卓上ゲームエロパロ総合スレ30

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1名無しさん@ピンキー
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卓上ゲームエロパロ総合スレ29
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【調教SLG】eraシリーズを語るスレ15【サークル獏】
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2名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:19:17 ID:AWTIOiVJ
卓上ぬるぽ総合スレ
3名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:26:58 ID:t+Lu2Wn1
>>1乙
4名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 00:15:38 ID:UmeR/cxf
>>1
フェリタニアに来てピアニィ姫をファックしていいぞ
5名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 00:23:29 ID:wiyP25Ai
乙とかいらない、そんなものより前スレ852早く投下しろやい
6二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/16(木) 00:54:05 ID:Vq5C28AL
ああ、立ってた。
>>1

>>5
待たせてすまない。もう1本書いてから落そうかな〜と考えてた。

というわけで、『らいか陵辱』の続きを投下。
激しく痛々しい陵辱物なので、そういうのが嫌いな人はNG推奨です。
7らいか陵辱:2009/07/16(木) 00:55:31 ID:Vq5C28AL
桜川本邸の地下、冷たい石造りの部屋に、らいかは監禁されていた。
部屋の中は鎖や磔台、三角木馬などの拷問具が揃った調教部屋だった。
裏切り者の拷問や、高級娼婦の調教、特殊なAVの撮影などに使用される部屋なのだ。
らいかはその部屋の中央に拘束具を付けられ磔にされていた。
黒い革製の拘束具は、らいかの四肢を締め上げ、性器を強調するように曝け出していた。
脚は折り曲げ太股と脹脛を1つに締め上げ、腕も同様に上腕と前腕が1つに締め上げられている。
目元も同じく革製のアイマスクで覆われ視界は完全に奪われている。
口にはボールギャグを嵌められ、軽く呼吸をすることだけが出来た。
剥き出しになった乳首とクリトリスにはピアスが嵌められ、それぞれ小さなローターが取り付けられている。
前の穴には極太のバイブが、後ろの穴にはアナルビーズがそれぞれ挿入されていた。

 * * * * * * * *

らいかは組長達に犯された後、この地下拷問部屋に移されて組員達に犯されつづけていた。
梅林組の幹部達は、らいかが佳代子にした仕打ちを口々に罵りながら、らいかを嬲った。
どうやら佳代子はかなり慕われていたらしい。
学業成績は優秀、腹違いの妹に刺されても耐え、組の未来を案じて人質となった。梅林組からすれば救世主だ。
その佳代子を奴隷同然に扱ったらいかは恨まれても自業自得だった。

一方、桜川組の者がらいかを丁重に扱ったかといえば否だ。むしろ梅林組よりも辛辣だった。
なにしろ格下に見ていた梅林組と同列扱い、いや組長が佳代子になるので、今後は格下扱いされかねない。
その原因はらいかなのだ。男達は口々に罵りながららいかを犯していった。
らいかを慕う者達も少数居たが、それは桜川の姫として慕っていたか、らいかの強さに惹かれていた者達だ。
らいかに直接恩がある幹部の恩田のような者もいるが、その恩田にしても組長には逆らえない。
受けた恩も付き合いの長さもらいかとは比べ物にならないのだ。
更に多くの者にとって、敗者となり後継ぎの地位を追われたらいかはただの女に過ぎない。
いや、かつては高嶺の花だった女が、極上の餌となり目の前に転がり込んできたのだ。
となれば遠慮する必要はないとばかりに、欲望を剥き出しにして犯した。
中でもらいかのお抱え運転手だったヤスは、こき使われた鬱憤を晴らすというよりも、らいかの体に執着していた。
「お嬢にとってあっしは道端の石ころみたいなもんだったんでしょうけど、
 これだけいい女の裸を見せ付けられて……あっしがどれだけ我慢したかわかりやすか?」
らいかは外で変身する際にも、周囲の人目をまったく気にしなかった。
平気で変身解除し全裸のまま愛車へ戻ってくる。その一部始終をヤスは見せ付けられていたのだ。
「お嬢の裸を一番見てきた男はあっしでさぁ……」
溜まった鬱憤というよりも、お預けを食らっていた性欲の捌け口を晴らすべく、
ヤスは犯す順番を終えた後にも何度もらいかを犯しに来た。

性的な暴行だけならまだしも、直接的な暴行を加える者も多かった。
拷問部屋にはSM器具も多く用意されており、そういった性癖の者も居たため利用されたが、多く場合はウサ晴らしだ。
特に女衆は性的暴行に限界があるだけに、直接的暴行が多かった。
逆さ釣りにしてムチで叩くのはまだ生易しい方で、バットで散々殴った後に膣穴に太い方を突っ込んだり、腹が丸々と膨れ上がるまで浣腸した挙句に脱糞するところを皆で鑑賞したりした。
特に酷いのは父の愛人の一人で、ドスを持ち出してらいかを幾度も斬りつけた上、熱した焼きごてを性器に使用した。
いずれも、らいかが悪魔憑きであったから耐えられ回復することが出来たが、常人なら即死するか再起不能の大怪我だった。
8らいか陵辱:2009/07/16(木) 00:56:38 ID:Vq5C28AL
らいかにとって、これらの肉体的拷問はもちろん苦しかった。
何度も死を覚悟し、決意も虚しく諦めようと思ったことも幾度もあった。
しかし、本当に苦しいのは肉体よりもむしろ精神の方だった。
らいかにとって輪姦は二度目だが、前回と条件が違った。
薬が使われておらず、らいか本来の体調、意識がハッキリしたままで犯されねばならなかったのだ。
そしてなにより言葉が通じる、罵倒の言葉や命令の内容が理解できることが辛かった。
イタリアでマフィア達に嬲られたときは、姿形も相まって言語の通じぬ異生物に襲われたようなものにしか感じなかったが、
今は人として人の意志に犯されるのだ。
罵倒の言葉に怒りと恥を覚え、命令の言葉に従属せねばならない。
どれだけ罵倒され暴力をふるわれ、それに逆らおうが最後には従わざるを得ない。
更に相手のほとんどが顔見知りである。それも格下に見ていた部下達なのだ。
しかも開発された身体は性的刺激にはしっかりと反応してしまう。
普段は罵りながら命令していた相手に、逆に性奴隷として扱われ、屈辱を味わいながらも何度もイかされてしまうのだ。
この輪姦劇はらいかの地位とプライドをどん底にまで引き摺り落とした。

本来らいかが拒めば、悪魔憑きの肉体最適化は薬の影響や痛みによる刺激などは取り除くよう再最適化が行われるはずだった。
だが、らいかの意志は『罰を受け入れる』ものだった。
痛みに心は反発し、身体から沸きあがる快楽を否定するが、変身して障害を排除することを拒む。
ブラックギアスの呪いと、この処置を受け入れる組長命令の遵守という、らいか自身の受け入れる意志により、
らいかの体内の悪魔寄生体は『宿主が痛みを性的快感へと変換する肉体を欲している』と錯覚させられていた。
肉体と精神を痛めつけられながらも、薬で条件付けされた体は快感を引きずり出される。
らいかはそれに逆らう意志を見せるが、結局逆らうことなく従い続ける。
セックスとは痛く、苦しく、そしてそれが快楽であると、それが正常な状態だと身体と体内の悪魔寄生体に刻み込まれる。
一度、薬と最適化により痛みも快楽へと変換するよう条件付けられた身体は、薬抜きでもそのまま淫乱なマゾの身体へと最適化を進めていった。
何時までも反抗的な態度を続けるが、罵倒の言葉で股が濡れ、男根の臭いで興奮し、精液を胎内に注がれるたびに絶頂に達する。
犯せば犯すほど、嬲れば嬲るほど、らいかの身体は反応が良くなっていった。
らいかの身体と精神は、次第に嬲られれば嬲られるほど感じる淫乱ドMへと改造されていった。

 * * * * * * * *

「首尾はどうかしら?」
佳代子が地下室を訪れ、らいかの様子を窺った。相手は桜川組付きの調教師だ。
モリオンとショーテルの二重悪魔憑きで、らいかを調教しながら衝動と体調を管理していた。
「今は寝てやす。身体のほうはもうすっかり出来上がってます。」
「そう。」
らいかには適度の睡眠と大量の食事が与えられている。衝動と体力の回復のためだ。
佳代子はらいかの調教に幾つか注文をつけていた。
性的に嬲るのは当然だが、大事なのは『らいかの心が折れないようにする』ことだった。
佳代子の目的はらいかをいたぶり続けることだ。らいかには何時までも反抗心を持ちつづけてもらわねばならない。
その為に、地獄の底に一筋の光を差し、敵わぬ最後の希望を見せ続けるのだ。
「起こしなさい。」
「へい。」
調教師が手元のスイッチを入れると、大人しかったらいかの身体がビクンッ!と痙攣を起こす。
股間に挿入されたバイブが激しく動き、乳首と淫核へ付けられたローターが振動している。
「ふぅっ……んっ! ふぅっ! ふぅっ!」
らいかの意識が覚醒すると同時に喘ぎだした。ボールギャグの隙間から激しい息遣いが漏れる。
「顔を見せなさい。」
佳代子の指示でアイマスクとボールギャグが外される。涙と涎に汚れているが、らいかの端整な顔が顕になった。
先日までは自信に溢れた瞳はとろりと色っぽく澱んでおり、口からは涎と共に甘い吐息を出していた。
美少女だが我が侭な子供っぽかった顔立ちが変化し、妖艶ともいえる色気を出すようになっていた。
顔だけでなく身体つきもより男好きするように、胸も尻も大きくなりくびれが強調するよう変化していた。
9らいか陵辱:2009/07/16(木) 00:57:12 ID:Vq5C28AL
「ご機嫌いかがかしら? らいかさん。随分とお楽しみのようですね。」
「…………」
らいかはうな垂れたまま答えなかった。まだ目の前にいるのが佳代子であると気づいてないようだ。
「あら、無視するなんて酷いじゃない。底辺の気分はどうかしら? と聞いているのよ?」
「……か……よ…こぉ…」
らいかの目に光が灯った。
「いいザマね。あんなに息巻いていたのに、もう逆らう気力も無くしちゃったのかしら?
 今なら泣きながら土下座して、私の足を舐めて、こう言えば許してあげるわよ。
 『佳代子様に逆らったらいかが馬鹿でした。この雌犬をお許しくださいませ。』ってね。」
らいかはのろのろと頭を上げて佳代子を澱んだ眼で睨み上げた。
 ぷっ!
らいかの口から勢いよくツバが飛び、佳代子の顔に命中した。白く濁った唾液が頬を汚す。
「……そう、じゃあ仕方ないわね。お前の立場を教えてあげるわ。」
佳代子は頬についた汚れを拭い、らいかを磔台から降ろすよう命じた。
両手両足が締め上げられているため、地面に倒れ伏すしかなかった。
尻穴からアナルビーズが抜き取られ、代わりに犬の尻尾付きディルドーが挿入された。
「さあ、散歩に行くわよ。雌犬らいか。」
佳代子は首輪につけた鎖を引っ張り、らいかを犬のように部屋の外へと連れ出した。
四肢を拘束されたらいかは、肘と膝を使って四つん這いのまま、まるで犬のように歩かねばならなかった。
歩くだけでも苦しい体勢だが、佳代子に首を引っ張られて引き摺られて、転がるようについて行った。

連れて行かれた先は番犬小屋だった。桜川邸の庭を守るドーベルマン達の小屋だ。
らいかも時折、庭で下っ端組員を追い掛け回させて遊んだことがある。
「……あんた……まさかっ!?」
流石のらいかも驚かざるを得なかった。
悪党でも悪魔憑きでも、どちらにせよ相手は人間だった。口惜しいが性の相手として認めることは出来る。
らいかにとって犬は畜生だ。生理的嫌悪どころではない。本能的に受け入れる相手ではなかった。
「もちろん、そのまさかよ。お前は桜川組の最下級構成員だといったでしょう?
 お前は本宅の庭を守る番犬様よりも劣る雌犬なのよ!」
無慈悲な罵倒を投げかけ、じゃらりと鎖を引き、柱につなぎとめる。尻尾を残し挿入されていたバイブ類が取り除かれた。
「えさに薬を混ぜておいたから、大変なことになっているはずよ。お犬様を頑張ってお慰みさしあげなさい。」
 ガウッガウッガウッ!
調教師に牽かれた犬たちが、突き出されたらいかの尻めがけて我先にと襲い掛かった。
「い、いやぁーーっ!!」
悲鳴をあげるらいかを無視して、人の物ではない肉茎がらいかの膣へと突き刺さった。
続いて一匹がらいかの口へ獣臭いペニスを突っ込む。
「むぐぅーっ!!」
他にも数匹が、らいかをバックから犯す犬を退けようと伸し掛かる。
時折垂れたおっぱいを舐めたり甘噛みする犬もいた。
尻に取り付きヘコヘコと腰を振っていた一匹が反転し、長い射精を開始する。
その一匹が終わったと思えば、また別の犬が取り付く。
まさに犬による輪姦だった。相手をするらいかは、抵抗することも出来なかった。
視界の隅に佳代子がいた。リツも、組長も、組員達も皆、笑いながらこの獣姦ショーを見ていた。
(ちくしょう……ちくしょう……っ!)
頭の中で憎しみの言葉を繰り返す。その言葉どおり、今のらいかは畜生以下の存在だった。
10二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/16(木) 00:59:13 ID:Vq5C28AL
以上、デモパラ極道☆キラリから、らいか陵辱の続きでした。

これだけだと暗いんで、前回の予告どおり明るい方も書いてました。
途中まで投下します。

コロローナ姉妹の『コロシアム・夜の部』
11二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/16(木) 00:59:55 ID:Vq5C28AL
コロシアム・夜の部。
成年のみ鑑賞可能の、子供には見せられない試合を行う興業だ。
日が暮れたコロシアム内部には魔法の明りが灯され、昼のような明るさになっている。
入場したコロローナ姉妹は、眩しいスポットライトに照らされ、歓声を浴びていた。

夜の部の条件は破格だった。コロローナ姉妹が出るだけで出場料がもらえるのだ。
その代わり男がついてくると逆に金を取られることになっていた。
試合に勝つためにユーノスとドルを連れて行くことも考えたが、先日の試合に敗けたため
出来る限り出費は押さえねばならなかった。
今回の試合は勝っても負けても前回の負け分を取り戻せるぐらいの収入が見込めるので、男達には応援してもらうことになった。

「さあ、本日夜の部デビューとなった、コロローナ姉妹の入場です!」
サントスの掛け声に導かれコロシアムへと脚を進める。
フレアは先日と同じ黒の下着姿だった。
体中に書かれていた宣伝ペイントは腕や装備に少し残っている程度で、フレアの健康的なスベスベの肌が白く輝いていた。
堂々とした姉の後ろに隠れるように立っているセレネは、先日のパンチラローブを着ておらず、姉とおそろいの白い下着姿だった。
白と黒に彩られた双子の姉妹の下着姿に会場内の観客達から歓声があがった。
セレネはグラディエーターの姉と違い、下着姿で表へ出たことなど無かった。もちろん男達に見られたことなどない。
この格好で出ろと言われた時、違約金を払ってでも拒もうと考えたのだが、
「えへへ〜、セレネちゃん、おそろいだね〜」
という姉の一言で、つい引き受けてしまったのだ。
フレアとおそろいの衣装で試合に出る。恥ずかしいが、姉と自分の繋がりを皆に披露するような気分になれた。

あれこれ考えているうちに対戦相手が入場してきた。
どんな相手かと思いきや、以前戦った3人組のデッドマンズだった。
「へっへっへぇ〜、お嬢ちゃん達。今日は楽しませてもらうぜぇ」
「以前の借りはキッチリ返させてもらうぜ。」
「あれ? お金貸してましたっけ?」
「姉さん、そういう意味じゃないよ。」
挑発してきたがフレアの天然には通じなかった。
以前は4人で戦い勝利した相手に、今度は2人で挑まねばならない。
それだけでもハンデがキツイが、2人はあれから経験を積みレベルアップしている。
2人で頑張ればなんとかなるだろう、とセレネは考えていた。
12二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/16(木) 01:00:43 ID:Vq5C28AL
選手の紹介が終わるとサントスが観客達に試合の解説を行っていた。
「この試合は、マスカラ・コントラ・マスカラで行いますっ!!」
「「オオーーッ!!」」
観客達が沸きあがる。
「マラカス・コントラバス?」
コロローナ姉妹には専門用語が通じなかった。音楽用語だろうか?
サントスが続けて解説する。
「マスカラ・コントラ・マスカラ……すなわち覆面剥ぎデスマッチです!
 各チームの覆面が全て剥がされた時点で敗北となります。」
「「イエーーッ!!」」
再び観客が沸きあがった。
「マスク剥ぎデスマッチ?」
デッドマンズの3人は全員おそろいのドクロを模したマスクをつけているが、
コロローナ姉妹の方はマスクなど用意していない。
「この試合は3対2の変則マッチとなっていますが、公正を規すためにマスクの数は3対4となっています。」
コロローナ姉妹は4枚のマスクを用意されるようだ。
セレネが恐る恐るサントスに尋ねる。
「サントスさん、私たちのマスクってまさか……」
「その通りですっ! フレアさん、セレネさんのマスクは、上下の大事なところを隠しているマスクとなりますっ!!」
「「ヒャッハーーッ!!」」
その宣言と共に会場が今までで最高潮に盛り上がった。
この試合はマスク剥ぎデスマッチではない。下着剥ぎデスマッチだったのだ。

流石のフレアも人前で裸になるのは恥ずかしいのか、緊張しているのがわかる。
「ね、姉さん……」
自身の恐怖と姉への心配で声をかけてしまった。
「大丈夫だよ、セレネちゃんは私が守るからねっ」
最初に狙われるのは当然前衛に立つフレアだろう。
にも関わらず気丈にも姉は自分を守ると言ってくれるのだ。
「姉さんを辱めさせたりなんかさせないわっ!」
姉だけは守る。セレネは覚悟を決めた。
「うんっ、一緒に頑張ろうねっ!」
フレアの笑顔は、セレネにとって何物にも変えがたい財産だった。
13二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/16(木) 01:01:15 ID:Vq5C28AL
この試合は先日のトラップ埋伏マッチと同じく、特別なリングの上で戦うことになっていた。
リングの上は一面『プヨジェリー』で埋め尽くされていた。
柔らかくプヨプヨな床はとても歩き辛く、しかも更にその上はヌルヌルと油のような液体で濡れて『滑る床』となっていた。
歩くだけでも転びそうで敵とエンゲージするにも一苦労だ。
両チームお互い慎重に一歩一歩進んでいく。
フレアが隣のスクエアに進むと『吸引破砕機』のトラップが発動した。高かったラウンドシールドが飲み込まれていった。
「セレネちゃん、ここは来ないほうがいいよ。」
「うん。」
トラップは発動したまま残っていた。侵入するたびにアイテムを破壊する仕掛けのようだ。
おそらくマスク剥ぎ用のトラップなのだろう。
フレアとセレネは別ルートを進まざるを得なくなった。
デッドマンズはチュウが一歩一歩確実に歩を進めるなか、ダイが毎回転倒してショウに怒られていた。
「あっ!」「セレネちゃん!?」
魔法でデッドマンズを転倒させようとしたセレネが滑る床で転んでしまった。
「大丈夫よ姉さん。床が柔らかいから痛くもなんともないわ。」
ヌルヌルする床で体中がベッタリ濡れてしまった。
慎重に立ち上がると、観客達から歓声があがった。
「見えたっ!」「透けてるぞー!」
「えっ!?」
セレネの下着は白なため、濡れると内側が透けて見えてしまったのだ。
ぐっしょり濡れた下着はピッタリと肌に張り付き、薄い生地の下の肌色がわかるぐらい透けていた。
ブラジャーは厚手の生地を使っているから乳首が見えるようなことはないが、パンティの生地は薄く、
お尻から股間の割れ目までしっかり確認できた。
「い、いやぁっ!」
思わず両手で身体を隠してしゃがみ込んでしまう。
「セレネちゃんっ!?」
フレアが慌てて声をかける。
「おおっと、油断は禁物だぜ。」
そうこうしているうちに、お互いの前衛がエンゲージする距離に辿り付いた。
チュウがフレアに鉄の爪を振りかざす。狙いはブラジャーだ。
「まずは一枚いただきぃ!」
鉄の爪がフレアの胸元へと斬りつけた。
「姉さんっ!」
セレネが慌てて《プロテクション》を飛ばすが、ブラジャーは切り裂かれていた。
「へっへっへぇ、可愛いおっぱいとご対面……なにぃ!?」
切り裂かれたはずのブラジャーはフレアの胸を包み込んだままだった。
グラディエーターとして鍛えられたフレアの肌は、セレネの《プロテクション》と共に守られていたが、
ブラジャーはその生地を切り裂かれ、フレアのおっぱいを曝け出すはずだった。
だが、未だそのカップは丸々と乳房を包み込んだまま健在だった。
「ばかなっ、なぜだ!?」
「ふっふっふっ、女性下着を甘くみましたね。」
よくみると、切り裂かれた布地の下から光る金属らしきものが覗いていた。
「女性冒険者の友、ランジェリー・セクシィのブラジャーは総ミスリルワイヤー入り。
 どんな激しい運動でも型崩れしませんっ! エネミーの攻撃にもこの通りっ!」
宣伝だった。ワコール脅威の技術力。硬い下着など男のチュウにはちょっとしたカルチャーショックだった。
「ば、馬鹿な……それではそのおっぱいは寄せて上げての偽乳だというのか!?」
「寄せて上げるのは偽乳じゃありませんっ! 形を美しく保つ努力ですっ!」
フレアの台詞に会場の数少ない女性観客から喝采が上がった。
「今度はこちらの番ですっ! めーんっ!!」
フレアのブロードソードの一撃がチュウの仮面を叩き割った。まずは一枚だ。
14二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/16(木) 01:01:46 ID:Vq5C28AL
「チュウ、仇は取るぞっ!」
ダイがやっと転倒せずにショーを投げることに成功した。
言葉とは裏腹に、狙いはセレネだった。
「セレネちゃんっ!」
「ケーケケケー!!」
身軽なショーは空中をクルクル回転しながらセレネに襲い掛かってきた。
元々回避力が低く、両手で身体を画しているセレネが攻撃をかわすことなどできるわけもない。
切り裂かれる痛みに耐えようと身体を固めるが、不思議と攻撃は来なかった。
「ケッケッケッ、チュウが斬れなかったミスリル製のワイヤーを俺が斬るのは難しかろう。
 だが、俺さまは突破口を思いついたのだー!」
ショーはセレネの頭の上を通り過ぎると、背後に降り立った。
「うりゃ。」
ポチッ ぽよんっ
ショーが指先でホックを外すと、締め付けられていたブラがおっぱいの弾力で弾き飛ばされ、セレネのおっぱいが丸出しになった。
セレネは敵の姿が見えず、どこに行ったかわからずキョロキョロ探して混乱しているうちに、おっぱいが丸出しにされていた。
「……きゃぁ〜〜っ!!!」
慌てて胸を隠してしゃがみ込む。だが、数秒の間晒しつづけたおっぱいは会場の皆に見られてしまっただろう。
セレネは恥ずかしさで泣き出しそうになってしまった。
「けけけっ! ブラジャーゲットだぜ!」
背後から近づいたショーがブラジャーに手をかけセレネから抜き取り、高々と掲げ上げた。
「「うおおおおーーーー!!!!」」
会場を震わすほどの歓声が沸きあがった。
脱がされるならまずフレアの方だろうという大方の予想に反してセレネが先ず脱がされたのだ。
普段から何枚も着込んでいるセレネがおっぱい丸出しの濡れたスケスケパンティ一枚で右往左往する姿が会場に晒されたのだ。
会場の男達は口々にショーを称える声をあげ、セレネを囃し立てていた。

「セレネちゃんっ! 今助けにっ!」
「おっと、どこへ行くんだい? お嬢ちゃん。」
セレネ達のスクエアへ移動しようとしたフレアに、背後からチュウが襲い掛かってきた。
「あ、あなたは仮面を割って倒したはずですっ!」
「勘違いするなよ。全員仮面を割られたら負けになるだけで、割られた奴が戦闘不能になるわけじゃないんだぜ?」
「そ、そういえばっ」
言われてみればその通りだった。
「受けろっ! 《ハリケーンブロウ》!」
フレアを溶岩に叩き込んだ因縁の技だった。
吹き飛ばされたフレアはセレネから遠ざけられてしまった。
「姉さんっ!」「大丈夫よセレネちゃんっ! これで離脱する必要がなくなったわ。」
とはいえ、プヨジェリーの影響で1歩ずつしか歩けないことに変わりは無かった。
フレアは飛ばされた先のスクエアから移動しようとした時、
 カチッ
という音を聞いた。
ブシューッ!! ズドドドドッ!!
『鉄砲水』だった。噴出した高圧水流がフレアに命中して押し流していく。
「お姉ちゃ〜ん!!」「きゃぁ〜!」
姉妹はますます引き離されてしまった。
散々な目にあったフレアだが、押し流された先にはダイが居た。
これはチャンスだった。2枚目のマスクを剥ぎ取れば一気に勝利に近づくのだ。
「えーいっ!」
飛び上がって斬りかかる。仮面を叩き割ることに成功した。
「やった!」
喜ぶフレアだが、着地の瞬間に隙が出来てしまった。その隙をダイは見逃さなかった。
「ふんっ!」「あっ!」
ダイはフレアに掴みかかり、そのまま抱え上げると放り投げてしまったのだ。
「あ〜れ〜!」
投げ出された先は『吸引破砕機』があるスクエアだった。
フレアに残された装備はブロードソードと上下の下着のみだった。
下着を取られると負けに近づくが、ブロードソードを取られれば今後の戦闘に勝ち目はない。
フレアは吸引口に吸い込まれていくブラジャーを眺めているしかなかった。
15二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/16(木) 01:03:05 ID:Vq5C28AL
とりあえず今日はここまで。
続きは明日投下できたらいいなぁ〜

ではでは。ノシ
16名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 03:54:28 ID:WBiIpXiN
賢いなぁ、犬……
17名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 05:48:15 ID:INtAvY6A
悪魔憑きなんじゃね?
18名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 05:55:41 ID:XwGQNB/e
カオスガーデンやきくたけモンスターみたいに喋ったら俺は作者氏に敬意を払うっっ!w
19名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 20:57:33 ID:K4zo4uRt
era板ni
eraTRPGスレが出来ました。
以後そこにアップされる最新版だけDLしていれば一々era本スレを覗きにいかなくてよいかも。

そこに要望や意見、感想など書いていただければと思います。

20名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 21:32:47 ID:K4zo4uRt
21名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 23:56:47 ID:DWXkKJpi
リプレイとかフラゲしてきたけど、ここで話すとしたらいつ解禁なんだっけ?
22名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 00:08:53 ID:XVqwVkoj
>>21
20日の深夜24時ってのが相場?
正式発売日に買って読んだら、購入前にネタバレ食らわない
23名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 00:24:04 ID:YWqiIm8/
>>22
今月の富士見は発売日18日だから
今日の深夜24時でOKでしょ
24名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 00:40:26 ID:70N5Il6v
>23
22の内容だと明日の24時になるんじゃ?
25名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 01:20:51 ID:XC4ZgKgE
個人的には、地方の分も考えて+2〜3日欲しいところだけどなー…
26二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/17(金) 01:36:58 ID:bGWti66N
その辺を考えた上での発売日24時基準なのですよ。>ラノベ板ルール。

先日の続き投下〜
>>14
27二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/17(金) 01:38:03 ID:bGWti66N
姉妹そろってトップレスになったため、会場は引き続き熱狂に包まれていた。
二人ともあと一枚で全裸になってしまうため、恥ずかしそうに腕で胸を隠していた。
対するデッドマンズの方は、あとショーのマスク1枚だけだった。
各自最後の一枚を賭けて、戦いは最終局面へと盛り上がっていった。

「おっと、まだ俺さまの行動がまだ残ってるんだぜ?」
「え? キャアッ!」
待機していたショーが動き出す。セレネは攻撃を防ごうと《プロテクション》を張るが手痛いダメージを受けてしまった。
セレネはもうフラフラだ。セレネもフレアもダメージの蓄積が大きい。ギルドスキルの《蘇生》を使用して全快する。
続いて再びショーがセレネに斬りかかり大ダメージを与える。下着のみで防御力0の今の姉妹にはシーフの攻撃でも辛かった。
「これで終わりだっ!」
更に姉妹より早くチュウが動き、隣のスクエアから移動してトドメとばかりにセレネに《バッシュ》を放つ。
敵のメインアタッカーの攻撃に、残ったフェイトを全てつぎ込んだ《プロテクション》も虚しく、セレネは戦闘不能になった。
「よ〜し、チェックメイトだ。」
気絶したセレネをショーが抱え込む。
背中から伸ばした手が、セレネのおっぱいを揉み、もう片手がパンティの紐へと伸びていた。
「ま、待って! やめてえー!」
フレアは剣を構えて突撃した。転びそうになりながらも必死に駆け寄り、ショーのマスクへと最後の一撃をくわえようとした。
「甘いな。」
剣が仮面を割る寸前、チュウが《カバーリング》で割り込んできた。この男はウォリアー/モンクなのだ。
チュウは有り余るHPでフレアの攻撃を受けきる。背後からはダイがノシノシと近づいてきた。
ショーのマスクを割るにはチュウを倒さねばならない。そのためにはあと何回攻撃し、敵の攻撃を回避しなければならないのだろう?
フレアにはこの一撃が果てしなく遠く思えた。楽天的なフレアも、既に絶対絶命のピンチだと感じていた。

「なあ、フレアさんよ。妹さんが脱がされるのは嫌かい?」
「え?」
「俺らも別に勝ちに拘ってるわけじゃねえ。お前さんの態度次第じゃ、勝ちを譲ってやってもいいんだぜ?」
ショーが自分の仮面をコンコンと叩きながら話し掛けてくる。
「どうすればいいんですか?」
交渉というより、フレアにとっては『なんかいい話が出てきた』と楽天的な考えから話を聞く気になってきた。
「なに、大したことじゃねえ。こないだキノコにやってたことを、俺らにもやって欲しいだけよ。」
「キノコ?」
キノコといえば先日ここで宣伝したマッスルームさんだ。
「お前のそのおっぱいと口で、俺らの股間のキノコをパフパフペロペロしてもらおうって言ってるんだよ。」
チュウがズボンを下ろし股間のキノコを見せつけた。観客達からブーイングが飛んだ。
「きゃあっ!」
フレアは思わず目を逸らした。男性の股間など子供の頃に風呂場で見た父親のもの以来だ。
天然で恥じらいが足りないフレアにしても流石にそれが恥ずかしいことだとはわかっていた。
「やらねえなら、こっちのセレネちゃんをオモチャにするしかねえな。」
ショーは気絶したセレネの脚を割り開くと、パンティの横の紐に指を伸ばして引っ張った。
二人が履いているのは着脱が楽なヒモパンだった。片側の紐がハラリと解け、セレネの際どいラインが顔を覗かせる。
ショーの手が、もう片方の紐へと伸びた。
「ま、待ってください! やりますっ! だからセレネちゃんだけはっ!」
セレネはフレアが守ると約束したのだ。男達の言う事を聞けば、セレネを助けられた上で勝ちまでくれるという。
フレアが我慢すれば済むのなら安いものだった。
28二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/17(金) 01:38:37 ID:bGWti66N
観客達の歓声に包まれて、フレアは剣を棄ててチュウとダイの前に跪いていた。
ショーはセレネを抱きかかえて、胸の感触を楽しんでいた。
「あ、あの……セレネちゃんに悪戯しないでください。」
「あん? 妹さんは脱がさねえだけで、おっぱい揉むのは別の話だぜ?」
「わ、私のおっぱい揉んでいいですからっ!」
その言葉に観客達が沸く。ショーは分かってると言わんばかりに観客達に手を挙げ押さえ込む。
「じゃあ、まずはフェラから頑張ってもらおう。」
チュウが勃起した肉棒を突き出す。
「フェラ?」
「キノコを舐めたりしゃぶったりするやつだ。」
「ああ、あれですね。」
確かに目の前の男のペニスは、先日舐めたマッスルームにそっくりだ。
あの時は単なる宣伝だと思っていたが、ひょっとしてこの行為を真似ていたのだろうか? と今更フレアは気づいていた。
男のキノコを手にとり、先日のように舐め上げる。ちょっと臭いがキツい。
「プロテインは要らないんですか?」
あの時は白い粘液がまぶしてあった。
「そいつはこれから出すんだ。」
「はあ。」
わけもわからずパクリと咥え込む。
先日のように、大事なものを扱うように、丁寧に舐めて、窄めて、扱きあげる。
「噛むんじゃねーぞ?」
最後はキノコを食べる予定だったが、どうやらそれはやらないでいいらしい。
「俺の方も頼む。」
横からフレアの腕ほどもある肉の棒が突きつけられる。こんなものどうすればいいのだろう?
「まずは扱け。」
両手に一本ずつ肉棒を持ち、扱きながら交互にペロペロと舐めていく。
「じゃあ、俺さまはこっちだ。」
背後に回ったショーが、フレアのおっぱいを揉み出した。
「ふわぁっ! く、くすぐったいですっ!」
フィルボルの小さな手には余る大きな乳房がぷにぷにと揉まれる。
フレアは胸を揉まれ慣れていた。セレネと一緒に風呂に入ると、たまに胸を揉んでくることがあるのだ。
それは気持ちのいいマッサージであり姉妹のスキンシップと思い、フレアは楽しんでいた。
ゴツゴツしているが妹よりも小さな手が胸をマッサージし、フレアの緊張をほぐしていく。
フレアは胸を揉まれて感じ始めていたが、それが性的興奮だということを未だ知らなかった。
「ああ〜、気持ちいいですね〜。」
裸の胸を衆目に晒しているのは恥ずかしいが、揉まれるうちに気持ちよくなって段々どうでもよくなってきた。
「じゃあ、こいつはどうだ?」
「ひゃんっ!」
乳首をつままれた。フレアの背筋に今までにない感覚が走った。
「どうだ? 気持ちいいか?」
「はいっ、気持ちいいですっ……」
セレネちゃんに揉まれるのも気持ちいいけど、男の人に揉まれるのはまた別の気持ちよさがあった。
ちょっと強引で力強いが、極所を的確に攻めてくるのだ。
「おいおい、自分ばかり気持ちよくなってんじゃねーよ。こっちも忘れるな。」
チュウとダイが股間のキノコを顔に突きつけてきた。フェラを再開するとショーも正面に回り参加してきた。
名前の通り、大中小の3本の肉棒を順番に口内に迎え入れる。
ショーのモノは口に含むことが出来たが、ダイのモノは先端を咥えるのが精一杯でアゴが疲れてしまう。
29二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/17(金) 01:39:08 ID:bGWti66N
「よ〜し、まずは俺さまからだっ!」
「んっ!?」
ショーがフレアの頭を掴み腰を前後しだした。口内を硬くなった肉キノコが強引に出入りしてフレアを苦しめる。
「イクぞっ! 飲み込めっ!」
 ビュルッ! ビュルルルッ!!
ショーのキノコが爆発したような感触が伝わってきた。口内になにやら苦い液体のようなものが溢れ出している。
フレアはたまらずショーを突き放すと、ゲホゲホとむせ返り口内の液体を手の上に吐き出した。
「ケホッ……これ、なんですか?」
唾液に白い液体が混ざっていた。おしっこではないようだ。
「男のプロテインさ。ちゃんと飲めよ。」
これから出すというのはこのことだったようだ。手のひらの上の白濁液を舐めるように飲んでいく。
「に、苦いです〜。」
「良薬口に苦しって言うだろ。3人分ちゃんと飲むんだぜ。」
「は、はい。」
続いてチュウのモノを咥え込む。
「おっと、俺はパイズリしてもらおうか。」
「パイズリ?」
「胸で挟んで扱くんだ。」
先日のマッスルームにもやったことだ。
揉まれて敏感になった乳房でチュウの肉キノコをはさみこむ。思ったよりも熱い。
滑る床で濡れた胸の谷間を、にゅるにゅると肉棒が出入りしていく。
1ストロークごとに谷間からキノコが勢いよく生えて、また谷間へ消えていく。
「舐めてみな。」
フレア自ら乳房を寄せ上げてキノコを口に近づける。先端が口に届いた。
そのままパイズリしながらキノコの傘をペロペロと舐め続ける。
「よし、そろそろイクぞっ、口を開けろっ!」
口を開けると、目の前のキノコの先端から勢いよく白い液体が飛び出て、口内に飛び込んできた。
 ビュルッ! ビュルッ! ビュルルッ!
「ひゃあっ」
最後は勢い溢れて、顔に掛かってしまった。ドロリと粘性の高い液体が鼻の上から口元へと垂れてくる。
手で拭って舌でペロペロ舐めてから、口内のモノと一緒に飲みこんだ。
「舐めてきれいにしな。中のも吸い取るんだ。」
チュウのキノコを咥えてストローのように吸い付くと、少し残ったプロテインが出てきたようだ。
「最後は俺だ。」
ダイの巨大なキノコが突きつけられる。先ほどから何度も弄っているが、どうやっても口に含むことが出来ない。
「今まで通り、気持ちよくさせてみな。」
巨根に抱きつくように胸を擦り付ける。巨大な分、先ほどのパイズリとフェラを同時に行うのが容易かった。
キノコの傘周りを重点的に舐めあげ、竿の部分をおっぱいで挟み扱き上げる。
「よし、イクぞっ!」
合図が来た。口を開けて口内にプロテインが注がれるのを待ち構える。
ところが、ダイは自ら竿を握るとフレアの口から照準を外してしまった。
「ひゃんっ!」
顔に大量の白濁液が振りかけられ、思わず怯んで目を閉じてしまう。
ダイはそのまま、髪の毛や胸の上など、フレアの体中に精液をぶっかけていった。
30二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/17(金) 01:39:41 ID:bGWti66N
精液まみれになったフレアは疲れから倒れて寝転んでいた。
手のひらで身体を拭うと、にちゃりと大量の白濁液が手についた。
(飲まなきゃダメなのかな?)
手のひらについた分をペロペロと舐めていく。やっぱり苦い。
「これでいいんですか?」
「いや、まだ最後にやることが残ってるぜ?」
(やっぱり全部集めて飲まなきゃダメなんだろうか?)
考え込んでいると、フレアの左右の手足をチュウとダイが押さえ込んだ。
「え?」
男二人がかりで四肢を押さえられては、もう身動きが取れない。
「最後にこいつを頂かなきゃな!」
割り開かれたフレアの両脚の間にショーが位置取り、フレアのパンティに手をかけた。
「そんな! キノコを舐めたら勝ちを譲ってくれるって言ったじゃないですか!」
「あ〜? そんなこと言ったっけな〜?」「知らねえな。」「フレアちゃんは天然だからな。」
3人揃って白を切る。
「だ、騙したんですね!?」
フレアの怒りが燃え上がり激しく抵抗するが、男3人の力には敵わなかった。
「それ、観客の皆さんに、フレアの処女マ○コを見てもらいな。」
「きっと人気でるぜ?」
「なに、安心しな。処女までは奪わねえからよ。お前の処女はもう予約済みなんでな。」
口々にフレアを辱める。左右の紐が解かれ、あとは股間に黒い布が乗っているだけだ。
流石のフレアも自らの秘部を衆目に晒すのは恥ずかしかった。
「そ〜れ、ご開帳〜。」
「い、いや〜!」
悲鳴を上げるが、会場の者は誰も助けにはこない。皆この陵辱ショーを期待していたのだ。
 バッ!
股間から布地が離れ、なにやら生暖かいものが押し付けられているような感覚が伝わってくる。
「あん?」
ショーが妙な声をあげた。
フレアは恐る恐る、自らの股間を除き見ると……

 “やあ”

そこにキノコがいた。
小さいながらも筋ばったキノコが、ここは俺の場所だと主張するように、ポージングを決めていた。
一体どこに隠れていたのか、マッスルームはフレアの大事な場所を守るべく立ちはだかっていた。
「小マッスルームさん?」
フレアが食べた傘の一部が欠けている。あのマッスルームだ。
 “Yes, I am.”
とポージングで答える。
会場中があっけにとられた。押さえ込んでいる二人の力も抜けていた。
フレアはそのチャンスを逃さなかった。
「えーいっ!」
押さえ込まれていた脚を振りほどき、ショーの仮面へ踵を落す。
「ぐあっ!」
直に押さえ込まれたが、ショーの仮面は割れ落ちていた。
「試合終了! コロローナ商会の勝利ですっ!!」
即座にサントスが試合を止める。会場は思わぬ逆転勝利に沸きあがった。
観客的には残念だが、フレアには一応祝福の声が掛けられていた。
一方油断したデッドマンズに罵声が投げかけられていた。
31二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/17(金) 01:40:12 ID:bGWti66N
「マッスルームさん、ありがとうございました。助かりましたっ!」
取り返したパンティを身につけながら、マッスルームに礼を言う。
“いいってことよ。気にするな。”
とポージングで答えた。
フレアはチュッ、と感謝のキスをするとマッスルームは照れたようにポーズを取り、ピョコピョコと走り去っていった。
「セレネちゃん、大丈夫?」
戦闘が終わり気絶から回復したセレネを抱き起こす。
「姉さん……」
「私たち勝ったよ〜」
「よかった……って、胸! 胸隠してっ!」
「私のブラは壊れちゃったから〜。それよりセレネちゃんこそ危なかったんだよ〜。」
セレネ自身も胸は丸出しで、パンティも片側の紐が解かれていた。慌ててブラをつける。
見るとフレアは全身になにやら白い液体みたいなものがこびりついていた。
自分が気絶している間になにが起きたのかは知らないが、フレアが頑張って助けてくれたことはわかった。
セレネは嬉しくてフレアの胸に抱きついた。フレアもそんなセレネを優しく抱きとめた。
お互いのおっぱいが柔らかくて気持ちよかった。
32二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/17(金) 01:47:18 ID:bGWti66N
とりあえず以上です。

>>16-18
まさしく最初はリーダーがしゃべる悪魔憑き犬でしたw
獣姦は苦手な人も多いし、描写がしつこくなりすぎたのでカットしました。
犬達がらいかから佳代子へ主人が変わったと認めてしまい、
ご主人様から一気に犬社会の最下層に落とされるという地位転落ネタでした。
こう書くと本当に悲惨ですね。犬にまで自分達より下と認識されているんですからw
33名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 03:39:34 ID:KTFOAsNb
犬は基本、餌をくれる人は自分より下だと思ってるんだぜ
34名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 11:53:49 ID:O2KU/6+W
>>32
GJ!
また本番無しで残念なのが半分、15禁(?)路線が楽しいのが半分。
続きだ、続きをもっとくれ!

>下着のみで防御力0の今の姉妹にはシーフの攻撃でも辛かった。
つまり、下着は鎧、または兜に属する、と。

ミハル「頭装備って書いてある」
GM「開発者出てこいっ!!」

という某MMO風味Flashを思い出した。
35名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 14:56:35 ID:l7nEfHmb
ナンという二次ドリ的逆転劇…ッ!
36名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 01:47:27 ID:wKLYtTyC
二作品分で、ぐっじょぶ×2であります。

にしても、フレアの処女を予約しているというのは、一体誰なのか……
候補者が多すぎて予想が付かないw

この伏線をどう回収されるのか。期待しております

>>34
下着を兜にすると言うと、『けっこう仮面』とか『究極!!変態仮面』とか……
37名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 05:02:45 ID:eWPsQSXa
マティアスが二人の処女は予約済み。
この先姉妹の人気が出るに従って値段を釣り上げていくのです。


38名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 16:52:38 ID:SOM7uhpZ
ダブルクロス3rd入手。
“閃光の双弾”、チュッパチャップス大好き過ぎるだろう。

飴ばかり舐めてるから舌使いが(ry とか、
感覚特化だから感度が凄い割にスタミナ皆無であっという間に「もう駄目」状態とか、
そんな妄想が留まりませんよ先生。
39二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/18(土) 22:11:26 ID:AcVXeTOR
前スレ埋まったのじゃー

>>34
すいません、姉の方は頑丈でしたねw
そのせいで攻撃されても下着だけ裂けてたりします。

>>36-37
まあ、その辺は追々書けたらいいと思ってますw
40名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 22:13:35 ID:sANsNVTx
サガ・ブレイク2巻やっとこさ購入。
『愛』の戦士様の助言通り、表紙から挿し絵までガッチリ目を皿のようにして我らが隊長殿のお姿を拝見。


ないすふともも。


だがしかし、あのスカートの短さでパンチラがないなんて有り得ねぇ!
ちくしょう、絵師の『愛』が足りないぜ!?
41名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 22:13:44 ID:OPc0OH5Q
やっと立ったか
42名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 22:31:28 ID:W0/prAgA
どんだけパンツ好きなんだよ愛の戦士w
43名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 22:42:47 ID:ex0yhigW
いつぞやのGF表紙の椿しかり、北沢のモンコレ小説しかり
四季女史の描くふとももはけしからんよ、まったく。











いいぞもっとやれ、というかやってくださいおながいします。
44名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 22:48:33 ID:ne8gfyBF
>>38・40
だから、今夜の日替わりまで待てって言ってるだろ
早漏過ぎ
45名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 22:49:18 ID:2uSF/9FJ
椿といえば…いい具合に成長してるな3rd時代椿
46名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 22:56:07 ID:SOM7uhpZ
>44
発売日の翌日はラノベ板でも解禁じゃないっけ?
つーか基本ルールブックはネタバレ制限あるのか。
47名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 22:58:14 ID:SOM7uhpZ
>44
あー、スマン、17日発売だと思いこんでた。
48名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 23:03:33 ID:dN2K0w/U
>>45
あのプロフィールを読んで
年下のチルドレンに告白されてテンパって返答につまってると
やっぱり高崎先輩じゃなきゃダメですかとか急角度な質問が飛び出て、
更に大惨事になった所に空気を読まずに隼人がやってきて気まずくなって、顔を会わせられないまま、その夜…まで行間を読んだ
49名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 23:08:41 ID:dN2K0w/U
っと、すまん。直前のレス確認しなかった
しばらく謹慎してる
50二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/18(土) 23:10:50 ID:AcVXeTOR
すると私は前スレでネタバレしまくってますな。すいませんでしたー
51名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 00:54:43 ID:PtWi441S
解禁ですよ
ブラム子かわいいよブラム子
52名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 01:00:07 ID:Vwzagv71
俺が思うに、一番陵辱映えするサンプルはブラム子だ。
一番陵辱映えする公式NPCは早月だ。

つまり二人同時陵辱ということでどうか。
53名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 01:02:21 ID:n1nC8h+n
えーと解禁?

空中にナーシアがテレポートした時絶対パンモロしてるよなあ
下にいる人達からは丸見えだったんだろうな実にうらやましい
54名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 01:05:41 ID:RcjlCkSG
ブラム子、ノイマンじゃない未成年支部長ってのはかなり珍しいよな。
家の事情で就くことになったお飾り支部長で、支部では切り込み兵器扱いされてるとか、
意地になって危険な仕事を率先して引き受けた結果、ジャームの群れに捕まって散々に嬲られたりとか。
55名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 01:19:33 ID:BdgwTJ58
ブレイク2巻P371、『バルムンク首領』の邪悪な笑顔に萌えたw
56|ω・`):2009/07/19(日) 01:27:07 ID:u5qT00x8
 |ω・`) <ノベル2巻と、ドラマガ番外編で王子にしてやられた感のある壁のものです。

 公式に斜め上をいかれるとどうしていいかわからなくなるんだぜ…。
 だからと言ってラブで無いアルピアを書く気になれません。
 どうしてくれようかほんとにもう。

 あ、オリジン買いました。全部。
57名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 02:23:57 ID:e8JH00jT
子供の頃のナーシアとの兄弟弟子とか
ファラフナーズからの対応とか…

なんか今回、アルが更にフラグ強化している気がw
58名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 02:42:08 ID:QKqZ3NaR
遅くなったが前スレのドリームマン氏GJ
ゼパの見た愛が届いた
59yuzu:2009/07/19(日) 02:56:04 ID:khG+G8OQ
ダブクロ3rdのパーソナリティーズに、つばきんぐがいてくれたことがなにより嬉しかった私が通りますよ?

まずは二次ドリさまの多芸っぷりにGJを!
凌辱物とコミカル物を同時進行できるって、(メンタル的な意味で)凄くない? とか思うわけです。
別物語を同時進行すると、私など片方に思考が引きずられそうになるもんで……
それと壁のお方。
なんか私が言うのも変ですがご購入有難うございます&嬉しいです。DXで一番オリジンが好きで、一番つばきんぐが好きな私としては読者が増えてくれるのは大変ありがたい(笑)。

ところで、新ルールや新リプの話題でしばらく盛り上がりそうですが、続きの投下にきた次第。
二十分くらいしたら投下開始します〜。
60〜Scars So Deep〜:2009/07/19(日) 03:16:41 ID:khG+G8OQ

     ※

 顔を合わせて言葉を交わした時間などたかが知れていた。
 日数で言えばわずかに二日。
 時間にしても、たったの三、四時間。
 それでも伊織は、自分の対面に腰掛けた少年の表情から、彼のおおよその心情や内面の揺れというものを、なんとなくではあるが把握できるようになっていた。
 俯き加減の顔。
 視線を覆い隠すように被さる前髪。
 そして、そこから覗く仄暗い瞳の色。
 口元はいつでもなにかに耐えるように ――― あるいは世界中のあらゆる事物への無関心を示すように、きつく、固く引き締められている。
 無愛想、という言葉では足りないほどに、可愛げのない仏頂面。
 それが少年 ――― 真神修夜の“素”の表情である、ということには早いうちから気づいている。
 伊織がそれ以上にわかるようになったというのは、常に眉間に皺を寄せた彼の表情が、不機嫌からくるものなのか、それとも普段通りの彼の顔なのか、その区別がつくようになったということだ。

 いまの真神はどうやら、おそらく意図的に伊織から視線をそらしている。
 腰掛けたテーブルの中央を凝視し続け、重たい沈黙を守り通していた。

 時刻は午後十九時を少し回ったころ。
 買物をあらかた終え、伊織たちは、デパート内の喫茶店で人心地ついているところであった。
(怒らせちゃったかな……)
 内心、かすかな後悔の溜息をつく。
 真神は間違いなく機嫌を損ねていた。そしてその不機嫌の理由も、大方は見当がついている。
 それは、彼がほとんど騙し討ちのような形で伊織に呼び出されたせいでもなければ、無理矢理買い物につき合わされたせいでもない。
 小賢しい策を弄して自分を呼び出したことについても、「以後はそんなことはするな」と釘を刺されはしたものの、いつまでもそのことを真神が引きずっている様子もなかった。
 真神が気を悪くした理由はおそらく ――― いや、絶対に ――― 伊織の買い物のスケジュールが気に喰わなかったためである。
「……ああいう類いの、買物とも呼べないようなことは、せめて荷物が重くなる前に済ませろ」
 不意に、ぼそり、と真神が呟いた。
「うん……ごめん……」
 すくめた肩の間から上目遣いで彼を見上げ、次いで伊織が頭を垂れる。
 ちょっと買物の順番を間違えた。おまけに少々、はしゃぎすぎた。
 いくら真神のためとはいえ。真神と“日常”を共有するためとはいえ。
 彼と一緒に、なんでもない普通の買い物をするのだという目的があったとはいえ ―――

(あんな大荷物持たせたまま、ウィンドゥショッピングに付きあわせたのは悪かったな……)
 大いに反省し、また伊織は自分の軽率さに、いまさらながら呆れている。
 買い込んだ日用雑貨や食料品は、伊織の思っていた以上の大荷物となっていた。
 真神を引きつれて、びっしりと文字で埋められたリストを片手に、デパートの地下から順に買物をしていくうちに、次第に買い物カゴひとつだけでは足りなくなっていたのだ。
 真神がぶらさげていたカゴでは足りず、追加で持ってきたカートにも品物が納まりきらなくなったとき、伊織は最初の失敗に気づいたといっていい。
 結論から言えば ――― あまりにも買出し品をリストアップし“すぎて”いたのである。
 真神と過ごす時間をなるべく多くしたい、という気持ちが先行しすぎていたのだろうか。
 後から考えると、「なにもこんなものまで買わなくても」と思えるようなものまで、かごに放り込んでいたことに気がついた。
「ここまでにしておきましょうか」
 手のひらでメモをくしゃくしゃと握りつぶし、余計な買物を打ち切った。
 レジで会計を済ませている間、視界の片隅で遠くの壁にもたれかかって自分を待つ真神を見つめながら、ちらりと腕時計の針に目を落とす。
61〜Scars So Deep〜:2009/07/19(日) 03:17:30 ID:khG+G8OQ
(まだ、六時前……?)
 意外と時間に余裕があったことに驚いた。
 そしてすぐさま脳裏に浮かんだのは、たった一時間足らずでふたりの時間を済ませてしまうなんてひどく味気ない、という焦燥にも似た逸る想いであった。
 だから、
「ねえ、もう少しつきあって」
 会計を終え、真神の元へと走り寄ると、伊織の口からは思わずそんな言葉がついて出た。
 伊織から受け取ったカゴから、荷物をデパートのビニール袋へと移し変えながら、真神がこくりと頷く。それは伊織の誘いを承諾する無言の合図であった。

 この瞬間、伊織は舞い上がってしまったのかもしれない。

 彼女の申し出に文句も言わずに真神がついてきたことで気を良くしたのもまずかった。
 自分でも気づかないうちに、よほど伊織は浮かれていたのに違いない。
 携帯ショップで発売されたばかりの新機種の展示品をいじくり回し、女性向けのアクセサリー用品売り場をのぞき、洋服店をひやかし。
 小一時間もそんなことを続けていたのである ――― 例の大荷物を、真神に持たせたままで。
「おい ――― 」

 真神の低い声に呼び止められたとき、初めて伊織は我に返ったのであった。

     ※

 自らの失策に気づき、取り繕うように伊織が休憩を提案して ―――

 二人がこうして喫茶店にいるのは、こういう経緯があったためである。
 伊織たちのほかには三、四組の客がいるだけで、そこに昼間のような賑わいはない。
 気兼ねをしなくてもいいといえば言えたし、ゆっくりと会話をするにはうってつけの雰囲気であるかもしれなかった。
 先の会話のように伊織が真神にたしなめられたのは、お冷を運んできたウェイターが立ち去った直後である。
「……まあ、いい」
 やけにあっさりと真神は言った。
「気づかなかった俺も馬鹿だった。女の買物は時間がかかる、ということを忘れていた」
 返す言葉も無かった。
「ほんと、ごめん。代わりに、夕食ここで食べていこう? 私が奢るから」
 もともと夕食まで誘うことは念頭に置いていたことである。むしろ、自分の失策もそのための上手い口実にはなったかもしれない、と伊織は極力楽観的に考えることにした。
 荷物も持って貰っているし、これくらいは気兼ねしないで受けてくれ、という伊織の申し出を、意外なことに真神は別段拒絶はしなかった。
 こういうときの支払いを男女のどちらが受け持つべきか、という慣習にあまりこだわりはないようである。
「好きなもの、頼んで」
 メニューを開き、テーブルの上に置きながら伊織が言う。
 言われるがまま、しばらく暗い視線をメニューの上に漂わせていた真神の瞳が、落ち着かなさげに宙を泳いだ。
「?」
「……どれでもいい」
 ふてくされたようにそう吐き捨てる。
「まだ、怒って ――― 」
「そうじゃない」
 伊織の言葉を遮って、真神が慌てたような声を出す。
「そうじゃなくて ――― どれが美味い、とかどれが食べたい、とか ――― そういう判断基準が俺にはない。だから、どれでもいいと言っただけだ」
 言い捨てて真神が黙りこくった。
 そんな彼の顔をまじまじと見つめながら、伊織はふと気がついた。
62〜Scars So Deep〜:2009/07/19(日) 03:18:27 ID:khG+G8OQ
(もしかして、喫茶店という場所にさえ入ったことがないのだろうか ――― ?)
 そんなことを考えた瞬間、真神の視線が逃げるようにテーブルから逸らされる。
 たった十数品の中から食べたいものを選ぶ、という行為にすら不慣れなのか。彼のアジトで真神自身言っていた「味の良し悪しなどわからない」という言葉も、多分真実なのだろう。
 普通の人間が、いや、伊織のようなオーヴァードでさえ当たり前にできることが、きっと真神にとってはひどく困難なことなのだ。
 たぶん戦うことよりも。
 戦って、敵を殺すことよりも。
 腕組みをしながらあらぬ方向を睨みつけ、苦痛に耐えるように眉根を寄せる真神を ――― 伊織はそのとき、強烈に「彼のことを護りたい」と切に感じた。
 自分よりはるかに強いはずの真神を護る ――― それはひどく奇妙な考えには違いなかったが、たしかに伊織は、このときはっきりとそう思ったのだ。
 鮮血に塗れ、骨肉を砕き削ぐような、どんな戦いよりも。
 たぶん、これからの彼の人生のなかで、真神が本当に戦わなければならないものの大きさを、このとき初めて伊織は知ったように感じた。
 彼がこれから戦わなければならない世界では。
 その戦いに本当に必要なのは ――― 戦術を繰る智謀でもなければ、敵を薙ぎ払う力でもない。
 ただ彼の側に立っているというだけの、普通のなんでもない存在が彼には必要なのだ。
 それに気づいたとき、伊織は真神を“愛おしい”と感じた。
 限りなく柔らかい笑みが頬に浮かび、自然と零れ出す声は、伊織が自分でも驚くほどに優しく響いた。
「それじゃ ――― 私とおそろいにする? 真神の舌に合うかどうかは、わからないけど」
 伊織の言葉に、思いのほか素直に真神は頷いた。
 視線を外し、横を向いたままではあったけれども。
「すいません。オーダーお願いします」
 軽く片手を上げてウェイターを呼ぶ。海鮮パスタと食後のコーヒーというシンプルなメニューをオーダーすると、ちらりと真神のほうを向いて、
「それと、チーズケーキも ――― ふたつ」
 少し悪戯っぽく笑うと伊織はそう言った。いままでそっぽを向いていた真神がそのときだけは抗議の視線を送りつけてきたが、
「お持ちするのはコーヒーとご一緒でよろしいですか?」
「ええ、それでお願いします」
 というやり取りが口を挟む間もなく進行しているのに、ついに諦めたような溜息をついた。
 伊織と同じものでいい、と承諾したのはたしかに彼なのである。ウェイターが去った後、機先を制するように、「食べてみないとわからないわよ」と言われると、もう真神はなにも言わなかった。
「大丈夫よ」
 細い瞳をますます細めて伊織が笑う。

 大丈夫 ―――

 それがなにを指しての言葉なのかは、伊織にもよく分かってはいなかった。
 でも、もしそれに意味を見つけるとするならば多分、真神が普通の暮らしをすることや平凡な時間を過ごすことを、
「私と同じように出来るから大丈夫」
 という想いを込めた言葉だったのかもしれない。
63〜Scars So Deep〜:2009/07/19(日) 03:19:33 ID:khG+G8OQ
 オーダーしたメニューが運ばれてくるまでのわずかな時間 ――― ふたりはそれっきり、言葉をかわすことをやめた。静謐な時間の流れのなか、穏やかな沈黙に身をゆだねるにまかせた。
 なんとなく、声を発することでこの安らげる一時が壊れてしまうような気がして。
 それが怖くて伊織はただ口をつぐんでいた。伊織に従うように、真神も沈黙を守り続けている。
 不意に ――― 彼女が望んだわずか十数分間の静寂は、ウェイターの到着で終わりを告げた。
 テーブルの上に並べられた食器の奏でる音が、伊織の胸にそこはかとない寂寥をもたらす。
「……それじゃ」
「……ああ」
 短い合図で始まった簡素な夕食が始まった ―――

     ※

 普段の食事よりも、随分と時間をかけて食べたような気がする。
 それはきっと、こういう場所にあまり場慣れしていない真神に、自然とペースを合わせながらの食事だったためだろう。
 食後、一息ついたころを見計らったように運ばれてきたコーヒーとケーキを前に、真神があからさまな渋面を作る。
 そ知らぬ顔でミルクをカップに注ぎ入れ、角砂糖の小瓶を手元に引き寄せる伊織の仕草を、彼は真剣な顔で凝視していた。
 ここは先達の所作を真似ておくのが無難 ―――
 真神がそう考えたかどうかは不明だが、彼はほぼ正確に伊織と同じ分量のミルクを自分のカップに継ぎ足し、彼女と同じだけ角砂糖を二つ、放り込んだ。
「アジトで私にくれたのは、ブラックだったよね」
 あのとき、無造作に放り投げられた黒いスチール缶のコーヒーをなんとなく思い出して、伊織は言ってみた。小さなスプーンで中身を掻き混ぜながらの動きを、真神も真似ている。
「……味付けなどどうでもいいんだ、俺には。あのとき買ったのも、たまたま目に付いただけのものだからな」
 言い訳をするように呟いてから、フォークを取り上げる。
 およそ彼には似つかわしくない、薄い皿に乗ったチーズケーキを仇でも見るような目で睨みつけると、一息にそれをフォークで両断した。
「あっ」
 伊織が声を上げる間もなく、真神は突き刺したケーキの片方を頬張り、残されたもう一方を続けざまにコーヒーで流し込んだ。伊織がまだ食後のデザートに手をつけるよりも早く。
 五秒も経たずに真神のケーキが咀嚼されて消えた。
「……もう ――― そんなに慌てて食べることないでしょ?」
「……別に慌てていたわけじゃない」
 多分、自分の眼前にチーズケーキなどという代物がおかれている状況から、早く抜け出したかっただけなのだろう。
「変な意地、張ることないのに」
 苦笑しながらカップを口元に運ぶ伊織。
「コーヒーぐらいゆっくり飲んでね。私、時間かかるわよ。ケーキも残ってるし、あと猫舌なの」
 伊織が釘を刺し、了承した、というように真神はカップを手元に置いた。
 なんとなく手持ち無沙汰なのか、伊織のデザートを楽しむ姿を見つめているのもおかしいと思ったのか、視線を喫茶店内に泳がせながら、時折思い出したようにカップを口につけている。
 店内にはわずかに人の気配が増え始め、いつしか喧騒が二人だけの時間と世界を頭の片隅に追いやった。
 賑やかな声は当然だ。デパートの中の喫茶店ともなれば、ひとりでお茶を飲みにくるものも少ないだろう。
 伊織たちと同じように、買物の合間の休憩所として訪れた家族連れ。幸せそうな恋人たち。ウィンドゥショッピングに飽きた、仲間同士らしい高校生の集団。
 確かにこういう喧騒は、真神の苦手とするところであるだろう。

「今日はチョコパフェでもケーキでも、好きなもの頼んでいいぞ」

 ふと ――― 深みのある、温かい男性の声がした。
 見ればそれは客たちのなかの家族連れの男性 ――― おそらくは家族の父親 ――― が発したものであった。後ろにはふっくらとした顔つきの母親らしき女性が、優しげな笑顔を浮かべている。
「たくさん頑張ったもんねー? 嫌いだった算数のテストと、かけっこ」
 母親が目線を落とし、手を繋いだ小さな男の子に笑いかけた。きっと彼女の ――― そして男性との間の子供であろう。
64〜Scars So Deep〜:2009/07/19(日) 03:20:26 ID:khG+G8OQ
 まだ七、八歳の少年はどこか気恥ずかしそうに、そして嬉しそうに母親に頷くと、
「もっとがんばったら、もっとごほうび……?」
 父親へと視線を上向けて、おずおずと尋ねるのだった。
「うーん、それはどうかなあ。ひょっとして、ご褒美がないと頑張れないのかい?」
 笑いを含んだ声で父親が息子をからかう。ぶんぶん、と首を思い切り左右に何度も振り、男の子は顔を真っ赤にして否定した。
「がんばる! ごほうびなくてもがんばる!」
 懸命に叫ぶ男の子を、父親が声を立てて笑いながら抱き上げる。
「それじゃあ、そういう良い子にはなにかご褒美を考えておこうかな」
 父親の言葉に、男の子がはにかんだように笑う。
 そんな父と子の触れ合う姿を、母親は楽しそうに眺めている。
 そんな ――― 光景だった。

「……ふふっ」
 遠目で家族のやり取りを見ていた伊織は、その光景に思わず微笑がこぼれるのを止められなかった。血は繋がっていても、霧谷と自分には無縁の光景だ。
 けれども、ああいう家族の姿は見ているだけでも心が温まる。
 憧憬と ――― ほんの少しの寂しさが混ざり合った複雑な心境ではあるけれども。
「ね。なんか可愛らしいね、あの子」
 振り向いて、真神に同意を求めようとして ――― 伊織の瞳が驚愕と緊張に見開かれた。

 真神が、あの家族を見つめている。いや、凝視している。
 しかしその様子が尋常ではないことをすぐさま察し、伊織は背筋に悪寒が走るのを感じた。

 真神の額には、じっとりと脂汗が浮かんでいる。
 極限まで見開かれた瞳は、あの家族を見ているようで実はなにも見ていない。いや、伊織には決して見えない「なにか」を見つめているように、狂おしいほどの凝視をし続けていた。
 ぎりぎりと噛み締める、上下の歯が擦れる音。そして噛み締めたその歯の隙間から、瀕死の人間が息を吐くような、ひゅうひゅうという音が漏れている。
 木枯らしのように咽ぶ、荒げた呼吸の間から聞こえた小さな呟き。それは、対面に座った伊織にしか聞こえないようなしわがれた声である。
「…………ハザマさん……ミドウさん……ヨウタ……」
 字面こそ理解の外ではあるが、たしかに真神の虚ろな呟きは誰かの名前のようだった。
 そのとき突然鳴り響いた硬質の音に、伊織は、ハッとなる。
 見るとそれは、真神が手にしたカップの取っ手を、“指の力だけ”で圧し折った音だった。
 からん、と音がしてテーブルの上をカップが転げ、わずかに残ったコーヒーがナプキンに茶色い染みを作り上げる。
 割れた陶器の破片が真神の指を傷つけ、赤い血が滲んでも、まだまだ彼はそこに込めた力を緩めようとはしない。自分で自分の指を握りつぶしてしまうのでは、と伊織がゾッとするほどに。
 只事ではない。尋常の事態ではなかった。
 伊織の体内でざわめくものは、ウィルスの蠢動だ。
 かつて一度ならず感じたことのある悪寒を伴う衝動に、伊織は必死で耐え抜いた。
「……っ、真神……っ!!」
 胃の中身をすべてぶちまけてしまいかねないほどの嘔吐感を飲み込むと、伊織は叫んで右手を振り上げる。ぱちん、と真神の頬を平手で打つと、痺れるような痛みが伊織の手に残った。
「……伊織」
 それは、真神らしからぬ呆然とした声だった。
 ウィルスのざわめきが互いの身体から波が引くように掻き消え、熱病に浮かされたような異様な目の光は、いつの間にか真神の瞳から綺麗に消え去っていた。
 彼が我に返ってくれたのは安堵したが、別のざわめきが周囲に満ち始め、伊織は舌打ちしたい気分になった。突き刺さる幾対もの視線の存在を、敏感に感じ取ったのだ。
 この状況は、どう見ても高校生の男女の痴話喧嘩にしか映るまい。
 好奇に満ち満ちた視線を撥ね退けるように立ち上がると、伊織は伝票を手にして立ち上がった。
65〜Scars So Deep〜:2009/07/19(日) 03:21:37 ID:khG+G8OQ
「伊織 ――― ?」
「……もう、なんだかお腹一杯。出ようか、真神?」
 手付かずに近いチーズケーキを残して店を出ようという伊織に、真神はなにも言わずに従った。
 頬を叩かれたことにも、突然の伊織の行動にも不平を漏らすことはなく。
 のろのろとした動作で立ち上がり、買物袋だけはなぜかきちんと携えて歩き出す真神は、さながら幽鬼のごとくに蒼褪めていた。
 いまにも泣き出してしまうのではないか ――― そんなありえない心配を伊織がしてしまうほどに、いまの真神には生気と覇気が欠けている。
 激情や固い意志、真神を構成していた真神らしさが抜け落ちた様は、まるで人の形をした抜け殻のようだった。
 喫茶店を出て、デパートを出る。
 何度も振り返り、ちゃんと真神が自分の後ろをついてきているかを確かめなければならないほどに、憔悴した姿をさらしている少年を見て、今度は伊織が泣き出しそうになった。
 歩幅を狭め、歩む速度を落とし、真神に並ぶ。
 付き添うように梶浦市駅のロータリーまで戻ると、タクシーを呼び止めた。
「××町までお願いします」
 真神のアジトがある廃棄施設を告げるのは流石にはばかられた。だからただアジトに近い場所を指定すると、伊織は真神の身体を押し込むようにしてタクシーの後部座席に乗り込んだ。
 幸いなことに、運転手は客に余計な興味を抱いたり、気さくに話しかけてきたりするタイプではないようで、伊織の言葉に言葉少なに応答すると、すぐさまアクセルを踏み出した。

 それっきり、二人はふたたび無言の時間を過ごした。

 時折、真神の横顔を盗み見る。一時の放心状態は脱したかのように見えたが、代わりに深い苦悩の色がその表情からはありありと見て取れた。
 二、三十分の間、車のエンジン音だけを聞きながら、二人は隣り合って座る。
 アジト近くの目印となりそうな場所を指定しようと、伊織はおそらく真神が行きつけているコンビニエンスストアがあるはずだ、と思い当たった。歩いて買物に行ける距離なら近いはずである。
 ××町内に入り、しばらく走ると ―――
「あ、すいません。そこで停めてください」
 慌てて運転手に呼びかける。
 車が停車し、支払いのために財布を取り出した伊織は、もう一度真神を振り向いた。コンビニ店内から漏れる明かりが、真神の苦しげな顔に異様な形の陰影を作り上げている。
 唇を噛み締めながら、高額紙幣を一枚、押し付けるように運転手に手渡すと、ふと、開いた反対側の座席のドアからふらふらと真神が降り出した。
「ちょっと、真神!?」
 置き去りにされた買物袋をようやくの思いで持ち上げると、伊織は彼の後を追った。
 無口だった運転手がその時初めて、「お客さん、おつり」と呼びかけたが、伊織はあえてその声を無視することにした。
 それどころではない ――― そんな金よりも、真神のことのほうが数千倍も気にかかる。

「待って、待ってよ、真神!」
 呼びかけた声は悲痛なものだった。後で考えると、よくあれだけの重い荷物を持って走ることができたものだ、と驚くほどの速さで伊織は真神を追いかけた。つまり、それだけ必死だったのだ。
 真神の歩みが遅かったこと。すぐに追いかけたこと。
 そのおかげで、走る距離は短くて済んだのも幸いだった。
「ねえ、真神 ――― 」
「……ついてくるな。もう帰れ」
 力なく響いた声は、しかし確かに伊織を拒絶する言葉であった。
「……そんなこと言わないでよ……」
 ほとんど涙声で伊織は呟いた。とぼとぼと、少年と少女は歩き続ける。後に従うことで真神に怒鳴られたりしないだろうか、と内心怯えていた伊織だが、その心配はなさそうだった。
 真神は、伊織を威嚇する気力すら失っているようだ。
66〜Scars So Deep〜:2009/07/19(日) 03:22:32 ID:khG+G8OQ
 アジトまでの道程が、ひどく長く感じられる。夜の闇が肩にのしかかってくるように重たい。
 降り積もるような深い静けさは、二人が口をつぐんだせいだった。
「……普段は、あんな風にはならない」
 突然、真神が伊織に語り始めた。
「え……」
「喫茶店でのことだ。俺は、暴走しかけたんだろう ――― ?」
 なんと応えたらいいのだろう。返す言葉も、かける言葉も見当たらなかった。
「記憶が曖昧だ……なぜ、ああなったのか、よくわからない」
 ぼそぼそと、聞き取りにくい声で真神は喋り続けた。彼が暴走しかけた理由には、おぼろげながら見当がついている。それは喫茶店で親子連れの三人の姿を見た所為に違いなかった。
 あの光景が真神にとってどういう意味を持つものなのか。それはきっと真神自身にも説明できないだろうし、伊織にはなおさら考えの及ぶところではない。
 ただあの光景と親子の会話が、真神の古い色褪せかけた記憶を刺激し、彼の暴走の遠因になったことだけは理解できた。
 ならば、伊織になにが言えるというのだろう。なにができるというのだろう。
 彼の側にいて、力になりたいと言っていたくせに。
 なにも分かっていない、なにも出来ない自分が歯痒かった。

「……着いたぞ……お前は、もう帰れ……」

 気がつくと、アジトに到着していた。
 顔を上げれば、そこは灰色にくすんだ無機質な建物の扉の前だった。唇を血が滲むほど強く噛み締めながら、伊織は首を横に振る。
「……いや……もう少し、真神と居る……」
 自分でも驚くほど、そんな台詞が容易く口をついて出た。
 そんな彼女を見据える真神の瞳の色は、伊織の胸がつまるほどに生気がなく、無関心そのものである。ポケットから鍵を出し、鋼鉄の重たい扉を開錠し、
「好きにしろ」
 ただそれだけ言い捨てると、さっさと中へ入ってしまった。真神に取り残されるのがひどく恐ろしく感じられて、伊織はすぐに彼の背中を追いかける。
 二人の靴音が立てる乾いた音が、死んだような建物の中で耳に痛いほど木霊した。

 ほんの昨夜、伊織とともに潜り抜けた扉をふたたび開く真神。
 調度品の類いのない、乱雑な彼の居住空間。

 持ったままの荷物の重さが、このとき初めて伊織の腕の筋肉に悲鳴を上げさせた。
 どさり、と床に幾つもの重たいものが落ちる音にすら、真神は反応しない。一瞬だけ、彼は傷ましげな視線を伊織に送ると、ノートパソコンが置かれたままの白いベッドに歩み寄る。
「……あまり外では会わないほうがいいのかもしれない」
 ベッドの枕元に手を差し込みながら、そんな悲しいことを真神が告げる。彼の手のひらには、いつの間にか小さなガラス瓶が収まっていた。
 その中身は、顆粒状の薬品らしきものが詰まった透明なカプセルである。
「……真神……?」
 小瓶の蓋を真神が開けた。ざらざらと音を立てて、その左手に薬の粒が数錠零れ落ちる。
「真神、それ、なんなの……?」
 本能的に不安を感じて、伊織は震える声音で弱々しく詰問をした。
 真神の返答は ――― ひどく疲れきったような、口元だけをかすかに動かす自嘲混じりの小さな微笑だった。
67〜Scars So Deep〜:2009/07/19(日) 03:23:20 ID:khG+G8OQ
「体内のウィルスの活性化を一時的に……強制的に抑制するものだ……理論的には、効用がある」
 真神が調合したものであろうか。彼がレネゲイド研究においても豊潤な才能を持っているということを、伊織は思い出す。しかし ―――

「強制的に、って……それ、危険なんじゃ ――― 」
「かもしれんな」
「……っ! それじゃ、そんなもの……!」

 伊織の叫びに顔を振り上げた真神が、それ以上に激しく絶叫した。

「いま、このときも耐えているんだ!」
 見れば、顔を上げた真神の額には大粒の汗の玉が浮いている。
 喫茶店にいたときよりも大量の汗。そして、あのときよりも苦しげな、歪んだ表情。
「傷つけそうなんだ、お前を! 衝動の危険さ、恐ろしさは俺だって知っている! 一度たりとも侮ったことはない!」
 室内の壁を振るわせるほどの叫び声に伊織は圧倒された。
「俺は、“アイツ”とは違う! 絶対に同じようにはならない!」
 続く真神の言葉は、打って変わって低く、ゆっくりとしたものだった。

「お前を衝動のままに傷つけるくらいなら ――― こんなものくらい、いくらでも飲んでやる」

 その言葉が耳朶を打ち、その言葉の意味を理解した瞬間。
 伊織の目の前が涙で霞んだ。気がつくと、足は勝手に真神の元へと駆け出していた。
 吐息と吐息が触れ合い、鼓動と鼓動の音が聞こえるほどに近づいて。
 伊織の右手が、真神の手のひらに乗せた錠剤を叩き落していた。
 真神が浮かべる驚愕の表情 ――― 勿論、伊織の初めて見る ――― などお構いなしだ。

 差し伸べた手が真神の頭を引き寄せる。
 引き寄せた少年の頬を自らの胸に押し付けるように、伊織は彼の頭をかき抱いていた。

「……伊織」
 胸の中で、くぐもった声を真神は上げた。
 声の振動が制服のブレザーを、シャツをすり抜けて、直接肌身に感じたように伊織は思う。
「……真神。薬なんていらないから。私が居るから。日常も、普通の生活も、真神は嫌ってるかもしれないけれど、私たちにはそれが大事なんだから。真神がいくら否定したって ――― 」

 伊織の声が涙に濡れる。
 真神に伝えたかった言葉、本当に伝えたかった言葉は、なによりも強くこの殺風景な部屋の中に響き渡った。

「いくらあなたが否定したって、私は真神の力になるからっ……!」

 その叫びは多分、真神の耳を ――― そして心を激しく震わせたに違いなかった。
 真神の頭を抱きしめたままの姿勢で、伊織が床に仰向けに倒れる。
 いや、真神に床へと押し倒された。
 頭の中が真っ白に弾ける。光源の乏しい室内で、力強い真神の腕に抱きしめ返される。


「真神……! まが、み……あっ、ああっ、あああーーーーーーっ……!」


 伊織の絶叫が、仄暗い薄闇に包まれた室内の大気を、甘く、激しく奮わせ始めた ―――

(続)
68yuzu:2009/07/19(日) 03:24:17 ID:khG+G8OQ
投下完了でございます。
次回のお目見えまで。
ではでは〜。
69名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 03:28:22 ID:Vwzagv71
おのれ!良いところで区切りおって!結婚してください。
70名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 07:37:44 ID:ppcoWIY1
なんと言う焦らしプレイ……。全裸で正座して待ってます。
71名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 09:37:55 ID:VVzM7baE
続いた!?
ここまで長かったなぁ。


ところで、ブラム子こと春日斬絵……春日っ!?

FH内部の権力抗争に巻き込まれ陵辱される斬絵。
救いの主は、敵対する筈のUGNメンバー、そして、カヴァーである高校の同級生……

「どうして……私たちは敵なのよ」
「敵とか味方じゃねぇ。お前が苦しんでいるから、助けたかった。

 それだけだ」


 【チュッパチャップスがリロードしました】
72名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 10:54:09 ID:Vwzagv71
すげえ変態なジャーム(エグザイル)がチュッパ子のチュッパチャップスに変身して
口の中を犯しまくりという幻想が浮かんだが<擬態の仮面>がルルブから消えてた。
73名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 11:00:28 ID:MvZgOpkw
上級ルールでEXレネゲイドが搭載されれば問題なし。
ジャーム化したチュッパチャプスに口腔性交を強いられるチュッパ子という展開も夢じゃない。
74名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 11:07:52 ID:kJoB9h1L
>>71
PLは是非とも藤井忍女史でお願いしますw
75名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 11:41:11 ID:PtWi441S
そんなエロゲあったよね>変身して口の中に潜入
しかしいざ舐められようとしたら猫に捕まってるオチが見えるような…
あれ? 感覚が猫と瞳で共通なら瞳がエアフェラチオみたくなるから結局エロいのかな? 
それともギャグにしか見えんかな?
76名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 12:39:53 ID:QvmHXTDf
チュッパ子とか言われると、チュパ衛門を連想してしまうんだが

……ところでさっき、調教済みセレネが自らエロい事される夢を見たんだ
ドリームマンの仕業か!
77名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 13:00:11 ID:zlmUj7z6
>変身して口の中に潜入
山姥だかなんだかが豆に変身して喰われる昔話とかあったなぁ
78名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 13:33:01 ID:RcjlCkSG
素直に、ソラリスの幻覚で×××をチュッパだと思わされるとかでいいんじゃないか?(真顔で
79名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 13:38:16 ID:01NSE12V
>>77
鬼に《生体侵入》して内側から惨殺したワンインチ・ボーイなんてのもいたなあ
80名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 15:01:15 ID:Vwzagv71
暗いと不平を言うくらいなら進んで明かりをつけてみた。

 銃声が2発同時に鳴り響き、異形の怪物が地に倒れ付した。
 怪物の返り血を浴びて少し不快そうに顔をしかめたのは、まだ年端も行かない、高校生くらいの少女。ゴムでサイドをまとめた髪型が少し子供っぽさを感じさせる。
 硝煙を上げる拳銃を何事の無かったかのように「消滅」させた瞬間、周囲に倒れていた通行人たちが疑問符を浮かべて立ち上がった。
 ジャームを退治したことによりワーディングが解除され、レネゲイドウイルスに侵されていない一般人の意識が戻ったのだ。
「大した事ない……敵、だったな」
 学校では表情に乏しいとも言われる少女――コードネーム“閃光の双弾”は、それでもその様子を見て軽く微笑みを浮かべ、鞄に手を差し入れた。
 取り出したのは――チュッパチャップス。
 幼い頃から厳しい訓練を受けてきた彼女にとって、それは友人から教えてもらった大切な日常であり、任務を終えた後のささやかな「自分へのご褒美」でもあった。
 そのチュッパチャップスの包みを解き、口に放り込み、雑踏の中家に向かって歩き出した彼女。
 訓練をつんできた彼女は、即座にその違和感に気づいた。
(――何だろ……このチュッパチャップス)
 舐めた感覚がいつもと違う。それに味も違う。――あからさまに、普段のチュッパチャップスより美味しすぎる。
(……!まずッ――EXレネゲ……!)
 すぐ吐き出そうとした少女だが、それでも遅かった。急にチュッパチャップスが口腔内で「変形」し、一部が細く伸びた触手上の物に舌が絡め採られたのだ。
 このままでは吐き出すことも声を出すこともできない。その上、拳銃を操る自分の能力ではどうしようもできない。この状況ではただの自殺である。
 恐らくは、先ほどのジャームの体液が鞄の中に染み込み、そのレネゲイドウイルスがチュッパチャップスに感染したのであろう。あるいは、それこそジャームの能力であったのかもしれない。
(殺……され……)
 恐怖が彼女を襲ったが、チュッパチャップスは触手状に変形したきり何もしてこない。いや、厳密にはしているのだが、ただ口腔内を蠢いているだけだ。
 少女が疑問を覚えた瞬間。
「ん……むっ!!」
 声が漏れた。周囲の人々が何事かと振り返り、顔が羞恥で真っ赤に染まる。必死でなんでもないアピールをしながら、彼女はその原因を省みる。
 レネゲイドの影響を受けた彼女の演算能力は即座に答えを導き出した。チュッパチャップス――いや、口内のジャームが生暖かい板状の何かに変形し、自分の舌を撫で回したのだ。
 ――別に演算能力が無くとも男性経験があるのならディープキスの感覚に似ていると即座にわかったかもしれないが、あいにく彼女はそういう方向に疎い。
 せいぜい、クラスの何の変哲もない男子生徒に抱いている感情を整理できない程度には、そうした面では子供である。
 正体に思い至れたからと言って、ジャームの口腔陵辱が止まるわけではない。少女の舌を丹念に嘗め回し、歯の裏を優しく舌先で突き、分泌液を飲ませ、あらゆる方法で少女の口内を征服しようとする。
「あ――ん……ちゅ……」
 口の中から、いやらしい音と声が漏れる。執拗な責めが少女の理性を少しずつ麻痺させる。麻痺した理性が、舌の上の快楽を求める。
「ん――は――あ――」
 足腰が震える。太ももに冷たい感触。濡れているのかもしれない。立っていられない。ショーウインドウに体を預ける。
「おいおい、何だあの娘」
「なにあのコー。超ウケるんだけどー」
「ママー、おねえちゃんが苦しそうだよー」」
 周囲の声。周囲の視線。恥ずかしい。恥ずかしいけど止められない。もっと――
(続かない)
81名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 15:44:39 ID:37fwKwX0
アルとナーシアが兄妹弟子だったとは…
萌えるな!
きっとお互いの癖とか知り尽くしてるんだろうな……
82名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 15:46:06 ID:Wm5IdGi/
やべえ、素で「アルとナーシアが穴兄妹だったとは(略)きっとお互いの癖とか知り尽くしてるんだろうな」
と読んで普通に受け入れつつ、早く小説買おうと思ってたわ
83名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 16:03:19 ID:RcjlCkSG
>80
先駆者のお前にGJ。
EXレネゲイドか。素晴らしいな。
84名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 17:06:08 ID:gDtUqKoG
アルとナーシアが姉妹弟子云々は、小説じゃなくてリプの方な
85名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 18:21:19 ID:MjrQKiaN
ヤンデレ気味なツバキングとか面白そうだと思うんです
86名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 19:34:57 ID:W9Hg5u3d
あえて言おう、ロリポップと表記しろ!
87二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/19(日) 20:26:54 ID:R0lNlDUu
>>31の続を投下〜
試合後の余禄だったんだけど、なんか無駄にエロくなった。
88二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/19(日) 20:27:27 ID:R0lNlDUu
カタリーナは勝利したコロローナ姉妹を憎々しげな顔で眺めていた。
あと少しでフレアにお嫁にいけない恥をかかせることが出来たというのに!
なにかあの姉妹に恥をかかせる手段はないものか?
考えをめぐらせていると、フレアの腕に書かれた下着店の宣伝に気がついた。

試合場から退場しようとしていたコロローナ姉妹を止めるように、会場に音声が響き渡った。
「皆さん、ここでスポンサーから素敵なプレゼントのお知らせがありますっ!!」
カタリーナの声が拡声器で会場中に響き渡る。
「抽選で3名様に、コロローナ姉妹が今着ている下着をサイン入りでプレゼント致しま〜す!」
会場がざわつきだした。サントスが駆け寄り、コロローナ姉妹に説明する。
1枚につき1万Gの追加報酬が出るという話だ。
これだけの追加収入があればマティアスへの返済も一気に進む。
他人に自分の下着を渡すというのは生理的に嫌な感じがするが、
汚れてしまった下着、しかも提供品ならば売って金にしてしまうのも悪くない。
二人が頷くとサントスがカタリーナにOKサインを送る。
「では、これから抽選を行います。ボールを投げますので、受け取った方は進み出てください。」
客席に3つボールが投げ込まれ奪い合いが起こる。勝ち取った3名は高々とボールを捧げ上げた。
今のうちに控え室へ戻り着替えてこようとした二人をカタリーナが引きとめた。
「コロローナ姉妹、退場しないでください! ちゃんと賞品を渡してあげてください!」
「え?」「まさか?」
サントスがステージのような場所を指すとカタリーナが話を続ける。
「賞品はコロローナ姉妹から直接手渡されますっ!
 ボールを手に入れたお客様はステージへお進みください。」
観客達から喝采があがった。つまり、直接目の前で脱いで渡せということなのか。
「はい、急いでくださいね。次の試合もありますんで。」
サントスが背中を押してステージへ登らされる。3人の男が興奮しながら2人を待っていた。
男達の手には上、下と書いてある白と黒のボールがあった。
「さあ、早く早くっ!」「脱いでくださいっ!」「それとも俺らが脱がしていいの?」
興奮した男達がにじり寄ってくる。
「お姉ちゃん……」「セレネちゃん……」
脱がされるかもしれないという状況に挑むよりも、確実に脱がねばならない分、先ほどよりも恐かった。
「一度脱いでるんだから早くしてよ。」
観客達からも「脱げー!」と声が掛かる。次第に脱げコールが場内に響き渡っていった。
周囲からのプレッシャーが二人へ伸し掛かってきた。
「ぬ、脱ぎます。」
責任感の強いセレネが背中に手を回してブラジャーのホックを外す。
恥ずかしいが脱がねばならないなら早々に済ませてしまうしかない。
姉と同じく手ブラで胸を隠しながら、脱いだブラジャーを男に差し出す。
一度見られたとはいえ、見せたくないことに変わりはない。
「あの……」
「な、なんですか?」
「サインをお願いします。」
サインペンを差し出される。サインを書くには両手が必要だ。当然胸を隠す余裕などない。
いやそれどころか、このままだと下の時には全裸でサインをしなければならないのだ。
「お、お姉ちゃん……」
事態の恐ろしさに気づき横にいる姉に助けを求める。
89二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/19(日) 20:27:58 ID:R0lNlDUu
フレアの前に男が屈みこみ、パンティの上から割れ目に手を当ててスリスリしていた。
「ここにまたキノコがいるんじゃないか?」
「い、居ませんよ〜」
「どうかな? 俺はフレアさんのパンティがもらいたいんで、キノコ入りパンティは要らないんだよ。
 ちゃんと確認させてもらうぜ。」
姉は抵抗らしい抵抗もせずに、くねくねと腰だけ揺らして逃れようとしているだけだった。
「ちょ、姉さんっ!」
「おい、こっちも早くしろよ。」
いつの間にかセレネの後ろに男が回りこんで腰に手を回してきた。
パンティの左右の紐に手をかけると、解かないように持ち上げる。
「きゃぁっ」
キュッ、と股間が締め上げられセレネが軽く悲鳴を上げた。
元々濡れていたセレネのパンティは、股間にピッタリ食い込み割れ目が見えるぐらい透かしていた。
セレネをつま先立ちさせるぐらい持ち上げられたパンティは、お尻の割れ目に食い込んでいた。
「ちょっと、やめてよっ!」
「このパンティは俺のだぜ? どうあつかってもいいだろう。」
男の手が緩んだとか思うと、今度は前布と尻布を掴んで持ち上げられる。
「ひっ!」
絞られた布地は股間に食い込み、割れ目だけかろうじて隠れている程度だった。
「ずるいなぁ、それじゃ僕も。」
ブラジャーの権利を得た男がセレネの手からブラを奪うと、セレネの胸に押し当ててブラの上からおっぱいを揉みだした。
「うひょ〜、やわらか〜い。」
「い、いやぁっ! やめっ、やめてぇっ!」
両手を振り回して男達の手を振り解こうとするが、二人がかりの男の力には敵わなかった。
そのまま倒れこむように身体を丸めて身を守るが、今度はそのまま起き上がれないように背中を押さえ込まれてしまった。
「それじゃ、パンティを頂くぜ。」
今のセレネはうつ伏せになりお尻を客席に向けて突き出していた。
その状態でパンティを取られてしまうと、セレネの大事な場所は皆に丸見えになってしまう。
「や、やだっ! やめて、やめてちょうだいっ! 脱ぎますっ! 脱ぐからやめてぇっ!!」
「遠慮すんな。ちゃんと脱がして皆に見せてやるからよっ!」
男の手がパンティの紐を解き、股間から布地が離れて垂れ下がる。
「頂きま〜す。」
「やめてぇ〜〜っ!!」
“うおおおおおっ!!”
セレネの処女地が公開され客席から大歓声が上がる。割れ目からお尻の穴まで丸見えだった。
男はセレネの股間に手を当てると、割れ目を指でパックリ広げて客席に見せつけた。
身を起こそうとしても背中と脚をそれぞれ男達が押さえ込んでいて、尻を揺らすことしか出来ない。
「もうやめてぇ……」
遂に泣きながら懇願するが、今度は両腕を羽交い絞めにされた上であお向けにされた。
セレネの全裸は余すところ無く公開されていた。
セレネは羞恥に目をつむって泣いた。こんな酷い現実は認めたくなかったのだ。
90二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/19(日) 20:28:31 ID:R0lNlDUu
一方フレアの方はもっとピンチだった。
後ろに回りこんだ男が股間に手を伸ばして愛撫を行い、もう片手は男には関係ないはずの胸を揉んでいた。
相手はただの客であり、キノコの確認をしていると言っているだけだ。
フレアには力ずくで抵抗していいのか判断できなかった。
「ここか? ここにキノコが隠れているんだろう?」
「マッスルームさんはもう居ませんよ〜」
男は後ろから腰をすりすりと押し付けてきていた。股間の硬くなったものがお尻に当たっている。
「どれ、中を確認させてもらうか。」
「ひゃぁっ!」
男の手がパンティの中へと入り込み、割れ目に直接手が触れる。
自分以外誰も触れたことのない秘部を、見知らぬ男に初めて触られてしまった。
「へへっ、濡れてるぜ。」
フレアには先ほどの滑る床の液か汗じゃないかと思えたが、男にはフレアの中から出た愛液だとわかった。
胸を揉んでいた男の手が、尻へと移されたかと思うと、腰の後ろでゴソゴソと動いている。
「ほら、キノコが出てきたぜ。」
「え?」
先ほど走り去っていないはずのマッスルームがまた助けにきてくれたのだろうか?
股間を見ると、マッスルームとは別のキノコが股下から覗いていた。
男が後ろから素股を通して自らの陰茎を出しているのだ。
「ほらほら、キノコが顔を出してるぜ? 握ってみな?」
素股の下をキノコが前後してフレアの股間を擦り上げる。
「や、やぁっ、なんか、気持ちいいですっ……」
「股で締め上げてみな。もっと気持ちよくなるぜ?」
両手でキノコを握り脚を閉じてキノコを締め上げると、素股にキノコが密着する。
前後するキノコがフレアの割れ目と尻穴の間を擦り上げ、フレアの性感をより刺激した。
「ああっ、き、気持ちいいですっ!」
「そうだろうっ!? そうだろうっ!!」
男が激しく腰を前後するとフレアも一緒に激しく身体を揺らす。
剥き出しの大きなおっぱいがブルンブルンと揺れ、観客達を楽しませる。
男はパンティの紐を解き引き抜くと、直接フレアの割れ目へペニスを当てて素股を刺激する。
フレアの割れ目はあふれ出た愛液で既にベトベトになっていた。
男は乳を揉み、割れ目を弄りながらペニスの先端で淫豆を突き上げる。
「ほら、イッてしまいな!」
「イクッ!? イクッって!? イクゥッ!!」
意味もわからず叫びながら、フレアは絶頂に達した。
背を逸らして男に倒れこむと、フレアの手の中のキノコの先端から勢いよく白いプロテインが飛び出しお腹へ降り注いだ。
デッドマンズに掛けられたものと同じく熱かった。
「はぁ〜……」
腰から力が抜けてズルズルと崩れ落ちた。
いつの間にかパンティは取り除かれ、全裸のままM字に脚を開いて大事な割れ目を観客に晒していた。

「お、お姉ちゃん……」
開放されたフレアが泣きながらすがり付いてきた。
「セレネちゃん……ごめんね。恥ずかしかったのね。」
安請け合いしたのは二人だったのに、フレアはいつもセレネをかばってくれる。
セレネはそんなフレアを守りたいのに、今は力がまるで足りなかった。
「お二人さん、そろそろ起きてサインをしてください。後の試合に響きます。」
サントスが声をかけてきた。サインペンを渡され、ひん剥かれたブラとパンティにサインを書かされる。
どれも二人の愛液でベタベタに濡れていて上手く書けなかった。
「それでは、今一度コロローナ姉妹に盛大な拍手を〜!!」
観客達から全裸で抱き合う姉妹に喝采が飛ぶ。
恥ずかしさに涙を流しながら、二人は駆け足で退場していった。
カタリーナはVIP席でそんな姉妹の姿を眺めながら満足そうに高笑いをあげていた。
91二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/19(日) 20:35:10 ID:R0lNlDUu
以上です。
なんでこんな名前もない男達がいい目みてるんだろう?w
ていうかフレアがアホすぎますねw

>>59 yuzuさん
>凌辱物とコミカル物を同時進行できるって、(メンタル的な意味で)凄くない? とか思うわけです。
実は私的にどっちもコミカルな作品だと認識してるからですw
デモパラの方は酷いことしてるとは思うんだけど、過ぎた描写はギャグにしかならないというか、
ファンタジーすぎて現実感ないんですよね。悪魔憑きは首刎ねてもくっ付くような連中だし。

>>76
濡れ衣じゃよー

ところで私はブラム子の方が好みです。
姿勢がよくて胸がよく見えるところが。
92名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 22:08:23 ID:Vwzagv71
>>91
名前も無い男達はリンカーンの基本アイテムだからでわw
次回の試合も楽しみにしてます。

絶対借金返済した後も騙されて出場し続けるんだろうなあ
93名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 23:12:04 ID:aygrlTEW
リプ読んで「瞳の援護」と聞くとそういうエフェクトに見える
クライマックスで援護をしてる頃本体は、覚え立ての自慰行為を・・

春日一族は、アイツと斬絵とレオの後継者の幼女が登場したわけか
設定に困ったときは、春日一族か神崎シスターズ

ナーブジャックて一度だけメジャーアクションを行わせるんだよな
1回のメジャーで全部脱がせられるのか?服の形状にもよるのか?いや着衣のまま自慰行為を
94二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/19(日) 23:16:10 ID:R0lNlDUu
斬絵さんはなんとUGN支部長なので代々FHエージェントである春日一族の裏切り者っぽいのがいいね!
95名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:06:45 ID:0qHEtHEf
あれ独白してる人と漫画の人は別人の場合もあるぜ
モルフェウス漫画はあやめだし、キュマだと漫画の後故人になっちまう
96二次元ドリームマン ◆6Y/rEpxcfM :2009/07/20(月) 00:09:18 ID:YPO8RMSU
でもブラムはシチュエーションから台詞までまったく同じなんじゃー
97名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 01:11:08 ID:KYRhEbfe
>>76
ハッ ハッ ハッ
ハァ ハァ
隼人……
独身の訓練教官である
椿が時折このような妄想にふけるのを
見て見ぬふりをする情けがUGNチルドレンたちにも存在した
98名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 01:44:19 ID:stYj4s2Z
ちょっと俺、チルドレンになってくる
99名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 01:46:56 ID:GuxhxImZ
俺もチルドレンになって教官の欲求不満を癒してくる
100名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 01:50:04 ID:fOHH61IB
ちょっと俺もチルドレンをヤってくる
101名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 02:56:12 ID:VkVYvtei
>>98 >>99 >>100

じゃあ、とりあえずはチルドレンとして感情を制御するために崖から飛び降りてみましょうじゃないDEATHか!
なんですかその眼差しは、わたしが憎いDEATHか?ならばその憎しみを力に変えるのです、その時貴方達は立派なチルドレンになれるのDEATH。さぁハリーハリーハリーハリーィィィィィッ!!
102名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 03:22:04 ID:JO6Jmojb
………やっぱり隼人は、早いのかな?
103名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 03:24:31 ID:fOHH61IB
教官曰く、“糸”で根元を縛るから早いとか遅いとか関係ないとか
104名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 04:06:55 ID:3Xyt5JYR
ルルブのパーソナリティーズで唯一残念なのは、能力値の記載がないことだ!
我らチルドレンの教官殿の【肉体】が10を越えて成長していたかどうかだけ、知りたかったというのに!
その越えた分だけ、ムチムチ度合いが増していたはずだったんだ!
玉野・むちきんぐ・椿として爆誕してくれるはずだったんだ!
105名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 06:04:59 ID:bJmlpRic

    ○  | | | | |
   く|)へ
    〉   ヾ○ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄7  ヘ/  ←>>101(ピーターパン)
      /  ノ
     "
106名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 08:04:47 ID:F2GMUZOT
>>85
ヤンデレつばきんぐ…
色々とやばそうな気がする、オーヴァードでヤンデレって
107名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 08:20:10 ID:MXc5e7Kt
ソレを人はジャームと呼ぶ
108名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 08:23:05 ID:r1aaE/GJ
このスレ初めて来たけど、人生ゲームや他のボードゲームとか
極端な話スマートボールやゲームウォッチとかでもいいの?
109名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 08:28:59 ID:h6Mdqqrf
ゲームウォッチは少なくとも違うだろ。
非電源ゲームに限るはず。
ゲームウォッチなら、携帯ゲームの管轄じゃないか。
110名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 08:29:02 ID:MXc5e7Kt
良いけどそこからエロに繋げるのはかなり難しいと思うよ・・・
マイナーすぎるネタ振ってもスルーされやすいし

あとゲームウォッチは卓ゲ分類に入らないんじゃない?
111名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 11:15:30 ID:srDkJuko
DX3のリプを読んだんだが、
こう千鳥に対する邪悪な欲求がむらむらと……

あと瞳。
112名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 17:47:21 ID:stYj4s2Z
スマートボールとかは、擬人化スレとかもあるしな。
TRPGが主体であることは否定できない。

人生ゲームとかカタンとか、わりと読んでみたいが。主に好奇心的な問題で
113名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 17:51:13 ID:fOHH61IB
「お願いします!その鉄が無いと――身寄りの無い子供達が!!」
「ああ、いいぜ。くれてやっても」
「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!」
「なに、そのかわりと言っちゃ何だが……(ぺろり」
「え……?」
114名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 17:53:19 ID:DSb3e2jV
カタンでエロパロ…

王道的には、盗賊の略奪で犯されるメリーさんと羊?
あるいは都市建築のため、鉄が足りない開拓者チームリーダーの少女が
躰を差し出してトレードをお願いするとかか
115名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 19:31:08 ID:CI1xUELS
いやいや、ここは王道、騎士団がだね・・・・ry
116名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 19:39:31 ID:srDkJuko
※ただし演出はきくたけ
117名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 19:59:29 ID:Smv5jXjz
「汝は人狼なりや」はエロパロ妄想しやすい割にあまり見かけないから、あえて見てみたい

狼による異性キャラ襲撃=陵辱は割と基本的なパターンだよな?
118名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 21:04:26 ID:aK1VEcCN
人狼は食欲と性欲が直結してるイメージがあるな。
人狼にとってのセックス=食人みたいな。
119名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 21:08:07 ID:h6Mdqqrf
なるほど、つまり待ち構えた猟師の逆陵辱がよい、と
120名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 21:12:40 ID:AFa+/bVW
シャドウハンターズとかどうだろ
アリーとか陵辱しちゃえばいいと思うんだ
121名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 21:44:51 ID:aK1VEcCN
 ttp://bgame.jp/sh/index.html
シャドウハンターズってこれか。
確かにアリー、良いな。
でも、エロパロ的にはシャドウよりもニュートラルの方がやばそうだw
122名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 21:58:18 ID:W77GnJrs
DX3パーソナリティのつばきんぐのセリフが妙にえっちく感じるのは僕の気のせいでしょうか?
123名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 22:07:13 ID:kvvBXOeG
>>122
チルドレンの新人クンに手取り足取り腰取り指導してくれるつばきんぐ教官ですね!
初体験で舞い上がって、あたふたしているチルドレンの男の子の筆降ろしということか。
そんなところまで面倒見てくれるなんて、UGNの福利厚生システムはいたれりつくせりですなあ。
124名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 22:22:08 ID:stYj4s2Z
よし、俺チルドレンに(ry
125名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 22:28:29 ID:0qHEtHEf
なるほど。じゃあ、最期だしその夢、叶えてあげるわ。
−−バイバイ。
(ソラリスっ面で)
126名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 22:33:07 ID:w/RD/b1y
>>123
を読んで
隼人とのプレイを間近で鑑賞→アナルで実地→3(ピーッ)って流れが見えた
127名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 22:36:59 ID:eCVgRHw3
そのころ霧谷さんは、副支部長によってMに目覚めさせられていた

モルフェウスとソラリスだからおもちゃも媚薬もなんでもござれ
128名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 23:05:42 ID:h6Mdqqrf
>>124
永遠の少年「よく来たルーキー!」
129名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 23:14:28 ID:7HjwrgjD
>>106
隼人に近付く女は発見次第即殺!
それがヤンデレ教官つばきんぐ!!
パートナー組み替えとかも面白そうだよね…
130名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 23:54:19 ID:GuxhxImZ
そう言えば地上で、漫画のソラリスさんは、トライブリードに目覚めてついでに若返った紫紺の華だ、
なんてネタがあったなあ。「ようこそ私の中へ」の人。

エグザイルの触手にハヌマーンの振動とソラリスの媚薬があわさって最強に見える。エロ的な意味で。
131名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 00:37:44 ID:2ie65gK7
見た目印象とは裏腹に、意外と堅物な姉(紫紺の華)。
トライブリードもゲットして、ますます奔放な妹(3rdソラリス娘)。
132名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 00:37:54 ID:XBctlTkm
>>130
春日恭二が(トライブリードを)持つと逆に頭がおかしくなって死ぬ


それはそうとパーソナリティのラフレシアさんは胸がすげえデカいな
マッドサイエンティストっぽいし実験体に色々性的な実験しちゃったり、
研究を続ける為に弱みを握ろうとして、上司のあられもない姿を撮影しちゃったりとか色々エロチックな想像ができるいいパーソナリティだと思います
133名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 01:09:29 ID:WAfr/GnW
私はむしろ、瞳がロリ弁護士の餌食になってしまわないか、あやめが百合ポニテにあれこれされてしまわないか、心配で夜も眠れない。
134名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 01:10:55 ID:8FluIAZj
>133
ロリ弁護士はむしろ罵って!苛めて!プレイしか浮かばない罠
135名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 03:04:55 ID:gKsAMIX7
弁護士はイエスロリータノータッチを地で行ってる感じがする
136名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 07:39:53 ID:HDemWgb7
>>135
まあ正義だしな
137名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 08:59:31 ID:72AywEx2
>>133
あれ、俺がいる…
138名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 16:15:10 ID:GeqTzLVP
ドラマガ読んでから、高殺意姫に性的な意味で玩具にされるアル子とか腹黒軍師にセクハラされるアル子とか慕われすぎて教え子に集団で押し倒されるアル子とか、
そんなビジョンが次々浮かんで困る…。なんだろうこれ、…恋?
139名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 16:24:40 ID:lqN4rxre
恋 ×
変 ○
140|ω・`):2009/07/21(火) 16:43:00 ID:X5ScH+nA

         玩具というか着せ替え人形にしようとしたら薬の効き目が切れて、
 |ω・`)  <しかも副作用で色々と大変な事になってるアルに逆襲される姫様なら何とかできますが

141名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 19:38:44 ID:YXUo80xV
頼んだ
142名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 20:40:58 ID:F9u0u23Z
がんばれ
143名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 21:09:03 ID:09W4YlsA
わっほい
144名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 23:03:26 ID:yEu0hNES
>130
漫画のソラリスがラフレシアだと思ってた。
145名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 23:51:41 ID:Kvr5/81A
エグザイルって内臓器官を操れるんだよな
⇒膣とかも一種の内臓だよな
⇒つまりすげえ名器なんじゃね!?

ところでキュマイラって体を獣に帰るんだよな
⇒獣と言えば発情期のトラなんか2日で100回くらい交尾するっていうな
⇒つまりすげえ絶倫なんじゃね!?

ここまで思いついて
最終決戦を前に、ピュアキュマイラ(PC1)の少年が
戦友であるエグザイル/ノイマン(PC2)の少女に思いを告げ、結ばれる。
エグザイルの能力で少年を翻弄する少女の胎内であったが
10回を超えても勢いを失わない少年の責めに、やがて少女は(ry

的な事を会社で考えてた俺はもうジャームですね
146名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 00:53:49 ID:wzFy5AEq
>145
お前一人を、向こうに行かせやしねえぜ……!
147名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 01:03:49 ID:4Ft7Rg4i
>>145
ピュアエグの超絶名器にモル/ハヌの変形+振動で対抗
とか考えた俺もそっち側ってことでいいかい?
148名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 01:05:11 ID:biPzwQOp
もちろんPC1が一般人少年でPC2がツン系UGNチルドレンなんだよな!?
149名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 01:21:18 ID:37XeIzzZ
むしろ隼人とつばきんぐじゃないか?w
150名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 01:38:01 ID:oUVbmYNu
紫帆と委員長という電波が届いた俺はどうすれば
151名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 01:50:08 ID:4RrF6mMd
つまり《ブレードマウント》で取り出した電動式二股ディルドーを駆使して、紫帆のキュマイラ(括約)筋で鍛えられた後ろの穴をほじくり返す委員長ということでいいのではないだろうか?
152|ω・`):2009/07/22(水) 02:36:55 ID:cxNFQAPc

 |ω・`)< ほんとに来ちゃいましたよ。

 というわけでドラマガ番外編インスパイアなアルピアです。
 細かいところはノリで読み飛ばしてくださると助かります。
153しーくれっと☆みっしょん 1:2009/07/22(水) 02:39:17 ID:cxNFQAPc
「―――例の秘薬の話だが…どうやら、困ったことになった」
竜人の軍師は目を閉じたまま、眉間に深く皺を寄せシリアスに言った。
相対する青年は、琥珀色の瞳を半眼にして軍師を睨む。
「……実際に薬を飲む羽目になってる俺以上に困ったことがあるんなら、言って欲しいもんだな」
「騎士たるものがそのようにやさぐれたことを言うものではないぞ、アル」
――やさぐれたのは誰のせいだ、と噛み付きたい気持ちをぐっと押さえ、アルはナヴァールに話の続きを促した。
「…………で、何が困ったんだって…?」
「うむ。実は、頻繁に服用すると副作用を起こすということが判ったのだ」
変わらぬシリアスな表情のまま、ナヴァールは一枚の書状を取り出す。
どうやら薬の説明書きのようだったが、やたら細かい文字で書かれている為アルからは読み取ることができない。
「―――頻繁って、どのくらいだ?」
「具体的に言うと、2ヶ月に4回以上」
「ほんとに具体的だなこの野郎っ!?」
涼しい顔で驚愕の事実を告げるナヴァールに、アルがたまらず突っ込んだ。
色々とあって、アルが『性別変化の秘薬』を飲まされて女性化しカタリナ修道院に赴くこと、すでにこの2ヶ月で3回。
シスター達に約束した4回目の講義を、翌日に控えた晩にそんなことを言われても。
「まあ、普通に生活していれば2ヶ月の間に4度も性別を変化させるような事もなかろうから、今まで見落としていたのだが

――」
「………」
全くその通りだが、その普通ではない目に遭わされている当人の前で言うことではない。
アルは両目にあらん限りの怒りをもってナヴァールを睨みつけるが、瞑目した軍師には軽やかにスルーされた。
「―――アル。前回薬を飲んだあと、効き目が短くなっていると感じはしなかったか?」
「……ああ、確かに。3日で戻るところが、2日半ぐらいで戻ったな。早く戻る分にはありがたいが」
「やはりか――コレは、由々しき事態だな」
更に眉間に皺を寄せて呟くナヴァールの姿に、アルも真剣な表情になる。
「それで――副作用ってのは一体?」
「うむ。秘薬の効果が切れた直後、激しい性欲に襲われて衝動判定が必要になる」
「いやそれゲームが違うからっ!?」
アル(もしくは中の人)の渾身のツッコミにもナヴァールは動じない。
「乱暴に言うと――薬が切れて男に戻った直後に、手近にいる女性に襲い掛かりかねない、ということだ。しかも、身体が薬

に慣れ始めているせいで、いつ戻るかは予測ができない……」
「………最悪じゃねえか…」
整理された状況に、アルは蒼白な顔で呻き声を上げる。ナヴァールは頷き、手に持った書類を確認するように指で撫でた。
「一時的なものとは書いてあるゆえ、効き目の残っているうちに用件を済ませて戻るほか無かろうな」
「ああ。薬を飲むのも、修道院の近くの宿でにする。半日で切り上げて戻って、後は部屋に閉じこもっておく―――」
そこまで口にして、アルは最大の難関の存在を思い出した。
「……旦那、頼みがあるんだが。姫さんには絶対に何も喋るなよ――俺が出かける日も戻る日も、全てだ」
渋い顔になるアルに、ナヴァールの片眉がぴくりと上がる。
「――ほう? 陛下に話すと、何か……?」
「何でもいい。とにかく話すなよ。絶対に、だ」
妙にきっぱりと言い切った後で、アルはふと――深い深い溜息をついた。
「それにしても―――いくら地下スレだからって、なんてベタな――」
「これこれ、メタな事を言うものではないぞ」
「あんたが言うなよっ!?」

〜しーくれっと★みっしょん〜

154しーくれっと☆みっしょん 2:2009/07/22(水) 02:40:23 ID:cxNFQAPc
カタリナ修道院のシスター達には、すでに大方の戦術を教え終わっていたため、臨機応変を心がけることと鍛錬を怠らないことだけを告げてさっさと修道院を後にする。
ナーシアとも、いつもの合流地点で別れ――急ぎバーランド城へ帰ってきたアル(女性化済み)の目の前に、あろう事か最大

難関が姿をあらわした。
「お帰りなさい、アル♪ 今回は早かったんですね?」
満面の笑みを浮かべてアルを迎えたのは――ピアニィ・ルティナベール・フェリタニアその人である。両手になにやら布の入

った包みを抱えていた。
「ひ、姫さん、何で――っ」
ここにいるのか、と問いただしかけるが、状況を思い出してアルは急ぎその横をすり抜ける。
すでに、薬を飲んでから一日半が経過している為、いつ戻ってしまうかはわからない。最悪の状態を避けるために、アルは

自分の部屋へと急ぎ足に歩き出した――が。
「わ、待って下さいよぅ…そんなに急がなくってもいいじゃないですかっ」
後ろから縋りつくように追って来るピアニィに、アルは振り向きもせずに言葉を返す。
「姫さん…今、それどころじゃねえんだよっ」
「なんでですかぁっ…折角色々お洋服もってきたのにぃ」
―――そう、コレこそが最大の難関であった。
女性化したアルの姿を、何故だかやたらと気に入ったピアニィによる、着せ替え人形遊び(としかアルには思えない)。
修道院から帰ると何十着と服を手にしたピアニィが待ち受けていて、ふたりきりの部屋であれを着ろこれで歩けと言われる

のは、なかなかの恐怖であった。―――着替えまでさせろと言われないだけ、まだましかもしれないとは思ったが。
だが今は――この状況も、恐怖でしかない。
二人きりになった部屋で、ピアニィに襲い掛かり、傷つけるような真似だけは――絶対に避けなければならない。
胸に固く誓い、アルは自室へと足を速めた。
「……あ、る……待っ、て――」
急ぎすぎたのか、切れ切れになったピアニィの声を後ろに聞きながら、アルは自室のドアの前にたどり着く。ドアノブに手をかけ、小さく溜息をひとつつき――
「………頼むから姫さん。この服だけはさっさと脱ぎたいんだ。一人にしてくれ」
振り返り告げると、大きな荷物を抱えてふうふう言っていたピアニィが顔を上げた。
「え、でも――」
「今日で最後だ。こんな格好も、女の姿も。――だからもう、姫さんのお人形も終わりだ」
そう、冷たく告げて。アルは扉を開けて、自室に閉じこもる。
頭にかぶった黒いケープをかなぐり捨て、乱暴につけ襟を外す。――その時、扉をノックする音がした。
「アル――あのっ、大丈夫ですか?」
ノックに続いて、ピアニィの細い声がアルの耳に届く。小さく舌打ちして、アルは不機嫌な声を(女の声なので、迫力はないが)出した。
「一人にしてくれって、言っただろ――」
「……だってアル、一人でそれ脱いだことないじゃないですかっ――」
心配そうなピアニィの声に、アルは喉の奥からひとつ唸り声を上げる。
…実のところ、一人では脱ぎにくい修道服の着替えを手伝ってもらう代わりに、ピアニィの着せ替え遊びに付き合った――と言えなくもない。
「―――い、良いんだよっ、もう着ねえから!」
ドアの向こうに叫び返し、強引に修道服を脱ぎ去ると、ボタンがいくつかはじけ飛んだ。
いつ戻ってもいいようにいつものズボンに足を通し、シャツに手をかけたその時――

体の内側から膨張するような感覚に、アルは一瞬呼吸を忘れた。
薬が切れ、男の体に戻るときの兆候――だが、この日はそれだけでは済まなかった。
体の中が、煮えた湯を流し込まれたように熱い。吸った息が吐けない。
「う、ぐ…おおおおおおっ!!」
うずくまり、熱を吐き出すように叫び声を上げる。――胸を押さえた手の感触で、既に自分の身体が男に戻っていることを知る。
これが副作用なら、この熱に耐え切ればいい――耐え切るしかない。そう思ったとき、ドアが激しくノックされた。
「アル――アルっ!? どうしたんですか!? 大丈夫っ――」
心配そうなピアニィの叫びに続いて、ドアノブが回る音。――鍵を閉め忘れたことに、アルはその時気づいた。

開いた扉の向こうに現れた、抱きしめたら折れてしまいそうな少女。
「アル――どうしたの!? 大丈夫ですか!?」
自分に向かって駆け寄ってくる、その姿に。
―――ダメだ、逃げろ姫さん……!!
かすかに残った理性で、そう叫びながら。
アルは自分の喉から、獣のような唸り声が発せられるのを聞いた。
155しーくれっと☆みっしょん 2(正):2009/07/22(水) 02:42:57 ID:cxNFQAPc
カタリナ修道院のシスター達には、すでに大方の戦術を教え終わっていたため、臨機応変を心がけることと鍛錬を怠らないことだけを告げてさっさと修道院を後にする。
ナーシアとも、いつもの合流地点で別れ――急ぎバーランド城へ帰ってきたアル(女性化済み)の目の前に、あろう事か最大の難関が姿をあらわした。
「お帰りなさい、アル♪ 今回は早かったんですね?」
満面の笑みを浮かべてアルを迎えたのは――ピアニィ・ルティナベール・フェリタニアその人である。両手になにやら布の入った包みを抱えていた。
「ひ、姫さん、何で――っ」
ここにいるのか、と問いただしかけるが、状況を思い出してアルは急ぎその横をすり抜ける。
すでに、薬を飲んでから一日半が経過している為、いつ戻ってしまうかはわからない。最悪の状態を避けるために、アルは自分の部屋へと急ぎ足に歩き出した――が。
「わ、待って下さいよぅ…そんなに急がなくってもいいじゃないですかっ」
後ろから縋りつくように追って来るピアニィに、アルは振り向きもせずに言葉を返す。
「姫さん…今、それどころじゃねえんだよっ」
「なんでですかぁっ…折角色々お洋服もってきたのにぃ」
―――そう、コレこそが最大の難関であった。
女性化したアルの姿を、何故だかやたらと気に入ったピアニィによる、着せ替え人形遊び(としかアルには思えない)。
修道院から帰ると何十着と服を手にしたピアニィが待ち受けていて、ふたりきりの部屋であれを着ろこれで歩けと言われるのは、なかなかの恐怖であった。―――着替えまでさせろと言われないだけ、まだましかもしれないとは思ったが。
だが今は――この状況も、恐怖でしかない。
二人きりになった部屋で、ピアニィに襲い掛かり、傷つけるような真似だけは――絶対に避けなければならない。
胸に固く誓い、アルは自室へと足を速めた。
「……あ、る……待っ、て――」
急ぎすぎたのか、切れ切れになったピアニィの声を後ろに聞きながら、アルは自室のドアの前にたどり着く。ドアノブに手をかけ、小さく溜息をひとつつき――
「………頼むから姫さん。この服だけはさっさと脱ぎたいんだ。一人にしてくれ」
振り返り告げると、大きな荷物を抱えてふうふう言っていたピアニィが顔を上げた。
「え、でも――」
「今日で最後だ。こんな格好も、女の姿も。――だからもう、姫さんのお人形も終わりだ」
そう、冷たく告げて。アルは扉を開けて、自室に閉じこもる。
頭にかぶった黒いケープをかなぐり捨て、乱暴につけ襟を外す。――その時、扉をノックする音がした。
「アル――あのっ、大丈夫ですか?」
ノックに続いて、ピアニィの細い声がアルの耳に届く。小さく舌打ちして、アルは不機嫌な声を(女の声なので、迫力はないが)出した。
「一人にしてくれって、言っただろ――」
「……だってアル、一人でそれ脱いだことないじゃないですかっ――」
心配そうなピアニィの声に、アルは喉の奥からひとつ唸り声を上げる。
…実のところ、一人では脱ぎにくい修道服の着替えを手伝ってもらう代わりに、ピアニィの着せ替え遊びに付き合った――と言えなくもない。
「―――い、良いんだよっ、もう着ねえから!」
ドアの向こうに叫び返し、強引に修道服を脱ぎ去ると、ボタンがいくつかはじけ飛んだ。
いつ戻ってもいいようにいつものズボンに足を通し、シャツに手をかけたその時――

体の内側から膨張するような感覚に、アルは一瞬呼吸を忘れた。
薬が切れ、男の体に戻るときの兆候――だが、この日はそれだけでは済まなかった。
体の中が、煮えた湯を流し込まれたように熱い。吸った息が吐けない。
「う、ぐ…おおおおおおっ!!」
うずくまり、熱を吐き出すように叫び声を上げる。――胸を押さえた手の感触で、既に自分の身体が男に戻っていることを知る。
これが副作用なら、この熱に耐え切ればいい――耐え切るしかない。そう思ったとき、ドアが激しくノックされた。
「アル――アルっ!? どうしたんですか!? 大丈夫っ――」
心配そうなピアニィの叫びに続いて、ドアノブが回る音。――鍵を閉め忘れたことに、アルはその時気づいた。

開いた扉の向こうに現れた、抱きしめたら折れてしまいそうな少女。
「アル――どうしたの!? 大丈夫ですか!?」
自分に向かって駆け寄ってくる、その姿に。
―――ダメだ、逃げろ姫さん……!!
かすかに残った理性で、そう叫びながら。
アルは自分の喉から、獣のような唸り声が発せられるのを聞いた。
156|ω・`):2009/07/22(水) 02:44:48 ID:cxNFQAPc

 改行ミスった…orz
 》154は削除してお読みください。

157しーくれっと☆みっしょん 3:2009/07/22(水) 03:59:19 ID:cxNFQAPc

うずくまっていたアルが獣の俊敏さで立ち上がり、ピアニィに駆け寄る。
「アル――きゃあっ!!」
悲鳴をあげるピアニィを抱きすくめ、閉ざされた扉に押し付ける。
怯えた瞳で見上げる少女の肩に手をかけ、引き降ろす。――金属を織り込んであるはずのローブが、あっさりと引き裂かれた。
ローブの下から現れた細い肩に、歯を立てながら口付ける。白絹のような肌に、いくつもの紅色の痕が散った。
「…やめて…アル、やめて…っ」
ゆっくりと首を振る少女の胸元を乱暴にまさぐり、ブラウスも引き裂く。やや小ぶりだが、形良い乳房がこぼれ出た。
片手で乱暴に胸を揉み潰しながら、空いた乳房に歯を立て吸い上げる。磁器を思わせる肌に、赤い歯の痕はひどく扇情的に映る。
「いや…あっ…」
身をくねらせ、逃げようとする少女を片手で押さえつける。短いスカートをたくし上げ、下着に手をかけると、一気に引きちぎる。
「や、アル……っ、目を、覚ましてぇ…っ!」
少女の口から甲高い悲鳴が響き――

―――翡翠の瞳から、大粒の涙がひとつ、零れた。

………霧が晴れるように、アルの思考が冷静さを取り戻す。
獣のようだった呼吸が静まり、両手から力が抜ける。
「―――――姫、さん……?」
呆然と、目の前の少女を呼んだアルの目に映ったのは――服を引き裂かれ、半裸のピアニィの姿。
「――――………っ!!」
自分のした事を認識し、アルが慌てて身を引こうとしたその時。
「アル…良かった!! 目が覚めたんですね…っ!!」
涙目ながら満面の笑みを浮かべたピアニィが、アルの首元に飛びついてきた。
――が、タイミングが悪く、バランスを崩して二人揃って床に倒れこむ。
アルの上に乗る形となったピアニィは身を起こし、アルの顔を正面から見て――にっこりと笑った。
「良かった…本当に…」
「って、ぜんぜん良くねえっ!? 姫さん…俺は、今――」
その先の言葉を口にしかねて、奥歯を噛み締めるアルに――ピアニィは、静かな声で告げた。
「でも、アルは――そんなことしません。そうでしょう?」
慈母のような微笑で見下ろされて――アルは返す言葉を失う。
158|ω・`):2009/07/22(水) 04:00:20 ID:cxNFQAPc

 うああ、一晩じゃ終わらなかったです、すみません…

|ω・`)ノ <またあしたきます
159名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 12:24:59 ID:wkkWFx40
おぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃぃ!! 寸止めかよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!



続き待ってます
160さ・・:2009/07/22(水) 12:26:55 ID:2gfSJl32
これがホントの寸止め(笑)
161名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 01:54:39 ID:tKaG/nDj
さて、そろそろ全裸待機の時間か…
162名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 02:40:06 ID:tmg50szx
>>133
体力バカなのに、PC1が一番その道に弱そうな気がするんだぜ…
163|ω・`):2009/07/23(木) 02:47:59 ID:LLohSMHg

 |ω・`) <昨夜は寸止めですいませんでした

 まだ書き途中だけど、頑張ったところ送るよ〜。
164しーくれっと☆みっしょん 4:2009/07/23(木) 02:49:26 ID:LLohSMHg
「………姫さん。とりあえず、降りてくれるか」
いたたまれない気持ちで目を逸らし、呟くと――ピアニィは素直にアルの上から降りた。
床の上に半身を起こし、ピアニィの目を見ないようにして――アルは暗い声で言葉を絞り出す。
「―――怖い思いさせて、悪かった。送っては行けないから、そこら辺の服かぶって部屋に帰れ」
「そんなっ…アルを置いて、帰れません! 顔色も悪いし……」
事情を知らないピアニィにしてみれば、放って置けない事態だろう。一瞬迷った後で、アルは簡単に理由を話した。
「………大丈夫だ。例の薬の、副作用って話だから。一時的なものですぐ収まるらしい――」
―――そして、失言に気づいたのは、ピアニィの震える声を聞いた時であった。
「―――例の薬って………じゃあ、あたしのせい…ですよね……」
蒼白になるピアニィに視線をあわせ、アルは慌てて弁解を始める。――確かに、ピアニィのせいとも言えなくはないのだが。
「待て待て待て! ――薬を飲むことを決めたのは俺なんだから、姫さんには関係ねえよ。後は一人で何とかなるから、ほんとに今日はこのまま部屋に帰って――」
だが、その言葉にピアニィはずい、とアルに詰めよる。
「関係なくないですよ! あたしにできることがあったら手伝いますから――なんでも言ってください…っ!」
………一瞬、様々な邪念が頭をよぎりかけるのを頭を振って追い払い、きっぱりと拒絶する。
「ダメだ。姫さんは急いで部屋に帰ってくれ。俺は一人で何とかするから――」
今の状態で、ピアニィに側にいられたら、理性がもたない。そう思い、声を荒げようとしたそのとき――

「―――――あたしじゃ、ダメですか?」

頬を染め、上目遣いに囁くピアニィに、アルの思考が停止する。――気づいた時には、ピアニィの顔が息がかかるほど近くにあった。
「………ひ、姫さんっ―――」
身を引こうとするアルに、かすかに潤んだ瞳でピアニィが迫る。
「―――あたしがここにいるのに…そんなに魅力、ないですか?」
艶めいた言葉と裏腹に、子供のように唇を尖らせるピアニィ。その表情の愛らしさに、アルの口元が緩む。
「そんな訳ねえだろ……ただまあ、なんと言うか―――」
「――なんですか?」
小首を傾げるピアニィを抱き寄せて、アルは春の日差しのような薄紅の髪に顔を埋める。
「………もう少し、いい雰囲気の時に抱きたかった――ってだけだよ」
165しーくれっと☆みっしょん 5:2009/07/23(木) 03:36:48 ID:LLohSMHg
……白皙の肌に散る紅い傷痕に、アルは丁寧に舌を這わせる。――それで痛みが消えるわけではないと判ってはいても。
アルの手が胸に触れると、声を押さえて顔を伏せていたピアニィがポツリと呟いた。
「―――女の子のアルより、ちっちゃいですけど……いいの?」
不意を討たれて、アルが噴き出す。
「……気にしてたのかよ、そんなこと」
「き、気にしますよぅっ………」
真っ赤な顔でむくれるピアニィに笑いかけ、アルは白い乳房に唇を寄せる。
「姫さんの方が、ずっと、綺麗だよ………」
ささやきながら、固く尖った乳首を指と掌で転がす。びくりと跳ねるピアニィの腰を掴み、ベッドの上に横たえる。
捲れあがったスカートから、髪と同じく薄紅の淡い茂みが覗く。その奥に指を這わせると、ピアニィが眉をきつく寄せた。
「や……っ、痛い……ですっ」
誰にふれられてもいない、青い蕾のような秘裂はアルの指さえも拒む。――その手でほっそりとした腿を掴むと広げさせ、そのまま固定する。
「――え、何を…っ――あ、ぁあん、ふぁ…やあぁんっ」
驚いて起き上がろうとしたピアニィの秘部に――アルの舌と唇が触れ、愛撫する。柔らかな粘膜が充血し、薔薇色の滑りを帯びる。
「や、そんなとこ……なめちゃ、ひゃううんっ、だめ、やあぁ、んっ…」
甘く切ない声を上げて、舌が動くたびにピアニィの体が震える。膣口に指を触れても、既に痛みはない様子だった。
指で奥まで鳴らしながら、アルの唇は花弁の奥の陰核を捕らえ、吸い上げる。ピアニィの反応は、激しかった。
「―――っあ、ああぁ、あ…っ、だ、めぇ、それっ…あぁああ…んっ!」
腰がガクガクと震え、細い背中がしなる。その姿はまるで、たおやかな花が風にあおられるようで、痛々しくも艶かしい。
絶頂に達し、ピアニィの身体から力が抜ける。時折小さく痙攣する細い肢体にのしかかり、アルはそのまま――濡れた秘裂に、自らの分身を突き入れた。
「ひ、あぁ、あ――っ、くぅ、んっ……!」
放心状態から一気に引き戻され、ピアニィが細い悲鳴をあげる。
「姫さん――少しだけ、我慢してくれ……っ!」
少しでも痛みが和らぐように――結合部に腰を押し付けて陰核を刺激し、愛液の分泌を促すように早い抽送を繰り返す。
ほどなくしてピアニィの口から、甘く濡れた声が響き始める。
「―――ぁ、あん、やぁ、ぁあ…っ、アル…、はなれちゃ、やあ…っ」
鼻にかかった、甘い声で囁きながら――ピアニィの腕がアルの首に回される。ぴったりと肌を合わせながら、アルは恋人の髪を撫でた。
「ああ、離れねえよ――ピアニィ」
囁くと、ピアニィの顔が恍惚の色に染まる。強く早く、腰を突き動かすと、華奢な体が震えて跳ねた。
「――や、何か、くるよぉっ…あぁ、アル、やあ、あ――――――っ…!」
「――――っ、ピアニィ、俺も…っ!」
ピアニィが仰け反り、華の雨のような髪が乱れ流れる。同時にアルの分身も締め付けられて、ピアニィの中に熱い白濁を吐き出した。
―――力を失い、ぐったりと横たわるピアニィの上に身体を重ねて、アルは大きく息をついた。
166しーくれっと☆みっしょん 6:2009/07/23(木) 04:13:04 ID:LLohSMHg

「………ところで、聞いておきたいんだが――姫さん、俺が帰る日を何で知ってたんだ?」
引き裂かれた服の代わりに、自分で持ってきた(アルに着せようと思っていた)服に着替えるピアニィに律儀に背を向けて、アルは仏頂面で聞いた。
「――え、と…ナヴァールに、聞きました。…アルが出発する前の日の昼に」
ごそごそもそもそと服を探りながら、ピアニィは言い難そうに答える。
――薬の副作用の話があったのが、出発前日の夜の事だった。自分の顔が険しくなるのを感じながら、アルは更に質問する。
「…………まさか、とは思うが…副作用の話も聞いてたか?」
「―――それは聞いてないです。…帰ってきたらアルから離れないで下さいね、とは言われたんですけど」
………無意識のうちにアルの両手が、拳を握っている。ギリリ、と奥歯を噛み締める音にピアニィが振り向いた気配がした。
「あの旦那……姫さんをケダモノに差し出す気満々じゃねえか……っ!」
このまま、一発くらい殴りに行ってやろうかとアルが考えたその時。着替えを終えたピアニィが、アルの袖を引いた。
「アル、あの…こっち向いてもいいですよ…?」
素直に振り向いたアルは―――絶句し、片手で頭を抱えた。
「…………姫さん。それ、本気で俺に着せるつもりだったのか………?」
「え、いや、そのう……ち、違うんです、他のだとサイズがっ……」
ピアニィが着ているのは、男物の寝間着―――それもサイズが大きめの、上着だけであった。
大きく開いた襟からは胸元が、裾からはほっそりとした足が覗ける、ある意味定番な一品――自分が着せられるのでなければ。
深く深く溜息をつきながらベッドに腰掛け、アルは一応の確認をする。
「――――まさか、コレまで旦那の入れ知恵じゃねえだろうな?」
「えと、これはちょっと、違う方からの―――」
ごにょごにょと言葉を濁すピアニィに、違う方ってどこだよ――と突っ込みたい気持ちを押さえて。アルはもう一度、深く溜息をついた。
「――アル。怒ってます……?」
隣に腰掛けたピアニィが、下から覗き込むようにしてアルを見る。そちらにちらりと目をやって――三度目の小さな溜息をつく。
「……どっちかっつうと呆れてるな。―――自分の単純さに」
「………え?―――っ」
戸惑った様子のピアニィの腕を引き、膝の上に載せる。慌てて裾を押さえるピアニィの耳元を、囁きが掠めた。
「その服はな、―――着せるもんじゃなくて、脱がすもんだ」



翌日。
体調不良のため、との事で、女王陛下の午前の予定は全てキャンセルとなった。
その陰に、勝ち誇った顔の軍師と、怒るに怒れず拳を握り締める女王騎士の姿があったとかなかったとか。
167|ω・`):2009/07/23(木) 04:14:50 ID:LLohSMHg

 |ω・`)ノ <何とか終了でゴザイマス。

 それにしても私は、何度ピアニィ様の処女喪失を書いているんだか。
168名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 06:00:02 ID:Y0eNtDQ2
逆に考えるんだ。ギルドスキルの蘇生は処女膜すら回復してくれるナイスなシロモノだとry
169名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 07:20:40 ID:GWl7Wu4x
乙です>壁の人

なるほど、再生‥と言うことはナーシアもカテナも(ry
さらには従者のエクスマキナの下着をずり下ろしながら「うひょ〜こっちも新品になってる!」とか喜ぶ腐れ騎士とかがいる訳か
170さ・・:2009/07/23(木) 12:15:16 ID:Ik8ejwPy
乙×2で・・・、寸止め喰らった後は、乙感も2倍で(笑)

>処女喪失
大丈夫、今回で『まだ』二回目です
171さ・・:2009/07/23(木) 12:42:44 ID:Ik8ejwPy
ところで、やっぱり胸のサイズは アル子(推定C)>ピアニィ(推定B)なんだ(笑)

じゃ、今後、あかね嬢のイラストで、ピアニイ陛下の胸がサイズUPしたら
「アルの育てたCカップ」ってことで(笑)
172し・・:2009/07/23(木) 12:53:57 ID:Ik8ejwPy
それにしても、服を脱がす手以外に、舌まで器用基本値高いな、アルは

器用値高いってのは、イロイロ使い道があって良い言葉だ
173名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 13:44:54 ID:88xy8C5t
アル子については「ささやかながら〜」とか書かれていたような>胸
それにしてはあかねちんの絵はエロ美乳だったけどw
174|ω・`):2009/07/23(木) 13:58:50 ID:YhakUMiM

 |ω・`)ノシ < >>138さん、ご覧になってますでしょうか〜。ネタありがとうございました、壁のものです。

 乙ありがとうございました。
 《蘇生》にそんな効果があったとは、驚きだ(笑)
 あと>>169ダグラス=カイエン自重w

 >Ik8ejwPyさん
 『まだ』言わんで下さいw 時間軸の関係上しょうがないんじゃよー。
 アル子の胸はどう見てもピアニィよりおっきいと思うんだ。胸板が厚い男性が女性化したのであたりまえですが。
 文では控えめと書いてあるのにあの胸は、あかねちんの趣味に違いないよ。

 それにしても今回は、ちょっと毛色の違うものを!と思って>>140なものを書き始めたはずなのに、
 あっという間にラブな方向にスピンアウトしていきました…。なんだろうこの敗北感は(笑)
 もう、この方向に極めて行くしかなさそうです。
 だけど王子に勝てる気がしないんだぜ!!


 |ω・`)ノシ <それでは、またの機会まで〜。
175名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 14:27:58 ID:mSR4/JeE
> 胸板が厚い男性が女性化したのであたりまえ
数値上はCあるのにAA以下に見える人とか、逆に大きく見える人とかいるよね
176名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 00:07:29 ID:n83djuo3
>>174
ぐっじょぶでありました。

ところで、ちらっと考えて挫折したネタなのですが、

「女装にハマってしまったアル子。それを正道に戻そうとするピアニィの誘惑大作戦」

みたいなものとかどうでしょうか? 毛色の変わったラブ展開ってことで……
177名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 00:11:01 ID:XykdGxLr
ダブルクロスの本スレ(痴情)で地下話ししてるのはおまいらか!?
178名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 02:10:29 ID:Up40R9PN
>>177
落ち着いて斬絵さんのSSを書く作業に戻るんだ
179名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 03:06:03 ID:mgqkNf3t
ふと斬絵が恭二の実娘説を唱えてみる
180名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 03:13:29 ID:qs8Zqv4X
苗字が春日なだけで、UGN側じゃねーの?サンプルキャラは明らかに彼女っぽいし。
春日一族から抜けてUGN支部長やってるキャラっていうのも面白いけどw
181名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 03:54:40 ID:E/kft5wR
みんなまってくれ!
誇りある紅たんに謎が多いのは、ルールブック2と上級ルールブックで謎が解けることを期待して俺たちが
買うことを見越してしのとうこと矢野俊作が仕掛けた罠だったんだよ!
182強化(ry:2009/07/24(金) 07:51:55 ID:xX/4QCS3
しょっぱな→よゆー
3人目くらい→ドSモード全開
10人目くらい→らめぇ
50人目くらい→ぁー(はぁと) ぁー(はぁと)
これがベル様

しょっぱな→よゆー
1人目→ちょっ!? 想像以上にっ……!
3人目くらい→ひぎぃ
10人目くらい→……(ガクンガクン)
これがちゃん様

しょっぱな→ああ、そうだな
100人目くらい→うん、そうだな
死屍累々→おや?
これがフール様

大体こんな感じの俺の脳内裏界(汁塗れ)
どうでもいいけど規制くらい過ぎ
183名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 12:24:31 ID:zbD+xrWT
ちょっとフール様の周りの屍の一つになってくるわ
184名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 16:26:42 ID:4+tOMyaN
>71の続きというか続報と言うか何だかんだなんだが、「FHセルリーダー相当のUGN支部長」で良いと思う。
斬絵はプランナー派で、コードウェル派の新しいセルリーダーと対立、ただし部下は全員コードウェル派に鞍替え。

 実はその時点で同級生がUGNチルドレンだったり覚醒したてのオーヴァードだったりは判明していたが、隠している。
 何故かと自問するが、自分でもよく分からない。

そうこうするうちにとうとう決裂、新リーダーと地下闘技場で決闘開始。

勿論イカサマを使われ、酷い目に。後は既に書いた通りの状態。
185名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 02:13:51 ID:c0jjH8Yi
>>182

く、くっそぅ。
不覚にもおっきして、我がルー様で想像してみようとしたものの、
何故かイメージ的にルー様のその手のは想像できない自分が哀しいorz
186|ω・`):2009/07/25(土) 02:17:33 ID:6oArq2y4
>>176

 |ω;`) <ごめ     ん
187名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 15:44:14 ID:XCQU/YMU
DX3ルルブのパーソナリティーズと、前のスレのいくつかで思いついた馬鹿な妄想。
教官つばきんぐとはつまりこういうものか、的な。


応理「さあ、新人チルドレンの諸君!今から君たち、男女の営みのなんたるかを知らないヒヨッコたちに、実演を通して正しい性行為というものを学ばせてあげよう!」
隼人「こんな大勢の前で犯るのは初めてだけど、こういうのも新鮮だなあ」
椿「ば、馬鹿なこと言わないで、あ、あんっ!?い、いやっ!?隼人、やめて……!?あうっ!?」
応理「よく観察したまえ!これが性交の見本だ!この体位だと二人が繋がっている様子がよく見えると思う!あ、そこ!自慰行為は控えたまえ!研修プログラムに従うんだ、いいね!?」


……そして三十分後。

隼人「ううっ、そろそろいくぞ、椿!」
椿「あ、いや、こんな大勢に見られたままで………あ、ああーーーーっ!!中は、ひ、ひあ、ダメえええぇ!!」

どく、びゅく。ぶびゅう。

応理「よーし。これが見本だ、諸君。それでは実地に移ろうか。そこでひっくり返って伸びている教官殿にたっぷりと御教授していただけ!隼人、後ろの穴も普段から使っているんだろうね?」
隼人「もちろん、前と同じように使えるようにしてあるぜ」
応理「グッド。さあ、それでは尻に卵の殻をつけたままのヒヨッコ諸君。存分に学び、盛大に溜まったものを吐き出したまえ。返事は!?」
チルドレンたち「サー、イエッサー!」
椿「い、いやあーーーーっ!?」

むう。
なんかいろいろなものが足りてない気もするが、とりあえず妄想保管完了。
……なんか……いいのか、これで……?
188名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 16:27:45 ID:djlfT+bE
>>187に続こう。
人気急上昇中の春日斬絵なんだが、大人版・玉野椿を見ている内に
こういうレネゲイド(妄想)を発症した。

FHとして“ファルコンブレード”高崎隼人と交戦するも、初の敗北を味わう斬絵。
誇りある決闘者として“敗者は勝者に従わなければならない”と服従の意志を申し出るも、
「あー、そういう堅苦しいのは勘弁」と隼人はスルー。

勝者の義務を果たせと憤慨し、とうとうUGNまで押しかける斬絵。
生来の真面目さと誇り高さが災いし、あれやこれやとUGN支部長の座へ。
だが、それは彼女にスパイ疑惑を持った上層部が激戦地区へ送り込んだもの。
部下もなく、孤独に一人で戦い続ける斬絵。
この地に骨を埋める覚悟で奮戦する彼女の様子は、やがて隼人にも届くことになる。

彼女の生真面目さにかつての相棒の姿を重ねていた隼人は、その状況を知って憤慨し、
斬絵の元に駆けつける。
困惑し微かに好意を喜びながらも、生真面目さから規則を盾に拒絶するも、ここで笑顔の
「確か、敗者は勝者に従うもんだったろう?」が炸裂。
きゅんきゅんとした斬絵は、日本支部長トップの霧谷雄吾に連絡。

斬絵「高崎さんにつき合って頂いて良いのでしょうか?」
霧谷「そちらは貴女一人で大変でしたし、ええ(部下として)勿論ですよ」

UGNチルドレンの隼人は、UGNが親であり家族である。
つまりは実家公認も同然。
歓喜しつつ、隼人にOKだったと伝える斬絵。
誇りある名家に相応しく、彼女の内ではおつき合い=結婚の認識。

隼人「よろしくな、支部長」
斬絵「あ、あの……隼人さんは年上なんですから、斬絵で良いですよ」
隼人「そうか? じゃあ、よろしくな斬絵」


― 次回「“シルクスパイダー”参戦。Wエグザイルの戦い」にRCせよ!―


侵蝕率がヤバいんで、後は任せたぜ……

189名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 16:49:59 ID:Nk9xQZph
>>188
つまりエグザイルのポエムは、UGN日本支部の地下決闘場で、隼人を巡って
椿との決闘に臨む斬絵たんの決意表明というわけなんだな? いいぞもっとやれ!
190名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 16:51:19 ID:Nk9xQZph
ごめんミスった。ブラム=ストーカーな>>189
191名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 18:31:42 ID:l2dkVygg
>>188
やべぇ、隼人がどっかの魔剣使い並にフラグスルー能力を会得してやがる……!
大好物だけどなそーゆー展開っ!

……それで一本話書けそうなんだがエロ思いつかないからやめた。
192名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 18:51:41 ID:mt4A3Ac3
>>191
行くんだッ!
そこから産まれるエロスもあるんだからッ!!
193yuzu:2009/07/25(土) 19:19:33 ID:jIvKOdTU
>>189さま。
つまり、こういうことですか?


 決闘者の掟。
 戦うに値する理由はただひとつ、それのみであると信じていた。
 滾る血と、孤高の誇り。
 それだけが、自分を自分たらしめるものだと信じて疑わなかった ―――
 彼 ――― “ファルコンブレード”高崎隼人と出会うまでは。
「あなたを倒すわ ――― 」
 眼前に立つ少女 ――― とはいえ自分よりも二つ、三つ年上のようだが ――― を鋭く見据え、斬絵は声も高らかに宣言する。
 隼人のパートナーだという、彼がもっとも信頼すべき相棒だという彼女は、鋭く凛とした面持ちと美貌に困惑の表情を浮かべながら、それでも戦闘態勢を崩すことなく屹然と立っていた。
 ちらり、と彼女が決闘場の向こう側にいる隼人を見遣る。
 隼人もやはり、困惑し ――― いや、正確に言えばこの状況がいまいちよく飲み込めていないような顔つきをして ――― 相対する二人の少女をおたおたと見守っているようだった。


 なんですか。アイコンタクトとかいうやつですか。


 斬絵の奥歯が正体の分からぬ煩悶でぎりぎりと噛み鳴らされる。
 胸の奥に湧き出たもやもやとしたモノを振り払うかのごとく、誇り高き少女はことさら声を張り上げた。

「あなたを倒すわ ――― この私の、血と誇り(と愛)にかけて」

 すらりと背の高い美貌の少女が、困惑の表情を静かな怒り苛立ちへと変じ、背後の隼人を振り返った。

「……後で、どういうことか説明してもらうからね?」
 少女 ――― “シルクスパイダー”玉野椿の声色は氷点下の冷たさを有していた。

「お、俺のほうが聞きてえよっ!?」
 そして、隼人の情けない絶叫を合図に、二人の少女たちは激突する。
 互いに(たぶん)譲れないもののために!


 と、こういうことでしょうか!?
 くそー、斬絵いいなー。
 隼人とカップリングでつばきんぐの対抗馬だなんて妄想されたおかげで、即興でこんなおもいつきをさせられてしまったぜい。
 ぐぬぬ、名残惜しいが、途中の続きを書く作業に戻るぜい。
194名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 19:20:21 ID:rOSWOEgV
するとエグザイルポエムは更なる参戦者(属性:デレジャーム)をこれ以上先(第三段階フラグ)に進ませまいとするシーンか
195名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 20:16:36 ID:Nk9xQZph
>>193
うおおおお俺の中の赤き赫が滾ってきた!
機会があればぜひ、全編書いちゃってくださいな!
196名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 20:23:43 ID:l2dkVygg
>>192
むぃー……んじゃ、今きちんと書くことができぬゆえに携帯からちょろっとだけー


 鏡を見る。
 映るのは十数年付き合ってきた自分。クセ毛がちの髪。怜悧と言われることの方が多い、冷たい表情。
 そのはず、なのに。

「……腑抜けているわ」

 鏡に映った自分の顔を彼女―――春日斬絵は緩みきっている、と評した。
 鏡に映っているのは、頬を赤らめながら、困ったような、それでいて嬉しさを隠そうとして隠し切れていないような、なんともいえない表情をした斬絵だ。
 もしも昔の彼女を知る者が今の彼女を見たのなら、天変地異の前触れか、または自分に熱があるのかのどちらかを真剣に心配するだろう。

 話は彼女のはじめての挫折からはじまる。

 もともと「春日」といえばFHに所属している一大派閥の一族の名だ。
 斬絵も幼少のころよりその理念や訓戒を叩き込まれ、高貴なるものとしての誇りを抱き、若くしてFHのセルリーダーとして活躍していたのだ。
 ―――そう。一人の青年によって挫折させられる、その日までは。

 彼女がはじめて挫折を味わったその日から、数ヶ月の月日が流れた。
 その間、彼女がFHを抜け、UGNへと身を移し、有能さから支部長に登りつめ、部下を持たないため一人戦いに明け暮れ―――
 そして今日。先日の戦場で再会した「彼」が、彼女の部下となるために、この支部にやってくるのだ。

 こんな時にどんな顔をして会えばいいのかわからない斬絵は、鼓動を落ち着かせようと深呼吸する。
 「彼」は私との約束を守るために支部に来てくれる。私を信じて、私の下で戦ってくれると約束した。
 斬絵の危機に駆けつけてくれた「彼」は、強情を張ろうとする斬絵の言い分を笑って受け流し、斬絵を放っておくのは危なっかしいから、と支部への転勤を申し出てくれたのだ。

 今日から、一人だった支部が二人になる。二人きりになる。
 そう意識するだけで、朝から何度も赤面する羽目になる斬絵だった。

「落ち着け。落ち着くのです春日斬絵。
 大丈夫、あの人が私を訪ねてくるくらいがなんだというのですっ。
 このくらい、ジャーム30匹に囲まれたあの時に比べればどうということは―――」

 ないのです、と言おうとした言葉が、インターホンが鳴った驚きで飲み込まれる。
 ひゃあっ!?という典雅ではない叫び声を上げ、彼女は硬直した。
 時計を見れば、約束の時間。

 斬絵は、緊張のあまり感情が高ぶって目の端に涙すら浮かべて赤面しながら、新しく自分の部下になる人間を迎えるため、玄関へとむかった―――。


30分で携帯クオリティ。こんな話しか書けなくてごめんよorz
197名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 20:59:14 ID:LjW/pYR+
ドアの向こうには恭二がいるんですねわかります
「うおおおおおおおお帰って来い斬絵ぇぇぇぇ!!」
198名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:36:26 ID:GvgHK6d8
なんだこのサンプル支部長旋風はw
可愛いぞ、もっとやれ。
199名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:54:39 ID:6NR6D8Cq
ヤバい、これは萌える

>>197
《赫き剣》、《鮮血の一撃》+《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》 春日恭二に侮蔑□/嫌悪■でロイスをとってタイタスにして昇華してクリティカル値を下げます。
200名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 22:04:13 ID:IzkZ5VLK
>>197
お前天才すぐる。

201名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 22:16:22 ID:hDBrC9gA
>197
春日恭二の初勝利まで……


「と言うわけで高崎隼人。
 ウチの娘と交際を望むのなら云々」
「て、てめぇを父親と呼びたいわけじゃあねぇ!」
「そ、そんな、酷い……私の事なんとも思ってないの?」
「へ?
 いや、何でそういう方向になるんだ!?」
「まあ待て斬絵。
 こいつらUGNとは長年戦ってきたからな、そう簡単に身内と認めるのはツライだろう。

 だから、お前がコイツと添い遂げないのなら、我々父娘は絶縁しなければならない」
「だから待て」
「そんな、お父様……!?」
(げ、春日恭二が泣いている……マジ泣きかよ)
「幸い、霧谷雄吾なら立派にお前の父親代わりを勤めてくれるはずだ」
「で、でも……」
「斬絵。お前は、この父のような敗北者になるな。人生の勝利者になれ!」
「はい!頑張ります!!」

「押忍!助っ人に来ましたー!」
202名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 22:31:13 ID:s94lUwUU
斬絵さん人気でスレのレネゲイドクロリアン値が尋常じゃなくなってるぜ…
203名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 22:35:05 ID:A5LPSAJB
こいのぼりといい狛江といい、元FHな人材がどんどん増えていく……


ハッ!これがまさかダブルクロス(裏切り者)という事なのか!
204名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 22:36:50 ID:6A+XGNTB
都築京香についてはルルブ2でって、春日一族については載るのだろうか?
205名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 23:20:16 ID:GvgHK6d8
>201
娘かよッ!w

むっちり健康的で艶やかな椿と、ほっそり華奢で色白滑らかな斬絵か……
二人ともベッドに並べちゃえYO。
206名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 23:33:22 ID:aUtsMiCB
>>201
個人的には、伯父と姪の関係の方が萌える。
207名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 23:39:54 ID:l2dkVygg
そして斬絵から反抗期的な態度を取られてヘコんだ春日恭二は、濡れ鼠になりながらとある居酒屋へ……
208yuzu:2009/07/25(土) 23:49:42 ID:H6EiCxMU
>>195さま。
確かに書いてみたい。
書いてみたいがあまりにも斬絵の情報が……(泣)
うーん。
3rdでのつばきんぐや隼人の立ち位置、それと本格的に斬絵の背景が分かればいいんですけれど。
いまのままではたとえ書いたとしてもエロなしのラヴコメにしかならない予感(悔)。
つばvs斬の隼人を巡るお馬鹿なガチンコバトルか……うーむ……。

それはさておき(誤魔化した)。
まがみん×いおりんの続き、投下予告です。三十分ぐらいしたらまたお邪魔します。
ではでは。
209〜Scars So Deep〜:2009/07/26(日) 00:18:44 ID:wxxuCxeI

     ※

 冷たく固い床の上で身をよじる。
 圧し掛かる身体の重みだけが温かく熱を伝える。
 柔らかな胸に顔を埋め、細く華奢な体躯にがむしゃらに挑みかかる少年の姿はまるで、一匹の獰猛な獣のようだった。
 呼吸を荒げる。吐き出される吐息は熱風のようだ。
 二つの人影が揉み合ううちに、いつしか伊織のブレザーがはだける。
 ワイシャツのボタンは外れ、鎖骨が露になり、曝された肌身が灼熱の呼気に蕩けていく。
 鼻頭で探るように。餌にありついた飢えた動物のように。真神は、抱きすくめ、押さえつけた伊織の肉体にむしゃぶりつくようにしがみついていた。
 肩から外れたブラジャーの紐はよじれ、掌に収まるほどの小振りで、形の整った乳房が服の継ぎ目から剥きだしにされる。
 貪るように口を大きく開いた真神が、伊織の胸の先端に齧り付いた瞬間、その脳天を快い電撃が走り抜けた。
「あっ! はあ、ん、んんっ……!」
 鼻から抜けるような甘い声を誤魔化すように。真神の耳に届くのを恥らうように。伊織は両腕で少年の頭を自ら胸元へと掻き寄せ、抱きしめた。
 真神の唇の意外な柔らかさと、押し付けられた歯の硬さが、同時に乳房に感じられる。
 伊織の動作に誘われるように、真神は乳房に力強く吸い付いた。舌全体を使ってこってりとその膨らみを舐め上げ、唾液で濡らす。柔肉を甘噛みし、頬を思い切りすぼめて吸い上げる。
 貪欲に味わう。咀嚼するように味わう。満身の力を込めれば折れてしまいそうな伊織の腰を引きつけるように二の腕で抱え上げ、密着度を高めながら。
「ま、がみ、あう、う、あはぁっ……」
 赤子のようにしがみついてくる少年の所作がたまらなく愛おしい。伊織は、自分よりも背の高い少年の丸まった背を撫でながら、彼の短い髪を梳き上げるように掻き混ぜた。
 埋めた顔を真神が上下左右に動かす。技巧もなにもない稚拙な動作だった。
 その代わりに激しく、目まぐるしい。縦横無尽に動き回る舌の動きは素早く、伊織も予測できないほどに火照った肌を嘗め尽くす。
 ぷちぷち、と小さな音。
 ワイシャツのボタンが弾け飛んだ音だった。
 不意に首を引き寄せられ、伊織の身体が前のめりにされる。それは制服のネクタイを強引に引っ張られたせいだった。
 しゅるしゅると、容易く襟元から抜き取られ、床に打ち捨てられるネクタイ。
 身に纏う拘束の一部が解かれると、真神の無骨な手は次々と伊織の身体を覆うものを剥ぎ取っていった。
 ブレザーごと、ワイシャツが左右に押し広げられる。立て続けに糸が切れる音がして、ボタンはすべて引きちぎられた。
 個室の窓硝子から注ぎ込む街の薄明かりを照り返して、唾液をまぶせられ、また伊織自身の汗でしっとりと濡れた肌が妖しく光る。
 大きすぎず、また小さすぎず。
 椀を二つ被せたような美しい乳房は、その先端の桃色部分も十分に張り出し、健気にも天井をぴん、と指している。
 なだらかなカーブを描く胸元から腹部、ほっそりとしたたおやかな腰つき。嫌でも情欲を刺激する、目も眩むような光景に、真神は口腔による情熱溢れる愛撫を再開した。
 はだけた布の間に頭を差し込み、二つの膨らみを、脇腹を、臍の周りを嘗め尽くし、白い肌に痕を残すほどの接吻の雨を降らせる。
 その所作が伊織にもたらしたものはさらなる肉体の高揚と、その後に続くはずの、真神による蹂躙への期待であった。
 じゅく、じゅく、と。自分の意志では抑えきることのできないほとばしりを、閉じた太腿の間で湿り気を帯びていく下着の中から感じ取る。
 自らの分泌したぬめりの正体を瞬時に察し、伊織はあまりの羞恥に目をきつく閉じた。
210〜Scars So Deep〜:2009/07/26(日) 00:19:26 ID:wxxuCxeI
 心は、すでに真神を求めて止まない。
 心が求めれば、自然と身体も肉への欲求を発露する。
 しかし、この湿り方はどうだろう。
 もつれ合う度に、肌が重なる度に、否応なしに身体は左右に、上下にぶれる。その動作の度、絡み合う自分の二本の脚の間では、とぷとぷと泉が湧くように“それ”が溢れ出す。
 まるで、真神のさらなる行為を誘うように。もっと、もっと欲しいと懇願するように。
 伊織の肉体が泣いている。涙を流して真神に懇願している。
 もっとしてくれ。早くしてくれ、と。言葉ではなく、身体がすでに真神を要求している。
 それは、あまりにも驚くべき身体の変化であり、伊織の困惑と羞恥を引きずり出すものだった。
 初めての行為。言うまでもなく、セックスの経験などない少女の身体。
 それがこんなにも反応してしまうものなのだろうか。
 こんなにも“男”を求めてしまうものなのだろうか。
 期待している。少年との結合を望んで、身体はとうに準備を始めてしまっている。
 なぜ。どうして私はこんなにもはしたなく乱れてしまっているのだろうか。
 さらなる困惑。加速度的に跳ね上がる羞恥心。しかし、それが新たなる分泌を促し、伊織の腿をより湿らせていく。ぴちゃぴちゃと絶え間なく、ますますほとばしる。
「い、いや、真神、ごめん、わたし、違う、こんなの……」
 己の痴態を恥じらうように、伊織の口からほとばしったのは謝罪の言葉だった。
 こんな自分では、本当はないはずなのだ。なぜだかわからないけれど、止めることのできないことなのだ。だから、違う。違うわけではないが、これは違うのだ。
 だから、ごめん。ごめんなさい ――― 必死で、伊織は少年に謝っていた。
 しかし真神は無言で、構うことなく伊織の胸を、腹を、脇を責め立てる。伊織のしどけない姿を蔑視などはしない。するはずもない。むしろ受け入れる。むしろ誘われるがまま伊織に応じる。
 乱れていいんだ。いいや乱れてくれ。まるでそう望むかのように、少年は一匹の獣と化して貪欲に律動した。
 真神が伊織の素足を鷲掴む。
 ぬるり。
 閉じていた脚が、粘ついた愛液を潤滑油にして、ぬめる。
 懸命に恥ずかしい部分を隠そうとする伊織の抵抗を難なく無効とし、二本の脚を押し分け入ってくる真神の胴体を、容易く侵入させてしまう。
 押し開かれた脚の間。その中心に、真神は自らの腰を押し当てた。
 ぐちゅり。湿った音がやけに高らかに響き渡る。
 真神の学生服のズボンの股間部分は、お互いが身につけた布越しにも分かるほどに大きく膨れ上がり、鋼のように固くいきり立っていた。
 恥ずかしい部分を曝け出しているのは自分も真神も同じ。真神も興奮している。自分に欲情してくれている。
 こんなにも自分の身体を求め、こんなにも我を見失い、普段の彼からは想像もつかないほどに、もがいている。
 思わず、涙が出た。
 自分が彼を求めているのと同様に、彼が自分を欲しているのだという事実が嬉しくて、伊織は泣いた。
「ま、がみ、真神……して、お願い……!」
 そしてこの瞬間、残っていた羞恥と理性は伊織の心から手放された。自らの口で彼をいざなう言葉を吐き出し、抱きしめる腕に一層倍の力を込める。
 それを合図とするように、真神の全身全霊の愛撫が開始された。
 指で、乳房の形が変わるほどに柔い肉球をこねあげる。
 痛いほど張り詰めた桃色の先端を、ねじこむように押し潰す。
 剥きだしの肩に歯を立て、力強い右手が肩甲骨を砕くほどに激しく擦りあげる。
 開かれた脚を摩擦するようにさすり、白い肌が赤くなるほどに指の力だけで揉み解した。
 力任せの、しかし目まぐるしく色彩と形を変える愛撫。伊織の頬を、首筋を、胸元を味わいつくすような愛撫だった。
211〜Scars So Deep〜:2009/07/26(日) 00:20:12 ID:wxxuCxeI
「あ、あっ、はぅん、んくっ、ふああっ」
 女体を翻弄する技巧など望むべくもない。それでも、これほど情熱的に、続けざまに叩き込まれる刺激は、十分に伊織を昇りつめさせていく。
 突如として、真神のごつごつと固い指が、もどかしさを振り払うように伊織の下着に引っ掛けられた。
 十分に濡れそぼり、湿り気を帯びた薄い布地。
 もはやそこに、秘部を覆う役目など要りはしない。
 聖域を隠すにはあまりにも頼りない一枚の布きれは、あっけなく少年の手によって引き千切られ、真神の本能が求めるまま、到達すべき深淵を露にした。
 外気に曝された、薄桃色の器官。ぴったりと慎ましく閉じられながらも、滾々と湧き出し続ける愛蜜が、受け入れることへの許諾と歓喜を高らかに謳いあげているかのよう。
 深奥を包み隠す薄い肉襞。ぷくりと膨れ上がり、充血しきった陰核。
 ひくひくと戦慄き、いまにも大きく開かれてしまいそうなほどに、伊織のその部分は真神を待ち受けている。室内の湿度が、この瞬間、一息に上がったような気がした。
 ばきん、と固いものの砕ける音がする。
 伊織が涙に濡れた虚ろな瞳で見れば、真神がズボンのベルトに手をかけているところであった。
 音の正体はすぐに知れる。
 ベルトを緩めたとき、その握力がそれを緩めるだけにとどまらず、ベルトの金具を無惨に破壊した音だった。
 それはもはやズボンを脱ぐ、という行為ですらない。勢いあまってジッパーを壊し、自らの下着すらも引き裂き、暴発寸前の剛直を取り出す真神。
 それからものの二秒とかからず、屹立する肉の塔が鎌首をもたげ、その全貌を伊織の視界に焼き付けた。
 その外観からすでにすべてが分かる ――― 真神が暴発寸前であることが。
 内に押さえ込んだ欲望が行き場をなくして、その肉塊の内部で力を持て余している。
 人の肌身とは柔らかいもの ――― そんな固定観念など吹き飛ばしてしまうほどに、真神のそれは硬度を保ち続けているように見えた。
 剛直の先端部分からは早くも、先走るように半透明の粘液が滲み出ている。
 内部に溜め込んだ溶岩の如きものを易々と想像させるほどに、少年の男根は暴発寸前の欲望を溜め込んだまま、ぴくぴくと震えていた。
 貫きたい。お前の内部に包まれたい。そして吐き出せるものはすべて吐き出しつくしたい。
 物言わぬはずの剛棒が、雄弁にそう物語っている。

 伊織が、求める。
 その蕩けきった秘壷は十二分に準備を終えていた。
 真神が、応じる。
 その中心で息づくものは、伊織の肉体が望み、求めるがまま、閉じた花弁をこじ開け、刺し貫くための用意を整えた。

 ぴたり。

 期せずして二人の呼吸が止まる。
 室内に静寂の帳が下りた。
 すがるように伊織が見上げ、応じるように真神が見下ろす。
 二つの視線が強力な磁力を帯びて互いを見つめあい ――― 真神は不意を打つように、一息で腰を突き出した。
 濡れきった肉壺目掛けて、ただひたすらにその中心、最深部へと男根がめり込んでいく。
 そこにあるはずのかすかな抵抗など易々と打ち破り、伊織の真芯を貫いた灼熱は、伊織の想像以上の固さと、長さを持っていた。
 ぷちぷちと肉体の一部を引き裂く感覚。処女の門をこじ開けられる痛み。多量の愛液という潤滑油をもってしても緩和しきれない激痛は、伊織にさらなる悲鳴を上げさせた。
「あぐっ、ふ、ううっ、ま、がみ、あうっ、い、つうっ、く、ううっっ」
 喰いしばった歯の隙間から、痛みに堪える悲痛な悲鳴が上がる。それでも伊織は真神の腰に両脚を回し、彼の身体を放さないように、密着の度合いを深めるように自ら腰を浮かせた。
 破瓜の激痛に涙が滲む。
 熱を帯びた肉棒が薄い肉襞を押し分け、じゅくじゅくと音を立てながら、激しく動き続ける。
 そこに、少女の初めてを奪ったことに対する労わりや気遣いはなく、ただ愚直なまでに突き進む獰猛さだけがあった。
212〜Scars So Deep〜:2009/07/26(日) 00:21:32 ID:wxxuCxeI
 それほどまでに、真神は無我夢中だった。
 目をつぶり、額にうっすらと汗をかき、視覚ではなく触れ合う肌の感触だけを頼りに、組み伏せた少女の肉体の感覚を脳裏に刻み込もうとしているようだった。
 結合直前の全身全霊の愛撫と同様に、抽送の動きもまた、全身全霊の動作と言える。
 柳のように細い伊織の腰を掴み、がむしゃらに前後運動を繰り返す。
 その必死な様を、ぼやけた視界の向こう側に見つけ、伊織はじんわりと胸の奥が熱くなるのを感じていた。
 これほどまでに求められている。
 それが欲情であれ、性欲の発露であれ、こんなにも真神が自分を求めていることが、たまらなく嬉しかった。そして、たまらなく真神が愛おしかった。
 無骨な仕草でさえ、そして稚拙な性交でさえ。
 彼がもたらすものすべてが、痛み以上の快感へと変換されていく。初めに漏らした絹を裂くような悲鳴は、それゆえに次第に甘い嬌声へとトーンを変えていく。
「まが、み、あんっ、はぁ、あうっ、うっ、くふっ……」
 彼の名を呼び喘ぐ声が次第に熱を帯び始める。
「あ、あ、動いて、もっと、うごいて、いい、から、もっと、もっとぉ……」
 ねだるように。そそのかすように。
 痛みなどもはやなんでもなかった。むしろ痛みすらも悦びへと変わりつつあった。
 愛しいと想う心の変化が、肉体が得る感覚をも操り、不快から快へと作り変えるものなのだということを、伊織はこのとき初めて知った。
 なにかに耐えかねたかのように、真神が伊織の華奢な体躯を抱きすくめ、固く抱擁する。
 お互いの肌と肌、いや、肉と肉をもどろどろに混ざり合わせようとするかのような、熱烈な抱擁だった。
 しなやかで、しかし力強い両腕。息が詰まるほどの拘束感は、同時に強烈な高揚を伊織にもたらした。
「い、おり……っ……!」
 押し倒されてから初めて真神が発した、吐息以外の意味ある言葉は伊織自身の名前であった。
 そのことがまた、伊織の快感を加速させる。
 昇りつめていく。昇りつめ、弾け飛ぶ。
 そして絶頂寸前の伊織よりも、真神のほうが先に限界が訪れようとしていた。
「うっ……うおおおおおっ!」
 吼える。低く、荒々しく真神が吼える。
 声を殺すように伊織の乳房に顔を埋め、ふっくらとした美肉を口一杯に頬張った。
 そして、自らの身体の下の肉体を押し潰そうとするかのように、密着させた腰をさらに押し付けると、わななく下半身が二度、三度と痙攣を開始した。

 どびゅっ、びゅう、びゅっぶぷっ。

 溶岩にも似た粘液が大量に放出される。長大な怒張が伊織の最深部で弾け、こってりとした体液を子宮口に直接噴きつけた。

「あっ、膣、焼ける、あ、ああっ、すごい、たくさん、こんなに、ひいっ……!?」
 身体の自由を拘束されたままで激しくもがく。
 与えられた衝撃の大きさに、締め付ける腕の中で身悶える。
 液体というより固体のような存在感を持った欲望の塊は、誇張でも比喩でもなく、確かに伊織の膣内を殴りつけるような勢いで爆発した。
 子宮の奥まで滲みこんでくる精液は、その多量さゆえに内部だけに収まりきらず。
 かといって、みっちりと肉襞を限界まで押し広げる男根の径の太さゆえに、結合部から外に漏れることもできず。白濁した塊は伊織の内部に滞留し続けていた。
 そして。
「いっ、ひうっ、も、来る、う、ううっ、い、くぅ……!?」
 射精の瞬間、自身の内部で焼け付く放出を感じ取ると、伊織にもまた強烈な絶頂感が訪れた。
 涙で滲んだ視界が別のなにかのせいで真っ白に焼け付く。自らの喉が壊れた笛のように擦れた呼吸音を上げる。
 身体ががくがくと小刻みに震え出すのは、身じろぎすらもできぬなかで彼女が出来る、ただひとつの動作であった。
 下半身の痙攣と同時に、溜まった精液が、風に揺らぐ湖面のようにたぷたぷと波打つ錯覚が伊織の脳裏にイメージとして像を結ぶ ――― それほどに、それは多量の射出であった。
213〜Scars So Deep〜:2009/07/26(日) 00:22:43 ID:wxxuCxeI
「はあっ……はあっ……ふうっ……」
 遥かな高みへと昇りつめた、その後の余韻に心身を深く浸らせ、伊織が激しく息を吐く。
 全身をようやく脱力させ、呼吸を整える。しかし、絶頂を迎えたはずの真神の腕の力は少しも緩められることなく、ますます伊織の裸身をきつく締め付けるように抱きかかえていた。
「ま、が……み……? う……はあうっ、ふああああっ……?」
 射精からわずか数秒しか経っていない。
 しかし、一度は伊織の中で中身を吐き出したはずの陽物は、より一層の大きさと固さを急速に取り戻し、再び伊織の膣内をみちみちと満たし始めていた。
「……足りない……」
「あ、はぁ、え、な、なに……?」
「……これぐらいじゃ、足りない……伊織……もっと……お前が……欲しい……」
 埋めた胸の中でより低く呟く。
「真神 ――― 」
「お前が、欲しいんだ」
 インターバルなどあってないようなものだった。
 火照りも快感の波もまだ去りきらぬ伊織の身体を、真神は言うが早いか、さらなる律動をもって責め立てた。
「ひあっ……ま、まがみ……い、いいよっ、たくさん、いくらでも、好きにして、いいよ……!」
 絶頂直後の鋭敏な肌に、伊織の受諾を合図にむしゃぶりついた真神の汗が塗り込められていく。
 それだけで伊織の感覚は、瞬く間に先程と同等の ――― いや、それ以上の高みへと急速に振り戻されていく。
 自分が欲しいと、もっと欲しいと ――― 真神がそう言ってくれるだけで、なにもかもが受け入れられた。
 食事の好き嫌いも分からない。人並みの望みなどなにひとつないというこの少年が、初めて自分だけに見せてくれた素顔のように、伊織には思えてしかたがなかった。
 何事に対しても、誰に対しても無関心であるはずの彼が、普通の少年と同じように、男性としての己を曝け出してくれる。
 それはまさに、本能と欲望を剥き出しにした一匹の雄の姿。
 でも、それでよかった。それがよかった。
 ますます獰猛に踊りかかり、激しく腰を叩きつけ、胸といわず肩といわずありとあらゆる部位に唾液の線を残し、歯形を残す。そんな真神の行為が、無上の喜びとなって伊織に襲い掛かった。
 ぎちぎちと、男を迎え入れたばかりの狭い蜜壷を蹂躙する男根。内部で溜まった自分自身の精液の塊を、自分自身で攪拌し、粟立てるように掻き混ぜていく。
 穿ち、貫き、引き戻すかと思えば突き立てる。
 抱きすくめる腕の力は一層強まり、背骨が、肋骨が折れ、砕けてしまうのではないかと思うほどの膂力であった。
 でも、構わない。このまま真神に刺し貫かれたままであれば、この身を粉々に打ち砕かれながら息絶えても構いはしない ――― そんな風に思える。
「ま、がみ、ひ、ああっ、壊れる、もう、わたし、ああっ……!?」
「伊織……いお、りぃ……!」
「こわして、私を壊してもいいから、いくらでも……あひぃっ!?」
 胎内まで重たく響く肉棒がさらに体積を増す。最初の射精を浴びた経験で、それが真神の煮度目の爆発の予兆なのだと伊織は察した。
「あ、あつい、くる、またくるの、ま、がみ、だして、まただしてぇ……!」
 唇から唾液が吹きこぼれる。焦点を失った瞳が忘我の涙に濡れる。半オクターブ高くなる嬌声が長く細く糸を引き、伊織にも二度目の終点の訪れが近いことを、真神に知らせた。
214〜Scars So Deep〜:2009/07/26(日) 00:23:37 ID:wxxuCxeI
「伊織……! 出る……!」
 同時に放たれる二度目の濁流。それは、初めのときよりも濃厚で、初めのときよりもさらに大量のほとばしり。
「あ、あああっ、い、いく、いく、わたし、いくうううーーーーっ!?」
 魂消る悲鳴はなお高く。
 立て続けに訪れた快感の波が、この瞬間、伊織の中に残っていた最後の理性をとうとう吹き飛ばした。
 もはや膣内に収まりきらず、凝縮されて溜まりに溜まった精液の塊は、二人の結合部分を内部から押し分けるようにして、ぶちゅぶちゅという濁った音を立てながら外へと溢れ出す。
 より激しく痙攣し、絶頂の極みに打ち震える伊織は、朦朧としかけた意識で、真神の荒い呼吸が鎮まることなく耳元で吹き荒れるのを聞いていた。
(あ……そんな……まが、み……もう……ま、た……)
 それは、いつ果てるともしれない情交の始まり。互いの股間を精液と愛液でびしょ濡れにしたまま、真神はすでに三度目の到達に向けて運動を開始していた。
 途切れることのない悦楽の波が伊織の意識を翻弄する。
 全身が与えられる刺激のすべてを快感へと変換していく。
 真神の右手が乳房を握り潰し、めくれた制服のスカートから剥き出しにされた尻肉を鷲掴みにする。触れればその箇所は容易く反応し、電流のような痺れが伊織の脳天を直撃する。
「真神っ、ま、がみぃ……ひあっ、ひ、うああああああーーーーー……!!」
 木霊する声が、真神の灼熱の吐息を掻き消して、室内を揺るがせる。
 はだけた衣服の乱れなど、もはや気にすることもなく。
 二人の少年と少女は ――― 長い、長い夜の深奥へと埋没していった ―――

     ※

 深夜。
 時刻はすでに午前零時を過ぎている。
 薄暗い廃棄施設の一室で絡み合い、蕩けあった二人は、精根尽き果てた身体で重なるように寄り添い、か細く呼吸を繰り返していた。
 欲望が命じるままに。貪るように。
 真神は幾度も伊織に精を放ち、それでもなお途切れることなく腰を振り続けた。
 文字通り、精巣が空になるまで犯し。出せるものがなくなってさえも、まだなおいきり立つことを止めない剛直で伊織を責め続けていた。
 たとえ放つ精液が枯渇しても。
 勃起が持続し続ける限りは、伊織の内部から己が分身を引き抜くことはせず ――― 確かに挿入してからは、いまのいままで一度たりとも真神が伊織との結合を解くことはなかった。
 真神の射精は実に五度を数え、放出するものが途切れてもなお、五度もの射精にいたったのと同じだけの時間、伊織を抱き続けていた。
 それは文字通り、精根を使い果たす交わりであった。
 息継ぐ暇も与えられぬ性交に、伊織が果てた回数はおそらく真神の倍以上である。
 行為の終盤にあっては、すでに悲鳴を上げる体力と気力さえも使い果たし、伊織は半ば以上失神した状態で、真神が為すがまま肉体を弄ばれ続けた。

 伊織も ――― そして多分真神も ――― 初めての行為であるにもかかわらず。
 およそ四時間にも及ぶ、常軌を逸した長時間の交わりであった。
 虚ろな瞳で天井を見上げる伊織の、あられもない乱れた姿から、折り重なっていた真神がようやく身体を離す。伊織の、夢心地の紅潮した顔がひどく悩ましい。
 しばらくの間、茫洋とした伊織の顔を見つめていた真神が、ぽつりと呟いた。
215〜Scars So Deep〜:2009/07/26(日) 00:24:24 ID:wxxuCxeI
「……すまん」
 思いがけぬ謝罪の言葉に、伊織は完全に我に返る。
 真神に謝られる理由が半ば本気でわからず、わけもない不安にかられて伊織は瞳だけを動かすと、おそるおそるその横顔を見つめた。それはとても静謐な、真摯な横顔だった。
「……いくらなんでも乱暴すぎた……それに……少し、無茶をしたかもしれない」
 謝罪の理由を訥々と語る真神。内心、安堵に胸を撫で下ろし、伊織はかすかに首を横に振る。
「全然、平気……あ……へいき、ではないけれど……うん……私は大丈夫……」
 伊織の言うとおり、確かに平気なはずはない。一匹の獣と化して挑みかかられた四時間にも及ぶ性行為 ――― こうやって言葉を交わすのも、いまの彼女には一苦労なのである。
 しかし、それでも伊織は満ち足りていた。
 真神と交わったことに後悔はなく。
 また、やり方こそ少々過激だったかもしれないが、彼の日常を取り戻すための第一歩として自分が一助となることが出来たことに、そこはかとない満足感を伊織は感じていた。
 不意に、伊織の髪に真神の手が触れる。
 梳くように撫ぜる指の動きが、たとえようもなく不器用で、そして温かい。
「大丈夫なはずあるか」
 眉根をひそめた真神に優しく叱られて、伊織が「ふふ……」と笑う。彼女の笑顔にようやく心底から安心したのか、真神の表情から険しいものが取れた。
「もうひとつ……」
「……なあに?」
 呟いた声に問う言葉。
 口数の少ない真神が黙りこくり、続けるべき言葉を探して考え込んだ。
「……もしお前が誤解をしていると困るからこれだけは言っておこうと思う」
 固い口調だった。それは、これから続く真神の言葉が真剣そのものであることを予感させるものでもある。
「……多少の体調の崩れもあったし、精神状態も不安定だった。それはまずわかってくれ」
 顔を背けながら伊織の顔を見ることなく語りかける。
「普通ならあんなことにはならない。俺もどうかしていた、と思う」
 背筋をざわりと駆け抜ける嫌な予感。
 まるで言い訳をするように歯切れの悪い真神の言葉。
 それはまるで、伊織を抱いたことへの言い訳をしているかのような口調のようにも聞こえる。
 唇が震え、かすかに上下の歯がカタカタと鳴るのを抑えることができない。
 悪い言い方をするならば、まるで真神の不調につけこんだような形で、彼に抱かれた伊織。
 だからこそ、これは行きずりの情交に過ぎないのだと言われればそれまでである。
 恋愛感情とか、ましてや恋人同士だとか、そんな甘ったるいものを真神に期待するのはお門違いだとは知ってはいることだ。
 それでも。
 でも、やはり。
 真神の口からそう言われてしまうのは、やはり胸が痛むに違いない。きっと、とても辛いに違いない。瞼の奥で、なにか熱いものが溢れ出しそうになるのを、伊織はぐっと堪える。
 沈黙を守り、唇を強く噛み締めながら、伊織は真神の言葉を待った。
216〜Scars So Deep〜:2009/07/26(日) 00:24:56 ID:wxxuCxeI
「だが、いくらどうかしていたとはいえ、そこまで俺の精神力はやわじゃない」
「……え?」
「お前だから……歯止めが利かなかった。お前じゃなかったら、突き放して追い出していたところだ。“あんなこと”をしたのはお前だからこそだ……だから、変な誤解はするな ――― 」

 ああ。

 私はつまらないことを考えていた。
 笑ってしまうほどに、私の思いは杞憂に過ぎなかったのだ。
 真神は言っている。
 相手が伊織じゃなかったら、抱かなかったと。
 相手が私だったから、応えてくれたのだ、と。
 もう駄目だった。
 瞳の向こう側で塞き止めていたはずの、堪えていたものを押し止めることなどできはしなかった。
「……もうひとつだけ…謝らなければいけないことがあった」
 ぽろぽろと涙を流す伊織を、不思議なものでも見るような目で見遣り、真神はそんなことを言った。
「 ――― どうした……? なぜ、泣く ――― ?」
「な、なんでもない……それより ――― 謝らなければいけないことって……?」
 くぐもった鼻声で問いかける伊織の、仰向けになった身体に、再度真神が覆い被さる。

 ちゅくっ。

 淡い翳が伊織の顔の上に陰影を刻み込む。
 驚くほど柔らかい唇が伊織の唇に重なり、しばらく二人の顔と顔は薄闇の中で重なっていた。
 真神が身体を起こし、限りなく優しい接吻から伊織を解放したのは、ちょうど一分後のことだった。
「……すまなかった。たぶん本当は、最初にこうしておくのが礼儀だった ――― 」

(あ……そう言われてみれば……)

 初めての、キス。
 真神が謝りたかったのは、行為の後になって、手順を誤ったと気がついたことへの、自らの不手際だったのだ。
 自然と、伊織の頬が緩み微笑が浮かぶ。

「ふふっ……いいよ。許してあげる。そのかわり……」
「 ――― なんだ?」

 もう一度、キスして。
 それと、今夜はこのまま一緒に眠って。

 悪戯っぽく笑う伊織の要求を、真神は一語の反論もなく受け入れた。
 先程までの嵐のような荒々しさは微塵もなく、真神は伊織を柔らかく抱きしめた。
 その胸の中で、伊織は安らかな眠りについた。心地良い疲労と幸福感が、あっという間に二人を深い眠りへと誘っていく。
 翌日のことなど、どうでもいい。
 学校も、UGNも、FHのことすらも、いまは忘れて眠ろう。
 伊織は、まどろみの中でそんなことを考えながら眠りについた ―――



 …………いまはただ、少年と少女に幸せな眠りを。
 運命の日は、二週間後に訪れる ―――

(続く)
217yuzu:2009/07/26(日) 00:25:48 ID:wxxuCxeI
投下終了でございます。
そして、もうちょっとだけ続くんじゃよ。
ではでは次のお目見えまで。
218188:2009/07/26(日) 01:11:25 ID:Ox8/n5Zp

>>191
ネタ投下して何ですが、自分も大好物なんですよ。
心から感謝。30分でこのクォリティとは!
斬絵のキャラが固まってきます。

>>192さまが言うとおり、いずれ生まれるものを信じて、
yuzuさまの>>193(ごちそうさまです!)に繋げてみます。
219名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:13:54 ID:Ox8/n5Zp

 二人だけのUGN支部。
 それは市内をパトロール中の時だった。
「懐かしいな。こうしていると、椿と任務に着いていた時を思い出すぜ」
「そうですか。では、ここからは別れましょう。隼人さんは東側を。私は西
側を回りますから駅前で合流して下さい」
 高崎隼人の言葉に思わず、二手に分かれて巡回する指示を出した春日斬絵。
 彼の言う人物に斬絵は雰囲気が似ているらしく、最近は事ある毎に隼人の
表情を綻ばせて斬絵の心を落ち着かなくさせる。

 玉野椿。
 UGNチルドレンの教官として、非常に高い評価を得ている人物だ。
 エージェントとしても優秀であり、高崎隼人と組んでマスターマインドを
撃破したことは、かつてFHに籍を置いていた斬絵も聞き及んでいる。
 以下、UGNに所属してから斬絵が耳にした椿教官の評判。
(主に生徒のチルドレンより)

・冷静かつ真面目な性格
・尊敬に値する人
・大人な美人
・綺麗でスタイル抜群

 比較とは、似ているもの同士こそ差が明確になるものである。
 同じく冷静で真面目な性格であり、美人に属する斬絵であるからこそ、決
定的に違う評価があった。
 抜群のスタイル(肉体:10 と 7 の差)。
 柔らかくて大きくて形も良いというトライブリードぶりは、同性の目から
見ても反則級であり、ましてや異性への効果は絶大の一言に尽きる。
 19歳という年齢のなせるものだろうか?
 平均を満たしていると思っていた自分の胸に目を向け、斬絵は唇を噛んだ。
220名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:14:45 ID:Ox8/n5Zp

 やがて彼女は合流地点である駅前に辿り着いた。
 隼人の姿はない。
 どうやら自分の方が先に到着したらしい。
 しばらくすると、背後から斬絵に声が掛かった。
 その声に身体が安堵を、心が喜びの鼓動を立てるのが少し悔しい。
(……仕方ないじゃない。私に勝った人なんて居なかったんだから……)
 振り返った彼女に、両手に同じものを持った隼人が右手を突き出した。

「……何ですか、これは?」
「何ってソフトクリーム。斬絵は知らないのか?」
「馬鹿にしないで下さい。これくらい『ローマの休日』で見たことあります!」

 斬絵の返答に隼人が微笑む。
 自分の顔色が赤くなっていないか、斬絵は気になって仕方がない。
「俺さ、とある任務の際、カラオケで歌ったことなくて―――」
 任務で潜入した高校のクラスメートと行ったカラオケ。
 初めて歌ったカラオケが楽しくて、隼人の大切な思い出になったという。

「それとこれと、一体何の関係があると言うのですか?」
「ああ、これは買い食いだよ。その様子じゃしたことないだろ、買い食い?」
「確かにそうですけど……」
 彼女は栄光ある春日一族。
 登校は黒塗りの車で送迎され、口にするのは節度ある三度の食事とデザート。
 買い食いはおろか、行儀の悪い立ち食いなどもっての外である。

「なぁ、斬絵は優秀だけどお嬢様育ちというか、守っている平穏をよく知らない
感じがするからな。自分が守っているものを実感することは大事なんだぜ」

 父母の教えである、力弱きものを守れ。
 誇りある者として使命感で動いてきた斬絵にとって、自分が日常に属し、守る
べき弱きものの一部であるという考えは皆無であった。

 溶けるから早く持ってくれと隼人に急かされ、反射的に受け取ってしまう斬絵。
 彼女にとってアイスクリームとは、皿とスプーンで食べるものである。
 食べ方が分からずに隼人に視線を向けると、心得たように隼人が舐めて見せる。
「どうした? 美味しいぞ?」
 はしたない行為と思いつつ、斬絵は手元のソフトクリームに舌を出して伸ばす。
 訪れた反応を見て満足そうに目を細める隼人と、気恥ずかしくなり表情を見られ
まいと彼の隣に並ぶ彼女。
 ちろりと舌先で舐めたそれは冷たくて甘く、なぜか斬絵の心を温かくさせた。
221名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:19:50 ID:Ox8/n5Zp

…以上です。
断わっておきますが、隼人と椿のコンビは大好きですよ。
ルールブック1の椿は、本当に綺麗になったなぁ。
222名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:25:43 ID:LUF1EM0V
>>217
何で俺真神じゃないんだろう……




ところで、人気の面で圧倒的に差をつけられた双弾たんが起死回生をかけて脱ぐのはまだですか?
223名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:31:31 ID:OKcDUdIw
>>217
ぐっじょぶです。デレたデレた、まがみんがデレたw

この後、どういう展開であの終末に至るのか……期待しております
224名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 02:43:47 ID:6aK0+qEu
祭りじゃ。ダブルクロス祭りじゃ。
どいつもこいつもGJ。
225名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 03:00:04 ID:O49t2ZcM
これで椿が隼人の所在知らなかったら俺によし!
大人になっていき、それぞれ別々の道を歩き出してる的な…
226名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 03:06:35 ID:s24vkRbh
双弾はなんとなく噛ませ臭ががががが
マジカルシューターの同類と言うか
227|ω・`):2009/07/26(日) 03:07:00 ID:A7FV/6xJ

 |ω・`) <yuzuさま、すばらしゅうございます〜。

 素敵素敵素敵。
 ちょっともう本当にまがみん大好きなんですが!
 そして自分にはツンデレは書けない、と実感してもいたりします。うん、アルはデレだもんね。

 そんな壁のものはもう少しサガで生きていきます。
 最初は自分が呼び水にと思っていたが誰もついてこないんだぜー!(涙)
228名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 03:41:28 ID:OKcDUdIw
>>227
本編があの勢いなので、パロディにするのが難しいのですよ……


「大丈夫か? もう少しゆっくり動いた方がいいか?」
「んっ、平気です。初めてですけど、初めてじゃありませんから」
「……というと?」
「えーとですね、こういうことをするのは初めてなんですけど。六歳の誕生日に、『ちょっとしたことで痛がっていては、《アヴェンジ》は使いこなせません』ってお母様が……」
あんまりな話だが、アルは特にツッコミは入れない。むしろ感心したように、
「なるほどな。俺も《レイジ》や《ソウルバスター》のためにわざと斬られることはよくある。確かに、痛みに慣れてないと戦場稼業は務まらないな」
「って、殺意を満たすためなら喜んでダメージを受ける自分達が普通だと思うんでないでやーんす! 普通は、大きいのを一発くらったら戦闘不能になるもんでやんすよ!」
……誰よりも普通から縁遠い(しかも自覚が全くない)三下犬娘は反射的にツッコミを入れていた。
場が、完全に凍りついた。
数秒が経過してようやく、ベネットは自分がしたことの意味に気付く。
「しまった、隠れて見ていたのがバレてしまったでやんす!」
「……えと、ベネットちゃん? いつから見てたのかなぁ?」
アルとつながったまま呆然としていたピアニィが、ぎくしゃくとした……としか表現のしようがない……声音で問う。
「……割と最初から、でやんすかね……」
『死刑』



……とか、そういう文章読みたいですか?
229名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 03:47:01 ID:LUF1EM0V
ちょっと読みたい
230|ω・`):2009/07/26(日) 03:47:59 ID:A7FV/6xJ

 |ω・`) <正直、読みたいですじょ?

 大変美味しくいただきました。
231名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 03:59:38 ID:onQ8951Q
そこで通りすがりの俺がリョジョークものを落としていっても良いかね?
斬絵たんのエロスが俺を狂わせた。そして明らかに内容も狂ってるが。
232|ω・`):2009/07/26(日) 04:04:28 ID:A7FV/6xJ
 >>231
 |ω・`)ノ ドゾ
233D.C.Square:2009/07/26(日) 04:06:36 ID:onQ8951Q
 私……つまりUGNのオーヴァード、春日斬絵が目を覚ましたとき、最初に感じたのは饐えた匂いだった。
 鼻が曲がりそうだった。
 しかし顔を背けようとしたとき、私は身体の異変に気づいた。思うように動かせない。
 そもそも全身に鈍い痛みが残っているし、高く差し上げられたままの両腕は手首あたりから痺れて感覚がないし、肩も体重を不自然に預けられて、悲鳴を上げっぱなしだ。
 ……そう、私は捕らえられていた。
 未だはっきりしない記憶を呼び起こす。確か、私は他のオーヴァードと共に、ファルスハーツのジャームと戦っていたはずだ。
 ジャームと一緒にいた春日恭二(忌々しい名前!)は早々に殴り倒されて何処かに消えてしまったけれど、確か最後に残ったジャームを相手にしていて、私達は……。
 そう、私の剣は、確かに奴を貫いた。それで終わるはずだった。終わるはずだったのに……。
 計算を、誤った。
 トライブリードの覚醒に伴うレネゲイドのパワーバランスの変化を見誤った。
 そのせいで、ほんの一歩、足りなかった。
 その届かなかったわずか一歩で、私達は敗れた。
 仲間を……特にオーヴァードになりたての少年を逃がすのが精一杯だった。とどめを刺し損ねた責任を負って、私は殿を務めた。
 その結果が、この有様というわけか。
 おそらく、ここはどこかの地下室だろう。あのジャームの根城だろうか。
(手錠……こんなもの、剣で……っ!?)
 指先に念を凝らし、血剣を形成しようとするけど、その瞬間、身体の奥底から沸き上がる衝動に、思わず息を呑んだ。
 集中が乱れ、剣の形成ができない。……本能が警告している。今力を使うと、私は多分、人に戻って来られなくなる。
 私が身じろぎするのを待っていたかのように、部屋の外から、やや疲労を感じさせる足音が聞こえてきた。
「……やあ、お前、目が覚めたのか。流石、バケモンだよな」
 そう言って戸を開けて覗き込んできたのは、私達と戦っていたジャームだった。
 名前は知らない。どんな経歴なのかもよく知らない。ただ、人々に害を成すジャームであることには変わりはない。
「……どうするつもり?」
 バケモン。その単語にちりちりと焼き付くような衝動を覚えつつも、私はそれだけを問いかけた。
 私を生かしたまま捕らえていると言うことは、何らかの意図があってのことだろう。
 UGNの情報を聞き出す? 上等だ。拷問でもなんでもするがいい。その前に舌を噛んで死んでやる。
「……彼女が、目覚めないんだよ」
 私の問いを無視してか、それとも答えてか。そうジャームは言った。
「戦って見せた。あいつを叩きのめしてやった。なのにどうして彼女は目覚めないんだ。もっとショックを与えないとダメなのか?」
 意味がわからない。このジャームの目的は……ああ、これは禁則事項だった。今不用意に語る訳にはいかない。
 ただわかっているのは、このジャームの妄執が、危険な方向に向かっているということだった。
 特に、私を……私の身体を見る目が、何か、うすら寒い色を宿しているように、感じる。
 そして、その予感は正しかった。
「お前なら……練習しても、壊れないよな」
 そう言って、そのジャームは、私の服に手をかけた。
234D.C.Square:2009/07/26(日) 04:07:53 ID:onQ8951Q
「……っ、殺すなら、さっさと殺しなさいっ!!」
 私はそう叫んだ。それは精一杯の抵抗だったし、これから行われるであろう忌むべき行為から逃れるための懇願でもあった。
 だが、相手はジャーム。言葉が通じる相手ではない。
 ジャームは、私の服の胸をぐい、と握ると、そのまま力任せに引き裂いたのだ。
(――――――――!!)
 悲鳴を、必死で押し殺した。誇りにかけて、こんな下劣なジャームに弱みは見せられない。
「泣かないのか。おかしいな、彼女は泣いたのに」
 露わになった下着と、白すぎるのを気にしていた肌を、ジャームがじろじろと眺める。近づいた鼻息がへそのあたりをくすぐり、背筋の毛が逆立つ。気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い!
「……泣けよ。でないと、練習にならないだろ」
 不機嫌そうに呟くジャームは、そのままその掌を、私のブラジャーの方に這わせてきた。
 今まで誰にも触らせたことのない場所を、よりにもよってジャームがまさぐっている。
 肌を駆け回る嫌悪感もさることながら、その処女地を穢されたような喪失感が、私の目頭を熱くさせる。
 ……それが、ジャームの望みを叶えてしまう結果になると、わかっていても抑えられない。
「……こうすれば、泣くんだな」
 めざとく私の目尻を見咎めたジャームは、更に手を動かした。下着の上から乳房をぐにぐにと握る。
 痛い。遠慮会釈のない、愛撫というのもおこがましい手つきで捏ね回される乳房は、私にとっては幸いなことに、痛みばかりを訴えている。
 痛みならいい。耐える訓練はいくらでも受けている。
 このまま痛みばかりであれば良かった。それならばきっと、私は耐えられたのに。
 乱暴に捏ね回す中に、ほんの一瞬、甘い刺激が駆け抜けた。
235D.C.Square:2009/07/26(日) 04:08:18 ID:onQ8951Q
「…………んっ」
 痛みに耐えようと食いしばっていた口から、思わず漏れ出る鼻についた吐息。じろりとジャームが私を見上げる。
 かっと顔が熱くなった。サラマンダーの炎に包まれているかのようだった。目の前が真っ赤になって、恐らく私の顔も真っ赤に染まっていたことだろう。
 聞かれた。こんなジャームに乱暴されて、ほんの一瞬でも感じてしまって、その声をジャームに聞かれてしまった。
 恥ずかしい。耐えようがない程恥ずかしい。思わず目尻に熱いものが溢れて、頬を伝って流れ落ちる。
 そして、予想通り、ジャームは私の涙を最悪の方向に解釈した。
「なるほど、やっぱりこうすれば泣くんだな」
 そう言って、ジャームは更に私の乳房を捏ね回した。
 乱暴な手つきは全く変わっていないのに、どうしてだろう。さっきの一瞬の甘い感覚が、私の身体に何かのバイパスを造ってしまったかのようだ。
「……っ、んっ……、…………っ、ふぅ…………っ!!」
 乳房が熱い。痛みも相変わらずだけど、それを塗り替えるように、甘い感覚が胸を痺れさせている。
 頬が熱い。息が苦しい。喉の奥から絞り出る、切羽詰まったような吐息が抑えられない。
「何感じてるんだよ、泣けよ! もっと泣くんだ!」
 私の様子が気に入らないのか、苛立ち紛れに私の乳房を強く握りしめるジャーム。赤く充血した乳房がずきん、という痛みを訴える。……訴えているのに。
「ひぅん……!?」
 私の喉が発したのは、鼻にかかったような、甘い喘ぎ声。
 しかも、ひときわ激しく身体を駆け抜けた甘い感覚が、ずくん、と私の下腹部で……女である部分で疼いて跳ねた。
 ――最低だ。
 私の身体は、ジャームに痛めつけられる事に、悦楽を感じている。
 こんな汚らわしい、こんな粗暴なジャームに汚される事を、身体の奥底が歓迎している。
 ――最低だ。最低だ。最低だ!
 悔しかった。私を支えていた誇りが砕け散った。
 俯いた頬に、幾度も幾度も涙が伝い落ちた。何が”剣匠卿”だ。何が”誇りある紅”だ。ジャームに、しかも痛めつけられて感じるなど、娼婦にも劣る変態ではないか。
 絶望に涙を溢れさせる私の頤をつまみ、ジャームは酷薄に言った。
「やっと泣いたか。じゃあ、次だ」
 そして、ジャームは私のスカートに手をかけた。
236D.C.Square:2009/07/26(日) 04:09:40 ID:onQ8951Q
 ずぶり。
「――――――――ぃっ!!?」
 遠慮会釈もなく突き立てられた”それ”は、力任せに私の身体の中枢を刺し貫き、私の一番奥に先端を打ち付けた。
 声もでなかった。目を飛び出すのではないかというくらい見開き、舌を喉から逃げ出すかのように突きだして、私の身体はその痛みにうち震えた。
 流石の私の身体も、この痛みを快楽に変換することはできなかったらしい。かひ、かひ、と喉奥に鉄棒を飲み込んだかのような呻きを漏らして、身体が二つに引き裂かれていくかのような痛みを堪える。
 涙で歪んだ視界で見下ろすと、私のスカートに赤い染みが広がり、地下室の床に点々と染みを散らしているのが見えた。
 ――ああ。
 私は、穢されてしまった。
 女の身で戦う以上、いつかこんなことになるかもしれない、と覚悟しているつもりだった。だけど、実際に最悪の事態を迎えてみれば、悔しくて、悲しくて、涙が溢れて止まらなかった。
 痛みに苦しんでいる私を哀れんでのことだろうか。ジャームは私の一番奥底を貫いたまま、私を見下ろして微動だにしない。
 私の痛みが薄れるのを待っているのだろうか。それは、邪悪なジャームの最後の慈悲――
 ――なんてものが、あるはずがなかった。
 私の世界が、大きく縦に跳ね上がった。
「ひぐぅっ…………!?」
 一緒に、ごつんという衝突音と、身体を掘削機で抉られているような痛みが下腹部から迸った。
 荒らされた私の大事なところの壁面が、暴虐にとろりと血を吐き出すのがはっきりと感じられる。レネゲイドめ、余計なことを。
 激痛と共に突き上げられ、激痛とともに引き落とされる。身体の一番奥底から持ち上げられ、落とされる。それが秒単位で繰り返される。
「ひ、ぎ、い、たいっ、や、め……っ!」
 私の悲鳴も切れ切れで、ジャームに届いているかどうかもわからない。いや、そもそもジャームが私の抗議など聞き届ける筈もないのだけど。
 だけど、期待できないとわかっていても、助けて欲しかった。
 だって、こんなにも痛い。こんなにも苦しい。
 息ができない。視界が真っ赤に染まっている。腰はもう痛いのか痛くないのかもわからない。揺れる度に、がくがくと揺れる首が痛い。
 ジャームの息が早くなる。はっはっと疾走するかのように切れ切れに。私の息も早くなる。ひっひっと酸欠の金魚のように。
 そして、やがてジャームが「うっ」と小さく呻いた瞬間。
 私の中で、熱いものが爆発した。
237D.C.Square:2009/07/26(日) 04:10:06 ID:onQ8951Q
 びゅく、びゅくと、何かが迸っている。
 どろどろ、どろどろと何かが染み渡っている。
 私の中で、熱い何かが巡って、染みこんで、溢れて、落ちている。だばだばと、ばたばたと。
 ぼんやりと見下ろしたその何かは、いやに鮮やかなピンク色をしていた。
 赤いのは、私の血。では白いのは何。私のじゃない。このジャームの……精子。
 そう、私はいま、身体の奥底に、男のしるしを刻み込まれた。
(あ……あ……いや……いやぁぁぁ……)
 心がそう悲鳴を上げている。だけど、どんなに泣き叫んでも、私が穢されたという事実には変わりはない。
 涙腺はとうの昔に壊れていた。私の股の間からぼとぼとと流れ落ちるピンク色の粘液の上に、ぱたぱたと透明な涙が流れ落ちる。
 だけど、嘆く私を、ジャームが放っておくはずもなく。
「……なんで、壊れないんだよ」
 そんな、不機嫌な声で吐き捨てて、ジャームは再び私の中に肉棒を叩き込んだ。
「ひぎっ…………!?」
「はやく、早く壊れろよ! 実験にならないだろぉ!?」
 まさしく、私の身体を粉々にするかのように。
 ジャームは、私に腰を幾度も幾度も打ち付けた。
238D.C.Square:2009/07/26(日) 04:10:33 ID:onQ8951Q
「ひぁっ、あんっ、やっ、あっ……!」
 それから、どれだけ突き上げられただろう。
 それから、どれだけ中に放たれただろう。
 もう、数えるのも疲れてしまった。
「なんでだ、なんで壊れない、なんで彼女と同じにならない!?」
 そんな事を譫言のように、ジャームが叫んでいる。
 涙をぼろぼろと散らしながら、ジャームが叫んでいる。
 多分、考えれば、ジャームが何をして、どうして私を犯しているのかもわかるのだろうけど。
 もう、考えるのも疲れてしまった。
「あんっ、あっ! んっ、もっと、もっとそっち……!」
 何度も突き上げられるうちに、何度も放たれるうちに、痛みはなくなっていった。身体の芯が熱くなって、痛みのかわりに何か甘い、じんじんするような感覚が身体を支配するようになった。
 それが何なのか、考えるのはやめた。
 身体がひくひくと痙攣して、口は何かを叫んでいるような気がするけど、考えたくない。
 考えないから、とっくの昔にタガは外れていた。
「感じるなよ! 壊れろよッ!! 頼むから、壊れてくれよ!」
「あん、あんっ、もっと、もっと強く、もっと強くしてっ! お願い、しますっ!」
 自分が何を言っているのかなんて考えたくない。下半身が突き上げに応じてくねくねと蠢いているのもわからない。ぷし、ぷし、と何かが私の下の方で飛沫を上げている。栓が壊れてしまったのだろうか。液がぼとぼとと流れ落ちている。
「壊れたら、目覚めるんだ! 彼女が目覚めてくれるんだ! レネゲイドが全部やってくれる! だから!」
「あっ、いいっ! 来る、来ます、ああっ! やっ! ま、また私、イクッ!!」
 ああ、また何かが来る。頭の中が白く塗りつぶされていく。ふわふわと浮き上がる感覚。何も考えられない。何も考えたくない。全てが高みに押し上げられて、真っ白なハレーションの中に消えていく。この感覚は、何なのか考えたくないけど、悪くない。
「だから、壊れろよぉぉぉぉぉぉ!!」
「あああっ、イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
 ジャームの咆吼と、私の意識が真っ白に塗りつぶされるのは、ほとんど同時のことだった。
239D.C.Square:2009/07/26(日) 04:11:08 ID:onQ8951Q
 唐突に、意識が覚醒した。
 突き上げられた回数はわからないけれど、放たれた回数はざっと三十回目ほどのときのことだ。
 ジャームは、疲れたのだろうか、私の前で膝を抱えて、何かをぶつぶつと呟いている。
「あ…………」
 思わず呻きが漏れた。ゆっくりと、私が私を取り戻していく。
 もちろん、自分が何をしていたか、どんなことを口走っていたのかも理解できた。
「あ……ああああああああっ!!?」
 レネゲイドが私の腕力を増幅する。手枷があっさりと砕け散り、私は自由になった両手で、頬をかきむしった。私は、私は一体何を、一体どんな事をしていたのか!? 記憶が蘇るたび、悲鳴を上げ、爪を頭に突き立てる。
 もうだめだ。
 もう私には、誇りの欠片も残されていない。
 ジャームに穢され、あまつさえそれを喜んで受け入れ、腰を振った。顔に降りかかった精液を舐め取り、飲み下しすらした。何度もジャームの肉棒を望み、はしたない絶叫を上げて絶頂した。
 もうだめだ。
 もう私には、生きている資格すらない。
 助かる資格も、仲間と顔を見合わせる資格もない。
 死のう、と思った。
 指先に念を懲らし、血剣を作り出す。それを裸の胸に向け、躊躇いなく引き絞る。
 胸にぱっと血の華が咲いた。
 痛みより先に、意識が遠のいた。
 胸の奥で、拍動がぴたりと止まる。
 ああ、これで終わり。
 お父様、お母様、ごめんなさい。
 斬絵はここで、物言わぬ屍に――

 ならなかった。
 私の身体は屍になることもなく、そこにあった。
 血は瞬く間に止まり、拍動も停止したのは一瞬だけ。
 レネゲイドの蘇生作用だった。
240D.C.Square:2009/07/26(日) 04:11:43 ID:onQ8951Q
「あ、あ……はははははははははははははは!!」
 何故か、おかしさがこみ上げてきた。
 笑いが迸った。修復されたばかりの胸の筋肉が、幾度も幾度も痙攣した。
 なにもかもがおかしかった。自分で自分を殺すこともできない。自分を否定することもできない。穢れた自分を受け入れるしかない。壊れた自分を受け入れるしかない。これが笑わずにいられるだろうか。
「あははははははははははははははははははははははははは!!」
 哄笑が、地下室にわんわんと響く。耳障りだ。それもまたおかしい。笑いが更にテンションを増してゆく。
「うるさい……笑うなよ女!」
 ジャームが立ち上がる。怒りに燃え上がる瞳でこちらを睨んでいる。
 でも、怖さは感じない。その目の狂気は、酷く中途半端だ。この程度の怒りでは、私を殺せない。この程度の狂気では、私を凌げない。
「――この、なりそこないめ」
 ふと、そんな感想が溢れ出た。
 多分、私の表情は、一杯に侮蔑を湛えていたことだろう。その顔で笑う。笑い続ける。
 ジャームの表情が、苛立ちから憤怒へと色を変えた。
「うるさい、裏切り者(ダブルクロス)如きが俺を……!」
 腕の先に、槍が生まれる。それが私を刺し貫く。多分そうだろう。さっきは実際そうなった。そして私は負けて、こうなった。
 だから、やり直そう。今なら何でもできる気がする。
 一歩踏み出す。槍が通り過ぎる。私の頬をちっと掠めて、槍が壁に迸る。
 がん! 壁に突き立つ槍。その音が地下室に幾重にも反響する中で。
 私は無造作に、ジャームの首に牙を立てていた。


 上が、にわかに騒がしくなった。
「……斬絵さん、無事か!?」
 そんな声が、遠くから聞こえてくる。
 ああ、あれはあの少年の声だ。オーヴァードに目覚めたばかりで、恐怖に身を震わせていた少年が、決意と共に再び立ち上がってきた。
 嬉しい。嬉しいなあ。私のために勇気を振り絞ってくれるなんて。
 私は、干涸らびた骸をぽい、と部屋の隅に投げ捨て、地下室の扉に足を向けた。
 折角助けに来てくれたのだもの。歓迎しなければならないよね。

 あの少年が振り絞る、なけなしの勇気。
 その溶け込んだ血は、どのような味がするんだろう。

 本当に――楽しみだわ――。
241名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 04:44:53 ID:onQ8951Q
おしまい。じゃっ!

【狼藉者はやりにげした!】
【しかし連投規制にまわりこまれてしまった!】
242名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 05:44:19 ID:cB/r+nnl
あさ、目が覚めたらSSが大量増殖してた

・・・・・・ふぅ
243名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 05:57:17 ID:6Hrw0BQh
無意識に張り合う椿と斬絵とかいいと思います!
244名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 06:05:26 ID:DyvQawkQ
>>241
斬絵かわいいよ斬絵!!ところで、エンドラインじゃ“ダインスレイフ”が完成してるらしいけど……多分隼人の事だよ……な?

そこで!真祖ブラストハンドのなんとなく仕様した特異点パワーでエンドライン隼人に性的にめちゃくちゃにされる、斬絵と椿というのはどうじゃろか!!
245名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 09:02:59 ID:ny/nKBOX
椿と斬絵に連続攻撃する夜のファルコンブレードと申したか
246名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 09:13:36 ID:yC76G2zk
>241
成る程、斬絵と恭二はたまたま苗字が同じと言う解釈ですか。
そして切り札×紅というルートですか。
僕も、>71書いた時点では「紅×切り札←双弾」だったのに……

 うぉのれぇ、>188めぇ。
247名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 10:09:30 ID:ROjQOGF7
そうか、そういえばDXのシステム的に
瀕死のときに犯される→膜破れる(ダメージ)→HP0→リザレクト
の繰り返しで何度もレイプされるとあっという間に侵食率が危険域に!
248名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 10:42:36 ID:83GLBNtQ
それなら私は、瀕死じゃない状態でのレイプを推奨させてもらう!
例えば侵蝕率32%のつばきんぐなら、リザレクト時に平均5〜6点HPが回復したと仮定しても、11〜13回は処女椿強姦を楽しめる!
ダイス目に恵まれれば、20回連続処女膜貫通という荒技も夢ではない!
20回もの破瓜の激痛に耐えた後も陵辱が終わることはなく、それ以上の回数の絶頂責めが待っている……。
タイタス全部昇華するまで終わりになんかしてやらんのだぜ?
249名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 10:46:30 ID:9YzA/HIh
うん、だからオーヴァードの処女と奪うときは、挿入した状態でしばらく待って、
再生が貫通された状態で固着するまで動かないのが作法なんだよ?

【バカは妄想を真顔で語った】
250名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 11:27:56 ID:JpzqvQB7
「げへへ、おまえのあそこに俺のイチモツの形を教え込んでやるぜ」と申したか
251名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 13:12:23 ID:4nWnuR93
>>241
ブラボー! こんな斬絵が見たかったんだー!
252名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 18:03:37 ID:7S56Ln3u
隼人が死ぬほど羨ましいぜ…
ちくしょう、隼人なんてつばきんぐや斬絵庇って重傷負えばいいんだ!!
253名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 18:24:26 ID:Z+v5l93q
しかし斬絵と新つばきんぐに話題全部掻っ攫われて
リプレイ組が全然話題にならんなw
254名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 19:35:38 ID:AAnj99W9
え、リプレイ?そんなの出てたっけ(真顔)
255名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 19:36:01 ID:+j5djBxa
だって、つばきんぐと支部長がエロすぎるんだもの。
それに対してジェネシスメンバーってあっさりしてるというかさっぱりとしているというか、良い意味でエロスを感じさせないんだよね。
256名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:09:24 ID:s24vkRbh
弁護士「ロリコンだから幼女を守ります」
257名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:26:52 ID:oOnxyrDA
>>253
アルテミスってコードネームがイマイチしっくり来ないんだよな。
射撃キャラとはいえ弓でなく銃だし、現時点で元ネタと合っているのは
処女ぐらいなものだ。
258名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:36:29 ID:Z+v5l93q
処女などと誰が決めたのか

コードネームは誰かが呼んでくれないとイマイチ影薄くなるよね
アライブ組でコードネームが機能してたのは柳也だけだし
「道化の真実(ホワイトフェイス)」とか誰だよお前、
お前のコードネームはセントジョージだろって感じだったし
259名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:41:53 ID:EjpexAE3
エクソダス組のコードネームは色んな意味で印象が強かったと思う
260名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:41:59 ID:lrtMqSt8
>>255
……あやめと千鳥の百合などどうだろう?
261名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:44:17 ID:OKcDUdIw
>>252
隼人なんて、こいのぼり(非ゆにばーさるモード)から
「現時刻を以てあなたは私の指揮下に入ります」と召喚されればいいんだ……

でも、その場合、「死んじゃうよ……行っちゃ、やだ……」とか「私と一緒に逃げて!」とか、すがり付かれるんだろうな……
262名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:46:49 ID:oOnxyrDA
>>249と斬絵のデータを読んで閃いた!

《鮮血の一撃》
流した血を操って、思わぬところから攻撃を行うエフェクト

なぁ、破瓜の血って(ry)
263名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:49:17 ID:6Yo42vT6
> アライブ組
それぞれの能力とか性格を端的に表してる感じで好きなんだけどね

印象薄いというと、設定してあるのに自己紹介で誰も言わなかったロストエデン組
あの世界だとコードネームが全く無意味なのも事実だけどさ
264名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:49:32 ID:ImO7703Z
>>262
そこまでしなくても月に一回(ry
265名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:55:16 ID:Z+v5l93q
シャルやマーヤもコードネームは殆ど使われなかったけど
まあストライクは元祖ブラストハンドと本家ブラストハンドと真祖ブラストハンドと
その他諸々のブラストハンドのインパクトが強すぎてどうでも良いな
266名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:57:19 ID:L2Grgiar
コードネームと聞くと
「探求する獣(クエスティングビースt「俺をその名で呼ぶな!」」を思い出すw
267名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:59:17 ID:cB/r+nnl
>シャルやマーヤもコンドームは殆ど使われなかったけど
生でやったんか?
268名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:00:16 ID:ROjQOGF7
シャルはお嬢様と百合百合してるからコンドームなんか使わないよ。マジレスすると。
269名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:05:22 ID:7S56Ln3u
>>261
そこで死ぬよりも後味悪そうなジャーム化はどうでしょうか…
270名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:17:55 ID:Z+v5l93q
お前らそんなに隼人が妬ましいのかよw

実際のところ柊と一緒で
恋愛話は華麗にスルーしそうな気がする
271名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:19:53 ID:ROjQOGF7
いや俺は傷心の双弾タンに接近できそうなのでこの隼人は歓迎だよ
272名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:20:13 ID:L1DU6Mqx
美少女と二人っきりで外宇宙に旅立った奴を羨ましがる人はいるのだろうか
273名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:25:44 ID:Z+v5l93q
羨ましがる奴は要るだろうが
実際にその立場にはなりたくないって所じゃないだろうか
ハーレムが実現したら即逃走した以蔵みたいに
274名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:26:27 ID:4nWnuR93
あの二人の置き土産がトライブリードっぽいんだよな〜w
275名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:29:37 ID:6Yo42vT6
>>272
いや、アレ、ジャームやし……
276名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:38:04 ID:EjpexAE3
惚れてた奴がジャームになった時に
自分がジャーム化してでも一緒にいてやろうとするってのは
色んな意味で凄いとは思う

相手の感情次第ではジャーム化する前からヤンデレっぽくなるが
277名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:50:23 ID:drQNJx0A
>>274
でもそもそも無印リプレイの初代ラスボス(神埼葵)が
今で言うトライブリードだったんだよな…
3rdでこのことについて何か触れられてるのかね?
278名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 22:13:20 ID:Ddbp7D6Q
んー? あれシンドロームなんだったっけ?
ハヌマーン・ソラリス?
こいのぼりはDロイスで三つだったっぽいけど
279名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 22:15:34 ID:Z+v5l93q
ソレ言ったらマスターファントムなんて12個のシンドローム全部持ってたじゃない
280名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 22:17:24 ID:u1YQ54wL
>>279
あれはほら、一応ピュアブリード12人の集合体(あるいは全員エグザイル付で融合してた?)てことだし
281名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 22:47:24 ID:cIdCRfcM
クイーンオブブルーはエグザイル/ハヌマーンだよ
ルール的には〈〈異世界の因子〉〉の複数回使用だ
282名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 22:48:19 ID:6Yo42vT6
>>278
基本はエグザイル/ハヌマーン
ミドルフェイズで《異世界の因子》を使い、いい気になってた上月兄弟からエフェクトをコピー
283名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:01:10 ID:ZOXLhbqA
>>258
>お前のコードネームはセントジョージだろ
吹いたw

抜く前に笑っちゃうと一種の賢者モードに入ってしまうな
エロい事がどうでもよくなる
284名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:51:00 ID:LG1yEqrp
>>201を読んで、春日一族に入り婿した隼人が
マスターカスガを冠する衝動が発生した。
285名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 01:19:54 ID:yBVWfRO6
ものすごく今更だが
>>201
>助っ人に来ましたー
 
帰れ!w
 
3rdになってから狛江は何やってるんだろうなあ…
何かトライブリードになってて春日恭二と同レベルに喜んでそうな気がするのは何でだろう
286名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 01:26:10 ID:m74NqbCD
狛江は何時何処へ行ってもやることは変わらんだろうw
287名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 01:50:10 ID:vlcU5hWF
狛江のエロって難しいな・・・・ベネット並みだw
288名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:12:20 ID:QdADkfBm
コードネームが有名なヤツと言ったら、忘れちゃならないヤツがいるだろ? 何で名前出てこないんだよ!
ホラ…“ブ”で始まって“ド”で終わる、PC1という希望より生まれ、PC4という絶望を超えたあの男が!
289名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:20:07 ID:uxmAUzkn
ブラックロッド?
290名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:21:59 ID:Uwv0XdHj
ブラッド?
291名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:25:41 ID:NVVv4iLX
散々に陵辱された状態で送りつけられた教え子達。
その仇を取る為に教官・玉野椿は単身敵陣に乗り込んだ――

という電波だけやってきた
292名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:26:26 ID:MiB8YDXA
違うよ、ブレイクブレイドだよ!
293名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:31:07 ID:PiA1sn5B
ブラジャーモードってHです! > <
294名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:41:17 ID:ppWeu+IF
ブシドだろjk
【無理がある】
295名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:48:39 ID:VT9n6ePn
>291
続きを受信しろよォーッ!!

斬絵さんにわかに大人気だな。分かるが。あのプライド高そうなのと微妙な能力と名字と。
世間知らずっぽいから「そう言えば子供ってどうやって作るんですの?」とか真顔で聞いてきそうな。
肌も真っ白そうだしタイツだけ残して全部脱がせたいな。
296名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 03:13:24 ID:JwIqCk2L
>>284
つまり椿が前線に出張って排除しようとするんですな
そして倒したらさりげなく持ち帰ると…
297名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 07:31:06 ID:ZgF1ND7T
>>287
ガソリンスタンドモードならどうだろう
298名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 09:25:06 ID:ng+wm6PV
アメリカのエロビデオで水着のねーちゃんがえんえん車を洗ってるだけってのがあるって話を思い出した


ところで今さらだけど異形たちの街角読んだ
まつり服従させてぇ
299名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 12:25:41 ID:DAmjvE30
>>291
も、もちろんそれは返り討ちに遭うんだろうね!?

やべえ……。

陵辱され尽くした挙げ句、全裸に荒縄で縛り上げられた無惨な格好で、前後の穴にバイブをぶち込まれたままの椿が、虚ろ目でズダ袋に押し込まれた状態でUGN本部に宅配される映像が浮かんじまったぜ……。

すまん。
鬼畜な妄想で。

ちょっとローザ・バスカヴィルの異端審問受けてくるわ。
300名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 17:43:39 ID:8Cn0GtKE
>>299
螺旋回廊でもプレイして妄想が形になったらここに投下してください。
301名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 18:32:49 ID:Tsuya79T
昨日、友人達と斬絵について話したところ、
隼人派と司派でカップリングについて論争勃発。

そうか、つかちゃんって選択肢もあったか・・・。
302名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 18:34:28 ID:hn6N/1Ss
ってかサンプルキャラなんだからサンプルキャラ同士の方が
カップリングとしては普通になりそーな
303名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 18:42:48 ID:VT9n6ePn
サンプルなのに設定付きのネームドという微妙な立ち位置だからな。
完全に名無しサンプルとも言い切れないんだよなぁ。
304名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 19:19:16 ID:vlcU5hWF
>>302
じゃあいっそ、元名無しサンプルキャラということで柊で。

【ゲームが違う】
305名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 19:23:44 ID:rmSpGPCC
>>299
バカ野郎!なぜ靴下を脱がせた!
306名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 19:27:02 ID:67mYGBVz
>>301
つかちゃんか……
きりはやがすっげー倍率高いし、俺そっちに走ろうかなぁ。エロないからここだと無理だけど。

問題は正直アルと柊とつかちゃんの書き分けは難しいと思う点だ。
307名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 19:29:49 ID:4BxqvKmm
アル・・・基本クール。割と無口気味

柊・・・基本ぽんつく。割と喋る

つかちゃん・・・基本不幸。割を喰う(兄的意味で)

こう考えれば書き分けもばっちりだYO!?
308名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 19:33:04 ID:rmSpGPCC
書き分けは無理でもカキ分けはばっちりだぜ!
309名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 19:35:14 ID:hn6N/1Ss
じゃあ書き分けが楽な以蔵か快男児で良いんじゃね?
310名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 19:53:41 ID:lo0QOmZb
ここで斬絵がジャイアントビューティーの系譜ということが判明!!
311名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 20:45:55 ID:wgJrf+qm
つかちゃんは後者2人よりは一般人なメンタリティ持ちだと思う
少なくとも女性関係に動揺したり興味を示すくらいには
312名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 20:48:32 ID:tmSe1c7g
うん、FHの美人で人妻なエージェントに(食欲的な意味で)誘惑されて見逃しちゃうくらいな
313名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:13:48 ID:pxydJROf
なぜか超昴超人つかちゃんなる単語が浮かんddd(アイスタワーが文章を飲み込んでいる、読むことができないッ!
314yuzu:2009/07/27(月) 21:13:47 ID:P28fHhRy
つかちゃんとのカップリングという発想は確かに無かった!
それってつまり……

斬絵「明日食べるお米がない……ってどういう意味ですか……?」

つかちゃん「文字通りの意味だよ! 金がないんだよ! 貯金もないんだよ! 昨日まではあったはずのものが百万本の薔薇に化けちまったんだよ! くそー、あの馬鹿兄貴、いつかぶっ殺す!」

斬絵「お兄様……? ああ、あの方ですね……あなたも苦労なさってるんでしょうね、きっと……」

つかちゃん「見るな! そういう目で見るなよ! チクショー!」

斬絵「ご、ごめんなさい。でも、そういうことなら……」

つかちゃん「?」

斬絵「ご、御飯くらいなら……その……うちで食べていけばいいじゃないですか……?」

つかちゃん「え、い、いいのかよ!?」

斬絵「ち、力弱きものを護れ、というのが父母や先達の教えですから……いまのあなたは経済的に力弱きもの ――― 」

つかちゃん「おまえ馬鹿にしてんのか!?」

斬絵「ち、違いますっ!? そ、そういう意味じゃなくって……あうぅっ……!?」

とまあ一気にこんな光景を幻視してしまいましたとさ。
不幸で貧乏、馬鹿な兄貴に振り回される苦労性。きっと斬絵の母性本能をくすぐりまくっているに違いないという、ダダ甘な妄想でした。
きっと美味しく頂いちゃうのは御飯だけにとどまらないはずデスヨ……?


そんなわけで投下の予告も。
ちょっといつもより短めですが。
いくらなんでも男がツンデレってどーよ? 大丈夫か自分? 
とか思いながら書いていたのですが、デレまがみを褒めて頂けたレスを貰え、ホッとしながらこっそり書き上げたというのは内緒です(笑)。
十時過ぎぐらいから投下できるかと。では、後ほど〜。
315名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:19:56 ID:67mYGBVz
>>307
ぽんつくってなにさw
ニュアンス的にはわからんでもないけどきちんと把握したい
316名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:21:34 ID:lo0QOmZb
ぽんこつ。じゃねぇ?
317名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:22:43 ID:hn6N/1Ss
経済的に力弱き者ワロタw
318名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:24:21 ID:4BxqvKmm
>>315
ただいま勉強中1、2巻(芳文社まんがタイムコミックス 辻灯子・作の四コマ漫画)
を読んでください。

というのは冗談で、

>@九州、小倉の銘菓の名前。
> 「コクのあるカスタードクリームをふんわりスポンジで
> 優しく包み込んだふくよかな愛嬌のある菓子」
>A子どもが虫や魚と遊ぶこと。
> 愛知県の方言らしい。
>Bまぬけ。阿呆。お馬鹿。

という意味です。辞書的意味としては、3となりますので、
この場合柊さんは基本的にまぬけで阿呆でお馬鹿だ、という事になります。
異論はありませんね? (yes / はい)
319名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:25:03 ID:4BxqvKmm
>>314
お食事後は是非ともわっふるをデザートに
320名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:39:59 ID:67mYGBVz
>>318
なる。
……けど、>>307の要素って三人とも持ってて、どれが表出しやすいかの違いな気もするなー

柊は周りからの干渉が多くて苦労するけど割と直線的に気づかう
アルは不満とか溜め込むしバカのクセに悩みすぎてよく道を見失いがち、気づかう時は遠まわし
司は気に入らないことは我慢せずすぐツッコむし、利害に関する計算はする。一番ツン度高い

くらいのイメージでいるけど……なんとかなるか。協力ありがとう。
321名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:44:38 ID:4BxqvKmm
>>320
こんなんで協力になったのかどうかw

でもまあ、言ってる通り、三人の違いは
周囲へのリアクションの違いに集約されるんじゃないかな、と
俺も思うよ。熱さというか。
322節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2009/07/27(月) 21:52:41 ID:7Uxy5Hio
覚えているうちに、自分の斬絵ネタを列挙。

>71、>184、>201

コレだけ?少ないぞ、俺。


……さて、斬絵×隼人か切り札×斬絵か、と言う論争につかちゃんが参戦したところで申し訳ないが、

 加賀十也を加えてみたい。

「貴様、俺の娘を弄んだと言うのか!この“探求の獣(ケダモノ)”めっ!」
「俺をその名で呼ぶんじゃねぇっ!?」
「……いいの、あなたが500体のジャームから私を助けてくれた、それだけで充分。
 このバンダナと思い出だけを胸に、私は一人で旅立ちます……」
「それは俺じゃねえっ!」
「ふ、そんな事で聖杯が見つかるとでも思っているのか?」
「それも違うし、ラヴリーな魔王でも理想郷探しにもいかねぇって!!」

 【中の人ネタだった】
323名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:55:53 ID:67mYGBVz
ゆず氏支援待機ー。必要ない板だけどなw
324〜Scars So Deep〜:2009/07/27(月) 22:02:16 ID:6vknxC9q

     ※

 自分にそんなときが訪れるなんて、全然考えもしなかった。
 こんな風に自分を見つめ直すことができるなんて、これっぽっちも想像できないことだった。
 誰かを愛しいと想うこと。
 そしてそんな相手に自らの純潔を捧げることが、これほど大きな意味を持つなんて、いままでの伊織は考えたこともなかったのだ ―――

    ※
    ※
    ※

 二人きりで過ごしたあの夜、真神と熱く肌を重ね合った。
 彼と長く、深く交わり、互いの肉体を媒介に二人は固く結ばれた。
 いまではその意味の大きさを、伊織はほとんど肌身で実感できている。
 たった一晩を過ごしただけで、こんなにも目に見える世界が色彩を変えるものなのだ ――― ただ肌身を寄せ合うだけの行為が、こんなにも自分を変えてしまうものなのだ ――― と。
 それはひどく驚くべきことには違いないが、伊織にとっては嬉しい驚きでもあった。

 彼女自身の心に訪れた急激な変化 ――― それがひとつの「強さ」であるということを、いまの伊織は強烈に自覚している。
 たとえば彼女は、いつでも心にひとつの罪悪感を持ち続けていた。
 それは決して消し去ることの出来ない、背徳への後ろめたさでもある。
 UGNを裏切っていることに対する自責の念が伊織の心から晴れることはなく、それはもちろん、いまでも変わることはない。
 しかし、いまの伊織の心の在り様は、以前とは少しだけ異なっている。
 かつては自分の犯している罪を思うたび、陰鬱な感情に心を苛まれ続けていたが、いまの彼女はそれにすら耐えぬく強さを持ち得ていた。

 自分のため。そしてすべては真神のため。

 いまは裏切り者と蔑まれるべき自分ではあるが、二人の望む未来のために、その汚名をあえて着ようではないか、と伊織はそう思えるようになっている。

 以前、“ホーム”の教官が教えてくれた言葉が思い出された。

 強く心を保ち続けなさい。
 強い心とは、なんでもない日常と固く結ばれた絆によって育まれるものなんだよ、と。

 当時はあまりに道徳的で、ありきたりな訓告だと内心軽んじていた伊織であったが ―――
 真摯な態度でそんな青臭い台詞を、チルドレンたちに滔々と説いていた教官の言葉の意味を、いまさらながらようやく理解できていた。
325〜Scars So Deep〜:2009/07/27(月) 22:03:11 ID:6vknxC9q
 だから伊織は、“あの夜”から努めて「なんでもない」日常の中に在ろうと努力し始めた。
 それは勿論自分のためであり、それ以上に真神のためでもある。
 時間があれば真神とメールを交わし合った。
 もっと時間が取れるときには、たとえ益体もないお喋りぐらいしか用事がなくても、電話をかけて直接彼と話し合うこともした。
 そして、お互いの生活や任務の隙間を縫って、可能な限り、面と向かって会うように心がけた。
 事実、二人の初めての夜から、永遠の別離の日までの約二週間半 ―――
 二人の邂逅は、短いものも含めれば十回近くも行われ ――― 長くともに過ごせる日には、どちらからともなく肌を重ね合い、濃厚な交わりに耽溺もした。
 ろくに調理器具もない廃棄施設のアジトで、慣れない料理に奮闘し、真神に手料理を振舞ったこともある。
 食べさせる相手としては、真神があまりに張り合いがないことが少々残念ではあったが、
「味付けはたぶん ――― 俺は薄いほうが好みなのかもしれない……そんな気が、最近はしてきている」
 アジトに食材を持ち込んで通った幾度目かの訪問のとき、ふと真神の漏らした言葉で、結局はすべてが報われたように思えた。
 変わってきている。
 初めてであった日よりも、真神は随分と変わってきている。
 そのことが十分に実感できる言葉でもあり、また自分の行為が真神の助けになっていることへの充実感が、伊織の日々を満たしていた。
 時折は会話の端々に、うっすらとではあるが真神が笑顔を見せるようにもなった。
 忍ぶ逢瀬ではあったけれど、伊織も、そしてたぶん真神も、こんな関係を心地良く感じていた。
 いつまでもこんな日々が続けばいい ―――
 そんな夢想を、伊織が心に思い浮かべてしまうほどに。

 ――― そして運命のあの日。

 FH梶浦市セルに二人が揃って呼び出されるまでは、少年と少女の日々はどこまでも穏やかなものであったのだ ―――

     ※

 ある日の黄昏刻 ――― 鷲見学園からの下校時。
 通用門を潜り抜け、放課後の予定を伊織が頭のなかで組み立て始めた頃、まるでそれを遮るように携帯メールの着信音が鳴り響いた。
 かすかな期待を込めて携帯をポケットから取り出す。
 近頃では、真神からも時々メールが(それはやはりひどくそっけない文面ではあるのだけれど)入ることがあるのだ。
(真似事かもしれないけれど ――― なんだか、恋人……同士みたいだな)
 そんな甘ったるい空想をついついしてしまい、伊織は苦笑しながら首を横に振る。
 本気で真神とそういう関係を結べる、とは実は伊織も思ってはいない。
 自分はUGNの裏切り者で、真神はFHチルドレン。
 似ているようでまったく異質の立場にある二人に、人並みの安息を期待しすぎることは危険であることは重々承知している。
326〜Scars So Deep〜:2009/07/27(月) 22:04:14 ID:6vknxC9q
 それでも、世間並みの幸せの断片のようなものでも構わないから、ほんの少しだけでも味わってみたい。
 そんな淡い欲求が、たかがメールの着信が入った程度のことでも、伊織を浮き足立たせていることには違いなかった。

 しかし、携帯のディスプレイに目を落とした伊織の表情が、このとき暗い翳りを帯びる。

『着信 : F 』

 アルファベットのイニシャル一文字で着信相手が表示されたのは、それが他人に知られたくない、秘密にするべき筋合いのものだからである。
 F ――― それは言うまでもなく、「ファルスハーツ」の頭文字であった。
 梶浦市セルからの呼び出しである。深い溜息とともに、伊織は受信したメールを開いた。

『出頭命令 : セル施設ビルに十九時。時間厳守』

 簡素を通り越した無味乾燥な一文は、一時期の真神が送っていたメールよりもひどいものだった。
 素早く視線を走らせてその内容を確認すると、伊織は即座に着信履歴を消去する。
 気は進まないが仕方がない。FHからの出頭命令を拒否することなどできるはずもなかった。
 時刻を示す携帯のディスプレイを見れば、指定された時刻よりは大分余裕がある。真神と会って話をする時間ぐらい、あるだろうか?

 そう思い立ってしまうと、居ても立ってもいられなかった。
 携帯を開いたまま、いつの間にか送信し慣れてしまった真神のアドレスを開く。

『Fから呼び出し。十九時までしか時間が取れないけど、もしよければどこかで一時間だけでも会えないかな?』

 そんな文面を書き起こし、真神に送信する ―――
 ――― 待つことわずか。
 軽快なメロディーとともに、真神からの返信がたった二、三分で届けられたことに、自然と伊織の頬に柔らかな笑みが浮かんだ。
 思い過ごしかもしれないし、自意識過剰と言われるかもしれない。
 しかし、こうして真神が即座に反応してくれるということが、彼が自分のことをいくらかは気にかけてくれている証拠なのだ、などと思ってしまう。
 せめて、自分の心のなかだけで自負するくらいは許されてもいいだろう。
 だが ――― 真神から届けられた文面は、伊織の心中にただならぬ不安の種子を蒔く、どこか不穏な響きを持つものだった。

『現在、当方も同様にFからの要請でセル施設へと急行中。会合は困難と思われる』

 真神が、セルの呼び出しを受けている ――― ?

 ざわざわと胸の奥で蠢くものの正体は、正体のわからぬ不安であった。
 虫の知らせ。いや、根拠もなにもないただの勘にすぎないが、それは伊織と、そして真神の行く末を大きく揺るがしてしまうほどのなにかであると、確かに直感できた。
327〜Scars So Deep〜:2009/07/27(月) 22:04:58 ID:6vknxC9q
「 ――― 真神っ……!」
 焦燥に駆られつつ、伊織は走り出していた。
 セルの指定した時刻など知ったことではなかった。いまはただ、一刻も早く真神の元へと向かわなければいけない。そう感じていた。
 そしてその直感が正しかったことを伊織が知るのは、数十分後、梶浦市セルの施設内においてのことである。
 そして、すべてが手遅れであったことを思い知らされるのも。

     ※

 機械的な歩みは、その正確さゆえに無駄がない。
 地を駆ける獣の脚力。鍛え抜かれた心身。そして、磨き抜かれた技。
 そのすべてを兼ね備えたもののみが持ち得る、油断のない歩法。
 「ただ歩く」という動作ですら、周囲を寄せ付けぬ威容を放っているのはそのためだ。
 それを見るものが見れば、彼の内に眠る底知れない戦闘力を推し量ることができるだろう。
 事実、セル施設内の広い廊下を幾人ものエージェントとすれ違ったが、そこを歩く彼 ――― 真神修夜を無視できたものはいない。
 あるものは足を止めて身構え、あるものは無意識にホルダーの拳銃の位置を確認し、あるものは息を潜めて彼が通り過ぎるのをやり過ごした。
 そんな連中に一瞥すらも与えず、真神は指示されたフロアへと遅滞なく歩み続ける。
 彼が足を止めたのは、「第六会議室」と銘打たれた扉の前だった。ノックもせずにドアノブに手をかけ、無造作に扉を開ける。

 室内は、無人であった。

『時間通りの到着ですね』
 真神が扉を後ろ手に閉めると同時に、天上から声が降ってくる。
 女の声だ。丁寧で、優しげな口調だが、人間的な温かみの一切欠如した声である。
「……セルリーダーはどうした」
 警戒するように問い詰める真神。本来、彼に呼び出しをかけたのは梶浦市のセルリーダーだ。待ち合わせ場所には彼が居て、そこで任務の内容を申し渡されるのが常であるはずだった。
『本日は私が代理を務めます。スクリーンを使用するので正面席に着いてください』
 下手に出ているようでいて、他人に命令し慣れた人間の口調だ ――― 瞬時にそう看破した。
 舌打ちひとつしただけで無言で着席すると、真神は女の言葉の続きを待つ。

『結構です』
 真神が従ったことに満足したような声音であった。
『柏木伊織 ――― エージェント“ミッドウィーク”に、セルから新たな指令が本日付で与えられます。FH日本支部経由の重要任務です』
 意図的なのか偶然か。女は、伊織の名前を会話の冒頭に告げた。
 暗い無表情を崩さぬ真神の眉がかすかに動く。
『日本支部直々に“とある指令”を受けたエージェントの、同行役としての任務です。貴方が名前をご存知かどうか ――― 春日怜央、“ナイト・オブ・ライオン”と呼ばれるエージェントです』
 来たか ――― 表向きは平静を装い、真神は内心で歯噛みする。
 以前から、独自の情報網と調査によって仕入れてあった予測は、とうとう現実となった。
 おそらくは十年前の研究に絡んで、日本支部が本格的に動き出す。
 情報収集と隠密行動にかけては随一と噂されるエージェント、春日一族の切れ者・玲央を送り込む動きがある、との推測は的を得ていたわけだ。
 少々、動きにくくなるか ――― そんな内心の動きを巧みに隠し、真神は軽く顎をしゃくってみせた。続きを話せ、というジェスチュアである。
328〜Scars So Deep〜:2009/07/27(月) 22:06:04 ID:6vknxC9q
『今回貴方に与えられる任務とは、柏木 ――― いえ、“ミッドウィーク”のサポートです』
「なに……?」
 伊織のサポート、だと?
 いぶかしむように真神は聞き返す。随分と無駄なことをするものだ、と呆れ果てた。
 春日怜央のサポートをする伊織の、さらにサポートに回るという意味が分からない。
 今回の任務が重要で、絶対に失敗の許されぬもの ――― 基本的に任務とはそういうものではあるが ――― であるなら、ただ“伊織と真神両名を春日怜央のサポートにつける”、と言えば良い。
 それをわざわざこんな手の込んだ、回りくどい命令系統に仕立て上げた理由は一体なんだ?
『貴方が非常に優秀なチルドレンだということは聞き及んでいます』
 世辞も追従の色も微塵もない、ただ報告書を読み上げるだけのような淡々とした口調で女は言った。
『今回のケースは非常にデリケートなのです。極秘裏に動く必要があり、場合によっては敵勢力との熾烈な戦闘も視野に置かねばなりません。当然、情報収集や分析、その他諸々も ――― 』
 つまり、セルとしては、今回の任務に隠密性を重視したいというわけだ。
 それならば、確かに出来得る限り単独で動くほうがいい。
 かつ単独で、それだけ多様な要求に応えることのできる人材でなければ、今回の任務のサポートは任せることが出来ない。ゆえに、真神に白羽の矢が立ったのだろう。
 ある意味、これは真神にとって僥倖とも言える任務であった。
 渡りに船、と言ってもいい。
 いままでは組織に隠れて、おおっぴらに活動することは控えていた。しかし、十年前の遺産を巡る任務を他ならぬ日本支部が下し、それに自分が関わることができるのならば。
 少なくとも、任務の期間は人目を気にしてちまちまと行動する必要はなくなるわけだ。
 FHの監視という枷から解き放たれるだけでも意味はある。UGNの目などは、初めから気にする必要はない。なぜなら ――― 相手がUGNならば叩き潰すだけのことであるからだ。
「理解はした。しかし俺は、自分のやり方を変えるつもりはない。“ナイト・オブ・ライオン”とは直接会うつもりはないし、サポートもしない。ただ ――― 」
 思わず、『伊織』と言いかけて口ごもる。
「 ――― ただ、“ミッドウィーク”のサポートに徹するだけだ。受けた指示はそれで間違いないはずだし、そのやり方で俺はすべて上手くやってみせる」
『お任せします』
 どこか別の場所にいるはずの女が艶然と微笑んだ ――― のが見えたような気がした。
 不意に室内の照明がゆっくりと落ち、室内の奥の壁、スクリーンのある位置を覆い隠していた分厚いカーテンが左右にたなびく。

『それでは簡単に、任務の背景を説明しておきましょう』

 感情の色などまるで欠落していたかのような女の声に、初めてこのとき別種の響きを感じ取り、真神の背筋に冷たいものが走る。
 女の声はむしろ、これからの説明こそがメインイベントなのだとでも言いたげな様子であった。
 真神の感じた怖気がますます強くなっていく。たかが女の声にまさか自分が戦慄するとは、という驚きは、直感的に察した自らの危機を暗示していた。
329〜Scars So Deep〜:2009/07/27(月) 22:07:10 ID:6vknxC9q
 腰を浮かし、「待て」と言いかけた真神の視界を白光が焼く。
 真っ白なスクリーンに突如として映し出された映像が、真神の双眸を釘付けにした。

『我々の動向を察したUGNは我々の経営する施設のひとつである鷲見学園に、二名のチルドレンを派遣することを決定しました』

 知っている。そんなことはとうの昔に知っている。だから余計なことを言うな。分かりきったことを囀るな。

『ひとりは“シルクスパイダー”玉野椿。優秀なチルドレンとの情報です。そしてもうひとりは彼女のパートナーである ――― 』

 ざわり。ぷちぷち。体内でなにかが蠢く。知っている。これがなんだか知っている。
 女の写真は持っているから知っている。強い意志の塊のように勝気な目をした、この女。そいつのパートナーだって知っている。だからいまさらいちいち見なくても ―――

『 ――― “ファルコンブレード”高崎隼人』

 ざわざわ。ぶちっ、ぶちぶちっ。
 弾ける。ざわめく。熱く煮え立つ。
 体内で暴れ始めたものの正体がなんであるか。俺はそれを知っている。
 やる気のなさそうな。腑抜けた顔の。昔の面影をまだ残した。あのときの。あの頃俺とともに居た。懐かしい。殺したい。憎い。助けたい。助けられなかった。あいつの顔だ。

『 ――― 彼女と同様に優秀なチルドレンとして知られる彼は ――― 』
 女の声が解説を続ける。
 高崎隼人の写真は鷲見学園の制服をすでに身に着けたものだった。写真はわずか数秒で切り替わり、彼の別の高校での制服姿を映し出す。
「……っ!?」
 そこには高崎隼人の、チルドレンとしてではない「普通の高校生」の姿が映し出されていた。
 いつから。どこから。一体誰が隠し撮っていたものなのか。
 どう見てもチルドレンとは思えない ――― いや、オーヴァードですらない普通の、同年代の少年少女たちと写った映像だった。
 笑って。ふざけあって。街中で。学校で。あれは授業風景か。グラウンドで走る姿。クラスメートに肩を叩かれて。遊び疲れて出てきたのはカラオケボックスか。
 何故こんな写真を見せる。なぜ、高崎隼人の写真だけがこんなに多く撮ってある。
330〜Scars So Deep〜:2009/07/27(月) 22:08:27 ID:6vknxC9q
 ざわり。ぷち。ざわり。ぷち。
 身体中の細胞が沸騰する。俺たちが失くした日常を ――― ハザマさんが、ミドウさんが、ヨウタが失くした日常を ―――

『参考までに』

 女の声がかすかに笑ったようだった。
 笑うな。なにが可笑しい。可笑しいことなどなにもない。

『これが“十年前”の高崎隼人です』

 余計なことをするな! そんなモノを俺に見せるな! なぜそんな映像がある!?
 お前は ――― オマエハイッタイナニモノダ!

 赤。鮮血の赤。
 それはどこかの施設の映像 ――― 写真ではない、動画映像だった。
 施設の廊下、壁、扉、ありとあらゆる場所が血の赤で塗り潰されている。
 削れた壁。割れた扉。砕け散った照明。そして廊下に転がる“人だったもの”の残骸。
 そしてだだっ広い部屋の光景にカメラの視点が切り替わり ――― 二人の幼い少年を映し出した。

『懐かしいでしょう?』

 今度こそ、女の声は確かに笑った。

 虚ろな目をした少年が、その身の丈には不釣合いな一振りの刀をぶら下げて、立っている。
 身に着けているのは手術着を思わせる簡素な衣類。自らも血を流し、それ以上に誰かを傷つけたために浴びた、大量の血の赤で己が身を濡らしている。
 無造作に刀を振り上げ、少年は殺す。目に映るものは、それが動くものである限り破壊する。
 そうやってその身を朱色に染めてきた少年は、もう一人の相対する少年へと、死の刃を振り上げた。死の宣告を受けたもう一方の少年が、声を限りに叫ぶ。

『隼人! ホントに元に戻らないのかよ!』

 俺だ。あれは俺だ。十年前の俺の姿だ。無力で、非力で、ハザマさんも、ミドウさんも、ヨウタも助けられなかった、隼人も助けることが出来なかった、幼い頃の俺の姿だ。

 染まる。染まる。赤色に染まる。
 幼い子等が、その幼い手には大きすぎるほどの武器を持って切り結ぶ。
 俺だ。あれは俺だ。そして隼人だ。十年前の俺たちだ。あんなにも幼く、あんなにも懸命で、あんなにお互い身を寄り添って生きてきたのに、

 ケッキョクハコワレテシマッタオレタチノスガタダ ―――

 ざわ。ざわ、ざわ、ざわっ!

 決定的ななにかが真神のなかで弾け、そして大切なもののいくつかが崩れ落ちた。
 スクリーンの映像はいつしか掻き消され、薄暗い照明はそのままで。
 真神の唸るような呻きだけが、いつまでもいつまでも地を這うようにそこに響いていた ―――

     ※
331〜Scars So Deep〜:2009/07/27(月) 22:10:00 ID:6vknxC9q
     ※

 走った。とにかく走った。
 心臓が破れそうになるほど、地を蹴る両脚が砕け散ってしまうのではないか、というほどに伊織は走った。学校から、考えうる限り最短の距離と時間でセル施設へと向かう。
 十九時出頭の命令など知ったことではない。
 遅刻するならともかく、早く到着したからと言って文句を言われる筋合いなどない、と開き直ってやればいいだけのことだ。
 そんなことよりも真神が気がかりだった。
 なにかある。そうであって欲しくはないが、真神の身に何かが起きるのではないかという直感に命じられて、伊織は走る。
(どうか……お願い……間に合って……真神……)
 急がなければどうだというのか。誰に、なにを願っているのか。そんなこともわからないままに伊織は祈った。足がもつれ、転びかけ、それでも汗みずくになりながら、伊織は駆けた。

(真神……!)

 梶浦市の一角、FHが拠点とするビルにようやく辿り着く。
 焼けるような喉の痛みを堪えながら見据えた建物の通用門前、伊織は、見慣れない人物がビルから現れ.ところを目撃した。

 女である。
 二十歳をとうに過ぎてはいるだろうが、正直に言えばおおよその年齢は掴みかねた。
 年齢不詳、という表現が正しかったかもしれない。
 しかし、大変な美貌の持ち主である。
 重ねた歳など意味を成さぬとでもいうように、怖気立つような美しさ。
 黒く長い髪は艶やかで、長身に合わせてあつらえられたようなスーツを巧みに着こなしている。
 陳腐な言い方をすることが許されるなら、キャリアウーマン風 ――― ただし、頭に“超一流の”という修飾がつく ――― そんな女性であった。
 ビルの前には一台のリムジンが停められている。
 そして当然のことのように、後部座席の前には運転手らしき男が、彼女のためにドアを開いて待ち構えていた。
 荒い呼吸を整えながらも、その姿に見とれていた伊織と、女の視線がこのときぶつかった。

 にこり。

 嫣然と、女が微笑みかける。
 ただしそれは、親愛とははるか遠くかけ離れた類いの、酷薄な笑みであった。
 背骨に氷柱を差し込まれたような。流した汗が一瞬で引いていくような。
 そんな錯覚に伊織は青褪めた。そして、それ以上に伊織がゾッとしたのは ―――

「真神……?」

 その女の後に続くように、ビルから真神が姿を現した瞬間であった。
 彼が健在で、自らの脚で歩いている。
 しかしそんな喜ぶべき事実ですら、伊織が瞬時に感じた違和感の前には霞んでしまう。
 漂わせる殺気。身に纏った冷気。
 伊織が初めて彼と出会ったときに感じたものが、ふたたび真神に甦っている。
332〜Scars So Deep〜:2009/07/27(月) 22:11:14 ID:6vknxC9q
 いや ――― あのときとは比べ物にならないほどの威圧感を周囲に撒き散らしている。
 気の弱い人間なら、いまの彼の姿を目にすることすら拒むだろう。
 そうでないものも、彼の手の届く範囲にはけっして近寄らないであろう。
 その横顔から垣間見えるのは、鋭すぎる視線。彼がその瞳に宿している怒りの炎は、もはや憎悪という言葉で呼ぶことすら生温いほどに燃え猛っている。
 あえて名付けて呼ぶならば、妄執 ――― それは、理性ある人間が決して持つべきではない瞳の色だった。
「……くれた情報には感謝する。それに、俺が“忘れかけていたもの”を思い出させてくれたことについても……しかし……あんな小細工は二度と許さん……不愉快極まりない……」
 地の底から響くような怨嗟の言葉。
 これが、人間の発する声だとはにわかには信じがたいほどの、呪詛に満ち満ちた声だった。
 呪いを凝り固めたかのような真神の声を受けた美貌の女は、決して怯むことなく振り向いた。
「ええ、二度と。今後、私が貴方に会うことは金輪際ないでしょうから」
 嘲るような言葉だけを残し、優雅な仕草で女はリムジンに乗り込んだ。
 車が走り去るのを見送りもせず、真神が踵を返し ――― 振り向いた瞬間、目が合った。

「伊織……?」

 真神が初めて気がついたように伊織の名を呼んだ。
 ああ。
 その声音。自分を見つめる瞳の色。

 真神であって、真神でないもの。
 人でありながら、“人間を逸脱して”しまったものがそこには居た。
(ああ……真神……)

 自分にそんなときが訪れるなんて、全然考えもしなかった。
 こんな風に自分の世界が反転するなんて、これっぽっちも想像できないことだった。
 誰かを愛しいと想うこと。
 そしてそんな相手が自分の目の前で、永遠に“喪われて”しまうことが、これほど大きな意味を持つなんて ――― いままでの伊織は考えたこともなかったのだ ―――

 自分を支えるなにかが、足元から粉々に砕け散った音を、伊織は聞いたような気がした。
 暗転する。
 眩暈が。吐き気が。後悔が。絶望が ――― 伊織を根底から揺るがし、打ちのめす。
 残酷な真実を、伊織は知った。

 ――― この日。たったいま、このとき。

 真神修夜が、“日常”を捨て去ったということを。
 ヒトを辞めたのだ、ということを ――― 伊織は、思い知らされたのであった ―――

(続)
333yuzu:2009/07/27(月) 22:12:10 ID:6vknxC9q
投下終了です。
原作リプレイには(というか、どのDXリプでもたぶんそうですが)書かれることのない、
「敵ゲストがいつ、どのようにしてジャームと化すのか」
という側面を描写してみたかったというのが、今作の目標のひとつでした。
クライマックスへの仕込みはこれでほぼ(九割以上)終了。
最終話に向けてラストスパートのカウントダウンといったところです。
では次回まで〜。
334名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 23:11:35 ID:RWiUoha8
>>298
同意
頭を押さえて後ろからとか
335|ω・`):2009/07/28(火) 00:05:25 ID:ztlK2W9n
 
 |ω・`)ノ <yuzuさま、素敵です。壁のものです。

 これは…うああ、なんと言うか背中がぞわぞわしました…!
 ジャームになる、即ち、全てを打ち砕かれてゆく瞬間…ゆっくりと、闇に咀嚼されていく日常の叫びが聞こえるようです。
 その前の、伊織と真神のささやかなれど幸せな、かりそめとは呼びたくない幸せが素晴らしいだけに…!
 〜a Feast〜の時も思いましたが、yuzuさまの文章は本当にダブルクロスの世界を体現しておられます…。
 クライマックス、めちゃめちゃ楽しみです!

 あと>>320様、
 >アルは不満とか溜め込むしバカのクセに悩みすぎてよく道を見失いがち、気づかう時は遠まわし
 …超的確でございます(笑)
 ほんで、うっかりすると暴走するんだぜ!しかもデレると際限が無いんだぜ!!
 …どうにかしてくださいこの萌えっ子騎士(笑)

 
336名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 01:21:02 ID:icYXAHLj
>>333
GJ……したくねえええええええええええっ!!w
伊織のロイス1本じゃ足らなかったんだね真神んかわいそうだよ真神ん


しかし、これだけ目の前で大切なものを壊されて、よく伊織んは
耐えられたなあ・・・・・・

そうか! きっと真神んが彼女の(文字通り)胎のなかにんんしししししししn


【馬鹿は衝動・妄想に耐えきれずジャーム化した!!】
337名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 01:40:01 ID:ekNuv/IW
にんっしんっ!
338名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 01:45:30 ID:ADuiBWMB
>>336
でも、真面目に考えて真神のロイスってほとんどタイタスになってるんだぜ?
最大で、右腕と左腕、伊織のロイス3つだろうし。
しかもタイタスは昇華せず内に秘めてるタイプ。
339名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 02:28:43 ID:pqStVwsm
>>333
そうか、プランナーの仕業だったのか……
ぐっじょぶです。いつもながら、「真相はこうだったのかと納得してしまう。というか、これ以外に考えられなくなる」説得力ある展開、お見事です。
340名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 04:57:07 ID:D8NPwb1f
すげぇ……くそっ、こんなの見ちまったらこれしか真実だと思えないぜ……GJ!
しかし、ぷらんにゃーが実にプランナーしててゾッとしたぜ……DX3では本当に何してるんだろ?黒幕として優秀だからなぁ、プランナーは
続き、期待しております!……しかし本当にリプレイの背後が上手くて、銀眼の鴉が絶望したシーンとか、マスターマインドが幼いつばきんぐを育て、やがてオリジンの“アレ”を決意するようになったシーンとかも見てみたくなるのが困りものだなぁw
341名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 07:32:21 ID:ADuiBWMB
確固たる意識を持ってるジャームは、やっぱり目的がはっきりしてるとか、衝動が強いタイプに多いきがするよね。
何度もいわれてるが、アライブのシュヴァリエくんとか、絶望してジャームになる過程を想像するとキツイ。

しかも、そのジャームになる過程が、オーヴァードになった人間の半分以上がたどる行程なんだよな。
悪けりゃ即ジャーム化して衝動のまま動く化け物に、安定したとしても、ロイスを失ってジャーム化。
運良く組織に拾われるか、日常を維持できるだけの精神力がなけりゃ、アウトっていう。

チワワリプでも、容赦のない悲劇のジャームを出してほしいもんだのう。
得意分野だと思うんだが、かなり自重してる気がするんだ、意図的に薄めてるというかw
342名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 16:22:16 ID:8wZCW4xL
斬絵とつかちゃんの組み合わせを考えていたんだが、
「(財)力弱きものを護るのが私の使命です」
でどうみてもヒモです本当にありがとうございます

でもそのうち
「私が栄養管理してさしあげます」→「私の初めて(の料理)、もらってください」→「あんちゃんもくいてえよおおお」
になるんだろうな……
343名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 17:43:36 ID:Mwfh/jP3
パーソナリティの暗殺者見て

「あれ? あんちゃん名前とシンドローム変わった?」

とか思ったのは俺だけじゃないと思う
344名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 18:06:26 ID:vIXb7WCO
ここまでの斬絵さんフラグのまとめ

高崎隼人…性格的に親しみ易く気を使って貰える。しかしもれなくライバル(椿)がついてくる

不確定な切り札…サンプル同士という悪くない組み合わせ。ただしルルブ歴代のサンプル(黒い天使、水晶の瞳)+一般人ロイスが引っ付いてくる

上月司…色んな意味でフリー。ライバルがいないので良心の呵責が少ない。とは言え、中の人補正と全自動大惨事装置・兄の影は割と強敵
345名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 18:22:54 ID:hVigvd7X
>>343
いやいや、伊庭さんは初代から居る代表的なNPCですよ
346名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 18:41:06 ID:1doxjb7S
>>344
黒い天使は荒ぶる魂さんとだろ……BU的に考えて……
347名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 18:44:07 ID:+nawwtmH
ノイマンの挿絵のDrビューティフルマインドは、射精までの秒数を演算して層で怖いな
「ピストン2回、2.5秒・・早漏ね」
348名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 19:04:29 ID:qWP6Oqgq
Drビューティフルマインドは響き的にDrストレンジラブを連想させるから困る
349名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 19:09:18 ID:0Yh7K2m8
マルチウェポンで二本まで同時に捌けますよ
350名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 19:25:28 ID:1doxjb7S
>>347
挿絵と一文、3rdは剥離してるぞ?
サラマンダーとか、松波晶が性転換しちゃってることになるだろうがwwww
セリフがあれだけど冒頭のマンガと外見が同一人物っぽいから氷室楓(コラムのキャラ)だろうな、あれは
351yuzu:2009/07/28(火) 20:19:14 ID:wjR1840X
レス返など。
>>335こと、壁のお方。
ラブっぷりから一転、「堕ち」場面を書いているときは、半分精神的にきつくて、でも半分楽しかったという、自分のドS属性を自覚してました(笑)。
ダブルクロスらしさを感じ取っていただけてなによりです。それと、数ヶ月前の作タイトルを引き合いに出してもらったのが、逆に驚きました。読んで覚えてもらっていたんだなあ、と。
クライマックス、ご期待に沿えることの出来るよう頑張ります。
>>336さま。
いおりんが真神を失っても耐えることができたのは、判定で良いダイス目を出したから……というのは冗談で。
やっぱり、ロイスを失ってはいても、まがみんとの絆で得た「強い心」ゆえ、という解釈をしております。
>>339さま。
やっぱりばれましたね、プランナーって(当たり前か)。プランナー初書きでちょっとテンパってたり。
実はまがみんがジャーム化する経緯は他にも候補がいくつかあって。
でも他のルートだとしっくりこなくて困ったときのプランナー。諸悪の根源はとりあえずプランナーという(笑)。
おかげでどういう展開でプランナーを絡めるか、という軌道修正に手間取ったというのは内緒です。なんとか説得力を持たせられたのなら、よかったです。
>>340さま。
そう、プランナーはおっかない。おっかないのですよー。
プランナーらしい怖さ、というのも手探りで書いてたので、そう思ってもらえてよかった……。
リプを背景に持つ前提があるのである意味必死です。リプ三巻片手にウンウン唸ってます(笑)。
それと……確かに鴉とか綾渕さんも題材としてはそそられますねー。
良い人だもんなー、二人とも本当は。
でもそうすると、エロパロとしては凄く難しくなりそう。カップリング的に。
強いてあげるなら鴉×まひろ(お花屋さんのお姉さん)とか。
綾渕さんは……幼女椿?(笑) それともあえてプランナー、とか……?(なんか違うか)うーん。
352名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 21:04:12 ID:D8NPwb1f

鴉とかマスターマインドとか物凄く好きだから見たいですねぇw

マスターマインドの相手はそこで少女漫画的王道な発想ですよ!

っ椿の母親(verDX3椿な外見)

何故椿にあれだけ入れ込んでいるかとか考えると……妄想広がりません?w
大丈夫、支部長(マスターヴェノム)みたいな素晴らしいオリキャラを出しつつダブクロらしい物語できたyuzuさんなら出来ますとも
353名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 21:13:16 ID:nOoIPDt4
エロと全然関係ないけど王子GMの「おとうさん」なNPCは大好きだ
綾渕さんとか鴉とか宮沢父とか
354名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 23:58:48 ID:NlwQLxXD
>>349
《コントロールソート》とノイマン並列思考で右手でも左手でも絶妙な手捌き……
ノイマンさんはテクニシャンだなあ
355名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 07:20:28 ID:suBnHYL4
最近見つけたeraTRPGがたまらん
アンゼロットやベル様をたっぷり躾けている最中だ
356名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 07:30:38 ID:bfqP6L0r
隼人×司×斬絵×不確定な切り札


…よんぴー?
357名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 07:40:49 ID:Rbhedpbv
男が3人じゃなぁ・・・
どっちかというと輪姦
358名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 08:13:36 ID:ojt0wD1i
つまり隼人が(負け属性的に)総受けですね。なんて素敵!
359名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 13:25:08 ID:OOot8IqS
複数なら
椿×隼人×斬絵でひとつ
ベッドでの力関係も含めて
360名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 13:57:30 ID:O9Q0TGCK
いつも楽しませて頂いてばかりでは悪いので、下手なりに頑張ってみようかと思うのですが、需要が読めません。
ダブクロで盛り上がっている最中に申し訳ありませんが、皆様のご意見をお聞かせ下さい。

「ナーシアさんって……誰?(笑顔)」(サガ無印二巻P97)
をちょっと膨らませるとして(時系列としては、無印二巻のラスト以降ブレイク二巻のラスト以前。ピアニィに再度ナーシアのことを問い質され、そして……というシチュエーションを予定しています)、
「アル×白ピアニィ。で、三下犬娘のボケでグダグダにフェードアウト……と見せかけてシーンを変更し、ブレイク二巻エンド(ただし黒ナーシアの「ピアニィへの嫉妬と殺意に満ち溢れたモノローグ」付き)」
「アルの回想でアル×ナーシア(ナーシア×アルに非ず)。それを受けて、黒ピアニィによるアル監禁(注、エロなしグロあり)エンド」

では、どちらが需要多いでしょう?

……とりあえず、どっちのルートで書くにしても、サブヒロインのヤンデレ度を引き下げる必要があるかも知れませんが……


本当は、「アルの回想でナーシア×アル(アル×ナーシアに非ず)、及びそれに『少し(注、当人比)ヤキモチをやいた』ピアニィ×アル(やはり、アル×ピアニィに非ず)」が一番でしょうが、これは私ごときの文章力では不可能もいいところなので。
361名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 14:25:08 ID:NqcOZxXa
両方書いてみて、自分が面白いと思った方を投下してみては
両方面白いと思ったら両方投下で
362名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 15:17:14 ID:w5ME2YIE
何かナーシアはアルの黒子の数とその場所か普通に言えそうだと思った俺
きっと昔の稽古でナーシアが付けた傷とか残ってるんだぜ…
363yuzu:2009/07/29(水) 15:58:45 ID:ry9Zye+y
>>360さま
需要もなにも、どれもこれもアリではなかろうかと思った私がいたりして(笑)。
現在進行形のネタ等はあまりお気になさらず、と思いますよー。
んで、話を唐突に変えた上に流れをさらに元に戻してしまうようですが、
>>352さま
椿ママ!? その発想は無かった!(ていうか無い発想ばっかりだな、私)
ネタもらって思いついて、調子に乗って書いてはみたけれど。
オリジンリプレイ四巻がないと意味判らないのは仕様としても、ちょっと先生のキャラに電波がきちゃったのはどうしてか?
で、しかもエロくなくなっちゃってますし(汗)。
ネタとして頂いた椿ママの存在は完全にオリジナルとして書きましたです。
もともと素体で実験体という出自の椿に母親ってどうしたら……とは思いましたが、なんとかこういう書き方なら誤魔化せるかな、と。

一発投下の超短編ですが。

元ネタ : ダブルクロス・リプレイ・オリジン
キャラ : 綾渕×椿(と呼んでいいものかどうか)
傾向  : エロ成分超微量。リプネタ未読の方には判りづらいかも。

よろしければどぞ。
364モノローグ〜MASTERMIND〜:2009/07/29(水) 16:01:04 ID:ry9Zye+y

     ※

 私ガ蝶ニナッタ夢ヲ見テイタノカ ―――
 ソレトモ蝶ガ私ニナッタ夢ヲ見テイタノダロウカ ―――

     ※
     ※
     ※

 子供たちの笑顔を見るたびにいつも思うことがある。
 なんと眩しく、なんと輝いて、なんと素晴らしい未来というものを予感させてくれるのだろう、と。
 そして“子供たち”と触れ合うたびにいつも思うことがある。
 なぜ彼らは太陽の下ではしゃぎ回ることもできず、悲しいほどに一途で、大人たちの創り上げた彼らだけの世界で生きなければならないのだろう、と。
 なぜ自分の身体よりも大きな武器を抱え、流さなくてもいい血を流し、誰かのための報われぬ犠牲として身を捧げなければならないのだろう、と。
 レネゲイドウィルスに冒された世界は現実だ。覆しようもないほどに、現実だ。
 そんな“こちら側”の世界と、平穏な“あちら側”の世界をすり合わせるために、僕たち大人が創り上げた箱庭の社会の中で、“子供たち”は生きている。
 彼らの多くはそこに自由意志など認められなかった。
 儚く消えていく命を繋ぎとめるために、已む無くレネゲイドウィルスの力に頼ったこともある。
 病気、大怪我、それらは現代医学では手の施しようもない、または延命の可能性の著しく低い、死に至る病や傷を治癒するための、僕らの方便だった。
 消えてしまう命なら、失われてしまう命なら、せめて彼らをオーヴァードとしてでも救ってあげたい。
 僕はそう思ったし、同様に彼らを救うために、それを緊急の非常措置として受け入れる大人たちも数多くいた。
 勿論その裏には、覚醒した“子供たち”を自勢力の来るべき戦力として確保したいという、醜い打算を持ったものたちも居たはずだが ――― まずは小さな命を救うことが先決だ、と僕は考えた。

 そんな子供たちの、僕たちが与えてしまった歪な日常。
 せめてそんななかであってでも構わない。構わないから、僕は彼らに健やかに育って欲しかった。

     ※

 真剣な顔。猫のような瞳をひた、と僕の目に合わせ、あどけない口元を真一文字にひき結び、姿勢良く椅子に腰掛ける女の子。
 僕の語る一語一句を決して聞き漏らすまいとするひたむきな真摯さは、その幼さゆえにあどけなくも微笑ましい。
 僕がいままで触れ合ってきた“子供たち”のひとり ―――
 僕が助けたひとりでもあるこの少女は、生来の生真面目さと優れた資質、そして持ち前の素直さのせいか、特に僕の生徒たちのなかでは頭ひとつ抜きん出た優秀な子供だった。
365モノローグ〜MASTERMIND〜:2009/07/29(水) 16:01:51 ID:ry9Zye+y
「 ――― ? ――――――――― ……と思う?」
 僕が少女に問いかけた言葉。誰彼構わず幾度となく、繰り返した問い。
 まだ世界をよく知りもしないのに、まだそんな決断をさせられるような年齢でもないのに。
 その小さな頭を一生懸命に振り絞ってキミが出した答えは、なんて美しく、なんて悲しい決意を秘めていたことだろう ―――
 愚かなことに、そのときの僕はキミの答えの意味にすら気づいていなかったんだ。

「はい! わたしがんばります! せんせいやわたしたちが、みんなに嫌われないように!」

 ああ。
 それはキミが負うべき責務ではなかった、と。
 それは本当なら僕たち大人の仕事なのだ、と。
 僕は、キミがチルドレンとして成長し、多くの任務をその手で遂行するようになるまで。
 僕たちが与えてあげたかった日常に、君自身が反発してしまうほどまでに、僕らの理念に忠実な子供として成長してしまうまで ――― そのことに気づいてあげられなかったんだ。

 僕たちは結局、キミを世界から隔離していたんだね。
 小さな世界に閉じ込めていたんだね。
 そこはとても孤独で、ただ戦い続けるだけの報われない世界だったんだね。

 それに気がついたとき、僕はどうにかなってしまいそうだった。
 オーヴァードと非オーヴァードの垣根を取り去りたいという究極の理念が組織にあるのなら、僕たちはこんな箱庭を創り上げるべきではなかったのだ。そんなことにいまさら気がついた。

 子供たちを世界の拒絶から救いたい。彼らに日常を取り戻したい。彼らを取り残される孤独から解放したい。そう思っていたというのに。
 孤独は辛い。孤独は怖い。孤独は悲しい。そのことを僕は知っているのに ―――

 古いセピア色の記憶が甦る。
 まだ生まれたばかりの ――― しかし、せっかく生まれたその生命の火を吹き消そうとする風に抗うように、弱々しく呼吸し続けていた、赤子のキミ。
 そして、そんなキミを僕に差し出しながら、「この娘だけは助けて」と懇願していた、“彼女”。
 唇の端から血を流し、なお吹き零れる血に喉を詰まらせながらも、僕に向かって赤子のキミを差し出した“彼女”の姿は、いまでもこうして鮮明に思い出すことが出来る。
 無造作に肩口で切り揃えられた黒い髪。大きな、鋭い瞳はキミを救い出そうと足掻く強固な意志と、限りなく深い慈愛に満ちていた。
 通った鼻筋も、噛み締めた唇も、やはり意志の強さの塊のようで。
 出血で顔は青褪め、身体はどこもかしこもボロボロだというのに、自分の手のなかの赤子を救わねばならないという崇高な愛情は、どこまでも“彼女”を美しく見せていた。

 覚えている。
 その痛々しくも気高い姿に、雷に打たれたように震えながら、布にくるまれた赤子を僕が確かに受け取ったその瞬間 ―――

「よかった。これで、私が居た意味は、確かに在った。全部、報われた」
 血塗れの顔で微笑んだ“彼女”を ――― 僕はいつまでも見つめ続けていた。
 まるで火がついたように、僕の腕の中でキミは泣いていたっけ。
 あのとき、仲間のUGN職員が駆けつけるまで、僕はキミを腕に抱いたままで、“彼女”の死顔をいつまでも、いつまでも見つめていたそうだよ。
 たぶん思うに ――― 僕はあのとき、それまで見たことも聞いたこともないはずの、瀕死の“彼女”に出会って ――― 恋に、落ちたんだと思う。
 笑ってしまうかい?
 だけど、これは本当のことだ。いままで誰にも話したことはないし、これからもきっと話すことのない、僕が墓場まで持っていくであろう、秘密の話のひとつさ。
366モノローグ〜MASTERMIND〜:2009/07/29(水) 16:02:25 ID:ry9Zye+y
 僕はきっと、瀕死の“彼女”に恋をした。
 その心の強さ。誰かを救おうとする信念。小さな生命を守ろうとする母性。優しさ。
 すべてに僕は魅かれていたんだ。
 あの数分だけの邂逅で、僕は間違いなく“彼女”の人間性に触れたと信じている。そして、僕が本気の恋をするに値するひとだったと、いまでも僕は思っているよ。
 だから ―――
 久し振りに出会ったキミを見たときは、本当に息が止まるかと思ったんだ。

 北明支部にキミが訪れることは知っていた。
 支部長との面会を求めて、隼人くんと一緒に現れたキミを見て ―――

 (■■■さん ――― !)

 危うく別の名前で呼ぶところだったよ。
 喉から出かかった声を必死の思いで飲み込んで、僕はさも偶然を装いながら、キミたちの前に現れた。なんでもない平素の声を絞り出すのにも苦労したよ。

「椿ちゃん! 椿ちゃんじゃないか!」

 振り返ったキミの ――― ああ、なんと“彼女”の面影を思わせる成長振りだったことか。
 すらりと背の高い長身。
 あのときの“彼女”を髣髴とさせる、強い意志の光を宿した瞳。
 すべてを射抜くようなその瞳に、僕と一緒に居た頃にはなかった、どこか穏やかな光さえ宿しているのは、きっとキミがいままで経験してきた戦いや出会いが、キミを成長させた証なんだろうね。
 きっとあと十年 ――― いや、五年もしないうちに、キミは“彼女”と瓜二つの、眩しい女性へと成長するんだろう。
「綾渕先生……お久しぶりです」
 はにかんだようにそう言うキミを、僕は思わず見つめてしまった。
 それこそ頭の天辺から、爪先まで。
 細面の、綺麗な顔。伸びた背筋。年頃になって女性らしさを帯びてきた身体つきは、僕の知るあの頃のキミとは随分と違っていた。
 制服の上からでもよく判るほどの膨らみ。スカートから伸びたしなやかな脚。
 僕は、キミを観察するのに不自然じゃない程度の時間を計るのに、随分と苦労させられたよ。

 これも ――― 僕が人に秘密にしなければいけない話のひとつだろう。

 成長したキミに、僕は確かに“彼女”の姿を重ね ――― 子供たちを導く立場のものとしては最も恥ずべき、最も唾棄すべき感情 ――― 『欲情』を、抱いてしまっていたんだ。

     ※
     ※
     ※
367モノローグ〜MASTERMIND〜:2009/07/29(水) 16:03:23 ID:ry9Zye+y

     ※
     ※
     ※

 僕が、チルドレンを救いたい、世界と非日常の垣根を取り払いたい、そう願ってすべてを計画していたことは、間違いのないことだ。これは、信じて欲しい。
 だけど、成長したキミを目の当たりにした瞬間、僕の理由に『僕自身の願望』が重なった。
 それは幾十人ものチルドレンを育てあげ、そのなかで煩悶し続けた僕が、この道を選択するきっかけとなった、『とあるチルドレンの女の子』の願望と似通っていたのかもしれない。

 “その女の子”は、チルドレンの中でもあまりぱっとしない子だった。
 教育者としてこんなことを言ってはいけないのだろうけれど、誤解のないように弁明させてもらえるならば、UGチルドレンとしては、ぱっとしない子だった、という意味である。
 とにかくその子は明るく、朗らかだった。人を傷つける訓練を嫌い、それでもそうすることでしか生きていけない運命を仕方なく受け入れ、泣きながら模擬戦闘に参加するような子だった。
 訓練の間はいつまでも泣き声を上げているその代わり、訓練が終われば、とにかくよく笑った。
 辛いトレーニングでへこたれている友人たちを ――― 自分だって辛いであろうに ――― 笑顔と軽口で慰めて回っているような子だった。
 自分はきっと戦いでは役立たずだから、こうやってでしか、みんなの役には立てないの。
 そう言いながら、自分の傷や心の痛みを隠し通して、誰かの痛みを癒してくれるような子だった。

 それがきっと君の武器なんだね。
 君の力は、きっとみんなの心を強くしてくれるんだね。

 そう言って頭を撫でてやった記憶があるよ。
 緊張と、おそらくは照れたのであろう、真っ赤な顔で身体をコチコチに固くして、小さな声で僕に「ありがとうございます」と、言っていたっけ。

 だけど、多くのチルドレンと接してきたということは、それだけ多くのチルドレンの死にも立ち会わねばならない、ということだ。
 明るく朗らかな、戦闘など嫌いだといっていた優しいあの子にさえ、死神は容赦なく鎌を振り下ろしたんだ。

     ※

 時期尚早だ、と僕は言った。
 あの子を作戦行動に投入するのは危険だと、僕は上奏した。
 だけど、組織という大きな力の前には、あまりにも僕は無力だった。
 組織からの命令に逆らうことはできなかったし、それを拒否することが難しいこともよく分かっていたとはいえ、僕はいまでも当時の決断と行動を後悔しているんだ。
 ――― 言い訳になってしまうけれどね。
 当時、激化するFHとの抗争、増加するジャーム事件への対応として、エージェントたちが浸蝕を惜しんで奔走していた事情は、僕もよく知っていた。
 出動要請が、『ホーム』の子供たちにもひっきりなしにやってくる。
 そのなかで僕に出来るせめてものことは、なるべく多くのことを子供たちに教えてあげること、サポート出来得る限りの支援を惜しまぬこと、だけだった。

 そんなある日 ――― ジャーム事件の鎮圧に向かったその子のチームが壊滅したという報告を受けた。

 僕たちの元へその子と仲間たちが搬入されたのは、別の事件に借り出されて僕以外は支部に誰も残っていない、深夜のことだった。
 慌しく駆け込んでくる救急隊員たちの足音を遠くに聞きながら、僕は担架に乗って運ばれてきたその子の横臥する床のすぐ側に、跪くようにへたりこんだ。
368モノローグ〜MASTERMIND〜:2009/07/29(水) 16:04:05 ID:ry9Zye+y
 他の仲間たちの姿は ――― それは無惨な様子だった。
 四肢がもげ。
 血みどろになって。
 原形を止めていない子も。
 戦いの最中ジャームと化し、味方に殺された子もいた。

 まだ息があるのは、だから、この子だけだった。

「……せん……せ……あや……ふち……せん……せ……」
 それは、燃え尽きようとする最後の命の火を燃料にするかのような、そんな振り絞られた声だった。僕は意味もなくその子の小さな手を握り締め、しっかりするんだ、と呼びかけた。
 わかっているのに。もう助かる生命じゃないと、知っているのに。
「……いま、夢……みてた……のに……さめ、ちゃった……ざんね、ん……」
 夢の話なら後でゆっくり聞くよ。
 だからいまは喋らないで。
「……だめ……いま、言わなきゃ……」
 あの穏やかな子がよくぞ、と驚くほどに強情な声だった。
「……あのね……せん、せ……ゆめ、みたの……わたし……もっと……おとなに……なった……私が……せん、せ……の……およめさん……なる、ゆめ……」
 頭を殴られたような衝撃があった。
 僕をそういう風に見ている子がいるなんて想像もしていなかった。
 だから僕は、そのときなんの言葉もかけて上げられなかった。
 作り話も、優しい嘘も、消えていくこの命にかけてあげられるどんな言葉も持ち得なかった。
 ただ、僕に出来ることは、この子の両手を強く握り締めてあげることだったんだ。なんて、無力な滑稽な大人だったんだろうね、僕は。
「しあわせ……だったなぁ……せんせ、の、おくさ……ん……なって……そんな……ゆめ……」

 ああ。
 夢なのに。
 絶対叶うはずのない子供の空想だというのに。
 それが真実ではありえない、真実とはなり得ないと、この子も僕も心の奥底では判っていることなのに。

 どうしてこの子はこんなに満ち足りて。
 どうしてこの子はこんなに嬉しげに。
 どうしてこの子はこんなに幸せそうに ――― 笑うことが出来るのだろう。

 この子にとって夢とは現なのだ。
 残酷で移ろいやすい現実こそが夢想なのだ。
 現実と境界を取り払った夢は、夢ですらこんなにも誰かを幸福で満たすことが出来るのだ。
 それならば夢とはなんだ。現実とはなんだ。
 誰かにとっての現実が夢とすり替わっても。
 誰かの見る夢が儚い淡雪のようなものだとしても。
 誰かが誰かのために創り上げた箱庭の外から、誰がそれを『夢』だと指摘することができるというのだろう。

 それに気がついたとき ――― 僕の計画は走り出したといってよかった。

     ※
369モノローグ〜MASTERMIND〜:2009/07/29(水) 16:04:38 ID:ry9Zye+y

     ※

 実現するべき理想に、僕の願望が重なった、とそう言ったね?

 そう。
 さんざんキミたちに偉そうな高説を垂れていたけれど、僕にだって満たされたい欲求があったんだ。チルドレンたちを救いたい。オーヴァードと世界との垣根を無くしたい。

 そして ――― 僕は“彼女”と一緒に、閉じられた箱庭の中で、甘美な夢想にまどろんでいたい。

「……本当に、僕を止めに来たんだね」
 最後の戦いを、キミたちが僕に挑むこの場所で。
 賢者の石と、擬似レネゲイドクリスタルの輝きが満たすこの場所で。
 隼人くんとともに現れたキミの姿に、危うく僕は見惚れそうになる。

 ああ。この戦いが終われば。
 世界は無数の、誰かが見たい誰かの夢で満たされる。
 そのなかには勿論キミたちの ――― そして僕の夢の世界も実現できるんだ。

 立ちはだかるキミたちの ――― いや、キミの姿を目に焼き付ける。

 眼前に居る、いまはリアルなキミの姿が。
 訪れる世界の変革の後、僕が叶える夢の姿をより現実的に感じさせてくれている。

 その強い意志を宿した瞳が、永遠に僕を見続ける。
 しなやかな腕が僕の首に愛しげに巻きつく。
 長く伸びたすべらかな脚を、僕の掌が撫ぜる感触すら、予感できる。
 その胸の膨らみも、引き締まった臀部も、そして神秘を秘めた深奥の秘所さえも。

 僕は過酷な現実を薙ぎ払う。
 幸せな夢のために走り抜ける。
 孤独は辛い。孤独は怖い。孤独は悲しい。そのことを僕は知っている。
 だから僕は、キミたちが ――― “子供たち”が、夢と安息と幸福に満ちた世界に包まれて眠りにつけるように、キミたちの前に立ちはだかろう。

 僕ガ見ルノハ蝶ニナッタ夢 ―――
 ソレトモ蝶ハ僕ガ見テイタ見果テヌ夢ニ過ギナイノダロウカ ――― ?


 それじゃあ、始めよう。
 最後の戦いを。
 僕の見る夢の、正否を問う戦いを ―――

(了)
370yuzu:2009/07/29(水) 16:06:34 ID:ry9Zye+y
一応、投下終了。
こういうキャラで良かったんだっけ、せんせい……?
……ははは……

うう……
書いてる途中の続き作業にもどります……ではでは〜。
371|ω・`):2009/07/29(水) 19:58:38 ID:DgMIFC0K
>>360
 |ω・`)ノ <どっちもみたいけど、個人的には白ピアニィが大好きです。

 …もしかして、前スレ>>477さんでいらっしゃいますか?
 正直に、どちらも読みたいのが本音です〜。
 でも、書いた方が気に入ったものを投下するのが一番だと思いますよ。
 需要は後からついてくる…って私が言うことでもないですが。
 
 黒ピアニィ、自分では書けないんでちょっと見たい…。
372名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 20:42:09 ID:bfqP6L0r
>>357
合意だから乱交。
…って教師の卵が言ってた。
373名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 21:41:03 ID:5bxOWPVs
今月末にD&Dリプレイが発売されるみたいだが、
今回は前のリプレイみたいなエロ要素が入ってるのかなあ。
リューマ×エアハルトとか
セオボルト×スリンガーとか。スリンガー姐さんはニバスにやられちゃってもいいかも知れんが。
374名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 23:08:08 ID:fyiJl6Pm
なぁグレッグ、聞いてくれ
……オレは
【魔王は自在に映し身を作ることが出来る】

【コミック版ではベルがショタボディまで作ってた】

【年齢くらいなら余裕で操作可能】
だと思っていたんだ
だからようじょフール様にエロパンティ穿かせたり
アニハポさんにランドセル背負わせたり
いつもどおりのベル様だったりしたんだ
そしたらそれの下書きを読んだ上でそいつは言ったんだ
「二次創作するくらいならソレをシナリオにしろよGMメインのくせに」

こんなエロ妄想マスタリングできるかチキショウ!
375名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 23:10:45 ID:6L82iluH
>>374
「エロスはほどほどにしたまえ」のフールムール様がエロパンティなぞはくはずがなかろう!
あり得るとすればあの衣装的に「はいてない」、だ!!

【どこからともなく暗雲が立ち込め、雷が落ちた】
376名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 23:15:02 ID:hivwnBmD
そんなこと言ってる間にベル様は俺が孕ませておきますね。

え、危険?大丈夫、俺世界を救う勇者だから危なくないってアンゼロットが言ってた。
377名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 23:22:28 ID:FKw8c9/4
フール様こちらにいらしてください、お体に合った服をご用意しております
はい? いえ、これはスモックと申しまして…
378名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 00:00:12 ID:+ka860ng
フール様はそうそう実力行使はしないと思うなー

やれやれ、エロスはほどほどにしておきたまえ。
と仰りながら微笑を浮かべつつ手のひらでコロコロさせられるのさー
379名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 00:36:32 ID:PgXK4cac
>>373
婚約者をスルーしてメイドのベッキーを旅に連れ出すお坊ちゃま
といったあたりが個人的には禿萌なんですがいかがでしょうか!
380名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 01:12:08 ID:vUzL+szl
>>375
「エロスはほどほどに……と言いたいところだが状況が状況だ。
 さあ――存分にエロスを貪るがいい」
ゴルゴmいや冥魔のせいなんだ
魔王ズが搾り尽くさないと裏界がヤバいんだ
だから仕方ないんだ

【馬鹿は冥魔と言っておけば許されると思っている RX「許さん!」】
381名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 01:17:56 ID:RaswpiOF
幼女フール様……どこぞの強化の人か。
382名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 02:24:12 ID:vUzL+szl
どどどどうやってオレがどこぞの人だって証拠だよ!

どうでもいいけど卓で冗談飛ばしたときにジェネレーションギャップがあるとアレだよね
LOVEマシンと聞いてアイドルグループを思い出すか音ゲーを思い出すかテッドブロイラー様を思い出すか、とか
若い子が「え、なんで?」ってツラしたときとかもうね
ロードスコンパニオン見て「こんなのあるんですか!」とかね
383名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 02:33:30 ID:FILhvWr6
ジェネレーションギャップをはかる指標

・「さくら」って聞いて誰を思い浮かべるか?
・「白い悪魔」で何を思い浮かべるか?
・「トーキョー」と聞いて何を思い浮かべるか?

俺の回答……大戦・連邦・NOVA
従兄弟の回答……間桐・管理局・アンダーグラウンド
その妹の回答……ストリートファイター・NWアニメのうさぎ・シャーマンファイト
384名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 02:36:17 ID:aaMCeD3+
CCが出てこない貴様の卓の若さに嫉妬が止まらない
385名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 02:41:45 ID:W6xnt0Bg
CC・管理局・…女神転生? だなあ

多分最後がミュウミュウなら完璧なんだろうが、あれは東京だしな
メガテンもトウキョウか
386名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 02:46:30 ID:ZDeTGXCt
>>383
寝台特急列車・ノロイ・ブギウギ
387名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 02:59:54 ID:4VnbbYDG
>>379
ベッキー再登場するのか。いいキャラだから活躍してくれるといいなあ。
388名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 03:03:05 ID:vPh0ubU9
>>383
うる星やつら
シモ・ヘイヘ
大破壊後

いや、まぁ、2番目は死神で色々違うがな
25歳だしこんなもんだろ
389名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 03:07:13 ID:sbs9Fes5
>>383
バーコードファイター
連邦のアレ
NOVA

ほぼ同じだな
390名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 03:34:47 ID:FILhvWr6
馬(桜肉のことだと思われる)
ミッフィー
魔人学園

って答えた奴もいたな。

他には「ジョー」で誰を思い浮かべるか、とか。
俺は見事に東でした。矢吹って答えた知り合いもいたぜ!
391名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 04:09:40 ID:Vc3eL3g6
CC
連邦
ゲーム

「ジョー」なら、科学忍者かウルトラマンか……

>>361>>363>>371
ご意見ありがとうございます。
両方というのは時間的・体力的にきついですが、頑張ってみます。私も、やるからには一番良い物にしたいので……

>…もしかして、前スレ>>477さんでいらっしゃいますか?

はい、よくお分かりで。

>黒ピアニィ、自分では書けないんでちょっと見たい…

私も、ピアニィは白い方が好きなのですが。白ピアニィとハッピーエンドにかけては壁のものさんに及ぶべくもないので、書く意味がないのですよ。
392|ω・`):2009/07/30(木) 14:38:52 ID:nDimy51+

 マネーアイドル
 連邦のあれ
 N◎VA
 ジョーなら東…ニッチですが何か?w

 >>391
 
 |∀゚*)ノ <ほめらりた!うれしい!!
 いやいやまだまだ精進の日々ですけども。エロとしてはぬるいの自覚済みですし。
 でもお褒めいただいてありがとうございます、嬉しいです。
 もとよりアル萌えの人なので、アルが不幸でない→白ピアニィ&ハッピーエンド、な感もあり。
 他の方が書いてくれるサガ話は非常に嬉しいですよ。
 だけど、ご自身の事情優先で大丈夫です。気長に待ってますので。
393名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 20:20:37 ID:qzzRM2Yl
花見、どぶろく、アレルギー
うん、二十代として正しい回答だと信じたい。
394名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 21:54:27 ID:B/l6uXao
>>383
綺堂
管理局
モンスターバスターズ

こんなオレの明日はどっちだ
395名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 22:12:25 ID:aaMCeD3+
>>394
とらハマニア乙
お前は間違っていない
396名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 01:20:33 ID:fiO6EYM5
ジョーといったら霞のジョーじゃねえの?
20代後半的に考えて

あとテッドブロイラーはトラウマすぎる
ボロボロになりながらHPを削っていったところで
「まんたーんドリンク!」【テッドブロイラーはぜんかいした!】
うああああああああああ
397名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 03:18:15 ID:grVwKdbj
ジョーで東でも読みの違いで変わってくるな。「ひがし」と読んだ俺はまだ若い部類と主張。

俺、>>379なんだけど、D&D4thリプ海燕の坊ちゃまはどっちかっつーと半悪魔に入れ込みがちだが、
今日買ったよくわかる本Uでシナリオ2を読み直したらメイドの手を取ろうとしていたドワーフに突っ込みを入れるシーンがあって、軽く萌えた。
398名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 04:32:20 ID:jNSJxSvt
がんばる(中平)
RX−78+アムロ
N◎VA

コンドルの

…年代古め、けどどちらかとゆーと「好きだった」作品に偏るナァ。
399名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 07:00:59 ID:ydRnm5ax
んと、
CC
ガンダムor管理局
ブギーナイト
立つんだジョー

東京…と頭の中で繰り返して最初に出た単語がこれ
ちなみに25歳
400名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 12:14:36 ID:m4CoObiP
>>399
おー上から三つ、ぴったり一緒だ。最後のジョーは俺、009だけど
401名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 15:23:41 ID:7srvOALV
地上のカオフレスレに書こうと思ったけど、最初からこっちに書く


>>向こうの631
その土鍋を火に掛けて煮詰めれば、こんな娘になるのかな?と瞬時に妄想してみた

「銀の血と水晶のボディパーツに猛禽類の眼球を備えた、美形巨人エルフのおにゃのこ軍団。
 108人の姉妹で構成されており、全員が脳に湧いたウイルスの所為で超人病を煩っている。
 そんな彼女らは何よりも、お兄ちゃん(聖戦士)の事が…三千世界で一番、大好きなんです」

うん、色々とごめん、吊ってくる
402名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 16:39:46 ID:U46tVxTU
>>399-400
林原かよw
ハートフルステーションとか懐かしいな
403名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 18:43:52 ID:DOazxaLy
未だにテープが残ってるぜブギーナイトw
まぁモモンガーのほうがいっぱい残ってるけどなw
W全部あったはずだしw
404名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 22:24:05 ID:ruwziLq5
ここまで>>383の「さくら」の回答に「クライベイビー」なし。…おかしい。どういう事だ???
405名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 22:32:15 ID:n3PI4OFY
>>404
陵辱がないからでしょ!
というわけでスレタイにふさわしい陵辱ものを君が書いてうpするのだ
406名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 22:33:27 ID:tZBxFHQi
クライベイビーサクラに陵辱されるオーヴァードカラテ少女と聞いて
407名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 22:40:41 ID:BCTxUs0H
なんか、「子供は子供らしく格闘ごっこで遊んでりゃいいものを……」とすごい顔した狛江が浮かんだ。
あれ?
なんかジャーム化してね?
408名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 23:05:01 ID:ixzBZ656
大戦
アムロ
ブルーシード

海燕
409名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 23:27:07 ID:e7ii8J1E
>>397
ジョーで東……

デコッパチは認めんッ!だんっじて認めんッ!!
サティアン強制捜査の時期に徳間から新書で電撃的に復刊されたから、
別にそうレトロでもないんじゃね?

違う東だったら俺、一人で黄昏るわ……【29歳】
410名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 00:18:07 ID:BRBXRrA8
さくらといえば寅さん。
白い悪魔といえばガンダムとアムロ。
トーキョーならN◎VA。

ジョーと言うと、某誤解を招く紹介文を思い出す。
411名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 00:50:31 ID:6C0xAWfG
まぁ精一杯に天邪鬼に答えれば、

ベターマン
NWアニメ月面回
砂漠
マイトガイン

かな
412名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:08:29 ID:Vquj0rSp
ジョーと聞いて最初にジョー&デッキーなんて思いつくのはきっとオレだけ
413名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 03:07:08 ID:e9HiclD3
>>397
>>373だがレイフとベッキーいいな。長年連れ添った主従関係萌え。
夜のお相手とかしてたらいいなーさりげに筆おろしだったりしたらもっといいな。
ベッキーの素ってどんなんだろう。
414名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 08:41:10 ID:jJub+xSw
なんか卓ゲエロパロの流れじゃないので別の話題を振ろう

ぺったんこ(こいのぼりでも可)なリプレイキャラのちょっとエッチなシチュエーションとかどうだろうか
もちろんその体型をフルに活かしたシチュだ

どうでもいいが「こいのぼり」を「濃いの掘り」と書くと途端に漢臭くなるのは何故だ
415名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 08:51:33 ID:HYc+JU/A
>>414
>どうでもいいが「こいのぼり」を「濃いの掘り」と書くと途端に漢臭くなるのは何故だ

貴様は何と言うことをしてくれたのだ。

性転換した全滅支部長が狂気の瞳で漢どもを次々と蹂躙していく様が浮かんだじゃないか
416名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 08:55:52 ID:4Qg/rZr6
 
           ,ノ' ´    ` ''ヾ、    全滅支部長(性転換ver)
         /            ヽ
        }f^'^^了t^'^'`'ー1  l
        |L_ ! ___ { ,..、|
         }f'tr'i  ''^'tォー` }j/i',|
          l.| ´ |    ̄  vijソ.!
         丶 └、     Fイ l′
     /    ',  ‐--‐  ,イ ケ|
   , ,/.       ヽ `''"´,/ !  ^|ー、       
  / /      _,,」、'....ィ'       '|. \、_   
. /./  ,. ‐'''"´    ! /   ,  _」__ヾ',
.,'.,'  /´   └ 、_ ノi   ノ  (、_  ``ヾ!
,'/ /     ヽ、 ` ''ー 、ィ-─'' r`'^    `
l|  !            リ    `ぅ ー=、_
| |          サ     〉
  ト             ′    ./''ー- 、,.._
  |  ヽl            (B     /    ヽ、
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417名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 09:31:13 ID:EKf5vgEC
全員掘られて全滅ですね、わかります。
418名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 09:49:28 ID:RDf8BJLY
>>415
おっとそれは、あんちゃんだ
419名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 10:20:02 ID:1NGflkUo
つるぺた体型を生かしたエロシチュか。
男装して男子校潜入任務なんてどうだろうか。

「こいつ、女みてえな顔しやがって、本当に男か確かめてやろうぜ!」

というお決まりの台詞からの強制ストリップというかむしろ全裸ひん剥きに始まって、

「こいつ女だぜ!」

「ひゃっはー、いただきまーす!」

という正統派コンビネーションへと繋げた上で、女に飢えた男子校生徒たちに輪姦されるこいのぼりと申したか。

ワーディング?

そんなものは知らん!
420名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 10:20:51 ID:CPyPxnd1
まさかのときのファルスハーツ学園
421名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 10:30:17 ID:0K+nNC3N
「こいつ女だぜ!」

 ↓

「あーあ、なんだ、本当に女かよ」
「がっかりさせやがって」
「おい、とっとと服着て帰れよ」

となって絶望のジャーム堕ちするこいのぼり
422名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 10:41:12 ID:Erk3qYNe
ケイトのロイスで自律判定成功させるんじゃね?根性で。
423名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 11:32:45 ID:in6ypxmo
>>421
そこは立派な腐女子になってケイトとつかちゃんなどの本を作って
ケイトがジャーム墜ちしないと!
424名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 13:57:05 ID:RDf8BJLY
キュマイラやエグザイルならちんこ生やす事もできるのにね

ノイマンだとへりくつで言いくるめるしかない
425名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 14:35:00 ID:6FD164qj
葵の複製体だからちんこ生えても良いじゃない
426名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 17:52:21 ID:nLq7CfxR
モルフェウスでも生やすくらいは出来るだろ
427強化(ry:2009/08/01(土) 18:46:08 ID:jJub+xSw
フェウス=モール「そ、そそそそそんなははははは生やすだなんて!?」
ベル「魔王なんだから生えた映し身を作ればいいのよ」
フェウス「えええええええええ」

【ゲームが違う】
428名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 20:25:23 ID:pezKK/+F
夢使いだから夢の中でも好き放題出来るでしょうフェウスたん
いつかのSSの落とし子君と性別入れ換えプレイとかさえ出来るはずよきっと多分もしかしたら
429名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 20:26:17 ID:i2ZOKSgH
エンハイやソラリスならホログラムや幻覚でなんとでも
黒犬なら追加装備でなんとか
ブラストやサラなら血や従者や氷で服の上からなら誤魔化せるかも


そもそも男装しての潜入任務に一人で行くなんて、わざわざヤられに行くようなものじゃないかっ!
よって、椿や狛江と一緒に潜入すべきだったんだよ!!

【馬鹿の頭の中にはクリムゾン展開が浮かんでいる】
430名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 21:25:52 ID:6C0xAWfG
配属待ちの新米「せっかくだから、俺はこの赤い全滅支部長を選ぶぜ!」
431名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 21:26:21 ID:nLq7CfxR
まあ実際のところ、UGNには男の学生エージェントは一山幾らで居るんだし
わざわざ男装させてまで男子校に潜入させる意味は無いけどなw

こういう任務はブラストハンドに任せて
「絶望した!右見ても左見ても男しか居ない環境に絶望した!」
とジャームになってもらえばいいと思うよ
432名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 22:33:55 ID:4SOurzEN
UGNも男だと思ってる、生粋の男装エージェントとな?
433名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 22:43:44 ID:krnzH5H1
>>431
もっと夢のあることを考えようよ。
実はこいのぼりは、女装したおにゃのこだと男子生徒たちにばれることを望んで潜入したんだよ。
エッチでイけないこいのぼりは、実は輪姦願望の持ち主なんだよ。
そう考えればみんな幸せじゃないか?
434名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:12:25 ID:6C0xAWfG
>>433
それじゃあケイトが不幸だろうが!!





ケイトにNTR属性の付加を忘れるなって
435名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:18:11 ID:ai4FW3cZ
むしろダイナストの元に走ったケイトがむりやり…みたいな想像に落ち着いた
436名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:18:13 ID:1NGflkUo
輪姦されるこいのぼりの姿を覗き見ながら、自分のナニをしごき悦に入るケイトですね、わかります。
437名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:44:44 ID:Vquj0rSp
>>433
>実はこいのぼりは、女装したおにゃのこだと男子生徒たちにばれることを望んで潜入したんだよ。
女装して男子校に潜入すれば、そりゃばれるよね
438名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:47:37 ID:4SOurzEN
逆に考えるんだ・・・

つまり、こいのぼりは男の娘だと、そう考えるんだ・・・!
439名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:47:47 ID:/vGBuwya
女装して男子校に潜入するケイトと空見した。なんたることか。
440名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:50:34 ID:Erk3qYNe
>>439
俺の中では女装して男子校に潜入するあんちゃんになったぞ、どうしてくれるwwww
441名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:52:08 ID:4SOurzEN
どうもしなくていいとおもうよ、あはは、おもしろーい(諦めきったつかちゃん風に
442名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:54:00 ID:u5mms6g7
神崎シリーズの中にゃ一人くらいはそういうのが居るだろうな
博士の趣味で
443名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:54:47 ID:4SOurzEN
っていうか、男子校に行くのになんで女装するんだと、
まずはそこから考えようよw
444名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:59:09 ID:/vGBuwya
女教師として、とか?
445名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:59:25 ID:Erk3qYNe
>>441
つかちゃん・・・・酸素欠乏症にかかって。

>>443
だってあんちゃんだぜ?(何故かとってもいい笑顔
446名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 00:02:57 ID:4SOurzEN
>>444,445
あんちゃんじゃあ、仕方ないな( ´∀`)

物凄いノリノリで女教師ややエロ寄りをやってる
あんちゃん(何故か声のイメージは子安)が思い浮かんだw
447名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 00:16:28 ID:va3PY7a6
ラジオの時とかって、あんちゃん誰が声やってたっけ?
天さん?
448名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 00:16:49 ID:eAMTJHO+
どうせなら女の子になって女子校に潜入するつかちゃんにしようよ。
性転換薬で別ゲームの自キャラを女の子にしてしまう中の人的に。
今の王子ならそれくらい朝飯前のはず。ついでにケイトにも付き合ってもらってさ。
んで、こいのぼりに、

「なんで二人してあたしよりもスタイル良いんですかぁ!?(泣)」

と言わせてみたい。
449名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 00:23:43 ID:va3PY7a6
>>448
>「なんで二人してあたしよりもスタイル良いんですかぁ!?(泣)」
そりゃまあ、なぁ・・・w
450名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 00:34:50 ID:8tgke8Z7
ケイトにはキュマイラ筋があるからなぁ………肉体はいくつだっけ?w
451名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 00:35:44 ID:zThpKoB4
>>450
でも多分、つばきんぐよりは低い
452名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 00:36:53 ID:va3PY7a6
つばきんぐが脱いだら凄いのは最早定説。
453名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 01:04:58 ID:eAMTJHO+
キャラクターのBP値(バストポイント)算出方法。
DXルールブックより抜粋(嘘)。


BP値=【肉体】×2+70


つかちゃん子……バスト74センチ
ケイト子……バスト80センチ
こいのぼり……バスト63センチ(竹藪のパンダ補正によるペナルティ10)
つばきんぐ……大台の90センチ



……こんな時間に何をしてるんだ、俺……。
454名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 01:13:07 ID:eAMTJHO+
おっと訂正。
こいのぼり……バスト62が正解。
455名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 01:30:12 ID:TzdVeGuE
隼人の胸板にこう、つばきんぐのバストがむにゅっとなって…
斬絵に目撃されればいいよ!
456名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 01:36:07 ID:u33QOvTI
斬絵「わ、私だって彼女ほどじゃありませんけど……(むにゅ)」
隼人「お、おいお前までなんだよ!?」
斬絵「これだけ密着すれば少しは……」
椿「(ムッ)隼人、もっと寄りなさい!」
隼人「なんで叱られてるんだ、俺!?」
斬絵「ず、ずるい! 私以上に近づいたら、大きさの差でそっちが有利じゃありませんか(むにゅむにゅ)」
椿「(聞く耳持たず)(むにゅむにゅむにゅ……)」
隼人「(い、息がぐるじい……)」

こんなハーレムを俺に妄想させて、どうするつもりだ!?
457名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 01:46:10 ID:jYsxM6tE
>>453
つまりルール上の最低は72ですね、わかります。



・・・・アイマススレに帰るかノシ
458名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 02:11:43 ID:JkT7YS4S
>>431
リヴァイアサン「私の趣味ですが何か」

こうじゃね
459名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 02:16:16 ID:qriDybm9
>>431
なぜか某エルダーシスターに惚れて紆余曲折の末正体しって横島ばりに血涙流しながら壁に頭打ち付ける姿が瞬時に浮かんだ
460名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 02:31:02 ID:XE/oPqrs
つまりゲームの壁を越えてアル子に求愛するIZOと

寝てくる
461名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 02:32:09 ID:Zzf9V7UJ
>>457
コードネーム:蒼い鳥なハヌマーンピュアとな?
462名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 03:36:45 ID:rZMZy+D1
マッドマン氏って前に新作の予告して以来音沙汰なし?
楽しみにしてるんだけど
463名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 14:22:51 ID:jGCmb3Vu
夏だな

>>462
あの人ならデモベでなんか書いてると風の噂で聞いたが。
464名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 14:51:34 ID:EyIrDbKM
>>453
交渉系に延ばしたお姉さんキャラとは皆貧乳になるのか?
465名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 14:58:14 ID:jYsxM6tE
>>457
さあ一緒に架空戦記スレに逝こうぜノシ
466453:2009/08/02(日) 15:43:16 ID:4bP2gZy7
>>464
キャラクターのBP値(バストポイント)特殊ルール。
経験点を2点消費するごとにサイズが1センチアップ。
肉体値が低くてもこれで大丈夫。
467名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 16:25:05 ID:PT3tJMKN
支部長として能力を伸ばすべきだ、と考えつつも
胸を大きくしていけば隼人が自分の方を向いてくれるんじゃないかと
経験点の使い道に悩む斬絵さんですかわかります。
468名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 16:55:21 ID:J/qQFcr8
そこでこれ

アイテム「補正下着」

わずか2点の固定化ポイントでBP値がアップ!
ダイエット効果もアリ!
今すぐご注文ならさらに同じ物を3つプレゼント!
469名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 17:07:53 ID:jYsxM6tE
おーい、>>468の販売元に、こいのぼりとかシーフ/アルケミストなスナイパーとかポンコツ魔王様とかが強奪しにいったけど、大丈夫かー?
470名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 17:29:28 ID:G48jvunn
貴様ら、何故そうも大きさ至上主義者ばかりなのだ!
ぺったん・まな板は少々行き過ぎかもしれんが、慎ましいと形容できる程度の胸を愛でてもいいではないか!
胸が最も分かりやすい女性のセックスアピールの一つであることは否定せんが、唯一のセックスアピールだけではないんだぞ!
もっと他の部分を見んか、他の部分を! うなじとかうなじとかうなじとか!
471名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 17:36:10 ID:lyrxiSxA
土用
丑ちちの日
うなじの日

こうですか、あいどんのぅ!
472名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 18:18:59 ID:ErBJvzq1
ちっちゃい方が感度がいいとはよく言われるよな
473名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 18:32:18 ID:ZeTtyrdb
ちっちゃいはせいぎ
474名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 19:09:31 ID:PT3tJMKN
ひんぬーはステータス
475名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 19:12:23 ID:3kdDVjoB
いかに対話を繰り返したところで彼らの(胸の大きさに対する)意見が一致する日は来ないであろう
すでにジャームである彼らにとって対話は成り立たず、自己の主張こそが絶対であるがゆえに
476名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 19:19:11 ID:J/qQFcr8
昨日と同じ今日
今日と同じ明日
世界は繰り返し時を刻み、変わらぬように見えた
だが、胸は少しずつ成長していた――!
477名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 19:25:29 ID:WkABK97X
>>472
全身の感覚点の数は、触点50万、冷点25万、温点3万、痛点200万と言われている
もちろん個人差はあるだろうが、仮に同数とするならば、表面積が大きくなる巨乳よりも
狭くなる貧乳のほうが感覚点が密集しやすいのは当然

478名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 19:27:36 ID:ErBJvzq1
エンドレスエイト(mm)な訳ですね
479名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 19:51:12 ID:hwRbl5LR
世の中には抉れ胸とまで言われるほどの・・・
おや誰か来
480名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 01:19:48 ID:POBJqi8S
リオンの秘密の書

遍く空をトぶものの女王ベール=ゼファーのヒミツ
 ・映し身の胸が大抵小さいのは実は感度を増すため
 ・巨乳が羨ましいのではなく、「敏感な巨乳」が羨ましい。これはベルが巨乳になると感度が落ちてしまう特質を持つため
 ・乳首と局部の色素は薄く薄く調整してある
 ・映し身の身体が大抵幼児体型なのは挿入の際の「みっちり」感を大事にしているため
 ・映し身(略)幼(略)体位の自由度的な理由もある
 ・(略)幼(略)「こんな子供に弄られて〜云々」と言葉責めのためでもある
 ・(略)S要素の為でもあるが、逆転されてガツガツ責めまくられるMシチュを誘うためでもある
 ・舌と頬の裏側、そして膝の裏とヘソ周辺も性感帯である
 ・イキ耐性は滅茶苦茶低く設定して映し身を作っている。とにかくすぐイく
 ・オーバーニーを少し下ろして線のように跡が付いているところを舐められるのが好きである
 ・精液は飲むのも中に出されるのもかけられるのも好きである。が、髪に付くのはガサガサになるのでNGである
 ・意図的に下腹部の肉付きを少しぷにぷにさせて映し身を作っている
 ・どんな映し身でも腰付きだけはしっかりしているのは激しいプレイに耐えられるようにするため
 ・陰毛はプレイに邪魔なので最初から生やさない
 ・縛りプレイなゲームが好きだが、実際に縛られるのも好きである
 ・そんな妄想をしながら自慰行為に耽っている、上記の設定で作られた映し身が常に一人はいる

俺のヒミツ
 ・ベル様のおなかにこすり付けたくてたまらない
481名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 04:24:57 ID:XKSoBAs2
>>470
開き直った貧乳と、小ささを気にする貧乳。
後者の方がエロいだろう。そうだろう?!

あの娘が小ささを気にする為の「大きい事はいいことだ」な風潮は保護せねばならぬ!
482名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 10:53:09 ID:fvadIy7l
>>481
それは巨乳にも言える話でね?
周囲の野郎からのエロ視線やセクハラ、満員電車とかでの痴漢行為、女子からの嫉妬や同年代のほかの子よりも重いとかで
胸にコンプレックス持ってる巨乳娘のほうが俺は好きだ。俺は好きだ!

だからその風潮は保護せねばならぬ!!
483名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 15:03:06 ID:YqXgo3Zi
巨乳の感度が悪いことと、俺の腹の肉の感覚が鈍いことの間には何らかの因果関係はあるんだろうか
484名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 15:40:19 ID:J3lb3vDy
>>481,482
大小全ての乳と羞恥心を愛せる俺に隙はなかった。

密かにシンドロームで乳を増量して、隼人の反応をドギマギ伺うつばきんぐとかどうよ。
485名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 17:15:04 ID:GWobYrRn
ぼにうを操るシンドロームは上級待ちですか
486名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 17:28:06 ID:i1nx21k3
>>484
密かにシンドロームで乳を増量した、隼人

と読んで、俺がドギマギしてしまった
487名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 17:38:04 ID:16k/znXN
>>485
母乳は血液からできている
後は、わかるな?


とりあえず斬絵さんはぼにうキャラと主張させていただこうtゥ!
488名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 19:27:28 ID:u61s7YMb
母乳が制御・操作できるなら子持ちなわけじゃないんだから出ないようにするだろjk
 
…ああ、
「あ、貴方が、その、あれを、口にしてみたいと仰るのなら、
その……出してみ、みますけど……(どぎまぎ)」
とかやってくれるわけか。顔を紅く染めつつ。
489名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 20:24:55 ID:Dl4tDEBp
体内の大半は、水だがその水を操るシンドロームは、ないんだな。
ブラムストーカーの血液を体液に置き換えるか・・

ジャンプのぬらりひょんの孫のお兄ちゃんのイメージで
490名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 20:28:03 ID:fX0LfxYT
>>484
おっぱいを《ジャイアントグロウス》と申したか
マジでここ数日このフレーズが頭にこびりついて離れん
491名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 20:44:48 ID:WTTEOO7g
>>489
ガフゥの兄ですね
492名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 20:45:34 ID:WTTEOO7g
間違えたガフィだったゆらちゃんごめんね
493名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 21:50:23 ID:/+VXFEz7
>489
むしろ、水“が”オーヴァード。

 【くびを はねられた !】
494名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 21:57:54 ID:d/EzDpHx
2ndのエグザイル/オルクスで《生体侵入》で潜り込んで攻撃は《水刃》
495名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 22:26:53 ID:HUlzU6qp
潮吹きしか思い浮かびません
496名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 23:02:57 ID:xnUmnctw
ローションとか
497名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 01:33:42 ID:JiB0Enpb
>>488
それでは、斬絵たんが衝動判定に失敗すると、体液を制御できなくなってしまい、ぼにうとかおつゆとかが溢れて止まらなくなる、と。
そういう方向で話がまとまったと理解していいのか。

498名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 01:38:29 ID:8vii0Adg
>>497
つまり衝動判定に失敗するとおもらししてしまう斬絵さんとな
499名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 01:49:06 ID:bYFy8ly3
>>497
衝動判定に失敗するとおもらししてしまい、その惨めな姿を見られることに快感を覚え濡れまくる斬絵さんとな
500名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 01:50:13 ID:AE04Scdb
お前ら斬絵さん好きすぎるだろwwwwwいいぞもっとやれwwwww

…ところで、不確定な切り札とのSSマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
501名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 01:56:23 ID:P9tWXzBx
>>497
先生!
戦闘終了後にふらついた所を隼人に支えられておつゆとぼにうがぷしゃあっとなるとかいいと思います!!
更にそれをつばきんぐが目撃してですね…
502名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 02:48:57 ID:Ncolr91f
自分の噴き出した母乳に乳腺を、自分の漏らした小便に尿道を犯されながら、隼人の腕の中で何度も果てる斬絵……ということか!
よし、オラなんだかとっても興奮してきたぞ!
ちょっとペリゴール行って、一番搾りの斬絵ジュース飲んでくる!
503名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 13:26:59 ID:Ty2blFWN
ダブルクロスとは、Xカップの双丘の事であったか……
504名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 15:09:27 ID:1nJqr1me
ひんぬーな方々「ダブルクロス……それは裏切りを意味する言葉(めらめら)」
505名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 18:57:16 ID:S8oVVNRR
いや乳首に×の絆創膏ですよ

斬絵は、失敗した部下を自ら制裁するタイプの支部長
こいのぼりは、その優れた演算能力で生存率を算出して自ら手を汚すことなく部下を制裁するタイプの支部長
506名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 18:58:44 ID:nF6BmZmW
こいのぼりは部下に取り立てた時点で
507名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 19:11:44 ID:7IZjzzCs
フェイトインジケーターって名前からしてヤバイもんな
508名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 19:13:22 ID:2Kta7aHx
フェイトって確か、あんまり良くないニュアンスを含む運命なんだよな。
509名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 19:53:15 ID:j9yQqpbh
それは制裁というより粛清ではなかろうか
510名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 20:08:19 ID:bYFy8ly3
>>505
脚を駆使して失敗した部下を干からびさせる、まで読んだ
511名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 20:12:07 ID:m1S+FEEo
うわーだめだー
512名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 20:25:38 ID:1nJqr1me
>>510
エグザイルの長所を生かしたしなやかで絡み付くような驚異の足コキテクニック。
その発想はなかった。
513名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 22:26:23 ID:j9yQqpbh
エグザイルで足コキって言われると
ナニに触手のように巻きついてるとかそういうイメージに・・・
514名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 22:31:10 ID:nF6BmZmW
そんなこと言ってると女エグザイル二人のくんずほぐれつなんてどんな事になるんだよ
515名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 22:40:12 ID:j9yQqpbh
文字通り溶け合ってます
《融合》的な意味で
516名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 23:19:52 ID:8vii0Adg
Who are you!?

>>515「「ベーオウルフ」」
と浮かんだ俺はニトロに帰る
517名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:05:17 ID:rXQDKZgD
塵骸魔境TRPGとかやってみたいな
俺は田中さんで!
518名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:10:53 ID:n8SvkieA
つ ビーストバインド(海法的な意味で
519名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:24:10 ID:XY7Zq1D/
>>518
絆:肉欲 ですねわかります。
520名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 03:56:48 ID:Ect9ucyk
そして、エゴ:純愛(幻想)ですね。わかります。
521名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 07:45:01 ID:lf8abUAO
>>420
UGN女子高に女装して潜入したFHチルドレンが輪姦されて泣きながら帰ってきました。
522名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 09:56:11 ID:eg5e7pSl
捕まって更生させられて寝返られるよりは(NTRられるよりは)、FH的にはまだマシな展開ではなかろうか?
【どっちにしても鬼畜である】
523名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 09:58:21 ID:NYcljVj+
>>521
なぜか巻田絵で脳内再生された
524名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 10:03:18 ID:hUOTBppn
人間よりもヒトの形をした上位種とエロ行為をいたすことこそ幸福なり
そのような考えはダメですか?
525名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 10:05:55 ID:NYcljVj+
魔界十字軍の漢達が熱い視線で>>524を見つめています
526名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 11:13:46 ID:hUOTBppn
あらやだ
>>525はそういうのを書いて欲しいのだね?
この地下スレをそういうSSで埋め尽くせということなのだね?
ああ、うん、自分より強いロリとかそういうので書こうと思ったんだがネタがスレチだということだね?
527名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 12:29:38 ID:PnlGhkSX
>>521
ヨハネスコピペの残りも頼む
528名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 12:33:17 ID:8FmmC4lm
>>526>>525の意見を混ぜてみた
自分(=主人公)より強いロリな武将が率いるドキッ☆漢だらけの魔界十字軍が
組んずほぐれつすれば問題解決世界平和

ちなみに自分の頭の中でロリ武将はスキンヘッドの兄貴達が担ぐ神輿に乗って出てきたのでよろしく
529名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 13:18:41 ID:7jKXLXI+
FEARホームページに出てるルルブ2サンプルのレネゲイドビーイングの幼女いいな!

アルビノであの服でガーターベルトだぜ!
530名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 15:06:38 ID:hUOTBppn
>>528
「フフフ……行くのじゃ貴様ら!」
(効果音)ソイヤ! ソイヤ! ソイヤ! ソイヤ! ソイヤ! ソイヤ! ソイヤ!
「よし、ここで止まれ!」
(効果音)ソイヤッサー!

〜中略〜

「あっああっ……出してぇ……みんなの見てる前でせーえきなかにらしてぇぇぇ」
 その幼い作りの顔とは裏腹な蕩けた表情で、受精をせがむ**。
 それは既に限界まで我慢をしていた○○の堰を切るのには十分な刺激だった。
「う……あっ」
(周囲音)ぬふぅ! ぬふぅ! ぬふぅ! ぬふぅ! ぬふぅ! ぬふぅ! ぬふぅ!
 ○○の精が勢いよく幼膣に注がれ、物欲しそうに口を開ける小さな子宮をも満たしていく。
 二人の結合部から納まりきらなかった白濁がボタボタと零れていく。
 そして長く息を吐くと、周囲に漂う淫臭に気が付いた。
「えーと……みなさんイイ笑顔で」
(効果音)キュピーン! キラーン! きゃろらりらん! テーレッテー オーモーイーガー シンクノソラー コノメニウー
 何名かには刺激が強すぎたようで、一撃必殺技でも食らったようにビクンビクンしていた。


こうですか?
531名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 16:20:37 ID:TZ34QqvP
…FHとUNG。異なる理想をかかげ上の大人たちは揺らぐことも少ない。
でも少年少女となればそんなこともあったりするわけだ。
理想と現実。敵対する組織。そんななかで芽生える恋。しかも学園物。
いいなぁ。
一般生徒は気がつかないなかで惹かれあいながらも敵対せざるを得ない二人。
じつにいいなぁ。
とりあえずシンドローム(とプレイの用法)から決めようか。
532名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 16:21:20 ID:xkBs4ONO
ちょwまwテラワロスw
533名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 17:01:38 ID:Ol+YvBM/
……あれ? 上のはFHとUGNのチルドレンの話?
534名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 17:06:45 ID:ySii6wQ+
>>531
すまんwwwww
535名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 17:09:13 ID:ySii6wQ+
途中でおくっちまった…
>>531
すまんwwww
俺、そのシナリオでGMやったことあるわw
しかも、キャラがたったから、GM持ち回りのキャンペーンで、自PCとしてヒロイン使い続けた。
ちなみに、シンドロームはサラマンダーピュア。
536名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 19:09:05 ID:Dx/1IFRZ
PC1と2がUGNチルドレンとFHセルリーダーでお互いに気になってるってハンドアウトのシナリオでGMならした。何故か3と4が殺し愛をしていた
537名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 21:31:36 ID:Z1Qi/8ME
>>535-536
PC名を変更してリプレイをエロ小説化して投下クレクレw
538名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 22:00:46 ID:iXOiWZQs
>>527
超やっつけだが作ってみた

犯されたい人にお薦めの危険な学校UGN学園

・FHチルドレン上がりの8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような経歴のUGチルドレン20人に襲われた
・セルから徒歩1分の路上でFHチルドレン(♀)が股間から血を流して倒れていた
・足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみるとFHチルドレン(♂)が干からびて転がっていた
・潜入したFHチルドレンが襲撃され、目が覚めたら体育倉庫で縛られていた
・遅刻ギリギリで転校生突っ込んで倒れた、というか倒れた後からパンツとかをモロ見せする
・セルがUGNに襲撃され、オーヴァードも「ジャームも」全員レイプされた
・セルから学校までの10mの間に八坂十字に襲われた。
・男装をすれば安全だろうと思ったら、男子校のUGチルドレンが全員バイだった
・FHチルドレンの1/3がレイプ経験者。しかもデレた時のギャップが萌えるという都市伝説から「ツンほど危ない」
・「そんな危険なわけがない」といって出て行ったFHチルドレン(♂)が5分後逆レイプされて戻ってきた
・「教師ならば襲われるわけがない」と情報隠蔽して潜入したセルリーダー(♂)が妄想されFHチルドレン(♂)とカプられて戻ってきた
・最近流行っている萌えは「男の娘」 ショタ顔美少年FHチルドレンが女装して潜入してくるから
・UGN学園から半径200mはセクハラにあう確率が150%。一度セクハラされてまた妄想される確率が50%の意味
・UGN学園における強姦事件による死亡者は1日平均20人、うち約20人がFHチルドレン(♂)。
539名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 22:52:54 ID:tvoUjzdX
なるほど…
コードウェル博士がUGNを潰そうとする理由が分かった気がする
ヨハン……可哀相に、辛かっただろうな
540名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 23:55:33 ID:Z1Qi/8ME
ヨハネスブルクとはヨハンの街という意味
つまりUGNの創始者の真の目的は――


【馬鹿の書き込みはここで途絶えているようだ】
541強化(ry:2009/08/06(木) 01:01:28 ID:0qsItxTi
俺は魔王から離れてダブクロ3rd買って特殊能力絡みでエロを生産すべきなんだろうか
教えてれゼロ、五飛はホモだから役に立たない――


……まあそれはともかくとして、買った人
・テンポはよくなった?
・(前よりもさらに)エロネタに使えそう?
・初版の訂正っぷりは多い?
良さそうなら買おうと思うんだけど、如何かしら
542名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 01:59:17 ID:3v+8/E/l
テンポは、2ndとの相違点を卓の全員が解消するまでやや面倒くさい。
3rdが初というならちゃんと使うコンボは面倒くさくてもメモっておくならそれなりに。
エロネタに使えるかは……エフェクトの数が一時的に減ってるので妄想の材料は減ってるけどつばきんぐはエロいです。
訂正ップリは微妙。これから増えるんじゃね?
543名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 03:03:13 ID:alFFEUt6


・ロイスはセッションの終了時にすこすこ入れ替えらる
>とっかえひっかえよりどりみどり
・ブラムは(現段階では)従者関係のエフェクト全オミット
>つくるはもっとオトナになってから♪
・ハヌマーンのサイレンの魔女にコンセントレイト:シンドローム(C値低下)が組み合わない
>アナタがいないとわたしうまく淫声(うた)えないのぉーッでもリミットリリースはデキちゃうのほぉぉーッ。
・エフェクトレベルの上限がエフェクトごとに異なる
>「見てくれ、俺の極大消滅波」「すごく、10レベルです」
・C値の上限、下限がある。達成値無限大コンボは封じられた。
>どんなナイスバディでも、絞れる量には限界があります。ところでこれはぼにうのことでしょうか、ザーメンのことでしょうか。

駄目だな、あんまえろくない。
544名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 03:31:19 ID:m3Mqyf6T
予想を含む私見だが…
最低でもルールブック2までいかないと、2ndに比べて表現範囲も再現性も少ない。
思うに、2ndを使いこなしていた人には、上級ルールブックが出るまで(出ても)物足りない筈。

ただ、確かに安くて軽い。プレイも含めて。
545名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 03:33:17 ID:BPVF+j3q
うーむ……このスレ的にはともかく、
安くて軽いダブルクロスってウケるんだろうか……10面ダイスゲーなのだが……
546名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 05:59:55 ID:iL27aKi2
シンドロームが少ないのが不満。
個人的には従者がいないのが一番不満。
まあ、解消されるのだろうけど。

今後に期待。超期待。
547名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 06:40:14 ID:fiVJd6Ss
世界設定的にはルルブ2で登場するレネゲイドビーイングが色々と使えそう
なんせ人間とコミュニケーションをとるために生まれたレネゲイドそのものの端末ですよ?
そりゃエロ的な意味でコミュニケーション取らざるを得ない
548名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 08:43:10 ID:27iHRjCI
レネゲイドビーイングのサンプルはアルビノ幼女にガーターベルトだしな
549名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 09:00:33 ID:ce5N2xT9
eraTRPGやりすいたせいでC値をクリトリス値と読むようになってしまった

>>546
シンドローム数は2ndと変わってないことねぇ?
550名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 09:28:07 ID:fIR0z50U
エロいTRPGって何かある?
エロゲ雑誌に載ってたのぐらいしか知らないんだけど
ちゃんと我々がTRPGとして遊べるやつ
551名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 09:35:53 ID:ce5N2xT9
サタスペなんかはエロいと思う。
冒険企画局はそろそろ本気出して、ピーカーブーのエロセッションのための追加ルールを出すべき

エロに主眼を置いたのはなんかあったっけなあ。
552名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 09:58:17 ID:ioawbT5I
直球でそこそこ手に入るのだと絶対隷奴とか?

>541
テレーズたんは《アニマルテイマー》の演出。ジュライ的な意味で。
553名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 10:25:17 ID:Ip2qGGuP
エンギアだろ。なんていったってエロゲだぜ?
554名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 11:10:23 ID:TpD1NtjM
>550
天羅シリーズ。俺はWARからしか知らんが。
エロい服装がデフォの陰陽師、
子供しかなれないヨロイ乗り(ロボット乗り)は負けると陵辱されたり売られたり、
あと絶世の美女で高級美術品、つまりモノ扱いの傀儡(陰陽術で作られた人形)、
などという設定がな?
555名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 11:46:46 ID:iL27aKi2
>549
すまん、エフェクト数の間違い。
>554
天羅はエロいよな!
ゼロのヨロイ乗りのカラーページは人に見つかると危険なレベル。
個人的にはサムライの白粉彫りのイラストが好き
556名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 14:17:52 ID:yLUUZtf3
>550
同人なら割と。エロオンセサイトも確かどっかにあったし。
557名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 16:30:59 ID:qQCHA7XI
DXだがカバーリング役が攻撃する相手が射程に居なくなったからと言って
同エンゲージの味方に素手で《渇きの主》(命中したら自分のHP回復。ダメージ関係無し)をしてたのは
描写の所為でエロかった
558名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 16:38:14 ID:ioawbT5I
kwsk
559名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 17:20:21 ID:a9Mv6rJP
>>552
つまり≪アニマルテイマー≫使えば人間のペットが作れるのか!?
560名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 17:21:03 ID:FhEWjTNt
>>550
ゲヘナ。
最近のルルブには珍しく異種族間の性交の可否とか乗ってるぞ!

あと敵方勢力が強すぎるので絶望的に陵辱しやすい。
561名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 18:14:18 ID:fbW3E64Q
DX3rdのネタを考えてたら36人のメイドに迫られる王子
という電波が飛んできたw
562名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 21:04:13 ID:jmVDrZwa
>>550
旧BBも一応含まれるかねぇ?>TRPGとして遊べながらエロい事もできるやつ
絆やエゴで肉欲関係が結べたり
一夜だけの愛の奴隷を作って敵対者を陥落させたり
ヒロインを自分の本拠地に連れ込んだり、記憶操作などで篭絡や洗脳したり
やろうと思えば触手や獣姦、ロボ姦だって可能だし、もっと普通に異種族同士の恋愛だって可能
563名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 21:09:20 ID:/TFBeshM
>>550
MARS2nd
獣姦(狐、狸、蛇、狼)で子供が出来たり、歳をとっても見た目が幼い下半身が貝なマーメイドが密漁されていたり、有翼人が卵生だったりする。
戦記ものだからピカレスクロマンにして凌辱物も可。
モンスターPCで巨人やドラゴンも出来るから物凄いサイズ差でひぎぃも出来る。
エロい妄想はいくらでも湧くけどマイナーなのか回りが皆知らない。
564名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 21:10:39 ID:FhEWjTNt
すまん俺も初めて聞いたw
565名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 21:37:25 ID:3v+8/E/l
むしろエロいセッションになるのが目的のTRPGもあったけどな
メイドとか、えーと、なんだっけ。変身ものでPCが触手に襲われる奴
あとルリルラはお尻はOKだったな
566名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 21:41:37 ID:8tqMiUVV
何の脈絡もなく、『都築京香×春日斬絵』という妄想を発した。
電波としてキャッチした人求む。

>561
wikiによれば、最近の王子は108人のメイドを雇用しているよ。
567名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 21:43:51 ID:8tqMiUVV
おっと、『秘密指令1919』と後何だっけ、『エンジェル・クエスト』だっけ?

>565
ルリルラか。読参の頃、歌姫の死亡判定をやっちゃったと言い張った奴がいたなぁ。
568名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 21:55:28 ID:qQCHA7XI
プリティトルーパーでもやっておけばいいんじゃないか
569名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 22:16:27 ID:es/dsm3d
ベッド戦闘って何のシステムだっけ?
570名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 22:36:28 ID:j3t0WOUP
>>569
深遠のβ版
571名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 00:43:57 ID:WpnDDhM8
>563
某動画サイトのアイドルマスターもので知った。
なかなか面白そうだが遊ぶ機会が、ねえ。

有翼人は案外珍しい神聖タイプなんだよな、
でも人間との子供は大抵死産で、歴史や物語では悲恋が相場だとか。
572yuzu:2009/08/07(金) 01:32:33 ID:i621qAHG
続きの投下に参りました。
ちょっとしたら開始させていただきたく。
573〜Scars So Deep〜:2009/08/07(金) 01:42:48 ID:zmXXRMSl

     ※

 路上を滑るように音もなく走る。
 少なくとも車中にあっては、エンジンの音など微塵も聞こえてはこない。
 それは外部の雑音をVIPから遠ざけ、快適な環境を満喫してもらうための、高級車としてはごく当たり前の仕様であった。
 そのリムジンの後部座席に深く腰を掛け、女は満足げに背もたれに身を預けている。
 怜悧な美貌にかすかに浮かぶのは、会心の微笑。それが、この心地良い車内環境に満足してのものではないことは、火を見るよりも明らかだ。
 彼女の予定は遅滞なく進む。
 わずかな障害をも排除し、最終目標を目指してどこまでも邁進する。
 予測し得るいかなる事態にも適応し、いかなる頓挫の可能性をも刈り取るために、彼女はあらゆる局面において「計画」を立案する。
 彼女の微笑は、計画が望みどおりに進行していることへの、満足の笑みであるだろうか。
 梶浦市セルを後にして、リムジンは繁華街の大通りで停車した ――― 信号待ちであった。
 ブレーキを固く踏み込んで、運転手はバックミラー越しに女の表情を窺う。
 しばし躊躇した後で、意を決したように背後の主に声をかけた。
「正直、驚いております」
 会話をはばかるような、躊躇いがちな呼びかけだった。その声音には女へのまぎれもない畏怖があり、場違いな質問をして彼女の不興を買いはしないか、との危惧がありありと見て取れる。
 銀縁眼鏡の奥の神経質そうな目が、バックミラーを介して女の表情を盗み見た。

 そして気がつく ――― 彼女もまた、鏡の向こうから自分を見つめているということに。

 小さな鏡の中で視線同士がぶつかり、運転手は慌てて前方に停車する車の列へと目をそらした。
 オールバックに撫で付けた髪の生え際から、ねっとりとした嫌な脂汗が零れ落ちる。
「私自らが梶浦市に出向いたことが、それほど驚きでしたか?」
 運転手の心中を読みきったのか。
 彼女の問いかけは、まさしく的確に彼の疑問を代弁するものであった。
「は、はい……そこまであの真神というチルドレンを気にかけられ、わざわざご自分で足をお運びになったというのが、どうも……」
 腑に落ちぬ、と言いたいのであろう。
 女は不躾な問いに眉ひとつ動かすことなく、
「当然のことです。真神修夜には大きな役割を割り振ってありましたから。彼自身、役を振られたことには気づいていないはずですが、ここで“役者”に降板されるのは少々困るのです」
 淡々と、そう言った。
「降板……? まさか、真神が我々を裏切り、組織を出奔するという可能性など……?」
 その比喩に、彼女の言葉の意味するところを察したか。
 甲高い声でそう問い直す運転手に、鷹揚に女は頷いてみせた。
「梶浦市セルで“ミッドウィーク”と接触を果たしてから ――― 真神修夜には大きな心境の変化があったようです。それは私が彼に望む変化とは大きくかけ離れていました」
 だから修正をかける必要があったのです、と女は言う。

 触れれば斬れる。
 近寄るだけで他者を焼き焦がし尽くす。
 そんな獰猛さが彼の特色であり、強さの根底でもあったのだ、と。

「その欠けた刃を研ぎ直す ――― いえ、いっそ決して欠けることのない刃に鍛え直すために、私が足を運んだといってもいいでしょう」
「……近頃の真神は、随分と“腑抜けていた”……とは、たしかセルリーダーの密告でしたか」
 運転手が、女の説明を受けてそう呟いた。
 他を圧倒する存在感が希薄になった、とも報告にはあったはずである。端的に言うならば、「真神は丸くなった」、と。
「腑抜けたというだけではありません。真神修夜がFHを離反する、あるいは反旗を翻すタイミングすら『早まる』のではないか ――― という最悪の可能性も、私は視野に入れていましたから」
「……っ! では、遅かれ早かれ真神が我々を裏切ると、元からそうお考えで……!?」

 経緯と状況から必然的に導かれる確信に近い推論です ――― 女はそう言った。

「彼にはその前に、やってもらわなければならない仕事が残っています。十年前の遺産を彼が完全なる形で入手しようと欲するならば、当然の成り行きとして行わなければならない仕事です」
574〜Scars So Deep〜:2009/08/07(金) 01:43:34 ID:zmXXRMSl
 妖艶な赤い唇が薄い三日月の形へと変じていく。それはやはり、笑いの形であった。
 私の求める結果を出してくれさえしたら、後は離反するなりなんなり、どうとでもすればいい。
 まるでそう言っているかのように、真神離反のストーリーを遺憾に感じてはいないようだ。
「彼の行動によって、我々はUGNに対して大きなアドバンテージを取ることになるはずです。十年前の遺産がどのような形で、また、どちらの手に渡るかは二の次 ――― ああ、このことは」

 “ナイト・オブ・ライオン”には内密に願いますよ ――― 女は嗤うようにそう言った。

「私が重要視しているものが、実は与えられた任務などよりも、付随する真神の行動によってもたらされるものだ、と ――― そう知っては、さすがに彼もいい気持ちはしないでしょうから」
 声を潜めながら女は運転手に囁いた。
「……やはりこの件では、私には出番がないということでしょうか……?」
 ハンドルを握る手にわずかに力がこもり、運転手は情けない声を上げる。“ナイト・オブ・ライオン” ――― 春日怜央の名前が出た瞬間、彼は落ち着きをなくしたようであった。
 銀縁眼鏡の奥で、爬虫類を思わせる細い目が忙しなくまたたく。
「 ――― “この件”に関する限りでは、その通りです」
「……左様で……ございますか……」
 どこか腑に落ちぬように、一応は頷いてみせる運転手。
 女は小さく溜息をつき、わずかに左右に首を振った。
 しょうがない人ですね ――― 口の中でそう呟いた声は決して相手の耳に聞こえることはなく。
「 ――― 私は適材適所、という言葉を実践しているに過ぎません。貴方にはこの後、別の局面で必ず動いてもらうときが来るでしょう」
 女の声は、蠱惑的な響きを持っていた。
 それは耳から侵入して心を蝕む、甘美な麻薬のようでもある。
「貴方ほど、多くの“所”に“適”した“材”はいませんよ ――― これからも忙しく働いてもらうことになりますから、そのつもりで ――― “ディアボロス”」

 女の言葉に運転手 ――― “ディアボロス”、春日恭二がようやく喜色満面の笑みを浮かべる。
「光栄です」
 裏返った擦れ声で、春日恭二がそう応じた。信号の色が赤から青へと変わる。アクセルペダルが心なしか強く踏み込まれ、リムジンはやはり緩やかに路上を滑り出した。
 女は薄い ――― ひどく冷たい ――― 笑みを崩すことなく、ハンドルを握る春日恭二に次なる指示を出す。
 
「梶浦市における私のプランはこれで終了です。次の目的地 ――― 北明市へと向かってください」

     ※
     ※
     ※

 走り去った車など視界に入ってはいなかった。
 眼前で佇む少年の信じ難い変容に、それ以外の光景は色褪せて見えた。
 背景を切り取られたように、彼の姿だけが異様にくっきりと目に映る。
 そしてそれは、伊織がいままで知っていた彼とは、姿形だけを同じくする異邦人のようだった。
「ま、がみ……」
 伊織が少年の名を呆然と呟く。
 お互いの声がようやく届く距離から、あともう一歩を踏み出すことが出来ず、伊織は真神に手の届かない距離で立ち尽くしたまま、彼の淀んだ表情を凝視していた。
 深く沈んだ瞳の色はなお暗い。
 俯き加減の表情には、どうしても消し去ることの出来ない陰鬱な翳りが落ちている。
 かつては表情に乏しく、しかし時折かすかにではあるが、ぎこちなく笑うと奇妙に優しげだった彼の面影。
 そんな真神の面影が、もう伊織には探し出すことさえできなかった。
575〜Scars So Deep〜:2009/08/07(金) 01:44:18 ID:zmXXRMSl
 彼は ――― いいや、“アレ”はもはや人間の残骸だった。
 形ではなく、その中身が欠けてしまっていた。
 人間らしさの残滓も残さず、真神は黒い瞳の洞に妄執の炎を湛えたまま、伊織を見つめ返している。それは昨日まで彼女を見つめてくれていた瞳では、決してありえなかった。
 無感動。さらに言葉を尽くすなら ――― 虚無。
 それは濁った水を湛えた硝子玉のように、生気を失った瞳の色だった。
 そして ――― 凝り固まった負の怨念だけがそこには渦を巻いている。
 チルドレンとして、またFHのエージェントとして過ごしてきた経験が、真神の身になにが起きたのかを伊織に教えていた。

 ジャーム化。

 信じたくはない。
 それを信じるには、伊織はあまりにも激しく真神のことを想い過ぎていた。

 組織の目を逃れるように、ともに任務や調査にあたった日々。
 息抜きをしようと無理を言って彼を連れ出し、連れ立って街を歩いた日々。
 時間があるときには電話で互いの声を確かめ合い、メールをやり取りした日々。
 一緒に食事もしたし、また彼のために、ぎこちない手つきで伊織自身が料理をした、そんな穏やかな日々。
 そして ―――
 伊織が真神と肌を重ね、純潔を捧げたあの夜を過ごした後 ――― 彼に幾度となく身体を捧げた夜、また夜。

 深く交わった。互いの身体と心の距離があんなにも近づいた。
 それなのに、いまはもう誰よりも、伊織から遠く離れた場所に真神は立っている。
「ま、が ――― 」
 声が引きつった。幾度となく呼んだその名前で、誰か別の人間を呼んでいるような気がして、呼び声はその途中で喉の奥に封じ込められた。
「早かったな……」
 伊織が召集の指定時刻よりも大幅に時間を繰り上げて到着したことにも、真神はそんな短い台詞だけで感想を済ませた。
 いまの彼には、もうきっとわからないのだろう。
 全身の筋肉が悲鳴を上げるほどに全力で。
 呼吸も絶え絶えになるほどに息を切らして。
 そうまでして伊織がここへと急行したことの意味。
 そしてその理由が、いまの真神にはもう理解できないのであろう。
「俺たちが独自に収集していた情報の、裏づけがついいまさっき取れた。鷲見学園へのUGチルドレンの派遣の決定。そして、霧谷雄吾が梶浦市へ出向してくることが確定した」
 椿と隼人が、梶浦市へ来る。そして霧谷 ――― 伊織の兄 ――― もそれに随行する。
 その情報の裏づけとは、おそらくは“あの女”がもたらしたものであろう。
「UGNからも、お前に連絡と指示が入るはずだ」
 派遣されるチルドレンは、伊織のサポートという名目で着任するはずだからな ――― 真神はそう言った。
「やつらの動向は逐一俺に連絡を入れろ。“ナイト・オブ・ライオン”とも、一両日中に接触の必要がある」
 真神の言うことに、壊れた人形のように、伊織は頷いた。
 現実感の伴わない奇妙な浮遊感。飛び切りの悪夢。
 真神はもはや、伊織をエージェントとしてしか見ていない。報告と通達に終始するドライな言葉は、かつて聞いていた真神のどんな声とも違っていた。
「FH側が保持していた十年前のデータを、鷲見学園の緒方教員が個人的に利用していることは以前言った通りだ。奴の尻尾を掴むために ――― “ムーンストラック”の動向に気を配れ」
 耳慣れないコードネームと同時に封筒が手渡される。
 差し出されるがままそれを受け取り、促されるがまま中身を開いた封筒に、一枚の写真と簡単なプロフィールの記載されたレポートが収められていた。
 写真に写っているのは自分たちと同じ年頃の少女である。
 きりっとした眉。切り揃えられた前髪。真っ直ぐな瞳の色をした少女だ。
 空手着を身にまとったその少女は、演舞の最中なのか試合中なのか ――― 拳を握り締めた立ち姿のまま、額に汗を滲ませながら真剣そのものの表情をしている。
 その姿には見覚えがあった。
576〜Scars So Deep〜:2009/08/07(金) 01:45:21 ID:zmXXRMSl
 辰巳狛江。学園の名物のような少女で、とにかく空手が好きだという。目ぼしい相手を見つけては空手部に勧誘し、そしてその勧誘に失敗し続けているという一風変わった少女だった。
 以前に真神が漏らした、緒方が拠り所としている“十年前の子供”のひとり ――― それがどうやら彼女であるらしかった。
 緒方の研究に懸ける情熱はもはや暴走の域に達している。
 研究の過程で必要になる“モルモット”の調達頻度は加速し、いまや一日おきに梶浦市における行方不明者を出し続けていた。
 いずれ組織の力をもってしても誤魔化しきれなくなる。いずれ大事になって破綻を迎える。
 そんな破滅的な香りが濃厚に漂う狂気を、緒方は抱えている。
「“ムーンストラック”を辿り、緒方を引きずり出す。チルドレンたちに情報を提供し、“ナイト・オブ・ライオン”のサポートに徹する ――― それは組織に言われた通りにやれ」
 緒方の始末はUGNどもに任せておけばいい、と真神は吐き捨てた。
「それよりも、お前はチルドレンの情報と霧谷の動きを漏らさず俺に伝えろ。緒方のデータはお前に任せる」
 真神の口元が歪んだ。
 それは笑みというにはあまりにも凄惨なものだった。
 獣が獲物を前にして牙を剥いたような ――― むしろそんな形容のほうがしっくりときた。
「俺から伝えることはそれだけだ ――― 」
 真神は用件だけを伝えると伊織に背を向ける。
 その仕草に、なんの躊躇も未練もないことが、たまらなく悲しかった。
「 ――― まが、」
「…………ああ、それからもうひとつ伝えておくことがあった」
 すがるように呼びかけた伊織の呼び声を掻き消して、真神が振り向くことすらせずに立ち止まり、言い放つ。
「データ入手と俺の目的の完遂までは、エージェントであることと任務に徹しろ。作戦行動に関わる以外の連絡は一切するな。用件はすべて俺からお前にメールで知らせる。わかったか」
 日常と決別する通告。蜜月の終焉を告げる宣告。
 真神の名を呼んだ唇を開けたそのままで、伊織の全身は石化した。
 自分でも頬が引きつっているのがわかる。声を上げたくてもできない。返事をしたくても出来ない。そもそも、こんな残酷な言葉を突きつけられて、なんて返事をしたらいいのかがわからない。
「……わかったのか」
 無言を強いられて硬直した伊織に、念を押すように真神が言う。
 わかるはずがなかった。わかりたくもなかった。しかし、真神の声には伊織に承諾以外の声を許さない調子が合った。
 だから精一杯、ギクシャクと首だけを動かし、必死の思いで伊織はなんとか首肯した。
 拒絶に意味がないことはわかっていたが、せめて自分の口からは「わかった」と言葉にしたくはなかった。
「…………ふん ――― 連絡を待て」
 真神が踵を返し、歩き出す。その背中は瞬く間に遠くなり、街の雑踏の中へと消えていく。
 消えていく速さは真神が伊織から遠ざかる速さであり、小さくなる背中が見えなくなったときが、二人の永遠の決別を象徴しているようだった。
 真神の姿が人ごみに埋没し、完全に視界から消えたとき ――― 初めて、伊織は泣いた。
 声を押し殺して、泣き声も立てずにただ泣いた。
 奥歯を砕けるほど噛み締める。両手で顔を覆う。
 それは、街を行き交う人々の好奇の視線もはばからぬ声泣き慟哭であった ―――

     ※

 あの後 ――― つまり真神の変貌を目の当たりにし、ひとしきり泣いた後でのこと。
 セルリーダーの招集時刻までになんとか泣きはらした赤い目の色を誤魔化した伊織は、ほとんど上の空で彼の話を聞いた。
 指令は、真神から伝えられたものに対する捕捉が主で、目新しいことはなにひとつない。
 わざわざ真面目に聞くほどのものでもなかったし、実際伊織はそれどころではなかったと言える。
 そして、まるでタイミングを計っていたかのように ――― 面会の直後、梶浦市支部長から携帯への着信があったのだ。
 組織から連絡と指示があるはずだという真神の言葉は、予想を超えて早かった。
 その内容も彼の言うとおり ―――
「鷲見学園の調査・内定を進めている君のサポートとして、チルドレン二名が梶浦市に入る」
「彼らと接触し、現在の君の任務に対する応援要請をすること」
 これもわかりきっていたことだったので、別段驚きはない。それよりも、続く支部長の言葉のほうが、伊織にとっては不可思議であった。
577〜Scars So Deep〜:2009/08/07(金) 01:46:22 ID:zmXXRMSl
「というわけで、明日早速日本支部へ向かいなさい。カバーである学業のほうは ――― まあ、上手く理由をつけて欠席ということにしても構いません」
 日本支部?
 なぜ日本支部に、しかもこちらから出向いていかなければならないのだろう。
 普通であれば、梶浦市入りするチルドレンを待って、向こうから接触をしてくるのが通例ではないだろうか。わざわざ自分が迎えに行く手間をかける理由が、さっぱりわからない。
 いぶかしんで沈黙する伊織に説明をするように、支部長が続ける。
「現在、応援者二名は日本支部にいるのだそうです。その……うちひとりが命令違反をして、本部直々にこってりと絞られていたそうで」
 ああ、多分それは隼人のことだ ――― 伊織にはそのことが確信できる。
 だがそれがなんだというのか。それは自分が足を運ぶ理由にはなりはしないだろう。
「それと……貴女も含めた三人へ、同時に直接、任務の概要を説明したいとの要望がありましたので。これは日本支部長からの要請だと考えてください」
 日本支部長 ――― つまり、霧谷雄吾直々に伊織を呼びつけたということである。
 眉をひそめ、内心げんなりとなりながら、それでも伊織は、
「了解です。それでは早速、明日現地へと向かいます」
 そう言って、通話を打ち切った。携帯を右手に握り締めながら、伊織は立ち尽くす。
 ただでさえ気持ちが落ち込んでいるときに、追い討ちをかけるような知らせであったことだけは間違いがなかった。

「……なに、考えてるのよ……兄さん……」

 呟く声に生気はない。どうしても好きになれない実の兄を、伊織は久し振りに引っ叩いてやりたい気持ちに駆られていた ―――

     ※

 UGN日本支部。
 組織の中枢部分であり、もちろん国内で最大の規模と人員を誇る。
 ただのエージェント、ひとりのチルドレンが足を運ぶ機会など滅多にない場所ではあるが、梶浦市支部長からの直接指令であればその限りではない。
 こうしてここを実際に訪れるのは、伊織にとって初めての経験だ。
 初めは自分を呼びつけた霧谷の意図もわからず、ただ無駄足を運ばされているような気がしていた伊織だったが、いまにして思えばこれが一種の気分転換になったのかもしれない。
 まるで風のように過ぎていく、昨日そして今日。
 ともすれば暗澹となりかける気分を、この忙しさがいくらかは紛らわせてくれる。
 普段は移動に使ったこともない路線。初めて目にする街並み。支部とは違う趣の本部ビル。初顔合わせのエージェントたち。
578〜Scars So Deep〜:2009/08/07(金) 01:47:07 ID:zmXXRMSl
 慌しく、そして新鮮な日本支部までの道程が、真神のことを想うことでふさぎがちになってしまいがちな、いまの伊織にとっては有難かった。

 清掃の良く行き届いた、塵ひとつ落ちていないフロアを真っ直ぐに突っ切り、受付で身分姓名を名乗る。
 支部からの紹介状を手渡し、要件を告げると、日本支部長室 ――― つまり霧谷の執務室 ――― までの行き方を、親切そうな受付嬢が案内してくれた。
 彼女に礼を述べ、言われるがまま伊織はエレベーターに乗り込んだ。
 そして ――― 目的のフロアに到着したとき。
 エレベーターの扉が静かに開き、一歩足を踏み出した瞬間、伊織の耳に懐かしい声が飛び込んできた。
「(……椿……隼人……)」
 長い廊下の数メートルほど向こう。遠目に見ても、伊織にはそれが誰であるか一目で分かった。
 気丈そうな、凛とした横顔をした背の高い少女。
 いつでもどこかふてくされたような顔をした、彼女と同じ年頃の少年。
 二人の表情は固く、どこか険悪なムードがある。その会話の内容は、ここからでもおおよそ聞き取ることができた。
 どうやら椿が隼人に任務のことで注意をしたらしい。それに珍しく隼人がなにごとかを言い返したのが、不穏な空気の原因であった。
 互いに喧嘩腰の二人ではあるが、おそらく早々に、隼人の分が悪くなることであろう。
 椿の冷たい視線に睨まれて、これもまた珍しく隼人は気丈に睨み返していたが、きっとすぐにでも心が折れるに違いない。
 伊織は ――― そんな彼ら二人の姿を見て、なぜかひどくホッとした。
 たぶん ――― 彼女は心細かったのだ。
 二つの組織を裏切り、自身の目的を果たすまでは彼女には帰る場所すらもない。
 そしてそんな孤独な戦いのなかで出会い、心の拠り所としていた真神をもつい昨日失ってしまった。
 ある意味、伊織はこの世界にただひとり取り残された、寄る辺ない孤児のようなものだった。
 だから ――― 懐かしい仲間の姿を見止めて伊織はたまらなく安堵した。
 思わず駆け寄って二人を抱きしめたい、とさえ思った。
 だけど、そんな感傷と衝動を、伊織は全身全霊で押さえ込む。

 なにが仲間だ。なにが心細いだ ――― そうやって、必死の思いで自らの心を叱咤しながら。
 いままで散々、笑顔の仮面を被り続けてきたくせに。
 誰も彼も裏切っているくせに。
 自分の生命を繋ぐという大義名分のためとはいえ、自分のことを仲間だと思ってくれている彼らを、その実、こんなにも酷く欺いているくせに。
 こんなときだけ都合よく彼らに甘えようなんて、許されるわけがない。
 本当の意味で私が仲間と呼んでいいのは、“十年前”という過去を共有したものだけだ。
 そしていまなお、その過去に苦しみ抜いているものだけだ。

 だから、私の仲間は真神だけ ――― 彼ひとりだけ、なのだ ―――

579〜Scars So Deep〜:2009/08/07(金) 01:47:36 ID:zmXXRMSl
 伊織は唇をきつく噛み締める。
 今まで騙し続けてきた、そしてこれからも欺き続けるであろう、懐かしい二人へと、ついにその一歩を踏み出した。
 ここへ来る道すがら、おぼろげながら考えていたことが、次第に明確な形を成してくる。
 いまや伊織の心中には、いままでとは異なる、新たな目的が生まれていた。
 自分のため、真神のために闘い抜くと決意したあの日と同じ。
 いや、それ以上の意志をもって決めたことであった。

(私はまだ戦う。そのためには、なにもかも裏切ってみせる。そしてそれをもう躊躇はしない)

 自分のためだけなら、きっとここまで心を強く保てなかった。
 背信への後ろめたさに押し潰されそうになっていたはずだった。
 でもいまは ―――

「な〜にギスギスしてんのよ〜」

 初対面の相手でも警戒心を解くような底抜けの明るい声で。
 被り慣れた笑顔の仮面を貼り付けながら。
 久し振りに再会した仲間たちに、嘘で固められた快活さを、伊織は振りまいた。
 睨みあう二人の首に両腕を回して肩を抱く。
 こちらを振り向いて困惑顔をする椿と隼人の首に回した腕に力をこめてやる。
「あいかわらず、仲悪いね……せっかくこれから久しぶりに三人で仕事だっていうのに」
 冗談めかした台詞も虚しく響く。
 もっとも、椿たちにそれと知られることは決してなかったが。
「椿、隼人……久しぶり」
 にっこり笑って、二人の抱いた肩を放したとき。なにか大事なものまで手放したような錯覚を覚える。いや、確かにこの瞬間、伊織は彼ら二人と心の中で決別を果たしたのだ。
(ごめん ――― とは言えないね)
 確かな意志と明確な意図をもって裏切るのだから。
 そしてそのことにもはや後悔も躊躇いもないのだから。

 伊織の戦い。彼女が定めた新たな目的。

(研究データは私が確保する ――― それがきっと、ゆくゆくは“私たち”のためになるはずだから……)
 伊織は決意する。いまは裏切り者でもいい。皆に蔑まれてもいい。
 私の考えていることを知ったなら、真神などは私のことを殺すかもしれない。
 だけどそれでも構わない。
(もう、決めたことだから。それに向かって私は突き進むだけだから)
 他愛もない空虚なお喋りをしながら、椿たちと連れ立って歩く。
 三人が足を止めた場所は支部長室の前 ――― この扉の向こうに、霧谷雄吾がいる。

 これから始まる彼女自身の戦いの幕開け。その開幕を告げるかのように、伊織はドアノブに手をかけ、ゆっくりと支部長室の扉を開いた ―――

(続)
580yuzu:2009/08/07(金) 01:48:19 ID:zmXXRMSl
 リプ三巻の冒頭シーンに繋がったところでとりあえず投下終了。
 またエロなしですがごめんなさい。次々回で最終回の予定です。
 次のお目見えまで。ではでは。
581|ω・`):2009/08/07(金) 02:37:15 ID:+JAfJiwJ
 
 |ω・`)ノ <リアルタイムに遭遇いたしました。

 うわあああ、切ない……いおりんが、いおりんが泣いている…!
 あ、yuzu様、 乙でございます。
 ジャームという悲劇は、姿かたちはそのままでも、その人の全てを遠くへ奪い去っていくことにあるのですねえ…。
 圧倒的な絶望という力に、それでも立ち向かおうとする伊織が、とても美しいです。
 あ、あと二回…楽しみです…!!
582名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 07:05:51 ID:q8LJI0Ht
ディアボロスがちょっと可愛いと思ったのは俺の錯覚であってほしい
たまらんね
絆の関係こそがDXの本体だなあ
583名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 17:12:16 ID:5qwQL6Ud
ご主人様がかまってくれないとスネて見せる恭二かわいいよ恭二
さすがはケダモノ(キュマイラ)W
584名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 19:40:19 ID:EdSqi9pG
つい先日「破滅の剣」を読了したばかり…凄いタイミングでした。
読むのが辛いが読まずにはいられないです。
こんな切ない話が後2回も続くとはたまげたなぁ…
585名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 19:42:16 ID:gd6d43/l
破滅の剣って破妖の剣思い出す
586名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 19:47:52 ID:9iEZv6BM
……久々に新刊出たと思ったら作風も絵師も変わっててファンが非難囂々なアレか
587名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 19:57:15 ID:yFu3Cj/C
新刊出てたのか・・ウコン中盤で半ば見切ってたけど、絵師も変わったならもう集める必要ないな(=△=;
588名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 00:03:26 ID:iG/9iqo6
>>580
いつもながら、ぐっじょぶであります。

この期に及んで(いや、だからこそ、でしょうか)、いおりんの思惑が読めない……。
クライマックスフェイズを楽しみにしております。
589yuzu:2009/08/09(日) 01:19:23 ID:mEnqp5f+
レス返と投下予告です。
>>581こと、壁のお方。
悲劇に立ち向かういおりん……美しいですか(照)。いおりんは、本当は芯の強い、しっかりした娘さんなんではないか、との妄想を形にした結果ですが、お褒めに預かって嬉しいです。
>>582さま、>>583さま。
春日恭二がなぜか受けたことにむしろ驚いていたりして(笑)。
恭二も、「プランナー好き好きー、な眼鏡男子だったら私も萌えることができたのに……」と思わず考えてしまったのは秘密です。
>>584さま。
なんか全編を通じて可哀想な話ですが、リプレイの展開を大幅に変える「if」、はないので、そこはもう辛いのを堪えて読んでもらうしか……!(泣)
>>588さま。
有難うございます。いおりんの思惑は今回投下で説明できるかと。クライマックスご期待に沿えるように頑張ります。

というわけで、続きの投下予告を。
二時前ぐらいには投下できるかと思います〜。ではでは〜。
590〜Scars So Deep〜:2009/08/09(日) 01:56:23 ID:P/UEQFlQ

     ※

 単独で鷲見学園の内偵を進めていた伊織の支援。
 梶浦市に派遣されることとなった椿と隼人に、霧谷から下された任務の内容は、まさしく伊織が聞いていた通りのものであった。
 自分がいまさら新しく聞くべきこともない。だから彼女にしてみれば、こんな会話すらもひどく退屈で無駄な時間であるように思えるのだった。
 そうかと言って勝手に退室するわけにもいかず、手持ち無沙汰になった伊織は、ぼんやりと室内のあらぬところへと視線を泳がせていた。
 ふと、なにげなく彼女が目を止めたのは、椿たちに語りかける霧谷の顔の上である。
(あ……)
 霧谷の笑顔とぶつかって、伊織が思わず絶句した。
 それは穏やかで、いつでも動じた風を見せない大人の笑顔であった。
 語り口はあくまでも柔らかく。たとえ相手が歳若いチルドレンたちであっても、丁寧に話をする温和そうな表情を、常と変わらず霧谷は浮かべていた。
 それはきっと彼の人柄からくるものであり ――― そして多分本物の笑顔なのであろう。
 なんだかいたたまれない気分になって、伊織は人知れずふと視線を外した。
 いつでも作り笑いの自分とは違う。
 やっぱり兄さんは、私なんかとは違う。
 今さらながら、まざまざと霧谷と自分との格差を突きつけられたような気がして、伊織はついに彼の笑顔を見ていられなくなったのである。

 任務の説明なんて早く終わればいい ―――

 ここにいる間中、伊織の胸中にはそんな思いが渦巻いていた。
 たとえ、時間にしてみればほんの数分の会見ではあっても、伊織にとってはひどく長く感じられる、苦痛の時間であった。
「 ――― 内部では彼女に協力を仰いでください」
 霧谷が、任務の説明を締めくくると同時に伊織のほうを向く。思わず逃げるように霧谷から顔を背け、伊織は取り繕うように椿たちに声をかけた。
「協力って言っても情報交換くらいだけどね……その辺は慣れてるでしょ?」
 背を向けた自分の仕草が不自然なものに見られないよう、細心の注意を払いながらそう言った。
「いつもどおりってことだな」
 隼人がいつものように気のない声で応じれば、
「よろしくね」
 そんなパートナーをフォローするように椿が言葉を継ぐ。
 普段の彼らはいつでも言い合いをしている印象があるのだが、やはりこういうところでは無意識の内に呼吸が合うようだ。
 外見上はそりが合わないようでもあり、まるっきりチルドレンとしてのタイプも違う二人だが、さすがに幾多の任務で連れ添い、多くの功績を上げているコンビである。
 羨ましいな ―――
 そんな感情が自然と零れ出しそうになるのを、伊織は心の内に深く封印する。
 余計な感傷は、いまの自分には不要であった。
「……それでは」
 気を取り直して霧谷へ型通りの挨拶をする。
 彼が伊織になにか応答する前に、椿たちを伴って部屋を出る。
 扉を開けて退室しようとする三人に向けて、最後に霧谷はなんでもないことを言うようにこう付け加えた。
「あ、そうそう ――― 今回、私も現地までついていきますんで」

     ※

 日本支部長である霧谷の随行に、当然のことながら椿と隼人は面食らっていたようだった。
 ただひとり、すでにFHを通じて真神からすべての情報を得ている伊織だけが、平然とそれを受け入れた。
 霧谷までもが梶浦市へと現地入りする理由は(椿たちが推測するところによれば)、遅々として進捗のない鷲見学園の内偵の早期解決を目論んでのことだろうということだ。
 学園がFHチルドレンの養成所であり、エージェントも多数潜入していることはすでにUGNも把握している。
 潜入した椿と隼人を学園における囮役として活用すると同時に、梶浦市全体における囮役を自ら買って出たというわけだ。そこにはどこか霧谷なりの親心のようなものが感じられる。
 加えて、前回の任務において命令違反をしてのけたという、二人の監視。
 詳しい経緯は知らないが、隼人などは日本支部で半月間軟禁状態にあったという。その監視役を日本支部長が行うというのも、異例といえば異例であった。
591〜Scars So Deep〜:2009/08/09(日) 01:57:08 ID:P/UEQFlQ
「霧谷さんなりに、俺たちのこと考えてくれてるんだな、ってことぐらいはわかるよ」
 隼人の言葉が脳裏に甦る。
「前回の任務で、私たちへのサポートが不十分だったことを気に病んでいたみたい……言葉にはしないけど、なんとなくわかるの」
 椿の痛ましげに目を伏せた表情が思い出される。
 半月前の事件においては日本支部長を一時更迭される憂き目にすら遭い、組織内での霧谷に対する突き上げもきっと少なくはなかったはずである。
 今回霧谷自らがチルドレン組に同行するということは、組織内の反発勢力から彼らを守るという意図もあるのだろう。
 以前真神が言っていたように、霧谷自身が動かざるを得ない状況を情報操作によって誘導した一面もあるのかもしれなかった。
「……出来すぎよ」
 椿たちと別れてひとりきりになると、伊織はそう呟いた。
 国内における組織のトップがどうしてそこまでできるのだろうか。自分にいたらない点があったという反省の気持ちから行動しているとはいえ、そこまでの暇が霧谷にあるはずがないのである。
 自分の職務を全うできなかった責任を果たすため。
 そしてなによりチルドレンのために。
 だからと言って ――― どうして霧谷にそこまでのことができるのか、伊織にはどうしても不可解だった。
 そしてやはり ――― この出来すぎた兄のことが好きになれない自分に気がつくのである。
「……いまは、そんなことに気をとられている場合じゃなかったっけ ――― 」
 首を打ち振り、鬱屈した気分を振り払う。
 すべては、すでに動き始めているのだ。
 そしていまは、行方の掴めなくなっている緒方の尻尾を掴むのが最優先事項であろう。
 椿。隼人。十年前の遺児のひとり、辰巳狛江。
 そして、梶浦市にすでに潜入を果たしているであろう“ナイト・オブ・ライオン”春日怜央。
 冷徹な目と思考で、彼らの『駒』としての力量を見極めなければならない。
 計画達成のための第一段階は、すでに始動しているのだから ―――

     ※

 冷徹な瞳で戦場を観察する。
 心を殺して動くべきときを待つ。
 鷲見学園に秘密裏に建造された、地下訓練場。そこで繰り広げられる緒方たちとの戦いに、終幕のときが近づいている。
 狛江の拳足が風を切って唸る。椿の繰り出す銀糸が鋭利な刃物となって空を飛び交う。
 心を蝕む怜央の毒が領域を埋め尽くし、隼人が黒い刀身を持つ日本刀を幾度となく閃かせる。
 苦戦を強いられはしたようだったが、彼らの攻撃の度、緒方の実験の産物である異形の怪物たちが一体、また一体と倒れ伏していく。
 油断なく戦況を観察しながら、伊織は深呼吸をひとつした。掌中に収めた飛礫を、汗ばむ手のひらに握りこむ。
 戦いの趨勢は椿と隼人のチルドレン組と、狛江と怜央 ――― の操る仔ライオン ――― のFH側に傾きつつあった。そして ―――

「やはり“ダインスレイフ”には勝てない。逃げよう。そ、それしかない。逃げよう」
 狛江の正拳突きによって倒された緒方が、はいつくばって逃げる。戦いの幕切れとしてはいささか締まりのない姿であった。
 ここが、頃合。
 倒すべきすべての敵が排除され、緒方が戦意を失ったいまが、『機』であった。
 肘を伸ばし、握り締めた手のひらを逃げる緒方の背に向ける。掌中の小さな飛礫に親指を沿え、力を込める。こんな小さなただの飛礫。それだけで十分。これがあれば、十分“殺せる”。
 親指が渾身の勢いを込めて弾かれ、小粒の弾丸が一直線に風を切って飛ぶ。
592〜Scars So Deep〜:2009/08/09(日) 01:57:39 ID:P/UEQFlQ
 オーヴァードとはいえ、逃げる人間の脚力などたかが知れている。遅い。あたふたと無様に逃げる緒方の後頭部に、伊織は飛礫を打ち込んだ。

 その音は、くしゃ……だったか。それとも、ぶしゅ……だったか。

 どこか間の抜けた音を立てて、緒方の頭部が潰れて爆ぜた。熟した果実が枝から落ちてぐずぐずになってひしゃげるようだった。
 突然訪れた緒方の死に、逃亡を図る彼を追いかけようとした椿と隼人の足が止まる。
 彼らの後に続こうとした狛江が呆然と緒方の名前を呟いた。
 ただ怜央の目を持った仔ライオンだけが、じっと身じろぎもせず状況を静観している。
 倒れ伏す緒方に歩み寄る伊織。崩れ落ちた彼の衣服の懐から、十年前のデータが保存されたチップを抜き取って ―――

「……データの回収に成功しました」

 伊織は、FHエージェント“ミッドウィーク”の声音でそう告げた ―――

     ※

 降りしきる雨音がすべてを包みこんでいく。
 雨足が遠退く気配は、まだない。
 ここは梶浦市郊外。人も立ち寄らない鬱蒼と生い茂る森のなかの、いまは誰にも使われなくなった廃棄小屋 ――― 伊織が真神と待ち合わせていた場所である。
 緒方を殺し、怜央の指示で地下訓練場から撤退した後、奪い取ったデータを予てからの打ち合わせ通り、真神に手渡した。
 いまはもう、真神は立ち去った後である。
 真神にデータを手渡した後、伊織はここでただひとり、本当に自分の判断が正しかったのかどうかを考え続けていた。
 しかし、すでに賽は投げられたのだ。
 伊織の目的のためには、一度データを手放さなければならなかった ――― これはもう、しかたのないことだったのだ。

 伊織の考えるストーリー ――― それはひどく繊細なタイミングを必要とし、断崖の上の綱を渡るように危険なものだった。
 緒方の持っていたデータを真神に渡す。
 そして、過去の研究を「ある程度まで」は彼の手で復元してもらう。
 本来は、十年前の当時、研究の提案者であり責任者であった霧谷が現在保有しているデータとの双方をもって「すべてのデータ」と言えるのである。
 だが、伊織はそこまでのデータは必要とはしていない。
 伊織と、そして真神のために必要なデータはいま現在あるものだけで十分なはずだ、というのが彼女の見解だ。
 二つのデータを揃えなければ出来ないことというのは、おそらく過去の研究の終極の完成である。
 真神が望む研究の完成が、一体どこを目指しているかは伊織にわからないが、いま彼女に必要なのは「現在FH側が保持しているデータの復元」だけで事足りる。
 もともと、真神と出会う前の伊織が望んでいたこと。
 それは研究データを読み解くことによって、現在彼女の体を蝕んでいる実験体としての後遺症を治癒することである。
 彼女がUGチルドレンでありながら、FHエージェントとなった経緯も本来はそれが理由だった。
 そこに、つい先日新たにつけ加えられた目的 ――― それは“ヒトとしての境界を踏み越えてしまった”真神を救うことだった。
 十年前、二つの組織の共同研究として立ち上がったプロジェクト・アダムカドモン。
 それが一体どのようなものであったのか ――― その根源の部分に思い至ったとき、伊織には一縷の望みが見えたように思えたのだ。
593〜Scars So Deep〜:2009/08/09(日) 01:58:24 ID:P/UEQFlQ
 アダムカドモン ――― “完全なる人間”を意味する言葉。
 研究のテーマは、『ジャーム化した人間を元に戻す方法の探究』。
 それは紆余曲折を経て、暴走した知的好奇心による悪夢の産物へと成り果てたが、プロジェクト発足の基本理念がそこにあったことだけは間違いのない事実である。
(ジャーム化した人間が元に戻る!)
 天啓を得た気分だった。
 もちろん、これはオーヴァードという存在の根幹にも関わる部分であり、UGNとFHという敵対する二つの組織が手を取り合ってまで携わった一大計画である。
 そして多くの有能な研究者が膨大な時間と費用を費やし、そして幾十もの尊い人命を犠牲にしてもなお、為しえなかった困難極まる研究でもある。
 伊織がこのデータを元にその方法を探ろうとしても、それが日の目を見る可能性は万に一つだ。
 しかし、可能性があるならば。
 万に一つでも一筋の光明が見えるなら。
(私はそれに賭けてみたい……!)
 これこそが伊織の目的であり、望みなのだった。
 十年前の亡霊に取り憑かれ、限りない憎悪に身を焦がした真神の心を取り戻す。
 そうすれば、きっと真神は私の説得を聞いてくれる、と。
 データを完成させ、失われた仲間の命に意味を与える。
 それは彼らの生き残りとして果たさねばならないと真神が思い込んでいる信念だ。
 だけど、もうそれも終わりにしてあげたい。過去のことを忘れないことは大切だ。だけど、それが過去に囚われているということならば、それはあまりにも悲しすぎるし、辛すぎる。
 それに、データと、組織が十年間ひた隠しにしてきた残酷な実験という恥部を暴露するという目的も、真神にとって危険な行為であることは明白だ。
 いくら真神が天才で、強力な力を持ったオーヴァードといえども、真神の最終目的を知れば、二つの組織はきっと真神の口を封じるために動くに違いない。
 いくら自分が支援しても、真神と手を取り合い、彼らの追撃をかわそうとしても、きっと遠からぬうちに彼らの手は私たちを捕まえる。そうなってしまっては意味がないのである。
 だから真神には、復讐じみた行為を思いとどまって欲しい。
 研究所に居た仲間。死んだ子供たち。幼かった真神に優しくしてくれた大人たち。
 彼らへ報いてやりたいというのなら ――― 復讐なんかよりも、生き残った真神が、“人として”人生を全うしてくれることのほうが、きっと彼らも喜ぶはずだ。
 知ったような口を利くな ――― そんな真神の声が聞こえてきそうであったが、伊織は自分の考えが正しいことを信じている。
 そのためには、まず真神が人としての心を取り戻すこと。
 それは気が遠くなるくらい、長く困難に満ちた道程かも知れない。だけどまるっきり可能性がゼロというわけではない。
 何年かかっても。どれだけかかっても。私の目的は、真神に人の心を取り戻すことなんだ。
 そして真神が元通りになったら。すでに前線に立ち続けることができなくなるほど蝕まれた自分の身体を癒すことが出来たなら ―――

(きっと、戻れるよね。この前までの私たちに、きっと戻れるよね)

 そんな儚い希望だけを頼りに、あまりにも弱々しい可能性の輝きを拠り所に、伊織は戦うことを決意したのであった。
 緒方のデータチップを持ち帰った真神は、早急にその復元作業に入るだろう。
 別れ際、データの復元だけなら数日中に完成が可能だと彼も言っていた。そして、そんなに早急に作業を終えなければならない理由もまた伊織にはわかっている。
594〜Scars So Deep〜:2009/08/09(日) 01:59:36 ID:P/UEQFlQ
 兄の ――― 霧谷雄吾の持つ最後のデータの奪取する作戦。
 真神の脳裏には、すでにその段取りがインプットされているはずだった。
 そして、データの復旧後に真神がUGNを襲撃するときが、最大にしてただ一度きりのチャンスである。すなわち、「真神が居ない隙に彼の復元したデータを奪い取る」こと。
 真神の目からすれば、伊織の行動はさらなる背信行為のように映るかもしれない。
 いや、すでに伊織がなんらかの思惑を持って行動を開始しようとしているらしいことは、真神ならば薄々感付いていても不思議はなかった。
「だけど、もう決めたことなんだ」
 いまは裏切り者でもいい、と。皆に蔑まれてもいい、と決意したのだから。

 そして数日後。
 すべての終局と、破局のときが訪れる ―――

     ※

 真神の持ついくつかのアジトのひとつ。
 市内某所にある廃倉庫の一室で、キーボードを叩く音だけがかすかに響いていた。
 夜。罅割れた窓ガラスから、月明かりすらも差し込んでこないのは、分厚く垂れ込めた暗雲に夜空が覆いつくされているせいだった。
 雨になるかもな ――― ぼんやりとそんなことを考えながら、伊織の両手の指だけが、ひたすらキーをパンチし続ける。まったくの闇の中では、ディスプレイだけが唯一の光源だった。
 主不在の無人の廃倉庫。伊織が操作する端末は勿論真神のものである。彼が復元したはずの緒方のデータが保存されているはずだった。
(……よし)
 細い指の動きは次第に速度を増していく。真神が端末に仕掛けたブロックにはてこずったが、それもこれまでだ。防壁、突破。額に汗を浮かべたまま、伊織は安堵の溜息をつく。
 鞄から携帯端末を取り出す。後は、ただデータを抜き取るだけであった。
 危険な賭けに勝った ―――
 これで、私たちは明日への一歩帆踏み出すことが出来るんだ ―――
 口元をほころばせ、まだ見ぬ明るい未来を伊織は幻視する。

「待ってさえいれば、お前にデータを渡したものを」

 その声に、心臓が凍りついた。
 わずかな気配もなく、背後に立っていたのは ――― 霧谷のデータを奪うために出て行ったはずの真神であった。声に、伊織の行為を残念がるような感情を滲ませながら。
 ああ ――― 早すぎる。
 それとも、私がてこずりすぎたのか ――― いずれにせよ、予想外に早い真神の帰着が意味するのは、伊織が賭けに敗れたということであった。

「霧谷は退場した」
 音もなく、真神が近づいてくる。
「あとは奴がデータを持ってくるのを待つだけだ ――― 待つだけだった」
 失望と諦念の入り混じった声色で。
 腰掛けていた端末の前の椅子から立ち上がり、伊織は覚悟を決めていた。決して振り向くことはなく。
「私とあなたでは、最後に望むものが違う。それは前からわかっていたでしょ」

 真神は復讐と過去の清算を。
 伊織は平穏と未来の安寧を。

 最後にはどうしてもすれ違ってしまう二人の望み。だけど、つい数日前までは。真神が人として生きることができる時間を伊織と共有していた頃は。
 決して叶わぬ望みではなかったのだ。
 儚い夢物語ではなかったのだ。

「それでも ――― お前はこちら側だと思っていた」
 真神が言う。
 ああ、真神の言葉。人の心を失ってなお、自分のことをまだ仲間だと思っていてくれたのか。
 だけどその言葉は、もっと前に聞きたかったな。
 人の心を持っていた頃の真神に ――― 仲間だって、大切な存在だって、言葉をかけて欲しかったな ―――
595〜Scars So Deep〜:2009/08/09(日) 02:00:45 ID:P/UEQFlQ
 伊織の甘い幻想を刺し貫くように、真神の瞳に鋭い殺気が込められた。
 それは、決別のしるしである。伊織という、ジャーム化してさえなお、多分真神の心の中に根差していた小さな灯火を、完全に吹き消す決別の意志である。

 闇の中でさえ目に鮮やかな輝きが、閃光となって閃いた。
 遠くで聞こえたのは、雷鳴か。
 その稲光かと思った一閃が、真神の手に握られた一振りの剣が生み出したものだったということに、伊織は自分の身体が灼熱の痛みを覚えて初めて気がついた。

 激痛に、声もなく伊織は倒れた。ただ一歩も反応することも出来ずに。
 肩口から腹部までを、焼け火箸を当てられたかのような熱と痛みが走り抜け、じわりと生温かいものが滲み出た。
「ま、がみ……」
 ようやく、声を振り絞る。横臥する自分を見下ろす真神の瞳には、もはや欠片の感情も寂寥も残されてはいないようだった。
 痛い。斬られたことよりも、そのことが痛い。
 真神にここまで深く傷付けられたのは、これが三度目だった。
 初めは、彼と初めて身体を重ね、純潔の印を彼に貫かれたとき。痛みこそ強かったが、しかしそれは二人の結んだ絆の重さを知るための痛みでもあった。
 二度目は、たったいま剣で切り裂かれたこと。躊躇なく、正確に切り裂かれた傷の痛みは、伊織に悲鳴を抑え込む努力を強いるものだった。
 そして三度目は ―――

 完全なる喪失と別離を宣告する真神の瞳が、伊織の心に付けた深い、深すぎる傷。

(……これが……一番痛いよ……一番……辛いよ、真神……)

 零れ落ちそうになる涙を必死で堪える。横たわったまま、伊織は真神を見上げていた。
「まが、み……」
 擦れた声を上げる伊織の身体の脇に、真神が膝をつく。彼女の言葉を、少なくとも聞こうとはしてくれているようだった。
「ねえ……もし、まだ覚えているなら……私と、過ごした時間を覚えてくれているなら……」
 この期に及んで私はまだこんな望みを持ってしまうのか。こんな愚かな願いを真神に寄せてしまうのか。なんて滑稽なのだろう。なんて愚かなのだろう。
 だけど、せめて願うだけなら。
 願いを、もしも真神が聞いてくれるなら。

「ま、がみ……キス……してほしい……なんて言ったら……だめか、な……?」

 沈黙が、落ちる。
 真神の失笑を買うかもしれないし、もしかしたら怒りを買うかもしれない。
 だけど、伊織の口をついて出たのは、そんな儚い願いであった。

 真神の表情が ――― 暗闇と、ぼやけた視界のせいでよく見えない。
 だけど、冷たい床に仰向けに倒れた伊織を覆う闇が深くなったことはなんとなく感じられる。
 その影は、伊織に覆い被さる真神の身体の輪郭と同じ形をしていた。
596〜Scars So Deep〜:2009/08/09(日) 02:01:46 ID:P/UEQFlQ
「ん……んぅ……む……」
 苦しげな呻きを伊織は漏らす。
 傷の痛みでただでさえ困難な呼吸が、真神の口づけでさらに塞がれた。
 真神の舌が伊織の舌を絡め取る。それは、とても長い口づけであった。
 別れを惜しむように。
 名残惜しそうに。
 伊織という少女が、かつては自分とって大事な存在であったのだという記憶を刻み込むように。

 重なり合った二つの人影が、永遠のような数十秒を経てようやく分かたれる。
 伊織の身体から離れた真神は、すでに「人からかけ離れたもの」の表情を取り戻していた。
「あいつらの元へ行け」
 真神が冷たい声色でそう告げる。そして、霧谷の持つデータを研究所跡まで持ってくるように伝えろ、と。それは、隼人や椿と最後の決着を付けようという、真神の意志だった。
「それまで死にはしない。その程度の手加減はした」
 伊織の身体に付けた傷のことを、真神は言っている。
 本当に ――― もう本当に真神はいないのだ。
 伊織の知っていた真神は、もう本当に取り戻せないのだ。伊織はそのことを痛感する。

「……じゃあな、伊織」

 現れたときと同じように、真神はその言葉だけを残して音もなく消えた。
 与えられた傷の痛みに顔をしかめ、ようやく伊織が身を起こしたのは、それからしばらくしてのことである。
 多分 ――― いや、これはきっと疑うべくもなく。
 いま聞いた真神の別れの言葉が、きっと自分の聞くことのできる最後の彼の声なのだ、と。
 伊織は深い悲しみとともに確信した。
 呻き声を上げながら、よろよろと立ち上がる。わざと浅い傷を与えて、真神が自分を伝言役に任じたのは、自分にまだ残された責務があるからだと、伊織は懸命に立ち上がる。
 無力だった。
 私は本当に無力だった。
 結局は真神を救う役目を全うできず、その辛い役目を別の誰かに引き継がなければならなくなってしまったのだ。
 壁に手をついて、身体を支える。乱れる呼吸を整えて、足を引き摺りながら歩き出す。
 いまの彼女の脳裏に浮かぶのは、彼女自身が裏切り、冷たい別れを言い渡したはずのかつての仲間の面影であった。
「……椿……隼人……」

 ごめん。
 辛い役目を、結局はあなたたちに押し付けることになってしまって。
 私にはできなかったけど。こんな形で、だなんて不本意なんだけど。

「……真神を……助けてあげて……」

 その魂を。
 もう戻れない彼の心に安らぎをもたらすことのできる、いまとなってはたったひとつの方法を。
 あなたたちに ――― 託すから ―――

(最終話へ続く)
597yuzu:2009/08/09(日) 02:02:34 ID:P/UEQFlQ
投下終了です。
リプの展開をなぞる経緯の回でしたので、どうしても引用部分が多くなりましたがご勘弁願います(汗)。
ようやく次で最終投下になります。では次回のお目見えまで。
ではでは。
598名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 02:57:01 ID:3mORJX+w
エンドライン中が号泣した。
599名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 04:50:59 ID:imWa9Nh0
いかん、もうオリジンが涙無しには読めない・・・・。
元からだがw
600名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 05:18:06 ID:EPtgWRBi
隼人とか、3巻以降は毎晩悪夢にうなされてても違和感ない記憶思い出してるしなー。
3巻は特に壮絶だよ。
601名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 13:12:17 ID:1bC7mj6C
こう、悪夢にうなされる隼人をつばきんぐが目撃しちゃうというのはどうだろう…
19歳になったつばきんぐとかでも可
602名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 18:08:57 ID:hfXfXQjQ
>>597
ぐっじょぶでありました。

プロジェクト・アダムカドモンは失敗したものという先入観があったから、この発想はありませんでした……
お見事です。
603名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 21:55:43 ID:UW02Udd1
おお、投下されているじゃないか…2人がまともに会話するシーンはもう望めないか。
(あったらあったで辛いことになりそうだけど)
残り1話、ハンカチを用意してお待ちしてます(ダメもとでティッシュも)
604名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 23:27:15 ID:mDqUZtkf
>>603
ティッシュかよwww
いや……分かる、分かるぞ!
涙が多過ぎて、ハンカチだけでは足りないんだよな!?

【バカは取り合えずイイ話しにしてみた】
605|ω・`):2009/08/09(日) 23:31:19 ID:0tvrqnsZ
 |ω・`)ノ <ゆずさまおつです。ぐっじょぶです。
 
 「プロジェクト・アダムカドモン」そのものが伊織の目的になったのですね…読んでいて膝を打ちました。
 最後のキス、本当に切ない。真神は、ココロの最後のカケラを伊織へのキスに託したのではないかと思います。
 本当に、胸が苦しくなるほど息を詰めて読みました…。
 最終回、本当に楽しみです。バスタオル抱えて読もう。
 
 伊織は、もちろん矢野さんの考えたNPCなんですけども、このいおりんの輝きはyuzu様の筆力によるものと受け止めておりますよ〜。
 オリジン本編では描かれなかった兄・霧谷さんとの和解があればいいなあ…。


 |ω・`) <長文失礼しました


 
606名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 04:47:17 ID:XRACId4r
>>601
椿が昔当然として屠ってきたジャーム狩りと、その度に殺しをわりきれずに溜め込んでいた隼人って対比は描けるかも。
隼人が仕事にやる気がないのは割り切れなかったからだろうし、それでもやらないと生きていけないのを自覚してるのは1巻で書かれてた。
椿の意識が2巻で変わって、それから3巻の隼人を目の当たりにしたら、チルドレンとして行ってきた行為のおぞましさを心底理解するかも。
それを経験していれば、綾渕の椿に対する苦悩も理解できるのかも。
607名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 23:45:06 ID:eNlK/w68
ところで、霧谷さんの手料理は、本当は妹に食べさせたかったんじゃあないかな?
608yuzu:2009/08/11(火) 00:22:03 ID:hvFBuIns
投下予告です。
最終回の投下が、2時くらいからできそうなのでやってまいりました。
後ほどお邪魔します〜。
609〜Scars So Deep〜:2009/08/11(火) 01:50:13 ID:5KSMzRfL

     ※

 混濁した意識から覚めると、視界には真っ白な天井が広がっていた。

 真神のアジトのひとつであった廃倉庫で彼と永遠の決別を果たした後。
 真神自身の手によって深く傷つけられた身体を引き摺って、彼女が辿り着いたのは、椿たちが梶浦市において本拠とする一戸建ての家 ――― 霧谷家 ――― のリビングであった。
 ここで伊織は、“彼女自身の”戦いから撤退を宣言したのである。
 すべてを伝え、後事を椿と隼人たちに託し。
 暗転する意識のなかで、自分の手で決着を付けられなかったことだけを、伊織は悔やんだ ―――

 そして、鉛を飲み込んだような気だるさの残る身体をよじりながら目を開ける。
 そのとき、最初に飛び込んできた景色が病院の天井の、怖いくらい綺麗な白色だったのである。

 目を覚ましたのはかすかな物音のせいだった。
 気遣うように椅子を引く音。自分の寝かされたベッドの脇に誰かが座る気配と、誰かが所在無さげに立ち尽くす気配を同時に感じて、伊織はうっすらと目を開ける。
 なんとなくそんな気がしてはいたが ――― そこに椿と隼人がいた。
 そして彼らの姿を見て伊織が知ったのは。
 自分の居るのが天国でも死後の世界でもない、ということ。
 その代わりに真神は ――― もうこの世にはいないのだ、ということだった。

     ※

「また、起き上がってる。無理は禁物だっていうことくらいわかるでしょう」

 どこか呆れたような口調の声が背後から聞こえ、伊織はゆっくりと振り返る。
 与えられた個室の病室。伊織が目を覚ましてからまだ二週間と経っていない、ある日の午後。
 小さな花束を片手に持ち、「しょうがないわね」というような表情を隠そうともしない椿が、病室の扉の前に立っている。
「無理はしてないよ。無理だと思ったら、私、寝てるから。起き上がれるときは起きていなきゃ、身体が錆びついちゃう」
 口調にはまだいくらかの硬さを残している。それでも、伊織はかつてのチルドレンの仲間としての語り口で、椿の柔らかな叱責に応えることができた。
 日本支部長である霧谷が倒れ、その回復までにはまだ時間がかかる。
 一連の事件の当事者である椿たちも、目が回るような忙しさであるはずなのに、こうして機会を見つけては伊織を気遣って顔を出してくれるのだ。
 不思議なことに ――― というか可笑しいことに ――― 、最初のお見舞い以降は、椿と隼人が同時に病室に顔を出すということは決してなかった。
 示し合わせているわけではなく、なんとなくそうなるらしい。伊織を心配しているということをお互いに知られることが、きっと気まずく感じられるのだろう。
「椿はいつもお花を持ってきてくれるね」
 白い病院着の裾をゆっくりと翻しながら伊織が振り向く。
「枯らしちゃうこともあるから、本当はもっと頻繁に通えるならいいんだけど。でも、ドライフラワーや造花は、なんとなく味気ない気がして」
 申し訳なさそうに、恥じらうように椿が言う。
「それじゃ、今度からはお花より美味しいものが食べたいな」
「……食事制限とか、そういうのはないの?」
 難しい顔をしながら釘を刺す椿は、相変わらずの生真面目ぶりだった。
「椿は固いなあ。隼人なんかいつもお菓子持ってきてくれるよ。半分自分も食べるつもりで、みたいだけど」
 笑いを含んだ伊織の言葉に、椿が見る見るうちに苦々しい渋面を作る。
 パートナーのあまりの無思慮ぶりに舌打ちをし、「あいつったら……」と、いまはここに居ない隼人を睨みつけるような鋭い目つきをした。
「あはは。嘘、嘘。お花、嬉しいよ、椿」
 いつしか、病室にさざめき合うような少女たちの笑い声が木霊していた。
 ひとしきり小さく笑い合った後で、
「……今日は、そんなに長くいられないと思うけど」
「ううん……かえって、気を使わせてごめんね」
 密やかに交わす二人の声が、白い部屋に吸い込まれるように消えていく。開け放たれた窓から風が吹き込んで、力なくうなだれかかった花瓶の花を揺らした。
610〜Scars So Deep〜:2009/08/11(火) 01:51:11 ID:5KSMzRfL
「……お花、変えてくるね」
 椿がベッドの枕元に歩み寄る。伊織と肩が触れ合うほどの距離だった。
「椿」
「……ん」
「今日は、お話いっぱいしたいな。聞きたいこといっぱいあるんだ」
 目を細めてうっすらと笑う伊織の表情に、椿もなにかを感じ取ったのか。こくんと一つ小さく頷くと、「すぐ戻るから」と言い残して洗面所へと足早に歩いていった。
 その背中を見送り、伊織はベッドのシーツに腰掛ける。
 今日は、いろいろ椿から聞き出そう、と彼女は心に決めていた。
 それは、伊織が目を覚ましてから、椿たちが最初に話してくれたことは、本当に彼女が聞きたいことではなかったからだ。
 一連の事件の表層の流れはあのとき教えてもらえたが、こちらから突っ込んで聞きたい質問をすることはできなかったのだ。
 昏睡から覚めたばかりで、体調が整っていなかったせいもある。
 伊織自身の考えが、まだまとまっていなかったせいもある。
 なによりあのときは、隼人も同室していたからなおさらだった。
 伊織が聞きたいことは ――― 言うまでもなく真神のことである。
 真神が最後の戦いのとき、どんな言葉を椿たちと交わしたのか、どんな風に戦ったのか、そしてどんな最期を迎え、隼人たちになにを伝えたのだろうか。
 そのことを、なによりも伊織は聞きたかった。
 これは確かに、真神が憎むべき相手として最後まで執着していた隼人が同席していては、さすがに聞けないことである。要は、隼人に気を遣ったのだ。
 そして、伊織もこうやって真神のことを聞き出そう、と決心できるようになるまでには、今日までの心の整理の時間を必要としたのである。
「お待たせ」
 椿が戻ってくる。
 時間にすればほんの二、三分。しかし、伊織は随分と彼女を待ったような気がしていた。
 見上げた視界に飛び込んできた椿の表情は ――― 限りなく穏やかで静謐を漂わせたものである。

 こんな顔もするんだな ―――

 随分と彼女たちと任務を同行し、色んな表情を知っているつもりであったが。
 椿もこんなに優しい表情をすることがあるのか、と伊織は軽い驚きを覚える。
 玉野椿、という名前を聞くとどうしても、眉間に皺を寄せた顔とか、敵を睨みつける猛禽のような鋭い瞳の色ばかりが思い出されたが、いまのこれはとても新鮮な表情だった。

 そういえば、梶浦市に彼女が来た当初も、“椿らしくない”言動や顔つきに驚いたっけ ―――

 真っ先に思い浮かべたのは、鷲見学園でのことだ。あの時はたしか、まだ彼女のことをUGチルドレンだと知らなかった狛江に、熱烈な空手部への勧誘を受けていた。
 狛江の勢いに押されて、ぜんまいの壊れた玩具のように首をカクカクさせていた椿が、ただただ目を白黒させている姿はいま思い出しても笑いが込み上げてくる。
「どうしたの、急に笑い出して」
 ベッドの枕元にある簡易テーブルに、新しい花を生けた花瓶をそっと置く椿。その仕草が意外と女の子らしくおしとやかなのも、なんだか可笑しい。
「ううん。なんでも」
 目尻に指を寄せる伊織を、椿が不思議なものを見るような目で見ていた。
「それより、椿。座ってよ。今日は質問攻めにしちゃうからね?」
 できるだけ明るく。できるだけなんでもない風に。そう言ったつもりだったのだが、なぜか椿は泣き笑いのような顔をして、弱々しく頷くだけだった。
 いつものように快活を装ったつもりだったのに、椿は伊織の心中をそうは見ていないようだった。
 被り慣れていたはずの笑顔の仮面。本心を隠して振舞う、巧みであったはずの演技。
 体調が本調子でないせいだろうか、それが椿にはまるで通じていないようだった。
611〜Scars So Deep〜:2009/08/11(火) 01:51:57 ID:5KSMzRfL
 いつのまにか、自分はいつものやり方を忘れてしまったのであろうか。
 それとも、椿にだけ通用していないだけなのだろうか。
 そして自分の演技が通用しないということが、悲しむべきことなのか、それとも喜ばしいことなのかが、結局のところ伊織にはとうとうわからなかった。

 ベッドに腰掛けた伊織と目線を合わせるように、椿が椅子を引き寄せて座る。
「……なんでもきいて。答えられることは、わかることならなんでも答えるよ」
「……うん」
 ともすれば、言葉が堰を切ったように溢れ出しそうになる。それをひとつひとつ頭のなかで整理しながら、伊織は内心で何事かを確かめるように何度も小さく頷いていた。

「 ――― それじゃあ、椿。最初に ――― 」

     ※

 真神の強さ。真神の戦い。
 十年前に刻まれた痛みを呪詛と憎悪に昇華させ、二つの組織を相手取ってまで仲間の死に報いようとした少年の慟哭。
 彼が“たった二人の仲間”と呼んだ実験体の成れの果てとともに、隼人たちと繰り広げた凄絶な戦いを、椿は伊織が乞うままにできるだけ詳しく説明してくれた。
 一言も聞き漏らさぬよう、伊織は椿の唇の動きすらも注視して、彼女の語る“真神の最期”を胸に刻み込む。実際に真神の死に立ち会うことのできなかった自分には、これしかできないのだから。
 考えてみれば説明役が椿であるということは、伊織にとってはありがたいことだった。というより、彼女の他に適任者はいなかったと言っていい。
 多分あの場にいた誰よりも、椿は感情的になることなく、余計な主観を交えずに話すことができるただひとりの存在であったはずだ。
 こう言っては彼らに悪いが、あまりにもあの事件において当事者でありすぎる隼人や、狛江ではこれほど要領よく話すことはできないだろうし、記憶力も椿ほどではないだろう。
 伊織は椿の言葉を介して、真神の言葉を、行動を、悲しみを、痛みをひとつひとつ胸に刻みつけていく。刃を交わす姿を。熱い息遣いまでを想像で補い、忘れないように記憶に残していく。
「 ――― “たったふたりの仲間”、かあ」
 椿の説明の途中で、伊織が呟く。
 その呟きを聞き咎め、椿が訝しげに顔を上げた。椿が、一瞬、胸を突かれたような表情をするのを見て、しまった、と思う。よほど自分は、椿に心配をかけるような顔をしたらしい。
「うん……そう、真神は言ってた。たぶん、彼には彼だけの拠り所があって、きっとそれが“彼ら”だったんじゃないかな」
 ぽつりと椿がそう言った。
「……そっか。よかった。そんなものが真神にもまだ残っていたんだね……あのさ……真神は他にもなにか言ってたかな……? たとえば……私のこととか」
 伊織の言葉に、椿が弾かれたように顔を上げた。まじまじと伊織を見つめる瞳に、ようやくある理解の色が広がってく。
 伊織が、真神のことを仲間として大切に思っていたこと。
 彼が最期に自分のことを気にかけてはいなかっただろうか、と願う気持ち。
 敵であり、ジャームとなってしまった真神へと、伊織が好意を抱いていたということを ――― 椿はこのとき初めて気がついたようだった。
 椿が口を噤む。一瞬、返答につまったようだった。
612〜Scars So Deep〜:2009/08/11(火) 01:52:48 ID:5KSMzRfL
 伊織の口元が淋しげに笑い、溜息混じりに言う。
「困らせちゃったね。私のことなにも言ってなかった、ってことでしょ、その様子じゃ。変なこと聞いてごめんね」
 声を立てて短く笑う。変に気を回さなくていいよ、と椿へ合図する笑いであり、自分自身の愚かさや未練がましさを笑うための笑いであった。
 もう戻れない場所、引き返すことのできない場所にまで歩み去っていった、真神という少年。
 彼を“こちら側”へと帰らせるための、万に一つの可能性が完全にゼロになった、あの瞬間。

 私は、彼が私にしたのと同様に、心に永遠の決別を決意したのではないか。
 彼の魂を救うこと ――― すなわち滅びによってしか訪れることのない安寧をもたらしてくれることを願って、椿たちに辛い役目を引き受けてもらったのではなかったか。

 勝手だな、私。
 この期に及んで、まだそんな夢を見ているなんて。

「あの、伊織……真神は ――― 」
 言いかけて、結局は言葉を続けることができず、椿はどうしていいかわからずに俯いた。
 真神を失って一番辛いのは伊織のはずなのに、ともすれば椿のほうが泣き出しそうな顔をしていた。本当に変わったな、椿 ――― 伊織はそう思う。
「わかってる。いくら泣いたって叫んだって、“あっち側”と“こっち側”は絶対に交わることはないってことぐらい分かってるよ」
 だから私は椿たちにすべてを託したんだから。
 自分ではもうどうすることもできなくなってしまって、全部の責任を椿たちに背負わせてしまったんだから。
 だから感謝こそすれ、恨む気持ちの一片も、責める言葉の一言半句もありはしない。
「ただ、私って馬鹿だったんだなあ……って、そう思うだけ」
 力なく笑いながら、もう気持ちの整理はほとんど終わってるから、と椿に告げる。
「そっか……強いね、伊織は」
「そんなことないよ。ほら、この前、椿が教えてくれたじゃない? 大切なものがあるなら、誰にだって“日常”はあるんだよって」
 それは伊織が目覚めたとき、チルドレンにも日常というものがあるのだろうか、と尋ねられて、椿が答えてくれたことだった。
 同席した隼人はこうも言っている。俺たちには、他とは違う形の日常があるだけなんだ、と。
「二人の言葉、いま、すごくわかる気がする。日常を持つことができなくなって、自分の執着する過去にしか意味を見出せなくなって……だから、彼は行ってしまったんだね ――― 」
 伊織の言う『彼』というのが真神のことなのだと気づいて、椿は息を呑む。
 わずかに躊躇い、しかしそれでも目をひたむきに伊織へと向け。
「……もし、思い込みだったり、間違っていたりしたら本当にごめん」
「うん……なあに?」
「伊織……もしかして ――― 彼のことを……?」
 言葉の先を続けることは、椿にはできなかった。それでも伊織は、彼女がなにを言いたかったのかがよくわかったし、どう答えるべきかをよく心得ていた。

「まさか」

 それは ――― 花が咲くような満面の笑顔であった。
 多分、伊織がいままでついてきたどんな嘘よりも上手な嘘だった。
 いままで被ってきたどんな仮面よりも、良く出来た仮面であった。
 心の中にくすぶる真神への想いなど、初めからありはしない。椿の心配なんてただの杞憂に過ぎないんだよ、と言い切るような極上の嘘だった。
 だからこそ、それはとても悲しい嘘だった。
613〜Scars So Deep〜:2009/08/11(火) 01:53:44 ID:5KSMzRfL
「一応、けじめのつもりでいろいろしつこく聞いてただけだよ。私は最後の戦いを結局はリタイアしたわけだし。それに、椿たちを裏切っていたこととか、すべてを受け止めなきゃいけないし」
 だから全部 ――― 彼の最期の様子も含めて、知っておかなきゃいけないって思っただけだよ。
 伊織はそう言葉を締めくくった。
「やっぱり強いよ、伊織は」
「そんなことないってば」
 だって、いま必死だもの。一生懸命、心を凍らせているもの。
 時間がすべてを解決してくれるって理性は教えてくれるけど、それでもそれがいつのことになるのかわからなくて、不安で怖くて仕方がないもの。

 椿が椅子をベッドに寄せる。
 腰掛けた伊織のすぐ前に、膝と膝が触れ合うほどに近づいてくる。
 彼女の内心を見透かすように、伊織の瞳をじっと見つめながら、膝の上でいつの間にか固く握り締められていた拳を、柔らかな手のひらで覆いつくした。
「伊織は強くて……優しいね」
「違うってば。そんなに褒めたってなにもでないよ」
 もうこの話はおしまい、と伊織は言い切った。
 だけど握り合ったお互いの手だけは、振りほどきはしなかった。
「ありがとう、椿」
「……ん?」
 面と向かって話すのはやはり気恥ずかしくて、伊織は目を伏せた。
「私、やっぱりいままでは色々辛くてさ。背負っちゃっててさ。頭の中がどうにかなりそうで、踏み越えちゃいけないところまで踏み越えちゃいそうで」
 握った拳を包み込む椿の手のひらに力がこもった。それは伊織がどこか遠くに行ってしまいそうになるのを怖れるような、彼女を引き止めるような仕草であった。
「だけど、やっぱり踏みとどまっていられたのは、椿たちみんなのおかげだよ。みんなが私の心を“こっち側”に繋ぎとめていてくれたんだって、そう思う。もちろん隼人も」

 大切なものを喪失する痛みや、心を占めていた存在が欠落してしまうことの辛さを、埋めてくれる人たちがいること。
 当たり前だけど、とても大事なこと。
 オーヴァードだから、なおさら。“人間”だから、なおさら。

「……霧谷さんも、だよ ――― ?」
「……うん……わかってる」
 まるで釘を刺すように椿が言うのに、伊織は苦笑しながら返事を返す。
 以前まで兄妹の間にあった分厚い隔たりは、もういまはない。まるでない、といえば嘘になるが、敷居が少し低くなったことだけは本当だ。
 外面上はやたら穏やかなくせに、その実、秘めている思惑などまるで読めなかった兄。
 その兄が、真神の襲撃を受けて倒れたとき、「伊織をよろしく」と椿たちに伝えたこと。
 それを聞いたときの、『あの兄さんが……そんなことを言うなんて』という伊織の驚きと喜びが、彼女の心にわだかまっていた冷たく固い塊に、ほんの少しのひびを入れたことは確かなのである。
 いまにして思えば ―――
「……日本支部長が直々に梶浦市に入るって聞いたときは本当に驚いたし、伊織を見張るつもりもあったんだって、霧谷さんは言っていたけど ――― 」
 霧谷が伊織の背信を薄々感付いていたらしいことも、椿たちから聞いていた。
「でも、本心では伊織のことが心配だったんだと思う。今回、自分がわざわざ出向くことに上手い口実をつけられたものだからなおさら」
「……そうなの、かな……」
「きっと、そう」
 根拠のない自信で椿が言い切った。
 こんな風に、証拠もないのに言い切るのも、椿にしては珍しい。
614〜Scars So Deep〜:2009/08/11(火) 01:54:29 ID:5KSMzRfL
「たぶん、嬉しかったんだと思う。もしかしたらはしゃいでいたのかも」
「はしゃいでいた? 兄さんが?」
「ほら ――― 拠点にしていた一戸建ての家に、『霧谷』って表札」
 思わず、二人揃って噴き出してしまった。伊織はあとで聞いただけだったが、あの兄がエプロン姿で椿たちに夕食を振舞っていた、というにわかには信じ難い話もあった。
「伊織は、あの家には入りにくい、とか、そういうの趣味じゃないって言ってたじゃない? でも、きっと霧谷さんは伊織にも自分の作った料理を食べさせたかったんじゃないかな」
 初めて、『霧谷家』で夕食を食べたとき ―――
「……霧谷さん、食器を四人分用意してたんだよ?」
 隼人と椿、自分の分と ――― 伊織のために。
 伊織が思わず言葉に詰まった。本当に ――― なんというタイミングで、なんていうことを言ってくれるのだろう。
「ほんと、そういうの趣味じゃないって……ひょっとして、家族みたいなこと、したかったのかな」
 おどけるように伊織が言った。
「 ――― 家族だよ」
 間髪入れることなく、椿が語気を強める。
 伊織を見つめる瞳の色は、真剣そのものだった。いくら伊織でも茶化すことなど許さない、というほどの力強い視線であった。
 わかっている。本当はわかっている。いや、いままではわかっていなかっただけで、いまさら気づいただけなのかもしれないが。
 霧谷の言動が理解できない、と思い続けていた自分は、ただ理解しようとしなかっただけなのではないか、自分から耳と目を塞ぎ続けていただけなのではないか。
 最近は、ようやくそう思えるようになっていた。
 たとえば、梶浦支部を経由せず、ダイレクトに彼女のアパートへ任務のための留守番電話を入れていたこと。
 兄妹という立場を忘れなければいけない立場の霧谷が ―――
 日本支部長とチルドレンという関係を崩すことのできない霧谷が、伊織とコミュニケーションを取る為の苦肉の策であったとは言えないだろうか。
 伊織は想像する。
 霧谷が、決まって留守の自分のアパートに、必ず“返答が必要になる”伝言を残す光景を。
 そして伊織からの短い返答を、彼女が息災であることを確かめることが出来て、胸を撫で下ろしながら聞いている霧谷の姿を。
 大人の立場で、責任ある立場で、それでも懸命に伊織と接触する機会を持とうと懸命だったのだ、と想像することは、果たして考えすぎであろうか、と。
「 ――― うん。ありがとう、椿。わかってるから。もう、わかってるから」
 伊織の言葉に、ようやく椿は愁眉を開く。
「……時間だから」
「……うん。隼人によろしく」

 短い挨拶を交わし、椿は立ち上がる。
 できればまた、その花が枯れないうちに ――― それだけを言い残して出て行く彼女の背中を、伊織はいつまでも見つめていた。

     ※
615〜Scars So Deep〜:2009/08/11(火) 01:55:07 ID:5KSMzRfL

     ※

 ベッドに寝転ぶ。
 また、ひとりの時間が訪れる。
 見舞いに来てくれた椿のおかげで、自分のなかのいろいろなものに決着がついたような、そんな気がし始めていた。

 真神修夜 ―――

 わずか数週間だけをともに過ごしたあの少年の面影を思い出す。彼と出会い、彼と過ごし、彼と交わったことの意味とはなんだったのだろう ――― そんなことを思ってみる。
 答えを出すのはまだ早いかもしれない。
 もしかしたら、出した答えを間違えるかもしれない。
 だけど ―――

 病院着の襟元に指を這わせる。
 白い肌の肩口から走る、かすかに盛り上がった刀瘡の膨らみが指先に触れた。
 オーヴァードであれば体内のレネゲイド・ウィルスの活動によって塞がるはずの傷も、完全には消えなかった。わずかに普通人よりもまし、という程度のレベルである。
 彼女を蝕む十年前の実験の副作用は、オーヴァードの力に耐えることができなくなるほどに、伊織の身体を傷めていた。
 だから遠目にはわからなくても、近づいて見れば明らかな長い刀傷がどうしても残るのだ、と担当医師が申し訳なさそうに言っていたことを思い出す。

 真神が残した、深い傷。あまりにも深い、傷痕。

 だけど伊織には、なんだかそんなものまでが愛おしく感じられる。
 いずれ事件の記憶は風化する。もしかしたら真神のことすら、人々は忘れ去る。
 でも、自分が居る限り。自分が覚えている限り。自分の身体にこの傷が残っている限り。
 確かに、真神修夜という少年が存在したことの証明となるのではないだろうか。

 十年前の記憶が忘れ去られたこと。組織が研究を闇に封印しようとしたこと。
 真神の憤りは、なによりそこにあったのだ。
 だからこそ伊織は想う。

「私は ――― 覚えてるからね」

 身体だけではない。
 心にも深く刻まれた喪失の傷痕がある。
 だけどその痛みを知ることで。真神を失ったことで。伊織は、知らなかったことや気づかなかったことを教えられた。
 真神と結んだ絆は、形の上では喪われてしまったのかもしれない。
 でも、自分の心を壁で囲い、厳重に鍵をかけ、頑なに外界を遮断し続けていた伊織に、真神がくれたものがある。
 たくさん、たくさんくれたものがある。
 仲間との絆。そして伊織の目には見えていなかった、兄妹の絆。

 ただのFHチルドレンじゃない。ただの敵じゃない。
 真神修夜という少年が存在したことの意味は、少なくとも私にとってはそんな意味のあったものなのだ ――― と。

 そう想うことは、悪いことだろうか。
 いまだけは、自分ひとりだけは、そう思わせてはもらえないだろうか。
 それがたとえ、間違いだったとしても。独りよがりな空想だったとしても。

 あまりに深い傷痕は、消えることなく残ることもある。
 だけど私はこの傷をこの身体に刻んだまま、心に刻んだまま生きていく。生きていける。いや、この傷が“あるからこそ”、生きていけるはず。
 だから、いまはもういない彼に、いまだからこう言える。

「ありがとう ――― 真神 ――― 」

 どこかで不機嫌な低い声が、『ふん……』と言ったような、そんな気がした ―――

(了)
616yuzu:2009/08/11(火) 01:58:26 ID:5KSMzRfL
投下終了です。
レス返などもこの場を借りて。
>>602さま。
あの計画の実現性は、いまはもうないという前提でしょうね、やっぱり。
でも「もし、完成したら」という想像で話が広がるのは、実際のTRPGのシナリオを作るときも同じかなー、と私なんかは思います。
まあ、実際そうやって上手くシナリオができるとも限らないんですが(苦笑)。
>>603さま。
さすがに二人の会話シーンは設けられませんでしたね。最後の締めの話では、それほどハンカチやティッシュが必要になることはないかな……とも思いましたがどうだったでしょう?
>>605こと壁のお方。
ま、ましてやバスタオルなど……(照)。
いおりんが「輝いて」見えたのだとしたらとても嬉しいし、最高の褒め言葉です。NPCを膨らませたキャラはもうほとんどオリキャラみたいになってしまいがちで。
伊織らしくない、と思われてしまうことが一番気を使ったところですが、はてさて目論みは成功したのやら……?
あと、一応お兄ちゃんとの関係のフォローも、最終話で書きたかったところなので、どんなものでしょうか。
以上、こんな感じでございました。
>>607さまも仰っていた通り、リプの霧谷家の食卓で「四人分の食器」という記載があったので、同じように考えてました(笑)。ですので、椿にもそのように言わせております。

最後に、(またもや)長編にお付き合いいただいてありがとうございました。
次のネタがいつ降ってくるかわかりませんがまたの機会がありましたら。
なんか、私はひとつ書くと続けて何作か同じゲームのネタに走る傾向があるみたいなんで(NWのときがそうだったなあ)、またDXかな……リプの続きや上級ルールの発売が待ち遠しいですねえ。

最後に長文失礼いたしました。次のお目見えがありましたら、そのときまで。
ではでは〜。
617名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 02:02:41 ID:ct7fYqwW
あえて一言で言おうか。
GJ、次も期待してる
618名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 02:07:58 ID:Yc+9J4RM
大作マジ乙っす
真神かわいいよ真神
619名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 02:16:19 ID:lc60py5H
ぐっじょぶ。ぐっじょぶ。ぐっじょーぶ!
620名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 03:19:20 ID:tfYRJcSD
さて・・・・明日使えるタオルが無くなったんだが、どうしてくれようww

GJでした。こうなると、4巻での伊織の言葉がどういう意図だったのか。気になります。
ともあれ、お疲れ様でした。今はその体を(ry
621名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 15:50:55 ID:sKJutQSo
yuzu様、お疲れさまでした!
やっぱり切なくて、バスタオル抱えて引き絞って読みました。
泣くというよりは、何かをきつく抱えていないと読めなかったです…。

霧谷さんとの和解もうれしかったですよ〜。
正に乙、正にGJでございます。

 |ω・`) 自分もなんか書かねば
622名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 20:16:45 ID:Ze1l6+ZN
スレが、止まった
623名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 20:31:26 ID:mlr4ariQ
なんか書く気にならない。
624名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 20:33:25 ID:Dm5bCsKc
カく気になれない
625名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 00:22:42 ID:48w6whQk
力作とか名作が投下された後は、(ネタ・SS問わず)なんだか投下しづらいという法則だな!
レベル高い作品の後だからこそ、下らないネタや作品で余韻を壊したくないという心理が住人に発生しているのかもしれん
626名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 00:41:32 ID:QP8cAusk
東京湾岸漫画祭りに傾注しているのでは?
627名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 13:39:40 ID:L4SsxRBE
コミケか。
そういえば卓ゲ地下的な二次同人なんて強化さまのところだけになっちゃったなあ……
やっぱりNWみたいにアニメ化しないと知名度の上で駄目なんだろうけど寂しいのう。
ARAとかDXとかのエロ同人あったら絶対買うのに。
628名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 13:45:40 ID:GaeXTYpF
>>627
クオリティや価格に関係なく買ってくれるのか?
629名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 14:55:13 ID:nvDDej0l
希有馬が販売停止喰らったそうだし、マジで強化さまとアニメNWだけかもしれんぞ今回は

ドルフのエロリプ、PL参加したかったぜ…【数年前の話】
630名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 15:00:08 ID:AMSL++B7
リプネタだとどうしても中の人がいるからな。

声優とかならまだ慣れてるだろうけど、イラストレーターとかそこらの編集とかだと危うい気分になれるかも
631名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 15:10:36 ID:L4SsxRBE
>>628
イヤー、いくら何でも見境なくは買わないよ?
でも、題材が卓ゲってだけでも贔屓目で買ってしまうかもしれん。
三百円ならまあいいかな、とは思う。
これに、絵がうまい(+三百円)、エロが濃い(+三百円)なら、千円近く払ってもいいかも。
まあ、ありえないだろうけど、ネコミミ先生やじゅんいっちゃんが描いてくれたらお札二枚ぐらいポンと出しちゃうかもな。
632名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 16:25:02 ID:66MiCtAn
ドルフ氏のエロリプか…何もかもが懐かしい。(ARAの買い逃したっけ…)

>628
理不尽な値段はさすがにな。
ただ一見して『あまりに酷い』もんでもなきゃ500〜1000くらいは出すと思う。
633名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 16:56:46 ID:f2QANH/i
そうそう、あかりんコス見たぜ。
せっかくなんで写真を撮ってもらった。

>>ねこみみ先生
あれ、どっかにはいたきがする……
634名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 17:11:32 ID:L4SsxRBE
あ、ネコミミ先生のは買った。エロくはないけど。
布地のやたら小さいビキニのぽんこつさまが収穫だったよ、うん。
635名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 21:00:52 ID:J/P/fvnP
ドルフのエロリプか……異能使いのやつが欲しいんだよなあ。
636名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 08:24:32 ID:sUCxNJl1
>632、>635
そこで逆に考えるんだ。手に入らないなら自分たちでプレ(ry
637名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 13:22:03 ID:4ndLx2qL
プレイヤーが全員入手できてるとは限らない。
638名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 16:12:43 ID:XfV5dgIu
じゃ、編集まで自分でやっちまえばいいんじゃね?
エロセッションなんか大半はオンセだろうし大した手間じゃないだろ
639名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 17:32:06 ID:5hUTGTJD
さっそくコミケいってきた でも自分の実力じゃアリアンルージュの本一冊しか見つけられんかった
640名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:20:12 ID:yI1AFYi8
勝ったな、俺はNWの本も見つけたぜ
641名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:34:16 ID:KK2oc9JD
NWのって魔王の?
642名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:35:46 ID:8jvZm2Hx
俺が真の勝者だ。

今日は涼しい部屋で一日ごろごろして過ごしたぜ!
おかげで目から汗が出て止まらないんだ!
643名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:47:09 ID:yI1AFYi8
>>641
ああ そうだぜ! だが…マヌケは見つかったようだな
644名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 21:40:35 ID:5hUTGTJD
虎の穴とかで買えんかね なんとか…イエサブとかは無理かな
645名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:12:45 ID:fOLhIg5/
同人TRPGの委託はやってたが、マンガオンリーは無理だろうな・・・
646名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 15:09:31 ID:hcxhsbyz
カオスフレアネタでオリジンに渦巻く侵略者への怨念のフレアに取り憑かれてブラックエニア(ダスク化した訳では無い)となったえにあんが手下のグレ子と共にノブナガといるるんを拉致してフレアの力で肉体改造して調教しまくる
647名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 15:12:29 ID:hcxhsbyz
というのを 我が鳥取のメンバーが抜け駆けしてコミケに出そうとしていた事が発覚した 罰としてみんなでフレアとダイスを投げつけてます
648名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 15:30:28 ID:Olinx4MB
何故…! 何故貴様はそれを手助けしてやれなかった……!
何故形あるものとして、それをこの世に送り出す手助けをしてやれなかった……!


……貴様の鳥取メンバーには、罰ではなく福音が与えられるべき。大切にせよ。
(そして次のイベントには間に合わせてあげてくれい)
649名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 18:21:56 ID:hcxhsbyz
いや こちらに一言の相談も無しに画策していた事なので そっちの方に怒っていた訳で(しかも落選しやがってた)内容もかなりエグい奴だったから販売中止をくらってたかもしれない そんなに望むのならみんなで頑張ってみます(期待はしないで下さい)
650名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 18:35:28 ID:ajiZWcwN
そんなエロセッションを全鳥取を上げて実現してあげるなんて友情って素晴らしい

え、違う?
651名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 18:42:11 ID:lBooKoRl
この夏、うちの鳥取でエロセッション企画が進行してたんだよ。
すげー楽しみだったんだが、結局企画倒れになった。
PLが男だけってのが敗因だったな…
652名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 18:56:22 ID:o8+W8w7b
中身男同士なラブコメはできても、中身男同士なエロセッションはできない不思議
653名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 19:10:25 ID:hju0SS3K
……全員でNPC犯せばいいんじゃね?
654名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 19:13:36 ID:lM4Vceug
GMが男だとそれはそれですごく微妙な気分に・・・
女だともっとキツいかもしれないが
655名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 19:17:40 ID:g+z9beE8
そういう時はGMに触手モンスターとかエロトラップを仕掛けてもらうのがオススメ
わざと自らピンチになってみたりして自らエロを演出してみるだけでも割とエロセっぽくなるよ
656名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 19:49:31 ID:lBooKoRl
なるほど!
ちょっと提案してくるわ!
657名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 20:27:09 ID:tGT3czOL
オンセでやるか酒を入れな。それだけですんなり行く。
658名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:02:18 ID:hcxhsbyz
ふとR&Rを見たらダークブレイズっていうゲームのサプリ ヴァルキリータワーの絵 よく見ると 女のキャラ 履いてないよね?
659名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:19:33 ID:gVJQO3Mv
>>658
ダークブレイズのコンセプトは「はいてない」だから
660名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:49:51 ID:aaBVBxqQ
ヴァルキリーズタワーは履いてないどころじゃないな
基本ルールブックはその程度だったが

あとダークエルフも螺旋人絵ながらなかなかエロくてよろしい
661名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:53:56 ID:7+fMdmbr
>>655
昔とっかにあったNWエロセ思い出した
どっかの遊園地で巨乳巫女とフタナリ勇者が触手プールだののトラップかいくぐる奴
他に学校舞台のとかもあったがいつのまにかサイト消えてたっけ
662名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 01:07:38 ID:G6oMS2n7
どっかっていうかw
まあ、プロデビューしたらそれは消さなきゃいかんだろうw
663名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 01:11:01 ID:tHAe8iaf
ハッタリんトコかよwww
664名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 01:14:37 ID:7+fMdmbr
ちょw
あれがハッタリんとこだったのかw
ぐぐってSS倉庫に直接飛んでたから今はじめてしったんだがw
665名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 07:24:01 ID:MPtfUc4j
>>664
フタナリというところで気づかないとダメだよ(笑)
666名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 08:29:27 ID:GUsDbynu
663「履いて無いから恥ずかしくないもん」かよ 半端ないなダークブレイズって
667名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 10:27:41 ID:29nvUxwl
そういやハッタリのサイト、昔はピンクのページがあったっけw
668名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 10:34:34 ID:eQNAXR8l
ぴんくばにぃかなんかだったかな。
リプページは保存してたがTOPページ保存してなかったから覚えてないw
669名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 19:53:53 ID:GbH1z0iQ
DX本スレを見てて「ロリ椿に“はじめてのブラ”をレクチャーする彩花」という絵が浮かんだ
670名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 20:55:53 ID:twXwa5P5
本スレみたから理解できるが
知らない人から見たら「本スレで何の話してんの…?」って思うかもしれないなw
ルルブ2絡みの流れなんだが……こっちは21日0時に解禁だっけね?
671名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 21:35:05 ID:P486L22G
>669
マスターマインド「私は、それでFHに参加しました。


 く、私がこの手で選び、着けてやりたかった……」
672名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 23:03:16 ID:PbUb6w+s
>>671
隼人「脱がすほうなら興味あるが、付ける趣味はないなあ」
673名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 23:31:54 ID:iP3Hse4B
コードウェル博士「……馬鹿な!? 新組織ゼノスだと!?
           折角プランナーが幼女化したと聞いてFHに来たというのに、離脱したとはどういうことだっ!!」

こんなダメ博士のダメ理由を思いついた。
674名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 23:35:43 ID:jSxTInON
コードウェル博士とプランナーの壮大な痴話喧嘩っていうのは、裏設定的にはマジでありそうな気はするw
675名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 00:03:28 ID:owgTe7e/
最初に言っておく!ゼノスがゼロノスに見えた、不思議!
676名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 04:45:19 ID:dc3cFmF5
>>672
ピーターパン「やれやれ、まだまだ若いね隼人……何も知らない可憐な蕾の少女を自分の手で一枚一枚、花開かせる醍醐味がわからないとは

……なに?ボクの言うことを疑うか!よかろう!
ならば平安時代から愛用したこのデジタルカメラで写した幼い頃のヒカルにレネゲイドの神秘からブラの付け方、果ては僕の手で少女から大人の女に変わりゆく、少女ヒカルの証拠記念写真を見せてやr(天から極太の光のレーザーで焼き払われる)」
677名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 05:27:30 ID:DOjGNVWE
応理×ヒカルか……新しいッ!
678名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 07:01:22 ID:4NBMPy3z
いやいや、応理がアレなせいか想像できないだけで
応理×ヒカルは十分にあり得るんじゃないか?(応理がヒカルをウェンディと呼んだ的に
679名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 07:45:50 ID:9/RLU1d5
「ウェンディは大人になってしまったわ」だもんなぁ・・・・w
過去ナニがあったっておかしくないw
680名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 07:53:11 ID:N7/0A64H
「ボクと一緒にネバーランドに行かないか」くらいは言っていてもおかしくないw
681名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 08:10:16 ID:VRNMiSqK
「いった結果がこのありさまじゃなかったかしら?」
二度と帰れぬ宇宙で彷徨う支部長……

なんかありえる気がしてきたw
682名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 08:12:21 ID:PgOCsrat
なってしまったというくらいだから、自分の手(?)で大人にしたわけではないんだろうな
むしろ「ああ、あと15年……せめてあと10年早く衛星入りしてくれれば!」とか
683名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 08:59:10 ID:m2ssfdze
この流れでオリジンを読み返したら、聖音×イサムとゆー電波を受信した
684名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 11:57:55 ID:kvX8Gv1I
応理×ヒカルと聞いて駆けつけてきた。
セリフだけで進行。
鬼畜な話注意。




応理「こんな幼い男の子にいいように弄ばれて身悶えてしまうなんて、ヒカルは相変わらずいやらしいんだね……」
ヒカル「お……応、り……おぅっ……おふぅうっ……!?」
応理「おやおや、こんなに粘ついたおつゆをまきちらして。ナノマシンを媒介にしたホログラムとは思えない現実感……そして、はしたなさだよ?」
ヒカル「応理……もう……ゆるし……」
応理「そうはいかないよ。ボクのコレだって、もう君の膣内に入りたくてウズウズしっぱなしなんだ。君にももうお馴染みの、少年のサイズから並外れてかけ離れたビッグなやつが、ね……」
ヒカル「あ……今は駄目……いまは……あ、はうあぁあっ!?い、入れないで、今はいや、くあっ、はあっ!?」
応理「なんだい、淫らなウェンディ?根元までずっぽりくわえ込んでるじゃないか?」
ヒカル「いや、応理、深い、深いイィーーーっ!?」
応理「期待通りの反応だね。こいつは、観客たちもたまらないだろうなあ」
ヒカル「か、観客……?」
応理「僕だけ楽しんでいるのは不公平だからねえ。この町中に、規定値以上のナノマシンを散布しておいたんだ。ざっと、君の肉体を構成する、百人分の散布量さ」
ヒカル「なん、ですって……!?」
応理「つまり、軌道から投射されたホログラムのデータが百人の大宙ヒカルをこの町に生み出しているんだ。当然、散布したナノマシンは、すべて君という個体データにリンクさせている」
685名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 11:59:57 ID:kvX8Gv1I
ヒカル「まさか……」
応理「その通りさ。今、この町には百人の大宙ヒカルが存在する。股を大きく開いて、だらしなく汁まみれになった、あられもない姿のヒカルたちがね」
ヒカル「ひ……嘘……そんな、う、そ……!?」
応理「今頃君の分身たちは、町のいたるところでパントマイム・セックスショーを繰り広げているところさ。僕は只のピーターパンじゃないからね。子供だけじゃなく、大人たちにも夢を与えてあげるのさ!」
ヒカル「なんて……なんてことを……ひいぃ、んんっ!?」
応理「ははっ、百人の自分の痴態を町中の住人たちに視姦されるところを想像したのかな?興奮で随分締まりが良くなったよ」
ヒカル「あうっ、はうあっ、んくうーーーっ!」
応理「その内、見ているだけじゃ物足りなくなった町の男たちは、君の分身に襲いかかるはずさ。当然、分身たちの感覚も君とリンクさせている」
ヒカル「そ、それってまさか……あ!?くはあっ!?や、やめ、やめて、やめさせてっ!?だ、誰かが私の分身を犯してる!?また別の、あひっ、誰かがたくさん、たくさんの私を犯してるうぅっ!?」
応理「どこまで自分を保っていられるか、楽しみだよヒカル?まあ、半分がいいところかな?」
ヒカル「(声にならない叫び。そして痙攣)」





だめだ。
一度頭に浮かぶと、非道な展開しか思いつかねー。
当然分身のヒカルは隼人やイサムのところにも送り届けられているんだろうなあ、とか。
ハンパねえなあ、ピーターパン(笑)。
686名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 18:41:39 ID:9/RLU1d5
天じゃしょうがない
687名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 19:39:40 ID:oyfW4HqT
>683
シーザリオがどこぞのナーシアの様に性欲を持て余し、隼人に跨るのなら。
688名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 20:29:45 ID:N31ij/Kv
シザーリオのレネゲイドが昂って隼人を押し倒す
→騎乗位中にシザーリオ引っ込む
→聖音さんびっくり、ですね
689名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:44:10 ID:lWKRtCIe
>>685
急に《天使の絵の具》がすごいエロエフェクトに見えてきた! ふしぎ!
690名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 19:36:13 ID:2GmDHYLt
3rdルールブック2のエロ話解禁まであと4時間版か……
691名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 21:18:00 ID:qSoqfGlH
とりあえずダブルクロススレみても669の意味がわからなかったおれに教えてほしいところだw
692名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:17:23 ID:6zMamfUi
>>691
オリジン読め
693名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 22:19:02 ID:+mpB+pIJ
いかにイージーエフェクトをエロく使うか祭りの始まりか……(ゴクリ
694名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 23:02:29 ID:Med3evNU
まあまて、ネタバレ解禁まではあと1時間弱だ。たぶん
695名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 00:02:40 ID:GphMxPZ6
祝・解禁!

DXルルブ2で真っ先にエロに使えそうなエフェクトは、《メンタルインベイション》だろうな。

→他者に身体の一部を埋め込み操る

とか、どんだけエロいのか。
身体の一部(チ○ポ)を(オマ○コに)埋め込み、対象を意のままに操るということだよな、つまり!?しかも、操られている対象は意識を保ったまま、というのが良いんだぜ!?
これは、「言いなりになんてなりたくないのに、身体が言うこときかにゃいのおおおぉ!」とか言わせるためのエフェクトだな、きっと。

そして言うまでもなく《快楽の香気》!

対エキストラエフェクトであることに一瞬萎えかけたが、「GMがNPCをエキストラ扱いにする」という力業を使うのであれば無問題であると気付き、俺のエロ心もヴァイタルアップ。
エキストラになり下げ果てた椿教官やシザーリオたんを快楽失神責めにする事も可能だ!



追記。
ぷらんなちゃんのエロ可愛さはただごとではなかった。以上。
696名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 00:10:56 ID:iQleAufU
至高を見る者のイケメンっぷりにしか目の行かない俺はこのスレを卒業するときが来たようだ
697名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 00:12:14 ID:O0UauY+A
名称から膨らむイメージでは《十得指》がたまらん
698春日さんちの京香さん:2009/08/21(金) 00:36:45 ID:GA0/dHdA
「君ならばあの裏切り者である“プランナー”都築京香を見つけられると信じているよ」
「お任せください、コードウェル博士。世界の頂点は人間でもレネゲイドビーイングでもなく、オヴァードです。あの者の思い上がりを正して見せましょう」
「……期待しているよ、“ディアボロス”」
 
「ただいま。今帰った」
「お帰りなさい。お腹がすきました。早く夕飯を用意してください」
「……年長者を敬うという気持ちはないのか?」
「ならば問題はありませんね。夕飯はあんかけチャーハンがいいです恭二」
「だから年上を呼び捨てにするなと。……あんかけの材料がないから普通のチャーハンでいいか?」
「前々から思っていましたが冷蔵庫を覗くのがサマになっていますね恭二」
「男の一人暮らしだ。料理の一つや二つできなくてどうする。あ、ちりめんじゃこは入れるか?(スーツを脱いでエプロンをつける)」
「お願いします。あと卵も。仕事は順調ですか?」
「まあな。新しい仕事を任された。ある人物を探し出し捕まえるという任務だ。まあよく振られるタイプの任務なので慣れている」
「恭二なら捕まえられますよ」
「そうか?」
「そうです」
「サラダを盛り付けた皿を並べてくれ。それぐらいできるだろ」
「バカにしていますね?」
「いい子だ(頭を撫でる)」
「……あ」
 
「いただきます」
「いただきます」
「最近帰りが早いのですね」
「子供がいるのに遅くまで外にいられるか馬鹿者」
「馬鹿ではありません。訂正してください」
「それに誰かさんは夕飯も作れないしな」
「作れます。訂正してください」
「冷凍ものを解凍しただけなのは料理とは言わんぞ?」
「作れます」
「まあなんだ。優秀なオーヴァードを保護するのもFHの崇高な使命だ」
「違います」
「隠さなくてもいい。エフェクトを使うところをみても驚きはしなかったし、ワーディングも通じなかった」
「…………」
「それに君がジャームを退けたのも私は見ている。ただの人間ではああはいかん。ゼノスやUGNといった敵も多い今、未来あるオーヴァードは保護せねばな」
「…………」
「しかし、最近ゼノンにFHの情報が漏れているらしいが……。ああすまん、食事中に話すことではなかったな」
「いえ、別に。それよりドレッシングをこぼしてしまったのでシャツがびとびちょです。お風呂にしましょう」
「ひとりではいれ」
「今の私の身長ではシャンプー置き場に背が届きません。それにぶっちゃけ汗臭いです恭二」
「文句の多い居候だな!!」
 
 
ルール2を買った。↑まで読んだ。
699名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 00:37:47 ID:+zTpownb
《隠し味》でいろいろなお汁がとっても美味しくなります。

>>691
なんか《体型維持》でナイスバディを維持だ、みたいな話題になって
「じゃあキュマイラじゃないエグピュアのつばきんぐは垂れ乳?」みたいなレスが出て来て、
で、>>669に至ったんじゃないかなあ。
700名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 06:26:53 ID:BV3g9h+M
エグザイルの力に目覚めた淫乱幼女が 極限拡張・巨大異物挿入でアヘる というネタを前々から考えていた私は変態?
701名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 07:11:04 ID:KyoSZxzc
さらに快楽の香気で・・喫茶ゆにばーさるで女性客昏倒相次ぐ。従業員には、きかないし
でもやっぱブラッドリーディングのために体液採取する斬絵だな

あとパーソナリティーズの生徒会長と不良少年てめっちゃおさななじみっぽいな
「私にとっては、泣き虫たけちゃんは、泣き虫たけちゃんだよ」
「うっさいっ!つきまとうなよ」
わかなボックスを設置してるほどのおせっかいやきでもめ事に首を突っ込みそうな若菜を影で守る。、


702名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 09:04:32 ID:MiSBE9z5
レジェンド+プラントで桜派生のロリババアとか
レジェンド+アニマルで獣っ娘とか、
もうやりたい放題で最高だ
703名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 10:55:06 ID:F801zbQA
《夢の護り手》ってこう、あれだな。汚しがいがありそうだな。
704名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 11:05:32 ID:H7VkSfXC
夢の守り手でファイズを思い出したのは俺だけではないはず
705名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 11:34:22 ID:nfXmBuO0
アレはファイズ屈指の名エピソードだったと思う
706名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 12:21:55 ID:gXLt0nFq
>>698
ロリ京香の正体を知らずに恭二が保護しているってことなのか
京香はノイマンだから料理とかできそうじゃね?とかは邪推か
707名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 12:22:56 ID:fs7afw/I
>>698
良い妄想だ。
リバイアサンとディアボロスの親権争いはまだか?
708名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 13:37:18 ID:lgPaXryO
>>704
あれでエンジェルハィロゥ/ブラックドッグとかだったら吹いてたな。
709名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 13:39:11 ID:Z2zZiruV
離反と新組織立ち上げはプランナーによる春日恭二観察日記の第二段階か
RBの欲求が、マンネリの打破と、より多角的な視点と観察を求めた結果だな
上司と部下シチュで7年経過したからなぁ
710名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:19:44 ID:b9Ncfr9R
春日がブラムに目覚めたのは、裸の王様のためか
711名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 15:35:55 ID:08adyUAz
春日「くくく…これで俺も、寂しくない夜を過ごせる!マグロなのは気にしない!」
京香「従者達を量産して、何をしているのですか?恭二」
712名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 16:55:24 ID:yWX/b+0o
>>711
恭二「子供が見るようなものではない! ほら、分かったら早く部屋に戻れ!」
京香「私がお相手しましょうか?」
恭二「ぶっ!? な、何を言って」
京香「初めてじゃありませんから、気にしなくても結構ですよ。
それとも、初物がよかったですか? 《リザレクト》すれば復元できますけど」
恭二「……お前……」
京香「気に病む必要はありませんよ。
いくらオーヴァードであるとはいえ私のような子供が独りで生きていくには……わぷっ」
恭二「今日は止めだ、興が削がれた。
……今晩は冷えるらしいからな、枕を持ってこい。
勘違いするなよ、同情したわけじゃないからな。 ただ風邪を引かれては困ると思っただけだ」
京香「ふふ……はいはい」
恭二「はいは一度だ、馬鹿者」



はいはい蛇足蛇足
713名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 17:15:51 ID:ZvPwXoZJ
やべぇ和む…!
714名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 17:30:04 ID:TWwGv8wh
もうカヴァーを春日京香にするしか

なんかこうして並べるとえらい目出度い感じがするなこの名前。
715名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 17:57:48 ID:jOPv+TBM
そもそも春日ってのが悪のエージェントにしては明るい印象の苗字なんだよなぁw
716名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 18:15:07 ID:GphMxPZ6
せめて字面が「火須我凶児」とかだったらなあ……
717名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 18:19:56 ID:wv7Z2uw2
斬絵のときといい最近の流行は春日パパなのか?
718名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:01:09 ID:CidVuNgN
春日一族の野望、すなわち。

「戦国春日録」開幕であるッ!!

ご免、2NDのラストまだ引きずってるわ俺。
719名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:13:02 ID:iKz+ll1D
でもそのうちPC1が春日恭二のリプレイとか出てもおかしくないと思うんだ
ジパングとかストライクとか的なノリで
720名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:20:12 ID:rvVJ3peI
FHがメインになった途端に渋く活躍する春日恭二……ねーなw
721名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:24:15 ID:iQleAufU
春日恭二はもういいw

そんなことより夢の護り手を、彼女が護りたかった男の子の前で散々に嬲られるSSはまだか!
722名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:28:34 ID:gkyej145
というか、もしリアルで「春日恭二」って名前の人にあったら間違いなく吹いてしまう自信がある。
723名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:39:24 ID:l72RhcEN
絶対勝てないpc1とかどうシナリオにするんだよww
724名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:42:31 ID:BV3g9h+M
???「お久しぶりです、叔父さん」
恭二「なんだ俊彰か、胸を張りながら悠然と歩くな、見てるとイライラする」
京香「あら?どなたです?」
恭二「甥っ子の春日俊彰だ」
俊彰「どうも、一度寝た女とは二度寝ない男、春日俊彰です」
京香「はぁ…そうですか…」
恭二「まぁ、こういう奴なんだ」
俊彰「ヘッ!」
725名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:46:16 ID:BV3g9h+M
ゴメン 春日で盛り上がってたからつい…
726名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:57:10 ID:jOPv+TBM
実は春日一族にPC1が居たりする。

らいか「あれ? あんた主人公だったの?」
輝「僕もてっきりらいかさんだと思ってました……」
727名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 20:08:15 ID:Jf7MGQzI
>>696
同志よ……!

でも春日さんちの京香さんにも萌えるんだぜ。恭二ならスーパーで値下げシールが貼られる時間帯もきっと知っている。
728名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 20:18:32 ID:v4utgyXA
バカッ!
恭二なら商店街の肉屋で顔見知りのおばちゃんにコロッケおまけしてもらいつつ、親子に間違われて慌てるくらいやってくれるさ
729名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 20:24:47 ID:3gIK498z
おまいらどんだけ恭二たん大好きなんだよw
730名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 20:44:25 ID:+zTpownb
>>717
斬絵「(この家に戻るのも久しぶりね)父さん、斬絵です……って、何か騒がしいわね」
 
恭二「お前は、何て格好してる!? 早く服を着ろっ!」
京香「お疲れの恭二を癒そうと裸エプロンなるものを試みたのですが。似合っていませんか?」
斬絵「とと父さんっ、あ、貴方、こんな幼い子に一体何を!?」
恭二「き、斬絵!? 違う、誤解だ!」
京香「そうです、恭二と私はそのような関係ではありません」
斬絵「そ、そうなの?」
京香「褥を共にする程度です(>>712的な意味で)」
恭二「Noooooooooooo!?」
 
こうですか、わかりません
731名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 20:45:53 ID:MiSBE9z5
確かレオの次の春日幼女が居たよな
732名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:04:55 ID:jx2Jko7g
春日の失敗のおかげで世界はギリギリ崩壊を免れている。
春日が有能な瞬間、エンドライン行きになることから見て、
これは揺ぎ無い真実
733名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:17:58 ID:dFF8Ezig
 ルルブ2Get。ゼノス所属の新キャラ坂月那岐を見て、なんか猛烈に伊庭宗一と
会わせてみたくなった。この2人相性良さそうだ・・・・殺し愛的な意味で。どう
頑張ってもエロには繋がらなそうだがwwwww
734名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:26:00 ID:6+QGor0G
>>732
ああ、エンドラインだから春日が有能になったんじゃなくて
春日が有能だからエンドラインになったのね

勘違いしてたよ
735名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:29:25 ID:nbHpe9pc
>732-734
うっかり納得しちゃったじゃないかwww
736名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:32:34 ID:GA0/dHdA
“戦いの女神(ミネルヴァ)”は

「人間を知る手段として戦闘を選んだ。死合ってもらう」
「はいはい俺、俺ー!」
「以蔵くん。この女性をエスコートするのは僕の役目だ」
「構わん。二人まとめて来い手間が省ける」
「二人をいっぺんに!?」
「……大胆なひとだ」
「じゃあまずその刀を捨ててくんね?」
「何故だ?」
「戦いの形とは様々です。己の身一つでの戦闘もあります。まさか理解を放棄なさるのですか?」
「理解した。だが何故二人とも服を脱ぐ」
「ベッド戦闘ってご存知?」

という方向性だと思ってたあと「くやしい……でも(ry」とか
737名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:34:57 ID:jx2Jko7g
>>735
よく考えるんだ、公式での春日の登場回数と各鳥取での春日の登場回数
この全て、いや半分でも春日の勝利で終わっていたら……
世界はエンドラインをぶっちぎると思わないか?
738名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:58:58 ID:iKz+ll1D
春日恭二が世界大統領になってても不思議ではないな
739名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 22:13:07 ID:KyoSZxzc
Dロイス春日一族
あなたは、春日一族に生まれました。

740名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 23:03:07 ID:jOPv+TBM
ライフパスの出自か、せめてワークスにしてくれw
FH専用ライフパスとかに追加されそうだなw >春日一族
741名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 00:23:31 ID:sGI7RrnV
昔ハンドアウトで春日一族っての貰ったの思い出したw
どー考えてもゴミキャラにしかならんよなw
742強化(ry:2009/08/22(土) 01:35:08 ID:pRZG9CVm
規制が解けない。携帯からは辛い
ホント丸の内は…
おかげでSSが投下できやしないですのね

炉魔王本はとらが扱ってくれるそうで
アニメも終わって久しいのにとらマジでチャレンジャー
あと今後ともオンリーワンなのは寂しいし誰か地下的なジャンルで活動しないかな
アムルタートの姫のエロスい漫画とかあったら狂喜乱舞するのにー
743名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 07:28:58 ID:3oSZBO67
とらだと!
744名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 07:57:47 ID:ry2g+GJJ
>>742
神炎同盟三娘がグレズ触手になぶられるとか?
745名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 08:48:44 ID:uOsYPdLy
あとマリア博士も忘れないでおくれ

そういう類の同人があったら買っちゃうよ俺
できれば通販とか依託とかDL販売して欲しいけど
746名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 10:13:21 ID:0qfvybOk
えー俺は通商連合の方がだな


【どんなジャンルでもエロ不足に陥るタイプ】
747|ω・`):2009/08/22(土) 11:26:08 ID:NYhHchW7

 |ω・`) <生存ほうこくだけしにきました

 アルにはネタを喰い潰され
 (ドラマガ読む前に考えてたネタがアル女体化総受け(寸止め)からのアルピアだったんだぜ、マジで)
 ピアニィ様には社会ダメージを食らわされてボロボロな壁のものです。
 何とか生きています。
 
 矢野にゃんとかぶらないネタ模索中につき少々お待ちください。ラブな方向で。
748名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 16:09:17 ID:ry2g+GJJ
>>747
武器を卸値で手に入れるため、色仕掛けで既成事実るピアニィ陛下と申したか。
749名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 20:33:31 ID:i4GfPAXW
坂月那岐って京香たんのお付きキャラのイメージがあるんだけど「おのれ春日恭二!!、我が主をたぶらかすとは何事だ!!そこに直れ!!叩っ斬る!!」みたいな そこでタイガーアイが「まぁ落ち着け、那岐よ」とやんわりと止めるまでワンセットで
750名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 20:37:44 ID:pHuJF3Lr
むしろタイガーアイがレイジングハート姐さんみたいな感じで煽ったり
751名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 20:42:10 ID:FfiU6F7L
「おのれ春日恭二!!、我が主をたぶらかすとは何事だ!!いいぞ!もっとやれ!」
752名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 20:45:12 ID:f3fxhbQi
なんで話題が春日恭治一本なんだよッ!www

ちょっとアホの子っぽくて脱いだら胸が大きそうなエンジェルハイロゥ/サラマンダーとか、
幼女でガーターベルトで人外なレネゲイドビーイングとか、
ソラリスのイージーエフェクトとか、
他にも色々エロネタにできそうなのがあるだろォーッ
753名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 21:11:17 ID:9oIzKujo
体のラインが普通にエロい虚空の輝きさんが話題にも上らぬと申したか。
754名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 21:21:19 ID:i4GfPAXW
わかってる!!わかってるよ!! イージーエフェクトの活(悪)用法とか、紅玉たんの足コキとか、護りちゃん・紅蓮くん・死神くんの三角関係とか、考えられる事はいっぱいあるのに!!、恭二パパのインパクトが強すぎて頭にこびりついてんだ!!
755名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:30:56 ID:w1s1sxmI
虚空の輝きさんは、何か誠心誠意総攻めっぽいなぁ
756名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:32:48 ID:FfiU6F7L
(俺の脳内で)拉致されて調教過程が克明にブログにうpされている世界の狩り手さんの立場は一体
757名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:34:13 ID:EWmbP2yf
無理なんかしてないよ!できる事をしてるだけ


んぐんぐんぐ・・んっはあ
758名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:39:21 ID:6QRHzRpP
>>742
夏コミとかにいけない人間には幸いだねぇ
今ざっと見てみたけれど見当たらないから、もう少ししたら並ぶのかな?
759名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 01:36:51 ID:P1IB5uca
>>754
人間のことを知りたいと紅玉ちゃんにせがまれテンパった挙句保健体育の教科書を渡す切り札くん
予想外の食いつきにあれこれ答えているうちに実践を要求され期待の眼差しに断りきれず応えるも、
出先から帰ってきた双弾さんに「……なるほど」と冷静に対応される

というのを妄想した
760名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 01:41:50 ID:dMaSqKTD
ここ18禁板なのに、なんでこう中二病臭いんだろうw
読んでてムズムズするわw
761名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 01:43:36 ID:ha9KRc6P
それは中二に過剰反応してしまう高二病って奴だから
もう少し大人になったら治るよ
762名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 01:52:13 ID:TsNszJuj
>>760
君は卓ゲに何を求めているんだ

卓ゲを楽しむにはどこか厨ニ病でなければやってられん部分も多い
それに18禁板≠中二臭くないという図式が成り立つのなんて、エロパロ板にどれだけあるか…
763名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 02:01:06 ID:dMaSqKTD
いや、なんというか
照れちゃってなのか最後にギャグ入れちゃったり、
途中まで書いて「なんちゃってw」とか最後を書かず逃げてみてり、

なんか普通に最後まできっちりエロく締められないのかなーと思ってさ

なんかこう、照れてる相手見てるとこっちまで照れてくるみたいな
764360:2009/08/23(日) 03:32:57 ID:cPGg37/E
いつも楽しませて頂いているばかりというのも何なので、エロ系は書いたことないけど自分も下手なりに何か……と思ったのですが。
全然書けません。どうしたら、皆様のように生き生きとしたエロが書けるのでしょう(エロ以外はうまく書けるのかと問われたら、甚だお恥ずかしい限りですが)?
ともあれ、大まかに予告した通り、題材はサガ無印。二巻直後でアル×ピアニィ(分岐あり)です。
とりあえず、今回投下できる分はエロなしです。そのくせ、無茶に長いです。予めご了承下さい。
765フェリタニアの平凡な日常:2009/08/23(日) 03:40:54 ID:cPGg37/E
「……戯れ言でもいいです。甘い考えでもいい。この大陸から戦いをなくすために、あたしは強くなります。人の死を受け入れろ、というならそうしましょう。
 だから……その日が来る時まで、あたしに力を貸して下さい」
 この『ピアニィの宣誓』により、フェリタニアは一丸となって天下布武へと乗り出した……と後世の史書は記す。
 だがそれは、氷雪の女王による覇権国家という(誤りではないが歪曲されている)イメージに影響された、後付けの歴史解釈に過ぎない。実際には、この時点でのフェリタニアは、まとまりからは縁遠かった。
 世に言う腹黒会談の結果、メルトランド王国の大半はレイウォール領とされ、代わりにメルトランド女王スリスは旧アヴェルシアを得、フェリタニアの貴族となった。
 かつてのレイウォールと旧アヴェルシアの関係をなぞったような形だが、根本的に異なる。フェリタニア王家の領土よりも、スリスのそれの方が広いことである。重臣が王家を凌ぐ力を持つ国の末路は、ただ一つ。
 勿論、ピアニィとスリスの間柄を考えれば、それでも問題はない。スリスはあくまでもフェリタニアの巨大な貴族として、ピアニィと共に在ろうとするであろう。だが、スリスを取り巻く者もそうとは限らない。
 そもそも、メルトランドから流入した難民の多くは、フェリタニア国民になりたいわけではない。聖なるヒースがなくては叶わぬと諦めているだけで、できることなら愛する祖国を回復したい者がほとんどである。
 他にも、アヴェルシアの王威の竜輝石が所在不明なことなど、内紛の種が山ほどある。どれか一つでも火が付けば、次々に誘爆しかねない。

 フェリタニア女王ピアニィは、戦場以外でも聡明である。自国の現状は理解している。
 当然、「ならばどうするか」と考えずにはいられない。
 しかもそれは、答えの分かり切った命題である。簡単なことから一つ一つ片付けるしかない。問題なのは、何から手を付けるか。
(……やっぱり、放っておくわけにはいきませんよね。本人に聞くだけで済む話ですし)
 もっとも、そうと知っていながら、いざ触れてしまったら『女王としての建前』と『人間としての本音』のバランスを保てる自信がないため、今までスルーしてきた問題ではあったけれども。
766フェリタニアの平凡な日常:2009/08/23(日) 03:43:43 ID:cPGg37/E
 翌日。
「……うーん、目が疲れた、手首が痛い……たまにはペンより重いものが持ちたいです……ミスティックロッドとか……」
「まあ、今日はこれで最後だ。お疲れさん」
 顔をしかめて愚痴りながらも何とか書類仕事を終えたピアニィを、控えていたアルは素直に労った。
「ありがとうございます。それはそれとして、後で私の寝室に来てもらえますか?」
 女王の寝室に呼ばれるなど、普通ならただならぬ関係を疑われるところだが、フェリタニアでは誰も気にしない。
 部隊を表す駒を地図上に並べ、あれこれと動かして作戦・戦術を研究することを兵棋演習と呼ぶ。この兵棋演習から遊戯性を高めたものを『うぉーげーむ』といい、そこから更に派生したのが『てぃーあーるぴーじー』である。
 ピアニィは、この『てぃーあーるぴーじー』が異常に好きであった。曰く、「お母様に教わったんです、『得意分野を磨き、そこで戦え』って。純粋な兵棋演習だと、お姉様には勝てませんから」ということらしい。
 そんなピアニィを主と戴くこの国では、ゲームに付き合わされるのは日常茶飯事である。少なくともアルは、そのための呼び出しだと信じて疑わなかった(もっとも、普段は寝室で卓を広げはしない。椅子が足りないからである)。
「ん、分かった。じゃあ、これを片付けて、一時間ほどしたら行くわ」
 軽く答えると、アルは山を成す書類を抱え上げる。文官としての才能が異常……ぶっちゃけ、役立たず……ゆえ、こうして書類の束やら何やらを抱えてあっちへ行ったりこっちに行ったりが日々の仕事なのであった。

 一時間後。ピアニィは手ずから茶など入れつつ、アルを待っていた。
 ピアニィの寝室は、はっきり言って狭い。加えて、部屋中を見回しても、目に入るのはベッドとテーブル&チェア、本棚にチェスト、そしてドレッサーのみ。
 もとよりバーランドは本来は旧アヴェルシアの数多ある離宮の一つでしかない。さほど豪奢な生活ができるような構造にはない。
 だが、それにしても、ここまで質素な暮らしぶりをせずとも良い。そしてそれは、必ずしも贅沢には当たらない。
 為政者の私室は、アイデアをある程度煮詰めるため、資料を多数持ち込めるだけの広さを持つべきなのである。さもないと、思いつきレベルの発言をすることになり、混乱を招く。
 それでもピアニィは、そうすることを良しとしなかった。裕福とは言えない国情を鑑みて、倹約を率先垂範する。これもまた一つの見識とは言えよう。
767フェリタニアの平凡な日常:2009/08/23(日) 03:46:40 ID:cPGg37/E
 やがて、トントンと軽いノックの音。
「はーい、どうぞー」
「おう、入るぜ」
 そのやりとりだけで……つまりは心安く……アルは扉を開けた。
 そして、ピアニィが一人、ドレッサー用のスツールをテーブルのところに寄せて座っているきりなのに気付くと、首を傾げる。
「俺だけか? 先刻書類を届けて来た時、ナヴァールの旦那が何も言わなかったから変だとは思ってたが……
 姫さんのGMで1on1セッションはきついな。それとも、戦闘バランス調整のための模擬戦とかか?」
「残念ですが、今日はゲーム抜きです。二人だけで話したいことがありまして……とりあえず、座って下さい」
 ますます怪訝な表情になったアルは、勧められるまま椅子に腰を下ろすなり、簡素な白木のテーブル越しに手をひょいと伸ばした。
 いとも無造作なそれが、何を意図した行動なのか理解するより早く、ピアニィは額に温もりを感じていた。
 ややあって、掌を押し当てられたと気付き、瞬時に顔を赤く染める。
「ななな、何ですか、いきなり!」
 慌ててその手を振り払うと同時に叫んだ声は、1オクターブ近くも上ずっていた。
 対照的に、アルは平常そのものである。
「らしくないことを言うから、熱でもあるんじゃないかと思ってな。やっぱり、少し熱いぞ。顔も赤いし、今日はもう休んだ方がいい」
 その声音と眼差しは、真摯なまでに純粋であった。下衆な欲望など微塵もなく、心の底からピアニィを気遣っていた。
 ……逆に言えば、恋愛感情も存在しない。
 と言っても、周囲の女性があんなのばかりだから恋愛という観念が欠落したわけでもないし、冷静な判断の妨げになるからと感情を抑えているわけでもない。色情のベクトルが違うなんてことも多分ない。
 ましてや、ピアニィは魅力より脅威が上回っている……というわけではない。
 アルにとってピアニィは、徹頭徹尾「掛け替えのない存在」なのである。誰よりも大切だからこそ、恋愛対象とは認識されない。アルにも年相応の肉欲がないわけではないが、『その対象』にするなど考えたこともない。
 そこにある感情は、躊躇なく命を懸けられるほどの、絶対の信頼。愛よりも強いけれど、愛ではない想い。
 ともあれ。
 うろたえるだけ無駄と認識したピアニィは、二、三度深呼吸して気持ちを落ち着かせると、
「何かこう、色々と面白からぬものがあるんですが……とりあえず、身体は大丈夫です。本題に入りましょう。
 ……ナーシアさんって誰? どんな関係ですか?」
 問いかける表情に、からかいの色はなかった。
768フェリタニアの平凡な日常:2009/08/23(日) 03:49:34 ID:cPGg37/E
 発端は、グラスウェルズによるメルトランド王都レスノール総攻撃の最中、アルが「ナーシア、来てねえだろうな」と口を滑らせたことにある。
 状況からいって、この発言は、『ナーシアというのがグラスウェルズ関係者であり、アルの知り合いである』ことを示している。ただ、それ以上の情報は読み取るべくもない。
 例えば、極端な話、生物学的には男性であるという可能性すら否定できない。どこぞのヴィーナスやクレオパトラのように。
「自国の騎士が、グラスウェルズの人間とどういう関係にあるのか。国民を守る義務を負う者として、『知らない』では済まされません。どんな結果を招くかも知れませんから」
 そこで言葉を切り、瞑目する。
 一呼吸よりは長い時間をそうして過ごすと、ピアニィは無理に笑顔を作った。口にせねばならない言葉の重みに耐えるかの如く。
「……勿論、それはあたし自身にも言えることですけどね」
 極力冗談めかしはしたものの、自嘲と形容するには余りにも苦い。それをアルはただ、唇を噛み締めて聞くことしかできない。
 グラスウェルズを守護する最強の騎士にしてピアニィの婚約者、リシャール。彼の存在、そして彼の剣によって発生した事態。それは、二人が決して避けることを許されない現実。
「どんなに苦いことも、正面から迎え撃つ。決して逃げない。あたしはもう、そう決めたんです。だから。
 ……もう一度聞きます。ナーシアとは何者で、どんな関係ですか?」
 以前にピアニィがそれを聞いた時は、あくまでもアルをからかっていただけだった。当たり前だ、陥落寸前のレスノールからスリスを救出しようという状況下で、違う意味での修羅場に入る暇などない。だから、『苦手な女』という説明だけで矛を収めた。
 今は違う。ノブレス・オブリージュを果たすための問い。ごまかしはおろか逃避をも許さない、返答次第では《マジックフォージ》付きで《コキュートス》を叩き込む覚悟をしての問い。相手がアルであろうとも。
 一人の少女としてなら、アルをかばって白刃の前に身を投げ出すことも厭わない。だが、女王としては、アルがフェリタニアに危険を招く可能性を持つ存在ならば黙過はできないのである。

 心の底まで見定めんとするような鋭い視線を受けて、アルは苦笑した。
「そりゃまあ、疑われて当然だな」
 あっけらかんと言い切った口調に、負の響きはない。事実当然と思っているので、微塵も不快感はないのである。が。
「だが、答える前に、これだけは言っとく。人を疑うような真似はよせ」
 それが誠実な忠告だとは理解できたが、それでもピアニィは譲らない。
「そんな甘いことを言っていたら、何も守れないんです。この間だって、ヒュー兄様の思惑をもっと警戒していれば、バーランドを戦場にしなくて済んだかも知れません。
 アルも、いつも現実を見ろって言うじゃないですか」
 噛み付くような、吠えるような声だった。
 だが、ピアニィが心底からそう信じているわけではないとアルには分かる。
 アルの見るところ、ピアニィという少女は『弱い』。三下犬娘のように、微塵も疑念を抱くことなく自らの生き様を貫けるタフさ(「天然」ともいう)を持たない。
 だから、わざわざ言葉にしなければ……自分に言い聞かせなければ、そう在ることができない。
(……またか。無理して、冷静に、冷酷に振る舞おうとしてやがる)
 そう気付いていて、同意することはアルにはできなかった。それは、ピアニィを受け入れるのではなく、むしろ見放すことだからである。以前、魔族グラシャラボラスとの戦いの過程で、その間違いを犯しかけている。もう願い下げだった。
769フェリタニアの平凡な日常:2009/08/23(日) 03:50:34 ID:cPGg37/E
 だから、アルは静かに言葉を紡ぐ。
「……確かに甘い話だけどな。でもいいんだよ、姫さんはそのくらいで」
 普段のアルなら、ここで、(さもないと、殺意がむき出しになるだろ)と続けるであろう。だが、今はそういう冗談モードとは無縁である。
「初めて会った時のこと、覚えてるか? 他人を簡単に信用するなと言った俺に、姫さんは、『あたしには、あなたがそんな悪い人には見えないのですが』と答えたんだ。どこまでも純真な眼差しでな。俺は、そんな姫さんだから、守りたいと思ったんだ。
 俺だけじゃない。フェリタニアは、そういう姫さんを気に入った人間の集まりだ。
 だから、姫さんはそのままでいい。そのままがいいんだ。姫さんに向かないことは、俺達が引き受ける」
 余りにもストレートに肯定されて戸惑った……と言うか、ほとんど絶句した……ピアニィに、アルは更に続ける。
「一人で全部背負い込まなくてもいい。姫さんが俺にそう教えてくれたんだ。……まあ、姫さんだけじゃなく、旦那やベネットにも説教されたけどな。
 姫さんが国民に責任を持とうとするのは分かる。だが、いつも言ってる通り、目に映る全てを守ろうなんてのはそもそも不可能なんだ。無理はしなくていい。
 守れなかったと自分を責めたり、リシャールとの時みたいに怪我したりする必要なんかないんだ。そんなのは、もう見たくない」
 ……って、さっきから俺の都合ばっかりだな……そう言って、アルは破顔した。
 それはつまり、口説き文句も同然なことを連射した挙げ句、爽やかな笑顔で締めたということである。全く無自覚に。

(うわあ……)
 ピアニィの心臓がバクバクと音を立てる。
 だが、それで流されてしまうほど、ピアニィは甘くない。『優しい』と『甘い』はイコールではないのである。
 信じてくれと言われても、根拠が示されない間は、納得すべきではない。
「アルの話は分かりました。その通りかも知れないとも思います。でも、それとこれとは別です。ちゃんと説明して下さい」
「確かにそうだな。
 ナーシアという女は、要するに外道だ」
 アルにしてみれば最も端的に説明したつもりである。だが、その形容に付き纏ってしかるべき嫌悪の情は存在しない。これでは、喧嘩するほど仲が良いという悪友関係すら窺わせる。
 当然ながらピアニィは、はぐらかされたと誤解した。頬を微かに膨れさせて、
「……あたし、ふざけて聞いたわけじゃないんですけど」
「? だから、俺も真面目に答えてる」
 本気で不思議がっているアルに、ピアニィは更に苛立つ。
「だとしても、答えになってません。外道なら外道として、そんな外道とどういう関係なのかを聞いてるんです」
 強められた語気が、言葉にするよりも雄弁に、(答えられないんですか?)と問うていた。
770フェリタニアの平凡な日常:2009/08/23(日) 03:51:21 ID:cPGg37/E
 アルは首を捻る。
「兄妹弟子で、依頼人と傭兵。形としてはそういうことなんだが」
「お師匠様の話は聞きましたけど、兄妹弟子がいたなんて初耳ですよ?」
(……教えられないような関係なの?)
 嫌な答えを予想したピアニィの声音が、陰りを帯びる。
 心の奥底から湧いて出た『不安』を核に、自身にすら制御できない『嫉妬』という闇黒の感情を、ねっとりとこびり付かせて。
 アルが、椅子ごと後ずさる。
「な、何でそんなに不機嫌なんだ?」
「別に不機嫌なんかじゃないですよ?」
 確かに、表情筋は笑った形で固定されている。だが、声が冷え切っているため説得力がまるでない。
(背筋が冷える、ってのはこういうことか……)
 室温が下がったようにアルには感じられた。ことによると、実際に下がっているかも知れない。ピアニィなら、そのくらいのことを無意識でやってのけかねない。
「不機嫌なんかじゃないですよ。……ただ、秘密を作るのは私を信用してくれてないからかなー、ってのはありますけど」
「そ、それは違う」
 肩を竦めて見せられた瞬間、アルは反射的に否定していた。アルのような人間にとって、この種の誘導は拷問などよりよほど耐え難い。
「特に隠すつもりもなかったぞ。
 ……説明するのが難しいから、あえて触れなかったのも確かだが……」
 脳の許容量を超えて、髪の毛をぐしゃぐしゃと掻きむしる。行方不明な迅雷の魔獣(元)が見たら、逆上するに違いない。
「勝手に喋っていいことじゃないんだろうが……どこから話そうか?」
「最初からお願いします」
 軽く組まれたピアニィの手に、緊張と不安とによって力が籠る。
 いつの間にか、女王としての自分が影を潜め、一人の少女になりきっていることには気付いていたが、自制が利かない。
 アルとナーシアが、自分のいないところで過ごしてきた、自分の知らない時間。それは、知るのが怖く、また同時に、知りたくてたまらないことであったから。
771|ω・`):2009/08/23(日) 03:53:53 ID:RfdW6Fy2
しえんしえん。

わっふるわっふる。
772フェリタニアの平凡な日常:2009/08/23(日) 03:56:04 ID:cPGg37/E
今回はここまでです。

ここがシナリオ分岐ポイントで、アルの答え方次第で展開が変わります。

では、これにて。お目汚し、失礼しました。
773|ω・`):2009/08/23(日) 03:56:34 ID:RfdW6Fy2
 Σ(;□;) <ここでっすかーーーっ!!!?
774名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 08:38:38 ID:hsIVVBtf
ようやっと恭二パパの流れが断ち切られた…
775名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 09:40:07 ID:3ruQdgDH
>>766
GJ。なんという続きの気になる終わり方…

>たまにはペンより重いものが持ちたいです……ミスティックロッドとか……
のくだりに吹いた
こんなところで殺意漏れてるw
776名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 09:50:48 ID:hsIVVBtf
ここいらでちょっとした質問、この卓ゲキャラをこのエロ漫画家・エロイラストレーターに画いて欲しいってのある? 自分はカオスフレアの信長を最近売り出し中のTANAって人に是非とも
777名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 10:57:53 ID:VuQP56NA
ソードワールド2.0のキャラをエロ漫画家の見田竜介氏に。
778名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 11:53:59 ID:ZKdSRZ0C
>>776
たのだんを
ネコミミに
779名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 11:56:17 ID:tfHpmp+J
俺は間垣亮太の描くトゥアレタを見るまで死ねないと思っています。
780名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 12:03:10 ID:fz7EXXmA
>>776
あかざわREDに世界の卵を
781名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 12:39:49 ID:S5TlFFHJ
>>763
どうみても高二病です本当にありがとうございました
782名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 13:51:27 ID:goQsXKmL
>>704-705
「おい知ってるか! 夢を持つとな、ときどきすっごいせつなくなるが、ときどきすっごい熱くなる。……らしいぜ」
「俺には夢がない。でもな、夢を護ることはできる」
 
「てててて、『死神の手』君! 略して、てっくん!」
「モルフェウス/ノイマン/オルクスのジャーム、略してオルフェノクが!」
 
「てっくんって語呂悪いな!?」
 
「“Take-out me?”で、てくみって呼び捨て?」
 
「文法あってんのかそれ?」
 
「知らない。でも“スマイルを1つ、キミをテイクアウトで”って言われたいお年頃」
「じゃまあ、たっくん枠は『真実の探求者』さんあたりで」
「あとさっきの台詞は『夢の護り手』である私の台詞だと思うの」
「『死神の手』君は解説文を見た感じ、“今、俺の相棒を笑ったな?”ってイチャモンつける枠だと思うの」
 
「相棒って誰だよ」
 
(挙手)
「『死神の手』と『夢の護り手』でハンドコンビを結成しました、独断で」
「“俺のこの手はモノを壊すだけの手だ。だけどな、他人の夢を護りたいといったアイツの笑顔を護ることはできる”と言ってもらえるのを待つ日々です」 
 
「言わねー」
 
「キャラクターシートにあるこのカバーリングエフェクトは何かなー?」
「えへへー。いつも《軍神の守り》使ってくれてありがとうございます!」
 
 
まよキンの愛染明王をRebis氏に描いていただきたい
D&D3.5版で遊んでおられる方なのであるいは……と期待している
関係ないんだけど全角だとsageの意味ないんだっけ?
783名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 15:54:42 ID:RfdW6Fy2
あのな、せつこな、贅沢は言わへんから、あかねちんがピアニィの裸の背中かいてくれたらええねん。

784名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 16:33:20 ID:LRWL2WU1
というかあかねちんの絵は清楚な雰囲気だと頭で思ってるのに性的に興奮してしまうんじゃが。
785名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 16:37:02 ID:gF/nJ2LL
しのさん絵で伊織の健康的エロだろ、jk
786名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 16:41:04 ID:/7tMGfeg
>>783
背中だけじゃ足らん。
背中から腰にかけてのラインこそ至高の女体美。
尻まで出るとエロチックになりすぎ。
787名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 16:55:08 ID:FXjPoybA
そういえば最近のしのさん絵、以前より萌えやエロさがアップしてきてるような気がするのは私だけだろうか?
ルルブのつばきんぐやロリプランナーは言うまでもなく、ラフレシアさんの乳とか誇りある紅たんのすらりとしたあんよとか、きっと脱いだらスゴいんだろうなと予感させる夢の護り手たんとか虚空の輝きさんとか。
788名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 17:43:48 ID:MB+RuCPA
>776
ベンジャミンがあかりんを書いてくれないかなあと思ったり。アンゼ本は書いてるらしいし。

>782
全角だと下がらないっぽい。
789名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 18:08:11 ID:NuAkc6VX
>>787
ルルブ1といい2といいサンプルシナリオのヒロイン達の乳がエロすぎると思うんだ。
790名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 18:22:34 ID:kf2gqAHW
ベンジャミンは好きだろうなぁ >アンゼ様
791名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 19:10:04 ID:QldU5dDP
けうまのエンギアでエロゲーを
792名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 20:22:35 ID:goQsXKmL
>>789
サンプルシナリオの絵はすがのさんじゃなかろうか
おっぱいは同意
おっぱいおっぱい
793名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 20:24:57 ID:NuAkc6VX
>>792
すがのさんだったか。すまん。
正直おっぱいしかみてなかった。
目立つんだもん。おっぱい。
794名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 20:26:07 ID:s4MThdmn
こう言っちゃあなんだが、すがのさんは絵がうまくなったよなあ。
前からブチ切れた悪党を描かせたらしのさん以上だったが、女の子も可愛くなった。
おっぱいおっぱい
795名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 20:32:52 ID:j9+ugfk8
だれか瞳とコウで書いてくれんものだろうか
796罵蔑痴坊(偽):2009/08/23(日) 20:40:22 ID:jPoxZRzb
皆様順調にルルブの2を手に入れていらっしゃる今日この頃、如何お過ごしでしょうか。

当方は諸般の事情により明日以降入手の運びとなっております。

 が、これだけは言える。


“虚空の輝き”はうちの巫女(148cm)の母親。因みに父親は深きもの。


ちょっとあの理知的なたたずまいが荒々しい男たちによってたかって嬲られるのを思い浮かべて下さい。
物陰からそれを見て震える娘(148cm)。でも、表層心理とは裏腹にその股間は……

発見され、引き出される娘。母親と同じように弄ばれる。
母は助けるどころか、その唇を奪い、揉み解す。
「貴女には、私と同じ……淫蕩の血が流れているのよ」
「だ、だって巫女は純潔を……」
「いいえ、貴女は巫女である以前に女。さあ、その欲望を解き放ち……」
797名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 20:47:37 ID:Ds8pD2K0
>>796
むしろ俺は輝きさんにはあの理知的でおっとりめな調子のままで、思いっきり押し倒されたいね!
斬絵たんは押し倒したいんだけど!
798罵蔑痴坊(偽):2009/08/23(日) 21:03:58 ID:jPoxZRzb
>797
輝きさんは誘い受けなんだよ!ソラリスパワーで思わず押し倒したくなるようなフェロモンを放出して!
聞けばそういうイージーエフェクトがあるっていうし!

斬絵たんに関しては激しく同意。
あの、オーヴァードを超えたぽんこつオーラは隼人さえもそうせずにいられない。
799名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 21:47:21 ID:b+RFkc8u
 サンプルキャラの「夢の護り手」と「紅蓮の刃」がすごくいい感じだ。
 きっとこの二人は同じ町の同じ支部で、チルドレンとイリーガルの協力者同士、コンビを組んでいるのに違いない。
 そして甘酸っぱい間柄に違いないと激しく身勝手な妄想をしてしまう。
 夢の護り手「まもりちゃん」と紅蓮の刃「ぐれんくん」は、今日もどこかの町でイチャラヴしながらみんなの平和を護っているんだぜ!

まもり「私は、“夢を叶えたい”っていう気持ちはとても大切なものだと思うんだよ。だから、みんなのそんな気持ちを踏みにじるようなひとたちを止めたいんだ」

ぐれん「だからってお前が……組織と何の関係もないお前が身を削ることはないんだぜ……?」

まもり「そんなことないよ。私は夢の大切さは知っているつもり。自分の夢を叶えられない辛さを知っているから……だからあのひとたちを止めるために戦う」

ぐれん「……お前の夢……前に言ってた、いつか舞台に立ちたいっていうアレのことか……?」

まもり「うん……私、オーヴァードだから……普通の人間じゃないから……演技が上手いとか、目標はアーティストだとか……レネゲイドの力で叶えるような夢は、本当の夢じゃないから……」

ぐれん「……いいじゃねえか」

まもり「え……?」

ぐれん「オーヴァードが夢見たって、いいじゃねえか。夢が見つけたいんだったら手伝ってやる。見つからないんだったら見つかるまで一緒に探してやる。そして……」

まもり「……?」

ぐれん「……もしお前に夢が見つかったら……お前と同じ夢を、俺にも見せてくれ」

まもり「……ぐれんくん……」

ぐれん「さ、そのためにもさっさと片付けちまおうぜ。お前の夢の話は、みんなの夢を邪魔するファルスハーツどもを片付けてからたっぷり聞いてやる」

まもり「……うん!」

 こんな感じで妄想が果てしなく続くんですが!?
 そしてきっとこの後、二人は甘酸っぱくもえちぃな夜を過ごすに違いないと勝手に思っているんですが!?
800名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 22:23:28 ID:oJwMNRRo
>>799
何故それを文章化しないんだ!
さあ、早くSSを書く作業に戻るんだ! さあ、さあさあさあ!
801フェリタニアの平凡な日常:2009/08/24(月) 00:58:49 ID:YCkqeMVk
レス返しです。

773
>Σ(;□;) <ここでっすかーーーっ!!!?

ここでですw。
さほど文章力があるでもない私が、エロなしであまり長々と書き続けるのも何ですし、何よりここがシナリオ分岐点ですからね。普通に卓を広げた時でも、重要なところでは休憩を入れてじっくり考えませんと。

ともあれ、ここで、アルの一番はナーシアだとピアニィが誤解してしまうとピアニィ黒化エンド。逆に、自分が一番だと確信できれば、バカップルエンド。
とりあえず、後者のルートで書き進める所存ですが……「先月の休みは、祝日込みで二日。今月は、お盆休み以外に休んでないし予定もない」というハードワークのため、なかなか時間が……


775

書きかけの拙文にGJとはありがとうございます。
ペンより重いもの云々は、ピアニィがアルを部屋に呼ぶシーンとだけ決めて、ノリに任せて書き進めたらああなりました。
「『箸より重いものを持ったことがない』とか『縦のものを横にしたことがない』とかって表現があるけど、ピアニィは違うよなー」とか、そんな考えで。
楽しんでいただけましたなら幸いです。

続きは……なるべく早く書きあげるよう頑張ります。ご期待に添えると良いのですが……

ちょっとだけ、予告編。

「まあ、あいつに言わせると、『俺が生きてると予測も信頼も』しているから、らしいが」
「何でそんなひどい扱いをされて許せるんですか!? おかしいです!」
 苛立ち任せに言い放った瞬間、ピアニィは後悔した。
(もし、「いや、それでも可愛いところもあって……」とか言われたらどうしよう……)
 脚が震える。どんな敵と対峙した時も、これほどの恐怖を感じたことはない。覚悟はしていたつもりでも、いざとなると怖い。
 だが、アルが口にしたのは、そういうものとは全く異なる理由だった。
「許すも許さないもねーだろ。俺は依頼を受けた。それがどんな無茶苦茶なものであっても、受けた以上、それは約束だ。俺は約束を破らない」
「受けるのがおかしいって言ってるんです!」
「確かにな。馬鹿なのは自分でも分かってる。だが、あいつは、他の誰でもなく、俺に依頼した。俺にならできると信頼したんだ」
(……そこは、「俺『に』なら」じゃなくて、「俺『と』なら」じゃないかな? 二人でなら何でもできるって……。なら、それはもう『信頼』なんて次元じゃない、よね)
 そう直観したピアニィだが、口に出すことはしなかった。それが、(本人が伝えずにいる気持ちを、他人が勝手に教えるのは許されない)という考えからなのか、もっと利己的な感情によるものなのかは、自身にも分かりかねたが。
 が、そんな彼女の……あるいは、彼女達の……想いに気付きもない朴念仁は、当たり前のように話を続ける。
「それを、俺にまで断られたらどうなる? 自分で言うのも何だが、俺の代わりなんてそうそう見付かりっこない。俺が断ったら、あいつ一人でやることになる。
 それを分かっていて、それでも放っておくような真似をしたら、俺はアル・イーズデイルじゃなくなる」
 良くも悪くも、アルを『ただ強いだけ』の存在と異ならしめているのは、結局そこだからである。
 普通は、無茶苦茶な依頼を完遂できるほどの一流は、無茶苦茶な依頼を引き受けるような愚かな真似はしない。
 だが、アルは違う。本当に困っている人間を、見捨てることができない。そうでなければ、レイウォール・グラスウェルズ両大国を敵に回してまでピアニィに手を貸したりはしない。
「本当に馬鹿ですね。
 ……でも、アルのそういう馬鹿なところが、あたしは好きです」
「そりゃ光栄だな。でも、気を使ってくれなくてもいいぜ」
「そんなんじゃないですよ。それに、『好き』の意味も、アルが思ってるのとは少し違います」
 ここまで言われれば、フラグをスルーしてばかりのアルにも、この場合の『好き』が一般論ではないことは分かった。
802|ω・`):2009/08/24(月) 01:19:34 ID:05g4BXdx

 |ω;`) <…焦らし上手ッスね…


 おかげさまで書いてるのが前倒しになりそうですよコンチクショウ。
 
803名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 01:27:25 ID:UW4CMMgZ
春日斬絵と夢の護り手のいじめてオーラは異常。
804名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 01:41:34 ID:eo0y8qO8
俺的に、夢の護り手は死神の手のツンデレを引き出して欲しい。
そしてシナリオ中に初期ロイスを一個無くした死神の手を慰めようとして、
自棄になった死神の手に乱暴されたのを泣き笑いで受け入れて貰いたい。
805名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 02:25:16 ID:iaBLOXLu
更にコトの一歩手前で紅蓮の刃が踏み込むと修羅場展開が加速するんですね。わかります。

それはそれとして、紫雷の使者と死神の手が姉弟とゆー電波を受け取ったんだがどーしよう
806名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 07:47:43 ID:Hht5n8tB
電波を受け取ったならSSを書けばいいじゃない(マリー
807名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 11:45:29 ID:BPOPaiUc
>>801
ナーシアルートことピアニィ黒化ルートもいいと思います!
だって、兄妹弟子だし…
お互いのこと知り尽くしてそうだし……
808名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 13:28:34 ID:BaZaCQA+
「3分の1の純情な感情」という言葉は死神くんにこそふさわしいと思う

紅蓮くんと喋っている時に、自分といる時には見せた事も無いまぶしい笑顔をしている護りちゃんに声を掛けれなくなる。そんな、死神くん
809名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 13:32:10 ID:Y5AOqjsT
>>798
だが隼人は押し倒される側が似合うと思うんだ…
押し倒す相手はつばきんぐ、斬絵のどっちでもよし!
810名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 13:56:18 ID:Hht5n8tB
>>807
はっは、何をおっしゃる。ピアニィ陛下はすでに真っ黒くろすけではないか。

あれ?やけに寒いな 冷房が故障したかな
811名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 14:17:25 ID:Y5AOqjsT
>>807
アルの黒子の数を普通に把握しているナーシアとか!
ルーズソードマスター読んでると付き合いの長さを実感できる気がする…
アルへの台詞とか一々通じ合ってる感じがするしな!!
812名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 16:46:12 ID:gRBChcbc
だが待って欲しい『紅蓮の刃』の性別は明確にされてはいない
我々は『紅蓮の刃』が男装・僕っ娘である可能性を見失っていないだろうか?

女同士の会話で盛り上がっているとは気付かず疎外感を受ける『死神の手』
「手仲間だねー」と盛り上がる『夢の守り手』と嫌がる『死神の手』
ナチュラルにハブられ疎外感を受ける『世界の狩り手』
>>805 が受信した電波の発信源は間違いなく『紫電の使者』なので是非書くべき
何故なら不良少年の姉が恐姉だというのはある種のジャスティスなのだから

>>801
黒化しても純愛は可能だというルートでひとつ
813名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 18:32:43 ID:k12BqTub
なるほど。つまり紅瞳ちゃんは女の子でありながら男の子であってもいいわけでござるな!?
814名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 18:42:40 ID:ypTreTjg
>>813
ハッタリ仕事しろ
815名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 19:02:17 ID:BaZaCQA+
死神くん:「おっお前女だったのか!!?」
紅蓮ちゃん:「あれ、言わなかったっけ?」
816名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 19:29:49 ID:HL1677cZ
いやー、そこはやっぱり、

しにがみくん「お、おまえ女だったのか!?」
に対しては、こんな展開が希望と言わざるを得ない。


ぐれんちゃん「なんだよ、気づいてなかったのかよ!?てか、男だと思ってたとか失礼じゃんか!?」

しにがみくん「わ、わりい……」

ぐれんちゃん「なんだよ……つまり俺のこと女として見てなかったってことかよ……ちくしょお……(涙ぐむ)」

しにがみくん「お、おい、ぐれん……」

ぐれんちゃん「……知らねえよ、バッキャロォーーー!」(泣きながら走っていく)

しにがみくん「お、おい待てよ!」



とまあ、ぐれんちゃんは死神くんに恋する不器用な俺ッ娘説を支持したい。
817名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 19:32:22 ID:k12BqTub
なんかぐれんちゃんが女の子と知って同じくショックを受ける守り手ちゃんが
でも女の子でもいいよね! としにがみくんに対抗意識を燃やす守り手ちゃん
だがしにがみくんが好きだったのは守り手ちゃんだったのだって頭いてえ
818名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 19:42:44 ID:d/utrmwk
>>816
Hummm、その提案はとても……そう、とても興味深いね
819名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 20:01:03 ID:BaZaCQA+
至高さん:「若いっていいなぁ…」
820名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 20:27:10 ID:TfmP/M6T
紅蓮クンは流石に女の子って言うには無理のある体格・顔だと思うんだ

むしろ死神クンはエグザイルだから外見や性別くらい自由自在に(ry
821名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 20:54:37 ID:BaZaCQA+
ぬぅぅ、ならば真実さんはどうだ。
あのゆったりしたコートの下には着痩せする女体が…!
822名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 20:57:43 ID:OwRlgsMn
こいつ女みたいな顔してるなあ・・脱がせてみようぜ


マジで女かよ!orz・・はやく服着ろ

土地神てレネビーで再現できるよな・・
ご神木、ご神石、土地・・プラント、ミネラル、コロニー、レジェンド
アニマルは、狸っ娘や狐っ娘、龍や狼モカの宇陀市
レジェンドは、なんでもできる

プラント支配型でざんげちゃんも再現できる・・妖魔夜行みたい・・

妖魔夜行と言えば主人公のエロ妄想があったな。コンプRPGの創刊号に載ってた分
823名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 20:58:14 ID:CUQZEaTq
>>821
狩り手さんとキャラが被ってしまえばいいと申したか。
824名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:00:16 ID:NZAGkR4M
紅蓮君はどう見ても少年だろjk。真実さんはアリ、むしろボクっ娘推奨。

そして紅瞳ちゃんが男の娘なのは公式設定なんじゃね?
だいたいレネゲイドの塊なんだから性別なんて(ry
825名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:03:12 ID:+Ov645Lq
>>823

じゃあ狩り手さんは女装子で。
男装、女装カポーの出来上がりだ!!
826名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:27:23 ID:xcz+gdBi
どれだけサンプルキャラ好きなんだこのスレw
827名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:29:50 ID:eo0y8qO8
サンプルがエロいんでなッ。妄想も自由自在だし。むしろ妄想のネタにするためのものだし。

紅瞳ちゃんは脱いだら肌が真っ白なんだろうな。
肉体の神経信号に不慣れだから床入りすると案外よわよわだったりすると良い。
828名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:31:37 ID:xcz+gdBi
馬鹿野郎、紅瞳たんは人間に興味津々だから性行為にも興味津々で
支部の男連中全員を干からびるまで搾り取ってあの表情で指についた精液を舐めるキャラだ
829名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:33:45 ID:ypTreTjg
ここは是非ともウォーハンマーのサンプルキャラでですね
830名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:55:00 ID:6qqP+lJK
染まる前のキャラ(サンプルキャラ)は真っ白で汚しがいがある、という事かw
831名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 22:27:24 ID:Io8vwgNa
鮮血さんと虚空さんはー?
832名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 22:40:16 ID:twlX+ln1
鮮血さんは紅瞳たんと絡めるのがいいんじゃねえの?
833名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 22:44:52 ID:k12BqTub
つまり男やもめで一人暮らししている鮮血さんのアパートに転がり込むんですね
隣にはディアボロス&ロリプランナーで
834名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 22:57:00 ID:ThET8MG2
>>831
並べてみると別居中の元夫婦みたいな感じもなくは無いかもしれないw
ついでに至高さんとは三人、学生時代は同窓で今は違う道を進んでるせいで何だか微妙な関係とか付けてみればいいよ!
で、>>833に繋がる、と。
835名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 23:07:13 ID:57lPkM91
>834
大人は大人で大変です、ってかw

その流れだと、鮮血さんと虚空さんが元サヤで、紅瞳ちゃんを養女にしますとかいう
流れが……ないか?
836名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 23:10:41 ID:NZAGkR4M
ロリプランニャーと紅瞳たんは保護者のいない間にまったりと
「人間ってオモロ楽しいネー」とか駄弁っているわけか。
そしてロリプランニャー宛てに実況される鮮血さんと虚空さんの夜の営m(ry
837名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 23:13:08 ID:twlX+ln1
今は亡き実の娘or初恋の女の子or初めて撃ち殺した子供に瓜二つとか、そういうトラウマを穿る方向がツボだったり……
838名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 23:14:54 ID:xcz+gdBi
一つ言えることがあるんだが、虚空さんは頼めばやらせてくれそう
839名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 23:23:05 ID:57lPkM91
>838
虚空さんの出入りする渋のUGNチルドレン男子の童貞喪失はほとんど虚空さんと申したか。
840名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 23:25:31 ID:eo0y8qO8
>835,836
いかん、いいなそれw

紅瞳「人間の繁殖形態、コミュニティの一単位にして、一般的精神性の根底でもある。
    家族という在り方はなかなか興味深いね。
    ところで、学習、進化というのは、多く、能動的な順応を示すものだ。
    私も私自身という一個体にそろそろ馴染んできたようだから、相応の環境というのを要求したいのだよ。
    さしあたって両親というものを持ってみたい。男性体の片親というのは女性体の精神発育に悪影響が大きいらしい。
    そこでだ、私としては彼女と婚姻関係を持って貰いたい。
    君と彼女が同時に居る空間は私にとって好ましい環境だと感じる。栄養摂取の改善と微細異物の排除が特に良い。
    それに君も彼女と生殖行為を行う頻度が推定平均して10日辺り3.7回、これは経済数値的にも外泊より
    同じ住居に生活した方が――」

鮮血「うるせぇぇぇよッ!?」

とか。
紅瞳さんは俺の中でこんなイメージ。
841名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 23:32:31 ID:wfNAZsUF
>>833
なんか、NWの土竜荘だっけ? を思い出したw
なんだこのオーヴァードだらけのアパート、いいぞもっとやれw
842名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 00:20:31 ID:Sq8XPgau
>838
なんか昔のエロゲの感想にあった攻略前の初期段階でも土下座して頼めば手コキくらいはしてくれそうってヒロインを思い出した
843名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 00:27:19 ID:14GJNp7+
>>839
虚空「?何、相談って――」

虚空「……そっか、そうだよね。キミも男の子だし、好きなコの事くらいリードしてあげたいよね」

虚空「いいよ――私で良かったら、教えてあげる」

虚空「んー、ちょっとこれはサイズが大きいよ?見栄を張りたい気持ちはわかるけど、相手のコの事考えるならちゃんと、自分のサイズにあわせて」

虚空「じゃあ、まずは私がつけてあげる――それを真似してみて?」

虚空「ナカの感触に慣らす前に……簡単に終わったら練習にならないよね?一回、口と手でしてあげるから……」

(※虚空さん以外の登場人物については想像にお任せします)
844名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 02:35:45 ID:p4mO6Lq/
>>829
あれでエロ妄想できたら神だろ、と思いながら基本ルールを開いてみたら
若い女が廷臣、傭兵、召使いくらいしかいねえじゃないか

俺はおとなしくジュネとメリッサと三人でちゅっちゅすることにします
845名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 08:27:33 ID:ZqwvGeHx
「うぉ〜はんまぁ」という名前にして、全てを萌えキャラに脳内変換すればいい
846名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 08:56:11 ID:oZiecNJl
字面で範馬一族の萌えキャラかとオモタ
847名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 18:41:00 ID:HB7iG8sO
>>843
ソラピュアのせいか「という夢だったとさ」なオチが見えるのは俺だけだろうか
虚空さん「男の子だって初めては好きな人にあげる方がいいよ♪」
848名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:07:49 ID:AoNgiXK3
>847
好きな女の子を連れてきてくれて、ソラリスの匂いと指と舌で前後不覚になるほど蕩かしてから、
拘束した男の子に騎乗位で処女を捧げさせてくれるんですね分かります。
849名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:12:22 ID:v8pr0hfM
>>848
そこまでお膳立てしておいて当の男の子に「俺が本当に隙なのはお前だったんだ」的なことを言われ、真っ赤になってわたわたするんですね、わかります。
850名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:30:33 ID:TNt/w+eG
護り手ちゃん→紅蓮くん→虚空さん
こういうことですか!?
851名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:35:42 ID:GE67ovJU
暴れるなよ・・おまえの事が好きだったんだ

なぜいきなり紅蓮がおにゃにょこになるんだよっw
夢の護り手が男の娘かもしれないじゃないか
852名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:41:29 ID:AoNgiXK3
>849
それだと連れてこられた女の子が不憫過ぎるだろうがァーッ
853名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:45:04 ID:v8pr0hfM
>>852
つ【二人一緒にどうですか?】
854名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:48:48 ID:14GJNp7+
>>852
それを思って本当は虚空さんが好きなのに言い出せないまま、虚空さんがニコニコと見守る中複雑な気持ちで護り手ちゃん(仮)を抱く
紅蓮くん(仮)であったが、絶頂に達するとき思わず虚空さんの名前を絶叫してしまい
855名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:57:14 ID:X/d5EEAU
そこに死神君乱入
856名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 20:27:48 ID:Va1ddJkC
>>852
大丈夫、その娘も本命は虚空さんだから
857名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 20:35:27 ID:tc9/BryW
虚空さん、魔性過ぎるぜ…!
858名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 20:38:11 ID:14GJNp7+
虚空さん「あらあらうふふ」
859罵蔑痴坊(偽):2009/08/25(火) 21:07:00 ID:p76liyLY
おし、あれだ。

「なあお前、椿教官と虚空先生、どっち派?」


設問しておいてなんだが、答えにくいなぁ。
860名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:12:10 ID:8HAk+By9
>>859
お願いしたらやさしく快諾してくれそうだから虚空せんせい
861名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:14:02 ID:4bRT9jQG
これなら

「なあお前、虚空先生と薬王寺支部長、どっち派?」
862名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:15:36 ID:X/d5EEAU
ああっ>>861が神獣撃で……
863罵蔑痴坊(偽):2009/08/25(火) 21:29:37 ID:p76liyLY
>861
お前まさか、三人で人気投票とか考えてないだろうな?

 【6人がかりで押し込まれたガイスタブルグより】
864名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:30:06 ID:uVlof4RH
「なあお前、椿教官と虚空先生とピーターパン先生、どれ派?」
865名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:43:29 ID:3zwYZ8fY
「お、おおおおではバスカヴィル副支部長に思いっきり踏まれたいんだな!」
866名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:45:22 ID:PWnkjQCG
「斬絵支部長を押し倒したい!」
867名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:56:46 ID:a8numzWO
>>861
「それは好みの話?上司の話?」
868名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 22:00:32 ID:uVlof4RH
そういや椿は教官になってんのに
隼人はヒラのまんまなんだろーか
869名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 22:09:42 ID:a8numzWO
>>868
教官職は別に昇進じゃねーべ。
870名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 22:13:29 ID:Ql/5lO7I
隼人は教官ってゆーか、人に指導するのは苦手なイメージがあるなあ。
やる気のないエージェントとして各地をブラブラ(転々と、ではなく)してるんじゃないかと。
各地の任務が終わるたんびに、真っ先に椿のところに帰ってきてはまた別の任務に駆り出され、そのつど椿に寂しい思いをさせている罪な奴……
そんな妄想をしてみる。
871名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 22:13:42 ID:8HAk+By9
口実:後輩に教えんのも人に指示出すのもガラじゃないっす。
本音:最も危険な場所で先駆けと殿を務めるのが自分の役目。

隼人はそういう奴じゃねえかなあ。真神との約束もあるし。
872名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 22:18:47 ID:HBKYW14O
帰ってきたらまさに獣のように交わると

…椿大変だなぁ
873名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 22:21:28 ID:8HAk+By9
しまったageちまったスマン。

これだけでは何なので、狩り手さんのマンションに子供面で上がりこんで、
いつの間にか押し倒している紅蓮くんという妄想を置いて去る。
874UGN女性職員談話室:2009/08/25(火) 22:30:16 ID:tc9/BryW
受付嬢「やっぱぁ、隼人君かっわいいわよねぇー」
教務官「相変わらず年下趣味だな…わ、ワタシは霧谷殿みたいな大人な方が…」
秘書課「でも、あの人、欠片も隙見せないから寧ろ怖くありません?
むしろ、鳴島支部の九条さんみたくワイルドなふりして、実はチワワっぽいのがっ!堪らないたらっもうっ!こうっ!がばっと!」
諜報部「どうどう。…あれ?でも確か、部下と付き合ってるんじゃなかったっけ?」
研究班「ふむ? 私は同性愛者で本部のセントジョージとラブラブと聞いたが?」
戦闘局「マジで!? 日本支部ってロクな男いないなぁ…ピータパンとか良く分かんないのも多いし」
通信係「あー…でも、女性も割とヤバいよ? “ラフレシア”なんて研究の為に女性職員も“抱き”込んでるとか。ねぇその辺どう思う?」
医務班「え!? いや、さ、さ、さぁな?アタシ、その手は疎いから?」
875名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:17:45 ID:4B17GZo5
司ちゃん…話題にも上らんか…w
876名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:31:41 ID:iQSEl7uv
職員までセントジョージ呼びwww
877名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:44:30 ID:BpWzKGg+
日本支部に顔出すたび「やあ、君達のセント・ジョージだよー」
と各部署に笑顔と混乱と苦笑を振りまいてるんだろうw
878名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:48:34 ID:X/d5EEAU
地方ならともかく本部がいまさらあの程度の変人で動揺するだろうか?
879名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 23:57:40 ID:Sq8XPgau
慣れてきたと思ったら新しいインパクトを模索するんだろう。
880名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:00:03 ID:vf/e0xYE
オレ、また規制喰らって携帯からの強化人間劇場の人のために
携帯からスレをみてフルボッキするような人外ロリネタをあげるのが夢なんだ……

ところで「京香人間激情」と一発変換しやがったんだがどうするべきか
881名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:12:58 ID:B2xx4DqU
エロ可愛いぷらんにゃーの人間を更に知るための頑張り劇場とな!
882名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:13:46 ID:I/RCcc+I
>>871
先駆けと殿を両方務めるか…
負傷率凄そうだよね、何度か重症負って教官になったばかりのつばきんぐが病室に駆け込んできてですね……
林檎剥いてた斬絵と鉢合わせになる!
883名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:19:59 ID:YaixYFhZ
つーかプランナー、まだ人間観察したりないのかな
884名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:44:32 ID:8JpEeYq6
そりゃあ人間には無限の可能性があるもの


【オリジンをそっと本棚に戻しながら】
885名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:46:23 ID:wXGLvjdh
>>882
なんか駆け込む人数増えるわ毎回りんごむいてるのが変わるわ、な光景が見えたw
886名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:49:37 ID:KNAYzRZ/
至高さん「――俺にも、かつてはあのような時代があったものだ」
887名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:54:34 ID:Appesu+e
>>885
斬絵「あら玉野椿、性懲りもなくまた来たの? 生徒をほったらかしなんて、ひどい教官ね」
椿「おあいにく様、うちの生徒はきちんと自主訓練できますから。そっちこそ支部はいいのかしら?」
伊織「あはは、椿は相変わらずだねぇ。隼人ー、あーん♪」
狛江「うう、なんか胃が痛い・・・・。隼人、ココアでも飲む?」
ノーチェ「まったく、大変でありますなぁ。」(ずずず

という光景が一瞬で想像できた。
888名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 00:57:59 ID:Appesu+e
>>887に追加で。
聖音「なんだかこうしてみると、しおらしくしてる高崎先輩もかわいいねー」
芽衣「もう、聖音ちゃんったら・・・・。先輩、卵酒作ってきました♪」
七緒「私、どうすればいいのかな・・・・」

こんな感じかw
889名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 01:03:23 ID:o1oac64v
さらっとノーチェ入れてんじゃねえ!w

こうしてみるとけっこう女の子と関わりがあるのな。
890名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 01:06:14 ID:I/RCcc+I
書いた後で思い浮かんだが、イサムが癒しのレネゲイドロックを奏でようとして看護師さんに追い出されそうだ
891名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 01:32:35 ID:Appesu+e
>>889
だってノーチェだぜ?w

しかもコレ、ヒカル支部長入ってないし、ゆにばーさる関係入れるとさらに増えるぜw
流石にその辺は収拾つかないからやめたがw
892名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 01:33:51 ID:fBFAaMak
>>890
さらにその横でピーターパンが騒いで、
看護師さんに首根っこを持たれてイサムといっしょに放り出される、
て感じがするな。
893名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 01:34:01 ID:iij0NI4N
>>821,824
真実たんは最初から女性だとばかり思い込んでたが…そうか、一般的な認識では男性なんだな
コートの向こうに丸い尻やむっちりとした太ももを見た気がしたんだが…
あと胸は無いのを気にしてる設定を希望
894名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 02:17:27 ID:rfDiOmfC
>>891-892
え、応理ノーチェ口説いてんじゃねーの?
895名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 08:45:59 ID:T9O2ZDJC
>>887
羨ましいような、羨ましくないような…
椿は隼人にキツく説教して、自宅に戻ってから安心の涙流すタイプだよね!
ああ、斬絵が更に対抗意識を燃やす!?
896名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 08:46:22 ID:9U8LQ94M
>>894
ノーチェ「バカは嫌いであります」
897名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 09:32:40 ID:iXxAzMmf
上級ルルブかサプリで隼人のその後に言及しないと、どんどん羨ましいんだか酷いんだか分からない状況に追い込まれていくなw
まあ個人的にはこれはこれで大変面白いので良しとする。
898名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 09:41:10 ID:85m25X9F
>>894
それクロスSSスレのネタじゃねーかっ
899名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 10:33:37 ID:2aDzPf8a
>>875
つかちゃんはラブっている姿が想像できん。あんちゃんとの無限漫才や貧乏ネタばかり思い浮かぶ。
やはりPLのせ(ry
まあ目つき悪いけどいい男だし、ドライに見えて優しいし、さらっと普通に彼女作ってそうなんだけどね。
900名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 11:40:10 ID:Prkmwa5N
つかちゃんは実はライブボックスの小説の子が忘れられないに一票。
901名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 12:19:18 ID:lrg3zanP
レネゲイドビーイングになって(外見だけかも)復活ですね!
わかります
902名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 12:39:48 ID:QZlKK/9t
つかちゃんが拾った捨て猫がある日レネゲイドビーイングとして覚醒、
愛する飼い主の記憶の底に眠る女性の姿をとって体で恩返しとな?
903名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 14:22:42 ID:dluWt0aB
なんつーか、レゲネイドビーイングって便利な設定だよな
エロ的にも非エロ的にも
904名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 14:37:16 ID:o1oac64v
人共生型レネゲイドビーイングを考えてふと、『たったひとつの冴えたやりかた』の
コーティ・キャスとシルベーンを思い出したんだが、あんな風に脳内から快感を与えてくる
共生型ビーイングというのもいそうだよな。
905名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 18:49:20 ID:B2xx4DqU
しかしこー考えるとイーターとか大いなる意思とかは、ひょっとしたら人間を学習して、敵対する方向に進化したレネゲイドビーイングなのかもしれないなぁ
906名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 18:54:16 ID:YaixYFhZ
やっぱロリばっかだったのが悪かったんだな……
907名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:34:43 ID:2WsPpNOM
ダブクロ本スレはデータ狂どもに占拠されてしまっているから、
こういう流れは有難い
ところでダブクロとコブクロって似てるな
908名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:43:26 ID:XylkH2H9
       /|\
     /.  |  \        
    / .. .......|  ゚Д゚\     ♪ 誰も知らない
  /_.............|   _\     レネゲイド袋 80袋〜♪
  \ ;;;;;;─_|_─:::../    
    \ ;;;;;; ;;;|:::::: .../
     \ ;;;;;!::.../
       \|/
909名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:44:07 ID:KNAYzRZ/
最近ここが卓ゲエロパロじゃなくてダブクロエロパロスレとしか思えないw
910名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:48:23 ID:Appesu+e
なん〜かフガフガ(メス)く〜さいのは♪
911名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:48:51 ID:7/9wufgs
だってネタが多いんですもの
他に多いSWは単独スレがあるし

アリアンもそれなりにはあるんじゃね?
DXの方が(特に雑談で)ネタにされやすい感じではあるけど
912名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:50:07 ID:R7Yl9cLM
レネゲィディック少年ボーイはそこまでだ
913名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:50:33 ID:W4Malktj
てか3rd連続刊行で旬だからだろう
914名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:54:16 ID:Appesu+e
>>912
(´・ω・`)


気分を変えて。
カオスフレアのサラ嬢のエロはまだかね?
915名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 20:04:27 ID:srtfT0Gh
今何やってるか定かじゃないからなあ>サラ
916名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 20:07:44 ID:2WsPpNOM
どっかの記述でリオフリードに居るって書いてあった
917名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 20:14:34 ID:nCdgFyIT
リオフレード留学中に国が滅んじゃって取り戻すために戦ってる。
プライベートで光翼ロードモナークになってるという噂を目にしたことがある。
918名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 21:02:40 ID:2WsPpNOM
カオスフレアで思い出したんだけど、649番って信用出来るのか? 出来るなら冬コミ素で命賭けるぞ
919名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 21:09:42 ID:H2U0KqgZ
宿命表649番かとオモタ
920名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 21:25:22 ID:2WsPpNOM
アウゼロンが妙な気を利かせて薪と夫婦寮に入れられちゃってたりして
921名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 23:03:50 ID:7yl0eTtS
>920
みんな普通にそういうものだと思っていたとか。

だからどっかの隼人みたいに余計な虫がつかない。
922名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 23:55:42 ID:wXGLvjdh
さて……ゲヘナ新刊はもうおkだっけ?

とりあえずこの痴女め!
923名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 23:57:55 ID:KNAYzRZ/
>>922
お前のお陰で気がついた。
明日買いに行ってこよう
924名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 23:59:00 ID:GfSDL+Hh
ぬらりと光る椿の右指。
それが後ろの穴から隼人の中へと侵入する。
彼女の唾液で濡らされた指は、わずかな抵抗の後根本まで挿入された。
 
「隼人…?私まだ前触ってないんだけど」
前立腺を刺激され勃起したそれを眺め、椿はわざと聞こえるように溜息をつく。
後ろから抱きつく形の彼女は、左手での胸の愛撫も再開した。
「うあ…ぁ…」
通常、男では決して得られない全身での快楽に翻弄される隼人。
肛虐の快楽は背中を走り全身を襲う。
 
その反応を見て椿は満足げに微笑むと、彼の耳元に口を近づける。
「気持ちいい…よね?」
返事を待たず、挿入してある指をひねる。
呼応して隼人の口から洩れた喘ぎが何よりの証拠だ。
彼のそれはますます硬度をまし、すでに先から幾筋もの先走りが溢れている。
 
十得指に裏打ちされた椿の手管は、誰であろうと虜にするだろう。
そして彼女の視線や言葉は、男性の被虐心を煽らずにはおかない。
 
「このまま出す…?一度も前を触られずに?」
執拗にそこ以外を攻める。
「でもそれって…変態だよね…?」
濁りかけていた隼人の瞳に、正気の光が戻ろうとした。
が、椿の指がそれを邪魔する。
前立腺を執拗にいじられ、回転を加えたピストンにより快楽が次々と引き出される。
隼人の喘ぎがせっぱつまったものになった。
「いいよ、出しても」
泣きそうな彼の耳元で囁く。
「見ててあげる。隼人が後ろの穴でイっちゃうところ」
羞恥と快楽と様々のものが入り混じった隼人。
「…出しちゃえ、隼人」
言葉とともに彼は果てた。
これが彼と彼女の新しい関係の始まり。
「ふふ…、変態」
925名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 00:24:40 ID:v1q+kD7K
>>924
なぜかつばきんぐ先生の対女性生徒向け篭絡術講座に見えた、つまり回りはずらりと女性UGNチルドレンズ(ぁ

>>923
とりあえず
幼馴染 ポニテ 壊滅的な家事の腕前 布ブラ+ミニスカ ぱんつはいてない 飛行可能種族
なPCヒロインがいるとだけ言っておくぜ
926名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 00:37:30 ID:SAK0MQHL
>>925
飛行可能種族で某すとらいくな魔女を連想した俺はどうしたら


・・・・そのうち出しそうだな。じゅんいっちゃんあたりがw
927名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 00:43:04 ID:7yKuK9Mh
>924
エロいなこの野郎。つばきんぐは受けも似合うが攻めも似合うな。

器用さでは椿にかなわんが、隼人の反撃は……肉弾ハヌモルだけに一刀にかけるのが一番か?
……モルフェウスでアレを強化とか。
928名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 01:10:18 ID:5/qqRGrj
隼人が重傷で入院と言うことから妄想すると…
尿瓶やお風呂の問題があるな!
誰がやってもえらいことになりそうだけど!!
929名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 01:18:31 ID:P8HG/6gL
椿:「どう、隼人?射精したくても射精せないでしょう?こんなにいきり立ってるのに、私の糸で縛られてるんですものね?」
隼人:「う、あ、椿……早くほどいてくれっ……」
椿:「まだ駄目。たくさん溜め込んでからじゃなきゃ。爆発寸前まで、ここに隼人の濃いのを溜め込んでね?そうしたら、挿入れさせてあげる……」
隼人:「挿入れたい……早く椿の膣内に挿入れたい……」
椿:「だったらもっと濃縮したモノを溜め込むの。隼人の硬くなったこれで私が絶頂ったら、ほどいてあげるから……そのときは、隼人の望み通り、私の膣内を汚させてあげるから……」


……S椿とM隼人で、ここまで妄想した!
930名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 01:46:36 ID:1fvAHpMe
Sと言いつつ隼人には甘い椿であった。
931名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 01:54:13 ID:utI1w8tf
>>922
でも表紙にはパンツ履いてある不思議
932名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 02:56:23 ID:4dtns8Ot
>>871
でもまあ、椿とペアで大体動いてると思うけどね。
なにせあの二人、UGNの最高機密に関わってるし、世界を変えかねないタイム&アゲイン絡みにも立ち会ってるし。
隼人は霧谷直属で、霧谷や椿とかの護衛とか普段やってそうなイメージ。
重要な事件が発生した場合、二人で投入される切り札、みたいな。

この二人、お互い心はつながりあってるけど、体はまだだから、一度経験してしまえば凄そうだなあって思うんだw
933名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 03:03:17 ID:4dtns8Ot
>>927
頼み込んだら、しょうがないなぁって顔して、フェラチオとか、そういうイメージもあるかな。
母性的なのも似合うし、真面目だからこそ堕落も似合うし、厳しい側面からSもいける、うん、最強だw

隼人がメイド服でさせて、っつったら、最初は絶対嫌、とつっぱねるけど、こっそりメイド服着て鏡見てるみたいなのも思い浮かぶw
鏡で自分を見て、妄想が膨らんでついついオナニー。その後「しょうがなく」隼人にやらせてあげる、とかw
934名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 03:43:29 ID:sccnRr2j
>>932
逆に隼人が捕まったりしたら面白そうだと思うんだ!
操られてダインスレイフ状態で登場とか…
つばきんぐや斬絵と戦わせてみたかったり……
935名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 07:34:05 ID:hh3zWBym
>>927
インフィニティウェポンでバイブを作成とか
サポートデバイスで拘束具製作とか
マシラのごとくで高速運動とか
ライトスピードで前後連続中田氏とか
くらいしか思い浮かばんね
936名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 08:58:13 ID:P8HG/6gL
ダインスレイフ化暴走隼人か。
地下的展開なら椿or斬絵は当然のように敗北ですな。
動くもの全てを斬り伏せるダインスレイフ……言うまでもなく動く女は全て、股間のダインスレイフでコテンパンですよ!
あ、別に椿and斬絵の二人相手でも構わないんだな。
暴走隼人に、動けなくなるまで滅茶苦茶に犯される椿と斬絵。
陵辱ルート→三人揃ってジャーム化→究極のBAD END展開は避け得ぬところか。
くそ、ちょっとこの妄想をオカズにしてスッキリしてくるわ。
937名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 09:36:58 ID:cdHM2f4+
ジャームは人の形をしてない異形になる可能性もあるから気をつけろ。まぁ異形同志が好きなら別にいいが
938名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 10:01:17 ID:iNc4jlrJ
>>936
ダインスレイフを受け止められるのはあたしだけ!
とばかりに攻めを一身に受け入れる狛江を連想した
939名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 10:12:59 ID:UXpVdIjH
>>937
じゃあ肉体変化のないジャーム化ピュアノイマン全滅支部長は俺が頂いていきますね
940名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 10:31:40 ID:7yKuK9Mh
>937
異形同士のエログロ路線か……それはそれで良くないか。
全身が繊維質の怪物になって絡み付くように抱きついてくる椿とか、
吸血鬼化して首を咬んでくる斬絵とか。

>939
うっかりするとSIRENの頭脳屍人みたいになるかもしれん。
顔の半分くらい原型留めた状態で「こんな私でも抱いてくれますか、ケイトさん」的なのもそれはそれでイイが。
941名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 10:35:48 ID:yk/TCAOs
……ミンチよりひでぇ。
942名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 10:46:04 ID:Ceg6kjbn
エログロは怖いなぁ、ヤンデレも怖いしレイプも怖い。
ところで、俺はそろそろイチャラブが怖い。
943名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 10:51:57 ID:cdHM2f4+
メシが不味くなるからグロ路線はここまでにしようww
そういえばエクソダスの真也って、シナリオで使うの便利そうだな、
「君の力を貸して欲しい」とPC1に電波を送るw
944名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 11:15:29 ID:amWmvzqv
ジョワッ!

ウルトラマンオーバードっていう電波が来たぞw
945名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 11:45:56 ID:V/7dGcsl
>吸血鬼化して首を咬んでくる斬絵とか。
なにそれ普通にかわいい
946名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 12:26:49 ID:rY9r+C0t
新作アドベンチャー
『アマガミDX』
ヒロイン:春日斬絵
 
こうですかわかりません!
 
こちらアマガミは全くやった事ないんだけどね
947|ω・`):2009/08/27(木) 13:59:53 ID:a3VkKNLe
>>942
 |ω・`) <いい電波もらった

 ほんとにタダのいちゃラブでもいーんだね。いーんだね。
948名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 14:57:08 ID:jPQr2cSh
>>947
構わん、思う存分にやりたまえ

いや、>>942でもないのにえらそうなこと言ってすいません。お願いしますぜ旦那
949名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 15:37:19 ID:PnqT0vUn
君の体を貸してほしいとやってくるゲシュペンストもなかなかエロいなw
950名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 15:38:11 ID:cdHM2f4+
シルバーレインの新サプリ買ったんだけど、ファンガス共生者ってこのスレ向きだよなww ファンガスが付くと体のどこかにキノコが生えるらしいww
951名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 15:53:08 ID:z7rKCWdy
水木や松本絵しか出てこないから困る
952名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 16:36:09 ID:gb1GMqU7
NWだっていやらしいんだよ
裏界古代神は世界創世が終わったあと暫くは肉便器ハーレムで
「今日はどの穴をお使いになりますかご主人様?」
「はい、じゃあ今日も私たちの卑しい便器穴に、セーエキいーっぱい捨てて下さいね(いい笑顔)」
こんな状態だったんだよ
だから反乱を起こしたんだよ
ベル様だって超(ryのふたなりチンポくわえまくりだったんだよ
でも皆がそれに言及しないのは皆も等しく同じ目にあってたからなんだよ


こんな感じの設定を脳内で繰り広げればNWはエロスの極致なんだよ
953名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:23:37 ID:Ceg6kjbn
守り手の初めては至高が貰っていった、という電波を受信した。
多分至高が「ここから先は、ちょっと刺激が強いぞ」とか言ってるせいだ、どう考えても二人っきりでいいふいんき(なぜか変換できない)になった直後の台詞にしか見えん。

>>947
全裸で正座しながら待ってるぜ!
954名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 18:17:28 ID:Uz2Yw8Pz
マジレスすると、「雰囲気」は「ふいんき」ではなく「ふんいき」
955名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 18:21:57 ID:7yKuK9Mh
既に古代精霊言語になりつつあるネタなのでけっこう長いこと2chやってても知らなかったりするんだが、
それ、「kwsk」とか「厨房」とか「DQN」と同じスラング的な言い回しというかネタ。
956名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 18:39:05 ID:gb1GMqU7
ん?
ツッコミまで含めて一連のネタだよな?
957名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 19:19:41 ID:UyJL+udT
ネタにマジレスするまでが卓ゲ民のテンプレートです
958名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 19:22:41 ID:TD4hJc0s
レベルたけえw
959名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 20:28:05 ID:v1q+kD7K
>>953
至高が「ここから先は、ちょっと刺激が強いぞ」

至高「ちょっとくすぐったいぞ。なに、痛みは一瞬だ」
に見えた俺はカメンライドゥ
960名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 20:36:22 ID:DEk7DWl6
それはくノ一忍法帖的なプラズマカノンになるのか?
961名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 23:53:35 ID:C+RqTNwe
やだいやだい護り手たんは至高さんにほのかな憧れを抱いているんだけどFHに捕まって陵辱されたりゼノスに捕まって実験されたりするんだい
962名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 01:22:31 ID:fiMYbA2n
>>961
多分小さい頃死んだ父親の面影とか重ねてとか、そういう導入
963名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 02:37:42 ID:wSkMab6H
>>962
至高「どうした?俺の顔に何かついているのか?」
護り手「あ!!い、いえ、そういんじゃないんです!す、すいません!!い、いや、その……至高さんって、あたしの死んだお父さんに似てて……それで、その(もじもじ)」
至高(俺はそんなに老け顔なのかッ!!?)
964名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 02:45:31 ID:PitTyvKy
>>950
非常に、まっこと残念な事ながら……公式には頭に生えてくるだけである

だけどまぁTRPG的には「イレギュラー」はあってしかりだよね! PBWとは違うし!
965名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 08:36:27 ID:CzCSIIqa
頭からキノコでちょりそのぶを思い出す人は何人いるかな…
966罵蔑痴坊(偽):2009/08/28(金) 10:31:34 ID:xBkIY9d1
>671の続き。タイトルは『初めての……』
意図的に未完。

「眼が覚めたかね?真島彩花君」
「あ、あなたは……綾渕さん?」
「その通り!
 私の名は綾渕宗二、キミに“大切なもの”を奪われた男だ!!」
「ええと……仰っている事がよく分かりませんが。
 それより、ここはFHのアジト?もしかして、私を?」
「ああ、FHが君を捕まえるよう手配したのは私だ」

「え、ちょ、ちょっと待って下さい!まさか、あなたが私たちを裏切り……」
「裏切った?裏切っただと?
 キミが!この私を!裏切って!!奪い取ったのだと!!!

……そうか、キミは、自分の侵した罪を自覚していないのか……これを見たまえ」
「何ですか、その布……」
「これはね、私のかわいい、あ、“私の”はここテストに出るからな、可愛い可愛い玉野椿がはじめて使ったおしめだよ。私は紙おむつなどという無粋なものが嫌いでね」
「つ、椿の……って、何でそんなもの持ってるんですか!」
「決まっているじゃないか。
 血こそ繋がっていないが、いやだからこそ、私はあの子の父親だよ?
 可愛い娘の初めてのおしめ、記念に残すくらい当然だ。

 だが、君はあの子に何をした!?
 思い当たる事は無い様なので教えてやる。
 キミは、あの子の“初めてのブラジャー”を選んでやったそうじゃないか!
 この私が、この眼で見て選び、この手でつけてあげるはずのものを……

 だから私は、君の最後のパンツを選んでやろうと思ったのだが……」
「ちょ、ちょっと!何変態を告白しているんですか!」
「そこで悩んでいるんだ。
 キミに、どちらをはかせるか……」

「どうしようかね、この、股の部分がぱっくり開いたのと、熊さんパンツとで……」
967名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 11:18:55 ID:/TvAym5l
必至の人がNW本出すと聞いて
968名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 15:31:31 ID:/vWiPu5G
>>966
綾渕さんがそんな変態だと知ったら、つばきんぐ号泣だなw
969名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 18:48:21 ID:vpuvuB70
>>968
泣きながら綾渕さん(と、ついでに隼人)をサイコロステーキにしてるつばきんぐを幻視した
970名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 18:57:38 ID:Zgvb1vZh
椿:「そんな……綾渕先生……言ってくれれば……初めてのブラどころか……いまでも下着を選ぶの手伝ってもらってもいいんですよ……」
綾:「つつつつつつつ椿ちゃん!?」
椿:「サイズ……すぐに合わなくなっちゃって……毎年たくさん買い換えるんです……もし先生が良かったら……これから買いに行くの、付き合ってもらえませんか……?」
綾:「もももちろんだよ! 椿ちゃんの父親も同然の僕だからね! 娘の成長振りを確かめるのも役目だ!」
椿:「嬉しいです、先生……その……できればブラだけじゃなくて……その……パンティも選んでくれませんか?」
綾:「パンっ……!?」
椿:「先生の選んだ下着を……先生に着替えさせてもらいたいです……私」
綾:「喜んで引き受けさせてもらうよ椿ちゃーん!」

綾渕がタイム&アゲインで造りたかった夢の世界とはこんなものだったのだ、と予想。
971名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 19:38:06 ID:DgpmV857
ド変態だなw
そもそも、綾渕の立場ならほかのチルドレンを自分好みにくらいで来たんじゃないかw
そこまでして改変しなくたってw
972名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 20:03:57 ID:Suim/2J0
>>969
サイコロステーキって表現は新しいと思った。
でもあれ形成肉だから、マジ細切れにしたあとに四角くまとめて固めるんだよなー
973名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 20:28:47 ID:z4Fruqwe
モルフェウスとエグザイルの範疇だな
隼人と椿の結婚後共同作業
なお狛江とピーターパンが付き添いでサイコロ状に固めます
バックミュージックはレネゲイドロックです
974名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 20:39:53 ID:vpuvuB70
>>973
まとめるとこうか。

遙けき彼方より:捜索担当
エアシリンダー:狩猟担当
シザーリオ:狩猟担当その2
真円の狼:狩猟担当その3
永遠の少年:調理担当
スーパーソニック・スーパースター:BGM担当
コールドブラッド:新婦付き添い
975名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 20:50:21 ID:Adk83ni5
剣匠卿:式場乱入
976名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 20:53:14 ID:KBu2wdOl
仲人は誰だろう?微妙に既婚者がいないよーな…
977名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 21:03:54 ID:qDgSKsf6
きっと霧谷さんがやってくれるさ>仲人
978罵蔑痴坊(偽):2009/08/28(金) 21:19:41 ID:xBkIY9d1
>976
ん〜〜、同じOはたさんなのでエクスとエリーとか?
でも、しのさん分が……

「だってさ、柊君♪」
979名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 22:28:38 ID:3+MKR5Q2
最後のageついでにそろそろ次スレ立てて良いかな?
980名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 23:35:50 ID:Lk38o9yg
立てておくれー
981名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 00:24:06 ID:kI2AurYf
お願いします〜
982名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 01:23:54 ID:ukjKQG69
>>978
何故柊?
983名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 01:27:03 ID:vk81Ze2V
>>982
それ以前に俺は>>978はハンネをどうしたいのかが謎なんだが
これはツッコまない方がいいポイントなんだろうか?
984|ω・`):2009/08/29(土) 02:33:06 ID:i3fRaFIf

 |ω・`) <書きあがったけども次スレの方が良いのかな。

 >>953殿を全裸でお待たせしてるので風邪引いてないか心配
985名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 02:43:10 ID:O8SFTS16
可愛い
986|ω・`):2009/08/29(土) 03:29:52 ID:i3fRaFIf
 
 |ω・`) <今データ量確認したら11kbだたよ
 
 今のうちに投下してっちゃって良いですかね?そんで明日の朝みんながびっくりするといい。
 

 前提条件は
 ・いつものアリアンサガ・アル×ピアニィ。いちゃラブというか劇甘
 ・既にふたりは出来てます
 ・リプ2巻終了後くらいの時間軸。こまけえことは(ry
 

 というわけで投下〜。
987calling 1:2009/08/29(土) 03:33:25 ID:i3fRaFIf

〜calling〜


「…おやすみなさい」
部屋付きのメイドを帰して、寝室の扉を閉めて――ピアニィは小さく溜息をついた。
メルトランドへの遠征と、バーランドでの戦闘以来、執務は多忙の上に多忙を極めている。
戦闘での犠牲者への慰霊、復興の為の予算。新たに迎え入れた将達の生活の確保。その他諸々、仕事が湧き出ている状態だった。
もちろん、ピアニィだけではない。
これら予算を通した上でさらなる戦力強化をすべく、ナヴァールは毎日長老会議と激論を繰り広げているし、ベネットはそのお使いで

毎日街の中を駆け回っている。
アルもまた、筆頭騎士として――傭兵団同士の連携を取るべく話し合いに出向いたり、参入した兵たちを率いて訓練を行ったりと、忙

しく立ち働いていた。
…結果として、この数日間というもの、バーランド宮にフェリタニア首脳陣がまともに揃ったことがない。
揃ったところで寝に帰ってくるだけ、という有様で――執務室にほぼ軟禁状態のピアニィとはまったく顔を合わせることもない。

――ほんの一月ほど前。建国した当初のピアニィならば、寂しいと不満を零すこともあっただろう。
けれど、今は。フェリタニアのため、新たな平和を築く為に邁進すると決めた。
それに――支えとなる人もいる。
「…アル…」
ぽつりと、口の中に愛しい恋人の名を囁く。
例え会えなくとも、その名を囁くだけで、胸には力が湧いてくる。次に会った時に、相手に誇れる自分でいようと、奮起することが出

来る。
だから――休める時には休んでおかないと。そう気持ちを切り替えて、ピアニィは寝間着に着替えようとベッドに歩みより、はだけた

ローブを肩から落とそうとして――
「―――…っ!」
つるり、と金属を織り込んだローブが肌の上を滑る冷たい感触に、身を硬くする。
それはまるで――愛撫のようで。
ドキドキと胸が高鳴る。身体の奥の、敏感な部分が熱を持つ。湧き上がる情欲に戸惑って、ピアニィの口から悩ましい吐息が漏れた。
「や、あっ…なに、これ…っ…」
熱い身体を抱きしめるように支える。それでも足が震え、力が入らない。太股が擦れ合った瞬間――
「…ふぁ、んっ――」
ピアニィの薄い背が跳ねる。熱く蕩けきった秘裂の奥から、とろりと蜜が流れ落ちる――その感触に、ついに少女の体は崩れ落ちた。
「いや、なんで…っ、おか、しいよぉ…どうして、こんな…っ」
息も荒く。制御できない劣情に、びくびくと身体を震わせながら、ピアニィはゆるゆると首を振る。
床に座り込み、零れた蜜が下着を濡らすのを感じながら、それでも必死に、ピアニィは理性を保とうとしていた。
「――や、助け、て……アル…っ」

――――その名を、口にした瞬間。

その身に走る、震えの種別が変わった。ただの劣情でなく――渇望に。
アルに触れられたい。愛して欲しい。もっともっともっと、自分では触れられない奥まで。
何もかも抱きしめて口付けて。熱く深く強く長くきつく激しく――

渦巻く思考と、身を苛む熱に、ピアニィが倒れこみそうになったその時――
聞き慣れた一定のリズムを刻む、ノックの音が響いた。――小さく抑えた声も。
「……姫さん。起きてるか……?」
ふたりで取り決めた合図のノックと、愛しい人の声。福音の如きそれに、ピアニィは自分の足を励まして立ち上がり――ドアを開く。

988calling 2:2009/08/29(土) 03:36:10 ID:i3fRaFIf
「――…姫さん、大丈夫か? 具合でも悪いのか?」
ピアニィを一目見るなり、アルの顔に気遣わしげな表情が浮かぶ。荒い息と上気した頬を、体調不良のためと解釈したのだろう。
「―――アル…」
それこそ熱に浮かされたように、呟きながら。ピアニィは恋人を扉の内に引き寄せ――その胸に飛び込んだ。
「……おい、熱いぞ? 本当に具合が――」
驚いた声をあげるアルの腕の中で、首を横に振り――ピアニィは顔を上げて囁いた。
「…違う、の……違うんです、アル、あたし……っ」
熱い身体を精一杯に押し付けて。情欲に濡れきった、掠れた声で囁き、潤んだ瞳で見つめる。
その意図を理解したのだろう、アルの喉が小さく動き――ピアニィを抱きしめる腕に力がこもる。
…ドアを閉じ、鍵を確認して。―――振り向いたアルの唇が降りてきたとき、ピアニィの口から歓喜の吐息が零れた。
「はあ…っ――ん、ふ…ぅっ……」
かすかに身をよじり、いつもよりずっと激しく舌を絡める。零れた唾液が顎を伝い、溢れた蜜が薄い下着を更に濡らす。
足を開き、アルの太股に濡れた下着ごと腰を擦り付ける――はしたない行為だと思いながら、身体は言うことを聞かない。
口付けながら、アルの手がピアニィの身体をまさぐる。その手がスカートの中に入り、下着に触れて――
「……凄いな。――こんなに濡れてるの、初めてじゃないか?」
感嘆したような囁きを耳元に吹き込まれ、ピアニィの背に戦慄が走る。ガクガクと、足が震えだした。
「や、だって…、アル、あるぅっ……あぁん、や、もう、ダメっ…」
下着の上からあくまでも優しく滑る指に、もっとも敏感な部分を押し付ける。そのまま昇りつめてしまいそうになったとき――
アルの腕がひょいと、ピアニィを抱き上げた。
「――ふぁ、あん、や、アル、いじわるっ…しちゃ、やあぁ…」
ぱたぱたと身悶えするピアニィの姿に、アルが苦笑する。
「…せめて、ベッドまで我慢してくれよ。そっから先はいくらでもしてやるから――」
ほんの数歩でベッドに辿り付き、シーツの上にピアニィを降ろして、アルは手早く服を脱ぐ。
自分も服を脱ごうと、身を起こしかけたピアニィに――楽しげなアルの声が掛けられた。
「姫さんは、そのまま寝てろ。――俺がやるから」
…言葉どおり。裸になったアルはピアニィの上にのしかかり、殊更ゆっくりと丁寧に服を剥ぎ取ってゆく。
指が肌を掠めるたび、肌が空気に触れるたびに、焦らされきったピアニィの口から切ない声が溢れ出る。
「―――ぁあ、は、んんっ…やぁ、アル、はやく…はやくぅ……っ」
「…ああ。すぐに、全部、気持ち良くなるから…な」
最後の一枚、愛液で濡れそぼった下着をゆっくりと脚から抜いて――そのまま足を開かれる。
「…アル…お願い、です…このまま…ほしいの…っ」
荒い息と共に懇願するピアニィの前で、アルは優しい笑顔を見せた。
「……ああ。俺もずっと、姫さんが欲しかった。――逢いたかった」
囁き、額に優しく口付けて。アルはそのまま、蜜の零れ出るピアニィの秘唇に、己を突きたてた。
「―――あ、ああぁ、ひゃ、う……んっ、アル、あるぅ…っ、ああん、あああぁぁぁっ…!」
意味をなさない、甘い絶叫と共に、挿入の刺激だけでピアニィが果てる。ガクガクと震える唇に、アルの優しいキスが触れた。
「…大丈夫か、ピアニィ――」
愛しい声で、名前を呼ばれて――それだけでまた軽く達してしまいそうになる。何とか小さく頷いて、ピアニィは恋人の首にそっと腕

を絡めた。
「だい、じょうぶ…だから――アルの、好きなように、して…ください…」
荒い息の下で途切れ途切れに囁き返すと――今度はアルが苦笑する。
「………嬉しいけどな。今そうしたら、壊しちまいそうだ――」
言葉の終わる前に力強く突き上げられて、ピアニィの身体が跳ねる。
「あ、んっ…ふぁ、ああぁっ、あふ、ぅっく、くるのぉ、もぉ、あ、やああああっ!」
頭の中が白く灼ける。気を失わないのが不思議なほどの快感に、ピアニィは必死でアルの身体にしがみついた。
989calling 3:2009/08/29(土) 03:36:40 ID:i3fRaFIf

…自分の内が、アルをきつく引き付け、呑み込もうとしている感覚が分かる。本当に蕩けて、ひとつになってしまいそうな快楽に、ピ

アニィの瞳から涙が零れた。
「あ、る…あぁ、アル、ずっと、一緒にいて…離さ、ないで…あたしの、っ…」
切れ切れの、半ばうわごとのような囁きに、アルは真剣な表情で頷き――微笑んだ。
「ずっと一緒だ――ピアニィ。絶対に離さない。――俺のものだ」
囁いて、また深く口付けて。舌を絡め、吸われて、熱い吐息が唇に触れる。
きつく抱きしめられて、汗に濡れた肌が重なる。――硬く尖った乳首が擦れ、ピアニィは悲鳴のような嬌声を上げた。
「ああ、あぁあ、あん、や、そこ、だめぇ…っ!」
敏感な部分への刺激に身悶えた瞬間――膣内の奥に受け容れたアルの陽物に震えが走る。アルの端正な顔立ちが、苦痛とは違う意味で

歪んだ。
「――――っ、ピアニィ…っ、もう、俺もっ…!」
「は、い…っ、きてぇ、ある、はやく、あ、あぁ、ああぁぁぁっ………!」
それまで以上の速さで動いた陽物が、膣内で大きく膨れ――ピアニィの中を滾る熱で犯す。
低い唸りとともに、自分の中に全てを吐き出したアルを抱きしめて――ピアニィもまた、何度目かの絶頂に達していた。
「――ふぁ、あ………っ」
手足の先から力が抜けていく。くったりと、気怠い感覚のままに身を投げ出しながら――不思議と、感覚だけは敏感なまま残っていた。
「―――は……っ…」
大きく息をついて、体を預けてきたアルを、力の入らない腕で抱きしめると、ピアニィの口からも大きな吐息が溢れた。
そのまま、互いの荒い呼吸だけを聞いて、時が過ぎる。――初めて共有した時間が嬉しくて、ピアニィの口元に笑みが浮かんだ。
「…………アル…だいすき、です…」
ほぼ目の前にあった恋人の顔に正面から視線を合わせて、愛しさをこめて囁く。アルも優しく微笑んで、抱きしめ返してくれた。
――そして気付く。いまだ自分の中にいたアルの分身が、存在を強く――あまりに強く主張していることに。
「……あ…あの、アル……何か、まだ…っ」
「…っ! わ、悪ぃ姫さん…っ、今――」
顔を真っ赤にして、慌てて身を引こうとするアルを、こちらも急いで引き止める。
「や、あの、待って、いいの…っ、アルが…その、欲しいなら、あたしも…っ…」
「―――姫さん…」
頬が熱くなるのを感じながら早口で囁くと、アルの目が丸く見開かれる。――恥ずかしくて目を伏せながら、ピアニィは一番大切なこ

とを…告げた。
「……だから……ふたりだけの時は、ずっと、ピアニィって…呼んで……?」
――上目遣いに様子をうかがうと、アルが真剣な眼差しでこちらを見ていた。…ほんの一瞬。
だけどすぐに、琥珀の瞳に、この上ない優しい光をたたえて――アルの唇が耳元で囁く。
「―――ああ、わかった…ピアニィ」
息がかかるほど近い囁きが、本当に嬉しくて――ピアニィは恋人の首に腕を回し、強く抱き寄せた。
抱き返してくれたアルの手が滑り、繋がったままの腰を引き寄せる。思わず小さく喘いだピアニィに――今度は、熱い囁きが届く。
「………ピアニィ。このまま、もう一度――」
「――は、い…あたしも、アルが……欲しいの…っ」
囁きを返すと、自分の内の陽物が震え、また小さな喘ぎが零れる。――小さく笑って、アルの手がピアニィの額の髪をかきあげた。
「……あんまり、そういう――可愛い事言うなよ…我慢できなくなる」
小さく、呟くような言葉と共に額に口付けて――そこからのアルの愛撫は、激しかった。
まろやかな胸を転がし、尖った先端を摘み、歯を立てて痕を残す。背中に指が走り、内腿を撫で上げられ、指を咥えて舐められる。
繋がった部分も離れることなく、幾度も突き上げ貫かれ――ピアニィの口からは、悲鳴のような喘ぎが溢れ出た。
「――ああぁっ、はぁ…っ、あるぅ…っ、すごい、の、ぁあんっ、ふぁああああん…っ!」
揺さぶられ身を反らしながら、ピアニィは全身でアルにしがみつく。アルの唇から熱い吐息と、掠れた声が零れた。
「――――ピアニィ……もう、イくぞ…っ」
「は、い…っ、アル、一緒、に――」
囁いて口付け、アルの動きに身をゆだねながら――全身で愛しい人を抱きしめる。
内と外、両方からアルの震えを感じ、先よりも多いほどの熱が自分の最奥に放たれたのを感じながら――ピアニィは意識を失った。
990calling 4:2009/08/29(土) 03:37:46 ID:i3fRaFIf

 ※    ※    ※

…さすがに起き上がることも出来ないピアニィの髪を、アルの手が優しく撫でている。
充足した虚脱感にとろとろとまどろんでいると、気遣わしげな表情でアルが顔を覗き込んできた。
「…大丈夫か?―――今日はその、なんか……凄かったけど」
口篭もり目を反らすアルにつられて赤面しながら、ピアニィはシーツの下で指を合わせて、小さな声で答えを返す。
「……え、と……アルに、逢いたいなあって思って名前を呼んだら―――なんだか…あの…すごくドキドキして――」
「―――そか。……ごめんな」
すまなそうに呟くアルに、慌ててピアニィは視線を上げ、首を横に振る。
「いえ、忙しいのは、アルのせいじゃないですし――あたしがもっと頑張れば良いだけで」
「…姫さんが一人で頑張ってもどうなるもんでもねえだろ。そう言ってすぐ頑張りすぎるから――」
「――『姫さん』?」
咎めるように上目遣いで見つめると、アルがうっと唸って言葉に詰まり――撫で下ろしていた髪を、今度は房を取って弄りながら、小

さく溜息をついた。
「………『ピアニィ』。ともかく、根詰めすぎるなよ? 俺もできるだけ顔出すようにするから」
宥めるような声に小さく頷きを返して――ピアニィはポツリと、願いを口にした。
「―――アル。今日はずっと、一緒にいてくれますか……?」
その途端。アルの動きがぴたりと止まり、微妙に顔を反らしながら――
「………いやその俺はまあ構わないつーか嬉しいけど、姫…じゃなかったピアニィはその、明日も仕事多いし……」
ぶつぶつごにょごにょと囁かれた言葉に、意図を取り違えられたことに気付いて――ピアニィは頬を染めながら慌てて否定する。
「――え、や、あの、ちが…違うんです、あの…そうじゃなくってっ、なんか凄く久しぶりな気がするからそばにいたいって――」
…言えば言うほどドツボにハマっていく気がして、ぐるぐると思考しながら黙り込んでしまうピアニィを――アルが小さく笑って頭を

撫でた。
「――わかったって。要は俺に、部屋に帰るなって事だろ」
「は、はいぃ……」
熱くなってしまった頬を抑えて頷くと、アルは手を止めて優しく笑ってくれた。
「…今日はこのまま、ここにいるから。明日も早いんだろ? もう寝ちまった方が良いぞ」
「――はい、そうします…。ちょっと、もう………」
言いながら、生あくびを漏らすピアニィに苦笑して――今度はアルの手が、子どもをあやすように背中を叩く。
心臓の音と、ほぼ同じ優しいリズムに――ピアニィの瞼が急速に落ち、意識が遠くなる。
「………おやすみ、なさい――アル…」
「ああ、お休み――ピアニィ」
闇の中に聞こえる愛しい人の声を最後に、ピアニィは夢の中へと落ちていった…。
991|ω・`):2009/08/29(土) 03:40:10 ID:i3fRaFIf
 
 |ω・`)ノ <投下終了〜。
 

 同室フラグktkr、ってお話でした。ほんとにタダのエロ話ですが、こうなったのは矢野にゃんのせいです。
 SS書きのネタを潰すのはマジでやめていただきたい!w
 それではまたの機会まで〜。

 |ω・`)ノシ
992|ω・`):2009/08/29(土) 03:41:29 ID:i3fRaFIf

 そして改行ミスに気付く… orz
 
 変な空間は気にしないで下さい。
993名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 04:54:36 ID:JBUe00va
甘ぁぁぁぁぁぁぁい!(某一発屋芸人風)
もうGJとしか言いようが有りませんよ!おなかいっぱいです。
994名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 06:58:12 ID:kkCKkADN
次スレはまだかのぉ・・・
こっちも投下控えて待機中なんじゃ・・・
995罵蔑痴坊(偽):2009/08/29(土) 09:13:00 ID:FPbiTDgT
では、ちょっと立ててみようか。

>982
ん〜〜、茉莉のつもり。
>983
HN付けておかないと、後で自分の発言が分からなくなるから。それと消し忘れ。エロパロ板っぽく。
996罵蔑痴坊(偽):2009/08/29(土) 09:28:01 ID:FPbiTDgT
卓上ゲームエロパロ総合スレ31
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1251505566/l50

立ててきた。
何故かニュー速板に立てそうになったのはN市のみんなと君だけの秘密だ。
997名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 09:31:33 ID:/BkVSRSw
>>996


>>986
容量だけじゃなくてレス数も足りなくなっているのに投下するなボケ
998名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 09:57:20 ID:ZlkJPy7O
まあいいんじゃない?結局足りるとふんだから投下したんだろうし。

というわけで梅。
999名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 10:14:16 ID:M47yN3Qu
>>1000ならエロゲ版DX発売
1000名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 10:17:58 ID:0Ju93xOZ
>>1000なら上級ルールでつばきんぐと隼人が入籍
10011001
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