【戯言・リスカ】西尾維新 Vol.9【化物語・刀語】
いつリンクが変わるかわからんから
トップページにだけの方がいいって話やったはずやけど。
よく読んでなかった、すまん。
>>1おつです
だがこれだけは言っておく。
忍は俺の嫁だから。
わっふるさんはSS投下しないのかな?
書くの早いからきっちりまとめてくれればエロSS能力がかなり高いと思うのに。
>>1乙!
改めて考えると偽(下)の後半バトル前の忍との能力調節の為の吸血し合いって
吸血鬼的には、すっごくエロい行為なんじゃね?
忍が昂ぶってたのはその所為なんだろうか
>>8
そういやバサさんがそんなこと言ってたな・・・。
初投下
暦×ひたぎ(ちょっと忍)です。
時間軸的には偽物語上の後日談直前です。
吸血鬼等に対する身勝手な設定、というか解釈があります。
ともない本編と矛盾する部分があるかもしれません。
ご了承ください。
戦場ヶ原ひたぎの家を僕が最初に訪れたのは、
ゴールデンウィークが明けたばかり、僕に言わせれば悪夢から覚めたばかりの事だった。
思えば戦場ヶ原とはっきりと会話をした初めての日でもある。
以降僕は何度も戦場ヶ原に勉強をみてもらうため、ここを訪れた。
そして今日、7月30日。
今、彼女はあの日と同じようにシャワーを浴びている。
もっとも今日は体を清めるというような意味合いは無く、
この季節の太陽の下、屋外で長い間会話をしていたせいでかいてしまった汗を流しているだけだが。
そんな小さな事だけでなく、あの日と今日ではかなり色々な変化が彼女と僕には、あった。
体重。戦場ヶ原ひたぎの抱えていた、大きな問題。
彼女の重さはもう取り戻す事が出来たけれど、彼女の家族は、母親はもう帰ってはこない。
昼間の詐欺師のことを思い出すと気分が悪くなるから、
詳しくは思い出さないけれど奴の言葉をかりるなら、もう終わった、過去の事なのだ。
そして僕。
当時としては考えられない事だったけれど、先にも述べたように僕はまじめに勉強をするようになった。
まあ戦場ヶ原の事に比べれば、比べるまでもないようなしょぼい変化だけれど。
それと、吸血鬼との和解。
和解と言うよりも立ち位置の変化。
僕は忍を許さないし、忍も僕を一生許さないだろう。
それでも会話一つしなかった以前の関係に比べると、
こういう言い方が適切なのかはわからないが、忍との関係もまた、前進したと思う。
今朝も万一に備えて血を吸ってもらった。
昨晩僕がいいように殴られっぱなしだったせいか、少し機嫌は悪かったが、
それでも僕の体を気遣ってくれていたようだ。
閑話休題。
そして、僕と戦場ヶ原。
あの日は、それこそ初めて口を利いたような関係だったけれど、今はもう違う。
恋人。
そう、僕たちは今や恋人同士なのだ。
羽川に注意されるまでも無く、未だプラトニックな関係ではあるが、それでも恋人同士なのだ。
そんな中、彼女の家で二人きり。
さらに昼間の戦場ヶ原の台詞。
そして今、彼女はシャワーを浴びている。
つまり僕が何を言っているかと言うと。
「思わせぶり過ぎんだよ!」
初デートの時といい戦場ヶ原の思わせぶりに期待させておいて結局それかよ。
という梯子の外し方は何だか少年ジャンプ的な安心感がある。
このあと戦場ヶ原はシャワーからあがって僕をどうするつもりなんだろうか?
――そういえば阿良々木君、羽川さんから素敵なものをもらったそうじゃない。
それじゃあ私からも何か……そうね、「私に眼球を好きな時に検査して貰えるチケット」とかどうかしら。
「いらねー!」
想像の中の戦場ヶ原につっこんでしまった。
使ったら死別しちゃう気がする。
「シャワー済ませたわよ」
グロテスクな映像を思い浮かべていた僕の耳に、普段と変わらない平坦な戦場ヶ原の声が聞こえた。
もちろん服、というかパジャマを着ている。
まあ浴室に入る前に服を持っているのをちゃんと確認していたわけだが。
しかしだからといって、息をするたびに僕を動揺させる彼女の事。
いつだって油断は禁物なのだ。
「阿良々木君もシャワー浴びてらっしゃいな」
「ああ、それじゃあお言葉に甘えて汗を流させてもらうよ」
「湯と書いてある赤いほうの取っ手を回せばお湯が出るわ。
熱かったらもう一つの方の取っ手を回せば温度が下がるから、って以前使ったことがあったわね」
「そういえばそうだったな、でもありがとう」
「それと阿良々木君」
「なんだ?」
「阿良々木君のために、身体を洗った時に使った水は全て浴槽の中に貯めてあるから
好きに飲んでもらって構わないけれど、
石鹸やシャンプーも少なからず混じってしまっているからあまり沢山飲んじゃ駄目よ」
「何から何まで最悪だなホントに! 沢山どころか少しもいらんわっ」
不意打ちだった。
久しぶりに彼女の純粋な気遣いに感謝したというのに、
こういうのも煮え湯を飲まされると言うのだろうか。
「それじゃあ、シャワーかりるぞ」
「ええ、その間に私も準備をしておくわ」
「何の準備だよ」
「そんなの決まっているじゃない」
「……」
だから思わせぶりすぎるんだよ。
ちなみに二人で帰りにファミレスによって夕食はすませているので、
久しぶりに彼女が手料理を振る舞ってくれるという線はまずない。
悶々としたまま僕は浴室へ向かう。
ここまできても、何か裏があるんじゃあ無いかと疑ってしまう僕はヘタレなのだろうか?
自問自答しながら、汗を吸ってベタベタと気持ち悪いTシャツを脱いだところで、
彼女の衣服が洗濯かごに入っているのを見つけた。
ブービートラップ!!
僕はもう騙されないぞ! 戦場ヶ原以外が触ると指紋照合ではねられて、
下着にしかけられた爆弾が爆発するんだろう?
もしくは僕がそれに手を伸ばした辺りで彼女が入ってきて
「あらあらあらあら阿良々木君失礼殺りました」とか言いながら僕を刺し殺すのかもしれない。
無造作に籠に入った服の下から、少しだけ覗いている下着に、僕はそれ程のキラリズムを感じていた。
なるべくそちらの方は見ないようにしながらズボンとトランクスを下ろし、Tシャツも含めて畳む。
その時、ガラリと洗面所の扉が開いた。
「は?」
僕が前を隠すことも出来ずに間抜け面で固まっているのを意に介さずに、
戦場ヶ原は洗濯かごに入った自らの服を手に取る。
「ちょっ……」
あまりの衝撃に未だまともな反応が出来ない僕を尻目に戦場ヶ原は、
「服を持って出るのをわすれたのよ」
と言ってのけた。
「ノックをしろノックを!!」
「嫌よ、そんな面倒くさい真似」
女性に全裸を始めて見られた、訳ではなかったが、
なんだろうこの、大切なものを奪われてしまったような気持ちは。
まだこれで戦場ヶ原が頬を赤らめるだの、そういう反応をしてくれれば、
こちらとしても救いがあるのだが、あの日同様澄ました顔で、堂々としたものだった。
「それと阿良々木君」
「な、なんだよ……」
僕の問いかけに答えず、戦場ヶ原は僕の股間の方をちらりとみやると。
「……ふ、何でもないわ」
「なんだよ! 言いたいことがあるなら言えよ!」
「嫌よ、そんなことをしたら阿良々木君が無駄に傷つく事になるわ」
「うわああああああああ!」
傷つけられた、無駄に。
そのまま何事もなかったかのように戦場ヶ原が居間に戻るのを、僕は床に崩れ落ちたまま見送った。
浴室に入ると、浴槽の中に3分の1ほどお湯が溜まっていて、そこに一本の長い髪の毛が浮いていたが、
僕は全く全然毛ほどもそれを気にすることなく、シャワーを使って汗を流し始めた。
身体を洗いながら、今朝のことを少し回想する。
朝は何時もどおり妹たちに起こされた、という訳では無く忍に起こしてもらったのだ。
目を覚ました僕の上に忍が馬乗りになっていた。、
「今日はお前様のわがままを聞くつもりは無いぞ、血を吸わせてもらう」
なんて忍は物騒な事言い終わるや否や、僕のパジャマに手をかけた。
「待て待て、いきなりどうしたんだ忍」
起きたばかりで完全には働いていない脳味噌には少々ハードな展開である。
「今日はあの貝木とかいう男の所に行くんじゃろう?
備え過ぎるという事は無いはずじゃ」
「それはそうだけれど……」
あの男に情けをかけるつもりはないけれど。
「かっ、甘いのう主様は。
昨日お前様を還付無きまでにボコボコにしてくれたあれも人間、
ましてやお前様の妹ではないか。
さらに言えばこれから会いに行く人間は、そのお前様の妹を一度退けておるのじゃぞ?
昨日あれだけボコボコにされていた前様が、
そのままの状態で挑んで勝てると踏む方がおかしいじゃろうて」
忍の言うことは、正しい。
正直全く反論が浮かばない、けれども僕は。
「人間に未練があるなら儂を殺せばいい、殺すしか無いと、昨日風呂場で申したではないか」
僕の葛藤を遮るような強い口調の忍。
「……わかってる、そんな事はしない」
「本当に甘いのう主様は」
「なんとでも言え、ほら脱いだぞ」
僕は上半身をはだけると、いつものように忍を抱き上げた。
「そうそう、素直に儂の言うことを聞いていればいいのじゃ」
そこでふと、疑問に思う。
「そういえば忍、お前は他人を操り人形のように、思い通りに操ったりはできないのか?」
「? ……ああ、色ボケ猫が以前そんな事を言っておったな。
まあ結論から言うと今の儂でもそれくらい出来ない事はない、
お前様相手は無理じゃがな」
今まさに噛み付こうとしていたところで声をかけたので、
必然忍の顔は首筋の辺りにある。
そこで喋られると正直こそばゆい。
「どうして僕相手は無理なんだ?」
「もどきとはいえお前様も吸血鬼じゃ、
蜂が自分自信の毒にあてられて死んだところを、お前様は見たことがあるか?」
成る程、同族同士耐性のようなものがあるのか。
「逆に言うと、血を吸われてパワーアップしてさえいれば、
お前様にも似たような事が出来なくはないんじゃぞ?」
「え、そうなのか? たしかブラック羽川が僕みたいな半端者にはそんなこと出来ないって」
「まあ通常時のお前様には無理じゃろうな、
パワーアップしても完全には程遠いような効果しか出んじゃろう」
そこで一旦言葉を切る忍。
そしてぺロリと意味も無く僕の首を舐めた。
「そもそもあの力は一旦相手の意識を奪い、抵抗する意思を奪った上で暗示をかける。
いわば催眠術のようなものじゃ。
それをたとえパワーアップしたお前様がやっても、意識を失わせるなんて無理じゃろうな」
そこまで言い終えて、今度はそのまま首に唇を押し付け強く吸われる。
アレ? なんだこれ。
「んっ……そうじゃのう、お前様だと出来たとしても気を失わせるどころか、
精々少し酒に酔ったかな? 程度に意識を揺らがせるぐらいかの。
それも相手の血を吸うくらいの事をせんと、出来んじゃろう。
まあそれでも、一旦その状況まで持ち込めれば暫く……、
そうじゃのう、10分くらいなら相手をお前様の暗示にかかり易い状態に出来ると思うがの」
喋ると同時に耳に息がかかるような距離で説明を受ける。
一体全体忍はどういうつもりなんだろう?
僕は決してロリコンでは無いから、
こんな小さな子供の姿をした忍相手に、まさか変な気持ちになったりはしないけれど。
「それじゃあ殆ど意味がないな、ん……でも忍、
血を吸うってのは直接で無くても相手の血を飲めばいいのか?」
それなら、刃物か何かで傷を負わせ、その血を舐めれば出来ないことは無いかもしれない。
戦闘時において多少のアドバンテージにはなるのか?
「ん? ああ、いやそれは無理じゃ。
相手の体内にも、少しは自分の体液を入れてやらんとならん。
つまり相手の血を直接操るようなものじゃ」
そこまでやって、何とか効果が出るといった所じゃな。
と忍は僕の耳の中に舌を這わせながら続ける。
「成る程ね」
口だけで無く、さっきから僕の膝の上でせわしなく忍が身体をゆすっている。
そのせいで僕の体の色々な所が、忍の体とこすれて摩擦を生んでいた。
特に僕の体の一部が、衣服越しに忍のでん部にやたら強く擦れている。
しかしこれは僕がロリコンだからではなく、朝起きたばかりだからだという事を、
ここできちんと明言しておく。
「まあつまりお前様がこの力を戦闘に使おうというのはただの愚考という事じゃ。
相手に噛みついて血を吸うくらいなら、単純に殺してしまえばいい」
別に、殺すつもりは無いけれど。
「難しい事は考えず、普通に戦えって事か。
まあそもそも、戦闘になると決まった訳じゃあ無いんだけどな」
「それでも、覚悟と準備は怠る出ないぞ、お前様」
「判ってるよ、忍」
では、と忍は一言断り、僕の傷跡に歯を立てた。
あれ、ちょっと待ってくれ、何度もこうして血を吸われてきたけど、
ちょっと何時もと違うっていうか……。
「ふぅっ」
1分くらいで忍は口を離した。
同時にさっきまでのせわしない体の動きも止まる。
「やっぱり興奮している時の方が血は美味いのう」
「は?」
「いやなに、せっかく和解したわけじゃからの、
お前様に対してもこういう事をしてもよいじゃろうと思っての」
「さっきからやたらエロい事をしてると思ったら!」
「良いでわないか、儂は美味しい血が飲める。
お前様は美味しい思いができる。どちらも損をしないギブアンドテイクじゃ」
「僕は美味しい思いなどしていない!」
「おや? 今エロい事と言ったから、てっきりお前様は儂に欲情しているものかと思ったが、
思い違いだったか?」
「もちろんだ、僕はロリコンじゃあ無い。
ただ忍がどうしても美味しい血が飲みたいというのなら、
これから血をあげる時は今日みたいにすることもやぶさかではないけど」
「かっ、素直でないのう」
我ながらキモいツンデレだった。
ともあれ、和解したばかりの忍と僕だが、順調に仲良くなっていった。
そうして僕は今朝忍に血を吸ってもらった。
貝木と、実際に戦闘になったときの為に。
結局杞憂に終わったわけだけれど、
備えあれば憂い無し。あの時はあれがベストな判断だったといえるだろう。
回想終了。
一応、何のデメリットも発生しない訳だし、それこそ備えあれば憂い無しということで、
僕は何時もの二倍くらいの時間をかけて身体を洗った。
ちなみにTシャツの代わりに戦場ヶ原のYシャツを借りたわけだが、
幸いというか何というか、サイズはピッタリだった。
着替えを終えて居間に戻ると布団が一枚だけしかれていて、その上に戦場ヶ原が正座している。
「えと……どうしたんだ、ガハラさん?
ああ、もう眠るのか、今日は色々あって大変だったからなあ、疲れも貯まってるんだろう」
「今日は」
戦場ヶ原は僕の言葉を遮るようにはっきりとした口調で切り出した。
「今日は阿良々木君の愛を確かめようと思います」
僕の腰の引けた発言を無視して随分と高圧的な戦場ヶ原。
「普通なら、愛を確かめ合うところだけれど、
私がどれ程阿良々木君を愛しているかは今更確かめるまでもない事だし」
「……そうなのか?」
「あら、まさか疑うというの?」
「いや、まあそうだな」
こいつの情の深さは、今更確かめる事もない。
それが愛情と完全にイコールかはまあ別の話。
「でもガハラさん、一体僕は何をすればいいんだ?」
「はあ……まさか阿良々木君がここまでヘタレだったとは思わなかったわ。
この状況を見て、まだわからないというの?」
まさか、本当にそうなのか?
しかし戦場ヶ原は、既に過去の経験を克服したのだろうか?
初めてのデートの時僕に言った彼女の言葉は、紛れも無くそういう事に対してのけん制だった。
それが今日貝木との過去を清算したばかり。
そんなに簡単に、割り切れるものなのだろうか?
「それに関しては心配無用よ阿良々木君。私としては昨日、阿良々木君から貝木の話を聞く前に、
こういう事をしようと思っていたくらいだったのだから」
「うん? 最近何か他にきっかけになるような事があったのか?」
「いえ、ただ私たちが付き合い始めてから一昨日で、丁度75日たってしまったのを思い出したものだから、
このあたりで阿良々木君がその事実を忘れてしまわないように釘を刺すのもありかな、なんてね」
「そうだったのか……、でもそんな噂じゃあ無いんだから、忘れたりなんかしないよ」
そう、噂なんかとは違う。
火燐ちゃんみたいに数日立てばもう元通り、無かったことになんて、ならない。
てゆうかよく数えてるな。
75日、10週間以上も経ったのか。
尤も、その間の事を考えれば、まだ10週間しか経っていないのか、とも言えるけれど。
「良かったわね阿良々木君、10週で討ちきられなくて、
私の寛容さに感謝しなさい」
「お前は僕の編集長なのか……?」
討ちきられるって、確かにお前には何度か討ち取られそうになったけれど。
昨日とか。
「だから観念しなさい阿良々木君、今夜は寝かさないわよ」
そこでふと昨日の戦場ヶ原の台詞を思い出す。
「今夜――眠れるとは限らないのだから」
まさか戦場ヶ原の昨日の台詞が、こんな意味を持とうとは、
そんな複線、ありえないだろ。
「約束は守りなさい、今夜は私に、優しくしてくれるんでしょう?」
「そうは言ったけどさ、何も今日今すぐでなくてもいいんじゃないか?
こういっちゃ何だけど、早急すぎるというか。何だかガハラさん、焦ってるっていうか」
「そんなこと無いわ。
言ったでしょう、私はけじめをつけることにしたの。
今までのスーパー私劇場はは今日、貝木と決着をつけた事で幕を閉じたのよ。
もう無闇やたらに暴言や悪口を吐くようなことはしないわ
たとえそれがどんなに愚かな阿良々木君に対してであっても」
「せめて鍵括弧を一つ閉じるくらいまでは、幕を閉じたままにしておけよ!」
こういうところが、少年ジャンプ的安心感というか、拍子抜けというか
何にでも落ちが付きそうな気がする所以だろう。
「ごめんなさい、確かに一々阿良々木君の愚かさを指摘していたら、
それだけで夜が明けてしまって、まぐわうどころではないわね」
「まぐわうって……」
「これでも本当に申し訳ないと思っているのよ?
私としてもこんな事を一々口にしてしまうのは本意ではないの」
そうなのか?
その割にはとても生き生きと喋っていたような気がしたけど。
「殆ど無意識に口をついて出てしまうのよ、言葉が。
かといってそれを抑えるために赤字でバツを書いたマスクをしたり、
猿轡をしたりなんかしたらキスをすることが出来ないでしょう?」
普段なら、お前は赤字でバツを書いたマスクをすれば黙るのか?
なんて突っ込む所だけど、一応同意しておく。
「だから代替案を用意したわ、多少阿良々木君に負担をかけることになってしまうけれど」
そう言うと戦場ヶ原は両手で僕の頬を包み込み、そして顔を近づけてきた。
え? と口にするよりも早く口付けられ、すぐさま舌が口内に入り込んでくる。
ベロチューはこれが3回目だった。
まさかこのまま行為に及ぶというのだろうか。
確かにキスはできているし、戦場ヶ原は余計なことを喋れないし、
しかもロマンチックと言っていいような状態だが、
なんだかあまりにも綺麗すぎて違和感が。
本当に戦場ヶ原は、変わろうとしているのだろうか?
「んむっ……」
ふと僕の頬を押さえていた両手が、上がってきてこめかみの辺りを指が滑る。
そこで耳に指が入ってきてくすぐられる、と思ったら
「!?」
両耳の穴に、何かを入れられた。
何だこれは? 戦場ヶ原が何か口を動かしているが、
耳に入った何かのせいで何を言っているか判らない。
いや、耳に入れられて周りの音が聞こえなくなっているんだから、これは耳栓なんだろう。
しかし今の耳栓はこんなに高性能なのか。
戦場ヶ原が何を言っているのかさっぱりわからない。
て、阿良々木君に多少の負担をかけてるってこういう意味か。
確かにこれなら、キスやその他色々の行為に及ぶのに問題は無いのかもしれないけれど。
いいのかこれで?
僕はお前の声が聞こえないんだぞ?
――阿良々木君。
そう、戦場ヶ原の口が動いたように見えた。
多分、実際にそう言ったんだろう。
そしてそのまま再び口付けられる。
本当にこのまま行為に及ぶらしい。
まあ僕の名前を枕詞にすると、続く言葉が自動的に暴言になってしまう戦場ヶ原のこと、
こうするのがベターなのだと言われたら、否定することはできないけれど。
文句ばかりも言っていられない。
よけいな事を考えるのを止めて、全力を戦場ヶ原を愛することに傾ける。
一度唇を離して僕は「脱がせるよ」、と戦場ヶ原に言う。
彼女は頷いてそれに答えた。
僕が戦場ヶ原のパジャマのボタンに手をかけると、
同じように彼女も僕の服を脱がし始める。
しかし初めて床を共にするというのに、既に互いの裸を見たことがあるというのも変な話だった。
だからといって、緊張しない訳ではない、
というか今僕は戦場ヶ原のパジャマの前を半分程はだけたところだけれど、
この半脱ぎというのはどうしてこんなにエロいんだろう。
戦場ヶ原はパジャマの下にブラをしていなかったので、
その綺麗な形の双球が僕の目の前にさらされている。
まだ前を覆うボタンは二つとめられたままで、
丁度戦場ヶ原のへその辺りを隠したままになっていた。
僕の方は、先ほど戦場ヶ原に借りたYシャツをもう完全に脱がされてしまっていたが、
あえてそのままの状態で戦場ヶ原に抱きついた。
服を脱がせるために膝建ちになっていた彼女の、胸の片方を鷲づかむと、
倒れ込むようにして顔を近づけ、もう片方の胸の先端を口に含む。
体格の事も相まって、僕が一方的に戦場ヶ原に甘えているような絵になってしまっているが、
ここには僕たち二人しかいない上に、戦場ヶ原の暴言は今や僕には届かないのであった。
あれ、もしかして今の僕って無敵じゃないか?
スーパー暦だ、なんだかスーパーマーケットみたいな語感になってしまった。
あまりにがっついてしまったと思ったので、口はそのまま戦場ヶ原の顔を伺う。
すると彼女も少し顔を赤らめ、僕の方を見つめていた為丁度目があった。
彼女はそのまま微笑むと、今度は僕が戦場ヶ原に押し倒され、再び口づけられる。
床を背にしているせいか、さっきより深く舌が入り込んで来た。
身体を密着させてキスをするだけで、こんなにも気持ちがいいなんて思わなかった。
自身童貞ではあるけれど、男性に対して恐怖を抱いているであろう戦場ヶ原の為に
なるべく優しく紳士的になろうと思っていたが、我慢できそうに無い。
戦場ヶ原の半脱ぎになったパジャマとわき腹の間から腕を背中に通して、もっと強く抱きしめる。
すると戦場ヶ原もさっきより強く僕の舌を吸ってきた。
服の中に入れた手を、そのまま下に滑らせて下着とお尻の間に差し込む。
ピクんっ、と戦場ヶ原の身体が跳ねたが、特に抵抗される気配はない。
何度もしつこいかもしれないけれど、半脱ぎは本当にエロいと思う。
服を着たままこういう事をしてると、なんだか痴漢しているみたいだ。
そのままお尻の肉をこね続ける。
今も抱き合いキスをしているので、他に触れる所があんまり無いのだ。
ふと僕の指がお尻の割れ目の辺りをかすると、流石に戦場ヶ原が身体を離した。
その隙に僕はひたぎの下着の中に差し入れ、お尻を触っていた右手を前の方に滑らせる。
すると指の先に、かすかに湿った産毛が触れた。
頭の中が真っ白になりかける。
僕は少し乱暴とも思える手つきで、戦場ヶ原の割れ目をなぞった。
目の前の戦場ヶ原の眉が切なそうに歪む。
僅かに開いた口元がどうしようも無いほど官能的だった。
とゆうかどうして僕は耳栓をすることを受諾してしまったんだ。
もしかしたら今戦場ヶ原は、普段からは想像が出来ないくらいの甘い声を出しているかもしれないのに……!
――阿良々木君。
再び戦場ヶ原の口がそう動く。
聞こえるはずはないんだけれど、もう数え切れないほどに呼ばれたことがあるからか、
実際に戦場ヶ原の声が聞こえた気がして、それがなんとなく嬉しかった。
――ちゃんと脱がせて。
今度はちょっと自信が無かったけれど、
同時に戦場ヶ原が僕のズボンのベルトに手をかけたから多分正解。
ちょっと惜しい気もしたけれど、僕は残ったパジャマのボタンを外し、
次に彼女のズボンと下着を同時にずり下ろした。
何とかそれらを膝の辺りまでは下ろす事が出来たけれど、
そこから先はどうしてもこの体勢では届かない。
戦場ヶ原もそれは同じなようで、残りは結局お互い自分で脱ぐ事になった。
お互い、生まれたままの姿になると、いよいよだなという気分になる。
四つんばいで僕の上に跨っている彼女を抱きしめ、体を横に一回点。
彼女を組み伏す形になる。
――来なさい、阿良々木君。
戦場ヶ原の手が遠慮なく僕のソレを掴んで、彼女自身の中心に導く。
「うん、戦場ヶ原」
僕は頷くと、そのまま戦場ヶ原の中に入った。
「っ!」
息を呑んだのは二人同時だった。
おそらく戦場ヶ原は痛みのせいで、僕は快感のせいで思わず息が止まりそうになる。
戦場ヶ原の顔が苦痛を訴えた。
僕は動きそうになる腰を必死で止めて、彼女に優しくキスをする。
そうしていると、ぎゅう、と戦場ヶ原が僕を抱く腕に力を込めた。
そのまま深く口付けられる。
しばらく、必死に欲望を抑えながらその口付けを受け続けた。
ゆっくりと、顔が離れる。
――阿良々木君、もう大丈夫よ。
「無理すんなよ? 戦場ヶ原」
――ええ、分かってるわ。
「それじゃあ、動くぞ」
――阿良々木君。
「ん?」
――愛してるわ。
「僕も、愛してる。戦場ヶ原」
戦場ヶ原の中は信じられないほど熱く、気持ちがよ過ぎて、
結局僕は動き始めてから直ぐに射精してしまった。
しばらく抱き合ったまま互いの呼吸が落ち着くのを待って、
僕は自身を引き抜いた。
「うわ」
すると戦場ヶ原の中から、僕の吐き出した精液と、
彼女の血が混じった液体がこぼれだす。
思っていたよりその血液の量は多かったけれど、
それに対して嫌悪感のようなものは全くわかなかった。
それどころか寧ろその光景を見て、僕は出したばかりだというのに無性に興奮している。
さっきは僕ばかり気持ちよかったわけだし、戦場ヶ原にも気持ちよくなってもらいたい。
気がつけば僕は顔を埋めて、じゅるると、戦場ヶ原のそこを舐めていた。
すかさず戦場ヶ原の手が僕の頭を押さえにくる。
「戦場ヶ原も気持ちよくなって」
言って僕が舌を中に差し込むとビクンと身体が跳ねて、抵抗がやんだ。
きっと何かを叫んでいるのだろうけど、僕には何も聞こえない。
ちょっと無理やりっぽくないか?
と頭の片隅で思いながらも、何かに突き動かされるように僕は一心不乱にそこを舐める。
怪我をした事に代わりはないので、
戦場ヶ原のそこからはまだ出血が続いている様だった。
その傷口をいたわるように、執拗に舐め続ける。
血の味は全然不快では無く、むしろ美味しく感じる程だった。
一定間隔でビクンビクンと戦場ヶ原の身体が震えている。
それにともない血とは別の液体の量が増えてきた気がした。
いつまででもそうしていたかったが、流石に息が苦しくなってきたので顔を上げると、
いつの間にか戦場ヶ原がすごい事になっている。
顔と言わず全身が桜色に染まり、その表情はもうドロンドロンに溶けきっていた。
こいつ、こんな顔をするのか!?
何時もの無表情キャラはなりを潜めて、今はまるでお酒にでも酔ったような、
体内に何か危ない薬でも投与されたような豹変ぶりだった。
そんな表情を見せられたらたまらない、僕は再び戦場ヶ原を組伏せると再び挿入した。
先ほどとはうってかわって、そこは何の抵抗もなく、
むしろ僕のモノを飲み込むように受け入れてくれた。
もうこの様子ならこれはもう必要ないだろう。
今さらだけど僕は耳栓を外した。
「あ、阿良々木君っ」
息も絶え絶えといった感じで僕の名前を呼ぶ戦場ヶ原。
「一回、ちょっと、止まって、お願いだからっ」
「どうして? こんなに気持ち良さそうなのに」
「良すぎるからっ、駄目、おかしくなるっ」
「大丈夫だよ戦場ヶ原。もっと気持ちよくなってくれ」
僕がそういうと同時に戦場ヶ原は僕の下でビクビクンっ、と身体を痙攣させた。
もしかしてイったのか?
いや、もしかしたらさっきからずっと気をやっているのかもしれない。
それ程に戦場ヶ原の反応は良かった。
僕は嬉しくなって、自分が快感を得ることよりも、
とにかく戦場ヶ原が気持ちよくなれるように全力を傾けた。
「やああぁあっ、やめっ、駄目えっ!」
結局その後、もう一度僕が達するころには戦場ヶ原は気を失ってしまっていた。
翌朝、といっても太陽が昇りきっていない早朝。
いつの間にか眠ってしまっていた僕の横で、戦場ヶ原はまだ夢の中だった。
昨日はそのまま色々と後始末をせずに寝てしまった為、
かぴかぴになっていた自分と戦場ヶ原の体を拭いてやる。
と、途中で戦場ヶ原が目を覚ました。
「おはよう、戦場ヶ原」
何だか少し照れくさかったが、僕は彼女に笑いかけた。
しかし目を覚ますやいなや、彼女は体を拭いていた僕の手を払いのけると
シーツを手繰り寄せこちらに背を向けてしまう。
「え、ガハラさん?」
昨日何か粗相があったろうか?
いや、まあ多少最後のほう乱暴になってしまったけどそれはでも――
「ちょっと待って、ごめんなさい阿良々木君」
「……ガハラさん?」
その声は何だか怒っているという感じではなく。
「ちょっと待って、今はこっちに来ないで頂戴阿良々木君」
「もしかしてガハラさん照れてる?」
必死に両手で顔を隠そうとしている戦場ヶ原の、
指の隙間から除く肌は、茹蛸のように真っ赤だった。
「そんな訳無いじゃない。これくらいどうって事無いわ」
そう言いながらも顔を覆った手をどけようとはしない戦場ヶ原。
やばい、超萌える。
演技か? いやでも演技で赤面なんて出来るか普通。
僕は後ろを向いている戦場ヶ原の何もまとっていない肩に手を置いた、
すると次の瞬間彼女はブルルっ、と震えるとシーツを持ったまま部屋の隅まで逃げてしまう。
そのまま部屋の隅で、
「まさか阿良々木君があんなに……」
ぶつぶつと何かを呟き始めた。
なんだこの目の前の生き物は、本当に戦場ヶ原ひたぎか?
いつの間にか偽者と入れ替わったんじゃないだろうか?
しかし現実的に、そんなことはあり得ない。
目の前でまるで普通の少女のように照れてみせる彼女は、
紛れも無く戦場ヶ原ひたぎ本人だった。
結局それから戦場ヶ原はかたくなに僕の方を見ようとせず、
僕の方もそのあまりの可愛さに彼女をもう一度彼女を襲ってしまいそうだったので、
少し寂しいが家に帰ることにした。
妹達が起きる前に帰った方が少しは面倒も減るかな、という打算もあったわけだけれど。
ふと戦場ヶ原の家を出る際、
本当に鬼畜な奴じゃのうお前さんは。
と忍の声が聞こえたような気がした。
しかしそんな事を言われるような覚えも無かったので、きっと気のせいだったんだろう。
おしまい。
以上で投下終了です。
こういう板に投下するのも初心者なので、いたらないところがあったら申し訳ありません。
それでは。
>>10-30 に、西尾先生!?
状況描写の丁寧さも然る事ながら、キャラが本編のイメージに近くて面白かったです
ここまで原作っぽくエロく書けるのはすごいな…
素晴らしく乙です。ひたぎが可愛くていい!
個人的には忍とHする話も見てみたいです
素敵です。
公式カプの初体験というシチュエーションは大好物なのでたっぷり蕩れさせてもらいました。
やはり暦×ひたぎはいいなあ。
>>6 呼ばれた気がする。
まあ前スレのあれもありますし素晴らしい書き手さんもいらっしゃったので私なぞの出番はないかと。
今日化物語のグッズが発売されたわけですが。
忍のグッズが一切ないだと!?
無意識に彼女にチャームを使うなんてありゃりゃぎさん鬼畜過ぐる
ガハラさんが普通じゃ満足できなくなったらどうするんだwww
ふううぅ・・・久々のガハラ分、潤うわ
素晴らしい。朝から電車の中でおっきおっき
>>30 非常に高レベルかつ繊細な描写が上手いです。gj
原作っぽい雰囲気を出しつつエロは凄い。
>>34 タイプが違うから出番はきっとあるよ!あるよ!
保管庫もう、最新の投下まで保管し終えて超早い。
最近ちょっと異常な早さだなw
>>34 アニメイト行ったらコースターもらおうにも欲しいグッズが無くて買う物なかったでござる
新スレそうそう投下GJ
あと保管庫も最近働きすぎGJ!
借物語の火憐ちゃんで三回ちょっと抜けちまった
エロエロのやりまくりいいなぁ。
忍の辺りのくどい説明とか、無意識鬼畜モード部分がわかりにくいかなとか心配でしたが、
思っていたよりかなり好評で驚きました、ありがとうございます。
保管庫の人も素早い仕事ありがとうございます。
>>44 良かったよ〜。だからぜひ今度は忍との本番を頼む!
8歳の姿じゃ無理だというなら18歳の姿で・・・
46 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 02:07:43 ID:mSz24yqa
原作しか見てなかったから、休日使ってアニメ全話見たんだが・・・・。
撫子かわいすぎるんだが、どうしたらいい?
>>46 奇遇だな、俺もなんだ
原作買ったはいいが読む時間がない。だから書けない
誰か助けて
小ネタ、暇つぶしにでも。
「―――――――だにゃ」
「猫の怪異が語尾に『にゃ』をつけるなんてわかりやすいことをするわけがない!」
「じゃあいつものご主人様の喋り方がいいのかにゃ?
『阿良々木くん、私を抱いて』」
「な、なに言ってんだよ! いきなり雰囲気変わりすぎだ!」
「それがご主人様の本心だにゃ。
『私を見て。
私のことをいつも見てほしい。
春休み、あんな出会い方だったけれど私は運命を感じた。
私は阿良々木くんのことが好き。
ずっと一緒にいたい。
だから私をもっと見て、これからもずっと隣にいてほしい』」
「羽川がそんなことを思っているはずはないだろ!?」
「どこまで鈍感なヤツにゃんだ?
吊り橋効果じゃにゃいけれど、ご主人様とお前は恐怖を、吸血鬼と対峙する恐怖を共有したにゃ。
普通なら死んでもおかしくはない状況、それだけで十分だにゃ。
人生に大きな影響を与えるほどの出来事だったんだにゃ」
「じゃ、お願いします」
「にゃ、にゃにを言ってるんだにゃ?」
「いや…だから…ずっと一緒にいてください。お願いします」
「お前バカだにゃ? お前には彼女がいるにゃ?」
「う〜ん、じゃあ三人で仲良く?」
「そんなことできるわけにゃい………にゃ?……ご主人様は喜んでるみたいだにゃ……」
そして蟹と猫の最終戦争が始まる・・・
欲望に忠実なのが阿良々木暦
欲望に忠実と思わせておいて我慢するのが戦場ヶ原
>>49 「暦お兄ちゃんはそれで良いの……?彼女が二人って、それでも構わないって、本気で思ってるの?
……じゃあ、それなら、二人が三人になっても、撫子がそこ入っても構わないよね……?」
「うむ4Pか! これは是非私も入らないとな!」
このまま一人二人と増えていき、忍の吸血回復で無限にしぼりとられるライラライ木さんを妄想した
みなさん、私をお忘れじゃないですか?
いくらロリキャラが被ってるからと言ってもイバラ木さんは覚えてますよね
他の誰が忘れたって僕だけはお前を忘れたりしないよ――――
安心しろ、俺が長編を力技で書いてやる・・・
そういってくれて嬉しいよ、ありがとう
>>57のお兄ちゃん。
僕はキメ顔でそう言った
>>59 2期までお待ち下さい。
それよりも先に、シスターズをださないと…。
つまりガハラさんはMってことか
>>49をみてふと黒羽川ものってあんまなくね?
なんて思った。そんで
羽川のストレスを解消すべく黒羽川がエロロ木君に襲い掛かって、抱きついてエナジードレインしたら、
ムララ木君がこのままじゃ殺られるっ! とか言いながら黒羽川に噛み付いてエナジードレインし返して、
エネルギー吸い合いになって、劣勢になった黒羽川が体の接触面積増やす為に互いの服を脱がすか破くかして、
互いに裸になって…………。
この辺りで帰りの電車乗り過ごしてるのに気付いた。
ヴララ木くんて吸血能力残ってたっけ?
>>62 乗り過ごしたwwwwww
現状羽川は攻略ヒロインss数
ワースト二位ぐらいだから掘り下げが足りない気がしないでもない
接触面積というのにはかなりのエロワードを感じるんだが
>>63 偽下で忍と血を吸いあってはいたな
エナジードレイン出来るかは言及されて無かった気がするけど出来んじゃね?
162 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/21(月) 20:30:55 ID:fWcgVtf6
そもそも髪を伸ばし始めたのは、ガハラさんからの脱却とか言われているが、俺は
ハーレーダビットソンごっこに興じる八九寺と暦を目撃したからだ、と思っている
いつの日か立派なツインテールをなびかせて
「さあ先輩!この荒馬を乗りこなし見せてくれ!跨がって乗り心地を堪能してくれ!」
と暦に迫る神原の姿が目に浮かぶ。 いじらしいとは思わんかね?
まあそんな訳でアリだな
妄想力が高過ぎて追い付けないぜ
一番手っ取り早いのは初体験が体育倉庫って奴かな
>>68 つ、オカルト板に行け。
妄想癖のある2ちゃんねらーの巣窟だぜ。
>>67 神原に八九寺見えたらあららららぎさんと二人でセクハラ通り越してレイプになるんじゃまいか?
神原は変態だか無理矢理襲ったりはしない…はず、……たぶん
神原は変態淑女だからな
普通の変態とは違うのだよ
>>62 暦と忍がする1番エロい行為って相互吸血じゃね?
とかそんなことを思った
>>72 「だが阿良々木先輩、女の子がしてほしいと望むのならばそれは襲うとはいわないのではなかろうか。
そして私の両の手はそれを言わせるために存在する」
「なるほど、一理あるな」
「「では二人で一緒に」」
「きゃー きゃー ぎゃー」
>>74 吸血鬼と本人達の感覚はそうなんだと思うけどSS的には伝え辛く伝わりにくい予感。
>>75 >吸血鬼と本人達の感覚はそうなんだと思うけどSS的には伝え辛く伝わりにくい予感
例のハミガミみたいに誰かエロく書いてくれないもんかなぁ
俺も挑戦してみたが、西尾せんせーみたいにはエロくなんね
らぎがエナジードレイン出来るんならわざわざ忍にやらせねーだろ
寧ろ忍もでゅららぎ君も、血を吸われた方がパワーアップしてる気がする。
でも黒羽川を倒すときも血吸うんだよね、よくわかんね。
吸うことで主導権を握り力を好きに流せるようになるとか
吸血鬼は吸われて強くなりそれ以外は弱くなるとか
らららぎ君が忍に血を吸われてパワーアップしてるのは吸血鬼に近づくからじゃないのかな?
んで吸血鬼に近づいたラギ子が忍の血を吸うことで忍も吸血鬼に近づいてパワーアップ。
そう解釈してたけど違うのかな?
吸血鬼に近づけば、えららぎ君もエナジードレインできそうな気もするかな。
吸血行為
忍→吸血鬼に戻る、近づいていく、定期的に吸わないと残り滓から滓になってサヨナラ
ラキ→眷属に戻る、人から離れていく、定期的に血を提供して人であることは望まない
つまり
「後で忍に血を吸ってもらっておくか」→「後で忍とヤって来よう」
になるわけですね
献血が趣味の俺から言わせてもらうが血が抜かれる感覚は意外と気持ちいい。
もちろんエロい意味ではないのだが、これを極めると性的興奮も感じるのではなかろうか?
つまり
「う、あっ……いいよ忍……もっと吸って……っ」
「くくくっ、吸って欲しいのは血か? それとも大きくしておるズボンの中身か?」
「……ど」
「ど?」
「……どっちも、してほしいっ……」
「無茶を言うでない。儂の口はひとつなんじゃぞ」
「…………」
「わかったわかった、そんな切なそうな目で見るな。儂の中に入れさせてやる」
「え……?」
「小さな儂のあそこに入れさせながら血を吸うてやる。どうじゃ?」
「うんっ……うんっ、忍……入れさせてくれ、入れながら……いっぱい血ぃ吸ってくれ!」
「やれやれ、とんだ淫乱吸血鬼じゃの。半端者のくせに」
みたいなやりとりがあるはずそうに決まってるそうでなきゃいやだないわけがない
上の口からも下の口からも吸われるのか……
ロリコン木さんと趣味が被った……テンション下がる……。
わっふるさんがアップを始めたみたいだな。
あとは
>>58に期待。
>>83 血を抜かれるの好きな同志ハケーン
なんだか俺は生きてるんだなっていう実感がわいてくる
なんだか楽しいそんな感じ
それを極めた阿良々木さんはどう感じるんだろうか…
正直に言えばこの話をするのはあまり気の進むことではない。
誰にだって語りたくない話の一つや二つはあるものであって、
数百年を生きてきた伝説の吸血鬼には及ぶべくもないたかが十と八年余りの人生を生きてきただけに過ぎない若造の僕にしたところで、
もちろんそうだ。
春休み。
GW。
だが阿良々木暦、つまり僕の人生はこの二つの要素のみで構成されてきたわけではない。
大きな転換点となった狂気の到達点でこそあるものの、
しかしそうはいっても合計で一ヶ月にも満たない以上、結局のところ点に過ぎないのであって、
それらだけでは線にはなりえない。
所詮はきっと、幕間劇なのである。
もちろんこんなのはただの強がりであり虚勢に過ぎないのだけれど、
それが事実なのだと思う。
僕が僕であったのは、僕になったのは、高校生になってからではなく、まして戦場ヶ原に出会ってからでもない。
羽川に出会ってから変わったのは事実だが、言うなればそれはベクトルの種類が変わっただけで方向性は、きっと根本のところで変わっていないのだろう。
前置きが長くなってしまった。
これは語りたくない物語の一つだ。
語られるべきでもない物語だ。
猫に魅いられた聖女も、蟹に行き逢った彼女も、牛に迷った幼女も、猿に願った淑女も、そして何より、鬼である美女すらも、登場しない物語だ。
主役は、僕であり、僕でしかない。
自分が愚かであることにすら気付かなかった、かつての僕の物語。
傷物になる前の、化物となる前の、偽物ではなく本物であると信じて疑わなかった頃の、
しかしそれ故に刀剣のような鋭さを有していた頃の阿良々木暦の物語である。
そしてまた端的に言うならば、――そう、
僕が何故、友達を作れないと自覚したのかを明らかにする物語である。
むろん。
人間強度が下がるから。
春休みにそんな台詞を口にするまでは、言葉にすることさえ出来ない自覚ではあったのだけれど。
『業物語〜こよみメモリー〜』
こんな感じで始まる、ファイヤーシスターズとちゅっちゅしたりしつつ
人助けをしまくる9999さんの話を考えたけど、エロくない癖に長くなりそうだから止めとく。
むしろ普段吸われない忍のが、吸われた際慈しみうっとり顔な感があるなw
認識的には
ありゃりゃ木さん ⇒ イベント(?)に応じて力の調整が必要だから吸う
しのむ ⇒ 性行為
ふと、思ったのだが、神原の属性は百合。
そして、戦場ヶ原と阿良々木が好き。
=神原の運命の人は戦場ヶ原と阿良々木の娘になるのではなかろうかw
神原 「娘さんを私に下さい!!!」
阿良々木 「お前に娘はやらん!!!」
的な流れに・・・・・。
>>89 そこまで書いといて焦らすのかよw
エロなしでもいいんでない?
>>91神原「あの二人(ガハラさんと暦)がいなくなれば渡すが保護者に!」
→レイニーデビル再臨
なまってるぞw
>>89 こういう○物語って感じのに憧れと構想がある。
プロットとか結末とかエロのイメージは出来てるけど
自分の技量ではイメージ通りの描写が出来ないような
バワーが足りないなぁ
>>86>>87 いや、うん。まともなSSは前スレのこともあって休筆……というか書けない。
なので最近は小ネタばかり、すいません。
>>90 よし
ちょっとだけ
影縫さんたちとの戦いの後、僕は忍を戻すために血を吸い始めた。
「ん……あっ……もっと、ゆっくり……」
首筋にかぶりついていると忍は艶っぽい声をあげるが、僕はペースを緩めない。
どころかジャージの中に手を突っ込み、すでに湿っている忍の股間に指を這わす。
「ひゃうっ!」
びくんと忍の身体が跳ねる。
少し力を込めるだけであっさりと指が中に挿入された。
僕は親指で陰核をこすりながら容赦なく忍の蜜壷をかき回す。
思いっきり激しく血を吸うと忍は僕にしがみつく。
指への締め付けがどんどんきつくなっているのは身体が小さくなってきているばかりでなく絶頂が近いのだろう、僕はスパートをかけた。
「あ、あ、あっ、あっ、あ…………ああああああああっ!」
びくびくびくっと身体を痙攣させて忍は達した。
ふぅ、きっとこんなやりとりがあったに違いないあったに決まってるそうでなきゃいやだないわけがない
>>89 実際こういうストーリー読んでみたい。
果たして昔の阿良々木くんはどんなだったのか、過去にちらほら気になる話があるからなぁ。
>>96 前スレの事は小ネタばかりだったからつっこまれたんだと思うよ。
がっつり書けるなら書いたほうが……
せっかくのエロも少ないと抜けない。難しいと思うけど。
>指への締め付けがどんどんきつくなっているのは身体が小さくなってきている
この描写は俺的にかなり熱い
>>96 GJ!
上下で吸うワケですねわかります
俺も章転換の間にそのやりとり有ったと信じてる
ん、あれ? ひょっとして俺のSSってそこまで嫌われてない?
何か書いてもいいような雰囲気が見え隠れしてるような……
よし、ここはポジティブな勘違いをしておこう。
>>97 正直自分の何が悪いかわからないので怖くて……とりあえずがっつり書いてみます、ヤりすぎない程度に。
でも化物語はまだ避けておこう。
前スレで打ち切った七花×とがめか様刻×黒猫のどちらかに取りかかることにします。
どっちにしよう?
鬱陶しいと思われる方はお手数かけて申し訳ないですがコテのNG登録をお願いいたします。
全力で様刻×黒猫に一票。
ただまあ、書きたいなら化物語でいいと個人的には思うんだけど。
>>99 どうか書きたいもの書いてください(意訳:化物語系読みたいお!)。
でもどちらかと言うなら七とがかな。
か、書かなくたって困らないんだからね!勘違いしないでよね!
ここでこう、
「汝の為したきように為すがよい」
という名言をですね・・・。
くろね子さんが大好きです。
巫女子ちゃんはもっと好きです。
でも頭巾ちゃんはも〜っと大好きです
子荻ちゃんが一番好…やっぱ否定姫が…よく考えるとくろね子さんが一番好きでした
伊織ちゃんに義手プレイしてもらってくる
ロリコンではないですが忍がいっちばーん大好きです。
でもくろね子さんもいちばん大好きです。
110 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 22:12:18 ID:KnT+laU/
キスショット時代に暦が、「マゾかてめえは!」と言い、キスショットが「否定はせんよ!」とかえしている・・・・・
111 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 22:25:34 ID:KnT+laU/
そしてもう一つ、傷物語読んだ人はしってると思うが忍?姿のキスショットが頭に手ぶちこんで脳かきまわしてるんだが・・・・・
ここはR18なのですが、お客様何か年齢を証明できるものはお持ちでしょうか?
113 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 00:04:22 ID:Ax5MXj6N
そういえばガハラさん×神原って読んだことないな
やっぱレズ・百合萌え行けよってなるの?
114 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 00:40:12 ID:/1Rd+nkn
あげ
>>113 書き手にあえて書く人がいないだけかなと。
西尾キャラらしさがあって百合の細かな描写を表現するのは難しそう。
エロとしても人を選ぶからガチで好きじゃないと書けない。
つーか何よりも荒らさんが関わらない関係が描写されなさすぎて
話し方すらよくわからないせいと気付いた
神原はクララ木さん絡みじゃないとかなり普通の女の子のような気がする
羽川のリアクションとかみてそう思った
火憐ちゃんとの絡みを想像すればその限りではない
ヴァルハラの百合シーンをアララギさんが解説しているのならおk
ん、過去になかったか?
ひたぎのリハビリとか阿良々木ショタ化したやつとか。どっちもヴァルハラが絡んでたような気がするが。
わっふるさんによる神原と忍とかあるね。難しい題材です。
なんだかんだ言ってもあの人の作品はホントうまいと思う
124 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 21:26:34 ID:kOAhULqj
が、一番いいのは、化物語系なんだ!!!
ここはR18なのですが、お客様何か年齢を証明できるものはお持ちでしょうか?
「……阿良々木くん……」
また夢を見た。
あの時――体育倉庫の中で二人きりになった時に抱かれている夢。
だけれど現実の阿良々木くんは私に何もしなかった。
私はどうしてほしかったのかな。
抱いて欲しかったのかな?
抱いてもらって、それで――
一緒にいたかった。
隣にいたかったんだ。
あの時は自分の気持ちに気付いてなかったの?
もし気付いていても言えなかっただろうな。
恥ずかしくて言えなかった、と思う。
ゆっくりと時間を掛けて距離を縮めていきたかった。
出会い方は普通じゃなかったけど、その後も普通じゃなかった。
私が吸血鬼の話をしたせいで阿良々木くんはあの怪異に出会って
吸血鬼になった阿良々木くんは命を賭けて闘って、死にそうになって、私もやられちゃって、助けてもらって、励まして……。
大切な友人だった。
だけど違ったんだ。
私は阿良々木くんに惹かれていた。
阿良々木くんの隣には戦場ヶ原さんがいた。
あっという間だった。
ゴールデンウィーク明けに阿良々木くんは戦場ヶ原さんのことを気にしていた。
その時からなのかな?
珍しく他人に興味を持ってたから。
私が阿良々木くんに気持ちを伝える前にもう戦場ヶ原さんがいて、
公園で八九寺ちゃんと一緒にいた阿良々木くんが戦場ヶ原さんのことを頼っていて、
今は阿良々木くんと付き合っていて……。
もう…どうしようもなかった。
遅かった。
……私は……。
痛っ。
最近、時々だけど頭が痛む。
大したことじゃないけど、頭の奥に鈍い痛みが走る。
私が阿良々木くんのことを考えている時によくそういう症状に襲われる。
……勉強しよう。
そうしたらよくなるから……。
>>126 アニメ11話みた。なんというか羽川は救われないな……
首吊高校ではきっと、敵に捕らわれ尋問を受けた時の対策として性感耐久訓練を施していたと思うんだが如何?
子荻ちゃんやら姫ちゃんの性に関しての純情っぷりから察するにそーいうのは知識面だけじゃないかな。マジレスすると。
しかし、その妄想はありだ。さあ、形にするがよい。
こういうのもなんだが戯言はすでに覚えてないような。キャラ絵は出てんだけどねぇ。
みいこさんの親友の名前が出てこないくらい忘れちゃってるわ
あれ?
音々
そうそう、ねねさんだ思い出した
うさぎさんをぶん殴る人だったっけか
やっべ 読み返そう
僕は今、帯で月火の両手を縛って裸にして身体の上に乗っている。
むにゅ。――あっ。
むにゅ。――んっ。
むにゅ。――んふ。
むにゅ。――ぁあ。
触ると声が発せられる。
少し面白い。
月火は両腕を帯で縛られて寝転んでいる上に僕にマウントポジションを取られている。
抵抗できない月火は僕にされるがままだった。
だけれど、抵抗も嫌がる素振りも一切見せない。
頬をピンクに染めていて、どちらかというと悦んでいるようにみえてしまう。
調子に乗って乳首に触れた。
「ぁんっ」とちょっと艶の含んだ声が漏れる。
よしっ、やる気を補充できた。
これで勝負にいけるな。
「じゃあ、ちょっと行ってくるな」
そう言って僕は月火にキスをしておっぱいを何度か揉んで影縫さんのいる廃ビルへと向かった。
月火ちゃんの性格がわからんから喋らせられんかった。
途中だったらすまんが。
>>135、ねねさんじゃねえ、鈴無音々は「すずなしねおん」だ。
戯言シリーズへの意識が薄れてゆくのに深い悲しみを覚えます
ななななみさんの生態がわかる本が出たら読み直す
暦と火憐、月火ちゃんで性行為をしたら、それは近親交配の類ですね。
何故なら、火憐、月火は、阿良々木の遺伝子が入っている。
同じ遺伝子同士だと、生まれる子ども虚弱であったりと、いいこと無しでタブーです。
糸色 望と戦場ヶ原 ひたぎの組み合わせは遺伝子が違うためOKだが…。
ルルーシュと千石 撫子の組み合わせもまずOK。
月火ちゃんはあららぎさんと血自体は繋がってないんじゃないから大丈夫じゃね
合法妹モノだな
まてまて、吸血鬼の血で遺伝子に何か変化があった可能性もある
つまり近親なのは、しの(ry
「血のつながった妹なんて要るわけないじゃないか」と言う奴だな。
しかし待て。お前らは昨今のエロゲに影響されすぎだ。
近親ってのは血が繋がってるからこそ、旨いんじゃぁないか!
投下環境がなくて投下できない・・・。
漫喫からじゃ書き込めないし、どうしたらよかろーか。
いっそどこかにテキストごとアップできればいいんだけど。
>>146 友達にメールして「このエロパロをPINKちゃんねるに書き込んでほしいんだけど」
って頼むんだ。
>>147 友達のメアド、みんなsageって書いてあるんだ・・・
このやり取りをガイドライン板辺りに転載したい誘惑にかられた責任を
どうやって取ってくれるんだ!
マジレスすると、面倒かもしれないが、ある程度で区切って(千文字くらい?)
携帯にメールで転送して、コピペすればいいんじゃなかろうか。
あとは自分でも言ってるが、テキスト形式でうpロダにあげて、
しかるべき後にURLを携帯で書き込むか。
常日頃から携帯投下している俺に隙はない!
ああ、アニメつばさキャットの忍可愛いなぁ……まさかGW時の活躍が見れるとは思わなんだ。
忍に関する妄想や二次創作をいろんなとこにぶちまけていたらすっかりここのSSのことを忘れていたごめんなさい。
さあ、今夜から様刻×くろね子さんにとりかかろう!
>>146 早く早く!
>>146 急場しのぎならドッチーカとか
長期に使うなら携帯をイーモバかウィルコム、さもなきゃiPhoneにしてしまえ
トンクス。
一両日中にかならず上げます。
この時は、まさかあんな事になろうとは――
>>148 こういううまい返し方を出来る人間になりない
>>43 ロングパスすまん
使ってくれてありがとう火憐ちゃんも悦んでいることでしょう。
リハビリがてらに妹sガチ百合を投下します。
苦手な方はスルーでよろ
仮物語―カリモノガタリ―
ぞくあにいもうとペール
阿良々木火憐。
僕の実の妹でファイヤーシスターズの実戦担当。
ちっちゃい方の妹月火ちゃんと、火と火が重なり『炎』。
因みに僕は、不吉な奴に『水』と言われた事がある。
『水』と『炎』合わせて『淡』。英語読みならPaleぺール。
人間そっくりな僕と、偽物な妹達との仮初めの、儚い淡い物語。
「あたしは正しい!」
阿良々木火憐はそう言った。
バンッ!とテーブルを叩き。身体を乗りだし。
「兄ちゃん!目玉焼きには醤油だろ」
「いや。でっかい妹。目玉焼きにはソースだろ」
ゴチッ。
火憐ちゃんと僕のオデコがテーブルを挟んで、ゴッンコ。
オデコが触れあったまま睨みあう僕と火憐ちゃん。
マジで怖い。て言うか恐い。睨み殺されそうだ。
「兄ちゃんの…」
火憐ちゃんは右手を振りかぶった、その手はグーである。
いや。ちょっと待て、でっかい妹!死ぬ!それはマジで死ぬ!
「あーもううるさし!うるさしうるさしうるさし!ご飯ぐらい静かに食べれないの!?」
末の妹に怒られる兄妹の姿がそこにはあった。
て言うか。僕達だった。
そして月火ちゃんは大量のマヨネーズとケチャップを目玉焼きにかけて食していた。
「あ。お兄ちゃん。お出かけ?」
「うん。お出かけ」
「お勉強は〜?」
「ちゃんと朝食前のドリルもやったし、外出用の勉強道具も持ってるよ」
僕は月火ちゃんに右手のバックを見せた。
「左手のは?」
月火ちゃんの鋭いツッコミ。千石とプールに行くのに、水着等が入っている。
「せんちゃんとプールに行くんだ?」
ふうん、と月火ちゃんは、うらみがましそうな顔。
「ところでお兄ちゃん。火憐ちゃんの事どう思ってるの?」
月火ちゃんからの質問。本当に聞きたかったコレらしい。
先日、スキンシップの果て、僕と火憐ちゃんは一つになった。
言葉のあやではなく、弁解の余地なく、僕は火憐ちゃんの孔と言う穴で繋がった。
体力で勝る火憐ちゃんを自慰行為で十回イカせてから、両腕を後ろ手に緊縛して
焦らすようにキスと愛撫を重ね、火憐ちゃんの求めるままに僕のモノをしゃぶらせ、
生臭い精液を飲ませた。さらに体力と精神を消耗した火憐ちゃんに、浣腸を施し
お尻を振動玩具で揉みほぐし、火憐ちゃんの直腸粘膜に射精した。
前ですることに頑なな抵抗を示した僕だったが、火照った身体を制御しきれず
悶え狂う火憐ちゃんの求める声に、抗うことはできなかった。
僕は、火憐ちゃん犯した。欲望に身を任せて、かけがいのない大切な妹の子宮に直接―――
火憐ちゃんから求められたとはいえ。火憐ちゃんのせいにはしない。
僕は僕の意思で火憐ちゃんを抱いた。大切な、かけがいのない妹の処女を、僕は奪った。
その様子を、光景を、情事を月火ちゃんは見ていた。最初から最後まで。ずっと。
「大切な、でっかい妹」
「ふうん…ふうん…」
僕の答えを聞いた、月火ちゃんは僕の膝をガッと蹴りあげた。
いてぇ!?何すんだ。コイツ。
僕を蹴った月火ちゃんはすぐに階段の所まで逃げて。
「…お兄ちゃんのバーカ!チキン!ヘタレ!実の妹一人も愛せないの!!火憐ちゃんが可哀想だ!!」
ドタドタと階段を駆け上がっていく月火ちゃん。やがて何も聞こえなくなった。
ゴメン。月火ちゃん。僕が悪いのは認めるけどだって実の妹なんだぜ。
メチャクチャへこんだ気分で扉を開けると。千石撫子が待っていた。
「…待たせたな…千石…」
「ううん。全然待ってないよあなた」
千石は真夏の日差しも気にする様子もなく、透き通るような肌を惜しげもなくさらした薄着だ。
さすがに今日はブラをつけてるようだが、パットを入れすぎじゃないだろか。
胸の部分がアンバランスすぎる。
まあ、僕は紳士だからあえて指摘はしない。千石の精一杯の背伸びなのだろう。
「じゃあ行こうあなた」
千石が僕の隣に来て腕を組もうとした瞬間―――
ガッチャン
と、僕の背後にたっぷりと土の詰まった鉢植えが落ちてきた。
あぶねえ!何考えてんだ。アイツ。千石に当たったらどうすんだ!?
「あなた大丈夫?」
「千石来るな…今はマズイ…」
千石が駆け寄ろうとするのを僕は制した。
「千石大丈夫か…」
「…うん…撫子は大丈夫…だけど最近はお空から、植木鉢が降ってくるんだね…」
「は、はは…まあ、ここから離れれば大丈夫だ。千石…」
僕は千石の背中を押して、この場を離れようとする。
「うん、そうだね。はやくプールに行こうあなた。撫子の水着姿見たいでしょ」
新しく買ったばかりの水着姿を見せたいなんて、可愛らしいヤツだ。
全く、千石が本当の妹ならよかったのに。
僕と千石が居なくなった玄関先に、ガッチャンガッチャンと植木鉢が落ちる音が響いた。
私はせんちゃんとお兄ちゃんが寄り添いながら歩いて行くのを、二階から見送ていた。
背後にはお兄ちゃん部屋がある。
息を殺して中を覗き込むと、火憐ちゃんがお兄ちゃんのベッドにいた。
「ぅう、んっ…あっ、クゥン…くぅっ…に、兄ちゃん…っ」
ジャージの下を足首まで下げて、顔を枕に埋めて純白のショーツの上から
ふっくらとした恥丘を掻き回している。
「あっ、あっ、あっ…にい、い、兄ちゃん……っ」
お兄ちゃんの臭いを嗅いで、吊り目を切なそうにひそめ、頬を紅潮させて、
阿良々木火憐は腰をくねらせる。
「兄ちゃん…兄…ちぁゃん……。熱い…熱いよぉ…あそこが…あそこが、切ないよぉ…
なんで、あれからしてくれないの…」
(………)
私は唇を噛んだ。
血の繋がった、実の兄と妹。暦と火憐。
どれだけ想っても阿良々木火憐の想いが報われることはない。
ズキン、と、胸が痛んだ。他人の為にしか働かない自身の感情がうらめしい。
「あぁんっ…兄ちゃん、兄ちゃ、…ぁ、あっ…。……えっ!?」
私は部屋に入り、火憐ちゃんのショーツを膝裏まで引き下ろした。
いじっていた割れ目はまだ幼い。ごく淡い、うっすらとした恥毛がきれいな色の
ぷっくらした肉丘をわずかばかりに隠している。
「つ…月火ちゃん?どうして…あっ…!?」
「目を閉じて」
甘く囁いて、火憐ちゃんの耳元に音を立てて口づける。
「私だと思わないで。ここにいるのは、暦お兄ちゃんだよ」
「えっ…」
ピクッ、と火憐ちゃんの身体が強張った。
立て膝の太腿から見えている肉畝に、舌を這わせる。
「火憐ちゃんの感じる所全部知ってよ。お兄ちゃんみたいにできるから、
呼んで。兄ちゃん、って」
「つ、…月火、ちゃん…?あっ…だ、駄目、そんなとこ、に触っちゃ…」
「暦兄ちゃん、だよ」
囁きながら、火憐ちゃんに覆い被さり、乳房をやんわりとさする。
ポツンと硬くなった先端部を指先でさすると火憐ちゃんは喉の奥から
ひきつれたような声をあげた。
「に、にい、…ちゃ、ん …?」
「そう。可愛いよ、火憐ちゃん」
「ひ、ぅうっ…、…ぁ、にい、ひゃん…にい、ひゃん、兄ちゃん…っ」
叫び。火憐ちゃんがしがみついてきた。私はギュッと抱き返して、
ふっくらと盛り上がった肉丘を飾る恥毛にやさしく口づけた。
「はぅん…」
ビクンビクン、と火憐ちゃんの身体が震える。
「にい、ひゃん…はぁんっ!い、いい…そこ、気持ち、いい…よぉ…」
「ここ?」
柔らかな繁みをかき分け、舌を伸ばす。充血した割れ目に添って
舌を滑り込ませると切なげな長い声をあげた。
「ひゃん、っ…ぁ、はぁんっ!だだめぇっ…わ、わたし…ぁ、あぁんっ」
ピチャッ ちゅっ ちゅちゅっ
「ひぅっ!やっ、や、ぁ…そん、な…そんなに、だめぇっ、ぅう、はぅっ!」
小刻みに舌を前後させ、時折割れ目の頂点にあるぽっちりした硬い肉豆をつねってやる。
その度に火憐ちゃんは調子の外れた高い声をあげた。
ぬるりと、肉の割れ目から熱い液体が溢れ出てくる。量は多くないが甘酸っぱい柑橘系の匂い。
脚を広げさせ、唇でそこを覆ってちゅっと吸い上げた。
「ひぅっ、ひあぁぁんっ!」
ガクガクと火憐ちゃんの膝が震え。反射的に力の入った腿はすんなりと細い。
まだ完全には女の曲線になっていないが、腰やお尻は成熟をはじめている。
私は自身の腰を火憐ちゃんの割れ目に合わせた。
柔らかなショーツ越しに互いの割れ目がふれあう。
腰を合わせてコツコツと骨盤を叩きつける。
「だ、だめぇっ!ヘンに、ヘンになっちゃう!にい、ひあぁぁんっ!兄ちゃん…
兄ちゃん、兄ちゃんっ!や、っ、あっ…あぁんっ、ひあゃぁぁんっ!」
ビクン!と強い震えが火憐ちゃんの身体を突き上げる。
細い膝がガクガクと震え絶頂に達した身体から力が抜け出した。
「はぁんっ…。はあっ、…はふぅ…」
頬を真っ赤に紅潮させて喘ぐ火憐ちゃんの額にはうっすらと汗が浮かんでいた。
私はその汗を指先で拭ってやると、火憐ちゃんはぐったりと閉じていた
瞳をぼんやりと開けた。
「…よかった?」
「っ……」
瞳を覗き込んで微笑むと火憐ちゃんはいっそう真っ赤になって目をそらした。
「き…気持ちは、…よかったけど。…恥ずかしい、よ…」
正気を取り戻して、同時にいつもの調子も取り戻しつつあるようだ。
「ひどいよ、月火ちゃん。いきなりなんだもん」
プウッ、と唇を尖らせる。
「一人でするより、ずっとよかったでしょう?」
私も調子を合わせて、イタズラっぽく言った。
「だいたい、悪いのはお兄ちゃんなんだから、文句はお兄ちゃんに言ってね」
「うん、そうだね。兄ちゃんが悪い!」
私たちはお互いに笑いあった。
「月火ちゃん一緒にお風呂入ろうか」
「そうだね、汗でベタベタだもん」
私たちは手を取り合い立ち上がった。
今宵はこれにて失礼します。
続き書けたら投下します。
直腸粘膜乙であります
続ききたー!まさか月火ちゃんに責め属性がつくとは。
乙だぜぃ
月火ちゃんかわいいよこわいよ
月火ちゃんってよく髪型かえるから
いろんな髪型でのプレイできそうだなぁ
髪コキだと
>>157 GJ! やっぱ月火ちゃんは可愛くて怖い子だな。
そして火憐ちゃんはエロい子だ。
GJ!!
火燐ちゃんと兄ちゃんを応援する月火ちゃん。
しかしある日月火ちゃんは自分の中の気持ちに気づいてしまう。
そして始まる三角、いや四角、いや九角関係?
「こんな世界は滅びちゃっていいと思うんだよね、お兄ちゃん」
「あららぎくんが裏切るわけないわええそうよ絶対」
「あなた?どうしたの?足が震えてるよ。慰めてあげる」
「主様はわしから離れられんよ」
いま暦争奪戦の火蓋がきって落とされる!
「まぁ皆、ここは仲良く一緒に!」
>>168 ハーレムルートが解禁されました。
特定ヒロインの組み合わせでエッチが楽しめます。
戦場ヶ原・神原 羽川・火憐・月火 撫子・月火 忍・八九寺 忍野・貝木・影縫
等など
あー凌辱・欝系をイメージだけしてるんだけど文章化するには色々弊害がありすぎる。
なによりも西尾分が無くなるというかキャラが変わってしまう。
基本的にみんな面白い事言うから普通のエロでもキャラ出しにくいのに凌辱となると無理臭い。
戦場ヶ原の宗教絡みのアレとか火憐ちゃんAV撮影会とか撫子苛め凌辱とか
想像だけするけど難しすぎる。
八九寺が触手うにょうにょしてる怪異に襲われるとかか
で、暦が助けに来たところ、触手を噛み切って脱出した八九寺が一言。
「かみまみた!」
>>170 注意書きとNGワードだけは忘れないで。
>>171 触手はその、怪異がどうしても想像できなくて考えれなかった。
蛸か虫系なんだろうけど流れが思いつかない。そのてん、なでこイールの人は格が違った。
まあ触手出すなら八九寺が対象だよね!
>>173 忘れないようにするけど書けたとしても先だからきっとまだまだ。
火憐ちゃんか忍が書きたいです。
イカの怪異「やらなイカ」
GJ!
投稿されて2分後に読めた幸せ
偽物語の上の予告で、下は月火ちゃんが暴走して
すごいシリアスになると期待してた俺には最高だぜ
178 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 23:20:25 ID:v9xVuBUz
スレチだが、12話が普通に良い話で最終回ぽかった
触手と聞いて
まさか二次ではなく本物に出会えるとは!!
と目を輝かせる神原しか思い付かなかった
月火ポリネシアGJでした。
>>176 何というか、言葉が出てこない
自分の語彙の少なさに落胆しつつGJ!
というか、眼球好き過ぎないか?阿良々木先輩
>>176 展開投げっぱなしだーと思いつつもそれらしさにびっくり。
原作らしい表現力を保ちつつエロをちゃんと書けてるのが上手い。羨ましい。
スレ初めの戦場ヶ原の人もそうだけど技術力高いほんとに。
戦車ズボン・化物語編
水たまりに尻餅をついてしまい、ズボンを汚してしまった阿良々木くん。
パンツ一丁でいるわけにもいかない。かわいそうに思ったうねっこは
「ちょっと変わったズボンならありますよ。ピコピコーン!「戦車ズボン」!!」
と、道具を出し、「ポケットやおしっこをするところもあるよ。」と説明する。
※おしっこをする部分については下側で説明をする。
戦車ズボンをはいた阿良々木くん。まるでガンタンクみたいな格好。
ズボンは、はくと言うよりも、正座してはくのだ。歩く必要はない。キャタピラが動いて、
自分の行きたいところまで走ってくれるのだ。もちろん壁を登ったり天井を走ることも可能。
阿良々木はうねっこから「あまり調子に乗って私の道具をいたずらに使わないでよ。」と
言われたにも関わらず、早速いたずらに使った。忍野 メメの背中の上によじ登っていらだたせた後、
とどめの体当たり。メメは偶然にどぶにドボチャーン!と落っこちる。うえーんと泣いているメメ。
上機嫌でドライブを楽しんでいた阿良々木くんであるが、尿意を催した。
急いで全速力で阿良々木家まで駆けつけるが間に合わない。
阿良々木 暦 「うねっこさーん!!」と叫び、その叫び声を聞いたうねっこは
特快うねっこ 「うわっ!!あらららぎさん!よるな!よるな!」と逃げ惑う。
阿良々木くんは戦車の砲身部分からおしっこを漏らしながら走り(失敬)、しかも、
おしっこを戦車の砲身部分から出すなんて…。謎が分かった。実は、戦車の砲身部分は
チャック代わりであったのだ。
「うえーん!母ちゃんに叱られる…。」と泣いているメメさんは子どもっぽい。気持ち悪い…。
184 :
ヤンデレ?:2009/09/29(火) 07:44:08 ID:vvo0kmx2
暦「お前は何でも知ってるな」
翼「何でもはしらないわ、貴方が知らないことだけよ」
翼「だから私たちは二人でやっと一人なの」
暦「……何を言ってるんですか、羽川様」
翼「クスッ、だから貴方がわからない事は私が知ってるんだから」
翼「わからない事は気にしなくていいんだよ、私がずっと傍にいてあげるから」
エッチが怖いガハラさんが
キスと同じくされそうになってない肛門は許すシチュエーションを書こうと思った。
が、この2人のやりとりが高度過ぎて似たような文章にするの難しいな…
まあ待て
されそうになってないとは言ってない
>>176 乙
「テキストリーダー扉」を使って読みました
〜八九時真宵ちゃんにスク水を着せてみたよ〜
「今日は、八九時にこれを着て欲しいんだ」
むさぼるようなキスをひとしきり交わしたあと、僕はそう言いながら、八九時に向かって紺色の布をおもむろに差し出した。
ベッドのうえにぺたんこ座りしている八九時のツインテールがぴこぴこっと揺れた。
ここはラブホテルの一室。
戦場ヶ原と付き合いだして性欲を解消するどころか、おあずけを喰らってセックスへの欲望を持て余したままの僕にとって、
カモシカのような華奢な少女体型にもかかわらず、僕の欲求をすべて受け止めてくれる八九時は、ヤりたいときのかっこうの捌け口になっていた。
かれこれ、週に一回の割合で彼女との逢瀬を続けていた。
「おや、これはスクール水着というやつじゃないですか」
「うん。せっかく小学生とセックスできるんだから、やっぱここはひとつ、スクール水着を着てもらおうかと」
そう言いながら僕は、八九時の胸の膨らみをを服のうえからいそいそと撫でまわす。
口を尖らせた八九時はジト目でこちらを見ながら、
「あいかわらず変態ですね」
「なんとでも言ってくれよ〜」
「この超絶変態ロリコン野郎!」
「うんうん〜」
「極悪非道! 悪鬼羅刹!」
悪態をつく小学生女子のサクランボのようなくちびるに、僕はまたむちゅっとキスをした。
「何と呼ばれようと僕はかまわないさ、八九時がそのスク水を着てさえしてくれるのなら」
「(こいつ、開き直りやがったです…)…ありゃりゃぎさん、わたしに着せるために、わざわざこんなもの買ってきたんですか?」
「いやぁ〜、そこまでははちょっと… 実はこれ、後輩からの預かり物なんだ」
八九時の身体がぴくり、と動いた。
おおきな瞳がぱちくりして、いぶかしげに僕を見上げる。
「後輩って… 阿良々木さん、ひょっとして、わたし以外にも若い娘と付き合ってるんですか?」
彼女の手が、おっぱいを揉む僕の手を制するように添えられる。
僕は考えた。
このスクール水着の所有者である神原駿河。
彼女とは、廃墟になった神社に一緒に行って、仲良く弁当を食べたぐらいで、別に付き合っているわけではない。
その神社の境内で、深夜にこれを着用して身悶えしていた千石撫子。
彼女は、妹の昔の同級生であり、古い知り合いだ。乳首やらナニやらいろいろと見てしまったが、彼女というわけじゃない。
そして戦場ヶ原。
彼女とは付き合っているわけなのだが…。だがしかし、今問われているのは、『若い娘と』付き合っているかどうかである。
戦場ヶ原は、僕と同い年。厳密に言えば、僕より『若い娘』には当てはまらない。
というわけで、この場合、彼女のことは除外してもよいのだろう。
僕は答えた。
「いや、付き合ってない」
「…答えるまでに、ずいぶんと時間がかかりましたね?」
「気のせい、気のせい」
「うう… けっきょく流されて、着てしまうしまう自分が情けないです〜」
そう言いながら、裸になって、いそいそとスク水を着用する八九時。
紺色の布地に包まれた、小学生独特のちっちゃくってまん丸のお尻から、二本の棒みたいな太腿がにょきっと突き出している。
ウエストのあたりの布をつまみながら、八九時が言った。
「この水着、どなたか着られたのですか?」
「うん、妹の知り合いが」
「わたしには、ちょっと大きいみたいですけど」
千石のときはぱっつんぱっつんだったスク水も、八九時が着ると若干の余裕がある。
股のところの布があまって、股間がちらちらと見える。これはこれで素晴らしい。
僕としては、キツキツのスク水のお腹のところに思いっきりぶっかけたかったのだけれど、ここは妥協することにした。
「それで八九時、その格好でちょっと、リュック背負ってみてくれない?」
「こうですか?」
素直に従う八九時。
スクール水着の小学生ツインテール女子が、でっかいリュックを背負っているという、なんともマニアックな光景が僕の眼前に展開された。
その筋の人たちにとっては、まさに直球どストライクだろう。
「そうだ八九時」
「なんでしょう」
「お前さー、今度からその格好で町あるいたらどうかな?」
「そんな恥ずかしいことできませーん!」
「いや結構似合ってると思うよ?」
「なぜわたしが、ありゃりゃぎさんの個人的趣味に合わせた恥ずかしい格好で、街中を練りあるかなければならないんですか?」
おわり
なんか最近前にもまして書き込まれるペース速いような
いいことだ
>>188 着せるだけで満足しちゃダメだよ!もっと本気を出して!頑張らなきゃ!できる!できる!きっとできる!
>>174 考えた。
「するがローズ」
ズボラだから、根っこが生えるというノリで…。
どうよ?
伸ばし始めた神原の髪が、ある日イカ娘のようになる
ってとこまで妄想したからあとは誰かたのむ
>>176 GJ! イチャイチャしやがって、可愛いな月火ちゃん。
てか阿良々木くんはあっちこっちに手を出しすぎだろw
男も女もいける変態がふたなりになったら……ごくり
つか今ナチュラルに神原を変態って打ってしまったw
>>161 仮物語キタ!期待して待つ!
>>176 月火ちゃんのエロスで初めて興奮した。スローセックス!そういうのもあるのか!
>>198 ・・・・・・なんつーか、見れば見るほどアリババさん異常だな
春日井さんで書く武士はおらんかね
>>198 キスショットの画像良いの使ってくれとる。
戦場ヶ原って冷静に見えても内心ハラハラしとるんやろうなあ。
* * *
後から聞いた話によるとぼくが意識を失ってから半日が過ぎていたらしい。
でも今のぼくにはそんなことがわかるはずもなく、ただ部屋の中で横になっている。
見覚えのある天井に見覚えのある部屋。
大きな屋敷の中で一番小さく、いつだったか首なしの死体が置かれていた部屋の中。
その部屋に見合わない、高級感のあるフカフカの布団は起きたばかりのぼくをまた眠りに誘っていた。
ぼくを眠りに誘う原因はそれだけではなかった。
ぼくの体は柔らかくスベスベで弾力のある温かいモノに密着されている。
心地良くいつの間にか夢の中の世界へ連れて行かれそうになるが、さっきからちょっと締め付けが強くなっている気がする。
ぼくが動こうとしても強く絡み付いていて離そうとはしない。
もぞもぞして今の状況から抜け出そうとしているのがバレたのか、ぼくの耳に息を吹きかけながら囁かれる。
「おはよう、いっきー」
「……おはようございます。春日井さん」
ぼくの隣にいる春日井さんは裸で僕に抱きついていた。
ぼくもなぜか裸だった。
「意識も戻ったことだから続きを――」
「続きってなんですか!」
こんな感じ?
>>201 駿河が「いざというときには、戦場ヶ原先輩を選んであげてほしい」って言ったのは
裏を返せば暦はひたぎをいざという時には選ばないって駿河は思ってるって事だよな
駄目なほど優しい暦の負い目を無くしてくれたのかもしれん
暦と忍の関係までは知らないまでも暦が忍の為に命を捨てるだろうって事は何となく気付いてるのかな
遅くなりましたが、あとがきとお礼です。
GJありがとうございます。全部で三話の予定なので、あと二話だけお付き合いいただければと思います。
次回は火憐、風呂、後背位です。(ちなみに一話は月火、スロー、正常位でした)
以前のようにZIPでの配布になります。ほぼ完成しているので、もうすこしお待ちください
おお、まってるぜ
楽しみにしてます
旅も終わりが見えてきました。
刀集めも終わりが見えてきました。
終わったあと二人はどうするのでしょうか?
二人とはもちろんこの二人。
奇策士とがめ。
虚刀流鑢七花。
今回の相手は一味違う!
対戦札は七花×とがめ! 違う意味ならとがめ×七花!
そして己の中にある理性と本能!
今夜、今までにない激しい闘いが二人の間に繰り広げられる。
とまあ今回のあらすじはそんな感じで!
対戦格刀剣絵巻!
見たい聞きたい時代劇?
刀語、番外編♪
「うーん…………ん?」
ごろんと寝返りを打ったとがめはふと視線を感じて目を覚ます。
わずかに差し込む月明かりを頼りに横を見ると、布団に胡座をかいた七花がこちらを見ていた。
「ん、起きたのかとがめ」
「そなたこそ起きたのか…………いや、まだ寝ていなかったのか」
七花の布団に乱れがないのを確認して訂正する。
とがめは起き上がって布団に座り直した。
「ん、あんたの可愛い寝顔を見ていたら時間が経っていた」
「………………」
ぶしゅううぅぅ。
この時代にはまだ新しい擬音と表現でとがめの顔が真っ赤になった。
が、そこは胆力と頭脳を持ち合わせる奇策士、すぐに真顔に戻る。
「馬鹿なことを言ってないで早く寝るが良い。明日も早いのだぞ」
こほんとわざとらしい咳払いをしながら七花に注意した。
が、七花は事も無げに答える。
「大丈夫だよおれは一晩二晩寝なくても。それよりとがめの顔を見ている方が楽しいし心休まる。何よりやる気が出るしな」
ぼんっ!!
またもや新しい擬音を発するとがめの顔。
どうして。
どうしてこの男はそんな言葉をはいて平然としているのだ。
わたしはこんなにも恥ずかしい思いをしているというのに不公平ではないか!
ここはひとつ主従関係というのをはっきりさせておかねば!
さて、どうしてくれようか。
「……………………」
何も思い浮かばない。
もともと主従関係ははっきりしているので今更何かしようとしてもそれこそまさに今更なのであった。
「どうしたんだとがめ、突然黙って」
七花がとがめをじっと見る。
これっぽっちも疑いのない純粋な瞳で。
権謀術数を駆使し、疑えるもの全てを疑ってきた奇策士を。
ふっととがめの肩から力が抜ける。
本当に今更であるが。
とがめはいつの間にか七花に惚れているのだった。
頭の中から策や考えを抜いた時、とがめは自然と七花ににじり寄っていた。
そのまま顔を寄せて。
「ちゅう」
……………………。
しばらくして唇を離す。
七花の表情が締まりなく崩れていた。
くすくすととがめが笑う。
「ん、嬉しかったか?」
「あ、ああ」
「そういえばこれだけの長旅に突き合わせているのに褒美を全然やってなかったな」
「いや、おれはおれの意志でやってるんだから」
「そなたの方からしてよいぞ」
途中で言葉を遮り、目を瞑るとがめに思わず七花は息を呑んだ。
慌てて唇を押し付け、がつんと歯がぶつかり合う。
「何をするこのたわけが!」
「わ、悪かった、つい」
ぺこぺこと平謝りする七花。
これが今現在日本最強の剣士だとは傍目にはとても見えなかった。
「まったく、そなたは女の扱いはからきしであるな」
「島育ちのおれに言われてもな…………」
少し開き直り気味な七花にとがめはやれやれというため息をつく。
そしておもむろにすっと立ち上がった。
「わたしと寝るか、七花」
「ん、ああ、お休み」
「ちぇりおっ!!」
とがめは座ってる七花の胸板に前蹴りを放つ。
さすがに予想外の蹴りだったのでよろめいた。
「何すんだよとがめ!」
「意味が違うわ! ただ『寝る』のではない!」
もちろん島育ちの七花に男女の遠回しの比喩がわかるはずもない。
が、平静を装ってはいるもののかなり勇気を振り絞った言葉をあっさりと流されては前蹴りのひとつもしたくなるものである。
「わたしを抱けと言っておるのだ!」
「ん、ああ、抱っこか。いいぜ、ほら」
両腕を広げてとがめを迎え入れようとする七花。
が、そこに飛び込んできたのはとがめの再びの前蹴りであった。
「それはそれでしてほしいが今は違う!」
「何なんだよいったい、頭使うの苦手なんだって」
とがめはため息をつき、するりと寝間着を脱ぐ。
月明かりに照らし出されるとがめの裸身。
全体的に小振りとはいえ出るところはしっかり出ており、その白い肌は夜目の利く七花には眩しくすら見えた。
「この身体を見てどう思う? 何も感じんのかそなたは」
「どうって…………綺麗だなあって」
直截的な物言いにまた少しだけうろたえるが、とがめはすぐに言葉を続ける。
「何かしたいとは思わんのか? その……触ったりとか」
「思うよ」
「…………」
即答する七花に言葉を失うとがめ。
七花は続ける。
「とがめといるといつも思ってる。とがめに触れたい、とがめの匂いを嗅ぎたい、とがめを見ていたい、とがめを味わいたい、とがめの声を聞きたい、とがめを」
一気に言葉を吐き出したあと、一旦間を空けた。
じっととがめを見つめながらさらに続ける。
「離したくない、ずっとそばに置いておきたい」
本来の主従関係から見れば最後は逆の立場なのだが。
とがめにはそんな考えはちらりとも浮かばなかった。
七花に名前を呼ばれるたびに身体の芯が熱くなるのがわかる。
「…………良いぞ」
とがめは布団に横になり、七花を見る。
両腕を広げながら七花を誘う。
「今は主従関係など忘れてしまえ。そなたの好きにするがいい」
「い、いいのか?」
「わたしがいいと言っておる」
「で、でも昔姉ちゃんが『女の身体にむやみに触ってはいけない』って」
「ちぇりおっ!」
寝たままの姿勢で蹴りが飛んできた。
もう三度目である。
「こんなときに他の女の話をするでない!」
「女って…………姉ちゃんだぞ」
あんたの嫉妬深さは異常だ。
七花は呆れる。
「いいから早くせんか! 主人のいうことは素直に聞け!」
「主従関係は忘れろって言ったばかりなんだが…………」
それでも七花はとがめの身体に手を伸ばす。
そっと手を這わせながら上から覆い被さった。
が、無言でとがめに押し返される。
何かと思ったら七花の寝間着をくいくいと引っ張った。
どうやら脱げと言ってるようだ。
七花は鍛え抜かれたその肉体を晒し、再びとがめに覆い被さる。
そのまま背中に手を回してぎゅっと抱き締めた。
「とがめの身体柔らかいな。それに温かい」
「そ、そうか」
とがめは焦った。
まずい。
まだ何かされているわけでもないのに下腹部がどんどん熱くなってる。
濡れているのが自分でもわかるくらいだ。
だけど隠そうにも脚の間に七花が割って入っているので脚を閉じることができない。
どころか七花の身体が一部触れている。
「ん、あれ? なんか濡れてるぞ」
案の定すぐに気付かれた。
七花は飛び起きてぐいっととがめの脚を掴んで広げさせる。
「だ、大丈夫かとがめ! これ何か病気とかじゃないよな!?」
「ちっ、違う! 違うからそんなに見るなっ!」
「え、でも…………」
「説明してやる! 説明してやるからその手を離せ!」
「あ、ああ」
結局。
そこから半時くらいかけてとがめは七花にひと通りの性教育を施した。
身体が火照って仕方なかったがやむを得ない。
「どうだ、理解したか?」
「んー……だいたいは。人間の身体って意外と複雑なんだな」
「よし、ならば実戦といこう。わたしの身体を好きにするがいい」
七花は改めて横になったとがめにのしかかる。
先ほど習ったことを思い出しながら七花はとがめの身体をまさぐり始めた。
小さな身体の割には意外と大きい二つの膨らみに両手で触れる。
指を沈めると弾力が押し戻してき、それに負けじと様々な方向から揉む。
柔らかい感触が心地良くてしばらくその動きを続けていると、中心の突起がピンと固く尖ってきていた。
七花はそれを指できゅっと摘んでみる。
「んあっ!」
とがめの身体が跳ねた。
七花は慌てて手を離す。
「わ、悪いとがめ、痛かったか?」
「そ、そうだ、ちょっと痛かった、決して感じて声が出たわけではない!」
「あ、ああ、すまん」
「だ、だから……その、今度はそなたの口でしてくれないか?」
「口?」
「その……舌で舐めたりとか、唇を使ってだな」
「わかった」
言うなり七花はとがめの桃色の乳首に吸い付く。
唇で挟み込みながら舌で舐め上げられると、とがめが慌てて自分の口を塞いだ。
軽く吸われるだけでそのまま一緒に理性も吸い出されそうで、必死に声を抑える。
だけどそれが心配になったか七花は顔を上げた。
「とがめ、気持ちいいか?」
「……っ!」
答えにくいことを平気で聞いてくる。
しかしそんな不安そうな顔をされては誤魔化すわけにもいかない。
「き、気持ち良い、ぞ」
「そうか、それはよかった」
七花はほっとしたような笑顔になり、行為を再開する。
今度は口だけでなく空いた方の胸も手で刺激を与えられ、ついにとがめは声が抑えられなくなった。
「ふあっ、ああっ! あうっ!」
七花は頭を起こし、とがめの顔を覗き込む。
とがめは与えられる快感に力が入らずふにゃふにゃになっており、表情もとろんと崩れている。
「とがめ、顔も声もすっげえ可愛い」
「ば、ばかぁ……っ」
声を出すのもいっぱいいっぱいのようだ。
七花は再び胸の突起に吸い付き、片手をとがめの下腹に持っていく。
ぬるりと愛液が指に絡みつくが今度は驚かない。
先ほど教えられた最も感じる箇所を探り当て、指の腹で軽くこする。
「あ、ああっ、あんっ! や、やめ、おかしくなる! やあっ!」
か弱い力で七花の腕を掴む。
が、七花は主人であるとがめに逆らった。
女の、とがめの絶頂に達するところを見てみたかったからだ。
あくまでも優しく、だけど動きと力を少しずつ強める。
「あっ、あっ、七花、七花、七花っ………………ああああああああああっ!」
胸に吸い付いてる七花の頭に手を回してしがみつき、とがめは悲鳴のような声を上げながら達した。
びくんびくんと身体を痙攣させ、ぴんとつま先まで足が伸びる。
「あっ……か……はあ……っ」
やがてとがめからふっと力が抜け、ぱたりと四肢が投げ出されたのを確認して七花は身体を起こす。
そのまま白い髪を梳くように頭を撫でた。
しばらくとがめは心地良さそうにされるがままになっていたが、やがて七花に向き直る。
「良かったぞ七花、今度はわたしがしてやる」
「え……いや、おれは」
「そんなにしておいて何を言うか。いいから……っとと」
七花の股間を窺いながらとがめは身体を起こしたが、足がふらついて七花に倒れ込んでしまった。
改めて自分の身体を確かめると、足にも腰にもうまく力が入らない。
予想以上に激しく達してしまったようだ。
「大丈夫か、とがめ」
抱き止めてぽんぽんと背中を叩く。
その余裕がとがめには面白くなく、手を伸ばして七花の屹立した股間の性器に触れる。
「う……」
「ふふ、虚刀流という名の割には立派な刀を持っているな」
「そうなのか? おれにはよくわからんが」
「どうだ、わたしの中に入れてみたいか?」
手で軽くしごきながら七花に囁く。
「熱くてきつくて、きっととても気持ちいいぞ」
「あ、ああ!」
ぶんぶんと激しく七花は頷く。
ふふ、ととがめは笑うと七花を横にさせ、馬乗りになる。
「ならばわたしが入れさせてやろう、いくぞ」
とがめは自らの秘口を広げて七花の肉棒に押し当てる。
溢れ出る愛液によってそれはあっという間に濡れそぼった。
膝立ちの状態からゆっくりと腰を沈めていく。
はずだった。
とがめの下半身に先ほどの痺れが残っており、力が抜けて一気に腰が沈む。
ずんっと肉棒がとがめの中に突き立てられ、奥まで埋まる。
「くうっ!」
「うああ……っ」
二人とも声を上げた。
だけど質が違う。
七花は快楽による声。
とがめは苦しそうな声。
まるで痛みを堪えるような、そんな。
気持ちいいのを堪えているのではない証拠に、ぽろぽろと大粒の涙が歯を食いしばるとがめの頬に伝わっている。
七花が慌てて結合部を見ると少し赤いものが混じっているのが見えた。
「お、おい、とがめ! これは」
「……そういえばそなたに教えてなかったな」
とがめは笑顔を作る。
明らかに無理に作っていたが。
「女はな、初めては痛いのだ」
「…………!!」
そのままとがめはなぜ初めてが痛いかを説明したが、全く七花の耳に入らない。
正直とがめが経験がないとは思っていなかったからだ。
七花ももうある程度の世間のことはわかっている。
女が今の世の中で出世するのは並大抵のことではなく、当然身体も武器にしていると思っていた。
「まあ近いことがなかったとは言わん。しかしわたしは奇策士だ、少しの道具と言葉だけで何とでもなるものよ」
その意味はよくわからなかったが、要するにとがめは初めてで、しかも今も痛いということは理解できた。
いまだに涙は溢れているし、時折顔をしかめて歯を食いしばる。
「と、とがめ、おれに何かできることはあるか!?」
「そう……だな」
七花の言葉にとがめはそっと倒れて肌を重ねる。
「わたしを……抱き締めてくれるか?」
「あ、ああ」
七花はとがめの背中と首に腕を回し、ぎゅっと抱き締める。
強く、だけど優しく。
とがめも七花の首に手を回し、胸に軽く頬擦りをした。
背中を撫でられたりしてると少しずつ痛みが薄くなっていく気がする。
とがめは顔をあげて七花に尋ねた。
「七花、そなたはどうなのだ? わたしの中は気持ち良いか?」
「あ、うん。とがめの中、あったかくて柔らかくて、すごい気持ちいいぞ」
それはよかった、と笑うととがめは七花と両手の指を絡めて握り合う。
そのままゆっくりと腰を揺らし始めた。
「え、おいとがめ、無理するな」
「大丈夫だ、わたしも少しは良くなってきた。それにわたしはな」
とがめはぎゅっと絡めた指に力を込める。
「そなたにもっともっと良くなってほしいのだよ」
「とがめ……」
二人には少し身長差があったが、二人とも首を伸ばして唇を重ねる。
すぐに唇は離れたが、顔は引かずに近距離で見つめ合う。
しばらくして七花はじんとした感覚が腰に走るのがわかった。
もう限界が近いようだ。
「とがめ……おれ、もう出てしまいそうだ」
「ん、いいぞ、このまま好きなときに出してしまえ」
「え、でも、子どもが」
出来てしまう、と言いかけたところでとがめがそっと七花の唇に指を押し当てて黙らせる。
「わたしはそなたとの子どもだったら構わないよ。そなたはどうなのだ?」
「とがめ……おれも、とがめとの子どもだったら欲しい、かも」
ふふっととがめは笑い、止まっていた腰の動きを再開させた。
先ほどよりも強い快感が七花の全身を襲う。
七花はついに我慢ができず、とがめと身体を入れ替えて下に組み伏せる。
「し、七花っ!?」
「とがめが悪いんだからな! とがめがそんなに可愛い顔してるから、とがめが可愛いことを言うから、とがめの身体がこんなに気持ちいいから!」
「それは悪かったな、きちんと責任を取らせてもらう。もうほとんど痛みはないし好きにするがいい」
それは事実だった。
まだ快楽を感じるほどではないが、痛みはほぼ感じない。
ただ奇妙な痺れる感覚があるだけだ。
七花もそれを気配で感じたか遠慮がちながらも動き始めた。
ゆっくりと腰を引き、また中に突き立てる。
その動きから襲いかかる快楽に七花の頭の中はあっという間に真っ白になっていく。
「とがめっ、ごめん! いっぱい動きたいっ! いいか!?」
「遠慮などするな、そなたの好きにするがいいと言ったはずだ」
「とがめっ、とがめっ、とがめっ!」
七花は名を呼びながらとがめの腰を掴んで己の肉棒を何度も膣内で擦り上げる。
そしてあまりの快楽にあっという間に限界に辿り着いた。
「とがめっ、出る、出るよ! おれの子ども、生んでくれ!」
「いいぞ、出せ! そなたとの子ども、わたしに孕ませてくれ!」
「ああ! とがめっ、とがめっ、とがめぇっ! あ、あ、ああ…………うああっ! あっ! あっ!」
七花は何度も腰を打ちつけ、ついに果てを迎えた。
びくんびくんと腰が震え、子種がとがめの中に吐き出される。
より深く、より奥に注ぎ込もうと身体が意志とは無関係に動く。
とがめも自分の膝裏に腕を通して抱えて脚を広げ、深く奥に受け入れようとする。
「ふ……うっ……ん……あ……熱い……っ……」
噴射された精液が子宮に叩き付けられるたびにとがめが呻く。
すべてを出し切った七花はほう、と息をついてとがめにのしかかる。
とがめは達したわけではないが七花のすべてを受けきったことにより精神的な充足感を得たようで、満足げな顔で七花を抱き締めた。
「とがめー」
「ん?」
「おれはあんたに惚れてるぜ」
「知っている」
「そうか」
「そうだ」
話しながら二人は身体の上下を入れ替え、今度はとがめが上になった。
じゃあ、と七花は続ける。
「今度からもまたこういうことしていいか?」
「……きちんとわたしの命令が聞けたらな」
さしあたっては。
わたしを抱き締めたまま朝まで眠らせてくれ。
はい、というわけで七花×とがめでした。
いろいろ考えましたが、結局自分の好みでとがめは処女にしてしまいました。
もう化物語は素晴らしい書き手さんがたくさんいらっしゃるので次回はくろね子さんでいきます。
需要があれば、ですが。
しかし同人誌出過ぎ。支出激しいなぁ……。
でも忍もちらほら見かけるようになって嬉しい。
でわでわ。
刀語読んでないんだが読んだほがいいかな?
今年大学受験だから12冊は少しきついか
人によるだろうが、化物語を3時間くらいで読めるとしたら
刀は大体1時間くらいで読み終われる
ただ高いから、どのみち学生にゃキツイと思う
>>216 待て、大学受験だと?
本当に18歳以上かお前様は?www
>>205 zipだと携帯から見れないので、そこらへんちょっと考慮してくれたら嬉しいです
>>215 とがめもいいもんだ。
>>219 携帯からって保管庫は見れんの?
もう保管されとったからそっちで見ては?
>>218 10月〜3月生まれか、飛び級でもしてない限り18歳じゃね?
>>215 GJ!とがめ可愛かったです。
くろね子さんも楽しみにしとります。
>>218 あと大学受けるのは現役高校生だけじゃないし
“今年”とわざわざつけるってことは現役だと考えるのが妥当だと思う
>>220 保管庫入りしてたんですか。
仕事早いすなぁ
ありがとうございます行ってみます
>>224 今年再受験の俺への挑戦と(ry
それにしても保管庫の人
マジパネェっす
再受験なら今年受験だけど読んだほうがいいかな?
みたいな考えるまでもないことを敢えて言わないと思うんだ
世の中には浪人生というのがいてだな・・・
今年「も」受験って言いたくない気持ちがわかる俺も浪人生;
連投すまん
この流れやめ
それよりも忍の話でもしようぜ
俺ロリコンじゃないから27歳verに吸われたい
忍と神原はアナルがいいと思う
神原はバック→屈曲位がいいと思う
忍はああ見えて正常位ですると凄く喜びそうだ
「仮に今年受験生であっても、年齢が十八歳ではないという事は
言えないのですよ名無しのさん!」
「2ちゃんねるのデフォルトネームのような言い方をするな。僕の
名前は阿良々木だ」
「失礼。噛みました」
「違う、わざとだ」
「カールハインツシュナイダー!」
「ドイツの若き皇帝っ!?」
しまった! リロードしなかったが為に、流れを読めない
ただシュナイダ−って言いたかっただけのしょうもないネタレスを
思いとどまる機会を失ってしまった!
それはともかく
>>231 対面座位とかは喜ばないのか?
おれ、忍は17歳バージョンがいい。
やっぱピチピチしてて育ち盛りのおっぱいがいいでそ。
>>233 確かに。忍はああ見えて甘えたがりそうだw対面座位で暦が抱きしめたら凄く嬉しそうな顔をしそうだ
そして俺も暦と18歳忍のラブラブなHが見たい
>>215 その忍本のモチベーションの何パーセントかは、
貴方の布教活動によるものではないかと思ったり思わなかったり
刀語、アニメ見てから読むか、アニメ見る前に読むか、迷うなぁ・・・。
やっぱ戯言シリーズのアニメ化は無いんだろうなぁー
アニメにし辛い素材だし
アニメから入った人はやっぱ知らなかったりすんのかな
>>239 クビキリが発売された当時に読んだけど、俺には合わなくて途中で投げた
で、暫くしてから化物語アニメ化→原作一気読み、で戻ってきた
というにわかファンもおります
まあ待ちたまえ君たち。
忍について熱く語っているようだが、あくまでも『忍野忍』は本来『八歳の金髪幼女』なんだ。かりそめの姿などよくない。
つまり
八歳の忍>>越えられない壁>>十二歳の忍>>越えられない壁>>他の忍
ということだ。
何が言いたいかというと幼女忍最高!
ちなみに俺がロリコンなのでなく、あくまで本来の姿を愛でているというだけの話。
ウチの忍は騎乗位が大好きです。
入れながら体中を撫で回すとすごい喜びます。
>>241 うん、幼女の忍がいいのは判ってる
が、それを他人にまで押し付けないで貰いたい
しまった、投下でもないのにコテつけっぱなしだった。
>>242 気分悪くしたらすいません。
俺の考えを述べただけのつもりだったんですけど、押し付けっぽく見えちゃいましたか、ごめんなさい(汗
うん、もう俺余計なこと書かない方がいいな
キスショットじゃなくて忍って言ってるからああ言ったんだと読み取ったんだが押し付けに見える人もいるのね
TV最終話視聴。原作でもそうだったが
この場面のひたぎは可愛すぎる。
あきらかに忍待ちな空気ですけど、気にせず投稿します
暦とメメしか出ない趣味に走ったssです
ちなみに暦とメメといってもBLもエロも皆無です、ご安心を
推敲も碌にせず仕上げた作品ですので読みづらいかもですが
楽しんでいただければ幸いです
それを認めるのは非常に癪なのだが、忍野メメは僕にとって恩人である
紛れもない恩人に対しあるまじき暴言だが、事実そう思うのだから仕方ない
その理由なんてそれこそ枚挙にいとまがない、尊敬できない大人、僕にとって忍野メメとはそういう人間
だから、まあ、夢の中でまでこいつと会うなんて、冗談じゃないわけで
『夢物語』
「はっはー、夢の中だってのに相変わらず元気いいねえ君は、何かいいことでもあったのかい?」
僕を見るなりそんな台詞を吐く忍野、夢の中でも相変わらずなのはこのおっさんも同じだった
しかし、なんでよりにもよって夢に忍野が出て来るんだろう、自分の脳に恨み事のひとつでも言いたくなる、夢とはいえこいつ
と二人きりなんて、どんな苦行だよ
「……よう忍野、わざわざ夢の中まで御苦労さん、ご足労いただいたところ誠に恐縮なんだが、今日は色々あって僕の身体は
ノンレム睡眠を御所望だ、だから帰ってくれるとありがたいね」
「へえ、じゃあ委員長ちゃんの件はもう解決したって事かい、お疲れ様だね阿良々木くん、ところで忍ちゃんは見つかったの
かな?まあ君が忍ちゃんをほったらかしにしたままぐうすか夢見頃とは思えないから、そっちも解決済みだろうけど」
「さらっと僕の要請を無視した上に自己完結するなよ、…その通りだけどさ、しかし、なんで僕は登場人物がお前と僕だけの
夢を見なきゃならないんだ、夢だってのにままならないにも程があるだろう」
そっぽを向いて毒づく僕、しかし、ここは何処だろう?あまりに闇が深すぎて足元すら覚束ないのに、忍野のことは認識できる。
月明かりすらない暗闇で、僕と忍野だけがぽっかりと浮かび上がっている。これ以上何かが入り込む余地がないほどに閉じきった
世界で、このおっさんと二人きり、返す返すもぞっとしない
「夢か…、夢ねえ、全く、阿良々木くんの周りでは妙な事ばかり起るんだなぁ、本当、見てて飽きないね」
「あん?」
なにか言っていた気がして、忍野へと向き直る、しかし妙な夢だ、こうしているとまるで本物の忍野と喋っているようだ、夢の
中だから本物も偽物もないだろうが、何故だかそんな印象を受ける、それがなんとなく気になってしまう
「なあ、忍野…」
「あ、そうだ、阿良々木くん、夢を見るのはレム睡眠時だけだと思われがちだけど、ノンレム睡眠時にだって夢は見るんだぜ」
「わざわざ間違いを正してくれてどうもありがとう!でもそろそろ僕の質問に答えるなり要請に応えるなりしてくれないかなぁ!
もう僕気ィ失いそうだよ!」
「夢なのにかい?器用だなあ」
「どうでもいいとこだけ拾ってんじゃねえよ!」
「拾うといえばさ、この町は田舎だからか虫が多いね、いつでも拾い食いできるから助かってるよ」
「最低の話だな!お前それ言いたかっただけだろ!」
繋ぎ方が強引すぎるんだよ!
夢の中でさえツッコミフル回転な僕、いかなる時でも役割には忠実である
「…まあいいや、羽川の件、世話になったな、それに、忍のことも」
とりあえず礼を言う
「あいかわらず律儀だねえ君は、でも僕は今回何もしてないよ、礼を言われる筋合いはないさ。それはこの件に限った話じゃないんだぜ、
何度も言うけど、人は自分で勝手に助かるだけなんだ、それに例外なんてありえないんだよ阿良々木くん」
これもまた、相変わらずのやりとり、通過儀礼のようなもの、それに生返事を返す僕
反論したってどうせ平行線だし
僕がややうんざりした顔をしているのなんておかまいなしに、へらへらと喋くる忍野
「おやおや、阿良々木くん、きみにしてはめずらしく元気がないねえ、なにか辛いことでもあったのかい?」
「…別に、おまえには関係ないだろ」
強いて挙げるならおまえとの会話に疲れたんだろう、他にも理由があるが、それをこいつに話したところで仕方ないし
もうこの話は終わりだと、僕はそう思っていたのに
「委員長ちゃんのことかい?」
ずけずけと、相変わらず僕の都合を一切考慮せず、見透かしたことを言うよなこのおっさんは
まあ、正解だけど、羽川に対する負い目は、正直まだ少し残っている
というか、あっさり消化なんかできねえよ、一人でずっと悩んでる
「つまり委員長ちゃんにまで告られちゃったわけだ阿良々木くんは、はっはー、いいねいいね、男冥利に尽きるじゃないか、憎い
男だよきみは、まあきみが複数の女性と付き合えるような器用な人間とも、ツンデレちゃんを袖にして他の女性に乗り換えられる
ような尻軽な人間とも思えないから、お断りしたんだろうということは想像に難くないけどね。で、それでそんな浮かない顔な
わけだ」
わかったような口を利く忍野、いや、この場合は僕がわかりやすいだけか
「そんな気にすることでもないと思うけどねえ、むしろ気にしたら失礼だと僕は思うわけだけど、それを阿良々木くんに言っても
仕方ないか。すごく単純なことを複雑にしてしまうからねえ、きみは誰にでも優しいから、だから解決しないのさ、大恩ある委員長
ちゃんの想いに応えたい、委員長ちゃんにはきみも少なからず好意を持っている、だけどきみにはすでにツンデレちゃんという
彼女がいる、ってとこかい、全く愉快な男だねぇ、こんなのは優先順位の問題なのに、きみの中ではもうランキングが決定して
るってのにそれをわざわざ無視して悩んでるなんて、律儀とか礼儀正しいを通り越してるよ、ただの馬鹿だぜそれは」
辛辣な言葉、反論の余地もない
でも、その通りなんだ、こうやって悩むことは羽川に対して失礼だし、なにより戦場ヶ原に対する裏切りでもある
僕はまだ羽川と友達でいたいし、戦場ヶ原を怒らせたり不安にさせたり、それだけならまだしも泣かせたりしたら、そんな
ことをしたら僕は絶対に後悔するだろう
くどくどと悩んだ手前、こんなことを言うのは卑怯な気がするけど、
「戦場ヶ原が好きだから、僕が愛していたいと思えるのは、彼女だけだから」
そう思うのは、事実だから
「ったく、青春してるなあ阿良々木くんは、まあそれを羨ましいとは思わないけどね」
相変わらずのにやにや顔でそんなことをのたまう忍野、でも――
「おまえだって十分青春してたじゃねえか、ベタなドラマよろしくさ」
それこそ、物語に出てくるような、やさしい、お人よしのキャラみたいに
―僕を助けてくれた
あいつは決して認めないだろうけど、僕はそう思っている
認めるのはやっぱり癪だけど、僕はこいつに背中を押してもらった、馬鹿な悩みに結論を出せたのはこいつのおかげだ
いつでもどこでもへらへらしていて、何を考えているのか、何を思っているのかわからない、うさんくさい大人
そんな、あまり尊敬できない、僕の恩人。これも、やっぱり認めるのは癪だなあ
だからだろう、普段こいつの言葉に反発してるのは。それなのに、この夢の中ではなぜか素直に聞き入れていた
それは、きっと、こいつがこんな目をするからだろう
まるで、僕にエールを送るような、そんな目を
―――唐突に、世界に変化が訪れる
暗闇の中に、あらゆる色が侵食してくる
ぽっかりと浮かび上がっていた僕と忍野の輪郭が、夜明けを告げる赤い光に溶けていく
風景は、形を取り戻してゆく
僕と忍野が出会った、交差点の真ん中、そこで対峙している僕ら
「夜明け…、だね」
かたちがあやふやになっても、その声は僕に届いていた
「しかし出来すぎのシチュエーションだねえ、よりにもよってこことはね、ま、いっか」
―心残りも、もうないし
「おあつらえ向きとも言えなくないよね、ここなら」
そう言って、僕に背を向ける忍野
不思議と、戸惑いはなかった、何故、とも思わない
言いたいことだって、聞きたいことだって沢山ある
だけど、もういいや
いつまでもお前に頼ってばかり、いられないから
別れの時
寂しくないといえば嘘になる、悲しくないといえば嘘になる
けど、そんな泣き言を言ったところで仕方ないから
何も言わずにただ遠ざかる背中に、別れの言葉を告げる
「ありがとう」
その日は珍しいことに二人の妹、―火憐と月火に叩き起こされることなく起床していた
眼には涙
なにか夢を見ていた気もするけど、思い出せない
それが悲しいのか、また涙を零す僕
窓の外を眺めると、夜明け前の赤い空がある
その空を、僕は眼に涙をたたえたまま、ずっと見ている
遠くを見るように、ずっと
最後のほうは超趣味です、原作の雰囲気を真似るのが苦しくなったとか
そういったダメな感じの理由でああなったわけじゃないんです、ほんとうです、たぶん
それでは失礼します、最後になりましたが、読んでいただいた方が楽しめるよう
精進を続ける所存です、ありがとうございました
>>215 相変わらず上手いなぁ とがめの可愛さを再認識。 GJ
>>231 神原とか火燐ちゃんみたいなスポーツ少女をバックからガンガン突くってロマンだよね
立ちバックでガンガン突かれて
「くっ…あんっ、あっ……ふっ、もうっ、立って、られなひぃっ!」
ってなるのをおちんちんで支えてあげたい
>>250 あまりに意欲的すぎて言葉にできない。なしじゃないんだがむしろあってもおかしくないんだが
ヒマだから、いつぞやの神原触手ネタで怪異遭遇まで書いてみた。
うpしたりすべき?
原作未読+エロが苦手なので…。
原作派の心無い煽りがあるかもしれないが、それでも俺はウェルカム
とはいえ、アニメ版は神原のデレ部分がめっさ削られてるので、
神原派なら原作は可能な限り目を通す事をオススメしとく
神原読みたい
257 :
254:2009/10/02(金) 14:59:41 ID:0cbmKkd3
昼なのにレスの早い住人さんがいることに感服させられたので、投稿。
タイトルは、「するがローズ」の予定。
「…で、どうしてこうなった、神原。」
「たぶん、私があまりにも触手に造詣が深いが故に、なるべくしてなってしまっ
たと考えたい。
ほら、願えば必ず夢は叶うと言うではないか、触手に鞭に果てはデッキブラシま
でなんでもござれの阿良々木先輩。」
「違う!僕は断じて触手や鞭に造詣が深いわけでもないし、第一そんなポジティブ
な解答は求めていない!」
「ああ…らぎ子ちゃんが私の発言を全否定する…あふぅ」
「そんな所で恍惚の笑みを浮かべるな!第一アニメでカットされたネタを引っ張る
な!あーもー本当にやりにくい!」
話は十数分ほど前に遡る。
休日にもかかわらず妹二人に叩き起こされた僕は、そのままのどかな朝を満喫し
ていた…。
だが、それも鳴り響く着信音の前では儚い胡蝶の夢のようだった。(いや、起きて
いるから夢ではないのだが。)
「神原駿河、座右の銘は『I'll be back』だ。」
「未来で命狙われちゃった!?」
「その声と峠を走るハチロクのようなキレのいいツッコミは阿良々木先輩だな」
「僕は豆腐屋じゃねーよ!あと免許も車も持ってない!」
「ふむ、阿良々木先輩ならシルビアとシルエイティの走りの違いが判ると思った
のだが…すまない、とんだ見込み違いだったようだ。」
「普通の人はわかんねぇよ!第一、休日の朝早くから何の用だ!」
「ふむ、それがな、言葉で表すにはちょっと人知の範囲を超えてしまっていると
いうか…」
「まさか、また怪異か!?」
また怪異がらみか、どうして僕の周りにはこんなにも怪異が寄ってくるのだろう
か。もし運命の女神が僕に試練を与えているのなら、僕は試練突破記録を作れる
自信がある、それも、何度でも。
「…まあ、そういうことなのだ。もっとも、今回は身から出た錆とも言えるのだ
が。」
「なんだ?またその左手か?」
「いや、今回は何というか…その…説明しずらいのだが…。」
「なんだ?そんなに言いづらいことなのか?」
「その…何というか…地に足着いてるというか……根っこが生えてしまったのだ
。」
「……。」
「あ、いや!その、根っこは根っこでも男根がというわけではないぞ、本当に足か
ら根っこが生えてしまったのだ。」
「なんでそっちの根っこに走る!僕はそんなにそっちに興味があると思っているの
か!」
「まあ、とりあえず家まで来てくれ、阿良々木先輩。」
「…あまり行きたくないが、行くしかないんだろうな……よし神原、しばらく待
ってろ!」
「おお!さすがは海の様に広い心を持つ阿良々木先輩!私のような小心者にはでき
ないことを平然とやってのけるその器量、感服するばかりだ。」
「よせよ、褒められるのは慣れちゃいない。で、何か持っていく物はあるか?」
「ふむ…とりあえず、掃除道具とエロスに満ち溢れた阿良々木先輩の心、そして
今日発売の『メリー×マスG』を買ってきてくれないだろうか。」
「後ろ二つは断固拒否させてもらう!」
そして数分後、今に至る。
258 :
254:2009/10/02(金) 15:01:21 ID:0cbmKkd3
以上、回想終わり。
「思ったより時間がかかったのだな、阿良々木先輩。あんまり遅いので先輩をオ
カズに自慰をしてしまったぞ。」
「人を勝手にそんなことに使うな!第一今日は妹をプールに連れて行く予定だった
んだ!」
「そうか、ではこれからは阿良々木先輩で自慰をする度に私の音を聴かせる事に
しよう」
「それもやめろ!この変態!露出狂!エロス大王!変態ランドに帰れ!」
「ああ、いいぞ…もっと罵ってくれ、阿良々木先輩。その一言一言が私を快楽の
奈落へと引きずりこむ……」
「わかった!わかったから好きにしろ!とにかく落ち着け!」
「ふむ、お心遣い感謝するぞ、阿良々木先輩。」
と、いつもの様に言葉を交わした僕と神原だが、僕はともかく、神原の方はいつ
もの通りではない。
そう、根っこが生えているのだ。
性格には、足が途中から根っこになっている、と言うべきだろうが、もはやそん
な事はどうでもいい。
根っこどころか、蔓まで生えているのだ。しかもそれが部屋中巡っているのだか
ら、まるでジャングルに迷いこんだかのようで…
「時に阿良々木先輩、阿良々木先輩の下の方はジャングルなのか?」
「なんで僕のモノローグに合わせたかのようにそんな質問をする!テレパシーか!
そうかテレパシーなんだな!?」
「いやぁ、そんなに褒められても…ちなみに私は毎日欠かさず手入れをしている
ぞ。」
「聞きたくない事聞いちゃった!」
話を戻そう。
根っこが生えて部屋に屹立している神原。そこから伸び、部屋中を巡る蔓。その
表面には小さな棘が浮かんでいる―そう、まるで薔薇のように―。
神原が言うには、「昨日学校から帰ってBL本を読みふけっいたら寝てしまい、朝
起きて日差しを浴びるころにはこうなってしまっていた」らしい。
神原、寝てる間にどうやって立ったんだ。
「私としては、触手プレイができるから、最初はこのままでもいいと考えたのだ
が…」
「そこでこのままでいいと思うなよ!」
「しかしな、今日が『メリー×マスG』の発売日であることを思い出してだな、
このままでは買いに行くことができないということで考え直したのだ。」
「そこで考え直すのかよ!てか、食事とかはどうするんだよ!」
「あ、そこについては心配することはないぞ、阿良々木先輩。
この姿になってから、どうやら光合成が出来るようになったみたいなのだ。
水分も、根っこから吸い上げる事ができ、いざという時は触手を伸ばせば大抵の
ことは可能だからな。」
「新たな人類の進化の方向性を示しちゃってる!」
「というわけで阿良々木先輩、この神原駿河を元に戻していただけないだろうか
?もちろんタダとは言わない、この部屋には阿良々木先輩の趣味に合う本もある
から、それらを好きなだけ持っていくがいい。なんならこの私ごとお持ち帰りし
ても構わないぞ?」
「…拒否することを躊躇する僕がいるが、ここは良心に従って断固拒否しよう。
」
「うむ、少し残念だが、阿良々木先輩らしい返答だ。快く受けとっておこう。」
そうして、僕らはこの神原を襲った怪異―恐らくは薔薇か何か―について調べ始
めたのだった。
259 :
254:2009/10/02(金) 15:01:42 ID:0cbmKkd3
とりあえず1話、完。
一応、水木しげるの「樹木子」+バラ触手の怪異にしようかと…。
このあとの予定としては、
@八九寺を触手プレイ(ラスボス?何それおいしいの?)
A逃げ出した野球児が、幽霊ギロチンカッター(笑)をつれて来たり…まあ怪異対策の人が来るのよ。
B…あれ?解決方法を考えれてないや?
もう怪異が幼女の液を吸って満足→勝手に助かる
でいい?
指摘、キレイな終わり方があったらレスキボン。
素直に忍に吸わせればいいんじゃね?
怪異なら何でも吸えるんだろ確か。
べ、別に忍が見たいわけじゃないんだからねっ!
「う、うおぉっ! 僕のズボンの中に触手がぁっ!」
「す、すまない阿良々木先輩、私が欲情するとこの蔦もパワーが増すようだ……ゴクリ」
「あっ、あっ、やめてマジでヤバい!」
「楽しそうじゃなお前様よ」
「し、忍、助けてくれ!」
「まあ待て。儂ももう少しでイケそうなのじゃ。ハァハァ」
「いやーっ!!」
とかいう展開なんてこれっぽっちも期待してないんだから!
しょせんここはエロパロ。
やりたいようにやればおk。
なんという誘導…
>>260の続きが読みたくなってしまった
神原触手ネタって神原が触手化すんのかよwww
古代ギリシア・ローマでは、バラは愛の女神アプロディテもしくはヴィーナスと関係づけられた。
wikiより。
愛すれば怪異は勝手に消えていく……。
264 :
254:2009/10/02(金) 19:38:30 ID:0cbmKkd3
>>260 原作未読なゆえ…忍先生書けない…。
傷・偽のどっちを参考にしたらいい?
>>263 ネタに使えそう、ありがたく頂戴するぜ!!
またいつかノシ
>>254 ヒロイン淫獣(植物?)化はグロ新しい発想やも。エロくできるかは腕の見せ所だねぇ。
しかしどのキャラも口調はともかく発想が追いつけないな。
ギャグも上手いこともいえないよ。
とりあえず、偽と化は全部模写しました。
リズムと口調を理解するにはこれが一番。
すげぇ 参考までに何kbになったの? 手書きじゃないよね?
や、ノートとかいらないチラシとかに直書きです。
偽下の歯磨きと月火を馬のりしてるとこを写したとき、すげぇ興奮したぜ・・・。
むぅ かなりの手の込みよう
実際手書きのほうが脳にインプットされてよさそうだね。
俺もそうしたほうがSS書く練習になるのかな。
――佰年が経った。
僕は歳を取ることが出来なかった。
あの時のまま、キスショットに眷属にされた時の年齢だった。
高校三年生。
十八歳。
それが今の僕の外見だ。
僕は戦場ヶ原と一緒になった。
結婚し、子供ができ、自立するまで育てる。
家族に事実を打ち明けると、思った通り笑い飛ばされた。
火憐と月火だけは真剣な表情で聞き、本気で驚いてくれていた。
僕の言うことは本当に信じるんだな。
だけれどそれ以外の人間は信じようとしない。
どれだけ真剣に告白しても、
どれだけ真摯な態度を取っていても、
どれだけ思い悩んで言ったとしても、
信じるわけがない。
見たこともない怪奇現象なんて、目の当たりにしなければ信じないものだ。
出来れば使いたくなかったが僕の言葉を信用してもらうため、影から忍を出現させると一瞬で部屋の空気は凍りつき、みんな目を丸くしていた。
みんな口を開くことは出来ないでいた。
当の忍は眠い目を擦りながら欠伸をし、緊張感に欠けていたけれど……。
みんなは呆気にとられている状態のままだったが、怪異に関わることは極力避けるように注意し、
もし不可避な出来事があったら連絡するように、と強く言い聞かせる。
こうして僕とひたぎは家から出て行った。
田舎のこの町には、ご近所付き合いというものがある。
さすがに歳を取らない夫婦というのは不気味過ぎる。
だから出て行くのはどうしようもないことだった。
歳を取らない夫婦。
僕は確かにそう言った。
僕と何度も交わり、唾液や精液を身体に受け入れた戦場ヶ原もいつの間にか人間もどきになっていた。
歳を取っていない、という事実を前にしてひたぎはこう言い切る。
「あら、そうなの? じゃあ地獄の果てまで一緒に行きましょう」
笑顔だった。
たまに彼女の価値観がわからなくなる時がある。
訊いてみると、
「私だけ歳を取るなんて不公平じゃない。それとも何かしら。あなたは歳を取った私としたかったとでもいうの?
あなたがロリコンだということは薄々気が付いていたけれど、熟女までいけるなんてね。
ああ、そういえばいつだったかに誰かから聞いたことばあったわね。
『阿良々木先輩はうちのおばあちゃんさえもストライクゾーンに入っている』って。
申し訳ないけれど、おばあちゃんになった私とそういうことしたかったというあなたの性癖には応えられないわ。ごめんなさい」
などと言いやがった。
でもデレたひたぎはそんなことを言わない。
彼女がそんな言葉を使ったのは僕が頼んだからだ。
「これから一週間はツンツンしてみてくれ」って言ったら、ちゃんと要望に応えてくれるひたぎさんだった。
でもやっぱり毒は足りなかったけれど。
* * * * *
「阿良々木ハーレムは永久に不滅ですね」
いつだったか八九寺に言われた言葉だ。
八九寺は幽霊だから死ぬことはない。
特に悪いことをするわけでもないので除霊もされない。
歳を取らない小学生は僕が行く先々で遭遇する。
浮遊霊だから何処へでも行けるということなのだろう。
僕を追ってきているって素直に言えばいいのに、そういうことは言えないようだ。
恥ずかしがっている。
いつになっても可愛いやつだった。
一応説明しておくと、八九寺が言う阿良々木ハーレムの加入者は、阿良々木ひたぎ、忍野忍、羽川翼の三人。
阿良々木ひたぎなんて言うとわかりにくいだろうが、結婚した以上戦場ヶ原とは言えないものである。
八九寺は「私は数にいれないでください!!」と声を荒げて言っていたが、それは恥ずかしがっているだけだ。
だから阿良々木ハーレムには、八九寺を含めて四人は常時入っているようだ。
羽川翼。
彼女も歳を取っていない。
たぶん原因は高校二年から三年に上がる春休み。
僕がキスショットと出会った春休み。
羽川はエピソードに腹を貫かれ、死にそうになった。
忍野に金を払う約束をし教えてもらった結果、吸血鬼の眷属だった僕の血で羽川の怪我を治した。
その時に僕の血が大量に混ざったのだろう。
羽川もあの時から人間もどきだったようだ。
頭を下げて謝った僕を責めることはせず、
「これでいっぱい勉強できるね」
と笑って言っていた。
人生勉強、日々勉強。
生涯学習を旨とする羽川でも世の中のことを全て知ることは出来ないだろう。
技術は日々進化し、巡っている。
どのように変化して行くかの方向は予見できるが、それを実際に見るのは難しい。
羽川が言うには、まだまだ勉強することはあるようだ。
あくまで人間もどきの僕達はいつでも死ぬことが出来る。
だけれど、そんなことをすることはない。
変化にとんでいるこの世界。
技術が進歩し、科学が進歩したことで、人々は不可思議な現象からは認知されにくくなっているが、怪異はどこにでも存在している。
それを解決し、料金を得る。
僕が今、仕事にしているのは忍野と同じ、怪異の専門家。
バランスを取り、交渉をする。
時には闘うこともある。
ドラマツルギーと共闘なんてこともあった。
危険な怪異との接触で何度か死にそうにはなっているけれど、それでもなんとか生きている。
幼い忍と、
妻になったひたぎと、
大恩人の羽川と、
僕のことが大好きでひたぎにいつも嫉妬している八九寺と、
一緒に生きることが出来ている。
キスショットのように一人ではない。
これは大きな救いだった。
人間強度の考えを捨てた僕の周りには何人もの大切な人間がいる。
お蔭で生きる希望を失うことはなかった。
こうして昔を懐かしんでいるわけだけれど、これからまた大仕事だ。
忍野や影縫さんのように強くない僕には危険度が高い。
だけれど、誰かが勝手に助かるためには必要なことだった。
こうして僕らは日々を過ごしている。
化物語シリーズって最終的に阿良々木さんと忍の純愛になるはず!
だからエロくなるって思って書いてみたら、随分と違うものになった。
ここには書けんかったけど、怪異を考えるのって意外に楽しい。
面白かった
暇な時オリキャラと狐の怪異とか妄想してるわ
化物語(ばかしものがたり)ってタイトルで
神原と撫子も入れてやってくれ
>>270-272 エロくは無いけど、超GJ
「そういえばいつだったかに誰かから聞いたことば(が?)あったわね」
って台詞が無性に切なく感じる
千石撫子。
彼女は変わっていた。
性格ではなく、外見でもなく、中身が変化していた。
厳密に言うと、血液が、人間もどきのモノへと変化していた。
学生結婚をした僕が大学を卒業する前、怪異の専門家を始めようとしていた頃、これからのことを千石に話した時の事。
千石は悩むことなく
「撫子を助手にしてっ!」
と言った。
僕には妹同然で大切な友達の一人である千石を巻き込むことは出来ない。
「千石、お前はちゃんと生きろ。もう怪異と関わるな。お前は平和に暮らすほうが似合ってる」
実際には何日もかけて説得したわけだけれど、何を言っても千石は折れなかった。
「暦お兄ちゃんが出て行くなら撫子もついてく」
そう言っていつも僕と一緒にいるようになった。
そのまま放っておくことも出来たんだけど、精神的に不安定な千石を放っておくことは僕には出来なかった。
戦場ヶ原も千石のことは心配していた。
蛇にとり憑かれた時、自傷の一歩手前にまで追い込まれていたんだ。
僕は千石を突き放すことは出来ない。
早い段階で卒論を書き終え、全国の民間伝承を調べに行く前に千石と向き合い、話しをした。
「何ヶ月かしたら僕はこの町に戻ってくる。だからしばらくの間、真剣に考えてくれ。
これは一生を左右する問題だからな」
千石は嬉しそうに、でもどこか哀しそうな目をして頷いていた。
そして半年が経ったある日、僕は千石に会いに戻ってきた。
千石は、
「ちゃんと考えて答えだしたよ。暦お兄ちゃん、撫子を助手にして」
と冷静だけど温かい声ではっきりと言った。
約束だ。
破るわけにはいかない。
僕に付いてくるといっても、すぐに飽きるだろうとも思っていた。
月火に相談すると、
「甘いなあ、お兄ちゃんは。せんちゃんが諦めるわけないよ。
せんちゃんはお兄ちゃんのことなら何だって出来るんだから」
と言って笑っていた。
月火の言ったことは当たってしまう。
ある怪異と接触した時、僕をかばった千石は胸を貫かれる。
手の施しようはある重症。
だけれど救急車を呼ぶには時間が掛かり過ぎるし、ちゃんと手当てをするには道具がない。
ある程度の都市なら何の問題もない重傷だが、ド田舎に来ている僕にはどうしようもなかった。
そして手遅れになる前に最後の手段を取り、僕は千石に噛み付いた。
吸血。
忍に吸ってもらおうと思ったが千石は僕に頼んだ。
忍に血を吸われ、吸血鬼に近づいていた僕は、なんとか千石の命を助けることが出来た。
しかし千石は、吐血をし、呻き、発熱し、三日三晩苦しみ続けることになる。
身体が拒否反応を起こしたのだろう。
暴走まではしなかったが、それでも見ていられないほど苦しんでいた。
いつだったかキスショットが僕にしてくれたように付きっ切りで千石を看病する。
もちろんそれが疲れるとか文句を言うわけではなく、千石を励ましながら僕は罪の意識に苛まれていた。
千石は巻き込みたくはない大切な人間だったはず。
だけれど、僕が優柔不断だったから巻き込んでしまった。
意志薄弱。
こんなところで出てしまった。
体調の回復した千石に何度も謝って、謝って、謝り倒した。
千石は僕を責めることはしなかった。
「ありがとう」
そう言い、幸せそうに笑った。
そして千石は今でも助手として一緒にいる。
身体を最適な状態に持っていく特異体質のおかげで千石は中学生の頃とは一味違う体を手に入れていた。
まあ見慣れた千石が少し成長しただけだったけれど、一緒に行動していると千石はより一層魅力が増していった。
理由はわからないけれど、千石は歳を取って成長しているのかもしれないと密かに期待したが、そんな例外があるわけもない。
千石が大人っぽくなっただけという僕の勘違いだった。
書きながら寝とった。
千石を書くとしたらこうかな?
神原は戦場ヶ原を巻き込まな上手くかけなさそう。
>>275 阿良々木さんの突っ込みでちゃんとするつもりやったんやけど
日の変わらん内に投下しようとして忘れてました。
素直に
「そういえばいつだったか神原から聞いたことがあったわね」
ってした方が良かったな。
GJ!
なんかこの雰囲気いい
そこはあえて名前を言わない方がよかったりするのだ
そしてこの羽川の設定は傷をよく読んでみたら破綻する
こまけえこたぁいいんだよ!
でなけりゃ眼球舐めさせてもらったときにたまたま吸血鬼モードでうっかり噛んじゃったでもいいよ。
>>281 凄くグロい絵が浮かんだ。
でも同意。
てか結構最近原作の文体に近い書き手が増えてるけど、
別に真似しなきゃいけないわけじゃあないんだよな。
まあ化物語は地の文=阿良々木君のモノローグだから、
文体変わると阿良々木君のキャラが変わっちゃうんだろうけど。
でも真似したい。でも出来ない。
関係ないけどアニメしか見てない人は阿良々木さんが小学生に週1ペースで
襲いかかって胸揉んだりパンツ脱がそうとしてるの知らないんだよな。
時々視点違う作品もあるけどな。
羽川とか撫子とか八九寺とか。
ヘアーでイマラチオか・・・。つきひヘアラチオ? いいんじゃないでしょうか。
突然すぎて何を言ってるかわからんぞ。 じゃあ俺は胸ラチオでいいんじゃないでしょうか。
じゃあ僕は尻ラチオ!
駿河ラチオ気持ちいいです
駿河さんに駿河問いしちゃうハードSMもの希望。
ひたぎパンクラチオン
戦場ヶ原にガハラチオして欲しい
>>290 それボッコボコにされてるだけじゃないかとw
ちょっと確認です。
ファイヤーシスターズが関係する事件で、明確になっているものは以下だけでしょうか?
・月火人質事件
・火憐暴走族乗り込み事件
・貝木のおまじない事件
ロシアンルーレット
池田屋事件とか、月火の屋上からダイブとか
>>294 観光に来てたイタリアマフィアと揉めたってヤツかw
ありがとうございます。参考にいたします。
・月火人質事件
月火が挿入されそうになったところを、火憐がたすける。
・火憐暴走族のりこみ事件
火憐が挿入されそうになったところを、暦が助ける。
・貝木おまじない事件
とりあえず貝木×火憐
で。
・池田屋事件
上級生を火憐と月火が責めまくる。
・イタリアンマフィア観光事件
観光がてらに日本の女の子を物色していたマフィアを止めるべく、
アジトに潜入した月火と火憐は同じく潜入していた二人の元インターポール捜査管と出会い、驚愕の事実を告げられる。
ミスター・ミズドリ、ロウソクザワからつげられたマフィアたちの陰謀とは!
ファイヤーシスターズ特別編、簡潔に完結!
こんなんでどうでしょうか。
火憐ちゃん.zipまだー?
神原駿河。
猿の怪異に憑かれた後輩。
運動神経は群を抜いている。
それは元々の才能もあったのだろうが、神原の凄いところは常人には出来ない努力だ。
その努力のおかげで実力は全国区。
猿の左手のせいで高校バスケを一年早く引退した神原は、猿の手から解放されるとすぐに大学バスケ部のレギュラーの座についた。
僕は大学バスケには詳しくはないけれど、手が治ってすぐに全国の選抜に選ばれそうになったとか。
さすがにブランクが響いたのか全国選抜には選ばれることはなかった。
当たり前だ。
復帰してすぐに選ばれるなんて有り得ないだろう。
弱小高校を全国に連れて行くような選手だから常識の尺度で見てはいけないのかもしれないが……。
そんな凄いバスケ選手の神原は相変わらずの変態だった。
僕と神原は大学が違うとはいえ、電話したり遊んだりする関係。
神原は周りから社交的で明るく頼れる性格だと思われているからか、色々な相談をされているようだった。
百合関係の相談は放っておくとして、相談の中には怪異絡みのものもある。
それを僕に持ってきていた。
そんな日常の中で僕と神原は一緒にいることが多い。
戦場ヶ原も交えて三人で遊ぶこともあったが、その日は二人きりだった。
僕と神原がふざけながら歩いていると突然車が突っ込んできた。
僕が気付いた時にはもう目の前にまで迫っており身動きがとれなかった。
神原は僕の襟首を掴み、後ろに放り投げる。
そして――
僕はうつぶせに倒れたので神原がどうなったのか、見れなかった。
車はスピードを落とさず少し離れた電柱にぶつかって止まったようだ。
さっきまで僕がいた場所へ目を向けると――神原が血まみれになって倒れていた。
左腕からは骨が飛び出て、ピンク色の肉が空気に晒されている。
左の脛はおかしな方向に曲がっており、四肢は痙攣していた。
僕は震える手で携帯を操作しながら神原に駆け寄る。
「神原! おい!」
神原は僕を視認すると、かすかに笑った。
口を動かしたが何を言っているのかはわからない。
電話の向こうの女性にどんな状態かを伝え、神原を励ましながら救急車を待つ。
その当時、大きな事故があった上に事故が多発していた。
治安の良いこの街では想定していないほどの大きな事態。
通常では起こりえない、怪異の関わった事象だった。
一応の解決はみたがそれでも被害は甚大だった。
多くの重傷者が出て、血液が足りなくなったようだ。
少し歳を取った看護師さんが僕の血液型を訊きに来た。
答えると「あなたの血をあの娘に分けてあげて」と言い、僕に同意を求めてくる。
そしてどこかへと連れて行かれた。
ドアを開け、ベッドに横になるように言われる。
隣を見ると神原が眠っていた。
飛び出た骨を元に戻している。
手術の最中だった。
神原の顔面は蒼白で血の気がない。
その状態を見ると明らかに血が足りていないように思えた。
輸血が必要、だった。
このまま放って置くと死んでしまう。
しかし僕の血を輸血すると身体に異変が起こるだろう。
せっかく猿の怪異から解放されたというのにまた関わらせることになる。
再び神原の顔を見た。
殺されかけてから何年も付き合ってきた大切な後輩。
僕のことをなぜか尊敬し、慕ってくれている可愛いらしい女性。
迷う必要はないな。
看護師の言われるままに力を抜いて腕を差し出す。
針が打たれ、僕の血は神原の中に消えていった。
手術は無事成功し、神原はしばらくの間入院することになった。
病院に無理を言い、僕は神原の傍に付いていることにする。
もしも何かあったときは僕が何とかしなければならない。
吸血鬼の血の輸血、
そんな事態が起こるなどと考えたことはなかった。
深夜。
やけに神原が苦しそうに呻いていたがどうしようもない。
手を握りながら励ますことしか出来なかった。
そうしている内に朝日は昇り、ぅんっと小さく呻いた後、神原は目覚めた。
どうやら無事に適応したようだ。
「ぁ、おはよう、阿良々木先輩」
「おはよう、神原。調子はどうだ?」
神原は腕や脚、腰や肋骨など色々な箇所を骨折したが、元通りになると医者が言っていた。
ただ直るのには時間がかかり、かなりの量のリハビリが必要とのこと。
「ん? 調子は良いぞ、阿良々木先輩。いつでも阿良々木先輩の欲望を受け止める準備は整っている。
心配はするな。しかし私はなぜこのようなところにいるのだ?」
事故のことは覚えていないようだった。
一時的な記憶の混乱、などというモノではなく、単純に記憶していないのだろう。
神原の言葉に軽く突っ込んだ後、昨日起こったことを事細かに説明する。
「そうか。で、阿良々木先輩は無事なのだな?」
「ああ、お前のおかげでな。でもな、神原。僕を助ける必要はないぞ。車に轢かれたくらいじゃたぶん死なないし、すぐ回復もする。
かばう必要なんてなかったんだ」
「何を言っているのだ? 阿良々木先輩らしくもない。大切な人が傷つくのを見ているだけなんて私に出来るはずがないだろう」
「でもそのせいでお前は僕の血を輸血されたんだぞ? 輸血をするとどうなるかなんてわからないが、人間もどきになった可能性が高い。
せっかく猿の怪異から解放されたのに……」
「問題はないだろう。私は私のやりたいようにやった。その結果がこれだ。人間もどきになったのかもしれないが阿良々木先輩が気にすることではない。
しかし阿良々木先輩、違う視点で考えてみようじゃないか。
今回の事故のおかげで私と阿良々木先輩は新たな絆を結んだのだ。それも一生解けないほど強固なものだぞ。
これほど嬉しいこともないだろう。バスケットを続けられないのは少し残念ではあるが…」
ほんの少しだけ神原の顔が暗くなった。
「バスケットは出来るだろ? その怪我もすぐに治るか、もう治っていてもおかしくはない。
リハビリする必要もないと思うぞ」
「いや、吸血鬼の血というのは今まで以上に力が出せるかもしれない。もしそうならそれはドーピングと同じだ。
真剣に身体を鍛えている他の選手に申し訳がないだろう」
「そうか……、そうだな、済まない」
「謝る必要はないぞ、阿良々木先輩。むしろ感謝している。私などのために阿良々木先輩の大切な血を分けてもらったんだ。
私は阿良々木先輩の命を狙ったこともある罪人だ。あの時、腕を切断されていてもおかしくはなかった。
そんな相手の命を救うとは阿良々木先輩にはやはり頭が上がらないな」
「あの時のことまだ気にしていたのか? もう忘れろ、あんなものを覚えていても何も良いことがない」
「それは出来ないな。忘れるなんてことはするわけがない。あれがあったから今私は阿良々木先輩とこうして一緒にいられるし、笑いあうことも出来る。
お仕置きをされたこともあったな」
「お仕置き!? 僕はそんなことしていないぞ!」
「何を言っているんだ、昨夜私のことを苛め抜いただろう。もう忘れたのか?」
「僕はそんなことしていない! 第一お前は死にそうになっていたんだぞ! 出来るはずもないだろう!」
「そうだったか? 私は確かに苛められたぞ。初めは山だった。ハイキングに行こうと誘われて、どんどんと奥に行くと洞窟を見つけたんだ。
そしてその洞窟の中にで私は襲われた。阿良々木先輩が私をいきなり押し倒したんだ。
私は抵抗したが、どうしても阿良々木先輩の力には勝てなかった。服を破り捨てられ、濡れていない私の中に無理矢理入ってきた。
私はなすすべもなく阿良々木先輩のされるがままだったな。内心は悦びに溢れていたわけだが、阿良々木先輩が悦んでくれると思ってわざと嫌がるフリをしていたんだがどうだった?
しっかりと演技できたと思ったが……もしかして満足できなかったのか?」
「それはお前の夢だ! 昨日深夜にうなされてたのはその夢を見ていたからか!?」
「まあ恥ずかしがることもないだろう。私の身体は内も外も阿良々木先輩で溢れているのだ。あまり気にすることではない。
阿良々木先輩は覚えているか? その後に何をしたのかを」
「覚えてるも何もお前の夢だよ! 僕を使って変な夢を見るな!」
「覚えていないのか…、残念だな。あれは凄かった。裸にひん剥いた私に首輪をつけて四つん這いで歩かせるんだ。
犬と飼い主のような関係が築かれたわけだが、阿良々木先輩は容赦がなかったな。
急に『立ってそこの木に両手を突け』と言い捨てた阿良々木先輩は中々行動に移さない私を鞭で打って笑っていた。
私が言う通りにすると早速、阿良々木先輩のそそり立ったモノを入れられて…あまりの気持ちよさに膝が笑ってしまったんだ。
そして私は阿良々木先輩のモノに支えられた。自分の体重がかかり、より深くえぐられる快感は言いがたいものだった。
言葉に出来ないとはまさにこのことだな。
そしてそこから先が壮絶な光景だった。私としてはもう二度と見たくない光景だ。
私を苛めている阿良々木先輩がたまたま散歩していた戦場ヶ原先輩に見つかって、
阿良々木先輩はマウントポジションを取られてボコボコにされていたわけだが……傷は残っていないようだな。良かった。
タップしても左手を上げても何を言っても容赦のない攻撃は続いて、確か両目は完全に潰されていた気がするが……問題はなかったのだろう」
僕は神原と浮気をすると戦場ヶ原に両目を潰されるらしい。
神原の話はまだ続いていた。
「戦場ヶ原先輩が阿良々木先輩の上に乗って拷問――いや、じゃれ合っている時に私は襲われたんだ。あれはたぶん怪異だ。
蔦のような太い何かが私に巻き付いて、私の身体を拘束したと思ったらソレからネバネバした何かが出ていた。
逃れるチャンスだと思って体を捻ってみるが、もがけばもがくほど蔦が食い込んでいくんだ。
私の身体は完全に拘束され、指先くらいしか動かなくなっていたな。いつの間にか私の膣にも口にもその蔦が入っていたんだ。
しかしおかしなことにソレはさっき阿良々木先輩に入れられたものと同じような味がした。よくは覚えてないのだが好ましい味だったと思う」
その理由はたぶん昨日の夜中にお前が僕の指を噛んでいたからだよ。
「蔦だと思っていたソレは驚いたことにいつの間にか阿良々木先輩のモノに変化していたんだ。ソレは私の胸やお尻に擦り付けると何か白い液体を吐き出していた。
髪にもかかっていたか。これはなぜかがわからないのだが、ツインテイルの小学生も一緒に苛められていた気がする。
大きなリュックを背負った小学生だ。その娘も真っ白になっていたな。
私とその娘を苛めることに満足したのか気が付いたらその怪異は去っていた。
私達がいじめられている間、阿良々木先輩は戦場ヶ原先輩に―――あぁっ、私の頭が思い出すのを拒否している!
とりあえず謝らせてくれ! 済まなかった! 阿良々木先輩の無事な姿が見れて今はほっとしている」
どんな惨い状態にされたんだ!?
かなり気になるじゃねえか!
……まあそれはそれとして、翌日、神原は退院した。
家の近くにある知り合いの病院に入院することになったということにして。
もちろん嘘だが、本当のことを言えるはずもない。
治癒する力は微弱だが、それでも常人の何倍もの回復力がある。
一日掛かったが、神原の身体は正常な状態へと戻っていた。
骨折した箇所は元通りに。
当然リハビリの必要はなく。
元気に走り回っていた。
そして神原は不死の力を持った人間もどきとして、今も僕の傍らで笑っている。
せっかくなんで神原も書いてみた。
羽川に合いそうな怪異は考えたけど、勢いで書いてしまおうと思ったから
あまり考えもせずに吸血鬼にした。
傷の内容は羽川のおっぱいしか覚えてなかった……。
あげました。
tuki2.zip:内容
「付物語・かれんジィー」
・暦×火憐
・原作改変、キャラ崩壊、オナニー、近親相姦描写あり
・実は「つきひポリネシア」より先に完成していた。
・NGワード「かれんジィー」「付物語」「◆zt2LoDfx0w」
「おまけ・つきひヘアラチオ」
・暦×月火
・原作改変、キャラ崩壊、近親相姦描写、髪コキ、強制フェラチオ描写あり
・以前書いていた習作を手直し。もともとは直球で「つきひフェラチオ」だった。付物語との関連はなし。暦と月火はセックスフレンドな兄妹関係。乱れる性。いいんじゃないでしょうか?
・実は習作自体は「つきひポリネシア」より先に完成していた。
・NGワード「おまけ」「◆zt2LoDfx0w」
・ネタをくれた方に深く感謝
URL
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/3/tuki2.zip PASS
tukimonogatari
三話は五十パーセント完成中です。バイト数は一話、二話を合わせたの量になる予定です。
タイトルは「こよみバンカー」です
自宅に投下環境がなく、最寄りの満喫からも書き込みができないので、
zipによるアップロードで投下させてもらっています。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
>>302 なんかちゃくちゃくとハーレム化が進んでるような。次はエロきぼんぬ
>>303 俺は三度の飯よりフェラチオがすきでね…… おまけもよかった。
しかし火憐ちゃん・阿良々木さんの台詞回しの上手さは凄い。
描写もかなり高レベルで地の文の阿良々木さんぽさがテクいぜ
>>302 神原後輩はもう止まらんね。第一印象で彼女を好きになったのは間違いじゃなかったww
>>304 もうだめだこの兄妹
そういえばかれんジィーってもしかしなくても自慰って意味なのか。
とりあえず容量が38kbもあるんで3話が物凄い文章量になるのはわかった。
>>303 乙です。次も待ってます・・・出来ればその後他キャラや忍のHもやってくれたら
俺のこよみジュニアが多分喜ぶ
>忍のH
ロリコン木さん何してはるんですか?
>>309 俺としては18歳版の忍とのHが一番見たいの
>>303 GJ!
キャラの台詞が原作っぽくて非常に良かった。
そして何よりエロイ! 3話も期待して待ってます。
>>297 月火ちゃんにはせっかく不死鳥の回復力があるんだから、
挿入されたけどまた処女膜が再生した、とかでもいいと思うんだ
>>303 GJ!ほんとにうまいw
あといつも保管庫更新してくれてる人も乙
>>303 火燐好きとしてはもう、言葉がないわ、本当。
もうね、いや、ほんと、GJ。
ありがとう、いや、まじで素晴らしい。
>>312 何回も襲われ、犯され、中田氏され、陵辱されつくしているのに、
その間の記憶が無いことと、処女膜が再生することによって
それにさっぱり気づかない月火ちゃんですと?
エターナル処女膜とか罰ゲーム過ぎるだろ。
ドMカッコいい火憐ちゃんならまだしもドS月火ちゃんじゃ。
あ、ドMに開発するのか。
同じく怪異(に近い存在)である暦お兄ちゃんのビッグペニ○スだけが、
月火ちゃんの処女膜を再生させない事ができるのですあります。
その理屈だと女吸血鬼は全員処女確定ですね
>>303 あいかわらずGJ!
脅威の原作再現率と執拗にねちっこいエロが最高です!
ところで、いつのまにかちゃっかり阿良々木ハーレムが出来てたけど、
これは次作にも期待してていいんでしょうか?
ゴールデンチョコゴールデンチョコ
まったくこのスレはレベル高すぎ
>>162 ありがと、ってどのくらいの乙なのそれ?
>>163 お待たせしました。
本編ではデレてないので、攻めで書いてみました。もともとエスですし。
>>164 それが月火ちゃんの魅力ですから
>>165 >>166 その発想はなかった
>>167 月火ちゃんはコワインですね。
火憐ちゃんはエロイン。
>>168 続きを書く作業にもどるんだ!
>>197 期待には答えたいですが肩の力を抜いて読んでください。
それでは
>>160の続きです。
火憐ちゃんと兄ちゃんとの二回目、首輪とか緊縛とかが出ます。
苦手な方はスルーでよろ
また、視点がコロコロ入れ替わります。所詮は素人と肩の力を抜いて読んでください。
ギシッと火憐ちゃんが眠っているベットがきしんだ。
はあっはあっ、と息が荒い。夢遊病者のようにフラフラしている。
向かう先はお兄ちゃんの部屋。
草木も眠る丑三つ時。魔物が跳梁跋扈するいわゆる午前二時ごろ、
勉強に疲れた僕は背もたれに体重をあずけて背伸びをした。
今日は千石とプールで遊んでいたためこんな時間になってしまったのだ。
もちろん千石のせいにするつもりはない。しかし千石もビキニとはやりすぎだろ。
オイル入りの水着のブラにもパットを入れて無理矢理谷間を作って、
全く可愛いらしい奴だ。
下の方もパレオをって言うのか、腰布に隠されていたが、ティーバッグとは…
歩く度にチラチラと真っ白なお尻が見え隠れてして、目のやり場に困ってしまった。
って言うか。水の中に入った時にチラッと見えてしまったが、前の方も
ティーフロントっていうのか、ちょっと大胆すぎないか。
プールも流れるプールみたいなところかと思ってたけど、
まわりはおじいちゃんやおばあちゃんしかいない、超穴場だったし。
水の中では「きゃーっ、こわいあなた♪」とか言って、僕に抱きついて
細い脚をニシキヘビみたいに僕の足に絡ませてくるものだから、ティーフロントの
アソコが僕の腿に当たって、千石に興奮しないようにするのが大変だった。
妹みたいな千石を、性の対象になんてできないしね。
それに今度は劇の練習にも付き合って欲しいって言われてるし。
演目は『ロミオとジュリエット』だそうだ。千石はジュリエットではないそうだが、
脚本・演出のためジュリエットの気持ちが知りたいらしい、今度千石の家に行って
あのシーンをやってほしいとの事だ。
でも、あのシーンってなんだろう?今度千石に教えてもらわなきゃ――
「鬼よりも鬼畜な我があるじ様よ。血の繋がった妹御の肉の味はどうじゃった」
金髪金眼の――幼き風貌の少女が僕の頭の上に現れた。
忍はニヤニヤ笑って僕を見下ろしている。
うぜえ。人の頭の上に立つんじゃねえ。この無能吸血鬼!もう血ィやんねえぞ。
「キスした時と一緒だよ!べっつに何にも感じてねえよ!」
「ほうほう、ペットのように首輪を巻いて、息も出来ぬほどにギチギチに
縛り上げて、穴という肉孔を犯しつくしたあげく、抜かずの中出し三連発でも
満足できぬと!?いやはや我があるじ様よ。どうやったらお前様を
満足されられるのかのう?鬼畜と言うより外道じゃわい」
忍は僕に肩車の体勢になり、耳元で囁いている。
って言うかこいつ、パンツ履いてないのか?ツルツルのアソコが
首筋に当たって生々しいつうの。
「お前様も気づいおろう。あのでっかい妹御、夜な夜なお前様の名を呼びながら
自分で自分を慰めておるわ、兄ちゃん兄ちゃんと悩ましげに喘いでおる。
今日はお前様のベッドに忍び込んでまでしておったみたいじゃぞ」
うるせえ!人の妹の自慰行為に聞き耳立ててんじゃねえ。
知ってるよ。帰ってきてすぐ気づいてたよ。
だからってどうしろって言うんだよ。実の妹なんだぞ!
「だから血を吸ってやればよかろう」
「なっ……っ」
「旅は道連れ世は情け。百年も生きればお前様等を知る者などおらんようになる。
あの妹御なら真実を話せば喜んであの細首をお前様に差し出すわ」
「忍!」
僕が怒鳴ると同時に扉が勢いよく開かれた。部屋の前には火憐が立っていた。
上半身はティーシャツを着ているが、下半身は丸裸だ。
顔は火照り吊り目が潤んで、内股を膝まで濡らしている。
「か、火憐ちゃん…、なんて格好…」
「…兄ちゃん、また別の、女と、話して、た…」
忍はさっさと僕の影に隠れたようだが、話し声が聞かれていたのか。
って言うか。忍のヤツ火憐ちゃんがこっち向かってたの黙ってやがったな。あの野郎!
「火憐ちゃん。なんて真似を…、パパママに見つかったら…」
「…に、兄ちゃんが悪い、んだ…。なんで、あれから、し、してくれないの…」
女顔でマジ泣きするな!本当に僕が悪いみたいじゃないか。
火憐ちゃんは僕に向かって赤らんだお尻を向けて、尻房を左右に割り開いた。
「…ちゃ、ちゃんと、中まで、キレイにしたから、お尻でも…」
「か、火憐ちゃん!?」
僕はタオルケットを火憐ちゃんの腰に巻きつけベットに座らせた。
「火憐ちゃん。一体どうしたんだよ!?」
「…だって、兄ちゃん、あ、あれからしてくれないし…わたし、どう、
していいか、わかん、なくって…」
その結果がこの行動か、まったく馬鹿にもほどがあるぞ。
僕はギュッと火憐を抱き締めていた。
「火憐ちゃん。僕にどうして欲しいんだ?なんでも言ってみな」
「兄ちゃんと結婚する!兄ちゃんのお嫁さんになる!!兄ちゃんの子供を産む!!!」
即答。いろいろぶっ飛ばしてる。
コンマも考えてない愛の告白(?)ちょっとは考えろよ、でっかいの。頭がクラクラするわ。
子どもの頃ならともかく、中学三年生の妹からの結婚の申し込みか。素で引くわ。
何度も言うけど僕はお前のことなんて大嫌いなんだぜ。
だいたい瑞鳥くんはどうすんだよ!!
「…は、初恋は、叶わない、って言うし…。…に、兄ちゃんの恋だって、
どうせ、叶わない、よ…」
さらっととんでもないこと言いやがった!
火憐ちゃん言っておくぞ誰からも祝福されないぞ。それどころか変態扱いだ。
パパママに知られたら二度と会わしてもらえないように遠くに引き離されるぞ。
法的根拠等何もない。
互いを結ぶモノは不安定で偽物な仮初めの気持ちひとつだけ。
火憐ちゃん、それでもそんなか細い不確かなモノにすがるのか!?
火憐はコクリとうなずいた。
よくわかったよ火憐ちゃん。オーケーオーケー付き合いましょう。
結婚は人生の墓場って言うけど、墓場に吸血鬼なんてピッタリじゃないか。
人間モドキの僕には相応しい。
「火憐ちゃん勝負だ」
「…し、勝負…!?」
勝負という言葉に反応して、少しいつもの火憐の顔つきに戻った。
まったく単純な奴だ。
「火憐ちゃんが勝ったら結婚する。法的には無理だから事実婚だね。
兄ちゃんが勝ったらこの話しは無しだ。いいな」
「本当に、結婚して、くれる…」
「ああ火憐ちゃんが勝ったらな」
勝負か。私たち兄妹の間では揉めたら勝負といういうのが通例だ。
頑張って火憐ちゃん!
部屋の中から二人の声が聞こえてくる。
勝負の内容は前回のルールも適用しつつ、お兄ちゃんと火憐ちゃん、
どちらか一方が先にイッた方の負けらしい。
すなわち。
一つ目は、火憐ちゃんがお兄ちゃんの言うことに、少しでも逆らったら
そこで勝負終了。
二つ目は、火憐ちゃんが『ゲームオーバー』て言えばこれも勝負終了。
三つ目は、先にイッた方の負け。ただし、同時にイッた場合は勝負続行。
以上三つだ。
火憐ちゃんが勝つにはお兄ちゃんを先にイかせるしかない。
親のお兄ちゃんに有利なルールだ。でも火憐ちゃんあなたの想いはそれほど
無理な願いなんだよ。それこそ世界を滅ぼしてお兄ちゃんと二人っきりに
ならなければ叶わないほどの願いなんだよ。
火憐ちゃんは服を脱ぐと、迷うことなく首に真っ赤な首輪を巻きつけ
背中に両腕を回した。
兄ちゃんは火憐ちゃんの手首に縄を巻きつけると、手首をさらに高く捻り上げた。
縄が火憐ちゃんの胸の上下に回され、乳房が絞り出れて、とてもイヤらしい。
もうお兄ちゃん、妹を縛り過ぎ!
でも縛られた羞恥と期待に悶える火憐ちゃんの顔。火憐ちゃんは超本気だ。
兄ちゃんは全裸になると、緊縛したわたしに覆い被さってきた。
「火憐ちゃんいくよ。手加減はしないからな」
「…うん、兄ちゃん、きて…」
目尻から涙が落ちて、頬を伝い流れた。
「…火憐、ちゃん…」
囁かれると、わたしの全身にうっとりするような幸福が広がってくる。
たったそれだけのことが、こんなにも嬉しい。
兄ちゃんの指先が頬に触れる。涙がやさしく拭われた。
近づいてきた唇を、目を閉じて待った。
そっと唇を触れ合わせるだけの、ほんの短い、幼いキス。
だが胸はドキドキと破裂してしまいそうに高鳴った。
「火憐ちゃん火憐ちゃん火憐ちゃん」
「兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん」
再び、兄ちゃんの唇が触れてくる。今度はわたしの唇に舌先が触れてきた。
唇を開くとちろりと舌が潜り込んでくる。
「ぅんっ……」
口腔内がごく軽くなぞられただけで、全身が甘く痺れるように震え、
腰の奥が熱く疼き出した。
兄ちゃんの手が短い髪をといて、頬をなぞる。
唇に首筋をチュッチュッと吸われ、いっそう全身の力が抜けていく。
縄に絞り出されたおっぱいがわしづかみにされて、赤らんだ乳肌にキスの嵐が降り注ぐ。
愛撫を受けて、乳首がいじってほしくて上を向いてしまう。
でも兄ちゃんはわたしの右足首を掴むとグイと引っ張って、うちくるぶしに
舌を這わせて柔らかな土踏まずから足の爪先を、丹念に舐めはじめた。
チュッ れろりぃ くちゅっ ちゅぱっ
「…ふぁあぁ…、んっ、んむ…」
爪先からくる刺激に身悶える火憐ちゃん、僕に最新のトラウマを刻み込んだ生足も
こうなれば可愛いモノだ。
しかしよくもこんな柔らかな脚で、空中を飛ぶ石を蹴り砕くなんて真似が出来たんだ。
僕にはとても信じられないよ。
僕は足首に唇をつけたまま一気に身体を滑らせて、割り開かれた
下腹に顔を埋めた。
「え……!?ひゃ…っ、そんな…いきなり…はぅっ!」
わたしは緊縛の縄をギシギシと軋ませ、悶えた。
「…火憐ちゃん…濡れて、キラキラ光ってるよ」
すでにあふれそうなほど熱い愛液をたたえたわたしのアソコが躊躇い
もなく吸われて、腰がビクッと浮き上がる。
すかさず兄ちゃんはさらに大きく脚を開かせた。
「あっ…そん、な…開い、たら…ぁふぁっ!中まで…あぁんっ…」
恥ずかしいと思っても、身体は悦びわなないていた。
自ら腰をくねらせ下腹を兄ちゃんに押しつけてしまう。
兄ちゃんの唇が微笑みの形に動いたのがわかる。
「可愛いよ、火憐ちゃん」
「くぅ、くひぃん…にい、ひゃん…にい、ひゃん…」
クチュックチュッと、兄ちゃんの舌が動いて割れ目からわたしの愛液を舐め取っていく。
かと思うと冷たい指先が充血した肉縁を形を確かめるように大きくなぞり、
唇をつけて吸い上げ、そして大きな音を立ててすすられる。
アソコからくる刺激が子宮で快感に変換されて、腰を震わせ背筋を駆け抜け
脳天を直撃する。
「…にい、ひゃん、お願い、…お願い、します…い、れ、て、…」
「そうだね、兄ちゃんも入れたいし勃たせてよ」
兄ちゃんは割れ目を愛撫する動きはとめないまま、身体の向きを変えて
わたしの顔をまたぐようにした。
「は、ぁ…ふぁあぁ…にい、ひゃん…の、ぅむっ…くっ、ちゅぷっ…」
顔の前に突き出された、亀頭と肉茎に唇を寄せる。
亀頭ににじんでいた粘液をちゅるっとすすると、兄ちゃんはくぐもった声をもらした。
舌先を伸ばして唇で亀頭をくわえ引き寄せ、唇で肉茎をしごきあげる。
舌を出してちろりちろりと舐め、口いっぱいに頬張りカリの裏側を舌でしゃぶる。
「はむ…ぅんっ…んっん、ぐぁぅっ、はぅっ、ぁっ、ぁん!」
兄ちゃんの愛撫が激しさを増す。唇で肉芽を挟んで転がし、さらに舌でつついて捏ねる。
真っ赤に充血した割れ目を指でつまんでこすり、押し広げてくすぐられ、
肛門にまで愛液が垂れて撫でられる。
「はひゃっん…蕩け、ちゃう…お腹、の、そこ…と、蕩けちゃう…よう…」
「いいよ、火憐ちゃん…すごく濡れてる。でも勝負は勝負だよ」
「ひあぁぁんっ!」
膣内に舌がぐねりと潜り込んできた。ざらりとした粘膜が内側の粘膜にこすれて、
ズクンと腹底に響く。夢中で、わたしも兄ちゃんのモノにしゃぶりついた。
兄ちゃんの亀頭に熱い血液が満ちて、わたしの口腔内でミチミチと大きくなる。
肉茎が巨大化してわたしの口を縦に押し広げる。
「ふぁむっ…ちゅぷっ…はぁうんっ!んっ、んむ…しゃぶっ、ちゅぷっ…ぁ、はむ…」
兄ちゃんの唇が、舌が、動くたびに快楽のうねりがわたしを押し上げ、
その波がおさまるより先に次の波がやってくる。全身がどこもかしこも
快楽で埋めつくされていく。
睦み合うということを身体が理解していく。幸福な快楽というものが確かにある。
「くぅんっ…ぁむ…んんんぐっ!」
兄ちゃんの肉茎の根元を唇で強く締め上げ、鈴口から流れ出てくる先走りを
強く吸い上げる。まだ溢れていない分まで、全て吸い尽くしてしまいたい。
兄ちゃんが呻いている。チャンスだ。
瞬間。わたしの肉豆が強くつねられ、恥骨を伝い下腹全体が痺れ。
バチン、と目の前が真っ白に点滅した。
「んんっ!んぐっ、…んんんぐっ!んんんんーーーっっ!?」
すがりつくように兄ちゃんのモノを喉奥までくわえこみ、
頬をすぼめてきつく吸った。
「グウッ…!」
「ぅむっ…、んんっんんんぐっ!」
ドクンッ!ビュッビュッ!ドプン!ビチャッ!
プシィ プシャアッ! シャァァアァ
わたしが緊縛の縄を軋ませ達した瞬間、わたしの口腔内で兄ちゃんのモノも弾けた。
濃くて生臭い粘液が勢いよく吐き出されてくる。夢中で吸い、
一滴もこぼすまいと喉を鳴らして飲み下した。
「こくっ…んむぅ…んっ、んぐっんん……」
むさぼるように吸った。二度、三度と生臭い粘液を吐き出して、
徐々に兄ちゃんのモノは硬度を失っていく。
それでもわたしは吸うのをやめない。萎えていくモノを唇と頬と舌とで
やさしく転がして、最後の一滴まですべて吸い取った。
「…はあはあ、兄ちゃん、これは同時、だろ…」
ぜえぜえ、と喘ぐ火憐ちゃんが確認してくる。
「うん、そうだね本番はこれからだよ火憐ちゃん」
と僕は頷く。それよりこっちがすごく気になるんだよね。
僕が扉を開けると月火ちゃんが股間に手を入れて、うずくまっていた。
ひくひくと肩と腰を震わせて悶絶している。火憐ちゃんと一緒に耐えてたのか。
ふみ。僕は思わず月火ちゃんの頭を踏んでしまった。
火憐ちゃんのために健気に祈っていた妹の頭を踏みにじる兄の姿そこにはあった。
「…プラチナむかつく…」
「月火ちゃんさあ、そんなに気になるなら中に入ったら」
月火ちゃんはゆっくり顔を上げて一言。
「…お兄ちゃん、私、にも、首輪、頂戴…、火憐ちゃんと、同じ気持ちになりたい…」
お兄ちゃんは、少し迷って、私に真っ青な首輪を差し出した。
私は迷うことなく首に首輪を巻いて、着物を脱ぎ、お兄ちゃんの部屋に入った。
続きはなるべくはやく投下します。
それでは今宵はこれにて失礼します。
GJ!!
阿良々木ハーレム全員吸血鬼化END?
ついに下の妹まで……
視点変更が改行あることによってすげぇ読みやすくなってるな。
ところで火憐の一人称って「わたし」だっけ「あたし」だっけ?
〜神原駿河ちゃんに競泳水着を着せてみたよ〜
ということで、スレンダーなスポーツ少女に競泳水着を着せてみたいという、突如として沸き起こった激しい欲求に
居ても立ってもいられなくなった僕は、おもむろに携帯を開くと、キーを操作するのももどかしく、アドレス帳から
エロくて可愛い後輩の番号を選択して、通話ボタンを押した。
「神原駿河だ」
「…」
「神原駿河。得意技はヴァルハララブラブ天驚拳だ」
「…は?」
「ちなみにこの必殺技は、わたしと戦場ヶ原先輩、通称ヴァルハラコンビのお互いを想う気持ちが、ゲージ振り切り
マックス状態の超バカップルモードにならないと発動しない」
「見たくねぇよそんなもん! つーか、勝手に僕の彼女を必殺技の発動条件に巻き込んでんじゃねぇよ!」
「おや、その声と突っ込みは阿良々木先輩か」
「とりあえず、その『アニメ至上最も恥ずかしい必殺技』みたいな技の名前は置いといて… 相手が誰か確認しないままで、
脳汁全開のあやしい妄想を延々と垂れ流してんじゃねぇ!」
「む、そうか。…では、シャイニングスパッツカーニバルという名前ならどうだろう?」
「いやだからそうじゃなくて… その、スパッツ穿いたジャック・ニコルソンが扉の向こうから『オコンニチハ』って
言ってきそうな技の名前もこの際置いといてだな… ちょっといいか神原?」
「阿良々木先輩の呼びかけとあらば、この神原駿河、たとえ地球の反対側にいようとも、いざキャバクラ、すぐにでも
駆けつける所存だ」
「キャバクラに駆けつけんのかよ… お前はどこのサラリーマンだ」
「いい国作ろうキャバクラ幕府」
「なぜキャバクラ…」
「阿良々木先輩はキャバクラは嫌いか?」
「…なんの話してたんだっけ?」
「だから、阿良々木先輩がキャバクラを好きなのか嫌いなのか、という話だ」
「全然そんな話してねぇよ! エロトークの相手はお前ひとりでじゅうぶんだよ! わざわざキャバクラ行く必要ねぇよ!」
「じゃあ、セクキャバ」
「さらに過激になったーッ」
「いつでもおさわりOK」
「なんと」
「キスするのもおっぱい揉むのも舐めまくるのもOK」
「ハァハァ…」
「下あり、挿入は指一本まで」
「ハァハァハァハァ…」
「ところで阿良々木先輩、わたしに何か用なのか? わたしとしては、このまま先輩と延々とエロトークを続けていても
一向に構わないのだが」
なんの用事で電話したのか、すっかり忘れていた。
「…ふぅ、頭ン中がピンク一色になって、危うく昇天しちまうところだったぜ…。なぁ神原、ちょいっとばかし、わけありな
相談なんだが、かまわないだろうか」
「『LO』の最新刊、買ってこいとか?」
「自分で買うのが恥ずかしいからって、後輩の女子に成年コミック買ってこさせたりしねぇよ! そっちのほうがもっと
恥ずかしいよ!」
「ラブプラス買ってこいとか?」
「あーそれ今欲しいんだけど、でも、店頭にないしな…」
「じゃあ、脱げばいいのか?」
「なぜそうなる… つーかまぁ、似たようなモンか…」
「自慢するわけじゃないが、わたし実は、脱いでもすごいんです」
「いやお前、マジでいいカラダしてるって… そばにいると辛抱堪らねえっつーか、ボディライン、服の上から丸わかりじゃん」
「やっぱりそうだったか…」
「なにが?」
「阿良々木先輩といっしょにいると、いつもその、見られてるというかなんというか… みだらな視線を常に感じていた」
「あ〜、うん、ごめん、ガン見してた」
「射るような目つきで、わたしの胸のあたりや股のあたりを執拗に舐め回すように」
「ごめん…」
「視線で犯すように」
「そこまでは見てなかったと思いますよ!」
「阿良々木先輩は、わたしの肉体をどうしたいんだ?」
「えーと…」
「いたいけな後輩の肢体を視姦したあげく、夜のおかずにしていたのだろうか?」
「すみませんでしたーッ!」
「阿良々木先輩は想像力が豊かなんだな。…ではお礼に、アレでアレをアレしてさしあげよう」
「えっ?」
「アレをアレでアレするといえば、アレのことに決まってるじゃないか」
「なんの隠語だそれはーッ!」
「ご想像にお任せしよう」
「くっ、頭の中で想像ばかりが膨らんでゆく…」
「阿良々木先輩の頭の中には、セックスのことしかないのか?」
「たった今、お前がそうさせたんだけどな!」
「色と欲の阿良々木先輩どの」
「僕はロリコン伯爵かよ!」
「まるで発情期のメス猫のようだ」
「…その比喩は、僕の同級生の前ではぜひとも使わないでいただきたいな…」
エロトークをいいかげんに切り上げて、僕は本題に入った。
「神原を写真に撮りたいんだ」
「写真?」
「うん。写真撮らせて」
「先輩に盗撮の趣味があるとは知らなかった」
「だから盗撮じゃねぇよ! どこの世界に相手に『撮らせて』って正面から頼み込む盗撮魔がいるんだよ!」
「いつでも好きなだけ、どんなアングルから接写してくれても、わたしは全然かまわないが」
「そう言うと思いましたよ神原先生!」
「ちなみにスパッツの下はノーパンだから、パンティラインを探しても見えないぞ?」
「嬉しくて涙が出そうだ!」
「先輩が歓喜の涙を流しながら女子高生のパンチラを盗撮するような、そこまで筋金入りの変態盗撮魔だとは
知らなかった」
「僕だって知らなかったよ!」
「さすがは私立直江津高校の歩く秘宝館だ」
「僕は温泉街の怪しい性の博物館かよ!」
…落ち着け、僕。
「つーか、お前みたいなスレンダー美少女を被写体にすれば、僕みたいな初心者でも、いい写真が撮れそうな気が
するんだ」
「わかった、ヌードモデルか」
「飛躍し過ぎ!」
「違うのか……」
「残念そうに言うな… だからその、神原に競泳水着を着てもらって、写真に撮りたいんだ」
「競泳水着?」
「うん、ほら、神原ってキレイなカラダしてるじゃん。競泳水着がスッゲー似合うと思うんだ」
「わかった。着エロだな」
「そうじゃねぇよ! お前は藤軍団か!」
「女子高生脱がせて楽しいですか?」
「お前はこの上なく楽しそうだよ!」
「ということは… 阿良々木先輩は競泳水着フェチなのか?」
「いやまぁ、スクール水着も好きってゆーか、ぶっちゃけ女性が身に付けるものだったら、下着でもパンストでも靴でも
なんでも… まぁそれはいいとして神原、なんつーか体育会系であるお前には、競泳水着が似合うかな〜、なんて思ったんだ」
「ふむふむ、水泳女子部員たちの鍛え抜かれた逆三角型の肉体美を、切れ上がったビキニラインと大きく背中が開いた
大胆なデザインで、もっとも美しく魅せる競泳水着… スポーツ少女であるわたしとのセックスを演出する小道具に、
そんなフェティッシュなアイテムをチョイスするとは、さすが阿良々木先輩、いいセンスをしているな」
「…どうやらお前はとてつもなく邪まな誤解をしているようだな!」
「初体験でいきなりコスプレ・セックスとは、わたしも胸が躍る」
「そーゆーこと期待してんじゃねーッ!」
「しかし、そう言う阿良々木先輩だって、いくら只の撮影とはいっても、その場のムードに流されるまま、ついその気になっちゃったり
するかもしれないだろ?」
「お前とだけは、そーゆーことは絶対にないな!」
「そうは言うがな、いざ、わたしの水着姿をまじかに見てしまったら、ついナニがビンビンになってしまわないとは断言できまい?」
「そ、それは…」
「わたしなら、性欲旺盛のヤりたい盛りに彼女である戦場ヶ原先輩からおあずけ喰らって、青春のリビドーを持て余している
阿良々木先輩の溜まりに溜まった欲望を、余すところ無く受け止めることができる!」
「恋人間のプライベートな問題をお前にどうこう言われる筋合いはないっ! それに僕は、お前相手に解消しなきゃいけないほど、
性欲を持て余したりもしていない!」
「…なぁ阿良々木先輩、いくら戦場ヶ原先輩というステディがいたとしても、わたしとの一夜限りのゆきずりの関係、ひと夏の
アバンチュールをちょっとばかり愉しんだところで、大して罰は当たらないだろう?」
「絶対当たりそうな気がする …ってゆーか、それって間違いなく、お前が戦場ヶ原に逐一ぜーんぶチクるじゃん!」
「…てへっ」
携帯の向こうで、神原がぺろっと舌を出したような気がした。
本当にエロくて可愛いやつだ。
「なぁ神原、…頼むから、そうやって僕と戦場ヶ原の仲を引き裂こうとしないでくれよ… で、ブルマーやスクール水着を所有している
お前のことだ、神原、ひょっとして競泳水着も持ってたりする?」
「いや、持ってない。…しかし、阿良々木先輩が用意しろと言うのなら、今からダッシュして速攻で買ってくることにしよう」
「その必要はない、だったら、こちらで準備するよ」
「そうか、プレイに使うアイテムは、あくまで自分の性癖に合わせてチョイスしたいものだしな、そのあたりのこだわりはわたしにも
わかる」
「そのこだわりは僕には全然わからないけどな!」
「で、阿良々木先輩、…シチュエーションとしてはやっぱり、布地が水に濡れてテラテラしているのがお好みか?」
「そりゃまぁ… そうだな」
「ローション持っていこっか?」
「おとしいれる気まんまんだなオイ!」
とりあえず相手の同意は取り付けたので、日にちと場所の算段をする。
「そしたら、今度の休みに写真館に行ってスタジオで撮影… ってことでいいか?」
「ん〜、待ってくれ阿良々木先輩… 本格的なスタジオとなると、レンタル料けっこうかかるんだろう?」
「まぁ… そうだな」
「撮った写真の出来栄えがあまり良くなかったら、高い料金がもったいないだろう? スタジオデビューは、カメラの腕がもう少し
上がってからでも、遅くはないのではないか?」
「それもそうだな」
「最初はどこか個室をとって、誰にも邪魔されずに、たっぷり時間をかけて、いろんな撮り方を試してみてはどうだろう」
「ああ… 神原がそこまでして付き合ってくれるってんなら」
「だったら阿良々木先輩… ホテルで撮影ってのはどう?」
「えっ、そっそれは」
「うん、わたしとと阿良々木先輩のふたりだけで、ラブホテルで撮影会」
「……ラ、ラブホ」
「ラブホテルのほうが、何と言うか先輩とその、男の女のそーゆー、アレな雰囲気になったとき… そのまま一気にチョメチョメに
突入することができる」
「チョメチョメとか言うなー─ッ!」
意外なことに神原が競泳水着を持っていなかったので、僕は神原に着せるブツを調達するため、スポーツ用品店まで
出掛けることにした。
とはいえ、男子高校生が女性用水着を「これください」などとレジに持っていったんでは、さすがに店員も不審がるというか、
まず間違いなく変態扱いされるだろう。…ということで、僕は大きいほうの妹、いつも「死亡遊戯」のブルース・リーみたいな
黄色に黒のラインのジャージを着ているノッポ系女子、火憐ちゃんを一緒に誘うことにした。
「は? 競泳水着? …はっはーん、さては兄ちゃん… 妹のあたしにそんなもん着せて、思いっきり淫らなポーズをとらせて、
マニア好みの角度から思う存分堪能するつもりなんだな? ふっふっふっ、あたしのナイスバディに悩殺されて、鼻血噴いて
ぶっ倒れっちまうぜ兄ちゃん」
「それはそれで見てみたい気がするが、…別の意味で血を見そうだなそれ」
最初は自分で着る気まんまんだった火憐ちゃんだったが、神原に着せるんだと言うと、
「なぁんだ、てっきりあたし用に買ってくれるんかと思った… でも、兄ちゃんと神原先生が、そーいう仲になるってんなら、
あたしゃ応援するぜ!」
と嬉しそうに言った。
続きます
頑張れ!期待して待ってる
>>303です。
毎度感想をありがとうございます。
書く上でこれ以上ない励みになっています。
次作は来週のあたまごろになりそうです。
たのしみにしてくださっている方々、申し訳ないですがもうすこしお待ちください。
さて、次作は阿良々木家の三女が登場です。
こよみバンカー。
テーマは、忍、座位、便所。
月火、浴衣、台所。
火憐、正常位、リビング。
大容量になります。まだ、すこしおまちください。
以上です。失礼いたします。
三女…
>>319 GJ!
夜這いとか火憐ちゃんはやっぱりエロイ子だな。流石エロイン。
兄ちゃんの子供を生む! とかいきなり言っちゃう火憐ちゃんが可愛くて仕方ない。
なんだこの作家さんラッシュw
どの作品も非常に楽しませて頂いております!
ハーレムが丸ごとファミリー化して将来まで続きそうな気がする昨今
棒姉妹ならぬ棒家z(ry
>>323 相変わらずのエロ重視が凄い。ただ火憐ちゃんは あたし がいいぞ。
>>333 それはもしかしなくても忍なのかー
あたしキャラの火憐ちゃんが、わたしって言うからいいんじゃないか
それも確かに捨てがたいな。忍とか口調を変えて色々言ってもらいたい
最近投下続いて嬉しいなw
アニメweb配信はいい具合に話題が続く期間を延ばしてくれそうだ
>>339 いいね。忍が最初に泣きじゃくった時子供っぽい口調になったのがグッときた俺としては
忍とのHの時も子供っぽい甘えた口調になってくれるとかなりイイ
放置プレイされて泣きじゃくるちょっと大人になった忍か・・・
「よお、八九寺」
「ああ、兎吊木さんですか」
「僕は<<害悪細菌>>じゃないし、<<死線の青>>と知り合いでもない!
硬い言葉で難しい話を一方的に十ページ以上も喋ったこともないぞ!」
「あれはすごかったですね。すごく楽しみにしていて、家で読もうと本を開いたら一瞬で読む気を奪われました。ある種の怪異です。
まあそれは置いておいて、良く考えてみてください。阿良々木さんに関わった女性は皆さん阿良々木さんに好意を持っています。
行為をもっている方もいらっしゃるでしょう? それも可愛い女性ばかりです。
これは他の男性からしたら害悪でしかありませんし、細菌のようにフラグが繁殖していってます。
まさに<<害悪細菌>>ではないでしょうか」
「何のこと言ってんだ? 僕が害悪なわけないだろ?」
「無自覚ですか? それはなおのこと性質が悪いですね。
一話話が進むたびに一人の女性を惚れさせるていますし、実の妹にまで手を出しているのに無自覚ですか」
「ん〜〜、ああ、そうか。今日は抱き締めて、胸揉んで、頬ずりして、キスして、パンツを脱がせようとしなかったから物足りなかったんだな。
『一人の女性を惚れさせる』っていうのはお前のことで、一話進むごとにお前が僕のことを好きになっていったってことか。
素直に僕のことが大好きだって言えばいいものを。
いじらしいヤツだな、八九寺は」
「勘違いしないでください! 私はそんなことを言っていません!」
「お前がツンデレになっていたとは気が付かなかった。デレた戦場ヶ原の代わりをやってくれるのか?
そんな冒険するヤツだとは思わなかったな。劇薬入りの毒舌だからな。
あいつのマネをするのはかなり難しいと思うけど頑張れよ。
それと初めの返しはこう言ってほしかったんだよな?
『きみは阿良々木暦のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?』って」
「私はツンデレじゃありませんし、戦場ヶ原さんのマネなんてしません! それにその台詞はまるパクリじゃないですか!」
「まあ、あんまり気にするな。『兎吊木』なんて言ったんだから、ちゃんと責任とって『大好きだ!』って叫んで僕を抱き締めてベロチューしなきゃこの話は終われない」
「その展開は全く違います! なんでエロいエロを入れるんですか! せめて健全なエロにしてください!
「健全だったらエロいことしてくれるんだな?」
「そんなわけありません!
そういえば『大好きだ!』なんて台詞、いーちゃんさんは言いましたっけ?」
「あんまり覚えていないな。お前なりに解釈した性格でもいいぞ。他の誰が認めなくても僕が認めてやるから」
「……わかりました。では言ってみましょうか。『私は阿良々木さんのことが大好きです。嘘だけど』」
「『嘘だけど』ってなんだよ!!」
「あ、間違えました。『戯言だけど』ですかね。
ですがこんな台詞ありましたっけ? 自分で言っておいてなんですけど、『好きだ』みたいな台詞もあったかどうか……。
読んだのが随分と前ですから、もうすっかり忘れてしまっていますね」
「僕もうろ覚えだからな。はっきりとは言えないけど……たぶん大丈夫だ」
「そうですか、では大丈夫だということで。
じゃあもう一度言ってみましょうか?」
「そうだな。しっかりと気持ちを込めて言ってくれよ」
「わかりました。
では。
私は阿良々木さんのことが大好きです。愛しています」
戯言ですけどね。
「そのモノローグはいらねえよ!!」
>>327-331の続き
約束の日、僕はデジカメや競泳水着の入った手提げ袋を持って、待ち合わせ場所の駅前に行った。
待ち合わせ場所に近づくと、なにやら短めのTシャツと短パンという大胆なヘソ出しルックの、顔がメチャちっちゃくって
スタイル抜群の、脚のすっげーきれいな女の子がいて、周りの視線浴びまくりの注目されまくりで、なにあのオンナ
超ヤベーマジかっけぇーなどと感嘆しつつ、よく見たら神原だった。
「やあ、阿良々木先輩」
「よ、よう、神原。…つーかお前、なんつー格好してんだよ…」
「これか? …これは先輩に、わたしの肉体により強い性的な関心を持ってもらおうと思ってだな」
「神原の脚線美を見ることができて僕も嬉しいけど、その露出の多い格好は、町中みんなの視線を誘導しているぞ」
「うん、さっきから道行く男の人たちの、肉欲と劣情に満ちた視線を感じていた」
「当たり前だ」
「…とても気持ち良かった」
「気持ち良かったんかい!」
ほんとうにエロいやつだ。
「そんな格好してて、家を出るとき、ばぁちゃんに何か言われなかったのかよ」
「『きれいだよ駿河、これなら阿良々木君もお前にメロメロだよ』と言って喜んでいた」
「ばぁちゃん…」
「『阿良々木君の精液が枯れ果てるまで、たっぶり逢引きを愉しんでいらっしゃい』とも言っていた」
「絶対に言ってねえー─ッ!」
「どうだろう阿良々木先輩、先輩はわたしのこの格好を見て、激しく肉欲を掻き立てられはしなかったか?」
「肉欲とか言ってんじゃねえ!」
「では、わたしのこの格好を見て、抑え切れない衝動が身体中を駆け巡ったり、これまでにない情欲の炎に身体じゅうを
焦がされはしなかったか?」
「どうしてそっち方面の語彙がそんなに豊富なんだよ!」
いやまぁ… そりゃムラムラッとはしたけどさ。
「そういやぁ神原、お前最近、手に包帯してないよな」
包帯を巻いてない彼女の左腕は、すっかり元通りに戻っていた。
「うん、…おかげさまで、あまり目立たなくなってきたのでな、隠すのはやめたのだ」
僕は神原の左手を手にとって、しげしげと眺めた。
元々無事だったほうの右手とくらべてみても、長さもいっしょだし、おかしいところは何もない。
太く節くれ立っていた手の指も、人間の女の子らしく、すっきりしている。爪のかたちもきれいだ。
ほんのちょっと、うぶ毛が濃いぐらいだろうか…。
左手の包帯という記号をとっぱらってしまうと、神原の元からのスタイルの良さがひときわ際立ってみえる。
どうしてさっき、すぐに神原だと気付かなかったのか… ようやく僕は、彼女が手に包帯をしていなかったせいだと気が付いた。
元の美しいすがたを取り戻した神原は、改めてじっくり見ると、びっくりするほど綺麗なプロポーションをしていた。
「予想していたより、戻るのがだいぶ速かったな」
「うん。…忍野さんには、元通りになるまで何年もかかるといわれていたのだが」
「前のような怪力も、もうなくなっちゃったんだ?」
「ああ、ふつうの女の子並みの力しか出ない。なにもかも元通りだ」
「ちょっと、確認させてもらうぞ」
そう言うと、僕は神原の左手を手にとって、その指を口に含んで、れろれろと舐めまわした。
「ちょっ、…阿良々木先輩?」
吸血鬼の味覚で探っても、何もあやしいところはなかった。しなやかでやわらかい、女の子の指。
レイニーデビルは、ほんとうに影も形も無く消えてしまっていた。
僕は神原の手から口を離して、言った。
「うん、フツーの人間の味だ。…怪異の気配は感じない」
そのときになってようやく僕は、自分が後輩を相手に衆目監視のなかでバカップルのような振る舞いをしているのに気が付いた。
突然のことに、神原はしばらくあっけにとられていたが、その手を口元まで持ち上げると、そのままぺろりと舐めた。
「うん、阿良々木先輩の味だ」
今度は僕が、あっけにとられる番だった。
「なぁ神原… なんで、僕の唾液がどんな味だか知ってるんだ?」
「おや、これでも二回ほど、阿良々木先輩の血飛沫を頭から浴びたことがあるのだ」
「あー… そうだったな」
神原には二度、半殺し… いや、全殺しの目に遭わされたんだっけ。
「最初に阿良々木先輩を襲撃した晩、先輩の血に塗れた左手で何度か顔をぬぐったらしく、朝起きたら顔に血がべったり
ついていた」
ひょっとしたら神原、と僕は思った。…それが少しばかり口に入ったせいで、その左腕が元に戻るのが随分と速くなったのかも
しれないな…。
神原は左手を胸に当て、右手で抱きしめるようにして、
「もしあの時、阿良々木先輩が身を挺して助けてくれなかったら… 何もかもあきらめて、この左手を切り落としてしまっていたら…
そのことを思うと、阿良々木先輩と忍野さんのふたりには、幾ら感謝しても足りないくらいだ」
「それはいいよ。今日こうやってモデルになってもらうことだし」
「そのバッグに、プレイに使うアイテムが入っているのだな?」
「衣装とカメラだ… じゃあ行くぞ神原」
僕は神原の手をとって、歩き出した。
「ひょっとして阿良々木先輩は、わたしの左腕がこうして元戻りになったのを記念して、わたしのヌード写真を撮ってくれる
ことにしたのか?」
「いやだから、ヌード写真じゃねえから…」
「阿良々木先輩は本当に優しいなあ…」
「そ〜かあ〜?」
「わたしも、こうして元のきれいな身体に戻ったからには、臆することなく、晴れて堂々と阿良々木先輩争奪戦に参加
できるというものだ」
「なんの争奪戦だって?」
「ほんとうに自覚が無いんだな… なぁ阿良々木先輩、もし仮に、わたしと先輩がそーゆー、男と女の関係になったとして」
「なんねーよ」
「もしそうなったとして… いったいわたしは阿良々木先輩の何人目のオンナになるんだろう?」
「何人目ってお前…」
「あれだけ沢山の恋人がいるんだし、べつにわたし一人増えたところで、阿良々木先輩にとっては大した問題では
ないだろう」
「…お前はいったい何を言ってるんだ?」
「つまり、先輩になら、この肉体をさんざんなぐさみものにされたあげくヤリ逃げされたって、わたしは全然かまわないと
いうことだ」
「どんな鬼畜だよ僕は…」
などと話しているうちに、目的地のラブホテルの前まで来ていた。
「では休憩していこうか、阿良々木先輩」
ホテルの部屋に入ると、神原はすぐさまTシャツと短パンを脱ぎ捨て、ブラとショーツだけになった。
「いきなり脱ぐんだ」
「即写即ハメ」
「ハメって言うな …着替えるあいだ、外に出てようか?」
「その必要はない。先輩に見られて恥ずかしいことなんてない」
俊敏な野生動物のように、ひとかけらのぜい肉もない、絞り込まれた身体。
伸び伸びとして均整のとれた、黄金率のようなプロポーションに、必要最小限の筋肉がバランス良くついていて、きゅっと
くびれたウェストにも、うっすらと腹筋が浮かび上がっているのが見える。
彼女の卓越した運動能力は、筋量に頼ったものではなかった。しなやかで質の良い筋肉を自由自在に操ることで、コートの
うえで人並み外れたスーパープレイを演じていたのだ。
後輩のスレンダーな下着姿をじっくりと堪能しながら、僕は言った。
「ブラとパンティーだけの神原も、いかにも少女って感じで、可愛いな」
「なるほど、清純な少女の純白パンティーほど汚しがいがある、というわけか…」
「邪まな捉え方だ!」
下着姿になった神原は、ベッドに腰掛けた僕の前まで軽やかなステップでやって来て、言った。
「わたしは、自分の部屋にいるときは、いつもこの格好なんだ」
「僕もそんなかんじだ」
「じゃあ阿良々木先輩… お互い、自分の部屋にいるときみたいなラフな格好をして、リラックスしたムードで撮影するのは
どうだろう」
「そうだな。そうしよう」
僕もズボンを脱いだ。
神原の熱い視線が、トランクスごしに僕の股間に注がれるのを感じた。
「…シャツも脱いだほうがいい、阿良々木先輩」
「うん」
僕がTシャツを脱ごうとすると、神原が手を伸ばしてきて、脱ぐのを手伝ってくれた。シャツを脱ぎ終わったとき、ふたりは自然に
抱き合うようなかたちになっていた。
「ブラを外してくれ、阿良々木先輩」
「自分で外せよ」
「今は手が離せないんだ」
神原の両腕は、僕の首の後ろにしっかりと回されていた。
「だから、その腕を放せばいいじゃないか」
「駄目なんだ」
「どうして」
「先輩が逃げちゃうから」
「神原…」
僕も、神原の腰に手を回し、背中の割れ目をつーっと指でなぞった。
「そうだ、阿良々木先輩、モデル料のことなのだが …先輩の身体で払ってもらいたい」
「ああ、力仕事があったらいつでも呼んでくれ」
「そうじゃない、とぼけないでほしい」
「…は?」
「たった今、前払いで」
「それって… 僕、おいしすぎないか…?」
神原はいつもの人懐っこい微笑を浮かべながら、言った。
「阿良々木先輩、わたしを… 先輩の側室に加えて欲しい」
「側室ってなんだよ… 一介の男子高校生にそんな甲斐性ねーよ」
「じゃあ、先輩の二号さんにして」
「それはまた随分と人聞きが悪い表現だ…」
「じゃあ、先輩の性欲処理係」
「さらに聞こえが悪くなった!」
「じゃあ、先輩のカキタレ」
「なんで女子高生がそんな言葉知ってるんだよ! 僕だって知らねぇよ!」
「ちなみに、先輩の下半身はヘタレ」
「なぜバレた!」
「ヘタレだったのか!?」
「違います」
「じゃあ、ヘタレじゃないところを見せて」
「見せてって… ほら、もうこんなになってるし」
「ホントだ!」
僕たちは、お互いの身体に残った布を脱がしあった。
続きます
>>343 野生の西尾がこんなところにも…
声出して笑いながら読んでしまった、GJ
保管庫、更新遅いよ!なにやってんのよ!
とゆうか投下速度がおかしいw
保管庫がカバーしているスレの数を考えればラグが出るのは仕方がない。
しかし本当に凄まじい勢いだ。
作者のみなさん、GJ!!
八九寺スレでお誘いを頂いたので一ネタお邪魔させていただきます。
低学歴肉体労働系の自分にはこれが限界っス…
「はぁ、このお方はブルワーカーという」
「違う、それを言うならブルーカラーだ。まあ、体が鍛えられるということにおいては一緒かもな」
「おや、阿良々木さんに労働というものが分かるのというのですか?」
「そりゃあまだ学生だし、バイトもした事はないけどさ。それはお前も同じだろ?」
「まさかと思いますが、ジョウゴとお間違えではありませんか?」
「そりゃ漏斗だ!ってわかんねーよ、こんなボケ」
「私の名前が一九字なら老頭でもうひとつボケ倒せたのですが、清混尽きました」
「お疲れ様でした、って言いたくなるくらいキレイなオチだな」
「まあ阿良々木さんはニートがお似合いですけどね。ブラックカラーとでも言っておきましょうか?」
「…僕を馬鹿にして笑いを取るっていう最近の風潮には異を唱えたいんだがな」
「労働省あたりに陳情に行かれては?」
「うまい事言ってんじゃねーよ」
「邦画ですか?」
「ロードショーじゃねえよ!」
「公園の中心でロリコンを叫んだ男」
「それは映画じゃない、犯罪だ」
「失礼しました、サイコサスペンスではなくドキュメンタリーでしたね」
「これは事件だっつてんだよ!」
「姉さん、事件です」
「古っ!HOTELの高嶋政伸かよ!なんでこんなネタで来るんだよ、普通なら湾岸署のあの人だろ?
「事件は会議室で起きてるんじゃない!砂場で起きてるんだ!」とかさ」
「うわ、全くもってつまらない上に最悪です。お姉さんは凄く悲しいです」
「なんでお姉さんキャラよ!?」
「社会人になってそれなりの立場に就くと関係各所にそれなりの気配りをしないといけないのですよ。
私にはプロデューサーという肩書きもありますし」
「それとこれがなんの関係があるって言うんだよ」
「いいですか、ドラマHOTELはTBSで放映されたドラマです。そして化物語を放映している放送局には
TBSグループの放送局が含まれているのです。いわば我々と遠いとはいえ、ご親戚な立場な訳です。
使うネタにも気を配らなければ芸人として失格です」
「社会人の立場とプロデューサー業は何処へいった。
それに社会の仕組み的な話で親戚って例えるのもどうなんだろうな。まあ実際は全然関係ないし、
向こうだって迷惑にしか思わないだろ」
「湾岸署?お台場あたりでチャラチャラやってる放送局なんかどうでもいいのです」
「お前のその発言は非常に心象が悪いからやめておけ。
この日本においてネガティブキャンペーンは自分に還って来る呪いみたいなもんだからな。
もう地上波放送は終わったんだし、そんなに気を使う事も無いんじゃないか?」
「アニメ二期は全国ネットのTBSで放映されることを目論んでます!」
「正直すぎる!」
「具体的にはハガレンの枠を狙ってます!!」
「こんなもん日曜夕方のお茶の間にお届け出来るか!!」
「○○だから無理、とか、どうせ○○だから、みたいな言い訳する子、お姉さんは嫌いです!」
「じゃあお姉さんに聞くけどさ、関係各所に気配りなんて言ってるけど化物語の原作出版社って講談社だよな。
HOTELの原作出版社ってどこだったっけなぁ?
ああそれから、「私、小学館だから判りません」みたいな言い訳する子、お兄さんは嫌いだな」
「…メディアミックスってこういう時に使うんでしたっけ?」
「ぜんぜんちゃうわ!」
「わ、私はどうしたら」
「もうこれは脱いでお詫びでもしたほうがいいんじゃないか?そうだな、お兄さんが脱がしてやろうか?」
「バサ姉、事件です!」
「本当にすいませんでした!僕が公園の中心でロリコンを叫んだ男でした!」
全然関係ないんだけど、秋葉原に『撫子庵』って言う耳掻きのお店があるんだよ。
濃ゆめのエロ描写とあらさんの一人称ってすっごく調和とれないね。
実力不足が主な原因だが書いててばらつきが出てしょうがない。
歯磨きのシーンを読み返すにそれでもエロく書けるはずなんだけど。
もう、西尾本人が少年誌の次は成年誌行ってエロ描写書いてくれないかな。
>>358ヤングチャンピオンにて板垣恵介×西尾維新の夢のタッグ実現ッッッッッ!!!
先生、もうSAGAは書かないって言ってたじゃないですか〜〜〜〜〜〜!!!
2010年初頭、猫物語・傾物語と並行して、堂々連載開始ッッッッッッッ!!!
こりゃあ見逃せねェッッッ!!!!
こんな感じでおk?
殴物語かw
「なにしてはるんどすか」でオーガで板垣絵な月火ちゃんが頭に浮かんだ
同人誌とかでやってる、これからやる人がいそうなネタだなw
池上遼一タッチの化物
化物語がなんだかすごい話題になっちゃったから化物ばっかりなのは仕方ないけど
櫃内兄妹や黒猫さんの話も読みたいなー(チラ
くろね子さんだかなんだか知らないけど俺は白銀猫の方が好きだ
にゃにゃめny(以下略
「はっちくじぃい――――――――――――!!」
といつも通りの愛の抱擁と欧米風の軽い挨拶を交わした後の話。
八九寺の喜びの様子を伝えられないのは残念だが、いつもより過激に嬉しがっていたのは言うまでもない。
八九寺が恥ずかしがるから仕方なく割愛するだけだということを一応断っておく。
「聞いてくれよ、八九寺。この前京都に行ってきたんだけど、そこで変な人に会ったんだ」
「また女性がらみですか?」
「僕の女性関係はしっかりしているぞ! 戦場ヶ原一筋だ!」
「そうですか。その割には色んな人とキスしているわけですが……。今は違う話でしたね。
また怪異がらみですか?」
「僕がキスするのはお前くらいだぞ?
で、その人のことなんだけどな、雰囲気が異様だったから初めは怪異かそれに関係する何かかもって思ったんだけどさ、なんか人間っぽかったんだよな。
和服を着た狐面の男でさ、なんていうか不吉なんだ。ちょっと貝木の雰囲気に似てた」
「今、変な告白をされた気がしますが……、きっと空耳でしょう。
貝木さんというのは戦場ヶ原さんを引っ掛けた詐欺師ですよね? それはまた変な人を呼び寄せましたね。さすがは阿良々木さんです」
「いや、僕のせいじゃないよ。向こうが勝手に突っかかってきたんだからな」
「そうなんですか。それでどんな人だったんです?」
「僕の目の前に立ったと思ったら<<よお、俺の敵>>って言うんだ。
ヴァンパイアハンターとかキリスト教の特殊部隊とかそんな雰囲気じゃなくて、もっと異様で異質な異常な――何か嫌な感じがしたんだよ。
関わりたくはなかったから、無視して通り過ぎたんだけど、その人は僕にかまってほしかったみたいでな……追ってきたんだよ。ほんとしつこくてさ」
「それはまた迷惑な人ですね」
「ああ、本当にそうなんだよ。でもしばらく付きまとった後に間違いに気が付いたみたいでな、
後ろを通りかかった人がたまたま知り合いだったみたいで、その人に向かってまた<<よお、俺の敵>>って言ったんだ。
何事もなかったように振舞うのが面白くて、ちょっと笑っちまった」
「変な狐さんがいたんですねえ。じゃあその狐さんのお相手は狸で、狸と狐の化かし合いをしているわけですね。
そこから派生して化物語シリーズが出来たわけですか。阿良々木さんのスペックはいーちゃんさんから来ているわけですね」
「僕は戯言なんか言えねえよ!!」
「突っ込み担当ですもんね。ですが影縫さんとは交渉しようとしたじゃないですか。それこそ戯言使いみたいになろうとしたわけですよね?」
「あれは見事に失敗だったな。忍野は圧倒的な力と膨大な知識の裏づけがあったから出来るのか?とか思っちまったけど、
単純に僕の考えが甘かっただけなんだろうな。これから色んな知識つけてみるか」
「ではまず戯言使いさんから学びましょうか。あの方は普通の運動神経のくせして殺し名や赤や橙に関わっていますからね。その上、奴隷までいますし……。
もうただの命知らずというわけでもありませんし、学べることはいっぱいありそうですね」
「馬鹿なフリしてるけど頭は良いし、度胸もあるからすごい人だよ。あの人は」
「阿良々木さんも誇っていい部分がありますよ」
「ん? そうか? どんなところだ?」
「この物語に出てくる女性みんなが阿良々木さんに惚れてますからね。そういうところです」
「ああ、なんだ、遠まわしに告白してるわけだな。僕もお前のことが大好きだぞ」
「さっき戦場ヶ原さん一筋だって言ったじゃないですか!!」
「照れてるのか? お前はお前の魅力があるからもっと誇って良いぞ」
「そうじゃありません!」
「だって『女性が惚れてる』って言っただろ?」
「『みんなが惚れている』って言ったんです!」
「ってことはお前が僕に惚れてるって解釈していいってことじゃないか。やっぱり遠まわしな告白だな」
「違います!」
「まあ、この話はこれくらいにしておいて、いや、なかったことにでもしてみようか。
もう一度始めからやり直すぞ」
「あれ、いいんですか? 阿良々木さんの方が有利な展開だったのに。
まあ話は随分ずれましたもんね。仕方ありません。じゃあどこから始めますか?」
「始めからだよ。出会いのシーンから」
「出会って阿良々木さんの言う挨拶が終わってからの方がいいと思いますが」
「遠慮するなって。僕らの出会いは大切だぞ」
「いいでしょう。では私は先を歩いていますね」
「ああ、頼む」
「では、失礼します」
そう言ってトコトコと歩いて行った。
リュックを背負った後姿は妙に可愛い。
僕は
「はちくじぃい――――――――――――――っ!!」
と叫び、後ろから抱き締め、思いっきりベロチューをした。
さっきの八九寺の告白に答えるためだったが、こんなことを八九寺にするのは初めてだ。
案の定、八九寺は怒った。
照れているだけだと解釈しておこう。
なんとなく書いてみた。
もう一個書いてみた。
羽川の記憶が残っていないゴールデンウィークの出来事。
羽川はその時のことを思い出したくないという。
記憶がないのに思い出したくないというのはどういうことだろうか。
だけれどそんなことを追求する必要はない。
羽川が嫌がることを出来るはずもない。
僕にはゴールデンウィークあった出来事の中で一つだけはどうしても覚えておきたいことがあった。
あの羽川が薄着で僕の部屋に忍び込んだことだ。
『あの羽川』とは言っても猫に取り憑かれたブラック羽川のことであり、普段の羽川ではない。
羽川が僕の部屋に入ったのは火憐ちゃんのことで話をしたときだけだった。
だから羽川にとって僕の部屋に初めて入ったのは、火憐ちゃんが倒れた日が最初だ。
ブラック羽川の出現した理由は羽川のストレス。
八九寺にとって良いお姉さんで、学校が創立してから現在までの生徒全てを数に入れたとしても一番の
優等生である羽川が、一日一緒にいることが考えられないとはっきり言い切った親。
冷え切った関係の家族が原因だ。
力になりたかったが僕にはどうしもなく、話を聞くことしか出来なかった。
その話も一度しかしてくれない。
『いい子』であり続けようとしたせいか、愚痴さえ零せずに羽川のストレスは許容量を超え、猫へと変化した。
窓を開けているとまだ冷たい風が部屋の中に入ってくる。
風呂から上がったばかりの僕にはその風がとても気持ち良く、自然と頭が回るようだった。
明日はどんな方法で火憐と月火をいじめようかと考えていたが、そのまま眠ってしまい、
深夜に不審な影に気付いて起きた、という出来事があった。
その影はすんすんと鼻を動かし僕の部屋の中を動き回っている。
何かを探しているようだが、目的のものは見つけられていないようだ。
部屋の薄暗さに慣れてくると僕は薄目を開けてその影を見た。
白くて薄いワンピース姿の羽川だった。
床に手を突いて四本足で部屋の中を駆け回る羽川のパンツは丸見えで『少し色気に欠けるな』なんて思ってしまった。
やっぱりチラリズムは大切だと再認識し、もう一度羽川を注意して見る。
今日のパンツはピンクでも灰色でもなく、真っ白だった。
髪の色に合わせたのだろうか。
猫なのにちゃんとコーディネートしているのか……?
ブラック羽川っていうくらいなんだから、色っぽく艶のある黒にしてくれよ、なんて場違いなことを考えていると、ブラック羽川はボソボソと何かを言っている。
「ご主人様の下着はどこかにゃ? この人間は確か上下セットで持ってるはずにゃんだ……」
僕の家宝を盗もうとしているようだ。
許せんっ!
と、いつもなら飛び掛っているところだけれど、今の僕には余裕があった。
僕の大好きな羽川がブラック羽川になったことで嫌な予感はあったんだ。
僕が吸血鬼に襲われた春休み。
他の何よりも優先して考え、守った羽川の下着上下セット。
僕の大切な羽川が「返して」と言っても返さなかった宝物。
RPGだったら『大切なもの』として捨てることは出来ずに一生を共にするアイテムだ。
その大切で羽川の匂い付き下着を守るため、僕は枕カバーの中に入れていた。
より羽川を身近に感じ、いつもの羽川に早く戻ってほしいという思いを実感するためであり、
またブラック羽川との闘いに備える、という意味の行動であって別にやましいことはない。
だからこのように明言できる。
猫の嗅覚はどれくらいだったか。
覚えていないどころか全く知らないが、鋭かったら危険だ。
だが、この羽川の下着はもう僕色に染まっているのかもしれないな。
かなり残念だけれど、『僕色に染まった』という響きに軽く感動を覚え、ちょっとドキドキした。
一通り探して諦めたのだろうか。
ブラック羽川は最後にキョロキョロと周りを見回してからベッドで眠っている僕の方へと近づいてきた。
僕は目を瞑って寝たフリをする。
ブラック羽川は目と鼻の先まで近づいているようで、吐息が僕の顔にかかってくすぐったい。
甘い香りがして、僕の鼓動は速くなる。
もうブラック羽川にまで届いているんじゃないかと思うくらい僕の心臓は大きな音を立てていた。
僕の動揺を知らず、全く気にしていないブラック羽川は甘えるように鼻先を何度も僕に擦り付けた。
ついつい僕もつられてしまう。
ブラック羽川の動きに合わせるように顔を動かす。
抱き締めたい衝動を抑えるのには限界があった。
早くどこかへ行ってくれ、という思いと
ずっと一緒にいてほしい、という思いが僕の中でせめぎあっている。
大半はずっと一緒にいてほしい、という思いだったけど……。
そんなことをしている内に僕の唇と羽川の唇が合わさった。
一瞬だけだが、ふんわりとした柔らかく、好ましい感触が僕の唇から伝わってきた。
張り裂けそうになるほど、鼓動が波打つ。
僕の正気はどこかへ飛んでいった。
僕は寝返りを打ちながらブラック羽川を巻き込む。
軽く抱き締めただけだったが、「にゃ?」と言うだけでブラック羽川には大して抵抗なく受け入れられた。
なぜか僕はエナジードレインをされないようで、元気なまま薄着の羽川を抱き締めている。
言い方を変えてみよう。
薄着の僕は、僕のベッドの上で薄着の羽川を抱き締めていた。
うっわ、やっべえ、超興奮する。
僕の顔のすぐ横にはブラック羽川の顔があったが、僕は少しずつ下にずれていく。
目的は羽川の胸だ。
体育倉庫で触れなかったせいで、何度も夢に出てきた羽川の胸。
夢の中で追いかけても追いかけても追いつくことは出来ずにいつも諦めてしまっていたもの。
それはなぜか下着に護られていなかった。
ワンピースの下にはパンツしか穿いていないようだ。
ブラジャーから解放された胸囲は……脅威は僕を魅了し動けなくなってしまう。
力なく僕の腕の中に居るブラック羽川はなぜか大人しい。
付き合っている彼女が彼氏を大切にしているという仕草。
そんな仕草を連想させるほど、僕は羽川に優しく包まれている。
今だけはブラック羽川じゃなく、羽川の意識が羽川の身体に宿っているように感じた。
だからエナジードレインは行われず、僕を抱き締めていてくれるのだろうか。
疑問は残るが今はこの至福の感触に心を奪われるべきだ。
羽川の香りもとても好ましい。
羽川以外のことを考えるべき場面ではない。
そんな幸せな時間はわずかだった。
寝ているフリをしている僕の腕から逃れた羽川は僕の頬に口付けをし去って行った。
下着はもう諦めたのだろうか。
羽川は覚えていないだろうけれど、消えることのない大切な思い出の一つになった。
こうして僕は家宝になる予定の羽川の下着を守ることに成功する。
そしてその下着は今でも大切に保管している。
誰か錆白兵に華を持たせてやってほしいなあ。
2つともとても原作らしいいい内容でした グッジョ!
もう!お前ら兄貴のちんちん触りすぎ!
職人さんたちどんどん投下してるねぇ。
何かいいことでもあったのかい?
374 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 21:12:27 ID:MIc4RJF6
ポンデポンデ
このスレは奇跡だな、荒らしはいい意味で裏切るし
作家さんたちは神業的に文章力が高いし
いくらなんでも良スレすぎるぜw
僕はキメ顔でそう言った
とりあえず俺が言いたいのはこれだけだ
暦自重www
神原にとってセックスはスポーツ
「そういえば、HOTELも踊る大捜査線も十年位前のドラマなんだよな」
「はあ、もうそんなに前のことですか」
「なあ八九寺、もしかして両親が離婚する前、皆で―」
「それは考えすぎです、阿良々木さん」
「…そうか」
「私はガンガン好きです、阿良々木さん」
「またかよ!」
「ハガレン面白いですよね!」
「どんだけヨイショするんだよ」
「失礼な!おねしょなんかしてませんよ!」
「ヨイショしすぎだ、って言ってるんだよ!」
「幼女好きだ、なんておっしゃられても」
「お前の耳は一度練成し直してもらえ!」
「ということは阿良々木さんはハガレンキャラではメイ・チャンがお好みなんですね」
「勝手に決め付けんな」
「勝手にライバルだと思ってます」
「お前のライバルならその子と一緒にいる噛み付きミニパンダだな」
「さて、阿良々木さんが何歳までおねしょをしていたか、という話ですが」
「そんな話はしてねえ!」
「思い出しました。阿良々木さんが私くらいの時はまだ鼻水を垂らしてたという話でした」
「鼻水を垂らした子供なんか見たことねえよ」
「今は私を見てヨダレを垂らしているという」
「おっと、いけね。何か拭くものはあったかな、っと」
「がうっ!」
「うおっ、あぶね!」
「がう、がうっ!しゃーっ!」
「やめろって!やっぱりお前はシャオ・メイだ!」
「何で私のスカートで拭こうとしているんですか!拭くフリをして何をしようって気ですか!」
「減るもんじゃないだろ?」
「何という言い草!…汚された!加持さん、私汚されちゃった…」
「今度はエヴァネタかよ!いいのかよ、それは!」
「ふん。なんでも利用させていただきますよ、売れるためなら」
「汚な!」
「私はもう誰かさんに汚されてしまってますからね。証拠なら今月発売のDVD・ブルーレイに収録されてます」
「なんでお前はメタで攻めてくるんだよ、いくらなんでもメタすぎるだろ」
「あの方が普通になられてしまった今、誰が阿良々木さんの暴走を止めることが出来るというのでしょう。
そこで不肖ながらこの私が阿良々木さんのドリッパーになろう、そう決意したのです」
「そりゃご立派な決意だが、それを言うならストッパーだろ」
「コーヒーでも飲んで落ち着いていただこうかと」
「ああ、なるほど」
「毒入りですが」
「とどめを刺すのかよ、止める気ねえじゃねえか」
「漢字で書けば同じです。阿良々木さんが嫌がろうと何だろうと、無理やり漏斗で流し込みます」
「畜生!ジョウゴが凶器にしか見えねえ!」
「まあ、戦場ヶ原さんが毒舌と暴言でめった切りなら、さしずめ私はメタ視点からのメッタ切り、といったところでしょう」
「メッタ噛みの間違いだな」
「今月は私が当番です」
「はぁ?今月?当番?何だそりゃ」
「阿良々木ハーレムのメンバーで当番制になってまして、今月は私が阿良々木さんをめった切りにする当番です。
来月は神原さんですね」
「なんの事やら、だ。そんなもん架空の団体だ」
「さて、神原さんには何をどう切られるんでしょうねぇ」
「やめろ、思い出すと胃がキリキリと痛む」
「駄洒落ですか?」
「さあな、悪い冗談だろ」
「で、何個あったんですか?」
「牛じゃねえんだから一個だよ!それに牛はお前だろうが」
「またつまらないことを仰いますね、ご自分の言動を反すうした方がいいですよ」
「反すうじゃねえ、反省だ!」
「ご自分の色々な言動を反すうして反省した方がいいですよ」
「色々って何だよ」
「おや、もしお心当たりが無いと言うのなら喉に指を当てて考えることですね」
「吐いちゃうよ!」
「その方が楽になれますよ?」
「何の話だ?」
「つまみ食いをした」
「何をだよ」
「女の子を」
「!!…ひ、人聞きの悪い事を言うな!やらしいことは、なな」
「分かりやすいですねー、阿良々木さんは」
「…」
「人の心配ばかりするのは阿良々木さんの良いところですが、
ご自分の言動の結果をあまり考えてないのは阿良々木さんの良くないところです」
「…」
「少しはいい毒になりましたか?」
「…いい薬になりましたか、って普通は言うんじゃないかな」
「塀の向こうで労働に勤しむなんて事にならないようにしてくださいよ」
「そうなったら面会ぐらい来てくれるよな?」
「被害者が面会に行くという話は寡聞にして存じ上げませんが?」
「気を付けます…」
そういえばここはエロパロ板だった
エロなしのSSができたんだがどこに書き込めばいいのだろう?
>>381 ここでいいんじゃね?
他にそれらしいスレないし
383 :
254:2009/10/10(土) 22:04:06 ID:waJ/xVOa
>>257 あたりの者です。
一応続きが書けたんだけど、エロシーンは各自脳内保管を希望…。
駄目だ、触手ムズい…。
・するがローズA
―ラビアンローズ―
これが神原を襲った怪異の名前だろう。
コンビニの本棚に並んでいた「水木し○るの妖怪100選」と言う本に書いてあるに
は
・処刑場にある植物が罪人の血を吸い、妖怪と化した
・近寄る者の命を喰らいエネルギーとする
・植物であるが、命を取り込んでいるので、樹液は血のように赤い
…この程度であった。
まあ、500円程度で買える本にそこまで求めるのは苦しいと言えるかもしれない。
「おや、こんな所で立ち読みですかデュララ木さん」
「僕を最近アニメ化が決まった池袋が舞台のアニメのタイトルみたいに呼ぶな!」
「荒ぶる鷹のポーズ」
「描いてる人同じだ!」
「ちなみにクロサギさんの性格はツンヘコです」
「僕は龍じゃなくて鬼だ!あと詐欺師は違うキャラだ!」
そこには、コンビニでいつのまにか成人雑誌を手に取りながら、小学生と大声で
口論する高校生がいた。
ていうか、僕だった。
384 :
254:2009/10/10(土) 22:05:36 ID:waJ/xVOa
毎度の社交辞令も終わったところで、また話しかける八九寺。
「ところでアッシマー木さん」
「僕を連邦軍の地上用可変MSみたいな名前で呼ぶな!」
「失礼、カニが来た。」
「…つい周りを確認しちゃったじゃないか!」
とりあえず、僕はコンビニで本を読んでいた理由を話した。
「…またあの私を轢きそうになった人ですか」
「タイヤも無いのに人間を轢くのは困難だと思うぞ、八九寺。」
「とりあえず、阿良々木さんは今とてもお困りなんですね?」
「ああ、正直、猫の手も借りたいくらいだ」
「では羽川さんに連絡を」
「ちょっと待ったぁー!今回はダメだ!連絡しちゃいけない!」
「どうしてですか?」
「どうしてってそりゃ…あれ?なんで僕はそんな事を言ったんだろう…」
「これは…うp主の陰謀ですね」
「待て!それ以上言うと僕らも同じように消される!」
という訳で、八九寺も着いてくる事になった。
ちなみに八九寺だが、最近どうやら怪異に詳しい幽霊に出会ったらしく、その人
が後から来てくれるらしい。頼もしいヤツならいいんだが―。
385 :
254:2009/10/10(土) 22:10:51 ID:waJ/xVOa
「―という訳で神原、こいつが八九寺だ。」
「超幼女っ!」
「ほら八九寺、お前も挨拶―うぇえっ!」
言うが速いか、八九寺はあっと言う間に神原の触手に絡みつかれていた。
というか、縛り上げられていた。
「助けて下さいカワハギさん!」
「僕を肝臓の美味しい魚みたいな名前で呼ぶなっ!」
「ああっ…愛しき幼女…この未成熟な肉体、それでいて一人前の大人の様に振る
舞うそのギャップ…あぁ…蕩れだ…蕩れ死んでしまうぞ真宵ちゃん!」
「みぎゃー!ふしゃー!もぎゃー!」
「待ってろ八九寺!今助けてやる…うぉっ!」
「私の至福の時は誰にも邪魔させない…それが阿良々木先輩であろうとっ!」
息をつく間もなく、僕の体も絡みつかれ、自由を失った。
縄抜けの達人でも、この状態から抜け出すのは至難の技だろう。
なんせ、蔓に生えた棘がスパイクとなり、容易に離れはしない。
そのうえ、何だかローションのような…ローション!?
ちょっと待て!なぜ薔薇の表皮にローションが分泌されている!
「さて、どちらからイカせてもらおうか……どーちーらーにしーよーうーかーな
ー…」
悪魔の指先が僕と八九寺を交互に示す。
なんだろう、この緊張感。
小学校で誰かが学級委員に推薦される時のような緊張感。
まさに―
「決めたっ!」
「「さっきのヤツの意味は!?」」
「メインディッシュは、最後に取っておくものだ、というわけで、よろしく頼む
ぞ、真宵ちゃん」
「みぎゃぁぁぁぁぁっ!」
触手は一斉に動き出し、八九寺の未成熟な肉体を舐めまわして敏感な箇所を探す
。
386 :
254:2009/10/10(土) 22:11:32 ID:waJ/xVOa
服や下着などこの触手の前では無意味、どんどんあられもない姿にされていく。
「やめて下さい!離して下さい!そんなことされたら私、悶え死んじゃいます!処女
を奪われてしまいます!」
「そうだ神原!流石にこの国の法律が…って聞いちゃいねぇ!」
「ここか?それともこっちかな?」
かんばる は おおいに しぎゃく の ひょうじょう を している !
やべー、僕空気。
ていうかこの際、空気でもいいや。
「みぎぃぃぃ……ひうっ!」
「おっ、ここみたいだな…ここが欲しいのだな?ほーらほら…気持ちよくなって
きただろう?」
「ひみぅ…あうっ……えふぉっ!?」
駄目だ、どうしても直視しかできない。
人としては見ないよう努力する場面の筈だが、僕の背徳心がその選択肢を意識か
ら消しさっていく―
「時に阿良々木先輩、淑女が乱れに乱れて恥態を晒し、絶頂に達するのをまじま
じと見つめるのは、かなり高いレベルの変態だと思うぞ」
「しまった!自分の欲求に負けてしまった!てか敗北万歳!脱北万歳!ようこそ変態!
」
「見ないで下さいアカギさん!」
「イヤだ!見させろ…っ!八九寺の全てを僕に『も』さらけ出せ!あと僕は13歳で麻
雀を始める雨男ほど黒くない!」
「助けて下さい!葛城さんまで視姦してきます!」
「神原はいいのか!そして僕は八九寺や神原を『逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ!
』と言わせるほど出来た人間じゃない!」
「失礼、変態として過大評価しすぎました」
「そんなに評価されてたのかよ僕は!」
「ええ、モロチン」
「製作所ネタで遊ぶなっ!」
「とにかく見ないで下さい!」
「僕は拒否権を発動するっ!」
「―どうやら、デリケートな乙女心がわからない阿良々木先輩にはお仕置きが必
要なようだな」
「お仕置きって神原!?何もそれくらいで…ぐあぅ!」
さっきまでの十数倍もの力で絞め上げられ、僕の体は激痛に見舞われた。
ヤバい。
痛いのになぜか気持ちいい。
もしかしたらこの体液…いや、ローションのせいか?
まさか眠れるドMの血が覚せ―
「そして性戯中は『お口はチャック』が鉄則だぞ?阿良々木先輩。」
「あぐがっ!ぐごー!ががげがんがる!」
今度は口を塞がれた。
というか神原。その標語、お前は幼稚園の先生か。
まあ今している事とは最も遠い職業といえるのだが。
僕としては、その他にも口の中に溜まった反論の有象無象を吐き出したかったの
だが、それはもはや何の意味もないと悟り、沈黙を選んだ。
387 :
254:2009/10/10(土) 22:12:06 ID:waJ/xVOa
「…では、阿良々木先輩も大人しくなったところで、そろそろ始めようか、真宵
ちゃん。」
「まだ始まってなかったんですかー!ひうっ!」
「はっはっは、私立直江津高校2年、『歩く有害図書』こと神原駿河。この程度の
人間と見くびってもらっては困るな」
「有害図書ならチリ紙屋さんに出されちゃって下さい!迅速に再資源化されて下さ
い!」
「はっはっは、いいぞ、その強気な姿勢。だがそれがいつまで続くかな…そーれ
それ…」
神原はその蔓…いや、もはや触手と言っていいだろう、その触手で八九寺の未発
達な乳房を愛撫し、鋭敏な先端に刺激を与えている。
強すぎず、かつ弱すぎず。
表面の棘がその快楽をさらに助長する。
「そ…そこは駄目ですっ!気持ちよくなってしまいま…えぅ!」
「おっ?やはりココは気持ちいいか。年齢に関わらず、人間の性感部位は同じな
のだな。ということは、経験からきっとココも…そぅれ!」
神原の触手は、八九寺の未成熟な乳房の先端を愛撫しつづける。
その動きは蝶が遊ぶのように、かつ小犬が舐めまわすかのように―
「あうぇ…うまぅ…うみっ!?」
「そう、そのまま快楽に身を任せるのだ、そうして意識は悦楽の底深くへと…」
「うぁう…んんっ…えへぇ…」
八九寺の口元が、快楽に汚され歪んでいく―
ダメだ、直視している自分に罪悪感を感じれない。
もし今僕が凶悪性犯罪者の弁護に回ったら、陪審員を満場一致で「無罪」判決に
引き込む事さえ朝飯前だろう。
よく見れば、八九寺の秘部は触手に弄られ、既に愛の蜜が滴っている。
そんな事を延々とされて、よほど気持ちいいのを我慢してるのだろうか、必死に
食い縛っている口の端からは唾液が垂れ、目には涙が浮かんでいる。
「そーれ、少し早いががそろそろ仕上げだっ!」
触手の魔の手はとうとう八九寺の締まった秘部へと迫る―
そういえば八九寺、全く生えてないな。
「ひみぃ!いっ!いぅあ―――――っあ !」
八九寺がその幼い身体を身悶えさせ、必死に逃げようとする。
しかし神原選手、余裕の表情!
むしろ笑みすら浮かべている!
「愛の泉は…ここかなぁ?」
と言って、より深い所に触手を這わせていく!
「もがっ!もぎゅ!もめぇ―――!」
そして
「―――――――――――――――っ!!」
八九寺が、絶頂に達した。
秘める所から愛液をほとばしらせる。
もう理性など何の意味も持たない。
神原の思いのままに、弄られ、愛撫され、弄ばれ。
そして、八九寺は神原の「玩具」と化した―
388 :
254:2009/10/10(土) 22:14:16 ID:waJ/xVOa
一応、今日はここらで停止します。
…俺クオリティ低いね…。
次回は、「―数分後」テロップ的なノリで始める予定。
―あ、やめて!おこったり叩いたりしないで!
>>388 GJ。頑張れオマエ。
応援しているぞ。
というか、GJだった。
リッチドーナツショコラリッチドーナツショコラ
まったくここはレベルの高い、恐ろしいスレだぜ。
>>325 前回みたいなエンド書いててなんですが、基本ハッピーエンド目指してます。
予定は未定。
>>326 失礼、噛みました。
>>335 エロカワイン♪
もっともっとエロく書きたいモノです。
>>337 >>338 エロ大好きです。
失礼、噛みました。
火憐ちゃんは『あたし』○ィ覚えた。
それでは
>>323の続きです。
首輪とか緊縛とか出てきます。
苦手な方はスルーでよろ。
また視点がコロコロ入れ替わりますので、所詮は素人と思って下さい。
お兄ちゃんと火憐ちゃん…。あんな、格好、で、逆さまで、お互いにに
性器を、舐めあって…。
あんな、の、お互いに、好きじゃなきゃ、出来っこない、のに。
でも、二人の関係は偽物なのだ。実の兄妹だから。本物の関係だから偽物なのだ…。
ズキンズキン、と、胸が傷んだ。
お兄ちゃんと火憐ちゃんを残して…。こんな偽物だらけの世界は、滅んじゃえばいい…。
私はその場に這いつくばって、着物の前を開き、まだごくうっすらと盛り上がって
いるだけのおっぱいに手を這わせる。
「…ふ、ぅうん…」
(か、火憐、ちゃん…。お兄、ちゃん…)
私の感情が、他人の為にしか働かないのは、どうして…。
おっぱいにぽつりとついた小さな突起、しかしコリコリと硬い。
それを指先でやんわりとさすり、キュッ、とかるくつまむと肩がブルッと震えた。
「…火憐、ちゃん…、お兄、ちゃん…」
私はもう一方の手を脚の間に伸ばし、するりとショーツの内側に手を滑らせた。
(…か、火憐ちゃんの、凛々しい、顔が、あんな…。あんな…顔、
見たこと、ない…)
「ひゃっ…ぁっ、ひっひんっ…」
ピクピクと、腰やお尻が震えてしまう。
ぴったりと閉じた幼い割れ目に、ゆっくりと指先を分け入らせていく。
クッと、押し広げると中にはトロリとした液体がたまっていた。
火憐ちゃんほどには多くはなかったが、指で掻き回すと、ジワリと涌き出てくる。
「…はっぁあんっ!か、火憐、ちゃん…。…お、お兄、ちゃん…」
腰の奥が敏感に反応し、ピクピクとお尻が震える。
ガクン!と大きく身体が跳ね、絶頂が近いことを悟る。
「…か、火憐、ちゃん…。い、一緒、に…」
私は割れ目をいじる指先に力をこめる。プクンとふくらんだ、だが本当に小さな
肉粒を丁寧にさすり、そっと包皮をめくり返す。
「ひあぁっ!ぁ、あぁあんっ!く、くるうぅ、う…あっ、あぁぁ…っ!
ひゃぁあんっっ!?」
私は全身を突っ張らせてた。ガクン、ガクン、と細い身体が大きく跳ねる。
「あっあっあっ…、ふぁあぁんっ!」
嗚咽とも悲鳴ともつかない声を上げて、私は絶頂に達した。
ぐったりと脱力して、うずくまって悶絶していると、お兄ちゃんが部屋から出て来て、
私を見下ろすと、私の頭を踏みにじった。
「…プラチナむかつく…」
私はお兄ちゃんのベッドに横たわる火憐ちゃんを見た。
「月火ちゃんさあ、そんなに気になるなら中に入ったら」
私はゆっくり顔を上げて一言。
「…お兄ちゃん、私、にも、首輪、頂戴…、火憐ちゃんと、同じ気持ちになりたい…」
お兄ちゃんは、少し迷って、私に真っ青な首輪を差し出した。
私は迷うことなく首に首輪を巻いて、着物を脱ぎ、お兄ちゃんの部屋に入った。
お兄ちゃんの部屋には、男と女のむせかえるような匂いが充満していた。
火憐ちゃんは、私の姿を見ると、恥ずかしそうに身悶えした。
「…つ、月火ちゃん…、どうして…」
両腕が後ろ手に緊縛されている為に、汗や涎にまみれた顔を拭うことも出来ない。
ぐしょ濡れになったアソコも丸見えだ。
「…お、お兄ちゃん…。私も火憐ちゃんみたいに、して…」
私は正座して、両腕を背中に回した。
「…いいのか。本当にキツいんだぜ?」
「うん。火憐ちゃん、ひとり恥ずかしそうだし、私火憐ちゃんと同じ気持ちになりたいし…」
「やる以上手加減しないぜ」
「うん、いいよ。火憐ちゃんみたいに、して…」
「わかった。けど、イヤだったらイヤって言うんだぜ」
手が背中にねじ上げられ、手首に縄が巻きついてきた。
薄っぺらなおっぱいの上下に縄が食い込んできて、キツさに前屈みになって呻き、
身をよじってしまう。
「…か、かはぁっ…」
(…こ、こんな、キツいの!?か、火憐、ちゃん…。健気過ぎたよ…)
ぶるぶる、っと震える私を見て、お兄ちゃんが心配そうに、私の顔を覗き込んでくる。
「…月火ちゃん…。やっぱりやめるか?」
「…だ、大丈…夫…。意外と、見た目程じゃないね。もっと…キツくしていいよ…
火憐ちゃんの、おっぱいみたいにならない、かな…」
私は縄に絞り出された、火憐ちゃんのおっぱいを見て言った。
お兄ちゃんは「うーん」と唸ると。
新しい縄を後ろ手に縛った手首の縄につないだ。
その縄尻を私の左右の肩から前に回して、おっぱいの上下に食い込んだ縄に
胸の間でからめて縛り、ギュッと引き絞ると縄の間におっぱいが絞り出された。
「……っ!?…きゃうっっ!?」
「だ、大丈夫か!?」
「うん大丈夫…、…すご、おっぱい、絞り出されちゃった…。すごく、いやらし、い…」
「おお…リアクションが火憐ちゃんと同じだ」
(もうお兄ちゃん、妹を縛り過ぎ…)
私はベッドに横たわる火憐ちゃんに近づいた。
「…火憐ちゃん見て…。私も同じ、だよ。だから恥ずかしがらないで、見守らせて」
「つ、月火ちゃん…」
緊縛された姿で見つめ合う、火憐ちゃんと月火ちゃん。
二人の妹を緊縛した兄の姿がソコにはあった。って言うか僕だった。
月火ちゃんという乱入はあったが、はたして勝負は再開された。
月火ちゃんはベッドの上の方で正座して、火憐ちゃんを見守っている。
でも勝負は勝負。手加減はしないぜ。
火憐ちゃんの身体はひとりでに腰がせり上がり、震えるのを止められなくなっていた。
内股はどこもびっしょりで、肉孔はヒクヒクと蠢き、肉豆も血を噴かんばかりに
充血して、ビクビクと脈打っている。
「…にい、ひゃん…お、おねがい…し、して…」
火憐は唇をふるわせ、喘ぐように言った。泣きながら言った。
「火憐ちゃん。火憐ちゃん。火憐ちゃん――」
僕のモノはもう熱い血液を充填させて、ヘソの位置まで勃起していた。
その先からは先走りのヨダレさえ垂らしている。
僕は火憐の両脚の間に身体を割り入れて、腰を進めた。
巨大化した肉茎を火憐ちゃんの肉畝に擦りつけて、愛液を絡める。
一度二度と火憐の肉孔のひろがりにそって、亀頭をグリグリと押し付け、
火憐を悶えさせた。
「にい、ひゃん…っ、じ、焦らさない、で…あ、あたし…あたし…っ」
「ゴメン…火憐ちゃん。いくよ!」
ズッ!ズチュッ!!ズボッ!!!
僕はヒクヒクと蠢いて絡みついてくる火憐の柔肉を、引き摺り込むようにして
ゆっくりと貫いた。
「…っぁあ、は、あぁあんっ…」
火憐の腰がよじれ、ズリ上がろうとする。
僕は火憐の下乳に食い込む縄を掴んでそれを押さえつけて、さらに深く底まで貫いた。
火憐の背筋が仰け反り、胸の上で乳房が一瞬遅れて跳ね踊った。
亀頭が火憐の子宮口に届き、ズンと子宮を内臓に衝き上げる。
僕と火憐は再びひとつとなり実感した。僕は火憐とひとつになりたかったのだ。
兄ちゃんの、おちんちんが…。兄ちゃんのが、あたしの一番、奥に…あ、当たって、る。
あたしの身体が、再び兄ちゃんとひとつになった悦びにうち震えてる。
あたしは兄ちゃんと再び、ひとつとなり実感した。
あたしは兄ちゃんと、ひとつになりたかったのだ。
(ひ、ひぃい…っ、い…イキたい…もう、イキたいぃ…兄ちゃんの、熱くて、
大きくて、ぶっとい、コレで、思っいきり…)
グリグリ!ズッズッ!ズリゴリッゴリッ!
「ひゃああっ♪あうう!?あ、ああっ…」
「火憐ちゃん。そんなガマンしなくっても、イッていいんだぜ」
兄ちゃんがあたしの顔を覗き込んでくる。
パンパンパンパンパンパンパンパン
ズブズブズブズブズブズブズブズブ
両脚を抱え込まれて、腰を強く叩き込まれ。
響き渡るいやらしい肉と肉の打撃音と、水音が気持ちを昂らせる。
「ん゛あ゛っあ゛っ…、あ゛あ゛っ!イッ…きたっくないいっ!イッきたっくないい」
兄ちゃんの容赦ない腰の衝き込みに、あたしは必死に耐える。
でも、あたしの中は喜んじゃって、兄ちゃんのモノをギッユッと締め上げて、
今にもイッてしまいそうだ。
「ふーっフッウッ、うぐう゛う゛っ。んっ…う゛う゛」
兄ちゃんのモノがあたしの膣内に根元まで挿入されて、そこで腰の動きが止まると
同時に体重がかけられて、ぷっくらした恥丘が兄ちゃんの骨盤にグリグリと押さえつけられる。
「ギ……っ、フッウッ…イ゛ギッ…」
(な、何か…気を…紛らわ、せ、なきゃ…。何か…)
「んぶっ!?」
思ったと同時に、兄ちゃんに頭を抱え込まれて、唇を塞がれた。
「んっ…んぶっ…ん〜〜〜!?」
あたしの唇が兄ちゃんの舌が抉じ開けられて、あたしの舌を見つけると絡めとり、
柔らかく吸い上げられた。
「…んっ…んっ…んぶっ…んぐぅ…っ」
口腔内を愛撫している間も、兄ちゃんの腰の動きは止まらない、それどころか
胸の上で跳ね踊る、おっぱいまで愛撫している。
「ひっ!?ん゛ぎひぃっ!!う゛…う゛…」
腰がビクッビクッと震え、肉茎の根元にぐちゃぐちゃと肉孔を掻き回わされる。
「ぁむ…ぅ、ん…あぶっ…。んっ…はあっ…」
タプッリと唾液を乗せた舌があたしの舌を絡めとる。与えられた唾液をあたしは
音をたてて飲み下した。
かわりに、兄ちゃんの舌はあたしの口の中から唾液を吸い上げていく。
ヒラヒラと蠢く舌に、あたしの意識がどんどんボヤけていった。
「…んっ、んぶっ…」
長いキスからようやく解放されると、兄ちゃんとあたしの唇との間に細い唾液の
橋がかかり、キラリと光るとふつっと切れた。
火憐の裸体は汗でびっしょり。肌にキツく食い込んだ縄が真っ黒だ。
肩から乳房、腹部にかけてハアッハアッと大きく喘いでいる。
ピンクに色づいた肌が、汗にヌラヌラと光って妖しいまでの美しさだ。
妹じゃなきゃ、惚れてるよ。火憐ちゃん。
「…あたしは、もう惚れてる」
と、火憐は言った。
「でも、勝負は勝負だぜ。火憐ちゃん」
ズド!ビクゥッ!
「ん゛ぎひぃっ!?」
兄ちゃんの肉棒が、肉孔の入り口付近まで引き抜かれて、一気に挿入された。
「…な゛…っ、か、はあっ…」
「火憐ちゃん。いつまた突くか分かんないよ。ちゃんとお腹に意識集中して」
兄ちゃんが腰を焦らすように、ねじって膣内を刺激する。
「う゛…う゛…」
「突くよ突くよ火憐ちゃん。お腹に集中してる」
兄ちゃんの肉棒が小刻みに出し入れされて、あたしの肉襞がに゛ち゛ゃ
に゛ち゛ゃと新たな愛液を分泌し、兄ちゃんのモノをしゃぶりだした。
(…兄ちゃんの…熱くて、本当に…でっか、い…全神経、で…チンポのうごき、
感じ、ないと…)
ぶちゅっ ぐちゅっ に゛ち゛ゃ ちゅぐちゅっ に゛ち゛ゃ
グッ!ドスン!!
「……………っ…………っ!?」
「よくガマンしたね…。火憐ちゃん」
ズッ ズズズッ
(腰を、引いたっ…。亀頭のカリが、中を引っ掻いてる…ぐ、ぐるっ…準備、
してるっ…、肉、茎が脈打って、いるのまで、わかる。子宮、思いっきり、突く気だっ…)
ドクン ドクン ドクン ドクン
(子宮口にっ…でっか、い、のがくる。子宮が内臓、まで…衝かれる…)
兄ちゃんが下乳の、縄を掴んだ、腰を、引いた。
(来るっ…来る…っ、集中してっ、意識を、お腹の底に…っ)
「火憐ちゃん!ダメェ!?」
「!?」
月火ちゃんが叫んだ時には手遅れだった。
グッ!ズボッ!グググ!!ヌプン!?グヌヌヌヌ…ポクン。グヌヌヌヌ…ポクンポクン!!
意外!?それは尻穴!?
「イ゛っぁあ!?ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛…ッ!?」
チョロッ ジョロ ジョオオォォッ
火憐ちゃんの股間から、オシッコがほとばしった。
お兄ちゃんは火憐ちゃんのお尻の穴に、白くヌメヌメ光る、ゴム珠の連なった棒を
一気に根元まで挿入したのだ。
「月火ちゃん。それは反則じゃない?見守るだけの約束でしょう」
「…そ、それは…」
お兄ちゃんは困ったように私を見た。
「まだ、イッて、ない…。月、火ちゃん…安心し、て…あたし、まだ、
イッてない…、イッてないからぁぁ…」
火憐ちゃんは言った。腰をガクガクと震わせ、身体をガチガチに固まらせて言った。
「…火憐ちゃん…」
「まあ、火憐ちゃん本人がそう言うなら、そうなんだろうけどさ、まだやるって
言うなら手加減しないよ」
お兄ちゃんは火憐ちゃん下乳に食い込む縄を掴むと、船を漕ぐように火憐ちゃんを
犯しはじめた。
火憐ちゃんの上半身を引き寄せると同時に、自身の腰を強く叩きつける。
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
ズビュッ ズブッ ブチュッ ゴリュッ ゴリッ ゴリリッ
「ん゛、あ゛っあひゃああっ!?ひっ…、ひに゛っい゛い゛い゛い゛っ」
くそっ!まだイかないのか、このドM!
僕は狂ったように腰を火憐に叩きつけ、パンパンに張ったおっぱいを握りしめた。
火憐は腹筋を使って膣壁を締め付けるだけじゃなく、骨盤まで使って僕のモノを
締め付けている。ナニ考えてんだ。このドドM。
しょうがない最後の手段だ。コレだけはやりたくなかったが、いくぞ火憐ちゃん。
僕は火憐ちゃんのお尻から突き出た柄に指を伸ばし、スイッチをカチリ。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴっと、火憐ちゃんのお尻でアナルローターが振動。
「…お゛、ぶ…〜〜ん゛、ア゛…おぁあぁぁ…!?ひっ…ひぃゃあぁぁ!?」
(くっ、やっぱり僕のモノにまで振動がきたか)
僕は火憐ちゃんに覆い被さり、頭を抱え込み口をふさいだ。
チュッ チュルッ チュウッ
「ん゛、んぶっ…んっ、んっ、んんっ、ん…ん〜〜〜!!むぐっ、ふぐぅんっ、
んぶっ…んぐぅ…んっ、んんっ…」
僕の腕の中で火憐の抵抗がだんだんと、か細いモノになっていって。そして。
ジョパァッ プシャァァアァ ジョオオォォ ビチャ ビチャ ビチャン
「勝った!第ニ部完!!…って、ありゃ!?」
火憐の中で僕もイッてしまっていたか。同時イきは勝負続行だけど。
僕の腕の中で、震えて悶絶している火憐をみて、僕の中にある感情が芽生えた。
それは、食欲にも似た。吸血衝動。火憐ちゃんの血を吸いたいと思ってしまった。
火憐ちゃんの、火憐の、妹の、この女の、この雌の、この牝の、この…メスの…
コノ、メス、ノチ、ヲ、スイタイ…!
『お兄ちゃん』 僕を救ったのは、月火ちゃんの一言だった。
それでは今宵はこれにて失礼します。
続きは、なるべくはやく投下します。
おおー ヴァンプってるよ! ジョジョネタと絡んでるんかな
399 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 09:09:32 ID:10A05jZZ
環境設定が不足してるのでヒアリングするのだけど、
歯磨きって実際どうなんだ。
いまいち理解できん。読解力不足。
体験談求。
スレ違いだったらすまないです。
「で、どうなんですか歯磨きさん」
「僕がいつもそういうプレイをしているかのように言うんじゃない。
僕の名前は阿良々木だ」
「はぁ、つまりあれはプレイであったと」
「誘導尋問だ! やり直しを要求する!」
「ではやり直しましょう……で、どうなんですか歯磨きプレイさん」
「悪化しただと……」
「失礼。噛みました」
「違う。わざとだ」
「カルネアデスの板」
「お前はどこに緊急避難しようと言うんだ……」
「閑話休題ですよ阿良々木さん」
「あれについては実際にやってみて貰うのが一番だと思うんだけどな」
「世の中の男性が皆阿良々木さんみたいな変態じゃないんですよ?」
「ナチュラルに人を変態扱いするな。僕はノーマルだ。多分」
「多分という部分に逆に理性を感じます。丸」
「赤ペン先生かよ……」
「実際にやってみろというのは不可の方向で、詳細な解説をお願いします」
「ああ……人間って、自分で何かを動かす時って、常にどういう動かし方を
するか、っていうのを無意識に自覚してるんだよ。だから、自分で何かを
動かして自分自身に刺激を与える時も、事前にどういった刺激がやって
くるかを把握できちゃってるから、刺激の度合いが少なくなるんだな」
「へえ」
「だから、他人にしてもらうと把握できない、自覚できない、予想しかできない
方向から刺激が加えられる分、刺激の度合いが強くなるわけだ」
「へえ」
「そして、粘膜は総じて敏感な性感帯だという事も合わせて考えると、
他人にしてもらう歯磨きがどのような効果をもたらすか、理解してもらえると思う」
「……それ、神原さんから聞いたんですよね?」
「ああ、そうだけど」
「……神原さん、どのようにしてそれを知ったのでしょう?」
「………………」
「………………」
「まあ、あまり深く考えないようにしよう。神原だからな」
「神原さんじゃあ、仕方ありませんね!」
阿良木さんがひたぎクラブのときに言ってただろ、「口の中に色々突っ込まれるのは気分悪い」て。
んで火憐ちゃんはドM。
つまり気持ちいいってことさ。
>>401 上手いですな。阿良々木さんちょっと言いそう。
口腔内 って言うと何かエロい
これはフェラSSが出る予感
わっふる木さんとこの忍がアップを始めたようです
今日、明日あたりこよみバンカー来るかな。
超期待。
口腔内を口膣内と読んでしまった
ニニЭ・:∴:・゚・。。・:∴。・゚・・。・。。・゚・'
411 :
254:2009/10/12(月) 19:57:11 ID:9eCrSX6W
>>383-387 の続きです…。
しばらくして、神原も少し疲れたのか、触手が動きを弱めた。
「―神原、もうそろそろ離してやれよ」
「―うむ、そうとも思ったのだが、私はまだ欲求不満なのだ」
「あれだけやっておいて!?お前の性欲はブラックホールか!」
「いや違うぞ阿良々木先輩。あれだけ幼女の身悶える姿を見れば当分性的欲求不
満になる事はない。」
「当分か―で、どのくらいの期間だ?」
「3―4時間だ」
「短かっ!どこが『当分』だよ!」
「まあ待て阿良々木先輩。今私が満たした、と言ったのは『性欲』だけだぞ?」
「―まさかお前、八九寺を―」
―食べる―そんな言葉が脳裏に浮かんだ。
たしかにコンビニの本にはそんな事が書いてあった、しかし、『人の命を奪う』
ということが簡単にできるものだろうか?
体力面では、神原なら不可能ではない。まして怪異の力をつかえばなおさらだ。
問題は
―精神力―
今の神原は仮にも正気を保っている(と思われる)。
そんなただの人間の心の神原が、人の命を奪うならまだしも、それを糧とするな
んて―
第一、八九寺―彼女は幽霊だから、既に死んでいる。
命無き者から命を奪うことなんてできるのか?あまつさえ、生きる糧とするなん
て―
「性的な意味で『食べる』つもりだ。」
「そっちの『食欲』かよっ!ていうか、性欲とどう違う!」
「うむ、誤解を避ける為には、『吸う』『戴く』と言った方がいいのだろうか、
阿良々木先輩。」
「吸うって―まさか!」
「そう、その言葉通りだ」
412 :
254:2009/10/12(月) 19:58:52 ID:9eCrSX6W
八九寺を捕えていた触手が動き出し、小さな身体を神原の前に運ぶ。
そして、秘部を口に近づける為に少し前のめりになる。
「高校生もいいが、やはり幼女も捨てがたいな―では、いただきますっ!」
「―――へうっ!」
神原が、その舌先で八九寺の秘部を刺激する。
意識が朦朧としていた八九寺だったが、新たな快楽にその身をよじらせる。
「一滴も残さず舐めとるから、安心していいぞ。ほら、力を抜いて」
―ぬちゅっ、れちゃっ、じゅるっ―
神原は秘部の奥深くまで刺激し、流れでる愛液を受け止めていく。
「あうぅ…」
トロリ、トロリ。
八九寺の愛液は、留まる気配を一向に見せない。
「おっと、後ろにまで垂れているじゃないか、危うく見落とす所だったぞ」
「らめっ!うひろ…ひいぃん」
その舌は八九寺の割れ目に沿って、ゆっくりと―しかし一滴も漏らさず愛液を包
み込んでゆく。
―れろっ、べろっ、じゅるっ―
神原が愛液を取り入れる度に、八九寺の声はは弱々しく―弱々しく?
あれ――どうして八九寺は弱っているのか?
よく見れば顔が真っ青に―
413 :
254:2009/10/12(月) 20:00:27 ID:9eCrSX6W
「あか…まつさん……まよいは……くはっ」
「―おい八九寺?どうした八九寺!?聞こえてるか?あと僕は富樫病には罹患してないっ!」
へんじがない、まるでしかばねのようだ。
「八九寺!しっかりしろ八九寺!まさか神原!お前―」
「―大丈夫、気を失っているだけだ」
「本当か!?なら八九寺は無事なんだな?」
「ああ、その通りだ。何も心配することはないぞ、阿良々木先輩」
「―良かった―」
八九寺が無事なら、当面心配することは無い。
僕はほっとして胸を撫で下ろす。
「時にロリコンの阿良々木先輩、真宵ちゃんの事を心配するのはわかるが、私の
事は心配してくれないのか?」
すみません、歯牙にもかけていませんでした。
「…その顔は図星のようだな、阿良々木先輩」
「全然そんな事ありませんそれどころか寧ろ一番心配していました本当です信じ
て下さいお願いします」
「本当か!その事は本当なのだな阿良々木先輩!」
僕も罪な人間だ―そう思ってしまっても仕方がないだろう―
「ああお前の心配を1番に考えてたさ」
「ありがとう!ありがとうだ阿良々木先輩!私は今阿良々木の私に対する深い愛に
猛烈に感動している!この感動をそのまま肉体で伝えさせてくれ!」
「なんでそうなる!」
「―と思ったのだが、既にお腹一杯だ。またお腹が空いた時に疼くこの思いを伝
えよう」
「って事は何だ!僕は神原の腹が減るまでこのままか!?おい教えろ神原!って寝る
なぁぁぁぁぁ!」
おそらく、三大欲求のうち、3つ目の「睡眠欲」でも満たそうとしてるのだろう。
それにしても、幸せそうな寝顔をして眠るんだな、神原。
今まで見た中で、最も好きになれる表情かもしれない。
やべぇ、神原可愛い。
「阿良々木先輩…早く…挿れて…むにゃむにゃ」
寝言で何かか言ってるけど、それも含めてこの上ないくらいに―
「―やれやれ、やはり遅すぎましたか―」
部屋の縁側に、人が立っていた。
414 :
254:2009/10/12(月) 20:04:28 ID:9eCrSX6W
以上です…。
これが魔法使いの限界か…orz
一応、このあとはヴァルハラ×ありゃりゃ木を予定。
百合か3Pか…どちらがいい?
多数決で。
百合
何故書き溜めない?
俺は3Pで
417 :
254:2009/10/12(月) 20:42:58 ID:9eCrSX6W
>>415 いや、このあと説明パートが1クッションあるので、そこまでは書いてあるんですよ…。
だけど、戦場ヶ原サマ登場以降がまだ…。
多数決募集中だぜ。
百合の流れから阿良々木介入の3Pで
じゃあ俺は無明逆流れで
>>303 ごめんなさい。
こよみバンカーまだです。
個人事情で投下ができません。
もう少しだけお待ちください。
もちろん百合に清き一票を
神原的に男は男同士くっつくもんだと思ってそうだw
百合で。
3Pで。ただしヴァルハラコンビ攻めっぱなしで
>>421 個人事情優先で無理なく頑張って
流れぶった切って申し訳ないんですが、
今日を逃すといつ投下できるだけの纏まった時間が確保出来るか分からないので投下させてもらいます。
全部で30レス程度、40キロバイト位のものです。
キャラは、暦×黒羽川メインで、忍、戦場ヶ原も登場します。
以下注意事項、注意事項も長いです。
一応私としては
>>10の続きみたいな気持ちで書いていますが、読んでいなくても問題無いはずです。
時系列的には偽物語の上と下の丁度真ん中くらいの話です。
割と長めの投稿ですが、まさかの本番無し、とゆうかエロ薄いです。
前作ほど、俺設定は色濃くありませんが、
前作を遥かにしのぐ濃度の俺解釈、俺理論が含まれます。
ここまで読んで拒否反応が出た方は鳥をNGして下さい。
最後にひとつごめんなさいを。
>>33さん。
頑張ったんだけど俺にはどうしても無理でした。
わっふるさんや、他の書き手の方にあとは託します。
羽川翼、いや
ブラック羽川との3度目の遭遇は、やはり突然のものだった。
8月4日金曜日、戦場ヶ原の家に勉強を教えてもらいに行っていた僕が、
普段どおり10時に彼女の家を出て帰路につく途中の事。
街頭の下、征服姿で一人の、いや一匹の猫が僕を待ち構えていた。
「またお前か、もう驚きもしねえよ……」
「まあそう言うにゃ人間。
というか、それはこっちの台詞だにゃん」
それはそうなのかも知れない。
既に2度、ブラック羽川とは対峙している訳だし、
今更この怪異がどういう存在なのかは、思い出すまでも無く判っている。
品行方正な羽川翼の裏の人格、ブラック羽川。
イメチェンして髪を切ってから、多少雰囲気が変わったとはいえ、
そんな今の羽川でも決して浮かべる事の無いであろう顔で猫は笑った。
「全く毎度毎度人のご主人を弄んで、
俺達にゃんかよりよっぼどお前の方がたちが悪いにゃ」
「酷い言い草だな。
それで今回も僕が原因だっていうのか、その……羽川のストレスは」
「当たり前にゃ」
当たり前、なのか。
羽川が僕の事を想ってくれていたのは知っているし、
それは彼女が髪を切った今となっても、まだ過去形では無いのかもしれないけれど。
しかしそれについて羽川は、自分なりにけじめをつけたものだとばかり思っていた。
ブラック羽川が歩きだしたので、僕もその横に並んで歩く。
そのまま会話が続いた。
「もっとも人間、今回の件についても、もちろん元をただせばお前が原因にゃんだが、
別にお前のせいという訳では無いにゃ」
「? どういう意味だ」
「はっきり言ってしまえば、今回ご主人がこんなにストレスを溜め込んじまってるのは自業自得、
ご主人自身のせいにゃん。
さっさとお前にゃんかきっぱり諦めて、別の男を好きになればいいのににゃ」
「いや、人の気持ちはそんな単純な物じゃ――」
「そうでにゃくとも、さっさとお前の目の前から姿を消せばいいにゃ、
普通に考えれば髪なんか切る前に、お前との縁を切る方が先だにゃん」
「それは」
一瞬言葉につまる。
「それこそ真面目な羽川にそんな事が出来るわけが無いだろ?
どうしたって学校には行かなくちゃ行けない訳だし、
僕は一応副委員長っていう役職で、羽川は委員長ってう役職な訳だから、
自然と顔をよく合わせるさ。
お前のご主人は、そうならない為に学校を休むような事が出来るような奴じゃないし、
そもそも僕を意図的に避けたりなんかしたら、それこそストレスなんじゃないか?」
「それはそうかもしれにゃいけどにゃ、でも例えばこの間ご主人がお前の身内達に協力した時とか、
ご主人は意図的にお前との接触を増やしているにゃん」
そういえば羽川が妹達、ファイヤーシスターズの手伝いを始めたのは、
夏休みに入ってから、と本人が言っていた気がする。
「直接本人ではにゃいとはいえ、お前の身内と関わりを持とうとしたのは、
やっぱりお前と関わりを持っていたかったからに他ならないにゃ。
それ以外にもお前、ここのところ頻繁にご主人と長い時間一緒にいる日がにゃかったか?」
家庭教師ならぬ図書館教師の事か。
確かに僕は今、日曜以外の奇数日は羽川に図書館で勉強を教わっている。
明日も、その予定だ。
「それはこう言っちゃにゃんだが、お前の付き合っている女の役目なんじゃにゃいのか?
確かお前の女だって、十分に頭は冴えてるはずだったにゃん」
「だから半分は戦場ヶ原に――」
「半分じゃないにゃ」
じりっ、と一歩猫は僕との距離を詰めた。
「いくら頭が良いといっても、そもそもがご主人の出る幕じゃにゃい。
1から10まで、全てその女の仕事だにゃ。
半分にゃんて、分ける必要すらにゃい。
それとも、一人に負担が集中しないように、にゃんて言い訳するつもりかにゃん?
それは一体誰の負担を軽減しているつもりなのかにゃ?」
「……」
本当に、本当に悔しい事だったが、
この頭の悪い猫相手に反論どころかぐうの音すら出なかった。
「片や真面目にご主人はお前に勉強を教えて、
片やそうじゃにゃい時、お前はあの女といちゃいちゃにゃんにゃんにゃにゃにゃん」
「は?」
「間違えたにゃ、
片やお前とあの女はにゃんにゃんにゃにゃん……にゃんにゃにゃ……」
「さっきまでの割と理知的なお前は何処に行ったんだ!
いちゃいちゃで十分意味は通じてたよ!」
自分の語尾が原因で噛む奴なんて始めてみた。
にゃんにゃんなんて、どんだけ古くてニッチな表現がボキャブラリーに入ってるんだ羽川……。
それともこの化け猫自身、今の自分が普段のキャラクターとずれ過ぎてきていたのを修正したのだろうか。
八九寺といい、怪異は存在そのものが人々のイメージみたいなものらしいから、
色々と苦労しているのかもしれない。
「てゆうかお前、羽川と完全に記憶を共有している訳じゃあなかったよな。
なのに何でそんなに色んなことを知ってるんだ?
前回だって、そこまで羽川の周辺事情に詳しいわけじゃあなかっただろ。
だっていうのに、僕の妹の事なんてよく知ってたな……」
「アレ、そういえばそうだにゃ」
にゃんでだろー、と宙を見上げて呆けるブラック羽川。
分かんねえのかよ、自分の怪異としての特性に関する事なのに。
前言撤回、コイツは色々と苦労なんかしていない。
「お前は何にも知らないな」
「何にも知らにゃいよ、しらにゃい事だらけにゃん」
相変わらず愉快な奴だった。
「まあそれでも適当半分言わせてもらえば、
ご主人の存在が俺に近づいてきたってことだろうにゃ、
俺とご主人の存在が近くなれば、自ずとこうして俺が出てくる事も多くなるにゃん」
「え?」
「今回の事も今まで程ストレスが溜まったわけでは無いにゃ、
それでもこうして俺が現れたって事は、そういう事だと思うにゃん」
なんだって? 羽川が怪異に?
神原の腕なんかとは違って、目に見える形では特に怪異の弊害が残っていなかったから、
正直油断、いやそもそもそんな後遺症が出るなんて考えもしていなかった。
「それは本当に適当なのか? っていうかそれで羽川は大丈夫なのか?」
「大丈夫なんじゃないかにゃ」
「それは適当じゃないだろうな」
「だって、お前らの世界じゃあ俺は二重人格って奴にゃんだろ?
その二つに分かれちまった人格が、一つになろうとしてるっていうのは、
寧ろお前らにとって歓迎すべき事なんじゃないのかにゃ?」
「……成る程」
確かに、二つある人格が一つになるっていうのは、自然な形に近づいているという事なのかもしれない。
そういう事なら、さっきからブラック羽川が以前より賢そうに喋っているのも納得できる。
羽川と共有している記憶や、知能の割合が増えているのか。
「まあ、良くも悪くもご主人が俺という存在に慣れてきてるって事だろうにゃん、
前回も言ったとおり、俺たちは人間に慣れられちまうと、今まで通りの形では存在出来なくなるんにゃ」
ああ、確かそんな事も言っていたような気がする。
怪異とは、怪しくて異なるもの、人間とは違う物。
信じられ、怖がられ、疎まれ、奉られ、敬われ、嫌われ、忌まれ、願われる物。
それ故怪異であり、そうでなければ存在し得ない物なのだ。
という事はつまり、この化け猫は今、怪異としての存在が危うい、
消えかかっている状態だというのだろうか。
確かにそれは願ってもない事なのだけれど、
少し、本当に少しだけ、寂しいと感じてしまう僕がいるのも事実だった。
ああでも、こういう風に周りが思えば思うほど、
ブラック羽川の怪異性が失われてしまうのかもしれない。
「んにゃっ」
隣を歩いていたブラック羽川が急に頭を抱えて蹲った。
「どうした、いきなりしゃがみ込んだりして?」
「触るにゃっ!」
僕が慌てて駆け寄ろうとすると、激しい叱責が帰ってきた。
「お前、俺の怪異としての特性を忘れたかにゃん?」
いや、そういう訳じゃあ無いけれど。
「大丈夫にゃ、ちょっと眩暈がしただけにゃん。
今日はさっきから少し調子が悪いのにゃ」
そう目の周りを手で覆ったまま続けるブラック羽川。
「大丈夫なのか、それならいい」
「にゃん」
「ただな化け猫、後学の為に教えといてやるが、そういう時には決まった言い方、
定型文って言うものがあるんだ」
「にゃ、そうにゃのか?」
「ああ、そういう時はさっきのお前みたいに言うんじゃなく、こう蹲ったまま、
が・・・あ・・・離れろ・・・死にたくなかったら早く俺から離れろ!!
って叫んだ方がいいな」
「ふむ、成る程わかったにゃ」
「じゃあちょっとやってみろ」
「が……あ……離れるにゃ……死にたくにゃかったら早く俺から離れるにゃ!!」
こんな僕の馬鹿なフリに、ノリノリでブラック羽川は応じてくれた。
ただまあ自分で面白がってやらせておいてなんだけど、春休みの時の自分を思い出して、ちょっとブルー。
あの時は僕と羽川の立場が逆だったなあ。
でも、僕の場合も、この化け猫の場合も、割と冗談や妄想では済まされないんだよな。
「ともかく話を戻すにゃ……
ええっと何処まで話したか忘れちまったにゃん」
確かに脇道にそれすぎたかもしれないな。
もう原因はなんとなく想像がついていたけれど、
まだはっきりとは、今回黒羽川が現れたストレスの原因を聞いた訳では無い。
しかし今回、ブラック羽川が割と馬鹿成分を押さえて喋ってくれているので、
大変有難い事に、話は前回より速く進みそうではある。
というか僕の方が邪魔しすぎだった。
「確かご主人がこの間店で水着を選んでいた時、
気に入ったやつが胸が大きすぎるせいで買えにゃかった事で、
ストレスが溜まった話をしていたんだったかにゃ?」
「お前はどんな記憶力をしてるんだ、絶対にそんな話では無かったぞ。
しかしどんな些細な事が原因になって、またそれが解決の糸口になるとも分からないからな。
可能な限り詳しく話せ」
「いや、違ったにゃん。お前とお前の彼女が、
ご主人に仲良く見せ付けてくれちゃってるけど、
今回はお前らのせいじゃなくて、ご主人の自業自得だっていう話だったにゃん」
ガッテム!
誰だコイツの知能が上がって有難いなんて思った奴は!
今ものすごく大切な、本来なら手に入る筈だったかけがえの無い物を無くした気さえする。
……なんかこんな事ばっかり考えてると、
本当に僕の方がこいつより断然馬鹿なんじゃないかと思えてくる。
インテリジェンスドレイン、会話した相手の知能を吸い取る能力だろうか。
――どう考えても僕が一人で馬鹿なだけだった。
半年後には大学受験すら控えているというのに。
「まあそういう訳で、今回の事について俺はお前を責める気は無いんだにゃ」
そう言ってまた一歩分、ブラック羽川は僕との間合いを詰めた。
「それじゃあ一体、何の用だって言うんだよ。
あそこに立っていたのは明らかに僕を待っていたんだろう?」
「協力、して欲しいにゃ」
「協力だって? 前回もそうだったと思うけれど、
ストレッサーの僕自身が羽川の為に出来る事なんて何も無いと思うぞ。
それとも、また前回みたいに死んでくれ、とか言わないだろうな」
「言わないにゃ。今回はお前だけが出来る、お前にしか出来ない仕事があるんにゃん。
だから協力して欲しいにゃ」
「だから、何に協力しろって言うんだ。
話が中々進まない理由の一端は、今回は僕にも少しはあるんだろうけど
それにしたってさっきからお前はもったいぶり過ぎだぞ。
もうズバッとここらで確信に迫ってくれ ――!!」
ブラック羽川はそんな僕の言葉を無視するように、突然自らスカートの裾を持ち上げた。
「な、な、なっ」
しかも羽川の体は、その下に何も身に付けてはいなかった。
何にも遮られる事無く、むき出しの下腹部があらわになる。
「何をしているんだお前はっ! 早く隠せ!」
「まあ聞け人間。
ご主人はにゃ、この間生まれて初めて自慰をしたにゃ」
「は?」
「最近お前と、お前の女の惚気っぷりに当てられて、嫉妬心もそうにゃが、性欲の方が我慢の限界だったにゃ」
「僕は断じて羽川の前でそこまで惚気てなんかいない」
いくら僕でも、それくらいの事は心得ている。
ていうか、性欲を煽る惚気ってどんなレベルのものなんだよ。
「にゃ、確かにお前やあの女が意図して惚気ていたわけでは無いかもしれないにゃ、
でも察しの良い、いや良すぎるご主人は、
ただそばに居るだけでお前ら二人が前日、何をしていたかにゃんて判ってしまうにゃ」
「そんな」
「今日だって、ただ勉強をしていたわけじゃあにゃいだろう人間?
そう俺が自信を持っていえる位、お前からあの女の匂いがするにゃん」
――図星、だった。
朝10時に戦場ヶ原の家に着いたあと、確かに最初は勉強をしていた。
が、最近ではほぼ毎回振舞ってくれるようになった夕食を7時ごろに食べ、
食休みをしている時にちょっと魔が差して……。
「だからそんにゃ顔をするにゃ人間、俺はお前を、お前らを責めるつもりはにゃいと、
さっきから言ってるにゃ。
今回の事はご主人が悪い、それは他ならぬご主人が一番よくわかってるにゃん。
ただにゃ、それでもお前に少しでもご主人に対して申し訳ない気持ちがあるなら、
協力してくれにゃいかにゃ?」
そう言ってブラック羽川は思わせぶりに、
まるでこちらに何かを期待しているかのような媚びた素振りを見せた。
「だから、一体何を……」
「ご主人はにゃあ、お前を思って自慰をしているにゃ」
言いながら猫は、自らの秘裂を人差し指で浅くなぞって見せた。
羽川の中から出てきた指先は僅かに糸を引き、そのまま僕に向けられる。
結果僕の目の前に、羽川の少し濡れた人差し指の指先が突きつけられる形になった。
「でもその後に、ご主人は凄く後悔するにゃん。
罪悪感、と言ってもいいかもしれないにゃ」
いや、しかしさっきからこの色ボケ猫はエロ過ぎるだろう。
こちらに指を向ける際に、スカートの裾は元の位置に戻ってはいたが、
僕の網膜には、先ほどまで無防備にさらされていた羽川の下半身の映像が、
ソコに這わされた羽川自身の指の情景が、完全に焼きついたまま離れない。
大変申し訳ないんだけれど、今僕は会話どころではなかった。
「今回のストレスはその罪悪感によるものでもあるにゃ、
ご主人はついさっき、3日連続でお前を使って自分を慰めた罪悪感に襲われて。
それでもその行為を止める事が出来ないくらいの、強い性欲にも悩まされていたにゃ。
まあ後者は俺と同化しかけているせいと、いえにゃくも無いんにゃけど」
「どういう事だ?」
「発情期にゃん。
お前等が俺のことをさんざん色ボケ猫と呼んでくれていたけど、俺自身、それは否定しないにゃ。
確かに猫である俺に、そういう特性が無いとは言えないにゃん」
「発情期」
羽川の発情期。羽川さんが発情期。今、羽川さんは発情期!!
「発情期は辛いんにゃ、体が常にうずうずして。
たまらなくなったご主人は、勉強中にも関わらず自分の勉強机の角にココを押し付けて体を……、
どうしたにゃ? いきなりしゃがみ込んだりして」
「いや、大丈夫。
今日は少し頭の調子が悪いんだ。気にしないで続けてくれ」
さっき戦場ヶ原とそういう事をしてきた直後だというのに、
羽川の体やエピソードに興奮してしまって、僕も少し罪悪感みたいな物を感じてはいた。
が、しかしこれはそういったレベルの問題ではない。
だってあの羽川が!
最近多少軟化したとはいえ、未だ委員長の鏡と言って過言ではない羽川さんが!!
「そうにゃのか……?
まあ、それら心身の欲求の板ばさみにあって、結果今俺がここにいるにゃ。
しかも今もまだ、生まれて初めてした自慰の感覚が強烈過ぎて、全然収まらにゃい。
覚えたてだからかにゃ、でもそれを抑えるのもまたストレスにゃん、
そこで、お前を使ったという明確な記憶を持たないまま、
お前の身体で性欲を解消させて欲しいにゃ」
「いや、それは ――」
「もちろん、最後までセックスしろだなんて言わないにゃ、
お前には彼女がいるのはもう判っているし、人の気持ちは変わらない、それはもう判ったにゃん。
それにご主人も、知らないうちに純潔を散らしたくはにゃいだろうしにゃ」
「それで、その羽川のストレスは本当に収まるのか?
その……僕はよく猫の発情期ってのは判らないんだけど、
一時的に性欲を解消しても、それはやっぱり一時的な対処法、
その場しのぎに過ぎないんじゃないか?」
「それでいいんにゃ、俺達の発情期なんてほっといても一週間くらいで収まるものなのにゃん。
ただご主人は俺ら猫と違って、真面目過ぎるが故にストレスを貯めちまってるだけで、
一度きちんと解消してしまえば収まるはずだにゃ。
だから人間、お願いにゃん」
「いや、でも……」
やっぱりそれは、色んな人を裏切る事に変わりは無いから。
最後までするとかしないとか、そういう事じゃない。
少しくらいなら、一回くらいなら、なんてフレーズを。
僕は羽川に許してはいけないんだ。
「すまないにゃ人間」
「え?」
「もう、俺が我慢の限界なんだにゃ」
そう言うとブラック羽川は、もう既に極僅かになっていた距離を詰めるように。
僕に覆いかぶさってきた。
「っ!!」
咄嗟に飛びのく。
ブラック羽川は何かに躓いたかのようにたたらを踏んで、再びこちらに顔を向けた。
「欲しいんにゃ」
ぼそり、と彼女は呟いた。
「お前が欲しいにゃ、人間。
欲しくて欲しくて堪らないにゃ。
お前の事を、舐めて、吸って、しゃぶって、齧って、啜って、飲んで、食んで、
俺をお前で満たしてしまいたいにゃ」
彼女は鬼気迫るものを感じさせながら、どこか弱弱しくそう続けると。
にゃあああああああぁぁぁぁぁん。
と、一つ。
喉を大きくさらして鳴いた。
その姿はただの発情したメス猫そのもので。
とても淫らで、とても卑猥で、とても浅ましく。
そして、とても美しかった。
ゆらり。
両手を、いや前足を地面に付けて、
ブラック羽川はこっちをにらみ付けた。
「不味い、おい忍起きてるか」
「なんじゃ、起きておるよ主様」
影の中から声が返ってくる。
「なんじゃって、助けてくれないか」
「何をじゃ?」
「何をって……」
「いや、こう言っちゃなんじゃがな、主様。
儂は正直今回はあ奴の言い分が正しいと思うぞ」
「そんな……!」
一体何を言い出すんだ忍は!?
そんなこっちの会話をお構い無しに、ブラック羽川が突進してくる。
「くっ……」
右へ左へ、下がりながらその被い被さるような突進をかわす。
最後に忍に血を吸ってもらったのは……、5日位前か。
フルパワーにはほど遠い、が何とかかわせてはいる。
さっきからブラック羽川は何度も飛びかかってはくるが、その跳躍は僕まで届かず、
その都度つんのめるように僕の目の前に着地していた。
正気を失っているからだろうか、
あるいは欲望ばかりが前に先行して、体がそれについていっていないのか。
それともさっき頭を抑えていたのが何か関係しているのかも知れない。
「いや、お前様よ、少し冷静になってみないか?
ここは奴の言う事を聞いておいた方がいいのではないかと思うがの。
お前様がいったい何を嫌がっているのか、儂にはさっぱりわからんのじゃが」
再び影の中から声が響いた。
「僕は戦場ヶ原を裏切れないっつってんだ。それくらいわかれっ!」
「そんなもの、お前様が言わなければばれないじゃろ?」
何を言っているんだこの馬鹿は、という口調の忍。
「そういう問題じゃない」
「そういう問題じゃろうて、まあお前さんだけは辛いかもしれないが、それだけじゃ」
「いやそんな――」
「お前様ひとりが抱え込めば済む問題ではないか、今まで散々あの二人には甘えさせて貰ったんじゃろう?
それに今更この程度の行為を浮気だ何だ等と言える程、お前様のあの女以外に対する態度は、頑なじゃったか?」
「忍……」
「お前様がそんな秘密を一人で抱え込むのは嫌だと思うなら、あの女に打ち明けてもいいのではないかの。
最近あのツンデレ娘は何だかんだで丸くなりおったし、
しかもその猫の入れ物の人間を苦手としておったじゃろう?
案外怒ったりはしないと思うがの」
そうなのか?
今僕が悩んでいるのは、僕自身の我侭なのか?
「それでもお前様がどうしても辛いというのなら、儂が出て終わらせてやってもいいがな。
しかしそれでは前回と同じ、それこそその場しのぎ、またこうして直ぐにこの色ボケ猫が現れる事になるじゃろうな。
儂が吸い出せるのは怪異であって、ストレスの原因ではないからの。
まあどちらにした所で、儂は主様の意思に従うまでよ」
「……」
「大義名分が無ければ女一人抱けんか、主様」
「ぐっ……」
ここは羽川の為にやるしかないのか?
……、いや違う。
そうやって人の為と偽って、他人を理由にして責任をなすりつけるのは駄目だ。
人の為なんて、そのフレーズこそが偽物そのものじゃないか。
――他人に理由を押し付けて、それでどうやって責任を取るというんだ。
まったく、火憐ちゃんの事をとやかく言えないじゃないか阿良々木暦。
僕は覚悟を決めて近場の公園に駆け込む。
なるべく人通りの少なそうなところが他に思いつかなかったのだ。
ド田舎だからな、夜中に公園でたむろしているような若者も居ない。
いや、小学生の女の子が、もしかしたら居るかもしれないが。
あいつは何だかんだで心得ている奴だから、
事情を察してみて見ぬふりをしてくれるだろう。
入り口を抜けて、僕は追いかけてきたブラック羽川を待ち構える。
「ふーっ、ふーっ」
ブラック羽川は、僕よりもはるかに息を切らしていた。
おそらく体力によるものではなく、興奮によるものだろう。
「おい色ボケ猫」
呼びかける、しかしブラック羽川は返事をしない。
「お前が大人しくしているというのなら、僕はお前に協力しようと思う」
「にゃんだと?」
「とは言っても、お前のエナジードレインは危険だからな、
必要以上に僕に触れないと約束してくれるなら、という条件付きで協力してやるって意味だ」
「わかったにゃ、わかったから早くするにゃ」
そういうと羽川は先ほどと同じように、自らのスカートをたくし上げる。
再びむき出しになった秘裂は、先ほどよりも遥かにドロドロに濡れていた。
「いくぞ」
僕はおっかなびっくり、その柔肉に触れた。
「にゃぁっ」
それだけで体を震わすブラック羽川。
くぷりくぷりと、入り口が何かを求めるように小さく開閉を繰り返している。
ゴクリ、と唾を飲み込みながら、浅く指をそこに差し込んでみた。
「ふにゃぁぁぁん」
ぐちゅり、と大きく水音が耳に響いた。
人差し指の第一間接が入ったか入らないか位しか中に入れてないのに、
そのまま吸い込まれてしまいそうな感じがする。
いや、現に精気を吸い取られているのか。
そのままの深さを維持しながら、淵をなぞるように回転させる。
10週目に入った辺りで、既に拳が羽川の中から溢れた液体でびしょびしょになってしまった。
「はあ、はあ、はあ……」
僕もさっきのブラック羽川と同じように息が荒くなってくる。
「にゃぁぁ、にゃぁん」
ふと気付くと、ブラック羽川が自分で腰を回していた。
快感をむさぼる為に、刺激を強める為にだろうか、腰が僕の指とは逆回りに回転している。
「うわっ」
いきなり僕の頭に羽川の手が載せられ、顔をそこに押し付けられる。
「おいっ、手を離せ化け猫っ!」
急に触れている面積が増えて、持って行かれるエネルギーが一気に増す。
「すまにゃい人間、でも舐めて欲しいにゃ」
そういうとブラック羽川は僕の頭から手を離してくれた。
「わかった」
僕は羽川の腰を両脇から抑えて、ソコに口付けた。
「にゃっ」
そして舌を秘裂の中に差込み、可能な限り中を舐る。
すると中から凄い量の体液があふれ出してきた。
「にゃっ、にゃ、にゃぁぁっ」
それを思い切り吸いあげる。
「にゅうううぅぅ」
ガクガクと抑えている腰が揺れる。
僕は目の前で震えていたクリトリスに、鼻を押し付けた。
「っーー――」
音にならない叫び声をあげて、ブラック羽川が大きく体を反り返らせた。
「おっと」
そのまま気を失ったように崩れ落ちたブラック羽川を抱きとめる。
うっ、気づかない内にかなりエネルギーを持っていかれてしまったようだ。
僕のほうも一瞬立ちくらみをおこしそうになる。
近くのベンチまで気を失った彼女を運ぼうとした所で、
ぱちり、とブラック羽川が目を開けた。
「おい、大丈夫か?」
「駄目にゃ」
「えっ」
「足らないにゃ」
そういうと、ブラック羽川は一瞬で、僕の上着を引きちぎってしまった。
かなり無理やりだったからか、少し肌も爪で引っかかれてしまい、出血する。
「おい約束が違うぞっ」
「もうちょっとだけ、もう少しだけにゃ」
そういってブラック羽川は僕にのしかかると、自分の上着も脱ぎ去ってしまった。
馬乗りになった羽川は、今度は僕の下半身の衣服を脱がしにかかる。
「おい止めろっ! 何暴走してんだっこの馬鹿猫!」
声を荒げては見るものの、エナジードレインのせいで抵抗しようと動かそうとする体がめちゃくちゃ重い。
何も出来ないまま、ほぼ全裸にされる。
「うっ……ぁぁ……」
やばい、服が無くなった事でエナジードレインの効率も跳ね上がった。
このままじゃ、死ぬ。
「つめが甘いのう主様」
ぬめり、と忍が僕の影から姿を現し、
ブラック羽川に噛み付く、がしかしそれはすんでの所で羽川に回避されてしまった。
大きく僕達とブラック羽川との距離が開く。
「くっ、面倒じゃのう」
「忍、助けてくれるのか?」
「当たり前じゃ、感情うんぬんを抜きにして、お前様を放っておいたら今のは死んでおったぞ?
もう少しお前様は警戒心を持つべきじゃな」
「ありがとう、忍」
「ふんっ、だから自分の心配をしておれ」
さて、忍が味方についてくれたはいいがまだ安心は出来ない。
前回と違って、今回ブラック羽川はあっさりとやられてはくれなかった。
つまり今回は忍に血を吸われる事による解決を、ブラック羽川は望んでいない。
そもそも今回のストレスは動物としての欲求から来るものだった。
今その場しのぎでストレスのみを解消しても、その原因を絶たなければ直ぐに再発する。
ブラック羽川の言葉を信じるなら、3日。
しかしそれよりも先ずは相手を無力化する事を考えなくてはならない。
互いの戦力を分析すると、今回はあまり勝算が高いとはいえないのだ。
完全な不意打ちでなかった事もあり、さっきの奇襲は失敗した。
そもそもエナジードレインを考慮しない、純粋な体術、身体能力では向こうの方が勝っているのだ。
本気で抵抗されたら、今のブラック羽川を取り押さえるのは、割と骨の折れる作業である。
「少し本気を出すぞ、お前様」
そういうと忍はぴょん、と立っている僕に抱きつき傷口に牙を立てた。
「ぐっ」
静止する暇も無かった。
まあついさっき結構エナジードレインをされてしまったため、
こうでもしないとただのお荷物なのは分かっているんだが。
「んっ……」
不味い、唯でさえ弱っている所に血を吸われてしまったためか、何時もより立ちくらみが早い。
いや、というか血を吸う勢いが何時もより速いのか。
緊急時かつ時間が無いため荒っぽくなっているのかもしれない。
「主様よ、儂の血を吸え」
「は? いやそんな」
「つべこべ言うとる場合か! あの色ボケが来る前に早くするんじゃ」
「分かった」
春休みの時したように、僕は忍の首に歯を立て失った血を補うように忍から血を吸った。
その間も、忍は再び僕の首に牙を立て、血を吸い続けている。
「……!?」
そうしているうちに忍の体が大きくなっていった。
どういう事だ?
ふとそうして血を吸いあっていると、忍の肩越しにブラック羽川が突進してくるのが見えた。
僕が忍にそれを伝えるより早く、忍自身が振り向き、その勢いを利用して羽川の体を投げ飛ばす。
「ふぎゃっっ」
地面に叩きつけられためか、ブラック羽川の鳴き声があがった。
「おい、あんまり無茶するな。羽川の体なんだぞ!」
「本当に面倒な相手じゃのう、じゃあどうしろというんじゃ」
「どうしろって……」
確かに、本気で抵抗している怪異、しかも触れるだけで相手の精力を奪う相手を
怪我をさせずに無力化するなんて、無茶な事かもしれない。
しかしだからといって羽川に大怪我をさせる訳にはいかない訳だが。
「ってか、忍。その姿はいったい……」
「ん、これか?
言うまでも無い事じゃがな、儂はお前様の血を吸えば吸うほど元の吸血鬼に近づいていくのじゃぞ?
姿形とて、その例外ではないわい」
そうだった。
忍はやろうと思えば今すぐにでも、僕の血をそれこそ僕が立ちくらみどころか気を失う位に吸えば、
元の吸血鬼としての存在に戻る事ができるのだ。
今まで、例えば神原と戦う前に血を吸ってもらった時だって、かなり加減をさせていた。
故に外見の変化は無かったがこれくらいの勢い、量の血を吸えば、その限りでは無いのか。
15、6歳位、身長でいうなら月火ちゃんと同じくらいになった忍は、
再度向かってきたブラック羽川を再度受け流すように投げ飛ばした。
学習したのか今度は地面に叩きつけられる事無く、化け猫は綺麗に着地をきめる。
そもままもう一度向かってくるかと思ったが、
二度の攻撃をさばかれ、このままでは勝ち目が無いと判断したのか、
ブラック羽川は公園に多数ある遊具の中に身を隠した。
「奇襲でも狙っておるのかの」
忍が辺りの気配を探りながら呟いた。
どうだろう、あの猫にそんな余裕はあっただろうか?
そもそもどうしてブラック羽川はいきなり暴走し初めたんだ?
性欲が溜まって、今回ブラック羽川は現れたのではなかったのか?
それなら多少とはいえ、その性欲を解消した直後に暴走するのはおかしいのでは無いだろうか? ――
「おいっ、何をぼーっとしておるっ!!」
「! しまっ!」
思考に気をとられていた僕に背後からブラック羽川が飛びかかってきた。
避けるまもなく、再び組み伏される。
「馬鹿者っ!」
忍はそう叫ぶと、片方の手の爪をむき出しにして振り上げた。
「止めろっ!」
今、忍は羽川ごと怪異を退治しようとしていた。
「しかしお前様」
「いいから、絶対に羽川を殺そうとするんじゃないっ!」
言い争いをしているうちに、せっかく回復したエネルギーを持っていかれた。
ブラック羽川は僕に体を密着させるように、こすり付けるように体を動かしている。
僕と羽川の、むき出しの肌同士がこすれ合った。
そしてさらにブラック羽川は自らの秘部に、僕のペニスを挿入しようとしてきたので、
すかさず片膝を立ててそれを阻止する。
そんな僕達の間に忍は手を入れて、とにかくブラック羽川の体を僕から引き剥がそうとしていた。
しかしそうする忍も少なからずエネルギーを吸い取られているはずである。
今、忍が無防備な羽川の血を吸ってエナジードレインを始めてしまうと、
一番先にエネルギーが枯渇するのは僕だろう。
忍にもそれは分かっているらしく、なんとか僕と羽川の間に体を割り込ませようとしている。
一か八か、僕は羽川の肩口に歯を立てた。
「にゃあああっ」
たまらずといった感じでブラック羽川の体が一瞬僕から離れる。
その隙に忍が僕と羽川の体の間に割り込ませた。
忍のように怪異を吸い出すなんて事は出来ないけれど。
多少吸血鬼に近くなっているので、さっき忍に対してしたように血を吸うことはできる。
ギリギリ、エナジードレインの勢いではこちらが負けているだろうか? ほぼ拮抗している感じだ。
でもこの状態でなら、忍に加勢してもらえばあっさり均衡は覆る。
「あむ」
!?
いきなりブラック羽川に、耳を食まれた。
そのままちろちろと舌を這わされ、クチュクチュという音が脳内にこだまする。
そんなことをされたせいか、急に羽川も僕もほぼ全裸だという事実が脳によみがえってきた。
生死の境をさまよっているというのに、血を吸わないといけないのに、
僕の思考を被っているのは、羽川の体からする甘い香りだとか。
僕のふくらはぎにこすり付けられている、未だ体液を吐き出し続けている羽川の秘裂だとか。
「欲情しとる場合かたわけっ!」
忍の叱責。
いやそりゃそうなんだけど。
てゆうか忍、お前のせいでもあるんだぞ。
なんだかたゆんたゆんしている二つの膨らみが、羽川のそれとぶつかり合って、
二人分の膨らみ同士が淫猥に形を変えて僕の視界の端で踊っているのがいけない。
なんか位置的にいい感じにかみ合って、羽川のブラと忍の服の描く境界線が、
山、谷、山、谷みたいになってるし!
「馬鹿者がっ」
そう叫ぶとなんと忍は、羽川との体の隙間から手を伸ばし、乱暴に僕のペニスをしごきはじめた。
「おい何をっ」
ぐにゅぐにゅと、さおの部分から先端にかけてを、かなり乱暴な手つきでいじられる。
痛みを感じるくらいの強さだったが、それすらも頭に血が上った僕には快感でしかない。
「何考えてんだ忍っ!」
「それはこっちの台詞じゃっ!」
言い争いの間も、忍の指は忙しなく動き続けていた。
人差し指が裏の筋を下から上になぞり、親指か円を描くように先端部分をなぶり、
ときたま他の指が全体をしごくように僕のペニスをねぶった。
加えてさっきから続いている桃源郷のような光景も相まって。
僕はあっけなく忍の手の中に性を吐き出してしまう。
「はぁっ、はぁっ」
肩で息をする僕。
「少しは頭が冷えたか!」
いや、まあ冷えたけれども。
冷えたけれどもっ。
僕はなんとなく泣きそうになるのを堪えて、思わず離してしまっていた羽川の肩口に、再び歯を立てると血を吸いはじめた。
忍も、反対側の肩に噛み付きそれに続く。
「にゃああっ」
劣勢に気がついたのか、羽川は僕らを振りほどいて再び距離をとった。
正直、あの素早さでヒットアンドアウェイの戦法で戦われたらかなり面倒だ。
こっちには既に、そんなに長時間戦えるほどの体力は残っていない。
それとは別に、先ずは原因である。
距離の離れたブラック羽川に、僕はさっき感じた疑問を問いかけた。
「おい猫! 一体どういうつもりだ。お前は性欲をもてあましていたんじゃないのか?」
なのにどうして、解消されるどころか、急に我を忘れたように僕に襲い掛かったりしたんだ。
「やっぱり結局はお前なんだにゃ」
興奮を隠し切れないといったふうに、しかしどこか冷たさを感じさせる声でブラック羽川は続けた。
「お前への想いが、不安が、つのりに募っていたのが原因だったにゃ。
俺が出てきたのはもちろん性欲が引き金ではあったけど、結局お前が原因である事にかわりはないにゃ」
僕を睨みつけるブラック羽川。
「あの女と付き合いだしてからも、お前はご主人に対して、他の女に対して、態度を全然変えにゃかったにゃ。
お前がそういう奴だっていうのは、ご主人だって理解していたにゃん。
けれどここ最近特に目に見えて、お前はお前の彼女と仲良くなっていったにゃ。
この前ご主人がお前の身内を助けた時だって、結局最後お前が頼ったのは、あの女の方だったにゃん」
「あの時は羽川を選ばずに戦場ヶ原を頼ったっていう訳じゃない、
あれは結局うちの妹と、戦場ヶ原の家族としての問題だったわけで――」
「そんにゃ事はどうでもいい、関係無いにゃん。
ご主人としては、とにかくお前に頼られていたいんにゃ。
そうでないと、お前の近くに居る事が出来ないにゃん。
そんな風に悩んでいる時、偶然運悪く、俺の発情期と重なったにゃ」
「そんな」
そんな事を考えていたのか、羽川は。
僕のそばに居る為に。
たとえ彼女でなくとも、友達として僕の近くに居る為に。
僕に頼ってもらわないと、僕のそばに居てはいけないなんて。
そんな悲しい事を考えていたのか、お前は。
全然人の事を言えないじゃないか羽川翼――!
僕の家庭教師をしてくれている戦場ヶ原と僕が仲良くなっていくのを一番近くで感じていたのは、
もちろん当然のように、僕のもう一人の家庭教師である羽川だった。
――1から10まで、全てその女の仕事だにゃ。
そうブラック羽川は言った。
それが家庭教師としての意味合いだけでなく、もっと大きな意味での居場所としてのニュアンスを含んでいたとしたら。
羽川の悩みは、どこか怪異のそれを思わせるものであった。
「ご主人がはっきりお前を諦めないのと同じように、お前もご主人に、現に今だって優しすぎるにゃ。
お前がはっきりとご主人と距離を置いてやれば、ご主人もこんなに中途半端な立ち位置に悩んだりはしなかったにゃ」
「それは重々承知してる。ごめん。
けどな化け猫、いや羽川。僕はそれでもお前と友達でいたいんだ」
「……本当に、お前は我侭な奴だにゃん。」
「ああ、自分でもそう思うよ。
だから悪いけど、今回も荒っぽい方法で解決させてもらう」
僕がそう言うと遠くから僕を睨みつけていたブラック羽川は、ふいに再び手で目を覆うようにしてうつむいた。
泣いているのか? それとも、またさっきの頭痛か?
いや違う、さっきも頭痛とは言っていない。
目を押さえている……目?
――そうか。
「主様、このままでは不味いんではないか? 正直アレを無傷で抑えるのは少々無茶だぞ。
ここは多少あの女に怪我をさせてでも」
確かに僕も忍も、さっきの組み合いで精力は3割くらいといった所まで減らされていた。
対して向こうはその吸収分でほぼ全快である。
しかし。
「大丈夫、何とか突破口は見えた。
僕が隙を作るから忍はあいつの体を抑えてくれ」
なんて不敵に笑う僕に対して、もう本日何度目かも分からないブラック羽川の突進。
その四つ足をまるで本物のケモノの様に駆使して駆け抜ける速度は、
とても人間や、多少ドーピングした程度の僕に対応できるようなものでは無い。
が、その攻撃に対して僕は、少し体を後ろに下げるだけ、
ただそれだけで完全にブラック羽川の覆いかぶさるような突進を避けた。
「にゃっ!?」
すかさず忍が、飛び掛ったモーションのまま一瞬無防備になっていた羽川の体を馬乗りになって抑える。
そして僕がなるべく羽川の体に触らないようにしながらその首筋に噛み付いた。
ブラック羽川の悲鳴が上がる。
「にゃあああ、にゃあああああっ」
こんな事が出来たのは僕に彼女の動きが完全に見えていたから、というわけではなく、
今のブラック羽川側の視力、遠近感の方に理由があった。
いめちぇん。
羽川が髪を切り、眼鏡を外したことは、ブラック羽川にも分かっていたんだろう。
しかし彼女は、眼鏡の代わりにコンタクトレンズが目に入れられている事に気付かなかった。
もしくは、分かってはいたがそれを外す事が出来なかったのだろう。
幼いころから図書館に通いつめていた羽川は、かなり近視が進でいたらしい。
その為眼鏡、コンタクト共に度の強いものを使っている。
度の強い近視用のコンタクトレンズ。
遠くの物に焦点が合わない症状を緩和する為、
目に入る光の屈折角を調節して、遠くにある物を近くにある物と同じように見るための道具。
それを正常な視力の持ち主がつけたらどうなるか。
前回前々回共に、ブラック羽川が現れた際、眼鏡は外されていた。
もちろん、ブラック羽川自身が外したのだろう。
視力が正常な人に対し、そんな物は視界を妨げるだけの邪魔物に過ぎない。
さっきから度々ブラック羽川が立ちくらみのように目を押さえていたのは、
決して邪気眼や頭痛なんかではなく、
合いもしないコンタクト着用による、目の疲れを訴えていたのだった。
「ごほっ」
羽川の血を吸ってはいたが、口の中に血が溜まってむせてしまった。
やはり本物である忍のように、上手くは出来ない。
「忍も、もういいよ」
僕と同じように血を吸っていた忍に止めるように言う。
さっきから羽川の血を吸いすぎたような気もするし、
見るともう殆ど元の羽川の髪色に戻っていたので、これくらいで十分だろう。
僕は羽川の首元から口を離すと、出血していたそこをハンカチで拭いてやる。
「お前は」
もう、体を起こす気力は残っていないのか、
ブラック羽川は顔だけをこちらに向けて言葉を紡ぎ始めた。
「お前はどうしてそんなに誰にでも優しいにゃ」
「何だよ、またその話か?」
「阿良々木君は無自覚に他人に優しくし過ぎるにゃ。
お前に本当に好きな人がいるのはこの前も聞いたけれど、ちゃんとその人を他の人と差別してる?」
口調がだんだんと羽川のそれに戻りつつある。
「ちゃんとしてるよ」
僕はそんな猫耳の生えた羽川の頭を撫でながら答えた。
「確かに僕は戦場ヶ原だけじゃなくて、お前の事も好きだし、近所の小学生や、戦場ヶ原の後輩、妹達やその友達、
いつも一緒に居る吸血鬼の事も好きだと思う。愛しているのかもしれない」
「それの何処が差別してるっていうのよ?」
「まあそうなんだけど、でも僕が愛を受け取るのは、受け取る事が出来るのは、
戦場ヶ原ひたぎだけなんだ」
僕は皆大好きで、周りからは誰にでも気があるように見えているのかも知れないけれど。
いざ戦場ヶ原以外の人から好意を向けられても、僕にはそれを受け取る事は出来ない。
精々、オタオタと戸惑う事ぐらいしか出来ないだろう。
どうしてなんて問われるまでも無い。
自分で認めるのは嫌だけれど、つまり僕という奴は、そんな都合のいい我侭な男だと、
ただそれだけの事だった。
後日談というか、今回のオチ。
あのまま気を失った羽川と自分の分の衣服を回収し、色々と事後処理をすませたのが金曜の深夜。
翌土曜日は羽川が僕の勉強を見てくれる当番だったのだが、彼女の体調不良という事でお休みだった。
まあ、あんな事があった後だし、前回と違い、
かなり体に無理のかかる運動を、羽川の体はしていた訳で当然と言えば当然。
ちなみに今回も羽川の記憶は失われていたようだったが、ただそれも内容が内容。
羽川の演技なのかもしれなかった。
しかし今は夏休み、曜日の概念なんてあって無い様なもの。
土曜日に勉強が無かった事実が戦場ヶ原に知れて、
今日、8月4日日曜日は彼女の家で急遽勉強することになった。
特にこれといった理由も無く、二日連続で勉強を休むこと等許されないらしい。
午前9時50分、何時もどおり僕は戦場ヶ原家のチャイムを押した。
「開いているわ、阿良々木君」
中から戦場ヶ原の声がしたのでドアを開けると、見知らぬショートカットの少女が僕を待っていた。
「…………」
「どうしたの、阿良々木君? そんな所に突っ立って」
見知らぬ少女、いや戦場ヶ原はそんな僕の様子を気にする風でもなく、勉強道具を広げ始めた。
「あ、ああ」
ギクシャクと、僕は戦場ヶ原の向かいに腰掛ける。
いや、めっちゃ可愛いんだよ?
シャギーの入った前髪は意外な程よく似合っていたし、
ロングだった髪がショートになった事により首及びうなじ周りが露出し、物凄く魅力的だった。
だったんだけどさ。
羽川とああいう事があった後、最初のコンタクトで彼女の髪がばっさりと切られていたというこの状況は、
何だか深読みさせるだけのインパクトがあった。
戦場ヶ原に金曜の事はまだ話していない。
正直、僕としてはどちらにしようかかなり迷った。むしろ今も迷っている。
今回の羽川のストレスの原因は、一度3人で話し合うべきものの様な気もするし、
今度三人の都合がつく日にでも打ち明けようかと思っていた。
だから、僕にやましい気持ちは無いんだけれど。
でも例えば、こんな複線あり得ないんだろうけれど、あの髪の長さが僕の寿命を示唆するものだったりしたら。
つい一昨日まで腰まであったそれが、今や首筋に届くかどうかである。
今僕の人生はどの辺りなんだろう。
もしかしたらもう盆の窪の辺りだったりするんだろうか――。
「阿良々木君」
自分の世界に入ってしまっていた僕を戦場ヶ原が呼び戻した。
「流石に反応待ちだったのだけれど」
「あ、ああ」
「さっきからそればっかりね。もしかしてあまりお気に召さなかった?」
そういって毛先をいじる戦場ヶ原。
「いや、そんな事は無い。凄く似合ってるし、その……可愛いよ」
あれ、自分の彼女に可愛いって言ったの何時以来だっけ?
「本当? どの辺りが似合ってる?」
そういうと、戦場ヶ原はテーブルを乗り越えて僕の前に顔を突き出してくる。
「どの辺りって……」
髪型を変えてどの辺りって言われても。
おっかなびっくり、さっきまで戦場ヶ原が弄っていた前髪の先に触れる。
うわっ、すっげえドキドキする。
辺りの音がやたら五月蝿く感じられるし、視野もどんどん狭くなってきた。
戦場ヶ原の方も僕の手を避けるどころか、目を伏せて僕に髪を突き出すようにしてくる。
「他には?」
「あとは、うなじとか」
言いながら僕は戦場ヶ原のうなじに手を回す。
そうしても、戦場ヶ原は無防備に目を閉じたままだ。
――、本当に最近の戦場ヶ原は丸くなったなぁ。
髪型はギザギザになったけれども。
僕はその目を閉じたままの戦場ヶ原の後頭部に手を回し、自分の顔を近づけ――
「ちょっと、阿良々木君も戦場ヶ原さんも電話にも出ないし、チャイムにも出ないけど何かあっ……」
玄関の戸を開けた、羽川と目があった。
え、何々どういう事?
「羽川さん、一体どうしたの?」
珍しく動揺している戦場ヶ原。
「私が休んだ分の埋め合わせを、戦場ヶ原さんだけにさせるわけにはいかないと思って、
二人共に連絡したけど両方共から連絡が帰ってこないから」
そういえば、さっきから着信音やチャイムがなっていたような気がしたけど。
「へえ、ふうん。
勉強と称して二人は普段そんな事をしてたんだ。これはちょっと、三人で相談する必要があるわね」
「ちょっと待って羽川さん、これは違うの、今日は少し浮かれていただけで……」
「全くそういう事をするなとは言わないけれど、今日は勉強をするはずだったんでしょう? 戦場ヶ原さん」
言い訳を許さないと言った風な羽川の雰囲気に負けて、
僕達は三人で机を囲むことになった。
――この後、僕達三人は3時間にも渡る『相談』、話し合いを行い。
その協議の末、戦場ヶ原は暫くの間僕の家庭教師の資格を剥奪され、盆が終わるまでの間父方の田舎へ強制送還。
僕はその間、羽川一人に勉強を見てもらう事になった。
なんだか、今戦場ヶ原と長時間会えなくなるのはかなり寂しいんだけど、
羽川の言う事は本当に尤もだったので、反論する事は出来なかった。
こうする事によって、羽川のストレスは溜まりにくくなるのかもしれない。
それとも、僕と一緒の時間が増えて逆にストレスが溜まってしまうかもしれない。
でも今回は割りと羽川は自分の思いを抑えずに僕達にぶつけていたし、
羽川自身ストレスを溜め込まないように注意しているのかもしれなかった。
しかしだからと言って、以降ブラック羽川が現れない保障なんて全く無い。
また、もしブラック羽川がまた現れたとしても、僕が再び原因になるとも限らない。
それは家族の事かもしれないし、全く関係ない別の何かの可能性だって十分にあり得る。
まあつまり箱に入れられた猫の生死と同じように、
そんな事、蓋を開けてみないと分からないのだ。
でも、どんな理由で再びあの化け猫が現れたとしても、僕は可能な限りその解決を手助けしようと思っている。
僕は出来るだけ長く、羽川の友達で居続けたいから。
おしまい。
以上で投下終了です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
……どうしてこうなった!
もっと明るくて頭の悪いエロくて甘い楽しい作品を書くはずだったのに。
と、著者自身反省していますので、もし次があったらもっと楽しく面白い話を書くつもりです。
長文失礼しました。
リアルタイム乙
某ラノベで優しいんじゃなくて甘いってあったけどその通りだなぁと思った
まぁハーレム的には問題ないんだけどw
どっかのまとめサイトに載ってるならいざ知らず
2chのレスでの長文があまり目に入れる気にならないのが残念!
457 :
254:2009/10/13(火) 03:09:29 ID:qD6NkIb+
>>454 踊れ!踊らせるんだ!
…ごめん、魔がさしたorz
ねこじゃらしetcでギャグパートを入れるのもありかと…。
俺ぬこ嫌いだからワカンネ
するがスク水の続編
ご期待申しております
>>459 いま、イマラチオのシーンに取り掛かっております…
>>454 本当で原作の穴埋めとしてのSSと文章としてのレベルの完成度が高いです。
再現力・技術力があまりに高い。
正直言ってここまでのレベルだとエロが入りすぎると原作とバランスよく調和
されているSSが崩れてしまうかもしれないですね。
自分としては原作重視でもエロ・創作重視でも、高いレベルでやってくれると
思うんでどちらの方向で進んでくれてもいいと思います。
なぁに、エロはエロでものすごくねちっこくて素晴らしい作品を書かれる作家さんもおられる。
安心して皆自分の書きたいように書けばよろしいかと。
洒落なのかなと思ったけどイラマチオだよ
今のはわざと、つまり酒落に決まっているではないか阿良々木先輩。
>>464つまりこうですか?
阿「おい待て神原、酒の力で婦女子を落とそうとするな!」
神「いや、それは誤解だ阿良々木先輩。私が酒で堕とそうとするのは
阿良々木先輩だけであって、可愛い娘は実力で堕とすのがポリシーだ」
阿「それはそれでタチが悪いなあ!だいたいそんな事で既成事実を作ったら、
僕はお前のことを一生軽蔑しちまうぞ神原後輩」
千「ご、ごめんなさい暦お兄ちゃん」
>>466 普通に突っ込み待ちだったのにまさか乗っかってくれるとは思わなかったぜ
>>466 何故に撫子が出てくる。
と思ったが、このラスボスは強炭酸で既成事実を作ろうとしていたのを思い出した。
千「カ…カルピスと間違えて持ってちゃったから…わ、わざとじゃないよ?
でも、もう缶開けちゃったから…一緒に飲も?暦お兄ちゃん?」
阿「…まあ僕も高校生たるもの酒の一本くらいは流石に経験しておかないとマズいかな」
千「あ、あのね…今、コップ全部割っちゃったから…回し飲みでいい?」
でっていうオチですか
千「ごくっごくっ・・・、もごもご(コップ全部割っちゃったから、口移しでいい?)」
阿「なぁ千石、直接缶から飲んじゃ、駄目なのか?」
千「もごー!(缶から直接なんてお行儀悪いよ!先生に言いつけちゃうよ!?)」
最近の書き手さんのレベルがホント高い
俺も何か長編を書こうと思ったら早速破綻した……orz
せっかくだから小ネタでも
「阿良々木くん、温泉行きましょう」
「ぶっ、マジか!」
「きたないわね、そんな驚くことではないでしょう」
「男としてカップル温泉に期待しないわけがないだろ」
「日帰りよ」
「……いい、行かない」
「湯上りひたぎー」
「…………」
「石鹸の香りひたぎー」
「…………」
「髪の濡れたひたぎー」
「明後日なら空いてる」
「阿良々木くんってちょろいわね」
するがローズやするがスク水の続きはマダー?
変態だこいつら
はやくなんとかしないと……
>>454 誰かも言ってたが流石に長すぎるな。
どうせレス形式では携帯じゃ読む気しないし、20キロオーバーはみんなzipでよくね?
PCで見ればおk
むしろzipのほうが読む気なくす
月火ポリネシアンとか保管庫入ってからはじめて読んだし
携帯(笑)って言われるだけだから無用なアピールはやめたほうがいいんじゃない?
というか釣りだと思うけどさ
本気で言ってるのなら流石にいろんな意味で笑えてくるw
青空文庫リーダーで読むといい感じですよ
つたない拙作も、なにやら名文のような趣きがしてくる
このスレでは原作の作風的に大作になりやすいからね
そういう理由で投下を控える職人さんがいたら悲しいから、
あんまり五月蝿く言わないで個々の職人さんの好きにしてもらえばいいんじゃないかな
上手かろうが下手だろうがスレが盛り上がんないと循環が形成されないし
投下する価値もないほど下手なSSってものもまずない
どんなSSでも糧になります
投下します 大体タイトル通りです。
かれんマウス
「これぐらいがいいのか兄ちゃん?」
「ん、そんな感じ」
「こうすると痛気持ちいいだろ」
「うわ、うわ、おっ」
「そーれ、そーれ、そーれ」
「うぉあ!あ、あ、うー」
「兄ちゃん気持ちいい?」
「気持ちいい……」
「こういうやり方もあるぞ」
「うわ、うわ、そんな事まで!?」
時刻は夜
僕はベッドの上で妹の手管に翻弄されていた。
火憐に圧され握られ揉み解されて
僕は唸って軋んで潰されて
快楽と苦痛と奉仕される悦びに身を震わせながらベッドでマグロのように寝転んでいる。
と、なにか勘違いをされても困るので経緯を説明する事にしよう。
部屋で読書という名のマンガ鑑賞をしていた時だ。
ジュラ紀から眠っていた原人が現代の格闘家と熾烈な戦いを繰広げている内容だ。
こいつらには吸血鬼になっても勝てないだろうなとどうでもいい事を考えてると
突然ドアが蹴り開かれ珍しくジャージじゃないTシャツに黒スパッツ姿の火憐が突入してきた。
ぴっちりしたスパッツを履くと長い足がさらに長く見えてなかなか生意気なもんだ。
髪は大分伸びてきて短めのポニーテールを束ねれるぐらいになってる。
「お礼参りだ!兄ちゃん!」
僕は冷静にお礼参りされるに当たる妹への行為を思い馳せる。
そうすると何故か走馬灯のように幼少からの思い出が流れていった。
中学生小学生幼稚園と遡って流れていき人様に言えない自分でも忘れていたような出来事が幾つも幾つも幾つも幾つも思い当たる。
なんで妹からお礼参りだ!と言われただけで走馬灯が見えるんだよ!
走る馬と火憐は確かに似ている。っていうかそのものだと思う。灯って火も点いてるし。
しかし火憐を表すのに相応しい表現だからと言って走馬灯が見える理由にはならない。
だが過去からの映像はお礼参りされてもおかしくない僕の姿を映し出しており目前に迫る死の恐怖にがたがたと震えが止まらない。
せめて自らの運命を受け入れまいと形だけでもファイティングポーズを構えて徹底抗戦の意思を見せる。
「なにしてんだ。兄ちゃん。おら」
瞬時に、けどなんでもないように僕の構えた腕を手に取りよくわからないよう捻られると勢いよく、ぐるんと引っくり返される。
天上が正面に見えた。
マンガが落ちている床らしき平面が頭上を通りさらに回転した所で
ふわりとなんの衝撃も感じずベッドにうつ伏せで倒されていた。
以前似たような投げを食らって絶息した経験があるけれど今はそれこそ羽毛か綿のように身体は舞って優しくベッドに寝かされた
「ありえねー」
自分で言って何が起きたかはわかっている。わかってはいるが力ですっぽ抜かれたわけでもなく
柔道や合気道といった、そういう一般的武道の範疇を超えた得体の知れない何かに戦慄を隠せない。
なんつーか達人が使いそうな技だがそれを妹が何でもないよう兄に使ってしまうのは設定としていかがなものか。
「よーし、準備できたな兄ちゃん」
そう言って僕の背中に火憐ちゃんが跨ってくると、さながら猛獣に組み伏せられたネズミかウサギだ。小さいとか言わない。
そのまま指と体重が、背中にかかるとえもしれない感覚に変な声をあげた。
「んぅぇ」
あれ、痛くない?
それどころか指先は僕の背中を微妙な力で刺激して気持ちよさすら感じる。
もしかしてこれ、痛みすら感じさせずに絶命させる秘孔を突いたとか?
「お前、いつから北斗神拳まで使えるようになったんだよ」
「何言ってんだ兄ちゃん。あたしのは空手だぜ。暗殺拳なんて使えねーよ」
空手も嘘だろって感じだが否定してくる。
「師匠なら体中の穴という穴から血が吹き出て死んじまうような道場でしか使えないような技使えるけどよ」
「んなもんどこでだって使えるか!」
妹が空手という名の得体のしれない武術を修めているのが不安でしょうがない。
師匠とやらは少年サンデーかチャンピオンの格闘マンガに出演してるような存在なのか?
「冗談だよ兄ちゃん。漫画じゃないんだからそんな事できるわけないだろ」
「そうだな。漫画じゃないんだからできるわけないよな」
怪異や吸血鬼がいるんだから秘孔があってもおかしくないけど。
「せいぜい掌打で口から内臓が全部飛び出るぐらいだぜ」
「そっちのが怖いよ!」
恐怖でマウントから抜け出ようと暴れるが巧みな体重移動で抜け出せない。
「死ぬ、殺される!」
「殺される前に兄ちゃんを守ってやるよ!」
「僕を殺そうとしてるのはお前だ!」
少々重いが、腕を突っ張って妹ごと自分の体を持ち上げようとすると
「落ち着け兄ちゃん」
ざくぅ。
といつぞや聞いたことあるような響きが背中から響く。
「ぉぅ」
指が腎臓付近に一本突き刺さっている。
「何本耐えられるかな?兄ちゃん」
って一本足りとも耐えられねーよ!
7本耐えたケンシロウ凄い。けど妹がシンかもしれない僕もちょっとだけ凄い。
硬直した身体から指が抜かれて痛みでのたうちまわる。
「よーし、どうどうどう」
暴れるペットを躾けてるみたいにいいやがって。
キドニーパンチはボクシングでも反則なのに……
痛みがやっと落ち着いてきたので改めて聞く。
「一体僕の上で何をしているんだ?」
「何ってマッサージじゃん」
そう言いながらも背中を指圧している。
うすうすそうなんじゃないかと思っていたが、先ほどのお礼参りという言葉とマッサージがイコールで繋がらない。
腎臓抜かれそうになったし、この体勢ならさらに背骨の一本や二本抜き取られてもおかしくないんだけど。
もう一度聞いてみる。
「なんでマッサージするんだ?」
話しながらも火憐は指を動かし、あ、そこ気持ちいいー
「ほら兄ちゃんとだいぶ前喧嘩しただろ。兄ちゃんは気にすんなって言うけどさ、あたしの気がすまないんだ。
結局助けてもらったわけだしお詫びにお礼参りにきたってわけさ!」
…………そっか。大きいほうの妹は色々と馬鹿だとは知っていた。
けれどお礼とお礼参りの違いがわかっていないほどだったとは。
現在使われているお礼参りは誤用で本当は神様か仏様への礼拝を指すというのはあるけれど
とてもそういう意味合いで使っているとは思えない。
しかもこの調子だと字数が多い分お礼より上位の意味があるとか考えてそうだ。
正直言って涙が出てきそうな馬鹿っぷりに痛み以上の悲哀を感じるが
とても僕にはこの悲劇を救う方法が見つからない。
この悲劇を終わらせるぐらいなら怪異の一つや二つ解決するほうが簡単じゃないか。
もう色々面倒なので張っていた体を緩めて妹の手技に身を任せる。
そうすると僕の挙動を感じ取ったように火憐はマッサージを続けた。
「んー」
わざわざお礼参りにマッサージを選ぶだけあってなかなかの腕じゃん。
痒い所に手が届くっていうか僕の反応のいい部分を見極めて指圧し
背中を触診するかのよう撫でるとそれぞれの部分に合わせて
強すぎず弱すぎず最善の力でほぐしてくる。
なかなかと言ったがこれは巧みの域に達しているスキルだった。
つーか気持ちよすぎ。
冒頭のように唸りながら指の動きを堪能していると火憐ちゃんが話しかけてくる。
「これぐらいがいいのか兄ちゃん?」
「ん、そんな感じ」
「よしよし、ってか兄ちゃんって結構いい体してるよな」
男に言われたらとても嫌な台詞だが幸い妹なので普通に答えた。
「おいおい、僕の肉体美に欲情しちゃったか。襲うなよ」
言ってて自分の中の普通の基準がわからなくなってくるな……
「そんなんじゃなくてさ。筋肉質っていうかわりとがっちりしてるし左右のバランスも悪くない。体幹もいいよ」
腰辺りから脇腹を撫でられて少しくすぐったい。
「ちゃんと鍛えればかなり強くなれると思うぜ」
……強く?んー強くねぇ。
僕自身、強さが欲しいと願わざるを得ない場面に幾度も陥った事があった。
現状強さを得るためだけに吸血鬼の力を利用するというのも他力本願かつ反則としか言いようがない。
無理な強さは必要がないけれど。
強さを振るう必要もないけれど。
身内びいきとは言え、規格外の妹が強くなれると言ってくれるならそういうのも悪くないかもしれない。
「考えとくよ」
「ほんとっ!だったらあたしと一緒に師匠のとこ行こうぜ!」
「それは断る」
「なんでだよ!」
「ぅぼぇーっっっっ」
ゴキ!ボキ!ゴキ!ボキ!グリッ!
中身出る!口から中身でちゃうよ!
トムとジェリーみたくぺっちゃんこになっちゃう!
背中が怪音を、慣らし僕を、構成している何かが、押し出され、る感覚とともに
潰れた肺、から酸素、が口へと勝手に排出、され、る。
脳への酸素供給が絶たれ意識が飛びそうになる直前
「やりすぎちゃった♪」
と、少しも可愛くない甘え声とともに圧殺直前の意識は急速に回復した。
「はっあっっっ……」
息を吸いて、吐いて呼吸を整える。
「うう、そんなだから……お前がそんなんだから行きたくないんだよ……」
どこぞの妹の台詞だが母の日に兄がいない妹より
妹に殺されかける兄のほうがよほど切実だよな?
二度のDVで逃げたかった僕だが、火憐を刺激するのを危ぶんで無口で過ごす事にする。
火憐は腕を終わらせて足へかかろうとしたとき止まって話しかけてきた。
「兄ちゃんズボン脱げ」
「今度は痴女化かよ!そんなの神原にだって言われた事ないぞ!」
「兄ちゃんってエロい事しか考えてないね。そうじゃなくてジーパンじゃマッサージできないだろ」
言われてみればシャツはともかく、ゴワゴワしてるジーパンでは邪魔になるな。
「わかった。じゃあ脱ぐから火憐ちゃんはどいて後ろ向いてて」
「あたしが脱がすから動かなくていいよ」
そう言うと背中に火憐の身体が密着しお腹へ左右から腕が回ってベルトを緩ませる。
ちょっと待て、この年になって服を誰かに脱がせてもらうなんて恥ずかしいだろうが。
だが余計な事を言って鯖折りを食らうと、今度こそ命に関わるので言えない僕が情けない。
ベルトがカチャカチャと音を立て、シャツ越しに火憐の胸が背中に擦れ
目標を外れた手がお腹を撫で、ジーッとチャックを細い指が開けて……って
「やっぱ無理!自分で脱ぐからどけ!」
「遅い遅い、兄ちゃんには早さが足りないな」
妹にズボンを脱がされて足からズボンをひっこぬかれる。
トランクスとTシャツ一枚の姿で妹に寝転がされている兄の姿がそこにあった。
早速火憐はマッサージに取り掛かる。
踵と足首を指先でキュっと握り、どんどん上に上がっていく。
腕も肌が露出してたけど、足のほうが全然刺激が強い。
「うぁ……あ、うぅ」
ふくろはぎが手首でギュッと押されると筋肉が無理矢理押し込まれる感覚でわずかな痛みを訴える。
使われていない筋肉がむりやり動かされ芯まで火憐の指が肉に潜り込んだ。
痛い!けれど痛いのが気持ちいい……!
「こうすると痛気持ちいいだろ」
「うわ、うわ、おっ」
太ももの付け根のきわどい所を責められると袋っぽい部分へわずかに指が触れる。
火憐はそんな些細な事には気づかないし、そんなつもりでもないのに
痛みと快楽が入り混じってわけのわからなくなり、僕自身が固く膨らみ始めていた。
まずい! 妹にマッサージされて大きくしたなんてしれたら身の破滅だ。
戦慄する僕に火憐が死刑判決を下す。
「んじゃ表側するから、仰向けにするぞ」
両足を捕まれ、亀よりもあっさりひっくりかえされた。
ばれないよう、目立たないよう、腰をひいて足を少しあげて、わずかでも抵抗する。
「もうちょっとリラックスしろよ。そのほうが気持ちいいぜ」
どうやら気づいていないみたいだ。
よしよし、今のうちに別の事を考えて…… 忍野の腕毛 忍野のすね毛 見たことないけど 忍野の胸毛……
アニメでビジュアルが付いたのは大きい。これは萎えれる。
と、思っていたら太ももをつーっと撫でられる。
それはいつぞやの戦場ヶ原の行為を思い返すもので、そのイメージは止めようもなく
僕は妹の目の前でトランクスのテントを作ってしまっていた。
ああ、もうおしまいだ。
火憐から月火へ、それから羽川と神原と千石へ言いふらされて
八九寺と戦場ヶ原まで面白おかしく伝わるのは間違いない。絶望の未来を思い嘆く。
だが当事者の火憐を見ると、驚きと嫌悪に満ちた表情ではなく
むしろ興味と喜びをもって僕のテントを見つめている。
その視線は熱っぽく、その目は欲求に満ち溢れていて、それはフェロモンに誘われているかのようで。
「火憐ちゃん?」
無言でテントの中心を握られた!
「か、かれんちゃん!?」
「兄ちゃんが悪いんだぞ、あたしをいっつも焦らすから」
それは三日に一回は、はみがきっこしてることなのか!
いよいよという所で月火ちゃんが乱入してきて止められてしまったのも両手足の指じゃ数え切れない。
それでも、それでも火憐なら、僕の妹ならばなんでもないように我慢できるって信じてたのに!
まぁ、僕は忍がいるから我慢しなくてもよかったけどね。
「そ、そうだ月火ちゃんは!?」
妹に兄が襲われるなんて展開なら当然月火ちゃんが!
「月火ちゃんには眠ってもらった。今日のあたしは誰にも止められないっ」
やばい!今日の火憐ちゃんシュート度高い!ピストルのジェスチャーのあと
強敵に挑む表情で火憐ちゃんの細い指がトランクスからモノを直接とりあげてゆっくりと擦り始めた。
「兄ちゃんのすっごく熱くて大きいよ」
恥ずかしさ3割、欲情7割で興奮している火憐。
「僕らは兄妹なんだぞ、こんなことやっていいわけが……」
一応それっぽい事を言ってみるが僕のほうも興奮を隠せない。
「やめろなんていわせねー。あたしをこうさせたのは兄ちゃんだ」
顔を上気させながらも妹は僕のをしごく。
指が何度も棒を往復し、刺激を与え続ける。
Tシャツの隙間からは成熟しきれてない、けれどそれなりに豊かな胸が
扱く手の動きに合わせて揺れているのが見えた。
「これでも15年間兄ちゃんの妹をやってるんだ。気持ちいい所は全部わかるよ」
亀頭のエラをクリクリと擦られ、上から下まで扱き下がり
裏筋と表の中心を尿道に沿って根元から押し上げられる。
上手すぎる……っ! 僕は首を仰け反らせて悶える。
「なんか濡れてきた……」
先走った液が垂れてきて火憐の手に纏わりつく。
そのままぬるぬるした液を擦り付けるように手のひら全体を押し付け握ってきた。
「うぁぁ……」
「兄ちゃんの……固くてあったかくてぬるぬるしてる……」
じゅくじゅくと水音を立てて、攪拌された粘液がぐちゃぐちゃと
粘ついてきてローションのように快楽を増大させる。
やばい妹に軽く手コキでいかされそうだ。
深呼吸して、ちょっとでも気分を落ち着かせようとするが
「そーれ、そーれ、そーれ」
火憐はさらに調子づいて右手で幹をさすり左手で玉袋をくすぐってきた。
「うぉあ!あ、あ、うー」
「兄ちゃん気持ちいいか?」
「気持ちいい……」
じっくりと袋を撫でられて陰毛が生える根元をやわく揉まれる。
右手では棒を扱きむにむにと握って絶妙の圧迫を繰り返された。
「だったらこういうやり方もあるぞ」
玉の裏側と肛門の間辺りを指で押されクリックリッと擦られる。
ゾワゾワと怖気が走るがそれ以上に腰が抜けそうなほど気持ちいい。
「うわ、うわ、そんな事まで!?」
確か蟻の門渡りという部分で内部は精液の通り道になっている所だ。
火憐が左手で袋を弄みつつ中指で押し上げて刺激してくるとちょっとだけ涙ぐみそうになる。
同時にピンッと張り上がった肉棒を右手でシコシコ擦られるともう堪らない。
くそぅ、おかしい。幾らなんでもテクがありすぎる。
「なんで……そんなに、上手いん、だよ……っ!」
気持ちよくて、うまく言葉にできない。
「兄ちゃんのいい所は全部わかるって言ったろ」
「そ、そうじゃなくてだ!なんでやり方まで知ってるんだよ!!!」
「神原先生に見せてもらったレディコミで」
神原の馬鹿野郎!!!
と、叫ぼうとしたが急所を、これ以上ないほど男の弱点を
文字通り握られている場面では火憐の前で神原の悪口を言う事はできなかった。
幾らなんでも致命的な、本当に命を落としかねない暴力は振るわないと信じたいけれど
生憎そういう自制を火憐に期待するのは間違ってる。
あー、くそ、やっぱり会わせるんじゃなかった!
あいつにはいつか妹を汚されたツケを払わせてやる!
「うーぅ、はぁはぁはぁ」
そんな風に怒りつつも火憐の手の動きに反応してしまった。
火憐は嬉しそうに僕のモノを擦ってそれを楽しんでいるのかのようだ。
つーかレディコミ読んだだけでこれは異常だ。
火憐が一種の天才なのはわかっていたけれど、それは運動や格闘能力に限らず身体を使う事全て。
すなわちセックスにだって適用されるのかもしれない。
「ほら、兄ちゃんのさきっぽピクピクしてきてる」
火憐は尿道を親指で弄りながらも僕を見つめる。
目をキラキラと輝かせて、そんな嬉しそうに僕を見るなよ。
しっぽ振ってる犬だってそんな目はしないぞ。
けれど背が高くすらりとした体躯が両足の間に収まって
性器を弄び扱く光景がドロリと脳に入り込むと
熱に浮かされたかのよう、酒に酔わされたかのよう僕を魅了する。
それはまさしく禁断としかいいようがない魔薬だった。
「火憐ちゃん、もぅ……イカせてくれ」
妹に、火憐ちゃんに奉仕をお願いする。
火憐が僕を求めるのと同じように僕も火憐を求め、妹への肉欲を訴えた。
「兄ちゃん……!うん!」
嬉しそうに頷きながらラストスパートで火憐がしゅっしゅっと
リズミカルにそれでいて早く扱きあげてくる。
だめだ、気持ちよすぎる。
「い、いくよ!」
あえなく僕は限界に到達し火憐ちゃんの手に包まれて射精してしまう!
ビュクンッ……!!ドクッ!ブピュッ!
「きゃっ!」
普段聞けない可愛らしい声をあげながら噴出した精液が火憐の顔を白く汚していく。
むせかえる男の匂いが部屋中に篭りそうなほど放出する。
「兄ちゃんのが……いっぱい……凄い匂い……」
どくどくと何度も噴流は続くが逃げずに火憐は目を瞑り迸りを顔で受け止め続けてくれた。
「……はぁっ……ん、気持ちよかったかい兄ちゃん」
なんて真っ赤な顔から精液が垂れつつもクールに決めれるのはこいつと多分神原ぐらいなもんだ。
「すっげぇ気持ちよかったよ。お前上手すぎ」
ティッシュで火憐の顔を拭いてやる。
「練習したから」
「どうやってだ?」
「こー目の前に兄ちゃんがいる事をリアルにイメージしたらパッて出てきてさ」
「リアルシャドーかよ!やり方教えてくれ!」
「流石に射精まではイメージできなくて驚いちゃったけど」
こっちのほうが驚きだよ。
どこまでTATUJINなのかもう僕にはわかんねえ。
けれど僕にだって火憐ちゃんを驚かせる方法が一つだけある。
顔を拭き終わってティッシュを捨てると女の子座りしている火憐の顎に手を当てる。
「歯磨きしてやる」
「え、でも歯ブラシないし……」
「いいから、いいから口開けて」
言うとおりわずかに開いた唇からピンクの舌が見える。
左指を差し入れて舌に触れるとピクっと火憐の肩が震えた。
「んぁ……」
舌を指で摘むと弾力ある感触が返ってきて、そのまま舌を伸ばさせ指でくすぐってやる。
「んっ……はぁ……」
健康的で虫歯一つない白い歯をそろっと撫で歯茎に沿って指を滑らせる。
「むっ、んっ……あっ」
「吸ってみて」
「んぅっ……ふっ、んんっ……」
二本の指が舌に絡み取られぺちゅっ、ぴちゃっと粘っこい音を響かせた。
吸われたまま指をさらに入れて硬口蓋、上顎裏の固い部分を指の腹でくすぐると
「ちゅっ……、ん、んぅ、ぢゅる、んぁぁっ」
しゃぶりながらも感じる声を止められないようだ。
もう少し指を奥に入れると人差し指と中指がほとんど口の中に収まってしまう。
そのまま軟口蓋部分を刺激するとビクッと火憐が大きく震えてくぐもった悲鳴を洩らす。
「んぁっ!……ん……あっ」
指で口を蹂躙されているのに目は蕩けており、含んだ指に舌を這わせてくる。
「ちゅるる、じゅっ、んむっ、じゅっ、じゅっ」
以前、歯ブラシに舌を絡ませてというお願いを忠実に実行してくれているようだ。
「にいひゃん……みょっと……ひょうじゃい……」
二本だけでは満足できない火憐ちゃんのために左手の下に重ねるよう右人差し指を一本投入し
左指の腹で上顎を丹念に撫で、逆手で舌裏の肉を丸く何度もくすぐってあげる。
「ひゃぅ、ん……もごっ……んむっ……んん、んっ」
口を大きく開けさせられているのに、真っ赤な顔で受け入れて指の動き一つ一つに痙攣するほど感じているみたいだ。
見ると火憐はさきほどの手コキで汗ばんたTシャツがピタリと張り付いて固く乳首を浮き立たせて
黒いスパッツのほうは薄くあそこが透け、目に見えてとろみが生まれている。
指を咥えて口の中をかき回されている火憐ちゃんはいつものキリッとした
表情はどこかに行ってしまって目も口もとろんとだらしなくぼやけてしまっていた。
歯ブラシに比べれば先端が荒い指でこうなのだ。
長く、永く続けてきた歯磨きプレイはすでに火憐ちゃんの口内を改造し調教し開発しきっており
火憐ちゃんの口は火憐ちゃんにとって快楽を生み出すための坩堝へと変わり果てていた。
笑みが零れる。僕は自分のやった事とはいえ、妹の口腔を性感帯へと変えてしまった事に
薄暗い欲望と性的倒錯、強い達成感を感じて興奮しきっている。
もう頃合かな。僕のほうも我慢できないや。
吸い付く指を抜こうとすると、火憐の強力な吸引力は頬をギュッと窄ませ
指を抜こうとする力より強くて抜けにくい。
うお、なんだこれ、くそ、えい!
先に抜けた右手で顔を鷲掴みにして無理矢理ひっぱって左手を抜く。
じゅぽんっ!と大きな音を立てて火憐の口内から指が抜けた。
「んぁ……んー、んー……」
抜けた指を名残惜しそうに、火憐は舌を伸ばして求める。
「兄ちゃん、なんで意地悪するの……もっと兄ちゃんの欲しいよ……」
うわあ、超可愛い。
以前思った事は錯覚でもなんでもなくてっ
僕自身が口へのセクシャルな欲望があったとしてもっ
禁断のアンモラルな関係に酔っていたとしてもっ
それとは関係なく
火憐ちゃんはお口を苛められると世界一可愛くなる!(断言!)
口腔を嬲られる快楽を失った事で涙ぐんでいる火憐へ
僕は右手で顔を掴んだまま立ち上がると耳元に囁きかけた。
「もっといいのあげるから、あーんして待ってて」
「ふぁ、……あーん」
トランクスを膝まで下げ、目の前に突き出す。
「いくぞ」
「うん♪」
嬉しそうに頷く火憐の大きく伸ばした舌へ僕のモノをキスさせた。
「んぅ、ちゅっ……れろっ……れろっ……ちゅばっ」
くっ熱い…… 火憐の口内は弄られ嬲られる事で蕩けるほど熱されていた。
火憐はそのまま舌で舐め始める。
「れろっ……れろっ、ぢゅるるっ!じゅる、りゅぷぅ、じゅる、ちゅっ」
敏感な先端を舐め回され、エラと尿道付近からぞぞぞっと震えが走る。
舐めているだけで感じている火憐は舌を僕のに這わせるだけで
目をぼやかせ真っ赤な顔をほころばせ悦んでる。
「んー、じゅっ、じゅっ、じゅっ、ちゅぽっ!」
溢れ出す先走り液を吸引されると腰が抜けそうなほど気持ちよくて
腰を引きそうになるが、火憐はそれを許さず尻をグッと抑えて強く吸い込んてくる。
「ちゅぢゅぷっ!ちゅりゅうっ、ぐぷっ、じゅるる、じょぽっ、ねちゅっ!」
「うぐぐ……」
歯を食いしばって腰が抜けないよう耐えるが火憐は上目遣いで
僕を見上げ楽しそうにきゅっと頬をすぼませて吸引を続ける。
「んじゅっ……ちゅるっ、ふぁっ、にいひゃんきもちいい?あやしはきもちいーひょ……」
咥えたまま喋られると不規則に舌が動いて気持ちいい!僕は何度もうなずく。
「んふぅ、れるぅっ……ぴちゃっ、んっ、んっ、」
火憐は僕の硬さを確かめるように舌全体を押し付けてきた。
少し奥まった所に入ってるのにリズムよく呼吸してて鼻息がお腹にかかる。
気持ちよさに我を忘れそうになるけれど目的を思い出した。
……そういえば歯磨きをするんだった。
僕は腰を抜き捻って火憐の右ほっぺと歯の間に入れると歯磨きフェラを実行した。
「んぉっ!」
ほっぺたが棒の形にくっきりと盛り上がって半分ほど収まっている。
女の子のほっぺたってこんなに伸びるんだな……
シャープな顔立ちがハムスターみたく膨らんでるけれどそれがまたエロい。
肉棒を歯ブラシに見立てて、ほっぺの奥へ抽送すると溜まった唾液が水音を立てる。
ぐちゅりっ!ぺちゃっ!ぴちゃっ、じゅぽっ、ぐちゅちゅっ!
狭いほっぺの内側は滑らかな歯と柔らかい頬肉で包まれてほどよい快感だ。
「んぶっ、んっ、んおっ、んっ!」
舌の前歯から奥歯の裏側までを丹念に磨いてやる。
そのまま口内をモノでぐちゅぐちゅと掻き回し頬の内側へ押し付けて柔らかさを楽しむ。
「んっちゅっ、んぉっ、ちゅぷっ」
頬肉を犯すよう腰を振ると、ほっぺたが内から膨らんではひっこんでるのがなんか面白い。
舐めて吸ってもらうような強い快感はないけれど、普段は生意気な妹の顔を
好きなように歪ませれる征服感がとてもそそられる。
僕は口から抜き出すと感想を聞く。
「歯磨きどうだった?」
火憐は真っ赤なほっぺたに手をあてて答える。
「は、歯ブラシよりずっと、大きいにいちゃんのが、いっぱいいっぱい
口に入ってて、ほっぺた、広げられて、まだ入ってるみたい……」
瞳をとろめかせほっぺをさすって悶えてる火憐。
改めて湯気立つモノを火憐ちゃんの口元に近づける。
ぽーっとした瞳はそれでも僕のモノを捉えるとノロノロと咥えた。
「あむぅ、ちゅぷ……ちゅん、ちゅる、じゅぷ」
先走り液と涎が混じり合いじゅぽじゅぽと淫らな音を立て泡立った火憐の
口腔内内は性器となんら変わらず僕を責め立てる。
腰を回して口全体を撫で回すと火憐は震えて舌の動きを止めた。
「あふぅ……んっ、はぁ、んぁ!」
快楽で動きを止めた舌へ押し付けるとますますとろけてしまっている。
「ベロが止まってるぞ」
「…………ぅぁ、んぅ…………」
脱力しきった頭は首が座ってない赤ちゃんみたくなって上向いたまま虚ろな目をしている。
……しょうがないな。
頭を抑えると乱暴に腰を抽送する。
「むごぅ、んぶっ、んぐ……っ、んぐっ」
喉を突かれて覚醒したのか、苦しそうにけれど気持ちよさそうに目を細めている。
入れる時は舌を押し付けて、抜く時はずずずっと尿道を吸い込んで刺激を与えてきた。
「んっぐ、ぺちゃっ、ずずぅっ、くちゃっ、ぐぶぢゅぅっ!」
僕は頭を軽く前後に動かしてその手助けを存分に生かす。
「だ、だすよ、火憐ちゃん!」
「びゃして、にいひゃん……」
疼きがモノに集中して背筋まで震わせている。
その震えを開放し、舌と亀頭がディープキスしてるさなか強烈な射精感を爆発させた。
ビュルルッ! ブビュゥッ! ドクドクドクッ!
「ぶぐっ!ん、ん、んぐぅっ!」
精液が口内に注ぎ込まれる。
同時に火憐も大きく身体を震わせて後ろに倒れこもうとするのを、片手で止めて口腔で射精を続けた。
射精のたびに震える火憐は精液を刺激に快感を得てるみたいだ。
「んふぅ……んぅ、ぴちゃっ、んぐっ、こくっ……ごくっ」
ズルリとモノを抜くと口内で精液をくちゃくちゃさせながら飲み込んでいる。
苦かったりまずかったりしないのかなぁと思うが、火憐にはそんな様子はなく
嚥下するたびに、目を潤ませて感じ入っていた。
……これは日常生活に支障でないかな。
精液と似たような食感の食べ物とかあったら食べてる最中感じちゃいそうだ。
とろろとかタピオカとかなんかドロリとしてるような奴。
「……んぅっ、けふっ、兄ちゃんの、美味しかったよ……」
ひとしきり味わったのち火憐ちゃんは僕を見上げ口を開けながら綺麗に飲みきったのを魅せつける。
「えらいぞ、よく飲んでくれたな」
頭を撫でてあげると、嬉しそうに目を細めて顔をほころばせた。
そうして数十秒が過ぎても火憐ちゃんはずっと口を開けて僕を見上げる。
……ええぇ?
火憐は舌をチロチロと舌を動かすと小首をかしげて、しないの?と言わんばかりだ。
「お前もイッちゃったんじゃないのか?」
見るとTシャツは汗と涎で湿っており、スパッツのほうは火憐の蜜でドロドロのグチャグチャの凄い事になってる。
「兄ちゃんは二回イッたけど、あたしはまだ一回だけだからしてほしいよ。奥まで突かれた時凄かった……」
思い出して頬を染める火憐。本格的に支障起こしそうだなこいつ。
喉を苛めたくて、普通飲み込めない物まで飲み込もうとしても困る。
「しょうがないな。まず勃たせてくれよ」
涎と精液でベタベタしている肉棒を突き出すとそっと口を寄せてきた。
「ん、ちゅる……ちゅっ、くちゅむ……ぴちゅ、ん、れちゅる……」
さきっぽから綺麗になっていきイッたばかりの敏感な亀頭が火憐と一緒に震える。
「んぅく、ちゅく……ちゅっ、ちゅちゅ、んっ、んっ」
幹を全体的にしゃぶられたあと、袋の裏を押すように舌を尖らせて刺激してくると
あっというまに勃たされてしまった。
「くちゅ、ぴちゃっ、ちゅぅぷ……」
舐めながら首を振ってきてモノが飲み込まれていく。
「んぁっ、んにゅぅっ、んぅ」
そのまま首を傾けて顎の上側に擦り付けたり
「にちゅ、ちゅくっ、んぐ、にぢゅっ」
頬袋に溜めるようほっぺでモゴモゴしてきたり
「んっぐ、むぐぅ、ぢゅぢゅ、んぅ、んぅ」
舌の根元に触れるほど飲み込もうとしてきたが
喉がつっかえてるようで首を幾ら動かしてもそれ以上進まない。
それは僕のモノをバイブにして気持ちいい所を貪欲に探しているようだ。
半分以上飲み込んだ所で深く入ったモノを抜き舌で舐めはじめる。
「れろっ、くちゅちゅ、にい、ちゃん……ぺろっ、ちゅくっ」
そうして僕の両手をとって自分のポニーテールと顎にあてがわせた。
掴む両手からは思った以上に火憐の顔が小さいのわかってしまう。
「ちゅろっ、あたしじゃ、ぴちゃっ、とどかないから」
肉竿からねばった糸を引いて舌が離れると一呼吸置いて
「動いて、兄ちゃんのちんちんで口犯して。
苦しくてもいいから喉の奥まで犯して」
―――苦しいのが気持ちいいから。
そう言って懇願する。
僕に顔を捕まれたまま口を開けると綺麗な歯並びとピンクの舌が艶かしく動き
口腔はトロトロの涎で潤って奥の奥には口蓋垂、のどちんこと扁桃腺が潜んでいる。
そして火憐の瞳は貫かれる期待と興奮で満ち満ちていた。
「……泣いてもやめないぞ」
こくん 頷く。
「窒息するぐらい苦しいぞ」
こくん こくん 二度頷く。
「喉の一番奥で射精するぞ」
こくん こくん こくん こくん こくん 何度も頷いた。
「……よし、犯してやる」
犯してやる。火憐ちゃんの喉を僕の肉棒で犯してやる。
15年間いっしょにいる僕の妹を精液で
ドッロドッロにして僕の味を覚えさせてやる。
子供の頃から、数え切れないほど引っ張って苛めてきたポニーテールを別の意味で握り締めた。
首を動かし荒ぶった僕のモノを目標に定めて一気に突き刺す!
「んげぉっっっ!!!!ふぅン〜ん〜ふ〜、ふ〜」
モノの8割ほどが火憐の口腔内に収まってしまい陰毛が鼻にかかるのが見える。
掴んだ火憐の顎がモノで膨らまされており、喉奥の柔らかい肉へと亀頭がはまっているのを感じた。
「んぅ〜ふ、ふ〜ふ〜、んぅふ〜」
動かさずにいると荒い鼻息が腹にかかってくすぐったい。
「動かすぞ」
わずかに頷く火憐のポニーテールと顎をしっかり掴みなおし首を激しく前後させた。
ぢゅほ、ぢゅぽ、かぽっ!くぽっ!ぐっぽぐっぽ!
やわい唇がめくれそうなほど抽送し喉まで入り込んだ肉棒が淫らな音を響かせる。
「んっ、ふぁ、ふぅン〜んんんっ!」
小さい顔を好き勝手に動かしてモノの長さ分強烈にピストンさせると
頼りなげにゆれ続けるのにしっかりと亀頭を吸って僕のモノを離さない。
「んぐっ、んんん、んむぁ!じゅるっ!ちゅ、ちゅぅ!」
火憐の背中が反れるほどひっぱり、逆に顔が腹にくっつきそうなほど押し付ける。
その勢いで胸が脚に触れると、柔らかくて気持ちよく
固くなった乳首が火憐の感じている快楽を代弁しているようだ。
「ちゅぱ、じゅるっ!じゅる、ぐじゅっ!んんうっ!」
無茶な律動にも鍛えられた身体は耐えて懸命に吸い付いてくるのが愛しい。
それに答えるためにも頭を押さえつけ腰を動かし火憐の喉を犯し尽くす。
「んごっ!んぐっ!んんっ!げおっ!」
小さな口が大きく広がって涙が零れ落ちるけれど僕を見上げる瞳は
情欲に溢れており苦痛の涙だけではない悦びの涙でもある。
腰をぐっと押し込むと口蓋垂が亀頭に絡み巻き込みながら喉奥へ突き進む。
「んぐっ、んんんっ!ふぅん〜!」
涎が零れ落ちて酸欠しそうなほど顔を赤く染めているのにそれ以上に火憐の表情は淫悦に溢れていた。
妹の喉を犯すという禁忌の快楽に僕の脳も赤く塗り替えられていき
腰の動きが激しくなるにつれて少しずつ火憐の身体が傾いていく。
「ふぅ、ん〜んふぅ〜んごぶっ!ごぶっ!」
鼻息のリズムが荒れて掴んだ両手ごと倒れかける火憐。
蕩けすぎて潤いすぎた瞳は光を乱反射し意識をどこかへと手放そうとしている。
喉奥が痙攣してモノが締め付けられて気持ちいいけれど嘔吐反射を起こしかけてるようだ。
ずるりっ ぺちゃっ
涎と先走り液でドロドロのテカテカになったモノを火憐の口腔内から抜き出す。
火憐はそのまま仰向けに倒れこんで荒い呼吸と咳を繰り返す。
「はぁっ、ん、っふあぁ……ごほっ、はぁっ、はぁっ、ごふっ、けふっ
に、にいちゃん、ごめん……ちゃんと、やるから……もっとおかして……
にいちゃんのを、あたしの一番奥でだして……」
「わかってる。お前がやめてって泣いて土下座したってやってやるよ」
「さすが、にいちゃん……惚れるよ……」
ぐちゃぐちゃの顔を無理矢理笑顔にしてまた口を空ける火憐。
僕は火憐の肩を掴み動かすと頭がベッドの縁から垂れるようにした。
そうすると頭が逆さまになった状態になって口と喉がまっすぐの直線の穴と化す。
「もう逃げられないからな」
「凄いよ兄ちゃん……こんなの口を犯すためだけの体勢じゃん……」
ベッドから降りて嬉しそうに呟く火憐の顔へモノを近づける。
頭はすでにベッドで固定されているので肩をぐっと掴んだ。
そうして腰を沈ませ上から押し潰すよう口腔へ押し進む!
「むぐっっっっっっっ!!!!!」
「うおっ……」
全く傾きのない喉穴が僕のモノを受け入れて根元が火憐の唇へ触れる。
玉袋が鼻にかかって荒い息がふりかかった。
上から見下ろすと火憐の喉が棒の形に膨れ上がって突き刺しているのがわかる。
火憐の手はシーツをギュッと掴み、脚は喉を犯される衝撃と快楽でピンッと足首まで伸びきっていた。
「んっぐ、ぶぐぅっ、ぐぶっ、ぐぶっ、じゅじゅぶっ」
喉を撫でると僕の形に盛り上がって薄い喉の肉越しに亀頭へ触れれそうだ。
火憐の咽喉から食道近くまでを征服し尽した悦びは何よりも耐え難い快楽を伝えてきており
ただ入れてるだけなのに気持ちいい―――!
腰を全く動かしていないのに火憐は根元に触れている唇をモゴモゴと動かし
舌がぶれて幹に纏わりつきながら狭い空間内を唾液で潤す。
喉の肉はみっちりと太いモノを詰められて呼吸と飲み込もうとする蠕動でグイグイ締め付けてくる。
それを意識的に無意識的に行う火憐ちゃんの口腔内は湧き出る快楽の泉だ。
もっともっとこの快楽を味わいたい。
「動くよ!火憐ちゃん!」
股の下で表情も見えないし僕は返事を待たずして抽送を繰り返した。
「んごぶっ!んん〜〜っ、んっんっん〜〜〜!」
腰振るたびに火憐ちゃんはビクッビクッと震えている。
「んぐぅっ!ごぼっ!ぐぅっ!」
苦痛の声であろうとも止まれない。
「げおっ!ぐぶっ、ぐぶっ!」
火憐ちゃんの全身から脂汗が垂れているのがわかる。
「むぐっ、んぉっ!ぶっ、ぶふっ!」
抜き差しするたびに喉が膨れてはへこんでを繰り返している。
「んぶぅ、んぶっ!ごぼぁっ!むぐぅ!」
苦しいはずなのにスパッツはぐっしょりと濡れていた。
「じゅぶっ!ごぼっ、んぶうぅぅっ、ぐぶっぐぶっ!」
すでに火憐ちゃんの意識は朦朧としているのか握ったシーツへ力が全然入ってないようだ。
押さえつけた肩にどんどん力が篭って抽送がより速くなって火憐ちゃんの口を責め立てる。
「んふっ、げうっ……んぐっ……」
頭に血が昇りやすい体勢でこんな無茶をされると流石の火憐ちゃんと言えど参るようだ。
喉奥に入れたまま反応が悪い火憐ちゃんを起こすため胸をギュッと握った。
「んおっ!」
しこりの残る15歳妹のおっぱいを丹念に揉んでいく。
確かめるまでもないほどコリコリとした乳首の感触があってこの苦しさの中でも感じているのがわかる。
「ぅんぐっ!ぶぐぅっ!んっんっ、んふぅっ!」
胸をぐちゃぐちゃに揉み解すとあまりに強い刺激で火憐ちゃんは悲鳴をあげ身体を暴れさせた。
それでも痛みより快楽を感じている火憐ちゃんは喉奥に詰まっている僕のモノを
吸い込んで奉仕してくれていた。
限界が近づき溜まった快楽を放出したいと腰が震えている。
精管へと精液が流れ肉棒へと震えが移っていった。
「出すぞ!火憐ちゃん!」
「んぅぐっ!ぐむ……っ!」
腰が抜けそうな射精快感と共に大量の白濁を火憐ちゃんの咽喉、いや食道内へ直接吐き出した。
肉棒と一緒に喉が震えて何度となく絞め付けて精液を搾り出していく。
文字通り胃袋へ精液を注ぎ込まれている火憐ちゃんは身体をビクつかせながら受け入れ続けた。
最後の一滴までを吐き出して抜くと自分でも入っていたのが不思議なほど長いストロークがあって口からモノが抜け落ちた。
火憐ちゃんの頭を起こして枕に乗せてやると目をぼやかせ息を荒げながらも火憐ちゃんは言う。
「けふっ、ごほっ、はぁっ、にい、ちゃんの気持ち、はぁはぁ、よかった、よ。ほんとに、容赦、んふぅ、しないんだもん、けほっ」
「火憐ちゃんはそのほうがいいってわかってたからな。僕だって気持ちいいなんてもんじゃなかったよ」
「また、はぁ、ふぅ、にいちゃんしてくれる?」
こんだけ激しいのが終わったばかりなのに次かよ。
「今日から火憐ちゃんは僕のお口奴隷だからな。僕が犯したい時、火憐ちゃんが犯されたい時好きなときやってやる」
「やったぁ〜兄ちゃんのお口奴隷だーわーい!」
「あまり大きな声で言うなよ。タオルと着替えもってきてやるからそこで寝てろ」
「うん……こんなに疲れるなんて師匠との組み手ぐらいだ……」
そういって目を瞑り寝息をすぐ立て始めた。
洗面所からバスタオルを持ってきた後妹の部屋へ行ってみると
月火ちゃんはベッドで寝てるというか表情に少し苦悶の後が見えてまるで気絶させられたみたく見える。
よっぽと火憐ちゃん溜まってたんだろうなぁ。考えてみるといつも一緒だし相部屋だしね。
適当に服を集めて火憐ちゃんへ持っていく事にした。
次の日の朝、股間が生暖かくジットリと絡みつく何かによって目が覚めた。
僕以外の存在で布団が奇妙に盛り上がっている。
「じゅるっ、ちゅぱっ、ぐちゅっ、んっん」
布団を跳ね上げると当然のように火憐が僕のモノへしゃぶりつき舌を這わせている。
「んちゅ、兄ちゃん朝だぞ、ちゅぷぷ、ぐちゅちゅ、起こしにきたぜ」
「ちょ、ちょっと待て、朝からなにしてんだ」
「だって、れろっれろっ、あたしは兄ちゃんの、んぅっ、お口奴隷だから」
「お口奴隷ってお前……起こす時は月火ちゃんといつも一緒だろ」
「ぺろっ、月火ちゃんなら、ずずっ、まだ気持ちよく眠ってるよ」
「もしかしなくてもお前が気持ちよく眠らせてるんじゃねーか!」
これは早まったかもしれないな。
そう思うけれどこの気持ちよさは耐え難く
僕は火憐ちゃんの頭を撫で寝起きの奉仕をじっくりと味わう事にした。
終了
月火ちゃんには悪い事をした。
エロ描写を突き進めるとお口奴隷は火憐ちゃんが
色んな意味で一番ぴったりだったのでわりと熱が入って時間がかかりました。
まよいスターとかカウよりエロかったらいいんですが。
リッチドーナツショコラ!リッチドーナツショコラ!
エロすぎ(笑)
火憐スキーには、たまらない一品だぜ♪
おお、すばらしいです!エロい火憐ちゃん最高!もう本番まで書いてしまって下さいお願いします
なんというイラマチオ
499 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 23:27:12 ID:WJZhHJFR
そういえば七花はとがめ以外との絡みがないな…書いてみようか
>>495 GJ
おっきい妹馬鹿だけど可愛いよww
しかし最近妹流行りだなあ。
アニメ放送の後だから戦場ヶ原とかラスボス辺りが増えるかと思ってたんだけど
。
時期的には最近投稿速度が上がってるような気がするけど、アニメは関係ないのかね。
やっぱり
火憐ちゃんは
世界一
かわいい
な
>>495月火ちゃんか
私は一向に構わんッッッッッッッッッ!
処女膜奴隷か
>>495 月火「あれ?火憐ちゃんこんな時間に起きてどこ行くの?コンビニ?」
火憐「…うん…そんな所…かな…小腹もちょうど空いたし…」
月火「ん?お菓子なら夕方に兄ちゃんが買ってきてたよね?それは?」
火憐「えー……そう!あまり美味しそうなのがなかったんだよ!そうそう!」
月火「…ふーん…(何か怪しい…)」
火憐「あは…あははは…」
月火「じゃあ、あたしついでにトイレ行ってくるね(クルッ)」
火憐「(許せ月火ちゃん…)ちぇすとー!!」
暦「―ん?今何か悲鳴が…気のせいか。また近所の犬かなんかだろうな」
その5分後、
>>482に続く…
とか勝手に妄葬してた…orz
>>495 素晴らしい作品だったよ…GJだ…
それはそうと君には忍での性欲解消話を書いてもらわねばならなくなった
早速とりかかりたまえ
てか良いなこの設定、どうせならさらにパワーアップさせて
兄と妹がエロい感じのこと、歯磨きとかをしてるのをやめさせようと
二人きりにさせないように事あるごとに邪魔してくる月火
しかし二人はむしろ月火に見つかりそうなギリギリのスリルを楽しんで
月火がいる部屋の押し入れとか、寝てる隣でもっとエロいことしてました、みたいな
月火「火憐ちゃんは、どんな体勢でフェラするのが好き? シックスナイン? それとも下から見上げながら?」
火憐「そうだねー、あたしはどっちかってーと、兄ちゃんが立ったり座ったりしてる前にひざまずいて、してあげるのが好きかな」
月火「あー、な〜る」
火憐「そのほうがホラ、首が疲れねーし」
火憐「そーそー」
誰か火憐ちゃんのはみがきプレイのエロフラ作ってくれ
まずは自分で試せよ乞食
>>344-347の続き
僕と神原はベッドのうえにあがると、向かい合うように座って、お互いの身体に手を回し、ゆったりと抱き合った。
ハチミツみたいな甘い匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、僕は、美しく引き締まった体育会系女子のエロカッコ良い裸体をゆっくりと堪能した。
神原は顔だけでなく、身体も美しかった。 美少女であり、美体。まさに筋肉少女体。
バスケで鍛えたぜい肉の無いボディと、女性的なラインを描くお椀型のバスト。
僕にはちゃんと戦場ヶ原という正式な恋人がいたことなんて、そんなの別に関係ねぇじゃ〜んなどと思えちゃうほど、神原の肉体はすてきだった。
彼女の健康的な肌はこちらにピッタリと張り付ついてくるようで、そのしたでなめらかな筋肉がすべるように動くのが
重ねた肌越しに心地良く感じられた。
…とは言っても、彼女と組み合うのはこれが二度目だ。…まぁ、あの時はとてもじゃないが、こんな平和なムードじゃなかったが。
あの晩、神原は全身に殺気をみなぎらせ、僕という存在を微塵に粉砕せんとばかりに、猛然と襲いかかってきた。
…が、今、僕の目の前に全てをさらけ出している彼女は、何だかとても頼りなげで、とても不安そうだった。
頬を上気させ、精悍なショートカットヘアを無造作に乱したままで、神原が言った。
「…阿良々木先輩」
「なに?」
「やっぱり、まだ… わたしのことが怖い?」
「いや、そんなことはない。…お前の中にはもう、あの時の怪異はいないし」
僕は神原のなめらかな左手を撫でた。
「この左手だってホラ、こんなにきれいになったし」
続いて、僕は神原のきゅっとくびれた脇腹に手を伸ばし、さらにシェイプアップされた太腿と、すらりと伸びたカーフを撫でた。
「それより、あの時、僕に蹴り入れられたところはどう?」
「なんともないよ」
「そうか、良かった」
神原はあきれたような顔をして、
「だって、先輩ったら『神原、御免!』って、先に詫び入れてから蹴り入れてくるんだもの… 全然不意打ちじゃなかったし」
「えー、そうだったっけ?」
神原は僕の左手首にそっと触れて、言った。
「自分は手首折られてたくせに… 相手の心配するなんて」
僕は顔をしかめた。
「いや〜、ありゃあスッゲー痛かったな」
神原は続いて、僕の腹に手をあてると、優しく撫でさすった。ちょっとこそばゆい。
「そのあと、わたしにお腹を裂かれて臓物ぶちまけられて」
「その臓物をお前に引っ掴まれて、ぐるぐる振り回されて」
「ブン投げられて、思いっきり壁に叩き付けられて」
「あン時のお前は強かったな〜」
「先輩は弱かった」
「神原が強過ぎんだよ」
「い〜や、阿良々木先輩が弱過ぎるんだ」
「だってさ〜、いかにチンケな低級悪魔といえど、相方があの神原駿河さんとくりゃあ、吸血鬼もどきの僕でも、そんな強力タッグを相手にしたんでは
苦戦するのも無理ねぇっつーか、負けても、まぁしゃーねぇかなあっと」
裸の元バスケ部女子はぷっとむくれて、レスリングするみたいに僕に掴み掛かってきた。
「なんだよそれ〜、それじゃまるでわたしが悪魔以上の化物みたいじゃないか」
絡み付いてくる神原の手足を、やっとのことで振り解きながら僕は言った。
「だってお前は、うちの高校に入学するやいなや、たった一人でバスケ部を全国レベルの強豪に押し上げちまったほどの奴だぜ、
僕なんかから見れば、じゅうぶん化物だよ」
僕と組んず解れつしながら、神原も息を弾ませて言い返す。
「先輩がヘタレなだけだ」
どさくさにまぎれて、引き締まったお尻や形の良いおっぱいを思いっきり鷲掴みにしながら、僕も言い返した。
「そのヘタレの二号さんになりたいって言うお前はなんなんだよ」
ショートカットの髪の毛を揺らしながら、スポーツ少女は言った。
「…恋する乙女だ!」
……ちょっと萌えた。
弾んでいたふたりの呼吸が、いったん静まる。
「 阿良々木先輩、わたしを抱いてほしい」
僕は神原の胸に手を伸ばし、両手の手のひらで包み込むようにして、ふたつの美乳を揉んだ。
「…いいよ、ふたりで爽やかな汗をかこう」
神原がうなづいた。
…いいだろう、僕も男だ。この勝負、じゃなかったこのセックス、受けて立とうじゃないか。
あの戦いでは終始、防戦一方だった僕だが、今度は違う。攻める側に回ってやる。男らしく攻めて攻めて攻めまくってやる。
しかし、見た目がいかに可憐で魅力的な女の子とはいえ、相手はあの神原だ。
あっちはモロ体育会系、そんでもってこっちは入学してからというもの、ずーっと帰宅部。真っ正面からとっ組み合ったんじゃあ勝負にならない。
とりあえず、こいつの桁違いの体力と持久力、こいつを少しでも前もって削いでおかないと、僕に勝ち目はないだろう。
…っていうか、勝ってどうするんだ、僕?
そんな意味不明なことをつらつら考えながら、 目の前のお椀型のおっぱいを、 この前のリベンジとばかりに、愛撫というにはいささか荒々しく揉みまくる
いじましくもスケベな僕だった。
「もみもみもみ…」
スポーツ少女のスレンダー体形とよくバランスの取れた見事な紡錘形の隆起は、ぴんと張っていて揉み応えがあった。
「ふあぁ…」
甘い吐息と喘ぎを漏らしながら、 ショートカットの髪の毛が乱れて揺れる。
親指と残りの指とで挟み込むようにすると、ピンクの乳首がひしゃげて、縦に長い楕円形になる。
神原の目の焦点がふっと合わなくなったと思うと、彼女の顔からいつもの凛々しさが消えてゆき、だんだんと呆けた表情になってゆく。
「あ… ふん…」
僕は神原のおっぱいから手をずらすと、そのまま彼女の身体をまんべんなく撫でさすっていった。
「ん… 阿良々木先輩…」
細いながらも逞しいとも言える身体が、快楽によってくねるように動き、美しく官能的なラインを描く。
僕の指が肉壷にもぐり込むと、スレンダーボディを弓なりに仰け反らせ、長い脚を突っ張らさせながら、神原は喘いだ。
とりあえずここまで
>>512 ベネ!神原のガチSSは少ないので期待して続きを待たせていただきます
GJ!
>>512先輩は本当に神原のことが好きなんだな。
昔は嫌がられたものだが、最近は小出しにするのが流行っているのだろうか?
小出しが嫌がられる、というのも贅沢な話だと思うがなー
投稿が全くないスレとて多々あるのだし
いいじゃんいいじゃん。
少しだけ神原の口調に違和感あるけどラブは伝わるぜ
デレて口調がとろけてるだけじゃないの
やっぱり
神原後輩
は
エロい
な
>>519 どこを縦読み?
なんとなく、中の人ネタでふんどし火憐とシスター月火を思いついた…。
誰かヒマそうな人「コスプレだー!」「だー!」で書いてみて…。
筋肉少女隊www
あれだな。
アニメの放映終了が10/2で15日前で、最後の話がアレで、
それでアニメの次話配信までまだ11日も有るというのは
その間、自分に何故星を一緒に見上げる恋人が居ないのか
じっくり考えれ、とそういう事なんだよな?
と、僕はそう思った。
いまの僕らの恋人が、星だからさ。
手がとどかねぇ。
酒落ちってこういうのしか思いつかんかった。
「どうしたんだ? 千石」
「ん〜〜、あんでもないお〜〜、こよみおにいちゃん〜」
「顔が赤いぞ。気分でも悪くなったか?」
「じゃあ、こおみおにいちゃんのおでこで撫子の体温測ってくれないかなぁ」
「ああ、いいぞ」
呂律が回っていないがあまり気にせず、僕は千石に近づいた。
まあもともと二人でベッドの上に座っているからほんの少しだけ千石に近づいただけなんだけれど。
千石の顔は目に見えて真っ赤に染まっている。
きっとウイスキーボンボンや強炭酸のコーラを味わいながらゲームをやっていたせいだろう。
千石にとって兄のような存在である僕に対して照れているわけがない。
僕は千石に額を近づける。
僕の額が千石の額に接触する寸前に千石が動いた。
俯き加減で額を突き出していた千石は突然顔を上げる。
僕は千石の動きに反応出来なかった。
僕と千石の唇が触れ合う。
相変わらず真っ赤な千石。
妹二人とのキスを経験した僕からするとあまりなんでもない行為のはずだった。
だけれど、千石はやっぱり妹とは違う。
いつもなら意識することはなかったかもしれないが、僕はもう千石を女の子として意識してしまっている。
原因は千石が着ている服だ。
今日に限ってなぜか千石が通っている学校の制服を着ている。
いつか羽川には言ったが僕はこの制服が目的で私立の中学ではなく公立の中学に行くことにしたくらい好きな服だ。
今日千石の家に遊びに来た時に驚いて聞いてみると、ちょっと着てみたい気分だったから、と言っていた。
気分で制服を着たくなる気持ちはわからないが、千石がそう言うのだからそうなのだろう。
僕としても嬉しいだけで、問題はないはずだった。
そのはずなのに、今日はずっとドキドキしている。
千石と目が合うたびに、千石の身体に目を奪われるたびに、千石の姿が僕の視界にはいるたびに鼓動が速くなる。
僕としても自分の反応に驚いているわけだけれど、千石に悟られないようにしていた。
だから問題はないはずだった。
なのに唇が触れ合ってしまった。
キスをするだけなら昨日までだったらなんともなかったはずなのに、制服の効果で千石を女の子として見てしまっている。
女の子とキスをする。
その行為にドキドキしている。
いつか羽川に本屋でからかわれた時のように心臓が踊っていた。
僕が驚いて後ろに飛びのくと千石はちょっと寂しそうな笑顔を浮かべ、ごめんね、なんて言った。
悪いことをしたわけでもないのに謝ることなんてことしなくていいのにな。
で、なぜか可愛く見えて思わず抱き締めてしまったわけだけれど、状況を見るとかなり危ないんじゃないだろうか。
千石の部屋で二人きり。
ベッドの上で抱き合っている。
少し酒に酔っている。
何か間違いが起こりそうな状況だけれど、僕としてはこれ以上するわけにはいかない。
せめて胸を揉むくらいだろう。
それなら妹二人にもやっていることだから何も問題はないはずだ。
もう一度キスをする。
千石は驚いていたけれど、柔らかく唇で触れただけだからか素直に受け入れてくれた。
啄ばむようなキスを何度か繰り返しながら、胸を揉んでみる。
柔らかかった。
……なぜか下着の感触はなかった。
制服は本来厚いものなんだろうけど、千石の着ている制服の胸の部分は薄いシャツだから直接触っているようなものだ。
胸の先の突起を弾くように軽く触ると千石は甘い声を出す。
今日の千石を見ているとやけに興奮してしまう。
これ以上一緒にいると僕は千石を襲ってしまいそうで怖くなるが、僕にそんなことをする度胸はないし、実際する気もない。
だから大丈夫だろうけど、あまり好ましいとは言えないだろう。
この甘い時間を止めるのは勿体無い気がするけど、仕方がないか。
そんなことを考えている間にも僕の両手は千石の身体を撫でている。
ボタンを外し、直に胸を揉んでいる右手と、いつの間にか千石の内ももを触っていた左手を止めた。
なんとなく喘ぎ声に似たような声を出していた千石は、ん?と首を傾げ、求めるような目で僕を見ている。
軽く頭を撫でると千石は再び笑顔になった。
やっぱり可愛い。
前髪を上げているせいで、普段隠している大きな瞳が目立っている。
顔立ちは整っているし、裏表のない笑顔に惹かれてしまいそうになった。
その日はそれ以上のことはせず、興奮を隠しながらDSを一緒にしていた。
小さな画面を二人で眺めることになるからずっと肩が触れ合っていたけれど、なんとか表には出さなかった。
ということで何事もなく、たぶん普段通りに接することが出来たはずだ。
何の問題もない。
一つ気になったことはあったけれど、あれは良い方に転んだということだと思う。
それは僕が千石の家から帰る時。
いつもは寂しい顔をする千石が良い笑顔をしていたから。
酒落ちにならんかった。
まだだ!そこで終わっちゃいけない!
酒落ち?
わからん、こうか?
僕は夜中にふと目を覚ました。
何か気配がするなと思って身体を起こし、部屋を見渡すと忍がこそこそとしているのが目に入る。
「忍?」
呼び掛けるとびくっと身体を震わせてはじかれたように忍はこちらを振り向く。
僕はそれを見て驚いた。
服を着ていなかったとか突然飛びかかってきたことにではない、その唇の端から赤い筋が流れていたことにだ。
まさか誰かの血を吸ったのか!?
が、問い質す間も無く僕はベッドに押し倒される。
このまま僕も血を吸われるのかと身構えたがそれは杞憂だった。
いや、本当に杞憂かどうかはわからないが。
なにしろ身体が折れそうなほど力強く抱き締められたからだ。
いくら忍が細腕で身体が柔らかかったとしてもそこは怪異の王である吸血鬼、物凄いパワーだった。
「し、忍っ、ギブギブ、ギブアップ!……んむっ」
思わず叫んだ僕の口が忍の唇によって防がれる。
すぐにぬるんとした舌が入ってきて僕のに絡みついた。
「ん……?」
この味は……。
僕は力づくで忍を引き剥がし、先ほどまで忍がいたところに置いてあるものを確認する。
「お前、ワインなんてどこから…………むぐっ」
隙を突かれてまた唇が塞がれた。
本来吸血鬼は酒にも強いはずだが、小さな身体の影響か明らかに忍は酔っている。
忍の口内に残っていたワインが唾液ごと流し込まれ、僕は思わずそれを飲み込んでしまう。
吸血鬼は酒に強くとも僕自身は酒に強くない、未成年だから当たり前といえば当たり前なのだが。
すぐに身体中がかっと熱くなり、変な気分になってくる。
僕は忍の背中に手を回して抱き締め、もそもそと服を脱いで忍の身体をまさぐりだした。
「んふっ……んうう」
舌を絡ませたまま忍はとろんとした目で声を漏らし、その幼い身体をこすりつけてくる。
・
・
・
「ん…………」
窓から日が差してきて僕は目覚めた。
何だか頭がガンガンする。風邪でもひいただろうか?
起きようとすると、僕はいつの間にか裸になっており、忍が抱きついているのに気付く。
昨夜の記憶は全くないが、察するに忍が勝手に僕のベッドに侵入したのだろう。
そういえば身体が少し気だるい感じもするし、どうやら何かされたらしい。
やれやれ、とため息をつきながら僕は忍を起こさぬようそっとベッドから抜け出す。
傍らのワインの瓶を見て僕は寝ている忍に呟いた。
「酒は呑んでも飲まれるな、だぞ」
こうですかわかりません
当たり前のように忍をもってくるあたりさすがロリコン木さんといわざるをえない
妹達にワカメ酒しようする男子高校生の姿がそこにはあった
ていうかアワビ酒だった
>>530 妹達にビール瓶で殴り倒される男子高校生の姿が、そこにはあった。
――ていうか、僕―――
「月火ちゃんどうしよう!?兄ちゃんが頭から真っ赤な液体を噴出させて倒れちゃったよ!」
「とりあえず、証拠隠滅だよ火憐ちゃん」
「おう!で、どうするんだ?」
「まずは首をスポーツバッグに…」
ちっちゃい妹こえぇw
っていうかやった事ある感がこえぇw
あら探しさんと誰かの絡み書いてて思うのが
ガハラさんの存在はどうなってるんだろうということ
神原や羽川は絡みあるけどないキャラは全然ないからな
考えないほうがいいのか
保管庫更新乙です。
>>528 ロリコンさんが忍書いてくれやな他に書く人おらんなあ。
忍成分が不足してしまう……。
>>533 ガハラさんを気にしたら書けんくなったことはあるな。
歯磨きみたいなくだりがあったらなんとかなりそうやけど…。
まあガハラさんはあんま考えんてもいいんじゃね?
「こんな偽者だらけの世界なんて滅んじゃっていいと思うんだよね。お兄ちゃん――僕はキメ顔でそう言った」
「滅ぼすのはやることやってからにしようか。斧乃木ちゃん」
「鬼畜なお兄ちゃん。なんでお酒を用意しているの?――僕はキメ顔でそう言った」
「滅ぼすって言ったら酒は身を滅ぼすって言葉が浮かんだからな。世界を滅ぼす前にお酒で身を滅ぼしてみたいんだ」
「うん、わかったよ。しょうがないから付き合ってあげる。
でも鬼畜なお兄ちゃんの場合はお酒で身を滅ぼすんじゃなくて、彼女で身を滅ぼすんだよね――僕はキメ顔でそう言った」
「僕の周囲の人間のことを調べたのか? 戦場ヶ原のことを知ってても最近のあいつはもう普通の女の子だから身を滅ぼされるなんてことはないと思うけど……」
「甘いよ、鬼畜なお兄ちゃん。鬼畜っていう言葉が似合わないフリをするのもやめようよ。
人間なんてそう簡単に変わるものじゃないんだよ。あの毒舌が作られたものだなんて本当に思っているの?――僕はキメ顔でそう言った」
「なんで戦場ヶ原のことに詳しいのかは知らないけれど、あいつは元々優秀で明るいやつだったんだぞ」
「でも自分にとって大切な後輩を変態に仕立て上げる人だよ。平気でエッチな言葉を教えて仕込んだ時はまだ怪異に憑かれていなかったってことを忘れてるんじゃないかな?――僕はキメ顔でそう言った」
「まあそうかもしれないけど、今は大丈夫、なはずだ」
「そんなわけはないよ。毒舌なんてなろうと思ってなれる人は少ないと思うよ。
本来持って生まれた性質なんだろうね。例えば今、鬼畜なお兄ちゃんが毒舌になったとしても大した毒は入らないと思うんだ。
その毒に上乗せして自分の持っていきたい方向に話を進められるのはやっぱり頭が良いからなんだろうけどね――僕はキメ顔でそう言った」
「僕は戦場ヶ原に翻弄されっぱなしだからな。少しくらい――
みたいな感じは不自然やなあ
ガハラさんは本気にならなければ浮気は認めるみたいな事を言ってたような
最近原作っぽい芸風(?)の人が多いからかもだけど気にしすぎじゃね?
そればっかりってのも面白くない気がする。
しかし実際に浮気すると……。
なんという音速の流れ。レベル高いし恐ろしいスレだぜ。
>>398 特に考えてませんでした。
化け物出したかっただけです。
それでは
>>396の続きです。
首輪とか緊縛とか出てきます。
苦手な方はスルーでよろ。
また視点がコロコロ入れ替わりますので、所詮は素人と思って下さい。
僕の腕の中で、震えて悶絶している火憐をみて、僕の中にある感情が芽生えた。
それは、食欲にも似た。吸血衝動。火憐ちゃんの血を吸いたいと思ってしまった。
火憐ちゃんの、火憐の、妹の、この女の、この雌の、この牝の、この…メスの…
コノ、メス、ノ『チ』、ヲ、スイタイ…!
「…に、にいひ、ゃん…も、もっ、ろ…し、て…」
僕の腕の中で、このメスの瞳は涙に濡れて焦点を失い、涎を垂らして口元に
笑みを浮かべて、さらなる刺激を求めておねだりしている。
僕のモノをくわえ込んだままの膣壁はじゅわ、じゅわ、と新たな愛液を滲ませ、
勃起させようと腰ふるわせ、しゃぶる動きを始めている。
僕のモノは、それに呼応するかのように、熱い血潮を肉茎に充填させて、
挿入したままいやらしい蜜に濡れてヌルヌル滑るはずの膣襞をギチ、ギチ、と
軋ませて押し広げる。
「くっ!?あ、あぁあっ!?ふと…っ、ふといぃいっ!?」
マダ、タリナイ、ノカ、コノ、メス、ハ?イイダロウ、トコトン、ヨワラセテカラ、スウトシヨウ…
朦朧とする意識のなか、あたしの腹底を圧迫するソレは、あまりにも太い。
あまりにも硬い。あまりにも熱い。
「ひぎ、き…く、あ、うぅぅ…っ!」
ぷっくら膨れた膣襞がグリグリ磨り潰されて、恥丘の裏側が焼けるようだ。
(…あ、ああ、また、イく、イくイく、イくうぅぅ…っ!!)
閃く悦びに追い立てられて、パンパンに張った乳房が胸の上でプルンッと震えてしまう。
縄に絞り出されて熱く敏感に張ったそのおっぱいが、乱暴にギュッと握りしめられた。
熱い乳肌に食い込んだ冷たい指先が小刻みに動きおっぱいを愛撫する。
「ンぁあぁあっ!?」
握りしめられた乳肉に鋭い電撃が走る。
喉を反らしてのけ反り、太腿が震え出すほど肉穴が締まる。
グ…グジュポッ!! グポッ! グポッ! ググポッ!
膣内を押し開くように挿し込まれた熱い肉茎が力強く抜き差しされる。
「うくぁっ!?あ、ああっ!?い、イィッ!にいひ、ゃんの、おちん、ちんぅぅ…
ゴリ、ゴリして…ふと、い…か、たい…ああ、あつイィ、イィイ、イィイィッ!?」
捲り返された膣口に凄まじい快感が渦巻き、硬い亀頭に突きまくられている
子宮口に熱いモノが爆発。ギチ、ギチ、と磨り潰される膣膜にも快楽電流が発生。
背筋から走る快楽電流に、意識が切り刻まれる。
「…お、奥に、奥に、かた、くて、ぶ、ぶっ、とい、の、がぁあっ!しゅ…
しゅ、ご、すぎるうぅぅ、うぅぅうっ!!」
全ての感覚が快楽に塗り替えられるような絶頂の瞬間が、何度も何度も訪れた。
そのたびにあたしは反り返り、裏返った甘えた喘ぎ声を漏らした。
「ひゃあぁぁん、うぅぅ、うぅぅっ!」
縄に絞り出されたおっぱいが力強く揉まれ、兄ちゃんの腰が荒々しく打ちつけられる
衝撃に、あたしは涎を飛ばして悶え狂った。熱い。気持ちいい。
乳首が弾けそうなくらい痼り勃ち、耳の後ろや乳肌に甘酸っぱい汗がブワッと滲んだ。
握り潰された乳房の中で乳腺に満ちた体液が沸騰、歪んだ乳肉が燃えるように
熱くなって桜色に茹で上がる。
グッポンチュ! グッポンチュ! グッポンチュ!
あたしの膣穴の肉襞を磨り潰しながら、リズミカルにピストンする肉棒の猛々しく
張り出した硬い亀頭の肉エラ。
「ひぁあ、ひっ!?おなか、おなか、のなかあぁあっ!こす、れてぇえぇ、るうぅぅ!」
子宮口をズン、ズズン、と衝かれるたび子宮に凄まじい激感が流し込まれた。
前後する亀頭に掘り起こされ、磨り潰される肉襞のひとつひとつに閃く快楽電流が
流れて、繊細な粘膜穴にこらえがたい感覚が充満する。
「ぇあ!?ぇあ、ぇあ!?お、にゃか、の、そこ、ヘン!?ヘン、ヘンぅぅっ!?」
グ、ッポン! グ、ッポン! グ、ッポン!
とうとう腹底を越えて、みぞおちの下に鈍痛のような快感が弾けた。
「うぅぅ、ぇあ、あぁあっ…あぁあっ!?」
力強く膣穴を抉る肉棒のピストン運動の振動が膣粘膜を伝い、腹から尻から腰へ、
胸から喉へと染み広がった。甘く切なく、蕩けるような快感。
(い、イィ…イイ、おなか、イィイィ…ッ!)
紅潮した頬がいやらしく弛み、喘ぐ唇の端から涎が垂れた。
延々と続く快楽に骨の髄まで犯されて、兄ちゃんを受け入れるだけの存在になってしまう。
いや。そうなりたい。
「あ、は…にいひ、ゃん…んぅぅ…」
腹に感じるたくましい硬さに胸が沸き立ち、口の中に唾液が溢れた。
膨れ上がる牝の本能に突き動かされたあたしは、懸命に首を伸ばし、兄ちゃんにキス。
――チュパッ! チュパッ!
(そういえば、あたしからするの…始めて?…にいひ、ゃん。にいひ、ゃん…)
もっと、感じあいたい、もっと、もっと――
気持ちが昂るにつれ膣孔や尻穴がキュウッとしまった。
愛液を滲ませた粘膜が肉茎にネッチョリと絡みつき、いやらしく波打って、
太く熱く硬い茎を舐めしゃぶる。
波打ちながら蠢く膣粘膜はしなやかに密着し、熱い愛液を塗りつけて締め上げ、
生臭い精液を求めて執拗に愛撫する。
ピンクに火照った柔肌が滲む汗に濡れて艶めかしく輝く。
桃の実のようなお尻を振り、縄に絞り出されたおっぱいを揺らして甘い媚び声で鳴く
姿は、発情した牝犬よりも浅ましい。
――ミチチ、メキキッ!膣洞の中で兄ちゃんのモノが強張った。
膣奥に擦りつけられた亀頭も熱さと硬さを増し、血潮を留めて膨れ上がる。
(く、来る…熱いのが、来る!)
射精を予感し、あたしは兄ちゃんの腰に脚を絡めて、ピンクに火照った太腿が
震え出すほど力を込めて膣孔をさらに搾った。
締めつけが気持ちいいのか、兄ちゃんが呻いた。乳房に食い込む指先に力がこもり、
グポッ!グポッグポッグポグポグポ――膣孔を充たす肉棒が動きを速め、感じやすい
子宮口を滅茶苦茶に突いてくる。
「ぷあっ!はひっ!?はひっ、はひっ、はひっぃぃぃっ!!」
繊細な膣粘膜が太い肉茎に激しくしごかれ、力強く捏ね潰された。
兄ちゃんの興奮を感じて、あたしも下腹に力を込めて腰を合わせた。
二人の動きが新たな波を生み、大きなうねりとなってあたしの意識をぐんぐん押し上げた。
「だ、だ…だしちぇ、だしちぇぇえっ!あたしのいち、ばん、おくにいぃぃぃっ!!
にいひ、ゃんの、あつ、い、の…なまぐさいの…だして、ぇぇええっ!」
自分でも信じられない言葉を発して、顔を跳ね上げてビクビクッと痙攣した瞬間――
――ビュビュパッ!ビュパッ!ビュビュパッ!
ドプッコポッ!ドプッコポッ!ドプッコポッ!
ビュルッ!ビュルッ!ビュルルルル――ッ!!
膣洞を貫いている肉茎の先端、赤黒い亀頭から煮えたぎった白濁液が噴いた。
「あぁあっ!?あちゅ、あちゅ、あちゅぃぃぃっ!!おくにぃ、いっぱいいっぱい、
にいひゃん、の、あついの、いっぱいぃぃぃっ――っ!!」
熱く生臭い激流に子宮を叩かれ、あたしの意識は吹き飛ばされた。
プシャアァァァ!
肉茎を呑み込んだ肉の割れ目の傍から仄かに香る尿水の霧がプシャ!プシャアァァァ!
と迸った。
「ふぁあ、ふぁあ、あぁあっ!?ああ、ああァァアあぁぁっ!」
乳首を捻り潰され責めたてる激流、クリトリスの根本に刻み込まれる心地よい振動。
絶頂のさらに上まで弾き飛ばされ、紅く染まった顔を跳ね上げる。
じゅ…ちゅ、じゅるちゅっ!じゅちゅっ!
悦びに震えた膣粘膜がいやらしく波打ち、絞り出された白濁液を腹の奥へ向けて
クゥッと迫り上がる子宮に吸い上げ、あたしの下腹部を満たす。
子宮に収まりきらなかった白濁液は蠢く膣粘膜の隙間を逆流し、太さに歪んだ
膣孔から溢れ出した。紅く茹だった肉畝を乗り越え、長く糸を引きながらポタリ、
ポタリと垂れ落ちて、お尻の下に生臭い水溜まりを作る。
ぐ、ぐ…ぐちゅポンッ!
萎んだ肉茎が引き抜かれ、真っ赤に熟れた膣粘膜が捲れ返った。
弛みきった膣孔の奥からコポリ、コポリと、愛液と白濁液の混ざりあった塊が
粘つく糸を引きながらこぼれ出す。
(も…もっと…してぇ…にいひ、ゃんの…もっと、ほしいよぉ…)
イッたばかりだというのに、もう飢えている。
カチャカチャ
(兄ちゃんが、あたしの首輪を外してる。ヤダなあ、せっかく貰ったのに
なんで外すんだろ。もう終わりかな…)
濃厚な精液の匂いに頭の芯が痺れ、あらゆる感覚が気持ちいい。
意識がだんだん遠くなる。
ぼんやりした視界の端には、月火ちゃんが見える。
すっかり顔が紅潮して、お腹もピンクに染まって興奮状態だ。
アソコが熱いのか細い腿を必死に擦り合わせいる。
両手が後ろに緊縛されているために、自分で慰めることもできないようだ。
兄ちゃんに何とかして欲しいけど、兄ちゃんは首輪を外したあたしの首筋を
丹念に舐め始めてる。気持ち…いい…――
快楽に蕩けた…あた…し、の意識は、…しろ、い…闇の中に…オチ…タ…
意識を失ってグッタリと横たわるメスを、僕は無表情に見下ろす。
ついと手を伸ばして、短く切られたメスの髪に触れた。
ほんのわずか、口元をほころばし、大きく口を開き柔らかそうなメスの
細首に唇をあて、鋭い牙を肌に食い込ませ――
ヤット、スエル。メス。コノ、メス、ノ、『血』ヲ…
『お兄ちゃん』
僕を救ったのは、月火ちゃんの一言だった。
って言うか次の瞬間!?
ガスゥ!
月火ちゃんの両方の爪先が僕の顔面にめり込んだ。眉間やら鼻先やら、
顔のど真ん中だ。直球ストライクである。微妙に小指の先が目の中に入ってるし。
何すんだ、コノ野郎!気付けにしても強烈過ぎるわ。
まあ何すんだも、コノ野郎も僕なんだけど。一気に現実に戻ってこれた。
僕が堕ちるのを助ける一言だった。火憐ちゃんの血を吸おうとした僕を止めてくれた。
まあ実際それは、僕と火憐ちゃんとのまぐわいを見て、火照った身体を
なんとかして欲しくて取った行動だったのだろうけど、僕を救ってくれたのには
違いなかった。
月火ちゃんの顔はすっかり火照ってしまっていて、鼻息は荒いし内股を擦り合わせて
肩を振るわせて「…お兄ちゃん…」と呻いて涙目でこっちを見てる。
「お兄ちゃん…。お腹の奥が…変だよ…。熱くて…ジンジン、してるよぉ…」
火憐ちゃんの喘ぎ声にあてられて、身体が興奮しちゃってるんだな。
時間を置けば治まるだろうし、縄をほどけば自分で慰めることも出来るだろうけど。
「あ…。お兄、ちゃん…?」
柔らかく抱き寄せると月火ちゃんはきょとんと僕を見た。
不安に揺れる瞳に、僕は微笑みかけてやった。
「少し恥ずかしいかも知れないけど、じっとしてろ、お兄ちゃんが楽にしてやる」
「え…?ぁ…ぅんぅぅっ…!?」
唇を重ねると月火ちゃんはビクッと全身をすくめた。だが僕を信じているのか、
逃げようとはしない。身体を硬くしてじっとされるままになっている。
「か、火憐ちゃん、みたいに…してくれるの?」
「いや」
「い、いや!?」
「月火ちゃんには月火ちゃんにあわせてしてあげる」
「んんっ…ちゅっ…」
柔らかくキスをして、月火ちゃんの小さな唇を舌でこじ開けて、自らの舌をさしいれる。
舌を見つけて絡めとり、柔らかく吸い上げた。
「ふぅん…う、ぅうぅ…お、お兄、ちゃん…」
たっぷりと口腔内を愛撫し、キスから解放してやった時には月火ちゃんはトロンと
瞳を潤ませ、肩で息をしていた。僕は、自分に寄りかかるように抱き上げた。
「…脚を開いて、月火ちゃん」
「は、恥ずかしい、よぉ…ひゃぁんっ…」
キュウッと乳首を軽くつまんでやると、月火ちゃんの身体がぶるぶると震えた。
僕は一方の手を月火ちゃんの脚の間に伸ばし、スルリとその内側へ指を滑らせ、
ショーツの上からやんわりと、幼い割れ目を擦ってやる。
「ひぅうっ…ぁっ、ひんっ…お、お兄、ちゃん…お腹…の中…へ、ん、変だよ…」
僕の腕の中でピクピクと月火ちゃんの身体が震える。
「大丈夫だよ、月火ちゃん。それは気持ちよくなってるんだ。そのままじっとして」
月火ちゃんの髪を撫でて安心させてやり、また愛撫をはじめる。
「ひゃぁんっ!ぁっ、ぅうぅ、んんっ…っ!」
月火ちゃんはひどく敏感に反応を示し、ピクピクと身体を震わせる。
本来Sである性質のせいか、責められる狼狽も、拍車をかけているのだろう。
「お兄ちゃん…お、兄ちゃん…ど、…どうしたら、いい、のか…わかんない、よぉ…」
「感じるままにしてればいいよ。気持ちいいか?月火ちゃん」
「う、…うん…。…気持ち、いい…気持ちいい…よ、お兄ちゃん…」
「じゃあ、その気持ちよさに集中して、もっともっと気持ちよくなって、頭の中が
真っ白になるから。火憐ちゃんもそうだよ」
「う、うん…。か、火憐ちゃんも…こうなんだね…ふぁっ…はぁっ、はぁ…お、
兄ちゃん…気持ち、いい…気持ち、いいよ…はふっ、んんっ…へん、な…な…
何か、なに、か…く、来るぅ…ヘンな、ぁっ、あぁぁっ!」
月火ちゃんの絶頂が近いこと悟った僕は、幼い肉の割れ目をショーツ越しに
力強く揉み込んで、健気に勃起した乳首を口に含み舌先で転がす。
ショーツが汗ばみ、うっすらと愛液を滲ませてくる。
「き、きちゃ、う…なに、か…何か、来てる、よ…、お兄ちゃん…ぁっ、
あぁぁっ!ひゃぁんっっ!」
絶頂に達し、グッタリと脱力して僕に倒れかかってくる。微笑み月火ちゃんを
ギュッと抱きしめてやった。
「はぁっ、はぁっ。お兄ちゃん…私、イッちゃった、の?」
「うん。イッてたね。身体のつらいのも、じきにおさまるよ」
疲れはてたらしく、月火ちゃんのたれ目はトロンとしている。
「お兄ちゃん…」
「うん?なあに?」
「ありがとう…」
「気にするな」
好きでやってんだ。お兄ちゃんはお前らの為なら死ねるんだ。
と言う言葉は、かろうじて呑み込んだ。
「…にいひ、ゃん…あ、たし…に、も…」
火憐ちゃんが甘い声で鳴いてきた。汗に濡れた裸体をいやらしくくぬらせ
駄々っ子のように身を揺すっている。
って言うか、もう回復したのか、このドM。いつから起きてたんだ。
「キスして、たあたりから…。だって…、二人で世界作っちゃって…、あたし…
全然、入れて、もらえ、なかったじゃん…」
「ゴメン。火憐ちゃん。…お兄ちゃん…私のショーツ脱がせて…」
「いいのか?」
「うん…。はやくして」
僕は月火ちゃんのショーツを引き下げ、脚から抜き取った。
月火ちゃんの恥丘は、産毛が少し生えているだけの様相、『ツルツル、ピカピカの割れ目』
であった。それでも、ここまでの愛撫でしっかり塗れていたし、真っ赤に熟れて
可愛い肉芽もしっかり勃起していた。
「火憐ちゃん重いかも知れないけど、ちょっと我慢して」
そして月火ちゃんは、火憐ちゃんの上に覆い被さった。
火憐ちゃんと重なりあってる部分が熱い。
お腹も、脚も、アソコも、縄に絞り出された互いのおっぱいもヤケドしちゃいそうだ。
「火憐ちゃん脚を開いて」
「う、うん…」
私が火憐ちゃんの長い脚を割り開く格好で脚を広げた。火憐ちゃんの爪先が
天井を向いて脚が開かれた。私が火憐ちゃんの腿に乗り爪先でシーツを掻き踏ん張った。
互いの紅く熟れたアソコが縦に並んで、お兄ちゃんに向けられた。
「私のアソコ…、まだ小さい、から、お兄ちゃんとは、まだ、ムリだけど…、
これなら火憐ちゃんと一緒に感じられる…。火憐ちゃん、いい、かな…」
「うん。いいよ…、月火ちゃんと兄ちゃんと一緒にしよ…」
火憐ちゃんは私にオデコをすり寄せて、言ってくれた。
両手が縛られてて火憐ちゃんを抱きしめられないから、火憐ちゃんとオデコを
すりあわせる。
「…お兄、ちゃん…きて…」
「兄ちゃん…一緒に…」
火憐ちゃんと私は互いに腰を振り、競うようにお兄ちゃんを求めた。
兄ちゃんが私の上に覆い被さって、火憐ちゃんが小さく呻いた。
「だ、大丈夫!?火憐ちゃん!?」
「あたしは大丈夫…。兄ちゃん…遠慮は無用だ。思い切り、きてくれ」
お兄ちゃんは、格好いいよと呟き。火憐ちゃんに挿入した。
ぐぷ…ぐぶちゅっ!
火憐ちゃんの下腹が、お兄ちゃんのモノでプックラと膨らんだのが密着した
私の下腹に感じられた。
お兄ちゃんと火憐ちゃんは自然に互いを求め、深く一つにつながった。
その間に私がいる。
前も、後ろも火憐ちゃんのすべてをお兄ちゃんは求めて、火憐ちゃんも求めた。
三人で幾度となく達し、達してはまた求め合った。
疲れはて、まどろみに落ち、いつの間にか眠っていた。
行間リセットというか、今回のオチ。
「おはよう。兄ちゃん」
火憐ちゃんの元気なかけ声が僕の耳に響いた。
起きようと思ったが身体が動かない。おかしいなと思って目を開けると。
目の前にジャージに包まれたお尻が見えた。考えるまでもなく火憐の尻だ。
火憐は僕の上に覆い被さって、身動きを封じている。
「あの火憐ちゃん、兄ちゃんは起きたいんだけど?どいてくれるかな?」
僕の身体は、全身ピクリとも動かない。こいつまた技を使ってやがるな。離せ、こらっ!?
「お兄ちゃん暴れないで、パンツが脱がせにくいでしょ!」
月火ちゃんが、僕のパンツを脱がそうとしている。
「きゃーっ!お前ら何するつもりだ!?」
「浮気防止の為に、全部出しとこうと思って」
「浮気?浮気ってなんだ!?お前らは僕の嫁か!?」
「あっ!ひでえな兄ちゃん。こんなでかいキスマーク首筋に付けといて逃げんのか?
もう瑞鳥くんに会えねえって」
火憐ちゃんの首筋には、真っ赤なキスマークが残っていた。
首筋だけでなく、火憐ちゃんには全身くまなく付けてしまったわけだが。
「むしろお兄ちゃんが火憐ちゃんのお婿さんかな?」
「そうだな兄ちゃんぐらい、あたしが養ってやるって」
「断わる!妹に養ってもらうってどんなヒモだよ。離せ!?」
そうこうしてるうちに月火ちゃんが僕のパンツを脱がしてしまった。
「おーっ!朝から元気だな兄ちゃん」
「朝勃ちだ!朝勃ち!!男の生理現象だ!」
「あんなに火憐ちゃんに出したの、スゴイね。お兄ちゃん」
火憐ちゃんは朝勃ちした僕のモノをペロッと舐め、そのまま口に含んだ。
「あーっ!また別の女のこと考えてやがったな。翼さんで勃たせてたんだ」
「だから僕のモノを舐めて思考を読むのをやめろ!?ご近所のみなさーん、実の兄を
性的に虐待してる変態百合姉妹がいますよお!!」
「そう言うなって兄ちゃん。結婚してくれる約束だろ」
「誰がするか!!お前らなんて大嫌いだよ」
「しばらくじっとしてなって、兄ちゃん。すぐ気持ちよくしてやっから。
にっしっし」
「すいません、やめてください火憐さん!いや火憐さま!!月火さん!いや月火さま
火憐さまを止めてください!!」
月火さまは身動きの出来ない僕の顔にまたがってきて、千枚通しを突きつけた。
マジで恐い!細い腿が僕の頭をしめあげる。
「いいよ火憐ちゃん一滴残らず出しちゃって」
「ぎゃあああああああああああああ!」
ノーコメント
朝食を終えた後の勉強タイム。
「忍。怒ってないから出てこいよ」
「………………」
「もう血ィやんねえぞ」
「………………」
「ドーナツ…の…タイム…さ」
「呼んだかの人でなしの我があるじ様よ」
金髪金眼。吸血無能が現れた。だから僕の頭の上に立つな鬱陶しい。
「残念だったな死ねなくって」
「何の話かの我があるじ様よ」
「僕に火憐ちゃんの血を吸わせて、眷族化に思い悩んだ僕はお前の
血を吸いつくし晴れてお前は消滅、火憐と僕は人間になってめでたしめでたし。
こんなところか」
「かかっ、我があるじ様は想像力が豊かじゃのう」
まあ実際、コイツがそこまで考えてたとは言いがたい。
僕が火憐ちゃんを眷族にしたとは言いきれないし、間接的にフルボッコにされた
恨みを、晴らそうとしただけかもしれない。
ただ僕に火憐ちゃんの血を吸わせようとした事だけが事実だ。
「僕は戦場ヶ原と付き合ってるし、羽川のことが大好きだ、結婚したいと
思っているは八九寺だ。でも道連れはお前だけだ」
「かかっ、これはまた、突然の告白じゃのう。我があるじ様よ、ではあの妹御たちは
なんなのかの?」
火憐と月火か、決まっている。そんなの決まりきっている。
「運命の人だよ」
僕は――キメ顔でそう言った。
「まあよかろう。これからも儂に寝首をかかれぬように、気をつけるがよい」
そう言うと忍は僕の影に消えた。
まあ実際、問題は山積みだ。さしあたって、姓に目覚めた百合姉妹の変態性欲を
どうするかだな、やっぱり神原に相談するしかないか。
この前電話を着信拒否にした事怒ってるかな。
「旅は道連れ世は情け。渡る世間は鬼ばかりか…」
おわり
それでは今宵はこれにて失礼します。
また何か書けたら投下します。
なるべく書きためて、できれば前後編ぐらいにはしたいものです。
>>548 なんてハードな!素晴らしい
吸血鬼になって、しかも妹とやっちゃった話が来たので狂気乱舞させていただく
というかちんこもげるかと思った
今後も頑張って下さい
たまらんんんんんんん
>結婚したいと思っているは八九寺だ。
ちょっとまてwwwwwwww
GJ!
>>548 GJ!過激なエロス、ごちそうさまでした
>>551 いや、そこは公式設定w
我らが阿ロリ木さんはもうすでにプロポーズ済みです
さすがのエロ描写 官能小説ばりの多彩さが強いぜ!
ところでふと思ったんだけど忍のセクロスってないよね。
八九寺ぐらいならともかく8歳児相応の肢体でセクロス大丈夫なんだろうか。
つーか需要あるんだろうか?それとも幾つか年齢上がってる想定なんかな。
忍野さんちの忍ちゃん。は8歳ぐらいだったけど。
普通に考えれば絶対無理だけど吸血鬼だから無理しても治癒するので出来るっちゃ出来る
偽(下)の17歳忍から察するに血の吸い具合で融通が利きそうだ
557 :
254:2009/10/19(月) 19:14:06 ID:cbDUxFqE
するがローズの者です。
結局縛り3Pにしたがとても筆が進まない…。
とりあえず、少しうpしますね。
※傷物語未読の場合は、飛ばしてくれて結構です。
・するがローズB
「―やれやれ、やはり遅すぎましたか―」
部屋の縁側から聞こえた『いい声』の主を探して周りを見てみると―
「おや、お久しぶりですね、元ハートアンダーブレードの元眷属さん」
「―僕はもうヤツの眷属じゃない、あとヤツももう吸血鬼じゃない。だからそん
な呼び方をするな」
「困りましたね、一応『元』と二度もつけたのですが…では何とお呼びしたらい
いでしょう?」
「阿良々木 暦 だ。名字でも名前でも構わない。」
「そうですか、では改めて『阿良々木さん』とお呼びしましょう。はじめまして
、阿良々木さん。」
「―何がはじめましてだ」
いくら暗記が苦手な僕でも忘れることは無い。
神父の出立ち、ハリネズミのような髪型、細い双眸、その名は―
「ソニック・ザ・ヘッジホッグです」
「嘘だっ!?」
>>554 八歳児でも性行為は可能だよ。
そして需要はある。
少なくとも俺が見たい!
いや、俺だけでなくこのスレの住人のほとんどが待ち焦がれてるはず!
さあ! さあ! 誰か!
559 :
254:2009/10/19(月) 19:15:17 ID:cbDUxFqE
――ギロチンカッター。
春休み、吸血鬼と化した僕と戦い、最後にはハートアンダーブレードに骨まで喰
らいつくされた吸血鬼ハンター、ギロチンカッター。
何故生きている。
僕はこいつがキスショットに喰われている所をこの目で見たと いうのに―こいつ
は一体――
「なぜ生きている」
そのまま疑問をぶつけてみる。
「僕?僕がですか?」
何を聞かれているのかわからない―という表情。
「ああそうだ」
「いやだなあ、僕は人間だったんですよ?生き還る訳ないじゃないですか」
「ならどうしてここにいる!」
「おや?その言葉からすると…八九寺さんからお聞きになられていないのですか
」
「―まさか、お前―」
八九寺は言っていた。
―『最近怪異に詳しい幽霊に出会った』―と。
「ええ、お察しの通り、今は幽霊となった怪異の専門家、またはしがない大司教
、人呼んでギロチンカッターです。」
「―やっぱり幽霊か」
「おお、思っていたより物分かりがいいのですね。僕、分別ある人は嫌いではな
いですよ」
すごく下に見られている気がするが、気にせず話を進める。
そんな事を気にするより、今は神原が先決だ。
「―どうして幽霊に―」
「いやあ、僕も笑ってしまいましたよ。怪異を認めない者が、その未練と使命感
の強さのあまり、自ら怪異となるなんて」
「―まさか、神原を―」
「いやいや、今の僕は幽霊です。ヘタに術式を張ろうモノなら、自らが浄化され
てしまいますよ。」
「だとしても、腕力で」
「こんな太い蔓、素手で千切れるとお思いですか?」
「うっ…」
返す言葉がない。
もしそんな事ができたら、ここまでの事態になっているはずがない。
僕一人で、なんとか出来た筈だ。
「さて、僕の大切な友人である八九寺さんが気を失っているようなので、彼女を
連れて帰りますね」
「待て!ギロチンカッター!」
「はい?僕をお呼びになられましたか?」
「そうだお前だ!教えてくれ!この怪異を倒す方法を!」
かつて僕―どころか羽川の命さえ手にかけようとした男に頭をさげるのも癪だが
、今はそんなことを言ってる場合ではない。
とにかく、神原を人間に戻さないと―
560 :
254:2009/10/19(月) 19:17:10 ID:cbDUxFqE
「この怪異ですか―ふむ―」
「あるのか!何か方法があるのか!」
「では、このような話をしましょう。その昔、我が主イエス様は―」
「宗教説話や寓話なんて聞きたくないっ!解決方法を教えろ!」
「まあまあ、そう焦らずに、最後まで。
―その昔、、中世ヨーロッパでは、薔薇はその美しさや香りが『人々を惑わす』
が為にタブーとされた事があったのです。
また、薔薇はその美しさ故、ローマ神話では、『愛の女神』ヴィーナスを象徴し
ていたとのことです」
「それに何の意味がある!」
第一、ローマ神話とキリスト教に関連があるのか?
「まあまあ慌てずに。薔薇は愛の象徴なのです。聖母マリア様のことを『ローザ
ミスティカ』と言うのはご存知ですか?」
「知るか!第一僕に怪しげな通販商品をネット注文してクーリングオフ寸前に返品
してスリルを味わうような趣味は無い!」
「…阿良々木さんはせっかちですねぇ…わかりました、解決のヒントを差し上げ
ましょう。」
今までのはヒントじゃなかったのかよ!
真面目に聞こうとした僕の心を返せ。
「阿良々木さんは、『パリスの審判』というのをご存知ですか?」
−パリスの審判−、そういえば前羽川が言っていた。
『三美人の中から一人を選ぶなら、二人分の嫉妬を受け止める覚悟が必要なんだ
よ?阿良々木くんは、三人から誰か一人を選んで、嫉妬を受け止めることが出来
る?』
−そんな事と一緒に言われた。
じゃあ、戦場ヶ原はユノ――ギリシャ神話でいうヘラに決まっている。
僕はさしづめ、大いに悩むパリスだろう。
「彼女らは、『誰か一人』が選ばれたが故に、嫉妬に猛り狂い、パリスはそ青き
の炎に焼かれました――逆に、『全てを選ぶ』ことができたら、どうだったので
しょう?」
「―まさか、お前。この僕に―」
「さて、後は阿良々木さん、あなた次第ですよ?何をしたって構いません。しか
し、神は全てを見ておられます。あなたが七つの大罪を幾つ犯そうとも、きっと
お許し下さるでしょう。」
「何だそれは!僕にその大罪とやらを犯せという前フリなんだな?そうなんだな!?
」
「深読みのしすぎは身を滅ぼしますよ?では、あなたに神の御加護があらんこと
を」
「ごまかすなっ!」
そして、八九寺を小脇に抱え、通常の三倍のいスピードで逃げ去る幽霊神父。
「さらばだ元眷属っ!」
「勝手に帰るな!」
流石は鍛えているらしく、僕が門まで追いかける間に、もう姿を消していた。
「マジかよ…」
僕は自分のやるべき事を思い浮かべ、大いに自己嫌悪に陥った―。
「―あらどうしたの阿良々木君、こんな所でローションまみれの上半身を剥き出
しにして―」
「…好きでこんな格好している訳じゃない」
「あらそうなの。私には阿良々木くんが可愛い後輩神原とのプレイ最中に興ざめ
させるような予想外のアクションをとってショックのあまり盗んだズボンで走り
出したようにしか見えないけど」
―その台詞、その暴言、その毒舌―
「―来てたのか、戦場ヶ原―」
そこにいたのは、紛うことない僕の彼女―戦場ヶ原ひたぎだった――
561 :
254:2009/10/19(月) 19:18:51 ID:cbDUxFqE
どうもです…。
今は3P前座をこなし、さて実行―という所で詰まってます。
だれかネタを!救世主を!メシヤを!
ごめんなさい、変なところで割り込んでしまいました……m(_ _)m
GJ!
564 :
飯屋:2009/10/19(月) 21:26:25 ID:l6zaHYU7
・・・あ? えっと、その・・・冷やし中華終わりました!
>>510-512の続き
なんと言うかその場の成り行きで、降って湧いたようにはじまってしまった神原との情事に、僕ってハメられちゃったのかなぁとか、
戦場ヶ原に何て言やいいんだろうとか、この場合、喰われる側は神原なんだろうか、それとも僕なんだろうかなどと、いろいろな考えが
頭の中を駆け巡っていたのだが、それらの漠然とした考えは、目の前に横たわった、超高級セクサドールのように少しのたるみもない
流線型の肉体が放つ圧倒的な存在感によって、霧のように掻き消されていった。
いつもガン見していた後輩の股間を、ここぞとばかりに指でまさぐりながら、僕は言った。
「神原の腰つきって、スッゲーいやらしいよな」
現役アスリートでもある、神原の鍛えられた下半身は、細く見えるのに肉付きが良くて、見るからに締まりが良さそうだった。
「ええっ…」
このきれいな脚を、これから思う存分、揉んだり撫でたり、開いたり閉じたりして、そんでもって舐めたり啜ったり呑んだりしちゃうんだ、僕。
「体育会系の女子って、アソコの締まりとか、やっぱスゲーんだろうな」
「先輩ったら… 後輩の女子を… そーゆー目で見てたんだ」
「…と言っても、お前だけだけどな」
その人並み外れたスポーツの才能から、たちまち直江津高校のアイドルになった神原は、ルックスだって本モノのアイドル顔負けだ。
そんな健康的なナイスバディの持ち主とエッチするという状況に僕は、ちょっとニュアンスは違うが、あの凄惨な戦いの晩、悪魔の待つ
真っ暗な教室へ入っていったときと同じくらいガクブルしていた。
まるでグラビアから抜け出たようなお椀型の美乳にむしゃぶりつく。
「うあっ… 阿良々木先輩ッ…」
鮮やかなピンク色の乳首がみるみる尖っていく。
おっぱいの縁の急な立ち上がりを舌でなぞりながら、柔らかくて張りのある乳肉に頬を擦りつけ、揉みあやしてゆく。
そして、さらに下へ下へと、ゆっくりと舌を這わせていった。
「うあぁっ!」
だんだんと激しくなる呼吸に合わせて、乳房がぷるぷると震え、引き締まった腹部が波打つように上下した。
つるつるした下腹に顔をうずめて舐めまわすと、あたたかくじっとりした神原の吐息が、ぴんと立った僕のアホ毛を揺らしながら、
僕の髪の毛を湿らせていった。
「阿良々木先輩ッ、そこはダメだッ、きたない…」
16才の秘めやかな場所は、初々しいピンク色をしていた。
ゴクリッ、と自分が生唾を呑み込む音が、僕の耳に大きく響いた。
「いつも見せつけてたくせに、少しぐらい舐めさせてくれたっていーじゃん」
すでに蜜穴は、じっとり濡れて、なまめかしい光を放っている。
頬を真っ赤に染めて、神原が弱々しい声で否定する。
「べつに見せつけてるわけじゃ…」
その弱々しい声は、ピンクの花びらを舐め啜る、ぴちゃぴちゃという猥雑な音に掻き消された。
「あうううっっっ!」
長い腿とすらりとしたふくらはぎが、ピィーンと伸びて、張り詰めた筋肉でぱっつんぱっつんになる。
僕は口をすぼめて、ひだの奥から肉芽を吸い出して、舌先で転がすようにした。
「はうっ!!」
乳房を大きくバウンドさせながら神原は仰け反り、腰をくねらせて喘いだ。
引き締まったお尻に続いて、みごとな脚線美を両手で撫で回すようにすると、なめらかに張った筋肉が僕の指をやんわりと押し返す。
ピンクの肉裂から口を離さずに、僕は言った。
「レロレロレロ… あれだ神原、ウォーミングアップだよ」
「ううううんっ」
ショートカットの髪を、まるでいやいやをするように激しく振り乱しながら、昂まりゆく快感に耐えようとする神原。
花びらが開ききって、秘孔がぱっくりと口を開けたのを確認して、僕は言った。
「ウォームアップはこんくらいでいいだろう」
僕は神原のうえにのしかかって、さっきまで舌で舐め回していた彼女自身にペニスの先をあてがった。
「それじゃあ神原、行っくぜーッ」
「あふぁっ!!」
僕の身体のしたで、彼女の全身の筋肉がきゅっと張り詰め、まるで波打つように動いた。
そのまま、狭くなった肉の輪を一気にくぐり抜ける。
神原の股はやわらかく、ぜい肉がまったくないことも加わって、より深いところまで挿入することができた。
ペニスの先に何やらこりこりした突起が当たる。…どうやら最初の一突きで、子宮口まで軽々と到達してしまったらしい。
「スッゲー気持ち良い… 最後はちゃんと外に出すから」
鍛えられて二つに割れた背中を強く抱き締めながら、僕は腰を使い始めた。
彼女のなかはじっとりと湿ってあたたかく、あまりの気持ち良さに僕は、最初の数ストロークで果ててしまいそうになった。
ぐんぐんと膨らんでゆく射精感をなんとか堪えながら、無我夢中で腰を振った。
「せんぱぁい、阿良々木先輩ィーッ」
「かんばるッ、かんばるッー!」
荒々しく突き込むたびに、つるりとした下腹部やすべすべした内腿がぺたぺたと音を立てて僕の下腹部に押し当たる。
「せんぱぁいーッ!」
「かんばるうぅーッ!」
名前を呼びながら突き込む僕に、神原も更に締め付けながら応えた。
少女の美しさと女のいやらしさを同時に持つ、芸術的なまでの肉体が、快楽によってさらに艶やかに輝いてゆく。
じわじわと盛り上がってきた射精感が、一気にスパークして臨界点を超えて、阿良々木先輩は発射の秒読み段階に入った。
スパートをかけると、精液を搾り取ろうとするかのように、肉壷がぐっと引き絞られた。
本能に逆らって一気にペニスを引き抜くと、呆れるほどたくさんに白濁液がぶるんっと弾けるように散って、神原の腹といわず胸や顔にまで
べったりと付着した。
二人でシャワーを浴びながら、僕は神原のお腹についた僕の精液を念入りに洗い落とした。
神原は目をつむり、僕に洗われるがままになっている。
(こいつの身体って、全身どこもかも、つるつるのすべすべなんだな…)
ふと、現在の混乱した状況について考え、頭の中で整理してみようとした。
(……なんで、こうなっちゃったんだろーな〜)
さらに、これから予想される危機的状況についても考えてみる。
(戦場ヶ原のこと、ど〜すんだよ…)
ふと、神原が片目を開けて、僕の顔をちらりと見た。
(僕っていっつもこんな風に、流されてばっかりなんだよな…)
でも、今朝の神原の扇情的なヘソ出しルック。
(あんなスゲー格好見せられちまったら、もう止まんねぇよなぁ〜)
戦場ヶ原というちゃんとした彼女がいながらも、青春まっただ中の若い盛りである僕はどうしたって、他のキレイな女の子たちの身体にも
興味を持たずにいられない。
そんな僕にとって、今朝の神原の格好はマジで大興奮というか、もの凄くドキドキした。
神原は日頃から、男に媚びるような格好をまったくしない。なのに僕と待ち合わせていた今日、肌もあらわなセックスアピール全開の服装を
してきたのだ。
こんなエロイ身体を見せつけて誘惑されたら、男はひとたまりもない。
あの短パンで大胆に強調された健康的な脚線美を見てしまったとき、ひょっとして、もう勝負は着いていたのかもしれない。
取り敢えず、この既成事実を受け入れるしかなかった。
(なんかハメられたような気がするけど、まぁいいか… 戦場ヶ原と付き合うようになったときも、何となく流されてって感じだったし…)
神原はいつもの人懐っこい微笑みを浮かべ、大きな目で僕のことをじっと見ている。
「阿良々木先輩、さっきから、なにを考えているのだ?」
「いや、…これからの身の処し方とか」
「戦場ヶ原先輩のこととか?」
「まぁ… そうだな」
「あんな女のことなんか、わたしは全然気にしてないぞ」
「いや、お前が気にしなくても、僕が気にするんだよ! つーか、戦場ヶ原はお前の愛しい先輩じゃなかったのかよ!」
「わたしの愛しい先輩は、阿良々木暦先輩だ」
「切り替え早ッ!!」
僕が頭を鷲掴みにして、わしゃわしゃと掻き乱してやると、神原はきゃっきゃっと声をあげて嬉しそうに笑った。
…この健康優良児め。
無邪気に笑う神原を見ながら僕も嬉しかった。
あの時ケチョンケチョンのズタボロにされた僕の尊い犠牲は、無駄じゃなかった。
怪異を追っ払って、神原が元のふつうの女の子の身体に戻って、相手はどうあれ、こうして人並みのエッチを体験することができた。それだけでも、
ボロボロになって頑張った甲斐があった。
ひょっとしたら、彼女から肉体関係を誘ってきたのは、お礼の意味もあったのかもしれない。
まぁ、身体を救ってくれたお礼に自分の身体を差し出すというのも、何だか凄く理にかなっているというか、至極まっとうな感じというか、
全然不自然じゃないように思えたので、ここはあれこれ余計なことを考えず、彼女の好意を素直に受け取っておくことにした。
続きます
えーと・・・原作ちゃんと読んでます?
571 :
254:2009/10/20(火) 03:45:52 ID:l++zY4/2
>>570 そんなこと言うなってよ。
解釈は人それぞれだじぇ!
>>558 がんばれ駿河。
割り込んだお詫びとして、感想でも聞かせてもらおうか!フハハハハ!
評論家が出たぞー!
分割するならトリいれようぜ
保管庫の人も楽になるし
574 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 13:47:26 ID:2xE4ZEpA
ありゃりゃぎさんはガハラさんと別れて翼さんとくっつけばいい
羽川さん乙
火憐ちゃんをオナペットにしたい
>>570 言いたいことはわかる
なーんかキャラが違うんだよなー
忍野がアレルギー君と忍以外を本名ではなく
「ツンデレちゃん」やら「えろっ子ちゃん」やら呼ぶのは
ひょっとしたら忍野が強すぎて、
耐性の無い奴はヘタに本名呼ぶだけで「名で縛る」状態になっちゃうからだろうか、と厨二妄想
つまり本名呼ぶだけで体の自由を奪うエロ展開できたりするのだろうか、とエロ妄想
名前で縛るっていうのは、名前がない、もしくは不安定な存在を
名前を付けることにより在り方を決めつけるみたいな感じじゃないのかな。
もともとちゃんとした名前がある人相手には意味ない気がするけど。
名で縛るっての名前を決めて、そう認識させる事で、次第にそうであると思い、
決めたその名前通りのものになる っていう事。
つまり、エロっ子と言い続けてエロエロにしようとするおっさん(独身)ということだな
阿部清明曰く、
この世で最も短い呪は名である。
お前らが縛るとか言ってるから神原が興奮してるじゃないか
ハァハァ い、いいぞ阿良々木先輩!
もっと、もっとその名前で私を縛ってくれ!
名前を呼ぶことで忍野自身が縛られちゃうんじゃないか
ああ、何か納得。
阿良々木君にしばらく縛られてたわけか。
僕はプールの入場料を支払うため、マジックテープ式の財布を取り出した。
「よし千石、支払いは任せろ!」バリバリ
「やめて暦お兄ちゃん!」
∧_∧
( ゚ω゚ ) 支払いは任せろー
バリバリC□l丶l丶
/ ( ) やめて!
(ノ ̄と、 i
しーJ
千石は暦に対してツッコミ入れない妄信的なところがあるからスルーかも知れん
むしろ「この時代に敢えてマジックテープ式を使う『流されない男』っぷりが素敵・・・」とか思いかねない
羽川もツッコみそうにないな
確実にツッコむのは八九寺あたりか
神原は「流石は阿良々木先輩!」か「いやそれはちょっと・・・」のどちらになるかわからんな
ツン場ヶ原さんはツッコミを通り越してどこまで馬鹿にするのか想像も付かない
>>585 プールの入場料くらいマジックテープ方式で払って何が悪い。
夜景が綺麗に見える高級レストランでそれなら最悪だが。
貴方にはせいぜいこれがお似合いよって言って
わざわざ凄くダサい100円のマジック財布を探してきて綺麗に梱包してプレゼントして
ずーーっとそれを使わせようとするのが、俺の中のガハラさん像
自分が貧乏だし、他人の持ち物がどうこうって部分はあまり突っ込まなそうな気がする。
>>589は大いにありそうだけど
マジックテープ式の財布ってなんか悪いのか?
俺みたいに財布持ち歩くのが面倒で、ズボンの右ポケットに小銭、左ポケットに二つ折りにした札を
直で入れてる奴より、ちゃんと財布持ち歩いてる時点でずっと良いと思う。
ググレば分かる
ただのネタだよ
俺の中で羽川はがま口財布
自分で書いといて言うのもなんだけどみんな食い付きすぎじゃね?
SS書いたときより反応いいぞ(笑)
バリバ木さんがガハラさんに耳元でマジックテープを剥がす音を永遠と聞かされるエロ拷問マダー?
>>587 神原は自分もそうだからおかしいってことがわから無そうだ
揃いのマジックテープ財布
マジックテープ下着
ムードもクソもないな
「阿良々木先輩、脱ぐなら任せろ!」バリバリ
「やめてー!」
マジックテープの靴を八九寺にプレゼントするシャカリ木さん
>>600 色々な意味でやめてー!だなw
何か想像できて吹いたw
忍とHしてたら吸血スキルによる自己イメージ変換で、忍のどこを舐めてもハチミツシュガードーナッツの味がしちゃう
ほしのふうた風エロを考えたらなにかこうエロの方向性が違うような気がしてきた。
忍がベトベトンまで読んだ
マジックテープの下着でオムツ想像した
オムツはいて屋外で排泄する神原…
アリだよな!
>>605 「いえ……あの、申し訳ないけれど、さすがにそういうのは、
ちょっと、私としては、ついていけないというか……」
>>603 甘い……。
僕は忍の肌に舌を這わせながらそう思った。
どこを舐めてもシュガーのような味がし、それを確認するかのように様々な箇所を舐め回す。
ピンと尖った胸の突起はより強い甘味を感じ、足の付け根の間から溢れる愛液はまるでハチミツのようだった。
僕は夢中で忍の身体を貪り、忍は僕が刺激を与えるたびに文字通り甘い吐息と悲鳴を漏らす。
その声に僕の理性を司る脳はとろけてしまいそうになる。
忍も普段の強気はどこへやら、上気した頬でとろんと表情を崩し、僕を感じていた。
「あ……ある…じ……様ぁ……も……ほし…いっ」
息も絶え絶えに忍が言葉をかけてくる。
だけどそんな忍を見て僕は少し意地悪してしまう。
「欲しいって何が?」
「っ!? …………お、お前……様の……」
忍は逡巡しながらも、わずかに聞こえる声で言葉を紡ぐ。
「…………が……欲しい……儂の、中に……んっ……入れて……」
僕は身体を起こして忍の足を割って入る。
まだ小さいけど、愛液のハチミツでぐしょぐしょになった性器に自分のモノをあてがう。
僕のモノもあっという間にハチミツが絡まる。
「忍、入れるよ……」
こんな感じですかわかりません><
>>608 素晴らしい、何かがわかりそうです><
忍と廿らぎさんは味覚もリンクしている
感じれば感じるほど甘くなるに違いない
忍は甘いものがとっても大好き
「…あるじ様……まだやめるでない、もっと……そこを舐めわっふるわっふる
>>608 ちょっ さらっと一日で妄想を文章化できるなんて凄いぜl。
そんな感じのイメージだよ!
>>607 まよいマイマイ序盤の戦場ヶ原。化(上)P120上段5行目
厳密には
「いえ……あの、申し訳ないけれど、さすがにそういうのを一生とかいわれると(ry」
だけど
裸エプロンの話だっけ?
地球にやってくるサイヤ人を倒してもらう話
あと2回変身を残してる話
「次は口移しだ! 阿良々木先輩行くぞ!」
神原は両手で僕の頬を優しく包んで固定し、一気に距離を縮めた。
唇が重なると神原の口の中に含まれていた酒が一気に流れ込んでくる。
神原の唇の感触を楽しむ余裕なんかない。
そのまま飲むのも癪だから神原の頭を持って僕から離れられないようにし、僕の口の中にある酒を押し返した。
ディープキスをするようにお互いの顔を少し斜めに倒し、より多くの面積が接するように調節しながら僕は神原を押し倒す。
神原に力では敵わない僕だが、先に上に乗ってしまえばいくら神原といえど、さすがに抵抗は難しくなる。
僕は舌を搦め、違う意味で酔わせようとするが神原の抵抗は激しい。
神原も僕の舌を搦め取るように動かしている。
まだ神原の口の中には酒が残っていた。
なんとか飲ませるために鼻を摘み息を出来ないようにする。
唇が接している状態から離れるのは難しいらしい。
体力でも力でも勝っているはずの神原が僕の力に押し負けている。
んんっ、んっ、と柔らかい声が聞えてくる気がするが、これはただの勝負だ。
苦しんでいるような声とは違うから、僕は攻撃をやめない。
絶えず舌で神原の舌を攻撃している。
真剣勝負を挑んできたのは神原だし、僕は神原に負ける気はないからな。
千石の目の前でする、というのは抵抗があったけれど、やはり第三者の意見というのは重要だ。
二人で勝負をして二人ともが自分が勝ったと主張したらややこしくなる。
まあ神原と僕の勝負だからややこしくなっても別に構わないのだけど。
そんなわけで僕と神原は千石の前でディープキスをし、僕は神原をベッドに押し倒している光景を千石がハラハラドキドキしながら眺めている。
僕の責めに耐えられなくなったのか、息が苦しくなったのか、神原は口の中の酒を全て飲み干した。
神原の顔が真っ赤に染まっているが、それはアルコール度数が高い酒のせいだろう。
僕はこの前、神原にちょっとしたお願いをした。
まあ何でもないことだったんだけれど、神原は
「阿良々木先輩、今回の貸しは利き酒勝負で返してもらうぞ」
と胸を張りながら堂々と言った。
なぜそんなことをするのか、よく意味はわからなかったけれど、こっちが頼んでいるんだ。
断ることはしない。
「そんなことで良いのか?」と訊くと
「もちろんだ!」と爽やかに答えた。
僕はお酒が好きなわけではないが、苦手なわけでもない。
ただ飲んだことがないだけだ。
話の流れで利き酒勝負を受けてしまっただけの僕に答えられる訳はなく、答えを間違うたびに神原の要求に応えさせられていた。
しばらくは簡単なお題がで済んでいたんだが、負けが込むうちに神原の要求はドンドン過激になっていった。
勝負を受けた以上、意地でも勝ってやろうと思っていたのだけれど、徐々に酔いが回り状況がよくわからなくなっている。
そんな時に神原は今までコップから呑んでいたはずの酒を口移しに変えると言った。
僕は神原の要求を飲み、千石の前でディープキスをすることになってしまった。
まあ、いいか。
などと考えていると、神原は次の酒を口に含もうとしていた。
また口移しで飲ませる気か。
さっき僕に押し負けたばかりだというのに学習しない奴だ。
神原が酒に口をつけたところで千石が言った。
「つ、次は撫子が飲ませてあげるっ!」
神原も驚いていたが、これはあくまで利き酒勝負なんだ。
酒の銘柄を当てたら僕の勝ち。
飲ませる方法は神原が相手でも千石が相手でも構わない。
神原は快く了承し、僕に飲ませる酒を千石に渡した。
酒はすでに紙コップに入っている。
それを僕に渡せばいいだけのはずなのだが、僕も神原も千石も今は口移しで飲ませるということが前提になっているようだった。
その理由はわからないがそうしなければいけない気がしていた……。
まあそういう訳で千石は僕に酒を飲ませる。
神原も気を使ったのか、千石が僕に飲ませた酒のアルコール度数は少ないようだ。
さっきまでのキツイ酒とは違い、味わって飲むことが出来た。
千石の舌が僕の口内で遠慮がちに動いていたが、それはきっと千石なりの気遣いなんだろう。
僕が飲みやすいように千石なりの考えで動いていたに違いない。
千石の舌は僕の舌に絡まっていた。
千石はまだ不器用だな。
舌を使わなきゃ上手く移せないらしい。
僕はさっき神原にしたみたいに千石を押し倒すことはしなかった。
千石は少し残念そうにしていたが、もしかして自分で結構な量を飲んでしまったのだろうか。
触ってみると千石の頬は熱くなっていた。
次に千石から飲まされるときは気をつけよう。
千石が間違えて飲んでしまわないようにしなきゃいけないな。
神原は次の酒を用意して待っていた。
また千石が僕に飲ませたいと言ったので千石の口に酒を含ませ、僕に口移しをする。
千石が飲んでしまわないように僕は千石の身体を抱えながら後ろに倒れた。
僕の体の上に千石が乗った形になっている。
これなら千石は間違っても酒を飲んでしまうことはないだろう。
僕の頭はまだ冴えているな。
千石はゆっくりと時間を掛けて僕の中に酒を移す。
千石の身体が僕の身体に接している。
まだ起伏の少ない身体ながらやはり女性らしく柔らかい。
千石は僕に全体重をかけ、手足は僕の体に絡まっていた。
僕の身体から下に怖いのだろう。
力強く僕の体に搦まる千石は弱々しく見え、僕の中から保護欲を引っ張り出そうとしている。
僕の中からそんな存在が出る前に、千石の口内に蓄えてあった酒は全て僕の中に注ぎこまれた。
千石は残念そうな表情をしたように見える。
ここで身体が離れるはずなのだがそんな面倒なことはしないようだ。
身体が離れる前に千石は神原から渡された次の酒を口に含んでいた。
すぐに僕の唇に触れる。
貪りつくような勢いで僕の唇と千石の唇は重なった。
舌は絡みつき僕は全身で千石から愛撫を受けているような変な気分になっていく。
そんなことを何度も繰り返しているうちに僕の身体は酒が回り、動けなくなっていた。
動こうにもふらついてしまい、立つことさえ出来ない。
千石も同様で、もう記憶があるのかどうかもわからない。
神原だけが元気な状態だ。
たぶん。
しばらくすると僕の意識は何度も飛んでしまう。
千石が僕の上に乗っていたはず。
なのに神原が僕の上に圧し掛かっていたような気がする。
神原も僕も裸で、凄く心地が良い。
僕の全身は温かいモノに包まれているように感じ、日頃の疲れが癒されていく。
僕の上に圧し掛かっている神原は何度か痙攣していたが、その理由はよくわからない。
その度に僕の下半身に心地の良い感触が広がった気はする。
何度もそういう感覚が続き、僕の全身は快楽に包まれていった気がした。
夢を見た。
僕と戦場ヶ原がエッチをする夢だ。
不思議なのは戦場ヶ原が二人いたこと。
二人から刺激を受けている僕は何度もイカされ、何度も戦場ヶ原の膣に欲望を吐き出した。
それこそもう全てを搾り取られた感覚があるくらいに何度も吐き出した。
夢の中の戦場ヶ原は一人がイクともう一人が僕に跨り、激しく腰を振り出す。
入れていない戦場ヶ原は僕の唇を貪り、僕も戦場ヶ原の唇に吸い付いた。
入れている戦場ヶ原の乳首に僕の指が優しく絡みつく。
入れていない戦場ヶ原の陰核に僕の指が優しく絡みつく。
二人とも感度が良いようで、ずっと喘いでいた。
その声は僕の耳に入ると余計に興奮し、僕らの行為はより淫らに、より激しくなっていく。
そしてついには疲れ果て、僕らは眠りについた。
そんな夢だった。
僕が目を覚ますと神原と千石の顔がすぐ近くにあった。
二人とも凄くスッキリした顔をしている。
何か良いことでもあったのだろうか。
僕が訊くと、二人は顔を見合わせて嬉しそうに頷いた。
説明はしてくれないようだ。
しばらく話をし、また今度も利き酒勝負をしようという話になった。
それを約束すると二人とも今まで見たことのないような良い笑顔をしていた。
そういえばもう朝だ。
昨日は二人とも泊まっていったのだろうか。
質問をする前に神原も千石も僕の部屋から去っていった。
部屋を出て行く前に僕にキスをしていったが、あの満足感に溢れた笑顔を見せられた僕は何も言えなくなってしまった。
二人の後ろ姿を見送り、気だるい身体を何とかしようと僕はまた眠りについた。
おわり
GJ!
他愛ない雑談から大量のSSが投下されるとは
ここはなんて酒落の利いたスレなんだ
酒の話だけにか!?
GJえろーす
>>618 GJ
>>580 つまりガハラさんや羽川にロリっ子と言い続ければ幼女に…
凄いよ忍野…弟子入りしたいくらいだよ…
「阿良々木君ってさ経験あるの」
「そ、そんなのどっちだっていいだろ!」
「練習しない?失敗しちゃうよ。うまくリードしようとして
焦って気負ってうまくいかないなんて話、よくあるじゃない」
「羽川…!」
「練習しなよ。わたしで」
ゆびさきミルクティーのことかー!!
再来週にならないと続きは書けんなw
628 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 23:42:10 ID:zMWjL2dl
最近エロパロ板でマジックテープが大流行りだな
そういやよく見るな
どこのスレから始まったんだ?
どっかの質問スレでちらっと見たが某草動画サイトで流行ってるんだってさ
そんなことより神原の尿道開発日記公開はまだなの
このスレは基本自給自足だぜ?
「するがローズ」の人です。
なんだかバラの怪異の存在意義が無くなってきた・・・。
・するがローズC
・前巻までのあらすじ
突然叔父の残した443万の借金を三日以内に返さなければ阿藤海に求肥詰めにして
沈めると謎のなんちゃって世界征服を目論む組織からタスキを渡された暦。
「そのような邪知暴虐なる王宮の勅命(禁止カード)になど従えるわけがない」と
必死の弁解を試みるも、そこは陪審員。
「裁判長、ここは懲役二年でどうすか」
等、もうすでに自分そっちのけでシュレディンガーの猫が犬にすり替えられてい
る世の中に絶望し、
「思えば恥の多い生涯を送ってきました」
と言って一人ポロロッカ語の解読にうち込む暦。
そんな時、その後ろから聞こえたエスペラント語の調べは、
「先生、いままで連載ありがとうございました―」
ただ、いっさいは過ぎてゆきます―
「いきなり何を喋ってるんだ戦場ヶ原!アニメが違うしネタがギリギリすぎる!第
一何なんだよポロロッカ語って!」
「あら、アニメは違えど声優と製作所は共通よ。ただ私は初見の方々に今までの
あらすじとこのアニメの面白さを伝えようと」
「全然伝わってない!むしろ混乱する!」
「絶望した」
「何に!?」
「この程度のジョークを笑って許すことも出来ない阿良々木くんの小さい心とア
レに」
「アレって何だよ!第一それと小さい心が関係あるのかよ!」
「あら、昔からよく言うじゃない。『肝っ玉が小さい』って」
「うまいこと言った!?」
「ちなみに阿良々木くんのは小指サイズよ」
「勝手に決めるな!あとそんなに僕のモノは小さくない!」
「あら、じゃあ阿良々木くんはその自慢のアレで私を満足させることができるの
かしら」
「…すみません僕が間違ってました」
「あらそう、ならいいわ。続けましょう―」
そして、今に至る。
「―つまり、阿良々木くんの性で欲求不満に陥った神原を悦ばせてあげるのが私
たちの役目なのね」
「僕が物足りないみたいに言うな!」
「あら、それなら見せてもらおうかしら―その自慢のモノと超絶技巧を―」
と言って、戦場ヶ原は僕の足に手を這わせその先のモノに―
「…うにゅ…おはようございました…ご主人様…」
「あらありゃりゃぎ…阿良々木くん、神原が起きてしまったわ、それにしても神
原をもうこんなに隷属させてしまうなんて、私でなくても嫉妬しちゃうわ」
「お前まで僕の名前を噛むなっ!あと僕は神原を隷属的地位に置いたことは今まで
一度もない!」
そう、噛むのは八九寺だけで十分―あれ?いつの間にか小学生に名前や手を噛ま
れる事をよしとしている高校生がいた。
ていうか、僕だった。
「あら、じゃあ今から隷属させようと言うのね、いいわ、私の目の前で神原をど
こまで調教できるか見せてご覧なさいベーションマスター阿良々木くん」
「そんなつもりは毛頭ない!そして勝手にポケ○ンマスターみたいな商号をつける
な!」
「じゃあベーションマイスター」
「ドイツ語が混ざっただけかよ!」
「むにゃ…私に躾を施してくれるのか、阿良々木先輩、なら早く首輪を…」
「神原も寝ぼけたまま色々マズいことを言うなっ!」
「あら、神原が寝ぼけているわ」
「さっきからだよ!ていうか今気付いたのか戦場ヶ原!」
「ええ、モロチン」
「さらりと誤字脱字のつもりで危ない単語を吐くな!」
「あらいけない、私ともあろう者が人類最低辺の阿良々木くんに誤字脱字を指摘
されるなんて何たる失態、万死に値するわ」
「僕を勝手に人類の最低辺に分類するな!」
「あら失礼、人間『未満』の最低辺だったわね」
「…もう人間失格でいいよ…」
もうモルヒネを断る必要も無いや…
「さて、なら寝ぼけている神原を―起こしてあげましょう―」
と言って、戦場ヶ原は神原の頬に手をかけ顔を引き寄せる―
「―おい戦場ヶ原!お前何を―」
「茨の中の眠り姫は、勇敢な王子様のキスで目覚めるのよ―」
神原の口は、戦場ヶ原の唇で塞がれた―
「もぎゅっ!?」
突然の出来事に、思わず声をあげる神原。
「こう…かしら…んんっ」
戦場ヶ原は、神原の口腔へと舌先を進める―
「あうっ…んあっ…んあんっ…」
―自分からも絡ませてくるなんて、積極的ね、神原―
―戦場ヶ原先輩こそ、お目覚めのキッスにしてはハードだと思うぞ―
―でも、悪くは思わない―
―ああ、むしろ気持ちいいくらいだ―
そんな会話をアイコンタクトで成立させながら、お互いの先を複雑に絡ませる。
唾液や舌同士が交ざり合わさり、まさにそこは複雑怪奇な茨の園―
「これは…何なんだ…」
いざ目にしてみると、自分の目の前で彼女と後輩が超大人なキスをしているのを
見るとショックを受けてしまう。
それと何なんだ、この沸々と心の底から沸き上がるドス黒い感情は―
「んんっ…うんっ…ぷはぁ」
「ぷはっ…はぁ、はぁ…」
流石に息が辛かったのか、絡ませていた舌を解き、お互いの唇を離す。
「もうこれくらいにしましょう、神原。阿良々木くんが嫉妬の炎で自然発火して
しまう前に」
「僕を危険物みたいに言うな!第一嫉妬なんて―」
「 し て な い の ? 」
戦場ヶ原の目線が神原から僕に向けられる。
その目は今にも自然発火しそうな勢いで―
「すみません少しは嫉妬しました」
「 少 し ? 」
「大いに嫉妬しました!身が焦げる思いでしたので嫉妬させて下さいどうか見逃し
て下さい!」
「あら、私のことを思いここまで嫉妬してくれるなんて金属釘バットで撲殺した
くなる程嬉しいわ阿良々木くん」
「殺す気か!あと僕は『ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜』と何回唱えても復活しないか
らな!」
一応復活自体はするが、そんなカオスな呪文のお世話にはなりたくない。
というか、どうやって金属バットに釘を打ち込むんだ戦場ヶ原。
「で、私と神原との愛のランデブーを阻害した阿良々木くんに対する処罰だけど
、一体どうしたらいいかしら神原」
「ふむ、まずはこの蔓で縛り上げて精を搾りとり」
「断固断るっ!第一僕はそんな大罪をいつの間に犯してしまったのか!?」
「「ええ、きっちりと」」
「またアニメが違う!」
見事なシンクロ、流石ヴァルハラコンビと言うだけのことはある。
「じゃあ、必殺技の『ヴァルハラ3P輪姦拳』をお見舞いします
「なんだか格好悪そうな必殺技がきちゃった!」
「何を言う阿良々木先輩。コンパクトかつ非常にセンシティブ、これぞ正に先進
的前衛芸術の極みと言えるではないか」
「人類には早過ぎる芸術だー!」
「…いや、違うわね…、お見舞い…されて下さい、お見舞い…して…あげてもい
い…のよ…、お見舞い…されて…くれません…か、お見舞い…」
「語尾で悩んでる!?」
この場合、語尾が変わったからといってさして影響がないのが悲しい。
なぜ技名の方は悩まない…。
「もういいわ、悩んでるくらいならちゃっちゃと犯っちゃいましょう。神原、準
備はいい?」
「もちろんだ戦場ヶ原先輩。この日の為に毎晩一人でどれだけ特訓してきたこと
か」
「それはただの自慰にふける変態だ!」
「覚えた限りは死ぬまで続けるつもりだ」
「上手いこと言った!?」
だから猿の手なのかよ!
「そうね、そこまで特訓したなら期待できそうね。」
「普通にスルーされた!」
「よし、ではそろそろ始めよう、阿良々木先輩に戦場ヶ原先輩。私はもう待ちき
れないぞ」
「確かに。私も待ちくたびれてスーパー濡れ濡れ状態よ」
「なんかお惣菜とか売ってそう!」
あったら逆に見てみたい、スーパー濡れ濡れ。
「あ、間違えたわ、『スーパー蕩れ蕩れ』に差し替えといて。」
「もう書かれちゃったよ!ていうかまだ流行らせようとしてたのかよソレ!」
「あら知らないの阿良々木くん、今『蕩れ』は湾岸署で大ブームよ?」
「事件は現場で起きちゃってる!?」
彼女の暴言毒舌封鎖できません。
「そう―これから事件を―起こすのよ」
そう言った戦場ヶ原の瞳には、今までとは違う、何か熱いモノで満ちているよう
な気がした。
「じゃあ神原、まずは縛りプレイで」
「承知した」
「縛りプレイの意味が違う!てか実際に縛るのかよ!」
とか言ってる間に、僕の身体の自由は奪われていた。
「そういえば阿良々木先輩、何かお好みの縛り方があれば何でも言っていいぞ。
大体は体験済だから勝手知ったりなのだ」
「誰とやってたんだよそんな事!」
「もちろん私一人でだ」
「病院が来て下さい!」
一人で縛って一人で悦ぶ、傍目から見たら只の変態―いや、元から変態だった。
「神原、少しお願いしてもいいかしら」
「どうしたのだ戦場ヶ原先輩、私にできることなら何だって」
「あのね、手は背中よりも頭上で結んでほしいわね。そうすれば阿良々木くんが
よりいっそう性奴隷に見えてくるから」
「僕のことだったのかよ!」
何だか僕は相当ひどい扱いをこの後受けることになりそうだ。
「承知した戦場ヶ原先輩。ついでに頭に茨の冠も被せていいか?」
「なんか宗教画みたいになってる!」
「その発想はなかったわ。神原、すぐに取り掛かって」
「承知なのだ!」
「ついでに、阿良々木くんが悪い子になったら冠を締め付けていいわ」
「僕と花果山の岩猿を一緒にするな!あと僕は髪の毛を飛ばして分身したりしない!
」
「そんなこと重々承知しているわ、そのアンテナは実はミサイル針なんでしょう
」
「そういう意味じゃないから何か期待した目で僕を見るな!」
まあ確かに僕のモデルはゲゲゲの鬼○郎なのだけど。
「そろそろ用意が整ったようね、じゃあ始めましょう」
「何を!?」
「そうだわ神原、服は私が脱がすから、神原は阿良々木くんを少しずつ締め上げ
ていって」
「了解したぞ戦場ヶ原先輩、焦らしプレイを選択するとは阿良々木先輩に対しと
ても煽情的ではないか」
「戦場ヶ原なだけに!?」
「さすが神原よく気付いたわね。明日から私のことを煽情ヶ原と読んでくれてか
まわないわ」
「誰も変化に気付けない!」
「いやいや阿良々木先輩、先輩が今まさに気付いて嬲るように指摘しているでは
ないか」
「僕の言葉はそんな高等なテクニックをマスターしていない!」
「でも、ちゃっかり自慰はしてたりして」
「マスター繋がりかよ!」
厳密には綴りが違うが。
「ふむ、つまり阿良々木先輩は私たちヴァルハラコンビによる超絶技巧テクニッ
クの洗礼を早く浴びたいと」
「どうしたらそんな解釈ができる!」
またいつかのようにテレパシーを受信されているのだろうか、だとしたらこれは
由々しき―
「「 ソ レ を 見 て 」」
と言って、彼女らは僕の股間のモノを指差した。
「あ…」
直立不動、仁王勃ち。
僕の股間は見事な三角錐を作り出していた。
「さてここで問題です阿良々木くん。この三角錐の体積を求めなさい」
「知らねぇよ!」
「あら残念、優勝賞品の『ヴァルハラコンビ一日貸出し券』獲得はなりませんで
したー」
「やっぱり解答権下さい!」
いや、これはマジで欲しい。
一日中戦場ヶ原&神原とイチャイチャ出来ると考えたらもう―
「それでは答えを―あれ?神原、さっきよりコレ、大きくなってない?」
「確かに、賞品獲得失敗あたりからぐんぐんと大きく…」
「これは再計測の必要があるわね…神原!」
「承知!」
と言い終わらぬ内に、神原の蔓が僕のズボンの中に―
「やめろ神原!そんなこと―ううっ!?」
ズボンの中を蔓が舐め回す。
それは僕に言い知れぬ快感の扉を叩かせる。
何だかとても―気持ちいい―
「おや阿良々木先輩、もうダウンか?意外に早漏なのだな」
「別にそういう訳じゃっ―ぐあっ!」
ズボン中の蔓がモノを握る。
刺さった棘が痛いはずなのだが、何故かそれを求める自分が―
「神原!そこまでにしなさい」
助かった戦場ヶ原!危うくこのままでは僕は―
「 独 り 占 め は 許 さ な い わ よ 」
ヴァルハラ3P輪姦拳、発動。
とりあえず、送ります。
この後、
・捕縛阿良々木から二人で精異を取りこむ→神原暴走→神原主導の触手タイム
で事件解決の予定…だけどエロ描写がムズい…orz
ついでに、なんか最近戦場ヶ原サマが蟻の怪異に憑かれ、蟻巻きくんの精を取り入れたくなるというネタを考え付いた。
だれか、勇気をだして力持ち(性的な意味で)になった戦場ヶ原サマを書く奴は…あ、俺が書けばいいのか。
俺には何も見えない
りすかシリーズのキズタカ×鍵で投下したいんだけど、需要ある?
そんなの読んで見なきゃ判らないだろ
わっふるわっふる
お、男同士?
644 :
641:2009/10/26(月) 12:08:37 ID:r0Hp3Owg
>>642 了解、とりあえず投下してみます
>>643 第九話の平行世界だと、鍵は女の子なのでその設定を使ってっ感じ
です。
まあ、誘い受けする奴がまともに投下した事はほとんどないんだけどな
誘い受けってなんかいやらしい響き
>>645はクラスでもかなり発育の良いほうなんだな。
いやらしい女の子だ。
エロなし。暇つぶしにでも。
阿良々木先輩から連絡があった。
『明日、山へ行くから付いて来てくれ』と。
デートか?
私は阿良々木先輩と山へデートに行くのか?
デートと言えば、やはり初体験だ。
それは嬉しいな。
私の初めての行為は山か……。
少々ハードな気はするが、それが阿良々木先輩の趣向なら従うしかあるまい。
私などではとても理解できないほど物事を深く考えている御方だからな。
そのおかげで私はここにいられる。
もしも私が阿良々木先輩を殺していたら戦場ヶ原先輩の傍にいるどころか普通に笑うことさえ出来なか
っただろう。
ただの殺人犯。
嫉妬に狂った犯罪者。
そしてその犯罪者は戦場ヶ原先輩に殺されていたんだ。
大切な戦場ヶ原先輩を犯罪者にしてしまい、それだけではなく戦場ヶ原先輩が大切にしている人物まで
失わせ、心に大きな傷をつけるところだった。
最低だ。
私は下種でもなく、ゴミ以下だ。
そんな私に命を与えてくれたのが阿良々木先輩だった。
私の罪を全て許しただけでなく、戦場ヶ原先輩との仲も取り持ってくれた。
阿良々木先輩は命を狙った私といることを嫌がらず、世話まで焼いてくれている。
戦場ヶ原先輩が阿良々木先輩のことを大切にする理由がわかった気がした。
阿良々木先輩は、阿良々木先輩を壊そうとした私を否定しない。
それどころか戦場ヶ原先輩に自分か私かを選ばせるとまで言っている。
自信があるのか、それともただのお人好しか。
きっとただのお人好しだと思う。
私が本気で迫ったら愛人関係になってしまうだろう。
それも良いかもしれないが……
それはともかく明日の準備だ。
目的を確認。
男が誘って、男と女が二人で山へ行く。
これはもう、ふしだらな関係を築こうと言われたと考えるべきだ。
阿良々木先輩は戦場ヶ原先輩よりも私をとった訳か。
嬉しいが――切ないな。
戦場ヶ原先輩、申し訳ない。
しかし電話して一応謝っておいたからもう大丈夫だ。
戦場ヶ原先輩も「可愛がってもらいなさい」と言っていたからな。
彼女公認の浮気が出来るということか。
もしや阿良々木先輩は私がこのような行動を取ることを悟って誘ったのか。
戦場ヶ原先輩に浮気を認めさせるように私から口ぞえをさせたのか。
さすがは阿良々木先輩だ。
私などでは想像もつかないほど先を読んでの行動だったのだろう。
素晴らしい才能だな。
私のこれからの人生は阿良々木先輩の掌の上で踊らされるわけだ。
なかなか興奮するではないか。
次は準備だ。
ことに及ぶといっても、阿良々木先輩はたぶん避妊はしないだろう。
優しい笑顔で荒々しく攻め立てるのが好きそうだ。
そのギャップに惚れろというのだな。
ふふふ、不肖この神原駿河、阿良々木先輩の策略に見事に嵌ってみせようではないか。
そして無理矢理生で入れられ、嫌がる私を攻め立てる阿良々木先輩を想像してみよう。
SMグッズなどはすでに調達しているだろう。
鞭で打たれるか、蝋燭を垂らされるか……、亀甲縛りはもちろんされるだろうな。
縛られるのはいいが、縛られ続けるのは精神的に負担が掛かる。
しかし今から覚悟を決めておけば何の問題もない。
失敗したな、阿良々木先輩。
私は嫌がっている振りをして、存分に楽しませてもらうぞ。
おばあちゃんにはしばらく帰れなくなるかもしれないと言っておかなければならないな。
阿良々木先輩と一緒に行くと言ったら安心してくれるだろうか。
きっと信じてくれるだろう。
笑顔で見送ったその孫は隣を歩いている男の魔の手に掛かるというのに……。
うん、なかなかいいではないか。
次はお弁当だ。
たぶん山で及ぶ行為は相当体力を消費するだろう。
そこで栄養満点のお弁当の出番だ。
色とりどりの色彩で食欲を増進させ、精力を強化させるお弁当を食べさせ、阿良々木先輩の性欲を復活
させる。
そして午後からも楽しく行為に没頭するわけだ。
私の食事は全て阿良々木先輩から口移しで食べさせられるかもしれないな。
どんだけ鬼畜なんだ、あの先輩は。
このお弁当は、私一人の力ではどうにもならない問題だから、今からおばあちゃんに頼んでおこう。
明日一緒にお弁当を作ってくれ、と早速頼んでみたら喜んで協力してくれるという。
その結果、私が阿良々木先輩に苛烈に攻め立てられるという事実はもちろん隠しておく。
おばあちゃんには笑って見送ってもらわなければ雰囲気も出ないしな。
性行為、お弁当ときたら次は服装か。
もちろん阿良々木先輩を挑発しなければならない。
あの人はロリコンの気があるらしいということはすでに知っている。
これは戦場ヶ原先輩に聞いたことではなく、阿良々木先輩のストーカーをしていた時に仕入れた情報だ
。
阿良々木先輩はあの本屋でエロ本を買っていた。
内容は、
一冊は幼い雰囲気を持った女性が幼い格好をしていた本。
ツインテールやポニーテールが多かったと思う。
妹の一人がポニーテイルだったはずだが……。
なんということだ。
本命は妹で戦場ヶ原先輩は当て馬だったのか。
世間から白い目で見られないための代用品。
どっかの狐さんはジェイルオルタナティブなどと言っている小説を読んだことがあるが、まさにそれだ
ったのだな。
明日はポニーテイルにしてみるか。
ははは、ゴムで結んでみたら
な、『ゴム』だと……。
なんてエロい言葉なんだ。
ゴムと言うだけであれを想像してしまう。
本当ならつけてもらいたいがそれでは雰囲気がでないから、私が行為が終わった後で薬を飲むしかない
だろう。
話が逸れてしまったな。
元に戻そうか。
もう一冊は清楚は雰囲気を持った女性が淫らになるという主旨の本だった。
その本はなぜか眼鏡をつけた巨乳の女性が多かった。
後学のために私も購入して楽しみながら確認したのだが二冊とも戦場ヶ原先輩とは違うタイプの女性が
載っていた。
阿良々木先輩と戦場ヶ原先輩が付き合っているのはやはり嘘なんじゃないかと希望を持った瞬間だった
。
もちろんその希望はすぐに絶望に変わってしまったわけだが……。
その経験を生かし、幼さを出しながら色っぽく、そして胸を強調する服を選ぶことに決定した。
野球帽を被り幼さを演出し、肌をところどころ露出することで軽く誘惑をする。
私の胸は巨乳と言えるほど大きくはない。
だから脇を締めて阿良々木先輩と腕を組もう。
脇を締めると胸が強調される。
それを阿良々木先輩の腕に擦りつけ、私という女性を覚えさせる。
これから阿良々木先輩が誰かと腕を組んで歩くと必然的に私を思い出すことになるだろう。
なかなかいいではないか。
これも決定だ。
あとは襲われるのを心待ちにするだけだ。
* * *
よしっ、これで話の大筋は決まりだ。
『阿良々木先輩』という苗字を使うのはここまでだな。
主人公の名前は気仙沼先輩にでもしようか。
あとは肉付けしてイベントを起こして、描写の仕方を考えると私専用の官能小説の出来上がりだ。
ん? そうか。それなら『気仙沼先輩』じゃなくて『阿良々木先輩』にでよいではないか。
う〜ん、普通の官能小説というのもどうだろう。
それなら既存のモノを買ったほうが早くて楽しめる。
……そうだ。
日記のように書こう。
毎日メールや電話で調教されている私を想像しよう。
会った時には直接責められ、脅迫され自由を奪われる。
あとは阿良々木先輩と会った時にエロい話を振れば応えてくれるはずだ。
Prrrrrrr Prrrrrrr Prrrrrrrr
家の電話が鳴っている。
おばあちゃんはどこかに言っているのだろうか。
なかなか電話に出る様子はない。
というわけで私が出たわけだが、その電話の相手は阿良々木先輩だった。
神の思し召しというヤツか。
神が阿良々木先輩と私はそういう関係が望ましいと示しているということか。
素晴らしいではないか。
その上、私が考えていた通りの始まり方だ。
では明日私は阿良々木先輩と神社の境内で結ばれることになるだろう。
まずは戦場ヶ原先輩に連絡しておこう。
おわり
十分エロがあったような気がするのは気のせいだろうか。
しかしまあ、この変態は早く何とかしないと・・・w
>650おーつー
エロしかなかったような
エロいな
ときどき改行が変だったのはコピペミスかな
ミス・コピペ
やっぱり神原後輩はエロかわかっこいいな
>>654 かっこいいIDだな
アハトアハト?
今度こそエロなし。
「なんでも言うこと聞くから返して!」
頭巾ちゃんはそう言ってぼくに迫った。
迫ったというより、難癖つけて一方的に攻めてきた感じだったけれど……。
ぼくは十三階段から抜けてくれさえすればよかったのだけど、ここは素直に言うことを聞いてもらおう。
頭巾ちゃんが言うには彼女が十三階段に入った目的は『無銘』というナイフだったらしい。
亡くなったおじいちゃんの墓前に添えるのだそうだ。
そんな良い娘にぼくは『何でも言うこと聞くから』なんていう台詞を言わせてしまった。
本来なら自分は自分の言動を反省するところなんだろう。
でもせっかくだから言うこと聞いてもらおうと思う。
頭巾ちゃんには申し訳ないが……。
しばらくの間、ぼくの家で住み込みで働いてもらうという条件を提示した。
しぶしぶだったが頷いた頭巾ちゃんは一度帰って色々と準備をしてくるらしい。
待ち合わせの場所を指定しようと思ったら、頭巾ちゃんはぼくの住んでいるアパートを知っていると言うので、ぼくは家でひかりさんと一緒に二人で待つことにした。
二時間後、頭巾ちゃんは言った通りに家に来た。
荷物は意外と少ない。
着替えの他に勉強道具を持ってきていた。
珍しいものは何一つ持ってこなかったようだ。
さすがは普通。
なぜ十三階段に選ばれたのかはよくわからないが、あの狐さんのやることだから何か理由があるのだろう。
狐さんの周りに普通な人間がいたらそれこと異色。
異物として、狐さんや周りの人間の目に映るのかもしれない。
まあそんなことはどうでもいい。
頭巾ちゃんは十三階段を裏切ってくれたわけだから。
本当に裏切ったかどうかはわからないけれど、素直そうなこの娘を信じてみよう。
ここにいる間は彼女の意思を尊重することを決意する。
「これに着替えてくれる?」
「メ、メイド服!? なんで!?」
「何でも言うこと聞くんじゃなかったっけ?」
しぶしぶだったけど、頭巾ちゃんは僕の要求を飲んでくれた。
もっとはっきり拒否したら止めたんだけど……。
ぼくは荷物の整理を始めた頭巾ちゃんに服を渡した。
この部屋の中で頭巾ちゃんがいつも着る制服。
頭巾ちゃんが家に帰っている間に用意したメイド服を手渡し、小声で指示を出す。
頭巾ちゃんは目を丸くして驚いたが、やはり月並み。
あえて言うこともないとは思うけれど、驚き方も普通だった。
頭巾ちゃんは早速着替える。
嫌がりはしなかった。
本当に何でも言うことをきいてくれるようだ。
冗談だったんだけど、せっかくだから僕の好みに合わせてもらおう。
指示を実行したか確認するため、ぼくは頭巾ちゃんのスカートを捲くってみた。
何も穿いていない。
その部分がどうなっているのか説明すると、少々卑猥な言葉を多々使うことになってしまうので控えておこうと思う。
頭巾ちゃんは「きゃっ」っと言い、しゃがみ込みながら慌ててスカートを押さえる。
ちゃんと言うことを聞いてくれたみたいだ。
可愛いな。
というわけでぼくに絶対服従の可愛い専属メイドを手に入れた。
ひかりさんが僕に白い目を向けていたのは言うまでもないことだろう。
おわり
きっとこの後対抗心を燃やした崩子がなんかするんだろうな
頭巾ちゃんきたぁあぁぁぁぁあああ!!
エロいのは正義だよ
仕事中に携帯から質問です。
ブログにupしてしまったSSなんてダメですよね? エロなしで、まだお話の途中なんですけど。
二番煎じは評価半減だ
>>661 いーんじゃね?
投稿時にその旨とアドレス書いときゃ
よそのブログとか見ないしいいんじゃね
つーか、そのブログのURL貼ればよくね?
2chに自サイトのアドレス貼るとか自殺行為だろ。
気に食わなかった読み手が荒らしに来る可能性大。
それもそうか
しかしこのスレにはそんな極悪非道貝木みたいな人はいないと信じたい
投下後、保管しとく形で自分のブログに載せとくのが一番角が立たない
全域規制で携帯ぐらいしか書き込みできんな
なに、規制中?
これは駄作を投稿しても叩かれる書き込みすらないフラグか!?
しかしもう450KBか
これは長編大作エロSSを書けってことだな
完成する頃には規制終わってる
まだ規制かかってて携帯しか使えんぞ
「神原駿河だ」
「神原駿河、得意技は規制解除だ」
「今すぐ僕のPCの規制を解いてくれ!!」
おおきい いもうと が とこしょうぶ を しかけて きた!
どうする?
むし
しかる
ニアおかす
今度はちゃんとエロを書こうとした。
>>618の続き
今日は休みのはず。
だというのに、いつも通り火憐と月火に乗っかられ、身体を激しく揺すられて起こされた。
何か約束でもしたのだろうか、と考える暇はなく布団から顔を出した僕は火憐にキスをされる。
理解できないうちに僕の口の中に液体が流れ込んできた。
昨日飲んだアルコールよりも強い酒だ。
全てを飲み込まされると僕の頭は働かなくなる。
次は月火にキスをされ、火憐と同じように液体を飲まされた。
これもたぶんアルコールだろう。
ますます頭がぼ〜っとなる。
また夢を見た。
ちょっと大きな戦場ヶ原とちょっと小さな戦場ヶ原。
二人の戦場ヶ原は何かをブツブツ言いながら僕の服を脱がせていく。
――おおっ、兄ちゃんが突っ込まない! 神原先生の言った通りになった。さすがだぜ。
――せんちゃんも同じこと言ってたしね。でも昨日の声はさすがに大き過ぎだよねー。
二人の戦場ヶ原と妹プレイをしているらしい。
僕のことを『兄ちゃん』『お兄ちゃん』と呼んでいる。
まるで火憐と月火を相手にしているようだ。
昨日の夢に出てきた戦場ヶ原は二人とも髪が長かったのに、今日の戦場ヶ原の髪は昨日よりも短かった。
色んなプレイができるなんて、さすがは夢だな。
昨日よりもゆったりと時間が進んで行く。
でも役割は大体同じようだ。
一人が上半身を担当し、もう一人が下半身を担当する。
小さいほうの戦場ヶ原は僕の唇を貪っていた。
軽いキスから始まり、徐々に過激になっていく。
小さく触れ合う唇はやがてお互いの唇を咥えるように動き出す。
時間を掛け、感触を楽しみながらキスしているのがわかるような優しいキス。
そして舌が少しだけ出始める。
舌先で唇を舐められ、僕もそれに応えるように舌を出す。
二人の舌は重なり、絡まっていった。
またに『お兄ちゃん』と呼ばれるのがアクセントになり、精神的に満たされる。
下半身は大きい方の戦場ヶ原に弄ばれていた。
手で好き放題触っていたと思ったら、キスを始め、舌で舐める。
刺激は切ないほどに穏やかで、少々物足りない。
夢なのを良いことに僕は股間を弄んでいる戦場ヶ原の頭を持ち、無理矢理口に僕の肉棒を含ませた。
うぅぅぅと唸っていたが、嫌がっているという印象は受けない。
すぐに口を窄め、頭を上下させながら吸い込んでいるところを見ると焦らしたかったのかもしれないな。
この戦場ヶ原の舌使いは上手く、欲しいところに手が届く。
圧迫する力は強く、どんどんと締め付けてくる。
あまりの気持ちよさに思わず腰を動かしてしまう。
その動きを受け入れ、より強い快楽を与えるように動いているようだ。
僕は腰を押し出して大量の精子を吐き出した。
大きい方の戦場ヶ原は驚いていたが、僕が全部吐き出すまで待ち全てを飲み込む。
そして膣口に肉棒をあてがい、入れようとしたところで、もう一人戦場ヶ原が現れた。
その戦場ヶ原は本来の戦場ヶ原と同じような体型だけれど、胸が大きかった。
僕の手には収まりそうにない。
少しおかしいのは胸の大きな戦場ヶ原が現れた途端、僕に絡んでいた二人の戦場ヶ原が怯えだしたところだ。
――つ、翼さん!? これは違うんだ!
――そうだよっ! 違うんだよ!
何が違うのかよくわからない。
とにかく言い訳をしているようだが、やはり酷く怯えているように見える。
翼さんってなんだよ!
羽川がここにいるみたいじゃないか!
それにしても随分クオリティの低い夢だな。
色んな髪型の戦場ヶ原が出てきたり、色んな体型の戦場ヶ原が出てきたり……。
だけれど今の本当の戦場ヶ原の姿が出てきていない。
本物の戦場ヶ原の口調に似たのも出てきていない。
ツンデレじゃなくなったせいで僕の中でのイメージがまだ固まらないのかもしれないけれど。
ああ、そのせいで混乱しているわけか。
僕の思考は色々な戦場ヶ原に挑戦しているわけだ。
慣らしている、とも考えられる。
ん? 僕が考え事をしている内に胸の大きい戦場ヶ原だけになっていた。
もう裸になっている戦場ヶ原はその大きなおっぱいで僕の肉棒を挟み、上下に動かしながら僕の反応を見て楽しんでいるようだ。
そのあまりの気持ちの良さに思わず射精してしまい、それが戦場ヶ原に掛かってしまう。
目を丸くして驚いている。
その後恥ずかしそうな笑顔を浮かべると、顔に付いた精子を少し舐めていた。
苦かったのか、舌を出して顔を歪めたあとティッシュで精子を拭いていた。
そして僕の上に跨った。
一度射精したけど硬いままだった僕の肉棒は導かれるままに戦場ヶ原の膣内に入り込んだ。
戦場ヶ原は痛みで顔を歪めている。
まるで初めてした時みたいだ。
あの時は頑張った戦場ヶ原を褒めて褒めて褒めて褒め倒してたら、なんというかそういう雰囲気になって、
戦場ヶ原も「しましょう」みたいなことを言ってたからしちゃったわけだけれど、その時みたいな痛がり方だった。
目の前の戦場ヶ原も笑顔を浮かべているが、本当は痛みを我慢している。
あの時はよくわからなかったが、今回は二度目だ。
どれだけの痛みに耐えているかがなんとなくわかってしまう。
なのにこの戦場ヶ原は身体を震わせながら痛みに耐えて、心配かけさせないように微笑もうとしている。
健気な一面を見たようで抱き寄せ、安心させるように優しく包み込んだ。
そのまましばらく抱き合い、お互いを優しく暖めあいながらキスをした。
遠慮がちに触れる唇は切なく、より強く触れ合いたくなってしまう衝動に駆られる。
その儚い接触は徐々に本能に突き動かされ、激しいものへと変化していった。
かすかに開いた唇の間を縫って侵入してきた舌に僕の舌を絡ませ、ヌルッとした感覚が僕の頭を陶酔させる。
飽きることなく舌を絡ませている状態が数分続いたら後、僕の上に乗っている戦場ヶ原は腰を動かし始めた。
苦痛に顔を歪ませながらも、舌を絡ませ腰を動かし続ける戦場ヶ原は献身的に僕に尽くしているようにも見え、普段とのギャップのせいか、清艶で、より魅惑的に見えた。
舌を腰を動かしながら舌を絡ませているから、いつもより大きなおっぱいは僕の胸に接触している。
舌だけでなく脚も絡まりあい、腕はお互いを強く引き寄せ合っている。
身体全体を僕に絡ませ、いたるところを使って僕と交わっていた。
今までの中で一番気持ちが良く、心が休まる。
なぜだかはわからないが、しっくりくる。
たまに僕の上に乗っているのは戦場ヶ原ではなく、羽川のような錯覚に陥ってしまうせいかもしれない。
大好きな羽川が僕の上に乗って腰を振っているなんて妄想するだけで興奮してしまう。
誰にでも公平で平等な羽川が僕だけを見て、僕のために尽くしてくれるなんていうことがあれば僕はどんな対価も払ってしまうだろう。
とは言いながらも僕は羽川ではなく、戦場ヶ原を選んだわけだけど。
後悔しているのだろうか。
後悔しているから夢の中だけでも僕だけの羽川にしたかったのかもしれない。
まあ夢だし、可愛いから良いか。
さっきまで戦場ヶ原に見えていた僕の相手はいつの間にか羽川になっていた。
さすがは夢だ。
僕は繋がったまま強く抱き締めながらも、羽川の背中に触れている指は優しく這い回っている。
この羽川の感度は良く、僕がどこか触るたびに過剰に反応してくれた。
演技というわけでもなさそうだし、夢の中に出てくる相手が演技するというのはそれはそれで面白かも知れない。
夢の出来事なんて結局は僕の思考でどうにでもなってしまうことだから、この羽川は実際に感じてくれているのだろう。
僕は嬉しくなって、今まで以上に刺激を重ねる。
その度に羽川の喘ぎ声は大きくなった。
それが恥ずかしいのか、気付いては口を閉じ、それでも我慢できなければ僕にキスをして、物理的に僕に口を塞がせていた。
始めにあった躊躇いはもうどこにも感じられない。
すべてを求めるように僕に貪りつく羽川。
やっぱりこれは夢なんだろうと確信する。
少し切なくはあるけれど、遠慮することなく羽川を抱けるこの夢に感謝しなければならないだろう。
僕はより激しく腰を動かした。
羽川の動きに合わせるように小さく突き上げ、陰核が擦れるように意識しながら動くようにする。
敏感なのか、どうしても漏れてしまう嬌声に顔を赤らめる羽川。
もっと見ていたくなるが恥ずかしがる羽川の腰は激しく動いている。
腰の動きに合わせて、
「あっ、あっ、んっ、はっ、あっ、んんっ、ん―――」
と声を上げているが、すぐに自分の声に気が付いて、顔をピンクに染めながら僕にキスをせがんだ。
僕を見る瞳はうるうると涙を溜めている。
その瞳は澄んでいて綺麗だ。
それだけでなく妖しさがあり、いつもより惹かれてしまう。
見蕩れてしまう。
羽川は僕の視線に気が付き、照れるように目を背けた。
いつも僕に対して怒った時のような態度ではない。
今まで見てきた羽川からは考えられないくらい子供っぽくて可愛かった。
どんどん激しくなった動きが気持ちよかったのか、羽川は僕と唇を重ねたまま、痙攣した。
僕を強く締め付けたけれど、一度出しているからかまだ我慢できた。
本当は出してしまっても良かったんだけど、羽川があまりにも可愛くてどうしても離したくなかったから。
繋がったまま息を整え、微笑みながらキスをした羽川はまたゆっくりと動き出した。
僕もそれに合わせて動くが、お互い入れている感覚を楽しむような穏やかな動きだった。
もちろん唇も繋がっている。
慈しむように大切に扱い、心も体も包まれているような不思議な感覚が込上げてきた。
夢だからだろうか。
今まで味わったことのない満足感に満たされている。
幸せだ。
心の底からそう思えた。
穏やかな動きのままだったが、それでも羽川は何度か痙攣を繰り返し、艶やかな姿を見せ付けてくれる。
時間を掛けてじわじわと快楽が満たしていくが、僕はこの充足感に包まれた状態を維持したかった。
射精してしまいたくなる衝動が僕の腰を突き動かそうとするが、それでも我慢する。
長く入れていると羽川の痙攣する感覚が狭くなっていくのがわかった。
イク度に僕に向けられる視線は甘い。
でも僕が気持ちよくなっていないのか少し心配しているようでもあった。
「羽川、僕はもっとお前とつながっていたい」
羽川は今までで一番と言って良いほどの笑みを浮かべ、また僕と唇を重ねた。
甘い時間はゆっくりと過ぎていく。
僕は身体中に羽川を感じる幸福を堪能しながら、まどろんでいった。
* * *
僕が目を開けると羽川が僕の顔を覗き込んでいた。
パチパチと瞬きを繰り返しながら少し頬を赤らめている。
可愛い。
さっきの夢とダブってしまう。
夢の続きの気がして、僕は羽川の後頭部に手を当て、こちらに引き寄せた。
羽川の抵抗はなく、うながされるまま僕と唇を重ねる。
遠慮がちに舌も絡まり、やっぱり夢の延長みたいだ。
僕は羽川を布団の中に誘い、また絡まりあった。
羽川の中に射精してしまったけれど、これも夢の中だから問題はない。
起きたつもりがまた夢だった、なんていうオチはよくあることだ。
これもまたそうなのだろう。
羽川は嬉しそうに微笑んでたし、「ありがとう」って言ってくれた。
夢じゃなきゃそんなことを言うはずはない。
また僕は睡魔に誘われるように眠りに落ちていった。
* * *
僕が目を覚ますと今度は戦場ヶ原が僕の顔を覗き込んでいた。
僕の頬をプニプニと突っついては笑っている。
窓の外を見るとなぜか赤い。
夕陽だった。
どれだけ眠っていたのだろうか。
まあ、あまり気にすることじゃない。
今は目の前の戦場ヶ原が可愛いことが問題だ。
さっき夢の中で羽川にしたみたいに戦場ヶ原の首の後ろに手を回し、僕の方に引き寄せる。
なんの抵抗もなく僕らの唇は重なった。
舌を絡ませ、抱き寄せる。
感触を確かめるように強く抱いたり、切ないくらい優しく抱いたり、抱き方を変えたりと色々と試してみた。
さっきの夢の中の羽川もしっくりきたが、やっぱり戦場ヶ原が一番合っているみたいだ。
抱き心地も、匂いも、胸の大きさも、くびれも、何もかもがしっくりくる。
夢見心地のまま僕は甘えるように戦場ヶ原をいつまでも抱いていた。
おわり
酒落ちじゃなくて夢オチっぽくなってしまった。
「阿良々木先輩、どうやら先日私達のイベントがあったらしいではないか」
「残念ながら僕達よりもデビュー作のシリーズ作品の方が多かったようだがな」
「なんと!? では阿良々木暦×忍野メメも数えるほどしかなかったというのか!?」
「一冊もねえよ! いや、あったかもしれないけど数えるほどもないよ!」
「そうか……やはり世間は忍野メメ×阿良々木暦か……」
「ないから! リバーシブルするな!」
「ふふ、リバーシブルという言葉を知ってるあたり阿良々木先輩も知識が深いな」
「そこに突っ込むな、今は関係ない」
「ふふ、ならば私に突っ込んでもらおうか」
「脱ぐな近付くなにじり寄るな! 僕は戦場ヶ原ひとすじなんだ!」
「あら、嬉しいことを言ってくれるわね」
「!? 戦場ヶ原、いつからそこに!?」
「私はいつでも阿良々木くんの傍にいるわよ、それより阿良々木暦×戦場ヶ原ひたぎのエロ本が大量に出回ってると聞いたのだけども」
「それはお前の妄想だ」
「あらそう、でも私は今まで自分の夢はなるたけ叶えてきたわ。神原」
「よしきた」
「お、おい、なんで僕の身体を押さえつける?」
「言わなきゃわからないほどウブでもないでしょうに」
「きゃー! きゃー! いやーっ!」
そういえばそろそろ冬コミの当落通知が。
はやいとこ新刊ネタを作らないと。
>>679 最後のガハラさんの時はどういうシチュエーションだったんでしょう?
結局全部夢オチ?
そしてみんなエロいGJ!
最後のガハラさんとは少し寝ぼけた状態で、
それ以外は酒を飲んでぼうっとしとるところを襲われるって設定で書いたのですが、
読み返してみるとわかりにくいですね。
いや、ちゃんとわかるよ。GJ
配信日にきてたのね
ありがとー
>>681 いや、『最後のガハラさんとは少し寝ぼけた状態で、それ以外は酒を飲んでぼうっとしとるところを襲われるって設定』というのはわかったんですが、流れ的に羽川→ガハラさんというのが繋がってるのかなって思いまして。
羽川までのが夢オチだったのか気になっただけれす。
ところで登場してないヒロインがいますけど、当然執筆中ですよね?
つながりはないけど、やっぱり戦場ヶ原が一番なんやろうと思って出しました。
忍と八九寺はエロがあると心理的な抵抗があって難しい。
キスショットやったら大丈夫やけど、指が動かない。
無限ホッチキスで苛められる阿良々木さんとか、
脱衣ツイスターゲームで千石と勝負をする阿良々木さんでも妄想してみるかな。
保管庫にある8-811: 小ネタの続き
暇つぶしにでも。
もう我慢できない!
こうなったら実力行使しかない!
羽川に納得してもらいたかったが、どうしてもその方法は思いつかなかったんだ!
僕は自分の感情を制御できない状態にまで陥ってしまった。
いや、今まで抑えていた感情が爆発してしまったと言い換えてもいいだろう。
そんな状態のまま羽川に会うことは出来ない。
何をするかわかったもんじゃない。
今日一日は羽川を遠ざけよう。
そうしないと僕は犯罪者になってしまう。
今、僕は散歩をしている。
家の中にいると悶々としてしまい、耐え切れなくなったせいで火憐と歯磨き以上の勝負をしてしまいそうになると危惧したからだ。
だけれど、それが裏目に出た。
いつも八九寺に出会うように――偶然、羽川を見つけてしまった。
羽川はまだ僕に気が付いていない。
背筋が伸び、姿勢正しい羽川の歩き方はまるでモデルのように優雅だった。
外見も委員長を捨てたことで魅力が増し、一段と可愛くなっている。
その羽川にあの凶器が、あのおっぱいがついている。
想像しただけで僕の理性を吹き飛ばしてしまったあのおっぱいが。
今、あそこに。
僕は羽川の後姿に見蕩れながらも徐々に近づいている。
気付かれないように、バレないように、さとられないように……。
懸命に気配を消した。
理性はもちろん僕の行動を止めている。
いや止めるどころか咎めている。
僕を弾窮しようとしている。
これから僕がしようとしている行動は僕の人格そのものを根底から疑われるようなことだ。
何よりイタイのは、羽川がもう僕と口をきいてくれなくなる恐れがあるなような行為だった。
困った顔が見たいのはいつものことだけど、怒った顔は―――
大好きだ。
うん、羽川に怒られるのも好きだった。
よしっ、行動しよう。
音もなく近づき羽川の背後と取ることに成功した。
「はねかわぁぁああああ――――――――――――――――――っ!!!!!」
八九寺にするように叫びながら羽川に背後から抱きついた。
両手は狙い通り僕の両手は羽川のおっぱいを包み込んだ。
いや、言い換えなければいけない。
僕の両手は羽川のおっぱいに飲み込まれた。
「っ!? なっ!? ちょっ、あ、阿良々木くんっ!? あっ、ん、ちょ…っと、や…ぁっ…め…」
うわぁ。
すげえ。
なんなんだよ、これは。
このおっぱいは今まで触った誰のものよりも、ぷにゅぷにゅしていて柔らかい。
その上、大きすぎて僕の手に収まり切るものではなかった。
どれだけ指を広げても僕の掌ではこの大きすぎるおっぱいを包み込むことは出来ずに零れてしまう。
もったいない。
何度も触り方を変え、なんとか手の中に収めようとするがどうしても出来なかった。
今度は方向を変え、触っているうちに羽川の声が色っぽくなってきた気がしたけれど、今はそれどころじゃない。
全神経を手に集中させ、ひたすら僕の理想のおっぱいを揉みたくる。
その間に羽川の香りが僕の中に侵入してきた。
密着している羽川からは優しく甘い香りが僕の鼻腔に入り込み、高ぶっていた僕の気分が安らいでしまう。
嫌がっている振りをしてくれている羽川からの誘いなのかもしれない。
だけど今度はもう断らないと決めてあるからな。
安心してくれ羽川!
僕は何があってもお前のおっぱいを揉みしだいてやる!!
そう決意を新たに頑張ろうとしたんだけど、下着が邪魔をして羽川のおっぱいそのものを愉しむことはまだ出来ていなかった。
体育倉庫の時はちゃんと生で揉むように言われたからな。
邪魔な下着はさっさと外そう。
羽川は「ちょ…と……あら…らぎく…ん、あっ、はっ……やめ…」と言っている。
言っていることが僕に伝わってこないけれど、強くは拒んでこないから嫌ではないのだろう。
僕の両手を包み込むように自分の手を押し当てて僕の手と羽川のおっぱいの間に滑り込ませようとしているがそんなことを僕が許すはずはないぞ。
そんな行動をしている羽川の背中と僕の胸にほんの少しだけ隙間を空ける。
ほんの一瞬でも羽川から離れるのはもったいない。
名残惜しいが、もっと羽川のおっぱいを触るためだ、と自分を無理矢理納得させた。
……仕方がないんだ。
僕の胸と羽川の背中に開いた隙間に手を入れ、ブラジャーのホックを外した。
「えっ!?」っと羽川が動揺するような声が聞こえた。
羽川がそんな声を出すはずがない。
羽川が動揺した声を出したのは、家で僕の裸を見そうになった時の一度だけだからな。
吸血鬼同士の戦いを見たときも、襲われて人質になった時も、自分の腹に大穴を開けられた時でさえも声を出さなかった奴だ。
この程度で動揺するはずがないだろう。
今日はやけに空耳が多い日だな。
ブラジャーから解放された羽川のおっぱいは、いつかの体育倉庫で見た時のようにその本来の姿を取り戻した。
僕の手はより激しく羽川の胸を這い回り始める。
ブラジャーは外したが下着は、まだ僕の手を阻んできた。
僕は羽川のブラウスのボタンに指を掛ける。
「あっ、阿良々木くんっ、ちょ…っと、待っ……て。ここ、路上…だよ?」
「それは関係ないぞ、羽川。僕はお前のおっぱいを揉みたいんだ。この衝動には場所なんて関係ない」
「んっ……、…どう…したの? …落ち……あっ……ついて…」
一番上のボタンはそのままにし、二番目と三番目のボタンを外し、ブラウスの中に入ることに成功した。
さすがにブラウスを肌蹴させることはしない。
羽川が路上でおっぱいを露出させるなんてことを望むはずがないから。
僕は両手を交差させボタンの外れたところからブラウスの中に侵入した。
ブラジャーのホックは外してある為、いつも締め付けられているおっぱいは自由を手に入れている。
僕はそのおっぱいに指を這わせた。
ふにゅっと僕の指を沈める羽川のおっぱい。
だけれど弾力もあり、柔らかいだけではない。
大きいだけじゃないこのおっぱいは僕の行動が正しかったと教えてくれている。
いつもの僕ではこのおっぱいを味わうことは出来なかっただろう。
理性が吹っ飛んだおかげでこんな体験が出来たんだ。
僕は自分で自分を褒めてあげたくなった。
自分で自分を誇りたくなった。
自分で自分のこのおかしな行動を肯定してあげたくなった。
「羽川、僕は少しの間だけ自分の気持ちに素直になろうと思う。だから止められないんだ。わかってくれ」
「…な、何か、あったの…なら……は、話…きくから…、ね?」
「僕は今死んだらきっと後悔すると思ったんだ。お前のおっぱいを揉まなきゃ死んでも死に切れない。
もしその状態で死んだとしたら毎日お前の枕元に化けて出るだろう。いや枕元じゃないな。添い寝をすると思う。
添い寝しながら眠っているお前のおっぱいをひたすら揉み解すんだ。
どうだ? 羽川。お前は僕をそんなヤツにするのか?」
「…それ、かなり……キツイ…言い訳っ………ひゃっ!」
羽川は僕を諭すように優しく話しかけてくる。
僕を説得しようとしているようだ。
だけれど今の僕に羽川の言葉は届かなかった。
羽川が喋っている途中に乳首に狙いを定め、ほんの少しだけ触れてみた。
可愛い声で返してくれる。
やっぱり楽しみにしていたんだな。
満足させてやるから待っててくれよ!
僕は羽川の乳首を重点的に触り始めた。
こねくり回すように刺激を与えて、一度与えた快楽を覚えこませる。
反応が良くなったら一度離れ、乳首には一切触れないようにおっぱいを揉んだ。
そっと触れるように乳首の先端に触れたりすると、息が一瞬止まったり「あっ」と小さく声を出す。
本当はもっと声を出したいのに我慢している羽川は、いつもより何倍も可愛く見えた。
頭脳明晰でケアレスミスに憧れる羽川が今、僕におっぱいを揉まれている。
羽川のおっぱいには僕の十本の指がところ狭しと這い回り、類まれなボリュームを持ったおっぱいに酔う。
しっかり感触を覚えておくように揉んではなぞり、乳首を摘んではフェザータッチで刺激した。
その度に羽川はビクッと身体を震わせていたが、嫌がっているようではないので、僕の指が休むことはなかった。
さっきから羽川の抵抗がかなり弱くなっている。
僕の手を離そうとしている羽川の両手はもう添えるだけになり、力は入っていない。
息も荒くなり、「ぁっ…ゃっ」とたまに悩ましい声が聞えてきた。
やっぱり止めてほしくはないのだろう。
僕はそのまま刺激を継続する。
ひたすら揉んでその感触を楽しみ、心に刻んでいった。
忘れることはないだろう。
この感触は。
すぐに取り出せる引き出しの中に入れておき、思い出したように感じることが出来る。
そんな状態にまで身体に染み込ませなければならない。
―――などということを考えはしてもこの僕が行動に移せるはずがない。
妄想にふけるのはここで終わろうか。
僕は自分の欲望を押さえ込んだ。
この思いがいつか爆発する日がくるのだろうか。
おわり
やっぱり羽川がいいなあ。
エンディングの阿良々木さんと忍と忍野が微笑ましい。
本当におっぱい木さんなにやってんだよ
いや、ネット配信の最新話でのパジャマ+ノーブラのバサ姉で抜かない奴はおるまい
むしろ妄想で我慢できるセクハラ木さんは尊敬するに値する
そりゃおまえ白いのにブラックなあれと対峙してないからな、俺らは
アレと対峙したら、文字通りの意味で骨抜きにされてしまうからな。
仮に完全な吸血鬼の眷属だったころのなまら木さんなら、
ゼロ距離密着ハグ状態でもエナジードレインされる速度より回復速度の方が上回るだろうか?
というか精力も即時回復なんだろうか吸血鬼
まぁ吸血鬼らぎ子ちゃんとブラックさんがあいまみえる展開って
真面目に考えると前提からしてヤバいことになってそうだけど
忍でも楽勝だったしな
阿良々木さんの勝ちだろう
>>693 実際ゴールデンウイークの時に吸血鬼らぎこの状態で猫に会ってるはずだ。
忍がJK程度まで戻ってたんだかららぎこの状態も相応になってなきゃおかしい。
ん? 忍がJKくらいまで戻ってた描写なんてあったか?
吸血鬼ロリ子木さんも特に力を得ていた記憶ないんだが
>>696 あるよ。
偽下でJKバージョンになった時に
「ここまで力が戻ったのはゴールデンウイークの件以来」ってはっきりと
といわなきゃ我慢ならないってのはアレだぜ?
自分が批判している対象と同じレベルに堕しちまってるぞ。
>>688 お前速攻爆発させろやwww
あと、物凄いどうでもいい話だが、最近ようやく不気味で素朴な〜を
読み終わって、なんでここに病院坂迷路(バックアップ)のSSが
存在しなかったのだろうという長年の疑問が氷解したぜ。
まあ、サマーウォーズを観てしまった俺に隙は無いんだがな!
以下、何事もなかったかのようにご歓談ください。
>>699 後半部分だけで十分なのに、前半いれないと気が済まない方も同レベルだと存知ますが
>>701 ん? そだよ? で、同レベルの人から言われたら
自分は何も省みなくて構わないと思ってる?
だったらアニメしか見た事がない人が、その知識だけを
元にしてあれこれいうのを苦々しく思う権利自体が
というような議論をしたい? 俺はしたくないけどw
ちょっくら考えましょうや、というお話。俺もあなたもね。
あと一言くらいは俺に何か言っても構わないけど、
そしたら平常進行に戻ろうな。
>>702 うわ、必死すぎてキモ・・・
てかその言葉そのまんま返すわ
そう思うなら黙っとけやって言う
相手した時点でどうかっていうお話であって、内容はこの場合関係ねえよ
カンペ【ここで荒れそうなスレを救う為、何事もなかったかのように話題を振る人が登場!】
どうでもいいけどいまだに「かんばる」を「かんばら」って読んでしまう
「そうか。わかった。そこまで聞けば、もう十分だ。
つまり、私は脱げばいいんだな?」
>>704 だからそういうの振ること自体が荒らしの一部だっつの
キスショットはまだですか?
>>706 お前ならきっと脱いでくれると思ってたぜ・・・
>>704 撫子も慣れたけど、独特の読み方させるよな。
でも、かんばら読みだとヴァルハラコンビがバラバラ(正確にはハラだが)コンビに・・・
何故か一発で猟奇殺人を連想してしまうのは何故だろう?
正直すまんかった
偽下は歯磨きプレイの印象が強すぎてその辺は覚えてなかったんだ
で、なでこスネイクのジャケットが公開されたわけだけどなんだよあのエロさ・・・狙いすぎにもほどがある
>>710 確認した。
あの視線の先にはアラーキーさんがいるんだろうな・・・
>>710 すまん、俺も大人気なかったよ
撫子は文字通り獲物を狙ってるから仕方ない
あれ、下はブルマ? 水着? ブルマだと、相当際どいな。
画像が小さくていまいち確認できない。
>>706 「神原先生だけを脱がせはしない!!
兄ちゃん、あたしも脱ぐからしっかり見ててくれっ!!」
「火憐ちゃんだけをry
「ららちゃんだry
「後輩や妹だけを脱がせるだなんて感心しないわ。
というわけで脱ぎなさい、阿良々木君」
「何が『というわけで』なんだよ!?これは皆が勝手に脱いだんだ!」
「そうやって幼気な女の子を脱がせて平気でいるなんて、呆れるわね。見損なったわ。
阿良々木君ならここで女の子に恥をかかせる様な真似はせず、脱いで男を見せてくれると思っていたのに。
むしろ進んで脱ごうとする阿良々木君を私が必死に止めなければいけないかと覚悟していたのに…
その程度の中途半端な変態だったなんて、阿良々木君は本当に器の小さな、唾棄すべき存在ね」
「そこまで言うか!?というか、お前は僕をそんな目で見ていたのか!
僕が脱げば丸く収まると言うんだな!?わかったよ、脱げば良いんだろう脱げば!」
「え……まさか……本当に脱ぐなんて……いえ、仮に阿良々木君にどんな性癖があったとしても、具体的に言うなら露出狂のきらいがあっても、
私は恋人としてどんな阿良々木君も受け止めるわ。蔑みのこもった目で見つめながら」
「脱げと言ったのはお前じゃないか!」
オチが見えなくなってきたので、この辺で。裸々々木君祭ガハラさん編でした。
「悪いけど、僕は全裸より着衣に萌えるんだ」
「阿良々木先輩、本心を隠すのは身体的にも精神的にもよくはないぞ。
『阿良々木くんは卑猥な言葉を自分で考えさせて言わせて、脱ぎたての下着をプレゼントさせた後に
服を鋏でズタズタに切って、それを見て楽しむ性癖があるのよ』
と戦場ヶ原先輩が言っていたからな。
お二人の関係は余すことなく全てを聞いているから私に隠す必要はない。
安心して告白してくれ。
そういえば羽川先輩も言っていたな。
『阿良々木くんに下着を渡したら返ってこなかった』と。
羽川先輩とそうなる状況にいつどうやってなったのかは私には理解できないが……。
いや、答えなくても構わない。
先輩にとっては言いにくいことかもしれないからな。
私の妄想でしっかりと補っておくから安心してくれ」
規制解除キター
>>695 じゃあアニメのゴールデンウイークのシーンが間違ってたわけだな
でも突然大人忍出されても原作読んでない人が混乱しちゃうから仕方がないのか
ようやくつばさキャット3話見た。
いやー良かった良かった素晴らしかった。わずかとはいえミスドの前の忍も映ったしEDでの忍を連れた阿良々木さんたちも良かった。
次話まで適当な妄想SSでも考えながら待つとしようか。
「結局儂の声はCDと同じ感じになるんじゃろうか?」
「さあ……?」
まよいマイマイ オーディオコメンタリーでわかったこと ネタバレ注意
八九寺は無視されるのがキャラ的に一番へこむ
八九寺は戦場ヶ原に対してわりと辛らつ
八九寺はツインテールを解くと死ぬ 公式設定 という冗談
八九寺は自画自賛っぷりがぱねぇ
八九寺自身には他者から自分の姿が見えてるか見えてないかは推測でしかわからない
八九寺はマイマイ以降迷い牛の怪異ではない。ないけれど他者から見える見えないは大雑把で適当かつフレキシブル
八九寺のリュックにはお泊りセットなどが入ってて面白いグッズはないらしい
八九寺は傷物語のあらすじを聞いていて忍の事はあまり知らないが羽川の事はいっぱい聞いている
八九寺の精神は時間の流れとは関係なく小学5年生
八九寺は自身を成長しないと言い切った
八九寺はマイマイ終了後2階級特進して浮遊霊になったが、それは忍野にとっても驚きらしい
羽川翼は勘違いしない
同人やエロパロのネタは増えそう。
アニメから見る限りはららら木さんと二人っきりの状態が解かれると同時に消えてる気がする
まよいマイマイを例外に
原作ではアララギさんのいないとこで羽川と会ってる発言してたし
スキンシップを他人に見られて噂になってたからアニメのは単に隠れただけだろう
幽霊だから壁抜けとか床抜けとかできるのかもしれない
原作から見る限りそこら辺はわざとぼかして書いてるだろう
八九寺は傾物語で…
普通に浮遊霊だと考えれば、目撃証言があるのも、
出てきたり消えたりするのも、結構そういう現象に
触れまくってる満ち潮気味さんとか羽川とかには
触れるのも、色々と納得できると思うんだが。
神原と千石がどうなのかにもよるが、羽川も阿良々木さんも
一応その身に怪異を宿しているわけだしな。
傾物語の美女、真宵
ムララ木さんと火憐ちゃんのハードなSMものマダー?
その2人じゃSが居ない
Sは千枚通しのS
まったく会話が成り立ってない件について
このスレのSS見てるとレベルが高すぎて、
俺程度の技量では到底及びもつかないので投稿するのを躊躇してしまうな
737 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 06:28:20 ID:pTePbTKO
アバラ木さんはSもいけるクチ
「あら、何を躊躇しているのかしら」
「何を躊躇するっていうんだよ」
「では、ナニを躊躇しているのね」
「僕を変態のように言うな!」
「ごめんなさい。確かに変態のように、と言われては、真実変態である所の
阿良々木君の矜持は著しく傷つけられたわよね。謝罪させてください」
「僕は何か悪い事をしたのか……」
「いつものことでしょう。いい加減慣れた方が楽だと思うわよ?」
「着々と調教されているような気がする……」
「気のせい。それはともかく、私と阿良々木君の赤裸々な性生活を描いた
文章を公に晒す事の、一体どこに躊躇する要素があるというの?」
「普通躊躇するだろ!? ……というか、お前とカップリング限定なのか」
「ええ、希望も込めてみたわ」
「希望かよ」
「そうよ。だってこのスレレベルが高いSSが投下される割に、私のエロい
SSの数は少ないじゃない。不満だわ」
「メタな話を……だったら自分で書け、って言われるんじゃないか?」
「流石に自分で自分の痴態を詳らかにできる程、私は変態ではないわ。
阿良々木君じゃああるまいし」
「僕だって自分じゃ書けねえよ!」
「では、一体何を躊躇していたのかしら。ああ、ナニを躊躇していたんだったわね。
私なら気にしないから、そこでしたらいいわ」
「何をだよっ!?」
「それでは、まず私がするから、阿良々木君はそこで見ていてね……
恥ずかしいけれど、それが阿良々木君の望みなら……ぽっ」
「だから何をだよっ!? 『ぽっ』って口で言うだけで全然顔を赤らめもしないのか!?」
「私のナニする所、見たくないのかしら、阿良々木君は?」
「……ナニって、その……いわゆる、アレだよな?」
「流石阿良々木君。その食いつきの速さは賞賛ものね」
「嬉しくねえよ」
「その通り、阿良々木君の察するアレよ。見たくない?」
「……そりゃあ……男だったら、見たいだろ?」
「阿良々木君だったら?」
「僕だって……そりゃ……見たいさ」
「……そう。やっぱり阿良々木君は変態ね。愛しい彼女の排泄シーンを
見たいという欲望を抑えきれないなんて。しかも大きい方」
「ちょぉっと待てぇっ!? スカトロ趣味は僕にはないっ! っていうかナニな
アレってそういう事かよっ!」
「あら、違うの?」
「違う!」
「じゃあ――阿良々木君は、一体私の何を見たかったのかしら?」
「ぐっ」
「スカトロは明確に否定した。これはつまり、それ以外の何かを、明確に
思い浮かべていたという事に他ならないと思うのだけれど」
「……罠にはまったのか、僕は」
「一体、何をナニだと思って、それを見たかったのかしら……?」
「い、言えるかそんな事……」
「あら、言えないような恥ずかしい事を彼女にさせて、それを見物して
楽しもうという腹積もりだったわけね、阿良々木君は。変態を通り越して
鬼畜の域に達していたとは、流石に私も付き合いを考え直そうかと思うわ」
「オナニーです! 戦場ヶ原さんのオナニーが見たかったです!」
「こんな往来で大声で卑猥な言葉を連呼しないでちょうだい。一緒にいる
私の品性まで疑われかねないじゃない」
「……なんだよ、この意味のわからない屈辱は……」
「もっとも、阿良々木君と一緒なら、品性を疑われるのも一興だけれど」
「どっちだよ」
「羞恥心は前者、本能は後者よ。ともかく、阿良々木君は私の自慰行為を
鑑賞したいという欲望を今この瞬間胸に抱いているのね?」
「抱いてますとも。ええ、抱いてますとも!」
「それと同じよ」
「はい?」
「私も、阿良々木君の自慰行為は鑑賞したいわ。今この瞬間ね。あなたが
気持ちよくなるだけの行為を、私は見たいと思い、私が気持ちよくなるだけ
の行為を、あなたは見たいと思っている」
「……何が言いたいんですかひたぎさん」
「商業的に利益を得る為に作っているわけでもないSSなんて、所詮は
自慰行為のようなもの――でも、そんな自慰行為であっても、見たいと
思う人はいるという事よ」
「そこで話が戻るのか……というか、まさか戻るとは思わなかった」
「たとえ下手糞な、上手く絶頂まで上り詰められないような自慰行為でも、
それで興奮する人はいる、かもしれないのだから、まずは自慰行為自体を
衆目の目に晒して見なければ判断はつかないわ」
「むしろ、拙くて初々しい方が興奮するって人だっているかもしれないしな」
「阿良々木君のようにね」
「何故僕の性癖を抑えている……?」
「良かったわ、阿良々木君がそういう性癖で」
「またしても罠っ!?」
「私は、そういう経験が他人よりも少ないから、拙い技術しか持っていない
もの。そういうのがお好みという事なら、願ったり叶ったりという感じかしら」
「そういうわけで、躊躇しているくらいなら自分を解放してしまいなさい」
「なあ、戦場ヶ原」
「何?」
「……自慰行為って、基本的に他人に見せるものじゃないだろうから、
一連の話ってあんまりたとえとしては適切じゃないんじゃないか?」
「大丈夫よ」
「そうか?」
「自分の書いた文章を他人に晒そうなんて人は、総じて露出狂だから」
「言い切っちゃった!」
「もし違っても大丈夫。――目覚めるから」
「……否定できねー」
終わり
ここまで投下です。
躊躇せずにガンガン投下しようぜ、というお話でした。
論理的に破綻しているような気がしたら――気のせいだ!
ガハラさんも投下されるといいねぇ…… 求めてる人は多そう。
露出gj
忍もいいけどやっぱり正妻はガハラさんだからな、忍もいいけど。
どんなシチュエーションでも暦×ひたぎがラブってるとそれだけでほっこりしてくる。忍もいいけど。
投下 ちょっと短めで
しのぶナイト
わずかな月明かりが差し込む部屋の中で荒い息が響き渡る。
僕と、僕の下にいる小さな、とても小さな影からそれは生み出され
白金を人の姿へと象ったかのような影は夜の闇の中、月明かりを照らし返し眩いほど輝いて見えた。
一糸まとわない幼女の姿をした影は僕の胸にも満たない身長と
半分以下の体重にもかかわらず貫かれながらも淫靡に微笑んでいる。
「どうした、お前様よ止まっておるぞ。まさかもう疲れたなどとは言うまい」
「なんでもない。まだ全然いける」
お前に見惚れていたなんて言えるか。
脚を開いている忍に密着するよう覆い被さり脂肪の薄い細い腰へ僕のモノを撃ち続ける。
「んぅ、ふぅ、いいぞあるじ様よ、んっ、中がいっぱいで心地いいぞ」
大人のモノが入りきるはずもない窮屈な幼裂はモノの半分もいけば
奥に到達するほどで、忍の秘裂は赤く腫れながらもモノを咥え込んでいた。
「あるじ様の生殖器はいいのう。幼子ですら濡れる魔性のブツじゃ」
「お前だけだろ。濡れ方がおかしいんだよ」
「ふふっ、あるじ様だからじゃよ」
忍は小さいあそこを痛そうなほど広げられてるのにも
関わらず潤沢に蜜が湧き出て抽送を苦にしていない。
忍の膣内は狭くきつく絞めるくせ滑らかに抽送できて気持ちよく
腰を回し子宮口をくすぐるようにすると忍は嬌声をあげる。
「ひゃぅ、そこ、も、もっとじゃあぁっ」
はっはっと呼吸を乱し口をだらしなく開け、幼い子宮を嬲られる快感に酔っている。
小さな舌に触れたくて腰を回しながらも顔を両手に抱きキスしようとすると忍も舌を伸ばした。
「んむっ、ちゅっ、んぅ、ぴちゃ」
舌が絡み合いわずかなざらつきを感じ水音が響く。
触れ合う舌はお互いを求め合い一つになろうと溶け合うかのようだ。
「んっ、むぅ、んっんっ……あぅっ!」
キスと中の気持ちよさが交じり合い腰が震え子宮に強く押し付けてしまう。
衝撃で忍も痙攣するのを抑えつけ舌を吸い上げた。
「……んっんっ!くちゅっ、ぅんむっ!」
幼く小さい口内に舌を入れると、とろけるほど熱く火照っている。
小粒の歯に舌を這わせ、溢れる涎を舌で絡み取り飲み込む。
そうして僕からも唾液を送り込んで体液を交換しあった。
「ちゅくっ、ぺちゅ、んちゅ、こくっこくっ……」
唇を離すとわずかに涎が糸を引いた。
「……はふぅ、あるじ様は激しいのう……」
忍は初めての時と同じ事を言う。
いつもの事だというのにあの日の僕は
忍が僕の血を吸って嚥下していく陶酔感に酔って魅せられてしまい
牙が首筋から遠ざかるのを我慢できず別れた唇を追いキスをした。
燃え盛る情欲の炎は忍を燃やし尽くし奪い尽くしなすがままの忍を犯した。
伝承にあるような吸血鬼に魅了の魔眼があったとしても許されざる罪だと言えよう。
けれど欲を一方的に吐き出し息切れる僕を忍は小さな腕で抱きしめ優しく撫でてくれた。
―――あるじ様は激しいのう
そう言って申し訳なさに身を縮め泣きそうになる僕をいつまでも抱きしめて慰めてくれていた。
次の日、昨夜の行為を改めて謝ったら呆れたように言われた。
「独り合点をするでない。驚いたのは確かじゃが誰も嫌だなどとは言っておるまい。
お前様に身体を求められ抱擁されるのはむしろ嬉しいものじゃよ」
呆けたように口を開ける僕を見つめながら続ける。
「だが抱擁というにはいささか乱暴だったからのう。今夜はもう少し優しくしてくれてもかまわんぞ」
からかうような微笑で行為の約束を取り付けられた。
そんなこんなで忍を満足させるため、だけではないが毎日のように僕らは愛し合っている。
僕は忍の軽くて細い両脚を掴みひっくり返して顔の横に持っていった。
恥ずかしい体勢のせいで、わずかに余裕の色をなくし忍は横を向く。
「……なんて事をするのじゃ、あるじ様よ」
「いいからいいから」
いつも僕が先にイッてしまうので別のやり方で忍を責めてみたくなっただけだ。
お尻を両手で掴むと、小さいけれど女の子特有の丸みと柔らかさがあり
子供ならではの水分をたっぷり含んだ肌はしっとりとした手ごたえが心地いい。
「……んぁ、少しばかり恥ずかしいのう……」
お尻とあそこを突き出すような姿勢のまま僕から視線を外し顔を赤らめる忍。
指でお尻全体をくすぐるように撫でる。
「はっ、ぁぁっ、ふっ、んんっ!」
薄く脂肪のついたお尻を撫でられると、忍は口の中で喘ぎを噛み殺した。
感じきっているのだろう。
忍のあそこは先ほどまで挿入されていただけあって蜜がトロトロになるほど溢れており
8歳相応のすじは当然のように無毛で僕のモノを受け入れていたせいかくぱぁと開いて赤くなっている。
そのすじに沿って舌を尖らせてゆっくりと舐めあげた。
「んあぁっ!」
耐えられないよう震えて、僕の頭を両手で離そうとするが力は全然入っていない。
わざと音を立てるよう吸い上げ、どことなく甘い蜜を味わう。
ずちゅっ!ぺちゃっ、ごくっ、じゅちゅっ!
「はぅっ!はっ、はっ、ぅぁあっ!」
忍は吸い上げる音に合わせるよう嬌声を上げ続ける。
身体を半分に折り畳まれて窮屈そうな身体は僕の舌でビクッビクと痙攣するように動き
小さい身体に強い快感を味わっている。
その事実が僕をより興奮させる。
吸い出すのを止めて視線を上に上げると、まだまだ成長途上とも言えない皮に包まれた豆が見えた。
「お、おまえ様、そ、そこは駄目なのじゃ、そこは強すぎる」
普段聞けないほど焦って怯えるような声音は感じすぎる事への恐怖。
けれど僕はそんな忍が見たいんだ。
忍の懇願を無視して小指ほどもない陰核へ舌を押し付けた。
「んんぅぅあぁぁっっ!!!」
今までにないほど大きな嬌声が響き渡り全身が大きく震える。
暴れだしそうな忍の足首を掴み、陰核を唇で咥えて舌で弄んだ。
「んっんうぅぅっっ!」
噛み殺しきれない高く甘い悲鳴を上げた忍のあそこはさらに蜜を溢れ出す。
潤んだ金色の瞳は耐えようのない快楽の証拠だ。
駄目だ。僕のほうが耐え切れない。
割れ目から顔を離して、背中と足を持ちあげ抱き上げる。
とても可愛らしい乳首がわずかに固くなって僕の胸板に押し付けられた。
胸があるとはとても言えないがただ柔らかい。
ぽーっとした表情の忍はいつもやってるよう僕の首筋に顔を預けた。
そんな忍をゆっくりと僕のモノで貫いていく。
「んうぅあぁぁっ!」
痛いほど締め付ける忍の中は熱く火照り蕩けるような快感が走って今にも欲を吐き出してしまいそうだ。
「くうぅっ!んぅっ!はうぅっ!んっ、んっうぅっ!」
忍は自身の体重で膣奥を刺激されて苦しみとも悦びともつかない喘ぎをもらす。
抱き上げたまま腰を上下に揺らし続け粘膜と粘膜が擦れあい肉と肉が絡み合って僕と忍が混ざり合う。
荒い息遣いが響き渡り僕と忍は舌を当然のように求め合った。
「んぅ!ちゅぅっ!ふっ!ふっ!んむぅっ!」
小さすぎる身体は精一杯顔を上向いていないと僕の顔へ届かない。
目を瞑る忍へ僕も目を瞑り幼い唇を啄ばんでキスを続ける。
吸血鬼でも見通せない闇の帳が僕らを包みこみ真っ暗な世界で二人抱き合ってるようだ。
「んっ!んっ!ぴちゃっ!うむぅっ!んっ!」
舌を忍の口内に差し入れて味わいながら抽送を繰り返すと限界がほどなく訪れる。
忍をぎゅっと強く抱き締めキスをしたままそれを開放した。
「んんっ!むぅぅぅっ!んんんんっっっっ!!!!」
どくどくと精液が忍に送り込まれる。
小さい膣内が何度も収縮して僕自身を締め付けながら精液を飲み込んでいく。
絶頂が二人重なって快楽を何倍にも高まっていき真っ暗な世界が白く照らされ塗り替えられていく。
そうして長い絶頂が終わり抱き合ったまま後ろに倒れこんだ。
「はぁっ、はぁ、はっ、はぁ〜ふぅ〜」
乱れた呼吸が止められず何度も息継ぎを繰り返す。
そうすると胸板に抱いたままの忍が呟いた。
「……よかったぞ、あるじ様よ」
いつもと違って傲慢さの欠片も感じさせない気恥ずかしそうな忍がとても可愛らしい。
それを誤魔化すかのように俯いて、でも僕に頬擦りをしながら眠りにつく。
僕はそんな忍の絹糸のような髪を撫でながら同じよう眠った。
夢も見ずに眠り続けると、ふと眩しくて目が覚めた。
雀の囀りが響いてカーテンの隙間から朝日が射して金色の髪がキラキラと陽光を照り返す。
すでに起きていたらしい忍は金色の瞳を細めて僕を見つめている。
「もう、起きたのか忍」
忍は微かな微笑みを浮かべた。
「長生きはするものじゃのう。あるじ様よ」
「なんのことだ?」
意味がわからず問いかけるが無視するように忍は呟く。
「五百年朝が疎ましかった。木と土の棺桶で太陽から隠れ続けるのが忌々しかった」
硬い表情に変えて不機嫌そうにに歯を剥く。
「だがのう……」
胸板に乗せていた頭を起こすとにひゃりと抑えきれないよう笑う。
「あるじ様に抱かれたまま浴びる朝日はこんなにも心地いいものだと
愛しい男に抱かれながら目覚める朝はこんなにも暖かいものだと」
輝くような満面の笑顔で僕を見つめて微笑んだ。
「五百年生きてきて初めて知ったのじゃ」
僕も微笑みながら身体を起こし、そっと髪を撫でて体を抱く。
「……僕なんかでよければ幾らでも抱いてやる。五百年以上の初めてをいっぱい忍にくれてやるよ」
撫でられくすぐったそうにしながら忍は
「……そうじゃな。ではあるじ様の初めての愛の言葉がほしいのう」
意地悪そうな微笑で囁いた。
言われてふと気づく。
忍を襲ってしまった日から何度となくやっちゃっているのに
それらしい事を言った記憶がないという事を。
忍にリードされたり誘惑されたりして段階をすっとばしている事実に思い当たる。
なんて言えばいいのか悩んでいると、忍は首をかしげ問う。
「駄目か?」
微笑を曇らせて不安げな表情だ。
……悩む必要なんてないか。思ったままを言えばそれで通じるだろう。
「忍好きだ。愛してる。五百年先でもずっと愛してる」
ちょっとおおげさかもしれないがこの気持ちに偽りはない。
「…………っっっっ」
忍は感極まったよう僕の肩を抱き締め熱い雫がこぼれ背中を濡らし続ける。
僕はそんな忍を抱き締めあやしながら朝日が僕らを祝うかのよう照らしているのを見つめているのだった。
終了
慣れない表現とエロ描写と忍のキャラが掴めなくてとても難しく時間がかかりました。
時間軸とか不明すぎです。
てめーこのやろー!
GJって言うしかねえじゃねえかこのやろー!w
っていうかロリエロいな、忍・・・。
なのに何か母性のようなものを感じる。
とにかくまあ、GJでしたぞ。
>>748 グッジョブ!やっぱりシノブーはエロいな
キャラとかは特に問題なかった気がする
>>749 やるじゃねぇか兄弟
GJありがとうございます。
忍がなんだかんだ言ってペドいので本番は受け入れられるかどうか不安でしたが問題ないならよかったです。
口とか手なら年齢違えど描写はそんな変わんない気もするんですけど本番は色々とアレなので。
ペドい描写自体は好きなんですけどねー
忍のSSが投下されたと聞いて飛んできました
GJ! 忍可愛いよ忍。ありがとう!
いや、しかし
ツンデレとか素直クールとかが普通に使われていると逆に違和感を覚えるなww
うむ紳士だ
もう次スレやな。
月火と夜月でテンプレ考えてみようとしたけど上手くいかんかった。
埋めSSでも考えようとしたけど、全く思いつかんし。
「アナル木さん」
「ドウシタンダイハチクジ」
「失礼、噛みま……否定しないのですかっ!?」
>>722 >八九寺自身には他者から自分の姿が見えてるか見えてないかは推測でしかわからない
つまり強制露出させて「ほら、あそこのサラリーマンが見てるよ」ってプレイができるってことだね。
その手があったか!
人通りが少ないとこでスカートを自分で摘み上げてパンツ出してる八九寺の姿が見える!
tp://nagato.the-ninja.jp/ss_b02mistake.html
おすすめ
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大事な事だけあって凄いまた高レベルの出来だなぁ。
こういう人の見ると西尾風一人称でSS書ける技量に差がありすぎてあらさんの一人称書くの恥ずかしくなるね。
阿良々木さんが出ない三人称のエロパロとかで区別化したいや。
それにしても上手い。こういう一人称を書ける人が何人もいるから凄いな
765 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 12:24:45 ID:GiwaTVxw
自国が2回もフルボッコされて父親は殺されて政略結婚されそうになって最終的に彼氏を他の女に取られたカガリさんまじパネェっす
すまん誤爆
スルーしてくれ
767 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 12:40:40 ID:qhyZM7El
キララ木さんですねわかります
次スレ立ててくるかな。
埋めにテンプレの失敗作でも置いておこう。
ここは妹に手を出すお兄ちゃんがたくさんいるスレッドです。
歯磨き勝負して悶えさせたり、座ってたら後ろから抱き締めたり、不意に胸を揉んだりするお兄ちゃんがたくさん出てきます。
ちょっとした失敗で奴隷になっちゃった女の子もいるんだから、くれぐれも気を許しちゃいけないよ。
書き込みが950以上になるか、容量が450kを超えたら次のスレッドを宣言してから立てるんだよ。
sage進行でお願い。レスしたり投下したりする時はメール欄に半角で『sage』と入力するのを忘れないでね。
荒らしはスルーしてね。
お兄ちゃんみたいに何でも突っ込んだらダメだよ。
約束を守れないお兄ちゃんには千枚通しをプレゼントするね。
ちゃんと加工して、すんなり体内に入っていくように先を尖らせてから刺すから楽しみにしててほしいな。
穴だらけにするから、いつ刺されてもいいように遺言は書き残しておくこと。
わかった?
はえーよ
って思ったら容量がアレか
容量いっぱいなので次スレなの
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257998209/l50 ____
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| γ´ /::: : |: : |、. Vz:リ Vz:リ ,.'/: :/:.: :|:::| `ー-、゛ ヽ、
ヽ._ /: :|: :::|: :∧  ̄ ,  ̄ /: :/::/: :|:::| \ \
/ ゛ /´|:_::|: :::|:: :、:::> ___ <:_:/::/::::_:|‐-、_ ヽ、 ヽ、
/ //`ヽ|: :::|: :: :|ヽ、 ヽ::_,ノ //::イ: :/ / `ヽー-、_ \ \
. / /'ヽ |: :_:|::i:: :|:.ヽ:>::..、 __ ..:<:/:/://::/,.イ --‐'´ /::/─‐-l ヽ、
,ノ / ヽ. 7"::|::|i::∧:.:\____/:/://:://:.:|: /::/ :| |
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