2 :
195:2009/04/23(木) 00:26:57 ID:ZnIuIqsd
前スレからのSSの続きを書き込みます。
3 :
195:2009/04/23(木) 00:29:13 ID:ZnIuIqsd
二本の触手はゆっくりと彼女の震える両乳房に吸い付き、その内部に備えた無数の触手で弄び始める。
さんざん責められ続けて快感のためにほとんど痺れたようになっていたシズカの胸が触手の口の中で揉みくちゃにされる。
快感のマグマの中で、彼女の乳房はとろとろに蕩けて、それに従ってシズカの心の最後の砦もだんだんと崩壊していく。
「くぅ…うぁああっ!!…あ…おっぱいぃ…わたしのおっぱい……ぐちゃぐちゃの…どろどろにされてるのぉ……」
耐えなければならない、この怪物から逃れて瓦礫の下で横たわるコウタと少女を助けなければいけない。
だが、必死に自分の使命を言い聞かせても、媚薬と快楽の中で崩れていく彼女の体は言う事をきかない。
このままでは恐らく、コウタはギガサラマンダーに殺され、少女はシズカと同じように再び陵辱を受ける事となるだろう。
(…ごめんなさい…私…あなた達を助けられなかった……)
後悔の涙に泣き濡れながら、シズカは次第に壊されていく。
触手達はシズカの心に浮かんだ諦めを敏感に感じ取り、彼女への責めを最後のステージへと進めようとする。
「ふあ……あ…何?……足が勝手に……」
肉の壁が蠢き、拘束されたままのシズカの両脚を強引に開かせていく。
それによって、間断なく責められ続けしとどに濡れたシズカの秘所が露にされる。
「ひっ…やぁ…何を…考えてるの……!?」
羞恥的なポーズに戸惑い、声を上げるシズカ。
だが、彼女も次の瞬間にはその意図に気付く。
「…や…お願い……そこは…そこだけは…やめてぇ……」
涙声を上げ、ぶんぶんと首を横に振るシズカ。
彼女の眼前ではこれまでの中でも一際に太い触手がシズカの秘所に向けてゆっくりと鎌首をもたげ始めていた。
「やだ…こんな…いやぁ……」
怯えるシズカを無視して、触手の先端が彼女の秘裂にあてがわれる。
逃れようとしても、先ほどまでよりもさらに強く四肢を拘束されたシズカには身を捩る事さえ出来ない。
やがて、触手は濡れそぼったクレヴァスにその先端を埋め始める。
「…あっ…いやあああああああああああああああああああっ!!!!!!」
引き裂くようなシズカの悲鳴が響き渡る。
触手は自らの粘液とシズカの秘所を濡らす愛蜜を潤滑油に侵入してくる。
やがて触手の先端は膣内へのこれ以上の侵入を妨げるように道を狭める粘膜の壁にぶつかる。
それを認識した触手は力一杯に先端部分を押し付け、ついにはそれを引き裂くようにしてその向こうへ侵入する。
「…あ…痛い…痛いぃ……私のはじめてが…こんな怪物なんかに……っ!!!」
痛みと悲しみ、そして圧倒的な喪失感にシズカは歯を食いしばり涙を流す。
だが、触手はそんなシズカの気持ちなどお構いなしに容赦のないピストン運動を始める。
「くあ…ああっ…痛ぅ……いや…やめてぇええええええっ!!!!」
触手は激しく突き上げられて、シズカは泣きじゃくり、悲鳴を上げる。
しかし、残酷な触手の責めは、彼女から破瓜の痛みと苦しみすら奪い取っていく。
外皮から膨大な量の粘液を染み出させながら、触手は前後運動を繰り返す。
それは結果として粘液の持つ媚薬成分をシズカの膣内に急速に浸透させる事となる。
「なんでぇ…どして……こんな…無理矢理されてるのに…アソコ…熱くなって……っ!!?」
元から体中に媚薬成分が染み渡っていただけに、その効果はすぐに現れた。
膣内の粘膜をゴツゴツとした触手でかき混ぜられる度に、シズカの体に甘い電流が駆け抜ける。
傷口を幾度となく擦り上げられる毎に、痛みすら凌駕して下半身を襲う甘い疼きに、何度となく声を上げてしまう。
本来感じる筈だった苦痛すら奪い取られ、淫蕩に堕ちていく体。
シズカはそのあまりにおぞましい快楽に恐怖し、ボロボロと涙を流し泣き叫ぶ。
だが、強烈なピストンの度に触手のもたらす快感は増大し、彼女の心と体を否応なくその渦の中に引きずり込んでいく。
「ひううっ!!…あ…くあああんっ!!!…や…はげしすぎて…うあああああっ!!!」
触手の先端が膣奥を叩く度に、シズカの視界は白くスパークする。
ほとばしる快感の連続攻撃は彼女の意識を何度となく寸断し、正常な思考能力を奪い去っていく。
したたる愛蜜はその量を増して、肉の床の上に水溜りを作り出す。
4 :
195:2009/04/23(木) 00:30:58 ID:ZnIuIqsd
「…ふあああっ!!!…だめっ…またおっぱい…そんなにされたら…わたしぃいいいっ!!!!」
しかも、シズカのアソコを犯す触手以外にも、その他の部分を責める触手も一切休む事無く彼女を翻弄し続ける。
双丘に吸い付いた触手は内部の繊毛触手の動きを速め、ほとんど彼女の乳房を喰らわんばかりの勢いで愛撫する。
腋の下や腕の裏側、脇腹など敏感な部分には極細の触手が集い、ボディスーツやその破れ目から覗く白い肌を粘液で汚す。
さらには同じく極細タイプの触手が、今度はシズカの後ろの穴の周辺に集い、さわさわとその可愛らしい穴を刺激し始める。
「…ああ…おしり…いやぁ……」
弱弱しくうめいたシズカの声を聞いて、触手達はさらに内部への侵入を開始する。
極細の触手が一本、また一本とシズカの後ろの穴に体を埋めていく。
触手達は粘液を吐き出しながら、どんどんと彼女のお腹の中へ、さらなる深みへと進んでいく。
やがて、直接粘液を塗りたくられて媚薬漬けにされた彼女の腸内と後ろの穴は触手が蠢く度にえもいわれぬ快感に打ち震えるようになる。
「…あっ…くひぃ…だめ……前も…後ろも…きもちよくて…きもちよすぎて…もう……っ!!!」
前後の穴をかき乱すピストンに涙を流し、声を上げるシズカ。
だが、貪欲な触手達はまだ満足しようとしない。
後ろの穴からあぶれた極細触手の一本がじゅるり、新たに自分が犯すべき穴を見つけ出す。
「ひっ!!?…だめっ!!…そこ…ちが…ぁあああああああああっ!!!!」
ひくひくと震えていたシズカの尿道の入り口に、触手は迷う事無く侵入した。
元来、固体が通る事を想定されていないその狭い道を、粘液塗れの触手は強引に進んでいく。
「やああっ!!!…ひううううっ!!!…だめだめだめぇえええええええっ!!!!…もう許してぇええええっ!!!!」
極細触手に尿道から膀胱に至るまでの狭い穴全てを蹂躙され、シズカは長い黒髪を振り乱して泣き叫ぶ。
そして、散々暴れまわった極細触手が唐突に尿道から引き抜かれる。
瞬間、シズカの股間から飛沫を上げて熱いシャワーが噴出する。
「いや…いやぁ……私のおしっこがぁ……だめ…とまらないぃいいっ!!!」
恥ずかしさと、裏腹な強烈な快感に顔を赤くして悶絶するシズカ。
触手の粘液と、自らの愛蜜、汗と涙と小水と、口元からはしたなくこぼれた唾液。
さまざまな液体に塗れて、快楽の波の中に溺れて、悪に立ち向かう戦士、特装風紀としてのシズカの精神は致命的に壊れていく。
「ひあああっ…きもちいいのぉ…きもちいいのがとまらないのぉ!!!…このままじゃ…私…おかしくなっちゃうぅ!!!!」
いつしか快楽の渦の中で理性は溶け出して、シズカは自ら腰を振りたくり、嬌声を上げて快感に打ち震えるようになっていく。
強化服の崩壊もいまやほとんど末期的な状態に達していた。
大きなヒビの入っていた背中のアーマーは崩れ落ち、首周りやまだ壊れずに残っていた胸部アーマーの残骸も破壊される。
クリアレッドのバイザーは粘液に塗れになった挙句に砕け散り、ヘッドギアは真ん中に入ったひび割れから分断されて肉床に落ちる。
黒いボディスーツもいまやいたる所に穴が開き、溶けて、ほとんどその用を成さない有様である。
そして、無残な姿に成り果てた特装風紀の体を、さらなる触手が蹂躙する。
5 :
195:2009/04/23(木) 00:32:13 ID:ZnIuIqsd
「ああっ!!…あああっ!!!…らめぇ…とまらないぃ…きもちいいので、あたまも、からだも、いっぱいになっちゃうのぉおおおっ!!!!」
剥き出しにされた本能に促されるまま、ガクガクと腰を振る憐れな少女。
シズカの頭はもはやまともな思考は働かず、陵辱の中で完全に壊れてしまっていた。
ただ、全身を幾度となく貫く快楽の稲妻に反応して、体が動いてしまう。
激しいピストンを膣奥で受け止める度に歓喜の悲鳴を上げ、喜悦に全身を震わせる。
「んぅ…ああああっ…すごい…すごすぎるのぉおおおおおっ!!!!!」
触手達も彼女に対する責めを加速させ、シズカの心と体を快楽の地獄の奥深くまで堕とそうとする。
前後の穴を貫くピストンの激しさはもはや常人では苦痛にしかなりえないレベルのものとなっていたが、シズカにはもう快楽しか感じる事ができない。
激しく、もっと激しく、心も体も消し飛んでしまうほどの快楽を追い求めて、シズカは腰を振る。
「ふあああああっ!!!!…くひぃ…あぁ…なにかきてる……からだのおく…あついのがくるっ!!きちゃうぅううううっ!!!!!」
やがて、当の昔に限界を振り切っていた快楽が、シズカの心と体を最後の段階へと押し上げる。
ほとばしる快感の稲妻に何度も彼女の意識はホワイトアウトし、明滅する思考の中で彼女は高みに上り詰めていく。
露になった背中をなぞる無数の触手、腋の下や脇腹を這う触手達の蠢き、柔らかな乳房を滅茶苦茶に揉みしだく吸引触手、
いまや腸内を通り抜け¥胃の内部までも犯す極細触手、今度は二本に数を増やし再び尿道を犯す触手、
そして、叩きつける様な激しいピストンで彼女の体の奥深くまで快楽の杭を打ち込む極太触手。
全ての責めがクライマックスに達し、ついにその快感の渦の中で、シズカの心と体は砕け散った。
「ああああっ!!!イクイクイクぅっ!!!イっちゃうぅううううっ!!!わたし…も…イっちゃうのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」
弓なりに反らせた体を痙攣させ、シズカは怒涛の如き絶頂へと達した。
ビリビリと全身を震わせながら、彼女はその凄まじい快感の余韻に陶然とした表情を浮かべる。
と、そこで突然に彼女を拘束していた肉壁が、彼女の手足を解放し、シズカは肉床の上に崩れ落ちる。
力なく横たわる彼女の体からは、強化服の残骸すらほとんど残っておらず、今の彼女の状態を表すかのように無力な姿を晒している。
特装風紀としての彼女の力も、その正義の心も、根こそぎ触手の責めに奪い去られてしまったのだ。
「さあて、どうだったかい、風紀委員さん?なかなかのもんだっただろう?」
ギガサラマンダーが話しかけてくる声にも、彼女は何の反応も示さない。
激しすぎる絶頂は彼女を忘我の状態にまで追い込んでいた。
「だが、これで終わりと思ってもらっちゃ困る。言ったよなぁ、あんたは死ぬまで俺に犯され続けるんだ……」
再び、鎌首をもたげた二本の触手が、シズカの前後の穴を犯し始める。
しかし、彼女にはもはや抵抗どころか、触手の責めに対する反応を見せる事すら出来ない。
(…守れなかった……あの男の子も…女の子も……ごめんなさい…ごめんなさい……)
頬を伝い落ちた後悔と悲しみの涙の一筋が、今の彼女に残された全てだった。
背中に覆い被さった大きな瓦礫を押しのけて、苦痛に顔を歪めながらコウタは体を起こした。
彼の体の下では、ギガサラマンダーに陵辱を受けていた少女が気絶している。
「なんとか…無事だったみたいだ。良かった……」
少女に大きな怪我がない事を確認して、コウタが嬉しそうに笑った。
瓦礫の雨から自分達を守ろうとしてくれたシズカが怪物のツメにさらわれた瞬間、彼が取った行動は彼女と同じものだった。
身を挺して、少女を守る。
運よく自分の命を失う事無く、彼の思惑は成功したようだ。
だが、しかし……。
「だが、これで終わりと思ってもらっちゃ困る。言ったよなぁ、あんたは死ぬまで俺に犯され続けるんだ……」
辺りに響く、下卑た男の声。
コウタの視線の先には、不良獣ギガサラマンダーがいた。
丸呑みにしたシズカを体内で陵辱する事に夢中になってコウタが意識を取り戻した事には気付いてはいないようだ。
(逃げようと思えば……もしかしたら、逃げ切れるかもしれないけど……)
だが、そんな事を考えるぐらいなら、そもそも少女を庇ったりなどしていない。
今の彼が考えるのは、少女とシズカ、そして自分、その三人が無事に生還する事だけだ。
6 :
195:2009/04/23(木) 00:32:52 ID:ZnIuIqsd
今も胸の奥に残る、父と母の姿。
二人は、何かの義務や大仰な正義のためにコウタを救ったのではない。
きっと、ただそうする事以外の選択肢を思いつけなかっただけ。
今のコウタも同じだ。
彼は瞳を閉じて、身を挺してまで自分達を救おうとしてくれたシズカの顔を思い出す。
出会ったばかりの、ろくに会話もしていないあの風紀委員の少女。
だけど、コウタはそこに懐かしい面影を垣間見てしまう。
「……マザコン、ファザコン、ここに極まる、ってとこかな……」
痛む体を強引に立ち上がらせ、コウタは怪物を睨む。
あのバケモノの体内で陵辱を受けている筈の少女を助け出す。
今の彼にはそれしか見えない。
「あ、あの……」
「ん?てめえ、目を覚ましやがったのか……馬鹿だな、さっさと逃げれば良かったものを…」
コウタの声に振り返るギガサラマンダー。
その巨体と凶悪な眼差しに、コウタの体はすくみ上がる。
しかし、もう覚悟は決まっているのだ。
「あの……あなたが飲み込んだ女の子を返してもらいますっ!!!」
「はあ?…てめえ、何言ってるんだ?」
コウタの発言が信じられず、馬鹿にした口調で言い返すギガサラマンダー。
しかし、彼の揺ぎ無い眼差しを見て、それが本気である事を理解する。
「へっ…すぐにくたばるようなガキをいたぶっても楽しかねえが…どうしても死にたいってんなら、いいぜ?」
「死にませんよ……必ず女の子を返してもらうんですから……っ!!!」
その言葉と共に、弾かれたように走り出すコウタ。
対するギガサラマンダーは己の強さに対する絶対の自信ゆえか、触手などでコウタを迎撃しようとはしない。
間近に迫ったところで、渾身のツメの一撃を喰らわせるつもりなのだ。
だが、それこそがコウタの思惑通りだった。
彼は気づくべきだったのだ。
コウタの上着の懐に、不自然な膨らみがある事を……。
「うわああああああああああっ!!!!!」
ついに怪物のツメの間合いにまでコウタがやって来る。
ギガサラマンダーは待ちかねたようにその巨大なツメを振り上げたが……
「喰らえっ!!!」
コウタが懐から引き抜いた何か。
そこから放たれた幾つもの閃光に顔面を焼かれる。
「がああっ!!!てめえええええええっ!!!!!」
それは、ギガサラマンダーの攻撃を受けてシズカが取り落としたレイ・シューターだった。
コウタは次々にレーザーをギガサラマンダーに撃ち込み、その内一発が怪物の瞳に命中する。
「ぐああああああああああああああああああああっ!!!!!!」
巨大な口を開け、悲鳴を上げるギガサラマンダー。
それこそがコウタの待ち望んでいたチャンスだった。
彼は迷うことなく、大きく開けられた怪物の口の中に飛び込み、レイ・シューターをセイバーモードに切り替えて、喉の肉を強引に切り開いて体内に侵入する。
「この光線銃でも、さっきは決め手にならなかった。だから……」
頑強なギガサラマンダーを倒すには、体の内側から攻めるしかない。
体内の触手はどれも攻撃用には程遠く、コウタの侵入を止められない。
やがて彼は、怪物の体内で最も広い空間に出る。
そして、そこに横たわる少女の姿を見て、思わず声を漏らす。
「ひ、酷いっ……」
犯され続け、無残な姿で横たわるシズカ。
彼はいまだ彼女を犯し続ける触手を断ち切り、生まれたままの姿の彼女を抱き起こす。
7 :
195:2009/04/23(木) 00:33:26 ID:ZnIuIqsd
「あ…あなたは……さっきの男の子……どうして?」
薄っすらとまぶたを明けたシズカは、目の前の少年の姿を信じられないような気持ちで見つめる。
「助けに……来たの?」
圧倒的な力を持つ怪物を前に、自分のような強力な装備もなく立ち向かった少年。
無謀としか言いようのない行動をしてまで、自分の下にやって来てくれたその勇気に、シズカの胸は熱くなる。
だが、徹底的にプライドを、矜持を打ち砕かれ、怪物の玩具に成り果てようとした事実が故に、
彼女はコウタの瞳をまっすぐ見つめる事ができない。
「なんで?…どうして、こんな無茶な…こんな危険な事ができるの!!?」
シズカは胸を締め付ける感情のまま、コウタに問い掛けた。
だけど、コウタの心の中で、その答えはもう決まりきっている。
「………えっと、その……たぶん、あなたと同じだと思います……」
微笑んだ少年の眼差しが、消え入りそうだったシズカの心に火をともす。
そうだ。
理屈や言葉なんかじゃ測れない。
ただ、彼女にはそれ以外の選択肢が思いつかないから……
「これ、あなたのです……」
コウタから手渡されたレイ・シューターにはまだ十分なエネルギーが残されている。
しかし、それだけでは十分な決め手にはならないだろう。
シズカはブレスレット型の変身装置を操作し、そこに仕込まれたシステムを起動する。
肉壁に捕らわれていた時には使えなかった奥の手。
理論だけで製作され、実験的に搭載されたに過ぎない機能だが、今の自分ならできる筈だ。
「コードJ、起動っ!!!」
精神の、心の力をエネルギーに変換するシステム。
ブレスレットに輝くクリスタルから凄まじいエネルギーが迸り、レイ・セイバーに伝達される。
「レイ・ギガンティック・セイバーっっっ!!!!!」
瞬間、ギガサラマンダーの腹部に、横一文字の光が走る。
「が…あああっ…なんだよ!!?なんなんだよ、これはっ!!!!?」
驚愕するギガサラマンダーの体内から、シズカとコウタが飛び出す。
そして、一瞬遅れで不良獣の巨体は光の粒子となって消滅する。
怪物が消え去った跡には、ギガサラマンダーに変身していた筈の不良がただの人間の姿で横たわる。
絶体絶命の危機から、シズカ達はついに脱出したのだ。
「ありがとう……ございました…」
コウタの肩に支えられて立っていたシズカは、不意にそんな事を言われて少し驚いた顔をする。
「何を言ってるの?あの不良獣から私を助けてくれたのはあなたじゃない……」
「だけど、最初にあなたが助けてくれなかったら、僕はきっと死んでましたから……」
そういえばそうだった。
だけど、改まってこんな風にお礼を言われると、どうにもこそばゆい気分だ。
「じゃあ、私からも改めて、本当にありがとう……あなたがいなかったら、きっと私ももう駄目だったと思う…」
「いえ…あの、その……ど、ど、どういたしまして……」
そう言ったシズカを見て、コウタも嬉しそうに答える。
「って、あれ?あなたの服、家の制服じゃないのね?」
「あ……実は僕、転校生なんです。今日はじめてここに来たばかりで……」
「そうだったの。不良獣の事も知らなくて当然だったわけね………」
そこで、シズカはある事を思いつく。
「それじゃあ、自己紹介をしなくちゃね……私は風紀委員の佐倉シズカ」
「僕は、八峰コウタっていいます」
凶悪な怪物にも臆する事無く、自分やもう一人の少女を救うために命を懸けてくれた少年。
共に天輪学園で学ぶ新しい、そして素晴らしい仲間に最高の敬意を表して、彼女はコウタに微笑みかけてこう言った。
「ようこそ、天輪学園へ。これからよろしくね、八峰君」
8 :
195:2009/04/23(木) 00:34:16 ID:ZnIuIqsd
以上でおしまいです。
後先考えず、結局スレをまたぐ結果になって申し訳ないです。
それでは、失礼いたしました。
>>8 夜勤明けにスレを覗いてみたら…投下キテルー!
作者さんはオリジナル変身ヒロインを作るのが上手いね
短い中に活躍と敗北と脇役とのやり取りというストーリーと濃厚な丸呑み触手壁責めエロを両立させてるのは読む側にしてみれば凄く美味しい
あとピッタリボディスーツへのこだわりがまた良い
最近ではお気に入りな宇宙をかける少女のキューテクターを想起させられた
スレ立ても含めて乙&GJ!
10 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 07:12:51 ID:5Ovv6FJe
GJ!
頑張って作品を書き上げた作者さんに対してGJの一言だけとか、舐めてんのか・・・
保守の一言だけのほうがいい?
とても素晴らしかった。スーツ内に侵入してくる触手がツボ。
粘液まみれになるのも実にエロいw
ラストシーン付近では変身解除して元に戻ってるのかな?
195氏の書く話はどれも脇役の男が光っているな
ある時は頼りなる(読み手としては憎い)助っ人、ある時は陵辱役、ある時は人質などで脇に置いておくことで
孤立したヒロインやら陵辱されてるヒロインを際立たせる役
短い話に深みを出すのに上手く盛り込んでいるね
あまり助っ人役ばかりだとちょっとムカつくけどw
今回の脇役や以前のレッドみたいな男が無惨に殺されて泣き叫ぶヒロインとか、最高に勃起できそうなんだが・・・
いるよな、俺の仲間?
このスレは俺に優しいような気がするw
19 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 22:19:11 ID:+5F04+ik
スレ上げテイク・オフ!
【聖母マリアのソード next episode】を書いています。
間もなく投下させて頂きますので、どうぞお手柔らかにお願いします。。。
wktk
懐かしい!どんな話が来るか期待してます
まだー?
24 :
195:2009/05/02(土) 15:40:04 ID:3GcXp0Be
特装風紀の続き、書きました。
エロ以外の部分が多くなってしまいましたが、とりあえずいってみます。
25 :
195:2009/05/02(土) 15:40:56 ID:3GcXp0Be
天輪学園、20万を超える生徒・教職員を擁する巨大な都市型学園である。
日本最大にして最高と呼ばれるこの学校に足を踏み入れた者は、ほとんど例外なく『変わる』。
天輪学園OB、生徒保護者、そして多くの教育関係者が口を揃えてそう語る。
この学校に通う人間はさまざまである。
全生徒の学力を平均してみれば、この学校を超える学校などいくらも存在する。
生徒達の成績はちりぢりのバラバラ、だが、優れた生徒のみを有する事が教育機関の優劣を決めるものではない。
前述の通り、この学校に通うものは変わるのだ。
天輪学園自体の入学に対する条件はそう高いものではない。
だが、優れた教師陣、各種の施設、そして何よりもさまざまな個性を持つ学友と共に学ぶ内に彼らは変わる。
学力の向上、才能の発露、といった部分だけではない。
ある者は今までの自分が考えてもいなかった将来の進路を見つける。
ある者は今までになく所属する部活に打ち込むようになる。
あるいは友人との絆をより深くする事になるかもしれない。
天輪学園に所属する学生の能力、適正、その他諸々の各個人の素養はさまざまだ。
だが、全国模試の成績ランキング上位に属する者から、いわゆる不良と呼ばれる者たちまで、
彼らはそんな学園の空気の中で、それぞれに自分だけにしか為しえない何かを見つけ、前に進んでいく事となる。
一個の人間を育て上げる。
それこそが、天輪学園が最高の教育機関たる所以なのだ。
というわけで、そんな天輪学園での新しい生活が始まって、ちょうど一週間ほどが経過した頃。
八峰コウタは何とか迷わずに歩けるようになった学内の道を、彼のクラスのある高等部普通科第一学年用の校舎に向かって歩いていた。
「そろそろ僕も、この学校に慣れてきたって事かな……」
この巨大な学園を訪れた最初の日、コウタは恐るべき事件に遭遇した。
学園の闇に跋扈する不良獣、その謎の怪物に女の子が襲われている所に出くわしてしまったのだ。
そんなコウタの危機を救ったのは、強化服を身にまとった特装風紀を名乗る女子生徒、佐倉シズカだった。
一度はシズカが不良獣の体内に取り込まれ陵辱を受けるという危機に陥ったものの、
コウタ自身の協力もあり何とか事態は無事解決したのであるが……
「佐倉さん、だっけ………あの人は今もこの学校のどこかで戦ってるんだ………」
偶然にも垣間見てしまった学校の暗部、彼女はそれに果敢に立ち向かっていた。
あれだけ強力な装備を持っている事からも、決して彼女一人で戦っているわけではないのだろうが、それでもコウタはシズカの身を案じずにはいられない。
この平和な日常のすぐ近くにある悪夢、それを知りながら何をする事もできない自分が、今のコウタには何だか苛立たしかった。
一方そのころコウタの歩く道のすぐ脇、各種の特別教室を備えた校舎の屋上に一人の男が佇んでいた。
細面にすっと通った鼻梁、少しだけ長めの前髪の奥から覗く瞳の色は涼やかだ。
180センチは越えるであろう長身に、ブレザーが制服に指定されているこの学校ではまず見かけない白ランを身にまとっている。
男は眼下の通りを、そこを行く一人の少年の後姿をじっと見つめている。
「彼が八峰コウタ君か……」
呟き、口元に微かな笑みを浮かべる。
そして、次の瞬間にはまるで幻であったかのように、男の姿は屋上から掻き消えていた。
そして放課後。
今日一日の授業を終えて、コウタはぐっと伸びをする。
色々と変則的な天輪学園の授業にもそろそろ慣れてきた頃合である。
元々が成績優秀なコウタはクラスの中でもだんだんとその頭角を現し始めていた。
「おい、コウタ!この後つきあえよ!!」
「あ、うんっ!!待ってて、すぐに荷物をまとめるから!」
多少気弱で引っ込み思案なところが玉に瑕でもあったが、それでもこの一週間で友人もいくらかできた。
不良獣や特装風紀について悩む事はあったが、コウタの新生活はかなり順風満帆であった。
…………その男が現れるまでは……
「たぁあああああああああああああああっ!!!!!!!!」
ガシャアアアアアンッッッ!!!!!
窓ガラスを粉々に砕いて、叫び声と共にソレは教室に飛び込んできた。
26 :
195:2009/05/02(土) 15:41:41 ID:3GcXp0Be
突入の凄まじい勢いにも関わらず、ほとんど音もなくその場に着地したソイツは、ギラリ、鋭い双眸でコウタを睨む。
「お、おい……なんだか知らないけど、お前の事見てるぞ!!」
「いっ!?…ぼ、僕!?」
長身に白ラン、鋭い目つき、今朝方コウタを見つめていた謎の男である。
あまりに衝撃的な出来事に身動きを取れずにいるコウタの前で、男はどこからか一本の木刀を取り出して構える。
その先端は、まっすぐにコウタに向けられていた。
「やっぱりお前に用事があるみたいだぞ!!?」
「そ、そ、そう言われたって!?」
さらに危険度を増す事態に、ほとんどパニック状態のコウタと友人。
その会話を、朗々と響く男の声が遮った。
「八峰コウタ君だね……」
「は、は、は、はいぃいいいっ!!!?」
訳もわからず答えたコウタに、男はニヤリと微笑んで
「なるほど、突然の襲撃にも逃げ出さず、大した度胸だ……」
足がすくんで動けないだけだと言いたかったが、男の雰囲気を見ている限り、多分聞いてはくれないだろう。
「今日は君の実力を測りに来た。男ならば心は常在戦場、覚悟は出来ているだろう?」
「い、え、か、覚悟……?」
「いざ、尋常に……っ!!!」
木刀を振りかぶり、男は凄まじい勢いで突っ込んできた。
コウタのいる地点まで4,5メートルほどの距離があった筈であるが、それを一足で踏み込んできたのである。
圧倒されたコウタは後ずさり、足を滑らせてその場に尻餅をついてしまう。
その時、咄嗟に側にあった椅子を自分を庇うように構えたのだが……
「ぬうっ!?」
ガキィイインッッ!!!
金属と金属がぶつかり合うような音が響いた。
男の振り下ろした木刀がコウタの構えた椅子とぶつかったのである。
「まさか、この一撃を防がれるとは……」
驚愕している様子の男であったが、コウタはそれどころではない。
木刀で放たれた筈の男の一撃は、金属製の椅子の足の一本を断ち切り、二本目の足を歪めてようやく止まっていたのである。
ハッキリ言って、この男、普通ではない。
幸運に助けられて一撃目は凌いだが、これ以上は無理だ。
だが、当の白ラン男のテンションはさらに上がったようで……
「ならば、私も最高の一撃で応えよう。見るがいい、我が奥義……」
腰を低く落とし、まるで刀を鞘に納めるように腰の横の辺りに構える白ラン男……
(お、奥義って、さっきより凄いのがくるの……!!?)
もはや、逃れる術もなく、コウタは死を覚悟する。
だが、その時である。
「ばかぁあああああああああっっ!!!!!」
突然響いた女性の声と共に、高速の右ストレートが男の顔にめり込む。
端正な顔が悲惨に歪んで、男は無様に吹き飛ばされる。
コウタが恐る恐る振り返ると、そこには一人の女子生徒が怒り心頭といった様子で仁王立ちしていた。
ブレザーの胸ポケットのプリントを見るに、どうやら2年生らしいのだが……
「スカウト相手にいきなり襲い掛かるって、どういう了見だぁ!!!」
「わ、私は彼の実力を……」
「実力わかる前に死ぬだろうが、お前がやったら!!!」
女子生徒に怒鳴られて、白ランの男はシュンと縮こまる。
それから、女子生徒は今度はコウタの方に視線を向け、にっこりと微笑んで……
「いきなり迷惑をかけちゃったね、八峰コウタ君……」
「あの、あなた達は一体……?」
二転三転、めまぐるしく変わる状況にすっかり混乱していたコウタは、やっとの事でその質問を口にした。
「あはは、取り合えずウチのシズカを助けてもらった礼をしに……って思ってたんだけど、なんとも面目ないよ」
そこでコウタは気付く。
白ランの男と、謎の女子生徒、その左腕に付けられた揃いの腕章の存在に。
そして、そこに書かれた、堂々たる『風紀』の二文字に……。
「私達は天輪学園風紀委員会……君には、武装風紀の関係者と言った方が通りがいいかな?」
27 :
195:2009/05/02(土) 15:45:28 ID:3GcXp0Be
風紀委員の女子生徒に促されるまま、コウタがやって来たのは天輪学園中央駅から2,3キロほど離れた広葉樹が青々と生い茂る一角だった。
レンガを敷き詰めた道をしばらく歩くと、その奥に目指す建物が見えてくる。
「あれが…そうなんですか?」
「ああ、天輪学園風紀委員会本部、今は武装風紀の中枢としての役割も担っている……」
木立の合間から現れたのは、古めかしい造りの洋館だった。
細かな意匠の施された柵に囲まれて静かに佇むその姿に、コウタはしばし息を呑む。
「天輪学園が設立されるときに、とある剛毅なお金持ちさんが丸ごとここに移築したのさ。
中は色々と手が入れてあって、使い勝手も悪くない。なかなかの物だろ?」
「なかなかっていうか……凄すぎるというか……」
呆然とするコウタは、女子生徒に案内されて、風紀委員会の本部に足を踏み入れる。
玄関ホールから二階への階段を上り、廊下に立ち並ぶ部屋の中でも最も立派な両開きのドアを持つ部屋へと通される。
その部屋の一番奥、どっしりと構えたアンティークデスクの上で何やら書き物をしていた手を止めて、一人の女性が顔を上げた。
「ようこそ、風紀委員会へ……」
ふわり、開け放しの大きな窓から吹き込んだ風がきらきらと輝く柔らかなブロンドを舞い上がらせる。
少し垂れ気味で優しげな様子の瞳の色は青、口元に浮かんだ柔和な笑みにはつい誰しも微笑み返したくなるだろう。
第3学年である事を示すプリントがされたブレザーは他の女子と同じものの筈なのに、彼女が身につけているとまるで別物のような気品が漂ってくる。
「私が風紀委員長の冷泉カグヤです。八峰コウタさん、先日は私達の大切な仲間を救っていただき、ありがとうございました」
そう言って深々とお辞儀をする風紀委員長を前に、それが自分に向けられたものだとは思わなかったコウタはしばし硬直した後、慌ててお辞儀を返す。
「い、い、い、いえ、あのその、あの時あんな事になったのもシズカさんが僕たちを庇おうとしたからで……だから……」
「それは違いますよ、八峰さん。あの時、絶体絶命の状況下であなたが佐倉さんのために行動してくれた事、それこそが重要なのです」
ふと周囲を見渡すと、部屋の中にいたカグヤ以外の数人の人間も、コウタを案内してきた女子生徒も、
そして、あの白ランの男までもがコウタを感謝の眼差しで見つめていた。
コウタは何だかくすぐったいような気分になりながら
「あ、う……その…どういたしまして……」
そう言葉を返して、もう一度ぺこりとお辞儀をする。
そんなコウタに対して、誰からともなくパチパチと巻き起こる拍手。
コウタは頭を下げた姿勢のまま、顔を真っ赤にしてしばらくの間完全に固まってしまった。
「さて、それじゃあ、ウチの面子の紹介でもしとこうかね」
それからしばらくして、コウタを案内してきた女子生徒が場を仕切りなおすように明るい声でそう言った。
「んじゃ、まずは私だね。私は木崎ミドリ、特装風紀システム開発の責任者だ」
セミロングの黒髪を頭の後ろでひっつめて、銀縁の眼鏡をかけた彼女こそが、特装風紀シズカの装備していた強化服の生みの親なのだという。
本来は風紀の人間ではないそうだが、不良獣対策の為、彼女を筆頭とした技術科生徒のチームが今現在も強化服の開発・整備に当たっているという。
「で、君に木刀で襲い掛かったこの馬鹿が……」
「馬鹿ではない。侍だっ!!!」
「馬鹿侍の望月ユウマ、まあ頭の中身は見ての通りだけど剣の腕が立つのだけが取り得だね」
馬鹿の二文字をつけられても一応侍と呼ばれた事に納得したのか、それとも剣の腕を褒められたのが嬉しかったのか、ユウマは得意げにふんぞり返る。
校則無視の白ランを身につけているおかげでわからないが、彼もミドリと同じ2年生だそうだ。
「それから、お次は……」
「…九龍アヤナ、特装システム2号の装着者……」
次に紹介されたのは、ショートカットの小柄な少女。
折れそうなほどに華奢な体に制服をまとい、感情を感じさせない静かな瞳でコウタを見つめている。
男子としては背の低い方であるコウタと比べても小さな彼女だが、学年はコウタより上の2年生で、同じく2年のシズカとはクラスメイトであるらしい。
「馬鹿侍とアヤナもシズカと同じ特装システムの装着者でね、最終調整と武器の用意が出来次第、対不良獣戦に出てもらう事になってる」
ミドリ曰く、特装システムは全部で10体の開発が予定されており、装着候補者は20名が選ばれている。
28 :
195:2009/05/02(土) 15:46:52 ID:3GcXp0Be
さらに学内からの志願者200名による対不良獣部隊の発足も準備されており、彼等の為にカスタム仕様のパワードスーツも急ピッチで開発されているという。
また、特装システムの装着者から外れた候補者達も専用に強化されたパワードスーツが用意される事になっている。
「といっても、現在実働状態にあるのはシズカの一号スーツとパワードスーツが30体程度、技術科の連中も総出で頑張ってるけど、なんともね……」
突如、出現を始めた不良獣に対して、警察の対応は鈍かった。
そのため、学生自らの手による自衛手段として特装風紀が発足したのだが、急速に広がる不良獣による被害に追いついていないのが現状である。
「まあ、シズカのおかげで十分なデータは取れたから、残りの9体は一気に完成させられる筈だけどねえ……」
開発責任者としては思うところがあるのだろう、ミドリの表情は少し暗い。
「……って、ここで暗くなっても仕方ないな。今度は向こうに座ってる四人組、立花、犬崎、神城、藍川!!」
「まとめて、ですか……」
「ちゃんと紹介してくださいよ!!」
「ミドリさん、ひどい〜」
「……どうでもいいだろ……」
矢継ぎ早に紹介された四人は、武装風紀ではオペレーター役を務める事になっている電子科の生徒達だ。
最年長の男子、立花はこの場ではカグヤ以外唯一の三年生。
長髪の騒がしい男子は犬崎。
気弱そうな一年男子が神城。
二人に冷めた視線を送っている2年の藍川は四人組の中で唯一の女子生徒である。
「これが武装風紀チームのメインメンバー、まあ特装風紀システム装着者はこれから順次増えてくだろうけど……」
紹介が終わり、部屋の中に佇む8人の姿を見つめながら、コウタは何とも言い難い気持ちでぎゅっと拳を握り締めた。
彼らはあの不良獣と、あの凶悪な力と戦うためにここに集まったのだ。
コウタの脳裏に、シズカの勇姿がよぎる。
あんな戦いを見せられて、このまま黙っているなんて出来ない。
どんな事でも構わない、もし、自分が少しでも彼等の力になる事ができるなら……
と、その時である。
風紀委員長のカグヤがおもむろに口を開いた。
「八峰さん……」
「は、はい!」
慌てて返事をしてから、カグヤの表情が先ほどまでの穏やかな様子から、真剣な、それでいてどこか申し訳なさそうな表情に変わっている事に気付く。
「……木崎さんの説明したように、今現在、武装風紀の態勢は完全な状態ではありません……」
完成している強化服はシズカのものだけ。
パワードスーツ部隊も活動をし始めているが、強力な不良獣に対しては決め手に欠ける。
2号スーツは完成寸前だが、それでも矢面で戦う二人の武装風紀にかかる負担は大きいだろう。
「……今回、あなたをお招きしたのはお礼をする為だけではないのです。今の私達には…少しでも多くの力が必要なのです……」
デスクから立ち上がり、カグヤがゆっくりとコウタの方に歩いてくる。
「八峰さん、あなたの力を貸してください……」
「そ、それは……僕にも出来る事があるのならもちろん……」
真摯な眼差しでコウタの瞳を見つめるカグヤの言葉に、コウタはしばし困惑する。
カグヤの申し出は何となく予想出来ていたが、彼自身は成績は優秀ではあるものの肉体的には平凡な男子生徒にすぎないのだ。
「でも、僕は一体何をすれば……」
そんなコウタの肩に、ミドリがポンと手の平を置く。
「それについては、実際に目で見て判断してもらった方が早いな。協力してくれるか、してくれないか、その判断もまずはそれからだ」
木漏れ日の差し込む木々の合間のレンガの道を、カツコツと、子気味の良い足音が通り抜けていく。
ピンとのびた背筋、なびく黒髪に左腕に付けた『風紀』の腕章。
「強化服の調整、今日中に終わらせとかないとね」
そう言って、手首にはめたブレスレット状の装置に視線を落とす少女。
彼女こそが特装風紀システムの第一号装着者、佐倉シズカである。
彼女が辿っているのは、つい先ほどコウタ達が通り抜けた風紀委員会本部へと通じる道である。
一週間前の戦いで大きなダメージを受けた強化服にはいくつか調整を必要とする箇所が生じていた。
また、一号スーツの攻撃力不足を補うための新武装のテストも控えている。
不良獣との戦いのため、シズカのやるべき事は山ほどあるのだ。
29 :
195:2009/05/02(土) 15:47:31 ID:3GcXp0Be
やがて、本部建物の洋館の前にたどり着いたシズカは館には足を踏み入れず、前庭を右に曲がって
館から少し離れた所に作られたコンクリート建ての建物の中に入っていく。
そこは、特装風紀システムの開発やカスタム仕様のパワードスーツを製作する研究室兼工場だ。
シズカは技術科の有志生徒達がパワードスーツの改造作業を行っている様子を横目に見ながら廊下を奥へと進んでいく。
しばらく歩くいてエレベーターの扉の前に行き着いたシズカは下りのボタンを押して中に乗り込む。
向かうのは地下、武装風紀システム開発の中枢だ。
地下階にたどり着きエレベーターの扉が開くと、思いがけないほどに広大な空間が広がる。
各種の性能テストや武器の開発、さらには強化服を装着しての訓練・模擬戦までもがここである程度までこなせるようになっているのだ。
と、その時、まさにその模擬戦用の訓練場から金属同士がぶつかり合う激しい音が響いた。
「あれ、なんだろ?……そうか、そういえばアヤナの二号スーツは最終調整も終わって、後は武装の完成待ちなんだっけ…」
二号スーツはパワー重視の格闘タイプで、専用武器のクラッシャー・アックスも後は組み上げを待つばかりの状態であった。
おそらくは実戦配備に向けての訓練を行っているのだろう。
「それじゃあ、こっちのスーツの調整が終わったら、私も模擬戦に付き合わせてもらおうかな」
そう呟きながら、シズカは訓練場の隣のモニタリングルームのドアをくぐったのだが……
「えっ!?」
分厚い強化アクリルの窓の向こうに見えた光景。
どうやらパワードスーツ相手の模擬戦をやっていたようだが、つい先ほど決着がついたらしい。
問題は尻餅をついたそのパワードスーツから顔を出した人物にあった。
「どうして……彼が?」
呆然と呟くシズカの声を聞いて、ミドリが振り返った。
「ああ、シズカ、ちょうど良かった」
「ちょうど良かった、って……みんな、何をしてるのよ!?」
「見ての通りの模擬戦だ。惜しかったな、いい所が見られなくて…」
「そうじゃなくて!!どうして彼がっ!!八峰君があんな事をっ!?」
不良獣との戦いでコウタはシズカの絶体絶命のピンチを救ってくれた。
だが、彼自身は天輪学園に転校してきたばかりの、ごく普通の生徒である。
それがどうして、この武装風紀の中枢にいるのか?仲間達は彼を何に巻き込もうとしているのか?
「私がお願いした事です……」
「委員長……」
シズカの言葉に応えたのはカグヤだった。
「彼に、あなたをはじめとする武装風紀を現場で直接支援する、サポート役を依頼したのです」
「どうしてですか?だって、彼は他の志願者とは違って……」
と、そこでシズカは気が付く。
武装風紀の中枢メンバーが一同に会している筈のこの場が、異様な静けさに包まれている事に……。
「感嘆した……そうとしか言いようがないな…」
最初にその沈黙を破ったのは白ランの風紀委員・ユウヤだった。
「……うぅ、くやしい……」
小さな声でそう呟いたのは、二号スーツを着て訓練場に立つアヤナだ。
「どういう事……?」
一見した限り、コウタの装着するパワードスーツはアヤナに敗北し、それで決着が着いているようだ。
当のコウタも
「…あはは、やっぱり負けちゃいましたね……」
と苦笑して、頭をポリポリと掻いている。
だが、対戦相手であるアヤナを含めた全員が、コウタに対してほとんど驚愕したような眼差しを送っているのだ。
「……これを見てもらえば解ると思う」
疑問符を頭に浮かべるシズカに対して、ミドリが模擬戦の記録映像をモニターに映し出して見せる。
そこで展開されていた戦いの様子を見て、シズカもようやく理解する。
「こんな事って……!?」
早回しで再生される映像の中、コウタの装着したパワードスーツは訓練場内のさまざまな障害物に隠れながら、
時に距離を取り、時には力ずくで障害物をひっくり返して、アヤナの攻撃から逃れ続ける。
30 :
195:2009/05/02(土) 15:48:06 ID:3GcXp0Be
コウタ自身のパワードスーツ操作の腕前はせいぜいが中の上といった程度、下手ではないが飛びぬけて上手くもない。
しかし、コウタはアヤナの意識の裏をかき続け、間一髪の所で攻撃を回避する。
そもそも、コウタのパワードスーツは対不良獣部隊に配備される予定のもので、主に警備などの為に使用されそれなりの戦闘力を持ってはいる。
しかし、特装風紀システムに比べれば、その性能は雲泥の差、本来なら瞬殺されてもおかしくない戦力差なのである。
コウタがここまで粘り続けている事自体が驚異的だった。
だが、コウタの戦いぶりはそれだけに留まらない。
「一番の問題はここからだ……」
散々逃げ回るばかりのコウタに痺れを切らしたアヤナが障害物を強引に突破し、コウタに向かって突撃してくる。
しかし、コウタはこれまでもこのパターンに対して、煙幕や障害物を利用して確実に逃げ切ってきた。
今回も煙幕弾が発射され、コウタのパワードスーツはその中に紛れる。
それでも、アヤナはコウタを逃すまいとスピードを上げて煙の中に突っ込んだのだが……。
「えっ!?」
モニターを凝視するシズカの前で、コウタはアヤナとすれ違いざまに煙の中から飛び出す。
そして、そのままがら空きになったアヤナの背中に向かって、パワードスーツの右腕のインパクトキャノンを連射。
それを撃ち尽くすと、キャノンを切り離し、シールドを前面に構えて突撃する。
アヤナはコウタの動きを察知して、彼を迎え撃つ態勢を取るが……
「で、その結果があの有様という訳だ……」
ミドリが指差す訓練場の中、コウタのパワードスーツは機能を停止し、その場に尻餅をついている。
だが、コウタの最後の右アームによる一撃も、浅くではあるがアヤナの強化服の胸部装甲にヒットしていた。
「あの子は、いきなりやらされた模擬戦の中で、短い時間で作戦を立て、あまつさえ特装風紀相手に勝ちを狙いにいったんだ……」
肉体的、技術的な面に限れば、コウタの能力はそう高いものではない。
しかし、この模擬戦で彼は自身の恐るべき特性を見せた。
「あの肝の据わりよう、落ち着いた戦いぶり、なるほど、委員長が彼を必要としたのも合点がいく……」
しみじみと、ユウヤが呟く。
良くも悪くも自分の世界に浸り切った変人だが、戦いを前にしての彼の目は確かなものだ。
「一週間前の戦いで、彼がやった事、敵の体内に捕らわれたあなたを助け出す……。言葉にするのは簡単でも、誰にでも出来る事ではありません」
風紀委員長・カグヤは訥々とシズカに語りかける。
「現在、武装風紀計画は未だ不完全な状態にあります。ただ戦うだけなら不良獣を圧倒できる特装風紀システムも、
一週間前のように周囲の人間の安全を気遣いながらでは、十分に戦う事ができません。
また、10人の特装風紀が全員揃ったとしても、彼らの全員が必ずしも『敵との戦い』にいきなり順応していけるわけではありません」
だからこそ、カグヤはコウタの力を欲した。
戦闘能力云々以上に、戦いの中で己を見失わず、粘り強く勝利への道を模索し続ける事のできる、強い心の持ち主を……。
「彼が、八峰君による現場でのサポートが、必ずやあなた達を窮地から救ってくれると、私はそう考えているのです」
「委員長……」
シズカには返す言葉もない。
現状の戦力で不良獣と渡り合うのは非常に危険である事は、彼女自身が身を持って経験した事である。
しかし、その理屈を理解してもなお、シズカの心はきゅっと締め付けられる。
(彼を…八峰君を、巻き込んでしまった……)
不良獣との戦いは学園全体の問題であり、この学園に籍を置く以上、コウタにとっても他人事ではない。
それはわかっているのだ。
だが、それでも、彼女の心は本来なら平和な学園生活を送る筈の生徒達が、この戦いに巻き込まれていく現実を受け入れられない。
なぜならば、誰よりも彼女自身が、戦いの恐怖を、苦しさを知っているのだから……
「わかり…ました……」
拳をぎゅっと握り締め、小さな声でそう言って、シズカは肯いた。
その表情には、彼女にとってあまりに辛すぎる決断を迫られた事に対する苦い色が浮かんでいた。
31 :
195:2009/05/02(土) 15:49:02 ID:3GcXp0Be
「さて、それでは実際にコウタ君に何をしてもらうかという話になるのだけれど……」
その後、コウタはシズカ達と共に地下階の一室に通された。
そこにあったのは、全長2メートル近くある巨大な三輪バイクだった。
「コイツは技術科の自信作でね。見ててくれ」
ミドリがそう言って、バイクのハンドル部分にあったボタンを操作する。
すると、巨大なバイクの各部が駆動音を響かせながら起き上がり始める。
シート部分が持ち上がり、車体後部が展開して人の足のような形に変わる。
さらにフロントカウルと車体後部の部品の一部が箱型に組み上がり、左右にアームが展開される。
バイクの前輪とその周囲のパーツは変形して大型のインパクトキャノンとなり、右腕に装着。
完全に変形したその姿は、重厚なパワードスーツへと変わっていた。
「バイク状態、パワードスーツ状態、両方とも性能は保障済みだ。見た目以上に構造も頑強、馬力も十二分、左腕には簡易型だけどレイ・シューターもついてる」
と、ここでシズカが質問を挟む。
「だけど、八峰君にバイクなんて扱えるの?」
「彼、免許持ってるよ」
「へっ!?」
思いもかけなかった答えに、シズカは素っ頓狂な声を上げる。
何となく、そういった物には手を出さず、朴訥と生きてきた人間なのだろうと思っていたのだ。
「あ、はい、僕の育った少年院、あんまりお金がなくて……それで免許を取ってバイトをしてたんです」
「そういう事情があったの……って、さっき当然のようにパワードスーツを動かしてたけど、もしかしてアレも…?」
「はい。工事のお仕事なんかはいいお金になりました」
30年ほど前から、軍事目的で開発が一気に進んだパワードスーツは今では社会のあちこちで役立てられている。
パワードスーツ操作の技能じたいは珍しいものではないが、先ほどの模擬戦といい、こう何でも出来るとこの少年には殆ど出来ない事などないんじゃないかと思えてくる。
しかも、この準備の手際の良さ、カグヤは彼の能力をある程度承知でこの場に招いたのではなかろうか。
考えれば考えるほど、コウタが武装風紀の一員となるのは避けられない運命だったような気がして、シズカの表情は暗くなる。
「コウタ君には、コイツに乗ってシズカと行動を共にして、戦闘以外の諸々でも色々と手伝ってあげてほしい」
「はい」
コウタが力強く肯く。
この少年の意志の強さは、シズカも以前その一端を見ている。
少なくとも、今更彼に手を引くように言っても無駄だろう。
「それじゃあ、これからよろしくお願いします。佐倉先輩」
「うん、こちらこそ。……それから、何だかその呼び方照れくさいから、シズカさんって呼んでくれないかな、……コウタ君」
「あ、は、はい……その…シ、シズカさん…」
だから、シズカにはこうして、コウタに微笑んでやる事しかできない。
後は、なるべく早く戦闘を終わらせて、コウタが戦わないですむようシズカが努力するしかない。
と、その時である。
「あ、そう言えば、共に行動するって……具体的にはどうすれば…?僕だけバイクに乗ってたら、シズカさんが置いてけぼりです」
コウタがそんな質問をした。
「シズカさん、バイクとか持ってるんですか?」
「う、ううん……持ってないけど…」
シズカとコウタは、戸惑いながらもミドリの方に視線を向ける。
どうやら、ミドリもその辺りの事は考えていなかったらしく、少し気まずそうな表情だ。
それからしばらくの沈黙の後、ミドリが出した結論は……
「じゃあ、タンデムで」
軽快なエンジンの音を響かせながら、三輪バイクが学園内の道を走り抜けていく。
そのシートには、ハンドルを握るコウタと、その背中にしっかり掴まったシズカが座っている。
二人とも、心なしか頬が赤い。
まあ、仕方がないだろう。
ほとんど知り合ったばかりの若い男女が、バイクの二人乗りなんぞをする羽目になったのだから。
(さっきからずっと、シズカさん黙ってるなぁ……)
この沈黙は、恐らくはタンデムの気恥ずかしさだけが原因ではあるまい。
(僕が武装風紀に参加する事、気にしてたみたいだから……)
そこで、コウタは昨日、一通りの説明を受けた後、宿舎に代える直前にアヤナに呼び止められた事を思い出す。
32 :
195:2009/05/02(土) 15:50:00 ID:3GcXp0Be
『……ありがとう…』
『えっ?』
『……シズカを助けてくれて…ありがとう……』
そう言って、アヤナは少しだけ微笑んで見せた。
無口で人付き合いがあまり得手ではないアヤナには、昔からあまり友人がいなかった。
それでも、活発な性格の双子の妹を介して、いくらかの友人を作ることが出来ていたのだが、
天輪学園に入学後は、一緒に進学した妹が運動部での活動に集中し始めたために、だんだんと一人でいる時間が長くなっていった。
妹もその事を気にしてくれてはいたが、アヤナは自分の力でこの問題を解決しようとした。
しかし、何とか友人を作ろうと努力をしても、生来の口下手のためにそれが実を結ぶ事はなかった。
そんなアヤナが2年生への進級時、初めて訪れた教室で出会ったのがシズカだった。
『何見てるの?』
その時、新しいクラスでもやっぱり一人ぼっちのアヤナは、教室の隅の窓から外の風景を眺めていた。
誰からも気にされる事のない空気のような存在、そんな風に自分の事を考えていたアヤナは驚いて声のした方を振り返った。
『うあ…ごめん、邪魔しちゃった?』
そこにいた少女が佐倉シズカだった。
『そんな事…ないけど……』
『それじゃあ、隣、いいかな?』
そう言って、アヤナの隣に立って、アヤナと同じように窓の外を眺めて、シズカはまぶしそうに目を細めた。
『きれいだね……』
『うん……』
第2学年の校舎からは、広々とした森が見渡せた。
自然学習に使われるその森の木々は青々とした新芽を太陽の光の中でキラキラと輝かせていた。
その緑と、雲ひとつない空の青にシズカはただただ見入っていた。
『……私は…九龍アヤナ………あなたは……?』
そうして同じ景色に見入っている内に、アヤナはごく自然にその言葉を口にする事ができた。
すると、シズカは嬉しそうに笑って
『私は佐倉シズカ、九龍さん、友達になってくれるかな?』
言葉が出なかった。
ただ、夢中で肯いた事だけをアヤナは覚えている。
そして、二人は風紀委員会に所属する事となり、アヤナはさらに多くの友人達と出会う事となった。
『……シズカは大切なともだち……だけど、私はまだ戦えない……だから…』
話を終えたアヤナは真剣な眼差しでコウタを見つめ、言った。
『…だから、お願い……これからもシズカを助けてあげて……シズカ、すぐに無理しようとするから……』
そう言って、コウタの手の平を握ったアヤナの指は細かく震えていた。
そこでコウタは悟る。
一週間前の戦いで、不良獣によってシズカは激しい陵辱を受けた。
その事は、彼女を大切に思うこの少女にも深い心の傷を残したのだ。
『わかりました。僕、全力でシズカさんの事、助けますから……』
コウタは強く強く決意して、ぐっとアヤナの手を握り返したのだが……。
さて、問題は、シズカの方はシズカの方で、コウタの事を傷つけたくないと考えている事なのだ。
彼女の願いもまた、アヤナのものと同じく真剣だ。
ハッキリ言って身動きが取れない、ほとんどがんじがらめの状況。
無言のままの二人を乗せて、バイクは学内を駆け抜けていく。
なるべく人通りの少ない、人目から隠れた場所を選んで、コウタはバイクを走らせる。
現在、二人が行っているのは学内のパトロールである。
不良獣は、なるべく人目につかないように活動するのが常であった。
コウタが最初に出くわしたギガサラマンダーも、路地裏で女子生徒への暴行を働いていた。
こうして、特装風紀が目を光らせるだけでも、彼等の行動に対する抑止力となるのだ。
33 :
195:2009/05/02(土) 15:50:57 ID:3GcXp0Be
と、その時、シズカの腕のブレスレットから電子音が鳴り響く。
本部からの通信、聞こえてきた声はオペレーターの立花のものだ。
『西5番の公園区画の林で不良獣が出現。かなりの数の女子生徒を捕らえてるらしい』
ついに来るべき時が来たのかと、シズカは覚悟を決める。
「了解しました。すぐに現場に向かいます」
そう応答してから、通信を切る。
「コウタ君、不良獣が…」
「わかってます。とばしますよっ!!」
アクセルをふかし、二人を乗せたバイクは現場に向かってスピードを加速させる。
こうしてついに、コウタの武装風紀メンバーとしての初めての戦いが始まったのだった。
公園内に乗り入れたバイクは煉瓦敷きの小道をたどり、不良獣が出現したという林に向かう。
そこで、シズカとコウタの二人が目にしたものは……
「なんて事なの……」
「ひどい……」
制服を引き裂かれ、無残に横たわる女子生徒達の姿が木々の合間に何人も確認できた。
そして、異様なのは彼女達の腹部である。
まるで妊婦のように彼女達の腹は膨らんでいた。
一体、不良獣は彼女達にどんな仕打ちをしたというのだろうか?
「あれが、アイツがこんな事をしたのね……」
そして、林の奥深く、木々に紛れてソレはいた。
体長3メートルはあろうかという緑色の巨人。
無数のツタが絡まりあって出来た体に、いくつもの毒々しい紫の花が咲いている。
「……コードDF、起動っ!!!」
掛け声と共に光に包まれ、強化服に身を包むシズカ。
「特装風紀シズカっ!!!」
そして、コウタもバイクをパワードスーツに変形させ、戦闘態勢を整える。
しかし、そうしながらもコウタは現在の状況に微妙な違和感を感じていた。
不良獣達は人目を忍んで活動する、だからこそ武装風紀によるパトロールが必要だった筈なのだ。
現に彼が遭遇した始めての不良獣、ギガサラマンダーも表通りから離れた路地裏で出くわしたのだ。
不良獣達は圧倒的な力を持っているが、武装風紀システムはそれをさらに超える威力を持っている。
こんな風に迂闊に姿を現すのは、どう考えても妙だった。
「シズカさん、待ってくださいっ!!」
「どうしたの、コウタ君?」
レイ・セイバーを構え、今しも不良獣への攻撃を仕掛けようとしていたシズカを、コウタは引き止める。
「妙です。こんな目立つ行動をしても、敵にメリットがあるとは思えません」
「……だけど、あの人たちを早く助けないと…」
コウタの指摘は気になったが、こうして林の外から敵を睨みつけているだけでは埒が明かない。
しかし、陵辱を受けた女性達が流れ弾の危険に晒されないようにする為には、レイ・セイバーで間近まで切り込むしかないのだが……
だが、敵は二人に迷う暇を与えてくれるほど甘くはなかった。
「どうしました?噂の特装風紀が怖気づいたのですか?」
林の奥から聞こえてきた声、酷薄な響きは、あの植物型不良獣のものだった。
「正義の味方らしい所を見せてくれないと、大変な事になってしまいますよ……」
不良獣の腕からのびたツタが近くに居た女性の一人を絡め取る。
ツタはギリギリと女性の首を締め付け始める。
もはや、シズカとコウタに躊躇は許されなかった。
「僕が先行しますっ!!」
「コウタくん!?」
「向こうは明らかにこっちを誘ってます。きっと、何かある……。だけど、機動力の高いシズカさんが控えていてくれれば、素早い対処が可能ですっ!!」
「でも……っ!?」
シズカが肯く前に、コウタは飛び出していた。
まずは自分が敵の出方を見る。
少なくとも、無策で突っ込むよりは確実な作戦の筈だ。
だが、しかし……
「えっ!?シズカさんっ!!!?」
そのコウタの頭上を、シズカが飛び越えていった。
34 :
195:2009/05/02(土) 15:52:15 ID:3GcXp0Be
両手にレイ・セイバーを構え、木々の合間を飛ぶようにして不良獣に近付いていく。
(彼に無理はさせられない……っ!!!)
他人の為に命を張ることが出来る。
それは、コウタの美点でもあり、また一方で危うい点でもあった。
確かに彼を先行させるメリットは大きいが、不良獣との戦いを始めたばかりの彼にそれをやらせる訳にはいかない。
不良獣の間近にまで迫ったシズカは、木の幹を蹴りその頭上に高く飛び上がる。
「てぇええええええええいっっっ!!!!」
光の刃が一閃し、少女を絡め取った不良獣のツタが断ち切られる。
シズカはそのまま少女の体が地面に叩きつけられる前にキャッチして着地。
少女の体をその場に横たえて、一気に不良獣の懐にまで飛び込む。
斬っ!!
横なぎの一撃が不良獣の体を深く切りつけた。
「ぬ…ぐぁああああああああっ!!?」
(この間のギガサラマンダーみたいな防御力はないみたい……なら、一気に決める)
シズカは二本のレイ・セイバーで次々と不良獣の体に斬り付けて、敵を細切れにしていく。
「これで、トドメっっ!!!!」
そして最後の一撃、致命的な斬撃が不良獣の体を切り裂いた。
だが、しかし……
「えっ……!?」
本来なら決定的なダメージを受けた時点で人間に戻ってしまう筈の不良獣の体が、バラバラとただのツタの塊となってその場に崩れた。
シズカに遅れて林の中に突入していたコウタもその異変に気付く。
「シズカさん、逃げてっっ!!!!」
だが、時既に遅し。
シズカがその場を脱出するより早く、周囲の木々から何本ものツタが彼女の体に襲い掛かり、四肢を絡め取って自由を奪う。
「しまった!?…っああああああああ!!!!」
そして彼女の体を拘束したのとは別のツタの一群が人型に絡まり合い、シズカの前に姿を現す。
「ずいぶんと単純な罠に引っかかるのですね。武装風紀とやらもこの程度ですか……」
あざ笑うような男の声は間違いなく目の前の人型から発せられていた。
先ほどの緑の巨人は囮、こちらの方が不良獣の本体だったのだ。
「くっ…シズカさんっ!!!」
絶体絶命のピンチ。
なんとしても彼女を助けなければと、コウタはインパクトキャノンを不良獣に向けて構える。
幸い、コウタから敵までの距離はそれほど離れておらず、遮蔽物となる樹木が間に挟まる事もない。
強烈な一撃を喰らわせて、あの不良獣を吹き飛ばす。
そう思い、インパクトキャノンのトリガーにコウタが指をかけた時である。
「ねえ………」
甘えるような声がコウタの背後から聞こえた。
するり、白い腕がパワードスーツのアームに幾つも絡みつく。
「な……!?この人たち、何をして……!!?」
不良獣の陵辱を受け横たわっていた少女達が次々とコウタのパワードスーツに取り付いた。
その内一人はインパクトキャノンの砲口に体を擦りつけており、このままでは攻撃ができない。
そして、戸惑うコウタの前で、少女達は唐突に全身を震わせて……
「…ぁ…ああん……くあぁああああああああああっ!!!!」
歓喜の声を上げて全身を仰け反らせる。
少女達の膨らんだお腹がビクビクと痙攣し、そして次の瞬間……
「あぁ…生まれるぅ……生まれちゃうううううううっっ!!!!」
ボトリッ!ボトッ!!ボトボトッ!!!…ボトボトリッッ!!!!
少女達の秘所から次々と、緑色の何かが姿を現した。
それは、あの不良獣と同じ全身がツタで出来た異形の赤子だ。
不気味な緑色の赤ん坊は生れ落ちるとすぐに成長を始め、たちまち2メートルほどにまで大きくなる。
林のそこかしこで出産のうめきを上げる少女達の声が響き、コウタはたちまちに無数の植物怪人に囲まれてしまった。
「コウタ君っ!!!」
シズカが叫んだが、既に遅い。
植物怪人達は次々にコウタに襲いかかり、コウタはあっという間に緑の大軍の中で孤立してしまった。
「どうです?これが不良獣イーヴルプラントの能力……素晴らしいでしょう?」
「あっ…うあああ……」
不良獣が自慢げにシズカに語りかけるが、彼女にはその言葉はほとんど耳に入っていない。
彼女は緑色の怪物たちの集中攻撃を浴びるコウタの姿に茫然自失状態となっていた。
35 :
195:2009/05/02(土) 15:54:58 ID:3GcXp0Be
(私の……せいだ…)
コウタの言う通り、コウタが先行して様子を見る作戦を取っていれば、こんな事にはならなかった。
彼女の体が自由な状態なら、あの程度の敵など瞬く間に全滅させる事が出来た筈なのに………。
コウタの身を案じていたつもりが、自分は最悪の事態を招いてしまった。
「特装風紀さん……少しはこちらを見てください…」
「あっ…うう…痛い……」
イーヴルプラントはツタを使って無理矢理にシズカの顔を自分の方に向かせる。
「思った以上に簡単に事が運んで、少々拍子抜けしましたが……これからは、お楽しみといきましょう」
無数のツタが構成する不良獣の顔が邪悪に歪む。
「そんな…嫌…嫌ぁああああああああっ!!!!」
シズカの悲鳴が木々の間に響き渡る。
特装風紀の少女を襲う地獄が、今、幕を開けた。
しゅるしゅると周囲の木の枝を伝って、シズカの周囲に歪な形の蕾を先端に持つツタがいくつも現れる。
どうやらこの場所は最初からシズカ達に対する罠として、無数のツタを潜ませていたようだ。
「くっ…何を…するつもりなの……?」
「ふふふ、まずはその強化服、なかなかセクシーですが、あなたの体を楽しむのには少し邪魔ですから、排除させていただきますよ」
パチン!
イーヴルプラントが指を鳴らすと、周囲のツタにあった蕾達が一気に花開く。
毒々しい紫の花びらと、絡まり合い男性器のような形状になったおしべとめしべ、醜悪な花々がシズカの周りを囲む。
そして、その花達から続けざまにシズカに向かって、粘り気のある液体が噴射される。
「うぁ…ぷ……くぅ…こ、これは!?」
「おや、お気づきのようですね」
濃厚な甘い香りに紛れて、シズカの記憶に残る淫靡な芳香が蘇る。
「そうですよ。これは不良獣ギガサラマンダーの体内で精製されるのと同系統の液体です」
媚薬効果を持ち、さらには相手の生命力や強化服のエネルギーまで奪い去る悪夢の粘液。
それがまるで雨のように、シャワーのように、シズカに向かって降り注ぐ。
「いや…やめてぇ…そんなの…かけないでぇええええっ!!!!」
催淫シャワーから少しでも逃れようと身を捩るシズカだが、そんな事は何の効果もない。
無慈悲な粘液地獄は彼女の体力と強化服のエネルギーを奪い、神経を冒してシズカを無力にしていく。
さらに、ギガサラマンダーの時にはなかった濃密な香気、むせかえるほどの花の香りがシズカを惑わせる。
「だめ……こんな…香りをかいでるだけで…体が……」
色とりどりに春の野を彩る花々はそれ自体が植物達の生殖器なのである。
その性質をより強化したイーヴルプラントの花の香りは、それだけで人間の官能を狂わせていくのだ。
強烈な香気に息苦しさを覚えて呼吸を早めれば、さらにその香りを体に取り込んでしまう事になる。
蟻地獄にも似た淫らな罠の中で、シズカはもがき苦しむ。
「…くぁ…ああっ…これぐらいで……っあああああああ!!!!」
既に媚薬に侵食され始めた体は、滴り落ちる粘液の感触にさえゾクゾクと反応してしまう。
シズカの体力、強化服のエネルギーも着実に奪われ、ツタに縛られた装甲がわずかに軋み始めている。
イーヴルプラントはさらにシズカの体を確実に堕とせるよう、粘液を滴らせる花の一つを無理矢理に彼女の口にねじ込んだ。
「…んぅ…んんーっ!!!…んっ…くぁ…んうぅ…んんっっっ!!!!」
シズカがむせようと、酸欠で苦しもうと、おかまいなしに花は粘液を送り込んでくる。
さらに、男性器の形にまとまっていたおしべとめしべはシズカの口の中でほどけ、触手のように自在に動いて彼女の舌を嬲り始める。
「…んくぅ…んっ……ぷぁ…ああっ…や…んんぅうううっ!!…んん…くぅ……っ!!!」
人間の舌では到底不可能な動きで舌を愛撫され、シズカの意識が蕩けていく。
必死で口にねじ込まれた花を押し出そうとしていた舌の動きはもはや、おしべとめしべに翻弄されて無様に踊るばかりだ。
酸素不足で朦朧とした意識の中にそんな快楽を叩き込まれて、シズカの抵抗の意思は確実に弱っていった。
やがて、花がシズカの口から引き抜かれた時には、彼女はもはや体を動かす気力もなく、だらしなく口の端から涎をたらすばかりとなっていた。
最後の仕上げとばかりに花が彼女の顔に粘液を顔射すると、目を細めて全身をぶるりと震わせる。
(あ…だめ……ていこう…しなくちゃ……)
36 :
195:2009/05/02(土) 15:56:15 ID:3GcXp0Be
ギガサラマンダーの時より数段強力な媚薬効果に思考能力を奪われた今のシズカは、抵抗という言葉の意味さえ見失ってしまいそうだ。
ぼんやりと頭の片隅でコウタの身を案じるが、彼を助けるにはどうすればいいか、全く思いつく事ができない。
と、そうこうしている内にイーヴルプラントのツタはその本数を増し、さらにギリギリとシズカの体を締め付ける。
「あっ…やぁ……こ、こすれるぅ……」
イーヴルプラントのツタはシズカの体を這い回り、次第に複雑な網目を作って彼女を拘束していく。
それは、いくらかの部分でアレンジを加えられていたが、いわゆる亀甲縛りと呼ばれる形とほとんど同じように見えた。
強く強く体を締め付けるツタの群れ。
しかし、今のシズカはその痛みの中に得体の知れない快感の兆しを感じ取ってしまう。
憎い敵に好きなように縛り上げられ、苦痛にあえぐ瞬間、同時に彼女の脳裏にマゾヒスティックな快感の波がゆらめく。
呼吸はますます荒く、体温は際限なく上昇して彼女の白い肌が汗に濡れる。
さらにツタの一部はロープのように寄り集まって、彼女の股下を通り、媚薬成分で敏感になったシズカのアソコを前後に擦り始める。
「あっ…ひぁ…ああんっ!!…そこ…そんなにされたら……うあ…ああああああああっ!!!!!」
シズカの下腹部から、全身へと突き抜ける刺激の波。
乱暴な擦り付けは決して快楽だけを産み出すものではない筈だが、彼女は刺激を感じる度に甘い声を上げてしまう。
「ほほう、こういったプレイがお好みですか……それならば!!」
シズカの反応に気を良くしたイーヴルプラントはさらに新たなツタを出現させ、それを勢いよくシズカに振るって彼女の体を鞭打つ。
「あっ…痛いっ…ああっ…ひあああああああっ!!!!!」
ビシッ!!バシッ!!!
ツタの鞭が振るわれる度、シズカの体が痛苦に仰け反る。
エネルギーを失い弱体化した強化服は鞭打ちの度に砕け、破れて見る影もなく無残に破壊されていく。
だが、シズカはその痛みに、無様に敵に嬲られる今の自分の姿にマゾヒスティックな快感を覚えてしまう。
「ははははははっ!!!!これはいいっ!!!いいザマですよ、特装風紀のお嬢さんっ!!!!」
そんなシズカの艶声を聞いて、イーヴルプラントも興奮してきたらしい。
シズカの股間を擦り上げるツタのスピードは加速してゆき、迸る閃光のようなその快感に、シズカは悲鳴を上げる。
「っくぅうんっ!!!…うぁ…ああっ…痛いのに…痛いはずなのに……私…私ぃいいいいいいいっ!!!!!」
ビリビリと全身を痙攣させ、軽い絶頂へと上り詰めるシズカの体。
いまやシズカの体は、彼女のものであって彼女のものではない。
何よりも与えられる刺激に従順なその体は、もはや不良獣のための淫らな玩具にすぎないのだ。
「さて、それではそろそろメインディッシュをいただくとしましょうか……」
ニヤリ、下劣な笑いを顔に浮かべ、ひときわ巨大な花を出現させる。
「一週間前には、ギガサラマンダーにずいぶんと可愛がってもらったようですから、このくらいは余裕でしょう?」
「あ……いや…そんなぁ……」
屹立する男性器型のおしべとめしべの集合体のサイズは、ゆうにシズカの腕の太さ長さを上回る巨大なものである。
シズカはその威容を見て、おびえた表情を浮かべる。
だがその一方で、強化服に包まれた内側、媚薬漬けにされた体の一番敏感な部分は
その凶悪な物体が自らにねじ込まれる瞬間を想像してか、愛液で濡れそぼりヒクヒクと小さく震えている。
「鞭打ちと粘液の効果で強化服ももうボロボロですね。これならば、今すぐにでもコイツをぶち込んであげられます」
イーヴルプラントがそう言うと、巨大花の先端部分がシズカのアソコにあてがわれる。
体を苛む淫らな熱と、敵を前にして何も出来ない自分の無様な姿、二つの間で揺れ動くシズカの心は、
もはや自分でもこの異様な物体に貫かれる事を望んでいるのか、そうでないのか、判別をつける事ができない。
ただ、アソコに触れるその圧倒的な存在感に、全身を本能的に身震いさせる。
「さあ、いきますよ!!」
イーヴルプラントの掛け声と共に、挿入が開始される。
37 :
195:2009/05/02(土) 15:56:54 ID:3GcXp0Be
「あっ…うあああっ!!…や…は…大き…すぎるぅうううううううっ!!!!!」
ミリミリ、メリメリとシズカのアソコを軋ませながら、奥へ奥へと侵入してくる巨大な擬似男性器。
媚薬が引き出す異常な快感と、肉を引き裂かれる痛みが、シズカの下腹部で暴れまわる。
丸太のようなそれが膣奥を打ちつけるたびに、シズカの思考は寸断される。
「…だめっ…だめぇえええっ!!!…そんな…奥まで強くされたらっ!!…いやああああああっ!!!!」
突き抜ける衝撃、視界に飛び散る白い火花。
イーヴルプラントの怒涛の如きピストン運動は、シズカの肉体を破壊せんばかりの勢いで繰り返される。
シズカの秘裂はギリギリまで拡張され、膣壁を擦り付けるゴリゴリとした感触と共に凶暴な快感が彼女に襲い掛かる。
強烈な突き上げの度に呼吸を乱され、シズカの肺は既に酸欠状態に陥っていたが、そんな事でこの責めは止まらない。
むしろ、朦朧とするシズカの意識までも破壊せんとばかりに、行為はヒートアップしていく。
「あっ…くぅ…ひぐぅ…あひぃいいいっ!!!…だめっ…わたし…こわれるぅ…こわれちゃうぅうううううっ!!!!」
泣きじゃくり悲鳴を上げるシズカ。
だが、その声の中には確実に喜悦の色が混じり始めている。
媚薬成分と目覚めさせられたマゾヒスティックな彼女の性質が、破壊的な責めに歓喜の声を上げ始めているのだ。
いつしかシズカは我知らずの内に、さらなる刺激を得ようと腰を振りたくり始める。
「おやおや、これだけ乱暴に犯されているといのに……あなたはとんでもない淫乱だ……」
「…や…ちがう……私…いんらんなんかじゃ……あ…ひぁあああああああああああっ!!!!!!」
あざ笑うようなイーヴルプラントの言葉に反論しようとしたシズカだが、さらにペースを速めたピストンに言葉を断ち切られる。
もはやシズカには、自らの体がこの被虐の快感に屈しようとしている事実を否定できなかった。
(これじゃ…また、前と同じに……コウタ君っ!!!)
心の中で、今も植物怪人と戦い続けている筈の少年の名前を叫ぶ。
結局、自分の迂闊な行動が、またしても彼を危険に巻き込んでしまったのだ。
だが、そんな後悔にひたる余裕も、イーヴルプラントの地獄の責めの前ではすぐにかき消されてしまう。
「…ひぅ…ああんっ…こんな…すごすぎて……も…わけが…わかんな……」
息も絶え絶えのシズカを蹂躙し続ける、凶悪なまでの虐悦の波。
思考はかき乱され、肉体は快楽に屈服させられ、無力な存在と成り果てたシズカはついに、加速していく責めの中で限界を迎える。
「…だめぇ……も…これいじょ…むり……むりなの…も…やめ……ああっ…いやあああああああああっ!!!!!」
シズカの哀願を引き裂く、強烈な突き上げの衝撃が、シズカの全身を貫いた。
駆け抜ける稲妻のような快楽電流は少女の体をビリビリと痙攣させ、破壊的な絶頂へとシズカを押し上げる。
「…うあああああっ!!!私…イクぅ…イっちゃうううううううううううっ!!!!!!!」
脈動と共に自分の子宮の中に何かが送り込まれるのを感じながら、シズカは意識を失った。
一方そのころ、風紀委員会本部、特装風紀チームのオペレーションルーム。
「失策でした。佐倉さんの性格を考えれば、こういった事態も十分に考えられたのに……」
沈痛な面持ちで呟いたのは、風紀委員長の冷泉カグヤだ。
コウタをシズカのサポート役にする事で、少しでも彼女の負担を減らせれば……。
そう考えての今回の抜擢だったが、強引に事を進めたのが裏目に出てしまった。
コウタ自身の優秀さに目を奪われ、彼の存在が逆にシズカにとって重荷になる可能性を見逃していたのだ。
その結果がこの有様、後悔してもし切れるものではない。
と、その時である。
「大変だっ!!」
滅多な事では取り乱さないミドリが血相を変えてオペレーションルームに飛び込んで来た。
「落ち着け、何があったんだ?」
らしくもないミドリの様子に驚きつつ、問い返したユウヤ。
それに答えたミドリの言葉を聞いて、オペレーションルームの面々も彼女の動揺の理由を理解させられる。
「アヤナがっ!!…アヤナの奴が、まだ武装の完成してない2号スーツで飛び出したっ!!!!」
38 :
195:2009/05/02(土) 15:57:29 ID:3GcXp0Be
アヤナが走る。
特装風紀システムの強力な脚力を以って、学内の建物の屋根から屋根へと飛ぶようにして、不良獣の待つ公園へと向かう。
(シズカ……シズカは優しすぎるから……)
コウタの身を案じるばかりに、窮地を招いてしまったシズカ。
今もその後悔と、不良獣による陵辱の地獄の中で苦しんでいるだろう。
一刻も早く助けなければ。
一週間前の戦いでシズカが敵の陵辱を受けたと聞いた時、アヤナは全身が震えるほどの心の痛みを感じた。
大事な人が傷つけられる事は、これほどまでに辛く苦しいものであるのだと、身を以って学んだ。
アヤナの脳裏を、これまでシズカと共に過ごした日々の記憶が駆け巡る。
(シズカがいなければ…きっと私は笑えなかった……だからっ!!!!)
もっと速く、少しでも速く、祈るようにしてアヤナは駆け抜けていく。
やがて、アヤナは現場の公園、戦いが繰り広げられている林へと到着する。
周囲にはイーヴルプラントの産み出した植物怪人がひしめいていたが、そんなものは眼中にない。
「どけぇええええええええええっ!!!!!!」
叫び声を上げて、振り上げた両腕でアヤナは植物怪人達をなぎ払う。
アヤナとて、何も勝算なしで出撃したわけではないのだ。
彼女の特装風紀システムはパワータイプである。
1号スーツと共通のインナーの上に、無骨なグリーンの装甲が幾重にも重なり、腕や脚、背中にはパワーアシストの為のフレームが組み込まれている。
円筒形の腕アーマーと、ショベルのようなグローブ、重厚な脚部アーマーは全て凶悪な武器になり得るのだ。
確かに専用武装である、デストロイ・アックスは未完成だが現状でも十分に敵と渡り合える筈。
不良獣を倒す事は出来なくても、せめて敵を撤退に追い込み、陵辱を受けた女性達と、シズカやコウタを救出出来れば十分だ。
「……見つけたっ!!!」
アヤナは木立の中に佇むイーヴルプラントの姿を見つけ、脚部のパワーを全開にしてまっしぐらに突っ込む。
「な…っ!?新手だと……っ!!?」
アヤナの気配を察知して、イーヴルプラントが驚愕の声を上げる。
弾丸の如き勢いで突っ込んでくる彼女を見て、イーヴルプラントは周囲のツタを自分にまとわせて、たちまち巨大な姿へと変わる。
「…そんな…こけおどし…なんて………っ!!!」
だが、10体の武装風紀システムの内、最大のパワーを与えられたアヤナの強化服をその程度で止める事など不可能だ。
「…がっ…ぐはあああああああああっ!!!!?」
不良獣の巨体はアヤナの拳を喰らって舞い上がり、そのまま背後の木の幹に叩きつけられる。
しかし、それでもアヤナの勢いは止まらず、イーヴルプラントが叩きつけられた木をなぎ倒し、そのまま相手を宙に吹き飛ばす。
さらに、傍らにあった木を無造作に引き抜き、ダメ押しとばかりにイーヴルプラントに投げつける。
「……今のうちに…シズカを……」
敵が身動き出来なくなっている隙にシズカを助けなければ。
周囲を見わたしたアヤナは、陵辱を受けた無残な姿でツルに捕らわれたシズカの姿を見つける。
「…シズカ…しっかりして……っ!!!」
ツルを引きちぎり、シズカの体を地面に横たえて、アヤナは必死で呼びかけた。
無残に引き裂かれたボディスーツ、ひび割れ、砕かれたアーマー、あまりに悲惨な陵辱の傷跡にアヤナは奥歯を噛み締める。
「あ……アヤナ…どうして……?」
やがて、アヤナの呼びかけによって目を覚ましたシズカが薄っすらと瞼を開く。
「…助けに…きたの……」
「…だめ…だよ…アヤナの武器はまだ………それに、今の私は……」
この時、アヤナは気付いておくべきだったのだ。
痛む体を起こそうとするシズカの下腹部、そこが僅かにではあるが、ぽっこりと奇妙に膨らみ始めている事に……。
「…大丈夫…不良獣を倒そうとまでは思ってない…でも、シズカや八峰君、他のみんなを助けないと………」
「違うの…っああ……今の…今の私の中には……ああっ!!…いやあああああああっ!!!!」
「…シズカ……しっかりしてっ!!…シズカ……っ!?」
突然悲鳴を上げたシズカに、アヤナは戸惑う。
だが、彼女はすぐにその原因に気付く事になる。
39 :
195:2009/05/02(土) 15:58:28 ID:3GcXp0Be
「……えっ!!?」
シュルルルッ!!!!
アヤナの首に、腕に、胴に、巻きついていくツタ。
突然の攻撃に、敵の正体を見極めようとしたアヤナはそれを目にしてしまう。
「…そ、そんな……シズカ…!?」
「いや……ぁ…見ないで……お願い…アヤナ……」
シズカの秘裂から伸びる何本ものツタ、それは徐々に本数を増やし、彼女の膣穴を押し広げていく。
そして、やがて彼女の子宮の奥から、ツタで編み上げられた体を持つ緑色の赤子が姿を現す。
「ああっ!!…いやぁ…やだ…私…こんなのでイっちゃうの……うああ…ああああああああっ!!!!!」
ビリビリと、全身を痙攣させて、借り腹による擬似出産の刺激に絶頂を迎えるシズカ。
本来、出産に伴う筈の凄まじい苦痛は、媚薬粘液の効果によっておぞましいほどの快楽へと置き換えられている。
捕らえた女性の生命の最後の一滴までをも、快楽を餌にして搾り取ろうという悪魔の業だ。
「…シズカっ!!…シズカっ!!!……くぅ…このバケモノぉ……シズカから出てけぇ……っ!!!!」
アヤナはシズカの胎内から生まれようとしているツタの怪物と必死で格闘する。
しかし、怪物のツタは引きちぎっても引きちぎっても次から次へと出現し、逆にアヤナの体に絡み付いていく。
「……これぐらいで……私の動きは…封じられないっ!!!!」
確かに、か弱いツタがいくら集まろうと、パワータイプのアヤナの強化服を封じる事は出来ない。
しかし、ツタの怪物、異形の赤子の目的はそれとは全く別の所にあった。
「……っああああ!!!!出るっ!!赤ちゃんっ!!…不良獣の赤ちゃん、出てきちゃぅうううううっ!!!!!」
シズカの叫び声と共に胎内から完全に姿を現した緑の赤子はアヤナの顔に向かって飛びつく。
「…きゃ……ああぅ…な、何を……そんなの…口にねじ込むな…あ…んむぅううううっ!!!!」
アヤナの口に、緑の赤子の体に咲いた花がねじ込まれ、粘液が流し込まれていく。
それは、あっという間にアヤナの力を奪い去り、神経を淫らな熱で冒していく。
「あっぷ…うぁ……ああ……そん…なぁ……」
「ああ……アヤナぁ……」
ガクリ、その場に膝をつくアヤナを、シズカの胎内で得た生命力を使い一気に成長した赤子、植物怪人のツタが拘束する。
「案外と造作もないものですねぇ……ですが、特装風紀を二人も相手に出来るとは、素晴らしい幸運だ……」
そして、力尽きたアヤナの耳に、癇に障る男の声が届いた。
ようやく木を押しのけて復活したイーヴルプラントが再びこの場に戻ってきたのだ。
形勢は再び逆転、イーヴルプラントは邪悪に顔を歪ませながら、こう言った。
「ふふふ、存分に楽しんでください……なにしろ、あなた達の相手は、ほら、こんなにいるんですから……」
アヤナとシズカの周囲を、いつの間にか植物怪人達が取り囲んでいた。
絶望的な状況の中、淫欲の宴の第2幕が始まろうとしていた。
じゅぷじゅぷ、ぬちゃ、ぴちゃぴちゃ。
粘つく水音が木々の合間に響き、それに混じって切なげな二人の少女の艶声が悲痛なハーモニーを奏でる。
「…ぁ…うぁ……あぁ…も…やだ……やめて…んぷぅ…んんぅっっ!!!」
粘液まみれの顔を無理矢理持ち上げられ、植物怪人の擬似男性器を小さな口にねじ込まれるアヤナ。
強化服は既にシズカと同じくズタボロに破壊され、幼いその肉体を無残に晒している。
彼女の小さなアソコは、入り口をツタによって強引に広げられ、彼女の体には大きすぎるほどのモノをねじ込まれている。
しかし、シズカと同じく媚薬粘液によって被虐の悦びに目覚めさせられたアヤナは、その破壊的なピストンにも嬌声を上げてしまう。
「…っあああ…あ…はげし…やめ……そんなの…むりぃいいいい……っ!!!」
「…ああっ…アヤナっ!!…アヤナぁああああああっ!!!!!…いやっ…こんな…アヤナまで…ああああああっ!!!!」
目の前で陵辱を受ける親友の姿に、必死で手を伸ばそうとするシズカだが、彼女を取り囲む植物怪人達がそれを許さない。
媚薬成分によって限界まで感度を高められた肉体は、彼等の乱暴な愛撫にも蕩ける快楽を感じ、
凶悪なピストンで膣奥を強かに打ちつけられる度に、小さな絶頂に意識をホワイトアウトさせられてしまう。
40 :
195:2009/05/02(土) 16:00:02 ID:3GcXp0Be
「ひあっ…あああっ…また中に種、出されてるっ!!…出されながら…私…また…イっちゃうのぉおおおおおおっ!!!!」
イーヴルプラントの淫花が植えつける種子が膣内を通り、子宮に送り込まれる異物感さえ、今の二人にとってはたまらない快感だ。
二人の子宮にもう既にいくつも送り込まれた種子たちは、彼女達の生命力を糧に成長している。
次第に膨らみ始めたシズカとアヤナの腹部の様子を見て、イーヴルプラントは呟く。
「くっくっくっ……そろそろかな…?」
やがて、シズカとアヤナ、二人の腹部の変化は限界に達する。
「あっ…いやっ……また……また……なの…!?」
「だめぇ…もうやだっ…もう産みたくないのにぃいいいいいっ!!!!」
響き渡る二人の少女の悲鳴。
植物怪人達は一旦、彼女達のアソコから擬似男根を引き抜き、呪われた赤子の為に通り道を開ける。
やがて、彼女達の胎内の奥深くから、這いずるようにしてそれは姿を現す。
「ああっ!!…あああああっ!!!……なんで!?…どして…こんなのが気持ちいいのぉ!!!!」
「いや……イきたくな…ぁ…うあああああああああああああっ!!!!!!!」
まずはツタで編まれた小さな手が、次に緑色の頭が出現する。
緑の赤子の肉体は母親達の膣壁を擦り上げ、高濃度の媚薬成分を含んだ羊水を塗りつけて、シズカとアヤナを強制的に快楽に導く。
「ああああっ!!!イクぅううううううううううっ!!!!!」
「…イっちゃうぅううっ!!!…イクのぉおおおおおっ!!!!!」
おぞましい強制絶頂と共に、ボトリ、ボトリと、緑の赤子が地面に落ちる。
そして生れ落ちた2匹の赤ん坊は母親の体から奪い取った生命力を使い、一気に成長を遂げる。
そして、彼らもまた、二人の少女を犯す陵辱者の一員となるのだ。
「ははははは、母体の卵子を使わない借腹の擬似出産とはいえ、交合の歓びと、産みの喜び、二つを同時に味わえるとは、
あなた達はこれ以上ないくらいの幸せ者ですよっ!!!!!」
心底愉快そうに笑うイーヴルプラントの声も、今の二人には届かない。
無限に続く陵辱地獄の中、望まぬ快楽の炎に心と体を焼かれ、擬似妊娠と出産によって生命力を奪われ、シズカとアヤナの二人は確実に衰弱していく。
「…ごめんね…アヤナ…ごめん……私のせいで…こんな…ひどいこと……」
「……いいよ…シズカと…いっしょなら…私…辛くない……」
もはや完全に戦意を失ったアヤナとシズカの体を、植物怪人達は子供に小用を足させる時の様な姿勢で担ぎ上げる。
そして、二人の体を強引に密着させて、さらなる行為を続ける。
「ああっ…アヤナ…熱いよ…アヤナのからだ……すごく熱くて…私ぃ……!!!」
「…シズカ……好きなの…大好き……だから…ああああっ!!!!」
41 :
195:2009/05/02(土) 16:01:38 ID:3GcXp0Be
絶望に沈む少女達は、目の前にある愛する友達のあたたかみに救いを求めた。
粘液塗れの体を擦り合わせ、互いの敏感な部分をまさぐり、幾度となく口付けを交わす。
「んっぷ…うぅん……んくぅ…ぴちゃぴちゃ……あ…アヤナ…アヤナぁああああっ!!!!」
「ふあっ…あああっ……シズカのおっぱい…やわらかい……」
ボロボロと涙をこぼしながら、互いの肉体を貪り合う二人の少女達。
その間にも、植物怪人達の容赦ないピストン運動は続き、二人の心と体を快楽の底なし沼に引きずり込んでいく。
親友の優しい指先に、媚薬で蕩かされた快楽神経を撫で回され、何度も嬌声を上げる。
今や、シズカとアヤナにはほとんどまともな思考力は残っておらず、快楽に流されるまま二人は乱れていく。
ボトリ、ボトリ、再び二人の胎内から緑の赤子が産み出されるが、もはや二人がその快感に対する拒否反応を示す事もない。
「…んっ…ああ…赤ちゃん、また生まれて……ああ…気持ちいいのぉ……」
「…シズカ…もっともっと犯してもらお……それで…もっともっと赤ちゃん産も……ずっと一緒に、気持ちよくなろ……」
擬似出産の狂った快楽に脳髄の芯まで冒されながら、二人は舌を絡ませ合い、深く深く口付け合う。
陵辱に直接参加できない植物怪人達も二人に向かって媚薬粘液の雨を降らせ、
もはや何が善で悪なのか、何が正しくて何が正しくないのか、全てを見失った二人は快楽の中で壊れていく。
「ああっ!!…またくるっ!!!またきちゃうのっ!!!アヤナぁあああっ!!!!」
「うん、シズカ…いっしょに…いっしょにイこう…きもちよくなろぉ……っ!!!!!」
嵐のようなピストン運動が、シズカとアヤナの体を滅茶苦茶に揺さぶる。
二人はしこり立った互いの乳首を、唾液に濡れた唇を、熱く燃える肌を擦りつけ合って、歪んだ幸せの中で限界へと近付いていく。
植物怪人達の、そしてシズカとアヤナの行為はこれまでにない最高潮に達し、
そしてついに二人の意識は最大級の絶頂の中で白い闇に呑み込まれて掻き消える。
「ふあああああああああっ!!!!アヤナっ!!!!アヤナぁあああああああっ!!!!!」
「シズカぁああああっ!!!!あっ…ひあああああっ!!!!…シズカぁあああああああああっ!!!!!」
ひときわ大きな悲鳴を上げて、もはや全ての力を失った二人の特装風紀は、糸の切れたマリオネットのようにその場に崩れ落ちた。
それからほどなくして、突然に立ち上がったイーヴルプラントが愉快そうに声を上げた。
「ふふふ、どうやら、君達の最後の希望も潰えたらしいぞ……」
林の向こうから、植物怪人達が何かを運んでくる。
それは、ツタにがんじがらめにされたコウタのパワードスーツだった。
「そんな……コウタ…くん……」
空ろな意識の中、シズカは絶望の声を漏らす。
彼を危険に晒すまいとして先走った挙句、親友を巻き込み、さらには救う筈だったコウタまでもが捕まってしまった。
自分の軽率な行動が招いた最悪の事態に、シズカは涙を流す事しかできない。
だが、そこで彼女は妙な事に気付く。
「……あれ、パワードスーツの装甲が開いて……中が……」
装甲の隙間から垣間見たパワードスーツの内部、そこには誰もいなかった。
やがて、イーヴルプラントも同じ事に気がつく。
「ど、どういう事だ?スーツを捨てて逃げたのか?だが、林の周囲には見張りを立てて……」
驚愕の声を上げたイーヴルプラント。
彼の疑問は次の瞬間、回答を与えられる事になる。
「えっ!!?」
キラリ、林の奥、そこだけが高く盛り上がった小高い丘に光が見えた次の瞬間
ドガァアアアアアンッッッ!!!!!
爆音と共に何体かの植物怪人が吹き飛ばされた。
「インパクト……キャノン…?」
呆然と呟いてから、シズカは気がつく。
抜け殻となったパワードスーツの右アームから本来ある筈のその武器が消えている事に……。
「くっ……次ぃ!!!」
木々に囲まれた丘の中で唯一見晴らしの良い岩の上にコウタはいた。
本来はパワードスーツ用の武器であるインパクトキャノンの重量と反動に耐えながら、冷静に一発一発砲撃を打ち込んでいく。
外す事はできない。
林の中には、シズカやアヤナだけではなく、不良獣の陵辱を受けた女子生徒達がいるのだ。
「やっぱり、反動がとんでもないな……でもっ!!!」
これだけがコウタに残された策だったのだ。
42 :
195:2009/05/02(土) 16:02:21 ID:3GcXp0Be
コウタのパワードスーツでは、イーヴルプラントを守る植物怪人の大群を破る事はできない。
しかし、シズカを見捨てて逃げ帰る気も、彼には更々なかった。
彼はパワードスーツを脱ぎ捨て、それを囮に自分はインパクトキャノンを抱えて砲撃が可能な場所を探した。
予想通り大した知能のない植物怪人はそれに引っかかり、コウタはこの場所に到達する事ができた。
「待っててください、シズカさん、アヤナさんっ!!!!」
一発砲撃を撃つ度に、全身の骨が軋み、悲鳴を上げる。
しかし、彼は手を休めようとはしない。
何故なら、この攻撃は二人を助ける最後の策に繋がっているのだから……。
「ええいっ!!なかなかやってくれるじゃないですか……ですが、それではあなたの居場所は丸解りですよっ!!!」
苛立たしげに叫びながらも、イーヴルプラントはこの攻撃が自分の優位を揺るがすものだとは考えていなかった。
あの程度の攻撃では、不良獣である自分を仕留める事など不可能。
ならば、後は時間の問題だ。
「行けっ!!あの忌々しいガキを捕らえろっ!!!!」
叫んで、植物怪人達に命令する。
コウタがいる場所まで、植物怪人達なら一分もかかるまい。
コウタさえ捕らえてしまえが、今度こそ敵は全滅だ。
入念に準備した作戦を、最後でかき乱されたのは不愉快だが、それで全ては終わる。
「はははっ!!!無駄な抵抗というのは、美しくないものですねぇ……」
「どうかな、無駄とは限らんぞ?」
しかし、その瞬間、イーヴルプラントの背後に音もなく降り立った影があった。
「なっ……お前は…」
「望月ユウヤ……侍だっ!!」
振り返れば、木刀を片手に携えた白ランの男子生徒がそこに立っていた。
周囲には、いつの間に倒されたのか、植物怪人達が死屍累々と横たわる。
「ど、どういう事だ!?」
「佐倉達に仕掛けた罠を、今度はお前が仕掛けられた……そういう事だ…」
コウタはパワードスーツを捨てる直前、本部に通信を入れて作戦を伝えた。
まず、パワードスーツを捨てて砲撃を行い、シズカ達の周囲の敵を倒す。
そして、その後も砲撃を続ける事で、コウタは敵に対する囮となる。
敵がコウタを捕らえるために植物怪人達を差し向け、イーヴルプラントの周囲が完全に手薄になった所で助っ人がシズカ達を助けに向かう。
「だ、だが、今更、生身の貴様一人が増えた所で……」
「問題ない。私の役目はただの運び屋だからな」
そう言って、ユウヤは肩に担いでいたソレをアヤナに手渡す。
「これ……!?」
「デストロイアックス……プロトタイプの部品を使って強引に組み上げたので、性能は十分ではないが……」
巨大な斧を手に、一度は力尽きた体に鞭打って、アヤナは立ち上がる。
「デストロイアックス……起動…」
アヤナの声と共に、デストロイアックスにレイ・セイバーと同種の巨大な光の刃が形成される。
シズカもレイ・シューターを構えて立ち上がり、形勢は完全に逆転、進退窮まったイーヴルプラントはじりじりと後ろに下がるが……
「レイ…ボルテック…シューターッ!!!」
シズカの放った強烈なレーザーがイーヴルプラントの右腕を吹き飛ばす。
「くっ…うおおおおおおおおっ!!!!…こうなればっ!!!!!」
追い詰められたイーヴルプラントが叫ぶと、周囲にいた植物怪人達がツルに解けて彼の元に集まり始める。
無数のツルでより強く、より巨大な体を作り出すつもりなのだ。
「これでぇえええ…どぉおだああああああああっ!!!!!!」
完成したのは、10メートルを超える超巨体。
圧倒的な威容を前にして、さしもの特装風紀達もたじろぐ。
だが、しかし……
43 :
195:2009/05/02(土) 16:02:51 ID:3GcXp0Be
「アヤナッ!!!」
「ふえっ?…シ、シズカ……?」
デストロイアックスを構えるアヤナの背後にシズカが回りこみ、アヤナの手の平に重ねるように自分の手の平を置いたのだ。
「大丈夫だよ……二人なら、アヤナと私でなら、きっと出来る!!!」
振り返ったアヤナが見たのは、陵辱に塗れ絶望に屈した先ほどまでのシズカではなかった。
不器用なアヤナの手を引っ張り、一緒に歩き続けてくれた最高の親友の、頼もしい横顔だった。
「うん……シズカ、わかった……」
アヤナも、覚悟を決めて肯く。
シズカは右腕のブレスレットに仕込まれたシステム、心の力をエネルギーに変換するコードJを起動する。
迸るエネルギーが、アヤナとシズカを包み込んでいく。
「いくよっ!!…シズカっ!!!」
「わかった!!!!」
凄まじい勢いで宙に舞い上がり、巨大化したイーヴルプラントの真上で二人はデストロイアックスを振り上げる。
「なぁあああめぇえええるぅなああああああああああああっ!!!!!!」
絶叫と共に繰り出される巨大不良獣の拳。
しかし、二人の特装風紀は臆する事無く、それに向かっていく。
「「くらえぇえええええええええええええええええええええっっっっ!!!!!!」」
二人の叫び声が重なり、デストロイアックスが振り下ろされる。
強大な光の刃は緑の巨人をやすやすと切り裂き、アヤナとシズカはそのまま地面に着地する。
そして、まばゆい光を発しながら、イーヴルプラントは光の粒子となって消滅したのだった。
「あ、あの………コウタ…君…」
「は、は、はい……シズカさん…」
ようやく事件が解決し、不良獣から人間に戻ったイーヴルプラントも警察へと連行され、
全てが終わった平穏の中で、コウタとシズカは向かい合っていた。
互いに言葉がなかなか出てこない。
シズカは自分の行動が最悪のピンチを招いてしまった後悔し、
コウタはシズカがどれほど自分の事を心配していたか、それを十分に理解できていなかった事を悔やんでいた。
(……私のせいで、コウタ君もアヤナも、あんな危険な目に………)
(…僕がちゃんとシズカさんの気持ちをわかってたら、あんな無茶をさせずに済んだかもしれないのに……)
というわけで、二人はおっかなびっくりのまま互いに何も言い出せず、しかし相手の前から離れる事も出来ず、気まずい時間を過ごしていた。
シズカの頭にあった感情も、コウタの頭にあった理屈も、本来どちらが正しいというものではない。
必要なのは互いに心を通わせ、その上でどう考え、どう動くかを模索していく事。
そして、それは何度もの失敗を繰り返しながら、次第に築き上げていくべきものであるのだ。
だから、今の二人に必要なのは、互いに相手ときちんと向き合う事なのだけれど、
言うは易く行うは難く、そうそう人間理想どおりに行動できるものではない。
だが、このどうにもならないこう着状態を破る者が一人いた。
「…シズカ……八峰君……」
「えっ!?」「ふわっ…ア、アヤナ!?」
俯きっぱなしの二人を、アヤナの腕がぎゅうっと抱き寄せた。
そして、戸惑うシズカとコウタに向かって、彼女はこう言ったのだ。
「二人とも……無事でよかった………」
シズカとコウタのピンチに夢中で飛び出したアヤナ。
そんな彼女にとっては、今二人がこうして生きてここにいてくれる事がなによりの喜びなのだ。
そんなアヤナの笑顔に、シズカとコウタの表情もゆっくりと和らぐ。
完璧にはほど遠く、迷う事は山ほどある。
それでも、この仲間達と一緒なら、きっとどんな困難も乗り越えられる。
二人の胸の中には、そんな希望が芽生えはじめていた。
44 :
195:2009/05/02(土) 16:03:35 ID:3GcXp0Be
これでお終いです。
いつもに増して、余計な部分が多くてすみませんでした。
それでは、失礼いたします。
もうGJとしか
ジャスティアスの時もそうだったけど決め武器が長大兵器ってのがカッコ良くてGJ!
エロも腹ボコ有りと過激で日常パートとメリハリがあって読み応えがあるね
47 :
聖母マリアのソード new:2009/05/04(月) 00:14:12 ID:eSV4J5rT
―― ジャンヌ星ではナポレ王体制の下、平和と非罪で統一された富国であった。
小さな星であったが、豊富な資源、食物により、一人一人が幸せに満ち溢れ、また、代々のナポレ王も心優しき王であった為、誰もが不自由のない暮らし送っていた。
周囲に敵星もなく、誰もが安泰と思われていた星に、遠く離れたムーン星のリタ王が目をつけた。
近星を既に征服したリタ王が、遠く離れたジャンヌ星に目をつけたのは、女だった。
偶然にも、ジャンヌ星で生まれた女が、征服した星に移住して来ており、そのあまりの美しさに見惚れたリタ王がジャンヌ星の制圧に踏み出したのだった。
小さな星と、数々の星を征服し豊富な武装兵と軍機を揃えた大星集団、戦えばどちらが勝つかは明白であった。
リタ王とて、無駄に戦いをし美しい女たちを死なせてしまっては、元も子もない。
できれば戦いを避けての、星の間での友好関係を結びたいと企てた。
ナポレ王に、リタ王からの遣いが入った。
「ムーン星の男1,000人の相手を選ばせてもらいたい」
星間の交渉だと、表面上は友好的関係を求めた遣いに対して、ナポレ王は断固拒否をした。
それから間もなくして、ムーン星の軍勢力が、ジャンヌ星に襲い掛かった。
ジャンヌ星周辺に配置されたジャンヌ防衛軍が壊滅したとの知らせは、ほんの数時間でナポレ王へと伝わって来た。
「すまん、席を外す。しばらく、頼むぞ……」
側近にそう伝えると、ナポレ王は城を後にした。
―― ムーン星ではリタ王が、吉報を今か今かと待っていた。
軍が星に攻め入った報告を受けてから、やがて丸一日が過ぎようとしていた。
「あんな小さな星に一日かかるとは……俺が指揮をしていれば、半日で制圧してやるものだが」
若く精力的なリタ王は、王を引く継ぐまでは軍部総隊長として、数々の制圧困難と予測された星の制圧に貢献していた。
ただの勢いだけではなく、頭脳派としても類稀な才能を発揮していた。
そこへ兵が戻って来た。
その姿を見るなり、リタ王はニヤリと笑みを浮かべた。
(ふん、やっとか……まあいい、ジャンヌの若い女と領土は全て頂いて、男共は皆殺しだ)
「王……先陣に突入したサハサ軍隊が全滅しました……次のビルタ軍隊も、劣勢とのことです」
兵は慌てた様子で伝えた。
それを聞いたリタ王は、驚きのあまり思わず立ちのめって兵に詰め寄った。
「なんだと!あんな星に我が軍が負けるはずがなかろう。それにビルタ達が劣勢だと!そんなバカな話があるわけがない。どこにそんな抵抗する軍がいたと言うのだ!」
兵はしばらく口を閉ざしていたが、細々と口を開いた。
「……そ、それが……その…ひとりの女に……」
「女だと?どう言う事だそれは!女に負けたとでも言うのか?」
「は、はい……その女の振りかざす剣の様なものの光で、我々の軍が一瞬のうちに消えて……私も目の前で起った事が信じられませんでした。どんな攻撃も、その剣によって跳ね返され、歯が立ちませんでした。このままでは……」
「もういい、下がれ!いったん軍は引き返させろ。だが、出来る限り、その女の特徴を記して来い。その剣とやらも見たい。出来れば映像として撮って来い!」
「わかりました」
兵は再び戻って行った。
リタ王の焦りは増して行った。
だが一つの事が脳裏に浮かんだ瞬間、その焦りは恐怖へと変わった。
―― 『聖母マリアのソード』
まだリタ王が幼い頃に、父親から聞いた伝説的な話であった。
昔、ある小さな惑星に挑んだ星々が、次々に壊滅した。
その星には、捨て子を守り育てる聖母マリアと呼ばれる女がいた。
聖母マリアは、神が創り出した奇跡であった。
男女問わずに、誰もが魅了される美しいマリアは、年齢を重ねても微塵も変わらぬエルフ的な身体を与えられていた。
そして不思議な能力により星への危害を感じると、戦女神の姿へと変え、その剣により、子供たちを守っているとの事だった。
もちろん、幼いと言え、リタ王はそんな伝説が実際に存在すると信じたわけではなかった。
だが、今、それが現実になっているのではと、脳裏から離れなかった。
現実だとしたら、そんな星に攻め入っては自軍崩壊は確定的である。
だが、リタ王はもう一つの事を脳裏に浮かべていた。
(美しき聖母マリア、か……女神……本当に存在するのならば、拝みたいものだ。そして……)
そんな淫想を考えつつ、リタ王は退陣を命じた軍からの報告を待つ事にした。
リタ王は、帰星したビルタより受けたレポートを読みながら、撮られた映像を見ていた。
レポートは一度目を通しただけだが、映像は繰り返し、繰り返し、もう何度見たかも覚えていない。
空中に浮かぶマリアに近づく軍機、そして鋭く剣を振りかざすマリアによって、一瞬の光と共に軍機が消滅する映像だ。
映像は離れた場所からのもので多少の乱雑さはあるが、マリアの全身は、しっかりと、とらえていた。
(素晴らしい……これが伝説と言われた聖母マリア……戦女神の姿か……)
背丈は180cm程度に見えた。
武装の気配はまるでなく、身体にフィットした白いボディスーツ姿をしている。
肩の部分までで、両腕は完全に露出していたが、雪肌のせいか、全身が白くボワリと幻想的に見えた。
足首までスーツに包まれていたが、それより下の両足は、繭の糸の様なもので巻かれていた。
そして背中まで達する、艶やかな黒髪は風に靡き、全身の白さとは非対称と相成って、よけいに神秘さを浮かび上がらせた。
首から金色に光るものを下げていたが、映像では、はっきりと見えなかった。
何より正義に満ち溢れ、軍機を鋭く睨む、その勝気なマリアの表情がたまらなかった。
言葉などでは言い表せない、いかなる男も圧倒させ、身震いさせる美貌であった。
―この世に存在するとは思えない。
リタ王の想像を遥かに超えた美しさだった。
羽が生えていれば、天使と間違えてもおかしくはないと、リタ王は思った。
そしてマリアの持つ剣は、銀とも白とも言えぬ、不思議な光色をオーラの様に発していた。
剣は全長150cm程の鋭いもので、マリアが振りかざすと、その光源が、剣先から電光石火で拡がり、光に包まれた周囲の軍機を瞬間的に消し去るのだった。
軍機が消滅し、宇宙の静寂が戻ると、マリアは哀れむ様な表情をして、地上へと消えて行き、映像は途切れた。
(これでは勝てる訳がないな……全勢力で向かっても一網打尽だ……さて、どうするかな……)
そう苦笑いするリタ王だが、頭の中では策を考える余裕など無かった。
(聖母マリア……なんとしても俺のものにしたい……一生に一度でいい、あんな女を抱いてみたい……)
あの圧倒的な強さと美しさ、そして軍機を睨む気高き正義感に包まれたマリアを全裸に剥いで、思う存分に調教したい。
あの身体を包むスーツの中に、どんな秘められた肉体美が潜んでいるのか。
マリアを泣かせ、屈服させ、完全に自分のものにしてしまいたい。
肉の奥底に自分の精を流し混み、身篭らせるのも良い……。
すでに数え切れない美女と呼ばれる女を抱き、今の若さで既に女に対しては飽きさえも来ていた。
今では最高級の女を抱く時にくらいしか反応しないリタ王にとっては、淫想だけでこんなになるのは初めてだった。
映像の中で見ただけのマリアに、はやくも、これだけ魅了されているのである。
(だが……)
今のムーン星に、マリアに太刀打ち出来るだけの軍機はあるとは思えず、新規開発も期待できるとは思えなかった。
リタ王は映像をいったん止め、レポートに再び目を通し、夜を通して物思いにふけっていった。
軍を退散させてから数日が経過したが、ジャンヌ星やマリア側から攻撃を仕掛けてくる様子はなかった。
リタ王が予想した通り、マリアは無駄な戦いをするつもりはないらしく、とりあえずの一安心をしていた。
そこでリタ王は、普段のマリアの様子を探るために、忍びの兵を送った。
だが、数日が経過しても音沙汰はなかった。
今度は兵二人を送り、一人に、兵を観察させて報告を待った。
戻って来たのは、予想通り、観察を命じた兵だけだった。
「星へ入ると、すぐにマリアがいまして、一瞬の光を放ち、兵は消滅しました。こちら側の作戦を、予め予期していたとしか思えません」
これにはリタ王も焦った。
(予知能力があるとでも言うのか……)
リタ王は、古びた部屋にある、父親の残した書物を読みふけった。
『聖母マリアのソード』に関する記述の書物が、一つだけあった。
それによると、マリアは防衛本能を察知する働きがあり、星やその周囲に存在する邪心を読む事が出来ると言う。
つまりは、ジャンヌ星やその周囲に入ってしまえば、マリアに予期されると言う驚きの記述であった。
―― 完全なまでに、策は途絶えた
もはや聖母マリアに付け入る隙は、微塵もなかった。
それがよけいに、リタ王の淫心を揺さぶる。
(くそっ、なんとしてもマリアをものしてやる……何か手はないものか……)
兵を送り込み、マリアが育てる子供を人質に取る、そんな筋書きが不可能となった今、マリアを抱く事はおろか、生の姿を見る事すら無謀と言える、そんな状況に陥ってしまった。
それからひと月の間、寝ても覚めてもリタ王の脳裏には、映像で見たマリアの美貌と身体が離れる事はなくなっていた。
そんな時、新しく制圧した星より、女が連れられて来た。
どれも星の中で選りすぐりの美女たちだった。
女たちは皆、慰み者の運命を歩む事になる。
そのため、覚悟を決め、搬送中に舌を噛み、自害する女も少なくなかったが、新しく開発した薬により、自害本能を消失させる事に成功している。
リタ王の前で、一人一人紹介されるが、自分の女にする考えなどなく、流れ作業で進んだ。
最後の女の紹介で、リタ王が初めて口を開いた。
「今までの女とは肌の色が違うな」
兵に小突かれ、女は返答を強要された。
「私はスケルゥ星より、環境学を学ぶために移住して来ましたので……他の方とは系統が異なります」
「そうか……行っていいぞ……」
一人になったリタ王は、ブツブツと一人で考え事を始めた。
そしていつしか、微笑を交えたかと思うと、高らかに笑い始めた。
(ふふふ……いいぞ……ほんの僅かだが、隙間が見えやがった……)
リタ王は、すぐに調査を配下に命じた。
報告を待つ間、リタ王はエルフについて調べていた。
―― 『エルフ』
女系のみで、小さな惑星に生息したヒト型の生物。
誕生由来については謎に包まれている。
特殊で怪奇な能力を持っていたとされる。
特徴としては、老う事のない身体のため、成長のピークを迎えた後は、その身体を維持する。
平均寿命は千年とされている。
―― 絶滅
ナーム星の戦闘部隊100余名を乗せた軍機郡が不時着し、エルフたちは彼らを介抱したとされる。
しだいに戦闘部隊とエルフたちの間に、愛が芽生えた。
エルフは、その処女を捧げた相手を心から愛し、懇親となって生活の世話をしたと言う。
だが、彼らの子を出産すると間もなく、エルフとしての長寿能力を失い、寿命をむかえて逝った。
愛するエルフを失い、発狂した一人が、次々とエルフを襲い、制止に入った仲間との殺し合いに発展したと言う。
その愚かな姿を目のあたりにしたエルフたちは絶望し、次々と自害し、平和だった惑星に残ったのは、生き残った男たち数人であったと言う。
その他、エルフの特徴には、蘇生能力、探知能力などもあると書かれていた。
(なるほど……戦うこと以外の能力には、秀でていたと言うわけか……)
リタ王の考えでは、マリアは戦う能力に加え、エルフの全ての能力をも兼ね揃えた、まさに無敵の能力を持って誕生したのだろうと確信していた。
(神は、エルフを聖母として復活させたわけか……)
その後もリタ王は、マリアに結び付きそうな資料を、ただひたらすらに調べ尽くした。
リタ王に、待ちに待った報告が来たのは、命令を下してから1週間後だった。
「それで、どうだったんだ?」
冷静を装うリタ王だったが、さすがに汗ばんでいた。
「はっ、可能な限りの星を調べましたところ、ジャンヌ星の出生者は、16名おりました。その中で幼い時期に両親を失った者、別れていた者は、調べた限り4名おりました」
「4人か……思ったより少ないな……まあいい、その4人を全員連れて来い。そして残りの奴らにはマリアについて、何でもいい、知りうる事を全て吐かせるんだ。喋らすためなら、金でも土地でも与えていい。どうしても喋らぬ者がいたら、無用で拷問にかけて構わん」
「はっ、かしこまりました」
そう言うと、兵は急ぎ足で扉から出て行った。
「席を外せ……ひとりになって考えたい」
リタ王は周囲を追い出し、王室でひとり篭って、再びマリアの映像を鑑賞して物思いにふけった。
(4人か……その中にマリアによって育てられた奴がいれば……さすがにこれは神に願うしかなさそうだ……いなければ、新たに星を制圧して探すしかないな……)
その4人の中に、ひとりでもマリアによって育てられた者がいれば、それはマリアにとっては我が子同然。
いや、子供を守るために、神より命を授かったのならば、それはマリアの使命そのもの。
何を犠牲にしても、守ろうとするに違いないだろう。
そうなれば、こっちのものだった。
伝説にもなっている事から、マリアは永遠の命を宿しているのではないかと予測できた。
そして老いをしらぬ肉体、それは今のマリアの美しさを、永遠に保持する事でもあった。
蘇生能力があることから、回復・治癒もあっと言う間だろう。
そう考えると、なんと素晴らしい身体なのかとリタ王は思った。
もしマリアが自分の奴隷になったらと思うと、想像するだけでもゾクゾクした。
(後は、神が俺に味方をするか、マリアに味方をするか、だな……)
リタ王の前に、その運命を握る4名と、残り12名からの調書が書かれたレポートが揃ったのは、5日後の夜だった。
次の制圧先をを検討する戦略会議に参加し終えたリタ王は、急ぎ足で移動機に戻った。
城へ着くまでの間、調書レポートに目を通した。
そこには12名全員が質問に答え、虚偽の気配はなかったと記されていた。
長年平和が続く星であるため、実際にマリアの存在を知る者はいなかった。
どれも、伝説として聞いたり、幼い頃の昔話として聞いていたりと、中身のないものばかりだ。
(平和ボケした星だ……無理もないか……)
その中で、親をなくした孤児を育てている、美しい女についての証言が、唯一の収穫と言っていいものだった。
証言した男は、畑で収穫した食物を配送する仕事をしていたらしいが、一度だけ、大量の食物の注文があり、その施設へ運んだと言う。
その施設にいた女が、驚くほどの美人だったので、印象に残っていたと書いてある。
施設では、そこにいた兄妹がどこかの星へ旅立つパーティーをする様だったと書いてあるが、残念ながら、その女が、聖母マリアである事には気付かなかった様で、レポートはそこで終わっていた。
(兄妹か……)
リタ王は、これから城で会う、4名の詳しいプロフィールを確認した。
1人目は70歳を越えた老人だった。
犯罪暦があるなど、プロフィールを読む限り、マリアに育てられた可能性は薄いとリタ王は思った。
2人目は10歳の幼い子供だった。
ジャンヌ星を訪れた商人夫妻が、たまたま交通事故の現場に直面し、唯一助かった子供を引き取り養子にしたと書いてある。
(これも違うな……)
レポートは1枚に2名ずつ書かれており、残りの2名を確認するためにレポートをめくるのだが、手が微塵に震えるのをリタ王は止められなかった。
そしてリタ王は、残りの2名を確認した。
レポートに目を通したリタ王の手が震えた。
手だけではなく、全身が僅かに震えていたのかもしれない。
これまで幾多の困難な星を制圧して来たリタ王だったが、これほどの興奮はなかっただろう。
それほどまでの凄まじい衝撃であった。
そして、笑いを堪えきれぬリタ王は、機内であるにも関わらず、声を荒げて笑った。
――『ベール、アイム ベールが兄、アイムが妹』
震える手を、ぐっと堪えたリタ王は、二人の詳しいプロフィールを確認した。
兄のベールは24、妹のアイムは23。年は一つ違いである。
アイムが生まれてすぐに研究職をしていた両親が、実験中の事故により亡くなっている。
星をあらゆる攻撃から守る装置の実験中だったとされている。
まだ幼い二人は、ナポレ王の口利きにより、ある施設に預けられて育ったとされているが、その場所や、育て親については、不明とされていた。
ベールが2歳、アイムにいたっては1歳なのだから、まさに親と言える存在に違いなかった。
ベール、アイムは、共に両親の研究の完成を志し、星で一番優秀なスクールで学び、そのスクールの推薦で二人は、現在ではムーン星の支配下になっているワクリル星にある、平和研究学で飛び抜けた研究開発環境のあるスクールへ移ったとされている。
ベール、アイムは揃って優秀で、ワクリル星でも、それぞれトップクラスの成績を収め、現在は二人とも卒業し、研究者としてスクールに残っていた。
周囲の証言では、二人は後数年したらジャンヌ星に戻って研究を続けたいと話していたと言う。
53 :
千葉の戦士:2009/05/04(月) 01:00:11 ID:eSV4J5rT
『聖母マリアのソード』(まだ続きます)
の続編が
『性母マリアのソード』
になります。
現在『性母マリアのソード』の途中まで執筆しております。
調べたら割とスレを転々としているお話なんだね
戦うヒロインの属性の一つに二重心変身ってのがあると思う
ウルトラマンみたいな超存在がヒロインの命を救うためにとか寄生目的とかで同化して、精神が同居して変身の際に入れ替わったりするヤツ
かなり古い作品だが悠理愛のサイヴァーンサーガの一巻がまさにそんな感じの漫画でかなり良かったな
敵からの強烈なエロ波動を浴びて肉体が欲情するのを互いに励まし合うとか、
それが生身と変身時の両方で立場入れ替えであったり…
エロに弱い地球人の肉体故に変身してもそこにつけ込まれての敗北、膣とアナルに超強力なエロ波動の種を寄生させられ
欲情してるのをパートナーが励ますものの為す術もなく触手にかき回されて脱力とか未だに俺のヒロイン陵辱の最高の一シーンになってる
>>55 取り付かれやすい小さな女の子に
男の剣豪の霊を取憑かせて戦ってもらってたら
相手がスライムや触手で性的な攻撃をして
未知の快感で霊が快楽に…
とかだったら何かで見た
変身すると偽造の為に妖精の顔になる魔法少女を思いついたが何故だか顔だけ某世紀末覇王な某同人誌の表紙になってしまう
>>53 随分前に見かけて以来、気にはなっていたんだが、まさか続きが読めるとは
楽しみ楽しみ
ラブリーな眼帯の女の子ですねわかります。 >56
クリティカルターミとか俺のツボだったなー
エグゼロンも結構いい
変身ヒロインに持たせて映える武器ってどんなんがあるかな?
エロゲーのエスカレイヤーはリボンソード、ハルカはクナイ、魔法少女ならステッキ
流石にヒラヒラコスに日本刀は似合わない気がするし…
公衆電話にキーワードを打ち込むと街の各所に腕に嵌める用途別のアームドデバイスが転送されるとか
武器に凝った変身ヒロイン物ってどこかにないかな?
スーパーマンか
>>64 なんかあれ以降武装化する魔法少女が生まれるようになったよね。なのはさんとか
きっちり買っている俺が言うのもなんだが、
沙枝ってそこまで影響力ある作品か?
自分が知っている作品だけで無理矢理こじつけられてもねえ。
>>65 懐かしい!あの番組敵役の名前がバロン影山とかいう名前でフイタ記憶があるが、他の部分はちゃちな作りのない良作だったよな
確かあの番組ってバイクのデザインが銀河お嬢様伝説ユナの人だっけ?あれ?サイレントメビウスとごっちゃになってる?
近未来型の乗り物を操る変身ヒロインってのは意外といないもんだな
細身の姉ちゃんが身体のラインも露わなスーツやら空気抵抗全く考慮してないヒラヒラミニスカコスとかで
ごっついバイクに跨って横滑りして怪人の前につけるとか好きなんだが
>細身の姉ちゃんが身体のラインも露わなスーツ(中略)とかで
>ごっついバイクに跨って横滑りして
この部分だけ抜き出せば、普通にありふれてる
>>70 マジで?ちょっと名前挙げてくれよ
明日にでも探して回るから
>>71 正直、具体的にどれとか、気にも留めてないくらいだからなあ・・・
最近のだと、喰霊-零-(アニメ)の第一話とかどうだ?
てか、ライダースーツヒロインアンソロジーコミック(キルタイム刊)とかシリーズで存在するくらい、ありふれたテーマでしょ
(あの本はライダースーツ着てることが条件なので、必ずしも乗り物に乗っているとは限らないが)
>>72 情報サンクス!喰霊ね…よし覚えた
ライダースーツアンソロジーは俺も持っているがあれ面白いくらいに乗り物は描写されてなかったよな
>>74 いや、なんというか誠に傷み入る
バイクシートみたいなのに寝そべる女の人って妙にエロいよね
ゾイドジェネシスのコトナとか
ただし、一話で……うわ、なにをす、やめr
(古い方の)バブルガムクライシス思い出したオッサンはオレだけでいい
俺も友人に騙されて観たぜw
ただバイクってだけならブラスレイターもいいんじゃね?
アマンダはデモンベインのサンダルフォンみたいなシルエットのブラスレイターになってほしかったな
>>78 別に騙したつもりはないんだけどな
ネタバレは避けようと思ったが、スレ的には問題ない内容だろうと思ったし
78だけど、別に非難したわけじゃないっすよ。
ごめん!
それはもちろんわかってるので大丈夫だよ
保守
「正義を掲げるヒロインをボコってとっ捕まえて辱めて立ち直れなくしようぜ」
ってスレなのに、ずいぶんと理性的な会話だなオイ
86 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 23:08:07 ID:aMK0Z3zE
理性的な敵にやられるっていいね
むしろ感情的な敵に嬲られるってのはなかなか難しいシチュのような
「貴様のっ! 貴様のせいで我が野望はーっ!」
「あうぅぅっっ!」
うーん、痛めつけてはしても、「嬲ってる」感じはしない
そこで本能のまま生殖・エネルギー吸収を果たそうとするクリーチャーですよ
>理性的と感情的
「やめて!もうゆるしてください!」
「何をおっしゃいます。繁殖実験はまだ始まったばかりですよ。
何のデータも取れていないじゃないですか。」
「いやああああ!やめてえええ!」
「やめて!もう正義のヒロインなんかやめるから!」
ズチュズチュ!
「ひいいいい!吸われていくう!わたし壊れちゃう!
もうやめて!お願いいいいい!」
こういう違い?
理性と感情の間
孤独と束縛の狭間
拘束と束縛の挾間 に見えた
>>91 スイートナイツのOPか。あの歌エロいよな
保守。
保守します
保守派か
ウルトラシリーズの防衛隊の女性隊員みたいな、制服着たヒロインを襲うのもいいよね。
前線の武装した女隊員を捕獲して嬲る
基地内のオペレーターの女を不意打ちで拉致して、犯しながら情報を聞き出す
制服をびりびり破りながらさ
そういうのも良いな
外では苦戦してるヒーローやら変身ヒロインやらが変身許可要請やら、武装転送請求やら、援軍要請してて応えようとするんだが
触手に拘束されて必死に手を伸ばそうとしても届かない。快楽で霞む意識の中、無線の向こうからは悲鳴やら破壊音が響き渡る。
そしてヌチョヌチョのグチャグチャにされた挙げ句にようやくレバーに指先が引っかかり、辛うじて正気を取り戻すが時既に遅し
もはや無線の向こうからは何の気配も伝わってこず無音…。
「あ…あぁ…あ…」自らが快楽に溺れて責務を果たせなかったために正義が悪に敗れて、人々の希望を打ち砕いてしまった…。
その自責の思いがオペレーターヒロインの精神を追い詰め、身を苛む快楽へと逃げていく…。
その瞳はこれからの世界よりも一足早くに光を無くしてゆくのだった…。
有ると思います!
ウルトラマン最終話でフジ隊員がゼットン星人の宇宙船に拉致されてればなぁ…
首絞めて気絶させておしまいなんて… ヽ(`Д´)ノ ナンダヨー
船内での性的拷問に屈し、科特隊基地や戦力、ウルトラマンの分析データなどを全て自白させられるフジ隊員。
そのデータを基に侵略の攻勢を強めたゼットン星人の前に、迎撃のジェットビートルはことごとく撃墜され、
平和の砦・科特隊基地は爆発炎上。無敵の守護神ウルトラマンも、宇宙恐竜ゼットンの前に窮地に立たされる。
磔にされ、局部にバイブレーター、乳房と口腔に快楽物質注入ポンプを装着された姿となったフジ隊員は、
船内の大型モニターでその様子をまざまざと見せつけられる。
快楽に抗しきれず自らが地球侵略の尖兵となってしまったことをフジ隊員は悔やみながらも、
押し寄せる快感の波濤の一歩手前で、最後の希望を正義の巨人に託していた。
しかし…
“ヘヤッ…”
力ない断末魔と共にカラータイマーを破壊されたウルトラマンの映像が映し出される。
と同時に何かがはじけ飛んだかのように、地球防衛の象徴であったオレンジ色の隊員服は、
くぐもった嬌声を奏でながら全身を捩じらせ、侵略者の前で狂おしく淫靡に舞い始めた…
ライダーも新フォームが出る時期となった昨今、変身ヒロインのパワーアップフォームについてでも語り合う?
俺が知るのはエロ関係だと
超昂閃忍ハルカの超昂閃忍モード
シャッテンの超影装
聖天使ユミエルの煌翼天使モード
一般だと
セーラームーンのスーパーセーラームーン
魔法少女なのはのフェイトの真ソニックフォーム
ウィッチブレイドの第二形態…
今日日ゾイドのライガーですらフォームチェンジするし日本人は本当に変身好きだよな
ふと、CCさくら51話の『翔』さくらカード化を思い出した
(杖に羽生やして飛ぶ方法から、背中に羽を生やすのに変わる)
あれは変身しない(コスプレするけど)ヒロインのフォームチェンジという珍しい物だった
最後は全てのカードを纏った姿になって、火、風、水、闇、光の攻撃カードが並ぶ中を潜り抜ける必殺技を繰り出すんだっけ?
>>98 いいな、それ
OVAのガオガイガーでファイナルフュージョン申請してんのに、みんなだらけきって、
ガイの叫びが虚しかった。
正気に戻ったミコトの残骸を見つけての絶叫がまたよし
>>102 飛王「この世界も小狼、お前のせいで破壊されてしまった」
>>102 第一配下と四大元素の中で攻撃カードは
『地』、『水』、『火』だ。
>>100 浦島太郎からして、じいさん、鶴と二段変身してるからな。
血のにじむような努力の末に変身ヒロインを越える力を身につけ、
彼女を打ち倒してこれまでのうっぷんを晴らすかのように陵辱する悪の幹部
と、ヒロインが「新たなる力を」とかなんとか一声叫んでフォームチェンジすると
一気に形勢逆転して敗走。しかしめげずに再び修業を積み、
遂に新フォームをも凌駕して思うままに嬲る、
と思ったらまたフォームチェンジ、苦労してやっつけて陵辱したらまたフォームチェンジ……
実は陵辱されるたびにパワーアップするタイプのヒロインが、
別な世界で本当の敵と戦う為の踏み台として彼と戦っていただけで、
真にヒロインを嬲っていたと言えるのは、仲間の(既に修業を終えた)ヒロイン達だった
「あら、ここら辺でもう感じちゃってるのね、いやらしいわー」
「せ、先輩、お願いですから戦闘記録は消去して……」
「ごめーん、間違えて変態サイトにアップしちゃったぁ、あははっ」
「そんなぁ……」
悪に敗北をして陵辱をされてもなお立ち上がり、新フォームへのバージョンアップをするというプロセスを
幾度も繰り返した結果、デンドロニウムのような姿になる変身ヒロイン
って昔プロトンザウルスの漫画でもうあったけ
雄しべ
ゴーグルつけたいや〜な司令官のおっさんに決戦兵器起動までの時間稼ぎに陵辱されてこいと命令される変身ヒロイン
そして敵に嬲られながらもフォームチェンジして決戦兵器を使わずに悪を倒すが、
帰還すると半端に起動してしまった決戦兵器(生物型)を抑える為に陵辱されてこいと命令される変身ヒロイン
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1243885807/ 1 名前: ◆KIHA55jUA2 @キハ55φ ★ 投稿日:2009/06/02(火) 04:50:07 ID:???0
・少女らをレイプして妊娠・中絶させる過程を疑似体験する日本製パソコンゲームソフトに、
国際人権団体などが抗議を行っている問題で、自民党は29日、同種のゲームが多量に
流通している状況に歯止めをかける方策を検討するチームを発足させた。
公明党も今月中旬に検討チームを作っており、与党内で規制強化をめぐる議論が
本格化しそうだ。
自民党で29日に発足したのは「性暴力ゲームの規制に関する勉強会」。先進国のなかでも
性暴力関係のゲームや児童ポルノへの規制が緩いと指摘されていることを踏まえ、関係省庁
からヒアリングを実施。今後も会合を重ね、規制強化の必要性を検討していくことになった。
出席した野田消費者相は「子どもを守るバリアが日本ではきわめてルーズだ」と指摘。
座長の山谷えり子参院議員も「日本のコンテンツ産業をさらに発展させていくにも、こうした
ゲームで信頼を損ねてはいけない」と話した。
また、自民党の会合に出席した経済産業省幹部は、パソコンソフト業界の自主審査機関による
これまでの対応として、
〈1〉問題の性暴力ゲームの販売中止を流通関係企業へ要請し、国内で購買はほぼ不可能になった
〈2〉「陵辱系」と呼ばれる性暴力もののゲームソフトは製造・販売を禁止する検討を行っている
――と説明した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090529-OYT1T01068.htm
コピペして回ってんじゃねーよ
保守。
>>110 あの時代に変身ヒロインエロ漫画であれだけのモノは無かったな
快楽に堕とされようとしている正義のヒロインの口が引き結ばれながらも、その端から涎が垂れる様はなんか良い
正義のヒロインを嬲る……
正義のヒロインを炙る
変身ヒロインを性的に燃えさせるんだな
しかし十字架磔で欲情した肉体を慰めることができずにモジモジとスパッツの太ももをよじらせる変身ヒロイン。
>>124 全てのヒロインの技を使うヒロインキラー。
それじゃあ、五人のヒロインの力を集めた光線技に負けてしまうじゃないか。
このスレ的に、皆の最後の力を振り絞った最終奥義も通じず絶望させるんじゃまいか
ヒロイン「最後にひとつ言っておく。この技は五人そろわないと撃てない
と思っているけど実は私一人でも撃てる」
悪の首領「私も一つ言っておくことがある。今の技で私の封印は解かれた」
ヒロイン「キャッー!」
ヒロインマスターヤマト
ho
変身ヒロインのパワーアップフォームは羽根が生えたりスカートがリックドムみたいになったり
バスターランチャー持ったり斬馬刀持ったりと大抵がカッコ良くなったりエロくなったりと優遇されてて良いよね
ディケイドなんてコンプリートフォームのダサさはありえねぇよ
>>132 黒姫の変身っぷりは凄いよな。
何パターン出てるんだ。
「健二、それはどういう意味だっ!!返答しだいではただじゃ済まさんぞ!!」
とモニター越しに健二を怒鳴りつけるインターネットの魔王サタンデジファー様。
どうせモニター越しに怒られるのなら強気な美少女に怒られたいものである。
「そのままの意味にございます。日本侵略などただちにやめるべきだと思っているのです」
「ぐぬぬ!!貴様!!」
どうやら事の発端は健二の発言にあるようだ。
まさかあの健二がこうもあっさり悪事をやめるとは。それほどプールに誘われたのが嬉しかったのだろうか?
「サタンデジファー様。今はグローバルスタンダードな世の中。攻めるべきは日本ではなく世界なのです!!」
と思ったがそんな気はさらさらない様子。しかし世界とは大物を言ったものである。
「ガハハハハ、なるほど。確かに我々の目標は世界征服だったな!!それで、それだけの事を言うのには何か作があるのだろうな。何もないとは言わさぬぞ?」
「はい。ございます。そもそも我々が日本を攻めること自体が非効率なのです。日本を征服したところでアメリカに潰されるのが関の山でございます」
「むむむ……、さすがは軍師。いろいろと考えているのだな。それでそのアメリカを攻め落とす策はなんだ!!」
「水攻めでございます」
一応、目上の立場のサタンデジファーに軍師と言われて気を良くした健二は口調まで軍師になりきっていた。
「水攻めか……、ダムを決壊させて洪水を引き起こすのだな。実に私好みの作戦……」
「いえ、水責めといっても多少、意味合いが違います」
「なんだとっ!!」
と驚くサタンデジファー。健二の作戦はその上を行くのである。
「水攻めとは干ばつのことでございます」
「なに!?干ばつだと!!だがそんなことが出来るわけが……」
「サタンデジファー様。干ばつと言っても水を干上がらせる訳ではありません」
「そしたら干ばつには……」
「ふふっ。水道水に毒を仕込むのです。そして我々に降伏しなければこのまま干上がらせるぞと脅しをかけるのです!!」
と、いつになくシリアスな作戦を思いつく健二。と、いうよりこの作戦は人道的な面でいろいろとまずいのでは!?
「エリンノイドッ!!」
と健二が呼ぶと、
キョ〜キョキョキョ!! と、イカの形をした怪獣が現れる。触手もぬめぬめだ。
「こ、この怪獣は……」
「はっ。エリンノイドにございます。この怪獣の、いかなる薬物をも作成する程度の能力で水道や浄水器から毒物を垂れ流すのです」
「なるほど……。確かにお前の作戦は見事だ。だが、健二よ……。この怪獣には甲殻や骨がない。防御が貧弱ではないのか?」
「心配には及びません。この怪獣はむしろそれが長所なのです。力任せしか知らないメリケンにはどうすることも出来ないでしょう!!」
「グハハハハハ、見事だ健二。もしお前がアメリカ侵略に成功したらお前をサタンデジファー軍の元帥にしてやろう」
「ありがたき幸せにございます。そして、サタンデジファー様。
実はアメリカに送る前に、この怪獣のテストを行いたいのですがその際に頼みが……、ごにょ、ごにょ……」
と何やら怪しげな頼みごとをする健二。
「ふはははは。健二よ。そんなことか。我々は世界征服を一緒に誓い合った仲。その友の頼みを聞くのは当然のことじゃないか!!」
そしてそれを快く受け入れるサタンデジファー様。さすがは大魔王だ。
「さすがは大魔王サタンデジファー様!!ロマンが分かっていらっしゃる」
「がはははは。お前は私を誰だと思っているのだ!?」
「インターネットの大魔王サタンデジファー様にございます」
「分かっているではないか!!」
「さぁ、エリンノイド!!恐怖と混乱を巻き起こすのだ!!」
と健二が景気よく叫ぶ。それを不適に見送る魔王サタンデジファー。
たった今、恐るべき怪獣がこの世に放たれた!!
果たして、グリッドガールの運命はいかに!!
ところでその一方。
「グリリン〜。こんなの恥ずかしくって着れないよ〜」
とパレオのビキニを持つマナ。あっちとは違ってこっちは平和そのものである。
「何、言ってるのよ。恋はそんな弱気じゃだめっ。堂々と攻めに行くのよ!!」
と発破をかける緑河光莉ことグリリン。いつもの戦いと違って今回の役目は恋に疎いマナのサポーターである。
「だって〜!!」
「だってじゃないの!!これでも露出の少ないほうなのよ。マナはスタイルいいんだからもっと露出の高いのでも平気だって」
「ううっ〜」
と謙遜するマナ。確かに胸は光莉よりも少し小さいかもしれないが、それでも十分に大きい。
そして着太りをするために脱ぐととんでもないことになるのだ。
「大丈夫だって。これであの根暗もイチコロよ!!」
「健二君は根暗じゃないの!!」
「はいはい。分かった、分かった……」
前作を読めば分かると思うがこの三人は綺麗な三角関係になっている。
その3人が敵味方に分かれて戦うのだから世界は残酷としか言いようがない。
そしてこの二人を待ち受けているのはあのエリンノイドであった……。
そしてプール当日。待ち合わせ場所にて。
「遅いな、緑河……」
と半分呆れ気味に言う健二。時間からは20分が経過していた。
「う、うん。遅いね……」
と、しどろもどろに言うマナ。いきなり好きな人と二人っきりという思いがけない状況に、マナの心臓はドクドクと音を立てていた。
実はこのやり取りはさっきから30回くらい繰り返されている。
「何やってんのよ、マナ!!これだとわざわざ遅刻してきた意味がないじゃない!!」
と自販機の裏から二人の様子を覗いてる光莉。
いつも正義の味方にあるまじき時間意識の希薄さでマナを待たせる光莉であったが、今回はわざとのようだ。
しかし、自販機から様子を見ていたのは5分前からだった。
「あー……。もう、じれったいわね!!」
と傍観をやめて救援に行く光莉。ここは助け舟が必要だろう。
「やっほ〜、お待たせっ!!」
「遅いぞ、緑河!!」
「そ、そうよ!!」
とそれに賛同するマナ。マナのような奥手な子にいきなり二人っきりはハードルが高すぎたのである。
「ごめんごめん。」
と涼しい顔をしてながらそれをかわしていく光莉。
常習犯はやっぱり違う。
ムードメーカーの光莉が揃って話が進む3人。気づけば更衣室の近くまで来ていた。
「じゃ、ここで一旦お別れね」
「あぁ、そうだな……」
「へへっ。せいぜい楽しみにしときないさいよ!?特にマナ。あの子、脱ぐとすごいんだから!!」
「ぐ、グリリン!! じゃあね、健二君」
「あぁ。じゃな」
と行く二人。男子更衣室に健二が入ると携帯に着信が入る。
入れたのは悪の魔王サタンデジファーだ。
「手はずは整っているな?健二よ!?」
「はい。今回の作戦にはあなたの協力は必要不可欠なのです」
「分かっておる。だが、それにしてもお前は鈍いのだな……」
と呆れるサタンデジファー。さすが魔王。鋭い。
「どこがですか?」
だが健二には何も伝わらなかったようだ。
「もういい、私は私で役割を果たすだけだ」
それに対して諦めの表情を見せる大魔王。
「それでは……素晴らしい夏を!!」
と言って更衣室を後にする健二。最後まで何も気づかなかったようである。
しばらく待つと水着に着替えてきたマナと光莉がやってきた。
「やっほ〜。お待たせ。それにしても健二〜。鼻の下、伸びてるんじゃないの?」
「うっ、うるさい。伸びてなんかいねぇよ」
と図星を突かれる健二。やはり男の子だ。
今日の光莉が選んだ水着は控えめなワンピース。マナに配慮した結果である。
だが、それでも瑞々しい光莉の体を隠しきれている訳じゃない。
胸のふくらみはよく分かるし谷間もくっきりだ。そして健康的な四肢もちゃんとのぞいている。
確かに露出は少ないがこれはこれで魅力的だ。
そしてその肝心のマナはタオルを巻いて恥ずかしそうにしていた。
「無理〜、恥ずかしいよ〜」
と叫ぶマナ。だが光莉はそこからタオルを剥ぎ取った。
「あっ……」
と、マナの整ったスタイルが露になる。美少女の光莉に対して、決して見劣ることのないマナ。
確かに胸は少しないがその代わりに全体的にスマートな印象を与え、
胸元もきっちりと強調されているし、ビキニである故にかなり危なげである。
というよりかなり大胆なのでは?ふとももが隠れているのも残念だがそれが細いことは容易に想像がつく。
そして腰のラインもとっても味があった。というより下手をするとずり落ちるのではないかというくらいに。
「ううっ……、変じゃない?」
「に、似合ってるよ……」
と、ひとまずの返事を返す健二。
実は光莉のことが好きな健二でもマナの意外に色っぽい水着にタジタジだったのだ。
そしてそんないい雰囲気の中で
「じゃ、私は何か買ってくるから二人でプールに入っててよ」
と空気を読む光莉。だが健二にとってはそれは非常に困ることだ。
だが、救いの女神が小声で助け舟を出した。
「お、お願い、グリリン、ふ、ふたりきりなんて……、無理……!!」
要するにマナの弱気さが光莉を繋ぎとめたのである。なんという皮肉であろうか。
そしてそれを露知らず。助かったと思う健二。そして三人はプールに入った。
しかし、そこには恐るべき罠が待ち受けていたのだった。
3人がプールの岸からだいぶ離れたところで健二は恐るべき作戦に出たのである。
(たのんだぞ、エリンノイド!!)
とエリンノイドに指令を送る健二。するとエリンノイドは恐るべき薬品をプールに垂れ流したのだ!!
「あっ、あれっ?何か変じゃない!?」
「わ、私もそんな感じが……」
「気のせいじゃないか?」
何か体に違和感を感じるマナと光莉。そして平常を装って答える健二。
だが実は密かにシューシューと音を立てて水着が溶け出していたのだった。
しかも、いつのまにか水の屈折率が低くなっていて水は二人の体を隠すことが出来なくなっている。
そんな中、二人の水着を刻、一刻と削っていくエリンノイドの酸。
だが二人はそこまで気づくことはない。だんだんと光莉の青い水着は肌色の面積が増えていく。
マナの水着はしぶとく乳首の近くまで残っていた。だがそれも長く持つものじゃない。
そしてその大きくなる違和感に二人はやっと気づくことになった。
「えっ……、嘘でしょっ!!」
「や……、やだっ!!」
と悲鳴にしてはおとなしい声をあげる二人。パニックに陥ってた二人は体を隠すことすらままならなかった。
そして、とうとう二人の水着は溶け落ちていって、もう二人が気づいたときに二人はもう裸になってしまっていた。
「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」
と慌てて裸を隠す二人だが、それもまた魅力的な姿勢である。
当然、健二はそれを知らぬ振りして溶ける一部始終をしっかりと見ていたのだった。
あまりにも直接的な刺激に健二は我を見失っていた。
実はこれが今回の健二の目的だ。アメリカの水道云々はあくまで口実にすぎなかったのである。
そして慌てた振りをして自分も合わせる健二。だがその下には溶け出す前から放っていたタイヤのついた水中カメラがあった。
それで一部始終を撮っていたのだ。操縦はサタンデジファー様。健二の怪しげな頼みごとの正体はそれだったのだ。
ついでにこれは回収せずにエリンノイドの酸で分解するつもりだ。
他にもエリンノイドにはプールの監視カメラをハックさせていて他の客のも撮るように命令をしていた。
健二はこういったことをやらせるとぬかりがないのである。
当然、この効果はプール全域に及んでいてプールは阿鼻叫喚の地獄絵図かつ夢に溢れる桃源郷と化していた。
周りでは3人の仲良しグループが一気に脱がされて円陣を組んでいたりしていた。
他にもすらりとした手足を持つ水泳部の女の子は泳いでる最中にそれに気がつき慌ててそれを隠していた。
またプールサイドが安全かと言われればそうではなく、
エリンノイドの操作を受けたシャワーは暴走して片っ端から女性だけを襲っていた。
まず手始めに動き出したのはスナイパーシャワーだ。
ビキニを着た無防備な女性に背後から狙いをつけて水を放つシャワー。
それは見事にブラの紐と腰の紐に命中させた。ウェー○ーもスト○トスも顔負けの精密射撃だ。
見事に恋人の前でブラとパンツがはらりと脱げ落ちてしまう女性。だが本人は気づかない。
しかし、それを恋人はそれを目の当たりにしていた。恋人の顔が赤くなる。
「何か変でしょうか?」
「えっと……、その……」
「変なひ……きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
とやっと自分の水着が脱げていたことに気づく女性。
思わず恋人を殴ってKOを奪い取る。
水着は使い物にならなくなっていたので女子更衣室まで慌てて走っていった。
その後、何人もの女性がそのスナイパーの犠牲になった。
そして、その向こうの方でも地獄絵図が展開されていた。
「あっ……、いやっ、来ないで……、きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
と3台のシャワーに包囲されて、じわじわと裸にされる10人くらいのOL。
あまりの恥ずかしさに思わず床に座り込んでいた。
また知略にたけたシャワーになると誘導巧みに女の子をプールサイドまで追い詰めていた。
「や、やめろよ、冗談じゃねぇぜ……」
と追い詰められる気の強そうな女の子。まだ彼女のビキニは無事だった。
だが今は強気ではいられないようだ。
前はシャワー。後ろにプール。どっちにしろすっぽんぽんは免れない。
そしてシャワーが最後の一撃を放つ。
「ちっ……、しまった!!」
必死にそれを回避してプールに落ちてしまう少女。
「ま、マジかよ……」
だんだんと穴だらけになっていく彼女のビキニ。
布面積の減少が強気な彼女を羞恥と恐怖に陥れた。
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
水着はいとも簡単にそれは溶け落ち、さしもの彼女も悲鳴を上げたようだった。
そんな彼女の顔はすごく真っ赤だった。
その一方では一人の女の子のすらりとした脚を締め付け捕獲しているシャワーがあった。
「ね、姉さんを放して!!」
と妹がかけよる。妹もなかなかの美人にそんな情緒が理解できるわけがない。
と、妹に素早く水をかけるシャだ。
「だめっ、私に構わず早く逃げて!!」
と妹想いのお姉さん。だがエリンノイドワー。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
とプールサイドに虚しく響く妹の悲鳴。
どうやら妹の方が早く脱がされてしまったようだ。
そして妹も捕らえようとするシャワー。
「だめっ!!」
と食い止めようとする妹さんより胸の大きなお姉さんの方にも水をかけるシャワー。
お姉さんの水着が徐々に溶けていく。
「いやぁぁぁん!!」
と水着の大部分が溶かされた上にシャワーはするりと手から逃げて行ってしまう。
そして妹の脚も絡めとり囚われの身となる姉妹。
シャワーはトドメと言わんばかりに彼女たちの股間目掛けて水を放射する。
微妙に残っていた最後の布地は溶けて白日のもとに晒される秘所。
そればかりかその液体は彼女の恥毛までを溶かしていった……。
更衣室に逃げることが出来ずにさらし者になる姉妹。
二人は顔を真っ赤にしていた。
そして二人の姉妹はしばらくの間、解放されることはなかった。
ついでに、この液体は体に害はないのでご安心を。
その状況を体育女子大生のプール監視アルバイトは見ているが何も出来ずにいた。
彼女の性格は本来は陽気なのだがこの状況はさすがに慌てざるをえなかった。
だが、せいぜい彼女に出来るのは、
「慌てないで下さい、落ち着いて、冷静に行動してください」
と拡声器で喋ることくらいではあるし、それは虚しく聞き流されていた。
そしてそんな彼女に後ろから近づくシャワー3機。
気づいたときにはもう包囲されていた。
しかも見張り台の上にいるので逃げ場もない。
「な、何?め、迷惑行為はやめ……!!」
本当に恐い時は人は何も言えないようである。
そして3台のシャワーに羽織っていたシャツごと一斉に脱がされる監視員さん。
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
慌てて手で隠すが、彼女のスタイルの良さは手で隠しきれるものじゃない。
しかも監視台は彼女の処刑台と化していた。
なぜなら梯子を降りるためには手足を使って無防備な姿勢をとらないといけないからだ。
監視員にそんな決断は出来なかった。
つまり今の彼女は目立つ監視台の上で必死に素肌を隠して羞恥に堪えることしかできないのである。
3機のシャワーは次の獲物を探しに言った。
晒し台の上には全裸の女性が恥ずかしそうに裸を隠していた。
「何でこうなるの〜!!」
それは彼女の魂の底から叫びだった。
放送室では「じろじろ見ないで下さいとか」「早く更衣室に避難してください」とかを言っているオペレーターがいるが、
その放送もエリンノイドにジャックされが明るく神秘的なゲームミュージックが流れていた。
そんな中にスプリンクラーの水がオペレーターさんにかかる。
「やっ、やだっ、なんで私たちまでっ!!」
「は、恥ずかしいよ〜」
と二人が逃げても追いかけてくるスプリンクラー。
「あっ、あぁぁあっ!!」
「いやぁぁん!!」
初めにシャツが。次に胸の先端が。そして最後にはなにもかもがなくなっていった。
しかも、きっちりとこういった声だけは拾っているのだからタチが悪い。
さらに追い討ちを掛けるように放送室を外部からロックするエリンノイド。
閉じ込められた全裸のオペレーターさん。裸を隠しながら扉をドンドンと叩くが効果はないようだ。
その手際は見事としか言いようがない。しかも監視カメラでその様子を記録しているのだからサタンデジファー様も大喜び間違いなし
だろう。
そして、いきなり裸にされてパニックに陥った光莉は手でそれをかくすと女子更衣室まで走っていった。
年頃の乙女がそういうことになったらそういった行動をとるのも無理はなかった。
その無防備なおしりを目で追いかける健二。
もう死んでもいい。彼はそう思った。
そして辺りを見回す。エリンノイドは熱心に仕事をしていたようだ。
というより張り切りすぎの感じもする……。というより、やりすぎだ。
マナはその横で顔を真っ赤にして裸を必死に隠していた。
もはやプールはエリンノイドに支配されてしまっていた。
恐るべし、エリンノイド。
果たしてこのエリンノイドにグリッドガールはどう戦いを挑むのだろうか!?
前回の投稿からだいぶ間が空きましたが後半は近いうちに投稿する予定です。
まだエリンノイドには隠された秘密がありますのでお楽しみに!!
GJ!
相変わらずキレのある登場人物達だなw
サタンデジファー様付き合い良すぎw
だがGJといわざるをえない
恥毛まで溶かすのですか!
当然光莉とマナも、ですよね?
毎回冒頭で、ヒロインが敵に犯られる。
特訓と称して、どう犯られたかヒロイン本人に言わせながら再現する先生。
しかし、その正体は敵の幹部。
特訓の本当の目的に気付かず、調教されてゆくヒロイン。
という作品が読みたいです。
やったーっ!!!グリリン帰って来たよっ!!!
GJですっ!!!
スピード感があるなw GJ!
>>第3話 プールにご用心!?
メリケンはどーした?
保守
>>141 なんか魔王は中間管理職の苦労人っぽくて切ねぇw
151 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 16:20:45 ID:5MB4DNVC
上げとこか
特装風紀の続きを待ち続けてる
俺も特装風紀の続きはすげー読みたいんだが、そう簡単にあのクオリティの話は書けんだろうなと催促するのは自重してる
それとは逆に神聖騎士エルシオンはどうなってんだと問い詰めたい
商業作家さんですし無料ではもう書かないのではないでしょうかね。
過去の投下小説も加筆してDLサイトで販売していますし。
単価も上がってますし新作も久しく無いので気長に待つつもりです。
155 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 12:21:54 ID:rZ8lES2H
てか、作者さん本人が掲示板で電子書籍として出版予定って明言してるしね
気になるとこまで無料で宣伝
はいここから先も読みたいでしょ? じゃあお金はらってねーってわけか
性根が腐ってやがるな
(´Д`)
>>156 腐った性根を叩き直しに来たヒロインが返り討ちにあって、その様子を撮影されて商品にされちゃうんですね。
普通かあ?
そりゃまあ最初から金とってるサイトで最初はお試し無料、続きは有料ですよーってのはよくあるがね
こういうとこに投下してたのを後から有料化ってのは聞いたことないな
俺の知ってるジャンルで、最初は無料で読めたSSの続きをコミケで販売しやがったサークルは、けっこう叩かれてたな
まあ今回の件も作品はよかったのに作者が腐ってる典型だな
タダ見が当たり前のny厨思考なんだろうね。
面白いから金を出して読んでもいいよ
だが後だしで有料にした性根が気にくわんな
まったくむかつくクズだ
>>159 でも俺、ミッドナイトヴァージンぐらいのレベルなら喜んで金払うよ
最初からこんな場所にSSなど投下するなということですね、わかります。
「何度裏切られようと、信じる心を忘れないでほしい」
誰かをずっと信じて、喜びが聞こえるなら
傷つく事を今は、怖がらず貴方だけは守りたい
突然ですが
私の親友の公江は裏で私の彼氏の新庄君と付き合っていました。
酷い、ハムエなんか死んじゃえ。えい。
ドーン
私は3人でハイキングに出かけた断崖から新庄君とハムエを突き落としてやりました。
ふー、これでゴミは片付いたわ。え!今、ハムエの死体が動いたような、て本当に動いて崖を上ってくるじゃない。助けてえ。
恐怖のあまり逃げ出した私の後で崖を上り切ったハムエが着地する音が響きました。
後を振り返るとハムエが四つん這いになり物凄い勢いで、それこそ100メートルを5秒で
駆けるヒグマの如く私を追ってきます。遂に私はハムエに追い付かれ地面に倒されました。
ハムエはそのまま、私の肩に噛み付いてきました。あまりの痛さにハムエの顔を殴ると
ハムエは唸り声をあげて肩を噛んだまま私を振り回して放り投げました。
5メートルばかり放り投げられた私が改めてハムエを見ると、興奮したヒグマのような唸り声を上げる
その顔は崖から落下した際の衝撃で半分潰れ、右側の眼と頬骨が飛び出た恐ろしい姿でした。
『助けて』
私が叫んだ時です。突如私の身体が光に包まれ、次の瞬間私は黒と白のゴスロリドレスに身を包まれていました。
頭部には黒いヘッドドレスが揺れています。もしかして、これって精霊の力を帯びたエレメントスーツてやつかしら。
手には光り輝く剣、おそらく『光の剣』というものがいつの間にか握られています。
もしかして私、正義のヒロインというのになっちゃたのかしら。
いや人殺しとかしてるしwww
いきなり力授かっといておそらくとかじゃねーよwwwwなんでそんな察しが良いんだよwwww
>>167続き
私は光の剣でヒグマに切り掛かりました。
すると、閃光とともにヒグマは消滅しました。光の剣は凄い威力です。
私がヒグマの残骸を調べよう手を伸ばした時です突然、私は黒い霧に包まれました。
何これ?あああ、身体から力が抜けていく。。。そして私は意識を失ってしまいました。
意識を取り戻した私の視界に飛び込んで来たのは全てが38・7度傾いた館でした。
どうやら私は、その館の天井に吊された巨大な鳥籠の中に容れられているようです。
自分の状態を確認してみると、光の剣は影も形無く、エレメントスーツも精霊の力を失ってしまったのか
ヒグマと戦った時の輝きは何処にも有りません。そして、自分の身体には全く力が入りません。
どうしよう。。。私が必死に考えていると、何者かが鳥籠を激しく揺らし始めました。
動けない私は鳥籠が揺れる度に床を滑って壁にぶつかってしまいました。
『もうやめて』
私が叫ぶと、突然揺れが収まり鳥籠の扉が開きタカ&トシが入って来ました。
タカ&トシは動けない私を羽交い締めにすると、エレメントスーツを引き裂き始めました。
精霊の力が無いエレメントスーツは、まるで紙のように簡単に引き裂かれていきました。
私を全裸に剥き終えたタカが私の胸を刺激すると、トシが脚を開かせてクンニしてきます。
『やめて』
必死に叫ぶ私。しかし、身体の奥から徐々に快感が沸き起こってきます。
いやー、こんな人たちにいかされるなんて絶対に嫌。
『助けて』
私が叫ぶと、突如轟音とともに周囲が閃光に包まれ私はバラの花が咲き乱れる庭園で椅子に座っていました。
引き裂かれてしまったエレメントスーツに代わって私は白いノースリーブのワンピースを纏い
嵐のメンバーたちが傅いて私の肩や脚をマッサージしてくれています。
もしかして、私は戦いで死んでしまって天国に来てしまったの?
私が、そう思った時です。嵐のメンバーたちは私を椅子から引きずり落とすと地面に押さえ付け
私のワンピースを引き裂き始めました。私を全裸に剥き終えると、嵐のメンバーたちは私の全身を舐めてきます。
二宮君、相葉君やめて
そして私はいってしまいました。
なにこれwww
好き
コスがゴスロリってのは良いんだけどな
捕らえた正義ヒロインを拷問する前に、ヒロインの決意表明とか未来の自分への激励とかをビデオ録画しておきたい
「負けないで、私・・・あなたには守るべきものがあることを忘れないで! 辛くなったら思い出して、あなたの大切なみんなの笑顔を!」
とかまあそんな感じ
で、後日、性的拷問にすっかり屈服してアヘッてるヒロインにそのビデオを見せてやるんだ
「ほらほら、一ヶ月前の自分からあんなこと言われてるよー? みんなの笑顔を思い出して(笑)」
「いやあああっ、意地悪いわないでっ、もうあんなのどうでもいい、どうでもいいからもっとチンポいっぱいズポズポしてえっ! 変態雌豚奴隷のおまんこ犯してくださいっ!」
凛々しく正義を語る過去の姿と、
だらしなく蕩けきったアヘ顔を晒しながら腰をカクカク振って快楽を貪る現在の姿
そのふたつが共存する状況はもうたまらんだろうなあハアハア
突然ですが。
夜の帳が下り、本来の姿を取り戻しつつあるはずの繁華街。
しかし、人の通りは異常な程少なかった。遊びに来る客の代わりに目立つのは
隙を持て余す水商売の女を除けば警察官と警察車両。
この一ヶ月、街を騒がす謎のテロリスト黄金仮面と、それに連動するかのように郊外に現れた
これまた謎の怪物を恐れ、人々は夜の外出を極力控えているのである。
しかし、繁華街から離れた所にある野比家の一室には、そんな張り詰めた空気など無縁だった。
ベッドに座った野比家の長男のび太(17)がズボンのジッパーを下ろし
膨張した男根を取り出すと、ベッドの傍に傅いたメイド服姿の青い髪の少女が男根を握り、至田を這わす。
『ハム』
少女は口を大きく開けると、膨張したのび太の男根を付けね近くまで飲み込むと
全体を舌で刺激し、更にバキュームまで行ってきた。
のび太の顔が快楽に歪む。
『ま、待ってドラエ、出ちゃうよ』
のび太の制止を聞いたドラエと呼ばれた少女は口の中から男根を出し立ち上がると
メイド服の背中に手をやりファスナーを下げ、メイド服を床に落とす
メイド服の下には少女的な清楚さと大人の女の色気が適度に同居した地味なデザインのピンクの下着
ドラエはブラジャーに手をかけるとホックを外し床に落とすと
ドラエの大き過ぎずに小さ過ぎるわけでもない形の良い胸が露になる。
ドラエはショーツも脚から抜き取り裸同然な格好になると、のび太を押し倒し上に馬乗りになる。
『のび太さま、今日こそドラエの中にいっぱい出してもらいますからね』
そう言うなりドラエは、のび太の男根を自分の中に納めていく。
『のび太さま、動きますよ』
頬を紅潮させたドラエが腰を振り始める。
『はあん、のび太さまの・・・が奥に当たるよ』
ドラエは中華帝国に支配された未来の萌え大国日本から歴史を変えるためにやって来た美少女型メイドロボットである。
ドラエのエネルギー源である生体電池は、ハイパワーなドラエに供給しても尚余りある電力を発生させられるが
定期的にタンパク質を補給しなければならない。そして、そのタンパク質は種々の条件により人間の男性の精液が最適なのだ。
結果、のび太はドラエを最低2日に1回抱かなければいけない
もし、これを怠ればドラエは空腹で不機嫌になるのだ。
しかし、この労働も悪くはないと、のび太は上で腰を振り快楽で頬を朱めるドラエを見ながら思った。
未来の萌え大国の技術者が綿密な計算の元に作り上げたスラリとした細くて綺麗な脚、引き締まった尻
適度に括れた腰、そして腰を振る度に揺れる形の良い胸
それらパーツの上に並以上の美少女の顔が付き、萌え言葉や萌え動作がプログラミングされているのである。
素晴らしいよドラエ。
のび太は限界に上り詰めつつあった。必死に股間に意識を集中して堪えていたが
そんなもの、ドラエの腰の一振りで決壊してしまった。のび太は熱い液をドラエの中にぶち撒けた。
『のび太さま、少な過ぎます』
『そ、そんな』
不満そうなドラエの抗議に、のび太はたじろいだ。これでも頑張った方である。
『ドラエは、お腹ペコペコなんです』
『昨日だって僕からいっぱい吸い取ったじゃないか』
不満の声を上げるのび太の男根をドラエは再び掴んだ。
『もっと出してもらいますよ。お覚悟くださいのび太さま』
『誰か助けて』
のび太の絶叫が響いている頃、繁華街の路地裏を不気味な影が通り過ぎた。
保守
のび太とドラエがアバンチュールを楽しんでいる頃、骨川スネオ(17)は繁華街のメイドカフェの裏口に
立っていた。黄金仮面と謎の怪物のせいで学校の部活動も中止になってしまったため普段は学校帰りの高校生
で賑わう、この一帯も人影は疎らだ。
周囲を確認し誰もいない事を確認したスネオは裏口から入ると一路スタッフルームへと向かう。
スタッフルームのロッカーを開けたスネオの表情はどこか嬉しそうである。
スネオは学校の制服のジャケット続いてワイシャツを脱ぐ、そしてTシャツを脱いだ
スネオの胸は膨らみを帯び、上にはサラシがきつく巻かれていた。
スネオがサラシの留め具を外して、サラシを解くと押さえ付けられていた大きな胸が存在を主張するかのように揺れる。
様々な理由により、女である事を隠して生活してきたが、これも限界に達しようとしているようだ。
最近は押さえ付けられている胸が苦しくなって息が詰まりそうだし、身体も成人女性の丸みを帯びたものになりつつある。
最近乱れがちの生理も気になる。
スネオは頭を振って悪い考えを追い出すと、ズボンと下着も脱いで裸になり、ロッカーに用意してあった白いショーツに
脚を通す。続いて同じく白いブラジャーを身に付けるとロッカーのハンガーに掛けてあったメイド服を着て
ロッカーの扉に付いている鏡を見ながら髪を整え、頭にボンネットを被ると
この店一番の人気メイド、スネ代がそこにいた。
金持ちだった骨川家は母の浪費により、その財を失い遂には借金まで作ってしまった。一人娘のスネ代は少しでも家計を
助けようと放課後、このメイドカフェでバイトをしているのだがスネ代は本当の自分に戻れるこの時間が大好きだった。
「スネ代ちゃん、今日もカワイイね」
執事の格好をした店長がスネ代を見て茶化す。
「もお、店長。褒めたって何も出ませんよ」
笑顔で返す美少女には、先ほどまでのスネオの面影は何処にも無い。
怪物騒ぎにも関らずこの店には熱心なファンが結構来店していた。こういったファンへの
感謝を込めたサービス品の萌えライスを運んでいた時である。窓の外を不気味な影が通り過ぎた
と思うと大音響とともに入り口が破壊され巨大な筋肉の塊のような怪物が入ってくるなり咆哮した。
「スネ代、俺から逃げられると思うか」
その声を聞いたスネ代の身体が恐怖のあまりに激しく震えだす。もはや、萌えライスの盆が
落ちた事すらスネ代は気が付かない。
「ジャ・・・ジャイアン」
震えるスネ代の口から忌まわしき名前が飛び出す。
嫌だ嫌だ嫌だ。誰か助けて。
182 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 19:11:16 ID:i995BGz3
上げ
183 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 20:01:42 ID:owapLOQv
さらにあげ
あ〜あもうすぐ夏コミか〜
いいなぁ〜きっと俺の目に届く事のないオリジナルな変身ヒロイン物の同人誌やら同人ゲーがわんさと出るんだろうなぁ
一度でいいから会場に行って金の心配をする事なく目に付く端から変身ヒロイン物の創作物を買い漁ってみてぇなぁ
竜湯さんのエルセインとか毎回売り切れを心配しながら書店卸売りを買うのは精神的に良くない
他にもやらないといけないことがあるのに
ウルトラマン80見てて女教師の巨大変身物を思いついちまった!!
だれかこのネタを……。
せめてネタと言うならもう少しプロット書こうぜ
THE大美人
188 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 18:27:52 ID:HGD5kx7U
なんとか書きあがったので投稿します。
実は後半はいろいろなものを詰め込みすぎて長くなってしまいました。
いろいろな事が起こります。それではよろしくお願いします。
「はぁ、はぁ……。ここまで来れば。てっ、何よこれ!!」
かろうじて女子更衣室まで逃げてきた光莉が見た光景は凄惨な光景だった。
まず、右を向けば
「いやぁぁぁん!!」
と、ポニーテールの女の子が恥ずかしそうに裸を隠していて、左を向けば、
「う、うそやろっ……!!」
と、ショートカットの胸の小さな女の子が胸だけを手で必死に隠していた。
それもそのはず。なんと恐ろしいことにエリンノイドの酸はロッカーの中に入っているはずの服がロッカーごと溶かしていたのだ。
普通の服も、下着も、なにもかもだ。もう裸体を隠すものはこの場には残ってない。
中で途方に暮れている全裸の麗しき女性たち。だがエリンノイドに慈悲という二文字はなかった。
最後のこの場所すら安全ではなかったのだ。
スプリンクラーが男子更衣室と女子更衣室を隔てる壁のほうを向く。
どうやらこの壁すら溶かしてしまう気である。
全裸でパニックに陥る女性たち。
「だ、ダメっ!!」
しかしエリンノイドにそんなことが聞こえているわけがなかった。
プシューっと勢い良く飛び出る水。
そして、ジュー、ジュジュジュジュと景気のいい音を立てて溶け始める壁。
そして壁の向こう側には男の人がいた。あまりの幸運なハプニングに驚く男たち。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
と、更衣室の中にいる女性はいっせいに悲鳴をあげた。
そして次々と壁を溶かされた更衣室はその機能を果たさなくなってしまった。
その中で光莉は正義の怒りに燃えていた。
「女の子を辱めるなんて絶対に許さない!! 見つけたらタダじゃすまさないわよ!!」
光莉は何も付けずに更衣室を飛び出した。もはや一刻の猶予、そして自分の着るものはない。
そして光莉は諸悪の根源の怪獣を倒すためにコンピュータ室を探しに行った。
「怪獣の奴、やってくれるじゃない!!」
そう言いながら光莉は恥ずかしそうに人目を避けて物陰に隠れながらコンピュータ室を探していた。
当然、今の光莉は何もつけてない丸裸で管理棟に侵入していた。
未熟といえば未熟。それでもほんのりとした色気のある身体。それを光莉は必死に隠していた。
そんな中、先の廊下から声が聞こえてきた。
「おいっ。どうすんだよ、あのコンピュータ……」
「知るかよ!!」
どうやらこっちに近づいてくるようだ。
「まずいわっ……」
と掃除ロッカーの中に身を隠す光莉。
今の姿を見られるのは二重の意味でまずい。
だが運命の女神は意地が悪いようだ。
男二人が掃除ロッカーの前で話し始めてしまったのだ。
「だから、お前のウイルス対策プログラムの更新し忘れが原因だろ!?」
「だけどもよ……、あのウイルスは絶対に変だって。怪しい叫び声がするんだぜ?」
と二人は口論をしているようだ。その様子を聞いていた光莉は思わず、
「そんな、ワクチンで怪獣が倒せるなら苦労はしないわよ!!」
と言ってしまいかけた。だがそれを踏みとどまる。
そして外の状況に身震いする。あの二人に見られているような錯覚がして、とても恥ずかしいからだ。
確かに今までも光莉はネットで裸を公開してしまったことはある。
だが、今までネットで晒してしまった全裸はあくまでグリッドガールのものであって自分ではない。
そしてネットでは視線は伝わってこないのだった。
だが今は自分の生身の体でその視線もひしひしと伝わってくる。
だんだんと火照っていく光莉の体。
「お願い……、一秒でも早くここに気づかないで早く行って!!」
それは光莉の悲痛な心の叫びだった。だが状況はさらに悪化する。
「ん?何か人の気配がしねぇか?」
(まずいっ!!)
どうやら男の二人が光莉に気づいたかもしれなかったのだ。
「おい、話を誤魔化すんじゃねぇよ!!」
「違うって……、ほんとに気配がするんだ!!」
(お、お願いだから気づかないでよっ……)
と縮こまる光莉。この姿を見られたら乙女の沽券に関わる。
キョロキョロと辺りを見回す職員A。
その間、一糸纏わぬ光莉はロッカーが開けられないように必死に祈っていた。
「あれれ、おかしいな……」
「見間違えじゃないのか?」
(お願いっ、気づかないでっ!!)
「確かに気配がするんだよ……」
「そうやって話を逸らすんじゃねぇよ。とりあえず報告、行くぞ!!」
(ふぅ……)
と少し安心する光莉。だがそこで油断した光莉は壁を肘で小突いてしまう。
(しまった!!)
「おい、今、物音がしなかったか!?」
「き、気のせいだろ?」
(や、やばっ!!)
光莉の体中から汗が零れ落ちる。
この扉を開けられてしまうかもしれない。その緊張感で光莉は頭の中が真っ白になってしまっていた。
そんな中で声が聞こえる。
「いくぞ!!」
「ま、まてって……」
「うるせえ。てめぇの時間稼ぎに乗るかってんだよ」
「お、おいっ!!」
男二人はなんとか光莉に気づかずに去って行った。
「助かった〜。あの怪獣、絶対に許さない!!」
と、乙女の危機をかろうじて抜け出した光莉。怪獣のせいで自分も、みんなも散々な目に遭った。
あの怪獣を絶対に許しておくわけにはいかなかった。
そしてしばらく行くとコンピュータールームにたどり着く。
窓から覗くと画面ではイカの怪獣が大暴れをしていた。
それを見た光莉は迷わずアクセプラーを自分の胸に当ててアクセスコードを入力する。
「アクセスフラッシュ!!」
と、窓越しにアクセスフラッシュをする光莉。
これは超赤外線通信なので窓を通して使うことが出来るのだ。
そして画面の中には悪と戦う正義の女戦士がいた。
「正義と女の子の味方、電光少女グリットガール、ただいま参上!!
悪行三昧のこの変態怪獣、あんただけは絶対に許さないんだからね!!」
と名乗りを上げる。グリッドガールは闘志に満ち溢れていた。そして
「キョ〜キョキョ〜」
怪しげな叫び声を上げる怪獣エリンノイド。これからグリッドガールと怪獣エリンノイドの死闘が始まるのだった。
その頃、プールに取り残されたマナはパニックに陥っていた。
(け、健二君に裸を見られちゃってる!! これだと恥ずかしくて動けないよ〜。
でっ、でも、早くグリリンの援護に行かないと……、だけど、動いたら……!!)
と、光莉同様に水着を溶かされてしまっていたマナは光莉が行ってから手で裸を隠してその場にとどまっていた。
それを目の前にしてオタオタする健二。明らかに今回の作戦はやりすぎた。
目の前の哀れな犠牲者を見て健二はそう思った。慌てふためくマナを見ていると罪悪感すらしてきた。
「あの……。能登川、大丈夫か?」
と声をかける健二。だが健二の声はマナに届いていないようだった。
実はこれでもうこの言葉も30回目だ。だが、マナの方では
(健二君に何か言われてる……。でも何を言えばいいのか分からないよ〜)
と返事が出来なかったのだ。そして健二はこれからどうするのかを考えていた。
心情的には今すぐにエリンノイドの応援に行ってやりたかった。
だが目の前のマナを放って行く訳にはいかない。放っておいたら大変なことになる。健二はそう考えたのだ。
健二は世界征服を目指すにはなんだかんだでお人よしなのだ。
当然、憎き怨敵グリッドガールを強敵たらしめているゴッデスゼノンの開発者がマナだということを彼は知らない。
そこで彼は思い切ってマナの肩を叩いた。これは女性経験のない健二にとっては大決断だった。
「け、健二君!!」
と驚いた声を出すマナ。循環する思考の中から現実に戻ってきたようだ。
「やっと反応してくれたか、能登川。とりあえず裸、隠しながら岸までいけるか?」
「えっ、あっ、あっ、で、でも……」
「心配するな。えっと、その、後ろは隠してやるから」
もう少し気の利いたことは言えないのか……。
健二は自分の思慮の軽薄さに自己嫌悪する。だがマナにはそれで十分だった。
「う、うん。その後、健二君はどうするの?」
「岸まで行けて、もしお前のタオルが残っているのならそれを取りに行ってくる。
その間、お前は壁を使って恥ずかしいところを隠せ。」
「わ、わかったわ。で、でも、その……、一ついいかな。健二君?」
とりあえず健二の提案を理解するマナ。そうした上で彼女は一つ提案をした。
「何だ?」
と聞き返す健二。
「後ろじゃなくて前の方を隠して欲しいんだけど……、だ、だめよね……」
「!!」
と驚く健二。前を隠すということはつまりアレが背中にぶつかる訳でして、えー!!
「お、お前はそれでいいのか!?後ろの方が……」
「で、でも、私、手が小さいから……」
とオドオドするマナ。確かにさっきの光景を見るにマナの手は魅力的な体を隠すには小さかった。
「わ、分かった……けど、本当にいいのか?」
「う、……うん」
と弱々しく返事をするマナ。
思考回路がオーバーヒートしちゃっているマナには自分が何を提案しているのかよく分かっていなかった。
「だ、大丈夫か……、能登川……」
と赤面する健二。それもそのはず。
今、健二の後ろにはマナがいてそれが胸を背中に当てているのである。
しかも裸。ポッチの感覚まで敏感に感じ取れる。
「う、うん。この手を絶対に振りほどかないでね……」
それに引き換えマナは比較的、落ち着いていた。いや、落ち着いていたというよりは麻痺していたというのが正しいのだろう。
そして今日、自分がやったことに気がつくのは後々の話である。
(能登川って思ったより大胆なんだなぁ……)
と、赤面する健二。健全な男の子なら当然の反応だ。
「その、健二君。大丈夫……?恥ずかしくない?」
そうやって健二に話しかけるマナ。
「あっ、あぁ……。男のを見ようって物好きはいないからな……」
「そうよね……。私ったら何を言ってるんだろ……」
と、二人はゆっくりとプールを歩いていた。二人の足並みは自然とゆっくりにならざるを得ないのだ。
そして気まずい雰囲気を変えるためにマナは話題を切り出した。この状況がマナを大胆にしたのだ。
「ねぇ、健二君。初めてに私に会った時のこと憶えてる?」
「えっと、あぁ、憶えてるぜ。確かあれは……」
と記憶の中を探り出す健二。
「私のノート、あなたが取り返してくれたこと。今でも憶えてるの。
周りの人はガリ勉眼鏡は自由帳まで計算式だらけって笑ってたのに、あなたは笑わなかった……」
「あっ、あぁ。そんな事もあったな……」
と返す健二。二人の初めての出会いはノートを届けたことである。
そのノートにはプログラムが書き込まれていた。
そしてそのノートをクラスの意地悪な女子たちが笑っていたのを健二が取り返したのである。
健二はパッと見でプログラムを理解してマナに少し感想を言って手渡したのだった。
それがマナの恋の始まりだった。だが実は健二はその事をすっかりと忘れ去っていたのだ。
「私、頑張るから。絶対に」
と力を込めて言うマナ。
実はマナはこの出来事の前までは世界がどうなってもいいと思っていた。
それを変えたのはなんと健二だったのだ。
そして今のマナは世界を守るためにプロテクトシールドやゴッデスゼノンを必死に開発している。
だが、それは厳密には正義のためではない。健二と親友を守るためにマナはグリッドガールの武器を作っていたのだ。
しかし、その武器を必死に作れば作るほど健二を苦しめるという事実は皮肉としか言いようがなかった。
「あぁ。プログラム製作、頑張れよ」
と、健二。もはや笑い事だ。
そういった話をしながら、なんとかプールサイドに着く二人。
「と、とりあえず、タオル、取りにいってくるぞ!!」
「うん」
と返すマナ。今の健二の頭の中にはさっきの感触とエリンノイドのことがあった。
今頃、エリンノイドはグリッドガールと交戦中だろう。そう健二は思っていた。
だが、応援には行きたいが不思議と心配にはならなかった。
俺の作ったエリンノイドがそんなに簡単に破られるわけがない。そう思ったからである。
だが、エリンノイドは苦境に立たされていた。
「この変態イカ!!よくも私とマナに大恥をかかせてくれたわね!!」
「キョ〜キョ〜!!」
とエリンノイドを何度も殴りつける。エリンノイドはその攻撃に怯んで何も出来ない。
乙女の怒りとばかり、グリッドガールは一方的な試合展開をしていた。
エリンノイドは必死に抵抗して触手をグリッドガールに触手を伸ばす。
それは自らの白く濁った体液でぬるぬるとしていた。
「ふんっ。そんなのろまな触手に掴まるものですか。」
しかし戦いなれているグリッドガールには何も問題はなかった。
その触手を逆につかんで怪獣を振り回して投げ飛ばす。
乙女は怒らせたらとても怖いのである。
そしてエリンノイドは壁に叩きつけられてぐったりとしている。
今がチャンスだ、グリッドガール!!
「あんたなんか、三枚に下ろして刺身にしてあげるわ!!
グリッドォォォ・ビーム・セイバァァァァ!!」
グリッドガールは両手を合わせ、巨大な光の刃を作り上げた。
そして飛んでいった光の刃はエリンノイドを見事に切り裂いた!!
「ふっ。正義は勝つのよ」
戦いが終わって安堵するグリッドガール。確かにエリンノイドは真っ二つになった。
しかし戦いはまだ終わってはいなかったのだ。
「キョ〜キョキョキョキョ!!」
「キョ〜キョキョキョキョ!!」
「うそっ、分裂したっ!!」
切り裂かれたところを修復して、なんと二体に増えたエリンノイド。
これが健二の秘策であるホウライシステムだ。
なんと恐ろしいことにエリンノイドは破壊されるとその破片が砕け散って再生して増殖する。
力任せのメリケンには倒せないというのはこういった仕組みだったのだ。
これではサンダーグリッドビームも通用しない。グリッドガール、ピンチ!!
そしてエリンノイドは油断していたグリッドガールに触手を伸ばしそれを絡め取った。
「しまったっ。このっ!!」
とエリンノイドの腕を引きちぎる。
だがエリンノイドに新しく腕が生えてくる。しかも腕からもエリンノイドが生えてきたのだ。
「嘘っ、これじゃぁキリがないじゃない!!」
そしてフリーになっているエリンノイドがグリッドガールのウエストに触手を巻きつけた。
「ちょっと、離しなさいって!! この変態怪獣!!」
そう言うがエリンノイドがそんなことを聞くわけない。
「キョ〜キョキョキョキョ!!」
「キョ〜キョキョキョキョ!!」
「キョ〜キョキョキョキョ!!」
3体に分裂してグリッドガールを追い詰めるエリンノイド。
形勢はすっかり逆転していた。エリンノイドは健二の期待以上の仕事を見事に果たしたのだ。
暴れて次々に触手を引きちぎるグリッドガール。
だがエリンノイドの増殖を止めることは出来ない。
「このっ!! 離しなさいよ!!」
気づいた頃にはもう自分ではどうしようも出来ないほどのエリンノイドがいた。
その数、およそ5体。恐るべき繁殖力である。
「うそっ、こんなに増えてるっ!!」
さしものグリッドガールも5体総がかりでは分が悪い。
手が、そして足が、次々と絡め取られていくではないか。
そしていやらしい表情をするエリンノイド。
「まさかっ!! そこはだめっ!!」
グリッドガールはそんなことを言いながら必死に抵抗するがそんな事は無意味だ。
それは胸のあたりを、こそこそと刺激しだす。
敏感な急所を突かれてはさすがのグリッドガールも一溜まりもない。
「あっ、あぁっ!! そっ、そこはっ!!」
キョ〜キョキョキョ
そして下腹部のあたりにも触手は伸びていった。
乙女の秘所を堂々とゴソゴソと刺激しだすエリンノイド。
「きゃぁぁぁぁん!!」
敵の知恵に圧倒されて手も足も出ないグリッドガール。
だがエリンノイドの勢いは留まるところを知らない。
まず、エリンノイドは胸の上で触手を動かすのを止めた。
「な、何をする気なの!?」
敵の怪しげな挙動に警戒するグリッドガール。乙女の勘は嫌な予感でいっぱいだった。
だがエリンノイドはそんなことは気にしない。そして恐ろしい責めをエリンノイドは開始した。
「んんっ!! あぁん!! そ、そこはだめぇぇぇ!!」
なんと、エリンノイドは触手の吸盤を巧みに使って、グリッドガールのスーツ越しに乳首を刺激し始めたのだ。
あまりの快楽に乳首を勃起させてしまうグリッドガール。
「くっ、くやしいっ!! こんな変態怪獣に手も足も出ないでこんなことされてるなんてっ!!」
思わず悔しさを露にするグリッドガール。
今までにも健二の作った怪獣はロクなことをしなかった。
だがここまでたくさんの女性に迷惑をかけた怪獣はこれが初めてである。
だからグリッドガールはそんな変態に為す術もなくやられていて、
しかも変態の思い通りになっている自分に腹を立てていた。
だが、グリッドガールがもがいて抜け出そうとするたびにエリンノイドは締め付けを強くしていった。
そして触手が空いているエリンノイドがグリッドガールに墨を吹き付ける。
その墨はプールの水と同じ効果を持っていた。グリッドガール、最大のピンチ!!
「いやぁぁぁぁん!!」
まずは露になったのは乳房だった。グリッドガールはスーツの胸部に大きな穴を開けられてしまったのだ。
唯一の救いは大昔のエロ本のように乳首が墨で黒く塗られていることだ。
だが、それも恐るべきエリンノイドの攻撃の一つだった!!
「う、うそっ、なんでっ!! 乳首が……、か、かゆいっ!!」
突然、乳首が不自然な痒みに襲われるグリッドガール。
どんな薬物でも作り出せるエリンノイドにとっては女の子を苦しめる薬を作るなど造作もないことだった。
今、もし誰も見てないならグリッドガールは恥も外聞もなく乳首を掻き毟っていただろう。
だが、手足が縛られている今ではそうはいかない。
次にエリンノイドは一切の責めをやめてしまった。グリッドガールが自滅するのを見ているのだ。
この怪獣はかなりのサディストに違いない。
そして上を剥ぎ取ったのだから次にくるのは当然下だった。
「お、おねがいだから、そ、そこはやめて……」
あれだけ憎んでいたエリンノイドに思わずお願いをしてしまうグリッドガール。
胸も大事だろうけど女の子がそんなところを剥き出しにされるとなったら気が気でないだろう。
足をガクガクとさせるグリッドガール。
だが空気を読まないエリンノイドは下半身にも墨を発射した。
次々に露になっていく乙女の神秘!!
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
すらっとした足を覆うタイツを邪魔だと言わんばかりになぎ払う触手。
これでグリッドガールは下半身裸だ。
「やだっ!! じろじろ見ないでっ!!」
必死に脚で隠そうとするグリッドガール。
だが、そんなことを無視してエリンノイドは黄色い粘着性の墨を吐き出した。
「ひっ!! いやっ、誰か、誰か、早く助けてっ!!」
秘所にかけられる液体を見てパニックに陥るグリッドガール。
あんな液体が秘所にかけられたらと思うと乙女には気が気じゃないだろう。
そして下半身に異変を感じるグリッドガール。それは誰でも普通にやっている生理現象だった。
「な、なんでこんな時におしっこがしたくなるのっ!?」
そう。エリンノイドの黄色い液体には利尿効果が含まれていたのだ。
そしてグリッドガールへの一切の手出しをやめるエリンノイド。
だがグリッドガールの苦しみは消えたわけじゃなかった。
むしろ前よりひどくなっていた。
乳首を襲う痒みと下半身を襲う尿意。
だが、グリッドガールの誇りは失われていなかった。
絶対にあんなやつの前でお漏らしなんか出来ない。そう思っていた。
だが、残酷なエリンノイドはそれをニヤニヤと笑いながら見ている。
絶対に負けられない乙女の自分との戦いがはじまったのだ!!
支援
ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。
実はこの小説は書きあがっているのですが、連続投稿数が過ぎようとしているのでここで切ります。
続きは連続投稿が区切れたらにしようと思います。
と思ったら連続投稿が区切れていたので投稿を続行します。
>>197さんありがとうございます。
一方、健二はマナの自分とマナのタオルを取りに行っていた。
エリンノイドに事前にプログラムしてあったので、タオルもマナの携帯も無事だった。
そしてマナの所に急ぐ。健二もさすがにあれはやりすぎたと反省しているのだ。
「能登川……?」
「なっ、何っ!? 健二君……」
マナの必死に体を隠す姿を見て何かを感じる健二。
いけない、いけない。
「あのさ……、お前のタオルと携帯を持ってきたぞ」
「あっ、えっと……、あっと……」
(あー、もう。バカ、バカっ、なんでお礼の一言も言えないのよ……)
「あと俺のタオルも置いていくから、これで体をしっかりと拭いてからタオルは羽織れよ。じゃないと溶ちまうからな」
「えっ!! でもそれだと健二君が……」
「俺はいいっての。男だからな。じゃなっ」
と颯爽と去っていく健二。
それを見てマナは健二に惚れ直していた。
(やっぱり健二君、紳士的でかっこいいよね。私なんかには勿体無いくらいに……。)
もし、これが健二のやらかしたことだと知ればマナは間違いなくこんな感情は持たないだろう。
だが健二も健二だ。この携帯を渡したことはかなり致命的な行為だということを知らないのだから。
そして、そのころ健二はこんなことを考えていた。
「さてと。これで能登川も大丈夫だろうしエリンノイドの応援にいくか。
いまごろ力押し一辺倒のグリッドガールがムフフなことになってるだろうからな……」
とエリンノイドの所に急ぐ健二。第三者からすればこんな男がマナに惚れられてることこそ勿体無い。
そして、ふくらんだ胸や恥ずかしいところを自分のタオルで拭いていくマナ。
エリンノイドの特殊溶液でタオルは次々と溶けている。
そして素早く健二のタオルを身にまとう。
(後で返さないと……。うん。また話す機会が出来た。)
と少し前向きである。そしてマナはとりあえず安全な状態になった。
もうホースは役目を終えて動かなくなっている。だが、もう更衣室は穴だらけで役に立たない。
その状況を見て、健二がいなくなって冷静さを取り戻したマナはまずグリリンに電話をかけようとした。
だがその電話は繋がらなかった。
「おかしいわ。グリリンがこんな状況で電話に出ないなんて……。まさかグリリン、一人で!!」
電話に反応がないことから、マナはグリリンが今どうなっているのかを一瞬で悟った。
そしてマナは取り返しのつかないことにならないように、大慌てで家のパソコンにアクセスする。
果たしてマナはグリリンのピンチに間に合うのだろうか!?
その頃、健二は更衣室で自分の服と携帯を入手していた。
男子更衣室のロッカーに溶かす価値などないというのは3者共通の見解である。
そして、管理塔に忍び込んだ健二は携帯の電源を入れた。
携帯の待ちうけ画像はサタンデジファー様だ。
「サタンデジファー様。夏は堪能できましたか?」
「ぐはははは。健二よ。たくさんの女性のあられのないすがたを堪能できて余は満足じゃ!!」
と身も蓋もないやりとりをする二人。サタンデジファー様は自ら望んで雑用をしたのだ。
いや、男なら誰でもこの雑用に憧れるだろう。
「それは何より。それで、緑河の映像は?」
「あ、あぁ……、それか、それがだな……」
いろいろと聞きたいことはあるが、まずは一番に大事なことを聞く健二。
彼の優先順位は緑河の画像>エリンノイドの勝敗である。
そして、微妙な表情をするサタンデジファー様。なんか怪しいぞ。
「楽しみにしています。それでエリンノイドは? いやグリッドガールはどんな目にあっていますか?」
「ふはははは、健二よ。勝敗は聞くまでもないということか。なら映像を送るぞ」
と映像を送るサタンデジファー様。グリッドガールは必死にエリンノイドの責めに耐えていた。
「な、なるほど。なかなかマニアックですね」
「なかなかの物だろう? 健二よ。」
送られてきた映像のすごさに少しうろたえる健二。これはこれで至高の一品だ。
そしてその映像を見て、いてもたってもいられなくなった健二が最後の命令を下す。
「えぇ。さぁエリンノイドよ!! グリッドガールに止めを刺すのだ!!」
「キョ〜キョキョキョキョ!!」
健二がそう命令すると、今までグリッドガールに放置プレイをしていたエリンノイドが
触手を使ってグリッドガールを責め始めたじゃないか!!
「せ、正義は絶対にまけな……、ひゃぁん!!」
今まで必死に尿意に耐えてきたグリッドガールもかなりの所まで追い詰められてきた。
そんなところに触手がぺろんと秘所を刺激する。
もうダメっ!!そうグリッドガールは思った。そして陥落は目前だった。
「いやっ、おもらしなんて……、恥ずかしいよ〜!!」
二発めの触手もかろうじて耐えるグリッドガール。だが3発目に耐えることは適わなかった。
せき止められていたものが一気に溢れ出す瞬間である。
「あぁぁぁぁん!!」
とうとう黄金の水を秘所からだだ漏らしにしてしまったグリッドガール。
あれほどまで敵意を抱いていたエリンノイドの思惑通りになってしまったのである。
「も、漏らしちゃった……」
自分のしてしまったことに愕然とするグリッドガール。
その光景を見て興奮する健二とサタンデジファー様。
「やりまたね。グリッドガールがとうとう我々の前に屈しました」
「ふはははは。そうだな、健二よ」
「さぁ、前戯の次は本番と行きましょうか」
「あぁ。一思いに貫いてやるのだ!!」
「「ゆけっ、エリンノイド!!」」
画面前の男は二人して興奮していたがそんなことにグリッドガールが気づくはずもない。
なぜならグリッドガールの前には硬く固まった触手を秘所に伸ばしてくるエリンノイドがいたからだ。
エリンノイドが何をしようとしているのかは一目瞭然だ。
お漏らしをしてプライドを砕かれたグリッドガールはもう泣きじゃくっていた。
「いやだ……、それだけはお願い……、許して……、」
着実に迫ってくるエリンノイドの槍。失われつつあるグリリンの処女。
「ふはははは、あともう少しだっ!!」
あと秘所で5cm、4cm……。
もう、そこで泣きじゃくっていたのはグリッドガールじゃない。普通の女の子のグリリンだ。
「いけぇぇぇぇ!!」
グリッドガールをグリリンと知らずに応援する健二。
「もうだめっ!!」
そうグリリンは思った。もう目から涙がとどまるところを知らない。
だが、その瞬間に女神が救いの手を差し伸べたのだった!!
なんとエリンノイドは正体不明のドリル攻撃を地中から受けてその攻撃を中断させられてしまったのだ。
「あ、あれは、ツンドリラー!!」
そう。地中から出てきたドリルの正体はツンドリラーだったのだ。
そしてそれを操作しているのはマナだった。なんとか間に合ったのだ。
「遅れて本当にごめん、グリリン。まさか一人で戦ってるなんて思ってなくって……」
「お、遅いわよ!! でもいいわ……。大事なところには間に合ったみたいだし」
謝るマナに不機嫌そうに言うグリリン。だが処女が助かって満更でもない様子である。
「ライデンジェット、ゴッデスタンク、グリリンを助けてあげて」
とマナが携帯から二機に指示を飛ばす。こう見えてもマナはゲームセンターでは女王なのだ。
そしてそれを見て健二とサタンデジファーはうろたえていた。
「け、健二……、あ、あれは……、ゴッデスゼノンのパーツではないか!! 大丈夫なのか!?」
と説明臭いセリフを言うサタンデジファー様。
そう。ゴッデスゼノンはツンドリラー、ゴッデスタンク、ライデンジェットの3機が合体することで形成される巨大ロボなのだ。
そしてゴッデスゼノンがここにいるということは電神合体してサンダーグリッドガールになってしまうという事でもある。
「大丈夫です。サンダーグリッドガールとはいえ、エリンノイドの増殖を止められません」
と言う健二。だが今までサンダーグリッドガールにやられたトラウマからその声には自信が欠けていた。
「グリリン、サンダーグリッドガールでいくわよ」
「でも、あれは千切ると分裂して、多分サンダーグリッドビームも……」
「それなら問題ないわ。健二君の前でよくも恥をかかせてくれたわね!!」
と怒り心頭のマナ。その怒りが本人にぶつかっていることをマナは多分、知らない。
「「電神合体 サンダーグリッドガール!!」」
そして二人の心が一つになって最強の電神が姿を現す。
「グリリン、Ex00001001のアドレスにある技を使って!!」
「分かったわ。この技はっ……!! 」
「いくわよっ!!」
「えぇっ。 サンダーァァァ、グリッド……!!」
とグリリンがサンダーグリッドビームの構えで技を振りかぶる。
「ふー。やれやれ。相手が脳筋で助かりました。サンダーグリッドビームなら……」
と油断をする健二。確かにサンダーグリッドビームなら大丈夫だろう。
だが相手の攻撃は健二の想定の範囲外だった。
「ファイヤー!!」
なんとサンダーグリッドガールはその胸にあるクリスタルから火炎を放出したのである。
技の構えは最後を除いてサンダーグリッドビームと同じ。この技はもともとビームの分岐技なのである。
「キョキョキョ〜!!」
次々とマナとグリリンの怒りの業火に焼かれて干からびていくエリンノイド。
マナは分裂する敵を想定してこの機能をつけていたのだった。
またマナの努力が健二を苦しめたのである。
「そ、そんな……、俺のエリンノイドが、絶対無敵のホウライシステムが……」
「お、おいっ、健二、エリンノイドは絶対無敵じゃなかったのか!!」
「ううっ……。仕方がありません。アメリカに攻め込む前にエリンノイドの欠陥が分かっただけでよしとしましょう
グリッドガール!! これで勝ったと思うなよっ!!」
「おのれぇぇ、グリッドガールめ!!」
と、この場から逃げだす二人。今回は裸の女性がたくさん見れたのでよしとしよう。
絶対に口には出さないこれが二人の共通認識である。
また今回、健二は大事に至る前に携帯電話を切っておいた。これは学習効果というやつだろう。
戦いが終わって魂の抜けたような健二。さらに不幸なことに彼は道に迷ってしまっていた。
「……。忍び込んだのはいいが完全に迷ったな……、とりあえず怪しまれないうちに緑河と能登川のところに……」
そう思って道を進む。すると曲がり角で誰かと鉢合わせになってしまった。
まずいな、と思った健二。だが出くわした対象は別に意味でまずかった。
「……」
「……」
それもそのはず。健二が出くわしたのは何もつけていない緑河だったのだ。
もう緊張感の糸は切れ、すっかりと警戒心を失っている緑河は手でいろいろな所を隠していなく開放的だった。
乳首といい秘所といい見たい放題だ。そして予想外の事態に混乱する健二。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
緑河に右ストレートを喰らう健二。健二はここで見たものを一生忘れないだろう。
「……、まさかこんな奴に裸を見られるとは思わなかったわ。信じられないっ……」
とりあえず健二からシャツを拝借する緑河。
裸より幾分マシだが、そこ格好はその格好でそそられるものがある。そして意識を取り戻す健二。
この数分で健二は一生分の運を使い果たしたんじゃないのか?
「ごめん……、緑河。」
「ごめんで済むなら警察はいらないわよっ。まったく、散々な目に遭ったわ」
「そうだろうな。まさかあんなことになるとは思わなかったからな」
といろいろと思い起こす健二。今は亡きエリンノイドはいろいろとやらかしてくれた。
「そうね、今すぐにでも忘れたいわね。ところで、あんたはどうしてこんなところにいるの……?」
「!!」
緑河に痛いところを突かれる健二。もしかして正体がバレるのか?
慌てた健二は口からでまかせを言った。
「お、お前を探してたんだよ。あの後、マナはその場で固まっちまうし、大変だったんだぜ」
「そっか。それならどうして私のタオルとか持ってこなかったの?」
「一応、隠すものは持ってきたんだけど、スプリンクラーに溶かされた」
緑河の鋭い指摘を適当に言いつくろう健二。彼は瞬間の閃きならマナにも劣らないものを持っていたのだ。
「それじゃぁ仕方ないわね。全くあの変態プログラムめっ!! 後、このことは絶対に秘密よ」
「あぁ。分かった。口が裂けても言わない」
と約束を固く交す健二。でも絶対に忘れない。そう健二は思った。
そういえば携帯の電源は切ったままだからこのことはサタンデジファー様も知らないはずだ。
(二人の秘密か……。悪くないかもな……)
と思っている健二。その一方、緑河は緑河でマナと健二の間にどんなことがあったかを想像していた。
かなり犠牲が大きかったけど今回の目的はなんとか果たせた。それだけが緑河の唯一の救いであった。
処女も助かったことだし、都合の悪いことはなるべく頭の外に押し出そう。そう考えていた。
そして二人はマナと合流した。
いろいろと気が利くマナは緑河の分の服を持っていた。
「マナっ。とりあえず大丈夫だった? あの変態になにかされなかった?」
「……」
と歯に衣着せぬ物言いの緑河。それに対して心当たりがある健二は何もいえなかった。
「何もされてる訳ないじゃないっ!! 健二君は……、とても紳士的だったんだからっ!!」
とマナ。その言葉は事の張本人の健二にグサリと突き刺さる。
「そっか……。それにしてもお腹すいたわね。もうこんな騒動はこりごり……」
「まぁ、確かにな」
「と、言うことで私もマナも財布が溶かされちゃったんで健二の驕りってことで」
「……、それが妥当だろうな」
といいながら、いろいろと思う健二。一応は今日は多めにお金を持ってきた。
しかし、それにしてもエリンノイドがロッカーを溶かすのは健二の予想外だった。
「で、二人は何か食べたいものとかあるか?」
「えっと、私は遠慮しておくわ。健二君に悪いし……」
そう健二に遠慮するマナ。
「いいのよ、こんな奴のことなんか考えなくって。だってあんな恥ずかしいの見られたんだよ、私たち」
「そ、そうだけどさ……」
正論を言う緑河。そして、それでもまだ遠慮しがちなマナ。
そんなマナを目の前に緑河は言った。
「ファミレスがいいわ」
「分かったぜ」
とファミレスに向かう3人。
そして騒ぎを起こした張本人は正義の味方にすっからかんになるまでに奢らされたそうでした。
これは健二にとっては相当の痛手なのだがこれは自業自得だろう。
ついでに余談だが緑河の財布のなかには初めからほとんどお金は入っていないそうだった。
「健二君、ごめんね……」
「何よ、マナ。まだ気にしてたの?」
「そうだぜ。気にすんなよ。」
と言う健二。そしてしばらく話した後、彼は言った。
「あのさ……、今回はロクな事がなかったけど、また3人でどっかに行けたらいいな」
「うん、そうだね。健二君」
と言うマナ。
「そうね。でも、さすがに今回見たいなのは御免よ」
マナのことを思ってそう言う緑河。今回のデートで分かったことはマナと健二は放っておいたら進展しないということである。
それでも緑河は親友には幸せになって欲しいと思っているのだ。
こうして市民プールに巣食う悪の怪獣は退治された。
だがこの皮肉な三角関係の続く限り怪獣は生まれ続けるだろう。
頑張れ、グリリン。そして、平和のために、戦え グリッドガール!!
そして事の初めに戻って健二邸。そこで健二は本日の収穫の確認をしていた。
このために健二はいろいろと努力をしていたのだ。
「……、サタンデジファー様。これは?」
と家でビデオを見て疑問を抱く健二。なんとビデオの映像に写っていたのはグリリンではなくマナだったのだ。
「すまんな……、健二よ。どっちが緑河なのか分からなくって余の好みの方を撮った」
あまりにも残酷な一言を言い放つサタンデジファー様。
「そんな〜!! 俺の努力はなんだったんだ〜!!」
と心の奥底からの叫びをサタンデジファー様にぶつける健二。
このために頑張ってきたのだからこの虚脱感はひとしおだろう。
「健二よ。諦めるな、世界征服をすれば世界中の女がお前の思い通りだ!!」
さすがに何か気まずさを感じて誤魔化すサタンデジファー様。
なんとか健二の感情の矛先を変えることに成功する。
「そ、そうですね。仕方がありません。おのれ、グリッドガール!! 次こそは必ず勝つぞ!!」
そしていつもの様にやり場のない怒りをぶつける為にグリッドガールへの敵対心を燃やす健二。
また来週あたりにはまた怪獣が大騒ぎを起こすことだろう。
だが、最後にサタンデジファー様が意味深なことを付け加えた。
(健二よ……、もう少し広い視野をもつのだ。そうすればお前はなぁ。本当に勿体無いぞ)と……。
だがその言葉を健二が理解するのはとうぶん先の話だった……。
とりあえずプール編が終わりました。
敵味方入り乱れた三角関係はなんだかより複雑になってきたような気がします。
次に登場するのは悪の忍者怪獣を予定しています。
それでは読んでいただいてどうもありがとうございました。
GJ!
ちゃんと三角関係を理解しているサタンデジファー様が素敵。
っていうかあんたそれならグリリンとマナの見分けついてたんじゃ…
サタンルシファー様が縁の下の力持ちで良い人すぐるw
なんかこの人なら世界征服してもいいんじゃないかって思えてきたよw
作者GJ!
あとナイスタイミングで支援した人もGJ
うはっ!久しぶりのグリッド、GJ
原作モノでありながら、何気にキャラの立ち方が原作より好みっす…
特に…デジファー様、今回オモシロスグルw
乙
茶色と蒼白どっちなのか気になるなぁ
本家の方を見た事があるだけに
グリッドガールのカオスっぷりには、いつも笑わせてもらってます。いつかはあるだろうグリリン処女喪失とお互いの正体バレがかなり楽しみです
ふと思ったのだが、本家の方で手違いでデジファー様を女子大生が拾う話があったが、それをアレンジ出来ないだろうか。
例えば、イジメとかで何かが壊れた女の子がデジファー様も真っ青な凶悪怪獣を作ってしまうとか………
テレボーズのことかー
個人的にはダズルバとかジュバゴンあたりが…
そういえば保管庫は?
欲しいけど無い
『一期一会』
最近キュアパッションを見てつくづく思うんだが、変身ヒロインの魅力には足のラインが綺麗ってのはあるよね
ひらひらとしたミニスカやらハイレグ型スーツから伸びるスラリとした足を彩る
黒ストやらロングブーツ、はたまたハイヒール…太股を巻くリングやら足首のアンクレット
俺的にベストレッグラインアングルを持つヒロインは
キュアパッション
セーラーマーズ、ヴィーナス
コレクターユイ
コレクターユイといえば、変身シーンのイき顔。
219 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 20:10:43 ID:m7MtuZnR
一期一会だな。前スレからの自分はシンフォニックナイツのSSが全部見れなくて無念です
俺は最近、マシン乗換えと同時に専ブラをJaneからJaneStyleに変えたせいで
過去ログを見るのが、不可能ではないものの、非常に面倒くさくなりました
コンバータないんかな
223 :
鷹:2009/08/28(金) 03:43:37 ID:Dh+UpqfK
ども、シンフォニックナイツのSS投下してた鷹です。
なんか自分の作品が話題に上がっていたようなので顔を出してみる。
希望があるのなら作者としてこんなに嬉しいこともないので再投下しますが…
ただ、一度投下したことがある作品をまた投下ってルール的に大丈夫でしたっけ?
しかも自分の作品は量が結構ありますし。
>>223 ぜひともお願いしたい。ルール的には・・・反対意見が無ければいいのでは
>>223 かなりの量のレスを消費するので一度に投下し直すと規制などに引っかかりそう
テキスト化したまとめファイルをアップロードする知識があり、手間をかけて頂けるなら
そちらの方が丸く収まる気もするけれど…
ですが反対ではないのでうpが無理ならば再投下でも良いと思います
エロOKなブログを開いて擬似まとめサイトをつくる
228 :
鷹:2009/08/28(金) 12:22:05 ID:jjyViHVB
アップロードやブログの知識はないので再投下という形をとらせていただこうと思います。
ただ、量が量なので手間がかかりますし、規制にかかる可能性もあるので小分けして投下していこうかと。
とりあえず予定としては明日から二話ずつくらいのペースで。
勿論何か問題があるようでしたらすぐに中止しますので。
再投下は有り難いけど、欲を言えば新作も書いて欲しいです><
改めて纏めて読むと凄いボリュームだな…
下手な二次ドリ買うより満足できたわ
234 :
鷹:2009/08/29(土) 08:40:29 ID:vo7nPs6E
>>229 投下しようと思ったら既にまとめてアップされている罠。
どなたか存じませんが、ありがとうございます。
新作ですか…いくつか腹案はあるんですけどね。
前に話題に出てた巨大化ヒロインものとか学園ヒロインものとか。
>>234 巨大化ヒロインで一つリクエストを出させてくれ
キョダイカ!に一票
239 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 12:34:33 ID:UMhl4M6K
なんだその謎の選択肢はwww
巨大化に好奇心が湧いたのでキボン
学園は他所でもありがちなので、ここは巨大化推しで
じゃあ巨大化ヒロイン学園を希望…あれ?
学園巨大化
>>241 そういうのもマクロスFみたいな感じで有りかもね
宇宙から来訪したギガント種族と人類が融和した未来のお話
そこでは融和促進の為に宇宙開拓のコロニーにて次世代の両種族の子女達が同じ学舎でサイズは違うものの、机を並べて勉学に励んでいた。
しかし、そんなコロニーに襲来する外宇宙の攻性生物達。
コロニー内に侵入した怪物達は街を火の海に変えて学園にも迫ろうとしていた。
その直面した共通の危機に心を一つにして立ち向かう両種族の若者達。
両種族の調印により普段はその戦闘機能の完全解放にはリミッターが掛けられているギガント種族は
マイクロ種族とシンクロする事によりその力を発揮しボディースーツ状の戦闘形態へと移行して怪獣達も退けれる力を振るう事ができるのだ。
そしてマイクロ種族はギガント種族の胸のクリスタルに取り込まれる事で二つの意識をシンクロさせ自らの生体エネルギーを提供する事になる。
二つの種族の二心同身により若者達は怪獣達に立ち向かうのだ!
物語は二つの種族の少女達に焦点をあて互いに協力し合い時には対立しながらも友情を育んでいく過程を描く…。
こんなんがパッと浮かんだw
いや今日も暑い暑い
>>243 >胸のクリスタル
デジモンテイマーズ思い出した。
アストロガンガー……
変に捻くれてない巨大化ヒロインを希望するぜ!
>>247 公開凌辱?
こそこそ戦うのは、無理だろうし。
そういやレオタードきた巨大ヒロイン(見た目は武装神姫風)が怪獣に三日三晩ハメ倒される漫画が昔あったな…最後に
怪獣が出し過ぎて腹上死したやつ
>>248 勇者王ガオガイガーやウルトラマンネクサスみたく周辺被害を防ぐために戦闘空間を形成するタイプもあるな
その場合は輝かしき正義のヒロインが誰からの声援も受ける事なく人知れず孤立無援にいたぶられて打ち捨てられる絶望的な戦いってのが主題になるね
悪の組織の方が何とか時空とか先に出して被害抑えてたような気もする
ここの住人は色々と造詣が深すぎるw
>>251 メタルヒーローシリーズだっけ
マクー空間とか
>>251 宇宙刑事シリーズだね。
それぞれの空間では作り出したモンスターが強化されるので、そこへ引き摺り込んで戦ってた。
もっとも、確かにヒーロー側も周辺被害を気にしないで戦えるので、巨大メカとか召喚してたけどw
メタルヒーローの枠でくくると、某時空戦士はヒーロー側が周辺被害を抑える為に戦闘空間作り出してた。
255 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 14:33:56 ID:LUgUOW3R
>>229 今更だが…巨大ヒロインに1票
カラータイマー的なものが性感帯でそこを責められる
とか萌える
>>255 恥骨あたりにカラータイマーがあるわけですねわかります。
ほぼそんな設定で、帰ってきたウルトラマンエースってあったよね
今でもどっかにあるのかな
漫画の影響で、エースを見ると笑ってしまう。
>>257 第1章 A復活
都心に現れた巨大ヤプールは地球人に降伏を迫った。
Aは暗殺したのだ。
Aさえいなければ地球侵略などたやすい・・・筈だった。
TACの攻撃を意に介さず破壊の限りを尽くす巨大ヤプール。
その前に光とともに現れた銀色の巨人!!。 Aだ!!。
確かに姿かたちはAなのだが幾分細身であり、胸の双丘とくびれたウエスト、そして張り出したヒップは明らかにこのAが女性である事を示していた。
そして一つだけ違っていたのは、下腹部にカラータイマー状の白く輝く突起がついていた事だった。
Aの飛び蹴り一閃、倒れ伏した巨大ヤプール。
「そ、そんなバカな!!。 確かにAは倒したはず・・・。」
「クソッ!!おぼえていろ!!」
捨て台詞を残して異次元へと消えていくヤプール。
ひとまず地球の平和は守られた。
− 異次元 ヤプール基地 −
「人間であるときに倒してもAそのものは倒せないという事か・・・。」
「ではやはりAそのものを倒すしか無いな・・・。」
「しかし、体つきがこれまでとは違っていたような・・・。 女性的というより女そ
のものだったぞ。」
「どうも別のウルトラ戦士と考えた方が良さそうだな。」
「フフッ、女なら帰って好都合。 それなりの攻め方もあろうと言うもの・・・。」
「新たな超獣を送り込んで能力を調査しよう・・・。」
− I県 原子力発電所 −
発電所に迫るキングザウルスIII世に対峙するA。
鋭利な角に阻まれパンチは届かない。
角を掴んで投げ飛ばそうと抱え上げた刹那、強烈な放電がAを襲った。
「フゥェアァァー!!」
仰向けに倒れたAにのしかかるキングザウルスIII世。
いつものAなら簡単に跳ね飛ばす筈なのだが、何故か攻めあぐんでいる。
「力は幾分弱いようだな」
ハンドショットを喉元に叩きつけ、ひるんだ隙に横に転がり出て苦し紛れに
メタリウム光線を放つA。
角から発生したバリアで簡単に跳ね返し、発電所へと歩き出したキングザウ
ルスIII世は、邪魔だと言わんばかりに放射能火炎を吐き出す。
「フゥォ、ウェアァァー!!」
転げまわるAを無視して発電所へと迫るキングザウルスIII世。
「ほほう、繰り出す技は相変わらずか・・・。」
「しかし威力は前ほどではないな・・・。」
「デヤァッ!!」 ふらつきながらようやく立ち上がったAは空高くジャンプし、回転きりもみキックでキングザウルスIII世の角をへし折った。
悶えるキングザウルスIII世にむけてバーチカルギロチンが放たれ、キングザウルスIII世は真っ二つ。 戦いは終わった。
「負けたか・・・、まぁいいだろう。」
「二つ目のカラータイマーの謎が残ったままだ。 引き続き調査しよう・・・。」
(つづく)
>>257 第2章 弱点
− TAC本部 −
岩本博士に成りすまし、本部内で破壊活動を行っていた怪しい男を追跡する夕子。
追い詰められた男は異星人である正体を現し反撃してきた。
やむなくタックガンで射殺すると、男は「ゼットン・・・」と叫んで息絶えた。
黒い煙とともに現れる宇宙忍者ゼットン。
「ゼットン!!」 絶句する夕子。
かつてウルトラマンをも敗退させた強力な怪獣だ。
だが戦うしかない。
やむなく変身する夕子には絶望的な戦いが待ち受けていた。
立ちふさがるAを無視してTAC本部へ迫るゼットン。
メタリウム光線を放つAだが、当然ゼットンには効かない。
タイマーショット、ダブルビーム、スターショット・・・。
得意の光線技を繰り出すAだが、ゼットンにはまるで効いていない。
委細構わず前進するゼットンは、後ろから羽交い絞めにしようとするAを空高く放り投げ赤い火球を続けざまに放った。
「ウエアァァー、フゥェオォー!!」
火だるまになりながら受身も取れず地面に激突するA。
身もだえ、のたうち回る間にも、ゼットンはTAC本部を破壊しつづけている!!。
ようやく立ち上がったAは、ゼットンをビルから引き剥がすとパンチ・キックを雨あられと浴びせた。
それをうるさそうに払いのけたゼットンの右手が偶然二つ目の白いカラータイマーに触れたとき、ビクッと痙攣して一瞬Aの動きが止った。
興味深げになでまわすゼットン。
Aの膝が震えだし、両手でゼットンにすがりつくように体を支える。
まだ変身して1分も立たぬうちにAのカラータイマーは点滅をはじめた。
仰向けに倒れたAに馬乗りになったゼットンの左手がAの胸に触れる。
「フゥッ!!」吐息のような絶叫とともに痙攣したAの腕が虚空を掴むように伸びる。
カラータイマーの点滅はますます早くなってゆくが、抵抗らしい抵抗も出来ずAはゼットンの下で身悶えるばかりだ。
「様子が変だぞ?Aが危ない!!」
「ペンシルロケット発射!!」
竜隊長の決断で発射されたペンシルロケットにより、ゼットンは爆発四散した。 既に消え入りそうなカラータイマーの点滅。 ふらふらと立ち上がったAは既に飛び去るだけの体力も残っていなかったらしく、胸の前で腕をクロスさせ、変身を解除して消えていった。
Aの消えた後にのこされた巨大な水溜り。 TACには判らなかったようだが、ヤプールはAの弱点を見抜いていた。
「フフッ、やはり女だな。 口ほどにも無い奴め。」
「これまでの恨み、その体で思い知るがいい!!。」
(つづく)
これのこと?
>>251 宿敵の正義のヒロインを倒し連れ帰ったらバブルの影響で組織は倒産、総統が夜逃げしていたという事例もあるから悪も大変だ
262 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 20:09:55 ID:MsKeSltT
>>259 続きが気になってしまった
URLかtxtあたりで全編クレ
ヒロインがサポーターじゃないメインなちゃんとコンバットスーツに変身するお話ってあんま無いよね
あ、宇宙刑事シリーズって意味ね
一瞬ヒロインがサポーターに変身すると見えて焦った。
こう、下着的な意味の方な。
今日もまたGoogleに変身ヒロイン*何々って敗北やら陵辱やらの違う単語の組み合わせで検索をして創作サイトを探す一日が始まるを
特装風紀の続きマダー?
例のオリンピックの性別詐称問題みてて、
少年ヒーローとして称えられていたヒーローだったが、いざ捕まえてみるとふたなりの女の子だった。
みたいな設定をふと思いついた。
何故にフタナリにするw
普通にリボンの騎士でいいじゃないか
270 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 08:48:16 ID:h7zwIaMf
あの選手は両性具有だったそうで
どこが男でどこが女かってのは、個人差あるからな。
>>272 膣は有るが卵巣が無く、体内にこうがんが有ったそうだ。
男女どっちとセックスしても子供できない。
結局は、中出ししまくりオーケーな、都合の良い精処理奴隷。
イメージ的には、見た目は超子供体型な女の子で、ちょっとでかめのクリトリス的なち○こを装備してる。
で、ブツがある以上は男だろうと親に育てられたが、肉体的にはほとんど女。
自分が男だと思って生きてきたが、敵に捕まって身体を弄くられて内に女の子の精神が発芽してきて……
みたいな展開かな。
275 :
268:2009/09/15(火) 22:00:22 ID:sEUSbMEF
あれ、ID違ってるけど274=268です。
なんか見たことあるなその展開
ふたなりじゃなかったけど
>>277 ふたなり(後付サオ)で、実は姫様、ってのが二次元にあったと思う。
天使な小生意気とかじゃね?
あれは本人と親友だけ男だと思い込んでた展開だったけどな。
本人も回りも男だと思い込んでるパターンは見たことねぇな。
天こなの親友は主人公が根っから女だとわかっていた上で主人公の思い込みにつきあってくれてたんじゃないのか
違うよ
主人公と親友に「主人公は男だった」って思い込ませたんだっけ?
薄暗い洞穴の奥深く、二人の戦士が捕えられていた。装着者に絶大な戦闘力を与える強化服に身を包み、凶悪な異生物と戦う戦士へと変身する少女と少年。
しかし、今の彼らは得体の知れないスライム状の生物に取り込まれて、無抵抗のまま彼らのエネルギー源である精神の力を奪われ続けていた。
装着者を守る堅固なアーマーの隙間から侵入したスライムは強化服の機能を停止させ、さらにインナースーツの内側にまで入り込んで二人の戦士にまとわりついている。
スライム状生物はその粘液に含まれた強烈な媚薬成分と、相手の心に干渉する特殊能力で戦士たちを快楽の虜に変えようとしていた。
絶え間なく襲い掛かる異形の快楽は、彼らの頭の中を幾度となく真っ白にした。そしてその度に、彼らの精神エネルギーが強制的に発散され、スライムに吸収されてしまうのだ。
戦士たちは耐え続けていた。快楽に流されまいと歯を食いしばり続けた。だが、スライムにぐちゃぐちゃにされた強化服の内側がたまらなく熱かった。
頭の芯が痺れる。何も考えられなくなる。このままでは、本当に全てのエネルギーを奪われて、異生物たちの奴隷にされてしまうのに………。
「……っあ…も……らめぇ…私ぃ……こんなのムリぃ…」
「…まけちゃ…だめだ……たえるん…だ……」
アカネとシュウヤ、それが戦士たちの名前だった。
アカネとシュウヤは全身スライム塗れで地面に横たわり、抱き締めあったまま必死でスライムの与える快感に耐えていた。
だが既に、強化服の内側も外側もぐちゃぐちゃのどろどろにされ、数時間に渡って快感に晒され続けた神経はもはや限界ギリギリまで追い詰められていた。
アカネは無意識の内に、火照ってしょうがない自分の体を強化服越しにシュウヤに擦りつけ始めていた。そしてその感触は確実にシュウヤの心をも蝕んでいた。
「…ああっ!…らめ…なのにぃ……私ぃ…とまんないよぉ……」
「……くあっ…あ…アカネ……」
強化服は各部がアーマーに守られており、その部分を擦り合わせてもシュウヤの体の感触は伝わらず、アカネは地獄のようなもどかしさを味わうばかりである。
「…こんなぁ……おかひくなっちゃうよぉ……っ!!!」
アカネに残された選択肢は唯一つ。動きやすさを優先するためアーマーを施されていない部分、二人の最も敏感な部分を包んだある部分を擦り合わせる事。
だが、それをやってしまえば最後、敵の思う壺にはまって、肉欲を貪り精神エネルギーを吸収されるだけの肉人形に堕ちてしまう。
それだけは避けなくては。アカネは最後の理性で、欲望に流されそうな自分を押し止めていた。だが、スライム状生物がそんな事を許すはずもなかった。
「…ふあっ…や……うそ…私の体がぁ…あああんっ!!!」
スライムの持つ能力には催淫効果に加えてもう一つ、相手の心に干渉する力がある。
もちろん、戦士たちの強力な精神エネルギーは、そう易々とそれを許さないのだが、ここまでの責めによって戦士たちは既にかなりの精神エネルギーを失っていた。
ボロボロになった心に侵入し、必死の抵抗を続ける理性に成り代わって体を操る。弱り切った今のアカネが相手ならば、スライムにとっては簡単な仕事だった。
「…っ!!うああああっ!!!…アカネっ!!…やめ…っ!!…あああああああっ!!」
「…嫌ぁっ!!!…ああっ!!…こんなの…嘘ぉ…嘘よぉ!!!!」
インナースーツの中でギチギチに張り詰めていたシュウヤのモノの感触が、アカネのアソコを徹底的に苛め抜いた。
スライムに捕われてからどんな事があっても触れないようにしていたアソコは、異常なほど敏感になっていた。必死で守り抜いてきた事が、逆にアダとなったのだ。
熱くなったお互いの秘部を擦り合わせるごとに、脳が焼き切れてしまいそうな快感に襲われる。ついに最終防衛線を突破されて、二人の理性が崩壊し始める。
吸収される精神エネルギーの量はさらに増大し、無防備になったシュウヤの心までもが侵蝕され始める。スライムに操られる二人の戦士は延々と痴態を繰り広げる。
「……くぅ!!…あ…なんで………だめだ…僕……も…とまれな……っあああああああっ!!!!」
「…いやぁ…やらのにぃ…とまんなひぃっ!!!とまんないよおおおおおおおおおっ!!!!」
インナースーツ越しにでもわかる互いの大事な部分の熱さ。擦り合わせるごとに聞こえるスライムのぬちゃぬちゃという音。そして、快楽に負けていくお互いの声。
そういった全てが二人の興奮を増幅させていく。体は自らの意思を離れ、狂ったように敏感な所を擦り合わせる。快感に切り崩されて、思考能力が失われていく。
もはや抵抗など何一つ出来ず、与えられる快感に喘ぎ続けるだけの操り人形となったアカネとシュウヤ。スライムは仕上げとばかりに、容赦ない絶頂で二人にとどめを刺した。
「…あっ!!…ああっ!!…や…イクぅ…イっちゃうううううううううっ!!!!!」
「…はぁ…あっ…うああっ!!…そんなぁ…射精るぅううううっ!!!!」
ガクガクと痙攣しながら、快感の雷に体を貫かれ、アカネは力尽きた。戦いの道具である強化服の中に白濁をぶちまけた虚脱感に、シュウヤの心は崩れ落ちた。
激しい絶頂の余韻と、もはや自分達には何も出来ないという絶望感。虚脱し切った心と体から、スライム状生物は徹底的にエネルギーを奪っていった。
そしてそれは、二人をさらなる絶望のステージへと追いやる。それは………。
「…あ……そんな……う…そ……うそよぉ……」
アーマーが消えていく。何匹もの異生物を葬ってきた二人の武器が、跡形もなく溶けていく。
「…うそ……へんしん…とけちゃった……」
呆然とするアカネ。二人の戦士はいまや、ただの無力な少年少女へと成り下がった。精神エネルギーを奪われた事で、ついに変身を維持できなくなったのだ。
アカネとシュウヤに残されたのは、ぐちゃぐちゃのどろどろに汚されてしまった、頼りないインナースーツだけ。もう、どこにも勝ち目などなかった。
「…いや……もうやめて……もうやめてぇ……」
泣きじゃくり、イヤイヤと首を振るアカネ。だが、アカネとシュウヤの精神エネルギーを吸い尽くすまで、スライム状生物が止まる事はない。
虚ろな表情のまま抱き合う二人のに、スライム状生物からの非情な命令が下される。
「…らめ……も…むりらよ…これいじょ…されたら……」
荒く息を切らすアカネ。その目の前で、インナースーツの中でも特にぐちゃぐちゃになったアソコを包部分が溶けていく。
シュウヤのインナースーツも同様に溶けて、いやらしく変化した二人の恥ずかしい部分が露になる。それが意味するところは、誰の目にも明らかだ。
「…アカネ……こんな…僕…いやだ……いやなのに……」
「…たすけてぇ…シュウヤぅ……たすけてぇ………」
スライムの意思に操られ、アカネの入り口の部分にシュウヤのモノが押し当てられる。そして、二人を焦らすかのように、そのままの姿勢で待機させる。
直接触れた秘部の熱は強烈で、アカネとシュウヤの理性はずぐずぐと溶け出していく。
堕ちるのは嫌なはずなのに、したくてしょうがない。そんな気持ちがむくむくと頭をもたげる。
もはや二人には、これから始まる行為が、異生物の命令の元に行われるものなのか、それとも自分たちの淫らな欲望に突き動かされてのものなのか、全くわからなくなっていた。
そして、スライム状生物の命令が、アカネとシュウヤを最後の地獄へと突き落とした。
「…ひあああっ!!!!…はいってくるぅ…シュウヤのが、わたしのなかにぃ……っ!!」
蜜に濡れて貫かれるその瞬間を待ちわびる淫猥な花びら。そこに脈動する熱の塊がゆっくりと差し込まれていく。
下腹部に渦巻いていた二人の狂おしい淫熱が一つに融合する。とろけそうな挿入の感触だけで、アカネは背筋を反らして絶頂してしまう。
それに背中を押されたように、アカネの腰がガクガクと動き始める。シュウヤの腰が突き上げのスピードを加速させ始める。
「…ああっ!!…や…ああああああっ!!!…ああんっ!!!…らめっ!!らめえええっ!!!」
否定の言葉をいくら吐こうと、一度快楽に飲み込まれた体は止まる事が出来ない。内壁をシュウヤのモノが擦りあげるたびに、アカネの口から切ない悲鳴が漏れ出た。
アカネのアソコは、その度に小さく痙攣してシュウヤのモノを締め付ける強さを増大させていく。気の狂いそうなその快感に、シュウヤの腰の動きは激しくなっていく。
「…っあぁああっ!!!…シュウヤっ!!!シュウヤっ!!シュウヤぅううううっ!!!!」
「…アカネっ!!!アカネっ!!アカネ……………っ!!!!!!」
泣きじゃくり互いの名前を叫ぶ合間に交わすキスも、スライムに汚れた体をこれでもかというほど擦りつける行為も、悔しいほどに気持ち良かった。
シュウヤは思った。たとえ今ここでスライムの精神支配から逃れても、きっと二人は止まる事も出来ず、快楽を貪り続けるだろう、と。
「…きもひいいのぉ!!!!シュウヤの…あつすぎるぅ!!!…もっとしてぇっ!!もっとぉおおおおぉっ!!!!」
もうアカネには、湧き上がり続ける快楽を否定する事など出来なかった。完全に敗北して、淫欲によって堕とされていく自分自身に最高に欲情した。
もはや戦士としての自分は死んだ。いや、初めから自分は戦士などではなかった。こうして本能を剥き出しにされれば何の事はない、自分はただの色情狂だったのだ。
「…ごめ……アカネ…僕は……アカネのことを……」
「…いいよ…シュウヤ………わたし…シュウヤとなら……」
涙と粘液でぐちゃぐちゃの顔でアカネとシュウヤは見つめ合い、無我夢中でキスを交わす。そして、熱に浮かされた瞳を潤ませ、アカネはシュウヤにこう言った。
「シュウヤ、いっしょに堕ちよ……」
目をつぶり、シュウヤはこくりと肯いた。強く強くお互いを抱き締めた二人は、スライム状生物の命令をも越える激しさで、行為を加速させていく。
考える事などやめてしまおう。もはやこの運命から逃れる術が無いのなら、大好きな人と一緒により深くより熱く、誰の手も届かない快楽の底に堕ちてしまおう。
「あはっ!!!やああんっ!!!すごひよぉ!!シュウヤっ…わらひ…こわれちゃうよおおおおおおおっ!!!!」
シュウヤのモノに激しくかき混ぜられる秘裂のその隙間から、くちゅくちゅという水音と共に、決壊したダムの如くアカネの蜜が溢れ出る。
どんなに激しく突き上げられても、際限なく快楽を求める体は一向に満足せず、アカネとシュウヤの腰の動きは加速していくばかりだった。
狂ったように泣き、叫び、嬌声を上げて無数の絶頂を味わう。獣のように互いの体を貪る二人の瞳からは、感情の色が抜けていった。
「好きぃっ!!!好きなのぉ!!!!シュウヤ、らい好きぃいいいいいっ!!!!!!!」
「はうぅあっ!!!アカネっ!!!好きらよっ!!!僕も…好きぃいいっ!!!!」
神経の、感覚の全てが快楽に塗りつぶされていく。二人を繋ぐ物はもう他に何も無い。一緒に堕ちていく快楽の地獄だけが、今の二人の共有できる唯一のものだった。
もう他には何もいらない。必要ない。この熱の中で溶け合って、一つになって、それだけが二人の幸福なんだ。
もっと熱く!!もっと激しく!!!加速していく行為の中、マグマのように煮えたぎる狂熱に、快楽の津波に呑まれて、二人は最大級の絶頂を迎える。
「ふあああああっ!!!!!アカネっ!!!!アカネっ!!!!!!」
「イクっ!!!イっひゃうよぉっ!!!…シュウヤっ!!!…シュウヤぅううううう――――――っ!!!!!!!!!」
脈動と共に吐き出されたシュウヤの熱がアカネの中を満たして、それでも収まらずに接合部から溢れインナースーツを白濁に汚す。
力尽きた二人は激しい絶頂感のため、重なり合ったまま意識を失う。こうして二人の戦士は、アカネとシュウヤは完全敗北した。
だが、スライム状生物はこれで二人を解放したりはしない。彼らにはまだ利用価値がある。精神エネルギーはその生物が息絶えない限り微弱ながらも発生し続ける。
以前ほどではないにしろ、まだまだ彼らからエネルギーを搾り取る事が出来るのだ。彼らの命の火がこの地獄に消えるまで、快楽の狂宴は終わらない。
エロイな
男女のコンビで堕ちるってのは良いな
互いに詫びながらってのが妙にツボった
ああ、やっぱわかっちゃうもんなんだなぁ
>>288の通り、これ、別スレで書いたヤツのキャラの名前だけ変えたもので
こういうシチュはこのスレ的にアリなのかどうか知りたくてSS投下しようと思ったんだけれど、
新しく書くのが面倒くさくてついやったんだけど
見てる人は見てるもんだな
一応書いた当人がやるんだからセーフなんじゃないかと思ってたんだけど
やっぱりマズかったな
お騒がせしてスミマセンです
本人ならいいんでないかな。
でも、書かないと騒ぎになるかもしれんよ。
正直、ネットでさがして出てくるサイトの「正義のヒロイン」ネタのエロ小説はほとんど把握されてると思うw
>>289 というか、本人がやるのにセーフもアウトもないよ。誰が、それにケチをつける権利があるというのかw
逆に、本人以外が無断で改変コピペなんてやったら、これは問題でしかないけど
そして、
>>290の言うとおり、「前に自分が書いたものの改変だ」って明記してくれないと
他人には、それが本人であるか、本人以外の無断改変コピペなのか、区別のつけようもない
"お騒がせ"だった問題点があるとしたら、その一点のみなんだけど、肝心のその部分じゃなくて
なんか別の(不必要な)部分に責任感じてないかい?
何が言いたいかというと、気にせず、どんどんやってくださいということですわ
>>289 てかここにこそうってつけの内容であって、アリソンスレに投下する内容じゃねぇww
どうしてもっと早くにこのスレに来てくれなかったんだよwww
293 :
289:2009/09/19(土) 15:45:10 ID:lZ9Cd+sl
>>292 アリソンとヴィルのカップリングが好きすぎて、なおかつ正義のヒロイン系のリビドーを抱えていたもので
そういう設定で二人をぐちゃぐちゃにしたくて衝動で書いて投下してしまいました
一応、あの頃は向こうのスレをメインで書いていました
もう書いてないけど、アリソンは今も大好きだったりします
>>291 ”お騒がせ”というのは、無断改変コピペと受け取られてスレが荒れてしまう可能性が高かったと感じたのでそういう表現をしました。
正直、一歩間違えれば住人のみなさんにもっと不快な思いをさせてしまっていたと思います。
改めて、申し訳ありませんでした。
うむ その正直さに免じて許そう
なんという上から目線!
ここで誰か、エルフェンリートのあの一コマを貼ってくれ
どの一コマなのかわからん。
俺はわかるが、貼れん
正義のヒロインを見下しながら犯したい。
>>299 新宿でそんなイメクラの看板みたぞ
オレは痴漢シュチュ専門だが、魔法少女モノの衣装ならわりとドコでも置いてる
三次のコスプレなんて所詮まがい物じゃないか
ガンダムで言うと、にせガンダム
293の小説読んだらなんか戦う少年にエロを感じるようになってしまった
おかしい
俺、そんな性癖なかったのに
だいたいここは「正義のヒロインを嬲る」スレなのに
ただのショタエロならともかくこんなのどこを探せばいいんだよ!
しかもアリソンも好きなので興味本位に改変前のも見たら
もうヴィルをそういう目でしか見られなくなってしまった…
俺、どこに行っちゃうんだろうか……
巨大ヒロインは?
304 :
195:2009/09/28(月) 03:27:47 ID:m5Jg6Flw
お久しぶりです。
覚えてらっしゃる方はいるでしょうか?
特装風紀シズカというタイトルのSSなんかを書いていた195と申すものです。
しばらくぶりにSSを書いてきたので、投下させていただきます。
ただし、内容は特装風紀ではないです。
それでは行ってみます。
305 :
195:2009/09/28(月) 03:29:01 ID:m5Jg6Flw
そう遠くない未来、地球をかつてない危機が襲った。
次元の壁を乗り越えて現れた侵略者、プレールマによる攻撃が始まった。
圧倒的な力を誇る侵略者の前に、各国の軍隊はなす術もなく敗北し、人も、街も、全てが蹂躙された。
そんな中、絶滅の一歩手前にまで追い詰められた人類の命運を背負って、果敢にプレールマの侵略に立ち向かう少年と少女がいた。
輝くエナジーストーンの力を見にまとい、特殊金属の装甲に鎧われた二人の戦士。
その名をウイングナイト・アリスとファングナイト・悠馬。
大空を超高速の翼で切り裂く金髪の少女と、あらゆる敵を切断するファングブレードを自在に操る少年。
二人の姿に勇気を奮い起こし、人類は凶悪なる破滅の使者と戦い続けた。
だが、それも今は昔の事である………。
「うあっ…あっくうううっ!!…ああっ…や…そんな…つよすぎるのぉおおおおっ!!!!」
どことも知れぬ薄暗い部屋の中、かつてプレールマに立ち向かった金髪の少女は醜い触手に犯され、悲鳴を上げ続けていた。
彼女は、人類は、その存亡を賭けた最終決戦に敗れたのだ。
かつて大空を自由に飛びまわった鋼鉄の翼は無残にもぎ取られ、
生命活動にリンクしているエナジーストーンからエネルギーを奪うためだけに、彼女は生かされ辱めを受けていた。
「いや…むね…そんな吸わないで…また…ミルクでちゃうよおっ!!!」
輝くロングの金髪を振り乱し、イヤイヤと首を横に振るウイングナイト・アリス。
だが、触手達は彼女のそんな反応をむしろ楽しむようにじっくりと焦らし、たっぷりとその形の良い乳房をこね回してから、一気に吸引する。
「…うぁ…うああああ…いや…出るぅ…出ちゃうっ!!!…エネルギー…吸われちゃうよぉおおおおおっ!!!!」
ビクビクと全身が痙攣し、アリスの可愛らしいピンクの乳首がピクンと震えたかと思うと、乳白色の液体を大量に噴出した。
特濃ミルクを媒介に彼女の命と繋がったエナジーストーンから、エネルギーが奪い取られていく。
乳房だけではない。
媚薬漬けにされた体の前後の穴を犯され、子宮を抉られる度、アリスを襲う異形の快楽は全てプレールマ達の力に変えられてしまう。
「も…やだ…きもちいいの…いやぁ……」
果てのない魔悦に思考までも侵食されていく恐怖に、アリスは泣きじゃくる。
いまや全ての希望は失われていた。
人類側の戦力の要であるアリス達は敵に捕らわれ、あまつさえその力の源に変えられてしまった。
僅かに生き延びているであろう残りの人類が地球上から消え去るのも時間の問題だ。
「…にげなきゃ…にげて…戦わなきゃいけないのに…私…もう……」
無慈悲な触手による陵辱につぐ陵辱は、アリスの精神力を磨耗させていった。
触手に力を奪い尽くされた体はまるで他人のもののように重たく、今の彼女は触手の責めに抵抗する術を持たない。
犯され続け、何度も絶頂を味わわされて、だんだんと壊れていく自分自身を彼女は呆然と見ている事しかできない。
それでも、彼女は諦めていなかった。
脱出のチャンスなんてものが残されているのか、それはわかない。
だが、諦めてしまえば、ほんの僅かでも残されているかもしれないその可能性も消え去ってしまう。
だから、彼女はどんな苛烈な責めを受けても、心までは折られまいと必死に抗い続けてきたのだった。
306 :
195:2009/09/28(月) 03:29:42 ID:m5Jg6Flw
と、その時である。
「ぐふふふ、今日もいい声を聞かせてくれるじゃないか、ウイングナイト……」
「くぅ…レギノス将軍……」
部屋の天井に音もなく円形の穴が開き、そこから漆黒の鎧をまとった大男が姿を現す。
彼こそはレギノス将軍、プレールマの大幹部の一人である。
「貴様のエナジーストーンは素晴らしい。我らが偉大なるプレールマは、この力によってさらなる発展を遂げる事だろう。
全く、貴様達人類などにはもったいない、最高のエネルギーだ」
「く…うぁ…ばかを…言わないで…この力は人類が…プレールマに立ち向かうための……きゃぁあああああっ!!?」
レギノス将軍の腕が触手に絡め取られていたアリスの体を軽々と持ち上げた。
巨大な腕から逃れようと必死でもがくアリスの顔を眺めながら、レギノスはニヤニヤと笑う。
「…はなし…て……はなせ……」
「くふふ、なかなか元気だな。この分なら十分に役に立ってもらえそうだ」
「…な、何の事……?」
不安げな表情で尋ねたアリスに、レギノスは下卑た笑いを浮かべて言った。
「何、少し、貴様に余興の手伝いをさせようと思ってな……」
レギノスは片手にアリスの体を抱えたまま、パチンと指を鳴らした。
すると、部屋の壁面の一つが、突然スクリーンのように映像を映し出した。
そこに映っていたのは……
「あぁ…悠馬……ひどい……」
アリスのかつての相棒、ファングナイト悠馬。
彼はプレールマの兵士数人に囲まれて、四肢を拘束されたまま拷問を受けていた。
打ち据えられ、切り付けられ、ズタボロの体から血を流しながら、悠馬はその苦痛に必死で耐えていた。
「ヤツには貴様と同じように、エナジーストーンによるエネルギー供給源になってもらう予定だったのだが……」
プレールマの狙いがエナジーストーンの力であると悟った悠馬はそれを封印してしまった。
以来、常人ならば到底耐えられないほどの拷問を受けながら、悠馬は封印を守り通している。
「ヤツの強情も大したものだ。そこで我々は最後の手段に訴えることにした」
「最後の…手段……?」
それは、悠馬の精神を殺す事だった。
悠馬を、意思を持たない木偶人形に変えて、エナジーストーンの封印を解放させる。
「持ち主の精神が失われれば、エナジーストーンの力も弱まってしまうが、それもやむを得ん」
「そんな…悠馬が……悠馬の心が…殺される!?」
アリスは幾つもの戦場で共に戦ってきたその少年に淡い恋心を抱いていた。
優しく、物静かで、だけど立ち塞がる困難には決して負けない。
そんな少年の存在があったからこそ、アリスは今日までの陵辱に耐える事が出来たのだ。
だが、その少年の心が、魂が、今、奪い去られようとしている。
いや、それだけではない。
悠馬を失う事は、今も地上でプレールマの攻撃を必死で耐え忍んでいる生き残った人類達にとっても致命的なものだ。
(…ダメ……そんなの絶対ダメ……)
アリスの心が激しく揺れ動く。
そんな彼女の動揺を見透かしたように、レギノスがアリスに言った。
「……だが、貴様の心がけ次第では、少しばかり猶予を与えてやらん事もない」
「えっ!?」
「何、簡単な事だ。仲間を救えるのなら、貴様にとっても決して悪い話ではない筈だぞ」
そして、呆然とするアリスの耳元で、とある条件を囁いた。
それは………
307 :
195:2009/09/28(月) 03:30:48 ID:m5Jg6Flw
「ぐ…うぅ……まだだ…まだ…ボクは……」
無数のトゲを持つ触手に何度も体を打ち据えられ、ズタボロの体でファングナイト・悠馬は呻いた。
(アリス…待っていて…いつかきっと…君を助け出すから……)
アリスの心を支えていたのが彼の存在であったように、悠馬の心を支えていたのは脳裏に浮かぶアリスの面影だった。
同じエナジーストーンの戦士として出会った金髪の少女。
小さな背中に全人類の運命という重荷を背負って、それでも明るく笑う彼女を、彼は何よりも大切に思っていた。
戦士としての激しい戦いぶりとは裏腹に、おとなしく、恋愛についても少し奥手だった悠馬は自分の感情に気付く事はなかったけれど……。
エナジーストーンから力を取り出すには、その持ち主である悠馬の命が必要不可欠だった。
だからこそ、耐え抜けばいつかは必ずチャンスが巡ってくる。
悠馬はそれを信じて、延々と続く苦痛に立ち向かっていた。
だが今、そんな彼の前で、あまりにも残酷な光景が展開されようとしていた。
「えっ?…なんだ?……壁が動いて……」
悠馬の目の前の壁が、上下に分かれて音もなく開いていく。
その向こうから現れたのは、悠馬のいる拷問部屋と同じ広さの空間。
そして、そこに居たのは見間違えよう筈もない、彼の良く知る人物の姿……
「うあっ…ああんっ!…イイっ!!…レギノス様のすごく硬くて…熱くて…ふぁああああああっ!!!!」
「ああ……そんな………」
悠馬の瞳に映ったのは、憎むべき敵である筈のレギノスの体の上で腰を振りたくり、淫らな声を上げる少女の姿……。
「くふっ…くふふふっ……なかなかいい具合だぞ、アリス……」
「…アリス…どうして……!?」
驚愕する悠馬の目の前で、レギノスの太い指に乳房を揉まれ、甘い声を上げてアリスが体を仰け反らせる。
「ふあ…やぁ…こんなの…悠馬が……悠馬が見てるのにぃ…っあああああああ!!!!!」
「何を言う。あの男の前に連れ出されてから、一気に締め付けが増したぞ。この淫売めっ!!!」
ボディスーツが破れ、露になった首筋に、レギノスが荒々しくキスマークを残す。
可愛らしい乳首を指先で痛いほどにこね回されて、アリスは何度も嬌声を上げた。
アリスの両脚は見せ付けるように大きく開かれ、彼女が腰を振るごとにレギノスのモノが出入りする様子を悠馬はまざまざと見せ付けられた。
「どうだ?そろそろイキたいんだろう?かつての仲間の前ではしたなくイキ姿をさらしたいんだろう?」
「は…はいぃ…レギノス…様ぁ……アリスをめちゃくちゃにイカせて…レギノス様の精液、子宮がいっぱいになるまでドプドプ出してくださいぃいいっ!!!!」
泣きじゃくりながら声を上げたアリスに応えるように、今度はレギノスが自分のモノを強く突き上げた。
瞬間、アリスの全身が雷に撃たれたように激しく痙攣を起こした。
「ひぃ…イ…イクぅ……私ぃ…イッちゃうのぉおおおおおおおおおっ!!!!!!」
体を弓なりに反らせて、喜悦の表情を浮かべて絶頂へと上り詰めるアリス。
悠馬はその光景を、ただ呆然と見ている事しかできない。
絶頂感に痺れきった体にドクドクと精液を流し込まれながら、アリスはレギノスの体にしなだれかかる。
「…あはぁ…せーえき…レギノス様のせーえき…出てる…いっぱい……」
うっとりと呟くアリスの体を無理矢理起こして、レギノスはその唇を塞ぐ。
激しい行為の直後でアリスが息を切らせているにも関わらず、容赦なく舌を絡ませ、呼吸の暇も与えないほど濃厚なキスをする。
そして、その長いキスがようやく終わった頃、レギノスはじろりと、悠馬の方を見た。
「どうだ?ファングナイト、お前の相棒もいまやこの有様、いい加減、観念したらどうだ?」
悠馬は悔しげに顔を歪めながら、レギノスに言い返す。
「アリスに…何をしたんだ……!?」
「何を?…馬鹿な事を聞くんだな。見ればわかるだろう?コイツが従順な牝になるまでたっぷり可愛がってやったのさ」
「くっ…よくもこんな……」
得意げなレギノスの声と、怒りを押し殺したような悠馬の声。
レギノスの腕に抱かれながら、アリスは悔しさを堪えて、その会話を聞いていた。
これこそが、レギノスがアリスに提案した条件だった。
レギノスに調教され、すっかり肉奴隷と化したかのような痴態を、悠馬の前で振舞う事。
愛する少年の前でのその行為は、あまりにも耐え難いものだった。
そして、自分の見せるはしたない姿が、悠馬を精神的に追い詰めるための道具として利用される事もわかっていた。
それでも、アリスには他に選択肢が無かった。
それにアリスは信じていた。
悠馬ならばきっと耐えぬいてくれる。
308 :
195:2009/09/28(月) 03:32:35 ID:m5Jg6Flw
優しいあの少年が、変わり果てた自分の姿にどれだけ心を痛めるのか想像もつかない。
しかし、それでも悠馬なら、とレギノスの思惑乗って、くじけるような事など無い筈だ……。
「アリスを…放せ……」
「そいつは無理な相談だ……見えないのか?この女の体は私の体をくわえ込んで離さないのだぞ」
だから、レギノスのこんな言葉にも耐えてみせる。
悠馬をエネルギー採取のための生きたパーツになどさせてなるものか……っ!!
だが、その時である。
「ひっ!?…あああっ!!!…や…またなの!!?」
唐突に、レギノスが再びアリスへの突き上げを再開したのだ。
予想だにしていなかったその衝撃と、同時に走りぬけた強烈な快感にアリスは思わず悲鳴を上げた。
「ひや…あ…やめて…そんな…これいじょ…悠馬の前で…こんな事ぉ……っ!!!」
「何を言う?一発で終わりだとでも思っていたのか?」
再び始まった行為に戸惑うばかりのアリスに、レギノスが獰猛に笑いながら言った。
「さあ、もっと見せ付けてやらなければなぁ。お前の相棒に、自分がどれほど淫らになったのかを、たっぷりとなぁ……」
「いやぁ…やら…やめてぇ!!…こんなにされたら…また…体がぁああああっ!!!!」
レギノスの突き上げは、先ほどよりもさらに強く激しいものだった。
だが、プレールマに捕まって以来、延々とエネルギー採取用の触手に嬲られ続けてきたアリスの体は、そんな責めにも敏感に反応してしまう。
「アリスっ!!アリスっ!!!…くそ…もうやめろっ!やめるんだっ!!!」
「おいおい、さっきのこの女の姿を見ていなかったのか?コイツはもう、どうしようもない淫乱女に成り下がったんだ」
アリスの名を叫ぶ悠馬に、いやらしい笑顔を向け、レギノスが得意げに言った。
「それにお前だって、人の事を言えた義理じゃあないだろ?」
「なっ!?」
唐突に、悠馬の背後の壁がまるで生き物であるかのように蠢いた。
そして次の瞬間、そこから飛び出した無数の触手が、悠馬の体に絡みついた。
「くそ…は…はなせ…っ!!!」
「お前だって同じだ、ファングナイト……お前もこの女と同じ、浅ましい肉欲に生きる存在なんだよ…」
触手の一本が、度重なる拷問でズタボロになっていた、悠馬のボディスーツの股の部分を破り取った。
「…あぁ…そんな…ボクは……」
「お前は、自分の仲間が犯される様を見て興奮する、ただの変態なんだよ……」
露になった悠馬の下腹部で、膨張しその存在を主張する彼の分身。
茫然自失の状態に陥り、一気に力の抜けた悠馬の体に触手が巻きついていく。
「あぁ…悠馬……悠馬ぁ…」
「アリス…ごめん……」
最も大切なパートナーの前で痴態を晒されて、二人は力なく互いの名を呼び合う事しかできなかった。
こんな事、絶対に許されるはずがない。
そう思っているはずなのに、心と体が歪んだ快楽に飲み込まれて、
信念や誇りといった今まで二人が大切にしてきたものが、どろどろに溶かされていくのがわかった。
「さあ、見せてみろ。人類を守って我々と戦った戦士の、その浅ましい招待を俺に見せるんだっ!!!」
だが、追い詰められたアリスと悠馬には知る由もなかった。
現在二人がいるこの部屋が、つい先ほどから催淫性のガスにすっかり満たされていた事を。
全ては、二人を完全に堕とすための、レギノスの策略だった。
見えない歯車に巻き込まれた二人は、狂熱と興奮の中で徐々に壊れていく。
「くぅ…ああっ…アリスッ!!アリスぅううううっ!!!!!」
「ひあああっ!!悠馬っ!!ああっ…私…へんになるぅうううううううっ!!!!」
触手に弄ばれる悠馬と、レギノスに犯されるアリスの声が重なる。
「くふふ、すっかりノリノリになったようだな。アリス……」
「ひぃっ!!…や…そんな激しくかきまぜないでぇええええっ!!!!」
先ほどまでとは比べ物にならない乱れ様を見せるアリスを、レギノスのモノが徹底的に突いて突いて突き上げる。
その度に、長い間の陵辱で劣化していた強化服の装甲が飛び散り、アリスは無防備で無力な少女の姿に戻されていく。
「ああああっ!!ひぅっ!?…ひやああああんっ!!!…あついよぉっ!!!アソコがどろどろで、ぐちゃぐちゃで、熱くてとろけちゃいそうだよぉ!!!!」
悠馬の前ではしたなく淫らな声を上げるのも、今のアリスには気にならなかった。
それよりも、彼の存在がアリスの興奮をさらに煽り、さらなる快楽の高みへと彼女を導いていくようだった。
レギノスの激しい突き上げにリズムを合わせて、一心不乱に腰を振りたくり、快楽の電流に何度も意識を寸断される。
(ああ…悠馬…私を見てるんだ……私を見て、興奮してくれてるんだ……)
309 :
195:2009/09/28(月) 03:33:24 ID:m5Jg6Flw
触手に自分のモノをしごき上げられ、未知の快楽の中で声を上げる悠馬。
その視線がまっすぐ自分に向けられている事が、アリスにはたまらなく嬉しかった。
最愛の少年の前で、敵の手によって徹底的に陵辱される。
アリスの心と体は、そんなシチュエーションに倒錯した悦びを感じるほどに壊れてしまっていた。
「悠馬っ!!悠馬ぁ!!!もっと私を見てっ!!もっと私の事を感じてっ!!!…や…ああああああああっ!!!!!」
加速度的にその熱とスピードを増していく行為。
その中で、アリスは泣き、叫び、声を上げて己の欲望に飲み込まれていく。
敵に犯されて、大好きな人に見られて、悔しくて悲しい筈なのに、それが気持ちよくてたまらない。
ただひたすらに、本能に忠実な獣と成り果てて、金髪の少女戦士は崩壊していく。
「あああああっ!!!くるっ!!!きちゃうよおおおおっ!!!!悠馬ぁあああっ!!!!!」
やがて、快楽の地獄の中で翻弄され続けた二人に限界が訪れる。
もはや快楽とも判別がつかない、焼ききれそうなほどの熱にも似たその感覚に包み込まれて、
かつて人類のために戦った二人の少女と少年は、その最大の敵の手によって絶頂へと導かれる。
「あああっ!!!出るぅううっ!!!アリスっ!!アリスぅううううううっ!!!!!」
「イクぅ!!イっちゃうぅよぉおおおっ!!!!悠馬ぁああああああああっ!!!!!!」
レギノスの体の上で、上り詰めたアリスの体から一気に力が抜けていく。
その肌に降りかかるのは、触手によって強制的に射精させられた悠馬の白濁液だ。
そのぬくもりに包まれながら、アリスは恍惚とした笑みを浮かべたのだった。
「さあ、これでわかっただろう?この女もお前も、今や我がプレールマの意のままとなる、単なる所有物に過ぎないのだと」
得意げな顔で立ち上がったレギノスは、悠馬にそう言い放った。
その姿を呆然と見上げる少年の瞳には、以前のような意志の光は見て取れないように思われた。
「エナジーストーンの封印を解くか?」
「はい……」
言われるがまま、悠馬は肯いた。
「よろしい。大変結構だ。それでは、早速やってもらおう……」
レギノスの指示に従い、悠馬はエナジーストーンに施されていた封印を解き放つ。
すると、半壊状態だった少年の強化服にたちまちエネルギーが溢れ、有り余るエネルギーに周囲が照らし出された。
「そうだ。これで我がプレールマは…そして私は……」
満面の笑みを浮かべ、レギノスはエナジーストーンのはめ込まれた、強化服の首元に手を伸ばす。
だが、その時であるっ!!
「くぅ……っ!!!!」
今まで放心状態にあるかと想われた悠馬が、突然起き上がり、レギノスに飛び掛ったのだ。
「貴様…ど、どうして……!?」
「この時を…待っていたっ!!!」
全身全霊の力とエネルギーを込めた隠し武器のナイフの一撃が、レギノスの腹に深々と突き刺さる。
悠馬はそのナイフを通り道に、エナジーストーンの力を流し込んだ。
「ぐ…ああああっ!!!?…こんな…バカな事がぁあああああっ!!!!!」
「これで、終わりだっ!!!!!」
爆発的なエネルギーの奔流に全身を内側から焼き尽くされて、ついにレギノスは倒れた。
そして悠馬は、その様子を呆然と眺めていたアリスにそっと手を差し伸べて、言った。
「さあ、逃げるよ、アリス……」
310 :
195:2009/09/28(月) 03:34:04 ID:m5Jg6Flw
広大なプレールマの要塞の通路を、肩を支えあった少年と少女が進む。
「それじゃあ…悠馬はずっとレギノスが油断するチャンスを待っていたの?」
「うん……。だけど、あの時アリスが目の前で滅茶苦茶にされて、自分も訳がわかんなくなって、全部アイツのされるがままになって
あの時はもう駄目だって思ってたよ。だけど、それが最後にレギノスの油断をさそったんだ……」
ぽつりぽつりと話す悠馬の言葉を聞きながら、アリスはレギノスに打ち勝った悠馬の凄さと、結局欲望に抗えなかった自分の情けなさを思い起こしていた。
「悠馬は最後まで諦めなかったのに、私、駄目だね……」
暗い顔でそう言ったアリス。
だが、それに対する悠馬の言葉は優しかった。
「違うよ、アリス……」
「えっ?」
「アリスがいたから、アリスが一緒に頑張ってくれてるんだって、そう思えたから、ボクは最後まで頑張れたんだ。」
悠馬の笑顔は、アリスにとってただただ眩しかった。
だから、アリスはその言葉を、ずっと胸に秘めてきた想いを言葉にした。
「悠馬……。私ね、ずっと前から、悠馬の事が……
そこで、少年と少女の意識は途絶えた。
「コイツらの夢の中の事とはいえ、自分が死ぬところを見るのは、気分の良いものではないな」
巨大な装置のコンソールの前に腰掛けて、レギノス将軍が呟いた。
彼が見上げた先、装置の中枢には巨大なクリスタルがはめ込まれている。
その中で、アリスと悠馬は永遠の夢を見ていた。
彼らは相互にリンクした夢の世界の中で、再び快楽と恥辱に塗れた悪夢のサイクルに入っている筈だった。
レギノス将軍の前の画面には、拷問を受けるファングナイト・悠馬の姿と、触手に犯されるウイングナイト・アリスの姿が映し出されていた。
これこそが、エナジーストーンの持ち主の暴走を完全に封じ、その力だけを吸い出すために考案された方法だった。
エナジーストーンが真の力を発揮するために必要なのは、持ち主の心である。
ならば、とレギノスは考えた。
少年と少女をこの巨大な結晶の中に閉じ込め、夢の中で心だけを生かす。
二人は永遠に続く悪夢の中で、ただエナジーストーンからエネルギーを生み出すためのパーツとして生き続けるのだ。
アリスと悠馬は、ありもしない希望を胸に、これからも悪夢の中でレギノスに抗い続けるのだ。
「くふふふふふ、傑作だな。こいつは正に傑作じゃあないかっ!!!」
勝ち誇ったレギノスの笑い声が響きわたる。
今日も明日も、これから先永遠に、捕らわれの二人は終わる事の無い快楽と苦痛の地獄の中でその心を蹂躙され続けるのだ。
311 :
195:2009/09/28(月) 03:40:33 ID:m5Jg6Flw
以上でおしまいです。
実は、この数ヶ月、特装風紀の続きを書けない状態になっていました。
時間的にもキツかったのですが、それ以上に内容について完全に煮詰まっていたのです。
果たして次はどういうエロを書けばいいのか、完全にわからなくなっていました。
現在も、ようやく三話目の序盤が書き上がった段階です。
好きで勝手にこの手のSSを書いていたのに、全く情けない話です。
それでも何とか完成させて、いずれは皆さんに読んでもらえたらと考えていますが。
ともかく、今回はこの辺りで失礼いたします。
ウボァ!?ネ申・再・臨っ!?
GJと特装風紀続編wktk
臥して待ち申す。
GJ!
いつまでも待ってます
315 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 09:44:19 ID:15nJmbZL
>>311 そんなにいつまでも待てるわけが無い。
さっさと書かないなら期待持たせるような事を言わずに去れよ、ボケが
まぁ、こんな事言われたら書けなくもなるわな
>>315 あまりにせっかちが過ぎるのは嫌われますぜ、旦那?
早漏だねぇ
>>315「待ってる訳無いでしょ!書かないなら期待なんかさせないでよね……バカっ」
こうですね。
みなさんこんにちは。
いろいろと考えた末に忍者の話が思いつかなかったので番外編を書きました。
この作品では健二とサタンデジファーの出会いと三角関係の発端を書いています。
また、当然エロもあります。それではよろしくお願いします。
季節は春のこと。何もかもが新しく始まる時期だ。
そんな時期に、どこにでもいる普通の少年、藤代健二は憂鬱な顔をして学校へ行っていた。
そんな所に同じクラスの男子が健二の横を通りかかる。
「お、おはよう」
健二は一応、その男に挨拶をする。しかしその男子は返事をしないで通り過ぎていく。
「……、当然だよな……」
と、うなだれる健二。健二が憂鬱な理由はいじめに遭っていたからであった。
「何でこうなっちまったんだろうな……?」
健二はふと考え込んだ。健二がいじめられるようになったのには深いわけがあったのだ。
本来なら快活で頭もまわる健二はいじめられるような人間ではない。
しかし、彼の強すぎる正義感が仇となってしまったのである。
ちょっと前まで健二はいじめを見ている側だった。だが、彼はそれを見過ごすことが出来ずに被害者を庇ったのだ。
それで、いじめている側は今度はしゃしゃり出た健二をいじめの標的にしてしまったのである。
そして健二はいじめられた人を守るためにそれを甘んじて受け入れたのだった。
(これで、よかったんだよな……。)
そう正義感の強く優しかった健二は考えていた。
しかしそんな健二を残酷な出来事が襲ってしまう。
なんと、いじめられていた人も健二をいじめるのに楽しそうに加わっていたのである。
それは健二にとって衝撃的な出来事であった。
そう。それは自分の信じた正義を裏切られることに他ならなかった。
そして心の支えをうしなった健二は虚ろな日々を耐え抜いてとうとう憂鬱になってしまったのである。
今の健二に話しかけてくる人は誰もいない。
そんな健二が教室に入ると健二は2人の女子が1人の座ってる女子を取り囲むのを見た。
取り囲まれているのは能登川マナ。クラス1の優等生である。
しかし彼女は困惑していた。
「へぇ〜。能登川にしてはかわいいノート持ってんじゃん、見せて見せて!!」
といったことを言う女子A。とうてい友好的とは思えない態度である。
「で、でも、これは……」
当然、嫌がるマナ。しかしその反応をいじめは楽しんでいた。
「いいじゃん、私達、友達でしょ!!」
心にもないことを言う女子B。そして女子Aがマナからノートを取りあげた。
「あはは。ガリ勉ってノートの中まで計算式ばっかり〜」
「ほんと〜。女の子らしさがないよね〜」
マナのノートを読んで下品に笑う女子二人。
頭の悪そうな女子二人には書いてあることがプログラムだということは理解できるはずがない。
「か、返して!! これは大事な……」
今にも泣き出しそうなマナ。しかし相手は2対1だ。
また健二の目の前でいじめが起こっていたのである。そして思ったときにはもう健二は行動していた。
裏切られてもまだ健二の正義感は消えていなかったのである。
「ふざけるなっ!!」
二人の女子からノートを取り上げる健二。その瞳は怒りに満ちていた。
「何、ちょっとマジギ……」
女子が何かを言いかけると健二はその女子を睨み付けていた。
「ひっ!!」
女子二人は蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
(なんて醜いんだ)
そう健二は思った。
そして健二は無意識のうちにノートを開いてしまう。
計算式と言われて少々、中身が気になったのである。
そしてノートを夢中になって読み出す健二。
「あっ、あの……」
恥ずかしそうにマナは健二に話かけようとする。しかし内気なマナは何もいえなかった。
しかし健二に気づかせるにはそれで十分であった。
我に返って申し訳なさそうな顔をして言い訳をする健二。
「ご、ごめん。能登川だっけ? 面白いなプログラム書くんだなって思ってちょっと夢中になっちゃって……」
「えっ!! そんなこと……」
「これ、本格的な星占いのプログラムだろ? 俺は細かいことよくしらないからこれくらいしか分からないけど」
「あっ……」
嬉しさと恥ずかしさを足して2で割った表情をするマナ。
マナのプログラムは同年代の女の子にはまず理解されないものだった。
「優等生にこんなかわいい趣味があるなんて意外だよな……、」
「えっ、えっ!!」
と久しぶりに話が出来ることに嬉しくて調子に乗ってしまう健二。
それに対してマナは困っていた。それもさっきとは少し違う困り方で。
だがマナには遅れながらの救いの手が差し伸べられる。そして、その手は健二を突き飛ばした。
「だぁぁぁぁぁ!! マナに手を出すなっ!! マナ……、大丈夫!?」
その手はマナの親友のものであった。彼女は毎日、遅刻寸前に学校に来るのである。
「ち、ちがうの!! 藤代君はそんな人じゃ……」
「でも、マナ嫌がってたでしょ。マナは引っ込み思案だから……」
「とにかく違うの!! 藤代君に謝って!!」
「わ、わかった、わかった。藤代〜、大丈夫?」
名前を呼ばれて健二が振り返る。そこにいたのはマナの親友、緑河光莉であった。
「だ、大丈夫だけど……。でも能登川に迷惑かけちゃったみたいだな。じゃ、俺は行くよ……」
と去っていく健二。マナはそんな健二の様子を遠目に見ていた。
「またやっちまったな……。俺、学習能力ないのかも」
健二はぽつりと言った。
そして、健二の中にはいろいろなものがうずまいていた……。
さきほど、いじめをしていた二人、そして自分を嬉々としていじめてくる奴。
あの状況は健二のトラウマをフラッシュバックさせるには十分であった。
どうして人間は群れてこんな酷いことが出来るんだろうか?
どうして人間はこうも愚かなのだろうか?
どうして人間はこうまで醜いのだろうか?
そんなことを健二は延々と考えていた。
彼は人間の本性に心の底から絶望していたのだ……。
さらに帰りの下駄箱の靴の中の画鋲は彼の怒りを一層引き立てた。
最近は、毎日のようにそれが入れられるのである。
「どうして彼らはこうまでバカで醜いんだ!!」
健二は人の愚かさと醜さに激怒し絶望しながら家に帰っていく。
そして、家に帰って気晴らしにパソコンをつけると追い討ちをかけるかのようにモニターに奇妙な画面が映し出されていた。
「パソコンまでバカになったか!!」
健二は机を叩く。しかしここから有り得ないようなことが起こる。
なんとパソコンが健二に話しかけてきたのだ。
「ふははははは。貴様の人類に対する絶望。確かに感じたぞ!!」
「誰だ、お前は!!」
健二はパソコンの画面に向けて大声を出した。普通の人ならそれくらいはするだろう。
すると画面には角の生えた魔王のような怪物が現われていた……。
「がはははは。威勢がいいな。それに免じて教えてやろう。我はサイバーワールドの大魔王、サタンデジファーだ!!」
「サタンデジファー!?」
健二は驚愕した。と、いうよりは呆れていた。
いったいどこのバカがこんな手のこんだウイルスを作り出したのだろうかと。
しかし、ウイルスプログラムにしては何かがおかしかった……。
「そうだ。まぁ、驚くのは無理もない話だろうが……」
「驚いているというよりは呆れて……って、俺の言葉に反応してる!?」
会話して数秒で健二はサタンデジファー様の違和感に気づく。
プログラムの癖に流暢に喋りすぎなのである。そしてサタンデジファー様はにやりと笑う。
「そうだが、何か問題でも?」
「そんな、バカな……。ありえない、人工知能がここまでの意思を持つなんて……」
健二はだんだんとサタンデジファー様の恐ろしさに気づいていった。
そもそも今、パソコンにはマイクが付いていないのである。
「ふははははは。人工知能ではない。サタンデジダファーだ!! そして健二。お前はこの世界をどう思っている!?」
「この世界だと……? 何故そんなことを聞く!!」
健二は恐怖を押し殺しながら言った。
「お前は絶望に満ちている。お前は心の底で世界を変えたいと思ってるんじゃないのか?」
サタンデジファー様の言っていることは健二の心を読んだものであった。
そして健二は思わずその質問に答えてしまった。
「俺が変えたいのは世界じゃない……。バカで愚かな人間の本質だ!!」
「グハハハハハ!! いい返事だ、健二。我と一緒に世界征服をしないか!?」
「世界征服!? 正気か!?」
世界征服。それは古代より数々の悪の組織が夢見て破れてきたこと……。
そしてそんなこと無理に決まっている。健二は思った。けれど、もしかして、こいつなら……
「我の力はサイバーワールド全域に及ぶ。これがどういうことを意味するか賢いお前なら理解できるな?」
「電子機器は全てお前のいいなりってことか……」
なるほど。この世界の電子機器を好き勝手に操作できるというのはこの近代社会に置いて
世界征服を成し遂げうる力である。確かにこれなら出来るかもしれない。
「そうだ!! もう一度言う。我と手を組まないか!?
「……」
健二は考えた。どうしてこの世界は醜い人間に満ち溢れているんだろうと。
確かに能登川みたいにいい人間もいる。だがそれは決まって醜い人間の被害者になる。
もはや、これらは誰かに管理されるべきではないのかと……。
「さぁ、返答は!?」
サタンデジファー様は三度聞く。そして健二は答えた。
「……。やりましょう。サタンデジファー様」
「ぐはははは。健二よ。よく言った!!」
「さきほどまで、大魔王様に無礼な言動、申し訳ございません……」
「何、気にするな。さぁ、健二よ、見るがいい!!」
サタンデジファー様はそう言うとパソコンの中にある屋敷を健二に見せた。
すると中に巨大な怪獣が潜んでいるではないか。
「ジラルスの拷問屋敷へようこそ」
怪獣の割には丁寧な口調で喋るジラルス。狡猾さを持っていそうで恐ろしい怪獣だ。
そしてジラルスは健二に語りかけてきた。
「ご主人様。何かご用件は?」
「……」
少し返答に詰まる健二。実は健二には現在、具体的な作戦はなかった。
「この世界からバカをなくすにはどうしたらいいか、お前分かるか?」
悩んだ末に健二は怪獣に悩みを打ち明けてみる。すると怪獣は素早く返答した。
「バカにつける薬はない。といいますから病院でバカに効く薬をつくればよろしいのでは?」
少し歪んだ回答をする怪獣。しかし健二はそこからおぞましい作戦を考え付いたのだった!!
「……。なるほど。確かにいい案だ。政治家というおバカによく効くお薬を投与してやろうじゃないか!! お前という劇薬をな!!」
「さぁ行け、ジラルスよ!! 病院を破壊しつくすのだ!!」
「はっ、かしこまりました。ご主人様」
二人の主人の命を受けジラルスは病院に向かっていった。
ノリノリのサタンデジファー様と歪んだ正義感から悪に堕ちてしまった健二。
この後、健二はサタンデジファー様の参謀として十二分に暗躍するのである!!
とりあえず支援待ちをします。
支援があったら続きを書きます。
しえん
書き込むならガンガン書いちゃいなYO
○○○○
病院キタコレ!
当然負けたヒロイン相手にお医者さんごっこを…
今、病院のプロテクトを突破しようとするジラルス。いや、もう突破していた。
「パスワード解析完了……、解除!!」
それにしてもジラルスの性能は素晴らしい物である。
ジラルスは一瞬にして厳重なはずの病院にプロテクトを突破したのだ。
「……、仕事が早いな……」
「お褒めに御預かりまして光栄にございます……」
と満更でもないジラルス。そしてジラルスが病院で暴れだした!!
その一方で光莉とマナはなんと病院へ行っていた。
実は今日、光莉の妹が盲腸の手術をしていたのだ。
「大丈夫かなぁ?」
「全く、グリリンは心配性ね。そんな盲腸なんてたいした手術じゃ……」
他愛もない話をする二人。するといきなり院内の電源が切れた。
「うそっ、何これっ?停電?」
「そんなことありえないわ。だって、病院は発電機が……」
そうマナが言うと明かりが一斉にチカチカと点滅し始めた。
これはもはや発電機の異常とは呼べないものである。
「どうなってるの!?」
「グリリン、落ち着いて。妹さんの病室に行きましょう!!」
妹の病室へ駆け出す二人。すると医療器具がプラズマを発生させているではないか。
「あの……、何があったんですか!?」
「何があったって。病院のコンピュータがハッキングされたんだ」
「ハッキングって……。そんなことで医療器具からプラズマは……!!」
「今、お姉ちゃんが助けるから…… きゃっ!!」
少し身を乗り出したグリリンにプラズマが当たりかける。
「落ち着いて、グリリン!! ここは危ないから戻るわよ!!」
「でも!!」
「でもじゃないの。それに私達がここにいても出来ることは少ないと思うわ」
「……。分かったわ。今、助けるからねっ!!」
マナに言われて冷静さを取り戻すグリリン。
そして急いでこの場から離れる二人。2人が向かう先はマナの家である。
「それで、マナ……、ここから何をする気なの?」
「病院のコンピュータのコントロールを取り戻すの!!」
「そんなこと出来るの!?」
「無理でもやるしかないわ!!」
そして、コンピューターに相手に悪戦苦闘するマナ。
画面の中ではジラルスが大暴れをしていた。
「とりあえずワクチンプログラムを送るわ!!」
とマナがワクチンを送り込む。しかし、それはジラルスの鼻先に当たってバチンと弾けただけである。
「ダメじゃないっ!!」
「そんな……」
「マナ、私に貸して!!」
「グリリン、これはゲームじゃないわ!!」
「分かってるわよ!! この、この、このっ!!」
マナの静止を無視してワクチンを連射するグリリン。しかし、一向に効果はなかった。
「何で効かないのよ……!!」
妹を救えない自分の無力さにうちひしがれる光莉。その目には少し涙が見えた。
「グリリン……」
「この……、怪獣!! 病院からでていきなさいっ!!」
グリリンは自分の力の限りキーボードを叩いた。
するとパソコンの画面がおかしくなってしまったではないか。
「ちょっと何してるのよっ、グリリン!!、パソコンが壊れたら妹さんが……」
「ごめんっ、マナ」
2人がパソコンの前で戸惑っているとパソコンから声が聞こえてきた。
「正しき心を持つものよ、お前は力を欲するか?」
と。光莉とマナは驚いていたが、藁をも掴む思いで光莉は言った。
「欲しいに決まってるじゃない。今、妹を助けるためにはどうしても力が必要なんだから……!!」
「なるほど……。ならばお前は悪を相手に戦いぬく覚悟はあるか?」
「悪? 悪って何なの!? 悪の正体は!?」
マナが聞いた。明らかにこの病院の事件は現代の技術では起こりえないことだからだ。
そして謎の声が答える。
「悪の正体はサイバーワールドに封印されていた魔王サタンデジファーだ。そして封印を破ったサタンデジファーが地上を征服しようとしているのだ」
「サタンデジファー!?」
「ひどい……。それで関係ない人を巻き込むなんて、絶対に許せない!!」
光莉は身勝手なサタンデジファーに怒りを感じていた。
彼女の心の奥深いところにある燃え滾る正義感がそれを許せないのだ。
「緑河光莉よ……。お前の正義感を見込んで頼みがある」
「何よ……」
「このアクセプラーをお前に授ける。これでグリッドガールに変身して怪獣を倒してくれ!!」
謎の声がそう言うと光莉の手に腕時計のようなものが装着される。
「変身って何よ……、そもそも怪獣ってパソコンの中にいるのに……」
「アクセスコードはグリッドガールだ!!」
謎の声がそう言うとパソコンは元の画面に戻っていった。
普通の人からしたらわけも分からない話に二人取り残された光莉とマナ。
しかし時間は刻々と過ぎていって、このままでは妹の命が危ない。
「グリリン……」
「あ〜!! もうこうなったらやけっぱちよ。 アクセスフラッシュ!!」
グリリンがアクセプラーのボタンを押しながらそれっぽい言葉を叫ぶ。
するとグリリンはパソコンの画面の中に吸い込まれていった。
「マナ!! 私、パソコンの中に入っちゃったみたい……」
「嘘……」
と適応力の高いグリリンと驚いているマナ。そしてグリリンは意を決する。
「私、怪獣をやっつけてくる!! 病院のサーバーまで転送して」
「……。分かったわ。アクセスコード グリッドガール!!」
驚いて半分放心状態のマナは勢いでグリリンに言われたことをしている。
そしてグリリンは飛び立っていった。
「気をつけてね、グリリン……」
マナはグリリン、いや、グリッドガールの後姿を見送りながら言った。
そして病院のサーバーにたどり着くグリッドガール。
その勢いを利用して怪獣に見事な飛び蹴りの先制攻撃をかます。
正義のヒロイン、グリッドガールが大地に降り立った瞬間である。が……、
「キシャァァァァァ!!」
怪獣の息で吹き飛ばされてしまうグリッドガール。相手は圧倒的に大きすぎたのだ。
「ちょっと、待ちなさいっ!! 聞いてたよりデカイじゃない!! こんなんじゃ勝てないわよ……」
と泣き言を言うグリッドガール。しかし、ショックから帰ってきたマナは冷静に解決策を打ち出していた。
「そうね……、分かったわ。ならこっちもグリッドガールを大きくしてみる」
「そんなこと出きるの!?」
「知らないわよ。でもやるしかないじゃないっ!!」
「マナ、できるだけ早くね!!」
急いでグリッドガールを巨大化させるプログラムを組みだすマナ。
一方、健二の家では健二とサタンデジファー様が余裕をかましていた。
「そろそろいくつかの機能を復旧してあげましょうか」
「健二、それだと病院を襲った意味が!!」
やや意見の食い違う二人。そこで健二はサタンデジファーに訳を話す。
「いいえ。病院を襲ったのはあくまで脅しです。殺すと今後の脅しの効力が弱くなりますからね」
「むむむ、お前はかなり深くまで考えているのだな」
と唸るサタンデジファー様、健二はそれなりに後先の事を考えて行動しているようである。
「えぇ。それより、あの豆粒みたいなのはなんでしょうか、サタンデジファー様」
「むむむっ、あれはサイバーポリス、グリッドガール!!」
「はぁ。それは脅威なのでしょうか?」
健二がそのグリッドガールを拡大してみる。割とスタイルはいい方である。
そしてニヤリと健二が微笑む。
「いや……。見たところ脅威ではないようだが、えぇい。面倒だ、ジラルスよ!! 踏み潰してしまえ!!」
そうサタンデジファーがジラルスに命令を下そうとすると、その命令に健二が意外な反応をした。
「おっと。ちょっと待ってください」
と命令を止める健二。いったい何を考えているんだろうか。
「何だと!?我に逆らうというのか?」
サタンデジファー様の機嫌は当然悪くなるが健二はおかまいなしだった。
そして健二はさらに火に油を注ぐようなことを言った。
「まぁまぁ。ところであなたはリサちゃん人形で遊んだことはありますか?」
「ぬなっ!! 健二よ、この大魔王サタンデジファー様をバカにする気か!!」
ことさらに機嫌を悪くするサタンデジファー様。しかし、健二はさらに続けた。
「いえいえ。そんなつもりは滅相も。ただ、今日はサタンデジファーとリサちゃん人形で遊びたいなぁって気分になりまして……」
「我はそんなもので遊ばぬと何度いったら!!」
「まぁまぁ。ジラルス、グリッドガールを捕まえろ!!」
「キシャァァァァ!!」
「健二よ、何をするつもりだ!?」
サタンデジファーを差し置いて独断で命令を下す健二。いったい何を考えているのか?
そして健二とサタンデジファー様が漫才をしている中、グリッドガールはピンチに陥っていた。
「きゃっ!! ひっ!!」
巨大な足を避け、必死に逃げ回るグリッドガール。まるで猫とネズミだ。
そして行き止まりに追い詰められてグリッドガールは怪獣に捕まってしまう。
「このっ!! 離しなさいっ!!」
ジラルスの手のひらの上でじたばたともがくグリッドガール。
しかし、そんなものは無駄な抵抗だ。
そして健二が残酷な命令を下す。
「ジラルス。手に持っているリサちゃん人形の服を脱がしてあげなさい」
「キシャァァァァァ!!」
健二の忠実な手下、ジラルスはその恐ろしい命令を実行に移した!!
「この、変態っ!! 何考えて……、きゃぁぁぁぁぁ!!」
手先の器用なジラルスは柔らかい野菜の皮を剥くようにグリッドガールのタイツを爪で剥がしていく。
そしてグリッドガールの超硬質スーツは怪獣の爪に耐えられずに徐々に破れていく。
「いやっ!! やめてっ!! そんなのだめっ!!」
いろいろと際どい所が見えそうで見えない。そんな危険な状態まで追い込まれるグリッドガール。
「おぉ。これはあと少しで……!!」
とサタンデジファー様はご満悦だった。
「でしょう? こんなにかわいい物を踏み潰すなんてとんでもない。家に飾っておきましょう」
さりげなく恐ろしいことを言う健二。
彼がそんなことを言えるのは相手がプログラムだと思っているからである。
もし、これが朝に自分を突き飛ばした少女だと知れば絶対にこんなことは出来ないだろう。
そしてサタンデジファー様もそれに賛同する。
「それはいい考えだ!! だが、その前に……」
「その前に?」
「その邪魔なスーツを全て剥ぎ取るのだ!!」
やはりサタンデジファー様も男なのである。
「えぇ。そこだ、やるんだ!! ジラルス!!」
その意見に全面的に賛成する健二。この二人は出合ったばかりなのにものすごく仲がよくなっていた。
「キシャァァァァァ!!」
とそれに応えるジラルス。男の友情は固いものである。
「いやっ!! そんなのだめっ、お願いっ……」
中身を傷つけないようにスーツを上下に引っ張るジラルス。
するとブチっと嫌な音が聞こえた。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そして上下に千切れたスーツを奪われたグリッドガールは丸裸にされてしまう。
直接人が見ていないとはいえ、グリッドガールは言いようのない羞恥にその身を晒されたのである。
「うぅっ!! な、なんでこんなことになってるのよっ!!」
ジラルスの手のひらで、じたばたともがきながらグリッドガールは言った。
さっきまで勇ましかった女戦士の顔は羞恥で紅く染まっていた。
「おぉ。意外とナイスバディーじゃないですか。よく作りこまれてますねぇ……」
「グハハハ、健二よ。そんなのタイツの上から分かってたことではないか」
「それもそうですね。どうです、リサちゃん人形遊びもたまには悪くないでしょ?」
「そうだな。 ジラルス、そのリカチャン人形で精一杯遊ぶのだ!!」
「頑張れ、ジラルス!!」
「キシャァァァァァ!!」
「な、なによ……、この変態怪獣!!」
捕らえた女戦士を相手にいやらしいことを考える男二人とオス一匹。
この決断ミスは、のちにその身を滅ぼす直接の原因となるのだがそんなことを彼らは知るよしもなかった。
そして、グリッドガールの体中を嘗め回すジラルス。
「ひゃっ、あぁん!! らめぇ!!」
体に伝わる電流のような快楽とべとべとと纏わり付く不愉快な涎。
ジラルスはグリッドガールに付いている二つの出っ張りを重点的に舐めた。
年の割りにかなり発達した胸に目をつけるジラルスはたいへん目の付け所がよろしいと言えよう。
「マナ……、はやく巨大化プログラムを……、このままだと、私、壊れちゃう……」
追い詰めたグリッドガールの敏感な所を爪の先端で器用に突くジラルス。
そんな責めにグリッドガールの意識は崩壊寸前であった。
そしてマナはその親友の窮地を見ても見ない振りをしていることしかできなかった。
一刻も早く巨大化プログラムを完成させることが親友の願いだということを理解していたからだ。
「よし、次はあれだ、あれ!!」
「サタンデジファー様も好きですねぇ」
「そういうお前もなかなかではないか……」
「さぁ、ジラルス。グリッドガールに止めを刺すのだ!!」
「キシャァァァァァ!!」
健二とサタンデジファーの命令を受けて止めを刺しに来たジラルス。
当然、目標はグリッドガールの乙女の蕾である。
「や、やだっ!! そこは、はじめては、大好きな人に……」
ジラルスの爪が容赦なくグリッドガールに迫る。
戦士になったばかりのグリッドガールは敵の恐ろしさに押しつぶされてしまっていた。
もう秘所からは蜜が駄々漏れになっている。目からも涙がぽろぽろと流れていた。
「ごめんね……、私、何にも出来なくって……、勇ましく変身までしたのにこんな惨めな姿をさらしちゃって……」
だんだんと迫っていくジラルスの爪。
「……っ!!」
「コンパイル完了!! お願いっ、間に合って!!」
ジラルスの爪がグリッドガールに触れる。
もうダメっ、そう思った瞬間にグリッドガールは光に包まれていた。
そしてグリッドガールは見事に巨大化していた。
「よっし。巨大化成功!! マナ、遅かったじゃないっ!!」
「無茶言わないでよ……。事前知識がないものをこんな速さで組めたなんて自分でも奇跡だと思ってるんだから!!」
と二人。天才少女マナはなんとか親友の貞操の危機を救うことができたのである。
そして健二とサタンデジファー様は驚いていた。
「何、巨大化しただと!!」
「なんて色っぽいんだ……じゃなくて、こんな短期間で巨大化プログラムが組めるなんて……、なんてやつだ!!」
いろいろと混乱してまず初めに何を言おうか戸惑った健二。
しかし、相手に天才プログラマーがいたことは健二の想定の範囲外だったようだ。
「よし、これで……、って何よこれ……」
慌てて局部を隠すグリッドガール。巨大化しても服は元通りにならなかったようだ。
「相手は丸裸の少女だ!! かかれ!!」
「キシャァァァァ!!」
その隙を見逃さないサタンデジファー様。ジラルスは喜んで襲い掛かった。
「だぁぁぁぁ、もうこうなったらやけよ!!」
と局部を隠すのをやめて怪獣に応戦するグリッドガール。
グリッドガールは恥ずかしすぎて頭がおかしかってしまったようだ。
それにしても、乳は揺れるわ、サイバー空間は肌寒いわでもう踏んだり蹴ったりである。
「とりゃっ!! ていっ!!」
とハイキックを二度かますグリッドガール。
その度に乙女の秘所が晒されて怪獣と健二達は思わず見とれてしまう。
「ごめんなさい、グリリン。私にはここまで身を張れそうにないわ」
とマナが画面を見て申し訳なさそうに言った、
等身大の裸の少女を見てさらに興奮する怪獣。
そんな怪獣相手にグリッドガールはファイティングポーズをとった。
もはやグリッドガールはなりふりかまっていられないようである。
そして見とれている怪獣に飛び蹴り。よけられない怪獣にこれはよく効いたようである。
興奮して理知的な行動をとれなくなったジラルスはグリッドガールに突進していく。
本来なら指示をだすはずの健二とサタンデジファーも全裸で戦うグリッドガールに見とれていた。
怪獣相手とはいえ裸で戦う美少女はいろいろな意味で目が離せないのだろう。
突っ込んでくるジラルスを力づくで押さえつけて顔面に2回チョップを叩き込むグリッドガール。
これは一溜りもない。
そして距離をとって必殺の一撃を構える。当然、下半身は無防備だ。
「だぁぁぁぁ!! グリッドォォォ、ビィィィム!!」
「キシャァァァァァ!!」
必殺のビームを喰らってジラルスは一瞬にして砕け散った。
きっとジラルスは死ぬ直前まで幸せだっただろう。
「な、なんてやつだ……、恐るべし、グリッドガール……」
健二は底知れぬ敵の実力に恐れを抱いていた。
そしてこの戦いは彼にとって、いくつもの意味で絶対に忘れられないものになったのである。
「おのれ、グリッドガールめ……、これで勝ったと思うなよ!!」
と消えていくサタンデジファー様。実はサタンデジファー様も冷静さを欠いていたのだった。
これでグリッドガールは病院を守りきったのである。
「くすん。もうお嫁にいけない……」
緑河光莉は人知れぬところで泣いていた。
ついでにグリッドガールが戦っている最中に機能は復旧して妹の手術は無事に成功したようだったが、
マナはそれを黙っていることにした。
そして帰ってきてしばらくした後に成功したとマナは言った。
次の日
「グ、グリリン……、元気出して。今日は何でもグリリンの好きなもの奢ってあげるから……」
マナは光莉に言った。光莉の受けた精神的ショックはとうてい計り知れないものであろう。
「いいわよ……、気を使わなくたって。どうせ誰も見てないんだからアレは忘れることにしたの」
「う、うん。私もそれがいいと思う……」
マナは言った。二人は健二のことを知る由もなかったのである。
そんな二人の横をふと、健二が通りがかった。
そして、そんな健二を恍惚とした表情で見つめるマナ。
マナは昨日の出来事で健二に一目惚れしてしまったのである。
そして親友の変化を光莉は見逃さなかった。
「どうしたのマナ? 顔、赤いわよ」
「な、何でも、何でもないの、グリリン……」
不意に聞かれてなんとか取り繕うとするマナ。
しかし光莉から見ればバレバレであった。
「はは〜ん。さては藤代に惚れたか。昨日のもよく見れば楽しそうに見えたわねぇ……」
「ち、違うの、そんなこと……」
「隠すな、隠すな、親友でしょ」
と見事に真相にたどり着く光莉。実は光莉は昨日からどこか違和感を感じていたのだ。
「……」
「ごめんね、昨日は邪魔しちゃって。マナが困ってるように見えたから、つい……」
「グリリン……」
「だから私が健二とマナの仲を取り持つことにするわ」
「えっ!!」
親友の思いがけない発言に驚くマナ。
マナにとってそれは助け舟でもあり、余計なお世話でもあった。
「まっ、この緑河光莉に任せときなさいって……」
と大きな胸を張っていう光莉。そして彼女は即、それを行動に移した。
「藤代〜、おっはよ〜」
健二を追っかけていって話しかける光莉。
誰からも無視されるようになっていて孤独だった健二にとってそれは天使のように見えた。
「お、おはよう……」
それに元気なく答える健二。
思わず自己嫌悪してしまうが、そんな健二を光莉は気にせずに話を続けてくる。
「あのさ……。昨日はごめんね。マナから話、聞いたんだけど、私けっこう早とちりするタイプだから……」
「いや、俺も勝手にノート見たし、しつこく話しかけたから同罪だよ」
健二は自信なさそうに言った。
「そんなことないって。マナ、結構あんたのこと良く言ってたわよ」
光莉はそう言うとにっこりと微笑んだ。その笑顔は健二にとって、とても眩しかった。
「そっか。ありがと、えっと名前は……」
しどろもどろになりながら聞く健二。そして光莉はそれに答える。
「私? 私は緑河。緑河光莉」
「そっか。緑河か……よろしくな」
「うん。よろしく」
と健二と光莉。そして、健二はいじめられている自分に親しく接してくれる光莉に好意を持ってしまうのだった。
世界はかくも残酷に出来ているものである。
こうして敵と味方を巡る奇妙な三角関係が完成した。
そして、この三角関係は世界を大きく揺るがすことになったのであった!!
おつきあいありがとうございました。
今回の作品は元ネタ一話をモデルに書きました。
初めのうちはキャラクターの設定などは考えていなかったのですが、
後付するといろいろな設定がついてしまいました。
と、いうより健二、お前、いつの間にこんなにシリアスになったという感じです。
次は忍者といいましたがもしかしたら変わっている可能性は非常に高いのでその辺はご容赦ください。
後、特捜風紀の人、GJです。
あなたが留守の間は他の職人が頑張りますのでゆっくり書いてください。
それではまた次回、お会いしましょう。
慌ててて書くのを忘れていましたが支援を下さった方、ありがとうございます。
健二普通に良いやつだったのに…w
デビルサバイバーの眼鏡君とデスノートの夜神月ばりに道を踏み違えてるなw
健二良い奴じゃんw
しかし光莉じゃなくてマナが先に話しかけていさえすれば全部丸く収まった気がする
>>334 GJ
エロに比べたら、世界征服なんて二の次だ!
だから二人の決断は間違ってない!
保守
上げとこ
保管庫って無いんだっけ?
ないねぇ
ジャスティアスも特装風紀シズカの初っぱなも鷹の人のシンフォニックナイツ物もみんなみんな過去ログの彼方だ
グリリン…クリリン…
クリリンみたいな一生懸命な名サブキャラみたいなサポート系変身ヒロインが
メインな変身ヒロインが駆けつけるまでの間に強大な敵にいいようにズタボロにされて、
メインヒロインが来た時はマグロ目の白濁塗れになって頭握られて吊されてて
「よお遅かったじゃねぇか?待つ間このゴミで遊ばせて貰ってたぜ?」
とかいうシチュが好きだ
特撮のスピルバンのダイアナレディが再起不能直前まで追い詰められる回とか最高だった
あー、健気なサポートキャラの悲劇っていうのはいいね。
秘められた力的な一発逆転が期待できないぶん素直に楽しめるというか。
セーラーマーキュリーなんてそのためのキャラだよね
パワー不足で小賢しく頭脳系なキャラが単独でいるところを狙われてるのとか
どこまでイっても前哨戦なのが悲しくもあり、おもいっきり犯れる分嬉しくもあり。
ヒーローが来るまでの足止めをしようと単身挑むも返り討ちにされ、地面に這いつくばされて、
敵の足を必死に掴んで留めようとするも「非力!」とか言われて背中を強烈に踏みにじられて
「あぐぅっ!」ってダメージ目になるサポート系変身ヒロイン
「あの娘(メインヒロイン)が来るまで、楽しませてね」
こうですね。
6時間待ってやるって言って岩に座り込んで待ってそう
「何本目に死ぬかな〜?」系の。
しかしここはエロパロなわけだから
「〜時間(分)ごとに一枚ずつTVカメラの前で服を剥がしていってやろう」とか
「イッた回数だけ市民を殺す」とかいいながら責めるとか常道な気がする
イく度に、一般人が殺されるってのはいいね。
サブヒロイン輪姦に参加した奴は命を助けてやろう!
とか言い出すんだ。
しかたないんですよヘヘヘ。
お前があいつらを倒せないのがわるいんだからな!
身体張って俺たちを守れよ!
あの、私、罵ってもらったり、鞭でぶたれたりしないと勃たないタイプなんですが、どうやって参加したらいいんでしょ?
女幹部にでも罵ってもらいたまえ。
そらもう
操られてヒロインを襲う一般人の群れの中で
最初思わず反撃されて「ギャー!」とか言って死ぬ役しかないだろ。
おかげで二人目以降は
涙目無抵抗なヒロインを嬲れるしな。
涙目は良いとしても、無抵抗はつまらんなぁ。
力制御とかで、抵抗が無駄になるくらいの絶妙な調整はお願いできないだろうか
>>362 肩か肘の関節外されて、抵抗しようにも出来ない展開がいいなぁ。
変身は解けてないのに、身体能力は人間に戻ってるっていいよね。
ユミエルだな
病に身体を蝕まれてるのを隠してるってパターンのサブヒロインの場合
発作が起こった隙を突かれ完膚無きまでに痛めつけられ犯され陵辱され尽くした後に病院に搬送され面会謝絶
ヒロインとは大喧嘩した後でヒロインは「お願いだから目を開けてよ」的に号泣ってな流れが好物な自分が居る
サブヒロインの敵討ち(本人的にはまだ死んでない勝手に殺すな!)と突っ込んだヒロインが負けて同じ目にあったり
そして相棒を救うため、戦士としてリベンジを果たすため、傷ついた身体を推してその場に駆けつけるサブヒロインが
決意を込めて片目を覆う包帯を解き放って風がそれを攫っていく…そういうシーンは燃えるな
>>367 その後すぐに、服や下着だった布片も風に拐われるんですね。
手術痕に手突っ込んで、内臓犯したい。
濃いなw
眼帯ズリとか眼窩姦とかされて白濁の涙を流すヒロイン
腹とかに穴開けて、溢れるくらい射精したい。
精液浸けの内臓ハァハァ
でもまあ読んではみたいかな
陵辱で快楽に堕とされるような精神的敗北も良いけど、ガチで肉体を破壊されるリョナ的な敗北が描かれたSSを
昔セーラームーンのエロSSをネットで探している時に偶然見つけたファントムガールを読んだ時は、
女ウルトラ戦士ってダサくね?血が出てるとか勘弁…って思ってたんだが
あまりにも頻繁に検索に引っかかるんで試しに通しで読んでみたらハマってしまったよ
一作投下させて貰います。20レスほど。
ちょいとだけグロっぽいシーンやスカトロがあるです。
180ある警官が遥か見上げたのだから、その身長は2mを軽く越すだろう。
体重はおよそ100kg、若手警官ヘイスはそう踏んだ。
もっとも、「それ」を構成しているのが人間と同質の筋肉なら、だ。
彼にはその生き物が猛獣にしか見えなかった。
上腕は成人男子の腰より太く、首はまるでドラム缶で、隆起した肩の筋肉は溢れ出すコールタールの如くだ。
ゴリラのようなその生き物は、やけに人めいた表情で笑った。
「どうした、もう撃たねぇのか」
街路樹の間隔ひとつ分がゆっくりと詰まってゆく。
ヘイスは震えながら銃を構え直した。その背後には阿鼻叫喚が広がっていた。
片腕を雑巾のようにへし曲げられた男、赤い血を流して泣く女学生、炎上するガソリンスタンド。
炎に煽られて街路樹は葉を落とし、アスファルトが空の赤を映していた。
それを背負い立つヘイスは英雄と呼ぶに相応しいだろう。
「フ、フリーズッッ!!」
その英雄は涙を零しながら引き金を引いた。
パァン、と発砲音が響く。次いでもう一発。
しかし弾を喰らった相手は、その度に一瞬歩みを止めただけだった。
当たっているのだ。
弾は確実にゴリラのような化け物の頭蓋へ呑み込まれている。
人間なら即死だ。しかし、効かない。
「う…ぁ、ああああ!!!」
ヘイスは半狂乱になって更に引き金を引く。しかし、弾が出ない。
がちん、がちんと無情な音が響く。
化け物が口端を吊り上げた。
「くそ、クソっ…!!」
後ずさりしながら街路樹に行き当たり、ヘイスはいよいよ震え上がる。
「そう怖がんなって。一発でぶち撒けさせてやるよ」
化け物が拳を握るのを、ヘイスはただ呆然と眺めていた。
だが肩が動き、それが自分へと向かう事が解った時、彼はもがいた。
足をばたつかせ、滑って尻餅をついた。
前髪を質量が掠める。その質量は凄まじい速度を以って背後にぶつかり、街路樹の幹を軋ませた。
聞いたことの無い音だった。
ギヂヂヂッヂヂ、そういう軋轢音と共に、背後にあった街路樹が倒れていく。
「ちっ、避けやがって」
化け物が唸りを上げるのが聴こえる。ヘイスは蹲りながら顔を覆った。
「神よ、神よ、神よ、神よ…!!!」
喧嘩無敗、今までの人生で祈った事など無い彼だったが、知らずの内にそうしていた。
化け物が嘲笑っている。
だがともかく神に祈りはした、瞬間的にだが父母に懺悔もした。これで天国へ逝ける筈だ。
あとは化け物に拳を振り下ろされ、死ぬだけだ。ヘイスはそう覚悟を決めた。
そして訪れる、長い、長い静寂。
…走馬灯はゆっくり流れるというが、それにしても長い。
ヘイスは瘧にかかったように震えながら、僅かに指を開いて顔を上げる。
そこには尚も異形の化け物がいた。しかし、その視線はどこか遠くを向いている。
「……驚いたな」
化け物は低く呟き、くるりと背を向ける。
「祈って女神を引き当てやがった」
ヘイスは涙に濡れた視線の先に、確かに女神を見た。
東洋人らしい彼女は黒髪を赤い風にたなびかせ、化け物を見据えていた。
「あ、絢葉だ!おい皆、絢葉が居るぞ!!」
誰かが叫び、周囲の視線がその少女に集まった。
「ま、マジだ、――絢葉ぁああ!待ってたぞぉっ!!」
「化け物はGS前の街路樹だ!ポリスが一人で相手してる、助けてやってくれ!!」
人々の声を受けながら、絢葉と呼ばれた少女は地を駆ける。
その出で立ちはまるで逃げ出した虜囚のようだった。
拘束服のような白い上着で身を締め付け、その腕にも首にも腰にも、至る所に大小様々なベルトが見える。
唯一脚だけは自由、というより下穿きを履いただけの生脚だ。
その生脚は、この狂乱の中にあっても男達の眼を釘付けにするすばらしい形をしていた。
「どうやら、只者じゃねえな。お前みたいなのを待ってたぜ」
異形が、少女の脚に露骨に視線をやりながら言う。
少女は辺りの惨状を見渡して化け物を睨んだ。
「レディーを迎えるなら、もう少し紳士的にお願いしたいわね」
「へっ。生憎俺は、『イイ女は犯してこそ』の益荒男思想なんだよ」
化け物がにやりと笑う。
そして地面を蹴り、巨体に似合わぬ速さで絢葉に迫った。
「聞きゃあ随分と兄弟を潰してるそうじゃねえか。どんなもんか、見せてみろ!!」
化け物は絢葉の顔目掛けて爪を振り上げる。
絢葉は鋭いステップで横へ回避した。完全にかわした筈だ。
しかし化け物の腕から繰り出される風圧は、それだけで黒髪を巻き取っていく。
「くっ…!?」
吹き付ける暴風の中、絢葉はかろうじて目を開ける。
その視界の中、化け物が傍らにあるバイクを軽々と掲げるのが見えた。750ccの大型バイクだ。
「ミンチになりなァ!」
キガシャアァンッッ!!!!
バイクは凄まじい音を響かせてアスファルトに打ち下ろされる。
絢葉は素早く後ろへ跳んで直撃こそ避けたが、四散するバイクの破片を体中に浴びる形となった。
「……つっ!!」
絢葉は目を庇いながら後ろへ左右へステップを刻む。
数瞬反応が遅れれば大惨事という破片の吹雪を素早く切り抜ける。
「やるじゃあねえか。下の下で即死、中の中ならでかい破片で瀕死ってとこだが…掠り傷か」
化け物はバイクの片割れを手に感嘆を示した。
絢葉は頬に幾つか、服に5ヶ所、脚には数えるのも億劫なほどの切り傷を負っていた。
「…そっちこそ、やってくれるわ。脚は自慢の一品なのよ」
絢葉は自分でも傷を見て溜息をつく。
そして自らの腕で自分の胴をかき抱くような仕草をした。
――手加減はしてられないか。
そう呟いたのは聴こえなかったのだろう。化け物が口元を綻ばせる。
「怖ぇのか。まあ目の前であんな事されちゃあ、ビビらねぇ訳がねえよな」
そう言って勝ち誇ったように力瘤に口付けする。
その間も絢葉は更に強く細身を抱き、何かを呟いていた。
「おいあれ、た、助け……ないと……!」
腰を抜かしていたヘイスは、それを見て叫ぶ。このままでは、あの少女もやられる。
しかしヘイスを介抱した通行人は、穏やかな表情で首を振った。
「大丈夫だ。じきに勝負は着く」
よく見れば、他の人間たちも縮こまる絢葉を見て目を輝かせている。
ヘイスにはそれが脅えているようにしか思えないのに。
『汝、絢葉の清冽なる身を赤鎖に捧げ請う … 第一拘束 拘束を開始せよ』
絢葉が低く呟いた次の瞬間、突如その身に纏っていた服が収斂し始めた。
ぎちぎちと布の締め付ける音がする。
細身をさらに押し込めるように肌に張り付き、更にベルトがぱしぱしぱし、と音を立てて幾重にも巻きついていく。
「………?」
余裕を見せていた化け物も、その異様な事態に目を細めた。
「何が、起こってるんだ…?」
ヘイスが問うと、隣の男が答えた。
「奇跡さ。『不自由なる女神』の、な。」
それから数十分後、化け物は膝を突き目を見開いていた。
「……………ッ!!」
アスファルトに彼のどす黒い血が滴っていく。鼻から溢れ出したものだ。
「投降しなさい。そろそろ限界でしょう?」
絢葉が彼の頭上から声をかける。
「…舐、っめんなああ!!」
化け物は左腕を地に叩きつけて身を起こし、同時に右腕を絢葉に叩きつける。
しかし、当たらない。
「解らずや!!」
絢葉はとうにそんな所にはおらず、彼の頭上に舞っていた。
轟音を立てて化け物の首筋に飛び降りると、その跳ね返りを利用して痛烈なミドルキックを放つ。
スバァンッ!!!
その蹴りは見事に化け物の顎に入り、血飛沫を舞わせてその巨体をぐらつかせた。
「お……くあ…お………」
足に力が入らずよろめきながら、化け物は理解していた。
絢葉が腕と上半身を自ら拘束したあの瞬間から、その脚力が爆発的に増している。
ステップの速さも、踏み込みの深さも、蹴りの威力も、全てが人間のそれではない。
周囲の盛り上がりから推測できた。これこそが彼女の真髄だ。
一時的に腕を犠牲にし、悪を屠る足腰を得る女神の奇跡。
ゴリッ!!
絢葉の生脚が化け物の顎を抉る。ほんの僅かにいい匂いが鼻腔を擽る。
その威力たるや、まるで自分がバイクをぶつけたあの破壊力さながらだ。
化け物は自分の頭の中にぶちぶちと千切れる音を感じていた。
頭に銃弾を打ち込まれても何ともない頭部だが、超威力の打撃を喰らい続けた場合には耐え切れない。
もっともトラックに激突されても、さして問題のないレベルな筈だが。
――ありえねぇ……こんな細っこい、ガキが……!
化け物は脳髄が焦がされる痛みを覚えながら、何とか耐えようとし、
―――頭が、割れる…目が見えねぇ…………
ば、化け物、め…ッ!!!
しかし、ついには血を噴いて仰向けに転がった。
血は噴き上がって絢葉の身体に降りかかる。流石の絢葉も攻撃の後にそこまでは避け切れない。
化け物が動きを止めると、わっ、と周囲に歓声が上がる。
その只中で絢葉は膝まずき、化け物の瞼を静かに閉じさせた。
絢葉、17歳。
彼女こそ街を騒がせる異形への、ただひとつの切り札だった。
※
「絢葉ちゃん!」
絢葉が扉を開けると、軍服の女性が椅子から立ち上がった。
2つに分けたセミロングの金髪が美しい。
「よく無事で。皆、心配してたのよ」
「ありがと、アネッサさん」
敬礼してそう話す女性に、絢葉は肩を竦めて答える。
アネッサは絢葉より5つ上だ。落ち着いた物腰の彼女は、絢葉には姉のように思えた。
「おや…生きていたか」
部屋の奥からもう一人軍服の男が現れ、敬礼する。
アネッサがその敬礼を見て目つきを鋭くする。
「左手敬礼ですよ、中尉」
中尉と呼ばれた男はなおも左手敬礼を改めぬまま鼻を鳴らした。
「さて、ゾンビになって帰ってきているかもわからんからな。
左手礼は死者への黙祷だ」
「中尉っ!」
アネッサが食ってかかり、今の男、カークが悪戯っぽく笑う。
この2人は元は軍属だったが、ここ数年の化け物事件と
それにまつわる軍内部の怪しさを嫌い、退役したという経歴がある。
カークは当時アネッサの上司であったらしい。
「敬礼なんて別にどっちでも良いわよ。
…ところでカーク、それとは別に、今度一緒に組み手やらない?
大事な子袋をたっぷり可愛がったげるわよ」
絢葉はカークの胸に指を突きつけて告げる。
「はは、は、謹んで遠慮させてもらうよ。君とは人間としている気がしない」
カークは苦笑いしながら後ずさりした。
「…くっ!…あ、あいたた……!」
シャワーを浴びながら、絢葉は小さく悲鳴をあげた。
湯で体中の切り傷が染みる。特にバイクの破片で負った傷が深い。
挙句には最後、あの化け物の血をまともに浴びてしまった。
その血潮が今も傷口でどくどくと鳴っているようだ。
――ゾンビになって帰ってきているかもわからんからな。
カークの言葉が甦る。
街に化け物が出始めたのは2年ほど前。
この街――サリムコスクは元々治安の良い地域ではなかった。
ギャングと違法入国者の吹き溜まりで、軍も警察も他国ほどまともには機能していない。
『犯罪者を捕らえろだと?それなら街沿いに鉄格子でも作ればいい』
先代の市長は記者にそう言い放った。
その街に化け物が現れた所で、対処に当たるのはよほどの正義感をもった警官か、薬物中毒者だけだ。
そんな中、絢葉が化け物と戦い始めたのがちょうど1年前になる。
初めは孤独な戦いだった。
一人で拘束服を纏い、化け物と相対していた。
そうしているうちに仲間ができた。最初は不良軍人のカークだ。
次にその部下のアネッサが、そして他のメンバーが集まり、化け物の対策チームができた。
あの化け物には、特別な名前が与えられていない。皆が化け物とだけ呼ぶ。
普通なら死ぬ攻撃でも死なないから、ゾンビと呼ばれもする。
彼らには謎が多かった。
誰が、何の目的で造り出したものかわからない。
どのぐらい人間らしさが残っているのかも謎で、何の為に暴れるのかも解らない。
ただあの化け物は、誰かが止めねばならないのだ。
戦いに終わりは見えない。
だが絢葉たちは確実に、あの化け物達を駆逐していっている。
あのような化け物を一体作るのがそう容易いはずも無い。
ならばいつかは、いやきっともうすぐこの戦いも終わる。
絢葉たちは誰もがそう思っていた。
そしてそれは、ある意味で間違いではなかった。
※
「随分と不満そうじゃないか。悪がヒーローの組織に押しかけるのは卑怯…とでも言うのかい。
ヒーローの方はよく敵のアジトに押しかけるじゃないか」
「くっ……!」
アネッサは壁に背を預け、眼前の敵を睨み据えた。
目の前には眼鏡をかけた白衣の女性が佇んでいる。軍で生物の研究をしていた女だ。
「それらが全て、貴様の研究結果…というわけか」
アネッサは女の傍らに目をやった。そこには数多くの怪物がひしめき合っている。
動物と人間を合わせたような生き物から、不気味に蠢く軟体生物まで。
アネッサ達の基地はそれによって完全に占拠されていた。
仲間が殺されるのは何度も目にしたし、通路で別れ別れになったカークも駄目だろう。
恐らく生き残っているのは、最奥に逃げ延びた自分と、あと一人。
街中で化け物と戦っている絢葉だけだ。
そのアネッサも、今まさに最期の時を迎えようとしていた。
「よくやった、と褒めてやるよ。軍で大人しく人を撃っておけば、それなりの地位になれただろうね」
白衣の女、石間はアネッサを眺めて言う。
化け物の頭に何十と弾を撃ち込み、2体を沈黙させた。
肩を大きく抉られているが目はまだ死んでいない。
「あの娘を待っているのか?…絢葉、と言ったかな」
石間の言葉に、アネッサが目を見開く。
「貴様、なぜその名前を……ッ!!」
「何でも聞こえてくるよ、軍に居るとね。研究の邪魔をする組織の存在に、そこの構成員……花形」
「軍主導の『実験』、という訳か。気狂いめ!」」
アネッサが震えながら銃口を石間に向け、放つ。
しかし弾丸は石間に届かない。その前に立ちはだかった、牛のような化け物に弾かれる。
化け物はそのままアネッサを壁へと押し込んだ。
「うご、はっ……!!」
アネッサは目を見開き、銃を取り落とす。
「ミノタウロス、力加減を間違えるんじゃないよ。その女は内臓が潰れただけで死ぬんだ」
盛り上がる肩に潰されたアネッサを見て、石間が言う。
ミノタウロスが肩を話すと、アネッサは力なく崩れ落ちた。その口から真っ赤な血が溢れ出す。
「か、かはっ…う、あ……!!」
「言わんこっちゃない。……まぁ、丁度いいか」
石間は胸元から瓶を取り出すと、中から小さな青虫のような生物を摘み出した。
「期待に応えておくれよ?」
石間は膝をついて微笑むと、まだ気絶しているアネッサの耳へその生物を近づけていった。
ハイウェイ脇の巨大モニターに、その映像が映ったのは唐突だった。
「うお、何だあれ、女……!?」
「若い女じゃん。うっわぁ…結構美人なのにありゃひでぇや」
モニターを見た男達が口々に囃し始める。
そしてそれを一人、愕然とした表情で見る少女が居た。
「うそ……アネッサ…さん……?」
モニターに映る2つ分けの金髪の女性は、紛れもなくアネッサだ。
彼女は彫りの深い顔立ちを鼻フックで歪められ、眉間に皺を寄せていた。
さらに拡がりきった鼻孔には細長い綿棒のようなものが深々と突き入れられていた。
女のものと思しき指が綿棒を挿し入れ、奥の奥に達するとアネッサが堪らず咽帰る。
『んぉごえぼえぼ、あぶっ……んぐぶううううっっ!!』
じゅるじゅると鼻汁を噴きこぼしながら嗚咽する。
「うわ、きったねぇ。食事の後に何見せやがんだ」
「鼻水も汚いけど、声も凄いよね。女の出す声じゃないよ」
「誰だよ、公共の場所でAVなんか流してる馬鹿は」
周囲の野次が盛り上がる中、絢葉は画面に釘付けになっていた。
後ろに見えるのは基地の設備だ、アネッサが嬲られているのは自分達の基地でだろう。
そしてアネッサは羞恥の鼻責めに悶絶しながら、必死に何か言おうと口を開閉していた。
絢葉にはそれがわかった。
読唇術の心得など無いが、あらかじめ予想がついていれば読み取るのは容易い。
あ や は ち ゃ ん
彼女は確かにそう言っていた。
絢葉はそれに気付いた時、ハイウェイを駆け出していた。
「ま…て…!」
その先に先刻倒した化け物が、満身創痍の状態で立ち塞がる。
しかし絢葉は止まらなかった。
「どきなさいっ!!!」
絢葉が一括すると、化け物は身を竦ませる。
そして基地へと駆ける絢葉を、ただ呆然と見送った。
※
「一体何が……!」
絢葉は基地の階段を飛び降りながら周囲を見渡す。
黒ずんだ壁、鮮血がワックスのように広がる床。
火事か虐殺でも起こらないとこうはならない。
いや、実際そのどちらもが起こったのだろう。
ただそれを確かめようにも、生存者も記録物も見当たらない。
先程から肉片しか視界に映らないのだ。
「!!」
と、絢葉はふと足を止めた。最下層へ向かう途中の廊下で人が倒れている。
それは絢葉のよく知る人物だった。
「カーク…!!」
絢葉はその男の前に歩み寄った。彼は壁に背を預け、腹部にコートを被っている。
彼の周りには3体の化け物が仰向けに息絶えていた。
「おや…生きていたか」
カークは瞼をむりやり持ち上げるようにして絢葉を見上げる。
絢葉はぱくぱくと口を開閉し、瞳を彷徨わせたあと、下を向いて黙り込んだ。
「何だ…?何も言わない君は、気色が悪いな」
カークは息を吐き出しながら言う。
「そのコートの下は……どうなっているの……?」
絢葉は言った。普段カークに物を言う姿からは想像もつかない、しおらしい口調だ。
「見たいか?君の好きな子袋ぐらいは、残っていそうだぞ」
「………!!」
絢葉は胸につくほどに深く項垂れ、少しして顔を上げる。
彼女はカークを見つめた。
何とかしたいとも考えたが、もはや助かる人間の顔色ではない。
絢葉は涙を零しながら敬礼した。
「……左手敬礼だぞ。」
「願わくば、貴方がゾンビとなって生き永らえますように…よ」
絢葉がくしゃくしゃの笑みを向けると、カークも同じ笑みを浮かべた。
「謹んで、遠慮させて貰うよ」
カークの息が途切れた後、絢葉は遺骸を抱えてそっと唇を重ねた。
そして彼を優しく休ませると、意を決して立ち上がる。
『汝、絢葉の清冽なる身を赤鎖に捧げ請う … 第一拘束 拘束を開始せよ
汝、絢葉の清廉なる心を赤鎖に捧げ求む … 第二拘束、拘束を開始せよ』
ぎち、ぎちっと布が絢葉の胸を締め付け、腰に食い込む。
腕が雁字搦めに縛られ、今度は少女の細い首にまで鎖が絡みついていく。
「ぐ、ぐぐ…!!」
上半身の全てを締め付けられ、絢葉は顔を顰めた。
しかしその瞳は明らかに変化し始めている。
燦爛と輝いていた瞳孔の光が鈍り、深さを増していく。戦人の目だ。
「いつ以来かな。……本当の本気で戦うの」
絢葉は脚を踏み出した。ずん、と床が揺れる。
下穿き以外は何も纏わないすらりとした脚は、今や意のままに操れる重機と化していた。
「ようやっと来たかい。待ち侘びたよ」
石間が絢葉を振り返って言う。その瞬間、地面が揺れた。
絢葉が飛び掛ったのだ。
「させねぇよ!」
蛇の腕を持った化け物が絢葉の脚を絡め取る。絢葉は空中で勢いを失くし、床に落ちる。
「へへ、残念だったな……」
しかし。床についた瞬間、勢いよく振り上げた脚により、その脚を引いていた蛇はいとも簡単に千切れ飛んだ。
「うぐあああああああっっ!?」
蛇男がのた打ち回る。
「ちぃっ、きやがれ!!」
豹を思わせる縁取りの男が腕を伸ばして襲い掛かる。
「邪魔しないでっ!!!」
だが絢葉はその伸ばした左右の腕を踏み台に駆け上がり、男の脳天に痛烈な踵落としを喰らわせた。
男はタイル張りの床を粉々に打ち砕きながら倒れ伏す。
「ほう、大した気迫だ。まるで竜巻だねぇ」
石間は構えながら賞賛する。彼女は自信があった。
生物の研究を進める傍ら、特に優れた遺伝子は積極的に自らも摂取したのだ。
今や彼女の肉体は人間サイズながら、象よりも強靭でチーターよりも俊敏な筋肉を備えていた。
しかし、絢葉が3mの距離から跳んで放った回し蹴りを見た時、石間の頭に不安がよぎる。
そしてその不安は的中した。
バグンッ
明らかに蹴りの音ではない、破裂するような音と共に、防ぎきる筈だった石間の腕は完全に2つ折れになっていた。
「「ぐう、う…!!」」
石間は呻き、同時に蹴った絢葉も脛を押さえて蹲る。硬いのは硬いのだ。だが破壊された。
「馬鹿な……あくまで人間の力なんじゃないのかい」
石間は腕を押さえながら後退する。
「残念、違うわ。これは、神の力よ」
絢葉は床を踏みしめながら言う。
「この拘束服は、キリスト様の聖布を復元したもの。体の一部に枷を追うことで、他の部分に加護を頂くの。
鎖は海の底で眠っていた客船の碇を打ち直したもの。数千の人間の怨嗟が服の制約効果を増強するわ。
この服を着て念じれば、数千人分の力と神の加護を得られるわけ。
もっとも大抵の人じゃ、神性と邪念の板挟みで戦うどころじゃなくなるけどね」
絢葉の言葉に呼応するように、拘束服の鎖と布が蠢き出す。
「なるほど……それで『不自由なる女神』か」
石間は民衆が絢葉を呼ぶ2つ名を思い出した。
「そうよ。観念した?……言っとくけど、もう命乞いは聞かないわ。
何十という命を食い潰してきたあなたのは、ね」
石間はここで深く息を吐いた。
「やれやれ、だ。大方の動物の遺伝子をモノにして、とうとう勝てると思って乗り込んだんだけどね。
相手がここまで強いとなると、参っちまうよ。だから」
「そう。じゃあ楽にしてあげる!」
絢葉が石間に駆け寄った、その瞬間。突然絢葉に人影が襲い掛かる。
「しつこ…!?」
絢葉は蹴り飛ばそうと腰を切りかけ、その人物を見て急いで脚を止める。
「……だからさ、ちょいと汚い手、使わせてもらうよ」
石間がそう言って寄り添った相手。
アネッサだった。
「アネッサさん!無事だったのね!!」
絢葉がアネッサに笑みを見せた瞬間、その頬をナイフが掠める。
「………え?………」
頬に血が流れるのを感じながら、絢葉は立ち尽くす。ナイフを投げたのはアネッサだ。
操られている…?それとも弱みを握られて言いなりに…?
絢葉はどちらかと考えようとし、しかしどちらでも同じだと気付いた。
アネッサは二つ目のナイフを手にとって翳す。
「くっ……こ、こんな……!!」
絢葉はアネッサと対峙しながら眉を顰める。すると石間が笑った。
「ははっ、何身構えてるんだい。別にお前と戦わせようなんざ思っちゃ居ないさ」
「何ですって……?」
絢葉は耳を疑った。戦わせない?それならば依然絢葉の優位が変わらないではないか。
そう思った直後、絢葉は目を剥いた。
アネッサが自分の首元にナイフの先を差し込んでいたからだ。
つう、っと血が流れていく。
「あ、アネッサさん!馬鹿なことはやめてっ!!」
絢葉は無意識に駆け寄り、拘束服を解除してアネッサの手を掴んでいた。
手がぶるぶると震える。簡単に引き剥がせる力ではない。
というより拘束服の力を借りない絢葉よりは、軍人であり年上でもあるアネッサの方が腕力は上なのだ。
ナイフは少しずつアネッサの白い喉を裂いて行く。
「うわあああ!やめて、やめてぇ!!おお願いですっ!!!」
絢葉は涙を零しながら必死にナイフを掴む。
今背後から襲われたら即死ものだが、もはやそれどころではない。
「助けて、誰か……!!」
言いかけ、絢葉ははっと気付いて石間を見る。彼女はさも可笑しそうに見ている。
絢葉は一瞬躊躇い、しかし赤い血が掌に落ちるのを感じて決断した。
「石間!……さん、お願いです、やめさせてくださいっっ!!!」
「おや、じゃあ何でもするのかい」
「な、何でも!?………くっ、します、何でも!だから早くうぅっ!!!」
絢葉の手首にまで血が流れ始め、絢葉は声の限り叫ぶ。
すると、ふっとアネッサの力が緩まった。
絢葉は大きく安堵の息を吐き、その場にへたり込む。
「ハイ、契約成立。」
石間がけらけらと笑い、化け物たちに絢葉の拘束服を剥ぎ取らせにかかった。
絢葉は抵抗しかけ、しかし石間と目が合った瞬間にその細い身体から力を抜いた。
「おいおい……冗談じゃねえぞ!!」
「何敵のいいなりになってんだよ、しっかりしてくれよ絢葉!!」
「誰よあれ!あんな破廉恥女一人、死んだっていいじゃない!!」
「助けてよ、このままじゃアタシら全員殺されちゃう!!」
各地のモニターの下では絶望の声が上がっていた。
先ほどの基地でのやり取りは、全て街全域に流れている。
絢葉が乗り込んだ時は祭りのようであった民衆も、今は絢葉を非難する声で埋め尽くされていた。
それを嘲笑うかのように見下ろすモニターは、また新たな情景を写しはじめていた。
絢葉は裸に剥かれ、仰向けで尻を突き出す格好を取らされていた。
肩を地面につけてブリッジをするように腰を浮かせている。
そして秘裂を石間に晒したまま、後ろの孔には自らの指を挿し入れていた。
「ほぉら、もっと勢いよくずぷずぷしたらどうだい。カマトトぶってるんじゃないよ」
石間に唆され、絢葉は指の繰りを深める。第二間接までを嵌めこんで抜き差しを続けた。
「しっかし、いい脚してやがんなぁ。太腿と脹脛はむちむちしてて、膝裏と足首だけ締まってるなんて…都合のいい形だぜ」
「全くだな。ずっと拘束服で解らなかったが、乳も相当でけぇし。…っといけね、出ちまった」
化け物の一人が手のひらに大量の精液を噴出した。彼はそれをにやけながらこね回し、絢葉に近づく。
「お待ちかね、潤滑剤の補充だぜ」
彼はまず絢葉の股の間に顔をうずめ、少女の花園の匂いをいっぱいに吸い込んで何とも言えぬ顔をする。
そして精液のねっとりと絡んだ指をおもむろに慎ましい蕾へと挿し入れる。
「んくっ!」
「おお、すげぇ。俺の指をきゅんきゅん締め付けてくるじゃねぇか。気に入ったのか?」
化け物は気をよくして指を出し入れする。しまる、しまると呟いている。
「おい、いい加減にしとけ。あくまで嬢ちゃんのアナルオナニーなんだぜ」
「だってよ、この穴すげえ締め付けてきやがるんだ。ぜってぇ気持ちいいんだぜこれ」
「バーカ、おめぇの指は嬢ちゃんの何倍もあるから痛くて締めるってだけだろ」
仲間に諭され、化け物は名残惜しそうに指を抜く。
「あー、気持ちよかったなぁ」
すっかり薄まった精液のついた指先を撫でながら、彼は一人呟いた。
つらいのは精液をたっぷりとすり込まれた絢葉だ。
彼女は石間に急かされ、再び後孔に指を潜り込ませる。そして中をかき回しているとき、
絢葉は眉を寄せて斜め上に視線を投げ、先ほどとはまた違った表情をみせていた。
その妙な表情のわけはすぐに解る。
びすっ
絢葉が何度目かに直腸を弄り回していた時、小さな破裂音がした。絢葉の肩が震える。
放屁だ。中途半端に白濁が入り、肛門に空気が堪ってしまったらしい。
「おやおや、正義のヒロインが尻の孔ほじっておならするんじゃないよ」
石間のなじりで笑いが起きる。絢葉は耳まで赤くする。
モニターの向こうでも苦笑が起きている事だろう。
「続けな」
石間の言葉で絢葉は再び指を出し入れする。ぶすっ、ぶうっ、ぶちっ。音が続いて笑いが起きる。
「ちょいと鳴らしすぎじゃないのかい。この分じゃあ、中身もたんと詰まってると見たね。
そこのお前、一度指の匂いを嗅いでやんな。あの匂いがしないか、ね」
石間が言い、絢葉が顔を強張らせる。しかし逆らえない。
絢葉はゆっくりと尻穴から指を抜いた。ぐちゅりと音がする。音の通り、白濁した糸が細い指に纏いついていた。
「ったく、しょうがねぇな」
隣にいた犬の化け物が絢葉の小さな手をとり、鼻へ近づける。
「ん〜?んん〜??」
遠くから匂いを嗅ぎながら、いやらしく絢葉の瞳を覗き込む。
顔を赤くした絢葉はその視線をさけるように目を閉じた。
そして犬男がいざ直接手のひらを嗅ぎ、
「う、ぐえほぇほげけほ、うおっううぇっ!!!」
思いっきり噎せ返った。犬の嗅覚なのだから当然だ。
「うええ、臭せぇ!すげえ匂いさせてやがる。溜まってる以前に、女がさせて良い匂いじゃねぇぜ!」
犬男は半ば本気で噎せ、半ば茶化しながらわめく。
「う……ううっ…!!」
絢葉は片手を嗅ぎ回られながら唇を噛み締めた。
「よっぽどなんだろうねぇ。さあこれで、中が詰まってる事は解ったわけだ。
正義の味方様が中に不浄を溜めたままじゃあ格好つかないからね、すっきり出させてやるよ」
石間がそう言いながら手に持ったのは、彼女の腰ほどもある長い長いゼリー状の軟体生物だった。
絢葉が恐ろしそうに見上げる。
「さぁ、かわいい尻を持ち上げな」
石間が命じた。
「うああっ!ああっ!!」
尻を高く掲げながら軟体生物を入れられ、絢葉の腰は激しくうねっていた。
「ふふ、随分暴れるだろうこいつは。美少女の腸に入れて喜んでんのさ。
…いい事を教えてやろう。こいつはね、元は人間だったんだ。
軍の女子トイレをいつも覗いてて軍法会議になる所だったのを、うちが引き取ったのさ。
まさかこんな軟体生物にされるとは思ってなかったろうが、今は人生の至福だろうね」
石間の言葉を証明するかのように、軟体生物は鰻のように暴れ周り、半分ほどが入ったところでつるんと中へ潜り込んでしまった。
「うあああぁーあ!!」
あまり声を出さないようにしている絢葉が叫んだほどだから、それはおぞましい感覚だったのだろう。
「石間様、軟体生物の浣腸たぁ面白い趣向ですね。でも、こっからどうするんです?」
膨れた腹に唖然とする絢葉を尻目に、一人が聞いた。石間は機嫌よく笑う。
「とりえあず、どうもしないさ。これはそのまま放置しとくのが一番面白いんだ。
まぁ一応、手だけは封じときな」
石間の命で絢葉は後ろ手に戒められる。
そこからは地獄の放置が続いた。モニターも尻穴に軟体生物を迎え入れた少女の苦悶を延々と流していた。
最も多い構図は、寝る時のように横臥した絢葉を真上から撮ったものだった。
一見すると動きは少ないが、絢葉は確実に反応していた。
三角座りのような基本形から、ある時は「ん!」と小さく叫んで乳房を押しつぶすように両膝を上げ、ある時は脚を少し休ませるように下げ。
上下の移動が止んだと思うと、今度は左右の太腿をこすり付けるようにし始める。
モニターでは『オナニーしたいんだ』と指摘されたが、絢葉の手は後ろで拘束されているため真相はわからない。
また次に多かったのが、正座するように座らされた構図だ。
この時は絢葉の腹筋越しに軟体動物ののたくるのが見え、モニターで悲鳴のような歓声が上がった。
また絢葉の恥じらいの部分が繊毛だけとはいえ覗いていた。
絢葉は正座のまま、歳の割に豊かな乳房を弄ばれた。2人の化け物に左右一つずつの乳房を掴まれ、乳房と乳首を延々と弄られた。
乳房を揉みあげられ、乳首をこりこりと扱き上げられると、絢葉は声こそ出さないが目を細めて本当に気持ち良さそうにした。
モニターで見ていた女性のひとりは、その乳責めを見て語る。
『あれね、気持ち良さそうだけど地獄だよ。あそこまで徹底的に乳嬲られると、普通ならあそこ触ってって叫んじゃう。
それから考えたらあの子、心がすごく強いね』
しかし、乳責めはそこでは終わらなかった。
化け物2匹が執拗に乳責めを行ったのは、絢葉を心地よくするためではない。
彼らはアリクイと蝶の器官を模した化け物であり、その真の目的は絢葉の母乳を飲むことだったのだ。
結論から言えば、蝶は飲めた。アリクイの方は失敗した。
蝶怪人の口は極めて細かったが、アリクイのものは乳管への挿入には太すぎたのだ。
そのため最終的には、右の乳首に蝶の口を差し込まれて母乳を溢れさせ、一方の左乳房からは何も出ない、という情景になった。
「ふぁ、ふぁ、だめ、あう吸っちゃだめ、ふぁあ、ぁああ……!!」
絢葉は右の乳ばかりを強烈に吸われ、涎を垂らしながらどくどくと母乳を溢れさせた。
そのせいか乳責め後、仰向けに転がった彼女の胸は、右の乳房が若干左より小さくなっているのが見て取れた。
軟体生物が腸内に入れられてから10時間ほど経っただろうか。
突然絢葉が強烈な排泄欲を訴え始めた。
「はやくはやく早く、トイレに、トッ…トイレにいかせて、お願い!!」
絢葉の腹部では凄まじい蠢きが見て取れた。だが石間はそれを許さない。
「駄目だ、もっと踏ん張りな」
尻穴から軟体生物が顔を覗かせると、そこをライターの火で炙ってまた腸内に戻す。
そこから絢葉は30分、我慢させられた。
「うぐぐ…っ、ぐ、ぐひっ……う、う〜っ…あ、はぁっ!」
汗をびっしょりとかき、唇を噛んで俯き、弾けるように天を仰ぎ、何かを払うように首を振る。
そうやって散々に苦しんだ後、ついに石間が許可を出した。
「よし、良いだろう。ひり出せ」
2人の化け物に絢葉の腕を掴ませ、四股を踏んだような格好で立たせる。
絢葉は一瞬その恥辱の格好に不満そうな顔をしたが、すぐに排泄一色の表情になる。
「う、ううぅ……っ!!!」
絢葉が息んだ瞬間、それは凄まじい音を立てて溢れ出した。
ぶびびっ、ぶうちゅっ!…みちみち、ぶり、ぶり!ぶりいいっ!!
思わず耳を塞ぎたくなるような破裂音と粘っこい音が交差する。
絢葉の可愛らしい菊の花は目いっぱいに開き、中から湯気を立てた軟体生物が流れ出てくる。
それは最初に比べて随分と太さを増していた。
「くく、あーはっはっはは。見なよ、中に山のように詰まってたんじゃないか。
一体何日の便秘だったんだい、女神様!!」
石間が笑い、排泄を終えて喘ぐ絢葉に軟体生物を見せ付ける。絢葉は表情を凍らせた。
軟体生物の巨大化した理由。それは絢葉の腸内にあった排泄物を、ゼリーのような自分の身体で包んだからだった。
赤いゼリー体に包まれた自らの排泄物を前に、絢葉は下を向いたまま黙りこくる。
「ふん、そう落ち込むんじゃないよ。可愛い女神様も、所詮人間ってことだね。
そうだいっその事、とことん堕ちてみちゃあどうだい?」
石間はそう言うと、一匹の化け物を手招きした。馬の化け物だ。
「く…臭いっ!!」
その化け物のあまりの臭気に絢葉が顔を背ける。
しかしその直後、信じられない物をみたという表情で顔を戻した。
「気付いたかい?これほどのものにはお目にかかった事もないだろう。
本物の馬にしちゃあ小さめだが、こんなのをお尻に入るたら、もう人として失格だね」
石間は面白そうに言う。
「い…いや……」
絢葉は首を振った。馬の化け物は特に野生的なのか、猛然と絢葉の上に圧し掛かり、
大量排泄で開いている蕾に逸物の先を宛がった。
「やめてえええっ!!!」
絢葉の叫びと共に、みちみちと逸物がめり込んでいく。
いつしか部屋には絢葉と馬の化け物だけになっていた。
昂ぶるたびに臭気を増す馬に他の者が耐え切れず、絢葉だけを置いていったのだ。
哀れな絢葉は、胡坐をかいた化け物の上に乗せられ、背後から強烈に突き上げられていた。
「いや、くさいっ、くさいっ、くさいっ、くさいいっっ!!!」
絢葉は泣きながら叫んだ。耐え難い悪臭だった。
目は真っ赤に充血し、鼻孔は開ききって鼻水を垂れ流している。喉の奥がひどく痛む。
まるで毒ガスを吸い込まされたようだ。
匂いも強烈なら、その突き込みも痛烈だった。
馬の逸物は凄まじく大きく、太さは骨盤が割れそうなほどだったし、長さは腸の奥底まで至ってもまだ余っているほどだ。
それほどの質量が腰を掴まれたまま叩き込まれるのだから、堪ったものではなかった。
胡坐をかいた姿勢で腰を掴み上下させられると、自分が相手の備品になったような気がしてくる。
それが怖くて貫かれながら脚をばたつかせるが、勢いよく最奥を貫かれると、足の指を曲げたまま脚を縮こめるしかない。
どちゅっ…どちゅっ…どちゅっ…
自らの重みも加わって深く長く抉られているのが解る。ストロークの爽快感はこれが一番だ。
馬の怪物が掴む場所を腰から太腿にかえてきた。これはより激しく抽迭する証だ。
腰を両手で挟まれて上下されるのもいいが、太腿を手のひらでがっぷりと掴まれて叩きつけられるのも爽快だ。
腿を鷲掴みする掌の大きさ、掴まれる腿の細さ、その対比が否応無く男女を意識させる。
絢葉は自分がそのような考えで興奮するとは思っていなかった。むしろ男を従える方だと思っていたのに。
しかし事実、絢葉はその犯されている自分を実感して興奮していた。
一度、二度、三度と突き上げが来て四度目。
この大一番で絢葉は黒髪を相手の胸に預けるようにしながら天を仰ぐ。
「あああっ!!!!」
尻穴の奥深くから脳天までが剛直で貫かれたような間隔に、絢葉は思わず声を上げた。
仮に彼女達の交わりを正面から映しているものがあったなら、開かれた脚の中心で花弁の疼いた事が解るだろう。
いきたい… いきたい……よ
誰にも聴こえないほどの小声で、絢葉は言ってみる。頭の中がそれで詰まっており、少し漏らさざるを得ないのだ。
もし周囲に聞かれれば嘲笑われるだろうし、馬の怪物に言っても理解はできまい。
だが偶然だろうか、馬は突然絢葉を持ち上げて四つん這いにすると、今度は後背位で交わり始めた。
「う…!うっ……!うっ……!!」
絢葉は後背位で貫かれながら、歯を食いしばって耐えていた。
今度もたまらない。ただでさえ獣じみた恥辱のスタイルだというのに、後ろ手に縛られた今はさらに征服感が強い。
胸が床に擦れ、膝頭がじんと痛む。
しかしそれらを遥かに凌駕する、腸の奥の奥まで届く突き込み。
前のめりになったこの状態だと子宮が上がり、より腸の深さが広がるようだ。
馬の怪物もそれが解るのだろう、絢葉の下腹に手を回して一気にスパートをかけた。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅずんずんずん、ぬちゅぐちゅっぎちゅっ
尻穴から粘液の攪拌される淫靡な音が漏れる。
(この音…っきもちいい……っ!)
絢葉はその音に背徳感を感じながら性感に浸った。太腿がずりずりと動いてしまう。
いつの間にか怪物の体臭が気にならなくなっていた。
いやむしろ、その匂いがどうしようもない強烈なホルモンとなって自分の身体からも立ち昇っている感じさえする。
繋がってるんだ…絢葉はそう感じて腰をうねらせた。その時、馬の怪物が絶頂に達する。
「ウオオオオオオオォォッ!!!!!」
叫びながら強烈に突き込み、腸の一番奥へ擦り付けるようにして射精する。
その射精量も半端ではなかった。ヒトの10倍、20倍、そのぐらいは悠にありそうな量を「なみなみと」注ぎ入れる。
(こ…これっ……絶対結腸の奥行っちゃってるよ………)
少しぐらい外に出して欲しい絢葉は腰を蠢かすが、それがかえって刺激になるのか馬の化け物は二度目の射精を始めた。
そしてそれが終わると、尚も硬さを持続したままの逸物を再び叩き込み始めるのだ。
まさに獣じみた性欲だ。だが、それは絢葉にとって好都合だった。
絢葉も後もう少しで達する、という所まできているのだ。ここで終わりにされては、それこそ堪らない。
ごじゅっ…ごりゅう…ごりゅっ…!!
抽迭が再び始まる。スプレー缶のような大きさの逸物が抜けるたび、開ききった後孔から白濁が溢れ出す。
(いくっいくっいくっいくっ…!!)
絢葉は頭の中を絶頂の事で満たされながら、祈るように念じた。
奥底を剛直が叩く度に腰が跳ね上がり、喉が鳴る。気持ちよくて抑えが利かない。
もっと突いて、と尻を突き出すと、馬の化け物は応えるようにズドンと突き入れてくる。
(うぁ、深い……こんなの、もうたまらない、たまらないよっ!!!)
絢葉は頭を地に擦りつけながら悶えた。
視界の向こうに開いた脚が見える。その間を雫がぽたぽたと垂れている。
それは垂れるだろう、こんなにも気持ちいいんだから。絢葉はそう納得した。
気持ちいい、ほんとうに気持ちいい。絶頂はもうすぐそこだ。
「あ゛っ…あっ…あ、あ゛っ……!」
極限まで昂ぶっているからか、喘ぐ声が濁ってしまう。馬も荒々しい息を耳元に吹きかけてくる。
馬の怪物は最期に四つん這いから身を起こし、中腰に近い姿勢で犯し始めた。
正面からは尻穴に剛直が叩き込まれるところは勿論、その上でひくつく花弁、さらには剥けきったクリトリスまでもが見えるはずだ。
そして絢葉はその何も無いはずの空間に、確かに山のような視線を感じた。
これまで自分を慕ってくれていた人間達が、蔑み、絶望しながら見つめてくる怨嗟の視線。
それに気付いた瞬間、絢葉はこれまでにない痛烈な快感を感じた。
腸奥から子宮を巻き込み、脊髄をゆっくりと走り抜けていく電流を。
「あ、あ……お、おお゛お゛イグッッ!!!!!!」
絢葉は今までに出した事のない腹の底からのうめきを上げ、ついに体中を弛緩させた。
びゅ、びゅっと潮を噴いているのがわかる。潮は何度も噴き上げ、最後に尿のように止め処なく迸り始めた。
※
「おやお前達、まだやってたのかい」
扉を開け、石間は呆れたようにいう。
その視線の先ではアネッサが延々と絢葉の尻穴を貫き続けていた。
アネッサにはペニスが生えていた。カークの物を移植したのだ。
アネッサと絢葉はそれが手に入って以来、しばらく泣きながら求め合っていた。
しかししばらく経ってみてみれば、もう何もかもを忘れたように喘ぎまわっている。
友の死を乗り越えたのか、誤魔化したのかはわからない。
ただそこにいるのはただの獣だ。
石間は絢葉の前に歩み寄り、尻穴を突かれてだらしなく開いた花弁をくじる。
「ふぁっ…」
絢葉はだらしない声を上げた。
「おやごめんよ、感じちゃったのかい。
正義の女神様ともあろうものが、まさかうんちの穴で感じてるなんて思わなかったからね」
石間が辱めの言葉をかけても、絢葉はただ遠い目をするだけだった。
アネッサはもとより突きこみ射精することしか考えていない。
石間は溜息をついた。
「軍の機密を邪魔してくれる厄介者だったけど……今思えば、あの頃は楽しかったね」
そう呟き、床に落ちていた拘束具を拾い上げると、傍らのゴミ箱へ投げ込んだ。
そして扉を閉める。
『自由なる女神』
厚い漆黒の扉には、そう記されていた。
終わり
うおーー!コスに華やかさがない変身ヒロインだが、すげーえげつない話で良かった!
正義のヒロインが屈従してぶっかけられながらのアナルオナニーで抜いた
力作だなあ
容赦ないアナル攻め最高
鼻フック羞恥攻めもいいねえ
実は絢葉が束縛されてたのはスーツじゃなくて民衆にだったわけか。
深いなぁ。
なーる
そう考えると不自由なる女神ってタイトルも深いな
保守
保守
>>393 遅ればせながら力作アザッース
サブキャラとかを書いて負けた正義のヒロインの印象づけを強くしてるね。
馬の化け物にズカズカ突きまくられるヒロインってのもビジュアルをイメージしてみたら凄いエロくてグッドでした。
難を言えば確かにコスが華やかでないので、変身ヒロインとしての魅力がちょっと弱いかなって所。
まあこれは捻りを盛り込みたい作者さんもいるだろうから、手前勝手な意見って事で。
良いもん読めました。ごっちゃんです。
401 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 14:48:31 ID:wdcXAN32
濁った悲鳴サイコー
いいね!
保守
ふ…保守、か…
どうやらこのスレを人知れず守るヒロインがいるようだな
正義感というより人間を敵に回すことへの恐怖心で戦いに赴くミュータントヒロイン
の場合敵よりも下種な監視員になぶられそう。
>>405 変身体から人間体へと復帰するためのワクチンとかを餌にされたりしてな
ワクチンを垂らされたチンコを突きつけられて、
「どうしたんだね?これが欲しいのではないのかね?遠慮せずとも良〜んだよ?ああ、そうそう歯など立てないでくれたまえよ?
君の薄気味悪いウィルスなどに感染はしたくないからねぇwww」
とか言われて
敵もきっとミュータントなんだぜ
で「人類に味方する愚かな裏切り者め!」ってぐちょぐちょにされるんだ
その手のウイルスって、性行為なんぞしたら一瞬で感染するんでないか?
そしてミュータントになった監視員もエロい事をされるんですね
監視員ミュータント「いやいや、アナルを掘られるというのもなかなかオツなものだねぇ」
ミュータントヒロイン「いやああああああああ」
>>409 なんという落ち着きっぷり。
流石は監視員。白衣の制服効果ですね。
いや、クールな女性監視員なんだろう
強気な女はアナルが弱い
412 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 21:43:36 ID:uyD2V4RW
ミュータントってのがよく分からんのだけど、ウルバリンとかマグニートみたいなもん?
それともクロノトリガーに出てきた風船みたいな奴のイメージ?
>>412 X−MENをイメージできてるなら共通認識として問題ないと思う。
あと俺的な主観ではミュータント変身ヒロインってのはコスチューム変身じゃなくて、生物的な変身をする感じで捉えている。
裸ベースに皮膚の各所が変色硬質化して、髪型やら瞳の色が変化してウィッチブレイドとかモリガンみたいな姿になるようなの。
バーディーは変身の内に入るのか
ウルトラマンが変身な位には変身じゃね?
ミュータンジェンによるミュータントだと思ってた。
イチモツがミュータントなんだよ。
これぞまさしくミュータントタートル、なんちて
4ヶ月以上前の書き込みにレスつけて、何を言ってるんだ、こいつは・・・。
×4 ○3
何を言ってるんだ、俺は・・・。
デビルマンみたいな魔的な肉体変質系変身ってのは良いな
変身の副作用で欲情してしまい、湧き上がる肉欲を抑えきれなくなって戦闘で敗北とか
デビルマンレディーは戦闘後に興奮が醒めなくてビーストを強姦してたな。
身体変身系の近接武器って大抵が肘やら腕の脇が裂けて刃状態になるのが多いよね
ガイバーやらバオー来訪者、ウィッチブレイドみたいな
>>423 そんな3つの例を出したお前は
俺と好みが合いそうな気がするw
>>424 合いませんよ、思い上がらないでください。
別人の騙り、乙
て、何のスレだw
427 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 22:31:25 ID:zU8nZGGR
上げ
昼は孤児院のシスター
夜はメタルヒロイン
>>428 良いね良いね
そういうの読んでみたいな
>>430 孤児「無惨に陵辱されたシスターの無念を晴らす!」
↓
スーパールドン高原(ロマサガ2)状態
>>428 デモンベインのメタトロンもそんなだな。
ゲーム本編で終盤敵に捕らえられて触手に蹂躙され、半ば洗脳気味になってた。
当然十字架磔にもされてた。
メタトロン!あれは造型的には俺的には最高レベルにツボったキャラだったな
その設定、背景、武器とまさに一本の正義のヒロイン物を張れるキャラなんだが、
その中身のシスターが俺には残念すぎた。メタトロンのマスクオフの際の髪型ならまだしも、
日常シーンのエキセントリックさもあって空振ったなぁ
完璧超人で常勝無敗のヒロインの末路としては
・怪人に陵辱される一般人を見てから淫夢を見るようになり転落していく
・仲間と打ち解けて精神的に余裕が出て雑魚の戦闘員に情けをかけたら騙し打ちくらった
・圧倒的な力で捻り潰され心も体も粉々一発堕ち
とか色々あるよね
最初は目的のためには手段を選ばない非情な戦闘マシン的な感じだったのが
仲間と打ち解けたりして人間らしい優しい心を取り戻して、
そこにつけ込まれるってのが俺的にはツボ。
仲間や一般人なんかを人質に取られ、以前ならためらいなく人質ごと攻撃していたのが
その決断ができず迷っているスキを突かれるとか。
突き飛ばされた人質を抱き止めようとして、それを盾にした悪者に人質ごと貫かれたりしてな
変身して肉体強化されてるヒロインは大きなダメージを負うが、致命傷にはならないものの、
生身の人質は胸を貫かれて絶命。
死に際に向かい合っているヒロインに驚愕の眼差しを注いで
「ど…どうして…?」とかなじるような言葉を残して助けれなかったヒロインの精神に深いショックを与えるとか。
初期タキシード仮面みたいな本人は無意識・無自覚で知らない間に変身して活躍するタイプは
自分の正体を知って受け入れて本人の意志で変身可能になったら、かなり弱体化するよね。
映画版でライダーを殺戮して回ったディケイドが元に戻った途端に、弱くなったみたいに
ゼノギアスのイドモードとかサイバーコップのジュピターとかプリキュア5のミルキィローズとかもな
やっぱ謎が謎でなくなると凄みが無くなるな
>>439 だからミルクは隠してたんだろうな。
弱体化を恐れて。
ヒロイン公開処刑属性が付いたのは子供の頃に読んだジャンヌ・ダルクの伝記のせいだな
このスレ的には正義のヒロイン「が」嬲るは完全アウト?
まあ、スレタイトルには反すると思う
それを承知で注意書きの上で投下するか、あるいは、もっと相応しいスレ(たとえば主人公が正義のヒロインであることではなく、
エロの属性に注目して、異種姦なりレイプなりのスレや、やられる側に注目して悪の女スレにするとか)に投下して、ここでは告知だけにするか
445 :
442:2009/12/29(火) 19:10:29 ID:FJcjlWA9
>>443>>444 ありがとう
正義のヒロインが主人公を嬲って
そのヒロインが怪物に嬲られるのを書いてるんだけどやっぱスレ違いになるよな
>>そのヒロインが怪物に嬲られる
ここだけなら問題なく、このスレでどうぞ
しかし442は後段を5行で済まして阿鼻叫喚な予感
やれやれ…ようやく規制解除されたか。携帯も規制されてたんで何事かと思ったぜ。
とにもかくにもあけおめことよろ。
今年もよろしく
エロゲーのアルカナセイバーをやってて思ったんだが、変身物やらバトル物って色々な品々がモチーフになってたりするよね
そこで、チェスを模した変身ヒロインってのをありがちだけど妄想してみた
ヒロインは一番弱いポーンなのだけど、中盤で成長をして二段階変身をしてクイーンフォームになれるようになる…みたいなの
グッドアイデア!
二段階変身ではないけど、ゴールドセイントと戦うブロンズセイントを思い出した。
>>450 REVIVAL GAME4話……永遠に出ませんかそうですか
453 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 23:18:34 ID:PTr1nFTp
>>450 チェスモチーフだと、やはり敵ナイトの馬並みに期待
ルークはさらに上を行く 剛チン
ルークは広大無辺な拷問空間やらを展開する能力の持ち主
ビショップは全身刃物でコスを切り刻む
乙
しかし「ツイートナイツ」って・・・
さえずりかい
ご指摘ありがとうございます。
「ツイートナイツ」になっていた個所を修正しました。
>>459 非常にGJ!
ところで、スイートナイツで漏れてるとこ無い?
ざくっと読んだ程度だけど、抜けてる気がしたんだ
気のせいならスマソ
>>462 SS初級者 ◆S2RjfIBJZA氏のスイートナイツSSにおいて
1話目で陵辱されたのはリップだけだったにもかかわらず
2話目以降ではパッションもされたことになっているのは仕様です。
他スレ投下作品の再投下とのことなのでミスがあったのかもしれません。
当時のスレでも指摘されていましたが特にレスはありませんでした。
>>463 そーなんだ? 事情も知らずに変な指摘してゴメンね
まあとにかく、保管作業乙&これからもがんばってください
>>464 いえいえ、指摘してもらわなければ間違っていても気づかないので。
これからも気になる点があればご指摘ください。
最新投下作「不自由なる女神」まで保管庫に収録し終えました。
ただ、続きのページへのリンクや小ネタの収録はまだできていません。
使いにくい個所は今後改善していきますのでご容赦ください。
>>465 GJ過ぎだ。ここの過去作品を一挙掲載とかマジ夢みたいだぜ…。
>>465 乙!いつか誰かが言ってたヒロイン墓場が実現したわけだな!
保管庫入り希望
15年間男だった筈なのに、朝起きると僕は女の子になっていました。
開けたパジャマから覗く膨らみを帯びた胸・・・ズボンを脱いで股間を調べると
そこには、僕が男である事を示す物はありませんでした。
『律、女になったって本当か』
『きゃあ、』
突然、隣に住む従兄弟の春馬兄ちゃんが飛び込んできました。
神聖騎士エルシオンの続きが読みたいのう
エルシオンは作者さんが完全にやる気なくしてるっぽいからなぁ
有料化するからと言って自サイトのも削除したのに、販売すら放置状態だし
やっぱりな。あの読者を馬鹿にした作者ならそんなところになるだろうと思ってたよ
>>450 非常に亀だが、悪墜ちスレに将棋モチーフのヒロインを落とす素晴らしい作品がありました。
自身超能力持ち変身ヒロイン揃いなこのスレだが、
ダブルオーのガンダムマイスターみたいな感じの超技術のロボットを操る美少女チーム物ってのも良いよね
電撃ネットやらの捕獲、コクピットへのダメージで軽く黒こげになって虚ろ目とか
圧倒的兵力に曝されての基地、母船の陥落
敵の強力な新型に翻弄されての機体ダルマとか
476 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 20:16:27 ID:X3UwOU18
上げ
>>475 ダブルオーで思い出したが、第一期の三カ国共同のガンダム同時捕獲作戦ってあったじゃん?
あれってあんまりにも長時間戦闘だったから、パンツの中は尿とか糞だらけなはず、って話があってな
その話聞いて刹那達を脳内で女体化して各国に捕獲された後のストーリーも妄想したりしてたww
排泄物で汚れまくった自分の下着をアリーに見られて、しかもそのことについてからかわれる刹那(女体化)とか
紳士ゆえにロックオン(女体化)の汚れた股間を丁寧に優しく拭いて上げるハムとか
手足を拘束されて、今度は人前で糞尿を垂らす恥辱にあうアレルヤ(女体化)とか
コックピットを開けた瞬間炭酸に「うわっ!こいつくせっ!!」と思いきり罵られて涙目になるティエリア(女体化)とか
もっともこういうことを腐女子は女体化せずに妄想してたんだろうが。
ガンダム捕獲作戦は戦術での攻略研究がされてる感が凄かったな
あれは変身ヒロイン物でも是非再現してもらいたいシチュだった
あの頃は00も話が面白かったな。
あのテンションのままずっと行ってくれたら良かったのに
話は変わるが既存の作品のネタで美女・美少女キャラにやってほしかったネタってある?
俺はウルトラマンメビウスのTV版のジャシュライン戦で黄金像にされた後、
唯一黄金にならなかったカラータイマーを壊されそうになったシーン。
あれを正義のヒロインにおきかえてみると全身が金色になったのに股間の弱点だけ(ry
エルシオンは、毎回、最高だった。
特に、あの強くて綺麗なトロメアが、スサノオに尻穴まで犯されて、魔将軍の本拠地に連れ去られた時は、マックス燃えた。
あの後、どうなったのか、めちゃめちゃ気になる。
トロメアが、魔将軍達に、徹底的に犯されて、調教されてると想像しまくった。
魔将軍の子供を産まされたり、洗脳されたり。
ああ、せめて、トロメアのその後だけでも、書いて欲しい…
エルシオンは敵の名前がみんな神話からきているので、悪堕ちしたトロメアが
魔将軍リリスと名乗って立ちふさがるんじゃないかと予想してたな
で、エルシオン相手に私が魔界でされてた事を貴女にも教えて上げるわとか言ってレズ責めするような展開に…みたいな
>482
それ、最高!
魔堕ちするまでが、かなり妄想膨らむ!
スサノオによって連行されたトロメア。
周りにいる魔将軍達は、皆、トロメアより力が上。逃げ出そうとするも、「まだ自分の置かれた立場がわからんか」と、更にボロボロにされる。
魔将軍に、「お前のマギは、実に美味そうだ」と、マギを吸収される。
明けても暮れても、魔将軍達の精のはけ口にされる。
時折、反撃しようとすると、「貴様には、キツイ仕置きが必要だな」と、天井から鎖で吊され、失神するまで鞭打ち。周りで見ている魔将軍達に、「ははは。こいつ、もう腰に力が入らなくなってるぞ」と罵られる。
ある日、魔将軍らにより、魔のマギを強制的に注がれる。ここから、徐々に魔堕ち。仕舞いには、魔将軍らの子を孕まされていく。
なんか、色々と妄想した。イメージ的に、トロメアは、藤原紀香とか三瀬真美子とかを連想させられる。
あぁ、トロメアの続きがまじで読みたい。
な、なんだ、この流れ・・・
滾る妄想、別におかしな流れではないと思うが。
昔はキャラグッズが沢山売れて最新の戦闘スーツで大活躍&豪遊できたが
人気が下がり装備が旧式化したら連敗が続き敗北シーンを売り始めたそんなヒロイン
上げ
488 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 07:09:52 ID:+S7bc8TZ
れてないよw
つまりこれは敵に何度となくぶちのめされても立ち上がっていた変身ヒロインだが、
ついには限界が訪れてしまい、立ち上がったつもりなのに実はうつ伏せに倒れていたままだったという状態か
エルシオンの続き世みたいなあ。
いっそ、だれか引き継いでくれないかしらん。
>>490 ヒロインの惨事はOKだが三次創作はNGだ
二次創作、三次創作の意味、わかってる?
昔、某所で某二次創作の二次を書いたのがアレで酷い事になり最低SSの代表となった例があるから
打ち切りの作品の引き継ぎは平均以上に上手く書けて紳士る人間で無ければ上手くいかないんだよ
確かに、二次、三次は難しいんでしょうね。。
でも、せめて、連れ去られたトロメアの、その後を読みたい…
>>493 >昔、某所で某二次創作の二次を書いたのがアレで
それを(元の作品の)三次創作というんだよ、世間では。
いや、「二次創作作品の、二次創作」と言っているから、493自体は間違いではないのだが
でまあ、n次創作と言う言葉の定義はどうでもいいとして・・・
>>490 この板やスレには、三次創作や、職人オリジナル作品の二次創作は駄目だなんてルール、あったっけ?
作者本人が、まだ常駐していて連載中の作品なら、その作者の中で決めている展開や設定に抵触するような作品は、
良い気分ではないだろうから、入念な確認を取る必要があるとは思うけどね
でも、その点を注意していれば、むしろ、既存商業作品の二次創作はありなのに、スレのオリジナル作品の二次創作は駄目ってのは、逆におかしくないか
493が心配しているような、その作品の出来不出来や、それが喜ばれるかどうか、と言う危惧は、また別の問題として
まあ、俺個人的には、493と似たような気持ちではあるが、もしかしたら傑作が生まれる可能性だってあるし、機会を狭める必要はないんじゃないか?
エルシオンはオリジナルだから、それを誰かが引き継ぐのは
二次創作になるんじゃないの?
そうだよ。だから、
>>491にツッコミが入れられてる
あ、ツッコミを入れたのは、自分(495)じゃなくて、
>>492ね。
特撮、ロボゲー、シャア、リョナと色々見て来て
無謀にも飛び込んだ一人の作者がネ申となり後に続く紳士を作者へと育てれた創作スレは栄える。
逆に挑戦者が現れないスレは「続編て本来そういうもんだろ」とか「○○氏帰ってこーい」と貶し合いで10スレ消費する不毛な地になる。
まずは猫に鈴をつけに行くネズミか空に飛び立つプロトアビスが必要なんだがそれが現れるのは希有
と、挑戦もしない無責任な生粋の傍観者風情が偉そうに申しておりますwww
ヒロインや退魔師のHP企画って俺がネット始める頃より減ったな…
とりあえず相手は居ないがヒロクラ用のキャラメイクで満足しとく
定期的に読めるレベルなのを更新してるのってファントムガールの草宗氏ぐらいかもな
てかヒロインクライシスの名をさらりと出すなw
一応、グリッドガールの三次創作ならいくらやってもかまわないと言ってみる。
何の意味もないだろうけど。
ごめん。気力が果てて何も書けないや。
あと、しばらくここを見てなかったけど、まとめサイトできてたのか……。
転載してくださった方、ありがとうございます。
>>504 二次をさらにパロるとなるとあの独特のノリまでもをどうにか再現する必要ができてミリw
気長に復活を待ってるんで元気になってくれい
特装風紀シズカも待ってるよ
ついにスパイダーマンも無職か…
>>508 行間を読んでハローワーク通いのヒロインが触庵で囚触活動と言う意味と見た!。
怪人たちがヒロインを屈する為に
見た目は子供・頭脳は大人光線照射装置でヒロインを子供の姿にして陵辱
その後、ご都合主義展開で助けられるが
何故か子供の姿のままで1ヶ月が過ぎ・・・・なヒロイン受難を考えてしまった
ちなみに子供料金でバス乗ったり映画見たりと楽しみます
>>510 斜め上で60年周期で子飼いの時間を食う魔物に時間を食わせて幼女になり当主として居座る退魔師一族の長
昔そんなのを見たが思い出せずトップ2の双子を思い出す
ヒロイン幼女化。利点(欠点)
夜、出歩くと確実に補導・職務質問される
誰にも疑われる事なく子供料金で節約できる
ヒロインによっては子供時代が全盛期でその頃のパワーも出せるようになり秘密結社、号泣
悪の秘密結社に取っての最大の利点は子供の身体なので性的でも暴力的にでも壊して再起不能にするのが容易以外は
ヒロインに取って有利になる要素ばっかりなんだよね
>>512 バトルの時にリーチの差が出るじゃん
体力やら打撃力やらも低下するし、魔力頼みの砲撃戦してるヒロインなら寧ろ的が小さくなって有利だろうが、
プリキュア系格闘ヒロインにはデメリットてんこ盛りな筈
触手の群れに吶喊し、小回りが効く身体を駆使して限界を超えた機動で本体へと達するものの、
軽量の悲しさで有効なダメージを与えられない幼体化ヒロイン
歯噛みをしているところに殺到してくる打撃の嵐。
捌ききれない打撃をガードするも、軽々と吹き飛ばされてしまい、また攻撃は一から出直しに…。
不屈の闘志で再度突っ込もうとして不意にガクリと折れて震える膝。
幼い肉体に荷の重すぎた戦闘機動の負担が一気に襲いかかってきたのだ。
心は未だ奮っているのに、それに付いて来ないままならない肉体に悔し泣きする変身ヒロイン…。
実に胸躍るじゃないか?
そして捕まり大人の身体なら耐えれた様々な責めが今の身体では全て致命的な弱点となり
縮んだ幼い身体ではノーマル触手でも大きく突き刺されただけで腹ボコ一歩手間。
触手に取って中に少し注いだだけで膨らむ、お腹
少し激しくされるだけで飛ぶ意識と磨り減る心
そそられる
>>魔力頼みの砲撃戦してるヒロイン
白い子しか思い浮かばないwww
516 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 06:16:51 ID:v4749jO0
age
魔法少女系と女戦士系どちらがすきだ?
うん魔法戦士が最高だね!
あと性格は結構強気な方がいい
髪型はポニーテールかなぁ
ぐったりしてるのを、後ろ髪引っつかんで引きずり起こすのが素敵
ポニテっ子は格闘、黒髪ストレートは居合が似合うと思うな、個人的に
>>519 強気な正義のヒロインをフルボッコにして力の差を分からせて心を叩き折るんですね
523 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 15:49:04 ID:4QE6suzh
ホイホイさんやコンバットさんみたいな基本的に無口で機械的な言葉しか話さない奴らが陵辱される姿とか想像すると何か燃える
せっかくだから、俺はこの赤のコスチュームを選ぶぜ!
二次元ドリームノベルズの作家が自分のブログでフォームチェンジする変身ヒロインは、
エロ前提のノベルズやエロゲーでは取り入れるのが難しいって語っていたけど、
そういう括りとは無縁のネットの投下では存分に活用できそうじゃね?
やっぱ目まぐるしくフォームチェンジして能力特化して活躍してきた変身ヒロインを、
キラー的存在が各々のフォームの得意分野で圧倒するってのは一つの様式美だと思うんだ。
パワーと防御力に優れたフォームで繰り出されるパンチの嵐を仁王立ちで受け止め切って
微動だにしない敵にうろたえる変身ヒロインの目前に瞬時に肉薄して強烈なボディーブロー
火薬が炸裂するかのような僅かその一撃で装甲を砕かれ、灼熱化した腹を抱えてたたらを踏むヒロイン
パワーで敵わないならば次はスピードでと翼と推進器を備えたフォームへとチェンジしてシュバッシュバッと残像を残すだけの超スピードで攻めるも
逆に敵の残像相手に空振りをし、目まぐるしく動き回る敵の動きを捉えられず、背後からどつかれたりして
右へ左へ前へ後ろへとサンドバックにされ次第に脅えを見せ始めてしまう。
遂にはねじ伏せられて制止の懇願の悲鳴を上げたにも関わらず、背中の翼を足蹴にしながら引きちぎられてしまう始末。
ようやく戒めから半ばお情けから抜け出したヒロインは既に満身創痍
最後の希望をかけて必殺の砲撃フォームへとチェンジして、傷つき消耗した身体では制御が危険な程に
かつてなく増幅させたエネルギーを込めてバスターランチャーを発射する。
膨大な破壊の嵐は周囲は閃光で包み、上空の雲が吹き飛ぶのが宇宙からでも分かるほど。
余りの威力にオーバーロードしたエネルギーが変身ヒロイン自身をも傷つけ、エネルギーを使い果たした身はブシューと水蒸気を上げる。
これならば流石に…。と僅かな不安と敵を倒したという確信で安堵に身を委ねて
消耗から霞みかけていた変身ヒロインの目が衝撃的な光景を目にして見開く。
そこに現れるのは全く無傷な敵の姿…。
それで完膚無きまでに今までの力は全て完敗して陵辱されて地に伏せ倒れるヒロイン。
そして新たなパワー、スピード、攻撃全てを備えてパワーアップした最強フォームでの再起。
こんな感じのヤツ。
クウガが同じくフォームチェンジが可能な怪人最強のガドルに敗北したみたいに
自分と同じコンセプトの複数のフォームチェンジが出来る怪人に敗北ってヒロイン的には精神的なダメージがキツいよね。自分のアイデンティティ全てを否定された物だし。
格闘では終始、圧倒され
ソードやロッドを使った攻撃は一瞬で武器を砕かれ腹部にめり込む敵のロッド。メッタ斬りにされるヒロイン
ならば狙撃だと距離を取り必殺の一撃を放つ体制に入るが腹部を貫く閃光と吐血しながら「な・・嘘・・・でしょ」と逆に狙撃され撃墜される自分に驚愕。迫る怪人。響き渡る悲鳴と喘ぎ声
全てのフォームを完封されズタボロにされた挙げ句。何も出来ず犯され処女まで奪われたヒロインは瞳から光を失い病院で治療+療養
友人や恋人に、
私は負けたの!何も出来ずに一方的に!もうほっといてよ!私に構わないで!と暴言を吐くくらいに追い詰められ孤立するヒロイン
なかなか、そそられる
そして、ヒロイン敗北のせいで被害を受けた街の人々や関係者に
「お前が弱いからだっ」
と輪姦される、と。
そして立ち直るには最愛の親友の死。とかも王道
死なないにしても仮面ライダーGー3的な対怪人用の試作型の人造コスチュームを身に纏い無謀にも怪人に挑むヒロインの親友
結果。腕一本を失い半身不随。子宮が破裂するまで注がれ二度と妊娠できない身体にされ人としても戦士としても再起不能の身体に
何でこんな無茶な事をって大泣きしながら詰め寄るヒロインに
今まで1人だけ戦わせて辛い思いさせてきたし、これでも私だってヒロインと同じ伝説の力を受け継ぐ戦士の1人なんだよ
ヒロインほど受け継いだ能力もそんな強くないし。負けちゃったし
それにヒロインが立ち直るって私、信じてるから、無茶できたんだよ
とか全てを失ったと思い込み自暴自棄になったヒロインを勇気づけ大復活に貢献し
愛と友情の新フォーム誕生
>>529 サモンナイト3なんかまんまそのシチュそのものがあったな
折られた心の剣の修繕中に他の仲間は無色の派閥主力に無謀な決戦だったっけ?
オルドレイクやツエリーヌよりウィゼルのが厄介で更に厄介なのが雑魚の亡霊戦士だったとしか覚えて無いんだが
間違えた、生徒が崖で砕けた剣の破片を集めるシーンか
ハーフエルフな女の子。人間からもエルフからも疎まれ迫害され
行き場が無かった所を類い希なる魔法の才能から勇者パーティーにスカウトされ動向
僧侶や賢者など種族とか血とかで差別しない勇者パーティーに心を開き仲良くなり特に異性として勇者には惹かれていくが
最後には魔王を撃破し城からの脱出の際。他に好きな人が居る勇者の為に居場所をくれた仲間たちの為に、転送ポート(魔法陣)に勇者たちを押し込んで好きでしたって告白とお別れのキスをして勇者たちが転送された後にポートを破壊し
迫る魔族の大群に単身特攻。敗北し陵辱されながら
元々、産まれた事が罪で穢れた存在である自分が犠牲になれば良い元々、穢れた奴が汚れる程度で済むからみんなゴメンと涙が頬を伝いながら遠のく意識
その頃、別の場所では自分の本当の気持ちと少女の気持ちに気付かなかった悔しさから絶対に助けに戻ると先走ろうとする勇者と
あの子の気持ちを考えてよ今から戻って死ににいくなんてあの子は望んでない
と勇者パーティーで口論と分裂が起こりつつあり
なんて勝ってハッピーエンドでも、みんな幸せにはなれない悲恋なエンドを妄想してしまった
>と勇者パーティーで口論と分裂が起こりつつあり
文字通り、ハーフエルフは人に災いをもたらす忌み子となるわけかw
奇跡的脱出を図り、片目包帯とかのほうほうの体で帰還したハーフエルフが見たものは、
栄光を掴んでいると思いきや、崩壊して散り散りバラバラとなってしまっていた勇者パーティー
独りきりになっていた勇者は酒に溺れて、澱んだ目でハーフエルフを睨みつける。
「お前の…お前のせいで俺たちメチャクチャになったんだぞ!?」
と怒鳴りつけられて傷ついたハーフエルフは勇者に押し倒されてレイープ。
「ちくしょう!ちくしょう!魔族の奴らに前も後ろもこんな具合が良いように開発されてやがってよぉ!ちくしょう!ちくしょう!ちくしょぉう…」
涙を流しながら自分を犯す勇者になすがままにされながらも、ハーフエルフもまた涙。
「ごめんね…ごめんね…帰ってこなけりゃ良かったね私…」
一夜明けてようやく人心地ついた勇者は我を取り戻し、ハーフエルフに謝罪をしようとするもベッドは既に空。
それ以来ハーフエルフの消息は途絶え、そして遥か遠方で新たな魔王の誕生の噂が流れるように…。
おいおい素晴らしいだろ
楽しい雑談で舞い上がってたけど、よく考えたらこのスレ今年になって今になっても一度もSSの投下がされてねぇww
541 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 02:06:58 ID:z9pOD4gA
そんな事言うなよ寂しいやろ
魔族の母と人間の父(先代の勇者パーティーの一人)の間に産まれたハーフデーモンの女の子
父は早くに亡くなり顔すら知らず幸せの生活も新しい魔王が現れた途端に一辺し
母娘共に魔族と言う理由だけで迫害され母を辱められた挙げ句に殺されると言う悲しい過去
勇者及びその他メンバーは英雄の子。自分は悪魔の子。かつては世界を救った者の血を引いてるのにこの差は何?と言う憎しみを魔王に利用され唆され
勇者パーティーを罠にハメて殺そうとするも、そんな自分すら受け止めてくれた勇者に心を開き
勇者を裏切り者と言われてもお母さんが人間を好きになった気持ち。今なら分かると抱き締めた後に勇者たちを守る為に戦い
勇者たちの目の前で陵辱される
そんな子を妄想してしまった
>>537 その魔王がハーフエルフなんですね
なら、別の勇者とかつての仲間で結成されたチームがハーフエルフを倒す展開もありだな
ハッピーエンド的には凌辱されるところを前の勇者が助けに来て、「人間の恥」と罵られながらも俗世と離別
二人でひっそり暮らすことに、ってのが王道か?
バッドエンドは色々思い浮かぶな。
ハーフエルフのことを好きだったかつての仲間の一人に凌辱されるとか、新しい勇者が鬼畜で奴隷にされるとか、あるいは魔王として一般大衆の前に晒し者にされるとか
普通に殺し愛になる予感
かつての仲間がハーフエルフ魔王を倒すために
「俺にはもう可愛い嫁さんがいて家族があるんだよ…。もう戦士なんてやってられねぇよ」
「ふーん」
みたいなやりとりの後に再結集
愛しているから俺が止める、みたいな
さぁ、小ネタばかりじゃなくたまにはSS書いてくれ
勇者パーティの女と魔王側の腹心が恋仲になって
女は人間側から魔物に股開いた腐れビッチと罵られて輪姦されて
更に魔王側からは腹心の裏切りの代償として
魔王側に捕まった腹心の男の前で魔物の群れに陵辱され
人間と魔物双方にボロボロにされるとかも良い
ピッチリスーツに触手全開な装甲竜みたいな敵とエレメントハンターって割と正統派な該当作品だよね
良くある魔族やエルフとかのハーフで老化が遅い未亡人女戦士(実は先代勇者パーティーの1人)と勇者の禁断の恋とかも見てみたい
年齢的に、自分に子供が居れば勇者くらいの年代故に惹かれていて勇者が好きと言う感情を押し殺す未亡人女戦士。しかも親友だった先代勇者とお姫さまの息子の現勇者だから尚更
勇者も相手が年上の女性だから好きなのか単なる憧れなのかも分からない
そんな矢先、未亡人女戦士が魔族の卑劣な罠で本当は触手に犯されてるのに未亡人女戦士には勇者に迫られセックスしてる幻覚と幻を見せられ
よりによって自分が抱いてる勇者に対する想いを全て本人に知られてしまい
勇者が未亡人女戦士に自分の想いを伝えようとして宿屋の部屋に行った時にはもう今までの関係では居られないと悩んだ果てに
未亡人女戦士は書き置きを残し姿を消していた
むかし伝説の勇者の恋人だったハイエルフの賢者が数百年後に勇者の子孫と魔王退治のため
勇者PT(全員女)を再結成するって言うゲームブック系HP企画をした人が居たな…(遠い目)
声を発する事が出来ない謎が多い幼なじみで勇者パーティーの少女。正体は幼少期に海で溺れた勇者を救い一目惚れして一緒に居たい一心で
声を失い正体がバレたら消滅するのを覚悟の上で人間に化身し陸に上がる道を選んだ人魚の女の子で
灼熱の業火を操る魔人との戦いで追い詰められた勇者たちを救う為に自ら正体を明かし。人魚の掟を知ってる故に残ろうとする勇者を仲間たちが想いを無駄にしない為に気絶させ離脱
最初は海の力で圧倒するも消滅の時間が迫るに連れ力も弱まり業火の力で大火傷を負わされた挙げ句に陵辱され
泡になって消滅するも。魔人がレスキューファイヤーのジョウカエン並に実は良い人で
消滅するまで陵辱した際の会話で海より深い少女の勇者に対する愛に感服し
消滅寸前だった魂を守り魔王にバレない様に現世に留め
魔王軍が所持し勇者が集めてる宝玉の一つに少女の魂を宿し後々の奇跡の復活と感動の再会を演出なんてサプライズを
やはり敵に加えて味方側である筈の男共からも陵辱されるのが燃えて萌えるな
純真で控えめで正義感が強い女の子の戦闘ヒロインなら尚更良い
陵辱された理由が勇者ばっかり見て自分の方は見てくれないって理由で
私が好きなのは勇者じゃなくてアナタですって勇気を振り絞った告白も信じてもらえず蹂躙され、それ以来ギクシャクする2人の関係
お互いに、なんだかんだで相思相愛だから仲直りして本当の意味で結ばれたいと言う想いはあるのに、意地の張り合いですれ違いばかり
そんな中、そんな女の子の心の隙を付く卑劣な魔族の罠により捕らわれ激しい陵辱を受け
勇者たちが助けに来た時には全身、切り刻まれた後やアザだらけで白濁色の液にまみれた変わり果てた姿になっていて
他に好きな人が居るの一点張りで自分を受け入れないし全然、堕ちないから少し痛い目にあわせたって魔族の身勝手な理由にキレる勇者たち
時は流れ数年後、陵辱と暴行の後遺症で戦士としては再起不能になり車椅子生活になったけど、好きな人と結ばれ幸せをゲットし女神のような微笑みの女の子の姿が
これだけ頻繁に長文妄想語るんなら流石に、
ファンタジー世界の戦う女(女兵士)総合スレ
古代・中世ファンタジー・オリジナルエロパロスレ
エルフでエロパロ
なんかに行ったほうが良いんじゃない?
スレタイやテンプレに明記はされてないけど、過去の投下作品の傾向を見てみても、
魔王・エルフやらのワードの入るファンタジー世界物はちょっと違うっぽい
このスレは主に現代の地球が舞台の変身ヒロイン、退魔師、風紀委員物なんかが対象なんじゃないかな
対称を敢えて狭める必要はないと思うけど
確かに、今語られている内容は、ファンタジースレの方が、より相応しい気はするね
もう、ビキニアーマーは食中りするから全身甲冑で油圧駆動盾でドリルランスでチャージ!
と途中まで設定を考えながら書いたが考えに考え巡り巡ってアテナとビキニアーマーに帰ってしまった。
変身少女もの投下します
世界観は仮面ライダーみたいな感じです。
異種姦、暴力アリ
「ハァッ……ハァアッ……!!」
白昼の街中、しかし人の気配が全くなく、車も走っていない異様な町を、何かに飢えたような息遣いで徘徊する者がいた。
「いねぇ……どこにもいねぇよ……」
それは、全く人の気配のしないこの街以上に異様な存在であり……人語をしゃべってはいるものの、その姿は明らかに人間ではなかった。
頭部、胴体、脚部こそ人間に近い形状と大きさをしていたが、全身は繊毛のようなものに覆われ、臀部は大きく膨らみ、その手は六本あり
そして八つの目をもったその顔は……「蜘蛛」そのものであった。
「メスぅぅううううっ!!メスはどこだぁあああああっっ!!」
何かの限界に達したかのように、その異形の怪人は叫んだ。
「だーれもいないよ!すでにここには避難勧告が出されてるから!」
すると突如その背後から、若い女性……いや、少女の声がした。
怪人が振り返るとそこには10代前半とおぼしき、黒い髪をポニーテールに束ねた少女が立っていた。
「ほぉお……でぇ、お嬢ちゃんは避難しないのかい?……オレを目の前にして逃げたり叫んだりしないのかいっ!?」
何かに飢えていた怪人はすでに落ち着きを取り戻していた。そして今度は逆に喜びを抑えきれないといった様子に口調が変わった。
目の前に現れた少女は、まさにこの怪物が欲していたモノだったからだ。
「うん!……あたしはアンタを退治しに来たんだから!!」
少女は異形の怪人に対し、平然とそう口にすると両手を広げ、高くジャンプした。
「変身!!」
少女が叫ぶと少女の着ていた、学校の制服と思われる衣服が下着を含めて一瞬で消滅し、成長途中の細身の裸身が晒される。
その直後、少女の周囲にリング状の光が現れ、それは少女の小さな乳輪を隠すように胸に巻きつき、光の衣装へと変わった。
続けて、今度はU字型の光が少女の真下から現れると、それは少女の体に縦にはまるように足の間に入っていく。
そして股間から前後の首の付け根まで体の中心線にフィットして先の二つのリング状の光同様、衣装となる。
その瞬間、リング状の光とU字型の光の二本の線が、前は鳩尾の真上の胸の中心、後ろは左右の肩甲骨の中心でそろぞれクロスして一体化し、十字架のような衣装が出来上がった。
さらに、リング状の光がもう一つ現れるとその光はチョーカーのように首の周りに巻きつき、それが股間とお尻から伸びている先ほどのU字型の光と一体化して固定される。
最後に少女の手足に、それぞれ肘と膝まで覆う、全体は白く、淵が青いデザインのブーツとグローブが装着された。
「変身少女戦士!サクリファイサー!!」
地上に降り立ち、そう口にした時、少女の黒髪のポニーテールは、肩まで伸びた銀髪へと変わっていた。
クモの怪人も流石にこれにはあっけに取られ……しばしの沈黙ののち口を開く。
「これは驚いた……ずいぶんエッチな格好だね、お嬢ちゃん」
「……っっ!!言うなぁ!……変身するとこうなっちゃうんだから仕方ないでしょ!!」
幅四センチほどの光の衣装に乳首と秘部が辛うじて隠されているそのコスチュームは実は本人も気にしているのだった……
西暦20××年。
日本を中心に突如、地球上に人々を襲う謎の生命体が多数出没した。
通称「レイパー」と名づけられたその生命体は、驚異的な身体能力と戦闘能力を持ち、人類の女性を次々と犯していった。
襲われ、犯された女性達はレイパーの人間をはるかに超えた力、異常な性交に耐えられず、例外なく死亡してしまう。
人間の重火器ではまったく歯の立たない脅威の生命体「レイパー」達に人類は怯え、蹂躙されるしかなかったが、そこに一人の少女が立ち上がった。
彼女の名はサクリ。またの名を、変身少女戦士サクリファイサー。
第一話「変人少女戦士登場! 〜怪奇!クモ怪人〜 」
「「うおおおおおっ!!」」
両者の叫び声とともに戦いは幕を開けた。
クモ怪人の八本の手足をかいくぐり、サクリの右こぶしが怪人のボディを打つ。
「ぐあっ……げっ……!?」
クモ怪人はよろめき、表情こそ伺えないものの明確なダメージを受けた様子を見せた。
これまで警察、機動隊、自衛隊に至るまでが試みた、人類のいかなる攻撃にも全くそのような素振りをみせなかった怪物がである。
「んぐああっ!!……くもんがっ!!」
クモ怪人は六本の腕を振り回すがそれをサクリは回避し、今度はサクリの左が怪人の顔面にクリーンヒットする。
両者の力はほぼ互角だったが……スピードと反応でサクリが上回っていた。
文字通り手数はクモ怪人の方が上だが、その全てがガードされるか空を切り、代わりにサクリの的確な攻撃が次々と命中する。
(勝てるっ……!!)
サクリはそう思い、渾身の力を込め、とりわけ重い一撃を怪人の腹に叩き込んだ。
「ごぼぉっ……!!」
怪人は口から緑色の体液を吐いて苦しんだが
「……へ……へへ……掴んだぜ……」
……その直後、得意げな様子を見せる。
自分の体に食い込むサクリの右こぶしを……六本の手のうち一本が掴んでいたのだ。
「はぁっ!?これだけで、なに得意げになってんのさ!?放しなよっ!!」
ここまで何発も相手に攻撃を叩き込み、逆に自分は一撃も喰らっていない。腕を一本掴まれたからなんだというのだ。
サクリはそう思いながら今度は左こぶしを振り上げた。
……しかし、この時点で形勢は明らかに逆転していたのだ。
「くっ……」
三十秒後、そこにはクモ怪人の六本の手のうち四本に……四肢全てを掴まれ、中空に持ち上げられたサクリの姿があった。
「手足の数の差で……こっちの勝利だったな……」
「こ、このぉっ!!」
サクリは手足をバタつかせるが二人の腕力は互角、一度掴まれてしまうと中々手は振りほどけない。
……でも、手より力のある足の方は振りほどけそうだ……そう思った時。
「あぐぅっ!!」
クモ怪人の残った手がお腹にめり込み、サクリが苦痛に呻く。
人類のあらゆる攻撃が利かなかったクモ怪人にサクリの拳がダメージを与えたなら、その逆もしかりだった。
「大人しくしてな……でないと」
「ずっ!ズルイよ!手が六本もあるなんて……うぐっ!!」
もがくことを止めないサクリの腹に再び拳がめり込む。
「普通の人間ならこの一発で胴体が真っ二つなんだけどな……くくっ、これなら満足させてくれそうだ……なっ!!」
「あっ!!……うぅ……!!」
怪人の拳が次々と身動きできないサクリのか細い胴体へと沈む。
「げぼぉっ!!……げほっげほっ……」
腹に十数発目の拳がめり込んだ所で、サクリはとうとう激しくむせ返り、胃液を吐き出す。
その中には未消化の食事などはなかったが、かすかに血が混ざっていた。
「かは……も……もうやめ……」
苦痛に涙を浮かべ、思わず許しを請うサクリを見て、クモ怪人は自分の勝利を確信した。
「大人しくしてればもう殴ったりはしないさ」
体力的にも精神的にもサクリが抵抗不能になったと判断したクモ怪人はその巨大な臀部を痙攣させたかと思うと、そこから大量の糸を吐き出す。
そしてその糸は怪人の背後の路地に巨大なクモの巣を作った。
「な……なに……なにするの……?」
怪人はサクリを捕まえたまま身体を反転させると、自分の作った巣に近づいていき……
「きゃっ!!や……やめてっ……ひっ!!」
巧みに六本の手を使ってサクリの身体を上下反転させると、逆さ大の字の形でクモの巣に貼り付けてしまう。
「ん……くっ……!!」
サクリは身をよじらせるが、糸が身体にぴったりくっついて離れない。
「さてと、じゃあまず邪魔なものを取っ払って……」
クモ怪人の手が、サクリのコスチュームの胸の中央で十字にクロスした部分を掴んで引っ張る。
「きゃあああっ!!」
悲鳴とともに、十字の衣装がズレて、サクリの外見上は普通の二次成長途中の少女と変わらない初々しい裸身が晒される。
強いて違う所をあげるとすれば、サクリの肌には普通の人間ならばどんな若く、美しい少女でも全身をくまなく探せば一箇所ぐらいはあるであろう
ほんの僅かなシミ、黒子、傷跡すら全く無い、生まれたれの赤ん坊のような肌であり、また首から下(今は逆さまになっているので首から上と言うべきか)
には体毛は産毛すら一切なく、股間まで幼女のようにツルツルな所であろうか。
「ちっ……やぶれねぇ……」
サクリの衣装はクモ怪人の腕力をして、ズレて多少伸びただけで千切れはしなかった。
「ひぐっ……あぁあああ……!!」
衣装が引っ張られてお尻と股間に激しく食い込み、サクリは声を上げる。
「まぁ……ズラすだけで事は足りるか……これはこれでソソる格好だし……な」
怪人は一度衣装を元に戻すと、改めて乳首を隠している衣装を下にズラし、サクリの胸を露出させる。
膨らみ途中のサクリの胸はズラした衣装が引っかかるほどのボリュームはなかったが、クモ怪人は自分の出した粘着性の糸を伸ばして衣装にくっつけ
サクリの色素の薄い小さな乳首を晒しものにしたままにする。
「……な、なにする気さ!!……きゃあっ!!」
クモ怪人の六本の手のうち、下の二本の手が伸び、サクリの掌に収まるほどの膨らみ途中の乳房を掴み始めた。
「やぁっ!!触るなっ!!」
人間の男の子にも触らせたことのない胸を、クモの化け物に揉まれてしまう嫌悪と屈辱にサクリは叫び、身をよじらせる。
「やめてっ……ぅあっ!!痛い!!……強いよっ!!」
次第にクモ怪人の手に込められた力は強くなり、さほどボリュームのない胸を根元から搾り出すかのように、指を食い込ませるように揉みしだいてきた。
「あぁ……柔らかい……瑞々しい弾力だぁっ!!!」
思い切り弾力を味わえるほど乳房を揉める事にクモ男は感動していた。
なにしろクモ男の握力で普通の人間の女の乳房をマトモに掴めば痛いどころの話ではなく、一瞬で乳房は潰されてしまうのだから。
「ひうっ!!」
乳房そのものを一分ほどかけて弄んだ後、クモ男の指先がサクリの両方の乳首をくいっと摘み上げる。
「や……やめろっ!!……やぁぁぁ……!!」
クモ男の指先がつまんだ乳首をクリクリと捏ねたり、引っ張ったり。ピンッと指先で弾いたりして弄ぶ。
こんなふうに乳首で遊ぶのも、クモ怪人にとって体が脆すぎる人間の女性相手には不可能な事だった。
「おいお嬢ちゃん、やめろって言いながらあんたの乳首……ちょっと勃ってきたぜ……?」
「うるっ……さい!!鳥肌が立つようなもんだっ!!……あうっ!!」
自分が加減をせず胸を弄んでも壊れない、それどころか嫌がっていても体では感じてしまう存在にクモ怪人は歓喜していた。
「う……うぅ……やめてよ……このヘンタイ……っ!!」
サクリは続けて、むき出しのお尻をクモ怪人の二本の手に撫で回され、揉まれ、時にペチペチと叩かれていた。
だが、その間も胸を弄ぶ怪人の手は休まらない。
クモ怪人の手は六本、目は八つある。
下の手で胸を揉みつつ、上の手でサクリの下半身を弄ぶことも
下の目でサクリの初々しい胸や恥辱に歪む表情を見ながら、上の目でサクリの下半身を間近で観察することも出来るわけだ。
「さて……ではいよいよ、お嬢ちゃんの一番大切な所で遊ばせてもらおうかな」
「……!!」
怪人のその言葉に、これまでは嫌悪と恥辱に染まっていたサクリの表情に驚愕と恐怖が混ざる。
「さぁて!今度はじっくり見せてもらうぜ!!」
「いやあっ!!」
下半身を守っていた、幅四センチほどの光の衣装がズラされ、胸の衣装同様、背後の糸に貼り付けられると、サクリの性器がクモ怪人の眼前に晒される。
「ほぉ……人間のメスのここはグロテスクなもんだと思っていたが……綺麗なもんだ」
「見るなっ!!みるなぁああっ!!」
サクリは羞恥に叫び声をあげ、なんとか足を閉じようとするが張り付いた糸は逆さ大開脚の格好を強制して許さない。
大きく足を開いているため普段はぴったりと閉じているサクリの股間のスリットは左右に開かれ、微かにピンク色の中身が覗いていた。
しかし、怪人はそれだけでは飽き足らず、その場所に手を伸ばすと、指でぱっくりと秘裂を割り開き、中の具を間近で確認する。
「凄い……中も鮮やかな色だ……」
「やぁーーーーーっっ!!」
自分の恥ずかしい場所に外気と怪人の視線が触れる感触にサクリの絶叫が無人化した街に響いた。
その後もクモ怪人の手によってサクリの下半身は弄ばれ続けた。
「おや……この奥にうっすら見えるのは……そうか、そうか、あんたはまだ処女なんだな、じゃあ破らないように弄ってやらなきゃな」
「やめ……見る……な……!」
「こっちがオシッコの出る穴か、どうだ?くすぐられると漏れちゃいそうか?」
「いや!……やめろっ!!」
「クリトリスはまだ皮を被ってるんだな……どれ、ちょっと剥いて中身を……」
「いたいっ!!」
「おぉっ……この分じゃオナニーもまだあんまりしてないな……?」
「や……やめっ……もうやめろよぉぉぉ……!!ぐすっ!……ううぅ……」
性器を玩具のように弄ばれ、観察される恥ずかしさと惨めさに、とうとうサクリは泣き始めた。
「じゃあこっちはどうだい?」
クモ怪人はそう言うと、お尻を揉んでいた手を左右に広げてサクリのお尻の穴をむき出しにし。
「えっ!……や……」
そんな場所にひんやりとした空気が触れる感覚に戸惑いと屈辱を感じた直後。
「……うああっ!!」
そこに怪人の指が突っ込まれる。
「……ふ、ふざけんな!!何考えて……やぁああっ!!」
思いもよらない場所に指を入れられ、痛みとそれ以上の恥辱に怒りの声を上げるが、さらに穴の奥まで指を入れられ、サクリは言葉もなくなる。
この間もほかの場所を弄る手の動きは一向に止まることはない。
「ひ……いぃっ!!……や、やめ……やあっ!!……やだ……あっ!!……うぁっ!!」
サクリはクモ男の手によって同時に両胸を揉まれ、秘所を弄られ、クリトリスを摘まれ、肛門に指を出し入れされた。
残り一本の腕はお尻を撫で回していたかと思うと、太ももをさすったり、肋骨の浮き出たわき腹に指を這わせたり、首筋に指を絡めたり……
とにかくサクリの体の至るところを撫で回し、その反応を楽しんだ。
「うっ……くっ……もうやめ……やめ……てよ……あぁっ!」
「やめてって言いながらお嬢ちゃんもだんだん気持ちよくなってるんだろ?見ろよほら!」
膣口や尿道口を弄っていた手が一度そこから離れ、サクリの顔の前にかざされると、怪人の指の間にはサクリの出した愛液の糸がひいていた。
「くくくっ……お嬢ちゃんも……糸が出せるんだな」
「……〜〜っっ!!」
あまりの屈辱にますます顔を真っ赤にし、身を震わせるサクリだが、そんな反応もクモ怪人の複数の手と目に伝わり、余計楽しませるだけであった。
【Aパート終了】
いきなりあんまり長いのもなんなので、とりあえず今夜はAパートまで。
需要があったら続き投稿します。
てか、ここで焦らされるのは、逆に苦痛w
マジレスすると、未完成のまま需要のあるなしを問われても困る
誰だって最後までみないと、需要ないかどうかなんて判断自体つかないわけで、現時点では
「最後まで見ないとわからんから、とりあえず後半の需要はある」としかいいようがないw
きりのいいところまで出来ているなら、せめて最後まで投下してみてはどうだろう
一般論を別として、個人的には、ここまでの段階で、すでに十分需要ありですわ
>>562 そういう誘い受けは、好ましい行為ではないと思いますよ。
正義のヒロイン的に
早漏れだけど絶倫で一週間ぶっ続けでヤリ続けても枯れない化け物
抵抗したいけど相手のテクや責めが上手すぎて自分の性に関する負の部分を暴かれ素直になってしまい陥落寸前になるテクニシャンタイプ
どっちが、いざ捕まって陵辱される場合にはツラいんだろ?
挿入シーンが書けない言い訳として
>>562みたいなのが利用される事もある
>>564の反応もさもありなん
迷わず書けよ、書けばわかるさ!
Bパート投下します
そこそこハードなので嫌な予感がしたら読まないでください。
クモ怪人は六本の手によるサクリの全身への執拗な愛撫を続けながら、彼女に突然質問をしてきた。
「お嬢ちゃん……さっきここはもう避難勧告が出てるから人間はいない……そう言ったよな?じゃあなんでオレが人間のいない所にいたと思う?」
怪人の六本の腕に全身を、乳首や秘所やお尻の穴まで弄られる不快感……
いや、今は不本意な快感も混ざった刺激に唇を噛んで耐えていたサクリは、怪人の唐突な問い首をかしげる。
「は……?いきなり何?っていうかあんたバカ?あんたが人間のいない所にいたんじゃなくて、あんたのいる周辺に避難勧告が出て誰もいなくなったの……んんっ!!」
「……でもね、お嬢ちゃん、オレは人間どもの言葉が判る……当然その避難勧告が出てたのも知ってたし、オレがその気になれば
人間の使う車とか電車とかいう乗り物より遥かに早く移動できるんだぜ?そんなオレがなんでわざわざいつまでも人間のいない所にいたのかなー?」
怪人はすっかり立ち上がってしまったサクリの乳首を引っ張り、クリトリスをトントンと叩いて遊びながら、楽しそうにそう口にする。
「うっ……知らないよ!!……ん!!……化け物の考えることなんかっ!!」
「あんたを待ってたのさ!!あんたがオレに会いに来てくれる!犯されに来てくれるのをなっ!!」
「あうっ!!」
怪人は叫ぶと同時に、サクリの膣口に入れていた指と尻穴に入れていた指を素早く抜き。
両方の乳首とクリトリスをキュッと強く摘んで指を離し。
残る最後の一本の手はサクリのお尻をパンッと手形が残るくらい強く叩く。
「〜〜〜〜っうくっ!!」
体の六箇所に強い刺激が同時に走り……サクリは体をびくっと跳ねさせ、不覚にもこの瞬間……軽くイッてしまった。
「…………!!」
こんな化け物に弄ばれて、挙句の果てにイカされてしまったことにサクリは、これまで以上の羞恥と屈辱を覚えたが……
その直後、そんな感情さえも隅に押しやる事態が起こる。
「あんたなら突けばすぐ壊れちまう人間のメス共と違ってオレを満足させてくれる……そうだろぉっ!!」
そう怪人が叫ぶと、散々サクリを弄んできた六本の手のうち一本が音を立てて変形を始め……
「ひっ……!?」
そしてそれは……腕の太さを保ったまま、男性器の形になった。
「え……や……いや……!!」
知識として男性器というものの姿形は知っているサクリであったが、生殖体制を備えたそれを生で見るのは初めてであり
「いやだぁああああっっっ!!!」
その生殖器が自分の腕より太いものであると知ったときの恐怖とショックはすさまじかったが
それ以前にこんな異形のクモの怪人に犯される事自体、絶対に嫌だった。……ましてサクリはまだ処女なのだ。
「人間の女どもは……これを突っ込んだ瞬間内臓が破れてショック死しちまったが……お嬢ちゃんなら大丈夫だろ?……ま、ちょっとは苦しいかもしれねぇが」
「いやだっ!いやだっ!!いやだっ!!!」
「なぁに……たっぷり弄って濡らしてやったから……少しは痛くなくなったはずだぜ?あぁ……そうだオレの方も濡らせばもっと楽になるかもな」
「いやだっ!!いやだっ!!いや…………おぐっ……ぉおぉおおおおっっ!!」
絶叫するサクリの口に怪人の腕……いや、今はペニスが押しつけられ、中に押し込まれようとする。
「んぐっ……おぉっ!!おおおおっ!!」
サクリの拳より大きいその亀頭は到底口に収まりそうなサイズでは無かったが、人間の拳と違って骨がないため、なんとか無理やり口腔に押し込むことが出来た。
「……んぐぅううううおおおおおおっ!!!」
しかし入れられたサクリの苦しみは並大抵のものではない。
顎が外れそうなほど口を広げられ、口内を満たされてなお、喉の奥へ奥へと亀頭が押し込まれ吐き気がこみ上げる。
「ごっ……おごっ!!……ご……!!」
巨大な亀頭が喉の奥まで押し込まれると、息が完全に出来なくなると同時に凄まじい嘔吐反射に襲われ、胃液が逆流するが
出口はぴったりと塞がれているので吐き出すことはできない。
「うごっ!!おおっ!!おおっ!!」
呼吸も出来ないまま、激しい嘔吐欲求に襲われながらそれが適わない苦しみはまさに地獄の苦しみで。
「あぁ……お嬢ちゃんの口の中……喉の奥……あったかくて気持ちいいぜぇ、先っちょにお嬢ちゃんの胃液がかかってピリピリする……行く……ぞ……!!」
「おぐぅっ!!おごっ!!……おがっ……がぁっ!!!」
苦しみに追い討ちをかけるかのごとく、クモ怪人は腕であり生殖器であるサクリの喉奥まで犯しているそれを激しく動かし始めた。
「ぐげっ!!ごぼっ!!!……がっ!!がぼぉおおおおっ!!!」
イラマチオと言うのすら生ぬるいこの責めにサクリは白目を剥き体を痙攣させると。
晒されたままの股間からじょろじょろとおしっこが漏れ始めた。
漏れた小水は重力に従い、逆さ磔にされたサクリ自身の体を流れ……汚していく。
「はははっ!!漏らしちまったかい、お嬢ちゃん!おまけに自分のションベン塗れになっちまって……!!」
サクリの惨めな姿を見て、クモ怪人は萎えるどころかますます興奮した様子でまるでパンチを繰り出すかのように生殖器をサクリの喉奥へとぶち込んでいく。
「ああっ!!……すげぇっ!!イッちまいそうだ……このままこっちに出してもいい気もするが……やっぱりお嬢ちゃんの初めてをもらわないとな」
射精を迎えそうだと悟った怪人はサクリの口から勢いよくペニスを抜く。
「……っっっ!!おげぇええええっっ!!……げほげほっ!!……うげぇえええっ!!げほっ!!げほぉっ!!はぁーーーーっ!!はぁーーーっ!!」
ようやく口を開放されたサクリはまず少し血の混ざった透明な胃液を大量に吐き出し、続けて激しくむせ返り、最後に酸欠に陥りながら呼吸をした。
「……た、たすげでっ!!……げほっ!!だれが……だずけでぇっ!!!……げほげほっ!!!もう死んじゃうぅうううっ!!」
そして、少しだけ呼吸が整うと、むせ返り、泣きながら助けを求めた。
……しかし、サクリ以上にこの怪人に善戦など出来た者などいないのに、誰が彼女を救えるというのだろうか。
「さぁ、じゃあお互い準備も整ったことだし……本番行くぞお嬢ちゃん……殆ど関係ないかもしれないが……呼吸を整えたほうがいいぜ」
「いやぁっ!!!もう許してっ!!やだっ!やだっ!!やだぁあああっっ!!」
先ほどまでサクリの上の口を犯し、拷問に等しい苦しみを与えてきたものが、今度は下の口から……少女の一番大切な所から入ろうとしている。
予想できる単純な苦痛もさることながら……自分の純潔をこんな化け物に、人類の敵に奪われなければいけないという絶望。
(なぜ?なんであたしがこんな目に!なんで……!!!???)
サクリは自分の運命を呪い、頭の中が真っ白になった。
「まぁ……お嬢ちゃんは少なくとも死にはしないさ……それだけでもオレに犯されて殺された人間のメスどもよりはラッキーだよ」
「…………っっ!!」
だが、怪人のその言葉を聞いたとき……サクリの表情が変わる。
目の前の怪人は何百人もの女性を犯し、殺してきた憎き敵ということを思い出した。
そして、こんなヤツの前で苦痛と恐怖に負けて、わが身可愛さのあまりうろたえてしまった自分を恥じた。
「…………あんたは絶対……許さない……っ!!」
サクリは強い意志の宿った瞳で……怪人を再びにらみ返していた。
「……さっきまで泣き叫んでたのに……急に雰囲気が変わったな……まぁオレの興味はあんたのココだから関係ないけどなっ!!」
サクリの変化も意に介さず……怪人のあまりにも巨大な性器がみちっと音を立てて、幼いサクリの膣の入り口を残酷に押し広げ……
そのままズブリと音を立て奥に入っていった。
「…………っっ!!」
「おや……叫ばないのかい?それとも痛くて声も出ねぇか?」
サクリは声を上げなかった。
痛くなかったわけではない。痛くて声も出せなかったわけでもない。自分の意思で耐えたのだ。
もう負けない。せめてこいつの前でこれ以上無様に泣き叫んでやったりなんかしない。そう誓ったから。
「……〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!ぐっ!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!」
だが、歯を折れそうなほど食いしばっても涙がこぼれて来る、体が真っ二つにされそうな痛みに気が狂いそうになる。
それでも容赦なく、怪人のペニスはさらに奥へ奥へと進んでいき、サクリに与えられる苦しみも増していく。
入り口こそ裂けてはいないが、中では間違いなく出血しているはずだった。
しかし、怪人の生殖器があまりに太いため、入り口が塞がれ破瓜の血が溢れることすらない。
「すげぇ……すげぇきついよ……こんなに力強く俺を締め付けてくれるメスは初めてだぜ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!んぐっ……〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!」
自分の生殖器がサクリの生殖器に締め付けられる感触に怪人は陶酔した。
一方のサクリは自分が内側から破裂しそうな苦しみにガクガクと身を震わせて耐えていた。
「おっ……一番奥に届いたな……ここが……子宮口かい?」
「…………っっんぎゃっっ!!」
特に敏感な……子宮の入り口を弄られ、とうとうサクリの口から短く叫び声が漏れる。
それに快感など微塵も混ざっていない事は言うまでも無い。
元々は手であった怪人の生殖器の先端は起用に子宮口を刺激しながら……そこをこじ開けさらに中へと入っていこうとする。
「……〜〜〜〜っっ!!」
その異様な感覚に、単純な痛みや恐怖以上に……生命としての、雌としての危機感が生じ。
「駄目っ!!そこは駄目っ!!いやぁーーーーーーーーーっっ!!!」
サクリにこれまで堪えてきた拒絶の声を上げさせる。
「本当に……奥の奥まで……犯してやるよ……っっ!!」
怪人の生殖器であり、手である器官がサクリの子宮の中に進入し……そこを蹂躙し始めた。
「……い、いや……いぎゃっ……ぎゃあああああーーーーーーーっっ!!!」
これ以上泣き叫んでやらないというサクリの微かな抵抗は予想以上の陵辱に儚くも潰えた。
「あ……あぁ……ぁ……」
「すげぇ……こんなに入った……お嬢ちゃんの中……気持ちいいぜ……」
怪人のペニスは……とうとう腕であった時の肘に当たる部分の近くまでサクリの膣の中に埋まっていた。
……しかしこれで終わりではない。本格的な性交はここから始まるのだ。
「動……かすぞ……!!……うああああっっ!!」
「ま、待って……!!……っ!!ぐぎゃあああああっっ!!」
怪人がペニスの抜き差しを始めると、二人そろって絶叫をあげる。
とはいえ片方は快感と歓喜の叫び、もう片方は苦痛と絶望の叫びという対照的なものであったが……
「う……うぉぉっ!!すげぇっ!!……熱いっ!!絡みつくっっ……最高だぁああっ!!」
怪人は快感に絶叫しながら肩を動かし、サクリの膣に生殖器となった腕を激しく出し入れさせた。
「がっ!!……うがっ!……あっ!!……ぅああぁあああっっ!!」
サクリはまるで自分の内臓が滅茶苦茶にかき回されるような苦痛と恐怖を感じながら、ただ叫ぶしかない。
その状態からからクモ怪人が絶頂に達するまではそれほど時間を必要としなかった。
もっともサクリにとってはその時間は決して短いとは思えなかっただろう。
「うおぉっ!!出すっ!!出すぞっ!!……ああっ!!…………ああぁあああっっ!!」
怪人はその叫びとともに、フィッシュブローのごとく、そのペニスを勢いよく、サクリの性器の一番奥に叩きつけ、その直後、自身の欲望をサクリの中で爆発させた。
すでに何百人という人間の女性を犯し……それでも決して射精することの出来なかった怪人の射精は凄まじい勢いと量で。
あっという間にサクリの子宮の中を満たし、彼女の細かったウエストを妊娠したかのような姿に変えていく。
子宮から溢れた精液は続けて膣内を埋め尽くしたが、それでも収まりきらずに
怪人の腕によって既にはちきれそうになっている膣口の入り口から破瓜の血と混ざってあふれ出した。
逆さ磔にされたサクリの白い肌が……溢れて滴り落ちる大量の精液によって埋め尽くされていく。
「うぶっ……う……うぅ……」
とうとう顔まで精液で覆いつくされると、サクリの意識は……そこで完全に途絶えた。
「ふぅぅぅ……はぁぁっ!!」
「……っっ!!」
怪人がズルズルと子宮の中にまで入り込んだペニスをサクリの膣から抜くと。
気絶したサクリの体がビクンと一瞬反応し、膣からどぴゅっと大量の怪人の精液が溢れ、逆さに磔にされた彼女の体を覆いつくした精液をさらに上塗りする。
元はピッタリと閉じた一本線で、まるで幼女のもののようだったサクリの無毛の性器は、今や痛々しく広がり
ヒクヒク痙攣しながら奥まで覗けるほど開きっぱなしになっていた。
「あぁ……お嬢ちゃん……最高だったよ……もう、オレ死んでもいいぜ……」
自分の精液とサクリの愛液に塗れた自分の生殖器を腕に戻し、至福に満ちた声でクモ怪人がそう口にした直後。
「……じゃあ死ね」
背後から突然、一人の男が現れた。
十字軍を連想させるような、胸に十字架をあしらった衣装のその男は変身したサクリと同じ銀髪で、
年齢も人種もよくわからないが背が高く、精悍な顔立ちをしていた。
「なんだお前、いつの間に……?このお嬢ちゃんの仲間……がっ!!」
言葉をさえぎるように銀髪の男のパンチがクモ怪人の顔面をとらえる。
「てめぇっ!!……うげっ!!」
クモ怪人は激昂して男に飛び掛るが、カウンターで今度は腹部に前蹴りを喰らい、地面を転がる。
「キサマに勝ち目はない……射精した直後のキサマらの戦闘能力は十分の一以下にまで減退する」
その言葉通り、もうクモ怪人は銀髪の男の敵ではなかった。
「く、くそっ……やぐもっ!!」
普通の人間の目にも目視可能なほどクモ怪人の動きは鈍り、男にいいように殴られる。
そのうち力の差を察した怪人は銀髪の男に背を向けて逃げ出した。
「こ、これでもくらえぇっ!!」
……だけではなく、尻から大量の糸を吐き出し、背後にいる敵に向かって飛ばす。
「無駄だ!!」
しかし次の瞬間、男の手からは光の剣が現れ、すさまじい剣さばきで蜘蛛の糸はすべて切断された。
「ぐぎゃあっ!!」
切断されたのは糸だけではなく、怪人の膨らんだ臀部がぼとりと地面に落ち……光を放って消滅する。
「虫けらのオスってのは交尾を終えたら死ぬものだろう?」
銀髪の男は冷徹な口調でそう告げ、光の剣の切っ先を怪人に突きつけた。
諦めたのか、動く力もなくなったのかもう怪人は逃げも抵抗する素振りも見せず、代わり男に言葉を投げかける。
「ああ、そうか……わかったぜ……お前、酷いやつだなぁ……」
男は怪人の言葉を無視して、光の剣をクモ男に振り下ろす。
「エクゼキューショナーズソード!!……はぁっ!!」
「あの女の子はエ……ぐぎゃあああああっっ!!」
断末魔の叫びをあげ、クモ男は脳天から真っ二つになると、切断されたそれぞれの体が光を発し、死体も残さず消滅した。
「…………」
怪人の消滅を見届けると銀髪の男は光の剣を消し踵を返す。
そして逆さまで大の字に磔にされ、犯された膣の中を晒したまま、ピクピクと痙攣しているサクリの元へと向かい。
怪人の精液や自分の小水を滴らせ気絶している彼女を拘束している糸を切断し、その腕に抱きかかえ、顔をぬぐってやる。
散々な仕打ちを受けて気絶した割には安らかな……寝顔に近い表情のサクリに男は少しほっとしたようなため息を漏らした。
「君にはこれから今日と同じく……いや、今日以上の過酷な戦いが待っているだろうが……頑張ってもらわなくてはならない」
意識を失ってして聞こえてはいないであろう彼女に向かって男は話しかける。
いや、それは彼女にではなく自分に言い聞かせているようであった。
「君と私……どちらか一人が欠ければ、人類はヤツらへの抵抗手段を失うのだから……」
それだけ口にすると気を失ったままのサクリを抱えて……男はどこかへ去っていった。
【つづく】
ああ、つまりはタイトルはそういう意味なんか…
最初から独力で勝つという道が用意されてない過酷な戦いに身を捧げる変身ヒロイン…GJだ!
けどこれってヒロインは覚悟しての上の話なんかな?
続き期待してます。二人の戦法を解析した攻略をされちゃう最大のピンチに陥る話とか楽しみ
>>569-574 乙ですよ
ここは嬲るスレなんだからもっとハードでも構わないよ
むしろその方が嬉しいw
>>567 テクニシャンで1週間犯り続けても枯れない絶倫なら難しい事を考えなくても済むぞ
GJです!
> 「くくくっ……お嬢ちゃんも……糸が出せるんだな」
> 「虫けらのオスってのは交尾を終えたら死ぬものだろう?」
この辺りに思わずクスッと来た。
銀髪の男が出てきたときは「終わるまで見てたんかい!」とツッコミを入れたけど
実際は終わるまで見てるのも作戦のうちか。
変身ヒロインモノらしいツッコミどころに見せかけてエロと設定の両立とは、お見事。
続きも楽しみです。
>>567 断然後者。
自分の性に関する負の部分≒自分の心の負の部分
と解釈すると、正しくあらねばならない正義のヒロインにとっては致命的。
だけどキャラの作り込みが要求されるから書き手泣かせだな。
なーる
サクリが助けや許しを懇願してた相手はクモ怪人ではなくて、男に向けてたのかな?
けど相手一人なんだし、サクリ結構善戦してたんだから二人掛かりで戦ってやれよ男www
そこら辺の裏事情は次で語られるんだろうか…
都内で連続して発生する謎の女性が幼女に若返る現象と全国で幼い女の子が次々とレイプされる連続児童強姦事件
実はレイプされた子は全員、若返った女性たちだった!と裏で二つの事件が繋がってる事に気付き
犯人を突き止め戦いを挑む変身ヒロイン
しかし、怪人の力で幼女の姿にされてしまい、なす術なく蹂躙され身も心も壊されるヒロイン
保管庫に支援絵投稿所が出来ました。絵師の皆さん支援よろしくお願いします。
>>580 ちょwwwいきなし絵とかwwアヤナ可愛ぇww
ご意見感想ありがとうございます。
……それですみません、第一話ですが、ひでー誤字があります。
タイトル部分ですが
× 第一話「変人少女戦士登場! 〜怪奇!クモ怪人〜 」
○ 第一話「変身少女戦士登場! 〜怪奇!クモ怪人〜 」です。
変人じゃないです。変身です。
ウケ狙いじゃなくてマジで間違えた。
なんでよりによってタイトルを、しかもこんな凄まじい誤字をするのか自分でも不思議。
あと
>>573の17行目
×フィッシュブロー ○フィニッシュブロー です。
なんだよフィッシュブローって、実家が花屋のボクサーの技か。
管理人様見てらしたらお手数ですが保管庫の方修正していただけると助かります。よろしくです。
>>563-564 すいません、いきなり長文投下して無反応だったりしたらと不安だったので。支援必要になるかもしれないと思ったし。
あと、上の有様を見れば判るかもしれませんが、自分はあんまり一度に大量の文章を投下するとちょっと推敲が不安なので
これからもAパート、Bパートに分けて投下する形式を取りたいと思います。
>>565-566 勇気付けられました、ありがとうございます。
>>575 >けどこれってヒロインは覚悟しての上の話なんかな?
その辺は次回以降に判るようにしたいと思います。
>>576 自分としてもよりハードな展開は考えているので、楽しみにして頂けると幸いです。
>>577 そういうこちらとしても意図的な部分に反応して貰えると
嬉しい反面少し照れます。
>>578 その辺も一応事情があって、後々作中で説明します。
>>580 乙です。いきなりサクリの絵も描いてもらえて凄く嬉しかったです。
>>583 話の骨格がしっかりあるっぽいね。GJ!
しょっぱなからフィストとか飛ばしてるなぁ
>>583 GJ!
最初からエロが濃くてこれから先が予想できねぇw
第二話Aパート投下します
西暦20××年。
日本を中心に突如、地球上に人々を襲う謎の生命体が多数出没した。
通称「レイパー」と名づけられたその生命体は、驚異的な身体能力と戦闘能力を持ち、人類の女性を次々と犯していった。
犯されてしまった女性はレイパーの人間をはるかに超えた力、異常な性交に耐えられず、例外なく死亡してしまう。
そこで政府は急遽、警視庁、防衛省を初めとする民間も含めた多くの組織が合同する未確認生命体「レイパー」対策、撃退チーム「RAT」を立ち上げたした。
警察、自衛隊の選りすぐりの精鋭が多数配属されたほか、さまざまな分野のエキスパート達によって構成されたこのチームは
レイパーを全滅させ、人類をレイパーの危機から救うために結成された。
だが……レイパーの異常な強さの前にことごとく作戦は失敗。
前線で活動する隊員は次々殉職し、もはや出来るのはレイパーの居所を可能な限り確認して、近隣住人に避難勧告を呼びかけることぐらいであった。
……そこに、一人の少女が現れるまでは。
第二話「 変身少女戦士の躊躇い 〜鳥を見た〜 」
「いた……!アイツだ……!!」
すでにRATの特殊監視衛星によって十時間以上前に避難勧告が出され……今もそれは解かれず無人と化した町でサクリは一体の怪人の姿を見つける。
その怪人は見つけてくださいとばかりに町の中心の時計台に上に立っていた。
……まるで目印のある場所で恋人を待つかのように。
怪人の姿は全身を白と黒が半々に混ざった羽毛に覆われ、背中には翼を持ち……ぎょろりとした丸い目と長い嘴がついていた。
RATにはバードマンと名づけられた鳥の怪人である。
名の通り、全身に鳥の特徴を持ちながら、翼や嘴を除いた体系は人間に近い形をしており、翼とは別に二本の腕を持っていた。
……また、本来大多数の鳥類が持たないペニスもである。
「…………」
怪人の姿を見つけてから、サクリはしばし無言でその場で何かを考えるように立ち止まっていた。
「…………よし!」
だが、しばらくすると決心が固まったように顔を上げ、表情を引き締める。
「……変身!!」
サクリの衣服が消滅し、全裸になった彼女の胸に光のリングが巻きつき。
U字型の光がそれにクロスしてサクリの体の中央を覆い、十字の光のコスチュームを形成し。
首に光のチョーカーが巻きついてそれを固定した後。
両手足に膝と肘まで覆うグローブとブーツが装着される。
「変身少女戦士……サクリファイサー!!!」
サクリは怪人との戦いに身を投じるべく、走り出した。
変身して自分の元にやってきたサクリの姿を時計台の上から確認すると、鳥怪人は口を開く。
「よぉ……ようやく来たかい?待ちくたびれたぜ……あと三十分待っておめぇが来なかったら他の人間のメス、襲いに行く所だったよ」
サクリは怪人の言葉に一瞬、怒りと嫌悪で表情を歪ませるが、すぐに軽く笑って言い返す。
「……その口ぶりだと、いや、嘴ぶりだと、やっぱりアンタもあたしを待ってたんだ。わざわざ倒されるためにバカだね」
「……そっちこそ、わざわざ犯されに来てくれてご苦労なこった……ありがとよっ!!」
怪人がその言葉を言い終わると同時に、時計台の鐘が正午を告げる鐘を鳴らす……それが両者の戦いのゴングだった。
時計台から身を翻し、飛行しながら猛スピードで迫ってきた鳥怪人とサクリの体が交錯する。
「くっ……この!ちょこまかと!!」
サクリは攻撃を次々と繰り出すが、怪人は素早い動きと飛翔能力でそれをひょいひょいとかわしていく。
しかしサクリも怪人の攻撃は一撃も喰らっていない。
……というより怪人は攻撃らしい攻撃を繰り出そうとはせずサクリに近づいては逃げるような動きを繰り返していた。
「ひゃーーーはっはっ!!どーしたよ!?攻撃が当たんねぇなぁっ!!」
「……それはそっちも同じじゃん!!逃げ回ってばっかいないでかかって来なよっ!!あたしを……お、犯したいんでしょっ!!」
「おいおい自分で言うかよ!?そんな格好してるだけあってガキのくせに淫乱だな」
「……う、うるさいっ!!好き好んでこのカッコしてるわけじゃないのっ!!」
挑発の言葉とともにまたしても上空に逃げた怪人をサクリは跳躍して追う。
変身したサクリのジャンプ力は数百メートルにも及び、怪人が中空に逃げても十分追いかけることは可能。
……だが、自由に空を舞うことが出来ない以上、それは怒りにかられた不用意な行動でしかなかった。
ジャンプしながら繰り出した拳はあっさりかわされ、サクリは空中で無防備になる。
「うう……しまった…………?」
だがしかし、サクリの動きが制限されるこの絶好のチャンスにも怪人は何もしてこなかった。
「どういうつもり……!!アンタ真面目に戦う気あんの!?」
無事着地したサクリは怪人の不可解な態度に苛立ちを隠せない。
「なーにまずは様子見ってヤツよ。だいたいおめぇの動きはわかった……だからこっちもそろそろ攻撃に移らしてもらうぜ!!」
来るか!と身構えるサクリだったが怪人は空を飛んだまま、逆にサクリとの間合いを開ける。
「自慢じゃねぇが俺は素早さにはちょっくら自信はあってもマトモに殴り合いや取っ組み合いは苦手だ。
多分おめぇにも勝てねーよ。だが俺にはこいつがあるのさっ!!」
そしてそう口にすると同時に、怪人の翼から根元が針のように尖った、羽根の弾丸が撃ちだされる。
「あぶなっ!!」
音速以上の速度で飛んできたそれをサクリは咄嗟にかわしたかに見えた……が
「……きゃうっ!!」
直後、不意に剥き出しの臀部に痛みが走り、反射的にそこを手で抑えると。
「……っっ!!」
お尻に今しがた打ち出された怪人の羽根が刺さっていた。
「余所見すんなよ!ほらほらぁっ!!」
続けて三発の羽根が撃ちだされる。
「くっ!!」
サクリは今度も素早い身のかわしでその三発をかわすが
「いっ!!……いたぁっ!!」
羽根の弾丸は回避された後も軌道を変えて背後から先ほど同様、サクリのお尻にプスプスと突き刺さる。
「ひゃはは!!そーんなケツ丸出しの格好でいるからいけねーんだぜ!!」
「うっさい!!あたしだって恥ずかしいんだよっっ!!」
さらに羽根を打ち出そうとする様子の怪人を見て、サクリは回避よりも羽根をなんとか打ち落とそうと考え、腕を構える。
「素手で俺の羽根を打ち落とすつもりか?やーめとけって、手に刺さったりしたらケツより数倍痛いぜ?
ケツに刺さるのが一番マシなんだから大人しく刺されとけよ……っと!!」
今度は二発同時に撃ちだされる羽根。
「うっさいつってるでしょ!!……っ!!」
二本の羽根は正面で構えを取るサクリを避けるかのようにそれぞれ左右にカーブを描き。
「あうっ!!」
サクリが反応しようとした時には既に背後からプスプスと左右のお尻にまたしても一本ずつ刺さる。
確かに痛覚の鈍い臀部を狙われるのは肉体的苦痛という点では救いかもしれないが、お尻ばかりを狙われて攻撃されるのは悔しく恥ずかしく
自分のお尻にどんどん刺さった羽根が増えていくのも屈辱的だった。
「このっ……!つっ!!」
羽根をむしるようにサクリは自分のお尻に刺さった怪人の羽根を抜いて地面に捨てるが。
「…………ぃうっっ!!」
捨てた羽根はすぐさま、引き寄せられるかのように再びサクリのお尻にブスブスと突き刺さった。
「……いたぁああっ!!!」
サクリが羽根が刺さった自分のお尻を押さえて情けなく飛び跳ねるのを見て、鳥怪人は空中で腹を抱えて爆笑しながら余裕の態度で話し始める。
「俺がさっきおめぇとと追いかけっこしてた理由は二つ。一つはさっきも言ったとおりおめぇの動きを見極めてこっちが安全に攻撃できるかを確認するため。
もう一つはおめぇの匂い、言わばメスの出すフェロモンの匂いを俺の羽に覚えさせるためだ。
品のない言い方をすれば、俺の羽根はおめぇーのケツの匂いを追っかけてんのさ」
屈辱的な攻撃方法を、わざわざ言い換えてまで説明する怪人に苛立ちながらサクリは言い返す。
「おしゃべりだね……!でもお生憎!こんな攻撃ちょっと痛いだけでなんの意味もないんだよ!こんなんであたしが屈するとでも思う?」
実際問題、眼球や重要な血管でも狙われるならともかく、尻に羽根が刺さっても痛いのと悔しいだけで戦闘には殆ど影響がない。
相手は自分でも言っていた通り力は強くなさそうだ、なんとかふん捕まえてやれば……とサクリは思考をめぐらす。
油断させて近づいてきたところを一気に飛び掛って叩こうか、あるいはこっちも何かぶん投げてそれをかわして体制を崩したところを……
いや、待て、相手は自分の体が目的だったはず。なら向こうからそのうち嫌でも近づいてくるんじゃないだろうか……
「……え?」
気づいたとき、サクリは地面に膝をついていた。
「あれ……?い……いったい……うっ!!」
そしてそのままうつぶせに倒れて……起き上がることが出来なくなった。
「ようやく利いてきたか……人間のメスなら一発喰らえばその瞬間動けなくなったんだけどな……」
頭上から怪人の声が聞こえる。
「な……何を……したの……!?」
喋ったり呼吸をすることは出来るが……筋肉が、いや神経が侵されて思うように体が動かせない。
「俺の羽根には神経を麻痺させる毒があるのさ、鳥が毒を持ってちゃあ……おかしいかい?」
怪人は倒れたサクリの体の上に、片足で背中、もう一方で頭を踏みつけるようにして降りた。まさに自分が勝者だと主張するかのように。
「さーてと、動けなくなったところで、ゆっくりおめぇの体を味あわせてもらうぜ。
つっても、まだケツに卵のカラがついたような……おっとケツに羽根がついたガキの体だけどな」
怪人は笑いながらサクリの頭を踏みにじった。
「うぅ……く……そ……」
怪人の脚に踏みにじられながらサクリは歯軋りした。
(負けるの……!?また……こんな化け物に!こんな憎いヤツに犯されるの……!!??)
悔しかった、腹立たしかった。
(こいつの言うとおり……あたしはわざわざ犯されるために来たの!?)
……そして怖かった。これからの自分の運命はもう判っていたから。
(いやだ……いやだよ……もうこの前みたいないやだよ……怖いよぉ……)
そして、いつしかサクリの心は怪人に対する怒りより……これから自分の身に降りかかるであろう陵辱の恐怖が上回っていた。
(なんで!?なんで来ちゃったの!?こうなるかもしれないのはわかってたのになんで!?)
(だからあの時やめようと思ったんじゃない、逃げようと思ったんじゃない)
恐怖とともにサクリは激しい後悔に包まれる。
彼女はここに来る前、怪人と対峙する前……実は戸惑い、躊躇っていたのだ。
前回のクモ怪人に犯されたことはサクリにとって強いトラウマとなっていたから。
おぞましいクモの化け物の六本の腕で、まだ奥にしこりの残り揉まれると鈍痛を感じる控えめな胸や
産毛も生えておらず、外性器の発達もない幼女のような秘部をはじめとする
自分で触ることすらまだ少し怖く恥ずかしい、自慰すら慣れていない発展途上の全身を同時に弄ばれたのは序の口で
腕の太さを持つペニスで、顎が外れ、窒息死するかと思うほど口と喉を犯された上に
それを今度はまだ処女だったにも関わらず、女性器に叩き込まれ、子宮の中まで蹂躙され、体の中も外も怪人の精液に塗れながら気絶した。
これだけ酷く犯されたにも関わらず変身が解けた状態で目が覚めたとき膣も口もなんともなかった。処女膜すら再生していた。
その他の場所も肉体的な影響やダメージは何も残っていない。
しかし、怪物に犯された……それも初めてを奪われたというあまりにも残酷な事実と、あの時に味わった恐怖と苦痛の記憶は心に残り、消して消えはしないのだ。
そして、怪人に敗北したこの瞬間。それは何倍にもなってサクリの心の中に蘇り、重くのしかかる。
「や……あ……ぁ……!」
神経が侵され、震えることも出来ないが、サクリの体を後悔とともに激しい恐怖が襲っていた。
(なんで来ちゃった!?なんで戦っちゃった!?)
(なんで!?なんで!?なんで!?なんで!?なんで!?)
(…………なんで…………!?)
(…………なんで…………?)
「……………………なんでって……自分で決めたんじゃん」
頭の中を駆け巡る自問の声に……自然と口が答えた。
(あぁ……そうだ……あたしは……例えこうなるとしても後悔しないつもりで……覚悟して来たんだ……)
(だってそうでしょ?……あたしが来なかったら怪人に他の女の人が襲われて何人も……何十人も死ぬんだよ?)
(そしてもしあたしが負けるにしても……あたしが犯されれば……少なくともその何十人は助かるんだから……)
(そう思ったから……ここに来て戦った。たとえ負けても……後悔しないつもりで)
だから、これでいいのだと……サクリはそう思った。
でも、サクリのその考えは自己犠牲精神などというものよりはこの理不尽な自分の運命に少しでも納得するための
そして可哀想な自分を慰めるための……せめてもの言い訳だったのかもしれない。
【Aパート終了】
後半はまた明日投下します
>>584-585 ありがとうございます。
正直自分でもクモさん第一話からハードル上げすぎだろ……と思ったり。
続き期待
Bパート投下します
怪人とサクリの戦いに決着はついた……しかし陵辱はここから本格的に始まる。
「さて、もうこりゃいらねーな」
怪人はうつ伏せで倒れるサクリの体を跨ぐようにして座り込むと、彼女の臀部に刺さりっぱなしだった自分の羽根をまとめてむしるように抜く。
「いぅっ!!」
「あーぁ、桃みたいになっちまって。さっさと倒れとけば良かったのにな」
沢山の羽根に刺されたサクリのお尻は赤く腫れて所々血がにじんでいたが怪人の手にそこを撫で回されているうちに血は止まった。
「手足はマトモに動かないだろーが、感覚そのものは残ってるし、括約筋……平たくいやぁおめぇの穴の周りの筋肉には力が入る。
穴に出し入れする分にゃお互いたっぷり楽しめるってことだ。おめぇもションベン垂れ流しになんなくて良かっただろ?」
勝手なことを言いながら怪人はサクリのお尻を両手で鷲づかみにすると、そのまま遠慮なく思い切り尻たぶを割り開いた。
「い……いや!!……やめろっ……!!」
お尻の割れ目に食い込んでいたコスチュームも怪人の指によってズラされ、サクリのピンク色のアヌスが外気に触れる。
「いーぃ眺めだ、ケツの穴が丸見えだぜ」
「や……やだっ!!見るなっ!!」
前回のクモ怪人にも似たようなことはされたが、その場所をじっくり観察はされなかった。
性器以上に恥ずかしいかもしれないその場所に突き刺さる怪人の視線にサクリは激しい羞恥を感じるが
体の動かない彼女に出来る抵抗はその肛門を、視線から少しでも隠すように窄ませるくらいであった。
「おーおー、必死にキュッと窄ませて、皺が集まってるぞ」
「……〜〜〜〜っっ!!」
怪人の息遣いを間近に感じ、サクリは体が動いていればのたうちまわるほどの恥ずかしさを感じていた。
「おめぇのケツをずっと広げっぱなしってのも面倒だし姿勢をちょっくら体制変えるか」
怪人は一度サクリの尻たぶから手を離すと、今度はうつ伏せで倒れたサクリの脚を大きく開かせ、腰を持ち上げさせる。
「く……いや……こんな格好……」
体の動かないサクリは怪人にされるがまま、脚を広げてお尻を高く突き出させたはしたない姿勢をとらされてしまい、
この格好だと怪人の手で開かれるまでも無く、お尻の穴と無毛の股間が丸見えになってしまう。
両手が自由になった怪人はおもむろに自分の羽根を一本抜くと、それを必死に窄まるサクリのアヌスに伸ばし、さわさわとくすぐってやる。
「……っっ!!……いやっ……!!」
サクリは懸命に耐えようとしていたが、敏感なその場所へのくすぐったさともどかしい感触に自然に肛門がひくひくと反応してしまう。
「くすぐられてヒクヒクしてるぜ……やかましいばっかの上の口と違ってこっちは素直で可愛いじゃねーか」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!……あうっ!!」
サクリが恥辱に顔を真っ赤にして唇を噛んだ直後、不意打ちで怪人の指先が、ずぶりとお尻の穴に入れられる。
怪人の手は、まさに猛禽類のそれである鋭い爪をもつ足とは異なり人間に近い形状をしており、爪も短かったため直腸を傷つけるようなことはなかったが
入り口をくすぐった程度でろくに解しもせずに、いきなり経験の乏しいその場所に指を入れられ、サクリは痛みを覚える。
「やっ!!いたっ!!……抜けよこのヘンタイ!!」
「おめぇこそ力抜かないと余計いてぇぞ。ま、俺の知ったことじゃねーけど」
「抜いてよ……うぅっ!!……ああ……」
サクリの言葉と括約筋の抵抗を無視して、怪人の指が根元まで埋まる。
「おおっ!!キツッキツ!ケツの穴が締め付けてくらぁ」
「くぅぅ……っ!!」
怪人の指を根元までお尻の穴で咥えさせられ、悔しさに涙をにじませるサクリ。
続けて怪人は一度根元まで埋まった人差し指を半分くらい引き抜いたかと思うと
それが完全に抜け切らないうちに続けて中指をサクリの肛門に宛がい、二本一緒にねじ込もうとしてくる。
「……ひっ!……っっ!?……ちょ、ちょっと!二本なんて無理……うぎっ!!……やぁああっ!!」
一本でもきつかった指が二本に増え、それがずぶずぶとお尻の穴に埋まっていく刺激にサクリは悶える。
「うあぁっ……!!う、動かすなっ!!……ひぐっ!!……拡げるなぁあああっ!!」
さらに怪人はサクリの直腸に突っ込んだ二本の指を出し入れし、中で曲げたり、ねじったり、Vサインをするように拡げたりして
きつく締め付けてくるその場所をたっぷり弄る。
「うっ……く……なんでこんなトコロいじくりまわすんだよぉ……ヘンだよぉ……」
お尻の穴を弄られるのはサクリにとって痛くて気持ち悪くて恥ずかしいだけでなく、やはり汚い場所だという嫌悪感が伴う。
サクリは変身すると、同時に変身前の体にあった異物を消滅させるため、変身した後で食事をしたりして異物を入れない限り胃腸は清潔なのだが
サクリは自分の体についてそこまで詳しくは無く、またこれは理屈の問題ではなかった。
「……あぅっ!!」
じっくりサクリのアヌスを弄りまわした後、怪人は二本の指を一気に引き抜く。
指が抜かれてもさんざん弄ばれたお尻の穴にはジンジンとした違和感が残り、それがサクリの屈辱を一層煽った。
「さてと……じゃあ準備運動は終わりだ」
そう言って後ろからサクリのお尻の穴を弄んでいた怪人は、一度彼女の前に回る。
そしてサクリの髪をぐいっと掴んで、既に勃起して挿入体制に入ったペニスと対面させた。
「同属の中じゃあ短小なチンポだが……その分持続力にはそれなりに自信がある……ま、じっくり楽しもうや」
そう言って鳥怪人の見せたそそり立ったペニスは直径は約六センチ、長さは二十センチ以上はあり、人間で言えばかなりの巨根であったが
それでも怪人自身が言ったようにレイパー達の中ではかなり小さな部類に入る。
「……いやっっ!!」
間近で男性器を見せられ嫌悪感を露にし、目をつぶるサクリ自身も……前回のクモ怪人の自分の腕より太いペニスに比べれば、だいぶマシだと思ってしまった。
そして、こんな怪物にあんなもので犯されようとしているのに、マシだなどと思えてしまう自分が情けなく哀れに感じた。
「………………!!」
再び怪人が自分の背後に回り、自分の腰をぐっと掴んで来たとき、サクリは犯される覚悟を決めて、歯を食いしばり、悲鳴と涙をこらえようとした。
「……えっ!?」
だが……怪人の巨根がサクリの先ほどまで散々弄り回された尻穴にあてがわれ、サクリは驚愕する。
「……ちょ、ちょっと待って……そこは!!??」
そこばかり執拗に弄られたのだから多少の経験や知識があれば予測できたことだった。
しかしサクリにとっては「お尻の穴でセックスする」という概念自体が未知であり、考えもつかないことだったのだ。
それだけにその場所に入れられると知った時の衝撃は余計大きかった。
そして怪人の指でさんざん弄くりまわされ解されたとはいえ、拡張などされていない少女の肛門に入れるには怪人のペニスはあまりに大きかった。
「……やめてよっ!!そんなとこダメ!!ダメだよっ!!いやっ!!絶対イヤーーーっ!!」
サクリの言葉を無視して怪人は狭い狭いその場所をこじ開けるようにペニスを強く押し当ててきた。
「ひっ!!……ダメっ!!いぎっ……やだっ!!入んない入んない!!……はいんないよぉ……っ!!!ひぃいっ!!」
めりっ……と怪人のペニスが強引にサクリのアヌスに侵入を始めると、先ほどの指とは比べ物にならない痛みと圧迫感に襲われサクリは絶叫する。
「……あーーっ!!痛いっ!!いたいっ!!……無理っ!!無理だよっ!!……痛いぃーーーーっ!!!」
つい先ほど指二本を苦しげに咥えていた小さな窄まりに、あまりにも太いものを強引に押し込まれ、その場所が裂けてしまうと思うほどの痛みを感じるが
まだ入ったのはペニスの先端の二、三センチのみで一番太いカリ首の部分は通過していない。
「もう無理!!もう入らない!!!……お尻がっ!!お尻が壊れちゃうーーーーっ!!!」
「うるせぇ……!!ケツの穴の力抜きやがれっ!!……いやっ!むしろケツの穴が広がるように力め!俺のチンポをひり出すつもりできばってみろ」
「やだっ!!やだっ!!……やだぁーーーーーっっ!!」
口ではそう叫びながらも、サクリは怪人に言われたとおり、お尻に力を入れ、思い切りいきんでみた。
怪人のアドバイスを素直に受け入れるつもりは毛頭なかったが、自分のお尻の穴に侵入してきた忌まわしい物を押し出したい一心だった。
だが、結果的に逆にそれでサクリの狭い肛門は開き……怪人のペニスの一番太い部分の通過を許すこととなる。
「うっ!!…………ぎゃああぁぁぁああっっ!!!」
すぶぶぶっ……とそのまま一気に十センチほど奥まで怪人のペニスがサクリの直腸に埋まる。
「ほーら入ったじゃねえか!やりもしねぇで無理とか言ってんじゃねぇよ」
「うあっ……あぁっ……あ……がぁあ……っ!!」
サクリは狭いアヌスを一気にこじ開けられた苦痛のあまり、怪人の言葉に言い返すこともできなかった。
サクリの肛門は裂けこそしなかったものの皺が完全に伸びきってしまうほど拡張され、咥え込んだ怪人のペニスの大きさと形に広がってしまっている。
「い、いたい……いたいよ……あ……あぁ……うあああっ!!」
さらにその状態から、怪人は残りのペニスも全てサクリの直腸内に収めるべく、腰を押し付けていった。
「ふぅ……全部埋まったぜ……」
怪人のペニスは先端がサクリの腸がカーブする所にまで届き
さらにそこから数センチ直腸の奥を押し上げるように亀頭を腸壁に食い込ませ、内臓を圧迫した所でようやく全てがサクリの中に納まる。
「く……くるし……うぐっ……うぅ……」
サクリは苦しげに息をしながら、怪人のペニスでお尻の穴が串刺しにされ、限界近くまで広げられる痛みと屈辱に涙を流した。
そんなサクリの心情を知ってか知らずか……怪人はさらに恐ろしいことを口にする。
「さぁて……このまま腰振るだけってのも味気ねぇし……そうだ、おめぇとケツの穴で繋がったところを他の人間に見せてやるか……」
「……え?……な、なんて言ったの……今……んぁっ!!」
苦しみと屈辱で怪人の言葉が半分ぐらいしか耳に入らなかったが、なにかとても好ましくないことを言われた気がする。
怪人は問いには答えず、代わりにサクリの衣装と乳房の間に両手を突っ込みそこを鷲づかみにして彼女の上半身を抱え、
そしてサクリと尻穴で繋がったまま……翼で空へと浮かび上がる。
「う……うぅ……んくっ!!……うあぁっ!!」
飛び上がると同時に直腸を怪人のペニスが擦りサクリは悲鳴をあげた。
直腸の殆どを埋め尽くすほどの剛直はミリ単位で動くだけでサクリに強い刺激を与え、またサクリの方も少しでもお尻に力を入れるだけで痛みが増した。
「じゃ……空のセックスを楽しもーぜ!」
そう口にすると鳥怪人はサクリと繋がったまま猛スピードでどこかへと飛び始める。
「……き、きつい……も、もっとゆっくり飛んで……んぎっ!!」
怪人の高速の飛行そのものがきつかったのではない、少しでも怪人か自分の体が動き、お尻の中でペニスが動くと痛いのだ。
「ううっ!!……どこまで……連れてくつも……り?」
「そろそろ目印が見えてくるぜ……おっ!あそこだ!!」
怪人の言う目印とは、高さ二百メートル越えの高層ビル郡。
そこは日本の首都の中でも経済の中心となる街である。
最初にサクリと怪人の邂逅した避難勧告が出された町からはそこは五百キロ以上は離れている場所であったが
怪人が飛び始めてからそこに到着するには二十分とかからなかった。
時刻は午後一時を回った所……まだ避難勧告も出されていない休日のその街には数え切れないほどの人間たちがいた。
……そして彼らは上空から飛来した怪人とサクリの姿を見た途端、絶叫をあげ、パニックへと陥った。
「…………あれは?…………っっっ!!!…………レイパーっっっ!?」
「キャーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!」
「うぁあああああっっ!!!!怪物だっっっ!!!!」
「〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!どいてっ!!どいてよっ!!……」
「いてぇっっ!!……おい押すなっ!!!!ぐぎゃあああ!!!」
だが、取り乱したのはそこにいた人間だけではなかった。
「やだっ!!やだやだっ!!……見ないでっ!!見ないでぇっ!!」
サクリもまた、こんな大勢の人間の前で怪人とお尻の穴で繋がった所を見られたショックに泣き叫んだ。
怪人はサクリの両足を広げて、小さな子供におしっこをさせるようなポーズで抱えると
彼女との結合部を見せつけ、サクリの羞恥を最大限煽るように人々を低空飛行で追いかける。
もっとも人々はレイパーである怪人の姿を見た直後、恐れ逃げ惑っており、サクリには殆ど視線も意識も向けてはいなかったのだが
もはや冷静な思考力もないサクリにとっては人々の悲鳴と喧騒は、自分が衆目の中でお尻の穴を犯されているという恥辱を煽る以外の何物でもなかった。
「おー、あんなにウジャウジャいやがったくせに蜘蛛の子散らすように逃げてったな……そうだ、このデカイ建物の中にも人間はいるよな」
「やめて……もうやめて……ううっ……ひっくっ!」
とうとう子供のように嗚咽を漏らして泣き出したサクリを怪人は今度は高層ビルの方に連れて飛んでいく。
「や!……やぁぁああっ!!」
そこでビルの窓に子供のオシッコポーズで怪人に抱えられお尻の穴を貫かれる自分の姿が映り、サクリはまたもショックを受け、悲鳴を挙げる。
恥辱もさることながら……怪人のペニスを咥え込み広がりきった自分の肛門を見てしまい気が遠くなりそうだった。
ゆっくりと上昇して飛んでいく怪人とサクリの姿を見たビルの中の人々は当然驚いていたが、
先ほどの屋外の人間たちと違い、窓一枚隔てた隔絶感や安心感があるためか、逃げずに彼らの姿を指差したり、呆然と見つめる者が多い。
「おい……あいつら見てるぞ!俺のチンポがおめぇのケツの穴に入ってるのを見てるぞ!!ちょっとここで止まってよく見せてやるか!?」
「……やめてっ!!早く行ってよ!!……ううぅ……!!」
怪人は大喜びで笑い、サクリは羞恥に苛まれた。
やがてビルの屋上の高さにまで怪人は上昇する。
人々の視線からは逃れてとりあえず一息つくサクリだったが……
「っっ!!…………きゃぁああっ!!」
突然怪人は、サクリと繋がった姿勢のまま急降下を始めた。
サクリは怪人に貫かれたまま、フリーフォールのように一緒に落下していく。
いや、正確には自由落下より速い。
「う……あぁっ……あ……あぁあぁああ……!!」
急降下の影響で、サクリの体は上に持ち上がる力が働き、お尻の穴に埋まったペニスがズルズルと少しずつ抜けていく。
「ひっ……ひぐぁっ……あっ!!……あぎっ!!」
腸壁を擦る強い刺激とともに、肛門の入り口に一番太い亀頭の部分がひっかかり、もう少しで抜けそうだと思った直後……
「…………っっ!?」
怪人は地面ギリギリの空中で今度は急停止した。
その結果、今度は急降下していた時と逆の力が働き、抜けかけていたペニスがズブズブッと、一気に根元までサクリの肛門に埋まる。
「がっ!!!!!!!!!……あぁああぁぁああ…………っっ!!!!!!!!!!!!!!」
これにはサクリはたまらず目を見開き、激しく絶叫する。
「どうだ?気持ちよかったか?……よし、もう一回だ」
お尻の穴を襲ったあまりの衝撃に言葉が出ない。
「…………っっ!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!」
怪人の言葉にサクリは未だ麻痺した首を必死に横に振ろうとした。
しかし体はまだ動かせず……怪人はサクリを連れて再び上昇を始めていた。
「…………ゃ……やめて……っ!!」
……屋上付近に付いた時、ようやく声が出る……が、怪人は無情にも再度急降下する。
「あ……あぁぁ…………あぁああぁ……!!!」
またしても急降下の影響でペニスがだんだん抜けかけていき。
「ぐぎっ!!!!!!!!!!!…………おっ!!……おぉおおぉおおおおおおおっ…………!!!!!!!」
地上スレスレの静止とともに一気に根元まで押し込まれる。
サクリは尻穴から脳天まで突き抜けるような刺激に白目を剥き、口をパクパクとさせて悶えるとともに、ぷしゃっと股間からおしっこを漏らしてしまう。
「おいおい、きったねぇな!何ションベン漏らしてんだよ!?まぁ、今のおめぇのポーズにはお似合いだがな」
怪人の嘲りの言葉にもサクリの反応はない。
先ほど同様、衝撃のあまり言葉も出ないのか、意識が半分飛んでしまっているのか……
ならばと怪人は放尿を続けたままのサクリを抱えて再度上昇しはじめる。
「…………や、やだっ!!それ……!!もうやだっ!!……やめてぇっ!!」
すると先ほどの二度の衝撃の恐怖が蘇り、サクリは未だ股間からオシッコを漏らしながらも恥らう余裕も無く必死に静止を訴える。
しかし怪人は上昇を続け、やがてサクリの放尿も高度を増していった。
「え……あ……あ……ど、どこまで行くつもりなの……?」
今度は怪人は高層ビルの屋上は遥か超え、町並みが玩具に見えるほどの高度までサクリを連れて行った。
「やだっ!やだよっ!!……あぅっ!!」
まさか今度はこの高さから急降下するのかとサクリは怯えるが、今度の怪人の狙いは違うようで、突然サクリの両足を抱えて支えていた自分の両手を離す。
するとサクリの体を支えている物はお尻の穴にささった怪人のペニスだけという形になる。
「……落ちないようにしっかり締め付けな。この高さから受身も取れない今の状態で落ちたら、流石のおめぇも痛ぇぞー
それに……もし地上を歩いてる人間の上にでも落ちたらおめぇは無事でも当たったその人間はトマトみてーにぐちゃっと潰れちまうな」
「ひっ……!!」
怪人の脅しに、サクリは転落の恐怖を覚え、自ら肛門を締め付ける。
「くうぅ……っ!!」
「おおーー、すげぇ締め付けだ!ほら、もっと締め付けな!」
「う……くぅぅ……!!」
少しでも苦痛を和らげるためにお尻の力を抜く努力をしていたのに、今は逆に苦しくても必死にお尻を締めていなければいけない。
肉体的な苦痛もさることながら、お尻の穴の力で落ちないように必死に怪物につかまっているということがあまりにも惨めだった。
「ほーれ!ほーれ!」
そんなサクリの努力をあざ笑うかのように怪人は腰を前後左右に振ったり、体を傾けたりしてさらなる負担を与えて遊ぶ。
「やめ……て!!ううっ!!…………落ちる、落ちちゃうよぉ……!!」
怪人の動きはどんどんエスカレートしていき……とうとう、空中でサクリと繋がったまま逆さまになった。
「ダメっ!!ダメダメっ!!落ちる!!ああっ!!落ちるーーーーっ!!」
こうなると本当に殆どお尻の穴だけで体を支えるようなものである、サクリの体は徐々に怪人のペニスが抜けてずり落ちていく。
「本当に落ちちゃう!!……ああっ!!抜けちゃ…………あっ!?……うあぁぁああっ!!」
強い抵抗とともに、サクリのアヌスからとうとう完全に怪人のペニスが抜け……サクリは空中に放り出された。
「……きゃああああっっ!!!」
そして重力に従い、サクリは落下していく。
怪人の太いペニスが抜けても痛々しく広がったままの直腸の中に、冷たい風が入り込んでくる感触がして、それは落下速度とともに増していった。
「あ……あぁ……っ!!」
そして落下点が予測できるほど地上が近づいてきた……このままでは道路に落ちる。
車に直撃したら搭乗者を殺してしまうかもしれないし、そうでなくても事故を招きそうだ。
「…………っっ!!」
せめて体が動けばどうにかできただろうが、体が麻痺しているサクリは目をつぶり、他人を巻き込まないことを祈るしかなかった。
だが……そんなサクリを翼を広げた影が覆う。
それは急降下して再びサクリに追いついてきた鳥怪人だった。
そして怪人はサクリの拡がったままのお尻の穴に狙いを定めると一度腰を引き……空中でそのまま彼女をズブリと串刺しにした。
「…………ぐぎゃあああああっっ!!」
目をつぶって落下の衝撃を耐えようと覚悟していたサクリは、全く予想外のところに走った衝撃に絶叫する。
落下して地面に衝突することはギリギリ免れたが、その代わりサクリは上空千メートル以上から落下した衝撃の殆どをお尻の穴で受け止めることになったのだ。
「あ……あぎっ……ぎ……あぁぁぁぁぁ…………」
「うぉー流石に今のは俺のチンポも気持ちいいというよりちょっと痛かったぜ!……やんなきゃ良かった」
「も……もうやだ……お尻痛いよ……もうやめてよぉ……」
あまりにも過酷な肛門の蹂躙にサクリはもう意地もプライドもなく、泣きながら怪人に許しを請う。
「そうか……じゃあそろそろラストスパートと行くか!」
鳥怪人はサクリの細いウエストを掴むと、激しく腰を前後に揺すり、二十センチ以上のペニスを長いストロークでサクリの尻穴から出し入れさせ始めた。
「うぁっ……あっ……あぁっ!!ひぎっ!!……た、助けてっ!!や、やめてっ!!……あぐっ!!」
お尻の中でほんの僅か動かされただけで痛かった物を強引に抜き差しされ、サクリは空中で苦しみ悶える。
けれど怪人はサクリのそんな反応に余計興奮して、空中を飛び回りながら彼女の尻穴を激しく犯し続けた。
「よぉし!出すぞっ!!おめぇのケツの穴の中にたっぷり出すぞぉっ!!……くうぅっ!!」
「あぐっ!!…………いやぁああああああっっ!!!」
そして怪人の最後の一突きの直後、サクリの直腸の奥に熱いものが注がれ始める。
怪人の射精の勢いはすさまじく、大量の精液はすぐさま大腸にも流れていき、そこも見る見るうちに満たしていく。
「う……ぎっ!!」
サクリのお腹が途端に外から見てわかるほど膨らみ、彼女は腹痛に顔を歪める。
「だ……め……お腹……やぶれちゃうぅ……」
たっぷり一分以上かけて大量の精液がサクリの大腸を満たしていく。
「く……くるしぃぃ……お腹痛いよぉ……」
数リットルもの精液をお腹の中に注がれ、腹痛と排泄欲求に苦しむサクリ。
「はははっ!まるで孕んだみてぇだな?……苦しいか、でも俺のこれが栓になって出せねぇよな?……今抜いて楽にしてやるよ」
「ま、待って…………うぁあぁあっ!!」
怪人のペニスがサクリの肛門から引き抜かれると、間を置かずその中に注がれた大量の精液があふれ出してくる。
「あああああっ!!……や、やだっ……やだよぉ……見ないで……うぅうううううっっっ!!!」
外から入れられたものとはいえ、まるで大きいほうの排泄を見られているような恥辱にサクリは涙を流す。
「ほぉ……死にそうなツラしてるくせにまだ恥ずかしがる余裕なんかありやがったか……
せっかくだから他の人間にまたサービスしてやるか!!」
怪人はそう言うと、精液を尻穴から垂れ流し続けるサクリを再び子供の排泄ポーズで抱え、どこかへ飛んでいく。
そして怪人はこともあろうに老若男女を問わず人間を見つけては……サクリのお尻から溢れる自分の精液を振りかけて回ったのだ。
「やめてっ!!やめてぇーーーーっ!!!やだやだやだーーー!!」
この仕打ちにサクリはとうとう羞恥のリミッターが振り切れ、子供のように泣きながらパニック状態に陥る。
「嫌ならそのユルユルの締りの無いケツを閉めりゃいいだろーが」
「だ、だって……だってぇーーーーっ!!」
滅茶苦茶にいじめられたお尻はもう力の入れ方を忘れてしまったかのようで壊れた蛇口のように、注ぎ込まれた精液を止めることができない。
「も……もぅ……やだぁ……」
心身の限界を迎えたサクリは……そこで意識を手放した……
「俺のザーメン垂れ流しながら気絶しやがったか……へへ、かわいいヤツだ」
少し名残惜しそうにしながら怪人は気絶したサクリを地面に捨てた。
「う……うぅ……」
最初に尻穴を貫かれた時のように、うつ伏せでお尻を高く上げた格好で倒れたサクリは
気を失いながらも、開きっぱなしになった肛門からは精液が未だ流れ続けている。
「あー、やっぱ壊れねぇメスはいいなぁ……できりゃあこのまま飼い続けてやりてぇけど……」
「それは無理だな……貴様はここで死ぬのだから……チョコマカ動き回ってくれたおかげで追うのに苦労したぞ」
サクリから離れるのを待っていたとばかりに、銀髪の男が怪人の背後から音も無く現れた。
「てめぇは!!……なるほど、弱った俺を始末する気で……」
驚き、振り返って男の方を見た怪人は、男の格好と佇まいを見て大方のことを察する。
「ほう、鳥頭のくせに察しがいいな……では今のお前じゃ勝てないのは判ってるだろう、大人しく死ね」
銀髪の男の手が光を放ち始める。
「ああ……勝てねぇな……でも、逃げることならできるぜぇーーー!!」
鳥怪人は言葉と同時にその場から猛スピードで飛んで逃げ出した。
「ヒャハハ!!野郎とデートの趣味はねーんだよぉーーーっ!!がっ!!」
ほんの一瞬で一km近く先まで飛んでいった怪人だったが……その羽根に光の矢が刺さっていた。
「……エクゼキューショナーズアロー……」
それは銀髪の男の手から放たれたもので、その速度は雷に等しい。
「ぢ、ぢぐじょ……ひどらっ!!」
続けて胸に二本目の光の矢が刺さると、鳥怪人は叫びとともに空中で消滅した。
銀髪の男はサクリの元に歩み寄り、開ききった肛門をズレたままだった衣装を直し隠してやろうとする。
しかし、蹂躙されたサクリのお尻の穴は幅四センチの衣装では隠れきらないほど拡がってしまっていた。
気絶したサクリを抱えてその場から男は去ろうとする。しかし、頭に一つの懸念があった。
「……彼女と事を終えた後にヤツの言った言葉……少し引っかかるな」
【つづく】
以上で二話目終了です。
Aパートに比べてちょっと長めになってしまった。
GJだぜ!!
後ろだけで終わると、正直物足りないかな
孕んじゃうかも?っていう恐怖もないし
化物との間に本当に妊娠するかは別として
二回目の陵辱にしてアナル破壊と大勢の前で犯されるって
下手なヒロイン陵辱漫画だと精神崩壊なのに、それ以上の責めは何なのか楽しみ
投下乙です
更にハードな責めがあるのか…胸が熱くなるな……
GJ!!
608 :
195:2010/04/10(土) 07:27:06 ID:IwuY/rEm
本当に長い間投下せずにいたのでみなさんにはもう呆れられてると思いますが、
久しぶりに投下してみます。
特装風紀シズカ、第三話目。
前半エロ、後半バトルでちょっと変則的な構成。
正直、サクリさんの濃厚エロの後では気が引けるのですが、いってみます。
あ、多分みんな内容なんて忘れてると思うので少しだけ説明。
シズカ 特装風紀一号、まじめでまっすぐな正義少女。特捜スーツを身につけて戦う。
コウタ 特捜風紀のアシスト役の少年。バイクから変形するパワードスーツを使う。現在は主にシズカとコンビを組んでます。
アヤナ 特装風紀二号、口数少ない女の子、シズカの親友。パワータイプの特捜スーツで戦う。今回のエロの犠牲者はこの子。
ユウマ 特装風紀三号、直情型馬鹿侍。スーツはまだ完成してない。でも、生身でも恐ろしく強い。
不良獣 敵。ベルトを身につけた人間が変身する怪物。エロの責め役担当。アイテム頼みの変身ってまんまドーパントじゃねえか。
609 :
195:2010/04/10(土) 07:28:20 ID:IwuY/rEm
月明かりの下、広い道路の左右に、ほぼ同形の建物が整然と立ち並んでいた。
天輪学園第17学生寮。
広大な学園敷地内にある寮の中でも3番目に多くの学生を収容している。
道路に隔てられて男子学生エリアと女子学生エリアに分けられたこの寮は、
夜ともなればそれぞれの部屋の灯りに明るく照らされている筈であった。
だが、現在、この寮の周辺は異様な光景に包まれていた。
ほとんどの部屋の窓には灯りが見当たらず、頼りなく点滅する街灯だけが周囲を照らし出している。
その薄明かりの中に浮かび上がるのは、どこまでも広がる粘液の海。
そして、その中で蠢く無数のスライム状の人型……。
そのスライム人間の群れの真ん中で可笑しそうに笑う女性のシルエットがあった。
「あはははは、愉快ねぇ!ちょっと前まではいっぱしの学生面してた奴らもみーんなこの有様!!」
彼女もまた、半透明のゲル状物質が集まったスライム人間だった。
だが、ただ這い回るばかりで、理性の存在を欠片も感じさせない周囲のスライム人間とは彼女は違った。
その瞳に映るのは、嘲りと歪んだ優越感だった。
「あらあら、あんな姿になっても性欲はあるのね。……ううん、あんな姿から、理性が剥がれ落ちて本能がむき出しになっているのかしら?」
彼女の視線の先、いたる所でスライム人間達がその粘液で出来た体を絡ませあっていた。
斜めに傾いだ街灯にの上に腰掛けて、スライム女はスライム人間達をあざ笑う。
「あははは、ほんと、たまらないわ。ねえ、あなたもそう思うでしょ、ちっちゃな特装風紀さん?」
そして、今度は、スライム女は自分の傍らに視線を転じる。
そこにあったのは、十数体ものスライム人間が積み重なり、絡み合って作り上げられた大きなスライムの塊だった。
そして、その真ん中に、グリーンの装甲に覆われた強化服を身にまとう、小柄な少女がいた。
特装風紀・九龍アヤナ。
彼女はスライム女の学生寮襲撃の際、偶然その近くに居合わせた。
本来なら味方の到着を待つべきだったのかもしれなかったが、彼女にそれは出来なかった。
特装スーツを身にまとい、スライム女の前に躍り出た彼女だったが、しかし、今回ばかりは相手が悪すぎた。
格闘タイプのアヤナの特装スーツと、あらゆる打撃を無効化するスライム女の能力はあまりに相性が悪かった。
そして、スライム女の持つ特殊能力がアヤナをさらなる窮地へと追いやった。
「ん……くぅ…あぁ……や…め……」
今も彼女にまとわりつき、彼女の体をまさぐり、ねぶり回すスライム人間達。
その全てがこの学生寮に住む学生達の成れの果てなのだ。
スライム女にまとわりつかれた者は1分と経たずスライム人間となり、さらにそのスライム人間が次のスライム人間を増やす。
鼠算式に学生達はスライム人間に変えられてゆき、気がつけばアヤナは孤立無援の状態で敵に取り囲まれていた。
「くぁ…ふぅ…あはああっ!!…やだ…そこ…なめないでぇええええっ!!!」
「おやおや、随分元気がなくなってきたわね。そんなんじゃ、アナタもその内こいつらの仲間入りよ?」
スライム女の能力は、彼女をはじめとする不良獣達を人間から怪物へと変身させるベルトに由来すると思われた。
そこから発せられる何らかのエネルギーが、スライム女を経由して、学生達までをもスライム人間に変えてしまったのだ。
そして、今はアヤナまでもがその危機にさらされていた。
今は強化服のエネルギーによってスライム女のパワーを遮断しているが、既に残されたエネルギーは少ない。
このままではスライム達に陵辱され尽くした挙句、彼らの仲間にされてしまうのも時間の問題だった。
まとわりつくスライムにほとんど溺れるようになりながら、アヤナは全身を嬲られ続ける。
細くしなやかな脚を粘性のスライムが這い登り、敏感な太ももの内側を絶え間なく刺激する。
そのままさらに上へ上へと登ってきたスライムは、アヤナの全身を覆うボディスーツの上からでも判る可愛いお尻の割れ目と、
大事な部分を覆う箇所にうっすらと浮かんだ秘裂に群がり、徹底的にその部分をこねくり回し柔らかな肉を嬲る。
次々と押し寄せる怒涛のようなスライムの質量がアヤナの体の最も感じやすい所を蹂躙しつくす。
延々と続く刺激の波を味わい続けて、ボディスーツの内側のアヤナのアソコは既に自ら染み出した愛液によってぐちゃぐちゃになっていた。
やがて、スライム達はその密度と勢いにまかせて、ボディスーツごとアヤナの秘裂の奥へと侵入しようとし始める。
610 :
195:2010/04/10(土) 07:29:51 ID:IwuY/rEm
「…あっくぅ…や…そんな…むりやりぃ……いやぁあああああっ!!!!」
必死にもがき、脚を閉じて少しでも侵入を阻もうとするアヤナだったが、定まった形を持たないスライム相手には無駄な抵抗だった。
押し寄せるスライムがぐりぐりと割れ目を圧迫して、次第に奥へ奥へと通り道を作っていく。
じわじわと、しかし確実にスライムは進入してくる。
そして侵入が進めば進むほど、スライムによる刺激はより強く激しくなっていく。
「…や…ひぁ…ああっ…やめ…やめてぇええっ!!!」
次第に強烈になっていく悪夢の如き快感に、アヤナは身悶え、だんだんと抵抗する気力さえ失っていく。
スライム化エネルギーの侵食はさらに進み、力を失った強化服は色褪せ、そこかしこにヒビが入り始める。
ギシッ……ミシミシッ……
スライムの群れに圧迫されていた胸部アーマーがついに崩壊を始める。
同じように、肩で、腕で、脚で、エネルギーを失ったアーマーが砂糖菓子のように崩れ、壊されていく。
スライムの泥沼の中で、アヤナは無力な少女に変えられていく。
「…あひぃ…むねぇ…だめっ…だめなのにぃいいっ!!…ああっ…わきのした…そんなにいじらないでぇ……っ!!!」
アーマーの破壊が進んだことで、スライムの責めはさらに容赦のないものになる。
その年頃にしては控えめに膨らんだ胸を、スライム達は徹底的に揉みくちゃにし、
スーツ越しにもわかる、ピンと立った先端部分をこねて転がし、敏感すぎるそこを苛め抜く。
腋の下に入り込んだスライムはその粘性の体を押し付け、なぞり、這い回り、息をつく暇も与えず責め立てる。
アヤナはそれらの苦痛とも快楽ともつかない凶悪なまでの刺激に精神力を削り取られ、その瞳からは次第に輝きが失われていく。
「あ…くぁ……も…やぁ……はぁはぁ…はぁ……あっ…んむぅうううううっ!!!!」
そして翻弄され続けた体に酸素を取り込むべく、小さく開いたアヤナの口にまでスライムは押し寄せる。
僅かな隙間から口腔内に侵入してきたスライムは、そのままのどの奥を通りアヤナの体内深くまで侵入しようとする。
咄嗟に口を閉ざしたアヤナだったが、既に侵入したスライムはアヤナの舌に絡み付いて、人間には不可能なその動きで嬲り尽くす。
舌をめちゃくちゃに愛撫される刺激に、再び閉ざされていたアヤナの唇が開くと、スライム達は怒涛の勢いでアヤナの体内に潜っていく。
そしてスライム達は体の内側から、スライム化エネルギーでアヤナの体を侵し始める。
(…だめっ…このままじゃ…私までこの寮のみんなと同じに……っ!!)
焦るアヤナ。
だが、邪悪なそのエネルギーはアヤナのそんな危機感すら蕩かして、次第に彼女をスライムの与える快楽の従順な僕へと変えていく。
今まで必死に抗ってきたその快楽を、アヤナの心が、体が、受け入れ始めてしまう。
「ひぅ…ああっ……だめ…なのにぃ…腰ぃ…勝手に…動いてぇ…っあああああ!!!!!」
物欲しげに小刻みに揺れ始めた腰。
スライムを阻むために閉じていた股が少しずつ開いて、そこにスライムが次々と襲来する。
ボディスーツ越しの強引な挿入はその深度を増し、アヤナの膣内をスライムが好き勝手にかき乱し始める。
全身を、それこそ指と指の隙間までをもスライムにまとわりつかれ、いまやアヤナは快楽によって踊らされる憐れな肉人形へ堕ちようとしていた。
その先にある破滅、自分がスライム人間に変えられてしまうという末路を知っているのに、アヤナにはもう自分を止める事が出来なかった。
「あっ…いっ…いいっ!…いいよぉっ!!!…スライムで全身ぐちゃぐちゃにされて…私…もう……っ!!!」
瞳に涙を浮かべ、喜悦とも苦悶ともつかない悩ましげな表情を浮かべ、アヤナが壊されていく。
ガクガクと動く腰はもう止める事などできず、全身を駆け巡る快楽に理性は溶かされ消え去ってしまう。
だらしなく開いた唇からスライムに侵入され、舌を弄ばれるのが気持ちよかった。
小さな胸を、コリコリの乳首を、敏感な腋の下を、おへそを、背中を、体中の感じやすい所全部をスライムに犯し尽くされる。
ほんの僅かに残された理性と危機感は、もはや背徳感によって行為をより刺激的にするスパイスにしかならない。
乱れ、泣き、嬌声を上げ、やがてアヤナはその快楽の頂点へと押し上げられる。
「あああああああっ!!!!…も…イクっ!!イクイクイクぅううううっ!!!イっちゃうのぉおおおおおおおおっ!!!!!!」
はしたないイキ声を上げて、絶頂の中で崩れ落ちる特装風紀アヤナ。
圧倒的な絶頂感はついにアヤナの意思を根こそブラックアウトさせ、無力な彼女は敵のなすがままとなる。
611 :
195:2010/04/10(土) 07:31:16 ID:IwuY/rEm
「あははっ!!情けないわねっ!!これじゃあ、あなたがスライム人間に変わるまでそんなに時間はかからないわね……」
アヤナの抵抗が止み、強化服のほとんどが破壊された事で、スライム化エネルギーの流入は一気に加速する。
快楽の底なし沼に囚われ、もはや息も絶え絶えのアヤナに抵抗の術はない。
激しい絶頂の衝撃のため、今の彼女はろくに手足も動かせない有様だ。
粘液にまみれてぐったりと横たわる彼女の体に、スライム達は執拗なまでの愛撫を続ける。
「ひっ…うぁ…ああっ……ダメ…こんなの…イったばかりで…敏感になってるのに……」
スライムに身体の上を這い回られる度に駆け抜ける凶悪な快感に、アヤナは華奢なその背中を何度もビクビクと震わせた。
一度快楽に屈したその肉体はあまりにも感じやすく、小さな絶頂の連鎖がアヤナの思考を滅茶苦茶にかき乱す。
しかも、スーツの崩壊と、スライムの持つエネルギーの流入に伴って彼女が味わう快楽はおぞましい程に増大していくのだ。
「ひっ…ひゃぁ…あああっ!!…またぁ…またイっちゃ……ふぁあああんっっ!!!」
スライム人間に占拠された第17学生寮区画に、快楽の地獄で悶え苦しむアヤナの悲鳴が響き渡る。
だが、彼女を助けられる人間などこの場所には存在しない。
やがて、崩壊の進んだ各部アーマーは一欠片も残さずアヤナから取り払われ、
最後の防衛線であるボディスーツもスライムの侵食によっていよいよ限界に達しようとしていた。
「あ…や…いやぁ……スーツが…溶かされて……うあ…入ってこないでぇええええっっっ!!!」
そしてついにエネルギーを失ったボディスーツはそこかしこで溶解し破れ始めた。
特にスライム達が念入りに攻撃を重ねたアヤナの大事な部分を守るスーツはどろどろに溶かされて、
その内側からしとどに濡れたアヤナの薄桃の花びらが姿を現す。
そして、露になった少女の弱点にスライム達が一気に殺到する。
「ひは…あああ…また私…犯されちゃう…や…いやぁああああああああああっっっ!!!!」
アヤナのアソコの柔肉を割り裂いてドロドロのスライム達が膣道の奥へ奥へと侵入して行く。
下腹部の内側を満たすスライム達はアヤナの体内で好き勝手に暴れまくり、限界まで張り詰めた彼女の性感を嬲り尽くす。
「あひぃ…やめて…おねが…とまってぇ!!…でないと…私…このままじゃ…ヘンに……ひぅうううううっっっ!!!!」
進入口が開かれた以上、定まった形を持たないスライムを押し止める事はもはや不可能。
しかもアヤナの周囲にはほとんど無尽蔵と言って良いほどの大量のスライムが存在するのだ。
それらのスライムがアヤナを犯し、自分たちと同じ不良獣のしもべへと堕とすべく押し寄せてくる。
彼らは次々とアヤナの膣内への侵入を試み、小さな少女のお腹はスライム達によって満たされてしまう。
だが、それでも彼らは止まらない。
既に許容量いっぱいのアヤナの膣へ、その奥の子宮へ、スライム達はアヤナの身体に与えるダメージなどお構いなしでどんどん進んでいく。
「あぐぅ…うぁ…あああ……くるし…もう無理なのに…来ないで……」
涙ぐんだ瞳に恐怖の色を浮かべて、アヤナはイヤイヤと首を横に振る。
しかし、いまや力のほとんどを失った彼女にはスライム達の陵辱行為を止める事は出来ない。
アヤナの目の前で、ぺったんこだった少女のお腹がぷっくりと膨らみ始める。
限界を越えて増大し続けるスライムの流入にミシミシと悲鳴を上げるアヤナの身体。
スライム達はそんなアヤナの肉体の内側から自分たちのエネルギーを流し込む事で彼女の体を改造しようとしていた。
刻一刻、不良獣の力に侵食されていく体は、やがてスライム達の凶悪な責めにさえ快楽を感じるように変えられていく。
「あうっ…あああっ…なんで!?…こんなのくるしいだけ…痛いだけのはずなのに…ひぅ…ああっ…体が熱いぃいいいいいっっっ!!!!」
その圧力で膣と子宮を内部から破壊せんばかりに暴れまわるスライムの動きに、
いつの間にか快感を感じ始めている自分に気付いてアヤナは恐怖する。
変わっていく。
変えられていく。
狂気じみた責めにさえ嬌声を上げ、泣き叫ぶ自分の心と体。
もうほとんどぼろ切れ同然にまで溶かされズタズタにされたボディスーツの各所から侵入したスライムに
体中を揉みくちゃにされ、蹂躙され、駆け抜ける快感にアヤナは幾度となく神経を焼かれる。
だが、アヤナを犯すスライム達の欲望はまだまだ充足されない。
612 :
195:2010/04/10(土) 07:31:59 ID:IwuY/rEm
彼らは次に、ボディスーツの溶解によって無防備に晒されたアヤナの後ろの穴に目をつける。
「…ひっ…ひゃあんっ!?…だめ…そこ…きたな…うぁあああっ!!!…やめて…お尻…いやぁああああっっっ!!!!」
控えめなすぼまりを強引に押し広げてアヤナのアナルの奥へとさかのぼって行くスライムの洪水。
荒れ狂う濁流の如きソレはアヤナの腸をめちゃくちゃにかき乱し、段々とその内部を満たしていく。
自分の体の内側が刻一刻とスライム達の領域に変えられていく。
だが、そのぞっとするような危機感さえ、スライム達の持つ催淫作用によって溶かし流されていく。
「あぐぅうううっっ!!!…お腹の中…ぜんぶスライムに犯されてるぅううっ!!…だめぇ…こんなの…私ぃ…私ぃいいいっっ!!!」
およそ人間同士の行為では得る事の出来ない悪夢の如き快楽に、
アヤナは全身を震わせ、髪を振り乱して、ただ泣きじゃくる。
膣と子宮、腸内の全てを満たしたスライムが互いに圧迫し合って新たな刺激を生み出す。
体の内と外でぐちゃぐちゃと粘つく音を立てながら少女を犯す無尽蔵のスライム。
その中でアヤナはスライム達のもたらす快楽をただ受容するだけの肉の塊へと変えられていく。
「…あ…ふぅ…うぁあ…私…溶けてく…溶かされてく…中も外も犯されて…気持ちよくされて…このままじゃ…私…消えちゃうのに……っ!!」
朦朧とするアヤナの意識はどろりとした流体の如き快楽の中で溶け崩れていく。
もう何も理解できない。
わからない。
ただ、全身を這い回り、内臓をかき回すスライムの感触が気持ちよくて、それだけしか感じる事が出来なくて……。
しこり立ったクリトリスがスライムに弄ばれてビリビリとたまらない刺激が駆け抜ける。
揉みくちゃにされた小さな胸は内側から尋常ではない熱を発し、さらなる快感を求めてアヤナを苛む。
そしてさらに、スライム達が新しく目をつけた場所、それは……。
「ひっ…あああ……そこ…無理ぃ…そんなとこに入れられたら…ひあああああああっっっっ!!!!」
間断なくアヤナの肢体を愛撫し続けるスライムが新たに見つけた攻撃点。
僅かに開いた入り口とその奥に細く長く通じる穴は、せいぜい限られた量の液体を排出するのが精一杯な筈なのに……。
「ああ…そんな…おしっこの穴犯されて…痛いのに苦しいのに……それなのに、どうしてこんなに気持ちいいの……」
全ての感覚器官が、神経が、ただ性的快楽を得る為だけのものに変化している事に愕然とするアヤナ。
本来ならば痛みしかもたらさない筈の尿道への蹂躙は、アヤナの全身を甘やかな刺激で震わせた。
うねり暴れながら、アヤナの尿道をさかのぼって行くスライム。
それはやがて膀胱を満たして、彼女の体の内側の圧迫感をさらに増大させる。
後ろの穴を犯すスライム達はついに腸を突破し、胃の内部を満たして、ついには食堂を上っていく。
膨大なゲル状生物の沼に溺れて、内も外もなく犯し尽くされ、アヤナは絶え間なく襲い来る快感にじわじわと精神を蝕まれていく。
(ああ……私…もうダメなんだ……)
ぼんやりとする頭に浮かんだ思考は、諦めというよりは、ただ定められた運命をそのまま言葉に変えたようにアヤナには感じられた。
もうこの流れから逃れる事は出来ない。
間もなくアヤナの体はスライムによって完全に侵食され、本能のままに動く、不良獣の僕へと変えられる。
それはもう変えることの出来ない客観的な事実。
だけど………。
(いやだ…そんなのぜったい……風紀のみんなと、シズカと戦うなんて…ぜったいにいやなのに……)
あまりに無力な自分が悔しくて、溢れでた感情の塊が涙となってアヤナの頬を伝う。
だが、そんな彼女の切なる願いも、想いも、スライム達の陵辱がもたらす人外の快楽が全て呑み込み、押し流していく。
613 :
195:2010/04/10(土) 07:32:47 ID:IwuY/rEm
「あ…ぐぅううっ!?…ひぅ…あああああっ!!!ひや…やら…からだ…ぜんぶ…ぐちゃぐちゃになって…ふぁあああああんっっっ!!!」
スライムの持つエネルギーに侵食され、媚薬じみたその力に隅から隅まで犯され侵された体。
その体が、全ての細胞が強烈な熱をもって燃え上がる。
僅かに残された理性を、途切れ途切れの思考を、アヤナという少女そのものを焼き尽くす快楽の炎。
(うあ…ああ…おかされてるのに…からだもこころも…ビリビリって…しびれて…きもちよくて……)
膣道が、アナルが、尿道が、通常では考えられないほどに大きく押し広げられ、
その内壁を擦りながら無尽蔵のスライムの群れが出入りを繰り返す。
秘所を濡らす愛液が、後ろの穴から迸り出た腸液が、スライムの圧迫によって漏れ出た小水が、
アヤナの穢れなき白い肌の上にしぶきとなって降り注ぐ。
溢れ出る汗と涙はスライムの粘液と混ざり合ってアヤナの全身を濡らし、鋭敏化された皮膚をどろどろにして責め苛む。
アヤナの意識には、スライムに犯される全身の各所が、もはや狂った熱の塊のようにしか感じられなかった。
渦を巻く快楽の炎の中で、アヤナはただ肉の悦びに震える、人形へと変えられていく。
押し寄せる快楽の地獄の中で、泣きじゃくり、喘ぎ、嬌声を上げる。
ズタズタに切り裂かれた思考の合間に押し込まれた快感が、アヤナから自己を認識する意識を奪い去っていく。
「ひあっ…あはああああっ…ああっ…きもちいいっ!!わたしぃ…きもちいいのぉおおおおっっっ!!!!」
心と体の全てを快楽に埋め尽くされて、一人の少女が壊れていく。
(…ああ…きもちいいの…もっとほしい…もっとわたしのこと、おかして!!めちゃくちゃにして!!!!)
全てを奪い去られた哀れな少女には、もはや体を満たす快感以外にすがれるものなどありはしなかった。
スライム達はそんなアヤナの心の声に応えるように、少女への責めを加速させる。
スライムに犯され続ける三つの穴はそれぞれが荒れ狂う快楽を味わい、細胞の最後の一片までが悦びに震える。
やがて、壊れたアヤナの求めるまま与え続けられる快感は、ついには肉体の限界を振り切る。
そして、破滅的なほどの快感の衝撃が、アヤナの心を粉々に打ち砕いた。
「ああっ…イクっ!イっちゃうぅうううううっ!!!!スライムきもちよくて…わたし…イっちゃうのぉおおおおおおおおっっっ!!!!!」
雷の如く、全身を撃ち貫く絶頂。
弓なりに反らされたアヤナの体が壊れた玩具のようにビクビクと痙攣を起こす。
それからゆっくりと、力を失った体は崩れ落ち、スライムの沼の中に沈み込む。
(ああ……まっしろになっちゃった……こころもからだも…わたしのぜんぶ…まっしろに……)
全ての力を失い、ぐったりとその体をスライムの沼にあずけて、アヤナの輝きを失った瞳が虚空を見つめる。
だが、その時彼女はぼんやりと見上げた空に何かを見つけた。
(あれ……?なんだろ、そらに…なにかひかって……?)
アヤナの見上げる空の上、月を横切る一筋の光が見えた。
それは驚異的なスピードでこちらに向かって近付いてくる。
「あら…アナタのお仲間がようやくご到着かしら?」
スライム女もその存在に気付き、空を見上げた。
不良獣の優れた視覚はすぐにその正体を見破る。
「なぁんだ…パワードスーツじゃないの……」
巨大なフライトユニットを装備したパワードスーツ。
驚異的な性能を誇る特装スーツに比べれば、パワードスーツの性能は見劣りするものだ。
加えて、内部の人間とスーツの動きとの間に発生する宿命的なタイムラグ。
それを補う為にパワードスーツはその開発の当初からチームでの戦闘を前提に作られていた。
だが、あのフライトユニット付きは命知らずにも一人でこちらに向かってきている。
いいだろう、相手になってやる。
しかも、ここには彼女の作り出した無数のスライム人間達がいるのだ。
負けるはずがない。
スライム女がそう考えたのも無理からぬ事だった。
しかしっ!!
「私の仲間にっ!学友達にっ!!随分と好き勝手を働いてくれたな、不良獣っ!!!!!」
響き渡った男の声と共に、フライトユニットを捨て敵陣のど真ん中に踊り込んできた白いパワードスーツ。
その無骨な腕が携えた刀はスライム女の片腕を一閃のもとに切り落とした。
「なっ…なぁあああああっ!!!?」
不良獣の知覚を持ってしても捉え切れなかった一撃に、スライム女は戦慄する。
614 :
195:2010/04/10(土) 07:33:38 ID:IwuY/rEm
「外したか…やはりパワードスーツは性に合わんな……」
「何なの!?こいつは…い、一体何なのよっ!!?」
スライム人間達を壁にして、パワードスーツの男と距離を取るスライム女。
その顔には明らかな恐怖の表情が浮かんでいた。
「くぅっ!!やってしまいなさい、私のスライム達っ!!!」
スライム女の掛け声と共にスライム人間達がパワードスーツに襲い掛かる。
360度、あらゆる方向からの一斉攻撃にも、しかしパワードスーツの男は一切怯まない。
「学友に拳を振るうのは気が引けるが、今は許せっ!!」
鈍重なはずのパワードスーツが信じられないほど滑らかな動きでスライム達の間をすり抜け、
それでもかわし切れない相手にのみパンチを見舞いながらスライム女へと接近していく。
(コイツ…このパワードスーツの挙動を完全に自分のものにしている……っ!!)
じわじわとしかし確実に近付いてくるパワードスーツは、スライム女にとって恐怖そのものだった。
スライム女は手勢のスライム人間達をパワードスーツの男に集中させ、次々と突撃させていく。
怒涛の如く襲い掛かるスライムの群れは徐々にパワードスーツを破壊していくが、それでも彼は止まらない。
「こぉのぉおおおおっ!!!!喰らえぇえええええっ!!!!!」
追い詰められたスライム女は破れかぶれに、自らの体を構成するスライムを巨大な津波に変えて男めがけてそれを放つ。
「くっ…しまった!!」
巨大な壁となって押し寄せるスライムに、さしもの彼も一瞬動揺を見せる。
しかし、彼は慌てる事無く、腰のマウントに一旦収めていた刀をもう一度抜き放つ。
そして……
「はぁあああああああっ!!!!」
凄まじい気合と共に、津波に向かって突撃した。
巨大なスライム津波は周囲のスライム人間もろともパワードスーツを飲み込み、全てを押し流していく。
「あは…あははははは……あんな危ないヤツがいるなんて、この学校も案外物騒なのね……」
自らの最大級の一撃の威力に勝利を確信したのか、スライム女は気の抜けたような笑い声を漏らす。
しかし、彼女は決定的に見誤っていた。
眼前の敵の秘めたる力、それをあまりに侮っていた。
ドバァアアアアッ!!!!!
その瞬間、スライムの津波がしぶきを散らして爆ぜた。
そこから飛び出した白い影はスライム女の懐へと一直線に迫る。
「ひっ!!ひぃいいいいいいっ!!!!」
横一文字に疾った斬撃は、しかしギリギリでスライム女が後ろに下がったために彼女の急所、彼女を不良獣に変身させているベルトを破壊するにはいたらなかった。
「くっ……届かなかったか……」
地上に降り立った白い影は、先ほどまでのパワードスーツではなかった。
白ランを見にまとい、木刀を携えた長身の少年。
整った顔立ちには一見して何の表情も浮かんでいないように見える。
しかし、鋭い瞳の奥には静かに怒りの炎が揺らめいている。
「ア…アナタ何よ?…何者よっ!?」
「特装風紀が一人、望月ユウマ……」
名乗りながら、ユウマは再び木刀を正眼に構え、その切っ先をスライム女に向ける。
「うふふ…本当…とんでもないヤツもいたものね……でもっ!!」
ユウマの発するプレッシャーに気圧されながらも、スライム女はニヤリと笑う。
ゆらり、ユウマの周囲の道路が揺らめいたかと思うと、ひび割れたアスファルトの隙間から無数のスライム人間達が姿を現した。
さらに、スライム女は自らのスライムを使って、自分の周囲に幾重にも壁を張り巡らせる。
パワードスーツを失った今、ユウマがこの囲みを突破してスライム女の変身ベルトを破壊できる可能性は皆無に近い。
「ちょっとびっくりさせられたけれど、これでゲームオーバー……所詮、アナタ一人じゃあ私を倒すなんて……」
「一人ではないぞ」
「えっ!?」
鉄壁の防御を敷いて、悦に入った表情を浮かべるスライム女に、ユウマは不敵に笑った。
次の瞬間。
キキキキ―――ッ!!!
アスファルトとの激しい摩擦音を響かせて、道の向こうから突如、一台のバイクが現れた。
615 :
195:2010/04/10(土) 07:35:02 ID:IwuY/rEm
「新手っ!?」
それを操るのは巨大なバイクには少し不釣合いな小柄な少年と、少年の背後にタンデムで座る黒髪の少女。
「血路は開いたっ!!シズカッ!コウタッ!!後は頼んだぞ!!!」
「「はいっ!!」」
少年と少女の声が響き渡った。
「コードDF、起動っ!!!」
少女がバイクの後部座席から空高くジャンプする。
次の瞬間、左手首にはめられたブレスレットから強烈な光が溢れ、少女の全身を包み込む。
そして、その光の中から現れたのは、黒のボディスーツと白と赤のアーマーに鎧われた戦士の姿。
「特装風紀シズカ、校則違反を取り締まらせてもらうわっ!!」
そして、地上を走るバイクの少年も
「変形っ!!」
叫び声と共にバイクはその構造を組み替えパワードスーツに変形した。
パワードスーツは脚部のローラーを使って、ユウマの攻撃によりかき乱された防御陣の合間を走り抜けていく。
その肩に、変身を終えたシズカが降り立つ。
既に敵の本陣、スライム女とそれを守るスライム人間達の群れは間近に迫っていた。
「コウタ君っ!今よっ!!」
「わかりました、シズカさんっ!!」
シズカの声に応えて、少年・コウタがパワードスーツの腕に装備された巨大な砲を構える。
インパクトキャノン。このパワードスーツの最大の武器である。
「アヤナさん…みんな……絶対に助けるから……っ!!」
小さく叫んで、コウタは引き金を引いた。立て続けに三発、放たれた弾丸は空を切りスライム女めがけて飛んでいく。
「あははっ!!そんなものでこの私をどうこうできると思ってるの?」
しかし、三発の弾は全てスライムの壁によって受け止められ、軌道を逸らされ、スライム女には命中せず彼女の周囲に着弾する。
「ほ〜ら、言わんこっちゃない……」
ニヤニヤと笑うスライム女。だが、次の瞬間である。
「えっ!?…これ…どうなってるの!!?」
彼女を守っていたスライム人間達の動きが停止した。
さらにはアヤナを捉えていた巨大スライムも、合体がとけて元のバラバラのスライム人間に戻ってしまう。
「抗不良獣エネルギー弾、一応効いたみたいね!!」
シズカがガッツポーズをする。
これこそが今回の彼らの奥の手だった。
変身ベルトからのエネルギー供給を絶つ事で、不良獣を一撃で人間に戻してしまう特殊弾。
しかし、毎回不良獣が倒されるのと同時にベルトまでもが粉々に爆破されてしまっていた為、その開発は遅々として進んでいなかった。
先ほどコウタが撃った試作品も、不良獣を人間に戻すような力は持っていない。
だが、不良獣のエネルギーを断ち切る事で、スライム化してしまった学生達を一時的に行動不能にまで追い込んだのだ。
「正直、使ってみるまで通じるかどうか、ヒヤヒヤものでしたからね」
ともかく、無事に作戦は成功し、スライム人間達を失った事で敵は一気にパワーダウンした。
「すまなかったな、九龍……遅くなってしまった…」
「ううん…ありがとう…望月先輩……」
スライム人間に変えられる寸前だったアヤナも、ユウマによって助け出された。
今や形勢は完全に逆転、スライム女は窮地に立たされる。
「さあ、これでお前一人だぞ、不良獣っ!!」
「く…うぅっ!!!」
ユウマの叫びに、スライム女がたじろいだ。
スライム人間達の数をあてにした戦闘しかできない彼女には、単独で特装風紀に勝つ力などない。
「アヤナの味わった痛みと苦しみ、十倍にして返してあげるわっ!!!」
シズカが腰の両サイドのホルスターから、レイ・セイバーを抜き放つ。
「く、来るなぁああああああっ!!!!!」
スライム女は必死にスライムの壁で敵を阻もうとするが、シズカの両手に握られた光の刃はそれをやすやすと切り裂いてしまう。
「覚悟しなさいっ!!」
「ひっ!!いやぁあああああああああっ!!!!!」
恐怖に駆られ、その場から逃げ出すスライム女。
しかし、シズカは慌てる事なくレイ・セイバーをシューターモードに切り替え、さらにその二丁の銃を前後で連結する。
「レイ・ボルテック・シューター……」
光の粒子を集めて輝く銃口は、まっすぐスライム女の変身ベルトに向けられる。
この一撃で全てが終わる。
その場にいた誰もがそう思っていた。
だが……。
616 :
195:2010/04/10(土) 07:35:55 ID:IwuY/rEm
「させんぞっ!!」
レイ・ボルテック・シューターの射線上、スライム女の前に立ち塞がるように巨大な影が立ち塞がった。
「仲間がいたの!?」
それは巨大な二本角を持つ猛牛の頭を持った不良獣だった。
複数の敵との戦いも想定して訓練を積んできたシズカだったが、これまでの所、不良獣は必ず一体で襲撃してきていた。
その事が生んだほんの一瞬の躊躇を敵は見逃さなかった。
「喰らえいっ!!アース・バレットッッ!!!!」
ウシ型不良獣の豪腕が道路を抉り、その衝撃波が凄まじい勢いでアスファルトや土砂を巻き上げながらシズカ達に襲い掛かる。
「くぅ……っ!!」
シズカは迫り来る衝撃波に向けて、レイ・ボルテック・シューターの引き金を引いた。
必殺の一撃は爆発的なエネルギーで衝撃波を飲み込み、かき消していく。
だが、土煙が晴れたとき、既にスライム女の姿はなく、悠然と拳を構えるウシ型不良獣が道を遮るように仁王立ちしていた。
「学生共をスライム人間に変える事でこの一帯を完全に制圧したつもりだったが、まさか逆転されるとは、見事な手並みだな」
「それはどうも……で、あなたは誰?」
「申し遅れたな。我が名はタウラスタイタン、不良獣四天王が一人だ」
「不良獣…四天王……!?」
タウラスタイタンと名乗る不良獣の言葉に、シズカの表情が険しくなる。
(四天王……そんな肩書きがあるって事は、やっぱり不良獣達の背後には彼らを操る組織があるんだ……っ!!)
それは、最近の不良獣達の行動パターンからも予想されていた事だった。
これまで、不良獣達の多くは学園の人目のつかない場所で悪事を働いてきた。
圧倒的な力を持ちながら、やる事といえばレイプや金品の強奪、抵抗の術を持たない生徒達に暴力を振るって楽しむなど、欲望に任せの衝動的な行動ばかりだった。
特装風紀に倒され、警察に引き渡された後も彼らは自分に変身ベルトを渡した人物について簡単に白状した。
だが、イーヴルプラントとの戦いの辺りから、それが変わり始めた。
目立つ場所で、多くの生徒達をターゲットに破壊や陵辱の限りを尽くし、戦いに敗れ逮捕されても動機や背後関係についてははぐらかすばかりでハッキリと答えない。
彼らの行動には何か一貫した目的があり、その為に行動しているのは明らかだった。
学園の裏に潜む怪物でしかなかった不良獣達は、ある種のテロリスト集団になろうとしていた。
(ついに、本命のお出ましってわけね……)
目の前に悠然と立つ不良獣の姿は、今までの敵には無かったプレッシャーを感じさせた。
「貴様が特装風紀シズカか…ここでそちらの戦力を削っておくのも悪くは無い」
タウラスタイタンは呟いて、深く腰を落とし突撃の姿勢を取る。
「くっ……コウタ君!」
「わかってます、シズカさん」
シズカは二丁のレイ・シューターを構え、その背後でコウタも通常弾をセットしたインパクトキャノンを構える。
「ゆくぞっ!!」
タウラスタイタンが叫ぶ。
次の瞬間、その丸太のような巨大な脚が大地を蹴り、不良獣の巨体は特大の砲弾となってシズカ達に放たれた。
「タイタンッホーンブレイクッッ!!!!!」
迫り来る大質量の超突撃技。
しかし、それに対するシズカ達の反応は冷静だった。
シズカのレイ・シューターが、コウタのインパクトキャノンが同時に同じ標的を、タウラスタイタンの左の角を狙う。
「くらえっ!!」
「ぐぅっ!!?しまった……っ!!!」
二本の光線と一発の弾丸が不良獣の角に命中。
無論、それだけで敵の勢いを止められるものではないが、その進行方向が僅かばかり逸らされる。
そして、今度はシズカの方が不良獣めがけて飛び出した。
617 :
195:2010/04/10(土) 07:36:38 ID:IwuY/rEm
「コードJ、起動っ!!」
左腕のブレスレットから溢れ出る光。
精神の力をエネルギーに変換する特装スーツの奥の手である。
シズカは右手に持ったレイ・シューターをセイバーモードに切り替え、タウラスタイタンに挑みかかる。
「レイ・ギガンティック・セイバーッッッ!!!!」
「何を…その程度の技……っ!!!」
ギャリリリリリリッッッ!!!!
ぶつかり合った光の刃と巨大な角が凄まじい音を立てて弾かれ合う。
「きゃあああああああっ!!!!」
「ぐぬぅ…何という威力…だがっ!!!」
互いに吹き飛ばされたシズカとタウラスタイタンだったが、ここでウェイトの差がシズカの不利に働いた。
大質量をさばき切れず、シズカは空中で態勢を崩してしまった。
タウラスタイタンはシズカの落下点に向けて、もう一度突撃を仕掛けようとするが……
「うああああああああっ!!!!!」
「何っ!!?」
その懐にコウタのパワードスーツが飛び込んでくる。
インパクトキャノンの砲口を不良獣の体に押し当て、ゼロ距離で引き金を引いた。
「ぐあああああああっ!!…くそっ!!貴様っ!!!」
「シズカさんは…やらせないっ!!」
「ええいっ…これ以上の邪魔はさせんぞっ!!!」
しかし、次の瞬間、捨て身のコウタを巨大な衝撃が襲う。
タウラスタイタンが全力で拳を振り下ろしたのだ。
咄嗟にインパクトキャノンを盾に防御するコウタだったが、不良獣の拳はそれを砲身もろとも破壊し、一撃でパワードスーツの駆動系は粉砕されてしまう。
さらに、もう片方の拳がコウタのパワードスーツを思い切り吹き飛ばした。
だが、吹き飛ばされ、叩きつけられた学生寮の壁に寄りかかったまま、コウタは痛む体に鞭打って左腕をタウラスタイタンに向ける。
駆動系が死に、ただの金属の塊になったパワードスーツは重く、コウタの腕はガクガクと震える。
しかし、そこには本体とは別系統のエネルギーで動く武器が装備されていた。
「守らなきゃ…シズカさんを……っ!!」
小出力の簡易版レイ・シューターから放たれた光線がタウラスタイタンに命中する。
ほとんど手傷を負わせられなかったものの、敵が攻撃に気を取られている隙にシズカは態勢を立て直し、再び光の剣を構えていた。
「く…見事だ。単なるパワードスーツと侮ったか……しかし」
「コウタ君のくれたチャンス、無駄にはしないっ!!」
再び一定の距離を取って、向かい合うシズカとタウラスタイタン。
正直なところ、この不良獣の強さはシズカを圧倒するものがあった。
既にサポート役のコウタもダウンし、果たして今の彼女に勝機があるかどうかはわからない。
「でも、負ける訳にはいかないんだからっ!!!」
シズカの気合と共に、出力が上昇し、レイ・ギガンティック・セイバーの光刃が強烈な光を放ち始める。
勝負は一撃。
シズカとタウラスタイタンは眼前の敵だけを見つめ、その瞬間を待つ。
だが、その時……
「な、なんだ……っ!!?」
タウラスタイタンが驚きの声を上げたのと同時に、上空で強烈な光が放たれた。
「眩しい……っ!!」
強烈なビームがタウラスタイタンを襲ったのだ。
「新手か?だが、あの姿は……あれもパワードスーツなのか!?」
シズカ達は見た。
月をバックに、輝くフレアを噴射しながら、巨大な翼で宙に舞うその姿を。
全身を装甲で鎧われ、各部関節には駆動用のモーターらしきものも見える。
だが、その全体のシルエットは彼女達の知る、軍用も含めたどんなパワードスーツとも違うものだった。
ブルーメタリックのボディはスマートでありながら力強く、まるで研ぎ澄まされた日本刀を思わせる。
悠然と佇むソレは両腕をタウラスタイタンに向けて構えた。
すると、腕部装甲が展開し、そこから四連装ビームガンが出現し、怒涛の勢いでビームの雨を発射した。
618 :
195:2010/04/10(土) 07:37:15 ID:IwuY/rEm
「なんて無茶な……ここが学生寮のど真ん中だってわかってるの?」
シズカが叫ぶ。
彼女の周囲には負傷したコウタやアヤナ、生身のユウマ、そしてスライム女の支配から解放され元の体に戻った数百人の学生達がいる。
身を守る術を持たない彼らに、流れ弾の一発も当たればどんな事になってしまうか……。
だが、謎のパワードスーツは彼らがまるで存在しないかのように、さらに強力な武器を使用する。
大ぶりな両肩アーマーに装着された高出力ビームが火を噴く。
背部にから発射された小型ミサイルがタウラスタイタンの周囲を焼き払う。
だが、今までに無い強さを誇る不良獣は、それらの攻撃にも怯む事はない。
「撃ち落してくれるっ!!アースバレットぉおおおおおっ!!!!!」
タウラスタイタンが拳を振るい、捲り上がったアスファルトの無数の破片と衝撃波が上空のパワードスーツめがけて襲い掛かる。
謎のパワードスーツはその攻撃を凄まじい機動力でかわしながら、タウラスタイタンへの攻撃を続ける。
頑強な不良獣と高速のパワードスーツ、一歩も引かず戦いを続ける両者の攻撃によって周囲の建物に被害が出始める。
「あの人、なんて戦い方を……このままじゃ、みんなが…っ!!」
シズカが悔しそうに呟いた。
熾烈を極める両者の戦いを止める事は今のシズカには出来ない。
飛び散るコンクリート片をレイ・シューターで撃ち落し、倒れてきた電信柱をレイ・セイバーで切り払い、自分の背後の学生達に被害が及ばないようにするのが精一杯だ。
「このままでは埒が開かんっ!!くらえ、ダブルアースバレットッッッ!!!!」
一進一退の戦いに突破口を見出すべく、タウラスタイタンは両腕同時のアースバレットを放つ。
「!?」
二倍の量で押し寄せるアスファルトと土砂の津波に、さしものパワードスーツの人物もたじろぐ。
そして、土煙が周囲を覆い尽くしたとき、タウラスタイタンは大地を蹴って宙に舞った。
土煙の煙幕に紛れて必殺の一撃を決めるのだ。
「タイタンホーンブレェエエエイクッッ!!!!!!」
砲弾と化した不良獣の巨体は煙の向こうの敵めがけてまっしぐらに飛んでいく。
だが、煙幕を抜けたとき、タウラスタイタンは驚愕した。
「…………」
敵は両腕に銀色に輝く長剣を展開し、タウラスタイタンめがけて突撃を仕掛けようとしていた。
逃げるでもなく、防御するでもなく、真っ向から不良獣の大技に勝負を挑んできたのだ。
「ええいっ!!負けるかぁあああああっ!!!!!」
交差する二つの影。
凄まじい衝撃が周囲の空気を激しく震動させた。
そして……
「ぬぅ……不覚だな…」
地面に降り立ったタウラスタイタンの胸には×の字の傷が刻まれていた。
だが、同じく着地したパワードスーツの左腕もモーターが壊れたのか、力なくだらりと垂れ下がり煙をふいていた。
さらに、二本の長剣はボロボロになり、右側の剣は根元から折れてしまっていた。
岩石の如きタウラスタイタンの体を切り裂きはしたものの、その硬さに刀身が耐え切れなかったのだ。
「傷はさほどでもないが、あの特装風紀の女と両方を相手にするのは厄介だな。仕方あるまい、ここは退くか」
ダンッ!!!
タウラスタイタンはその剛脚で宙に舞い上がり、学生寮の屋根に飛び乗る。
そして、パワードスーツを睨みつけ、
「勝負は預けたぞ」
そう言って、屋根から屋根へと飛び移り、その場を去っていった。
残されたシズカ達は呆然とその様子を見送る。
と、その時……
「なるほど、君たちが特装風紀……随分と無茶な戦い方をするものね」
パワードスーツの人物がシズカ達に話しかけてきた。
機械を通したくぐもった音声だったが、それでも女性とわかる声だった。
「あなたは……何者なんですか?」
そう尋ねたシズカに向かって、パワードスーツの女性はヘルメットを外し、答えた。
「私は氷室レイカ……明日からこの学校に赴任する英語教師よ」
619 :
195:2010/04/10(土) 07:38:47 ID:IwuY/rEm
以上で今回はおしまいです。
四天王だの、新キャラだの、ネタ振りをした以上はきちんと終わらせないと…。
とにかく頑張ってみます。
お疲れ。
そろそろスレ容量に注意。
このスレで容量に注意する日が来るなんて…
>>619 待ってたよ! これからゆっくり読みます
ずっと待ってた!GJ!
>>608 お帰りなさい。待っていた甲斐がありました。
今回は色々な展開を回していく回でしたね。
お蔭で冒頭のアヤナが噛ませ臭くなってましたけどw
実力者多すぎで特殊スーツの凄みがちょっと薄れつつあるのが心配です。
でもエロでは相変わらずのコスが溶けたり破れたり砕かれたりの破綻していく様が
ちゃんと描かれていてとても安心しましたw。GJ!
>>602 GJ
Aパート最後のサクリの心理描写が普通の女の子っぽくて、
使命を背負う戦士の決意とはまた別の普通の女の子っぽさがよく出てたよ
変身少女戦士サクリファイサーってタイトルにわざわざ少女って文字が何故入るのかが理解できた
そしてそんな健気なヒロインが受けたのが惨い尻孔責めってのがまた過酷さが出てて良い。
しかも毎回耐えきっての失神じゃなくて、責め切られての完全敗北な姿を
晒してくれるとかエロに力入ってて俺へのご褒美すぐる。
投下お疲れ様でした。次に期待
てすと
テスト
627 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 14:01:40 ID:1KdyPmqT
大魔王に仕える女幹部の眷属の働き蟻型モンスター(サイズも人間界の蟻サイズの極小モンスター)
例え一匹、一匹は簡単にプチプチと踏み潰される非力な存在でも群れで挑みヒロインの服の隙間や太股をつたい全身に群がりみんなで噛んで媚薬を注入すれば
一匹、一匹の量は微量でも数を重ねれば女神すら肉棒を求める雌犬と化す
って感じな窮鼠、猫を噛むならぬ窮鼠、猫娘を犯す的なヒロインの慢心が大惨事に発展を見てみたい
電撃文庫・烙印の紋章Xって作品に出て来たマリレーヌってキャラクターが良い
政略結婚の嫁ぎ先の国を守るため、次々と謀反人達の求めに応じて妃になり、その欲望を受け止め、手綱を巧みに握り、
隙を見つけて夫(戦死)と妾の間に生まれた王子(王位継承者)を逃がし、
自身は周りから悪女の謗りを受けることを避けようともせず、
王子を旗頭にした抵抗軍による王都奪還の暁には潔く捕らわれ、民衆の罵声を浴びながら処刑台へと向かう。
その脳裏に浮かぶのは、嫁いできた最初の日のこと。
義理の父たる前王に対して抱いた、「この人の息子なら愛せる。この人が愛する国なら私も愛せる」という思い。
そしてその思いを抱いた場所、美しき湖の情景だった……
無力なりに、理不尽に対して抗おうとする人間って良いよね。
え?なにこれ?誤爆?
姫スレへの誤爆かな?
読んでそそられた勢いだけで書いたらこーなった
誤爆のつもりはなかったんだが……よくよく考えたら嬲ってねーからなー
我ながら迂闊
スレ違いだな
失礼した
というかそもそも「正義のヒロイン」ではない
>>632 ?????
国と民をならず者たちから護るために、「女」を武器に孤軍奮闘する「亡国の王妃」ってのは、
「正義のヒロイン」のカテゴリーには入らないのか……
なら、このスレでのLRとして、「正義のヒロイン」=「バトルヒロインのみ」て解釈でok?
なに絡んでるんだ?
>>634 いや、
>>632が、
>>628の例は「正義のヒロインじゃない」って言うからさ。
「正義のヒロイン」の定義があるなら挙げて貰えないか、ってだけよ。
このスレではバトルヒロイン物が大半みたいだから、何か暗黙の了解みたいなものが出来てるのかな、と。
だとするなら、「知力」や「女」を武器にする、「女スパイ」とか「女探偵」とか「女潜入捜査官」とかは、
「正義のヒロイン」のカテゴリーに入らねーの? って疑問に感じたんで。
>>635 お前さんの挙げてる作品だと異世界ファンタジー物の側面が強すぎなんだよ
スレの保管庫に並ぶ作品を見る限り暗黙の了解めいた流れがあるのは否定出来ないと思うが、
探偵やらスパイっていういかにもな役割ならともかく、正義感のある王妃ってのは流石にこのスレで扱うにはキツいと思う
>>635 俺には、自分の挙げた作品が(
>>632から)「正義のヒロインものじゃない」と言われたことにふてくされて、
一個人の一言のみから理論を飛躍させて、誰もそんなことは言っていないのに
「このスレの対象はバトルもののみというのが、スレ住人のルール」という自分ででっち上げた極論を、
さも押し付けられたかのごとく語っているように見えるよ、
>>633の書き込みは
(ちょっと意地悪い言い方をしてしまったが、それくらい乱暴な反応に見えたということ)
てか、現物を読んでいないからわからないけど、
>>628の説明だけでは、正義のヒロインというテーマとしては薄いと思わざるを得ないな
(俺は630と同一人物だけど)一連の書き込みでも、皆そう思ったようだし、本当にその作品が正義のヒロインものに相応しいなら
自分の説明にも難があったんじゃないかと省みる必要もあるんじゃないかな?
ちなみに、あくまで個人的には、挙げられた作品には、君の紹介のお陰で大いに興味を持ったよ
えらい情け容赦のない話だなあと思って検索したら、作者が頭蓋骨のホーリーグレイルの人で納得したw
一つだけ反論させてくれ。
俺は件の「作品」を「正義のヒロインもの」だと記した覚えは全く無い。
>>632のレスを見て、
>>628に俺が概要を記したような肉付けを為された「キャラクター」は、
「正義のヒロイン」として扱っても良いだろ、と思っただけなんだ。
>>636-637の指摘、苦言は謹んでお受けする。
自分でも確かにムキになった所が有ったようだ。
気分を悪くした人が居たらスマンかった。
うむ、いずれ姫スレの雑談時に続きを語ろうぜ
「正義を掲げて暴力を振るうヒロイン」てとこだろう
>>640 序盤のラインバレルとかみたく「偶然手に入れた力で私刑」をする「自称正義のヒロイン」がチンピラ蹴散らして悦に入ってたら本業の怪人に酷い目に遭うのなら数年待つ
その命、神に返しなさいな某ライダーの女性版が頭をよぎった
それなりに強いんだけど負けて陵辱されて、ボタンむしりに走って警察に捕まったり
最初こそは颯爽と活躍をしていたものの、怪人相手に敗北をして陵辱をされてしまい、
以来それがトラウマとなって敗北→陵辱への強い恐怖から強そうな怪人に立ち向かえなくなり、
そこらの不良を懲らしめる事しかできなくなるヒロイン。
目の前で怪人に踏みにじられる市民を前にしてもサッと目を伏せて、足早にその場を立ち去り、
別の場所でその時の鬱憤を晴らすかのように喫煙していた学生を過剰なまでに痛めつけるヒロイン…。
もはや正義の使命感ではなく、己のちっぽけな良心の疼きを誤魔化すためだけ行為…、
しかし意外な逆襲をしてきた不良どもによって戦う気迫を失っていたヒロインは尻餅をついて醜態を晒してしまう。
その無様過ぎる姿に氷点下まで下がった周囲の視線にさらされながら、
必死に助けを求める悲鳴も無視されて不良どもに私刑を受けるヒロイン。
Mなのを隠してたヒロインが、それを怪人に暴かれ
怪人に唆された一般人に乱暴にされながら犯され堕ちるとかも良さそうだよね
洗脳するならSの方が良いんだろうけど組織乗っ取られ兼ねないし
クンニで逝かされないと力が発揮できない正義のヒロインとか
一刻も早くなんとかしてほしい一般市民に向かって、
「助けてほしいの?じゃあさっさとお舐め!」
とかw
久々に宇宙刑事ギャバンみてるんだが
小学生に獣人の子供生ませるとかエロい話多いな
>>624 サクリは陵辱前に健気な正義のヒロインとしての矜持を振り絞った後に、泣き叫ばされるのがエロいよな
2回目にしてアナル破壊とかやっちゃうと
強制搾乳やフタナリ化とかマニアックな責めにも期待大で好きサクリさんは
サクリの人は全力で尿道プレイとかもしてくれると信じてる
お前ら作者にプレッシャーかけすぎだろww
かくいう俺も期待してるけど、こういう期待の言葉かけすぎて作者が潰れないか少し心配だ
>>650 プレッシャー?そんなもんかけて普通だろ?
俺はこの話が1Q84を超えるヒット作となり、アニメ化、映画化、ドラマ化、映画完結編が制作されて
週刊少年ジャンプでスピンオフ連載、近代麻雀で本編漫画化、花とゆめでヒロイン視点での漫画化されて最終的には国語の教科書に載るぐらい事の事はあるだろうと期待して読んでる。
一行目と、二行目、三行目が全く論理的に繋がってないのだが、それは敢えてやっているのか?
どう考えても
>>651はネタだろうから敢えてだろw
どうしても、日付変わるまで本人が張り付いて待ってた感が漂ってしまうな
ヒロインが悪人かエゴを強化された一般人に熱血物の説教をした後でバトルでフルボッコにされエロい目に遭うそんなシチュエーションも可?
版権で例えると説教した後にオープンハートをよけられX卵にフルボッコされるあむとか
エロ絡みの変身ヒロイン物って大体そんな感じなんで、おk
強がれば強がる程に男を喜ばせ
乱れたら乱れたで、さっきまでの威勢はどうした?って言葉責め
そそるよね
お初に失礼します。
変身ヒロイン物で、投下させて頂きたく、カキコミしました。
ご要望がございましたら、投下させて頂きます。
大体の構想は、考えてあるので、ざっくり書きます。
[ヒロイン]
・友理(モデル体型の美女。美脚。色白。プライドが高く、負けず嫌い。女子大生。)
・冬美(同じくモデル体型。美脚。やや色黒。胸は、やや大きめ。おとなしい性格。女子大生。)
・ナオミ(ナイスバディの32歳。バスト、ヒップ、美脚どれも、外人並。イメージは藤原紀香。セクシーナイツとしての、友理と冬美の先輩。)
[設定]
二人(友理、冬美)とも、普段は、きらびやかな女子大生。しかし、もうひとつの顔として、正義のセクシーナイツでもある。悪の獣や、魔人と戦う。
魔人勢は、魔界からの侵略を狙う。人間の女を食い物にしていた。そんな中、立ち向かう戦士がセクシーナイツである。
[衣装]
基本的には、ハイヒール、ピンヒールブーツ、タイトなミニスカートのバトルコスチューム。
洗脳や、屈辱、様々な要素を考えています。
投下しても、宜しいでしょうか。
したければすればいい
イヤナラやめればいい
うむ、なぜ聞くのかがわからないなw
SS保管庫、更新乙でした!!
投下させて頂きます。
「冬美〜、この前の講義のノート、コピーさせて。」
一人の女子大生の声がする。かなり明るい茶髪のロングヘアー、お姉系ファッションに、ミニスカート、ハイヒールを履いたモデル顔負けの女子大生がいる。友理(ゆうり)である。
「もう、いつもそうなんだから。」と、少し大人しい声の先には、ボブヘアーに、少し派手なお姉系ファッションに身を包んだ女子大生・冬美(ふゆみ)がいた。
彼女達は、同じ大学に通っている。幼なじみの仲で、二人ともスタイルが良く、モデルのようなファッションを好むが、性格は真逆である。
友理は、プライドが高く、負けず嫌い。男に媚びを売ったりせず、どちらかというと高飛車である。一方、冬美は、大人しく、多少の人見知りをする女の子らしい性格である。
二人とも、モテる。買い物など、街に繰り出すと、ナンパをされることも、よくある。
「そういえば、最近、魔獣の出没が多くない?前よりも、確実に多いよ。」と、ふと不安げに冬美が切り出す。
「まあ、出たら、叩けばいい。それだけ。それより、このヒール見てよ。また買っちゃった。」と、派手なハイヒールを見せる友理。
そんな中、また、出没の気配が。
で?
連投規制とか食らっちゃったのかな
待ってるぜ
「いいなあ、そのヒール。私も、新しいヒール買おうかなぁ。」、冬美は羨ましがる。
そんな時。
「ちょっと!この気配っ!」、急に、穏やかな冬美が緊張感を醸し出す。
「魔獣が暴れてるのかな。この邪悪なパワー。誰かと戦ってる!行くわよ!」、友理も緊張感を含み、冬美と現地へ向かおうと立ち上がる。
「かなり、膠着した戦いね!このエナジーは、ナオミさん!急ごう、冬美!セクシーナイツっ!」、現地へ向かい、走りながら、友理がセクシーナイツへと変身する。
「そうね!セクシーナイツっ!」、冬美も同様に変身をする。
二人のモデル顔負けのスタイルを惜しみ無くあらわにする衣装。胸元がV字に開けた白地の戦闘シャツ、大きくスリットの入った水色のタイトミニスカート、生足にシルバーのハイヒール。冬美は、生足に、シルバーのピンヒールブーツへと変わる。
『ぎぎぎ。貴様、いい加減、観念しろ。』
カマキリのような魔獣が対峙する先には、同じく白地の戦闘シャツに、黒のタイトミニスカート、黒のハイヒールを纏った、色香ムンムンのセクシーナイツがいた。その名はナオミ。
「あんたこそ、手間かけさせないでよ!さっさと、観念して、成仏しなさい!」
そこへ、「セクシーナイツ友理、参上!」、「同じくセクシーナイツ冬美、参上!」
二人が到着した。
「ナオミさん!すぐに、援護します!」、冬美がいち早く駆け寄ろうとした時、空から、黒い光りが差し込み、カマキリ魔獣を包む。
『ち、今日はここまでだな。貴様ら、セクシーナイツ、今にたっぷりと恐怖に陥れてやる。あの魔人様が復活するまでの間、しばし、平和を楽しめ。ぎぎぎ。ナオミとか言ったな、貴様、また近々、会おう。』
カマキリ魔獣は、黒い光に消えていく。
「もう少しでしたね。ごめんなさい。私達がもっと早く来てたら。」、冬美がナオミに謝る。
「いえ、ありがとう。助かったわ。悪いわね、結果的に呼び出しちゃったわね。」
「でも、あのカマキリ、魔人様って言ってましたよね。何か嫌な予感がしますね。」、友理も会話に入る。
まさか、書きながらの投下ではあるまいな?
メモ帳とかで書いて、手元のファイルとして保存してから、このスレには
コピー&ペースト(この言葉の意味が分からなければ、検索して調べてくれ)で投下した方がいいよ
いいよっていうか、それが必須条件だよ
スパルタ学園。そこは有名大学への進学率の驚異的な高さを誇る名門校である。
しかしこの学園は表では知られていない教育方針があった。
指導について来れない生徒には人権を無視するような厳しいしごきを施しているのであった。
今日もその行き過ぎたもはや指導とは呼べない指導が行われようとしていた。
スパルタ学園の一室───仕置き部屋と呼ばれる部屋に女子生徒の真弓は磔にされていた。
「放して!わたしがなにしたっていうのよ!」
「自分の胸に聞いてみるがいい。へっへっへっ…」
「こんなの許されるはずがないわ!」
「問答無用だ!みっちりとお仕置きしてやる」
「いやああぁ、だれかぁ〜!」
「待て!それ以上はこのけっこう仮面が許さない!」
「むっ!現れたな!」
まさに真弓に手をかけんとするところに入り口から女性の声が聞こえた。
仕置き教師が振り返ると、赤い覆面、マフラー、手袋、ブーツが目に入る。
そして何よりも滑らかそうな白い肌、形のよい乳房、尻、太もも、そしてうっすらとヘアーに包まれた股間が仕置き教師たちの目を引いた。
なんと彼女は覆面やブーツ等を除いて全裸であった。
彼女こそがスパルタ学園の理不尽な教育を行う者達と戦う、カラダは知られていても正体は誰も知らない正義の味方けっこう仮面であった。
「その子を解放しなさい」
彼女の体に下卑た視線を向け仕置き教師は笑う。
「裸でのこのこ来やがって。かわいがってやろう」
入り口からもう一人の教師が入ってくる。二人はけっこう仮面を挟みじりじりと近づく。
「へっへっへっ…。まったくいい体してやがる。まずお前からその体に指導してやるぜ」
「ふん、愚か者め。成敗されたいというわけか」
けっこう仮面は戦う構えをとった。プルルンと乳房が揺れる。
「そのたまらんおっぱいからガハァッ」
それをきっかけにたまらなくなった教師の一人がけっこう仮面に飛びつく。
女性の裸に意識をとらわれた教師は無防備でヌンチャクを側頭部に喰らい倒される。
「けっこう!ブハッ」
もう一人もその際に揺れた尻や太ももに見とれているうちに後ろ蹴りを顔面にもらい、そのまま倒れた。
「さあ、真弓くん。いま放してあげ───!!」
真弓を解放しようとしていたけっこう仮面は人の気配を感じ出口を振り返る。
「まだいたのね!あとはおまえ一人だけかしら?」
視線の先に男が一人立っていた。二メートルはあろうかという背、服の上からでも分かるほどの筋肉をもついかにも屈強そうな男だった。
彼はけっこう仮面の姿を目の当たりにして何の表情を見せることなく相対する。
(こいつ…すごい体つき。しかも女の裸に動揺してない?手強いかもしれない)
男はけっこう仮面の体に一通り視線を通わせると、ズボンの股間の部分が盛り上がった。
「きゃっ」
「やだぁ」
(通じないわけじゃないみたいね)
それを見つけた二人は小さく声をあげ、けっこう仮面はその後に安堵の息を漏らした。
男が向かってくる。けっこう仮面は素早くヌンチャクを振った。
彼の横っ面に直撃し、吹き飛ぶ。
「あら?見かけ倒しかしら」
ゆっくりと立ち上がる男。
「もうやめなさい。これ以上やっても怪我するだけよ」
答えることなく男は歩み寄る。けっこう仮面は小さくため息をついた。
「仕方がないわね…」
けっこう仮面は再び男にヌンチャクを打ちつける。またも倒れこむ男だったがすぐに立ち上がる。
けっこう仮面もすぐに攻撃を加える。男の首が弾け飛んだ。
しかし攻撃を繰り返していくうち転がされていた男は攻撃を受けても後退しなくなってきていた。
「頑丈さが取り柄みたいね。てこずらせないでほしいわ!」
相手を見くびっていたことを認めたけっこう仮面は先ほどよりも力をこめた一撃を繰り出そうと大きく振りかぶる。
しかし逆にヌンチャクを繰り出そうとした手首をつかまれる。強い力で握られ腕に痛みが走る。
「うっ!?しまった!」
(こいつ、すごい力!)
男はけっこう仮面を押し倒す。
「くっ、まずい!」
けっこう仮面は咄嗟に巴投げでER-01を壁に叩き付ける。男の手からけっこう仮面の手首が抜けた。
すかさずけっこう仮面は起き上がると、男に向かって大きくジャンプし両脚を広げる。
「おっぴろげジャーンプ!」
けっこう仮面の必殺技は起き上がった男の顔面に直撃した。
壁に頭を打ちつけ、男はズルズルとずり落ち、動かなくなった。
「ふう…。なかなか手強かったわ」
(もしあの力で首の骨とか折りにきてたら…危なかったわ)
「やったあ!さすがおねえさま」
真弓はけっこう仮面に抱きついた。
「ふふふ。くすぐったいわ」
そうして彼女たちは部屋を出て行った。
-----------------------------------------
「どういうことじゃ!全く敵わんではないか!」
別室のモニターで様子を眺めていたサタンは怒り心頭だった。
しかし、大村は表情を崩さず答える。
「そんなことはありません。見てください、ER-01には傷ひとつ付いていませんよ」
けっこう仮面たちが去った部屋でむくりと男が立ち上がる姿がモニターに映っていた。
「おお!すごい!ならば勝てたのではないか?」
「今回は小手調べですよ。生け捕りをご所望でしたので調整のために彼女のデータを取るだけにしておきました。
全力を出して殺してしまっては困りますからね。データも取れました。あれならER-01にとってはただの裸の女となんら変わりありません」
「ほう。と、いうことは…信じてよいのじゃな?」
「はい。ふさわしい舞台で捕らえてみせましょう」
「うひひひひ。けっこう仮面、たっぷりいたぶってやるぞ。楽しみじゃ」
-----------------------------------------
学園の体育館で補習と称しクラスメイトの前で体操服を剥かれる真弓。
「ああっ、いやあっ!」
「ひっひっひっ。ここで体操をすれば許してやる。まずはそこのマットで開脚前転だ!」
「いやぁ〜」
「待ちなさい!!」
「むっ!その声は!」
舞台の袖からゆっくりと真紅のブーツ、太ももの眩しいほどに白い肌が覗く。
体育館に居た者たちは目を奪われる。
すぐに脚が舞台袖に引っ込み、今度は裸の女性の後ろ姿が艶かしくくねらせながら現れる。
「おおっ、けっこう!」
「とう!」
舞台から飛び出すと真弓をかばうように教師たちの前に立ちはだかる。
「おねえさま…!」
「不当な補習を強いて女生徒を辱める教師ども、このけっこう仮面が許さない!」
「ぬかせ!いまのきさまは袋のねずみじゃ!
補習は体操からレスリングに変更じゃ!けっこうを捕らえよ!」
体育教師がけっこう仮面を取り囲む。
「これからじっくりと寝技をレクチャーしてやる」
「この私にか?やってみるがいい。おっぴろげ〜…」
けっこう仮面は片足を高く上げ、Y字バランスのポーズをとる。
「け、けっこう!」
開かれた秘裂に思わず顔を寄せる教師たち。
「大回転回し蹴り〜!!」
「ぎゃあああっ」
「ぐわ〜」
教師たちの無防備な顔面を思い切り蹴りつける。バタバタと倒される教師たち。
「あとはお前だけね」
残ったサタンの前に立つけっこう仮面。
「ひえええ〜お、おい!あいつを出せ!」
放送室から声が聞こえる。
「お任せ下さい。さあ、いけ!」
(放送室にも手先が居るのね…後で捕まえなきゃ)
「おねえさま、危ない!」
「はっ!?」
真弓が知らせる。それを受けてけっこう仮面はすぐにその場を離れる。
ER-01が背後からけっこう仮面を捕まえようとしていたのだった。
(こいつ…この間の男ね)
「あなたもこいつ等みたいになりたくなかったらここから立ち去りなさい。今のうちよ」
答えを返さずER-01がけっこう仮面に近づく。姿勢を低くし、タックルする。
「仕方がないわね…。はっ!」
バク転で後ろにさがり、タックルをかわす。同時にER-01の顎を飛び上がる脚で蹴り上げた。
「うほーっ、まるみえ!」
バク転で突き出された割れ目にサタンも男子生徒も歓声をあげる。
「見えちゃったかしら?すけべ」
けっこう仮面は股間を手で隠す。
立て直したER-01は再びけっこう仮面に近づく。
「アタッ、アタァ!アターッ!」
けっこう仮面はヌンチャクでER-01を退ける。
ヌンチャクが左右に振れるたびにけっこう仮面の裸体の柔らかい部分、特に乳房、尻、太ももが攻撃の激しさを物語るようにプルンプルンと揺れる。
美女の裸体が見せる魅惑的な躍動にこの場にいる男たちの誰もが自らの股間の隆起を止められなかった。
この裸体を網膜に焼き付けようと目つきはいやらしいものに変わっていった。
「はあぁぁ…すごい。たまらんなぁ」
何度も向かってくるER-01を殴り続け、さすがのけっこう仮面も息があがってきた。息に合わせ乳房が上下に弾む。
「はぁ、はぁ、はぁっ」
(やっぱりこいつタフな男ね…)
「がははは。無駄じゃ無駄じゃ!」
「ならば…」
「逃がすな!追うのじゃ!」
舞台に戻るけっこう仮面。それを追って舞台に上がるER-01。
舞台袖から出てきたけっこう仮面は六尺棍を携えていた。
「けっこう仮面は逃げはしない。これならどうだ!はあああっ!」
棍を振るう。ER-01はまともに受けたたらを踏む。
「ほう…こいつを退がらせるとは。女なのにたいしたものだ」
様子を見ていた大村の口から驚嘆の言葉が漏れた。
間髪を入れずに攻撃を繰り返すけっこう仮面。
突きを鳩尾に入れ、舞台奥に叩き付けるとそのまま何度も殴りつけた。
渾身の力を込めた一撃がER-01にヒットし、けっこう仮面もついに息が切れる。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ!」
「くくく。もうガス欠かな?ではこちらからいかせてもらうぞ。やれ!」
大村が言うと倒れこんでいたER-01はすぐに起き上がる。度重なる攻撃で服はボロボロだったが平気な顔をしていた。
「ああっ…そんな…!」
(なんてやつなの!?信じられない)
「くっ、来るなっ!」
力を振り絞り、棍を振るう。ER-01の睾丸に直撃した。しかし、彼の表情は変わらなかった。
「う、うそ!?」
ER-01は左手で棍を掴む。
「しまった…!」
けっこう仮面が引き抜こうとするがびくともしない。
その隙にER-01の右手がけっこう仮面の腕を捕らえ、抱き寄せる。
「きゃーっ!」
(しまった。捕まっちゃった!力ではこいつには勝てない!どうしよう)
圧倒的に上回るパワーで掴まれ、けっこう仮面は振りほどくことはできなかった。
「おお!けっこうを捕らえた!」
「まだです。これから無力化します」
ER-01は抱き寄せたけっこう仮面の首筋に何度も口付け、舌を這わせる。
「い、やぁ。やめろぉ!」
首を捻らせ抵抗を示す。嫌悪感がぞわりと背筋を駆ける。
腰に回されていた手がけっこう仮面の背中をまさぐる。
(やだ、なんなのこれ!?)
ER-01はけっこう仮面を抱いたまま倒れこみ、彼女の上にのしかかり、乳房を優しく揉みしだく。
「ゃ、やめ…んぁ…」
(こいつ…上手い。ちょっと変な気分になっちゃう)
引き剥がそうと抵抗するが、まったく通じなかった。
それどころか胸への愛撫によって艶の混ざった声が漏れてしまう。
だんだんと反撃する手にも力がなくなっていった。
「ふふふ。感じ始めていますね」
「うおおお!こりゃけっこう!」
ER-01はけっこう仮面の乳房を弄ぶ。十本の指がけっこう仮面の胸をランダムに這い回る。
彼の指の動きに合わせて彼女の口から息がこぼれる。身体はもうこの男に支配されようとしていた。
「あはぁん、あ〜ん…」
「おねえさま!」
「!!」
(って、いけない!感じてる場合じゃないわ)
我に返ったけっこう仮面は取り落としかけていた六尺棍でER-01を突き飛ばす。彼は舞台から落ち倒れる。
性感を高められた体は愛撫の余韻に動きを鈍らせていて、彼女はすぐには立ち上がれなかった。
(いましかない!動いて、私の体)
「おっぴろげジャーンプ!!」
それでもこの機を逃さず、けっこう仮面は舞台から飛び上がる。そのまま両脚を開き、ER-01に向かい急降下する。
「け、けっこう〜!」
舞台に向いていた生徒たちにも秘裂だけでなくアナル、それらに滴る愛液までが丸見えだった。
立ち上がりかけたER-01の顔面に直撃する。舞台からの高さの分だけ普段よりも高い威力を発揮していた。
そのままけっこう仮面は体を反らせ、フランケンシュタイナーを決める。
脳天から床に叩きつけられ、ER-01はバタリと倒れた。
「やったぁ!おねえさま〜!」
「はぁ、はぁ、はぁ…やった…」
ほっと息をつくけっこう仮面。彼の頭に乗っていた腰を上げようとした時だった。
「きゃぁあっ!ああぁ!」
けっこう仮面は体に電流が駆け巡るのを感じた。ER-01は倒れてはいなかった。
彼女の秘裂に舌を挿入していた。舌が彼女の膣をかき回す。
「あああん、はぁぁぁ」
(ああ、舐めてる。私の…)
たまらずけっこう仮面の口から悩ましげな息が吐き出される。
(さっきの手よりも気持ちいい。このままじゃ…ダメ!)
震える腰を叱咤し、ギュッと太ももに力を入れる。相手の窒息を狙うおまんこ絞めだ。
「くっんぁっ、はぁ…っ、ぁぁっ…」
(早く…落ちて!)
迫る快感の波を必死で堪えER-01を絞め続けるけっこう仮面。しかし冷酷にも彼は技をかけられたまま立ち上がる。
(そんな!?でも相手もいつまでもこうしていられるはずはないわ。耐えるのよ。だけど…イッちゃいそう)
「ぐひひひひ。無駄なあがきじゃ!そいつはロボット。窒息などせぬわ!おまけに最先端の超強度合金の骨格を持っておる。
バズーカでもなけりゃ破壊など不可能じゃ。けっこう、おまえに勝ち目などないわ〜!」
「ぁあん、そんな!?あっあぁぁっ」
(人間じゃなかったのね…!タフなワケだわ。それなら…)
サタンは刺客の正体を告げた。愕然とするけっこう仮面。
次の手を打とうとおまんこ絞めを解く。それは迂闊すぎた。ER-01は彼女の尻肉を掴みがら空きのアナルに指を入れた。
「きゃ!ああん、やあんっ」
「ふふふ。どうじゃ気持ちいいか?
そいつの体のいたるところにバイブを内蔵しておる。全裸のきさまなどすぐにイかせてやるわ!
その後に睡眠薬をそいつのチンポからきさまの中に出して捕らえてやるぞ」
「んああっ!もう、駄目!あああああぁっ!」
けっこう仮面はどうにもできず、これまで堪えてきたものが解き放たれる。
ER-01の頭を抱きしめ、体をビクビクッと震わせる。
ドサッとER-01の肩から崩れ落ち、倒れこむけっこう仮面。
ENDはキッチリと
「ボクここで射精しました」って感じの終わり方だな。
容量いっぱいで途中で書き込めなくなったのか?
>>677 乙!