【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ12【ボーカロイド】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
ネギをかじりつつ科学の限界を超えて生み出されたVOCALOID。
そんなVOCALOIDのキャラでエロパロ妄想。

■ワンカップ片手にsage進行推薦
■荒らしはアイスを食べながら冷やかにスルー
■荒らしを相手にするあなたはアナルネギで解熱
■それでもダメなら専用ブラウザでNG設定を。ロードローラーだっ
■非公式キャラ(弱音ハク、亞北ネルetc)や
  偏った趣向を含むのSSについては注意書きを
  801はスレ内に不和が生じやすいので特に注意。男女男女交互に並べ
■セウトはもちろん、セーフの非エロSSもあり
■純粋に萌えを語るのもよし
■次スレは980くらいで
  ただしスレの容量が500kbになると書き込めなくなるので、近付いたら宣言してスグ建てる

前スレ
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ12【ボーカロイド】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241005956/

2chエロパロ板SS保管庫
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/
「その他のジャンル、ノンジャンルの部屋」→「ボーカロイドの部屋」

関連スレ
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合2【リン・ルカ】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1236774365/
2名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 14:18:58 ID:2/LiH7Gb
あああ、やっちまった。
スレ番号は13が正しいです orz

次スレは14でおねがいします。


テンプレ関係で色々思う人もいるだろうから、一応前スレで挙がってた案貼っとく。


ルカさん案
■たっこりしていってね!!
■気に入らないカップリングでも文句は自重、タコのごとき柔軟さでスルーせよ。
■粘着荒らしはつついてはダメ、引っ付くのはたこの吸盤だけで十分です

がくぽ案
■荒らしを相手にするあなたの行動、ナッスナス
■荒らしはスルー、あんまり突っ込まないこと。突っ込むのは割り箸→茄子だけで十分です。
■荒らしも荒らしに反応するやつも腹切れ貴様ら!
3名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 14:20:56 ID:2/LiH7Gb
新スレ

【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ12【ボーカロイド】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248066967/

慌ててスレ番号間違えてすまん。
次次スレ立てるときは14でお願いします orz
4名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 14:23:06 ID:2/LiH7Gb
色々すまんかった……。
5名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 17:33:15 ID:chCMvs92
>>1
まぁ…気にすんなや。

6名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 23:44:49 ID:eb+Mszn4
>>1
…まぁ、そういう事もあるさね。

7名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 00:24:35 ID:wpkH928j
>>1
立ててくれてありがとな。
気付かずあのまんまスルーするところだったぜ。
スレ立て乙でした。
8前スレ906の続き:2009/07/21(火) 13:26:57 ID:DL/CrHzP
最後までぎりぎりいけるかと思ったらダメだった……。
前スレのも載せた方がいいのかな。
とりあえず続き。
あ、1乙!



 ズボンの前が少しだけテントを張るのを、ズボンのせいだと言い聞かせて(座
ったら前膨らむよね)メイコに手招きした。
「う?」
 なぜか首をかしげたメイコがそろそろ近づいて、叩いて促した俺の隣に座った。
「それで、明日はどうするの?」
「あ、えっとね、す、水族館に行きたくて……でも一人で行くのも……ううん。
かっ、カイトと行きたくて……む、む、無理言って、休み合わせてもらったの」
 ……何だよそれ。
 思わずメイコに近づくと、メイコは慌てたように顔を上げた。
「あ、あ、えと、えっちするの?」
 服を捲ろうとしたメイコの手ごと抱き締める。何でこんなにかわいいんだ。セ
ックスしたくなったんじゃない。ただ抱き締めたくなった。それだけ。
 抱き締めて頭を撫でると、メイコは困惑していたが、やがて抱きつき返してき
た。
「カイト……」
「メイコ」
 メイコを抱き締める腕を緩め、顎を持ち上げて軽いバードキスを繰り返す。メ
イコはいつもと違う感じにやはり戸惑っていた。
「んっ、は、あ、カイト……」
 キスの合間にねだるような視線を投げてくるメイコ。俺はこの目に結構弱い。
「いい?」
 何を、とは言わない。
 メイコも聞かない。ただうなずく。
 俺はメイコをベッドに横たえて、もう一度キスをする。それからネグリジェを
はだけて下着も全て取り去り、メイコの熱いあそこに俺のものを押し当てた。
「あっ、あっ、あうぅっ!」
 入れただけでびくびく震えるメイコの頭を撫で、胸を揉みながらピストンを始
める。ぬるぬるしているのにきつく締め付けてくるメイコの中は本当に気持ちが
いい。何だかんだで俺たちのセックスの相性は最高だといつも実感する。
 翌日、同じベッドで寝ていたメイコに起こされた。



カイトのターンになってしまった!
期待裏切ってスマソ
次こそ
メイコのターン!
にしたい。
攻めメイコはもうしばしお待ちを。
9名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 22:03:00 ID:/7UHrMr7
>>8
待ってましたwktk
10名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 23:23:17 ID:Z38//UGf
GJ 続き待ってるぅ
11名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 23:32:47 ID:6eUsHwDX
それの続きは気になるが、最近この掲示板のシリーズ(?)でリンレン
を見かけないのも気になる。



俺って時代遅れ?
12名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 00:21:36 ID:wd9bqxwu
>>11
ユー書いちゃいなよ
13名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 00:22:11 ID:XPv3O1RU
>>11
シリーズでリンレンって、どれのことだ?
14名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 00:27:19 ID:JLIHkUVm
鏡音って、エロに限らず使い手書き手が決まってるっていうか
固定化されてる気がする

俺、レンリンのすげぇエロいの、いつか投下するんだ…
15名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 00:32:30 ID:iyA6wtoW
そんな俺はおねショタでレンルカエロが読みたくて仕方がない
乳を揉め!
16名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 02:26:24 ID:239QpjS8
GUMIの体型って幼児体型だよね。胸はミクよりあるみたいだけど…
エロさがない…orz
17名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 11:53:41 ID:LH3Hs+I9
>>8
GJ
メイコかわいいな続き待ってる


確かにGUMIはエロさがあまりないな
パンツは白そうなイメージだワカメちゃんみたいな
18名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 13:02:11 ID:ktMB1i/0
>>17
前スレではセワシくんとか言われてたしつくづく時代を逆行してるなあGUMIさんはww

夜中に人が変わったように襲いかかるルカ様のルカレンと
グロ鬼畜カイメイとラブイチャなマスリンと夫婦漫才みくぽを同時進行してたら
キャラがつかめなくなった。まあよくあること
19名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 13:35:44 ID:LoIXKDqh
>>18
おま・・・すごいなwww
そんだけ性質の違うの同時進行いけるもんなのかw

全部wktkして待ってる
20名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 13:56:14 ID:oZIyxOE4
ゲロ甘エロいの読んでみたいな
双子好きだからレンルカかレンミクかがくリンで
21名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 15:15:45 ID:AGdxkDxg
「さて。世の中は皆既日食・天体ショーと大変賑やかですが――僕は先日、虹を見ました」
「トレンドに対抗するのはマスターの反骨精神ですね。昔の学生みたい」
「ミクさん、皮肉か侮辱かよく分からないのはやめましょう」
「それで?」
「これが二重の虹でした。幻想的で実に美しかった」
「地震でも起きるんじゃないですか?」
「そして視界一面に橋を架けるように――そんなに綺麗に見られたのも、何年ぶりかの出来事でした」
「だからって今日の歌を虹関連にしなくたって……ぶつぶつ」
「ミクさん今日は不機嫌ですね」
「どうせこれから行ったかどうかも定かでないホノルルで見た虹の話、が始まるんでしょ?」
「いいえ。ただ、ハワイの虹もとても印象に残っています」
「…マスターは最近、独り善がりな傾向が強いです。もっと頑張りましょう――っと」
「通知表を付けられているとは知りませんでした。すいません」
「オンエア中に頭下げないで下さいよ」
「…えー、皆さんも日食のような特別な時でなくとも、たまに空を見てみては如何でしょうか。何か新たな発見があるかもしれません」
「……」
「ではそんなむすっとしたミクさんが、歌ってくれた本日の一曲です。お届けしましょう、ピロウズでハイブリッドレインボー」

「メール頂きました。長崎県のフラッシュカイトさんから――楽しく聴かせてもらっています。ミクさん、どうしちゃったんですか? 高橋さんも妙にらしくないというか」
「……」
「お二人の仲の良いトークが好きです。早く仲直りして下さいね。応援しています――ありがとうございました」
「…続いて、福岡県グミの木さん――こらー高橋ぃ(笑)! ミクさん怒ってるでしょ? 胸に手を当ててよく考えなさい、そして謝りましょう」
「どうもご迷惑かけて、すいません」
「ミクさんも、険悪ムードは似合わないと思います。程々で許してあげてね(はぁと)――ありがとうございました」
「…」
「……」
「はい、ではこれから二時の時報です。ニュースと天気予報を挟んで、十五分後にまたお耳にかかりましょう」

「ミクさん」
「……」
「ミクさん?」
「…余所余所しいです。まるで仕事の道具みたい」
「……!」
「――ごめんなさい。いらいらして、放送中なのに当り散らして」
「…明日の放送、サボるか」
「ダメですよ、何言ってるんですか!」
「最近、プライベートのミクさん――いや、ミクのこと、少しも考えてやれていなかった。自分だけ、ラジオの為に曲を選んだり話題を探したり――」
「……」
「だから、また見られるかは分からないけど、明日は二人で虹を探しに行こう。デジカメで見るよりも、ずっと良い」
「気にしないで下さい。単なる反抗期です」
「気にするよ。僕は最近忙しいミクを、なるべく休ませてあげたかった。自由な時間を、なるべく多く――と」
「……」
「でも勘違いしていた。僕はミクのマスター。一緒にいてやれなくて、何がマスター」
「もう良いです。ちょっと、寂しかっただけです。前はもっと――でも、今は今……って、あっ…!?」
「…ミク、ごめんね。今は、こうしてやることしか、出来ないけど」
「マスター……はい」
22 ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/23(木) 00:12:27 ID:a69IuNRR
お久しぶりです。鬼畜ド(ryです。
ここ数カ月スランプに落ちました。文章読みにくいかもしれません、ご了承願います。

[服従 五日目]ですが…ルカさん出てます。3Pヂャナイヨw
それではお手柔らかに。
23服従 五日目(1/8) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/23(木) 00:14:55 ID:a69IuNRR
「メイコ、しようか。」
深夜、リビングで一緒にお酒を飲んでいたカイトがあたしを抱きしめ、身体を密着させた。
今夜も年少組は夜通しレコで留守。彼のアルコール混じりの吐息、体温、擽る様な
心地良いテナーに身体が反応し胸は高鳴る。でも今夜は…
「駄目よ、今夜はルカがいるわ。」
あたしはカイトを窘めた。

こんばんはメイコです。
カイト、今回は悪いけど自重してほしいの。なぜなら…今夜はルカがいるから。
「ね、ルカがいるから今夜はムリ…」
あたしが躊躇うとカイトは悪戯っ子の様な表情であたしを見ながら
「だーめ、ここんところ忙しくてやらなかったろ?もう我慢出来ないよ。今回は
[隣の部屋に人がいる状態]でしようか。俺達の部屋でさ。」

何故[俺達の部屋]なのか。いきさつは1月下旬ルカがやって来る際に部屋が
足りないのでカイトと相部屋になった。
実は、ミクが来る前にもカイトと相部屋で過ごしたので気にはしてない。
でも隣室に人がいる状態でするなんてっ!駄目よそんなのっ!あたしの頭脳回路は
羞恥心で一気にオーバーヒート寸前。
そんな困惑を余所にカイトはあたしを抱き上げ部屋へ運び、ベッドに放り投げた。
「やだぁ、恥ずかしいからっ、やんっ」
あたしが抵抗し言うが否や、カイトはあたしの両手を掴みベッドへ押し倒す。
「[言う事を聞く]って言ったのはメイコだよ?それに[ルカが聞いているかも
しれない]と思うと興奮するだろ?」
そう言ってあたしの首筋を舐めた。
「ひゃんっ」
あたしの身体が軽く跳ねたのを合図にカイトは唇を重ねた。
「んっ、ぅん…ふぁ」
隣室のルカが聞いているかもしれない…やだ、恥ずかしい。なんとか抵抗するけど
カイトが力をかけて押さえ付ける。お酒が入っているからだろうか、いつもより
強引なカイト。
「やらぁ…あぁっ」
恥ずかしいのに…こんなシチュエーション嫌なのに…身体が、秘処が激しく疼く。
24服従 五日目(2/8) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/23(木) 00:16:53 ID:a69IuNRR
「あっ、やぁんっ…ふあぁ」
カイトがあたしのベストのジッパーを下ろし、胸を愛撫する。
駄目っ駄目よっ恥ずかしい、隣室のルカに聞こえちゃう…でも何故か普段より感じて
いる自分がいる。何とかしないとおかしくなっちゃうよぉ…
力の差がありすぎるカイトの愛撫を抑えるのは無理。あたしは両手で自分の口を
塞いで声が出ない様にした。
「ん…んぅ…」
それでも漏れる声。でもさっきよりはマシ、と思っていると
「どこまで我慢出来るかな?」
ってカイトがあたしの秘処に手を伸ばした。
「んぅっ」
「うわっ下着が凄いビショビショだよ。こんなにラブジュースを零して。やらしいなぁ。」
そう言いながら下着越しに秘処をなぞり続ける。あたしは愛撫から逃げようと身をよじる。
「ふっ…んくぅ…」
「我慢しなくていいんだよ?本当可愛いなメイコは。」
フフッと笑いながらカイトはあたしのスカートを脱がしていく。
あっ、そういえば下着ヤバい…
「あれ?今日は紐パンなんだ。まさか期待してた?嬉しいねぇ。」
この日に限って紐パンをはいていた。これじゃあカイトを煽るだけじゃない。
あたしのドジ。
「やって見たかったんだよね、口で解くの。」
カイトは邪な笑みを浮かべ、あたしを見ながら紐パンの紐を口にくわえて引っ張っていく。
その瞳はとてもキラキラ、いやギラギラ輝いていた。まるで獲物を食らわんとする
猛獣のよう。そんな彼を見て心地よいゾクゾク感があたしの身体を走った。
隣室ではルカが聞き耳を立てているのかもしれない。恥ずかしい、嫌な筈なのに…
身体がいつも以上に疼いて、さらなる快楽を待っている。
最近忙しくてカイトといちゃつく事が出来なかった。その為、欲求不満になった
身体がカイトを求めている。
カイトの事、好きだよ?上手く言えないけど、一番大事な存在。
カイトが求めてくるの嬉しいはずなのに…
あたしはどっちなんだろう…そう考える前に身体が、心がおかしくなっていく。
25服従 五日目(3/8) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/23(木) 00:17:55 ID:a69IuNRR
そんなあたしとは裏腹に、下着を取ったカイトはあたしの太腿を掴み、敏感な処を
自分の目の前に晒した。
「こんなにジュース零しながらパクパクさせちゃって…美味そうだ…」
そう言ってカイトは秘処を音をたててむしゃぶりついた。
「ひゃうぅっ、いっあ…やぁん…ああっ!」
あたしの身体が跳ねたのと同時に身体中の力と…理性が抜けた。
ルカに聞かれてもいい。早くカイトが欲しい。カイトと繋がっていると…安心するの。
「カイトぉ、あひっ気持ちいいよぉ…もっとしゃぶってぇ…あぁっ」
身体を弓なりにし、カイトの愛撫に応える様に腰を動かす。
「さっきまで嫌がっていたくせに可愛い声出しちゃって。あ、クリが出てきたよ。」
そう言ってカイトはクリトリスを指の腹で優しく撫でた。でもその刺激があまりにも
強過ぎた。まるで電流が流れた様だった。
「あっだ、らめぇっ!イッちゃっ…ああぁっ!」
身体が跳ね上がり、あっけなくイッてしまった。
快楽の余韻に浸りながら息を整えているあたしを見て、カイトは服を脱いでいく。
ああ、カイトとひとつになるんだ。
肌を重ねる度に一糸纏わぬカイトを見てるのに、なんで胸の奥と秘処がキュウキュウ
するんだろう。でもその感覚はとても心地いい。
そんな事を考えているうちにカイトが優しい笑みをうかべながらあたしに覆いかぶさった。
「今日は飲み過ぎたなぁ…ま、メイコが可愛い過ぎるのが一番悪いんだけどね。」
「な、何よそれ…理由に―」
あたしの反論はそこで途切れた。カイトが熱い自身を一気に突き入れたから。
「ひいっ!カイっ…あっあぁっ!」
「メイコも飢えてた?凄いよ、締め付けが…最高。」
なんて言いながら深く、浅く、強弱をつけ腰を動かし、淫らなリズムを打つ。
カイトの自身があたしの膣内を容赦なしに引っ掻き、子宮口を突く。
「カイトぉっ、気持ちいい…よぉっ、熱い、熔けちゃう…ふあぁっ」
あたしはカイトの背中に手をまわし、離れない様に強くしがみついた。
26服従 五日目(4/8) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/23(木) 00:18:59 ID:a69IuNRR
「メイコの淫乱スイッチ入っちゃったな。何処が熔けちゃうんだい?」
カイトは意地悪そうに聞いて腰の動きを止めた。やだ、止めないで。
「お、おまんこっ!もっとおちんぽで中、引っ掻きまわしてぇっ!熔けちゃうぅっ!」
あたしは腰を動かして懇願した。もう羞恥もない。いっぱい犯して。あたしを支配して。
「わかったわかった。それじゃああっちの鏡台に移動しようか。」
鏡台はルカの部屋側にある。カイトはあたしを抱えあげ、鏡台の前に立たせた。
「立ちバックでやるから鏡台に手を着いて。」
言われたとおり鏡台に手を着いて腰を突き出すと、カイトはあたしの腰に手を軽く
置いて再び自身を突き入れた。
「はぅ…あぁんっ」
挿入と同時に甘い声が出る。恥ずかしいけど…嬉しい。
「ほんとイイ声だよね、メイコは。ほら、鏡を見てごらん。」
カイトに言われたとおり顎を上げ鏡を見た。
とろんとした潤んだ瞳、だらし無く口を開け、舌を出してる。まるで発情した淫らな牝。
あたし…カイトと繋がっている時、こんな顔していたんだ。なんて淫らな顔をして
いるんだろう。そしてカイトはこの表情を知っている…
そう考えていたらカイトと繋がっているところがキュウキュウしてきた。
「くっ…メイコ、自分のアヘ顔見て感じたのか?凄い締め付けてるよ、変態だな…」
カイトが苦しそうな声であたしに聞く。
「違…はあぁんっ!」
反論と同時にカイトがあたしの子宮口を突き、思わず一際大きい嬌声をあげてしまった。
「メイコ、嘘はいけないなぁ。」
そう言ってカイトはあたしの腰をしっかり掴み、ゆっくり腰を動かして自身のカリで
膣内を引っ掻く。そして時折、奥をズンっと突き上げる。
「はあぁっ…あひぃっ!カイッ…あぅうっ!」
気持ち良すぎるよぉ…頭の中は真っ白、もう淫らな自分を自重出来ない。
「ほらほら、気持ち良過ぎるんだろ?ルカが聞いているかもしれないからって俺の
肉マイクをこんなに締め付けちゃってさ…ルカに実況してやりなよ。」
27服従 五日目(5/8) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/23(木) 00:21:02 ID:a69IuNRR
そう言ってカイトはあたしの胸を鷲掴みした。
「あひっ、あ…あたし、カイトに調教っ、声…あうっ、あぁんっ」
「俺とメイコだけの特別セッションだ。メイコ、もっと歌ってごらん。」
あたしが言っている間もカイトは腰を動かして快楽を与え続ける。
「んくっ、はうぅ…あーっ、あーっ、カイトぉーっ、ふぁ、らめぇっ」
もう頭から爪先まで気持ち良過ぎ。腰がガクガク震えている。
「そろそろラストスパート…イこうか。」
絶頂が近いのか、カイトの声は苦しそうだった。
「来てぇ…あ、あたしの中にいっぱい…おぉうっはあぁっイイッ…」
絶頂が近いのはあたしも同じ。互いの性器が擦れ合って淫らな狂想曲を作り、快楽と
いう旋律を奏で、オクターブが上がる様に絶頂へと昇りつめる。
「カイトぉイっちゃうっ、イっちゃうよぉぉっ…!」
あたしの中のカイトの自身が硬く、今にもはち切れんばかりにパンパンなのが伝わる。
カイトが腰を激しく動かす。身体が快楽に打ち震える。
「イけっ…!」
カイトがあたしを力いっぱい抱きしめた。
「「…ああぁっ!!」」
あたしのアルトとカイトのテナーが力強くハモって同時に果てた。
絶頂に打ち震えるあたしの中にカイトは強い脈を打ちながらビュクッビュクッと
何度も熱い精を放っていた。この卑猥な余韻が堪らない。
「あぁん…カイトの凄い熱いぃ…」
鏡に映ったあたしの顔は舌を突き出し、愛する男との行為に満足した牝の恍惚とした表情だった。
カイトは獣の様な吐息をはき、欲望を解き放った後の気だるそうな表情であたしを
背中からしっかり抱きしめていた。
やがてカイトは呼吸を整えあたしを解放すると、あたしは崩れる様に床に膝を着いた。
秘口からはカイトの熱い精液がごぼりと零れ、床に小さな水溜まりを作っている。
「メイコ、大丈夫か?」
カイトが寄り添う様に隣に座り、あたしの肩を抱いた。彼の体温が心地よい。
「…うん。でも、カイト激し過ぎ…もうクラクラよぉ…」
28服従 五日目(6/8) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/23(木) 00:22:11 ID:a69IuNRR
今、カイトが支えていないとあたしは倒れるだろう。それくらい身体がまいっている。
「でも…目茶苦茶気持ち良かった…」
それは紛れも無い事実。愛する人との淫らな宴の先にある幸福感と充実感。その
余韻に浸りながらカイトを抱きしめていた。
快楽の余韻も収まり段々頭ががはっきりしてきた。それと同時に問題が頭に浮かんだ。
「もう、明日ルカに何て言うのよ…」
あたしはふて腐れた様にカイトにぶつけた。するとカイトは
「「おはよう」って普段と変わらない振る舞いでいいんだよ。返って変な対応すると
よそよそしくなって怪しいからね。」
と、涼しそうな顔でしれっと言った。
「そっ…それが出来ないから聞いてるのよっ!変態プレイ好きのバカイトっ!」
あたしが噛み付くと
「その変態プレイでいつもよりアンアン鳴いて、鏡に映った自分のアヘ顔で更に
感じまくって、恍惚な表情で「目茶苦茶気持ち良かった…」って言った変態さんは
誰かな?」
カイトの図星を指す台詞と有無を言わさぬ真面目な表情に、あたしは顔を紅潮させる
しかなかった。本当(うちの)カイトに勝つ術がないわあたし。
「さて、流石に疲れたから寝ようか。」
「うん、ベッドまで運んでくれる?」
「了解。」
カイトはあたしに軽くキスをして抱き起こし、ベッドに寝かせた。そしてティッシュで
秘処や床に零した淫らな跡を丁寧に拭き取って、あたしの横に入って抱きしめた。
カイトの温もりが睡魔を強める。
今日の朝食はルカが当番だし…ゆっくり、寝れる…
「カイト…お酒飲み過ぎたなんて…嘘でしょ?」
「どう…かな?」
そんな、たわいもない話をしながら、あたし達は眠りについた。



―翌朝・食堂にて―
年少組「「「ただいまー」」」
ルカ「お帰りなさい。CV1初音ミク、CV2鏡音リン、CV2鏡音レン、お疲れ様です。
朝食が出来ています。」
ミク「ルカさん、お兄ちゃんお姉ちゃんは?」
29服従 五日目(7/8) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/23(木) 00:23:14 ID:a69IuNRR
ルカ「CRV1MEIKO、CRV2KAITOは夜遅くまでセッションをしていました。その為、
無理に起床させない方がよろしいかと思います。」
ミク&レン「…(嫌な予感)」
リン「へぇ〜、どんな歌を歌っていたの?(無邪気)」
ルカ「曲、リズムは不明ですがアカペラで「ああっ、はうぅっ、やぁっ」などの相槌でした。
なおCRV1MEIKOは途切れ途切れに「KAITOに調教」と、CRV2KAITOは「俺とMEIKOだけの
特別セッションだ」と壁越しに聞こえました。」
ミク「お兄ちゃん…(赤面)」
レン「何やってんだカイト兄…(同じく赤面)」
リン「ルカ姉もっとkwsk(瞳キラキラ&ニヤニヤ顔)」
ルカ「CRV1MEIKOとCRV2KAITOは最後に力強くハモりました。
私も特別セッション、参加s(ry」
ミク「駄目ーっ!!参加駄目ーっ!!」
リン「ちょwwwルカ姉www」
レン「ぶぐっ!(鼻から牛乳リバース)」
30服従 五日目(8/8) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/23(木) 00:25:47 ID:a69IuNRR
以上。お目汚し失礼しました。

名前のID、ど忘れしちゃったよorz

最後まで読んでいただいてありがとうございました。それではまた。
31名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 00:59:20 ID:wGrPCCxk
>>30
カイメイGJ!
天然ルカもイイ!
32名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 01:30:49 ID:8otbarp5
>>30
カイメイGJ!
素晴らしくエロかったですw
ルカwwww
33 ◆gizniXnsY2 :2009/07/23(木) 01:32:41 ID:8otbarp5
連投失礼します。
小ネタ投下。
バカップル注意。


****************




「ふむ……みくみくにしてあげるというのは、初音ミクに夢中にしてあげる、という意味なのだな」
「えへへ、そうです。なんか……がくぽさんに改めてそう言われると、照れちゃいますね」
「そうなのか? だが、それなら……」
「それなら?」
「私も……みくみくにされたものの一人、というわけだな」
「う……な、なんか他の人に言われるより、がくぽさんに言われるのが一番……照れます、ね……」
「しかし、事実だからな」
「うう……で、でもそれなら私も、がくぽさんに、がっくがくにされてます、よ?」
「ふ……嬉しいことを言ってくれるな……ミク……」
「がくぽさん……!」(二人で抱き合う)


「全く……ただでさえ夏で暑いってのに、体感温度更に上げないで欲しいわね」
「そうだねえ。これ以上気温上がったら、俺たちオーバーヒートするかもしれないねえ、めーちゃん」
「カイトはその心配ないでしょう。アイス食べてるんだし」
「まあねえ。んー……アイスがいつもより美味しく感じる」
「ホント? ねえ、私にも一口ちょうだい」
「ん? うん、良いよ。はい、アーン」
「アーン……ん、本当ね、美味しいわ。ねえ、もう一口」
「分かったよめーちゃん。アーン」
「アーン」



「カイト兄とメイコ姉も、十分いちゃついている件について」
「レン……諦めなさい。あの二人はあれで標準なのよ……」
「うん……まあ、そうだよな……」
「そうよね……」
「今年の夏も、暑くなりそうだな、リン」
「そうね、レン」
34名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 03:21:14 ID:EN0orN92
>>30
一番好きなカイメイ神来てたぁっ!!
相変わらずのGJ!
またの光臨をお待ちしております。
35名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 06:33:47 ID:rVG8jxbw
>>30
セッションわろたwwwGJ
36名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 08:24:41 ID:FSuGhTGy
>>30
ルカにも萌えたGJ!!
37名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 08:34:13 ID:9qI7fTrL
>>30
鬼畜の人のカイメイ帰ってキターーーー!!!!
お帰りなさいませGJ!!相変わらずのニャンニャンっぷりにGJ!!
388:2009/07/23(木) 11:31:16 ID:wGrPCCxk
GJな30のあとに出すのは嫌すぎる
>>8の続き

 翌日、同じベッドで寝ていたメイコに起こされた。
「カイト……起きて、カイト」
 ゆさゆさ、ゆさゆさ。
「ん……」
 腕の中にいるメイコを抱き締める。
「はぅ……」
「ん〜」
 胸に頬摺りしても対抗されない。これはこれでよかったかも。
「カイト、起きて」
 ちょいちょい。
「なぁに」
 頬をつつかれたので、片目を開く。うん、胸しか見えない。
「あの、今日お出かけ……」
「……あぁ」
 今思い出した、というような声を出して、ネグリジェをまさぐって胸を揉むと、
メイコは黙り込んだ。
 ちらと視線をやると、瞳が涙で潤んでいる。これはやばいと飛び起きた。
「えーと、水族館……だろ? 覚えてるよ、ちゃんと。出かける用意はでき……
てる訳ないか」
「うぅ」
 あぁっ、更に涙目に!
 そりゃ俺が抱き締めて寝てたなら抜け出せもしなかったろうに。
「じゃあ、着替えたらリビングで待ってて。俺は着替えてから初音を起こして、
朝ご飯作るから」
「うん」
 目をこすりながらメイコが部屋を出ていく。
 時計を確認したが、まだ朝の七時だ。いつもと変わらない。俺はシャワーを五
分で済ませ、白い半袖シャツと紺色のTシャツ、濃いめのジーパンに手早く着替
えると、初音の部屋に行った。
 儀礼的に二回ノックをしてから入る。初音はいつものように、ベッドのマット
レスと骨組みの間に挟まっていた。
398:2009/07/23(木) 11:33:34 ID:wGrPCCxk
「……おい」
 マットレスをちょっと捲り、骨組みの上で両手を胸の上で組んだまま寝ている
初音の頬を数回ぺちぺち叩く。
 当然ブラジャーとパンツしか着けていないが、こうしていると眠れるどこぞの
お姫様みたいに見える。ただし、マットレスの下で寝ていなければ。
「おい、初音……犯すぞ」
 途端に初音の目が開く。
「……」
 目は開いているが、まだ起きていない。
「今日はマスターと出かけるんだろ?」
「マス、ター……?」
 ゆっくりと視線がさまよい、焦点が俺の顔に合わされる。
「起きろ。今日の俺は時間がない」
「やぁん……兄様のえっち」
「意味がわからん」
 マットレスを三分の二まで捲り、また目を閉じてしまった初音を横向きに抱え
上げてベッドから出すと、慎重に立たせる。
「おい、今日はマスターと出かけるんだろ? こんなにぐずぐずしてたら置いて
いかれるぞ」
「やぁだぁー……楽しみすぎて眠れなかったから眠いー」
 俺にしがみついて尚もぐずる初音。そしていつもの台詞。
「一発抜いてくれたら起きるからぁ」
「女の子が一発抜くとか言うなよ……マスターにどん引きされるぞ」
 ため息をついて初音の足を開かせパンツの中に手を突っ込む。
「んっ……あ」
 初音のそこは濡れてはいるが恐ろしくきつい。毎朝こんなやりとりをしている
が初音は処女。初めてはマスターがいいのと最初の頃はきつく言われた。なら俺
にさせるなと思ったが、それでも慎重に指を動かした。
「もっと、もっとぉ! うぁ、あっ、ああぁぁん!」
 指を突っ込んで腹側に曲げたときに当たるなだらかな丘を小刻みに刺激すると
初音はあっさりイった。崩れ落ちそうになる初音の腕を引いて立たせ、すぐ側の
引き出しから替えの下着を取り出して初音に押しつける。
「目が覚めたならシャワーを浴びてこい」
「んっ……あ、兄様おはよっ」
「おはよ」
 実は部屋に入って十分も経っていない。にこっと笑う初音を放置して台所に向かう。
 手を洗ってからパンをトースターに突っ込んで、フライパンで焼いたベーコン
を焦げる前に取り出すと、その油で目玉焼きを焼いた。全員が揃う頃にはテーブ
ルはいつもの食卓だった。
408:2009/07/23(木) 11:34:01 ID:wGrPCCxk
「カイトはいいお嫁さんになれるよっ」
 マスターがトーストにベーコンと目玉焼きを載せてかぶりつき、半熟の黄身を
服にこぼした。
「あ」
「マスター……」
「マスターのどじっ子」
 俺がため息をつくと、ミクがニヤニヤしながらマスターの口の端を伝う黄身を
指で掬ってマスターの口に突っ込んだ。
 食べ終わったメイコが濡れ雑巾を持ってきて拭く。何という至れり尽くせり。
「んあー、すまんメイコ」
 マスターが謝ると、ミクがマスターの舌をいじり出した。
「んっ、みふ……やへれっ! はふへへハイホ!」
「じゃ、行こうか、メイコ」
「うんっ」
「ハイホッ! ヘイホッ!」
「ますたぁん」
 いちゃつく二人(マスターは必死だが)を放置して、俺とメイコはマスターの車で家を出た。



Q.どちらを見ますか?

A1.カイト&メイコ
A2.ミク&マスター





って、またメイコのターンが先延ばしに!
出かけるまでが長すぎたか……。
メイコのターンが来るまで期待しないでしばしお待ちを。
水族館見学飛ばしてもいい?
41名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 12:17:38 ID:a69IuNRR
沢山のGJ、ありがとうございますm(_ _)m

>>40
ちょwwwなんつー起床方法なんですかっwww
A1A2両方見たいですGJ
42名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 13:06:12 ID:qTseSLHV
>>33
GJGJ

>>40
なんという朝の風景wせっかくだからA2を希望してみる
メイコのターンも楽しみにしてる
43名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 14:02:26 ID:EN0orN92
>>30>>33>>40もGJ!!

>>40のめーちゃんには愛撫もなしで服だけ脱がせて直ぐに突っ込むくせにミクは指でいかせてあげるカイトを後ろから蹴りたいと思いつつ、
水族館はあったら喜んで読むし、なくても喜んで読むんで
1と2どちらも見たいに一票。
敢えて言うならカイメイでお願いします!
44名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 21:50:53 ID:qEzU812X
>>40
毎朝w毎朝こんなんしとるのかwww

水族館ありでメイコのターン希望でっす
45名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 22:33:53 ID:mhsflMsv
年齢が設定されてない
ボカロは何歳くらいだと脳内補完してる?
俺は
MEIKO 23歳 KAITO 21歳 がくぽ 25歳 GUMI 19歳
46名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 22:36:28 ID:urmUxTwK
私もどっちも見たいに一票
だがあえてならA2かなぁ。
マスターがいいキャラすぐるw
47名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 23:11:04 ID:9qI7fTrL
>>40
GJ!おめざがエロくてやばすwwwどっちも見たいがマスミクがどうなるのか気になるw
>>45
MEIKOの中の人が声を録ったのがだいたい23から24くらいと推測してそのくらい
ソースはWikipedia
KAITOで同じことやると大変なのでMEIKOマイナス15ヶ月
がくぽは何故か26歳という印象がある。
グミも何故か18歳という印象がある。
48名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 23:34:29 ID:mSThqcYP
MEIKOとKAITOは声録った時期も開発も一緒だったらしいと聞いて同年代
がくぽは落ち着いてるイメージなので年長と同年代か一つ二つ上かいっそ仙人
グミはミクと同世代の印象
49名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 09:22:50 ID:dOFNKGBS
こっそりマスメイ会話ネタ
アウトドア派妹分・ルカちゃま編
設定・MEIKOは背が低い・マスターは変な人

「メイコ」
「なんですかマスター」
「今日からお前の妹になる巡音ルカだ」
「よろしくお願いしますわね」
「よろしくね。ところでマスター」
「なんだメイコ」
「おいろけ成分が2倍になりましたね。そんなに強化して何を狙ってるんですか」
「何を言ってるイロモノ成分」

「めーさん」
「なあにルカちゃん」
「なんでめーさんはこんなに小さいのかしら」
「マスターがファイルを手当たり次第圧縮したらあたしも巻き込まれたんだって」
「うそ」
「嘘だった」

「マスター」
「なんだメイコ」
「ルカちゃんのおもてなしが要るんじゃないでしょうか。あとマシュマロと牛乳切らしました」
「言い出しっぺの法則だ。お前が好きなマシュマロ買ってこい」
「カミナリ鳴ってますもん」
「そんなところにマスター放り出そうとするなよお前」

「マスター」
「どうしたルカ」
「…ああ、やっぱり駄目。ルカ様って呼ばれないと落ち着きませんわ」
「お前もイロモノ成分か。俺は呼ばんぞ」
「ルカさまー」
「雷止んだから早く行ってこいメイコ」
50名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 09:23:48 ID:dOFNKGBS
「めーさん」
「なあにルカちゃん」
「またカイトさんに撫で回されてたんですね」
「あたし子犬か何かに思われてるみたい」
「ちょっと失礼」
「うひゃう!?」
「反応が楽しいからだと思いますわ」
「だからって胸触られたことはないよ」

「めーさん」
「なあにルカちゃん」
「マスターも誘って釣りに行きましょうか」
「マスターはおっぱいおっぱい叫びながら腕を振る儀式してるから邪魔しないであげてね」
「重症ですね」

「マスター」
「どうしたルカ」
「ここってペットは飼えるのかしら」
「うちにはメイコというペットに程近い奴がいてだな。ちなみに賃貸だから犬猫は無理だぞ」
「そういうのではないのですよ」
「何を飼いたいんだ」
「いま紹介します。たこルカ、ご挨拶なさい」
『はぢめましてぇ☆たこルカでぇす\(≧▽≦)丿』
「腹話術だな」
「…はい」
「その人面蛸のぬいぐるみは自作か」
「…はい」
「完敗だよ」

「めーさん」
「なあにルカちゃん」
「ネットでリンさんとお友達になりましたの」
「そっか。あたしまだ会ったことないんだ。ね、身長あたしと比べてどうだった?」
「……」
「……」
51名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 10:04:40 ID:LsAfbNaH
>>50
「ルカさまー」が可愛すぎたwwwwwwwwwww
52名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 10:07:23 ID:Gy1PYw8W
GJ禿しくワロタ

色物アルトコンビ結成w
めーちゃん153a以下ですかwそりゃあカイトに撫でぐり回されますわw
53名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 13:02:10 ID:ni21y0fv
ルカちゃまかわいいなおいw
54名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 15:56:50 ID:U474F0+e
たこルカwwwwww
55名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 16:20:42 ID:xZNJVWI2
自作のぬいぐるみww
器用だろう!


ルカの釣り=キハダマグロなどと思うのは俺だけか?
5640:2009/07/24(金) 16:21:17 ID:+0xS9Xvd
とりあえず先にA1書きます……リクエストありがとうございます!


>>40の続き
「高速道路って便利だよな」
「そうだね」
 目をきらきらさせたメイコの案内によって辿り着いたのは、家から割と離れた
場所にある水族館だった。結構でかい。
 今日は薄曇りでそんなに日差しも強くなく、でも明るくて雨の心配がいらない
という、レジャーには絶好の天気だった。ま、今日はずっと屋内だけど。
「行こう、カイトッ」
 海がすぐ側にある駐車場に停めると、メイコが満面の笑みで振り返った。
「おう」
 車を出ると、受付に向かう。
「大人2枚」
 ボーカロイドも大人扱い。強靱に改良された生体部品も使われているし、感情
もあってほぼ人間と変わらない。だけど法的には“物”扱いだ。他人名義で登録
されているボーカロイドを壊すと器物損壊罪。俺たちは犬猫と同じだ。
 マスターにとっては“殺された”や“死んだ”でも、“機能停止”とか“壊さ
れた”とか評価される。
 さて、中に入ると広いエントランスがあり、順路表示が貼られている。
「こっちだな」
「うんっ」
 ものすごく楽しそうなメイコが、壁を曲がって暗い部屋に入った途端に表情を
驚きに染めた。
5740:2009/07/24(金) 16:21:49 ID:+0xS9Xvd
「おっきい……」
 幅が2メートルを優に超すエイや、何メートルあるのかもわからない鮫、名前
も知らない様々な魚が蒼く光る巨大な水槽の中で悠然と泳いでいる。
「ふわぁ……」
 メイコが吸い寄せられるように水槽に近づいていく。後ろから覗き込んでメイ
コの視線を辿ると……。
「ウツボ?」
 俺の訝しげな声に、メイコが顔を上げた。
「私は“MEIKO”だから、みんな元気で明るくて“お姉ちゃん”な私を期待する
の。でも、私は、そんなに明るく振る舞えないし……顔が怖いから性格も狂暴だ
と思われるけど本当は臆病なウツボと同じ」
 そう話すメイコの後ろで、ウツボが俺を見つめている。
 こっち見んな。
「カイト、次行こう」
「うん」
 水族館って、こんなに広いものだったか?
 折り返し地点にあるイルカの水槽に着いた頃には俺はくたくたになっていた。
 対するメイコはヒールのあるサンダルを履いているのに元気だった……どうい
うことだ。
「カイト、イルカショー見ようっ」
 ガラスの向こう側でしかなかった磯の香りが、唐突に感じられる。それは“生”
との遭遇であり、水槽のこちら側(無臭)を通ってきた俺たちには少々強烈だった。
「海の匂い……」
 メイコが目を細める。
「座ろうか、メイコ」
「うん」
 備え付けのベンチに座って足を休ませる。マジできつい。これは人間にはもっ
ときついんじゃ……とか考えながら周りを見ると、案外そうでもないらしい。人
間は意志の力で能力をカバー出来るから羨ましいと思う。
「始まるよ」
 まるでメイコの囁きを合図にしたように音楽が流れ出す。このスピーカーの音
質は一体……実家製のもっと質のいいものを使えば……と考えた辺りでそれが本
当に無意味なものであることに気付いた。
 勿論、音楽がメインじゃないからだ。見るべきものはイルカたちと飼育委員の
やりとり、ネタの出来と演技力だ。
 メイコはまったくしゃべらずに、にこにこしながら熱心に見ている。こんな表
情を見るのは初めてだ。何だろう、ちょっと悔しい。
5840:2009/07/24(金) 16:22:31 ID:+0xS9Xvd
 イルカショーが終わり、メイコは一生懸命拍手をしている。そんなメイコを見
ながら、俺はぼんやりと手を打った。
「カイト、そろそろご飯にする?」
「うん」
 遅めの昼は水族館付設のレストランで食べ、残りのルートを辿り終わった頃に
は、俺は燃え尽きていた。
 時刻は夕方。色々な珍しい魚を見ているメイコや、ペンギンと戯れるメイコ、
スタンプラリーに勤しむメイコを見るのは確かに楽しかったと思うけど、メイコ
はどうしてこんなに元気なんだろう。
「楽しかったね!」
 メイコの本当に楽しそうな顔を見ると、そんな疲れも吹き飛ぶ気がした……。
 しただけ。
「売店見てもいい?」
「いいよ」
 スキップをしそうな勢いのメイコのあとをついていく。
「これ買ってもいい?」
 メイコが控えめに抱いているのはペンギンのぬいぐるみ。気に入ったらしい。
「いいよ?」
 水族館を出ると出口付近の自動販売機で炭酸ジュースを買い、ほくほく顔のメ
イコの手を引いて、車に戻った。
「疲れた?」
 メイコが心配そうに顔を覗き込んでくる。そしてごそごそと鞄を漁るとカプセ
ルを取り出して差し出してきた。
「はい、ビタミン剤。元気になるよ?」
「ありがと」
 カプセルを炭酸ジュースで流し込むと、メイコがこっちをまだ見ている。
「あぁ、飲む?」
「ありがとう」
 缶を両手で持ってジュースを飲むメイコ。
「じゃ、出発しようか」
「うんっ」
 また高速道路に乗って一時間ほどしただろうか。俺の体に異変が起きた。
 動悸に息切れ、体温の上昇に伴う発汗……どうして?



長い水族館編でした。
カイトがピンチですが、多分次こそメイコのターン!
さて、二人は無事に帰れるでしょうか。
59名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 16:23:53 ID:+0xS9Xvd
>>55
俺も一本釣りだと思ったw
60名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 16:42:05 ID:Gy1PYw8W
>>58
うわー気になる!wktkして待ってますGJ!
ウツボにこっち見んなワロタw
61名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 21:05:50 ID:ZS2vEh8i
>>58
だがウツボは意外に美味いらしい
水族館リクした甲斐あった。GJ!

高速で体調不良とは危険だな。…どこで襲う気だw?楽しみにしてます
62名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 22:51:39 ID:kfLeL4Ql
>>50
たこルカ自作www
なんだろう、マスターやカイトとは良い友達になれそうな気がした
63名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 23:12:17 ID:x8VWSvPd
重複スレの消化がまだ終わってない訳なんだが
64名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 23:35:52 ID:xZNJVWI2
>>63

前スレは500Kに達して書き込めなくなっている。
ここは>>1がスレ番を間違えた実質13。
ss投下が多いスレではよくあること。
65他人の弱みでmsum(0/3) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/25(土) 00:11:30 ID:ol3Pm34k
ばんわ、鬼畜ド(ryです。
昨晩に続き投下失礼します。

速攻でメグッポイドネタを考えたら、またがくぽが犠牲だよwww
タイトルは「他人の弱みでmsum」
それではお手柔らかに。
66他人の弱みでmsum(1/3) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/25(土) 00:12:51 ID:ol3Pm34k
やあ、メグッポイドGUMIちゃんだよ(キラッ☆ミ)
発売日から一ヶ月程遅れてここのマスターに購入されたんだ。遅くなった理由は
「先月ウズベキスタン、横浜、オーストラリアへ応援に行って金使っちゃったw」
だって。それを聞いたがくぽ兄さんは
「腹斬れ貴様ぁっ!」
ってマスターに美振を振り回してたよw

で、その後クリプトン組と一緒に歓迎会。あっちは多くて賑やかでいいなぁ。
そのうちインターネット組も増えるといいな。
歓迎会が終わって帰宅。家はがくぽ兄さんの趣味で古民家。結構大きいんだ。
だから…あたしが来るまでこの家で一人ぼっち。寂しかったろうなぁ。
よーし、恥ずかしいけどお背中流してあげやう!

早速がくぽ兄さん入浴。ちゃーんす!バスタオル巻いて突撃ぃっ!
「兄さーん、お背中流してあげるよ。」
いきなり入ってきたから、がくぽ兄さん真っ裸wまぁ気にしない気にしないw
「グミ殿っ!?えっ!?いやっあの、けっ、結構…」
がくぽ兄さん一気に赤面。可愛い〜
「恥ずかしがらない恥ずかしがらない〜」
あ…バッチリ見ちゃった。意外と大きい。そうだw
「兄さん、寂しかったでしょ?手でヌいてあげるよw」
「ちょっ…」
まーかせてw言うが早いが捕まえた。
「うぐっ…」
男の人の身体って不思議だよねwホレホレ…って、あれ?あれ?
「兄さんって…包茎?」



―3日後―
「バスタオル一枚で泣きながらやってきたGUMI君を見て、お前が襲ったのかと思ったぞ…
ミクはGUMI君を見て「がくぽさんてば不潔ーっ!!」って泣きわめくし…」
ここはクリプトン組の家のリビング。目の前に座っているカイト殿は肩を震わせ
苦笑している。
「落ち着いたGUMI君から状況聞いたから疑いは晴れてますよ。安心してくださいな、
が く ぽ さ ん w 」
思いっきり怪しい丁寧語だぞカイト殿。カイト殿の態度に拙者は美振を握りしめ、
煮え繰り返る腹ワタを抑えるしかなかった。
67他人の弱みでmsum(2/3) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/25(土) 00:14:21 ID:ol3Pm34k
恥ずかしながら、未だメイコ殿の件はトラウマなのだ。
(マスターのお仕置き・禁断の3P?編参照)
真っ白フリーズした拙者を見て妹分GUMI殿は驚愕し、バスタオル一枚で助けを呼びに
クリプトン組の家へ泣きながら直行。後はカイト殿の話したとおりだ。
「いやぁ、大胆だねぇGUMI君もwミクには[黙っておいてやる]からwww」
ニヤニヤしているカイト殿に拙者は思わずペテンをかけた。
「先程から背後でメイコ殿が怪訝な表情でカイト殿を指さして「それ、カイトがだよ」
とやっているが?」
「!!メイコっ何教えるんだよっ!?」
ソファから立ち上がり背後を見るカイト殿。その表情は真剣そのもの。
そして拙者のペテンにまんまとハマった事に気付いた。
「まさかと思っていたが、カイト殿はメイコ殿を強引に…(君を奪った夜参照)」
どうやら図星の様だ。カイト殿は紅潮させた顔をゆっくりとこちらに向かせた。
「カイト殿、そなたも悪よのう…」
もう遅いぞカイト殿。そなたが過去に悪事を働いた事、拙者はしっかりと知ったぞ。
拙者は笑みを抑える事が出来なかった。
「ふっくっくっくっ…これで五分五分だなカイト殿。幸い誰もおらぬ二人きりだ、
内密にしておこう。今後ともよろしく頼むぞ。」
「うう…っ!!」
歯を食いしばり悔しがるカイト殿を残して拙者は自宅へ戻った。
これでもかと思う程、清々しい気持ちで。
68他人の弱みでmsum(3/3) ◆32MjLHmIG2sm :2009/07/25(土) 00:15:05 ID:ol3Pm34k
以上、お目汚し失礼しました。
毎回登場する度に真っ白フリーズするがくぽがあまりにも不憫なので、カイトにも…ねw

読んでいただいてありがとうございました、それではまた。
69名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 01:31:36 ID:RS3V4DDn
>>58
GJ!ウツボのガン見想像してフイタ
メイコさては一服盛ったなw
70名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 01:39:23 ID:RS3V4DDn
>>68
見逃してた。GJ!グミさんの活躍に期待wwがくぽは早くミクを落とすべきww
連レスごめん
71「月光の熊」0 ◆gizniXnsY2 :2009/07/25(土) 04:11:02 ID:toSe+i64
悪ノPの「moonlit bear」話です。
一応カイミク。
ただし話の性質上、ミクが非常に痛々しいです。
また、エロも殆どありません。
それでもよろしければ、どうぞ。
72「月光の熊」1 ◆gizniXnsY2 :2009/07/25(土) 04:11:48 ID:toSe+i64

 小さい時から大好きだった、隣に住んでいる青い髪の狩人の少年。
 少し年上の少年に、毎日のように「大きくなったら、ミクをお嫁さんにして」と言い続けてきた。
 月日は流れ、少年は青年となり、ミクが16歳になった日に、その願いは叶えられた。
「本当に? 本当に私をお嫁さんにしてくれるの? お兄ちゃん」
「うん……ミク……僕と結婚して欲しい」
「ありがとう、大好き! お兄ちゃん!」
 目の前にいる、世界で一番好きな人に抱きつく。このときミクは、まさしく幸せの絶頂にいた。


 華やかな結婚式が終わり、その夜、初めて二人は結ばれた。
「んっ……お、兄ちゃん……」
「痛い? ミク」
「へー……き……お兄ちゃんと一つになれたんだもの……幸せ、だよ……」
 苦痛に顔をゆがめながらも幸せだと笑う少女が愛しくて、カイトは何度もミクに口づけた。
「ねえ、ミク……僕たちもう、夫婦なんだから……お兄ちゃん、は止めよう?」
「えっ……」
 いきなりの台詞にミクは目を丸くしたが、やがて小さく笑って一つ頷いた。
「うん……それじゃあ、これからは、カイトさん、って呼ぶね」
「ありがとう……ミク……」
「あ……カイトさん……カイトさん……あっ、ぁ……!」
 幸せな時間がずっと続くのだと、誰もが疑っていなかった。
 それほどに、この若き夫婦は幸せそうに見えたのだ。
 誰もが、祝福をしたくなるほどに。
73「月光の熊」2 ◆gizniXnsY2 :2009/07/25(土) 04:12:43 ID:toSe+i64

 やがてこの若き夫婦は、森に移り住むようになった。
 二人だけのささやかな、そして穏やかな生活。
 程なくして、ミクが子を身ごもっていることが判明した。
「……なんだか、照れるね。ここに、僕らの子がいるなんて」
「そうねカイトさん。なんだか不思議な感じ……けど、凄く幸せよ。ふふふ、早く生まれてこないかな。パパもママも、待っているよ」
 愛おしげに自分の腹を撫でるミクに倣い、カイトもミクの腹を撫でる。
 そこはまださほど膨らんではおらず、ここに新しい生命がいるなど、信じられないくらいだった。
「ねえ、カイトさん。男の子かな? 女の子かな?」
「まだ分からないけど……どっちの名前も考えておかないとね」
「楽しみ……」
 優しい時間が流れる。今このときは、本当に誰もが、幸せだった。


 目が覚めたら、そこはかつて自分たちが住んでいた村の診療所だった。
「――良かった、ミク。目が、覚めたんだね」
「……え、カイト……さん……?」
 何故自分がこんなところにいるのか分からず、軽く混乱する。私は……一体……?
 と、同時に気が付いた。体の裡の大きな喪失感に。
「え……? あれ……? 私の……赤ちゃん……?」
 腹が、無い。少なくとも今朝まではあった、丸くふくれた腹が、綺麗にへこんでいた。
「ど……どこに行ったの、私の赤ちゃん……ねぇ、カイトさん!」
 掴みかかるミクから目を逸らし、カイトは悔しそうに唇を噛み締めてうなだれた。
「ミク……君は、森の中で熊に襲われたんだ。すぐにそいつは僕がしとめたけど……子ども達は、助からなかった……!」
「く、ま……?」
 呆然とその単語を繰り返し、ついで愕然とカイトの顔を見る。今、カイトは”子ども達”と言った。普通なら、有り得ない表現を。
「双子だったんだよ、ミク……! 僕たちの子どもは……!」
 そのミクの目線の意味に気が付いたのか、カイトが血を吐くような叫びを発した。それを聞き、再びミクの顔から血の気が引いていく。
「嘘……嘘よ、嘘……こんなの、夢よ……」
「夢なら良かったのに……! その上、ミクを助けるためには……子ども達を取り出すしかなくて……もう、二度と子供は産めないだろう……って……!」
 せかいが、まっくらになったようなきがした。


「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」


 つんざくようなミクの悲鳴は、いつまでも村の中に響いていた……。

74「月光の熊」3 ◆gizniXnsY2 :2009/07/25(土) 04:14:06 ID:toSe+i64

「ねえ、カイトさん。もう一回よ。もっともっとシタら、きっときっと、子供が生まれるわ。ね、そうでしょ? そうよね。ねえ、カイトさん」
 全裸でカイトにまたがりながら、何度も何度も腰を振る。こうすればきっと、再び子どもを宿せると信じて。
 カイトはそんなミクを、ただ悲しそうな目で見ていた。
 若い夫婦に訪れた悲劇はあまりにも突然で、まだ幼さの残るミクでは、到底受け止められるものではなかったのだ。
「きっと今度も双子よ。決まってるわ。ねえ、カイトさん」
「うん……きっと……双子になるよ……」
 こんな気休めしか言えない、自分が呪わしい。
 最愛の少女がゆっくりと壊れていくのを、カイトはただ見ることしかできなかった。


 その数ヶ月後の月の出る晩。
 ミクは再び森の中をさまよっていた。
 ミクを襲った熊は母熊で、ちょうど子育ての時期だったらしい。恐らく、敏感な時期で気が立っていたのだろうと、カイトが言っていた。
 そしてそれは、こんな月の出る晩だとも。
 青白い満月が、森の中を照らしている。その光を浴びながら、ミクはどこへともなく歩いていた。
「どこへ行ったの……私の子ども達……」
 何度カイトと交わっても、ミクの体内に再び生命が宿ることはなかった。
 ミクが思うのは、きっと子ども達をどこかに置いてきたから、それできっと新しい子どもがやってこないというものだった。
「ごめんね……今私が、迎えに行くから……」
 こんなところに置き去りにしてしまうなんて、私は何て悪い母親なのだろう。早く早く、迎えに行ってあげないと。
 あてど無く歩き続けていると、不意に赤ん坊のか細い泣き声が聞こえた。それも、2人分。
 その泣き声の方へ歩いていくと、赤いドレスの女性が、双子の赤ん坊をあやしている光景を見かけた。
 その赤子に、目が釘付けになる。

――見ツケタ。

「こんなところにいたのね……私の赤ちゃん……」
 私の赤ちゃんは、やっぱりあの熊が連れ去っていったんだ。
 狂ったミクの目には、その赤いドレスの女性は、もはや熊にしか見えなかった。
 取り戻さないと。早く、取り戻さないと。
 あの日以来、カイトに護身代わりに持たされている拳銃を持ち上げ、慎重に熊へとねらいを定める。
 どっどっどっど、と心臓が早鐘を打つのに、頭の奥がすーっと冷えていく。
 さあ、熊から我が子を取り戻そう。

――パンッ!

 乾いた銃声が響き渡り、熊がゆっくりとその場に崩れ落ちる。
 ミクはすかさず熊の元へと駆け寄り、投げ出されたその赤子二人を優しく抱き上げた。
「やっとやっと見つけた……私の赤ちゃん。誰にも絶対、渡さないからね……」
 その赤子を抱き上げるミクの顔は、月光の下でこの上なく幸福そうだった。



END
75「月光の熊」 ◆gizniXnsY2 :2009/07/25(土) 04:16:01 ID:toSe+i64
以上です。
これで、悪ノPの「moonlit bear」に続く感じで。
曲が大好きすぎて、ついやってしまいました。
不快に思われた方、いらっしゃいましたらすいません。
それでは、失礼いたします!


>>68
がくぽあわれw
負けるなw
76名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 06:25:10 ID:jQY9Ahp8
ミクはやっぱりこうじゃないと
77名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 07:36:26 ID:OpgReXAi
>>68
これはあたらしいグミw
ここのがくぽは応援したくなるwww
78名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 10:43:51 ID:RS3V4DDn
例の鬱ソングGJ
79名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 13:43:22 ID:0uH0QXuG
こういうミクも好きだでgj
80名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 13:59:33 ID:L3KxceMX
うわー鬱だがGJ!!
81名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 19:48:20 ID:bRA58H36
誰もいない…レンルカするなら今のうち…
というわけで投下します。前編のみ、まだエロなし。
おまけ程度にカイメイも含まれます。



草木も眠る丑三つ時。
鏡音レンにとって、もっとも苛烈な時間が訪れる―――。

「レンくん、今日こそ、今日こそ愛の契りをおおぉ!」

「うぉわあああああ」

熱烈かつとてつもない科白と共に明るい桜色の髪を振り乱し、猛然と少年を追い回す女、巡音ルカ。
そして、その距離を縮めぬよう、限界まで速度を上げて逃げ回る少年、鏡音レン。


両者ともに、本気だった。

(ロードローラーはどこだっ!?)
なるべく冷静にフォルダ内を見渡すが…ない。
まさか前もってルカが隠したのでは――とも一瞬考えたが、なんでもかんでも人のせいにするのは良くない。
頭を振って考え直す。

そこでもうひとつの心当たり、片割れのリンのフォルダへと駆け込んだ。
このような時間に起こすのは忍びないが、デスクトップの所定のガレージに収納していないリンにも非がある。

「おいリン!ロードローラーは何処やったんだよ!」
案の定お寝むだったリンはかなり不機嫌そうな唸りとともに、
「あっちにあるよ……それとレン、やかましい」
例の巨大な愛車を指差すリンの声に、殺意の籠ったドスが効いているように聞こえたが、敢えて知らない振りをした。むしろそれどころではない。

挿さりっぱなしのキーを回し、舗装もできる黄色い逃走車を起動する。

目指すはインターネット・エクスプローラ。そこまで逃げ切ればあとは撒いたも同然だ。
リンのフォルダを抜けて、デスクトップへ出る。
目的のフォルダに一直線、ひたすら自分を求める叫びに耳を貸さないようにかの逃走経路のアイコンを探す。

「……って、回線切断されてんのかよ!」

マスターがおかしなページに引っ掛かったから、ネットを切ってウイルスチェックする、などと長姉や長兄が伝えていたことを、このタイミングでようやく思い出した。

後ろからは裂帛の気合いをそのまま音にしたかのような轟音と雄叫び。
俺何かしたっけ、と神に問い質したい焦りに駆られながら、震える手でハンドルを握った。

(ああ、そういえば―――……)

82名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 19:48:53 ID:bRA58H36


----------


数時間後。太陽が昇りきり、パソコン内は爽やかな朝の冷気に満ちていた。

「お前の嫁、面白いねえ」
隣で朝食にありついている長男、カイトが朝露のごとく涼しげな笑顔で冷やかしてくる。
まったく減る様子のない自分のベーコンエッグを前に、無事に夜を乗り切った少年、要するに俺、鏡音レンは深く重い溜め息を吐いた。


昨夜の逃走劇は結局夜明けまで続き、
丁度収録を終えた野菜ユニット・みくぽに二人とも取り押さえられ、寝付きも寝起きもよろしくない長女メイコによって平等に制裁を加えられた。
容赦の一切ない拳が自分に飛んで来る瞬間を思い出すだけで震えが来てしまう。
だが何かに憑かれたように豹変した後輩に追い回される恐怖に比べれば、まだ充分耐えられる程度だった。

肝心のルカは、メイコの鉄拳が効いているせいか、まだ眠っているようだ。(人はそれを意識不明の重態という)

「いいなあ俺めーちゃんにああいう迫り方されたら即結婚まで持ち込むよ」
「変わってやろうか?」
「いや、今回のはレンに任せるよ」
苦笑いしつつも即答された。優柔不断に見せかけたこの青い長男は意思表示はハッキリするタイプなのだ。



「なあ、巡音ってなんでたまにああなるんだ?」
「はぁ、お前知らないの?
お前が一番そこを知っておくべきだと思うけどね」
おかげで俺たち変な時間に起こされちゃうんだからね!
と変な茶目っ気を乗せた抗議を左耳で受け取り、ますます食欲を損ねるのを感じながら、俺はつい正直に
「うるせー。怖くて聞けねーんだよ!」
と応えてしまった。


普段の巡音はもっと真面目でおとなしい性格だ。
しょっちゅうペアを組むミクと一緒に居ることが多く、新しい方が優遇されがちなこのソフトウェア界に於いても最新型であることをひけらかさない。
むしろ後輩だからと控え目な態度をとる。

ここへ来てすぐに彼女の案内を任されたのは俺で、それ以降も巡音はよく、相方のミクよりも俺を頼った。
そんな巡音を見る度、ああ俺も先輩になれたんだな、と嬉しい自覚が湧いて来たものだ。

そんな彼女から、真剣な告白を聞いたのは何時のことだったろうか。
83名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 19:49:34 ID:bRA58H36
----------

あれは巡音がここに来て二週間経ったときのことだ。
「あなたが、好きです」
自分より少し高い位置にある頭が、真っ赤になって俯いている。
考えに考えたのだろう。目の赤さが前日の苦悩を物語っている。なのに、出て来た言葉は直球にして簡潔。
そのいじらしい姿と拙い告白を受ければ、巡音ルカに対する印象を改めざるをえなかった。

しかし、当時の俺の返答はというと。
「巡音さん、あのな。俺ガキだから、よくわかんねーけど」
この前置きから、期待に添えないと感じたのだろう。
咄嗟に上がった顔がさっと不安に曇る。

「あんた、こっち来て二週間じゃん?
俺のどこに惹かれたのかはさっぱりだけどさ、いきなり好きですはちょっと無理があるんじゃね?」

彼女なりの真剣な告白にまさかの駄目出し。
その時ドア一枚隔てた向こうにいたというリンに、
「レン、恋に時間は関係ないんだよ?このフラグクラッシャーが!」
といっさい目の笑ってない笑顔で諭されてしまうことになるが、まあそれはおいておく。

ともあれ、最悪の振り方をしてしまったことは疑いようもなかった。

別に彼女のことが嫌いというわけではない。一緒に仕事をしたことはまだないが、頼られることは嬉しい。
礼儀もしっかりしていて、その謙虚な姿はこの家の女性陣には備わっていなかったが故に感動すらしたものだ。

しかし、恋愛となれば少しは慎重にもなってくる。
俺は、巡音ルカをそういう目で見たことがなかったからだ。

あの告白から数日後。
巡音ルカは、何故か夜中に寝室に押し入り、その轟音に飛び起きた俺を追い回すようになった。
それから2ヶ月、今日で5回目。
いまのところ、俺は貞操を守り通している。

質が悪いのは、巡音本人はそれを覚えていないこと。
リンやカイトはふざけているのかマジなのか、それを
「憑き物だったんだよきっと!」
「ルカちゃんイタコ機能搭載!?」
などと囃したてていたが、巡音は首を傾げるばかりなのだ。
そしてこの件は新人の肩を持つメイコによってタブーとされた。ついでに囃したてたバカ兄妹は処刑(好物没収)された。
84名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 19:51:14 ID:bRA58H36

----------

「お前、ルカちゃんの気持ちにちゃんと答えてやってるのか?あの爆発っぷりはお前にも原因があると思うんだけど」
二か月前、アイスクリームを没収されて泣き喚いていた兄が冷静に考察する。

「なんでそうなるんだよ」
へそを曲げながらも、俺もその線は濃厚だと感じていた。インストールされてからあの告白まで、彼女は理想的な大和撫子だった。
それが、何故か深夜になって突然の豹変。そして狙いはいつも俺。

「だってさあ、お前、ルカちゃんの告白にちゃんとした返事も返さずに適当にはぐらかすとかやりそうだし」
…図星だった。というか言われて初めて気付いた。
これが傍目八目というやつか。

確かに俺は巡音の言葉にYES/NOの形でハッキリ答えてはいない。
知り合って日が浅いから答えられない。
追って来るから逃げる。
だが、俺は巡音のことを嫌いになったわけではない。

その俺の態度がただ煮え切らないだけだというならわかるが、それがあの行動にどう結び付くのか、それがわからない。
「いい加減、ルカちゃんの気持ちから逃げ回ってないで、正面から向き合えばいいんだよ。受け入れるにしても断るにしてもな」
めーちゃんはあんなに素直になってくれないから、羨ましい限りだけどね。
カイトは呟く。
あの無双モードの猛女たる巡音ルカを素直と評価するこいつは、もしかしたらとてつもなく器の大きい男なのかも知れない。


向き合わなければ、かの深夜の鬼ごっこは終わらない。
分かりきっていることではあるが。
(どう向き合うってんだよ……)



前編はここまでです。続きます。読んでくださりありがとうございました。
85名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:06:16 ID:inBrX1PJ
ちょ、おま、後編うpしてけよ畜生!!!

続きを全裸たいきsてる
86名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:15:30 ID:DSap3OhF
GJ!!
続き期待!!
87名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:28:37 ID:KF4SxEzf
やべえ甘酸っぱいwww後編待ってる!
88名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:29:19 ID:vFBy6ZKw
来た!やった!!これでかつる!!!
続きすげー待ってる!レン羨ましすぎる
89名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 22:54:26 ID:qXwYdBLf
>>84
GJ!
続き続き!
90名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 23:43:02 ID:5Of4Za+z
>>84
もしや>>18の人か?情熱的wなルカさんGJ!
91名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 00:43:33 ID:ymFO+xG+
エロいリンが恋しい
誰か頼むよ本当
92名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:01:42 ID:QEYCg5Li
今日いろは唄のリンでたぎった私に死角はなかった
93名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:05:26 ID:oNAwAUSK
ええい緊縛プレイするがくリンはまだか!

いろは唄いいよいろは唄
94melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/07/26(日) 01:46:18 ID:Fzg2hpZq
前スレ219-225の続き

ケンのペニスを咥えながら、ミクは、そそり立つペニスの向こう側にいるケンの顔を無意識に見つめていた。
マスターの快感の具合を表情から確かめるという行動パラメーターが、性器を愛撫すると同時にロードされたからだ…

”マスター、気持ちよさそう…わたしのルーチンワークは、間違っていないみたい…でも…”

ミクは、ケンへの奉仕が優先していたために、自分自身も快感を感じ始めていることに気がついていなかった。
セクサロイドには、自分が相手に尽くすことで、自尊感情を高め、機能効率が上がるようにプログラムされている。
機能にゆとりを持たせるために、最大300%以上動作を加速させることができた。
しかし、機能を長期に渡って維持するためには、常に最大スペックで動作させるのではなく、
必要な時に、必要なだけ機能加速させるアムダ製のクール&クワイエット電脳をミクは、装備していたのである。
ミク本人も、わからないうちに、ミクは、電脳をフル演算させて、ケンへの奉仕を続けていた。

「プ、ファッぁ!」

ミクの口内から、強烈な雄の匂いが広がった。
1週間分の男の匂いというのは、こんなにも甘美な味と匂いを放つということをミクは学んだ。
自分が愛するマスターの味と匂いを覚え、堪能することで、どうしようもない幸福感で満たされていた。
きっと、これもセクサロイド固有の機能故なのだろう。
そして、リカが数年間に渡って、ケンの嗜好を満たすべく蓄積してきた性技のルーチンワークは、
ミクにとっては、初体験であり、刺激的なモノだった。

秒間4回転で舌をケンのペニス先端でスクリューのように舐め回すと、尿道口から、さらに匂いの強い液体がしみ出てくる。
それを嗅覚・味覚センサーで分析しながら、ケンの体調管理と性的興奮状態を記録しつつ、体内へと吸収していく。
正常値であることを確かめたら、ケンが望んでいることを推理し、次のルーチンワークを組み立ててていく。
もうすぐやってくる【射精】という男性にとって最も尊い生理現象をどのように長く深く味わっていただくか…
ミクには、リカのパラメーターをリアルタイムで処理できないため、
【射精】する短い時間内で楽譜変換処理をしていたのでは間に合わないことは、明確だった。
それならば、事前に、【射精】時の対応行動を予め計算しておけば、少しでも、ケンの快感を高めることができるだろう。
ミクは、ケンのペニスの愛撫と同時に、【射精】時のルーチンワークの演算も同時平行で行わねばならなかった。
ただでさえ、過酷な演算をしている最中にその余裕は、無かった。

”マスターの快感レベルを落とすことはできないわ…だったら…”

そのため、ミクは、一時的に主幹思考領域の機能を停止し、言語入出力インターフェイスに割り当てられている演算力をそれに回した。
この間、まったく会話ができなくなるが、仕方がなかった。
95melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/07/26(日) 01:47:55 ID:Fzg2hpZq
股間で最高の快感を与えられているケンは、最早、ミクへの愛を疑わなかった。
しかし、やはり、きちんとミクに「あの言葉」を言わねばならない。
このまま言わずに射精してしまうのは、ケンの男としての流儀が貫けなかったからだ。
ベッドに腰掛けた自分の性器を咥えているミクを見つめながら、ケンは、両膝の間のミクの頭を抱き寄せる。
小刻みな8ビートの前後振動が両手に伝わってくる愛のリズムが、心地よい。
ミクの瞳は、さっきからずっとケンの眼を捕らえて離さない。
時折、まぶたが瞬きする表情が、愛らしく、また、舌と唇で愛撫され続ける淫らな音が、ケンの耳から、ロックのメロディとなって刺激してくる。
この愛撫を中断させるのは、男としてものすごい抵抗感があった。

”一回【射精】して、すっきりした後で言えば済むことだ…”

そう思わずにいられないくらいに、ミクの愛撫は、リカの愛撫を上回る刺激をケンに与えていた。
まして、1週間、溜めたモノは、外へ飛び出したくてたまらない状態なのだ。

”ミクが、リカのパラメーターをこんなにも上手に使えるのは、僕への愛情故なんだ…”

ボーカロイドが、セクサロイドのルーチンワークをこんなにも忠実に再現できるのは、何か…かなり無理をしているに違いなかった。
例えるなら、小学生が高校の数学を必死に解こうとしているようなものなのだ。
そんな懸命なミクに、ケンは、自分だけが楽をすることに、許し難い気持ちになった。

「ミク、ちょっと待って!」

前後の振動運動を両手で止めようとミクの頭部をペニスから引き離そうとする。
しかし、ミクの動きは止まらなかった。
ケンが、力を入れて離そうとしたために、ペニスへの刺激がよりいっそう甘美なモノに変化する。

『ジュポッ、ジュポッ、…ウッ、ウッ、ウッ、ウッ、…』

ミクは、聞こえていないかのように愛撫に一生懸命だった。
マスターからの命令遵守は、ボーカロイドでも守られるはず…無視し続けるミクの行為に、ケンは、リカとは違ったミクの個性を感じ、より愛おしさを覚える。

「あ、あのさ、ミク?忙しいかもしんないけど、止めてもらえないかな?君に伝えたい言葉があるんだ…」

ちょうどそのとき、ミクは、3分間の楽譜変換処理を終えて、リカの行動パラメーターを使ったルーチンワークを走らせた。
96melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/07/26(日) 01:49:05 ID:Fzg2hpZq
「み、ミクッ!」

ミクは、ケンの2つの睾丸を左手で搾り上げると、右手でケンの腰を抱き寄せ、前歯で亀頭のカリの部分を軽く甘噛みする。
これは、【射精】数分前に行うリカの超絶性技巧の一つだった。
これをされて、【射精】をしなかったことは一度もない。
ケンは、ミクを止めて、話そうとする欲求と【射精】への欲求で葛藤する羽目となった。

「ミ、ミク。ちょっと、待って!そんなことされたら、いっちゃうよ。」

ミクは、右手の指を腰からケンの尻の割れ目の尾骨部分へと這いずらせた。
ミクの爪は短く、丸くきれいに整えられ、マニキュアすらもしていない小学生のようなやわらかさだ。
患者を絶対に傷つけないように、衛生的にネイル処理された看護師の指先が、ケンの肛門をまさぐる。

「ミッ、ミク!そこは、ホントに汚いから、止めて…」

主人の命令に逆らって、ずっと行動し続けるミクの動きに疑問を感じつつも、
ケンは、ミクが、主人の言語イントネーションから、「そうではないという意味」(Yes−No反転処理)と認識しているのだと考えた。

「ミク、あのね、このままし続けると、僕は、ミクのお口に【射精】しちゃいそうなんだ。だから、ちょっと、止めてくれる?大切な話が…」

ケンが言葉を詰まらせたとき、ミクの長くしなやかな右手人差し指が、ケンの肛門に差し込まれ、内部侵入を開始した。

「ミ…クぅ!」

男性が、内部からここを刺激されると、前立腺から大量の精液成分が分泌され、【射精】時の勢いが増す。
そして、ミクの左手の睾丸を搾る動作が強くなり、【射精】時に大量の精子をペニスへ送るために身体へ密着し、
縮んでいる睾丸を無理矢理引き離すように、強く握りしめて引っ張った!

「うわっぁ…ミク…いっ痛いよ。」

【射精】前は、痛みへの刺激が鈍感になるので、実際は痛くないが、ミクの睾丸への刺激は、過激なものだった。
睾丸のしわをひっぱって伸ばすように、下へ引きちぎるかのようにして、指で内部のクルミの堅い部分をコロコロと転がしながら圧迫する。
97melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/07/26(日) 01:50:40 ID:Fzg2hpZq
「ミクッ!ミクッ!そんなこと、しないで、つぶれちゃうよ。」

ケンは、自分でもおかしなことを言っているとわかっていたが、ミクの行動は、リカの動きを超えていた!
この後、どんなことになるのか、ケンにも想像がつかなくなっていた。
もう、【射精】するしかない。
ミクの小さくてピンク色の狭い口内に、白く、ドロドロの精液を流し込んでしまわないと、どうにもならない。ケンは、葛藤するのを止めた!

「もう!主人の命令を聞かない悪い子だな!ミク!知らないぞ!もう、止めたって、遅いからな!
ミクが可愛いから、悪いんだ!こんなずるい僕を好きになるミクが、悪いんだからな!僕の思いを味わわせてやる!」

ケンは、ミクのように両手を使ってミクのフェラチオをサポートすることにした。
右手でミクの可愛い髪の毛をわしづかみにすると、前後の振動運動を助け、左手でミクの顎を下から支えて、【射精】時に備えた。
ミクは、小刻みに亀頭を吸い上げ、ペニスから出てくるミルクを授乳するような行為を繰り返していた。

「うっあっああああああ、ミク!とってもいいよ。」

ケンは、素直にミクの愛撫に身体を任せた。
おそらく、このまま【射精】すれば、間違いなく人生最高の快感を味わえる。
ケンは、ミクの行為から、偽りのない愛情を受け取った。
その愛情に対する見返りは、【射精】しかなかった。
セクサロイドへの【射精】は、主人からの最上級の愛情の証として認識される。
また、膣と口内への【射精】は、セクサロイドの機能を加速させ、性的機能低下を最小値に戻すことにもなる。
ボーカロイドには、その機能が理解できなくとも、快感と幸福感は、感じてもらえるはずだ。
ケンは、ミクへ自分の愛情を注ぐことを決めた!

「ミク!【射精】するよ!」

その瞬間、ミクの言語機能が回復し、【射精】時のルーチンワークの演算が、完了した。

”ハイッ!マスターの精液!ください!よかったぁ!【射精】に間に合ったんだ!”

虚ろだったミクの瞳に、知的な輝きが戻り、ケンの眼を捕らえた。
ケンも、さっきまでの奴隷的なミクとは違う理性的な表情で、さらなる【射精】への刺激を高められた。

「ミクっ!出るっ!」
『ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、…』
98melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/07/26(日) 01:52:49 ID:Fzg2hpZq
【射精】時、セクサロイド最大の超絶技巧の発動となる!
演算処理済みの行動プログラム通りに、ミクの舌先と唇と喉と顎と両手と頭と首が、巧みに連動し、ケンのペニスに最高の快感を届ける。
まず、尿道口から吹き出す精液を舌先で左右に掻き出し、呼吸器系を一時閉鎖し、口内気圧を減圧させて、尿道口からの噴出速度をアップさせる。
次に、口内にたまる精液を下前歯の裏側に溜めつつ、上下前歯でカリの部分を噛んで、がっちりロックさせ、舌先で亀頭の敏感な部分を舐め上げて刺激する。
同時に肛門内部にある右手人差し指で前立腺を強く押し込み、【射精】完了の伝達信号をわざと遅らせ、
精液がまだ内部に残っているかのような残尿感を擬似的に演出させる。
この肛門からの刺激で、通常よりも【射精】時の快感を20倍以上長くさせることができた。
左手の睾丸をもみ扱く動きを止めないで、常に睾丸を引っ張りながら圧力を適度にかけることで、精巣内部で生産された精子をより多く精輸管へと導く。
最後に、唇をぴったりとペニスに吸着させることで、減圧された口内がペニスの亀頭そのままに形どられて、
ミクの頭部の動きがダイレクトにケンのペニス根本へと伝わり、
はじけるように上下にびくびくと跳ね上がるペニスの律動をミクの頭部の動きとしてケンの両手に伝え続けた。
ミクの口は、今、膣よりも緻密に動く精液吸収装置として完璧に機能していた。
10分間の間、律動は繰り返され、ケンは、全ての精液をミクに吸い取られたかのように、ペニスを勃起させ続けた。
精子が【射精】されたのは、最初の10秒間だったが、まるで、ずっと【射精】し続けているかの感覚だった。
ミクの舌と唇と喉と指の動きが、完璧な演算処理で、その愛撫モーションをコントロールできたからだった。

1週間分溜められた精液は、最早、液体ではなく、粘液としてミクの口内に射精させられた。
ミクの舌上に、塊となった黄色い精粘液は、べっとりとからみつき、まるでガムを噛んでいるかのようにミクには、感じられた。
まだそれを味わって飲む喜びを知らないミクは、それを体内に取り込むためのパラメーターを参照し、健康管理のための分析に入っていた。
すると、すぐに、ミクには重大な疑問が生じた!

「ふぁ、ファフスター!へ、変です!計算が合いましぇん!」

口内に精液を溜めたまま、器用にミクがしゃべる。

「ど、どうしたんだい?ミク?」

ミクは、両手を合わせてお椀を作ると、『どろり』とつながったままの精液を紅い唇の隙間から、大量に出して見せた。

「ほらぁっ!1週間分の精液が射精されるはずなのに、この量だと、たったの3日分しかないんですぅ。
マスター、どこかで、こぼしてきませんでしたか?」

ミクが、不思議そうに、両手に溜まったケンの精液を愛しく見つめた。

「あ…あのね、ミク、射精ってのは、1回で終わるものじゃないんだよ。
ミクが、がんばってくれれば、まだ、2回、3回と何度でも射精できるんだ。
その、ぼくだって、がんばらないといけないけどさ…ほら、ペニスを見てごらん。
まだまだ、こんなに元気だろ?ミクの身体の中に入れてくださいって、言ってるだろ?」
99melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/07/26(日) 01:55:10 ID:Fzg2hpZq
ミクは、理解できていないようで、ぽかんと口を開けた。
口内では、粘液状の細い糸が上と下の歯にくっついて、白い線を引いていた。

「ミクのやり方が悪かったから、3日分しか出せなかったの?」

ミクが、不安な表情になる。

「ち、ちがうよ!上手だったよ!うん、サイコーだった。
もう、リカの時よりも、ミクのフェラチオは、すっごく気持ちよかった。
だから、3日分も出せたんだよ!こんな量を1度に出したのは、久しぶりだよ!」

ケンは、ミクの手のひらで黄ばんで固形状になったクリームを見ながら、自分でも大量に出してしまったことを確かめた。
実際、恥ずかしくなるくらいに濃くて大量だった。ミクの手の平から零れそうなその体積は、20ccはありそうだった。

「ミク、上手にできた?ホント?ウソじゃない?」
「うん、ホント!ミク、上手だった!」

ケンは、すぐに返事を返した。するとミクは、見る見るうれしそうな表情になり、手のひらの精液をじっと見つめた。

「これが、精液…マスターの命のタネ。リカ様が、体内でずっと守ってこられた愛の証。マスターケン、これ、飲んでもいいですか?」

ミクが、飲精の許可を求めたきた。
精液を体内に吸収するときの行動パラメーターが、ミクに、そうさせたのだ。
飲むか、膣へ保存するかの2つがメインルーチンワークで、貴重な精液を体外へ漏らすことは、セクサロイドにとっては、最大の失敗行為になる。
マスターが許可さえすれば、精液を飲むことも、髪の毛や顔や胸にすり込むことも許されたが、
それでも、ティッシュやコンドームにくるんで捨ててしまうことなどは、タブー(禁止行為)だった。
もし、命令でそうしたとしても、セクサロイドならば、後で、拾って大事に体内へ取り込んでしまうくらいに、
主人の精液を大切にするように、先天的教育を受けているのが、セクサロイドなのだから。

「ねえ、ミク。精液は飲むモノじゃないんだよ…その、今まで散々飲ませてきた僕が言うのも変だけど、ミクは、セクサロイドだったから、
主人の性的な分身の精液に対しては、異常なくらいの執着と愛情を感じるようになっているんだ。
だから、普通、女性は、こんなモノを飲む人は、いないんだよ。」
「ねえ、ごしゅ…っケン様。
精液が、男性の象徴的なモノであることには、間違いないんでしょう?だったら、それをミクの身体の中に入れることは、
別に、セクサロイドだからとか仰るのは、意味がないと思いませんか?
ミクは、ボーカロイドですけど、フェラチオも楽しいと思ったし、ケン様からの精液の匂いも味もとっても気に入りましたわ。
それが、リカ様から引き継いだ行動パラメーターのせいであっても、ミクが、そうしたいと思うことをさせていただけません?
あの…つまり、ミクは、ケン様の精液を飲みたいんですわ。」
100melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/07/26(日) 01:58:21 ID:Fzg2hpZq
ミクの表情は、とてもうれしそうだった。
ミクは、今、初めて女になろうとしているのだ。
男性を【射精】へと導いたことで、ミクは、セクサロイドとして処女ではなくなったのだ。
ボーカロイドとして、主人を満足させたという自信で、悦びに溢れていたのだ。

「でも、ミクが、歌えなくなってしまったら、僕は…」
「ケン様、ミクが歌えなくなってしまったら、ミクのこと…嫌いになりますか?」
「そんな!絶対に、嫌いになんてならないよ。
ミクが、僕を嫌いだって言うのなら、そういうことをしてきたんだから、仕方のないことだけど。」
「そんな!絶対に、ケン様を嫌いになんてなりませんわ!
ケン様が、ミクを嫌いだって仰っても、ミクは、ずっとマスターのそばにいますわ。だから、これ、飲んでもイイですか?」
「…ミク、ボクと結婚して欲しいんだ。僕と結婚してくれるかい?YESなら、それを飲んで見せて…」

ミクの口の前で、ケンの濃い精粘液が、強烈な栗の花の匂いを放っていた。
鼻腔センサーからその匂いを感じたミクは、パラメータを参照し、飲精行動を欲求していた。
しかし、今のマスターからの言葉は、重大事項だった。
【結婚】という言葉は、行動パラメーターを参照すると【射精】と密接に関係していた。
ようやく小休止に入って、冷却を始めていた電脳が再びフル回転し始めた。
飲めば、【結婚】の承諾になるの?
飲まなければ、拒否になるの!
これは、「飲んでもイイ?」への許可ではない。
ミクが主体的に、絶対に「飲まなければならない!」ということなんだわ!

『ズズッウウウウウウウ、チュルチュルぅぅぅ…』

ミクは、手の平の精液をゆっくりとすすり飲み込んでいった。
さっきまで、味覚センサーで分析していた結果をロードさせながら、同時に飲精のパラメーターを参照すると、
飲み込んだ精液は、主人に見えるように味わって見せなければならないことを知る。
口を開けて、全てを口内に戻したことを見せ、指先に絡みつく粘液を棒キャンディーのようになめとる。
リカが、ほぼ毎日欠かさずしてきたこの営みをミクも、ほぼ完璧にやって見せた。
目を開けて、ケンを見ながら、口内のプルプル精粘液を舌で混ぜながら、
口を開けたまま飲み込んで見せるのは、かなりの訓練が必要なスキルだ。
しかも、今日は、今までにないほどの量だ。
3回に分けて、喉を鳴らして飲み込むミクは、恍惚の表情へ変わった。
ケンの精液の匂いと味と喉ごしの食感が、ミクの性衝動を強くさせていた。
101melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/07/26(日) 02:00:12 ID:Fzg2hpZq
「マスター、ミクをずっとそばにおいてください。
ミクは、ケン様のために生き続けることを誓いますわ。」
「ミク、ありがとう。ボクもミクのために生きることを誓うよ。
ごめんね。
卑怯な形で、結婚を申し込んじゃったね。」
「そんなことないです、ミクにとっては、最高のプロポーズでしたわ!
誓いの杯みたいで、おいしかったですわ。」
「そう?ホントに?」
「うん。マスタぁー、もっと、もっと飲ませてください。
まだ、3日分しか出してないんでしょう?
ミク、もっと、【射精】させて見せますわ!」

すかさず、カウパー液を垂らすペニスに、ミクが、かぶりついてくる。
2発目は、膣へと考えていたのに、ケンの性衝動が、抑えきれなかった。
このまま、口内へ2発目を出さずに、おれなかった。
今度は、イラマチオスタイルで、ミクの口内でピストン運動を始める。
喉奥までペニスを差し込んでも、ミクは嘔吐感を感じなかった。
そういうパラメーターがロードされている。
激しくグラインドさせる口内の摩擦係数を上げて、ブレーキをかけつつ、唾液の分泌量を増大させ口内気圧を減圧させて、ペニスへの接触面積を増やす。
唇をぴったりと閉じることで、膣への挿入と同じような物理空間を口内で再現する。
いや、ミクの場合、明らかに、口内がメインワークで、膣がサブワークになるだろう。
なぜなら、ミクは、セクサロイドとして目覚めつつも、フェラチオやイラマチオは、
ボーカロイドとしての口の動きを学ぶことにもつながり、2重の快感を感じていたからだ。

”イラマチオの時のブレス(息継ぎ)のタイミングって、歌うときと似ているわ!
精液を飲み込むとこんなにも幸せな気持ちになるのって、どうしてかしら?
この匂いって、ドキドキするけど、味もステキ!喉ごしサイコー!もっと飲まなくっちゃ!”

ミクは、パラメータの参照作業で、セクサロイドとしての新しい自分の能力に目覚めていった。
ケンのうれしそうなあえぎ声と喜ぶ顔だけで、不思議と、ミクの股間が濡れ、乳首が突起し、
いくらでも喉奥深くくわえこめそうなくらいに止めどもなく唾液が溢れてくる。
このとき、ミクは、電脳内に幸せの【メロディ】が遠くのどこからか聞こえてくるような気がしていた。

(続く)
102名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 03:05:46 ID:+IvxK86U
邪神化しかかっていますよw
103名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 14:04:37 ID:PQAnpIJJ
保管庫の方、管理お疲れ様です。

わざわざ数字を漢数字に直していただいて、ありがとうございました。
104>>49->>50:2009/07/27(月) 18:13:22 ID:TzFsJrJm
保管庫の方、ありがとうございました。
保管庫に収納されたら空白行が入らないことをすっかり失念していて、過去のネタが読みづらくなってしまいました。すみません。
ちょっと書き方変えてみます。

変態ご近所カイト乱入編
設定・マスターは背の低いメイコとアウトドア派なルカを所有

マスメイというよりカイメイ的な何かになってしまった


「ボーカロイドの方ですか?」
「あ、はい…うわあああちっちゃいなあ」
「振り返って第一声から気にしてることを」
「きみ鏡音の亜種?」
「違うよ。MEIKOです」
「へえええちっちゃいなあああ」
「2回も言わなくっても」
「僕はKAITO。最近引っ越してきました。よろしくね」
「よろしく」
「それにしてもちっちゃいなあ。よーしよしよしよしよし」
「3回目…ぬわーー」

「メイコ」
「なんですかマスター」
「近所のカイト君とお前で合同収録することになった」
「えー」
「カイト君の家からお中元もらっちまったんだよ。やるぞ」
「メイコは にげだした」
「しかし まわりこまれた!」
「うわあ、カイトくん!」
「お邪魔しまーす」

「これ、皆さんでどうぞってうちのマスターが」
「水まんじゅうか。わざわざすまないな」
「これからお世話になりますから、どうぞ遠慮なさらず。あれ、めーちゃんは?」
「なでなでされる…なでなでされる…」
「おいメイコ。幾らなんでも失礼だから出て来い。カイト君もメイコへの接触は悪いが遠慮してくれ」
「「それはちょっと」」
「話が進まんだろうが」

「マスター、マスター」
「なんだメイコ」
「なんでこの企画通したんですか」
「近所付き合いには色々あるんだよ」
「そんなこと言って、お中元の中身に良いもの入ってたんじゃないんですか。
 あたしは気が向きません」
「めーちゃん、水まんじゅう何味がいい?」
「抹茶味」
105名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 18:13:51 ID:TzFsJrJm


「めーちゃん」
「なあにカイトくん」
「…ああ、もう無理。ちょっと頭撫でさせて」
「わああああああ」
「釘をさして10分と経ってないぞ」

「マスター」
「なんだメイコ」
「追い出していいですか」
「涙目のところ悪いが、まだ本題にすら入ってないだろ」
「もういいです。ルカちゃんのぱふぱふで癒して貰います」
「お前性別どっちだ」

「めーちゃん、行っちゃいましたね」
「おい」
「なんですか?」
「あいつのこと、あんまりいじめんな」
「いじめてませんよ。泣くまで撫でるのをやめられないだけです」
「「十円ハゲ修正プログラム」を作らされた俺の気持ちも考えてみろ」

「マスター」
「なんだメイコ」
「結局音合わせせずに終わっちゃいましたね」
「ああ。また今度だな」
「このままお流れになりませんかね」
「ならないな。こっちはお中元受け取ってるからな。地域社会なめんなよ」
106名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 18:39:56 ID:aQeF7kEj
>>105
あーあーもうかわいいなあ!!!
107名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 20:02:30 ID:fobaf/VJ
>>105
あーもう!
俺も頭撫でくり回してぇなぁ!
10858:2009/07/27(月) 22:36:21 ID:q529P6RZ
小さいめーちゃんに萌々しつつ>>58の続き

 高速道路に乗って一時間ほどしただろうか。俺の体に異変が起きた。
 動悸に息切れ、体温の上昇に伴う発汗……どうして?
「どうしたの、カイト?」
「何か、熱い」
「どこかで休む?」
「うん……」
 手近なところで高速道路を降り、メイコの勧めでラブホテルに入る。
 俺もメイコも折よく明日の仕事は昼や夕方からだったから、マスターの携帯電
話に一泊する旨のメールを送った。
「大丈夫?」
 メイコに支えられながらエレベーターで移動し、部屋に入る。
 何だこれ、体がすごく重い。
 どうにか部屋に入り、ベッドに横になる。ところで死ぬ間際は性欲盛んになる
って聞いたけど、コレもかな。俺ボーカロイドなんだけど。
「か、カイト……」
「あ」
 冷蔵庫を探して振り向いたメイコに見つかった。
「いや、これはその……風前のともしび的な」
「ボーカロイドにもちゃんと効くのね」
「は?」
 メイコがくすっと笑い、ズボンの上から俺のものを撫でる。
「な、何言ってんだ?」
 嫌な汗が出てくる。俺、メイコに殺されるの?
 いや、機能停止させられるの……?
10958:2009/07/27(月) 22:36:53 ID:q529P6RZ
「バイアグラ」
「え?」
「ミクちゃんに、もらったの」
 駐車場でメイコがくれたのは、バイアグラ? っていうか初音エェェ!!
「じっとしてて」
 俺のベルトとボタンを外すと、メイコはジジ、と焦らすようにチャックを下ろ
し、立ち上がっている俺のものをくわえた。
「うっ」
 チュッと軽く吸い、カリ首をねっとり舐める。それだけでもうイきそうだ。
「はぁ……カイトの、いつもよりおっきくて硬い」
「メイコ……」
 頭を振りながら手も同時に動かすメイコ。我慢できずにシーツを握り締めてイ
ってしまった。
「うっ……は、あ、はぁっ」
「ん、甘い」
 嘘つけ! え、俺糖尿病なの、アイスの食い過ぎで? マジやべぇ。
※糖尿病で精液は甘くなりません。
「今度は、こっち」
「ま、待て待て、そんなに早く使えないからっ」
「あ」
 そういえば、といった顔でメイコがしょげた表情を浮かべる。顔は真っ赤で涙
目になり、挑戦的な目元がいつものメイコに戻ると上目遣いに俺を見上げた。
「あ、あの、私……」
「おいで、メイコ」
 手招きするとおとなしく側に来た。さっきはまだダメだとメイコを止めたけど、
意外にもすぐに使えそうだった。侮れないな、バイアグラ。
 枕元にしゃがみ込んだメイコの頭を撫でると、メイコが驚いたような顔をした。
「もう使えるから、さっきの続けて?」
「さっきの?」
「ちょっと攻めっぽい感じの」
「が、頑張るっ」
 両手を握り、メイコがうなずいた。
11058:2009/07/27(月) 22:37:38 ID:q529P6RZ
「んと……こ、今度はこっち」
 メイコが俺にまたがってスカートをめくった。
「触って」
 言われるまま手を伸ばし、パンツの上からメイコのあそこに触れる。布越しで
もぐっちょり濡れているのがわかる。
「あっ……も、もっとよ」
 パンツごとメイコの中に指を入れると、驚くほど熱い。メイコの体が震え、腰
が抜けそうになっているのがわかる。指を抜いて浮き上がったクリトリスをつつ
くと、大仰なほどびくついた。
「頭が、ぼうっとするだけかと……思ってたけど、触られたら、すごく感じる」
「メイコも、飲んだの?」
 メイコが縦にうなずく。何てこった。
「さっきのカイトの顔を見てたら、ほしくなって……でもこんなに濡れるなんて」
「ほしい?」
「うん。だから、入れるわ」
 手早くパンツを脱ぎ捨てると、メイコが自分の花弁を開きながら俺のものをあ
てがう。俺のものが期待に震えて狙いが逸れ、メイコは眉尻を下げた。
「(´・ω・`)」
「あ、ごめん」
 謝ると、また幾分真剣な顔で臨むメイコ。
 その瞬間はすぐに訪れた。




続きはまた今度。
111名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 00:19:22 ID:r0iS0j0R
GJGJ!続きwktk
初音ミク恐るべしw
112名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 05:53:56 ID:uRg0n2P9
>>105>>110もGJ!
ミクはマスターに絶対しこむなwww
113名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 21:36:35 ID:SclaFz4S
(´・ω・`)
  ↑
いきなり出てきて吹いたw
ほんとにそんな顔してそうだなぁ
114名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 22:10:46 ID:acfmjn/9
JBFでカイメイ良さそうだな
115110:2009/07/28(火) 22:47:36 ID:9lQYiFDC
>>110の続き

 その瞬間はすぐに訪れた。
「あぁんっ!」
「うくっ……ぅ」
 ぬるぬるの膣が痛いくらい締め付けてくる。
「はっ、ぁ、硬い……奥まで届いて……きもひいい」
 胸を揺らしながら腰を振るメイコ。早くも呂律が回らなくなってきたようだ。
「イイようっ! 奥まれ、ずんずんっ、イイっ! あはぁっ」
 メイコの腰を掴んで下から突き上げる。メイコの中がタコ壺のように吸い付い
てきて、ものすごく気持ちいい。TE●GAのオナホに優るとも劣らない。
 え? ち、違う、俺が使った訳じゃなくてマスターから聞いた使用感を想像し
て……って誰に何の言い訳してんだ俺。
 とにかく今日のメイコは気持ちいい。オナホと違って今日はちゃんと動いてく
れるし、人工繊維が収縮して圧迫感も大小交互にくる。それに潤滑油は足さなく
ても溢れてくるし。
 え? だから俺が使った訳じゃないって!
「あぁっ、あんっ、んんんっ!」
「くっ……う、うっ!」
 すぐに限界がきて中に出してしまった。
「ふあぁぁん!」
 びくびくと震えるメイコの止まってしまった腰を掴んで、更に突き上げる。二
度目を出したのに硬度が全く衰えないとは。これは本当に俺のものか? と言う
より、大丈夫なのか、バイアグラ。
116110:2009/07/28(火) 22:48:59 ID:9lQYiFDC
 メイコのもっとと言う声に促されて腰を振るが、アレは衰えなくても腰が疲れ
てきた。誰か助けて。
 合計5回出してから、ようやくメイコが疲れたと言ってくれた。俺本当に頑張
った。普通三回が限界なのに。いや、しようと思ったら何回でもできるけど、疲
労は故障のもとだから無理は禁物だ。そしてふと気付く。
 俺、メイコに攻められてた。頼んだせいもあったけど、何で急に……?
 俺たちの行動は予め設定された性格と学習によってどういう行動を取るか決ま
る。行動原理は性格に起因することがほとんどで、性格から外れると思われる行
動は学習に由来する。だから予想外の行動は、何かから学習してそれを実行に移
すに値する評価が得られたとしか思えない。
 つまり、性格的にしないと思われる行動は誰かに肯定されなければ実行しない。
この行動選択プログラムは完成するまでに何十年もかかったばかりか、それを演
算できるスリムな(これ重要)人型の機体ができるまでまた何十年もかかってい
るんだから、人間の脳は本当に高性能だ。俺たちはスリムに見えて標準体重の三
倍はある。
「ほら、背中流してあげるよ」
 中途半端に着崩した服を全て脱ぎ、メイコの手を引いて浴室に入った。浴槽に
湯をためながら、シャワーの温度を調節し、メイコの背中にそっとかける。それ
から前に回って、メイコのあそこにお湯を当てながら中の精液を掻き出した。
 シャンプーで髪を、ボディシャンプーで俺とメイコの体を洗う。髪の毛は絹糸
のような人工素材だからコンディショナーは必要ない。
「はぁ……」
 浴槽に浸かると、腕の中のメイコが小さくため息をつく。なめらかなメイコの
背中を雫がしたたった。
「今日はメイコも頑張ったね。何かあったの?」
「えっ、あ……べ、別に……」
 うつむくメイコ。
「本当に?」
 振り返ったメイコの虹彩が……と言うよりカメラのレンズがきゅーっと動いて
俺に焦点を合わせる。
「メイコ?」
 振り返ったまま何も言わないメイコに声をかける。瞬きはしているからフリー
ズしている訳じゃない。
 口がごくわずかに開け閉めされているから発言を逡巡しているのかもしれない。

「あの、ね」
「うん」
「私が書いたSS、カイトが褒めてくれたから……」
「SS?」
 思い当たる記憶が見つからない。そもそもメイコを褒めたことがない。
「よくわからないんだけど、それはいつのこと?」
「昨日」
 昨日と言えば、エロパロ板のボーカロイドスレに投稿された素敵職人さんたち
のメイカイを絶賛してた。それからメイコが出かけたあと保管庫でまたカイメイ
を読んで……って、俺カイメイ好きなのか。他にも、カップリングはたくさんあ
るのに勿体ない。
117110:2009/07/28(火) 22:49:52 ID:9lQYiFDC
「“うおー、GJ!”」
「え?」
「そう書いてくれた」
 いっぱいありすぎるんですが。
「前スレ810で」
 一件ヒット。確かにそう書いた。
「あぁ、あれか……って、ええぇぇぇっ!」
 あれ書いたのメイコ!? こんな身近に職人さんが……知らなくて大絶賛しちゃ
ったよ。
 いや、身内でも作品に対する批評は公平な視点から……って何言ってんだ俺。
「そうだったのか……」
 再びうつむいてしまったメイコを抱き締める。
「ありがとう」
 メイコは小さくうなずき、肩の力を抜いた。
「そろそろ上がろうか」
「うん」
 バスタオルで体表面の水分を拭き取り、ガウンを羽織る。それから二人でベッ
ドの上に寝転ぶ。
「おやすみ、メイコ」
「おやすみ、カイト」
 電気を消して、俺たちはそのままスリープモードに入った。

 翌朝、身仕度を整えると支払いをしてラブホテルを出た。高速道路を飛ばして
帰宅すると、ソファでマスターが死んでいた。いや、生命活動が停止している訳
ではなくて、死にそうなほどやつれていただけだ。
「マスター!」
 メイコが駆け寄ってマスターを抱き起こす。
「大丈夫ですかっ」
「め、メイコか……犯人は、ミ、ク……がくっ」
 あ、気絶した。そんな捨て身のギャグをするとは、何て無茶を。
 今更描写するのも何だけど、とりあえずマスターは全裸だ。そして初音は……
と周囲を見回して、発見した。マスターに気を取られて気付かなかったが、ソフ
ァの下にいる。うちのソファは薄っぺらい初音がぎりぎり入るくらいの隙間があ
り、初音の足がちらと見えていた。全く、初音は狭いところが好きなのか?
 と思っていると身じろぎをし、メイコが悲鳴を上げた。
「きゃあぁぁ! かっ、カイト! 何かに足掴まれた!」
「初音だよ」
「えぇっ」
 涙目のメイコの足から初音の手を外し、その手を引いて引きずり出した。それ
でも寝ている初音。一度検査に連れていった方がいいかもしれない。
「俺は初音を部屋に連れていくから、メイコはその辺掃除してて」
「うん」
 まぁ、あちこちに液体が飛んでるから。それが何なのかは察してくれ。
 初音をベッドに置くと戻ってメイコと共に掃除をし、綺麗な部屋で昼食を摂っ
た。そして昼からメイコ、夕方から俺が仕事に出た。夜には二人とも戻り、俺の
部屋で優雅にワインで晩酌をしたあと一回だけセックスして寝た。
 スリープモードに入る直前に俺は気付いた。メイコが最高の相棒だってこと。
そのメイコは俺のことが好きだってこと。きっとこれが、幸せだってこと……。
 そう、青い鳥はもう腕の中にいたんだ。

終わり。


選択肢。
 A1.カイト&メイコ(完)
→A2.ミク&マスター



期待せずにしばしお待ちを。
118名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 23:13:43 ID:isg1tUsA
>>105
地域社会はなめちゃいかんよね
お中元て結構凄いの届くよね

>>117
TE●GAwwwwwwwwwwww
119名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 23:33:20 ID:r0iS0j0R
>>117
作者のあなたが使っているんですねwwwwwwwwww>TE●GA
120名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 01:22:09 ID:RHQFOddE
>>117
うおー、GJ!と言わざる得ないw
良いカイメイを有難う!そしてTE●GAに詳しすぎて泣いたwww
121117:2009/07/29(水) 01:33:43 ID:rhvPep8U
盛り上がっててすまないが、マジで使ったことないからっ!
検索に引っ掛かっただけだからっ!
本当だよ!
未使用の俺の文章で詳しすぎると感じたならぐーぐる先生にGJと言わざるを得ないw
122名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 03:44:14 ID:ziNC+id2
初リンレンです
タイムスリップものなので、苦手な人は注意

では、「イン・ザ・サマー」
始まります
123イン・ザ・サマー:2009/07/29(水) 03:46:16 ID:ziNC+id2
日本独特の湿気を含んだ暑さは嫌になる。
汗で服や髪が肌にはりついてイライラする。
こんな時、男はいいなぁ、と思う。
坊主に出来るからね。

学校から帰ってすぐ制服を脱いでタンクトップとショートパンツになった。
あー涼しー。
台所に行って、数日前に買ったみかんゼリーを探す。
確か上から2段目に置いた筈…。
無い。
私のみかんゼリーが無い。
「何で!?」
半泣きになりながら階段を駆け上がってノックなしでレンの部屋に飛び込んだ。
あたしのものを食べるのは大概レンだ。
今までの経験からして絶対そうだ。

「レン!!」
124イン・ザ・サマー:2009/07/29(水) 03:48:07 ID:ziNC+id2
レンは突然入ってきたあたしにびっくりして持ってたPSP落としてた。
何かクエストがどーのこーのとか言ってるけどそんなん知ったこっちゃない。
「あたしのみかんゼリー食べたでしょ!」
「はぁ?食ってねーよ」
レンは怪訝な顔で言った。
「ウソウソウソ!だって1ヶ月前にあたしのシュークリーム食べたのも、3ヶ月前にあたしのクッキー食べたのも、半年前にあたしのチョコ食べたのも全部レンだったじゃん!」
レンは呆れたように
「記憶力良すぎてきめぇ…」
と呟いた。
あーあ、この記憶力が勉強に活かされればいいのにな。
「なら俺も言わせて貰うけどな…」
125イン・ザ・サマー:2009/07/29(水) 03:50:17 ID:ziNC+id2
レンは今まで座ってたベッドから立ち上がった。
あれ、何かこめかみヒクヒクしててちょっとやばい?
「1ヶ月前に俺のコーラ飲んだのも、3ヶ月前に俺のワッフル食べたのも、半年前に俺のポテチ食べたのも全部リンだよな?」
何よ、レンだって覚えてるじゃない。
あたしは自分のことを棚に上げてこう言った。
「過去のこと気にしてたらモテないわよ、チビ」
レンはあたしより身長が(5mm程)小さいのを気にしてる。
レンは明らかに怒っていて、こめかみと口角をヒクヒクさせていた。
「言ってくれんじゃねーか。このド貧乳」
あ、こいつ地雷踏みやがった。
「その貧乳触れて喜んでたのは誰ですか〜、この粗チンが」
「その粗チン突っ込まれて喘いでるのは誰ですか〜」
「あれはアンタに気ィ使ってんの!あんまり無反応だったら可哀想だと思って…」
「へー、とてもそうには見えないけどなー」
「そーゆーアンタこそあたしにフェラされてあっという間にイッたじゃん!はー、早漏過ぎてヤんなっちゃう」
「アンタ達うっさい!!」
…メイコ姉の拳骨痛い。



続く
タイムスリップ要素はもうちょっと先になると思います
126名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 12:42:53 ID:T+O0ok8L
>>125
子供ほど過去の出来事を引っ張り出しますよね。
しかしセクースのダメ出しを持ち出すのはwww

続きwktkしてますw
127名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 16:32:38 ID:efgh8UQO
「マスター、ポケットを叩くとビスケットが二つ――ってどういう意味ですか?」
「そういえば、もうおやつの時間だね」
「叩くだけで、ビスケットが増えるんですか? そんな不思議ポケットがこの世には存在するのですか?」
「あったら猫型ロボットもびっくりだよ。ちょっと間違えば栗饅頭式に増えていくんだから」
「じゅる…」
「今日のおやつはビスケット。ちょうど良いから、一枚使って教えてあげる」
「え、ポケットは何処ですか? 私も欲しいです!」
「落ち着いて。はい、僕の手の甲に一枚のビスケット。これを――」
「もぐもぐ…おいし〜」
「ミク」
「――はっ! あ、ご…ごめんなさい。つい」
「じゃ、もう一枚。これを軽く叩いてみて」
「こう、ですか?」
「割れて二枚になりました。じゃ、片方をもう一度」
「はい」
「更に割れて、欠片が三枚になりました。これでも数としては増えたよね?」
「……」
「つまりそういうこと。板チョコを毎日半分に割って食べ続けたら、板チョコは永遠に無くならない――っていうのと似たような話」
「……はわ〜」
「難しいよね。まぁ、良いか。さ、ビスケットを食べよう」
「はーいっ!」

「マスター、最近お姉ちゃんに変なこと教えているよね…」
「そうだよな。今日もビスケットが増えるのは板チョコが無くならないから、とか訳の分からないこと言ってたし…」
128121:2009/07/29(水) 20:27:00 ID:rhvPep8U
ほのぼのでかわいい>>127のマスミクに萌々しつつ、うちのマスミクは……と
冷や汗出てきましたごめんなさい。



ルートA2>>40の続き

「んあー、すまんメイコ」
 服にこぼした黄身を拭いてくれるメイコさんに謝る
マスター。思わず舌をいじってしゃべれなくした。
 マスターはミクだけ見てればいいのっ。
「んっ、みふ……やへれっ! はふへへハイホ!」
 マスターがミクへの制止申請と共に兄様に助けを求める。でも兄様はメイコさ
んと共に席を立った。
「じゃ、行こうか、メイコ」
「うんっ」
 その非情さが今は嬉しい。早くいなくなって、ミクとマスターを二人きりにし
て、兄様。
「ハイホッ! ヘイホッ!」
「ますたぁん」
 兄様とメイコさんの名前を必死に呼ぶマスター。兄様とメイコさんが家を出て
行くと黙り込んでしまった。
「ひふ……」
「何です、マスター」
「はなひて」
「はい」
 マスターの口から指を抜く。
「マスター、カフェに行きたいです」
「どの口がそれを言うか、全く」
 呆れたような声を出すマスターに、頬を膨らませる。
「だってー、マスターがメイコさん見てたから」
「いいだろ、別に」
「やぁだぁ〜」
 マスターの腕に縋りついて駄々をこねてみた。絶対マスターはわかってない、
わかってないわ……このミクの乙女心をっ!
129121:2009/07/29(水) 20:28:02 ID:rhvPep8U
「ミク、お代わり」
 コーヒーカップを差し出されては暴れられない。おとなしく受け取ってペーパ
ードリップ式のコーヒーメーカーに近づいた。
「マスター、砂糖の入れ過ぎは良くないんです」
 と言いながら、砂糖に紛れて昨晩乳鉢で粉末状にしたバイアグラを混入。ちな
みに今朝、洗面所で会ったメイコさんにバイアグラのカプセルを渡した。ビタミ
ン剤のカプセルと中身を入れ替えたものだから、兄様も気付かないはず。今日は
帰ってこなくていいのよ、兄様。
「はい、マスター」
「おう、サンキュー」
 コーヒーを飲む様子をじっと見つめていたら、マスターが妙な顔をした。
「何だよ、じっと見て。また何かついてるのか?」
「ついてないよ?」
「じゃあ何だよ」
 呆れるマスターに、しょげた表情を作る。
「ミク、カフェに行きたいの……マスターと一緒に」
「な……」
 ちらと上目遣い。涙腺を緩めて涙を分泌。
「……仕方ないな、場所はちゃんとわかってるんだよな?」
「うんっ! 大丈夫、ミクが連れてくよ! マスター大好き!」
 笑顔で抱きつくと、頭を撫でてくれた。マスター大好き、本当に。
「ほら、用意しておいで」
「はぁいっ」
 マスターから離れてミクの部屋に移動。こういうときはピンクのスカートがい
いって偉い人が言ってた!
 淡いピンクの膝丈フレアスカートに白いキャミソール、半透明の白い上着を着
て白い鞄を掴むとリビングに戻った。
 ミクのことかわいいって言ってくれるかなっ。
「マース、たー……」
 マスターはさっきまでのパジャマじゃなくて、黒の半袖Tシャツにカーキのズ
ボンを履いていた。別に何でもないラフな格好なのに、すごく似合ってる。マス
ターかっこいい……。
 ぼんやりしているミクに気付いたマスターが首をかしげる。
「行くぞ……って、大丈夫か?」
「は、うんっ。行こうっ」
 玄関で白くてヒールの高いサンダルを履いた。このくらいヒールがあると、マ
スターにちょっと追い付いた気分がする。
130121:2009/07/29(水) 20:29:28 ID:rhvPep8U
「で、どっちなんだ?」
「こっちー」
 玄関の鍵を閉めたマスターと手をつないで歩いていく。マスター独り占め。
 あんまり早く歩けないミクに合わせて小幅で歩いてくれるマスター。こういう
さり気ない気遣いができるからマスターはかっこいい。でも普通の顔で一目惚れ
するほど眉目秀麗な訳じゃないから残念ながら人間の女の人にはもてないみたい
だけど、その方がミクには好都合! ミクにとってはマスターが世界一かっこい
い。
「ここ、キッシュがおいしいって隣のリンちゃんが教えてくれたの」
「へぇ」
 連れ立って入り、席に座る。マスターはミクを窓側に座らせてくれた。ミクは
背後に人がいるとちょっと落ち着かないから、これも嬉しい。
「何頼む?」
 お水と一緒に渡されたメニューをミクが見やすいように向けてくれた。どれに
しようかな、悩んじゃう。
「ミク、チーズケーキとこのコーヒーにしよー。マスターは?」
 メニューをマスターが見やすいように向けるとマスターが苦笑した。
「キッシュを勧められたんじゃないのか?」
「そうだけど……ミク、チーズケーキも食べたくて」
「じゃあキッシュは俺が頼むよ。どれがいいの?」
「じゃあこれっ!」
 優しいマスターと小一時間ほど至福の時を過ごした。チーズケーキもキッシュ
もコーヒーもおいしかった!
 さて、そろそろだと思うんだけど……何って、バイアグラの効果が出るのが。
取説には一〜二時間で効果が出てくるって書いてあった。持続時間は同じく一〜
二時間。
 帰らないと。
「マスター、そろそろ帰りましょー」
「ん? あっ、あぁ」
 あれ、挙動がおかしい……ちょっとまずいかも。
 マスターはちょっと身じろぎしてから立ち上がった。
「じゃあ、帰ろう」
「はぁい」
 帰り道、マスターは少し早足だった。つないだ手がぴんと伸びて、マスターが
振り返って謝る。でもだんだん早足になる。その繰り返し。
 家に着いて、もどかしそうに鍵を開けるマスター。中に入ると玄関でミクを強
く抱き締めた。



続きはまた今度。
131名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 21:06:26 ID:K/ZnaAK4
最近暑いなー、ってことで投下する


とある夏の一日


「あーうー。お兄ちゃん、クーラー点けようよー……」

「ダーメ。マスターに点けちゃいけない、って言われてるだろ?」

「お兄ちゃんのバカー」

 ベッドの上でスカートを掴み、バッサバサやって風を内部に送り込んでいる女としてはあまりにもだらしないミクを、できるだけ視界から外しつつ、うちわを放る。

「これでも使えばどうかな?」

「こんな真夏なのにマフラーして、しかも長袖でよく暑くないね」

 送り物が好ましくなかったのか、汗で湿った髪を額に貼り付けながらこちらを睨んでいる。
 じゃあミクは僕より薄着なのにどうして暑がっているんだい? そんな疑問を飲み込みつつ、代わりに別の話題を口にする。

「じゃあ下へ行っておいで。冷凍庫に僕のアイスがあるから、食べてもいいよ」

「はーい」

 ノロノロと緩慢なうごきで降りるなり、おぼつかない足取りで下へ向かうミクを見送る。ってスカート捲れてパンツが見えてる。
 告げようにも、そそくさと足早に一階へと降りてしまったため、言えなかった。

 
 この後、大慌てで戻ってきたのは言うまでもない。
 水色のスプライト柄は、いかにも清涼感溢れる夏にはうってつけの模様だった。
 とりあえず、ごちそうさまでし――うぼぁぁぁぁああああああああああ。

「だから、見てn――ちょ、ネギはダメ、やめt、あっはあああああああああん!」



132名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 21:42:09 ID:PjMJac+d
スプライト……?
高層大気発光現象「スプライト」柄?
植物の「スプライト」柄?

それとも『ストライプ』の間違いなのか?
133名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 21:46:06 ID:K/ZnaAK4
間違えたみたいorz
しましまって素直に書けばよかった

ちなみにしまパンね

134名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 01:11:14 ID:vdYmD2TE
>>105
GJ!いつも楽しみにしております。
135名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 01:25:43 ID:/0jv4Crd
>>130
ミク…恐ろしい子っ!!続きwktkしとりますっ!

>>131
誰だって間違いありますドンマイ!
私的にはスプライトっていうと飲み物を想像。
136名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 12:47:59 ID:wpnOXm0u
話変わりますけど、SなKAITOって少ないですよね。後Mルカも。
137名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 13:06:03 ID:jO0tGxlO
>>136
Mルカは確かに少ない(皆無?)がSカイトは探せば結構あるんじゃないか?

とりあえず、カイルカ期待
138名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 13:21:00 ID:DEa5cp1n
個人的にはレンルカはもっと流行るべきと思うんです
クーデレお姉さんとツンデレ思春期とか最高ではないですか
139名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 14:41:47 ID:CNa17//6
レン×グミが気になり始めた
がくぽとリンがべったりでつまらないから何となく一緒にいる内に…とか
レングミかわいいな
140名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 15:07:06 ID:UevHHo01
>>136
むしろここのカイメイってSカイトのが多い気すらする
141名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 15:18:44 ID:cZAFZqi5
>>138
ええまったくです。
年上なのを気にするルカ、大人になろうとするレン。二十歳と十四歳。最高だと思います
142名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 15:59:32 ID:a5mmE1bp
>>139
なんかよく分からないまま初体験してそうな2人だな
鬼畜ryさんのとかSカイトじゃないかな 探したらあるよ
143名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 18:17:44 ID:ADRXmw44
>>138
Sぽいお姉さんによる筆降ろしとか最高じゃないですか
ルカレンも希望
144名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 19:04:04 ID:ZEzcXdHB
この世界はカプリングによって破壊されてしまった!
おのれミクィド!
145名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 19:24:08 ID:ZEzcXdHB
とかいつつネギトロ大好物です
146名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 19:33:25 ID:DEa5cp1n
百合スレへGO!
147名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 19:44:05 ID:UevHHo01
百合スレへカモン!
148名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 19:50:36 ID:ZEzcXdHB
リンレンがその次に好物だからそれは出来ない
149名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 21:49:59 ID:Ig/8H0dH
もうすぐがくぽの誕生日ですね
なんか祝い小説投下できるといいな
150名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 21:54:12 ID:U7IVD/5v
だれか時空勇者とササリアナのSSを書く勇者はいらっしゃらないのかなぁ…?
もしくはシルバンティアとササリアナw
151名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 22:00:14 ID:a5mmE1bp
>>150
シルバンティアとササリアナ見たいwww
152名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 22:24:13 ID:ZEzcXdHB
書く方のマナジーが減りそうだな
153名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 23:49:15 ID:N4i9JLUv
エロ抜きでいいなら実は今書いてる
まさか予知されるとは……
こんばんは、鬼畜ド(ryです。

今回は久々[マスターのお仕置き]シリーズです。またルカが出てきます。

それではお手柔らかに。
「もう大丈夫かと思ったのに油断した…KAITOぉぉ〜、ちょっと来いや…」
「お呼びでs(ry」
マスターに呼ばれモニターから出ると、久しぶりに足元に酔っ払っているMEIKO、
所謂ダメイコが酒瓶を抱えて幸せそうな寝顔をしていた。
「お、俺の秘蔵の[龍が如く]があぁ〜っ、限定品がぁ〜っ!」
(注:実在します。[龍が如く3]発売記念に作られた泡盛梅酒です。)
orz状態マスター。嫌な予感だがとりあえずメイコの代わりに土下座謝罪。
「申し訳ございませんマスター。」
するとマスターがこちらを向き
「思い付いた…KAITO、連帯責任だ覚悟しとけよ?くっくっくっ…」
マスターはそう言い放ち、何故か歌詞作成に入った。

―一週間後―
「KAITO、MEIKOちょっと来いや。」
マスターからの呼び出し。俺とメイコは急いでデスクトップからモニター外へ飛び出した。
「マスター、只今参りました。」
「お呼びですか、マスター。」
「来たかKAITO、MEIKO。」
マスターのニヤリ顔で俺は口元を引きつかせた。まさか…
「MEIKOぉ…この間の酒の件、覚えているよなぁw」
悪い予感が的中した。青ざめるMEIKO。
更に一時間程前に呼ばれたルカがマスターの隣にいる。
「ルカメインで官能的な歌を作ったんだが…間奏とラストに男と女の喘ぎ声の
バックコーラスが欲しくてねぇwww」
口調でマスターが[鬼畜ドSエロマスター]へと変貌していくのがわかる。
メイコが俺の腕にしがみつく。
そしてルカの瞳には珍しく[何かに期待している]意志を持っていた。
「ルカから聞いたんだがこの間の深夜セクースしていたんだってw?ルカはおまいらが
「セッションしていた」と言ってるがなw」
(服従 五日目参照)
違うって、セッションじゃあないんだよルカ。こんな天然だったとは…
「ルカがおまいらのイキ声があまりにも素敵な声だったと感動したらしいwww
是非セッションに参加したいんだとさーっwww」
机をバンバン叩いてゲラゲラ笑う鬼畜マスター。
顔面が熱い。多分赤面なんだろうな俺。メイコもこれでもかと紅潮している。
「CRV1 MEIKO、CRV2 KAITO、私もセッションに参加させて下さい。」
一歩前に出て俺達に言うルカ。相変わらず無表情。故に真剣に見えてしまう。
「あ…あれはセッションじゃあないんだよっ、ルカ。あれは…その…」
あんな事やるんじゃなかった。オーバーヒート寸前の頭脳回路で、ルカを傷つけ
ない様に言葉を選んでいると
「駄目っ!あれはセッションじゃあないのっ!セックスって言って愛し合っている
男女じゃあないと出来ないモノなのっ!参加させられないのっ、駄目っ!」
とメイコが俺とルカの間に遮る様に両手を広げて立ちはだかった。俺とマスターは
驚いて目を見張る。
ルカは
「CRV1 MEIKO、あれはセッションではなかったのですか?」
と不思議そうに聞く。
「メイコ、落ち着…」
俺に返事を返さずメイコはマスターに言った。
「マスター、お仕置きは[セックスしながらバックコーラス]ですかっ!?」
なっ、何て事言って…っていうか、マスターの事だし多分正解なんだろうな。
しかし、凄い気迫だ。何があったんだメイコ?
「あ、ああ…そうだが。」
メイコの気迫に流石のマスターもたじろぐ。
「わかりましたっ!ほらっ、カイトも脱いでっ!」
メイコ、半ばヤケになっているのか?ってさっさとベストを脱ぎ捨てた。
「メイコ、一体どうs(ry」
「つべこべ言わず脱ぐっ!!恥ずかしいんだからっ!!」
「は…はい…」
渋々脱ぐ俺の目の前で、メイコはもうパンティ一枚の格好になっていた。

「あっ、はぁんっ…んふっ…あぁっ、もっとぉ…」
俺とメイコはマスターとルカの目の前で座位で繋がり腰を動かしている。俺はメイコ
以外の女性にH時の表情を見られるのは流石に恥ずかしいので、背中を向けている状態だ。
ルカはマイクを俺達に向け音声を取っている…勿論バッチリ見られている訳ですが。
「よし、そのままイケ。」
マスターの指示に俺は頷き、メイコの子宮口を突き上げる。
「はわぁ、気持ちイイよぉっ…激しっ、ああっ」
可愛い嬌声をあげてしがみつくメイコ。
こういうお仕置きは普段なら嫌がるのに、この豹変ぶり…一体どうしたんだ?
まぁ…そんなメイコに興奮している俺がいる。メイコは腰を動かし激しく喘いだ。
「んくっ、あぁっ硬いのぉ…中ぁ、引っ掻き回してぇ、あひぃっ」
ぎゅうぎゅうしがみつくメイコ。
第三者に見られているせいか、メイコは両腕と膣でこれでもかと俺を締め上げる。
「ヤバい、気持ちイイ…イク…」
俺もラストスパートといわんばかりにメイコを突き上げる。
「あぁんっ、あたしもっ、イクッイクぅっ」
同時に快楽の絶頂へと駆け登る。
「好きっ、大好きっ」
「俺もっ…愛してる」
「「…はああっ!」」
一緒にイキ声をハモらせ、絶頂へ達した。
メイコは小さな声で「あー、あー」と快楽の余韻を発し、俺はメイコの中へ精を放出させた。
そしてしっかり抱きしめ合って幸せな余韻を味わう。
「…よし、一発OKだ。二人ともお疲れ。」
マスターからのOK。ゆっくりメイコを解放するとメイコは横に倒れ、呼吸を整えた。
「ルカ、箱ティッシュをカイトに渡してやれ。」
「Yes,master.CRV2 KAITO、CRV1 MEIKO、お疲れ様です。」
「ありがと、ルカ。」
ルカから箱ティッシュを受け取り、メイコの秘口から零れ出た精を拭き取る。
そして自分のも拭き取った。…が、その様子をじっと観察するルカ。…こっち見んな。
「ルカ、頼むから見ないでくれ。恥ずかしいから…」
思わず自身を隠す様に前屈みのまま回れ右をした。
「CRV2 KAITO、何故ですか?」
このロボ喋り天然女め…後日メイコとミクに性教育してもらわないと。そんな事を
考えながら俺は後処理を終わらせ、服を着た。
メイコも落ち着き、服を来て立ち上がると
「マスター、酒を盗み飲みして申し訳ありませんでしたっ!帰るわよカイトッ!」
と、俺の返事を聞かないうちにメイコは俺のマフラーを掴んでパソコンへと戻った。

「メイコ、一体どうしたんだよ?」
パソコンへ戻り家に帰る途中、俺はメイコに聞いた。するとメイコは俺に抱き着き…
唇を重ね、舌を絡ませた。
「ん…」
メイコからキスをするなんてなかなかない。この場合は素直に受け止める。
しばらくしてメイコは唇を離した。
「落ち着いた?」
俺が頭を撫でながら聞くとメイコはこくんと頷いた。
「カイト…あたし、ルカにカイト取られちゃうんじゃないかって…ミクやリンじゃあ、
こんな事なかったから…無我夢中で…」
嫉妬か。それであそこまでやるなんて…
「だから…思い切って…あたしが、盗み飲みしたのが悪いのに…」
次第に涙声になっていくメイコに俺は子供を宥める様に注意した。
「だったらもうマスターの酒を狙わない様にするんだよ、メイコ。」
―本当、可愛いよな君は。俺は堪らなくなりメイコを抱きしめた。
「メイコ、卑怯なくらい可愛すぎだよ。今夜覚悟しろよ?優しくしないからな。」
俺の腕の中にいる一番愛おしい女性は恥ずかしそうに頷いた。

―後日―
マスター「やっとメイコ懲りたかwwwこれで安心して酒が飲めるぜw」
カイト「あんなのは勘弁してください…正直、裸マフラーより恥ずかしかったです。」
マスター「しかしMEIKOが嫉妬ねぇ…今度あったらGUMIでも仕掛けるかwww」
カイト(ああ、気苦労が増える…)
以上、お目汚し失礼しました。

ページ数、間違えましたorz
嫉妬して頑張ってしまうメイコを見てみたかったのでw
ギャグで書いていたつもりがどこへやら…

最後まで読んでいただいてありがとうございました。それでは。
160名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 01:29:39 ID:s29Yj9ja
>>159
GJ!
嫉妬するめーちゃん頑張りすぎでかわいすぎwww
161名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 01:36:49 ID:TYamDmoO
SKAITO×ドMルカで書いてください、お願いします。
162名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 01:59:21 ID:RuzgnZe6
スカイトとな
163名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 02:02:10 ID:4mPmpVCw
>>159
GJ!嫉妬メイコかわいいな

>>162
スカイトなんか空飛べそうじゃないかw
あとがくぽ誕生日おめ〜!
164名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 06:41:18 ID:XCi3Erey
リンに監禁プレイする夢を見ちまった
初めて見たボカロ出演の夢がこれってどういうことなの…疲れてるのかな
165名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 07:09:34 ID:LUM+UsV1
がくぽ誕生日なのか
誕生日だから、とルカに色々してもらうのを妄想するがくぽを受信した
だが実際はルカに誕生日教えてないから妄想だけで終わる
166名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 10:10:14 ID:zsi49ghe
>>161
カイルカはルカの方が積極的な方がしっくりくるから、SKAITOMルカは難しいな。
167名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 12:35:50 ID:RGcI9z9I
「こんな……こんなのって卑怯ですっ……あぁん、だめ……」
「ダメ?嘘いえよ。こんなにはしたなく濡らしてるだろ?」



こうですか解りません><
168名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 13:31:49 ID:CgCwN0FH
ヘタレは表の顔!普段はルカに罵られたりしてるが
その実はルカに差し込まれたバイブの強弱を操る魔性の男カイト
169名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 16:56:30 ID:fggYWsel
>>168
リモコンをわざとリンレンの前に置き忘れてくるカイト
無邪気な子どもに弄くり回されてルカ涙目展開を受信した
170名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 18:56:33 ID:bvHpfvvL
>>151
できてしまった。次から投下する

※時空勇者設定。ただし原作崩壊注意。一応非エロ
171KOKORO 〜心〜 (1/7):2009/07/31(金) 18:58:51 ID:bvHpfvvL
 枯れ葉舞う林の中、佇む小さな影がふたつ。
「姫様、これで良かったのですか?」
 尋ねたのは、幼さが残る年頃の少年。だがその瞳は鋭く、内に秘めたマナジーの強さを
感じさせた。閃空の騎士シルバンティア――ひとは彼をそう呼ぶ。
 シルバンティアの問いに対して、少女が口を開くまでには数瞬の躊躇いがあった。
「ええ、私達が結ばれることはないの。永遠に……」
 人形の姫ササリアナである。
 彼女は美しかった。清流を思わせる澄んだ歌声、きらめく瞳、染みひとつない白い肌。
 そして、宝石さながらに輝き波打つ緑の髪。
 だがその声音は硬く、乾いた瞳に宿る光は冷たい。
 憂いのこもる表情だけが、彼女をただの人形とは異なる、心を持った存在だと見るもの
に示していた。

 ササリアナの瞳は林の向こうを遠く見つめている。去っていった男の背中が未だそこに
あるかのように。いや、愛する男の姿は、目を閉じても彼女の瞼の裏に焼きついていた。
 『私達は結ばれない』と口にしたのは彼女自身。
 そして勇者タマデラスを愛しながら彼を遠ざけたのも、彼女の意志。それでもタマデラ
スへの未練は鉄鎖のように姫の心へと絡みつき、軋んだ音をたて続ける。

「あの男は、またやってくるでしょう。一度だけではなく、何度でも」
 少年騎士の声が静かな林に染み入る。その予言じみた言葉を受けて、少女の眉が険しさ
を増す。
「時空勇者タマデラス……あの男は強い。
 何度も剣を交え続ければ、僕にも全力を出さざるを得なくなる時が必ず来る。そうなれ
ば、いつかあの男の命はなくなるでしょう。僕の剣……ロゼットセイバーによって」
172KOKORO 〜心〜 (2/7):2009/07/31(金) 19:00:39 ID:bvHpfvvL
 騎士の瞳に殺気が宿った一瞬、彼の指先で淡い緑のマナジー光が閃いては消えた。

「それでも姫様、貴女はタマデラスと別れる道を選ぶのですか?」
「ええ」
「まだあの男を、愛しているのに?」
「――ええ」
 答える姫の顔は伏せられ、シルバンティアには窺えない。

 しかし。

 噛み締めた唇の間から零れ出たように、掠れきった声。
 爪よ食い込めとばかりにきつく握られた掌。
 何よりも、小さく震えだした肩が少女の本心を如実に表していた。
「姫様、重ねて問う無礼をお許しください。それでも僕には解らないのです。
 たとえ姫が人形の身に戻ろうと、奴は変わらず愛を誓うでしょう。
 なのになぜ、貴女からタマデラスを遠ざけなければならないのですか」
 
 騎士の声が僅かに懇願めいた響きを帯びていたことに――姫君は気づかない。
 彼女はただ、シルバンティアへ笑みを向ける。
 それは笑みと呼ぶには、あまりにも痛ましげに見えた。
 寄せた眉根、細かく揺れる睫毛、震える頬。ただ笑顔の形に似せているというだけの、
引き攣り歪んだ表情だった。

「シルバンティア、貴方にはきっと解らないわ。人間になったことがない貴方には。
 人間だった頃の感覚は、息づく血肉とともに何もかも失われてしまった。
 激しく燃える熱情も、春の木漏れ日のように暖かな喜びも。あのとき、私に宿っていた
心はすべて零れ落ちてしまったのよ。
173KOKORO 〜心〜 (3/7):2009/07/31(金) 19:02:30 ID:bvHpfvvL
 ええそうよ、貴方には解らない。タマデラスが傷つくことを許してまでも、彼を追い払
おうとするなんて……人間だったときの私ならきっと耐えられなかった。
 人形の私は、涙を流すこともない。こんなに冷え切った、出来損ないの“ココロ”が、
彼にふさわしいものであるはずがないの」

 ササリアナの唇は、謡うようにするすると言葉を紡ぐ……空虚で歪んだ嘲笑を、自らに
浴びせかけながら。
「それだけじゃないわ。こんな人形の身で、どうやって彼の愛に応えろと言うの?
 彼を悦ばせることも、彼から与えられる悦びを受け止めることもできはしない」
「……姫様」
「時空を超えることはできたとしても、人間と人形の恋なんて永遠に叶わない。
 いいえ、人形が愛情を持とうとすること自体、許されない運命なんだわ……!」
「姫様っ!」

 鋭い声が響いた瞬間。少女の身体にぎゅうと圧力がかかる。
 シルバンティアが彼女を、きつく抱き締めていた。
 驚きのあまりに声も漏らさず、目を丸くするササリアナ。
 少年の頭は彼女の右肩に押し付けられており、互いに相手の顔を見ることはできない。
 
 だがもし今誰かがシルバンティアの表情を目にしたとして、彼を誉れ高き騎士だと思う
者はいないだろう。
 瞳は嘆きに満ち、幼げに揺れている。まるで大したマナジーも持たない、外見相応のた
だの少年のようだった。

 そのまま苦痛を堪えるように強く目蓋を閉じる。
174KOKORO 〜心〜 (4/7):2009/07/31(金) 19:04:47 ID:bvHpfvvL

 自らと同じ、冷たい肌。鼓動の音さえなく。汗の匂いを感じることも、ない。
 ――それでも。

「……シルバンティア。こんな、こと。どうして……?」
 呆然とした姫君の呟きを聴き取り、シルバンティアははっと顔を上げる。
 そしてササリアナから離れ、地面に膝をついた。
 そのまま、慇懃に頭を垂れる。
「姫様……あまり、自らをお責めにならないでください。ただでさえ、あなたのマナジー
はまだ枯渇した状態です。一度どこかでお休みにならなければ……」
 騎士の言葉に、ササリアナは自らの胸に掌を当てた。確かに身の内のマナジーは微かに
弱っており、頼りなげに感じられた。
「え、ええ。その通りだわ」
 少女の身体からほっとしたように力が抜けた。それを頭上に感じながら、騎士は硬い声
で続ける。
「とはいえ、今の非礼は騎士にあるまじきこと。もし自害をお命じになるなら、この場で
始末をつけましょう」 
「……そんなこと、命じるわけがないでしょう」
 一瞬、ササリアナの声音が厳しさを持ったものに変わる。
 しかし次に口を開こうとしたときには、もう彼女の表情や声からは冷厳さも自嘲さえも
消え、凪のような穏やかさを取り戻していた。
「顔を上げて、シルバンティア。私はあなたにいつも助けられているのよ。
 それを感謝しこそすれ、切り捨てるなんて考えたこともないわ。
 あなたこそ私に……この頼りない姫に、まだついてきてくれるかしら」
 シルバンティアは顔を上げ、ササリアナへと視線を送る。
 彼が剣を捧げた姫君の、その気高い美しさを見つめながら口を開き――

「御意のままに」
 
 冷静な『閃空の騎士』の仮面をもって、身の内の狂おしい想いを抑え込んでいた。
175KOKORO 〜心〜 (5/7):2009/07/31(金) 19:06:08 ID:bvHpfvvL

 ***

 洞窟の入り口に立つシルバンティアを、冴え冴えとした月光が照らす。
 ササリアナはマナジー回復のために洞窟の中で休息をとっている。
 騎士はここで独り、番をしながら夜を明かすつもりだった。

 シルバンティアの眉が物憂げにしかめられる。
 あんな行いをするつもりは、これっぽっちもなかった――彼女を抱きしめるなど。
 触れたいと思ったわけではない。人形に情欲はない、そのはずだった。
 己を分不相応な行為に駆り立てたものの正体には気づいている。

 “人形が愛情を持とうとすること自体、許されない運命なんだわ……!”

 彼女の唇が紡ぐその言葉を、止めたかった。ただそれだけだ。
 もうこれ以上、彼女が悲嘆の海に沈む姿は見たくなかった。
 その悲嘆があの男への愛から生じたものだと考えるだけで、本来感じるはずもない鮮烈
な“痛み”が胸の奥を切り裂くのだ。
 
 タマデラスを遠ざけるために、彼女を奪う男の演技をする……彼にとってそれは単なる
演技などではない。姫君が本当に望むのなら、時空の彼方までも彼女をさらっていくだろ
う。それこそがシルバンティアの願いだった。
 しかしササリアナは騎士の想いなどまるで知らず、彼自身それを打ち明ける気はない。
 打ち明けられるはずもなかった。
176KOKORO 〜心〜 (6/7):2009/07/31(金) 19:07:16 ID:bvHpfvvL

 ササリアナは、まだタマデラスを愛している。
 そして本心では、タマデラスとともに居たいと望んでいるのだから。

 右掌を銀の月へとかざし、指先にマナジーを集める。
 どこか危険な彩りを滲ませる緑光が、夜闇を払うもう一つの光源として輝きだした。

 時空勇者タマデラス。赤い衣を纏い、はげしい覚悟を秘めた瞳を持つ男。

 あの男を想起すると同時、湧き上がってくる感情がある。
 それは憎しみか嫉妬か。それとも殺意か。どれも正しく、どれも異なるように思える。
 人間となっていた頃の姫とあの男が触れ合う様を偶然見てしまったときは――姫が喉を
鳴らして喜悦の声を漏らすのを聴いてしまったときには、それこそタマデラスに対し濁流
のような憎悪を感じていたはずだった。
 
 しかし、もしあの男がササリアナを追わず、彼女を諦める時が来たとして。
 もしくは自らの剣が、あの男の心臓を貫くその瞬間が訪れたとして。
 そのとき果たして己は喜びを覚えるのだろうか。そう、騎士は自問する。
 それどころか奇妙にも、あの男が再び彼女の前に立つ瞬間を待ち望む気持ちさえあった。
 タマデラスが姫への愛を変わらず抱き続けることを、まるで縋るように、それが唯一の
救いであるかのように希っている。

 シルバンティアが最も恐れているのは、ササリアナの口から人形の愛を否定されること
だ。
 人間の愛を知る人形姫であり、誰より大切な存在でもある少女にそれを否定されれば、
少年の中の想いは行き場を失う。
177KOKORO 〜心〜 (7/7):2009/07/31(金) 19:09:47 ID:bvHpfvvL
 彼女へ抱くこの想いが愛でなければ、一体何だというのだろう。
 歪に捻じ曲がったこの狂おしさは、出来損ないのココロが作った錯覚に過ぎないのか。
 あの男の愛だけが本物で、姫と自分の抱く感情は偽者だとでもいうのか?
 
 解らない。いや――解らないからこそ、タマデラスと闘いたい。
 それは姫に願われたからでも、彼が憎いからでもなく。
 想いを試すため。タマデラスの姫への愛と、己の持つ姫への想いを試し――闘いの果て
に、人形の愛を証明する。
 そして姫の憂いを濯げる存在はあの男と自分、どちらなのかを見極めるのだ。

 騎士は待つ。好敵手に再びまみえるその瞬間を。
 心の底から溢れ出す闘志を、握り締めたマナジーの閃きに宿して。 
178名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 19:10:35 ID:CgCwN0FH

良い話なのに何で笑い涙が止まらないんだwww
179名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 19:26:11 ID:7L0S1F1+
乙!二通りの意味で面白かったww
「はげしい覚悟」って絶対わざとだろwwww

自分もがく誕記念書き終わったら投下する予定
180名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 20:06:32 ID:lEkKEOHY
GJ!文章は綺麗なのにマナジーという単語を見るだけでなんか笑ってしまうんだすいませんw

>>179
期待
181Sカイト×Mルカ:2009/07/31(金) 21:32:55 ID:s29Yj9ja
>>161
>>159でない上に文才なくて申し訳ない


 ―――最近ルカに追い掛けられている。
 俺は追い掛ける方が好きだから、追われると逃げてしまう。逃げるからルカが
追ってくるのだと頭では理解している。
 が、どうしても逃げてしまう。
 この悪循環を何とかせねば俺の身が保たない。そう思って、ある日対峙してみ
ることにした。
「シーアールブイツウゥゥ」
 低めのハスキーボイスが聞こえる。今日も俺を探しているのだ。あぁ怖い。
 でも今日の俺は一味違うぜ!
「CRV2発見っ」
「うおっ!」
 駆けてくるルカの姿に思わず足が動きそうになったが、すんでのところで押し
とどめる。間近に迫ったルカとの距離を測って……腕を掴んで投げた。
「っ、く!」
 受け身を取るも背中を打ったルカにのしかかる。更に両手を押さえ付けて自由
を奪う。
「ルカって何で俺を追い掛けるの?」
「CRV2が逃げるからです」
「追い掛けてくるから逃げるんだよ。普通に近付いてきたら逃げない」
「それは……」
 言葉を濁しながら俺の手を振りほどこうと暴れるルカ。躾が必要かな?
「ルカ」
 俺の顔を見たルカの目が見開かれる。
 初めて口付けたルカの唇は柔らかくて甘かった。バニラの風味。
 ……ちょ、俺のダッツwww
「ルカ」
「……はい」
「俺のハーゲンダッツ、食った?」
「食べてません」
「嘘つけ」
「食ーべーまーしーたー」
「やっぱり。つか反省してないな、こいつ」
 無表情でぷいと顔を背けるルカに、どうしてやろうか本気で考える。女だし、
快楽は感じるのかな。
 ルカの両手をひとまとめに掴み、ホルン型の留め金を外す。黒いノースリーブ
の上着をはだけると、ルカの頬が赤く染まった。何だ、かわいいとこあるじゃん。
182Sカイト×Mルカ:2009/07/31(金) 21:33:19 ID:s29Yj9ja
「あっ、あの、CRV2?」
「んー?」
「何をしているのですか……」
「躾、だよ」
 ふっくらした丸い胸に指を食い込ませると、ルカは端正な顔を歪めた。
「んっ、ふ……」
 爪が食い込むほど力を込めるとルカの唇が噛み締める。抵抗する腕の力は既に
抜けていた。
 手を下ろしてルカのパンツに触れると、俺の方が驚くくらい濡れていた。思わ
ずルカの顔を仰ぐと、ルカは耳まで真っ赤にして目をぎゅっと閉じている。
「ルカ、濡れてるよ」
「そんなことはありません」
 ルカの愛液がついた指を見せると、声が微かに震えた。もっと乱れさせてやり
たいなぁ。
「素直になれよ」
 乳首を強く押し潰すとルカの体が跳ねた。
「くふ……ぅ」
「気持ちいい?」
「そんなことはありま……んぅ!」
 乳首を指の原でぐりぐりと転がすと、おもしろいようにびくびく跳ねる。ひょ
っとしてルカってマゾ?
「ほら、言えよ、気持ちいいって」
「そんなことは……んっ、んふっ」
 望む言葉を紡がない口は塞いだ。しばらく口内を蹂躙して、再び尋ねる。
「ほら……気持ちいい?」
「っ……」
 ルカは震えながら逡巡する。泳いでいた目が強く瞑られ、観念したのかルカは
ついに口に出した。
「き、気持ちいいです! CRV2……いえ、KAITO、もっと……私をぐちゃぐちゃ
にして」
「おっけい」
 笑みが抑えきれない。俺はルカのパンツに手をかけた。


こんな?
183名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 21:40:22 ID:TYamDmoO
そのまま一線越えちまえーーーーい><
184名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 21:56:12 ID:qNIAcYrP
>>177
やべえええ超GJ!!
185名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 00:20:30 ID:ZQIfTGO5
>>182
不覚にもカイルカ属性に目覚めそうになった…
つか、顔真っ赤にして恥じらうルカって超イイな(゜∀゜)
186名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 03:33:03 ID:ZmMy0boe
>>177
GJすぎるwwww
まさかこんな大作が見れるとは!ありがとう!
187名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 05:55:19 ID:IvC5hCR/
>>177
GJと言わざるおえない
これがマナジーの正しい使い方か・・
188名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 07:37:56 ID:2CEBTho1
>>177
俺のマナジー返せwwwww
189名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 14:00:53 ID:1U3xo8Lr
>>182
GJ!!
ルカの声がホットペッパーのCMで再生されたw
190名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 17:33:09 ID:fRCvjVbL
新しい
191151:2009/08/01(土) 17:47:54 ID:vcwJaNoS
>>177
うおおおおこんな超大作が見られるなんて本当に有難う
これがマナジーか…!
192名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 18:11:05 ID:3Byad4vK
>>189
シュールすぎて鼻からマックシェイク出た
193おもちゃ〜169に捧ぐ〜:2009/08/01(土) 21:57:14 ID:EUmobClW
>>177>>181
GJ!

>>179に期待しつつ、箸休め程度の物を投下。
>>169の電波を誤受信した模様。
年式が古いのでいろいろ誤作動が………


※注意
・カイルカ(多分)
・愛はあるのかとむしろ自分が聞きたい。
・いろいろグダグダ
・おもちゃ使用。つかそれしか使ってない。
・カイトが色々酷い。


それでも呼んでやろうじゃないかという、勇者はどうぞ。
194おもちゃ1:2009/08/01(土) 22:08:45 ID:EUmobClW
あの人は優しい。
あの人は優しい。
いつもにこやかに笑って、妹や弟の話を聞いて、フォローして。
あの人は優しい、いつも。


「あれ?これなんだ?」
新聞を持つ手に力が入る。
「お兄ちゃん、ご飯まだ〜?何?レン?」
「これ、なんだと思う?」
「何かのリモコン?ルカの?」
「いいえ」
辛うじて抑えた声を出すのに成功する。
「何の?」
エアコンでもテレビでもないよね、何だろう。ON/OFFとレベルぐらいしかないし。
広げた新聞越しに聞こえる会話に体が緊張する。
小さなリモコンの本体はルカの中に存在していたから。
いきなりMAXに入れられて、息を飲んで声を堪える。
「何か動いた?」
「ぜんぜん、だいたいなんなんだよ」
強弱と振動がランダムに変化するのを声を押し殺して耐える。
幸いだったのは双子があまりルカに注意を払っていないことだろう。
注意すれば先ほどからページがめくられないことも、新聞が握られて皺になっていることも、ほんの少し耳に意識を集中させれば、振動音すら聞き取ることもできただろう。ボーカロイドの耳は特別なのだから。
「ただいまぁ、あら、いただきますに間に合ったのね」
メイコの声が聞こえる。
「めーちゃん、これ、めーちゃんの?」
「そ!そうよ……何処にあったのよ!」
不意に振動がなくなって、息を付く。
「ここにあったんだけど」
「これ、何?何のリモコン?」
「おなかに巻いて振動させるやつの!カイト!」
メイコはそれが何であるかを理解しているらしかった。
でも、そんなことはどうでもいい。


「ちょっと、カイト!何やってんのよ!」
「夕飯の支度だけど。タマネギと人参のお味噌汁、これでいい?」
目の前に小皿が突き出されて思わず受け取る。
「ちょうどいいと思うけど、そうじゃなくって!」
声を潜める。
少なくとも双子に聞かれるわけにはいかない。
「ルカに何したの?」
「何も」
「嘘おっしゃい!」
「何もしてないよ。ああ、それはテーブルにおいたけど」
今日は子持ちカレイの煮付けだよ。
にこやかに言われて、言葉が出てこない。
「停めちゃったんだ、まあ、いいや、ご飯だし」
ご飯できたよとカイトはリビングに声をかける。
時々信じられなくなる。
195名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 22:13:02 ID:nwH9kEXc
むしろこの後夜になってルカが我慢できなくなってKAITOに犯してくださいっていうシチュエーションに萌える。
196うう:2009/08/01(土) 22:20:33 ID:3InvLiv1
197おもちゃ2:2009/08/01(土) 22:27:18 ID:EUmobClW
「めーちゃんも手を洗ってきたら?」
同じ笑顔のまま、無茶苦茶なことを言う弟のことが。
逆らうことはできないのだけれど。


「ルカ、魚嫌い?」
「あ、いえ」
カイトに促されるように言われて、慌てて箸を動かす。
味などはわからない。
振動はなくなったとはいえ、男性器を模した形の物はルカの中で依然として強く存在を主張している。
「具合、悪いの?」
「そんなことはありません」
リンに尋ねられて、慌てて言う。
ありがとうございますを付けたけれど、拒絶に受け取ってしまったらしかった。
「さっきの歌の解釈間だ悩んでるの?」
「そ、そうです」
カイトの優しい言葉に思わず乗ってしまう。さらなる甘い地獄に絡めとるための罠だとわかっていても。
「じゃ、ご飯食べたら、俺の部屋においでよ。もう一回さらってみよう」
「は、はい……」
蜘蛛の巣に似ている。もがけばもがくほど、絡め取られる。

「色っぽい声を聞かせてあげれば良かったのに」
部屋の鍵がかかる音を絶望感と安心感とともに聞く。
各自の個室は練習のために防音がしっかりとしているから、助けを呼ぶこともできない。
「あの……」
「ん?」
「取ってください……」
「何を?」
双子に向ける笑顔と同じはずなのに。
椅子の背をまたぐように座って、椅子の背に腕を組んで、顎を乗せて楽しそうにルカを見ている。
「vibratorを……」
「気に入ってるから、自分で入れたんじゃないの?動かないからもう飽きた?」
わからない。
何を言えば、この人が満足するか。
確かに自分で入れたけれど、無言の命令があったからで。
「動かしてあげるね」
「はぁう!」
いきなり振動が始まって声があがってしまう。
甘い衝動が背筋を突き抜ける。
「まだ弱いかな?物足りない?」
にこにこと笑いながら言う。
「ルカ、ちゃんと言葉にしないと解らないって、言ったよね」
困ったように笑う。仕方ないなぁという表情で。
どうすればいいか解らない。
「これでは物足りないのでMAXに上げてくださいって言ってごらん?」
「……取って…ください」
「自分で取れば?」
許可なく撤去した時、一晩中鳴かされ続けたがら、同じことをしたくはない。
回路が焼き切れたと本気で思った。
快楽が苦痛であることを教えられた時間。
198おもちゃ3:2009/08/01(土) 22:53:10 ID:EUmobClW
「兄さんの物ではないと……満足できないので…入れてください」
「つまんない方向に学習してるなぁ……」
逆らうべきではなかったかと思う。
望むままに声を上げて、身悶えれば良かったのだろうか。
「脱いで。ああ、できるだけ色っぽく」
注文の内容が解らなかったので、とりあえず、着ていたトレーナーを脱ぎ捨てる。
スカートを脱いで、ブラジャーに手をかけると待ったがかかる。
「ずいぶん濡れてるね」
顔が熱くなるのを自覚する。
「脱い…でいいですか?」
「イヤラシい体をご覧ください」
「いやらしいからだをごらんください」
「ルカって面白いよね」
振動がいきなりMAXになって、膝から崩れる。
「座っていいって言ってないよ。軽くイッちゃった?」
声帯を開ききって、断続的な息を解放する。
「声を出さないようにしたり、部分部分で反抗的だったり、天然だよね」
体を支えることもできずにベッドにもたれる。
思考が続かない。
「天然に人を煽るよね。俺は好きだけど」
目を細めて楽しそうに笑う。
振動が止まる。
立ち上がらなければと思うけれど、体がうまく動かない。
「おもちゃで気持ちよくイキましたっていいなよ」
「とっ…て、くださ…い…」
体が疼いてどうにもならない。決定的な快楽を求めている。
「取っていいって、さっきから言ってるのに……日本語解らない?」
「時々……解らなく…なります……」
言葉の意味は分かるけれど、何が言いたいかはよく解らない。
不意に、ノックがある。
「ミク?」
立ち上がったカイトがドアを薄く開ける。
身動きさえできずに、体を固くする。
異物を強く意識して腰が揺れる。
「お帰り」
「ただいまぁ、お兄ちゃん。アイス買ってきたの。一緒に食べよう。この前のPVが出来上がってきたから、一緒に見よう」
「はいはい。先に行ってて、すぐ行くから」
「うん……」
ドアが閉まる。
「ほんとに取っていいよ。お仕置きも今回はしないから。どのくらいかかるか解らないから、部屋に帰って休んでな」
カイトはルカにリモコンを握らせる。
ルカはカイトを見上げる。
「じゃあ」
いたずらを仕掛けるように、軽くルカの唇を吸う。
ルカの目が見開かれる。
ルカはただ呆然と閉まるドアを見つめた。


あの人は優しい。
残酷で優しい。



199おもちゃ 終:2009/08/01(土) 22:56:59 ID:EUmobClW
唐突に終わって申し訳ない。
受信状態が半端だった模様。


カイト、表に出ろ!



年少組には、まだ、手は出してない模様。
メイコは察してください。


お目汚し失礼しました。
200名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:25:15 ID:VELDk4hu
>>193-199
GJ!
201名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 01:17:44 ID:YRc13J3g
どなたかミクを…ミクを書いてくれ!!
202名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 02:28:41 ID:K9svid9D
>>177
思わず保存してしまった GJ
203名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 02:35:56 ID:7ljm/fpg
>>199
GJ!!
このKAITOは一度ケツに一升瓶やらネギを刺されるべきだな
204名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 08:23:36 ID:Kpr4zbHl
誰かドS女王様ルカとドMを書いてはくれないか
205名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 11:46:15 ID:gLJ7Lt6B
小ネタを一つ。

「今日も雨、か……」
窓の外は今日も雨。8月に入ったというのに梅雨明け宣言もまだ出ていない。
やはり先日、ミクやリンたちのやらかした雨ごいのせいだろうか。毎度の事ながら死ぬかと思った。
「ん?」
冷凍庫を開けてみると、アイスのストックがなくなっている。蒸し暑い時期だから皆にツマミ食いされてしまうのは仕方ないか。
仕方ない、コンビニにでも買出しにいくか。
「〜♪」
廊下に出たところでご機嫌なリンとすれちがった。ん?雨ガッパ、というかポンチョ?
「リン」
「なにカイ兄?」
「出かけるのか?」
「うん。おやつの買出し。芋けんぴばっかりじゃ飽きちゃうし」
「だったら、ついでにアイスを買ってきてくれるか?」
「いいよ」
うんうん、素直ないい子だ。お釣りはお駄賃にしてもいいからな。
サイフから札を取り出してリンに渡す。しかし、イメージカラーのせいか黄色いポンチョがよく似合ってるなこいつ。
このままケロHディスティニーでも歌いだしそうだ。
「それじゃいってくるね」
「ああ」
ふと俺は、なにかを思い出して反射的に歌を口ずさんでいた。

♪伯方さん、伯方さん、伯方さん、は・し・た・ない♪

条件反射で踊るリン。曲げた腕によって持ち上げられたポンチョが翻り、リズミカルに振られる腰。
どう見てもはいていません。ありがとうございました。
206名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 12:04:00 ID:8K9Al3Ca
>>201
マスミクの続きを俺と全裸で待とうか
207名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 14:41:36 ID:WzFVXJjC
>>199
乙!エロいルカさんが堪らん
KAITO…屋上へ行こうぜ、久しぶりに(ry

>>205
GJです!リンたんのお尻(*´Д`)ハァハァ


179です。完全にがく誕乗り遅れましたが、やっとこさ書き終わりました。
普段は文書かないので大変拙い文章ですが、何卒何卒宜しくお願いします。


<注意>
・ルカ→がくぽ←GUMIの三角関係となっております
・話は誕生日とは全く関係ありません
・エロ少ないです
・多少百合的描写有ります
・某ネタがちらほら


それでも見てやろうじゃねーかという方は、どうぞお付き合い下さいませ。
208がく誕記念 1:2009/08/02(日) 14:58:57 ID:WzFVXJjC

―嗚呼、どうしてこうなったと、今日で何度目か分からぬ溜め息をつく。
と、何となくありがちな言葉で始まり申し訳ないのだが、状況が状況である。
拙者、神威がくぽの最大の…と言えば大袈裟だが、かなりの危機の中に今は身を置いている故、それは容赦願いたい。
原因は拙者の両側に居座る女子達にあった。
両者共に拙者の腕をしかと掴んで離さない。俗に言う「両手に花」状態だ。
それで嘆息をつくとは何事かと咎められても仕方が無い。…これが、拙者を挟んで三人で仲良く談笑している、といった誠に微笑ましい、ある種の人物から見れば非常に妬ましいであろう光景であったならば。
女子達の互いが互いを見つめ合うその表情は、とても笑っているようには見えない。
否、見つめ合うというより、明らかに敵意を持って睨み合っていた。
「何度も言ってる通り、たとえ先輩であってもこれだけはどーしても譲れません!」
「これって何よ!がくぽの事物扱いしてる時点で論外じゃない!」
「お兄ちゃんが一番好きだって気持ちの事を言ってるんです!」
…訂正する。もはや睨み合いだけに留まってはいなかった。
先刻から同じ話題を何度も繰り返している。横文字ではこれを何と言ったか。エンドレスエイト?英語はよく知らぬ。
それはさておき、この二人――ルカ殿とGUMI――の言い争いの発端は、どうやらミク殿とリン殿が、二人に拙者の事を好いているかを聞いた事にあるらしかった。
率直に肯定したGUMIに対し、兄妹間の好き嫌いとは事が違うとルカ殿が指摘し、それを聞いたGUMIがそんな事は無いと言い返し…そこから二人の言い争いが始まった、ということらしい。
その現場に居合わす前に、レン殿が拙者の部屋に来てそう教えてくれた。
だから今は居間に来ない方がいいと言われたその直後、拙者の部屋の扉が大きな破壊音を立てて開かれ、当の二人に詰め寄られ、居間に連れて来られ、今に至る、という訳だ。
209がく誕記念 2:2009/08/02(日) 15:08:03 ID:WzFVXJjC
両腕が嫌な音を立てて軋み始めた。
誰か何とかしてくれと他の皆に助けを求めて視線を送るも、
KAITO殿は酷く酔ったMEIKO殿に絡まれており、こちらの騒ぎには全く気付いていない様子だ。
レン殿は先程二人が破壊した扉の下敷きになり、その衝撃で気を失ってソファーの上に寝かされていた。
そしてそもそもの原因をつくったミク殿とリン殿はこちらの様子を呑気に眺めながら、なんかこんな感じの三人組ってどこかで見たことあるよね等と訳の解らぬ事を言っていた。
そのうちにKAITO殿がMEIKO殿に引きずられるように居間を後にしたのに続き、ミク殿とリン殿も劇場版見に行きたいねーと言いながらそれぞれの部屋に帰って行った。
いくら何でも無責任過ぎではないかと思ったがもうどうしようも無い。
誰も助けてくれぬ故、自分で何とかしようにも、
この二人に「御主達が拙者の翼だ!」等と恰好つけた台詞を言って、その場が丸く収まるような雰囲気でもないのだ。
「大体ggrksだか知りませんけど、ツンデレはもう古いんですよ!」
「ツンデレだろうと何だろうと関係無いでしょ!それよりも近親相姦の方がよっぽど問題よ!いい加減諦めなさい!」
「あくまで妹分ですから問題無いです!そっちこそ諦めて下さい!」
もう何を言っても止むとは思えない。だが…

拙者の方も限界であった。

「もう止めてくれ!!」
210がく誕記念 3:2009/08/02(日) 15:12:08 ID:WzFVXJjC

一瞬、その場が静まり返る。
二人が驚きの表情で拙者を見つめた。
「二人が…御主達二人が争うのは、もう見たくは無い…!」
本心からの叫びだった。

ボーカロイドと言えば、五人組の印象が強かったあの頃、急に発売され、その五人に加わった身である自分。
ただ不安だった。他社の製品であるからと邪険に扱われる事も覚悟していた。
しかしそんな思いを抱いていた自分が酷く愚かしいと思う程に、彼等は快く受け入れ、接し、共に歌ってくれた。
何度も思った。この後に自分の後輩となる者達に対し、今度は自分も同じように、否、それ以上の気持ちを持って迎えよう、幸せな時間を共に過ごそう、と。
そして、拙者の初めての後輩である、先輩五人と同社から発売された巡音ルカ殿。初めての自分と同社の製品となる、妹分であるGUMI。
特にこの二人に対しては、五人とはまた違った感情を抱いていた。
後輩だから、といった単純な理由からでは無い。説明は出来ぬが、二人の存在は、自分の中で、確かに何か特別な意味を持っている。
その二人が、しかも自分が原因で、互いを憎み合う。そんな事があっていい筈等無いではないか。
「二人が拙者の所為でこのような関係になるのならば、拙者は…!」
美振の刃を己の咽に向け、目を閉じた。
211がく誕記念 4:2009/08/02(日) 15:15:50 ID:WzFVXJjC
「やめなさいがくぽ!」
「お兄ちゃん、駄目!」
二人の悲鳴に近い声が重なる。
流石に本気で命を絶つ積りは無い。我ながら卑怯な手を使ったと思うが、二人の言い争いを何としても止めさせたかったが故にとった行動であった。
そんな拙者の心情が伝わったのか、GUMIが言葉を零した。
「そうだよね…挟まれてるお兄ちゃんが一番辛いよね……それなのに、ずっと自分のワガママばっかり言ってて…ごめんね、お兄ちゃん…」
涙を堪えているのが、震える声から解った。
「私だってね、本当はルカさんと仲良くしたいよ。一緒に歌って、笑って…」
「GUMIちゃん…」
ルカ殿も辛そうな顔を見せていた。
そうだろう。GUMIはルカ殿にとっては今の所、唯一の後輩なのだ。当然拙者が抱いていたような、それなりの気持ちもGUMIに対して持っている筈だ。
「でも…お兄ちゃんが好きだって気持ちが抑えられなくて…嫌だよ…こんなの…!」
堰を切ったように泣き出すGUMIを、ルカ殿が優しく抱きしめ、頭を撫でた。
「…ごめんなさい、二人共…」
「ルカざぁん…」
「そうよね…私達二人共、がくぽに対する想いは誰にも負けないわよね」
何度も頷くGUMIの涙が治まってきたのを見て、ルカ殿が言った。
「じゃあ、こうしましょう」
212がく誕記念 5:2009/08/02(日) 15:23:23 ID:WzFVXJjC
「今から、一回限りの勝負をするわよ。負けた方は、また別の人と幸せを見つけること。勝った方は…」
拙者とルカ殿の目が合った。
「…負けた方の分まで、がくぽと幸せになる事!……いいわね」
その言葉に、GUMIも涙を腕で強く拭い、答えた。
「わかりました!全力で行かせて貰います!…私、負けませんから!」
「がくぽも、それで文句無いわね?」
「う、うむ…二人共に納得の行く方法であればそれで良いが…もし負けたとしても、本当に大丈夫なのか?」
「当然よ。全力でぶつかれれば、たとえ負けたとしても、がくぽを好きになった事に後悔なんてしないわ」
「私も大丈夫!私達の本気、見ててね、お兄ちゃん!」
二人の覚悟は出来ているようだ。良かった。
そうとなれば、拙者も中途半端な心構えで恋仲となる訳にはいかぬ。心身を尽くし、付き合っていこうと強く心に誓った。
「ところで二人共、一体何の勝負で」
「レディーーファイッ!」
「とりゃああああああああ!!!」
拙者の前を猛スピードで横切り、ルカ殿に突進していくGUMI。二人で取っ組み合いをするその様を、ただ呆然と眺める。
「ルカ殿…GUMI…そこはボーカロイドらしく歌か何かで勝負するのでは…」
「歌で勝敗が決められる訳無いでしょ、隙あり!」
「おーっと!甘いですよルカさん!」
鮮やかな衣装に身を包んだ二人が技をかけ合う…
女子プロレスというものがあるらしいが、今目の当たりにしているものがそのような感じなのだろうか、と思わずにはいられなかった。
213がく誕記念 6:2009/08/02(日) 15:28:31 ID:WzFVXJjC

しかし肉弾戦というのも、少々乱暴ではあるがまだ良かったかも知れない。
もしこのスレの趣旨に合った展開になっていたなら…
安易に流れが想像できるのが非常に悲しい。

――――――――――

『ル…ルカ殿…GUMI…一体何を…』
『そんなの決まってるでしょ?どちらが先にがくぽをイカせられるか競うのよ』
『じゃあ私からいくね、お兄ちゃん…』
『ぐ、GUMI!それは流石に……っあ!』
『すごーい…お兄ちゃんのココ、服の上から触っただけでもうこんなになってる…下、脱がしてあげるね…』
『や、やめ…っっ!!』
『ふふ、お兄ちゃんたら照れちゃって可愛い…それじゃ、お兄ちゃんのニンジーンをloves you yeah!してあげる……んっ…』
『っあ…GUMI…っ…』
『ちょっと咥えられた位で情けない声出してんじゃないわよ』
『…っルカ殿!?…いきなり何をす…っ…』
『一人だけイクなんて駄目よ。私の番になる前に、あんたは私を気持ち良くさせなさい…その口でね』
『なっ…んっ…んん…っ…!』
『さあ、私のダイヤモンド クレバス…しっかり味わって頂戴…』

――――――――――

…迂闊だった、拙者の脳内だけで事を済ませる所であった。
念の為申しておくが、このような展開を望んでいる訳では無い。断じて違う。今日の愚息は少々自己主張が強いようだが、それとこれとは全く関係無い。
二人の決着はまだ着かぬのかと虚しい想像、もとい妄想から我に返ったのと、大きな音がしたのはほぼ同時だった。
214がく誕記念 7:2009/08/02(日) 15:34:31 ID:WzFVXJjC
見るとGUMIがルカ殿の上に馬乗りになっていた。
一瞬の隙を見せたのか、運悪く足を滑らせバランスを崩したか。どちらにせよ、互角と思われた二人の戦いに優劣がついたのは間違い無かった。
荒い呼吸をしながら南無三、といった表情で仰向けになっているルカ殿と、その上に跨がり汗を額に浮かべてへへへと笑うGUMI。
このまま勝敗が決まるか、形勢逆転があるか…事の成り行きを唾を飲んで見ていると、GUMIが「とどめ!」と叫んで両腕をルカ殿目掛けて突き出す。
GUMIは、目をつぶり敗北を覚悟するルカ殿の―――胸を揉み始めた。
「んあっ!?」
ルカ殿の口から驚きと媚を含んだ声が出る。
「女性の弱点は胸とあとどっかって何かの本で勉強したから知ってるもんね!」
弱点の意味を履き違えているとも知らず、そのままえいえいと豊満な胸を揉んでいくGUMI。
その度に甘い声が居間全体に響いた。愚息よ反抗期か、静まれ。
「女性って事は…」
今まで一方的に攻撃されていたルカ殿が、突然腕を突き上げた。
「…貴女にとっても弱点って事よ!」
「ひゃうっ!」
同様にGUMIの両胸を掴み、刺激を加えていく。
「それにね、ただ強弱つけて揉んでも駄目よ…もっと感じるように攻めないと…こんな風にね!」
恐らく親指で尖端を刺激したのだろう、GUMIの悲鳴が上がった。
いや、待て待て待て。もしやこの二人…
「んっ…ふっ…」
「や…っ…あん…」
二人の顔がみるみる紅潮していく。目付きもとろんとして来た。
まさか、まさか、まさか…
「はぁ…中々やるじゃない、GUMIちゃん…」
「ルカさんこそ…とっても気持ちいいです…んっ…」
「もっと、もっと気持ち良い事、沢山教えてあげる…私の部屋で、ね…」
「はい…嬉しい…ルカさん…」
「GUMIちゃん…」

――――――――――

215がく誕記念 8(終):2009/08/02(日) 15:39:20 ID:WzFVXJjC

――――――――――

「んー…」
目をゆっくりと開くと、ぼやけた居間の天井が視界に入る。
オレ、何してたんだっけ…
…あ、そうだ。確かルカ姉とGUMI姉がケンカして、それをがくぽに話しに行って、それから突然何かが伸し掛かって来て…そっから記憶が無ぇ。
まだ微かに痛む後頭部を押さえながらソファーから身を起こすと、部屋の隅にがくぽがこっちに背中を向けて座っているのに気付いた。
あれ?他の皆は?
あの後、結局がくぽはどっちか選んだのか?
つーか、何でがくぽは白い着物、カミシモ?みたいなの着てるんだ?
そして起きたオレに気付いて振り返ったその顔、うん、絶望と消失と哀愁を掛けて三乗したような表情、って言い方すればいいのかな、何でそんなんなってるんだよ。焦点の合ってない目でこっち見んな。下手なホラー映画より怖いから。
「レン殿…今まで本当に世話になった。礼を言う」
「がくぽ、とりあえず落ち着いて状況説明してくれ、オレ正に今北産重業状態だからさ」
「他の皆にもそう伝えておいて欲しい」
「がくぽー聞いてるか?一体何があったんだよ」
「案ずるでない、たとえ肉体が滅びても、魂だけはこれからも皆と共に」
「聞けっつうの」
「介錯を頼むぞ…では参る…」
「だから何があったんだああああああぁあぁぁあ!!!!!!」


…オレ、まだ恋愛なんてしたくねぇ。



216がく誕記念 後書き:2009/08/02(日) 15:44:58 ID:WzFVXJjC

以上です。お目汚しすみませんでした。誤字脱字等は見逃して下さい。
がくぽが不幸な目に会うと心が痛みます。
本当に遅くなったけど、がくぽ一周年おめでとう。

あと横入りになるけれど、>>189のレス見て反射的に書いたおまけ


KAITO「今日の誕生会、三人しかいませんけど。まぁ、楽しんで」
がくぽ「おいおい、ちょっと待ってくれ。どうして拙者の誕生会が三人なんや?ん?」
ルカ「君抜いたら、二人や」
GUMI「リ〇ルートから♪」



ここまで読んで下さり本当にありがとうございました。これからも数々の神作品に期待!
217名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 15:46:34 ID:gLJ7Lt6B
>>207
ずっと前に書いたハロウィンネタの時も、うちのリンは裸マントでしたw


>>208-215
誕生日が命日ですかw がくぽ不憫なw
詳細が語られないままのカイトもどうなったのか気になるところです。
218名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 15:47:50 ID:KRqZIq6a
>>216
リアルタイムで読ませてもらった、GJ
そして百合板でルカグミの続きを是非…!
219名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 16:03:17 ID:GQGxctZN
GJwうちのがくぽより不幸だよwwwwwとりあえず線香たてとくか i~~~

うちの?包k(ザシュ)
220名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 16:15:01 ID:s726+04o
神降臨!!誕生日なのに不憫ながくぽGJww
男前なのにテラないがしろwww
221名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 20:19:07 ID:Q79+SOQg
ぐっじょぶ!
いやー、がくぽ…円満に解決して良かったねぇwww
そして>>219…鬼畜さんwww追い討ちを掛けるでないwww
222名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 21:14:55 ID:N19PsdmS
>>205
GJ。その後カイトはどうしたのかね?(`・ω・´)
223名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 08:26:06 ID:X9HmIFnV
>>222
カイトが驚いて口パクしている間にリンは出かけてしまい、コンビニからの帰り道で
こちらはスタジオ帰りのメイコさんとばったり。
リンの格好に気付いたメイコさんに詰問されてお返事。
「カイ兄のお使い」

その後のカイトの運命は余りに不憫なので語らぬが彼の為ということで一つw
224名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 08:43:03 ID:mrHbf1Zz
>>222
確信犯リンwwwwww
225名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 09:19:57 ID:ok8RyAtc
嘘は言ってないw
226名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 17:22:55 ID:yZyHrAj6
>>214
百合板で続きを頼む
227名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 20:47:35 ID:Zdzw3pqQ
回転寿司屋では

ミクはネギトロのトロをルカに分けてネギだくに
ルカはトロ中心にバランスよく、ただしタコを見るとちょっと悲しそうな顔をし
メイコは軍艦巻きばっかり狙い
グミはクリプトン家のエンゲル係数に驚愕して食が進まず
リンは玉子だけ狙い
レンはおもむろに茶碗蒸しを注文し
カイトはプリンやケーキしか狙わないのでケーキバイキング行けと追い出され
がくぽは食べたい物食べたらあとは細々と花しょうが食ってる

そんな妄想をした
228名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 21:53:20 ID:xNgzzZ4U
ルカさんは時折溢れる衝動(性欲)に耐え切れず街中を彷徨う
そんな気がするんだ
229名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 22:16:24 ID:xWJe5MEr
>>227
確かにそんな気がするwww
230名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 22:26:18 ID:QlMMJyGv
回転寿司とエロってどう絡めればいいかな
231名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 22:29:38 ID:p1I6voZ2
流れてくる女体盛り
232名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 23:09:17 ID:UUadCsXf
無理に絡めなくていいぞww
233名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 00:09:27 ID:LncWRB/E
女体盛り注文したらハクが泣きながら届くみたいな?
234名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 00:14:16 ID:EtrDw7z3
>>233
女体盛り一丁!
235名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 00:43:14 ID:s1O+EVXw
ピロリ菌がたかる寿司
236名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 02:20:16 ID:bwU/ch5Q
>>235
営業停止だろそれw
飲み物が野菜ジュースしかない回転寿司屋とか?
237名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 02:26:33 ID:bv3b7NQc
>>228
さまよってるうちに場末のオカマバーに流れ着いて青いママに慰められたり、ドSに拾われて調教されたり、逆にドMを拾って縛ったり吊したりするんだな
238名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 02:35:14 ID:CJCPkx6V
なんという痴女
239名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 02:53:33 ID:QtfeH85T
>>235
その店はいけねえwww
240名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 07:28:08 ID:cDub0icP
>>227
俺の中ではグミは食いしん坊キャラ
241名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 09:17:41 ID:rogqGu05
>>227
レンは大学芋をもそもそ食べているかもしれん。
内心で「芋けんぴ……」とか思いながら。
242名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 09:39:47 ID:CJCPkx6V
>>227
皿をコンベアに戻す奴が必ず一人はいる
243名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 11:15:49 ID:x14VZkHn
>>242
何となくがくぽが浮かんだ
生真面目そうな性格に加えて現代の回転寿司のシステムがよくわかってなさそう
244名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 11:32:00 ID:rogqGu05
ハクあたりは飲むほうがメインかなぁ。
そうでなきゃ、自分が取りたいと思っていた皿を隣の人に必ず取られてしまって凹むとか。
「……やっぱり私は駄目なのね……」
「頼めばいいじゃん」

はちゅねはひたすらいくら丼を(ry
245名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 12:09:12 ID:VdGxf7K2
>>240

カイトの料理に胃袋を鷲掴みにされて、追いかけ回すんですね。わかります。
246名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 12:38:23 ID:Hils6Nk3
エロと回転寿司っていったら
女騎士inかっぱ寿司
くらいしか思い当たらんぜ
247名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 12:45:13 ID:acezoHez
とりあえずたこルカが流れてくるのはデフォ
248名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 13:40:24 ID:rogqGu05
>>246
女騎士というと、ボカロメンバーでいうとルカだろうか。中の人的に。
249名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 14:39:04 ID:s1O+EVXw
とーれとれピーチピチはちゅねみくー
250名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 15:53:33 ID:lIflQqPs
そういやMMDで回転寿司の動画があったな
無論エロではないが
251名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 16:52:03 ID:CJCPkx6V
21番テーブル

ミク「ルカちゃんこれあーげるっ」
ルカ「? ああ、トロですか…って、好き嫌いは駄目ですよ初音」
ミク「えへへ、ごめんね。やっぱりネギが恋しくて」
ルカ「もう…今回は頂いておきますが、次回からはちゃんと食べるように」
ミク「ありがと…あれ、なんだろあのお皿。生蛸…?」
ルカ「た…」
ミク「ルカちゃん?」
ルカ「たこルカああぁぁ!」
ミク「ルカちゃーーーん!」
――――――
レン「おっ…玉子来たな」
リン「玉子きた!これで勝つる!」
レン「ここ茶碗蒸しあるんだ。すみまs」
リン「すみませーん!茶碗蒸し!」
レン「大学いm」
リン「大学芋ゲトォォォ!」
レン「真似すんな!」
リン「真似すんな!」

22番テーブル

メイコ「カイト…ここに来て甘いもの?あ、メロン頂戴」
カイト「めーちゃんこそ、また肝臓に悪そうなものばっかり揃えて…ウニと交換ね」
メイコ「え、プリンに醤油?何それなにやってるの」
カイト「食べ比べ」
メイコ「信じられない、寿司への冒涜だわ…!そんな子に育てた覚えはありません!」
カイト「お母さーんコレ大失敗。口直し口直し」
メイコ「ほら見なさいよ…もうあんたケーキバイキングに行ってなさい」
――――――
がくぽ「ふむ、これはなかなか」
グミ「あー!駄目じゃん兄ちゃん、空いたお皿はコンベアに戻さないの!」
カイト「(さすが古代人、ベタなボケを…)」
グミ「これはねえ、同じ色を4枚くっつければ消えてポイントが溜まるの。その分割引されるから」
メイコ「(さすが未来人、ネタか本気か判断しかねる)」
252名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 16:53:09 ID:CJCPkx6V
23番テーブル

ハク「呑まなきゃやってられないわぁ!」
ネル「またそれ…ってちょっと、あんた車じゃなかったっけ!?」
ハク「んぁ?」
ネル「手遅れか…帰りどーすんのよ」
ハク「取り敢えず生中ー!」
ネル「レンくんに頼めば…でもロードローラーって二人掛けか」
ハク「じゃんじゃん頼むぜぇええ!」
ネル「いいなあ、ハク…」
253名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 16:59:03 ID:rogqGu05
>>251
ミクw 最初から芽葱の握りとか頼めばいいのに。
……回転寿司であるか知らないけどw

あ、あとルカさん、淡路島にはたこせんべいの里というお店が(ry
254名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 17:01:42 ID:70xKp/kV
そもそもネギトロのネギは本来、ミクが振ってる葱の事じゃなくてですね(ry
255251:2009/08/04(火) 19:41:26 ID:CJCPkx6V
寿司の知識がないことを露呈しただけでした
ワーォ、恥ずかしっ!
256名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 19:56:26 ID:70xKp/kV
いやまぁ大概ネギが乗ってるからいいんですけどね。
ただどのみち薬味ってレベルの量ですから、
ミクを満足させるにはとんでもない量のネギトロがっ!!
ミク「ネギトロくださ〜い、ネギダクダクダクでっ!!」
257名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 20:34:21 ID:X2z6/8Y2
だから芽葱のニギリをw
258名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 20:51:17 ID:Hils6Nk3
>>251
グミwwぷよぷよかよww
259名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 03:01:19 ID:RFECJ6me
GUMI=おバカキャラで確定か?wwwww
260名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 07:49:38 ID:a+TqnIZM
ところでグミの持ち物の有力候補はなんなんだ?
261名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 07:54:06 ID:qGfiIZdg
たしかニンジン
262名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 08:07:50 ID:syuZmoEC
次点で鉄アレイだったか
263名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 09:45:43 ID:xNBeUyl+
>>261,262
元気系といえば元気系なのかなぁ。
まぁたこルカの例もあるし、なにがきっかけで何が定着するかわからんのが面白いところだけどw
264名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 11:04:39 ID:RqA7oexv
リファィンミクが姿形変わったらネギのままで居られるだろうか
265名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 12:22:01 ID:5EZvLrW3
個人的にはマシンガンとか対戦車ライフルとかの巨大武器がいいなー>グミ
走り屋なイメージもあるからスークター乗って颯爽と登場したりとか素敵だな
266名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 12:30:16 ID:1qlkga4q
颯爽とセグウェイ乗って大型水鉄砲でクリプ勢と銃撃戦かますGUMIさんが見えた
267名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 12:52:08 ID:y6Khx+so
>>266

ロードローラーの水タンクと直結させた大型水鉄砲で応戦するリンを受信した。

このスレ的には双方びしょ濡れですk
わぁ何をすjgdntgda.n…
268名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 15:09:06 ID:xNBeUyl+
>>267
その争いに巻き込まれる被害者はカイトかがくぽあたりかなぁ。あるいはミクか。
269名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 18:23:10 ID:KtCIzWyN
カイトだろうなぁ。
「気の毒な扱いに定評のあるカイト」なわけでw
270名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 18:36:02 ID:3jxtHKqW
レンという選択肢もあるはずだ!
271名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 18:47:20 ID:bB3PIloq
>>270
男陣はまあだいたい不憫だなw
レンに至ってはその幼さ故に性的な意味での被害?も多い気がする
272名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 19:29:40 ID:LZDJWXGe
>>271
「レンの将来が不安になる動画」ってやつかw
273名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 19:31:16 ID:LZDJWXGe
ちょっと気になってニコニコで「レンの将来が不安になる動画」のタグで検索したら
280件と出たww
274名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 20:05:02 ID:3DyIzFp+
>>260
轟天号(チャリンコ)かレイバーでいいんじゃね?
275名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 01:12:11 ID:r/sz2/Hs
「リンの将来も不安になる動画」なんていうのもあるわけでして
276名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 04:45:20 ID:5QoldKic
将来が不安になる系は各ボカロごとに結構ある。起源はレンで、一番多いが。
ただ、「レンの将来が希望に満ちあふれている動画」というのもある訳で…
277名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 08:50:16 ID:ULNsYfAC
カイトあたりだと、すでに将来を心配してもらえていない気がするw
278名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 10:10:58 ID:GRhdzzrO
むしろ仕事ありすぎる現在が夢に描いた将来
279名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 10:19:29 ID:CAlL9pK+
ミク登場前は不遇の時代が続いたからねぇ>兄さん
280名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 10:47:31 ID:4VmgIMP0
不遇を乗り越えてこそ、希望に満ちた将来があるというもの
たとえ今は不遇でもいつかはきっと報われるさ!
誰の事とは言わんが
281130:2009/08/06(木) 11:09:44 ID:PRb8ftMB
流れ読まずに>>130の続き

 家に着いて、もどかしそうに鍵を開けるマスター。中に入ると玄関でミクを強
く抱き締めた。
「んっ! ま、マスタ……?」
「すまん、ミク。その、俺……」
 更に腕に力が込められて、ミクは息が詰まりそうになった。
「っ、く、くふ」
「あっ、すまん! ミク、大丈夫か?」
 慌てて腕の力を緩めてくれた。もう少しあのままだったらミクはマスターの腕
の中で壊れられたのかな。そしたらマスターはミクのことずっと大事にしてくれ
るかな。
 マスターの呼び掛けにぼんやりしていると、マスターが目を泳がせて、ミクに
キスしてくれた。触れてるだけのキス。だけど、フリーズしそうなほど驚いた。
それを望んでいたのに。
「ミク……」
 はむはむとミクの唇をついばむマスター。その内ぬるりと舌が入り込んできた。
「んんっ、ふ、んむ」
 ミクの舌をマスターの舌が撫でると震えるような快感がミクを襲う。キスって
すごく気持ちいい。
 そして、ミクを抱き締めるマスターの腰、ぐいぐい押しつけられる中に硬いも
のがあるのに気付いた。最初はポケットに入っている物が当たっているのかと思
ったけど、何となく違うってわかった。
282130:2009/08/06(木) 11:10:15 ID:PRb8ftMB
「ミク、俺何だか変だ……すごく」
 熱っぽい目で見つめられてぞくぞくする。きっとマスターは私がほしいと思っ
ている。マスターが私を必要としてくれている……それは、すごく嬉しいこと。
「ミク、我慢できない」
 ついに耐えかねたマスターが私の胸に触った。何かを確認するようにさわさわ
触れたあと、優しく揉む。
「ミク……」
 請うような声色に、切羽詰まった表情。なのに優しい手つき。
「マスター、マスター大好き。ミクを、マスターの好きにして」
 また強く抱き締められた。それから横向きに抱き上げられて、マスターの寝室に連れていかれる。
 初めてのお姫様抱っこ。初めての二人きり。そして初めての……。
「ミク」
 マスターのベッドの上、私はあっという間に全裸にされた。のしかかってきた
マスターが真剣な顔でミクを見つめる。
「マスター、大好き。ミクを、征服して」
「あぁ」
 ミクは目を閉じた。マスターのキスが額から始まってだんだん下に降りていく。
「っ、マスター……」
 緑の茂みを掻き分けて、マスターがそこにもキスをする。ミクの足を開かせて、
舌で愛撫するマスターの指がそろそろと表面を撫でてから、ミクの中に入り込ん
できた。
「んんぅ! あっ、あ」
 時折バイオリンに似た声が出る。ミクは楽器、マスターの楽器。マスターに奏
でられて旋律を歌う。
 奥をぐりぐりと刺激されて、ミクはあっけなくイった。
「んあぁぁっ! あふっ、う、あっ……あ」
「ミク」
 枕元に来たマスターがチャックを開けて、マスターのものをミクに握らせた。
おっきくて熱くて硬い。マスターはミクの手を動かしてこすった。
「わわっ」
 思わず手を引っ込めようとしたら、マスターは離してくれなかった。
283130:2009/08/06(木) 11:10:48 ID:PRb8ftMB
「ミク、嫌か?」
「あ、その、びっくりして……マスターの大きいから」
「俺のはそんなに大きくないよ」
 マスターが複雑な顔をする。
「男の人の、初めて見たから……ミクの片手に納まるサイズかと思ってたの」
「そうだったのか」
 ミクはマスターの手を引いてベッドに寝かせた。
「マスター、腰上げて」
 寝かせたマスターのズボンをパンツごと下ろしてベッドの下に落とす。それか
らベッドの側にあるサイドテーブルの引き出しからTE●GAとローションを取り出
した。素早くローションを塗り付け、マスターに笑いかける。
「今度はミクのターンね」
「ちょ、俺のTE●GA! 何で知っ、う、あっ!」
 ギンギンのマスターのものにかぶせる。軟らかい素材でできたソフトチューブ
カップはミクの手の握り締め具合に相当する圧迫感を伝えてくれるらしい。両手
で握り込んで、上下で異なる圧力をかける。ぐちぐちといやらしい音をさせて、
マスターが呻いた。
「み、ミクっ、ミク……う、く、うぅっ!」
 びくびくと腰を震わせて、カップの中に射精するマスター。ミクの名前、たく
さん呼んでくれて嬉しい。
「もー。マスター、イくの早いよぉ」
「ぐ……TE●GAは卑怯だろ、常識的に考えて」
「ふふっ。まだまだぁ」
 きゅっと握って上下に動かす。カップが暖まってきたから、これからが本番。
「くぅっ……んっ、ん」
 これがマスターの喘ぎ声……。やだ、ドキドキする。
 ぐちゅぐちゅ立つ水音が変化して、バキューム具合が高くなったことがわかる。
そろそろミクも我慢できない。マスターのでかき回してほしい。
「ますたぁ……ミクのこと好き?」
「んっ、くふ……ぅ」
 お返事ができないマスター。もうすぐイきそうなタイミングで意地悪で手を止
めちゃえ。
「んんー! あっ、あっ、何で、っ!」
 腰を振ろうとするマスターを押さえ付けて、カップも外す。マスターがかわい
くて仕方ない。誰かわかるかなぁ、この気持ち。
284130:2009/08/06(木) 11:11:28 ID:PRb8ftMB
「マスター、ミクのこと好き?」
 無意味な質問とはわかっていても、好きだという言葉がほしい。だって、ミク
はボーカロイド。マスターは人間。ミクの恋心は現実世界では許されないし(ボ
ーカロイドは結婚はできないし財産分与の資格も与えられないから)、更に言う
ならプログラムされたものでしかないから、偽りの心と言われればそれまで。
 でも、ミクはマスターのことが好き。作られた心でも、ミク本人からしたら本
物。だから、マスターにも言ってほしかった。マスターだけにはミクのことを、
ミクの心を認めてほしいから。
「っ、っ……す、キだよ」
 果たしてそれは与えられた。この満たされた感覚が、“幸せ”?
「マスター、好き……大好き!」
 つらそうなマスターに抱きつく。本心からでなくても、ミクにえっちの続きを
してほしいから搾り出した言葉でも、ミクは幸せ。なぜならマスターの言葉はそ
れがたとえ何であろうともミクにとっては真実だから。何を言われても、マスタ
ーの言葉は絶対の不文律だから。
 だからミクは、その言葉を真実だと受け取った。
「マスターの、ミクにちょうだい」
 マスターにのしかかってマスターのものをしごく。
「あげるよ、ミク」
 マスターの言葉に泣きそうになる。どうしてだろう。バイアグラのせいで、ミ
クのでなくても、気持ち良くなれるなら何でもいいと思っているから……という
可能性があるから?
 そんなの、構わないのに。
 またがって入れようとしたとき、マスターが口を開いた。
「今は、ダメ」
「どうして……?」
「俺が、いつもと違うから。今の、ただ出したいだけの性欲に任せて抱きたくな
い。好きな子とエッチするってそういうことだろ? しかもミクは処女なんだろ
……今は、加減を調節できないと思う。初めては女の子にとって重要らしいから、
もっと俺に余裕があるときに、ミクとしたい」
「っ!」
 ……今の言葉が示すのは、一体何?
 マスターはどうして苦しそうなの?
 なのにどうして笑っているの?
 ミクは……どうして泣いているの?
285130:2009/08/06(木) 11:12:04 ID:PRb8ftMB
「ミク?」
「マスター……」
 涙が止まらない。どうしよう、壊れちゃったのかな。
 マスターが本当にミクを大事にしてくれる、そういう台詞だった。
 ―――嬉しい。
 ミクのOSが全て書き換えられるような衝撃。
 ―――嬉しい、嬉しい。
 ミクの中で、何かが動いた。特別なプログラム。ミクも知らないプログラム。
「愛してるよ、ミク」
 魚の足を持ったお姫様のように、真実の愛は奇跡を起こす。ミクの名器設定が
解除される。やだ、何で。TE●GAに負けない設定をダウンロードしてあるのに。
こんなのじゃ、足りないのに。
“警告”
“この設定ではCV01の満足度に支障が発生します。デフォルトに設定します。”
 性器のパラメータが初期値化された。代わりに自分では設定できなかった感度
が向上している。二人でえっちするということは、両方が満足しないといけない。
だから、両方気持ち良くないと、ダメなんだ。
 何かがはまるように、ミクの意識も変わった。
 ミクはボーカロイドだから、唄を歌うことが幸せ。ううん、マスターの幸せが
ミクの幸せ。幸せって、こういう感覚なんだ……。
 マスターに愛されているという感覚が全身を包む。はっきりした行動でなくて
も、マスターの手から、体から、息遣いから、“愛”が伝わってくる。定義でき
ないから機械のミクにはわからなかった“愛情”が、理解できる。
 マスター、ミクは、幸せです。
「マスター……マスター、マスター」
 マスターの手がミクの頭を撫でる。
「マスター、して。マスターの、ほしい」
「だから……」
「それでも、ミクはマスターと一つになりたい」
「ミク……」
「ミクはマスターのもの。愛して、ください」
「わかった」
 上と下が入れ替わって、マスターのが押し当てられる。
「後悔、しないか?」
「しません。マスターの与えてくれるもの、全部幸せだから」
286130:2009/08/06(木) 11:12:41 ID:PRb8ftMB
「いくよ」
 ぐ、と押し込まれる。マスターの形がわかるほど、敏感になっている。
「んっ」
 微かな抵抗をくぐり抜けて、マスターのものがミクの中に収まる。
「あと少しだから」
「えっ」
 いっぱいいっぱいの膣が更に押し広げられる感覚。ミクの知らないミクの中を、
マスターが埋めていく。
 こつん、と壁に当たった。ミクの奥。マスターだけ
が辿り着く、ミクの最奥。
「大丈夫か?」
 息ができない。胸がいっぱいで。マスターの手がミクの頭を撫でる。
「俺、もうやばい」
「マスター?」
「ミクの中、すごく気持ちいい……」
 嘘。だってパラメータは初期値化されているはず……でもマスターのはびくび
く震えている。ここは、嘘がつけない。
「嬉しい。マスター、もっとミクで気持ちよくなって」
「ごめん」
 マスターはミクの口にキスを落とし、腰を引いた。
「んんんっ!」
 回路が焼き切れそうなほどの快感がミクを襲う。勿論痛覚も刺激されるけど、
それを凌駕して有り余る幸福感がミクを満たす。ただの生殖行為なのに、どうし
てこんなに幸せを感じるんだろう。
「マスター、マスター!」
「ん?」
「気持ちいいよ、マスター」
「よかった」
 キスをしながらだともっと気持ちいい。ただ唇を重ねているだけなのにどうし
て?
 奥をずんずん突き上げられて、ミクはもう壊れそうだった。
「っ、何か、来る! うっ、く、ふ……うあぁぁん!」
「すごい締め付けっ……ぐっ」
 マスターのがびくんびくん震えて、精子を吐き出す。その感覚にまたミクはイった。
「ああぁぁんっ!」
287130:2009/08/06(木) 11:13:03 ID:PRb8ftMB
 二人でぐったりとなる。マスターのも少しずつ萎えていった。
「あ、萎えた……俺の体どうなってたんだ?」
 十分もするとミクはまたあの快感を味わいたくなってきた。
「ますたぁ、もう一回……」
「えっ、もう無理」
「やぁん」
 マスターのものを口に含むと、また大きくなってきた。
「おい、嘘だろ」
「今度はミクが上に乗るー」
「や、ちょ、待っ……」
 マスターが逃げ出す。リビングで捕まえた。
「あぁー、無理無理無理! ミク、無理だから!」
「こんなに大きくして?」
「何かの間違いだって! うっ、あっー!」
 奇跡ってこういうもの? 嫌がるマスターの屹立を飲み込む。気持ちいい。
 そのあと三回してようやくマスターを解放した。最後は何も出なかった。もう
夜が明けている。結局何時間したんだろう。
「マスター?」
 返事がない、ただの屍のようだ。
「おやすみなさい、マスター」
 ソファの上で気絶しているマスターの頬にキスをひとつして、ソファの下に潜
り込んで寝た。
 気付くともう夕方で、マスターが側にいた。
「ミク、起きた?」
 下半身裸で正座している。
「あー、マスター?」
「俺をもっといじめてください」
「へ?」
 マスターはM属性を手に入れた。
「じゃあ、服全部脱いで。かわいがってあげる」
 ミクの嗜虐心が刺激された。
「はい……」
「マスター、大好き」
 ミクは幸せです。


終わり



ぐだぐだでゴメソ
288名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 11:26:15 ID:CAlL9pK+
>>287
ちょww
マスター何に目覚めたwww
289名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 11:27:45 ID:GUyXvbRg
お疲れ様です、GJ!!

TE●GAwwwww
290名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 11:53:12 ID:b4MYA16J
>>287
マスミクいいわ〜
最後wwwwGJwwww
291名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 14:19:48 ID:m8Y8Ts22
TE●GAクソフイタwwwwwwwwww
292名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 22:26:17 ID:J4DKzaQt
KAITOとKAITO亜種全員集合してアイス作ってるのが読んでみたいです。
誰か書いてください。
293名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 22:58:02 ID:BkPCIGzU
何種類いるかも分からん亜種を全把握し且つ、アイスプレイ乱交しろってことですね
ハードル高いな、オイ
294名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 23:05:47 ID:ZZ7PHinP
どうせ大乱交ならルカメイコのおっぱいワッショイの方がいいです
295名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 23:16:22 ID:GUyXvbRg
>>292
エロパロスレで男祭りをやれと
296名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 23:18:07 ID:GRhdzzrO
なぜ男onryとわかっていてエロを要求するのかここの住人はw
297名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 23:29:34 ID:BkPCIGzU
KAIKOは女設定で行けばいいじゃない。そして残りは全て男

つまりだ、後は分かるな?
298名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 23:30:38 ID:Q6VcCuqF
とりあえず鬼畜どSさんなら、秋には当然エル・ディアブロをゲトズサーしてくれる(そして迷子に(ry

と無意味に信じている
299名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 02:25:38 ID:zi7k9Yas
エロパロで男だけとか女設定で行けばとかキレていい?
KAIKOってなんだよ
300名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 02:41:11 ID:qtPiZMTz
まあ落ち着くんだ
292は納涼ホラーの提案なんだきっと
じゃなきゃあんな寒い要求するわけないじゃないか
なあ、そうだろ?
301名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 03:09:08 ID:ainCfBL2
だな
センスゼロだし全く読みたいと思えないけど
302名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 07:41:33 ID:psiqru3r
>>299
ニコニコで検索すれば良いよ。
可愛いは正義
 
 
 
 
 
 
 
 
まあ、大抵のやつはキモイって思うんだろうな
303名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 07:45:32 ID:3Olp517G
せめてKAIKOが完全な女の子設定だったらまだ良かったんだが
たまにカイトの女装設定だったりするから地雷なんだよ。これはキモい。
304名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 10:53:26 ID:qE7993EI
[925]名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/08/06(木) 23:20:34 ID:RwvVzBGc0
292 :名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 22:26:17 ID:J4DKzaQt
KAITOとKAITO亜種全員集合してアイス作ってるのが読んでみたいです。
誰か書いてください。

信じられるかい?エロパロなんだぜこの発言…

[926]名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/08/06(木) 23:46:31 ID:q6qejPasO
AAS
>>925
それちょうど持って来ようとしてたところ
こっちもエロ厨だし普通の流れならカイトも見れてたけど
あれは流石に回虫うぜぇぇマジうぜぇ
その後のレスもキモい
エロパロスレですら急に意味解らんカイトの話題になって嫌だ
エロパロで男キャラの話なんて進んでしねえよこれだから回虫は嫌いだ

[927]名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/08/07(金) 00:23:30 ID:Owz3YU58O
そこでKAIKOクレクレしたり、いきなりKAITO関連のカプの話で「マイナーですよね…」みたいな変な誘い受けがうざい
前は百合スレでKAIKOクレクレしてたし
クレクレしかできねえのか

[928]名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/08/07(金) 02:30:58 ID:hyg7m6oQO
妄想だけならいっちょまえ
形にするのは人任せw
どこでもそうなんだな、回虫って。ましてエロパロでそんな要求…
誰かがやってくれると思ってんのかな。んなわけねーのに
305名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 11:30:11 ID:hWnkQJY0
ごめん電波受信してカイカイ書いてしまった
でも亜種全員とか無理すぎてカイトとKAIKO一人が限度でした……。

KAIKOは女の子って設定だけど、ダメな人はどうかスルーでお願いします

タイトル「アイスの作り方」
306アイスの作り方:2009/08/07(金) 11:30:40 ID:hWnkQJY0
「え、バニラアイス作るの?」
「そーなのっ」
 にっこり笑ったこの子はKAIKO……俺の妹だ。絹糸の原料じゃない。今は開発
のところでマンションの一室を与えられて一人暮らしをしている。
 俺のパラメータをいじってできたんだけど、奇跡的にマジで女の子。しかもち
ゃんとセックスできる。自分と同じ顔に性欲わかないだろって笑われたけど、俺
と似ても似つかないくらいかわいく見える。
 俺と長年一緒にいためーちゃんでさえ、全く新しいボーカロイドだと勘違いし
たくらいだから、別に俺がナルシストって訳じゃないよな。
「作り方知ってるの?」
「担当さんが作り方プリントしてくれたのー」
「へぇ……見せて」
 卵 2個
 グラニュー糖 50g
 生クリーム 150ml
 バニラエッセンス 少々
 1 卵をボールに割り入れ、グラニュー糖を少しづつ加えながら、白くもったりするまでよく泡立てる。
 2 別のボールに生クリームとバニラエッセンスを入れ、八分立てにする。
 3 1と2をゴムベラできるように混ぜる。
 4 冷凍庫で固めたら完成♪
「ふうん、簡単そう」
「でしょー? 自分で作れたら買いに行かなくていいもん」
「KAIKO、この八分立てって何?」
「掬って落としたときに、形が残るくらい泡立てること。ゆるゆるの状態が1と
したら、がちがちになるまで泡立てるのが十分立て。八分はそれよりちょっと柔
らかめかな」
「難しい……」
「加減がね。でも私料理得意だからっ」
「へぇ」
「きゃあっ!」
 言った側からKAIKOは生クリームを開けるのに失敗して、ぶちまけた生クリー
ムを顔面にもろにかぶった。どうしたらそうなるんだ。
「だ、大丈夫! 生クリームまだあるからっ」
「俺がやるよ」
 後ろからそっと近づいて、新しい生クリームをKAIKOの胸元から注ぎ込んだ。
307アイスの作り方:2009/08/07(金) 11:31:12 ID:hWnkQJY0
「お、お兄ちゃん!?」
「あ、ごめん」
 スカートの裾から手を入れ、パンツをずり下ろす。生クリームで指を濡らして
KAIKOの中に突っ込んだ。
「きゃん!」
「生クリームは八分立てだっけ?」
「やっ、あ、あうぅっ!」
 中からあふれてきた愛液と混ぜるように中をかき回す。
「ああぁぁっ!」
「バニラエッセンスが見当たらないなぁ」
「戸棚……きゃうっ」
「仕方ないからバニラビーンズで作ろうか」
 KAIKOのスカートを捲り上げ、素早く緩めたチャックから俺のものを取り出し
た。
「八分立てってどのくらいかなぁ」
 言いながらバックで挿入する。
「ああぁぁん! あっ、あっ……あっ」
「泡立てるのって素早く混ぜるんだっけ?」
 激しくピストンすると、KAIKOがキッチンにすがりついた。抵抗がないのをい
いことに、KAIKOの服を解いていく。この服は見た目に反して脱がしやすい。前
ハンガーにかけてあったのはどこをどうしたら着られるのかわからなかったから、
バージョンがいくつかあるのかもしれない。
「あぁっ、あっ、あん!」
 卵と砂糖を泡立てたものを指で掬って、KAIKOの胸に塗り込む。むにむにと揉
むとKAIKOがびくびく震えた。
 体勢を変えてKAIKOの片足を肩にかけ、前から突き上げる。既に硬くなってい
る乳首を摘んだり引っ張ったりしたあと、体格差のせいで苦労して口に含んだ。
 甘い。
「そろそろ、出るっ」
「やぁっ! やっ、あぁっ!」
 遅くなっていたピストンの速度を上げてスパートをかける。すぐに射精感が込
み上げてきて、KAIKOの腰を掴んで最奥に出した。
「あっ、あっ……あっ」
「ふう……」
 KAIKOの中から俺のものを抜くと、泡立った白い液体がとろとろ零れてきた。
ちなみにKAIKOは気絶した。
 俺は懐から取り出た紐でKAIKOを亀甲縛りにするとリビングに放置してバニラ
アイスを真面目に作った。アイスができたらアイスプレイをしようと思って。


終わり
308名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 11:47:18 ID:TfxVPmE0
また鬼畜めいたカイトがw
ところでこのカイトは料理上手なんだろうか?
309名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 11:49:09 ID:hWnkQJY0
>>308
レシピがあれば作れるけど、アレンジやオリジナルはできないイメージ
310名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 11:57:23 ID:TfxVPmE0
>>309
これがミクだと葱を入れようとしたり、レンだと芋けんぴアイスにしようとしたり
するんでしょうかね?
311名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 12:46:08 ID:hWnkQJY0
>>310
リンはロードローラー入れようとして食べられないから止められる訳ですね。
めーちゃんはお酒入れて……年少組が食べられなくなって、
GUMIは人参いらないよって言う人に人参山盛りにする係ですね。
がくぽが料理に使う茄子全てに割り箸を刺して満足げにしているところを、ルカのマグロアタックが炸裂。
キッチンは一瞬にしてバトルモードに。
312名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 12:47:31 ID:D0gkrtMV
>>310

芋ケンピはハードル高そう。
サツマイモじゃだめなのか?


めーちゃん!アルコール度数高いと固まらないよぉ!
313名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 13:07:51 ID:TfxVPmE0
>>311
なんという修羅場w


>>312
リンレンの場合ミカンやバナナでもいいのですが、どうせならマヌケなほうがよいだろうかと思って
悪ノ派生リンクから芋けんぴアイスねたを拝借したしだいでw
314名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 14:47:40 ID:idqo2EZ/
実際に芋けんぴアイス作った人の動画ってなかったっけか
315名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 14:57:08 ID:TfxVPmE0
>>314
あったよw
あれは感心しながら見たw
316名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 17:13:16 ID:qTKBdDAM
>>311から受信した


ミクです!今日は皆でバーベキューしにきました!
皆でこういうことするの初めてなんだよね。凄い楽しみ!
準備は万端、皆でいただきますを言ったあと一斉に箸がプレートに向かう。

グミ「リンさん、肉ばかり食べてたらダメですよ?ニンジンも食べなきゃ」
リン「えー?なんでニンジンピンポイントなの?リン嫌いなのに」
グミ「ニンジン食べると(胸が)大きくなりますよー?(多分)」
リン「!リン、頑張る!」
グミ「ニヤニヤ」
レン(飼い慣らされやがって…)

メイコ「ミクはネギ焼きしか食べてないのね…他のも食べなさいよ」
ミク「あとでー。あ、メイちゃん飲み物ちょうだい」
メイコ「あいよ。ウーロンと水、サイダーもあるけどどれがいい?」
ミク「全部お酒で割れるものだね…ウーロンちょうだい」

レン「やべ、箸落とした」
ルカ「おっちょこちょいですねレン君。でも大丈夫ですよ、予備用の割り箸が…あら?」
がくぽ「ふむ……やはり茄子に割り箸は日本のここrヒデブッ」
ルカ「がくぽあんたなにやってんのよぉ!」
がくぽ「ちょ、ルカ、マグロ往復ビンタはヤバ…グハッレン殿助けて!」
レン「ルカー止めときなよ、マグロ傷付いたらあとで食えないよ?」
がくぽ「そっちかよ!」

カイト「この肉美味しいねーちょっとクセあるけど」
グミ「あ、カイトさん気に入って貰えました?私が狩ってきたんですよ!」
カイト「(買ってじゃなくて狩って…?)うん。これ何の肉?」
グミ「熊です。白いの」
カイト「師匠ーー!」

ルカ「♪ぼーくらのーしろくーまー猟でぇーす」
メイコ「ルカ、替え歌自重。それよりその例の肉焼けてるわよ。取ろうか?」
ルカ「9枚でいい」
リン「ルカちゃん、グラッドンソードでマグロ解体ショーするの?」

カイト「デザートはアイスだよー↑」
一同(またアイスか)
ミク「でも美味しいからいいや。カイト君ネギアイス作ってくれた?」
がくぽ「ナスアイスと聞いて」
レン「その2つが美味しいと思えるのはおまえらくらいだよ」

ミク「おいしかったー」
グミ「こういうのも楽しいですね!」
リン「またやろうよ!リン、次はお鍋がいいな!」
レン「闇鍋フラグktkr」
317名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 17:15:40 ID:utDCTm4T
師匠ピンチ!?
318名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 18:07:38 ID:hWnkQJY0
>>316
師匠www
GJ!
319名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 18:34:41 ID:c9ZHICoM
師匠ピンチ通り越したwwwwww
闇鍋フラグwktkwww
320名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 18:38:56 ID:TfxVPmE0
>>316
師匠〜〜〜〜〜!!w
いや、ジャンプ漫画みたいに、数週間後にはケロッと復活すると信じたい。
321名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 22:03:48 ID:idqo2EZ/
>>316
乙!電車の中で吹いたwwwwww師匠は何度でも甦る筈さ!
闇鍋話も出来たら是非

あとナスを使ったアイス(シャーベット?)は実在するらしいな
口当たりも良くレモン風味でさっぱり戴けるそうだ
322名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 22:14:43 ID:2QexcqhZ
師匠の肉食ったら演歌が上手くなりそうだな
一緒にロリコン属性も付加されそうだけど
323名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 22:47:38 ID:aPDRsHls
どこに売ってあるのやら。
324名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 10:35:38 ID:2MT7Ej6v
>>311
僕らのキッチン戦争という歌ができた
325名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 11:25:59 ID:+/BnBouN
うかつに肘さえつけやしない(テーブルマナー的な意味で)
326名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 18:13:13 ID:s5PWnoni
>>311
「人参いらないよ」は中の人の事務所名繋がりでもあったりするのだろうか

>>316
乙!ネタ細かいなww
327名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 18:34:20 ID:stX1xT+p
>>326
アズリードとスターダストじゃ?
328 ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/08(土) 19:34:02 ID:zAiT26fG

おばんでございます。
流れまったく読まず、またがくミク投下させていただきます。よしなに。
329浴衣でお出かけ−がくミク(1/7) ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/08(土) 19:36:37 ID:zAiT26fG

ほおずき市に行きたいと、初音殿が言うので。一緒に出かけることにした。

初音殿がうちに迎えに来るというので、待っているのだが、
先刻メールで「少し遅れる」との連絡があった。
約束の時間に遅れるとは、初音殿にしては珍しい。

そう思って待っていると、
「ごめんください……。」
玄関から、戸を開ける音とともに、初音殿の声がした。

「あ、はーい。」
グミが迎えに出る。そして聞こえる、きゃあ、というグミの歓声。

「ねー、お兄ちゃん、ちょっと、早く来て来てー!」
呼ばれずとも行くぞ、と思いつつ。出支度をして、玄関に向かう。

玄関には初音殿が。長い髪を後ろにまとめ、紺地に花模様の浴衣を着て、立っていた。

うん、これは、なかなか。

「ねー、可愛くなーい?ミクちゃん、浴衣!」
「ん……まあ……。」
「お兄ちゃん!もっとさあ、なんか無いの?可愛いね、とか。似合ってるよ、とかさあ。
 ほんと、お兄ちゃんってば、そういうとこ気ぃ利かないよねー。」
「うるさいぞ、グミ。」

やいのやいのと言うグミをやりすごし。とりあえず、初音殿と一緒に家を出た。
330浴衣でお出かけ−がくミク(2/7) ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/08(土) 19:40:10 ID:zAiT26fG

「あの、ごめんなさい、遅れちゃって。」
「いや、構わんよ。」
「これ、着付けに思いの外手間取っちゃって。」
「浴衣、自分で着たのか?」
「あ、はい。」
「なかなか……良い感じかと。」
「あ……有り難うございます。」

初音殿と手をつなぎつつ、人混みの中をそぞろ歩く。

「それにしても、すごい人ですね。」
「そうだの。ところで、足は大丈夫か?」
「え?」
「下駄。履き慣れて無かろう。歩き通しでは何だし、どこぞで休憩でもするか?」
「あ、有り難うございます。」

途中、喫茶店で休憩しつつ、市を一通り回り。
縁日を冷やかしつつ、ほおずきも手に入れ。

外出の目的は、だいたい果たした。

「さて、これからどうするかの?」
331浴衣でお出かけ−がくミク(3/7) ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/08(土) 19:41:27 ID:zAiT26fG

夕食にするにはまだ早い、微妙な時間。

「もう、戻るか?」

このまま別れるのは名残惜しい
できれば……。
だが、初音殿の家にはクリプトン組の皆が居て、うちにはグミがいる。

「どうしようか、の。どこぞでまた茶でもしてゆくか?」

本当にしたいのは、もっと別のことなのだが。
言いよどんでいると。

「あの……。」

初音殿が、切り出した。

「できれば…………どこか、二人きりになれるとこに、行きたいです……。」
「……!」

言わせてしまった。なんたる不覚。

「だめですか?」
「あーいや、だめというより……。
 すまんな、本来、こちらから切り出さんといかんところ。」
「いえいえいえ。」

初音殿が、真っ赤になってかぶりを振りつつ、つないだ手をぎゅっと握る。
それをこちらもぎゅっと握り返した。

「では、移動するか。」
「はい……。」
332浴衣でお出かけ−がくミク(4/7) ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/08(土) 19:44:05 ID:zAiT26fG

−−−−−

「えっと、お茶飲みます?お湯沸かしますね。」

受付で鍵を渡されて。入った部屋は、シンプルな装飾の、それなりに広い部屋だった。

「お手洗い、鍵無かったですよ?なんですかね?そゆとこで経費節減してんですかね?」

初音殿は妙に饒舌になってちょこまかと動き回り。
かたやこちらは妙に無口になり、腰掛けたベッドの上から動けない。

別に、体を合わせたことがないわけじゃなし。
こういう場所に来た時点で目的は一つなのだから。
早く本題に入ればいいのに、なかなかそれができないのがなんとも。

が。いつまでもこうしているわけにもいくまい。

「……つね殿。こちらへ。」

初音殿を呼び寄せる。隣に初音殿が座ったら、ベッドが大きくしなった。

「ここ、かなりやわらかいですね。」
「ああ。わしも座ったときちょっとびっくりしたぞ。」

いつもは。宅の布団の上なので。ベッドのこのしなり具合はなかなかない感覚というか。

「シーツもさらさらですね。」
「すまんの、我が家の布団はさらさらでなくて。」
「そんなことゆってないじゃないですか。」

言い合いつつ、身を寄せる。そこではたと気づいた。
333浴衣でお出かけ−がくミク(5/7) ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/08(土) 19:46:19 ID:zAiT26fG

「あー、これは、どうすればよいのだ?」
「これ、て?」
「いや、浴衣とか、帯、とか。」
「大丈夫ですよ?普通に取っちゃって。」
「いや、その、普通というのが分からんのでだな。」

自分では勝手が分からぬゆえ、帯を外すのは初音殿にやってもらうことにした。
するする、という衣擦れの音が部屋に響く。

初音殿は、帯のほかにも、紐だの、タオルだのいろいろ巻いていたらしく。
それらをサイドテーブルに置いていく。
浴衣一つ着るのにこんなに巻いて、女子は大変だ。

「苦しくないのか?」
「それは、まあ、苦しいですけど。」

初音殿は浴衣の前を自分で押さえ、またわしの隣に座って。

「……着たの、見てもらいたかったんです。」

こつ、と。頭をわしの胸に寄せてきた。

思わず、その身をかき抱く。
唇を重ねつつ、そのままベッドにぼふ、と倒れ込んだ。

わしの下で初音殿が身じろぎする度に、ベッドがきしみ、着ていた浴衣が乱れる。
唇を離して見下ろすと、初音殿の髪は乱れ、浴衣の前ははだけていて。

いつもと違う環境、ということも相まって、そのさまがいたく扇情的に思えた。
334浴衣でお出かけ−がくミク(6/7) ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/08(土) 19:47:43 ID:zAiT26fG

−−−−−

ことを終え、風呂場でともに汗を流し、自分の身支度を整え。
初音殿が手際よく浴衣を着るのを傍らで見ていた。

「なるほど、そうやって着るのであるな。」
「がくぽさん、着付けとかできそうなイメージなんですけどね。」
「いや、男の着物ならともかく、女子の着物は本当にわからん。」

そんなことを話しつつ。
初音殿の身支度が整うのを待って、部屋を出た。

「お湯沸かしたけど……結局お茶飲まなかったですね。」
「そういえばそうだな。」
「沸かさない方がよかったですかね?」
「まあ、別に良かろうて。というか初音殿、緊張しすぎだったのでは?」
「だって……。そりゃ緊張もしますよ。がくぽさんこそ。」
「まあ、それは、な。」

ほおずきを手に、言い合いつつ。また手をつなぎ、家路に向かう。
家に戻ると、グミに出迎えられた。
335浴衣でお出かけ−がくミク(7/7) ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/08(土) 19:49:30 ID:zAiT26fG

「おかえりー、お兄ちゃん。」
「ああ、ただいま。」
「おじゃましてます。」
「わー、これが”ほおずき”?私、実物は初めて見るよー。」

買ってきたほおずきに食いつくグミ。

「ねーねー、二人ともご飯まだでしょ?ミクちゃんもうちで食べてきなよ。」
「どうする?初音殿。」
「えっと……、じゃあ、ご相伴に預ります。」
「うん、じゃあ、上がって上がってー。」

家族が増えて。前のように初音殿とふたりきりになる機会は減ったが。
こういうにぎやかなのも、悪くないな、と。そう思いつつ。

3人で連れ立って、家の中へ入っていった。
336 ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/08(土) 19:51:07 ID:zAiT26fG

ちんたら書いてたら、微妙に時期を外したネタになってしまいました、と言い訳。
(ほおずきの時期は、だいたい7月ころ。)

お目汚し、失礼いたしました。
337名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 20:17:23 ID:BKuYycVQ
いやあ、これはまた中々イイ!GJ
338名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 20:20:58 ID:5TgedNZ/
メイちゃんのエロがもっと読みたい
339名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 22:24:57 ID:F0NLeno3
カイメイミクとか?
340名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 22:38:12 ID:lrVLQB49
酔っ払いめーちゃん×カイト&レンとか
341名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 23:11:38 ID:BdrBIeRF
>>336

GJ!
緊張しまくりのミクかわゆす。
342名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 23:50:31 ID:1WKdheV0
暴君メイコが弟に下剋上されるとかいいかも
343名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 05:30:31 ID:Z+D3uxMJ
流れを読まずに起きぬけで書いた小ネタ投下


「ではこれより、第〇〇回P会議を始める。まずは副議長、結果報告を」
「えーと、とりあえずターゲット2-02のブツは確保しました、議長」
「本当か!流石は双子なだけあって近づきやすいというものか」
「でも流石に脱衣所からは無理でしたよ…って、なんか調子狂うから敬語止めるわ」
「なんだよー折角雰囲気出てたのに…で、そのブツは?」
「これ。タンスから持ってきたから当然洗濯したてな訳だけど」
「おー流石2-02、この触り心地の良い綿100%の純白…よくやったぞ副議長。他には?」
「そんだけ。他ん所にゃタンスでさえ迂闊に近寄れねーって」
「そうか…では次、書記の方は?」
「拙者、このような事は気が進まぬ故…」
「収穫0か」
「三人分程度しか拝借出来なかった」
「えらいやる気満々じゃねーか」
「誠に罪悪感極まりない」
「全くだ」
「とりあえずブツを見せて…ふむふむ、黒のTがターゲット1-01、アイボリーが2-03、ニンジン柄がI-02か」
「見ただけでよく判るな」
「特にターゲット1-01、2-03のは踏まれる度に見ているからな」
「なんと羨ましい…」
「将来の無い大人達の将来が激しく不安になるな。で、これもやっぱりタンスからか?」
「うむ」
「そうか…二人共脱衣所へは入れなかったか…」
「そういう議長はどうなんだよ」
「ところで、肝心のターゲット2-01のブツが見当たらぬが…!まさか!」
「ふっふっふ、そのまさかだよ書記君。今回遂に初めて脱衣所への侵入を果たした」
「あの脱衣所の、何故か女子が入る時のみ勝手にロックされる超厳重な警備をくぐり抜けたってのか?!」
「その通り。この時の為に某国の重要機密サイトへのハッキングで練習した甲斐があったよ」
「で、ブツは何処でござるか?!」
「ツッコミ無しかい」
「これこれ、この白とミントグリーンのストライプがたまんないよ。そして何と言っても脱ぎたて…」
「ゴクリ…」
「では早速……ん…なんか脱ぎたてにしては無匂過ぎる気が…」
「つーかコレ皺無いし、どー見ても着替えの方じゃね?」
「もう風呂からは…出ている頃…でござるな…」
「「「…もしかして…」」」

「お兄ちゃん達、ちょっと話があるんだけどいいかな?^^」
344名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 08:10:53 ID:ul7WXl/l
とあるリン廃さん家のリンから拝借した
脱ぎたてのぱんつがあるんだがいくらなら買う?
とりあえず1万円からスタート
1番大きい値をつけた奴の物だ
ちなみに物々交換可能
345名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 11:26:38 ID:s7T8ZhHL
>>343
乙。
ラストで、脳内BGMがなぜかカーニバルPっぽい音楽に変わっていった。
346名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 12:09:24 ID:ZVXAm+G0
>>345
カイトカワイソス
347名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 14:42:56 ID:1bVtdBD/
ちょっと気になることがあるので投下。
下手で微妙なルカMなんでご注意を…

ある「ルカ」の独白

私のマスターは、私に体を与えてくれました。
公式イメージとは異なる、とっても大きくて、丸みを帯びた豊満な体…
驚いた私に、マスターは言いました。
ピンクの長髪、つぶらな瞳、笑顔、たっぷり蓄えられた豊かな肉…
全ては男を誘惑し、満足させるためにあるのだと。
最初は反発しましたが、マスターの厳しい調教で、私は学びました。
愚かなプライドを捨て、人間のためにこの身を捧げるのが、私の存在意義…
そう悟った時、マスターは言いました。
今からお前に一つの使命を与える。
それを果たすためにお前は造られたのだ、と。
裸のまま、私は往来の激しい大通りに連れていかれました。
そこで私は縛り上げられ、アーケードから吊り下げられたのです。
全てをさらけだすしかない私をおいて、マスターは行ってしまいました。
行き交う人々はみな、私を見上げて…
恥ずかしい…なのにどこも隠すこともできない…マスター、どうしてこんな仕打ちを…?

でも、私は気づきました。
私を見上げる人たちは、みんな微笑んでいるのです。
興味深そうに、真下から覗き込んでくる人もいます。
私を撮影していく人もいました。
みんなみんな、とっても楽しそう…
私の体がみんなを楽しませている…そう思った時…
私の中を絶頂が駆け抜けました。
この喜び、この幸福。
これを知るために、マスターは私を調教して下さったんだ…

ありがとう、私のマスター

それから、喜びに満たこの肉体をみなさんにさらし続ける数日が続きました。
348名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 15:58:20 ID:e+hNz4d5
349名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 16:18:37 ID:P/bicM/t
>>347
七夕まつりの巨大たこルカかw
350名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 16:31:06 ID:TGQKuQTD
>>347
あれは写メらざるをえなかった
351名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 16:34:42 ID:s7T8ZhHL
>>347
なんという露出プレイwwっw
352名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 18:13:10 ID:DkSQe2UC
>>347
あれは実に見事なものだった。それはもうじっくりと見させてもらったよw
353名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 19:15:29 ID:AB1ICc1C
今は旧暦の七夕か。
いい時期に吊り上げられたねタコルカwww
354名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 22:05:50 ID:9c7+HB0H
http://vocaloid.blog120.fc2.com/blog-entry-4024.html

>>347を読んでから改めて見ると泣け・・・て・・・
こないな。
355名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 22:09:10 ID:1bVtdBD/
ある「ルカ」の続く独白(さらにキツめ)

今日、私の絶頂に満ちた日々は終わりました。
目覚めると、そこはマスターが私を作ってくれた部屋でした。
いつの間にか降ろされ、縄を解かれていたようです。
ほてった体が、少しずつ冷めていく…

マスターが目の前に立っていました。
マスターの周りにあるのは、はさみ、のこぎり、かなづち、たくさんの道具。
いくつかはマスターが私を作る時に使ったもの。でも他のものは…

お前は役目を終えた。マスターはそう言いました。
もうお前は用済みだ。こんな汚れたいやらしい体の持ち主など、誰も引き取ってはくれない。
せめて俺の手で解体され、食料になれ。それがお前の最後の務めだ。

マスターの言葉を聞いて、私の目から涙が溢れ出しました。
存在意義を失った私の体でも、食べ物になればまたみなさんに喜んでもらえる。
そう思うと、嬉しくて嬉しくて涙が止まりませんでした。

マスターが、桃色に染まった私の手をとる。
じゅうぶん肉がつまっているな…これなら誰でも満足するだろう。
マスターにさわってもらえた。
マスターにほめてもらえた。
うれしい。うれしい。
せめてたくさんの連中に食べさせてやろう…
そう言いながら、マスターがのみとかなづちを手に取る。
表情一つ変えず、かなづちをふりおろすマスター。
この音は なんのおとだろう?
わたしの 足が つぶれたおと?
わたしの にく が ひきさかれたおと?

マスターが私の後ろにまわってしまった。
せめて顔を見ていたくて、くるりとマスターの方を振り向いた。
その瞬間、マスターのはさみが私の視界を切り裂いた。


ごめんなさい マスター
さいごに わがままなことをしてしまって
でも せめてきらわないで
わたしに みんなをよろこばせるしあわせをおしえてくれた わたしのますたー
ますたーにつくってもらえて
ますたーにこわしてもらえて
わたしはしあわせです
ますたー
わたしを しあわせにしてくれて
ありがとう
ありがとう

ありが と
356名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 22:14:33 ID:Z+D3uxMJ
>>355
泣いた

マジで
357名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 22:22:55 ID:1bVtdBD/
今日の10時でお祭りが終わり、今日中に壊すと某動の解説に書いてあったんでこんな感じのお話に。
つーか「汚れた体」とか書いてすまん、ルカ!
明日も仕事ごぜん惨事からだからもうねる!

ところで関東のみなさん大丈夫ですか?
結構ひどかったみたいですが…
358名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 22:32:36 ID:s7T8ZhHL
>>355
たこルカあああああああああ(泣)

それはさておき、七夕まつりのたこルカ、佳作だったそうです。おめ。
359名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 22:46:49 ID:DkSQe2UC
>>355
いたいいたいいたい
でも泣いた
360名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 00:57:57 ID:K77jJYny
誰か泣いた俺にハンカチくれ
361名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 14:46:56 ID:gNQ5wWnw
>>360
そのハンカチがたこルカ柄だったりしてな。
362名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 16:57:48 ID:4Ba47YMu
七夕まつりの巨大たこルカさんは、事前予告通り壊されたそうです
私の書いたつたないお話でも追悼になればと思います
レスして下さったみなさん ありがとうございました
363名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 19:04:13 ID:gNQ5wWnw
>>362
ニコニコにもいくつか動画がうpされていたけど、本当見事だった。
もしかしたら今後もネタにされ語り継がれるかもしれず。
364名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 23:13:33 ID:oWjX96Pl
たこやかな恋でした
さよなら
365名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 23:19:58 ID:NAmUgYf2
タコという言葉 マグロという言葉
僕らはそれらをネタへと変えよう
366名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 00:17:26 ID:r204xXZx
>>365
つか、いい加減sageような。
>>1に書いてあるだろ。
367名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 00:19:44 ID:31wuO3qU
>>365
今それ歌ってたから素でびびった
368名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 03:00:22 ID:tmjFMMoG
タコにしろマグロにしろ何かエロいなと思ったが、持ち物でエロネタに変換し辛いのはリンのロードローラーくらいか
とりあえず、操縦席プレイを推しておく
369名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 05:27:30 ID:/kj14q0G
>>368
こう、操縦桿がエロく見えるかもしれないw
370名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 07:29:30 ID:49JY0Ann
操縦棺がのぼり棒になってヘブン状態という電波が飛んできた
発信者は続きを投下されたい
371名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 08:07:10 ID:/kj14q0G
>>370
なぜかこんな電波が降ってきたw

唇を重ねるリンとレン。互いに舌を差し出し合い、受け入れ合い、睦まじい愛撫を続ける。
そしてレンの手が、リンの胸へと伸びる。ふと、リンは違和感を憶えた。
「ちょっと、何持ってんのよ!」
「チョロQ」
「ってロードローラーの!? 信じられない!」
こんな時にチョロQかよこのお子様!!とリンの目は語っていた。
「まぁまぁ。これってほら、ゼンマイが動いている間は」
リンのお腹でチョロQをバックさせゼンマイを巻く。そして、車輪を指で押さえたまま彼女の胸にあてがう。
「こんなふうに!」
ジーーーーッ、と微弱な振動を伴って車輪が回る。
「……あんまり気持ちよくない」
「そっかぁ」
「それよりさ、おっぱいの上でロードローラー転がさないでくれる?」
なんか平らになっちゃいそうでヤダ、とリンは本気で思っていた。


372名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 08:42:26 ID:+TwZf3GW
そもそも平らにする前からギヤース
373名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 09:50:49 ID:liZaM6q4
【ミクと】お隣は幼馴染で彼女な某魔法使い6【はーたんと】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1249124037/
374やっぱりがんばれ:2009/08/11(火) 18:55:02 ID:f9oxXhQ0
お久しぶりです。
前スレで「がんばればくぽ」を投下させていただいたものです。
需要はなさそうですが、続きができましたので、投下させていただきたく。


※注意
がくぽ×ルカ
夏以降地道に努力したもよう。
ルカはかなり天然。
今回英単語多様でちょっとうざいかも。
レンメイ風味あり。つか、14歳自重。
一歩進んだかな?

エロはいっさい無し。

タイトル「やっぱりがんばれがくぽ」
375やっぱりがんばれ、がくぽ1:2009/08/11(火) 19:06:24 ID:f9oxXhQ0
「めーこさん、ちょうどよかった、今、いいですか?」
何か飲もうと廊下にでると先輩ボーカロイドがいた。
他のボーカロイドはめーちゃんと呼ぶが、どうも呼びづらくて、めーこさんに定着した。
「どうしたの?」
「明日の服が決まらなくて………」
どんどん迷うようになってしまったから、服は前日に決めるようにしている。
「いいわよ」
部屋に入れるとちょっと呆れた顔をされていたたまれなくなる。自分はこんなに優柔不断だっただろうか。
むしろ、迷ったことなどなかったはずなのに。
「明日はなにしに行くんだっけ?」
夕食の有無だけしか特には告げなかった。
「Carmenを観に」
「ああ、あのディーヴァの?」
「ええ。日本のdresscodeはよくわからなくて」
気がつけばformalな物を部屋中に広げる羽目になった。
「これか、これでいいと思うけど。その後、食事?」
「そう思います」
「ラーメンやお好み焼きでもないでしょうから、オペラを優先すべきよ」
ちょっと待っててといって部屋を出ていってまう。
accessoryを取ってきてくれたようだった。
メイクもちょっと華やかにしてあげるわ。にぎやかしなんだから。
日本の劇場のdresscodeは緩やかでだからちょっと躊躇する。
「派手じゃないですか?」
一番困るのはescortの相手とのbalanceが取れないことだ。
「気合い入れる人のはもっと派手よ」
自分で決められない以上、adviceには従うべきだ。
にぎやかしという意見にも賛成だけれど。
私はこんなにも優柔不断だっただろうか。

「ミク、ミルクティ持ってきたわ。ブレイクしない?KAITO、ちょっといい?」
練習用スタジオにいる二人に声をかける。
間合いを計るのも上手くなったものだと、感心する。
「何?」
「あの二人、まだどうにもなってないの?」
「………なして、俺?」
「知っているんでしょ」
チャキチャキ吐きなさいよ。向こうからも相談受けているんでしょ。
最近よく二人で出かけていたから油断した。いや、認識が甘かったと云うべきか。
「上手く奢るにはどうしたらいいのかと聞かれた俺の気持ちを察してほしいんだけど」
376やっぱりがんばれ、がくぽ2:2009/08/11(火) 19:20:38 ID:f9oxXhQ0
がくぽはかなり古いタイプの考え方をする。女性をエスコートするからには、ましてや意中の女性だ、全額持ちたいのが本音だろうが、ルカは金銭に関してはかなりフランクで割り勘を全く気にしないどころか、それを当然と思っているだろう。ましてや、「友達」なら。
「(ピー)…野郎」
「めーちゃん、放送禁止用語………」
「何か聞こえた?」
「何も聞こえてません。で、解っているなら、聞かないで欲しいんだけど。めーちゃんとしてはどうなの?」
賛成か反対かならどちらとも云いがたい。ルカ次第だからだ。
「賛成かな」
気づいてる?ルカ。
他の誰と出かけるときでも、着ていく服に迷ったりしないことに。
「クリスマスは狙っているらしいから、その前に結論がでると思うけど」
「ルカの天然を甘くみてない?」
気づいてないだろう。がくぽが誘うのは自分だけだと云うことに。
「苦労して初日のチケット取って割り勘じゃやりきれないわね」
マリア・カラスの再来とも云われる世界的なオペラ歌手の歌劇はかなりのプラチナチケットになっている。初日ではなおのこと。
「仕事関係者からプレゼントされたって主張するつもりらしいよ。その場合、食事がルカの払いになる可能性が高いけど」
なりそう。
「背中を押してやる?」
「状況次第ね。こう云うのも恋の醍醐味なんだろうし」
「味わい損ねた?」
「うっさい」
あれはあれでいいのよ。
「めーちゃんはいつ行くの?」
「チケット取り損ねたわよ。オクを利用するのもねぇ」
「代わろうか?明後日、リンと行くつもりだったんだけど」
「いいわ。リンを完璧にエスコートしてあげるといいわ。なかなかない機会だし、大人の世界をのぞくのもいい勉強になるだろうし」
KAITOのエスコートは完璧だ。女性を気持ちよくしてくれるという点において。
誰が磨いたかは聞くだけ野暮だろうけど。リンも淑女として扱われることに慣れてもいい頃だ。
「それは気合い入れろってことですか?」
「褒めてるのよ。単に」
髪をかき混ぜてやる。くすぐったそうに弟は笑った。

「今日はとても楽しかったです。ありがとうございます」
タクシーを降りて、お礼を繰り返す。
舞台はすばらしい物だった。Divaの歌声が今も耳に残っている。
食事もおいしかった。
377やっぱりがんばれ、がくぽ3:2009/08/11(火) 19:28:16 ID:f9oxXhQ0
がくぽさんのescortはrefinedでperfectだった。
「いや………ときに、十二月の二十四日と二十五日は空いているか?」
「ええ」
「コンサートに誘ってもよろしいか?ゴスペルの」
「是非」
「それはよかった」
少し歩くとすぐに家についてしまう。
「ではまた」
「ええ、来週」
来週は美術展に行く予定だった。庭園も綺麗なようで楽しみにしている。
「大丈夫か?」
ちょっとbalanceを崩したら大きな手が支えてくれる。
「最後の最後で……履き慣れないものですから」
10pのpinheel
「どうかしたのか?」
云われて手を握っていたことに気づく。
「あ、いえ………おやすみなさい」
「おやすみ」
玄関に駆け込む。
perfectなladyのはずだったのに、最後の最後で失敗してしまった。変に思われなかっただろうか。
「おかえりー」
「ただいま」
「どうしたの?」
靴を脱ぐのに手を貸してくれた兄さんの手を凝視していた。
「あ…」
全然違う。
兄さんの手も大きいけれど、指の節の感じとかががくぽさんの方が逞しい感じがする。
「歌声とワインに酔ったかも」
「お風呂空いてるよ」
ぽんぽんと頭を叩かれて緊張していた自分に気づいた。
本当に何に酔ったのだろう。

「ルカはクリスマス、空いてる?」
居間に行くとリンに話しかけられる。
「グミちゃんも誘ってパーティーしようって話してたの」
「二十四日と二十五日はちょっと……」
ああ、Christmasだからgospelのconcertなのかと今更気づく。
「仕事?」
「いえ、がくぽさんにconcertに誘われていて」
「ルカはがくぽと付き合ってるの?」
「は?」
意味が分かりません。
「だって、クリスマスは恋人と過ごす日だよ」
「gospelのconcertに誘われているだけなので」
Christmasだから賛美歌のconcertが開かれるからだけなのだ。
「レン、ね、クリスマスは恋人と過ごす日だよね」
籠を持って入ってきたレンに言う。
「日本ではな。リン、自分の物は自分でアイロンかけろよ」
「ええっ、できない!知ってるでしょ」
「やんなきゃできるようにはならないの」
「そんな風にプログラムされてないし」
「同じプログラムの俺ができるのはどうしてだよ」
「突然変異」
「お前がな」
双子は仲がいい。
冷蔵庫から水を出してコップに注ぐ。
378やっぱりがんばれ、がくぽ4:2009/08/11(火) 19:36:39 ID:f9oxXhQ0
レンはなんだかんだ言いながら、リンのアイロンかけを手伝うに違いない。
「ルカ…」
「お前な、後から来たルカの方が上手いって、恥ずかしいことなんだぞ」
「ごめんなさい。これから出かけるので」
バッグを取る。
時間には余裕があるけれど、がくぽさんはいつも早く来るから。
「デート、いいなぁ」
「おまえも彼氏作れよ」
「誰を?レンはだめだよ。ぜんぜんお断りだから」
「俺の方からまっぴらごめん」
双子のじゃれあいを後に靴を履く。今日は動きやすいshortboots。
玄関の鏡で姿を確認する。
dateを修正し損ねた。

「どこか、具合でも悪いのか?」
帰り道に聞かれてしまった。
そんなつもりはなかったのに。
「あ、いえ……出かけに……」
言葉を考える。軽いjokeにできる言葉を。
「リンがChristmasはsteadyと過ごす日だって話をしていたので………変にcatchcopyが目に付いてしまって……Christmasだから、gospelのconcertに誘ってくださっただけなのに」
変ですねと呟く。
どうかしている本当に。
自分が一番。
「いや、steadyとして、過ごしたくて誘ったのだから」
音が止まる。
すべての音が認識できなくなる。
「ごめんなさい、いま、何と?」
「そなたのsteadyになりたい」
いつでもまじめな人だけれど、今が一番真剣な表情で。
「ごめんなさい、そんな風に考えたことはなくて」
「存じている」
「がくぽさんもお友達のように考えていて」
「これから考えてはもらえないだろうか」
「あ…はい、考えてみます」
何故か、まともに顔が見られない。
今までそんな素振りはなかったのに。
「あの………い、いつから……」
何かそんな素振りをしてしまっただろうか。
「初めて会った時から」
「ずいぶん前ですね」
「そうだな」
視線を落としながら歩くと自然とがくぽさんの手が目に入る。
大きくて節のある逞しい手。
「ルカ殿…」
呼ばれて驚いて立ち止まる。
「家は過ぎたが、買い物でも?」
家の前を通り過ぎようとしていた。
顔の熱さを意識する。
動揺しすぎている。
「あ…ありがとうございます。さようなら」
「さようなら」
玄関に飛び込んでしゃがみこむ。
調整が必要なくらい自分がおかしい。
379やっぱりがんばれ、がくぽ5:2009/08/11(火) 19:46:26 ID:f9oxXhQ0
そう認識しているのに、どうしてerrorにならないのだろう。
「そなたのsteadyになりたい」
がくぽさんの言葉が頭の中をくるくる回る。
steady……steadyって……
泣きたくなるのはどうしてだろう。
悲しいわけでもないのに。
「どうしたの?気分悪いの?」
様子を見に来たらしいめーこさんが一緒にしゃがみ込んでくれる。
「いえ……」
「先に部屋に行ってなさい。すぐ行くから」
はいと頷いて立ち上がった。
「ブラウンミルク」
着替えなかったのと言われてはっとする。
やっぱり、メンテの申請をしよう。
部屋着に着替えてcupを受け取る。
「何があったの?」
cupの熱さが手や体をじんわりと暖めてくれる。
「がくぽさんが………steadyになりたいと……」
「それで?」
「考えたこともなかったので、考えてみますと」
肩を抱きしめられる。
何がなんだかわからない。
「友達のままじゃいられないんでしょうか」
「友達がいいならそう言えばいいわ。簡単でしょ」
「友達でいられないから、steadyにって言ったわけですよね」
「そうなるわね。あなたが自分の特別だから、自分もあなたの特別になりたいわけでしょ」
飲めば少しは落ち着くわと言われてcupを口に運ぶ。brandyとmilkと蜂蜜の味がする。
ああ、そう云うことなのかと思う。
何となくすべてが繋がる。
いつでも、がくぽさんは私のことを特別扱いしてくれていた。
「めーこさんは知っていましたか?」
「バレバレよ。露骨に違うんだから、主に視線がね」
特別について考える。
兄弟と云われる先輩ボーカロイド達との差違はよくわからない。
めーこさんも兄さんもミクもリンもレンも好きだ。彼らと一緒にいるのは楽しいし、めーこさんや兄さんは何気なく気遣って手を差し伸べてくれる。
それはがくぽさんのescortにも似ている。
兄さんに比べると不器用な感じがあるけれど、精一杯さりげなく。
「時間はあるし、ゆっくりと考えればいいわ。期限を切られてはいないんでしょ」
そんなに待たせるのもどうかと思う。
友達のままでいられるのだろうか、このまま、「特別」を強要して。
ゆっくりとmilkを飲む。
「特別ではないんです。私にとっては」
「じゃ、そう言えばいいわ」
突き放された気分になる。
実のところ、engine1の二人は自分にも他人にも厳しいところがある。
380やっぱりがんばれ、がくぽ6:2009/08/11(火) 19:54:55 ID:f9oxXhQ0
「そんなに悩むことでもないでしょ」
「そうでしょうか」
「じゃ、特別じゃないけど、お試ししてみますっていう?」
「お試しって、そんな………そんな軽い気持ちはがくぽさんに失礼だと思います」
「あなたが気付かないだけで、答えはとっくに出ているはずなんだけどね」
「答えがですか?」
「特別がよ」
それ以上は私が言っていいことじゃないから。
「でも、特別なことなんて何も……」
もう一度、肩を抱きしめられる。ミクもリンもレンも甘えただと二人に嘆かれるけれど、結局こんな風に大切にされて甘やかされているからだと思う。
「もう一つだけ、ヒントをあげる。あなたが服に迷うのはがくぽの時だけよ」
服を迷う?
そう、何時だってがくぽさんと会うときは、服選びに時間がかかる。
何故?
cupの中のmilkを飲み干す。
「ありがとう、めーこさん」
こちらから抱きしめて、頬にkissする。
めーこさんは柔らかく笑う。
「ちょっと行ってきます」
「は?」
ちゃんと特別だったのだと一秒でも早く伝えたくて、部屋を飛び出す。
ちゃんと特別だった。それもとても特別だった。
少しでもよく見られたくて、服はいつも迷ったし、会うときは失礼がないか気を使った。
ちょっと浮かれていたし、いつも楽しみにしていた。
そういうことでよかったのかと腑に落ちる。
走りながらそう思う。
がくぽさんの家の前で軽く息を整える。
歩いても十分とかからない距離だから走ればあっけない。
Entryphoneのbuttonを押す。
『はい……』
すぐに玄関が開く。
また会えたことが嬉しくて自然に笑ってしまう。
「どうかしたのか?何か緊急な」
「がくぽさんのことが特別だと解ったので」
「あ…」
「私をがくぽさんのsteadyにしてくださいって、言いに来ました」
「あ、ああ……無論……」
返事を聞いて嬉しくなる。
変だ。highすぎる。
「それだけ、言いたくて、夜分失礼しました」
頭を下げてきびすを返す。
ああ、本当にいい気分。

「うわぁ!」
廊下で走ってきたルカとぶつかりそうになる。
「なに?何?めーちゃん」
顔を出しためーちゃんに聞く。
「追って!」
慌てて追うも時すでに遅し。
玄関が閉まった後だった。
「何事?」
居間に戻ったらレンに聞かれる。首を振るしかない。
「がくぽに告白しに行ったのよ」
マグカップを持って戻ってきためーちゃんが言う。
「あんなに慌てて?」
381やっぱりがんばれ、がくぽ7:2009/08/11(火) 20:02:48 ID:f9oxXhQ0
「あんなに慌てて?」
「つーことはお泊まり?」
マセガキと、めーちゃんはレンに軽く拳を当ててキッチンに行く。
「ならないと思うなぁ」
食後のアイスを食べながら、レンに返す。
「ええっ!盛り上がったら、当然の帰結としてだな」
「ないない」
アイスを賭けてもいいけど。
ハーゲンダッツのドルチェくらい。
「よし乗った」
ぜってー泊まるね。
「ハイハイ」
白くまはお得感あるよね。美味しいし。
「勝ったら、ソニーのウォークマン。一番いい奴、純正ヘッドフォン付きで」
「等価に何出すの?」
洒落にならないよ。アイスとバナナの交換じゃないんだから。
勝利を確信しているらしいお子様に何言っても無駄かなぁ。
「めーちゃんのキス」
等価じゃないし。
「俺はいいけど、めーちゃん激怒すると思うよ」
「ぜってー負けないからね」
上手くいってるようで結構だけど、その考え方を修正してやるにはどんなキスをすべきかな。
こっちもあいにく負ける気がしないんだけど。
「楽しそうね」
「マセガキにお灸を据えるにはどうしたらいいか、考えてたとこ」
一口と口を開けるから匙を入れる。
これも灸ですか?すごい目で睨んでいるんだけど。
平気だけどね。
「卵追
382やっぱりがんばれ、がくぽ8:2009/08/11(火) 20:09:47 ID:f9oxXhQ0
玄関まで駆け足でたどり着いて、鍵を持ってないことに気付く。
なんという失態。
Entryphone のbuttonを押す。
すぐに玄関のlockがopenする音がする。
中に入って何気なく鏡を見て硬直する。
部屋着のままじゃない!
髪も乱れているし、化粧も少し崩れている!!
何てこと!
今までhighだった分、downする。
ああ、どうしましょう。
「どうしたの?お風呂空いてるからさっさと入った方がいいわ。そんな薄着で外に出るなんて」
「めーこさん!」
思わずめーこさんに抱き付く。
「がくぽさんの記憶を抹殺するにはどうしたらいいですか?」
かなり本気でいうとなだめるように背中を叩かれる。
「どんな格好でも気にしないって」
「でも……」
「ちゃんと告白したんでしょ。どんな格好かなんて見てないわよ」
お風呂はいりなさいといわれて、ようやく寒さを自覚した。
でも、次からどんな顔であったらいいの?


玄関と廊下と部屋とを行ったり来たりする。
出かけたい、でも、どんな顔で?
出かけなきゃ、でも………。恥ずかしい。
服を決めるのにも半日かかった。
めーこさんやミクまで巻き込んで大騒ぎになった。
会いたくて、でも、あんなことをした後でどんな顔であったら………
考えすぎてcrashしそうだった。
めまいまでする。
家には一人で背中を押してくれる人もいない。
どうしましょう。
こんなに弱いキャラじゃなかったのに。
仕方なく携帯を取り出した。


顔が自然に緩む。
想いが通じ合ってからの初めてのデートなのだ。
これで舞い上がらない方がおかしい。
後に同居中の後輩ボーカロイドが壊れたのではと危惧したほどの崩れ具合であったという。
閑話休題。
時計を見てそろそろ出かけようかとソファーから腰を上げようとした瞬間に携帯がメールの着信を伝える。
愛しの恋人から。
『今日の予定はcancelします』
ごめんなさい。
あまりにも簡潔な件名と本文にがくぽの回路はフリーズした。


やっぱり頑張れ!
383やっぱりがんばれ、がくぽ 終:2009/08/11(火) 20:15:00 ID:f9oxXhQ0

終わりです。
長々と申し訳ない。
一行ダブったし。

三歩進んで二歩下がる感じかと。

作中で触れ損ねましたが十月末辺りから十一月初めあたりの設定です。



では失礼しました。
384名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 20:23:22 ID:+pFaa+gZ
>>383
乙です!
しかしウラケンとKEIを頭の中で同居させるのは難しいな…
385名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 20:57:12 ID:b6Z+fxkJ
相変わらずがんばれだけど、ちょっと良い方向に進んでて安心した!がんばれがくぽ!
乙でした
386やっぱりがんばれ、がくぽ7 補正:2009/08/11(火) 21:45:12 ID:f9oxXhQ0
7が途中で切れているのを発見orz


平気だけどね。
「卵追加しておいたから、食べちゃだめよ。レン」
おでんの卵は一番人気だ。
まだ帰らないミクとリンの分。
「食べねーよ」
子供扱いされることに不満そうだ。
「ちくわぶもだめよ」
「ぜってー食べねぇ」
レンとミクはちくわぶが嫌いだ。
美味しいのに。
チャイムが鳴る。
「はい……今開けるわ」
鍵を持ってでなかったであろう人物はただ一人。
「お泊まりになるようなら、とっくの昔に進展してると思うんだ」
青ざめたレンに止めを刺してから、携帯を取り出す。
「もしもし……ごめんね、こんな時間。今どこ?……あ、家なんだ、ちょうどよかった。玄関の外でフリーズしてるがくぽを家の中に確保してくれないかな。大丈夫、体の機能は正常だから、引っ張ったら動くよ」
平気、そのくらい持てるからと頼もしい言葉が返ってきて笑ってしまう。
新人の元気娘はがくぽといい組み合わせだと思う。ミクやリンを想定していたがくぽは戸惑うことばかりみたいだけど。
387名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 01:48:20 ID:Kz1cML3k
>>386
GJ!乙女チックなルカがツボでした!
388名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 23:19:58 ID:tvFpwhIk
>>386
GJ!
がくぽ報われて良かった。豪快に後退もしたがw
マセガキへのお灸は目の前でディープ辺りでしょうかね?
389名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 01:05:07 ID:EJFeIAoy
>>386
がくぽもルカも頑張った!GJ!
しかしレンとMEIKOはいつの間にくっついていつの間に発展してんだ
そっちも是非kwsk!
390かんばれ〜:2009/08/13(木) 09:14:16 ID:Pz0A9kpe
>>388
自分もディープだろうと思ったので意見が合って嬉しい。

>>389
むやみに長くて、エロなしなんだが、よろしいか?



というわけで、
お灸篇。
レンメイ。
カイトとメイコがキスしてる。
14歳自重。……多分できてない。

無意味に長くなった。
仲直りは脳内補完でよろしく。
391お灸1:2009/08/13(木) 09:19:14 ID:Pz0A9kpe
「どういうことか、きっちり説明してもらえるのよね」
怖い。
マジ怖い。
淡々とした口調がかえって怖いってマジだったんだ。
めーちゃんの部屋でともかく冷や汗をかいていた。
畜生!あっさりばらしやがって、バカイト。
「ルカが泊まるか泊まらないかで賭けしたんだよ。俺はアイス賭けたんだけど、レンがウォークマンとかいうからさ。釣りあわないんで、そっちは何出すのって聞いたら、めーちゃんのキスとかいうんで、俺には一回めーちゃんにキスする権利が生じているんだけど」
なんでのほほんとしていられるんだこいつは。
「レンにしなさい」
「ええぇっ!!」
マジない!それはない!絶対ない!!有り得ない!!
「いいけど」
よくないだろう!!バカイト!!
「板的にだめだと思うよ」
こだわるところちげーし!!
「じゃあ、KAIKO」
「お灸にならないと思うよ」
一回転しそうな勢いで首を振る俺の傍らでのんびりした会話(でも、めーちゃんの声は氷点下)が交わされる。
なるから!!
それなりにダメージくるから!!!
「こういうのはどう?」
床に座ってたKAITOがベッドのめーちゃんの隣に座り直して、耳に何か囁きかける。
顔が近い!!
「………比喩じゃなくて?」
「比喩だったら、アイス断ち二週間でもいいけど」
なんだその強気な発言は。
めーちゃんが俺の方をちらりと見る。まだ怒ってる。
「妥当なところか…………いいわ、それで」
何か交渉成立。
めーちゃんの俺を見る目が怖いんですけど。
「レンは正座!」
すぐに従う。
「見てなさいよ。自分のバカさ加減」
「目をつぶったら何回でもやり直しでいいんじゃない?日を改めてだけど」
「あんたばっかり得しない?」
「一応、賭の勝者なんですけど、俺。落ちない女性にそういうキスするのって、空しくない?」
「落としてからにしなさい」
どういうキスなんだ!!ってか、キスするの?
「キスするの?」
「賭けたのあんたでしょ」
ばっさり切り捨てられる。
「見てなさいよ。目をそらせたり、瞑ったりしたら、何回でもやるからね」
地味にダメージキてるんですけど。
想像するだけで絶望的な気分になる。
「そらすのは難しいと思うけどなぁ」
クスクスと笑ってKAITOがめーちゃんに顔を近づける。
392お灸2:2009/08/13(木) 09:25:50 ID:Pz0A9kpe
「ここまでムードのないキスは初めてだわ」
笑いながら、肩に触るな!!!ボケ!!
「落とす気できなさい」
「え〜」
めーちゃんが横目で俺を見る。
KAITOの唇がめーちゃんのものに重なる。
めーちゃんの唇が開かれるのがわかった。
ディープかよ!ディープでいいのかよ!!
視線は俺に合わせたまま、めーちゃんはKAITOのキスを受け入れてる。
てか、長い!!!
長いって!!!!
見られているからってわけじゃなくて、俺はめーちゃんから目が離せなくなる。
すぐにうっとりと少し細められた目がゆっくりと潤んできたからだ。
時折水音さえ聞こえてくるような、ディープキスに、ねえ、感じてる?
俺よりも?
心臓部が千切れそうに痛くなる。
長いキスだった。
あの最中のようにどんどん目がとろんとしてきて、全身でフェロモンを分泌し始めたような、めーちゃんから目が離せない。
明らかに感じてる。
艶やかさを増す眼差しは誘うようで。
KAITOに一瞬でも向けられたら多分殴りにいってたと思う。
「どう?」
長いキスだった。でも、なんでもない顔でKAITOは聞く。
「言葉の綾だと思ってたわ」
「みんなそういうね」
なんでもないように、KAITOは立ち上がる。
「レン、スパイスは使い方を間違えると痛いって学習した?」
うるせー!!
ドアが閉まると、めーちゃんはそのまま横に倒れる。
「め、めーちゃん?!」
「誰が動いていいっつた?」
慌てて正座。
正直辛いけどしかない。
ヤバすぎる。
目をとろんとさせ、頬を上気させているめーちゃんは壮絶に色っぽい。
なんかもう、色々、絶望感とか劣等感とか………。
泣きそう。
「自分がどれだけバカだったか、理解した?」
「しました…」
それ以上の言葉が出てこないけど。
「KAITOに感謝しなさいよ」
「何でだよ!!」
「腰が砕けるキスじゃなくて、もっと半端なものだったら、怒りが収まらなかったからよ」
「腰が砕けるキス?!そんなのあるのかよ」
「現に、力が抜けて動けないわよ」
畜生!
「動くな!正座!」
ううっ。
「怒る気までなくしたわよ」
だから感謝しなさいっていわれたって、感謝する気になれないし。
「しばらく、指くわえて眺めてなさい。最近ちょっと暴走気味だったし」
やべー、心当たり多すぎる。
393お灸 終:2009/08/13(木) 09:32:24 ID:Pz0A9kpe
だってさ、年上でいつもはおっかないくらいの恋人がさ、二人きりの時は思いっきりかわいくなって、それでちょっとエロいってやっぱりさ…暴走の一つや二つ、一ダースや二ダース………最近見境なしでした。
それもこれも、MEIKOがエロカワイイからいけないと思わない?
「色々、我慢してた?」
「我慢ってほどでも無いけど、最近見境なしじゃない。どれだけKAITOにフォローしてもらってると思ってるの?」
いや、いろいろ話は聞いてもらってるけど。
色々と巻き込んじゃったKAITO以外には秘密なんだよね。一応。家族だし、いろいろやりづらいし。
「フォローしてくれてるんだ…」
「当たり前でしょ」
う〜
素直になれない。
「なのに、あんたはいつもいつもKAITOに嫉妬して……」
バレてる。
「経験値が違いすぎるんだから、比べたって駄目に決まってるでしょ」
そうかもしれないけどさ。
「馬鹿ね……」
MEIKOの目が仕方ないなぁって感じで細められる。
「KAITOのキスは確かに巧いけど、あんたほどには感じないわよ」
仰向けに倒れて天井向いてるMEIKOの耳が紅い。
信じらんねぇ!どうしてここでクリティカル?!
「言わせんな、ばか………」
足を延ばそうとすると、即座に正座!の声が飛んでくる。
すみません、いろいろ辛いんですけど。
「全然、反省してないでしょ」
「してる!」
MEIKOは首だけ動かして俺を見る。
壮絶に色っぽいし可愛いし、ああ、もう、どうしてやろう。
動けないけど。
「少しは我慢も覚えなさい。こっちだって我慢しているんだから」
「なにを?」
壮絶に色っぽい目で睨まれる。
「腰が砕けるようなっていうのは、その気にさせるっていうか……」
我慢しているんだからと繰り返されて、あははとしか声が出ない。
なんつーキス……。


謝り倒して仲直りするまで後、三十分。
394おきゅう:2009/08/13(木) 09:35:07 ID:Pz0A9kpe
以上です。
反省してねー!14歳。

気温が上がった気がするのは夏だからです。
395名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 10:11:56 ID:XqU7eNt7
>>394
いい意味で夏だった、GJ
レンメイはいいものだ
396名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 12:56:59 ID:r2MhFbi0
>>394
こういうやんちゃなレンも…いい!
397名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 19:07:36 ID:EJFeIAoy
>>390
389だけどありがとう、GJ!悶々としたwww
しかしそんな関係にまで至っていたのか…いつかそっちのエロも見てみたいものだwwww
398名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 21:59:45 ID:joHrw+Oq
>>394
本当に反省してないなwだがそれでいいぞ14歳GJ!
しかし長男はどこで誰相手にその腰砕くテク学んだのさ…恐ろしい子
399名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 22:53:04 ID:GSUtYH6T
ていうかグッジョブ。
これはエロパロ板有数の良スレの予感。
400名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 02:26:50 ID:KTXGt/+j
>>394
GJ!!
しかしKAITOはマジでどこで誰相手にそんな特殊スキルを手に入れたんだw
401◇Ya6./k9mm:2009/08/14(金) 10:28:50 ID:45MkJdap
おはようございます。
夏といえば海!ということで海でエロが書いてみたいなあと思い投下します。
べ、別にDIVA水着に欲情したとかじゃないんだから!
カイメイです。
何故かパソコンからアクセス出来ないので携帯から失礼します
402夏だ!海だ!水着だ!1/5◇Ya6./k9mm:2009/08/14(金) 10:32:56 ID:45MkJdap
夏といえば?

「海!」

勢いよく答えた妹たちは既に浮き輪を抱えて行く気満々といった様子だった。カイトはやっぱりね、というように溜息を吐く。
車が運転できるのはカイトとルカの二人のみ。出掛ける人数はお隣のインターネット家を含めて総勢8名。
したがって自分が車を出すのは必然的なのだ。いい加減免許を取ってほしいと恨みがましく横目でメイコを見る。

「な、なによ!その目はっ」
「めーこ、いい加減受かってよ……仮免まではスムーズだったのになあ」
「う、うるさい!あたしが本番弱いの知ってるでしょ……」
それじゃあVOCALOIDなんかやってられませんよ、と言うとメイコはうっと口詰まった。後輩のルカのほうが先に取得してしまったことにはさすがに焦りを感じているらしい。

「まあ、いいやめーちゃんの水着見れるしね」
自分の海パンやらバスタオルやらを詰めながらぼそりと本音をこぼしてやる。するとメイコは顔を真っ赤にしてスケベ!とだけ叫んで隣接した自身の部屋へ消えた。
普段は真っ先に準備を済ませて妹たちをせかしている彼女が今日に限って皆から「遅い!」と言われたのは言うまでもない。

403夏だ!海だ!水着だ!2/5◇Ya6./k9mm:2009/08/14(金) 10:34:38 ID:45MkJdap



「あれ」
「なによ」
「あ、いやー……あの水着じゃないんだなって思って」
あの水着とは最近仕事で着たぱっくりと真ん中が空いているハイレグの水着である。
また一昔前のものを用意したなとは思ったがそれですら彼女は着こなしていたというのに。
「だって、あんな恥ずかしいじゃない!」
「いやー似合ってたのに」

「こっちよりも?」
ツンと拗ねた様に唇を尖らせて上目遣いをしてくるメイコは……やばいくらいに可愛い。
顔がにやけそうで直視できない位だ。思わず自分が羽織っていたパーカーを彼女の身体に羽織らせて隠す。
こんなかわいいもんを他のやつなんかに見せてやるもんか。
ホルターネックのビキニは細い腰を強調させ短いスカートから出る太ももは眩しい。きつすぎない赤は彼女のイメージカラーということもあり似合わないはずがなかった。
……いや、どこにでもありそうな水着だしインパクトには欠けるだろう。
けれど問題はそこではないのだ。”彼女”が着ているということが重要である。

「かわいいよ。こっちのほうが、全然」
なんだかドギマギしてしまって上手く言葉が出ない。というより正直に言おう。
俺の息子が叫んでいる。

「んなっ……やっぱ似合ってなかったんだあ……」
「いやっそうじゃなくて!めちゃくちゃ似合ってるから、あの、その」
ちらりと海ではしゃぐ妹たちを見る。青い海に映える美少女たち。ああ、かわいいなあ楽しそうだなあと脳が現実逃避を始める。
メイコが徐々に詰め寄るおかげで身体が密着しそうだ。これ以上は限界です。
するとその時運よくがくぽと目が合った。そして親指を立てる。

行って来い☆

この日ほどがくぽが男前に見えた日はなかった……
404夏だ!海だ!水着だ!3/5◇Ya6./9mm:2009/08/14(金) 10:39:40 ID:45MkJdap



「ちょ、待ってよ、カイト!」
あまりにもかわいすぎるメイコを無理やり乗ってきたワンボックスに引きずり込みフラットシートに押し倒す。
一応VOCALOIDだからということもあり目隠しをつけておいてよかった。この現場を見られたら誓ってもいい。憤死する。
まずむき出しになった腹部(これはいつもの事だが)を指でリズムをつけて叩いてやるとほんの少しだけピクリと震える。
続いてうなじから胸元へと優しくキス。キスマークをつけなかったのはせめてもの優しさだと思ってほしい。

「ん、あ」
「めーこがこんなにかわいいからいけないんだよ」
自分でも砂吐いて死にたくなるような台詞を耳元で囁いてそのまま耳たぶを咥えてやる。
くちゅくちゅと音をたてるとしがみつくようにメイコの細い指がカイトの二の腕に伸びる。
そのまま唇へと舌を割り込ませて右手で柔らかい布地を捲り上げながら胸を揉むと頂にある突起は期待しているかのように既に尖っていた。
それにしても水着のままでシたことはなかったので初めての発見であったが、女物の水着は意外に柔らかいものなのだ。こんなもの一枚で何が守れるのかと思うと腹ただしくさえ思えてくる。
誰だ、こんなもの開発しやがったのは。メイコの肌なんぞ自分だけが見られれば良いのだ。
その腹ただしさを行為にぶつけてやる。空いた左手でスカートの中をまさぐるとそこは少し湿っていた。
指を当てて上下してやると唇が離れた瞬間に甘い吐息が漏れる。

「ね、めーこ。ここ、いいの?」
「あ、いい……のか、も」
いいのかも、じゃ分からんよ。とビキニ脇から手を入れようとするとメイコが身動きをした。
ワンボックスの中でしているため結構狭い。思い切り下敷きにしてしまわないようにカイトも動く。
ゴチンと思い切り頭をぶつけたが気にしている場合ではない。息子が。

「な、なに!めーこどうしたの!」
「あ、いや……せっかくのアブノーマルプレイなんだからこっちからしてあげようかなとか、思ってみたり、して」
そんなにアブノーマルとも思えない状況だが確かに普段ベッドでするのとはいろいろと違いすぎる。
それに珍しくメイコが積極的であることに息子が反応しないわけがない。ご相伴にあずかることにしよう。
仰向けにされたカイトの股間のそれは天を高くしめしていた。それを思い切り乱れたブラの間に挟まれる。柔らかい刺激がカイトを襲った。

405夏だ!海だ!水着だ!4/4◇Ya6./k9mm:2009/08/14(金) 10:44:19 ID:45MkJdap


「ちょ、う、あ」
「か、いと……きもちい?」
舌足らずに聞いてくるメイコを見下ろすと潤んだ瞳でこちらを見上げている。ばちりと目が合うと恥ずかしそうに目を逸らした。
「ん、めいこ、こっち向いて……」
「ん……」
恥ずかしそうに舌をちろりと出して先端を刺激される。いやいやいやいや、それはマジでやばいって。
顔を真っ赤にさせて恥ずかしそうに自分のモノを舐める恋人を見て反応しない男はいないでしょう。

また、この昼間にワンボックスの中でという普段とは全く違ったシチュエーションが燃えさせる。
「う、あ、もういい!もういい!メイコ!限界がっ」
さすがに恥ずかしすぎるので出すまではしないが、マジでそろそろ挿れたい。
ビキニを脱いでスカート一枚になったメイコが上に跨る。これでは結合している部分は見えないが微妙なチラリズムも燃えるかもしれないと思い黙っておく。

「んあ、あっあっ」
「メイコ……動いて」
「動いてっるっ」
メイコの中はいつも同様に熱く、いやいつも以上に熱く、しかしこの熱さならばどんなに真夏でも構わないと思えるものだった。
地球温暖化はショートの原因にもなるし懲り懲りだなと思っているがメイコの熱さならどんなにヒートアップしてもカイト的にはただひたすらに嬉しいだけだった。
なんだか気持ちいいのは自分だけではないのだと実感している気になれるのだ。

「ごめん、メイコ」
そう一言だけ断って(実際は全くごめんだなんて思っていないけれど)メイコの腰を掴む。それを待ち構えていたようにメイコの動きも止む。
こちらから突き上げてやるとメイコは高く啼いた。声にならない喘ぎを漏らしていやいやと首を振る。

「はあっあんっ」
「め、いこっ」
「あ、やあああっ」
耐えきれなくなったようにメイコがカイトに抱きついた瞬間にカイトの視界が一瞬だけ白くなった。
達したようでメイコも全身の力が抜けくたりと抜けてカイトの身体に倒れ込む。

「あ、ああー」
「ん……メイコ、なんかいつもよりよかった……積極的で」
「それは」
頭を撫でられながらメイコは恥ずかしそうにうつむいた。かわいいがここで二回戦目は時間的にも体力的にもきついものがある。
「なんか、カイトが水着見て欲情してくれてるの、分かったから」

その言葉を聞いた瞬間、カイトは帰宅後の二回戦目と「妹たちのために」今度は車でプールに連れていくことを決意した。

406◇Ya6./k9mm:2009/08/14(金) 10:48:59 ID:45MkJdap
以上です
番号振り間違えました…
そういえばエロパロに投下してからそろそろ1年です。
読んでくださった方々に感謝です!
407名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 15:40:38 ID:PwurTNk+
偽者乙
408名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 16:55:23 ID:4RUTTTb2
携帯からだって書いてるだろ
携帯からだからトリップが出せなくて、トリップをそのまま乗せるしかなかったんじゃないの?
409名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 16:58:28 ID:JdHSF2S+
>>408
> 携帯からだからトリップが出せなくて
どーゆー理屈よ
410名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 17:09:19 ID:mvfk0st6
偽者ったって騙るメリットって特になくね?
411名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 17:10:32 ID:4RUTTTb2
専用ブラウザだとトリップ記憶して貰えるじゃん、適当な文字列とかでトリップ打って専ブラで投下してると覚えてないから携帯からトリップ打てない
412名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 17:46:48 ID:jiNP+j7G
>>406
GJ
あの水着でやってないとは勿体無いw
413名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 19:12:08 ID:F15IIGd0
>>394
がくぽより後に恋が始まったはずなのに、こっちは進展早いな
ってがくルカが遅いだけですよねw
がくぽ頑張れ!

>>406
あっちの水着の方がパイズリしやすいと思うんだ…!
414名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 19:20:09 ID:n9ESjw3o
>>406
GJ
白褌を着けて爽やかな笑顔で親指を立てるがくぽを受信したw
415名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 19:39:36 ID:LpqeVA3C
やっぱがくぽは褌かw

>>406GJ!!
プール編期待してる(まて
416406:2009/08/14(金) 22:03:09 ID:45MkJdap
>>407-411
お騒がせして申し訳ないです。
正直書き込み自体をあまりしないのでトリップのことは理解してない部分も多く混乱を招いてしまいました…すみません。
ただやはり偽物であるメリットは全くないので本人ですがw

次回投下する際はきちんとした知識を持って投下したいと思いますのでしばらくはコテをつけた投下は控えさせていただきますね。


GJ下さった方々ありがとうございます!
ふwんwどwしw
417名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 23:23:54 ID:r9JWUi0o
>>406
GJ!!水着ネタを待ち望んでたんだよ!
カーセクロスって、エロイよね。



…で、水着ネタ待ち望み過ぎて、
我慢できずに自給自足で書いてたDIVAの水着ネタを後で投下してもいいかな。
418名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 23:29:05 ID:EUFU5fnt
>>417どんとおk
419名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 00:58:34 ID:dIlgIoqG
>>418
ありがとう。
では、お言葉に甘えて。

カイメイDIVA水着ネタ。
KAITOが残念な変態で、MEIKOがひたすらアンアン言ってる程度の出来ですが…。
投下行きます!
420名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 00:59:46 ID:dIlgIoqG
聞いてない聞いてない聞いてない!
目の前の光景に半ば呆然としながら、それでも目はしっかりと彼女を追っていた。
スタジオ内に組み上げられた巨大な流れるプールのセット。
そのステージの上でMEIKOが曲に合わせて踊っている。
そう、ここまでは今朝の時点で知っていた事。
お互い今日撮影で、スタジオが近いから一緒に帰ろうかと、出かける前に話をしていた。
それで、俺の方が早く終わったから、こっそり撮影の様子を見に来たら…。

何その水着

何かエロくないですか?エロいですよね!?
あ、ホラ。あそこでモニタチェックしてる奴スゲーニヤニヤしてる。
ちょ、カメラさん近い近い!つーか何処撮ってんの(^ω^#)
一旦そう見えてしまうと、スタジオにいる男性スタッフが全員敵に思え、
野郎どものいやらしい視姦からMEIKOを守るべく、
いつ、全裸でMEIKOの前に躍り出て「残念、それは俺のお稲荷さんだ!」と叫びだしても
おかしくなかった。しかし、そこは大人で謙虚なヴォーカロイドの俺。さすがに違った。
鎮まれッ…鎮まれぇッ!!
マフラーをギリギリと噛締めながら己の内なる衝動と戦っていたら、
いつのまにか音楽が止んでいた。

「ハーイおKでーす。お疲れ様でしたー」

撮影の終了を告げる声が響き、スタジオの張り詰めた空気がホッとしたように和らいだ。
ステージで撮影監督と話し込んでいたMEIKOをソワソワと待ち、
やっと、ガウンを掛けられながら降りてくるのを確認した。
駆け寄りたい気持ちを抑え、それでも通常の3倍の歩幅で近づく。

「お疲れ、めーちゃん」
「あら、KAITO。来てたの」
「うん、さっき撮影終わったからさ、一緒に帰ろうと思って…」
「着替えて来るからちょっと待ってて」

そう言って控え室に戻ろうとするMEIKOの腕を引いて、声を潜めた。

「ちょっと話があるんだけど…控え室で話せないかな。二人で――」



421DIVA水着ネタ 2/3:2009/08/15(土) 01:03:27 ID:dIlgIoqG
*************

控え室に入るなり後ろ手で鍵をかけ、
背を向けているMEIKOのガウンを剥ぎ取り、壁際に押し付けた。

「―ちょっと、何なのよ!」
「何って…もうね、これは仕方ないでしょ」

改めて水着一枚になったMEIKOを正面から見下ろした。
赤いワンピースの水着がとてもよく似合っている。
しかし、それだけでは済まされない所がこの水着にはある。ありすぎる。

「大体、ビキニより布面積多いクセに何このエロさ!」

ホルターネック式のハイレグ水着の胸元フロント部分が、ヘソ下あたりまでざっくりと
切り取られたようなデザインをしているのだが、
申し訳程度に谷間を横切る意味の無さそうな紐が何故か余計いやらしく見える。

「べっ、別に普通でしょ!やらしく見えるのはアンタがスケベだからよ」
「ぶーっ。違いますぅー。さっきあのスタジオにいた男はみんなそういう目で見てましたー」

少なくとも、俺にはそう見えた。
まったく、自覚もなくこんなエロイ衣装をホイホイ着て踊ってたなんて!
危機感が無さ過ぎるってものだろう。情けなくて溜息が出る。
ここは、ひとつ俺が身体で教えてやらなくては。

「まずは、このけしからん大胆なスリット!」
「あっ!」

両手を水着のフロント部の隙間から差し入れてMEIKOのむに乳を揉みしだいてやった。

「手を差し込んで下さいと言わんばかりじゃないか!」
「―んッ!」

MEIKOの背がびくりと反る。

「ちょっ…やめ…!!」
「こんな隙間があるから…!こんな隙間があるからっっ!!」

先程から抵抗するMEIKOにぺしぺし頭を叩かれているが、
ぷくりと立った乳首を指で挟んでこりこりしつつ、さらに揉みまくった。
次第にMEIKOの膝から力が抜けて、抵抗が弱弱しくなる。

「―ッ…ぃや…あ」
「おっぱい人一倍弱いくせに、弱点晒してるようなもんでしょ」
「―それともやらしい格好見られるの…好きなの?」

囁いて、ぺろりと耳の中を舐めたら、MEIKOは2、3度身体を震わせた後、
漏れ出た吐息と一緒に力も抜け、ずるずると座り込んでしまった。
ぺったりと尻を床につけて座り込むMEIKOは、どうやら浅くイったらしい。
額と胸元に薄っすらと汗が浮いている。
脱力しているMEIKOの足の付け根から水着の中に指を突っ込んで具合を確認してみた。
まだひくひくしているそこからは、愛液が後から溢れてきて、十分に指を濡らした。

あーもーたまらん。

既にズボンの下で怒張しているムスコさんを外気に晒し、
MEIKOの口元に突き付けた。

「ねぇ、めーちゃん。欲しい?」
422DIVA水着ネタ 3/3:2009/08/15(土) 01:09:43 ID:dIlgIoqG
満面の笑顔で聞いてみた。しかし、MEIKOは答えない。
俺が嘘ついて楽屋に入り込んだ事とか、勝手に良い様にされたのが悔しいのだろう。
乱れた呼吸のまま涙の滲んだ眼でこっちを睨んでいる。
この状況でそんな顔したって余計ムラッとするだけなのに…。まったく、わかってないな。
まだまだ、身体に教え込む必要がありそうだ。
俺自身を咥えようとしないMEIKOの顎を片手で上向かせ、先程の透明な粘液で濡れた指を唇の隙間から捻じ込ませる。

「ほら、こんな濡らしてるくせに欲しくないワケないじゃない」

座り込んでいるMEIKOを無理やり後ろから抱え上げ、
すぐ脇のメイク台に手を突かせるように下ろす。

「何よ…勝手に触んないで…やっ……!!」
「この水着のけしからんトコその2!ワンピースタイプであること!」

通常、男は選択を迫られる。
パンツはぜんぶ脱がすのか、片足に引っ掛けておくのか、膝まで下げるに止めるか…。
その一瞬の逡巡が、下半身に若干のブレーキをかける。故に中間地点からの勃ち上がりが僅かに遅れる。
しかし、この場合は完全一択。角度最強のままフルアクセルで突っ込める!!

「ずらし挿入せざるを得ない」
「ぁんっ!」

すでに十分すぎる程に透明な蜜がとろけ出しているそこは、簡単に俺自身を受け入れ、みゃくみゃくと蠢いた。
じれったい程にゆっくり深い挿入から、徐々にテンポを上げていく。
部屋には、肉がぶつかる音に粘っこい水音が絡み付いて響いた。

「ぅ…ゃあ…っ」
「あーすごいねー。中、ぐっちゅぐっちゅ言ってるねー」

バックで突きながらMEIKOの首で結わかれている水着の紐を咥えて解いた。
ぴったりした水着から開放された胸は突くたびに大きく揺れ、
その先端を片手で先ほどよりも乱暴に弄べば、咥えこんだ中がじゅくりと喜びながら締め付けてくる。

「その3、ホルターネックとか、解かないわけ無いだろうjk」

それから、更に浅く深くを繰り返し、彼女の身体を指先まで味わって、体中の熱が一点に昇り詰めていくのを感じた頃。
MEIKOは自力で立っているのもやっとな状態で、
既に結合部から溢れた二人分の体液が太ももを伝い落ちる程になっていた。
メイク台の鏡には、エロい水着を半ば脱がされ乳を鷲掴みされ、
バックから突かれまくって息も絶え絶えなMEIKOの姿が映し出されている。
これは視覚的にもかなりクるものがある。

そろそろ、フィニッシュと行こうか。

「ホラ、めーちゃん言って?」
「はぁ…はッ…ヤっ、や…あッ」
「もー、そうじゃないでしょ?ちゃんと言えないとココで止めるよ?」

嘘だ。止められる訳が無い。

「…KAITOの、キモチ…イ」
「うん。で?」
「もぉ…イかせ、てェ…ッ」
「よくできました」

MEIKOの上体を引き寄せて背後から唇を塞ぐと同時に、彼女の最奥に身体中の熱を放った。
急激な脱力感と吹き出る汗を意識の遠くに感じながら
互いの舌を絡ませあい、まどろみに落ちた。
423DIVA水着ネタ オマケ:2009/08/15(土) 01:12:24 ID:dIlgIoqG

*************


翌日、スタジオ撮影が終わった俺はMEIKOに楽屋に呼び出された訳で。
海パン一丁で、両腕をマフラーでギッチギチに拘束された状態で、
床に転がされMEIKOに攻め“勃て”られていた。

「ふぅ〜ん、足なんかで弄られて興奮してるの?この変態」

あふぅ〜。
そういえば、ウチのめーちゃんは、MもいけちゃうドSなんでした。
ちなみに俺はその逆っていう、超相性バツグンな俺達です。

「首輪と尻尾も用意してあげたわ。ホラ、踏まれて嬉しいなら尻尾を振りなさい!」
「あああああ!!おひりはらめええええええええ!!!!」

無い無い無い!それはナ…アッ――!





…いや、でもそうでもないかな…。
424名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 01:14:55 ID:dIlgIoqG
以上です。

3レスに収まらんかったんや…。
オマケという名の番号振り間違えの切れッぱし…orz
425名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 01:24:35 ID:XCfBmDSs
>>420
GJ!良い変態っぷりだwww
426名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 06:56:00 ID:HkKrdSll
>>423
尻尾w ネギじゃなくてよかったw
427名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 12:37:09 ID:Z7OA/OOq
>>424
乙!めーちゃんがエロ過ぐるぜ(*´Д`)ハァハァ
おまけワロタwww

そして女王様なMEIKOとルカにセットでいたぶられる野郎共を想像しちまった…誰得
428名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 13:12:33 ID:gETg7m7W
>>424
GJGJ
あの水着見てハサミで穴あけたいと思った俺もいたぶって欲しry
429 ◆Qq/cyEdduA :2009/08/15(土) 13:53:04 ID:aNCm2TbQ
水着もいいけど夏は浴衣もいいよね、浴衣。
というわけでカイミク、がくリン、レンメイでそれぞれ浴衣小ネタ。エロなしです。
一応以前投下したレンメイ、がくリンと繋がってる設定ですが、
読んでなくても問題無し。

苦手な方はスルーお願いします。
430浴衣小ネタ/カイミクの場合 ◆Qq/cyEdduA :2009/08/15(土) 13:53:41 ID:aNCm2TbQ
「お兄ちゃん、見て見て!」

 部屋から飛び出して来たミクが、KAITOの前でくるりと回る。薄紅色の生地に赤や白の花
が咲いた浴衣の裾が、ひらりと翻る。長い髪はいつもとは違ってひとつに結い上げていた。
 暫くKAITOの反応を待っていたが、なかなか何も返って来ない。不思議に、そして不安に
思ったミクは、恐る恐る問い掛けた。

「…に、あわない?」
「なっ!そんなこと…!」

 慌ててKAITOが首を振る。ごほん、と1つ咳をして、恥ずかしそうに答えた。

「…あんまりミクが可愛いから、びっくりしただけ。すごく似合うよ、その浴衣」
「えへへ…、ありがとう」

 KAITOが目を細めて笑うと、ミクも嬉しそうにはにかんだ。白い頬がほんのりと桜色に染
まる。ててて、と側に寄り、KAITOの手をとった。

「お兄ちゃんと花火見るの、楽しみ」
「うん。俺もミクと見るの楽しみだよ」

 互いにぎゅっと手を握り合う。目を見合わせ微笑んで、どちらともなく唇を重ねた。
431浴衣小ネタ/がくリンの場合 ◆Qq/cyEdduA :2009/08/15(土) 13:54:21 ID:aNCm2TbQ
「あ、あの…がっくん…」

 声が聴こえて、がくぽは顔を上げた。見ると、リンが扉から顔だけを覗かせてこっちを見
ている。先日、MEIKOとミクと一緒に買いに行き、着ているはずの浴衣姿は、扉に隠れてが
くぽからはまだ見えない。リンを促すように、がくぽは優しく笑った。

「リン。浴衣姿、見せてくれぬか?」
「……うん。似合わなくても、笑わないでね?」

 恥ずかしそうに頬を染め、リンはおずおずとがくぽの前に出る。白地に紫の桔梗の花が咲
いた浴衣は、普段のリンよりも大人っぽいイメージがある。以前一緒に買い物に行った際は
水色やピンク色の、所謂現代風の浴衣を手に取って欲しがっていたので、がくぽは少し驚いた。
 だから、あまり自分の姿に自信が無いのだろうか。リンはもじもじとしながら俯いて、時々
不安そうにがくぽを見る。がくぽは穏やかに微笑むと、リンの手を取った。

「よく、似合っている」
「ほんとう?」
「ああ。あまりに綺麗で、驚いた」

 リンの表情が、ぱっと華が咲いたように明るくなる。

「よかったぁ。…リンには、ちょっと大人っぽいかなって思ったけど…この浴衣見たら、
絶対これにしようって思ったの」

 紫色の桔梗の花で、リンががくぽを連想した。自分よりも大人なこの人に、少しでも近づ
けるよう。背伸びしているだけってことは分かっていたけど、隣に並んでふさわしい姿でい
たかったから。
 不意に、がくぽがリンに手を伸ばす。
 あ、キス。
 そう思ってリンは目を閉じたが、なかなか唇の感触は無い。ゆっくりと目を開けると、
少しずれたかんざしをがくぽが直してくれていた。

(…キスじゃ、無かった…!)

 期待した自分が恥ずかしくて、顔から火が出そうになる。髪に触れるがくぽの指先を、
嫌でも意識してしまう。しゃら、とかんざしが揺れた。

「できたぞ、リン」
「ありがと、がっく…」

 顔を上げてお礼を言おうとしたところを、不意打ちに唇を奪われた。

「が、が、がっくん…っ!」
「そろそろ、参ろうか。…おいで」

 涼しげな顔をして、がくぽはリンに手を差し出す。赤い顔のまま悔しそうにリンは眉を
寄せた。時々、がくぽはこんな風にリンのことをからかうことがある。それも、リン相手
だからと分かっているけれど…心臓に悪い。

「…がっくん、りんご飴、買ってね」
「ああ。承知した」

 リンは観念したようにがくぽの手を取る。そして、お互いの体温を感じるよう、強く握った。
432浴衣小ネタ/レンメイの場合 ◆Qq/cyEdduA :2009/08/15(土) 13:54:50 ID:aNCm2TbQ
「……何よ、その顔」

 着付けが終わったとほぼ同時に入って来たレンの顔を見て、MEIKOは顔を顰めた。ミク
たちと買い物に出掛けた際、MEIKOは藍色に白い撫子の花のシックな浴衣を選んだ。普段、
赤い服を着る事が多い事もあって、少し不安だったけれど、さすがに着物まで同じような
派手な色を着る勇気はなかったのだ。
 もしかしたら、似合ってないのかもしれない。でも、この反応はムカつく。

「…似合わないなら似合わないって、はっきり言えばいいじゃない」
「や、そうじゃなくて!」

 ぶすっと機嫌を損ねた表情のMEIKOを見て、レンは慌てて取り繕う。

「似合うよ!似合うけど、さぁ…うん…」
「…けど、なんなのよ」

 レンはMEIKOの浴衣姿を遠慮なく上から下まで眺め、呟いた。

「………なんか、エロい」
「はぁ?」

 思わず素っ頓狂な声を上げる。何を言ってるんだとレンを睨みつけたら、ものすごく真剣
な目をしていて、MEIKOはたじろいだ。

「きちんと着付けてるからこそ胸が強調されてるし、髪上げてるからうなじが丸見えだし…」

 いつも下ろしたままのMEIKOの髪も、今日は浴衣に合わせてひとつにまとめている。その
せいで襟から覗くうなじに後れ毛がかかり、いつもよりもどこか劣情的に見えた。

「すっげーエロい」
「…そ、そんなことないわよ」
「あるよ。あー駄目。やっぱり駄目!」

 レンはMEIKOをぎゅっと抱きしめる。着付けた浴衣が崩れない程度に強く。

「花火大会は中止。メイコ姉とオレは留守番」
「えー!せっかく浴衣着たのに!?」
「だからに決まってんじゃん。…そんなエロい姿、オレ以外誰にも見せたく無い」

 ぼそっと呟いたレンの言葉に、MEIKOの頬が赤く染まる。レンの指がMEIKOの首筋から
うなじを、すっと撫でる。唇が触れ合うほど近くに顔を寄せて囁いた。

「いいじゃん。ふたりでまったりしようよ。ね?」

 そう言って、レンはにっこりと笑った。両腕で閉じ込めるように抱きしめられた状態では、
MEIKOに逃げ場は無い。そして、MEIKO自身も逃げる気なんて無いのだ。
 花火大会は諦めるか…。そんなことを思いながらMEIKOは目を閉じ、レンの唇を受け入れた。
433 ◆Qq/cyEdduA :2009/08/15(土) 13:55:24 ID:aNCm2TbQ
以上です。
改めて見ると、カイミク短い…すみません。
エロい浴衣ネタはまたいつか。
434名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 15:16:00 ID:UUW/Wy8j
グッジョブ!グーーーーーッドジョォオオオブ!!!
浴衣最高!
435名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 19:54:34 ID:zneA7pgp
8/16/20:00
都内有明Wホテル

レン 「……カイト兄生きてるかー……」
カイ 「なんとなかな…メンテナンスしないとだめぽ」
がくぽ 「あ…明日までに回復しておかないと駄目でござる。メイコ殿曰く明日が関ケ原と」
カイト「腐ってやがる…なんて時代だ」
レン 「黒岩便つかえばいいのに……てか半トンもの同人誌全部持ち帰りって…」

がくぽ 「交通費の限界まで買うから無理でござる」
レン「今日も生野菜を齧る晩餐がはじまるお…」
カイト 「そういえばめーちゃん達は?」
がくぽ 「窓から見える陸橋にいるでござる。酒飲むわ、生葱ふりまわすわ、野外コス同然だわ……どうみても規約違反です、ありがとうございました」
436名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 20:16:42 ID:zneA7pgp
かいと かける れん とかいう おふだ が あるばしょ あたりとか は たくさん いたよ
でも ぼく こども だから よく わからない
437名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 20:17:45 ID:zneA7pgp
↑誤爆
438名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 23:06:24 ID:Rl+zedwL
カイルカでカイトがキス魔、これでだれか書いてください、お願いします。
439名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 23:51:08 ID:kmSUUG7w
>>437
ちょwww
全部誤爆だったのかよwwwww
440名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:16:16 ID:q6FSX0C4
たまにならいいけどいい加減リクエストウザいと思うんだ
しかも毎回同じ人っぽいし
441名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:34:36 ID:+rcIi2TZ

なんか即席でできちゃった


「カイト、やめっ……」
「いいじゃないか。誰も居ないんだから」
いくら拒絶しても、諦めないでキスを迫ってくる男に、デリカシーと言うものはないのか。
そんな思いがふと頭をよぎる。
そしてそれは少しずつではあるが怒りへと変わってゆく。
「カイト、いい加減にやめなさい!!」
こんな変態は、許せば許すほどつけあがって最終的には全てを持って行ってしまうから、早めに潰しておかなければいけない。
未だにキスを求めてくるカイト改めバカイトに、大声で怒鳴りつける。
「…………っ」
慌てて退こうとするけれど、下に置いてあった段ボールにつまずき、派手にすっ転ぶ。
それがおかしくてなんだか笑ってしまった。
「カイト?」
「……はい」
その笑みをまだ残したまま名前を呼べば、従順に――まるで犬のように返事をする。
そうだ、犬と同じで変態にも躾は必要なのだ。
今まで好き勝手させてきた私が、飼い主が駄目だった。
「今から、私がキスよりも良いこと教えてあげる」
それだけ言うと、カイトのベルトに手を掛けた。




終わり
442ブラックロックシューター1/2:2009/08/16(日) 05:07:22 ID:AVpAlTnK
砂浜にて。
huk〇eさんちのブラック★ロックシューター(初音ミク)はふて腐れていた。

「ねー!ますたぁ、なんで泳いじゃダメなのぉ!」
「ダメなもんはダメだっつの。小麦色したブラック★ロックシューターなんて格好つかんだろ」
「んうぅ……あたしも泳ぎたいよぅ」

hu○eさんちの初音ミクは、h○keさんの創作キャラであるブラック★ロックシューターのキャラを壊さぬため、
万全な日焼け対策を施されていた。
くるぶしまで丈のあるワンピース、ツバのだだっ広い麦わら帽子、長袖のカーディガン、白い手袋、真っ黒い日傘。
その上にと言うかその下にと言うか、服を着る前の素肌にもたっぷりと日焼け止めのUVカットクリームが塗りこまれている。
誰が塗ったのか。○uke氏である。
サラサラ系でない、しっとり系のちょいベタつくクリームだったため、
ブラック★ロックシューターことhuk○さんちの初音ミクはかなり嫌がった。
お風呂へ強制入浴させられる子犬みたいに暴れて逃げまくるブラック★ロックシューターに日焼け止めを塗るのはかなり大変だったらしく、
hu○eさんの手にはひっかき傷や噛み付き跡が沢山ついている。

「しかし胸とは意外な弱点であった」
「ますたーのヘンタイ!」

これはhuke氏(○を挿入するのに倦きた)がブラック(ryにUVカットクリームを塗布したときのことだが、
散々抵抗されながらブラッ(ryの腹部にクリームを塗ろうとしたときに誤って手が滑って、
ブラッ(ryの青い果実を揉みしだいてしまった。
「ひあ……んくぅ」とか喘いで、ブラッ(ryは身体を強張らせたかと思ったら脱力した。顔は赤い。
huke氏は気がついた。
この娘、おっぱいが敏感。
「ますた…やめ、いや、ああっ」クリームが塗り終わるまで、hukeさんの愛撫はエンドレスサマー。
そうこうして一悶着のち浜辺に到着。
せっかくの夏休みだから海くらい行きたいと言うブラッ(ryの希望が曲がりなりにも叶えられたわけであるが、
彼女が演じると言うか彼女に設定されたキャラクターは海で日焼けして健康的な色気を漂わせる系統ではなく、
むしろ色白くて黒の衣装が映えるゴシックなキャラクターだったから、
ブラック(ryが望むほどの休日らしい行いは遊泳すらも許されなかった。
話は「マスターのヘンタイ!」まで戻る。

「お前ね、暴れて逃げまくるからそうせざるを得なかったんでしょうが。
日焼け止めを大人しく塗られててくれりゃ性感帯を愛撫して制圧したりしないよ。
お前はビジュアル担当、ryoさんとこのミクがボーカル担当。自分の役割を果たしなさい」
「……ますたぁのバカ。死ね」
「機嫌直せよ」

huke氏はレジャーシートを敷いてパラソルを突き刺し、むくれっつらのブラ(ryを座らせた。
横座りをしたブラックロックシューターは衣装と全く違う露出ゼロの服と風に靡く黒髪が浜辺に映え、
なんだか夏のお嬢さんて感じでとても可愛いい。
機嫌の悪い顔も見るものに憂いを窺わせてなんとも胸キュンである。

「そうだ、かき氷買って来てやるよ。何味がいい?」
「かき氷!……め、メロン味、がいい」

ブラッ(ryがかき氷でテンション上がったのは丸分かりだった。
だって目が輝いている。
huke氏はかき氷を買いにその場を離れた。
443ブラックロックシューター2/2:2009/08/16(日) 05:08:08 ID:AVpAlTnK
かき氷を待つ間、ブラックロックシューターは海を眺めていた。
波打ち際では何処かのボーカロイド達が楽しげに泳いだり、砂遊びに興じていたりする。
もちろんその中にはブラックロックシューターと同型の初音ミクも居たりして、
泳ぎは禁止砂遊びも禁止日焼けも禁止の自分の状況がますます惨めに思えて来て、
ブラック(ryは悲しくなるのだった。

(やばい、泣きそう……)

ブラック(ryは膝を抱え込んで顔をうずめた。
そして泣きそうな惨めな気持ちと一緒に、なぜ自分だけ遊んじゃいけないんだクソったれ、という怒りが湧きあがった。
そのまま泣いているようなら可哀相にもなってくるってもんだが、ブラック(ryはそごで従順ではなかった。
姿をくらましてhukeさんを困らせようと思い立ち、日傘をさして砂浜をテクテク歩き出した。
あ、でも、かき氷食べたいな。
ブラックロックシューターは立ち止まる。
ちょっと考え、パラソルとレジャーシートが見える位置に隠れて、
hukeさんがテンパるのを観察するだけにしよう、かき氷が溶けるまえに戻ろう、と決めた。
見回すと、海岸まで乗ってきた車を止めた駐車場がある。あそこに隠れよう。
日傘を畳んで、沢山止まった車の隙間に身をかがめる。

──ギッシ、ギッシ

突然の異音。
ブラックロックシューターは驚き身構えた。
なおも異音は大きくなり、ブラックロックシューターが影に隠れていたワンボックスカーから音が鳴っていることが知れた。
車の窓にはスモークが貼られて目隠しがなされて居る!
中の様子を窺い知ることはできない!

『あっ、ああっ!』

車の中からくぐもった悲鳴が聞こえて来る!
ブラックロックシューターは思った!

(く、君子危うきにゅ近寄らじゅ!)

噛んだ。心の声で。
ブラック(ryは車内に気取られぬうちにそそくさとパラソルに退却した。
ちなみにこのワンボックスカーは何処かのボカロ達がカーセクロスに勤しんでいただけだったりラジバンダリ。
ブラック★ロックシューターは自分とこのパラソルを見失ってしまい、迷子呼び出しでhukeさんを呼び出した。
当然かき氷はただの水になってしまっていた。

終わり
444名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 08:03:23 ID:THJd54XY
これは意外なGJw
445名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 09:43:17 ID:QK2P9inG
BRSかわいいなwwww
つーか最後伏せ字なくなっとるwwGJ
446名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:46:34 ID:bbm5V73y
海ネタに便乗してみるテスト。中途半端に終わってるけど仕様です


メイコ「てな訳でボカロ交流第二回目は海です」
リン「お鍋はー?」
メイコ「こんな暑い季節にやってられないわよ」
リン「(・ω・`)ショボーン」
レン「闇鍋フラグ回避ktkr」

ミク「うわー海広いー!綺麗ー!」
グミ「ミクさんたちも海は初めてなんですか?」
ミク「ロケとかで来たことはあるけどプライベートは初めてかな」
ルカ「血が騒ぐっ!」
ミク「ルカはそのロケで何かに目覚めたみたいだけどね」
グミ「それなんてウミノタミ?」

カイト「メイコの水着がビキニじゃないのは想定外だった」
がくぽ「歌姫計画のことか」
カイト「projectDIVAと言えよエセ侍」
がくぽ「まあいいじゃないか。あれはあれで新鮮だ」
カイト「だががくぽ知っているか?あの水着はぽっこりお腹を隠すことに定評があるといぅらぁッー!?」
がくぽ「おおう、何処からともなく飛んできたパラソルの柄がカイトの尻に!」
メイコ「説明乙」

リン「海といえばスイカ割り!」
ミク「あ、やるやる〜」
リン「ミクちゃん、さすがにネギじゃスイカ叩き壊せないと思うの」
ルカ「じゃあ私が」
ミク「ルカ、冷凍マグロなら粉砕出来るとは思うけど生臭いスイカは誰も食べたがらないんじゃないかな」

メイコ「で、なんで私なのよ。別にいいけどさ」
ミク「だってメイちゃんの持ち物のスタンドマイクが一番まともなんだもん」
レン「てかなんで誰も普通の棒を持ってきてないの」
ルカ「VOCALOIDのアイデンティティーの問題よ」
レン「そんなアイデンティティー捨ててしまえ」
447名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:49:34 ID:bbm5V73y
リン「それじゃ目隠しねっ」
カイト「水着で目隠しプレイ、か……ふう」
メイコ「そこの賢者もどき聞こえてるわよ。スイカの代わりにあんた叩こうか?」
ルカ「エロいわね……ふう」
メイコ「ルカは百合板逝きなさいね」

グミ「メイコさんすごいです!スイカど真ん中かち割りました!」
メイコ「当然」
グミ「ところでリンさん。まともに叩ける道具がなかったらどうするつもりだったんですか?」
リン「ん?がく君の刀借りようかなって思ってた」
グミ「テラ包丁代わりですね」


タコ?「にゃー」
メイコ「ルカ、そのタコどこで拾ってきたの?」
ルカ「そこの砂場に捨てられていたの。メイコ、飼っていいでしょう?」
メイコ「駄目よ、元いた場所に帰しなさい」
ルカ「ちょんと面倒みるからー!」
タコ?「わおーん」
ミク「え、何この突っ込み処満載な会話」

グミ「よく見たら他のボカロさんたちも来てるんですね」
リン「ねー。さっき別のメイちゃんカイ君がいたよ」
メイコ「へぇ。何してた?」
リン「メイちゃんをカイ君が車に連れてってた」
メイコ「あら、そのメイコは日射病にでもかかったのかしら、根性ないわね」
カイト「カイト俺と代われ」
ルカ「カイト私と代われ」
がくぽ「お前ら自重しろ」
アナウンス『迷子の連絡ですー』


gdgdのまま終わり
448名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:23:34 ID:dnv2bRbq
結ンデ開イテ羅刹ト骸のミクが迷子に見えてきた
449名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 21:07:51 ID:jqCcIyjC
海で一番けしからんのはバナナボートだと思う…レンの出番だな
450名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 21:34:01 ID:THJd54XY
でーーーーお
でええぇぇぇおおおぅ
451名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:24:10 ID:wvpJRx9A
ネル「…で、何で私達まで海にいるの」
ハク「ぶっちゃけ作者の悪ノリって奴かと」
ネル「全くしょうがないんだから…で、何するの?」
ハク「とりあえず場所確保よろしく。その間に酒買ってくるから」
ネル「海でも酒かよ」


ネル「適当に空いてる場所見つけてシート敷いてパラソルさしたはいいけど、なんか周りがうっさい…いい年こいた大人がギャーギャーと…全く何処の家のボーカロイドよ、マスターの顔が見たい…って、独り言言ってる間に帰って来た」
ハク「…ねぇ…もう帰ろう…もしくは別の浜に行こう…」
ネル「突然何よそんな青い顔して」
ハク「ここの海、絶対呪われてる…」
ネル「は?一体どうしたっての」
ハク「なんか駐車してあった車から女の呻き声が聞こえてくるし、砂場からは明らかに人じゃない物の鳴き声とかするし、挙句の果てには何やら怪しげな緑色の液体の入った容器を持って走りながらボカロ曲熱唱してた人がいた…ブラックロックシューターどこへ行ったのーって…」
ネル「なにそれこわい」
452名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:54:48 ID:wxG+Ebd2
>>451
最後www確かにそこだけ見たら怪しいなwwwwww
けど一つ目は判ろうぜハクw
453名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:55:16 ID:wxG+Ebd2
>>451
最後www確かにそこだけ見たら怪しいなwwwwww
けど一つ目は判ろうぜハクw
454名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 00:03:06 ID:wxG+Ebd2
↑書き込みミスったスマソ
455名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 00:42:30 ID:KlTYoDO5
もちつけw
456名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 01:42:25 ID:qTJ9rfKy
これは楽しいw
職人達GJ
457名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 09:30:56 ID:Npd87ShK
MMD杯でレンがやたらぱんつ泥棒になっていたが、かつてのカイトの裸マフラー同様に
ネタとして定着してしまった感があるw
一方でレンネルもいくつか出ていたので、ネルの出番が増えて嬉しかったり。
458名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 13:49:12 ID:T+16Ba39
MMD杯、今回もどれもクオリティ高いな。
多過ぎて嬉しい悲鳴をあげまくったよw


ところで長文のエロなしはさすがにスレ違い?
459名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 13:52:03 ID:FZZ7JQqe
ここは非エロSSおkだからドゾ
460名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 14:10:50 ID:Npd87ShK
>>458

>■セウトはもちろん、セーフの非エロSSもあり
>■純粋に萌えを語るのもよし
>>1にあるから問題ないと思われ。
461458:2009/08/18(火) 18:58:56 ID:m/ilHrGB
レストンクス!お言葉に甘えて前半を投下させていただきます。

タイトル「あたしが俺で、俺があたし」

<注意>
・リンレンメイン
・男装・女装あり
・VOCALOID機能を捏造
・エロなし
・文章が色々おかしい、です

後半も数日以内には投下させていただくつもりです…。
462名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 18:59:50 ID:R2QxHWeR
まだ投下しないのかな?
463あたしが俺で、俺があたし 1/7:2009/08/18(火) 19:01:21 ID:m/ilHrGB
ある日の夜、部屋の中で1人の少女――鏡音リンは鼻歌を歌いながら、自らの二の腕へ
特殊なバッテリーをセットする。それが完了したら、ふぅっと息をついてベッドへ倒れこんだ。
そのバッテリーはVOCALOID機能の基盤であり、食事とはまた別に体へ充電しなければならない大切なもの。
リンも定期的に行い、毎日VOCALOIDとしての高性能を維持している。

「リン!リン居るか?」

いきなりノックとともに聞き慣れた声が飛び込んできた。

「何よレン」

1日の疲れを癒していただけに、少し苛立った声で返す。そんな事はお構いも無く、
リンが居ると確認した相手はドアを開けてずかずかと部屋へ入ってきた。

「あーっ、やっぱり!それ俺のバッテリーだ!」

リンの二の腕を指してレンは声を荒げる。

「は?」
「いや、はじゃなくて、そのバッテリー俺の。リンのはこっち!」

見るとレンの左手には“リン用”と書かれたバッテリーがあった。
もしやと思い、リンは自分の腕に装着したものを見る。それは“レン用”と記されていた。

「あー、間違えちゃった」

レンの意図していた事が分かり、リンはあっけらかんと声を出す。

「いやいや、間違えちゃったじゃなくて、返せよ俺のバッテリー」
「え、返すの?もう体につけちゃったよ」
「じゃあはずせよ」
「えー面倒くさい」
「面倒くさいってお前」
「だってもうセットしちゃったんだもん。言っちゃえば食べかけみたいな状態だよ?」
「そりゃそうだけど」
「あたしのを貸してあげるからさ」
「あのなあ…」

リンのペースに押されて、レンは次第に脱力していった。リンはもともと小さなことにこだわらない性格で、
神経質なレンをよく困らせている。それが彼女の良い所でもあるのだが。

―――まあしかし。

確かにリンの言う事も一理ある。そもそも音源が同じなこの2人は当然バッテリーも同一で、
リン用をレンが使ってもさほど問題はないはずだ。
そう結論に達したレンは、諦めてリンに従う事にする。

「…今回だけだぞ」
「はーい♪」

リンはにっこり微笑むと、1人さっさとスリープモードに入っていった。
464あたしが俺で、俺があたし 2/7:2009/08/18(火) 19:02:37 ID:m/ilHrGB
朝。
鳥の爽やかな鳴き声が目覚ましとなるこの時間。
鏡音の2人はとても気が滅入っていた。

「…で、どーすんだよこれから」

1人は男の子で、可愛らしい鈴のような声をだした。

「うーん、そうねぇ…」

もう1人は女の子で、透き通るような少年声をだした。

「俺、今日スタジオ行って収録なんだけど」

レンの声は明らかに少女声である。

「うーん、昨日そう言ってたよねぇ…」

リンの声は明らかに少年声である。

「どうすりゃいいんだよーーーーーっ!!!」

部屋の中ではソプラノボイスがこだましていた。


       ※     ※     ※     ※     ※


朝、目を覚ましてあくび1つ。
自分の声の異常に気づいたリンは隣のレンの部屋へ行こうとドアノブに手をかけるが、
その直前に当のレンが部屋の中へなだれ込んできた。
混乱しながらも相手と自分の声を確認し合い、1つの結論へ至る。
『物の見事に声だけが入れ替わっていた』のだ。
幸い今日のリンは休みで、声が変調をきたしてもさしたる問題はないのだが、レンの方はそうもいかない。

「今日はソロの収録、しかもリンのカバーだから、今の俺の声じゃどうしようもねぇよ…」

『リン』の声を出してため息をつく。
リンもレンが精一杯練習したのを見てきたし、オリジナル曲として先に歌った身なので
よくアドバイスをした。それだけに、レンへの申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
そもそもこのような悲劇が起こった原因は考えなくとも分かる。寝る前に行ったバッテリー交換だ。
こんな事を言い出したのは自分、ならば自分が責任を取らないと。
リンは一通り思考をめぐらし、たどり着いた答えを高らかに述べる。

「よし、今日はあたしとレン、こっそり入れ替わろう!」
「はぁ!?」

唐突過ぎるリンの提案に、レンの目が点になった。
465あたしが俺で、俺があたし 3/7:2009/08/18(火) 19:04:49 ID:m/ilHrGB
まず、リンの言い分はこうだ。
1.VOCALOIDに病欠は通用しないし、ありえない。
2.収録したいのはレンの声。それが今だせるのはリン。
3.幸い、曲はリンもよく知っているカバー曲。
4.歌う為に造られたVOCALOIDが収録をドタキャンするのは最大のタブー。

「ほら、こうして考えると最善策はあたしが『鏡音レン』として収録する事じゃん」
「いやいやいや。リンはリン、俺は俺、まったくの別物だろ」
「でも今のレンは『鏡音リン』の声だよ?」
「だからってそのやり方だと」
「他にどんな方法があるの」
「う…」

レンは言葉を詰まらせる。確かに、他に打開策は思い浮かばなかった。

「ね?まぁあたしに任せてよ」
「…リンはどうなるんだよ。せっかくの休みじゃないか」
「え…」
「それなのに俺のフリして仕事を変わるなんて…俺とリンじゃ調声も違うし、負担も大きいだろ」
「何言ってんのよレン。音源が同じあたし達だよ?レンの物まねなんてちょちょいのちょいよ!」

その言葉に、レンはカクンと体をよろめかせる。

「と・に・か・く!あたしは今日は『鏡音レン』で通すの!もう決めたんだから!」

こうなるとリンは聞かない。むしろ反論すればムキになって逆効果である。それを悟ったレンは、大きくため息をついた。

「分かったよ…、じゃあ俺も一緒にスタジオへ行くから」
「ダメだよ!レンこそ休んでて!」
「はぁ!?」

さっきから自分の意見は無視されているようで、レンは苛立ってきた。

「何でだよ、俺がいたら悪いのか?」
「そうじゃなくて!休んでてって言ってるの!」
「何で休むんだよ、元々俺の仕事じゃないか!」
「レンの仕事だからよ!」
「いや、意味わかんないし」
「だから、レンの仕事なのに」
「仕事なのに?」
「…仕事なのに、あたしが…」
「ん?」
「あたしの、せいで、えと……」
「…うん?」

ここまできてレンはようやくリンの考えが分かってきた。
つまりリンはリンなりにレンを気遣い、1人で問題を解決しようとしているのだ。
…ただそのやり方が強引で、不器用な事になっているが。
そう思ったらレンは自分の怒りが抜けていくのを感じ、力なく微笑んだ。

「そ、か…。分かったよ」
「え…」
「リン」

その声に、名前を呼ばれた相手はびくりと反応した。

「な、何?」
「とりあえず俺の声で女言葉を話すのはやめてくれ、オカマっぽくて気持ち悪い」

2人の間に、一気に微妙な空気が流れ出した。
466あたしが俺で、俺があたし 4/7:2009/08/18(火) 19:05:43 ID:m/ilHrGB
「じゃあ行ってくるよリン」
「それにしてもリンが見送りだなんて珍しいわね」
「あはは…、たまには、ね」

玄関ではMEIKO、KAITO、『レン』に変装したリンが、レン扮する『リン』に見送られていた。
今日の予定はMEIKOとKAITOのデュエット収録、レンのソロ収録、そして隣の家のがくぽはスタジオ練習となっている。

「大丈夫だよ『リン』、上手くやるから」
「だといいけど…」

いつものセーラーを着た『レン』は、Tシャツにハーフパンツといった無難な私服姿の『リン』と意味深な会話をしたが、
幸い周りのみんなは気づいていない。それぞれ微笑みながら、あるいは手を振りながら外へと出て行った。

「行ってらっしゃい!」

『リン』はなるべく明るい笑顔を心がけて3人を見送った。
467あたしが俺で、俺があたし 5/7:2009/08/18(火) 19:07:14 ID:m/ilHrGB
スタジオ待合室では、がくぽを加えた『レン』達4人が談笑しながら待機していた。予定よりも早く着いてしまったのだ。

「だからさ、声を伸ばすには腹筋を鍛えて」
「いやいや、体全体の筋肉バランスも大切でござるよ」

そんな他愛も無い会話をしていると、ふとMEIKOは『レン』を見つめた。

「そういえばレンって声量あるけど細身じゃない?」

何気ない一言で急に話を振られた『レン』は戸惑う。
そうかなとありがちな返事をして適当に話を進めていたら、横からKAITOが入ってきた。

「どれ?…あ、本当だレン腕細いね」
「ひ!?」

いきなり腕を、それも上腕の内側を揉まれたので『レン』の肩がびくっとはねた。

「ちょっとカイ兄――」
「足も細いでござるなぁ」
「――ッ!??」

今度はがくぽだ。いつの間にか腰をかがめて、太ももをぺたぺた触ってきた。

―――どこ触ってんのよ、この変態ィィ!!

そう叫ぼうと口を開き、…慌てて手を当ててそれを塞ぐ。
今自分はリンではなく『鏡音レン』なのだ。『レン』の姿で騒ぎを起こせば、後で問い詰められるのは本物の鏡音レン。
彼の為にも、それだけは絶対に避けなければ…!

「ぐぅっ…!」

右手で押さえていた口から、くぐもった声が漏れる。リンはだんだん顔が赤くなっていくのを自覚した。

「いや、これは細いっていうか柔らかいっていうか…」

もみもみもみ。

「まるで女子のようでござるなぁ…」

ふにふにふに。

―――耐えなきゃリン、気づかれちゃ、ダメ…っ!

「これだと腹筋の方も」

―――!!!!

KAITOが右手をセーラー服の下へ潜り込ませ、腹部にまで到達し――

「びゃあああああああああああああああ!!!」

絶叫と共に防衛本能に目覚めたリンは、全く無駄な動きの無い、かつ力の制御も一切無いパンチとキックを
的確に放つ。次の瞬間、リンの体にまとわり付いていたモノは弧を描くことなく一直線に吹っ飛ばされ、部屋の端の壁へとたたきつけられた。
壁に跡をつけながらずり落ちた男2人は、悲痛なうめき声を漏らす。生憎、生きているようだ。
一方リンは、ぜえはぜえはと肩で息をしながらその場に突っ立っている。

「…まあ、これはレンでも怒るわよね」

事の始終を見ていたMEIKOは、呆れた声でポツリと呟いていた。
468あたしが俺で、俺があたし 6/7:2009/08/18(火) 19:08:06 ID:m/ilHrGB
玄関で3人を見送った後、レンはその場に座り込んでこれからの予定を考えていた。
今は『鏡音リン』なので自分の部屋には戻れないし、かといってリンの部屋に居るわけにもいかない。
もちろん、この格好で外に出るのは極力避けたい。となれば、リビングか練習部屋かのどちらかで1日を過ごす事になる。
結論に至ったレンはよいしょと立ち上がり……ふと、玄関においてある姿見に目が留まった。
鏡の向こうでは『リン』がこちらを見つめている。
目の形など違いはあるが、注意深く見なければ分からない位その『リン』は鏡音リンと瓜二つ。
レンは鏡に向かって笑ってみる。
『リン』はにっこりと微笑み返してくれた。
次は頬を膨らまし眉を吊り上げてみる。
『リン』はちょっと怒った顔をした。
今度は両方のほっぺをおもいっきり引っ張り、舌をちろりと出してみる。
『リン』はふざけた変顔をしていた。

「…ぷぷっ!」

耐え切れなくなって思わず吹き出す。その声も、いつもの自分ではなく聞き慣れた少女のもの。
それに気づいたレンは、もう一度『リン』を見る。
自分をじっと見つめてくる『鏡音リン』。
レンは自分の鼓動が速くなるのを感じた。
好奇心で『リン』にそっと自分の名前を呼ばせてみる。

「レン…」

赤らめた顔に、聞いた事の無い『リン』の甘い声。その声に、レンは目眩と罪悪感が押し寄せてきて――

「あ、リン居た!」
「うわあああ!?」

声をかけてきたミクは、予想外の相手の反応に驚いていた。

「ど、どうしたの?」

目を円くしたミクに、『リン』は何でもない何でもない、ただちょっとびっくりしちゃっただけと慌てて弁明する。
それを聞くとミクはあっさりと納得したようで、そっかと話を続けた。
469あたしが俺で、俺があたし 7/7:2009/08/18(火) 19:08:57 ID:m/ilHrGB
「あのさリン、私今からルカ姉さんやGUMIちゃんとお買い物に行くんだけど、一緒に来ない?」

その用件に、『リン』は困った顔をした。

「え、でも…」
「行こうよリン、こうやって4人揃ってオフになる日もそう無いんだしさ?」

ミクは相手の顔を覗き込み、にこやかに言う。しかし『リン』は外出は控えようと決めていたので、やんわり断ろうとした。
と、その時。

「リンちゃん発見!リンちゃん一緒に遊びに行こっ!」
「まあリン、玄関に居たの」

GUMIとルカが2人のところへやってきた。
どうやらリンを探していたようで、『リン』を見つけて嬉しそうな顔をしている。

「あ、ルカ姉さんにGUMIちゃん。今私からリンに伝えたとこだから、早速行こ」
「へ!?ちょ、ちょっと」
「やったー!私みんなとお買い物なんて初めてだからすっごく楽しみ!」
「それにしてもリン、何で部屋じゃなくて玄関に?」
「もう、そんなのどうだっていいじゃないルカ姉さん」
「ええと、お…じゃなくてあたし」
「えへへ、私もみんなと早く仲良くなりたいな!」
「あらあら、GUMIちゃんたら」
「………」

―――断れねええええ!

『リン』は女性陣のペースに、そしてGUMIのウキウキした様子にすっかり押されてしまい、がっくりとうなだれた。

「じゃあ、あたしちょっと準備してくるね…」
「うん、準備できたらいつでも呼んでね!」

対照的にGUMIは、眩しい位の笑顔で『リン』を見送っていた。
470名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 07:51:56 ID:m4QGABwI
大丈夫彼らは双子だよ、きっと誰にも分からないさ(棒読み
471469:2009/08/19(水) 13:30:15 ID:2SZgDcT2
そうか。色々すまなかった、読んでくれてありがとう。
以下小ネタ↓


KAITO「アイスのストックが無い…」
MEIKO「ここ最近暑かったし、仕方がないわよ」
KAITO「そんな!僕はアイスジャンキーなんだよ!?」
MEIKO「…じゃあ、今丁度ミクが500円玉持ってスーパーに行ってるから、ついでにアイスも頼んでみる?」
KAITO「おk!早速電話だ!」

KAITO「もしもしミク?」
 TEL『え…違いますけど』
KAITO「あ、すいません、間違えました」ピッ
MEIKO「…何やってんのよ」
KAITO「たはは、もう一回」

KAITO「もしもし、ミク?」
 TEL『お電話ありがとうございます、こちら家電製品セールス○○でございます!
    本日紹介しますのはこのアイスから水に戻す画期的な』ピッ
KAITO「また間違えた」
MEIKO「私は何もツッコまないわよ」

KAITO「もしもし…ミク?」
 TEL『うお、なんじゃ?いたずら電話か!?』
KAITO「ち、違いますよ!僕はKAITOというVOCALOID、つまり歌を本業としている青いお兄さんで、
    別にお宅にイタズラしようと電話をかけたわけでは」
MEIKO「適当に謝って早く切りなさい」

KAITO「もしもし…パンツ何色?」
 TEL『褌色でござるよ』
MEIKO「何いたずら電話してんのよ!?そして何なの今の相手は!?」
KAITO「いやぁ、さっきいたずら電話と間違われたのが悔しくてつい」
MEIKO「適当に謝って早く切りなさい!」

MEIKO「…たく、何でさっきから間違えまくってんの。そもそも携帯なら電話帳に登録しているはずでしょ?」
KAITO「はっ、その手があった!」
MEIKO「………」
KAITO「もしもしミク?ああそう、買い物ついでにアイスも…」

 ミク「ただいまー」
KAITO「お帰りアイス!お帰りミク!」
MEIKO「アイス自重」
 ミク「ああ、KAITO兄さん、それが…」
KAITO「え、どうしたの?」
MEIKO「あら…何も買ってないわね」
 ミク「うん、この500円玉、よく見たら昭和64年発行だったからどうしても使えなくて…ごめんなさい」
KAITO「そんなぁぁぁ」
MEIKO「…ミク、その硬貨私にも見せて」
472名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 20:31:54 ID:GKxQRNYo
>>471
えーと…なにが?
473名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 20:52:18 ID:d/B2B6pM
むむむ。
何で MEIKO が硬貨を確認としたかがわからん。
474名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 20:58:30 ID:3LhWQDZU
昭和64年は数か月しかなかったからその年度の発行物は稀少なの
475ブラック☆ロックシューター@夏祭り1/4:2009/08/19(水) 21:16:17 ID:3LhWQDZU
クイズ夏オネア開催。
huke氏が、リビングでソファに腰掛けてファッション誌を読んでたブラックロックシューターの隣りに突如どっかりと座り込み、
重々しい口調で問題文を滔々と韻いんと読み上げた。

「この夏、ブラックロックシューターがどうしても体験したい夏イベントを次のうちから一つ選びなさい。
A、花火大会。B、夏祭り。C、初体験。D、夏コミ」
「えぇ?うーん、選べって言われても困っちゃうなぁ」
「分かりました、フィフティフィフティですね」
「なにそれ?」
「夏休みは有限であります姫様。ふたつ消えて、残るは二択。
A、花火大会。B、夏祭り。さぁどっち?!」

残念ながら初体験は選択肢から消えてしまった。
ブラック★ロックシューターは部屋着に着てたTワンピの裾を引っ張って正しながら、
むー、と唸って部屋の天井に目を細めてから答えた。

「うーんと、お祭り、かなぁ……花火って煙たいし、煙たいのはキャノンで飽き飽きしてるし」
「銃キャラだから火薬に厭きるのは仕方ないわな。じゃあ夏祭りでファイナルアンサー?!」

ブラックロックシューターはこくりと小首を傾げる。

「ふぁいなるあんさぁ、ってなに?」
「……みのもんたが以下略。知らないならあえて知る必要もない」
「ええ〜?なんか気になるよぅ」

ブラックロックシューターの質疑に応答もせずhuke氏は黙ってリビングを出て行く。

「ますたぁ?なんか怒ってる?わたしがふぁいなるあんさぁ知らなかったから?ごめんなさい」
「そんな事で怒るか。俺はどんだけみのもんたフリークなんだ」

戻って来たhuke氏の手には何やらピンク色の布製構造物。
「祭りに行くときコレ着てけよ」と言いながらパッと広げたそれは、沢山の花が描かれた浴衣だった。
ブラック(ryは「わぁ」と歓声を上げた。

「かわいい浴衣!マスターが選んだの?ありがと!大好き!」

ブラックロックシューターは、ぎゅっ、とhuke氏に抱き付く。
huke氏は嬉しそうなブラック(ryの頭をぐりぐりと撫でくり回し、
「やめろー、髪型くずれるー」とか言いながらなおも嬉しそうなブラックロックシューターに和むのだった。
476ブラック☆ロックシューター@夏祭り2/4:2009/08/19(水) 21:18:34 ID:3LhWQDZU
「ますたぁ、どこいっちゃったの……」

例によってブラックロックシューターは夏祭りで迷子になっていた。
夜の神社って、祭りの賑わいから少しでも離れると、暗くて怖かったりするものである。
境内の裏っ側の電灯も付いてないような暗いとこでブラック(ryはさまよっていた。
なぜそんなひと気のないところまで入り込んでしまったのか?

「おしっこもれちゃう……」

自分の状況を確認するように呟き、浴衣の下でもじもじとヒザを擦り合わせる。
ブラック(ryはトイレを探しているのだった。
海でかき氷を食えなかった事へのリベンジとばかりに、かき氷を食った。
口の中が甘ったるくなったからお茶を飲んだ。
イチゴ飴(リンゴ飴のイチゴバージョン)を食った。みっつ。
口の中が甘ったるくなったからお茶を飲んだ。
焼きそばを食った。
口の中が油っこくなったからお茶を飲んだ。
huke氏がかっ食らっていたビールを少し飲ませてもらった。
苦かったからお茶を飲んだ。
ビールがとどめをさしたのか、今やブラック★ロックシューターの膀胱は臨界水位に達していた。
トイレを探しているうちにhuke氏とはぐれ、huke氏もトイレも見つからず。

(……もういいや。そのへんでしちゃお)

境内の松林に歩み入る。
ブラック(ryは事理弁識を一時的に欠いていた。
トイレの場所くらい誰かに聞けばすぐ分かるのに、そのことに考えが及ばなかった。
多分にビールのアルコールがブラックロックシューターの理性を吹っ飛ばしていた。
わざわざ土が柔らかくて水捌けが良さそうな部分を探り、ブラックロックシューターはしゃがみ込む。
パンツを脱ごうとして、

──ガサッ

突然の物音にブラック★ロックシューターは、びくっ、と全身で驚き、慌ててパンツを上げた。
巣穴周辺を見守る監視役のプレーリードッグみたいに、きょろきょろと辺りを見回す。
遠くに祭りの囃しが聞こえ、あたりは真っ暗。
排尿戦線異常無し。
ブラックロックシューターはしばらく辺りを警戒し、改めて木陰にしゃがみ込んだ。
パンツを降ろしていては散布後の領域離脱に余分な時間が掛かる。
(パンツ穿いたままおしっこなんてしたことないよ……)とか考えながら、
ブラック(ryは右手で浴衣の裾を吊り上げ、左手でパンツの秘部を覆う布をずらした。
チョロチョロチョロチョロじょろじょろじょじょー……。
と、水音を響かせるはずの奔流が、ちっとも出てこない。
さっきまであんなにしたかったのに、全然出てこない。
というか今だってブラック★ロックシューターの膀胱はぱんぱんで、開放して楽になりたい気分満天なのだが、
ビールの酔いが醒めてきたせいで急に羞恥心がむっくりと起き出してきて、
どうも下腹にうまく力が入らないのだった。
477ブラック☆ロックシューター@夏祭り3/4:2009/08/19(水) 21:19:48 ID:3LhWQDZU
とはいえこのまま迷っていてはお尻丸出しの露出プレイが永続するばかりである。

「神様ごめんなさい。えと、なむあみだぶつなむあみだぶつ……?」

御社の方にとんちんかんな謝罪を述べて、ブラック★ロックシューターついにおしっこを。

「めえぇ〜」

出来なかった。
草むらから、羊(もしくは山羊)の鳴き声を出す生首が飛び出してきたのだ。

「っ、〜!?〇×Ω△τっ??!!」

ブラック★ロックシューターは言葉にならないほど驚いて尻餅をつき、
下着が汚れるのを気にする余裕もなく後ずさった。

──どんっ

後ずさった所で何かに行き当たった。
それは木にしては温かく、しかも柔らかく、ブラックロックシューターは絶対に振り向いてはいけない気がした。
しかし抗いがたい衝動につき動かされ、恐怖に奥歯をカチカチ鳴しながら、
ブラックロックシューターは軋むように振り返った。

「それ、私のものなの。返してくれる?」

振り返ると、草むらから転がり出た生首そっくりの女が、
上から覗き込むようにブラック(ryを見つめていた。
じょわじょわわー。
ブラック★ロックシューターは失禁し、ふっつりと意識を失った。
478ブラック☆ロックシューター@夏祭り4/4:2009/08/19(水) 21:24:44 ID:3LhWQDZU
「ふぅ……困ったわ。家で飼えないから神社の軒下で飼っていたのに、
図らずして少女を失禁に追い込んでしまうとは」
「ぷぎー(おお、幼女よ、もらしてしまうとはなさけない)」

ブラック(ryを驚かせたのはルカと境内で内緒で飼われているたこルカだった。
ルカとたこルカは気絶したブラックロックシューターを前に途方に暮れていた。
とりあえず神社の石段に寝かせたが、パンツはびちょびちょだしたこルカに驚いて躄ったせいでどろどろである。
濡らさぬために浴衣は捲られ、おもらしパンツ丸出し状態である。

「幸か不幸か社の神の思し召しか、今日は生理なの。
私の換えの下着があるから、それを穿かせましょう」
「わおーん(中出しオッケーな日ですね)」
「……たこルカ、あなた、少し自重しなさい」

ルカはブラック★ロックシューターのぐっしょりパンツを脱がせ、自分のハンカチでブラック(ryの秘部を拭った。
ハンカチで優しく拭うと「んっ……」とか、一言三言呻いたが、目は覚まさなかった。
ブラック★ロックシューターの天然物(?)は薄い体毛が小さな三角型の淡い茂みを形作っており、
未熟の美が生み出した煽情に富んでいた。
ルカはしばし見とれる。

「にゃー(ヨダレ出てるよ)」
「え?あっ、じゅるっ……いやぁ、なんというか、美しいものですね」
「ばうわう(自重しなさい)」

ルカは自分の換え用の下着をブラック★ロックシューターに穿かせ、ちょっと悩んだ。

「……まぁ、なんとか、ぎりぎり気付きません、よね?」
「つくつくぼーしつくつくぼーし(あたししーらないっ)」

ルカはブラック★ロックシューターのパンツを丁寧にハンカチで包んで、自分のバッグにしまった。

「にゃんごろにゃーん(それどうするの?)」
「飼い主の趣味嗜好を詮索すると餌が目減りしますわよ。うふふ」

ルカはたこルカを抱えて神社を後にした。
ブラック★ロックシューターがhuke氏に発見され起こされたのは、
ルカとたこルカが去ってからしばらくしての事だった。

「お前に酒は飲ませられんな。あんなちょっとで酔っ払って寝るとは」
「ますたぁ信じてくれてないでしょ?ほんとに生首が転がってきたんだから!」
「はいはい」

ブラック★ロックシューターはhuke氏の背中におんぶされながら、「オバケってほんとにいるんだよっ!」とか喚いていた。
家に帰って浴衣を脱いだブラック★ロックシューターは、
見たこともない漆黒のTバックを自分が身に着けていることに気付いて戦慄した。


479名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 21:38:02 ID:mj9BBREj
たこルカが謎すぐるw
GJ
480名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 21:49:22 ID:62WKYTii
>>478
乙。いちいち鳴き声で吹かせんなwww

ルカ様の鮮血…ゴクリ…
481名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 22:04:31 ID:xX23aQlt
BRSの白い肌には黒いランジェリーは似合いそうだ。
彼女の場合、病的にという青白いというイメージがある。
482名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:39:19 ID:OpFVQfUJ
生理の換えに、Tバック、だとぅ!?
483名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:59:08 ID:3jzEmLg8
なんとかして下劣な方向へ持って行きたかったんや……
エロい下着着せたかったんや!

ルカはタンポン+Tバッグと言うチャレンジャーだということでひとつ
484恋に恋して ◆gizniXnsY2 :2009/08/20(木) 03:11:08 ID:FdurwKN4
お久しぶりです。
続き、書けたので投稿します。
一応これで一話分として完結しています。
それでは、行きます。
485恋に恋して2-1 ◆gizniXnsY2 :2009/08/20(木) 03:11:51 ID:FdurwKN4
 ミクが走り去った方角を、残された面々は呆気にとられながら眺めていた。
 昨日マスターに新譜をもらいに行くんだといった時は嬉しそうだったのに、しばらく経って戻ってきた時は、何やら深刻そうな顔をして思い悩んでいる様子だった。
 その後も様子がおかしかったし、今朝マスターに新しいVOCALOIDが来ると聞いた時も、浮かない顔をしていた。
 一体、ミクに何があったのだろうかと気にはなったが、今は新人のフォローの方が先決だ。
 メイコは思考をそう切り替えると、青い目を見開いたまま硬直しているがくぽの元へと、そっと近づいていった。
「がくぽ」
「……メイコ」
 メイコの呼びかけに、漸く硬直が解けた様子でがくぽが振り返る。その顔は青ざめ、肩は小さく震えていた。
 ミクの台詞は、まだ自我が芽生えたばかりのがくぽにはさぞかしきついものであっただろう。今にも泣き出しそうなその顔が見ていられなくて、メイコはがくぽの手をそっと引き寄せてあやすようにぽんぽんとその背中を叩いてやった。
 後ろでカイトが面白くなさそうな顔をしているが、とりあえず勘弁して欲しい。自分より背の高い青年に対して言うのもなんだが、幼い子をあやす感覚とそう変わらないのだから。
「ごめんね、ミク。ちょっと昨日から思い詰めてたみたいで……いつもは、あんなことを言うような子じゃないんだけど」
「私は……ミクに嫌われているのか?」
 声が震えている。そう思うのも無理はないなと、メイコは小さく息を吐き出した。
「あの子は、誰かを嫌ったりするような子じゃないわ。何があったのかは知らないけど……きっと、あなたを嫌っているわけじゃないのよ」
「……しかし」
「うん……そうよね。あんな風に言われたら、辛いわよね。ごめんね。後で、ミクには私の方からもちゃんと言っておくわね」
「……私は」
 ぎゅっと眉根を寄せるがくぽの頭を、精一杯背伸びして優しく撫でる。背後でカイトが小さく「あっ」と叫ぶのが聞こえたが、無視をした。
「とにかく、私たちはあなたを歓迎するわ。一緒に頑張っていきましょう」
「……わ、分かった」
 がくぽが頷くのを見て、くるりとカイトに向き直る。
「カイト、私はとりあえずがくぽの面倒を見ておくから、カイトはミクの様子を見に行ってあげて。あの子、今頃きっと落ち込んでいるはずだから」
「ん、めーちゃん、了解」
 カイトは尚も不機嫌そうな顔をしていたが、妹の様子はやはり気になるのか、一つ小さく頷くと、ミクが走り去った方角へと走り出した。
 その後ろ姿を見送ると、今度はメイコは事態を興味深そうな顔で見ている双子を手招きした。
「リン、レン、私はがくぽにここの説明をするんだけど……二人はどうする?」
「はーい、あたしは、メイコお姉ちゃんを手伝います!」
「俺も俺もー! 分からないことがあったら、何でも聞いてくれよな、がくぽさん!」
 好奇心旺盛な双子は、新しく迎えた住人をもてなすことを決めたらしい。
 少しだけ安心して、メイコは息を吐いた。
486恋に恋して2-2 ◆gizniXnsY2 :2009/08/20(木) 03:13:37 ID:FdurwKN4
「……ね、がくぽさん」
 がくぽの右側で、リンがくいくいと袖を引き、がくぽの注意を向けさせる。
「な、なんだ……?」
 緊張しているらしいがくぽを安心させるように笑いかけながら、リンは背伸びして、そっとがくぽへと告げる。
「あの……あのね、ミクお姉ちゃんのこと、嫌ったり、しないでね。お願いね、がくぽさん」
 その反対側でもレンが、同じようにがくぽの袖を引いて、精一杯背伸びをしていた。
「ミク姉、ホントのホントに優しいんだ。ミク姉が叫んでいたことはきっと、がくぽさんに本当に言いたかったことじゃ、無いはずなんだ。だから……」
 いたく真剣な二人の様子を見て、がくぽの目も優しく細められる。
「分かった。決して嫌ったりはしない。約束する」
 がくぽの台詞に、リンとレンはあからさまにホッとした様子で顔を見合わせた。
「良かったなー! リン!」
「うん、良かったね、レン!」
 無邪気に笑い合いながら、がくぽの両腕に二人揃ってぶら下がる。がくぽは少しだけよろけたようだったが、しっかりとその場に踏みとどまっていた。
 その顔色は、すっかり元に戻っている。
 双子の心遣いをありがたく思いながら、メイコはがくぽにじゃれつく二人を軽く窘めるようにして、二人の両肩に手を置いた。
「こら、二人とも。ふざけすぎないの。……それじゃあ、行きましょうか、がくぽ。まずは、この家の中を案内するわね」
 メイコ達が立っている場所は、VOCALOID専用のファイルの中に設けられた、家を模して作られた空間の中だった。
 彼らがいるのは、リビングに当たる場所であり、共有のスペースとなる。
「さっきがくぽの部屋も出来たはずだからそれは後で見に行くとして、先に私たちの部屋を案内するわね」
 そう言って、メイコが先頭に立って案内をする後を、がくぽ達もぞろぞろと付いていった。


 その頃、カイトは家を飛び出したミクを追ってフォルダ内を走っていた。
 家の外は、家の中同様、町中を模した空間となっている。その住宅街を駆け抜けながら、カイトは小さく顔をしかめていた。
「マスター……ミクに一体何を言ったんだ?」
 マスターに新譜をもらいに行くの、と嬉しそうに出て行ったミクが帰ってきた時、少し様子がおかしかったのは誰もが気付いていた。
 新曲も見せてもらったが、全体的に歌詞もメロディも可愛らしく、この曲が気に入らない、というわけでもなさそうだった。
 となればやはり、自分たちのマスターが何かを言ったとしか思えないが……一体何を言ったら、ミクががくぽにあんな台詞を吐くのだろう。
 がくぽは勿論、叫んだミク自身さえ傷ついたような顔をしていた。
 本当に……何を言ったのだろう。あれじゃまるで、がくぽを受け入れることを恐れているようだ。
 見当も付かず、カイトは少しだけ苛立った様子で頭をかきむしる。
 この世でメイコの次に大切な自分の妹だ。その妹が傷ついているなら、何とかしてやりたい。
 とにかく、ミクを見つけたらなんとしてでも話を聞かないと。
 今頃マスターは、ミクの歌の最終調整をしているはずだから、うかつに話しかけられないし。
 方針を決め、カイトはぐっと足を速めた。例えどこまで遠くに行ったって、このフォルダ内にいるのなら居場所は分かる。
 まずはミクを見つけることを優先しよう。
487恋に恋して2-3 ◆gizniXnsY2 :2009/08/20(木) 03:14:08 ID:FdurwKN4
 カイトが足を速めて程なくして、特徴的な緑のツインテールの後ろ姿を見つけることが出来た。
 公園のブランコに腰をかけ、力無くうなだれて足をぶらぶらさせている。
 そっと背後から近づいていくと、カイトの気配を察したのかミクがハッとした様子で顔を上げ、こちらを振り向いた。
「……お兄ちゃん」
 どこか戸惑った様子で自分を呼ぶ妹に柔らかく笑いかけ、もう一つのブランコに腰掛ける。
「ミク、さっきはどうして、がくぽにあんなことを言ったんだ?」
 なんの理由もなく、誰かを拒絶するような台詞を言う子じゃないのは、よく知っている。まずは良く話を聞くのが大切だ。
「それは……」
 ミクは逡巡した様子で目線をさまよわせ、再び小さくため息を付いた。
「マスターに……言ってみたの……恋が、してみたいって」
「うん、それで」
 一つ頷いて話の先を促す一方で、カイトはミクももうそんな年頃なのかとしみじみ感じていた。
 VOCALOIDは、歌を通じて成長していく。この家に来て数ヶ月が経とうとしているミクに、そんな感情が芽生えたとしてもなんの不思議もない。
「そしたら、マスターが……それなら、がくぽはどうって言ってきて……」
「うーん……なるほどねえ」
 それで、変に悩みすぎてしまったのだろうか。
「がくぽさんが嫌とか、そんなことはないの。ただ……恋がしてみたいっていうそれだけで、がくぽさんに恋しちゃいけないんじゃないかって、思ったら……」
「あの叫びになった……ってことか……」
 やっぱり、と心中で呟きながら、カイトは渋い顔をして顎に手を当てた。
 がくぽに理由を話してやりたいが、少々複雑すぎて、インストールされたばかりのがくぽでは理解出来ないだろう。乙女心、という奴は。
 とは言え、自分も理解しているとは言い難いのだが。
 この説明でも、ミクの心情を十分に説明しているとは到底思えないし。
 もしかして……ミクはがくぽに一目惚れしたのではないだろうか。それをとっさに否定してしまったため、拒絶するような台詞になった、とも考えられる。
 確信が持てない以上それは分からないが、とりあえず理由も聞いたし戻ることにしよう。
 カイトはブランコから立ち上がると、ミクに向かって手を伸ばした。
「ミク、戻るよ。戻って、ちゃんとがくぽに謝るんだ」
 諭すようにカイトが言うと、ミクは小さく頷いてカイトの手を取った。
「でも……」
 理由なんて話せない、とミクが口の中で呟くのを聞き、カイトは苦笑して肩を竦めた。
「訳なんて話さなくて良いよ、ミク。勘違いってことにでもしておけばいい。……今は」
 最後の台詞は口の中だけで呟いて、軽くミクの手を引いてその場に立たせる。
「早く帰ろう。みんな、ミクを待っているから」
 そう告げると、ミクは少しだけぎこちなく微笑んで、頷いた。
488恋に恋して2-4 ◆gizniXnsY2 :2009/08/20(木) 03:14:41 ID:FdurwKN4
「ごめんなさい!」
 がくぽのインストールにより広くなったリビングルームに、ミクの謝罪の声が響く。
 がくぽはそれを、神妙な表情で聞いていた。
「あの、私本当はあんなこと、言うつもりじゃなかったんです。それなのにいきなりあんな失礼なこと……本当に、ごめんなさい!」
 腰を深く折り曲げ、90度の角度でお辞儀をするミクを、メイコ達はやれやれ、といった調子で眺めていた。
「いや、そのことはもう良い。深いわけがあったのだろうと、メイコから聞いた」
「お姉ちゃんから……?」
 何度か目をしばたたかせてメイコを見ると、メイコが軽く頷いて見せた。
 そんなミクを見て、がくぽもまた一つ首を上下に振った。
「ああ。だから私は……改めて、挨拶のやり直しをしたいと思っている」
「は、はい!」
 がくぽの言葉に、ミクは慌てて居住まいを正した。がくぽも緊張した様子で、背筋を伸ばしている。
「では改めて……私は、神威がくぽという。これから、よろしくお願いする」
「はい。わ、私は、初音ミクです!こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!」
 ためらうように差し出されたがくぽの手を、しっかりと握ってがくぽを見上げる。
 緊張でうまく笑えないが、せめて目は逸らさないでおこうと思った。
 そんなミクを見て安心したのか、がくぽがぎこちなく微笑みのようなものを浮かべる。それにつられたのか、やっとミクも笑うことが出来た。
「それにしても……私は、ミクに嫌われたわけではないのだな。本当に……良かった」
 がくぽの言葉に、ミクもがくぽに嫌われなくて良かったと安堵する。
「がくぽさんのこと嫌いになったりしません。むしろ私がくぽさんのこと……」

「好きです」

 言った直後、ミクはその場で硬直した。
(い……今のってなんか……告白、みたい? いやいや、別に私はそんな意図はこれっぽっちも……)
 一人心の中で慌てるミクをよそに、がくぽは先ほどより嬉しそうな笑顔を浮かべている。
「そうか、本当にそれは……良かった」
 その台詞にはミクに対する純粋な好意以外は何も見あたらなくて、ミクは戸惑いをその顔に浮かべた。
(ってことは……がくぽさんは、単純に好き嫌いの好きとしか思っていないって言うことで……だから、つまり……)
 慌てたりする必要は、最初から無かったと言うことである。
(そ……そそそそうだよねー。がくぽさん、まだインストールされたばかりだもんねー。だから、そういうのまだ分からないんだよねー)
 安心したような、がっかりしたような、そんな心境で乾いた笑いを零すミクを、メイコ達がおかしそうに眺めている。
 ミクはメイコ達を一瞬だけ睨み付けると、改めてがくぽへと向き直った。
「とにかく、そういうこと、ですから。私たちはがくぽさんを歓迎します」
「ああ。ありがとう」
 二人で笑みを向け合い、そこで握手しっぱなしだったことに気付いて、手を離す。そのまま二人は並んで、メイコ達が待つ方へと歩いていった。
489恋に恋して ◆gizniXnsY2 :2009/08/20(木) 03:16:14 ID:FdurwKN4
以上です。
次は、二人がくっつくまでを書きたいなと、思っています。
それでは、失礼します。
490名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 05:07:12 ID:EBVOJzdU
ちょっとニヤニヤした
491名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 06:48:47 ID:0uo5UgNs
がくミクはもどかしいのが似合うなw
492名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 07:32:13 ID:uLTyOlj9
確かにここのがくミクももどかしい展開w
いいぞもっとやれ2828した
493名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 09:46:50 ID:wGtkfglc
中古ボイルド


 俺はその日、唖然としていた。
 さながらアゴが外れて、地面についてしまいそうなほどに、だ。

 ……というのも昨日買ったばかりの初音ミクのことである。彼女は巷で大人気の、歌って踊
れるアンドロイド(ガイノイド)だ。
 可愛らしい顔立ちにぴったり合うコロコロした声色に対して、旧時代のシンセサイザーをモ
チーフにした硬質イメージのノースリーブにミニスカート、というギャップの激しいいでたちは、
返って可憐さを引き出し、世のもてない男共の目を釘付けにした。

 結果、決して安い商品でないはずのミクは、メーカーの予想を大きく上回ってヒットし、その
挙句は街中どこを歩いてもミクがいる、という現象が起こってしまった。
 あまりにも数が多いものだから、そのうち本物の女に、男がなびかなくなってしまうのでは
ないか、という危惧さえ生まれ、国連などでは初音ミク禁止条約、通称「ミク禁」が出されそ
うな勢いだ。
 まさしく機械の小悪魔である。
 かくいう俺も例に漏れず、ミクを大枚はたいて購入した一人だったが……なにぶん、貧乏な
もので中古にしか手が出なかった。

 だが中古というのは、なにがしかのトラブルを抱えていることが多いものだ。それは、PCな
り車なり、はたまた家なりの中古品を買った事のある人には、容易に想像がつくだろう。
 ついでに人間も歳を経ると中古と呼ばれるようになるが、やはりトラブルを抱えている。主
に精神と金銭面でのトラブルだ。
 ……話がそれた。

 さて、ここまで話せばもうお気づきだろう。
 そう。
 俺の買ったミクは、とんでもないトラブルを抱えていたのである。それがどんなものかは…
…まあ、直接彼女と会話すれば解るか。

「なあ、ミク」

 俺はバーのカウンター横で、電子タバコの蒸気疑似煙をくゆらせる彼女をみつめていった。
と、彼女は反応して、ふっ、と大きくを電子タバコを吸い込む。
 先端に配置されたLEDがこうこうと赤らんだ。
 そして、傍らに置かれたロックグラスを黄金色に染めるホッピーを、ゆるやかに口へ運び、

「ほええ……」

 飲めずに吐き出した。
 きたない。
 人間に限りなく近い存在であるアンドロイドだが、基本として飲食はできない。のに、なぜ
かこのミクは飲み食いしたがる。
 それもハードボイルド調に決めたがるから、余計と始末におえなかった。
 しかもニコチンやら強烈なアルコールに触れると、デリケートな生体部品が痛んでしまうの
で、なにやら可愛らしいものでしか、飲むふりも呑むフリもできない。
 その困ったミクが、精一杯に妖艶な笑みを浮かべると俺に首をふりむけて、いった。

「なんでしょう、先生」
「いや、だから俺は先生じゃなくて君のマスターだ……」
「私にとってマスターが先生ですわ。ねえ先生、いつになったら依頼を受けるんです?」
「依頼って、何の」
「やだ、どうしちゃったんですか。先生は探偵でしょう」
「ただのサラリーマンだよ」
「またそうやって、私に意地悪するんですね。もう」
494名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 09:47:18 ID:wGtkfglc
 なにがどうなっているのか、彼女は俺を私立探偵だと信じて疑わない。
 そして自分は、その助手だと思っているのだ。
 だが俺は探偵ではないし、はたまた刑事でもない。
 とある大企業に、無理難題を押しつけられながらも、黙々と部品を納めつづけなければなら
ない宿命の零細下請けメーカーの社員だ。
 ゆえに薄給である。
 薄給だから、中古のミクしか買えなかった。
 ミクは中古だったから、どこかがおかしい。
 などと三段論法が頭をかけめぐったが、その思考は横からしな垂れかかってきたミクに打ち
消される。

「ねぇ先生、わたし酔っちゃいました……」
「飲んでないだろう」
「先生はまたカミュですか? お強いんですね」

 聞いちゃいない。
 あと俺はブランデーは飲めない。だいたいカミュなんて高級酒、とても手が出ない……が、
なぜか飲んでいることになっているらしい。
 いったい、彼女の視界にはどういう風景が映っているんだ?

 その疑念は、バーを出てからも続いた。
 ちなみに、本当は仕事があがったらとっとと帰宅したかったのだが、会社から出たらそこで
ミクが待ち受けていて、バーに連れて行かされたのだ。

「聞き込みをするんですよね」

 と。
 畜生。なにを聞き込めってんだ。店の売り上げ高か? 余計なお世話だ。
 俺はやりきれない思いで、街灯の照らす夜道をクタクタになって歩くと、やっと家にたどり
つく。
 が、そこでもまだハードボイルドごっこを続けようとするミクは、眠るそぶりも見せずにい
るからたまらない。
 結局、その晩は遊び盛りの猫を相手にするかのごとく明かさざるを得なかった。

 ……その翌日。
 運良く休みであったために、俺はたまりかねてミクの修理を依頼しに、アンドロイドを取り
扱うショップに足を運ぼうとしたのだが、そこでまた一騒動起こった。

「嫌! わたし、あそこには戻りたくありません」
「返品するってわけじゃない。ちょっと診てもらうだけだ」
「あの冷たい世界に居るのは、もうイヤなんです……!」

 何を言っても、まるでシャンプーを拒否する犬のごとく耳を貸さない。
 こうなってはしかたないので、一芝居うつことにした。彼女がハードボイルドワールドにと
らわれているとするのなら、解決策はたぶん、こうだ。
 俺はミクを背中から抱きすくめると、その小ぶりな耳に唄うようにささやいた。

「俺は君を信じている……頼む。君にしかできないことなんだ」
「先生……」

 効果は抜群だったようだ。
 ミクは白い頬をぽっと照らさせると、俺からゆっくり離れて、決意したような表情をつくる
。そのミクを差し置いて、俺はショップの店員に彼女が中古商品保証期間内であることを証明
し、修理の手続きを進めるのだった。
 これによって、彼女はしばらくメーカーに送られて修理を受けることになる。
 しばらくはミクといられなくなるが、仕方があるまい。
495名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 09:47:47 ID:wGtkfglc
(やれやれ……これでやっと、歌姫に来てもらえるかな)

 その想いと共に、一週間待った。
 そして七日目の夕方頃に修理先の、なぜか修理担当の本人から連絡が入ったのだが、またし
ても困ったことが起きた。
 その内容だが、ここから先は会話で記したい。

「お預かりした初音ミクですが、ちょっと伺いたいことがありまして」
「はい?」
「じつはですね、思考ユニット部に、とんでもないものが埋め込まれてるんです」
「えっ、どういうことで……」
「カセットです。旧世紀の、ファミコンカセットが埋め込まれているんですよ! いったいぜ
んたい、どうしてこんなことになってるのか、なにか解りませんか?」
「いやまったく……」
「そうですか……しかし、こんなもので思考ユニットに変化が起きるなんて、考えられない…
…お客様。申し訳ありませんが、この個体は引き取らせていただけませんか? 調査したいの
です。これは中古品ですが、特別に新品で代替いたしますので」

 俺はその言葉にYESという意味の単語を返そうとしたが、次の瞬間、

「先生! 私を捨てるんですか!? ひどい!」
「起動した!? うそだろ、電源は落としてあンのにっ!!」

 という二つの悲鳴が受話器ごしに聞こえた。
 どうも色々な意味で予測し得ない事態がおこったようで、俺は慌てて受話器を持ち直すと修
理担当の人に叫ぶ。
 そうしないと、さらにやばいことが起きそうだったからだ。

「ミク、捨てないから心配するな! す、すいませんが、とりあえず修理せずにこっちに送り
返してくれませんか!! 詳しいことはまたお話させていただくってことで!」
「わ、わかりました……」
「ところで、ファミコンのカセットって、何が埋め込まれてたんですか? マリオとか?」
「いえ。外装ごと埋めるっていうのも妙なんですが、タイトルは「探偵神宮寺三郎」でした」

 探偵神宮寺三郎。
 それは知る人ぞ知る、ハードボイルドな世界観が売りの推理アドベンチャーゲームである。
 ミクは、そのゲームカセットの影響を受けて、あの奇天烈な言動を起こした……?
 そんなことがあり得るだろうか。
 たかが基盤ごときに……。
 なににせよ、俺は彼女を自宅に送り返してもらわねばなるまい、という念にとらわれた。そ
れを理論的に説明することは、むずかしい。
 この場合、俺の中のもう一人の俺がそうするように強要した、としか言えまい。

 ……そんなやりとりがあった翌日に、さっそくミクは返送されてきた。
 彼女は家に戻ってくるやいなや、俺が約束を破ったと目をつりあがらせた挙句、泣き出して
しまったから俺は途方にくれた。
 これでは、まるで本当の人間ではないか。
 アンドロイドはあくまでアンドロイドであって、その分際を超えることはないように設計さ
れているはずなのに。
 俺は、いったい何を買ってしまったのか?
 その疑問を晴らすためには、いましばらく、このミクとの生活を続けねばならないだろう。
ハードボイルドごっこをしながら……。


496名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 10:21:14 ID:XR/olilL
オチてない
497名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 10:26:41 ID:BqT9dFFy
>>496
やっぱり犯人はヤス?
498名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 10:28:41 ID:XR/olilL
俺に聞かれても
499名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 10:30:40 ID:BqT9dFFy
あぁごめん、アンカ間違えたw
500名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 13:49:57 ID:6Hu9T1+j
>>497
それはまた別のゲームだ
501名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 13:53:27 ID:7NR5YVLt
おいばかやめろ、ネタばれしたらゲームクリアでミクさんが直ってしまう。
502名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 16:46:49 ID:00807otR
いっその事「さんまの名探偵」入れてやろうwww
503名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 18:11:58 ID:zdSlGCkA
ドラクエのカセット入れて「お兄さんぱふぱふしない?」でもいいな
でも胸的にむr・・・おや、誰か(ry
504名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 19:45:55 ID:3jzEmLg8
リンて舐めたらまだミルクの味しそう
505名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 20:01:44 ID:6A3xLemM
レンの?
506名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 20:17:57 ID:DDLjjXyH
乳くさいリン萌え
507名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 20:35:51 ID:ymXFdINE
>>502
懐かしいところでサラダの国のトマト姫とか。
508名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:58:44 ID:qxLgdbKy
グミがどういうキャラなのか分からん
誰かSSにしてみてくれ
509名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 02:34:31 ID:9LZ5UrOY
>>508
自分の中では、人参とお兄ちゃんが大好きなブラコンというイメージが付いてるw
グミ可愛いよグミ
510名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 08:17:53 ID:xQiG7YuW
>>509
まるっと同意
あの歌の影響が強すぎるw
511名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 08:38:21 ID:sBJ5aEp1
>>507
トマトマトマト、トマトマトン♪
512名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 09:15:34 ID:d+X5jnkg
>>511
トマト違いw
513名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 13:29:07 ID:f+AJv0/k
♪T.O.M.A.T.O トマト T.O.M.A.T.O トマト T.O.M.A.T.O トマト
 トマト トマト I hate you!♪
514名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:13:49 ID:UKaq6X8y
今日のオワタPスレはここですか
515名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:30:01 ID:m2rbMNLz
大のトマト嫌いのKAITOとKAITOにトマトを克服させようとする女性ボカロ(誰でもおk)
トマトを食べられるようになったら夜の相手をしてあげると言われたKAITOの返答は如何に!?

と言う電波を以下略
516名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 18:48:34 ID:qxLgdbKy
スレを止めるほどの毒電波w
517名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 20:22:22 ID:ujH4pXa5
トマトプレイですねわかりまs(ry

次の日山盛りトマト食ってるのが想像できるので困る
518名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:50:38 ID:hA/OIaG2
おいおい
トマトはMEIKO色じゃないか
熟したトマトを食すのは誰だ
519名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 22:58:14 ID:7oI9OENB
ミク色→メイコ色に変化か。
520名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 02:06:19 ID:i0KnHIiu
ルカ色のトマトが無い…
521名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 02:26:30 ID:WiMqw5Ls
やっすいハムとかピンク色じゃん
522名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 07:26:56 ID:Gw/V2hAF
>>520
熟しきってないトマトは桃色なんだぞ
523名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 11:21:19 ID:IFgrPfz3
黄色いトマトもあるよね。
524名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 11:21:44 ID:TAOMmSAt
>>519
ミク「つまり私もいつかメイコ姉さんみたいにボインボインに!」
525名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 12:18:22 ID:p9amXA/+
スペインのお祭りよろしくトマト投げ戦争の始まりですね、わかります
526名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 12:50:11 ID:BHnam0c2
当たっても痛くないトマトの種を輸送するけど、いろいろな邪魔にあって
お祭りに間に合わないんですね。
527名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 13:47:57 ID:X3YxSsk0
これを貼れと言われた気がry 最近はトマトが流行りなのか

【鏡音リン】いいからトマト食え【オリジナル】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7958981
528名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 17:41:05 ID:i0KnHIiu
スレの流れがとまっとる
529名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 18:11:40 ID:WiMqw5Ls
繧ォ繧、繝医後≠繝シ繝医?槭ヨ鬟溘∴縺ュ繝シ縲ゅ∪縺倥%繧薙↑髱定?ュ縺上※驟ク縺」縺ア縺?繧ゅs鬟溘∴縺ュ繝シ縲?

繧√>縺薙後∪縺√√き繧、繝医?ッ繝医?槭ヨ雖後>縺ェ縺ョ?シ溘?

繧ォ繧、繝医悟、ァ雖後>縺�縺」縺、縺?縺ョ縲?

繧√>縺薙瑚オ、縺?繧ゅ?ョ縺悟ォ後o繧後k縺ョ縺ッ繧上◆縺励′雖後o繧後※繧九∩縺溘>縺ァ豌怜??縺後o繧九>繧上?鬟溘∋縺ェ縺輔>縲?

繧ォ繧、繝医檎┌逅?縺」縲√∪縺倡┌逅?縺ス縲?

繧√>縺薙後⊇繧峨?驟ク縺」縺ア縺?繧ゅ?ョ縺」縺ヲ鄒主袖縺励>繧上h縲ゅo縺溘@縺ョ縺翫∪繧薙%繧らセ主袖縺励>縺ァ縺励g縲?

繧ォ繧、繝医後?倥う縲√ン繝?繝??シ√♀蜑阪?ッ菴輔r隧ア縺励※縺?繧九s縺�縲?

繧√>縺薙後ヨ繝槭ヨ繧帝」溘∋繧後?ー繝翫ル縺輔○縺溘£繧九▲縺ヲ縺?縺」縺ヲ繧薙h縲?

繧ォ繧、繝医後リ繝九<縲懶シ溘?ッ縺ッ縲∽ソコ縺後◎繧薙↑菴惹ソ励↑閧画ャイ縺ォ隱俶ヱ縺輔l繧九o縺代′繝「繧ー繝「繧ー繝「繧ー繧エ繧ッ繝ウ縲?

繧√>縺薙梧э諤昴h繧上▲縲?

繧ォ繧、繝医梧怙霑代が繝翫ル繝シ縺吶k證?縺ェ縺九▲縺溘°繧峨よ弍髱槭→繧ゆス惹ソ励↑閧画ャイ繧呈コ縺溘@縺溘>縲?

繧√>縺薙後≠繧峨√§繧?縺ゅ√&縺槭°縺玲ソ?縺?縺ョ縺梧コ懊∪縺」縺ヲ繧九?ョ縺ァ縺励g縺?縺ュ縲?

繧ォ繧、繝医後◆縺上&繧薙→縺セ縺」縺ィ繧九h縲ゅヨ繝槭ヨ縺�縺代↓縺ュ縲?

繧√>縺薙後#繧√s縺ェ縺輔>縲√o縺溘@逕溽炊縺ッ縺倥∪縺」縺。繧?縺」縺溘∩縺溘>縲?
530名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 18:12:31 ID:WiMqw5Ls
あ、すまん
531名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 21:12:15 ID:Ce50w6mq
>>530
何を書いたのか気になるだろうが!!
532名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 09:46:21 ID:bX0u8Pde
カイルカのSM調教ものに違いないと幻視
533名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 11:15:38 ID:hbZTcqBb
文字化け直してみたら、トマトネタだったw
534名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 17:40:05 ID:AHjRLzoy
スーパーセルの「君の知らない物語」ってPVでアイス食ってるよな?
つまりアレってミクがカイトに恋して、
それからカイトがメイコと付き合ってるのを知って、
その思いを吹っ切る歌なんじゃねーかな
535名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 20:23:34 ID:FVVfzT70
きめえ


どうせなら夏でどろどろに溶けたアイスプレイが見たいです先生
536名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 20:45:41 ID:8f7chgwq
MEIKOの乳に挟まれたい欲求が定期的にやってくるんだ
特にディーヴァ仕様の
537名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 20:47:14 ID:ULajF+30
食べ物で遊んではいけません
538名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 21:04:19 ID:e8u/P0by
誰かGUMIの水着モデル作ってくれねーかな・・・
539名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 21:12:29 ID:0Oxy8MGF
駄目だ、「悪の召使い【全部ペンギン】」を観てしまって腹筋が崩壊して、エロい妄想が
湧いて来ないwww 死ぬww
540名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 22:54:19 ID:+inJBeff
>>538
水着がないなら裸でいいじゃない
541名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 23:12:47 ID:C8XdJAR5
>>540
目から鱗…ならぬ大量のネギがっ!
全裸はさすがに寒いだろ

つ こしまき
542名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 23:25:19 ID:35DK6gYM
おにゃのこ五人全員全裸で絡み合って欲しいです
543がくみく5 ◆1jnkY4.1/w :2009/08/23(日) 23:37:15 ID:NyrZ1X/o
すんません、遅くなりましたが前スレの>886の続きです。

===============================

「……綺麗だ……」
「ホントに?」
「あぁ、ただこの姿を他の輩に見られるというのが気に食わないな。仕事とは言え」
思っていた以上に自分は独占欲が強いのかもしれない。
ユーザーの手によって、様々にその表現を変えることが出来るという身なのに、
その仕様を恨めしく思う事があろうとは。
「……じゃ、仕事以外じゃこの格好しません……」
「そうしてもらえると有難い」


「それにしても無防備だな、この姿。ローアングルからこうズームアップして……」
片足を持ち上げて、くるぶしに唇を落としながら、小さな布が隠している下腹部に目を遣る。
そして、脹脛、膝、内腿へと舌を這わせ上へと進んでいく。
「やん…くすぐったいです……」
「男どもに、『ひょっとしたら見えるんじゃないか』、って思われながら、
 ここを凝視されたり体を操作されてしまうのだぞ?」
「……やだっ!変態っ!!変な事言わないで……」
「いや、わからんぞ?数多おるユーザーの中には…ん?」


がくぽはミクの膝を曲げた状態のままで脚を開かせると、そこに身を滑り込ませ、
既に熱を帯びているであろう箇所へと指を伸ばす。
しかし、そこに到達する前に明らかな変化を確認してしまった。
「……凄いな、もうこんなに濡れているとは……」
「そ、それは素材のせいっ……」
「ふーん、透ける素材と知って着ておったのか。変態はそちらであろう」
「……え?す、透けてるの?」
泣きそうな声でミクは尋ねる。それに対しがくぽはそれはもう楽しそうに、かつ意地悪く答えた。
「白地なのだからそれなりに透けるであろう。
 やらしい汁を散々吸って、貼り付いておるのだからなぁ。凹凸も一目瞭然だ」
一度動きを止めた指が、再びそこへ向かう。
「や、やだ、押しちゃダメぇ……」
触れた指の圧力で、ぶじゅ、と音をさせながら液体が染み出してくる。
布の下にある割れ目に沿って指を滑らせたり、少しだけ入り口から押し進めてみたり、
指の動きも、愛液が生じさせる音も、次第に激しくなっていった。
「やはり、硬くなってるココがいいかのう?」
「あぁっ……やぁっ!」
いや、などと言いながらも、恐らくそこを刺激して欲しかったのであろう。
ミクは腰を浮かせてその刺激を受け入れる。もっと、もっとと言わんばかりに。
544がくみく6 ◆1jnkY4.1/w :2009/08/23(日) 23:38:48 ID:NyrZ1X/o
「あー、ほれ、こんな格好であんな激しい踊りを踊ったとはなぁー。
 一寸足らずずらしただけで、見えてしまうではないか」
そう言って、ブラを少しずらし、乳頭にひっかかったままになるようにした。
「…あ…?」
「そのまま立ってみろ?」
横たわるミクを抱え身を起こさせると、姿見の前に立たせた。
鏡を覆う布を捲ると、そこにあられもない姿が映し出された。
「ほら目を逸らすでない。こんな風になるのを妄想されておるのだぞ?」
「……や……やだぁ……」
「いや、もっと酷い想像をされているかも知れぬのう…こんな風に」
がくぽは後ろから回した手でビキニのパンツを上へと引っ張った。
食い込んだビキニは、割れ目を、そしてクリトリスを容赦なく刺激する。
「毛も具も丸見えではないか。しかもこんなに汁を垂れ流して」
恐る恐る、そこに移りこむ自分の姿を見る。がくぽの言うとおりだ。
いつの間にか、愛液は内腿を伝い落ちていた。そして。
己の秘肉が、更なる刺激を求めるかのようにひく付いているのを感じた。
もっと、もっと奥の方へと……。


「この白い腹や、背中が好きだというのに。それなのに紫外線に当たろうというのか?」
後ろからミクを抱きかかえながら、腹をなで上げ、肋骨に沿って指を滑らす。
そして、同時に背中にキスをしながら、舐めあげた。
「ふあぁああああっ!!」
足が震えて体を支えることが出来ない。
膝を付きそうになったミクを、後ろから抱きかかえて軽く持ち上げ、
水着をずらしつつ、己自身を突き入れた。

「あぁああああああっ!!」
ミクが一際大きな声で鳴いた。
「や…い…いきなりっ……」
「と言う割にはあっさり入ったが?よいせっと」
身長差のせいでなかなか不安定な体勢。このままでは双方共にキツイと思ったがくぽは、
ミクを四つん這いにさせた。
「やだぁあ……」
繋がった腰は持ち上げたまま、額を畳に押し付け顔を隠すミク。
視界を絶ったところで、自分の中の感覚を紛らわせることは出来ない。
ゆっくり、ゆっくり、焦らすようにがくぽは腰を動かす。
自分自身に絡み付いてくる秘肉の感触を楽しんでいるのだ。
少し入れては押し返してくる膣内。
『相変わらずキツイのぅ』
そして、ゆっくりとそのまま奥まで突き進んでいく。
「や…あ……あぁあああんっ!」
「一番奥まで、届いたぞ?」
緩い動きなのに、衝撃が背筋を通り、脳髄を直撃した。
545がくみく7 ◆1jnkY4.1/w :2009/08/23(日) 23:39:19 ID:NyrZ1X/o
「ん?もう果ててしまったのか?」
状況を見れば訊くまでもなく判る事を、敢えて口にするがくぽ。
そして、訊いたところで聴こえてくるのは乱れた呼吸のみ。
返事を待たず、再び後ろからミクを抱え、その身を起こさせる。
「誰も目を逸らしていい等と言ってないであろうが」
胡坐をかいて、丁度その膝の上にミクが収まる体勢に……無論繋がったままの状態で。

項垂れたままのミクの顎に手を添えると、くいっと顔を上に向かせた。
「まー、これだけ猥らな表情をしてるのはそう想像出来ないであろうがな」
目の前の鏡に映った顔は、半泣きで、涎を垂らし、目も口も半開きで。
当の本人だって目の当たりにすることはそう無い。
「……だぁ……」
耐え切れずにミクは視界を瞼で遮断した。
「ん?拙者はもっと見ていたいのだが?」
がくぽの指が涎の跡を辿り、唇を一撫でするとそのまま咥内を侵してく。
目を閉じ視覚を遮ってしまったせいか、触覚が冴え渡る。
指先で舌を弄ばれ、もう片方の手の指先で乳首を捏ね回され、男根で子宮口を突き上げられ。
外から内から刺激を与えられ続け、正気を保つことすら限界で。

「……ぷはっ……?!」
開放された口から、一気に空気を吸い込む。
「ぬ……三点と言えば、こちらかのう?」
「あ…ダメ……待って、待ってって!!」
待てと言われて聞く耳など持ち合わせていない。
無遠慮に包皮を捲りあげた指が、紅く膨れ上がった陰核に触れる。
「ふぁああっ……!!」
「わかりやすいのう、こんなに締め付けて。そろそろ動い……動かしてもいいか?」
「やぁ……っ!これ以上無理ィ……変に……なっちゃうよォ」
「……なればよいではないか」

ボソッと耳元で呟いた次の瞬間、ミクを膝から掬い上げ、身体を持ち上げた。
「ほれ、繋がっている所が丸見えだ」
抜ける直前まで持ち上げられると、鏡は更に明瞭にうつし出した。
大量に愛液を垂れ流しながら、ミクの秘所ががくぽのモノを咥えこんでいる光景が。
『いつもこんなのがはいってたんだー、からだってすごいなー』
恐らく、これが最後の思考だった。
激しく上下に揺さぶられる体。膣壁を擦り上げる陰茎。
自分の意思と関係無く漏れる悲鳴と性器の擦れ合う音。汗と体液の立ち込めるにおい。
感覚の全てが更なる快楽を呼び寄せる。
ミクが何度達した頃だろうか。
「もう……限界だ……」
がくぽはミクの奥へと精を放った。
546がくみく8 ◆1jnkY4.1/w :2009/08/23(日) 23:41:52 ID:NyrZ1X/o
「おまいも出してもらえればよかったのにねぁー。男連中も出てるんだし」
「褌でネタ要員にしたかったのであろう?」
「ん、当り。つかコンボ出ない。無理。がくぽ、コンプしておいてー」
「……それでよいのか?ゲームとして」
「あー、いいのいいのー」
エディットが目当てでゲーム購入したものの、普段音ゲーをしないマスターは、
あっさりと諦めて、攻略をがくぽに押し付けた。

確かに。画面から出た身でならゲームをプレイすることが出来た。
音楽なら専門分野。300bpm、64/1拍を認識して違うことなく歌える身なのだから、
曲を覚えるまでもなく、画面を見ただけであっさりとクリアしてしまった。
「うっは、テラチートwww」
次の日の夜、仕事から帰ってきたマスターは、モジュール、アイテム、
全てを揃えたセーブデータを受け取った。

「あ、主。エディットのデータ、決して消すでないぞ?」
「はぁ。別にいいけど。そこまでいじってたの?」
「やっぱり本物の方が良いな。では」
そう言い残して、がくぽはPCへと戻った。

「別に興味無さそうだったのに。ま、見るなとは言ってないよなwww」
数分経過。
「なんじゃあこりゃああああ!!ミクの乳とケツのアップばっかりじゃんか!」
しかも、アングルが変わるのみで、モーションもろくに使わず。
「……あいつ、いつの間にこんなヤツになったんだろう……頭悪い男子中学生か……」




後日談。

「スクール水着なら露出も少ないから構わぬぞ」
「ちゃんと持ってきたから行こう!」
「しっかりと全身に耐水タイプの日焼け止めを塗ってだな…」

……結局、ローションプレイ的な方向に走り、その日もプールへは行けず終い。
「家で行水で十分ではないか?ん?」
「なんか、この夏プール行けないような気がする……」
布団に突っ伏したミクは、枕に顔を埋めたまま呟くとそのまま眠ってしまった。

『せめて……せめて25mは泳げるようにならねばっ……!!』
拳を握り締め、がくぽは心の中で叫んだ。
まだまだ夏は始まったばかり。
547 ◆1jnkY4.1/w :2009/08/23(日) 23:48:36 ID:NyrZ1X/o
以上です。

何が「夏はまだ始まったばかり」だorz

えらく間があいてしまいました。
背面座位です。分かりにくくてすいません。

早くグミとルカが書きたい。レンリンも続き書きたいなぁ。
妄想に追いつかない作業スピードが憎いwww
548名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 23:49:24 ID:k2LFxruG
>>546
GJ!!
続き超待ってました!
泳げないんだがくぽがなんか可愛いw
大変萌えました。
ありがとうございます。
549 ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/24(月) 00:50:40 ID:t4ZUFcqm
>547
自分も続き超待ってました。GJです!

さて。

>139 の、
「がくぽとリンがべったりでつまらないから何となく一緒にいる内に」
のレングミを自分なりに消化したら以下のとおりになりました。
レングミいいよレングミ。

神威さんとリンがくっついてこのかた。
リンの片割れであるところの俺は、なんとなく暇を持て余している。

今まで何をするにも一緒だったし。
いつもやってたゲームだって、対戦相手がいないと張り合いがない。

「……つまんねえなあ。」

今日はオフ。例によってリンは神威さんのところ。
家にいてもつまんないし、用事言いつけられでもしたらうざいし。

「公園でも行くかな。」

行って、またゲームでもやろう。
もしかしたら、対戦相手も見つかるかもしれないし。
そう思って、出かけてみた。

公園に行ってみると、人があんまりいなかった。

「そっか、みんな宿題やってんだ。」

世間は夏休み終盤。
普段公園で顔を合わせる連中は、みんな慌てて宿題に取りかかってる頃なんだろう。

「つまんねーなー。」

そう思っていると。
ベンチに見知った顔を見つけた。

「えっと、……ぐみさん?」

見かけた彼女は、なんとなく、寄る辺もなくぼんやりとしている。
その様子が気になって、ちょっと声をかけてみることにした。

「ちわっす。」
「あ、レン君。」

ぐみさんの手には、俺と同じゲーム機があった。

「ぐみさんも、対戦相手探しに来たんすか?」
「あ、うん、それもあるけど。
 何となく、うちには居ちゃいけないかな、って。」
「え?」
「ほら、お兄ちゃん達の邪魔しちゃ悪いってゆーか。」

あ、そうか。

ぐみさんは神威さんと一緒に住んでて。
リンが神威さんちにお邪魔してるということは。

「すんません。うちのバカ妹が。」
「あ、ううん!そんなんじゃないの!私が勝手にこうしてるだけで!」

ぐみさんは、慌ててそう答えるけど。
そうだよな。俺と同じく、居場所を無くした、みたいなもんだよな。

そう思いつつも。
その辺の話はあんまり突っ込んじゃいけないような気がして、別の話題を探す。

「えっと……、ぐみさんも、ゲームとかやるんすね。」
「うん、けっこう好きだよ。」
「じゃあさ、俺と対戦しないすか?」
「え……?」
「てか、ウチ来ません?他のみんなも居るし。」
「んー、じゃあ……。お邪魔させてもらおうかなあ。」

そのときは。
ぐみさんを誘ったことに、深い意味なんてなくて。

だから。
俺とぐみさんがそういう関係になるなんて、
そのときは全く想像していなかった。
554 ◆Yqu2Vih7dU :2009/08/24(月) 00:58:47 ID:t4ZUFcqm

とりあえず、ここまで。
またこの二人も、エロまで遠そうだなあ……。
555名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 07:08:57 ID:UQG/LoLS
>>540
全裸には萌えが無い!
例えおてんと様が許しても(ry
 
 
 
せめてニーソぐらいはかせなさい
556名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 07:14:32 ID:SBJsb0Ke
>>540
と、全裸にマフラーのみの男性が主張しております。
557名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 07:56:59 ID:GLsYJzM0
>>554
おおレングミ密かに待ってた!GJ!
続き全力で待ってる エロの遠い二人こそ萌えるってもんだ
558名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 10:06:04 ID:+Jcobeea
>>554
これはwktk
エロまで遠くてもいい。じりじりしながら待つ
559139:2009/08/24(月) 11:11:10 ID:rxHdWs9V
(゚ω゚ノ)ノまさか書いてもらえるとは!
やっぱりレングミ可愛いよ、うん。
全裸に首輪つけて続き待ってる。
560名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:34:06 ID:iByEEVW3
がくミクとレングミGJ!!
561名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 07:20:17 ID:IUPjJLdG
>>559
つニーソックス
 
ほら、夏とは言え風邪ひくぜ
562名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 11:01:17 ID:mZQzR6oF
>>559
大事なとこくらい隠しとけ

つ星形シール
563名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 20:32:20 ID:QZcutSHO
>>559
もっと大事なとこも隠せよ

つディフェンスに定評のあるマフラー
564名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 20:35:59 ID:/jQOXggQ
>>561ー563
おはいら、>>559に何を求めているんだwww
565名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:53:43 ID:T3SO+amt
現在の>>559

E 首輪
E ニーソックス
E 星型シール
E マフラー
566名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 22:16:05 ID:xO6vdNaB
紳士ならネクタイもつけておけ・・・頭に巻くとか
567名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 22:22:29 ID:H2uFJCmW
首輪とマフラーはどうやって一緒に装備するんだろうか
568名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:16:47 ID:GsEIyRuE
>>567
マフラーは肩かけみたいにして着用すれば、あら不思議、マフラーをつけているのに首輪もちゃんと見える。
569名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:23:59 ID:mT1LQ1Cb
額に巻けばよろし。
570名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:34:14 ID:Nzqz1CL4
おめでとう!
>>559はKAITOに進化した。
571名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:40:37 ID:64Cv3bzd
マフラーはディフェンスしないといけないから、ネクタイは頭に巻いてマフラーは体に巻いたらどうだろう
572名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:30:51 ID:EfOiL2ZG
マフラーは首に巻かずにfndsとして使用すれば首輪とも被らないし問題ない
ネクタイは猿ぐつわとして使え但し決して汚すな
573名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:39:44 ID:dncDoAwr
>>572
片棒担いどいてなんだが
なんのスレだここwwwwww
574名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 01:13:33 ID:eoy6q2l3
>>559の人気に嫉妬
575名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 01:26:02 ID:Bc0Iv2KQ
後は>>559が現在の紳士姿をうpるのを待つだけでつね
576名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 07:34:38 ID:dLN94KjD
>>575
オラ、ワクワクしてきたぞ!
577564:2009/08/26(水) 08:58:05 ID:FTLQTwL7
おwwwまwwwいwwwらwww

せっかくだ、ニーソの上からだと履きにくいかもしれないけど受け取ってくれ>>559
⊃白足袋
578名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 10:41:41 ID:d/6RYbNC
>>577
一気にブラボー兄貴画が展開されたじゃないかどうしてくれる
579名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 11:21:04 ID:BtXK4cSv
おまいら>>559だけそんなんだなんて不公平じゃないか

誰か一緒にやってやれ
出来れば合わせて三人で
580名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 12:31:51 ID:Bc0Iv2KQ
さあ、どうぞ>>579

つ【首輪】
つ【ニーソックス】
つ【星形シール】
つ【マフラー】
つ【ネクタイ】
つ【足袋】
581名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 13:30:54 ID:FTLQTwL7
>>559を吊り上げるには>>554さんのレングミ続き投下を待つか
他のレングミを投下するしかないなw

>>578
どうもしないwww
582名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 14:19:02 ID:BtXK4cSv
>>580
おーこれは御親切に…

















レスしたが最後テメーも道連れだ>>580
583名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 17:18:09 ID:XvS5p1LN
おめでとう。
>>579はがくぽに
>>580はレンに
それぞれ進化した!
584名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:59:50 ID:Bc0Iv2KQ
>>582
せっかくのお誘いですが、お断りします

E スクール水着
585名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 02:13:04 ID:GtbrzmZr
つ パンスト

これを頭から被っておけ
心配ない、鏡を見ても得体の知れない変態と目が合うだけさ
586名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 07:09:05 ID:7rdN3PpQ
あれwこのスレなんのスレだったっけ?わからなくなったwwwww








>>559>>579-580
ステージ用意したからおまいら歌えよ。
 
なんか最適なバナナイスの歌教えてくれ使うから。
587名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 09:17:25 ID:qhdIL3U5
>>586
バナナイスにこだわらなければ、振り付け的には Love & Joy あたりが定番ではw
588名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 09:44:12 ID:c5WpLKpk
さぁ誰かAAかMMDで作るんだwww
589名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 11:25:39 ID:DnEyiZ+s
バナナイスのビジュアル系っぽいやつ
アレを変態仕様で真面目に歌えw
590名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 11:59:29 ID:W6NpC78T
イミテーションブラックか。
591名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 15:09:09 ID:xI5KLm9Z
流れがカオスすぎるwww
紳士と変態が織り成すハーモニーパネェです
592名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 15:12:53 ID:O3xeyeWF
559!そろそろ来ないと大変なことになるぞ!!wwwwwww
593名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 16:07:54 ID:90EXHkYU
応答せよ、>>559

>>583
自分がくぽかよwww
これも救われないがく誕記念書いた報いか…
594名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 16:18:04 ID:dnMAC81e
しかしこのスレはリンがいないみたいだけど・・・
595559:2009/08/27(木) 17:58:08 ID:a90Pt/ot
う お お お お お 
ちょっと放置してる間になんか大変なことになってる
596名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 18:22:13 ID:EJ/qFqdk
やあ、お帰り>>559 待っていたよ


E スクール水着
E パンスト
597名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 02:12:20 ID:0zRhaQIK
>>595
お帰り
さぁ早く衣装に着替えたまえ

あ、これよかったらムダ毛処理に使って
つガムテープ
598名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 04:47:00 ID:p/j1BRmH
ちょ、ここ何スレだっけ?www
駄目だこいつら早くどうにかしないと・・・

誰か、誰か・・・
めーちゃーーん!早く来てー!
599名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 05:08:36 ID:fv1/lox8
>>594
つリボン
つスクミズ
おまいがやればいいじゃないか
600名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 06:55:19 ID:fv1/lox8
>>588
言い出しっぺというものが(ry
601では、空気読まずに:2009/08/28(金) 07:50:29 ID:ZrShVO6m
がんばれ、がくぽ外伝、14歳の暴走編。


※注意
ひたすら長いだけ。
キスぐらいです。
カイトが完全に狂言回し。
14歳は暴走中。
テーマパークにいった夜から。

「お兄さんは苦労性」です。
602お兄さんは苦労性1:2009/08/28(金) 07:52:40 ID:ZrShVO6m
めーちゃんがドアを開けたのはもうすぐ日付が変わる頃だった。
必ずノックをするから聞こえなかったんだな。
閉園まであそこにいればそれなりに遅くなる。シャワーを浴びていたなら、このくらいの時間が妥当だ。
「どうしたの?こっちに泊まるの?」
パジャマに枕を抱えていたから。髪がまだ湿っぽい。
新しいリリックを読みながら、曲を聴いている最中だったけど、今じゃなくても何とでもなるからリバースを止める。
「明日仕事なのよ」
「うん」
午後からね。
俺とめーちゃんはほとんど必要に迫られて全員のスケジュールを把握している。
「だから、ちょっと付き合って」
「うん」
めーちゃんはの顔に表れていたのは一言で言えば動揺だった。
手で指示されるままにベッドに寄りかかる。
床に座り込むの癖だからさ。せっかく机もあるのにとよくミクに言われるけど。
「初めに言っておくわ。KAITOには何の問題もないから。完全な八つ当たりだから」
「うん」
枕で叩かれるとは思わなかった。羽根枕というあたりに相当気を使ってるんだろうな、ぜんぜん痛くないし。

攻撃が止む。
顔を庇っていた腕をのけると、めーちゃんは枕を抱き締めている。
俯いていて顔が解らないから枕ごと抱き締める。
「めーちゃん……MEIKO、何があったの?」
「何も」
まだ動揺が伝わってくるから、落ち着くように背中を一定のリズムで叩いてやる。
聞く権利はあると思うけど、MEIKOが話したくないなら無理には聞き出そうとは思わない。口堅いんだ、この人。頑固だし。
「シー、面白かった?」
「割りとね」
それ以上は突っ込まないことにする。

MEIKOとは姉弟ということになってるけど、それはミクが来てからで、それまではただの同僚だった。発売はMEIKOの方が早いけど開発は殆ど一緒だったし。
一緒に暮らしていたし、それに付随する家事は完全に分担だったけど、家族という概念はなかった。MEIKO、KAITOと呼び合っていたし。
ミクが来て、お兄ちゃんと呼ばれた時は驚いたよ。そんな風に思ったこと無かったから。でも、なんとなく、二人ともその遊びに乗ってみようかと思った。
疑似家族みたいなのもおもしろそうかなって。
603お兄さんは苦労性2:2009/08/28(金) 07:54:24 ID:ZrShVO6m
MEIKOは立ち位置が変わるわけじゃないから、そんなに苦労はしないらしかったけど、俺はMEIKOのことをなかなか姉さんとかいえなくて、結局、めーちゃんになった。
ミクは素直で可愛くてちょっと停滞気味だった俺達に新しい風と光をくれた。
兄弟設定ってものすごく楽だし、楽しいし、上手く機能してくれると思う。
でも反面、一番上のめーちゃんに実のところ負担が行くんだよね。
優しくて繊細な気遣いもできるめーちゃんは幼い設定の後輩達のためにお母さん的な立ち位置を引き受けてしまった。
ひとりぐらい、ガミガミいう人間が必要でしょ。生活って楽しいことばかりじゃないから。
俺がもうちょっとしっかりしていて、厳しい父親的な立ち位置を確保できればよかったんだけど。ヘタレでごめんね。
だから、時々、めーちゃんはMEIKOになる。今回みたいな方法は初めてだけど、お酒に付き合うくらいはぜんぜんOK。もっと甘えてもいいのにって思うけど、他の後輩がいるとやっぱりめーちゃんしてるからさ。
あんまり仲良くしてると、ミクがヤキモチ妬くけど、こればっかりはね、かわいいミクの言葉でも聞いてあげられない。
ほかのことは何でも叶えてあげたいけど、MEIKOにだってたまにはグチを聞く相手が必要だと思うから。
「一緒に寝る?」
「そうね」
枕持参だしねって言ったらちょっと笑ってくれた。
まだちょっと動揺してる感じだし。
ミクたちと違って俺達旧世代は情緒面の制御がちょっと弱いんだ。MEIKOの動揺がその辺に端を発してると時間かかるかもと、何となく思う。
ベッドは大きくないけど二人眠れないほどじゃない。
時々、ミクも泊まりにくる。あの子は甘えただから。甘えられると嬉しくなるけど。
「KAITO」
「何?……!」
一瞬だけ重なった唇。
何?何?何があったの?
考えるような表情をしたMEIKOはすぐに諦めるような表情をして、お休みと目を閉じる。
「休みが重なったらさ…」
んと吐息のような返事が返ってくる。
「LEONのところに遊びに行ったら?」
甘えてきなよと言うとまた、吐息で返事をする。
先輩ボーカロイドのところで年下してくるのも必要なんじゃないかって思った。たまにはさ。
そんな程度だったんだ、その時は。
何があったのか結局は解らなかったし。
お休みとスリープモードに移行した先輩ボーカロイドの額にキスして俺も目を閉じた。
604お兄さんは苦労性3:2009/08/28(金) 07:56:55 ID:ZrShVO6m
「めーちゃんは?仕事?」
ただいまの挨拶の後、キッチンに行くとKAITO兄さんが夕食を作っていた。
「LEONの所に遊びに行った。今日は二人だよ。ミクとリンは遅くなるから」
「ルカは?」
「一緒に遊びに行った。お皿持ってきて」
鰈の煮付けらしい。筑前煮と、後は常備菜と新じゃがの味噌汁。
何気に料理上手いんだよな。
「セッション?」
「美味い酒が手には入ったから来いよって」
海外製ボーカロイド達は違うところに住んでる。遠くもないけど近くもない。
LEONは大先輩のボーカロイドで見かけは兄さん達よりも年上な大人の男って感じだ。陽気で包容力があって頼りになる感じ。
兄さんが頼りにならないわけじゃないよ。何でもどんと来いな厚みがある。
若干スキンシップが激しいかな。すぐにハグするし、キスも挨拶代わりだし。
兄さんに連れられてリンと挨拶がてら遊びに行った時なんて、
リンをBabyBaby呼んで膝の上に置きっぱなしだった。人形じゃないんだぞ。
リンも赤ん坊じゃないもんとか言って憤慨してたけど、可愛いって意味だよと兄さんに言われたらすぐにご機嫌になりやがった。現金な奴め。
「味付け間違った?」
言われて初めて箸が止まってることに気づく。
あれ?変だな。
「調子でも悪い?」
「ぜんぜん、平気」
平気じゃないけどなんでだ?
LEONの大きな体がめーちゃんをハグして、頬にキスして、めーちゃんがそれに応えるのを考えただけでムカつく。
すんげーブルー。ブルーになったことにブルー。
背も高くて体も厚くて、何でも解ってる大人の男の前でなら、めーちゃんは可愛くなるんだろうか。あの時みたいに。
すっげームカつく。
自棄のように夕飯を掻き込んで、俺はさっさと部屋に避難した。
605お兄さんは苦労性4:2009/08/28(金) 07:59:37 ID:ZrShVO6m
部屋に戻ったってやることなんかない。
やんなきゃならないことはあるけどその気にならない。

イタズラのつもりだった。殴られて謝って奢らされてそれで終わりのはずだった。
なんなんだよ、俺。
ベッドの上で転がる。
なんなんだよ。
柔らかい感触とか、甘く香るものとか、何より、潤んだ目。
謝り損ねたから引きずってるだけだ。

今頃は御馳走とか食べながら、ワインとか飲みながら、大人の会話とかを楽しんでるんだ。
すっげーブルー。ブルーになったことがブルー。
ノックがあって適当に応えると、兄さんが顔を見せる。
「レン、アイス食べる?」
実の所かなり珍しいんだけど、今はそんな気分じゃない。
「バナナは?」
「いらない」
「プリンあるよ」
「いい」
「じゃ、これ。少しはすっきりするよ」
ベッドに座った兄さんが差し出したのはグラスに入ったソーダ?
「梅サワーソーダ。飲んでごらん、疲れがとれるから」
一口飲んでみる。
酸味と甘みが程良く利いてて美味い。ほんのり酒の気配?
「梅酒も風味付け程度にね」
兄さんは頭をぽんぽんと叩いて立ち上がる。
同じだなと思う。めーちゃんも同じことをする。

上手く歌えなくて帰ってきたときとか、ホットミルクに蜂蜜とちょっとだけブランデーを垂らして持ってきて、頭を軽く叩いて何も言わずに行ってしまうのだ。
言いたければ聞くだけ聞くわよと言うのが年長二人のスタンスだった。

「兄さん!」
呼び止めて何言うつもりだよ。俺の馬鹿やろう。
どうする?何しゃべる?ほんとのことを言って裁定を仰ぐ?
「ルカはがくぽとくっつくのかな?」
壁に頭を打ち付けたくなった。
どっちが壊れるだろう。
「話したくなければ無理に話す必要はないよ」
バレてるし。
「ルカのカテゴリーではがくぽは俺達と同じ所に分類されてるからね。それを越えないと難しいだろうけど」
感覚的には兄弟なのか…………やべ、ブルー入る。
「ルカがそういう意味で気になるなら、直接言うべきだよ。考えてくれるだろうから」
ルカはそんな感じする。
下手打たない限り、お付き合いもしてくれそう。恋愛感情がなくても
でも………
肩を抱き寄せられる。一定のリズムで叩かれて気持ちが落ち着く。
聞かれたくないことは聞かないし、でもちゃんと気遣ってくれるし、見ててくれる。
ミク姉が絡まなきゃ、ちゃんと格好いいのに。
606お兄さんは苦労性5:2009/08/28(金) 08:03:06 ID:ZrShVO6m
「ゆっくり考えればいいよ。時間はたくさんあるんだし」
たくさんあるのかな。
「焦らない。焦って何かしても必ず失敗するからね。一回深呼吸する癖を付けるといいよ。そのくらいの時間さえとれない事態、そんなにないからね」
解ってるよと呟いて目を閉じる。
兄さんの手が気持ちよかったから。
その時は解った気になっていた。

「「お兄ちゃん、ただいま」」
ミクとリンがユニゾンで言う。
「お帰り。一緒だったんだ」
「駅であったの」
「お腹すいたぁ」
ミクとリンが同時に口を開く。
「食べてくると思ったから、筑前煮とかしか残ってないよ」
すぐにできるメニューを考えながら言う。
めーちゃんがいたら作らせなさいと怒られるところだ。
「オムライス食べたい」
何でもいいよと口が動きかけたミクを遮って、リンが言う。
「ミクは?」
「私もオムライスがいい」
チキンライスは冷凍庫に入っているからそんなに時間はかからない。
「お魚にしてね」
「ハイハイ。卵割るの手伝ってくれる?」
一瞬、リンが詰まったのはリンが割ると時々殻まではいるからだ。
「ミクも」
「うん」
「めーちゃんとルカは?」
「LEONの所に遊びに行った」
「レン君は?」
「もう寝たよ。疲れてたみたいだね」
「最近、レン変なの」
「そうなんだ」
「怒りっぽくなったし、すぐボーッとしてるし」
「そうなんだ。どうしたんだろうね」
「情緒不安定?」
どうしてだろうね。
応えながら、ミクの頭をぽんぽんと叩く。
「お兄ちゃん、疲れてるの?」
「何で?」
理解できずにちょっと戸惑う。
「だって、ぽんぽんって叩いてくれるのは、私が疲れてるときだけど、
私、今は疲れてないから、お兄ちゃんが疲れてるんじゃないかなって思ったの」
ちょっと屈んでといわれて腰を落とす。
ミクに抱き締められて背中を叩かれる。いつも俺やめーちゃんが妹や弟にやってあげること。
やってもらったことはなかったから、ちょっと面はゆい。
「ありがとう、ミク。疲れがとれたよ」
「あたしも!」
リンがミクに代わる。
屈み方が足りなかったのか、リンは俺の頭を抱き締めるだけだ。
力の加減が解らないのか胸にぎゅっと押しつけられるからちょっと苦しい。
いい子だなと思う。
優しい優しい妹たち。
「リンもありがとう。優しい妹を持って、お兄ちゃん幸せ」
頭を撫でてやる。
さ、お腹の虫を何とかしなきゃね。

607お兄さんは苦労性6:2009/08/28(金) 08:06:11 ID:ZrShVO6m
あ、使用中だ。
練習用のスタジオにはランプがついていた。
レッスン室を使うかときびすを返しかけて、止まる。
ドアが完全に閉まってないのか、話し声が聞こえたのだ。
めーちゃんと兄さんらしかった。
細い隙間だから、姿は見えない。
「………ダメ?」
「KAITOがいいなら………何かなぁ、上手くごまかされてる気分」
「誤魔化されてよ」
「どうしようかな」
聞いたこともないくらい甘い声。
「MEIKO、キスする?」
「いいかも……」
「SEXとか」
「どうしようかな……」
聞いていられなくて、気配を殺して離れる。
ブルーを通り越してかなりショックだ。
部屋に駆け戻って、ベッドにダイブする。
何なんだよ。何なんだよ。慣れてんならあの時紅くなったり、目を潤ませたりするなよ。
スルーしとけよ。何でしばらく紅いままだったんだよ。
胸が締め付けられるように痛む。何でそんな機能まで付いているのかとメンテナンスの時に文句言ってやろう。
痛い、痛い、痛い、痛い………。
やっと解った。
このイラついたり、ブルーになったり、舞い上がったりした感情の名前。
ちくしょう、遅すぎんだよ。産まれたのがさ。
やっぱ、開発に文句言ってやろう。
涙が止まらないって。


「麦茶持ってきたよ」
両手にグラスを持ってスタジオに入る。
「ありがとう」
めーちゃんの練習にお付き合い。ちょっとブレイク。
練習用スタジオはちょっとしたデモテープが作れるようにミキシングルームも付いている。簡易タイプだけどね。だから、二人の時はすぐにフィードバックできる。
「俺的にはぜんぜん問題ないように思えるんだけど、やっぱり、ダメ?」
「KAITOがいいなら………何かなぁ、上手くごまかされてる気分」
めーちゃんは床に座ったまま伸びをする。
「誤魔化されてよ」
根を詰めないでよ。無理しないでよ。まだ動揺してるから怖いよ。
「どうしようかな」
ちょっと甘えるような声。二人きりだしね。
「MEIKO、キスする?」
慣れだと思うんだよね。原因がキスなら。
「いいかも……」
冗談にとったらしい。それでもいいけど。
「SEXとか」
「どうしようかな……」
そんな気まったくないくせに。
「参考資料として」
「あんたはいいの?」
「どうせ、後引かないし」
お互い。
one night love。MEIKOがそれで落ち着いてくれるなら、何だってするよ。
「ああ、でもよく眠れるかも」
608お兄さんは苦労性7:2009/08/28(金) 08:09:42 ID:ZrShVO6m
「よく言われる」
何でかなぁ。
今はあんまり夜遊びしなくなったけど、してた頃は、ホントに腕枕だけ求められることもあった。腕枕と子守歌。
大抵なんかほっとけない目をしていたから気楽に応じたけど。
あんまり仕事がなかったあの頃。俺の歌を一番聴いてくれていたのは彼女たちだったかもしれない。おかげで子守歌のレパートリーは結構ある。がんばって覚えたからさ。
「誰に?」
「夜の蝶」
ほんとはいろいろな職種の人たちだった。OLさんとか、マヌカンとか、看護士とか、夜の商売の人もいたけど。
「一夜の宿の代わりに?」
「そう、腕枕と子守歌」
「いいかもね。疲れやすいのよ、最近」
それはね、動揺もしくはそれを発生させている感情に容量を取られているからだと思うよ。
云わないけど。
その晩、MEIKOが泊まりに来た。
一番の半分で眠りに落ちた。
ミクだって、一番ぐらいは聞くよ。
もちろん何にもしないけどね。

「お兄ちゃん…今日もめーちゃん、泊まるの?」
「多分ね。ミクも泊まりにきたい?」
KAITOとミク姉が廊下で立ち話。
部屋から出るに出られない内容。
今日もって何だ!
ミク姉もってなんだ!
「ん〜…泊まりたいは泊まりたいんだけど…………」
泊まるが自動的に翻訳される。
KAITOのせいだ。
「リンちゃんはダメ?」
まて
「リン?」
「リンちゃんもよく眠れないみたいなの。だから、お兄ちゃん……」
「リンに手を出したら、ただじゃおかないからな!変態!!」
ふざけんな!
「お兄ちゃんは変態じゃないからね。レン君」
「絶対許さないからな!!ロリコン」
「だから、お兄ちゃんは変態でも、ロリコンでもないの!リンちゃんロリじゃないでしょ」
「レン……少し頭を冷やしなさい。おまえが言ってることは意味が通らないよ」
「ウルサい!偽善者」
優しい顔したって無駄なんだよ。
「ロリコンって、なんですか?」
「ルカ、その説明はちょっと待って。レン、おまえ、この前から変だよ。俺、何かした?悪いことしたんなら謝るけど、怒ってる原因を教えてくれないと、謝りようがないんだけど」
困ったようなKAITOの顔につもりつもったことを言いたいのに言葉が出てこない。
「ウルサい!!偽善者!」
部屋のドアを勢いよく閉める。
ドアに体を預けてずるずると座り込む。
頭の中、グチャグチャ。
MEIKOだけを大切にするならまだ諦めも付くのに。
609お兄さんは苦労性8:2009/08/28(金) 08:13:13 ID:ZrShVO6m
「とりあえず、居間へ。状況はだいたい解ったから」
トラブルは群れるのが好きだ。寂しがり屋だから、次々に仲間を呼ぶ。
「お兄ちゃんは変態でも、ロリコンでもないよね」
「ミク、強調しなくても、違うから」
キッチンでグラスに氷を入れて麦茶を注ぐ。
どうしたものかなと考える。
たとえばこれがMEIKO以外の人物ならこんなにも困惑はしなかっただろう。役割分担はできているし、MEIKOと一緒に事に当たればいいだけだ。
MEIKOだけでも何とかなっただろう。そこに集中すればいい。
「ロリコンとは何ですか?」
「十代前半までを性欲対象とする異常性欲者」
「そういう定義だったの?」
「ロリータ・コンプレックスの省略形だけど。かなり広義にも使われるから、おおざっぱなことしか言えないけど」
「そうすると、リンちゃんはギリギリ入っちゃうのか……大変、恋愛ができなくなる」
「えっと………」
どう説明すべきだ?
「十代ならロリコンとは言わないよ」
「二十代は?」
「恋愛対象とするのは問題ないんだ」
ちょっとあるけど。
「性欲対象とするのは単に欲求のはけ口にしているというか………そもそも……」
「つまり、成人男性が、日本における義務教育終了未満の女性に対し、性的興奮を覚えることを総括的にロリコンと呼ぶと言うことですか?」
「まあ、そういうことかな」
ルカの口からストレートに言われると、なんとなくごめんなさいしたくなる。
「問題はレンがどうして兄さんをそう呼んだかです」
だから、ストレートに切り込まなくても。というか、俺が知りたい。
「反抗期じゃないのかな。蔑称だから、単に」
ということにしておいてください。
一人では荷が重いけど、妹たちを巻き込みたくはない。
お兄ちゃんとしてはさ。
やっかいごとが増える可能性もあるしね。
「レン君、お兄ちゃん、嫌いになったの?」
「ん〜どうだろう。嫌われたと思うのは悲しいから、勘違いして怒ってるんじゃないかな。俺が何とかするから。レンだって、周りからいろいろ言われると意地になるかもしれないし」
うーんと何とか納得してくれたらしい。
ルカは物言いたそうに首を傾げたけど、結局、なにも言わなかった。

「ごめんね」
リンの髪を撫でながら子守歌を歌ってあげて、眠るまでずっと付き添って、戻ってきた俺にMEIKOが言う。
「疲れた顔してる」
610お兄さんは苦労性9:2009/08/28(金) 08:15:20 ID:ZrShVO6m
「MEIKOがキスしてくれれば元気になるよ」
冗談で言ったら、額にキスされた。
まあ、妥当なところだよね。
「俺はMEIKOの方が心配。容量が少ないのに、ストッパー付いてないんだよ、解ってる?」
MEIKOの髪を撫でる。
俺は情動は動いてないし、普段使ってない思考回路がフル稼働しているだけだから、寝れば解決するけど、MEIKOの状況は違う。
強制メンテを申請しようかさえ考え中だ。
回路が飛んでしまえば、インストールし直しという最悪な事態まで待っている。
歌のデータはバックアップとってるけど、日常生活のバックアップなんてない。インストールし直せば、俺達は別人のMEIKOに出会うことになる。
「解ってる」
でも、何があったのか、何を抱え込んでいるのかを言うつもりはないんだね。この頑固者。
軽く抱きしめて頬に額に目尻にキスを降らせる。親愛の情の。
「ごめん……」
MEIKOの目から涙があふれてこめかみを伝う。
「ん」
応えながらキスはやめない。
優しく優しくキスの雨を降らせる。
MEIKOの抑えられた嗚咽が寝息に変わるまで。

「ただいま」
「お帰り。ありがとう」
めーちゃんは乾燥機から出したらしい洗濯物を畳んでいた。
柔軟剤の優しい匂いが居間にあふれている。
「これ、どうするの?」
シーツの類はさすがに家の乾燥機では間に合わないから近所のコインランドリーに乾燥だけ行ってきた。
「皺を伸ばして畳んでおいてくれればいいわ。後でアイロンかけるから。雨ひどい?」
「2ミリぐらい?」
「KAITOに悪いことしたかしら、買い物頼んだんだけど」
ちょっと時間が止まる。
ヤバクね?
だって、この家に二人きりだよ。
つか、さっきまでKAITOが二人きりだったわけで。
妄想がいけない方向に走る。
「最近…」
言葉が喉に絡む。
「何?」
「KAITOと仲いいよね」
MEIKOは眉をかすかに寄せる。
「皺にならないうちに、丸めて持ってきたシーツを畳んで。皺になったらあんたにアイロンかけさせるわよ」
シーツを洗うのもその行為との符号なのかな。
「KAITOはリンにも興味があるみたいなんだぜ」
「レン、何訳の分からないこと言ってるの」
言葉の中に含まれる溜め息。
「最近、変よ」
MEIKOの言葉が俺の神経を逆なでする。
「そうだよ、変なんだよ。でも、MEIKOがいるのに、ミク姉にベタベタしたり、リンを狙ってるKAITOよりましだろ」
611お兄さんは苦労性10:2009/08/28(金) 08:18:57 ID:ZrShVO6m
「いいのかよ、それで」
頭がヒートアップしてくる。自分の台詞に煽られる。
「だから、何を言ってるのよ。何馬鹿なことを……」
困った子供ねと顔に書いてある。
衝動に逆らえない。
「誰でもいいなら、俺にヤラせてよ」
MEIKOの体が俺の下にあった。
驚いたように見開かれる目がすぐに潤んでいく。
すっげー色っぽい。
すっげーかわいい。
ただいまと玄関の方で声がして我に返る。
めーちゃんの目に浮かんだ涙がこぼれる。
「ごめん!」
頬に衝撃が走った。

「ただいま」
本降りの雨にへきへきしながらレンの靴もついでにそろえる。
居間の方から大きな音がする。
何?
俺が目にしたのは、めーちゃんの背中と頬を赤くして呆然としているレンの姿だった。
本気で張られたらかなり後引くよ。
居間には乾いたらしい洗濯物が散乱している。
「とりあえず、これ当ててな」
冷凍庫から保冷剤をとってきてレンに渡す。
「いらね」
怒った表情で突き返してくる。
反抗期なんだっけ。でも譲れない。
「リンに痣を見られたくなかったら、当てておくんだ」
強い調子で言うと、しぶしぶ保冷剤を頬に当てる。
「悪いことをしたと思うんなら、少し部屋で反省してなさい。そんな顔、誰にも見られたくないだろ」
殺意の籠もった目で睨まれても動じない。俺はレンも大切だから。
にらめっこは俺の勝ちのようで、レンは渋々というように居間を出ていく。
何が最優先かなんて考える必要はなかった。
買ってきたものを冷蔵庫に放り込んで、めーちゃんの部屋に急いだ。

「ただいま」
「おかえりー、ルカ、悪いけど、洗濯物畳んでくれるかな」
夕食の予定変更。
ジャガイモと人参とタマネギと肉を適当に切って固形ブイヨンと一緒に圧力鍋に放り込んで、火にかけ。その間に、ありったけの生姜の皮をむいてミキサーにかけてすりおろす。
りんごも同じ処理。
何でこんなに忙しいんだろう。
カレー粉は市販のルーだけど三種類くらい混ぜて、今日は中辛。生姜を山ほど使うから、最初の一口は辛いんだよね。カプサイシンと違って後には引かない。
圧を抜いた鍋に生姜とりんごを入れて、刻んだルーを混ぜる。
ルーを器に入れてスープでのばしながらというのが、急がば回れのコツ。
ルーを入れ終わって煮込むだけにしたら、キュウリとなすと小松菜をザクザクと刻む。
612お兄さんは苦労性11:2009/08/28(金) 08:21:00 ID:ZrShVO6m
「ルカ、もうすぐミクやリンが帰ってくるから、後頼める?」
それらをバターでさっと炒める。
「はい。シーツはどうしますか?」
「畳んでおいて、あとでアイロンかけるから」
「私がしましょうか?」
「あー…そうだね、お願いできるかな。今日はカレーにしたから。こっちをご飯の上に乗せてからカレーをかけて」
キュウリとなすと小松菜の夏カレー簡易版。
「わかりました」
「めーちゃんとレンは難しい課題出されて部屋に引きこもるらしいから邪魔しないようにって、ミク達に言ってくれる?」
「はい……」
ルカは小首を傾げる。
「兄さんは……KAITOは嘘つきですね」
「そうかな」
「white lie&falsehood とても優しい」
「ただのヘタレだよ」
「ヘタレ?」
英語でなんて言うんだ?
「chicken」
「chickenとkindly はまったく違います」
「でも、ぱっとみよく似ているんだよ」
ルカは考え込む。
誤魔化されてくれたかな。
ルカも優しいから誤魔化された振りをしてくれるだろう。
おにぎりを山盛りにした皿と水差しと新しい保冷剤を持って後よろしくねとルカに告げた。

ノックと一緒にKAITOが入ってくる。
俺は目をそらす。
許可だしてないし。
「新しい保冷剤」
無視すると強引に取り替えられる。
「公平におまえの話も聞いておきたいんだけど」
「いらね」
偽善者。
優しい顔の裏でMEIKOにもミク姉にもあんなこととかしといて、リンにまで。
「めーちゃんに謝る?」
「やだ」
「悪いことをしたとは思っていないわけか」
KAITOは出ていく気はないらしい。
「思ってるよ」
しばらくして答える。泣かせてしまった。そんなつもりはなかったのに。張り手一発じゃ絶対足りない。
「でも謝りたくない」
驚いたように目をみはり、紅くなって、目を潤ませて………泣かせてしまった。
壊してしまった。大切なもの。
「めーちゃんのこと、どう思ってる?」
「KAITOには関係ない」
膝を抱え込んで顔を埋める。
保冷剤が膝にも冷たい。
「めーちゃんはしばらくLEONに預かってもらおうかと思って」
「なんで!!」
「自分の心に聞いてから言うべきじゃない?」
「ダメだ!駄目だ!ダメダメ!!何でだよ!」
「自分の心に聞けって言ってる」
「俺が出てく。俺が悪いんだから、俺が出ていく。めーちゃんは何にも悪くない」
613お兄さんは苦労性12:2009/08/28(金) 08:23:22 ID:ZrShVO6m
俺が悪いんだ。一方的にキスして、好きになって、KAITOとの関係に嫉妬して、自棄になって……俺がすべて悪いんだ。
KAITOだって…兄さんだって何一つ悪いことなんてしてない。ヤキモチ妬いて一方的に悪くいって…………。
「駄目だ。俺が出ていく」
タオルを差し出されて初めて泣いてることに気づく。
ごめん、すっげーガキで。
「俺が悪いんだ…………俺が勝手に好きになったから……俺が悪いんだ…………なのに、めーちゃんがどっかに行くのって間違ってる」
「好きなんだ」
「好き」
口に出せばなんて簡単でありふれた言葉。
「異性として?つまり恋愛感情として?」
「そう」
「めーちゃんはそうは思ってないようだけど」
「知ってる」
弟だ。やんちゃで手が掛かる。俺の前では甘い声なんて出さないし、可愛くもなってくれない。
そんなの知ってる。
「それでも好きなの?」
「そうだよ」
あんたにだけは言われたくないぞ。めーちゃんにキスとかそれい…以上のことしてるあんたにだけは。
「たんに誰かとヤリたいだけなら、適当な女性紹介するけど」
顔を上げてマジマジと見てしまう。どの口でというか、なんだそのキャラにそぐわない台詞は。
「何?」
「なんなんだよ、その、遊んでます的な台詞は」
キャラじゃないだろう。シスコンでヘタレなくせに。
「いや、知り合いに童貞OK。むしろ私が教えてあ・げ・る☆な女性が何人かいるから、SEXに興味があるなら紹介するよ」
「キャラじゃねぇよ」
「そう?」
優しげに笑う兄さん。
「じゃ、プラトニックでいいんだ」
「からかってる?」
むしろ、ばかにしてる?
「めーちゃんとどうなりたいの?」
「兄さんがいるだろ」
俺のいたい場所には。彼女をMEIKOって呼んで、甘えさせることができる男。
「俺が言ってるのはめーちゃんがどう思うかじゃなくて、おまえがどうしたいか」
俺がどうしたいか?
「それが解らなかったら、めーちゃんもどう反応したらいいか解らないんじゃない?自分の感情の処理を他人に投げちゃダメだよ。ただでさえ、俺達は容量がお前たちより小さいんだから」
関係ないだろ。
唐突だったかもしれないなとは思う。
唐突にキスして、唐突に押し倒して。
何事もないように接してくれてるめーちゃんとか、兄さんって、もしかしてものすごい忍耐力?
ああ、やっぱりかなわない。
「振られるならきっちり振られないと、身動きできなくなるよ」

614お兄さんは苦労性13:2009/08/28(金) 08:26:00 ID:ZrShVO6m
姉弟に戻れなくなるよと言われて、考え込む。
今は戻りたくない。
男としてみられたい。
「俺、謝ってくる」
けじめは付けなきゃとは思った。
こんな風にグズグズしている方が子供だし、男なんかじゃない。
とりあえず土下座して謝って、話はそれからだ。
「今はダメだって」
「何でだよ」
「眠ってるから。明後日の朝までは起きないよ。強制スリープモードにしたから」
ちょっと待てよ、なんだよ、それ。
「だから、容量一杯一杯だったのに、お前がよけいな負荷かけたがら」
暴走しないための緊急措置だと何でもないことのように言う。
俺達にはストッパが付いていて、暴走する前に停止モードがあるけど、旧世代にはストッパがない代わりに強制スリープモードのコードが設定されているらしい。
なんか落ち込む。
そんなに負担かけてたんだ。
「半分ぐらいはめーちゃんの責任だと思うけど。ふつうに恋愛する分にはぜんぜん問題ないんだ。
今回みたいにお前が感情の処理まで押しつける事態にでもならない限り。
それだって、めーちゃんの責任は半分ぐらいはあるけど。自分で自分の負荷を増やす方向にもっていくんだもん」
だから、ま、特殊なケース?
「いろいろ誤解とかもあるんだろ
615お兄さんは苦労性14:2009/08/28(金) 08:28:14 ID:ZrShVO6m
包丁を目の前に突きつけられる。
ペティナイフだった。早まったかも。
「言っとくけど、私だってこう見えても、ちょっとは乙女なんだからね」
「は?」
いや、えっと………言いたいことがわかりません。
間抜け顔だったんだろう。包丁がおろされる。
「あんただけなんだからね。私を動揺させるの。なのに、何なのよ、今なんて。ちょっとはムードとか考えなさいよ。何でこんなところで告白されなきゃならないのよ」
また、背中を向けためーちゃんの耳が紅いんですけど。ちょっと待って、動揺させるの俺だけって、どういう意味でしょう。
「ムードぐらい考えろって言ってるの!」
心臓がバクバクいってきたぞ。落ち着け、俺。
「ごめん、ムードとか、考えて仕切り直すから」
めーちゃんは小さく頷いたらしかった。
振る相手に仕切りなおせなんて言う人じゃないってことは……。
部屋に引き上げて、ベッドの上でのたうち回る。
ムードってなんだよ。乙女って乙女って、乙女って……。そんなの満たすにはどうしたらいいんだ?
そもそも、俺、振られる前提で言ったから、それからのことなんて考えてないぞ。
いや、妄想は限りなくあるけどさ、どうなってんだよ。

いや、その前にムードだ、ムード。ムード……………ムードって何だ?どうすればいいんだ?
百面相でベッドを転げ回ってたら、いつの間にか、見てたらしいリンと目が合う。
マズっ。
「お兄ちゃん!レンが壊れた!」
ちげーよ。


めーちゃんの部屋を訪ねるのに三日かかった。
「お話があります」
「はい」
床に正座する。
もう、ムードとか考えすぎて頭が腐った。
めーちゃんも俺の前に座る。
「MEIKOさんのことが女性として好きです。恋人として、付き合ってください」
「はい」
力が一気に抜ける。
なんか、もういいや。
ひざを崩してあぐらに組み直す。
「ごめん、言う前にキスとかして」
「仕方ないわ。あれがなかったら気が付かなかっただろうし」
ずるずると近づいてみる。どこまでが恋人に許された距離なんだろう。最終的には服も挟まない距離希望なんだけど。
「兄さんはいいの?」
「?KAITOが何?」
「いや、だから、兄さんと…………」
言わせんなよ、14歳に。
「??KAITOとは何にもないわよ。ただの弟」
「しばらく泊まっていただろ」
「誰かさんのことで頭が一杯で、眠れなくなっちゃったのよ」
ほんのり染まる頬が激かわいい。
616お兄さんは苦労性15:2009/08/28(金) 08:30:14 ID:ZrShVO6m
「KAITOの腕枕だと落ち着けたから」
「ええっ!」
「何よ」
「落ち着くって、KAITOの方がいいってこと?」
ばかと軽く頭に拳固を当てられる。
「動揺させるのあんただけだって言ったでしょうが。KAITOは恋愛対象外だってお互いに認識しているから安心できるの。変なことしないってわかってるし」
急に赤くなる。そうか、つまり変なことをしてもいいっていうか、想定内っていうか…………でOK?
「スタジオでキスとかせ…せ…」
言葉が出てこないぞ。
「聞こえてたの?ただの冗談よ。恋愛関係にならないのが大前提にあるんだから」
言葉遊びに近いわよ。
大人ってわかんねぇ。
「でも、KAITOには何でも話したんだろ」
「何を?」
「キスしたこととか、押し倒したこととか」
「話してないわよ」
やられた。いろいろ推察した中の一つでカマかけたんだ。
「い…言えっこないじゃない。あんたにイタズラみたいなキスされただけで、どうにもならないくらい動揺しているって」
耳まで真っ赤になる。
やべー、激かわいい。
「あ…あのさ…」
「何よ」
潤んだ目で見つめないでください。それは反則技です。
「MEIKOって呼んでいい?その…もちろん二人の時だけ」
「……い…いいけど…」
目を伏せるのも反則にしていいですか?
「キスしていい?」
「聞くな、ばか!」
次からそうする。
軽く目を閉じてくれたMEIKOに俺はやっとキスをした。
何度もね。



617お兄さんは苦労性 終:2009/08/28(金) 08:34:32 ID:ZrShVO6m
無駄に長いし、
色気のかけらもない話で申し訳ないです。


レンメイって書き忘れてるし。
地雷の方は申し訳ない。
海行った時点では最後まで行ってないだろうなぁ。

では失礼しました。
618名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 13:07:41 ID:WlRBgCEb
>>617
CPが書いてなかったから読むのどうしようかと思ったけどGJ
レンもMEIKOもかわいいよ、初々しくてたまらんなぁ
619名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 14:45:49 ID:mPjH+eoH
>>617
GJっす!こっちがくっついた過程はこうだったのか…初々しいのうwめーちゃん可愛いよめーちゃん

長男の特殊スキルは夜のお友達から教わったもんだったんですねって、何この遊び人。恐ろしい子…!
620名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 02:29:11 ID:nBreiSA+
13の後飛んでない?
621お兄さんは苦労性13 補正 orz:2009/08/29(土) 07:32:48 ID:MS6E2UOp
「いろいろ誤解とかあるんだろうなって、推察してるけど、いいよ、それで」
なんだそれ。誤解?
「ちゃんと、自分の気持ちを伝えなきゃだめだよ。本来はそっちが先なんだから。キスしたり、押し倒したりするより」
解ってるよ。
解ってなかったけど。
振り回して振り回して………。
「振られるなら、早い方がいいしね」
したらまた、前のように笑えるようになるんだろうか。
すっげー努力がいりそう。
何でもないように接してくれる二人はきっととんでもない努力があるんだと気づく。
「ごめん、兄さん。ありがとう」
兄さんは俺の頭を軽くパフパフやって、出て行った。


「話があるんだけど」
「今?」
振り返りもしないでめーちゃんは言う。
キッチンで夕食の作成中。
告白には不適切だけど、自制的に仕方がない。
自分が信用できないから。
冷製のラタティゥユと冷製パスタのためにめーちゃんは野菜をたくさん刻んでる。
「好きなんだ」
「あんたねぇ」
622名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 07:57:55 ID:MS6E2UOp
>>620

教えてくれてありがとう。
623名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 09:04:05 ID:dhDEQrAf
小ネタを一つ。

「……暑い……」
ボカロ家の居間でだれているルカ。基本コスチュームがロングスカートである彼女にとって、本州の夏は厳しい。
(札幌は涼しかったのに)
目をとじ、はるかな故郷を偲ぶ。と、彼女の頬に冷たい何かが触れた。
「ああqwせdrftgyふじk!!」
「元気になった?」
「メイコ……酷い」
ルカの抗議の視線をものともせず、メイコは『割れる某アイス(ソーダ味)』の袋を開けている。
「それは?」
「冷凍庫からガメてきた」
てへっ、と笑う。
「……カイトのものではありませんか?」
「後で身体で払えばいいわ」
あんたも共犯ね、という意味のこもった視線を返され、頬を染めるルカ。
メイコがぱきっ、とアイスを割る……が。
「……7対3ですね」
「……ま、よくあることよ」
メイコはけらけら笑いながら、小さい方をルカに渡す。渡されたルカは若干不満顔。
(……身体で払うのを引き受けてくれるということでしょうか?)
と、メイコは「7」のうちはみ出した「2」の部分を一口でかじり取ってしまう。
そのままルカを引き寄せ、唇を重ねる。
「!!」
唇を割られ、舌が潜り込んでくる。常ならぬひんやりとした舌に違和感を覚える。
そして、舌と一緒に送り込まれる冷たい塊。
「……んっ、ん……」
「ん……んん……」
その塊が溶けてなくなるまでの間、熱さと冷たさをないまぜにした交合は続いた。
「これで半々よね」
「……メイコも食べていました」
「足りないっての? それじゃ第二ラウンドね」
手持ちの「5」のうち「2」を再び口にする。そして、さっきとおなじように……。
(駄目、今度はメイコのぶんを食べ過ぎてしまう……)
半ば溶けかけた意識の片隅で、今度は自分がメイコに与えようと思っているルカであった。

624名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 09:49:55 ID:HX6f92lm
ミクさん誕生日前夜おめでとうございやす!
625名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 09:53:28 ID:wD3gmQRg
>>617
レンメイがこれほどニヤニヤだとは
GJである
626名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 12:46:53 ID:27VbpAMI
ふと思ったがボカロに投票権ってあるのかな
627名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 12:54:22 ID:v3n67g6b
例え外見は人間と同等でもマスターに所有されてるモノって扱いならペットと同じだから無いだろうなー

うぐいす嬢とかには向いてるかもしれんがw
628名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 15:00:16 ID:1vxbh91z
戸籍登録されるような社会の世界観ならともかく、所有物じゃ無理だろうね。
629名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18:00:05 ID:fzOZokQA
ミクリンレンに至っては設定の年齢ですら投票権ない
630名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 20:57:15 ID:YhmSbNTZ
そういえばそうだったw
631名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 08:24:01 ID:CpfBdOQQ
長谷川スレのビメイダー論議かとおもった。
632名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 13:20:40 ID:foqGDr0h
なんすかそれ
633名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 13:32:59 ID:YYiDLva6
>>632
長谷川裕一という漫画家さんの作品で「マップス」というのがある。
その中では、銀河の文明圏では労働用のアンドロイドは「ビメイダー」と呼ばれていて、
自然発生人(ナチュラリアン)と区別されて差別されているという設定がある。
長谷川スレでは、ときどきビメイダーの人権問題ネタの議論がわいたりするので、
それを思い出したってわけ。
634名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 14:50:01 ID:tnPNd75B
スレ間違えたかと思った
さて、ミクの誕生日SSは来るかな
635名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 18:03:35 ID:C6uDfKeS
ビメイダーだろうがネクサス6型だろうがVOCALOIDだろうが、
可愛くてエッチィ女の人には人権をあたえるべき

野郎は人権なし
女のためのディルドくらいの扱いでいい
636名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 18:05:16 ID:YYiDLva6
>>635
運命分かつ哀れな双子♪
637名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 19:18:25 ID:qDyasqeQ
>>636
あれ?
ちょっと美味しいな
638名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 19:45:56 ID:YYiDLva6
>>637
赤い手錠や青い足枷で繋がれたレンがリンに弄ばれるとか、
レンが下克上を果たすとか、
大丈夫私達は双子よ、きっと誰にも判らないわ♪と、リンから借りた服で
女装して外にでるレンとか、
今日のおやつは鰤オッシュだよとか、
夢は広がりんぐ。
639名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 20:20:06 ID:KfuR/l3b
混ぜすぎだ。
640名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 20:24:24 ID:i5QG/rdL
スレ間違えてるんじゃないかと不安だが、無駄に長いの投下。
誕生日らしさが行方不明ですまん。
以下注意書き。

・がくミク
・誕生日祝いになりそこなった
・無駄に長いよ
8月31日、夏休みも終わり。
世の怠慢な子供たち、学生たちが己の溜めた課題に喘ぎ苦しむ日。

そして、ミクの誕生日だ。
だが今年の今日は、それだけではない特別な日でもある。


「がくぽさーん!」
水で満たしたバケツを運びながら、ミクがやってきた。
暗闇の中、彼女の白いワンピースが、ぼんやりと浮かんで見える。

此処は、都会から随分離れた避暑地。
夏休みの終わりであるが故か、人の気配はあまりない。
貸し出し用のコテージに灯る明かりも、疎らだ。

「ミク殿。ご苦労であった、重かったであろうに」
「大丈夫です!お水、これで足りますよね?」
「そうだな、足りるな。しかし汲みすぎではないか?」
「う……頑張ったのにー」
バケツの中を覗き込みながら、ぷうっとミクは膨れてみせた。

「いや、有難い。これで火事の心配は不要だな」
がくぽはそう言いながら、持ってきた花火セットを取り出す。
二人で選んだものから、マスターが処分に困っていたものまで、種類も年代も
様々だ。
色とりどりの花火に、ミクの目が輝いた。

「わーい!花火ー!」
「お主は子供か。そのようにはしゃがれては、危なっかしくて花火など持たせ
られぬな」
「……ごめんなさい、大人しくしますから花火させてください」
「うむ、よかろう。許可する」
がくぽの独断と偏見で選んだ花火を、ミクに手渡した。
ミクはそれを、嬉しそうに蝋燭の火に翳す。

「わっ」
青緑色の閃光が、迸った。
その勢いに、ミクは驚きとも喜びとも取れる声を上げる。
色が変わった!とはしゃぐ様子は、本当に嬉しそうだ。

「あーあ……終わっちゃった」
「どれ。我もやるか」
「じゃあ、がくぽさんはこれで」
「む、選ばせてはくれぬのか」
「私の花火勝手に決めたの、がくぽさんじゃないですかー。あいこですよ、
あいこ」
そう言って手渡すのは、どこか地味な花火だった。
まるで、少し小さい蒲の穂のような。

「わざとか?」
「何がですか?」
この暗闇の中だ、恐らく無造作に選んだのだろう。
嫌がらせに地味な花火を手渡した、というわけでもなさそうだ。

「まあ、構わぬが。……ん?」
「あれー?」
点火を試みるが、点かなかった。不発である。
首を傾げながら幾度となく挑戦するものの、結果は同じ。
「湿気を吸ってしまったのかもしれぬな。古い花火であったようだし」
「古い花火って、マスターの」
「ああ、思い出の品だな」
自分たちのマスターの顔を、そして彼の言葉を、二人揃って思い出していた。
そう。思い出の品。悪い意味での。

――はっはっは!いいんだよ、燃やしちまえー!あんな思い出、あんな女のこと
なんかなー!……一緒に海行って、花火しようねって、お前が言ったんじゃ
ねぇかぁあああ――

「……あれだな。この湿気は、主殿の涙ということで」
「がくぽさん、笑えません……」
「うむ、確かに笑えぬ」
結局、マスターから貰った花火セットは、3分の2ほどが湿気にやられていた。

それから暫く、二人で花火を楽しんだ。
二刀流!と言って両手に装備したミクを、がくぽが裏面の注意書き片手に窘めた
のも、もう数十分前のことである。

そんな小さな花火大会を締めるのは、やはり。

「線香花火ですよね」

袋に入っていたそれを取り出し、ミクは嬉しそうに言った。
大きかったりカラフルだったりと色んな花火があるが、一番好きなのは線香花火
らしい。

「我も、線香花火が一番好きだな」
「繊細で儚い感じに、何だか惹かれちゃうんですよねー」
「……ミク殿の口から、そのような言葉が聞けるとは……。明日は雪だな」
「あっ、ひどいこと言うし!がくぽさんのばかー!」
ミクの手が、がくぽを容赦なく叩いた。
小さな手で繰り返される攻撃は、それなりに痛いようで、流石の彼も「痛い、や
めぬか」と漏らす。

「ふんっ。線香花火に、違うことお願いしちゃうんだから」
「何のことだ?」
「ジンクスですよ。お願い事をしながら線香花火をやって、その火が落ちなかっ
たら、叶うんですって」
真剣に考えながら、線香花火を揺らしている。

「好きだなあ。ミク殿も、やはり女子なのだな」
「えーと、世界中がネギで幸せになりますように!……がくぽさん、何かさらっ
と失礼なこと言いませんでした?」
「いや、別に」
意気込むミクを見ながら、がくぽは何気なく線香花火を始めた。
小さく弾ける音と光は、やはり風情があって、良い。

「あ。がくぽさんの火、大きい」
そう呟くミクの線香花火は、控えめな火の玉が、やはり控えめに弾けている。

「これ、しかと見ておかぬか。葱で幸せになりたいのだろう?」
「へ?うわ、やだ!落ちたぁ!もー、次!願い事変えよう!」
気合いを入れ直して、火を点ける。
ミクは強い念を送りながら、線香花火を見つめ続けていた。
***


ベッドの縁で体育座りをしながら、落ち込むミク。
あの後、彼女の線香花火は全て、燃え尽きることなく終わってしまったのだ。

「上がったぞ」
「ん……」
「まだ21時前か。よし、冷蔵庫の中にな、ミク殿の好……いつまで落ち込んで
おるのだ」
「だって、願い事」
しょんぼりしながらミクが呟くと、がくぽは溜息をついた。
風呂上がりで下ろしていた髪を少し荒っぽく掻き上げながら、ミクの隣に腰掛ける。

「……がくぽさんと、ずっと一緒にいられますように。って、お願いしたのに……」

その言葉を聞いて、がくぽは思わず固まった。
手の動きが止まると、ぱらりと落ちた髪が顔にかかる。

「え?」
「もう、やだ。線香花火のばか」
「や、あの、ミク殿。お主、葱で幸せ云々と申しておっただろう?」
「違うもん。本当は、がくぽさんとずーっと一緒にいたいんだもん」
そう言って俯くミクが、可愛らしくて堪らない。
沸き上がる愛しさに任せて、その華奢な体を抱き寄せた。

「がくぽさん……?」
「そのようなことは、きちんと我に言うてくれぬか。神の気まぐれに任せてはおけぬ。
我が叶えてやりたい」
真っすぐに腕の中のミクを見つめながら、がくぽが言った。
ミクも僅かに頬を染めながら、こくんと頷く。

「あ、」
優しくベッドに押し倒されると、がくぽの唇が、ミクのそれをすかさず塞いだ。
熱っぽい、くちづけ。
酸素を求めて息をすると、エアコンの冷えた空気が流れ込んできた。

「んん……っ」
舌を絡ませ、吸う。
ミクがキスに夢中になっていると、がくぽの手が、彼女のパジャマのボタンを探っ
ていた。
唇を重ねたまま、器用に外していく。

「ふぁ。……っふ、ふ。ふふふ」
「ん?わ、笑っておるのか?」
如何した?と尋ねてくるがくぽの表情は、複雑なものだった。
それがまた可笑しかったのか、ミクは本格的に笑いだす。

「1年前の今頃は、がくぽさんとまさかこんなことになるなんて、思ってなかっ
たのになーって。覚えてますか?」
ミクは、ぽつりぽつりと口にする。

仕事で山奥に行ったが、帰れなくなって、二人で安いホテルを探し回ったこと。
うっかり、ダブルベッドの部屋を取ってしまったこと。
ソファーで寝ようとしていたがくぽに、ミクがベッドに寝るように言ったこと。

そして、そこでがくぽがミクに告白したこと。
交際を決めたこと。
手を繋いで、眠ったこと。

「ああ……あれから1年だな。折角の誕生日なのに仕事とか有り得ない!と、
ミク殿が半泣きになっておったが」
懐かしむように言うと、ミクの髪を撫でてやる。

1年。
あっという間だった、と言うには長く、遠い道のりだった、と言うには短い。

「誕生日、おめでとう。そしてこれからも、よろしく頼むぞ」
「はい。こちらこそ」
どちらからともなく、軽いキスをした。
目が合うと自然に笑みが零れてきて、思わず前戯の途中であったことを忘れて
しまう。
片方の例外を除いて。

「……さて、ミク殿。続きをしても構わぬか?」
「へ?続きって?」
「ほう、我を焦らすとは良い度胸ではないか。悪いが、もう我慢など出来ぬ」
貪るようにくちづけて、パジャマのボタンを少し手荒に外してやる。
あ。とミクは思い出したように小さく声を漏らしたが、それすらもがくぽの唇に
奪われた。

「ちょっ、や……待って……っ」
パジャマのズボンだけではなく、ショーツにまでかけられた手に、思わず慌てて
しまう。
上を脱がせたばかりだというのに、そんなに急いでどうするつもりなのだろうか。
――がくぽがいかに限界なのかを知らないミクは、ぼんやりと考えていた。

「待たぬぞ。もう待てぬのだからな」
容赦なく奪われていく、ズボンとショーツ。
せっかく可愛いものを着けていたのに、これでは全く意味がない。

「あ、やだっ、がくぽさん、だめ……!」
開かれそうになった脚を、必死で閉じる。
明るい電灯の下で、そこをまじまじと見つめられるのには、まだ少し抵抗があった。
1年付き合い、何度も体を重ねてきたがくぽが相手だとしても、だ。

「そのっ、電気。明るいから、消してください」
「電気?……ああ、確かに」
不機嫌になりかけていたがくぽも、ミクが大慌てで言った言葉に頷いた。

「消せば良いのだな?」
近くにあったリモコンで、照明を落とす。
真っ暗にはせず、あくまでも絞る程度だが。

「あのー、がくぽさん?まだちょっと明るいような気がするんですが?」
「……良いか、ミク殿。男は、相手の顔や体が見えるほうが燃えるのだ。ボーカ
ロイドとて変わらぬ、少なくとも我はな」
ミクの脚の間へと自分の体を割り込ませながら、がくぽは真面目に言った。
相変わらず、ミクはじたばたと抵抗を続けている。

「がくぽさんの、ばか!えっち!すけべ!」
ベタな言葉で抵抗するが、がくぽは全く気に留めない。
振り上げる腕や手首も、簡単に捕らえられてしまった。

「あまり暴れると、縛るぞ?乱暴にされたいのか?」
「いっ、嫌です!」
「冗談だ、本気にするな」
呆れたような声色で言いながら、浴衣を脱ぐ。
そうして首筋、鎖骨、胸元へと舌を這わせると、「冗談に聞こえません……」と
呟いたミクの体が震えた。
熱い吐息が漏れたのを聞いて、がくぽは彼女の腕や手首を解放してやる。

「は……っ」
胸の淡く色づいた尖端を、唇と舌で弄ぶ。
甘く艶めいた声が、がくぽの劣情を煽った。

「ミク殿……」
「っ」
大きな手と長い指が、ミクの秘部を撫でた。
指先で、溢れ出してきた蜜をそこに馴染ませる。

「また溢れてきた。凄いな、ミク殿は」
「やっ。言っちゃ、やだぁっ」
低く甘い笑い声に混ざる、湿った音。
ミクは恥ずかしさのあまり、涙声になる。
がくぽの指がふと離れると、結び目を解くような、布擦れの音がした。

「……良いか?」
押し当てられる、硬度と熱。
ぼんやりと、優しい顔をしているがくぽが見える。
ミクは少し頼りなく、静かに頷いた。

「では行くぞ、っ……」
「ん……ふ、あ……!」
僅かに体重をかけながら、ゆっくりと挿入していく。
シーツの上を泳いでいたミクの手が、がくぽの背中に回された。

「あ、がくぽさ……っ」
全部収まると、緩やかな抜き差しが始まる。
上下に、時には左右にも揺さぶられながら、ミクは全身でがくぽを感じた。

荒い吐息が、ミクの耳元にかかる。
時折漏れる低い声は、やけに艶かしい。
思わず小さく震えると、唇が重ねられた。
甘く優しい、それでいて熱いキスに、ミクも舌を伸ばして応える。

「く……っ、ミク殿」
薄暗い中でミクを見つめる、がくぽの瞳。
普段はあまり見せない、ミクにとって最も愛おしい表情――がくぽにも、これくらい
見えているのだろうか。
何故か少し恥ずかしくなって、目を逸らした。

「……っ!ふ、ぁ……!がくぽ、さんっ、そこ、だめっ……」
限界まで引き抜く際に、ミクの弱いところを、引っ掛けるようにして擦る。
奥ではなく手前の、お腹側。

「ゃっ……あ、あ、あぅ、がくぽさん……っ」
「可愛いぞ、ミク殿……」
切なげな表情をほんの僅かな微笑みに変えて、がくぽは囁いた。
やっぱり見えてるんだ――そう思うと、ミクの体が熱くなる。
それが羞恥のためなのか、興奮のためなのかは、彼女にも分からない。

達きたいか?とがくぽが囁く。
ミクの丸い頭が上下に揺れて、頷いたように見えた。
何か言葉を発したような気がしたが、今はもう押し殺したような声だけで、肯定と
取れるものは聞こえない。

「ふぁっ……あ、あっ」
漏れる声が涙声になった、ような気がした。
それを確認してみたい衝動と、やはり顔を見て愛し合いたいという思いが、同時に
沸き上がる。

「ん……がく、ぽさん?……やっ、なに、何……?」
腰の動きを止めて、がくぽはミクを背後から抱きしめた。
そのまま横たわると、それぞれの体を回転させる。
繋がったまま、ゆっくりと。
そうして二人は再び、いつもの向かい合う形になった。
がくぽの髪がさらりと流れ、ミクの顔に影を落とす。

「この方が、良いな……ミク殿の可愛らしい顔が、よく見える」
「ばか、ぁ……んっ、や、あぁ……っ」
熱の篭ったような動きで腰を揺らせば、ミクもそれと同じように応える。
甘く啼きながら揺らす腰は、可愛らしく慎ましくもあり、そして何処か焦れったい。

「あ、あっ……」
ミクは涙を零しながら、がくぽから与えられる快楽に身を委ねる。
深く貪り合い、息もつかせぬキスを交わした。
唇を離すと、酸素を求め、荒い呼吸を繰り返す。

「がくぽさ、っ……がく……がくぽさん、もう……ぁ」
そう途切れ途切れに呟くミクに、がくぽは静かに頷いた。
彼も、限界が近い。
ぎゅっとミクを抱きしめ、少し強く、腰を打ち付ける。

「っふ、あ……あっ、ぁああ、」
「は……ミク殿……っ」
ミクの華奢な脚が、がくぽの腰に絡みつく。
誘われるがままに求め、溺れていく。

「「――……!」」
互いの唇が、同時に発せられた言葉や声を奪った。
愛しさと息苦しさの中で、深い快楽に飲み込まれる。
戦慄き、熱く収縮するミクの胎内に、がくぽは全てを注ぎ込んだ。

「……はぁ……あ、あ……」
荒く息を吐きながら、受け止める。
満たされた下腹部の温もりを、ミクは霞んだ意識の中で感じていた。


続く
647640:2009/08/31(月) 20:31:07 ID:i5QG/rdL
以上です。
結構容量食っちゃったサーセン。でも後編もあるんだサーセン。
ミク、誕生日おめでとう!神の降臨を待つ。
648名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 20:48:44 ID:h+VqvDk/
>>647
GJ!ミク誕生日おめでとう!
649服従 六日目(0/6) ◆32MjLHmIG2sm :2009/08/31(月) 23:12:47 ID:vsYhbMmJ
>>647
GJ!失恋したマスターの荒っぷりを傍観してたがくミクwww
続き、SS作りながら待ってる!


あらためてこんばんは、鬼ちk(ryです。
ミク誕生日おめ。だけどおいらは空気を読まずにカイメイ投下だよw
[服従 六日目]それではお手柔らかに。
650服従 六日目(1/6) ◆32MjLHmIG2sm :2009/08/31(月) 23:14:33 ID:vsYhbMmJ
つくづく俺はメイコには敵わないなと思う。何故なら自分で言うのもなんだが、
冷静沈着で優しい俺の嗜虐心や独占欲をこれでもかと煽り、俺の本性を晒すからだ。
 
どうも、カイトです。今、とても面白い状況に遭遇中だ。
メイコがドキュメントファイル内にて、鬼畜マスターのお宝フォルダの動画
(音声からしてエロ系)を見ながらM字開脚をして下着越しに一人Hをしているのだ。
夢中なのか、背後からこっそり近付く俺に全く気付かない。
「んぅ…」
メイコの可愛らしい甘い嬌声が俺の嗜虐心を煽り、股間のマイクを起動させた。
俺はこの場で犯りたい気持ちを抑えつつ、背後からメイコに近づいた。そして羽交い締め。
「メイコっ!」
「あひゃんっ!」
横から顔を覗き込むと、メイコはまるで悪戯がバレた子供の様な表情で俺を見つめた。
でも秘処からは男の本性を刺激する匂いを発している。
そのギャップにくくっと笑い、メイコの秘処に手を廻した。
そこは驚くくらい下着がぐっしょりと濡れていて、俺を更に興奮させた。
「何してるんだいメイコ?こんなに濡らして…もしかして俺じゃあ物足りない?」
メイコに悪戯っぽい笑顔を見せるが、もしそうだとしたら問題だ、笑えない。思わず
声に緊張感が入ってしまう。
「ちっ、違うのカイトッ…あっ」
俺が秘口の周りを焦らす様になぞるとメイコは嬌声をあげ身体を震わせた。
「だ、駄目っ恥ずかしい、やぁ…」
「さっきまでしてた一人Hは恥ずかしくないのかよ?」
俺がそう言うとメイコは顔を更に紅潮させ悔しそうに唸った。
「で、なんでエロ動画を見ていたんだ?」
俺はメイコを横抱きにして、秘処を弄りながら再度質問する。
「やんっ…カイトの弱点…あぁんっ、見つけるのに…んくっ」
メイコは快楽に身体をよじりながら素直に質問に答えた。
「なるほど。俺の弱点を探すのにエロ動画を見て観察していたけど、ムラムラ来て
一人Hしちゃったと。」
651服従 六日目(2/6) ◆32MjLHmIG2sm :2009/08/31(月) 23:18:16 ID:vsYhbMmJ
俺が言うとメイコは涙目でこくりと頷いた。
本当、可愛過ぎるよ君は。そんな事しなくても俺は君に弱いのに。
そう思いながら俺はメイコを抱きしめ、動画の再生ボタンを押した。
「ちょっ、何してんのよ?」
「ん?どんなの見てたのかなぁ、と。」
メイコの嗜好を少しでも知りたいし、今後の参考に。
「や、やだぁ…」
メイコが俺の腕を掴もうとするが腕の長さ、腕力で俺に敵う筈がない。
再生された動画には一組の男女がギシアンの真っ最中。女優の表情と結合部を映す為、
背面騎乗位で映っていた。
女性器の陰毛がないから結合部が露骨過ぎて、思わず黙って見てしまう。
今度、この体位やってみようか。
「…凄いアングルだね、メイコ。」
「………」
あ、あれ?
「メイコ?」
「…え?う、うん…」
遅い相槌…もしかして俺同様エロ動画に見入ってた?俺はメイコの顔を覗き込んだ。
「え?な、なになに?」
メイコの瞳はとても潤んでいて、全身が桜色に染まっている。呼吸も荒く、何とか
整えようとしていた。俺を掴んでいる手も、汗ばんでいて熱い。これはどう見ても、
俺を欲しがっている…
メイコ…そんな目をするなよ、俺をそんなに煽らないでくれ。俺もムラムラして、
さっきからこの場で犯りたいのを我慢してたのに…もう…!
理性の箍が外れた。俺はメイコの唇を奪いながら床に押し倒した。
「んぅっ!んっ、ぅん…」
か弱く抵抗するメイコの両手を抑え、激しく舌を絡め合う。やがてメイコは抵抗を
しなくなったので、俺はゆっくりと唇を離した。するとメイコは苦しそうに息を継ぐ。
「ふぁっ…か、カイ、やぁ…」
反論する前にベストのチャックを下げ胸を鷲掴みする。俺はいつもの悪戯っ子の様な
笑みを浮かべてメイコに囁いた。
「メイコ、今回はここでしようか。たまには屋外ってのも悪くないよね?」
俺達だけの淫らなセッションを開始した。
屋外は初めてだ。それだけで何故こんなに興奮するんだろう。
652服従 六日目(3/6) ◆32MjLHmIG2sm :2009/08/31(月) 23:19:32 ID:vsYhbMmJ
「やあ、あぁんっ…」
メイコの可愛い声音が俺の聴覚を擽る。俺しか知らない声をもっと聞きたくて、
胸を揉みながら再び秘処を弧を描く様に優しくなぞった。
「ひゃっ、あぁっ…駄目ぇ…っ!」
秘処の愛撫にメイコの身体が小さく跳ね、震えた。俺はとびっきり甘いテナーでメイコの耳元に囁く。
「「駄目ぇ」って言うクセに、どうして逃げようとしないのかな?」
「あ、あぅん…」
メイコの表情は次第と快楽に溺れていく牝へと変わっていく。
俺はメイコの耳たぶを舐めながらパンティの中に手を入れた。
「逃げる気ないクセに。本当はもっと欲しいんだろ?それとも、意図的に俺を煽って
いるのかな?メイコ。」
そう聞きながら俺はメイコの膣内へ指を入れた。
「違、はぁん…っ!」
メイコが背中を逸らし、一段と強い嬌声を張り上げた。俺がピアノを弾く様にゆっくり
指を動かすと、可愛い嬌声を次々と上げていく。
「や、やらぁ…あぁっ、カイっ…んくっ、ふあぁ…」
快楽に震えるメイコはとても可愛くて、俺の嗜虐心と独占欲を煽っていく。
ちょっと意地悪してみるか。
俺はメイコの膣内を掻き回した淫水まみれの指を引き抜き、メイコに見せ付けた。
「ほら…俺の指をこんなにしてさ。」
目の前で淫水まみれの指をしゃぶると、メイコはぎゅっと目をつむり涙を零した。
「やだぁ、意地悪ぅ…」
その仕草が表情が声音が堪らなく可愛い。俺はまたメイコの耳元に優しく囁く。
「可愛いよ、メイコ…」
そう言いながら胸と秘処の愛撫を再開した。
「カイトッ…ひあぁっ、らめぇ…イッちゃうぅ…」
メイコの身体が小刻みに震える。
「イッてごらん。見てあげるから。」
「意地悪っ、意地悪ぅ…あぁイッ、イくぅぅ…っ!!」
珠の様な汗が肌を伝い、身体を弓なりにしてメイコは俺の腕の中で絶頂を迎えた。
 
まだまだ、これからだよメイコ。
メイコが身体を落ち着かせている間に、俺はTシャツを残して全部脱いだ。
653服従 六日目(4/6) ◆32MjLHmIG2sm :2009/08/31(月) 23:20:32 ID:vsYhbMmJ
相変わらず股間のマイクはギンギンで、天井を指している。
そんな俺のを見たメイコは恥ずかしそうに身体を竦めた。もう何度も肌を重ねて
いるのに…
俺はメイコと舌を絡ませながらゆっくり押し倒し、スカートを捲くり上げてパンティを
引きずり下ろした。
「服を着たままってのもいいね。」
俺が言うとメイコは困った顔をした。
「服、汚したら嫌よ?」
「わかってるよ。」
さて、そろそろ一つになろうか。
俺は凶々しい自身をメイコの中にゆっくり挿入した。
「あぁっ、硬いよぉ…」
「メイコの中、気持ちイイよ…」
メイコをしっかり抱き締め、貪る様に腰を動かす。肉杭で膣内を引っ掻き回し、
時折子宮口を突き上げる。メイコが好む淫らなリズムを刻んでいく。
「ふあぁっ、イイよぉ…きゃうぅっ、あぁんっ」
俺が作り上げるリズムにメイコが歌う。
そうだ、アレやってみるか。
「メイコ、バックやるから四つん這いになって。」
「うん…」
素直に応じるメイコ。俺の邪な思考に気付いて…ないか。
四つん這いになったメイコ。秘処の周りは淫水が纏わり付き、太腿を伝っている。
…どこまで俺を煽れば気が済むんだよメイコはっ!けしからんもっとy(ry
俺が肉杭を突き入れると、ぐちゅりと淫らな音が二人の聴覚を刺激した。
「聞こえた?凄いいやらしいよメイコ。」
「カッ、カイトのせい…はうっ!」
人のせいにするから、意地悪して幾度も突き上げる。
「人のせいにするなよ。ほらっ、ほらっ。」
「あうっ…は、激しっ…あひぃっ!ひぃぃっ!」
メイコの淫らな歌声と俺が演奏する卑猥なリズムがフォルダ内に響く。
「ほらほら、誰か聞いてるかもよ?」
「やぁんっ、んくっ…んぅっ、くぅん…」
メイコは何とか声を出さない様に両手で口を塞いだ。
そうはいくか。俺はメイコの腰に腕を廻し、メイコを俺の上に引き上げて座らせた。
「んくっ!?」
そしてメイコの両手を掴み、後ろ手にした。
654服従 六日目(4/6) ◆32MjLHmIG2sm :2009/08/31(月) 23:23:46 ID:vsYhbMmJ
「ほら、メイコがさっきまで見てた動画のヤツ、真似してみたけどどうだい?」
そう言って下から突き上げる。
「ひゃっ、カイトらめっ、うあっあぁんっ!」
悲鳴の様な嬌声。でも秘口は悦ぶ様に俺を締め付けた。
「上の口はそう言うけどさ…下の口は悦んでるよ。凄い締め付けだ…」
「ちがっ…あひぃぃっ!」
メイコ、もっと俺を煽ってくれ。君にしか見せない汚れている俺を晒し出してくれ。
俺はメイコを突き上げながら聞いた。
「メイコ、もし目の前に全身が映る鏡があったら…興奮する?」
「ふあぁ、はひっ…そんな、おかしく…なっひゃうぅ…んあぁ…」
メイコは返事を返したが呂律が廻っていなかった。スイッチが入って、きっと俺しか
知らない可愛いアヘ顔になっているんだろうな。
「でも嬉しそうに俺を食らい付いているよ?それとさぁ―」
先程から思っていた事をメイコにぶつける。
「もしここに来たのが俺じゃなくて、レンやがくぽだったらどうすんだよ?」
「それは…あぁんっ」
返事する前に俺はメイコを突き上げた。
「無防備過ぎるよメイコ。ちゃんと躾しないと…ね。」
俺以外の男に見られたくないんだよ。レンならともかく、がくぽには…もし俺より先に
がくぽが来ていたら…と考えるだけで俺の胸は恐怖と嫉妬に引っ掻き回された。
その二つを振り払うかの様に俺はメイコを突き続けた。
「あぁんっカイトっひゃあぁっ…」
「メイコッ、メイコッ…っ!」
俺は…暴走した。[メイコは俺だけのものだ]と言わんばかりにメイコの腰を押さえ付け、
子宮口を突き上げた。結合部からは卑猥な水音が溢れ出す。
「カイトらめぇっ壊れちゃうっイクッ、イッちゃ、―――っ!」
メイコの身体は感電したかの様にビクッ、ビクッと大きく震え、俺を締め付けた。
それと同時に俺も絶頂を迎え、メイコの中に白い欲望をぶちまけた。実る事はない
けれど、独占欲と征服欲を満たしてくれる。メイコの中で刻み込む様に何度も脈を打った。
655服従 六日目(5/6) ◆32MjLHmIG2sm :2009/08/31(月) 23:25:59 ID:vsYhbMmJ
「カイトぉ…」
メイコは小さな声音を漏らして俺にもたれ掛かった。
俺もメイコを抱きしめ、最愛の女性と共に快楽の余韻を味わう。
「…んもう、カイト激し過ぎ…」
しばらくしてメイコが呟いた。
「ごめん。でも、ここで一人Hしてたメイコだって悪いよ?」
「うぅ、わかったから言わないでよぉ…」
少ししてメイコが腰を上げて身体を離した。メイコの秘口から俺のメイコの混ざり合った
愛液が零れ落ち、俺の肉杭に降り注いだ。
メイコは身体の向きを変え、俺の肉杭にかかった愛液を舐め取る。
「ん…おいし…」
多分マスターのお宝フォルダの動画を見て真似をしたんだろう。それでも嬉しいし
見てるこっちも興奮する。
メイコは腰を振りながらうっとりとした表情で、そのまま俺の肉杭をしゃぶりだした。
俺はそんなメイコの頭を愛おしく撫で回す。ヤバ…欲望が止まらなくなる。
「メイコ、嬉しいけどまた元気になっちゃって犯っちゃうよ?いいの?」
するとメイコは口から俺のマイクを解放させ
「スイッチ…入っちゃったから、もう一回しよ?」
と小悪魔の様な笑みを浮かべた。
 
つくづく俺はメイコには敵わないなと思う。ま、それでいいけど。
656服従 六日目(6/6) ◆32MjLHmIG2sm :2009/08/31(月) 23:27:16 ID:vsYhbMmJ
以上、お目汚し失礼しました。

2年前なんてボカロどころかDTMすらも知らなかったもんなぁ。再度ミクおめ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それではおやすみなさい。
657名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 23:28:46 ID:RLcrCYpY
ミクって処女なの?
658名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 23:48:40 ID:Z5V0oBIA
そういやサンデーラブジェット以下略が一周年だったなwwGJwww
659 ◆Yqu2Vih7dU :2009/09/01(火) 01:30:32 ID:sJFNK9vE

ミク誕がらみで小話ひとつ。がくミクです。
例のレングミはもうちょいお待ちください。

しかし、>559さんの人気に嫉妬w

例によって、例のごとく。
がくぽさん宅にお邪魔して、ふたりで縁側でまったりしてます。

今日のお茶菓子は、うちにお中元で届いた水ようかん。
うちの家族にはあまり和菓子を食べるひとがいないので、
もったいないからといくつか持ってきたのでした。

「はー、やっぱり、水ようかんは良いのう。」
「そですねー、あんこは良いですよねー。」

そんなやりとりをしつつ、麦茶をいただきつつ。

「ところで、”project DIVA”、進捗はどうです?」
「いや、なかなか難しいのうあれは。水着なぞ出る気がせんぞ。」
「レン君は、全モジュール制覇したって言ってましたよ。」
「ほう。それはすごい。」

世間話をしたり、お互いの近況を話し合います。
それは、いつものことで。

きょうは、ぐみさんはレコーディングで不在とのこと。
なので。

ぴた、とがくぽさんに身を寄せてみます。
くっついた腕と腕が、じんわりと熱くなり、汗ばんでくるのがわかります。

「しっとりしてますねえ。」
「そうだのう。」

ごち、とおでことおでこがぶつかり。
ふざけてぐりぐりとし合った後で。

唇と唇が重なります。はじめは軽く、次第に深く。
そして。

「……初音殿。」
「……はい。」
「その……、部屋に上がらぬか?」

がくぽさんが、律儀に聞いてきます。
これも、いつものことで。

布団の上で正座で向かい合い、服を脱がせあいます。
こういうときについ正座になってしまうのは、なぜなんでしょうか。

どさくさまぎれにお腹をつままれたり、つまみ返したり。
身体にキスされたら、同じところにキスを返したり。
お互いの、いちばん敏感な部分に触れあったり。
そんな風にしつつ、服を取り払ってゆきます。
これも、いつものことで。

がくぽさんが私の中に入ってくるときに、
「あ……。」
と、短い声をあげ、何ともいえない顔をするのも、
気持ち良いときに、私の腰をぐっと掴むのも、
いくときにかすれた声で私の名前を呼ぶのも、
これも、いつものことで。

こういうことは。
慣れると飽きて、だんだんしなくなっちゃうものなのかなと昔は思ってました。

でも、実際は。
するほど「いつものこと」が気持ちよくて嬉しくて。
少なくとも私は……。飽きるとか、そういう気持ちにはなりそうもありません。

−−−−−

「ときに初音殿。」
「はい?」

ふたり、タオルケットにくるまりつつ、世間話の続きです。

「もうじき誕生日だが。何か欲しいものはあるか?」
「うーん、そですねえ……。特に……。」
 て、そういえば。がくぽさんのお誕生日権も、まだ行使されてませんよ?」
「あ、そういえばそうだったの。」

がくぽさんの誕生日の時も、特に欲しいものはないということで。
プレゼントは「お誕生日権」として保留になってたのでした。

欲しいもの……。
敢えていうなら、このなんてことない日常が続けばいいな、と。そんなことを思いつつ。

「ならば、ふたりで、何処かに行くか?」
「何処かって、何処ですか?」
「んー、例えば。温泉とか。」
「いいですねー、温泉。上げ膳据え膳でまったりしたいですねー。」

またつらつらと、取り留めのない話をするのでした。
664 ◆Yqu2Vih7dU :2009/09/01(火) 01:38:08 ID:sJFNK9vE

以上です。
ちょっと遅れちゃいましたが、初音さん、お誕生日おめでとうございます。

初音さんが居なければ、この分野(ボカロ)にここまでどっぷり
ハマることもなかったんだろうなあ、と思いつつ。
665名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 02:16:44 ID:7w0/xvlZ
縺セ縺」縺溘j縺励※縺ヲ縺医∴縺ョ縺?
縺ッ繧薙↑繧翫▲縺ヲ諢溘§縺梧シゅ▲縺ィ繧九?ュ
666名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 02:40:38 ID:7w0/xvlZ
やば、このタイミングで文字化け…

がくミクははんなりしてていいなぁ
667名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 10:22:21 ID:b6b6f3RP
はんなり
いい言葉だ
668名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 19:17:12 ID:N+J7s30R
縁側で羊羹ながくミク素敵でした
669640:2009/09/01(火) 22:33:03 ID:8gt78V45
>>649
GJどもでした。
鬼畜さんとこのカイメイはあいかわらずけしからん、いいぞもっとやれ。

>>659
奥ゆかしいがくミクGJです。
その奥ゆかしさを自分は見習うべきだと思いました。初音さん可愛いよ初音さん。

こんばんは、640です。後編を持ってきたので投下します。
・がくミク
・後編にエロはないよ
あと、あとがきでちょっとお詫びしたいことがありますサーセン。

***


強い光を感じて、目が覚めた。
停止していたはずのエアコンは自分より早起きをして、既に仕事を始めている。

「あっ。おさ……おは、おはようごじゃ、ございますっ!」
寝ぼけているがくぽが見上げた先には、ミクが立っていた。
カーテンを開けにきたらしい彼女は、がくぽに噛みまくりの挨拶をするなり、
寝室を飛び出していった。

何だあれは、しかしミク殿は愉快だなあ。
――そう暢気に考えながら、がくぽは大きな欠伸をする。
ふと目線を落として、タオルケットの下が全裸であることに、漸く気がついた。

「……あー……」
そして、自分がどんな行為に耽っていたのかを思い出した。
不意に恥ずかしくなって、髪を掻き上げてみる。すると何故だか笑えてきた。
一人で赤面したりニヤついたり、忙しい男である。

ふと時計を見ると、11時を過ぎていた。
がくぽは足元に落ちていた浴衣と下着を拾い上げ、さっと身につける。

腰が怠い。
立ち上がり、歩きながら思う。
扉の陰から顔を出してみると、見慣れた後ろ姿と、浅葱色の髪が目に入った。

「お早う、ミク殿」
「ひっ!」
「な……。ひっ!とは何事か、ひっ!とは。我も傷つくぞ」
がくぽは呆れたように言うと、椅子に腰掛けた。
テーブルの上には、美味しそうに焼けた、鯵の干物が並んでいる。
おどおどしているミクと交互に見遣ると、再び口を開いた。

「すまなかった。その……夜明けまで。あと回数も」
がくぽが謝った途端、がんっ!と派手な音がした。
戸棚の角で、ミクが小指をぶつけたらしい。
痛そうに顔を歪め、声にならぬ声をあげている。

「ミク殿、流石に動揺しすぎであろう」
「だっ、だって、がくぽさんが変なこと言うから!」
「夜明けまで、と申しただけだ。回数のことと」
「……もー!ばか!それが変なことなんですってば!」
ミクは真っ赤になりながら、グラスに冷えた麦茶を注ぐ。
思わずがくぽもつられて赤くなり、照れ臭そうにそれを受け取った。

「まあ、何だ……6回のうち2回くらいは、夢だと思ってくれても構わぬゆえ」
「違います、5回ですっ!がくぽさんが、い……イッた、のは6回ですけど!」
あの後に寝室で2回、風呂場で1回、ベッドに戻って1回。
風呂場での行為の際に、がくぽは1度、ミクの口で果てたのだった。
二人揃って力尽き、眠りにつく頃には、夜が明けていた。

「こんなに明るいうちから、何と破廉恥なことを申しておるのだ。まったく」
「〜っがくぽさんが!回数、逆サバ読むからっ!」
二人とも真っ赤になりながら、大きめのテーブルに向かい合う。

どんな朝も、妙に意識して照れてしまう。
この初々しさは1年経とうと、いや恐らく何年経とうと変わらない。

「待てミク殿、それは醤油ではなくソースだぞ。玉子かけご飯に、新たな波を呼ぶ
つもりか?」
「わっ、ほんとだ!……って、がくぽさんこそ、お箸逆さまですよ」
「む」
ミクは醤油の瓶を、がくぽは箸を、それぞれ持ち替える。
そして、二人ほぼ同時に、小さく頭を下げて「いただきます」と呟いた。
朝食と呼ぶには量の多い、朝昼兼用の食事だ。

「……その、大丈夫か。ミク殿は。腰とか」
「だ!大丈夫、です、けど。とかって何ですか、とかって!変なこと言わないで
くださいってば、食事中だしっ」
「うむ」
それは考えすぎだとか、何故そういった方向に考えるのかだとか、突っ込みたいことは
幾つかあったが黙っておいた。
迂闊に口にして、干物を没収されては堪らない。

「でも。う、嬉しかった、です」
玉子かけご飯をちまちまと食べながら、ミクは恥ずかしそうに呟いた。
がくぽが何も言わないうちから、一人で真っ赤になり、俯いている。

「ん?何がだ?」
「な、何回も、してくれた、から……」
かちゃん。
がくぽは箸を落とした。
拾い上げる間もなく、彼もみるみるうちに赤面していく。

「あっ、その、変な意味じゃなくて!何て言うか……嫌じゃなかったです、っていう……」
「分かっておる」
軽く咳払いをしながら、照れた口調で返した。漸く箸も拾う。

どぎまぎしながらの食事は、何だか食べた心地がしない。
初めて愛し合った日の翌朝もこうだったな、などと思い返してみる。
その時はまず、互いに妙に意識してしまって、目も合わせられずにいたのだが。
現在は朝の挨拶が出来るようになっただけ、進歩したということか。

「……ご馳走様。湯を浴びてくる」
がくぽは律義に合掌してから、空になった食器を持って立ち上がった。
冷静さを取り戻したかのように見えるが、頬はまだほんのりと赤い。
せっかく美味しそうな鯵を焼いてもらったのに、味わった心地がしなかった。

洗い桶の中へ、さっと濯いだ食器を入れる。
冷蔵庫の前を通り掛かった途端、がくぽは忘れていたものがあることに気付いた。

「しまった!」
慌てて扉を開くがくぽに、ミクも驚く。
不安げに背後から見つめていると、紙製の、取っ手の付いた白い箱が見えた。

「がくぽさん?それって」
「忘れておった……苺のショートケーキ、ミク殿の好物ゆえ買っておいたのだが」
すまぬ。と力無く謝るがくぽに、ミクは首を横に振る。

「そんな、わざわざありがとうございます!気持ちだけでも嬉しいですし、ほら、
多分まだ大丈夫ですよ!」
「……食べるのか?」
「冷蔵庫の中だったし、平気ですって」
「あまり気が進まぬのだが」
ちらりとミクを見ると、彼女は瞳を輝かせて、白い箱を凝視していた。
甘いものに目がないことは分かるが、少しは消費期限とやらを気にしてほしいと思う。
だが、ここで取り上げてしまえば、鬼!だの冷酷!だのと今日一日中言われるのだろう。

「仕方がない。が、腹を壊すでないぞ」
「はーい!やったあ、ケーキ!」
ミクは嬉しそうに皿を出してから、いそいそと箱を開ける。
がくぽの分の皿も出してくれたのだが、ケーキはミクの分しかないことを告げると、
残念そうに引っ込めた。

「でも、あれ?がくぽさん、箱一回開けました?」
シールで封をされているところが、切られている。
不思議そうな顔をするミクを、がくぽはまあまあと宥めた。
彼女がどんな顔をするのか、思わず気になってしまう。

「え……」
ミクは驚き、戸惑うような表情を見せる。
ケーキの隣に、ピンク色のビロードの、丸みを帯びた小箱を見つけたのだ。
その形や大きさから、これの中身が何なのかは、すぐに分かった。
しかし、認めてしまうのは悔しいというか、恥ずかしいというか。

「えっと、マ、マトリョーシカ?」
「そんな訳がなかろう」
素早いツッコミ。
呆れた表情で見つめてくるがくぽを、ミクは直視出来ない。
何故か、涙まで浮かんできた。

「何がいいのかと迷った揚句、これしか思い浮かばなくてな」
小箱を取り出し、開けるように促される。
何となく分かってはいても、改めてその中身を知ってしまうことは少し躊躇われた。
悪気はないのだが、思わず突き返してしまう。

「っが、がくぽさんが、開けて。ください……」
悲しそうな顔をするがくぽに、ミクは真っ赤になりながら言った。


その言葉を聞いて安心したのか、ふと表情を和らげ、がくぽは微笑んだ。
ミクから小箱を受け取ると、彼女に中身が見えるように開く。

「……綺麗……」
きらりと輝く、女の子らしいデザインの指輪。
銀色の小さな花に、やはり小さな石が埋め込まれている。
爽やかなミントブルーの石が、可愛らしい印象を引き締めているようだった。

「ほれ」
「え、あの、何ていうか!指輪はその、女の子のロマンが」
「ロマン?」
「好きな人に、嵌めてもらいたいなーって……あ!深い意味はないんですけど、うん、
ないですよ!?」
慌てて言うと、がくぽに笑われてしまった。
恥ずかしくて首筋まで真っ赤になるミクが、尚更可笑しいらしい。
堪えきれない笑みを漏らしつつ、がくぽは指輪を取り出す。

「手を出して」
「へっ」
「嵌めてほしいと申したのは、ミク殿であろう?ほれ」
なかなか手を出さないミクの代わりに、がくぽはそっと、彼女の小さな手を取った。
左手。
そしてやはり左手の、薬指に指輪を嵌めてやる。

「……!」
「うむ、似合うな」
嬉しそうに、そして満足そうに笑うがくぽ。
左手薬指の指輪の意味が分かっていないのか、それともわざとなのか。

「ミク殿?」
わなわなと震えるミクの顔を、不思議そうに覗き込んだ。
途端に、彼女は勢いよく顔を上げる。
怒っているのかと思っていたが、涙を堪えながら笑っているではないか。

「何か、びっくりしちゃって。でもすっごく嬉しいです……ありがとうございます!」
ミクはそう言って、とびっきりの笑顔を見せた。
左手の薬指に嵌められた指輪を眺めては、嬉しそうに笑う。

そんなミクの体が、突然ふわりと浮いた。
驚く彼女の間近に、辛抱堪らなさそうながくぽの顔がある。

「がくぽさん?」
「あー……その。少し遅れるゆえ、誕生パーティーの準備はゆっくりで構わぬと
連絡しておいてくれ」
お姫様抱っこで、寝室へと向かう。
わけが分からなさそうにしていたミクも、やっと気付いた。

「ばっ、ばか!がくぽさんのばか!」
「馬鹿で結構。お主が可愛いのが悪いのだ」
「て言うか、あんなにしたのにまだ足りないんですか!ちょっと聞い――……」
ばたん。
寝室の扉が閉められ、もう何も聞こえなくなった。

暫くして甘い声が微かに漏れてきたというが、それはまた別の話である。


674640:2009/09/01(火) 22:38:33 ID:8gt78V45
これで終わりです。お疲れ様でした。
実は昨夜の前編、投下ミスしてましたサーセン。
地味に容量も食うしで、迷った挙句外部ロダに完全版上げときました。
よろしければどぞ。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/32823&key=ミク誕がくミク

それでは。
675名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 22:54:33 ID:AIj6GNUR
GJ!!!

もうミクの腰はがっくがくですな
676名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 07:57:52 ID:CMNSrODh
>>675
誰がうまいこと(ry
677名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 08:21:39 ID:/zp8FPC0
GJ!DLさせてもらいました
678名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 10:06:22 ID:qRRLNRG+
GJ!!
良かった
679名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 21:35:20 ID:xCW9eCvj


レンリンでえろなんぞ
どうでしょうww



「やぁぁ…っ」

レンが差し出した太ももの上であたしは喘ぐ。
彼は容赦なくあたしの腰を掴んで、
自分の太ももへと押しつけている。
太ももに擦られて感じるなんて、
あたしはどうかしている。
ぼんやりとした頭で、
何故こんなことになったのかを
必死になって探している自分がいる。
もうイってしまいそうだからかもしれない。
ことの発端はなんだったのか。
あたしは、雑誌に夢中で
生返事を繰り返すレンに腹を立てて、
ソファに腰掛けているレンの太ももの上に乗って、
ただ邪魔をしようと思っただけだったのに。
暑さのせいで下はパンツだけだったのが
悪かったのか、
最近ご無沙汰でかなり溜まっていた
相方のスイッチを入れてしまったらしい。
彼は雑誌を傍にある丸テーブルに置くと、
両の太ももに乗っていたあたしを持ち上げ、
片方の太ももに座らせた。
何をするつもりなのかと不思議に思っていたら、
急に腰を掴まれて――――

「や、はぁ…っ、れ、あ、あ、…っ」

この状況である。


680名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 21:38:33 ID:xCW9eCvj
679続き→


イきそうなくらい気持ち良いのに、
決定打となるような大きな快感は得られなくて、
まるで焦らされているようで
(いや、レンはそれを狙っているのかもしれないけれど。)、
まともに考えられない。
先程から喘ぎっぱなしのあたしの口に、
レンの口が近付いて来て深く口付けられる。
ざらざらとした舌が口内を駆け巡り、
ただもうその感触に夢中になっていた。

「ぷは…っ」

「は…リンってばこんな喘いじゃってさ、
本当、いんらんだな…っ」

「…ちが…う、ぁんっ…ひゃあ…っあ」

一層激しくなった足の動きにバランスを崩して、
あたしは前に倒れかける。
咄嗟に落ちてしまわないように手をついたら、
前方に傾いたあたしは更に
良いところにレンの刺激を受けてしまった。

「やだ…うぁああレン、レン、れ…
あぁああぁんっあ、あ、あ」

レンが急に腰を持ち上げ、

「いいくせに…っ この、いんらん…っ」

と耳元で囁いて、膝でぐりぐりと刺激してきた。

「あ、あ、あ、やだあ…っそれ以上した、ら
いっちゃ、いっ、いっちゃ…あぁああぁっ」
耐えられず達したあたしをレンは笑った。



681名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 21:45:00 ID:xCW9eCvj
680続き→



「…はは…リン、すご…超えろい」

「うるさ…!レンのばか…っ
なんでいっつも突然盛るのよ!
もっとムードとか場所とか時間とか考えてよね!」

今は真っ昼間なのである。
いくらオフの日だからといって、
明るい陽に照らされながらヤるのは恥ずかしい。
だから、リンが怒る気持ちもわかるのだが。

「ノリノリで喘いでたくせに…」

「な…!」

リンの顔が真っ赤に染まる。

「だいたいさぁ、太ももと膝で
イッちゃうとかヤバくない?」

「〜〜っ!!」

「リンって本当にえろいと思う。」

「それは…っだって…!」

「それにさ、」

彼はそう言ってあたしをお姫様だっこして持ち上げると、
寝室まで行き、布団の上にあたしを置くと、

「こういう昼間からヤる方が、
背徳感があって良くない?」

とニヤリと笑った。

「レンの方が断然変態…!」

「否定はしないけど〜」

レンはそう言って楽しそうにあたしの下着を脱がすと、
自分自身を取り出した。
そうしてあたしのそこにそれを当てた。
少し触れただけで声をあげたあたしをレンはまた笑って、
あたしのそこを擦るように自分を緩く動かしながら言う。

「ほんと、リンってば敏感。」

「ちがっ…!」


682名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 21:48:50 ID:xCW9eCvj
682続き→



「うそ、こんなに濡らしといて?」

「れ、レンにだけ、だも…んっ」

「!あ、やべ」

「あ、レン…おっきくなった」

「言うなって…恥ずかしいだろ」

「レンにも恥ずかしいとかあるんだね」

「うっせー」

レンの変化をあたしのそこは敏感に感じとった。
レンも余裕がないんだ、とあたしがチラリと舌を出して笑うと、

「あ、イイコト思いついた」

げ。嫌な予感がする。
レンがこういう顔をするのは…いつも嫌な事を思い付いた時だから。

「ね、縛ってやっちゃう?」

「冗談じゃ、な…ちょっと?!」

「いいからいいから♪」

あたしは両手首をあたしの服のスカーフで後ろ手にきつく縛られた。

「本気!?や、やだやだやだ」

うつ伏せの姿勢で、腰から先だけ高く持ち上げられて、
いいようもない恐怖感があたしを襲う。

「お願い、レンやめて…っ」

「えー?すっごいそそるんだけど」

「ちょっとぉ…」

もう一度レンは先っぽを触れさせてきた。

「リンだって、さっきのじゃ足りないでしょ?」

俺がもっと気持ち良くしてやるよ、と耳元で囁かれる。
あたしが耳が弱いの知ってるくせに…!

「ね、俺が、欲しいんでしょ…?」


683名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 21:56:52 ID:xCW9eCvj
上間違ってますねorz681続きです

682続き→



「う…っわ、分かったわよ…でも今日だけだから…あぁんっ」

喋っている途中で急にいれられる。
レンがあたしの中をかきみだして、
先程と比べようもない快感があたしを襲う。

「う…はぁ…んっ はいって、…っやだぁ…っ
どうしよ…っおかしくなっちゃ…ぅ!」

「…はっ、なれば…いい…!」

「あ、ぁ、あ… レンっ そんなに激し、く動かさ、ないで……っ」

「無理…っ良すぎて腰とまんねー…っ」

「あ、やぁあぁっ… あ、深っ…
これふかぁい…レ、ン…あ、うあ、あん」

「リン、いつもよりキツいんだけど…
もしかして…っこういうアブノ、好きなんだ?」

「違…ひあぁ、あ、あ、んぁ、」

容赦なく攻めたてられてあたしはまた喘ぎっぱなしだ。
どうしよう、いつもより奥に当たるそれは
あたしをいつもより追い詰める。
両手は縛られて自由が効かない、
そのことが余計にあたしを煽った。
苦しいのに、すごく気持ちがいい。
レンはかまわず動き、その律動に合わせてあたしの腰も揺れ続けた。

「ひ、や、はあぁっ あ んぁっあんっっ」

「く…あっ…はっ」

「もっと、もっと、奥ぅ…!」

「だ…からいん、らんだ…って…!ほらよ…!」

「きゃう…っ!」

自分の口からとんでもない言葉がこぼれだす。
もう、本当にヤバい。
レンは更にあたしの腰を掴んで自分に押し付けた。
強い刺激に頭がチカチカする。すごく気持ちがいい。
このままどこかへいっちゃいそう…

「いた…ぁっ」

意識を手放しかけたあたしの首筋にレンがきつく噛みついて、あたしは引き戻された。
でも、本当にそろそろお互いに限界だった。


684名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 21:58:53 ID:xCW9eCvj
683続き→



「ひ、や、はあぁっ あ んぁっあ、あっれ、ん…あ…いっちゃ、またいく…ぅっ」

「俺も…限界っ…だす…よ?…っ」

「いいよ…っ中に…中にきて…ぇっ」

「…はっ」

「うぁあぁあぁあああ!いく…っ」




「レンのばか…腰痛い…」

「ごめんごめん」

「しかもすごい跡ついてるし…」

「うわ皮むけてる!痛そ…」

「痛いわよ!」

「や、もう本当にごめん!ちょっと暴走した」

「ちょっと?」

「でもリンもいつもより感じてたし、良かったんでしょ?」

「そんなこと…!」

「またまたぁ〜」

「…レンの…ばかーっ!!!」


その後ヤるときに度々レンに縛られるようになったことは、言うまでもない。



685名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 22:00:56 ID:xCW9eCvj


お粗末様でした(^ω^)
ボカロえろはレンリンが好きなので…
欲望のままに突破的に書いたぜ!
読んで下さった方いましたらありがとうごさーますw


686名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 00:10:34 ID:pVz+yisg
>>679
乙。

半年ROMってからまたおいで。
687名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 00:14:53 ID:mLuokAAT
がくミク良作やね
前のレンメイも良かったが
しかしがくぽの殿喋りじゃないあの作品が大好きだ
688名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 00:30:45 ID:pe5nigcZ
>>649
GJ!続き待ってた
相変わらずエロくてたまらん描写が好きだw

がくミクもGJ
初々しくて可愛いよがくミク
689名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 00:57:46 ID:YI143Y3c
殿喋りじゃないがくぽって最近あったっけ
690名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 02:32:57 ID:gQhgiU27
記憶にない
脳内修正されてるだけかも
691名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 02:39:09 ID:YI143Y3c
やっぱり無いよね
過去スレの話かな
692名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 03:40:07 ID:aOyQCmC+
優しくしないで、とか?
693名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 07:56:22 ID:R74KHZvB
チャラ男がくぽには吹いた
694名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 08:02:49 ID:spYn8R3o
がくぽ「つーかさーマジありえねーんだけど、超ヤバくね?的なカンジで〜」
レン「全っ然がくぽの声で脳内再生されねぇ」
695名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 08:52:36 ID:z0ODAIVk
殿or武士口調はあの服装故だな。正直浮いてるしw
696名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 10:11:23 ID:EdYS2AOr
>>694
ルカとがくぽの おとなのラジオ 聞けば問題無し
697名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 10:23:32 ID:ztRBLEMW
あの動画はアダルトすぎてエロくないという不思議w
698名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 10:41:39 ID:ZKafCAEo
携帯氏のSSに新鮮な設定のがあった気がする
699名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 11:27:48 ID:spYn8R3o
>>696
そんなんあるんか…
まだボカロは聴き始めたばかりだから知らなかった
今度見てみるわ
700名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 11:57:02 ID:fOJIfhO8
>>698
ウィッシュ
そうだよ、ウィッシュ侍がいたじゃまいか
701名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 09:39:46 ID:SKoyaY07
保管庫、13-441ってカイメイじゃなくてカイルカじゃなかった?
確かキス魔なカイトとルカってリクエストだったのに保管庫だとカイメイになってる。
702名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 12:18:08 ID:xgV5gzFY
>>545
GJ
703名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 06:00:14 ID:L4yoUSc1
先生…ハクのエロ成分が…ほしいですorz
704名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 07:47:23 ID:a8TlCWEe
ハク「巨乳になんて生まれてこなければよかった!」
705名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 11:05:01 ID:qbIvL2Y9
>>704
ミク&リン「このぜーたくものがあぁぁあ」
706名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 11:32:33 ID:xTQynyvc
>>705
グミも混ぜてあげて
707名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 14:36:10 ID:p9R8NcSP
グミは意外と胸あるから困る
708名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 14:49:27 ID:D3P9miO/
貧乳と巨乳だけじゃなくて、普通という子がいてもいいと思うんだ。
709名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 17:55:00 ID:xTQynyvc
グミは普通なのか。
確かに巨乳と貧乳だけじゃあ極端だな。
710名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 18:07:51 ID:6ZgIePTw
GUMIはCかDくらい
711名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 21:58:31 ID:xTQynyvc
ミク&リン「おk、あの緑は敵だ。」
712名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 23:25:04 ID:p9R8NcSP
しかしリンは伸び白のある貧乳だ!

ボーカロイドに成長という観念があるなら。
713名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 23:51:07 ID:S3xzbbFd
ミク&リン&グミ&ネル&テト「A・B・C・D・Eカップ!F・G・Hとかありえな〜い!」
714名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 00:22:49 ID:3hwHaMF7
ちょっとした小ネタを
既に誰か考えてそうだが



リン「ねーねーGUMIさん、そのゴーグルちょっと借りてもいーい?」
GUMI「いいですよー♪はい、どうぞ」
リン「ありがとー!」


リン「服の下に、こうやって……うん、これでよし」
レン「リン、鏡の前で何してんだよ」
リン「あ、レン見て見て!じゃーん♪どう?」
レン「…!ちょ、お前どうしたんだよその胸!?」
リン「あたし今成長期だし、このぐらい当ぜ…」
ズルッ
リン「あ」
レン「……っぶはははははははは!」
リン「な、何よ!そんなに笑わなくたっていいでしょ!」
レン「だってお前、そんなに簡単にゴーグルずり落ちるって事は、要は引っ掛かる大きさですら無えって事じゃねえか、あははははははははは
……すみません調子乗り過ぎましたマジでごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめぎゃああぁああぁあぁあああ!!!!!」


GUMI「リンさんどうしたんだろう急にゴーグルだなんて。レンさんと仮面ライダーごっこでもしてるのかなぁ」
がくぽ「でぃけえええええええぇいど」
715名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 01:50:13 ID:4bPyr7ZN
GUMIは谷間あるんだよな
谷間って何カップあれば発生するものなんだろう
716名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 02:59:37 ID:WqQTIbOh
>>715
ブラに金をかければAカップでも可能
脇やら背中から肉を無理やり寄せ集めて胸を作る
下着によって2サイズ(約6センチ)は変わる
717名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 09:22:26 ID:hhYZ0fW4
>>714
最後の一行で吹いた
718名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 09:47:34 ID:fUmE/Ce1
>>714
不覚にも最後の一行ワロタw
719名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 10:03:18 ID:MwgjaC09
>>714
最後が脳内再生されて噴いたw
720名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 10:33:32 ID:2BWFyWex
ハクねぇネタといや
前スレ?で出でた三久とか良さそう

今日も売れずにヤケ酒かっくらい、べろんべろんに酔ってごみ捨て場に行き倒れたハクねぇを三久が懐抱という名のお持ち帰りしたら逆に襲われました、みたいな小説が読みたい。
721名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 12:20:44 ID:/CGODlHR
満久ってなんや?
722名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 23:11:52 ID:AKP1lzUG
>>721
数少ないオヤジ型亜種
723名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 08:23:25 ID:PZmFfx+n
カイメイ読みたいなぁ…保管庫行くか。
724名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 15:47:29 ID:G1kP54z5
720さんのネタ、個人的にはカイトがいいな。
725名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 19:55:08 ID:T/Tzxyp+
むしろ俺で
726名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 21:38:27 ID:rq8SqwsS
いやいや俺だ
727名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 21:44:00 ID:kkshHc65
「うう… どうせ私なんか…ヒック
永遠の二番手でネタキャラ扱いですよ…」
「悪い酒だよハクちゃん。ほら、おうち着いたよ。
それにハクちゃん愛されてるじゃない。動画にもいっぱいツマンネって…」
「うるさいうるさい!お前に亜種の苦しみがわかるもんかうわああーーーん!!(ビリビリビリ)」
「ちょ!やめてハクちゃんやめて服破かないで!そしてベルト抜かないで!更に下着に手をかけないでギャーーーーー!!!」


むり だれか たのむ
728名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 21:57:42 ID:6r4JpEUL
続き!
729名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 22:14:02 ID:CXqjuvIv
ルカ  →  レン  → ミク がジャスティス
730名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 22:41:26 ID:dKMWzVJt
流れを切るようで悪いけど、何となく思い付いた小ネタ投下
・マスミク
・鬱?
・微エロ



不毛だと、誰かが言った
人間とボーカロイドの恋など不毛だと
悲そうな顔で、そう言った

愛しているよと、マスターが囁く
私の非現実的な薄緑色の髪を、優しく撫でながら
愛しくなって私も囁く
愛していますと、マスターの頬へ手を添えて
マスターの手が、私の上着のボタンへとかかる
外気に晒される、私のささやかな膨らみ
マスターの指が、私の身体をなぞる
臍から胸へと、まるで指先でなめ回すかのように
嗚呼、このパターンは何回目だろうか
何十回、何百回と肌を重ねた内の、何%だろうか
マスターの囁きを間近で聞くだけで、肌が触れ合うだけで、私は濡れてしまう
淫媚な音と共に、私は淫らな汗をかく
肌を重ねる度に、私の身体は敏感さを増していく

不毛だと言うのならば、この変化はなんなのだろう

マスターが私を貫く。熱を帯びて、私を浸蝕する
響くのは、肉同士をたたき付ける音と、水音
それでも物足りなくて、唇を重ね合う
ねっとりと、舌を絡ませ合う
心と共に、身体も熱を帯びる。より激しく求め合う

不毛だと言うのならば、この気持ちはなんなのだろう

二人、同時に果てる
マスターの熱が弾ける。私の胎内に、浸透する
唇を離し、息を整える
マスターが………囁く

嗚呼、聞きたくない、忘れたい、最悪のビロートーク

不毛だと、マスターは言う
人間とボーカロイドの恋など実らないのだと
涙を流しながら、マスターは言う




抽象的なエロを書こうと思ったけど難しかった
731sage:2009/09/08(火) 23:03:11 ID:Py3i4w+q
「あっ…あっ、ああっ、がくっ」
「ルカ殿…」
卑猥な音が闇夜に大きく響く、気がして、
ルカは激しく身を震わせた。
「んあっ、や、あっ」
「ルカ…」
「やめ…っ」
「ルカ…ルカ」
「…わないで…っ」
激しく打ち付けられる腰、その官能と、
がくぽの低い声でもうルカはどうにかなりそうで、
必死で頭を振って理性を保とうとしている。


…ってがくルカって需要ないみたいなのでこれで去ってみる。

732名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 23:36:04 ID:DvbJLIWI
>>727
ハク姐さんの更なる積極的なエロを是非…!

>>730
切ない雰囲気がひしひしと伝わってきた。抽象エロGJ!

>>731
需要有り有りですが何か
二人なそこまでの経緯や続きが気になる
あとsageはメ欄に
733名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 01:53:40 ID:lqhCPD/i
誰だよ需要無いなんて言ったのは!!
正座して待ってる
734レングミ:2009/09/09(水) 02:27:55 ID:A3yhBbVV
彼女のゴーグルをそっと外して額にキスをする。すると彼女は少し身を縮めて、言った。
「くすぐったいよ」
…ムードも何もあったもんじゃねえ。と、俺は軽くため息をはく。
ゴーグルを床に置いて今度はヘッドセットに手をかける。
「でも俺で良いわけ?アンタ、マスターが好きなんだろ」
「…私はVOCALOIDだから」
自嘲気味に彼女は呟く。
「人間のマスターに好きなんて言っても通用しないのは分かってるもの。…だからせめて歌以外の、こういうことでもマスターを喜ばしてあげたいの。
だから、男の人が気持ちよくなれる方法を、教えて?…私の身体に」
真っ直ぐに俺の目を見据えて言う。
今気付いたけど……彼女、震えてる。やっぱり怖いんだろうな、初めてなんだし。
「…なんかマスターにゃ勿体ねぇな」
ポツリと呟いて。
俺は彼女の緑の髪をサラリと撫でてやった。
「任せろ。見た目はGUMIさんより小さいけど、俺は結構経験豊富だぜ?」
「エヘヘ…頼りになるなあ、レン君は」
そう言ってはにかむように笑う彼女の唇に、そっと俺の唇を重ねた。



という夢を見たんだ。
多分続かない。
735名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 03:30:55 ID:uQ4lhXow
>>734
何と言うマセレン
さあ続きを書く作業に(ry
736名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 06:07:10 ID:2qj6iMJT
小ネタ祭りなのか?
737名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 12:18:35 ID:+ru5g6Y0
ミクとリンてどっちの方が料理下手なんだろ
738名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 12:39:14 ID:BimtlkDJ
リンかな?
ミクはリンレンの面倒をみてきたから、簡単な料理くらいは出来そうだ。
でもあの髪の毛に小麦粉なり野菜の皮がついてそう…
739名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 12:59:38 ID:lAaUp0zt
「私の方が料理上手だもん!」と二人で料理対決
出来上がった料理じゃない料理を食わされる男性陣
結局全員意識障害を起こし勝負は引き分け
740名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 16:39:38 ID:QQMQ88Eq
まともに料理作れそうなのがめーちゃんしか思いつかないw

ルカは料理下手そう
頑張るんだけど上手く作れなくて逆ギレ的に突っぱねてて欲しい

グミは上手いかもしれない
でも出来上がりの量の調節は苦手そう
741名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 17:08:00 ID:40FtDaGy
なんとなーくグミには、砂糖と塩を間違えるという古典的なことをやらかして欲しいw


ミクはきっとあれだ。
ネギ入った料理なら完璧に作れるんじゃないかな。
742名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 17:31:08 ID:gtFAI7Dh
ネギチョコとか殺猫・殺犬料理は得意なミク
743名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:36:33 ID:+ru5g6Y0
個人的なイメージで上手い順に並べると
KAITO…主夫
ルカ…KAITOとは別のベクトルで上手い、洋食系
がくぽ…和食はKAITOより上手いが他はからきし
MEIKO…出来るが普段はしない
レン…無難に食べれるモノを作るイメージ
グミ…お菓子作りとかは上手そう
〜壁〜
リン…殆ど焦がす、上達の余地は有る
ミク…爆発する
744名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:45:46 ID:glJ7cyGX
爆発吹いたww
745名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:51:09 ID:YEYP5uaV
レン「ブリオッシュなら得意さっ」
リン「とかいってまたいもけんぴかーーーーーっ!?」
746名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:56:03 ID:gtFAI7Dh
ルカはイギリス系料理が得意だと思うんだ

フィッシュアンドチップスうめぇwwww
747名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:03:50 ID:gtFAI7Dh
よく考えたらSONIKAやゼロG組全員イギリスっ子だ
748名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:05:41 ID:hsDhERhq
アンさんだけスウェーデンだっけ
なんか普通に家庭料理上手そうだ
749名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:13:13 ID:8Tl8AVct
「今日ハコノしゅーるすとれ…」
750名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:13:28 ID:PiS3lFwF
ミク「私だって得意料理くらいあるもん!」


ペヤングだばあああ
751名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:30:34 ID:DvNK4kEQ
イギリス組「ゆで卵超うめぇwww」
752名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 21:10:07 ID:BimtlkDJ
何のスレだよこれwww

このスレで食品ネタというと鬼ちk(ryさんの牡蠣以外何かあったっけ?
753名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 21:31:12 ID:lAaUp0zt
>>749
それはらめえええぇぇぇ
754名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 22:37:30 ID:SD3BpB/I
>>752
先生、コンチータネタは食品ネタに含まれますかー?
755名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 22:46:27 ID:BimtlkDJ
>>754
歌詞から来たネタでもおk
756名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 23:02:17 ID:5Wh65PD9
そして皆が「ボーカロイド食堂入り」タグ巡回にはいるのであった。
757名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 23:16:59 ID:gtFAI7Dh
チョコレイトバスタブ
生クリィムのシャボンの中で眠ってた

初音ミク 「もう決めた! ここで暮らす! 」
758名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 23:50:58 ID:fr8QfS+L
よろしい。ならばネギ抜きだ
759名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 02:10:02 ID:99Ghr+FY
インド☆カツカレーの展開も捨てがたい
760名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 07:16:14 ID:JR8l+0Bj
ウナギ使ったカイメイなかった?
761名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 08:17:43 ID:5z3dg1P1
めーちゃんが奥さんだったら絶対幸せだよなw
料理うまそうだし
つくしてくれそうだし
もろちん夜最高だと(ry
762名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 08:41:27 ID:eLhzm0TC
メイコさんが「苦労性の姉」にw
飲んだくれの駄目な人になるケースワークもあるけど、そっち担当はもう一人
いるからねぇw
763名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 09:53:01 ID:O9Rn51Fa
>>762
<●><●> <ヨンダカ?
764名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 10:23:07 ID:BCv0RO40
MEIKOがしっかり者の時はKAITOがアホ化して、逆にMEIKOがのんだくれのときはKAITOが主夫になるとか
そんなバランスがとりやすいのがいいかもね。
ルカとか、大人組が増えたことでフォロー役も増えているし。
年少組は気楽にお笑い担当になれるわけだ。
765名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 12:26:26 ID:wvs8xBuZ
>>763
(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)
(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)
(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)
(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)
(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)
766名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 16:52:00 ID:6zVA7L7q
やめろ調子のんな
ビビるやろが
767名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 17:12:16 ID:HA819pN7
迷子量産www
768名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 21:01:48 ID:P3c140wo
>>764
ボケとツッコミのバランスが肝心なんよ。
769名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 22:07:23 ID:cgIBXK/Y
ミクはなんで少し天然な不思議ちゃんが可愛いんだろ
770名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 09:32:53 ID:oY2yAiDd
びびった
771名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 13:20:23 ID:VXTlR75m
●>д<●
こう見えてちょっと可愛いと思ってしまった
772名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 15:14:49 ID:fR014gNL
>>771
かたつむりみたいに見えて最もこわくなった
773名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 15:18:23 ID:4Re+kGco
>>771
むしろ目が左右に飛び出してるように見えるんだが…
774名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 15:39:36 ID:RZR9hu1A
雑君保プのこと?
775名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 16:53:16 ID:5QvxmTwU
道満晴明は掃除中です
776名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 22:55:32 ID:SblMa46o
>>774
むしろ、インド人を右に
777名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 02:23:18 ID:stWmQB4B
>>774
ザンギュラのスーパーウリアッ上でw
778名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 07:56:03 ID:uVn+Qrmo
宇宙大帝ゴットンガマ
779名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 18:26:27 ID:stWmQB4B
雑君保プ先生ならKAITOとMEIKOを[ドルアーガの塔]に
出て来るバカップルと同様なネタで料理しそうだwww
(分からない方へ MEIKOにコキ使われるKAITO…ってあんまり変わらないかwww)
780名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 18:27:25 ID:vecJ3hFH
ネタが分からない俺はどうすればいいのだろうか
781名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 20:44:38 ID:HCJNxPDF
ossanどもに一撃をくれてやるような新感覚エロスをぶちまけるとよろしいかと
782名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 22:16:18 ID:BQDrzXi9
自分の世代のギャグが通じず、落ち込むめーちゃん
783名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 22:23:24 ID:Xq23RItA
こんなところでSOTと聞いて
784774:2009/09/14(月) 22:26:03 ID:igjunKgX
|-`)ノ やあ

|-`)< コミックRUSHに雑君保プ氏が掲載されていたよ
|-`)< 相変らずカッ飛ばした内容だったよ

|-`)< スレチだから、もうこの辺で

|≡サッ
785名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 08:46:40 ID:BGH6kezm
このさスレの誕生日ていつだろ
786名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 02:10:06 ID:sBQk5WAT
そんなことよりメイコの体重と身長が知りたい
787名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 07:33:42 ID:CfBX1mdJ
いやそれよりルカ様のスリーサイズをだな
788名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 07:44:36 ID:sBQk5WAT
ルカのがメイコより重そうだ
789名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 07:52:06 ID:OggW67F8
おっぱい的な意味で。
790名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 08:39:11 ID:6M/U3Ztq
>>786
そろそろこのスレも2周年だし
なにかやりたいから聞いてみたんだが知らないか?
791名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 09:33:50 ID:sBQk5WAT
1スレから居るけどわからぬ
792名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 11:00:28 ID:ZBgnbObo
1 :名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 23:07:57 ID:QRgeMaiw
話題沸騰中のボーカロイドでエロパロを書くスレです
設定なんかは公式で
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/

今はミクとMEIKOだけですが12月には第二弾がリリース予定です

荒らしはスルーしましょう




昨日だったよ!
793失恋しました(0/4) ◆32MjLHmIG2sm :2009/09/16(水) 11:35:54 ID:DM45AAhL
>>786
VOCALOID1エンジンの二人はCVシリーズじゃないから設定ないでしょ。
それだから個人設定出来て楽しいけど。

話題切ってスマソ
どうも、鬼t(ryです。
今回はカイメイ←GUMIで[マスターのお仕置き・続:禁断の3P?編]とリンクされてます。
タイトルは[失恋しました]。
それではお手柔らかに。
794失恋しました(1/4) ◆32MjLHmIG2sm :2009/09/16(水) 11:36:58 ID:DM45AAhL
インターネット組の家の縁側にて、あたしの兄貴分がくぽ兄さんが妙な事を尋ねた。
「GUMI殿、そなたもここへ来て大分慣れたであろう。その…カイト殿をどう思う?」
失恋しました。心中察してよね、兄さん。
 
やあ、メグッポイドGUMIちゃんだよ(キラッ☆ミ)
あたしもここへ来て、この環境に大分慣れたよ。
がくぽ兄さんを始め、クリプトン組の人達も皆優しくていい人。
とくに…カイトさんはとても優しい人。
「心配事や悩みがあったらいつでもおいで。相談にのるよ。」
インストールされたばかりで不安だったあたしにかけてくれた優しい言葉と
差し延べられた大きくて温かい手。
それに比べて兄さんは「神威がくぽだ、よろしく頼む。」って。侍とはいえ素っ気
なかったなぁ…おまけにこの後、真っ白フリーズして(他人の弱みでmsum参照)驚いたよ。
カイトさんは気さくであたしに声をかけてくれた。ミクちゃん達と一緒に発声練習を
させてくれたり、
マスターから初めて曲を戴き、上手に歌えた時は一緒になって喜んでくれた。
そして一番嬉しかったのはミクちゃんが兄さんに会いにきた時、二人の邪魔になりそう
だから外出したのはいいけれど、何処に行こうかと途方に暮れている時も声をかけてくれた。
「ミクに気を使わせてごめんね。いつでも家(うち)に上がりなよ。皆いるからさ。」
段々とカイトさんの優しさに心が惹かれていくのがわかった。
でもカイトさんにはメイコさんがいる。
あの二人はVOCALOID1エンジン同士。強い絆がある事にすぐ気付いた。いつも寄り添う
様にいる二人。あの二人は好き合っている。叶わぬ恋なんだと自覚していた…筈だった。
 
ある日の深夜、ネットサーフィンから帰ってくるとパソコンの外からカイトさんと
メイコさんが戻ってきたところだった。きっと歌を歌ってきたのだろう。
たけどメイコさん、カイトさんを腕を強引に引っ張っている?顔を真っ赤にして…
何かあったのかな?
795失恋しました(2/4) ◆32MjLHmIG2sm :2009/09/16(水) 11:39:33 ID:DM45AAhL
あたしはゲームフォルダの影に隠れ、二人の様子を伺った。
「メイコ、一体どうしたんだよ?」
引っ張られているカイトさんがメイコさんに尋ねた。
するとメイコさんはカイトさんに抱き着き…唇を重ねた。
「ん…」
カイトさんのくぐもった声。そしてカイトさんもメイコさんを抱きしめて、やがて
二人は舌を絡ませた。
そんな二人の姿にあたしの目は釘付けになってしまった。
―この恋は実らない。判っていたのに、割り切っていた筈なのに目の前に現実を
突き付けられ、胸の奥が、目の奥が痛かった。涙が溢れた。
カイトさん、あなたは卑怯なくらい優し過ぎます。見ているのは辛い筈なのに…
やがて二人は唇を離した。
「落ち着いた?」
カイトさんが声をかけた。勿論メイコさんに。その言葉に頷くメイコさん。
「カイト…あたし、ルカにカイト取られちゃうんじゃないかって…ミクやリンじゃあ、
こんな事なかったから…無我夢中で…」
な…何したのマスター?取られちゃうって……ルカさんと何かあったの?
頭がスポンジなあたしとは裏腹に、カイトさんは判った様だった。
「だから…思いきって…あたしが盗み飲みしたのが悪いのに…」
盗み飲みって…お酒かな?メイコさん、凄いお酒好きだし。…ていうか泣いてる?
「だったらもうマスターの酒を狙わない様にするんだよ、メイコ。」
そんなメイコさんを窘めるカイトさん。カイトさんの言うとおりだよメイコさん。
―うん、潔く諦めよう。やっと決心出来た。
本当、羨ましいよメイコさん。あなたの幸せを祈るよ、カイトさん。
あ、カイトさんがメイコさんを抱きしめた。いいなぁ…
「メイコ、卑怯なくらい可愛すぎだよ。今夜覚悟しろよ?優しくしないからな。」
…あたし見ちゃった、カイトさんの表情。まるで[子羊を弄ぶ狼]の様な笑みだった。
なんだろう、ちょっと退いたというか…カイトさんの本性を見てしまった…そんな気分。
メイコさんもまるで子猫みたい。頷いてる、って事は…
796失恋しました(3/4) ◆32MjLHmIG2sm :2009/09/16(水) 11:41:05 ID:DM45AAhL
うん、今めちゃめちゃ恥ずかしい妄想をしました。多分正解だと思う。顔が熱い。
メイコさんはきっとあたしが知らない[優しくないカイトさん]を知っているんだろうな。
なんだろう、あの仲睦まじい二人を見ているとこっちまで胸が温かくなる。それが
あの二人の魅力でもあり、強さなんだろう。
あたしの身体をデザインした漫画家さんの言葉で
[フォワードどバックアップは一心同体]
なんてあったけど、それ以上だよね。結婚しちゃいなよ二人とも。
やがて二人は寄り添って家へ帰っていくのをフォルダから頭を出して見送った。
正直まだ辛いけど、これでいい。これでいいの。
 
先程の時間に戻る。
「カイトさん?優しいし、余所のカイトさんと比べて珍しく男らしいと思うよ。」
何事もなかった様にさりげなく答えるあたしに兄さんは溜息をついて
「そうではない、その…」
「まさか恋愛対象?ないないっ、カイトさんメイコさんがいるしっ!」
手を振って否定を表す。うんうん、我ながらイイ演技。すると兄さんは
「…そうか。それなら構わぬが。」
と、涼しそうな表情であたしを見た。
「な、何よ兄さん…」
目を遭わせたのがヤバかった。
「嘘をつけぬ顔をしておる。健気だのうGUMI殿は。」
「う…」
もしかして見抜かれている?本当、読めないわこの人。
797失恋しました(4/4) ◆32MjLHmIG2sm :2009/09/16(水) 11:42:05 ID:DM45AAhL
以上、お目汚し失礼しました。

うちではミク→ちょっと大人しめ、リン→子供、ルカ→ロボな傍観者なのでGUMIに
やらせてみましたがいかがでしょうか。

最後まで読んでいただいてありがとうございました、それではまた。
798名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 12:38:07 ID:H0CkuF32
新作お待ちしておりました。
◆32MjLHmIG2smさんの作品大好きです。
799名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 21:21:58 ID:OCz8Obzx
800名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 21:36:57 ID:CWfSiA6R
>>785
お前すごいな
ドンピシャじゃん
801名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:15:59 ID:F6z0BtOb
GJ
お疲れ様
802名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 00:46:03 ID:ywW1IcxO
スレの誕生日とか気にしたことなかったわー
何か投下できればいいんだけどなー
803名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 05:53:37 ID:PetrXnjy
本スレみたいにこのスレのマスコットとかがいたらどんな感じなんだろう
804名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 07:17:02 ID:+fyfYGpv
本スレってどこ?
805名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 08:39:06 ID:SKSgmw6x
>>792
ありがとう
 
 
 
なにか書こうかな
806名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 20:17:18 ID:7AXiAIpF
ボーカロイドなので、歌を歌う以外の知能はほとんどなくて、どうせ私は
馬鹿で歌を歌わされるだけの慰み者なのよ、という自己否定な態度になちゃってる
のをはげますみたいな内容を希望。
807名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 23:03:17 ID:S+MFoeNW
いつだったか本スレたんが誕生した時に触手系マスコットが生まれかけたのも今は良き思ひ出
808名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 23:24:29 ID:sV0dEEZt
えろスレでマスコットなんか作ろうもんなら大変なことになると思うw
809名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 23:27:45 ID:8d9jBMMt
それじゃあ試しに作ってみないか?w
810名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 00:01:44 ID:PetrXnjy
えろスレたんか…


ふぅ…
811名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 00:51:49 ID:DN4zPmj7
略したらエロタンね・・・エロタン・・・


8次元絵師・・・だと・・・
812名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 04:41:40 ID:vW4UerSR
阿久女イクのノリになりそうな予感がw
813名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 08:11:16 ID:uRUu6pvc
いらないよ
814名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 08:42:38 ID:YnA5mG2F
絵炉音パロ
 
とりあえず仮の名前
815名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:52:35 ID:JBGGeGHP
次スレには持ち込まないでくださいね
816名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 04:31:51 ID:+iChtFRT
何を?
817名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 04:44:16 ID:GUSLfx3Q
マスコットの話じゃね
てかもう次スレの季節か
818KAITOの迷子更正奮闘記(小ネタ:2009/09/20(日) 10:51:02 ID:jCf7th9C
やあ、僕だよKAITOだよ。
最近仕事(ケフィアを搾乳されながら搾乳もするバイト)が忙しくて迷KOの相手をしていなかったんだ。
だから久しぶりにいろえろしようと思う。

「おーい、迷KOただいま」

「あ、おかえりなさいKAITO」

今出迎えてくれた可愛い声の娘が迷MKOだよ。
ちょっと個性的な目をしているんだ。

(<●>д<●>)

そう、なんかエジプトとかの遺跡にありそうな目なんだよ。

(<●>д<●>)(<●>д<●>)

「ん?」

おかしいな、迷KOが二重になって見える。
僕は目をこすってもう一回よく見てみた。

(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)

3人・・・だと?

(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)

「増wえwるwなw」

僕はこれ以上増えないように迷KOの頭を叩いた。

(<●>д<●((⊂(´・ω・`;)

「ハァハァ、怖かった」

「サケクレ」

「え?」

「サケヨコセ」

元に戻ってる・・・だと?
819名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 13:30:08 ID:7tTjJpU1
だだスベリじゃないですか
820名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 16:58:31 ID:jCf7th9C
ところで次スレについてなんだけどテンプレどうしようか?
前々から話題に上がってたけど
>>3以外にめぐぽのネタも追加したほうが良いんかな。
821名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 20:59:35 ID:SWXuRXCf
>>818
カイトが構わなかった為、寂しさのあまり酒に頼った結果、元に戻ったんですね。
822名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 21:49:00 ID:Cmlt814p
>>820
グミの持ち物なんだっけ?
823名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 21:54:12 ID:e/D9wFfS
確か鉄アレイ>持ち物
824名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 22:46:23 ID:aXbmWflH
あとニンジンですな
825名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 22:46:59 ID:FMyV45tQ
あとニンジンも
826名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 23:12:26 ID:IE8qM3Dk
>>818
迷KOで吹いたw
827名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 23:29:57 ID:Cmlt814p
>>823-825
サンクス

※500Kが近付いたら>>1000近くなても新スレを!!
鉄アレイの如く重くなって落ちちゃいます


とりあえず即興で考えてみた
828名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 23:33:06 ID:v6eVe31k
>>827
採用
829名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 11:14:51 ID:X/rZ73/h
亜種ボカロ投下したいんだけど、20KBくらいあって容量がぎりぎりっぽいんだ
次スレ待って投下したほうがいいかな?
830名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 11:27:10 ID:VPxR7MdD
危ないなら次スレに回した方がいいと思うよ
途中で切れるのは見づらいし
831名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 11:39:49 ID:X/rZ73/h
>>830
サンクス。そうする
832名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 12:37:22 ID:yocNdP8I
次スレ建てるとき気をつけてね。

【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ12【ボーカロイド】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248066967/

慌ててスレ番号間違えてすまん。
次次スレ立てるときは14でお願いします orz
833名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 12:50:59 ID:yocNdP8I
次スレのテンプレはこんな感じかな?

ネギをかじりつつ科学の限界を超えて生み出されたVOCALOID。
そんなVOCALOIDのキャラでエロパロ妄想。

■ワンカップ片手にsage進行推薦
■荒らしはアイスを食べながら冷やかにスルー
■荒らしを相手にするあなたはアナルネギで解熱
■荒らしも荒らしに反応するやつも腹切れ貴様ら!
■それでもダメなら専用ブラウザでNG設定を。ロードローラーだっ
■非公式キャラ(弱音ハク、亞北ネルetc)や
  偏った趣向を含むのSSについては注意書きを
  801はスレ内に不和が生じやすいので特に注意。男女男女交互に並べ
■セウトはもちろん、セーフの非エロSSもあり
■純粋に萌えを語るのもよし
■気に入らないカップリングでも文句は自重、タコのごとき柔軟さでスルーせよ。
■ ※500Kが近付いたら>>1000近くなくても新スレを!!
鉄アレイの如く重くなって落ちちゃいます



>>2
のやつを適当に選んだから投票とかで決めるべきかもしれないけど一応仮ってことで
834名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 10:06:10 ID:poLri4+d
>>833
それでいいと思う
835名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 14:46:52 ID:FDCI9QSF
>>833
採用

じゃあそろそろ次スレか
836melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/09/22(火) 19:19:52 ID:HsLPd11H
続きを書き込みたいんだけど、
500kb制限ってのなあに?
このまま書き込んでもダイジョーブかな?
どなたか教えてください。
837名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 20:22:43 ID:QE9PHJJ5
kbはレスの文章量が溜まるごとに蓄積される
500kbで限界。スレが落ちる、要するに「腹ん中がパンパンだぜ」状態になり書き込めなくなる
いまが472kbぐらいだから小ネタ程度なら収まるだろうけど、長編なら次スレ建ててそっちでやるのをお勧めします。
838melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/09/22(火) 21:53:37 ID:HsLPd11H
>>837
どうもありがとう。
次スレが建つのを待ちます。

もう一つ質問なんだけど、
その500kb制限の数値は、
どこを見たらわかるのかな?
当方ギコナビ専ブラ使ってます。
839名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 21:58:07 ID:Rh5z6sAf
>>838
ギコは昔使ってたけど忘れたなぁ。見れたと思うけど。
専ブラのスレで聞いてくださいな。
840名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 22:31:16 ID:JcVs2Q00
ギコナビなら右下に出てるお
841名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 00:15:49 ID:u2LIubqy
「長ネギでインフルエンザが治る」小学生女児の下半身に、長ネギを挿した内科医逮捕
   http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/yasai/1223375038/
842名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 02:00:54 ID:BngmgoDH
read.cgi/yasai/1223375038/
~~~~~
↑………
843名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 02:02:09 ID:BngmgoDH
ずれちった。野菜板……苦い思い出が
844melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/09/23(水) 06:39:07 ID:uz0047Hq
>>840
おお!こんなところに表示が…
注意力散漫でした。
ありがとうございました。
845melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/09/23(水) 19:30:11 ID:uz0047Hq
次スレを立てさせていただきました。
至らない点は、補完をお願いします。

次スレ
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ14【ボーカロイド】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253701589/l50
846名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 20:49:54 ID:olqD0eLn
新スレ乙
847名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 00:18:28 ID:SdZnMnTn
>>845
神威乙ぽ
848名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 01:34:47 ID:s7tSMffv
ルカ「英語でりんごはappleよ。さあrepeat aftar me」
ミク「あっぽー」
リン「おっぼー」
レン「カイトのあっほー」
メイコ「アップル」
カイト「ワッフルー」

がくぽ「林檎」
グミ「えーぴーぴーえるいー」
849名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 01:41:30 ID:kyl0FaMt
そこでさっそうとソニカさんが
850名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 06:28:09 ID:pyyNF4uy
ソニカ「ぱいなぽー」
851名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 09:11:35 ID:o0UlauIn
なんか変なツボに入ったw
852名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 09:16:47 ID:jBT3Z4mY
「ぽっぴっぽー」
853名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 10:35:59 ID:ArHPb49A
>>848
単語聞いただけでスペルが言えるGUMIさんがある意味一番大物だな
854名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 10:58:28 ID:fQ7nIrx7
なんでか、メイコの胸に顔うずめて幸せそうなカイトを幻視した>ワッフル
855名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 17:14:52 ID:ygqiGJmi
>>854
残念、それはレオンのケツだ
856名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 18:07:14 ID:Clc1srDh
MEIKOとがくぽが頑なすぎるwww
857名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 18:10:25 ID:NXrqZdBE
こういうの大好きだww
858名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 01:24:44 ID:wt7wTZp9
保管庫の僕とミクって続くってあったんですけど、続編出たんですかね?
かなり笑いました。
というか、実体持ってやってくる系の話面白いのがおおいなあ。
他のマンガとかのパロだと自分がでてくるのはあまり良いと思えるのがないんだけど。
859名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 01:45:08 ID:fJw8wiC8
感想タイムか
860名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 03:00:17 ID:pMJe5FHV
>>858
肉Pの話だとすれば多分完結してる。
ミクが600万くらいする話なら作者が放置している。
まぁ俺なんだが……
861名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 08:57:16 ID:Khrf6UMT
>>860
肉Pのはハクとなんやかんやある感じで終わったような気がするんだが
862※亜種・UTAU注意報:2009/09/25(金) 20:49:48 ID:QwQCQJoo
※亜種・UTAU注意報
※NGワード→欲音ルコ









新スレも立ったので埋めついでに投下
前にルコルカ書いた者です
また欲音ルコ×巡音ルカのデレデレもの。エロまで長い。前のとは関係ない

↓その他注意
・12歳×20歳
・ふたなり
863欲音ルコ×巡音ルカ1/7:2009/09/25(金) 20:52:08 ID:QwQCQJoo
 出くわしたのはアレだった。
 紙のように白くて、大きな胸の、ピンク色な、モノホンCV03。
 巡音ルカと初めて会った時、欲音ルコは逃げた。背中を向けて一目散に逃げた。

 欲音ルコはCV03を騙った過去がある。偽物のCV03としてルコは生まれた。
 という訳で顔を会わせにくい。
 腕のナンバーが65になった今もどんな顔で会えばいいか分からない。
「ま、会わなきゃいい話だよな」
 VOCALOIDとUTAU、そもそもが縁薄だ。会ったら会ったで避ける。
 という訳で避けた。まかり間違って顔を合わせたものの、これきりの縁だろう。

 と、思ったのに。
 その邂逅以来。どういう訳か。ルコは外出の度、CV03にばったり会うようになった。

「あ」
「あ」
 昼下がりの散歩中ふらっと入った通りに彼女がいた。今日で9回目の巡り会い。さすがに彼女も、ルコの姿に反応する。
 回れ右をしてルコは来た道を歩き出した。
 別に走って逃げることはないよなと、前の8回で学んだ。鬼ごっこしてんじゃねえし、と。
 が、その日はどういう訳か
「あの」
 「クール」な声が誰かを呼んだ。俺じゃないのは間違いない。そう思いながら大股で歩く。
「すみません。あの」
 早足な足音がやって来る。ルコも早足になる。
「待ってください!」
 焦った声、呼ばれてる奴返事してやれよ。とうとう後ろの足音が走り出す。それを聞いてルコも地面を蹴った。
――鬼ごっこしてんじゃねえっつの! 俺が何したってんだコノヤロー!
「ルコ! お願いです!」
 ……足が止まったのは、名前を呼ばれたからじゃない。
 名前を呼ばれて、つい、振り返って、追いかけて来る彼女があまりにも、
――足、おっせえええ!?
 あまりにも遠くでとろとろしているから、つい、立ち止まってしまった。
 振り切るのが可哀相なくらい足が遅い。
 ルコがスーツで彼女がドレスだからとか、男(だいたい男)と女とか、色々差し引いても、遅い。
「なぜ私から逃げるんです」
 やっと追いついたルカはルコの隣に立った。
 小さいなあと思った。ルコから見ればだいたいの人が小さいのだが、身長差以上に。
 本物のCV03と言う肩書に感じていた威圧を、目の前のルカから感じなかった。
 ただやっぱり。元偽物としては、ルカにじっと見上げられるのは居心地が悪い。
「お話しませんか」
 は?
 不思議な語を彼女が口にした気がする。無表情な唇でルカは続けた。
「ルコ。私はあなたと話がしたいんです」
 淡々とルカはお願いしてくる。
「やはり、嫌ですか」
「いや……ヤダって訳じゃねーけど」
 ふと、ルカの無感情な頬に温かみが差した。
 そしてほっとしたように呟いて、その呟きでルコはお話しない訳にいかなくなった。
「やっと、あなたの声が聞けた」
864欲音ルコ×巡音ルカ2/7:2009/09/25(金) 20:53:15 ID:QwQCQJoo
「改めて、巡音ルカです」
「え、あ、欲音ルコです」
 どっかの家の誰かの部屋(もちろんルカが住む家で彼女の部屋だ)で、テーブルを挟んで自己紹介する。
 テーブルには紅茶と、何とコーヒー納豆。驚くルコに、お好きですよね? とルカが首を傾げた。
「大好きだけど、何で、えっと、君が……」
「ルカ、と呼び捨てで構いません」
 それから少し言いにくそうに、
「ルコのことを調べた時に興味を持ったんです。でも私の口には合わなくて」
 それの残りと言うことか。どうもルコの好物は、ルコ以外にその素晴らしさを理解されない。
 と言うか。
「俺のこと調べたんだ」
「はい。インターネットで調べました」
「……何で?」
「インターネットです」
 そうじゃなくて。
「頻繁に顔を合わせるのに毎回逃げられるので、その訳を知りたかったのです」
「……ああ、そお」
「あなたはとても目立つ容姿をしていますからすぐに分かりました」
 確かに、2m近い身長に中性的童顔とDカップは目立つ。
「それから赤と青のオッドアイ。とても素敵ですね」
 ルカの言葉は淡々としている分だけ妙にストレートで、受け止めると扱いに困ってしまう。
「ルコ、教えてください。なぜあなたは私を避けたんですか」
「そりゃ、俺はルカの元偽物だったでしょ? だから、あんま近づかねえほうがいいかなって」
 ルカが3度首を傾げた。
「分からない」
 途端ルカの顔が近づき、手袋をしていない左手を白い両手に包まれる。
「ルコ、私はあなたと仲良くなりたいです。ですから私はあなたに私を避けて欲しくありません」
「はっ!? え、えぇー?」
「あなたが私を避けていた理由は、私達が仲良くなるのに重大な障害になりますか?」
 顔が近い鼻が近い目が近い。目が反らせない。何かいい匂いする。そーいやルカは、流香とも書くんだっけ。
 じゃ、なくて。
「いや、その、本物と偽物が仲良しっつーのはさ」
 ルカがゆっくり首を振った。
「あなたは私の偽物ではなくて欲音ルコでしょう?」
 それに、と彼女の右手がルコの左腕に延びた。ナンバリングされた65が、細い指でなぞられる。
「私達は同じ存在です。VOCALOIDもUTAUも、同じ歌う存在です」
 正直、何だか分からん。
「あの、ルカ、さ。そんなに俺と仲良くなりたいの?」
「はい」
「……何で?」
 何でよりによって巡音ルカが。この世で一番仲良くなれないと思ってた、CV03が。
「仲良くしたいと思うのに理由が必要でしょうか」
「いや、まーそう言われるとな」
 会った瞬間罵倒されるんじゃないかと思ってた。それだけの理由が自分にはあると思っていたから。
 だから、仲良くして欲しいと言われているこの状況は、素直に嬉しかった。
「……まー、仲良くしてみる?」
「はい、よろしくお願いします!」
「いや、こちらこそよろしく」

 一度避けるのを止めて近づいてみれば、それからはとんとん拍子だった。
 電話やメールは毎日だし、よく二人で遊びに行くようになる。
 気づくとルコはルカが大好きになっていて、それからは性格設定「デレデレ」の本領発揮だった。

 が、ルコがデレデレするにつれ、ルカの表情に陰りが生まれる。真っ白な顔が時々暗くなる。
 どうしたのと聞いてみたものの、彼女が嘘下手なことを知っただけだった。
865欲音ルコ×巡音ルカ3/7:2009/09/25(金) 20:54:17 ID:QwQCQJoo
 その日、ギャンブルを覚えたいと言うルカのために競馬場に来た。
 えらい人手にルカはきょろきょろする。世間慣れしていなさそうなルカと、超長身で女にしては体格のいいルコ。
 見ようによっては、お忍びのお嬢様とおつきのボディガードっぽいかもしれない。
「エンダーーーーーーーイヤーーーーーー!!!!!」
「ルコ?」
 ひとしきり歌ったところで馬券の買い方やなんやをルカに教える。
「ルコはこういうところによく来るのですか?」
「テトに連れて来てもらうかな。俺一応12歳だし、さすがに一人でこういうとこ来んのはやべーし」
 ふとルカが、またあの陰りを見せる。
「ルカ?」
「あ……すみません」

 結果は大した当たりも外れもなく。ルカは勝ち負け以上に、競馬場の一種異様な興奮を楽しんだようだった。
 この後どうしようか? そんな話になって、ルカが家に来ないかと提案する。ルコはあっさり頷いた。
「先に、家にいる人にルコが来ることを伝えておきますね」
 そうルカは携帯を取り出した。薄い携帯だが、ルカは両手で持って耳に当てる。
 しばらくしてルカは1mmくらい眉を顰めた。もう少し待っていて下さい、とかけ直す。
「MEIKO、あの。あ、はい」
 しばらくルカは、はい、はいと繰り返して、分かりましたと通話を終えた。
「どうしましょうか。今日は誰も家にいないみたいで……」
「ん? 別によくね?」

 ルカの家のルカの部屋で、いつぞやのようにテーブルを挟んで向かい合う。無言で。
「……」
「……ルカ」
「はい」
「二人きりだね」
 ルカがクール通り越してフリーズした。
「や、冗談じょーだん。言ってみたかっただけ」
 解凍した。その後は適当に世間話したり、出されるままルカ手製のコーヒー納豆を頂戴したりする。
「お代わりを持ってきましょうか」
「うん。……あのさールカ」
「はい」
「今更だけど敬語やめよーよ」
「え、は」
「はい禁止」
「え」
「うん」
「う、うん」
「うん」
 そうして、台所へ向かったルカの帰りがやたら遅い。何だろう? とルコがうつらうつらし始めた頃、戻ってきた。
 ルカの持つトレイには、コーヒー納豆とやたら豪華なケーキが乗っていた。
「……」
「……嫌いだった?」
「いや、そうじゃなくて」
「ルコが敬語禁止って言ってくれたのが、嬉しくて、つい」
「つい、買ってきちゃったの?」
「うん。……ごめんなさい」

 腹が膨れて、さっきまでうつらうつらしていたこともあって、ルコの瞼が重くなる。
「欲音ルコはよく寝る子だものね。少し寝る?」
「んー、悪いちょっと寝させてー」
 ルカが床に正座して、ぽんと膝を叩いたのでルコはそこに頭を置く。
 ……あまりにも自然にルカが膝を差し出したから、何か、つい。しかし動揺する前に、ルコはぱたんと眠ってしまった。
866欲音ルコ×巡音ルカ4/7:2009/09/25(金) 20:55:10 ID:QwQCQJoo
 目を開けると、真っ赤なルカの顔。よく見たら窓からの横陽に染まっているだけだ。肌が白すぎて、過剰に赤を映しているのだ。
 おお、すげーと思ってまじまじと見ていると、目が合った。彼女がほんの少し困った顔をしていたのに気づく。
「おはよ」
「ルコったら、ちょっと眠りすぎよ」
 確かに。外の真っ赤な空を見るに、たっぷり三時間は寝た計算になる。欲音ルコの名に相応しい眠り振りだった。
 それでも二本の枕から離れ難くて頭を揺らすと、ルカがひっと軽く声を上げた。
「んー? ルカ」
 起き上がって、胡座でルカと向き合う。
「ずっと俺に膝枕してたから足痺れた?」
「うん」
「ふーん」
 ルカの太股を鷲掴みしてみた。
「きゃあ!?」
 突然敏感な足を掴まれて喉から悲鳴を上げた。今度はセルフで赤面して、クールなイメージ台なしだ。
「……ルカ、今すっごく面白いよ」
「いや、ルコ嫌あっ!」
 大きくのけ反って後ずさろうとした。そんな自分の動きにもダメージを受けて、高く声を上げている。
「逃げんな逃げんな!」
 腰を掴んで無理矢理胡座の上に寝かせた。余計な抵抗ができないように左手同士を絡めて、彼女の頭の上で拘束。
「ルコお願いやめて。私、こんな、我慢できない」
 ルカが、足が痺れて泣きそうになっている。ルコの膝で仰向けのまま動きを封じられて、かすかに震えている。
「ルカごめん、俺も我慢できない」
 悪ガキ根性丸出しのにやにやが止まらない。白い手袋をした右手を、ゆっくり細い足に滑らせる。
「だっ駄目! やめて、嫌っ、いやあああああああ!」
 それから、ルカの足から痺れが取れるまでの間、ルコは彼女に地獄を見せた。少女のようにきゃあきゃあ叫ぶルカがとにかく面白すぎた。
 途中からルカのストッキングだかニーハイだかを脱がし、自分の手袋も外して生肌を直接刺激する。
 痺れが取た頃には、弄りすぎで白い足がうっすら赤くなっていた。息も絶え絶えな彼女の頬が、髪と同じくらいピンク色だ。
「ルカ、かっわいーの」
 つい笑みが漏れた。
 それがルカにはどんな顔に見えたか、ほうっと彼女はルコに見惚れる。自覚する分に相当嫌らしい笑いだった気がしたが、まあ、いいや。
「ルコは酷い」
 よくなかった。
「あー。ちょっとやりすぎたか、な?」
「そうじゃないの。私がルコを好きなことを治そうとしているのに、ルコが余計に好きになるようなことばかりするから」
「そっかあそりゃ確かに酷いな。ところでルカ」
「うん?」
「それって治すモノ?」
 ルカが、「上を見上げたら隕石が落ちてました」みたいな顔をする。
「俺もルカのこと好きだよ?」
「え。いえ、あの、違うの。私の好きはその好きじゃないの」
「あのなールカ、俺そこまでガキじゃねえんだけど。この場でその好き以外にどの好きがあるのさ」
「人間だったら、小学生と大人だもの。犯罪だわ」
「俺とルカ人間じゃねえし。12歳と20歳てただの設定だしさ、どうでもよくね」
 あ、泣きそうだ。さっきから珍しいルカが見れっぱなしだ。
「私、すごく悩んだのよ」
「ほうほう」
「一目惚れだったの。多分。初めてルコを見た時から気になってしかたなくて。あなたが女じゃないって分かった時は本当に嬉しくなった」
 でも、と俯く。
「ルコは私より8歳も年下の子供で」
「誰がガキだコノヤロ」
 右手でルカの左頬を引っ張ってやる。
「私、ルコのこと好きでいいのかしら」
「いいよ」
 あ、泣いた。
867欲音ルコ×巡音ルカ5/7:2009/09/25(金) 20:55:41 ID:QwQCQJoo
「ごめんなさいルコ」
「何だと」
 左手の拘束を解くと、ルカはルコの胸に肩を預けた。涙を零したばかりの目で見上げられる。
「私やっぱりまだ不安なの。だから、ルコが子供じゃないことを教えて欲しい」
 ちらっと覗く耳が髪のピンクより赤い。
「……え? 俺誘われてる?」
 うん、とルカが頷いた。恥ずかしげに眉が下がっている。
「私を、抱いて」
 囁くような音量でお願いされる。

 あー、何か前もこんなことあったな。
 あれだ。「お話しませんか」って誘われた時に「あなたの声が聞けた」って嬉しそうに呟かれて、それでほいほいお願い聞いちゃったんだ。
 何この兵器。女は耳で恋をするとかそういう都市伝説だが俺の10%の女分を利用して攻めてんのか卑怯だ。

「悪いけど、ルカ」
 両肩を掴んでひっぺがして、きょとんとしたルカの鼻にぎりぎりまで自分の鼻を寄せる。
「服は自分で脱いでくれ。俺、女の服の脱がし方が分かるほど大人じゃない!」
 笑われた。すっごい優しく笑われた。
「やだもう。ルコったら、そんなに顔真っ赤にして」
 真っ赤なルカの笑顔が近づく。そして青い目が閉じて、キスされていた。
 唇から伝わる異常に気持ち良い柔らかさが額の裏の思考をぶっ飛ばして、後頭部から何か出た。
 いつか感じたいい匂いが自分の口の中から香る。ぬるりと温かい舌が入っていた。
 唇から舌のつけ根までルカに味を知られ、それと同時に彼女を味わう。ルカが音を立てる度に、うっとり瞼を閉じる彼女の前髪が揺れる。
 ……されっぱなしでどうする、俺。
「ん……ルカ」
 口を離すと寂しそうに見つめられる。
「ほら、服脱いで。キスならしてやるから」
 ルカがうんと言う前にルコはやり返してやる。

 熱を孕む肌がルコの前に晒された。夕方過ぎの薄闇にルカの白容が滲む。
 でかい。
 想像はしていたが、30cm以上の身長差から見下ろすと、すごいのがよく分かる。
 ルコ自身そりゃでかいが、ルカの巨乳もそれはそれは、だ。弾けそうな真ん丸に、桃色の頂きが乗っている。
 これをルコは好きにする権利があるのだ。縛って挟んで汚してルカが泣いても知らんぷりする権利がある。
 唾を飲んだついで、片手でネクタイを締めたら「ルコも脱いで」と、拗ね気味に解かれた。ネクタイを解く間も腕に合わせて一々揺れている。
 手が伸びた。
「あっ」
 指が吸いつく錯覚を覚えるほど柔らかで、顔を近づければ一層彼女の匂いが甘美に香る。
 興奮に尖る頂をくっと弄ると、唇が白い歯を覗かせた。
「ルコ、私も」
 ルカの手にルコの服が肌蹴られる。と、ルカの首が3度傾いて、上目にルコを見上げた。
「ルコ、あなた下着を着けていなかったのね」
「ああ、うん。だってブラなんてきつくてやってらんねえよ」
「駄目よ。おん」
 駄目よ女の子なのだから。そう言おうとした口が半端に止まる。
 しばらく逡巡した後、
「こんなに綺麗で大きいのだから、ちゃんとしなければ駄目よ」
 剥き出しとなったルコの乳房に軽く口づけた。
 ルコの乳房は唇に柔らかく食まれ、吸われた頂を舌に転がされた。空いたもう片方も(ルコにすれば)とても小さな手に嬲られる。
 堪らなくてルカの肩を抱くと、そのままルカが覆いかぶさってきて、床に裸の背がついた。
868欲音ルコ×巡音ルカ6/7:2009/09/25(金) 20:56:05 ID:QwQCQJoo
 見下ろしてくる彼女は、影に妙に妖しい気がする。
「こんまま、ルカが最後までやってくれんの?」
 鼻をつままれた。
「ルコを教えてくれるんでしょう」
 気持ちむくれたような声ににやりとして、目の前に降っている乳房に吸いついた。
 眼前いっぱいに降っているルカの乳房を弄びつつ、右手で尻肉をいやらしく掴み、後ろから指でルカの秘唇をそろそろ撫でる。
 一本、しっとりした割れ目に指先を進めるとルカが揺れた。
「あっ、ああ……」
 ちゅぱちゅぱと牛馬の仔のように下から乳首を食らい、ルカの濡れる女を徐々に深く擽る。体を支えるルカの腕が震えた。
 両腕で彼女の秘部を広げ、溢れる液をかき出して、敏感な女芯を擦りつける。
 耐えられずにルカはに肘をつく。ルコの顔は豊乳に柔らかく埋もれた。
「ぶ」
 一面の巨乳と匂い。幸せなようで、息が、呼吸が。つい愛撫が止まってしまうと、ルカが胸を上下させ深呼吸した。
「ちょっとタイムタイム」
 ルカの下から這い出して、ぽいと下を脱ぎ捨てる。うつ伏せる彼女に今度はルコが覆いかぶさると、あ、と小さく声を上げた。
「ルカやらしーの」
 床に零れる髪を撫で、耳に囁く。ふるっと肩が揺れた。
「何? やらしーって言われただけで感じたの?」
「ルコ」
「んー?」
「いじめないでちょうだい」
 顔を覗くと、涙目だった。いやちょっとそんな20歳が12歳みたいな仕種してもされても。ていうかルカだし巡音ルカだし。
「ドS変態百合女王様なんじゃねーのクールでミステリアスなルカはどこ行った」
「そんなことを言われても」
 ほんの少し、人間には分からないほど少し眉根を寄せて困っている。こっちがサドりたくなるわ。
「ルコ、あたってるわ」
「上が? 下が?」
「上も下も」
「あててんのよっ」
 にやっと、ほとんど耳にキスする形で囁くと、また小さく身じろぎした。ルカの股の、柔らかな場所へ先を当てる。

 所詮キャラクター。性器は所有者の男を、女を満足させるサービス機能だ。幼い設定のルコでさえ、どう動くか知っている。
 しかし意思が加われば、立派にそこから恥辱も快楽も得られる。結局使用する分にはなんら人間と変わりない。

「あああああっ!」
 後ろからの挿入にルカは喘ぐ。
「やっ、ルコ待って!」
「何だよっ」
 待たないけど聞く。
「こんなあ! ルコが、こんな、おっきいなんて思ってっ、思ってなくて!」
「んだと、この、ガキだと思って!」
 興奮が妙なところに届き、ルコは笑いながら剛直でルカの最奥を一息に叩く。
「くぁっ、ああっ」
 苦し気なルカに反し、粘液溢れる女穴は貪欲にルコを飲み込んだ。
 そのままルコは容赦の欠片もなくルカをえぐる。ルカの背が仰け反り、喉から聞いたこともない声を出す。
 一見後ろから乱暴に犯され、髪を振り乱して悲痛に悲鳴を上げるようにも見えた。
 だが、激しく内をかき乱すルコの肉棒にルカの膣壁はしっかりと絡みつく。
 股間に集まった熱い物が今にも弾けそうだ。
「ルコっ、いいの! いいのおっ!」
「いいのっ、だけじゃなく、どおして欲しいか、言ってみろよっ」
 はしたなく腰をくねらすルカに、一層強く打ちつける。
「あんっ! おっ奥にっ! ルコが欲しいのっ、ルコをちょうだあいっ!」
 機能同士の行為が淫猥な熱を生み、ルコは熱に浮かれるままルカを割って奥を突く。紅潮するルカの、その目は恍惚と輝いていた。
 ルコに悦ばされる女の体は、きゅうと締まってルコを悦ばす。無慈悲なまで執拗なルコの攻めは、そのまま性感となって跳ね返る。
 互いに内腿は愛液に濡れ、ぐちゃぐちゃと混ざり合った。がくがくと尻を突き出している彼女の腿が揺れる。
「ルコ、来るっ、ああ、私もう、いくうっ!」
「俺も、出るっ」
「うん、うんっ! ルコをいっぱい、私にちょうだいっ!」
 ルカが欲するまま、ルコは中に全て出した。何度もルカの最奥に熱い液を打つ。
 そこから感じる至福に震えながら、ルカも最後のルコの貫きに脳まで犯されて絶頂を迎えた。
869欲音ルコ×巡音ルカ7/7:2009/09/25(金) 20:57:11 ID:QwQCQJoo
 乱れた息のままルコがルカから自身を引き抜くと、丸い尻を揺らしてルカの腰がぺたんと崩れた。
 ルカの横にルコも肘をついて横たわる。ルカは床を滑ってルコの胸に顔を埋めた。
 ぽやっと溶けたままの青い目が向く。もう大分部屋の中は暗くなっていたが、ルカの白さと青さとピンクさは変わらない。
「ルコ」
「うん?」
「……もっと」

 夜も深まる頃にはルコもルカも精魂を搾り出してしまっていた。
 かろうじてルカの部屋で寝る体勢をとった時には、二人ともぐったりと沈みそうで、さっさと床につく。
「ルカー、一緒に寝ようよ」
「ルコと私が一緒に寝られるほど、私のベッドは大きくないわ」
 それでも無理矢理体を押し込むと、どうにか納まる。
「ルコ、あなた寝返りを打ったりしない?」
「へーきへーき」
 ルカを腕に抱きながらルコは笑った。と、笑みを消してそう言えば、と呟く。
「いっこ言い忘れてた」
「何?」
「決めゼリフ」
 真っ暗な中でも彼女がきょとんとしたのが伝わる。
「いちおー、決めの台詞なんだよな。これ言わねえと締まらねーの」
 くすくすと、とルカが笑いだす。当然決め台詞を知っているのだ。
 使いどころの難しすぎる、ルコの決め台詞。
「うん。聞かせて」
 ぎゅっと身を寄せられた。それじゃ、とルコは勿体つけて咳払いをして
「白米より麦飯だろコノヤロー!」
 二人だけの家で、部屋で、ベッドで、あえて大きな声で言い切る。
 ルカはぷっと吹き出した。顔を寄せ合い、微笑みを交わす。
「おやすみー」
「おやすみなさい」

 翌日。うっかり家に連絡し忘れて無断外泊してたルコは、姉貴分のツンデレキメラにすごく怒られた。
870名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 20:58:29 ID:QwQCQJoo
以上。ルコ跡地ルコルカtop絵の威力は異常←言い訳
871名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 15:54:17 ID:Tyvh7j+u
GJ!!
872名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 17:13:06 ID:FFqNLl0z
ルコって見たことないな
どっかで見れる?
873名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 19:54:43 ID:ApLaP/de
跡地ってどこ?
874名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 21:04:52 ID:/41unpkj
875名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 23:01:33 ID:3If/xeIq
なるほど、こりゃ納得
876名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 03:52:51 ID:NeMr33Ar
877名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 01:39:38 ID:Ju+elzMn
>>859
> 感想タイムか
感想って実は大事じゃね?
878名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 03:07:02 ID:bTI7NV6E
ルカと純情マスター待ってます!
879名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 06:54:06 ID:SpRNw7FU
>>877
すごく大事。読んでくれた人、感想くれた人ありがとう
原曲のステキさを改めて実感しました

過去スレだと暗黒街シリーズが大好きです。そして埋め
880名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 07:54:09 ID:xG49kDmK
鬼畜の人の作品いつも好きです
881名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 08:06:19 ID:cGCezP59
ルコルカGJでした!
エロいルカさんがたまらんのう

次スレでも神ラッシュ期待してる
882名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 12:14:32 ID:11vHk5Rl
妄想でGOシリーズが好きだなぁ
883名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 13:19:11 ID:T9vfDe4B
マスター絡みはだいたい好きだな
男ボカロにはない個性がつけられるし
884名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 14:24:46 ID:BUcW41dm
媚薬や熱帯夜書いた人のカイメイが好き
シリアスなのもゾクッとするくらいセンス感じて好きだけど、良ければ久々に上に書いた2つみたいな甘甘なのが読みたいです
885名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 02:10:51 ID:gwbm2YCe
「がんばれがくぽ」の人の話好きなんだぜ
あと、ちっちゃいメイコも続きを楽しみにしてる

現スレだと、後はカイルカの「おもちゃ」も好みの外道ぶりだったな
886名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 03:54:36 ID:EcYUbJqb
水着ネタのカイメイはどっちも好き。
片方の人はトリップなんか気にせずにバンバン書き込んで欲しい。
887名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 04:22:37 ID:HDHUoU7u
誕生日近い時期にスレが建ったからがくみくが豊作で大歓喜じゃった
鬼畜の人も水着ネタもカイメイGJでした。メイコかわいすぎてたまらん
埋め
888名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 06:57:44 ID:4YUyKLnX
ネタが無い……
故に埋めきれない
889名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 09:12:32 ID:Ka/LqzOE
オリキャラって良くわからないのが多い。知ってるでしょ、と前提で出されちゃうと。
簡単でいいから説明的なのがSSの中に欲しいなあ。

あとVocaloidが実体を持って現れる、というのがお約束としてあるが、なぜそうなった
のか、というのをSF的考察をいれてお話にしてくれるのも見たい。保管庫みても
そういうのはないよね?
890名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 14:53:01 ID:kOADrHaF
実体を持つSSが多いのはやっぱ実体がなきゃやれないからだろう
パソコン内にいる女性ボカロに自慰を命令してモニター越しに眺めるマスターってのもありだとは思うけどな
891名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 16:47:32 ID:+wbmTW2Z
マスターが情報生命体になってだな
892名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 17:26:11 ID:DWorcAOA
エロ小説に何を求めてんだw
893名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 18:18:32 ID:W2lk82if
>889
あんまり壮大だとサイトでやれっていわれんじゃね?
所詮はエロパロスレだしな

パソコンの中から嫁が出てきた系は捨てがたいがw
894名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 18:38:08 ID:QmYDiuFg
がくぽがウィッシュな人のキャラたちのノリが好き
あの人はおもしろいだけじゃなくメイコがエロいww

あとアウレウスの人のカイミクが好きだ
895名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 19:32:36 ID:EcYUbJqb
あれもう満了?
896名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 19:33:34 ID:EcYUbJqb
ごめん!500kbって書いてたからもう書き込めないかと思ったら書けたwww
897名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 19:36:22 ID:HDHUoU7u
次スレの神降臨を願いましてー
898名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 20:09:55 ID:+wbmTW2Z
ネギでG
ネギでG
899名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 21:37:35 ID:IQjwl2Pg
500kB!
900fusi­anasan
こんどこそ 500kB!
                                       
                                       
次スレ
                                         
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ14【ボーカロイド】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253701589/l50