サマーウォーズでエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
無いので作った
2名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 17:12:30 ID:F8Xxjab6
サマーぬるぽで
3名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 19:15:28 ID:kgzRcb12
>>1
今か今かと待ってたよ!乙!

さて、SSが来るのを待つとするか
4名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 07:22:54 ID:32ORrgAP
保守上げ
5名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 15:12:22 ID:K3hdA9EC
夏希×健二
新妻×消防士とか
以外のカップリングが想像出来ない
あとどんなのがあるんだろう
6名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 16:08:49 ID:uF15uoJ2
夏希×侘助とか
7名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 17:44:01 ID:z1ROscUA
ラブマ×キングカズマだろjk
8名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 18:51:01 ID:oQs6naxf
どう考えてもヒロインはカズマ
男として育てられてるんだろ?
9名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 21:49:34 ID:5twZFL77
サマーktkr!
小説(カズマ編)のおなごたちもありか?
10名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 22:15:59 ID:ZVXAm+G0
新妻×消防士は個人的にはアリだと思う!
というかパンフレット見て思ったのが、お父さん達は40代だし、おじいちゃん達は70なんだな。

全然年取ってるように見えない
11名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 23:09:08 ID:k7UdJS86
カズマを女としか見られなかった人ってどのくらいいる?
12名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 01:33:14 ID:stPA3RBP
女だと思ってた
13名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 17:30:27 ID:YWve3Ckd
カズマきゅんは男の子だからいいというのに
14名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 18:07:08 ID:nwqmCwGn
ショタカズマ×変態ケンジは需要あるか
15名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 18:07:31 ID:nwqmCwGn
ショタカズマ×変態ケンジは需要あるかな
16名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 00:11:02 ID:+Lumyt4x
カズマきゅんのエロが見たい
相手は誰でも良い
17名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 02:29:24 ID:3slOhb6r
>>14,15
どんと来い
つか、それがメインだろ
18名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 04:11:30 ID:2+ESzrxp
「ふー、今日も暑かったなぁ。さてお風呂お風…」

ガラッ、

「わっ。ちょっ、オレ入ってるよ!」


ーーカ、カズマきゅん!?まさかカズマきゅんの入浴シーンが見られるなんて!日焼けした細い肢体、薄いピンク色のてぃくび、ふにふにしたオ、オティムティ…(コンマ一秒の思考)

「ご、ごめん!入ってるって気付かなくて!今出るからさ…」

ーーはぁはぁ、マジたまんねぇぇぇ!網膜に焼き付けたさっきのカズマきゅんで5回はヌケるぜぇぇ、その上脱ぎたての服もついでにかっさらって…

「…や、別に出なくてもイイじゃん、男同士なんだし。ついでだから一緒に入ろうよ」

ーーな…、なんだと…!?一緒に入る…だと…?マズい、俺の股間のラブマシーンが熱暴走をぉぉお!!!

「じゃ、じゃあ失礼します…」


…こんな感じか?他の人、続きよろ
19名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 11:02:32 ID:4bFDKdyE
ちょっwww
その後気になるw
20名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 14:42:44 ID:s4tvEbbX
カズマでショタに目覚めかけてる

よかったら今夜あたりケンジとカズマSS投下したいと思う。頑張りたい。
21名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 14:47:13 ID:rjlcic65
>>20
全裸で待ってる
22名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 19:22:39 ID:Z3LYL8Y1
初SSが男×男かいw
23名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 21:18:52 ID:KFo0teLz
>>20
凄く嬉しいが、801板に投下じゃなくても大丈夫なのか?
24名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 21:24:54 ID:eoiGorao
サマーって801板あんの?
25名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 21:34:10 ID:a3Yg9WQn
>>20
wktk
でも内容によっては801いったほうがいいんじゃない?
両方の板で待ってる
26名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 23:05:13 ID:rw2TTand
>>18みたいなエロメインならショタものでOK
恋愛メインなら801板でよろしく
2720:2009/08/13(木) 00:12:37 ID:AfsI1WYl
うし、携帯から投下いきます。つっても途中までだけど。
あと801とショタの違いがようわからん…一応こっちに投下してみて、801板の方がよければそっちに行きたいと思います。どうかご指摘の程を。↓
28しょたほも注意 1:2009/08/13(木) 00:16:11 ID:AfsI1WYl
「うう…」
寝床に入って数時間、あまりにも寝苦しくて目が醒めた。寝間着が汗によってじっとりと湿って、素肌にまとわりつく。携帯を開けば時計は午前2時を表示していた。
クーラーのない真夏の夜の、生温い室温は僕の体温と同じかそれ以上に感じ取れた。
今年最高の真夏日。田舎は涼しいものだとはいうけれど、普段は冷房の効いた部屋でしか寝起きをしない人間にとって、開け放した襖から時たま入る緩やかな風は風流を感じさせる意外、あまり意味を持たないものだった。
「み……水……」
襟元をパタつかせ、汗で張り付いた前髪を掻き分けながら部屋を出る。
「勝手に飲んでも大丈夫かな…」
冷蔵庫に入っていた麦茶を頂く。喉を充分に潤せば、反して今度はトイレに行きたくなってきた。
家の中からは何の物音もしない。それぞれの寝室でみんな寝息を立てているんだろう。
外からの光でうっすらと明るい室内を慎重に歩んでいく。部屋が多い分、誰がどこで寝ているか分からない。もしも寝ている誰かを起こしてしまったら申し訳ない。

トイレに行くまでの途中、カズマ君の部屋の戸から光が漏れているのに気付いた。
「(まだ起きてる…?)」
隙間から見える光は、明々とした光ではなくほの暗い程度の僅かな光。正体はパソコンモニターの明かりなのだとすぐ気付いた。
29しょたほも注意 2:2009/08/13(木) 00:19:16 ID:AfsI1WYl
「部屋の明かりつけないと目ぇ悪くなるよ…」カズマ君の、OZの世界でのもう一人の自分。キングカズマ。世界的チャンプである彼の、真剣な表情でキーボードを叩く姿が勝手に頭の中に浮かんできた。
用を足し、もと来た廊下を戻っていく。
ふと足を止め、カズマ君の納戸に近寄っていく。
「別に、お兄さんぶりたいワケじゃないけど…」
子供はこんな時間まで夜更かししちゃ駄目だよ。
パソコンの画面を見る時は部屋を明るくしましょう。
軽く注意するつもりで、引き戸に手をかける。「………あれ」
いつもの、キーボードを忙しく叩く音が聞こえない。
「つけっぱなしで寝てんのかな…」
なら起こさないようにと、そろそろと戸を引いた。
最初に目に飛び込んで来たのは、やはりカズマ君の後ろ姿だった。猫背を更に丸め、パソコンを食い入る様に見つめている。
ただ少し様子がおかしかった。肩に異様に力が入っているように見えた。右手はマウスに添えたまま、動かない。左手は足の間に吸い込まれていて、腕が小刻みに小さく動いてる気がする…。
パソコンから発するカリカリという音と共にかすかに、少年の上擦った、荒い息遣いが聞こえる。汗ばんだ細いうなじに、黒い髪が張り付いているのが見える。
30しょたほも注意 3:2009/08/13(木) 00:21:12 ID:AfsI1WYl
「…………っは、はぁっ…」
タンクトップの裾は胸下まで引き上げられており、腰の、少し反った背骨の形がみえた。それは小さなお尻の窪みへと続き、足首までずりさげられたハーフパンツを小刻みに揺らしながら、カズマ君は─────…
「…っエェッ!?」
「ッ!?」
思わず驚きの声を上げた僕に気付き、最中だったカズマ君がヘッドホンを外しながら大げさなくらいに振り返った。
お互いにお互いの姿を凝視する。


…………………間。



「っうぁぁぁぁッッッ!!!」
「すっ!すすすいませんでしたー!!」

ピシャッ!!と勢いよく戸を締め、急いで僕と彼の間に壁を作る。
なんてこった。なんてこった。なんてこったなんてこった。
見てはいけないモノを見てしまった。やってはいけないコトをしてしまった。
数学以外にはあまりにも鈍感な頭にガツンと鈍い痛みが走った。
先程まで快感に酔いしれてたであろう彼に、一気に絶望の色を落としたのは自分だ。
ああなんで俺いっつもこんなんなんだろう、出会って数日の人間のプライベートな空間に首突っ込むなって、っていうか察しろよ自分、と次々に戸を開けてしまった後悔が押し寄せてくる。
どう言い訳しようかと思考を巡らせている僕に、壁の向こうから声が聞こえた。
31しょたほも注意4:2009/08/13(木) 00:24:03 ID:AfsI1WYl
「…………何か用?」

焦りを隠そうとしているのか、彼はいつもの変声前の高い子供の声よりも、若干低い声色だった。
「よ、よよよっ用ってワケじゃないけどっ」「なら何…?」
「あ、明かりがついてたから!パソコンつけたまま寝てたんならそりゃ良くないなーって!」
「…余計なお世話だよね」
「ごめんっ!わざとじゃないんだっっ!ほんと偶然なんだよ!!」
「…………………」

嘘と沈黙。静止した闇の中で。
怖い。怖すぎるよ無言は。こんな時に栄おばあちゃんのあの沈黙を思い出していた。だってなんか緊張するんだよあれ。いや、今回はそれより断然マズイ状況で……

たら。

一気に興奮してしまったせいか、いつもの鼻血がたらりと慕った。一気に顎まで垂れてゆく。
ここでもしも第三者が居たとしたら、鼻血をだらだらと流す僕を見てどう思うだろう。
年下の男の子のオナニーを覗きみて興奮する男子高校生。そこから弾き出される答えは。
…………あのラヴマシーンの事件よりも世間体や人間的に痛ましい誤解が出来てしまう!!

「……ねえ、まだ外にいる?」
「……へっ」
「いるなら、話がある。……入ってきていいよ」
………………………え。

意外な答えが返ってきた。
32名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:24:35 ID:hBIrB2IK
時間差があるのをみて、書き貯めてないだろ。
33しょたほも注意 5:2009/08/13(木) 00:28:20 ID:AfsI1WYl
部屋の中。先刻まで小さな体を快楽に浸していた彼のいる部屋。
脳裏に焼き付いたカズマ君の、ほの暗い部屋での乱れた姿と呼吸が思い出される。記憶の中で、ハーフパンツの引っ掛かった褐色の生足が、やけに生々しく描かれた。
「……………あっ」
思わず、前屈みになってしまう僕。え、いや、ホントこれじゃ言い訳出来ない状況になってしまうよ?ちょっと待ってよ。落ち着こうよ僕。
「………なにモタモタしてんの?早く入りなよ」
扉の向こうから声が掛かる。少なからずまだ興奮の色が見えるボーイソプラノが僕の耳に入った。
逃げられない。よりによって体が反応してるこの時に。てか何考えてんだ僕の身体!!何考えてんだカズマ君!

「…………ぉ、お邪魔しま〜す…」
覚悟を決め中に入り、最後にたん、と引き戸を閉める。背中は戸に張り付けたまま若干引き腰に、カズマ君を見やる。
カズマ君はズボンを履き直しており(当たり前か)折り曲げた片足の膝に顎を乗せてこちらを向いて座っていた。

見つめる、とゆうよりはジロリと睨み付ける様な視線をこっちによこしていた。

「座って」

視線だけを動かして僕を座るよう促す。
そろそろと動いて、適当な場所に正座する。「鼻血出てるよ」
「あ、ありがとう…」
ティッシュを投げて寄越してくれた。
「………………」
「………………」
パソコンの光だけが納戸の中を照している。薄暗く、狭い室内に、二人だけ。

34しょたほも注意 6:2009/08/13(木) 00:33:09 ID:AfsI1WYl

「………は、話って?」沈黙に耐えきれず、僕から話題を切り出す。
「……さっきの事、誰にも言わないで」
「も、勿論!!」
「忘れろ…なんて無理な話だと思うから」
「だ、だよね」
「……………」
「き、気にする事ないよ!誰でもする事だよ、恥ずかしがる必要もない!」
「…………誰でも」
「そうだよ、誰でもだよ!!」
「…お兄さんも?」
「へ?」
「…言い訳みたいで好きじゃないけど、一応話しとく」

そう言ってカズマ君はくるりと向きを変え、パソコンをカチカチといじりはじめた。
「…………」
何をどうすればどう転んでいくのか。全く予想が付かない。カズマ君の頭の中が全く読めない。
「これ、さっきまで見てたやつ」
「へっ」
パソコンを開いたまま胸の前に持って振り返る。液晶に映し出されていたのは。
「……………………………………金髪」

白人の男性女性が絡んでいる無修正の写真のデータが、いくつも添付されていたメール。内容的に、中学生には見せちゃいけないモノだと思う。刺したティッシュの鼻栓に一層血が染みた。
文章はたった一行だけ、“ぷれぜんとふぉーゆー”と書かれていた。
「OZ経由で届いて来たんだ。差出人は、…………陣内侘助」
「わ、侘助おじさん?」
「故意か事故か分かんないけど……とりあえず、アイツからこのメールが届いたんだ。」「え…」
35しょたほも注意 7:2009/08/13(木) 00:34:20 ID:AfsI1WYl
だからどう、と言いかけた時、気付いた。

このエロ画像は自分が集めたものじゃない。自分は、こんなもの集めてない。
偶然、拾っただけ。勘違いするな。

少年の、精一杯の自己防衛だった。

もう現場を見られてしまっているから、もう意味ないかもしれないけど、という諦めの意思も含めて。

「…………恥ずかしい?」
「………っえ、」
「恥ずかしいよね、あんなの他人に見られるなんてさ」
「………………」
顔を赤くして俯いてしまった。でも、なんとなく気持ちは分かる。
「ホント。誰にも言わないよ。忘れるのは無理だってカズマ君は言ったけど…カズマ君が嫌なら、忘れる努力をするよ」
「………ホントに?」
「約束だよ」

…おお。なんか、普通の兄弟の持つ様な雰囲気が部屋に流れている。さっきまで沈黙が痛かった場所とは思えない。これならカズマ君と肩を組んで歌を唄える程のさわやかさで、この部屋を後に出来る。よくやりました僕!!

「………でもお兄さん、一ついい?」
「なんだい?何でもお兄さんに聞いていいよ」
「…………さっきから、なんでチンコたててんの?」

アラララララララーイ!!


後半に続く
36名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:38:51 ID:AfsI1WYl
とりあえず今日はここまで。エロなしですまみません。面白くなかったらすみません。あとケンジ若干キャラ崩壊してるからあえて読んでいる自分と置き換えてもいいかもしれない。萌えなかったら申し訳ない。
37名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:40:48 ID:RO+rHLm5
面白かった。続き待ってる
38名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:42:44 ID:mCxcobtp
乙!
最後笑った
続き楽しみにしてるよー
39名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:42:51 ID:U6DUBOaB
わっふるわっふる!カズマは可愛いな
40名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:43:05 ID:NTgFr5iz
続き期待
41名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:44:35 ID:67mw04b7
すごく面白かったです!
続きがすごく気になりました。

なんか、この後に続くのが大変恐縮なのですが、自分もSS投下させてもらってよろしいでしょうか?

始めに言っておくと非エロで申し訳ないのですが……
42名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:47:25 ID:7uE/0PFK
GJ!
俺こういうの大好きだ。携帯からだと何かと大変だろうがガンバレ。
続き松照。
43名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:47:28 ID:U6DUBOaB
ホモだったら801、普通のだったらここでおk
44名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:51:42 ID:67mw04b7
非エロで健二×夏希で書かせて頂いたのですがもしよろしければ、投下したいと思います

携帯なので、若干間があくかもしれませんが、ご容赦下さい。
45恐らく健二×夏希 非エロ:2009/08/13(木) 00:59:37 ID:67mw04b7
ハッキングAI「ラブマシーン」の暴走も止まり、OZの平和が訪れたその日。
陣内栄の葬式は事情を知らない来訪者には、場所を間違えたのではないかと思う程の賑やかな弔いで行われた。
夜になり、後片付けが済むと、世界と家族を救った少年、小磯健二は、はぁっと嘆息をはいた。

「今日は、知らない人だらけで、皆して僕のこと聞いてくるから、疲れたなー……」

ソファでうなだれるようにして、座っている背中には疲労の二文字がありありと描かれている

でも、と健二は昼間の出来事を思い出す。

「夏希先輩とキスしちゃった……!」

えへへー、と顔をだらしなく緩ませるその顔は、あの数字に向き合った時の鋭さのひとかけらも残っていなかった。
それと補足すると、キスと言っても「頬」に「相手」からされたという、へたれっぷりを見せている。
更に言うとその後、当の本人は鼻血を噴水の様に吹き出し気絶してしまう始末だ。
誰もが情けないと口から出してしまうシチュエーションでも(実際に自分の半分ぐらいの年齢の子ども達に言わていれた)
付き合ったことのなかった健二には、天にも上る気持ちだった。

「でも、次こそはちゃんと口と口で……!」

拳を握り、小さく願望をもらす草食系男子一名。


ただその後から、男性陣と女性陣で仕事の分担が違ったため、気絶から覚醒した健二は、夏希の姿を見ていないのだ。
なので、いまいちあの喜びを実感することができない。
もしかしたらあれは全部夢で、「大好き」と言った自分に対して「嬉しい」と返してくれた夏希先輩は存在しないのではなかろうか。
時間が経つにつれそんなことも思い始め、座りながらうんうん唸っていると、後ろからちょんちょんと、控えめに肩を叩かれた。

「健二くん、そんなとこで何してるの?」

振り返ると、いまさっきまで思考の大半を占めていた人物、篠原夏希本人が上から健二を覗きこんでいた。

「うわわっ!」

予期せぬ不意打ちに健二は情けない声を出し、派手に体を仰け反らせてしまいソファに不格好な姿で寝転んでしまった。

「だ、大丈夫健二くん!?」

心配してしまう夏希を見て、健二はすぐに立ち上がって必死に目の前で両手を振った。

46恐らく健二×夏希 非エロ 2:2009/08/13(木) 01:01:40 ID:67mw04b7
「ちちちちがうんです!夏希先輩が悪いわけじゃないんです!ただ僕がぼーっとしてたのが悪くて、なんというかその……とにかくすいませんで

した!」

ソファを挟んで、呆然とする夏希と気をつけの姿勢から腰を曲げて謝罪する健二。
そのまま、時が止まったかのように沈黙が流れた。
そうやってどうしたらいいか分からず腰を曲げ続けていた健二の耳に入ったのは夏希の笑い声だった。

「あっははは!もー、なんで健二くんが謝ってるのよ!あー、ダメダメ!ツボにはまっちゃった!」

お腹を押さえて笑い続ける夏希に、顔をあげた健二はあはははー、と愛想笑いをするしかなかった。
しばらく経って、ようやく笑いが収まると、まだ苦しそうにしながら、夏希が喋り始めた。

「いやー、私の方が一段落着いて、そういえば健二くん見かけないなーと思ったら、丁度見つけたから声を掛けてみたんだよね」

「き、奇遇ですね!僕も夏希先輩と昼間に会ってから、顔見てないなーと思っていたんですよ!」

「それでうんうん、唸ってたの?」

どゆこと?と尋ねる夏希に健二は本当のことを言えるはずもなく、口だけ笑ったまま目を逸らすしかなかった。

「そ、そういえば、僕を探してたって何かあったんですか?僕でよければ手伝いますよ!」

「うーん……何かあるってわけじゃないけどー」

そういいながら、指先をあごにつけて、思案するポーズをとる。
そのひとつひとつの仕草がわざとらしいものであっても、健二は目を奪われてしまう。

「ほら、近くにいる彼氏さんを探すのに理由なんてないんじゃないかなー……なんて」

最後の方を若干恥じらいながら言う夏希に、健二は顔が一気に赤くなるのを感じた。

(可愛すぎるーーー!!)

同時についさっきまでの心配が杞憂なことを知り、心の中で自分を叱りつけた。

(馬鹿!俺の馬鹿!あれが夢なわけないじゃないか!)

そんな自分を取り繕うかのように健二は、早口で弁解する。

「そそそうですよね!そんなの全然全然変じゃないですよ!」

そんな健二の慌てっぷりを見て、夏希の方も恥ずかしさが込み上げてしまい、「だよね……」と言ったきり喋ることができず
健二もまたそんな夏希を見て、頭が真っ白になってしまい、またお互いに黙りこくってしまった。

「……先輩が僕のことを探してくれて嬉しかった……です」
47恐らく健二×夏希 非エロ 3:2009/08/13(木) 01:09:09 ID:67mw04b7
これ以上の無言はまずいと思い、頭をフル回転させて出てきた健二の言葉は、少々場違い気味の言葉ではあったが、本心であった。
言った後で、足をもじもじしながら、下を向いて相手の反応を待つ。

(そんなこと言われてどう返せばいいのよ……あー、もうなんだか私っぽくないなー!いつもならもっと、良い返し思いつくのに)

夏希も夏希で、予想外ながらも自分が作ったこの状況に戸惑ってしまう。
それなら、と夏希が自分を取り戻すために言った言葉は、本来の最初に言おうと思ってた目的だった。

「それじゃあ、嬉しいついでにさ。私のわがまま聞いてくれる?」

健二はすぐに顔を上げるとぽかんとした顔で、こっくりとうなずく。

「今日一緒にさー……寝ませんか?」



風呂も入り、寝巻き姿になった二人は、今、健二の部屋にいる。
縁側から見える空は、雲ひとつない快晴で月の光で藍色に染まっている。
時折吹く心地よい風が、今日一日の疲れを労わってくれているようだった。
風鈴の音や、鈴虫の鳴き声もあまり馴染みのない健二は、自然と目をつぶって聞き入っていた。

その隣で夏希も同じように目を閉じている。
お互いの感覚を共有し合うかのように、二人は並ぶ。
今度の沈黙に、どこの気まずさもない。
どちらも自然体でいることに喜びを感じているようだった。

本当は同じ部屋の蚊帳の中にいる夏希を必要以上に意識しないために始めたことだったが、結果的にいい雰囲気になれたので
健二は心の中で小さくガッツポーズをとる。

48恐らく健二×夏希 非エロ 4:2009/08/13(木) 01:11:16 ID:67mw04b7
「ねえ、何か健二くんの特技やってみせてよ」

目を瞑りながら夏希は言う。
僕の特技……と考える自分には数学しかないことを自負しているし、夏希もまたそういう意味でいったのだろうと健二は考えた。

「……それじゃあ、一桁の数字を思い浮かべてください」

んー、と考えてることを伝えるためのような声を出す。

「はい、思い浮かべたよ」

「その数に5を掛けてください。それに3を足してください。」

5を掛けて……と、自分の口で反復しながら、夏希は計算を進めた。

「はい、できました」

「そしたら、その数字に2を掛けて最初と別の数の一桁の数字を足して、それから6を引いてみてください」

むむむ、と眉間にしわを寄せて考える夏希の顔を、ちらりと横目で見た健二は、その必死さに苦笑してしまう。

「できたよ健二君」

「その数字を言ってみてください。」

「28」

「それなら、最初に思い浮かべた数字が2で後で覚えた数字が8になっているはずです」

「あ!ほんとだ!なんで!?」

いきなり目を開くと、びっくりした様子で、健二に詰め寄る。
その近さに頭の血が逆流するんじゃないかと思うほど、顔が熱くなっているのがわかる。

「先輩近いです!近すぎます!」

「あ、ごめんごめん。ついつい……。で、なんでこうなんの?」

「ちゃんと式をかくと、簡単なお遊びだってわかるんですよ。」

こんな感じに、というとカバンから筆記用具を取り出し、クセのある数字で式を書いていく。

[2(X×5+3)+Y-6=10X+Y]

「ほら、計算すると必ずこうなるんです。なので、さっき夏希先輩が思い浮かべた数字もわかるというわけで……」

難しげな顔で聞いていた夏希を見て、この人数学に弱いんだろうかと考えてしまう。

(先輩に『数学教えましょうか』って今度誘ってみようかな……パソコンを教えるついでとか言っちゃって)

「あーわかった!なるほどねー。やっぱ健二君はすごいわー」

そう言うと、たはー、と息を吐いて大の字に仰向けになる夏樹。
その無防備な姿を見た健二は、無意識に喉を鳴らす。

(ダメだ!とってもいい雰囲気なのに、僕は何を考えているんだ!)

そう思い、胸や首に釘付けになっている視線を、無理やり外に戻した。

49恐らく健二×夏希 非エロ 5:2009/08/13(木) 01:19:49 ID:67mw04b7
「こ、これは、よくある数字遊びなんで、僕が考えたってわけでもないんですよ」

「そうなの?でも、健二くんが言うと、なんかマジシャンみたいなんだよねー」

そう言って、よっこいせ、という言葉で夏希は体勢を座った状態にもどし、再び健二の隣に着いた。

「マジシャン……ですか、確かにタネも仕掛けもありますし、そういった意味では」

「ちがーう。そういうことじゃなくてー」

えっ、と顔を引きつらせ横を見ると、夏希は「これだから男の子は」と言った言葉がありありとわかるような顔している。

「す、すいません!僕、そういう味な真似……っていうのかな?そういうの全然わからくて!」

土下座をしながら謝る健二を見て、夏希ははぁとため息をついて

「まぁ、そういうところも健二くんらしいよね」

と言って、呆れ顔で笑った。

「というか健二くんて謝りすぎじゃない?もっと、違う返しがあるでしょうに」

「あ、すいま……」

また謝ってしまいそうになったことに気付き慌てて口を押さえる。
その動きを見て、ふふふとまた夏希は笑っている。

(なんだか笑われてばかりだなぁ、俺って)
そう考えながらも嫌とは思えないのは惚れた弱みというやつだろうか。
それなら、この三日の間に何度も痛感させられたことだ。

(なんせ彼氏の振りだもんなぁ)

初日にそう言われた時は、この旅行の後に立ち直れるか本気で心配したものだ。
それが今では本当の彼氏になっている。これも全て

「おばあさんのおかげですね」

「え?」

つい口に出してしまった言葉に、健二は言葉を付け足す。

「多分、おばあさんと会ってなければ、こうしてここにいることも、ラブマシーンと戦うことも無かったんだと思います」
そして

「な、夏希先輩とこうしていることもっ……!」

最後のセリフに耳が赤くなっているのが自分でもわかってしまう。
ちらりと、横を見ると同じように頬を赤らめた夏希の姿があった。
しかし、数瞬の後、真顔に戻ると、夏樹は独白めいた口調でしゃべりだした。
50恐らく健二×夏希 非エロ 6:2009/08/13(木) 01:21:44 ID:67mw04b7
「うん……本当、そうだよね。おばあちゃんがいなきゃ、あたし、どんな人になってたんだろうって思っちゃう。
それぐらいあたしにとって大切な人。
……ううん、多分私の家族や、知り合いの人みーんなにとっても大切な人なんだと思う。
だから、あたしおばあちゃんが死んじゃった時本当にどうしたらいいかわからなかった。侘助叔父さんもいなくなるし、家族がバラバラに

なっちゃって……
もう世界なんか滅んじゃえー!って」

「それはまた、極端な考えでしたね……」

そう言いながらも健二はその気持ちがわかる気がする。
会って二日しか触れ合ってない自分ががそう思うのだから、とずっと一緒にいた夏希の言葉に健二は説得力を感じた。

「でも健二君がが頑張ってる姿見てたら、あたしも、このままじゃいけないんだーって思えてね……かっこよかったよ健二くん」

そんな突然の誉め言葉に健二は頭を掻くことで照れ隠しをすることしか出来なかった。

「そんな健二くんの姿を見てたらさ、おばあちゃんが死んじゃったことも大丈夫だと思ったんだ。
おばあちゃんはずっと見ていてくれるって、皆もそれをわかってるって」

そんな夏希の独白を健二は、横顔を見ながら聞いていた。
その顔は、言葉とは裏腹に寂しげであり、学校で見るいつも勝ち気で活発な面影はなく、 そこにいたのは幼い少女のような顔だった。

「あたしはもう大丈夫。明日からきちんと生きていける」


でもさ、と夏希の手に力が入り丸まっていき、擦れた畳の音がやけに響く。
下唇を噛む姿は、触れると壊れてしまうのではないかと思うほど儚げで

俯いて発した言葉を健二は一生忘れないだろう。





「ごめん、今日で最後にするから 泣かせて」

そういうと夏希は、健二の胸に飛び込むように抱きついた。
健二は急な相手の行動に、反応する間さえなく、気付いたら腕の中には夏希の姿があった。
51恐らく健二×夏希 非エロ 7:2009/08/13(木) 01:23:07 ID:67mw04b7
「な、なな、なななな……!」

口をぱくぱくと開けて、上手く言葉が発せられない。
思考の余地がない。
すがりつくようにして、泣いている夏樹先輩をどうすることも出来ず、頭の中はこの現実を受け止めるだけで精一杯だ。
その間も夏希先輩は子供のように、大泣きをしている。
まるで、嫌な夢を見た子供が必死に嫌なイメージを追い払うかのように。

そうして泣き声がこだまする時間が大分続き、ようやく健二に周りを見る余裕が出来てくると、
今度はこの状況のヤバさに気付き始めた。 (そういえば夏希先輩がこんなに近い…、というか夏希先輩の匂いが!!た、体温も。む、胸も微妙に当たってるー!?
ヤバ……意識したら勃ってきちゃった……)

これはまずいと、目をぎゅっと瞑り両手で肩を掴むと、ぐいっと腕を伸ばして、夏希を引き剥がす。
目を開くと、そこには涙で目が潤んでいる夏木の顔があった。
泣き続けて体温が上がったのか、ほのかに顔を赤く、汗ばんだ顔に髪の毛が数本くっついている。

(………………!!)

それを見た健二は頭の中で何かがふっ切れたような音がする。
健二はじっと夏木を見つめ、自分の意思を目だけで伝えようとする。
その血走った目から、発せられるメッセージは、今日昼間に為しえなかった行為に対する再戦。
それを読み取ったのか恐らく読み取ってないのだろうが、雰囲気から夏木はゆっくりと、目を瞑り、口を軽く閉じると待ちの状態にする。
それを見た健二が自身も目を閉じ、ゆっくりと口を突き出すようにして顔だけが接近していく。
顔が近いのがわかる、鼻息が荒くないだろうか。そんなことを気にしながらも静止することはなく、ましてや後退などあるはずがない。

あと5センチ、3センチ、1センチ……

月明かりをバックに二つの影が重なり合わさろうとした……その時である。

「夏希ぃぃぃぃぃぃ!!!!!何かあったのかーーーー!!」
52恐らく健二×夏希 非エロ 8 完:2009/08/13(木) 01:27:20 ID:67mw04b7
バイクのような騒音を出しながらやってくるやいなや襖を開けた人物は最早お約束とも言うべき人物。

人間バイク陣内翔太その人だった。

「…………」

健二と夏木は体勢はそのまま顔だけ翔太に向けている。
その見つめられている本人も、予想していた事態とかけ離れた状況に顔が叫んだ状態で止まっている。
が、その直後

「お前は、夏希にナニしとんじゃぁぁぁぁ!!!!」

復活した翔太が家全体に轟く程の大声で吼えると、蚊帳に入って健二に掴み掛かった。
我を忘れ馬乗りになって健二につかみかかる翔太とそれを静止しようとする夏希の声に親戚一同が集まってくる。

「あらあら、夏希ちゃんどうしたの?」

「こいつが俺の夏希をぉぉぉ!!」

別にお前のじゃねえだろ!と数人に言われた後、レスキュー三兄弟に取り押さえられあえなく撃沈する馬鹿一名。

「新婚さんの邪魔をするんじゃないよ全く!」

「ちがっ……!新婚さんじゃないからー!」

「そうよ、新婚さんはそこにいるし」

じゃあダブル新婚さんだ、あっそうか。めでたいねーなどと息のあった掛け合いをする女性達にに『お、俺まで巻き込むなよ!』と翔太の腕

を極めた形で 顔を赤らめながら講義する邦彦。

もー!、と言って赤くなる夏希に再三茶々を入れるとずるずるとノックダウンした翔太を引きづって、一同は散らばっていった。
一連のやりとりからようやく立ち直った夏希は、気が抜けて畳に女の子座りで座り込んだ。
皆が去ってからも、夏樹はあーもう、と後悔の混じった息を吐く。

しかし、この変わらない流れが、これからも変わらない絆を確認させてくれることであると夏希はそう感じた。

(もう大丈夫だよ。おばあちゃん。あたしのことを守ってくれる人、見つけたから)

そう月に向かってつぶやくと、夏希はまだ倒れている健二に声をかけた。

「ふぅ……ごめんね、健二くん。翔太兄はこれだから……って健二くん?健二くん!?ちょっと万作おじさーん!!来てーー!!」

どたどたと、夏希が急いで万作の部屋まで走っていく。

その現場には、泡を吹き白目になって倒れている健二の姿があった。
その目からはどうしてこんなことに、という悲痛な叫びが表れた涙が流れていたとか。

おしまい
53名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 01:30:13 ID:SEy3qCRH
乙です
面白かったです
54名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 01:30:53 ID:67mw04b7
以上で終了です!
変な場所での改行や、読みにくい場所が出てきてしまったことをまず先に謝らせて頂きます。
すみません。

一応、葬式の夜で書かせて頂いたのですが、健二の性格でエロに持っていくのは、なかなか大変で今回はお預けということで。
読んでくださった方々ありがとうございました
55名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 01:31:23 ID:RO+rHLm5
GJ!
途中の数字マジックは本当に感心した
56名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 01:46:40 ID:GMx8lKmT
なつきキタコレ!

是非エロも・・・・・・
57名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 01:49:32 ID:p2aO/dCt
2つともよかった!
とりあえず1つめの続きwktk
58名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 01:51:23 ID:mCxcobtp
GJ!
映画観たばっかりだから、健二の声も夏希の声も脳内で鮮明に再生されて、読んでて楽しかったよ
是非また書いてくれー
59名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 01:53:59 ID:67mw04b7
感想をくださった方ありがとうございます
最後に言わせて頂くと個人的に好きな場所は、新婚をからかわれて照れている『邦彦』さんです。

それでは、また機会がありましたら、投下させて頂きたいと思います
60名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 02:27:56 ID:GMx8lKmT
おおまた
61名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 02:47:08 ID:Y2il7VEX
ええい、>>36、続きはまだか!



……本当に続きお願いします
あっちの板も毎日確認してるので
62名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 02:57:19 ID:Y2il7VEX
>>36

すまん、投稿日見てなかったからてっきり一昨日あたりの投稿かと思った
>>61は気にしないでください
63名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 03:38:53 ID:hBIrB2IK
このスレは個人的に大好きだけど、モノがモノだけに短命で終わる気がする………
64名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 08:02:37 ID:AdSn9za0
>>61
短命でも今を輝ければいいじゃないか。

できるならば長い繁栄を願うがな。陣内家のように(笑)
65名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 08:04:31 ID:AdSn9za0
すまん、sage忘れた。

ちょっとラブマに喰われてくる。
66名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 18:02:16 ID:/O9cHvR7
健二、夏希
をキボンヌ
67名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 18:18:16 ID:GrZTIHNn
示し合わせたように夏希と健二以外出かけた陣内家。
用意された食事を見ると、なんとも精と鉄分がたくさん取れそうな食事。
『婿殿は鼻血体質みたいだから貧血にならないように気を付けておきなさい』BY万作おじさん。
そんなこんなで、縁側の部屋で虫の音を聞きながら、二人は一緒の夜を過ごす――。

――隣の部屋。
『夏希先輩……大好きです……!』
『私も、私も大好き……ッ!』
佳主馬「……うるさくてバトルに集中できないな」
68名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 20:59:27 ID:hBIrB2IK
>>36
失礼、携帯だったのね。気づかなくて申し訳ない。

精進するところはあるけど楽しみにしてる。GJ!
69名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 22:42:40 ID:guaMS+rA
>>52
GJすぎる!!
台詞が脳内で再生されたw
70名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 23:02:45 ID:/O9cHvR7
健二と夏希を羨ましがる佐久間君が、物理部に来た後輩の子と恋に落ちるって話ダメ?

濡れ場は健二と夏希。佐久間君と後輩。
後輩の子はオリキャラ

ダメかな?
71名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 23:11:58 ID:Pr4H76m/
とりあえず書いてくれ
話はそれからだ
72名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 23:12:36 ID:/O9cHvR7
ラジャー
もしかしたら明日になるかも
73名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 01:14:53 ID:VKXmUToE
すばらしすぎるぞ
74名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 01:43:30 ID:2RulQLrU
航海から1週間と少しでこんなに良策が読めるとは…!
感動した
75名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 03:25:20 ID:SCWHgxja
さてさて、続きはまだかね。
7636:2009/08/14(金) 07:41:39 ID:VVWjYxiu
すいません続き出来ました。思ったより長くなりそうだ…今回は中盤、といった感じです。そんで思ったより皆さんに好評で良かったー。カズマきゅんの魅力はスゲーや。でもご期待に添えれなかったらごめーん。↓
77しょたほも続き 1:2009/08/14(金) 07:48:21 ID:VVWjYxiu
カズマ君の訝しげな視線が直に肌に感じれてじりじりと痛い。
一般的に考えればこんなシチュエーションで勃起する、なんて事はあり得ないワケでして。
本来なら、この出来事は彼の記憶に残る恥ずかしい青春の苦い思い出その1ページに記されるはずでして。
その立会人である僕は彼の痴情を見た上でそれを笑って済ませれる、彼に尊敬されるべき「大人な男」になれたはずでして。

「…ねぇ、なんで勃ってんの…」
オナニーしていた中学生の少年に欲情している高校生の僕。
…………完全に立場が逆転したよ!!
ひきつった笑みを張り付けたまま股関を押さえる僕はカズマ君の瞳にはどう映っているんだろう…。
むしろ見様によっては少年をオカズに股関に手を伸ばして喜んでいる変態に見えない事もないんじゃないか。
いやあり得ないあり得ない僕は草食系男子の代表にも選ばれるくらいなんだよ声を高らかにして言える僕はやってません!
不意にカズマ君と目が合った。眉を寄せ、戸惑いの色を隠せないカズマ君の瞳は微かに揺れている気がする。

「間違ってたら失礼だけど。………もしかしてお兄さんてそういう趣味のヒト?」
困惑した表情のまま口に出された質問に対して肯定も否定も出来ない情けない僕。眉を見事な八の字の形にし、うるうると涙目になっている僕は、自分でもさぞ無様なんだろうとしか思えない。
「答えて」
カズマ君がこちらを睨んだまま強い口調で言う。…もう、ごまかせない。
78しょたほも続き 2:2009/08/14(金) 07:51:59 ID:VVWjYxiu
正直にほんと、数学以外に取り柄の無い頭だなぁと思う。
「…わからないんだ…お、男の子見てちんちん勃ったのはじめてだから…」
「…………」
カズマ君の少し目尻が吊りあがった形の目が大きく丸く見開いた。カズマ君自身、そんな馬鹿正直な答えが返ってくるとは思わなかったらしい。
「あ、違っ!!あのその…ぼ、僕も若いからさ!敏感なんだよね僕、いやらしい事に!」「……………」
「だからさ!なんていうの?体が勝手に反応しちゃう?わかるでしょほら、僕すぐ鼻血出ちゃうし、そういう事に対して正直なんだよ!」
「……………」
「で、でも男子にちんちん反応しちゃうのはヤバいですよね!!どんだけ節操ないんだって話ですよ僕ホント自分で自分が恥ずかしいってゆうかラブマシーンどころかこれじゃ露骨にエロマシーンだっていう」
「…………黙れ」

ぽつりと、聞こえるか聞こえないかくらいの大きさで、一人言の様にカズマ君が呟いた。その呟きが耳に届いた瞬間に僕の身体及び思考機能はストップした。ただ興奮のあまりにまた滴りだした鼻血と、自制の聞かない僕の陰茎だけは熱と固さを持ち続けていてどうしようもない。
カズマ君は、固まってしまった僕の視線から逃れる様に、ぷいと背中を向けてしまった。
79しょたほも続き 3:2009/08/14(金) 07:56:04 ID:VVWjYxiu
「…流石に自分が男の人にそんな対象にされるとは思ってなかった」
「………う」
「そりゃ、キングカズマ宛てのメッセージで変な書き込み見るときもあるけど…でも単なる嫌がらせだと思ってた」
「…………」
「……………僕見て何で興奮するの?男同士なのに変だよ」
「……ごめんなさい………」
「また、そうやって謝る…。男らしくない。そこんとこ減点対象だから」
「……すみません……」
謝りながらも、目は背を向けたカズマ君に集中してる。視線を感じない分、まじまじと眺める事が出来る。しかしほんと小柄な子だな…こんな子でもやっぱりちんちんしごくんだよなー…なんてぼんやり思っていた。

「……まぁ、お兄さんに変なもの見せちゃった僕も悪いんだとは思うし、さっきの事も黙っててくれるんだから、悪くは言えないけど…」
「………?」
「…まぁ、僕より断然恥ずかしい奴だよね、お兄さんって」
「………はい」
図星だよ。年下の君よりも大人げない、節操の無い僕だよ……カズマ君が首だけ動かしてちらりと僕を視界に入れる。
「…このままお兄さんを部屋に帰らせたら、どうなる?お兄さん、僕をオカズにする?」
「…………………」
答えられない。てか答えられるか。本人目の前にして、そんなこと…言えるワケないじゃないか。まぁ、多分そうなるんだろうけど…
「僕のオナニーを思い出してお兄さんもちんこシゴくワケだ。…ちょっと気持ち悪いね」
「……………」
80しょたほも続き 4:2009/08/14(金) 08:00:34 ID:VVWjYxiu
しばらく考えた末に、カズマ君は体制を変え、こちらに四つん這いになって音も立てずに近づいてくる。思わず後退る僕。でもこんな狭い部屋じゃ逃げる場所なんかない。身体中変な汗でびっしょりだ早く着替えたい。
忍び寄ってきたカズマ君が猫さながら、体を僕に密着させ肌を擦り寄せてきた。僕の心臓の鼓動はバクバクいってて聞こえそうだし、汗臭くないか気になって仕方ない…。
零距離から感じる互いの息遣いに、情けない事にはっきりと僕の股関が反応した。耳元で彼が囁く。
「………していいよ。ここで」
びくっ、と肩が震える。思わぬ彼の言動に、下半身が期待しているんだろうか、ますます興奮が治まらず鼻から血がだらだらと流れっぱなしになっている。
「どうせシゴくってわかってんなら、今ここでしても同じだよ。…だったら見ててあげるよ、その方が嬉しいんでしょ?」
「…あ…う……」
か、完璧に変態さん扱いじゃないか…いや確かに他人の目に移れば僕は完全に変態っぽいかも知れない。でもいま自分の中でなけなしの理性と共にこの誘惑と戦っているんだ、まだ負けてない!!
擦り寄せられた彼の胸元を覗けば、もう少しでタンクトップ越しにちらりと乳首が見えそうだ。ぽたぽたと鼻血が僕のパジャマに点を作り染み込んでいく。
それに…これまた部屋が薄暗いのがまた雰囲気を作っている。普段のカズマ君ならこんな積極的に他人と関わろうとはしなかったろう。
異常。男の子に股関が反応する僕も、そんな僕に対して逃げる事もせず挑発してくるカズマ君も、異常だった。
「フェ…………」
「…?」
「フェアじゃない…」
漸く絞り出すように声を出した。
「こんなのフェアじゃない…これじゃ、僕だけ恥ずかしい変態じゃないか、そんなのフェアじゃない…」
「……………」
若干、鼻声になっていたのに自分でも気が付いた。あまりにも情けない僕に涙が出てくる。
「…対等なのがいいんだ?そっか、そうだよな…僕もそう思うし…」

81しょたほも続き 5:2009/08/14(金) 08:05:35 ID:VVWjYxiu

カズマ君がうーんと、一人ごちる。彼は目線を床に移し、僕に鎖骨を見せつける。無意識なんだろうけど、そういう態度が僕にとっては性的な意味でよろしくないワケで…。

「じゃあさ、僕の体触っても…いいから」

ぶっ、と鼻血の勢いで挿してた鼻栓が押し出された。 急いで新しいティッシュを箱から抜き取り、応急処置をする。
「………鼻血すごいよ大丈夫?」
「大丈夫ですッッ!!」
カズマ君もティッシュを数枚取り、血で汚れた部分を拭き取ってくれる。
なんでこんなに接してくれるんだろ。確かに不器用ながら、他人に親切に出来る子だとは思う。でも進んで人と関わるのが好きなタイプじゃないはず。
……もしかしてただ、エッチな事がしたいんじゃないだろうか?
先程まで自慰に浸っていた彼は、まだその熱に浮かされているんじゃないだろうか。
そこに僕という他人の接触で、おかしな方向に火がついてしまった。
誰だって欲望にはなかなか逆らえないものだと思う。
抗えない。特に性的興味が沸きだしてくる、思春期に差し掛かったばかりのの男の子には。
僕もほんの数年前の事を思い出す。僕も当時そうだったかもしれない。………ただ、そういったものに対する嫌悪感も抱いてい
82しょたほも続き 6:2009/08/14(金) 08:10:54 ID:VVWjYxiu
……ただ、そういったものに対する嫌悪感も抱いていたはず。
異性に対しての興味と恐怖。彼と同い年のとき、僕はその二つがせめぎあっていた。

「…お兄さん?」
今の彼には性的興味の方が強いらしい。いや、同性であり、自分よりも年上である僕に、そういう警戒が和らいでいるんじゃないだろうか。
だからいやに積極的なんだ、きっと本番の心配は無い、と思っているから。挿入されるべき場所が自分にはない、て思っているから。
「お兄さん、聞いてる?ねぇ」
鼻にティッシュを摘めたまま固まっている僕の肩に、カズマ君の手が重なる。
「…………いいよ」
覚悟を決め、ぼそっと口にした。僅かにぴく、と彼が反応する。
「いいよ、じゃあここでする。……君の言う通りにするから…」

彼の顔が一瞬驚きの表情になったかと思うと、今度は薄く微笑んでみせた。
「…言い方が駄目。もっとちゃんと、僕におねだりしてみせてよ」



続く
83名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 08:13:20 ID:VVWjYxiu
とりあえずここまでー。うわーんちょっとミスったところがあるけど気にせんといて下さい(・ω・`)長くてごめんね。やっと次エロパートだ。
84名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 08:17:41 ID:dOaQeWQb
続く!?続く…だと…?
どんだけ蛇の生殺し状態なのか…!
GJ!続き待ってます!
85名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 08:20:11 ID:QOVCFzY1
GJ
次回を期待せざるを得ない
86名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 08:22:33 ID:yc/kkOJn
GJ!
まさかの形勢逆転とSっぽさにムラムラした
87風と木の名無しさん::2009/08/14(金) 08:38:20 ID:3ftLoW1f
GJ
佳主馬きゅん熱に浮かされて積極的になってるけど
可愛く可愛くオネガイシマス
完成したら801板にも流してはどうか。
88名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 09:06:34 ID:z3GDCt3u
GJ!
続きwktk
89名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 09:06:44 ID:+W3anp1j
GJ
すごく良いです。
鼻血吹きながら、全裸で続き待ってます。
90名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 09:29:58 ID:i+8ElJdL
GJすぎて困る
えぇい続きはまだか!
91名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 09:37:12 ID:TqQij/Pm
GJ!
最後の佳主馬きゅんのセリフに萌えたぞ
92名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 09:52:27 ID:i+8ElJdL
漫画描いてもいいですかこれ
93名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 10:20:46 ID:7mjeMFbF
いいんじゃね
94名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 10:24:33 ID:dOaQeWQb
他人がいい悪い言うのはよくないだろw
まずは本人の許可取ってから
95名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 11:51:59 ID:NQLo5vh5
GJ
下半身が風邪を引かないうちに早くしてくれ
96名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 12:43:25 ID:+1ewbIHP
GJ!
全裸で待ってるぞ!
97名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 13:45:24 ID:VKXmUToE
じゃあ俺は半裸で待ってる
98名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 16:56:07 ID:dOaQeWQb
靴下脱いでおこうかな
足好きなんでカズマ、ナツキを初め登場人物が裸足な人が多くてニンマリ
和風建築はいいよな
つーか床が木材で靴下履いてると滑って転ぶんだよね
9970:2009/08/14(金) 19:05:22 ID:x9OtmoGB

栄おばあちゃんのお葬式が終わった、次の日。
お母さんがたはご飯を作り、男連中は葬式の片付けをしていた。
子供達は了平と佳主馬が一緒に野球をしている。
健二は野球か片付けかどちらでも良いと、言われたが自分から片付けを手伝わせて、と言った。

送られて来た花を片付ける健二。
しかしその量の多さに体はすでにヘトヘトだった。
つい、縁側に座ってしまった。

「よう健二。大丈夫か?」
「あ、将太兄ぃ。まあ、なんとか・・・。」
「じゃあサボってんじゃねえよ。さ、動いた、動いた。」

勘弁してくれよ。
とか思いながらも、なんとか立ち上がる。

と、そこで携帯が鳴った。
表示される名前を見る。
佐久間だ。
ラッキー。
ありがとう、佐久間!

将太兄ぃに、電話だと教え、また縁側に座る健二。
昨日、夏希先輩にキスされてから、将太兄ぃはどこか、健二に優しくない。
怒ってんのが見え見えだ。

そして電話に出る健二。
100名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 19:09:02 ID:g1YipihD
GJ!
まだ負けてない!!で噴いた
キングカズマにいやらしいメッセージ送る人になりたいよ
続き待ってる
10170:2009/08/14(金) 19:27:00 ID:x9OtmoGB
「何?佐久間。」
「よう。モテモテ数学オリンピック代表(なりそこね)。」
「うるさい。なんの用だよ。」
「愚痴りたくてさ。こっちは大変だよ。アバター盗られた奴が、どうやったら戻ってくんのかって、相談殺到。お前の婚約者さんが全部取り戻してくれたってのに・・・。」
「こ、婚約者って!」
「実際そんなもんだろ?で、どうなんだ?もうヤったのか?」

こいつ!いきなり何を!!

「んなこと出来るか!親戚さんがいっぱい居るのに!」
「そんなこと言ってたら、何時までたっても童貞のまんまだぞ。キスしたんだから、次まで行っちゃえよ。」
「キスって言ったって、頬っぺたにチュッってやられただけだし・・・。」
「じゃあ、次はちゃんとキスだな。」
「だから無理だって!!」

その時だった。

「何が?」

「夏希先輩!?」
102名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 19:28:55 ID:SCWHgxja
書いてくれるのは有難いが、書くなら書くでメモ帳やらに一度書いて、推敲してからある程度まとめて投下して欲しい。
103名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 19:38:59 ID:/WVRTbJG
ええい続きはまだか
104名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 19:43:50 ID:x9OtmoGB
「お?夏希先輩、そこに居んのか?そりゃすまん。邪魔したわ。んじゃ。」
「ちょっ!待て!佐久間!!」

プツッ。ツーツー。

切りやがった。

後ろからやってきた夏希先輩。
健二の隣に座る。

ち、ちかい・・・。

「電話。佐久間君だったんだ?何話してたの?」
「いえ。何も・・・。」
近寄ってくる夏希に、逃げるように体の向きを変える健二。
「本当に?結構声大きかったよ。」

マジかよ。我ながら不覚・・・。

「まあ、何でも無いんなら別に良いけど・・・。それでさ、暇ならちょっと手伝ってくれない?」
「あ、別に良いですけど。」
「そっ?じゃあ、一緒に来て。」

がしかし将太兄ぃがめざとく聞きつけやってきた。
「俺も手伝うぜ!夏希!」
「あー。ゴメンね。将太兄ぃ。募集人員、一人なんだ!」
10570:2009/08/14(金) 20:29:14 ID:x9OtmoGB
遅くてすいません。
↓本編

夏希先輩に連れてこられた場所。
そこは母屋から離れた倉のような場所だった。
手伝って欲しいこととは倉の中の物を取って欲しかったらしい。
高くて取れないらしい。

背伸びをしてなんとか取れないらし取る。
取ったものを先輩に渡す。
すると先輩はちょっと目を伏せ、申し訳無さそうに呟いた。

「ゴメンね。こんな事、手伝わせちゃって・・・。」
いきなりどうしたんだ?
「何、言ってんですか!全然大丈夫ですよ!」
「そう?元はと言えばあたしが健二君をバイトに誘っちゃったばっかりに・・・。」
「本当にどうしたんですか?楽しいですよ、ここの生活は。親戚の方達も皆楽しくて良い人ばっかりだし・・・。」
「本当に?迷惑じゃない?」
「はい。全然迷惑じゃありません。さっきからそう言ってるじゃないですか〜」

夏希先輩の顔はすでに泣きそうだ。

106名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 21:49:57 ID:x9OtmoGB
「あの、先輩。本当にどうしたんですか?泣きそうですよ。」

夏希先輩が顔を上げて健二の目を見つめる。
その余りの可愛さに健二の下半身は見事に反応した。

「健二君・・・。私の事・・・・。好き?」


その時、健二の鼻から真っ赤な液体が噴水のように飛び出る。
慌てて鼻を抑える健二。
夏希先輩もビックリして、思わず駆け寄り鼻を抑える。

「何でそんな事聞くんですか?」
持っていたティッシュを鼻に積み込みながら聞く。
ピタッと夏希先輩の動きが止まる。
何かを考えているようだ。

しばらく黙っていた。
そしてゆっくりと喋り出した。

「私ね・・・。」
10770:2009/08/14(金) 22:44:17 ID:x9OtmoGB
話し始める夏希先輩を見つめる健二。

「私、いろんな人から告白されるの。同級生、先輩、後輩、本当に色んな人から・・・。でね、たまに付き合ってみるんだけど、皆、私の家族の話を聞くと別れちゃうの・・・。」

ゴクッと唾を飲み込む健二。

「特におばあちゃんの話になると皆怖がるように逃げてく。だからね、私、おばあちゃんをそういう人達に会わせてみたかったの。本当はとっても優しいおばあちゃんなんだって。」

言葉を探すように喋る夏希先輩。
そんな先輩を健二はただただ見つめることしかできなかった。

「そしたらおばあちゃんの調子が悪いっていうから、つい彼氏を連れてくって言っちゃって・・・。それで健二君をここに連れてきて・・・。健二君はとっても良くしてくれた。親戚の皆の事も認めてくれた。私の事も大好きって言ってくれた。」

昨日頬っぺたにキスされた事を、思い出しまた鼻血が出て来そうになった。
108名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 23:45:12 ID:W+i/JDAf
健二×夏希ktkr
なんといってもこの王道カップリングは萌。男×男はあんまり好きじゃない
から嬉しすぎる

ええい続きはまだか
109名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 23:48:13 ID:/WVRTbJG
書き手の文章を消費してるだけの身で注文をつけるのは心苦しいのだが
最後まで書いてから載せてくれ。これでは生殺しだ
11070:2009/08/15(土) 00:27:26 ID:FkVie8J7
「でもね、それが逆に健二君に迷惑かけてんじゃないかな?って・・・。気を使ってくれてるんじゃないかな?って・・・・。」

しんみりとした倉の中。
なんて声をかけていいかわからない。
こういう時、己の恋愛経験無し=年齢を呪う。

「あの、先輩・・・。」
「だから!迷惑だったら言って!帰りたかったら帰っても良いんだよ?」
「先輩・・・・。」
「私なんか好きじゃないよね?昨日、大好きって言ってくれたのは、皆に無理矢理言わされたからだよね?もう!私ったら!」

「先輩!!!」

無理矢理肩を掴んで、こっちを振り向かせる。

「なんか勘違いしてるみたいですんで言います。僕があのバイトを受けたのは先輩だったからです!学校一のマドンナって言われてる先輩と旅行してみたかったからです!」

もはや嫌われても良い。

「最初はいきなり恋人役なんて面倒くさいと思いました。たくさんの人と話すのは慣れてなかったし、それに嫌でした。」

「でも親戚の皆さんと話してて、親戚の皆さんと食卓を囲んで、栄おばあさんとも花札をして、佳主馬君たちとOZを救って、こんなに人と接することが、家族とのふれあいが楽しいんだって。」

「それを分からしてくれたのは、先輩です。先輩が僕を変えてくれたんです。」

一気に喋ったので一呼吸置く。
ティッシュが取れて鼻血がたれているのが分かるが、そんなこと気にしない。

とにかく健二はこの想いを伝えたかった。


「僕は、先輩が、いえ、夏希さんが好きです。大好きです。」

今ならいける。

健二は夏希に顔を近づけ、そして、

キスをした。
11170:2009/08/15(土) 00:36:20 ID:FkVie8J7
というわけで>>70の者です。
なんとかエロまで行けそうです。

が、こんなに文才の無いダメな僕が、このスレ最初のエロパロを書いていいのかと・・・。

とりあえず、今日はここまでにしたいです。
iPod touchなんで指が疲れました(笑)
しかも今頃になって「」の簡単な打ち方に気づいたって言う(笑)

とりあえず、ダメ文ですいませんでした。
意見待ってます。
112名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 00:42:56 ID:n/OKFeH6
GJ!!!!!

>>109
逆に考えるんだ。ワクテカな時間が何倍にも増えると思えばいいんだ。
11370:2009/08/15(土) 00:58:46 ID:FkVie8J7
>>112
ありがとうございます。
でも改めて読み返してみると展開速すぎorz
俺もうダメぽorz
マジ俺死んだほうが良いわ。
114名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 01:02:09 ID:MEv9GA64
>>113
乙。続きを待ってる
とりあえずiPodじゃ入力もそうだけど、推敲が厳しいだろw
PCないのか
11570:2009/08/15(土) 01:07:34 ID:FkVie8J7
>>114
あるけど、今日一日仕事で・・・。
合間合間を縫って打ってた。
明日は(てかもう今日だけど笑)パソコン使えそう。
ただ、仕事、家に持ち帰るんで・・・。
116名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 03:38:52 ID:53ReQLnI
これは……
117112:2009/08/15(土) 04:03:57 ID:n/OKFeH6
>>109
って、あーそういう意味か。ごめん流れが理解できてなかった。
118名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 04:20:57 ID:E99h19VP
>111
健夏GJ!

>>109と同じく言いづらいんだが、書き溜めてから投稿したほうがいいと思う
投稿に時間がかかると、投稿したくても割り込んで作品投稿はさすがにしづらい
119名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 07:48:29 ID:3hveOLaj
>>27-36
>>76-83

GJすぐる…あなたが神か

ええいエロパートはまだかまだか!!
120名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 09:50:00 ID:UdDrGcu4
なんだただの神か

健夏GJ!エロ待ってる。wktk
121名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 13:35:33 ID:njyOXqgg
健夏wktk
続き待ってるよ
122名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 18:15:18 ID:UcXBiRit
しかし、サマーウォーズのパンフや小説の表紙に栄のばあちゃんが写って無いのは寂しいな

それは兎も角 健夏続き待ってるぜ
123名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 18:16:50 ID:Fd4hzXTO
>>119
はげど
124名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 22:15:36 ID:njyOXqgg
何か書けるエロパロネタないかなとぼんやり考えてたら
みんな仲良いんだし一族みんなで仲良く乱交
なんてネタが浮かんだ自分orz
あらわしにぶつかってこよう
12583:2009/08/15(土) 23:32:30 ID:XPeNAeWf
すいません(・ω・`)遅くなりました。
皆さんいろいろレスくれてありがとうー。嬉し恥ずかし。
今回の投下でこの話は終わりです。大したことはないエロですが長いんで変態紳士さんや腐女子の人以外は見なかった事にしてください。ではどうぞ↓
126ほもしょた最後 1:2009/08/15(土) 23:34:18 ID:XPeNAeWf
「お願いです。カズマ君の恥ずかしいところやいやらしいところをたくさん、見せて下さい。」

口にした瞬間に火を吹きそうになった。顔全体が熱くて熱くて仕方ない。また目尻から一粒零れた温い涙が火照った頬を伝う。本当に、彼の乱れた姿が見たくて仕方なくなってくる。
「冗談だったのに」
カズマ君は吹き出すのを堪えながらクスクス笑った。眉頭を少し波形に歪ませて、本当に可笑しそうに笑ってる。
…騙された悔しい。だけど、そのカズマ君の笑顔は最高で、見れて良かったと思った。
一頻り笑った後にカズマ君が僕から体を放し、少しだけ距離をとる。………と言っても手を伸ばせばすぐ頬に触れられるくらいの間だ。
「おねだりされちゃったから仕方ないな…僕にどうして欲しい?」
「え……えーと…」
いざ聞かれるとどう答えればいいのか困る。てゆーかタンクトップから見える脇だけでも今の僕には抜けれる自身がある…

脳内で思い浮かべる彼の乱れた姿の映像。
タンクトップを鎖骨の辺りまで引き上げられ、日焼けの後が残る、上下する薄い胸板にはお互いの、どちらかの白濁の精液が飛び散っている。汗ばんだ顔に細い髪をまとわりつかせ、喘いでいる可愛い顔。
彼の両腕の手首を押さえ付け、彼を組み敷いている僕。

「……………………ッッ!!」

ぎゅうぅッと陰茎の根元を押さえ付ける。危うく妄想だけで果ててしまうかと思った。
127ほもしょた最後 2:2009/08/15(土) 23:37:23 ID:XPeNAeWf
「…………」
何も言わずにはぁはぁと息を切らしてる僕に痺れを切らしたのか、膝立ちになったカズマ君がタンクトップの裾にクロスさせた両手をかける。そのままぐい、と上に引き上げ、タンクトップを脱ごうとしていた。予想通りの、脂肪の少ない綺麗なお腹があらわになった。

「待って!!」
「?」
「タンクトップは脱いじゃ駄目だ!!」
「……………は?」
腕を前に出し全力で阻止する。ぽかん、とした表情から意味わかんない、と疑問が読み取れる。
「い、いや脱いで欲しい事は欲しいんだけどそんな最初からクライマックスだと色々惜しいってゆーか全裸はとっておくとして先に着エロってヤツを楽しみたいってゆうか」
「えっ………キモッ」
カズマ君がポロリと本音を溢した。…そうだよね、健全な男の子なら裸だけあればいいもんね…。僕のガラスのハートを傷付けてしまった事に気付いたのか、慌ててカズマ君のフォローがはいる。
「ごめん…大丈夫僕勝手に脱がないから。ちゃんとお兄さんの言うこと聞くよ」
「ありがとう……えっと、じゃあ、僕カズマ君のおっぱいが触りたい」
「………男なんでまな板ですけど」
「それでいいんだ、是非」
「ふーん…」
「いい…?」
「いいよ」
128ほもしょた最後 3:2009/08/15(土) 23:39:27 ID:XPeNAeWf
カズマ君が膝立ちで僕の足に軽く跨がる。
そして僕の片手を両手で掴み、手を重ねたまま胸元に乗せる。
薄い布越しにカズマ君の体温が伝わる。小さくとくとくと動く心臓の鼓動も感じ取れた。「どう?」
カズマ君は顔少し傾けつつ、悪戯っぽく感想を求めてきた。僕はあえて答えずに、空いた手もカズマ君の胸に添える。

感想。
…………ぺったんぺったんつるぺったん。
いや、見事に男の子のものだと分かる薄い胸だ。指先を少し撫ぜれば皮膚のしたに骨が浮いてるのが分かる。
服の下の、滑らかな皮膚に直に触りたい欲求が溢れでる。膨らみが無い以上、揉みしだく事は出来ないけれど…
片方の手にもカズマ君の手が重なった。添えられた手が熱い。思い切って、服の上から撫で回してみる。
まるで女の人の乳房を揉むみたいに、両手を軽く円を描くようにして触れていく。すると若干、乳首であろう部分が主張されているのに気付いた。
「ふっ、くすぐったいよ…」
カズマ君の暖かい吐息が、僕の顔にかかる。ゆっくりと呼吸を繰り返すカズマ君には、まだまだ余裕が伺えた。
両手を下に下ろし、お腹を布越しに指先で楽んだら、いよいよ指先をタンクトップの中に忍ばせてゆく。
「……………」
カズマ君は口を一文字に結び、無言になる。
129ほもしょた最後 4:2009/08/15(土) 23:42:30 ID:XPeNAeWf
ちょっと汗ばんだ、しっとりとしたきめ細かな肌の感触。手の甲を浮かせ、つつ、と指先だけをなぞらせてゆく。
腰、腹、へそ、あばら…と順に撫でていき、胸のポッチを指先で潰す。
「んっ…」
普段他人が触る様な事のない部分に触れられて、くすぐったさからか、カズマ君は目を瞑り身をよじった。
「カズマ君て肌キレイだよね、すべすべしてる…」
「………さっさとちんぽ握ったら?」
カズマ君が僕の下半身に目をやり、染み出来てんじゃん、と囁く。
「ッ痛っ!」
指摘された恥ずかしさから、つい撫でている両手に力がこもってしまい、乳首周辺を強く握ってしまった。
「………痛いよ…そんなに怒んなくてもいいじゃん」
優しくしてよ優しく、とカズマ君がぶつぶつ言う。ごめんわざとじゃないんだ…。
まさぐる手の形がはっきりと布に浮かんでいて、カズマ君はそれをじっと見つめたまま、僕から与えられる弱い刺激に耐えている。
それならと、固くなった乳首を指で摘まめば、カズマ君の上半身がぴくりと揺れた。
「…ねぇそれやめてよ、なんかじんじんする…」
「えっと、気持ち良くない?」
「……気持ち、いいけど…僕じゃなくてお兄さんを気持ち良くさせなきゃ意味無いのに…」
部屋が暗くて分かりにくかったけど…なんとなくカズマ君の顔が火照っている様な気がする。感じてくれているなら嬉しい。
…でも確かに僕のが限界かもしれない。ギンギンになっている僕自身は、カズマ君にご指摘された通り先っちょから我慢汁が染み出ていた。
「カズマ君、」
「………なに?」
「カズマ君の乳首、間近で見たいんですけど…」
「………っ」
130ほもしょた最後 5:2009/08/15(土) 23:45:29 ID:XPeNAeWf
少し潤んだ瞳で睨まれてしまう。カズマ君はタンクトップの中に手を忍ばせると、僕の両手を掴んで下ろそうとする。
「…ちゃんとしごいててよ」
そのために触らせてるんだから、とカズマ君が汗ばんだ手のひらを僕の股関に押し付ける。
しわの伸びたタンクトップにまた手を滑り込ませ、するすると裾を持ち上げてゆく。
鎖骨の下辺りで手を止め、甲に裾を掛けたまま見せつける様に胸を張る。
「……はい」
カズマ君の上半身が僕の目の前に現れた。
散々弄っていた乳首は薄い茶色をしていて、ぷっくりと固さを持ち続けている。
はだけた部分と裾を捲っている両手の色の違いが若干見て取れた。もともと彼はちょっと浅黒い肌の持ち主らしい。
強すぎないコントラストが少年の身体のいやらしさを引き立てている。
「……ほら、やってみせて」
顎で僕に指示をする。…なんか前から思ってたけど、この子少し女王様気質があるよな…
おとなしくズボンの中に手を入れようとすれば、「駄目。…ちゃんとズボンずらしてそれ取り出して」
見せてあげてるんだから、ちゃんと僕にもいやらしいの見せて。熱を含んだ視線が、僕のと絡まる。
「うぅ…」
半泣きになりながら寝間着のズボンに手をかける。トランクスごとゆっくりずらせば張り詰めた僕自身が弓なりに立っていて脱ぐのを邪魔してる。
裾をぐい、と持ち上げて膝の上のところまで下ろす。
びん、と起ち上がった陰茎が、空気に触れた瞬間ピクピクと震えた。
先走りがぷつ、と鈴口から膨らんできて、また僕をヤラシイ気分にさせる。
131名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 23:47:46 ID:UdDrGcu4
男×男かよw

健夏を早く書いてくれ…これじゃ生殺し状態だ
132ほもしょた最後 6:2009/08/15(土) 23:48:33 ID:XPeNAeWf
「お兄さん、興奮しすぎ…どうしちゃったの?」
カズマ君が熱っぽい吐息を交えながらに僕に囁く。
「うっ…く…」
全神経を股関に集中させ、陰茎に手を絡める。最初はゆっくり、先走りを竿全体に塗り付ける様にゆるゆると扱っていく。
「…………」
カズマ君はこんな僕の恥態をただ無言で眺めている。
「……ふ、っん…」
カズマ君の視線を感じながら、しごいている手のスピードを徐々に早めていく。目の前の少年を、オカズにしながら。
擦る度にクチクチと音を立てた。卑猥な水音が僕とカズマ君の耳を汚していく。
「…あ、あぁ、ぁぁっいいっ」
快感に酔いしれる僕の口はだらしなく開いていて、乾いた血の上にたらたらと涎を流してしまう。
何も考えられず、何も思い浮かばない。理性等とうに吹き飛んでしまっていた。右手から与えられる刺激と目の前の少年のはだけた姿。
溜まった精を吐き出すのににそんなに時間はいらなかった。

「………っ出るッ!!」

瞬間、カズマ君が目の前にいるのを思い出す。汚しちゃならない、咄嗟に空いた手で鼻血を拭ったティッシュを先っぽにくっつける。
びくびくっびゅるるッ
「…っはーっ、はー…」
酸素を求めて荒い呼吸を繰り返す。
133ほもしょた最後 7:2009/08/15(土) 23:52:18 ID:XPeNAeWf
酸素を求めて荒い呼吸を繰り返す。
ぽたぽたとティッシュで受け止めきれず行き場を失った精液が竿や床に垂れてゆく。…見つめてたカズマ君が驚きの表情を貼り付けたまま、固まっている。
ヤバい…最高に気持ちいい…。こんな興奮したのは産まれて初めてかもしれない。
たら、とまた鼻から血が流れた。でもそれを拭う気も起きない…。当てていたティッシュをゆっくり離せば、にちゃ、と音を立てながら白い糸を引いていく。
出したばかりなのに、白く汚れた陰茎は固さを失う気配がない。
ティッシュについた白濁を見て、思う。僕のオカズとなった彼の胸に青臭いこれを擦り付けてやりたいと思った。
ふとカズマ君の顔をみやれば、頬を真っ赤に染め、目を大きく見開いたまま表情が変わらない。ぽかんと口を開けたまま、微動だにしない。
じ、自分から見たいって言ってたくせに、いざ事を目の前にして過大なショックを受けてるのか。
それなら僕のが大ダメージだよ、なんだよ僕真剣にやってたのに!何か言ってくんなきゃ傷付くじゃん!!

口を開こうとしたその時、彼の白いハーフパンツが目に留まる。ん?と思えば布は押し上げられていて、中が膨らんでいる様に見えた。
……………ん?勃ててる?
硬直したままの彼を見て、数十分前の自慰現場を見られた彼の姿を思い出す。

134ほもしょた最後 8:2009/08/15(土) 23:56:25 ID:XPeNAeWf
「………………前苦しそうだね」
「ッ!?」
僕が何とはなしに呟くと、耳に届いたのかカズマ君がはっ!となって狼狽えてる。
「ち、違う。これは違う。絶対違う。」
違わねーよ、と頭の中で突っ込む。これさっきの僕と同じ状態じゃないか。
カズマ君は慌ててタンクトップをぐいっと引き下げテントを隠そうとする。
しかし今度は伸びたタンクトップの襟元から乳首が丸見えになり、僕の鼻からまた新たな血が滴った。
てか今回どんだけ血を流せば気が済むんだよ自分。男から血も精も絞りとる池沢佳主馬…恐ろしい子…

違う違うと首を横に振る彼に、先程から感じていた女王様は見る影を失った。代わりに僕に芽生えはじめたのは、とことん彼を泣かせてみたいという過虐心だった。

「どうしよう…母さん、どうしよう…」
小声でぶつぶつ呟く彼の頭に、ぽん、と左手を乗せる。
「大丈夫だよカズマ君、決しておかしな事じゃない。君くらいの年頃の子は、性的な事に対して敏感になってるんだ。」
「………………」
「君は別に僕に欲情しているんじゃない、他人の性的衝動に釣られてちょっと反応しているだけなんだよ」
「……お兄さん…」

多分、という言葉は飲み込んだ。瞬時に適当に作り上げた仮説は、性に対して不安を抱く少年に僅かな救いとなりえたらしい。
「…………」
しばらく考え込んでいるカズマ君を尻目に、僕は頭の中で次に取るべき行動を模索していた。
当初考えていた通り、大人としてこれ以上彼を変な道に走らせないようにするべきか。
しかし僕達は倫理的にかなりヤバい事を先程までしていたじゃないか。手遅れじゃないの……?いやいやまだ間に合う。
別に最後までヤっちゃったワケじゃないし。大体僕まだ童貞だし、男の子相手に最後まで出来るはずないじゃん。
135ほもしょた 最後 9:2009/08/15(土) 23:59:05 ID:XPeNAeWf
そうだよここが切り時だ。これ以上先に進めないんだから、あとは引き返すのみ──────

意を決してカズマ君に説得をしようと向き直したその時、既にカズマ君は次の行動に移っていた。

自分の右手の人差し指を唇に這わせて、まるで薄い唇の感触を確かめているみたいだった。
その人差し指を唇に挟んだかと思うと、指を根元まで一気に口の中に頬張った。
「!?」
意図が掴み取れない僕の事なんかほっといて、カズマ君は瞳を閉じて指をしゃぶる事に夢中になってる。
細く長い指の爪先は白くて、短く切られてて、いかにも少年の指、といった感じだ。
じゅる、と音を立ててしゃぶりながら頭を動かすカズマ君は、佐久間の家で見たAV女優が男優にしていたアレにしか見えなかった。
ちゅぱっ。と口から指を引き抜けば、てらてらと艶かしく光る小麦色の指があった。カズマ君がまた唇を寄せたかと思えば隣の中指もしゃぶりはじめる。まるで飴でも舐める様に舌を這わせたり、指先だけをちゅうちゅうと吸ったり。一本一本丁寧にしゃぶってゆく。
俯いたカズマ君の目は見えない。僕はなんだかおいてけぼりにされたまま、目の前の光景を網膜に焼き付けていた。
ふと、カズマ君が目を開けた。どきっとする僕の反応を面白がっているのかそうでないか、何も言わず指をしゃぶりながら目線だけをこっちに寄せている。
最後に親指に充分唾液を塗りつけ引き抜き、唾液にまみれた唇を舌で拭う。
「終わったよ」
濡れた指と指を擦り合わせれば糸を引く。何のための行為だったのかわからない僕には返答のしようがなかった。
136ほもしょた 最後 10:2009/08/16(日) 00:00:58 ID:XPeNAeWf
すると僕の視線を感じながら、カズマは濡れた右手をそのまま、ハーフパンツの中に侵入させようとしている。
「カ!カズマ君!?」
「…………何?」
「いや何っていや君…何しようとしてんの?」
「…………おなにー」
わざとらしく舌ったらずな声で答えるカズマ君に策士の顔が見えた。
「………いやいやいや、なんでだよ」
「アンタが言った。フェアじゃないって」
「………いやいやいや、おかしいだろ?」
「するとこ見たくないの?」
「………いやいやいや、そりゃ見たいけど」
「ここで止めてもいいけど、どうせ僕お兄さんで抜くよ?」
「………まじかよ」

指だけするりとパンツの中に忍ばせたまま、カズマ君は平然と答える。何やらいろいろ吹っ切れたらしい。彼の淡くほろ苦い青春の一ページは、始めからピンク一色に染め上げているらしい。
「ねぇ、見たいの見たくないの?」
顔を真っ赤にしながら上目遣いで問いてくる。ちょっと待てカズマ君これ本気じゃん。
カズマ君これで完全に男に目覚めてんじゃん。
カズマ君がこうゆうのクセになったらどうしよう。
カズマたんハァハァとか言ってる書き込み見て「いい。慣れてる」とか言いながら見知らぬ相手のオナニー想像しながら抜くような子になったらどうしよう。
あれこれ僕責任重大じゃね?池沢家の皆さんに殴り殺されてもしょうがないんじゃね?
………………ていうかこんな夜中にこんな事してる時点で死刑じゃね?

そんな僕の背筋も凍るような妄想なんか知るはずもないカズマ君は、さっさと第2ラウンドに突入していた。
137ほもしょた 最後 11:2009/08/16(日) 00:03:43 ID:XPeNAeWf
膝立ちのままパンツの中に右手を突っ込みくちくちとちんちんを擦る音がする。
「っふ、…ふぅ、ふっ…」
カズマ君の瞑った目から生理的な涙がつぅっと流れる。快感に身を委ね、腰を揺らしつつ自慰を繰り返す彼はあまりにも扇情的だった。
ずれたハーフパンツから浮き出た骨盤の形が覗く。一心不乱に快楽に浸る彼に、僕も自然と手を伸ばしていた。
「あっ」
ハーフパンツを掴んで一気に引き摺り脱がす。カズマ君が驚いて足を開いたため太ももの所で止まってしまったけど、小ぶりなカズマ君の陰茎を間近で見る事が出来た。
「………」
カズマ君が左手をズボンにかける。
新たな力を加えられぽさっ、とパンツが床に落ちた。
タンクトップ一枚で必死にしごく彼を、そのままカメラに写したい。多分毎晩世話になることだろう。
「ん、んぅ」
自分の姿にさらに興奮したのか、とろりと透明な汁が先っぽから出てきた。
汗を吸い込んだタンクトップが胸にぴったり張り付いている。乳首のポッチリが小さな影を作っている。
「ん、くぅ、あぅ…」
彼の目線が僕から離れない。涙目で誘う彼にもう僕は我慢が効かなくなってきた。
がっ!と彼の肩を掴みそのまま体重をかけ押し倒す。
「うわっ!?」
どたんっ!
大きな音を立ててしまったが気にしない。彼に覆い被さり、身動きを取れないようにする。
「ばか!離れろ!!」
じたばたともがく彼を思い切り抱き締める。小さな体がびくりと跳ねた。
「僕にも手伝わせてよ」
「はぁ!?」
「触れてもいいんだよね…」
「…ひっ!!」
小ぶりなカズマ君のちんちんをきゅっと握りしめる。べたべたするそれをそのまま優しくしごいていく。

138ほもしょた 最後 12:2009/08/16(日) 00:06:39 ID:XPeNAeWf
「やめ!止め…!!」
彼がハーフパンツを引っ掻けたままの膝を閉じようとするけど、力の抜けた足は上手く動いてくれない。
フローリングをかかとで蹴り抗議するが、そんな事をしたら誰か起きちゃうよ、と耳元で囁けば、おとなしくなった。
「っうぐ!!」
余った皮を軽く引っ張ればカズマ君が悲鳴をあげる。
「………っつぅ…!」
先を弄れば眉を歪め切なそうに泣く。
「……っあ、はぁ、はぁっ、はぁ」
段々とスピードを早めれば、息は荒く早くなっていく。

可愛なぁ。本当に可愛い。

カズマ君は何時しか腕を僕の肩にまわしていた。腰を浮かし、頭をいやいやと振り、涙を流し、頬を染め、唇から溢れた涎が一筋の線をつくる。
ハーフパンツは完全に脱げ、両膝で僕の体を挟んでいる。
……開いた片手で優しく頭を撫でた。汗に濡れた髪から、シャンプーのいい匂いがした。
「お、お兄さん、もうっ!だからっ!!」
回していた腕を解き、僕の胸を両手で押して引き離そうとする。
「………いいよ、気にしないで出していい」
「…………ぁあっ!!」

びくんっと、彼自身から精が放たれた。
それは僕の寝間着を汚し、彼の浅黒い肌も白く汚した。
荒く息を繰り返し、果てたカズマ君は目を瞑って余韻に浸っている。

そっと彼から体を放し、部屋に転がっていた彼の携帯を手にとる。

パシャッ。

それから簡単に操作し、携帯を閉じて元の場所に戻す。
表示されていた時刻は3時20分。もう寝なきゃ、と彼の体をティッシュで拭って綺麗にしてやり、タオルケットを掛けてやると、すぅすぅと寝息を立てて眠ってしまった。

「………これどうしよう」
僕は着ているパジャマを見て呆然と呟いた。「………干してある翔太兄ぃの服を借りよう………」

この部屋に来た時と同じようにそぉっと物音を立てないように、出ていく。

パソコンの電源は落としておいた。

139ほもしょた 最後 後日談:2009/08/16(日) 00:08:42 ID:XPeNAeWf
これはただの後日談。
次の日の朝。明らかに寝不足な僕とカズマ君を見てみんなを起こしに来たパジャマ姿の夏希先輩が二本の指を頬に当て不思議そうに首を傾げた。
翔太兄ぃが何でお前が俺の服着てんだよ!とぎゃあぎゃあと叫びまくり、カズマ君がうるさそうに顔をしかめた。
子供達は朝からドタバタとはしゃぎまくり、お母さん達が大声で名前を呼びながら捕まえようとする。
ご飯食べたらすぐに昼寝しよう、と呟いた僕に朝から食べて寝てたら豚になっちゃうよ、と万作おじさんが笑いながら口にした。
画像が送られて来なかったぞ…と端から聞いたら意味のわからない話をしている消防三兄弟の横を、素知らぬ顔で侘助おじさんが通っていった。

今日は朝から素麺です。いただきまーす!!とみんなが元気に一緒のタイミングで発した。
カズマ君が箸を手に取ろうとしたとき、ポケットの携帯が鳴った。なんだよ、とカズマ君が携帯を開けば、うわぁっ!!と大声を張り上げた。
カズマ、うるさい!
食事の時に携帯は置いておきなさい!
思った事を口々に話す皆さんの視線の先には、携帯を背中の後ろに隠し、顔を真っ赤に染め上げたカズマ君がいた。

食事を終えた後、僕はカズマ君に何発もゲンコツを喰らう事になった………。



おしまい。
140名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:11:41 ID:bDr/WZUO
GJ!
カズマ小悪魔すぎるだろこれ……
141名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:11:44 ID:XCW596ud
ぐっじょぶううううう
何日も見守ってた甲斐があったぜ
142名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:11:55 ID:a2sDQDo7
乙です!健二の撮った写メが激しく欲しい(*´д`*)
143名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:12:44 ID:OPGtAg4Q
>>139

乙!
思う存分萌えたぞ
144名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:13:10 ID:KIqch+Ej
以上です(・ω・`)特殊な趣向を持つ方々が楽しんでくれればそれで幸いです。
漫画描きたいといってた方、こんな話でよきりゃどうぞー。うpしてくれたら光の速さで保存する。あとみんなちゃんと服着てください。

ホモはちょっと…な方には長々とスレを汚して申し訳ない。もし良かったら侘助×夏希のストーリーを考えているので希望が有ればまた投下します。
んじゃまたね。
145名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:17:35 ID:QWf/Emqt
乙乙!!!
文章うまいしギャグも笑った
何よりカズマが可愛かったよハアハア
次回の侘夏も期待してますお疲れさまでした
146名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 01:11:41 ID:VrVIY6gK
GJすぎる!!
特殊な趣向ドストライクで萌え死んだぜ
ありがとう、本当にありがとう
147名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 01:37:06 ID:0fhyIqAb
GJ!
いい夢みれそうだハァハァ
侘夏も期待してる
148名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 01:50:15 ID:flpXdxDn
>>144
GJ!寝る前に良いものが見れたよ!
やっぱカズマたまらねえ・・・
149名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 02:54:57 ID:feQFuryk
GJ
やっとズボンはける
150名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 03:00:44 ID:OPmg/B1m
GJです
カズマとネ申に無理矢理目覚めさせられた
責任とってまたハァハァさせてほしい
151名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 03:18:25 ID:h+GWZqd5
GJ
ようやく服着れるわ
152名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 03:20:17 ID:DUL2bWxT
それにしても、男×男で801行けってあまり言われないなんて佳主馬の魅力恐ろしすぎだろ。
153名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 03:26:17 ID:td+D8sjT
カズマはヒロインだろ? 主人公×ヒロイン…実に王道じゃないか。
154名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 03:28:16 ID:+3oW3lh5
カズマはショタで一番人気だしナツキや脇キャラだけじゃ
多分すぐ落ちるしなぁ
155名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 03:28:21 ID:bDr/WZUO
まあ、ショタは例外的にエロパロ板で許容されてるきらいはあるしな

カズマが可愛すぎるから行けないんだ
156名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 03:30:30 ID:DUL2bWxT
ナツキは侘助にべったりした時点で切り捨て確定だわ^q^
157名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 03:43:48 ID:4p6bgDYu
小説じゃ心理描写あるらしいが
映画じゃ普通の女子高生だよなぁ
158名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 04:31:54 ID:QoA5QH3g
ヤンデレ侘介×佳主馬(ちょっとエロ有り)書いたんだがアップしてもよろし?
過去設定とか勝手に作ってて誰もが楽しめる感じではないかもしれんのだが…

159名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 05:01:15 ID:kzQizaHU
まあ、大丈夫なんじゃないすかね?

>>156-157
角川小説マジオススメ
160名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 05:08:23 ID:+3oW3lh5
エロより話メインなら801のがあってるのでは
161名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 07:50:04 ID:QWf/Emqt
ショタエロはOK
話や会話中心は801
線引き難しいがハアハア出来るならいいよ

夏希もいいがアバターナツキのエロが読みたいわ
162名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 10:07:42 ID:rHibzRhM
>>144
GJ。お疲れ様。
自分もSS書いてる者だが、144さんの方が文才ありすぎて困る。
存分にハァハァさせて貰いました。気が向いたらまたエロカズマ書いてぇな。
163名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 10:09:45 ID:U5F9gB9d
>>140-143
先走りすぎだろw
164名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 15:44:24 ID:6zwD2XEs
普通に健二×夏希のラブラブエロエロが読みたいと思ってる俺は異端なのか……?
165名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 15:52:44 ID:+3oW3lh5
普通
でもキャラ人気を考えるとこの流れは仕方ない
166名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 16:48:12 ID:HbMt2XNC
>>164
同じく
167名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 16:51:04 ID:DUL2bWxT
>>162
後は作法さえ確りしてれば化けるやも。
168名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 16:51:32 ID:QWf/Emqt
普通
いくらでも読みたいものを主張すればいいし書けばいい
ただガチホモだけは801に行きなさいとね
169名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 16:52:27 ID:DUL2bWxT
ショタとホモの区別はつけろ。
170名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 17:11:39 ID:cStR47mH
とりあえず、みんなカズマが好きってのは良く分かった

俺も大好きさ!
171名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 17:15:15 ID:DFi4RP9i
由美おばさんと旦那とか
そういうのが見たいな
172名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 17:32:59 ID:uMmXXJDe
>>164 同じく

男×男ばっか
個人的に男同士が嫌いだから、なんでショタならエロパロでいいのか分からん
健二×夏希をもっと読みたい
あんまり書いてくれる人いなさそうなら自分で書いたのうpするけど
173名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 17:33:34 ID:QoA5QH3g
>>159
>>160
>>161
ありがとう。

そうだな話メインだから801かな。それかやっぱ自サイトに載せるか。

てか侘助の助の字をさっき間違えてた。消えたい。
174名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 17:34:16 ID:c19rpulM
需要あるか?
175名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 17:38:04 ID:h+GWZqd5
男だけどショタももちろんノーマルも全裸待機する
176名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 17:39:18 ID:igOhmP5D
すごく異端かもしれないが、
侘助×若かりし頃のばあちゃんが頭の中から離れない。
177名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 17:49:18 ID:7CTTiJHJ
ん〜確か侘助って41だよね。おばあちゃんが享年90歳。
5〜6歳くらいで引き取ったって考えると、・・・その時で55歳くらい?<おばあちゃん

エロは無理かもしれんが、でもそういうAVあるみたいだしなあ・・・ww
178名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 18:41:55 ID:3lo0R2Oe
乙!危なくそっち方面に行くとこだったわwww

できれば侘助のも頼みたい
179名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 18:46:55 ID:DFi4RP9i
男×男は801板があるんだから
そっちで良いと思うよ
180名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 18:58:30 ID:FlPILBmG
ショタコンの俺が言うのもなんだが、ショタ物も801板でやったほうがゴタゴタが起きなくていいと思うが。
181名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:05:32 ID:qzS7QCoQ
ショタはショタとお兄さんスレに投下すればいいんじゃね?
あそこ版権問わなかった気がする。
もしくは801板の棚スレ

侘夏期待してる
182名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:09:57 ID:g7HfeN4t
ショタ物を801板でやるのはどうなんだろう…
あそこはあくまで女性向けのスレで、そこをショタで埋めるのは申し訳ない…

なんなら、ショタ作品の投稿用にwikiでもつくろうか?
将来の保管庫もかねて。
183名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:56:55 ID:3OF4K3VU
>>172
おっ ぜひぜひうpして給ふ♪
漏れも健×夏の純愛きぼんぬ
184名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:01:59 ID:td+D8sjT
801板のおねえさま方もカズマには萌えてるし、当の801板自体でも、
エロパロより801への投稿の方がいざこざなくて良さそうとか言われてた。
ショタだろうがガチだろうが男×男なら801に分類されるかと思います。
801が全部プラトニックなわけでもないし、ガチエロ801もあるよ。

いや、保管庫は保管庫でまた別に期待しちゃうけども!
185名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:19:31 ID:7CTTiJHJ
うむ。男×男なら、ショタでもジイチャンでも801ですな
186名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:20:25 ID:28rDh9kh
>>180
言っちゃ悪いんだけど女の方がルールにうるさいような気が…
187名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:22:48 ID:+3oW3lh5
投下が少ないスレで更に減らす必要ってあるのかね…
ショタは一部の野郎向けでもあるし
188名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:23:49 ID:aoBTqin4
男×男は801板でいいんじゃね?
あっちでもカズマ人気あるしワビカズ派も需要ありそうだし、俺が読みたいおながいしますw
塚、男同士でもショタは板違なのか
初めて知った。


189名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:32:14 ID:GeboBsqk
投下前に注意書きがあればいいんじゃないの?
190名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:44:25 ID:nMQ4knVW
やっつけ過ぎてすまんが、保管庫的な物をつくった
http://www21.atwiki.jp/swars
ショタ物とかでここへの投稿が憚られる場合はこちらに投稿するのも一案かな、と
もう少し使いやすくしたいと思うので、何かあれば教えてください
投稿は左上の「@wikiメニュー」から「新規ページ作成」を
191名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 21:50:00 ID:td+D8sjT
>>186
少なくてもこのスレで男×カズマをやると快く思わない人はいるけど、
801の方で男×カズマをやって出ていけという人は居ないでしょう。

女×ショタならもちろん801板のおねえさん方はあれだろうけど、
男×ショタならおねえさん方もおいしく頂けると思う。

>>190
乙乙GJ!
192名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:19:17 ID:FZLNTHLw
>>190
乙乙乙!
何気に>18も入れて欲しかったりw
193名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:29:39 ID:OPmg/B1m
>>190
乙乙乙乙!
通販でもショタは男性向けにあるからうっかりしてた
気を回してくれてありがとう
194名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:43:02 ID:h+GWZqd5
>>190
超乙!
195名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:54:25 ID:uMmXXJDe
>>190 
乙!やっぱりエロパロにショタがあるのが嫌だった俺にとっては最高
書いてくれる人いなさそうなんで明日健夏うpする 多分
健夏で甘ったるい上にバカップル、しかもエロエロなんだが需要ありか?
196名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 00:01:28 ID:njry24W4
>>195
早くも、色々と準備して、PCの前で正座している俺がいる
197名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 00:05:09 ID:fI106h3a
>>70の者です
申し訳御座いません。
エロパートタイマーを書く暇が無く、停滞しております。
>>195さん
僕の分もぶちかましてください。
頼みます。
198190:2009/08/17(月) 00:09:25 ID:mKjnvva9
>>192
見落としてました、指摘ありがとうございます
199名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 14:58:56 ID:74S1KadV
とりまあげ
200144:2009/08/17(月) 16:35:24 ID:/d7EthwW
すいません(´・ω・)144です。
遅くなりましたが、侘助と夏希の話を投下したいと思います。
あとしょたほもで結構嫌な思いをされている方がいたみたいで申し訳ない。気をつけます。駄文ですが良ければどうぞ↓
201わびなつ 1:2009/08/17(月) 16:37:38 ID:/d7EthwW
俺が、この夏に抱いてきた希望。

それは、大切なあの人の喜ぶ顔が見たいという願望。あの人の笑顔は、俺にとっては夏の太陽程の眩しさを持っている。

たった一人で、たった一人のために。

あの人の元を離れ、遠い遠いあの地で必死にやってきた。
やっと夏に来るあの日の前にその光を掴み取る事が出来た。

十年かかった。時が立ちすぎて、もう俺の居場所が無くなっていたなんて…その時の俺には、知るよしもなかった。

婆ちゃんが、俺を笑って迎え入れてくれると思っていたから。

婆ちゃんが、俺を認めてくれると思っていたんだ。
他の奴らなんかどうでもいい。ただ、婆ちゃんにだけは。……俺を見て欲しい。

わかって欲しかった。

「………あんだけ怒鳴り付けれた人間がよくもまぁ、糸の切れた人形みてぇになれるよな……」

もう二度と笑顔を作る事の無いその人の傍で、ただボソリと呟いた。

俺がここに戻って来た理由。

婆ちゃんに、怒鳴られるためじゃねぇ。
婆ちゃんに、刃を向けられるためじゃねぇ。
婆ちゃんを、失望させるためじゃねぇ。
婆ちゃんと…お別れするためでもねぇ。



……………………祝福。

花束くらい、持ってくりゃ良かったんだ。

202わびなつ 2:2009/08/17(月) 16:42:14 ID:/d7EthwW
…今日はいろんな事がありすぎて、何が起きて何をしていたのか、ある程度落ち着いた今になって振り返ってみても、ほとんど覚えちゃいない。
他の奴らは、やれあれをしよう、これをしようと口々にしながらせかせかと足を動かしている。
どいつも自分にやるべき事を理解し、何をどうすればいいか考えながら、一生懸命役割を果たしているんだろう。
目的を失った俺は、奴らの中に入っていく気力もなかった。

………婆ちゃんにたくさんの愛情を注いでもらっていた奴らの中に、俺が入っていけるワケねぇんだ。

「おじさん、やっぱりここにいたんだ」

襖の開ける音に気付き視線を動かせば、遺体の傍に座っていた俺を見つけ、笑顔を見せる夏希がいた。

「よぉ、夏希。どうした?」
「えへへ、ちょっとね」

白いポロシャツにチェックのスカート姿の夏希は、俺からの挨拶に答えつつ俺の隣に腰掛け、両膝を抱えこんだ。

「…他の奴らはどうしてる?」
「おじさんおばさん達は明日のお葬式の用意で大忙しよ。でもね、やらなきゃいけない事はもう大体済ましちゃってるんだ。」
「へぇ」
「私も手伝ってたんだけど人手は充分足りてるから、夜も遅いし部屋に戻りなさいっておばさん達に言われちゃった」
「ああ、そうか。そりゃ人数はいるんだから、粗方の仕事は手っ取り早く片付けられるよな…」
「もうっ他人事みたいに!おじさんにも手伝ってってちゃんと言ってたじゃない」
「ん?悪いな記憶に無い」
「もーっ!!」

夏希がぷぅっと頬を膨らませながら俺の肩を小突いた。思わず顔が笑ってしまう。

203わびなつ 3:2009/08/17(月) 16:44:45 ID:/d7EthwW
「大体お前、彼氏はいいのか?他の男と密室で二人きりだって知ったらあいつ泣くぞ、多分」

「…二人きりじゃないじゃん」

夏希が婆ちゃんの方に視線を向ける。
つられて、俺も顔を前に向け婆ちゃんを見つめる。
安らかなその顔は、本当にただ、眠っているだけの様に見えた。
「…だから部屋に戻る前におばあちゃんに会いに来たの」
そうか、と一言だけ返す。正直、今は婆ちゃん以外の誰かが俺の傍にいるのが気に入らない。
婆ちゃんに愛されてきた人間。視界に入るだけで、ざわざわと頭の中が騒がしくなる。特に夏希、お前は特別なんじゃないか?

黒い瞳には太陽の光を反射している様に、目映い光が射し込んでいる。
その輝きを持った眼差しは、あの人のそれとよく似ていて。

……………落ち着かない。足を何度も組み換え、出ていこうかとも思い腰に力を入れた時だった。

「…………おばあちゃんとの思い出、たくさんあるよ」

不意に夏希が口にした。なんだ?と聞き返す間も無くぽつりぽつりと夏希が続ける。

「……おばあちゃんから朝顔の柄のね、浴衣貰ったんだ。お祝いだって…嬉しかった」
「…………」
「それにね。みんなでご飯食べてる時もおばあちゃんが何か一言でも言えば、みんな一斉におばあちゃんの方を向くの。当主の威厳よね、凄いなぁ」
「…………」
「私、おばあちゃんの孫で良かった。じゃなきゃあんな素敵な人、滅多に出会いそうにないもの」
「…………」
「喜んで欲しかったの」

204わびなつ 4:2009/08/17(月) 16:48:15 ID:/d7EthwW
いつの間にか、夏希の目には涙が浮かんでいた。滲んだ黒い瞳から、つぅっと一粒零れた。

「いろんな思い出、たくさんたくさんもらったの。たくさんたくさん、おばあちゃんにお礼がしたかったの」

表情を歪め、泣き崩れる夏希。手で何度も涙を拭うが、流れる涙に追い付けない。
ついには顔を両手で覆い、嗚咽を漏らす。

………健二君とかいったか。あいつなら、夏希の涙を止める術を知っているかもしれないが…。

俺にはどうする事も出来ない。
頭を撫でてやる?手を繋いでやる?適当な事を言って慰める?
俺らしくねぇよな、そんなの。
「…………っだけど、良かった…」
夏希が顔を上げ、俺を潤んだ瞳で見つめる。その瞳には、白い顔をした俺の姿が映っていた。

「おじさんが、ここに戻って来てくれて」

頭の中に、夏希のその言葉が響く。胸が何か、どす黒いものに染まっていくのが分かる。
「なんでだ」
「えっ?」

考えるより先に、自然と口にしてしまった。しまった、と思う。疑問を口に出してしまえば、抑えられていた感情が体の奥底から溢れかえってしまうから。
考えないようにしていた。他人がいる前で口にするなんてもっての他だ。頭の中を空にしていなければ耐えられそうにない、その感情。
特に夏希、お前だけには知られたくない。

205わびなつ 5:2009/08/17(月) 16:51:27 ID:/d7EthwW
「俺が戻って来て何が良かったんだよ」
勝手に唇が動いてしまう。止めようと思っても、止まらない。体もまるで動かない。
力が入らない。

「俺の居場所なんてどこにも無かったじゃねえか」

夏希は呆然としたまま、こちらを見ている。
「俺見て婆ちゃんが喜んでたかよ」

流していた涙は既に止まっている。

「他の連中なんか、明らかに俺を疎ましがってたじゃねぇか」

おじさん、と夏希が小さく呟く。

「婆ちゃん殺したの、殆ど俺のせいじゃねぇか!!」

俺は怒鳴り散らした。夏希が怯えているのが分かる。でも、止められそうにない。

「夏希」

名前を呼ばれ、夏希の肩がびくりと揺れた。
「夏希」

手を伸ばそうとすれば、夏希は座ったまま後退り、俺から離れようとする。

逃げた?
こいつ………俺から逃げんのか?

「おいっ、待てっ!!」
「痛っ!!」
がしっ、と夏希の白い腕を掴み寄せる。
腕の力の加減が効かない。みるみる打ちに、掴んだ部分が指の形に赤くなってゆく。

206わびなつ 6:2009/08/17(月) 16:52:39 ID:/d7EthwW

「おじさん、待って、落ち着いて」
「夏希、夏希お前だけなんだ」
「ねぇ痛いよ、手を離して…」
「お前、俺見付けた時すぐ駆け寄って来てくれたじゃねぇか」
「…おじさっ…!!」

体制を変え、そのまま夏希を押し倒す。その上に覆い被されば、夏希の顔がすぐ傍にある。
「っひ!!」
涙の後が残る頬に、べろりと舌を這わす。

「何するの…?ちょっと待って!!」
「受け入れてくれんの、お前だけなんだよ」「嫌!!」
「…黙ってろ」
「っ…………!」
騒がれてしまえば聞き付けた誰かがすぐここに来る。片手で夏希の口を塞ぎ黙らせる。

空いた片手で夏希の腕を抑え付ければ、夏希の細い筋肉に力が入っているのが分かった。それでももがく夏希に、もう一度顔を寄せ囁く。

「寂しいんだよ」

ぴく、と一瞬、夏希の抵抗が止んだ。

「………寂しいんだ」
207わびなつ 7:2009/08/17(月) 16:57:13 ID:/d7EthwW
もう一度頬を舐めあげれば、涙のしょっぱい味と、別の何か粉っぽい味がした。

「………お前化粧してんのか?まだ子供のくせに、色気づいてんなぁ。」
「…………」

抵抗を無くした夏希の腕から手を離し、服の中に手を差し入れ、細いなよやかな体を好きに触る。さらさらとした感触は、夏希がこの状況においても、まったく汗などかいていない事を俺に教えてくれる。

「ま、乳はでっかくなったけど」

夏希の胸に手をやれば、刺繍の施されたブラの感触と、その下の乳房のやわらかさが伝わってくる。
「………んん…」
夏希の耐える声が漏れる。
ブラごと乳を撫でまわせば、ブラも動いて邪魔をする。やっぱりこれは邪魔だ。
どうやらフロントにホックが付いているタイプのモノだ。なんとか片手でホックをぷち、と外し、邪魔なカップを脇の方にやる。

「……………!」

ブラに保護されていた乳頭が布に擦られ刺激され、ぽつ、と立っている。

「…ん、んん!!」
首を横に振り乱し、夏希が止めて、と目で訴える。散らばった黒く長い髪が肌の白さをより引き立たせる。
差し込んだ手で生乳を掴む。むにっ、と柔らかい乳房は、汗ばんだ俺の手に吸い付き、指を沈めた部分に合わせて形をかえてゆく。

「…んっ、くっ………」
夏希の顔にキスの雨を降らしてゆけば、閉じられた瞼の下から、じわりとまた涙が滲んでゆく。またそれはぽろ、と横に伝い零れた。

208わびなつ 8:2009/08/17(月) 17:00:00 ID:/d7EthwW
「んぅっ!」
頭を胸の位置に下げ、片方の乳に服越しに吸い付いた。乳房の先を大きく頬張り、舌を使い唾液を染み込ませてゆく。
「…んふ、んっ………んん…」
濡れてゆく生地に舌を這わせ、押し付ける。すればぴったりと引っ付いた生地に乳首の形が尚更浮き出て輪郭を露にする。
はぁっ、と熱を帯びた息を胸先にかければ、びくん、と夏希の体が反応し、乳房が上下にふる、と揺れた。

「なぁ夏希、もうあの彼氏とはヤッたのか」
口を塞いでいるんだ。返答は期待してない。ただ夏希は首を横に振るだけだ。
それが、問いに対するものなのか、それともこの行為に対してなのか。
「まぁ、どうでもいいけど」

膝を夏希の股に滑らせる。ぐいっ、と夏希の股関を膝で擦る。夏希の伸ばした膝がびくっと跳ねる。

掴んだ手で乳を揉みしだきながら、開いた襟元から露出している座骨に唇が吸い付く。
その時だった。

「…………」
夏希の唇が俺の手の下ではっきりと動いた。「………なんだ?」

この様子じゃ、叫ぶ気力も無さそうだ。
手の平をそっと口から離してやる。

「………もうやめて」

夏希が息を上げながら強い口調で言い放つ。
「今更?…いいじゃねぇか俺の事好きだったんだろ?」
「やめて!…何考えてるのよ、おばあちゃんの目の前で!!」

209わびなつ 9:2009/08/17(月) 17:02:29 ID:/d7EthwW


瞬間、俺の視界が真っ白になった。組み敷いた夏希も見えない。何も聞こえてこない。別の世界に連れて来られた様な気がした。

不思議で、頭だけを動かした。


…………横たわった婆ちゃんが、こちらに顔を向け、あの時と同じ視線を寄越していた。俺の方を、何か言いたげな表情で。何も口にせずに。

「………………………婆、ちゃん」

信じられない。蛇に睨まれた蛙の様に、まったく体が動かない。金縛り、そうとも言える。婆ちゃんが目を開けるのを望んでいたのに、胸には悲しみだけが拡がった。

「おじさん、わたしね」

はっ、と現実に引き戻される。婆ちゃんは顔を上に向けたまま、目を閉じ続けている。
視線を下に向ければ夏希の顔がある。
「私、ここに来たのはね、おばあちゃんに話したい事があったからなの」

組み敷かれているにも関わらず、先程まで凌辱されていたにも関わらず、いつもの黒く澄んだ瞳があった。

「これは、おばあちゃんにも、……おじさんにも伝えていなかった事」

その瞳に見詰められ、言葉が出ない。

「私、健二君の事が好きなの」

210わびなつ 10:2009/08/17(月) 17:04:58 ID:/d7EthwW
「……………」

「おばあちゃんが生きてる内には、芽生えてはいなかった感情。……だから、おばあちゃんに、伝えられなかったから」
「……………」
「それを伝えに、この部屋に来たの」
「…………」
「今…今私が一番好きな人は、…健二君なの」
「…………」
「だから、おじさん。おじさんには私抱かれない」
「…………」
「…淋しいかもしれないけど、ごめんなさい」
「…………」

何も……思い浮かばない。何も思い付かない。何も…考えられない。

ぽた、と夏希の頬に雫が落ちる。
夏希の涙とは違う。俺の流した涙だ。
今更気付いた。

俺は………泣いているのか。
なにを…………やってるんだ。

「だけど、おじさん」

夏希が、柔らかな声色で俺の名を呼ぶ。

「おじさんが一番好きなのは、おばあちゃんよね?」

夏希の、あの日射しを移したような光を宿した瞳に、涙を流す俺が映っている。

「…おじさんにもね、伝えていない事があるの」

211わびなつ 11:2009/08/17(月) 17:08:51 ID:/d7EthwW

その柔らかく、真っ直ぐなその瞳は。

「おばあちゃんはね」

俺の大好きなあの人と同じものだ。

「おじさんの事、本当に大好きだったのよ」

「………………っく…」

嗚咽が漏れる。

「だけど、おばあちゃん、その事おじさんに喋れなかった。おじさんも、おばあちゃんに言えなかった」

「……あ、……ああっ……」

「寂しすぎるから、そんなの」

夏希と、あの人の姿が重なる。

「……泣いていいんだよ。今だけ、私の胸で良ければ、…………必要として」

「……………っうあああああ!!」

夏希の胸にすがり付く。恥も忘れ、ただ大声で泣きじゃくる。
子供の頃だったら。こんな時。

大声をあげて泣いている俺の声を聞き付けて、早足で婆ちゃんが俺の傍に駆け寄ってきてくれた。
泣いている俺を胸に抱いて、優しい言葉をかけてくれる。

泣くんじゃない、男の子だろう?

そう言ってくれれば、俺はすぐ泣き止んだ。……でも婆ちゃん、すまない。

今は、今だけは。許してくれ。


212わびなつ 12:2009/08/17(月) 17:12:52 ID:/d7EthwW

「ぁぁぁぁ、うぁぁぁぁっ…!」

夏希の手が、俺の頬に添えられる。泣いていい、と小さく頷く。まるで婆ちゃんにそう言われている様に感じた。

なぁ、聞こえてんだろ、婆ちゃん。

俺、こんなに泣いてんだ。だから、今すぐ、………目を開けてくれ。

まだ話したい事があるんだ。
謝らなきゃいけないんだ。
感謝の言葉も伝えたいんだ。

生きていてくれたら。例え、足腰も弱くなって、立ち上がるのも大変だったとしても。

───それなら、俺がその手を取って。

ずっと傍に、いるつもりだった。


夏希の胸に、いくつもの染みが出来る。

熱い涙は、止まらなかった。

夏希の腕が、俺の頭を抱いた。
頭の上から、静かに泣く夏希の声がする。

その泣き声は、夏希の中の、何よりも綺麗な声なんだな、と頭の片隅で思っていた。
213わびなつ 後日談:2009/08/17(月) 17:15:26 ID:/d7EthwW
きっとこれはただの後日談。


お葬式の会場に、侘助さんの姿はありませんでした。
やっぱり、罪の意識が強いのか。悲しみの顔を見せたくないのか。

確か、昨日のお通夜にはいたと思うけれど…でも誰も話しかけれませんでした。
どんな言葉をかければいいのか、皆分からなかったのです。

出棺の時、朝顔の浴衣を羽織った夏希先輩が、下駄をカラコロ鳴らしながら走りにくそうに駆け寄って来ました。

「待って!!」
「な、夏希先輩どうしたんですか?」
「あのね、健二君……」

はぁはぁと息を切らす夏希先輩のその後ろに、みんなが一斉に顔を向けます。

栄お婆ちゃんの棺に蓋を締めようとしたまま、おじさん達がぱちくりと目をはためかせました。
「…………侘助」
「よぉ、悪いな」

ばさ、と手にした花束を肩に掲げた、侘助おじさんがいました。
大きな向日葵を何本もまとめて作られた花束は、侘助さんの色の濃いシャツに、よく映えていました。

「ああ、健二君」
僕の姿を見付けると手を上げ、頭を下げてくれました。
「……夏希の事、よろしく頼むぜ」
「えっ………!!」

後ろでウヒョー!と歓声が上がります。僕は、恥ずかしかったけど。
「はいっ!!よろしくお願いします!」
大きな声で、空にも聞こえる様に答えました。
「ああ。お前ならできるよ」
にっ、と笑う侘助おじさんがその後に胸が小さいが悪く思わないでくれ、と続けると夏希先輩がもうっ!とおじさんの背中を叩きました。

214わびなつ 後日談 2:2009/08/17(月) 17:17:28 ID:/d7EthwW

そして侘助おじさんが、おばあちゃんの棺の元へ向かいます。

侘助おじさんの頭のすぐ横に向日葵の花が合って。その後ろ姿はまるで、侘助おじさんが向日葵を抱き締めている様にも見えました。
*****************
「………婆ちゃん、待たせたな」

お祭り騒ぎでみんなに見送られるなんて、ほんと婆ちゃんらしいな。
抱えた向日葵を、婆ちゃんの胸の上に置く。
今の俺に出来ること。
何もかもが遅すぎて。
侘びの言葉も。
感謝の言葉も。
もう二度と、伝えられないというのなら。
僕から。
貴方に。
祝福の意も込めて。




……………せめて最後に、花束を。



おしまい


215名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 17:19:21 ID:/d7EthwW
以上です。駄文なうえに長いですが楽しんで頂けたらと思います(´・ω・*)
健夏マジ期待してるwwうぇwww
216名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 17:21:42 ID:ajiZWcwN
おいおい栄お婆ちゃんの前で背徳ヤンデレエロかと思ったら
感動させやがって

ハンカチ間に合わなかったじゃねえか、どうしてくれる
217名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 17:21:48 ID:RPdydXsc
>>215
乙!そのカップリングはドロドロかと思ってたけど読後感爽やかで良かった!

ってか健×夏も書いちゃえよwww
218名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 17:52:10 ID:K3YDsnyo
>>215
なんだこの感動作は!?
あなたは神ですか

健夏こいこい!!
219名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 18:14:39 ID:/aOqBAJw
>>215
神ぃな!
健夏に期待!
220名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 18:54:21 ID:pTYjgzBg
>>215
マジで涙がとまらんどうしてくれる…
221名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 19:07:29 ID:fowq331v
>>215
感動した。ワビナツでここまで感動できるとは思わなかった!
俺を泣かせるなんて…ほんとうにごちそうさまだぞこのヤロー!


ここではない何処かで健カズ待ってます///
222名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:30:01 ID:/aOqBAJw
健夏書いたんですけどいいですか?
文章能力ないけど、とりあえず。

大ばあさんの葬儀の夜。
今日、僕は夏希先輩に頬にキスをされ倒れてしまった。実に情けない・・・

。子供達にもヘタレなどいろいろ言われてしまった。そして、
意識を戻した僕は、家の片付けを手伝ったりして1日が過ぎてしまった。
夕飯のときはその話題が出なかったせいで、今のところくどく考えているわけだ

。そして今の現状に戸惑っていることもたしかだ。
同室に先輩とパジャマ姿で2人きり・・・。布団が2つ敷かれていて、その上

に僕達は向かい合うように座っている。先輩は前にボタンのあるYシャツ風のピ

ンク色のパジャマで、とても可愛らしい。
あぁ神様どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。
いたらどうか回想シーンを僕にください!

意識を失ってしまった僕の目を覚まさせたのは一本の電話だった。
「はい・・もしもし?」
「どうだい?調子は学校の男子の敵さん」
その電話は佐久間からだった。
「調子はって?」
てかどうして僕ソファの上に寝てたんだ?
「お前夏希先輩にキスして貰ったんだろ?」
え?・・・あぁそうか。キス・・さ・・れて?
見る見る顔が赤くなっていくのがわかる。
鼻から血が出そうなのを必死で抑えて電話に話しかける。

223名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:30:39 ID:/aOqBAJw
「なんでしってんだよ!お前!」
「いや。そりゃぁ説明してもらったし?」
・・・どうせ独身コンビに実況させたんだろ・・・。
「お前、絶対誰にもいうなよ!?」
学校の男に絶対に目ぇつけられてしまう。
数学しか取り柄のない僕にしてはそれは確実に危険極まりないことだ。
「わかってるよ。お前臆病だもんな。」
「う、うるさい!」
「うんとりあえず大丈夫そうだな。じゃ、ごっゆくり夏休みをエンジョイしておきな」
と佐久間は電話を切った。
プープーと電話の音が聞こえる。
「はぁ。」
でもちゃんと告白できたぞ!しかも嬉しいとまで言ってくれたし!
僕にとっては人生最大の一歩だった気がする・・・。

「おっ?起きたのか」
と後ろから声がした。
「翔太さん・・・。」
「起きたんなら手伝え。片付け」
「あぁ・・・はい。すいません迷惑かけました。」
と片付けの手伝いをすることにする。
今まで寝ていたんだろう。携帯の時計は午後になっていた。
少しは手伝わなくては。
224名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:31:10 ID:/aOqBAJw
そして、夕方になり、皆で夕飯を食べる時間になった。
その会話だ。確か。
最初は結構盛り上がって、楽しかったんだけど、突然の直美さんの一言で話

が変わったんだった。
「ところで、新婚ほやほやのお2人さんはどうなのかな?」
と僕と夏希先輩を見て言う。
しかし、僕は新婚というから奈々さん達のことだと思い、イカを食べていた。
「健二!」
「はい!」
「あんたたちのことよ?」
「え?っあ。はい!えっと・・・えぇ!?僕達まだ結婚してませんよ!?」
「いや。今更何言ってるのよ。」
「俺だって認めてねぇぞ!」
と翔太が立ち上がって言う。
「翔太ぁ。今更なんだから座れよ。」
と万助に言われ渋々座る。
「今更って・・・。」
と夏希は苦笑いをするが、まんざらでもなさそうだ。
「だってもう付き合ってるんでしょ?あんたたち。」
「えーえっと・・はい・・?」
と僕は夏希先輩を見る。すると夏希先輩は笑顔で頷いてくれた。
225名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:31:37 ID:/aOqBAJw
「ならいいじゃない新婚で。」
「いや、だから結婚したての人のことを新婚というのであって
僕達はまだ・・・。」
「いさぎ悪いぞ健二君!夏希ちゃんは僕が幸せにします!ぐらい宣言しろぉ!」
とそれに便乗し、翔太以外の親戚が騒ぎたてる。
「うっ」
っと僕は助けを求めるように夏希先輩をみるが、苦笑いを浮かべ手を胸の前で立

てて「ごめんね?」的なモーションをとる。
「えぇ!?ちょ・・せんぱ―」
「もうここまで来たら言うしかないよ?兄ちゃん。」
とパソコン持っている佳主馬くんが言った。
「えぇ!?」
「もうじれったいわねぇ!いいわ!今日あんた達は同じ部屋で寝なさい!」
そうだそうだー!と酔った皆様が言う。
「えぇ!?ちょっとそれは・・・」
恥ずかしすぎて寝れないと思う・・・僕。
「なんだぁ!夏希ちゃんは嫌とでもいうのかぁ!」
「いえっそんなことはっ!ないです。むしろ・・あの・・何というか・・・。」
「じゃあいいじゃないか!一緒に寝なさい!」
「はぁ・・はい。」
もうだめだ・・。この人たちを止めることはできない。さすがラブマシーンを倒し

た人たちだ・・・僕なんかが勝てるわけもなかった・・・。
「えぇっ!」
先輩は顔を赤らめて、びっくりしていた。
226名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:31:58 ID:/aOqBAJw
「うっわ。意思弱っ!」
そして佳主馬くんは僕に刺さるお言葉を・・・。

「へ・・へへ・・・。」
思い出して僕は苦笑いしかでない・・・。
「すいません先輩。僕の意思があまりにも弱かったために・・・。」
もう謝罪しかないよ・・・。
「ううん?大丈夫よ?それに健二君だから・・・」
と最後のほうを恥ずかしそうに言う。
(やっぱ先輩かわいいなぁ・・・。)
と僕の心の中でそんな余裕がないのにドキッとしてしまった。
「先輩・・・。」
「ねぇ健二君。本当に私のコト・・・好き?」
と僕の前に顔を近づけて言う。
僕は先輩の口が目に入る。というより入ってしまう。
ましてや、先輩のシャンプーいい匂いが鼻をくすぐる。
僕だって健全な高校生だ。下半身のモノも完全に反応している。
「健二君皆の前だからそう言ってくれたんだよね・・・。」
と悲しそうに目の前で言う。
227名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:32:19 ID:/aOqBAJw
僕はその質問に答えなくてはいけない。
長い間憧れていた先輩だ。嫌いなわけがない。本当に大好きのなのだ、と。
「ち、違います。本当に僕は先輩のことが・・・」
どんどん顔が赤くなっていく・・・。僕は目を一気につぶり、言った。
「大好きです。」
言えた。今度ははっきりと。
僕はゆっくりと目を開ける。すると、夏希先輩の目尻に涙が溜まっているのが見

えた。ゆっくりと体を元の場所に戻す夏希先輩。
「・・・ありがとう。言ってくれて。」
と涙を拭く先輩。
「・・・キス・・して・・?」
先輩が唐突に僕に言った。
「・・・はい。」
目を瞑り、キスを待つ先輩。
僕は先輩の肩に手を添え、ゆっくりと顔を近づける。
昼の失敗はもうしたくない。次やったら僕は男じゃなくなる。そんな気さえした。
僕は顔が真っ赤になり、鼻血も出ている。
それでもお構いなく、先輩の唇にキスをした。
228名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:32:47 ID:/aOqBAJw
もう何分たっただろう。いや何秒か?
先輩が僕の後ろに手を回し、がっちりホールドしている。僕も先輩を抱きしめ、

唇を離さない。
しばらくして、先輩は僕の唇を軽く甘噛みし、僕もそれをする。そして舌を絡ませ

る。
そして、満足したように先輩は離れる。口から銀の糸が出るように離れ、僕達

は見つめあった。
もう恥ずかしさで死にそうだ・・・。
それは先輩も同じなようで、耳まで赤くなっていた。
「ありがと・・・。」
と笑う先輩。その姿はいままで見てきた笑顔よりも可愛く、愛しくなるような笑顔

だった。
「先輩・・・。」
「彼氏なんだから先輩はやめようよ。」
「で、でも・・・。」
「まあそれが健二君か。ん?」
と先輩が視線を下げた。その視線を追うと、そりゃ僕を見ていたところから視線

を下げれば股間があるわけで、一連のことをすればそりゃ起つわけで。
「こっこれは!その・・・。」
「・・・する?」
「えっ!?」
「いいよ?・・・健二君なら・・・。」
「いいん・・・ですか?」
「しようよ。私も・・・その・・してみたいし・・・。」
まさか先輩がそんなことを言ってくれるなんて・・・。
あぁ佐久間。本当にこの夏のことは忘れたくなくなるよ。
229名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:33:25 ID:/aOqBAJw
「いい?」
「え、はい。僕も、その・・・先輩が好きですし、どちらかというとしたいです。

・・はい。」
「じゃきて?」

僕は夏希先輩を抱きしめる。
そして布団に押し倒し、再び唇を奪う。
夏希先輩はそれを受け入れてくれ、舌を絡ます。
「胸・・触っていいですか?」
「ん、いいよ?」
承諾を受け、そして、またキスをしながら服の上から胸を触る。
「ん・・んン。はぁ」
「やわらかいです・・・。」
「い・・言わなくて・・・いいよ・・・。」
そして、パジャマのボタンを1つずつ外し胸を露にする。
そして、僕は露になった夏希先輩の胸を再び弄り始める。
「はぁ・・はぁ・・健二君。」
「先輩・・・。」
と再びキスを交わす僕達。
先輩の胸の先に硬いものがあり、僕はそこを弄りはじめる。
230名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:33:49 ID:/aOqBAJw
「あンっ・・健二君・・・。」
「先輩・・・乳首硬くなってます。」
「そ、それは・・・健二君がいっぱい触るから・・・。」
僕はひっぱたりして乳首を攻める。
「ダ、ダメぇ・・乳首やめて・・・。ンン!」
僕は先輩の要求を受け入れず、先輩の乳首に吸い付く。
「いやっ・・・乳首吸わないでぇ・・アンッ!やめっ」
吸ったり舐めたり甘噛みなどをして、首筋まで舐めていく。
すると、夏希先輩の体が急にビクつき、体が動いた。
「先輩・・・イッたんですか?」
「うぅ・・・健二君が弄るから・・・。」
僕はそういう先輩を見て、本当に愛しく思った。
僕は先輩の耳元に顔をやり、
「今の先輩・・・とてつもなく可愛いです。」
とささやく。
すると、先輩はより顔を赤らめ、涙目になる。
「健二君のばか。」
「先輩・・・下も脱がしていいですか?」
「・・・いちいち訊かないでよ・・・。」
と小さく先輩が言ったので、僕は遠慮せず、パジャマのズボンを下ろし、
下着姿にした。
「あんまり・・・見ないで・・・その、は、恥ずかしいから・・・。」
と先輩はまたもや小さく言ったが、僕は聞こえなかったフリをし、まじまじと見る。
「先輩・・・下着が濡れてます。」
「い、言わないで〜・・・。」
僕は恥ずかしがる先輩のマンコを下着の上から触り、上下に動かす。
231名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:34:15 ID:/aOqBAJw
「ちょっ・・あっそこはっ」
と触っているうちに、なにか指か硬いものが引っかかる感触になる。
「ここは・・・」
と僕が先輩の硬くなったクリトリスを触ると先輩が声を上げた。
「んんっ―・・・。」
「我慢しなくていいですよ?先輩。」
僕はクリトリスを弄るのをやめ、下着を上に引っ張る。
「あっ!ヤンッ!だめぇ食い込んじゃうぅ・・・。」
下着がマンコに食い込み、マンコの肉が出てくる。
しっとりとそこから愛液が垂れ、より僕を興奮させる。鼻血も詰め込んだティッシ

ュに染みこんでる・・・。
「下着脱がしてぇ・・・健二くぅん・・・」
と先輩が涙を流しながら言うので、僕はご希望通り下着を脱がした。
「先輩・・・大丈夫ですか?」
「う、うん・・・大丈夫・・かな?」
「舐めますよ?」
「う、うん。」
僕は露になった先輩のきれいなマンコを舐め始める。
「愛液がいっぱいだ・・・。」
「言わないでって・・・。」
僕は先輩のマンコを広げ、口をつける。左手でクリトリスを弄りながら、吸う。
「だめぇ・・吸っちゃだめぇ・・・!ヤッ!あっあっ!んんん!」
憧れの先輩がいやらしい声を上げる。僕は本当に嬉しくなり、やる気がでる。
「あぁぁああぁあ!イッちゃう!イッちゃうぅぅ!」
とまた先輩の体がビクついた。
僕の顔に生暖かい先輩の液がかかり、先輩がイッたことを実感する。
くったりした先輩の唇にまたキスをすると、先輩は受け入れてくれる。
しばらくして、先輩が口を離すと、
「次は健二君が私にイかされる番ね。」
といたずらっ子のような笑みで微笑んだ。

続く?
232名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:34:55 ID:/aOqBAJw
なんか長くてすいません・・・。
あと、ほんと文章能力なくてすんません・・・。
233名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:50:58 ID:/+g0cvhz
謝るぐらいなら投下するな。やるならやるで胸を張れ。
234名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:53:36 ID:/aOqBAJw
はい!
どうですか!がんばりました!
235名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 22:00:45 ID:Jc1zeSxg
もっと取引先に言うみたいに。
236名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 22:03:51 ID:/aOqBAJw
えっ・・・。
わが社なりに経費を出し、開発に取り組んだものです。
検証はしてませんが、それなりの・・・
って知りませんよ!僕自営業ですし!
237名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 22:36:21 ID:74S1KadV
>>222-231

くっ…!先を越された…!しかも文才がある…だと…?
>>195の者です。
ひゃっほーい!健夏ktkr!
もう俺の出番はないぜ!
238名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 22:44:56 ID:/d7EthwW
>>237
え、そんな事言わずにお願いします(´・ω・)
>>236もgjです
239名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 22:49:35 ID:dGXVagGN
なんかエロパート書いてる途中でヤられてしまった(~_~;)
>>70です。
もう書かなくて良いような気がしてきた・・・。
240名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:02:38 ID:WLEYX5pn
気にせずUPしていいんだぜ。

書きたいものはどんどん書いて欲しい
241名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:04:34 ID:hoNtPc6U
一言言わせてもらうと
お前の出番は
24270:2009/08/17(月) 23:10:33 ID:dGXVagGN
無いですね
わかってます
243名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:19:05 ID:Ixh4DV2R
おいおい
一度やろうと決めた事を結果も出ないうちに引っ込めるとか……

お前ら栄お婆ちゃんの前でもう一度言ってみろ
244名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:41:40 ID:VA5zHB2G
>>215
ハンケチびしょびしょじゃねぇかどうしてくれる...っ
245名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:47:11 ID:74S1KadV
>>245 

お前の言葉に全俺が泣いた。
よし、うpすることを決意した。
246名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:49:29 ID:74S1KadV
ごめん、すごくごめん、訂正

>>245 ×
>>243 ○
247健夏01:2009/08/17(月) 23:51:34 ID:74S1KadV
以下健夏。まあ読んでくれたら猛烈に嬉しい。>>245の者です


「あのぅ…夏希先輩…」

僕こと小磯健二は、目の前にいる仮彼女である篠原夏希に恐る恐る声を掛けた。
真っ昼間で縁側に座っているなら話は別だが、今は夜中だし、しかも同じ蚊帳の中で二人で布団に横たわっているという事実が非常にまずい。
いくら草食系男子日本代表(数学オリンピックは日本代表なりそこね)とはいえ、健二も高校2年生の健全な男子だ。
1つの布団に女性と、しかも学校のマドンナ級の美女と寝るとなると危ない妄想の1つや2つぐらいしたって普通だろう。健二は少し妄想しただけで鼻血が吹き出しそうになった。

「健二くん、どうかしたの?」

一方の夏希も夏希で、何ともないような顔であっけらかんとしている。
ここまであっさりしていると、かなり緊張している健二がおかしく見えるくらいだ。

「いや…、あの…、いきなり蚊帳に入ってきたからどうしたのかと思って…」

「だって健二くんと一緒に寝たかったんだもん」

上目遣いで甘えたような口調で喋る夏希は、やはりかなりの魅力を感じる。
真夜中で周りが暗いからばれなかったものの、健二の顔はきっと茹だこ状態に違いない。
健二はそのセリフだけで鼻血ものだが、何とか理性を保って冷静(なフリ)になる。

「じょっ…冗談はやめて下さい!」

「あははは!健二くんったら、本気にしちゃった?」

けらけらと笑う夏希を前に、健二はがっくりとうな垂れる。

(やっぱり嘘かよ…)

そんな落ち込む健二を尻目にけらけら笑い続けた夏希だが、急に健二の目を見据えてこう言った。
248健夏02:2009/08/17(月) 23:53:19 ID:74S1KadV
「ねえ健二くん、……昼間に言ったことって、本当?」

「えぇ?」

健二は間抜けな声を出した後に、昼間に目の前の夏希に「大好き」なんて言ったことを思い出した。
確かに夏希は憧れであり、まあ恋焦がれている相手でもあるが、夏休みが終わったらもう縁はないと思っていた。

「答えて、健二くん。これを聞くために来たの。昼間だと、親戚のみんながいるし…」

夏希は健二の手首を彼女なりの精一杯の力で握り締め、もう一度健二の目をしっかりと見つめた。
昼間に言ったことは、健二の本当の気持ちであり、一切嘘偽りはなかった。
だが、ここで本当だと言ったって、夏希はきっと自分など見ていないだろう。
健二はやけにネガティブシンキングな思考回路になり始めた。

だがここで違うなどと答えることも健二には出来なかった。
根っからの正直者で、嘘は絶対に吐けない性質の健二は、夏樹の漆黒の瞳を見つめて、すこしの間をおいてこう言った。
249健夏03:2009/08/17(月) 23:54:06 ID:74S1KadV
「好きです、大好きです。夏希先輩のことを、ずっと好きでした」

自分でも何を言っているか分からないくらい、すらすらと言葉が出た。
鼻血も出ず、赤面もせず、逆に健二が夏希の細い手首をしっかりと掴んで、夏希の目を見つめて言った。
夏希も夏希で、弱気な性質の健二がこんなにはっきりと自分に気持ちを伝えると思ってもいなかったらしい。
ぽかんとした顔で健二を見つめ、その後に逆に夏希が真っ赤になった。

「ほ…本当?」

「本当です、自分嘘吐けない性質なんで…」

佐久間にもよく指摘されるが、健二は嘘を吐くのが苦手、というより無理だ。
だけどその分、正直という長所でもある。

夏希は健二の目を潤んだ瞳で見上げ、「本当?」ともう一度聞いた。
昼間には強気な癖して、夜になると随分と弱気で女の子らしくなるんだなあ、と健二はまたそのギャップにときめいてしまうのだが。

「本当です!僕だけなんか恥ずかしいじゃないですか!夏希先輩はどうなんで…すか?」

やっぱり健二も健二で恥ずかしいらしく、お互い真っ赤な純情カップルは見つめあいながら「本当?」「本当です」という言い合いを繰り返した。
よく飽きないな、バカップルめ。

「健二くんは最初バイトの相手くらいにしか思ってなかったの。でも、どんどん好きになっちゃって…」

(かっ…可愛い……)

「いっ…今は大好きっていうかその…えっと…」

普段見せない弱気な態度の夏希のギャップに、健二は可愛いと思うばかり。
やけに潤んだ目、上昇した頬、白のワンピース、ワンピースに負けないくらい白い肌、うなじを伝う汗、か細い声……
夏希の可愛らしい一面に、健二は射抜かれるばかりであった。

「だっ…だからその…夏希って呼んで…?」

上目遣いで健二を見据えながら、夏希は可愛らしいおねだりをした。
これで頷かない男なんているのだろうか。
250健夏04:2009/08/17(月) 23:54:51 ID:74S1KadV
「なっ…夏希」

「もう一回!」

「っ…夏希!」

健二はあたふたしながらも、しっかりとした声で夏希、と呼んだ。
それこそ恋人にかける様な、甘い包み込むような声で。

それからどれだけ経っただろうか。
甘ったるい新生バカップルは、「本当に好き?」「大好き」「私も健二くんが好き」なんて歯が浮くようなやり取りを続けている。
そんな最中に、夏希がこれまた甘い声で、


「キスして、健二くんから唇に」


と囁いて、薄い瞼を閉じた。

これまた途轍もなく可愛らしく、健二は危うく理性が吹っ飛びそうになったが、なんとか必死に堪えた。
目の前にいる夏希の肩を掴み、少しずつ引き寄せていく。


―――そして健二は夏希に、薄く「ちゅ」とキスをした。

251名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:55:08 ID:LIVMLbZr
252健夏05:2009/08/17(月) 23:55:34 ID:74S1KadV
「もう一回」

夏希は真っ赤な顔で、健二に小首を傾げながらねだった。
健二も健二で、真っ赤な顔で要望に答える。

そうして何回薄いキスが繰り返されただろうか。
夏希の次なる要望が発せられた。

「もう少ししっかりしたキスして、今のじゃ薄すぎ」

初めてしたキスに要求されても困るんだけど…と健二が困っていると、夏希の顔がもうすぐ目の前にあった。
夏希に健二が組み敷かれているような体制である。

美少女が目の前にいるとなると、やはり緊張はする、が。
そんな緊張などしている暇は無かった。

夏希から健二に深いキスをしたのだ。
10秒…20秒…と刻々と時間は過ぎていく。健二にとっては1時間にも2時間にも感じられた。
そんな短い時間の中で、健二の中で何かが吹っ切れた気がした。

「僕だって男なんですよ?」

組み敷かれていた状態から逆転し、今度は健二が夏希を組み敷く形になった。
いくら弱弱しいとはいえ、一応男子高校生。力はあります。

「やっ、もう健二くんったら〜」

夏希はいつもの調子で健二をからかう。
健二はそれを物ともせず、吹っ切れた理性を保つのに必死だった。
253健夏06:2009/08/17(月) 23:56:26 ID:74S1KadV
「健二くっ……んぅ…」

夏希の口から甘い吐息が漏れる。
それがさらに健二の理性をふっ飛ばさせ、キスが深いものになっていく。
唇を甘噛みし、口内にするりと舌を潜り込ませて、歯列をゆっくりとなぞる。
舌を歯の間に潜らせ、お互いの舌を絡ませると、気がおかしくなりそうだった。

「んぅ…っぁ…」

さすがにお互い苦しくなってきたのか、唇をゆっくり、それこそ名残惜しそうに離すと、透明の唾液が糸をたらりと引いた。
夏希も夏希で抵抗せず、むしろ甘えているかのように健二の肩に手を回す。

夏希の白いワンピースを捲り上げると、淡い水色の下着が晒された。
白い肢体によく映えていて、それがまたいやらしい。

「上下、お揃いなんですね、可愛い…」

「やっ…もぅ…恥ずかしいこと言わないでよ〜…」

夏希は恥ずかしそうに健二を叩くが、あんまり威力はない。
というより、今の健二には夏希の全てが可愛く見えて仕方がない。
254健夏07:2009/08/17(月) 23:57:05 ID:74S1KadV
とりあえずブラジャーのホックを外そうと試みるが、さすがに童貞健二、女性下着の外し方など知る由もない。
恥ずかしながらもあたふたしていると、夏希がくすっと小さく笑った。

「外し方、知らない?」

小悪魔らしい笑い方で、夏希が背中のホックをいとも簡単に外した。
だが外した後急激に恥ずかしくなったらしく、布団の上に転がっていたタオルケットを胸元に引きずり寄せた、が。
透き通るように白く、形のいい胸と、その中央にぴんと硬くなった淡いピンク色の蕾が、健二を可笑しくしてしまいそうな程に魅力的だった。

「すごく…綺麗ですね…」

初めて見る女性の胸はこんなものかと、健二は感嘆の声を漏らすと共に、自分の中でどんどん性欲が高まっているのを感じた。
愛する人の体とは、こんなにも美しいものかと。

「健二くんったら……っ…」

夏希の胸に、健二は恐る恐る手を伸ばした。
絹布の様に滑らかなそれは、確かな弾力で健二の指を胸に食い込ませていく。

「んっ…っぁ…ひぅ…」

ほんの少しの愛撫だけなのに、夏希はか細い喘ぎ声を漏らす。
先端の蕾が、どんどん硬く、ぴんと張ってきたのを健二は見逃さなかった。
試しにぴん、と軽く指先で弾くと、夏希の細い身体が小さく仰け反った。
255名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:00:17 ID:74S1KadV
>>254 までの者です

ぎゃぁぁぁぁぁぁ

眠気が襲ってきて死にそうなので、明朝に続きをうpします
中途半端でサーセン!
256238:2009/08/18(火) 00:03:17 ID:cYnOxIUX
>>255 いやいや、wktkして待ってる。>>70も待ってる。

俺…255さんの投下が終わったらスク水夏希の話書くんだ…
257名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:06:14 ID:pafSFo4b

二人の会話とかすごく「らしい」と思う
甘酸っぱすぎて読んでて照れるなw
これは後半も期待せざるを得ない
258名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:13:56 ID://b0Ph3l
おいおいおい何だこの盛り上がり様は…神小説が次々と投下されている…ありがてぇ…

>>256
スク水夏希も期待してる
259名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:24:40 ID:y9UYOmJD
うはww祭すぎるww


いいなぁこんな恋してみたいなぁ。ふぅ…
260名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:31:52 ID:vh5Ek+aj
あるからー
もっと自信持てよみんな

>>236ワロス
261名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:33:13 ID:vh5Ek+aj
>>255
乙乙!
262名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 07:56:35 ID:n6Ri3I3f
ちょっと見ない間に神がたくさん!?

やっぱ健夏はたまらん!
263名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 10:06:49 ID:u4VUjk15
好き好き言い合うとこでニラニラしてしまったw
264名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 11:47:51 ID:vh5Ek+aj
朝が


終わる・・・!
265健夏08:2009/08/18(火) 14:15:03 ID:DK8u0RW2
遅くなってさーせん!
コンビニバイトが早朝からで死にそうだww
続き逝きます


「っ…ひぁ…ぁぁああっ…!」

喘ぎ声は一層高くなって、それと共に健二の理性は跡形もなく消え去った。

「ぁっ……んぅ……!」

軽いキスを夏希に繰り返し、時折深いキスを落とす。
夏希の目はとろりとし、軽く上昇した頬と紅く濡れた唇が嫌に魅力的だ。

健二の性欲はとどまることを知らず(まあ、高2で童貞だし)、夏希の胸に薄く舌を這わせた。
只でさえ感度がいい夏希だ。指であそこまで感じるなら、舌で舐めあげられたらどうなるのだろうか。
健二はおぼつかない舌使いで、夏希の胸を唾液を塗りたくるかのように薄く舐め上げる。
健二の唾液でてろりと光った夏希の胸は、月明かりに照らされ、何か神秘的な物の様にも感じられた。

「ぁっ…健二くっ……ひぁぁああああっ…!」

薄く胸を吸いながら、途中でまるで悪戯のように先端を甘噛みすると、夏希の身体がさっきとは比べ物にならないくらい仰け反り、
健二にくったりともたれかかる形になった。
266健夏09:2009/08/18(火) 14:15:50 ID:DK8u0RW2
健二は左手で胸を弄繰り回しながら、右手をするりと夏希の秘部へと潜り込ませた。
くちゅ、ぴちゃ、といやらしい水音が狭い畳の部屋に木霊する。
先程のブラジャーとは違い、健二は簡単に夏希の下着を細い脚を通して外した。
透明の露でひたひたになったそれは、ぐちゅ、と音を立てて畳の上に落ちる。

「ひぁ…ぁ…んっ…!」

「せんぱっ…夏希、すごく可愛い…」

健二は改めて夏希のことを呼ぶと、心なしか夏希の顔が綻んだ。
相変わらず左手は胸に、右手は秘部を弄り、時々悪戯とばかりに上下の蕾を摘んだり甘噛みしたりすると、夏希は一際大きい喘ぎ声を上げる。

「ひぅ……っ…ぁぁあああぁあっ…!」

膣内に潜り込ませていた中指が締め付けられる感触がして、中指を外すと、先程とは比べ物にならない量の蜜がどろりと溢れ出た。
健二は夏希がイったと分かると、ますます夏希を愛おしく感じて、夏希の頬に薄くキスを落とした。

健二は夏希の頬から唇を離すと、今度は秘部に唇を這わせた。
少し舌で刺激するだけで、夏希の秘部はとろりと濡れ続け、膣内に舌を潜り込ませただけで、二度目の絶頂を果たした。

「ぁぁあああっ!イっちゃっ…またイっちゃ…ぁああああっ…!」
267健夏10:2009/08/18(火) 14:16:26 ID:DK8u0RW2
それから夏希はしばらくくったりと健二にもたれかかっていたが、急に健二の上に馬乗りになった。
余韻に浸っていた健二はいとも簡単に夏希に押し倒される。

「私ばっかイかされてるじゃない!次は健二くんの番だからね!」

そう言うと夏希は、健二のパジャマのズボンを下着もとろもに勢いよく引き摺り下ろした。
引き摺り下ろすと、夏希には予想もつかないほど大きくなった健二の物があった。

「健二くん、私でこんなになってくれたんだ…、嬉しいな…」

夏希は細くて白い指で下の方を擦りながら、先走りが滴る鈴口に舌をゆるりと這わせた。
ちろりちろりと動く舌の心地よさに、健二は思わず呻き声を上げる。

段々と夏希のペースも速くなり、健二は夏希の口内に白濁の液をぶちまけた。

「これでおあいこねっ」

夏希は満足そうに微笑むと、また布団にころりと転がった。
健二は夏希の上に跨り、もう一度深いキスを落とす。

これから本番!と行きたいところだが…
268健夏11:2009/08/18(火) 14:17:00 ID:DK8u0RW2
「健二くん…、来ても、いいよ?」

「はい…、あ、でも、僕今避妊具持ってないんで…」

健二はまさかこんなことになるとも思わず、避妊具など持ち合わせてはいなかったのだ。
佐久間に持ってけと言われても無視したことを思わず後悔してしまう。

「でも、いいよ?健二くんと、その……ひとつになりたいし…」

(かっ……可愛すぎる!これは反則だろ…)

夏希の上目遣いに、健二の留め金は破壊した。

夏希のとろとろになった秘部に健二は恐る恐る物をあてがうと、勢いよく中に押し込んだ。
かなりの締め付けにすぐにでも果ててしまいそうだが、健二は接続部を見て驚いた。

夏希の透明な露と一緒に、微量の血液が混じっていた。
よく見ると、夏希は喘ぎ声と一緒に少し痛そうな声を上げていた。

「あの、夏希って…僕が初めて?」

健二はてっきり学園のアイドル夏希、性行為の1回や2回、こなしていると思っていた。
だがまさか、夏希の初めてが自分だとは…、考えてもいなかった。

「んっ……んぁあっ!そう…だよ?…初めては本当に好きな人じゃないと…、んっ!」

自分がその本当に好きな人なのかと思うと、健二は途轍もない嬉しさがこみ上げてきた。
夏希の喘ぎ声が高くなると共に、腰の動きも速くなっていく。
269健夏12:2009/08/18(火) 14:17:33 ID:DK8u0RW2
「ぁっ…ぁあっ!…んっ、っぅ……!もぉ…イっちゃ、ぁあぅ!」

夏希は健二にしがみ付きながら、甘い声を上げる。
健二も腰を動かしながら、夏希の膣内が先程の愛撫とは比べ物にならないくらい締まるのを感じた。

「夏希っ…!」

「健二くっ…ぁあっ!イっちゃぁああ…!ぁぁああっ!」

健二は夏希の膣内に途轍もない量の白濁を放ち、ゆるりと物を抜いた。
二人で抱き合いながら余韻に浸っていると、夏希が健二の頬を抓った。

「痛っ!なにするんですか!」

健二が夏希の顔を見ると、夏希は怒ったような、嬉しいような、悲しいような、途轍もなく可愛い顔をして健二を見つめていた。

「避妊具なくていいって言ったけど、出しすぎ…」

夏希は下腹部を押さえながら苦笑いで、健二の胸に飛び込んできた。
健二はどうすることも出来ず、あたふたするばかり。

「すっ…すいません…」

「という訳で、ちゃーんと責任とってよね?」

夏希は健二の唇にフレンチキスを落とすと、「もう一回、ね?」と可愛くねだってきたのだった。


              おわり


270名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 14:20:51 ID:DK8u0RW2
>>247->>254
>>265->>269 の者です

どうも、遅くなってすみません
エロシーンが苦手なくせに頑張った駄文でございます
健夏でもう一本書きたいのですが、今の文章能力だと…ww

健夏好きだ!
271名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 14:32:36 ID:RrfE08HP
>>270
GJ!すごくよかった
苦手って、ほぼ全てエロシーンじゃないかw
次もガンガン書いてくれ
272名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 14:34:26 ID:vh5Ek+aj
>>270
GJだぜー
273名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 14:37:28 ID:DK8u0RW2
>>271

ほぼ全てエロシーンw
それは、俺がエロいからであって…
次も暴走しますw

>>272

さんくす!

274名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 15:30:17 ID:4vzxQuja
gj!!!
275名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 16:11:37 ID:Wtfw/oSh
GJ!!
276名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 18:10:36 ID:n6Ri3I3f
ありがとうございまぁぁぁぁぁぁぁぁす!!
277えrちゅい:2009/08/18(火) 18:46:50 ID:+T6rFw1j
業界最大!!

萌え萌えな彼女をゲット!!

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278名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 18:59:28 ID:C4mpgUEv
待て、これはラブマの罠だ
279名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 00:14:45 ID:oQBARKN0
アバターで言えば萌え萌え担当はナツキで燃え燃え担当はキングカズマだな
280名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 00:32:22 ID:oQBARKN0
あ、あと絡みレスなんであまり書き込みたくは無いが…
>>270のSSは非常にGJなんだが、>>172>>195の態度は話を投下してくれた人に対して物凄く失礼じゃまいか?

いや、ショタものを嫌うのは分かる(俺も男だし)けれどもなんかモニョる……。嫌い嫌いだと完全否定していて、自分が好きなカプになると騒ぐところが…('A`)
話を作ってくれた人や楽しんでいる人に対して喧嘩売ってんのかと。ワザワザ書かなくてもいいじゃねぇか。確かにエロパロにショタは合わんとは思うけれども…


長文でスマソ。ただ、ちょっと気になったもので。
281名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 01:04:05 ID:0uRYsxzU
嫌なもんスルー出来ない子供ってだけだろ。
282名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 02:15:38 ID:vh0bvytF
なんでわざわざ蒸し返すかな
男性向けのエロのなかでもホモショタは好き嫌い以上に人を選ぶからだろう
まあ俺は注意書きがあればいいと思うが、わざわざ蒸し返して流れを悪くする必要もないだろ
283名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 02:28:15 ID:oQBARKN0
>>282
いや、スマン。なんか本人が自己主張強くて、ちょっとモニョモニョしてしまったんで…。中には謝罪している人もいるのに、それもスルーしてるからさ

…確かに今更な話だな、雰囲気悪くしてごめん
284名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 02:38:19 ID:QaVINxx6
一言だけ言っておくけど、ショタコンの大部分は男性だ
285名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 02:47:51 ID:tg2x8/WG
>>280
俺もそれ思ってた

まぁ今後は801で、ってことになったみたいだしSSGJというだけで終わらせておこう
286名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 04:58:35 ID:ScY6xBGq
押し入れから「おじさんとわたし」引っ張り出して大家族の前で朗読したい。
287名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 05:00:30 ID:l0ngmqck
高3にして「若気の至り」という言葉を使ってしまえるところがさすが夏希先輩
288名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 05:47:31 ID:ScY6xBGq
まぁ俺もその頃には黒歴史のひとつやふたつありましたからね。
気にすること無いッスよ。

そう宥めつつ、朗読は最後まで続けたい。
289名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 12:17:24 ID:zebrnV5s
>>288
本人が嫌がることをやって楽しいの?

お前は暴力的な人間だね。
290名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 12:56:03 ID:mDx/n6Qb
ここから流れを変えましょう
291名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 13:01:34 ID:0uRYsxzU
BBSPINKはU18は立入禁止ですよ?
292名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 15:06:16 ID:0u30nOll
 少し殺伐として怖いですが健治と夏希ものです。お願いします。

 夏休みも終わり、課題テストのほとぼりも冷めた九月中旬。小磯健治はある人をじっと見つめていた。
 視線の先にいたのは三年生の篠原夏希だ。
 本来運動場でサッカーのはずだった健治たち二年男子だが、今日は雨が降ったために体育館でバスケットボールになったのだ。
二年女子は武道場でなぎなたをしているらしい。
(体操服姿の先輩も可愛い…)と健治は隣のコートでバレーボールをしている夏希を見て思った。
「おい数学馬鹿、今度は恋の方程式に夢中か?」同級生の佐久間が健治の肩をたたく。「ほら、もう次お前のとこと俺のところ勝負だぞ」
「あ…うん」健治は心ここにあらずといった感じである。
 
 ゲームは接戦の様相を呈した。取られては取り返す激しいゲームの中でも、健治はマイケル・ジョーダンのフリースローの
如く、安定度抜群のパス仲介役をこなしていた。健治のボールを受け取ってからのすばやいパス回しには定評があり、「あいつがボールを持ってるところを見たことがない」
「瞬きした後にはもう違うやつがボールを持っていた」「実はサザエさん一家の遠い親戚らしい」と、友人からは高い評価を得ていた。
 そして終盤のラスト一分のところ。
 健治のチームはかなり深く攻められていた。しかし健治にはもう自陣に戻る体力がなく、相手ゴールの近くで一人ぽつんと立ち尽くしていた。
 ちらっと横を見やると、夏希がスパイクを決め、友人たちとハイタッチをしている場面だった。
(僕が先輩と付き合ってるなんて信じられない…)
 そう思っていたそのときだ。
「健治! ロングパス! ロングパス!」という叫び声。
 我に返って振り向こうとしたときにはもうボールは健治の頭の真横にあった。
(√2は1.414213562…)
 健治はそこまで不意に思い浮かべたときに、ボールが直撃したのを感じた。
(ここからが…いいところなのに…)
 健治は意識を失った。
293名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 15:18:54 ID:0u30nOll
 健治が目覚めたのは四限目の終わりかけだった。
(一時間寝てたのか…)健治は少し痛む頭を押さえて体を起こした。
「あら起きたのね。小磯君」イスに座って本を読んでいた感じの良い保健室のおばさんが声をかける。
「とりあえず大丈夫だとは思うけど、念のために今日はもう帰って病院で診てもらってちょうだい?」
「分かりました、そうします」健治は素直に承諾する。
「まあ、慌てずに待ってたら? しばらくのんびりしてていいから」先生が微笑む。「そうそう…三年生のあの
可愛い子。…篠原さんだったかな。さっき来てたわよ。童顔のくせにやるじゃない」
「えぇ!」
 健治は驚いた後に落胆した。
(先輩が来てくれたのに…寝てたのか…)
 四限目終了のチャイムが鳴った。
「じゃあお昼ご飯食べてくるから行くわね。何か食べる?」
「いえ、お腹減ってないので」
 健治がそう言うと、おばさんは部屋から出て行った。

(はあ…情けない)健治はため息をついた。恋人の前で無様にも気絶してしまったのである。
 今さら悔やんでも仕方がないと思い、とにかく少し眠ろうとしたとき、誰かが保険室に入ってきた。
294名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 15:25:52 ID:5enLgDm/
書き終えてからまとめて投稿して
295名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 15:31:45 ID:0u30nOll
「健治くん。大丈夫…?」 
 現れたのは制服姿の夏希だった。
「私びっくりしちゃった。バターン! って音がしたと思ったら健治君倒れてるんだもん」
身振りを交えて夏希がそのときの状況を語った。
「すいません…先輩…」健治が俯いて言った。
「何で私に謝るのよ?」夏希が微笑む。
「いや…僕、先輩の、その、かっ、彼氏なのに…」
 しばらくの静寂の後、夏希がそれを破るように吹き出した。
「やだ、そんなことどうだっていいのに」夏希は笑いをなんとか抑えている。「でも…そうだね。
ちょっとしっかりしてくれないと、私が心配しちゃうから」
「先輩…」少し照れながら呟く夏希を、健治はとても愛しく思った。
「よし!」
 夏希は突然こぶしを握ると、ベッドの四方を囲むカーテンを閉めだした。
「あの…先輩?」
 健治の言い終えるのと同時に夏希は作業を終えると靴下を脱いで、なんとベッドで寝ている健治に四つん這いで上になった。
「ちょっと頼もしくなってもらおうと思って」夏希は顔を赤らめて言った。
「私と…してくれる…?」
296名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 15:39:32 ID:0u30nOll
 健治は自分の耳を疑ったが、現に自分の顔の真上に緊張した表情の夏希がいるので信じる
しかなかった。
(先輩の精一杯の勇気を無駄にしてはいけない)
 健治が頷くと夏希はゆっくりと唇を健治の顔に近づけていく。
 初めての、口どうしのキス。
 健治はまたしても気絶しそうな自分をなんとか抑えこんだ。
 口づけが終わると健治は次に何をすればいいのか分からなくなってしまった。
 その健治を見て夏希は片手で健治の右手を掴んで自分の胸に押し付けた。
「ここ、触って」荒い息遣いのまま夏希は言った。
 健治は決心してもう片方の手も夏希の胸に添えると、おもむろに揉みしだき始めた。
297名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 15:55:23 ID:0u30nOll
「ん!……あぁ……」吐息をもらす夏希。
 健治は制服越しでも分かる胸の膨らみと柔らかさに感動していた。
 緊張と感動とでしばらく無言だった健治だったが、直接夏希の肌に触れたいという欲求はとめどなくどんどん溜まって
いく。
「先輩…直接触りたいです」
「ちょっと待って」夏希は上の制服を脱ぎ、ブラジャーを外してベッドの下に隠すと、今度は羽織るように
して前を開けたまま制服を着た。「誰か来たら大変だから…」
 夏希は四つん這いをやめて健治の腰に跨った。
 健治はそれが夏希の信頼の表れだと思い嬉しくなる。
 少し距離をとると夏希の綺麗な胸の形がはっきりと分かり、その頂点には申し訳なさそうに淡い色をした
突起がのっている。
 健治は再び夏希の胸に手を伸ばして揉みだした。
「先輩の胸…すごく綺麗です」健治は素直な感想を述べた。
「健治くん…はぁ…そんな恥ずかしいこと言わないで……ぁぁあ!」夏希の体がびくんとなった。
 健治の指が突起に触れたのだ。軽く摘んでひねったり転がしたりするたびに、「あぁ! んっ…はあ
…いやぁ! アァ!」と夏希が喘ぐ。
 普段自信と元気に満ちた夏希の声を聞いている健治には、どこから出てくるのか分からないエッチな声と
自分に従順に、されるがままになっている夏希は新鮮だった。
(もっとこの声が聞きたい。もっと感じてる先輩が見たい)
298名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 16:01:14 ID:0u30nOll
 その気持ちが積もりに積もったとき、健治は両手で夏希の肩を掴んで引き寄せると、その胸の突起を
唇で挟んだ。
「ッ!? 健治くん!? 何して…あぁあああっ!」夏希はさっきよりも大きなうめきを漏らした。
 両腕で夏希を抱きしめていると、夏希の体が小刻みにびくびくと震えるのが伝わってきた。
「健治くん! …あっ! あぁ! き、気持ちいいよぉ……」
(先輩、可愛すぎる…!)
 健治は少し前からしたかったが躊躇していたことをついに実行することにした。
299名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 16:20:12 ID:0u30nOll
 健治は膨らみの先端を口から離し、完全に自分に預けられた体を器用に仰向けにすると、
二人とも仰向けの状態をつくった。
 夏希の息はかなり上がっていたが健治は構わず夏希のスカートを軽くめくりパンティの中に手を
潜り込ませると、薄く繁る一帯の向こうに到達した。
 そこをまさぐり小さな突起に指が触れたと感じた瞬間、夏希が今までで一番大きな反応を見せた。
「あっ! はぁ…はぁ…健治くん…そこはだめ…んぁああ!」それまで無抵抗だった夏希我両手で、
まさぐっている健治の手の首を掴んだ。
 少し困ったが、健治はこの抵抗を余った左手で夏希の胸の突起をいじることでクリアした。喘ぎ出すと
同時に手に込められた力が抜けていく。
 そして健治は自分の持てる知識を総動員して夏希のそこに指を一本入れ、二本目もいれると抜き挿しを開始した。

「健治くん…! はぁ…そこは…あぁ!」胸と下腹部からの経験したことのない責めに夏希は身悶えた。
「もう、だめ! イクっ! イクうぅぅ!!」
「先輩!」健治が呼びかける。
「健治くん! んッ! んぁああああ!!」
 夏希のそこの激しい震えで健治は彼女がイったのだと分かった。

「はあ…はあ…」夏希は息を整えている。「ありがとう…健治くん。わがままでごめんね」
夏希が微笑んだ。
「そんなことないです! 先輩すごく可愛かったです!」デレ爆発の健治である。
「もう、健治くんったら…」
 夏希は健治のズボンを脱がせ始めた。
「先輩?」
「来てもいいよ」夏希が目を潤ませて言った。
300名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 16:31:40 ID:0u30nOll
「すごい…男の子ってこんなになるんだ…」
 夏希は驚くと、パンティを脱いでブラジャーと同じくベッド下に隠した。
「じゃあ、入れるね?」
 騎乗位で健治のが夏希に入っていく。二人ともがそれぞれ初めての感触に声を出した。
 夏希が主導で腰を不慣れそうに腰を使っている。
 しばらくして健治が大分昇りつめたとき、「健治くんが初めての人で…良かった…」と
夏希が息も絶え絶えに言った。
 健治は驚いた。しかしそれと同時にどこからか喜びが湧いてくる。
(もっと気持ち良くなってほしい!)
 健治は夏希の腰を掴んで持ち上げ、下から突き上げるような挿入を開始する。
「ああ! 健治くん! 嬉しい…もっときて! んあぁ!」
301名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 16:45:23 ID:0u30nOll
 健治は必死に突き上げ続けた。自分の快楽のためよりも、今この時を夏希の一生の思い出
にしてもらうために。
 しかし健治もそろそろ自分の限界を感じ始めていた。
「健治くん…少し休ませて…」
 夏希がそう願うのを健治は申し訳ないと思いつつも却下した。
「僕、もうこらえられません!」
「そんな…あっ! またイクッ! ああ!」
「僕も…です…」
「あっあっ! ああぁぁぁ!!」 
 次の瞬間再び夏希は絶頂を迎え、健治もぎりぎりで外で射精した。

 着替えを済ませた二人。
「健治くんこれからどうするの?」夏希がきいた。
「これから病院に行って念のために検査してもらってきます」
 夏希が笑顔になる。「じゃあ私もついてく」
「先輩、学校はどうするんですか?」
「まあ今日は有給休暇ということで…」
 初めて有給休暇の存在を知った小学生のような言い訳をする夏希に健治は笑った。
「じゃあ…行きましょうか」健治はベッドを降りて立った。
「だめ!」夏希は手のひらをビシッと見せる。
「え?」困惑する健治。
「もっと取引先に言うみたいに言って」夏希が精一杯の低い声で言った。
 次に目が合ったときにはじけた笑い声はとても温かい笑い声だった。

 おしまい。

 褒めていただけたら幸いです…。

302名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 16:49:27 ID:LMUbnlcY
褒めて欲しいだと?
調子に乗るな!GJ!!
303名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 17:54:57 ID:62WKYTii
オレの右手が止まらないぜ!
304名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 19:53:35 ID:Ec2nJ9Ee
若干、設定に無理があるよ(怒)













だが、よくやった。GJ!!
305名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 21:13:28 ID:oQBARKN0
………人いないなぁ
306名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 22:23:04 ID:0uRYsxzU
エロパロ板でこの勢いは盛況といっても良い
307名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 22:33:18 ID:Z/ei/K6Q
夏希先輩見たいなお姉ちゃんが欲しい
308名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 22:38:25 ID:0uRYsxzU
姉妹がいると、もしどっちかでも大人の階段登っちゃった時凄い喪失感に見舞われることがある。
多分あれが娘を持つ父親の気持ちなんだろうな。どことなく寂しいし、婚前ならやるせない気持ちになったりとかさ。
309名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 22:54:50 ID:hApuj8Gp
>>172>>195の者です。
ショタ嫌いショタ嫌いなんて騒いで、健夏になった途端騒ぐ自分が>>280見て
猛烈に恥ずかしくなった。

ホント、俺子供だったわ。
今度からは反省して、他のカップリング好きも尊重していきたいと思う。
ショタ好きの皆様、本当に反省してます。
自分への戒めとして、発言には最大の配慮をはらっていきたい。
本当に、不快に感じた方々、申し訳ありませんでした。

                 2009年8月19日
310280:2009/08/19(水) 23:15:39 ID:oQBARKN0
>>309
や、まさかレスが返ってくるとはおもわなんだ。こっちこそ絡みレスで空気悪くしてしまってすまん

仲直りしようぜ仲直り
311名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:51:30 ID:ShgzY5L8
このスレのみんなは家族だからな
ごはんはみんなで一緒に食べるもんだ
312名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:54:12 ID:4EYa52Br
>>311
なんだ、ばーちゃんか
313名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:54:59 ID:tg2x8/WG
>>311
いいこと言うじゃねえか。・゚・(ノД`)・゚・。

さぁ、みんなで次の神を待ちましょうか
314名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:57:01 ID:l0ngmqck
ばあちゃん公認のエロ……
315名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:59:57 ID:s6+DRFhh
iihanasidana−
316名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:01:13 ID:hApuj8Gp
>>310

こちらこそ!これからもよろしく

>>311
お前いいやつすぎる。本当にありがとう。
反省はしてるが、新しいSSは載せたいと思う。いいか?
317名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:08:55 ID:GIwasyTN
いいから投下するんだ
318名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:09:47 ID:6cZM+6a2
>>316
もちのろん
319名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:23:42 ID:l0e4ziXE
でもやっぱりショタはここで書いちゃダメなんだよな
320名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:26:46 ID:FazX+R/c
カズマが人気だからなぁ…正直カズマ目当てにスレ来る人いるんじゃない?
カズマは女キャラと絡ませにくいんだろうか?
321名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:44:53 ID:m2GpZZ3/
カズマはママンくらいしか女と絡んでないからな
322名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:56:48 ID:xdETOqOX
ガキ3人を風呂に入れることになったカズマ
これなら娘もいるし!と思ったが結局カズマがイタズラされたらショタになっちゃうか
323名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 01:26:56 ID:jXPY8GIS
>>289
夏希乙

「 お じ さ ん と わ た し 」
324名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 01:27:00 ID:h+MPUc7W
カズマは個別にキャラスレ立てられるなら
立てた方がいい気もするな
PINKの作法はよく分からんが…

>>316
いいに決まってんだろ!
325名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 01:30:48 ID:e1k4Ayu2
ショタホモネタなら>>190の所に上げてもらえばいいんじゃないか?
待ってるぞ!
326名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 01:38:59 ID:m2GpZZ3/
>>190に上げても感想はここに落としておkなのか?
327名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 02:22:10 ID:zHUcun9u
ショタ無理な人もいるからな
ここに感想書くとなにかと気まずくならないか?
>>324も言ってるけど難民板にキャラスレ立てればいいんじゃないかな
328名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 02:26:29 ID:0yC0ta80
感想ぐらい別に・・・
329名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 02:56:18 ID:6CuJMITV
カズマならBLでも全然いいんだが。。
330名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 03:07:13 ID:JiSPvSXV
331190:2009/08/20(木) 03:39:42 ID:B9DriZ55
>>190の者ですが、一応保管庫にはコメント機能つけれます
どこにコメントを書くべきかはデリケートな問題なので何とも言えないですが、
多分キャラスレの紳士淑女の皆さんは受け入れてくださるんじゃないかと
ただ、むこうは全年齢板なのでどうしたものか……
332名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 07:16:54 ID:uCmSIfOr
なんだこの感動的な流れは!?
333名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 08:22:21 ID:HDyoNwl1
>>332
どこがだよ
334名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 08:29:21 ID:vglkbUPd
>>331
あっちに投下は喜ぶ人間はたくさんいてもルール違反だからダメですねえ
個人的にはこっちで保管庫にコメント機能をつけて下さると嬉しいです
他板でもサマーウォーズ作品は複数ジャンル収納のビデオ棚行きで探しにくくて
ホモはカズマのショタものだけおkで基本ノーマルが読みたい自分はそんな希望です
ワガママ言ってすんません
335名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 15:00:44 ID:FazX+R/c
そこまで深く考えなくてもいいんじゃね
ショタを不快に思う人がいる、だからここに書き込んじゃ駄目、なんていってたらそれを期待している人間はこのスレを離れていくよ
いまんとこ、カズマが人気だからって夏希達がないがしろにされてるワケでもない、逆にホモ好きな人がノーマルを否定しているワケでもないじゃん

だったら俺は注意書きだけしたら基本なんでも投下すりゃいいと思うんだけど…それでは駄目なの?
336名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 15:03:28 ID:uzpsKB6O
ショタSSは>>190、感想のみこのスレでおkだと思う

他のショタだめな人の意見も聞きたい
337名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 15:23:16 ID:JiSPvSXV
だからホモとBLの区別はつけろと
338名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 18:38:23 ID:/hgof04/
カズマの相手が男なら801板の棚行きでいいと思う。
相手が女なら問題なくここで。
ビデオ棚で探しにくいなんてのはそれこそ個人のワガママでしかないし、
キャラ一人分なら名前で検索かければ一発だし。

ただ、あっちに貼ってきました。っていうのを
こっちに一言書いてくれると有難いかな、というのは個人的な希望。
339名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 19:12:43 ID:id8bOXn2
注意書きがあればこっちでもいいかな
それか>>336
340名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 20:27:28 ID:m2GpZZ3/
わざわざエロパロに居座るより801スレかキャラスレに移動すれば良いんじゃね?
キャラスレは801スレに投下したってことも書くとまずいんだっけ
341名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 20:37:29 ID:uzpsKB6O
PINKは18歳以下ダメだからキャラスレには書かない方がいい
342名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 21:58:31 ID:3GeuascG
というか同じ板にはそれ用のスレは無いわけ?
なんかとにかく追い出そうとしてるみたいで印象悪いんだけど
343名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:16:39 ID:y4edwKmX
探せよ
グダグダ引っ張るな。こういう流れは作品投下しにくくなって廃れるってパターンなんだよ
344名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:17:32 ID:NVBuXa1+
男×男は多分801板が一番しっくり来るのでは無いのでしょうか
年齢が若かろうと結局はホモなんだから
345名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:17:43 ID:m2GpZZ3/
こんな雰囲気じゃもうカズマ関連はここには来ないだろ
カズマの小説くれとかそういうレスすらしにくいし
別板か別スレに移動してもらった方が投下増えそうだ
346名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:26:41 ID:JmoeUnDA
別にLRに男×男はダメなんて書いてないよな・・・?
何が根拠でダメだと思うんだ?
主観(笑)か?
347名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:27:38 ID:lS/586Zr
自分はショタもノーマルもなんでもおkな人間だからなんでもいいんだが、
どうしてもショタが嫌っていう人がいるなら>>338の言う通り801のビデオ棚に投下してそれをこっちでも報告すればいいのでは。
そのレスにアンカで感想付ければこっちでも感想が言えるし。
348名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:32:47 ID:y4edwKmX
>>346
例えば週刊少年漫画板のLRには「アニメスレは禁止」なんて書かれてないが
そんなスレが立ったら速攻削除される
はっきり言ってそれは反論になってないただの屁理屈
349名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:39:19 ID:JmoeUnDA
>>348
現に今ここに立っていて、2週間弱削除されていないって事は間接的に容認されているって事じゃないか?

その例の場合は即時削除だし、漫画板でアニメのスレは、漫画のスレじゃないわけだから削除は筋が通ってるが
このスレは別に「エロパロ」の枠を超えているわけではないわけで、はっきり言ってそれは反論になってないただの屁理屈
350名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:42:38 ID:y4edwKmX
ああ、そう
じゃあお前は好きにすれば。投下するのか知らんが
351名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:46:07 ID:JmoeUnDA
おかしいと思った事をおかしいと言ったまでよ
これから書かれるかどうかは興味ないし、書かれたSSについては一文字も読んでない
352名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 23:02:35 ID:P4VhDyqW
小さな諍いだが、それもカズマが魔性過ぎたせい
353名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 23:09:12 ID:m2GpZZ3/
カズマは別スレでも立ててそこでやれば
追い出すというよりそっちのが普通に投下しやすいしな
カズマなら落ちないししばらくは過疎にもならないだろ
354名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 23:13:02 ID:uH02bz2y
ただでさえ人気が微妙で投下が少ないんだ。
文句があるならなんでもいいから書いてくれ
355名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 23:27:27 ID:FazX+R/c
(W_・V)ジー
356名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 23:36:44 ID:JBM2EvEL
もし立てるとしたらキャラサロンかな?
基本ノーマルだった紳士多そうだから住み分け難しくなってるのかも

映画中の1カットだけで侘助×直美もいいなと思ってしまった
年齢は考えないことにする
357名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:39:36 ID:wKCXJr+Y
なるほどな、カズマ人気を他キャラのオタが妬んでるわけだ
358名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:49:40 ID:PulvZpo8
>>357
うーん、そうでもないかな
カズマもどのキャラも好きだしSSも読みたいけど、男×男は耐性?というか慣れがないので
まぁ他スレいかなくても最初に注意書き程度あれば十分だが
359名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 02:52:27 ID:kts4SgtJ
少なくとも801板は女性向けだし、
佳主馬のショタエロを読みたい人の一定割合は男性だから801板はあれだよな…

他のスレだと、ショタ作品は大抵の場合注意書きをつけて同じスレでやってるとこが多いと思う。
スカトロとか陵辱とかが許容されるならショタも良いんじゃないかな
360名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 03:03:28 ID:N1dz3Hok
801板にはショタ好きでもホモ耐性が無い人間にとっては正しく爆雷が混じってるからな。
361名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 03:29:51 ID:NhVgwc6D
サマーウォーズ関連としてできればこのスレで読みたい
注意書きで共存できるのならそれが個人的には1番だと思う

801板は結局のところ作品をモララーのビデオ棚に投稿するしくみの
ようで何だか雑談がメインのような気がする
佳主馬のショタ作品読みたくても全然関係ない作品の投稿も多い
ビデオ棚を追いかけるのは流れが速いし佳主馬のみ限定でショタに
はまってしまった自分には正直ハードル高いよ・・・
362名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 03:57:56 ID:3I396BVy
書く人は注意書き、苦手な人は見ない努力
801とショタの区切りはカズマ絡みでエロメインのみとか
元から投下も投下されるキャラも多いスレじゃないし
追い出しより共存を考えた方が良いんじゃないか
363名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 06:46:06 ID:H0uDlE8A
ホモ必死だな
364名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 06:56:50 ID:csB/TlHo
801とショタの区別は難しいだろうけど
読者側は注意書きをちゃんと読んで、苦手なネタはスルーするだけ
そう難しいことではないと思うが…。
365名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 07:24:17 ID:5QorgCgQ
ショタ系は名前欄に共通の単語入れてNGワードに入れてもらうとか…
366名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 08:10:15 ID:Xpq6Q0CW
カズマは好き
侘助も好き
健二も好き
ホモ野郎は人間のクズ、今すぐ死ね
ショタコンは人間のクズ、今すぐ死ね

という俺みたいなのも居る
367名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 08:47:27 ID:zTKJTC6p
全力でスルーするんだ
368名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 08:57:04 ID:u/frdMoB
369名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 10:15:24 ID:PulvZpo8
なんか神が降臨しにくいふいんき(ryになってしまったな

とりあえず、SSにショタ注意を記入で全てここでFA?
苦手な人はNGワードで回避
370名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 10:28:20 ID:LsUgsd/d
ここと言うか保管庫な
371名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 10:46:37 ID:cQnzQkuj
>>366
そこまでいう必要はないだろ

ショタは保管庫でいいと思う
372名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 11:23:12 ID:TJxpgqa8
>http://www21.atwiki.jp/swars
>ショタ物とかでここへの投稿が憚られる場合は
>こちらに投稿するのも一案かな

スレ住人から憚られているようなものを職人が気持ちよく
投稿できるかと言ったらそうではないな

職人もはじめから憚られているようなものを投稿したいと
思わないだろうしWiki投稿はそもそも面倒くさい

スレ住人が注意書き程度の注記で受け入れるかピンクのキャラ
サロン板にカズマスレを別に立てるかしないとこのままだと過疎るよ

関係ないけど「BL」と「ホモ」と「ショタ」って何か認識が違うけれど
801にひとくくりに出来るものなの?
373名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 11:28:49 ID:gv41B9Z5
>>371
>>366みたいな人間はよくいるよ
てか、性癖なんて気持ち悪いもんだし、きっと老眼なんだよ
374名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 11:32:26 ID:5QorgCgQ
キャラサロンに立ててこようか?
>カズマスレ
375名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 11:44:23 ID:gv41B9Z5
>>372
BLはボーイズラブの略で、創作物のジャンル。内容は女の理想の恋愛像を描く場合が多く、他ジャンルから嫌われる事がある。年齢は主に中高生、最近では中年、壮年もある。
ホモは性癖、嗜好。男同士であれば年齢問わず、ゲイとは違い蔑称。
ショタコンも性癖、嗜好。特定年齢の男の子であれば、相手は好みによるので問わず。年齢も曖昧だが主に小中、高校生が入る場合もある。
やおいは創作物のジャンルで、内容は男同士の性愛関係。年齢は問わず。

つまり、ある特定年齢ではやおいとショタコン、BLとショタコンはかぶるし、相手が男の場合はホモとショタコンもかぶる。
しかし必ずしも全てがかぶるわけではない
376名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 11:58:43 ID:TJxpgqa8
>>375
サンクス

板の概要見てきたけれどエロパロやキャラサロンはショタも炉利も
百合もホモも禁止にしてないな・・・

ということはショタ嫌いは単なる住人のエゴか・・・

801は概要はないけれど男限定っぽいし女が少しでも作品に絡むと
何かスレ住人が発狂してるし・・・
ショタとお姉さんスレやショタとお兄さんスレはカズマ以外が
嫌な人にはそもそも向かないしキングカズマとか偽ケンジとか
人外がでてくるとスレ違いぽいし・・・

>>374
夜まで待ってもう少し住人の意見聞こうか
377名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 12:23:25 ID:8DHMx7Yo
>>374
個人的にはたてて欲しい
保管庫は>>190のを共有できたらいいな
せっかく作ってくれたしね
378名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 12:40:36 ID:3I396BVy
個別のがお互いやりやすそうだな
こんな雰囲気じゃ健夏もカズマ小説も来ない
379名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 13:24:06 ID:N1dz3Hok
>>375
BoysLoveだろ。Boyの意味分かってるのか。
380名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 13:30:05 ID:TJxpgqa8
>>379
少年。男の子。年若い男。多く他の外来語と複合して用いられる。
         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ML(メンズラブ)よりは年齢は若いかと思うけれど最近はMLとBLと
区別していないとおもう
381名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 13:53:33 ID:N1dz3Hok
ttp://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=Boy&enc=UTF-8&stype=1&dtype=1

現にエロパロ板には
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1249810825/
こんなスレもあってPartは6も進んでいる。LRにも禁止する旨書かれていない。
禁止されていないから……というよりは、ショタはこの板では容認されてるってこと。「禁止されていない」ってのと「容認されてる」には大きな開きがあるのはご存じの通り。
そして他の、しっかりとテンプレ等が確立された長寿スレじゃあ「趣味嗜好に合わない作品は読み飛ばすようにしてください。」という文言がテンプレに記載されていることが多い。

平たく言ってしまえば、ホモだ何だと批判しているのは嫌なものをスル―することができないただの子供。
人それぞれ性癖の違いがあると言うのは当たり前だ。ショタやロリが好きな人間嫌いな人間、スカトロが好きな人間嫌いな人間等等々。
これをしたためている私自身ショタもロリも行けるけれど、鬼畜モノは絶対に無理である。けど存在は否定していない。
好き嫌い云々は人それぞれだしハッキリ言ってどうでもいい。嫌なもんは嫌なもんで見なけりゃ良い話ではないか。
実際に先に投下された作品には本文には注意する旨書かれてはいなかったけれども、名前欄のところにはしっかりそのジャンルであるということを示す言葉が入ってた。
>>362>>365のレス一つで済むことをこんな長ったらしく書いていて自分でもなんだかと言った感じだけども、分かってくれない人間がいるのならしょうがない。
382名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 13:54:55 ID:N1dz3Hok
>>380
中年や壮年の男に年若いもクソもあるのか甚だ疑問ですけどね。
383名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 14:25:38 ID:TJxpgqa8
>>382
栄おばあちゃんにしたら子や孫はいつまでたっただって若僧
・・・というのは置いて置いて

最近は世間の年齢認識は個々に変わってきているし別にあなたの
認識を否定している訳ではないでしょう?
だから他人の認識も受け入れてあげなって
384名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 14:34:08 ID:N1dz3Hok
>>383
言葉の意味に基づいた認識と、お前の言う認識は大分かけ離れてると思うけど。
個々の年齢認識が変わってきているからこそ、その認識をしっかり確立する為の言葉というものが必要になってくるんじゃないかと自分は考える。
385名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 14:49:42 ID:Xpq6Q0CW
いいぞ、もっとやれ
スレと関係の無い、結論の出ない議論で1000まで伸ばしてしまえ
386名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 14:51:16 ID:zTKJTC6p
もうカズマスレを立てて住み分けるしかねぇ。期待期待
387名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 14:55:04 ID:N1dz3Hok
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2964/1250834061/
もう避難所に立ててしまえ。
388名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:14:10 ID:TJxpgqa8
結局キャラスレに立ててもらうしかないのかな
したらばに避難所立てて絵師や物書きを追い出したスレは
後にほとんど過疎スレになって消えていく傾向だし

>>387
もしキャラスレに立ったらそのスレを消して置いてください
389名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:21:31 ID:N1dz3Hok
排他しようとする奴らが騒ぎ立てるから立てたんだもの、過疎ってもそいつらの自業自得だし知らんがな。
390名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:22:19 ID:wIT0zvmF
一個人としては、サマーウォーズに関するものなら全てここで良いと思うんだが
最初のレスに注意書きを書いて、あとは作品を専ブラでNGにできるようにしとけばいいんじゃ
あまり複数スレに跨ってしまうのは、書き手にも読み手にもうれしくないと思うぞ?
391名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:32:15 ID:k0O7qsd4
801臭くなけりゃ対男のショタSSは歓迎するよ
392名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:33:15 ID:3I396BVy
死ねば良いとか言う人間がいる以上もう無理だろ
忘れた頃にまた荒れる
カズマはショタコン以外に腐もついてるしなお更
393名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:40:31 ID:NQ8BD+Kd
グダグダ言い始めてからひとつも投下がないじゃないか……
全部ここでやればいいよ。もともと分割してもやっていけるほど人多くないんだし
394名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:51:02 ID:XbH+wfb5
ショタでもロリでも何でもいいから誰かエロ投下してくれ
395名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:51:13 ID:LsUgsd/d
エロネタがたくさん出そうな(組み合わせ出来る)キャラ自体が少ないのに何を争ってんのか不思議
少女は夏希先輩、ショタは佳主馬しかいないのに(他男キャラは板違い気味)
互いに食い合って活気なくしてどうすんだ
ずっと出てるが書き手は最初に注意書きをする
読み手はそれを見て苦手なものだった時はスルーする
それで普通やっていけるだろうに


自分は男性に触れない夏希姉ちゃんがまだ子供だからと言う
理由で佳主馬とスキンシップ訓練→エロスな雰囲気に
なんて変化球のSSも見たいんだがこの雰囲気じゃ無理だなあ
396名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 16:02:58 ID:Xpq6Q0CW
>>395
>なんて変化球のSSも見たいんだが
お前が書けよ情弱
397名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 16:11:57 ID:N1dz3Hok
情弱の意味分かってない餓鬼が一匹混じってるぞ
398名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 16:48:26 ID:f7C0hsUI
佳主馬女体化はどこに投下すればいいのか…
399名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 16:56:31 ID:BYTs5vSq
>>398
ここでもいんじゃね?

投下する前か名前欄に女体化注意とか書いておけば
回避したいひとは回避するだろうし
400名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 17:22:31 ID:PtTGnu41
いっその事アバターがバグで性転換したとか
401名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 17:37:40 ID:/6qxOJ09
ホモでもショタでもケンナツでも何でもいいから早く新作&続きくれ。
風邪ひいちまうだろーが。
402名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 17:53:47 ID:gv41B9Z5
>>379
分かった上で書いてるわけで
最近は本当にあるよ?
403名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 17:57:44 ID:wKCXJr+Y
グダグダな学級会が続いて書き手が離れてスレが死ぬパターン入ったな
404名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 17:59:29 ID:gv41B9Z5
え?それやるために議論してるんじゃねーの?
405名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 18:32:48 ID:nGZicSH/
俺は数日前から全裸で待機してるんだぞ!
なんでもいいから持って来い!
406名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 18:46:26 ID:CU3g5lWe
殺伐としているんでキングのしっぽ置いておきますね
つ○
407名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 18:49:53 ID:vlEfX+Kt
カズマスレは今日も平和
408名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:03:47 ID:mJKGBfrN
あの世界のエンディング後じゃ
カズマやナツキ先輩のアバターで絶対抜き絵描く奴出てくるだろうなぁ
409名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:16:17 ID:veRGfPAN
まあ普段からチュッパチュッパされてるみたいだしな
この世界でも存分にチュッパチュッパしたいものだ
410名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:30:40 ID:hCugIMy3
>>845
おれと一緒に風邪ひくしかなさそうだぞ
411名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:31:02 ID:hCugIMy3
ミス
>>405
412夏希と佳主馬:2009/08/21(金) 21:10:36 ID:LsUgsd/d
ネタ振りして情弱と罵られたのは初めての体験★
だったのでちょっとだけ投下。

>>395の設定でエロなし、冒頭部分だけ
夏休みあけに堂々と健二と手を繋ぎたくて頑張る夏希と練習相手として付き合う佳主馬

SS書くのは初めてなんで読みにくかったらすまない

413夏希と佳主馬1:2009/08/21(金) 21:12:32 ID:LsUgsd/d
「今から佳主馬は私の彼氏役ね。じゃあ…よろしくお願いしますっ」
暗い納戸の中、きちりと正座をした夏希が三つ指ついて佳主馬にお辞儀をする。
そんな様子を見て佳主馬はふう、とため息をついた。
「姉ちゃん…とりあえずさ、意気込みはいいけど今どき彼氏相手にその姿勢は堅苦しいよね」
「そうかなあ?」
「…たぶん」
同級生の女子たちを思い出しながら佳主馬は返答する。
一括りにするのは乱暴かも知れないが夏希の潔癖症っぷりは、彼女たちが何かにつけ
男子は、女子は、と言うような幼さに通じるものがあった。
「そういうのが好きって人もいるかも知れないけどね」
…健二さんとか。
「?何か言った?」
「何でも」
「ふーん」
夏希はぺたりと足を崩し床に座り込む。
「手を繋いでもいい?」
「ん」
互いに差出し遠慮なく握りしめた。
ぎゅ、ぎゅ、と遊ぶように夏希が何度か握って開いてを繰り返す。
「なんだか懐かしい」
昔はよくこうして2人で手を繋いで一緒に歩いた。
414夏希と佳主馬2:2009/08/21(金) 21:13:19 ID:LsUgsd/d
佳主馬は昔から大人しくてちょっと変わっていて。
自分が大おばあちゃんや侘助叔父さんに懐いていたように
結構な万助おじいちゃんっ子だったけれど
子ども達で遊んでおいでと言われれば、いつのまにかちょこんと側で
夏希の指を握りながら静かにこちらを見上げていたものだった。
「大きくなったなあ…」
その記憶の中の佳主馬と今の佳主馬を、しみじみと夏希は思った。
佳主馬の手は熱い。
未だ男、という感じは全然しない癖に手のひらの大きさはもう、夏希と変わらなくて。
続いた腕もやっぱりひょろりと細く頼りなげなのに、自分とは違う感触。
ーああ、佳主馬は男の子なんだ。
今更ながら夏希は心の中で呟いた。
どきり。
「ね、大分焼けちゃってるけど、日焼けあと痛くない?」
自覚した途端に少し跳ね上がった鼓動を誤魔化すよう話題を変えた。
「別に平気」
415夏希と佳主馬3:2009/08/21(金) 21:13:46 ID:LsUgsd/d
…姉ちゃんはすごく白いね。
佳主馬はそう言おうと思って何故か口籠もってしまった。
室内の暗さに溶けるような自分の腕と比較して、ひかり浮かびあがるような
夏希の指の白さに佳主馬は目を引かれていた。ちょっと見とれていたと言ってもいい。
細くて白くてきれいでちょっとひんやりしている。
親戚の姉ちゃんの手、じゃなくて。
知らないおんなのひとの手みたいだ。

「…やだなあ、何か緊張するー」
相手、佳主馬なのに。
そんな事を考えた途端に夏希に茶化され佳主馬も心臓をごとりと動かす
「…ボクも」
「え?」
「ボクも何か、緊張する。姉ちゃんから、移ったみたい」
「え」
「……」
「ち、ちょっと佳主馬…やだ」
かあっ、と目の前で頬に朱を上らせる佳主馬につられて夏希も赤くなる。
互いに手を繋ぎどうしたらいいかわからず真っ赤になったまま、二人は黙り込んでしまった。
416名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:18:15 ID:LsUgsd/d
出だしだけなので以上です
この後は続けた2人がえっちな気分になってペッティング→素股フィニッシュ
そんな感じ。
設定資料集によるとあの納戸は台所のすぐ側(?)らしいので
途中見つかりそうになって焦るのもいいと思います
乱文失礼しましたROMに帰ります
417名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:22:02 ID:ZbXFTcmS
ちょww良い所でw
でもGJ!!
418名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:24:34 ID:xw7on0N2
てすと
419名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 22:05:15 ID:zTKJTC6p
続き期待してる


神書き手さん達どこいったんだろ
420名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 22:36:22 ID:mJKGBfrN
:キングカズマを指チュパするスレ134 (297)
:カズマキュンに付き纏う黄色いリスうぜぇ (176)
:【コイ!】ナツキさんとこいこいするスレ3光【コイ!】(105)
:万助おじさんイカくせぇwww (32)
:栄お婆ちゃん追悼スレ (1001)
421名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 23:01:00 ID:PulvZpo8
>>416
GJ!二人とも可愛いな
初めてなのに感心した
422名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 00:08:34 ID:ZbXFTcmS
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1250866062/l50
佳主馬スレ立てました。
ここの分家スレというよりアニキャラ板スレのpink版として立てたつもりなので
作品をどちらに投下するのかは職人さんの判断でお願いします。
423名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 00:25:17 ID:4QpOqQ7o
立てるって話になったっけ
まあ職人が戻ってくるなら良いけどね
424名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 00:59:18 ID:w7qmv207
これはまた先走ったな
目に入れない努力ってのは正論だから押し通せばよかったのにw

これからもどちらも栄があることを祈る
425名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 01:01:21 ID:uy+Au+Xv
栄「大丈夫、あんたなら出来る!」
426名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 02:40:22 ID:CrAlmQ48
栄「神職人は、よしてください。ただの老いぼれのお願いなんですよ。」
427名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 04:05:55 ID:tAmaRUWh
寸止め…というか夏希が一人で意味もなく発情してるだけのような
微妙にえっちくさいだけのネタですが、短いのを一つあげてみます。
428名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 04:07:36 ID:GLARJM23
>>427
よしこい!こいこい!
429夕立(1):2009/08/22(土) 04:09:01 ID:tAmaRUWh
「ねぇねぇ、健二くん、ほら、ここ! いい景色でしょ?」
「な…夏希先輩…そろそろ日が暮れますし…戻りませんか?」
 元気に坂を駆け上がる少女に比べ、息を切らしながら付いていく少年はへたばり気味だ。
運動部と文化部の差が思いっきり効いてきている。
「大丈夫よ! ここからなら走れば家まで十分もかからないから!」
「あ、できれば走るのはなしの方向で…」
 情けない。本当に情けないけど、セーブしておかないと最悪背負われて連れて帰られることになってしまう可能性さえ否定できない。
そんな自体だけは絶対に避けたい。
「ほら!」
「あ…確かに…」
「ね!」
 夕日に照らされた丘の上からの景色は美しかった。
もっとも、ようやく小休止できる安堵感が感動を盛り上げてくれてる割合もかなり大きいかもしれない。
でも…。健二はそっと隣の様子をうかがった。
大事件も一段落ついて落ち着いてきた晴れた午後。
東京に帰る前に田舎を案内してあげる、と言ってくれた彼女の気持ちはとても嬉しかった。
そして、はしゃいで楽しそうに笑う彼女の笑顔はとても…。
「…あれ?」
(見とれてること気付かれた!?)
 夏希の呟きに慌てて視線を逸らす健二だったがそれは杞憂だった。夏希の視線は真上へと向かっていた。
「…え…雨?」
 ようやく気付いた健二が呟いたとたん、周囲は凄まじい音に包まれた。
「嘘…」
「せ…先輩、取りあえずどこかに!」
「…そこ!」
 呆然と立ちつくす夏希だったが、健二の声に我に返ると少し離れた木陰を指さして走り出した。
430夕立(2):2009/08/22(土) 04:11:34 ID:tAmaRUWh
「ごめんね…こんなことになって…」
 ちょっと落ち込んだ夏希は、地面を見つめてそう呟いた。
「い、いえ、そんな…」
 そう返事してはくれるものの、先ほどから健二は妙に言葉が少ない。
(はしゃぎすぎてたかな…)
自己嫌悪に陥っていたため、夏希が健二の様子の不自然さが怒っているためではないことに気付くのにはしばらくかかった。
(え…やだっ!)
 雨でびしょびしょになった服がぴったりと体に張り付き、下着と体の線がくっきりと浮き出てしまっている。
 夏希は凍り付いたまま動けなくなった。
ここで体を隠すような仕草をしたら、気付いたことが健二にばれてしまう。
そのことが無性に恥ずかしくて、動けなかった。
 健二は顔を真っ赤にして顔を逸らしているが、時々我慢できなくなったように、
一瞬だけこちらに視線だけ向けてくる。その度に夏希の心拍数は高まった。
(え…何これ!)
 突然、新たなる変化に気付き夏希は狼狽えた。胸の先に感じるこの違和感は…。
(うそ…私、健二くんに見られて…それで? だ…だめっ!)
 ブラがあるからよほどのことがない限り気付かれないはずである。
それでも乳首の先端が尖ってきているのを見破られてしまいそうな気がして…。
今すぐにでも隠したいのに隠せない。
まるで、体が見えない鎖で縛り上げられてしまっているよう…。
 夏希は自分の呼吸が次第に荒くなっていくのを感じた。
自分の息の音がまるで喘ぎ声のように聞こえてくる。
ふっ、と体から力が抜けて健二へともたれかかった。
健二がぎくっとして硬直するのがわかる。
「先輩!」
(…気付かれちゃった!)
 脳裏に、泥だらけの地面に押し倒される自分の姿が浮かんだ。
押しのけようとしても真剣な目で見つめられたとたんに力が抜けて、そのまま服を脱がされてしまって…。
431夕立(3)(終):2009/08/22(土) 04:12:15 ID:tAmaRUWh
「雨…上がりましたよ?」
「ふぇ?」
 我に返った夏希はその勢いのまま立ち上がった。
「そ…それじゃ帰ろうかっ!」
「はい」
(はあ…よかったあ…。でも、ちょっと残念かも…って、そ、そんなことないっ!)
 慌てて首を振ってから健二を振り返ると、一瞬きょとんとしながらも、ぎこちなく微笑んでくれた。
(うん、今はまだこれでいい)
 見上げた空は美しい橙色から星を散りばめた蒼色へとゆっくりその色を変えつつあった。

 〜終わり〜
432名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 04:58:07 ID:Kthdh54+
a
433名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 05:06:37 ID:UwXbU6UK
ども、健夏です。
》222〜231の続きっぽいものです。


「ふふ。。健二君?覚悟はいい?」
「え?先輩・・・なにを」
立場が逆転した。健二は夏希に押し倒され、健二が下位置に来ている。
「健二君のこここんなに張っちゃって」
と健二の股間を指差す。
「いや、まぁ・・はい・・・。」
「健二君のえっち」
と夏希は健二の耳元でささやく
「わっ・・」
ビクッと健二の体がはねた。
これをみた夏希はまたもやしてやったりと笑顔をうかべ、
「健二君耳が敏感なんだ・・・。」
とはむっと健二の耳を甘噛みする。
「なつ・・き・・・せん・・ぱい。だめ・・ですって」
と健二は夏希の体を上げ、体を起こす。
そして健二は夏希を耳を狙っているのを察し、先に唇を自分の口で塞ぐ。
434名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 05:07:04 ID:UwXbU6UK
クチュクチュと舌を舐め合ったりし、銀の糸をたらす。
そしてそのまま健二は夏希の上に体を置き、そのまま夏希のマンコに指をこすり付ける。
徐々にスピードを上げ、そしてマンコに指を入れる。
「あンっ健二君・・指が・・・あっ」
そして膣をこする。
「先輩・・気持ちいいですか?」
「ンッンッやっダメッんっ!」
夏希が感じている途中に健二は手を止める。
「んっ・・・健二君?」
と物足りなさそうな夏希を一目見て、健二は夏希のマンコに口をあて舐め始める。
「あっ!健二君っ・・・あっんっ!」
ピチャピチャと音を立てるマンコに健二は口をつけ夏希の愛液を吸う。
435名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 05:07:53 ID:UwXbU6UK
「あっんんんっん〜吸っちゃだめぇ・・〜」
ズズズッと健二は次から次に出てくる愛液を吸い、一呼吸する。
「先輩のマンコ・・・おいしいです・・。」
と今度はクリトリスを舌で刺激する。
「健二君っ私ダメッもうイッちゃいそ・・・。」
「またイっちゃってください先輩。」
と口でクリトリスを刺激し、手で膣内を刺激する健二。
「あーっんんん〜だめぇイクッイクッイッちゃうぅぅぅ!」
夏希の体が大きくビクつく。
それと同時に健二は吸い付き、すべてを飲み干す。
「健二君・・・はぁ・・あなたのも見せてよ・・・。」
と力が入らない体で夏希は健二のパンツを下ろす。
すると、健二の今までパンツで抑えられていたペニスが夏希の前に出される。
「わ・・おっき・・。」
と健二のペニスをまじまじと見る夏希。
すると、夏希は健二のペニスに軽く口付けをする。
そして、舐めあげたりして健二の反応を楽しそうにみる夏希。
「ん。なんか出てきた・・・。」
とペニスの先から透明の液が出てきたことに気づいた夏希は、舐め上げ、ペニスをくわえる。
436名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 05:08:13 ID:UwXbU6UK
「あっ」
と健二が声をこぼし、夏希はジュボジュボと吸い付く。
「だめです・・先輩・・・もうイキそ・・・。」
「いいのよ健二君イッて」
とフェラチオを続ける夏希。
「先輩・・・出るっ!」
ビュルッ
と健二のペニスが脈打ち、白い濁液が夏希の口の中に注がれる。それを夏希はゴクッと飲んだかと思われたが、少し、口からあふれている。
健二はイッてる最中に夏希の口から抜き、夏希の顔にも精液をかける。
「あんぁ・・健二君の・・・精液・・あつい・・」
と夏希は顔に付いた精液を口に持っていき飲む。
「先輩・・・挿れてもいいですか・・・?もう我慢できません」
と夏希は愛おしそうに未だに起っているペニス見て
「いいよ・・健二君・・・。」
と足を広げる。
437名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 05:08:34 ID:UwXbU6UK
そして、健二はうなずき、ゆっくりとマンコにペニスをあてる。
「ゆっくり・・ね?」
「はい。」
そして、健二はゆっくりと夏希のマンコにペニスを入れる。
「うっキツ・・・。」
しかし、徐々に中に挿入されていくペニスを2人は見る。
そして健二がペニスの先に処女膜があたるを感じ、夏希が処女であることを実感する。
「先輩・・・一気にいきますよ?」
「うん・・きて」
夏希に了承をとり、健二は一気に処女膜を突き破る。
「んんんんん〜!」
夏希のマンコから愛液と共に赤い血が出てくるのがわかった。
健二は奥までペニスが入ったのを確認すると、
「動きます・・・先輩。」
「・・・うん。」
とゆっくりとピストンを開始する。
438名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 05:09:10 ID:UwXbU6UK
ヌチュヌチュと音を立てながら動き出し、徐々に速度を上げていく。
「あんっあんっあんっ」
リズムよく夏希の声とピストンの音が重なり、締め付けが強くなるのを感じた。
「うっ・・締まる・・・。気持ち・・いいです」
「あんっいいっいいよぉっ健二くぅんっ!あっあっ!」
と夏希も無意識か、腰を動かし始める。
「先輩っ先輩っ!」
「いいっもっと突いてっ!奥あたってるぅっ!」
パンパンパンッと音がし、健二は腰を動かし始める。
「先輩っ僕・・もう出そうですっ」
「いいよぉっ出してっ中にいっぱいっちょぉだいっ健二君っ!ンッンッアッアッアンッ!イクッ私もイクッ!イッちゃうっ!健二君っ!」
「出るッ!」
健二は夏希の中で絶頂を迎え、ペニスが激しく脈打つ。
夏希の体もビクビクッと動き、絶頂を迎えた。
「いっぱいアツいのが入ってくるぅ・・・健二君の精液が・・・。いっぱい・・・。健二くぅん・・・。」
「先輩・・・」
と再び2人は舌を絡めあい、布団に落ちる。

「先輩・・・これで妊娠したら・・・。」
朝。2人は裸で一緒に寝ていることに最初頭が回らず、夜のことを思い出した。そして健二は避妊具をしていなかったことと、夏希の中に出してしまったことを思い出し、夏希に訊いている。
「責任・・取ってよね?」
と顔を赤く染めながら、夏希は小声で言い、目を閉じて口を突き出した。
「はい・・!」
と健二は返事をし、夏希に口付けをした。

以上です。感想お願いします!www
439名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 05:44:58 ID:ZucSx9XU
議論の流れになってて、ああもうここ終っちまうのかなと思ってたら一気に投下来て涙出そうになった。

ふたりともGJ!
440名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 11:39:20 ID:wY3So3HI
gjgj!!
441名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 13:45:48 ID:GXLdVkLn
最高
442名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 15:12:36 ID:MIMgxFB6
どっちもよかった
GJ!
443名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 15:39:26 ID:DxePYTPJ
444名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 18:09:42 ID:b9nnccKN
お二人ともGJす

建て直しできてほんと良かったー
アバターナツキでのエロ話も見てみたいな
445名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 21:48:50 ID:NPyMLwSC
ケンジは夏希にキスをされて、気絶。陣内家の8畳の部屋で寝かされていた。

ケンジ
「。。。っあ!あれ!?」

夏希
「あ!ケンジ君!よかったぁ〜。。。」

ケンジ
「せ、先輩!顔がちかっ近いです!!」

夏希
「あ、ごめんっ!」

ケンジ
「い、いえっ。ところで、今何時ですかっ?」

夏希
「んーとね、午後4時30分よ。」
446名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 21:49:15 ID:NPyMLwSC
ケンジ
「午後4時30分。。。9時まで4時間30分ですっ。」

夏希
「っすっご〜い!!暗記してるの?」

ケンジ
「いえ、引き算と足し算っていうのを応用してですね。」

夏希
「へぇー!ケンジ君って頭いいんだ!」

ケンジ
「。。。プフ、夏希先輩それ2回目ですよっ!」

夏希
「ええっ!ケンジ君、暗記してるのっ!?」

ケンジ
「。。。先輩、僕のこと、からかってるんですか?」
447名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 21:49:55 ID:NPyMLwSC
夏希
「ふふっ♪ごめんごめん。あのさぁ、お詫び?といったらなんだけどさ、さっきの。。。続きしない?。。。」

ケンジ
「な、夏希先輩っ!?」

夏希
「もうっ、先輩はやめてよっ!」

夏希は、そう言いながらケンジの顔を覗き込むように、目を合わせた。

ケンジ
「っせんぱっ。。。ななな、なつなつ、夏希!!顔が近い!近いですよっ!」

夏希
「目、つぶってっ。」

ケンジ
「えええっ!まってくださいよ!」

夏希には聞こえていなかった。
ゆっくりと・・・着実に・・・、ケンジと夏希の唇は近づいていく。

夏希
「ケンジ・・・くん・・・。」

ケンジの唇に暖かい感触がした。
448名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 21:50:43 ID:NPyMLwSC
ケンジ
「なっ!!すみませんが、これもバイト内容に含まれるんですかっ!?」

夏希
「えっ?バ・・・イト・・・・?」

ケンジ
「は、はい。先輩の偽装恋人のバイトって言ってましたよ・・ね?」

夏希
「・・・・・・え?」

ケンジ
「あと、聞いておきたかったんですが、このバイトって日給いくらですかっ?」

夏希
「・・・・・・・・・」

♪こころと、こころを〜つなげて♪

ケンジ
「あ、すみません。ちょっと電話きましたっ!!」

佐久間
(おい、まだバイト終らねえの?w)

ケンジ
(ごめんごめん!いま、お給料もらったら帰るからさっ!)

佐久間
(うぃーっす、明日には帰ってこいよ?明日は俺たちの1周年記念日だろ☆)

ケンジ
(わかったよ・・・////)

ピ!

ケンジ
「夏希先輩っ!すみませんが、ぼくそろそろ帰りますね!あ、あとお給料はOZ経由で振り込んでおいてくださればいいですからっ!」

おしまい
449名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:16:43 ID:svliROOM
450名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:21:22 ID:GLARJM23
Pixiv見ると佐久間×健二も需要あるらしいから困る
451名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:30:50 ID:b9nnccKN
うんスレ違いで板違いだけどね
452名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:32:13 ID:ZucSx9XU
>>451
新参乙
453名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 23:12:40 ID:4u8NIyLs
ごめん、自分はカズマ好きだけど、相手が男だと無理だ。男と男はショタだろうがなんだろうが無理、読めない
なんでそういう人を無視して嫌ならスルーとかNGにしろとか言えるんだ…なんかちょっとおかしいよ
ホモと801とショタが別とかわからない、男と女は普通だけど、男と男が絡んでるのが好きと思うのは普通じゃないよ…カズマは好きだけど
せっかく保管庫作ってくれてるんだから、そこでやればいいんじゃないの?
一回ホモ禁止って流れになって、職人も気を付けますって言ってくれてノーマルな流れだったのに、どうしてまたショタが普通にありみたいな流れになるんだよ
こんなんじゃ職人も投下しにくいし

長文ごめん
でもこの流れがもう我慢できなかった…
頼むから住み分けしてくれ
454名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 23:17:56 ID:b9nnccKN
いやもうカズマスレ上で立って起動してるし
保管庫だけは派生スレ扱いで共通だけど
このスレに男同士ネタの投下自体はないんじゃないのか
455名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 23:22:23 ID:1kosw27w
ちょっと確認させてくれ。
佳主馬の同性での絡みはキャラサロン
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1250866062/
それ以外の男同士は801(ビデオ棚)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1249359719/
それ以外はここっていうことでいいんだよな?
感想とかも基本的には当該スレでということで
456名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 23:30:34 ID:enkxOxRs
>>453
そうやって蒸し返すから投下しにくい流れになるんだよ。
457名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 23:31:59 ID:b9nnccKN
>>455
それでいいんだと思ってたが…
ただ保管庫に関しては管理人さんがカズマ専用スレでここのログと
共用で保管してもいいだろうかと打診されていたかな
向こうの住人はおkサインを出してたけどそれもこっち側としては無理なのかね?
自分はショタ好きだからSS読む分には構わないんだが
上みたいにピクシブで佐久間と健二の需要が〜なんて話されるとそりゃ
さすがに801板向きの話題じゃね?と感じて思わず突っ込んでしまったんだが
458名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 23:47:23 ID:G5vdZ9mz
>>453
もし週間少年ジャンプに嫌いな漫画が載ってたら読み飛ばさないのか?
俺は読み飛ばすぞ
嫌いなものをわざわざ見るほどドMじゃないしな
459名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 23:55:02 ID:pBa6lVOj
>>455
まあ445-449を801スレに投稿すると男女のからみはスレ違い
だと発狂するだろうけれどね

単なるオチとして「やらないか系」がくるとギャグオチとして
自分は受け止めるけれどそれすらもアレルギーの反応を起こす
となると職人がにげるぞ?
460名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 00:04:03 ID:b9nnccKN
ギャグオチはあり。
>>450みたいなレスが続かれると辛い。
461名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 00:08:58 ID:XYTlN8pf
男女だけでいいじゃん、揉める元だし
カズマは他にスレあるそうだしさ
462名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 00:25:59 ID:4qqPM629
ショタに関してはキャラサロンのカズマスレでもこっちでも投下自由
嫌ならNGにするかスルー、そういう事に上でなってた
スルー位出来るだろ18歳以上なら
463名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 00:26:00 ID:VxAhH3Rp
もし週間少年ジャンプに嫌いな漫画が載ってたら打ち切るよう編集部に抗議するよ
464名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 00:30:30 ID:STV1PqZ0
おれがくだらないSS投下して、議論おこさせてごめんなさい。
ROMってます。
465名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 00:47:58 ID:tnxGnd5B
>>464
いや464は悪くない
投下乙
466名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 00:52:00 ID:u+NGaYgS
作品の出来がどうとかじゃなくて801オチがまずかったんだろ
467名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 01:13:23 ID:seAJ7OSD
今後は各自気をつけるということで
大人な対応を心がけよう

俺は神を全裸待機するわ
468名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 03:17:37 ID:2ItDdjlO
夏希が好きすぎて夏希とのセクロスの夢まで見ちゃう翔太にぃとか良いと思うんだー
469名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 04:20:03 ID:Iw8EjGI3
>>453
>>381

お兄さん物分かりの悪い子は嫌いです
470名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 10:06:57 ID:qXI7WyIh
>>463
そして腫れ物のように扱われるんですね
471名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 11:29:16 ID:xeHz5Sh+
ぐだぐだ言ってる奴は過去レスちゃんと嫁
>>462がすべてということでそろそろ仕舞にしようじゃないか
472名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 00:14:29 ID:RteoGqZc
ショタは同性なら801で、異性ならここ
473名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 00:27:21 ID:z/EhcxEz
カズマきゅんの人気に嫉妬した夏希厨が神を追い出した結果がこれだよ
ざまあすぎるwwww
474名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 00:38:39 ID:3/geI2Vz
>>473
やめろ荒らすな
475名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 00:58:23 ID:SYYqg/Bv
読んでるだけなのに、スルーすらできないとか
476名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 02:56:30 ID:z/EhcxEz
不人気キャラしか扱わないんじゃそりゃ過疎るわな、ぷっ
477名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 03:04:55 ID:ZNBKp6Cu
>>472
同性の成人が絡んできたら801。ショタ同士はこの板じゃセーフ。
478名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 03:43:22 ID:14lT3hc+
でも大人のオッサンがいたいけなショタにいたずらするようなのは
それこそ801じゃないような…

なんにしろ今のこのスレは色んな意味で投下しづらい空気だよな
今まさにみんなが盛り上がりたいこの時期に
なんともったいない
479名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 09:24:39 ID:4FOj+PeD
いや、カズマ関連は専スレあるから
ここでは普通にノーマルを楽しみましょう

というわけで神降臨してくださいお願いしまぁぁあああああす!
480名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 10:00:06 ID:X9I/nZxc
>479
>462
481名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 10:08:11 ID:7y1yK02F
書き手さんがいつ来るかはわからんから
とりあえずせめてそれまでネタ妄想しとこうよ

OZ世界での色々が見たいな
奈々さんの新婚生活も考えると萌える
482名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 10:12:04 ID:8lQtipcT
>>478
締め出しが始まった時点で終了のお知らせが出てたよ
483名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 13:50:19 ID:ZNBKp6Cu
>>479
>>473
>>381

自分の好き嫌いで職人締め出す子供が来ちまったんだもん。
一人だけ駄々こねる奴が現れると皆が迷惑する好例だ。蒸し返すなよ、もうじき終る。
484名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 13:57:03 ID:f/SvRO7B
いいぞ
どんどん終われ
485名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 13:59:36 ID:ZNBKp6Cu
U18は立ち入り禁止だぞ。
486名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 14:46:56 ID:7y1yK02F
色んな作品関連スレに煽り荒らしが来てるようなのでスルー推奨
487名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 18:56:46 ID:TGdyRLxS
チュッパスレは今日も平和!
488名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:18:31 ID:z/EhcxEz
職人さんはチュッパスレに移動済みなんでここはさっさと落とせば?
489名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:50:39 ID:83rBaP5a
夏希厨くやしいのうwwwwwww
490名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 22:52:39 ID:Xm3zv51W
カズマ厨なのかカズマ厨を装った荒しなのかどっちだ
491名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 23:49:24 ID:Qggxe+7t
この程度、別に荒らしってわけでもないだろ
事実上の荒らしは締め出しを始めた奴ら
492名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 00:06:30 ID:7y1yK02F
>>490
多分後者
カズマスレ(本スレ、チュッパ)にも同じような口調のおかしなのが来てる
続けて煽りレスが入ってるし以降は触らぬが吉
493名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 01:11:15 ID:JrSO0aGf
チュッパスレは今日も平和!
494名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 03:11:35 ID:ajDjdeiI
不人気ヒロイン夏希オタ自演乙
495名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 07:02:40 ID:4jJXqBGS
夏希がどうとかカズマがどうとか言う前に、全体のファン数が少なくて盛り上がらないんだから
仲良くしてくれよ。スレ分けるほど人がいないんだから
496名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 14:39:29 ID:vkvwNXNm
夏希ちゃんみたいな女の子はおらんのか!
497名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 17:12:30 ID:2Ub9Xy22
聞き分けのないやつらが議論ループしてるから過疎ったじゃないか…
せっかく今盛り上がりどころなのにもったいねーな
498名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 18:11:35 ID:tKdY8TxX
神よどうか降臨して下さいませお願いいたします
499名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:07:14 ID:vkvwNXNm
書いてみたいんだけど文章書いてるうちに自分で恥ずかしくなってやめそう
500名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:28:23 ID:ZvbvsjKI
>>499
あんたならできる!
501名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:01:56 ID:6tgkVSPe
>>499
がんばれっ!
502名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 18:28:58 ID:BkT9ag1p
>>500-501
出来なかったです…
503名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 19:54:29 ID:aGTmOxR2
>>502
陣内家の人間に半端な男は要らない
504名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 20:21:10 ID:BkT9ag1p
>>503
妄想ならいくらでも出来るんですが言語化できません><
505名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 23:35:36 ID:JXVVAvL0
大切なのは、上手く書けることではない。
己のエロスを如何に強く叩き込むかだ。
506名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 23:55:34 ID:5L4eKCsm
我々は君の小説を読みたいのではない。
君の妄想を聞きたいだけなのだよ。
507名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 01:24:46 ID:Oav8BbCV
>>506
なんかその通りな自分に少し腹立った・・・。

>>502
自らの妄想をそのまま打ち込めば、おのずと文ができてくる。
さあ妄想の世界へ再入場だ!
508名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 01:49:24 ID:UzM9NWc1
>>502
諦めないことが肝心だよ
509名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 08:50:48 ID:7JeN3lTk
大切なのは変に気取らないこと、
それを一番わかってるのは>>502さん、あんたじゃないか。
510名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 08:54:29 ID:+YqxE0VY
変態はよしてください、ただの夏希厨のお願いだと思って聞いてください。
511名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 09:24:24 ID:9takpTmj
私があんたを(厨房だと)叩いたのはもう、何十スレも前のことじゃないか。
512名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 13:08:13 ID:ozX1FWBz
>>502、ひさしぶりね、>>512です。
まあまあ、忙しいだろうけど、同じ変態のよしみで聞かせてくれないかい。
>>502は今、どんな妄想をしているんだい?

なに?文章化できない?
バカいうんじゃないよ!
その手は何のためについているんだい!
せんずりでもこくなりして、まず動くんだよ!
513名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 13:20:31 ID:PY/vYjem
なんだこの流れwww
514名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 13:26:30 ID:sw2z9nll
>>512
言ってることはしょーもないのにカッコいいw
ばあちゃんの力は偉大だw
515名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 14:03:32 ID:8ftC/M5t
夏希は子供達達とお風呂に入っていた。
お風呂の中で歌っている夏希の可愛らしい声が渡り廊下にまで響いていた。

「げーんこつやーまのたぬきさーん♪おっぱい飲んでねんねしてー♪」

「僕もいっしょにあの中に混ざって夏希先輩とじゃれ合いたい・・・」

などと童貞が考えそうなありえない事を健二はしぶしぶ妄想していたのであった。

そう妄想していると風呂上りの子供達が素っ裸で廊下に出てきた。

「はー気持ち良かったな!そうだ!飯食った後でマリオカートやろうぜ!負けた奴は罰ゲームなw」

と健二は子供達は小学生らしく夏休みを満喫しているなぁと情けなく見つめるのであった。

「僕もせっかくチャンスを貰ったのに何をしているんだ…」

と元々ネガティブ思考の健二が思い悩んでいたその時だった―――。

「健二くーん!お風呂一緒に入らなーい?体流してあげるから!♪」




516名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 14:13:34 ID:8ftC/M5t
夏希の声がお風呂場から大きく聞こえてきた。

「い…今…何て言った?」

健二は気を確かにするのに10秒ほどの期間を要した。

「え…?えええええええええっ!?」

そう理解した瞬間健二の頭の中はショートしそうになっていた。

「なーにビックリしてるの健二君?せっかく家にきておばあちゃん説得して頑張ってくれたんだからご褒美よ!
ほらさっさと入って!」

「わわわ・・わわかりました!今行きます!」



やばいやばいやばいやばいやばい。
いや、良く考えようやばくない。夏希先輩と一緒にお風呂に入れる。
などど落ち着いて考えてみたものの上がり症の健二にそれが通用するはずもなかった。
洗面所で着替えている最中も心臓が破裂しそうなくらいドキドキしていた。


そして風呂場のドアを開けた――――。




文章力ないもんですいません…
こんなんでよろしいですか?

517名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 16:46:12 ID:BFdhmnTC
たった今見終わって「そういやエロパロにスレあんのかな」と思って来てみれば…
けしからん、もっとやれ
518名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 17:01:36 ID:8ftC/M5t
駄目だ書こうと思っても力がでない…
秋田w
519名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 19:01:16 ID:/eNaFH9U
葬儀の翌朝、健二に割り当てられた部屋で

健二「先輩・・・痛くなかったですか?。」
夏希「ちょっとだけ・・・でも健二くんが優しくしてくれたから平気。鼻血止まってよかったね。」
健二「夏季先輩・・・。」
夏希「や、いきなりそんなとこ舐めちゃやだ!・・・あはあっ!!ああ、すごい・・・健二くん、そこ・・・
あう、はあ、あっあっあっあっあっああああ!!・・・・・・・はあああ・・・・。」
真緒「ねーなにしてんのー?。」
健夏「ぅわああああああああああああおおおおおおお!!!!!!。」
真緒「おねーちゃんたちはだかでおふとんはいってなにしてんのー?。」
健二「いや!、これは!、その!、あの!、ちょっと!、その!・・・・。」
夏希「ま、真緒ちゃん、お、お姉ちゃんたち・・・今大事なお話してるの!だから・・・お、お部屋に戻ってくれる?。あとで遊んだげるから〜・・・・。」
真緒「おとーさんがおんなじこというのー。」
健二「へ?。」
真緒「まおのおとーさんとおかーさんもはだかでおふとんはいってるのー。まおがなにしてるの?ってきいたらだいじなおはなししてるからおへやいけっていうのー。」
健二「頼彦さん・・・45歳でやるなあ・・・。」
夏希「消防の仕事で・・・体鍛えてるんだよ・・・きっと。」
真緒「だいじなおはなしってどんなおはなしー?なんではだかなのー?なんでおふとんはいってるのー?。」
夏希「わ、私達が説明するのは・・・・マズい・・・よね?・・・。」
健二「こんな時に佐久間がいてくれたら・・・。」
真緒「ねーなんでー?なんでなんでなんでなんでなんでなーんーでー???????????。」
健夏「ど、どうしよう・・・・・・・・・・・・・・・。」

子供って容赦ないよな
9歳だったらもっと知識あるか?

520名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 19:15:21 ID:Bs3jfY8k
>>509-512
この流れを見ててなんだか俺にもやれる気がしてきた!?
ぼ、僕も自分のやれることをやってみます!
521名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 19:54:39 ID:n2pgtQF7
>>520
あんたなら出来る!
522名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 20:19:57 ID:kmsMPL7o
たのんだよ
523名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 21:42:08 ID:6/1WgRog
このスレには何人の栄ばあちゃんがいるんだ?ww
524名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 21:46:01 ID:lnYlRluj
わたしだけだよ!
525名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 22:35:20 ID:fCBdo5Sd
わたしもいるよ!
526名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 22:58:18 ID:bcfxGMNR
tes
527名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 23:14:28 ID:9takpTmj
侘助「これでSSが増えるぞ、キシシシシ…」
528名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 23:57:00 ID:7o+r4hds
わたしだけじゃないかい?
529名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 00:36:17 ID:KrhHTY/H
夏休み明けて二学期開始
学校の男子から付き合ってる事実を隠したいケンジとそんなことは気にしない先輩

という設定を思いついたが全く何も話が浮かばなかったorz
誰かエロい人、暇があったらこの設定で書いてくれたら嬉しい
530名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 03:19:29 ID:6zqSihcn
エーッロス!
エーッロス!
531名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 03:44:17 ID:M5lMO1mR
では、>>529さんにお答えいたしまして、こんなんでよかったらどうぞ!

夏休みが明け2学期が開始。
健二にとって生命の崖っぷちに追いやられていた。夏希と付き合いはじめたことは、絶対に他言はできない。なぜならば、夏希は学校のアイドル的少女で、夏希を狙っている男子は多い。
夏希と歩くだけでも嫉妬と殺意の目線がその男子に注がれる学校なのだ。
とまぁ、これは前例がないため、絶対とは言い切れないが、まあそういう学校なのだ。
しかし、現在。健二はその状況に陥っている。
健二としては絶対にバレたくはない。
だからこうして一緒に登校することさえも、実はうれしい半面避けたいのでもある。
しかし、健二のへっぴり腰のおかげか、周りからは嫉妬の視線は感じられるもの、殺気は感じられなかった。たぶん生徒会長とそれと話をする気弱な男子とでも映っているのだろう。
532名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 03:44:38 ID:M5lMO1mR
「じゃ健二くんっ放課後生徒会室に来てねっ」
と夏希は健二にいい、一人3年の教室に歩いていく。
上履きに履きかえた健二はため息をしながら、自分の教室にむかった。
なぜか、夏希に生徒会室に呼ばれた健二。
生徒会の資料もOZで管理しているらしく、今日はその担当が休みだと連絡がはいり、夏希は師弟関係にあった健二にお願いしたのだ。

そして放課後。
健二は言われた通り、HRが終わった途端に生徒会室へ向かった。
ノックをする。
「はいは〜い」
と中から夏希の元気な返事が返ってきて、健二はドアノブをひねった。
「健二君ありがと〜」
と健二の手を取って中へ引きずり込む。
生徒会室はカーテンが閉められ、クーラーで冷えていた。
そして夏希がドアを閉めたかと思うと鍵を閉めた。
「あの・・・せんぱ−」
「健二君これで誰にも見つからないわよ?」
「へ?それって・・どういう・・・。」
「えっちしよ?」
「はい?えっ!?ここでですかっ!?」
「だから鍵閉めたんじゃない。」
「えー!」
「いや?」
と夏希は戸惑っている健二の顔を覗き込むようにいい、健二は余計に顔を赤くする。
「い、いや・・じゃ・・ないですけど・・・。」
「じゃしましょ!」
533名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 03:44:59 ID:M5lMO1mR
とYシャツのボタンをはずしていく夏希。
健二はドアのほうを向き、夏希を見えないようにする。
「ちょ・・先輩!なにも・・こんなとこで・・・」
「え?皆の前がいいの?」
「いやそんなこと言ってません!でもここ学校ですし・・・」
「大丈夫今日本当は生徒会ないから現会長に鍵借りただけだし。だれも入ってこないわよ」
「そ・・・そうなんですか・・・」
「じゃ健二君も脱いで」
「へ?」
と後ろから健二の肩を引っ張り、夏希が見えるようにする。
「!!」
「健二君顔真っ赤・・・。」
と手で顔を隠す健二を見て夏希が言う。
健二が見たのは紛れもなく夏希の裸なのだが・・・。
「ここもパンパン・・・。」
といつの間にかしゃがんで、健二の股間を触る夏希。
すでに健二のペニスは勃起され、ズボンを押し上げている。
「苦しそうだね。出しちゃえ!」
とチャックに手をかけ、健二のペニスを出す。
チャックを開けた瞬間弾けるように飛び出した健二のペニスをまじまじと見つめる夏希。
「先輩・・・やめ・・」
「んっ」チュ
とペニスに口づけをする夏希。
そしてそのまま舐めはじめ、根元から舐め上げる。
「あっ」
そして亀頭の裏を舐め、先端を口にくわえた。
「おいひ・・・」
と夏希がいやらしい音を立てながら健二のペニスをしゃぶる。
534名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 03:45:19 ID:M5lMO1mR
「あぁ・・・」
ジュズズ
「そろそろ出していいのよ?健二君」
と笑いながら言う夏希。
「えっ・・・」
そしてまた口の中に運ぶ夏希。
ジュズッ
ズズズ
「くぁ・・先輩・・出る・・」
「健二くん・・出してぇ・・・」
ドプッ
健二のぺニスが脈打ち、夏希の口の中に精液を出す。そして、夏希がペニスを出し、口にある精液を飲む。
「ふふ・・おいし」
と口から漏れた精液も舐め、立ち上がる。
「まだできるよね?」
「は、はい・・・。」
と自分のペニスを見る健二。
「んちゅっ・・」
そして2人でキスをし、舌を絡ませクチュクチュと音を立てる。
「んはぁ・・」
そして離れた舌からは糸が垂れ、健二にいいよと夏希が首を振る。
それを見た健二は壁に夏希をよらせ、夏希の胸を揉む。
「んっ・・」
そして乳房の先端にある固くなった乳首をつまみ、力を入れる。
535名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 03:45:40 ID:M5lMO1mR
「あンッ!・・だめ・・コリコリしちゃ・・・」
と夏希が色っぽい声を上げ、健二をより興奮させる。
乳首を引っ張ったりして、夏希に刺激をあたえながら、健二は夏樹の唇を奪う。
「んっ・・はぁ・・健二くぅん・・」
と再び唇を重ねる。
「んっ!あっ・・!んんんんー!」
と夏希の体がビクビクッ!となり、床に、股から、液が垂れていることに健二が気付いた。
「先輩・・・」
と健二は手を夏希のマンコにあて、こする。
すでに濡れていて、ヌチュヌチュと音を立てる。
「んっ健二君!あっ!だめ!そこっんっっ!」
と再び夏希の体がビクつく。
そして健二は夏希を机にあづけ、夏希の尻を突きださせる。
「先輩・・もう挿れていいですよね?」
「いい・・・よ?」
そして、健二は液の垂れる夏希のマンコにペニスをあて、ゆっくりと膣に入れていく。
「あぁ・・締まる・・・。」
「あぁぁあ!入ってくるっ!健二君がぁ!入ってくる!」
「一気に入れますよ?先輩!」
「一気にきてぇ!奥まで一気にぃ!」
そして健二は一気に夏希を突きあげた。
「んっあぁあぁああぁあ!いいっ!健二君!」
「先輩・・動きますよ?」
「動いてぇ!健二君動いてぇ!」
そして健二はピストン運動を開始する。
ズブッズブッと音を立て、夏希の愛液が床にとぶ。
「あっあっ!いいのぉ!奥あたって・・あんっ!もっと突いてぇ!私の奥ついてぇ!」
536名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 03:46:18 ID:M5lMO1mR
と健二は動きを激しくし、夏希の奥まで突きあげる。
「イクッイクイクイクイク!イッちゃうぅぅぅ!」
「先輩っ!僕もそろそろイキそうです・・・!」
「一緒にぃ!一緒にイこぉ!中に!中にぃ出してぇ!」
「先輩っ!」
「アー!イクイクイク!」
「出るっ!」
夏希の体が今までにないくらいにビクつき、健二は思いっきり夏希の中で絶頂を迎えた。
ドクドクと脈打ちながら、夏希の中に精液を放出する。
「んはぁ!健二君のっ健二君のアツイのがぁ!入ってくるぅ!」
そして、出し終えたペニスをマンコから引き抜くと、中から、出した白い精液が出てきて、床を汚す。
「健二くぅん」
と夏希は健二の唇に自分の唇を重ね、再び深いキスをした。


こんな感じでいいっすか?設定とか最初だけなんですけど・・・。
537名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 04:04:26 ID:KrhHTY/H
 >>536 
  _n
 ( l    _、_
  \ \ ( <_,` )
   ヽ___ ̄ ̄  )   グッジョブ!!
     /    /
538名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 16:34:00 ID:bHjXN6z0
2011年、8月1日。あの事件から丁度1年の日。親戚一同が、陣内家本家の居間に集められていた。

万理子
「8:00丁度ね。それでは、始めぇっ!」

ケンジ&夏希
「は、っはい!」

ケンジ
「夏希先輩、行きます!」

夏希
「はい!」

ニュル

カズマ
「師匠、これはなに。。。?」

万助
「陣内家は古くから、こういう儀式をしてきたんだ。若い夫婦が子を作るときは親戚一同の前で行為をするんだ」

カズマ
「へぇ、変なの。。。」

万助
「ほぉら、そろそろ山場だぞ!」

バンバンバン、はぁっはぁっはぁっ

どぴゅ

万理子
「フィニッシュ!ご苦労様!」

ケンジ&夏希
「はぁ、はい!ありがとうございましたっ!」

万理子
「みなさん、お疲れさまでした」

親戚一同
「お疲れさまでした」

万助
「近年、稀にみる見事なものだった。。。」

カズマ
「(。。。理一さんが一人でいる理由がわかったような気がするよ)」
539名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 17:18:26 ID:W+BXUXvF
もうやだこの家www
540名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 17:22:56 ID:2frxoWZu
ちょっwww
541名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 17:38:45 ID:D0/Cz9Z3
衛星攻撃で地上から消滅すべきだったw
542名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 17:40:06 ID:y6nVrDs8
そりゃ侘助も出て行くわけだwww
543名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 18:10:13 ID:fMFu7UgN
ダメだこの家w
次は理一かリカさんか侘助か直美さん(再)か
カズマ以下若手が来るまでないんだな
あ…翔太兄、気を失ってなけりゃいいけど
544名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 18:35:54 ID:0GcO+8z2
つか翔太兄ぃは最初からこれ目当てなのではw
545名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 20:15:11 ID:L1mrz+Sn
日本の田舎ならむしろ夜這い婚じゃ…とマジレスしてみる
祭りの夜は乱交ですねわかりま(ry

複数の立会人の中で初夜完遂を証明するのは
近世以前のヨーロッパ王家じゃ普通の事だったり
1発終わる度に立会人の王様に合図し、それがとうとう8回目になったんで
「君は余よりよっぽどブラボーだ」と王様大ウケさせた人ガイル
546名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 20:49:25 ID:fMFu7UgN
>>545
> 祭りの夜は乱交ですねわかりま(ry

自分の妄想が漏れたかと思った
あの一族の団結は肌と肌の繋がりが(ry
男子の筆下ろしも一族で(ry
女子の処女喪し(ry
すみません
547名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 21:13:19 ID:mjoc8h/f
初夜貫徹ってか、初夜権ってのは昔っからあったよ。日本やら他の国やらに。
娘嫁ぐ時、新郎の親父か新婦の付添人が新婦の処女貰う権利ゲットできるの。
うまーく夜の生活を送るのにはどうしたらいいのか―とか、そういうレッスンも兼ねてってことらしい。

自分だったら発狂するけどNE☆
548名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 21:55:41 ID:L1mrz+Sn
初夜権て日本にもあったの?
ヨーロッパだと領主が領民に対して行使してたけど
日本みたいに手ほどきって感じではなかったはず
あとセックス完遂を見届けるのは王家の結婚が
国家の同盟や王位や財産の継承権が絡む政治行為だったからで、初夜権とはちょっと違う話

だがとりあえず詫助or理一さんに破瓜&手ほどきされる夏希先輩はガチ
いっそ二人がかりで仕込(ry
その間に直美さん辺りが健二筆下ろししてレクチャーするんですねわかります
549名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 23:59:43 ID:W+BXUXvF
しかも実際には領主は初夜権を行使しないで、そのかわりに
新婚さんから結婚税をもらうっていうよくできた税制w
エロパロ的には夢がない話になるがw
550名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 00:11:47 ID:S7xo2kpy
どっちにしろ健二涙目じゃねーかww
551名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 00:52:00 ID:bcbqRwY2
万理子
「はい、もう一回いくよ!」

万助
「もういっちょ!」

カズマ
「もうやだこの家。。。」
552名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 01:51:23 ID:S7xo2kpy
侘助「帰って来るんじゃなかった…」

ラブマ「あの時滅ぼすベキだった」

佐久間「クッ…ジャンケンで勝ってれば…!!」
553名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 03:08:27 ID:KYmVUUI6
ハヤテ「ワンワンワン!(訳:もうやだこの家族!)」
554名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 06:55:21 ID:vTQVT4O2
ここには天才しか居らんのか!
555名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 09:22:16 ID:JoCBfN/Z
天才という名の変態だぜ
556名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 11:18:39 ID:WcHr0KIC
夏希厨チュッパスレに来るな
557名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 11:40:23 ID:JPw8zXu3
すみませんこいつパンツもはかず…
すぐ向こうに連れて帰りますんで
558名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 12:18:22 ID:iaaX9yzt
連れ帰るなよ〜
こいつ前からいる荒らしだろ
559名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 17:30:36 ID:NZjgJzOU
陣内家党首が初夜権を行使した結果、
健二の初物はおばあちゃんが……
560名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 17:56:55 ID:S7xo2kpy
陣内栄、死因:腹上死
561名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18:28:37 ID:iaaX9yzt
栄ばーちゃん「私は本当に幸せでした」
562名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18:35:27 ID:isrWOVFR
ふと思ったが、消防3兄弟って栄婆ちゃんの目を盗んでスワッピングしてるんじゃないか?
563夏戦争・続(非エロ):2009/08/31(月) 10:19:22 ID:SCJGZdwQ
春の気配がする冬の日・・・
健二は高校に向かっていった。
今日は、高校の卒業式だ。
長かったようで短かった高校生活も、今日でおしまいだ・・

校長先生の長い話を聞きながら健二は、高校生活を、思い出していた
やっぱり一番印象深いのは、今年の数学オリンピックで優勝したことでもなく、大学受験合格でもなく
去年の、夏休み先輩とその御親戚と世界崩壊の危機をすくいそして・・・
だらしなく、ニヤニヤしている健二に隣の女子が変な目つきでこちらを見ている。

卒業式は終わったが皆別れを惜しむように校庭で話をしている。
健二も、1番の親友佐久間と話をしていた。
「おれたちの高校生活、終わったな・・」
「うん・・。そうだね・・」
「健二はいいよな・・大学いっても夏希先輩と一緒で」
灰色の空を見ながら、佐久間が言った。
「う、うるさいな・・・」
「さっきもその子と考えて、ニヤニヤしてただろう?」
「し、してないよ・・・・」
しかし、ウソが苦手な健二ばればれだ・・・
「佐久間だって、今付き合ってるだろ。」
佐久間は、去年の秋、後輩の女子から告白されて付き合ってるらしい・・
「まぁな、俺・・・」と佐久間続きを言おうとしたとき校門の近くで歓声が上がった。
「ん?なんだろう・・」
 
564夏戦争・続(非エロ):2009/08/31(月) 10:54:51 ID:SCJGZdwQ
健二が校門の方を見ると、一人の女性がみんなに囲まれていた
「あれ?あれ、夏希先輩じゃね?」
「え・・・・ホントだ!」
夏希は、健二たちに築いたらしくこっちに小走りでこっちに来た。
「健二くん、久しぶり!」
「あ、久しぶりです」と言ったが、内心健二は焦っていた。
夏希と付き合ってから1年半、奇跡とも言うべきかなんとか佐久間以外の
男子、および女子には隠しとうしてきた。
それが、最後の日になって・・・

「どうしたんですか?学校は大丈夫なんですか?」
「あ、今日は学校休みなんだ。健二君の最後の学制服姿見ようかな?と思って?」
周りの、男子が不審そうにこちらを見ている・・
少し離れたどころで佐久間が笑っている・・
「とりあえず。これはもらっとくわね〜」
夏希は健二の胸に手を伸ばし第二ボタンを取り外した。
「ここで話すのもなんだし、健二君の家で待ってるね。」
「は・はい・・・」
このぐらいなら何とかごまかせるかなと健二は思った。
「健二君!」
「はい」と夏希を見た瞬間、夏希は健二の頬にキスをした。
周りがざわめく・・・・
「卒業おめでとう♪、じゃあまってるからね!」
と、言うと夏希は帰って行った・・・
終わった・・・・・・・・・

その後、校庭は修羅場と化した


565名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 10:57:12 ID:uZVsWutg
GJ
566名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 10:57:48 ID:kzbmQGc1
>男子、および女子には隠しとうしてきた。

>隠しとうしてきた。

>隠しとうしてきた。
567名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 16:41:10 ID:pNwyxAxF
そう、すべては佐久間の策略だった。

1年前のジャンケンの復讐である。

この日のために佐久間は毎日7時間とっていた睡眠を2時間に減らしたし、毎日、腕立て伏せとスクワット、腹筋を1000回やった。

佐久間は完璧だった。

つづく
568名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 21:00:03 ID:VqpR5rnk
夏希「何度もヤるって言ったくせに」
健二「無理です!無理無理無理!」

若いくせになんだw
569名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 21:12:14 ID:dTn5x53b
夏希の台詞を一字変えただけなのに、すごいなw
570名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 00:16:49 ID:1cl8YSnS
ばあちゃんて呼んでるけど
侘助からすれば義母
未亡人と血のつながらない息子…
571名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 01:19:34 ID:n8y6Sl3Z
>>570
昔はよくあったのよ
572名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 05:49:00 ID:XqH6J5vP
夏希「設定があるの。ドSのご主人様で、絶倫で、女千人斬り達成ってことになってるから」
健二「どSで絶倫で女千人・・・・って僕と真反対じゃないですか!」
夏希「だから私の事は夏希先輩じゃなくて『薄汚い恥知らずの淫乱め!ソープに沈められたくなかったら
俺様の靴を舐めろ!それとも松下一夫ばりに白目むいて口から泡吹くまでくすぐり責めにしてやろうか!
このド変態の薄汚いメス豚が!!』って呼んでね」
健二「無理です!!」

あんたならできる!w
573名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 06:51:15 ID:46/o0KPQ
直美「よくできた物件よねぇ」
574名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 10:57:08 ID:b6b6f3RP
ふむふむ
575名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 11:08:41 ID:OkCoobmD
栄「陣内家に半端な性癖の男は要らないよ」
576名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 11:58:08 ID:ZT9mttFV
理香「どSで絶倫で千人切りなんてウソ!!ただのサラリーマンの息子じゃない!」
577名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 13:24:06 ID:5BYvMN2N
サラリーマンの息子がどSで絶倫で千人切りだっていいじゃないかw
そこは「ただの童貞じゃない!」だろ
578名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 14:30:42 ID:Pqde01gJ
童貞だとわかると逆に食いつかれそうな気がするんだがwww
579名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 14:41:54 ID:K5SohtYT
直美「やっぱよくできた物件ねぇ」
580名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 15:50:08 ID:2A1XQ8mP
この流れだと、侘が絶倫でドSで千人切り(一応)になるのか……?
581名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 15:58:42 ID:EosqdF5Y
てす
582名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 16:18:29 ID:jFxFEIky
千人切りっていう表現が古臭くてキモい
583名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 16:25:29 ID:wex0JQO0
お前ここは初めてか?力抜けよ

すでに死語の「パンティ」が未だに脈々と息づいている我々の業界では
まだまだ現役用語です
584名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 16:53:49 ID:Pqde01gJ
>>580
その侘助が作ったラブマシーンは
エラい仕様になってしまうな
585名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 17:54:37 ID:1cl8YSnS
侘さんはアメリカで巨乳の女の人を千人斬りしたんだよ
586名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 17:55:50 ID:0SKdi57X
>>575
性癖は「性的な嗜好」ではなく、例えば貧乏ゆすり等の言わゆる普通の癖を指す。
587名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 19:33:50 ID:LqhnnccQ
つまり>>548と絡めるとだな
ドSで絶倫で千人きっちゃった侘と理一にてほどきを受ける先輩・・・と。

・・・ふぅ。
588572:2009/09/01(火) 19:37:17 ID:XqH6J5vP
ご好評頂きありがとうございます。本スレでもSS書いてたんですが、むこうは
初見さんとアンチでごった返しているのでしばらくこちらでのんびりさせて頂こうかなと。

つかエロパロ板のほうが本スレよりはるかに反応が良いのは何故?・・・・
589名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 20:24:52 ID:dEa5tZG1
ここも一度荒れたしな
投下が少ないからみんなネタに飢えてるんだよ
590名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 21:00:36 ID:lnt0WZxw
さあ、遠慮はせずに迸るエロスをキーボードに叩き込むがいい
591名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 21:37:57 ID:8h5v4hXG
>>587
詫助も理一も驚異のハイスペックアラフォーだもんなぁ…
仕込みなら前挿入無しバック有り、
感度調教とテク習得のみとかでもいいかもしらん
貫通はあくまで健二用に取っておくということで…
とりあえず(理一&詫助)×夏希先輩でだれか書いて下さいよろしくお願いしまあああす!
592名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 23:24:56 ID:RDP0dEWh
夏希先輩に激しい抜き胴をキメたい。
593名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 00:32:44 ID:gPay8Gb1
夏希ったら、幼稚園児のくせにセフレなんて作っちゃって。ませてたのよ〜。
594名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 00:51:12 ID:EB9S+Rpa
>>584
おいおいラブ魔に吸収されたアバターが圧縮されたファイルの中でウィルスの触手にギシアンなんてそんなことが・・・
595名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 06:17:12 ID:jqYxS54L
2010年秋、物理部にて

健二「んん!先輩!・・・あうっ出る!・・・・・」
夏希「出して!健二くんのちょうだい!!あああっっっ!!!・・・・・うふう・・・・・んんん・・・・」
健二「夏希先輩・・・・・」
夏希「やだ!抜いちゃやだ!!・・・健二くんのいじわる・・・・そのままで、もう少しそのままで・・・・・・」
健二「す、すいません、でも先輩・・・」
夏希「ああん・・・健二くんのすごく元気・・・私の中で・・・硬いまんまだよ・・・・」
健二「先輩、声大きすぎます。この部屋壁薄いから」
夏希「平気よ。手は打ってあるから。んふう・・・今日の健二くん、今までのエッチで1番すごいかも・・・・」
健二「手って?」
夏希「ドアの向こうで、佐久間くんに見張りを頼んであるの」
健二「へ?!」
菓子パン食ってる佐久間「とっとと終われよバカップル共!バイトの休憩時間終わるじゃねーか!怒られんのはチーフの俺だぞ!!」
夏希「佐久間くん、何か言ったー?」
佐久間「んっがっんっぐっ!!!・・・・喉に詰まっ!!・・・・dねじゅにlんrn!!!!!!」

もう、誰も夏希先輩を止められないw


596名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 09:50:30 ID:qRRLNRG+
ドキドキ
597名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 12:34:08 ID:jfrzu/Jx
陣内家の血こえー
598名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 14:34:50 ID:Y+OEiUuW
浮気したら殺されるなw
599名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 16:47:50 ID:ESFkbAcX
>>591
何と言うおまおれ。

つう訳で天の声を受信したので、侘助×夏希の初夜権(のようなもの)を深夜にでも上げたい。
(今は仕事中なんでw)
破瓜は多分なし。
600名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 21:00:22 ID:SWquBDJ5
全裸で待ってます!>599
601名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 22:04:43 ID:oPU1+lDz
>>595
栄「夏季に流るる陣内の血…舐めてかからぬ事だ……っ!!」
602名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 23:51:17 ID:j7rsPl66
侘助「禁欲の果てにたどり着く境地など高が知れたものッッ
    強くなりたくば喰らえ!朝も昼もなく喰らえッッッッ 食前食後にその肉を喰らえッッ
    飽くまで食らえッッ 飽き果てるまで食らえッッ
    喰らって喰らって喰らい尽くせッッ
    健二……。
    自己を高めろ。棒として。
    飽き果てるまで食らわせつつも――――
    『足りぬ』棒であれ!喰らい尽くせぬ棒であれ!」
603名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 00:16:36 ID:mXTduuY3
>>601
サマーウォーズだから?
604名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 00:39:43 ID:cCyBVmn1
つか侘助キャラ違っwwwなんか熱血www
605名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 03:35:57 ID:D9NZNfBn
健×夏もの・非エロ・主に夏希視点・ちょいシリアス風味・話結構長い
そんな感じの話を書いてるのだが、こっちに上げていいのかな
それともキャラスレに上げるべき?教えておばあちゃん
606侘助×夏希 1:2009/09/03(木) 05:18:42 ID:ux3dTo4h
>>599です。ごめん、途中までで一旦あげます。
すみません。残業の馬鹿。

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 あの夏が終わり、俺は東京に居を構えた。
 栄の気配がまだ色濃く残るあの屋敷で、暫くは何も考えず過ごしたいと思った。
だけど、親戚間の長年のわだかまりはそうすぐには消えるもんじゃない。
栄を失った経緯を考えれば俺自身のなかにも忸怩たるものがあった。
 引き留める者もいた。正直、嬉しいと感じた。
だがあの濃密な近所づきあいの中で日々を過ごすには、まだ早いと思った。

 マンションの部屋中をパソコンと配線だらけにして画面と睨み合い、
ソファや床に転がっては思考に耽る日々を繰り返す。 

 そして、また夏が来た。


 玄関のチャイムが鳴っている。思考が中断される。
どうせセールスかなんかだろう。
住所を知らせたのは身内だけだが、その彼らにしてもまだ誰も訪ねては来ていない。
いつも通り放っておけばすぐいなくなるだろうと言う俺の目論見は、だが外れた。
 たっぷり3分は経つのに、扉の向こうの輩は実に根気よくチャイムを鳴らし続けている。
…コイツを追い返した後は即行チャイムの回路を断線してやると、
荒々しい気分のまま足音をたてて玄関に向かう。
勢いそのままに、ドアを開ける。
「っだよ!しつっこいんだよ!…って、夏希じゃねーか。いきなりどうした?」
 突然の訪問者は、姪の夏希だった。
607侘助×夏希 2 :2009/09/03(木) 05:22:44 ID:ux3dTo4h
 この一年、メールや電話でのやり取り(と言ってもロクな返答もしていないが)は
何度かしていたが、こうして面と向かうのはあの夏以来だった。
 夏希には感謝してもしきれなかった。
あの時、夏希が電話をくれたおかげで自分は栄にちゃんとお別れができたのだ。
 そして、昔から唯一俺を好いてくれた身内だった。
会いたい身内と言えば夏希くらいだったが(他の奴らが嫌いなわけではないが)、
夏希も受験と新たな大学生活、それにあの彼氏との付き合いで忙しかろうと、
あえてこちらから連絡を取ったり招いたりはしなかった。


 11年前の夏希も一年前の夏希も、夏希はいつでも元気で生気に溢れ、
実に健康的な、そう、太陽のような雰囲気の子だった。
それが、今目の前にいる夏希は目に見えてしゅんとして
今にもふっと消えてしまいそうな佇まいだ。
「えへへ…ごめんね、突然。来る時は連絡しろって言われてたのに…」
 そう言って笑おうとするが、笑顔と言うよりは泣き笑いの表情で固まってしまう。
夏希の背後の通路から見える空は真っ暗で、思わず時計を確認すると、もう夜も大分更けていた。
こんな時間にまわれ右させて帰らせる訳にもいかないな。
こいつ、なんか様子変だし。
「まあ、取りあえず入れよ」
「ありがと、侘助おじさん…」
608侘助×夏希 3:2009/09/03(木) 05:23:58 ID:ux3dTo4h
 パソコンとかいろいろあって凄いけど、水回りなんかはちゃんとしてるんだね、
感心感心!などと言いながら夏希は俺の部屋をあちこち見ている。
「あんまうろちょろすんなよー!なんか飲むだろ、こっちこい!」
 リビングのテーブルにミネラルウォーターのペットボトルを2本置く。
人は対話する時、正対すると緊張すると言う。だから、L字型の位置になるよう夏希を座らせた。
「え〜〜、お茶とかコーヒーは?」と夏希は不満げにぷぅと頬を膨らます。
こういう所は昔と変わんねーな、と苦笑しつつ「今切らしてるから」と宥める。
「文句あるなら飲まなくていいぞ」と言えば、慌てて
「わーウソウソ!頂きます!」とカチッとキャップを開ける。
 一口飲んでふぅ、と息を吐いたのを見て「お前今日どうし…」と聞こうとした途端、遮るように
「侘助おじさん、ゴハンとか普段どうしてるの?ウチのお母さんが何度も食事に誘ってるのに、
おじさん一回も来てくれないんだもん!それにさ」
「夏希」真剣な声音で呼べば、びくりとその肩を震わす。
「どうした?お前は『連絡なしに突然訪ねて来ない』って約束を破るような奴じゃないだろ」
「ねえ、侘助おじさん」
「ん?」
「私って、女として魅力ないのかな?」
609侘助×夏希 4:2009/09/03(木) 05:27:30 ID:ux3dTo4h
 思わず、手に持ったペットボトルを落としそうになった。
 あぶねえ、危うく足の指を折るところだったぜ。

「お前、何を言ってんだ、何を」内心の動揺を上手く隠せて喋れただろうか。
「だって…健二君と付き合ってもう一年になるのに…」

 俺が子供の頃、『何故知り合った日から半年過ぎても あなたって手も握らない』
という歌詞の歌が流行った事があった。
 あの日、あいつは夏希に頬に軽くキスされたくらいでぶっ倒れてたがまさか…

「あいつ、お前の手も握らないのか?」
 ううん、と首を横に振る。そうか、流石にそれはないか。
「キスもしないとか?」
「それはないよ。けど…私からする方が多いかな」
「抱きしめたりは?」
「してくれるし、するよ」

 何となく予想はついたが、セクハラ親父みたいで聞くのが少々憚れる。
「じゃあ、その先が…」
 夏希は真っ赤になりながら、こくんと頷く。
 
 高校生の男が、こんなにかわいい彼女がいて、一年も事に及ばないとは恐れ入る。
辛抱強いのか意気地がないのか。
けど、俺はあいつの根っこの所での肝の据わり方を知っている。
 いかにも優しそうな風貌の健二を思い出す。
もしかして俺と同じ気の遣い方して、ガマンしてるのか?

「…まあ、お前もこの一年受験だ卒業だ、大学進学して新しい生活だで大変だっただろ。
お前のこと気遣ってたんじゃないか?」
「でも…だって」
610名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 05:29:04 ID:ux3dTo4h
エロに到達しないで前置き長くて申し訳ない。
今日の深夜までお待ちいただければ幸いです。
611名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 06:51:39 ID:uZjLbX5j
夏希、浪人?
612名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 08:22:58 ID:WGarIJOz
613名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 09:30:18 ID:sw3Rg7Nf
>>605
栄「あんたなら出来る」
614名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 10:05:06 ID:tjZDZ43S
>>611
夏希大学1年、健二高校3年でしょ
615名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 19:54:03 ID:WTkp62fj
>>610
GJ! 個人的に露骨なエロよりこうゆうのの方が興奮するw
616名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 06:08:11 ID:kW3XVOI4
続きまだー?
617名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 10:55:50 ID:yZtaphHs
>>610
待ってる
618610:2009/09/04(金) 17:06:33 ID:a2hFV/vJ
すみません、今夜になりそうです。
他に投下予定の方いらしたら、気になさらず先にどんどんお願いします。
619名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 19:07:02 ID:/CidRVxm
楽しみだな
620名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 19:39:55 ID:kW3XVOI4
映画冒頭、物理部にて

夏希「ねえ、セックスしない?」
佐久間「今、オナニー中ですけど」
夏希「オナニー?何で?」
佐久間「OZのアダルトサイトですよ。修正の修正の修正ですからたいした事ありません」
夏希「そっか、オナニー中か。がっくり。まいったなあ、誰か私とセックスしてくれないかなあ」
健二「あの、僕が・・・・」
夏希「(パァァ)それ本当?!」
佐久間「おい、こっちどーすんだ!」
健二「あ、そうか・・・」
夏希「やっぱ駄目か。セックスって言っても、私の主催する乱交パーティに参加してくれるだけで良いんだけどなあ」
佐久間「俺行きます!」
健二「ええ?!何それ?!。じゃあ僕も!」
夏希「(ニヤリ)でも、二人じゃ少ないかな?」
健佐久「え?」
夏希「募集人員、10名なの!」

100人とか言わないあたりがリアルで良いです。夏希先輩ww

621名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 20:09:48 ID:DMOcrJPA
622侘助×夏希 5:2009/09/04(金) 23:55:19 ID:a2hFV/vJ
 夏希の話はこうだった。
数学に関しては途轍もない頭脳を持つ健二も、他教科に関しては特別成績が良いって訳でもない。
半年前まで現役の受験生だった夏希が、今年受験生の健二の勉強を看る為に
あいつの家へ行き、夕飯の支度もして手料理をご馳走する事になった。
それが今日だった。

 あいつの父親は相変わらず海外に単身赴任中、母親も仕事で忙しく、
その母親も今日明日明後日と出張で不在。
夜までじゃなく、朝になっても二人っきり。

何度かあいつの家に行った事はあるが、確実に二人きりと言うのは今日が初めてだったらしい。
夏希は「覚悟」を決めてあいつの家を訪れた。

 だがあいつは手を出してこない。
昼から夕方まで、時に密着しつつ勉強している時も、
夕食後にソファで隣り合って座って寛いでいる時でさえも。

 痺れを切らした夏希が(こいつだってお年頃だからな)思い切って
「健二君…今日はずっと二人きりだね」とあいつの肩に頭を載せてもたれ掛かる。
あいつは「はっ、はい、そうですね」しどろもどろに答えて固まり、
夏希が「私たち、付き合い始めてもう一年になるんだね」と、
そっとあいつの手に自分の手を重ねても何のアクションもなし。

挙句、「あ、先輩、お茶のおかわり持ってきますね!」と夏希から離れようとする。
慌てた夏希が立ち上がりかけたあいつのシャツの裾を掴むと、バランスを崩して夏希の上に倒れ込む。
いわゆる押し倒してるって体勢だ。
そのまま行っちまえばいいのに、奴さん、「すすす、すみません!」なんてあっさり夏希の上からどいちまう。
623侘助×夏希 6:2009/09/04(金) 23:59:15 ID:a2hFV/vJ
「なんかもう、悲しくて悔しくて情けなくて腹立たしくて…恥ずかしくて」
 すくっと立ち上がると、「健二君のバカぁ!!」とビンタ一発かまして、飛び出してここに来ちまったらしい。
夏希のビンタ…さぞやキいただろうな。
ちょっと身震いする。
だが、女の夏希の方から一歩踏み出したってのに、
その手を振り払うような男にさほど同情はできない。


「ねえ、侘助おじさん…私そんなに魅力ないのかな…」
 そこに戻るか。
まじまじと夏希を見つめる。
顔もスタイルも抜群だ。高校のアイドル的存在だったってのにも全く頷ける。
性格は―――成長してからは、日本に帰ってきてから一緒に過ごした短い間しか知らない。
それでも小さかった頃の、向日葵みたいな夏希が
両親や親戚、周りの人間に愛情を注がれて、まっすぐに成長したのが感じられた。


「お前は充分魅力的だよ、夏希。あの夜、あの家の縁側で十年ぶりにお前を見た時、
一瞬本気で誰だか分らなかったぜ。こんなにいい女、この家に居たか?って思ったよ」
「本当?侘助おじさん」
「ああ、本当だ。けどな」
「けど?」
「あいつみたいな、かなり大人しい、内気な奴は、押したら押しただけ引いちまうんじゃないか?」
「でも、一年付き合ってこれなんだもん…」
「その一年もな。さっきも言ったけど、俺が思うにあいつはお前の事、
気を遣いすぎる程に気遣ってたんじゃないか。何てったって、お前、大学受験生だったんだぞ。
合格したらしたで、生活は大きく変わるだろ。
俺ですら気ぃ遣ってロクにお前と連絡取らなかった位だ。ましてやあいつみたいな奴は――」
624侘助×夏希 7:2009/09/05(土) 00:02:59 ID:kK3wfS9u
「侘助おじさん…」
 …いかん、言うはずのない事まで喋っちまった。

「ま、とにかく!そういう事だから!」
「そう言う事って何よ」くすくす笑いながら訊かれる。
「うるせえ!…あー、お前にはもどかしいかもしれないけどな。
直截的なアプローチはしないで、じっとあいつの目を見つめるくらいにしてみろ。
『目は口ほどに物を言う』って言うだろ」
「ん…わかった。そうしてみるね」
「よし。じゃあもう遅いんだから帰れ。タクシー呼んでやるからまっすぐ帰れよ」

 え〜〜まだおじさん家の探検終わってないのにー!と不満げな夏希を無理やり立たせる。
何が探検だ、ったく。
泣いたカラスがもう笑うとはこの事だ。


 OZを通じて頼んだタクシーは、最短距離にいる空車が2分でつく手筈だ。
もう下に降りててもいいか。
「んじゃ、出るぞ」
夏希が玄関口で立ち止まる。
「どうした夏希――」
 振り向きざま、首に抱き着いてくる。
「やっぱり侘助おじさん大好き!」
 じゃあね、ありがとう!と、身動きできない俺を残して、夏希は帰って行った。
…まあ、これで丸く収まるだろ。
625名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 00:05:12 ID:kK3wfS9u
もうちょっとだけ続くんじゃよ。

本当すみませn
何でエロまでこんな長いのかorz
626名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 02:45:53 ID:61LXNLZY
乙です
続きを全裸待機
627名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 03:33:34 ID:gLIhFKzc
te
628侘助×夏希 8:2009/09/05(土) 04:29:22 ID:kK3wfS9u

 次の日。
0Zメールの着信音で目を覚まさせられた。半分開かない眼で時刻を確認する。
なんだ、もう夕方か…。
ん、夏希からか。

『夏希です。これから侘助おじさん家に行ってもいい?て言うか、もう向かってます!じゃ!』

 …は?いったい何だ!?脳みそが回転し始めない内に、玄関のチャイムが鳴る。
もしやと思いつつドアを開ければ。

「夏希…」
「今日は連絡したよ?」
昨日の再生映像かと思う程に消え入りそうな夏希の姿がある。
「連絡って、さっきの今じゃねーかよ!」
 力なく目を伏せたままの夏希に、それ以上は何も言えなくなる。
大体、俺自身が人様に常識をあれこれ言えるような人間ではないのだ。
「ま、入れよ」
「ん…お邪魔します…」


「で?今日はどうした?」
 昨日の今日だ。コーヒーも紅茶もある筈もなく、またミネラルウォーターのボトルをテーブルに置く。
これまた再生映像だなと、内心苦笑する。
629侘助×夏希 9:2009/09/05(土) 04:31:07 ID:kK3wfS9u

「今日、また健二君家に行ったの」
 早速か。こいつの行動力と言ったら。
「昨日、あんな形で飛び出してきちゃったし、時間があいたら会いにくくなっちゃうかなって」
「もっともだな」
「昨日みたいにソファで隣に座って。昨日は突然帰ったりしてごめんねって、
それからおじさんの言った通り、じっと健二君のこと見つめてたんだけど…」
「けど?」
「彼、『あっ、すみませんお茶も出さないで!ノド渇いてますよね!』ってお茶を入れに行っちゃって…
またダメなのかなって…『ごめんね、やっぱり帰る』って言って出てきちゃったの」

 あー。奴は鈍感さも装備してたか。

「もうどうしたらいいか分からないよ…」
一度ならず二度までもじゃショックだろうなあ。


「あのな、こういう事訊くのも何だが…夏希、お前今まで、その、『した』事あるのか?」
「―――なっ、ないわよ!」真っ赤になって声を裏返して答える。
「じゃあ、男と付き合ったことは?」
「ないってば…」
「なんだよ、お前高校でモテモテだったんだろ?男の一人や二人いなかったの?」
630侘助×夏希 10:2009/09/05(土) 04:35:22 ID:kK3wfS9u

「モテモテって…そりゃ、確かに何回も告白されたりしたよ。
でも、自分が好きでもないのに付き合ったってしょうがないじゃない。
自分がちゃんと好きになった人でなきゃ」
「けどお前―――」

バフッ。
一瞬視界が塞がれる。
クッションを投げつけた夏希が、俺を睨む。

「ばかぁ!」
「馬鹿とは何だ馬鹿とは!」
「侘助おじさんがいきなりいなくなっちゃってから、ずっと私の好きな人は侘助おじさんだけだったの!
あの頃、私がどれだけ侘助おじさんの事好きだったか、全然しらないくせに…!!」

 手近にあったクッションを、更に俺に投げ付けながら泣きだしちまった。
「ちょっ、馬鹿お前やめろって…」
「なによ、おじさんのばか…ばか…」
 クッション攻撃は止んだが、夏希の涙は止まらない。

 俺は立ち上がり、夏希の前に跪いた。
「夏希」
 名を呼ばれ、顔を上げた夏希の頬に口づける。
そのまま涙を舌で掬いとり、耳元で囁く。
「お前に涙は似合わないよ」

 俺の人生でこんなセリフを言う日が来るとは、思ってもみなかった。
けど、夏希のためだ。
驚いたせいなのか、泣き止んだんだから良しとする。
631侘助×夏希 11:2009/09/05(土) 04:39:19 ID:kK3wfS9u

 夏希の頭をかるく撫でてやり、再び自分のソファに戻る。
「ところで、あいつは女と付き合うのはお前が初めてなのか?」
 夏希がこくんと頷く。まあ、そうだろうとは思ったがやっぱりか。

「昨日今日の話を聞くにだな。あいつは気を遣いすぎる程の優しい奴で、
内気な上に、女と付き合った事もなくてうぶで、しかも鈍感だ。」
「んー…」
 夏希が少し複雑そうな表情になる。
「で。俺が思うにだ。お前もお前で、目で男に訴えるには、まだそう言う雰囲気が足りないんだよ」

 何かを言いたげに寄せられる、形のいい夏希の眉根。
「まあ、ちょっと聞けって。昨日は言えなかったが、お前、この一年でぐっと女っぽくなったよ。
あいつと付き合ってるからだろうな。
ま、ずっとお前と逢ってるあいつは、気付かないかもしれないけどよ」
 夏希の顔が赤らみ、目が少し潤んでいる。あぁ、その表情だ。
けど、まだそれじゃ足りない。

「…で、だ。言いにくいけどな。やっぱり、セックスの快感を知ってる人間と知らない人間とじゃ、
自ずと差が出ると言うか、目で誘いきれないと言うかだな…」
「だって…じゃあどうしたらいいの?」
 いかん、また泣きそうになっちまってる。
―――これから俺が言う事聞いたら、本当に泣き出しちまうかな。

「ちょっと話は変わるがな。お前、こんな話聞いた事ないか?」
632侘助×夏希 12:2009/09/05(土) 04:42:28 ID:kK3wfS9u

 日本の田舎、農村では若い二人の結婚(性)生活が滞りなく行えるようにと、
嫁入り前の娘に、集落の年長者の男性によって性の手ほどきがなされていた事。
それは、親類同士で行われる事も多かったという事。


「どの位昔かは分かんねえけど、上田の…あの辺りでもそういう風習があったって聞いてるぜ」
「うそ…そんなの聞いたことないよ…」
 あぁ、驚いてるなあ。
俺だって昔初めてこの話を聞いた時はえぇ!?と思ったよ。

「まあ、お前の年齢で、しかも女の耳にはそりゃ入ってこないだろうよ。
今ではない風習だしな」
「でな」
 ぽやんとしていた夏希の目の焦点が俺に合う。

「俺がお前にその手ほどきをしてやる、って言ったら、お前どうする?」
「―――え、ええぇえ!?」
「もちろん、無理にとは言わないし、『最後』まではしねえよ。
いくら俺の事が好きだったって言っても、今お前と付き合ってるのはあいつだ。
昔は『最後』までやってたようだが、それは昔の話だ。人生一度っきりの『初めて』だ。
それはあいつとするのがいいだろ」
「……」
「それと、さっきお前が言ってた事だけど」
「?」
「…俺の事、そんなに好きでいてくれて、ありがとうな」

 刹那、立ち上がった夏希が俺の頭を抱きかかえる。
「侘助おじさん…やっぱり好き…大好き!」
「夏希―――」
633名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 04:44:30 ID:kK3wfS9u
もうちょっと(ry

>>626
風邪引いちゃうんで、どうか服着て下さい…。
634名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 05:00:45 ID:0v6XIAj6
gjgj!
風邪引かないようにキリンの首になって待ってる
635名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 06:45:04 ID:EoE4mn9H
全裸で、家族の視線が痛い
636名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 16:50:44 ID:f+MJ5oqQ
続きまだー?
637名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 17:21:49 ID:y4/nswXS
ゼンラーマンで待ってます

638520:2009/09/05(土) 17:46:06 ID:BDTBCHKT
俺、頑張ったんだぜ。このスレに胸張って帰ってこれるようにさ。
ババァなら分ってくれるよな・・・・



アンコールはいかが?

 目の前にぱちぱちと火花が散る。白いノイズが眼球に直接翳るように。
 自分の唇とは違う感覚と温度。味なんて分らないけれど熱いような温いような。クラクラしてどこからが自分でどこまでが先輩だか、すごく曖昧で。
 でもすごく心地よかった。
 それが快感だった。
 相変わらず頭がフラフラするけど、自分を支えてる腕の力が限界を超えたって倒れたくない。
 耳が痛くなるほどセミの声。
 薄暗い縁側、ひんやりした板の間とサンダルの下にある石の冷たさ。
 汗が落ちる。背中が滝のようだ。気持ち悪い。握ってる先輩の手がぬるぬるしててちょっとエッチだと思った。……変態みたいなこと考えちゃったな。
 息が上手く出来なくて、時々はぁはぁ荒く息継ぎ。それもちょっとエッチな感じ。
 背筋がゾクゾクしながら蕩けてて、もう何がなにやら正直ワケが分らない。
 のに、のに、のに……
 一時も離したくなくて、噛み付くみたいに必死に唇をくっつけてる。
 がっついてみっともないって思われてるかも。
 こんなに長くキスするなんておかしい奴だって軽蔑されるかな。
 もしかしたら先輩はもうすっかりウンザリしてて、嫌々付き合ってる?
 だんだん自分の頭の中が冷静になってきて、どんどん怖くなってきて、僕はそろそろと身体を離した。
 上気した先輩の潤んだ瞳が……なんというか、切なくて、可愛くて……もう、僕、どうかなってしまいそう。
 唇にぬるぬるした先輩の唾液が幾筋も舫い縄をかけている。……掛け続けている。
 「……ん……、もう、終わり?」
 とろとろにねばっこい視線で、先輩がそんなことを言うので。
 先輩も結構エッチだなと一安心した。
639名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 22:13:24 ID:qZIWlCe0
>>638
GJ!エロス!
640名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 22:15:54 ID:B7LpXcB7
チュッパスレは2スレ目に突入!
641595:2009/09/06(日) 18:21:47 ID:sE1NFhxv
>>638

早く続きを読ませてー!
642姓名判断をしよう!(健二×夏希)1:2009/09/07(月) 00:47:04 ID:S+LP+DE6
とりあえず、エロは他の人に任せて、場つなぎSSなんぞを。
健二×夏希で非エロ。なんか普通の日常話です、すみません。


姓名判断をしよう!

休日、夏希が健二の部屋に遊びに来ていた。
しばらくは他愛もない話をしていたが、やがて話題も尽き、
お互いのんびりと部屋の中でくつろいでいた。
「へぇ、健二君て画数なかなかいいね」
携帯をいじりながら夏希が呟く。
「へ?何ですか?カクスウ?」
健二は数学の参考書から目を離して、夏希の言葉をなぞる。
「画数よ、画数。今ね、姓名判断やってたの」
「あ、そういうことですか」
「うん。でね、健二君はフルネームで33画でしょ。これって結構いい画数なんだって」
「そうなんですか?何かいい事書いてあります?」
「えーっと、『自己顕示欲強く、大成功を掴むか悲運か人生両極端。社会運強く晩婚傾向』だって」
「…本当にいい画数なんですか?」
「他にはね、『独立心強く、一人で試行錯誤の天才肌。困難を押し切る力強さで成功』。
 これってまさに、天才的数学力でOZを倒した健二君の事じゃない?」
「いや…かなりこじつけですよそれ」
「それから、『積極性が良い方向に働く。広い人脈が運を呼ぶので新しい環境を』。
 …ひきこもってないで、外に出なさいってことかな」
「何で自分の名前に説教されなきゃいけないんですか。
 というか、僕の性格と当てはまる箇所が全然ないんですけど」
「じゃあ次わたしの名前でやろっと」
聞いてない。
「って、先輩、何で僕の名前から先にやったんですか。そういうの、普通自分の名前からでしょ」
「そりゃあ、ほら、いつも健二君の事ばっかり考えてる・か・ら♪」
「う……だ、騙されないですよ!自分の名前から見るのが怖いから、先ず僕から見たとか
 そんなんじゃないですか」
「違うってばぁ。そんな健二君をいけにえにするような事、するわけないじゃない」
人をだまして、とんでもない設定の恋人としておばあさんの前に差し出したのは、どこの誰でしたっけ?
643姓名判断をしよう!(健二×夏希)2:2009/09/07(月) 00:49:39 ID:S+LP+DE6
「あ、私の姓名判断出た。えぇ〜、画数あんまよくない…。それに内容もわたしの性格じゃない」
「内容、どんななんですか?」
「『特異の才能を持つが、精神構造も特異。築き上げたものを失いやすい』だって…。
 これってどっちかっていうと侘助おじさんのことだと思うな」
「さらっと酷い事言ってますよ、先輩。他には?」
「『好きな物には熱中、それ以外はいい加減。影響されやすい。博打傾向』」
「…えと、あたって…るんじゃ…」
「なぁに?」夏希が眉を吊り上げ、健二に微笑みかける。
「いいえ、何でもありません」

他にも、『積極的、魅力があり、頑固運がある』『派手好みで前衛的。注目を浴びる家柄』等が、
夏希の姓名判断として挙げられていた。

「いい事も書いてあるじゃないですか」
「でも、総画数で見ると、やっぱりあんま良くない」
「気にすることないですよ、占いなんて」
「あ、そうだ、これならどうかな」

そう言って、夏希が再び名前を入力し始める。
健二が夏希の携帯を覗くと、「姓:小磯 名:夏希」と打ち込まれていた。

「なああぁっ…!!」

健二の顔が一瞬で赤くなる。

「ほら、健二君、結果出たよ。さっきよりもかなりいいとこ来てる。
 『独立心強く、誠実で努力家。周囲の信頼を得て成功をつかむ。家庭運○』。
 『個性と積極性で社会的成功を収める。自我が強い。焦りは禁物』。ほらほら、どう?」
「ど…どう、と言われましても…えと、はい」
「はい、じゃなくて…どしたの健二君、顔赤いよ」
「す、すみません、ちょっと暑くて…」
「そう?んー確かにちょっと暑いかも。何か飲み物買いに行く?」
「い、いえ、冷蔵庫にジュースあるんで、と、取ってきます!」

健二は立ち上がり、急ぎ足で台所へと向かった。
部屋のドアを閉め、夏希の視界から外れると、大きく息を吐く。

「何かもう、先輩は心臓に悪い…」

まだ顔が赤いのが自分でもわかる。心拍数も上がったままだ。
落ち着く為に、健二はわざとゆっくり飲み物の用意をしながら、調和数を数える。

「1、6、28、140、270、496、672、1638、2970、6200、8128、それから…えーと、ああダメだ」

調和数を諦めて、別の数字を考える。

「レピュニット素数…友愛数…婚約数……婚約…結婚…」

逆効果だった。
644姓名判断をしよう!(健二×夏希)3:2009/09/07(月) 00:53:24 ID:S+LP+DE6
健二は数値の世界に入るのをやめ、自分の部屋に戻った。
ドアを開けると、夏希が健二の方を一瞬見て、慌てて顔を背けるのが目に入った。
心なしか、顔も赤い。
健二は飲み物をテーブルに置き、夏希の対面に腰かけた。

「?どうしたんですか、先輩」
「なななな何でもない」
「…うん、いや、あからさまに態度変ですよ?もしかして、ゴキブリが出たとか」
「ううんううん!出てない違うの気にしないで」

気になる。

「先輩、何隠してるんですか?」
「う……。…あ、あのね、健二君」
「はい」
「違うの」
「え?」
「そんな意味じゃなくて、そうじゃなくて…」
「はい?先輩良く意味が」
「別に他意はなかったの。ただ、最初に健二君の名前で、次に私だったから、
 試しに組合わせてみただけで……そしたら健二君様子おかしいから、何だろうって考えてたら…
 その、気付いて、それで、凄く恥ずかしくなって…あぁ、もおぉぉぉぉ!私のバカぁぁぁぁ…」

言いながら夏希は体中真っ赤にして、うずくまってしまった。
健二も事を察したが、何といえばいいかわからなくて戸惑っている様子だ。

「せ、先輩、すみません」
「何で健二君が謝るのよ…」
「いや、何でかはわかんないですけど…」
「何よそれぇ…」
「す、すみません」
「…ううん、こっちこそ、ごめん。考えなしで」
「いやいやいやいや!先輩が謝るのも変ですって!ホント、気にしないでください。
 そりゃ勘違いしちゃいましたけど、でも別に嫌だったとかじゃなくて、むしろ…!」
「…むしろ?」

夏希がいつの間にか体を起こし、健二の方を見ている。

「………………あの、察してもらえると、ありがたい、です」
「あ、ずるい」
「………」健二は黙秘権を行使した。
「もう。わかった、じゃあこれで貸し借り無しってことにしましょ」

どんな貸し借りがあったのかは良くわからないが、夏希の追及がない事に健二は内心ほっとした。
645姓名判断をしよう!(健二×夏希)4:2009/09/07(月) 00:54:19 ID:S+LP+DE6
「あ、健二君、お手洗い借りるね」

夏希は立ち上がり、部屋の外へと向かう。
そして部屋のドアを閉める直前、健二に背中を向けたまま、
小さく、言った。

「小磯夏希って、いいかもね」

ドアが閉まる。健二が残る。…ぽかんとしていた。
ああ、さっきの姓名判断の結果ね、と思うほど健二もバカではない。
せっかく落ち着いてきていた心臓の鼓動は、また大きくなり始めてきた。

「…やっぱり、心臓に悪い」

貸し借りありまくりじゃないですか、と健二は夏希を責め、
それ以上にそんな夏希を可愛いと思ってしまう自分を責めた。

さて、次はどんな数を数えようか?

〜完〜
646名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 01:12:49 ID:KjCpXq7o
>>642
乙です!
日常話もいいよー非エロ全く問題ないよ
647名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 01:17:48 ID:2MPI1P9C
この2人を見るとかなり癒される。全力で乙
648名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 02:45:11 ID:DQsGw2Ym
いいな!!
非エロ良い!!
649名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 02:53:32 ID:jHj1Ay9S
夏希先輩がトイレから出た後で
そのトイレに入って臭いを吸い込む健二

「夏希先輩の入ったトイレ…」
650侘助×夏希 13:2009/09/07(月) 03:11:57 ID:5ueiWDv6

「…いいんだな?」
 答える代わりに、俺の頭を更にをぎゅっと抱き締めてきた。
悪くない感触だ。けど、
「悪ぃ…ちょ、…苦しい」
 夏希の肩を軽く叩く。
「あ、ごめん…!」
 慌てて俺から離れようとするその両腕をつかむ。
「よっ…」
 そのまま両脇に手を差し入れ、俺の膝を跨がせソファに膝立ちさせた。 
 
 改めて夏希を見詰める。
ポニーテールに、前面に数字のロゴの入ったタンクトップ、デニムの膝上ミニスカート。
いかにも元気一杯の十代の女の子って感じだ。
そんな夏希の瞳が潤んで揺れている。
不安と……少しの期待が滲んで見えるのは、俺自身の願望だろうか。


 くちびるに指で触れる。少しくすぐったい素振りを見せる。
「夏希…」

 ゆっくりと瞼が下りた。
繊細な睫毛が揺れている。
何か言ってやった方がいいのだろうか。

 言葉は無意味な気がした。
だから、右、左と、両の目尻に口づけた。
651侘助×夏希 14:2009/09/07(月) 03:15:39 ID:5ueiWDv6

 剥き出しのなめらかな肩にそっと両手を置き、少し開いた唇にやわらかく口づけた。
すぐに夏希の舌に触れる。
ゆっくりと絡ませるとおずおずと舌を動かしてくる。
暫く強弱をつけて吸い、解放する。
口蓋をつつき、舐める。
夏希の体がびくんと跳ねる。
構わず、なおも口蓋を攻めれば、華奢な背中が反った。

「ん!ん!」とくぐもった声が聞こえた所で唇を離した。
 白い肌が、微かに上気している。

 鎖骨から喉を舐め上げた。
「ひぁんっ!」
 同時に、右手でうなじから背中をそっとなぞる。
「ん…!」
 舌を、指を上下させるたびに、夏希の体が震える。

 左手も背中に回し、ブラジャーを外してタンクトップの裾から抜き取った。
両のふくらみに掌を当てる。
既に先端の蕾が控えめに主張していた。
…こいつ、着やせするタイプなんだな。
思っていたより量感のあるその胸を、掌でしばし味わった。
652名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 03:20:33 ID:5ueiWDv6
もうちょ(ry

全裸になったに風邪を悪化させて入院させたり、
キリンの首になった人の首が天まで届いてしまったのでは、と思うのですが。
本当すみません。
あと、ポニーテールは後の展開の為にこうしました。
本編ではやってないですけど、嫌いな方には申し訳ない。

>>642
全力でnrnrした。甘酸っぱさがたまらんです。
>>649
ちょっ、健二そっち行っちゃうのかよw
653652:2009/09/07(月) 08:46:51 ID:5ueiWDv6
ブツ切り投下はやっちゃいけない事だったんですね。
他のスレ読んでて初めて気付いた。
申し訳ありません。
次の投下で最後です。
654名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 12:55:35 ID:fjZEoykk
書く人の事情にもよるし、
その辺は努力目標って感じでいいのでは。
655名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 16:11:26 ID:UcrwsJoN
全裸で生殺しにされるのはエロパロの醍醐味のひとつ
656名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 17:15:52 ID:Okl6VVjE
サマーウォーズっていつごろエロ画像とか出まわって来るんだろ?

ま、エロパロでもいいんだが・・・
657名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 17:27:26 ID:yPPNaVPi
>>656
今のところはピクシブに頼るしかないな
658名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 17:28:48 ID:NXzQ23oT
その手は何のためにある
659名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 18:27:36 ID:nF0HeEAZ
>>656
あんたならできる
660名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 19:28:44 ID:5hmt9wRa
健二「先輩!イケます!」
夏希「うおおおおおおお!!!!」

パワーセックス篠原夏希
661656:2009/09/07(月) 20:24:45 ID:Okl6VVjE
≫659
大おばあちゃんごめん><
俺まだ高1で文才も絵心もな(ry
でもちょっくらがんばってみようかなw
662名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 20:52:27 ID:xRFVW1FB
>>661
sageも知らん未成年がpink板に来てんじゃねーよ
宿題やってさっさと寝ろガキ
663名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 21:43:55 ID:RxxAGyWk
高1はまだ18過ぎてねぇだろが、アホ
pink板には半端な奴ァいらねぇんだよ
664名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 21:57:54 ID:NXzQ23oT
ここで死ねッ!
665名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 22:10:16 ID:BGmnnlvy
集中砲火わろたw
構わん、貴様等で好きなようにしたまえ
666名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 22:31:15 ID:FqsrDLHU
健夏書いてるんだが、Hシーンが恥ずかしくて進まない・・・
667名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 22:45:10 ID:h33m7EtJ
>>660
ガンダム83だっけ?
668名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 22:48:46 ID:Oj2bCd0b
この板に来られない年齢の奴をたしなめる人間がいる事に、ちょっとほっとした。
669名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 23:13:26 ID:A4QOZUNr
>>667
CMじゃない?

>>666
期待
670名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 23:14:00 ID:WY4yASyb
映画の年齢と合わせた?
あれ、主人公高2だっけか?
671健二×夏希(1):2009/09/07(月) 23:26:56 ID:NFBbEEmg
携帯から失礼。ベタなほのぼのネタが書きたかった。非エロでスマソ




僕、小磯健二の人生の中で一番・・・というか、これからもそうだろうと思うくらい群を抜いて大変だった夏休みが終わった。
夏希先輩から誘われたバイトから始まり、全世界を巻き込んだOZでの大事件。
世界を救った英雄だなんて佐久間は茶化すが・・・
・・・いやいやいや、僕にはそんな実感全っっっ然わかない。英雄?僕が?数学しか取り柄のないこの僕が?
・・・あり得ない。絶対あり得ない。ってか、実際救ったのは佳主馬くんや夏希先輩、陣内一家の皆さんだと思うし・・・
まぁそんな慌しい夏だったが、嬉しいことが一つ。そう!!僕にか、かの・・・彼女が出来たということだ!
か、彼女が出来たのは嬉しい!しかもその彼女というのが、ずっと憧れていた夏希先輩なのだから!!
672健二×夏希(2):2009/09/07(月) 23:30:24 ID:NFBbEEmg
・・・そう、嬉しいんだ。嬉しいはずなのに・・・




「「「「「待ちやがれーーーー!!!!」」」」」

「ま、待ちませーーーーん!!!!」




・・・どーして僕は追い掛けられなきゃならないんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!


――――――――――――――――――



今日は二学期の始業式。通学路には夏休みが終わった憂鬱さで足取り重く登校する学生が多々いる中、僕は一際憂鬱オーラを放っていた。

「はぁー・・・」

本日軽く50は超えたであろうため息を更に吐き出しつつ、昨日の佐久間との会話を思い出す。
それは、明日から学校だっていうのに、僕達は相変わらず退屈なOZでのバイトをこなしていたって時だった。
673健二×夏希(3):2009/09/07(月) 23:32:17 ID:NFBbEEmg
「健二、お前明日は気を付けたほうがいいぞ?」

「・・・え?何が?」

明日って、始業式以外に何かあったっけ?と、考えてはみたが、特に何も思い当たることはない・・・よね?

「お前なぁ・・・あのな、お前はあの夏希先輩と付き合っている彼氏だろ?」

「んなっ!?な、なんだよ急にっ!?恥ずかしいだろっ!」

付き合い始めてまだ一月程度、まだまだ人に言われるのは恥ずかしい。ってか先輩の彼氏なんだと考えるだけで身悶えるくらいだ

「うるさい幸せ数学バカ。明日は登校日、つまり全校生徒が学校に来るわけだ。」

「う、うん」

来ない奴もいるだろうけどね、と言おうと思ったがそんなことを言える空気じゃなかった。

「そんな中でラブラブっぷりを見せてみろ。夏希先輩は学校のマドンナ。そんな人に彼氏が出来た。情報は一気に流れる。」

「・・・う、うん」

「男子学生が暴徒と化し、お前のところへ・・・お前、死亡、はいさよならって訳だ」

「そんなっ!?」

暴徒だなんてそんな・・・あの平和な高校にそんな恐ろしいことが起こる訳・・・
い、いや・・・み、みえる。僕にも刻が・・・じゃなくて、ボロボロで横たわる自分がみえるっ―――
674健二×夏希(4):2009/09/07(月) 23:33:45 ID:NFBbEEmg
「ぼ、ぼぼぼ暴力はよくない!平和的解決を!!」

「・・・俺に言ったってしょうがないだろ。流石にさっきのは言いすぎだが、十分に気を付けたほうがいいって事。わかったか幸せ者」

「・・・うっ」

ま、まずい。非常にまずい。な、なにか対策をたてなくては、このままじゃ悲惨な結果しか・・・




と、夜通し考えに考え抜いたが、出るのはため息ばかりで・・・何も答えが出ず今にいたる。あぁ、どうしよう

「おはようっ、健二くん!」

ドンッと背中を叩かれる。後ろを振り返ると、そこにはニコニコした表情の夏希先輩がいた。

「うわっ!?・・・な、夏希先輩!?」

「随分神妙な顔してたけど・・・何か考え事?」

「い、いえ・・・って、あ、あれ!?もう学校!?」

う、嘘っ!?もう着いちゃったの!?まずい!ここは人目につき過ぎる!!取りあえず適当な理由つけて先輩から離れなきゃ!?
675健二×夏希(5):2009/09/07(月) 23:34:59 ID:NFBbEEmg
「おかしな健二くん」

あぁ・・・クスクス笑う姿も素敵です・・・じゃなかった!!

「あ、あのですねせんぱ「あ、そうそう!私今日お弁当作ってきたんだ。私午後から生徒会の仕事あるし、健二くんもバイトあるんでしょ?その前に一緒に食べよっ?」

・・・え?何?OBENTOU?それって、これっくらいの箱状の物におにぎりおにぎりチョイと詰めた?あのお弁当?

「お、お弁当!?本当ですかっ!?」

「うん。彼氏にお弁当作って驚かせるっていう漫画とかでお決まりのパターン、やってみたかったのよね!結構気合い入れて作ったから、期待しててねっ!」

彼氏って言うときに恥じらう姿、正直たまりません。

「は、はい!!楽しみにしてます!!」

「ふふっ、じゃあ後でね」

少し赤ら顔な表情で昇降口へ駆けていく夏希先輩に手を振りつつ、僕はまさに幸せの境地に降り立っていた。
夏希先輩の手作りお弁当・・・二人っきりで・・・あーんなんてイベントも・・・へへ、へへへへ・・・
676健二×夏希(6):2009/09/07(月) 23:36:24 ID:NFBbEEmg
「・・・健二」

青い鳥って本当にすぐそばにいたんだ・・・なんて考えていると、何時からいたのか、佐久間が隣に立っていた。

「おはようっ佐久間!!いやぁ、今日も素晴らしい一日だね!!!」

あぁ、なんて幸せな・・・さっきまで悩んでいたのは何だったんだろう・・・あれ?ってか何で悩んでたんだっけ?

「・・・そうか、じゃあそれを後ろの方々に是非聞かせてやってくれ」

「・・・後ろ?」

あきれ顔で門の方を指差す佐久間の言う通りに裏を見てみると――――

「「「「・・・・・・」」」」

――――鬼達が、いた

「あ、あはは、あはははは・・・」

「「「「・・・・・・」」」」

何も言わず、顔に怒りの面を張りつけている鬼達は、ジリジリと僕の方へ寄ってくる。
先程までの幸福感から一変、滝のように流れる背汗と一緒に絶望感が飛来した。
お、落ち着け健二!落ち着いて素数を数え・・・てる場合じゃないよっ!今、僕が取るべき行動はただ一つ――――

「た、助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「「「「待ちやがれこの野郎ぉぉぉぉぉ!!!!」」」」

――――全力で逃げることだけだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!





677健二×夏希(7)ラスト:2009/09/07(月) 23:37:25 ID:NFBbEEmg
「骨は拾ってやるからな、健二・・・」

半泣きで逃げ出した親友に同情しつつ、昇降口へと歩を進める。許せ友よ。新学期早々、遅刻なんかしたくない。
ふと前に前に目をやると、下駄箱の所に夏希先輩がいた。なんだかとても上機嫌のようだ。

「おはようごさいます。夏希先輩」

「あ、おはよう佐久間くん」

朝の挨拶が笑顔2割り増しで返ってくる。やっぱり上機嫌だな。

「・・・ん?なんか健二くん、沢山の人に追い掛けられてるけど・・・?」

どうやら彼氏が追い掛けられてるのを確認したみたいだ。
―――あぁ、あれはあなたのせいですよ。
・・・なんて言える訳もなく、必死で逃げてる親友に目をやる。・・・あぁ、ありゃ時間の問題だな。

「ははっ、まぁ別にいいんじゃないですか?あれこそ漫画とかでお決まりのパターンってやつでしょ?」

「や、やだっ!さっきの聞いてたの!?は、恥ずかしぃ・・・じゃあねっ」

顔を真っ赤に染めて走り去る先輩を見て、健二に少し嫉妬した。

「・・・ホンット、幸せ者だよ。あいつ」







あ、捕まった
678名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 00:41:17 ID:68q5bvcU
679名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 05:41:15 ID:Kgedp8Ig
>>677
そこは夏希から下駄箱前公開口チュー

健二鼻血吹いて卒倒

保健室に避難

ベッド有効利用

その様子を佐久間がうp

のほうが良くないか?
680名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 13:37:00 ID:7D17Aqrr
エロパロはいつから作品にケチをつけるようになったんだ?
要望ならわからなくもないが

>>677
GJ
681夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/08(火) 16:50:42 ID:Ir8alr8E
携帯の着信音で目が覚めた。
カーテンの隙間から漏れている光が部屋に差し込む
画面を見ると「小磯健二」と出ていた。
(何よ健二君。こんな朝早くから・・)
そう思いつつ時計を見ると8:10分をまわっていた。
「ヤバっっっ!!寝坊したぁ〜!!」
急いで箪笥から服を引っ張り出し、着替えを済ませ家を出た。
駅まで走りながらメールを開くと、
「何かありました!?電車来ちゃいますよ?」
急いで駅に滑り込むと、健二が見えた。
「先輩!早くっ!!」
ぎりぎりのところで健二が夏希を引っ張り込む!
「ハァ・・・ハァ・・・」
「大丈夫ですか!?」
「うん・・ハァ・・ありがとう」
呼吸を整えたち上がると健二の顔が見えた。
(そういえば健二君・・たくましくなったなぁ…)
健二とは高校2年の時に出会った。
そのころは、まったく恋愛感情などなかったが、夏希が高3の時健二に無理を言って
偽造恋人のバイトをしてもらったのをきっかけに健二に惹かれ、
そして健二も自分のことを好きでいてくれたらしい。
そしてまぁ、いろいろあり今に至るわけだ。
夏希は19歳、健二は18歳今は同じ大学に通っている。
(顔もどこか、かっこよくなったかな…)なんて考えていると、
健二が「先輩大丈夫ですか?顔、赤いですよ!」
「ううん。なんでもない」
「そうですか・・」
「あ、席あいてるから座ろ?」
二人は、電車の席に並んで座り大学へ向かった。

続く

682名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 17:03:36 ID:Gom9KwHQ
>>677
>刻が見える…
にワロタ。
OBENTOUとかw
683名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 19:30:13 ID:Gom9KwHQ
>>681
あ、投下の邪魔しちゃったかな…ゴメン。
続き待ってますよ。
684名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 06:48:20 ID:nltHm8hT
触手×佳主馬って需要ある?
685名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 07:17:57 ID:TnMsaXYl
イカとですか?
686名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 11:21:32 ID:dpFUKa+n
>>684
需要はありまくり
しかし受けるのが男なら、佳主馬専用のチュッパスレの方がいいと思う
ここは男×女だから
687名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 12:29:45 ID:OPLBClvV
最後の一行は余計
688名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 12:35:19 ID:VjrhMdm5
689夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/09(水) 16:27:50 ID:BGiW+LLz
20分ほど電車に揺られ、夏希達の通う大学についた。
校門の近くまで行くと
「夏希ぃ〜〜!」と一人の女性が夏希めがけて走ってきた。
「あ〜、真琴〜!」
真琴というのは、夏希の大親友の紺野真琴である。
夏希が、大学に来てまだ間もない頃校舎で迷ってしまったときに真琴と出会った。
道を聞こうとしたが、真琴も迷っていたらしく一緒になってなんとか自分たちのクラスを見つけた。
そうゆう体験をしてことにより自然と仲が良くなってきた。
いまでは大親友である。

「おぉ〜、お二人さん今日も一緒に登校ですか〜?」
「あ、真琴先輩、おはようございます。」
と、照れながらも挨拶をする健二
「先輩、僕あっちで授業なのでまた。」
「うん、またあとでね。」
校舎に走っていく健二を眺めながら夏希達は自分たちの校舎に入って行った。
690夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/09(水) 17:12:22 ID:BGiW+LLz
数時間後・・・・

三人は大学近くの喫茶店にいた。

「でさぁ、二人はどこまでいったの?」と真琴

「ん?なにが?」と夏希
「だからぁ、もうヤッたのかって聞いてるの。」
真琴がそう言うと、健二はお茶を吹き出し、夏希はカップを取り落とした。

「えぇ・・まだなの?二人はもう2年も付き合ってんでしょ?」
確かにもう二年も付き合ってるが、そうゆう関係になったことはない。
何となく健二の方を見ると健二も顔を真っ赤にして夏希を見ていた。
なんとなく気恥ずかしくなって目をそらした。
「まぁいいや、そろそろ帰ろっか?」



家に着くと携帯が鳴った
「誰からだろう・・・あれ、これ健二君のだ!」
勝手にのぞくのは悪いかな・・・・そう思いつつ好奇心に負け夏希は健二の形態を開いた
見覚えのある卵頭のアバターが手紙を差し出す。
「え、真琴から!?」
思いもよらぬ人物からのメールに戸惑う夏樹・・・
さすがに内容見るのは罪悪感があるので受信BOXへ
「・・・・・・なにこれ・・・・」
そこには、ある人物からのメールが大半を占めていた。
夏希・・・ではなく真琴からだ。
気になりその中の一つを開いてみる。
「じゃあ、7時に家に来てね!」
あれ?7月14日?昨日か・・この日は佐久間君との約束があるって言ってたような
なぜ、健二は自分に嘘をついてまで真琴の家に行ったのだろう
しばらく考えていると、ある恐ろしい考えが生まれた。
そう、健二だって一人の男だ
男と女が夜に一つ屋根の下にいたら間違いの一つや二つあってもおかしくない
そう考えながら、夏希は不安な夜を送った・・・・

691名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 22:41:31 ID:R5PkfDhx
創作キャラ+浮気疑惑だとっ!?

そ、それは考えつかんかった・・・。
692名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 22:47:31 ID:xBbzi5N5
いや、創作キャラっていうかさ
693名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 22:48:52 ID:Bucm3QFR
時をかけちゃう少女じゃないか?
694名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 01:18:23 ID:/7E/koWC
真琴の声の人って高校球児の母ちゃんの役演じてるんだよね。
695名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 06:07:18 ID:A/CLJojH
ここでそうくるとは!
696名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 07:16:09 ID:hJ5QKavU
仲里依紗人気あるな
697名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 07:21:03 ID:hkKe7D8n
おゔぁさんボイスで再生されるがな
698夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/10(木) 17:58:45 ID:Li8WCPQO
翌朝・・
夏希はほとんどっと言っていいほど眠ることができなかった
目を閉じれば健二と真琴が・・・・
そんなこんなで夏希は重い足取りで駅へ向かった。
駅に着くと、いつも変わらない健二の笑顔があった。
「おはようございます」
「おはよう・・・」
「どうしたんですか?元気ないですね。」
「べつに・・そうだ、これ、はい。」
健二に携帯を差し出す。
「あ、ありがとうございます!僕が間違えちゃったみたいですね。」
そういって、健二も夏希の携帯を差し出す。
「じゃあ、行きましょうか」
「うん・・・」
そういって、間もなく来た電車に乗り込む。
夏希は昨夜から気になっていたことを聞いてみることにした
「健二君・・・」
「はい!なんですか?」
「その・・あたしのこと好き?」
「えぇぇ、なんでそんなこと聞くんですか?」
健二が、顔を赤くして言う
「いいから・・・」
「えっと・・・その・・もちろん・・・す・好きです」
「ホントに?絶対?」
「は・・はい」
いつもの、しどろもどろの受け答えも、今では怪しく聞こえてしょうがない
二人の間では、隠し事は絶対なしと決めてきた。
と言っても、夏希や、健二はすぐ顔に出るのでわかってしまうのだが・・

「そう」
健二は、何事だろうと訝っている。
大学に着くといつものように真琴がやってきた。
「おはっよ〜・・あれ?二人ともどうしたの?何、二人にもとうとう倦怠期?」
「そんなんじゃないよ」
「そう?じゃあ、早く教室行こっ!健二君じゃあね」
「はい!」
心なしか、二人がアイコンタクトをとったように見えた



一時限目は、数学Uだった。
昨日寝てないせいか、なんだか眠くなってきた
講師の声がドンドン遠くなってきた
「で、ある・・・・して・・Xが・・」
何も聞こえなくなった・・


「ら・・・・はら・・・・篠原!!」
「はい!!」
「いまわ、お昼寝の時間じゃないんだぞ」
「あ、はい、すいません」
「では、続けるぞ・・・」
699名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:46:17 ID:fxU1j4ZP
千秋が泣くぞ(笑)
700名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 23:07:57 ID:SnGLKvoZ
イイ!
701名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 23:26:08 ID:u+Vfy3j8
>>699
未来で待ってるのにな?
702夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/11(金) 17:05:12 ID:IROSFhnR
授業後・・・

「夏希ぃ〜!どうしたの?寝不足?」
「うん・・ちょっとね・・あれ?それどうしたの?」
朝は、きずかなかったが真琴の右手に手首まで包帯が巻かれている・・・
「あ、これ?え〜とね、大したことないよ」
少し焦っているように見えたのは、気のせいだろうか?
「そう」
「それよりさぁ、また数学のレポートかぁ・・、一昨日みたいに、健二君にお願いしようかな・・」
「えぇ?」
「いや〜、全然間に合わなくてさぁ、一緒に手伝ってもらったんだ・・あ、それで何かギクシャクしてたんだ〜納得♪」
「違うよ、そんなんじゃない」
「大丈夫、なにもしてないよ〜」
そう言って、真琴はトイレに向かった。
「もう、真琴たら・・・」
そういいつつ、なんだか夏希は胸の奥のつっかえが取れたような気がした
703名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 23:48:25 ID:i8XWwoUF
SM疑惑浮上の件について(笑)
704名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 12:44:47 ID:IYDncv8a
鳩「友愛だよ」
夏「私……汚されちゃった」
705夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/12(土) 15:14:50 ID:lKtaom/o
その時、夏希の携帯が鳴った
「誰だろう・・・あ、万里子おばさんだ」
携帯の画面に「陣内万里子」と表示されている
「もしもし?おばさん?」
「あ、夏希?いきなりだけど日曜までに上田に帰れる?」
「え?なんで?」
「えーとねぇ、何か侘助が見せたいものがあるって言ってて日曜にみんな集まるんだけど」
「え、侘助おじさんが!?・・多分帰れると思うよ。夏休みだし」
「そう。じゃあ彼氏も連れてきなさいよ(笑)」
「うん、わかった。あ、友達も連れてきていい?」
「あ、真琴ちゃんね?いいわよ。」
「わかった、じゃあまたね」
そういって電話を切った夏希は真琴を探し始めた
706夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/12(土) 15:40:46 ID:lKtaom/o
日曜日・・・・
3人は新幹線に居た
「早く着かないかな〜」と真琴
「真琴、興奮しぎだよ〜」と夏希
「だって久しぶりなんだもん」
「え、真琴先輩、行ったことあるんですか?」
健二が、驚いた様子で言う
「え、あ・・行ったことないよ・・・間違えた」
真琴が、苦笑いをする
その時、次は上田〜上田〜
「あ、もう着くみたいだよ」
電車とバスを乗り継ぎようやく到着したころにはもう、親戚の皆はそろっていた
「あ、夏希と健二とお友達さんがついたぞ〜」
懐かしい声が叫んでる
「おぉ〜ついたかぁ!」
向こうから、万助がやってきた
「おぉ〜、二人とも久しぶりだなぁ・ん?そこのお嬢さんは誰だ?」
夏希の隣にいる真琴を指さして万助が言う
「あ、私の友達の真琴」
「あ、はじめまして」
真琴が、頭を下げる
「お、そうかぁ〜まぁ、ゆっくりしてけ。おい、健二ちょっと荷物運ぶの手伝ってくれ」
「あ、はい」
健二が万助についていく
「さっ!上がって」と夏希が言う
まだ真新しい門をくぐっていった。
707夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/12(土) 16:04:37 ID:lKtaom/o
真琴に、一通り家を説明し、居間に戻ると親戚の皆が勢ぞろいしてた。
「あ、夏希と真琴ちゃん早く座って。昼ごはん食べましょう」
雪子が言う。
時計を見たら、もう3時だった。
親戚みんなで、少し遅い昼食が始まった。
みんなと、こうして話していると2年前を思い出す
「そういえば、侘助おじさん。見せたい物ってなんなの?」
「あ?そっか、そういえばそうだったな夕食の時に見せてやるよ」
「え、なんで・今じゃだめなの?」
「まぁ、俺は今見せてもいいんだけどな、シシシシシ」
「そうだ、夏希悪いんだけどお昼ご飯終わったら子どもたち外で遊ばせてきてくれない?」
万里子慌ててが言う
「あ、いいよ。健二君はどうするの?」
不思議に思ったが侘助がどこか行ってしまったので、今見ることはあきらめた
「あ、すいません。ちょっとやることがあるので」
「そっか、じゃあ、みんないこ!」
ワーイと、子供たちが叫び走って玄関に向かっていった
(みんな元気だな・・・こんな暑いのに・・)
子供たちのパワーに圧倒されながらも玄関に向かう夏希
玄関に行こうとしたが、その前にトイレに行くことにした
(あれ?誰かはいってる?)
誰だろうと思いつつ待っているとなぜか、トイレから話声が聞こえた
「だから、
708夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/12(土) 16:27:12 ID:lKtaom/o
「だから、わかっていると思うけど夏希には絶対ばれないようにしてね」
「はい!わかってます。」
真琴と健二の声だった
(なんで、トイレなんかで話しているのだろう。それに、あたしにバレない様にするって・・・?)
そう思っていたら、玄関から子供たちの声が聞こえた
「夏希ねぇ〜ちゃん〜、はぁ〜やく〜」
夏希は、急いで玄関へと向かった


2時間後・・・
(あぁ…疲れたぁ…)
それもそのはず、遊びたい盛りの子供たちを相手に鬼ごっこやらかくれんぼ
などをさせられ、どっと疲れた。
子どもというのは、疲れというのを知らないだろうか?
そんなことを考えつつ居間の扉を開けたそのとき・・・
そこには、信じられないような光景があった

視界に入ったのは健二と真琴だった
しかし二人は並んで立っているわけでもなく
数学のレポートを教えてもらっているのでもなく
いわゆる、健二が真琴を押し倒したような体制でいた。
709名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 22:48:42 ID:jKuyLaJU
おい、続きはどうした
710名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 08:52:32 ID:DNdE4wTm
ワッフルワッフル
711名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 10:56:47 ID:EuckwF48
服きてんのか?きてないのか?(笑)
712夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/13(日) 11:14:20 ID:SdmhPRwx
「・・・っ!」
夏希の中で何かが崩れた。そんな気がした
目の前の光景に頭がついていけてない。さっきまで、五月蠅かった蝉の音がふと消えた
健二と真琴が何やら話しているが全く聞こえない。意識が遠のいていく
夏希が今に入って数秒後、ようやく健二が夏希の存在に気付いた
急いで夏希の方にかけより居間の扉を閉めた
「えっと・・ど・・・どうしたんですか…?」
健二が、ひきつった笑みを浮かべる
「何してたの・・・・?」
「え・・・っと、その・・・」
健二が二ヤつきながら、いい訳を考えているのがわかる
唇をかみしめる夏希の顔に一筋の涙が流れる
「夏希先輩・・・・?」
「そうゆことなの・・・・?」
「・・・・・え・・?」
健二が驚いた顔を見せる
これ以上健二のそばにいたくなかった
気がついたら夏希は居間を飛び出し、はだしのまま外へ走り出していた。
「夏希先輩!」
健二が慌てて走り出す。

夏希は走った。とにかく健二のそばから離れたかった
信じていた健二が・・・
2年前、自分のことを大好きだといった健二が・・・・
世の中のすべてが信じられない気持だった
気がついたら見知らの崖に居た。

目からとめどなく涙があふれ出す
しばらくすると、息を切らした健二がやってきた。
「せんぱ・・」
健二がこちらにやってくる
「こないで!」
ぴくりと、健二が肩を震わす
「何で来たのよ・・・」
713夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/13(日) 11:37:54 ID:SdmhPRwx
ポツリ・・・ポツリ・・・雨が降ってきた
震える体を押さえながら夏希が言った。
「え・・それは、夏希先輩が・・・その・・泣いていたから・・どうしたのかと」
「どうかしたかですって!」
「え・・・?」
「こないでよ・・あのまま二人で続きやってればいいじゃない・・・」
「夏希先輩?なんか勘違いを・・」
「勘違い?じゃあ、二人で何してたのよ!」
「えっと・・その・・」
夏希が、鼻で笑った
「言えないじゃない!だからその・・・してたんでしょっ!」
「ちっ違います!」
「え・・・?」
「僕と真琴先輩は・・・」
健二が、何かを決心したような顔をした
「夏希先輩の・・その・・誕生日会の・・準備を・・・」
「誕生会!?」
ふと考えると、それもそのはず今日は何を隠そう7月19日なのだ
雨が、本降りになってきた
「え・・じゃあなんで・・その・・真琴と・・・」
「あれは、僕がテーブルの角に転んで・・真琴先輩の上に・・」
そういえば、テーブルの上の皿が落ちてたような・・・・
「ホント・・・?」
「あ、ハイ!」
「・・・・・・」
夏希は自分の考えが、すべて杞憂なことを悟った。
「ゴメン・・・その・・勘違いしてた」
「・・・・・・そうですか。」
「ゴメンね。健二君のこと信じられなくて」
健二えの怒りはとっくに消え、今は申し訳なさでいっぱいだ
「大丈夫ですよ・・その・・僕も勘違いされるようなことしてたし・・・」
「許してくれるの?」
「はい、勿論です」
「・・・ありがとう」
信じられないような豪雨の中だったが夏希の心は健二の優しさに感謝する心でいっぱいだった
「その・・帰りましょうか」
健二が、手を差し伸べる
「うん・・」
夏希が手を伸ばす・・・・・・その時だった

ゴオォォォォ・・・・・・・
「ん?何の音」
夏希があたりを見回す
その時、夏希が立っていたところが崩れた
「きゃぁぁぁぁー」
夏希が悲鳴を上げた
「せんぱーい」
どこかで健二の声が聞こえた
714夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/13(日) 11:48:19 ID:SdmhPRwx
「うっ・・・うぁ・・」
夏希は、頭を必死にかばいながら落ちていった。
「うあぁ・・」
やっと止まったところは道路だった
「・・・・っ・・・」
痛みに耐えながらも立ち上がる夏希
(死ぬかと思った・・・)
ほっとした夏希だが、夏希の不幸はそれだけでは済まなかった

プゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーー
トラックの甲高いクラクションが鳴る。
後ろを見ると8mほど先に10tトラックが見えた
逃げようと思ったが体が動かない
いや、動けたとしても間に合わなかっただろう
死を確信した夏希は意識が遠のいてくのを感じた
(健二君を疑った罰なのかな・・・)
そんなことを思った瞬間夏希の意識が飛んだ

が、意識が飛ぶほんの少し・・・ほんの少し前に、車のフロントガラスに白い影が見えた
そんな気がした
715夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/13(日) 12:04:56 ID:SdmhPRwx
体がやけに重い・・・
私、死んだのかな・・・
そんなことを思っていると、なぜか、懐かしい感覚がした
なんだっけ・・この感覚・・・・




居間で、パーティーの準備をしていた万助が、その異変に気付いた
(ハヤテの奴・・やけにうるさいな・・)
気にしないようにしようと思ったがなぜかいやな予感がした
ためしに庭に向かっていくと、その予感が的中した
「なっ・・・・万作ーーーー早く来てくれぇー」


「・・・・・・」
夏希の意識が戻った・・
夏希は自分が生きていることを悟った。
目を開けてみると、そこには、母の雪子がいた
「かあさん・・・?」
「夏希・・?夏樹!みんな、夏希の意識が戻ったわよ!!」
(あれ?なんでここにいるんだ・・・確か私はトラックに・・)
「・・・・・・っ!」
頭が割れるように痛い
「夏希!まだ動いちゃだめよ!」
「何で私ここにいるの?みんながここに運んできてくれたの?」
母の雪子が目を逸らした
「ねぇ、なんで?」
「それは・・健二さんが・・・」
「健二君?健二君が運んできてくれたの?」
「うん・・・」
「そうなんだ・・お礼言わなくちゃ」
夏希は隣の部屋とを仕切るふすまを開けた

716夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/13(日) 12:14:25 ID:SdmhPRwx
そこには、親戚一同が集まっていた
そして、中心には健二がいた
しかし、健二はみんなにお礼を言われているわけではなかった
「なっ・・・・」
そこには血まみれの健二がいた。
「夏希か・・・目が覚めたか・・・」
万作が夏希を一瞥し再び健二に向き直る
「ねぇ、なんで健二君が・・・」
その時・・
「夏・・・きせ・・・先輩、気が・・ついたんですね」
喘ぎながら健二が言う
その時、すさまじい音で誰かがやって来た
「おい、みんな捕まえてきたぜ!」
そこには、見知らぬ男と翔太がいた
「だれ・・・?」
「お前たちを引こうとしたトラックの運転手だ。」
翔太が言う
717夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/13(日) 12:24:15 ID:SdmhPRwx
「引こうとした何て人聞きが悪いっすよ」
運転手の男が言う。年は、20代前半だろうか
「じゃあ、これはなんだ。」
翔太があるものを取り出した
それは、ビール瓶6本ほどだった
「こんなもん飲んでて、まともな運転できるのかよ!」
「おい、翔太やめろ!。そいつを、追及してもどうにもならない」
太助が言う。
「くっ・・どうなんだ万作おじさんよ」
「かなり厳しいな・・」
「厳しいって、どうゆうことよ!」
夏希が叫ぶ
「ろっ骨が折れて肺に突き刺さっている。呼吸がうまくできていない」
「そんな・・・」

718夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/13(日) 12:38:24 ID:SdmhPRwx
「何で・・・ねぇ、なんでこんなことになったのよ」
いまいち状況を理解できていない夏希は誰かに説明を求める
「俺が、おまえたちを見つけた・・・」
万助が言うにはこうだった
庭に出てみると、血だらけの健二が夏希をおぶって庭で倒れていたらしい
夏希は頭を打っていて気絶していただけなので大したことはなかったが健二の方は
ひどかった。
口は何とか聞けるようだが、万作が言ったように肺に折れたろっ骨が突き刺さり
呼吸ができなくなっている。
「でも、引かれそうになったのは私だし健二君は・・・」
そう言いかけた時、夏希の記憶がよみがえった
夏希が死を覚悟したとき、健二が転がるように山を下りてき、夏希を力いっぱい
押してトラックの進行方向から逸らす
だが、自分は逃げるのが間に合わなく・・・
「なんでよ・・あそこに出れば健二君だって無事じゃ済まないってわかってたでしょ?」
「それ・・は・・・」
親戚中が健二に注目する
「約束・・・した・・から・・」
「約束!?」
「栄・・お婆さん・・と・したからです」

719夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/13(日) 12:39:18 ID:SdmhPRwx
何か疲れたんで、もうやめます
また、明日にします。
長文&駄作失礼
720名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 13:00:05 ID:ZRyST/qZ
大映ドラマみてーだなw
721名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 16:19:43 ID:gFzKFcWL
>>719
>何か疲れたんで、もうやめます
すげぇストレートだなおいw
でもまた続き上げてくれんならおkおk
722名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 16:56:41 ID:TQNN6oWK
メモ帳にしたためて推敲しろ
723名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 18:01:07 ID:ZcNm2o2i
>>719
じっくり考えて、頑張ってくれ
724名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 18:14:58 ID:L2Cipzqr
>>720
どちらか言えば、月9か昼ドラ?
725名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 19:19:55 ID:WWlQ3ZlU
映画はまだまだ盛況だけどここは驚くほど元気ないな
726名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 20:42:28 ID:ofUqNKjo
ネタが夏希と健二ばかりダメなんだ
あれだけアラフォーがそろってたらかなり濃い話が期待できる
727名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 21:48:08 ID:G7XF1izr
嫁連中が実は全員万作のお手つきなんですね
728名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 23:25:57 ID:pYEE7eX/
>>725
801スレやらカズマスレは人気あるんだけどな……
男キャラが多すぎるんじゃないか
729名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 23:34:50 ID:verrd4OO
監督自身がカズマ侘助色っぺええええ!
ってリアルで公言してるような映画だからしょうがない
730名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 23:49:54 ID:Rgs1SVWC
えぇwそうなの
731名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 23:58:29 ID:ofUqNKjo
>>730
ttp://anime.biglobe.ne.jp/news/index?news_id=2422

細田守監督最新作『サマーウォーズ』公開記念特別インタビュー!(後編)

佳主馬っていう13歳の妙に色っぽい男の子も出てくれば、
侘助(わびすけ)っていう中年の痩せ型の、これも妙に色っぽい男も出てきます。
割合とキャッチーなキャラも家族のなかにいますし、
全体を通して女の子がみんなで観られる映画になっているんじゃないかなって思います。
そのなかで家族のことを考えるもよし、少年のエロスについて考えるもよし(笑)。
そんな気がしますけどね。
732名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 00:12:52 ID:JkqUgH9K
>>727
このエロジジイ!
733名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 00:21:34 ID:ob+ebQVt
>>730
チュッパスレのテンプレだけどこのあたりに細田語録がまとまってるよww
恐ろしいお人よ…
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1252134301/1-4
734名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 03:41:38 ID:JkqUgH9K
理香さんがもうちょっと美人さんだったら、侘助や理一との
あれやこれやを妄想したかも知れん。
(いや、理香さん好きなんだけどさ)
735名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 05:57:56 ID:qfnUdFZW
理一×理香とか考えてる俺は間違いなく異端

>>734
そこで直美投入ですよ。侘助×直美なんてどうよ?
736名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 06:21:07 ID:cg+vQuXu
>>735
侘直良いよな。映画でも小説でも二人で会話するシーンあるし。

血縁の上では問題無いか?
737名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 07:12:55 ID:JkqUgH9K
>>735
上でああ書いといて何だけど、大いにありだと思うよ<理×理
お互いあの歳で独身とか、色々妄想の余地ありじゃない。
今すぐSSを書く作業に取り掛かるんだ!

小説版で、万助がカズマにきょうだいってのはいいぞ、
って言ってるシーンの「口うるさくて人使いが荒くて」ってのは、理一だよね。
そう言いつつも理香の頼みとか、ちゃんときいてきてあげたんだろなって感じ。

理香が男と別れる度に八つ当たりされてハイハイとか呆れつつ
慰めたりしてるといい。
酔いつぶれたのを、おんぶとか抱っこして運んでるといい。

侘×直は、お互いの欲望と割り切ってとか。
738夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/14(月) 16:43:47 ID:bCXoDL68
そういったとたん、健二の脈が下がり始めた
「ダメッ!それ以上喋っちゃ!」
その心配は、必要なかった。
健二の意識が遠のき始めた
もう、それは、近づているのかもしれない
「健二、男だろ!しっかりしろ!!」
「夏希を、おいて先に行くつもり?」
親戚一同からの励ましもむなしく、完全に意識がなくなった
「だめだ!瞳孔が開きかけてる!」
万作から悲痛な声が上がる
その時____

「夏希!」
誰かと思い振り返ると、そこには真琴がいた。
右手に包帯を巻いてかなり焦っている様子だった
「真琴、どうしたの?その手・・」
「いいから、早く来て!!」
「でも、健二君が__」
「いいから早く来る!!!」
夏希は、真琴の剣幕に、驚きつつ健二のそばを離れた!
(まっててね・・・)
そう、心で思いつつ真琴について行った。
そこは陣内家の屋敷の庭のある一角だった
「ねぇ、真琴。こんなところに連れてきて、なにするつもり?」
「今から・・健二君を助る。」
739夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/14(月) 17:11:01 ID:bCXoDL68
夏希は、真琴のいってることの意味を理解することができなかった。
「へぇ?」
「だから、健二君を助けるの!」
「で・・でも、どうやって?なんでここなの?」
真琴は夏樹の質問を無視し、おもむろに包帯ほどき始めた。
「え・・なんで・・・・?」
そこには、6割方消えた、真琴の右腕だった。
しかも傷口からどんどん真琴の体が光の雫となって消えていた
「私は、未来から来たの。」
「へぇ・・・?」
「私のいる時代は、{タイムリープ}と言って時間を自由に行き来できる装置が開発されているの、私はそれでここに来た」
真琴に言ってることは、信じられないが真琴の顔は真剣だ
「それで・・・私は何を・・?」
「手、貸して!」
おずおずと、手を差し出すと真琴はいきなり痛いくらい夏希の手を握る
「真琴・・・・手、痛い」
「我慢して」
30秒ほどすると真琴が手を離した。
すると、驚くことに夏樹の手の平に{01}といった形をしたあざができた
「これで、夏希は時間を飛ぶことができる」
「え・・・・どうゆうのこと?」
「いい?夏希は、これから過去に戻って健二君を助けるの・・、といっても、夏希は何もしなくていいの。
普通に、過ごしていれば、健二君は死ぬことはないんだから」
そこまで言うと、息を吸い込み、真琴がまたしゃべりだした
「私は、過去を変えすぎた・・・。過去を、変えすぎてしまうと未来の人が消えてしまうことがあるの。そして、私は今ここで消えようとしてる。」
「・・・・」
確かに、真琴の言う通りもはや右腕だけではなく体の7割が消えていた
「だから夏希!健二君を助けてあげて。」
夏希は、決心した
「わかった」
真琴は、安心したように、座り込んだ・・といっても下半身はもう消えて見えなくなっているのだが・・
「たぶん、過去に戻ると、夏希の記憶からは、私は消えると思う。」
「え・・」
「でも、大丈夫きっとまた会えるから・・」
「ホント?絶対だよ?」
「うん・・・じゃあまたね・・・」
「ちょっと待って、どうすれば戻れるのよ!!」
「あ、わす・・・・」
そこで、真琴の姿は完全に消えた
740名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 20:04:17 ID:lWkuqR1y
急展開キター
741名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 22:03:04 ID:PRiI0UfF
すげえw
真琴は実質友人aと変わらん名前だけのゲストキャラだと思ってたらものすごい食い込んできてるw
742名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 01:17:06 ID:3gFScbRZ
ちょwww設定まで混ぜおった!!www

予想外の展開だらけじゃのぉ!
743名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 02:23:58 ID:xHCObAJD
これは期待せざるを得ないw
744名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 02:32:04 ID:GvXVo5iD
次はウォーゲームだな
745名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 19:27:44 ID:t44MP4LU
続きマダー?
746夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/16(水) 16:23:05 ID:M6P1zxdn
蝉の声が懐かしくなる10月半ば――

夏希は川面に映るきれいな夕日を見ていた
あの後、健二は息を引き取り旅だっていった・・
健二の葬式には陣内家一同が参列しめやかに行われた

この一カ月、夏希は変わってしまった
太陽のような笑顔は身をひそめ、らしくない暗い顔ばかりしていた
理由は、健二の死ではなく真琴の致命的など忘れでもなく健二を信じれなかったことだった
夏希が、あの時点で、健二を信じていればこんなことにはならなかった
後悔ばかりが胸に浮かぶ・・・・
過去に戻る方法も一応自分なりに考えてやってみたが結果は今が物語っていた
747名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:18:48 ID:F6z0BtOb
それでそれで?
748名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:49:51 ID:GKS/ukfx
【完】
749名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:55:31 ID:EPkidPgm
続き期待
750名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 06:57:23 ID:PVcCCROh
はーやーくー
751名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 13:39:52 ID:VFNdwN6i
まぁ、まず落ち着きなさい。人間、落ち着きが肝心だよ。
752夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/17(木) 17:00:24 ID:6RfVz2Sw
「帰ろ・・・」
夏希は、家に向かった
数年前から変わらない帰り道・・・
変わったと言えば・・
目から自然とあふれる涙・・・今日で3回目だ・・
2年前はこの涙を止めてくれた人はもう…
健二への未練がまた、あふれ出す…
それと、夏希は真琴のことを考えた
彼女は、自分は未来から来たと言ったがホントなのだろうか?
真琴が光となって消えたのは、悪い夢ではないだろうか?
しかし、夢ではなかった
真琴は夏休みが終わっても大学には来ないし、夏希の手には謎のアザが残っていた
真琴・・・・
河原では子供たちが水着姿で川に飛び込んでいる
夏希の頭に健二が浮かび、真琴が浮かび・・・・

その時だった
夏希の頭に奇跡のような考えが浮かんだ!
753名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 18:53:58 ID:VFNdwN6i
まさか!?
754520:2009/09/17(木) 21:19:33 ID:FBGm9vK0
>>641 お前が書けっつったんだからな!責任取れよ!

Stuck On You

 僕の肩に爪が食い込んでいる。
 手にも。
 長い爪、長いまつげ、長い髪。きれいな肌、いい匂い。汗の雫が服に落ちる。
 心臓が痛い。理一さんのバイクのエンジン音に似たものが全身を揺らす。相変わらず瞼の奥に陰る白いスパークはいつか読んだ本の一節を思い出させる。つまり『あの眼差しは彼の目を貫いて喉を通り、心臓のまんまんなかを突いたのだ』。
 無茶苦茶で出鱈目な8月1日まで、僕がじっくり見た事があるのは先輩の後ろ姿と横顔だけだった。部室で静かに髪を梳く背格好を見てああ女の人ってきれいだな、と思ったあの日から。
 どんな気持ちでまなざしてたか、貴女はきっと知らないんだ。
 緊張して歯がガチガチと鳴る。姿を見るだけで体温が一気に上がる。泣きたくなるような日だってあった。
 『ちゃんと幸せにしてくれるかい?』
 初めて会った彼女は僕の目を見据えてそう尋ねた。先輩と同じ色の瞳で。
 僕は上手く答えられず、ついに改めて言い直せぬまま彼女と二度と会えなくなった。
 もし、あの時世界が終っていたら。
 もし、あの時僕の何かが欠けていたら。
 もし、あの時どこかの歯車が噛み合っていなかったら。
 僕はこうして先輩とキスをする事もなかったし、大好きと言ってもらえなかったし、告白だって……
 急に全身の毛穴が開いたみたいにゾッと身体が冷えて、ザワザワと正体不明の感覚が肌を這う。
 「なななな夏希せんぱい!」
 唇が離れると同時に名前を呼んだ。ぬるぬる光る生命の色をした唇。後れ毛なんか首筋に張りついちゃってて、とっても、その、なんというか。……エッチです。
 「んもう、その、センパイっていうの、ムードない」
 不満と書かれた顔でさえ僕の魂とかそういうものが容赦なく揺さぶられて堪らない。
 さっきまで触っただけでビクビク震えて人の肩を力いっぱい握り潰してたあの人が、精一杯いつもっぽく振る舞おうとしているこの人が、取るに足らぬ何でもない僕みたいな奴にこんな視線を向けるなんて。
 ……いや違う、僕は知っている。先輩が向けてるのは「僕みたいな奴」じゃなく、誰でもない「僕」だってことを。
 ああ、ああ、もう、嬉し過ぎてくらくらする!この喜びをどう伝えればいいのか解らなくて胸が張り裂けそう!
 「す、すいません!でも、もうが、が、まん、できなくて!」
 しまった噛んだ。なんだい、変なイントネーション。みっともない、だらしのない。頭の隅っこのいつもの僕が頭を抱えて蹲っているのが見えた気がする。
755名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 21:19:49 ID:Sa7FxeDg
チュッパスレは今日も大賑わい!
756520:2009/09/17(木) 21:20:31 ID:FBGm9vK0
 汗がしとしとと服の襟に染みてゆく。のどぼとけに絡みながらゆっくりと伝い落ちていく気持ち悪さ。火照る顔を背け、下唇を噛んでただ耐えた。ああ、もう、情けない!
 「なにをがまんしてるの?」
 白くまろやかな指が自分の真っ赤な指に絡んで、ぴくりとも動かない。その途端、畳に何かが降った。ぽたぽたと音を立てて。
 それが彼女の汗だと気付くより先に、はっと顔を上げる。
 赤い顔。
 指を絡めただけで、僕と同じくらいに。
 これでも僕は年頃の男なので肌を露わにしている女性が掲載されている碌でもない本だって読む。その碌でもない本から得た知識によるとこうだ。
 【とりあえず肌が火照ってれば気持ちよくなってると思ってOK】。
 間違って二冊買ったからと、あの「今年の夏こそ!初体験Q&A大特集号」を押し付けられて財布を出し渋ったけれど、今なら言える。ありがとう佐久間!愛してる!
 「せ、いやっ!な、夏希さ、ん。をっ!」
 「や、やだ、落ち着いてよ」
 「なつきさん!」
 「はっはい!」
 「ナツキサン!をっ!その!そのっ……!」
 おかしいな、こんなに汗でドロドロ、変な唾が止まらないのに喉がガラガラでうまく言葉が出なくて、焦る。早く言わなくちゃ、上手く言わなくちゃと急けば急くほど頭の中がバラバラになって……!
 「健二くん、今年の8月1日って何曜日?」
 突如先輩が顔を覗き込んだので、僕は咄嗟にツェラーの公式を頭に思い描く。
 「えっ……2009年の8月1日だから……」
 「遅いっ土曜!」
 「あっ……はい。土曜日、です」
 一瞬先輩も数学好きなんですか、と訊ねようとして、自分がどれだけ正体を失くすほど興奮しているか知った。
 「……どう? 数学のこと考えたらちょっとは冷静になれた?」
 汗で濡れ鼠みたいになってる紅い頬の先輩が意地悪っぽく笑って。
 僕の世界が消えた。
 畳も、そこに散らばる汗も、先輩の白いワンピースも、自分の着てる少々くたびれたシャツも。何もかもが全部闇だか光だかの彼方にぶっ飛んで消えた。
 守ろう。この人を守ろう。世界中の何からでも誰からでも。守ってあげたくなるとかじゃない、守らなければならないと頭よりもっと深くが命じる。そうせよと僕を突き動かす。
 これは一体何だろう。単なる情動だろうか。勢いとノリだろうか、流れだろうか。
 なんとか残った理性にやっと引っ掛かった小指の力を振り絞って僕は必死でしがみ付く。この性欲でも思慕でも憧憬でもない、強力で抗い難い初めての衝動の正体を僕は心から知りたいと思う。
 「ナツキ」
757520:2009/09/17(木) 21:21:21 ID:FBGm9vK0
 うわ、呼び捨てにしちゃったよコイツ。急過ぎだろ。ナニソレ。頭の中の僕のアバターがラブマシーンに乗っ取られたあの性根の悪そうな顔でシシシと嘲う。……うるさい!だまれ!!
 「ひゃいっ」
 目ん玉をきょときょとさせている先輩がおかしな声で返事をしたのが最後。
 ベタベタする服の引っ掛かりを無視して。冷たく滴る汗でぬめる彼女の髪ごと頭を掴んでがっちり固定して。畳の上にぺたんと座っている彼女の側に立て膝で起き上がって。
 取り返しがつかなくなるキスをした。
 肌が熱い。心臓がうるさい。汗が煩わしい。頭はズキズキするし、下半身はもっとズキズキするし、目から謎の涙は出るし。まるっきり見っともなくて情けなくて恥ずかしくて最悪なまま、大好きなこの人に。
 栄さん、栄さん。もしも天国から見ていらしたら、少し目を閉じていてください。どうかお願いします。小磯健二、一生のお願いです。
 クチュクチュした振動が鼓膜に響く。まわりの音が聞こえなくなって「ちゅぱ、ぬちゃ」って音だけが大きく聞こえていた。
 くすぐったい。こそばゆい。先輩の額に髪が張り付いている。パックの卵みたいに並んだ玉の汗が思い出したように滴り落ち、僕の指の間を通ってゆく。
 どこまでも沈んで行けそうなほど柔らかくて日なたのコンクリートみたいに熱い先輩の舌がおずおず蠢いている。
 息が詰まる。てゆーか息をしてる暇すら惜しい。でも息をしなくちゃ死んでしまうし、さりとて唇を離すなんて出来やしない。だって、先輩が、夏希先輩がっ!僕の口を吸ってるんだぞ!!
 目を閉じても世界が歪む。赤や白や黒や灰色、緑とか紫とかピンクとか茶色の細かい色とりどりのドットが砂嵐みたいにザーザー音を立てて荒れ狂っている。オズの大混乱の時みたいに。
 蕩けそう。馬鹿になりそう。もう死んでもいい。そんな事を思い始めたころ、やっと自分の手の甲にカリカリと先輩の抵抗を感じた。
 それでも僕は躊躇いがちにそっと唇を半開きにしてほぼ零距離で口を動かす。
 「ど、どうしました?」
 「……も……だ、め……」
 短いやり取りが終わった瞬間、先輩が僕の手の中からするりと抜け落ちた。待って、と掴む前に。
 どうしよう。やっぱり嫌だったんだ。当たり前だよな、こんなの、急に……
 最高潮の高揚から突き飛ばされて真っ逆さまに奈落へ落ちる。蜘蛛の糸が切れて地獄へ逆戻りしたカンダタの気分。
 フェルマーの書き込み入りの『算術』原本を見て「この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる」と書かれていたのを発見した息子の気分。
 暗澹たる絶望のまま、畳の上にうつ伏せる先輩に怖々目をやると、どう見ても不自然な恰好だ。
 「あの、せ、先輩? 夏希先輩?」
 ちょんちょん、と肩に触れ、返答がないのでそっと起き上らせてみた。目を回している。
 「な、なんで?」
 慌てふためいて部屋を見回すに、柱に掛かっていた室温計が目に入った。
 セ氏38度。
 「ねねねね熱中症だあぁぁぁ!!」
 悲鳴を上げたら通常とは違う方向へドンと開いた襖を踏み付けるようにして万助さんが飛び込んできた。
758520:2009/09/17(木) 21:21:51 ID:FBGm9vK0
 「佳主馬!風呂に水を張ってこい!万作は氷だ!急げ!」
 どたばたと襖で仕切られただけの狭い四畳半の布団部屋が開け放たれて真夏の日差しと風が差し込む。
 「え? え? えっ!?」
 「お前さんも来い!体を冷やさんと馬鹿になっちまうぞ!」
 「えっ!? ちょっ……!?」
 先輩を抱えた万助さんが僕の左手首を引っ掴んでどたどた廊下を爆走した。グラングランする視界が頭を引っ切り無しに打ちのめしている。
 「そおれ!」
 掛け声とともに、いつの間にか僕の足を掴んでいた理一さんが楽しそうにブン投げた。
 どっぽんと水しぶきが上がった音がして、皆が大笑いしている。な、なんだ? 何が起こってるんだ?
 目をぱちくりさせている先輩が僕の隣で同じように頭の上をはてなマークだらけにしている。
 「何事よぉ、このくそ忙しい時に!」
 騒ぎを聞きつけてやってきたのか理香さんがやってきて、風呂場の戸口で僕たちの有様を一瞥した。
 「熱中症の治療」
 理一さんがクックックと笑いながら漏らした一言で全てを察しでもしたのだろうか。手に持っていた何かの箱でトントンと肩を叩いて、この真昼間っから閉め切って何やってたやら、と呆れ顔。
 「な、何事なの?」
 「わ、わかりません」
 顔を見合せてぽたぽた雫の垂れるお互いを見ていたら、夏希先輩の白のワンピースがくっきり透けて肌に張り付いているのに気がついた。慌てて目を逸らそうとしているのに、おかしいな、体が動かない。
 「お兄さん、鼻血!」
 僕が覚えているのは佳主馬くんの悲鳴だけ。
 あとは知らない。

 枕元にうちわを持って髪を上げた夏希先輩がいる夢を見て、僕は手を伸ばした。
 あの時みたいに力いっぱいじゃなくて、優しくなぞるように指が僕の指に絡む。
 「ぼ、僕、翔太にぃみたいに車持ってないし、理一さんみたいにサイドカーも持ってないけど」
 どうしてこんなことを言い出したのか自分でもよく解らない。ぼんやりフワフワしててあまりにいい夢心地だったから怖いものなしだったんだろう。
 「でも、一緒にどこか行ってくれますか、と、東京に帰ったら」
 手を握る。それだけで勇気がわいた。1+1が10にも1000にもなる瞬間を僕は知っている。
 「楽しみにしてる、びっくりする程ボロい自転車でどこでも連れてって」
 そんな声が聞こえたから、僕は満足してもう一度瞼を下した。
 ああいい夢だ。
 とってもいい夢だ。
 ねえ栄さん、あなたもきっとこんな気持ちで瞼を閉じたんですね。
759520:2009/09/17(木) 21:23:32 ID:FBGm9vK0
セクロスをさせようと思ってやったが無理だった。今は反省している。
760名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 22:30:32 ID:T4u0eS+Y
うむ、疾走感のある文章で良かったです
761名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 23:14:01 ID:W8lUWOog
GJ!
フェルマーも出てきちゃったか。流石数学バカ。
その一文好きなんだよなぁ。
762名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 23:58:17 ID:6k9kzOkr
書くのって大変なんだよな。
GJ!
小説風でよかった。
763名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 01:13:04 ID:ecjhmV47
a
764名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 02:55:34 ID:R1Xln9oA
>>759
GJ!非エロでもすげぇニヤニヤして読めたよ!!
楽しそうな理一さんに吹いたww
765名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 06:35:46 ID:/y3MJW8E
>>759
これ、ふすまの向こうから覗かれてたんだよな?w

水をさす様で申し訳ないが、2010年の話なんで念のため。
766名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 10:14:47 ID:gnYTC9FK
GJ!!
顔のニヤケが治まらねぇw
767名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 12:34:58 ID:84/4uXKa
よし、それではそのまま交尾に移ってくれたまえ!
768夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/18(金) 16:54:09 ID:WXoY6rOO
GJ!
なんか、上手すぎて書く気失せた・・・
769名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 18:38:39 ID:Um3P7guC
なんでだよ!書いてくれよ!
770名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 18:53:34 ID:yzu8nMUP
ばあちゃんの前で恥ずかしく
ないのか!?・・・がんばれ!
771595:2009/09/18(金) 19:13:57 ID:/y3MJW8E
侘助×直美でSS考えました。よろしかったらご覧ください。
772侘助×直美@:2009/09/18(金) 19:30:07 ID:/y3MJW8E
2011年夏、陣内家の一室で栄の一周忌の合間に

直美「まさかこんな事になるなんて・・・お父さんに見られたらどうなるかな?」
侘助「二人して裸で布団の上だぜ。誤魔化しようがねえよ」
直美「あたしもヤキが回ったか・・・ねえ、声大きくなかった?」
侘助「この部屋は心配いらねえ。確認済みだ」
直美「確認て・・・あんたまさか!」
侘助「大昔に付き合ってた女だよ。車の免許取る前で、ラブホに行けなかったんだ。山ん中でする訳にもいかねえし、婆ちゃんの目を盗んでここに連れ込んだ。そういう訳」
直美「あきれた!そんな事してたんだ!。夏希をここに連れ込んだのかと思ったわよ」
侘助「くだらねえ事言うな。俺はあいつのオムツ替えた事あんだぞ?。いくら育ったからって手ぇ出す気になれるかよ。ああ、でも健二にはこの部屋の事を教えといたほうがいいかもだな。若いから歯止めがきかねえだろうし、こういう場所は絶対必要だ。シシシッ」
直美「このエロ中年!・・・て何よそれ!なんでそんなに勃ってるの?!。さっき一回出したばっかなのに!。あんたどんだけ絶倫?!」
侘助「お前がエロい妄想させるからだよ。責任とってもらおうか」
直美「何バカな事言ってんの!・・・ってやだ!いきなり足広げないで!・・・あはぁ・・・そこ舐めちゃ汚いから!・・・あふぅ・・・ううん、そこもっとやさしく・・・んん、それ、すごく良い・・・・ああっああっああああっ!!・・・・・・・わ び す け・・・・・」
侘助「なあ直美」
直美「え?」
侘助「お前のここ、バツイチの割には使い込んでねえな。旦那は淡白なの?。ひょっとして別れた原因はそれ?」
直美「・・・うるさいな!余計なお世話よ!!。あんたこそ入れたいんならさっさと入れてよ!あたしもうこんなになってんだから!!。ほら!!!」
侘助「シシシッ。そりゃ悪かったぜ。んじゃ早速」

二人とも元気だなーw
773侘助×直美A:2009/09/18(金) 19:46:40 ID:/y3MJW8E
侘助「待ちな。ゴム付けるから」
直美「あんたそういうとこは用意良いね」
侘助「いらない子供は一人で良い。俺はジジィと同じ間違いを繰り返すつもりはねえよ」
直美「まだ・・・気にしてるんだ」
侘助「生まれてすぐからのトラウマだぞ?。簡単に消えれば誰も苦労しねよ。ほら、膝持ち上げて」
直美「良いよ」
侘助「?」
直美「あんたの心の中の嫌な物、あたしに叩きつけてくれて良い」
侘助「どういう意味?」
直美「勘違いしないで。あんたに惚れたとかそんなんじゃないから。でも今だけは、あんたを受け止めてあげたい。別に理由がある訳じゃないの。ただそうしてあげたいだけなの。だから深く考えないで」
侘助「何だそれ?。まあ身内で惚れられても困るがね。んっ!」
直美「ふぅ!・・・・んふぅ・・・あっあっあっあっあっあっあああああ・・・・」
侘助「んん!・・・・・・やっぱすげえな、おまえのここ・・・熱くて、溶けそうで・・・・食いちぎられるみてーだ・・」
直美「あはぁ!はああ!あう!すご!・・・わ、び、す、け、・・ああっあああっま、また!またくるぅ!!」
侘助「ああ、俺もそろそろだ」
直美「はああ!はあお!ああっああっあはああああ!!!!!・・・・・・・」
侘助「んっ!・・・・くうっ!!・・・・・・・」



侘助「お前の旦那って何も分かっちゃいねえな」
直美「どうして?」
侘助「お前の体、良すぎる。まともな男なら手放しっこねーよ」
直美「何よそれ。あんたこそあたしにハマってんじゃん」
侘助「くだらねえ事言うなっつってんだろ」
直美「ぷっ、あははははははは!!」
侘助「あー、笑いたきゃ笑え」
直美「あははは!!、おっかしー!!。あははははは!!」
侘助「ほんとくだらねえよな。俺も、お前もさ」

END
774名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 20:52:13 ID:Jya+02zC
一年後は二周忌だよw
775名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 21:29:04 ID:BGTFkJnN
>>771
GJ!佗助×直美ってあんまりイメージ出来なかったが萌えてしまった

>>774
二年後は三回忌だが、一年後は普通に一周忌だろうjk
776名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 23:37:53 ID:bRI1wUEO
>>775
GJ!
777名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 23:44:29 ID:3E3kK3sh
>>771
侘直イイヨイイヨー!
最後のセリフがいいね。

>>768
あんたならできる!
あきらめない事が大事だよ!
まあ、書きかけのSS持ってる身としては同意したくなるがw
778名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 02:53:10 ID:mrjmZNJ+
テスト
779夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/19(土) 10:07:23 ID:oz+iWtjo
やっぱり書くことにしました。
どうぞ↓

「そういえば・・・・・!」
それは、4か月ほど前のことだった。
夏希がこの道を歩いていると真琴を見つけたことがある
話しかけようと、近づくと何を思ったか真琴は急に川に飛び込んだのだ。
しかも、その時はあまり気にしなかったが飛んだ瞬間一瞬消えたような気がした
河原に何とか真琴を引っ張り上げ、なぜあんなことをしたか問い詰めたが何も言わなかった
あの時は、用事があったのでそんなに気には留めなかったが、まさか・・・

(河に飛び込めばいいのかな・・・?)
そう思い、靴を脱いで少し川に入ってみる・・、がそんなことでうまくいくはずがなかった
(はぁ、やっぱ無理なのかな・・・・過去に戻るなんて…)
そのとき!!
「う、うあぁ・・・・!!」
780名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 10:20:53 ID:ca8P55FX
メモ帳に書いて推敲してから投下しろと何度言えば分かるの
781名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 10:54:16 ID:H0MX5Pg8
夏戦争・続(ほぼ非エロ) の人に関しては>>780で二度目だね。
何度もって言うけど。
もちろん、ある程度書き溜めてから一気に投下してくれるのが
いちばんだけど、別にこそこまで言わなくてもいいんじゃないの?
この人の場合、それでここまで来た訳だし。
782771:2009/09/19(土) 11:36:52 ID:/Kpex/YP
>>775>>777
ありがとうございます。この文章の形式でここまで長いと読みにくいかなと思ったんですが。
ご好評頂いてなによりです。
今、健二×夏希の少し長いエロSSと非エロのすっとこどっこいな短めのSSを考え中。連休中に
間に合えば良いんですが。


>>759
良いなあ、俺もこんなさわやかな終わり方のお話を書いてみたいw。




783名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 11:44:17 ID:PWuR7UO5
チュッパスレは今日も平和!
784名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 16:52:49 ID:pqL1jL6g
>>779
IDにozが…!

>>782
あんたならできる!
785名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 20:05:59 ID:YM/jj1Q+
このスレもうちょっと元気でもいい気がするよな
786名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 20:44:58 ID:7EV3qyEc
佳主馬きゅんが全部持ってっちゃったからねえ
787名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 21:11:18 ID:YM/jj1Q+
もっと夏希たんでハァハァしたいよ
788名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 21:46:10 ID:pqL1jL6g
若い頃の栄さんが見たいと思う自分は異端だろうか…
789名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 21:54:06 ID:cfJck5VJ
>>788

> 若い頃の栄さんが見たいと思う自分は異端だろうか…
790名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 21:55:26 ID:cfJck5VJ
>>789はごめんミスった。
まずは率先してSS書くところから始めるんだ!
791名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 22:23:00 ID:r5aO7Si9
むしろ臨終前に最後のファックを
ババア結婚してくれ
792名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 22:25:52 ID:piBmnmQS
>>791
いくらなんでもそれは引くわ
793名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 00:10:03 ID:0OJWBRgX
人の萌えにケチつけなさんな。

>>791
侘助乙
794名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 00:30:22 ID:qKfYENU7
>>793
それは萌えじゃなくて異常嗜好だろ
まあ>>791ネタで書いてるんだろうけどさ
795782:2009/09/20(日) 06:32:30 ID:A4+K3O5E
ぼちぼち投下開始します。まずは健二×夏希から。少し長めなので健二の一人称
にしました。では。
796名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 06:57:46 ID:A4+K3O5E
2010年9月上旬、久遠寺高校下駄箱前にて

バイトを休んだ日の帰り際に、佐久間が僕に話しかけてきた。
「おい健二。今日も夏希先輩、お前ん家に来るんだろ?」
「ちょ!さっさっ佐久間!!。声大きい!!声がー!!。って何で知ってるの?!」
「お前がOZのバイト休む理由なんざ他にあるもんか。先月から何回目だと思ってんだよ。チーフの身にもなれよなあ」
「あ・・・ごめん佐久間。それは・・・本当にすいません」
「まあ、俺が穴埋め出来る間はやっといてやるから、後で結果報告忘れんな。これ業務命令な。しっかりやれ!」
業務命令って・・・そう思いながら、僕は佐久間に感謝していた。彼の協力がなければ今の僕は絶対に無かったはずだから。
僕は自分を大きく変えたこの夏の出来事を死ぬまで忘れないだろう。陣内家との出会いと、ラブマシーンとの真夏の戦争を。
上田から東京へ帰った僕は、正直不安だった。あれだけの事をやったのだから、僕も夏希先輩も当然メディアスクラムにさらされるとばかり思っていた。
しかし僕らの回りは拍子抜けするほど静かだった。ネットでは騒がれていたが、少なくとも表向きは誰も僕らを追う者はいない。
二学期初日に先輩と一緒に登校した時全校の男子生徒から散々な目にあったがそれも最初だけ。夏希先輩の、堂々と僕と付き合う態度に
彼らもおとなしくする以外無かったから。
誰かが世間から僕らを守っている様な気がしてならなかった。亡くなった栄おばあさんを良く知る人達が、マスコミに圧力でもかけているのだろうか。
理一さんが言ってた「七人の侍」のセリフってこういうこと?。
「健二くーん!。おまたせー!」
「せんぱーい!!」
片手に学校指定カバンを持った夏希先輩が、廊下から僕に手を振る。うれしくて僕も大きく振り返す。
なんとなくハヤテが栄おばあさんに尻尾を振る様子が頭に浮かんだりしたけど、気にしない気にしない。
「途中で買い物行かなくちゃね!。冷蔵庫の中、何か残ってるかな!?」
先輩、そこでいきなりそれですか。回りみんな聞いてますけど。
でも良いです。ずっと憧れてた夏希先輩が僕と付き合ってくれて、その上うちに晩ごはん作りに来てくれるなんて
それだけで天国と同じ。それも今日が初めてじゃないし。
ああでも、レバニラはちょっと、かな・・・・・・・


797名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 07:23:18 ID:A4+K3O5E
>>796の続き その日の夜、小磯家の健二の部屋にて

二人だけの夕食が終わった。先輩が僕のベッドに腰掛け、僕もその隣に座る。夢なんかじゃないリアルな時間。先輩の手料理についてはあえて何も考えない事にする。制服の上にエプロンを付けた姿が最高にかわいかった事だけ記憶に入力しておこう。うん、それが良い。
「健二くんてお皿洗うの上手だね!。私ごはん作るのは良いけど、後かた付けが何か苦手でさー」
「小さい頃から普通にやってましたから。うちは共働きだし」
「健二くんのご両親って、お仕事忙しいんだっけ?。うちも共働きだけど、普通に毎日帰ってくるよ・・・あっ!」
「忙しいっていうか・・・わざと忙しくしてるって感じです。父さんも母さんも、お互い顔を合わせないようにしてるっていうか・・・お盆にすこしだけ休みがかみ合ったんです。出来るだけ話かけたんですけど、二人とも目を合わさないようにしてて。それで僕思い切って・・・」
「ごめん!!」
「え?!」
先輩はいきなり謝ると、僕の首に両手でしがみついた。細くて柔らかくてひやっと冷たい手。でも、しっかりした力で僕を抱きしめる夏希先輩の手。
さすがに鼻血は出なかったが、急な展開に僕は大声を上げてしまった。
「先輩!何で?!何で何で何で?!」
「健二くんごめん!!。健二くんのご両親にも事情があるはずなのに、簡単にうちの親と比べちゃうなんて・・・あ〜私って何でこうバカなんだろう!。軽はずみな事はもうやらないって決めたのに〜。ぐすん。健二くん、ひょっとして怒ってる?」
先輩!そんな事気にしてるんですか?!。うちは昔からこんな物なのに、気を使いすぎですよ!。
ひょっとして今年の夏に大きく変わったのは、僕じゃなくて先輩かも・・・。
ああっそんなうるうるした瞳で見つめられたら僕、もう!・・・・・。
「夏希先輩」
「うん」
「僕、怒ってなんかいませんから・・・」
「うんうん」
「あの・・・その・・・しても、いいですか?・・・・」
「うん、いいよ。私も健二くんと・・・・エッチしたい」
「せんぱーい!!。」
798名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 07:45:40 ID:A4+K3O5E
>>797の続き
僕は力まかせに夏希先輩を押し倒した。
歯がぶつかるような、乱暴なキス。僕は半ば無理やり自分の唇を先輩の口にこすりつけた。左手で先輩の頭を押さえて指を艶のある髪の毛にからませ、
右手は制服のブラウスの上から左の乳房を下から持ち上げるように揉んだ。ブラジャーの硬さの下から伝わる柔らかい、それでいてしっかりした乳房の感触。
あれ?なんか揉みにくいような?・・・・そうか、今日の夏希先輩、ブラジャーの中にパットを入れてるんだ。そんな物なくても最高のプロポーションなのに。
と言っても、僕は他の女の人の体なんてさわった憶えは無いけど。せいぜい母さんくらいか。それも子供の頃に。
僕は夏希先輩の口にに舌をねじこみながら、右手でブラウスのボタンを外そうとした。とたんに先輩は僕の口を振りほどき、僕の右手を自分の左手で制した。
「待って、健二くん」
しまった!!。調子に乗ってやりすぎた!!。ああああああああどうしよう!。きっと夏希先輩を怒らせたに違いない!。そんなあ!ここまで来て先輩に嫌われるなんて!!。でも初めてじゃないのにどうして?!。
「くすっ、そうじゃないよ」
先輩はそう言うと、僕のほほを右手の平でやさしく撫でた。怒ってなかった。まるで僕の心の中を見透かしたような、優しい笑顔だった。どうして良いのか分からなくなった僕を、一発で落ち着かせてくれる最高の笑顔。
「お願い。電気・・・・消してくれる?。まだちょっと、恥ずかしいから」
僕はベッドから文字どうり飛び降り、着地と同時に照明のスイッチに自分の手のひらを叩き付けた。
799名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 08:16:36 ID:A4+K3O5E
>>798の続き
カーテンの隙間から入り込むわずかな街灯の灯りが、裸になった夏希先輩の全身を白く浮き立たせていた。
同じく服を脱ぎ捨てた僕は、目をつぶる先輩の大切な部分に自分の指を滑らせる。
「すごい・・・先輩のここ・・・こんなに濡れてる・・・・」
「やだ、言わないでよそんな事」
「先輩、痛かったら言ってくださいね」
そう言うと僕は、自分の右手の中指を先輩の奥に滑り込ませる。大丈夫、爪はちゃんと切っておいた。
「んんっ・・・くっ・・・」
「すごい!・・・柔らかくてとろとろで・・・ぎゅっと締め付けてくる・・・まるで指が吸い込まれるみたいだ」
そう言いながら僕は、先輩の膣の中を右中指の腹でまさぐり始めた。前に先輩とエッチした時見つけたところ。
膣の中のお腹側の、ざらざらした感触がある部分。そこに触れれば先輩は・・・あった!ここだ!。
「はうっ!!あはああ!!。健二くん!そこ!そこはぁ!!」
構わず僕はその部分を撫でさする。僕の指の動きに誘われ、夏希先輩の身体が薄闇の中で
狂おしくくねる。確か、Gスポットって言うんだっけ。
「はあっ!ああああ!・・・んん・・・んふう!!・・・健二くん!、健二くん!!
あはあ!!・・・す、すごい!!・・・・
右手をそのままに、僕は左の人差し指と中指で先輩のクリトリスをこね始めた。
スタンガンでも受けたように、夏希先輩の身体が跳ね上がる。
「ひいいっ!!!・・・ひあああっ!・・・・あっあっあっああああああ〜〜〜〜!!!!!」
先輩、イってください。恥ずかしがらなくて良いです。僕はもっと夏希先輩をイかせたいんです。
先輩にもっと気持ちよくなって欲しい。先輩にもっと喜んで欲しい。先輩にもっといやらしくなって欲しい。
もっと!もっと!もっと!もっと!!!!!!!!
「あああっあああおおお!!あがああああおごおおおおおおおおあああああ!!!!!!!!!!!!
・・・・・・・・・はあああああああ・・・・・・・・・・」
夏希先輩はシーツをかきむしりながら全身をねじらせ、大きなため息をつきながら僕の目の前で・・・・・・
イった。身体全体で、気持ち良さを表しながら。
「夏希先輩・・・大好きです」
僕はそういうと先輩の淫らな液体に濡れたままの手で先輩の両膝をつかんで、大きく開いた。
800名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 08:44:24 ID:A4+K3O5E
>>799の続き
「ああ・・・健二くん・・・その、そのままじゃ・・・・」
先輩またですか?!。何だろう。何がまずかったんだろう。
「そのままは・・・やめて・・・ちゃんと付けてくれないと私・・・その・・・困るから・・・・」
ちゃんと付ける?・・・ああ、そうか!!。うわー!忘れてた!!。あやうくとんでもない事を
するとこだった!!。ええと、どこだっけ?どこに隠したっけ?・・・・。
「うんん・・・これでしょ?」
そう言うと夏希先輩は、枕の下に挟んだコンドームを取り出した。先輩、何で知ってるんですか?!。
「私、健二くんのこのお部屋の事は何でも知ってるよ。大事な彼氏のお部屋だもん、
当然だよ。」
それってエロ本やアダルトDVDの隠し場所も全部バレてるって事ですか!!
そんなああー!!。
「こっち来て。付けてあげる」
僕は先輩の言葉に逆らえるはずもなく、仰向けの先輩の身体をまたぐように膝で歩いて
自分の物を夏希先輩の顔の前に差し出した。先輩は僕自身を左の指で撫でさすりながら、
右手と口で器用にコンドームの袋を裂いて、中身を取り出した。
「すごい。こんなに硬いなんて・・・・はいOK」
そういいながら先輩は、張り裂けそうな僕の一番敏感な部分にコンドームを被せた。
ラテックスのしっとりさと夏希先輩の指先の柔らかさに包まれて、それだけで僕の
そこは信じられないほどの幸せを感じていた。
「健二くん!!・・・来て!!」
「は・・・・はい!!」
もう、迷う事なんか無かった。

801名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 08:52:58 ID:EMqZxpdR
メモ帳に書いて推敲して一気に投下しt…………
802名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 09:12:36 ID:j1kTJLG9
GJだがとりあえず、!とか?の後ろに。はいらんぞ。
最近多いな、こういう勘違い。
803名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 09:29:04 ID:A4+K3O5E
>>800の続き
夏希先輩の中は、やっぱり最高に気持ち良い。天国という表現以外何も思い浮かばない
自分に腹が立つ。得意の数学的な表現で何か上手い言い方は無いかと思ったが、それすら
嘘くさかったのでやめた。そのくらい夏希先輩の身体は、最高に思えた。
先輩のねっとりした膣壁が、奥まで差し込まれた僕の物を逃すまいと締め付ける。
剣道と自転車通学で鍛えられてるんだろうか。
「んはああ!!・・・す、すごい!!・・・先輩・・・」
「ああ、あたしも!あたしも!・・・ああっああっああっああっああっああっ
ああああ!!!!・・・・」
僕が腰を打ち込むたびに、先輩は声を荒げる。駄目だ。僕、もう・・・・い、いや、
嫌だ。ここで終わってしまうなんて嫌だ。もっと気持ちよくなりたい。先輩の中で。
もっと気持ちよくしてあげたい。夏希先輩を。でも僕の尿道から腰へ、そして身体
全体ににじんでくる甘くてとろけるような痺れから逃れるのは、とんでもなく難しい。
どうしよう、このまま腰を振り続けるのをやめたくない。でも射精の予兆は容赦なく
僕を襲う。この麻薬を思わせる逃げたくない感覚から、ほんの少しだけで良いから
距離を置く方法は、どこかに無いのか!!。
何かの公式を思い浮かべようかと思った瞬間、一つのひらめきが僕の脳に浮かんだ。
僕は自分のペニスを先輩の膣の奥まで押し込み、そのまま腰を前後にではなく時計
回りに回転させた。僕のペニスは先輩の膣内をねじるようにかき回し、僕の陰毛は
先輩のクリトリスを思いっきりこすり上げた。
「ひぎいいいいいい!!何これ!!・・・・健・・・二くん!すご!・・・
すごすぎ!!こんなのって!・・・」
これだ!この方法があったんだ!。僕の目の前で先輩は身をよじり続けるが、
亀頭からの刺激は軽くなり、射精の感覚は遠くなった。余裕が出た僕は腰の回転を
反対にし、先輩の表情の変化を楽しんだ。
「あがあああ!!あああがおおおお!!!!・・・・・・・・・あっあっあぎいやあ
ああああああ!!!!・・・・」
薄明かりの中でもはっきり解るほど夏希先輩の肌はピンクに染まり、肌が触れている
部分から伝わる先輩の体温は、信じられないくらい熱い。夏希先輩は限界まで固く
なった左右の乳首を天井に突き出すようにのけぞり、金魚のように口をパクパクさせた。
顔にかかった前髪をやさしくどけると、先輩が白目をむいてるのがはっきり確認できる。
夏希先輩、今日はもうこれで十分ですよね?僕は先輩を気持ちよくさせましたよね?。
そう思うと僕は腰の動きを元に戻した。静まっていた射精の予感が、上田の先輩の
家から湧き上がる温泉のように噴出してくる。
804名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 09:53:41 ID:A4+K3O5E
>>803の続き
「先輩!先輩!夏希先輩いいいい!!!!!」
「良いよ!来て!健二くん!!ああっあはあああっううううああ!!!!!」

そして僕と夏希先輩はほぼ同時に果てた。頭の中が真っ白で何も考えられない。
考えたくない。死ぬまでこうしていたい。このまま死んでしまいたい。
誰にも邪魔されたくない。誰にも会いたくない。夏希先輩以外とは、誰も。
ふと気がつくと、僕はベッドの上で先輩を抱きしめていた。先輩の腕も、僕の背中
に絡まったままだった。精液を放出しきった僕のペニスはそれでも夏希先輩のしめつけ
から逃れる事が許されず、ある程度の硬さを保ったままだった。


次の瞬間、枕元の僕の携帯が鳴った。ありえないという言い方がこれほどまでに似合う
状況を僕は知らない。出来れば永遠に知りたくなかった。
くそ!どこのバカだ!僕と夏希先輩との最高の瞬間を土足でふみにじりやがって!!
こういう空気読めない行動は、絶対佐久間だ!あいつめ、僕が夏希先輩と付き合ってる
のが気に入らないんだ!何がチーフだカッコつけやがって!!
そう思いながら、少しずつ覚醒する意識の中で僕は事実を把握し始めた。
違う。佐久間じゃない。滅多にかからないこの着信。これは・・・
「父さん?!」
それは僕の父親からのメールを告げる音だった。
805名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 10:35:58 ID:A4+K3O5E
>>804
身体を離して呆然と携帯を見つめる僕に、気分を落ち着かせた夏希先輩が
話かけてきた。
「健二くんのお父さんからなの?」
「あ・・・はい」
僕は生返事しか出来なかった。僕の目は携帯の画面に釘付けだったから。
「私が口突っ込んだらマズい・・・よね?」
遠慮がちに先輩が僕にそう言った。口元は笑ってるけど、目は不安の色を示していた。
違います夏希先輩。僕はあなたにそんな顔をして欲しくはないんです。僕はどう表現
して良いのか解らない苛立ちを憶えた。誰よりも好きな夏希先輩はこんなに僕に気を
使ってくれてるのに、僕は彼女に何も応えられないなんて!!
どうして良いのか解らない僕をなだめてくれたのは、他でもない父親からのメールだった。
今までどうにもならない距離があって、家族というより他人に近かった僕の父からの
メールが、僕の頭の中をあっという間に入れ替えてくれた。僕はメールの内容を、夏希
先輩に言わずにいれなかった。
「父さん、今月の連休に帰ってくるんですって!!母さんも休みが同じ日に取れるから、
一緒に食事にでも行こうって!」
「そうなの!すごいじゃん!!良かったねー!!ねえ健二くん!!」
夏希先輩はそう言って僕に抱きついた。最高の気分だ。僕は家族と恋人を、
両方ともこの手にしたのだから!
「先輩と栄おばあさんのおかげです」
「?なにそれ?どういう意味?」
「おばあさんの手紙です。家族同士手を離さぬように、人生に負けないようにって、ね。
その通りだと思いました。それで両親に思い切って言ったんです。次の休みにご飯食べに
行こうって。それが現実になったんです!栄おばあさんと、おばあさんに僕を会わせてくれた
夏希先輩のおかげです!先輩、ありがとうございます!夏希先輩が大好きです!
僕は夏希先輩が、大好きなんです!!ありがとうございます!!」
「・・・・・・・健二くん、なんか大人になった」
「そう・・・・ですか?」
「ためらわずにはっきり言ってくれたから。少しは自信が持てるようになったのかな?
もしそうなら私もすごくうれしい。健二くんの成長に手を貸す事が出来たんだし、私
の事大好きって何回も言ってくれたしね」
「先輩・・・・」
「ね、もう一回したい」
「ええ?!」
「大人になった健二くんを、もっと良く見せて欲しいな」
「あ・・・・はい」
僕がそれを拒む理由なんて、世界中どこを探してもあるはずは無かった。

END


806名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 10:49:17 ID:h/Vw5/Vo
ふんがぁ〜!

GJ!!
807名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 10:50:03 ID:kNh9M3xh
GJです
808795:2009/09/20(日) 12:56:09 ID:A4+K3O5E
まいどご好評頂きありがとうございます。長くなるとは思ってはいましたが
ここまで文字数が多いと想像以上に大変でした。一応下書きはしてたんですが。
プロの作家ってすげえ。
ラストの健二の父親からメールが来て夏希が二回目を要求する流れは、以前
本スレの18か19あたりにごく短い物でUPしたものです。板違いを指摘されたので、
今回再利用させていただきました。
>>802
すいません、それ全部自分ですorz
こんなところで小学生並みの間違いに気がつかないとは・・・・・

とりあえず明日まで休みなので短めの物も書くかもしれません。よろしかったら
ご覧になってください。




シルバーウィークってSWと略すとサマーウォーズに被って良いよなww。
もう秋だけどw
809名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 22:28:08 ID:h/Vw5/Vo
銀色週刊ってなんか少女漫画っぽいと思うのは俺だけか・・・?
810名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 00:10:57 ID:SPbKq2n+
初めてエロSSを書く者です。
夏希視点でちょっと長め(?)&ほのぼのエロを書いてます。
連休中には仕上げられると思います。
811名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 07:23:55 ID:E/dKloBb
>>健二と夏希のSSはGJだったんだが、同じ展開で両親に離婚するって言われた当時の俺を思い出して鬱になりました。
彼女と話中→父親からпィ明日、皆で食事に行こう→離婚宣告
812名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 07:52:43 ID:l7x1E5lq
>>811
よしよし(頭なでなで)
813名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 08:23:14 ID:fzMOCEmI
彼女さんにいろんな方法で慰めてもらったんですね
814808:2009/09/21(月) 09:12:22 ID:cTCD5iaK
短いのを2つ書きます。文章の形式は元に戻しました。
>>811
そりゃ申し訳ない。彼女と仲良くしてくだせい。
815ケンジ×ナツキ:2009/09/21(月) 09:43:57 ID:cTCD5iaK
2010年8月末の深夜、OZ中央管理棟内部にて

ケンジ「もうこんな時間?この作業いつまでかかるんだろう・・・はあ、夏希先輩に
会いたい・・・」
サクマ「しゃべっても良いけど手は止めるな。作業遅れてるんだから・・・ケンジ!後ろ!」
ケンジ「後ろって・・・ああ!!」
サクマ「吉祥の・・・・天女・・・」
ケンジ「ナツキ先輩!!」
ナツキ「えへへ〜来ちゃったー。ケンジくん、遅くまでご苦労様。あ、サクマくんもね」
ケンジ「どうやってここまで・・・保守管理作業者の権限が絶対に必要なはずなのに。
まさか侘助さんがまたハッキングAIを?! ラブマシーンじゃなくて抱いてHOLD ON ME?!
意表を突いてずるい女?」
ナツキ「ぷっ、何それ? これはね、吉祥のレアアイテムの特権なの。今日どっちも部活が
忙しくて学校にいるのに会えなかったでしょ? だからジョンとヨーコにお願いして、短時間
だけここに入れてもらったの」
ケンジ「うれしいけど話があるなら携帯のほうが・・・・ていうかOZのセキュリティレベルって
高いのか低いのか・・・」
ナツキ「ケンジくん、私明日は何とか時間作れそうなんだ。お昼一緒に食べようよ!
良いでしょ?」
ケンジ「あ・・・はい・・・」
ナツキ「良かった! じゃあ私お弁当作ってあげるね。それじゃ! ちゅっ」
ケンジ「・・・はあ〜ん、リアルでもアバターでも、やっぱナツキ先輩ってかわいい・・・」
サクマ「ケンジ、後ろ」
ケンジ「へ? 今度は何?・・・どわあああああ!!! このアバターの群れは何??!!!」
サクマ「OZ中央管理棟保守管理作業者全員だ。勤務中に彼女といちゃつくお前をボコに
したいそうだ。俺は関係無いからログアウトするからな。ああ、バトルモードのエリア規制は
解除済みだから忘れるなよ」
ケンジ「そんな! 待ってサクマ!待って!・・・ひいいいいいいい!!!!!!!!!!」


健二「・・・ひどい・・・ひどすぎる・・・」
佐久間「自業自得だこのバカ! 先輩にも注意しとけ!」
健二「夏希先輩って、ある意味ラブマシーンより凶悪かも・・・」

作業は良いのかw
816侘助×直美B:2009/09/21(月) 10:12:48 ID:cTCD5iaK
>>773の続き 服を着て廊下をほてほてと歩く直美と侘助に

加奈「あーっおばちゃんたちいたー!」
直美「加奈ちゃん?」
侘助「何だ?」
加奈「あのねー、うんとねー、直美おばちゃんとー侘助おじちゃんをー、
みんなで探してたのー」
侘助「探す?・・・俺達を?」
加奈「あのねー、うんとねー、おかあさんがーもうすぐごはんだからー、
おばちゃんとおじちゃんさがしてこいっていうのー」
直美「あちゃ、もうそんな時間? あ、そういや日が暮れてるわ」
侘助「ちょっとがんばり過ぎたかな? シシシッ」
加奈「あのねーうんとねーみんなでおばちゃんとおじちゃんさがしてたのー。
あのねーそれでねー夏希おねえちゃんないてたのー」
侘助「夏希が・・・泣いてた?」
加奈「そうなのー夏希おねえちゃんないてたのー。侘助おじちゃんいないってー
おじちゃんがまたいなくなったってーないてたのー。あのねーそれでねー健二おにいちゃん
といっしょにねー侘助おじちゃんさがしてるのー」
侘助「参ったな・・・昔と変わってねえ。やべ、思い出しちまったじゃねーか」
直美「あったね、そんな事。ちょうど今のこの子みたいに、家中あんたを探して回ってたっけ。
翔太なんか眼中に無かったわ」
侘助「俺が一人になりたい時に限って、ちょろちょろとな」
直美「そっか。ごめんね加奈ちゃん。叔母ちゃん達が悪かったわ。さあおいで!抱っこ
してあげる!」
加奈「うん! 加奈だっこするー!」
直美「よーいしょ! あはは! 加奈大きくなったねー! 奈々ちゃんも大変だわ。
・・・ねえ侘助」
侘助「あ?」
直美「この子も夏希みたいになれるのかな。夏希みたいな、家族思いの優しい子に」
侘助「なるさ。うちの子だからな。もっとも軽率なところは似て欲しくないがな。シシシッ」
直美「はっきり言いすぎ。おっと! こうしちゃいられない! ほら行くよ!侘助おじちゃん!」
侘助「お前にだけは言われたかねーよ」


END
817名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 11:29:45 ID:wjkpi/NY
この映画ってほんとヒロインに魅力が感じられないんだよな。
感情移入もしづらいというか。
818名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 12:53:59 ID:ZFI+nDfR
許婚の代わりを頼むような愚かな子では仕方ない
819名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 12:55:22 ID:Eoeb1haI
後半もう少し夏希の見せ場があればな
820名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 14:48:54 ID:sfug8qxp
小説版で夏希の魅力8割り増し位に感じたな
821名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 20:03:47 ID:luyrhhrC
>>814 GJ!
健二×夏希のバカップルぶりも可愛かったけど、
佗助×直美+加奈ちゃんの様子が親子みたいに感じられて萌えたw
佗直はまってしまったかもしれん…
822名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 20:17:44 ID:q6QdBN1m
>>817
毎日毎日何スレ回って煽ってるの?
823名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 03:08:58 ID:pr7GSBbh
ぜひ夏戦争続きを!!
824名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 06:07:33 ID:JKNYg41H
真琴はどうなったの?
825名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 12:40:30 ID:QWFXIluJ
>>824
時空の狭間に漂ったままアボンしますた。
826810:2009/09/22(火) 12:58:54 ID:6S35NYzz
健二×夏希の日常+微エロを夏希の視点で書いたので投下します。
827健二×夏希(日常+微エロ) 1:2009/09/22(火) 13:01:01 ID:6S35NYzz
「午後から健二君の家に行ってもいい?」
ある冬の日曜日、午前中は自宅で勉強していた夏希だったが、急に健二の顔を見たくなった。
いいですよ、との快い返事。今日は家に一人なんで、手持ち無沙汰だったんです、とのこと。
「今日は私の受験勉強と、”健二君の苦手科目克服の会”を開きまーす!」
電話の向こうで、そんな…というため息が聞こえたが、夏希はそんなことにはお構いなしだ。
「じゃあ午後の二時にお邪魔するね。」
電話を切ると、早速着ていく服選びを始めた。

健二は自宅の最寄り駅まで夏希を迎えに来ていた。
健二くーん、と手を振る夏希。
えらいえいらい、こっちが何も言わないのにちゃんと迎えに来てくれたね、と笑顔を向ける。
歩いて十分ほどで健二の自宅に到着した。
健二は玄関のドアを開け、どうぞ、と夏希を促す。
夏希が健二の家に来るのは今日で何度目だろう。
それにしてもいつも整理整頓の行き届いた部屋だな、と彼女は部屋を見回した。
勉強机にパソコン、書棚は数学の本でびっしりと埋め尽くされていた。
書棚を見ながら”へんな”本はないのかな、とつい悪戯心が湧き起こってしまう。
高校生の男の子なんだから…と思うのだが、彼女を部屋へ招く時にそんな失態は
さすがに演じないだろう。だがきっとそれはハードディスクに収められているに違いない。
828健二×夏希(日常+微エロ) 2:2009/09/22(火) 13:02:32 ID:6S35NYzz
リビングにテーブルを用意すると、二人は向かい合って勉強の準備を始めた。
「いつも健二君は数学ばっかだよね。だから今日は…」
そう言って夏希は現代文の教材を健二の前に差し出す。
学校と塾の教材、そして市販の過去問が彼の前にうず高く積み上げられる。
「私は数学をじっくりとやるから、健二君はこれをやってね。」
「ええ〜?すごいボリュームですよ!それにこれ、三年生の範囲じゃないですか?」
泣き言を言う彼を脇目に
「それ全部コピーだから心配しなくてもいいよ。それに国語をきちんと勉強すれば、行間が
読めるようになるからね。行間を読める男の子ってかっこいいけどな〜?」
夏希にそう言われると健二は渋々問題に取り組み始めた。
829健二×夏希(日常+微エロ) 3:2009/09/22(火) 13:05:12 ID:6S35NYzz
五十分経ち、一時間が過ぎ、一時間半が経とうとしていた。
二人は互いに無言で勉強を続ける。時計の秒針とシャープペンを
走らせる音しか聞こえない。
一息入れようかな、と思ってふと向かいにいる健二の顔を見た。
集中力を研ぎ澄ませた真剣そのものの表情。
どきりとした。
いつもの優しい、少し情けない表情とはうって変わった男性の表情。
夏希は彼のこの表情が好きなのだ。
彼女は問題を解く手を止め、微笑みながら健二を見つめていた。
「ねぇ…」
夏希は彼の手に自分の手をそっと添える。
「ちょっと休憩しよっか?」
「ああ、こんなに時間が経ったんだ…先輩、お茶入れますね!
えっと、甘いもの好きでしたよね…」
そう言って健二はお茶の準備を始めた。
手伝う?と聞くと、いえいいです、との返事。
「じゃあお言葉に甘えて。」
しばらくして健二は飲み物と菓子類を持って来た。
彼と付き合いだしてから知ったことだが、彼はコーヒーや紅茶の淹れ方が
上手い。特にコーヒー豆にこだわりがあるらしく、デートでコーヒー店
めぐりをしたこともあった。
「数学を解くとき、コーヒーは欠かせないんです。あっ、でも今日は
現代文ですけど。カフェインと糖分で頭がしゃんとするんですよ。
でも飲みすぎるとかえって興奮しちゃいますけど…」
夏希は紅茶を飲みながら彼の話に耳を傾ける。
屈託のない笑顔で話す彼を、今、独占しているのは自分なのだ。
普段はおとなしい彼だが、自分の得意なことを話す時は本当に楽しそうな顔をする。
そんな健二を見ていると、ふと悪戯心が芽生えた。
830健二×夏希(日常+微エロ) 4:2009/09/22(火) 13:07:34 ID:6S35NYzz
「健二君、そういえば私関西の大学に行こうかなって思ってるんだ。」
えっ、と健二はやや動揺した表情を見せる。
「あっちの大学でどうしても行きたい学部があるの。で、調べたらなんか
キャンパスもいい感じでさ〜。あっ、それに剣道の全国大会で知り合った
友達も近くにいるしね!関西に行ったら私関西弁になっちゃうかも?
久しぶりに健二君に会ったら”もうかりまっか?”ってね〜。」
別に本当に関西の大学に進学するつもりはなかった。夏希の行きたい大学は
関東圏だ。
恋人が離れてしまうかもしれないという状況に置き、彼の気持ちを確かめたくなったのだ。
「夏希先輩がそう選んだのなら僕は……止めません…」
今度は夏希が、えっ、という表情をした。
なんでなんで、止めないの、と困惑の表情を見せる。
正直言ってがっかりだ。いくら不器用な彼でも、いや彼なりにもっと
引き止める姿勢を見せて欲しいと思う。
「いいの?私関西に行くかも知れないよ?ねぇ、本当に…」
「どこに行くかが問題じゃないんです。ただ、夏希先輩の人生……
すいません、なんかおおげさですけど…それが台無しになることのほうが
辛いんです。だから先輩、先輩は自分の行きたい方向へ進んでください。
関西に行っても僕は先輩に会いに行きます。デートができるようにバイトも
がんばります!先輩といつも繋がる努力をします!」
831健二×夏希(日常+微エロ) 5:2009/09/22(火) 13:10:30 ID:6S35NYzz
健二の必死さに夏希は圧倒されてしまう。
ちょっとした悪戯が彼をここまで本気にさせてしまうなんて…
と夏希は嬉しさと罪悪感で一杯になった。
「健二君、ゴメン。関西に行くっていうのは嘘…心配させてごめんね。
健二君の気持ち嬉しかった。」
健二は呆然として目をしばたいている。そして半泣きになって言った。
「ひどいですよ先輩!本当に不安になりました!」
「ごめんごめん。本当にごめん。」
夏希が手を合わせて懸命に謝ると、健二も渋々納得してくれたようだった。
しばらくおしゃべりを続けていたが、やがて二人は勉強に戻った。
そろそろ勉強の切り上げ時かな、と夏希は時計を見る。
時刻は午後6時前。冬の日の入りは早い。すでに夜の帳が下りていた。
「健二君、そろそろやめよっか?」
休憩の後、今度は歴史の問題をあてがわれていた健二は、問題との格闘から
顔を上げた。
そうですね、と健二。

それから二人はテーブルの上を片付け始めた。
お茶を淹れてもらったんだから食器洗いくらいはしないとね、
と夏希は洗い物を手伝う。
洗い物をしながら、
「今度親戚で集まった時、健二のコーヒーをみんなの前で淹れてもらっていいかな?」
「も、もちろんです!でもいいんですか?僕の淹れるコーヒーでも?」
「大丈夫、大丈夫。私のお勧めなんだから。健二君の淹れるコーヒーって
最高だよ。」
へへへ、と頭に手をやりながら健二は照れ笑いをする。
「そういえば、佳主馬君ってコーヒー飲めましたっけ?」
「うーん、どうかな?コーヒー飲んでるところ見たことないけど…
でもきっとあの子なら”………ブラックで”ってかっこつけるかも
しれないね。」
夏希が佳主馬の真似をすると、二人は大笑いした。
832健二×夏希(日常+微エロ) 6:2009/09/22(火) 13:12:50 ID:6S35NYzz
今日は本当に勉強がはかどったと夏希は思う。
健二とのおしゃべりも楽しかった。
また来てもいい?今度はおばさんにちゃんと挨拶しないとね、
と次の勉強会の約束をする。
健二と勉強するのは本当に楽しい。適度に緊張感が抜けて集中できるからだ。
もちろん、一人で勉強することにもメリットはある。
静かな部屋で勉強をしていると、一時間など瞬く間に過ぎる。
ひたすら勉強に集中する一人の時間。
でも勉強を続けていると、煮詰まる時が必ず出てくる。
そんな時は健二や女友達と携帯で話すことで息抜きをする。
しかし、夏希には他人には言えないリラックスの仕方があった。
机の教材を片付けながら、夏希はそのリラックスの仕方を覚えた時の事を思い出していた。
833健二×夏希(日常+微エロ) 7:2009/09/22(火) 13:14:37 ID:6S35NYzz
その日は学校の課題と普段の受験勉強が溜まり、夜中の十二時を過ぎても
キリが付かなかった。
なお悪いことに、夏希の苦手な数学の問題が山積みだった。
ここはどうやって解くのかな?もう少しで分かるんだけど…
夏希は頭を抱えていた。
こんな時、健二君が隣で教えてくれたら…健二君……
ふと健二のことを思い浮かべた。彼と話したいと思ったが、さすがに
この時間に電話をしたら迷惑かな、と思い携帯に伸びかけた手を引っ込めた。
健二君、健二君…いつしか夏希は女性器を愛撫していた。
雑誌やOZで仕入れた知識はあったが、意図して行うのはその日が初めてだった。
気持ちがいい。
しばらく女性器を愛撫していると、夏希を快感が襲った。
あぁ、はぁ、あぁ、とため息のような喘ぎを繰り返す。
興奮してクリトリスが普段の倍ほどの大きさになり、本来なら彼のペニスを
受け入れるためのバルトリン腺液が出てくる。
健二君、ああ健二君、そばにいて…
健二とのキスや手をつないだ時の温もりを思い浮かべると、より快感が増した。
膣の入り口がぎゅっと締まり、子宮が引きあがるのを感じる。
健二の笑顔、健二の匂い…もう自分がどうにかなりそうだ。
夏希は健二に後ろから抱かれるシーンを想像した。
 ―しっかりと彼女を包む腕、その腕に自分の手を重ねる。
  夏希…愛してる…耳元でそっとささやかれる。―
ああっ、あっ、はぁ、と深いため息のような声が漏れ、夏希は絶頂に達した。
膣と子宮が規則的に収縮し、その痙攣が全身に伝わる。
張り詰めた緊張感が一気に解き放たれた。
激しい快感に身を委ねる。
椅子に座ったまま呆然とした状態で快感の余韻に浸る。
ああ健二君、ありのままの自分を見せられる男性。自分を受け入れ、支えてくれる人。
行為を終えると、さっきまでのイライラが馬鹿らしくなるほどだった。
それ以来夏希は、受験勉強のイライラ緩和にオナニーをするようになった。
無論、男性ほどの頻度ではないが…
834健二×夏希(日常+微エロ) 8:2009/09/22(火) 13:17:07 ID:6S35NYzz
夏希は教材の片づけをしながら、自分の”リラックス法”を思い出すと、
顔が赤くなり口元が弛んでしまった。
「どうしたんですか先輩?顔が真っ赤ですよ?」
健二が夏希の顔を覗きこむ。
「ななな、なんでもない。なんでもないって。」
不意に健二に声をかけられ、いつもなら彼がするようなリアクションを
取ってしまった。
そして彼の肩を軽くこずく。健二の顔に大きく疑問符が浮かんだのが見えた。
付き合い始めてからも自分のことを”先輩”と呼ぶ年下の彼。
自分を”夏希”と呼び男性的な行為に及ぶのはまだ先なのかな、
と期待と安心の入り混じった不思議な気持ちになった。

「それじゃ、おじゃまし…」
そう言って靴を履こうとした時のことだった。
「先輩、お話があります。」
健二が緊張した面持ちで後ろから呼び止めた。
ただならぬ雰囲気を感じその場に立ち尽くす夏希の手を取り、健二は
彼女を自分の部屋へ招き入れた。
どうぞ、と夏希を部屋の中央へ促し、正座をして姿勢を正す健二。
夏希も反射的に正座をして姿勢を正す。剣道で身に付けているだけに、
彼女の正座の方が”さま”になっていた。
正座をし、お互いに向き合う。気まずい沈黙が訪れる。
先に口を開いたのは健二の方だった。夏希の目を見つめながら切り出した。
835健二×夏希(日常+微エロ) 9:2009/09/22(火) 13:20:00 ID:6S35NYzz
「先輩………大好きです。」
その言葉を聴いた途端、夏希の顔が真っ赤になった。
「も〜健二君ったら。そんなことわかってるって………わかって、ます。」
彼から自分のことを”好き”と、はっきり言ってくれたのは
大おばあちゃんのお葬式の時以来だな、と夏希は思った。
それにしても目を見つめながら、こうもはっきりと言われると照れてしまう。
でも付き合っている仲なんだから、もっと頻繁に言ってくれればいいのに…
おとなしい彼にそれを求めるのは難しいのかな、と夏希は思った。
「私も健二君のこと大好きだよ。」
夏希も健二の目を見つめながら応える。
「う、嬉しいです、先輩………と、ところで、僕、先輩と、しししし、したいです!」
健二は顔を赤らめ拳をにぎり、目をぎゅっと閉じながら叫んだ。
「え?えぇ〜?」
夏希は恥ずかしさと笑いが同時にこみ上げ、両手を口に当てた。
なんてストレートな表現、なんて彼らしい伝え方なの!
「しょうがないな〜。」
夏希は足を崩し、顔を健二に近づけた。そして彼からのキスを
待とうとした時だった。
「…違うんです先輩。僕が、その、したいのは、セッ…エッ……セックスです!」
そう言うと健二は夏希の両腕を掴み、彼女を抱き寄せた。
人間、あまりに不意を付かれると声も上げられないということを
身をもって味わった。
―オナニーの時に思い浮かべていたことが、今本当に起きるなんて。
どうしよう、心の準備が…しまった、もっとかわいい下着にしてくるんだった…
それにムダ毛の処理も…シャワーも浴びたいし…歯も磨きたい…
ちゃんと避妊してくれるかな…健二君、ちょっと突然すぎるよ…―
夏希の頭の中であらゆることが浮かぶ。
今に押し倒されるんじゃないかとドキドキしていたが、どうも一向にその様子がない。
どうしたの?と聞こうとした矢先のことだった。
836健二×夏希(日常+微エロ) 10:2009/09/22(火) 13:22:20 ID:6S35NYzz
夏希を抱きしめる力が緩み、健二は夏希の体を自由にした。
「はあ、はあ…」
何かを堪えている?それとも迷っている?健二の息遣いと拳を
握り締めている様子を見て、夏希は心配げに彼の様子を伺う。
「健二君、どうしたの?」
「先輩……僕は先輩とひとつになりたいです。でも…こんなに強引じゃ
先輩を傷つけてしまう。それに……今、コンドームを持ってません。
避妊もしないでセックスなんてできない…
したいです!したいけど……先輩のこと大切に思うから…ううっ。」
そう言って健二は床に突っ伏してしまった。
夏希は健二の両脇を抱えると、健二の顔を自分の胸に埋め、優しく頭を撫でた。
「優しい…健二君は優しいね。」
おとなしいとはいえ、健二だって男性である。
射精欲へ突き進み、夏希を力ずくでねじ伏せることだって出来たはずだ。
だが健二は自分の欲望よりも夏希との絆を選んだ。
今にしてみると、大おばあちゃんは健二の良いところを見抜いていたんだな、
と夏希は思う。
”必ず、命に代えても幸せにする”。その時はバイトの演技だとばかり思って
いたけど、健二の本心だったのだ。
しばらく健二の頭を撫でていると、彼は落ち着きを取り戻したようだった。
「先輩、突然こんなことしてごめんなさい…」
「ううん、いいの。いいよ…」
そう交わすと二人は無言で俯いた。
837健二×夏希(日常+微エロ) 11:2009/09/22(火) 13:24:56 ID:6S35NYzz
夏希は思案していた。
―うーん、気まずいっ…えっと、するんなら今からコンドームを
買いに行けば…ダメダメ。 それじゃ健二君の我慢を台無しにしちゃう。
それとも今日はこのまま帰る?それもダメ。 なんかしこりが残りそう―
逡巡した挙句、以前OZで”興味本位で”見た”手コキ”を健二にしてあげようと思った。
「健二君、その…今日はセックスの代わりに、手でしてあげても……いいよ。」
「え?手?」
夏希は顔を赤らめながら、何かを握って往復運動する仕草を見せた。
「うっ…」
健二の鼻から血が流れ出た。
ちょと大変!と夏希はすぐにティッシュを彼の鼻にあてがう。
健二は今度は仰向けで夏希の膝枕にお世話になった。
「健二君さ〜…さっきはあなたからのプッシュだったのに、
私からのプッシュだと鼻血なの?」
「はさけ(情け)ないへ(で)す…」
しょうがないなあ、と夏希は苦笑いをする。
「じゃ、もう少し休んでから、ね?」

緊張したらトイレに行きたくなりました、という健二を夏希は待つ。
それにしても長い。緊張してお腹でも痛くなったのかな、と心配していると、
微かにシャワーの音が聞こえてきた。行為の前にちゃんと洗ってくれてるんだ、
夏希は感心した。
夏希の横にはボックスティッシュとローションが置かれている。
「このローションは佐久間からもらったんです!
僕が自分で買ったんじゃありません!」
と健二は言っていたが、本当のところどうなんだろうと夏希は思う。
暫くすると健二がTシャツとトランクス姿で現れた。
夏希は思わず顔を俯けてしまう。
いや、気を確かにしないと、これからするのはもっと生々しいことなんだから…
と自分を奮い起たせる。
どんな体勢でしようか二人で話し合った結果、健二がベッドの端に座り、
夏希がその前にしゃがんでしようということになった。
ベッドが汚れないようにするため、健二は自分の座るところに大き目のタオルを敷いた。
838健二×夏希(日常+微エロ) 12:2009/09/22(火) 13:26:51 ID:6S35NYzz
「先輩、それでは…おおお、お願いします。」
健二は意を決したかのようにトランクスを脱ぐ。
はぁっ、と夏希は息を呑む。
ふさふさした陰毛の間から見える、なかなかの一物。
大人(健二は少年と成年の間だが…)の本物の男性器を見るのは何年ぶりだろう?
幼稚園に入る前にお父さんと一緒にお風呂に入った時以来だな、と夏希は思った。
「じゃ、じゃあ、始めます…」
夏希は健二の前で片ひざを付き、手のひらにローションを取る。
半勃ちになっている健二のペニスを優しく握り、ゆっくりとしごき始めると
じきにペニスの硬度は増し、いきりたった姿を見せた。
手で摩擦を繰り返すたびにクチュクチュと粘液が音を立てる。
「健二君……どう?」
夏希は健二の顔を見上げながら、恐る恐る尋ねる。
「ぁあ、ふぅ、先輩の手…柔らかくて気持ちいいです。ん?!!」
その答えが返ってくると同時に、ペニスの硬度が更に増したように感じた。
ふと夏希は健二が何かを凝視していることに気づいた。
今まで緊張で気づかなかったのだが、ミニスカートで片ひざを付いているため、
太ももと下着があらわになっている。
「先輩…見えてます…んっ、ふぅ…」
「な、何見てるの!健二君の目線、いやらしい!」
「んんっ、…いやらしいって…あぁ、今僕たち、はぁ…
いやらしいことをしてるじゃないです…か?ふぅ…んっ」
健二にそう言われると夏希は可笑しくなった。
「ははっ。そうだね、ごめんごめん。」
笑うことで適度に緊張感がほぐれた。
少し余裕が生まれたおかげか、彼の表情や息遣いに意識を向けることができるようになった。
839健二×夏希(日常+微エロ) 13:2009/09/22(火) 13:28:34 ID:6S35NYzz
荒いため息のような息遣い。
快感に身を委ねながらも、それを表にだすまいと必死に堪えているような表情。
けれど夏希が彼の目を優しく見つめると、その我慢も崩れ、無防備なあどけない表情を見せる。
「ふっぅ、あぁ…気持ち…いい……先輩………夏希……夏希っ!」
愛しい男性を自分の手で弄び、快感に身悶えさせているんだと思うと、
夏希の胸は高鳴り、体が火照るのを感じる。
胸の高鳴りは彼女の子宮や膣にも伝わり、女性ホルモンが大量に分泌される。
バルトリン腺液がにじみ出て、彼女の下着を濡らしていく。
「健二君…」
夏希の目が潤みペニスを摩擦するスピードが速くなる。
「夏希っ…夏希……な………ぅあぁ!あぁっ!あぁ、あぁ、はぁ、はぁ……」
射精する直前、健二はそばにあったティッシュを自分のペニスにあてがった。
ペニスの躍動と放出された精液の温かさが夏希の手に伝わる。
健二の射精後、ほんのしばらくペニスの摩擦を続けていたが、
手を休め彼を窺い見る。
絶頂の余韻を味わっているのだろうか、荒い息を整えながら目を閉じてうなだれている。
「ねえ健二君……よかった?」
夏希に問いかけられると、健二はおもむろに顔をあげる。
「あ、はい。すごく、よかった、です…あっ!」
夏希の手がローションと精液まみれになっていることに気づくと、
健二はティッシュで優しく拭った。
「すみません、先輩。こんなに手を汚してしまって。一緒に洗いましょう。」
そんな彼の言動を夏希は微笑ましく思う。
840健二×夏希(日常+微エロ) 14:2009/09/22(火) 13:30:51 ID:6S35NYzz
「健二君はやっぱり優しい。ねぇ、ところでさ、さっき”夏希”って
名前で呼んでくれたよね?」
「え?そうですか?そうだっけ?」
健二は照れ笑いをする。
「も〜、ごまかさないでよ。ね!もう一回名前で呼んで!」
「じゃあ…なっちゃん!」
夏希は健二の肩を小突く。
「ちょっと、砕けすぎ…なんか健二君のイメージじゃない。」
それでは、と健二は夏希の目をまっすぐ見つめた。
「夏……希…夏希さん。」
「もう一回。」
「夏希さん。」
「よくできました!」
夏希は健二の頭をよしよしする。
「それからね、敬語で話すの止めようよ。これからはもうちょっと砕けた話し方をしてね。」
「はい…うん!」
二人で行為の後処理をし、夏希が帰ろうとすると健二の母が帰ってきた。
こんな時間だから食べていったら、という健二の母の言葉に甘えさせてもらった。
健二は夏希を近くの駅まで見送り、別れ際に”じゃあね、夏希…”と手を振った。
帰途にて、夏希は今日の出来事に思いを巡らせた。
大好きと言ってくれたこと、自分の欲望より夏希が大切だと言ってくれたこと、
それに…気持ちがいいときの表情と声。
すべてが夏希の宝物になりそうだ。

健二とのセックスについても真剣に考えないといけない。
彼からはっきりと求められたのだから、すぐに答えるべきだろうか?
いやでも…
そういえば…と、健二と付き合い始めた時、直美から貰ったアドバイスを思い出した。
「パートナーの気持ちを繋ぎとめておくには、体を許しすぎないこと。」
そうだ。健二とセックスを重ね、すぐに飽きられてしまう仲にはなりたくない。
時間をかけて絆を深めていきたい、そんな特別な人なんだ、と夏希は思った。
841健二×夏希(日常+微エロ) 15:2009/09/22(火) 13:33:03 ID:6S35NYzz
十年後…

「おめでとう小磯さん。これであなたたちもお父さんとお母さんですね。」
産科医の言葉に二人は手を繋ぎ見つめ合う。
愛の結晶が確認された瞬間だった。

「夏希、これからは無理をしないで。家事の分担、僕に多く回してよ。」
自宅への帰途、二人はこれからのことを話しながら歩いた。
「いいよ、まだ動けるし。それに健二さんも研究で忙しいでしょ?なんか負担を増やすのは
悪いよ…」
夏希は健二に大切にされているなあと感じる。
「健二さん……これからしばらく、できないね。」
「な、何だよ。こんな日中から!」
突然の振りに健二は慌て、周りに人がいないか確かめる。
はははっ、と夫の慌てぶりを笑う夏希。
「じゃあね、健二さん。手で愛してあげる…」
夏希のその言葉を聞くと、二人で高校生の冬の思い出話を始めた。


終わり
842名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 14:46:16 ID:edLGBsVd
GJ
一気に投下してくれるのは嬉しい
843名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 17:00:51 ID:Qvmx2pOj
GJ
直美さんの助言が妙にあってる。
844名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 19:17:18 ID:JKNYg41H
GJ
都内?で駅から歩いて10分なんて好物件だな。健二宅。
845名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 19:41:26 ID:JqfQelkz
GJ!!
日常と微エロ、最高ですw
846名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 22:29:07 ID:0t9C5Q1H
映画って夏希がのちのちあの婆的女家長みたいになる、っていうのを
もっと匂わせるつくりにすべきだよな。上にもあったが後半の活躍がなさすぎだし。
と映画のシナリオの不備を指摘する場じゃないか・・・。
847名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 23:11:38 ID:xIcmLqHn
>>846
気がすんだ?
848名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 23:20:37 ID:IZ0cXSI+
お、新作来てるGJ!
描写が丁寧でいいねー。健二がコーヒー紅茶淹れるの上手いって何か納得
849名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 23:49:34 ID:SREwFPwp
念のため保守
850名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 00:16:15 ID:hUcESiJM
GJ!なSSが多い。
微エロか。考えていたネタが被ってしまった。
851814:2009/09/23(水) 06:04:39 ID:9QWmvRh+
>>826
いいなあ、俺もこんな優しくてほのぼのしたお話を以下略。
俺のSSってなんかこうドロドロしてるか、すっとぼけるかのどっちかで.....。

今考えてるのは侘助×直美のラストと、ちょっと長いエロ物。
まとまったらまた投下しますんでよろしく〜
852名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 10:19:04 ID:VwI0ISHO
楽しみにしてるぜ
853マルコ:2009/09/23(水) 10:44:23 ID:bWe1Vpt6
早く夏希と健二の初体験執筆してくれよい!
854名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 14:20:04 ID:lgMZjjOy
>>853

がんがれ
855名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:51:17 ID:Occv4Opk
あんたたちなら出来るよ!
856名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 23:49:49 ID:yV0Lji5N
>>855
あんたにもできる!

質問つー訳でもないんだが、コテハン(ってレス番だけど)付けてる人以外で、
複数投稿してる人いる?
857名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 07:35:25 ID:5moFDrvS
>>605です。遅くなってごめんよ>>613のおばあちゃん
どうにか書き上げましたので、投下します
健×夏・非エロ・主に夏希視点・ちょいシリアス(?)・話長い
そんな感じですが、どぞ
858名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 07:40:58 ID:HabIKUy3
>>853
お前が書け
859サマーフール(健二×夏希)1:2009/09/24(木) 07:43:23 ID:5moFDrvS
夏休みが終わり、二学期が始まった。
長い始業式を耐え抜き、担任の二言三言を聞き流せば、自由が待っている。
解放された学生が夏休みの成功談、失敗談、猥談もろもろを話す中、
夏希は一人、窓際の席に座って外を眺めていた。その表情は、一言で言えば険しい。

「ねぇ夏希。あんた、何があったのよ」
「…別に何でもない」
「別にって」

どう考えても何かあったでしょうが、と同級生は心の中で突っ込む。
あと、席替えしたから、今そこ私の席ね、とも言いたかった。
学校一の人気者が、夏休み明けから明らかに様子がおかしい。
そんな周囲の心配をよそに、夏希は窓の外を見つめたまま、呟いた。
「健二君…」
860サマーフール(健二×夏希)2:2009/09/24(木) 07:44:40 ID:5moFDrvS
話は昨日へ遡り、夏休み最終日。
夏希達は既に東京に戻っており、その日夏希は健二の部屋で二人でこいこいをやっていた。

「さぁ、こいこいよ、健二君」
「はい…」
「ふっふっふ、これで勝てばわたしの5連勝ー」
「はい…」
「そうそう、昨日ね、お父さんとお母さんが、一緒に食事できて楽しかったって。
 またおいでって」
「はい…」

健二は、視線を下に向けたまま、同じ調子で返事をするだけだ。
今日は最初からどうも様子がおかしい。

「ねぇ、どうしたの。悩みがあるなら、聞くよ。さぁ、話してこいこい。
 あ、これいいね。話してこいこい。こっちへこいこい。可愛い感じしない?ね?」
「はい…」
「…健二君、聞いてない」
「あ、す、すみません。聞いてます。えと、はい、可愛いと思います。」

頬を膨らませている夏希に気付き、ようやく健二が顔を上げる。

「でしょ。じゃあこれ学校で流行らせよう。昼休みに健二君を呼びに行く度に使うんだ。
 健二君、お弁当一緒にこいこいって。あれ、何か使い方変だね」

健二が反応してくれた事が嬉しいらしく、夏希が矢継ぎ早にしゃべる。
しかし、健二は、また下を向いて考え込んだ表情に戻ってしまっていた。

「…もう、ホントにどうしちゃったの。健二君、今日、変」

流石にゲームを続ける気にはなれず、夏希は花札を手元に置いて、健二をじっと見る。
健二も遅れて花札を置き、ゆっくりと夏希と目を合わせる。

「すみません、夏希先輩。実はお話が…」
「うん」
「その…」

しばらく逡巡しているようだったが、やがて健二は夏希の顔を正面から見据え、言った。

「僕達、もう会うのはやめにしませんか」
861サマーフール(健二×夏希)3:2009/09/24(木) 07:46:15 ID:5moFDrvS
夏希は、健二が何を言っているのかわからなかった。
ただ、健二が冗談を言っているのではない事はわかる。
だからこそ、あまりに唐突なその言葉の意味を理解することができなかった。
正確には、理解する事を拒絶していた。

「それって…」

言いたくない。聞きたくない。それでも夏希は確認する必要があった。
健二の冗談である可能性を信じて。夏希の勘違いである可能性を信じて。

「別れたいって事?」
「………はい」

万に一つの夏希の希望は、あっさりと崩されてしまった。
健二は本気だった。夏希の聞き違いでもなかった。
夏希は、頭が真っ白になっていきそうだった。
しかし必死に耐え抜き、やっとの思いで言葉を絞り出した。

「どうして…」

夏希の目は健二を見つめたままだ。対する健二は再び視線を下げ、小さく語りだした。

「…もうすぐ、学校が始まるじゃないですか。そこで、二人で会ってるのを誰かに見られたら、
 僕らの事、すぐに皆に知られちゃうと思うんです。それは、その、困るんです」
「…」
「先輩、人気あるんです。付き合いたいって思ってる人、沢山います。
 そこで僕なんかが先輩と一緒にいるって知れたら、何されるかわかんないですよ」
「…」
「それに、やっぱり僕と先輩じゃ不釣り合いですよ。先輩には、もっといい人がたくさんいると思います」
「…じゃあ、私と一緒にいるとこを見られたくないから、別れたいって事?
 私のせいで迷惑するから、別れたいって事?」
「………そうです」

夏希の中に、怒りが湧き上がっていた。
それは、健二が告げた別れの理由があまりにも身勝手だったから、ではない。
健二が言っている事が、ウソだと夏希にはわかっていたからだ。
健二がウソをついて夏希と別れようとしている。その事が、夏希には許せなかった。

「ウソ…つかないでよ」
「え?」
「何で?何でそんなウソつくの。健二君、そんな人じゃない。
 私の事がもう好きじゃない?だったらそう言ってくれればいいじゃない」
「ちがっ…」
「じゃあ何で!」
「ですから…さっき言った通りの、理由です」
「そんなわけない。健二君、本当の事言って。私に悪いところがあるなら、ちゃんと言って」
「そうじゃありません。夏希先輩に文句なんかないです。僕が付き合っていく自信がないだけです」
「ウソツキ!」
「本当です。理由は、それだけなんです」
862サマーフール(健二×夏希)4:2009/09/24(木) 07:47:25 ID:5moFDrvS
夏希は泣きそうだった。健二は俯いたままだ。
沈黙が流れる。先に口を開いたのは夏希だった。

「そんなわけない。健二君は…健二君は、おばあちゃんが認めた人なんだから。お願い健二君、本当の事言って」

ここで栄の事を出すのは卑怯だとわかっていた。
それでも、夏希は最後の望みにかけずにはいられなかった。

「それはきっと…おばあさんが見誤ったんだと思います」

健二の心は、動かなかった。
夏希はもう、健二の本心を聞き出すことはできないと悟った。そして、別れようという決心が揺らがない事も。

「…そっか。うん…。うん、わかった。ごめんね、健二君に迷惑かけられないもんね」
「…」
「じゃあ、私、帰るね」
「…」

夏希が部屋からいなくなる。
部屋の中には、勝負の付いていない2人分の花札と、健二が1人取り残されていた。
863サマーフール(健二×夏希)5:2009/09/24(木) 07:48:43 ID:5moFDrvS
「ただいま…」
「え、何、もう帰ってきたの?夏希の分のご飯作る予定なかったのに」
「いいよ、ご飯いらないから」
「ええ? あんた、熱でもあるんじゃないの」

母親の訝しげな目を無視して、夏希は自分の部屋に戻った。

「あ!花札、置いてきちゃった…」

夏希は忘れ物を思い出したが、今更戻る事もできない。
あれは栄が夏希にくれた、お気に入りの花札だったのに。

「もう、何なのよ。もう…もう」

健二が、あんな自分の都合で別れたいなんて、考えるはずがない。
だから、健二の言った事は事実ではないのだろう。
だが、結局、それは、夏希に言えない理由が別にあるだけで、別れたいという事実は、変わらない。

「もう…どうしよう…」

いつもは帰ったら勉強机に向かう事を習慣付けている夏希だが、今日は勉強どころではない。
夏希はそのまま、ベッドへと倒れ込んだ。

健二を、失ってしまった。
最初は受け入れきれずに苛立っていた夏希だが、今やっと現実のものとして認識し始めた。

「やだ…やだよぉ」

健二の部屋で我慢していた涙が溢れ出す。流れた涙は、ただ布団に吸い込まれていくだけだった。
864サマーフール(健二×夏希)6:2009/09/24(木) 07:50:12 ID:5moFDrvS
「なーつきぃ、今日ミスド行く?」
「…いい」
「じゃあ、マックは」
「…いい」
「もう、付き合い悪いよー」
「…ごめん」

結局その後夏希は、健二に会うことも、連絡を取ることもできなかった。
積極的に思われがちな夏希だが、こと恋愛に関しては健二にも引けを取らないほど臆病だった。

昨日の夜から今まで夏希は、ずっと考えていた。健二が話していない、本当の理由とは何だろう。
栄は、夏希のことをわがままで世間知らずだと言っていた。
夏希自身も自覚はあるが、そんな性格が、健二は嫌になったのだろうか。
それとも、もしかしたら本当に、一緒にいると健二の身に危険が及ぶからなんて理由なのだろうか。
そんなはずない、と思っていた夏希だが、考えるほどに段々自信がなくなってきていた。

「夏希、よくわかんないけどさ、元気出しなよ」
「そうそう、カラオケでも行ってさ、パーっと歌わない?」
「篠原さん、実家にミサイル落ちてきたんでしょ?そん時に変な放射能とか浴びちゃった?」

いつの間にか夏希の友人が、夏希を心配して集まっていた。
夏希狙いの男子も、便乗して集まってきている。

「おいおい、篠原暗いなぁ。篠原の笑顔見る為に学校来てんのに」
「いや、俺は篠原さんの憂えた顔もまた美しいと思う」
「俺が励ましてやるよ、さあ夏希ちゃん、俺の胸に飛び込んできてごらん!」
「とりあえず、セックスしようぜ!」
「サイテー、男子死ね」「うっせ、ブス消えろ」「何だとコノヤロー!」「うわぁ、ジャイ子が怒ったー」

クラスメートが夏希の周りで騒ぎたてる。
色々と思惑はあるが、皆、夏希を励まそうとしてくれている。その心遣いが夏希は嬉しかった。

「みんな、ありがとう。ごめんね、何でもないんだ、ホント」

これ以上、皆に迷惑をかけられない。そう思い、夏希は無理にでもいつも通りに振舞おうと笑顔を作った。
その時、夏希は何か引っかかるものを感じた。

「迷惑を…かけたくない…から?」

健二は言っていた。夏希といることで健二が迷惑する。だから別れたいと。
しかし、実際は、全く逆の事を健二が考えていたとしたら。
健二といる事で、夏希に迷惑がかかる。そう考えたんだとしたら。
それは…もしかしたら…。

「ごめん、ちょっと出て来る!」
「夏希?」

言うと同時に、夏希は教室を飛び出し、屋上に繋がる階段を最上段まで駆け上った。
ここは、生徒や教師が滅多に寄りつかない場所だ。
夏希は携帯電話を取り出し、発信履歴から「お母さん」の文字を見つけ、ダイヤルボタンを押した。

「はいはい、夏希?どうしたのあんた、学校じゃないの?」
「うん、いま学校からかけてる。あのね、お母さん、正直に答えてほしいんだけど」
「なぁに?」
「一昨日、健二君と一緒にご飯行ったでしょ。
 その時、私途中で電話来て席外した時あったけど、その時に健二君に何か言った?」
865サマーフール(健二×夏希)7:2009/09/24(木) 07:52:20 ID:5moFDrvS
思えば、健二の様子がおかしくなったのは、ちょうどその食事があった頃からではないか。
そして、その次の日に別れ話を切り出された。何かあったとしたら、きっとここに違いない。

「ええ?どうかしら…。ああ、そう言えば」
「何!?」
「あんた達まだ全然進展してなさそうだったから、夏希ってああ見えてなかなかおっぱい大きいから、
 楽しみにしてなさいって言ったわね。あの子、顔真っ赤にしてわよアハハ」
「よ、余計な事言わないで!じゃなくて!他には?」
「もう、そんな急かさないでよ。あ、そうそう、あんたが東大受けるって話を
 お父さんがしてたわね。毎日勉強してんだようちの娘はーなんて、酔っ払ってたわねあれは」

…やはり、そうだった。健二は知ったのだ。

「あんた健二君に何も話してなかったんでしょ。あの子、すごく驚いてたわよ。
 お父さんも調子乗っちゃって、夏希は大おばあさんのような立派な人間になるのが夢なんだって
 熱く語ってたわ。娘の夢を熱く語る父親って、何か気持ち悪いわよねぇ」
「…わかった。ありがとう、お母さん。もうすぐ授業始まるから、切るね。
 あ、それから今日の晩御飯、しそ納豆とレバニラ炒めが食べたいな」
「用事ってそれだけ?はいはい、わかったわ。じゃあね」

電話が切れた。夏希が大きく息を吐く。

間違いない。健二が夏希から身を引いたのは、父から夏希の事を聞いたからだ。
『大おばあちゃんのようになりたい』という、曖昧で漠然として子供のような、でも確かな、夏希の夢。
栄のようになるには、高い目標が必要になる。そう考えた夏希は、とにかく東大を目指してみようと思った。
単純すぎる、と笑われたり、侘助の真似したいだけでしょ、とからかわれたりした。

でも、健二は違った。夏希の夢を叶える為に、自分ができることを必死に考えたのだろう。
そして健二が出した結論は、自分にできる事は何もないということだった。
だったらやれる事は一つだ。負担になるだけの自分が、消えればいい。

「そんなの…そんなの違うじゃない」

そう、違う。健二は間違っている。
それを健二もわかっているから、彼はウソをつくしかなかった。
間違っていると知りながら、その選択しかできなかったのだから。

「バカ…バカバカバカバカ。健二君の、バカ!」

考える暇なんかない。健二に電話をかける。同時に、健二のクラスに走って向かった。
だが、健二のクラスも既に終わったらしく、教室に健二の姿は見当たらなかった。
電話も、電源が切れているらしく、繋がらない。
夏希は、突然教室に入ってきた上級生に呆気にとられている健二の同級生に詰め寄った。

「健二君、もう帰った!?」
「え?あ、こ、小磯なら、ついさっき帰りましたけど…」
「ありがとう!」

まだ間に合う。今度は昇降口までの道のりを全速力で駆け抜ける。
そのまま靴もはき替えずに校庭へと飛び出す。

「もう…っ。どこに…いるの…」

校庭は、学校帰りの生徒達で溢れている。健二がこの中にいるのかどうかすらわからない。
それでも夏希は走った。健二を探しながら。そして。見つけた。正門を通ろうとする、健二の姿を。
866サマーフール(健二×夏希)8:2009/09/24(木) 07:56:30 ID:5moFDrvS
「健二君!」

まだ声が届くような距離ではないが、夏希は思わず健二の名を呼んだ。
近くにいた学生が一斉に夏希の方を振り向く。健二は気づいていない。
走り続けながら、もう一度名を呼ぶ。

「健二君!」

ちょうど正門を通り切ったところで、健二の歩みが止まる。
そして、夏希の方へと振り返った。

「夏希…先輩」

健二と目が合う。
たった一日、いや半日程度会わなかっただけなのに、長年会えなかった人と再会できたような気持だった。
もっと、もっと近づきたい。もっと。
夏希が健二に向かって駆けてくる。そして、立ち止まらない。スピードも全然落とさない。

「ちょ…先輩!止まっ」

抱きつく…というよりタックルと呼ぶ方が相応しい抱擁を受け、支えきれずに健二は倒れ込む。
夏希は完全には倒れ込まず、マウントポジションをとるような形になっていた。

「健二君」
「な、夏希先輩…どうして」
「健二君、ごめん。ごめん…」

夏希は馬乗りになったまま、健二に謝罪の言葉を繰り返す。

「ちょ、先輩…」
「ごめん」
「いや、その…」
「ごめん」
「できれば、どいてもらえると…」
「やだ」
「えぇ?いや、今、間違いなく見られてます!色んな人に見られてますって!」
「やだ」
「だ、だめですってば。言ったじゃないですか。その…」
「…」
「…迷惑なんです」
「…関係ない!」
「え…」
「迷惑とか関係ない!そうでしょ!?健二君のウソつき!バカ!数学オタク!」
「え、え、ええと…」

夏希が泣きながら健二にしがみつく。

「絶対、絶対離れない。健二君がどれだけ私の事迷惑に思っても、私は離れないから」
「先輩……」
「だから健二君も離れないで。私の為なんて理由で、離れていかないで。…一人にしないで」
「………」
「お願い…」

夏希は健二の胸に顔を埋めて体を震わせている。
健二はしばらく夏希を見つめていたが、やがて、ゆっくりと空を見上げていった。
空は雲一つなく、どこまでも青い世界が続いていた。
867サマーフール(健二×夏希)9:2009/09/24(木) 07:58:07 ID:5moFDrvS
「…先輩。僕は先輩のそばにいて、何ができるのか、わからないんです」

夏希がその言葉に顔を上げると、健二の頬に、涙が一筋つたっていた。

「悔しいんです、とても…。でも、どうしても…どうしても…わからなくて…」

本当に悔しそうに、苦しそうに語る健二のその姿が、愛おしい。
これなのだ、と夏希は思う。健二の事が好きだと思う、一番の理由。
自分を悪者にするウソをついてまで、夏希の為に離れようとする健二。
自分の為ではなく、誰かの為に、考え、苦しみ、涙を流せる健二。
そんな健二だから、そばにいたい。支えてあげたい。愛されたい。

夏希は、健二の胸に耳をつけて、そっと目を瞑った。

「健二君なら、何でもできるよ。だって、世界救ってるでしょ」
「い、いやそれは」
「私は信じるから。健二君なら何度でも世界を救える。他の誰が信じなくても、私だけは信じてる。
 それに、私の事誰よりも信じてくれてるのも、やっぱり健二君だから。だからそばにいたいし、いてほしい。
 ううん、やっぱそんな理屈とかよりも、好きな人とずっと一緒にいたいから。健二君もまだ私のこと好きなら、
 そばにいてほしい。それじゃ…ダメ?」
「せん…ぱい」
「好きよ、健二君。大好き」
「……僕も、です」

健二が夏希の頭に手を置こうとした。その時、

「あー、お前ら、とりあえずそこまでな」

いつの間にか、健二と夏希のそばに教職員が立っていた。
健二と夏希は状況を思い出し、慌てて立ち上がる。
見てみれば、校内の全ての人間の視線が、二人に集まっている。
皆、遠巻きに一体これは何なんだと呆気にとられている。

一人だけ、遠くでにやにや笑っている人間もいた。佐久間だ。

「学生の恋愛は自由だが、まぁ、俺も聖職者として、一応風紀上止めなきゃならん立場なわけだ」

教職員が、邪魔してすみませんねぇ、といった口調で話す。

「はい…」
「すみませんでした…」

健二も夏希も俯いたまま、顔を真っ赤にしている。

「以後気をつけるように。それから、小磯、お前は別の意味で以後気をつけるように」

そう言って教職員はさっさと校内に引き返してしまった。
868サマーフール(健二×夏希)10:2009/09/24(木) 08:00:39 ID:5moFDrvS
「何か、すっごい恥ずかしい事しちゃったね」
「そ、そうですね……あ!」
「え?どうしたの?」
「先輩…逃げましょう」
「え?」

健二は気付いた。さっきまで呆気に取られていた学生達の瞳に、徐々に色が戻り始めている。
好奇と、嫉妬と、憎しみの色が。
健二が後ずさりを始める。しかし、夏希の方はまだ状況に気付いていない。

「先輩、は、早く」
「何が?え?え?」

健二が更に校門の外側へと下がっていく。

一歩。一人の学生の足がゆっくりと前に出る。
ずしゃあ、と砂ぼこりが舞うような、偉大な一歩だ。
つられるように他の学生の足も動き出す。その数がだんだんと増え、徐々にスピードが早まっていく。

「こぉいぃそぉ」
「こ……の……や…ろう」
「いったい…」
「ひいいぃぃぃ」

健二が一気に数歩下がる。

「どういう事だああああああ!!」

号令を合図に動き出す兵隊さながら、全員が一斉に健二達に向かって駆けだしてくる。

「うわ、うわわわわぁ!」

捕まれば殺される。健二は体を反転させて逃げの体制をとる。
しかし、夏希はまだ動けずにいた。生徒達の突然の行動に、反応しきれなていないのだ。
夏希を置いていくわけにはいかない。でも、既に夏希との距離が開いてしまっている。
どうにか夏希を動かさなければ。

「先輩!」
「け、健二君…」
「先輩、こいこいです!」

精一杯手を伸ばして、健二は叫んでいた。
それは昨日、夏希がいいねと言っていた、あの言葉だ。

「…うん!」

夏希が、差し出された健二の手をしっかりと握る。健二も夏希の手を強く握りしめ、走り出した。
869サマーフール(健二×夏希)11:2009/09/24(木) 08:01:43 ID:5moFDrvS
何だか変な状況になったな、と夏希は走りながら考えていた。
結局二人の問題は、言ってしまえば解決していないような気もするし、
これからもすれ違いや喧嘩を繰り返すことになるかもしれない。
そしていつかは、やはりこの手を離さなければならない日が来るのかもしれない。

「先輩!」
「え?」
「手、絶対離さないでくださいね!」

このタイミングで健二からこの言葉が出たのは、ただの偶然だろう。しかし、夏希の小さな不安は、
その一言で、今日の青空に溶けていってしまえるような、そんな気がした。
だから、夏希は満面の笑みで応えた。

「うん、絶対、絶対離さない!」

〜完〜
870サマーフール(健二×夏希)12:2009/09/24(木) 08:03:32 ID:5moFDrvS
おまけ〜篠原家の食卓〜

「…なぁ、雪子」
「なぁに?」
「今日の夕飯なんだが、何でしそ納豆とレバニラなんだ」
「何でって何が?」
「お前、私がしそも納豆もレバーもニラも大嫌いだって…知ってるよな?」
「あら、そうだった?夏希が食べたいってリクエストしたのよ」
「…夏希は…」
「今日は健二君とご飯食べてくるからいらないんですって」
「……」

その夜、和雄はひっそりと泣いた。流れた涙は、ただ布団に吸い込まれていくだけだった。

〜おまけ・完〜
871夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/24(木) 17:18:56 ID:dGIbkVXC
インフルにかかってしまいました
待っていた人(おそらくいないが)は、スイマセン・・
では、続きをどうぞ

夏希は苔のはりついた石に足を滑らせしたたか尾骶骨を打ちつけた
「い、いったぁ〜い・・・」
河原で子供たちが大笑いをしている
まあ、大の大人が川で滑ったら笑われるのも仕方がないかな?
そんなことを考えながら夏希は河原に上がった
「どうしよ・・・」
夏希は小さくつぶやきながら、手のひらのあざを見る
それは、1か月前と相変わらず01と表示されていた
夏希は手のひらを頭に当て健二が亡くなってからの日課のような事を始めた
(もどれ・・・・もどれ・・・)
何度もやっていて、結果は分かっているのだが思わずやってしまう
そのたびに、健二との日々を思い出し涙があふれてくる

しかし、いつもとは何かが違うような気がした。
何かしなければ・・・今何かをしなければ本当に、大切なものを本当に失ってしまう気がした
夏希はいてもたってもいられず川に向かって走り出した
戻れ・・・・
必死に走りながら健二のことを思う
しかし、目の前は変わってはいなかった
戻れ・・・・!
どこか・・・どこか近くで、空気が乱れるような・・そんな音が聞こえたような気がした
戻れ・・・
目を開けると川と陸の境の2mほど上に陽炎のような空気の乱れのような穴が見えた気がした
夏希は、突然の出来事に驚きつつも覚悟を決めた
「いいいいっっけけけぇぇぇぇーーーーーーーー」
渾身の力をこめ大きく地面をけり上げた。
872夏戦争・続(ほぼ非エロ):2009/09/24(木) 17:24:22 ID:dGIbkVXC
つらいんで、この辺でやめときます
873名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 17:46:02 ID:Nh3ww51l
 
874名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 18:55:44 ID:gnlaDffR
>>871
どうみても時をかける少女です。
本当にありg(ry)
875名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 19:14:36 ID:kwvZNH2N
>>871
待ってた、乙!
といいたいが体調悪いなら無理すんな
回復してから投下してくれればおk
876名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 20:36:38 ID:HabIKUy3
>>857
乙。楽しませてもらった。また書いて欲しい。
877名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 22:01:05 ID:Wowo099+
>>871
乙乙!!
これは熱いw
878名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 23:27:02 ID:YV4csYmr
>>871

楽しみにしてたぞ
無理せずにゆっくりインフルを直してくれ
879名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 08:37:25 ID:hbGCt5nR
インフルのまどろみは妄想も進みそうだ
880夏戦争×時駆少女:2009/09/25(金) 16:53:25 ID:f/lH1NV7
こっちの方がふさわしい気がするんで変えました
では、続きでござんす

―――――――――・・・
どこかで音が聞こえる・・・・・聞き慣れた・・・何の音だろう
そこで夏希は、ハッと目を覚ました
「ここは・・・・あれ?私の部屋?」
なぜだろう・・・確かに夏希は河原にいたのだが・・・・・
川に飛び込んでから一体自分はどうしたのだろう
そう訝りながら部屋を見渡すとあることに気がついた
「あ・・・あれ?」
10月の柴犬のはずのカレンダーが、7月のチワワに戻っていた
(これって・・・・過去に戻れたの!?)
そう思いつつ音の発信場所を探る
やっと見つけた・・・携帯電話だ・・・
メールを夏希のアバターナツキが開く
「何かありました!?電車来ちゃいますよ?」
見覚えのあるメールには月の胸が躍った
(戻れたんだ・・・本当に・・・)
実感がじわじわと押し寄せる
しばらくしてから、夏希は急いで着替えを済まし駅へ向かった
夏希は走った・・・愛しい、小磯健二の顔を一秒でも早く見たくて・・
急いで駅に滑り込み健二を探す
見当たらない・・・・前はこの辺にいたのに・・・・
夏希の心に不安が立ち込める・・しかし――――
「夏希先輩?」
881夏戦争×時駆少女:2009/09/25(金) 17:07:50 ID:f/lH1NV7
振り向いた先には・・・この2ヵ月半ずっと胸に思い浮かべていた人物の、どこか間の抜けた顔があった
「先輩どうしたんですか?電車行っちゃいま・・うわっ」
夏希は夢中で健二の胸に飛び込んだ。
健二は突然の出来事に驚き・・・そして、急に泣きだした夏希に2度びっくりし・・・
「あ・・・ごめん」
「い、いえ、どういたしまして」
しばらくし、落ち着いた夏希が健二の顔を見上げる
そして、夏希は背伸びをして健二の口に軽くキスをした
「な・・夏希先輩!?い、一体何かありました」
急に、泣きだしキスをしてきた彼女にどきまきしながら健二が言う
「何でもない」
夏希は、健二に笑顔を見せた。
そういえば、笑うなど何か月振りだろう
これもそれも、最後の希望を託してくれた・・・
「真琴・・・ありがとう・・・・」
「へぇ?真琴・・ッテ誰ですか?」
健二が聞いた。何をとぼけたことを言ってるんだと思いながら
「そりゃ・・・・あれ、誰だっけ?」
「ホントに大丈夫ですか?どこか悪いところでも」
「何でもいいでしょ…あ、電車来たよ。乗ろっ?」
「はい」
真琴・・・・誰だっけ…さっきまで覚えてたはずなのだが・・・てか、何私泣いてたんだろう?
あれ?なんか悪い夢でも見たのかな?なんか大事なことを忘れていくような・・・
それでもいいと夏希は思った。
また・・・いつか思い出せる気がするから
それに、今は健二がいる
今は、健二さえいれば何もいらないそう思える夏希であった


―――完―――

もうちょっと続くかもしれない気がする
882夏戦争×時駆少女:2009/09/25(金) 17:10:55 ID:f/lH1NV7
さて、やっと本編は終えることができました
来週から少しだけ番外編的なことも書くつもりです

夏希のお父さんレバニラ嫌いなんですね(笑)
健二と気が合いそうだな・・・・・
883名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 17:16:56 ID:6iur92cu
え?
バットエンド?
884夏戦争×時駆少女:2009/09/25(金) 17:28:18 ID:f/lH1NV7
ちなみに、バットエンドではありません
まぁ、10年くらい後の話ですね


バットエンドも書こうかな・・・やっぱやめたw何か想像できないんで
885名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 17:35:51 ID:noCkZbZj
>>880
乙でした
番外編も楽しみにしてる

>>883
いや、真琴視点だとわかんないけど、健二×夏希ならちゃんとハッピーエンドかと
過去に戻ればもう真琴はいないわけで、健二と真琴とのいざこざも起こらないから
もう健二が事故に巻き込まれる事はないわけだし
886マルコ:2009/09/25(金) 18:04:21 ID:6zGcEGi+
健二『な、夏希先輩の脇の匂い…嗅がせてください!』
夏希『!!!!!!!!!』
887マルコ:2009/09/25(金) 23:26:04 ID:JdlSDfIw
夏希『えっ、わ、私の脇の匂いィ?』
健二『はい…古より脇の匂いは異性を引きつけるフェロモンが含まれてるんです。だから夏希さんの脇を…』
夏希『……うん…そういう事なら…いいよ。』
健二『本当ですか!有難うございます!では、早速。クンクン、クンクン……ブッ、ブホッ、ゲホッ、ゲホッ!』
夏希『健二君…///』
888名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 00:16:54 ID:v6KhEXII
これから、初体験につながるのか?
構成に期待する
889名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 05:57:16 ID:W5KhPjxb
白ワンピ姿の夏希の脇の下は、確かにそそられる物がある。
890夏戦争×時駆少女:2009/09/26(土) 09:57:40 ID:P72zPJnE
あの出来事からから7年後・・・・・

「こんにちわー」
「あ、いらっしゃ〜い」
玄関の万里子が、愛想よくいった
夏希と健二が玄関を通った
時は2019年7月30日
健二と夏希はある覚悟を決め上田に向かった・・
「じゃあ、私は万里子おばさんにみんな集めてもらうようにするから」
「うん。じゃあ僕はその辺を回ってきますね」
健二にそういいい、夏希は万里子の部屋に向かった

1時間後
居間には陣内家総勢27名と健二が集まった
「それで、二人とも。話ってなんだい?」
万里子が言う
「あ・・あの」
健二か話を切り出した
「僕と、夏希さんとご両親と話し合って、その・・なっ、夏希さんとけっ、結婚させてもらうことにしました」
健二が顔を真っ赤にして言う
親戚一同から歓声が上がり、健二と夏希を冷やかし始める
「で、でも、万里子おばさん・・その・・ね」
「あぁ、そうだね」
親戚の歓声が止む
「陣内家の娘が嫁に行くときは、親戚全員の了解がいるんだ」
そしてまた万里子が言った
「夏希と健二さんの結婚に賛成の人は手を挙げてくれ」
バラバラと手があがるぜ委員が手を挙げてくれてるみたいだ
夏希と健二の顔が思わずほころびる
しかし――――



891夏戦争×時駆少女:2009/09/26(土) 10:37:24 ID:P72zPJnE
「ほら、おまえもさっさと挙げちまえよ」
太助が言った
そこには、翔太の顔があった
「へっ、挙げてたまるかよ」
翔太が言った
「翔太さん・・・・」
健二が言った
「認めてはくれませんか・・・?」
「へっ・・」
沈黙が流れる――――――――

ポロっ・・・
どこからか、音が聞こえた
侘助が向かった
「シシシシシッ。ババアがこれで決めろだとさぁ」
しばらくして、帰ってきた侘助が言った
そこには・・花札の箱があった
「仏間に行ってみたらよ、これが落っこちてたんだ」
翔太と健二の間に箱が置かれる
「ほラ、大おばあちゃんが決めたことだ」
渋々翔太が自分の手札を取った
「しょうがねぇな、だがルールは俺が決めさしてもらう」
翔太が言った
「先に上がった方が勝ちだ。お前が勝ったら認めてやるよ」
翔太が続けて言う
「もし俺が勝ったら・・・・・夏希の前に二度と現れるな」
親戚から非難の声が上がる
「それはいくらなんでも厳しすぎるだろ」「翔太、往生際が悪いぞ」「翔太にぃ、認めてやりなよ。なんかキモいよ」
「いいでしょう。やりましょう」
健二が大きな声で言う
「健二・・君?」
「多分大丈夫…だと思います」
そう、苦笑いをしつつ翔太の前に座る
お互い札をさばき合い・・・
(よし・・・)
健二が三光にリーチをかけた
しかし―――
翔太が松のカス札を、松に赤札にたたきつけた
これで、翔太は赤タン赤タンのリーチとなった
そして、健二の番になり健二は山のカス札を場におき
山札から一枚ひいた
「あっ・・・」
それは、桜に幕だった
そのとき・・・翔太が笑ったような気がした
そして翔太は得意顔で右端の札を取り場に出そうとした―――が
翔太はちらりと夏希を一瞥して・・・そして健二の顔を凄い形相でにらみつけ・・・
右端の札を手札に戻し真ん中の桐のカス札場に置いた
(やった・・・・)
健二は手札の桜のカス札を場の桜に幕に置いた
「三光です・・・」
健二の勝ちだった
周りの親せきが歓声を上げた
翔太は手札を場におき自分の寝室に踵を返していった
892夏戦争×時駆少女:2009/09/26(土) 15:37:01 ID:P72zPJnE
夏希は篠原家だということに今きずいた馬鹿者です
病院行くので、また来週です
893名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 23:57:51 ID:FzhiYwaa
夏「健二君、とまらない…とめて……」
健「は、はい。わかりましたっ」
僕はそう言ってポケットティッシュを取り出し、先輩の鼻を噛んであげる。
健「いやぁ、花粉も健在な秋ですね……」
あの大事件から2ヵ月。僕達は無事に東京に帰り、再び高校生活を送っていた。
それにしても、今更だけど夏希先輩って花粉症だったんだな…。
夏「? どうしたの?」
僕が夏希先輩の顔を見つめていると、鼻にかかった声で言ってきた。
まさか、花粉で赤くなった目と鼻が一段と先輩の魅力を引き立てている、とは言える訳がない。
健「なっ、なんでもありません!///」
僕まで顔が赤くなってしまった…。
僕は必死に話題を探す。
健「そっ、そういえば先輩、来年は受験ですよね?進路とか…」
夏「進路はまだ決まってないかな…」
この鼻声も可愛らしい。
夏「でも、行くなら健二君と同じ大学がいいな」
健「えっ!///」
少しは予想していたけど……まさか本当に来るとは。

どうやら、僕達の"つながり"も当分切れる事はなさそうだ――

END-第二次秋対戦終戦-
894名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 12:16:31 ID:pIX9uHfw
俺たちの夏はまだ終わらないな
895851:2009/09/27(日) 12:31:22 ID:hsREW6zV
侘助×直美と、長文出来たんで書きます。長文のほうは・・・ええと・・・
とにかくよろしくお願いしまあああああああす!!!!
896侘助×直美C:2009/09/27(日) 12:48:15 ID:hsREW6zV
>>816の続き 加奈を抱いた直美と侘助、広間に入って

直美「はーいお待たせー。ほら加奈ちゃん、お母さんとこ行っといで」
加奈「うん! おかーさーん!」
奈々「加奈!・・・直美さん、すいませんでした。この子重かったでしょ?」
直美「良いの良いの、気にしないで」
夏希「侘助叔父さん! 今までどこ行ってたの?! 私と健二くんで家の中探し回ったんだから!!」
侘助「うんこ。便所から出たところを、直美と加奈に捕まっちまった」
夏希「ごまかさないで! ぐすっ、私がどれだけ心配したと思ってるの?!!」
侘助「俺じゃないだろ?」
夏希「え?!」
侘助「夏希が心配しなくちゃならないのは、俺じゃない。もう、その役割は終わった」
夏希「叔父さん・・・」
万理子「侘助!ごはん前に何て言い方?! デリカシーの無い!!」
侘助「だって、出してたの事実だもん。俺が万理子叔母さんに嘘言うわけないじゃん」
万理子「あんたねえ!!・・・・・」
直美「まーまーまーそう言わずに。みんなグラス回ったー? ほら侘助!あんたのビール!
こんだけあれば足りるでしょ?! ああ、健二くん。そこの栓抜きをこのバカ助に渡したげて」
健二「あ・・・・はい」
侘助「悪いね。よっと・・・・・・おっととと・・・ん、ん、ん、ん、・・・・・ぷはーっ!!
・・・・・やっぱビールだけは旨えぜ」
直美「侘助!もうちょっとガマン出来ないの? みんな待ってんでしょ?」
侘助「お前が渡すからだよ」
直美「子供みたいな言い訳するんじゃないの!」
侘助「ち、婆ちゃんみたいな事言いやがる」
直美「あ〜ら、そりゃ最高のほめ言葉だわ」
侘助「シシシッ、そうなるかなやっぱ」
夏希「直美さんと侘助叔父さん・・・・なんか様子が変・・・・二人とも見当たらなかったし・・・・まさか!・・・・・」
理一「母さん!!!もう良いだろう?!みんな待ちきれないよ!!」
万理子「何よ理一? 急に大きな声出して・・・じゃあ、みんなも良いわね? いただきます!!」
全員「いただきまーす!!」
897侘助×直美D:2009/09/27(日) 12:55:56 ID:hsREW6zV
>>896の続き
加奈「おかーさん! あのねー加奈ねー、夏希おねえちゃんみたいになるんだってー!」
奈々「? なにそれ?」
加奈「侘助おじさんがいってたのー! 加奈はー、夏希おねえちゃんみたいなー、やさしいこになるんだってー! おじちゃんがそういうのー
加奈うれしー!!」
奈々「侘助さん・・・・」
理一「侘助、飲みが足りないぞ」
侘助「シシシッ、どういう風の吹き回しだ?」
理一「家族だからな。おかしな話じゃあるまい。それともお前は自分の家族にやましい事でもあるのか?」
侘助「・・・・・ねえよ。なにせ家族だしな。ああ、じゃもう一杯もらおうか」
理一「ふふん」
夏希「おかしいな・・・さっきの叔父さんと直美さんの間の雰囲気って・・・・」
直美「はーいはいどんどん飲んで飲んでー! やだ万作叔父さんこぼさないでよ! 後で奈々ちゃんが大変じゃない!!」
奈々「ええ!・・・あ・・・・はい」
夏希「う〜ん・・・・・ま、いっか!!」

END
898健二の冬休み@:2009/09/27(日) 13:14:29 ID:hsREW6zV
2010年12月末、陣内家にて
湯船のつかりながら、僕は窓の外に絶え間なく降り続く粉雪に見入っていた。東京では絶対見る事が
出来ない風景だった。
冬休みを利用して、僕は夏希先輩の帰省に彼氏兼荷物持ち兼年越し準備作業員として参加していた。
夏以来両親とごく普通に会話出来るようになった僕だけど、両親の仕事の都合だけはどうにもならなかった。
そんな僕にそれならと、大学受験を推薦で早々と終えた夏希先輩が救いの手を差し伸べてくれた。
また私と一緒に上田に行けば良いじゃない、と。
そんな訳で僕は陣内家で重労働にいそしんでいた。風呂掃除、屋根の蜘蛛の巣はらい、ハヤテの散歩等、万理子叔母さんの
思いつく限り(もちろん僕の物理的守備範囲内で)家事労働にいそしんだ。ご飯は美味しいし、陣内家の人達は何だかんだで
僕に気を使ってくれるのは事実だし。
今日は珍しく全員バラバラに行動していた。この家に今いるのは僕一人。大家族の年末でもこういう事ってあるんだな。
僕は万理子叔母さんの言いつけで特に風呂掃除を念入りにやっていた。あらわしの落下で噴出した温泉を引き込み、家屋の修理と同時に大幅に増築した陣内家の
大浴場だ。工事前は万作さんから露天風呂の導入を強く主張されたそうだけど、万理子叔母さんの「うちは温泉旅館じゃありません!! 誰が管理すると思ってんの!!」
という非常に現実的な意見で、元からあった風呂場の拡張&温泉化に落ち着いたらしい。
それでも源泉かけ流しの湯であるあたり、温泉地の面目躍如ってとこか。費用は工事後の保守管理も含めて全部国が持ってるそうだ。あらわし落下の経緯を考えれば
妥当なようなそうでないような・・・・
「はあ・・・・極楽ごくらく・・・やっぱ日本人は温泉だよなあ・・・・」
誰もいないのを良い事に、普段なら絶対言わないセリフを口にしてみる。僕が洗ったお風呂ですもん。
一番風呂くらい構いませんよね? 万理子おばさん。
899健二の冬休みA:2009/09/27(日) 13:33:33 ID:hsREW6zV
ガラっと脱衣所の戸が鳴って、誰かがこっちに近寄って来る足音が聞こえた。
誰だろう?ひょっとして夏希先輩? 翔太兄ぃの新しい車で麓のコンビニに行ったっきりだけど
帰って来たのかな? いや、それにしては車の音が聞こえ無かったし第一あの
翔太兄ぃの前で僕と先輩が混浴なんて許されっこない。手段を選ばず先輩を足止めするはずだ。
今日は頼彦さんたち消防三夫婦もいないから、誰も翔太兄ぃを止められないし。
じゃあ、湯煙に隠れるあの人陰は誰?
「ちょっと、誰かいるの?! あたしメガネ置いてきたから目を細めないと何も見えないんだけど!」
このハイテンションで高圧的な、長女体質むき出しのしゃべり方は・・・・・・
「りりりりりりりりりり理香さん??????!!!!!!!!」
僕は思わず湯船から立ち上がった。
「はあ?・・・・・・って健二くん?!やだ!ばか!ちょっと! 前隠して、前 !!」
「ええ?!・・・・・・・・わああああああああああ!!!!!!!!!って理香さんも!!」
「は?・・・・・・ってぎゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!!ああっちょっわあああ!」
「理香さん危ない!! いて!!」
いきなり全裸で出くわした僕と理香さんは、そろって悲鳴を上げた。どちらも身につけていた物はタオル一枚もない。
そりゃそうだ。理香さんにすれば自宅の風呂だし、僕は最初から一人だったんだから。
パニックになった僕は、お湯の中にしゃがみこんだ。理香さんもかがんで自分の身体を僕の目から隠そうとするが、
バランスを崩して足を滑らせてしまった。
ガラでもなく理香さんを助けようと湯船から飛び出した僕は、向こう脛を思いっきり浴槽にぶつけて床に転げ落ちた。
その上に理香さんがどすんと倒れ、僕の頭は床に叩きつけられてしまった。
「ぶげっ!!」
「痛い!!」
理香さんの全体重で押しつぶされた僕の視界は闇のなり、その闇の中で打ち上げ花火が輝いた。
どうせなら本物の花火でお願いしたかたったんですけど。
900健二の冬休みB:2009/09/27(日) 13:59:18 ID:hsREW6zV
変な感触だった。背中は冷たくて頭はずきずきして、胸は肺の中の空気が搾り出されるように
何回も押しつぶされ、ついでに口から生暖かい物が強制的に何度も押し込まれている。
何だこれ? ハヤテが僕の胸の上に馬乗りになって、僕の顔を舐めてるのか? いやこの場合は馬乗りじゃなくて
犬乗りか。おい止せよハヤテ、息がかえって苦しいよ。苦しいって言ってるだろ・・・・・・
「ぶはっ!!・・・・・・はあっはあっはあっ・・・・・・」
「良かった!! 健二くん気がついたのね? あー!ちょっともう驚かさないでよ!!死んだかと思ったじゃない!!
もう勘弁してよねー!!」
「理香・・・・・・さん?・・・・・・」
大浴場の床に仰向けになった僕の顔の目の前で、理香さんがまくし立てるように言った。メガネは無くふだん大雑把にまとめてる髪は
湯気と汗で濡れ、胸元から太腿まで大きめのバスタオルをぴっちりと巻いていた。聞けば市内での用事が済んだ理香さんは、
帰り道で足が冷えたため温泉に浸かろうとしたら僕に出くわしたらしい。驚いた理香さんの下敷きになった
僕は一時的に気を失い、理香さんの手で緊急措置を受けていたそうだ。
「うちの市役所でね、職員のAED講習が義務付けられてんのよ。災害時の備えてね。電気ショックの機械は無いから
人力のみだったけど、上手くいって良かったわー!!」
「AED?・・・・・」
「そう!、心臓マッサージと人工呼吸! 見よう見まねだったけど、どうなる事かと思ったわよー!!」
「人工呼吸?・・・・・」
つまりさっきの口元の生暖かい感触はハヤテじゃなくて・・・・・・・・・そう思った僕は自分の唇を
指でなぞって感覚を思い出す。
「ええええええっ!!!」
「やだ!変な事考えないで! 緊急事態なんだからね!!・・・・・・・・・・その、怒った?」
理香さんが僕の目の前まで顔を寄せてそう言った。ド近眼なのは事実らしい。メガネを外した佐久間も
時々似たような事をするから。
理香さん、本当はきれいな人なんだ、と思った。初めて目の前で見る理香さんの素顔。
濡れてまっすぐになったロングヘア、白い肌とすらっと長い手足、背筋が伸びた立ち姿は夏希先輩に通じる
物がある。身体つきが先輩と似てるのは陣内家の遺伝で、姿勢が良いのは間違いなく栄おばあさんの躾けだろう。
じつはこんなに美人なのに40代で独身なんて信じられない。へスタイルとファッションに無頓着そうなのは僕と
同じで気持ちは良くわかるけど。やっぱりあの性格が原因か。僕とは真反対の意味で異性と縁の薄い人なのか。
901健二の冬休みC:2009/09/27(日) 14:17:38 ID:hsREW6zV
「あの・・・・・ご、ごめんね? まさか健二くんがいるとは思わなかったから・・・・・嫌だったでしょ?
こんなオバサンが人工呼吸なんて・・・・・」
「そんな事ないです! 僕が着替えをもっと目立つところに置いておけば良かったんだし! 気を失ってたのを助けてくれたし!
それに理香さんすごくきれいだし!・・・・・・・」
あれ? 僕は今誰に向かって何を言っている? はっと我に返った僕に理香さんの顔が迫った。生暖かい吐息が、目を
見開く僕の顔に吹きかかる。
「・・・・・・それ、どういう意味? 今あたしの事を何て言ったの?」
「いや!その!べべべべつに変な意味じゃなくてその! あああ、どうもありがとうございました!!
ぼ、僕もう上がりますから!!」
「待って!!」
「ええええええ??!!」
起き上がって脱衣所へ逃げようとした僕の手を、理香さんの手が握り締めた。
「お願い・・・・・・もう一回言って。あたしの事きれいって・・・・・・もう一回だけで良いから
・・・・・・男の人からそんな事言われるの・・・・・・もう、何年ぶりか・・・・・・」
ちょっ、何だこの流れ! まずい。この流れは実にまずい。まずすぎる!!
「あたし、あたしこんな性格だから、男の人と付き合った事がすごく少なくて・・・・
自分の意思で独身でいるとか言わないと周囲に格好がつかなくて・・・・・それでますます男の人が
近寄らなくなるのは分かってるのに・・・・・・」
そう言いながら、理香さんはうるんだ瞳で僕の目をみつめ続けた。涙が、理香さんのほほを
伝った。
「で、でも僕には・・・僕には夏希先輩が・・・・・・」
「夏希なら、当分帰ってこないわよ」
「へ?! 何で?!」
「今、雪がすごく降ってるでしょ? それで下の道が渋滞してるの。あたしもバス降りて
歩いて帰ってきたから・・・・・・翔太の車が渋滞に捕まってるのも見えたし・・・・・
母さんも、遅くなると思う。」
待って理香さん! それはつまりその・・・・・・・・!
「お願い・・・・これ以上言わせないで・・・・・女に恥、かかせないでよね」
「り、理香さん!!」
理香さんの身体を覆っていたバスタオルが、はらっと落ちた。
僕の理性のタガも、同時に地の底まで落ちていった。
902健二の冬休みD:2009/09/27(日) 14:37:11 ID:hsREW6zV
何でこんな事になったんだろう。そう思いながら僕は理香さんを求めずにはいられなかった。
理香さんも同じ事を考えてるんだろうか。
お湯の中で僕と理香さんの手はお互いの身体をまさぐりあい、二人の舌はその間ずっと絡み合っていた。
「あむぅ・・・んんん・・・・・んはあ・・・・健二くん・・・・」
「んふ・・・・ふんん・・・・ああ・・・・理香さん・・・・・・・」
温泉でとろけたのか、理香さんの肌は僕の手の平に良く吸い付く。夏希先輩の肌は濡れてもすごくなめらかで、僕の手は
滑るように先輩の身体を撫で回す事が出来た。先輩はそのたび、気持ちよくて声を荒げていた。でも理香さんの肌は違う。
先輩を愛撫するのと同じように理香さんの肌を触っても、理香さんの肌はタコの吸盤のように僕の手のひらに吸い付くのだ。
手の平だけじゃない。全身がねっとりと溶けて絡みつき僕を興奮させる。そんな感じがした。
温泉のせい? 違う。 理香さんの身体そのものが、そうやって僕を求めてるとしか思えない。
これが、大人の女性の身体なのか。
「ああ・・・・理香さん・・・・」
「健二くん・・・・お願い・・・・あたしの事・・・きれいって言って・・・・」
「きれいです、理香さん。すごくきれいです。それにこんなに・・・ああ・・・大人だし・・・
もう、良いですよね?・・・」
「良いわよ。あたしをもっと・・・・健二くんの物にして!!」
「理香さん!!」
そういうと僕らは、二人一緒に湯船から立ち上がった。
窓の向こうでは、ようやく雪が小止みになっていた。
903健二の冬休みE:2009/09/27(日) 14:44:15 ID:hsREW6zV
「壁に手をついて・・・・そう、そんな感じです。」
「これで良いの?・・・・ひゃあ?!」
膝までお湯につかり、お尻を突き出した格好の理香さんの大事な部分を僕は指で大きく開き、
クリトリスをむき出しにした。膣の奥からにじみ出るぬめりは、絶対温泉のお湯なんかじゃない。
僕は少し灰色かかったピンク色の敏感なつぼみに、口をつけて吸い上げた。
「ひう!!ひいいっああっ!・・・・・・・ああああああああああ・・・・・・・」
あまり時間はかけられない。このまま吸い続けて一度イかせてしまおう。
僕はクンニをしながら両手の平で理香さんのお尻を円を書くようになで回した。
「あああ・・・あうっくうぅ・・・ふうんん・・・・」
もう少し・・・・もう少しで・・・・・・
904健二の冬休みF:2009/09/27(日) 14:54:53 ID:hsREW6zV
「ひいいっ、ひいうっひああああああ〜〜〜〜〜〜!!ああうああ〜〜〜〜〜〜
!!!!!!!!!!・・・・・・・はあっはあっはあっはあああああ・・・・・・」
腰をいやらしく突き出し浴場の壁を爪でかりかりとかじりつつ、全身を震わせて理香さんはイった。長い
ため息が、浴場の壁に反響して合唱しているように聞こえた。最高のコンサートだ。これからもっと最高にしてあげます。理香さん。
僕は震える理香さんの腰を両手で抱えて立ち上がり、自分の物をとろとろに溶けた理香さんの中心にぴたっと付けた。
中で出さなければ良いよな?
「ああ・・・・来る・・・・入ってくる・・・・健二くんが・・・・・あたしの中に!・・・」
「はい、もう入れます」
そういうと僕は、腰を押し出し一気にそこに押し入った。
「痛い!!・・・健二くんもっと・・・・もっとゆっくりしてよ・・・・」
「ええ?!だって理香さん確か・・・・」
少しは男と付き合った事があるって言ったのに?
「 久しぶりだとこうなるの・・・・本当に久しぶりだから・・・・」
それがセカンドバージンという現象だと分かったのは、ずいぶん後になっての事だった。いったい何年くらいしてなかったんだろう。
905健二の冬休みG:2009/09/27(日) 15:16:54 ID:hsREW6zV
「じゃあ、ゆっくり動かしますね」
「うん・・・・お願い・・・」
ゆっくり・・・ゆっくり・・・そう自分に言い聞かせながら、僕は腰を動かし始めた。
温泉による汗と湯気が、大粒の水滴になって僕の身体から理香さんの身体にしたたり落ちる。
「はっはっはああ・・・・け、健二・・・・んん、んん、んはあ・・・・」
「ああ・・・理香さんのここ・・・すごくきつい・・・・」
理香さんが慣れてきたのを確認し、僕は腰のピッチを上げた。僕の下半身が理香さんのお尻に
打ち付けられるパンッ!パンッ!という音が、浴場で大きく響く。
「あぐ、あぐう・・・・すごい・・・こんなの初めてぇ・・・あはあ・・・・」
理香さんはあえぎながら、浴場の壁に爪を立て、顔をこすりつけた。湧き上がる快感に絶えかねたのか、
理香さんの腰は激しくくねり、僕は両手で押さえつけるのにかなりの苦労を強いられた。もう少しだ。
「あっあっあっあっあっあっあっあっあああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
「ふう!ふうう!、んん・・・んんん!!・・・・」
飛び散二人の汗、壁に反響するあえぎ声、温泉の熱さも手伝って、僕らはあっという間に絶頂に達した。
「ああが! ああがおお!!・・・ああっああっああっあああああ!!!!!!!・・・・・・・」
「んん!っくう!」
理香さんがイったのを見届けると、僕は自分のペニスを引き抜き、理香さんの背中に思いっきり射精した。
上気して真っ赤になった理香さんの背中に、僕の白い精液がぶちまけられた。
「はあ・・・はああああああああ・・・・・・んむう・・・・・・・」
「ああ・・・・理香さん・・・・・」
僕は理香さんを背中から抱きしめ、そのまま二人で温泉の中に沈み込んだ。天井から落ち続ける冷たいしずくの
感触が、僕らをすこしずつ現実に戻してくれた。
906健二の冬休みH:2009/09/27(日) 15:27:13 ID:hsREW6zV
その後に迎えた2011年の正月は、あわただしいけど楽しいものだった。僕は夏希先輩と初詣に行ったり、子供達と
人生初の雪合戦をやったり、佳主馬くんとOZについて遅くまで話こんだり、侘助さんに花札に誘われ、あやうく身ぐるみ
はがされそうになったところで先輩に助けてもらったりとか、そんな感じだった。
その間僕は出来るだけ理香さんと距離を置いた。理香さんもそれを察してか、僕とは目を合わそうとしなかった。助かった。
どうやらお風呂場での事は、無かった事にしてくれるらしい。
1月3日の夜、僕と夏希先輩は陣内家を発った。表向きの理由は僕のOZのバイトだけど、本当は夏希先輩と二人だけの時間を
すごしたいから。そして、理香さんとこれ以上間違いを重ねたく無いから。万理子叔母さんが手配してくれたタクシーに乗ろうとした時、
僕と先輩以外のもう一人が客席に飛び込んできた。理香さんだ。
「ちょっと駅前まで乗せてって! 用事ができちゃったのよ〜!」
僕は心臓が口から飛び出るかと思った。
907健二の冬休みI:2009/09/27(日) 15:43:14 ID:hsREW6zV
上田の駅まで向かうタクシーの中で、夏希先輩と理香さんのとりとめの無い話を、僕は
死刑台に登る気分で聞いていた。もちろん会話に混ざるなんて出来っこない。僕と理香さんの
間にあった事が先輩にばれたら、僕は間違いなく先輩に殺される。薙刀を振るって侘助さんに
斬りかかった栄おばあさんと同じく先輩は鬼気迫る表情で僕に迫り、日本刀で僕を一刀両断
するだろう。「健二くんを殺して、私も死ぬ!!」そんなセリフが今にも聞こえてきそうだ。
生きた心地がしないって、こういう状況を言うのか。
やがてタクシーは上田駅に着き、僕はトランクを明けて荷物を取り出し始めた。そこへついにというか
、理香さんが僕に話しかけてきた。
「ねえ! ちょっと健二くん!!」
車内で運転手さんと料金の精算をしている夏希先輩に、聞こえてる様子はない。
「夏には婆ちゃんの一周忌があるのよ! また来てくれるんでしょう?!」
「え!・・・・いや、その・・・」
そう言いながら、僕は数日ぶりに理香さんの顔を見た。メガネは普段通りだが、髪型と服と化粧は
明らかに違う。何と言うか、おしゃれに見えた。まさか僕と二人で話をするためにわざわざ?!!
「ねえ! どうなのよあんた!」
タクシー乗り場の照明に照らされ、普段よりずっときれいになった理香さんが正面から僕を見据える。
寒さで白くなった理香さんの息は暖かいまま僕のほほに触れ、化粧の奥で理香さんの顔がピンクに染まってるのを、
僕ははっきりと見た。
「その・・・ええと・・・」
とまどう僕に、理香さんは首を軽くかしげて微笑んだ。
「ん?」
「は・・・・はい」
どうやら理香さん、無かった事のする気は無いらしい。ど、どうしよう・・・・・・。

END
908895:2009/09/27(日) 15:48:12 ID:hsREW6zV
ちょwwwwwwwこれwwwwwwwwなにこれwwwwwwwwww
季節ハズレだわやたらと長いわ、自分で書いてて大丈夫かと心配になりましたよ全くもう。
高校生に身の上話する四十路女ってところでもうwww。

とりあえずこのままではいろいろ危険なので、後日談を考えます。できるだけ簡潔
な内容で。

909名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 16:52:13 ID:xYGGNZB7
gj
理香は最後までネタにされないと思ってたぜ
910名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 17:03:21 ID:FIMEZVNX
黒点じゃなくて三点リーダを使うべき
911名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 17:04:08 ID:bnDhJEbX
このスレの守備範囲の広さには恐れ入るわw

>>908
GJ!
年齢差カップルも面白いものだ
912名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 17:59:51 ID:IT3PAe6V
健二が喰われた

面白い!
913名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 18:55:19 ID:0LBtl9Vr
先輩かわいそう・・・

でもおもしろかったGJ
914:2009/09/27(日) 20:01:56 ID:JSzIfCR9
夏希先輩との絡みお願い
915名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 22:41:15 ID:WwUZvyTi
>>908
面白かったよGJ!
折角登場人物が多数いるんだから原作鉄板公式カップルだけでなく
シャッフルした話も読んでみたかったので嬉しい
916名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 23:08:53 ID:sO8Rauzo
>>895
侘直好きなんで続き読めてよかった!
察しのいい理一wさすが情報将校www
917名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 23:23:28 ID:I8Hmxa8v
>>908
GJ!文章量に驚いた


これだけ書くのって大変だね
918908:2009/09/28(月) 06:28:48 ID:jBze140u
毎度ご好評頂きありがとうございます。今回はキツかった・・・・・
実はこれ、最初は健二×直美で考えてました。元ダンナとの復縁に失敗して
ムカついたまま帰省したら風呂入ってる健二を発見。そのまま美味しく頂きましたとww
それが侘直の下書きを終えた直後だったのでどうにも気分が乗らず、自分への挑戦を含めて
あえて健二×理香に。

何度も投げ出しそうになりましたが、設定画を改めて確認すると理香の場合メガネと髪をなんとか
すればルックスはむしろ良の部類に入れられると判断。独身宣言も何かのコンプレックスの裏返しと解釈
すれば、女性らしい魅力をひねり出せると考え、まあこんな感じに。

>>910すいません。やりかたが分からないんですorz
自分でも気になってたんですが。
>>916侘直は今回で終了です。このままくっつけるのはどうかと思いますんで。
直美にはダンナを忘れてほしくないので。
919918:2009/09/28(月) 06:31:56 ID:jBze140u
連投で申し訳ありませんが、後日談は少し先になります。仕事が面倒な状況でして。

次スレになるかな?
920夏戦争×時駆少女:2009/09/28(月) 17:11:13 ID:ulLLdX/T
親戚はバラバラと居間から出て行った
健二はあまりの緊張に具合が悪くなったみたいで寝室に向かっていった
夏希は翔太の寝室に向かっていった
いくら、花札で負けたとはいえ翔太に本当の意味で健二のことを認めて欲しかったのだ
翔太の寝室に着くと中から話声が聞こえた
「ま、残念だったな」
この声は太助だ
「・・・」
翔太は何も言わなかった
「・・・ホントはもう健二のこと、認めてんだろ?」
「あのまま札を出してたらお前の勝ちだったじゃないか」
夏希は、5分前ほどの翔太の行動を思い出す
「ヘッ、もっといい手があったんだよ。」
「お前は、ホントに正直じゃないな。認めてるなら最初から手をあげればいいのに」
「別に、あいつを認めたわけじゃねぇよ・・・・・」
「じゃあなんで・・?」
「夏希のためだ・・・あいつは本気で何か言いだすと聞かないからな・・・・もう、俺が何を言ってもあいつとくっつくだろうよ」
さらに、翔太が続けた
「はぁ〜〜、お俺もそろそろ結婚しねぇとなぁ…」
「ふっ、馬鹿だな・・・お前・・・」
「うるせぇ、馬鹿」
「ああん?親に向かってバカとはなんだ」

夏希のためとは言っていたが、翔太はもう、とっくに健二のことを認めてくれたみたいだ
夏希は、襖を思い切り開けた
「な、夏希!?いつからそこに・・!」
翔太が、顔を赤くして言う
「翔太兄ぃ、ありがとね」
それだけ言うと、夏希は縁側を走り出した
健二のもとに向かって―――――
921夏戦争×時駆少女:2009/09/28(月) 17:26:21 ID:ulLLdX/T
さらに、18年後・・・・・

「母さん?」
夏美が、遠慮がちにやってきた
「なに?」
料理をしていた夏希が言う

健二と夏希は親戚のあいさつを済ませた3日後、二人は入籍を済ませた
結婚式はそのまた3か月後に行った
実質、親戚の皆はお酒を飲み酔っ払い、いろんな意味で盛り上げてくれた
健二は健二で、ウエディングドレス姿の夏希を見て鼻血を吹き出し結婚式の予定が2時間もズラしてくれた
それから、一年後健二たちは二人の子宝に恵まれた
何と双子で、男の子は夏希が命名して、健一となり女の子の方は健二が命名し夏美となった
二人は、すくすくと育ち17歳になっていた
驚いたことに健一は健二に、夏美は夏希に、異常なくらいにていた・・


「あのさぁ、紹介したい人がいるんだけど・・・」
夏美が言う
「だれ?もしかして、彼氏?」
「あ、あったりぃ〜!」
夏美が顔を真っ赤にして言う。
「そう、じゃあ今度の日曜に連れてきなさい」
「うん。じゃあ、お父さんにも行ってくるね」
そういって、わが子は居間へと向かった
若いっていいな〜
そんなことを思いながら、料理の続きを始めた
922夏戦争×時駆少女:2009/09/28(月) 17:38:30 ID:ulLLdX/T
日曜日・・・・

そわそわと落ち着かない健二を尻目に夏希は家の掃除を始めた
「おそいなぁ・・・どうかしたのかな・・・?」
「あなたったら、落ち着きなさいよ」
「わかってるけど・・・」

ピンポーン
「あ、来たわね」
玄関へ向かう夏希
ドアを開けると、そこには夏美とおとなしそうで、かなり緊張した1人の少年がいた
「どうぞ、上がって〜」
「は、はい、お邪魔します!」
つっかえながら、少年が言う
そのしぐさが、昔の健二と似ていて思わずクスッっと笑う

「えっと、この人がそうなの?」
「うん。」
「は、はじめまして、夏美先輩とは高校の剣道部で・・・」
そこばで言いかけた少年を制止して・・
「あたしの彼氏の、紺野俊介くん」
「・・・」
健二が黙りこむ
「ほら、なんか言いなさいよ」
夏希が健二に言う
「・・・・夏美を、ちゃんと幸せにできるのか?」
「し、幸せに?」
「覚悟は、あるかと聞いてるんだ」
夏希は、内心笑っていた
これと、同じ風景を27年ほど前にも見たことがあるのだ
「は・・い・・・」
「本当に?」
「はいぃ、夏美さんを必ず幸せにして見せますぅ!」
二人とも!して俊介の顔を見て驚いたが
「夏美を頼むぞ」
健二が言って、居間から出て行った
923夏戦争×時駆少女:2009/09/28(月) 17:39:04 ID:ulLLdX/T
最後は、明日ということでお願いします
924夏戦争×時駆少女:2009/09/29(火) 16:42:31 ID:Y1elPat4
またまた5年後上田にて・・・

「おぉ〜、この子かぁ…!」
理一がそう言った
「この子なんて言う名前にするの?」
直美が聞いた
「真琴・・・・」
夏希がポツリとつぶやいた
「えぇ、母さん?なんでわかったの?」
夏美が、驚いた顔をした。
「う〜〜〜ん、女の勘ってやつかな?」
「えぇ〜、何それ〜」
陣内家で、笑い声が響いた
紺野真琴・・・・・その名前を聞くと、急に健二に会いたくなった
夏希は健二を探しに居間を出た

                ―完―
925夏戦争×時駆少女:2009/09/29(火) 16:44:33 ID:Y1elPat4
やっと、終わらせることができました
駄作and長文スイマセンでした
926名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 19:25:32 ID:dMjeJ/DA
>>925
乙。またなんか書いてくれ。
927名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 22:12:46 ID:9m/zh+ma
物書き殺すに刃物は要らぬ。上手い上手いと褒めりゃ良い
928名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 21:33:51 ID:SdgPghGx
完結、乙。
929名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 07:41:00 ID:CICf5Z1y


そろそろ次スレの季節かな?
930名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 15:50:48 ID:tjRipa9U
このペースだと>>980くらいでも大丈夫な希ガス。

三回目見てきた。
931名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 16:51:40 ID:3BVLDACv
>>924
乙!
真琴は娘ネタかと思ってたら孫娘かw
32年後だと夏希50才、健二49才、理一さん73才、直美さん74才。
二人とも万理子おばさんより年上になったね。
932一年後・・・:2009/10/01(木) 23:19:20 ID:VTYELg+s
2011年7月某日
OZのカフェで鹿耳の少女と冴えない少年が席についていた。

「健二君、夏休み少し時間あるかな?」

鹿耳の少女が、頼み込むように語りかける。

「はい、大丈夫ですよ」

健二が受験生になってから、夏希は健二に気を使っている。
健二から誘われる以外に会おうとはしない。
卒業して学校では会うことはなくなり、二人の会話の場所は自然とOZに移っていた。

「大ばあちゃんの一周忌なの。健二君も来てくれるよね」

そうか、もう一年。
健二にとって、忘れられない体験である。
もちろん夏希にとってもそうだろう。
でも、法事というのは身内で集まるものではないだろうか?

「一周忌って僕なんかが混ざってもいいのですか?」

不安げな少年のアバターの表情が遠慮がちになる。

「大丈夫だよ。みんなも会いたいって言ってるし、去年は大活躍したじゃない。大ばあちゃんも喜ぶよ」

「皆さんが、いいなら参加します」

相変わらず人見知りする健二だが、夏希はそこが可愛いと思う。

「大勢の方が楽しいよ」

付き合ってるとはいえ、3月まで受験生だった夏希と4月から受験生になった健二。
お互い受験に気を使って、二人の仲は特に進展もなく一年が過ぎた。
お互いの呼び方も変わってない。
今後も進展はないだろうと思われる。
そんな夏の始まりだった。
933一年後・・・:2009/10/01(木) 23:24:35 ID:VTYELg+s
東京駅から新幹線で一路上田へ。
ドキドキした去年の旅も、今年はそれほどでもない。
それどころか、夏希は久しぶりに会ったというのに、
新幹線に乗るなり隣の席で寝てしまう。

(話したいこともあるのに・・・)

そんな夏希に少々不満になる健二だが、
結局は何も言えず、何もできないでいた。

何もすることがない健二は、自分も眠るまでの間に一年を振り返る。
付き合い始めたことを秘密にしたかった健二だが、夏希の天然ぶりであっさり周りに公開された。
しかし、どう見ても撫肩で弱そうな健二が積極的に夏希と付き合っているようには見えない。
周りからは年下のジャニーズアイドルを愛玩するような夏希の一方通行に見えるのか、思った程の騒ぎはなかった。
可愛いアイドルならまだいい。
物理部の可哀想な男子を相手にする、夏希の好みが疑われたくらいだ。
本人達なりに喧嘩もしたし、クリスマスやバレンタインなどのイベントなどで伸展はあったつもりだが、
一年で縮まったのは、新幹線での座席が通路という溝を挟んだ隣から、
跳ね上げれば二人を遮るものはなくなる肘掛しかない状態になったくらいだろう。
それでも、何も焦ることも障害もないと健二は思っていた。



一年ぶりの陣内の門をくぐる。
新しい木の匂いが漂う。
あの事件の後、壊れた建物はほぼ再建されている。
それ以外は全く変わらない風景だった。
これからも、変わらないだろう。
時間と費用がもっとも掛かった立派な門を壊したのは万助であるが、
この事実は伏せられおり衛星落下の仕業ということで費用は全て当局持ちだった。
万助などは船も新しくなり焼け太りしている。
ただし、翔太の大破したRX-7だけは上田市内での交通違反が明るみにでており、
衛星落下との因果関係が証明できず、
翔太には修理を終えて事故車扱いになった車体とローンだけが残っていた。
934一年後・・・:2009/10/01(木) 23:31:11 ID:VTYELg+s
万理子が去年と同じように、出迎えてくれる。
そういえば、ここからすでに粗相したことを思い出す。

「健二さん、一年ぶりね」

笑顔もやはり栄おばあちゃんと似ている。
すでに当主の風格も十分だ。

「お久しぶりです」

人見知りな健二も、本人を目の前にすれば普通に話せるのだった。

「万理子おばさん、早速お話したいの」

挨拶も早々に、夏希は万理子を急かす。

「わかったわ。まずは仏壇に行って大ばあちゃんに挨拶してからね」

夏希に案内され、仏間へ通される。
線香の匂いは、故人を偲ぶ気持ちを誘う。
相変わらず広大な屋敷の離れの部屋の隅に荷物を置くと、休む暇もなく万理子の部屋へ通された。
万理子の前で二人並んで座る。

「改めて紹介するわ。私と結婚したら、陣内家の養子となってくれる、小磯健二君」

−またですか?夏希先輩−

半ば諦めて無言でいることにした。

「健二さん、理香と理一もグズグズしてるし、夏希を養女にしていつかは当主に立てる予定があるの」

一息ついて続ける。

「健二さんも結婚したら陣内本家に入る覚悟はあるわね」

栄大ばあちゃんほどではないにしろ、
現当主の万理子の迫力も並々ならぬものがある。

「・・・はい!」

後から夏希から説明があるだろう。
一瞬口篭もったが、去年よりはまともな返事だったはずだ。

「健二さんもやるときはやるし、お母さんに認められた最後の人だし、
夏希と二人なら安心だよ」

穏やかに万理子が答える。
ここでも、栄おばあちゃんの影響力は絶大だった。
935一年後・・・:2009/10/01(木) 23:39:23 ID:VTYELg+s
そして、裏に連れ出される。

「ゴメン。本当はただ連れてきたかっただけだったの。でも、陣内家の後継ぎの話が出てきて・・・養女とか養子とか、
この話をすると、健二君が来ないと思って言ってなかったの」

去年と同じように頭を下げる夏希。

「もうウソは嫌ですよ」

後ろめたい事があると、動きがぎこちなくなる健二とっては、もうこりごりな体験だった。

「健二君が来れないと大ばあちゃんが悲しむと思うし、
私達が結婚をする頃には、理香さんも理一さんも結婚して子供もいるから大丈夫よ」

夏希は健二の将来をさらりと語る。
良かれと思ってのウソは全く悪びれる様子はない。

「・・・あの、えー」

ウソよりも健二の思考を止めさせたのは、
夏希は自分との結婚を当然のように「確実に来る未来」だと思ってくれていることだ。
受験生で来年のこともわからない不安な健二。
そんな彼にとっては「夏希と結婚する」とは、物凄い光明だった。
そんな健二の心中も察することなく、夏希ははっきりしない健二の返事に表情を曇らす。
両手で顔を覆って泣き出した。

「・・・グスッ」

慌てる健二。

「先輩、こんなところで泣かないで下さい」

運悪く、誰か近づく気配がする。
よりによって、万作だ。

「お、健二君。夏希を泣かせてるとは男だね。さては孕ませたかな」

急に泣き出す夏希を慰めようとオロオロする健二の姿を、万作が冷やかす。

「違います!!」

エロい想像でもしてるのだろう。にやけながら去ってゆく。

「フフフ、邪魔したね」
936一年後・・・:2009/10/01(木) 23:41:59 ID:VTYELg+s
健二にとって女の子に泣かれるのは慣れてないどころか大事件だ。
とにかく早くなんとかしたい。それだけだ。

「わ、わかりました。先輩」

安易な返事が自分の首を絞めることに気付かない。
俯きながら顔を覆っていた手を健二の方へ差し出し、小指を突き出す夏希。

「…握って」

健二は夏希の方へ手を伸ばす。
夏希は健二の伸びた手から小指を狙い、自分の小指で絡めとった。

「い、痛い!」

泣いていると油断した健二は、急に夏希に強く握り絞められ顔をしかめる。

「指きりげんまんうそついたらはりせんぼんのーます。ゆびきった」

冷静は表情の夏希は一方的に宣言すると、真顔になって付け加えてきた。
(泣いていない!)
泣いていないことに対する安心と、女の怖さを味わって固まる。

「でね、条件があるの、陣内家本家の男はね、空手、剣道、少林寺拳法、柔道、いろいろな武道で黒帯とらないといけないの」

固まる健二にさらに追い討ちを掛ける。

「そんな、僕の正反対ですよ」

「佳住馬君と万助おじさんに頼んでおくから、OZ経由で教わってね」

「無理無理無理、絶対無理ですよ!」

「針千本飲みたいの?」

「・・・」

畳み掛けられて一気に話がまとめられる。
かくして、健二は夏希に振り回されるのであった。
937一年後・・・:2009/10/01(木) 23:48:02 ID:VTYELg+s
食事の後、健二は一日を振り返り湯船に浸かっていた。
夏希と健二の養子の話が出て、理香さんと理一さんはうれしそうだった。
プレッシャーから開放されたからだろうか。
法事を三日後に控え、前夜祭とばかりにずいぶんと盛り上がっていた。


ガラス越しに脱衣室で動く人影が見える。

「健二君、入っていい?」

動きの悪い古い木の戸が開くと、そこには夏希が多少は遠慮がちに立っていた。

「え?!うわー!なんで?」

うれしい展開だが、そんなことは全く予想外だ。

「去年は婚約者だったのに、今年も何もないってヘンじゃない?入るよ」

これ以上、健二に同意を求めても無駄だと思ったのか、一度戸を閉めると一瞬で服を脱ぐ姿がガラス越しに映る。
健二が意識できたのはそこまでだった。
下着を脱ぎ、タオルを一枚でうまく隠して浴室の戸を開けて入ってくる夏希の姿は、目には入るが頭でうまく認識ができない。
湯船に顔まで浸かる。
髪を結った姿、たまに見るけどいいかも・・・。

「あの・・・」

「背中流してあげようか?」

夏希は恥ずかしさをごまかすため、健二を遮るように喋り掛ける。

「いえ、もう洗いましたから」

「そうなんだ」

ちょっとガッカリしたように答えると、さっさと自分の体を洗い始める。
健二はボーっとしつつも、ずっと夏希の体を見ていた。
938一年後・・・:2009/10/01(木) 23:50:04 ID:VTYELg+s
完成してるけど、今日は落ちます。
スマン
939名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 14:14:14 ID:i2Nk7AHk
乙!
続き楽しみにしてる!!
940名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 16:29:03 ID:+3sT43wn
おk
パンツずり下ろして待ってる
941名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 16:34:07 ID:u4sGmYpr
そろそろ全裸待機がきつい季節になってきた。
942夏戦争×時駆少女:2009/10/02(金) 16:34:43 ID:ADXfBm0l
太助さんも黒帯とってるんですねw
意外でしたww
続きを楽しみにしてます!
943名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 18:43:31 ID:KmOYGqzp
楽しみにしてるぜ!
944名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 19:33:05 ID:hLXSSmqm
俺の股間も楽しみだぜ!
945一年後・・・:2009/10/02(金) 20:49:06 ID:UovsMtV2
寒いのにゴメン。
読み返して、あんまりエロく書けなくて、直してたが無理だった。
俺も全裸で投下するよ。
946名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 20:53:12 ID:EK66ksPp
三点リーダ使えと
947一年後…:2009/10/02(金) 21:01:28 ID:UovsMtV2
夏希は健二の方に振り向き、体を小さく丸める。

「そんなに見ないでよ」

「すみません、…先輩の体のラインがきれいな曲線なので、つい数式が頭に浮かんで…」

夏希の体を見ながらも、健二の頭の中では数学のいろいろな曲線の式に変換されていた。

「夏希ちゃんの裸をみて、数式を思い浮かぶとは失礼ね」

またこれだ。
夏希はちょっと拗ねたように笑う。
美しい数式や曲線というのは数学ではひとつの理想、究極を意味する。
遠まわしに誉めたつもりだったが、理系的の的外れな誉め方は夏希には全く通じない。
居心地の悪くなった健二は湯船を出て、苦笑いする夏希の横を通り戸を開けようとする。

「あの、もう上がりますね」

「ちょっと待ってよ」

「そこ座って」

お互い体は隠すようにして、膝を付けて向かい合い正座する。

「ちょっと、動かないでね」

そのまま、夏希は健二にお辞儀するように上体を曲げ、健二のを間近で見る。

「こんなのになるんだ」

「センパ…イ…ちょ」

そのまま掴んで、なめる。

「ちょっと!、汚いですよ。センパ…イ」

一旦口を離し、上目使いに見上げてくる。
その間も添えられた手は動いていた。

「いいじゃない」

いたずらするような笑顔でこたえて、再び口を近づけて今度は咥えた。

「あっ…、ダメです」

チュバっ、グチュッ…
時折、浴室に小さく響く音。
憧れの先輩が裸になって自分のモノを責められている光景に健二はクラクラした。
裸の夏希を前にして、簡単な刺激でも頂点に達しそうな気がする。
948一年後…:2009/10/02(金) 21:05:51 ID:UovsMtV2
「先輩、もう…イキそうかも」

湯船に長く浸かっていたせいもあり、夏希にどのくらいされてたのか感覚がなくなっている。
夏希の頭が上下に動くとき、結われた髪からのぞく白いうなじがきれいだった。

「いいよ。がまんしなくても」

そうは言うものの、健二としては口に出すわけにはいかない。

「アッ…、ダメです。汚いです」

健二の必死の抵抗も、夏希は気にしていなかった。
ちょっとだけ舐めるの止めて、健二を上目使いで見る。

「えへへ、いいって」

優しそうな表情に健二は、もう諦めた。
再び口の動きが速くなり、手の握る力が強くなった瞬間、

「くッ、はぁぁ」

健二は達してしまった。

「ウッ、キャッ!」

勢い良く口の中に出たことで、夏希はビックりして口を離す。
健二の勢いは止まらず、夏希の顔から胸に掛けて白濁した液にまみれる。

「スゴイ…」

夏希は口から少しと胸に掛かった液を拭き取りもせず、放心したように呟いた。
健二は白濁液が添えられた、夏希の姿に再び固くなる。
しかし、のぼせてもいた。

「…離して下さい」

夏希は健二のを掴み続けている。

「あ、ゴメン」

慌てて離す。

「ごめんなさい」

健二は夏希にかけてしまったことを謝る。

「気にしないでよ。本とかで読んで試してみたの。本当に白いんだね」

夏希はいつもの調子を取り戻し、二人で後始末をした。
949エロローグ:2009/10/02(金) 21:14:32 ID:UovsMtV2
『話さない?逢いたいよ』

お風呂でフラフラになった健二は部屋に戻って横になっていた。
グッタリと時間を忘れて休んでいると、メールを受信する。

夏希から短いメッセージ。
「逢いたい」の文字に、健二は心臓をギュッと鷲掴みされたような感覚に陥る。
田舎の夜は早い。
まだ0時前だったが、真夜中の静けさと涼しさがあった。
部屋の配置も考慮されていたのか、部屋は程近く他の親戚との部屋とも離れている。


夏希は縁側に腰掛けて月を見ていた。
白い服が眩しい。
健二は黙って隣に腰掛ける。
涙の止まらない先輩を慰めた時は、入道雲に眩しい太陽だった。
月の光は静かに追憶の世界に導く。

「月との距離でも考えていた?」

どうも、夏希は健二が黙ると数学のことばかり考えると思うようだ。
間違いではないが。

「去年のこと思い出してました」

しばし、無言。
お互いに空を見上げる。

「いろいろあったものね」

会話は途切れ途切れで進む。
健二は緊張してる訳でもなく、夏希も急かそうとはしない。
都会の喧騒を離れて、ゆっくりと進む時間。
お互いに限られた時間しか逢えないが、今は違う。

夜に逢いたいと誘っても、隣に並んで座っても、触れてもこない。
しかし、夏希は何もしてこない健二のことが好きだった。
手を出してきそうな男が、たくさんいることを知っている。
好きなタイプも肉食と呼ばれる辺りにいると思っていた。
しかし、子供の頃に作られた侘助への憧れの強さは高いハードルをつくることになる。
積極的な同世代の男子にそのハードルを越えるような者は存在するはずもなく、
虚勢で自分を大きく見せようとする男子への興味はない。
950エロローグ:2009/10/02(金) 21:17:37 ID:UovsMtV2
手を出してこない安心感と素直さと可愛さから、
健二は夏希にとってお気に入りの男子ではあったが、恋人になるとは思っていなかった。
恋人役を頼める可愛い後輩が、大ばあちゃんに認められたことと、
男らしく変わってゆく姿に夏希は一気に傾いていった。
お互いの関係はなかなか進まないが、夏希も精神的にかなり委ねていると感じる。
健二から何されても、受け入れることができと思う。
もっとも、健二は自分のイヤなことは絶対しないだろう。

ふと、健二は夏希の方を見ると胸元が大きく開いている。
ボタンは上から3つほど留められていない。
ワンピースかと思ったら、大きめの白いワイシャツのようなパジャマを着ていた。
視線に気付く夏希。

「コラ。ちょっと、どこみてるの?」

胸を隠すこともなく、顔は笑っていた。

「やっぱり、胸とか好き?」

「はい、先輩のは…特に」

「ご褒美」

ギュッ抱きついてくる。
胸が当たるように。
夏希は立ち上がり、手を引いて健二を立たせる。

「こっちきて」

お互いにあまり変わらない身長。
健二は簡単に引き寄せられ、夏希に部屋に二人で入る。

「キスしていいですか?」

今更?
夏希は、ちょっと驚いて目を見開く。

「…健二君、そういうことは、返事聞かなくてもいいって、誰かに言われたことない?」

また苦笑する夏希。
951エロローグ:2009/10/02(金) 21:21:43 ID:UovsMtV2
「スミマセン」

チュッ

イジメたくなって首の後ろまで手を回し、
ガッチリと固定して噛み付くようなキスを健二した。

「もう一回する?」

「もう一回します」

今度は健二の方から強く抱きしめてきた。

「…うッ」

思わず夏希の口から声が漏れた。
舌を入れてくる健二。
夏希にとって想定外な行動。

「はぁ…」

息苦しさと口の中に入ってくる舌の動きに、健二の首に巻き付けた腕の力が抜けてゆく。
長いキス。
いつの間にか口の中を蹂躙されているような気分になった。

ズチュッ

唇を吸われる音で我に帰り気付く。
体の力は完全に抜け、自分は健二の腕に支えられていた。

「ちょっ、止めて。座らせて、はぁ」

息を少し切らしながら、夏希の方から助けを求めた。

「はい」

やはり従順な健二だった。
ちょっと前かがみになって健二に寄り添う夏希。
胸元がチラチラと見えて、健二は視線のやり場に困る。
この辺り、夏希は天然なのか確信犯なのか。

「あの、あの〜、先輩、さっきから胸が…見えてます。それに…」

次の言葉に詰まる。
抱きしめた時の腕に残った柔らかさを、間違いないと確かめたい。
谷間を眺めながら言葉を続ける。

「ブ、…下着って……しないのですか?」

言葉を選びながら、ようやく質問できた。

「私、寝るときはブラしないから」

あっけらかんと答える夏希。
952エロローグ:2009/10/02(金) 21:24:16 ID:UovsMtV2
「ねぇ、抱きしめてよ」

夏希から続きを促されて、抱きしめながら健二の手は遠慮がちにゆっくりと夏希の肌をさまよう。
決して胸や下腹部には近づくことはない。そして、長く続く。
その動きに夏希は安心していたが、結果として自分の体が焦らされていることに気づいてなかった。

「はぁ…ぁ、…ァっッ」

時折、ぞくぞくして声が出そうになるが我慢する。
背中や首など健二にとっては当り障りのない所に触れているつもりだったが、確実に夏希の体を追い詰める。
耐えられなくなって夏希は、健二のパンツに手を入れ直接掴む。

「あっ、イキナリ…」

この直接的に行動する辺りが健二とは違う。
熱くなった夏希の体ではあったが、指先はヒヤリとしていて健二はゾクゾクした。

「健二君の、アツいよ」

「先輩の体もアツいです」

…………

「健二君、胸触っていいよ」

許可しないと一生触ってくれないかもしれない。
服の上からではあるが、背中の方から健二の手はゆっくりと胸に近づいてくる。
そのまま、先端まで指先が優しく触れた。

「いやぁぁん」

軽く触れられただけなのに、大きめの声が出たことが恥ずかしかった。
柔らかい。念願の胸に触れたことと自分の行為に感じるている声を出す夏希に、
健二はイキそうになる。

「健二君、ちょっと脱いでよ。さっきみたいにしたい」

夏希は恥ずかしくなったのか自分から責めることにする。
健二の着てるものを全て脱がした。

「先輩もいいですか」

ワイシャツのボタンを外し終えた所で止められる。

「全部はダメ」

夏希のわがままだったが、健二には反抗する気はない。
それでも、ボタンが全て外された姿で十分だった。
夏希の手の動きは、滑らかに健二もモノを撫でる。
二回目で要領を得たのか、いまの状況がそうさせるのかかなり早くイキそうだった。

「夏希先輩…柔らかい」
953エロローグ:2009/10/02(金) 21:28:34 ID:UovsMtV2
服によって胸の大きさが変わって見えることに、一喜一憂していた健二だったが、
触った感覚はそういうことを超えていた。
夏希の胸が大きいのか小さいのか判らなかったが、
触ってみるとなんともいえない柔らかさがある。
健二には十分大きく感じた。
健二の潤んだ目に、夏希も体の奥が熱くなるのがわかる。
思わず舐めてしまう。

「ぁぁ、もうイキます」

夏希の胸を触るということで健二はすでにギリギリだった。

「いいよ」

「ふぁ…、はぁ」

優しい表情と潤んだ目に健二も最高潮に達した。
汚さないようにしたつもりだったが、何回かビュッと飛び散る。
本日二回目でも全く手加減のない量だった。

「アツぃ!」

太ももに掛かった健二の白濁液に驚きの声を上げる夏希。

「さっきは、お風呂場でしたが今は体表が冷やされてますから…
またかけてしまって、スミマセン」

申し訳ない気持ちを誤魔化す為、論理的な展開を話してしまう健二。

「いいよ。健二君の精子が掛かるのイヤじゃないよ。なんかうれしい」

びっくりな発言をする夏希だった。
さらに続ける。

「私にもしてよ」

恥ずかしさで俯く健二。
胸を触ることでも十分だったが、
どうも次へ進むということらしい。

「したことないし、どうすればいいですか?」

夏希の着衣もかなり乱れており、胸にも直接、健二の手によって揉まれていた。
さすがの夏希も、困った顔をする。
ここまで来て、何を説明するの?

「あんまり言わせないで…」
954エロローグ:2009/10/02(金) 21:31:58 ID:UovsMtV2
「スミマセン」

意を決したように下腹部へ向かう手。
それを急に夏希は遮る。

「アッ、ちょっと待ってね」

後ろ向いて下着を脱ぐ。

「汚したくないから」

本当はキスしたときから濡れ始めていたのだが、バレたくないから適当にあしらった。
風呂場でした時も、濡れてきた自覚があった。

クチュっ

「ひゃぁぁん」

健二の指が触れる。

「すごい、濡れてる」

夏希には今更のことだった。

「いや、言わないで」

口に出して言われると困る。
恥ずかしそうにつぶやく夏希。

「はぁ、はぁ、クッ」

優しく撫でられると自然に声が出てしまう。

「イヤン!」

クリに触れたとき、夏希の体がビクッと震える。
健二の手が止まるが、

「ハァ…続けてよ」

再び夏希から許可がでる。
指が中に少し入る。

「やめ…、ハァァ、て」

再び止まる。

「ちょっと、止めないで…」

健二には夏希の言っていることが全く判らなかった。

「どっちなのですか?」

健二の性格では「イヤ」「ヤメテ」などは、絶対止めてくれる。
夏希は健二のそういうところが大好きなのだが…、
今は気持ち良くなる時に、ついつい出た言葉で中断されたら盛り上がれない。
955エロローグ:2009/10/02(金) 21:33:43 ID:UovsMtV2
「今は、私がヤメテとか、イヤって言っても続けてね。」

「…難しいけど、わかりました」

「それに健二君の好きなことしていいよ」

夏希は一応、全てを許可した。
ゆっくりと指が入ってくる感覚。
クリをサワサワと撫でられる感覚。
夏希は完全に身を任せている。
声の大きさは控えてるが、
何を言っても続けてくれるのでいつしか酔いしれていた。

「あぁぁぁぁん」

深い快楽。
夏希は指ではない違った感覚が混ざったことに気付く。

「ひっ…あれっ、何、何?何してるの健二くぅ…ん、ぁん」

「夏希先輩もしたじゃないですか」

少し体を起すと、足の間に健二の頭があった。
アソコ、舐められてる!

「いや、ダメダメ…ダメぇ」

しかし、一向にやめてくれない。
小刻みで加えられる刺激は今までの指と完全に違った。
クチュ、クチュと響く音も恥ずかしさを煽る。
さらに、

「…はぁぁぁ、…アァァン」
956エロローグ:2009/10/02(金) 21:35:40 ID:UovsMtV2
指が中に入ってきた。
健二の指の動きも舌の動きも遅い。
自分ならもっと好きなように動かせるのに…。
もどかしいと感じつつも、自分でするより遥かに気持ち良かった。


「こんなにゆっくり動いてるのに…、イッ、イッ」

「はぁんん、…ちゃうかも」

もはや、正気を保てない。
途切れ途切れの言葉は、刹那的にでる夏希の本音かもしれない。

「くはっっ、はぁ」

「ッハ、ッハ、ッはァァ、んんぁ」

「何か、きちゃう。怖い、…よ」

『怖い』という言葉に健二の思考は一瞬止まる。
『止めて』は止めなくてもいい。でも、怖いことや痛いことは絶対にしてはならない。
舐めるの止め、顔を起す。
夏希のシーツを握る手が見えた。

「健二く、ん?」

健二は左手で夏希の右手を掴む。

「手、繋いで下さい」

夏希は求めていたモノを掴むような勢いで、掌を押し当て指を絡めた。

「痛ッ…」

その握る強さに健二の指の根元が圧迫され、口から声が漏れそうになるが耐えた。
全ての指の間に入り込む夏希の白く細い指。

「ごめん、力が強かったね」

少し、緩める。
957エロローグ:2009/10/02(金) 21:40:23 ID:UovsMtV2
「構いません。強く握って下さい」

ギュッと力が入り、愛おしさを感じる。

「うん、もう怖くない。…はぁぁ」

再びクリを舐められながら中で指が動き始める。
突き落とされるような、フワフワと空に上がったりするような感覚に襲われて怖かったが、
健二の手を握ることで感じらる彼の存在感。
すご〜く、安心できる。
もっと続けてこの感覚の最後まで感じたい。
でも、どうなってしまうのだろう?

「はぁ、…っはぁ、い…、ふぅ」

混濁する意識は、迫ってくる快楽に流された。
不定期な喘ぎ声は、いつしか過呼吸に近づく。

「っっは、っは、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」

リズミカルに呼吸をする夏希は、完全にイクための階段を登っていた。

健二は夏希の変化を冷静に感じていた。
中に入れている指が徐々に締めつけられる。
さらに、腰から両足の力の入り方が変わりつま先は天井に向いて上がってゆく。

「ァッ、ァッ、ァハァッ、…ァッ」

指の出し入れする速さは変えず、舐め方も変えない。

変化は急にやってきて手の握る力が変わった。
ガクガクと動く脚に、夏希の中が一気に指を締める。

「うぁぁぁん、…ッぁ」

今までと違う、一際高い声。
4、5秒の後、力の入った部分はゆっくり元に戻る。
脚も、健二の指を締め付けも緩んだ。
958エロローグ:2009/10/02(金) 21:43:30 ID:UovsMtV2
「イッ…たかも」

知らない感覚に呟くような言葉。
しかし、健二は止め時を知らない。

「ちょっ…、ぁぁぁん、健二く……、ヤメテ」

しばらく続けると、二回目の波はすぐに来た。

「ック…、ふぁん、ぁぁぁぁぁぁん」

(力が抜けちゃう。息が苦しい。
全身にすごく力が入っている。
ジェットコースターに乗ってもここまでならない!
でも…、でも……、
まだ、健二君の指と舌が動いてる!)

夏希の思考は断片的になっていた。
二度目の絶頂から、しばらく時間を置いてまたやってくる。


「あああん、もうやめて、ヤメテ、はぁ…ヤメテ、ダメダメ、またきちゃう、きちゃうよ」

理系の健二にとっての結論は瞬時に出される。
今の夏希のいうことより先ほどの「止めないで」の方が上位の指示である。
結論は「止めない」だった。

足がガクッ、ガクッと震える。
同時に夏希の中に入った指がきゅっと締め付けられる。
繋いだ手はずっと痛いくらい力が入り続けていた。

「いやぁぁぁ、もうおかしくなるよ…ひぁん!」

止めない健二。
とにかくもうやめて欲しい。
自分が壊れそう。

「ぁぁああ…ン……ハァッッ、ハァッッ」

大きく息を吸ったかと思うと、上がった脚はグッタリと横に倒れ込んだ。
三度(みたび)、夏希はもう限界だった。
繋いだ手も力が抜けている。
健二も終わりを察した。

「ハァ、ハァ、…ハァ、……ハァ、…………ハァ」
959エロローグ:2009/10/02(金) 21:49:53 ID:UovsMtV2
単調な呼吸。
完全に肩で息をしており、喋れなさそうだ。

「先輩?大丈夫ですか?」

健二は肩に手を置く。

「ヤメテ!触らないで!」

強い口調で健二から逃げるように後ろを向く。
夏希から激しく拒絶された。

「…はい」

「今触られると、…気持ち悪いよ」

イッたばかりの女性の体には触ってはいけない。
知らぬとはいえ、ちょっと傷付いた。
そこで、健二は初めて左手が痛いことに気付く。
剣道をしてるとはいえ、夏希の細い腕からは考えられない握る力だった。
夏希が落ち着くまで冷静に周りを見渡す。
まずは自分の服を着た。
夏希の乱れた服と布団も、整えないといけない。

「ハァ…、ハァ…、…ハァ…」

激しい動きは一切なく、生殺し状態にされてそのまま夏希の限界を超えた。
その上、さらに続けられたが、そういう自覚はない。
無知とはいえ、連続三回イカすというあまりに残酷なことをした健二だった。
数年の後、夏希は同じような事をされたらもっと早い段階で求めてしまうだろう。
しかし、今はお互いにこんなものだと思ってしまう。

「はぁ、…人にされると、こんなことになるんだ」

つぶやくような言葉。
PCの操作で滑らかに動いていた健二の指を思い返し、夏希はゾクゾクしていまう。
(健二君の指、当分はまともに見れないかもしれない)

放心状態から徐々に呼吸が落ち着いてくる夏希の横で、健二はある結論に辿り着く。

「…あの、先輩も一人でするのですか?」
960エロローグ:2009/10/02(金) 21:52:15 ID:UovsMtV2
しまった!
とばかりに、脱力して目を伏せて健二の顔を逸らす。

「…………」

天然とはいえ今の失言に、夏希自身ガッカリした。
しばしの無言。
真っ赤な顔して振り向く。

「今の、ナシね。忘れて」

健二は夏希の発言に、驚いてついつい口が滑る。

「今のって、先輩も一人でする話で、グフォっ」

親戚の前とは違い、肘が飛んできて健二の言葉は中断された。

「ナシって言ったよね」

怒りながらも微笑む夏希。
こういう時の微笑みも、健二は好きだった。
まだ動きの鈍い夏希の服と布団を整える。
ちょっとだけ体をズラして手伝う夏希。
甘えるような瞳は、ひょっとしたらもう動けるかもしれない。
お姫様気分でも味わっているのだろうか。
添い寝して腕枕。
ボタンを止めるのは残念だったが、胸の当たる感覚がすぐにくる。
ピッタリと体を寄り添ってきて耳元でささやく。

「すごかったよ。気持ちよかった…ダイスキだよ…」

すぐに寝息が続いた。
物凄く疲れているようだ。
二回イカされた健二もさだるさを感じながら夏希の幸せそうで穏やかな表情を見取り、
未だにヒリヒリと痛みの引かない左手に意識を移す。

「うわっ」

健二は左手を見て思わず声を上げる。
強く握り締められた手の甲には、爪の食い込んだ痕が五つ赤く残っていた。
爪痕はしばらくは残りそうだ。
961プロローグ:2009/10/02(金) 22:00:41 ID:UovsMtV2
広い陣内家の一室。
薄暗い部屋には二人。
前歯の欠けた、口元の男が薄く笑う。

「健二め、夏希とうまいことやって、俺の狙っていた陣内家当主の座まで手に入れようとするとは許せねぇ」

悪態をつき、こぶしで畳を殴る。
夏希も手に入れれず、車も傷物、何もかもがうまくいかない翔太は、佳主馬をけしかける。

「佳主馬、おまえのお気に入りの健二さんは、このままで夏希以外見えてないぞ」

佳主馬は表情も崩さず、しばしの沈黙。

「・・・おまえは、わかってない。俺は健二さんが好きなのではない。健二さんには・・・」

口篭もる佳主馬に、理解を示すように語りかける翔太。

「わかってる。去年のような活躍をずっと期待しているのだろ。だがこのままでは夏希のモノだ。そうだろ」

先ほど自問した答えが、翔太の口から出てくる。

「そうだ、俺は健二さんには男らしく戦って欲しいんだ」

即座に答える翔太。

「その為に、俺と組んだ。目的は一緒だ」

佳主馬は翔太を一瞥して吐き捨てるように答える。

「おまえと一緒にするな・・・」

翔太と組むのは心底不快だったが、夏希しか見てない健二の姿は想像したくもない。

「ああ。わかってるさ」

(フフ、いろいろ言ってるが、やはり子供。おまえは俺の駒でしかない)

複雑な心中の佳主馬は、翔太に付け込まれ完全に暗黒面に落ちていた。
そして、ノートパソコンを開きカズマを立ち上げる。
962SWU:2009/10/02(金) 22:08:33 ID:UovsMtV2
事件から一年。
再び田舎を舞台に戦いが始める。
ラブラブな二人に鉄槌を下すつもりの翔太の浅知恵が、再び世界の危機を誘発。
−人を助けることをする−
陣内家の家訓を無視して、混乱するOZに乗じて暴走する翔太と佳主馬。
複雑に交錯するOZと現実世界。
暗算に覚醒した健二と剣道インカレの夏希が挑む相手は、
裏OMCも制覇したキングカズマ。
健二は次々とパスワードを解き、OZ内の法則を書き換えて夏希の剣でキングカズマと互角の戦いを演じる中、
突如復活するラブマシーン・セカンド。
佐久間が語る健二の能力とOZの秘密。
混迷の世界に謎のアメリカからの忍者アバターが導く、スペクトラルロマン。


見所
冒頭から夏希、濡れ場に初挑戦。
誘惑に刈られ、落ちて往く佳主馬の危うい魅力。
明かされる理一の部署。


スターウォ…ではなく、

サマーウォーズU
〜翔太兄ィの復讐〜
2010年7月公開


さらに、


サマーウォーズV
〜陣内家よ永遠に〜(仮題)
2011年7月公開予定

と、話を考えていた。
「続編は当たらない」を、地で往く話を観てみたい。
夏希と健二が最後までするには数年必要な感じがする。
エピソード5くらいでようやく辿りつけそう。
963名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 22:37:30 ID:UGRjUaBo
tes
964町田:2009/10/02(金) 22:50:22 ID:thTz/lil
ワロタ〜
文才ありずぎだろ
まぁ、楽しみに待ってますわ
965名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 23:34:38 ID:i2Nk7AHk
天才職人がまた一人現れたなw
続きも期待してます!!
966名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 06:59:53 ID:wSHuEvqo
>>962
見所に吹いたw
967962:2009/10/03(土) 12:30:59 ID:UljwNABE
>>942
習い事は週一か二回通って数年すれば段持ちになれる…はず。
少林寺は一年半くらいで初段取れたし。
太助さんは本家ではないけど、子供頃は強かったのですよ。

>>946
なにせ初めてなもので、ありがとう。

>>964−966
ありがと。素直にうれしい。
続編の予定はないけど、
俺の妄想の中のSW2までのクリスマスイベントなどで微エロなSW1.7や、
SW2のSW3の間で起きるSW2.3とか妄想が膨らめば投下したい。
968名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 13:19:54 ID:UGeL0eIA


969名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 22:49:34 ID:kDv8IJJC
・サマーウォーズはすごく傲慢な話
・おばあちゃんは政界のフィクサー、息子達は警察官、消防士、自衛官などと体制側
・悪役はその一家からハブられた妾の子と差別的で保守的な世界観
・反逆者であった妾の子が最終的に体制側に降参することで終るというの
 が違和感。何でこんな風にしたのかわからない。
・ワビスケが一番カッコイイのに彼のやったことが間違いとしてしか描かれないのが嫌
・「私達は体制に全て妥協することで大人になるっていうことなんですか!」
・一番ハァ・・・とおもったのはパソコンのネットーワークの中に入って戦う所が
 キーボードカタカタカタ叩いてるだけの描写
・格闘キャラが戦ってるのだからマウスとかジョイスティックとかも使えよ!
・プログラム同士が殴り合いで戦うというのがマトリックスみたいだから
もっと新しい表現が見たかった
・あとスーパーコンピューターを何で持ってきたのかまったくわからない(笑)
・死体冷やすときは氷じゃなくてドライアイスだろ、あれはない
・ナツキのキャラが弱すぎる、どういう娘か全然わからない、性格も
・せっかく”恋人として振る舞う”って設定があるのにそれ以上なにも発展しない
・(ここからナツキのキャラに不満爆発)
・ナツキは物語上、もっと背伸びしたい女の子であるべきだった
・「セックスしたのか」とからかわれるシーンで無反応だったが、背伸びして
「きまってるじゃない」 と答えるべき。サービス、サービスが足りない!
・甘酸っぱいドキドキが全然ない
・主人公視点で経験の多そうなお姉さんに見えるけど実は背伸びして年上の
ワビスケに憧れてるだけのウブなキャラだった、というふうに演出すべきだった
・キャラが立ってないからナツキのファンが居ないよね
・ナツキは女王としてのおばあちゃんの跡を引きつぐべき存在だからその片鱗を
見せるべきだった
・ナツキが花札で強いという伏線を貼っておくべきだった
・映画館で誰一人クスリとも笑ってなかった
・コミカルな演出はしてるけど決定的なギャグが入ってないからじゃないの
・前半でギャグ入れて後半で感動させるべき、ギャグだけ外部の人間に頼む方法もある
970名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 23:23:55 ID:fHBJl3zQ
>>969
無知さ加減と願望と想像力の欠如、更には見落としとかなんとか一杯で途中で読む気失せた。

最初に粗探ししてやるぞって気概でもって鑑賞したのが分かる。
971名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 23:31:42 ID:X0QezMsZ
>>969
町山智浩だろ?それ。コピペになってたのか?
実際聴いたけど、邦画に辛口の彼にしてはそこそこの評価してたじゃないか、全体としては
不満点だけ抽出するなよ
972名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 23:46:06 ID:+LAmSgZr
スルーしとけって
荒らしに反応するヤツも荒らしだぞ
973名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 00:16:19 ID:wBiLJZ92
お前らSS投下に対するレスより荒らしに対するレスの方が早いのな
974名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 01:28:23 ID:XnZF5vJY
笑い声がなかった、というのは確かだな。
なんか細田監督、そのあたりの演出下手だよね。タイミングとか。
975名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 02:55:51 ID:JhrYEqvs
俺の見た映画館では毎回笑いおこってたぞ
976名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 03:04:19 ID:sVM5p11B
>>974
俺が観に行った時は会場中笑い声だったぞ
門を突き破るところとか氷のシーンとか自分も声だして笑ったし
まあ夏休みの盆休みで家族連れがほとんどだったってのもあるのかな
素直じゃない気難しいアニヲタはいなそうだったし

スレチすまん
ラブマ♀エロを正座して待ってるぜ
977名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 07:18:10 ID:kf8gPnuh
>>976 ラブマ♀とな。旧ケンジとうにゃうにゃでいいのならパパがんばっちゃうぞ!
978名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 09:14:31 ID:DRM5ebyY
>>977
あんたなら出来る!
979名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 10:37:22 ID:K8FRwsrt
どっちかというとブラックジョーク的な笑いがメインだったけどね。
人生の辛さや酸っぱさが込められているかのような。
980名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 10:43:40 ID:VOQRsOCa
ずいぶん薄っぺらな人生の辛さや酸っぱさもあったもんだぜ(w
981名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 11:10:48 ID:L6VssXZo
「(w」なんて使うような餓鬼に薄っぺらいとか分かるもんなんだ
982名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 17:18:24 ID:2na04CEp
おいらは会場が一般の人が多かったらしく静かだったので声出したいのを我慢するしかなかった。
唯一声出したのは漁船運び入れる際に門壊したのを見て「おいおいw」と言っちまった事だけだ!
983名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 20:08:58 ID:vwiDdl5l
ゲラゲラじゃなくぷっwって感じの笑いだよな
984名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 22:50:55 ID:eJ5vcpMI
というか、そろそろ次スレ?
985名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 05:23:54 ID:4U0BfIXE
ネタ投下したいんですけど
986名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 13:14:05 ID:0pVafR2b
>>985
よろしくお願いしまああああす
987名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 14:20:00 ID:f0R0DWkd
はっきり断りたい。
988夏戦争×時駆少女:2009/10/05(月) 16:01:10 ID:VIcWKjAG
もう少しで、999になってしまうので
超ショートカットで書いてみた

「ふぁ、疲れた・・・」
健二が物理部の扉を開けた
「・・・・」
佐久間が二ヤつきながら紙切れを見ていた
「何見てんだよ。」
健二が佐久間の方に歩きながら言った
佐久間が黙って紙を渡した
見覚えのある表紙だった
「何だ、寺新か・・・」
寺新とは、久遠寺高校新聞部の、長澤姉妹による過激な新聞のことだ
実際PTAからは何度も苦情がきているが、生徒からの熱い要望で今に至る
「今月のトップニュースは・・・・」
健二が表紙をめくる、そこには・・・・・
「なっ・・・・」
【久遠寺高校の七不思議破れる?篠原夏希に彼氏誕生か?】
という見出しで、夏希のまばゆい笑顔の横によく分からない似顔絵がある
記事を急いで読む健二・・
{今回の、我ら姉妹の調査によるとあの篠原夏希に彼氏ができたということだ
われわれの最大限の誘導尋問もむなしく、本人からその名前を聞くことはできなかった
ただ、断面的な情報は漏らしてくれた
その情報とは@年下らしいA男B今年の夏から付き合い始めた
の三つだ。しかも、一部の過激派の3年男子では彼氏狩りを始めたらしい
我々は今後も捜査を続ける}・・・・
989夏戦争×時駆少女:2009/10/05(月) 16:10:44 ID:VIcWKjAG
「そんな・・・・」
その時、いきなり部室のドアが開いた
「な、夏希先輩!?」
ここまで走ってきたのか息を切らしている
「ゴメン」
急に頭を下げる夏希。
「生徒会のバーべーキュウーで、話しちゃった・・・」
「そ・・そんな・・・・・」
バーン
「篠原の彼氏はどこだぁ!」
そこには、教師への暴力で、謹慎中の極悪先輩がいた
健二と夏希をしばらく呆然と見ていたがすべてを理解したらしく・・・
「篠原!地理の西山が呼んでたぞ、早く行け!」
「う、うん・・・」
このときばかりは、夏希の天然を恨む。
この状況はヤバいぞ・・かなり・・・
「あ、先輩俺邪魔ですね。ちょっとトイレ行ってきます」
逃げるように去る佐久間
このとき、健二は心に誓った
生きて帰れたら彼との友情を見直そうと
先輩がやってきた、思わず後ずさる
健二の反応を見て確信した先輩は健二の髪をつかみ健二の顔面をPCにたたきつけた

健二の人生オワタ\(^o^)/

何か疲れたからおしまい
990名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 20:12:14 ID:3n0U9490
勝手だが立てさせてもらった

サマーウォーズでエロパロ その2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1254741091/
991名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 20:24:23 ID:DUrJMtKN
>>900
乙!
992名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 20:25:35 ID:tWWjFDgj
残り10レスということで、勝手に次スレのテンプレ案を考えてみた。


『サマーウォーズでエロパロ2戦目』

ここは、サマーウォーズのエロパロスレです。
世のため人のため自分のために頑張って仕事をしてくれる職人さんに、
時には栄おばあちゃんのように温かく励まし、見守りながら、
みんなで一緒に美味しく頂きましょう。


※801は数字板へ。

※姉シュタなど女性絡み以外のシュタ佳主馬関係は佳主馬スレへ。
(関連スレ参照)

※アンチや荒らしは徹底スルー。荒らしに反応する人も荒らしです。

※人を選びそうなシチュエーションは事前に一言あると有り難いです。


前スレ
 サマーウォーズでエロパロ
 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1249718833/l50

エロパロ板共同保管庫
http://www21.atwiki.jp/swars

関連スレ
【ショタ】サマーウォーズの池沢佳主馬きゅんにチュッパチュッパ4
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1254568426/1-100
993名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 20:50:44 ID:8r8I/Nw6
シュタ?
994名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 22:10:33 ID:4U0BfIXE
シュタ!
995名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 22:18:31 ID:sbYm45hB
シュターウォーズ!
996名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 23:05:08 ID:jGoe8w+S
カズマたんの指をシュッタシュッタ!
997名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 00:46:32 ID:LTg27/l6
勝手に誘導

サマーウォーズでエロパロ その2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1254741091/
998名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 01:04:18 ID:2Vd/+IRA
998
999名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 01:04:49 ID:2Vd/+IRA
999
1000名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 01:09:14 ID:2Vd/+IRA
1000
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。