>574
プレイ人口=需要が掴みにくいので同じくサイト躊躇中
専門の登録所があればやりやすいとは思うものの、そこまでの技量は無し
ふりーむのDLカウント見る限りだと、プレイ人口は万単位でいると思う。
(バージョン違いを一人が複数DLしたのを差し引いてもね)
「あっ……ふ」
ぎゅっと目を瞑ったキレハが、<狼>の耳をふるふると蠢かせる。
「声、出ちゃう……っ」
必死に押し殺そうとしている声の中に、隠しきれない快楽の色が混ざっている。
思わず手が滑ってしまいそうなのを堪え、ゆっくりとした動きを続ける。
「そこ……うん、きもちいい、よ」
キレハの艶のある雰囲気に、息を呑む。
元から美人ではあったが、最近はそこに色気まで出てきた。
邪な思いを抱いてしまっても、誰が責められようか。
「やっ、耳、息、吹きかけないで……敏感なの」
甘えるような口調と見上げるような視線が理性の壁を突き崩していく。
「つっ!……ん、大丈夫。もう少し、優しくして?」
力が入りすぎた、らしい。
一旦気を落ち着かせ、再び耳に息を吹きかける。
「あゔう……」
全身を硬直させ、ぷるぷると震えている様が可愛くて仕方がない。
「ふう……終わり?」
手を止めて声をかけると、安堵したような息を吐く。
たかが耳掃除で騒ぎすぎである。
「み、耳は弱いんだからしょうがないでしょ」
どちらかと言うと羞恥が強いのか、頬を赤くしてむくれる。
と、すぐに表情を緩める。
「やっぱり、男の人の体って硬いのね」
頬擦りするように膝枕に体重を預けてくるので、手櫛で髪を梳いてやる。
あまりもぞもぞと頭を動かされるとまずい。
「ん?」
しかし時既に時間切れ。
堅固の構えをとったキューグの聖剣に気付かれてしまった。
「……どうして“たかが耳掃除”でこんなになってるのかしら」
キレハが性的興奮を煽るような声を出すからである。
「そう。私のせいにするんだ」
目を細め、不敵な笑みを浮かべる。
ころんと転がりながら早業で下衣をずらし、キューグの聖剣を口に含む。
温かな口腔内でワイヤートラップが絡み付いてくる。
強烈な快楽が背筋を駆け巡り、頭の中で雷の暴君が煌く。
「まだ、ダメ」
竜脈の解放寸前で止められてしまう。
「こっちで、ね?」
下着を脱ぎ捨てたキレハの混沌の血脈は、準備万端に濡れていた。
激怒したキューグの聖剣が大洪水の記憶に呑み込まれる。
「は、ああっ」
闘気に満ちた薔薇の剣に貫かれ、悩ましい吐息を漏らす。
腰を突き出すたびに踊るキレハ。
最初からクライマックスなキューグの聖剣はもう金色の王剣。
「だ、出してっ!」
キレハの奥の樹縛に、魔弾が放たれる。
「あ、ん……」
ぽて、と倒れこむキレハの横に寝転がる。
「うん……きもち、よかった」
気の抜けたような微笑が、心臓を刺す。
その口から紡がれるのは、
「……だいすき」
心を縛って離さない、くくりの呪文。
キレハの穴に棒を突っ込んじゃうぞ編、或いはまぎらわシリーズ
埋めネタとは言え、やりすぎた感もなくはないけどキレハとイチャイチャするのが一番楽しい
某コピペみたいな後半は、わふわふ言うキレハがゴロゴロするだけの非エロとどっちにするか脳内会議が劫火の王国になった結果がこれだよ
最近気付いたけど、他の職人さん達に比べると本編から最も遠いところにいる気がする
>>580 GJ!
敏感すぎるキレハハァハァ
>本編から最も遠いところにいる
キレハといちゃいちゃすんのが本編だろ?
>>568 乙。なんか切なくなるな。
十世さんは少年王だったんかな。
若い姿で出てくるご先祖様たちは他にもいるからあんまり関係ないか。
>>572 本スレの流れで、赤い髪のせいでああいう風にひねくれた性格になって
本当に裏切り者になった…みたいな妄想はした。
>>577 ああ見えてギュスには腕力のスキルはなくて
一見深窓の令嬢にしか見えないウェンドリンの方が怪力。
だったらシュールだなあw
>>580 キレハかわいいよキレハ。もうそれしか言えないよ。
後半は笑いかわいかった。
>>580 マッサージか耳かきと睨んだ俺さすが俺GJ
>>577 「ああっごめんウェンドリン!テーブル投げないで!!ねえちゃあん!!」
部下の人が来る
「あの報告書は何だ、誤字が多すぎだ。すぐに訂正して1時までに提出しなおせ」(キリッ
こうですか
585 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 21:48:25 ID:g5B5YTIW
>>580 はいはい耳掻き耳か・・・アー!?
GJ
真面目にギュスを誰かと組み合わせるとすると…
ウェンドリン→レンデュームの若君とホルムの姫君、政略結婚から芽生える愛
アイリ→姉属性萌え、ある種のシンデレラストーリー
フィー→あたし、自意識過剰で中二病のお兄さんがタイプなの…
マナ→訳アリだめんずを見るとぎゅってしたくなっちいます!
ネル→鍛冶技術と錬金術で里を豊かに、何かと世話を焼くネルお姉さん
テレージャ→西シーウァ貴族の娘とレンデュームの若君
キレハ→この子ほっとけないとなにかと世話を焼く
エンダ→エンダ強いやつが好きだぞ
十四歳ー!俺だー!結婚してくれー!!
・学園パロ
・領主女主人公+罪人男主人公
・十四歳
それではどうぞ。
「ねえ、ギュスタール。これは何?」
某家の茶の間、そのちゃぶ台には1冊の本が載せられていた。
『月刊ターニャ』
本の持ち主である少年……とても少年には見えないが、ともかく彼は縮こまって正座している。
「いや、それは……じいちゃんの本じゃない?」
彼の必死に搾り出した、見え透いた、余りにも無理のある言い訳は悲しい程に無力だった。
「嘘つかないの!それに、これも!」
続いてもう一冊の本がちゃぶ台に叩き付けられる。
『月刊ルギルダ』
「これも!これも!それからこれも!何呆けてるの!?まだまだ、これも!!」
『団地妻の大冒険〜巨乳V.S.巨根〜』
『DekapaiMaidCry』
『絶倫!ネスギャル百人斬』
『不夜城シーウァ泡姫大全集』
『猿でも出来るナンパ術〜出会いからベッドインまで〜』
『巨乳くノ一危機一髪!』
e.t.c...
次々と本が積み重ねられ、いつしかちゃぶ台の上にはエロ本の塔が出来ていた。
「勝手に部屋片付けるなよバカ姉ちゃん!!」
「あなたが散らかしっ放しだからでしょ!?大体、何よこの本!こんなのばっかり読んで!!」
姉フランによる弟ギュスタールへの説教は、夜が白むまで続いた。
フランは昨夜の出来事を、ぷんぷん怒りながらヴァンに話した。
「へ、へぇ〜。そりゃ、大変だったな」
校舎の屋上でフランと昼食を摂っていたヴァンは、苦笑雑じりのリアクションを返した。
「部屋は汚いし、エッチな本ばっかり読むし。我が弟ながら、恥ずかしいですよ」
頭からプンスカと湯気をたてながら、フランが牛乳を啜る。
健全な男子高生であるヴァンにとっては、耳の痛い話だった。
「まぁ、その……良かったじゃん。お前の弟も、ちゃんと健全に育ってるって事だし?」
「何も良くないですよ!……ヴァン君も、そういうの持ってるんですか?」
図星を突かれ、ヴァンは手の中にあるチョココロネを落としそうになる。
「まさか、そんな事ないよ。うん、無い無い」
「……今日、ヴァン君のお部屋掃除しに行きますね」
彼女の天使の様な笑顔は、ヴァンに『逃げんなよ』と暗に告げていた。
同刻、剣道場教員室
「ハハハ……それは災難だったな」
剣道部顧問の中等部教員のテオルは、担当クラスの生徒の愚痴を聞いていた。
「大体姉ちゃんはそういうの厳しすぎるんスよ」
ギュスタールは肩を落として昨日の出来事を担任のテオルに打ち明けた。
「まぁ、“保健体育の教科書”なら、また持ってきてやるさ」
「ウス!テオル先生ありがとうございますウス!」
テオル教諭は、生徒の間では大変人気がある。
女子生徒にはその端正なルックスが、男子生徒には教師らしからぬ振る舞いが大変好評だ。
現に、今も生徒の前だというのに煙草をふかしている。
彼の失脚にリーチが掛かっているのは言うまでもない。
「失礼します。テオル先生、今日の部活動についてですが……」
そんな彼の部屋に現れたのは、剣道部主将のウェンドリンだった。
「やあ、ウェンドリン。今日も己は会議で出られんぞ」
「……そうですか。では、今日も自主練習で。それと、煙草はいい加減にお控えください」
ウェンドリン主体の自主練習。それは剣道部員にとっては地獄に等しい過酷さである。
剣道部員であるギュスタールは、落ちた肩を更に落とす羽目となった。
そうだ、今日は家の都合で出れませんと言おう。
ギュスタールがそんな事を目論んだ次の瞬間だった。
「そうだ、ギュスタール。君には話があるから、ちゃんと部活に出るように」
哀れなギュスタール少年の企みは、瞬時に砕け散った。
「し、死ぬ……」
案の定、今日の剣道部は鬼軍曹ウェンドリンによるスパルタ訓練だった。
他の部員が帰った後も、ギュスタールはウェンドリンの言いつけ通り待っていた。
「やあ、待たせたね」
「主将、話って一体何ですか?」
ようやく現れたウェンドリンと彼は帰路に着く。
「今夜、君の家に行っても良いかな?」
突然の申し出に、ギュスタール少年の脳は大混乱に陥った。
「え!?いや、なんでっスか?俺の家って……ええ!?」
「いや、用があるのは君の姉上なんだが」
ギュスタール少年の混乱は冷徹な一言により、上がりきったテンションと共に鎮められた。
「そ、そうなん……すか……」
「それで、どうなんだい?」
「いや……良いっすよ。多分もう帰って来てるでしょうし」
「よし!じゃあ行こうすぐ行こう!」
青春とは、ときめきとは、愛とは何ぞや。
ギュスタールは涙を堪え、秋の夜空を見上げて呟いた。
「帰って来てないじゃないか嘘付きめ!!」
ギュスタール、二日連続の説教っ……!
「すんません。多分、彼氏の所じゃないっすかね……」
縮こまったギュスタールの一言に、ウェンドリンは目を見開いた。
「なん……だと……?」
「いや、だから彼氏の所に……」
「すぐ場所を教えろ。今からその不埒者の首を奪る!」
竹刀を手に取り、ウェンドリンがすくと立ち上がる。
「駄目ですって!人殺しはいけませんって!!」
暴れるウェンドリンを、ギュスタールが必死で押さえ込む。
しかし彼女の剛力には、年齢の割りに体格の良い彼ですら赤子同然だ。
「ええーい、離せ!離せーい!!」
「駄目ですってば!……うおぉッ!?」
暴れまくる彼女と共に、ギュスタールは床に倒れこんだ。
床に仰向けに倒れるギュスタール。その上に跨るウェンドリン。
「……フランが来る前に、前菜代わりに君を頂こうか」
ウェンドリンがギュスタールの顎に指を宛がい、クイと持ち上げる。
艶かしく舌舐め摺りをして、そのまま穢れない14歳の唇を奪った。
こんなの、本には書いてなかった。
恍惚に沈み薄れる意識の中で、ギュスタールはそう思う。
そして、うら若き少年の純潔は散っていった。
「ただいまー。遅くなってすまんの……やや!?」
帰宅したゼペックは、茶の間の光景に愕然とした。
使用済みティッシュが花の如く咲き誇る中、全裸の男女が眠っている。
あろう事か、その内の一人は彼の大事な孫だった。
「こ、これは一体……。そうか、ギュスタールももうそんな年齢か……」
好々爺は、すやすやと寝息を立てる二人に毛布を被せる。
そして、少しばかり緩くなった涙腺から溢れる涙をそっと拭った。
「おっはよー!……ねえ、何あれ」
遅刻ギリギリで教室に駆け込んだネルが見たもの。
それは、真っ白に燃え尽きたヴァンとパリスだった。
「ヴァン……全部全部お前の所為だぞ……何で俺まで……」
パリスが消えそうな声で呟く。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
ヴァンは壊れたように謝罪の言葉を繰り返す。
「ねえねえアイリ、どうしたのこの2人?」
「なんかね、フランちゃんに朝まで説教されたみたいだよ」
「え?なんで?」
「なんか、エッチな本全部見つかって、それでだって」
「うわー」
結局その日、二人は回復する事なく生ける屍のまま一日を過ごした。
「主将、結局昨日って何の用事だったんですか?」
剣道部の練習の帰り道を、ギュスタールはウェンドリンと共に歩いていた。
「本当は、フランと百合の花を咲かせたかったんだ」
「えぇー……」
「でも、なんていうか……うん。やっぱり女は、男とくっ付かなければな」
「はぁ」
「だから……」
ギュスタールの手を、ウェンドリンの手が掴む。
「私と、付き合ってくれないか?」
「えぇ!?」
「昨日あんな事してしまって悪かったと思う。もっと年の近い子が良いとも思う。でも……!」
「……俺で良ければ、大歓迎っす」
「ほ、本当か?」
「はい」
「や……やったーーーーーー!!」
喜びを爆発させたウェンドリンが、ギュスタールに抱きつく。
「ちょ、首絞まってます!首が……ぐげ」
「あーーーーーーーー!?」
「ただいま帰りました」
「おお、フラン。お帰り」
フランが帰宅すると、休日だったゼペックが珍しく台所に立っていた。
「あの、おじい様……昨日は、家に帰らなくてごめんなさい」
「まぁー……今度からは、連絡くらいしとくれよ」
「はい……何作ってるの?」
「赤飯に決まっとるじゃろ」
少しだけ大人になった孫姉弟に、ゼペックは頬を綻ばせるだけだった。
フラン「あの、おじい様。私はまだヴァン君とは何も……」
ゼペック「……そ、そうだったのか」
無理矢理十四歳を捻じ込んだは良いものの、学園パロっていう。
本編だと実の祖父を手に掛けたり姉に目玉抉られたり色々きっついよ十四歳。
行方不明なのはフランに暗殺にかかわっている事を知られて
怖くて出て来れないからだろうか
>>587 リアルタイム遭遇キタ!GJ!
ゼペックさんがいい味出してるなあ。
本編ではキッツい分、パラレルの世界では幸せになってくれ。
GJ!ウェンドリンは14歳に全力出して力尽きちゃったのか?ww
GJ!「保健の教科書」のラインナップから何まで素晴らしい
そして主将と百合の花を咲かせてたキレハに合掌
乙…ギュスタん苦労しそうだなw
歴代スレをみてみると、代替わりするごとに順調にレス数が少なくなってるね
作品が増えてきてるんだな。いいことだ
599 :
1/2:2009/10/14(水) 14:12:34 ID:Tf3Ufsp1
職人さんたちに感謝とGJな気持ちをこめて全選手入場なID抽出用栞
順番はバラバラです。
ネタにしちゃった職人さんたちはすみません
見落としてあったらすまん。全員チャンプなのでバキはあえて抜いた
全RuinaエロパロSS書き入場!!
萌え考察はすでに我々が完成している!!
男主人公3人組ID:LAKwhXCHだァ――――!!!
死者の書は3冊取り逃したが猥雑本なら全部僕様のものだ!!
シーフィーのラブコメ ◆fbNKEwx66EcF
全キャラのベスト・オフェンスは私の中にある!!
会話劇の神様が来たッ 15 ◆E9zKH0kZMc
メロドラマなら絶対に敗けん!!
ツンデレの本番見せたる 陥落寸前タイトロープ ID:w8YKOgsDだ!!!
純愛・コメディ・ヤンデレ・学園パロ・アクション(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
サイトも期待 長編ライター ◆8OBLTYIHXxgX だ!!!
メイドの土産にベルトとはよく言ったもの!
達人の奥義が今 誘導されてきたエロパロ板でバクハツする!! ID:PV8d6RxNだ―――!!!
純情テレージャこそが地上最強の嫁の代名詞だ!!
まさかこの書き手がきてくれるとはッッ
ID:K/S1+0SI !!!
600 :
2/2:2009/10/14(水) 14:13:19 ID:Tf3Ufsp1
食事をしたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
ホルムの暗黒料理(野菜怪物)グルメ ID:8JRhI6j8だ!!!
フィー×キレハは鬼畜最強ではないSSで最強なのだ!!
御存知十七世フィー ID:1v97ISmV
脇キャラは二次で攻略できてナンボのモン!!! 超実戦ヴァン顔3!!
ひばり亭からID:+s7CYSrMの登場だ!!!
夢オチに更なる磨きをかけ ”夜種王”ID:XiQjXlctが ID:IhH9cLCQになって帰ってきたァ!!!
神殿の仕事はどーしたッ 敬老の日の炎 未だ消えずッ!!
治すも壊すも思いのまま!! ID:jiMOMRIpだ!!!
特に理由はないッ キレハがかわいいのは当たりまえ!!
枯草さんにはないしょだ!!! ハーレムキング!
◆1HLVKIREhAがきてくれた―――!!!
メロマナはこの書き手が完成させた!!
Ruinaエロパロ板の切り札!! ◆SvLllFe4/wだ!!!
加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました!
2ちゃん風小ネタ ID:GeQdoENQ !!
eraRuina私家版 ◆MQL6rA4roA !!
キレハAA!
>>159!
……ッッ どーやらもう一名は到着が遅れている様ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ
乙です!
埋めがてらシーフォンの名前の元ネタについてぐぐった小ネタ
そこでシーフォンはデネロスの娘フィーを誘惑した。
フィーはやがてシーフォンの行為が自分への愛情からではなく、
鍵の書が目的であることに気づき、
「とどめを刺す」を選択した。
アベリオン「……ふぅ」
べ、別に前に書いた物忘れてた訳じゃないんだからね!
・学園パロ+
・罪人男主人公+α
・でも主役は別の人
・
>>351と
>>588とを事前にご確認していただくと若干しっくりフィット
それではどうぞ
「君が欲しい」
始まりは、彼女の突然の告白だった。
当然、女同士だなんて最初は考えられなかった。
それでも、彼女の幸せそうな顔、嬉しそうな顔を見る内に、
「こういうのも有りかな」って、思える様になった。
「好きな男が、出来たんだ」
おしまいも、彼女の突然の告白だった。
ひどい話よね。好き勝手に私の心を乱しておいて。
やっと私も彼女を愛せると思った矢先にこれよ?
馬鹿みたい。
本当、馬鹿みたい……。
「おーいヴァン……って、あれ……?」
屋上のドアを開いたパリスが見たものは、手摺にもたれかかって遠くを見つめるキレハだった。
「よう、どうしたんだよこんな所で?」
「……別にどうだって良いでしょ」
「何だよ……ま、いいや」
不機嫌そうなキレハにその理由を詮索する事なく、パリスはポケットから煙草を取り出した。
「ちょっと、何してるのよ!?」
「まあまあ気にしないでくださいよ。……くあー!今日も元気だ煙草がうめぇ!」
「本当、とことん駄目人間ね」
「うっせえよ。あ、この事チクんなよ?」
「……一本貰っても良い?」
「はぁ?ま、いいけどよ……。吸い方、知ってるか?」
「馬鹿にしないでよ」
「ったく、しゃあねえなぁ」
言葉とは裏腹に、パリスは少しだけ嬉しそうに箱を投げ渡した。
結局、昼休みの内の出来事はそれまでだった。
二人で煙草を吸って、チャイムギリギリまで外の空気で臭いを消して。
特に会話をする事もなく、それぞれの教室へと戻った。
「……なぁ、ヴァン。お前さ、キレハに最近何かあったとか、そういう話知ってるか?」
その日の夕食の席で、パリスがヴァンにそう尋ねた。
「キレハに?うーん……」
ヴァンは納豆を掻き混ぜながら熟考し、やがてある事実を思い出した。
「フランの弟いるだろ?中等部の。そいつがウェンドリンと付き合いだしたとか」
「え?あいつってキレハと……」
「別れたんだろ。で、それがどうした?」
「ん?いや、ちょっとな」
二人の会話が一段落したのを見計らい、チュナが手を上げた。
「ねえ、キレハ先輩とギュス君の彼女さんが付き合ってたってどういう事?」
「「え?」」
「いや、だって女の子同士って……」
「「チュナ、お前は何も知らなくて良いんだよ」」
シンクロ率100%の兄達の返答に、チュナは黙って頬を膨らませた。
「よう、邪魔するぜ」
昨日と同じく、キレハは屋上にいた。
昨日と同じく、パリスも屋上の指定席に腰を下ろし煙草に火を付ける。
「ウェンドリンと別れたんだってな」
「……誰から聞いたの?」
「ちょっと小耳に挟んだだけだよ。……で、お前はいつまでそうしてる訳?」
「別にいいでしょ?パリスには関係ない事じゃない」
「ま、そりゃそうだ」
昨日と同じく、二人の間にそれ以上の会話は無い。
昨日と違ったのは、その沈黙を破る者の存在だった。
「おお、パリス!色々調度良い。選手交代だ!」
息を切らしたヴァンが、屋上のドアを乱暴に開けた。
「は?選手交代って……」
「待ちたまえヴァン君!今日こそフラン君を返してもら……パリィーースッ!何吸ってるんだ!」
一足遅れて、これまた息を切らしたキャシアスが現れた。
ヴァンの目論見通り、キャシアスの標的は見事に喫煙中のパリスへと摩り替わった。
「畜生!ヴァンの馬鹿!お前なんてうんこだ!!」
「こら逃げるなパリス君!待てー!!」
嵐の過ぎ去った屋上で、キレハはただ呆然とするだけだった。
「……よし、行ったな」
器用に隠れていたヴァンが、再びその姿を現す。
「あなた、一体キャシアスに何をしたの?」
「何したもクソも、あいつが勝手に追っかけてきてるだけさ。モテる男はつらいよ」
「良く言うわね」
「……まぁ、なんつうかさ。あいつはお前に元気出して欲しいんだとさ」
「あいつって……パリス?」
「 ああ。あいつ、駄目人間だけど良い奴だからな。
それにテレージャもネルもアイリも。……ウェンドリンも心配してたぜ」
「…………」
「みんな好きなんだよ。お前の事」
「……そう」
「まあ、だからって今すぐ元気だせとは言わないけどさ」
「……みんな、優しいのね」
「馬鹿、キレハだからだよ」
それから更に数日後の昼休み。
「そうか、仲直り出来たか」
キレハの報告を聞き、パリスは頬を綻ばせた。
ヴァンとフランにパリスに加えてキレハ。そして、何故かキャシアスまで屋上にいた。
「これからは、親友って事で」
キレハはウェンドリンと後腐れなく和解出来た。
「良かったですね、二人とも」
「仲良き事は美しきかな。うん、実に名言だ」
フランとキャシアスがそれを祝福する。
「……つうか、なんで生徒会長様までいるんだよ」
最後に到着したヴァンが、不服そうに尋ねる。
「お前がフラン君に良からぬ事をしないように見張りに来たんだよ」
「はいはいそうですか。で、どうよ。屋上で食う昼飯は?」
「うん……悪くない」
「そりゃあ結構」
なんだかんだで仲の良いヴァンとキャシアスであった。
「あの……パリスもヴァンも、ありがとう」
キレハの謝礼の言葉にパリスは満足気に、ヴァンは照れくさそうに微笑んだ。
そして、その日の放課後。
「キレハ!俺と付き合おう!それしかない!!」
「いや、無理」
パリスの突然の告白は、「ごめんなさい」以上の絶望、「無理」の一言で粉砕された。
「な、なんで……」
「なんでって……逆になんで?いきなりそんな告白されても……」
「だってさ、流れ的に俺と付き合うんじゃねえかなーって」
「どういう流れよ!?」
「あーわかった!あれだろ?“ツンデレ”ってやつだ!」
「いや、そういうのじゃなく普通に無理」
「何故だーーーーーーーーーー!?」
こうして、パリスの思惑は儚く散った。至極当然である。
重ねて申し述べる。人の生は、死の瞬間までも終わらない。
どんな勇者でも、幸せな結末を迎えられるとは限らない。
高校生活も、幸せな結末を迎えられるとは限らない。
この物語もまた、少年時代のひとつの結末である。
そして物語は終わり、人生は続く――
スレ埋めを兼ねてやらせていただきました。
キレハには、これを読んでる貴方が手を差し伸べてやってください。
お目汚し失礼しました。
あと
>>599!
クソワロタwwwwwバキヲタの俺歓喜。GJ!
パリス玉砕wwww一瞬ドア破ってきたの神官かと思ったGJ
これはw
そういえば
>>324のまとめだけどこれは次スレのテンプレに追加するのか?
>>612 GJ!お疲れ様です。
思ったのですが、サイトとして公開する予定等はありますか?
>>613 私がサイトを開いてこれを掲載する予定は今のところありません
幸いaxfcのScは年単位で長持ちするロダなのでうpしたデータが消える心配は無いでしょうし、
私自身サイトの管理経験など無いのでそういったことには及び腰なもので…
>>614 良ければ4世の方にもリンクを張っていただけると嬉しいです
>>615 なるほど。長持ちするロダだと聞いて安心しました。
スレ住人であればアクセスは容易ですし、確かに現状の形で問題なさそうですね。
>>603 パリスw
キレハは制服が似合いそうだなしかし
誰かイラストを…
残り5KBの埋め立て作業をかねて、ポシャッた作品の供養を。
以下、お題と3行ダイジェスト
・罪人男の12/24
ルギルダからのプレゼントがカエルタッパーじゃなく彼女自身だったでござるの巻。
冷たく湿り気を帯びた肢体。絡みつく彼女の蜜。人類初(暫定)のローションプレイ!
「臭い!なんか沼臭い!!」
・神官女と妄信男とチンピラと
マナとパリスの純愛物語にメロさんが城門落としをしてきたでござるの巻。
穢された聖女。歪みあう仲間達。物語は膨張し、やがてエターナる!
「お願い、私の為に争わないで!……え、違うの?……男同士!?……そうなんだ」
・狼少女と十七世
俺の大好物カップルことアベリオン×キレハがまさかのバッドエンドルート!
アベリオンの差し出す魔将の外衣に、キレハは矢尻を彼の心臓に向けて応える。
「……さようなら、アベリオン」
・アルソン仮面
厄介事だらけのホルムの町に、正義のヒーローが現れる!
カッチカチのカジキマグロを片手に悪を斬る!あいつは一体何者だ!?
「っていう夢を見たんです!……な、なんですか皆さん、その目は……」
・3年B組しーぽん先生
二世の埋め立て中、不慮の容量オーバーによる未完の作品!
結局何がしたかったのか?シーフォン×フランをやってみたかっただけだった!
「君、王道を外せば良いってものじゃないんだよ?」
・エル=マスカルソン
絶対不敗の夜種チャンピオンに、一人の男が立ち向かう。
正義の覆面レスラー、エル=マスカルソンが宙を舞う!
「っていう夢を見たんです!……あれ?誰もいない……」
2つほど書いてて思いついて仕込んだものもあるけど気にしない!
多分余裕で埋まり切らないけど気にしない!
ラバン「体格やスピードを考えると、空中殺法に向いてるのは坊やよりもパリスだろうな。
[豹頭の仮面を差し出しながら]
パリス「絶対に断る。
アルソン仮面がかなり気になる
メロさんのウホッネタも
酒場にて、しっとりした雰囲気を纏って杯を煽る若巫女が一人。
時刻はまっ昼間だというのにどういう訳か彼女の周りだけ雰囲気が夜である。
そんな彼女が物憂げな瞳を伏せて気だるげに語り始めた。
「前回の敬老の日SSと来たらなんだい?
パロディとしても中途半端な上に、エロすら無いとは!
ユースフレールの宗教裁判だって
まだしもまともな判断能力の持ち主が関わるだろうさ……」
そんな、日も高いうちから飲んだくれている彼女の嘆きが
遠き地(子供の足にして15分くらい)の神殿にて
庭掃除をしていたエメクの第六感をノックした!
そう、彼がそこら辺を駆け回っていたエンダへ
突如覆いかぶさったのにはかように深遠な理由が隠されていたのだ。
決して禁欲生活の果てに何かが切れてトチ狂った訳ではない。今の所は。
「──エンダ!好きだ!」
「おー、エンダもエメクの事が好きだぞー」
理論武装開始。
信仰に疑問はあれど奉仕精神に溢れたエメクは
誰かの期待を裏切るのがひどく苦手なのだ。
理論武装終わり!
「そ、それじゃあ恋人同士でするようなこと、
してみないか?」
「はくちゅうどうどうとかー エメクのおーかみー」
「だ、誰に習ったのそんな言葉!」
十中八九テレージャだろう、とあたりを付けつつも突っ込まずにはいられない。
遺跡を掘り当てて以降気がつけばボケばかりが周囲を固めていた
常識人:苦労人属性持ちのサガである。業である。
「……悠長に前振りを続けているヒマは無いぞ。
恐らく残りのバイト数はいくらも残されてはいまい」
しかしその場にぬう、と現れエメクとエンダを見下ろして
重々しい口調で助言を与えてきた者があった。
メロダークである。
そのまま留まって成り行きを見守る気でいるようだ。
なんと堂々とした出歯亀行為であろうか。本当にどうにかしてほしい。
しかして確かに彼の言うとおり、
ちんたら前戯だの愛のささやきだのしているヒマはなさそうである。
まずは上衣をまくって薄い胸をまさぐる。
「むー、くすぐったい」
「くそっ、残り3KBか!」
次いでショーツをずらして中指を秘裂へつぷりと沈める。
「あっ、ひあっ」
中の壁面に指の腹を擦りつけるよう、くちくちと指を動かすと
面白いように反応が返ってくる。
竜は快楽に弱いのだろうか。
エメクの指技に連動して身を反らせ、くねる腰で快楽をむさぼる様は
まだ幼い見た目であるはずのエンダを嫌に蠱惑的に見せていた。
好い反応に応じて増やした指が三本目を数えた所で
とうとうエンダが音を上げた。
「エメク……
エンダ、なんだかおかしいんだ。
お腹の中がとっても熱くて、んッ たまらないんだ」
「よ、よしそれじゃあそろそろ挿れ
畜生!!!!」
──スレは巻き戻り、再び巡り出す!
ワロタwww
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レヽ∨ ̄レV
人生初AA作成してみますた
元絵と比較してみてがっくりするといいよ