Ruina 廃都の物語エロパロ 二世

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593名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 04:27:23 ID:iLLdeoPe
うはw深夜に見に来てよかった
アルソン×フランは思いつかなかったなー
超さわやかカップルに乾杯!
594名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 06:48:32 ID:0fN3ZrJl
良作ラッシュでGJが追いつかない幸せ!
神殿コンビの人も、もうやだこのひばり亭シリーズの人もGJ

しかし最後のシーンで異様に顎がシャープになった女性陣を思い浮かべてしまい、泣きたくなった
595名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 09:28:25 ID:09ooI/VG
メロさんババ抜きワロタ
596名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 18:51:52 ID:Z/4GzDHs
>>594
いやそこは咲だろJKw

神官の人、ヴァンチームの人、どっちもGJ!
597名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 19:05:15 ID:XziVf7Nl
>>596
調べて意味がわかった、あの立体感溢れる麻雀漫画の話してるのかお前らw
598名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 19:09:48 ID:cy2BiDxr
ファンタジーで麻雀で女性上位というといまだに麻雀幻想曲のイメージが強い
599名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 22:33:43 ID:cx6NEHU/
シーフォンの屠りのリーチの呪文!
「自模によって断たれぬ物なし! 死ねやクソがァ!」
フランの手裏剣がアタリ牌を大河に流す!
「すみません……」
役満積み込みLv4が聖剣で真っ二つにされて河に捨てられる麻雀魔王が忘れられません
600名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 22:35:27 ID:Udn9PwV9
アタリ牌を河に流したら死ぬだろw
601名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 22:45:55 ID:d6ZIk0d7
麻雀ネタというと、100円投入「かすみ、勝っちゃったー(はぁと)」が忘れられない
数知れぬサラリーマンたちの昼飯代を吸い取った恐ろしい呪いだ

>>599
トリプルウォーズだっけ?違うか?
602名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 23:09:51 ID:uVtkybBT
雀神・雀鬼→テレージャ、アイリ
雀豪→キレハ、フラン、
堅実に強い→ウェンドリン、マナ、ネル
基本的には弱いが、ときどきとんでもないことをやらかす→フィー、エンダ、チュナ

脱衣麻雀ゲームだとこんな感じだろうか。
とんでもなく強い隠しボスとしてユリア様が、アイン的ポジションでゼスがいたりして。
603名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 23:19:27 ID:5iEEOBsj
Hボタンを連打しろ!
近所のゲーセンのホットギミックも
Hボタンだけやたらへたってたなw
604名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 23:31:46 ID:f3x3fPul
ネルはおじさんに見込まれやすい的な意味で
異様に剛運なのもアリかもなあ。
妙に味のある顔のおっさんがいちいちおののくの。
605名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 23:47:00 ID:DOpTpFuc
教授の一陣に見込まれた挙句集団レイプされてしまうネルさんのエロSSください。
606名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 23:58:03 ID:XziVf7Nl
>>605
幼なじみ「ネルちゃん、起きてよ〜(はあともう朝だよ?」

幼なじみ「早く起きないとイタズラしちゃうよ?」
義理の妹「も〜、お兄ちゃんってば、いつもねぼすけなんだから。ぷんぷんっ」
委員長「迎えに来てあげたのに、いつまでも寝てるんじゃないわよ!」
宇宙人「フィーさんを起すには、肉体的な刺激が最適・・・とデータにあります」
猫耳メイド「にゃは☆それじゃあみんなでくすぐっちゃうのだ☆」
607名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 00:01:34 ID:ZI4JzJGA
>>602
Hボタン連打のご褒美画面で
「服が破れる(鎧が壊れる)」「スライムに服を溶かされる」「触手に脱がされる」
この辺ありそうだな
608名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 00:02:20 ID:XziVf7Nl
後半この前とったデータのままだったwまあいいや
609名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 00:51:41 ID:lUz0naKJ
盗賊の技持ちのパリス、フラン、しーぽん、アイリで
サマあり麻雀バトルは面白そうだなw
610 ◆1HLVKIREhA :2009/09/10(木) 01:27:07 ID:RxVmGrF4
ホルムの町は、未だ混乱の最中にあった。
神殿軍による占領状態は公子テオルによって解決を見たものの、未だに町を覆う異変は終結の兆しもない。
占領中のような緊張した雰囲気はなく、再建のための喧騒に包まれている。
そんなホルムの川べりをのんびりと歩く少年が一人。
ぼーっとした顔をしているが、その実、異変の元凶である遺跡の核心に最も近い人物である。
とは言え、彼もただの少年であることに変わりはなく、たまには遺跡探索を休んでゆっくりしたい時もあるのだ。
神殿軍との戦争において様々な出来事に襲われた直後であれば尚更だ。
天気もいいし昼寝でもしようかと河原の芝生に目をやると、先客の姿が。
遠目にも見間違えようのない黒髪に異国の装束。
武者修行のために放浪中の旅人であり、現在は少年の探索仲間でもあるキレハだ。
近付いてみると、無防備に<狼>の耳を頭部から生やして穏やかな寝息を立てている。
警戒心の強い彼女の隣に腰を下ろしても起きる素振りを見せないというのは、信頼の証のようで少し嬉しい。
普段は取り澄ましたような表情でいることが多いだけに、あどけない寝顔がより可愛らしく見える。
何かと世話焼きな性格の彼女に親切にされて、少なからず好意を抱いていることもあり。
ついでにその好意を自覚させられる出来事もつい最近あり。
そこへこの寝顔を見せられれば、多少の悪戯心が湧いてきた思春期の少年を責めることはできないだろう。

まずは頬をふにふにとつついてみる。
「んにゅ……」
イメージに反して、甘えるような声を漏らす。
その一瞬によぎった雑多な想いを一言にまとめるとこうなるだろうか。
――何だこの可愛い生き物は。
微かな音に反応して小刻みに動く<狼>の耳が小動物的な雰囲気を助長する。
ふわふわした毛に包まれた耳に触れないように、髪に指を通す。
「……んっ」
繊細な黒髪に触れる感覚が心地良く、同時にキレハも気持ちよさげに鼻を鳴らす。
不規則な上に荒っぽい生活をしているはずなのに美しい髪を保っていられる事実には感心するほかない。
……さて。
あまり異性とのスキンシップに慣れていない少年に、これ以上を望むのは酷かも知れない。
右手が宙をさまよった挙句どこへも行きつかずに下ろされ、キレハの整った顔へ少年の色素の薄い顔が近付いていく。
唇が頬に接触しようかというその刹那、
「う……ん」
キレハの瞼がゆっくりと上がっていく。
無表情な少年にしては珍しく慌てた様子で顔を離し、何もなかった風を装う。
「あら……どうしたの?」
軽く伸びをしながら上半身を起こしたキレハが、まだどこか抜けたような表情で首を傾げる。
――何だこの可愛い生き物は。
そんな想いは微塵も見せず、何でもないと首を横に振る。
「そう……あ。うー、その、寝顔、とか、見た?」
少しずつ現状を把握するに従って、ほんのりと頬を朱に染めて微妙に目を逸らしていく。
「いえ、別に、嫌とかじゃないんだけど。やっぱり、ほら、ねえ、恥ずかしいし」
たしたしと頭を叩いて耳を引っ込める。
動揺、と言うよりも照れているのがありありと見て取れる。
「用があるなら起こしてくれてもよかったのに」
などと言われても、昼寝をしようとしていただけで特に彼女に用があったわけでもない。
むしろ昼寝よりも有意義な時間ではあったが、そういった事実はやはり伏せておく。
「ふうん。じゃあ、えーっと、一緒に、寝る?」
場面によっては艶っぽい意味に取られかねない台詞を照れながら吐く。
――恐るべし、天然。
しかし隣で寝ることを許してくれたという意味でまたキレハとの親密な距離感を感じ、喜んで申し出を受ける。
間近でキレハの寝顔でも観察してやろうと意気込み、しかし日頃の疲労からか、あっという間に寝入ってしまう。
「もう、寝ちゃった?……むー」
一方キレハは、気になって仕方がない異性を意識しながら眠れるほど図太くはなく。
かと言って寝ている隙にあれこれできるほど積極的でもなく。
高鳴る胸を押さえつつじっと寝顔を見つめ続けるという、何とも言えぬ時間を過ごす羽目になった。
混乱の最中でも、甘酸っぱい青春は存在するのである。というお話だったのさ。
611 ◆1HLVKIREhA :2009/09/10(木) 01:27:28 ID:RxVmGrF4
キレハの寝込みを襲ってみよう(未遂)編
麻雀の流れをぶった切ってぬるいいちゃいちゃを投下する暴挙
やっぱり非エロの方が書きやすいなあと実感する
主人公はいつも通り皆さんの頭の中で補完するとよいよいよい(例のアレ含む)
恋人になる前の段階の微妙な空気とか良くないですか?良くないですか
最近はスレの流れにティンと来るネタが少ないのでどこぞのエロゲから閃いてしまいました
612名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 01:28:17 ID:dy4Pd7CG
>>606
トラウマが蘇っちゃうらめぇええええ!!
謎の電波を受信したので、カカッと書いてみた。
毎度お騒がせしています、ヴァンと奇妙な仲間たちのお話です。
時間的にはキレハとパリスがどうこうの前の話です。
613名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 01:32:25 ID:dy4Pd7CG
リロードしなかったらすぐこれだ!
>>611
俺の2828が止まらない!GJ!
今度、ロリorショタ顔主人公で進めてみるかなぁ……
6141/9:2009/09/10(木) 01:33:38 ID:dy4Pd7CG
失敗だ。完全に失敗だ。
何の準備も無しに見慣れない、突然現れた遺跡に潜るだなんてどうかしていた。
おかげで随分ひどい目にあった。いや、今もあっている。
今まで遭遇した事の無い強敵に何度も出くわした。
何度も解錠に失敗し、必死に罠を避けながら開けた宝箱の中身はただのロープだった。
怪しげな魔女の占いを受けてからは、異様に強いイカの化物に何度も襲われた。
好奇心猫を殺す。昔の人は良い事を言うものだ。
「よし……ここなら休めそうだ」
先行していたメロダークが、比較的安全なスペースを見つけてきた。
近くには澄んだ水を湛えた井戸もある。
少しだけ口に含むが、臭いも妙な味も無い。
口にしても問題なさそうだった。
「ああ……脚が棒のようだよ……」
テレージャがその場に座りこむ。
無理も無い。随分奥深くまで潜ってきてしまったし、
途中何度もイカの化物から全力疾走で逃げ延びたのだから。
……俺も、正直ヘトヘトだ。
6152/9:2009/09/10(木) 01:34:29 ID:dy4Pd7CG
火を熾すメロダークの脇で所持物の確認をする。
傷薬は残り少ないが、材料は手元にある。
野営中に調合すれば問題なさそうだ。
問題があるとすれば、食糧か。
あるのは干し果物とアルソン手作りのクッキーのみ。量も僅かだ。
もし明日になっても出口が見付からなければ、最悪の事態も覚悟しなくてはならない。
詫しい夕食を水でごまかし、見張りのローテーションを決める。
遠慮するテレージャを丸め込む形で、見張りはメロダークと俺で交代する事にした。
流石に、一番疲弊しているテレージャに任せるのは酷な話だ。
それでも、彼女は残り僅かな魔力を割いて魔物よけの呪文を唱えてくれた。
「俺が先に見張ろう。ヴァン、3時間程経ったら起きてもらうぞ」
メロダークに入口を任せ、毛布にくるまる。
少しでも、疲れを取らないと……
6163/9:2009/09/10(木) 01:35:06 ID:dy4Pd7CG
「……ヴァン君、まだ起きているかい?」
消えそうな程小さな声でテレージャが尋ねてきた。
振り返ると、彼女は上半身を起こし、巫女の服を脱ぎ半裸になっていた。
「す、すまない。こっちは見ないでくれ」
彼女は少し慌ててそう言った。
「どうしても汗が気持ち悪くてね。身体を拭きたかったんだ」
そういう事は先に言って欲しかった。
薄暗い部屋ではあるが、確かに彼女の身体を見てしまった。
くびれた腰と、たわわに実るふたつの果実。
衣服の上からでもわかる、大きさにも形にも恵まれた美しい乳房。
それが、ダイレクトにこの目に飛び込んできたのだ。
「……すまない。もう大丈夫だよ」
しばらくの間の後に聞こえた、彼女の声に振り返る。
彼女はしっかりと毛布にくるまっていた。
裸のままとかいう、お決まりのオチが無くて良かった。
「迷惑かけたね。それじゃ、おやすみ」
悶々とする気持ちを抑えつけて、眠りへと落ちていく……
6174/9:2009/09/10(木) 01:35:35 ID:dy4Pd7CG
丁度、まどろみの国へと片足を突っ込んだあたりだった。
背中に、毛布越しの柔らかい感触が伝わった。
「ヴァン君。ひとつだけ願いを聞いてくれないか」
耳元でテレージャが囁く。吐息が耳にあたり、こそばゆい。
「キス、してくれないか?」
唐突な願い出に、思わず声を挙げそうになる。
振り向いた先の彼女は、普段の飄々としながらも聡明なテレージャでは無かった。
儚げで、憂いを秘めていて、そしてひどく艶めかしい。俺の知らないテレージャだった。
鼓動が高鳴り、血が滾る。頭が熱くなる。
何かの本で読んだ事がある。
生命の危機に瀕した時、本能は種の存続を最優先する。
つまり、そういう事だ。
そんな事を場違いな程暢気に考えている間にも、
本能の獣は理性の縄を喰い千切りつつある。
このまま彼女と交わりたい。
神に仕える彼女を、人間の手で滅茶苦茶にしてしまいたい。
その乳房をこの掌で嬲ってやりたい。
その秘所を俺で塗り潰してやりたい。
その唇を、奪いたい―――
本能の趣くまま、彼女の唇へと喰いかかる。
6185/9:2009/09/10(木) 01:36:46 ID:dy4Pd7CG
その瞬間、誰かの顔が目に浮かんだ。
小さな頃から知っているその顔。
一緒に笑い、時には喧嘩をして、泣かせたり泣かされたり。
それでも、最後は一緒に笑っていたその顔。
理性の最期の一噛みか、それとも別の何かの力なのか。
本能の獣はふたたび束縛された。

しかし、そんな急には停まれない。
勢いのまま、彼女に口付けをした。
柔らかい。
触れるだけのキスをして、彼女の顔から離れた。
「本当に、キスだけなんだな」
テレージャはおどけてそう言った。
「……少し、話をしても良いかな?」
6196/9:2009/09/10(木) 01:37:22 ID:dy4Pd7CG
――――……
ある所に、まだまだ新米の巫女がいました。
彼女はとある遺跡を調べたくて、異国の町へと旅に出ました。
そこで彼女が出会ったのは、その遺跡にはじめて足を踏み入れた青年でした。
そのまま彼やその仲間と共に、彼女は遺跡の探索をはじめました。
率先して未知の領域へと踏み出し、どんな魔物や困難にも勇敢に立ち向かう青年。
逞しくて、頭が切れて、温室育ちの彼女の知らない色んな事も知っていて。
それなのに、時々間抜けで、意外とお茶目で。
そんな青年に、彼女は恋をしてしまいました。
けれども青年には、他に好きな娘がいるようです。
それでも諦めきれない愚かな彼女は、
僅かな可能性にすべてを賭けてみようと決心しました。
6207/9:2009/09/10(木) 01:38:28 ID:dy4Pd7CG
――――……
「そして彼女は、すべてを悟り、受け入れることが出来ましたとさ」
おしまい。と、テレージャはその物語を締め括った。
……全然、気が付かなかった。
「……本当に愚かで、穢れた女さ」
そう言って彼女は背を向けた。
「願い事、叶えてくれてありがとう。それと……」
それと?
「もし君の好きな娘が彼女の予想通りなら、きっと未来は明るいそうだよ」
嬉しさと、後ろめたさが頭に交錯する。
「それともうひとつ」
テレージャが振り返り、俺の顔を見つめて言った。
「もし青年が、その好きな娘を悲しませる真似をしたら、絶対に許さないとさ」
……そうだよな。俺も、あいつを悲しませたりしたくない。
「絶対、ここから生きて帰ろう。おやすみ」
それだけ言って、テレージャは眠りに就いた。
6218/9:2009/09/10(木) 01:39:15 ID:dy4Pd7CG
まどろみの国へと踏み出した俺を、今度は別のものが引き戻す。
魔物の臭いだ。
飛び起きて武器を手に取り、入り口へと駆け出す。
しかし、次の瞬間、俺は目を疑った。
メロダークの剣が光を帯び、壮絶なまでの連撃を放った。
先程まで散々俺達を恐れさせたイカの化物の巨躯は、瞬く間に散っていった。
「……起こしてしまったか」
唖然とする俺に、メロダークは言った。
「少し、話がある」

彼の話を聞いて、俺は少なからず衝撃を受けた。
メロダークは傭兵などではなく、シーウァの騎士だった。
そして、俺を監視し、シーウァへと連行する任を受けていたという。
かつて栄えたアルケアの王、タイタスの復活の阻止の為。
そして、異変の終息の為に。
「……だが、俺はお前を信じてみたくなった」
メロダークが俺を見据える。
「お前はきっと、タイタスの力になど屈しない」
ここまで饒舌な彼を、俺は知らなかった。
「この事は、仲間には内密にしておいてくれ。それと……」
今度は何だ?
「こんな状況で女と乳繰りあうのは関心出来ないな」
見てたのかよ。さっさと国に帰りやがれ。
6229/9:2009/09/10(木) 01:40:20 ID:dy4Pd7CG
結局碌に眠れないまま、再び探索へと戻った。
出口は、野営した部屋のすぐ側にあった。
結局、遺跡で手にいれたものはロープ1本のみ。
外に出た途端、メロダークがイカの化物の肉片を鍋で煮込もうとしだした。
2人がかりで彼を説得し、急いで町へと帰還した。

そして今、こうしてひばり亭で温かいスープとパンにありついている。
「もう、薬草採りに行ってくるだけだと思ったのにさー」
スープを作ってくれたネルがテーブルに座る。
「あんまり心配かけさせないでよね」
テレージャの話した、「彼女」の言葉を思い出す。
素直にネルに謝罪の言葉を告げ、頭を下げた。
「うん。いい子いい子」
頭を撫でられた。テレージャがニヤニヤして俺を見ている。
なんなんだよ、畜生。

……テレージャの事にしても、メロダークの事にしても。
俺達は互いに命を預けあっているのにも関わらず、
知ってる事は驚くほど少なく、思っている事は悲しいほど察せていない。
そういう意味では、今回の冒険はとても大切なものだったと思う。
623名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 01:42:07 ID:dy4Pd7CG
真人間なテレージャとメロさんが書きたいだけでした。
俺の日常がどんどんRuinaに侵食されていく!
それでは、失礼しました。
624名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 02:02:18 ID:ZAbnS3jH
>>611
GJ!
キレハかわかわ
最強すぎる俺の嫁

>>614
乙女テレージャGJ!
ちんぴらなのになんという純愛…このヴァンは間違いなくモテ夫(ゴクリ)

ていうか作品大量投下でGJ全然間に合わない
神スレすぎる
職人さんたちありがとうすげーよあんたら
625名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 07:58:58 ID:6WXRZ+tr
>>611
乙。見にきてよかった

>>623
ハハハ・・・寝ぼけた勢いで投稿した甲斐があったw
文字だけだとどんなギャルゲだよって、何かを期待した人が
プレイ中に顔グラみて憤死したら、俺のせいだよなww
626名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 09:35:31 ID:MrB8A7iB
>>611
GJ!
いやはや、キレハは可愛いしエロもできるし本当に万能だな
627名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 11:55:47 ID:VBrhHWML
>>611
GJ!キレハかわいいよキレハ

>>623
GJ!テレージャも良いけど、最後のネルもなんか萌えた
628名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 11:59:18 ID:sC+GOgRX
GJGJGJ!キレハ最高!
629名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:35:40 ID:Qk9M0/5p
>>611
GJGJGJ!
>恋人になる前の段階の微妙な空気
素晴らしい、よく分かっていらっしゃる。
思春期万歳!

>>623
ピュアなテレ子さんとかっこいいメロさん素晴らしいなあ。GJ!
二人ともかっこいい。テレ子さんもネルもかわいい。
ただ、三角関係要素があるならできれば先にその旨書いといて欲しかった。
630名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:57:05 ID:0ySt4wfa
500KBも近づいてきてることだし、埋め代わりの賑やかしとして各ルート主人公八人+αの学園パラレルラブコメパロディーです
※危機感知※
なにか邪な気配がする……

廃都物語X

――運命の出会いは、いつも突然――
「きゃーん☆遅刻ちこ……ぬあんっ!」
 いつもの通学路の曲がり角、出会い頭でぶつかったのはパンを加えたイチゴパンツの見慣れない美少女。
 純粋な輝きを放つ大きな瞳、眩しすぎる禿頭にチャーミングな角、筋骨隆々な美脚、そしてスカートから覗き見えるイチゴパンツに、キャシアスは一瞬で虜となった。

――可憐に咲き誇る華の登場は、平穏な毎日を嵐と変えた――
「アーガデウム学園から来た夜種子だ」
「き、君は……!」
「むむっ、今朝の」
 唐突な美少女の出現と、すでに彼女と面識があるキャシアスに対し男達の本能に火が着いた

――愛しい人のハートを手に入れるための熱いバトル!――
「こんなに誰かを愛しいと思ったのは君が初めてだよ、夜種子……」
 恵まれた環境に育った学園の貴公子・キャシアスは初めての恋に落ち、
「不思議だな。お前だけは傍に居てほしいと思える」
 孤高の一匹狼・アベリオンは閉ざしていた心を開く。
「キャシアスとアベリオンのほえ面拝むのも面白そうだな」
 すれきった不良・ヴァンはその言葉で己の本当の気持ちを隠して手を伸ばし、
「僕は変わる。
 君の心を手に入れて! 神官=地味という印象をぶち壊すんだ!」
 物静かな好青年・エメクは戸惑いながらも己の心に従って立ち上がる。

 彼らの一途な気持ちに、夜種子はどう応えるのか!?
「ふっふっふ、興奮するのう……! ほとばしる熱く若いパドスをキッスで受け止める……堪らん!!」

――他のヒロイン達も魅力的な美少女揃い!――
「君のような人が(生徒会に)欲しかったんだ。私についてきてくれないか?」
 才色兼備の宝塚系生徒会長、ウェンドリン。
「ふふん、ようやくあたしと張れそうな子が出てきたわね」
 自信家で小悪魔な学園のアイドル、アイリ。
「夜種子ちゃん可愛い! 大好きっ! でもお兄ちゃんとっちゃ嫌だよ?」
 明るく朗らかなお兄ちゃんっ娘、フィー。
「何も起きなければいいのですが……」
 物静かな霊感学級委員長、マナ。

 彼女達は夜種子のよき親友・強敵(とも)となるのか? それとも!?
「柔らかな唇もいいのう……! 我輩、男も女も構わず食っちゃう奴なのである」

 鬼神・ゼスが渾身の力を込めて放つ、多数の魅力的なキャラクター達が綴る学園ラブコメディーの王道にして至高! 皇女様も絶賛!
『廃都物語X〜ホルム恋物語(ラブストーリー)〜』既刊大好評発売中!!
 なんと次回は夜種子のイチゴパンツを狙う謎のチョイ悪イケメンが登場? ますます加速していく物語から目を離すな!


「ターニャちゃんに続いて、いいパンツがあると聞いて」
===
もちろん続かない
このスレでだいぶ夜種王分を発散できて満足
631名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:58:21 ID:4To5Zz7q
これは酷いw
そういやもう493KBまでいってるんだよな
早く次ぎすれ立てた方が良さそうだ
632名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:02:44 ID:pPEm14jS
ひどすぎるwwwww

野種王が脱ぐまで書きつづけてくれ
もちろんメロさんも一緒にな!
633名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:07:25 ID:wwAYkPo8
ひでえ、なまじ普通のキャラがいるだけにひどすぎるwww

新スレ誘導しとこう
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1252418505/l50
634名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:14:07 ID:6WXRZ+tr
ぬあんて瞬間に誰か判って首をへし折られた誰かが路上に転がってる様が脳みそに・・・ww乙
635名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:16:59 ID:Qk9M0/5p
>>630
こwれwはwww
笑いすぎて腹が痛いwwwwwあんた最ッ高に最ッ低だwwww
636名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:20:45 ID:ZAbnS3jH
>>630
ヒロインさえまともなら普通に面白そうなところがくやしすぎるwww
チェンジwキレハにチェンジwww
637名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 20:26:30 ID:6WXRZ+tr
    n         n
  (ヨ )        ( E)
  / |          / /
  \ \   ∧ / ノ ヒロインなら我輩にまかせておけ!
    | ∩( ゚Д,゚ )/
    .|.( ⌒)   /  ∩_ _
    /,. ノ    /    i .,,E)
   ./ /"   ヽ   / /"  俺達がいつもいっしょだ!
   ./ / /_、_  )/ ノ'
  / /| | ,_ノ` ) | /
 (  (_)   .| |

                               そして新スレへ・・・
638名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 21:09:51 ID:yVF4jf5F
>>630
これはひどいwwwwwwひどすぎるwwwwwwwww
もう>>630自身がゼスになって書き上げて欲しいくらいだwwwww
639名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 02:43:41 ID:iSwsfa+N
「3ねーん」

「Bぐみー」

「「「しーぽん先生ーーー」」」

「……なんだよ、それ」
突然呼び出されたと思ったら、この意味不明な仕打ちだ。
「しーぽん先生に魔法を教えてもらおうの会」
怪力熊女、手前が諸悪の根源だな。
僕様の名はシーフォンだ。しーぽんなんかじゃない。
大体、何なんだこのメンツは。
怪力熊女に、純正駄目人間に、インテリ巨乳。
「テレージャ、あんたが教えればいいだろ?」
「無理」
無理と来た。簡潔にまとめてんじゃねえ畜生。
「将来の大魔王様(笑)なら、俺達一般人に魔法教える位簡単ですよねぇ?」
純正駄目人間がニヤつきながらほざきやがる。
「はいはーい先生!」
怪力熊女が右手を行儀良くピシッと挙げる。
「5分で覚えられるカッコ良くて強力な魔法教えてくださーい」
「そんな物無えよ!」
「なぁ、アレ教えてくれよ」
純正駄目人間が身を乗り出す。アレってどれだよ。
「あの、北○神拳みたいなヤツ。指先ひとつであべしひでぶの」
……死の指の事か?
「そういう技じゃねーよこのド低脳!」
「じゃあじゃあしーぽん!3分で覚えられる究極破壊魔法教えて!」
「尚更無ぇよ!魔術ナメんな!屁でもこいとけ!!」
「アレ教えてくれよ。なんかこう、雷落とすヤツ」
「手前じゃ来世でも無理だ!死んじまえ!!」
「………………」
「おい、神殿の巫女さんは無いのか?この僕様から教わりたい魔法」
「君から学ぶものは何もないなぁ」
「何しにきたんだよド畜生ーッ!!」
640名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 02:44:35 ID:iSwsfa+N
クソ、よってたかってコケにしやがって!
大体あいつ等何がしたいんだよ!
いつか絶対思い知らせてやる!
怪力熊女とインテリ巨乳は肉便器にしてやる!
純正駄目人間は燃えるゴミの日に出してやる!
それから――
「あのー……」
「うわッ!?」
いつの間にかメイド忍者が背中に立ってやがった。
「ご、ごめんなさい!考え事中に、急に声掛けてしまって……」
あのメンツの相手をした後だと、こういう真人間が天使に見えてくる。
「何の用だよ?」
「ケーキ焼いてみたんです。よかったら、試食してください」
そういって目の前に出された皿には、極彩色の汚物が乗っかってた。
「なんだよこれ……」
「何って、ケーキですけど」
「さも当然の様に言うんじゃねえ!どう見たって毒物じゃねぇか!」
「ど……毒、物……」
え、何ショック受けてんのコイツ。
「申し訳ありません……私が、料理下手なばっかりに……」
何泣いてんのコイツ!本気で作ってたのかよ!!
「い、いや、これは、その……」
これじゃ僕様が泣かせたみたいじゃないか!
ああもう、クソッタレ!
「い、いやーおいしそうなケーキだなー。いただきまーす!」
もうどうにでもなーれ。
641名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 02:45:05 ID:iSwsfa+N
「シーフォンさーん、まだ出ないんですかー?」
ドア越しに空気の読めないお坊ちゃまが声を掛けてくる。
僕様は今、トイレの支配者となっている。
どうにもならなかった。
あのケーキを一口食べて、そこから先の記憶が無い。
気付けばベッドの上にいて、それと同時にこの腹痛だ。
「……お医者さん呼んできましょうか?」
「いらねえよ!あっち行ってろ!」
もう限界だ。こんな所出て行ってやる!

ようやく腹が落ち着いた所で、荷物をまとめて部屋を出る。
しかし、ホールであいつ等が何か話し合っていた。
見つかって面倒な事になっても困る。
やり過ごすついでに、あの馬鹿共がどんな下らない事話してるのか聞いてやる。

「どうすれば、しーぽんと仲良くなれるかなぁ?」
怪力熊女が信じられない事を言っていた。
隣の白髪野郎は難しい顔をしてやがる。
「素直になれないだけだと思うんだけどね」
ツンツン動物女がわかったような事を言っている。
「ああ、類友じゃねえか。お前も大概だもんな?」
純正駄目人間がしゃしゃり出て……やっぱり吹っ飛ばされた。
「難しい年頃なのかも知れないね。それがまた可愛らしいのだけど」
な、何言ってやがるこのインテリ巨乳!
「ちょっと、変な気起こさないでよ?」
「気を付けるよ」
642名無しさん@ピンキー
何なんだよ、なんで僕様と馴れ合いたがるんだよ。
こっちはごめんだからな!
お前等なんて、大っ嫌いだ!!
「あのー……」
「っ!?」
またしてもメイド忍者に背後を取られた。
「もう身体は大丈夫ですか?」
「……大丈夫だよ」
言ってやりたい事は山ほどあるけど、また泣かれたら堪ったもんじゃない。
「そうですか、良かった……」
何ホッとしてやがんだよ。
「ところで、その荷物はどうなさったんですか?」
「何でもねえよ……ところで、あいつ等なんであんな話してるんだ?」
「……ああ、シーフォン様のことでお話してるみたいですね」
「何が仲良くだよ。こっちはそんなの願い下げだっつうのに……」
「だって、仲間じゃないですか」
………………は?
「シーフォン様も、私達の大切な仲間なんです」
平気な顔して何言ってるんだこの女は。
「だから、みんな心配してるんですよ?」
いつから僕様はお前等の仲間になったんだよ。
利用し合うだけの間柄じゃねえのかよ。
「……なんか、シーフォン様を見てると弟の事を思い出しちゃいます」
格好は全然違うんですけどね。と付け足して、にっこり笑いやがった。
「荷物のお片付け、手伝いますか?」
「……いらねえよ」
もう良い。こうなりゃとことん利用してやる。
お前等の気持ちなんて、知ったことか!