 ID:tiEWpPMo
連れてこられたのはあのホテル。
カナとマキがよく話すあのホテル。

藤岡「ここって、あのホテルですよね?」
速水「そう、あのホテルよ。」

そして速水はまた藤岡を引き寄せる。

速水「かわいいわあ。」
藤岡「・・・あ・・・すみません!」
速水「んー?謝らなくていいのよ?男の子なら当然でしょ。」

ちょこっ、と速水は藤岡が気にしているところを触った。
思わず腰を引く藤岡。

速水「あれ?けっこう凄いのねー。」

速水「見せてよ。」

抵抗する術もなくズボン、パンツと順番に脱がされていく。

速水「初体験もうしたの?」
藤岡「ええと・・・はい。」
速水「カナちゃんと?」

薄暗くて微妙だったが大いに照れて、そうです、というリアクションを取ったらしい。

速水「じゃあまだちゃんとしたのはないんでしょ?」
藤岡「あ、その」
速水「カナちゃんには絶対言わないから。ちゃんと練習してリードしてあげたら喜ぶわよー。」

盛んな14歳。守ってきた初めてもカナにプレゼントしたし、断る理由がなかった。
というかあれから2回目を切り出せず、関係が進んでいない。

速水「どれどれー。」

速水が直に触れた。びくっ、と大きく動く。

藤岡「・・・っ!!」
速水「わあ。もしや触っただけで出ちゃう?」

藤岡は恥ずかしくてどうすることもできなかった。

速水「あはは。じゃあ最初はサービスしてあげるわねー。」
263名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 11:04:01 ID:tiEWpPMo
キレイな指先が動き回る。
もう藤岡は速水にメロメロだ。

速水「うふふ。サプラ〜イズ!」

ぱくん。

藤岡「あっ!?」

驚いたすぐあと、藤岡はすぐに大声を出してしまう。

速水「すご〜い。溜まってたんでしょ?あはは。」

恍惚状態の藤岡。

速水「はい、すっきりしたとこで作法を教えてあげる。」

そのあと30分、藤岡は女性へのマナーやらなにやら「いろんなこと」を教え込まれた。
速水曰く見込みがあるらしい。

速水「はい、じゃあ最後。お楽しみのあれ。」
藤岡「そんな、俺は・・・」
速水「じゃあ何で大きいのかな?」
藤岡「えええと。その」
速水「私に入れたいんでしょ?」
藤岡「・・・はい。」

勝った、というような笑みを浮かべる速水。
無事にできた年下を褒めつつ、どうすればいいのか指南する。

藤岡「あの。もうやばいです・・・」
速水「がんばった方よ?ほら、いいから。」
藤岡「ありがとうございます。・・・うっ・・・」

速水の成熟した下半身に絞られるようで、藤岡はもうガクガク。
なんとか引き抜く。

藤岡「あの、本当にありがとうございました。」
速水「あれ?終わりなんて言ってないわよ。」

藤岡「えっ?」
264名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 11:40:04 ID:tiEWpPMo
速水「年頃なら3ラウンドは当たり前よー。」

あっけにとられる藤岡。
その身体を押し倒すように速水が上になる。

速水「ちょっとだけ、本気出すわよー。」

もうお手の物という様子で速水は挿入を終えた。
そして始める。

藤岡「あ・・・」
速水「奥までくるわあ。気持ちいー。」

積極的に動く速水。
普段からスタイルは良さそうだったが、やはり女子高生。
太もも周りはむっちりとしていて、相手にする男の子にはたまらなかった。

藤岡「はあ・・・はあ・・・」
速水「あら?藤岡くん動いてる?・・・あ、ちょっと・・・」

意外な反撃で焦ったのか、速水は一瞬止まりかけた。

速水「うあっ!・・・その調子よー。」

速水「あ、あんっ!あっ!」
藤岡「・・・ああっ!」

3回目。さすがに藤岡もヘトヘトだった。
一方の速水は満足気な表情。



速水「ありがとねー。すごい気持ちよかったよ。」
藤岡「こ、こちらこそ!」

時計を見るとそろそろみんなが目を覚ます時間だった。
急いで服を羽織り、帰る準備をしていたその時、隣の部屋から。

???「あ、ナツキ君・・・」
ナツキ「呼び捨てでいいっス。年下ですし、何よりハルカさんにはお世話になってます。」
ハルカ「そんな・・・あ、きゃあっ!」

速水「 」

藤岡は今一瞬なにか違うものを感じたが、気のせいにした。
265名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 11:51:53 ID:tiEWpPMo
藤速を書かせていただきました。
最後の「 」は脱字ではなく速水の開眼を表したものです。

みなみけは美形率100%なのに癖が強いキャラも多く組みづらいかも。
藤岡は万能です。誰とでも組めるつまりはモテモテ。
266名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 01:38:29 ID:Kx2Iu54t
GJ!
さぁ隣の部屋verを書く作業に戻るんだ!
267名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:05:51 ID:Re7I6dfU
ハルカ「ちょっ・・・速水先輩たち帰ってきちゃうから・・・」
ナツキ「俺じゃ不足ですか。」
ハルカ「いえそんな・・・ぜひお願いします。」

珍しく流されるハルカ。恋愛とは恐ろしい。
畳み掛けるようにナツキが続ける。

ナツキ「脱がしますから。」
ハルカ「あ、ありがとう。」

落ち着いているようだがナツキも経験はない。
ポーカーフェイスで良かったと内心にしつつ進める。

ナツキ「ああ・・・」

生まれて初めて女性の身体を美しいと思った。
そしてこれ以上はないだろうとも思った。

ハルカ「ナ、ナツキくん?ほら、あなたも・・・」
ナツキ「うっす。」

鍛えているというわけではないが、ナツキは逞しかった。
うっとりするハルカ。

ナツキ「まずはキスから、と。」
ハルカ「はい?」

答える間もなく、ディープキス。
よく分からないけどすごく幸せ。

ナツキ(次は胸だな。)

律儀に兄弟からの入れ知恵を実行する次男。
あの2人は口だけですら役に立った覚えがなかったが。

ハルカ「待って。」
ナツキ「えっ」

指示されるままベッドに腰掛けるナツキ。

ハルカ「あの、男の人ってこういうのが好きって聞いたから・・・」

すっかり準備万端になっていたそれを口に含むハルカ。

ハルカ「ん・・・すごくかたい・・・」
268名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:26:05 ID:Re7I6dfU
ナツキ「あ・・・」

ケンカでは手をついたことなどなかった。
立てない。そのくらい気持ちがいい。

ちゅっ、くちゅくちゅ

やばい、こんなに尽くされたら―

ナツキ「あ、あの!」
ハルカ「えっ?・・・きゃっ!?」

遅かった。ハルカが真っ白、を浴びる。

ナツキ「す、すみません!」

すぐにティッシュで拭うナツキ。
でもハルカは笑顔でいてくれて、また好きになってしまった様子。

ハルカ「あはは。気持ちよかった?」
ナツキ「はい。すごく、いや人生で一番っす。」
ハルカ「ありがとう。」

ハプニングは2人の緊張をほぐしてくれた。
ずっと見たかった、ナツキの自然に笑った顔。
やっぱり間違ってなかった。この人は私の愛しい人。

ナツキ「今度はオレが。」

ハルカをベッドに乗せて、後に回るナツキ。
優しく、大事な場所をなでる。

ハルカ「んん・・・」

無言で続けるナツキ。男として大切な人を満足させてあげたい。
大抵の男だったら嫌になるような長時間、その一心は揺るがなかった。



がばっ、と突然しがみつくハルカ。

ハルカ「ナツキくん・・・ナツキ、ナツキいっ!!」
269名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:46:46 ID:Re7I6dfU
やった。ナツキは嬉しくてしょうがなかった。
ハルカ・・・さん。すごくかわいい。

ハルカの震えが止まる。
その目はさっきまでとろん、だったのが今は凛としていた。

ハルカ「ごめんね、呼び捨てにしちゃって。」
ナツキ「全然いいっすから。気にしないでください。」

ちょっと照れくさい間を置いてから、2人はその時を迎えた。

ナツキ「失礼します。」
ハルカ「は、はい、よろしくお願いします。」



ハルカ「あんっ・・・」

安心して、そして驚いた。
あってほしかった抵抗がない。

ナツキ「初めてじゃなかったんですか。」
ハルカ「(顔を赤らめて)処女膜、バレー助っ人した時破れちゃって・・・本当だから!」

涙を浮かべる世界一大切な人。自分は間違っていた。

ナツキ「信じます。ハルカさんは嘘なんてつきません。」
ハルカ「ありが」
ナツキ「ハルカさんはオレの一番大事な人です。」

涙を、今度ははっきりと流す。
うれし泣きなんかじゃ足りない。ありがとう、ありがとう。

ナツキはハルカともっと近くなる。

ハルカ「・・・・・・」
ナツキ「・・・・・・」

見つめ合って、恥ずかしくて逸らしてを繰り返す2人。
だんだんと、息遣いが荒くなる。

ハルカ「はあ、はあ・・・ナツキくうん・・・」
ナツキ「っ・・・やばいっす。」
ハルカ「いっ、しょ・・・だよ。あん・・・ううん」
270名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:56:35 ID:Nq6Wqx02
台本形式は痛い…
271名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 23:08:02 ID:Re7I6dfU
体温が急に上がってくるのがわかる。
・・・幸せ。

「ハルカッ!!」
「ナツキッ!!」



充実感に溢れる2つの心。
もう何もいらないよ。2人ともそう感じていた。

ナツキ「本当にありがとうございました。」
ハルカ「私もありがとう・・・ナツキ。」

戸惑った様子で、さっきさん付けを忘れたのを怒っているのかもと考えて、そして否定して。

ナツキ「ハルカ。愛してる。」

そのあとは抱きしめて、抱かれて、
時間が許すまで愛し合って、お別れのキスをして。

ナツキ「さよならっす・・・いや、さよなら。今日のことは絶対忘れませ・・・忘れないから。」
ハルカ「うん。さようなら。言ってなかったよね?」
ナツキ「何をっす・・・あ、何が?」

ハルカ「ナツキ、愛してる。」

離れていく影。
なんだか結んでいる赤い糸の影まで見えるような。



ハルカ「ただいまー。」
速水「おかえりー。あれ、ハルカちゃんなんかいいことでもあったの?」
ハルカ「べ、別に何にもありません!!」

トットタトタットトトタン

チアキ「ハルカ姉さま包丁の音が乱れている」
カナ「外でなんかあったのかな。」
速水「知ってると言いたいけど、さすがにそこまでは干渉しないどこうって引き揚げちゃったからねえ。」

カナ・チアキ「 ? 」

がたっ!

藤岡がお茶をこぼす。カナの服にかかる。

カナ「うおう!?藤岡、これは前にもあったぞ!?わざとなのか!?これは私への挑戦状なのか!?」
チアキ「あれ、おまえ前にも藤岡にお茶こぼされたことあったっけか。」

カナ・藤岡  ガタンッ!!!
272名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 23:15:55 ID:Re7I6dfU
自分で撒いた種ということでナツキ×ハルカ、責任取りました(取れてるといいですが・・・)。
251〜から感想を書いてくださった方々には感謝しきりです。

270さんにご批評頂いたように、やはり会話体に重きを置くとややローカロリーな文章であることは否めませんね・・・
ただ本格的な短編のように普通の文章を増やすにはかなりの語彙と構成力が必要であり、
自分にはまだまだそれらが完全には身についていない次第です。貴重なご意見ありがとうございます。
273名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 00:13:21 ID:gtzDW7GF
>>272
GJGJ!! すっごく良かったんだぜ。

俺もそろそろ書こうかな?

夏奈「それ、半年前から言って無いか?」

すんませんorz
274ナツキ伝:2010/03/21(日) 00:32:14 ID:TZHXFMbb
ここは南家。ハルカ先輩の方じゃなくて俺達4兄妹の方の南家だ
今は夕方の6:30で南家の料理係である俺が夕飯を作っている

トウマ「あー腹減った〜!ナツキ飯まだできないのか?」
ナツキ「もう少しだ」

俺は黙々と今日の夕飯を作りに取り掛かる

アキラ「我慢しなよ。兄貴が俺達のために作ってくれてるんだから」
ハルオ「そうだぞトウマ」
トウマ「なんだと〜!ハルオは長男なんだから料理の手伝いくらいしたらどうだ」
ハルオ「俺は何かと忙しいんだよトウマ」
トウマ「そうか忙しいのか……って本見てるだけじゃねーか! なんの本だそれ」
ハルオ「これはトウマの小さい時のアルバムだ」
トウマ「キモッ!何でそんなの見てんだ」
ハルオ「キモイとはなんだ。かわいい妹の写真を見てるだけなのに……」
トウマ「まったく……」
アキラ「ねぇトウマ?」
トウマ「なんだよ」
アキラ「俺も本読んでるんんだけど」
トウマ「それがどうかしたか?」
アキラ「何読んでるか聞かないの?」
トウマ「聞いてほしいのか?」
アキラ「いや別にそういうわけじゃ…」
トウマ「ならいいだろ。お前が何読んでるかなんて別に興味ねーし」
アキラ「すいません嘘です。聞いてください」

275ナツキ伝:2010/03/21(日) 09:55:57 ID:TZHXFMbb
トウマ「(はぁー……本当にめんどうな兄貴共だ)で、アキラは何読んでるんだ?」
アキラ「よくぞ聞いてくれたね!この本は『恋愛テクシャン〜恋を叶える100のおまじない〜』っていう本で恋する乙女のバイブルなんだよ!」
トウマ「…キモッ…」
アキラ「なんでっ!?」
トウマ「いや…恋する乙女ってなんだよ。お前男じゃん」
アキラ「トウマには恋愛というものがどういうものなのかまだわからないみたいだね」
トウマ「知るかよそんなこと」
アキラ「トウマも俺くらいの歳になると恋愛がどんなものかわかるようになるよ」
トウマ「そうか?」
ハルオ「おいっアキラっ!トウマに変なことを吹き込むな。トウマはまだ純粋なんだから」
アキラ「いやぁー大切なことだと思うよ。なぁトウマー」
トウマ「その話はもうどうでもいいよ。それよりナツキメシまだー? これ以上待たされるんだったら俺チアキの家に行ってハルカのうまいご飯食べにいくぞ」
ナツキ「安心しろ。今メシができたから」

トウマに返事をして俺は熱々の鍋をテーブルへ持ってきた

アキラ「今日のご飯は何?」
ナツキ「今日は肉じゃがだ」
トウマ「また肉じゃがかよ!3日前に食ったばっかじゃねーか」
ナツキ「ふっ、今日の肉じゃがはいつもと少し違うはずだ」
ハルオ「どういうことだ?」
ナツキ「実はハルカ先輩にうまい肉じゃがの作り方を教わったんだ」


276ナツキ伝:2010/03/21(日) 17:57:39 ID:TZHXFMbb

アキラ「へぇーそうなんだ。前にカナさんの家に行った時に夕飯ご馳走になってその時に肉じゃがでたんだ。あれはかなりおいしかったよなトウマ」

トウマ「おうハルカは料理に関して達人だからな。でも大丈夫かその肉じゃが?」

ナツキ「何がだ?」

トウマ「前にハルカにお菓子の作りかた教えてもらっただろ。その時カレーの臭いがしたからこの肉じゃがもカレーの臭いとかしないよな」

ナツキ「安心しろ。俺は甘いモノ作るのは苦手だが料理はそこそこできんだよ」

アキラ「確かに兄貴は菓子作るの下手だよね。前なんかゼリー作るのに寒天じゃなくて片栗粉使ってたもんなー」

トウマ「しかも食ってみたら味がソバのダシみたいな感じだったんだぜ」

アキラ「あの味は忘れられないよ」

ナツキ「そんなことはどうでもいいだろ。早く食わねーと肉じゃがが冷めちまうじゃねーか!肉じゃがが!」

ハルオ「そうだな。そろそろいただこうか肉じゃがが」

トウマ「いっただきまーすっ!」

アキラ「いただきます」

ナツキ「おかわりいっぱいあるからどんどん食えよ」トウマ「んっ!うまいぞこれ」

アキラ「うん。いつものよりおいしかも」

ハルオ「確かにな」

ナツキ「こんなうまいの食えるのもハルカ先輩のおかげだ。感謝しねーと」

トウマ「ハルカーありがとなー!」

ハルオ「ふっ、そういえばナツキは前と比べてだいぶ変わったな」

ナツキ「そうか?」

アキラ「そうだよ。前の兄貴はかなりやんちゃだったよねー」

トウマ「毎日傷作って帰ってきてたよな」

ハルオ「あぁ。今では先輩をちゃんと敬ってるそうじゃないか」

トウマ「前のナツキじゃそんなの考えらんねえよな」

ナツキ「ふんっ!そんな昔のこともう忘れたぜ」

アキラ「昔って…数ヵ月前じゃん」




忘れたなんて言ってるが俺は本当は忘れていない………
いや、忘れるわけがなかった


277名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 19:33:54 ID:a62kD5h4
GJ!
正に「みなみけ四兄妹の平凡な日常」だっちゃ
278ナツキ伝:2010/03/21(日) 20:44:03 ID:TZHXFMbb
あの時期は何もかもムカついていて破壊の限りを尽す毎日だった。


俺は入学して一ヶ月経ったときからよく上級生に絡まれていた
だけどあの日を境に俺は変わった……


俺は廊下を歩いていると上級生に肩をぶつけられた

ドンっ

カスA「あいててっ、おい待てよそこの1年!」

ナツキ「あん?」

カスA「あん?じゃねーだろテメー!肩ぶつけといてなんだその態度は?」

ナツキ「知るかカス」

カスA「テメー、もしかして1年で調子に乗ってるって噂の南か?あ?」

ナツキ「はぁっ?それがどうかしたんすか?」

カスA「テメー痛い目みねーとわかんねーらしいな」

ナツキ「失せろカス」


俺はカスにそう言い、去ろうとすると俺の前にさっきのカスと雰囲気の似た二人がやってきた

カスB「あれ〜なーにしてんのA〜♪」

カスA「おうBにC、いいとこに来た!今からこいつシバクぞ」

カスC「あっ!君たしか1年の南くんだよね〜。ウザイんだよねー君みたいに僕ら先輩を尊敬しない子」

ナツキ「尊敬してますよー。ゴキブリ以下のカス共だってことをね」

カスA「テメーぶっ殺すっ!!」


カスAはそう言って殴りかかってきた バカかこいつ?んな大振りのパンチ喰らうわけねーだろ
俺はパンチを余裕でかわして目の前のカスの腹を殴った

ドゴォッ

カスA「がはぁっ…あっ…」

ナツキ「腹がガラ空きなんだよカスっ!」

279ナツキ伝:2010/03/21(日) 21:26:04 ID:TZHXFMbb
カスAはヨダレを出しながら床に突っ伏した。キッタネー

ナツキ「てめぇらビビってんのか?あん?」

カスB「はぁっ?んなわけねーだろボケ!なめてんじゃねーぞゴルァ!」

ナツキ「はっ、汚物なんざ舐めたくもねえわ。なんなら二人で来てもいいんだぜ?」

カスC「そのつもりだよ」

そう言ってカス共は二人同時に俺の方に突っ込んできた。奴ら俺の下半身と上半身を別々に狙ってやがる

カスB「死ねや!」

カスC「じゃねー南くん」

カスBは上半身を殴りにきていてカスCはローを決めてこようとしている

ナツキ「やっかいなカス共だ」

俺はそう呟きカスCに向かって跳び蹴りをかました
カスC「なにっ!!」

カスCはとっさに腕でガードをしたがその場で倒れやがった。カスBは俺が上に跳んだもんだから命中が定まらず殴ったけど空振ってやがる

カスC「クソっ!」

カスCは倒れこんで起き上がろうとしていた

ナツキ「させるかよっ!」

俺はカスCの顔を両足で踏みつけた

ガゴっ!

床と頭がおもいっきりぶつかる鈍い音が鳴り響いた

カスC「がっ……!」
ナツキ「いい声だなー♪」
カスB「てっ、テメー!」
ナツキ「さて、次はお前をどう潰そうか」
カスB「くっ……覚えてろよ糞ガキ!」
カスが去っていく
ナツキ「カスが…」

俺は事を終えこの場を去ろうとした時、目の前に謎の長身な男が現れた

「………」
280ナツキ伝:2010/03/21(日) 21:32:42 ID:TZHXFMbb
ナツキ「なんだテメー」
「これはお前がやったのか」

ナツキ「はっ!それがどうした」

「そうか……」

ナツキ「ムカツく野郎だ!そのおキレーな顔を潰してやるよ!」

俺はそいつの顔に殴りかかった


しかし……


バシッ
何?俺のストレートを素手で……

ナツキ「なっ、何なんだテメーっ!」

「うーむ……いいパンチだ。だがその力…喧嘩のために使うのはもったいないな」

くっ……こいつ…俺よりも力がある…


ナツキ「あんた…一体何者だ?」

「俺か?俺は3年の男子バレーボール部部長…保坂だ」

ナツキ「……保坂」

保坂「お前のパンチや体格は中々のものだ」

保坂「バレーボールをやらないか?」

ナツキ「…バレー…ボール…」

保坂「どうだ?」

ナツキ「先輩はこんな俺を受け入れてくれるんすか?」

保坂「あぁ」

ナツキ「ありがとうございます。先輩みたいな人…初めてっす」




あれ以来、俺は喧嘩をしていない…………
281ナツキ伝:2010/03/21(日) 21:39:25 ID:TZHXFMbb
ナツキ「……………」

ハルオ「どうしたナツキ?思いふけたような顔して。肉じゃがが減ってないぞ肉じゃがが」

ナツキ「別になんもねえよ」

アキラ「きっと兄貴は好きな人の事を考えてたんだよ」

トウマ「なんでそんなのわかるんだ?」

アキラ「『恋愛テクニシャン〜恋を叶える100のおまじない〜』によると食事中考えて事してる人は好きな人のことを考えている人が多いらしいよ」

ナツキ「それはねぇな」

トウマ「ないな」

ハルオ「ありえんな」

アキラ「そうかなー?」

トウマ「なぁナツキ、これ食べ終わったら鉄拳しようぜ」

ナツキ「おういいぜ」

トウマ「今日は勝つからなー!」

ナツキ「無理だな。俺は今日も平八で百連勝するから」

終わり


オマケ

プルルループルルルー
ガチャッ

カナ「はいっ、南さんちのカナちゃんですっ!」

アキラ「あっもしもしーカナさん」

カナ「おーどうしたアキラー」

アキラ「やっぱりウチのナツキはとんだムッツリ野郎ですよ」

カナ「ナツキって誰だ?あぁーお前の兄貴かー」

アキラ「昨日食事中に好きな人の事考えて鼻の下伸ばしてるんですよー!本当ムッツリな……あれ兄貴…いたの?…い、今のはジョウダンだから…あっ…やめ…あっ…あぁーーーっ!…………」

カナ「アキラー?おーいアキラー。返事しろー」
282名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 22:37:21 ID:TZHXFMbb
こんにちは
前スレで美少女カナ×アキラを書いた者です。今回はナツキ伝を書いてみました
読みづらい文章かもしれませんが楽しんで頂けたら幸いです
アキラ、ナツキときたので今度はトウマの話を作っていつか投下したいと思います

ナツキ伝を読んでくださった方々ありがとうございました
283名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 21:04:33 ID:GBAt3k0R
GJ!!
でも、みなみけでシリアス気味な話は、苦手な人もいる(と思う)から、事前に予告してくれると有難いんだぜ。



夏奈「駄作ばっか書いてるお前にだけは言われたくないってさ」

エロそう…いや、偉そうな事言ってすみませんでしたorz
284名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 18:39:51 ID:cChGr4Qk
保坂
285名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 14:24:55 ID:8DLEp4np
トウマが可愛かったぞ・・・
くそぅ、カナが好きなのに・・・
286名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 18:57:34 ID:Es88qx63
今回の見て
実は藤岡はトウマの正体に気付いてるんじゃないかという疑惑が…
287名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 21:09:57 ID:OL1ntE/z
私は今スーパーに来ている。ハルカ姉様から「食材買ってきて」って頼まれてメモもらったけど……ニンジン、ナスビ、キュウリ、大根、魚肉ソーセージって……
「ハルカ姉様欲求不満なんですか?」
「ん?そこの少女、今「ハルカ」と口にださなかったか?」
この大男には前会ったことがある
「お前は……カレーの妖精!」
「カレーの妖精か…悪くない呼び名だ」
「カレーの妖精、貴方のおかげでおいしいカレーをたべることができました。ありがとう」
「ふっ…そうか。それよりさっき「ハルカ」と言っていたがもしや南春香のことか」
「えっ、そうだけど?」
「南春香とはどういう関係なんだ?」
「どういうもなにも私はハルカ姉様の妹だ」
「そうか。君は南春香の妹か。ふっ、世間は狭いもんだな」
カレーの妖精はなんでハルカ姉様のこと知ってるんだ?
はっ!もしかしたらカレーの妖精は神の使いで人間のことはなんでもお見通しなのかもしれない……恐るべしカレーの妖精!
「おいカレーの妖精。ちょっと聞きたいことがあるんだが」
「なんだ?」
「まずこれを見てください」
私はカレーの妖精にカゴの中身を見せた
「色彩豊かな野菜と魚肉ソーセジだが?」
「これはハルカ姉様に頼まれて買おうとしたものなんです」
「ほぅ、とゆうことはこれは今晩の食材か?」
「いえ、夕飯は今ハルカ姉様が作っているはず……私が察するに、これはハルカ姉様が欲求不満を解消するためのモノだと思うのです」
「なにっ!?南春香が欲求不満だと!」
「カレーの妖精の貴方ならハルカ姉様の欲求不満をなんとかしてくれるはず。お願いします!」
「そうか…なら俺を君の家に招いてくれ」
「わかりました」
「待っていろ南春香!俺自身のホワイトカレーをぶっかけてやる!」
「ホワイトカレー作ってくれるのか。さすがはカレーの妖精!」
「君も俺のホワイトカレーを食べたいのか?ならば君もいただこう」
「?……いただくのは私の方だろ?」

その頃南家では……
コンっコンっ
「ハルカー早く部屋から出てメシ作ってくれよー」
「もうちょっと待っててカナー」
(あぁ…アソコが熱くて料理なんかできないよ〜チアキ早く帰ってきてー!)


おわり
288名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 14:53:18 ID:iJytAyUa
私を呼んでる。きもちわるい。
わ・・・・・・肩に手を回してきた! きもちわるい。
服の中にまで手を滑り込ませてきた! きもちわるい。
ブラをズリ降ろしてるっ・・・・・・きもちわるい。
普通に乳首とかイジってない?? きもちわるい。
私の襟首に鼻を寄せながら、ズボンのチャックおろしてるっ・・・きもちわるい。きもちわるい。
ていうか、おちんちん出して握ってる!! きもちわるい!!
ちょっ・・・・・・皮みたいなのズルッて剥いてなかったからアレを出した!!! きもちわるい。
私の手を取って握らせてる。きもちわるい。
なんか脈を打ってる。きもちわるい。
私の頭を掴んでおちんちんに近付けようとしてる。きもちわるい。
嫌がってるのに、おちんちんの先を私の唇に押し当ててる。きもちわるい。
ヌルヌルしたのが唇に張り付いて糸みたいになってる。きもちわるい。
なんか息が荒くなってるみたい。きもちわるい。
「出る!」て、まさか射精しようとしてるのっ!? きもちわるい!
って、もう出てるよ口の中に生暖かいドロドロがっ、きもちわるい。
口の中にオシッコされてるみたい・・・・・・きもちわるい。
噛んでも噛み切れない、ゼリーみたいできもちわるい。
喉越し悪い、喉にへばり付く感じがしてきもちわるい。
頭なでなでしてきた・・・・・・きもちわるい。
なんでこのタイミングでキスとかするかなぁ、きもちわるい。
289名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 14:55:36 ID:iJytAyUa
携帯だから予測変換でメチャクチャ・・・・・・きもちわるい。
290名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 13:09:52 ID:Yswq+eoV
トウマと藤岡が二人で遊園地行ったりする妄想
291名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 23:13:04 ID:cMC7N072
千秋「悪いな、トウマ。藤岡は私専用で一人用なんだ。」
292名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 14:46:23 ID:KoLP+lNz
「春うらら、全裸で寝こける春香かな。」

暖かい陽気の春休み
朝風呂から出てきたバスタオル姿の春香が、
そろそろしまい時のコタツに入り、コップに入れてきた牛乳を一飲み。
春香「さて今日は何をしようかな?」
と、考案しているとウトウトと…そのままコタツに突っ伏して寝込んでしまう
そしていつしか身体に巻いたバスタオルは肌蹴その豊満な胸を晒し出し
その身体はコタツから出、全裸の春香は暖かい日差しの差し込む窓際に
そこへ夏奈帰宅、と共に連れられた来客のナツキが入室。
台所へ向かった夏奈に先に部屋へ入っている様にと進められ

台所に向かう夏奈
夏奈「あれ?春香出かけたのかな…どこに?」
  (部屋から何も落とし無いけど…そう言えば外から見たときカーテン閉まってたな
    [目隠し用の日差しを通す薄いやつ])
夏奈「悪いけど先に部屋に入ってカーテン開けて待ってて」

ナツキ「…わかった」

部屋のカーテンに視線を向けズンズンと突き進みカーテンを一気に開けるナツキ
先ほどより強く差し込む日差しに顔を向け一呼吸
そして部屋内に振り返ると…
全裸の春香が横たわっていた
(コタツに隠れて見えずらかった上カーテンに視線を向けていたため気付かなかった)
たじろぐナツキ、その顔は、見る見る赤くなり鼻から赤い物が
そこへ更に追い討ちをかける事が

春香「う〜ん」

横向きに寝ていた春香が寝返りをうつ
仰向けに姿勢を変えた春香
片方に寄っていた、たわわな乳がプルンと揺れ動き、その巨乳が両サイドに広がる
そして極め付けに両足が…
膝を立て軽く広がったそこには乙女の薄い恥毛の下の秘部が
驚きに大きく見開いたその眼球で視線が離せないナツキ
鼻からは更に激しく出てくる赤い物
意識が薄れていく中、更に衝撃な事態に
春香のその両足の片方が外向きに倒れ
乙女の恥部がパックリ開かれたのだ
差し込む日差しもありそこがクッキリハッキリガッチリ見える姿勢に
限界まで赤い物を流してしまったのかよろめき倒れこむナツキ
しかしよろめいた彼は止めでも、くらいに行くかのように春香に向けて倒れこむ
そう、春香の恥部に顔をうずめる様に…
遠のく意識の中、淡い香りと口に柔らかい物を感じながら。

夏奈「あれ?牛乳もジュースも無いなぁ、買い置きみんな飲んじゃったか?」

冷蔵庫をまさぐる夏奈だがそこに不幸な事件が
冷蔵庫上に置いてあった物が落ち、夏奈の後頭部を直撃したのだ。
夏奈「うぐぅ」
意識を失う夏奈。

春香の股間に頭を突っ伏したまま貧血で朦朧ナツキ
股間に違和感を感じながらも寝こける春香
293名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 15:17:15 ID:KoLP+lNz
いか程時間がたったのだろう
珍しく陽気な歌声を上げながら、千秋が帰宅する。
玄関に入り靴を脱ごうとする千秋がその中に男性の口があることに気づく。
「誰か着てるのかな?」
そう思いつつ、最近帰宅時に日課にしている嗽と歌で乾いた喉を潤そうと
台所に向かうが、そこには意識を失った夏奈が倒れていた。
何事!?と慌てて背中に手を回し夏奈を救い起こす千秋。
微かなうなり声と共に目を覚ます夏奈。
千)「どうしたんだ夏奈、何があった?」 問いただす千秋
夏)「…解らない、いきなり後頭部にガツンっ衝撃が走った事までは覚えてるんだけど…」
千)「…ハッ、姉様はどうした?春香姉様は?」
夏)「…春香?、帰宅して直ぐだったからまだ確認してないけど…」
夏奈を抱き上げた手を放ち各部屋を確認しようと走り出す千秋
抱き起されていた夏奈はその手を放り出された事で後方に店頭
又もや後頭部を、しかも先ほど強打した所を再び強打し意識を失う(笑

一目散に駆け込んだ部屋で千秋が声にならない声を上げる
千秋は目撃した
全裸で横たわりる春香姉様、股間は血で染まりそこにナツキが顔をうずめている。
しかも春香は陰部の刺激に感じているのか腰を少々ながらくねらせて動かし
ナツキもその膨らんだ陰部の力?かチャックが吹き飛び
パンツの前合わせからその立派な逸物がはみ出し床に突き立てを腰を浮き上げていたのだ。

…姉様…春香姉様…そ…そ…男…と……
294名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 15:21:01 ID:KoLP+lNz
>>玄関に入り靴を脱ごうとする千秋がその中に男性の口があることに気づく
誤字ったorz

玄関に入り靴を脱ごうとする千秋が、その靴の中に男性の靴があることに気づく
295名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 23:03:18 ID:Rnr9q2Op
そのシュールな展開でも良かったのに。
296名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 03:51:42 ID:aCPvO/ee
藤秋分が不足している…
297名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 20:49:23 ID:+tat91Sx
人体に有害な成分です。
298名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 22:06:12 ID:QYpNRD3v
>>296
俺も不足してるぜ…
藤秋と藤冬が不足気味
299名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 23:05:46 ID:CIjfUM1a
>>295
シュールすぎるっしょw
選択枝
@寝たまま逝ってしまう春香
A春香気付いて起き上がりナツキを半殺し
B何とか千秋にごまかそうとした結果実演性教育に(ナツキと交尾)
C感情の押さえの利かなくなったナツキに…
Dそして誰も起きているものが居なくなった
300名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 01:50:26 ID:kv1myAhX
千秋×マコトはお呼びでないようだな
301名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 02:45:28 ID:scCkJ0pM
チアキは藤岡に美味しく頂かれてしまう運命にあるのだ
302名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 09:26:12 ID:kv1myAhX
>>301
そうか。そいつは残念だ
303名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 10:53:49 ID:zpW3kmQl
>>301
逆に美味しく頂いちゃうという発想は無いのか
304名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 07:40:01 ID:FTBcnNZA
>>300
今でも千秋×マコトを書いている同人のサークルがあるけどイイヤって感じ。
やっぱり俺も千秋だったら藤岡との話がいいかな。
305名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 10:57:07 ID:ChsdTRyI
同人じゃ藤岡絡みはパッと見かなり少ないな

爽やかイケメンはみんな嫌いなのか
306名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 12:22:48 ID:FTBcnNZA
藤岡×カナの同人のサークルがあったはず。
まだあるのか知らないけど。
307名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 13:50:59 ID:NSaYODGQ
カプ厨が主張だけするスレは廃れる、っつうわかりやすいスレだな
308名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 15:55:27 ID:Ttf9igo3
一番熱があった1期じゃマコト(マコちゃん)が男キャラで一番目立ってからな
藤岡は後半大して目立ってなかったし、同人じゃあまり見かけないのは納得できる
309名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 19:13:27 ID:10w4sGin
おかえり7話を見てから千秋の相手はマコトしか考えられなくなった
310名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 21:40:17 ID:FTBcnNZA
千秋の相手は藤岡が妥当だと思うし、夏奈の相手も藤岡が妥当だと思うよ。

藤岡×夏奈の同人サークルって今でもやっていた。
ホームページもあったから現役でやっているよ。

藤岡×夏奈のほうが千秋×マコトよりはいいと思うよ。
311名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 22:32:03 ID:ChsdTRyI
マコトはせめて女装さえしなかったらな…

つーかよく考えたら今週の話でマコトフツーに
みなみけに上がってね?
312名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 02:51:56 ID:rQmy5sR9
チアマコは潜在的な破壊力が高すぎる
313名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 03:42:01 ID:Wg2ulQD6
今週のチアキは無駄にマコトに対してやさしかったしな
実はバカ好きとしか思えん
314名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 10:00:12 ID:vD0zKLuE
藤岡×夏奈の同人って「フジカナ」っていう本を出しているところだよね?
あそこはホムペでも4コマ漫画が載っていたりして面白いよ。

残っている同人サークルってフジカナの所しかないように思える。
315名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 15:14:03 ID:+ixXrFcO
なんかこのスレに来てから藤岡の株が大暴落したな
316名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 11:09:18 ID:JE+559Pd
>>314
そのサークルめっちゃ好き

何より絵が原作に忠実なのがいい
317名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 14:23:09 ID:rZoE0cf0
318名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 23:40:37 ID:KaLxGiVI
みなみけのサークルってやはり フジカナのサークルしかないよな。
フジカナはいい感じで凄く好きだな。
やはり原作に近く長年やっているサークルが生き残るんだよね。
今後もずっと続けて欲しいな。


一時期はアニメのせいで増えたけどやはりエロ目的で増えただけだったよな。
今ではフジカナのところ以外残っていないしね。
319名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 21:51:34 ID:MaLh93zK
増えたって言っても全然少なかったぞ まともに見れるのはもっと少ない
というかみなみけ自体同人受けしない作品だから…
カプ系もエロネタも本当に匂わす程度に留めてるから妄想しづらいし
キャラがあっさりしすぎてて弄り方に困るんだろ

カプ談義がまともにできる場所が2chのこのスレしかないぞマジで おまけに過疎ってるときたもんだ
320名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:46:53 ID:dfrJFrwd
フジカナのところしかないよなー。マトモに見れるところは。
今でもサークルやっているみたいだから応援したいよな。

ほかはマトモなみなみけのサークルってないよな。
321 [―{}@{}@{}-] 名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 13:46:57 ID:SMHh7o1d
藤岡厨いい加減にしろ
322名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 00:36:57 ID:zFB4/K9J
保坂「つまりここでオレの出番というわけだ」
323名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 07:00:02 ID:ugnPtdIv
そういや腐女子には保坂が大人気だよね。
腐女子が多く参加するイベントでは時々保坂のサークルを見かけるしね。
324名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 17:51:21 ID:zCnYlK/9
それただ単に中の人の人気じゃあ…
325名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 21:19:07 ID:ugnPtdIv
保坂×藤岡とか保坂×マコちゃんという本を出していた所も在ったよ。

ま、藤岡×夏奈の所か保坂のサークル以外残っているサークルなんてないよ。

326名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 03:01:05 ID:ExS6WLQH
藤岡のお膝の上で
体中のいろんなところ触られちゃって
胸はドキドキで
女の子の部分は濡れてしまって

おねだりするように潤んだ瞳で背中の藤岡を見上げても
平然と「どうしたの?チアキちゃん?」としか答えてくれない
天然なのかSなのかわからない藤岡に
チアキちゃんが涙ながらに夢中でチュッチュするSSを希望
327名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 00:32:46 ID:TeIphVbx
思いついたら書くべし
328名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 00:41:17 ID:tCmIomlP
連休中もほとんど投下なかったな。
ま、待ったりペースになってきたのは否めない。アニメももう作られる
ことはないだろうし。
329つまりは君が:2010/05/12(水) 00:20:36 ID:RLAVfsmD
どうやらこのスレには新しい作品が必要みたいなんだぜ!
ということで久しぶりに筆をとりました
以前(10スレ目くらいかな?)で授業参観ネタをやったものです

能力的に萌えとかエロとか書けないんでほのぼので書こうと思ったんですが
長々書くうちに変にシリアスになっちゃって…という感じなんですがまあ見てやってくだしあ
規制で途中までしか投下できなかったらごめん
330つまりは君が:2010/05/12(水) 00:20:59 ID:RLAVfsmD
中学に入って一年ほど過ぎようとしているというにもかかわらず、マコトはマコちゃんをやめることができていなかった。
本当なら、過去のどこかで辞めるつもりではあった。小学6年の中ごろ、声が若干低くなって女声を出すのが難しくなってきたころであったり、
チアキ達が小学校を卒業するとき、すなわちマコちゃんが設定上高校受験を始めるときであったりと、
マコちゃんがチアキに別れを告げる機会はたびたびあったはずなのだが、どうにもその都度何かと言い訳がましい理由でもって引きずり引きずり、
今となっては、低くなった声はヘリウムを吸うことで何とかごまかし、
個人差などを考えてもどうにもフォローしがたくなった胸の大きさなどは、
シリコンパッドを差し込むことで申し訳程度に女の子らしさを保っていた。
先ほども言ったように、チアキ達が中学に入ってからはマコちゃんが高校受験をはじめるということで、
マコちゃんとしての直接の接触は極力避けていたものの(といっても、数ヶ月に一度程度の頻度でみなみけへ遊びに行っていた)、
電話やメールなどでしょっちゅう連絡を取り合っていた。マコトとチアキは一年間同じクラスだったので、
マコトのいる横でチアキが体験したことを、同一人物であるマコちゃんに楽しそうに報告する、という奇妙な関係がしばらく続いていた。

なぜマコトが理解しがたい努力をしてまでマコちゃんとしてしつこくやっていたかというと、
チアキがそのマコちゃんをいたく気に入っており、
一方のマコトは、誰が見ても明らかなチアキのマコちゃんに対する好意に気づいていたこと、
そしてマコト自身、普段明るく笑うようなことの滅多にないチアキが、
自分(=マコちゃん)にだけ特別な笑顔を見せてくれる───そういう特別感や独占欲のようなものが、あったからといえた。
それほどまでに自分に気を許してくれているチアキに悲しい思いはさせたくない、
まして実は自分が女装をしてチアキの友人のフリをしていました、とは到底言えるはずもなかった。
しかし、いつまでもマコちゃんを続けていられるわけがないこともよく分かっているつもりだったし、
マコちゃんでい続けるということがすなわちその間チアキを騙し続けることになる、という自覚も十分に持っているつもりだった。
仲良しの友達でいられる心地よさと、仲良しの友達を騙し続けている罪悪感で、マコトは常に葛藤に襲われていた。
331つまりは君が:2010/05/12(水) 00:21:26 ID:RLAVfsmD



───────────────────────────────────────────────



春休みに入った3月の下旬、この日はマコちゃんがかねてからチアキのうちへ遊びにいく約束をしていた日であった。
ここ一年でマコトがマコちゃんとしてチアキと遊んだのはほんの2、3度程度で、最後に会ったのはクリスマスのとき以来なので、
きっとチアキは楽しみにしてくれているだろう、とマコトは思っていた。重ねて自分ですら、
普段学校でよく見ているはずのチアキに会うのがなぜこんなに楽しみなのか、よく分からないなと思っていた。

みなみけの玄関前へ到着し、インターホンを押す前にマコトがカバンから取り出したのはヘリウムの缶であった。
少量をすい、不自然でない程度に声を整え、コホンと咳をはらう。
そしてもうひとつ、マコトがいつもここへ来るとき、毎回カバンの中に入れておくものがあった。

「(よし…ちゃんと入ってる)」

ハルカからのお下がりでわけあってマコちゃんに渡ってきた、紅色のワンピースだった。
これはマコちゃんが初めてチアキから受け取ったいわばプレゼントのようなものであり、
マコちゃんが女の子らしい体系になるようにと、チアキが願をこめて譲ったものである。
当初は受け取りこそ拒否していたマコちゃんにとっても、今ではなぜかお守りのような、
そして「男だとバレないようにする」ための願掛けとなっていた。

改めて声色を整え、マコちゃんはインターホンを押した。

「いらっしゃい、マコちゃん。久しぶりだな」

応対したのは案の定、チアキだった。

「こんにちは、チアキ。久しぶりだね」
「ああ。まあ上がって」
「お邪魔します」

玄関の敷居を跨いで靴を脱ぎ、チアキに連れられてマコちゃんはリビングへ向かった。
332つまりは君が:2010/05/12(水) 00:21:49 ID:RLAVfsmD

「昼ごはん、食べてきたか?」

廊下を歩きながら、チアキが尋ねた。

「いや、朝から何にも…」
「じゃあ、今二人分作ってるから、よかったら食べていけ」
「二人分?」
「ハルカ姉さまとカナは、今日いないんだ」
「え…じゃあ俺の分用意してくれてたの?」

「せっかく久しぶりに会えたんだし、食べてもらいたくてな……」

照れくさそうにそんな台詞を言うチアキを、少しだけかわいいと思ってしまっていたマコちゃんがいた。

「へへ……そっか。うれしいな、じゃあいただくよ」
「ああ」

振り返りながら、チアキはにこりとした。



「適当に座って待っててくれ。あと5分くらいでできるから」

チアキはそう言って、キッチンへ入っていく。

「うん」
「あと───」
「ん?」

台所からの返事が、一瞬途切れた。

「何?チアキ」
「高校…おめでとう」
「え…あ、ありがとう!」

マコちゃんは今年で高校に入学することになっている。1週間ほど前、家に遊びにいく約束の電話をしたときに一応の報告はしたのだが、
こうやってきちんと顔をあわせた時に改めてチアキが祝ってくれたことが、マコちゃんには妙に嬉しかった。
それはそうなのだがしかし、先ほどのチアキの声のトーンが、明らかに合格祝いの言葉とは言えないほどに低く感じられたのは、なぜだろうか。

333つまりは君が:2010/05/12(水) 00:22:16 ID:RLAVfsmD


「…はぁ〜、お腹いっぱいだよ…ごちそうさまー」

チアキのもてなしたスパゲッティをたっぷりと堪能し、マコちゃんは大満足の様子で腹をポンポンと叩きながらふう、と息を吐いた。

「すごく美味しかったよ、料理本当上手だよねチアキ」
「ありがとう。マコちゃんに言ってもらえると嬉しいよ。デザートも用意してるんだ」
チアキは心底嬉しそうにニコリとして、言った。普段も学校でそんな風に笑っていればいいのに、とマコちゃんは思った。

再び台所へ足を運び、小さな皿を2つ持って戻ってきたチアキ。

「ショコラ・デ・ショコラだぞ」

マコちゃんにはうっすら見覚えのある、山型のチョコのお菓子だった。

「……これ、ずっと前にチアキ作ってたね」
「バレンタインの時にな」
「懐かしいなぁ」

フォークで半分ほどを切り取り、そのまま口に運ぶマコちゃん。

「…どうだ?」


微かな記憶しか頼りにならなかったが、チアキの作ったそれは、初めてマコちゃんが食べた日のものより、さらに磨きがかかっていた。
美味しさのあまり、マコちゃんの口元は緩んでだらしなくなってしまっていた。

「う〜ん、これはなかなかのソコラ・デ・ココラ」
「そうだろうそうだろう、なかなかのショコラ・デ・ショウガ」

2人は顔を見合わせて、揃って笑った。
ずっと昔の些細な事なのに、2人がその思い出を共有出来ていた…そう考えると、なんだか胸が温かくなった。

「マコちゃんが初めて、私が作った奴を美味しいって言ってくれたから、これだけはずっと練習してたんだ。
ハルカ姉様にも負けない味になったんだぞ」

チアキは言った。
334つまりは君が:2010/05/12(水) 00:23:00 ID:RLAVfsmD

「そうなんだ。どうりで前よりうまく──……俺が?」
「…うん」
「へえ。それは光栄だな、ありがとう」

チアキはだんだんと視線を落とし、黙ってコクンとうなずいていた。

「いつ食べても、マコちゃんに美味しいって言って欲しくて……
マコちゃんが、これからどんな店のものを食べても、一番美味しいのは私のだ、って言って、欲しくて………」
「?……チアキ?」
「………」
「チアキ、どうしちゃったのさ」

先程まで笑顔を見せていたはずなのに、突然チアキの口調が弱々しく、途切れ途切れになりつつあった。
思えば今日家に来たときから、チアキの様子でどこかおかしかった部分があるのをうすうす感づいてはいたマコちゃんであったが、
これほどまでチアキに元気がないのを見ると、何か思い詰めるようなことでもあるのかと、疑問を持つのも無理はなかった。

「チア──」
「マコちゃんはもう、高校生なんだよな…」
「え?」

黙りこくったかと思えば、再び切り出すチアキ。

「高校生になったら、これまで以上に忙しくなるだろう…部活とか勉強とか…
部活をやってなかったハルカ姉様でさえ、あんなに忙しそうにしてたんだ…そしたら…もう、マコちゃんとは……って思って」

チアキが涙ぐんだような声で一息にそう言ったのを聞いて、マコちゃんは驚いた。
去年一年間、高校受験という名目で大事な友達を避けてきたせめてもの罪滅ぼしに、
今日はチアキが満足してくれるまでたっぷりと付き合ってあげようという、単純にその程度の心づもりでいたのだが、
相手はそうではなかったのだ。目の前にいる少女は、今度こそマコちゃんがもうみなみけに遊びにこれないと悟り、
せめてもの思い出にとこうやって料理のもてなしをしていたのだった。
335つまりは君が:2010/05/12(水) 00:23:46 ID:RLAVfsmD

「チアキ…俺がいつそんなこと言ったよ。心配しなくても、ちゃんと遊びに……」
「今はそう言えるだろうけどさ…カナだって最近は暇じゃないときの方が多いよ…」
「だから…」
「分かるんだよ…何となく……きっと、マコちゃんはバカだから、
勉強…たくさんしないといけないから……うちにくる時間なんかないんだよ……っ」

最後は絞りだすかのように弱々しくも声をあげたチアキが、その時何を思ってそんなことを言ったのか、
なぜそこまで自分と離れ離れになるのを心配しているのか、マコちゃんにはいまいちに理解しかねた。

「……な…なんだよチアキ……失礼しちゃうなぁ……」

しかし、何か尋常ではない思いを感じ取って、気圧されてしまった。
なんだか力が抜けてしまって、後ろに倒れこみ、仰向けになるマコちゃん。


…よく分からないが…チアキは俺と居られなくなることに不安を感じているらしい。
なら友達として、何とかチアキの不安を取り除いてやらなければ。
いっそ…ずっと一緒にいるよと、言ってあげれば……

再びムクリと起き上がり、
「チアキ、心配しなくても……俺は、ずっと一緒に───」


いいかけたマコちゃんは、何かに気がついて言葉を続けられなかった。
今のチアキにそんな安っぽい台詞が通じるなどとは、彼女の様子を見れば少しも思えない状況だったし、
ましてこんな自分が安易にそんな言葉を使える根拠など、どこにもなかった。

しかしいくら姉の例を取って挙げたところで、今生の別れでもなし、
確かにこれまでの様に頻繁には会えなくなるかも知れないが、二度と顔を見られなくなるわけでもない。
よしんば直接話すのは無理だとしても、電話でも(声は何とかして)話せるだろうし、手紙やらメールやらでもコンタクトは取り合える。

だから心配するなよ、とマコちゃんがそこで言えなかったのは、やはり自分が普段から学校でチアキの顔を見慣れていて、
マコちゃんがいなくなってもマコトにとっては平気だからということに気付いたからだろうか。
336つまりは君が:2010/05/12(水) 00:24:10 ID:RLAVfsmD

「(そろそろ喉が…)」

気が付けば、玄関の前でヘリウムを吸ってから結構な時間が経っていた。

どちらからも話さなくなって数分、さすがに気まずさが芽生えてきた。

「ちょ、ちょっとトイレ……」

変に低くなってしまった声色を隠しつつ、一言だけ言い放ってマコちゃんは立ち上がった。
立ち上がったが、直後にチアキに片足をしっかり掴まれ、よろけて「ぅゎ」と情けない声をあげてしまった。

「どこへいくつもりだ?」
見下ろす形になってみるとチアキはまるで睨み付けるかのような目をしていたが、
それでも怒っている印象は全く見られず、むしろ寂しさのようなものが漂っていた。

「どこって…だからトイレに──」
「ならなぜ、鞄を持っている」
「?!いや、これは…」

女声を取り戻すためにこっそりヘリウムを吸いに行くから、とは当然言えるはずがない。

「…やめろよ…」
「え?」
「……黙って帰るつもりなのか…?」
「そ…、そんなわけないだろ!?そんなつもりじゃ…」
マコちゃんは再び下を向いたチアキをなんとかなだめながら、自分の足に絡み付いた彼女の腕をそっと取った。

「…………」
「……チアキ…?」

半ば被害妄想じみたことすら言い出す始末のチアキは、そのままマコちゃんの手を離そうとしなかった。
小さく座り込んでうつむいたまま、強く手を握っていた。
その手から伝わる彼女の不安というものが、マコちゃんにも否応なしに感じられる。
337つまりは君が:2010/05/12(水) 00:24:36 ID:RLAVfsmD

「…ごめん、マコちゃん。私みたいなのは面倒で嫌だろう」
「何言ってんだよ、そんなわけないじゃないか」

マコちゃんは体の向きを変え、手を繋いだままでチアキのすぐ向かいに座りなおした。

「わかってるんだ、このままでいるのは無理だってことくらい」

独り言を呟くかのように、チアキは話し始めた。

「内田や吉野とだって、中学に入ってからは昔みたいにしょっちゅう遊ぶのは無理になった。部活をやってるんだから当然だ……
でも、2人とも今でも会えば仲良くしてくれるし、現状に不満はない。なのに……なのに…」

チアキのそれに重ねていたマコちゃんの手の甲が、ポトリと濡らされた。

「なんでか…マコちゃんとはもう二度と……今日帰っちゃったらもう二度と会えないような気がし…て…」
「…………」
「根拠なんか…ない、けど…マコちゃんは…内田よりも……吉野よりも、ずっと…大事な………ぅぁぁぁああっ………」

一度出始めた涙は、雪崩のように止めようがなく倍々にして溢れ、チアキは力を失ったようにマコちゃんの体に頭を預け、声にならない泣き声をあげていた。

「チアキ………」
「嫌だよっ…マコちゃ……嫌だよぉっ……」
「……………」

チアキはマコちゃんの背中に腕を回して、離すまいと言わんばかりに渾身の力でもって抱きしめた。
338つまりは君が:2010/05/12(水) 00:25:01 ID:RLAVfsmD

目の前の少女に対し、数年をかけて取り返しのつかないとんでもない罪を犯してしまったという実感に圧倒され、
マコちゃんの視界は真っ暗になっていた。
それは、チアキの大切な友人を自分自身の手で殺めてしまったのと同然だった。

胸の中でヒクヒクとすすり泣くチアキの姿を見る度に、マコちゃんは心臓が細い縫い糸のようなもので締め付けられる気分になる。
これ以上の嘘を続けて、誰が幸せになるのだろうか?
そう考えると、これまでの葛藤が嘘のように、マコトの中である決心が芽生えた。

このままマコちゃんの姿を貫いて別れを告げ、チアキには大切な思い出としてとっておいて欲しい───
そんなものはエゴでしかなく、つまり一生嘘をつき続けていくだけだとマコトは覚悟を決めた。



「チアキ……」

マコトは抱きついたチアキの体を若干強引に引き剥がし、両肩を掴んでチアキの目をしっかり強い視線で捉えなおした。

「今さらだけど、言わなきゃいけないことがある。あと、謝らなきゃいけないこともある」

自分でも今までないくらいに声が震えるのが、嫌というほど分かった。
心臓の鼓動が毒のように全身を駆け巡る。

「…分かってる…もうここには──」
「そうじゃない」

何を告げられるか粗方を予想していたはずのチアキの涙声を制して、マコトは続けた。

「そうじゃない。……いや、それも間違ってないんだけど…もっと別のことだ」

チアキの肩から手を離し、ゆっくりと立ち上がるマコト。

「……?」

チアキは、事情がよく飲み込めず不思議そうに「マコちゃん」を見つめていた。
339つまりは君が:2010/05/12(水) 00:25:23 ID:RLAVfsmD

「俺は──…今までずっと」

持ち上げようとする右腕が鉛のように重く、その先端についているはずの指は、感覚がなく動いているのか動いていないのか、
付いているのか付いていないのかもよく分からない。

「チアキのこと……騙してたんだ」
「……え?」

ようやくチャームポイントのヘアピンに指が触れたが、それは先ほどまで抱きしめていたチアキの温かさに比べれば、
まるで氷のような冷たさだった。
このまま指からまるごと凍って、これ以上手を動かさずに済んでしまえばどれほど気が楽かとさえ、マコトは思った。

「…………」

じっと自分を見つめるチアキを横目にしたまま、一思いにパチン、パチンと2つのヘアピンを外し、
続けざまに頭をくしゃくしゃと掻き荒らした。
視線が痛い。ただこちらを見ているチアキのその目がまるで突き刺さるようで、形容のしがたい苦痛がマコトを襲っていた。

そしてしっかりと分けられていた女の子らしい髪型が、だんだんと無造作なものに変化していく。


「………まこ……と………?」

ようやくマコトが両手をおろして再びチアキの方を向いたとき、チアキの目の前にいたのは、
彼女が普段嫌というほど見慣れている昔からの同級生だった。

「…う、そ………」
「………今まで、ごめん…いや、謝って済むようなことじゃないのは、分かってる」
「はは……うそだ」

チアキは顔では笑って取り繕おうとしているが、その声はごまかせないほどに怯えていた。
340つまりは君が:2010/05/12(水) 00:25:45 ID:RLAVfsmD

「バカなことを言うな……だって、マコちゃんとはずっと一緒にいたんだ……お前なんかと見間違えるはず……」
「うそじゃない」
「…うそだ…」
「……ホントなんだ」
「…うそだ…うそだ…」
「…チアキ」
「うそだ…うそだ…うそだ…うそだ…うそだ…うそだ……!」
「……チアキ」
「…嘘だっ!!」
「聞いてくれ」
「黙れ!!!」

チアキは自分の腹いっぱいの声量を使ってそう叫び、マコトをキッと睨み付けた。
廊下に反響してその声が何重にも2人の鼓膜に突き刺さる。

「お前なんかが…マコちゃんなわけないっ…!マコちゃんはっ……マコちゃんはっ……!」

怒りや混乱で激しく動揺したチアキにいつもの大人しそうな雰囲気は欠片も見られなかった。
その目は鋭くマコトを捉えながらも、うっすらと涙すら浮かんでいた。

「──………返す物があるんだ」

しばらく考えてから、そう言って自分の鞄を開き、がさがさと漁り出したマコトがしばらくして取り出した物は、

「………この服、くれたこと覚えてる?」
「………!」

チアキにはあまりに見覚えのありすぎる、胸元のゆったりしたデザインの、紅色のワンピースだった。

マコトがそれを差し出すと、チアキは震える手でゆっくりと受け取り、少し色褪せたその服をしばらくじっと見つめてから、それに顔をうずめたまま動かなくなった。

「何で………お前が持ってるんだよ……」
「…………ごめん」
「何で………何でだよっ…………!」
「………ごめん」
「こんなの…今さら返されても……!もう小さくて、着れないよ………っ……!」

それは、返すにはあまりに遅すぎたのだった。
341つまりは君が:2010/05/12(水) 00:26:06 ID:RLAVfsmD

「こんなっ……こんな、ことなら……返して欲しくなんか…なかったっ……!」
「………チアキ……ごめん、でも……いつか言わなきゃ、って思ってて……」
「……マコちゃん…マコちゃんっ…………!!マコちゃ……うぅぁあぁ……っ……!!」


あらゆる時間を共に過ごし、様々な思いを共に抱きつづけ、初めてチアキが真に心を通わせられると信じて接してきたはずのマコちゃん、
大切なマコちゃんはどこにもいなかったと知らされ、チアキの頭の中の物ががらがらと音をたてて崩れていく。
それは優しかったはずの今までの思い出とか、隣に座っていたときの温もり、何より自分へ向けられていたマコちゃんの輝く笑顔。

マコトに今まで騙されていたことよりも、マコちゃんがいなくなってしまったことが、チアキにとってよっぽど残酷な悲劇だった。

マコトは、いよいよ声をあげて喚くように泣き叫ぶチアキを見ていることができなかった。
自分のことはお構いなしに、何度も何度もマコちゃんの名前を呼びながら嗚咽を漏らす彼女に、
何もする資格がないという事実が重く肩にのしかかる。

数十分後、チアキが泣き疲れて眠りに落ちるまで、マコトはずっと黙ったままチアキの隣にいた。



傍らには、先ほど手渡したワンピースが無造作に投げられていた。
腹のあたりが少し湿っていた。

「…チアキ」

目を覚まさないように、聞こえないような大きさでそっとささやくマコト。

「多分…いや、もうマコちゃんはここには来ない」

それまでとはうってかわって、チアキはスースーととても静かな寝息をたてていた。

「無責任だよな……ごめんな。でも、もう……」

目を赤く腫らして、涙をうっすら浮かべているチアキの顔をしばらく見つめてから、

「………さよなら」

チアキの右手の中に、自分が着けていたヘアピンを握らせ、リビングを後にした。
342つまりは君が:2010/05/12(水) 00:26:27 ID:RLAVfsmD

「(全部終わりだ…全部)」

おそらくチアキは、二度と自分とは目も合わせないし、口も聞こうとしないだろう。……仕方ない、全て自分のせいなのだから。
そう考えたとたんに、チアキとの思い出が走馬灯のように頭を通り抜けた。
二人三脚の練習をしたこと、ジュースがスカートにこぼれて大変な目にあったこと。
しびれるような寒さの日に一緒にコタツで寝たときのぬくもりや、
うだるような暑さの日に仲良くわけあったアイスのひんやりとした感触。
そのどんなときでも、チアキは自分に笑いかけてくれていた。

「…何名残惜しんでんだよ……オレ」

走馬灯を振り切って、玄関で靴を履こうとしているとき、マコトはふと靴箱の上にある写真立てに目が行った。

「……!」

ツーショットの写真。その中で、チアキとマコちゃんが、並んで楽しそうに笑っていた。

「…………」

すぐに視線を写真から外し、マコトはそのままうつむいた。

「………ごめん、ごめん……チアキ……っ…!」

玄関に座り込んだまま、動かないマコト。地面にはポトリと、数粒の滴が落ちていた。

「……ごめんな…っ…!でも……でも……っ…!」

マコトは跳びはねるように立ち上がり、勢いよく扉を開けてマンションの廊下に飛び出した。

「…マコちゃんだって……チアキのことっ……大好きだったんだ……っ……!!」

「男なら泣いてはいけない」と日頃から決心していたマコトが、大粒の涙と共に泣いた。
みなみけの玄関のドアが、バタンと音を立てて閉まった。マコトには、それがもう二度と開かないような気がした。



───────────────────────────────────────────────
343つまりは君が:2010/05/12(水) 00:28:55 ID:RLAVfsmD
前半部分は以上です
ここからハッピーエンドにもっていけたらなぁ、くらいの心積もりですが
まだまだ書きあがりそうにないので次いつ投下できるか分かりません、ごめんね
ではこのスレが再び活気にあふれることを願って…おやすみ
344名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 07:59:33 ID:pCANswh8
期待してます
しかも、チアキ×マコト!
最高です!
345名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 20:29:48 ID:c8+SPBdZ
久々に良SSを読んだな
346名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 22:23:34 ID:AdYNnPVc
とりあえず完結する事を望むぜー

本編じゃ保坂がどんどん千秋と外堀を埋めていくな…
347つまりは君が 2:2010/05/13(木) 17:45:35 ID:Cl7Sa0Ps
この前は前半とか言ってしまいましたがまたさらに長々なってしまいました、第2部になります

真実を
    知っているのか、
             いないのか

吉野の活躍にご期待ください
ではどうぞ
348つまりは君が 2:2010/05/13(木) 17:46:02 ID:Cl7Sa0Ps
二週間ほど経って二年の始業式。
再びチアキと同じクラスになってしまった腐れ縁の強さを、マコトはひどく呪った。
最後に会ったときにあんな別れ方をしておいて、
今更どんな面を下げてチアキの視界に入ればいいのだろうか、と考えるだけで頭が痛くなる。
むしろ実際にそう思う前に体が反応し、学校へ行って式が始まる辺りから、
マコトはなるべくチアキの近くにいかないように立ち回っていた。

しかしそんな状況でも、内田と吉野が再び同じクラスになってくれたことには多少の救いが感じられた。
治しようのない傷をチアキの心につけてしまったことに違いはないが、
彼女達なら少しずつでもそれを癒してくれる力があるはずだからだった。
遠くから眺める限り、チアキは二人と久しぶりにたくさん話せたのであろう、
学校でよく見る、それなりに楽しそうな表情をしているようだ。

結局、突発的にとったあの行動が本当に正しい選択肢だったのかどうかということに関して、
未だにマコトは悩んでいた。
あの時は、嘘で塗り固められた思い出でチアキが喜ぶはずがないと思い、
考えるよりも先に事実を打ち明けてしまったわけだが、
チアキがあまりにもショックを受けているようだったので、
何が正しかったなどと判断することなどできなかった。
しかし、もしかしたら、隠したままの方がお互いにいい結末を迎えられたのではないか……
そう考えると、かすかな後悔の念がマコトのなかで生まれる。
349つまりは君が 2:2010/05/13(木) 17:46:30 ID:Cl7Sa0Ps

「(───これ以上はよそう…)」

どうであれ、もうチアキとは関わるべきではない──少なくとも彼女はそれを望んでいるはずだ。
もはや自分に介入の余地はない。
それ以上考えるのをやめて、マコトは机に突っ伏した。

「(これならすぐ眠れるなぁ……)」

どんなに重い罪を背負った人間にも、春の陽気は平等に心地よかった。


「───……ねえ」
先生の話もろくに聞かず、どれほどの間眠っていただろうか。
机がトントン、と叩かれる音と振動に気がついて、マコトは目を覚ました。

「──んぅっ……?」
「ちょっと話をしたいんだけど」

頭の上から聞こえてきた声にぎょっとして、マコトは反射的にその聞こえるほうを見上げた。

「ぁ…吉野…」
「いいかな?これから」
「ぁ……はぃ……」

そこにいた吉野は以前と変わらない柔らかな笑みを浮かべていただけなのに、
マコトにはそれが妙に恐怖心を煽って見えた。
マコちゃんだったころに散々な扱い(彼女に意図があったかどうかは定かではないが)を受けてきたというちょっとしたトラウマに相まって、
おそらく話というのはそのマコちゃんとチアキとのことであろうと考えると、
内にある感情を読めないそんな吉野の笑顔が、これまでにないくらい冷ややかで残酷な印象をマコトに与えていた。
驚きから恐怖心へと着々と変化していく心情につれて、マコトの全身は石のように硬く、重くなっていく。
「なら、これからうちへ来ない?」
「ぇ…?」
「いいから、いいから」
「は、はぃ」

教室を見渡すと、生徒はすでに帰宅の準備を整えている最中であった。チアキはすでにいなかった。
「行こう」と一言だけ言い放ち、吉野は廊下へと出て行った。
突然のことに戸惑いながらも、マコトもそれについていった。
その足取りはひどく重い。
350つまりは君が 2:2010/05/13(木) 17:46:52 ID:Cl7Sa0Ps

学校を出てから吉野が一言も話そうとせず、ただ彼女の2、3歩後ろを黙って歩いてついていくだけの状況に心が折れかけていただけに、
吉野の家が存外近くにあったのには助かった。
たびたび噂には聞いていたが、吉野家はなかなかの豪邸で、
客間に通されてしばらく1人にされたときは、部屋の風景にただ息を呑むばかりであった。

「お待たせ」

ノックをしてから部屋に入ってきた吉野は、お茶セットをお盆に乗せて持っていた。

「ちょっと電話してて、遅くなっちゃった。ごめんね」
「…いや、大丈夫」
「ハイ、どうぞ」
「ど、どうも……」

マコトは反射的に背筋をピンと伸ばし、ぎこちなくお茶を受け取った。

「そんなに固くならなくてもいいよ。ゆっくりして」
「──そ、そうか」
「………………」

ゆっくりしてと言われても、
このような場所でハイそうですかとリラックス出来るほどマコトは肝が据わってはいない。

「──もしかして、女の子の家にきたからドキドキしてる?」
「え!?いや!そういうわけではっ!」
「そっか。ふふふ」

チアキによく通じているであろう吉野から一体どんな話がなされるのかと気が気でなかったことを考えれば、ある意味図星だった。
おそらく本人の意味するところとはずれているにしても、
相変わらず吉野は他人を揺さぶるのが上手すぎて困る。

「まあいっか。本題なんだけど」

吉野は上品そうにカップに口をつけて紅茶を飲み、再び話し出した。

「チアキがね、最近なんか元気ないみたいなんだけど……」
「…へ、へぇ、チアキがね」

こちらの予想も図星だった。あらかじめ覚悟しておいたはずなのに、
その名前を聞くとまるで体中の血液が逆流を始めるように、マコトの鼓動が加速していく。

「そうなんだ。春休みの途中からなんだけどね─── 一緒に遊んでる時もなんだか上の空だし。何か知らない?」

確かに心当たりは大有りである。しかしそうではあるのだが、他にも事情を知ってそうな人物はいるはずだ。
なぜ吉野がわざわざ家へ呼び出してまで真っ先に質問するのが自分なのだろうか。
351つまりは君が 2:2010/05/13(木) 17:47:19 ID:Cl7Sa0Ps

「いや……知らないなぁ」
「そっかー。マコトくん、今日チアキと一言も話してなかったから、変だなと思ったんだけど。
だっていつもは何かしら話くらいするでしょ?」
「ぇ……ぇと、そうかな…よく分からない」

今日1日たった数時間でそこまで周りを見る目を、吉野はどこで手に入れたのだろうか?

「あ……ひょっとして、マコちゃん───」
「!?」
「──と何かあったのかな。春休みに一度だけ遊んだみたいなの」

心臓が口から飛び出してしまうのでは、と思うほどだった。

「マコ…ちゃん、って」
「あぁ、マコトくんはあんまり知らないか。見た目は女の子っぽくて可愛いんだけど」

そう説明をきいて少々落ち込んだマコトはお構いなしに、吉野はマコちゃんについてしばらく話した。

「──力は男の子みたいに強くてね、かっこいい子だったよ」
「そ、そうか」
「チアキから、マコちゃんの話聞いてない?」
「──…いや」
「そっか」

再びティーカップに口をつける吉野。真似をするつもりではないが、マコトも試しに紅茶を一口、二口と飲んでみた。
マコトにはいささか甘味が利きすぎていた。

「マコちゃん今年でもう高校生らしいから、色々と大変なんだろうな──忙しくて、もうチアキとは遊べないかもね」

ギクリとして、マコトは思わず手が滑ってカップを落としそうになった。

「?…どうしたの?」
「…いや、何でも」

───冷静になれ。相手はわざとやっている訳じゃないだろう………多分。
何とか吉野のペースに巻き込まれないように、こちらからも何か言ってやらなければいけない───

動揺して考えのまとまらない頭で、マコトはどうにか言葉を絞り出そうとしていた。
352つまりは君が 2:2010/05/13(木) 17:47:41 ID:Cl7Sa0Ps

「───吉野こそ」
「え?」
「何か知ってるだろ?仲いいんだから」
「──…うーん」

特別賢明な案でもないが、何も言わずに雰囲気に呑まれるよりはマシだ、とマコトはそれだけ吉野に質問した。

「…多分ね、チアキはまだ私に隠してることがあるんじゃないかって思って」
「………」
「もし本当ならちょっと水臭いなぁ、って。だってそうでしょ?」
「──まぁ…」
「それとも今のチアキには、マコちゃんの方が仲良いのかなぁ」

寂しいなあ、と大げさに独りごちる吉野に、別段寂しそうな様子は見られない。
マコトは訝しげな表情を浮かべた。

「チアキが好きでも、マコちゃんが同じように思ってるかは分からないのにね」
「え?」
「マコちゃんもチアキのこと、好きかどうか保証はないじゃない?」
「……?………」

吉野の言うことがいまいちはっきり理解できず、なんだかもやもやする。
しかしいい気がしないのだけは確実だった。

「どういう意味だ?」
「だからさ──あんまり悪く言いたくはないんだけど──もしかしたらマコちゃんは、
チアキが思ってるほどチアキのこと好きじゃなかったのかな、って」

何となくだけど、と付け加えた吉野を見て、マコトは一気に機嫌が悪くなった。
マコちゃんがどれだけチアキを好きであったかというのをもっとも良く知っているマコトにとって、
悪気がないにしろただの推測でとやかく口を出されるのが気に入らなかった。

───ましてそんなことを言いながら、顔が少し笑っているのはなぜだ?
353つまりは君が 2:2010/05/13(木) 17:48:04 ID:Cl7Sa0Ps

「マコトくんはどう思う?」
「──…知らないよ」
「んー、まぁそうだよね」
「───話はそれだけか?」

明らかに不機嫌なオーラを出してしまっている自分に、マコトはハッとした。

「どうかした?マコトくん。何か気に障るようなこと言った?」
「……──いや」
「そっか」

そう言うと、吉野はまたニコリとした。
マコトには、そうやって吉野が笑っていることが気になって仕方ない。

「───そういえば」

しばらくの沈黙のあと、何かを思いだしたかのように、再び吉野が切り出した。

「マコトくんとマコちゃんって、名前似てるよね?」
「…!?」
「ほら、『マコトくん』『マコちゃん』。ほとんど一緒だね」
「ぃ、いや、たまたまだろ……」
「よく見てみると、見た目も結構そっくりだし──」

じっとマコトの顔を見つめる吉野。

「マコトくん、女装とかしても結構いけるんじゃない?」
「は、はぁ…!?」

「そうだなぁ───」

焦るマコトを尻目に、

「──チアキくらいになら、バレないかもね」
「…っ…!?」

楽しそうにそんなことを言う吉野だった。

「ははは、冗談だよ。……ちょっとトイレ行ってくるね」

ふふふ、と笑いながら部屋を出ていこうとする吉野の後ろ姿を見るだけで、マコトはすっかり狼狽してしまった。
彼女が事情をどこまで知っているのか、どこから知らないのか、そしてそれを決して明言しないことが、
マコトの脳ミソをガンガンと叩くのを止めない。

「あ、それと」

マコトが頭を抱えていると、ドアの手前で思い出したようにクルリと踵を返し、吉野が再びこちらを向いた。
354つまりは君が 2:2010/05/13(木) 17:48:24 ID:Cl7Sa0Ps

「もしマコトくん自身がチアキと何かあったんなら、ちゃんと仲直りしてあげた方がいいよ」
「え?」
「少なくともチアキは、喧嘩したとしてもマコトくんのことを嫌いになることはないと思うからね」

頑張ってね、と言い残し、吉野は今度こそ部屋を後にした。

「……ふぅう……参った………」

ようやく1人になって安心したのか、先ほどまでピンと張っていた緊張の糸が切れて、マコトはへなへなと姿勢を崩した。
1人で吉野の相手をするのは精神をすり減らさざるを得なくてたまったもんじゃない。
これ以上吉野の尋問を受けずにすむのなら、
これからどんな人間とでも軽く5、6時間は楽しく会話を楽しめる自信がマコトにはあった。

「頑張ってって言われてもな…」

直前の吉野の言葉に妙な引っ掛かりを感じながらも、とりあえず一息ついたので、ぬるくなったティーカップを口に運んだ。
吉野が淹れたであろうそれは、飲み直してみてもやはり甘味が強すぎるようだった。

「……甘党なのかな……?」

そうやってどうでもいいことを気にかける余裕が出てきた頃、コンコンと客間のドアがノックされた。

「…ん?どうぞ?」



「失礼しま……」



トイレから戻って来たにしては余りに早すぎたこと、なぜわざわざノックをする必要があったのかということ、
『失礼します』と言いかけたのであろうその声が明らかに吉野のそれではなかったこと、
そして『果たして吉野以外なら本当に何時間でも楽しく会話できるのかどうか』さらに最後、吉野が言ったことの意味───
それらの疑問は一気に解決した。

空気が凍るとはまさにこの事で、四肢はうまく動かせないやら息は止まってしまうやら、
文字通りの意味をマコトは痛感したのだった。


──吉野に…してやられた──

そう思った時には、すでに遅かった。


ドアのすぐそばで突っ立ったまま、チアキも同じように固まっていた。
355つまりは君が 2:2010/05/13(木) 17:49:46 ID:Cl7Sa0Ps
第二部は以上です
次こそ完結するはずです…最後までかけたらいいな
ではまた
356名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 18:43:17 ID:CkbBO9KV
ヤバイ 興奮してきました
357名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 18:53:07 ID:/ymPsT9s
二人三脚の話でマコ秋が一番好きになった俺歓喜
楽しみに待ってるぜ
358名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 23:17:57 ID:w3GxNaCm
GJ!
続きが気になりすぎて夜も眠れないじゃないかああ!!
次回を全裸で待ってます
359名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 01:20:16 ID:i+EK1nRN
えー
360名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 06:40:48 ID:SGkCN6Ze
久々の良いマコ秋 吉野が怖すぎる
未完の名作「千秋「マコちゃんといると女同士なのにドキドキする・・・」」
ttp://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/ss/1236352203-0.html
以来の衝撃。これ続きどっかないかな。
361名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 03:20:17 ID:2lQs71We
夏奈「タケル……」
タケル「カナちゃん……」

***

吉野「ちょっとおいで、『マコちゃん』」
マコト「えっ……」

***

マキ「ハルカをあのきもちわるい魔の手から守るため、保坂先輩の家に来ました」


俺はどれを書けばいい?
362名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 10:04:56 ID:E0Xag62N
ここのマコ秋は良い話だな〜
それにかわって同人の連中は駄作ばかり。
っていうか、マコ秋なんて同人じゃ全く無いけどな。

同人で唯一良いのはカナ藤岡のところかな。
あそこは良い話を書いていると思うよ。
363名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 22:00:56 ID:iGpIMl3M
いい加減うぜーな
エロパロ板で同人腐してなにがしたい
364名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 00:27:21 ID:HMRG8gjV
わしゃカナタケを読んでみたいの〜
365361:2010/05/20(木) 00:55:21 ID:dyxa8Qep
>>364
ちょっくら書いてくる。

長期規制喰らったら避難所に投下…するかも知れません。
366名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 23:00:50 ID:fO57GIWw
てst
367つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:01:56 ID:fO57GIWw
要約規制解けた───!
投下するなら今のうちなんだぜ!
というわけでラストです、どぞ
368つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:02:50 ID:fO57GIWw
あの時はただ吉野の勢いに呑まれてつい、えもいえずついていってしまっただけとはいえ、
いやむしろ何も考えずについていってしまったからこそ、
吉野の策にまんまと足を突っ込んで豪快に引っ掛かってしまった自分の愚かさに、
マコトはヘドの出るような嫌気がさした。
今目の前に鏡でもあれば、身体の制御という役割を放棄したスカスカの脳みそを持ち合わせた、
救いようのないバカ野郎が映っているに違いない。
ただひとつ弁解に利用できることと言えば、
チアキが客間に現れて瞬時に、吉野に謀られたと気がついたという点であった。

おそらくチアキも同じ感情を抱いているようで、しばらく固まっていたのちにカクリと肩を落とし、大きくため息をついた。
しかしそれがマコトには、自分と顔を合わせてしまった不快感から来たものと解釈できなくもなかった。

最早マコトの心臓は、高鳴っているという程度のものでは到底なかった。
牛か何かが大群で押し寄せてくるようなドドドドドという激しい心音がマコトの身体中を叩き責めにし、
頭の中ではその地響きがガンガンとこだまして、マコトの意識を朦朧とさせた。

「──ぁの、…どうしてここに」
「いや…私はただ、吉野に電話で呼ばれてだな…」

そんな中なんとか沈黙を破ってしまおうと、ようやく声を絞り出して発した質問に、チアキも困惑気味で答えた。
マコトの全身からは気持ちの悪い汗が滝のように流れだし、
喉は紅茶のしつこい甘さをすっかり忘れて、カラカラになっていた。

「…お前こそ、何でここに」
「オレも、吉野に誘われて……」
「──そ、そぅか」

チアキは同じように問い返し、そのままドアのすぐ近くでひたすらに立ち尽くしていた。

「…と、とりあえず、座れば?」

空いている椅子 ── 先ほどまで吉野が座っていた椅子を指差して、マコトはチアキを促した。
相手が相手でも、女性をずっと立たせる訳にはいかないという、マコトの申し訳程度の気遣いだった。
「そ、そうだな」とだけ言って、ぎこちない歩き方でそこへ歩み寄り、腰かけるチアキ。
369つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:03:31 ID:fO57GIWw



吉野がさっきまでいた席なのに、そこにチアキを座らせて良かったものかとマコトはふと心配したが、
そんなものは杞憂に終わった。
そこから何分──何十分たっただろうか──吉野がこちらに戻ってくる気配が一向になかったのだ。
トイレが長引いたという言い訳すらあまりに不自然になってしまうほどの長時間が、すでに経ってしまっている。
これにはマコトも気が滅入った。当然、あんなことが起こった後でチアキと何か他愛もないような話で盛り上がるなど、
2人が2人とも観音様菩薩様でもない限り土台無理な話である。

「………………」
「………………」

しばらく重たい沈黙が続き、
マコトが気にかかって目をやると、チアキはテーブルの上の、
吉野が残して行った飲みかけのティーカップの辺りを見つめながら、何か考え事をしているように見えた。
そして時おり、マコトの姿をサッと掠めるようにチラチラとこちらを見ており、
それで目が合うたびに、お互いが視線を外してしまう。
そんなことの繰り返しが何度か続いた。

いい加減に、こんな気まずさの塊のような空気からさっさと脱してしまいたかったのに、
気持ちのなかなか落ち着かないマコトには有効な打開策を見いだすことは出来なかった。何か言葉をかけようにも口が動かない。
それどころか、考える時間が増すたびにどんどんと居心地の悪さに拍車がかかるという、一種の悪循環にすら陥っていた。


もしかしたらこの場を借りて、チアキとある程度ならば和解するチャンスを掴むことができるのではないかと、
このどんよりした空気の中で淡い期待を抱いていたマコトだったが、そうしてすぐにその浅はかさに気づいた。
ましてチアキからすれば、今こうやって自分と部屋に2人きりなど、不愉快以外の何物でもないだろう。
どこへ消えたかは知らないが、吉野は本当に大したことをしてくれたものだ。要らぬ世話にもほどがある。

「───オレ…帰るね」

いよいよマコトはこの状況に耐えられなくなった。


立ち上がって足元にあった鞄を取ったマコトは、そのまま逃げるようにチアキの横を通りすぎようとした。
370つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:03:55 ID:fO57GIWw

「……待ってくれ」

しかし、チアキはなぜかそれを許さなかった。
マコトがドアノブに手をかけようかというところで放たれたたった一言が、
マコトを拘束するには十分な力を持っていた。
後ろから聞こえてきたチアキの言葉にビクリと全身が跳ね、そのまま動けなくなるマコト。

チアキは席から立ち上がり、そのマコトにゆっくりと近づいていった。

「…お前は、どうやら私に負い目みたいなものを感じているようだが──」

チアキがそういった矢先にマコトは、自分の背中にある微かな感触に気づいた。

「マコちゃんもいなくなって、お前まで───正直、このままじゃ辛いんだ………」
「………え……?」

マコトの心拍数は再び上昇した。しかし、それは明らかに先ほどとは違うものが原因であった。
チアキは、マコトの背中に頭をそっと預けながら、安心したようにしばらくそのままでいた。

「…やっぱり思った通りだ」
「……な、何が」
「このままで聞いて欲しい」

背中を通じて伝わるチアキの声の振動が、少しくすぐったい。

「私はな、マコちゃんと今までずっと一緒にいた。
隣にいるときの安心感というか、温もりみたいなものはまだ身体が覚えてる」

マコちゃんの名前がチアキの口から出てきたとき、マコトは心臓がズキリという痛みに襲われているのがわかった。

「正直あの時は、もう二度と立ち直れないかとも思ったんだが───
何だか、もしかしたらと思うことがあったんでな」
「……と、言うと」
「確信したよ」

穏やかにそう言ったチアキの腕が、後ろからマコトの腰に回されて、優しく包むように絡み付く。


「今私が感じているのは、マコちゃんの隣にいるときと同じ……感触だ」

マコトが固まったままじっと見つめていたはずのドアノブが、わずかに歪んで映った。
371つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:04:16 ID:fO57GIWw

「……チア…キ…オレ」
「私は、マコちゃんが大好きだった──でもそれは、マコちゃんだったからっていう訳じゃない」
「…………ダメだ……」
「…私は……」
「……………」
「『お前』が──好きだったんだ」


そうして一息おいてチアキが言った言葉を、マコトはよく聞き取れなかった。
というよりは、聞きたくなかったといった方が適切かも知れない。


「私はマコちゃんが好きだ。──今でも大好きだ。
でも、マコちゃんはマコちゃんじゃなくてマコトだった。つまりはお前が──」

「──何でそんなこと言うんだよ……」

マコトの声は震えていた。
真後ろがあまりにも温かすぎて、それが嫌でチアキの腕を振りほどこうにも、なぜか力が入らない。

「オレ──もう、お前とは──って決めたのに」
「………」
「……離れてくれ…」
「………」
「…チアキ……」

しかし、切実なマコトの訴えにも、チアキは耳を貸そうとしなかった。

「私にこんなことをされるのは嫌か」
「そうじゃない……でも」
「私はむしろ、マコちゃんの温もりが幻じゃなかったって分かって、凄く嬉しいよ」
「オレは…チアキに、酷いことを──……!」
「もう、良いんだ」
「無理だよっ!!」

目一杯を振り絞って、やっとの思いでチアキの手を振りほどき、マコトは声を張り上げた。
勢いで少しだけ後ろによろめくチアキには気も留めず、マコトはドアの前でただ立ち尽くした。
すぐにでも気が動転して、パニックに陥りそうな状態だったが、
無意識にドアノブの一点を集中して見つめることで、首の皮一枚程度の正気を保っていた。
372つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:04:39 ID:fO57GIWw

先ほどチアキが自分に向けた言葉が、脳内でこだまする。

「突然……変なこと言ったりするなよ……」

ここ最近は涙腺が緩くなったりでもしているのだろうか、「好きだ」という台詞をチアキから向けられて、
なぜ涙のようなものが込み上げてくるのか、自分でもその理由は分からなかった。
確かに嬉しい。凄く嬉しい。しかし、素直に喜ぶことができない。
──自分には、どんな形であれもうチアキの好意に甘んじる資格はないのだから──


「…無理に決まってるじゃないか……
オレが、どんなに酷いことをチアキにしたのか……分かってるのか?…」
「…おかしな話だな」

チアキはピシャリと、マコトの言い分を否定した。

「お前が私の意見を聞かずに、勝手にこの前の落とし前をつけようと言うのなら、それはエゴとは違うのか?」
「──……でも」
「私が求めているのは、そんなことではない」

マコトが何を言いたいか、その中身はチアキもよく分かっていたようで、彼女はそれを最後まで言わせなかった。
こちらに振り返ることなく突っ立っているマコトにチアキは再び近寄り、先ほどと同様にマコトを後ろから抱きしめた。
ビクリと跳ねるマコトの体は、チアキからすれば大きなはずだったのに、今はすっかりしぼんで頼りない。

「私は、もう怒ってない」
「………」
「私は、マコちゃんといて凄く楽しかったし、一つ一つの思い出に大きな幸せを感じていた。
それが全部お前だったって分かったときは、ある意味ショックだったが──マコちゃんが急にいなくなった気がしてな。
でも、考えた。お前がマコちゃんだったなら、つまり私はお前と一緒にいて楽しかったんだ。
お前との思い出が、幸せだったんだ」

震えの止まらないマコトの背中を慰めてやるように、チアキは腕にキュッと力を入れた。
373つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:05:12 ID:fO57GIWw

「マコちゃんが、私のことをどう思っていたかは分からない。
つまりはお前が私をどう思っているかも分からない───それでも」

マコトからは、チアキがこの時どんな表情をしながらこう言っているのかは分からなかった。
しかし一つだけ言えることがあった。
それは、あの日チアキとの決別を誓ったときからマコトの心にポッカリ空いていた穴が、
そのチアキによっていとも簡単に埋められつつあるということだった。

「私は『お前に』、一緒にいてほしいんだ──今度はマコトとして、私の隣にいて欲しいんだ」

マコトは、その言葉を最後まで耳に入れることが出来なかった。

「……………」
「…外見とか、どんな名前だとか、そんなものはどうでも良いんだ」
「…っちあっ…くっ…ごべっ……ぐっ…!」
「……泣くなよ…何いってるか分かんないよ」
「…ないでなっ……ないっ……」

マコトは、涙でぐしゃぐしゃになった顔を決してチアキに見られないように下を向いていた。

ぴったりと背中に添えられたチアキの頭が、先ほどとはうってかわって今度はとても温かい。
374つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:05:46 ID:fO57GIWw




「……そろそろ落ち着いたか?」

何十分か経ち、マコトが静かになった頃合いを見て、後ろから抱きしめていたままのチアキが尋ねた。

「……うん…」
「どうした。元気ないぞ」
返事をするマコトの声は、明らかにどんよりしていた。

「────恥ずかし……死にたい……」

顔こそ見られなかったとはいえ、女の子のいる目の前で子供のように泣いてしまったという事実は、
男気に憧れるマコトには最高の羞恥であることに間違いはなかった。

「ははは、気にするな」
「…気にするよっ!オレの男らしいイメージが台無しだっ!」
「何年も女装を続けてたやつに、男らしさも何もあるのか?」
「うっ…」

そこを指摘されると、マコトには返す言葉がなくなってしまう。
加えて、チアキが許してくれるとは言っていても、
未だに拭いきれない罪悪感がマコトの内側に重しのようにのし掛かる。

「それを言われると、もう……」
「なんだ、まだ申し訳ないなんて思ってるのか」
「………」
「だから気にするな。もう恨みっこはなしだ」

チアキは笑いながら、腕をほどいてマコトから離れた。

「チアキ、意外と男らしい………」

そう言ったのは、マコトの本音以外の何物でもない。

「ていうか──なんかっさっきから、色々と逆だ──……男女が」
「ふん。何を言ってるんだ、このバカ野郎。こっちを向けっ!」
「う、うわぁっ!?」

チアキにクルリと半回転させられ、無理やり後ろを振り向かざるを得なかったマコトは、
赤く腫れぼったい目をチアキに見られたくないと、その手でとっさに隠した。

「ちょっ……待って、まだ……」
「バカ野郎、見ても笑わないから。私の目を見ろ」

手を振りほどき、奥にある瞳をしっかりとチアキに捕まえられて、マコトは逃れようがなくなった。
恥ずかしさで何度でも死ねる、と思いながら、微かに残った男気を振り絞って、マコトもチアキの目を見た。
375つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:06:16 ID:fO57GIWw

「良い目だ」

チアキはニヤリとした。
しかし、その顔色に明らかな違和感があったのは、さすがのマコトでもよく分かった。



「チアキ、顔真っ赤……」
「!!う、うるさいっ!私にあんなことさせたり、言わせたりしたお前が悪いんだっ!」
「……はは、分かったよ」

今までの強気な態度はどこへやら、チアキは赤く染まった顔をしながら、必死にそれをごまかそうとした。
「とにかく」と話題を遮り、ゴホンと咳をして、チアキは気を取り直した。

「いいか、私は男らしくない奴は嫌いだ。そしてそれ以上に嫌いなのは、約束を守れない男だ」
「う、うん」
「お前は私の選んだ男なんだから、そんなことは許さないぞ。よってここで、2つ約束をしてもらう」
「あ、ああ、分かった」

焦り気味に答えるマコトに対し、チアキはそこまで言いきってから、改めてマコトと目を合わせた。

「一つめ。今までのことは水に流す。これからはいつも通りにしてくれ。
これはお願いと言うより、命令だ──分かったな」
「約束するよ」
「二つめ───私が望む限り、一緒にいて私をずっと楽しませろ。
私の気持ちはさっき伝えたつもりだ。無論、マコちゃんの代わり、というわけではない──
これは命令というより、お願いだ──分かったな」

「──約束するよ」

マコトは自信満々に笑みを浮かべた。
376つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:07:22 ID:fO57GIWw

ここにきて初めて、恥ずかしげに目をそらすような仕草を見せたチアキ。
マコトには、それがどんな女の子よりも最高に可愛く映っていた。


「……そういえば、まだお前の返事を聞いていなかった」
「え?」
「私が一方的に約束させたんじゃ、なんだか変だろ」

ごまかしなのかそうでないのか、定かではないが、
千秋の様子から、マコトは自分の言うべき言葉をすぐに理解した。

「そうだな」

そういうと今度はマコトが、チアキの肩を手でつかみ、そのまま自分の胸の中へと引き寄せた。
突然のことに、チアキは目をぱちくりさせていた。

「まず、マコちゃんはチアキのこと、大好きだった。
チアキの笑顔を見られるなら、マコちゃんはその為になんだってできた。
そのマコちゃんは、オレのことだから………」
「…………」

「つまりはチアキのことが、オレは大好きなんだ。
チアキの笑顔を見られるなら、オレはその為になんだってできるよ」

はっきりと力強いマコトの口調に、どうやら嘘はないらしい。


「男らしいのか、らしくないのか───分からないやつだな、お前は」

明らかに温度の上昇したチアキを、マコトはいっそう強く抱きしめてみせた。
377つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:09:28 ID:fO57GIWw
あい、これで完結となります
…実はどういうエンディングで片付けようか、かなり迷ってて(正直バッドエンドも考えてた)
「はぁ?なにこれ」と思う方もいるかもしれません
とはいえ最後まで書けてよかったです
ではまたお会いしませう
378つまりは君が 3:2010/05/20(木) 23:15:50 ID:fO57GIWw
ちなみに、結局のところ吉野がどこまで事実を知っていたかは自分にもわかりませんw
伏線回収がめんどくさいとかでは決してないので、悪しからず
379名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 00:09:13 ID:ByIQ9T85
すごい良かった。
ずっといつ来るのかって毎日定期リロードしてたから。
多分何度も読み返すと思う。
素晴らしい作品をありがとう。
>>378
380名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 09:02:17 ID:ejUsCt9P
素晴らしい作品だ。感動したよ。
こんな感じのチアキは好きだな。

駄作を書く某同人サークルの奴にパクられないように気を付けろよ。
381名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 13:56:16 ID:M9gZQozs
同人じゃ チアキマコで書いているところなんて無いだろうね。
俺が知る限りみなみけのサークルじゃチアキマコを書いているところは無いと断言できる。

書いてないところがこのスレを見て書く奴がいるかもしれないけどね。
382名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 15:43:05 ID:c0sO7EX2
良いと思ったなら素直に褒めるだけにしときゃいいのに
いちいち同人を引き合いに出す意味がわからん
383名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 17:07:29 ID:hxDi3Gz/
褒めると見せかけて荒らそうとしてるゴミだろ。
384名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 17:52:26 ID:fTxHb6Vc
ゴミ=みなみけで問題を起こしている某同人サークルの奴だろう。

去年あたりからQMAとみなみけで問題を起こしている奴がいるからね。
そのお陰でマコちゃんスレが荒らされたし。
みなみけ有名になりたいから、わざとここでチアキマコの事を言っているんだろう。
なんせ、その問題のあるサークルはチアキマコを書いているサークルだからさ。
有名になりたいからここで荒らしているんだろうと思うよ。

これだから同人ヲタは嫌いなんだよ。
385名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 18:55:16 ID:P75ZIz0X
ID変えて自演とか必死だな
きめぇ
386名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 01:49:24 ID:jpfLXYLT
>>377
GJ!!
マコトがいつもよりかっこよかったw

>>383
AT-Xでオンエアしてる影響か、変な人が増えて来たよな。
前みたいにスクリプトで埋め立てはゴメンなんだぜ。
387名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 07:30:37 ID:MqNv+oQE
このスレの影響だろうと思う。
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1273264753/
388名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 09:35:25 ID:DA/YnJou
同人やみなみけで有名になりたい奴が起こした事件のせいで巻き込まれたってわけ。
そしてこのスレにある変な書き込みは、
同人やみなみけで有名になりたい奴がチアキマコトの同人サークルやっているからだろうと思う。
つまりそいつの自作自演って奴だな。
389名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 07:24:01 ID:XEbWtVY0
この過疎スレで売名とか笑えるんですけど
390名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 12:38:17 ID:7BfoFa4p
このスレでマコトがらみの話を書くと荒れるのか
書く奴がいなくなって過疎るのもうなずけるわ
391名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:03:59 ID:dbqQ39zg
チアキが泣き疲れてから吉野宅でマコトに再会するまでの
チアキサイドのお話をリクしてみる。
392名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 02:53:29 ID:vtD+jzeO
>>388
誰も使ってない避難所がメインスレになるのも時間の問題だな……。
393名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 23:40:34 ID:g5iKq2DQ
今週みるとマコト出入り禁止はすっかり解けたみたいでよかったよかった。
というかやっぱり将来はマコ千だよね。うん。
394名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 15:47:50 ID:jOWeOF15
つまり、マコちゃんもう要らなくね?って事か
395名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 20:36:06 ID:9OtYP67S
このスレにとってもマコちゃんとマコトは要らないよね
396名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 03:33:00 ID:8Uori/9Y
じゃあ俺が空気読まずにマコちゃんのSS書いて投下すればいいか。
397名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 06:22:31 ID:xTkxc0m2
それがいい。
398名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 08:06:58 ID:NYpPmMKJ
そのチアキマコトの同人サークルとやらを無視すればいいだけだから。
どうせ無視されればサークル自体が潰れるだろうし。
399 [―{}@{}@{}-] 名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 15:32:35 ID:uc3oWB4O
>>393
もともとマコトのことを嫌いなはずはないからな
なんかイベントがあったら急接近するかも
400名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 15:57:55 ID:LPmHTeaW
妖精しかり火の神しかり藤岡しかりバカしかり

何気に千秋は全世代の野郎と親交はあるのな
401名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 20:13:05 ID:vgZWyI2Y
全員にフラグたててやがる・・・千秋おそろしい子!
402名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 20:51:38 ID:nnasOY64
なんか藤秋が好きな人って絶対藤冬好きだよね
藤夏奈が好きな人って絶対マコ秋好きだよね

原作はとにかく薄っぺらいんだよ それがいいとこでもあるんだけどさ
エロパロ板的にはおかえり10話ぐらいの強烈なのが見たい
テンプレ通りのニヤニヤ展開をちょっとぐらい見たいわ
403名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 21:13:18 ID:LPmHTeaW
>>402
言いたい事はわからんでも無い
今日の5の2みたいなの期待するとガッカリするかもな

なんて油断してると二回くらい前の
エイプリルフールの話みたいなのも来るわけで
404名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 00:44:43 ID:lLajmIaD
保守
405名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 04:33:49 ID:0KN9klUJ
保坂
406名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 00:09:09 ID:bHCj7IZo
唐突なんだが、みなみけに夏祭りってシチュエーションあったっけ??
407名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 00:55:41 ID:L3Zb8E7R
どうだっけ?
408名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 19:25:15 ID:1pOreelO
僕の顔をお食べ
409名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 02:36:29 ID:ENtXSuua
千秋「……」ガジーガジー

藤岡「ちょっいたいいたいいたいって千秋ちゃん!
  何やってるのいきなり!」

千秋「いや、何かの意志だよ」
410名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 22:03:58 ID:bFyUxbOf
限定版3姉妹のフィギュアかよ…
藤岡は間違いなく数十個予約してるな
411名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 03:59:19 ID:P6ds+a6o
藤岡「おれは人形よりも本物がいいんだ!」
夏奈「⁇」



リコ(藤岡くんは本物志向……ゴクリ。)
412名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 23:42:06 ID:P/csk9jp
藤岡は読者の予想を大きく裏切りハルカと付き合う気がしてきた
413名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 02:47:22 ID:/qeTzoth
「藤岡」
「・・・どうしたの、チアキちゃん?」
藤岡はいつもとはほんの少しだけ違う千秋の口調に気づいて尋ねる。
「藤岡は、ハルカ姉さまと付き合うのか?」
「え?」
千秋が自分の膝の上で緊張しているのが藤岡には判る。
「どうしてそう思うの?」
「…藤岡は、予想を裏切るヤツだって、言ってたから」
「チアキちゃんはどう思う?」
「……」
「チアキちゃんは、俺がハルカさんと付き合うと思うの?」
「………」
 千秋は黙って自分の腰に回された藤岡の手に触れる。
 その手の甲をちいさな掌で包み込み、愛しげに撫で回す。
 藤岡はちいさな彼女の耳たぶにキスすると、甘い囁きをその可愛らしい耳に注ぎいれる。
「俺は、チアキちゃん以外の女の子なんて考えられないよ」


 表情を変えない千秋にしては珍しく、南家の三女は嬉しそうに頬をすこしだけ染めたということだ。
414名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 22:56:19 ID:N8flGF89
>>329
この手の千秋×マコト作品って、春香を挟むとどうなるんだろうな
マコトならまず春香に打ち明けて相談しそうな気もするし、
それを受けて春香がどう諭すのかとかそれを聞いて千秋がどうするのかとか
415名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 08:15:45 ID:Ho/uNAKO
>>413
あまりの可愛さに悶えた
416名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 10:58:47 ID:XDCsf0X0
藤秋は和むな…
417名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 07:35:34 ID:bO8aH1dk
藤岡にはカナ、千秋にはマコトだろ。
藤秋とか原作無視もいいところだな…
418名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 11:58:13 ID:nUK6kbJ2
そういったものも楽しんでこそエロパロ
419名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 00:33:17 ID:1gEGj+P8
だけど藤秋なんてマイナージャンルの話をされて
大多数の藤カナ派の人間に不快な思いをさせるのはどうかと思うぞ

スレのニーズに合わせたSSを投下してもらわないと困る
420名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 00:43:42 ID:sF5HnC6J
マイナーだろうと需要ならあるさ

基本的に藤夏も藤秋もどちらもウェルカムだ

愚痴ってるだけじゃなくて
藤夏が増えるようなのをひとつ頼むぜ先生
421名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 03:15:29 ID:WBt8NwC3
>>419
藤吉というドマイナーにも程がある組み合わせに萌えてる俺の立場はどうなるんだよw

夏奈「それで、だ。この前駅ビルのパルシェで保坂が買い物中のハルカをガン見しながら何かぶつぶつ言ってた件なんだが……」
マキ「うげっ、あいつまだ私のハルカを狙ってたのか…。マジきもちわるい…」
千秋「てか、お前、見てないで何とかしろよ。私のハルカ姉さまに何かあったらどうするんだよ」
夏奈「いやぁ、元番長のハルカなら心配いらないかなー、て思ったらからさ」
吉野「そうだね。私のハルカちゃん、なにげに強いもんね☆」ニコッ
内田「ちょっとカナちゃん! 私のハルカちゃんを番長だなんて…!!」
夏奈「……ちょっと待て、お前ら。うちのハルカはお前らのモノじゃないぞ? 私のだぞ?」
千秋「うん。それはどうでもいいんだけどさ、」
夏奈「良くねぇよ!!」
千秋「その保坂って、誰だ?」
夏奈「あれ? チアキ、知らなかったっけ?」
マキ「てか、何でカナちゃんが保坂先輩のコト知ってるの?」

じーーーーーっ

夏奈「先月お世話になって、それからちょくちょく会ってるだけだけど?」

秋・吉・内・マ・藤「「「「「 Σ (゜д゜) 」」」」」(リアル顔)
422名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 03:35:34 ID:n+wuq0vh
今週のみなみけ見たけどさー、困ったときの食べ物ネタって感じだよね。
もう惰性で連載続けている感じ。もっと本気出せよと。
423名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 12:06:06 ID:Ms/lTIiN
いいえ、本気出したら宇宙の法則が乱れるので敢えて実力を抑えているのです
424名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 13:48:37 ID:zdmJpbQG
ネタ切れは仕方ないが最近休載が多すぎるのは気になるな
425名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 14:50:29 ID:sF5HnC6J
休載もなにも元々みなみけは隔週連載だぞ
426名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 16:30:14 ID:xu9/vMPl
みんな、もうちゃんと限定版7巻買ってスカートの中覗いたか?
スカートの中が覗ける仕様なんて素敵だね。
まったく作った奴はとんでもない変態だな
427名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 22:39:55 ID:bXBIPC3M
早くうpれよ
428名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 22:40:46 ID:eVqzHKQS
藤岡×速水はまだなのですか!
429名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 22:41:29 ID:bXBIPC3M
というか>>417>>419みたいな奴(同一人物だろうが)って二次創作全てにケチつけて回ってるのか?
430名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 21:37:07 ID:Y29p1V/k
まぁまぁまぁ。そっとしておこうぜ?

ああ、ネタは山程あるのに話をまとめる暇がない……。
431名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 16:17:34 ID:g61v6TBV
アイスを美味しく食べる為に
カナに無理やり一緒に布団にくるまれた藤岡はまだですか
432名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:34:15 ID:0E4AXThT
ハルオ×ハルカ←キレるナツキはまだですか?
433名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 01:05:03 ID:0t/WE744
ハルオ×アキラ←キレるナツキはまだですか?
434名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 17:20:35 ID:S1xm9BI3
ミナミ×ハルオ←うんこちんちんおっぱいがいっぱいですか?
435名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 17:26:46 ID:ZU4a+oy8
たぶんマキは藤岡が好きなんだな
436名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 05:01:21 ID:1VvR/R+P
お、俺だって藤岡が…
437名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 20:51:39 ID:/aaq+IrB
チアキが数年後、当時のカナみたいな髪型にして藤岡に告白する。

そんな電波がとんできた
438夏奈ちゃんと!:2010/07/14(水) 22:19:51 ID:N+K8Wwpx
前回までのプリズンブ・・・・じゃなくて夏奈ちゃんと!
 監視カメラがあるとも知らずにそのときの勢いでxxxをやってしまった夏奈と吉野であった。

あれから何回か夏奈ちゃんの家に行ったけどなんだかいつもの感じだった。
正直言って「愛玩奴隷吉野」になる覚悟で赴いたはずなのに・・・なんだかつまんないよ
 「・・・・・で私にどうしろと」
今私はハルカちゃんの友達のマキちゃんの家にいる、アツコ先生もいる。
 「だから、どうやったら夏奈ちゃんといい感じの関係になれるのかをおしえてください、マキ先生」
 「あのさぁ、私も力になってあげたいんだけどね、君たちみたいなのは・・・専門外なんだよ。ほら・・なんていうかさ、二人は女同士なわけだし」
 「女の子同士じゃ何かダメなんですか」
 「いやいや、そういうわけじゃなくてさ・・・さすがのあたしでもね〜」
わかってるよ、女の子同士が好きになったりするのが普通じゃなくておかしいんだって
でも、好きなものはしょうがないんだよ、どうにもならないんだよ。「ムリダナ」って思われてても・・・
 「アツコ先生はどうですか」
 「えーとね・・・あのね・・私は良いと思うよそういうの。だって好きって気持ちは何よりも強いんだから
だからね、二人もがんばればきっとうまくいくと思うよ」
 「なんだかアツコがいいこと言ってる」
 「、アツコ先生さっきの言葉めがっさ励みになりました今日はありがとうございました」
なんやかんやで、とにかくがんばれっていわれた気がした。
 そうだよね、私たちあんなことまでしちゃったんだからいまさら引き下がる必要はないんだよ
だったら明日さっそく夏奈ちゃんの家に行こうかな。イケてるねそれが吉野流の夏奈ちゃんに対する接近(アプローチ)だよ
439名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 22:24:01 ID:ptK0PwN8
>>438
GJ!! 続き待ってました!!
それにしてもこの吉野、ものすごく積極的である。
440名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 22:29:25 ID:3y5nj+jh
俺が藤岡だったら膝の上で千秋のあんな制服で生足見せつけられたらすぐ襲いかかる自信がある

千秋「わっ…ど、どこ触ってるんだバカ野郎!」
藤岡(俺)「うふふ^^千秋ちゃんが悪いんだよそんなえっちな格好して^^さあ誰もいないし一緒にいいことしようね^^」
千秋「や…やめ…離せ…!!うわああん!

(省略されました 続きを読むには藤秋最高と書きこんでください)
441名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 22:30:42 ID:3y5nj+jh
ところで7巻のフィギュアってどう?スカートの中見える?
442名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 19:42:06 ID:+qSfgTDs
>>441
お前は何を言ってるんだ。
パンチラがごく普通に見られる「みなみけ」だぞ?

さあ、俺がSS書いてる間にアニメイトへ行って買ってくるんだ!
443名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 00:17:34 ID:V3ng4OlD
ヒトミかわいい
444名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 12:09:27 ID:QY5NHH8a
ヒトミを食べたい
445名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 01:18:33 ID:Qu2/COtv
>>437
何それ萌える
446名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 10:26:11 ID:LJx7QqbE
千マコが欲しい
447名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 11:16:11 ID:une5puKx
でも俺は藤秋がほしい
448名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 12:27:13 ID:6uwnJ2GN
俺も藤秋
449名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 01:19:16 ID:P3x/rWAn
>>447-448

「ふにおか」
微妙に呂律の回っていない千秋の声。
「……チアキちゃん?」

 藤岡が親戚のヨーロッパ土産、と言って南家に持ち込んできたお菓子が事の発端だった。
 こじゃれた菓子の詰め合わせだったのだが、その中にウィスキーたっぷりのチョコレートボンボンが含まれているのに
気がつかなかったのは春香もうかつというかなんというか。

「おっ?? チアキー、お前酔っ払ってんじゃねえのかあ〜」
そういう夏奈の声もよろめいている。
「ちょっ! 千秋? 夏奈? あなたたち酔っ払ってるんじゃないの?」
と肩を揺する春香もすっかり酔っているのか、揺すっているのはすっかり寝込んでいる内田と冬馬の肩だったりする。

「ふにおか・・・・・」

ぽおっとほのかに顔全体が赤らんでいる千秋。
千秋は藤岡の膝の上から身体をひねって藤岡に抱きつく。
ぽすん、と藤岡の胸に顔を着地させる。

「・・・ぎゅっとして」
 頬を染めた美少女のそんなお願いを無視できるほど藤岡は人間が出来ていなかった。

「ふじおかのばかやろー」
 千秋は藤岡の胸に抱きつきながら可愛く悪態をつく。
「ハルカ姉さまののおっぱいばっかりみやがってー」
 それは千秋の本音なのかなんなのか。
「ふじおかのくせにー」
「そんなにおっぱいがすきなのかこのばかやろう」
 そう言うと、藤岡の首筋に強く抱きつく千秋。
 千秋の髪のシャンプーの匂いと、ほのかに甘い体臭を藤岡は嗅いでしまう。
「ごめんね、チアキちゃん」
「じゃあこれからはわたしのおっぱいもみるんだな?」
「あ、うん。見るよ」
「よーし」

 蕩けそうな笑みを浮かべると、千秋はそのまま藤岡の腕の中で寝入ってしまったとさ。



つづかない
450名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 08:24:18 ID:6V0KJckc
>>449
萌え苦しんだ
451名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 23:06:59 ID:pS/ZoX2Q
千秋はいつまで藤岡の膝に座ってくれるのか

五年生あたりになったら意識して
座らなくなりそうだな
452名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 23:28:56 ID:5A7MKaDz
だが待ってほしい
高校生になっても藤岡の膝に座る千秋もそれはそれで絵になるんじゃないだろうか
453名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 01:07:47 ID:QQyRmbBG
>>451
チアキは五年生だろJK
いやJS

>>452
「あー、あのさ、チアキちゃん?」
「…ん? 藤岡。どうかしたか?」
「あのさ、チアキちゃんももう高校生になったんだし、そろそろ俺の膝に座るのは止めたほうがいいと思うんだけど」
 正直、心身ともに健康ででも未だに彼女のいない藤岡にしてみれば、さいきん妙に柔らかくなってきた千秋のお尻に
なんかドキドキしてしまうのは仕方がないというかなんと言うか。
「……」
 藤岡の言葉にちょっと考える千秋。
「藤岡は、私が座るのはイヤなのか?」
 千秋のちょっとだけ悲しそうな声に、藤岡はなんだか焦ってしまう。
「あ、いや、その、イヤってわけじゃないんだけど」
「…じゃあ、おかしな気分になって困るのか?」
 そのものズバリの言葉に思わず咳き込む藤岡。
「ゴ、ゴホゴホ…あ、そ、そんなことないよ!」
「そうか」
 千秋はそう言うと、ミニスカートの中のショーツのお尻を藤岡の股間にぎゅっと押し付けながら、言った。
「じゃあなんにも問題ないね」

 そういう千秋の唇はちょっとだけ嬉しそうに歪んでいたという。


つづかない
454名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 23:01:48 ID:fGmTyydQ
マキとハルカに相談したいことがあるのに……なんとか話を切り出さなきゃ……

「それでさぁ、そのときの速水先輩ってば――」
「あ、あの……」
「うわぁっ! ア、アツコがしゃべった!!」

あ、あれ……? そんなに私って喋らなかったっけ?
「んー、確かにアツコが話の最中に割ってはいるのって珍しいわね。どうかしたの?」
「あ、うん……ごめんねマキ」
「もう、いいのよ。マキのことは気にしないで」
「なにぃー! ハルカめぇ〜!! 仕返しに今日のハルカのパンツの」

……あっ、絞められた。
「ごめんねアツコ。うるさいのは静かにしといたから」
「ハルカ…っ、ギブ、ギブ! ごめんなさい、ごめんなさい!!」
「あのね、実は男の子の事で相談なんだけど……」
「!!」 
「!?」

あ、あれ? なんか二人とも静かに……って、
「ハルカ? マキ? 顔が近いんだけど……」
「い、いやぁー……まさかアツコの口から男の話がでるとわなぁ」
「そうね、ちょっとビックリしちゃったね。それで相談って……?」
「うん。実はね、今好きな子がいて……その子が年下なんだけど二人はどう思――」

……って言うかハルカ、ますます顔が近いよ。
「分かる! その気持ち!! 痛いほど分かる!!」
鼻の先が引っ付くほど顔を近づけ、ハルカは珍しく興奮気味に話を続けた。
「かわいいよねぇ、年下の男の子! もう可愛くて可愛くて……ハアァ」
「ハルカも年下の男の子が好きなの?」
「うん♪」

意外……って事もないかな。ハルカって大人っぽい所あるから、年下の男の子に好かれそうだし。
でも気になるのは……
「ねぇ、ハルカの好きな人って何歳くらいなの?」
「うーん……千秋と同じ学年だから10歳くらいかな?」
「ちょ−っと!! ハルカ!? じゅ、じゅじゅ、10歳!?」
マキは驚いてジャムパンを握り潰してるけど、私はそんなに驚くことも無かった。

「えー、だって可愛いじゃない。私に会う為に女装までして家に来てくれてたのよ?
 言う事だって何でも聞いてくれるし、恥ずかしいことをした時に見せる顔が可愛くてかわいくて、
 あっ、でもちゃんとご褒美もあげてるのよ? ご褒美は何が欲しい? って聞いたら、
 可愛い顔して私の胸に触りたいとか言うの! もうそれがまた可愛くて……ハアァ♪
 でね、ただあげるだけじゃ楽しくないからイジワルして――」

その後、ハルカの熱弁は20分に亘った。

「で、その後に私が口で皮を剥い――」
「あ、あの、ハルカ? もう大丈夫だから……」
「あっ……、ごめんなさい。私、マコちゃんのことになると止まらなくなって」
「ううん、ハルカのおかげで私も勇気が出たよ。今度あったら告白してみる」

ハルカだって小学生の子とそういう仲になれたんだもん。
私だって頑張らなきゃ……もう我慢できないから。

冬馬くん……っ
455名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 23:07:57 ID:fGmTyydQ
冬馬にダイブされて恥ずかしがるアツコが可愛すぎて
自分の中の何かが弾け飛んで爆発してその場所には10年間草木が一本も生えないくらい辛い
456名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 09:03:49 ID:kdzXL9O5
GJです!
457名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 16:29:16 ID:1m8DTDdT
>>455
GJ!!

マキ「ん? ちょっと待てよ? マコちゃんが女装?? マコちゃんは女の子だから……あ、あれ?」
春香「細かいコトは気にしない、気にしない♪」
マキ「で、でも…」

春香(リアル顔)「分・か・っ・た?」

マキ「ハ、ハイ…………」ガクブル
458名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 19:04:42 ID:/TyQtYM9
>>453
つ、続きはないんですか!?
459名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 21:09:09 ID:jzIwomHJ
マコちゃんx藤岡ってありなのかな?
460名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 22:39:59 ID:y6w9+YAy
>>459
俺はありすぎる
ただ嫌う人も多数いる
461名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 23:31:56 ID:kARE0zAK
一応藤岡はマコちゃんを女の子と思ってるから
有り得ないわけじゃないけどね

ところで内田とマコトのバカコンビはまだですか
462名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 07:48:16 ID:QSbdT3nm
千秋は成長したらカナに似るのか?ハルカに似るのか?
463名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 03:40:23 ID:abt0WjWw
>>462
-----------------------------------------------------------------------------------------
「なあ藤岡。藤岡は、チアキは私とハルカどっちに似ると思う?」
「む? なんだそれは」
 南の俺に対する質問に、膝の上で怪訝な顔をするチアキちゃん。
 そんなことを南に急に訊かれた俺は…

1・南に似ると思う
2・ハルカさんに似ると思う



1・南に似ると思う

「あー、その、南に似るんじゃないかな?」
「やっぱりそうか! そうだよな!」
 南に似るってことは、屈託がなくて、あけっぴろげで、明るくて…いや、明るくてってのはあんま想像できないけど。
*********************
 中学の制服を着た千秋ちゃんが駆け込んでくる。
「藤岡。よく来た」
 そう言って俺の前でくるっと回ってみせる。
 ツインテールにした髪がふわりと舞って、短いスカートのすそが真っ白いふともものギリギリまで持ち上がる。
 ちょっと肉付きのよくなった真っ白い腿が俺の目を刺す。
「どうだ?」
「あ、あの、可愛いと思うよ」
「うん。そう言うだろうと思った」
 そう言うと、チアキちゃんは俺の膝の上に座ってくる。

「あ、あの、チアキちゃん?」
「どうした藤岡? 私の魅力にドキドキしたのか?」
「い、いや、そんなじゃなくて、その、生脚が――」
「藤岡はエッチだな。でも私にだったらエッチな気持ちになっていいぞ」
 そう言うと俺の腰にパンツのお尻をグリグリと押し付けながら。
「ほら、私のお尻はイイだろう?やわらかくてなかなかだと自分でも思うんだ」
 そのふっくらとして暖かい感触に俺は―――

******************************************************************



……ダメだダメだダメだっ!!

選択しなおし。


2・ハルカさんに似ると思う
「あ、その、ハルカさんに似るんじゃないのかな」
「むむむむむ。そう言われてみると、チアキは髪の色的にハルカに若干似てるような気がしなくもない…」
 ハルカさんに似るってことは、オトナっぽくって、優しくて、よく気がついて…うん、チアキちゃんは
そういう女の子になるんじゃないかな?
******************************************************************
464名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 03:40:43 ID:abt0WjWw
******************************************************************


「藤岡」
 そう言うと、高校の制服を着たチアキちゃんは、俺に抱きついてくる。
「ほら、そこ座って」
 とチアキちゃん。
 言われるまま座布団の上に座ると、高校生のチアキちゃんは俺の膝の上に腰を下ろす。
「…!!」
 そのふんわりとした生足の感触が俺のズボン越しに伝わってきてしまう。
 ほのかに香ってくるのは石鹸とシャンプーと、柑橘系のチアキちゃんの体の匂い。
「藤岡、もしかして迷惑?」
 そんな風にチアキちゃんは俺の顔を覗き込みながら尋ねてくる。小首をかしげながら。
「あ、いや、その、迷惑なんてとんでもないよ」
「よかった」
 そう言った高校生のチアキちゃんは俺の身体に腕を回し、ぎゅっと抱きついてくる。
 むっちりと柔らかく大きくたわわに育ってしまったチアキちゃんの胸のふくらみが俺の脇あたりにむにゅっとむにっと押し付けられるわけで。
 あまりに甘くていい匂いのするそんな女の子に俺は――
******************************************************************

「……いやその、あの、チアキちゃんは、チアキちゃんでいいんじゃないかな!」
「えー。つまんないぞー」
 不満そうな顔の南。でも俺の膝の上のチアキちゃんは
「……うん」
 どことなく嬉しそうな顔のチアキちゃん。
 そんなチアキちゃんが、成長した結果としてどっちもの性質を兼ね備えてしまったということを知るのは、この数年後のことだった。


つづかない
465名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 07:07:07 ID:7O0c3Ou0
>>464
ぐっじょーぶ!!
ちゃーき可愛いくて朝っぱらからニヤニヤしてもうたw
466名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 09:06:53 ID:tb2u+Qt/
>>462
タイムスリップとかで未来の千秋が現代に来たらマコト他はどう反応するのか見てみたいな
467名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 18:44:49 ID:NCt9iOu1
>>464
超GJ!
藤岡うらやましい…w

ぜひ数年後の千秋さんで一本お願いしたいですぜぇぇぇ!
468名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 20:03:31 ID:Wc5LhIuy
>>464
相変わらず癒されるコンビだ・・・
469名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 20:29:39 ID:TKwEv2bP
>>464
GJ!
数年後も是非!
470名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 01:48:37 ID:aO1OvfsG
そろそろ藤春のビッグウェーブがくることを信じている
471名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 08:36:08 ID:DnWkLzb2
タイムスリップで大人の女性になった千秋が藤岡に会いにきたりしたらどうなるんだろう
当時の千秋と取り合いでもするんだろうか
472名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 09:10:42 ID:OPzcYdBm
>>471
未来の千秋は藤岡がカナの恋人になることを知ってるはずだからそんな無茶はしない
473名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 10:01:32 ID:DnWkLzb2
>>472
え?原作だとカナの恋人になること決定したの?>藤岡
474名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 11:45:30 ID:qAZNIX98
藤岡が未来のカナの旦那になる

つまり千秋からはお兄様と呼ばれる様になるわけだ
いいじゃない
475名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 12:09:13 ID:fvoySng6
千秋って大人になったら悪魔千秋のような姿になるんじゃ・・・
476名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 20:18:55 ID:2ivyaJdJ
未来は無限大だからな、藤岡が千秋の旦那になる可能性だってある。

それこそトウマと結ばれたり、ハルカと結ばれたり、
速水先輩と結ばれたり、保坂と結ばれる可能性もあるよ。
477名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 00:25:53 ID:huzg7IBU
まるでギャルゲーだな
478名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 00:47:58 ID:G3SlzUN6
>>476
なぜマキルートがない!
479名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 14:26:15 ID:yIICgHBt
もしもみなみけが恋愛ゲームだったら

藤岡…全キャラ中最も女の子とのルートが多い
   好感度もあげやすくクリア自体は容易だが肝心のカナルートに入る前に
   他の女の子から告白されてしまうケースも有り
   進め方次第では修羅場モードやヤンデレモードに移行する事もあるので注意


ナツキ…初期の好感度はやや低目だがハルカやヒトミ狙いの場合は最もルートに入りやすく好感度も上げやすい
    ただしハルカを狙う場合は千秋の好感度も上げる必要がある
    また保坂先輩にはある程度の距離を取らないとホモの噂を立てられてしまうので注意
    隠しに冬馬との近親相姦ルートもある


マコト…みなみけのメンバーを狙う場合はマコちゃんになる必要がある
    好感度が充分でない内に正体がばれるとバッドエンド直行
    難易度はやや高めだが実は下着シーンのイベントが一番多い
    誰ともくっつかず女の子として生きていくというエンドもある
    進め方次第では男キャラから告白されることも

保坂…難易度最難
   あらかじめハルカルートしか固定されてない上に
   好感度初期値が全キャラ中最も低い
   選択肢を選んでもプレイヤーの操作を無視し妄想に浸ってしまったりと色々理不尽な仕様
    その代わり妄想シーンはムービーを使ってかなり豪華だったりする
480名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 18:33:13 ID:ZC61etG4
>>479
アパート三姉妹のお隣に昔数ヶ月だけ住んでいた男の子が戻ってくる所から話が始まるのか?
481名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 19:07:42 ID:uwgZ7Tqn
>>476
個人的にアツコルートまじオススメ
482名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 17:03:40 ID:NN811a0A
藤アツと聞いて飛んでまいりました。
よーし、おじさん頑張ってかいちゃうぞー
483名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 01:19:54 ID:52j9qzOT
>>482
全力で期待してます!
484名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 00:36:41 ID:KZANjw7p
期待期待期待ィィ!
485名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 00:54:57 ID:IuoVo3EG
そろそろ藤岡はトウマが女の子だと気づくべき
それかトウマを男の子と勘違いしていても、ふと好きになって告白すべき
486名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 08:46:44 ID:jAlNuHYv
二行目はさすがにねーだろw
487名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 11:54:26 ID:HfpWlulk
藤岡の事だからトウマが女とわかったら今での無意識セクハラ思い出して
腹を切るか責任取ると言い出しかねない
488名無しさん@ピンキー:2010/08/06(金) 00:50:41 ID:5ViEk7/L
>>487
トウマに求婚する藤岡みてえええw
489名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 03:28:22 ID:X9VLIDYp
「ダメだ。藤岡はあたしのなんだ」
と言ってそのプロポーズをキスで封じる千秋かわいいよ千秋
490名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 12:07:24 ID:zyLjwvPU
千秋とトウマが藤岡をめぐって戦うとか胸熱
491トウマアノ日:2010/08/10(火) 00:07:39 ID:cYMeG2I7
今日は土曜日、一週間の内で寝坊ができる貴重な日。これだけ寝れば体は楽なはずなんだが…どうしたことか今までに感じたことのないダルさと下腹部に違和感がある
「オレ、風邪でもひいたかな…」
オレは重い体を起こしてトイレにむかった。歩くたびに下腹部がズシーンと重い感じになる。トイレに入ってズボンとパンツを下ろして便座に座ろうとした……がパンツに何か赤いものがついてる
「なんだこれ?……まさか血が!」
不安に思いながらアソコを見てみる。するとアソコから血が出ていた
「オレ何か悪い病気になっちゃったのか」
急に不安になってきた。こんなアソコの病気のことを兄貴達なんかに相談できるわけない……
オシッコを出すのが怖くなりやむをえずトイレから出た
「おっ、トウマおはよう」
アキラが声をかけてきた
「おう…おはょぅ……」
「どうしたの?朝から元気じゃないね」
「まあな……悪いけどあんまり話しかけないでくれ…」
こんな調子だと喋る気にもなれなくてオレはこの場から去ることにした
「トウマのやつどうしたんだ?」

「そうだ!ハルカならオレの話しを聞いてくれるかも」というこであっちの南家に向かうことにした
「ハルオー。今からハルカの家行ってくる」
「そうか。お邪魔のないようにな」
「おぅ…行ってきます」ガチャっ、バタン
「やはり元気がない感じがしたな」
「でしょ!もしかしたら恋の病におかされたのかも」
「それはないな」

492名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 00:34:34 ID:yoQIzTnn
ふむ。続けてくれ。
493名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 18:46:35 ID:EPYKkqAg
あれ?終わり?
494トウマアノ日:2010/08/11(水) 00:45:49 ID:1JlqfpLl
ダルさを感じながらもなんとか南家に到着した
ピーンポーン 「はーい」ガチャっ
「あらトウマ、いらっしゃい」
「ハ、ハルカ〜。うっ、グスっ、助けて〜」
ハルカの顔を見る安心してつい涙があふれてしまった
「ちょっとどうしたの?とりあえず家に上がりなさい」
「う、うん」
茶の間に行くとカナとチアキがいた。カナは漫画を、チアキは本を読んでいた
「おう、トウマか…ん?どうしたんだ泣いたりして」「くる途中転んですりむいたりしたのか?」
「違う…」
「いったい何があったの?」
オレはハルカ達に事情を説明しはじめた
「実は、朝起きたら体がダルかったんだ」
「風邪でもひいたの?」
「いや、風邪のダルさとは違うんだ…あと、トイレいったらアソコから血が出てたんだ。オレやばい病気にでもなっちゃたのかなハルカ〜」
するとハルカとカナが顔を見合わせた
「ハルカこれはアレだな」
「そうね。アレね」

「おいカナ、アレってなんだ?」
「いいか〜チアキ〜アレはアレなんだよー」
「アレってなんなんだよバカ野郎!」
「なぁオレ死んじゃうのかな…」
「安心しなさいトウマ。アソコから血が出たのはあなたが大人の体になり始めたってことなの」
「大人?アソコから血が出たら大人になるのか?」
「そうよ。トウマが今なっているのは生理っていう現象なのよ」
「せいり?」
495名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 23:27:05 ID:QT7ictY0
逆にトウマが藤岡にセクハラすればいいんじゃないかな
今までやられた分のお返しってことで


トウマが高校生くらいだとなお良い
496名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 12:21:03 ID:cAcWgtK8
トウマの逆襲か
497名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 16:50:47 ID:KV/mPdr1
トウマ「全く参っちゃうよな。サッカーの時とか邪魔だし服選ぶのに苦労するし肩はこるし
    でかいからって何もいい事ないよ」たゆんたゆん
藤岡「ト、トウマ…その、男の前でそんな揺らすのは…」
トウマ「なんだよ―!!
      誰かさんが子供の頃に散々、さ・ん・ざ・んいじくったせいでこうなっちまったんだぞ!」藤岡「だから、それは、その…ごめんなさい」
トウマ「全く…ちゃんと責任取ってくれるんだろうな?」



千秋「………」チンマリ
千秋「子供の頃からの積み重ね、か……」
498名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 23:22:02 ID:YM0sPjDt
千秋の胸ももみまくりだよ
499名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 23:58:39 ID:psARGz1B
マコちゃんなら揉めるだろうな羨ましい
500名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 00:45:57 ID:GOm/qeyC
「こんなこと頼めるの、マコちゃんしかいなくてな・・・・」
501名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 09:19:40 ID:ItDvk/iH
>>497
続きは!続きはどこだ!
502名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 21:30:49 ID:w9fGHzvg
藤岡ハーレム
503名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 00:56:47 ID:z+6xInyu
来週からみなみけはふじおかけに変わります
504名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 23:15:12 ID:nOqYVRRo
アツコ「小さい頃からの積み重ね……小さい頃といえば……」


「ねぇ…ハルカ。ちょっとだけおっぱい触ってみてもいい?」
「どうしたのアツコ?別にいいけど……じゃあ触りあいっこしよ♪」

私が子供の頃……ハルカとあんな事してなければ……
……ハルカ、ごめんね。私のせいで肩こるよね。
でも私も……ハルカがいっぱいしたからこんなに大きく……




ハルカ最高や!!アツコ最高や!!
505名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 00:28:02 ID:wZkzIT4o
>>503
舞台はこれから新婚生活を送ろうとしていた藤岡と千秋の家にトウマが転がり込んできた所からはじまる
506名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 15:42:44 ID:vOQKKBor
三姉妹の場合、誰と新婚となろうと残りの二人がいて旦那をシェアするんじゃないかな
そこにトウマがきてもあんまり問題にならん気が
507名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 13:21:39 ID:VMqZpHRa
つまり誰と結婚しても春夏秋冬ハーレムなんですね。
508名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 22:29:39 ID:lgsQquqs
藤岡が千秋と結婚した場合夏奈の義弟になるから
色々こきつかわれて
春香と結婚した場合義妹だからと色々集られる

だからここは吉野と結婚しよう
509名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 23:57:50 ID:aEOl6Iub
むしろここは速水と藤岡を結婚させよう
510名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 00:52:50 ID:pGkzLgpm
まあどっちにしろ藤岡椅子には千秋がついてくるんだけどな
511名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 01:33:23 ID:3DS/MUCS
ムニッ

カナ『ちょ、何をする藤岡?胸を触るなど・・・』

藤岡『蚊がいたから・・・』

カナ『そうか。なら仕方ない』
512名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 02:42:59 ID:ye9946u8
夏奈はみなみけの中でいちばん気が長そう
キレてるところがいまいち想像できん
513名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 14:53:19 ID:7VMMIMOQ
千秋「うちのバカが本当に怒ったら、さすがの吉野も黙る」
514名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 15:43:05 ID:/1VtA3jK
私のみかんだぞーーーーう!!とか原作でもキレまくりじゃないか

しかしそれがまたかわいいし数分後には忘れてそうだが
515名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 00:37:05 ID:MM4WogAj
夏奈って好き勝手やってるようで一番自制心強そうだよね
516名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 22:25:58 ID:itp+qku3
長女でもなく末っ子でもなく真ん中の子だから、
ああ見えて結構我慢してるかも知れないね。
517名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 00:57:08 ID:9NTHyOiW
落とそうとする上で一番手強そうなのは間違いなく夏奈
次点で吉野かな
518名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 01:00:02 ID:RNyMXLMG
吉野は何考えてるか全く分からんから、
誰かを好きになったとしてもどう動くか想像出来ない。

と、吉野(白)を藤岡とくっつけちゃった俺が言ってみる。
519名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 23:59:21 ID:7G4YTUV1
「やっぱり下着も女物の方が良いんじゃないか?」
「な、なな……カナ! 何を言い出すんだ! だいたいそんなのオレの男気的に――」
「でもほら、この前のトイレでのこともあるし。万が一ハルカに下着見られても大丈夫なようにしないと」

数日後……
「あー、眠い……ハルカさんがいないなら家で寝とけば良かったよ」
「そういう事はゲストの藤岡がいないところで言えよ、あとスカートで股を開くな。妙なものが見えたらどうするんだ」
(水色……)
「こら、藤岡! お前はお前で股の妙なもの膨らませてるんじゃないよ!」
520名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 00:09:52 ID:ggpFVay/
千秋「新学期早々身体測定とか、何の嫌がらせだよ」
吉野「あれ?チアキは身長とか体重とか、特に気にしてないって前言ってなかった?」
千秋「……って、内田が言ってた」
吉野「なぁんだ、内田かぁ」
内田「わざわざ言わなくてもいいよ!」
吉野「それで、結果はどうだったの?……ってその様子だと散々だったみたいだね☆」
千秋「内田は夏休み中ずっと、私の家に入り浸ってたよ。カナとお菓子バリボリ食べたり」
内田「してたよ!!」
吉野「へぇ、してたんだぁ」

むにっ

内田「ちょ、ちょっと!お腹つままないでよぉ!!」
千秋「お、どれどれ」

むにっ

内田「痛ッ!!」
千秋「おっとごめん、つまみ過ぎた」
吉野「内田ぁ、見た目細いのにこのお腹はかなりヤバいと思うんだ、私」

むにむにむに

内田「ふぇぇええええ> < よ、吉野はどうなのよ!」
吉野「私? まぁ、増量した分背が伸びたから相殺ってコトで」ニコッ
内田「ぐぬぬ……」
吉野「つまんでみる?」
内田「いいの?」
吉野「いいよ」
内田「えいっ」
千秋(ん? 吉野、いつのまにこんなに大きく……)

もみっ

内田「こ、これはっ!!」

もみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみ

吉野「う〜ち〜だっ♪」ニコッ
内田「あ……」
吉野「私がつまんでいいって言ったのは、お腹の方なんだけど☆」ニコッ
内田「こ、これは、し、身長差……ってコトで……」えへへへ
吉野「ほんとに?」
内田「う……うん」
吉野「あっそう」
内田「…………」
吉野「ほんとは?」
内田「!! だ、だって、前より大きくなってるんだもん!!」もみもみ
吉野「いいこと教えてあげる。どんなに私の胸を揉んでも、内田の平たい胸はいつまで経っても大きくならないよ?」にっこり。
内田「ま…真っ平ら、って……。チアキよりあるもん!」
千秋「吉野」
吉野「なぁに?」
千秋「内田をお前の気が済むまでいじり倒していいぞ。私が許可する」
吉野「うん、分かった☆ さぁ内田、一緒にトイレに行こう?」

内田「え? なっ……えっ……」
吉野(リアル顔)「昼休み終わるまでたーっぷり可愛がってあげる♡」ニヤリ

内田「えっ………」
521名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 00:54:23 ID:DpPHdRv+
一方トウマは藤岡のセクハラの成果が遺憾なく発揮されていたとか
522名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 18:13:36 ID:/GReBsUu
もうマコちゃんは引き返せない領域にまで来てしまったな
523名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 21:58:22 ID:3Ul/QMkD
チアキはマコちゃんがいないと生きていけないんだな
524名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 07:18:14 ID:wAx8+NTV
>>523
さすがにそれはない
525名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 22:45:24 ID:PQm9n37v
毎回思うんだけどさ、この程度のページ数でなぜ隔週連載なんだよ
526名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 01:33:10 ID:G5/ItqeK
・本業が別にある
・高校生と中学生と小学生の三人の娘の世話をしながらマンガを描いているのでこれくらいしか描けない
527名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 12:18:27 ID:JUzkLC4a
千秋の泣き顔を見てSに目覚めるマコト
528名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 15:23:30 ID:mbb7sJ9W
全く想像がつかない… >Sなマコト
529名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 19:15:50 ID:rLcTd+FR
マコちゃん×千秋誰か書いて
530名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 18:49:13 ID:XuWid7Vo
マコトなんて男の子はいなかったって事か…
531名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 19:12:24 ID:QoRLq237
>>528
無意識Sならありえる
鈍感で千秋の真意に気付かない焦らしプレイとか
532名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 01:45:20 ID:m4tqGFR5
S千秋が藤岡を調教する話は需要あるかな…
533名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 10:35:00 ID:2QR67SFE
マコちゃんへの態度を見るに千秋も好きな人に対してはMっぽい
534名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 15:01:49 ID:UhurwxbO
>>532
あるなら出してみれ
535名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 00:46:32 ID:6yNlHxf9
みなみけの中じゃ一番夏奈がSっぽいよね
536名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 06:25:11 ID:lAH/FUwP
と見せかけて、Mだったりして…という妄想。
537名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 23:20:25 ID:Fy8k4CM2
構ってくれないと基本拗ねるしね
538名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 01:33:27 ID:7nQ06nIo
でも孤独には耐性ありそうだよね
むしろ春香あたりの方が孤独に弱そう

寂しがり屋な春香姉さま・・・
539名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 16:41:11 ID:2wtEpeFJ
割と間違ってなさそうだから困る
家に来た友達をしょっちゅう夕飯に誘うのはそのためか
540名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 17:34:39 ID:cpujm0/l
ハルカが藤岡を二人っきりの夕食会に誘うとか妄想した
541名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 22:52:29 ID:M75jsYSz
今更ながらみなみけ面白いねw
保管庫あるみたいだから漁ってみようと思うんだけど
みんなの個人的なでいいからお勧めとかあります?
542名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 00:01:38 ID:B+cTBGSt
藤岡×チアキならなんでも
543名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 00:11:49 ID:g0iyKZPD
くろおか。内容もソフトだし原作のほのぼのした雰囲気がほとんど崩れてないから超お勧め
544名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 03:11:32 ID:Bfu+uxBz
原作に準ずるならふじかなとマコ秋
他は好みによる
545名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 06:53:37 ID:fOjwFGCt
原作に準じてはないだろ…
546名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 08:10:22 ID:pfCxP5MV
>>543
エピローグ読んで
藤岡め!絶対に許さない!絶対にだ!!って気持ちになったww
547名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 08:25:45 ID:CGSLCtLf
原作は最近かなりマコ秋おしてきてるな
548名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 21:11:55 ID:KV2S38wW
藤岡は今週物凄く惜しいことをした
549名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 22:12:15 ID:gZCaKsME
カナのだと知ってたら貰うだろうな
550名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 22:59:15 ID:sF60ADhG
藤岡(南の食べたアイス棒…!?
  ほ、欲しい…でも南のだと知ってから欲しがるなんて変態だと思われたらどうする…!?
  いや、そもそも女の子の食べたアイス棒を欲しがるのはやっぱり変態じゃ…)

藤岡「ゴメン、今お腹の調子悪くて」
(俺のバカ……orz)
551名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 10:34:18 ID:AMzmFgOP
リコ「カナって確かに胸小さいけど、形はいいのよねぇ」
夏奈「うるせえよ。てか、お前に私の裸を見せた覚えは無いんだが」
552名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 20:23:51 ID:3Q4c8dhX
リコカナか……ありだな
553名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 07:11:03 ID:3joEOXO7
アツコ×藤岡が読みたいけど二人が絡む様子が思いつかない
554名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 03:31:55 ID:FGA1590m
間に誰かを入れたらどうかな。冬馬とか
555名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 00:34:33 ID:29bnb7/2
ハルカのSSってけっこう少ないな…
カナやチアキより絡めるキャラがいないからか
556名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 14:15:00 ID:NEtF0M6K
「おい藤岡、ちょっとこっち来てくれ」
「どうしたんだ、トウマ」
「お前もアツコで寝てみろ、すぐ眠れるから」
「ちょ、ちょっとトウマくん───」
「えっ、でも───」
「いいからいいから」ドンッ
「うわっ!」
「きゃっ」

パフッ

「───ふ、ふじおかく──」
「…………zzz……」
「おぉ!さすがだな!藤岡も一発で寝た!」

「(──ふじおかくんって、男の子だっけ?女の子だっけ……?)」

こうですねわかります
557名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 12:09:14 ID:S0Q8QPm8
過疎ったなぁ…
燃料が無いからか
558名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 18:17:30 ID:Y8//aMJK
春香は以外に藤岡との繋がりが少ないからな

保坂は論外だし
559名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:49:16 ID:hKmDPM7r
しかし春香が一番もてるんだよなぁ

保坂、ナツキ、マコト…三人から惚れられてる

ちなみに三姉妹中で一番もてないのが千(ry
560名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 00:44:43 ID:ZV5fCVZx
カナってたぶん藤岡ぐらいしか好いてくれそうにないんじゃね?
561名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 16:48:50 ID:0bXalxaO
>>556
凄まじく萌えた
天然藤岡に振り回されてしまうアツコかわいい
562名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 21:20:36 ID:Gx5xsuhX
カナは顔は可愛いのだが性格がエキセントリックすぎるからな

付き合えるの藤岡くらいしかいないだろ
563名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:51:01 ID:y3g2SO3e
今回の話読んだらやっぱ保坂と春香の組み合わせは本編でもありえないっぽいな
564名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:21:36 ID:M4lKPMFl
最早恋愛というより宗教だなww

春閣下状態
565名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 01:01:02 ID:hUfjHARO
まあ俺は性格も全部含めて夏奈が好きなんだけどね
というわけで夏奈はもらって行きますね
566名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 01:09:18 ID:kX9aqyP2
どうぞどうぞ
俺は千秋をもらっていきますから



え?ダメ?私は藤岡専用?あー、そうなんだ。お手つきかあ。じゃあしょうがないから春香でいいか
567名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 02:04:01 ID:3ULXNyng
チアキってそんなに藤岡に惚れてる描写ってあったっけ?
父性を感じてるぐらいだと思ったけど
568名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 02:08:39 ID:M4lKPMFl
2〜3巻あたりじゃカナの水着姿にドキッとした藤岡にむくれて押しのけたり
タケルおじさんの鉛筆占いでカナの未来の旦那候補で藤岡を刺してた時は
微妙にショボーンな顔になったりしてたんだが
最近じゃあまり見ないな
569名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 07:42:03 ID:5/6m0kZf
マコちゃんに乗り換えた感があるな
570名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 13:54:27 ID:ESDIuTpH
千秋を泣かせられるのはマコちゃんだけ
千秋を笑わせられるのもマコちゃんだけ
571名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 17:33:49 ID:StapzWgh
ゆびさきミルクティーを思い出した
572名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 21:14:34 ID:7Cz9Hsvy
>>568
それも「お父さん取られた」程度に受け取ってたわ
最初からカナのこと好きだとしってるし恋愛面では固執とかないのかもな

別にカプ否定じゃないよ念のため
妄想は自由だし偉大だ
573名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 21:23:46 ID:kfmmV9i+
藤岡と千秋はあれだ
平和なアムロとクエスみたいなもんだ
574名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 23:43:59 ID:+9e8wyOX
千秋って依存心強そう…
575名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 02:08:58 ID:/6fcoMyZ
春香はもちろんなんだかんだで夏奈にもべったりだからな
576名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 03:03:51 ID:29iUaqL9
ふじかなで、ベッタベタの恋愛モノを書きたいけど、
話が長くなりそうな上にそこまで書く時間が無い…。
577名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 22:25:16 ID:VH1qOMED
内田とナツキの一夏のアバンチュールを書いていたのに
気づいたらもう10月だよ
月日の流れさん、もっと空気読んでほしいです
578名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 23:34:44 ID:P2ID5pP0
何かやろうとして1期のアニメを見直してたら改めてこれは神アニメだと思った
579名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 19:55:26 ID:ZT5ZaYO2
アニメから入って保坂が出てきたあたりからこれは神アニメだと思った
580名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 20:44:12 ID:l0W/33uP
マコトがマコちゃんになるあたりからこれは神アニメだと思った
581名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 23:50:32 ID:hcOXt9Lf
マコトがマコちゃんになるくだりは爆笑したわ
このノリのまま2期見たかった
582名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 00:09:16 ID:ZIUUDV48
カナがホットケーキに入れたジュースみたいなキャラいたよな
冬月……だっけ?
583名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 00:29:30 ID:p/Z4BTt8
なんとかって同人サークルのオリキャラだっけ。懐かしいな
584名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 06:53:58 ID:Tr2ivlCI
メガネでウジウジしたちっさいおっさんなんていなかったんや!!
585名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 20:52:51 ID:tN1NL1jN
どんな組み合わせも行ける自分だけど博多弁だけはダメだ
586名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 04:39:56 ID:ZO7ubn4U
みなみけキャラはみんな大好きって友人に言ったら
「じゃあフ●キも?」と聞かれて軽くキレ気味になった
587名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 22:16:36 ID:gW/Pihhi
その友人、同人サークルのオリキャラまで知ってるとか、どんだけハマってるんだw
588名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 20:48:05 ID:VNM3OvoA
みなみけのファンブックだと千秋が藤岡に恋心抱いてるけど気付いてない、みたいな書き方してたから
千秋→藤岡はあるもんだと思ってる
589名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 21:45:41 ID:ww6JbJry
個人的には藤岡がやっと報われてカナと付き合う様になるが
その様子を見てなんだか胸が痛む千秋

そこで初恋の自覚と失恋を同時に経験する、って感じかな
590名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 23:26:36 ID:y9WXJax7
あー原作でも初恋と失恋を同時にってのはやるかもね
お約束ではあるし、千秋は小学生だしね
591名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 02:26:22 ID:oxiDX8pt
そして傷ついた千秋にマコちゃんが「俺がいるじゃないか」と…
592名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 02:46:09 ID:mmfzp1OI
いつまでも鈍感なカナに振り向いてもらえない藤岡が
デビルチアキの策略で陥落されてしまうんだよ
593名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 20:35:19 ID:F+qUXNfK
まさかの千秋×藤岡でマコ×カナ展開
594名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 18:26:10 ID:ig/Nvt2F
藤岡と千秋が結ばれてもいいじゃないか エロパロだもの

…ただあの作者はときたま読者の想像を裏切る超展開をだしてくるから
まさかの原作で藤秋もありそうだから困る。
595名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 18:46:56 ID:CiRdPBeT
ねーよ
原作でそれやっちゃったらカナとその二人すごい気まずい立場になるじゃん
596名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 00:13:22 ID:h3dc6aFO
カナは最後まで気づかないと思う

もしくは気づいても気づいてないフリをするとか
「おうおう藤岡ァ、もう可愛い恋人のチアキちゃんとキッスはしたのかね?ん?」
「あ、いや、その」
「・・・(無言でふじおかをカナの顔に投げつける)」
597名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 01:17:49 ID:r6hcfadh
小ネタ投下しますよ。
『初デート』

明日は南と初デート!! おれは遂にこの日が来るのを待っていた。
まぁ、デートというよりは『ただのお出掛け』なんだけどね。
まだこ、恋仲…というワケじゃないし。
「お昼は何にしよう。そうだ!」
おれは先日、たまたま目に付いたファッション誌を買ったんだ。
『初めてのデート 成功術!!』とでかでかと書かれたら、そりゃ買うよ。

特集の内容は正におれのためにあるようなものだった。
一通り目を通したおれは、服装や所持品、行先などを全部確認。
問題はお昼だ。
行先は駅前の繁華街と決めてはいるんだけど、
生憎おれは女の子が喜びそうなお洒落なお店なんか知らないし、
そもそも繁華街に行くことがあまり無い。
そうだ、あそこのお店にしよう。
前に父さんと二人で行った洋食屋さんなんだけど、そこのオムライスがすごく美味しいんだ。
でも、中学生の小遣いだとちょっと厳しいかな。
値段が、ちょっと……ね。

「じゃあ、どこか安い所で………いやいや、ダメだダメだ!!」
雑誌には『デートでこれは絶対NG!!』な例として、
ラーメン屋や回転寿司、牛丼屋、ショッピングモールのフードコートなどが挙げられているからだ。
確かにデートでラーメンや牛丼は無いよね?
それと、回転寿司は中学生のお財布的に無理だ。
「うーん」
おれは悩んだ。
すごく悩んだ。
彼女はおれにものすごく期待しているようなので、何としてでも彼女を満足させなければならない。

……考えた挙げ句、おれは母さんに頼んで『デート代』と称して貰った小遣いを更に上乗せして貰った。
その代わり、おれの毎月の小遣いは500円減額となった。



デート当日─────。

「藤岡!! 私は確かにオムライスが好きだが、ラーメン○朗とか○き屋とかマ○ドナルドの方が行きたかった!!」
予定通りおれは南を繁華街からちょっと奥に入った所にある洋食屋さんへ連れて行ったのだが、
喜ぶどころか、逆に不機嫌になってしまった。
意外なコトに、南はファストフードやラーメン屋などの類に行った事が一度も無く、
一人で行くのは気が引けるからおれと一緒に行きたかったのだという。

女の子の気持ちは複雑だ。




*****

仕事中に突然電波を受信したので、勢いだけで書いてみた。
その後のオチはご想像にお任せいたします。
598名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 10:04:13 ID:xOAETblF
マコトにもうちょっと男を磨いてもらうために千秋が藤岡好きを仄めかしてみたり
でもアキラとのやり取りを見てるとそういうところの余裕がないのって藤岡の方だよな…
599名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 11:02:52 ID:XZegx8xV
藤岡は最近はカナにあわせて段々バカになりつつある
600名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 20:55:55 ID:kI6EEADV
>>597


藤岡って余裕ないよなw
601名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 23:02:38 ID:MDPEsQsG
>>597
藤岡かわいいなw
602名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 17:33:06 ID:7y0DPMp6
ふじおかが増殖したww
603名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 01:12:16 ID:i1HvaRgj
久しぶりに自分の書いたパロ読むとなんか恥ずかしくてイヤアァアァァアァ───ッ////てなるよね
604名無しさん@ピンキー
普通にハァハァするけどな