仮面ライダー総合エロパロスレ8

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1名無しさん@ピンキー
「どうやらエロパロの世界へ来たらしい・・」
「士くんはこの世界でいったい何をやるんですか?」
「さあな、とりあえずやってみりゃわかるだろ。純愛、陵辱、萌えに燃えでも
なんでも来い!」
「ネタバレありの時は名前欄に明記してくださいね。さあLet's変身!」」

*煽り・荒らしは放置&スルーしましょう
*あくまでも大人の為のスレです。

過去スレ



過去ログ
仮面ライダー総合エロパロスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182222888/
仮面ライダー総合エロパロスレ3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156300360/
アギト・龍騎・ブレイドでエロ萌えスレッド
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1072235664/
仮面ライダー総合エロパロスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1111912561/
仮面ライダー総合エロパロスレ2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120647426/
仮面ライダー総合エロパロスレ5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1201520775/
仮面ライダー総合エロパロスレ6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1236731605/
関連スレ
【バイク】仮面ライダーの擬人化でエロパロ【怪人】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1249316616/
2名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 20:36:21 ID:SAIWj83H
仮面ライダー総合エロパロ 保管庫
http://maskedriderero.blog53.fc2.com/
3名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 21:17:42 ID:SAIWj83H
忘れてたw
前スレ
仮面ライダー総合エロパロスレ7
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248001193/l50
4名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 01:32:42 ID:koCvq93V
もはや次スレとは!
おのれ>>1!乙
5名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 10:27:45 ID:CsMQvKfh
>>1

今週はガイアメモリ挿すシーンがエロかったなぁ。
次回以降どこ使うのか楽しみだw
6名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 10:38:01 ID:MtFeBT/q
挿入だし
セックスの具現化なのかなあ
ルナジェルの人にはもっとエクスタシーに達したみたく官能的な表情してほしかったな
7名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 11:43:17 ID:1Ym56hYf
幼女の生足ハァハァ
8名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 18:35:00 ID:PHVrOVMK
「フィリップ本棚に入ってくれ。キーワードは純愛、陵辱、萌え…」
「なんでもありだね翔太郎。出たよ、検索の結果は…」
キュキュッ『eroparo』
「エロパロ?!私聞いてない!」

「それじゃ、みんなの作品まってるぜ!」
「ちなみにここはsage進行だよ。あとネタバレは前置きが無いとダメだってことも言わなきゃ」
「うっ…」
「やっぱりまだまだ詰めの甘い半熟卵・ハーフボイルドだね。」
「とにかく!お前の萌えを数えろ!」


>>1がディケイドverなのでWverを考えてみたり
9名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 19:39:54 ID:9l9GwkXL
>>8
GJ。次スレからはこれで決まりだ
10名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 19:47:00 ID:RloUbib4
GJ!!
まだ2話なのにキャラ掴んでてスゴイ
11名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 20:02:09 ID:34DbWXaf
>>8
最高だね。
フィリップやっぱ好きなキャラだわ。
12名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 20:05:10 ID:6uq5tLpA
なんか翔太朗とフィリップが女キャラを犯すSSとか出てきそうだな。
13名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 20:52:24 ID:x/r27NqU
あの世界だとガイアメモリに手を出して相手を陵辱するストーカーとか絶対にいそう。
14名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 20:55:51 ID:YlzbLQnD
今日の放送で、ガイアメモリのアタッシュが出てたけど、
ジャズやら負傷なんてのがメモリにできるくらいだから、
セックスメモリやヌードメモリもあるんだろうな。
夢が拡がりまくりだわ。
15名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 22:39:53 ID:koCvq93V
しかも日曜朝に全裸を出すとは。
16名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 23:40:22 ID:Ms4osdw1
>>13
フィリップが女体あちこち触りながら
「これは興味深い」(ニヤリ)言うのか
ベタ過ぎるw

つか、フィリップは童貞なんかな
17名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 00:05:27 ID:PgMLLqKI
>>16
今回の話で「知識はあるが、経験が伴わない」ということはだいたいわかった。
18名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 00:45:49 ID:2+bwy5AS
>>17もやし乙

いたしてる最中も延々エロコーナーin星(地球)の本棚で
立ち読みするんだろうか
四十八手やらアブノーマルなことも純粋な好奇心で試みそうだw
19名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 01:17:02 ID:jN/dGQcN
ファイナルステージ行ってきた


もやしが夏みかんに「何が欲しいんだ・・・?」発言

正確に言うと中の人ネタなんだが
どうしても士夏にしか聞こえなかったのは俺だけじゃないはず
12月までネタがないと思ったらとんだ伏兵だったぜ
20名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 08:37:23 ID:ejgxAFBq
>>19
レポ乙!
しかし、士の中の人も狙って発言してるんじゃないかと思うほどw
ムラムラしてきたよ!
21名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 22:00:03 ID:C/SypJil
俺もファイナルステージ行きたかったぁああ(こういう時田舎って不便)

>>19 GJ!
てか どんだけ士の中の人は士夏スキーを喜ばせたいんだwww
この2人は素で絡んでても士夏に見えてしまうから困るw
22名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 01:57:38 ID:Rp+Dlnle
士夏は、今までのライダー主役とヒロインにはないエロさが
あるよな。雰囲気がエロいというかラブエロにしか見えないw
23名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 02:18:56 ID:JBOg/dIT
>>1スレ立て乙です!

こっそり士×夏海で小ネタ置いとかせてください。
24:2009/09/15(火) 02:23:27 ID:JBOg/dIT

絶頂の余韻に漂いながら、夏海は覆い被さってくる士の体を受け止めていた。
静かに、ゆっくりと呼吸を整えながら、彼のあまり癖のない髪を指で撫でる。
ぐたっ、と胸のあたりに顔を埋めるようにしていた士が、ぴく、と動いた。

「・・・・・・ひゃっ!」

ぼんやりとしていた夏海は、びくっ、と反応する。
いきなり、肌に舌を這わされたのだ。

「ちょっ、士く・・・な、なにするんですかっ!」
「ん―?」

居心地悪そうに身を捩る夏海の上でむくっと起き上がった士が、今度は鼻の頭を舐めてくる。
夏海は両手で、迫ってくる士の顔を押し返そうとするが叶わない。

「や、やめてくださいってば・・・!」

士は夏海の制止の言葉や動きなどお構いなしに、瞼や頬、唇にキスを落としてはそこを舌で舐める。
その犬のような仕草に、最初は嫌がっていた夏海も段々おかしくなってきて、なんだかもうどうでもよくなってきた。


犬みたい・・・・・・。
ううん、犬・・・じゃないかも。
猫の方が近いのかな?どちらかといえばだけれど。
プライドが高くて、ひねくれてて、気紛れな野良猫って感じ。
そしてその猫は・・・・・・何故か私に懐いてる。
そっぽ向いたり、拗ねたり、素直じゃなかったり。色々と忙しいけれど。


「夏海」

名前を呼ばれて顔を上げると、いたずらっぽい瞳が笑っていた。
汗で濡れてくしゃくしゃになった前髪を指で払ってやると、その瞳が気持ち良さそうに細められる。

額を首筋にこすりつけられながら、ぺろぺろとまさに猫のように舌が踊る。
何の前触れもなく、いきなりそこに歯を立てられて夏海は軽く背を反らした。
浮いた背中に大きな手が差し込まれて、爪で軽く引っ掻かれるようにされる。

ほんとに、猫みたい・・・・・・。

夏海は不思議な心地よさにうっとりと目を閉じながら、大きな猫の背を抱いた。
唇に与えられる情熱的なキスに、彼の本音を知る。


・・・・・・どうやら、この気ままな野良猫をまだまだ自分の元に繋ぎ止めておけるようだ。


25名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 02:25:23 ID:JBOg/dIT
なんとなく思いついたので。
失礼しました。

ヒネてて気まぐれで、でも飼い主には懐いてる猫って感じで。
26名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 07:55:58 ID:KGaxlhDt
敵側夫婦の夜の営みはまだですか。
27名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 11:25:29 ID:/ovZMxO4
>>23GJ! 強引でワガママで
口には出さないけど飼い主大好きなんですね分かります
28名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 12:00:37 ID:BW7UhNgE
猫士GJ!
猫っぽいな。確かに。
ユウスケは犬だな。
29名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 13:50:29 ID:KGaxlhDt
一人では、半熟プレイしか出来ないが、
二人なら、固茹でプレイが出来る。
30名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 17:00:44 ID:yGQijxj7
産卵プレイか
31名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 20:48:16 ID:ELicOahn
夏みかんの皮剥きてぇ
32名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 21:02:56 ID:dEGcA6Cv
猫士GJ!
俺はどちらかというと夏海が黒猫っぽいイメージあるな。
是非!夏海版で「猫2」もお願いします!
33名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 21:33:14 ID:mXp/bkaO
確かに夏みかんって猫な感じだよな。
気が強くて可愛い、ちょっとまだ仔猫な感じ。
その仔猫を大人猫にしちゃう士はエロ猫かw
34名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 22:24:10 ID:pboZNT2S
あの婿殿は、Wに敗れたらやはり妻にお仕置きされるんだろうか。
35名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 00:50:02 ID:M/yX2lJl
>お仕置き
やっぱり全裸なんだろうか。
36ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:28:09 ID:qEkGmoE0
新スレ乙です>>1
ヒビキ×香須実萌えが止まらなくなって、3つ目です。
長めの投下になります。すみません。
ヒビキさん27歳、香須実19歳、初夜ネタです。
37ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:29:00 ID:qEkGmoE0

静謐の願い


 今更だが、香須実はモテる。
そりゃもう、たまに吉野での集会に行ったりなんかすると大変だ。
全国から集まってくる鬼だの飛車だのに、しょっちゅう声をかけられている。
当然、香須実のあしらいのスキルは高くなって当然なのだが、それはあくまで父の付き添いで赴く時に限られ、
こうやって「鬼」の正式な「飛車」となってからの集会は初めてで、特に、まだ飛車となったばかりの香須実は
いつもと違う緊張が抜けず、うまくあしらえなくてぐったりとしていた。
何とか、人ごみの中心を抜け、壁際まで逃げると、湯のみで顔を隠すようにして視線をさまよわせる。
(ヒビキさんは……)
ちらりとヒビキに視線を向けてみると、ザンキとみどりとなにやら話している。
(もー!ちょっとはこっち気にしてよねー!)
なんて、念を送ってみてもまったく届いてないようだ。
みどりと仲良くしているヒビキを見るのは好きじゃない。かと言って、割り込む元気も今日は残っていない。
「香須実さん」
ヒビキの代わりに、香須実に声をかけてきたのはイブキだった。
「あ、イブキくん」
「大丈夫?疲れたんじゃない?」
「んー少しね。やっぱり父さんの付き添いとは違うわね」
「そうだね。あ、飛車昇格おめでとうございます」
律儀に祝いを言う、柔らかなイブキの笑みに香須実も微笑みを返す。
「ありがとう。頑張るね」
「香須実さんなら平気ですよ。ヒビキさんと一緒なら、いい経験できるだろうし」
「そうね。何度か一緒に出たけど、当たり前なんだけど、一番大変なのは鬼なのよね……」
「ま、前線部隊ですからね、僕たち鬼は」
幼馴染の鬼は、いつも優しげで人懐こい雰囲気を纏っていて、若くしてすでに歴戦の鬼だ。
優しい笑みだけを見ているとそうは思えないが、実際にイブキは若手の鬼の中でもかなりの実力者だ。
才能もあるのだろうが、やはり宗家としての自負が強い分、鍛錬も怠らない真面目な性格が今日のイブキになっ
たのだろう。
「でもイブキくんなら、お弟子さんを取るのももうすぐじゃない?」
「そんな話も出てるみたいだけど……。僕にはまだ早いかなぁ。ほら、ザンキさんやヒビキさんだって、まだお
弟子さんいないわけでしょ?」
「年功序列ってわけでもないのに」
「あはは、そうだね。まあ、そのうちにはね」
チラリとイブキがヒビキを見て、それから香須実に視線を戻す。
「それよりさ。香須実さん」
「ん?なぁに?」
「その……お祝い、したいんだけどな」
「お祝い?」
「香須実さんの飛車昇格の」
「今、おめでとうって言ってもらったわよ」
「そうじゃなくて、その」
 少し困ったように、照れているイブキに香須実も少し困ってしまう。
イブキが自分に向けてくれる好意は、幼い頃の「幼馴染」へ向けるものから色付いて違う形に変わってしまった
ことを否応なしに気づかざるを得なかったのは、自分もまた「憧れ」の対象であったヒビキへの想いが変わって
しまったことを知ってしまってからだった。
始まりの気持ちは、ずっと変わらないわけではないと自分もイブキも分からないほどにもう子供ではない。
それでも、香須実の想いは、イブキへは向かわない。
彼は大切な大切な幼馴染なのだから。
「私、イブキくんにおめでとうって言ってもらえるだけで嬉しいよ」
「香須実さん」
38ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:29:53 ID:qEkGmoE0
「イブキくんの飛車として働く時もあると思うので、足を引っ張らないよう頑張ります。よろしくお願いします」
深々と頭を下げると、イブキも律儀に頭を下げる。
「こ、こちらこそよろしくお願いします!」
 イブキはきっと知っている、分かっている。
自分の気持ちの行く先を。
聡明で優しい幼馴染は、自分の恋の相手を分かっていて、たぶんそれでも諦めてはくれないのだろう。
(私がヒビキさんのことを諦められなかったように)
だが、彼はまだ知らないのだろう。
想いが通じ合ってからの苦しさもあるなんて。
傲慢で、呆れるくらいみっともない気持ちが、今、香須実の中にあるなんて。
(私は、まだ、ヒビキさんの恋人の自信がない……)


 夜も更けてきて、静か過ぎる夜の気配に目が冴える。
吉野の本部自体が、大きな結界のような役割を果たしているらしく、山の四方に建物を配置しその一角が宿坊に
なっていた。
山の中は鳥たちの声と風の渡る音以外、何も気配はない。
下町とはいえ、東京の夜にはもう少し音があって返って落ち着くのだと香須実は思った。
女性飛車たちに割り当てられた宿坊を抜け出し、香須実は縁側に出て息をついた。
季節は春先とはいえ、少し冷える。
息を吐き出してみると、白く淡い塊を作って、夜の中に霧散した。
(……ヒビキさん、もう寝てるかな)
 鬼たちの宿坊は、飛車の泊まる宿坊とは反対側にある。
今日は、随分と久しぶりに集会に顔を出したヒビキはみんなに囲まれていて、近づくことも出来ず、気がついた
ら夜になってしまっていたのだ。
(……贅沢なのかな)
会いたい。
話がしたい。
笑顔が見たい。
……抱き締められたい。
(情けない)
仕事に私情は挟まない。
そういう約束で、香須実はヒビキの飛車となったのだ。
だが、実際はどうだ。
今ここには仕事で来ているというのに、こんなにヒビキが傍にいないことが寂しい。
(……怖いの)
好きだと言ってくれる彼の気持ちが怖い。
まだ、自分は彼の恋人ではないような気がするのだ。
(片思いしてた時より怖いなんて)
膝を抱えて蹲ると、涙が零れそうだった。
「……香須実?」
不意に聞こえた声に顔を上げる。
最初は幻聴かと思ったが、目の前にいる彼に目を見開いた。
「……ヒビキさん」
「やっぱ、香須実か。どうした?眠れないのか?」
「ヒビキさんこそ……こんな真夜中にどうしたの?鬼の人たちの宿坊は、山の反対側でしょう?」
「いや、ちょっとトレーニング。夜の山の中を走るのはいい実地練習になるからさ。それに……こっち、飛車た
ちの宿坊だろ?香須実に、おやすみって外から言おうかと思ってちょっと寄ってみたんだ」
はにかんだような笑みは優しくて、香須実の胸を締め付ける。
この優しさは「飛車」に対するものなのか。
それとも。
「香須実、あんまり夜更かししてると明日に響くぞ。もう寝ろよ」
「……眠れないの」
39ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:30:48 ID:qEkGmoE0
「どうした?何かあったのか?」
「……ヒビキさん。こっち、きて」
香須実の声に誘われるまま、ヒビキは階段を上がり、香須実の隣に腰掛ける。
「どうした?」
優しい手が香須実の頭を撫でてくれるが、いつもは嬉しいはずのその手が切ない。
「……ヒビキさん」
「ん?」
「わ、私……私、ヒビキさんの……何?」
「何……って?」
「……私、ヒビキさんの……飛車だけど、恋人でもあるよね?そうだよ、ね?」
「えっと……うん。あの、ホントにどうかしたのか、香須実?」
心配そうな瞳が香須実の俯いた顔を覗き込む。
「香須実?」
「……ヒビキさん、……抱いて」

一瞬、何を言われたのか分からなかった。

「かかかか、香須実?え?え?」
「……抱いて」
「あ、あのあの……か、香須実?」
油断していたというか、隙をつかれた。
不意に体が揺らいだかと思うと、香須実の華奢な手がヒビキの肩を押さえつけるようにして、縁側に押し倒され
ていた。
「え?ええ?」
跳ね除けることなど簡単だが、その相手が香須実となると話は別だ。
「か、香須実。あの……」
「ねえ、ヒビキさん。……して?」
蕩けるような甘く震える声が、ヒビキの鉄の理性にヒビを入れる。
薄い浴衣が僅かに肌蹴て、綺麗な鎖骨の凹凸が浮かび上がり、視線を少し傾ければ、柔らかな双丘の膨らみが分
かる。
 我知らず、ゴクリと喉が鳴るのが分かった。
視界の誘惑は、あまりに唐突で拒絶し難いが、香須実が何を考えているのか理解できないのに、ここで手を伸ば
すことはできない。
「あ、あの……香須実!頼むから退けて…!」
「いや!するの!」
「頼むから落ち着け、香須実!」
怒鳴りあうようにして、お互いの目を見つめた時、香須実の瞳に理性の光が戻ってきた。
「……ごめんなさい」
小さく謝ると、香須実はヒビキの上から体を退けた。
 何て事をしてしまったんだろう。
きっと呆れてる。嫌われる。
バカな子供の暴走だと思われてる。
「ご、ごめんなさい、ヒビキさん…。ごめんなさい。も、もう好きなんて言わない。言わないから……だから、
私をヒビキさんの飛車でいさせて下さい。仕事はちゃんとするから、だから……!」
言葉とは裏腹に、溢れ出した涙は止められなかった。
「か、香須実、えっと……あの……」
「も、もう、いいの。ごめんなさい。こんな子供の恋愛ごっこに付き合ってくれてありがとう。ごめんなさい、
ヒビキさん…!」
「香須実…!」
不意に抱き締められた。
鍛え上げられたたくましい腕は汗臭くて、だけど草の匂いがして、愛おしくてたまらない。
「ごめん、香須実。……俺のせい、だよな。不安にさせてたって……ことだよな」
「…ッそ、そうよ…!ヒ、ヒビキさんが……ヒビキさんが……!」
40ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:32:20 ID:qEkGmoE0
「ごめん……」
ヒビキの泣き出しそうな声に、顔を上げる。
ああ、満月だ、と思った時、切なげな表情で視界の月を覆われた。
「ん……っ」
熱かった。
ぬるりと音がして、口内に入り込んできた舌に、自分の舌をあっという間に絡め取られる。
「はん……ッ」
少し後ずさると、まるで追い詰められるようにしてキスが深くなる。
ガクリと膝を突くと背中を柱につけられ、更に深く、何もかも吸い尽くされるような、そんな欲情的な口付けに
香須実のぐちゃぐちゃだった想いは散らされる。
「……まだ、だ」
一瞬離れた唇が囁いた言葉を問い返そうとする言葉も再び飲み込まれる。
唇だけが、求め合うようにお互いを貪る。
やがて、お互いの唾液で濡れきった唇がだらしなく息をするようになると、やっと目を開けることができた。
「……ヒビキ、さん……」
「……香須実。今の、怖かっただろ?」
「……」
「俺も男だから……これくらいするよ。まして好きな女相手だと、もっとしたくなる」
「……」
「ずっと、我慢してたんだ」
「我慢?どうして……?」
「……香須実、初めてだろ?」
ヒビキの言葉に少し考えて、香須実は小さく頷いた。
「香須実に好きだって言われて、嬉しかった。初めて会った時はまだ小学生だった香須実がさ。俺のこと好きって
想ってくれるまで大人になったんだなって。俺、恋愛経験は正直あまりないけどさ。香須実の事、好きだと思った。
守りたいって思ったよ」
「……ヒビキさん」
「だけど、考えたのも本当。香須実は俺より8つも年下で、まだ19だろ?これから、猛士としてだけじゃない、ちゃん
と年相応のさ、女の子として人生を楽しんで欲しいなって気持ちがある。そうしたら、そんな人生の中で、もっといいやつ
が香須実の前に現れて、香須実の気持ちがそっちに行った時に、後悔させるんじゃないかと思った」
 大切すぎて困る、なんて感情がこの世にあるなんて知らなかった。
大切なら、ただ、大切にすればいいだけだと思っていた。
「だったら、我慢しようって思ったんだ。俺がさ、初めての相手で後悔とか、させたくなかった。……てのもちょっと違う
かもな。俺が、怖かったんだと思う」
「ヒビキさんが?」
「そう。いつか後悔させるかもしれない。そんな香須実の顔を見たくなかったのは俺のほうなんだよ」
ずっと、大事な女の子だった。
だから、これからもずっと大事にしていきたいと思ったから、慎重になっていた。
それが、香須実を傷つけているとも知らないで。
「ごめんな……」
「私の事、嫌いじゃない?」
背中に手を回し、どうしてもどうしても確かめたい言葉を紡ぐ。
「嫌いなわけないだろ…!」
力の籠もった手に香須実は瞳を閉じた。
 強い人だ。
この人は、誰よりも強くて毅然としていて、ずっと憧れていた。
ずっと彼のように強い人間になりたいと思ってきた。
だかど、彼にもこんな弱い部分はあって、それがほかならぬ自分のせいなのだと思うと少し嬉しいなんて感じて
しまうのは、ダメだろうか。
「……抱いて、ヒビキさん」
「香須実……」
「ちゃんと私を見て。私を抱いて。私、後悔なんかしない。そんな私、どこにもいないわ。今から、証明する」
「……」
41ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:33:19 ID:qEkGmoE0
「ヒビキさんの中で後悔してる何年後かの私を、今から私が壊すから」
もう一度重ねた唇は、ひどく甘い気がした。


 少しだけ開けた障子の向こうに満月が見える。
忍び込んでくる月明かりがやけに眩しくて、不思議な気がした。
月はこんなに明るいものだっただろうか。
「こら、何考えてる?」
さらりと前髪を掻きあげるように額に手を当てられ、香須実は目の前の男に視線を戻した。
向かい合って座る彼は、月を背にしているからきっと知らないだろう。
「……今日、満月だったんだなって……」
「あのですね、香須実さん。今から、何しようとしてるか分かってる?」
「う、うん……」
「じゃあ、月じゃなくて、こっち見てよ」
 離れの宿坊に人の気配はない。
積まれたままの布団は、今日のために用意してあったものの余りなのだろう。
太陽の匂いがして、それがまるでヒビキの腕の温かさにも似ていて心地良い。
「香須実、気分は?」
「どう見える?」
「緊張してるように見える」
小さく笑うヒビキの顔が余裕めいていて、癪に障る。
「……ヒビキさんは初めてじゃないもんねー」
「ん?」
「なんかやなのっ」
「そういうこと言わないの。今から、今の俺は、香須実しか知らなくなるんだから」
「え?」
「だろ?」
「うん…」
「ごめん、汗臭くない?」
「走ってきたんだから、当然でしょ。今更、ヒビキさんの汗臭さなんて気にしないわよ」
「言うね、香須実さん」
 口調だけは余裕ぶっているが、心の中は色々な感情でめちゃくちゃだ。
何度も想像したヒビキの体が、今、ここにある。
その現実に香須実の心は爆発しそうだった。
だが、最初から振り回されてしまうのも悔しいから、だから余裕ぶって見せるのだ。
「ん……」
 最初のキスは優しかった。
だが、何度も繰り返しているうちに、口内に滑り込んできた舌が優しさだけじゃないことを香須実に教える。
息苦しくなって顔を背け、思わず背を向けてしまった。
「香須実?」
「ご、ごめ……。ちょっと息苦しくて…てッんぁ…っ!」
不意に、熱が駆け巡った。
背を向けた香須実の背中から浴衣の身八つ口に片手を入れたヒビキが、香須実の無防備な素肌に触れたのだ。
「ヒ、ヒビキさ……っ」
「着物ってよくできてるよな。脱がさなくても触れる」
「ん…っ!」
もう片方の手は、浴衣の上から香須実の体を確認するように這い回る。
「ふぁ…っ」
ヒビキの片手が浴衣の上から、香須実の柔らかな膨らみを包み込む。
ゆっくりと確かめるように動く指を眼下に認め、香須実は羞恥と感覚が一気にそこに集まるのを感じた。
感覚が敏感になる。
布越しに感じる愛撫と、腰のラインを確かめるように撫でる浴衣の中の手だけに、香須実の意識は集中した。
体の力はいつの間にか抜けてしまい、後ろに倒れこむようにしてヒビキの腕の中にすっぽりと収まった。
42ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:34:18 ID:qEkGmoE0
「あ…ッ!」
痛みにも似た痺れに、一瞬大きな声が出る。
ヒビキの大きな手が、香須実の胸の頂きに触れたのだ。
「あぁ…っ」
「……脱がせて、いい?」
「……うん」
浴衣の腰紐を解かれ、はらりと肩をさらけ出す。
とっさに胸の前で両手を交差させて俯いてしまったが、背中にキスを落とされ、手の力が抜けた。
「そう。楽にしてて。……いいこだ」
「こ、子供みたいなあやし方しないで…っ」
「ん、そうだな」
振り向いた瞬間、キスをされ、手を取られ、布団に組み敷かれる。
着ていた物をあっさり全て取り払われ、香須実はヒビキを見上げた。
そこには、柔らかな太陽の匂いのする笑み。
額に唇を落とされ、横たえられた布団の柔らかさを今更のように意識する。
のしかかられた重みを手のひらで受けとめるように指を絡めた。
「……綺麗だ、香須実」
「……ッ」
思ってもみなかった言葉を耳元で囁かれる。
「そ、そういうの言わないでよっ」
「だめ?」
「……ヒビキさんの余裕がムカつくからだめっ!」
「はいはい。でも今日は言わせてよ。言わないと勿体無い」
「勿体無いって何がよっ」
「うん。全部、勿体無い」
にっこり笑った笑顔が、爽やかで何だか腹が立つ。
だけど、文句を言う前にそれはキスで噛み砕かれ、飲み込まれた。
「ん…っ」
汗ばんだ大きな手が、ゆっくりと香須実の胸の膨らみに触れ、撫でるように動き、指先を柔肌に沈める。
まるでマシュマロを潰すかのような弾力がヒビキの手のひらに広がり、しっとりとした肌の感触に誘惑され手の
ひらを動かしてみると、香須実がきつく眉根を寄せて、小さく痙攣するような震えを見せた。
(ホント、素直じゃないんだからねぇ)
声を挙げまいと唇を噛み締めている香須実のそのピンクの唇をぺロリと舐める。
「ひゃうっ」
「あ、やっと声出した」
「な、何するのよっ」
「そんな強く噛んでたら、血が出るからさ」
もう一度ペロリと香須実の唇を舐めると、指先を香須実の唇に当てる。
「声、出したほうがいい。そのほうが楽だし」
「で、でも……誰か、来たら」
「今日の宴会でみんなぐっすりだよ。それに、ここ、随分離れた部屋だし、よっぽどの物好きじゃなきゃ誰も来
たりしない」
「……」
「今夜は何も我慢しなくていいよ、香須実」
「え……」
「ずっと我慢してたんだろ?」

甘えること。
ワガママを言う事。
気持ちを伝える事。
香須実なりに、自分を困らせたくなくて、何も言えなかったことを、今日知った。
だったら、年上の恋人を名乗るのなら、この可愛いワガママな年下の彼女に我慢はさせちゃいけない。
43ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:35:08 ID:qEkGmoE0

「だから、我慢しなくていい。……俺も、我慢しないから」
「……うん」
タンクトップを脱ぐと、素肌を合わせる。
草と、太陽と、汗の匂い。
ヒビキの匂いだ。
香須実は、彼の背中に手を回し、か細い手に精一杯の力をこめた。
「あ……ッ」
ヒビキの手が香須実の膨らみを少し力を籠めてゆっくりと撫でると、香須実が小さく声を挙げた。
「ここ、固くなってる。分かる?」
「や…っ」
「香須実が俺の手に感じてくれてるってことだから、いや、じゃないでしょ?」
「う…ん…っ」
少し顔をずらすと、まるで山に実る野いちごの可憐な実のようなプツリと固く尖った膨らみに軽く歯を立て、続けて
舐めあげる。
ちゅ…ぴちゃ…と、濡れた音に香須実の羞恥が声になる。
「あぁ…っ!」
指先とは違う濡れた柔らかな感触に、音に、香須実が切なげに鳴いた。
それがスイッチになり、ヒビキが香須実の双丘に牙を突きたてた。
「あ…ッあぁ……んっ!……ふ……ッ」
体の中に熱が火のように起こり、逃げ場を求めているのが分かる。
ヒビキから与えられる快感の一つ一つが、香須実の無垢な体に、期待と羞恥を刻んでいく。
コリコリとした感触を楽しむように指先と舌で攻めると、従順で素直な反応をぎこちないながらも返してくる。
「あ……ッあぁ…っひぁ…ッ!」
「可愛い声」
「も……っそこ、ばっか…りっばかぁ…っ!」
涙目で言われて睨まれても可愛いだけだなんて、本人は知らないのだろう。
「ん?じゃあ他のトコにしよっか」
「い、言い方、やらし……っ!」
「おじさんですからねー」
実は余裕なんてあまりないのだが、初めての経験に振り回され、それでも憎まれ口を叩く香須実が可愛くて仕方ない。
普段「飛車」でいる時のクールで勝気な彼女はみんな知っているけど、こんなしどけなくて可愛くて色っぽい香須実は
自分だけのものなのだと思うと、彼女の可愛い憎まれ口をもっと聞きたくなる。
 そっと香須実の膝を撫でるとやんわりと手を割り入れ、内腿の滑らかさを楽しんだ。
触れられる感触に香須実は声を挙げ、脚を閉じようと無意識に力を籠めるが、すでにヒビキの手は香須実の足の付け根
の熱を楽しんでいた。
「香須実……」
動きを止めて優しく名前を呼ぶと、涙で濡れた目で、それでもヒビキをちゃんと見る。
「怖いか?」
「こ、怖くなんか……」
「怖いって言いなさい」
「……」
「素直じゃないのは香須実のいいとこでもあるけどさ。怖い時にはちゃんと怖いって言ってほしい。あと、そう
いう事はさ、俺だけに言ってほしいんだ」
「ヒビキ……さん……」
少しだけ口篭って香須実は
「……少し、怖い」
と呟き、ヒビキは小さく微笑んだ。
「俺もワガママだねぇ。香須実のそういう部分、ぜーったい他の誰にも見せたくない。だって可愛いからさ」
「……可愛いって、ヒビキさんに言われたの初めて」
「そうだっけ?」
「子供の頃は……言われてたかも」
「だなぁ。俺たち、随分長く一緒にいるもんな」
44ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:36:17 ID:qEkGmoE0
「これからも一緒にいるの」
「だな。だから、約束。我慢しないで。俺に対しては、恋人でいる時は、何も我慢しなくていい。ワガママ言っ
ていい。俺に全部、受け止めさせて」
大きな手が香須実の頭を優しく撫でる。
「ま、お仕事のときはお互い我慢だけどな。でも、俺と香須実ならできるって思う」
「うん……」
「じゃ、そういうことで続き、いい?」
「……ばか」
拗ねた様な笑みにキスを落とす。
指先を足の付け根に添わせると、少しだけ躊躇った後、茂みに触れた。
「や…っ!」
腰を引こうとした香須実にのしかかるようにして、腕の中に閉じ込めると慎重に香須実の中心に触れる。
「んん…ッ!」
固く閉じているそこは熱を帯びていて、柔肉を指先でこじ開けるととろりと蜜が零れヒビキの指先を濡らした。
「あ…っやぁ…んっ」
「香須実……分かるか?俺が今、どこに触ってて、この体がどんな反応してるか」
「は、ずか……し……っ」
「大丈夫。恥ずかしいことじゃないから」
「だ、って……」
「ちゃんと全部、覚えてて。初めては一回限りなんだから」
「……ヒビキさんがやらしーことも、全部覚えててやるんだから……っ」
「お、余裕あるね。じゃあ……遠慮しなくていいかな」
「え……あ……ッ!?」
入り口の辺りを撫でていた指が、潜るように香須実の中に埋められる。
第一関節までを受け入れたそこは狭くきつく、異物を押し出そうと蠢いた。
 ゾクリとする。
ここに侵入したら、どんなに気持ちいいだろう。
だが、まだ早い。
香須実にはこれから痛みを強いるのだから、ここで欲情に全てを任せてしまうのは許されない。
「ん……ッだめ……ッ」
「大丈夫。もう少し力、抜いて、脚開いて」
なだめる様に優しく言うと、もう片方の手で香須実の膝の裏を持ち上げる。
「ん……ッ」
無防備な情感的な肢体。
男を知らない肌が、今までとは違う色に染まっていく様を目に焼き付ける。
 可愛くて、綺麗で。
いつの間にこんなに大人になったんだろうと、切なさにも似た愛おしさがヒビキの胸に沸き起こる。
 初めて出会ったのは、ヒビキが鬼になったばかりの16歳、香須実はまだ8歳だった。
きらきらした勝気な瞳の小さな少女は、妹のようで可愛いな、なんて思ってよく遊びの相手をしていた。
いつも傍にいて、彼女たちにとって「鬼」は身近だったから、香須実と日菜佳が共に「猛士」になると決めた時
もさほど驚きはしなかった。
香須実に対して驚いたのは、たった一度。
「ヒビキさんが好きなの!」
と、まるで怒られるようにして告白された時だけだ。
(もっとも、今夜も驚かされたけど)
まさか、彼女にこんな風に誘われて抱くことになるなんて思わなかった。
 指を押し進めると痛みが伴うのか、小さな呻きを香須実が零した。
のけぞった白い喉が月の光を受けて真珠色のようだ。
「は…っん……っヒ、ビキ……さ…っ」
痛みの声の中にもヒビキを感じて熱くなる香須実の切なげな色香に応えるように、ヒビキの指先が熱く濡れる。
とろりとした蜜の味を確かめたくなり、ヒビキは胸を愛撫していた舌先を腰に這わせ、臍の窪みを辿り大きく開
かせた脚の間へと滑り込ませた。
「や…っ!ヒビキさ…っ!」
45ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:37:38 ID:qEkGmoE0
愛撫の感触が下半身に集中したことに気づいた香須実が脚を閉じようとするが、両手でがっちりと支えられ、され
るがままだ。
「あ…ッあぁ…っやぁ……ッ!あ…ふ…ッ……ああぁっ!」
柔肉を押し広げ、隠されていた肉芽を前触れなく強く吸いあげると、香須実の体が大きく跳ねた。
直接的な快感が、未熟な体には強すぎるのだ。
だが、その強い快感が香須実の体を一気に開いた。
蜜が溢れ、ヒビキの指をすんなりと根元まで受け入れ動かすと香須実の体の中心部と痛みと熱が同時に襲う。
だが、不快な痛みではない。
何かを引き出そうとする波のような痛みだ。
「ふ…っあふ…あぁ……んっあ…ヒビキさ…ぁ…ッ」

ぐちゅ…ぐちゃ…

静かな夜に馴染む音はひどく淫らで綺麗だ。
舌と指、両方で丁寧に愛撫される蜜壷の奥で何かが蠢く。
本能が欲しがるものが、ゆっくりと香須実の体の中で目を覚まし始めていた。
「ヒビキ……さ…っなんか……変、なの…ッ」
「香須実…?」
愛撫を止めて香須実の顔を見上げる。
涙に潤んだ瞳には火照りのような彩が光り、乱れた長い髪が白い肩に散っていてやけに色っぽい。
ヒビキは間近で香須実の瞳を覗き込んだ。
戸惑いと快楽が混ざり合った表情は、甘い。
「……体の奥が……なんか、おかしいの……」
「……香須実」
「やだ……何、これ」
「ん……それがさ、俺を欲しがってるってこと、かな」
「ヒビキさんを……?」
「そう。えっと……そろそろ、いい?」
「あ……」
香須実は腰に当たるものを感じ顔を赤らめた。
「……いいよ」
「その……俺は男だからさ。香須実の痛みを代わってはやれないけど、だけど……」
「分かってる。あの…ね、ヒビキさん。その……優しくして、下さい」
「はい」
深くキスを重ね、ヒビキは慎重に自身を香須実の入り口に宛がった。
熱い。
触れただけで融けそうな熱を感じる。
「……香須実、力抜いて楽にして」
「う、うん……」
未知の痛みに恐れは感じるが、ヒビキの言葉を思い、できるだけ息をついて力を抜こうとする。
「んん……っ!」
押し広げるようにしてヒビキが最初の侵入を試みるが、慣らされたとはいえ、男を知らない場所はその侵入を拒む。
「や…!いた…ぁっ!」
「ん……ごめん、香須実…っ」
強引に押し進むと、切なげな痛みを訴える悲鳴が香須実の唇から零れた。
体は熱いのに、冷えるようなゾクゾクしたものが背中を駆け上がっては香須実の体を叩くようだ。
「ふ…っくぅ……っ痛い…っ」
「大丈夫か?……やめるか?」
「や……っ!」
痛みに怯える心より、ヒビキに抱かれているこの体をこのまま終わらせたくない。
「じゃあ……もう少しだけ、我慢して」
腰をゆっくりと推し進め最後まで香須実の中に収めると、ヒビキは息をついた。想像以上に狭くきつい場所にこうして
動かなくても締め上げられ、痛みと快楽が繋がっている場所からあふれ出してくるようだ。
46ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:38:17 ID:qEkGmoE0
「ヒビキさん…」
「ん?」
「これで、終わり?」
「……まだ、かな」
「うー……」
涙目で睨まれても怖いどころか、可愛くて仕方ないのだが。
「動いていい?」
「……うん」
少し動くと、香須実が応えようとするかのように腰を揺らす。
それは痛みを逃がそうとする無意識の行為だったかもしれないが、まるで誘われているようでヒビキは、香須実
の体の横に手を付いて動きをもう少しだけ大胆にした。
「あ…ッあぁ…っ」
痛みに融ける。
快感に融ける。
お互いに、お互いの熱に融ける。
「はぁ…ッん…あぁ……っや……ッヒビキ、さ…っヒビキさん…ッ!」
繋がっているのが分かる。
体の奥に、入ってくる熱。
彼が鬼となって戦っている時の苛烈さとは違う、もっと優しくて情熱的な、熱さ。
「香須実…ッ!」
繋がる場所から破瓜の血とぬめった蜜が混じって香須実の内腿を伝う。
痛みは鋭いというより、広がっていくようで体を中から半分に裂かれるかのようだが、我慢できる。
いや、我慢ではないのかもしれない。
受け入れて許せる。
相手が、他の誰でもない、たった一人の男だから。
今まで生きてきて経験したことのないぐちゃぐちゃの感情と融ける肢体を差し出して、与えられて、混じりあって。
「あ…ぁっは……ぁんっ!あつ…っ!」
「く……っあ…香須実…ッ」
香須実の肌に、ヒビキの汗が落ちる。
まるで蒸発しそうな熱い雫は、香須実の肌にじんわりと浮かぶ雫と交じり合い、融けて、流れる。
「香須実…ッ」
「ヒビキ……さ…っ!あ、あぁ…ッ!」
腰が揺れ、誘うようにヒビキに応えるのは、香須実の精一杯のヒビキへの愛情表現なのだろう。
必死さだけで応えようとする姿は愛おしくて、欲をそそる。
(たまらないな……)
息が荒くなる。
どれだけ山を駆けても、こんなに息が乱れることは滅多にない。
自分の鍛え方は、体も心もどうやらまだまだらしい。
「は…ッあ、あぁ……っ!んぁ…あ…ッ!」
「ちょ…ッ香須実…締め、すぎ…ッ!」
「わかんな…っああぁっ!あ、あぁ……ッ!!」
香須実の体の奥から、熱が溢れてきて、こんな、強くて甘くて、激しい束縛なら悪くない。
頭を振って切なく悲鳴を挙げる香須実を、ヒビキは深く抱き寄せ、ぐっと突き上げた。
限界だ。
「あぁああ……ッ!!」
いきなり抉られるような痛みと熱に襲われ、香須実の体が拒むようにヒビキを締め上げた。
「く…ッ!香須実……ッ!」
津波のような快楽の塊に襲われ、ヒビキは最後の瞬間を何とか香須実の中ではなく、白い腿に吐き出した。
「は…はぁ…はぁ……」
息も荒く、ぐったりと香須実の上に倒れこむ。
「ヒビキ、さ……」
「香須実……大丈夫か?」
「……ん」
47ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:39:52 ID:qEkGmoE0
ぼんやりとしていた意識が浮上してくる。
「ヒビキさん……」
「ん?」
「……これで、今度こそおしまい?」
初心者らしい可愛らしい質問だった。
「ん、とりあえずは……。はは、でも、ちょっとダメだったかも」
「え?何…?私……だめだった?」
「違う違う。香須実じゃなくて俺」
「……?」
「ちゃんと香須実をイカせてないから……その、俺ばっかり気持ちよくなってごめん」
「ヒビキさん、気持ちよかった?」
「めちゃくちゃ」
「……じゃ、いい」
そういって笑った香須実は少女のように無邪気で嬉しそうだった。
「……これから、色々教えてもらうからいいの」
ぎゅう、と抱きつくようにヒビキの胸に顔を寄せた香須実の頭を優しく撫でた。


「戻る?」
「うん」
しばらく体を休めてから、香須実が浴衣を手に取り起き上がる。
白い背中に、幾つか、ヒビキの残した痕が月の光で確認できた。
「朝までここにいてもいいんじゃない?」
「だめよ。みんな早いんだから、もう戻っておかないと…」
「つれないなぁ。こういう場合、朝まで一緒にいるのがパターンだと思うんだけど」
「何言ってるのよ。鬼の宿坊のほうが起床は早いんでしょ?早く帰らなきゃならないのはヒビキさんのほうよ」
「ちぇ」
ヒビキも仕方なく起き上がると、脱ぎ散らかしていた服を身に着ける。
「じゃ、俺も戻るよ」
「うん」
「香須実、歩けるか?」
「……何とか、ね」
「部屋まで送ろうか?」
「しなくていい」
ぴしゃりと言い切られ、先ほどまであんなに甘えていたくせに、なんて思ったが口に出したら怒られるのは分か
っているので言わない。
それに、口に出して確かめなくても、もう体が知ってしまったから。
香須実が可愛くて仕方ないことを。
「おやすみなさい、ヒビキさん。また明日ね」
「おやすみ、香須実」
一度だけついばむようなキスを交わして、夜の中へとお互い戻っていく。
 香須実はヒビキを見送った後、部屋に戻ると、布団に体を横たえ、痛みの残る余韻に息をついた。
融けそうだった。
ヒビキは反省していたが、本当に融けそうなくらい痛みすら気持ちよかった。
なのに、どうやら快楽にはまだまだ先があるらしい。
(イッたら、私、どうなっちゃうんだろ……)
期待のような高揚感と羞恥に、香須実の体の中がきゅんと感じる。
(……でも、ヒビキさんならいい)
彼が教えてくれることなら、全部知りたい。
(壊せたかな)
彼の中にいた幻を。
48ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:40:51 ID:qEkGmoE0

願う。
祈る。
乞う。

ただただ、彼と自分の心を信じて、彼を愛していこうと。
(……月、綺麗……)
満月が視界に滲む。
睡魔が心地良く香須実を眠りに誘っていく。
そして、眠りの糸に優しく絡め取られ、ヒビキの腕に抱かれているような心地良さの中、香須実は静かに眠りに
落ちた。


 香須実が熟睡の海に沈んだ頃、ヒビキは鬼たちの宿坊へやっと戻ってきたところだった。
(風呂、もう抜いてるよなぁ。しょうがない、水浴びるか)
さすがにこのまま眠るのは、色んな意味で刺激が強すぎる。
井戸から釣瓶で水を汲むと、思い切って頭から被る。
冷たすぎる気もしたが、火照った体にはちょうど良かった。
「遅かったな」
いきなり声をかけられ、ギクリとして振り返るとザンキがいつもの不機嫌そうな顔で立っていた。
「何だ、ザンキさんか。びっくりさせないでよ」
「俺の気配に気づかないほど、心ここにあらずか?」
「どういう意味?」
「詳しく言う趣味はない。風呂ならまだ残ってる。流して来い」
「え?」
「ここは気配に鋭い鬼たちばかりだからな。色事の後の匂いはちゃんと落としておいたほうがいいぞ」
クルリと背を向けてすたすたと部屋へ戻っていくザンキの後姿を見送り、ヒビキは頭を掻いた。
「……バレてたか」
まあ確かにここは、素直に風呂をもらっておくほうがいいだろう。
「イブキ辺りにバレたら、疾風一閃を真正面からくらいそうだしなぁ……」
苦笑して、月を見上げる。
 ああ、満月だ。
香須実の肌の色にも似た白くて穢れのない光。
清浄な光は、ヒビキの心に不思議なくらい沁みた。
(やっぱり、香須実は強いな)
自身の不安も、ヒビキの不安も。
あの光に吸い込まれて溶けるように消えたのは、香須実の強さの力だ。
そんな強い香須実だけど、これからも不安にさせることや、困らせることもあると思う。
だけど、誓い、願おう。
「二度と、泣かせないから」
あんな悲しくて切ない涙は二度と流させないから。
 戦っている時とはまるで違う、使命感のような想い。
そうやって沸きあがる想いは、何と言う名か。

ああ、そうだ。
かけがえのない、何か。
離しがたい、何か。

立花香須実。

俺の「情熱」だ。

                終
49ヒビキ×香須実B:2009/09/16(水) 01:46:00 ID:qEkGmoE0
以上です。
年の差カポーが大好きです。
年の差がある二人が口にはしないけど、お互いに惚れ切ってるのに萌える。
新スレ早々、失礼しました。
3つも書いたら、ちょっと萌えが落ち着きましたw

Wは前回のラストのせいで、主役より全裸夫とドS妻のほうが気になってますwww
50名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 12:07:42 ID:Whz80Rse
ヒビキ香須実GJGJ!!!
ヒビキさん大人ー。
みどりさんに嫉妬したりイブキ君に気づいてたり、香須実ちゃん可愛いw
ザンキさんナイス
51名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 18:19:08 ID:SYiSrZzb
>>49
ベルトは巻いてるからあれは半裸だ!w

いや気になるよな園崎夫妻。
なにせ夫婦だし、どういう性活をしてるか気になる。
52名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 21:04:03 ID:gcSglIqi
ヒビキ×香須実素敵でしたー!
初夜ネタ大好物です。



以下、555巧×真理投下します。
流星塾のごたごた関連26〜28話辺り、ネタバレ有りです。

『眠れない夜、包まれる朝』
53眠れない夜、包まれる朝:2009/09/16(水) 21:04:42 ID:gcSglIqi

眠れない。

疲労は極限まで達しているはずなのに、真理は暗い部屋の中で
眼を閉じる事も出来ず眉を寄せたまま、ベッドに転がって天井を睨みつける。

一日で、あまりにも色々な事がありすぎた。
幼い頃を共に過ごした流星塾の仲間達が、デルタのベルトを巡って争い、
あろう事かその仲間達に拉致され、ベルトを誘き寄せる為だけに人質にされた。
悪戯っ子でいじめっ子だったけれど、根は優しかった澤田が
オルフェノクとして覚醒し、その仲間達をいとも簡単に灰に変えた。
…そして、真理の命をも奪うつもりだと言う。

今回は、なんとかメールを打つ事が出来て、助けを呼べた。
けれど、また襲われるのだろうか。
友達に。

―――真理の命を奪いに来た―――

澤田の言葉が何度も耳に蘇る。
思い出す度に身体が強張り、指先が冷たく痺れてくる。


唐突に、ガン、と乱暴に扉をノックしたらしい音が響き、
同時にいつもの不機嫌そうな色を濃く表情に貼り付けた巧が部屋に入り込んだ。

本当は巧の顔を見て凄く安心したのに、流星塾を快く思っていないらしい彼には、
その事で弱気になっている自分を見せたくない。

それに先刻、啓太郎から巧についての怪しげな報告を受けた事も思い出されて、ちょっとむかつく。
苛立ちを抑えられない真理は、八つ当たりと解っていながら冷たく呟いた。

「…返事ぐらい聞いてから入ってよ。ばか」
「うるせー。知るか」

真理は起き上がってベッドに腰掛けた。
巧もその隣に座り、手にした薬箱をサイドテーブルの上に置くと、
ベッドヘッドのスタンドライトを点けて、真理の両手首を乱暴に掴んで引き寄せた。

ライトの小さな灯りに照らされる真理の白い手首と手のひらには、
縄で縛られた薄っすらと紅い痕、そして自らガラスの破片を握り、
その縄を切り取った際に付いた、無数の細かい切り傷が散らばっている。
54眠れない夜、包まれる朝:2009/09/16(水) 21:05:12 ID:gcSglIqi

巧は嘆息すると、薬箱を開けて真理の傷の手当を始めた。
どうしても一言言ってやりたかったが、本心とは別の憎まれ口しか出てこない。

「…ったく。お前は何時も間が悪ぃんだよ。
 余計な手間ばっか掛けさせやがって。出しゃばんのも大概にしろ!」
「何よ!関係ないじゃん!」

十分落ち込んでいる所に更に、傷口に塩を塗りたくるような巧の物言いに、
こういう奴だと解ってはいるけれど、憤りが抑えられない。
真理の口からもまた、本心とは別の減らず口しか出て来ない。

「流星塾の問題なんだから。巧には関係ない」

その言葉を聞いた途端、頭に血が上った。
巧の中で何かが切れた。

お前の口からまで流星塾の仲間がどーとか聞きたかねーよ!

ずっと抑えていた嫉妬や不安や怯えの感情が堰を切ったように溢れ出して止まらない。

じり、と隣で動く気配を感じた真理がふいと顔を上げると同時に、
ほとんど衝動的に巧は真理の二の腕を掴んで、ベッドに押し倒していた。

「ちょ…っと!何すんのよ!!離してっ…!」
「…うるさいんだよ。お前」

巧の突然の暴挙に抵抗して暴れる真理の腕をシーツに縫い付けると、
可愛げの無い悪口雑言ばかり喚く唇を自分のそれで荒々しく塞ぐ。

「…んっ、んーっ!」
真理は真っ紅になって細い手足をじたばたと振り回し、逃れようともがいた。
殴りかかろうとする腕を強く掴んで、足も動かないように自分の両足で挟んで固定させ、
巧は更に深く真理の唇を捕らえる。

……舌を噛み切られるかもしれない。

そんな不安も少し過ったが、幾分か緩やかに、
宥めるように口内を愛撫すると、暴れる真理がおとなしくなっていった。

「もうっ…止めてってば!…やだよ、こんなの……」
力では敵わないと観念して脱力した真理から唇を離すと、涙眼で息を荒げながら訴えられた。
55眠れない夜、包まれる朝:2009/09/16(水) 21:05:43 ID:gcSglIqi

「流星塾の絆とか結束とか知った事か。その大切な仲間とやらに深入りし過ぎて拉致監禁されて?
 馬鹿か、お前。だからあいつらとは縁切れっつったろうが」
「何よ……あたしの事ほったらかしてさっさと帰ったくせに!」
「部外者は来んな、っつったのはあいつらだろうがぁ!」
「心細かったんだからね……」
「草加が居たじゃねーかよ」
あいつ、役に立たなかったけどな!と、巧は心の中で毒突く。

「ふんだ…。いいの?草加くんを頼りにしても。慰めてもらってもいーんだ?」
「あぁ?いんじゃねーの?あいつも喜ぶだろーよ」
「巧だって!」
「何だよ」
「…新しいバイトの子。可愛くて大人しくて猫舌で。巧が珍しくデレてた、って」
「あんだよ!それ!」
「啓太郎が言ってた」

あの野郎!後で地獄に送ってやる!!巧は心の中で中指を立てた。

「んな訳ねーだろ。馬鹿」
上目遣いで眼を細めて、疑いの眼差しで睨みつける真理に、けれど怯むことなく巧は続けた。

「あんなぁ…。確かに猫舌って括りならちっとは興味あるぜ?だけど!
 女としてっつんなら全っ然興味無い」
「……」
「女はお前しか興味無い」

恐らく無意識だろうが、頭に血が上った状態の巧の口からはっきりと、
なんだか凄い殺し文句を告げられ、真理の頬がさっと染まった。

「…お前も余所見してんなよ」
強気を湛えながらも、優しい瞳で真っ直ぐ見つめられ、心が震える。

「俺だけ見てろ」

駄目押しの殺し文句に、力の抜けた真理の瞳から一筋雫が零れ落ちた。

「…あたしだって……そうしたい。でも今は無理。大事な仲間だもん…。ほっとけないよ」

巧は深く息を吐いた。
なんでこんな面倒なお節介焼きに惚れてしまったのか。
56眠れない夜、包まれる朝:2009/09/16(水) 21:06:16 ID:gcSglIqi

…だけど、そこに惚れたのは紛れも無い自分自身な訳で。
というより、ここで、お節介せずに引っ込んでしまうような女は真理ではない訳で。
そんな面倒な真理が真理らしくて、ほっとしている自分が居る。
巧は乱暴に自分の頭をがしがしと掻き毟りながら言い捨てた。

「あー!わぁーったよ!!」
「巧」
「その代わり!危なくなったらすぐ俺を呼べよ」
「うん」
「飛んで行くから」
「…頼りにしてるよ」

巧は少し安堵して、真理の手の傷に眼を移すと、それを優しく撫でながら呟いた。

「……手は、大事にしないとな。鋏握れなくなったらどーすんだよ」

ああ、この不器用な男は。
すごく心配してくれていたんだ。
本当はこの一言を言いたかったのだろう。
ささくれ立っていた真理の心が、穏やかな優しさで満たされていく。

真理は巧の柔らかな茶髪に手をやり、軽く引っ張った。
ん?と顔を覗き込む彼の首に両腕を回し、強い力で引き寄せ、唇を重ねる。
舌を割り入れ、歯列をなぞり、唇を甘く噛む。
密着した互いの身体が急激に熱を帯びていく。
ゆっくり唇を離した巧の眼に、黒い瞳を潤ませて彼を求める真理が映った。

「今日は色々あって疲れてんじゃね?……いーのかよ」
「んーん、大丈夫……どうせ眠れなかったし」
さすがに凹んでるんだな、と巧はぎゅっと真理を抱き締めた。

「恐かった…よな」
「うん…」
「無事で良かった」
「巧がすぐ来てくれたから。ありがと…」
「さっきは乱暴にして、ごめんな」
「ん?巧は、優しいよ?」

真理も巧の首筋に回した腕に力を込めた。
「こうしてくれてると、すごく…安心するし」

漸く素直になった二人は、そっと唇を合わせる。
舌を絡め合わせてもそれは、激しいものではなく、穏やかな優しさに満ちていた。
57眠れない夜、包まれる朝:2009/09/16(水) 21:06:44 ID:gcSglIqi

口付けながら巧の手が真理のTシャツの下に潜り込み、背中に回ってブラのホックを弾いた。
「っ、ぁ…っ」
柔らかな膨らみを弄び、先端を指の腹で撫でると、甘い吐息と共に零れる声が耳に心地良く響く。
ジーンズと下着を抜き取り、とろりと濡れ始めた内部にも指先が侵入する。
Tシャツを剥ぎ取り、胸の蕾に口付け、幾分かきつく吸い上げながら、
蜜を絡ませた指で敏感な突起を剥き擦ると、真理は一際高い嬌声を上げ、背中を反らした。


何も考えられないくらい真っ白にしてやる。
痛みも不安も恐怖も全部頭から追っ払って、どろどろに溶けてただ、眠るしかなくなる程に。


力が抜けつつある真理の身体の上を、巧の唇が滑り下りていく。
膝を割る彼の手の力に逆らわず、されるがままに足を開くと、
その付け根に熱い息がかかるのが解って、僅かに残った羞恥がぴくんと腰を強張らせる。
ざらっとした生温い舌先が、もっと熱く蕩け出した部分をゆっくりとなぞり始めた。

「あ…あっ…!ふっぅ…んっ…!!」
秘裂を割り開き、何度も粘膜をくすぐる熱いうねりに真理は腰を跳ね上げて喘ぎ悶えた。
巧の長い指先が源泉の奥を掻き混ぜ、敏感な箇所を探り当てて撫で擦る。
舌先で膨らみを増した芽を嬲り続け、時折強く吸いつく。

「…はっ…、はっぁあ…ん!…や…きもち、いぃっ…」
指の関節が白くなる程握り締めたシーツをぐちゃぐちゃに乱し、
快楽に溺れるだけの真理の思考は粉々に霧散していった。

「いゃ…ぁっ…ぁ、あっ…ィク…イ…くっ!」
「お前だけ、イっていーから…」
「ん!あっああっ!!」

乱れて波打つシーツの海に沈み、真っ紅に染まった全身を
絶頂の余韻で震わせる真理をふわりと抱き込んで、巧が呟いた。

「すげー…可愛い」
「ぁ…んっ。次は、巧……」
「俺は自分でヤるからいいよ…。今日は無理すんな。気持ち良くなったから、ゆっくり眠れるだろ」
「やだよ…そんなの…。あたしだけ気持ちいいなんて嫌。巧も、一緒じゃなきゃ……」
58眠れない夜、包まれる朝:2009/09/16(水) 21:07:18 ID:gcSglIqi

涙声で囁き、真理は巧のTシャツに手を掛け、頭から抜き取った。
巧の身体を反転させて自分が上になると、柔らかな唇で胸元をなぞり、
自分がそうされたように胸の飾りに舌を這わせ、ジーンズを下着ごと押し下げた。
布の中から露になった、大きく反り上がる彼の欲望を手のひらで包み、扱き出す。

「っ…ぁ、真理…っ」
予想だにしなかった真理の行動と甘い感触に、思わず小さく仰け反った巧は次の手が打てず、
暫く真理にされるがままに身を預けるだけだった。
巧の先端から耐え切れなくなった液が少しずつ零れ出し、真理の指先を濡らす。

「中に来て…いいから…」
熱っぽい瞳で見つめられ、理性の崩壊を抑える事が出来ない。
巧は再度身体を反転させて真理を組み伏せ、少々荒っぽくその唇を奪った。

「馬鹿…明日動けなくなっても知らねーぞ」
「へーき…だから」

溜息のように囁いた真理の足の間に巧の腰が割り込み、滾る塊を埋め込む。
真理の柔らかな襞の中は溶けて無くなったように蕩けているのに、熱くひくついて弾力を失っていない。
巧の全てを受け入れると、吸い付いてきつく纏わりつく。
飲み込まれた部分の焼けるような快感に眩暈を覚えながらも、
彼女が辛くないように、ゆっくりと巧は動き出した。

しかし、すぐに快楽の沼に嵌って何も考えられなくなっていく。
ただ本能の赴くままに擦り、えぐり、突き上げる。
真理も自分のいい所に彼を導くように自ら腰をくねらせ、擦り付ける。
ひとつになった二人が貪り合い、与え合う。
感じるままの喘ぎが重なる。
気の遠くなりそうな快感が背筋を走って一直線に全身を貫いた。

「あっ…ぁ…たく、みっ…もぉ…ダメっ……!」
「ああ…」
「巧も…一緒が、いいっ……」
「ん…一緒にイク、から…」
「はっ…あああぁっ!!」
「くっ……ぁ、真理…!」

真理の華奢な身体が、巧の腕の中でびくん、びくんと何度も跳ね上がる。
奥に叩きつけられる熱を確かに感じながら、
白い靄の中に意識が落ちていく感覚に逆らわず、抱き合ったまま眼を閉じた。
59眠れない夜、包まれる朝:2009/09/16(水) 21:07:52 ID:gcSglIqi


きつくきつく自分に絡みつく腕の中で真理は目覚めた。

あのまま寝ちゃったんだ……。

しっとりと吸い付く素肌の温もりが心地良くて、再び深いまどろみに落ちていきそうになる。
僅かに動かすのさえ億劫な身体を奮い立たせて顔を上げると、
何時もは睨み付けてばかりの強い瞳が伏せられ、穏やかに眠る巧が見えた。
どことなく幼いその寝顔に、思わず小さな笑みが零れる。
少し首を捩って時計を確認し、彼を起こさないように少しずつ腕の中から外れていく。
背を向けてベッドから起き上がろうとした瞬間、不意に手首を捕まれ、心臓が跳ね上がった。

「も少し……此処に居ろ」

振り返って、そこに横たわる人を見て、
驚きとは別の感情に支配された鼓動が速まっていくのを自覚する。
薄っすらと開いた、何時もは強気なばかりの光を放つ瞳が、
今は愛しさだけを湛えた色を浮かべて真理を見つめていた。
彼女だけに向けられる眼差し。
真理は身動き出来なくなって、ただ彼女を引き寄せる力に逆らえず、再び巧の腕の中に捕われる。

本当は眠ってる場合じゃないんだけど。
仕事もあるし、やらなきゃならない事も、考えなくちゃいけない事もたくさんあるけど。

今だけは。
もう少しだけ、何も考えず、この優しい腕の中で安らいでいたい。

真理は甘えるように巧の胸にそっと頬を寄せた。


良かった……居た。

目覚めた時、隣に真理が居ると安心する。
無鉄砲なこの女は危険を顧みず、何時も一人でさっさと出て行ってしまうし、人の忠告も聞かない。
一旦信じた相手は無防備に信じ続ける悪い癖もある。
本当はずっと自分の腕の中に囲っておきたいけれど、そんな事絶対望まない。
だから、出来るだけ見失わないように追いかけなければ。

だけど今だけは。
もう少しだけ、この腕に縛り付けておいてもいいだろう。

巧は甘えるように擦り寄る愛しい人を包み込むように抱き締め、
艶やかな髪に淡く口付けを落とした。



END


60名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 21:08:50 ID:gcSglIqi
終了。
読んで下さった方、ありがとうございました。
61名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 21:47:08 ID:nqAGfDnz
>>49
響×かすみGJです!
大人の余裕あるヒビキさん素敵だ。でも、次の日のかすみさんを見て
気付く鬼さん多数なんだろうなwヒビキさん、どうぞ、ご無事で!
しかし、良いなあ、この二人。本編でのモトクロスシーンは萌え捲ったなぁ。
62名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:54:40 ID:NE17Ixw/
響×かすみGJ!

このカプは好きなカプだ。本当にGJ!
63名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 00:07:35 ID:igCdgu96
巧真理GJ!!
エロくて甘くて本当にGJ
どうにかなりそうなくらい萌えた
ありがとうー!
64名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 00:14:12 ID:/Av/rS4E
巧真理、きたー!GJ!
翌日のけいたろうの無事を祈る。
65名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 07:13:08 ID:pG99Ijtm
士の中の人オフィシャルブログにて
手のひらサイズ鏡餅のみかん部分をつまみ上げた 手のアップ写真に萌えてしまいました
66名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 22:09:14 ID:RnFAjfNb
>>23です。
レスありがとうございます!
ネタいただいて妄想が止まらなくなったので、ネタお借りしつつ調子に乗って夏海猫も書いてみました。
私的イメージでは夏海は警戒心の強い、でも一度懐くと甘えん坊な可愛い白い仔猫。
士は飄々とした細身の黒猫(性格悪い。でもすぐ拗ねる)って感じです。

士猫と飼い主夏海の場合、士猫は絶対に表には出さないんだけど飼い主大好き。
夏海猫と飼い主士の場合、夏海猫は本気で怒って士の指とかに噛みついてそう。
士は夏海猫の体をひっくり返して、腹とかガシガシ撫でて、フーッ!!とか唸られたりして。
でもきっと嬉しそうにニヤニヤしてる・・・。
67猫2:2009/09/17(木) 22:13:31 ID:RnFAjfNb


「んんんっ・・・やあっ」

四つん這いにさせた身体、白い背中が伸びをするようにしなる。
その様は、ある動物に似ていると士は思う。

士は夏海の敏感な反応に満足しながら目を細め、汗ばんだ背中に舌を這わせながらしっかりと彼女の腰を両手で支えた。
弱い部分を的確に突いて、彼女を追い立てる。
「あっああ、ああっ・・・!!」
一際高い声をあげ、びくん!と全身が強張って、その後にゆっくりと弛緩していく。
士は長い息を吐きながら抱えた腰を揺らして、己の欲を最後まで彼女に注ぎ入れた。


「・・・・・・!?
 ・・・やだっ・・・!」
抵抗の言葉があがる。
士は力を失った自身をずるっと引き抜き、夏海の身体をひっくり返して、濡れてひくつくその部分に今度は指を一本入れていった。
たった一本の指でも締め付けてくる熱いその部分。
爪の先で弱い部分を軽く引っかくようにしてやると、背中に思いきりしがみついてきた。
「それ、や・・・だめっ・・・!」
涙の混じった、掠れた声。
手入れされた彼女の丸い爪が背に強く立てられ、何かに耐えるように肩のあたりに噛みつかれる。


猫みたいなやつだな・・・・・・。


士は夏海を責めながら、彼女の仕草に煽られる。
背中と肩に感じる痛み。
それすらも、この瞬間では快感に変わるだけ。
硬い歯と柔らかい唇の感触。肌に滲む熱い吐息・・・・・・。
くらくらとした意識の中、士は夏海の中から指を引き抜くと、再び彼女に硬くなった自身を埋ずめた。
68猫2:2009/09/17(木) 22:15:38 ID:RnFAjfNb

「ふうっ・・・!っ、う・・・、う・・・」
獣めいた呻きが夏海から漏れる。
締め付けに逆らって一番奥の壁を小突いてやると、噛みついた肩から歯を外して仔猫が鳴くような声で応えた。
「きゃあっ・・・!
 ・・・あーんっ、あん!・・・やんっ!!」
密着していた身体を少し離して彼女の両の肩をシーツに押さえつける。
中心に楔を打ち込まれながらもなんとか身体を横向けて、背中を丸めようとする姿は、やっぱり子供の猫を連想させる。

・・・・・・やっぱり猫だな。
警戒心が強くて気も強いけど、一旦懐くとどこまでも健気で可愛い。
実は寂しがり屋で甘えたな、そんな猫。

「つか、さ、くっ」

名を呼ぶ、切羽詰まって途切れ途切れの、余裕のない声が耳に心地いい。
何かが士の背中を駆けあがって、身体ごと、意識ごと、ぜんぶが夏海に持っていかれる。
彼女の身体に覆い被さって抱きしめながら、荒い息のままで士もまた目を閉じた。
69猫2:2009/09/17(木) 22:18:52 ID:RnFAjfNb

長く深い絶頂の余韻にひたりながら、シーツの上で身体をゆるく絡めあう。
夏海はぐったりとした様子で、目を閉じてただ静かに息をしていた。
士は彼女の背中に手をまわしてそっと自分の胸に抱き寄せる。
と、夏海が上気した顔を首元のあたりにすり寄せてきた。
濡れた唇と吐息が肌に当たる、その仕草が、やっぱり心地良かった。

「・・・・・・おまえ、ほんとに猫みたいなやつだな・・・」
「・・・・・・?
 猫みたいって・・・それは士くんの方じゃないですか・・・」

思ったことをぽつりと、素直に言うと、不思議そうな声音で不思議な内容の言葉が返ってきた。

・・・猫はおまえの方だろ?

「はあ?俺が?
 ・・・俺はそんなこと思ったことないぞ」
「私だって自分が猫っぽいなんて思ったことないですよ・・・・・・。
 猫に似てるのは私じゃなくて、士くんです」

違うだろ・・・・・・。
理解に苦しんだ士が首をかしげていると、夏海が不意に顔をあげた。
目元が赤くなった、濡れた瞳がじっと見つめてきて、士は柄にもなくドギマギしてしまう。

はじめは・・・・・・出会ったばかりの頃は、警戒されてたと思う。
そりゃそうだ。素性のわからない、記憶もなくした男を信じたりはしないだろう。
でも、気がつけば、いつも彼女がそばにいて、笑ったり怒ったりしていた。
まるでそれがごく自然なことのように。

いつから線を踏み越えてしまったのかはよく憶えていないが、士は今のこの関係に満足していた。

自分の腕の中で、どんどん女になっていく・・・・・・そう、淫らになっていく彼女。
無垢だった瞳が快楽に染まった瞬間を、ただひとり、自分だけが知っている。
彼女のこんな姿も、猫のようなその仕草も、知っているのは自分ひとり。

―――今は、ただ、それだけで十分だ。

見つめてくる瞳に引き寄せられるように顔を近付けると、士は舐めるように夏海と唇を合わせた。
70名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 22:21:22 ID:RnFAjfNb
終わりです。
失礼しました。

妄想は広がるばかり・・・。
ここまできたらついでにユウスケ犬も書いてみたい。
71名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 00:32:53 ID:wX6G30al
>>70
GJ!GJ!
士×夏海はやっぱりいいね!!
確かに夏海は白い仔猫ぽいわ。萌えた。
72名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 00:41:37 ID:4DJ5f/OL
>>70
士夏猫キター!夏猫のお腹撫でたい!
GJです!
士は猫でも肉食系?かな
73名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 00:45:56 ID:c5IceF81
書いてくれると信じていたぜ!
そしてユウスケ犬は舐める舐める間違いないな。
おやすみGJ!
74名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 03:35:12 ID:pZgAkrSp
巧真理GJ!
啓太郎がんばりすぎだ。

士夏、猫GJ!
猫同士ってやらしーな!

ここんとこ投下の嵐で嬉しい悲鳴だぜ。
職人様、乙です!
75名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 07:00:43 ID:M6J5/+VV
冬の映画が楽しみだ、夏みかんの胸が恋しい。
76名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 07:04:01 ID:iFc88X4O
>>70
犬のユウスケも見てみたいです
犬とか発情期大変そうだ
77名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 13:45:42 ID:HsJ+Bggg
真っ昼間だが時間が今しかない!

北條×小沢をリクで前に書きました。
アギトみたら再燃しちゃったんで、その後話。
前の読んでなくても大丈夫。
だがバカ長いので分割で落とします。

というわけでアギトより北條×小沢。
題名「扉」で。
NGにするなら題名使って下さい。
78:2009/09/18(金) 13:46:51 ID:HsJ+Bggg
小沢澄子の手は静かにドアに触れた。
アルミの銀色のドアノブ。
くたびれたベージュの一枚扉。
毎日、何気なく開け閉めを繰り返していた職場のドアだ。
一日の全てがここから始まり、ここで閉められる。
自分の警視庁での居場所もここを開けた時に始まったのを思い出した。
そして、今。
この扉をくぐって閉めた時にそれも終わる。

振り向いて、既に無人になった部屋をしばらく見つめていた。
空っぽになった自分のデスク。
整然と整えた資料棚。
二度と掛けることのない制服の上着用ハンガー。
片付けられたコーヒー用のマグカップ。

氷川がいて、尾室がいて、仲間のデスクがあって、G3ユニットのことばかり考えて、戦って、議論して、怒って、笑って、諭して、考えさせられて…
頭脳に入りきらない思い出と経験をくれた場所だ。
着慣れた青と紺が基調の制服も返却した。
今は私服の黒い上下のパンツスーツに白いシャツだ。

ほんの数年のはずの日々がとてつもない重さに感じられて、感傷に襲われているのを自覚した。

 我ながら似合わないわね。

見慣れた部屋がぼやけて見えた。
目蓋を落とせば頬に涙が流れ落ちていく。
今の自分を誰にも見られていないことを幸いだと考えた。

「さて、と」

手の甲でわずかな涙を拭ってから、深呼吸をした。
勢いつけてドアノブを回し押し開く。

「お疲れ様でした。小沢管理官」
「…あなたが何でいるのよ」

丸い目をさらに丸くして、小沢は口をパクパクさせた。
扉の向こうにスーツ姿で敬礼をしている北條透がいたからだ。
79:2009/09/18(金) 13:47:55 ID:HsJ+Bggg
「何故って。小沢さんが本日で最後の登庁だと聞きましたからお見送りにきました」
「な、何であなたが知ってるのよ?!氷川君達にも知らせていないのに!」
「目立ちたがりの小沢さんのことですから、そういうサプライズをして周囲を困らせるんじゃないかと思いまして。
少し情報を集めただけです」
「どこから聞いたの!」
「捜査機密を漏らす警察官がいると思いますか?」

北條が余裕のある嫌な笑みを浮かべる。
小沢はもしや彼にあの泣き顔まで見られたかという考えがよぎり、頭に血が上ってきて動悸がした。

「私がいなくなるなんてさぞかし清々した気分でしょう?」
北條を一睨して威圧した。
「ええ、とても。小沢さんのいない警視庁は静かなものでしょうね。楽しみだ」
小沢はふんっ、と鼻を鳴らして扉を強引に閉めた。
バンッという豪快な音が長い廊下に響き渡る。
そのまま無言でくるりと北條に背を向けて靴音を立てて職員玄関へ向かった。
が、すっと音もなく北條が横へ滑り現れて、小沢の右手にあったボストンバックを掴んだ。
「何のつもり?」
「送って差し上げます」
「結構よ」
「貴方のためじゃありません。
計画を台無しにされた小沢澄子がやけ酒で市民に迷惑をかけないようにするための配慮ですよ」
「市民思いの警察官さんは発想が違うわね。
有終の美をしっかり邪魔されたから、さっさと帰るわよ。
あなたも余計なことしてないで帰りなさい」
北條の手がボストンバックから離れた。
代わりに、小沢の腕そのものを掴む。
「最後くらい話をきいてください」
「冗談じゃないわ。私は甘えるのも甘えられるのも嫌いなの」
小沢の右腕を捕まえていた大きな手にぐっと力が入れられた。
瞬間、走る痛みに小沢が顔をしかめてボストンバックを落とす。
「腕ずくでも貴方を連れて行きたいんですよ…」
北條の目が一瞬陰ったのを小沢は見てしまった。
はっとして返す言葉が見つからない。
「車を持ってきます。待っていて下さい」
北條は小沢のボストンバックを拾い上げると、早足で職員玄関を出ていった。
その背中を小沢はただ見つめていた。
80:2009/09/18(金) 13:48:47 ID:HsJ+Bggg
北條透は奇妙なドライブをした。

このところ、助手席に乗せたのは年輩の河野かせいぜい尾室くらいなもので、女性が座ったのはしばらくぶりだった。
その記念すべき女性が小沢澄子だということが既に非日常的な光景だった。
議論か口論をするばかりの相手と二人きりなどいかに北條でも堪える状況だ。
だから、小沢と二人きりなど想像したこともなかったし、したいとも思わなかった。

今は違う。

小沢が隣でぼんやりと流れる夜の町を見ている姿をちらりと見て彼女の存在を確認した。
時折、小沢が道順を指示するためにポツリと言葉を発するがそれ以外は互いに無言だった。
とても意識しあっている男女のドライブには見えない空間が出来上がっていた。


三ヶ月前。
彼女の判断力と行動力が日本を、世界を救った。
Gトレーラーを鮮やかに奪いさり、氷川を戦場へ送り出したことが結果的にアンノウンの出現を停止させたのだ。
北條が抱えていた、自分は間違っているのかもしれない、という漠然とした意識を明確にしたのも小沢によるものだ。

あの時の小沢は美しかった。
凛と澄ました目で銃口を向けられた時に、これは適わないと直ぐに悟った。
だから無線を切って素直にトレーラーを明け渡したのだ。

しかしその後、小沢の庁内での立場は悪化していった。
警察車両の無断使用、無許可でのG3ユニットの活動、香川へ左遷されたはずの氷川の出動。
その上、警視庁の上層部は、「アンノウン保護のためにG3ユニットを機能させる」と決めていたのだ、
それを壊滅的にした小沢と氷川の行動は明らかに組織に反した。

本来なら、トレーラーを明け渡した北條も、行動に参加した尾室も、G3Xを装着した氷川も同様に処罰対処だ。
だがそれを小沢は一人で背負った。
氷川と尾室だけでなく、北條すら庇ったのだ。
結果、彼女は居場所を完全に失った。
上層部は彼女の頭脳の流出を防ごうと新たな部署まで提案したが、
プライドの高い小沢が飼い殺しを受け入れるわけはなかった。
お偉方に激しい罵りの言葉と辞職届けを投げつけたらしいというのはもっぱらの噂だ。
81:2009/09/18(金) 13:49:35 ID:HsJ+Bggg
「ご馳走様でした」
北條の手元でカチャッとコーヒーカップとソーサーが触れ合って音を立てた。
「まさか小沢さんの部屋でコーヒーを飲む日がくるなんて思いませんでした」
「私もよ。最初で最後に部屋に上げた職場の人間がよりによって北條君になるなんて、皮肉だわ」

ソファーに向かい合いに座った小沢はまだコーヒーを啜っている。
「貴方が誘ったんでしょう」
「北條透に借りを作ったままにしておくなんて恐ろしい事、出来るわけないでしょう。
後々何倍になって請求されるか分かったもんじゃないわ」
「明日から会わないとしても、ですか」
「そうよ」

小沢と北條の繋がりは同じ警察に勤める者同士、という関係からはみ出した事がなかった。

ただ一度だけを除いて。

一夜だけ互いの思いを曝した。
だが、それ以上をどちらも望まなかった。
むしろ以前より避けるようになった。
それは既に互いの進む道が違えていくのを知っていたからだ。

「帰ります」
北條が立ち上がって、スーツのジャケットを抱える。
「…待って」
小沢が座ったままで鋭い視線を北條に突き付けた。
「何か言いたいことがあったんじゃないの。私にケガまでさせておいて」
小沢が捲ったシャツブラウスの右腕を見せつける。
細腕に痛々しく赤みを帯びた大きな手形がくっきり浮いていた。
「もういいんです。貴方にコーヒーをご馳走になっただけでも十分です」
北條は背を向けて玄関へ向かっていく。
「そう。もう、いいのね?もう、これで最後なのね?」
確かめるようにはっきりと小沢が言い放った。
北條はその言葉にも振り向きもしなかった。

「悪いけど私は十分じゃないのよ!」
ガタンッと音を立ててソファーが揺れた。
ダンダンダンッと足を踏みならして小沢が北條の前に立ち塞がる。
「腕ずくでも私を連れ出したかったんでしょう!?
どこへ!?何のために!?はっきり聞かせなさい!!!」
82:2009/09/18(金) 13:51:07 ID:HsJ+Bggg
「言いません。忘れて下さい。僕がどうかしていた」
頭一つ以上高い北條の顔を小沢が覗き込んだ。
「逃げるの?!」
「違います。これ以上貴方と関わりたくないんです!」
「卑怯者!」
「小沢さんだって逃げているじゃないですか!」

小沢の表情が凍り付いた。

「…貴方だって僕に何か伝えたいんでしょう。どうして素直に言ってくれないんですか?」
「連れ出したのは北條君じゃない…」
「誘ったのは小沢さんです」

小沢も北條も合わせた視線を外す事が出来なかった。
長い沈黙だけが漂いながら、二人の空気を張り詰めさせていく。
それを感じてどちらも動こうとはしない。


今、思っている言葉を口にしたら。
後戻りが出来ない。

でも。
言わなければ。
もうこの人とは逢えないのだ。
おそらく、二度と。
83:2009/09/18(金) 13:52:07 ID:HsJ+Bggg
「北條君」
先に唇を動かしたのは小沢だった。
「出会った時からアホ男だと思ってたけど、言わなきゃわからないなんてどうしようもないアホだわ」
いつもなら負けないくらいの言い返しをする北條はまだ黙っていた。
「アホ男!嫌味ばっかり言って!ウソつき!最低!嫌い!大っ嫌い!」
小沢が噛み付きそうな勢いでまくしたてる。
だが、その眼は深く濡れて雫を湛え始めていた。
「どうして私の前にいるの!?どうしてこんな出会いをしたの!?」
頬を大粒の涙が幾筋もつたっていた。
それも構わず彼女は叫んだ。
「私、恋なんてしたくなかった!!!」
涙で崩れた顔でなおも北條に小沢は挑みかかっている。
「こんな気持ちにさせて涼しい顔してる北條透が好きだなんて、最悪よ!」
小沢が両手で顔を覆って震えた。
「…あなたが好きだなんて…本当に最悪…」

「…小沢さん」
ばさりと北條がジャケットを落として歩みよる。
「その言葉を聞きたかったんです」
長い腕が小沢の肩を絡め抱く。
「僕はいつだってずるい男です。欲しいもののために過ちすら厭わない」
北條の胸の中で小沢が嗚咽を漏らしている。
「それに卑怯者です。貴方を引き止めるなんて出来ないくせに、一瞬でも長くいたいと願っている」
小沢の泣き声は止まない。
北條のワイシャツを涙で濡らしながら、その胸に顔を埋め続けていた。
それでも北條は続けた。
「出来ないくせに、貴方を奪って遠くへ連れて逃げたい。僕だけを見ていてくれる何処かへ」
北條が深く息を吸って静かに、しかしはっきりと声を出した。
「だから、貴方にきちんと言わせて下さい。
小沢さん、好きです。…そして、さようなら」

北條は唇を重ねて小沢の泣き声を消した。
涙の匂いがするのは別れのキスの証なのだろう。
84名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 13:53:07 ID:HsJ+Bggg
…続く

エロパート入ってなくてすいません。
85名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 13:57:15 ID:GYXofZcD
GJGJGJ!
北条×小沢はほんとおいしいです!ごちそうさまです!
この人たちのなかなか素直にならないところがいいですね
86名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 20:57:27 ID:7YLMjkwr
とりあえず、まだ前スレ終わってないから前スレも埋めようぜ。
87名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 22:42:30 ID:pZgAkrSp
前スレ3kbしか残ってないから、埋めたら見れなくならないか?
保管庫まだかかるかもしれないから保守はともかくとして。
88保管庫”管理”人:2009/09/19(土) 01:43:55 ID:po6b0ust
どうも、噂の保管庫管理人です。
規制中のため、携帯から失礼します。

>>87
埋まったり落ちたりしたスレを変換して見れるサイトがあるので、その点に関しては心配ありません。
ありがとうございます。

ネットがやっと繋がったのはいいものの、予想外に忙しい状況に追い込まれているのが、現状でございます。
更新を今か今かと待たれているスレ住人の皆さんには、本当に申し訳ないです。
これもそれも、きっとディケイドのせいだ…!
どうぞ、こんな管理人ですがお付き合い下さい。よろしくお願いします。

…Wはマフラーとマダオと婿に痺れてます。
89名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 04:14:45 ID:1Zk4CnFX
管理人さん、お疲れ様です!
忙しい中、ありがとうございます。
>>87
500kbを越えると書き込めなくなるわけで見ることはできる。
480kbを越えたスレを放置するとdat落ちする。
前スレは管理人さんが大丈夫みたいなんで、このまま放置か雑談で500kbまで埋めるかだな。
1000レスいっても書き込めなくなるが、あと3kbではそこまでもたないだろう。
もうすぐ圧縮もくるらしい。
ここは大丈夫だけどレスが一定期間なかったスレも圧縮で落ちるからな。
90名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 13:24:36 ID:jkeOwJsD
妹がいつ婿に手出すか楽しみ。
91名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 16:03:50 ID:PdC1HkpK
北條×小沢の続き投下します。
題名「扉2」で。
やっとこさ、エロパート。
92扉2:2009/09/19(土) 16:04:30 ID:PdC1HkpK
だそれがどんなに傷つけあうのかも分かっていたから、逃げ続けたのだ。
大切な人を苦しめてまで欲望を押し通すほど、愚かな事はない。
だがこうなってしまえば、戻りの扉はなかった。

小沢の寝室で薄明かりの下、全てを捨て去り二人は抱き締めあった。
肌に触れ合う互いの体温が愛しい。

小沢のシングルベッドに二人で横たわるとそれが長身の北條に窮屈に見えた。
小沢は、思わず起き上がってベッドの上に座り込んで、まじまじと北條の身体を観察する。

長い手足に鍛え上げて作った筋肉。
まったく無駄がない。
それでいて頭が小さいから、抜群のプロポーションだ。
顔だって悪くないのだから警察にいるのが場違いな気もする。

 性格には大いに問題があるけどね。

「何をしてるんですか?」
怪訝な顔をして北條も上半身を起こした。
「北條君は綺麗な身体だと思って見てたの」
僕がですか、と北條が吹き出す。
「何よ!珍しく北條君を褒めたのに!」
「ははっ大したことないですよ、僕の身体なんて」
北條が向かいあわせに座りなおして小沢の右手をとった。
「小沢さんのほうがずっと綺麗です」
キザに小沢の右手の甲にキスをして落とすと、彼女の両肩に腕を回す。
「それに可愛い」
ニヤリと笑って小沢の胸を右手で手繰った。
「…これでも気にしてるのよ。大きくないんだから」
目を伏せて小沢が恥じらう。
確かに小沢の乳房は北條の手に収まるほどの大きさだった。
「僕は小沢さんの胸、好きですよ。ちょうどいい」
93扉2:2009/09/19(土) 16:05:08 ID:PdC1HkpK
小沢の柔らかな膨らみを掌で緩やかに触れた。
あっ、と小さな声が白い喉から上がる。
刺激で硬くなった先端を指で摘み、弾いた。
「っ…ん!はぅ…」
びくっと身体が跳ねて鳴き声が漏れる。
「それから、貴方の唇も好きなんです。美味しそうで」
ふっくらとした唇を甘噛みして、囁いてやる。
切なそうに細めた目で見つめられて、北條の心は騒めいた。

欲望に駆られて貪るように小沢の首筋に唇で吸い付く。
力加減などせず、強く強く、何度も、何ヶ所も。
その度に真っ赤な印が残り、征服欲を満たしていく。
胸元にも証を幾つもつけながら、可愛らしく硬くなった膨らみの先端を啄めば甘いため息が聞こえた。
片方の乳房を右手で、もう片方は口で、執拗なまでに弄ぶと、ため息が嬌声に変わっていく。
「ふっ!あ…あっ、あん、あぅっ…!」
しなやかな身体が淫らに揺れる。
北條がちらりと上目でみれば、恍惚として半開きになった唇が視界に飛び込んできた。
「ひぅ、あ…うあっ…!!」
北條の唇の下で高まる鼓動と体温に、彼もまた煽られていった。
しっとりと滑る肌を舌でたどりながら、きつく抱き締める。
「…っあ、あっ…うんっ…あ」

小沢は唇が零れる声を押し殺せないでいた。
正直なところ、喉から出ていく自分の声が恥ずかしくて堪らない。
ごく僅かな理性が止めようとするのだが、本能はさらに強く溢れ出ていく。
呼吸する度に身体が震えて目眩いがした。
どうにか感覚を繋ぎとめようとさ迷う両腕は、北條の広い背中に縋り付く。
「…ほう…じょう…く…ん」
ようやく言葉になった声は彼の名前だ。
熱に浮かされて名前の主の強い背中を手でまさぐる。
「…小沢さん、可愛い…」
胸を通りすぎた唇が脇腹を撫でながら動いた。
小さな呟きだったが小沢の耳には酷く響く声だ。
とたんにふぁぁっ、と深い吐息を吐いて小沢が崩れ落ちる。
くたり、と北條の肩にもたれかかってくる肢体をそうっとベッドの上にうつ伏せで寝かせた。

94扉2:2009/09/19(土) 16:05:39 ID:PdC1HkpK
激しい息づかいに小沢の背中全体が深く上下した。
白く淡い肌に華奢なラインが美しく踊りそこへ長い黒髪が降り落ちていく。
北條はその背筋を指で辿る。

 この背中をいつも追いかけていた。

素肌の小沢の背中は繊細で薄く、触れれば優しいぬくもりを湛えている。
なのに、北條は廊下で、会議室で、現場で、この背中に何度嫉妬したことか分からない。
天才と呼ばれた女の小さな背中。
制服の下の秘密がそこにあった。

北條は体を落として、まず項に口づけた。
しっとりと汗が滲んだその肌を舌でゆっくり味わった。
「や、あああッ!!!」
ただ舌で舐めただけで強くしなる反応が面白い。
「小沢さん、背中弱いんですね」
「な、何言ってるの!」
絶え絶えの呼吸をするのに強がるのは彼女のいいとろだ。
「平気ならもっと触りますよ」
北條の指と舌が白い背中を走る。
「あ、あ…うぁあ!あっ!あっ」
堪らずに上げる嬌声が、強がりだったと答えていた。
95扉2:2009/09/19(土) 16:06:29 ID:PdC1HkpK
左腕を小沢の下腹とベッドに差し込んで、彼女の腰を持ち上げた。
描かれる緩やかな双臀のカーブに背中と同じように舌を這わす。
ひっという息を飲む音が彼女の唇から零れた。
引き締まって見えたその場所もやはり柔らかく彼女の女らしさを彩っている。
太股を貪りながら、北條の右手が小沢の閉じた足をゆっくり開く。
「やだ、だめ、だめ、だめっっっ!!!」
強い抗議の声を出しながらもその下肢にはすでに力がこもらないのだろう、ふるふると震えるばかりで北條の言うなりだった。

暴かれた彼女の全て。
そこはひくひくと蠢きながらすでに蜜で濡れて潤っていた。
その上で同時に震える小さな華孔。
甘酸っぱい匂いを漂わせて、温い水がだらりとしたたり落ちた。
「小沢さん、全部見えてます…」
右手の指でそれを掬い上げて、ゆるゆると全体に塗りつける。
「や…うあぁ!!!あ…だ…め…!!!」
何が駄目なのか、と北條の痺れた脳が笑う。
続けて、指で花びらを一枚ずつ触れて捲った。
「や、やめっ!や…や…っあ!やめ…て!」
「…そんな声で言われても、ね…」
吐息を秘所に掛けながら咎めると彼女の全身が震えた。
ここからでは表情が伺えないことが残念だと北條は思うが、その方が彼女の羞恥心を煽っているだろう。
96扉2:2009/09/19(土) 16:06:59 ID:PdC1HkpK
北條の長い指が自分の中に滑り込んでくる。
小沢は後ろ向きにされた上、力の入らない手足では拒絶しようにもできず、ただ快楽の海に溺れていた。
不思議はなものでこんな時も口からでてくる言葉は虚勢を張る時の口癖ばかりだ。

 だが彼はそれを知っている。
 知っていて、嘲笑う。
 笑って、私を抱いている。

ぐちゅぐちゅっと卑猥な音を立てて器用な男の指が内側を侵してくる。
沸き上がる微熱が下腹から全身を包んで小沢は悶えた。
内部を掻き回されたせいで次々と起こる波に襲われる。
目を開けているのも苦しくなって、強く閉じて声を紡いだ。
「ひっう…あ!あ、あ、あああっ!!!」

甲高く鳴くことが今できる精一杯の応えだった。
一度、指が引き抜かれたが、代わりに柔らかく熱い感触が吸い付いてきた。
じゅる、という啜り上げる音でそれが何を意味するのか視覚で確認しなくても分かる。
抜かれたであろう指は一番敏感な固まりを弄んでいた。
そのたびに鼓動が早まって体中が疼いてくる。
北條の指が強く花芽を挟み上げる。
「あ、ああ…んぅーっっ!!!」
強烈で甘美な酔いが小沢の全身を覆った。
上下が分からなくなるような感覚に襲われて、シーツに顔を埋めてもがく。
がくがくと震える膝とひたひたと体液が落ちていくのを自覚しているがそれをどうにかする術はなく、
ただ真っ白な感覚に身を委ねていることしか出来なかった。
97扉2:2009/09/19(土) 16:08:43 ID:PdC1HkpK
北條は糸の切れた繰り人形のようにぐったりとなった小沢の体をベッドにそっと置いて、
彼女の背中に添うように体をあわせた。
強く閉じた瞼から零れ落ちていく小さな滴と、唇からはき出される熱を帯びた激しい呼吸の小沢。
肩を大きく揺らしながら、全身のあちこちが痙攣していた。
後ろからその震える肩を抱きしめてやる。
とても、あの強気な科学者と同じ人物とは思えない可愛らしいその姿が、北條の独占欲を満たしてきた。

「こんな貴方を見ることができて僕は幸せものです」
小沢は返事の代わりに鋭い流し目で北條を見つめてくる。
まだ言葉を口にできるほどの呼吸が整わないのだろう。
彼女の細い腕をたぐって先の指を自分のそれと絡めた。
優美で繊細な指先は火照っていながらも確実に北條の手を求めて握りしめてくる。

ようやく小沢がすぅっと一息を吸い込んで、ため息を吐く。
「…北條君ってこんなにいやらしい人だったのね…」
「何を今更。それに小沢さんのほうがいやらしいと思います。
あんなに反応されるとこっちが困りますよ」
くくっと喉の奥で笑うと、うーっといううなり声が聞こえた。
 
 そう、貴方のそういうところが可愛いんです。

小沢の体を仰向けにするとその両側に手をついて覆い被さった。
「まさか、ここから先はいやだとかいいませんよね?」
「…バカじゃないの。私だってここで止められても困るわ!」
「やっぱりいやらしいですね、小沢さん」
「五月蠅い!」
そういってそっぽを向く仕種が余計に熱情を誘うのを彼女は知っているのだろうか。
 
 本当に可愛いから、全てが欲しいんです。
98扉2:2009/09/19(土) 16:09:27 ID:PdC1HkpK
ゆっくり小沢の脚を割って北條は自分の下半身を沈み込ませる。
肌が触れる面積が大きくなるほど、彼女の表情が溶けていくのが見えて北條の顔までだらしなくにやけた。
「…うあっ…ん!」
熱の塊を花に押しつけると小刻みに揺れながら小沢が鳴いた。
味わうようにその濡れそぼった入り口を剛直で何度かわずかにつつく。
一気に貫いてしまいたい衝動を抑えてでも、なるべく長くこの酔いに溺れていたいのだ。
入り口から先はすでに溶けきって、なんなく北條を迎え入れようとした。
だがその迎合を突き放すようにすぐ、外へ抜き出した。
その後はまた僅かずつ進みながら、素早く後退を繰り返す。
北條の下の小沢がそのたびに喘いで胸を上下させるが、決して最後までは突き入れない。

「あ、あっ!ちょ、ちょっと、何で…」
「え?」
「何で、…そんな風に、焦らす…の…」
「別に焦らしてませんよ。なるべくゆっくり戴こうかと」
「あ、アホじゃないの…!こっちの身にもなってよ…!」
「…最後まで欲しいですか?」
「…ッ!」
「欲しかったら、口に出して下さい。
言ってくれなくてはどうすればいいのかわかりません」
「…な、…な!なんですって!…」
「ほら、止めますよ?」

ずるり、と粘液質な音をたてて半分ほど埋まっていた熱塊を抜き出す。
ひゃぁぁつと呼吸とも悲鳴ともとれない音が小沢の喉から昇った。
「僕にどうされたいんです?ねぇ小沢さん」
「意地悪!あなたって人は!」
「小沢さんがいうように僕はそういう類の人間ですから」
ふーっっと猫のような吐息を聞いて睨み付けられながら、それが面白くて心地いいのが北條には堪らない。
小沢が目を閉じて、小さく唇を動かした。
「…てよ…」
「え?聞こえません」
「してよ…最後まで…」
「もう一度」
「さ、最後まで入れてよ!入れなさい!」
痺れを切らした小沢に投げやりに怒鳴りつけられた北條が口端を上げた。
「では、お望みどおりに」
99扉2:2009/09/19(土) 16:10:15 ID:PdC1HkpK
「あああっ!!!」
ズシリと下腹に突き刺さる北條の圧倒的な熱量。
それを全身で感じて小沢は強く鳴いた。

 これが自分の望んだ彼の答え。

なんて恥ずかしい事を口走ったのだろうかと、ぼんやりした頭で考えた。
だがそれもどうでもよくなって、今は本能の叫ぶとおり北條と繋がっているのが何よりの幸福だった。
律動を始めた北條に何度も内壁を擦り上げられて、甘い痺れが広がっているのが快い。
目を開ければ、やがて落ちてくる北條の胸。
耳そばで聞こえる呼吸と呼応して激しく上下していた。
そこへきつく抱きしめられて、自分も彼の背中へしがみついく。
汗ばんだ厚い胸板にキスをしていくと北條が小沢の顔をのぞき込んだ。
「…小沢さん…」
「ん…何?…」
「痕…つけておいて下さい」
「え?」
「貴方との事、忘れられないように」

 ああ、そうだった。
 彼に抱かれるのも抱くのもきっと。
 最後だったわね。

そう気づいてしまった瞬間、小沢の瞳からとめどなく涙が溢れた。
同時に身体中がわなないて、北條に抱き締められていなければ何処かへ投げ出されそうだった。
100扉2:2009/09/19(土) 16:11:40 ID:PdC1HkpK
泣き声が漏れないように唇を北條の胸に押しあて、言われたようにきつく吸う。
彼の肌に真っ赤に残るのを分かっていて何度も繰り返した。

 永遠に残っていればいいのに。

だが、どんな傷痕もいつかは癒える。
自分が付けた印もそうやって消えていくのだ。
自分が消えていくように。
「…はっ…あ…ああっ…!」
小沢は時折、涙声で空を喘いだ。
精一杯の声で。

また泣かせてしまった、と僅かな後悔が北條の中で嘆いた。
だからと言ってもはや止めようのない欲望で彼女の中を責め続けている。

 恋心は残酷だ。

愛しくて大切だから、抱き締めたい。
だがその束縛が相手の望みを奪うとしたら、どうだろう。
その手を離すことが恋心の先にある愛だとしたら。

 僕は賢しいですから、愛を取りますよ。

北條は薄く自嘲した。
自分も彼女も限界が近い。
「…ふっ…う…ああっ、あ!」
自分の胸の下で切なく鳴き続ける小沢を両腕で強く抱えこんだ。
同時にさざ波のように彼女の内側が収縮して快楽を誘う。
「あ、…や、…北條…くっ…透っ!」
自分の名前を呼ぶ甲高い声をはっきりと聞いた時、目の前が真っ白になった。
「小…沢さ…澄子…」
激しく自分を彼女の胎内へ打ち付けると背筋を昇ってくる甘美な激流に脳髄まで飲み込まれて目眩がする。
堰を切った欲望の熱を流し込むために足腰が何度も痙攣した。
「と…お、る…」
震える声がまた自分を呼んでいる。
北條は熱の冷めない身体でその声を抱きすくめて、ため息を吐いた。
101扉2:2009/09/19(土) 16:12:21 ID:PdC1HkpK
「北條君てケダモノね…」
「小沢さんに言われるのは心外ですよ。
前に僕の首に食らい付いたのは貴方です」
北條が長い首を傾けて、いつかの戯れの痕が薄く残っているのを見せた。
「あの後、背中も傷だらけでしたよ。ああ、そういえば」
北條はすうっと小沢の左耳に顔を寄せて呟いた。

「首と背中の傷、氷川さんに見られました」

「はっ!?」
北條の腕の中にいた小沢が部下の名をだしたとたん慌てて顔を上げた。
「翌日にね、更衣室で。氷川さん、ぎょっとした顔でその傷なんですかって聞いてくるんですよ。
まったく、鈍感な人だ」
「あ、あなた、それで、なんて、こたえたの…?」
小沢が明らかにうろたえているのが口調からも表情からも見てとれて、北條が口角を上げた。
「正直に言いました。小沢澄子と寝たって」
「な、な、…!!!」
目を白黒させる、というのは今の小沢を言うのだろう。
北條はあまりに可笑しくて、ははっと声を出して笑った。
「冗談です。ちゃんとはぐらかしておきました」
「な、何て…?」
「猫と遊んで引っ掻かれたり咬まれたりした跡です、って。
あっさり信じてくれました。彼の純粋さには頭が下がります」
「…あ、そう。そうね…」

小沢が火照った頬で目を伏せて、俯いている。
多分、彼女がこんな顔をすることがあるのを氷川は知らないだろう。
同じ男として沸き上がる優越感に北條の頬が弛む。
「氷川さんに本当の事、話してもいいですか?」
「えっ?!」
「G3の装着員は彼に獲られましたが、G3の開発者は僕のものになりましたから」
「ばっ、馬鹿な事言わないで!冗談が過ぎるわっ!第一、なんの利点があるのよ!」
「氷川さんの驚いた顔が見れます。嫉妬されるかもしれません」
「しないわよ!氷川君はしない!」
「どうでしょう。彼も男です」
「ない、ない、ない、絶対、ない!!!」
「大丈夫、ウソですよ」
北條が楽しげに笑い声を上げる。
小沢はすっかり遊ばれていた事に気が付いた。
「北條君、あなたっ…!」
「小沢さんが言ったんじゃないですか。僕がウソつきだって」
うっと言葉を飲み込む小沢を見て、また北條がにやけた。
小沢の耳たぶにふっと吐息をかけながら囁く。
「今日は貴方の負けです」
「…ズルい人」
言葉で非難しながら、擦り寄ってくる仕草が可愛いらしい。
「負けたついでに鳴いて下さい。もう一度綺麗なあの声で」
102扉2:2009/09/19(土) 16:13:12 ID:PdC1HkpK
がばっと北條が小沢に覆いかぶさる。
「ち、ちょっと!もう、無理!無理!」
「つれないですね。どうせ明日からは自由の身でしょう」
「それと、これとは…って北條君?!」
「まだ見ておきたいんです。淫らな小沢さんを」
北條はそういいながら、小沢の胸に頬を埋めている。
「あー…分かったわ。でも、私達、夕食もとってないのよ…」
北條の耳の下で小沢の柔らかな腹部がぐぅと鳴った。
「あなたが奢ってくれるなら倍替えしを約束するわ」
「…焼き肉ですか」
「他に選択肢はないわよ、当然」
肉欲に肉をあてがうとは才女の考える事は違うと、北條は苦笑する。

 まあ、いいでしょう。
 こんな機会もいい思い出にします。

起き上がって気だるく身支度を整えながら、そっと小沢を見た。
すでにいつものキツい表情をしながらもどこか艶っぽいのは情事の後だからだろうか。

ふと、果てる寸前に名前を呼ばれた事を思いだした。
彼女は確かに、「北條君」でもなく「北條透」でもなく。

「透」と呼んだ。

自分も彼女の名前を呼んでいた。
今までに一度もなかった呼応をした記憶に胸の奥が燻る。
あの時、本当にただの男と女だった。
これで最後の夜にしてしまうのは実に口惜しいと、北條の野心が頭をもたげる。

 例え貴方がどこにいても、誰かのものになっていても。
 僕は必ず捜し出して、奪ってみせます。
 
北條はシャツを羽織りながら、ニヤリと笑った。
まだ下着すがたの小沢が横から覗き込んでくる。
「北條君」
「どうかしましたか」
「あなた、またろくでもない事考えてたわね」
「小沢さんには隠せませんね。その通りですよ」
「私は安くないわよ。引き止めるなら焼き肉じゃすまないわ」
「そんな野暮な事しませんよ。
国内でも海外でも宇宙の果てでも好きなところへ旅立って下さい。
さっぱりします」
「言ってくれるわね。行き先は教えてあげないわよ」
「結構ですよ」

自分にはそんなもの必要はない。
世界中のどこにいても迎えにいく自信がある。

 だから自由に羽ばたいてください、小沢さん。
 必ず捕まえてあげますよ。

北條透の不敵な笑みは止まらなかった。
未来の扉は小沢と繋げると決めたから。
103名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 16:16:07 ID:PdC1HkpK
終わりです。

初っぱなに一文飛ばしてます。
>>92
二人とも互いの思いを知っていた。
ただそれがどんなに傷つけあうのかも分かっていたから、逃げ続けたのだ。

っていうのが冒頭に入ります。
失敗してごめんなさい。
全裸でベルト巻いてきます。
104名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 19:34:29 ID:6dIEKLdr
>>103
GJ!!!!!
続きがあると信じてまってました。
ありがとうございます。

ベルト巻かなくてもいいです!
105名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 18:12:18 ID:Mmggk0zH
朝からキスシーンとはやるな、全裸マン
106名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 19:04:38 ID:Vf61MDQA
>>105
ベルトしてるから半裸だ。
107名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 13:01:20 ID:RP6ZkN0h
話題の半裸ベルトの須藤さんで投下失礼します。
体張って仕事する話で、園咲姉妹は絡んでません。
(変わりに客でオリキャラが・・・・)
作中の快楽メモリは「体感できるAV+ドラッグ」の解釈で。

タイトルは「Grind」
NGの方はスルーお願いします。
108「Grind」 :2009/09/21(月) 13:02:08 ID:RP6ZkN0h
「ではお客様、メモリ挿入口を作りましょう。服を脱いでいただけますか?」
そう促してやっただけで、目の前の女は自ら服を脱ぎだした。
いくら自分1人では怖いからといっても、馬鹿な女だ。

「とても…白い肌をしておられるんですね。美しいですよ」
恥ずかしげに頬を染める女。内気な振りをしながらも、自分に自信があるタイプ。
そのあざとさが鼻につく。
上目使いでこちらを見ているその視線に、期待しているだろう言葉を返してやる。
「とてもかわいらしい…」
うれしそうに媚びたしぐさで微笑む女。
こんなありきたりの言葉でも、自身を褒められたと納得してしまうのか・・・・・
何と御しやすく、浅はかなのだろうか。
これでは男に捨てられるのもうなずける。

すでに全裸になっている女の肌に、指を這わせ滑らせる。
「ああ…そういえばまだお名前を伺っていませんでしたね。私、須藤と申します」
「尾山です…尾山りさ…」
「りさ様ですね。かわいらしい貴女に、ぴったりなお名前だ」
「…そんな事ないです…」
一応謙遜できる程度の常識はあるのか。
それとも、もっと褒める言葉を欲しがっているだけか?
指先を羽のように素肌の上で踊らせながら、耳元でささやく。
「いいえ。貴女はとてもかわいらしいですよ。りさ様…
 メモリにも相性がありますから、ピッタリなものを私が選んで差し上げましょう」
この程度の女に相性のいいメモリなどたかがしれているが。
この状況と羞恥に興奮してきたのか、女の呼吸が荒くなってきている。
「りさ様、そんなに緊張されていてはメモリが入りません。ここをもっと…」
すでに刺激を求めて立ち上がっている乳房の先端を軽くつまんでやる。
荒い呼吸に淫らな響きが混じる。
女の反応に満足しながら、言葉を続ける。
「ああ…だいぶ柔らかくなってきているようですね」
立ったままの女の背後に回り込み、背筋を項から下に向かって撫でさする。
皮膚の薄い部分、骨に近いところ、軽く何度もなぞってやれば肌に熱を帯びて質感が変わってくる。

「通常でしたらヒジの内側や鎖骨、胸元あたりの部分がちょうどいいのですが…
 こんな透き通るような肌に無骨な挿入口を作るのは、もったいないですね」
実際には生気を感じない肌なんだが…物は言い様だ。
どんな屈強な人間でも、自分を褒める言葉には弱いものだ。
ましてやこんな女なら、なおさらの事。
「どうせなら、目につきにくい場所にしましょう。…この辺りでどうでしょう?」
女の内腿に手を伸ばし、上に向かって撫で上げてやる。
「…はい。お願いします」
「では、こちらに横になって脚を開いて頂けますか?」
すっかり欲情している瞳の女をベットに誘い、
アタッシュケースからメモリを取り出し、女の内腿へ突き立てる。
メモリの名前はジェラス。嫉妬だ。
109「Grind」 :2009/09/21(月) 13:03:47 ID:RP6ZkN0h



読み込みが始まる前に引き抜く。
すぐに浮かび上がってくる紋章は一種の契約の証。
「これで挿入口はできました。りさ様、痛みますか?」
実際メモリを差し込んでも痛みなどあるはずがない。
この手の女は、気遣う言葉をかけてやれば『優しい』と勘違いしてくれるから実に簡単だ。
「それにしても…貴女を捨てるなんて、馬鹿な男もいるんですね」

わざと言う。
復讐したい相手を思い出したのか、女の表情に影を落とす。
感情の振り幅が激しいほど、いいメモリが集まるのだからせいぜい悲しむがいい。
上辺だけでも、身体ごと慰めてやる。

「そんな表情、貴女には似合いません。それに今、一緒にいるのは私です。
 他の男のことなど考えてほしくない…」
女の自尊心をくすぐる言葉を選び出し、言いながら、
ベットに横たわる女の乳房と脚に手を伸ばし、強めに撫でる。
「ほら…わかりますか?貴女の全身がこんなに淫らに色づいて私を誘っている」
先ほどの翳りはどこへ消え失せたのか?
よっぽど自分だけがかわいいと見える。
恥ずかしそうに眼をふせながらも、既に股間は充分に潤っているだろう。
どこまでも受け身で、何かあれば被害者を装う浅ましさ。
きっと今も自分の置かれた状況を悲劇のヒロインに置き換えて、酔っているのが想像できる。
ならば、望むように堕としてやろう。
より深く、引き返せない所まで・・・・

「こんなにも、私のものも反応しているでしょう」
スーツを脱ぎ捨て、女の目の前に自身の昂りを見せつける。
「こんなにも硬く反り返って貴女に向かって脈打っている。貴女のその花園を激しく犯したいと…」
女の手を掴み、濡れそぼる股間を確認させる。
だらしなく愛液をたたえた秘肉は、淫猥な音を立て指を迎え入れる。
「さあ、私に教えてください。貴女が乱れるところを…」
「いや…恥ずかしい…」
「恥ずかしいなら、目を塞いでしまいましょう」
近くに落ちていたスカーフを拾い上げ、女の眼を塞ぐ。
本当に嫌なら抵抗出来るはず。やはりどこまでも受け身な女だ。
「これで見えなくなったでしょう。もう恥ずかしくないですよね?」
感覚の1つを使えない状態にしてやれば、他の感覚がその分敏感になる。
すでに火がついている状態の肌に、指先で執拗な愛撫を繰り返してやれば、女が懇願を口にする。
「…自分じゃイヤ…須藤さん、お願い…」
110「Grind」 :2009/09/21(月) 13:05:35 ID:RP6ZkN0h






快楽メモリ収集用としての商品価値がなければ、こんな女の相手などしてやるつもりもない。
奉仕してやる義理もない相手に、なぜ私が尽くしてやらねばならない?

「申し訳ありません。恥ずかしながら私はあまり経験がないもので、
 どう触れていいのか分からないのです。大切なお客様を傷つけたくない。
 ですから、私に教えて頂きたいのです。・・・・貴女が一番悦ぶ方法を・・・・」
乳房の先端を強めにつまみながら、あやすように、やさしくささやきかける。
諦めたのか、我慢できなくなったのか。
女はいやらしい声をあげながら、自らを慰めはじめた。
秘肉を両手でひろげ、隆起している肉芽を指先でまさぐっている。
「…とても綺麗です。りさ様」
少し褒めてやれば気をよくして徐々に激しくなる指の動き。
淫猥な水音と嬌声が響く中、その光景をしばらく楽しんでから、
喘ぐ口元に反り返る昂りを押しつけた。
「さぁ、唇を開いて…そう、そうしていやらしく咥えている時のその唇が、とても魅力的だ」
快楽に捕われ、理性も消し飛んだ状態になったようだ。
素直に口を開き、喘ぎながら舌を伸ばしてくる。
「…りさ様、とても素敵ですよ。あなたの舌は、まるでベルベットのようだ…」
濡れた舌が這いまわる感触に耳触りのいい言葉を投げかけながら、懸命に奉仕する女を見降ろした。
111「Grind」 :2009/09/21(月) 13:07:02 ID:RP6ZkN0h



くぐもった喘ぎ声もそろそろ飽きてきた。
淫らに動き続ける口元から自身を引き抜き、女の手を止めさせる。
スカーフをはずしてやると、眩しそうに眼を細める。
その瞳に隠しようのない情欲が光る。
「…一緒に溶けましょう」
秘肉にむかって一気に突き入れる。
ひと際高い声をあげ、反り返る腰に手を添えて、ゆるやかに律動を繰り返す。
「本当に馬鹿な男がいるものだ…貴女はこんなにも素敵なのに…」
言葉に反応し、蠢く内襞。
えぐるように奥の壁に先端をたたきつける。
肌同士がぶつかる音に、掠れはじめた嬌声が重なる。
受け身なくせに必死に快感をむさぼる姿は、こんなにも愚かだ。
女の反応を見ながら、角度を変え膣内をえぐる。
何度も、何度も、執拗に繰り返せば、絡みつく感触が強くなってくる。

「貴女の魅力が分からない男なんて、殺してしまえばいいのです。さぁ、メモリを挿しなさい…」

律動を速め、更に女を快楽へと押し上げてやる。
膣内の収縮が始り、反り返る身体。
ベットサイドに放り投げたままのメモリに手を伸ばし、
スイッチを入れ、獣のような嬌声をあげる女の内腿に挿入してやる。
絶頂の最中にメモリを挿入してやれば、十中八九、暴走する。
何度か繰り返してやれば、立派なメモリ中毒者の出来上がりだ。
復讐を果たした後の事は、部下にまかせてやればいい。
こんな女の末路など、知ったことか。

リードが始り変化し始めた女から、自身を引き抜き身支度を整える。
「決してお安くはないメモリです。大事にお使いください。
 しばらくの間はアフターサービスで係の者がつきますから、ご安心ください」
自分のこの言葉を解さない事は分かりきってはいるが、相手は一応お客様。
商品説明も仕事のうちだ。
最低限の義務も果たした。
形だけでも恭しく頭を下げて、部屋の扉を開ける。
泣き叫ぶような女の咆哮を聞きながら、部屋を後にした。





「どうだ?出来たか?」
先ほどの隣の部屋で、作業を行っている部下に声をかける。
「とりあえずですが、軽い容量の試挿入用は5本ほど完成しました」
「5本か・・・・全部持っていくが、構わないな?」
「はい。お願いします」
無記名のメモリを受け取り、アタッシュケースのポケットに入れる。
女の快楽メモリはリピーターの多い売れ筋商品。
試挿入用は、いわば撒き餌。
試した殆どの人間が、より強い快楽を求めてくる。
こういう愚かな人間たちのおかげで、成績は右肩あがり。組織内での評価も高い。
全て自分の予定通りだ。
このままこのツールを使って、のし上がってやる―――――
112名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 13:12:42 ID:RP6ZkN0h
終わりです。失礼しました。

須藤さんを勝手に鬼畜認定してしまいました。
これで須藤さんが後半正義に目覚められたら、全力で謝ります。

こんな話を書きながら、
「士と夏海の快楽メモリがあるなら絶対に買う」と思ってました。

113名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 13:56:35 ID:BeeexAAW
>>109
裸ベルトGJ
帰宅したら婚約者のお仕置きが待ってると考えれば、鬼畜も可愛い。
114名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 15:25:40 ID:X/vJiHtW
亜希子と翔太郎仲良すぎ。
萌えた、顔近すぎ抱きついたし
115名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 15:40:44 ID:SnOmn8fV
でもあの二人には士夏のような色気がないんだよなぁ…惜しい
116名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 16:54:21 ID:vOh9X8dc
いちいち比較せんでも…
ここはどこぞのスレみたく荒れてほしくないよ
117名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 17:14:18 ID:rL+GMVUU
できるセールスマンは違いますね。
鬼畜っぷり、似合う。

wは始まったばかりだから、まだキャラ掴むの大変なのに、素晴らしい出来だ。
118名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 17:37:22 ID:l0GXUqwo
>>107
素晴らしい。実に素晴らしい。
あくまでもビジネスマンとして淡々とした目線が最高だ!
119名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 17:37:32 ID:1hqOTf7e
翔太郎と亜樹子良かったよな
彼らには巧真理モモハナ名護恵に通じるケンカップル要素を感じる!
最終回近くにはラブラブになってればよろしい
120名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 19:14:54 ID:BeeexAAW
>>119
何故か
亜樹子×フィリップ
翔太郎×街
になってるんですね、わかります。
121名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 19:56:58 ID:By+tC2oq
メモリにもなんかエロいのありそうだよな。
「lawdness」(淫乱)とか。
122名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 20:50:22 ID:KOqxLEZU
Wはみんなギャグ要員に見えるのが逆に良いよな。
123名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 23:17:12 ID:WOrEGv+7
冬の映画では是非、夏みかんとのダブルヒロインで萌えさせてくれ
森カンナのDVDは露出無いから欲求不満になっちまったよ
124名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 23:29:38 ID:KOqxLEZU
俺は最高のDVDだと思ったな。
可愛かったし。
125名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 06:49:08 ID:Bb6Fep1k
士の妹とユウスケと夏メロンで3Pを
126名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 11:33:14 ID:TQwdAgQX
>>121
恐怖・禁忌・金とか色々あるからね。
絶頂とか射精とかあっても不思議じゃない。
むしろあってくれ。

>>125
投下まってる
127名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 11:36:28 ID:O0tanova
羞恥のメモリはきっとあるだろうな。
128名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 16:52:18 ID:g0OWW2Gn
なんか妄想が止まらなくなったので士夏猫ネタ投下させてください・・・。
夏海猫は白だけど、耳の先と尻尾の先はちょっと黒いんじゃないかなー、とか妄想してみたり。

なんか猫ネタ自体マニアックな気がしてきたので、アウトな方は弾いてくださいますようお願い申し上げます。
短い小ネタですが・・・タイトルは「牙の痕」

ちょっと早いですがこたつ出てきます。
一応、前回の続き。
129牙の痕:2009/09/22(火) 16:56:55 ID:g0OWW2Gn
とある冬の寒い日、士はこたつが置いてある部屋の引き戸を開けた。
光家にこれがやってきてからというもの、時間があれば、皆ここでダラダラしている。
なにしろこの家ときたら、写真館スペースといい廊下といい、やたら風通しが良くて寒いのだ。
そんなわけで士も、冬ならではのこの暖房器具のことは割と嫌いではない。

掛け布団をめくりあげ、腰を落ち着けようとしたところで―――ちょうど反対側で眠っている人影が目に入った。
士は布団から手を離すと、そちらへ回り込んでその人影を確かめる。

「・・・・・・どうりで。見ないと思ってたぜ」

身体を横向きにして両手を顔の前に投げ出し、気持ち良さそうに眠っているのは夏海だった。
肩の上までしっかりと布団に潜って、薄く開いた唇からは規則正しい寝息が漏れている。

士は眠る夏海の前にしゃがみ込むと、彼女の寝顔を観察した。
明るい場所でじっくり見れることはそうそうない。
安心しきった無防備なそれは、(不覚だが)見ているだけで口元が緩んでくる。
士はそれに自分で気づくと、ゴホン、とひとつ咳払いをして顔をいつもの仏頂面に戻した。

(・・・・・・)
意志が強く勝ち気な瞳が閉じられていると、夏海は随分幼い、あどけない印象になる。
士は無意識に手を伸ばすと、彼女の髪を手のひらで撫でつけた。
「・・・・・・んー・・・」
小さく呻いた夏海が、士の手から逃げるように背中を丸める。
眠っている時に触れると、それを嫌がっているのか背を丸めるのは彼女の癖のひとつだ。


・・・・・・猫はこたつで丸くなる。


そんな言葉が頭の中をよぎって、士は思わず吹き出した。
笑いをこらえながら、嫌がらせのように彼女の髪をつまんで軽く引っ張る。
「・・・もぉ・・・。やだぁ・・・・・・」
眉を寄せた夏海が、手を押し返してくる。
その後にごろん、と背中を向けられてしまった。
起きた様子はなく、相変わらず規則正しいリズムで小さな肩が上下している。
「・・・・・・」
士はスッと目を細めると、背を向けた夏海の長い髪をそっと指で除けた。
現れた白い項には、紅い痕がくっきりとついている。

情事のたびに、髪に隠れるこの場所に痕を残す。
誰からも見えない、夏海自身にも見えない痕・・・・・・。
「自分のもの」に所有の印をつけるのは動物の本能だ。
130牙の痕:2009/09/22(火) 16:59:27 ID:g0OWW2Gn
確かな証に指先で触れる。
・・・・・・一生、消えない痕を残せればいいのに・・・・・・。
そんなことを思いながら、薄くなりつつある印を再び付け直したいと士は渇望する。


不意に、夏海に引っかかれた背中の傷が疼いた。
肩にも、噛みつかれた歯の跡がまだうっすらと残っている。
彼女が背や肩に付けるこの傷も・・・・・・できるのならば、ずっと消えなければいい。

士は軽く頭を振る。
また、この想いに囚われ始めている。
そしてそれは、振り払おうとしてもけっして振り払えないものだ。

・・・・・・抱きたい。
抱いて声を上げさせたい。
仔猫が鳴くようなあの声を聞きたい。

痕を、証を、刻み込みたい。
身体に残すことができないのなら、せめて心に・・・・・・。
証でも、傷跡でもいい。
何かを残したいし―――残されたい。
結果として、それが傷つけ合うことになってしまったとしても。

(・・・・・・俺も腑抜けたもんだ)

士は苦笑すると、夏海の肌に残る印を爪先で軽く引っ掻いた。
131名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 17:01:18 ID:g0OWW2Gn
終わりです。失礼しました。
なんか妙にマニアックですいません・・・。
後、今書いてる犬ユウスケを投下したら止めるんで勘弁して下さい。
132名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 17:50:01 ID:O0tanova
>>129
GJ
でも本番も読みたかった。
133名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 19:25:49 ID:nJN1gM4b
おれも続き読みたい。
夏みかんの寝顔は最高だろうなぁ・・・
134名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 19:51:04 ID:Hms+fk12
>>129
イイヨー猫夏美。
しかし、真理といい小沢さんといい夏美といい猫っぽいのが多いなぁ。
相手をする方は引っ掻かれたり咬まれたり傷だらけw
135名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 20:17:20 ID:oiSd6XU9
>>134
知っているか?雄猫の陰茎にはトゲがある。故に猫の交尾は相手を傷つけながら行われるのだ。
136名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 20:41:52 ID:nJN1gM4b
そんな詳しく書かんでもw
137名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 22:21:29 ID:preDJeiB
>>129
GJ!
できれば、その続きが読んでみたい。

>>135
知らんかった。だから猫の交尾は、やたらうるさいのかw
138名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 16:35:17 ID:wYgot/Kw
猫士夏続きキボンヌ!
139名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 17:29:57 ID:6SnAwWZd
メスネコって、膣を刺激しないと妊娠しないんだってな。
だから、カエシが沢山ついてる。
当然メスは悲鳴をあげる。
140名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:46:43 ID:6gnf+Iu/
お前らぬこの交尾に詳しいなw
141名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 22:20:08 ID:8EtxZjUa

夏みかんの中の人の清く正しく可愛いDVDを見てたら
なんか健全な話が書きたくなったので投下。
エロほとんどないので、申し訳ない。
142名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 22:26:09 ID:8EtxZjUa
閉じ込めようとする腕をするり、とかわされる。
夏海の予期せぬ行動に気後れして、完全に彼女を手中に収めることに失敗する。
ついと視線を外して横をすり抜けていった夏海の後姿を、士は恨めしそうに眺めた。


今日は栄次郎とユウスケは連れ立って遠出しており、写真館に二人きりだった。
当然よこしまな考えが頭をもたげたが、当の彼女は近くに大きな公園があるから
散歩に行きませんかと無邪気に提案してきた。
それを却下して、散歩なんかよりもお前が欲しいのだと欲望の行き先を示すように
彼女に手を伸ばして―――――先ほどの状態に陥ったわけだ。


夏海が出て行った部屋に一人取り残された士は、
苦虫を噛み潰したような顔で今後の展開を考える。
その結果。
なんでこの俺がとブツブツ言いながらもテーブル上のカメラを引っ掛けると、
後を追うように夏海の部屋へ向かった。

コンコン、とノックする。返事はない。
「夏海、散歩・・・行くぞ。」
バツ悪そうに切り出すと、ややあってドアが開いて、
出かける支度をすっかり整えた彼女が出てきた。
この野郎、一人で行くつもりだったな・・・と気づいた瞬間、
黒目がちな瞳が機嫌よさげに微笑んで、伸び上がってキスされる。
先程のことなどもう忘れたかのような夏海からの突然のアクションに面くらい、
不覚にも胸が高鳴った。
「行きましょう?」
綺麗な手が、エスコートして!と言わんばかりに差し出される。
ころころと変わる彼女の態度や表情に呆れつつ、
同時にそれを愛おしいと感じる自分をかなり重症だと思う。
・・・仕方ない、気分切り替えるとするか。
士は煩悩を振り払って柔らかな手をとると、写真館の扉を開けた。
143名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 22:27:06 ID:ct6uj27W
>>141
GJでした!
夏猫可愛いよー

猫の交尾凄すぎるw♂猫はドSなのか♀猫がMなのか・・
144名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 22:27:49 ID:8EtxZjUa


空が高い。季節はもうすっかり秋真っ只中な気配だ。
凛とした外気に触れて、深呼吸をする。
ありふれた日常さえもが戦いの日々に埋もれかけていたことに気づく。
いつも早足に通り過ぎるだけの景色を、ゆっくりと確かめるように歩くのは
一体いつぶりだろう。
隣を歩いている夏海が、甘えるように擦り寄って腕を絡めてくる。
その仕草を目を細めて見おろすと、同じようにくるりとした眼が上目遣いに見つめてくる。
「つかーさくん」
「・・・なんだよ」
「つかさくん」
彼女の唇が紡ぐ自分の名は、なんだか特別な響きを帯びて耳に届く気がする。
「だから何だよ、ワガママ女」
「・・・好きな人にわがまま言えないなら、恋愛なんてしません」
「・・・・・・」
「たまにはこうやって、デート、してくださいね?」
「・・・お前、」
今日の夏海は凶悪に可愛い、そして素直だ(言わないけど)。
こんな小さな我儘なら、いつでも聞いてやろうと思う(絶対言わないけど)。
「・・・たまになら悪く、ない」
珍しく悪態をつかずに同意すると、失礼だろと思う程夏海は驚愕に目を見開いて、
その後クスクスと小さく笑う声が続いた。
「なんだよ・・・」
「どうしたんですかー。今日の士くん、いつもの士くんらしくありません」
「さぁな」
・・・自分は気の利いた話もできないし、気持ちを言葉にするのも上手くない。
それを理解して受けとめて甘やかしてくれる彼女に、どれほど救われていることだろう。
そんなことをぼんやり考えていると、横で怪訝な顔をして自分を見ていた彼女の表情が
ぱぁっと華やいだ。
「わぁ・・・士くん見てください、落ち葉の絨毯です!キレイ!」
「おおっ、お前のような野蛮な人種にも何かを愛でる心があったん・・・あはははははは!
夏海てめぇ!はははは!」
「もうっ」
いつもの調子で他愛もない会話をしながら士は公園のベンチに腰を落ち着けると、
愉しげに落ち葉の上を歩く夏海をファインダー越しに眺める。
葉の赤と黄に、空の青とのコントラストが彼女を彩って、眩しい。
二度と還らない今を写真に閉じ込める。
―――――愛すべき日常。
シャッターを切る音に気づいてこちらを向いた夏海が、
来てよかったでしょう?と言って、綺麗に笑った。

145名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 22:28:37 ID:8EtxZjUa


写真館に戻った頃には日も暮れかかり、風がだいぶ冷たくなっていた。
「ただいまー。あれ、おじいちゃんとユウスケ、まだみたいですね。」
「遅いって言ってたろ。・・・それにしても意外と寒かったな」
「身体冷えちゃいましたね。今、お茶いれますね。って、きゃぁっ」
台所に向かおうとした夏海の身体を少々荒っぽく引き寄せ、
手首を掴むとソファに縫い止める。
「お前があっためてくれよ」
やけに色っぽくて優しい眼差しを向けられて、夏海の心臓が一気に跳ね上がる。
「今度は俺がワガママ言う番だろ?」
ニッと笑った士が覆いかぶさってきて、甘えるような仕草で唇を求められる。
瞼が閉じる前に、彼の唇が声に出さずに好きだと呟いた気がした。

冷えた身体に彼の舌から伝わる熱さが染み渡って、侵食されてゆく。
「ん・・・んん・・・」
熱を欲していた二人の身体はあっけなく高まり、やがて快楽に堕ち始めた―――――。


146名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 22:30:28 ID:8EtxZjUa

終わりです。
失礼しました。
147名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 23:12:36 ID:VdSwfOwh
GJ!
士と夏海はやっぱりいいな。
148名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 00:12:45 ID:hf8AhX+o
GJ

W、来週は全裸婿とS姉の婚礼だそうで。
今週もちゅーでラブラブだったし、妹の邪魔も美味しいしで凄く萌える。
妹→全裸義兄×S姉だと更に萌える。
149名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 00:30:53 ID:keHa8aNs
フィリップ、あきこ、翔太郎の三角関係なのかあきこ翔太郎の喧嘩ップルなのかー萌える
150名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 00:38:14 ID:l7vK4oon
>>141
GJです!
こういうのも凄く好き
151名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 01:02:27 ID:tWM0/iym
亜樹子と翔太郎か・・翔太郎はウォッチャマンに亜樹子の事なんて話してたんだろうな。
ウルサイ奴とか?だとウォッチャマンはかわいいと思わないか。
翔太郎がなんて言ってるのかすごく気になる。
152名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 03:06:11 ID:/3WlS7lh
>>146
GJ!秋の士夏、穏やかなエロもいいですなあ
153名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 01:11:03 ID:lz7t4KHL
案外陰では可愛いみたいに言ってたりして<翔太郎
154名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 01:20:13 ID:Wh8jed/i
「ハタチって言ってるが、中学生にしか見えなくてよ〜」
「凄い童顔?いいねいいね、可愛い?」
「まぁな。けどちんちくりんだ」
「成人してるのに見た目美少女とか、最高じゃない!」

これだとウォッチャマンがロリコン疑惑だなw
155名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 02:47:26 ID:kH8ZZf/F
ところで翔太郎っていくつぐらいなんだろう?
中の人と同じくらいって考えていいんだろうか

自分はあっさり名前を呼び捨てた翔太郎と
呼び捨てかと思いきや意外にも君付けだった亜樹子に
ものすごい萌えたんだが少数派なのかなw
156名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 03:36:28 ID:Bsr+lvDA
>>151
たぶん良くある
「お前妹いんだって?」
「言っとくが可愛げないぞ妹なんて〜とか〜だし、この間なんか〜だぞ?」
「なんだよ自慢かよ〜」
みたいな要領かもしれないw
157名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 11:17:08 ID:lz7t4KHL
萌え禿げた!GJの嵐!
あきこに弱い翔太郎に萌える自分少数派。
ちゃん呼びでも禿げただろう<あきこ
158名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 12:39:39 ID:7gsi4M1q
ヒロインもう一人出ねえの?
…って思ってたら、既に園咲姉妹が居たわ……。
あー、もう一人出ねーかな。
159名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 12:49:20 ID:lcL6yIvJ
>>155
安心しろ自分もそうだ
士と夏みかんもそうだったが呼び方って案外萌えるもんだよな。
キャラのやり取り見てると亜樹子がフィリップに対して君付けってのは
まあ分かるんだけど、翔太朗とは基本喧嘩越しなやり取りだから、
こっちは呼び捨てだろうと勝手に思ってたので君付けだったのは思いのほか萌えたよ。
160名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 17:46:20 ID:WSZaiOI8
>>155
Tレックスの人が元デザイナーやってて…って感じだし、中の人と同じくらい(25歳ぐらい?)じゃなかろうか?
フィリップは設定で「魔少年」って書かれてたから、10代半ば〜後半ぐらい?(こちらも中の人と同じくらい)
161名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 20:08:11 ID:eVPROzPO
名前呼びと言えば、ファイズ3話の「真理!」「巧!」を思い出す。
あれはかなり萌えた・・・
162名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 22:26:00 ID:UF+kFwTU
3話の翔太郎と亜樹子の会話が夫婦に見える。俺は目が悪いのか?
163名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 23:30:32 ID:j63m4OGF
今日一話をちゃんと見たら、
亜紀子は初期の恵みたいに見えた。
展開を見守りたい。
164名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 00:15:06 ID:KZqNMkke
普通に20台前半〜半ばの青年然とした翔太郎
かたや十代半ばにしか見えない亜樹子
ぱっと見、やや犯罪の臭い

だがそこが良い。

>>162
おま俺
若菜姫のサイン写真をパチって
「へーまあまあじゃない」「何でお前上から目線なんだよ!返せ!」「嫌よ」
の流れとかかなり阿吽の呼吸で萌え吹いた
165ヒビキ×香須実C:2009/09/26(土) 22:35:57 ID:I43qpbuo
亜樹子が、父の死を知った時の展開が早くも気になります。
今はまだ翔太郎ともフィリップとも明るい関係だけど、どう変化するのか見もの。

ダブル話の中、懲りずにヒビキ×香須実の投下いきます。
ディケイドのせいで平成ライダー見直してたら、ヒビキが面白くてリピートしまくり。
早くカブトに行きたいのにw
エロ度は薄いです。ほんの少しです。すみません。
166ヒビキ×香須実C:2009/09/26(土) 22:37:01 ID:I43qpbuo

愛の栄養


「ヒビキくんって、香須実ちゃんのこと、ほんっとーに好きなのねぇ」
幼馴染がしみじみと吐き出した一言のせいで、ロックの焼酎を思い切り飲み込んでしまった。


「珍しいわねぇ」
「ホントに」
香須実と日菜佳は口を揃えて、ため息までそろえた。
目の前には、べろべろに酔っ払って正体のない鬼さんが一人。
「姉上、ヒビキさんお願いしますね」
「ええー!?やぁよ、あんな酔っ払い」
「だって、姉上以外にあんなヒビキさんの面倒見れないじゃないですかぁ。あ、それとも、みどりさんに電話して……」
「……私がする」
みどりの名前を出すと効果覿面で、香須実はベロベロに酔っ払ったヒビキをたちばなの二階に引っ張り上げた。
「もー、しょうがないなぁ」
香須実はため息をついて布団を敷くとヒビキをその上に転がした。
(珍しいなぁ)
普段、あまり酒は飲まない人なのだが、今日はザンキやみどりと楽しく飲んでいたらしい。
いわゆる大人組には、大人組の楽しみだの付き合いもあるのだが、一度として香須実は参加したことはない。
正直、参加はしてみたいと思うのだが何となく気後れを感じてしまうのだ。
「ヒビキさん、ヒビキさーん」
「んー……」
「もー、起きてくださいー。ちゃんと着替えないと、寝にくいでしょ?」
「ん……香須実?」
「はいはい」
「香須実ー」
「へ!?」
驚いた。
本当に驚いた。
まるで子供のようにぎゅう、と抱きついてきた彼に。
「ちょ、ちょっと、ヒビキさん!?」
「香須実ー……」
猫?いや、犬かも。
酔ってるとはいえ、こんな風に甘えられるなんて初めてで、膝の上で気持ち良さそうに笑みを浮かべているヒビキの頭を、何となく撫でて

みた。
こんな風に膝枕をするのも、考えてみれば初めてだ。
「ヒビキさん、結構飲んだの?」
「飲んだー。ザンキさんがさぁ、おいしーい焼酎持ってきてくれてさぁ」
167ヒビキ×香須実C:2009/09/26(土) 22:38:31 ID:I43qpbuo

「ザンキさん、酒豪だもんね」
「みどりもなー」
「相変わらず仲良しで結構ですこと」
「仲良しだよー」
「今日はどこで飲んでたの?」
「みどりんちー」
ぴたりと香須実の手が止まる。
分かってる。分かってはいても非常に面白くないのが乙女心というものだ。
「ヒビキさん」
「んー?」
「みどりさんのこと、好き?」
「すき。ともだちだから」
「……即答しちゃうのがヒビキさんよねぇ」
「なにー?」
「何でもない。ほら、それよりそろそろ膝からどけて。ちゃんと着替えて寝てください」
「香須実も一緒に寝ようー」
「冗談でしょ?今日は日菜佳もいるんだからだめよ」
「香須実ぃ……」
「そんな声出してもだめ。だめったらだめ。酔っ払いはさっさと寝ちゃいなさい!」
強引に立ち上がろうとして、手を引かれた。
その熱に驚いて、とっさにバランスを崩してしまう。
「きゃっ!」
ドスン、と音がしてヒビキの上に倒れこむ。
「も、もーヒビキさんっ」
「香須実……」
ぎゅう、と力いっぱい抱き締められて、心臓が跳ねる。
「香須実さぁ」
「な、何?」
「俺のこと、すき?」
「はぁ!?」
どこの少女マンガの主人公だとツッコミたくなるような台詞を口にしたのが、ヒビキだとは俄かには信じられないような気がした。
 彼は優しい。
優しいが、基本的に照れ屋で鈍感だ。
恋人の関係になっても、正直、あまり好きだとか愛してるとか言われたこともなければ求めたこともない。
求めても無駄だと思っているのもあったが、それより彼の優しさや気持ちを疑う理由もなかったからだ。
もちろん、みどりに対するやきもちとは別物の気持ちではあったが、香須実はヒビキの気持ちを疑ったことはなかったし、彼に疑わせるよ

うなことをした覚えもない。
ないのだが、何だ、この妙に縋りつくような子犬のような視線は。
(ちょ、ちょっと可愛い、かも…?)
8つも年上に対しての形容詞ではないような気もしたが、実際可愛いと感じてしまったものは仕方ない。
「あの……ヒビキさん。わ、私、ね?私……ヒビキさんのこと、大好きよ……?」
「香須実……」
「い、今更だけど、あの……すき、ですから」
「ん……」

その瞬間。
何とも言えない様な幸福な笑顔で、彼が笑う。

「満足、した?」
「うん」
「じゃあ、ちゃんと寝てください。いつ出動がかかるか分からないんだから」
「はい」
「素直でよろしい」
頭を撫でると、やっぱりなんだかとても可愛い笑顔で笑うものだから、胸がきゅんとする。
168ヒビキ×香須実C:2009/09/26(土) 22:40:05 ID:I43qpbuo
「香須実ー」
「はい?」
「寝る前にえっちしよーか?」
「だめです!」
「何でぇ?」
「だ、だから日菜佳もいるからだめ!」
「香須実のけちー」
「ケチじゃない!もーいい加減にしなさい、この酔っ払い!」
だが、ヒビキの手に力が入り、香須実を離そうとしなくなる。
「ん……っ」
器用に歯で香須実のシャツのボタンを外したヒビキが、露になった白い乳房にむしゃぶりつく。
「あ…っやだ…っだめだって……ばぁっ」
少し強引で突然の愛撫に、それでも悦びで反応してしまう体と心が憎い。
ヒビキの上から退けてしまえば逃げられるのだが、強引な腕にがっちり背中を縫いとめられ、ヒビキの上で体を捩る程度
の抵抗しか許されずにいる。
「あんん…ッ!」
乳房の真ん中で固く起き上がった蕾に軽く歯を立てられ、思わず大きな声が出てしまい、はっとなって自分の手で口を覆
った。
階下には日菜佳もいるのだ。父は吉野に行ってはいるが、いつ連絡が入るとも分からない。
焦りが香須実から更に抵抗する力を奪っていくようだ。
「も…だめ、ヒビキさ…っおねが…っ」
「やだ」
「日菜佳に聞かれちゃ…っ」
「香須実がかわいーからいけないんだよ」
「冗談言ってる時じゃ…っ」
「かわいーよ。だから……全部、俺のものなの」
「え?」
くるんと、視界が反転した。
今度は背中を布団に押し付けられる形でヒビキを見上げることになる。

その瞳を見て、直感する。

「ヒビキさん、酔ってないでしょ!」
「あ、ばれた?」
イタズラが成功した子供のような、してやったりの視線は香須実の間近でほくそ笑む。
「何のマネですか!」
「いやーちょっと確認したくて」
「意味が分かりません!」
「うん、だからね。俺と香須実の間の愛情をちょっとね、確認したくなったの」
「は?」
「香須実に好きって言ってもらいたくなったんですよ」
「ますます意味が分かりませんが」
「分かんなくてもいいよ。俺も香須実が好き。香須実も俺が好き。……幸せだなーって思った」
やっぱり少しは酔ってるような気がする。
 さっき、飲んでる時、みどりに言われた言葉を思い出してしまうのはきっとそのせいだ。
169ヒビキ×香須実C:2009/09/26(土) 22:43:20 ID:I43qpbuo


「ヒビキくんって、香須実ちゃんのこと、ほんっとーに好きなのねぇ。でもちゃんと伝えきってるのかしらー?」
「な、何、言い出すんだよ、いきなり!」
「だってさー、基本的にヒビキくんって博愛主義と言うか、まーぶっちゃけ八方美人と言うか」
「みどりちゃんきついねぇ」
「ザンキさんだってそう思ってるくせに」
「同感ではあるがな」
「二人して、俺に何か恨みでもあるわけ?」
「いやいや、むしろ発破かけてるつもりよー?たまには、香須実ちゃんと愛情確認しないと」
「愛情確認ー?」
「そうよー。女の子にはね、恋人との愛情確認は必要な栄養なの。ま、男にとっても必要でしょ?」
「そりゃな。好きな女にはたまには好きって言われたいもんだ」
「ふぅん、ザンキさんもですか?」
「だめかい?」
「いえいえ。まあザンキさんのご要望は後にしておくとして、今はヒビキくんですよ」
「あのね、俺と香須実の間に波風でも立てたいわけ?」
「まっさかぁ。でも、ヒビキくん、たまには言われたくない?香須実ちゃんに好きって」
「……」
「言霊の力を鬼は誰よりも知ってるでしょ?だから、欲しくなって当然だと思うんだけどなぁ」


言霊。
想いは言葉にして伝わり、人の心を潤し、繋ぐ。
だから、求め与え合う。
人にだけ与えられたその力を、鬼は確かに誰よりも知っている。
「じゃ、じゃあその……好きって言ったんだからいいじゃない」
「体も欲しくなっちゃうのは、大人だからだと想うんだよね」
「ヒビキさんがえっちなだけじゃないの?」
「そうとも言うかも」
「……日菜佳は空気読んでくれそうだけど」
「でしょ?おやっさんもいないし。たまにはじっくりゆっくり、俺と愛情確認してみてくれませんか?香須実さん?」
コツンとおでこを合わせて、おねだりするようなヒビキの視線に香須実は諦めを覚えた。
もうここまで脱がされてしまっていることだし、正直、体にも火が点いてしまっているし、脚に当たる感触からすると彼も
どうやらこのままではおさまりそうにないし。
「……一回だけだからね?」
「はい」
「それから、その……お願いがあるの」
「何?」
「今度、その……みどりさんやザンキさんと飲む機会には私も連れて行ってほしいの」
「分かった。二人で行こうな」
「うん……!」
こうやって彼の気持ちを感じて幸せな気持ちで抱き合える。
(ま、いいか……)
なんだかんだ言っても、愛されてることは分かってる。
時々、こんな風に愛情過多な彼も悪くはないと思えたし。
(それにちょっとさっきのヒビキさん、可愛かったし)
今度はホントに酔い潰してみようか。
そうしたら、またあんな風に甘えてきてくれたりするだろうか。
 キスをして、体を重ねて指を絡めて、満たし合う。
侵入してきた熱に甘い悲鳴を挙げ、腰を揺らして奥へと誘うことも、もう嫌ってくらい知ってる。
溢れるような愛情を伝え合って、また心は深くなる。どこまでも。
170ヒビキ×香須実C:2009/09/26(土) 22:44:06 ID:I43qpbuo


「あ、もしもし、みどりさんですか?」
『あ、日菜佳ちゃん?ねえヒビキくん戻った?』
「はい、ついさっき。今、姉上が二階で面倒見てます」
『ふぅん、そっか。じゃあ日菜佳ちゃん、今、二階には行けないわね』
「行けませんよぅ。人の恋路を邪魔したり、覗き見する趣味はありませんから」
『あはは、そうね。じゃあ、明日でいいからヒビキくんに伝えておいてくれる?次に飲みに来る時は、香須実ちゃんも連
れていらっしゃいって』
「分かりましたぁ」
『それじゃおやすみなさい、日菜佳ちゃん』
「おやすみなさい、みどりさん」
電話を切って、日菜佳はそっと二階に目をやり足音を立てないように地下へ足を向けた。
なんだかんだ言って、仲良きことは美しき哉、だ。
空気を読む自分はなんて気が効いた妹なのだろう。
「さて、とりあえず吉野からのメールチェックしなくちゃですねぇ」


今夜の月の形は、地下にいる日菜佳も、抱き合うことに夢中な恋人たちも、きっと誰も知らないままだ。


                           終
171ヒビキ×香須実C:2009/09/26(土) 22:53:18 ID:I43qpbuo
以上です。
改行失敗しました、すみません。
エロ度も低くてすみません。
香須実さんのようなクールビューティが乱れるのは大好きなのに、なかなかエロエロしく書けない。
あと、まとめのザンキさん×みどりさんを読んで萌えてしまったので、ちょっとそれ風味もいれてみました。
大人のカップル大好きだ……。
なので、ダブルは全裸(ベルトあるから半裸?)夫とドS妻にちょっと萌えてきつつあります。
明日の放送が楽しみです。
172名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 22:57:00 ID:zVEaV4lA
ヒビキ×かすみGJぅ!!!!!
良いねぇ!Loveな二人が!そして、ひなかちゃんも良い子だ(つд`)
素敵作品ありがとう御座います!
173名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 05:20:05 ID:4vebo12R
ディケイド&ダブルキャストトークショー渋谷26日、ユウスケと夏みかんは不参加。
士が「うちの夏みかん」発言を繰り返す。
萌えるじゃねーかWWW
174名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 08:51:59 ID:mk70W7al
家族か…
父…翔太郎
母…亜木子
子…ヒリップ
だろか

てか朝から口付けすんなよwww
クレイちゃんはなんだか嫉妬剥き出しっぽくて萌える
175名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 08:52:48 ID:/CEVYDLf
>>173
kwsk
夏みかん不在なのは知ってたからあまり興味なかったが
まさか士(の中の人)がそんな萌え発言してたとはww
どんな話で夏みかんが出てきたのか詳細頼む
176名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 09:39:37 ID:lEaHH555
亜樹子は翔太郎じゃなくてフィリップ君の方が頼れるんだな。
部下が黙ってないってそれ部下としてじゃないだろ。そこを分かれよ亜樹子。
177名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 10:25:12 ID:Uefz78AE
>>176
なんというID・・・
178名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 11:36:32 ID:Ytq5FDch
555キター!とオモタらHもWで来てますな
何と言うライダーエロパロ向きなID
179名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 11:55:18 ID:Vpaf7/hk
Wの真ヒロイン登場マダー?
180名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 12:31:02 ID:dNd5g+R8
フィリップって何気に亜希子のこと気に入ってるよな
もしやフィリップ→亜希子⇔翔太郎の伏線か?
181名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 15:03:49 ID:/I2rbVHG
>>180
未知の存在で、好意より興味の方が大きいような気がする
その興味が身体の方へ向いて
奥の奥まで検索し尽くしちゃう展開はまだか
182名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 15:36:00 ID:5L0CXg3L
>>179
どっかで出てたが主役がWならヒロインもWで居たっていいよな
亜樹子と正反対の性格の美少女とか
いや三角関係も美味いけどさ
183名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 16:57:29 ID:tKHQfLEP
>>174
妹「お姉ちゃんを盗りやがって」
こうですね。
184名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 17:11:39 ID:Ytq5FDch
あれでお姉ちゃん子とかツンデレ過ぎだな若菜姫

しかしお姉ちゃんと霧彦さんはラブラブでいいなあ。
185名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 17:23:44 ID:cMEdVC2s
>>173
ナンダッテー夏みかんが参加してなかったので
レポチェックしてなかったZE…
今日は士夏揃ってるので期待するw
186名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 19:18:26 ID:4vebo12R
>>175
ダブルの変身、フィリップ気絶シーンはやっぱり眠くなることもあるらしい。
「うちの夏みかんも龍騎の世界の時に本当に寝そうになった」
とか、

亜樹子のスリッパツッコミは痛い(テストの時は手加減してくれる)を受けて、
「うちの夏みかんなんて笑いのツボ、テストの時から本気出す」
とかwww
ちょっと聞き取りにくかったけど多分こんな感じ。

今日はどうだったんだろな。
187名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 20:28:13 ID:8dWozuip
ヒビキ×香須実GJ!
大人の飲み会、いいよ!

Wは姉夫婦のラブっぷりが気になる。
妹がこっそりのぞき見たりして。
188名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 20:39:03 ID:sooAS7H1
>>186
龍騎の世界といえば士に押し倒されて気絶してソファで寝てたシーンか。
189名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 01:03:24 ID:NaykY3Xc
>>186
士は一緒に寝たかったんですねw

毎回じゃないけど士が夏みかんを体で爆風や怪人から庇うシーン多いような
密着が若干足りないが
190名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 11:42:14 ID:NcPMWt5/
>>186
レポありがとう!
…しかし「うちの」の使い方がどう見ても「嫁」とか「家内」に匹敵するんだがw
士(の中の人)萌えの燃料をありがとうw
191名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 11:46:17 ID:BSYrWP16
>>174
ヒリップw
192名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 12:20:33 ID:yf3GOl7i
ファイナル、最後に大泣きしてしまったという夏みかんを見たかった…
193名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 13:51:31 ID:3mSd+s7G
別にエロくないんだがファイナルで海東(の中の人)が歌ってるときに亜希子がふざけてペンライト持って登場したら翔太郎にスリッパではたかれたらしい何故かそれに萌えた
194名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 18:04:01 ID:yQOHZq5k
仮面ライダーなんだから当然なんだけど、恋人未満とか悲恋ばっかだから、裸ベルトの夫婦のラブラブっぷりに癒される。
195名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 20:35:51 ID:8s5UpFyW
亜樹子は誰が好きなんだろうな。
翔太郎だと思うと4話でフィリップだと思える。
まぁこれから分かりやすくなると思うけどな。
196名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 20:42:23 ID:W/xyIeOW
>>174
公式にハッピーエンドなカプて平成は753くらいなもんか。
197名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 20:44:01 ID:W/xyIeOW
アンカーミス、>>194へでした。
198名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 21:36:25 ID:kKLD/dkN
>>196
75めぐは良かったなぁ
結婚式でラストなんて、絵に描いたようなハッピーエンドw
199名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 22:04:32 ID:NcNTpG2W
なごめぐは結婚後もちょこちょこ燃料補給されてて
妄想補完上等なところがほんとおいしいです
イクサ2号で夫婦ライダーとか尻にしかれてバーゲンパシらされる753とか
200名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 23:34:02 ID:UfGw1LfB
ディケイドショー27日のほう行ってきたんだが
ジーク憑依つかさが夏みかんに姫呼び&手にキスを求める発言をしてた
中身は一応ジークなんだろうが、萌えた
201名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 00:14:00 ID:pcrE/Y95
その時の士の内心を思うとさらに萌える
202名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 00:25:19 ID:+XnOBIlI
>>200
マジでえええええ
ファイナル何気にあなどれん。姫呼び士かぁ夏みかんの反応どうだったんだろ
本編でも見たかったぁ
203名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 01:04:22 ID:P03IXbW/
「降臨、満を持して」で終わるかとおもいきや、夏みかんに向かって
「姫!こんなところで再会できるとは云々」と小芝居始め出した。
予想外だったみたいってのと、夏海の中の人は結構大人しめだったから引いてたかな。
残念だったのは姫呼びした時は夏みかんに向かってたんだけど、「祝福のキスを」とかは客席に向かって言ってたんだよね。
あそこはマジで手を取ってしてくれたら萌え死ねたのになぁ。
204名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 01:39:40 ID:FYOK2GLr
>>199
ちょいスレチかもしれないけど、中の人達もファイナルステージで
結婚式でのキスシーンの裏話話してくれたりして激しく萌えたわ
なごめぐは未だに大好きだなあ
205名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 07:56:49 ID:kEHsomHT
キスのはなしkwsk
206名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 11:48:00 ID:FYOK2GLr
結婚式のシーンでキスする予定は最初なかったんだけど、
撮影の当日に監督に「ラブでいくよ」と言われた
監督から恵らしくいけと言われて、恵の中の人はああいうキス(恵から勢いよく)をしたんだけど、
名護さんの中の人はほっぺにされるくらいかな〜と思ってたらしく、素で
一瞬ポカーン、その後「よっしゃあああああ!」みたいな素の表情(演技)になったらしいw

あと中の人が当日してた私物の指輪を見せびらかして「結婚しました、名護恵でーす」
ってにこやかに言ってたとこも萌えた
「加藤君に貰ったんじゃないです自分のですw」とも言ってたw
207名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 12:55:38 ID:0kYP0Io2
何それ萌える
208名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 19:30:15 ID:ffrgM1uK
夏みかんの人、髪形変えてより可愛くなったな。
また士に襲われちまうぞ。
209名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 21:29:52 ID:+84DPxEf
そんな萌え話(75めぐ)のせいで思わずキバ最終回見ちゃったじゃないかwww
ビショップを倒した後の抱き合うシーンは最高だ。
めぐみんの「ばーか」に愛を感じる。
でも二人とも、渡の事キレイサッパリ忘れてるよなぁ。
210名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 23:15:31 ID:+XnOBIlI
>>206
ラブでいくよ萌え
なご恵いいなぁ

ファイナルレポ漁ったら、2回目の
士の「(あんまり夏みかんが襲われるから)もう家から出ないほうがいいね」が気になる
211名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 23:31:13 ID:kNP9DhPj
今日たまたま見たディケイドで夏みかんに萌えた
DVD全部借りてくる予定だが、夏みかん萌えのために必見の回はある?
212名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 00:44:54 ID:gD8UsY9u
>>210
妄想した。小ネタです。




「私もライダーに変身できたら、いいのに」
ぽつりと夏海が呟いて、士は目を丸くする。
「・・・やめとけ。お前はお前のままでいい」
足手まといになりたくないとでも思っているのだろう、それだけ言って彼女の柔らかな髪を撫でた。

自分達と行動を共にすることで彼女は絶えず命の危険に晒される。
これまで幾度となく怖い思いをしてきたにも関わらず、それでも。
守ってもらうのではなく、共に戦うことを望む姿勢に敬服する。
強い女だ。
だが、生傷なんて増やさなくていい。
その白く柔らかい肌に痕を残すのは、自分だけでいい。
彼女を自分の庇護の下に置いておきたいと思うのは、「男」のエゴなのだろうか?


―――――その羽を手折って。
誰の目にも触れさせず、閉じ込めておくことができたら。
・・・まぁこのはねっかえりには到底無理な話だな、と士はそっとため息を漏らした。

213名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 02:13:10 ID:WdFnqKvg
>>211
そういうのは特撮板の夏みかんスレで聞け
さすがにスレチ
214名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 11:12:22 ID:0kYHY71e
誰かWでも書いてくれ…
215名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 14:38:12 ID:/cSeER8D
まだWで書くのは難しいなぁ。
アキコがエロくない。
216名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 15:10:11 ID:Y2lufFE/
Wはまだ話数が進んでないから、難しいなあ。
女性キャラも男性キャラも魅力的ではあるが、性格や行動が把握できないと二次は難しいね。
だから、婿の作品書いた人、スゲーと思う。
自分は亜樹子はケンカップルで翔太郎といけそうだが、まだ公式燃料が足りない。
217名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 15:15:15 ID:tUuEs11D
俺も職人だが(ヘボいけど)確かにWはまだ書きにくいと思う。
それを考えると、ちょっと前にメモリネタで投下してた人は素晴らしかったな。
218名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 15:21:18 ID:d9RaSenu
情報の出てない今だからこそ好き勝手に書けるって利点もあるにはあるが後日後悔するのが必至だからな
219名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 16:57:32 ID:uefGf+dP
>>212
GJ!
ファイナルトークの士って
こんな風に夏みかんが心配って感じだったなあ
可愛い二人だ
220名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 17:09:28 ID:+5dBOG63
翔太郎×亜樹子を書いている最中なんだが、どうあがいてもエロどころかカップルにすらさせることができない俺はハーフボイルド
221名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 17:11:10 ID:/2YiwnDB
>>128です。
>>130の続き投下させてください。

ダブルでなくてすみません・・・。
続きが読みたいと、もったいないレスをいただいたので少ない脳みそを使って
士夏猫ネタの続きを書いてみました。
夏海視点と士視点の両方あります。
ので、連続投下失礼します。

やっぱりなんかマニアな感じのネタなので、アウトな方は弾いてくださいます
ようお願いいたします。
夏海編のタイトルは「鎖」
士編のタイトルは「檻」
です。


にしても・・・夏海は仕草や感じが猫っぽくて、士は性質が猫っぽいような
気がしてきた。

222:2009/09/30(水) 17:14:16 ID:/2YiwnDB

彼に抱かれることは、ある種の苦痛を伴う。

「んんっ・・・ん、ん・・・・・・」

息を奪われるようなキスに、夏海は覆い被さってくる士の肩を両手で押し返そうとした。
その願いは叶わず、繰り返されるキスに翻弄されている間に、次々と衣服が剥ぎ取られ肌が暴かれていく。

「んぅ・・・士く、待って・・・!」

そんなに急がないで。そう懇願しても、それが聞き入れられたことは今までもあまりない。
首筋や鎖骨のあたりに次々と唇が落とされ、それを追ってざらついた舌が肌の上を這いまわる。
大きな手が下から胸を持ち上げて、もうすっかり反応してしまった先端を指で弄られる。
夏海はびくっ、と背を反らした。



―――好きになったひとは、どことなく、猫に似てるひとだった。

気位が高くて、気まぐれで我がまま。自由。一言で言ってしまえば自分勝手。
そんな彼に、最初は怒りながらも呆れてた。
気づいたのはいつからだろう。
本当は、繊細で、傷つき易くて、寂しがり屋なんだって。

足元に擦り寄ってくる・・・でも抱き上げようとするとそっぽを向いてしまう猫のよう。
そんな、不器用なひとだった。



夏海は士の頭をそっと両手で抱く。
顔を上から覗き込んでくる、汗に濡れた前髪の隙間から見える瞳。
その瞳は、とても切ない色を帯びていた。

「・・・・・・夏海」

名前を呼ぶ、囁くその声音も。
触れてくる手も。
どこか寂しさを伴うもので胸が痛んだ。

指でじっくりと中を解された後、ずずっ、と音を立てて彼が入り込んでくる。
濡れた襞をこすりながら最奥まで届く熱。すぐに始まる律動に、夏海は素直に鳴き声を上げた。
223:2009/09/30(水) 17:16:41 ID:/2YiwnDB
息が整うのも待ってもらえずに、間髪入れずに二回目が始まる。

仰向けになっていた身体をうつ伏せにひっくり返されて、腰を持ち上げられる。
士が上に覆いかぶさってきて、夏海はぐぐっと背筋を伸ばした。
彼は、どうやら後ろからするのが好きらしい。
まだ痙攣のおさまっていない中に再び入り込まれて、夏海は皺の寄ったシーツをきつく掴むとそこに顔を押しつけた。
息が苦しい・・・。この熱を、どこかに逃がしたい。
「はあっ!!あっ・・・!!っ、あ・・・!!」
「は・・・、はあ、は・・・・・・!」
獣のような、士の荒々しい息が背中や項のあたりにかかる。
奥の壁に猛りを押しつけられたまま激しく揺すられて、薄く開けた目に涙が滲む。
気持ちいいのか、痛いのか・・・・・・もう、それすらもわからない。
項に落ちてくる熱い唇と、何度もそこを吸い上げられる感覚。
舌が這い、歯が立てられる。

彼はいつも、見えないこの場所に痕を残そうとする。
それが何故なのか、夏海にはわからない。

「あ・・・ああ・・・!!つかさく・・・!!」


ああ・・・・・・。
鎖だ。
これは鎖。

名前を呼ぶ声も。
切なく見つめてくる瞳も。
触れる手も。
体内を蹂躙する彼自身も、肌に残されるいくつもの痣も。
―――私を縛りつける。


「つかさくっ・・・・・・士くん!!」
涙の混じった声で叫ぶように名を呼ぶと、奥を突いていた彼がずるっと抜け出た。
再び、身体を仰向けに戻されて、片方の脚をぐいっと抱え上げられながら士がのしかかってくる。
ぐ・・・と押しつけられた熱を、ぐちゃぐちゃに濡れた場所がなんの抵抗もなく飲み込んでいくのがわかった。

・・・そう。
私だって、このひとが欲しい。
自分から望んでる。
それは紛れもない事実。
224:2009/09/30(水) 17:20:20 ID:/2YiwnDB
「ん・・・んん・・・・・・」
夏海は両手を伸ばして、士の頬を包み込むと引き寄せる。
どこか泣きそうに歪んだ顔をする彼が、ただ愛しかった。
「な・・・んで、そんな・・・泣きそうな、顔・・・するんですか・・・・・・」
「・・・してねぇ」
驚いた顔をした後・・・それを見られないようにだろうか、肩のあたりに額を押しつけてくる士の背を夏海は抱く。
さっきまでの激しさが嘘のような、穏やかに変わった律動が焦れったくて、切なく声を上げた。
「あ・・・は、・・・・・・あっ・・・」
広い背に、ゆっくりと爪を立てる。
言葉にできない、自分の想いを証明するように。



好き。
士くん・・・・・・。
私はこの先きっと、どんなに経っても、あなた以外の誰かのことを好きになんてならない。
こんなにどうしようもない・・・泣きたくて、切なくて、なのに愛しくて・・・・・・。
こんな気持ち、他の誰かに感じるわけがない。

あなたにそんなつもりはないかもしれないけれど・・・・・・私はあなたに縛りつけられているんだ。

だから・・・。
あなたが私を縛りつけるように、私もあなたを縛りつけたいよ。
ここに。



ある日ふらっと現れた野良猫は、いつの日か、出会った日と同じように突然姿を消してしまうのかもしれない。
それが怖かった。

いなくならないで。
―――そばにいて。


夏海は士の背中にまわしていた腕をほどいて、今度は彼のしっかりとした首に巻き付けた。
額と額を合わせると目を薄く閉じて、自分の方からゆっくりと唇を押しつける。
誘うように。
煽るように。

唇をこじ開けて、すぐに熱い舌が侵入してくる。
同時に、体内に入り込んだ彼が弱い部分を甘く責める。
首に巻きつけた腕を強引にほどかれて、指を絡めながらきつくシーツに押し付けられる。
全身で繋がろうとしてくる士を感じて―――夏海はうっとりと目を閉じた。
225:2009/09/30(水) 17:22:38 ID:/2YiwnDB





髪を撫でられている感触がして、夏海は小さく身じろぐとゆっくり目を開けた。
ベッドの上で半身を起こして座った士が、横向きで眠っていた自分を見下ろしている。
まだ、このひとは居なくならない・・・・・・。
その事実にほっとして、それから大きな手で労わるように触れられていることに安心した。
「悪い・・・起こしたか?」
耳に届く、囁くような声音はとても静かで、優しい。
薄い月明かりに浮かび上がる、彼の穏やかな姿を夏海は横たわったままで見上げた。

「士くん・・・・・・」
「なんだ?」
「手・・・つないでいいですか?」

答えを待たずに、自分の髪に触れていた彼の右手を取ると、両手で大事に包み込む。
長い、骨ばった指に指をそっと絡めると、すぐに力が込められて・・・それがとても嬉しかった。


この手は戦う手。
そして、私を守ってくれる手。
―――私を、いつか置き去りにする手・・・。


部屋の中に満ちる、士の気配に包まれているとまた眠気が襲ってくる。
重くなる瞼と沈む意識に逆らいたいのに、それができない。

「夏海?」
「・・・・・・。
 ・・・ここにいて、くださ・・・・・・」

何とかそれだけを言って、彼を絡め取った指にぎゅっと力を込める。
士が何かを言ったような気がしたけど、それを聞き取ることはもう夏海にはできなかった。

遠くなる意識の中、切り捨てることのできない痛みは確かにある。
それでも、今この瞬間は泣きたくなるほど幸せだと・・・・・・そう強く思った。
226名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 17:24:14 ID:/2YiwnDB
夏海編終了。
続いて士編です。
連続投下すみません。
ダブルの流れ切っちゃってすみません・・・。
227:2009/09/30(水) 17:26:40 ID:/2YiwnDB

痛みと幸福をここで得る。

「んんっ・・・ん、ん・・・・・・」

唇を強く押しつけ、舌を捻じ込み息を奪う。
苦しそうに顔を歪めた夏海が肩を押し返そうとしてくるのに構わず、士は衣服を剥ぎ取り白い肌を暴いていく。

「んぅ・・・士く、待って・・・!」

そんな願い、聞き入れるつもりは毛頭ない。
ここまできて、今更止められるわけがない。
首筋や鎖骨に唇を落とし、そこを舐める。
胸を下から持ち上げて立ち上がった先端を指で撫でると、夏海はびくっと背を反らした。



―――あなたは猫に似てる。そう言われた。

でも士自身、自分がそうだとは思っていない。
むしろ猫に似ているのは彼女の方だ。
仔猫の鳴くような可愛い喘ぎ声も、爪や歯を立てる余裕のない仕草も、くるくると表情を変えるその瞳も。
それに彼女は、一見しっかりして落ち着いているが(それに多少怒りっぽいが・・・)その実甘えたで寂しがりの一面を持ち合わせていた。
・・・・・・そういう部分も、惹かれた理由のひとつなのかもしれない。



彼女の両手が頭にまわってくる。
そっと抱かれるような、その手の動きから彼女の想いを感じる。
涙の滲んだ瞳を、ただきれいだと思った。

「・・・・・・夏海」

無意識のうちに、その名を口にする。
手を伸ばして、上気した頬を撫でる。
どこか辛そうな顔をする彼女が不思議だった。

指で内部を解す。
熱く絡みつく襞をこすりながら指をゆっくりと出し入れして、指が届く限り弱い部分を突く。
ひくついて確かなものを欲しがるその部分に、すっかり反応して勃ち上がった自身を奥まで挿れていった。
揺さぶる動きに合わせて素直に上がる高い声。
乱れる彼女を、士は目を細めてじっくりと見つめた。
228:2009/09/30(水) 17:29:08 ID:/2YiwnDB
達して、貪るように呼吸をする夏海の身体をうつ伏せに返す。
後ろから覆いかぶさって腰を持ち上げると、猫が伸びをするようにぐぐっと背を反らした。
まだ痙攣がおさまらなくて、拒むような動きを見せるそこに再び腰を突き込む。
・・・・・・一度、絶頂に達した後に背後から責めると彼女はもの凄く感じるのだ。
口に出さなくても、身体がそう言っているからわかる。
反応してぴくぴくと引きつる湿った肌を、士は指で辿った。

シーツをきつく掴んだ夏海は、そこに顔を押しつけて荒い呼吸を繰り返す。
士の呼吸も、自分で気づかないうちに荒々しいものへと変化していた。
「はあっ!!あっ・・・!!っ、あ・・・!!」
「はあ、はあっ、は・・・・・・!」
汗ばんだ身体を揺すりながら、鼻先で髪をかきわけて項に吸いつく。
彼女を抱くとき、この場所に必ず痕を残す。
これは印であり、そして証だ。

何度も吸いついてくっきりとした紅い痣をつけてやる。
唇を押しつけ、歯を立て、舌で舐める。

・・・・・・前に、どこかで聞いたことがある。
猫が交尾をする時、雄は雌が逃げないように首に噛みつきながら及ぶのだそうだ。
もしかすると自分もわかってないだけで、夏海が言うように猫に近いものがあるのかもしれない。
それに気づいて、士は苦笑を漏らした。


こうやって、消えないように痕を付け続ければ。

・・・いや、それとも。

滅茶苦茶に傷つければ、おまえは俺を忘れないか?


「あ・・・ああ・・・!!つかさく・・・!!」


切羽詰まって名前を呼んでくる声に心臓をねじりあげられる。
この声に、縛りつけられている。
いや・・・・・・声だけじゃない。
全部だ。

まっすぐな瞳も。
笑った顔も、怒った顔も。
ためらいがちに触れてくる指も。
―――俺を囚える。


「つかさくっ・・・・・・士くん!!」
涙の混じった声で叫ぶように名を呼ばれてたまらなくなる。
顔が見たくて、自身を引き抜くとその身体を再びひっくり返した。
片方の脚を抱えて大きく開かせながら、欲しがっているそこにどうしようもないものを飲み込ませる。
切なく歪むその表情をじっくりと堪能しながら腰を進めていく。
なんの抵抗もなく受け入れ、すぐに締め付けてくる健気さに愉悦の溜め息を吐いた。

止められないんだ。
おまえを欲しがるのを。
自分でも、どうにもできない。
229:2009/09/30(水) 17:31:23 ID:/2YiwnDB
「ん・・・んん・・・・・・」
不意に、両手で頬を包み込まれて引き寄せられる。
「な・・・んで、そんな・・・泣きそうな、顔・・・するんですか・・・・・・」
夏海からの意外な言葉に、士は驚いて軽く目を見開く。

泣きそう?
俺が?

そんなことを言われると、何故だか本当に鼻の奥がツンとして、士は顔を見られないように夏海の肩に額を押しつけた。
「・・・してねぇ」
やっとのことでそれだけを言うと、細い両腕が背中にまわってきた。
彼女を焦らすように、士は律動をゆっくりとしたものに変える。
「あ・・・は、・・・・・・あっ・・・」
掠れた声が切なく響いて、背中にじわじわと爪が立てられる。
彼女が必死でつけようとする傷を、士はただ受け入れた。



夏海に対する感情は、未だに言葉にはできない。
それが何なのかとっくに知っているのに、口に出せば壊れてしまいそうな気がして怖い。
もしかすると、記憶を失う前は「誰か」に対してこんな想いを抱いていたのかもしれない。
・・・・・・いや。違う。
そうではないと、士は自分の身体の下で甘く乱れる夏海を目を細めて見つめながら、思う。
記憶を失った今でも断言することができる。
この感情は、たった一人、彼女にだけ向けられるものだと。

まるでこの場所は檻だ。
おまえがここにいる限り、俺は、どこにも行けない。
そんなことに・・・・・・おまえはきっと気づいてないだろう?



記憶を失って彷徨う街で、彼女に出会った。
いつしか、心の大きな部分を占めるようになった女。
手放したくないと願う女。
記憶が戻ったことで別れが訪れるのなら・・・・・・そんなもの、取り戻さなくていい。

背中にあった両腕が、今度は首にまわされてくる。
額が合わされて、彼女の方から誘うように唇が押しつけられた。

拙い動作に煽られて、舌を捻じ込む。
夏海の中の、弱い部分を執拗に突いては責める。
絡みつく腕を無理やりはがして、指を絡めながらきつくシーツに押しつける。
あの部分も、唇も、指も。
全部を隙間なく繋げたい。

恍惚とした表情で目を閉じる夏海を見つめながら、士も最後の瞬間に向かった。
230:2009/09/30(水) 17:33:40 ID:/2YiwnDB
カーテンを開けて月の明かりを部屋の中へ招き入れると、士は眠る夏海の傍に座る。
片方の膝を立ててそこに腕を乗せ、反対の手で彼女のほつれた髪を撫でた。
窓に背を向けている夏海のむき出しの白い肩が寒そうに浮かび上がって、シーツを上まで引っ張り上げてやる。
無理をさせていることはわかっているのに・・・歯止めが利かない自分にいつも後悔するのがパターンで苦笑してしまう。
でも、夏海のあどけない寝顔をこうやって見つめる時間はいつも静かで優しい。

労るような気持ちで髪を撫で続けていると、不意に彼女が身じろいだ。
睫毛が震えて、瞼がゆっくりと持ち上がる。
「悪い・・・・・・起こしたか?」
素直に謝ると、横たわったままでぼんやりと夏海が首を横に振る。
じっと見上げてくる瞳はいつだって誠実。

「士くん・・・・・・」
「なんだ?」
「手・・・つないでいいですか?」

予想外の申し出に良いとも悪いとも答えられずにいるうちに、夏海の手が包み込むように触れてくる。
細い指に控えめに絡め取られて、士は逃がすまいと自分の指に力を込めた。
それに小さく笑う彼女を愛しいと素直に思う。
口に出せなくても、言葉にできなくても、この想いは確かなものだ。


こうやって、この手が求めてくる限り応えたい。
俺を世界に、繋ぎ止める手。


再び眠りの世界に引き込まれようとしているのか、夏海の意識が沈んでいくのがわかる。
彼女が何故かそれに逆らおうとしているのに気づいて、士はその顔を覗き込んだ。

「夏海?」
「・・・・・・。
 ・・・ここにいて、くださ・・・・・・」

やっとのことで零された言葉と同時、夏海の瞼が落ちる。
彼女はいつもこうやって、不意打ちのように言葉や仕草で自分を絡め取る。

「・・・何処にも行けるわけねえだろ・・・・・・」

檻の中というものは不自由で苦痛なもののはずなのに、ここは何故か心地いい。
痛みと幸福を同時に得る、この檻のような場所は。

繋いだ手から伝わるぬくもりは、もしかするとこの世界の至上の宝なのかもしれない。
士は穏やかな気持ちで、夏海の寝顔をいつまでも飽くことなく見守った。
231名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 17:35:36 ID:/2YiwnDB
終了です。
今度こそ完結です。
ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました!
このネタ最初は思いつきで適当に書いたのに・・・延び延びでなんかすいません。
クサさ絶好調でなんかキャラが違う気がする上にあんまり猫関係なくなったのは勘弁してくださいwww

まあでも多分、この後はそのうち結婚してるんじゃないかな・・・。
232名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 19:20:59 ID:Yf18ltTp
GJ!
士と夏海はやっぱ良いよな。
Wは面白いがDCDが忘れられない・・
233名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 19:23:16 ID:aw1AmWVS
GJ!!
半端ないエロさを感じる・・・
士夏はエロパロが誇るカップルの一つだな。
234名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 20:41:41 ID:uefGf+dP
士夏またキテターーGJ
ドS士もいいけどメロメロ士もいいわぁ

インタビューで夏みかんの人が士の人のことを
「体が大きくて意地悪な人なんです(笑)」を脳内で士夏エロ妄想シテシマッタ
235名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 20:56:29 ID:r9TMSVvi
(一応)最終回してんのに勢い半端ねぇな士夏ww
新作待ってた!
超GJ!!2人の相思相愛っぷりにニヤニヤw
ご馳走様でした!

>>214
何の雑誌にあったんだその萌え記事は
意地悪な人とかまんま士じゃねーかww

Wの翔太郎×亜樹子も終盤までには士夏並な関係になって欲しいな
…難しいか?
236名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 21:14:18 ID:JvWZirwL
一応まだディケイドは完結してないからな。
完結編公開したら伸びるだろうな。
237名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 21:21:31 ID:r9TMSVvi
アンカミスしたOTL
>>214>>234だごめん
238名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 21:49:56 ID:XBcf0MdH
映画も楽しみだ
239名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 23:17:06 ID:Yf18ltTp
Wの翔太郎×亜樹子はエロまでいかない・・・
どうあがいても事故チューぐらいしか思いつかない。
240名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 23:23:15 ID:jrBx53KX
そしてそのあとスリッパで盛大に殴られるとしか思えない……
241名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 23:30:07 ID:gOvnCUtg
翔太郎×亜樹子だと
「俺を犯罪者にさせるつもりか女子中学生!」
とかってめっさ取り乱してる翔太郎しか浮かばない
242名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 00:16:15 ID:6thWdmZ6
士夏GJ!
切なくて萌え死にそうになったー!
243名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 01:12:16 ID:6tMeJuuh
フィリップが女体に興味持ってくれればなぁ
244名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 01:17:15 ID:J6EVNB1S
4話で翔太郎はなにげにフィリップに嫉妬してた気がする。
いや、本当に気のせいだ。
245名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 07:00:10 ID:JmSgW73e
女体に興味持ったフィリップが意識せずに言葉攻めとか?
しかしどう考えても最後はスリッパパーンになってしまう
246名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 09:41:15 ID:6thWdmZ6
Wで書くのは難しい。書いてもエロにならなくて挫折したよ。
最悪な最終回だったが、このスレ的にはディケイドが完結しなかったことは、
喜ばしいことだな。
247名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 10:23:20 ID:gC1WXAnq
>>246
最終回どころかまだ終わってないからな。
妄想しまくりだぜ。
248名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 10:56:50 ID:kim49Wiu
Wは今のところスリッパ総攻めってことかなw

自分も翔太郎と亜樹子で妄想したいが如何せんまだ燃料不足だなあ
249名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 11:06:53 ID:oykWUEvw
とりあえず本編で翔太郎がちょっとイライラしつつ「亜樹子ォ!」って呼ぶのはなんか萌える
亜樹子の君呼びも
250名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 12:43:46 ID:vXIzmFli
>>235
手元にもう無いけど東映ヒーローMAXだったと思う

夏みかんの人が「夏海は西遊記の三蔵法師みたいな子なんです」も言ってた
士は猿か…w
251名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 18:25:00 ID:+ONSEacr
>>250
そうすると、ユウスケが河童で海東が豚か、役柄的に。

Wは今のところ、ライダー二人にライバルっぽいのが一人。
ヒロインが一人にライバルの嫁とその妹。
ってことは人数的に妹がどっちかとくっつくんだろうか。
252名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 21:27:05 ID:JgzTgOCW
>>249
同意。
「亜樹子ォ!」はなんつーか…亭主っぽいw
ここ数年ヒロイン呼び捨ては少なかったような気がするから、
率直な呼び捨てもいいもんだなあと思った
253名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 22:09:34 ID:DqqBn/m5
>>231
超GJ!!!
両思いなのにどこか切ない感じが士夏はたまらんです…w

どうでもいいが、今某ガムのCMに良太郎と亜樹子(の中の人)がいてびっくりしたww
254名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 02:30:36 ID:wmUGJ79B
>>245
いや、ああいう子はグイグイ責められるとふにゃふにゃになっちゃう(エロネタ的に)から
遠慮なしにガン押しで行けば真っ赤になっちゃってスリッパを手に取ることも忘れる。 といいなあ
255名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 04:08:40 ID:FRUO3TlV
>>254
何それすごい萌える
256名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 09:05:19 ID:MeJ3Bwa4
やっと響鬼見終わった。
ここでよく上がってるヒビキ×香須実より
ヒビキ×みどりが予想外に良かったんだが…
少数派なの?
ていうか、ザンキ×みどりって良く見かけるけど
全然絡みなかったじゃん……
257名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 12:55:01 ID:suKJ46b2
ヒビキ×みどり大好物ですよ。
みどりさんを呼び捨てにするのってヒビキだけなんだよな。
しかし、意外なことにダンキくんはみどりちゃんってちゃん付け。
年下のくせに何故!
あとイブキ×香須実で、トドロキ×ひなかが好み。

ザンキ×みどりは中の人が別番組で恋人同士役だった記念に書いた職人さんがいたのだ。

258名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 15:38:35 ID:8Ogo6/xo
>>254
凌辱向きだな。
259名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 04:18:06 ID:bFxHYPPS
やっぱヒビキさんには、みどりさんだね!
そしてイブキ×香須実もトドロキ×日菜佳も同意!
つくづく公式に踊らされてるなーとは思うけどさw
260名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 08:58:46 ID:9P0+mg0H
ヒビかす ヒビみど イブかす ザンみど
みんなちがって みんないい
261名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 15:28:31 ID:52FqhgyB
カブトの天道Xひより好きだったけど…あれ当初は兄妹設定じゃなかったのでは?
と思ってしまう
DCDは映画で黒士、黒ユウが出てきてくれると、色々と妄想しやすいのだけどなあ
262名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 16:58:45 ID:dSwvN0o4
>>261
結局ワームだしな。
血は繋がってないんだから、戸籍以外に障害は無い。
263名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 23:05:12 ID:vfxm/vjb
カプは公式こそ全てってわけでもないしな。(特にこの板の場合)
しかしWは、今後妹と翔太郎が絡むとかあったら面白そうだ。
それに嫉妬する亜樹子とか見てみたい。
264名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 01:12:58 ID:b0THzKWU
「士くん、酔ってますよね…?」

繰り返し落とされる口付けの合間に、尋ねた。
珍しく、やさしいついばむような口付け。
二人がけのソファに並んで柔らかく抱きしめられながらの口付けは心地よかった。

「…酔ってねえよ。」
「ウソです……」
「…ねえって……」

吐息にまぎれそうな小さなやり取りにもやさしさが溢れていて、夏海は幸福感に包まれながらゆっくりと士に身を預けた。

いつも通りの夕食の後、士とユウスケは祖父に連れられて飲みに行っていた。
男同士の付き合いだ!などと祖父は子供のようにはしゃぎ、夏海は苦笑しながら3人を送り出した。
士とユウスケが同居を始めてから、祖父はなんだか嬉しそうだ。
ユウスケと一緒に凝った料理を作り始めたり、士を捕まえては古い写真の整理をしている。
写真を見てはあれこれ思い出を語りだす祖父と、あまり乗り気ではない様子を見せながらそれでも付き合う士を夏海は嬉しく思っていた。

「いいからじいさん!さっさと片付けようぜ!」
「まあまあまあ聞きなさい、士君。これは夏海がまだ小学生の頃でねえ…。あの頃の夏海はほんとうに泣き虫でね」
「だから!それはもう何度も聞いたって言ってるだろ!」
「つーかーさー!年長者に向かってなんて口きいてるんだ!どうぞ。続けてください」

そんな祖父と夏海と士とユウスケの生活は上手くいっていた。
こうして、士と二人きりの時間を楽しむことも出来る。
265名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 01:14:37 ID:b0THzKWU
飲みに出てから2,3時間後、士は一人帰ってきた。
キッチンで水を飲む士は、ソファに座る夏海に向かって言った。

「…なんかじいさん、テンションあがってもう一軒行くってさー」
「おじいちゃん、大丈夫でしょうか。」
「大丈夫だろ、ユウスケ付いてるし」
「そっか。士くんはなんで行かなかったんですか?」
「んー…」

士はゆったりとした動きでソファに近づき夏海の前で言った。

「こーゆーコトするため、だろ」

片手であごをつい、と上向けられ、音を立ててキスされた。
予想外のキスと、その後の士の笑顔に夏海は心を奪われてしまった。
いつものニヤリとした笑いではなく、悪戯っぽい少年のような笑顔。
瞬間、可愛いなんて思ってしまう。
滅多に見せないそんな笑顔だけで、大好きという思いでいっぱいになってしまう。

その隙に士はソファに座り、夏海の肩と腰を抱きながらキスを繰り返した。
音を立てるキスから柔らかく舌を絡めあう口付けへ変わるのに、さほど時間はかからなかった。
性急さのない士のやさしさが嬉しく、ゆっくりと夏海の気持ちは高ぶっていく。

ちゅ、と最後に音を立てて、士はくちびるを離した。

「…上、行くか」

すっかり欲望に濡れた目で士はささやく。その問いに夏海は士の首に腕を回して答えた。
266名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 01:15:25 ID:b0THzKWU
終わりです。
267名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 01:20:28 ID:bWrYpVfS
寸止めかよ!
すごいGJです!
268名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 01:26:43 ID:HjpTzYCF
お爺さんやユウスケに抜けた理由がバレてる気がする…w
GJです!
269名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 09:03:23 ID:vXrBUXH1
酔った士が色っぽいわ優しいわでニヤニヤが止まりませんGJ!!!

ところで今日のWでフィリップ、亜樹子のこと亜樹ちゃんって呼んだ?
270名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 10:03:16 ID:FRjOTyJi
>>264
GJ!!できたら続きも頼む

>>269
呼んでた!
ちょっと萌えた

271名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 11:39:06 ID:LWyL8O3I
若菜とお父様のイチャイチャにエロさを感じてしまったのは自分だけだろうか…
272名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 12:41:10 ID:6/IoIY5F
ノシ
股間から!?ってびびった
273名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 12:42:05 ID:E9FKz6jn
アレは確信犯でやってると思う>お父様と姫のイチャイチャ
インセストタブーって生理的拒否感強いから、無意識に「それはないわ」
って否定する人結構いるけど
物作る側としては「意識の裏に引っかかるキモさエロさ」として割と使いやすげなモチーフ>精神的近親相姦
274名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 13:02:16 ID:ubqGcsYY
お姉さまが部下達と関係良くないのって霧彦さん選んじゃったからだよな…
逆上して社員数名で集団レイプとか無いかな…
あのタブーな谷間はエロい
275名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 20:24:22 ID:tQc6TjGG
>>273
悪、怖さのの印象をつけるのに有効な感じがするしなあ。
若菜、近親というと、霧彦への態度が嫉妬に見えるのは自分だけだろうか。
姉様は私の姉様ですのよみたいな。
276名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 20:35:38 ID:lUtC60EF
今日の若菜はいつもと違ってすごく可愛く見えた。
277名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 20:56:41 ID:E9FKz6jn
>>275
あと、集団の凝集性を高めるっていうか高くなりすぎる。
そもそも近親婚がタブーになった理由のひとつがそれ。
278名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 00:35:06 ID:v61NXspB
10レスくらい使いそうなんだけど、長文投下してよいだろうか…士夏。
279名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 00:55:37 ID:CRw/Uxwd
お願いします!
280名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 01:03:19 ID:jgdkaYgW
以下 士夏+ユウスケ で投下します。
281kitchen:2009/10/05(月) 01:07:56 ID:jgdkaYgW

「ただいまー。あー寒かった!」

玄関を開けると暖かい空気が包むように迎えてくれる。
あ・・・何やらおいしそうなにおい。
料理を作っているのであろうその人の、機嫌よさげな歌声が小さく耳に届いて、頬がゆるむ。
真っ先に台所へと足をむけると、気配に気づいて振り返ったエプロン姿の夏海が、
おかえりなさい寒かったでしょう?と首を傾げながら微笑んでくれた。
料理中だからか、長い髪は上でまとめられて、ゆるく留められている。
白い項と後れ毛。見慣れない雰囲気に少しドキドキしながら、
「今日のご飯はなにかな?」とにこやかに尋ねる。
「ふふ、ポトフです。ユウスケ、ニンジン、ちゃんと食べてくださいね?」
・・・ポトフは光家の冬の定番メニューだ。引きつりながらも夏海ちゃんの作ってくれたものなら
何でもありがたくいただきます、と答える。
「あ、ご飯、もうちょっと待ってくださいね。お風呂沸いてますから、先にあったまってきたらどうですか?」
なんかこのやりとりって夫婦っぽくない?と考えつつ了承して、ユウスケは足取りも軽く風呂場へと向かった。

栄次郎は町内会の旅行で昨日から不在だ。
その間は夏海が家の中のことを全部やっているのだが、実は彼女は料理も掃除もそつなくこなせるということを
初めて知った。
昨日の夕飯も見た目・味共にかなりの腕前で、士と二人して驚いた。
まあ、老人と女性の二人暮らしなら当然と言えば当然なのかもしれない。
・・・それにしても。
ユウスケは、湯船に浸かりながら先ほどの夏海の姿を思い返す。
(夏海ちゃん、あの髪型もエプロン姿もすごく可愛かった。
 ・・・・・あのエプロンのまま、白い首に吸い付いて後ろから豊満な胸を揉みしだいて−−−
 って俺何考えてんだ!)
ほんの少しの自己嫌悪を感じつつも反応してしまった自身を、俺も健全な男子だから許してねと握ろうとした時、
どこからか夏海の声らしきものが聞こえてきた。
後ろめたい妄想をしていただけにギクリと驚いて、幻聴かと耳を澄まして聞き入ってみると、
どうやら声は風呂場の換気扇から漏れ聞こえてくるようだ。
そしてその声はやはり夏海のもので、おそらくは台所の換気扇と繋がっているために
聞こえてくるものだろうと推測できた。
猫の鳴き声ともとれるような弱々しくて悩ましいその声に、ユウスケは耳を疑う。
(えっ・・・?この声・・・一体ナニ?!)
ともかく、夏海の身に何かが起こっていることは疑いようもなく、
ユウスケはバスタオルを身体に巻きつけて、台所へと向かった。
282kitchen:2009/10/05(月) 01:13:23 ID:jgdkaYgW

ユウスケが出て行ったばかりの台所に再び人の気配。
「―――――ユウスケー?どうかしました?」
洗いものをしている手を止めないまま振り返らずに尋ねる。
と、長い腕が後ろから巻きついてきて、同時に首に冷たい唇が落ちて来た。
「っきゃぁ!」
驚いた拍子にお皿がガシャンと音を立ててシンクに落ちる。
「・・・あったかいな、お前」
呟いて、甘えるように鼻先を首元にうずめるその人は―――――
「・・・もう、士くん!ただいまくらい言ってください、驚いてお皿割っちゃいます!」
すっぽりと収まる士の腕の中に心地よく身を委ねながらも、後ろを見上げるようにして小さく抗議する。
「うまそうだな」
「ユウスケがお風呂から出てくるまで待ってください」
「先に、食う」
「え?」
耳元で囁かれたと同時に、ゆるく巻きついていた腕に力が篭もって首筋を強く吸い上げられた。
「んぁぁっ・・・・・・!」
突然施された愛撫に反射的に力が抜けて、へたりこみそうになる。
エプロンの両脇からもぐりこんでくる長い指が、ブラウスのボタンを外しにかかって、夏海は動揺した。
食べるって、もしかして・・・!
「ちょっ、つかさく・・・!ここキッチ、ンっ!」
素肌に触れてくる冷たい指に、粟立つ肌が熱を帯び始める。
「ユ、ウスケが・・・お風呂・・・!やぁ、待っ・・・!」
「待たない」
「見られ、ちゃう・・・っ」
「大丈夫だ」
何がどう大丈夫なのという問いかけは、言葉になる前に溶かされてゆく。
背後から有無を言わせぬ男の力で身体をまさぐられながら、なのに舌はどこまでも優しく慈しむように
項に吸い付いてきて。
愛されながら犯される―――――そんな相反する行為が肌の上でせめぎ合う感覚に、
奥に燈る熱が身体を蝕み始める。
しなやかな指にブラウスとブラだけが器用に取り払われて、エプロンからはみ出した胸を包み込むように揉みしだかれて、
両方の頂点をゆっくりと摘まれ捻られる。
耳のすぐ傍で聞こえる彼の興奮して荒くなった息遣いに、ゾクゾクとした感覚が這い上がってきて、
耐えるようにきつく目を瞑った。
「は・・・はっ・・・はっ・・・あ、あ・・・!」
たまらなくなって、身体が前のめりに突っ伏しそうになる。
と、長い手が伸びてきて目の前に置かれている調理器具を邪魔だと言わんばかりに一掃した。
賑やかな音を立てて包丁やまな板がシンクに落ちて、空いたスペースに上半身をねじ伏せられるように、押さえつけられる。
上気して熱を篭らせる頬に、ステンレスの質感がひんやりと気持ちいい・・・
スカートを一気にたくし上げた指が下着の上から一番敏感な部分に触れて、身体がビクンと跳ねた。
・・・そこはもう既に熱い蜜を含んでいて、ゆっくりと引き下ろされた下着と自分とを、幾筋もの粘性の糸が繋いでいた。
283kitchen:2009/10/05(月) 01:19:57 ID:jgdkaYgW

「濡れすぎだろ」
意地悪く囁かれた次の瞬間、息ができなくなるような強烈な快感を与えられる。
片方の手が恥丘のあたりに添えられて、剥き出しにされた敏感な芽をもう片方の手が
弧を描くように撫でてきて、下肢がガクガクと震えだす。
身体中が快感でいっぱいになって、頭がおかしくなる。
いつも前儀だけで一方的に何度もイかされて、その快感をどこかに逃すしかなくて。
――――自分でも驚く位、いやらしい声をあげた。



はっきりと聞こえてくる夏海のあられもない声に、廊下でユウスケは固唾を飲んだ。
近くから部屋の様子を盗み見ると、なんとキッチンに夢の"裸エプロン"で上半身を預ける夏海の上に
士が折り重なるようにして、立ったまま彼女を貫いている。
ステンレスに押し潰された柔らかそうな胸は士に突き上げられるたびに形を変え、
めくられて腰のあたりで一纏めにされたスカートから突き出した白くて張りのある臀部と、
そこから伸びる艶かしい脚に息を呑んだ。
繋がっている部分こそ隠れて見えないが、夏海の切なげな表情、喘ぐ声と息遣い、柔らかそうな肉感の肢体・・・
全てに目が釘付けになって、血流が下半身に集中する。
(士あの野郎・・・俺の夏海ちゃんを・・・!)
わずかに残された理性がここは風呂場に引き返すべきだと警告する。
が、視覚からの強烈な誘惑に抗えず、ユウスケは無意識のうちに息も荒く自身をしごき始めていた。

「あっ、あっ、ああっ・・・!」
士の律動に合わせて高くあがる夏海の声と響く卑猥な水音に、経験の乏しいユウスケは眩暈さえ覚える。
「・・・生卵、ぶちまけたみたいになってるぞ・・・はぁ・・・」
「あっ、あっ、っああああ!」
「は・・・待て、まだ、だ・・・」
士は気持ちよさそうにため息をつくと、夏海の中から一度引き抜いて、半ば朦朧とした彼女をぐいっと抱えて
今度は後ろのテーブルに仰向けに押し倒した。
――――いつも自分たちが食事を囲むテーブル。その上で。
「食べる」という形容が似つかわしく思えるほど、彼女に飽くことなく口付けをおとす。
啄ばんで、舌を絡めて、吸い上げて――――舌の根が痺れてしまいそうな長い口付けに、夏海の目から涙が零れた。
再び始まる律動。
揺さぶられるたびに可愛らしいエプロンから彼女の乳首が見え隠れする。
エプロンで擦られて感じているのだろう、痛々しいほどに立ち上がったそれがユウスケの更なる興奮を煽る。
(・・・ああもうダメ、俺、イキそう・・・)
そう思ったとき、涙を零しながら感じ入っていた夏海が一際高い声をあげ、士の名を切れ切れに呼んだ。
大きな声をあげてしなる白い身体を、ユウスケは瞬きすることも忘れて食い入るように見つめながら、己も上り詰めた。
284kitchen:2009/10/05(月) 01:22:27 ID:jgdkaYgW



(・・・やべー、バスタオルに出しちゃったし)
淫靡な光景に囚われる視線を、ベリっと音でもしそうなくらい無理矢理に引き剥がして、慌てて風呂場に戻る。
消えろ忘れるんだと自分に言い聞かせても、先ほどの夏海の痴態が脳裏に鮮やかに焼きついて離れてくれず、
ユウスケは頭を抱えた。
(夏海ちゃん・・・なんて声だ出すんだ・・・なんて顔するんだ・・・なんて身体なんだ・・・士め・・・!
 ってそんなことよりあー俺どんな顔して一緒に飯食ったらいいんだー)


すっかり長湯してふらつく足取りでキッチンに向かうと、士が何事もなかったように
いつもの具合でふてぶてしく椅子に座っている。
(こいつどんだけ体力余ってるんだ?)
引きつりながら軽く会話を交わす。
見ればあのテーブルの上にはきちんと食事が用意してあるが、夏海の姿はない。
「あれ、夏海ちゃん・・・」
「後でいいそうだ」
そりゃそうだろう。
直後に顔を合わせることが回避できて、ユウスケは正直ホッとしながら。
向かい座る大きな男に攻め抜かれた夏海の体力精神力を慮って、複雑な気持ちでポトフを口に運んだ。




285kitchen:2009/10/05(月) 01:24:33 ID:jgdkaYgW
終わりです。長文読んでくれた人ありがとうー
10レスなんて言い過ぎましたスマン。
286名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 01:50:11 ID:FoobSckN
GJ!
夏海は可愛い声出しそう萌えた!
この後食欲の無くなったユウスケと夏海、バクバク食べそうな士が想像できるw
そして食後の運動へと…
287名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 02:46:09 ID:nu3ZO/fs
ユウスケが気の毒すぎる・・・
288名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 06:25:54 ID:esK5D23H
食後はユウスケも参加させてもらえばいい
289名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 07:49:38 ID:QryABIfV
ユウスケカワイソスw
料理を作り切った夏海ちゃん偉い。
290名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 11:13:19 ID:oBjIIkDt
個人的にはユウスケが一番好きなんだけど、
彼がこういう可哀想な役割なのが一番萌えるwww

この後風呂で思い出しながらもう1回、
夜眠る前にも悶々としながらもう1回とかやってたらいいw
291名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 11:22:24 ID:WYWJ0AXs
フィリップと亜希子が仲良くなってて萌えた
292名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 15:02:16 ID:s/DU7ig6
フィリップの呼び方がアキちゃんなのに萌えた
293名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 17:30:23 ID:vJlE4CLS
>>285
GJ!映像が脳内再生されて…ふぅ

>>288-290
かわいそうなユウスケ萌えすごくわかるw
ぜひクウガも参戦して3Pアタックライド希望
294名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 20:56:40 ID:jk5zz7bA
>>291
亜樹子だな。
気持ちは分かるが、もうちょっと話が進むまで待ってくれ。
少し前でも話題になってたけど、現状Wでメインキャラ同士を絡ませるには、公式燃料が少ない上に
キャラのパワーバランスがまったく読めないから、ネタはあれど話が転がせないんだ。

>>216>>217>>218
ありがとう。
みんなで酒飲みながらじっくり話してみたい。
295名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 00:40:04 ID:9Ttbi9a4
ノーマルなプレイしかしらなくて、アブノーマルなプレイを誘われて「あたし聞いてない!」とか
ビンビンにそそり勃つイチモツを見て「ありえへん!」とか

そういう小ネタは思い付くんだが誰とどう絡ませるかってのがなー
296名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 07:51:20 ID:Rj3cQpyN
>>294
明らかになってないから、好き勝手出来るといいのもあると思うんだ。
297名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 08:57:33 ID:0Cy1MaPb
>>296
そうだね。パロだから好き勝手しちゃっても問題ナッシング。

個人的にはうっかり翔太郎のエロ本をフィリップが見つけちゃって
「これは興味深い検索対象だ」ってなって
「アキちゃん本当にそうなの?」って実践編突入・・・。
なんて妄想。
298名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 15:37:16 ID:vkT22tv8
そういや亜樹子って「成人だけど女子中学生に見える所長」なんだよな…
それってつまり合法ロr(ry
299名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 20:48:33 ID:ZAKzozmn
覚えたての知識で亜樹子をいろいろするフィリップか…
いいなwww
300名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 01:21:03 ID:IyD7vaAR


柔らかな手のひらが、髪を撫でる。


士がソファでうたた寝をしている。
他人を寄せ付けない彼が、誰かに無防備に寝顔を見せるのは稀だ。

夏海はそっと近づくと、床に膝をついて士の顔を覗き込んだ。
・・・いつもぞんざいな態度でわざと人と距離を置くけれど。
本当は誰よりも純真で、繊細で、傷つきやすいことを知っている。
―――子供のような人。

寝顔は思いのほかあどけなくて、頬が緩む。
夏海はまるで母親のような気持ちで、士の髪を撫でる。
「自己」という安定性を欠き、世界にも拒絶される、孤独。
これ以上、誰も彼を傷つけないでと切に願う。
少しでも、彼の安らげる場所になりたいと思う。
彼が私を守ってくれるように、私も彼を守りたいと思う。

・・・これって、母性ってやつなのかな?

顔を合わせれば言い合いばかりだし、口うるさいと思われているだろうけれど。
あなたのこと、心配でたまらない人間も傍にいるんですよと思いながら、タオルケットをかけてやる。


―――気配に敏感な彼。
・・・本当は、起きているんでしょう?
「    」
悪戯っぽく、小さく耳元で囁く。
強張る"寝顔"を見ない振りをして、その場を離れた。



少し離れた所に腰掛けてこちらを見ていたユウスケが、穏やかに笑う。
優しい日常がここにある。
あんまり気持ちよさそうに寝てるから、顔に落書きしちゃおうか!と提案するユウスケの声は
きっと士くんに届いていて、10倍返しになるだろうなぁと思いながら、夏海はコーヒーに口をつけた。

301名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 01:22:19 ID:IyD7vaAR
最終回見直して、なんかあまりにも士がかわいそうになってつい書いてしまいました・・・
302名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 01:26:28 ID:7r94aFbP
>>301
リアル投下GJ!
幸せそうな雰囲気の士夏+ユウスケに萌えた
士可哀想だよなマジで…
今ユウスケは黒化してるし、冬映画、夏海だけは士の支えでいてほしい
303名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 01:33:06 ID:j276TYgU
むしろ亜希子翔太郎フィリップの3pでも萌える
304名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 19:50:29 ID:S7RPIfxR
>>301
GJ!なんか軽く涙出た
冬映画も、こんな幸せな未来への希望溢れる終わり方だといいなあ…
305名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 20:32:09 ID:C9lAJc9A
考えてみたらディケイドの設定だったらクロスオーバー作品とかもかけそうだよね。
Wとディケイドとか。

306名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 20:44:32 ID:ck0VbIDO
>>301
GJ!
冬映画楽しみにしてたけど、士夏別離ENDとかならしねるYO
307名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 20:47:26 ID:vAjmIU7N
っつーか………みんなワタルには興味ないの!?!?!?!?
308名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 21:12:59 ID:fpu7/5Im
>>307
話の本筋についてのスレならともかく、このスレで13歳の子供をどうしろというんだ。
309名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 22:07:58 ID:4GWudRXe
草加さんX夏みかんというとんでもない電波を受信した
310名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 23:03:39 ID:yyW6iJdC
まーくんに死亡フラグらめぇ

と、書いてからもやしの中の人とあだ名が同じことに気づいた
311名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 00:07:04 ID:seU+yPz1
草加が遂に真理離れとな。クロスオーバーではないが
小説版で草加と沙耶が付き合ってる頃の草加×沙耶なら妄想したことあるなぁ
映画でなら草加×真理もいけそうだ
DC版の草加の気持ち悪さは異常だな!君の女の部分が泣いてる的な意味で
312名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 04:45:51 ID:DMl2FdZy
前スレで劇場版草加×真理あったよ
草加とだと、相手が誰でもレイプしか思いつかんなぁ
どうにか和姦に持ち込めるのは沙耶ぐらいだけど、
それもヤンデレ×ヤンデレでちょっと恐いし…
313名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 07:42:43 ID:VZxFNTqv
>>298
ロリ婆期待
314名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 12:06:52 ID:68v/d2WS
>>308
いや、13だから出来る事があるじゃない。
夏ミカンに襲わせるとか。
だって士相手だとMにしかならないし…ね?
315名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 20:25:42 ID:m6N4Cyb4
>>307
ワタルよりも高校生のタクミの方が妄想しやすいと思う。
316名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 20:51:16 ID:VZxFNTqv
強姦事件は全部、尾上タクミって奴の仕業らしいぜ。
317名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 21:23:05 ID:68v/d2WS
そんな!?みんなはあのショタくんに興奮しないのかい!?
いーや心の奥底ではハァハァしてるんでしょう?

……………仲間がいると思ったのに…………
318名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 21:31:48 ID:l/PiDGGL
コロッセオの話の後半でフィリップがふて寝してる時に
亜樹子が「私にはね…チョー天才が居るんだから!!」
みたいな事を言った時にフィリップが喜んで電話取ったのは…
「自分を必要としてくれてる」ってのが嬉しかったのかも知れない
後に彼女を亜樹ちゃんって呼んでたのも必然だったんだね…
319名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 22:18:54 ID:+3cdpz3o
>>317
俺もそっちの属性持ちで、ワタル王子はキャラとしては好きなんだが
王子は燃えキャラなんだよな、萌えじゃなくて。
リュウタロスはリョナシーン豊富だったしショタとして大いに世話になったんだが。
320名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 23:06:22 ID:+NFxQUy2
世の中には色々な人がいるなぁ
321名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 00:50:39 ID:+YGJdYZJ
ワタルはやっぱりあの中立は認めないクイーンと
結婚するはずだったのかね
もう喰われてたか
322名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 01:09:50 ID:zdl+a6s9
実はワタル王子はクイーンが初恋
でも自分の世界の為に想いを押し殺して迷惑なオッサンとの結婚を認めました
とかだったら萌える
323名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 01:14:37 ID:wppajafg
黙ってりゃ美人だしなクイーン
あのくらいの年の男の子は年上美人に憧れる筈
324名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 01:18:58 ID:m7U+QMmw
ぷにっとしてないからせつない
325名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 06:40:41 ID:rqCAIgbY
>>298
フィ「そう言えば翔太郎、初対面のとき亜樹ちゃんの事、女子中学生と間違えたそうだね。」
翔「ああ、そんな事もあったな。」
フィ「興味深い、彼女はちゃんと見れば中学生でない事くらい君なら分かるはずだよ。」
翔「なんだ?いきなり。(…嫌な予感が…)」
フィ「実は君、ロリコンの傾向があるんじゃないかい?そしてそれを隠している。」
翔「な…俺は若菜姫のような」
ファ「そうかい?この間ウォッチャマンから何かアルバムのようなものを受け取っていたと亜樹ちゃんから聞いたんだけど。」
フィ「君からは何も検索を頼まれていないしめぼしい事件もないから気になって捜索したんだ、そのアルバム。」
翔「(ヤバい…もしかして…)」
フィ「今君が気にしたのはこれだよね。」
フィリップの手には『ウォッチャマン☆セレクション風都街角アイドル写真集‐女子中学生編A』(←非エロ※盗撮)。
翔「…おまっ…それは…!!?!!(口をパクパクさせて)」
フィ「やっぱりだ、初対面のあの時、直前までこれの@を見てたよね、君や亜樹ちゃんが帰ってくる前に気付いてピンときたんだ。」
翔「………」
フィ「幸い亜樹ちゃんは知らないしこれは返しておくよ。刃野さんに見つかったらどうなるか。」
翔「…すみませんでした…」
フィ「君がムラムラする嗜好は把握したよ、亜樹ちゃん達には黙っていてあげよう。ただし若菜姫の新撮生写真(ビキニ姿)と交換だ。」
326名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 07:20:47 ID:qijX2AnA
>>325
吹いたwフィリップ外道すぎるww
327名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 07:28:54 ID:n/fh2vDt
GJ
328名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 07:56:42 ID:sMXSee88
>>319
まじで世の中にはいろんな人がいるんだなあ…
え?っていうかあんたら女?おれって…まさか男じゃないよな!?
329名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 11:15:45 ID:5qsiC/5W
ほう、>>328君は住人の性別を気にするのか。そんなことはやめた方がいいな。
それよりも、スレの為に何ができるかを考えなさい。
330名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 11:39:48 ID:NDyMPusw
>>329
名護さんキタ!

>>325
GJ!
331名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 12:31:28 ID:sBEzRi2s
>>319
いや、でもね、リュウは性格だけじゃん。
ワタルは精神もアソコも子供でしょ?
だったら……ハァハァしない?

332名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 19:30:11 ID:IKfzo5g0
ショタコンの7割は男だと言われていてな…

ワタルやアスムはショタだが、リュウは初期ならともかく今はショタ通り越してペドだろう。
バッシャーはどっちか微妙だな…あれは男の娘か?
333名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 21:31:27 ID:vgcETwt8
酔っぱらって亜樹子に絡みまくる翔太郎という電波を受け取ったけど
「うわお酒くさ!ちょっと、しっかりしてよ!」
「うるっせー俺は酔ってねー!」
ここまで妄想して自分じゃどうにもならなかった。
最終的には蹴り入れられて強制終了しそうだしw

そういえば、亜樹子って近所に越してきたとかなのかな?
同居してくれればネタが……
334名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 21:35:10 ID:sBEzRi2s
>>332
いや、ワタルもアスムも13と14だからショタだろう。
335名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 21:35:14 ID:e+XhRjKs
同居してるだろうけど、全く描かれてないなww
336名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 21:36:34 ID:rn7DzaxL
DCDは子役が豊富だったな
しかも、鼻声率は高かったがみんな上手かったし
みんな年上の男性キャラとの絡みも多くて、そっちの人は楽しかったんだろう
こちらもジューシーな夏みかんで、十分楽しんだし
337名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 21:45:29 ID:sQ17NTMk
話豚切ってごめん。
>>254に萌えてやってしまった。エロ無しフィリップ×亜樹子?
キャラが違うのは仕様です…


「おーはよ。フィリップくん」
意識が己の肉体に戻って、瞼を開くとそこには見慣れた天井、…と亜樹子がいた。
「…ってのもおかしいか、さっきまで戦ってたわけだし。お疲れ様、かな?」
左手を顎にあてて、一人でふんふんと呟いている。
その様子をぽかんと眺めていたが、ふと自分の状態がいつもと違うことに気付く。

なんだか、頭の位置が高い?頭の下に、何かやわらかいものがある。
自分のすぐ横に亜樹子の体、上に亜樹子の顔。
つまり、
「亜樹ちゃん、これ…」
「えっ、何かまずかった?…ごめん、もしかして筋違えたとか?」
驚いて申しわけ無さそうに謝る亜樹子の誤解を解くべく、すかさず言葉を返す。
「いや、そういうわけじゃない」
「おお、そっか。よかったぁー」
するとしょげた顔から一変、ぱっと顔を輝かせて笑った。
くるくる変わる亜樹子の表情を見ていると飽きないと思う。
「でもどうしてまた?」
「だって痛そうじゃない。この硬い金網にずっと寝転んでたら顔とか頭とか痕付いちゃうよ」
現に座ってる私だってもう足とかお尻とか痛いし!と唇を尖らせる。
「だからここにマットを敷き詰めるべきだと私は思うわけ」
「それ、翔太郎がなんて言うかな」
「何言ったって所長命令で貫くわよ」
「聞くかなぁ」
「聞かせるわよ…フィリップくんだって毎回痛いの嫌でしょ?」
「僕は…」
一瞬で頭に浮かんだ考えにニヤリとする。
亜樹子が不思議そうな顔をする前に、その左手を掴んでぐっと引き寄せた。
吐息がかかりそうなほど顔を近づけて、まっすぐに相手の大きな瞳を覗き込む。
あまりに突然のことで、亜樹子は状況が把握できていないらしい。
いつもの威勢はどこへやら、消え入りそうな声を出しながらうろたえている亜樹子を、かわいいなと思った。
少し顔をずらして、耳元で囁く。
「毎回、亜樹ちゃんが膝枕してくれるほうがいいんだけど」
再び顔を覗き込むと、耳まで真っ赤にして硬直している亜樹子と目が合った。
スリッパが飛んでくるかと思って身構えていたのだが、当の本人はそんなことは頭に無いようだった。
そのいつもとのギャップがおかしくて、つい噴き出してしまう。
「ちょっ、フィリップくんひどい!遊んでるでしょ!」
目に涙を滲ませて言われても迫力が無い。
威勢は良くてもやはりいつもより弱々しい声。
「ごめん。遊んでるわけじゃないよ」
いつからだろうか、
「ただ、」
どうしてこんなに惹かれるのかな?
「いろんな亜樹ちゃんを見たいんだ」
ね?と微笑むと、しばらくためらった後、
はいはい、と毒気のない返事が返ってきた。
338名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 21:46:39 ID:sQ17NTMk
おまけ


「…フィリップくん」
「なに?」
「重いからそろそろ退いてもらっていいかな」
「やったのは自分じゃない」
「そうだけどー。もう意識戻ったんだし起き上がれるじゃんー」
「…亜樹ちゃん」
「はーいー?……っ!」
ちゅっ
「こういう顔もかわいい。いつも怒った顔ばかりしてるのはやはり損だよ?」
「〜〜〜〜フィ、リップくん……っ」

かつ、かつ、かつ、かつ
「!」
「ああ、翔太郎が帰ってきたようだね」
「ありえへん…こんな子だとは思わなかったよぉ…っ」
「なぁに?もう1回したいって?」


「おーい、いるかぁフィリッ…」
ガチャ『ガッシャーーンッ

「…何やってんだフィリップ、そんな地べたに這いつくばって」
「いやこっちの話だ。問題ない」
「おい亜樹「あー!し、仕事あるんだった私!ダニーちゃんまた逃げたらしくて大変なのよぉーおほほほ!じゃ、じゃあね行ってきますっ!!」

「……何なんだあいつ?」


「…亜樹ちゃんは意外と恥ずかしがり屋、か(ニヤリ)」
339名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 22:42:21 ID:/NGaxFh1
>>337-338
GJ!
このフィリップにはもやし以上の鬼畜になりそうな要素を感じたw
340名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 23:22:17 ID:rqCAIgbY
やはりフィリップ最強確定かWチーム。
翔太郎(´;ω;`)
341名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 23:28:58 ID:ldx+q05n
>>337
GJ
同じく>>254で翔太郎×亜樹子書いてた。
時間差で負けたわw

342名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 01:01:18 ID:uKMz03Wm
フィリップ亜希子萌えたー!
<341さんのも是非見たいー!
343名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 01:23:30 ID:m9IwVJ2l
>>337
ラストの(ニヤリ)、フィリップ最強ww
GJ!

自分もフィリップ×亜樹子で想像してみたけど、
「新しい家族、欲しいな。亜樹ちゃん、生んで」
と、爽やか笑顔のフィリップ、コーヒー噴き出す翔太郎、
スリッパならぬハンマー取り出す亜樹子しか、浮かばなかった……
344名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 02:32:56 ID:961jLoq9
>>341さん
是非とも読みたいです!
345名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 14:07:26 ID:WbCbE6oI
>>338
ダニーか…見つけてやないとジョナサンが泣いちゃうw
346名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 15:25:57 ID:nHmzkmG0

フィリップはそれを我慢できない
347名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 16:47:16 ID:lbELBOKG
フィリップ「君(亜樹子)が、泣くまで、犯すのを止めない!」
348名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 17:33:16 ID:jCc+DP3j
てれびくんの応募者限定DVDなんだが・・・萌えるぞ。
349名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 17:39:53 ID:dN++VfSg
>>348
DCD?ガワばっかじゃないの?
ドラマも入ってたん
350名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 17:49:14 ID:SgU1Vj6b
>>348
kwsk
351名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 17:50:05 ID:jCc+DP3j
ガワだけじゃない。ドラマの方は夏みかんのエプロン姿が見れて満足。
・・これはネタバレになるのか?
352名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 19:15:09 ID:ORZQ4Cuf
な・・・なんだとぉ!!
俺の夏みかんが・・・エプロン・・・
353名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 19:19:58 ID:J9qAQai3
裸エプロンか!
354名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 19:31:30 ID:jCc+DP3j
一応書くが・・ヒーロー塾っていうコーナーで士が「俺に食べてもらえるだけありがたく思え」
発言。別のルートだと夏海が大樹に笑いのツボを押していた。
355名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 20:05:50 ID:dN++VfSg
>士が「俺に食べてもらえるだけありがたく思え」

ちょwテレビくんの世界頑張りすぎだろwエロスギ
夏みかんが海東を攻めるのもアリだな…
356名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 20:19:02 ID:jCc+DP3j
他のコーナーでディエンドを追いかけるのがあるんだが、ウラに間違えると
「ウラさん・・・え?デート?行きません!」って夏海が言ってた。
357名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 20:29:05 ID:lbELBOKG
流石はディケイド、子どもの世界をエロく壊しやがったw
358名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 20:44:48 ID:dEHMmWoc
夏海可愛すぎだろ!
359名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 20:49:36 ID:m9/QrhuJ
夏みかんが恋しくなってきた……
360名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 20:55:12 ID:jCc+DP3j
「問題です、士君が嫌いなものはなんでしょう」夏海が出題。
彼氏の紹介か?・・と思った。
今回の衣装が可愛過ぎ、白のひらひらスカート・・襲われるだろ
361341です:2009/10/10(土) 22:05:32 ID:mKOxlL8K
夏みかんの流れの中、豚切り申し訳ない。
さらに2番煎じで申し訳ないのですが、翔太郎×亜樹子で
小ネタ投下失礼します。
エロ濃度、極薄です。すいません。
若干キャラが違うのは仕様で・・・・



「ちょっと!気取ってないで、さっさと仕事しなさいよ。そこは所長であるあたしの席でしょ!」

ケンカごしに目の前につきつけられた緑のスリッパを掴み、やたらと騒がしい持ち主に視線をむける。
今日もやたら原色がまぶしいファッションは健在で、思わずため息がついて出る。

「何よ? なんか文句あんの?」

座っている翔太郎を見下ろすその姿に、女らしさのかけらも見当たらない。
椅子から立ち上がり、ようやく翔太郎は口を開いた。

「・・・おまえは、ほんっとにかわいくねーなぁ」
「かわいくないってどういうことよ!?」

スリッパを引っ張る亜樹子に逆らい、取り上げ遠くへ投げ捨てる。
変わりに飛んできた右手をつかまえて、言い返す。

「こういう所だよ。かわいくねーのは。大体あんなスリッパでドーパンドに殴りかかるとか、普通しねーだろ?」
「じゃあ、黙って見てろっていうの? そんなのイヤよ!それにあんたたちがいるじゃないっ」

先日、亜樹子ひとりでカジノへ潜入した時のことだ。
危険なんて自分には縁がない、とでも思っているのか?
相手がこちらの話に乗ってくれたから良かったものの、助けが間に合わない場合だって考えられる。
裏カジノなんか経営してる連中だけに、最悪、売り物や慰みモノの商品にされてしまう可能性だってあった。
(こいつには自分が『女』だっていう自覚がなさすぎるんだよ・・・!)

「今回は運がよかっただけだって。ケガだけじゃ済まないことだってあるかもしれねーし・・・」
「・・・・ケガだけじゃ済まないって、どういう事よ?」
「まぁ、お前なら売り飛ばされてもすぐに返品されるだろうけど・・・・・
 この状態でこうされたら、どうするんだ?」

さっきから掴んだままの右手ごと、亜樹子の身体を壁に押しつけ逃げ場を塞ぐ。
もがく左手も捕まえて同じように壁に縫い留め、バンザイに近い形で壁に押し倒した。
自分の身体を密着させて、身動きできない状態に追い込む。
しばらくの間、何とか抜け出そうとしていたが、どんなにもがいても所詮は女の子の力だ。
男が本気で抑え込めば、抵抗なんか出来るわけない。
さっきまでの勢いはすっかりなくなり、すぐ間近に感じる視線に、いつもの生意気さは見あたらない。
上目づかいで、困ったような顔つきになっている。
362341です:2009/10/10(土) 22:06:59 ID:mKOxlL8K


「・・・・離してよっ」

弱々しくなった口調。もがいたせいで上気した頬。意外と長いまつげ。
(色気もないし、可愛げもないし、騒がしい奴だけど・・・こうしてみれば、結構見れるもんだな・・・)
大きな瞳に揺らぐ視線。とまどいの表情を浮かべている。
かわいく見えてきているのは、気のせいか?
亜樹子の態度につられてか、自分の鼓動が速くなる。
何かに締め付けられる胸の奥が苦しい。
(何だ?これ・・・・・)
何がどうなってるのか自分でもわからないまま、誤魔化すように言う。

「俺が敵だったら、ここからどうする?」
「・・・・・・・こうなる前に助けてくれればいいじゃないの・・・」
「だから、相手がそれまで待ってくれるとは限らねーだろ?」
「・・・・わかったから、離してっ・・・・・」
「わかってねーよ・・・・」

揺れている視線に誘われるまま顔を近づけ、唇をふさぐ。
触れていたのは、ほんの数秒。
(なんで俺、キスなんか・・・・)
壁に押し付けていた身体と手を放して、1歩だけ後ずさる。
壁際にずるずるとへたりこむ亜樹子に背を向け、帽子をかぶり直す。

「・・・いつまでも、人の良いお兄さんやってねーからな」

すっかり色が変わってしまった部屋の空気から逃げ出すように、慌てて外に向かう。
扉を閉めて、ようやく自分の顔が熱いことに気がついた。
(待て!ちょっと待て!!相手はあの亜樹子だぞ?)
自問自答したみても、速くなった鼓動はそのままで・・・・
(俺の好みは、もっと大人な雰囲気で、甘えたくなるようなタイプのはずだろ?)
慌てて思い当たるビジュアルを連想しようとしても、浮かんでくるのはさっきの亜樹子の顔で・・・・
やわらかい感触の残る自分の唇も熱い。
帽子を外し頭を掻きむしりながら、翔太郎は何かが始まってしまった事にため息をついた。

363名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 22:12:20 ID:mKOxlL8K
終わりです。失礼しました。

投下後の一服、いつもなら至福なんだけど、今日は味がしないw
こんなに緊張するなんて、初めて投下した時以来だわw
364名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 22:13:00 ID:0QHRkb7I
ちょっ、待て!
何だ…このハーフボイルドくんは!萌え殺される…!!
365名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 22:27:36 ID:jCc+DP3j
GJ!やっぱりハーフボイルドだな。
366名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 22:30:19 ID:U58jljMz
ハーフボイルドGJw
Wだとフィリ×所長路線の方がエロくなりそうなのはなんでだw
翔太郎のリベンジに期待
367名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 23:34:59 ID:YAicyF6h
GJ!!
ハーフボイルドw
鬼畜もいいけど、ハーフボイルドのが萌えるなw
368名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 00:00:32 ID:N/vRlTMy
亜樹子かわいいよ亜樹子
369名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 01:10:49 ID:qSX1uIeQ
GJ!お願いした甲斐があったわ〜
ハーフボイルドくんはラブコメ路線ですね!
370名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 01:33:27 ID:mk5P7N5R
やだなにこの翔太郎……可愛い……
371名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 02:32:19 ID:xQnzdWZl
>>366
フィリップの場合、感情より学的な興味が先で淡々と事を進めてくから鬼畜に見えるんだと思う。
一番恐ろしいと思うわ、そういう奴って。
372名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 09:03:56 ID:xQnzdWZl
フィリップ、来週新キャラとフラグ立つのか?
最強伝説ハジマタ…
373名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 09:13:09 ID:XdE3EUpI
新キャラ?ゲストじゃなくて?
374名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 09:16:38 ID:t0gto5lz
っていうか映画はWとディケイド被らないんだな。
あーよかった、スリッパは出てこない……フゥ
375名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 11:15:28 ID:xQnzdWZl
>>373
ゲストでも新は新だし、と思ってたごめん。
結構積極的ぽいな、フィリップは天然ジゴロか。

>>374
亜樹子ともやしのやりとりが見てみたい気もする。

今週最後ソファんとこ、亜樹子と翔太郎近すぎな気がした。きっと見間違い。
凄い自然にグラス渡してておっと思ったのは自分だけではあるまい。
376名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 11:41:12 ID:aUbfzqG2
真っ昼間からスミマセン。
士×夏海で一本投下させて下さい。
377ギフト:2009/10/11(日) 11:44:45 ID:aUbfzqG2


「・・・・・・心臓の音が聞こえる」

胸に直接声が響いて、士は視線を下の方に動かした。
すぐ下あたりに、夏海のつむじが見える。




情事のあとのけだるい時間、仰向けに寝そべった自分の身体の上に折り重なるようにして夏海はいた。
胸の上に耳を押しつけるようにしている彼女は長い間黙っていて、士もその心地いい時間の中にゆったりと浸っていた。

身体にかかる夏海の重みが気持ちいい。
彼女の呼吸が肌をくすぐる。
その身体を抱いたままうとうととしかかっていた士は、先ほどの夏海の言葉で現実に引き戻された。

「・・・珍しいか?」
「そうですね・・・あまり聞く機会はないかも」

ふふ、と小さく笑うと、夏海は横たわっていた胸の上に両の手をついて身を起こす。
彼女の背中の上に掛かっていたシーツが音を立てて腰まで滑り落ちる。
上半身を僅かに持ち上げた夏海に見下ろされる形になって、士はそれに妙な新鮮さを感じた。


ところどころがほつれた長い髪、どことなく憂いを帯びた顔・・・・・・先ほど痕を残したばかりの鎖骨や胸も視界に入って、それが艶めかしい。
思わず目を奪われていると、身を乗り出した夏海が覆い被さるようにして、そっと唇を重ねてきた。

触れるだけ。
唇を押し当てるだけの柔らかいキス。
でも、それだけで十分だった。
やっと鎮まった身体の奥深くが再び燃え上がるには。

夏海の背中を両腕で強く抱いて、士は一気に体勢を入れ替える。
あっという間に下敷きにされた彼女が驚いた瞳で見上げてくる。
それに意地悪く笑ってやった。

「男を煽ったんだ・・・どうなるかわかってるだろ?」
「煽ったって・・・。そ・・・そんなつもりは、私っ・・・!」
「もう遅い」

言いながら、組み敷く際に彼女の身体に巻きついたシーツを剥ぎ取る。
彼女には、本当にそんなつもりはなかったのだろうが・・・・・・スイッチを入れられてしまった。
熱を帯びてくる肌に、士は再び唇を落とす。
甘い声が漏れ始めるのに、時間はかからなかった。
378ギフト:2009/10/11(日) 11:49:27 ID:aUbfzqG2

「・・・・・・きつい、」
「ちがっ・・・士くんのが、おっき・・・・・・!」
「違うだろ・・・。おまえが締めてんだ・・・・・・っく」

先ほどとは比べものにならない締め付けに、士は苦しそうに息を吐いた。夏海の息も荒くてひどく苦しそうだ。
彼女が締め付けているのか、自分のが大きいのか・・・・・・もう、そんなものどっちでもいい。
互いにひどく興奮しているのは確かだった。
濡れて纏わりつく、ぎちぎちと狭い夏海の中から士は抜け出そうになるまでゆっくりと腰を引く。

「やだっ・・・!」

咄嗟にしがみついてくる彼女のその声音も、既にひどく甘えたもの。
士は目を細めると、引いた時よりやや早めのスピードで奥まで突き入れていく。
自分にしては少々物足りないが、夏海はこのリズムが好きだ。

「な・・・好きだろ?これ・・・」
「ふ・・・ぁ・・・、あん・・・・・・」

密着していた身体を引き剥がしても抵抗はない。
しばらくそのリズムで、深く感じ入る彼女の恍惚とした表情を士は上から眺めて堪能した。

右の胸を下から手で持ち上げて、すっかり立ち上がった先端を指で捏ねる。
左には唇を寄せて吸いつき、舌で転がした。
そうやってしばらく楽しんだ後、士は動きを止めると身体をずらして、夏海の心臓の上あたりに耳を押しつける。
彼女がそうしていたように。

早いリズムで刻まれる鼓動が耳にしっかりと響く。
なるほど・・・・・・確かに、これは悪くない。妙に安心する音だ。
夏海の背中を抱いたまま目を閉じて聞き入っていると、彼女がじれったそうに身を捩った。
―――早く、解放させて欲しいのだろう。
379ギフト:2009/10/11(日) 11:51:21 ID:aUbfzqG2

「つかさ・・・くぅ」
「言えよ、イカせて欲しいって。・・・言わなきゃイカせねぇ」

士は夏海の上から僅かに身体を浮かせて彼女の頬を撫でた。
敏感になっているのか、たったそれだけでも感じて震えるその様はとても苦しそうだ。
中に入っている自身を緩く動かして煽ってやる。

「・・・っあ!」
「言わなきゃこのままだぞ・・・・・・」

中途半端な快楽に喘ぐ夏海の目尻から涙が零れる。
堪えるようにその目をきつく瞑ると、いやいやと首を振った。

・・・・・・もっとだ。
もっと、おかしくなれよ。
俺のことしか考えられなくなるくらいに。

「・・・・・・・・・せて、」
「あ?聞こえないぞ」

再び、抜けてしまいそうなくらいに腰を引く。
びくっと震えた夏海が、背中にきつく爪を立ててきた。
もう我慢できないと言わんばかりに、自分の背もきつく反らして訴える。

「っ・・・い、かせて・・・!士く・・・!イキたいっ・・・!!」
「ああ・・・いいぜ」

どこかやけくそ気味に叫ばれた言葉でも満足だ。
望んでいた言葉を得て士は微笑むと、それを鼓膜に、脳裏にしっかりと刻みつける。
片方の脚は肩に掛け、もう片方を大きく開かせて士は夏海の奥を責めた。
焦らしがなくなった強い動きに彼女が高く鳴く。
激しく血を送り出す互いの心臓の音が聞こえてしまいそうだ。

「ひ、あっ・・・あ、・・・ああああっ!!」
「は・・・!!」

重なった身体が激しく震えて同時に登りつめる。
部屋の中に満ちるじっとりと湿った濃密な空気が、汗ばむ肌に重く纏わり落ちた。
380ギフト:2009/10/11(日) 11:53:18 ID:aUbfzqG2




やっと汗も引いて、呼吸も落ち着いて、ベッドの上に並んで横たわる。
士は夏海に腕枕をしてやっているのだが、彼女は警戒したように距離を取って手首のあたりを枕にしていた。
ベッドの端まで逃げて、シーツをしっかりと胸元で握りしめている。

・・・・・・その気になればこんな距離、何の意味もないのに。
士が小さく笑いを漏らすと、夏海がじろっと睨みつけてきた。
どうやら、恥ずかしい台詞を言わされたことを根に持っているらしい。

「なんですか・・・・・・なに、笑ってるんですか」

あからさまに不機嫌な声。
士はニヤリと不敵に笑うと、枕にしていた腕を引くと身体をごろんと反転させるようにして夏海の上に覆い被さった。
顔の横に両手をついて上から覗き込んでやると、強張った表情で全身を緊張させる。
そして士は、とっておきの言葉を彼女に投げた。


「・・・・・・イカせて・・・」


囁くような、意地悪極まりない言葉。
それにみるみるうちに真っ赤になっていく彼女が愛しいと、士はそう素直に思う。

先ほど、火を点けられるきっかけになってしまった夏海からのキス。
―――それを再現するように、今度は士の方から触れるだけのキスを彼女に贈った。
381名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 11:54:01 ID:aUbfzqG2
終了です。
お目汚し失礼しました。
382名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 12:04:15 ID:WyjBKdVE
今週の見て、亜樹子は意識の無いフィリップに悪戯してるだろうな、と思った。
383名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 12:04:31 ID:9Ag45BZy
リアルタイムキター(*´Д`)

夏海かわいすぐる…w
384名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 12:42:21 ID:t0gto5lz
GJ!!
いいねぇ士×夏いいねぇ。
でも士を凌ぐSっぷりをフィリップが持ってそうなのは何でかな。
いやいや、フィリップは鬼畜だったね。
Sレベルじゃないね。
385名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 13:01:30 ID:61+hDqNV
士夏GJ!!

夏みかんかわいいよ夏みかん!
そしてとても満足げな士…うらやましいヤツめww
386名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 13:03:29 ID:NojyDPIq
士夏大好きだーGJ!
まだてれびくんDVD届かない、早く来てくれー
387名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 13:30:01 ID:QJNZZgzJ
フィリップに手を握られてたのは亜希子……だと信じたい
388名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 15:35:38 ID:xQnzdWZl
まだ放送開始序盤で女と二人で逃避行なんて強すぎるフィリップ。
389名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 16:32:04 ID:WyjBKdVE
フィリップ伝説を数えろ。
390名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 17:35:51 ID:Sa45Ujp+
士夏GJでした!
攻められてるのに敬語で話す夏みかん可愛い

上のネタばれ見ててれびくんいいなぁ買えばよかったと後悔
391名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 19:16:30 ID:rKr39DhY
夏みかんは、どんなに最低な奴にも敬語で話しそうだから萌える。
392I am shotakon:2009/10/11(日) 22:35:36 ID:t0gto5lz
ワタルには普通じゃなかった?
393名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 22:46:30 ID:rKr39DhY
知らん
394I am shotakon:2009/10/11(日) 22:53:06 ID:t0gto5lz
知れ、借りて見ろ
395名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 23:09:36 ID:brKKiwYl
意識のないフィリップにイタズラするとWの動きが…!
っていうのは百万回言われてますよね
396名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 23:22:31 ID:QXz3hYUC
>>395
大事な事だから百万回言うんですね、判ります!
397名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 02:14:22 ID:PVVWwen4
今日のラスト、
さりげなくお酢を亜樹子にも渡す翔太郎の動きがやたら気障でワロタ
398名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 07:59:44 ID:K998wNcs
337と361がもし同じ時系列の出来事だったらと想像すると
萌え過ぎて夜も眠れない
399名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 10:36:20 ID:yHleZkKs
フィリップにも翔太郎にも愛される亜希子萌え
400名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 12:46:43 ID:LDQAj1y4
ディケイド久し振りに見てたら大樹×夏海に萌えた
401名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 16:50:38 ID:bcFz9Qb+
>>395
変身解いてフィリップが意識戻ったら、股間が真っ白なんですね。
402名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 19:16:38 ID:i0YISXG1
http://www.cow-spot.co.uk/tokusatsu/16/src/1255329762941.jpg
夏みかんカワええ・・
ユウスケ小せえ・・
403名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 19:44:44 ID:LDQAj1y4
てれびくんのだな。
身長差に萌え。DVDでは大樹と夏海が結構近い。夏海の手料理をちゃんと食べてる大樹に萌えるぞ。

404名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 20:20:41 ID:gav0PHUi
>>402
ケーキ持ってる夏みかんの笑顔かわええ
士は好きなものだけ食べるのか…それもまたヨシ!
405名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 20:21:09 ID:eNfRGn5Z
今日届いた!
夏海を常にかばうユウスケ見てユ夏に目覚めた
最後映画でやればいいくらい豪華だな…
406名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 22:44:03 ID:hq+k2e2k
今日夏みかんがユウスケのやってる舞台見に行ったみたいだな
ブログに写メうpされてた
ディケイド組って仲良いんだな
ユ夏な写メに萌えたwww
407名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 00:56:34 ID:Jk5M1qts
てれびくん侮れないな

士夏もユ夏も海夏もまとめて愛してやる!
408名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 07:14:05 ID:vQCGOh5J
>>387
喜べ相棒、亜樹子だ。確認した。
どんどん親密になるなフィリップと亜樹子。
409名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 11:17:04 ID:ewo7UjbS
ありがと!天にも昇る思いだぜ!
410名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 13:00:28 ID:jahHJMd9
フィリ亜樹っていいよな
この前のお酢のくだりは和んだ
フィリップって亜樹子が出してきたものにはまりやすいみたいだな
411名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 16:04:33 ID:lZOX4c1Z
翔太郎の人間性が基本分かりやすいからな
次に何するか分らん人間が来ていい刺激になってるんだろうな
412名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 16:47:27 ID:PvCmV5Ue
ディケイドアドベンチャーDVD届いた。
何だあの士夏は……「おかわり」って。
夫婦か?www
413名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 19:15:34 ID:UjuqUV94
な、なに!?
そんな発言が?くそーーーー見たいぞぉぉぉーーー!
夏みかーーーん可愛いぞぉぉぉ!
414名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 21:32:19 ID:dWAZGezy
てれびくんDVD買うんだった。
今ものすごく後悔してるぜ・・・
415名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 21:41:07 ID:4/CaXsbq

555巧×真理を投下させていただきます。
草加さんがかわいそうな事になってしまいましたので、草加ファンの方はご注意ください。

タイトル、NGは「Prank Call」でお願いします。
416Prank Call:2009/10/13(火) 21:41:53 ID:4/CaXsbq

流行りの曲を奏でる軽やかな電子音が鼓膜を揺らし、無意識のうちにふいと振り返る。
クリーニングの作業台で、アイロン済みのワイシャツを畳んでいた白い指先の動きが止まり、
手馴れた仕草でポケットの携帯を取り出して操る真理の黒髪が揺れるのが、
反対側のアイロン台で未だ慣れないアイロンがけと格闘していた巧の視界の端に入り込んだ。

「はいはい。草加くん?」

真理の可愛い唇から零れた名前を耳にして、ぴくんと眉端が吊り上るのが抑えられない。

本分は大学生である草加は、このところレポート作成に忙しいとかで夜遅くまで机に向かって何かしていた。
自分には全く関係ないし、全く興味も無いが、遅くまで起きていられるのは迷惑だった。
ヤりたい事もヤれないし。
何より、そんな草加を真理が甲斐甲斐しく世話していた事も気に食わない。
大学生って大変だよね。進級できなくなったら困るし!就職活動とかもあるし!とかなんとか言いながら、
しょっちゅうコーヒーを淹れてやったり、夜食やら作ってやったり。

馬鹿真理。草加のヤローが勘違いしちまうだろーが
お節介もたいがいにしろ

心の中で毒突く日々ももう終わったはずだった。
レポートとやらは、今日提出する予定だからだ。

「あ、無事にレポート出せたんだね!良かったね〜」
「え、お礼?いいよぉ。そんなの」
「今夜?食事でも、って?○○ホテルのレストラン!?でもマナーとかわかんないし」
「ど〜うしよっかなぁ…」

なぁにが”どうしよっかなぁ”だ!
んなとこにノコノコ付いてってみろ!お前が食われっぞ!!

「あたしは食事よりどっちかって言うとケーキとかの方が……ひゃう!!!」
『真理?!』

突然、後ろから伸びてきた無遠慮な手のひらに胸を鷲掴みにされ、真理の心臓が跳ね上がった。

『真理?どうしたんだ?』
「…あっ、なっ、何でもないって!!…っっっ!!」

馬鹿巧!!何すんのよ!!
振り返って目で訴えるが、巧は全く気にした様子も見せず、
さらにエプロンとその下のTシャツの中にまで手を潜り込ませ、直に真理の肌を弄り始める。
無骨な指先が胸の先を摘み、片方の手は腰を撫でつけながらジーンズの中に忍び込んでいく。
顎で首筋に掛かる長い髪を払われ、白い項に甘く噛み付かれた。
ざらりとした舌が何度も首筋を上下に往復する感触にぞくぞくした痺れが全身を駆け抜ける。
必死で喘ぎを噛み殺す真理の手の中の携帯から、訝しげな草加の声が漏れ聴こえた。
417Prank Call:2009/10/13(火) 21:42:35 ID:4/CaXsbq

『真理?真理?』
「っっ…ぁっ…」
『真理大丈夫か!?』
「…あっ……アイロンがっ!…熱ぅ…かったのぉっ!!」
『真理、待ってろ!今すぐ帰る!』
「だめ!!絶対帰って来ないで!!!」

はっきりきっぱりと言い切った真理の力の抜けかけた身体を、
くるりと回して向きを変え、切なげに息を吐き出す唇をそっと塞ぐ。
握り締めた携帯からは草加がなにやら喚く声が微かに聞こえる。
巧は真理の携帯の上に自分の手を重ねると、ピッと小さな音を鳴らしてボタンを操作した。

「…切ったの?」
「ああ」

巧の首筋に両腕を回してきた真理の唇に、再度、自分のそれを重ねる。
甘い感触に、互いの体温が急激に上昇していくのが解る。
真理の手から滑り落ちた携帯が、カツン、と無機質な音を立てて床に転がった。

「…電話中に何よ」
「うるせー。口説かれてんじゃねーよ」
「何よそれ!勉強大変そうだから手助けするのはとーぜんでしょ?!」
「余計なお節介しまくんな!あと誰にでもホイホイ付いて行くなよ!」
「誰にでもって…草加くんじゃん。よく知ってるじゃん」
「…ったく。それでなくてもあいつが夜中にこそこそナンかしてるからこっちは溜まってんだ」
「ナンかって…。学生なんだよ。難しい本いっぱい広げて頑張ってたよ」

うるさい、と巧は真理の細い腰を抱き取って、キスを再開する。
ぴちゃぴちゃと舌を貪る音が、窓を閉め切った静かな作業室に響いて、
真理は恥ずかしさから、逃れようと腰を引いた。

「…もぉ、ダメ!ここまでッ!」
「ばか言え。こんな半端なとこで止められっか」
「啓太郎が帰って来ちゃう……」
「今配達に出てったばっかだろーが。暫く帰って来ねーよ」

巧は真理の身体を抱き上げ、作業台の上に座らせた。
エプロンを取り払い、Tシャツを捲り上げる。
ブラを上にずらして、露になった乳房に唇を這わせると、息を飲むような声が頭上から聞こえてくる。
白い胸にくまなく口付け、幾つもの紅い花を咲かせていく。
ツンと立ち上がって固くなった胸の先を舌と指先で執拗に攻め立て、互いの欲望を煽っていく。

「あっ…あん…やぁっ……」
敏感な胸の蕾だけをいやと言う程しつこく刺激され、真理の中心に熱が集まっていった。
膣口が熱く疼いて、膝を巧の身体に擦りつけてもがく。

「身体は嫌がってねーじゃん」
「やだ…ばか…」
胸への愛撫を続けながら、巧は真理のジーンズの前を開け、下着ごと抜き取った。
裸になった両足を開いて作業台の上に乗せ、ゆっくりしゃがむと、脚の付け根に視線を送る。
418Prank Call:2009/10/13(火) 21:43:22 ID:4/CaXsbq

「やだやだやだ!そんなとこ見ないでぇ!!」
こんな明るい場所で、一番無防備で恥ずかしい箇所を見つめられる羞恥から、
真理は脚を閉じようと力を込めたが、強い男の腕からは逃れられない。

「なんで?すげー綺麗じゃん。綺麗なピンクで…」
巧は真理の下と、泣き出しそうに真っ紅染まった顔を交互に見つめながら呟いた。

「ひくひくして、やらしー汁いっぱい垂らして…」
「やだぁ…止めて、こんなの……」
意地悪な巧の言葉に反応して、ぴくんとその部分に力が入る。
きゅっと閉じた膣口から、白く濁った愛液がじわりと滲み出る。
巧はそこに唇を寄せて、あふれ出した蜜を舌で掬い取った。
上へ向かって何度も舐め上げ、敏感に膨らみ始めた芽を舌先で小刻みに嬲り始めた。

「あっ…あっ…あっん!」
真理はもう、脚を閉じようとはせず、それどころか彼の愛撫を受け入れるために、自ら更に開いた。
後方に手を付いて、細い喉を逸らして快楽に喘ぐ。
ふと、顔を下に向けると、眼を閉じた巧の紅い舌先が自分の剥き出た肉芽を、
くちゅくちゅと音を立てながら貪る様が視界に飛び込んできて、その淫靡さに眼を逸らす事ができない。
神経は昂っていくばかりで。

―――もっと、めちゃくちゃにして……―――

真理は堪らず、巧の髪を柔らかく引っ張った。
ふい、と顔を上げた巧と眼が合う。
彼女の眼を見つめながら尚も舌の動きを止めない巧の表情と、淫猥な水音に煽られ、
真理の息遣いが荒くなっていく。
自ら腰をくねらせ、乱れていく。

「腰つきがエロいな」
「…ん…ぁ…だってぇ……」
立ち上がった巧は真理を抱き締め、熱を持って紅くなった唇に自分のそれを柔らかく重ねた。
舌を絡め合わせながら、蜜が湧き出て滑らかになった彼女の中に指を滑り込ませる。
浅く抜き差しするだけで、ぴちゃくちゃと卑猥な音が響き、溢れる蜜が迸って作業台にまでとろりと流れ出す。

身に着けたままだったTシャツとブラも剥ぎ取られる。
少し冷え始めた秋の空気が、白い肌を竦み上がらせた。
しかし、すぐに巧の熱い手のひらや唇が滑らかな肌を撫で擦り、心地良い温もりを与えてくれる。
蜜を絡めた指が何度も内壁を擦り、掻き混ぜ、柔らかく素肌に触れる指先と唇の感触に
むき出しになったような神経が悲鳴を上げる。
眩暈と共に頭の中が真っ白になっていく感覚に、堪らず真理が訴えた。

「…はぁっ、あぁ……も、おねがい…」
「何?どうして欲しいんだよ」
「やだぁ……焦らさないで……」
「ちゃんと言わなきゃ、わかんねーよ」
419Prank Call:2009/10/13(火) 21:44:03 ID:4/CaXsbq

巧のTシャツの胸元に顔を埋め、イヤイヤと首を振りながらも、真理は小声で囁いた。

「ばかっ……、入れて…よ…」
「何を?聞こえない」
「…もうっ!…巧の…を、あたしの、中に…欲しいんだって、ば……」

はっきりとした真理の言葉を聞いて、巧は既に痛い程押し上げていたジーンズの中を寛げて自身を解放した。
「このまま、いいか?」
自分の胸の中でただ、こくんと頷いた真理を作業台に座らせたまま、一息に最奥まで貫く。
「ああっ、あっぁぁぁ!!」

それだけで達してしまった真理が今度は巧を締め付けて翻弄する。
巧にしがみつき、息を荒げる真理を、繋がったまま作業台から降ろし、床に仰向けに倒す。
フローリングの床が冷たくて、裸の真理がいじらしい。

「冷たいか?ごめんな…」
「ううん…へーき……。ひんやりして、気持ちいい…」
真理の目尻に丸く溜まった、ガラス玉みたいに光る涙を唇でそっと拭うと、
うっとりと眼を閉じて溜息のような喘ぎが零れた。
力の抜けた華奢な身体を押し開き、深く突き上げ始める。

「あんっあんっあっ…はぁっん!」
しばらく抱いてなかったとはいえこんな所で押し倒しちまうなんて俺って節操ないな、などと自嘲気味に思いつつも、
自分の下で可愛らしく鳴く真理に、理性の崩壊が抑えられない。
いつまでも繋がっていたい程温かい真理の中をぐちゃぐちゃに掻き回し、
ぬるぬると締め付ける肉の感触を自分自身に擦り付けて味わう。

やがて身体の奥から湧き上がる熱が急速に駆け上がってくるのを感じ始めて、小刻みに腰が震えだした。
開放して楽になりたくて。
けれどまだ離れたくなくて。
自分を保とうと限界ぎりぎりまで抑えつける。

「ぁ……もう、やばい…中に、出していい?」
「ぅ…ん…今日は、だいじょうぶ……」


「あっ、ああんっ!!」
数回、壊れそうな程激しく揺さぶられ、真理も再度絶頂に叫んだ。
真理の奥に欲望の全てを吐き出した巧にきつく抱き締められ、真理も力の入らない腕を震わせながら巧を抱き締める。
啄ばむようなキスを何度も交わし、真理を見つめながら巧が呟いた。

「なあ…俺が好きか?」

唐突に問われ、真理のくるりとした黒い瞳が煌いた。

「…じゃなきゃ、こんなことしないよ……」
「ちゃんと言えよ」

偉そうな上から口調ながらも、ちょっと自信無さげに促す巧がなんだか可哀想で可愛くて、
真理は彼の眼を見ながらはっきり告げた。
420Prank Call:2009/10/13(火) 21:44:34 ID:4/CaXsbq

「巧が好き…。すごく」

巧はもう一度、真理をきゅっと抱きしめ、照れくさそうに艶やかな長髪を掻き回した。
ふふ、と微笑んだ真理の、力の抜けた腕がころんと転がって、先刻床に落ちた携帯に触れた。

熱い……


……
…………え!?!?!?

真理は巧を押しのけ、がばっ!と起き上がった。
熱を持った携帯を拾ってディスプレイを覗き込み、その表示を見て息を飲んだ。


   通話中  
     通話時間 49:13(←尚も進行中)
   
   草加雅人
     090XXXXXXXX



「…嘘!!!何よこれぇ!!!」

慌てて切ボタンを押し、顔面蒼白になった真理。
突き飛ばされて呆然と転がる巧をきっ、と睨みつける。

「ちょっと!切ったんじゃなかったの!?」
「あー……ボタン押し間違えたんかな」
咄嗟に眼を逸らし、とぼけた様子で巧が嘯いた。

「巧」
「あんだよ」
「…わざとでしょ」
「……んな訳ねーだろ」
「嘘。おかしいと思ったんだよね。エッチの最中に巧があんなにしゃべるの。あたしにも色々言わせるし」
眼を逸らしたまま巧は、冷たい汗が流れて、心臓のポンプが激しく拍動するのを自覚していた。

「巧」
「…………」
「眼が泳いでる」
蛇に睨まれたカエルって何のこっちゃ、と常日頃から思っていた巧だったが、
初めてカエルの気持ちが解った気がした。
421Prank Call:2009/10/13(火) 21:45:15 ID:4/CaXsbq






『…嘘!!!何よこれぇ!!!』

真理の雄たけびが通話口から聴こえ、プツッと小さな音を立てて電話が切れた。

暑くもなく、寒くもなく。
心地良い風が通り抜ける、秋晴れのキャンパス。
広場の中心にある大木の木陰でベンチに腰掛け、ぴくりとも動かず携帯を耳に当てていた草加雅人は、
携帯を握り締めたままがっくりと腕を落とした。
厳つい幅広の肩が小刻みに震えている。

前に回ってみよう。
顔色は、悪い、というより赤黒い。
怒りか羞恥か解らんが、ぷるぷると太い眉を震わせ、その眉にぎらぎらと血走った眼が食い込んでいる。
ぎりぎりと音が漏れるほど奥歯を噛み締めた唇から、怒りと嘆きとともにある人物の名前が呟かれた。

「…乾巧ィ…!!!」

おそらく、並のオルフェノクなら今の彼には触れただけで灰にされてしまうだろう。
そんな彼の目の前を、薄い頭髪をパーマでごまかし、皮のテーラードジャケットを小粋に羽織り、
小脇に詩集なんぞを抱えた眼鏡の男が横切った。

草加の唇が邪悪な笑みを形作った。




―――その日の菊池家の夕餉

「おいしかったぁ。ごちそうさまっ♪」
「うん。最近朝晩は寒いからねー。温かいものが食べたかったんだよね」
「…ところで真理ちゃん。たっくんと喧嘩でもしてるの?」
「別にぃ」

ぐらぐらと煮えたぎる鍋焼きうどんを前に、冷たい汗をだらだらと流し続ける巧でした……。


422名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 21:46:09 ID:4/CaXsbq
                          
以上。
Prank Call(いたずら電話)でした。
423名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 22:39:24 ID:bWZbTtB0
GJっす!!
424名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 23:05:51 ID:oH1e+xrc
GJ!エロいしオチまであって最高w
425名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 00:21:59 ID:BiIUpMJ+
みんなが書き込んだW関係のレスに思わず

カップルの男ばかりを襲うエロスドーパントを追い詰めるダブル
だが謎の液体をかけられ昏睡状態に
自力で事務所に戻った翔太郎だったが、そこには亜樹子を襲おうとしているフィリップがいた
翔太郎はなけなしの理性でそれを止めようとするが
亜樹子の艶っぽい声でタガがはずれ、とうとう暴走しかける
だが亜樹子の涙を見た二人は理性を取り戻し再び変身、エロスドーパントを倒した
二人は謝り倒すが結局スリッパで頭をこっぴどくはたかれましたとさ(結局未遂)

こんな妄想が脳内で生まれたが、作品に昇華できない俺の罪を数えてくれ
426名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 04:58:29 ID:X8B/o7WC
たくまりGJ!
草加さん好きだけどGJ!!
427名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 13:23:43 ID:jM+6+1AF
GJ!
オチまでナイスでした!

かわいそうな草加さん負けるながんばれww
428名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 16:06:17 ID:CoqATfWW
草加ワロタ
巧真理キターーーGJ!
久しぶりに555見返してるけどたっくんカコイイ
巧真理ごちでした
429名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 17:56:38 ID:1EwnSrDk
>>425
エロスドーパントが亜樹子を犯す。
430名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 00:12:56 ID:zLQc2jvQ
巧真理、GJ!
たっくんの仕返しパネェですね。エロいなあ。
草加wwwそしてとばっちりをうけるであろうあの人www
431名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 16:30:25 ID:zR3Gv8jm
てれびくんDVDネタですまん。
駄目な人は読み飛ばしてくれ!



「な〜に難しい顔してんだ、夏みかん」って言いながら、士が夏海の頬を指でつついてる
してるシーンがあった。
ナチュラルにいちゃつきすぎだろう。

しかし……くそぉぉぉぉ羨ましいぞ士!!!
俺も夏みかんのほっぺたをつんつんしてえー!!!
432名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 17:13:21 ID:pqMndYpX
えっ、そんなシーンどこにあった!?何回も見てるけどわからない
433名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 21:58:19 ID:Z9H2oFde
そんな神シーンがあるのかい!?
記念にage
434名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 23:14:14 ID:stNFruLl
巧真理に爆笑するとともに琢磨くんに頑張れと言いたいwwwwwwww
435名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 00:15:15 ID:5VHNIcFy
>>431

同じくどこにあるかわからない。
どこだー!?

ちょっともう一回観てくる。
436名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 00:24:46 ID:gKacUNN2
431じゃないけど、なぞなぞは答えないで待ってると色々といいことある。
それにしても、マジでこのDVDはおいしすぎたな。士夏もユ夏も海夏もみんないけた。
437431:2009/10/16(金) 00:31:58 ID:MIup4gvK
>>436の言う通りなぞなぞのコーナーで答えを選ばずに待ってみるべし。
しばらく待ってるとヒントがもらえるぞ。
おいしいシーンは夏海の出題する問題に多いぜ!
438435:2009/10/16(金) 00:36:03 ID:5VHNIcFy
>>431
>>436

結局わからなくて見に来たらアドバイスきてたー!
待つっていうのは盲点だったな…二人ともサンクス!!
もう一回試してくるぜ。
待ってろ夏みかん!
439名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 00:57:57 ID:Myr5sZb3
DVD応募しなかった俺は本当に負け組だと確信した
そんな素晴らしいブツだったとは…!
駄目だ泣きたい1ヶ月前に戻りたい

誰か俺を哀れだと思って、その頬ツンツンシーンとやらをキャプってくれ…OTL
440名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 03:10:04 ID:7/SDYXXp
流石にスレチだろそれは…
まだ特撮板の該当スレで頼んだ方がいいんじゃないの
441名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 11:24:39 ID:hl7uw4U5
ほっぺツンツン見れたよ見れたよみんなありがとう!
しかもあの選択肢の映像、
持ってる夏みかんにかぶりつく士
持ってるメロンをなでまわしまくる士

萌え死ぬ
442名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 11:57:51 ID:KHqXEEyf
>>441

持ってるパイナップルに口づけてる士も忘れちゃいけないと思うんだぜ。
なんつーかこのDVDはいろいろと細かいよな、物真似とか選択肢とか。
Wネタもしっかり入ってるし。

てれびくんの話ばっかですまん。そろそろ黙るわ。
443名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 02:41:27 ID:g8blQFGa
Wチーム(翔太郎orフィリップ×亜樹子):健全あまずっぺ〜
ディケイドチーム(士×夏みかん):熟年夫婦

だなぁ、士と夏みかんは出来上がりすぎてる色々と。
ユウスケも薄々感付いてると思うわ。
引くべきところではしっかり士と夏みかんの間から引いてる。
一方空気読まない海東は(-ω-;)…
444名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 10:47:44 ID:nIpH5+eA
海東はワザと空気読まないんだと思う。
士と夏海の仲を邪魔しようとか思ってんだよ、三角関係的な…
445名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 11:25:51 ID:zRMOwDat
翔太郎亜希子のどきまぎ感もフィリ亜希子のしてやったりと照れた感じもどっちもイイ…!
446名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 12:10:09 ID:mtuiSXir
海東はファザコンの息子って感じがする。
お父さんと遊びたいのに、お父さんはお母さんとばっかプロレスごっこしてる。
447名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 14:04:51 ID:hJDc++fx
海東は邪魔するのも愉快犯的に行うだろうな
もやしの悔しがる顔見たさにw

ウラがモモさんからかう感じで
448名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 14:12:05 ID:VEOVnJ8/
士と夏海の関係はもっと発展するのかなぁ?
449名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 15:03:41 ID:nB6tzwvR
士と夏みかんは今の距離感が結構好きかな
見てるだけでニヤニヤでき、妄想する余地も十分アリで
でも発展するならしてほしいようなしてほしくないようなジレンマ

海東が夏メロン呼びするのは士への対抗心(?)やら反抗(?)なのか…
450名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 16:52:47 ID:0/y8rUeE
士夏はセクロスしてないのに
命まで削ってあげちゃうプラトニック愛でも
エロパロ愛でも萌えてしまう
451名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 16:59:55 ID:nIpH5+eA
俺は夏海が好きだが士に敵わない海東がいい。
最初は士の反応が見たくて手を出そうとするけど途中で本気になればいい
452名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 17:02:53 ID:hJDc++fx
シンケン編とRX編の夏みかんの嫁ぶりは完全に惚れてるだろ
だからこその映画のアレもあるんだし
453名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 17:27:24 ID:ee5YTh3U
映画か……。
映画も良かった。色っぽかったな。

つーか士が夏みかんを呼び捨てにするときの声音ってエロいよな。

454名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 17:56:00 ID:mhNCLaMd
「待ってることにしたんです」「おかえりなさい」発言があったと思ったら
命削ってあげちゃうあの流れには驚いたもんだ。
映画は映画で雨の中のドア越しとか夏みかんの「大切な人の…」とかあったしな。

改めてこの二人はいいなと思ったぜ。
455名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 19:33:56 ID:pBB2fkNT
男としては夏みかんは守ってあげたくなる女だと思うんだ。
456名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 00:12:52 ID:Prf6Xfu/
Wの疑似家族っぷりは面白い

ところで、ベルトをフィリップがつけることもできるんだろうか
翔太郎が目覚ましたら膝枕とかいつか見たい
いや、別にフィリ亜樹も好きなんだけど
なんとなくこのシチュは翔太郎で見たいというか
457名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 00:47:05 ID:B0GSjkX4
照れてブツブツ言いながらも頭ずっとのっけてそう<翔太郎
458名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 01:06:52 ID:2hUFtVV1
そうだったらかわいいな
あとでフィリップと感触についてとかアレコレ熱く語り合えばいいww
1回くらいそうならんものか
459名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 07:51:57 ID:W5Os/3RW
ベルトを着けてると二人の体は同調する。
つまり、どっちかがセックスしてればもう一人にもその感覚が伝わる。
460名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 08:35:12 ID:Mc2Gk7Jd
思いっきりデート状態だったなフィリップと亜樹子。
翔太郎は翔太郎で女子高生囲むなんて…w
461名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 08:42:02 ID:+3MgTdMw
まさかこんなにフィリップと亜樹子多めだとは。
しかしプールを覗き見てる翔太郎はどう見ても変質者の類だろw誰か怪しめよw
462名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 09:00:13 ID:SoiQ6wSR
DCDの再放送見て思ったんだが・・夏海は八代とユウスケ見てるから後で士に甘えてればいい
士も甘えてそうな気がする。

Wは良かったな。フィリップと亜樹子のデート、最初の亜樹子と翔太郎にも萌えた
463名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 09:17:14 ID:qZuIaUsh
今日のディケイド再放送、ニヤニヤしながら夏みかんに体当たりする士がキモエロス
464名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 16:27:44 ID:B0GSjkX4
今日のデートシーンはよかった高校生っちくだた!
465名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 18:01:40 ID:W5Os/3RW
ペットと比べられる婿、不憫。
てか猫が幹部とか、これだから家族経営はw
サーベルタイガーネコ見て思ったんだが、ヒューマンのメモリも当然あるんだよな。
人間操っちゃったり出来るんだろうか。
ハーレムハーレム!
466名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 18:09:45 ID:jGufqSZh
フィ亜樹可愛すぎる。和んだw
飛び降りるときに「無理無理無理!」って首ふる亜樹子がなんか可愛かった
467名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 18:34:37 ID:SK5rK7it
>>465
つ[ハートのカテゴリー2]
468名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 19:34:07 ID:k6o96j26
フィリップと亜樹ちゃん萌えすぐる!

469名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 19:55:06 ID:ad7yCBCJ
手を取ってドーパントから逃げるって
それなんて駆け(ry
470名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 20:24:54 ID:Mc2Gk7Jd
亜樹子も「恋人みたいじゃん!」と言ってたし意識しだしてくれたらイイナ!
若菜姫は姉疑惑があるから亜樹子となのかな、フィリップは。
翔太郎が若菜姫を矯正するのか、ガイアメモリの力や今の黒い性格やらから。
471名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 20:38:52 ID:2hUFtVV1
>>469
手を取って逃げるっていいよな!あとちゃんと後ろに守ってたのもよかった!

フィリップが一緒だと亜樹子は振り回される側に回るというのがおいしい
さすがフィリップ
逆に翔太郎は亜樹子(とフィリップ)に振り回されっぱなしだからがんばれと思ったww
472名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 00:44:21 ID:KdGZzQK+
空き缶に躓く亜樹子を支えるフィリップに萌えたw
473名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 02:32:29 ID:5kuMP8gt
しかしあれだな
クイーンたちと一緒にいる翔太郎は傍から見たら完全に援交だな
474名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 04:09:28 ID:FKtoEAJL
ちょっと遅い話題なんだけど、ユウスケの中の人のブログ見たらユウスケの舞台に遊びに来てたみたいだね
その二人のツーショット写真なんだけど、二人は同じくらいの身長のはずなのに夏みかんめちゃくちゃ屈んでるよな
ヒールと厚底靴なしなのかもしれないけど女の子の方が身長が大きくて男の方が小さいってのに何か萌えてしまったw
475名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 05:04:33 ID:bOeVPm37
それ俺も思ったw

夏みかんのヒールは士とのバランスだろう。
なんで、あの二人はベストバランスだがユウスケは気の毒なことに…w

ユウスケも決して低いわけじゃないのにな。
他三人がデカすぎるんだ…!
476名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 05:36:31 ID:tbzHaanN
俳優の公称170センチはたいてい170以下、女優の公称170センチはたいてい170以上だから
477名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 16:33:30 ID:svjOM/JI
>>473
事情知らないナマクラさんにでも見つかったら聴取されるだろうな援交疑われて。
478名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 16:48:41 ID:6ofsGh8G
ユウスケは小さいほうが可愛い
479名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 22:07:47 ID:wFmYsSvt
すでに「鳴海探偵事務所では女子中学生を囲っている」って噂が立ってそうだがw
480名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 22:57:29 ID:svjOM/JI
ああ、刑事連中は中学生呼びだったか。ありうるw
翔太郎は絶対スク水女子高生ガン見したはず、千鶴探しという理由つけて。

>>471
亜樹子もフィリップも互いに互いを振り回してないか?時々によって立場変わるが。
前回はお酢プレイで亜樹子がフィリップ振り回してたが今回はそのお返しでフィリップが亜樹子振り回してって感じで。
481名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 23:38:52 ID:7u7jF/Fa
翔太郎のロリコン疑惑がむくむくと

482名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 00:37:48 ID:BQ797xPp
フィリップと亜樹子の下手するとオカンと子供みたいな関係に萌えたw

つか変身時はダブルに意識が移ってるから、バスで亜樹子の肩にもたれてたこと全く知らないんだよな。もったいナス
483名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 07:49:48 ID:2qU25h+K
>>467
どんな人間にでも変身出来るんですね。
484名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 08:27:18 ID:312hwYC6
>>481
キミは今更何を言っているんだ
485名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 19:43:09 ID:1IG+7xYb
亜希子が看病したりされたりな描写がみたい!
486名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 12:33:51 ID:X3JOxRY2
>>485
亜樹子が看病する場合、民間療法満載な看病になりそうだなw
興味持ったフィリップがふらふらしながら検索しようとしてベッドに引き戻される事数回とか。
翔太郎が伏せっている場合は、「いや、そんなの絶対効かねーって」とか看病に文句をつけまくって
いつものように喧嘩になると思いきや乗ってこずに優しく看病されて意外な一面にちょっとどきどきしたりとか。
亜樹子が部屋から出て行ってからお礼を言うツンデレ感を出したりとか。

この3人だと妄想がエロイ方向に行かない…orz
487名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 15:32:19 ID:YzifMDdH
何故かねぎ巻きにされるフィリップが浮かんだ。

あんなに否定してたのにもう亜樹子がいることに馴染んでる翔太郎。
488名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 17:39:52 ID:KRQ43Tin
じゃあ亜樹子に、ネギを突っ込もう。
489名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 19:08:01 ID:iakGmzkc
亜樹子は翔太郎に看病されるんだろうな。
翔太郎は亜樹子の弱っている姿に…
亜樹子はいつもケンカ越しのやりとりだったからやさしくなってる翔太郎に…

フィリップは翔太郎が出かけてる時に看病だな。自分から動かないと思う。
490名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 20:33:43 ID:THfbnyC+
なんか亜樹子が掃除してる時にエロ本見つけて亜樹子に怒られる翔太郎ってのを妄想した。
そしてそのエロ本を読むフィリップ。
491名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 20:40:08 ID:J9rNIMIF
「四十八手か…興味深い、試してみよう亜樹ちゃん」
492名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 21:37:51 ID:KRQ43Tin
検索の後は実践だよね。
493名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 21:57:01 ID:M+xeegSb
閲覧不可な程凄いプレイなんだろな今回の
女の方がアレだけ嫌がるなんて
494名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 03:19:38 ID:dFtRdinY
>>491
「あたし、聞いてない!」
と抵抗を試みるものの、細身で引きこもりがちなフィリップの
どこにそんな力があるのか。
あっという間に組み敷かれ、全く身動きの取れない状態に追い
込まれてしまった。

第48話『Fを試せ/フィリップはそれを我慢できない』
深夜にこんな電波を受信したw
495名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 17:51:57 ID:rMPsS0kO
>>494
F=ファックですね。
496名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 09:39:12 ID:JH0VT1UF
夏みかんの中の人、髪バッサリ切ってるじゃねーか!!

ああでも短いのもイイな……。
ディケイドの映画にあれで出るわけじゃないだろうけど。

可愛いぜ夏みかん!!
497名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 09:41:47 ID:QHY1M4O+
はいはい特撮板池
そういうエロ関係ないただの萌えレスはふさわしいスレあんだろ
498名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 10:11:35 ID:JH0VT1UF
そりゃそうだ。
スマンかった。
499名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 16:50:08 ID:6px99wWY
>>497
そんなにかっかしなくても…
穏便にいこうぜ
500名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 21:45:38 ID:Hvm0Qd1g



繋いだ手の柔らかさに驚いて。
―――知識は経験の足元にも及ばないね、とフィリップは唸った。


獣のようなドーパントから逃れて、飛び込んだ荷台の上で翔太郎の元へと手放した意識が戻ってくる。
目を開けると、すぐ横に眠る亜樹子の顔があって、フィリップは冷静に驚いた。
このゴミ袋だらけの荷台で平気で眠れる神経の太さ・・・すごいよ亜樹ちゃん・・・
まぁ命からがら逃げ回って、体力精神力全ての増幅をはかられ力尽きたと言った方が正解か。
自分の興味を優先したことで亜樹子を危険に晒したことを申し訳なく思ったが、
今はそれ以上に亜樹子対するなんとも形容しがたい感情が芽生えていることに思考が集中する。

女の子って、何もつけなくてもいいにおいで・・・柔らかい・・・
―――もっと君を知りたくて、もっと君に触れたくなった。


「学問なき経験は、経験なき学問に勝る」
暗い部屋に閉じこもって知識ばかりが増えていく毎日に、君と言う、実体を伴う検索対象が、増えた。

501名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 21:47:07 ID:Hvm0Qd1g
エロなしですごめん。
先週初めてWに萌えた、書けるようになっていくといいなぁ。
502名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 21:56:35 ID:H1043/YI
グググGJ!!
エロなしでもすごくいい!

だんだん書けるようになることを応援してる!
503名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 00:39:59 ID:mMcbUZRB
すごくよかったです。
504名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 00:43:03 ID:EH6X72Gz
ネタバレ













タックルと夏海・・・
まさかディケイドで寝取られ・寝取り要員がでようとはorz
505名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 02:33:45 ID:OrTPRFvV
>>501
凄いよかったです!
Wは直接的なエロより
読んでいるこっちも甘酸っぱくてニヤニヤしちゃうような話の方が萌えるw
506名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 18:38:40 ID:JQqBfKSJ
>>500
GJ!!
ずっとお待ちしてました!!!
507名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 23:41:08 ID:s+md3fEX
GJ!!フィリップ萌え!!
508保管庫”管理”人:2009/10/25(日) 02:39:02 ID:aSsSqR2k
こんばんは、保管庫管理人です。

初代エロ萌えスレの作品を途中まで保管しました。
初期スレのため、現在投下されている作品とは雰囲気などが異なっており、なかなか面白い保管作業でした。

また、見にくい・分かりづらい等問題がありましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。

冬映画は、ウルトラかライダーか。
509名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 02:57:21 ID:l9Je85xH
>>508
いつもありがとうございます。
510名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 08:30:39 ID:nuDif4Sy
>>508

二つまとめて愛して見に行くべきですよw
511名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 08:43:27 ID:leJuK93K
フィリップくん鬼畜だなあ
興味がセックスに向かったら間違いなくこのスレのようになるな・・
512名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 08:45:03 ID:5jEi+IjL
フィリ亜樹フラグ確定キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
男と女、仲直り…どんな検索内容にせよアダルトありだろうな…フィリップ…
513名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 08:59:25 ID:v1d6eGis
W
メインのカップルより
今回の高校生の方が妄想が余裕な件について
514名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 09:49:16 ID:m2oz27Zg
>>508
乙です!

>>513
まったくもって同意。
そして翔ちゃんのターンがまったく来ない件について
515名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 11:38:10 ID:6QeOkq4L
暗くて狭い所に閉じ込めれば仲直り、ってのは明らかにヤりゃ仲直りすんだろ、って事だろw
516名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 11:49:55 ID:nuDif4Sy
>>515
普通に考えたらそうだよなw

そしてもう新婚の仲が・・・
余程満足させられないんだろうな婿殿
517名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 12:30:09 ID:leJuK93K
左探偵は毎回依頼人や関係者の美女とロマンスがあるんだよ。
ハードボイルドの探偵なんだからな。
年増の子持ちや高校生のガキとかは論外なだけさ。
518名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 17:34:07 ID:5jEi+IjL
やたら中学生を強調して亜樹子挑発したところに翔太郎の嫉妬を感じた。
次回敵地潜入って亜樹子がテラー父様とナスカに襲われる展開キタコレ!?
519名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 19:52:08 ID:1TLJQjw8
フィリップもああやって亜樹子を追い込みそうだな。
「亜樹ちゃん、僕らも仲を深めようよ」
520名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 22:46:19 ID:gMDFVbPF
翔太郎と亜樹子がいつものように喧嘩して、見かねたフィリップが
暗くて狭いところに二人を押し込めるとか

「二人はそこでゆっくり仲直りしておいでよ」
「ちょっと待て!仲直りも何も、最初から仲良くなんかねーよ!」
「そーだそーだ!って、あんまりくっつかないでよ、どこ触ってんの!?」

エロにはならないか…
521名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 23:51:43 ID:5jEi+IjL
>>519
最後亜樹子ににじり寄ったフィリップの顔がマジすぎて変に焦った。
口では富士山雑学淡々と言ってるだけなんだが女追い込む時の顔だあれ。
一瞬だがたじろいた亜樹子とかあそこの一連のシーン、何かエロを感じた。
あとギャリーに千鶴と弾吾閉じ込めて盗み聞きしてる時密着しすぎだよな亜樹子とフィリップ。
翔太郎マジ蚊帳の外…
522名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 00:38:30 ID:6jCe44IK
誰か
千鶴とだんごを閉じ込めたら仲直りして、その場でヤり始めて、
フィリップがそれを検索して、
亜希子に「 僕達もヤってみよう。」
とかなる
SS書いてくれ。
523名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 03:08:10 ID:Ml28q404
>>522
思い切って自分で書いてみなよ
524名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 10:50:58 ID:6N62xlrP
>>522
>>533に共感。まってますぜぃ//
525名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 12:50:56 ID:w0oqm+Si
>>516
妹「お姉様を満足させられるのは私だけよ」
こうですね。
526名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 18:30:39 ID:tHkkwicA
>>508
お疲れ様です!
いつもありがとうございます!
527名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 21:15:57 ID:DAuFNDLd
>>525
このスレもついに近親相姦の時代に・・・!
528名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 23:14:28 ID:Zp5OI+MI
姉妹と婿殿で3Pが見たいぜ!
529名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 01:16:50 ID:GTxdPdEB
いや、姉に冷たくされてむしゃくしゃして
何故か妹姫を襲っちゃうダメな婿殿なんかもいいぞ
530名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 01:21:48 ID:5B9QUm6O
いやいや、あの婿殿はそんなことはせんだろう。ここは、お客様に……
531名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 04:15:12 ID:jFy1M2uK
>>528
それを隠しカメラ経由でライブで楽しんでいる琉兵衛の姿が…
532名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 05:14:11 ID:WKE39moZ
>>529
冷たく足だけでされてしまう婿殿とかどうだろう
533名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 10:29:00 ID:5B9QUm6O
逆にMな婿も見てみたい………ハァハァ
534名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 18:47:17 ID:60cJHWxX
あんなんなのに、実はMな姉妹ハァハァ
535名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 01:29:04 ID:xbEKFkl+
本編で意味深な描写のあった父様と若菜姫だな、園咲関連では。
536名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 12:33:42 ID:Gd2WTzgt
猫は?
537名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 16:43:47 ID:QFQs95ef
538名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 16:47:11 ID:QFQs95ef
ごめん手が滑った…

>>536
そういえばミックってオスなのメスなの?

キバのブルマンはメスなのが最終回でわかるよな
剣のナチュラルもメスっぽいけど…
539名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 17:05:28 ID:sZWQnXab
>>538
役者(役猫?)はメスらしい
ミックとしての性別は不明だが
540名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 23:18:16 ID:IpqNA+IY
空気読まずに士×夏で投下スミマセン
541名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 23:22:29 ID:IpqNA+IY

ぬるり、と指が中に飲み込まれる。
指先から伝わってくる熱さに、士は感嘆のため息をもらした。

「・・・・・・熱いな。それにヌルヌルだ」

独り言のように言うと、身体の下で浅い呼吸を繰り返していた夏海が、かあっと頬を染めた。

「も、もうっ・・・!そういうこと、言わな・・・・・・あんっ!!」

弱い部分を責めるように指を動かすと、すぐに身体が震え出す。
卑猥な音がいやらしく響いて・・・・・・快楽に歪むその顔を、士は上からじっくりと観察した。

と、
じっと見られていることに気づいた夏海がそれを嫌がって、これ以上見られないようにと自分の手のひらで
士の目を覆おうとする。

「みなっ・・・見ないで、くださ・・・、はっ、ああ、やだっ・・・・・・!!」

士はそんなものお構いなしに、視界を遮ろうとしてくる夏海の手を軽々と退けた。
両手をひとまとめにして、自分の片手で彼女の手首を拘束する。
シーツ・・・・・・頭の上にしっかりと押しつけて固定すると、彼女を隠すものは何もなくなった。
中に入っている指をぐるっと回すと、こんなに濡れて柔らかいのにきつく締めつけようとしてくる。
夏海が脚を閉じようとするのを、ぐいっと膝で開かせて阻止した。

「あっ・・・あ・・・!」
「いいな・・・。イイ顔だ・・・・・・」

乱れた呼吸がじっとりと部屋に満ちていく。
上気した頬。
涙が滲む、薄く開かれた瞼の奥に見える濡れた瞳。
可愛い声をこぼす唇・・・・・・。
どれだけ見ていたって飽きることはないだろう。
俺の指に・・・感じてる。
そう思うと、ゾクゾクとした興奮が背中を駆け上がった。

「つかさく・・・!もう・・・!!」
「・・・イクか?
 いいぜ、まず・・・・最初の一回な」
「んんっ、ん、ん―――!!!」

目をきつく閉じ、全身を激しく震わせて夏海は一度目の絶頂に達する。
その瞬間の表情を目に焼きつけながら、士は満たされた気分だった。
夏海は感度も反応もいいし、苛め甲斐もある。
そしてそれは、ぜんぶ自分がそうしたのだ。
彼女のすべてを初めて暴いた、あの日から。

士は獣のような笑みを浮かべると、夏海の中から指を引き抜いて、替わりに自身を埋めた。
542名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 23:24:35 ID:IpqNA+IY

「―――!!」
「はぁ・・・・・・きついな」
「いや・・・!」
「嫌じゃねえ、イイだろ?ほら・・・・・・。指だけじゃ足りねぇだろ?」

イったばかりで敏感になりすぎているそこは、信じられないほど甘美な場所。
一番奥に先が当たると、蠢いているのがよくわかる。
こんなにきついのに、溢れ出す蜜が潤滑油になって、動きにくいということはなかった。
焦らすようにゆっくりと腰を引き、一気に強く押し込む。
繰り返す動きに、士自身、余裕がなくなってくるのを感じていた。

「ひぁ・・・あっ、ん、ん・・・!!」
「はあっ、夏海っ・・・!」

いつもそうだ。
ほぼ無意識に繰り返す腰の動きはそのままで、士は朦朧としてくる意識に身を任せる。
じっとりと湿った夏海の肌に唇を寄せながら、その背中に両腕をまわして抱く。
結局、いつも最後には自分の方が余裕がなくなってしまうのだ。
全身で引き込もうとしてくる彼女に逆らえない。

「くそ・・・・・・」

長くはもたない。
それを感じると、密着していた身体を剥がして士は夏海の上から半身を浮かせた。
片方の脚を抱えて自分の肩に掛けると、身体を横向きにして深く突いてやる。
腕を伸ばして、胸の先で尖る部分を指の腹で撫でてやると、そこが限界だった。
いきなり強い力で引き絞られて、抗う隙も与えてもらえない。

「あっ、あ・・・・・・あ、ああああ!!」
「くっ、は・・・!」

夏海に引きずられて、士も身体を震わせる。
こんなに深い充足感を味わえるのは、彼女とこうしている時だけだ。

絶対に言ってやらないけど・・・・・・多分、相性ってやつもいいんだろう。
強い絶頂に漂うぼんやりとした頭のまま、なんとなくそんなことを士は考えていた。
これだけ気持ちいいんだったらそうに決まってる。

「はぁ・・・・・・」

最後に、ぶるっ、と背中が震えて快感が突き抜ける。
まだ繋がったままで荒い息を互いに整えていると、夏海が薄く目を開けてじっと見つめて
きた。
彼女が何を望んでいるか察して、士は身を折ると顔を寄せる。
ゆっくりと重ねた唇は―――確かに甘い味がした。
543名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 23:26:37 ID:IpqNA+IY

獣のような感情は、出て行ってしまったのだろうか。
つい先ほどまでの強い気持ちが嘘のような穏やかな気分に、士は自分で驚いていた。
目を閉じたままでずっと黙っている夏海の頬に触れると、瞼が重そうに持ち上がって、咎めるような
色の瞳が見える。

「・・・大丈夫か?」
「・・・・・・・・・誰のせいですか・・・」

ぐったりと疲れた様子の夏海は強く反論する気力もないらしく、首に両手を回すとゆるく顔を
寄せてきた。
その甘えるような仕草に、愛しさがこみ上げる。
じわじわと身体の奥から何かが這い上がってきて、獣の感情は少し眠っているだけなのだと知る。
再び熱を持ちはじめた身体に・・・・・・きっと彼女は気づいてる。

「士くん、もう、今日は・・・・・・」

囁く声には制止するような、許しを乞うような響きがあったが、聞き入れるつもりは毛頭ない。

「もうちょっと、休憩な」
「・・・・・・」

耳元で告げると、夏海が諦めた様子で小さく溜め息をつく。


一時的に眠っていた獣が再び起きるまで、もう少し。
それまで、この緩やかな時間を楽しむのも悪くない。

―――濃密な夜は、まだ、始まったばかり。

士は笑うと、眠ったふりをしてこの場をやりすごそうとする夏海をぎゅっと抱きしめた。
544名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 23:28:19 ID:IpqNA+IY
内容ないエロスマソ。
ちょっと書いてみたくなった・・・。

士は底なし。
545名無しさん@ピンキー:2009/10/29(木) 05:45:32 ID:Y9r2xDub
士夏GJ!

世界の破壊者は自分の限界をも壊して愉しみ尽くすまで執拗に攻め立てるんですね
そのくせ夏海に余裕がなくなるところがおいしいw
エロい二人ごちそうさまでした!
546名無しさん@ピンキー:2009/10/29(木) 07:01:43 ID:NR/tmbZG
GJ!
やっぱりこの2人はエロいと再認識
547名無しさん@ピンキー:2009/10/29(木) 18:41:24 ID:nEPYDio+
GJ!!!

大変美味しくいただきました
久しぶりの萌えをありがとう!!
548名無しさん@ピンキー:2009/10/30(金) 19:31:19 ID:ScU+IyY8
やっぱディケイドも萌えるね。
549名無しさん@ピンキー:2009/10/30(金) 20:21:31 ID:LCrut4CB
映画もあるし……楽しみだな
550名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 11:11:42 ID:u7lbjnMc
士の中の人のブログがけしからん。実にけしからん。
551名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 13:25:42 ID:3mg1YJyV
見に行ってみたけど、何がけしからんのか俺にはわからんかった
士夏ネタじゃねーの?
552名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 23:19:57 ID:OQm/lvww
>>550

> 士の中の人のブログがけしからん。実にけしからん。
553552:2009/10/31(土) 23:20:58 ID:OQm/lvww
>>550
すまんミスった

枕2つの寝台にうつぶせ?
554名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 17:43:43 ID:3r0DdlNG
冬の映画楽しみだ
555名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 08:29:31 ID:HTOvu7Jp
名無し戦闘員にまわされる夏みかんが見たい
ユウスケでもいい
556名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 15:48:36 ID:teHL9ZQB
もやし「夏海…晴れてライダーになれたんだ、俺がファイナルフォームライドさせてやる」

夏海「えっ…ち、ちょっと待っ!あぁぁぁん!」

こうですかわかりません
557名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 19:35:21 ID:sNgl3JFr
夏みかん変身すんの?
558名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 22:56:59 ID:1inV+F1e
予告じゃキバーラの仕業で変身してたよね、嘘予告かもしれないけど
FFRじゃユウスケが尻刺されてたことがあったが、夏みかんはまさか剥かれて(ry
559名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 05:05:47 ID:6kaXRgbY
翔太郎と亜樹子で書いてるがさっぱりエロに進まねぇ
少年誌程度なエロでもいいのかなこのスレ
560名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 06:06:07 ID:tX5vM4d8
>>559
俺は大歓迎。待ってます。
561名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 18:47:45 ID:cMiZwKR7
ここはエロなしの作品も多いからどんどん投下してくれ!
562559:2009/11/03(火) 21:39:35 ID:6kaXRgbY
意見サンクス、亜樹子萌えをダラダラ書いてる感じなんで文章のシェイプアップと推敲して明日か明後日にでも投下します

なんか最近中の人も普通に可愛く見えてきたんだ、くやしい・・・
ビクビクッ
563名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 23:14:07 ID:nLsJEi2n
>>562
楽しみに待ってるぜ!
つか亜樹子の人って普通にかわいくね?
564名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 23:43:39 ID:OrsT6jf0
まあムッコロフェイスさえしなければ
565名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 01:02:03 ID:TQaIfkoZ
フィリップ×亜樹子を目指したんだが、未遂で挫折……

それは、本当に突然だった。
亜樹子が閉じこもりっきりのフィリップの様子が気になって、
地下室に行って彼の側に近付いたら、いきなりキスされたのだ。
しかも、舌を絡めた上に、胸元に手を差し入れて揉み拉き始める。
何が起こっているのかわからず、一瞬パニックに陥るが、
やがて、そんな対象として見られてなかったのか思うと、悔しくて涙が出てきた。

「あれっ、何か間違ってた? おかしいな。
年上の女性と仲良くなる方法で検索したんだけど」
それまでの激しいキスとは裏腹に、きょとんとしたフィリップの表情は、
幼い子供がどうして自分が怒られているのかわからない時に見せるものと同じだった。
「……フィリップ君、どういう検索をしたのか、詳しく教えてもらえるかな」
「前回の仲良くする方法だと、ライトノベルの学園ものになったから、
今度は項目にハードを付け加えてみたら、ハードコアって出たから、それを検索……」
「ち、ちょっと待った! そのハードコアって、もしやポルノ!?
よーするに、年上の女性とヤる方法を検索したんかい!」
「痛いよ、亜樹ちゃん」
いつの間に手にしていたのか、亜樹子専用突っ込みスリッパが、
スパーンと小気味良い音を立てて、フィリップの頭にヒットしたのだった。
566名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 01:02:25 ID:TQaIfkoZ
でも、人付き合いに慣れてないフィリップが、わざわざ自分と仲良くなる方法を検索したのかと思うと、
それはそれで、亜樹子としては嬉しくなる。
「とにかく、もう二度とあんな事はしちゃいけないんだからね。
君たちは2人で1人の探偵でしょ。探偵が犯罪者になる訳にはいかないでしょ」
「あれって犯罪なの?」
「合意無しでヤると、間違いなく犯罪です」
理解できないって顔をしているフィリップだが、参考にしたのがポルノでは、
無理もないのかなっと、亜樹子は思い直す。
「あのね、もう少しフィリップ君は、女心を理解しないと駄目だよ。
どうせ参考にするなら、ハーレクインとかにしなさい」
……後日、フィリップが本家(米国)の方を検索してしまい、その莫大な量と範囲指定が微妙だったせいで、
やっぱりおかしな方向に走ってしまったのは、ある意味当然の結果だった。

何事もなかったように事務所に戻って行く亜樹子の後ろ姿を見つつ、フィリップが呟く。
「亜樹ちゃんは、あーゆー事は初めてっと」
自分を子供扱いするけれど、他人から身体に触れられるのに慣れていないのが、はっきりわかった。
小ぶりだが己の掌に吸い付くように納まる、柔らかな果実の感触を思い出すように、
フィリップは何度も手を握り締める。
「……胸が小さいのを気にしてたみたいだけど、
それってヤるうちに大きくなるって言うし、僕が大きくする分には問題無いよね」
567名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 01:09:40 ID:TQaIfkoZ
初めてこのスレに書いたので、何かおかしな点があったらすみません。
どうしてもエロくならないこの2人。好きなんですけどね……
568名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 01:13:53 ID:KHMc/bXI
GJ!
フィリ亜樹イイヨイイヨー
569名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 10:51:26 ID:ZMbSAUtz
GJ!!
子供扱いしてお姉さんぶってるのにうぶな所長萌え〜
570名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 12:08:25 ID:npJrxvCd
フィリ亜樹GJ!何気に確信犯的なフィリップにめちゃ萌えた!

てか所長、ハーレクインならいいんかいwww
571名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 01:41:24 ID:JoM2KjDG
極魂剣発売おめ

しかし剣はエロネタにしにくいな…
572名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 02:05:26 ID:mX788SGb
一番出番の多い女性があれだからなぁ
始はロリコンのイメージが強すぎるし
やるとしたら橘さんか睦月か
573名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 02:29:42 ID:+ESkRD3i
みゆきさんや虎姉がいるじゃん
574名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 08:06:45 ID:9QSv7z6z
フィリ亜樹GJ!
ラノベからハードコアにフイタw
エロくならなくてもかわいい二人、よかったです!

>>559
待ってます!!
575名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 18:09:52 ID:vC3CbkD7
>>571
剣崎と家出少女(名前忘れた)はなんか良かったけどな
それに嫉妬する広瀬さんにも萌える

まぁ基本は始と天音なんだろな…
剣崎がアンデッドになった10年後とかどう?
576名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 20:35:47 ID:LeoqqdGk
そういや、剣崎だけまったく恋愛関係の話なかったよね…
橘さんは小夜子さん、睦月は望美がいたけど…
始は・・・・天音ちゃん?
577名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 20:49:57 ID:EmYJ44AQ
女の子が絡む話はあった。うみちゃんだっけ?
広瀬さんは虎太郎が食ったんだろうか…
それとも虎太郎が広瀬さんに食われた?
578名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 01:18:58 ID:c6fux+1i
翔一君と真魚ちゃんとか好きだが、どう書いてみてもこれエロくならないぞ……
なんつーか、エロが全く想像できない。恐ろしい。
579名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 02:10:19 ID:Nusc4PzQ
女性遍歴はけっこう多い(なんか失礼)葦原さんとかはどうなんだろ…。
一応恋人もいたし、ギルス覚醒前ならそれなりにゲフンゲフン
580名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 03:39:08 ID:IfvWdryY
最終回から数年後、田舎から戻って来た真由美さん(涼の最初の彼女)と再会して…
とか
581名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 07:42:23 ID:xq/YnrNG
何気にライダーの主人公って恋愛とかほとんどないの多いよね。
劇場版の真司と巧と渡ぐらいしか思いつかん。


582名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 09:03:39 ID:v7s1XXDB
仮面ライダーに恋人なんてけしからん
583名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 11:45:04 ID:f7oBrD6u
良太郎は結婚して孫も出来ることが確定してるけど、
嫁さんの情報が一切無いからにんともかんとも
584名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 14:43:56 ID:n7dSSR+v

クウガ…桜子さんはマジで友達っぽい、なんか関西キャラに好かれてたよね?
アギト…天道ほどでは無いが基本姉さん
龍騎…優衣は友達っぽかった、ファムと一番フラグ立ってたが……北岡が玲子さんと付き合うのは気に入らないらしい
555…普段喧嘩してますが真理のためならラキクロにもなります
剣…強いて言えば広瀬さんが一番近かったかな、でも始ばっかり気にしてた気が…イヤナンデモナイ
響鬼…幼なじみ居たな…だが本人は鍛える事のみっぽい
カブト…妹しか見えてない
電王…中の人はナオミ、ハナさんは姪にあたる将来孫が…
キバ…ミオさんとは死別、しかし結婚はするらしい…相手が居るとしたら静香?
ディケイド…てつを編あたりから夏みかん大好きになってきてる…映画ではどうなるか…
ダブル…まだまだ解らない、憧れはクレイドールたん

大まかにはこうだね
とりあえずツンデレは料理しやすいってわけだな、だいたい解った
585名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 15:01:26 ID:eBXEi2BK
サブは恋愛多いのにな
アギト:ギルス、北条さん
龍騎:蓮、先生、サノマン
555:K太郎、三原
剣:ダディ、ムッキー、ムッコロ?
ヒビキ:イブキ、トドロキ
カブト:映画加賀美、大介、坊ちゃま(何下に全員悲恋か)
電王:桜井さん
キバ:753
ディケィド:ユウスケ、ショウイチさん
W:婿殿
586名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 17:02:16 ID:IgUXH7ed
もう士はタックルとくっつけばいいと思う。
海東は普通に夏海の士ポジションというお宝を奪うだろうな。
587名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 17:45:19 ID:+uEr8fqW
海夏か……それもオイシイな。
傷ついた夏みかんを慰めて欲しい。
588名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 21:55:58 ID:IgUXH7ed
海東に夏海の頭撫でてほしい。
そんなキャラじゃないけどやってほしいんだ。
士がしたことない事を海東は夏海に……
589名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 07:40:10 ID:ZHlqTosa
夏みかんはタックルに士もヒロインの座も奪われるのか
590名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 08:29:09 ID:Nzu9EQRR
タックルはかませ犬
591名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 08:41:13 ID:w+Qa3T7P
>>585
ディケイドの所にタクミと轟鬼も入るな
592名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 09:04:35 ID:kkHIW0TS
今日のW良かったな。
亜樹子は翔太郎に子供として見られたくない的な…
593名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 11:31:59 ID:BcvZf48z
冴子大好きすぎて名護さん化してた婿殿のほうが印象的だった
594名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 11:35:08 ID:uEffeBR3
ダブルに助けられた後の麻衣さんがぶっかけられたみたいでエロかったです
595名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 17:11:55 ID:X56Aifzr
亜樹子のメイド服姿がかわいかった
だれかあの格好でのエロを…
596名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 21:01:58 ID:kkHIW0TS
確かに亜樹子可愛かったな。
翔太郎はメイド姿見て何か思わなかったのか……
597名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 02:52:33 ID:NlL5wVF/
婿殿の真意がわからなくなった
598名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 09:20:07 ID:imE6+cdI
メイド亜樹子と心配な翔太郎にそれを眺めるフィリップににやにやしていたらまさかの婿殿だった
婿殿ってああいうキャラだったのかw冴子さん好きすぎだろうw
599名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 03:57:05 ID:s7CJpMH5
婿殿、もしかして冴子さん怒らせて
閉め出されてたのかな、とふと思った
600名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 20:39:24 ID:m9ziuT5f
婿殿は名護さんと同じ道を辿るであろう。
最終的には正義の味方に・・・つまり亜樹ちゃんとの絡みも期待できる!!!
601名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 21:41:50 ID:12yIbTP3
婿殿と亜樹子か…それもいいが婿殿は冴子一筋でいてほしい…
602名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 23:46:52 ID:pd9I8hdg
戦闘力、そしてこのスレ的要素
婿殿と冴子、ガチでやり合ったらどちらが強いのか
603名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 10:45:20 ID:LlYXgYCD
一番強いのはミック様

冴子さんまでミック様に取られる婿殿!
604名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 18:54:44 ID:994GCHhc
今日がもやしの日ときいて思わず士の日かと思ってしまった。

Wもディケイドもあと1ヶ月後に公開かと思うとwktkしてくる。
CMでも新しいカットがあったし、映画館でも予告流れ始めたみたいだし。
605名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 20:00:56 ID:q52CqKxa
Wとディケイド共演するみたいだな、
フィリップに色々調べられる夏ミカンとか良いなwww
606名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 20:19:30 ID:+V551n9/
夏みかんともやしのエロさは異常だったな


もやしなのに
607名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 17:45:51 ID:aNFmNJQF
>>606
「もやしなのに」吹いたww

冬映画でさらなる進化を遂げてることに期待(エロ的な意味で)
608名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 20:48:49 ID:pryoNr8A
なんかこのスレのせいか士が鬼畜でものすごくエロい奴ってイメージがついちゃったぜwwww
609名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 21:09:22 ID:NAxOrmZi
上に同じく
610名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 21:32:02 ID:nF6+mKrM
真司×霧島美帆か
リュウガ×霧島美帆みたいな。
611名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 21:47:23 ID:vSoIFfg7
>>608

同意w
612名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 22:03:29 ID:k9I0K1GS
士夏エロス
613名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 23:39:11 ID:5mbahBjb
>>610
美穂「もう…イイ男が台無しじゃない」

この一言で充分です
614名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 13:31:09 ID:f0CHJAho
夏メロン最高
615名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 20:25:07 ID:ubPlfAzR
最近、夏みかんを夏メロンっていう人も多くなってきたな。
616名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 08:07:31 ID:6PQVP2/N
立派な夏メロンを持ってるからな
617名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 09:06:23 ID:xRarqkpI
>>602
今日決まりましたね。
でも一方的DVはSMの関係でもないと個人的に苦手だから
霧彦がMに目覚めず精神ダメージ受けて堕ちていく方向なら自分涙目。
618名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 15:37:39 ID:14rGyXXq
>>616
もやし「海東に盗まれないよう俺が管理してやろう
    夏みかんごとな!」
619名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 17:36:06 ID:hq9PFCu+
スイーツメモリの声が他より甘く聞こえて噴いたw
あれがスイーツwと呼ばれる人種か。

夫婦喧嘩じゃなくて、一方的なお仕置きなんだな。
成る程。あれに堪え続けられるのはクレイドールの軟らかい体だけ、と妹さんは言いたいわけだ。
620名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 19:54:10 ID:xRarqkpI
霧彦の痛々しい傷痕に涙目でガクブルしててすっかり忘れてたが
亜樹子、フィリップにあーんてして食べさせてたな、自作ケーキ。
フィリップが素直に食べたのにドキッとしたわ。
亜樹子に対して結構従順だなフィリップ。
何か知らんうちに言うこと聞いちゃってる感じか。
621名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 20:43:34 ID:gwZnkLgB
全裸の婿殿、これで二回目。
反響が大きかったからと中の人が言ってるが、婿殿=全裸のイメージが植え付け(略
622名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 01:40:21 ID:5JBc8TGQ
ラストのケーキ食べさせてたとこ、
亜樹子とフィリップ間接キスだったよね?
朝から滾ったわ

そしてまさかの全裸2回目w
623名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 11:31:45 ID:gAviuvcl
保管庫みて思ったが

士夏の基本は中だしか


何と言うエロさ


おのれディケイド!
624名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 16:30:58 ID:2RoAptiy
妄想の世界でくらいは自由に中出しwww
625名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 22:45:40 ID:lOLVkmLs
ちょい前で真司×美穂の話題が出ててドキッとした
美穂×真司ともとれるくらいの関係が個人的に好きだ
626名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 23:24:13 ID:xqfIJK1P
夏みかんの太ももが久々に見たい
627名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 23:30:20 ID:ZkYJYyry
話によるともやしVS嫁が見れるみたいだし
やはり寝技かな
628名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 11:48:35 ID:JkJImyaM
ディケイド、ディエンド、クウガの三人がかりで攻撃だな
629名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 12:31:31 ID:Csp86XJk
規制解除の喜びのあまり、スレの流れも読まずに
好き勝手絶頂にまたぐらがいきりたつコピペ改変を投下。



「諸君、私はエロパロが好きだ」
630諸君、私はエロパロが好きだ:2009/11/17(火) 12:32:48 ID:Csp86XJk
諸君、私はエロパロが好きだ。
諸君、私はエロパロが好きだ。
諸君、私はエロパロが好きだ。
諸君、私は仮面ライダーのエロパロが大好きだ。

士×夏海が好きだ。
巧×真理が好きだ。
渡×静香が好きだ。
モモ×ハナが好きだ
ヒビキ×香須実が好きだ。
ぼっちゃま×ミサキーヌが好きだ。
男の強引さに女が振り回されるシチュが好きだ。
悲哀漂うライダーたちのSSが好きだ。
もちろんエロなしのネタも、未視聴のネタの大好きだ。
鬼畜が好きだ。凌辱が好きだ。
だが根底に愛がある、そんな設定が大好きだ。

アギトで、龍騎で、555で、剣で、響鬼で、
カブトで、電王で、キバで、ディケイドで、
平成ライダーで考えられる全てのカプの、ありとあらゆるエロパロが好きだ。
「つかみにくい」と噂のクウガやWのSSを、心待ちにするほど大好きだ。

毎回お約束のようにトラブルに巻き込まれ、敵に奪われていくヒロインを見るのが好きだ。
ドラマパートの短い部分に、萌えを見出した時などは心がおどる。
少ない公式燃料の中から邪推し、妄想と放送のセリフがかぶった時など胸がすくような気持ちだ。
稀ではあるが、本編内で完全に出来上がった名護×恵には感動すら覚えた。
話数が進むごとに、中の人たちがこなれていく様子を観察できるなど、もうたまらない。
子供向け番組のハズなのに、日曜の朝っぱらか裸を全国地上波にのせるなんて最高だ。
シリアスなテーマ、複数の脚本家によって描かれるこじれた話を、1シリーズ完走しきったときなど絶頂すら覚える。
そんなキャラ達の、番組では映さない部分を妄想補完するのは、とてもとても素敵なものだ。
ラブくて甘々で糖度の高いSSを、脳内再生しながらブラウザの前でにやつく。
これこそ、萌えの極みだ。

諸君、私は投下を 萌え尽きるような投下を望んでいる。
諸君、私に共感するライダー愛好家諸君。君達は一体何を望んでいる?
更なるSSを望むか?今年の夏の劇場版公開時のような投下祭りを望むか?
公式から外れようとも妄想の限りを尽くし、読み手を骨抜きにする萌えの嵐を望むか?

「冬の陣!!」「公開まで!!」「あと25日!!」
631諸君、私はエロパロが好きだ:2009/11/17(火) 12:33:41 ID:Csp86XJk
よろしい。ならばSSだ!
我々は満身の力を込めて、今まさに主張せんとする萌えの魂だ。
かつてない大規模規制による投下の少なさに、約1カ月もの間耐え続けた我々に、
ただの投下ではもはや足りない!!
大投下を!! 一心不乱の投下ラッシュを!!
我らはわずか1スレの、エロパロ板全体で見れば少数派にすぎない。
だが諸君は、一騎当千の古強者だと私は信仰している。
放送終了作品のカプでも、過去スレから雑談を引きずり出し、眠りこけている萌えを叩き起してやろう。
その萌えをSSに託し、カプに共感させ、眼をあけさせ、思い出させてやる。
まずはSSありきだと。
需要と供給のはざまには、いかんともしがたい溝があれど、
埋めるためには自らの萌えを訴えるしかないのだと。
あまねく職人様たちが規制に苦しむ今、自らの哲学で萌え尽くしてやろう。

 ブラウザを起動。ようつべ・Pandora・veoh各種視聴サイトにて検索開始
 保管庫の過去投下作品を確認。

「ライダー愛好家 全諸君へ」
 全作品、全劇場版を可能な限り視聴。
 読み手から書き手へ 状況を開始せよ。

征くぞ 諸君。
632名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 12:36:53 ID:Csp86XJk
そんな感じで投下失礼します。
カブト完走記念。
大介×ゴン 本編終了8年後の設定です。


タイトルは「Anniversary」
ダメな方スルーお願いします
633「Anniversary」 :2009/11/17(火) 12:37:50 ID:Csp86XJk
「今日は楽しかったね。みんなに綺麗になったってほめられちゃった」

丁寧に施されたメイクと華やかに飾られた髪は、主役なんだからと大介がしてくれたもの。
久しぶりに会う馴染みの顔ぶれに褒められたことがうれしくて、ゴンこと百合子は上機嫌だった。
誕生日のパーティだったはずが、あっという間に宴会になってしまい、早めに抜け出してきた。
正直、自分の誕生日をダシにされた感はあったが、すっかりシェフが板についたひよりさんが
『16歳の誕生日は特別だから・・・・』と当時のメンバーを集めてパーティを開いてくれた。
(確かに、特別かも・・・・)
みんながそれぞれに用意してくれた、おもちゃではないアクセサリーや花束、
華奢なヒールの靴や時計などのプレゼントを見て思う。
まだまだ大人とは呼ばれなくても、子供って訳でもない。
条件つきでも結婚できる年齢。

「まだ、みんな盛り上がってるかな?」
東京タワーの見えるあの店から近い、大介のホテルでメイク落としをしてもらいながら尋ねる。
「あれからだいぶ経ってるからな・・・・あの店に集まるのも、久しぶりだし・・・・」

手際良くアップにされている髪をほどく作業をすすめながら、大介がうなずく。
何年も前から見慣れている光景でも、いざ自分がされるとなると勝手が違う。
髪や頬にあの指先が触れるたびにどきどきする。
慣れた手つきで進められる作業。
鏡ごしに視線が合うと、微笑んでくれる優しい笑顔。
(そういえば昔、大介に会うためにあのぼっちゃまの所でバイトしたこと、あったなぁ・・・)

まだ小学生だった自分にメイクなんて似合わなかったけど、
あの時もらった透明なグロスは大事な宝物になった。
以前に比べて表舞台に立つことはなくなったけど、大介の仕事は順調だった。
時間があるかぎりアシスタントとしてマネージャーとして手伝ってはいても、
それでも一緒にいられる時間は少なくなっていて。

「大介も本当は残りたかったんじゃない?」
「・・・まさか!あいつらとは友達って訳でもないし・・・元気でやってるのが分かれば、それでいいよ。
 それに、お前を1人で帰す訳にはいかないしな」
「まだそんなに遅くないし、1人でもだいじょぶだよ?」

こうは言っても大介はあたしを置いて戻ってりしないとわかってながら、口にしてみる。
(困らせるようなわがままは言わないんだから、これぐらいはいいよね?)

「だめだ。1人でなんて危ないだろ? ちゃんと送るから、顔洗ってこい」
「はぁい。・・・でも、あたし、今日は帰らないよ?」
「ん?何か言ったか?」
「ん〜、知らなーい」

ごまかしながら、ユニットバスに向かい、扉を閉める。
今日は帰らない。前から決めていた。
お互いに気持を、はっきり言葉で確認したことなんかないけど・・・・・・
緊張を深呼吸で落ち着かせながら、百合子は帰るためではない準備を始めた。
634「Anniversary」 :2009/11/17(火) 12:38:53 ID:Csp86XJk
充分すぎるほどの時間をかけてシャワーを浴びて、簡単に水気だけを拭き取った濡れた髪のまま、
バスタオルだけを身にまとう。
ユニットバスから部屋へと戻ると、さっきメイク落としをしてもらった鏡の前で、
ドライヤーの準備をしている大介の後姿が見えた。
今にも飛び出してしまいそうな心臓。ひどく緊張しているのがいやでも分かる。
出会った頃から、ずっと追いかけてきた。
はぐれないように、置いていかれないように。
その背中にゆっくりと近づき、腕を伸ばす。

「大介・・・・」

名前を呼ぶ、声が震える。
必死で抱きつきながら、想いを口に出す。

「ずっと待ってたの・・・16になるのを。まだ足りないかもしれないけど、私、大ききなったでしょ?」

いつも変わらない優しい笑顔の中に、さびしそうな陰りをみつけたのは2、3年前。
自分に対する態度もその頃から変わった。
丁寧に、普段女の人に対するもの以上に大切に扱われるようになった。

「ゴン・・・・・」

降ってくる声で困っているのが分かってしまう。

「大介の全部を知りたいの・・・・・」

肩に長い指の手が置かれた。
応える言葉はなく、訪れる沈黙に感じる拒絶。
崩れ落ちそうになる膝を、あふれ出しそうな涙をなんとかこらえて、まわした腕をほどく。

「・・・・もういい。わかった。・・・好きだと思ってたのは、あたしだけだったんだね」

背を向けてここから立ち去ろうとした時、あの大きな手に腕を掴まれた。
驚くより先に背中に大介の身体を感じ、きつく抱きしめられる。
そして、絞り出すような、苦しそうな声が耳元で聞こえた。

「・・・待ってたのはお前だけじゃない。俺だって待ってた。ずっと、こうしたかった。
 ゆっくり花ひらいていくお前を、どんな気持ちで見てたと思う?」
「大介・・・・」
「・・・・お前は、俺の・・・・おれ、の・・・・」

いつものように言葉が出てこない様子の大介に、いつものように助け舟を出す。
「相棒、でしょ?」
「・・・違う。そうじゃない。お前はきっと出会ったときから、俺の運命の女だったんだ」
「・・・ねぇ大介。うれしいけど、言ってて恥ずかしくない?」
「ちょっとだけ、な?」

どんな顔しているのか確かめたくて、振り返る。
いつもの微笑む表情とは違う、真剣な顔をした大介がいた。
精一杯伸びあがり、高い位置にある首筋に腕をかけて、ゆっくり近づいてくる彼を迎え入れる。
自分と同じように腕を拡げ、背中にまわされた大きな手。
強く抱きしめられる感覚に、めまいを感じて瞳を閉じる。
頬に感じるあたたかさは、昔つないでいたてよりもあたたかくて。
自分と同じように少しだけ早い鼓動が聞こえた。
嬉しくてたまらないのに、なんで泣きたくなるんだろう?
635「Anniversary」 :2009/11/17(火) 12:39:40 ID:Csp86XJk
「わかってると思うけど、大好き・・・・」

言いながら顔をあげると、待ち構えていたかのように重なってくる唇。
ただ触れるだけではなく、舌先が輪郭をなぞるように動き、漏れる吐息がかかる。
ゆっくり何度も繰り返されるその動きに、息が詰まる。

「・・・怖いか?」
「大介だもん。こわくない」
「・・・・俺はちょっと怖い」
「なんで?」
「これ以上お前を知ってしまったら、今までみたいにたまにしか会えないなんて、ガマンできなくなりそうだ」
「・・・・大丈夫。これからもずっと、大介の側にいるから」

背中にまわされていた手が動き、指先が背筋をすべっていく。
腰骨あたりから上に向かってゆっくりと、確かめるように身体のラインをなぞる。
いつの間にかバスタオルを外され、ベットへと運ばれる。
素肌の上をやさしく指先が移動していく。
直接皮膚をなぞられる感覚を、追いかけるように心地よさが拡がっていく。
甘くしびれるようなそれに意識が押し上げられ、呼吸が、鼓動が速くなる。
首筋に、胸元にキスの雨が降る。

「・・・これ、なに? 今、何してるの?」
「俺がどれだけお前を想ってるか、身体に覚えてもらおうとしてるの。それと、確認」
「・・・確認って、なんの?」
「お前の身体を今までずっと想像してたから。実際はどうなのか、確認中」
「よくわかんない・・・・けど、さわられるって気持ちいいね・・・・・」
「お前がさわられて気持ちいい場所の確認もしてるよ?例えば・・・・」

言いながら胸の先端を口に含み、器用に唇で挟み込みながら音をたてて吸い上げられた。
はじめての感覚、耐えきれずに吐息がもれる。
恥ずかしさと気持ちよさに、身体に力が入らなくなる。

「・・・大介のえっち」

普通に話したつもりでも、出てきたのは自分のものとは思えないくらい甘えた声。
胸元にうずめていた顔をあげて、にやりと笑う大介のいつもとは違う瞳に息をのむ。
見たことのない表情。きっとまだ、あたしの知らない大介がいる。
もっと、見せて・・・・・全部、教えて・・・・・・

「・・・・これからもっとえっちな事、するぞ?」

言いながら、シャツのボタンを外し脱ぎ捨てるその仕草に、思わずみとれる。
ここまできて、部屋の電気が明るいままだったことに気がついた。
慌ててベットサイドで灯り調節をしようと伸ばした手を、背後から止められた。
うなじの辺りに息がかかり、肩口に感じる唇の感触。
同時にするりとまわされる腕に、身体ごとベットの真ん中へ引き戻される。

「・・・・消すなよ。もったいない」
「だって・・・・恥ずかしいよ・・・・」
「ずっとガマンしてたんだから、見せてくれてもいいだろ?」
「・・・・・あたし、初心者なんだから、手加減してくれてもよくない?」

小さくため息をつきながらも、灯りを落としてくれる。
これでいいか?と目で尋ねられてうなずくと、さっきと同じように繰り返される長いキス。
頭の芯がくらくらして、何も考えられなくなってくる。
「大介・・・・」
抱きしめてくれる大きな手と、ゆっくり溶かされていく感覚に身体を預け、
ありったけの想いを込めて、愛しい人の名前を呼んだ。
636「Anniversary」 :2009/11/17(火) 12:40:25 ID:Csp86XJk
ずっと想像していた彼女の身体は、思っていたよりはるかに綺麗だった。
細い肩につながる鎖骨。灯りをおとしたせいで影をおび浮かび上がって見える。
張りのある滑らかな白い肌。服の上からは分からなかった膨らんだ胸。
華奢な腰と下肢に続くなだらかなラインは大人のそれと変わらない。
隅から隅まで確認したい思っていたのに、ああ言われては引き下がるしかなかった。
昔はいつも一緒にいた。それが当たり前だった。
知り合った女性たちと慰め合うこともあった。
けれど、いつのまにかそんな火遊びもできなくなり・・・・・
いつからだったろう? わざとゴンと呼び、自分の気持ちを誤魔化すようになったのは。
少しづつ綺麗になっていくその姿を確認しながら、この肌に触れたいと何度思ったか分からない。
他愛もない日常の中。当たり前のようにいるだろう彼女のクラスメイト達。
顔も知らない相手にまで嫉妬を覚える自分に、余裕なんかない。
深く長いキスをしながら、掌で滑らかな肌の感触を確かめる。
恥ずかしそうにしながらも、触れる指や舌先に反応し白い肌がうっすらと紅く染まる。
口腔をまさぐる舌先に、慣れないながらもためらいがちに応えてくれるのがいじらしい。
粘膜が擦れ合う快感とともに、想いがかなった歓びが興奮を煽る。
先へ急ぎたがる本能を押さえつけ、首筋から鎖骨へ、
そして胸元へとゆっくり舌を這わせ、乳首に向かって舐めあげる。
すでに固くなり始めている先端に吸いつきながら、もう片方を指先で揉みしだく。

「あ・・・・っは、あぁ・・・・・」

荒い吐息に、混じりはじめる甘い微かな声。
時折、びくんとふるえる彼女の反応に愛しさが湧き上がる。
利き手で乳首への愛撫を続け、指先で腰に向かって肌をなぞり、舌先で舐めおろす。
腹部のくぼみに舌を差し込み、内腿を撫で上げた瞬間、ためらうような声が聞こえた。

「・・・・待って・・・・・・」
「・・・さっき『こわくない』って言ってたのに?」

からかうように言いながら、脚の付け根のさらに奥へ手を伸ばす。
潤み出している襞をやさしくかき分け、探るように動かせば、指先に蜜が絡む。
漏れるため息に、まじる反応。
必死で抑えようとしているのが分かった。

637「Anniversary」 :2009/11/17(火) 12:46:05 ID:Csp86XJk
「キス・・・して? なんか、声が・・・恥ずかしいの・・・・」
「わかった・・・・」

自分の答えに、ふっとほころぶ表情を見て、ちょっとしたいたずら心がわいた。
閉じられてしまった膝の間に、強引に身体を割り込ませる。
うっすらとぬるつく秘穴の上、赤いふくらみを舌先で探り出し、吸い上げる。

「やぁあっ!・・・そこ・・・じゃっ・・なっ・・・・ああぁっ」

突然の刺激に耐えきれず、高く響く嬌声。
まだ充分とはいえない潤いのかわりに、舌で唇で快感を誘い出す。
じわりとにじみ出す愛液と、自分の唾液が混じり合い、熱く開き始めた花びらを濡らしていく。

「・・・だいっす・・け・・・・・ってば・・・!」
「キスしてって言っただろ?」
「・・・だから・・・そこじゃっ・・・・なぃっ」

喘ぎながら途切れる言葉でも、懸命に伝えようとするその態度。
上気して潤む瞳にニラまれても、こっちにとっては逆効果。ねだられてるとしか思えない。
うっすらと涙のにじむ視線を見上げ、あえて聞く。

「やめたい?」
「・・・・・大介・・・ずるいよ・・・・」
「そうだよ。俺はずるい大人なんだよ。・・・だから、やめてあげない」

再び舌先で肉芽をなでつけ、もだえる腰に手をまわす。
よじられる身体を押さえて、捕えた肉芽をさらにぐるぐると舐めまわす。

「んんんっ!ああぁ!!」

ようやく返ってきた期待通りの反応。
甘えた切ない声。もっと聞きたい。
もっと溶かして、この場に閉じ込めてしまいたい。
何かをつかむような仕草で、こっちに向かって伸ばされる細い両腕。
応えて片手を背中へまわして抱きしめる。
もう片方に指先を、溢れ始めたぬるつきの中心にゆっくり差し入れていく。
乱れる呼吸に合わせて蠢くその中は、指1本でも動かすのが苦しいほどきつい。
内襞の1つ1つをなぞる様に拡げていけば、指先に吸いつく感触が絡む。
抱きついてる細い両腕に力がこもるのは、きっと痛みのせいだろう。
涙がひかる瞳にキスを落とす。
蕩けた視線の揺らめきに、残っていた理性が消しとんだ。
煽られ続け、痛みと苦しさを感じるほどに膨らんでいる昂りを、
愛液の泉に押し当てて、柔肉の熱に誘われるまま突き入れた。
638「Anniversary」 :2009/11/17(火) 12:47:09 ID:Csp86XJk
異物を押し返そうとする秘穴の抵抗から、伝わってくる強烈な刺激。
焦れ続けている欲が奔り出そうとするのを抑えつけ、ぎちぎちと音を立てそうな程きつい場所を
奥に向かって押し拡げ、少し戻して繰り返す。
溢れ出す蜜を指で掬い、固くしこっている肉芽に塗りつけ、軽く爪をたてる。

「・・・ふっ・・・あぁ!」

響く声に、悦びの色が混じる。
同時に繋がった奥のほうから熱いくらいの愛液が降り注ぎ、ひくつく内襞をさらに濡らしていく。
挿しこんだままの昂りに、絡み包み込まれる。
まだ充分に動いている訳でもないのに、昇りつめてしまいそうだ。
潤んで溶けた瞳、汗をおびて色を変えている滑らかな肌。
耳に滑りこむ甘い声、目に映る彼女の全てに引き寄せられて、逆らえない。
背筋を快感が奔り、腰骨を震わす。
限界まで耐えて引き抜いた瞬間、白い欲が、さらに白い彼女の肌を染めた。






情事の跡が色濃く残る部屋に、カーテンの隙間から街の灯りが差し込む。
昇りつめた意識が少しずつ戻ってくる。
慕ってくれている彼女の気持ちを利用してしまったようで、わずかな罪悪感が胸をよぎる。
きっと、さんざん泣いたんだろうな・・・・
気の向くままに遊んでいた頃、『ホント、女の人に弱いんだね』とさびしそうに言っていたのを思い出す。
あの頃の小さな女の子は、どんな想いで自分の側にいてくれたんだろう?
緊張とはじめての経験から意識を飛ばしてしまった彼女は、すぐ隣で規則正しい寝息を立てている。
久しぶりに見るその寝顔は、年相応に幼くて・・・・・切なさが胸に詰まる。
天涯孤独の自分にとっては、家族同然の、守るべきもの。

自分のために急いで大人になろうとしている彼女。
見ないふり、気がつかないふりをして誤魔化し続けた想い。
その対象を手に入れてはじめて、どれだけ欲していたかを思い知らされる。
抱き締めたつもりでいても、しっかり抱きとめられて、全てを受け入れてくれる。
守っているつもりが、心の奥の一番やわらかい部分は、ずっと守られ続けていた。
薄く幾重にも重なり、つもった想い。
いつまでも変わらずに、側にいてほしい。
彼女が目を覚ましたら、素直に伝えよう。
すぐそばにある確かな存在のあたたかさに、まどろみ瞳を閉じる。
起こさぬように気をつけながら、ゆっくりさやしく抱きよせる。

いつも耳触りだと思っていた街の喧騒も、部屋に響く時計の音も、今だけは心地よかった。


639名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 12:50:57 ID:Csp86XJk
終わりです。失礼しました。

やりすぎたなと自分でも後悔はしてますが、反省はしてません。



640名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 17:39:27 ID:j5O4btqF
GJ!よく投下してくれました!
641名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:01:19 ID:8nBt4QbR
GJ!!

ところで夏みかんの人が昼ドラ出るそうですな。
この髪型、士はなんて言うかしらねぇ?
http://www.cow-spot.co.uk/tokusatsu/19/src/1258428355356.jpg
642名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:20:59 ID:+y2W3VK+
投下GJ

コピペみて思ったが、ここは基本平成だけだな
戦隊みたく昭和カプも投下されたらいいのに。茂×ユリ子とか
まあ需要のあるなしってのもあるんだろうけどね
643名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:27:53 ID:GcLqq5Tp
士×ユリコは誰か書いてくれそうだ
644名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:34:24 ID:Z9rhb4ru
>>642
昭和CPは昔立ってたライスピスレにあったな
あれの茂×ユリ子はよかった
645名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:20:11 ID:L9ludlWD
大介×ゴンはめちゃくちゃ好きだからうれしかった
すごく萌えた、GJ!!!!
646名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:20:39 ID:L9ludlWD
>>641
昼ドラっつってもノリは蓮の人が出てたヴァンパイアホストとかそっち系らしいぞ
647名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:46:20 ID:pfXIMyt0
大ゴンを待っていた!
感動した!GJ!
648名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 00:55:14 ID:Cjygi9Zs
亜樹子のメイド姿を、フィリップだけ見られなかったから、
フィリップ×メイド亜樹子で書いてみたけど、エロなしです。
649名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 00:56:32 ID:Cjygi9Zs
スカートを両手で軽く摘まみあげて、
軽やかに走ってきた亜樹子を見て、フィリップは目を見開いた。
「お〜いフィリップ君、どお、似合う?」
「……相変わらず亜樹ちゃんってば、超計算外。それ、どうしたの」
「園咲家から持ち帰ってきたのよ。
捜査の為とは言え、あのまま脱ぎ捨てはできないし、
ちゃんとクリーニングして返さなきゃいけないから。
でもその前に、フィリップ君に見せておこうと思って。
メイド服って、今時珍しいでしょ」
フィリップに見せる為、亜樹子はメイド服に着替えて地下室にやってきたのだった。
今回の事件では、彼は事務所に閉じこもりっきりだったので、
見る機会が無かったから。
彼の目の前に来ると、長いスカートの裾が綺麗に広がるようにくるっと回ってみせた。
ところがフィリップは、いきなり足元にしゃがみこむと、スカートの裾を捲り上げる。
「何するねん!」
「あれ、ヘッドドレスはしてるのに、ドロワースとペティコートは穿いてないんだ」
真剣な顔して、フィリップは言葉を続ける。
「正規のメイド服って、そういうものだってあったけど、違うの?」
650名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 00:58:13 ID:Cjygi9Zs
その後、にこにことしながら写真撮影に励むフィリップに、
亜樹子はため息まじりに呟いた。
「フィリップ君がメイド服マニアだとは、知らなかったわ」
「それって何? この姿は亜樹ちゃんが僕の為に着てくれたものだろう。
ならば全てを検索、記録する義務が僕にはある」
何やら自分の思惑とはずれているけど、正面・後ろの全身像から始まり、
服の各パーツ、カフスやカラーまでも、嬉しそうに記録として撮っている、
フィリップを見ていると、仕方が無いのかなっと亜樹子は思う。
徹底的に検索せねばいられない彼の性格は、今更どうしようもないし、
勘違いしてスリッパ攻撃しなくて良かった、と……
「でも亜樹ちゃん、主人のお手つきされなくて良かったね」
「な、何よ、それ!」
「だってメイドって、その手の誘いを断る事ができないんだろう」
「……それっていったい、どこから仕入れた知識なのか、聞いてもいいかな?」
「えっと確か、ハーレクイン・ヒストリカルだったかな……」
「現代日本と19世紀ロンドン社交界、ついでに現実と物語を一緒にするなぁ〜!」
これにはさすがに耐え切れなくて、亜樹子の突っ込み用スリッパが、
フィリップの頭に勢い良く炸裂したのだった。
651名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 01:00:46 ID:Cjygi9Zs
「データ転送完了、消去」
カメラ内のデータを、全て消去する。
フィリップは亜樹子が自分の為に着てくれたメイド服姿を、
たとえ翔太郎であっても見せる気はなかった。
「でも亜樹ちゃん、全く気付いてなかったよね」
ヘッドドレスの付け方を見るとか、エプロンの胸元のレースを撮ると説明しただけで、
ああも素直に信じてしまうと、逆に大丈夫なのかとフィリップは心配になってしまう。
頭の先から足元まで、服だけではなくて亜樹子自身もじっくりと鑑賞した上に、
さり気なく手や身体を密着させていたのに、
彼女には自分に対する警戒心がまるで無かったのだ。
「取り敢えず、これで亜樹ちゃんのスリーサイズは、把握っと」
いつもの活動的な服装は彼女らしくて似合っているけど、
今回のメイド服のように全く趣が異なる衣装も魅力的で。
いつか、彼女に似合う服を検索してみようと、フィリップは思うのだった。
652名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 01:04:28 ID:Cjygi9Zs
以上です。
653名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 01:09:20 ID:JE0cdMSj
GJでした!
前にもフィリ亜樹SSを投下してくれた人かな?
ありがたやありがたや
654名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 01:11:52 ID:bP5qjnc9
フィリ亜樹きたあああこれで勝つる
655名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 08:49:53 ID:DamfP7EJ
フィリ亜樹GJでした!!
亜樹子は確かにもうちょっと警戒心を持たないといろいろ危ないな
あとしっかりデータ消しておくフィリップ抜かりないw
656名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 12:03:47 ID:n6uDHKGe
フィリ亜樹いいよ可愛いよー!

「あーん」の下りも思ったけど、亜樹子はフィリップが年下な分警戒心薄いというか
フィリップが食べたフォークで自分もケーキ食べるとかだいぶ気安いよな
そこが可愛くてにやにやするんだけどな!
あっその後翔太郎にも勧めてたか!魔性の女ですね鳴海所長!

翔亜樹も今回の池の前のやりとりでおっ!と思ったよ
亜樹子の無鉄砲さが昔の翔太郎自身と重なって歯痒かったのかもしれないが萌えた
657名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 12:39:30 ID:vLU4HO/9
所長、元から好きだったけど
今週初めて心の底から「可愛い」と思った

しかし啖呵切る所長に、敬愛する師匠の姿を二重写しにして感動してる翔太郎の
あまりにGJなヘタレっぷりに中々翔太郎×所長に進まないw
翔太郎のおやっさん越えまでいろいろと待ちだな
658名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 19:08:28 ID:J5kxvPeT
俺は翔太郎×所長は平気だ。
おやっさんの娘だからと守って来たが気づけば……
っていう感じがいいかもしれない。しらないうちから好きになってた感じが似合うと思うんだ。
659名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 21:42:26 ID:zwzvn/zH
亜樹ちゃんに対する「可愛い」はペットとか小動物に対する「可愛い」と一緒な感じだ。
660名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 07:00:31 ID:1ZL/cgA7
>>658
ぼーっと読んでたら一瞬所長をおやっさんかと思って血の気が引いた
夜勤明けでネットなんかするもんじゃないな
661名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 07:32:44 ID:nfmqL58T
男×バッシャーって需要ある?
662名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 09:00:21 ID:LteocC9q
>>661
BLじゃねーか。
663名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 17:45:57 ID:5xqC9ibC
一瞬サイドバッシャーかと思ってハァハァした
664名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 17:48:16 ID:0x0BhJKC
バッシャーが本編中で男の娘として扱われてるならまだしもなぁ
665名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 18:11:24 ID:HmJ5N50k
今日も寒いっすねー

555巧×真理を投下します。
最終回直後ぐらいの設定で、終盤のネタバレがありますのでご注意ください。


タイトル、NGは「温かな雪」でお願いします。
666温かな雪:2009/11/19(木) 18:11:59 ID:HmJ5N50k

冬は嫌い


この冬一番の寒さだというその日は、空の色も朝からどんよりと暗く、重い。
時折吹きすさぶ寒風は、頬を突き刺すように冷たい。

夕方、美容院の仕事から帰宅途中の真理は、空から舞い落ちてくる、
頼りない白くふわふわした物質を認めて顔を顰めた。

冬は嫌い

陽気な音楽が絶えず流れ、華やかな電飾に彩られた街のはしゃいだ様子とは裏腹の、薄暗くて重たい空気。
寒くて身体は動かないし、美容院での水仕事のせいか手荒れも酷くなる。

雪も、クリスマスも嫌い

火事に巻き込まれて両親が亡くなったのも、こんな雪の降るクリスマスだった。
寒くて凍えていても温めてくれる手は無く、独りぼっちで震えて泣くだけだった夜を思い出させる。

でも
今年の冬は違うかもしれない

感覚のなくなった、荒れて紅くかさついた指先を口元に持って来て、温かな息を吹きかける。
そんな真理の口元がふいに、独りでに柔らかな笑みを形作った。
芯から冷え切って痛みを覚えるつま先を包むブーツの足元さえ、軽やかに駆け出す。
667温かな雪:2009/11/19(木) 18:12:26 ID:HmJ5N50k



夕方から降り出した雪は勢いに強弱をつけながらも、際限なくふわふわと舞踊り続けている。
まだ積もる程の勢いはないようで、地上に辿り着いては儚く消えていく。
寒い、寒い夜。

啓太郎などはすっかりはしゃいで、
初雪だよ!積もるかなぁ。積もるといいねぇ。なんて呑気に笑っている。
明朝、積もっていたなら、きっと仔犬みたいに庭を駆け回って、
雪だるまの四つや五つぐらい作っているだろう。
巧は猫舌で暑がりのくせに寒さにも弱いようで、
図々しくも一番風呂を浴びると、さっさと自室に引き篭もってしまった。
たっくんは猫だなぁ、なんて笑われている。

一方、真理は。
こんな日は、お風呂でどんなに温まっても、冷え性の定めか指先はあっという間に冷たくなる。
片付けとか明日の準備とか、寝る前にやらなきゃならない事もたくさんあるし、
細々した用事をこなしていくうちにどんどん身体は冷えていく。
一刻も早く暖かいベッドに潜り込みたい。
逸る気持ちを抑えて、とんとんと小気味良い音を立てて階段を駆け上がる。
けれど、向かった先は自分の部屋ではなく……。

ドアを開けると、既に明かりが消された薄暗い部屋。
まぁるく膨らんでいるベッド。
巧は寒いときは何時も、まん丸になって眠っている。


ほんとに猫みたい

真理の中に意地悪心がむくむくと膨らみ、形の良い桜色の唇に、ニヤリと邪悪な笑みが浮かんだ。
そして、無邪気にベッドへダイブ。

「うわ!!何すんだよ真理ィ!!」
「いーじゃん。寒いから入れて♪ホラ、寄って寄って」

真理は無遠慮にベッドに潜り込むと、巧の足先に、ぴた、と冷えた爪先をくっつけた。

「冷てーーー!!!」
「……はぁ、あったかい…気持ちいい」
「眼ぇ覚めちまったじゃねーかよ」

文句を言いつつも巧は冷え切った真理の身体全部を包み込むように抱き締めた。
あんなに冷えてたのに不思議な事に、真理の身体はみるみる温もりを取り戻していく。
互いの腕を、脚を、擦り付けて絡ませて、きつく抱き合う。
心地良さと疲れとが拡がって、まろやかな眠気に支配されていく。
668温かな雪:2009/11/19(木) 18:12:55 ID:HmJ5N50k

うつらうつらと重くなる瞼に逆らわず、眼を瞑ろうとする真理だったが、
当然簡単に眠らせてもらえる筈はない。

「おい、寝るな。責任取れよ」
「何よ、責任て」
「女のくせに夜這いたぁいい根性だ」
「ばっ…馬鹿じゃないのっ?!んな訳ないでしょーがっ。あたしはただ、冷たいのくっつけてやろうと思って……」
「人を湯たんぽ代わりにしようってか?益々いい根性だ」

そして巧は、ものすごく凶悪そうにのたまった。

「なぁ知ってっか。裸の方があったまるんだぜ」

ストレートな物言いに、巧の腕の中に捕われた真理の身体がぴくんと強張る。
きっと耳から首筋から真っ紅になっているに違いない。

「…そうなの?」
「ああ」

承諾の返事も聞かず、巧は瞬く間に真理の身体からネルのパジャマを肌蹴ていった。
羞恥からじたばたともがく真理を無視して全て剥いてしまうと、自分も着ている物を脱ぎ捨てる。
頭から毛布を被り、陶器のようになめらかで冷んやりした真理の身体をきゅっと抱き締める。

「まだ冷たいな」
そう呟やきながら、強く強く抱き締める。

こんな風に巧と裸で抱き合うのなんて初めてではないのに、
もう何度も抱かれたのに、未だに情事の始めは、真理の心臓は苦しくなる程激しく脈打つ。
なのに、頬を寄せた巧の胸から聴こえる鼓動は、規則正しく緩やかで。
あたしばっかり悔しい、などと思いながらも真理は、
母親のお腹の中に居る胎児のような気持ちで安心しきって眼を閉じた。

素肌を合わせていると巧の言う通り、本当にとても温かくて。
どんな温泉より、毛皮のコートより、高級羽根布団なんかより、ずっとずっと温かいのだろう。


「真理」

呼ばれて顔を上げると、軽やかに唇が重なった。
そのまま眼を閉じると、ふわ、ふわ、と羽根が触れるみたいに何度もキスされた。
温かさとは別の熱がゆっくりと湧き上がってくるのを感じる。
669温かな雪:2009/11/19(木) 18:13:18 ID:HmJ5N50k

とくん、とくん、とくん

温かな腕の中で、早鐘のように鳴る自分の心臓の音が耳障りでうるさい。
首筋に唇が触れた瞬間、その部分にちくりと小さな痛みが走った。
痛いのに、心地良い。
首筋をなぞる唇が鎖骨に降りてきて、くぼんだラインに沿ってざらついた熱い舌の感触が這い回る。

とくん、とくん、とくん

巧の右手が真理の左手に、左手が右手にそっと重なり、指を絡みつかせる。
熱く滾り始めた血液が身体中を駆け回って、冷えた指先にまで巡り、じわじわと痺れ出した。


「真理」

名前、呼んで
何度も何度も、呼んで


少しだけ開いたカーテンの隙間から、真っ黒な背景の中に舞い踊る白い雪が見える。
まだ雪もクリスマスも大好きだった子どもの頃、
父が読んでくれた絵本の中にこんな風景があったな、と真理は思った。

…雪って、綺麗だったんだね

両親が亡くなって独りぼっちになった日を思い出させる、寒くて悲しくて、大嫌いだった冬の夜。
でも、今年からはきっと、大好きになるだろう。

帰る場所が、温めてくれる腕があるから。
670温かな雪:2009/11/19(木) 18:13:46 ID:HmJ5N50k



「…っ…ぁ…たく、み…」

紅く温かくなってきた真理の丸い頬を両手で挟んで、巧は何度もキスをする。
啄ばむような口付けは、互いの温もりを与え合うように、次第に深くなった。
頬に触れていた手が首筋をくすぐり、柔らかな乳房を弄ぶ。
手の動きに伴って様々な形に変化する乳房が面白いのか、おもちゃを弄ぶみたいに。
両手のひらで両乳房を、円を描くようにゆっくり撫でる。
「はぁ……ん…んっ」
手のひらで擦られ、指の間に乳首がひっかかって、真理の細い喉が、くん、と何度も仰け反った。
そしてその先端にもキスを。
長い指が柔らかな身体中をすべる様に撫で、全身に優しいキスを。
触れ合う部分がどんどん熱を持って、透き通るように白かった真理の肌が桃色に染まっていく。

「んっ!あっ、あ…はっ、あんっ…!」
真理の中心に指を潜り込ませると、熱い蜜がとろりと湧き出てくる。
先刻の乳房への愛撫と同じように、指を入れたまま手のひらをゆっくり回すと、
上部の突起に当たるようで甘ったるい嬌声が絶えず零れ出した。
「あっ…あっ…や、ゃだっ…ん、たく…巧…っ」
華奢な身体を震わせながら切なげに名を呼ばれ、愛おしい感情が高まっていく。
しなやかに腰をくねらせ、すんなりした足を、腕を巧の身体に絡ませ、喘ぎ悶える吐息まで熱くなった。

この季節、どこもかしこも冷たい冷え性の真理の身体を撫でながら、
巧はずっと昔、誰かが言っていた言葉を思い出していた。

手が冷たい人は、心が温かい。

真理の身体がこんなに冷たいのは、彼女が誰よりも強くて熱い心を持っているからだろう。
けれど、真理の冷たい身体は嫌だ。

うだるように暑かったあの夏の日、病院のベッドでみるみる冷たくなっていった真理を思い出すから。
スマートブレインに運んだときの、ぴくりとも動かない、硬くて冷たい真理を思い出すから。
だから、自分の全部でぴったり包んで、温める。

真理の頬に片手で触れると、彼女も自分の手をそっと重ねてきた。
その手が、指先まで熱を持っているのが感じられる。
家でも美容院でも水仕事ばかりの真理の指先は、かさついて血が滲むこともあり、痛々しい。
けれどそれは、一生懸命夢を追いかけている勲章みたいで、羨ましくもある。
自分がまだ彼女の夢を守れているという証のようで、誇らしくもある。

真理がゆっくりと巧の手を撫でながら、ぽつりと呟いた。

「巧の手も、かさかさだね……」

聞こえないフリをして彼女の唇を自分のそれで強く塞いだ。
671温かな雪:2009/11/19(木) 18:14:11 ID:HmJ5N50k



「…あっ、ぁあんっ…」

切なげに眉を寄せて眼を閉じた真理が、両腕を巧の首筋に回して小さな悲鳴を上げた。
互いの身体の一番熱い部分が繋がり、汗ばむ程に熱を持った身体中を絡め合う。
互いが此処に居るということを、互いの全部で感じ合う。
彼女を温めてやってるつもりだったのに。
包み込まれて、ぎゅうと締め付けられて。
温められているのは自分の方だと気付く。

「真理…真理……真理っ」
何度もその名を呼んで、確かめる。
もっともっと、感じたい。
生きているということ。
愛しい存在を。

互いの身体の最奥で、どくん、と熱が弾けた。
痺れたままの真理の身体に脱力した巧が覆い被さる。
真理はだるさの残る腕を精一杯伸ばし、巧の身体を優しく包み込んだ。
彼女の細い指が緩やかな動きで柔らかい茶髪を梳き、
彼の無骨な指がさらさらした黒髪を優しく梳く。
二人はいつまでも繋がったまま、至福の時間を味わう。


どうしてだろう

真理は想う。
腕の中に、確かに巧は存在しているのに。
何故か、このまま彼がいなくなってしまいそうな不安に陥る。
以前の彼がそうであったように、ふらりと何処かへ旅立ってしまいそうな。
このまま眠って、目が覚めたら消えているような。

―――雪みたいに。
溶けて消えてしまうんじゃないかって
雪みたい、なんて変だよね
巧はこんなに温かいのに

不安を振り払うように小さく首を振って、彼を抱き締める腕に力を込めた。
672温かな雪:2009/11/19(木) 18:14:44 ID:HmJ5N50k



ふいに巧は、まるで夢の中に居る様なふわふわした感覚に襲われた。
ぼうっとぼやける視界。
白くなっていく意識の片隅に真理の声が微かに聞こえる。
落ちていく感覚を奮い立たせながら耳を傾けた。

「巧…あたしね、冬が好き…。巧が好き…。これからも、来年も、ずっと……ね、寒い日はあっためて…」
「…ああ」
「どこにも行かないでよ…絶対」
「ここ以外に行くとこなんて、ねーよ」

真理の言葉に込められた想いを噛み締めながら、短く答える。
彼女の頭を胸の中に抱き込み、気付かれないようにそっと、自分の右手を開く。

ずっと、温めてあげたい。…出来る事なら。

だけど、ごめん
もう、あっためてやれないかもしれない

黒く焼け焦げたようにかさついた己の指先から、
さらさらと音もなく、少しずつ、白い灰が零れ落ちていくのを巧はじっと見つめた。
ふらふらと空中を漂いながら、何処かに触れては溶けていく、それはまるで雪のようだ。

少しだけ開いたカーテンの隙間から、真っ黒な背景の中に舞い踊る白い雪が見える。
朝になったら、積もっているだろうか。
それとも……。

「巧…」


名前、呼んで
ずっとずっと、次の冬も…




673名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 18:15:43 ID:HmJ5N50k

以上です
ありがとうございました

真理が雪とかクリスマスが嫌いというのは555小説「異形の花々」から持ってきました。
674名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 20:18:21 ID:ER6nyOQ6
>>655
GJ!!巧と真理はやっぱいいな!

ところで聞きたいんだが、Wの翔太郎の探偵事務所ってテレビあったっけ?
675名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 21:21:15 ID:IN8fOzj9
GJ!!真理良い。

確かテレビなかったと思う。翔太郎はどこで見てるんだ…
676名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 22:47:47 ID:WC9oJdEn
巧真理GJ!
最後切ないなぁ…
そして異形読み返したくなりました
677名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 23:25:00 ID:9oDzdcAj
GJすぎる!
鬱になるの覚悟して異形読み返してくる
678名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 00:25:50 ID:6/ndR6p7
GJ!

>>675
うろ覚えだがあったような…
679名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 08:22:30 ID:WssKPEXq
GJ
最終回の一つ前の回で、たっくんが真理ちゃんを抱きしめたシーンを思い出しました
あのシーン良かったな
寒いのにあったかい感じで
680名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 10:18:59 ID:jnUFI/on
GJ!
読み終わったら泣けてきた……。
681名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 12:22:11 ID:4OFnxtEm
龍騎のみてみたいな
682名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 21:19:54 ID:8tT7s5Xu
10話視聴前提。
エロなし翔亜樹投下します。
683翔亜樹:2009/11/20(金) 21:23:34 ID:8tT7s5Xu
思い出の手


私は、お父さんの顔を覚えてない。
お父さんの声を覚えてない。
お父さんを、ちゃんと覚えてない。
だから、翔太郎くんが羨ましい。
私の知らないお父さんを、知っている翔太郎くんが。


「おやっさんのこと?」
ブラックで飲めないコーヒーを無理やり飲もうとして、やっぱり諦めたらしく、こそこそミルクを足していた翔太郎くんが動きを止めた。
 園崎家から帰ってきた夜のこと。
何か、お父さんの事を聞かせて、と言った私に、何だか迷うような視線を向ける。
「何だよ、それ、今聞くこと?」
「今じゃなくてもいいんだけど、何か今聞きたくなったから。それにほら、池のとこで話してた時、私、よく考えたらちゃんと翔太郎くん
の話、最後まで聞いてないし」
「……あんまり、俺が話せることはないぞ」
「何でもいいよ。翔太郎くんが知ってるお父さんのこと、何か教えて」
少し考えるように眉間にしわを寄せた翔太郎くんが、私の頭に手を伸ばしてきた。
大きな手が、私の頭に触れて少しどきっとする。
「おやっさんは強くてかっこよくて、だけど優しくてさ。時々俺にこうやってくれた」
翔太郎くんの大きな手が少し乱暴な仕草で、私の頭を撫でる。
「俺がヘコんだ時とか、こうやって撫でて『おまえならやれる』って言ってくれた。俺はその言葉がすごく嬉しかった。俺が探偵になるっ
て決めたのは、おやっさんに認めて欲しかったからかもしれない」
「……」
「おまえの親父さんはさ。……本当にかっこよくて最高だよ。俺の、憧れだ」
「……そっか」
翔太郎くんの手が、名残を惜しむように私の頭を撫でる。
暖かい手は、ゆっくりと少しだけ、私の記憶の大地を掘り起こす。
記憶の奥深く、本当に奥深くにあるお父さんの手。
その手の温もりを一生懸命思い出して、翔太郎くんの手に重ねる。
 お父さんは、今どこで何をしてるんだろう。
だけど、きっとどこにいても、こんな暖かくて優しい手で、困っている人たちを助けているんだろう。
「ありがとう、翔太郎くん。少しお父さんのこと分かった気がする」
「……こんな大したことしか、話してやれなくて悪いな」
「ううん。いいの。帰ってきた時に、本人からいっぱい聞いちゃうから」
「……そうだな」
翔太郎くんがそっと手を離す。
少し、寂しい、なんて感じてしまって私はお返し、とばかり翔太郎くんに抱きついた。
684翔亜樹:2009/11/20(金) 21:24:48 ID:8tT7s5Xu
「うわっ!な、何だ!?何のマネだ!」
「お礼ー」
「はぁ!?」
「お父さんの事、そんなに好きでいてくれてありがとう、翔太郎くん」
「……」
「さすが私のお父さんってとこね!」
お父さんが大事にしていた翔太郎くんとフィリップくん。
二人が仮面ライダーに変身する訳も、戦う理由も私はまだ知らない。
 だけど、これだけは分かる。
翔太郎くんもフィリップくんも、お父さんの思いと同じものを持って戦っているんだって。
お父さんは二人ならできるって信じたんだって。
だったら、私も戦いたい。
お父さんが守りたいものを、私も一緒に守りたい。
それから、また頭を撫でてもらいたい。
遠い昔、小さかった私にしてくれたように。翔太郎くんにしていたように。
いつか、お父さんに会える日のために、私は戦おう。
 まだ思い出せない、お父さんの顔、声。
だけど、翔太郎くんの手のおかげで、お父さんの優しい手は思い出せた気がする。
これからもっと、取り戻すんだ。

「……あのさ、亜樹子」
「何?」
「いや、やっぱいい」
「何よう、気になるじゃない」
「……おまえ案外、胸あるのな」

スパパパパーーーン!!!

「いってーーー!!」
「人がせっかく、かっこいい決意してる時に何考えてんだぁーーー!」
「おまえがむやみに抱きついたりなんかするからだろ!」
「あっそう!じゃあフィリップくんにも抱きついてこよーっと!」
「何でそうなるんだよ!」
「何かムカつくから売り言葉よ!」
「こんの……!」
685翔亜樹:2009/11/20(金) 21:25:52 ID:8tT7s5Xu

瞬間、強い力で引き寄せられた。
さっきの優しい手と同じとは思えない、強引で熱を持った手。
翔太郎くんの腕の中に閉じ込められて、息もできない。
「しょ、翔太郎くん?」
「……」
「えっと、殴ってごめん。あの、だからもう離してもらっていいかな?」
「……」
「く、苦しいんだけど」
「……もう少し」
小さな声が耳を擽る。
これはホントに翔太郎くん?
「……おまえが生きてるってちゃんと分かるまで」
「……私、生きてるよ?」
「うん」
「あの、無茶したことならごめんなさい。だけど、翔太郎くん言ったでしょ?依頼人を危険に晒すのはだめだって。だから私、必死で…」
「分かってる。おまえあの時、かっこよかったよ。……おやっさんみたいだった」
「私が?」
「そっくりだった」
「……さすがお父さんの娘だねぇ、私」
「自分で言うか?」
「言っちゃうよ」
「ああ、そうだな。亜樹子らしい」
翔太郎くんの腕の中が、何だか心地いい。
そっか、男の子だもんね。
戦ってるんだもんね。
だから、こんなに強いんだね。
「ねえ翔太郎くん」
「ん?」
「私も、一緒に戦うからね。だめって言わないでね」
返事の代わりに、翔太郎くんが、もう一度私を強く強く抱き締めた。


私はまだこの時は知らなかった。
翔太郎くんが本当に言いたかった事。


まだ、悲しみと絶望を知る前の私を、翔太郎くんはそれでも守りたかったのだと知るのはもう少し先のことになる。


686名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 21:33:40 ID:FnGUWqOn
GJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!
エロなしでも全然いけるな
普通に面白かった
687翔亜樹:2009/11/20(金) 21:33:54 ID:8tT7s5Xu
以上です。
お父さんの事をまだ知らない亜樹子だから書ける妄想でした。
10話の翔太郎が亜樹子のことを心配して焦ったり怒ったりに萌えてしまいましたw
お約束なケンカップルな感じが可愛い。
そんな二人を、フィリップが検索対象にすればいい。
「男と女って仲がいいのにケンカをするんだね?どうして?」みたいな感じで。
Wは、まだまだこれから萌えどころがありそうで楽しみです。
688名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 21:36:58 ID:/2/g85RB
翔アキGJ!
何か、雰囲気が凄く良い…じーんとする。


そして、超遅レスだか、大ゴンGJです!大好きな二人だから読みながら目茶苦茶悶えた!
689名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 21:47:50 ID:a0DmFrX+
翔アキGJGJ!!これはいい…!
おやっさんが死んでる、しかもそれが翔太郎のせいだと知った時の亜樹子がどうなるか、
不安だけど萌えどころもありそうでwktkする
690名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 22:03:51 ID:L6QPHSzb
GJでした。
翔太郎がまだ、おやっさんの事を話せないだけに、切ないものが……
しかし、亜樹子って、あそこまで活動的なのに、
素直と言うか、無邪気と言うか、無防備すぎるようなw

一ヶ所だけ変換ミスが。園崎家じゃなくて、園咲家です。
691名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 22:09:39 ID:S/RYtB5X
翔亜樹GJGJ!
やばい亜樹子めっちゃいい。翔太郎もめっちゃいい。これが翔亜樹の今の形だと思うんだ。
いつか二人が何もかも受け入れて幸せになれますように…
692翔亜樹:2009/11/20(金) 23:56:51 ID:8tT7s5Xu
>>690
うわホントだ、間違えてるw
すみません。
書きかけの続きの翔亜樹にまみれて逝ってきますw
693名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 11:44:46 ID:Q7Qxptkc
じわじわ来た
イイハナシだなー
エロなくても十分GJ!>>687
今の段階だから成立する話だと思う
694名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 14:18:39 ID:99aK44wG
翔亜樹GJです!
今の段階でのおいしいとこ切ないとこ押さえててよかった…!

おやっさん問題で今後に不安はあるけれど、それを乗り越えた上でますますいい探偵と所長になって欲しいな
695翔亜樹:2009/11/21(土) 21:48:48 ID:RUnNLciY
明日の11話の後だと通じないネタになりそうなので、連投で申し訳ありませんが
上の続きの翔亜樹投下させていただきます。
エロなしちゅーあり。
翔太郎がうじうじしてるので、うじうじ暗い翔太郎NGな方はスルーしてください。
696翔亜樹:2009/11/21(土) 21:50:03 ID:RUnNLciY
冷たいキス


「お父さんの事、そんなに好きでいてくれてありがとう、翔太郎くん」
亜樹子の顔が見えなくてホッとした自分が情けなかった。
抱きついてきた柔らかな体に戸惑って、目一杯の感謝と嬉しさを言葉にする亜樹子に、動揺した。
その動揺を知られたくなくて、それから亜樹子がちゃんと生きていることを確かめたくて、今度は俺から抱き締めた。
苦しくて泣きたくなるような想いを、亜樹子は感じていただろうか?
本当の事をまだ言えない、臆病な俺には何が出来るんだろう。
「亜樹ちゃんにはいつ言うつもり?」
 涼しいフィリップの声に、結論はもうとっくに出ているのに最初の一歩を踏み出せない俺がいる。
何度も何度も、俺たちはこのことについて話し合ってるのに。
「……言わなきゃいけないってのは分かってる。俺から、言わなきゃいけないことなんだ」
「翔太郎がそう言うなら、僕は今まで通り何も言わないよ。だけどさ、翔太郎」
「何だよ」
「亜樹ちゃんが、知らなきゃいけないことだよ」
「分かってる…!」
苛立ちをどうしようもなくて、拳を握り締める。
この拳を、俺はどこへ振り下ろせばいいんだろう。


「あ、翔太郎くーん」
「……何してんだ、おまえ?」
俺のデスクに陣取って、ビールとつまみを広げている。
一人で酒盛りとか、寂しい女だな。
デスクの灯りだけが煌々と点っていて、薄暗い部屋の中が少し寒く感じるが、陽気な亜樹子にはまったく気にならないらしい。
「み・て・の・と・お・り」
「その言い方ムカつくからやめろ」
「まーまー。ねえ、翔太郎くんも一本どう?」
亜樹子がにこにこ笑いながら、缶ビールを差し出す。
そっか、コイツ見た目は女子中学生だけど二十歳だっけ。
「一人で飲むより美味しいと思うのよね。だから、所長命令!付き合いなさい」
「じゃあもらうかな」
「はい、どうぞ」
差し出された缶ビールは程よく冷えていて、指先を凍えさせた。
すでに2本ほど空にしている亜樹子は俺にビールを手渡すと、いそいそと3本目に手を伸ばす。
……そういや、おやっさんも酒が好きだったな。酒好きなとこも似てるんだな。
亜樹子の仕草や言葉の端々におやっさんを見て、重ねて、苦しくなる。
俺が死なせた人。
亜樹子は、真実を知った時、俺をどう罵るんだろう。泣き叫ぶんだろうか、恨むだろうか、……俺を殺したくなるんだろうか。
697翔亜樹:2009/11/21(土) 21:51:19 ID:RUnNLciY
「ちょっと翔太郎くん?」
「へ?」
「黙っててもプルトップは開かないわよ?」
手にビールを持ったままの俺を訝し気に亜樹子が見る。
「っていうか、開けてから寄越せよ」
「自分でできないのぉー?」
「その言い方もムカつくからやめろ」
俺の言葉に陽気にケタケタと大口を開けて豪快に笑う、少し酔っているらしい亜樹子を見ていることが苦しくて缶ビールに視線を落とした。
「あっ!」

ガシャーン!

瞬間、指が滑って缶ビールが落ち、重力に素直に従った缶は床で派手な音を立てると転がって止まった。
「もー何してんのよー」
「悪い」
「ちょっと待って」
「いいよ、俺がやる」
二人して床に膝を着いて、薄暗い部屋の床に転がった缶ビールを探して視線をさまよわせる。

ふと。

同じようにすぐ横で缶ビールを探す亜樹子の横顔が目に入った。
……女の子、だよな。
強がって、無鉄砲で、無駄に行動力があって、フィリップ曰く「計算外で飽きない子だね、亜樹ちゃんは」なんて、アイツらしからぬこと
まで口にさせるようなヤツで。
だけど、女の子なんだ。
戦う必要なんかないのに、でも戦うって亜樹子が決めたのなら、俺はそれを止められない。
だから、俺が守ってやらなきゃいけないんだ。
贖罪にも似た気持ちなのかもしれないけど、これで許されるなんて、俺は思っちゃいけない。
今はただ現状に、流されているだけなんだろう。
苦しくて、言葉が出ない。
怖くて、まだ何も言い出せない。
「……亜樹子」
「ん?何?」
「ここにあった」
亜樹子の腕の下にあった缶ビールに手を伸ばし、邪魔に感じて転がすと、俺はそのまま亜樹子の背中を抱き寄せた。
昼間に抱き締められて、抱き締め返した時とは、少し心が違う。
……あの時より、苦しい。
698翔亜樹:2009/11/21(土) 21:52:38 ID:RUnNLciY
「へ?しょしょしょ翔太郎くんっ!?」
「酒くせぇ」
「えっと、まだ2本しか飲んでないんだけど」
「おまえ、二十歳になる前から飲んでただろ」
「な、なんでよ」
「慣れすぎだ」
「……黙秘」
顔を合わせると、むーっとしたように頬を膨らませる。
めまぐるしくコロコロと変わる表情には、悲しみも苦しみもない。
あるのはただ、未来へのきらきらとした好奇心と、希望だけ。
汚れていない心が羨ましくて、切なくて、触れたくなった。
「翔太郎くん…?」
大きな丸い目を片手で塞いで、唇を寄せる。
苦いビールの味が沁みた。
本当に一瞬だけ触れたキスは、冷たくて苦くて切なくて、少し泣きたくなった。
「え?え?い、今の、今のー!」
「うるさい」
「だだだだってー!」
「……だめだったか?」
「だ、だめとかじゃなくて、え?あれ?あれ?」
言葉を選べなくて混乱した亜樹子が俺をまっすぐに見る。
間近で見るその瞳はやっぱり強い光を持っていて、俺が隠していることなんか全部見透かされそうだった。だから、もう一度手のひらで
その目を隠してキスを重ねた。
抵抗をしないのは、硬直してる体に心がついていっていないからだろう。
決して俺を受け入れてるわけじゃない。
 だけど、亜樹子の言葉も視線も、今はいらない。
苦くて、少し冷たいキスを静かに重ねて、強張った唇で伝えられるものがあるのか分からなくて、言葉を何も持たない自分に気づいた。
そうだ、俺は亜樹子に言える言葉をまだ何も持ってない、探してない。
こうやってキスで伝わるのなら、俺の罪も伝わってしまえばいいのになんてバカなことを考える。
 俺は、探して伝えなきゃいけないんだ。
亜樹子に、あの日の事を。
俺が殺してしまった、亜樹子の大切な人の事を。

静かにキスを終わらせて、それから手のひらで覆っていた亜樹子の目を解放する。
驚きと動揺と、それから何かよく分からない光をない交ぜにした黒い瞳は、綺麗だと思った。
699翔亜樹:2009/11/21(土) 21:53:50 ID:RUnNLciY

「翔太郎くん」
「……何だよ」
「……聞かないからね」
「……」
「何か私に言いたいことあるんでしょ?」
「……」
「でも、私から聞いてなんかやらない」

酔ったフリなのか、今のキスで逆上せたのか、亜樹子がしなだれかかるように俺の胸に顔を埋め、そしてしばらく沈黙を重ねて。
「……寝やがった」
すぴーすぴーと規則正しい寝息を立て始める。
このシチュエーションで寝るか、普通?
いや、こいつは普通じゃなかった。
「……たく、襲うぞ、コラ」

亜樹子。
いつか、真実を知った時、おまえが俺を殺したくなったらそれでいいよ。
おまえになら、殺される覚悟を決めてやる。
だから、どんなことがあっても生きて、生きて。
おまえは絶対に生き延びて、いつか俺を殺してくれ。
おまえが、俺を殺すまで、俺はおまえを守るから。

「……ごめんな、亜樹子」
薄暗い冷たい床で亜樹子を抱き締めて、俺はどうしても立ち上がれなくて、誰かを抱き締めることがこんなに苦しくて悲しいんだと初めて知った。
縋りつくように抱き締める体の暖かさに、涙が零れそうになるが、俺は泣いちゃいけない。
泣く権利なんかない。
俺にあるのは、あの日の全てをただ後悔して、贖罪を探す道だけだ。

握り締めた拳は、まだ行き場を知らない。
だったら、この拳で戦うしかないのだと、唇を噛み締めた。
亜樹子の唇の優しさは、深く深く、心の深遠に沈めてしまおう。


俺には、幸せを求める権利はないのだから。


700名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 21:55:36 ID:bIDzUOiY
切ないな〜。GJです!
701翔亜樹:2009/11/21(土) 21:59:38 ID:RUnNLciY
連続投下失礼しました。
翔太郎はこういうキャラじゃないけど、亜樹子に対してはすごく色々考えてるように思えて。
本編の翔太郎の苦悩が今後最大の楽しみです。
あと、冴子様の婿殿へのエスカレートしそうなお仕置きも楽しみwww
702名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 22:10:41 ID:ujHGEC0v
GJ!
切ない…亜樹子は真実を知った時どうなるのが楽しみであり怖い…
703名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 23:21:49 ID:ZhNBChHD
規制でちょっと見ない間に。
何この名作投下状態www
巧真理といい翔太郎亜樹子といい、切ないですよ。
GJ、GJ!

そうか冬って人肌恋しいですからね。
704名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 23:53:50 ID:m8lNoJBi
な、何?この素晴らしい翔亜樹は!?切ないよ……自分フィリ亜樹派だと思ってたけど、やっぱどっちも好きだわ。
705名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 22:40:52 ID:pBPLTd22
士夏のエロパロは
夏海の巨乳描写が多いが
実際そうなのか?
706名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 22:59:24 ID:EzfJg2ab
そういえば今日はいい夫婦の日か。…霧彦よ、冴子さんとうまくやれよ。
707名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 23:36:11 ID:lDY0OvqQ
翔亜樹GJ!
どうしようもない切なさと萌えが同居していてぐああっとなった。
ここ最近投下が多くて幸せだなぁ。

>>706
そういやそうだな。
今日くらいは仲睦まじく上手くやってくれ霧彦ww
708名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 23:49:43 ID:W0OUGncR
夏海の中の人はバスト85。それと、イメージDVDで明らかに胸が大きかった。 
709名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 00:25:47 ID:qOQWQcC5
女の胸は胸囲だけでなくカップが重要なんだよ童貞の諸君
710名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 00:26:31 ID:uDIjXZGU
アンダーが重要なんだろ、たしか
711629**639:2009/11/23(月) 01:39:34 ID:DfI8wJib
トップとアンダーが15cm差でCカプ。
夏みかん、見た感じは確実にDカプはある。間違いない。


>>645>>647>>688
誰得?俺得!で書き上げたので、感想もらえるとは思ってませんでした。
ありがとうございます。
勢いで書いたコピペも、読み返してみれば誤字1脱字1脱文1。
思いっきり反省してます。いい加減学べ自分。

エロパート書いてた時に、2人の電波を受信してたので
ちょっとおまけを書いてみました。よかったらドゾー
712629**639:2009/11/23(月) 01:41:18 ID:DfI8wJib
〜数日後〜

2時限目終了のチャイムと共に、ケータイを片手に教室を飛び出す。
人目につきにくい階段のカゲに隠れて、指が覚えているダイヤルを回す。
相手は大介。頼まれていた時間から少し遅れたモーニングコールだった。

「もしもし?起きてる?もう仕度しないと遅れるよ!」

呼び出し音が止まると同時に話しだす。
電話していられるのは休憩時間だけ。
あせってるのに、返ってきたのはのんびりとした気だるそうな声。

「・・・・・ん、キスしてくれたら起きる・・・・」
「・・・もう!わがまま言わないで起きてよ!」
「・・・・無理。・・・・・キスしてくれなきゃ、起き上がれない・・・・」

何かいわなくちゃと思うのに・・・・ケータイから聞こえる声は、とっても甘く響いて。
浮かんでくる大介の顔、怖いくらいの眼差しを思い出す。
慌てて消そうとしても、しっかり残っている柔らかい唇と強く抱きしめられる感触。
どくんっと心臓が跳ねる。

「・・・無理言わないでよ・・・これ電話だよ?できないよ・・・・・」

なんとか絞り出した声は、恥ずかしいくらい響いて聞こえて。
苦しいくらいに心臓がうるさい。

「・・・できるよ。キス、して?」

電話で話してるだけなのに。この場に大介はいないのに。

「・・・・・百合子」

囁く声に操られ、通話口に唇を押しあてる。
グロスのせいで響く微かな粘性の音。その小さな音も、やたらと大きく聞こえて。

「・・・・・ありがとう。働く気になった。でもホントにして欲しいから、今日迎えに行く」

さっきとは打って変わった大介のしっかりした口調に気がついたのは電話を切った後。
(・・・・・あれは絶対に起きてた、よね?)
跳ね続けている鼓動。自分でもはっきり分かるくらい熱くなった頬が恥ずかしい。
なんか悔しい。
後で絶対に文句言ってやる、と心に誓った。


ゴンちゃんの読み通りに、実は起きてて甘えてみたいだけの大介だったらいい。
そしてこの勢いで、ゴンちゃんの学校の近所にオフィス兼自宅とか構えればいいんだ。
713名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 08:34:17 ID:f0do6YZy
>>712
朝からご馳走さまです!何て美味しい朝食だ!大介めw幸せになっちまえ!
714名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 13:43:48 ID:ap/Nh2SM
565&649です。
温かな感想を頂きまして、本当にありがとうございます。
その中にあった、所長はハーレクインなら良いのか?に、
そういえばどんな感じになるのかと思った結果が……
一応、フィリップ×亜樹子です
715名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 13:45:34 ID:ap/Nh2SM
フィリップは自分の話に、すっかり気を許していた亜樹子を、
床の上に押し倒すと、深く長く口付けた。
「な、何するのよ、フィリップ君」
「亜樹ちゃんってさ、こーゆー事するの初めてだよね」
耳元で囁くと顔を真っ赤にしてもがく亜樹子だったが、
フィリップが泣きそうな顔をしているのを見てしまい、一瞬、抵抗する力が抜けてしまう。
「初めてを奪えば、君は一生、僕の事を忘れられないだろう」

……おかしい。予定ではこうなる筈だったのにと、フィリップは思う。
女心とやらを亜樹子ご指名のハーレクインで検索した結果、
彼女のようなタイプには、強引に攻めるよりはむしろ、
内面の優しさ、甘さを絡め取る方法が良いと出たので、
自分が誰なのかわからない不安さ、記憶が戻ったら「フィリップ」としての自分はどうなるのか。
戦い始めて一年経つが、幹部クラスも登場しても、未だ先が見えない今の不安定な状況等の話に、
彼女が同情した隙を狙って一気に。と言う目論見だったのだが。

何故か話の途中でいきなり亜樹子に抱きしめられ、今は彼女の胸に顔を埋めている状態に。
柔らかな双丘の感触はとても気持ちが良いのだが、
自分の背に回された手がぽんぽんと優しく叩いていては、絶対に意味が異なる。
「色々あって大変だったんだね。でも、もう大丈夫。今は私もいるでしょ。
それに、幹部がこれだけ出てきたって事はさ、
逆に考えれば、それだけ敵組織の秘密に近付いた証拠よね」
困惑しているフィリップの肩に両手を置いて、彼の目を覗き込むと、にっこり笑って亜樹子は宣言した。
「そしていつか敵の本拠地を見つけて、ラスボスを皆で力を合わせて倒すのよ!」
……亜樹ちゃんの嘘吐き。それってハーレクインじゃなくて、RPGゲームとか、
王道少年マンガの世界じゃないか。と、フィリップは心の中で涙を流していた。
716名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 13:46:43 ID:ap/Nh2SM
そんなフィリップの思いとは裏腹に、亜樹子は楽しそうに言葉を紡ぐ。
「そしたら、フィリップ君の家族の事もわかるかもしれないよね。
今みたいに事務所に閉じこもるんじゃなくて、いつだって好きな時に出歩いて、
自由に調べられるようになるし」
「検索なら、今でも充分しているけど」
「違う、違う。地球の本棚で検索するんじゃなくて、実際に自分で見て回るの」
「それって、そんなに大切な事とは思えない」
「フィリップ君はさ、世界中のバスの乗り方を検索できるけど、
慣れてないとこの間みたいに、お金払わずにバス乗っちゃったりするよね。
だから、もっともっと色んな事を体験しなくっちゃ。知識と経験の差ってそういうものだよ」
不思議そうに首を傾げるフィリップの手を、亜樹子ががしっと握り締める。
「だ、か、ら、ドーパント絡みが全面解決したら、皆で一緒に新年は初詣に行って、春にお花見でどんちゃん騒ぎ。
夏は高原か海へ避暑して、秋は紅葉や果実狩り目も味覚も楽しんで、冬には温泉もいいよね。
普段の休日には風都名所とか、美味いもの巡り食い倒れツアーとかするの。
それまでにはお父さんも帰ってくると思うし。
ねっ、それって家族みたいで、素敵でしょ?」
何も知らない亜樹子の笑顔が眩しくて、切なくて。
あの夜の真実を伝えられない翔太郎の気持ちが、今ならフィリップにもわかる気がした。
「そうだね。でも、時々は亜樹ちゃんと2人がいいな」
「えーっ、どうして」
「だって、全員で出かけちゃったら、事務所はどうするの?」
「それは確かに困るわ。じゃ、その時のお留守番は翔太郎君に任させて、2人で楽しみましょ」
亜樹ちゃんには全く自覚ないけど、これって俗に言う、デートの約束になるんだよね?
当初の目的は果たせなかったけど、これはこれで楽しみだと感じる自分自身に、
フィリップは軽い驚きを覚えたのだった。
717名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 19:47:47 ID:+n8rI+hV
>>705
普通にデカイじゃん。
http://www.cow-spot.co.uk/tokusatsu/19/src/1258973129088.jpg
>>716
これは完結したの?
ならGJ!
718名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 23:06:46 ID:uDIjXZGU
>>712
大介もゴンも幸せそうすぎるだろw
GJでした!
719名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 12:40:16 ID:wmX2uFXZ
>>717
良いおっぱいありがとう!横からのアングルで、しかもTシャツとか最高です!
720名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 06:54:07 ID:OHGRHGH4
721名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 07:58:34 ID:wMyPsERr
やっぱ士夏いいな。

劇場版に伴い士夏の神々が戻ってきてくれることを期待。


722名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 19:27:19 ID:gvoqSf2h
>>720
夏みかんの変身ポーズめっちゃキマッてるなw
てかめっちゃ可愛い
723名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 23:48:27 ID:h89GYiN3
夏みかんの画像見てたら妄想が…


士「しっかし、こんな季節になってまで足出して歩いて寒くないのか?夏みかん」

夏「私が何を着ようと士君には関係ありません!あんまりジロジロ見ないでください」

ユ「わかってないなあ士。寒くても我慢して足を出す!それだけ好きな人に自分を見てもらいたいっていう女心なんだよ。ね?夏海ちゃん」

夏「違います!ユウスケ、変な勘違いしないでください!」

士「そうか、大体わかった。それならそうと早く言え、夏みかん。俺がじっくり剥いてやろう。ちょっとくすぐったいぞ」

夏「やだっ!そんなとこ触らないでください!士君!最低です」

海「じゃあ僕は夏みかんの夏メロンを頂くよ。これは凄いお宝だ!!両手に余るくらいだよ!」

夏「ああ、大樹さんまで…離してください!」

士「おいおい、あんまり暴れるな。夏みかん」

海「そうだよ、じっとしてて、ね?夏メロン」

夏「あぁ、やめてください。二人とも…屈辱です…ユウスケ助けて…」

ユ「俺は…俺は見てるだけで満足だよ。本当だよ、あねさん…ハァハァハァハァ」
724名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 09:12:35 ID:msoa2Sye
>>723
どうしようもない奴らだなwだがもっとやってくれw
725名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 13:38:26 ID:sDdqLIIa
来月の今頃はクリスマスか・・・・。
このスレのせいでいろんなカプの妄想が止まらないww
726名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 20:17:49 ID:adJRV9U7
>>723
なんだディケイドって深夜番組だったのか
727名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 21:37:19 ID:lhd7YyNS
土曜深夜32時から放送されてました
728名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 23:53:06 ID:sBar+fgP
>>723
(*´Д`)ハァハァ
729名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 23:54:19 ID:adJRV9U7
>>725
クリスマスいいね!
夏みかんのサンタコスに、もやしのポインターがexceed charge!
730名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 19:04:21 ID:P4kchjAu
>>665-673 555巧×真理「温かな雪」を書いた者です。
続編で、たっくん救済SS。

巧×真理、それを見守る啓太郎みたいな…。
タイトル、NGは「eternity」でダメな方はスルーお願いします。
731eternity:2009/11/27(金) 19:04:51 ID:P4kchjAu



生きてる……

部屋中を薄明るく包む光の中で目覚めた巧は、寝転んだまま目の前に右手をかざした。

意識は、ある
手もある
脚も、身体も

もう片方の腕の中には、柔らかな温もり。
彼の腕を枕にして、小さな寝息を立てている人。
艶々した黒髪と、白い頬のコントラストが綺麗で、暫く見惚れた。

眼も、見える

彼女を起こさないように痺れる腕をそっと外し、ベッドから上半身を起こす。
素肌に触れる温もりを失って、部屋の冷気に身体が震えたが、感覚もちゃんとあることにほっとした。
音を立てないようにカーテンを開いて、飛び込んでくる眩しさに眼を細める。

外に広がる景色は見事に真っ白で。
雪は既に止んでいたが、普段は黒やグレーばかりの住宅街の屋根にこんもり積もった雪が、
太陽の光を反射してキラキラ光っている。
一面プラチナの世界。
見慣れない風景に一瞬、自分が何処に居るのかわからなくなる。

ふと庭に眼を向けると、忙しなく動き回る啓太郎の姿が見えた。
雪だるまを作っているらしい。
歌でも歌っているのだろう。
こちらに聴こえそうな程ごきげんで、小さな庭中の雪を集めて、小ぶりな雪だるまの5体目に着手した所だ。
二階からの視線に気付いたようで、無邪気に手なんか振って。

マジで犬だな、あいつ

巧は苦笑して、もう一度ベッドにごろりと転がった。
732eternity:2009/11/27(金) 19:05:17 ID:P4kchjAu

「…ん……」
微かに揺れたベッドに反応して、真理が身じろぎした。
身体が半分転がって、巧に背を向けて横向きになる。
毛布がはだけて、むき出しになった白い肩が寒そうだ。
起こしてしまうかもしれないけれど。
巧はそっと真理の背後に覆い被さり、細い首に両腕を回して柔らかく抱き締めた。

「…ふ、ぅん……ぉ、はよ…」
「おう…。雪、積もってるぞ」
「ん…。寒い……」

寝ぼけているせいか、昨夜の名残で裸でくっついてるのが気持ちいいのか、
まどろんだまま、真理が背中をすり寄せてくる。
起きたばかりで堅く立ち上がった部分に、彼女の滑らかな柔肌が触れる。
背筋が粟立っていく感覚が抑えられない。


やばい

朝は男はやばいんだよ
まいったな……昨夜あんだけ出したのに

柔らかな茶髪が頬にかかる感触に、真理がふと首をよじって顔を後方へ向けると、すぐに唇が重ねられた。
「…んっ…んっ、はぅ…ん……」
突然の事に呼吸を取り損ねて息苦しさに喘ぐが、唇は塞がれたまま、舌を激しく吸われ続け、
寝ぼけた頭の芯が酸素不足も重なり、更にぼうっと痺れていく。
触れ合う素肌の温かさと心地良さに、再び意識が深く落ちて行きそうになるが―――。

巧はそれを許さず、抱き締める腕を胸元に伸ばし、温かくて柔らかな膨らみをゆっくり揉み始めた。
先端の突起をつまみ上げるとツンと起ちがり、乳房全体にも張りが生まれる。
真理の唇から溜息のような吐息と共に小さな嬌声が零れる。

「…ぁ…はっっ…ん…だめ…」
「嘘つけ。いーだろが」
「だめっ……だって、明る、すぎ…」
「暗くても明るくても関係ねーだろ」

胸の頂を刺激しながら、もう片方の手は下に降りて、きゅっと閉じた内腿をこじ開ける。
昨夜の、二人の液が混ざり合ったものがとろとろと溢れてシーツにまでだらりと広がり濡らした。
「ぁっ…あっ…」
横向きで背後から抱き締めたまま、ゆっくりと、スプーンを重ねるように繋がり、
寝ぼけてまどろんだ真理の身体を苛めないように、緩やかに腰を動かす。
内腿に添えた片手に蜜を絡みつけ、縦のラインに沿って指を往復させ、敏感に膨らんだ突起にぬるぬると擦り付ける。
733eternity:2009/11/27(金) 19:05:38 ID:P4kchjAu

「あっ…あっ…あぁっ…ん……はぁ…」

明るい朝陽の中で似つかわしくない淫らな声を抑えようとしても、抑えきれずに零れ落ちる甘い喘ぎ。
その声に煽られ、胸の先と脚の付け根の敏感なボタンを嬲りつける指の動きが逸る。
艶やかな髪の中に唇を寄せて、項から肩、背中にかけてゆっくりと舌を這わせる。

「ん……やっ…ゃぁだ…んっ…ぁ」
「イヤ?なら止めっか」
「や!…や、めちゃ…やぁっ……!」


すげー可愛い…

気の強さは天下一品、男勝りで気っ風が良くて、弱音だってめったに吐かない。(文句は多いが)
そんな真理の、こんなにも艶っぽく、女らしい部分を知っているのは自分だけだ。
丸顔のわりにほっそりしたウエストも、いつもジーパンばかり履いて隠している、
すらりと伸びたきれいな脚も自分だけが知っている。
何度も抱いたのに。
全て見せ合い、身体中で互いの指と唇が触れていない箇所なんてもうないのに、
毎回恥らい、慣れたはずの快感にも初な反応を見せる。

たまんねぇ
昨夜だって、何回ヤったっけ?
でも全然萎えねーんだよなぁ

「はぁっ…はぁっ…あっ…んんっっっ」
徐々に覚醒し始めた、真理。
火照りだした身体をシーツに擦りつけ、巧の動きに逆らうように自ら腰を回す。
激しさを増していく二人の動きに、軋み出したベッドの音と繋がった部分の水音が混ざり合い、静かな部屋に卑猥に響く。

「腰振って…はしたねーなぁ」
「だ…ってぇ…こ…すると…気持ち…いっ…」

途切れ途切れの喘ぎ声が脳天まで響いて、ぞくぞくと背中を痺れさせる。
快感でおかしくなっていく真理の悶える身体を強い力で縛りつけ、
白い肩を甘く噛み、愛撫しながら巧の思考も白く飛んでいく。
窓の外で、溶けかけた雪が高い木の枝から滑り落ちていく音が、どさりと響いた。

「あぁっ!……イ…ちゃうっ…」
「…イケよ」
「ぁ…んんっ!はあああ!!」

イった瞬間、奥で締め付ける真理に連れて行かれそうになるのを、必死で奥歯を噛み締めてやり過ごす。
びくっ、びくっ、と何度も痙攣する華奢な身体が折れるほどきつく抱き締める。
暫くして落ち着いた真理から一旦自身を引き抜いて仰向けに転がすと、
荒い息を吐きながら涙を貯めた、うらめしそうな瞳で見上げられた。
734eternity:2009/11/27(金) 19:06:20 ID:P4kchjAu

「次は俺」
「もう…ばか…」

悪態を吐きながらも、その声音には甘えたような響きがあって。
大きな瞳から零れそうな涙を唇で吸い取って、そのまま唇を滑らせて、舌を絡め取る。

「ごめんって。すぐ終わらせるから…」
文句を言う暇も与えず、すんなりした脚を更に開いて再び貫く。
自分の肩に彼女の脚を引っ掛け、数度激しく突き上げると、肌と肌がぶつかる音がパンパンと響いて、冷えた空気を震わせた。

「あんっ!あんっ!…やっ…巧っ!」
「真理っ…」
どくどくと精を吐き出しながら、彼女の上にだるく力の抜けた身体を覆いかぶせた。
はあはあと肩で息をしながらも、巧の背中にしっかりと両腕を回し、真理が呟く。

「…も…起き、れない、よ……」
「今日は美容室も休みだろ?洗濯屋の方も俺と啓太郎でやるから…ゆっくり寝てろ」

本当は自分も相当だるくて疲れているのだが。
さすがに己の欲望だけで真理を振り回してしまって、申し訳ない気持ちが沸いていた。


よかった……巧、いる。ここに
きっと、ずっと、ここにいてくれる……

疲労困憊した身体から力が抜け落ちていくのと同時に、昨夜感じた不安も、朝の強い光が溶かしていくのを感じる。
ゆっくり目を閉じて、真理は再び深いまどろみの底へ沈んでいった。

濡れたシーツを外して代わりにバスタオルを彼女の身体の下に敷く。
毛布を肩の上までひっぱり上げ、緩やかに髪を梳いてやると、
そのうち規則正しい、穏やかな寝息が聞こえてきた。

薄っすらと濡れて光る長い睫。
僅かに開いた桜色の唇。
安らかな寝顔を見ているだけで暖かく、優しい気持ちが込み上げてくる。
身体の奥から生の息吹が湧き上がり、死神の影を消し去っていく。

死にたくない
死んでたまるか

重苦しく冷たい冬の寒空の中で、時折現れる陽だまりのような、温かな真理の隣。

ずっと居たいんだ。ここに

この場所で、夢を叶えるために。
735eternity:2009/11/27(金) 19:06:55 ID:P4kchjAu



庭仕事を終えた啓太郎が凍えた指先に息を吹きかけながら玄関を開けると、
ダイニングテーブルでは巧が一人でトーストを齧っていた。

「おはよーたっくん。……って、もう11時じゃん」
「この雪じゃ客も来ねーだろ。みんな出て来んのは昼過ぎだろーよ」
「そうだけどさぁ…。真理ちゃんは?」

なんで俺に聞くんだよ!とでも言いたげにじろりと啓太郎を一瞥した巧はそれでも面倒そうに言い捨てた。

「風邪ぎみなんだと。今日は寝せとく」
「…ふーん」

横から疑いの眼差しを送る啓太郎から目を逸らし、気まずそうに冷めたコーヒーをすする。

別に真理との仲を隠している訳ではないが。
もうとっくの昔にバレてるのも解っているが。
声が聞こえたって構わないと、最中は気にもしないのだが。
正気に戻るとやはり照れくさいのだ。

「顔紅いよ。たっくんも熱でもあるんじゃない?」
「うるせー!んなこたぁねーよ!!」
「小っちゃい雪だるまも作ったんだよね〜。真理ちゃんにお見舞いに持っていこうかな」
「ガキじゃあるめーし。そんなんで喜ぶかよ!」
「あったかいスープでも作って持っていってあげようかな」
「そんぐらい自分でできるだろ!ほっとけ!!」
だいたい、真理は今巧の部屋で裸で寝ているのだ。
余計なお世話すんなよ!と巧は心の中で毒突いた。


からかい甲斐があるなぁ

顔を背けて、耳朶から首筋から真っ紅になった巧を見ながら、啓太郎はこみ上げる笑いを必死で抑えていた。
しかし、ちょっと悔しい。

「ああ〜〜〜っっ!俺も早く嫁さん欲しい〜〜っ!!」
「だぁれがこんな潰れかけたクリーニング屋なんかに嫁に来っか!!」

何時の間にか日は高く昇り、さんさんと降り注ぐ太陽の光が冷たい雪を溶かし始めていた。
雪が溶けたら、春が来る。

3人で過ごすようになってやっと一年。
これからも同じようなやり取りをしながら、きっと、自分は二人を見守って行くんだろう。

嫁さんも欲しいけど
そんな毎日もきっと、楽しいんだろうな

次の一年も、その次も、きっと、ずっと。
陽だまりのようなこの場所で。




736名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 20:31:30 ID:p6MQEnHF
>>730
GJ!!素敵です!
やっぱりこの二人好きだなあ
737名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 08:38:16 ID:lqp+fnMm
GJ!
このスレのおかげで啓太郎好きになった
738名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 10:10:54 ID:cJcZiLj3
GJ!

本当なら長田さんがお嫁さんに来てくれるはずだったのにね啓太郎……
巧真理も甘くて切なくていいカップルだよなあ
739名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 00:52:36 ID:qfhJ9sGx
GJ!
740名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 08:43:50 ID:PphC0P7q
今日の見た感じでは、所長は事務所には住んでないんだね。
近所に部屋を借りてるとか?
だとしたら、夜這いネタは楽しそうだ。

それにしても婿殿、喋りすぎ。
妻に褒めてほしいオーラ満載でワラタ。
741名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 12:27:39 ID:jtBJp8Uz
病室でフィリップが変身する時に亜樹子が構えてたのが、微妙に萌えた。
以下、小ネタです。初投稿しかも似非orz
一応フィリ亜樹です。



「変身!」

聞き慣れた言葉、次いで体に感じた衝撃。
腕の中を見れば案の定意識を失ったフィリップ君が居て、何となく小さく息を吐く。


冷たい床に寝かせる訳にもいかず相手を抱き留めたまま視線を向けて、普段から間近で相手の顔を見る事はあったがまじまじと見る事はなく。

「肌、きれいー」

と男の子にしては綺麗なその肌に思わず呟いてから暫く眺め、その綺麗な顔立ちが視界に入ればあまりの近さに今更頬を染めて。
何考えてるんだ、私!と僅かに視線を逸らすも再び相手を視界に映し、気付けば相手の頬に手を伸ばして優しく触れれば予想以上に柔らかで。


「すべすべー、やわや…「くすぐったいんだけど」


言葉を紡ぎ終わる前に相手の口が開き冷静な言葉が返され、次いで開いた瞼その奥の瞳とばっちり目が合えば慌てて相手を離して立ち上がり
あまりに突飛だったせいか相手は冷たい床に落とされ痛そうに腰をさすり


「痛いよ、亜樹ちゃん」

「お、起きるなら、ちゃんとそう言いなさいよ!」

「そんな、無茶な…」

言いながらフィリップ君はゆっくり立ち上がり、その間にも亜樹子の頭は先程の行為にどこか恥ずかしさ感じ頬染めて


「それより、亜樹ちゃん?」

「は、はい?」

悪い事はしてない筈だが、何となく罰が悪く上擦った調子で返事返して小さく首を傾げれば伺うような視線向けて


「僕にも触らせて?」
742名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 12:37:08 ID:maQYm6QA
フィリップ、幸さんの服おもいっきりひっぺがそうとしてた…
らしいし端子マーク探さないといけないから分かるんだけどなんと大胆な…
詐欺師婚約者はバイラス来なかったらヤル気満々だったな。
743名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 12:47:07 ID:jtBJp8Uz

「い、いや、なーんかさわ…って、えっ!?いやいや、無理!」

「なんでさ?亜樹ちゃんだって触ってたし、僕にも触らせてよ」

「いや、ほら…ねぇ」


言いながらも近付いてくるフィリップ君に同じように後退りながら首を横に振り答え、何を言っても頭の良い彼ならば突拍子のない答えが返ってきてもおかしくない。
別に頬を触らせるだけならば…とも思うが、恥ずかしさも勝り色々な思考が脳内で闘っていると

タイミング良く鳴り響いたのは携帯のバイブ音、神の助けとばかりに電話に出れば翔太郎くんの声で。

「容態変化したりしたか?」

「えっ、あっ、ううん。大丈夫みたい、なんならフィリップ君に変わるよ?」


咄嗟にベッドに横たわる女性を見て医者ではないが見た範囲での状況を伝えて、ガイアメモリについてなど詳しく話すならばとフィリップ君の方を見ながら言えば見えたのはどこか不満そうなフィリップ君の顔で。

「あぁ、頼む。」

短い言葉を合図に携帯を差し出して。

「フィリップ君、翔太郎くんが…」

先程のことなど忘れたように明るく言えば溜め息混じりに携帯を受け取り、フィリップが話すのを横に小さく安堵の息吐いた。



えー、微妙な終わりですいません。
所長さんが、意識してくれてるといいなという妄想をもとに…文才なさすぎで申し訳ないorz
744名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 16:15:01 ID:c74XtonV
フィリ亜樹、GJです
所長側からのって、そういえば無かった
ただ、もう少し改行をした方が、読みやすいと思います

しかし、このスレの影響で、変身する度にフィリップの抜け殻(!?)を、
所長が膝枕したり、抱きかかえているイメージがw
745名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 17:41:11 ID:smlx7ubE
フィリ亜樹GJ!
劇場版で亜樹子はどうなるのやら……心配だ。
夏めろんも変身は確定だよな。
746名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 18:29:56 ID:/aGbYLqi
747名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 19:19:44 ID:FJxU8oJk
意外にフィリップと亜樹子は良いカップルになりそう。
特に最後のシーンはカップルにしか見えんかった。
748名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 22:23:34 ID:yJ4zK0ei
>>747
ババ抜きだね

亜樹子が「なんでわかるのよ!!」って言ってたけど
マネードーパントと同じで表情みてカード引いてるんだろなフィリップ

それより来週だよ!クレイドールがどう絡むか楽しみだ
749名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 22:24:17 ID:4cBytuzl
フィリ亜樹可愛すぎるよな…
公式みたら電話?のシーンでまたくっついてるしけしからん!
この2人の密着率は異常wwだがそれがいい
750名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 22:44:46 ID:SiJh/pI2
劇場版に期待というわけで。
エロなし小話投下スイマセン。

ディケイド夏の劇場版終了後を捏造で、士×夏ベースの小夜+夏海でひとつ。
751名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 22:49:48 ID:SiJh/pI2


「夏海さんは、お兄ちゃんとどういう関係なんですか?」


いきなりの小夜の言葉に、夏海はむせそうになった。

門矢家・・・ピアノが置いてある見晴らしのいい部屋で小夜に誘われて夏海はお茶をしていた。
ちらちら、と何か言いたそうに上目遣いで見てくる小夜に、なんだろう・・・・・・と思っていた矢先。

「ど、どういう関係って・・・・・・」
「私、夏海さんのこと、好きになっちゃったんです」

無邪気に笑う小夜は椅子から立ち上がると横に来て、華奢な両手で腕を引っ張ってきた。

「夏海さんが私のお姉ちゃんになってくれたら嬉しいなって思って」
「・・・・・・はいっ?」

予想もしなかった小夜の言葉に、夏海は間抜けな声を出してしまった。
それに気づいて、恥ずかしさのあまり口元を手のひらで覆う。

「ね、夏海さん、うちのお兄ちゃんどうですか?」
「ど、どうって・・・・・・」
「私、お兄ちゃんって絶対夏海さんのこと気に入ってると思うんだけどなあ・・・・・・。
 夏海さんになら、お兄ちゃんを取られてもいいし・・・・・・」

うーん、と考え込む小夜の前で、夏海は頬をひきつらせた。


気に入ってるも何も、とっくの昔に処女だって捧げちゃってるし、数えきれないくらいしちゃってるんです
けど・・・。


うつむいたままで夏海が赤くなった顔を上げれないでいると、士とユウスケが話している声がして、階段を
登る足音も聞こえてきた。
752名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 22:53:50 ID:SiJh/pI2

「小夜」

穏やかな笑みを浮かべた士が、下から顔を出す。

「お兄ちゃん」
「小夜、少し外に出ないか」
「外?」
「そうだ。少し・・・・・・散歩でもしないか」

憑きものが落ちたように、すっかり落ち着いた士が微笑む。
小夜は少し驚いた顔をした後なにかを考え、兄と夏海を交互に見比べてにこっと可愛らしい笑みを浮かべた。

「・・・私、ユウスケさんと行ってくる」
「え!?俺!?
 ・・・・・・俺は別にいいんだけど、きょうだい水入らずの方が・・・・・・」

自分に振られるとは全く予想していなかったユウスケは素っ頓狂な声を上げると、自分も士と小夜を交互に
見た。
士もどこか拗ねた顔で、口をへの字に曲げている。

「いーんです!・・・お願いできますか?」
「ええっ・・・・・・ちょ、ちょっと、小夜ちゃん・・・!!」

ぐいぐいと強引に腕を引っ張られて、ユウスケは仕方なしに階段に向かう。

「つ、士ぁ!夏海ちゃん・・・!い、行ってくる〜〜〜!!」





小夜とユウスケがいなくなってしまうと、途端に気まずい沈黙が落ちた。
そういえば、あれ以来、まともに話せる状況になるのは初めてだった。

「・・・・・・」
「・・・・・・」

お互いに目を合わせられずに、沈黙が流れる。
夏海がそろりと士の様子を窺おうと目だけを動かすと、ベストタイミングでばちっと視線が合ってしまった。

「あ、あの・・・!」

ぱっと顔を逸らして、夏海はうつむく。
どうしよう。
何を話せばいいのかわからない。

『私の世界に逃げ込まないで』

縋りついてくる彼を突き放した、あの雨の夜のことはまだはっきりと覚えている。
夏海・・・・・・と名を呼ぶ、苦しそうな士の声も。
753名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 22:57:07 ID:SiJh/pI2

「・・・・・・・・・悪かった」

どうしようもない沈黙を破ったのは、士の方だった。
夏海がゆっくりと顔を上げると、そっぽを向いたままの彼。
その、あまりにも「らしい」謝罪に、徐々に頬がゆるんでくる。
強張っていた肩から力がすとんと抜けてしまって、夏海はくすくすと笑った。
そっと士に近付くと、その腕に自分の腕を絡めてやる。

「・・・そんなんじゃ、許しませんよ?」

やっとこちらを見た士を上目遣いで睨んでやると、彼が珍しく困った顔をした。

「なんだよ・・・。じゃあ、どうすりゃいいんだ」

夏海は笑いをおさめて真剣な顔になると、ひとつひとつ、ゆっくりと言葉を紡いだ。

「もう、あんなこと、しないで下さい」
「・・・・・・」
「これからは・・・なんだって、話してほしい・・・・・・」
「わかった・・・約束する」

真剣な表情で頷いてくれる士を見ると、全身の細胞がやっと底から安堵する。
こぼれそうになる涙をこらえて、夏海は精一杯に微笑んだ。



「・・・俺は、実際約束ってヤツは嫌いだが・・・・・・」

しばしの沈黙の後、ぽつりと士が呟いた。
大きくてゴツゴツした手にそっと自分の左手が持ち上げられて、何故か薬指にキスが落とされる。
彼のその行為に、夏海は不意をつかれて固まってしまった。
え、ちょっ・・・・・・どういう、意味?

「小夜と、おまえだけは別だな」

意味ありげに見つめてくる士の熱っぽい視線を、すっかり涙が引っ込んでしまった夏海はドキドキしながら
受け止めた。
先ほど小夜が落としていった言葉がぐるぐると頭の中を回っている。


『夏海さんがお姉ちゃんになってくれたら』


小夜ちゃん、あの言葉・・・・・・もしかして、もしかすると、本当になるかもしれません。


私だって、この人以上に好きになる人なんて、この先一生現れそうにありません―――。


754名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 22:58:21 ID:SiJh/pI2
終了。
お目汚し失礼しました。
755名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 23:09:35 ID:pot2Jawn
GJ!
そしてまた懲りずに冬映画でも悪堕ちしてお仕置きされるんですねわかります
試写会行ってくる、士夏に期待したい
756名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 12:52:48 ID:aGmNX0zy
>>754
ぶはー!!!超GJ!
何だよ!もう甘い!実に甘い!たまらん!
冬の映画で幸せになっちまえ!
757名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 15:32:03 ID:Bg3Jutki
GJ
冒頭読んで小夜と夏海の百合もありかもしれないと思ってしまった
お兄ちゃんは後ろで指くわえて見てるだけ
758名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 21:51:10 ID:TqOaBomC
GJ!GJだよ!
しかし百合板住人としては>>757にも反応せざるをえない
759名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 01:10:00 ID:rtIgHVEB
GJ!!
寝る前に覗いてよかった!
いい夢見れそう

>>741
フィリ亜樹GJ!!
1行40字前後で改行いれると読みやすくなるかも
次回も待ってる
760名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 07:50:38 ID:ODyIP5Di
士夏GJ!
この二人甘いな。冬の映画ではどうなることやら……
761名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 21:24:17 ID:tj2vj6t5
>>750です。
レスつけてくださった方々、有難うございます。

連続投下で大変申し訳ない。
劇場版期待につき、もういっちょ士夏投下させて下さい。

今度はガッツリエロ。
微妙にネタバレ・・・?しているかもしれないので、予告等見ていない方は
スルーしていただいた方がいいかもしれません。
よろしくお願いします。
762君の在処:2009/12/01(火) 21:28:39 ID:tj2vj6t5

「ま、待って・・・!!」

焦った声を出すと、夏海はのしかかってくる士の胸を両手で押し返そうとした。
既にシャツの前・・・ボタンはいくつか外され、ずり下げられ、白い肩がむき出しになっている。
必死の抵抗などお構いなしに、手を止めない士に肌が暴かれていく。
彼は身を屈めると、自分の顔をぎりぎりまで近付けて瞳の中をじっと覗き込んできた。

「おまえだって本当は待てないくせに・・・・・・」

囁くように告げられ、かあっと頬が染まるのが自分でわかる。
途端に弱まる抵抗をいいことに、ぐいっとブラを押し上げられる。
片方の胸を手で包み込まれながら、もう片方の先端を舌でそっと舐められた。

「あ・・・!」

敏感に反応してびくっ!と夏海が震えると、士は満足そうな笑みを浮かべた。



抱こうとしてくる強引さとは裏腹な優しい愛撫に、意識が溶かされていくのを夏海は感じていた。
彼の動き、触れ方から気持ちが伝わってくる。
顔を上げた士に唇を求められて、夏海は自然にそれに応えた。
スカートの中に手を入れられても、緩みはじめた身体と意識では抵抗もできない。

「・・・・・・やっぱりな。こっちの方が素直だな」

くちゅ・・・と濡れた音が響く。
骨ばった長い指がいやらしい音を立てながら中に出入りしている。
上がってくる息をどうしようもできなくて、夏海は士の服・・・その背中の部分にきつくしがみついた。

「あっ、あっ、あ・・・」

片方の腕で大きく脚を開かされがなら、指が執拗に中心を責めている。
中をかきまわす指に二本目の指が添えられて侵入してくる。更に、それとは別の指が溢れ出す蜜を塗りつける
ようにして尖った肉芽を撫でる。
―――散々士に慣らされた夏海の身体はあっという間に快楽に押し上げられ、高い声とともに一度目の絶頂を
迎えた。
763君の在処:2009/12/01(火) 21:33:28 ID:tj2vj6t5

「あっ・・・は・・・はぁ、・・・・・・」

きちんと服を着込んだままの士に、中途半端に脱がされた自分が責められている。
絶頂に漂うぼんやりとした意識のまま、夏海は士の服の中に直に両手を入れて彼の背を抱いた。
この人の肌を、直接感じたい。

『おまえだって本当は待てないくせに』

・・・恥ずかしいけれど、彼の言葉は真実。
しっかりと盛り上がった士の肩甲骨のあたりを指でなぞっていると、彼がそれを振り払うようにがばっと身を起こした。
ジャケットを脱ぎ、その下に着ていたものも勢いよく脱ぎ捨てて上半身裸になる。
わずかに呼吸を早くしながら見つめてくる彼の瞳の奥は強い欲情に揺れていて、腕を引っ張られながら半身を起こされた
夏海は素直に士の胸に凭れた。

「夏海・・・・・・」

大きな手で頬に触れられながら、ほつれた髪や汗ばんだ額、手で包まれている方とは反対側の頬に唇が降ってくる。
夏海が両腕で士の背に抱きつくと、わずかに彼が笑った気配がした。
名前を呼んでくれる、囁くようなその声が好き。
ためらったように歪む、そのぎこちない笑顔が好き。
両方の肩を手でゆっくりと撫でまわされながらシャツが脱がされていって、キスを受けながら流れるような動作で次々と
衣服や下着が取り払われていく。
今度こそ、肌と肌を直に合わせながらそっと押し倒されて、そのあたたかさに夏海は息を吐いた。

―――本当なら、もうここにはいないはずの自分。
それがこうやって生きていられるのは、彼のおかげに他ならない。
自分の命を分け与えてまで、そうまでして助けてくれた。
この身体に息づいてる鼓動は・・・・・・彼のもの。
764君の在処:2009/12/01(火) 21:37:00 ID:tj2vj6t5

こうやってくっついていると、本当にひとつの命を分け合っているんだと夏海は実感する。
そして、彼もそう感じているんだと信じたい。
まるで欠けてしまったものを見つけたかのようにぴったりと重なる・・・・・・こんな人には、もう二度と
出会えない。

好き。
あなたのことが大好き。

簡単には言葉にできないその想いを込めながら士の背にしがみついていると、首筋に舌が這わされた。
両の手首をしっかりと捕えられながら、士の舌と唇が身体の上を這う。
ところどころに吸いつかれながら、熱い吐息が肌をなぞる。
自然に荒くなっていく息に、ぴりぴりと背中を走る感覚。
中心からじわっ・・・と熱いものが外に滲みだしたのに気づいて、夏海は恥ずかしさに太腿を擦り
合わせた。

「ん・・・?どうした」

意地悪く覗き込んでくる瞳を睨む。
わかってるくせに・・・!!
そんな想いを込めると、夏海は首を伸ばして自分の方から士に押しつけるだけのキスをした。


「・・・・・・きゃっ!!」

いきなり、両脚を抱え上げられて大きく広げられる。
強引にのしかかってくる士は息を荒くしていて、彼の方にも実は余裕がなかったんだと夏海は気づいた。

「煽るなよ・・・・・・。
 ・・・いれたい・・・・・・もう、いいだろ?」

夏海は恥ずかしそうに頷くと、額にキスを落としてくる士の首に両手をまわした。
中心に再び指が挿れられて、何度か中を掻き回すそれが抜け出ると同時、彼自身が入ってくる。
圧倒的な質量が、彼以外の人には許したことのない濡れた場所を押し広げていく。
765君の在処:2009/12/01(火) 21:39:33 ID:tj2vj6t5

「くふっ・・・」

食いしばった歯の間から呻き声を漏らすと夏海は全身を震わせた。
じりじりと突き込まれる焼けた棒のような彼自身に、身体がずり上がろうとする。
笑った士は夏海の腰をしっかりと抱えてそれを制止すると、動きを止めて焦らしに入った。

「や・・・士く・・・・・・」
「ん・・・?なんだよ」

自分だって余裕がないくせに・・・・・・いっつも私に言わせようとするんだから・・・!

恥じらいから、欲情へ。
淫らに変わるそのスイッチを探している。
そして、スイッチが切り替わるその瞬間が、彼はとても好きだということを知っている。
だからいつも、苛められたり、焦らされたり・・・・・・夏海は散々な目に遭う。

夏海には士を睨みつけることくらいしかできないのだが、彼は面白そうに目を細めると腰をゆっくりと引いていく。

「あ・・・!!」

熱いそれが抜け出てしまいそうになって、夏海は慌てて再び士の首にしがみついた。
彼を深くまで引き込もうと、自分の意思とは関係なく腰が勝手に動く。

「んぁ・・・、やっ・・・!」
「はぁ・・・もっと奥まで欲しいか・・・?」

煽るような士の囁きに涙の滲んだ目をきつく閉じて、夏海はこくこくと頷いた。
すぐに奥にはくれずに、またじりじりと進み始める彼がじれったくてどうしようもない。
もう・・・我慢なんてできない。
―――自分の中のスイッチが、音を立てて切り替わる。

「んんん、士く・・・!!は、やく・・・!!」
「・・・我慢できないか?」
「できない・・・・・・士くんが欲しいの・・・」

きつく縋りつきながら涙声で訴えると、まとわりつく空気が変わった。
肉食獣の笑みを浮かべた士が、一気に奥まで押し入ってくる。
766君の在処:2009/12/01(火) 21:42:42 ID:tj2vj6t5

「んあっ!!!」
「よく言えたな・・・。ご褒美をやるよ」

奥まで挿れられて上下に揺さぶられ、夏海は叫び声を上げる。
士の肩や背中を爪で引っ掻いてしまうのを止められない。
身体を横向きにされて片脚を彼の肩に掛けられ、深く強く突かれる。
ずしん・・・とした快感が身体の奥に響いて、行き場のなくなった夏海の手がシーツをかきむしる。
大きな声が出ても、それを止められない。

「ああっ!!
は・・・はっ、・・・・・・あぁ!!んぅ!!」
「・・・気持ちいいか?」
「うんっ・・・・・・気持ち、い、のぉ・・・!」

動きを緩めて、士が唇を寄せてくる。
舌を突き出してくる彼に素直に夏海は応え、いやらしい音を立てながら宙で舌先が絡まる。
繋がった部分からもぐちゅぐちゅと大きな水音が響いた。

「あっ・・・!!あんっ、あん、あ、・・・ああ・・・!!」

もう、シーツに掴まるくらいじゃ頼りない。
確かな場所を探して彷徨う夏海の右手に、士の左手が重なってくる。
指と指を絡めてシーツに押し付けてくるその手・・・・・しっかりとした彼の手首の部分を、空いている左手で夏海は
きつく掴んだ。

絡め取られ、絡め取ったその手に力を込めて、千切れてぐちゃぐちゃになってしまいそうな意識を夏海は必死で繋ぎ
止める。

「つ・・・つか、さく・・・。つかさくっ・・・!!士・・・くぅぅ!!!」
「夏海・・・っ」

深い快楽に引きずり落とされて。
強く、長く吐き出される彼の感情を全身で受け止める。
加減もなく、思いきり抱きしめてくる熱い腕がたまらなく愛しい。
肌に当たる、激しく繰り返される焼けつくような息も。
甘えるようにキスを求めてくる乾いた唇も。

やがて、繋がったままで互いの呼吸が少し落ち着いた頃、顔をすり寄せてきた士に、胸と胸の間あたりにきつく
吸いつかれる。
その場所には―――彼がくれた命があるのだ。


「・・・・・・・・・俺の、・・・ものだ・・・」


聞き取れないほどの小さな声で囁く、独占するその言葉を聞きながら、夏海は涙に濡れた目をそっと閉じた。
767君の在処:2009/12/01(火) 21:46:03 ID:tj2vj6t5

士くん、私は・・・・・・。

あなたの傍にいたい。
孤独なあなたが、私を必要としてくれたから。
だからどうか。
どうか、この先もずっと、こうやって傍にいさせて・・・・・・。

夏海はそう強く願いながら、ぐったりと覆いかぶさってくる士の広い背中を、まるでこの場所に繋ぎ止めようとする
かのように、いつまでも抱いていた。








それが、最後。

―――それが、彼と過ごした最後の記憶。








雨音が耳を打って、ぼんやりと窓辺に突っ立っていた夏海ははっと我に返った。
いつからこうしていたのか・・・・・・なにもかもが曖昧で思い出せない。


士は、姿を消した。
ユウスケも。


彼らがいなくなって何カ月も経つのに、夏海は少しも前に進めずにいた。
強い意志を宿すその瞳は、今は何も映すことはない。
夏海は虚ろな表情のまま、ただ部屋の中を見回した。

『夏海ちゃーん!』
『・・・夏みかん』

二人が自分のことを呼んでくれるその声も、笑顔も、自分の中にこびりついて剥がれはしないのに。
768君の在処:2009/12/01(火) 21:53:51 ID:tj2vj6t5

『夏海・・・・・・』

ふいに士の声が耳に届いた気がして、夏海は息をつめた。

激しく震えだす身体を、同じように震える両の腕で抱きしめる。

―――忘れられるわけがない。
命まで分け与えたくせに、どうやって忘れろというの。

身体も心も、何度も何度も重ね合って。
あんなにひとつになったのに、どうやって忘れろというの。

士が肌に残してくれた痣も、何度も囁いてくれた言葉も、とっくに消えてなくなってしまった。
彼と過ごした日々は、夢だったんじゃないかと・・・・・・そういう風に思う時すらある。

自分の身体を自分で抱きしめたまま壁に寄りかかって、夏海はずるずるとその場に崩れ落ちた。

どうして、私を置いて行ったの。
置いていくくらいなら、どうして命をくれたの―――

その問いかけは声にすらならず、士にも届くことはなく、ただ低い嗚咽に変わる。
泣きじゃくるその声も、やがては雨音に消されてしまう。
こんなになっても、黙って出て行ってしまった士を憎むこともできず、ただもう一度会いたいと願う
自分が可笑しかった。





彼女の中には冷たい雨が降り続け・・・・・・光写真館にはやがて一人の男が訪れるだろう。
そして彼によって、夏海の運命は再び回りはじめる。


―――彼女がそれを知るのは、少しだけ先の未来。

もう一度、彼に出会うために。

769名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 21:56:51 ID:tj2vj6t5
終了です。
読みにくかったら申し訳ない。

なんだかんだいって、もうすぐ公開ですな。
公開されたら成立しない話になってしまうかもしれないので、強引な投下
失礼いたしました。
770名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 06:11:57 ID:V7jrrEeE
おはようなんというGJごちそうさま
劇場版が楽しみだ
771名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 07:38:13 ID:ycXzIxtG
GJGJ!!
士夏はやっぱり不滅だなw
せつなエロでヤバすぐるw
772名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 12:28:48 ID:2jVVBubG
GGGGJ!!!!
もぉ〜〜〜〜〜たまらん!
予告見るとなんか悲しいラストになりそうで怖いな。
士vs夏海なんて夜だけで十分だよ・・・
773名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 19:16:44 ID:skU2lr4I
SPIRITSに出てきた蜂女の催眠音波がエロイと思った俺
シチュ書いてくれる人いないかな

・ライダーor怪人の一人が音波を食らって蜂女に惚れる
774名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 19:30:19 ID:Y/T7vAYG
>>773
蜂女なら今度、映画に出るらしいな。
それを利用すればできそうだ。
775名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 19:30:44 ID:skU2lr4I
>>774
映画のは音波使うんだろうか?
776名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 20:09:31 ID:Y/T7vAYG
>>775
使わない可能性も高いが、そこらへんは大丈夫だろう。
妄想の力をなめるんじゃない。
777名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 20:33:32 ID:skU2lr4I
戦う相手女だから百合になってしまうw
778名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 21:24:10 ID:X+EoF9Kz
岬百合子
779名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 15:54:06 ID:NfMiVFXn
フィリ亜樹、士夏GJでした!
780名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 01:53:47 ID:eouEM75V
そういえば555のスマートレディ×勇治 勇治×スマートレディとかは投下された事ないの?
781名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 12:09:06 ID:scg/mAA6
>>780
服を剥いで拘束した木場さんを舐めたり触ったり色々した挙げ句
木場さんが嫌悪感から涙を流しながら喘ぐのを見て「勇治クンかわい〜い^^」とか言うスマレを想像した
782名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 13:51:30 ID:yuy58Xf2
>>777
そこはやっぱりユウスケ3度目の(ry
783名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 19:16:59 ID:wTJ/lLMR
>>780
なんとなくわかる気がするがwww
そういや、本編でも「か〜わいいww」とか言ってたしな。
784名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 03:14:33 ID:5QxhPOoW
>>782
ユウスケ×蜂女と申したか
785名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 10:52:00 ID:o2PInGoD
若菜姫が天使なら亜樹子は悪魔。
ってことは若菜姫の本性は悪魔寄りだから……亜樹子は天使か?
786名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 13:44:55 ID:E+0Alaxr
姉妹喧嘩を心配する尻彦さん。
見学にきていた尻彦さん。
若菜の事、気にしてるの?
787名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 16:30:27 ID:fqVfVxV3
粘土だから、物理攻撃じゃ死なないんだな。
凌辱向きの身体だ。
788名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 18:33:29 ID:MAnBbBaM
今回でフィリ若のフラグ立ったなー
789名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 19:58:42 ID:Ab9KMqAh
姉弟っぽいよな
790名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 20:47:41 ID:LtGOdT4F
姉弟としてもフィリップのあののめり込みかたは妖しい香り…
禁断の近親そうk…若菜は実の父とも疑惑が…
本性に対しての野郎2人の反応が想像通りw
さっと隠れるフィリップにワロタ、少女漫画のヒロインかよw
791名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 21:39:57 ID:18nIqgoI
>>786
なんだかんだで気にかけてるよな
気は強いけど性的にはウブな若菜姫が尻彦にイタズラされて
くやしいチッ…ビクンビクン
とか妄想したわ
792名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 02:06:10 ID:a3wDcd5A
若菜視点だとカッコよすぎるなフィリップww
姉弟だとしてもそれはそれで…w
今後腹黒姫がデレたりするのを想像するとかなり滾る
793名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 19:21:26 ID:IGJTuvLF
何故……私を疼かせる!
794名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 19:54:29 ID:YEtfVGAl
>>791
いいなそれ
よりにもよって嫌いな姉婿にイタズラされる若菜萌える
795名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 22:04:38 ID:JfS+5Gj2
あのあと手を洗わずにナニしたのかフィリップ。
亜樹子もやきもち妬いてて可愛かった。
フィリップは役得だな、憧れの若菜姫に誉められ手握られてお願いされたり亜樹子にくっつかれたり。
796名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 10:04:12 ID:oib7xzjq
フィリップおいしすぎて翔太郎涙目ww
797名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 10:37:20 ID:ltx89PLN
翔ちゃんはハーフボイルドだからなwww
798名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 12:22:56 ID:Nn+eY0r8
翔太郎は若菜姫への「ゲンメツ〜」っぷりとか
和菓子屋娘への「あんなにぐれてた癖に」とうっかりデカい声で言っちゃうあたり
本当に女に関してはハーフボイルドもいいところだと思った
多分、表立ってはあんまりモテてないw
799名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 22:01:13 ID:Wrt35hnc
「あーきこぉ」とまるで古女房を呼ぶようなあの口調が実は好きだったりする。
夫婦漫才みたいでなんか(・∀・)イイ!! 
800名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 00:30:20 ID:Gl4z7d+C
ああいいよね、呼び捨て。あと確かに翔太郎と亜樹子は
喧嘩ノリの漫才やってるみたいで見てて面白いし、
翔太郎って亜樹子に対してこいつしょーがねえなあと
思いつつ、何だかんだで面倒見たり助けたりする所は
結構大人なんじゃないかと思うわ。
ただこの二人はおやっさん関連の話が映画だけでなく
本編でも触れられたら、シリアスな二人になる可能性も
あるんだよな。まあそれならそれで十分萌えるが。

>>798
ティーレックスの真理奈さんとか事故って復讐心の塊に
なっちゃった幸さんに対しては結構格好良かったと思うんだけど、
その辺はなんかバカ正直なタイプなのかもな、翔太郎はw
801名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 16:26:01 ID:CydCPhi7
>>800
翔太郎何気に真理奈さんに好かれてたっぽいからモテるのかもな。
802名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 18:39:04 ID:yrX60+10
>>801
「風都を守りたい」ってのは、格好つけだと思われてたみたいだけどな。
好きではあったんだろう。
ヤンデレたし。
803名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 19:52:45 ID:3RYZpOlc
亜樹子はどうなんだろう……モテるのか?
たぶん黙ってれば可愛いタイプだな。……黙ってれば
804名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 19:59:03 ID:gNjuMNGt
大阪人としてはああいうやかましくて面白い女の子は好きだが、
世間一般的にどうかと言われるとなあw
805名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 20:04:00 ID:CydCPhi7
>>803
俺は好きだけどな。
世間ではおそらく「ウザい」の方が多いだろうが…
806名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 01:11:29 ID:/fVEgWTH
多分昔の知人からは「友達としては面白い」って言われてる
807名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 01:23:05 ID:4rukF9yO
こういう普段は騒々しい子とたまたま二人で出かけた時に
そろそろ帰ろうかって時間になって
「じゃね」って別れようと背を向けたら
後ろから「きゅっ」ってシャツの後ろを握られてて
振り向くと顔を真っ赤にしながら口を「へ」の字にしてうつむいてて
「どうした?」って尋ねたら「うー」みたいに
今にも泣き出しそうになりつつ
「もうちょっと一緒にいたいっ」なんて言われたり
その後に手をつないで歩いたら、何かやたら嬉しそうな顔で
「えへへ」なんてニコニコしながら並んで歩かれたりすると
どうもやられちゃうような気がするんだよ
808名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 03:03:20 ID:QBZ7ddt7
でも鼻の穴が広がってムッコロスの顔になるのは…
809名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 05:00:41 ID:DVXRPywf
>>807
何この俺の嫁。もっとやれ。

>>808
それがいいんじゃないか。
可愛いヒロインや美人なヒロインは毎年出てる。
亜樹子の魅力はそういうことじゃないんだ!!そういうことじゃないんだ!!
810名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 08:03:39 ID:1aCoYoIb
>>807
俺の嫁がいるじゃないか

世間一般の評価なんかいいんだ
要は亜樹子を愛してるか否かだぜ!
811名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 21:58:25 ID:in7u5+qJ
>>803
ウォッチャマンのブログで亜樹子関連更新を楽しみにしてるファンはいるからマニアックな需要はある。
812保管庫”管理”人:2009/12/11(金) 00:42:57 ID:+i1fMb3C
こんばんは、保管庫管理人です。
過去スレ初代と7スレの保管が終わりましたので、ご連絡いたします。

スレ住人のみなさんにご意見を聞きたい件があるのですが…。

『保管庫にパスワードなどのロックをかけたほうが良いか否か』

個人的にはかけた方が、ネット上で住み分けを考えると良いのではないかと思っています。
ちょっと意見を伺いたいのでよろしくお願いします。
ノシ
813名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 00:47:43 ID:G/kllsBd
いつもお疲れ様です!
戦隊もかかってないしこのスレもかかってないから別にいいのでは?
814名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 01:19:14 ID:p4XCFtqm
ちょ・・・こんなの、あたし聞いてない!
何でこんなことになったの?何であたし翔太郎に脱がされてんの?何でぇぇ。
だってさ、ついさっきまでは単に今日の戦いで怪我した翔太郎にバンドエイド
貼ったりお薬ぬりぬりしてただけだったのよ。当然でしょ。部下思いの所長の
務めですもの。
そりゃさ、翔太郎のお世話ができるー♪ってちょっとウキウキしちゃったし、
翔太郎が服を脱いで裸になった時は心の中で「ひゃっほう」って思ったわよ。
それは認めます。
でもまさか今日いきなりこんな風になるなんて期待、いや想像もしてなかった。
それを証拠に見てよほら。今日のパンツはイケてないのよ。やっすい綿パンよ。
もー、こんなことならこないだ通販で買ったすごいのはいてくるんだったぁ。

あー、しまったなぁ、どこで間違ったんだろう。
お薬ぬりぬりしてた時に、翔太郎の筋肉があんまりすごくて「ほぅ・・・」って
溜め息つきながらぬりぬりじゃなくてさわさわなでなでしちゃったからかな。
なでなでに反応して翔太郎のあそこがグンッ、って大きくなってパンツを突き
破りそうになってるのをまじまじ凝視しちゃったからかな。
後先考えずそれを見て「あぁ・・・すごい」なんて呟いちゃったからかな。
その後急に翔太郎に抱きしめられて、耳元で「亜樹子・・・いいよな?」なんて
囁かれて、頭が真っ白になって思わず「コクン」ってうなずいちゃったからかな。
って、やだあたしったら間違ったどころか自分できっちり段取っちゃってるじゃん。
だめじゃん。ウェルカムじゃん。バッチ来いじゃん。ひゃはは。自業自得ねって
笑ってる場合じゃないわ。いやん、どうしよどうしよ。
わわわっ、こんなこと考えてる間にもうブラとパンツだけにされてる。大変大変。
いけないわいけないわ流されちゃダメよ亜樹子。ここでビシッと断るのよ。
淑女の嗜みとして最後の一線だけは守らなきゃ。よし、断固として拒否し
「きれいだよ、亜樹子」
はあぁぁぁぁん。もう翔太郎ったらぁ・・・だいすき・・・
って違う。ちがーう!だめだめだめだめ。何よずるいわよ翔太郎。何でこんな
タイミングでそんなこと言うのよ。あ、だめ。そんなふうに優しく肩抱かないで。
そんな切ない目で見ないで。そういうの弱いの。何とか誤魔化さな
「愛してる」
ひゃああああぁぁぁぁぁほほほほほほほ。
ず、るい・・・よ。それは反則・・・。あ、なった。今何かなった。じゅんってなった。
あ、キスしようとしてる。このあたしの可愛らしい唇を奪おうとしてる。だめよ、
あたしキスに弱いのよ。あー、来る来る近づいてくる。ダメだめだめキスされたら
絶対あたし堕ちちゃう。もう好きにしてぇってなっちゃう。今なら間に合うわっ、
逃げるのよ亜樹子ほら早く・・・む。。。。。。んぅ。
815名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 02:53:22 ID:II+YSc2r
うん? ・・・・・・うん。
816名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 06:38:48 ID:9KRY7ylF
>>814
萌えたww
817名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 09:24:10 ID:dygzfvXe
>>812
管理人様、いつもお世話になってます。
ありがとうございます!

パスはかけていただいても構いません。
間違ってたどり着いた場合などにワンクッション代わりになりますし。
ただあまり難解なものや変わり種であると、「教えて」みたい方が出てきそうで少し心配ですが…。
818名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 19:30:24 ID:C80UBlL0
パスはsageとかriderみたいな、ここから意識して来た人ならすぐに分かるけど
一般人や子供が見ても分からないようなものがいいんじゃないかと
819名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 00:02:55 ID:DLywck2t
>>818に同意。ここを意識すればわかる、てのが理想。

今日から映画だからか、士夏で互いに変身してのプレイ・・・なんて電波を受信した。
820名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 09:26:49 ID:ZLHrCQaj
昨日、カブトの映画やってたけど加賀美とひよりに萌えた。
821名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 14:24:36 ID:i7Sl6zXd
MOVIE大戦このスレ的見所
・仮面ライダーキバーラの尻が性的杉
・フィリップは胸より脚派
822名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 14:39:37 ID:w2whOtib
映画今日からだけどカプ的にはどうだったんだろう

タックルと噂されてた士は…
823名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 14:59:06 ID:BIGh36JL
>・フィリップは胸より脚派

亜樹子大勝利じゃん
824名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 15:21:54 ID:T8VttRBe
映画みてきた


人それぞれ感想は賛否両論だろうけど

ディケイドは個人的には
士夏要素いっぱいで
士夏GJ!
825名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 15:25:22 ID:ZrOebYH8
士夏進展あるのー?
826名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 16:08:15 ID:DQ9QLhOb
>>821
キバーラ期待
827名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 18:59:20 ID:f4JQuQR8
タックルに興奮できん
素顔はいいのに
828名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 19:28:57 ID:wCDS70vL
映画見てきたが……

今回は翔亜樹だった。
ディケイドは士夏、海夏、ユウ夏、士ユリなど全部に萌えたw

士は夏海と会った時にユウスケとくっついてたのを見たから機嫌悪かったんだなw
829名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 20:08:25 ID:FTqHwOHW
>>825
ありましたよ。
ネタバレすると・・・


士が一度死んで復活したときにすぐさま寄り添う夏海。
夏海に倒された時士が「俺を殺すのがお前で良かったよ・・・夏みかん」
最終決戦で戦いになれない夏海を士がちょっと庇ってたり。
もう最高だったぜ!!
830名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 20:43:19 ID:8W/4Zrx6
>>829
ここはネタバレスレじゃない
>>1読め>>1

ネタバレ不快
831名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 21:26:33 ID:whhmSqJt
>>830
落ちつけ
ひと言断りいれてのネタバレは、夏の時もあっただろ?
832名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 21:42:44 ID:FTqHwOHW
>>830
悪かった。
夏のときは皆してたし、冬も良いかなって。
それでも自重するべきだったな。スマン。
833名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 21:46:58 ID:4LRvr5SN
>>830
ちゃんと警告はしてるんだからいいじゃないか
もちろんむやみにネタバレすることがいいってわけじゃないけど、もうちょっと言い方あるだろ
834名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 21:48:28 ID:IG63acY5
でも、初日にネタバレするのは、さすがに勘弁して欲しい
>>830じゃないけど、怒るのは無理ないと思うぞ
835名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 23:01:54 ID:5pLQFtP+
そうかあ?ネタバレが嫌な奴は別にいつだって嫌だと思うけど。
上でも言ってるけど夏の映画の時は一言あればOKになってたし、
それなら自分はいつであろうがそんなに気にならない。自分が見なきゃいんだし。
つかそもそも>>1に「ネタバレありの時は名前欄に明記してくださいね。」ってあるんだから
ここネタバレ自体は最初からOKなんだろうし、正直自分には
むしろ>>830のが本当に1見て書き込みしてんのかちょっと疑問だ。
名前欄に明記してなかったのがムカついたのかもしれんが。
836名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 23:07:54 ID:ZdiYyFD8
>>830
何でもう少し柔らかく言えないんだ?

>>834
ネタバレは>>831が言ってるように最初に断りがあるんだからいいんじゃない?
夏映画の時もそうだったし、夏が良くて冬が駄目なんてことないと思うんだが。
今日のネタバレ記事もちゃんと一行目に「ネタバレ」って言ってんだから
それでも読んだら自分の責任じゃないのかな
837名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 23:17:34 ID:6E0rmKkK
自分の好きな昭和ライダーが(自主規制)ると聞いてあまり見る気がしなかったが
翔亜樹あるなら行こうかな
838名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 00:33:51 ID:VNBsGHJx
>>829の続きのネタバレ






その後海東が士に夏みかん以上に抱きついてくる(パンフインタビューより抜粋)
839名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 03:22:43 ID:Oq4cQbTf
はいはいわろすわろす
840名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 05:16:39 ID:GaMfH/2H
まだ映画観ていませんがDCD完結(?)記念。
士夏ベースでDCDのクリスマス。
エロなしですいません。
エロパロスレにこんなん投下していいかな・・・と思いつつ。投下させて下さい。
841Merry Christmas:2009/12/13(日) 05:20:45 ID:GaMfH/2H

「・・・・・・ただいま」

扉を開けながら、未だに慣れない言葉をぼそぼそと口の中で呟く。
灯りは点いているのに家の中は人気がなくて、士は首を傾げた。

「ユウスケ?・・・夏海?」

声をかけてみても返事はなく、やはり光家の中には誰もいないようだった。
冷たい空気を漂わせる写真館スペースの中で、士はぼんやりと立ち尽くす。



『寂しい』という感情を得たのはいつだったか。
この感情にこの名がつくということを、最初は認めたくなかった。
今まで自由に生きてきて、孤独など感じたことなどなかったのに・・・・・・こうやって突っ立ったまま動けない自分が
確かに居ることに士は苦笑した。

バカ正直で、呆れるくらいに誠実な、二人の大切な人間・・・・・・。

今は、認めざるを得ない。



「ただいま〜。・・・あれ、士くん、帰ってたんですね」

扉が開く音と明るい声がして、両手に荷物を持った夏海が姿を現した。

「夏海ちゃん、栄次郎さん車入れてくるって・・・・・・お、士、おかえり」

これまた荷物を抱えたユウスケも夏海の後から姿を現した。
二人を見て、モノクロだった士の世界に色が戻ってくる。

「早かったんですね。まだ帰ってないかと思ってました」
「あぁ・・・」
「ほんとだな!士も一緒に行けたかもしれなかったね」
「・・・・・・なんなんだ、その大荷物」
「あ、これですか?」

夏海とユウスケは顔を見合せて、悪戯っ子のように笑う。

「今日はクリスマスだぞ、士!みんなでパーティするんだ」
「そうです!おじいちゃんは腕をふるってくれるらしいですし、私も頑張ります。
みんなで楽しみましょう」
「そうそう・・・・・・そうなんだよね」

最後に聞きたくもない声が入口の方から聞こえて、士は思いきり顔をしかめてやった。
壁にもたれかかるようにして、海東大樹が立っている。

「・・・なんで海東がいるんだよ」
「そこで偶然会ったんです。せっかくですから大樹さんも一緒にご飯食べませんか?って誘っちゃいました」

偶然なわけないだろ・・・と士は眉を寄せたが、夏海が機嫌よさそうに笑っているので何も言わないでおいた。
・・・・・・海東大樹も、もしかすると寂しいのかもしれない。
842Merry Christmas:2009/12/13(日) 05:24:34 ID:GaMfH/2H

「あの、士くん・・・・・・これ」

しばらく後、夏海がためらったように話しかけてくるので士はそちらを向いた。
はにかんだ彼女の両の手のひらの上には、可愛らしくラッピングされた小さな箱がちょこんと乗っている。

「メリークリスマス。・・・・・・受け取ってくれますか?」

どうやら、クリスマスプレゼントらしい。
そんなものを他人から貰ったことなどない士は驚いて、軽く目を見開く。
少しだけ不安そうに見上げてくる彼女はどこまでも真っすぐで、心の奥に火が灯るような不思議な感覚がした。

「・・・ありがとう」

素直に礼を言って受け取ると、今度は夏海の方が驚いた顔をした。
そりゃそうだろうと士も自分で驚く。
こんなに自然に、感謝の言葉が出たのはいつぶりだろう。忘れていた、ずっと遠い昔に失くしたものをやっと思い出せた
気がした。

いいえ、受け取ってもらえて嬉しいですと無邪気に笑う彼女に愛しさが募る。
今すぐにでも抱きしめて攫ってしまいたかったがここは我慢だ。


「ユウスケにもあるんです!」
「えぇ!?俺にも!?」

楽しそうに笑う夏海は、今度は両手で抱えるような包みを取り出した。

「ダウンジャケットなんです。ユウスケいつも寒そうだから」
「夏海ちゃん・・・・・・ありがとう」

じーん、という音が聞こえてきそうな顔で、ユウスケは感動している。
大切そうに包みを抱えた姿が小動物に見えて、士は口元を緩めた。

・・・と。

「・・・・・・夏メロン、僕には?」

不満そうなのは海東大樹だ。
拗ねたように唇を尖らせている。

「え、ありません。だって今日大樹さんに会うなんて思ってなかったですから。
 それになんで私が大樹さんにプレゼントしなくちゃいけないんですか」
「そうか・・・仕方ないね。じゃあ別のものをいただくとするよ」

あっさり、バッサリと切り捨てる夏海に大樹はずかずかと近づくと、彼女の肩を抱いて微笑み、優雅な所作で顔を寄せる。

「きゃっあああああ!!!!!」

何をされようとしているのか理解して、瞬時に真っ赤になった夏海に渾身の力で突き飛ばされ・・・・・・哀れ大樹は
床に転がった。
843Merry Christmas:2009/12/13(日) 05:29:29 ID:GaMfH/2H





―――望んでも得られないものがあった。
いつしか、それを諦めていた。
自分は破壊者だから、悪魔だから、・・・そんな言葉で自分自身を誤魔化していたのかもしれない。

「いってて・・・いきなり何するんだい、夏メロン・・・」
「それはこっちの台詞です!!変なことしないでください!!」
「ま、まあまあ二人とも〜〜〜」

望んでいたものは、多分、今この瞬間にここにある。
胸の奥からこみ上げてくるものを止められない。
士は自分でも気づかないうちに、大きな声を立てて笑っていた。



三人が三人とも、腹の底から笑う自分を見て呆気に取られている。
でも、そんなものも気にならない。
ひどくいい気分だと、士はやっと解き放たれたような思いだった。

「つ、士くん」
「士ぁ・・・!笑ってる・・・!」

熱血で暑苦しい性格のユウスケは感動しきりといった様子だ。
士は笑いをこらえながら、床に片膝を立てて座っている大樹とその前に立つ夏海に近づいた。

「海東・・・ひとつ言っておく。こいつは『俺のもの』なんだよ。覚えておけ」

先ほど大樹がそうしたように夏海の肩を抱いて引き寄せると、ななな何言ってるんですか、と彼女が再び
真っ赤になる。
内情を知っているユウスケは「あーあ」という顔で苦笑いをしていた。

それでも・・・・・・どんな時でも、夏海は自分の手をけっして振り払いはしない。
それが確かな答えのようで、それをただ嬉しいと士は思った。





辛いことも、悲しいことも、沢山あった。
それでも、これから先の未来には希望が溢れている。

きっと、道はこれからも続いていく。
その先には、希望が溢れている―――。


メリークリスマス。
彼らの未来に、幸多からんことを。


844名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 05:32:59 ID:GaMfH/2H
終了。
お目汚し失礼いたしました。

ちょっと先走っててすみません。
士が幸せになれるといいですね・・・。

夏海からのプレゼントはたぶん腕時計かと。
845名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 08:50:23 ID:7OvoEdAC
今日のW萌えたwww
若菜姫とフィリップ、姉弟っぽいけど、なんか好きだ。
846名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 09:02:52 ID:N5U4oa4Y
>>844
GJ!
みんながすごく幸せそうでなんかホッとした…
847名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 10:40:37 ID:cVfieNnQ
霧彦さんが…霧彦さんが先輩アナウンサーをレイープ…嘘だッ!!!
848名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 12:08:26 ID:KMq8Z/fE
映画見てきた。
このスレでキバーラの尻が性的だという話が出てたが、
冴子さんの尻もなかなかだったw
849名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 17:07:32 ID:SNPJTTN8
キバ・ダークキバ系列のキバーラを使った変身を多様してかかる反動は死では無く
本人が制御できほどに淫らで淫乱でエッチな身体になってしまう事だった!ってのを妄想してしまった

最終決戦後に夜な夜な自分を慰めても満たされる事無く一睡も出来ない日々が続きグッタリする夏メロン
不審に感じた士が夜にコッソリと部屋に来るなんて余計な事をしたばっかりに
2人には忘れる事が出来ない一夜が(良い意味で)
850名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 18:23:55 ID:Qt/IO9vj
キバーラ変身中にヤったら3Pになりますか?
851名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 18:41:18 ID:1j4x9jPu
どうかな?
キバーラも感じてるんだったら3Pになるな。
852名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 18:43:46 ID:PgjgpIEC
>>844
クリスマスプレゼントありがとう!士夏的にも寫眞館的にもGJでした!
胸に込み上げてくるものがあった…本当にこんな楽しげにしてたらいいな
あと海東に対する夏みかんの態度がたまらんですww
853名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 21:06:12 ID:GOkA/VQC
ナイトメア若菜の風誘い
ここでは私ナイトメア若菜が、お姉さまを淫乱な世界にいざなってあげましょう。


webラジオネタですまない。
854名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 01:43:14 ID:A0fTbdo0
今日のWは悶えた
やたら素直な若菜姫とか
姫の情報を検索で手に入れようとして葛藤するフィリップとかw

ほぼ弟確定みたいな伏線が張られてるけど、
前回(先々週)といい今回といいミスディレクションに定評のあるこの番組のことだし、
案外弟と見せかけて違う何かだったりするような気がする
もちろん関係はあるんだろうけど
855名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 03:16:43 ID:88xHg888
しかしディケイドファミリーはとうとう全員変身(一部怪人側だけど)
久々のライダーカップル誕生かぁ…
856名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 10:50:23 ID:GRra0HcJ
ん?イクサ同士の音也×ゆりは
ライダーカップルには入らないの?
857名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 14:21:40 ID:rS7WbX7L
イクサ同士の名護×恵もお忘れなく
858名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 18:48:53 ID:88xHg888
そういえばキバってまだ去年のライダーだったか…完全に時間の感覚が狂ってた
859名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 19:50:09 ID:wc6LwwPY
最近では、カブトの坊ちゃま&岬、キバの真夜・ゆり&音也、753&メグミン
ディケイドの士&夏海だな。
860名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 23:53:23 ID:yzLKMMtt
フィリップ×若菜、お父様×若菜に萌えたぎってる 
近親もの(フィリップはまだわからんけど)はあんまり好きじゃなかったのに
861名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 23:57:22 ID:XhrflnSd
冴子×霧彦が気になるな
DVで
862名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 00:20:43 ID:cEby61Ds
>>849
この妄想すごくツボだ。
だれか書いてくれ。
863名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 19:35:50 ID:fWYpTSfr
配信で観てなくてDVDで観たんだがスピンオフおもしろいなw

というか陳情シリーズ冒頭、士と夏みかんの距離が近くてにやにやしてしまったw
864名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 19:58:13 ID:lPv9/3I5
俺は夏みかんの「アーマ〜ゾーン!!!」に胸を撃たれてしまった。
865名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 20:48:31 ID:Hu+xnGx+
俺は美尻回のウィンクに夢中さ。まさにお宝だね
866名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 23:45:03 ID:/rT2uDrn
タックルは変身前は可愛いな
867名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 21:46:04 ID:N6Qhuknm
映画見てきた
以下ネタバレ







翔亜樹たまらん
亜樹子を庇うWとか、
ビギンズナイトについて(いつものように無心に、やや無神経に)
語ろうとするフィリップを押しとどめて
「それは・・・!いつか、あのバカの口から聞くから・・・」と涙目で答える亜樹子
何か甘酸っぺえ
868名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 01:01:17 ID:W65JAC6E
やはり士は夏みかんにはメロメロだったことがよく分かる素晴らしい映画だった。
夏みかんになら殺されてもいいなんて行くとこまで行っちゃってる士と夏みかんの関係が素敵。
869名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 01:12:56 ID:yaK9IF+g
>>868
なんという俺
今まさにそんな妄想が突っ走ってSS書き殴ってるところだw
870名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 01:40:27 ID:jqzum2sG
映画面白かった。あと3回は観にいこう…










ディケイド
士&ユリコ、夏みかん&ユウスケで鉢合わせた所は色んな意味で気まずかった


おやっさんの「あの子を頼む」って多分状況的にフィリップの事なのに
「娘を(亜樹子)を頼む」かと思ってしまった。
871名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 08:40:57 ID:hu/kODt+
>>870
よう相棒w
同じくおやっさんのあの台詞がそう聞こえたw

ディケイドはなんつーか本当に気まずい感じ
とくに士とか表面にはそこまででも内心動揺して焦ってそうなwww
872名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 09:31:25 ID:klt/TkpN
あのシーンはよくラブコメにあるような
「お互い気になってる相手が、別の異性といる所に鉢合わせ」
っていうシチュエーションだと思ってしまうw
873名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 09:47:36 ID:wUHSamjS
でもあの直後の士夏のやり取りが切なすぎた

夏海が不憫過ぎだ

カメラが・・・
おいこらもやし!

て気分だった
874名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 21:09:46 ID:jqzum2sG
>>872
帰らない士を思う夏海

そんな時久しぶりにユウスケと再会

そして士とも再会、しかしその隣には腕を組んだ知らない女の子が

カメラを渡すも「もう必要ない」と捨てられ、険悪な空気が流れる

「もう忘れたまえ」と写真を燃やす海東


なんというラブストーリー展開
ユウスケと海東がいなかったら士復活の時に夏みかんが士に抱きついたに違いない
875名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 21:25:37 ID:wUHSamjS
なんかもう士夏は結婚しなくても良いから
早く子供つくって本当の
家族になってほしいな
876名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 22:03:03 ID:W65JAC6E
テレビのWのOPバレとかで最終的に夏みかんが士を刺して終わり(その後夏みかん自害)
な古典的悲劇エンドだと思ってた時期もありました。
877名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 22:52:11 ID:RzMtaYqJ
そんな悲しすぎること言うなよww
878名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 23:14:11 ID:ci7b8K83
海東とユウスケももっと夏海と絡んでほしかったな
879名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 23:40:58 ID:jqzum2sG
ある意味海東は夏みかんのナイトについてるよね。
そういえば今回「夏みかん」って呼んだね
880名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 09:32:14 ID:Ytjh2MYD
海東は士のいない間士の代わりに夏海のそばに居てあげてたって感じだったな。
881名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 15:19:34 ID:VlfBzG0f
もし士が復活しなかったら海東は夏海のそばにずっと居るのだろうか
882名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 17:57:43 ID:AzYN72ns
もしそうだったら海東はこれ以上にないお宝を手に入れた事になるよね
羨ましいぞ海東
883名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 21:01:39 ID:MU0ldA0t
若菜姫の本性知っておっかなびっくりで構えながらも若菜姫の相手出来る翔太郎は強い子。
割と対等に話してたよね翔太郎。
若菜姫にとってはフィリップ以外で本音で話せる異性なんじゃないかな、翔太郎。
884名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 22:19:07 ID:Cr51VzaJ
>>881
まぁ士の宝=自分の宝だからな。
海東にとって。
885名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 23:53:07 ID:vjb/OCZl
>>875

もし夏海が妊娠したら
士はきっと影で泣くほど

喜ぶんだろうな
886名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 00:51:00 ID:kZnqr60L
映画見た。夏海がもやしより海東といちゃいちゃしてたから思いついた小ネタを


海「いい加減、士の事は忘れてしまいたまえ、夏メロン」

夏「そんな・・私は大樹さんみたいに簡単に忘れる事なんて出来ません・・・・・・」

海「泣いているのかい?夏メロン」

夏「すみません・・士君は私にとって、すごく大切な人だったから」

海「やめてくれないか!夏メロン!僕の前でそんな事を言うのは!これからは僕をちゃんと見ていてくれたまえ!」

夏「え?大樹さん?何するんですか!?やめて下さい!嫌ああっ!!」

海「ああ、夏メロン、ずっと・・ずっとこうしたかった、たまらないよ、この感触!最高のお宝だ!!」

夏「どいて下さい!大樹さんっ、やめてっ!嫌ああああっっ!!」

士「夏海っ!」

夏「士君っ!」

海「士っ!今とても大事なところなんだ!僕の邪魔をしないでくれたまえ!」

士「海東っ、お前っ!これは一体どういう事だっ!」

海「君は自分の言った事を忘れたのかい?僕に夏メロンを頼むと言ったじゃないか」

士「そういう意味じゃないだろう!夏海、大丈夫か?海東にこんなに剥かれて・・・」

夏「士君・・・・」

士「・・・しばらく見ないうちに随分色っぽくなったじゃないか、夏みかん」

夏「士君?」

海「そうなんだよ、士。最近の夏メロンは本当に色気が出てきてしまってね、僕もこんな素晴らしいお宝を目の前にしてとうとう我慢が出来なくなったんだ」

士「確かに海東の言うとおり最高のお宝・・かもな」

海「士、どうだい?2人でこの素晴らしいお宝を山分けするっていうのは」

士「ああ、それも悪くないな。夏みかん、ちょっとくすぐったいぞ」

海「痛みは一瞬だ、夏メロン」

夏「士君?大樹さん?嫌ああああああ!!!」
887名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 07:55:39 ID:WRVYCQmv
>海東にこんなに剥かれて・・・
ここで吹いたw
888名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 13:06:34 ID:rKX6Q26P
中の人ネタで悪いが
昨夜のNHK生番組にでていたもやしの即興演技
「俺のものになれよ…」は、あまりにももやしそのままで吹いた
889名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 13:16:52 ID:xq/YnrNG
映画、今日見てきたが、いいね。
新しい彼女(?)がいる士とか、いつのまにか「夏海」って呼んでる海東とか、

890名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 13:35:19 ID:+uEr8fqW
今回の映画で夏海との距離が縮まったって、海東の中身も
言ってた
891名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 18:38:07 ID:MT7lHFmD
>>890
夏海が身籠った、に見えた
末期だな俺
892名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 19:45:17 ID:QjEG1TXm
おいおい末期にも程があるんじゃないか?ww
893名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 00:02:06 ID:zoa3MPcS
894名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 09:45:37 ID:h4AegFi8
今日の依頼主、巨乳だったなw
895名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 09:55:27 ID:NiDz/GqM
>>894
ロッククライミングの俯瞰アングルがよかったなw
足も見られて一石二鳥だw

しかしあの時の逆さま状態の亜樹子すげーww
896名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 10:47:36 ID:5Ru8/aWP
897名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 21:26:05 ID:I+yltXB7
腕広げてにじりよってくる冴子姉様に色んな意味でフィリップが食われる!と焦ったぜ。
園咲家は近親ものの宝庫やでホンマ。普通の会話でもなんか全体的にエロい。
898名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 21:31:24 ID:CBCuWVUt
左亜樹子…
899名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 23:10:44 ID:hyuffVfx
左亜樹子ネタ本スレでも触れられてたが、すごく翔亜樹です…な感じだったな
自分も生であんなやり取り見れるとは全く思ってなかったから
ニヤニヤ我慢するの大変だった。これ公開収録したからいつになるかわからんが、
ヒーリングプリンセスで配信されるみたいだし楽しみだ。あの会場の冷やかしムードと
若干テンパる翔太郎と亜樹子のやり取りが出来たらそのまま配信されて頂きたい
900名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 00:11:17 ID:Hfxhzj8p
>>899
左亜樹子ネタはほんとニヤニヤもんだったよな
あの時の翔太郎の「お前はおやっさんの娘だから〜」ともじもじごにょごにょっぷりやそれっぽい雰囲気がってのが最高にゴチでしたww
まさか公式イベントでこんなネタが見られるとは…侮れん

あの時の空気感がそのまま配信されることを願うよ
気になってる人も楽しめるように早く来るといいな
901名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 00:17:53 ID:zsKDJQlv
映画見てきた

士と夏海のシーンが
どれもアダルティに見えてしまうw
べたべたな士夏のエロパロ見たくなってしまったw

もう士夏ブームは
去ったのかorz
職人カモーン
902名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 00:26:02 ID:JaQoiATf
士夏職人は降臨してくれている方だと思うぞ?
903名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 00:40:59 ID:xli/QyFA
むしろ現行のWとディケイドが(性的な意味で)元気で話題に事欠かないので嬉しい限りだよ。
そうして人が集まってくれば過去のライダーの話題も盛り上がるしね。
904名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 00:44:00 ID:Hfxhzj8p
ブームが来た去ったと言うより、書きたいと思ったものを書いて降臨してくれているのだと思っているのだが…

もし士夏の波を起こしたいのなら自分で書いて投下してみるといいんじゃないかな
投下することで士夏スキーさんのツボを一押しするんだ
905名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 10:45:00 ID:J5z4RkB+
>>901
そんな時の保管庫ですよ!
ディケイドの作品のほとんどが士夏だったり。
それでもらなかったり、もっと読みたいならこの機会に書いてみたらどーかな?

正直、読み手から書き手にってかなりハードル高いと思うけど。

やってみるとすごく楽しい。
自分も夏ぐらいから書きはじめたへたれだから
偉そうなことは言えないけど。
頑張ろうぜ!
906名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 10:47:50 ID:J5z4RkB+
ごめん。間違えた。
もらなかったじゃない。
足らなかったらね
907名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 12:57:26 ID:LqzzEfy8
今日映画行ってくる。
それまでに士×夏が投下されるのを祈ろう。
4時45分上映。 
908名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 13:41:20 ID:GFpeB0AZ
保管庫に入れない…… orz
おのれディケイド!
909名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 13:46:00 ID:GFpeB0AZ
すまん、あげちまった……ネオ生命体に食われてくる
910名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 14:22:41 ID:Ps/JFo/g
夜はMな冴子さまを想像するとそれだけで高まる

霧彦さん!結婚前のラブを取り戻してくれ!
911名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 16:41:50 ID:KT2kQOol
ネオ生命体エロかったな。美女を食うとは
912名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 17:58:12 ID:LqzzEfy8
そろそろ立てる?
913名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 18:33:09 ID:JPMOq45Q
まだいいだろ
914名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 20:29:18 ID:0/BUYtxS
流石に早漏乙と言わざるを得ない。
915名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 13:38:25 ID:ZsdX77zW
>>910
今週のお姉様はエロ綺麗だったなw
娘が美人だらけでお父様羨ましい
916名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 16:03:38 ID:QDLslP95
妻のことを楽しく話す霧彦さんが見たいなぁ
というか以前翔太郎を前にして話していた内容が気になるぜ

ラブ芽生えろ…っ!(主に冴子さんからの)
917ショタは我が命:2009/12/22(火) 18:41:14 ID:GTWWo20D
半ズボンの翔太郎に萌えたのは僕だけなんでしょうか
あれはショタに分類されるのでしょうか
それが気になり4回目見てきた始末。

ショタはワタルとアスムで十分?
918名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 19:24:29 ID:s6Joy82l
ショタのSSも悪くないな
919名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 20:33:12 ID:/H9FYvxG
>>917
半ズボンの翔太郎?そんなのあったか?
映画の話?
920名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 20:44:04 ID:q/OuNq7C
ビギンズナイトのエピソード中は翔太郎は半ズボンだよ
第一話冒頭を視返してみ
921名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 20:48:40 ID:xn2jCDVf
>>915
若菜姫が可愛いのはもちろんだが、冴子さんも美人で乳良し尻良しだしなあ。
あとこの姉妹、若菜姫より冴子さんのがちっこいのがなんかいい。
態度や表情は姉だし敵役としてもちゃんとやれてると思うんだけど
なんかたまにちびっこいのが頑張ってるように見えるんだよなあww

>>916
霧彦さんが妻自慢してる姿はすぐ浮かぶんだが、冴子さんからのラブは
自分もこの夫婦地味に結構好きなのですごく見たいんだけど
本編じゃ難しそうだな…。結婚前はわりとラブラブだったのに!
まあ万が一冴子さんがデレたりしたら霧彦さんと自分が昇天するかもしれないから
これならこれでもいいのかも…と自分に言い聞かせている。
いや見れるもんなら見たいですがね、デレ冴子さん。
922名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 21:03:15 ID:/H9FYvxG
>>920
そういうことか。
でも、あれはショタじゃないよな。
923名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 21:05:58 ID:GUZYYXGd
中の人ネタ


夏みかんと翔太朗の
中の人たちはマネージャーが同じで
仲良しらしい

翔太朗の役が決まった時
夏みかんと翔太朗の中の人は泣いて喜びあったらしい

翔太朗と夏みかんw
924名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 21:32:07 ID:q/OuNq7C
>>921
なんか冴子さんって旦那が死んだ時に復讐を誓って怒り狂うというタイプのデレになりそうで尻彦さん(´・ω・`)な気が
925名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 21:41:36 ID:sMwZOE9B
士夏で小ネタ投下失礼します。
劇場版終了後で、たぶんもう歪まなくなった士の写真ネタ。

ネタバレはしてないと思いますが、駄目な方はスルーお願いします。
926名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 21:44:31 ID:sMwZOE9B

「・・・はあっ」


満足そうな溜め息が互いの唇から漏れる。
士は夏海の背にきつく回していた両腕をほどくと、汗ばむ身体を僅かに彼女の上から浮かせた。
まだ繋がったままで、上半身だけが離れている状態。
目を閉じた夏海はゆっくりと呼吸を整えている。
士はそれを見下ろして、薄く笑った。

―――この瞬間のために、電気を点けたままで事に及んだ。
士はベッドサイドのテーブルに腕を伸ばす。
そして、その手が掴んだのは・・・・・・愛用のカメラ。

目を閉じたままの彼女は気づかない。
士はゆっくりとカメラを構えると、未だ切なく密着したままの腰を軽く動かした。

「ん・・・!!」

敏感に反応した夏海がびくっ!と震える。
眉根を寄せて薄く唇を開けた、扇情的な表情・・・・・・。
その瞬間を狙って、シャッターをきった。

カチッ

夏海はまだ気づかない。
士はフィルムを巻くと、腰をゆっくりと動かしながらもう一度シャッターをきる。

「あ・・・!ん、んん・・・・・・」

興奮で息を荒くしながら、士はもう一度フィルムを巻く。
と、そこでようやく異変を察知したのか夏海が薄く目を開け―――そしてその瞳はすぐに驚愕に見開かれた。

「や、っだ・・・!!なにして・・・!!!」
「見りゃわかんだろ・・・。おまえを、撮ってる」
「いやっ!・・・やあっ!!」
927名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 21:47:23 ID:sMwZOE9B
激しい抵抗を見せようとする夏海の両手を、士は片手で拘束する。
シーツにしっかりと押しつけて固定すると、片手で器用にカメラのシャッターを下ろした。
カチッ、と音がして、夏海の顔が歪む。

「ひどい・・・・・どうして、こんな・・・」

羞恥で顔を真っ赤にした夏海は目に涙を浮かべていて、その声にも涙が混じっていた。
士はカメラをサイドテーブルの上に戻すと、彼女に顔を近づける。

「言ってたろ・・・。これからも写真を撮り続けて、って」
「違います・・・。こういう、意味じゃ・・・・・・・」
「俺の写真は、もう、歪まねぇ。
 ・・・・・・一番最初に撮るのは、おまえだって決めてたんだ」

その言葉が意外だったのか、夏海が黙り込む。
だが、まだその瞳は困惑したように揺れていた。

「でも、こんな・・・・・・」
「俺にしか見せない、顔だろ?」

それを撮りたいんだ。
囁いて、繋がった腰を引き、熱くて硬い自身を一気に奥まで突き入れる。

「―――!!!」

苦痛に歪んだ夏海の顔は次の瞬間には快楽に溶け、抑えきれない声が断続的に可愛い唇から漏れた。
その吐息すらも、色がついているんじゃないかと思えるほどに・・・・・・驚くほど甘い。

「・・・っ、あ・・・あっ!・・・やぁ!!・・・あ、ん、ん――!!」

涙を散らしながら喘ぐその表情に、士の鼓動も、息も、速く荒いものになっていく。
こんなに心臓をねじり上げられる瞬間は、他にない。
・・・・・・だからだ。
この瞬間を、切り取ってしまいたいんだ。

「夏海、っ・・・」

たまらなくなって名前を呼ぶと、儚い腕が首に絡みついてくる。
両脚を抱え上げてのしかかりながら、彼女をめちゃくちゃに責める。
掠れた声で途切れ途切れに名前を呼ばれて・・・・・・どうしようもないものが中で弾けた。
928名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 21:51:12 ID:sMwZOE9B




ふて腐れたように背中を向けられてしまって大分経った頃、サイドテーブルの上に置いてあるカメラに
そろそろと夏海が手を伸ばしていることに士は気づいた。
伸ばそうとしていたその腕ごと、背後から抱きしめて制止する。
フィルムを、抜きとろうとしているのだろう。

「・・・・・・なにしてんだよ?」
「・・・士くんって、悪趣味だったんですね。今まで知りませんでした」
「はぁ?」
「あ・・・・・・あんな写真撮るなんて、信じられないっ・・・!」

みるみるうちに後ろから見える耳が真っ赤になっていく。
この分だと、顔も林檎のような色になっているに違いない。

「撮りたいから撮ったんだ。悪いか?」
「最低です。あんなことしなくたって、私はずっと士くんのそばにいるのに・・・・・・」
「・・・・・・」

・・・何か、今、すごいことを言われたような。

夏海は自覚なしに言っているだけなのだろうが、士にとって彼女の言葉は何よりも意味を持つものだった。
彼女が紡ぐ言葉は、いつだって自分でもわからないような心の奥深くに火をともす。

「・・・・・・そうだな。いつだって見れるよな」
「・・・はい?」
「あのフィルムは、おまえにやるよ。好きに処分したらいい」
「あ、ありがとうございます・・・・・・って、なんで私がお礼を言わなきゃならないんですか!!」

首をよじって肩ごしに振り返ろうとする夏海が本気で怒っている。
彼女を後ろから抱きしめてその髪に鼻先をうずめたまま、士は込み上げてくる笑いをこらえていた。

「じゃあ、まあ・・・さっそく」

前に回したままの手を動かすと、胸の先と臍のあたりを指で撫でてやる。

「あ・・・、ちょっ・・・!!」
「もう一回見せてもらおうか。俺にしか見せない・・・・・・エロい顔」


睨みつけてくる夏海の瞳はすぐに潤みを取り戻し、その唇からは再び切ない吐息が漏れはじめた。


929名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 21:52:14 ID:sMwZOE9B
こんななっちゃってすんませんでした。
細かいツッコミは勘弁して・・・。
930名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 22:26:41 ID:ZsdX77zW
乙乙!
俺も写真撮りたい
931名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 22:49:23 ID:rTo2N5SI
GJ
変態士乙
932名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 22:54:35 ID:GUZYYXGd
GJ〜!!
士夏投下キター!!
劇場版後の士夏は
エロスがハンパなさそう
933名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 23:57:03 ID:IJU9UcPs
>>923
夏みかんと翔太郎て仲良いのか…初めて知った
なんか和んだわwwソースは何かの雑誌か?

>>929
GJ!!久々の士夏に萌えた!
やっぱコイツらはこれぐらいじゃなきゃなwwww
934名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 00:03:53 ID:z+2LDhIU
>>929
GJ!!
やっぱり士は底なしだねwww
935名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 00:52:33 ID:V+hBsBNT
>>918
TV版でも劇場版でもワタルとアスムはワンセットだったろ?
攻めでも受けでもふたり同時に感じてもらいたい。
なんかディケイドでショタに目覚めてしまったよ…

あと士×夏乙!
最初から入れてたわけだから鬼畜かと思ったがこれはこれでありだな!
是非ショタ組も書いてくれ!
936名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 01:10:25 ID:5eINZlql
sageも知らないとかこれだからショタコンは……
937名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 01:44:40 ID:Grskn5/X
あんまり人の趣味に文句付けるような事はしたくないが
このスレで男同士の絡みなんて悪いけど俺は絶対見たくない。
938名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 02:01:43 ID:rcdeo8Hh
>>915
お父様、ムスカの中の人だよね
939名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 06:24:14 ID:ncvdYjho
>>929
ハメ撮り士エロスGJ!!
士のことだからいつかはやってくれると思ってたぜ!
こんな本格派なエロ書けないけど触発されたので小ネタ


ある晴れた日の午後

ユ「あ、夏海ちゃんのタイツが干してある。黄色、紫、ピンク・・・あ〜たまんねーなあ」

海「やあ、小野寺君。このお宝は僕が頂いて行くよ!」

ユ「あ!海東!よくも夏海ちゃんの神聖なタイツを!・・・お、俺も一枚くらいなら・・・・」


夏「おかしいですね?最近タイツが少なくなったみたいです」

士「気のせいじゃないのか?」

夏「そうですかねぇ??」

ユ「・・・・・」
940名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 08:53:58 ID:220gwxXB
>>935
それじゃおねショタだな
アキラ×アスムか…
941名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 09:00:01 ID:CoPqT7s+
士夏グググGJ!
この変態嗜好っぷりが最高にイイです
んで無意識ラブラブバカップルなところがまた
942名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 11:34:52 ID:V+hBsBNT
>>937
じゃあどこで見ればいい?
本当はスカトロとかヤンデレとか本当のSM(すべてショタで)とか見たいけど自重してるんだぜ? 
ちょっとショタが絡んでくれたらいいんだぜ?
あと男同士じゃなく、男の子同士だぜ?
943名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 11:52:47 ID:vT+FrODS
>>942
一 生 R O M れ
944名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 13:25:50 ID:ReN0asG1
まさしくショタコンきめえええええというやつだな
ショタコンにとっちゃあ男と男の子は年齢以外のまた別のカテゴリーなんだろうが
それがすべての人間に通じるとでも思ってんのか
自重してんならずっと自重してろよ。永久に独りで妄想してろ。
二度と来んな。
945名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 13:54:56 ID:GMSxPCkG
>>939
もうやだこの番組w
暴走特急しかいねぇのかこのスレはぁぁぁぁ!
946名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 14:24:19 ID:SscFZkAZ
>>939
ワロタwww
947名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 14:38:29 ID:6+Ie+Lc6
>>942
はっきり言うわ。キモい。
BLだったら違うところいけ。801スレなんかいくらでもあんだろ?

948名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 15:14:26 ID:seHEKjMd
BL好きって、隔離に行きたがらないんだよなー
俺の好きなアニメも一人のBL好きが本スレに粘着していて凄いウザかった
949名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 15:20:47 ID:gHbBbIzw
今日映画観てきた
士夏海が好評みたいだが
俺的にはタックルが士を電気で失神させて
指先からビビビと士の股間に微弱な電流を流して無限射精地獄に堕とし
「やめてくれ・・・」と息も絶え絶えに懇願する士に
「あたしを好きになってくれたらやめてあげる♪」とかカワイく囁くタックル、
みたいな感じだった
950名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 15:34:33 ID:V+hBsBNT
BL好きの腐男子ではないのに。
ショタが好きなだけなのに。
女性キャラと絡んでくれるキャラにショタがいいって言ってるだけなのに。
男の子ふたりと女の人ひとりでいいのに。


ちょっと汚物まみれになってほしいだけなのに。
951名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 17:07:42 ID:GMSxPCkG
>>950
ウホでないのは解ったが、君の好みはハードすぎる
952名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 17:12:31 ID:V+hBsBNT
ほえ?どこが?
ショタが汚物に汚されるんだよ?
興奮しない?普通。
953名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 17:43:07 ID:EgL3QZ7A
お前本当にいい加減にしろ。
お前のせいでスレの空気が悪くなってるのが分からないのか?
お前のショタコン変態嗜好に同意してもらいたいなら
ショタ絡みのスレなんか他にあるんだからそこでやれ。
954名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 18:06:15 ID:CYOWGHug
よし、流れを変えよう

「左亜樹子」発言に対するフィリップの反応が気になる
955名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 19:18:33 ID:qiCAe7Xx
フィリップは女心を検索したらどんな行動をするのか。
956名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 19:26:30 ID:6+Ie+Lc6
>>949
いいな。
士も鬼畜っぽいから、タックルを無理やりなんか色々しそうだ。
957名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 20:46:25 ID:V+hBsBNT
>>949
士はなんか攻めな気がする。
タックルに「ついてきたいんだろ?だったら少しは奉仕しろよ。ほら。」
みたいな。
タックルもわりとMだといい。
958名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 22:01:32 ID:CoPqT7s+
検索を始めよう。
キーワードは【左亜樹子】【フィリップの反応】【女心】だ。

>>954>>955の発言で思い浮かんだ小ネタ。
フィリ→亜樹っぽいです。





「そう言えば、亜樹ちゃん…本気なの?」
「えっ何が?」

ぐいとフィリップに腕を取られ、亜樹子はバランスを崩しソファに押し倒された。
ついさっきまで仲良く話していただけに、突然こんな状況になって彼女は戸惑う。
その上息がかかる距離に彼の顔があり、向けられた瞳が何故だか虚ろで哀しげに見えてそれがますます亜樹子を戸惑わせた。

「ね、ねぇフィリップ君どうしたの?」

あとねちょっとこれは近いかな〜えへへ、と小声で付け足しながらもぞもぞと体を動かすも、捕まれた腕には思っていた以上に力が篭っていて動けない。

(うーん、なんか変なスイッチ押すようなこと言ったかなぁ…)

些細なことにも興味を持つ彼のことだ。
スイッチなんて幾らでもあると思いつつ、直前の会話を思い出したりしてみるのだが心当たりはない。
困り顔の彼女を光りのない目で見下ろし、掴んでいる腕へさらにぐっと力を込めフィリップは口を開いた。

「…だって亜樹ちゃん、『左亜樹子』になるんでしょ?」
「は、はいッ!?や、待って!一体誰がそんなことを!」

追い詰めるように顔を近づけ、問い続ける。

「しかも満更じゃないんだよね?」
「ままま満更ってやだなフィリップ君!誤解!誤解だよ!あのね、それには訳が」

亜樹子の言葉は続かなかった。
フィリップが続けさせなかったからだ。

「…っ…んぅ…」

歯列を割って、逃げる舌を搦め捕る。
二人の唾液が混ざり合い、溢れそうになったところで彼女の喉がこくりと動く。
だんだんと苦しげになっていくのを見て、少し名残惜しそうに彼女を解放した。
肩で息をする亜樹子を余所に、自分の唇を耳元に寄せる。

――そして、フィリップは囁く。



「僕のものになってよ、亜樹ちゃん」





続かない。
959名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 22:04:10 ID:EUE7CnBx
本スレ見て思ったけど翔太郎の理想の亜樹子て理想翔太郎と同じく白スーツなんだな。
ペアルックしたいの?翔太郎。
960名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 22:25:59 ID:L6W0molj
>>958
ううっ、いいところなのに、ここで止めるとはw
頑張れ、フィリップ!

961名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 22:47:14 ID:V+hBsBNT
フィリップは童貞だよな?
962名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 23:20:34 ID:0dGy7hv5
>>958
続かないなんて私聴いてないGJ!

翔太郎は亜樹子を嫁にして左姓になってもらうより
自分が婿に入って鳴海翔太郎になりたがりそう…
しかしホント左亜樹子ネタはおいしいわ。若菜姫!ありがとう!
963名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 00:51:46 ID:fqT2StAv
>>962
翔太郎の場合、婿養子にしろ、嫁にもらうにしろ、
おやっさんに一発殴らせろって言われる覚悟だけはしておかないとw
964名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 10:00:00 ID:7FouryEE
ディケイド再来かww
965名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 11:41:24 ID:gnwRyina
>>963

「亜樹子…お前が、欲しい!」

スパーン

「翔太郎君のヘンタイッ!!」
「ッてぇ!何すんだ亜樹子!!俺はお前の苗字をだな…っていや別に苗字だけじゃなくてその…なんだ、お前のこ」

「そういうことを口にしていいのは殴られる覚悟のある奴だけだ、翔太郎」

「おやっさぁぁぁあああん!!」



こういうことかww
966名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 16:51:21 ID:K8EDyEws
スカルゥ!マキシマムドライブ!
967名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 17:17:01 ID:7FouryEE
フィリップが足フェチだという事が映画でだいたいわかった。
968名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 21:21:14 ID:yzrhjKe7
ルナァ!ジョオカァァァ!!マキシマムドライブ!!
にゅー
さわさわ

女性(痴漢!? でも周りにいるのは女の人だけだし…)
W(…ニヤリ)
969名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 00:01:45 ID:gGFMV5Dp
スピンオフ見たせいで、
士・ユウスケ・海東×夏海っていう妄想を受信した。
みんなで幸せになればいい。
970名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 00:50:10 ID:c0nlHmYm
>>965
一瞬ぷよぷよのシェゾが来たかと思っただろw
971名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 08:14:38 ID:cFZ3ydj3
フィリップは運命の子だからアソコがすごくて性欲もスゴイんだろうな
972名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 08:47:54 ID:iycNq2WB
挿入時はルナメタルで硬くし、ピストン中はルナジョーカーでぐねぐねと中を刺激し、
発射する時はルナトリガーのマキシマムドライブで必中の一撃を発射!

…ルナメモリはエロいな
973名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 11:10:52 ID:UTSuQKQ8
やっぱそこはヒートメタルだろ
熱くて硬いという(ry
974名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 11:11:37 ID:otTZ90v+
エロいなw
975名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 11:46:26 ID:2YVyiovP
メタルブランディング!(鋼鉄の焼き印)
976名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 13:27:45 ID:otTZ90v+
>>973
ただでさえアレは熱いのにw
977名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 16:53:41 ID:iycNq2WB
なるほどヒートメタルの方がいいな
そして発射もヒートトリガーで熱いのが撃てる
(一発で妊娠させる時はルナトリガーの方がいいけど)
ヒートとルナは使い分けだな

サイクロンはどうしようw
978名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 17:08:41 ID:DRoz80pN
>>977
サイクロンは乳首をいじるときに・・・
979名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 18:21:49 ID:otTZ90v+
ジョーカーの特性って何?
980名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 18:26:54 ID:otTZ90v+
>>952
たてたぞ。感謝しろ。
981名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 18:52:37 ID:kcPTkyxg
980行ったしそろそろスレ立てるか?
テンプレはこれでいいんだよね?

「フィリップ本棚に入ってくれ。キーワードは純愛、陵辱、萌え…」
「なんでもありだね翔太郎。出たよ、検索の結果は…」
キュキュッ『eroparo』
「エロパロ?!私聞いてない!」

「それじゃ、みんなの作品まってるぜ!」
「ちなみにここはsage進行だよ。あとネタバレは前置きが無いとダメだってことも言わなきゃ」
「うっ…」
「やっぱりまだまだ詰めの甘い半熟卵・ハーフボイルドだね。」
「とにかく!お前の萌えを数えろ!」
982名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 19:42:44 ID:Y3jTFEc0
990あたりだとギリギリだし作品投下したい職人がいるかもしれんから、
新スレ立てておいた方が安心して投下出来そうだし
いい頃合いだと思う
983名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 20:57:47 ID:kcPTkyxg
わかった、じゃあちょっと規制が不安だが行ってみる。
984名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 21:08:30 ID:kcPTkyxg
立てました。
仮面ライダー総合エロパロスレ9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1261742732/l50
985名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 21:16:40 ID:mY8F/mN1
>>984
おつ!
986名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 21:56:24 ID:Gu14O2w9
>>984
自慢の次スレの誕生です、御父さん
987名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 00:08:46 ID:dgU0Ey6H
>>984
988名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 03:55:23 ID:1oS+4KNA
>>1のもやしテンプレともお別れか…
夏みかんって単語見るたびにハァハァしてたからか、さみしくなるな
989名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 12:38:21 ID:75ZM75Yu
この世界での俺の役割は・・・>>984スレ立て乙、か。
だいたいわかった。
990名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 13:00:06 ID:gRsu/k+0
地獄弟「行こうよ兄貴…」
地獄兄「あぁ、また次のスレが待っている…」
991名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 14:31:05 ID:561BTWd9
また合おうぜ!!

何時か次スレで!
992名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:42:34 ID:5sTVJ+CI
埋め
993名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:43:23 ID:5sTVJ+CI
生め
994名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:44:06 ID:5sTVJ+CI
産め
995名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:44:46 ID:5sTVJ+CI
膿め
996名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:45:12 ID:5sTVJ+CI
熟め
997名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:45:46 ID:5sTVJ+CI
績め
998名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:46:11 ID:5sTVJ+CI
宇目
999名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:46:40 ID:5sTVJ+CI
ウメ
1000名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:47:13 ID:5sTVJ+CI
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