【みなみけ】桜場コハル Part 9【今日の5の2】

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1名無しさん@ピンキー
桜場コハルの作品のエロパロを書いてみたり
ワクテカしたりしてマッタリするスレです。

過去スレ
桜場コハル Part8.1
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210977594/

前スレ
【みなみけ】桜場コハル Part8【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1215616801/
【みなみけ】桜場コハル Part7【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210977594/
【みなみけ】桜場コハル Part6【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210977594/
【みなみけ】桜場コハル Part5【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203956860/
【みなみけ】桜場コハル Part4【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200581137/
【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196425709/
[みなみけ][今日の5の2]桜場コハル作品でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166541408/
みなみけでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1119754346/


新保管庫 Wiki
http://www37.atwiki.jp/coharu/
(過去スレのURLも貼ってあります)

旧保管庫 wiki (更新停止中?)
http://www40.atwiki.jp/sakuraba/

21:2009/02/27(金) 03:54:02 ID:MxmPWJ+o
URL間違えたorz

前スレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1217734530/

過去スレ
【みなみけ】桜場コハル Part8【今日の5の2】
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【みなみけ】桜場コハル Part7【今日の5の2】
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【みなみけ】桜場コハル Part6【今日の5の2】
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【みなみけ】桜場コハル Part5【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203956860/
【みなみけ】桜場コハル Part4【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200581137/
【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196425709/
[みなみけ][今日の5の2]桜場コハル作品でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166541408/
みなみけでエロパロ
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3名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 05:29:54 ID:k9Pxmkiv
1乙
4名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 07:13:39 ID:DxsmGQf+
ヒトミまだー?
5名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 11:53:51 ID:6nS/5cYV
ナツキ「ふあ”ー(空腹)」
ヒトミ「よーナツキ、Σはっ」

☆★コ、この目は、飢えた獣のようにあたしを見つめてるわ★☆

ナツキ「どうした?(あ、焼きそばパン持ってるなー、うまそうだなー)」
ヒトミ「え、あ、そのぉ〜〜」

☆★そのうえ、私の胸元を、いまにもむしゃぶりつきそうに見てる★☆

ナツキ「俺、なんか食べたくなって来た(買って来るか〜)」
ヒトミ「た、食べたいだなんて、そんなー」
ナツキ「食べたいもんは食べたいんだ」
ヒトミ「そんな、こんなところでそんなことしちゃ……らめらから〜〜〜〜★☆☆★」


お約束、と。
6名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 18:17:55 ID:JbHxmMnB
ヒトミは舌ったらずなロリ声で粗暴な喋りをするアンバランスさが大変よろしい
7名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 07:32:49 ID:ligH+nF+
ほしゅ
8名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 09:10:04 ID:dK3JU056
ハルカ凌辱が読みたい
9名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 11:50:56 ID:vyfwyMWu
藤岡凌辱が読みたい
10名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 12:03:40 ID:QpFpDI+f
保坂凌辱が読みたい
「俺には南ハルカがいるんだ……ッ!」とか言って
11名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 22:25:13 ID:NG9PdvRr
ハルカに凌辱される保坂なんてオレには書けないから!
12名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 22:29:45 ID:oB9K7TvG
ヒトミって花子さんなんだって?何かよく分からない嬉しさがある
13名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 09:43:12 ID:uaiKjjeA
ひーちゃんがトイレにいる訳ですね。分かります。
14名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 18:34:07 ID:FweOeT98
スレ代わったととたん過疎ッたなあ
15久留里:2009/03/02(月) 18:45:03 ID:uaiKjjeA
僭越ながら早速投下させていただきます。

『ひまわり 2』(書き直し版)
・『ひまわり1』(前スレ779)の続き
・吉野×藤岡、吉野視点
・エロ何て飾りです。偉い人には(ry
・無駄に 4 レスほど使用。
・このSSは吉野の甘い甘い恋模様をダラダラと描いたものです。
 間違っても過度な期待はしないで下さい。
 あと、沼津市民は仕様ですので画面から3Mmは離れて読みやがって下さい。
16ひまわり 2-1/4:2009/03/02(月) 18:46:43 ID:uaiKjjeA
2.

みんなで海へ行った日からだいぶ経ったある日のこと。
私は今日もチアキの家にお邪魔していた。
今年はいつになくチアキの家に行っている様な気がするけど、内田に至っては自分の家の様にほぼ毎日通っているとか。
内田はさておき、今日も藤岡くんが居て、相も変わらずチアキの椅子にされていた。
チアキの家に行くと必ず藤岡くんが居るから不思議だ(私が来た時は居なくても、後から来たりするんだ)。
もちろん藤岡くんに会えるのは凄く嬉しいんだけど、チアキの家以外では中々会えないのがちょっぴり残念。
しかも藤岡くんが居る時は、チアキが決まって"指定席"に座っている。
何でだろう。あんなに気持ち良さそうにしているチアキを見ると、なんか凄く悔しい気分になる。
別に私はチアキが嫌いじゃないし(むしろ大好きだ)、チアキもただ藤岡くんを気に入っている『だけ』の様で、私に意地悪をしているつもりは無さそうだ。
今までは「兄妹みたいでいいね」と言えたハズなんだけど、今は「いいなぁ」としか思えない。
だからと言ってチアキの邪魔をするのは藤岡くんやチアキに嫌われる以前に、人としてやっちゃダメだと思う。
私はただただ、二人の様子を外野から見守る事しか出来ずにいた。
というか─────、

自分の親友を"こういう"目で見てしまう自分が凄く嫌だ。



「ん? どうした? 吉野」
藤岡くんの膝に座るチアキが、いつもの眠たそうな目で訊いてきた。
「え? な、何でもないよ…………えへへ」
「何かいつものお前らしくないな? 私の顔に何か付いているのか?」
「チアキの頭のソレが気になってるんじゃ…「お前は黙ってろ!!」
 ぼふっ
「うぎゃっ?!」
カナちゃんが横から茶々を入れると、チアキは抱いていた"ふじおか"をカナちゃんに投げつけた。
ふじおかはカナちゃんの顔にクリーンヒットして、カナちゃんは床に倒れてしまった。
……カナちゃん、大丈夫かな。
「で、何か付いているのか?」
「………いや、ホントになんでもないから」
「…………。そうか……」
「そうだよ」
流石にこの空気では「一度でいいからそこに座りたい」とは言いづらい。だから私は黙っていた。
ふと藤岡くんの方を見る。
(あ…)(あ…)
目が合っちゃった!!
私も藤岡くんも、半ば反射的に顔をそらした。
あれ? 藤岡くん、顔が少し赤いような気がするんだけど……。
17ひまわり 2-2/4:2009/03/02(月) 18:47:12 ID:uaiKjjeA
その時だった。
「ふっふ〜〜ん」
いつの間にか復活していたカナちゃんが、私と藤岡くんを交互に見て、ニヤリと笑う。
この顔は……明らかに変なコトを考えている顔だ。
「チアキ、アイスでも買いに行こうぜ?」
「嫌だよ。アイスが食いたきゃお前一人で買いに行ってこい」
「たまにはいいじゃねぇか。ハルカとなら喜んで行く癖に」
「う、五月蠅いな!! お前とは行きたくないんだよバカ野郎!!」
突然カナちゃんがチアキに一緒に買い物に行こうと言い出した。
もしかして、私と藤岡くんを二人きりにするつもりなの??
「ほほーう。んじゃ、お前の炭酸をみんなで飲むとしよう。あと四本残ってたよな?!」
「ぬっ……。分かったよ。付き合ってやるよバカ野郎」

散々揉めた挙げ句、カナちゃんとチアキはアイスを買いに出かけることになった。
「んじゃ、行ってきまーす」
「きまーす……」
チアキは明らかに面倒臭そうに言って、玄関の扉をがばっと開けた。
沼津特有の湿気たっぷりの不快な熱気がむわっと入り込んできた。
続いてカナちゃんが玄関を出かかったところで私たちに振り返る。そして、こう言った。
「しばらく留守番を頼むけど………」

「"おかしなこと"、するなよ?」
悪意をたっぷり込めて、悪魔の様にニヤニヤしながら出て行った。
カナちゃん、一体何を企んでいるのだろう。

「行っちゃったね」
「そうだね」

それで……、

「藤岡くん」
「なに?」
「"おかしなこと"って、なぁに?」
「え……………」
"おかしなこと"が何なのか分からない私は、藤岡くんに訊いてみる。
「い、いいいいいいや、な、ななな何のこことだろうねぇ……あ、あは、あは、あははははは……」
訊かれた藤岡くんは何故か顔を真っ赤にさせ、口をどもらせながら苦笑い。
ヘンな藤岡くん。
18ひまわり 2-3/4:2009/03/02(月) 18:48:13 ID:uaiKjjeA
みなみけから近所のお店までは歩いて往復15分ほど。
チアキとカナちゃんはしばらくは帰ってこないだろう。
ちなみにハルカちゃんは片浜に住んでいるアツコちゃんの家に行っているという。
つまり、今ここに居るのは私と藤岡くん"だけ"なのだ。

(──言うなら今しか無いよ)
何処からか声が聞こえたような気がする。
誰?
振り向いても藤岡くんの他には誰もいない。
(──ほら、言っちゃいなよ)
もしかして、私の心の声?
「どうしたの?」
(──言うなら今しか…)
「な、何でもない……よ?」
「……ほんとに?」
「うん、ホントに」
「そうか」
「うん………」
藤岡くんは柔らかい笑顔でそう返すと、しばらくの間沈黙が続いた。

エアコンの音がごうごうと鳴り響く。
やけに静かなみなみけのリビングで、私と藤岡くんは黙ったまま何故か正座で向き合っていた。
話題が全く無い訳ではない。私はともかく、藤岡くんも何か言いたそうにしているんだけど、お互い話を切り出せないで居た。
(そろそろチアキ達が帰ってくるな……)
そうだ。
流石に"あの事"をここで話すのもどうかと思ったので、日にちと場所を改めて、二人だけで話せる機会をつくろう。
頑張れ私。

「あ、「あの」」
!!
全く同じタイミングで出てしまった。ちょっと気まずい
「「え、えっと………」」
まただ!!
「あ……」「えっと………」「さ、先いいよ」「君から……」「いや、藤岡くんから…………」
ハタから見れば本当に焦れったいコンビだと思われるのだろう。
「じゃ、じゃあおれから」
「うん」
「あ、あのさ……これ…………」
藤岡くんは頬っぺたを少し赤らめて、ハーフパンツのポケットからかみ切れの様なものを取り出した。
「そ…それ……」
「うん。良かったら、と思って」
その紙切れは、何と西伊豆にあるあの水族館の割引券だった。
しかも小学生用と中学生用が1枚ずつ。
「ほら、前にさ、『魚が見たい』って言ってたでしょ? 母さんが町内会の時に貰ってきて、それで……もし良ければ」
えっ………。
もしかして、これって………。
「い………いいの………?」
「うん。一緒に行こうよ」
うそ…………。

まるで夢を見ているようだった。
まさか、藤岡くんから"お出掛け"のお誘いを受けるとは夢にも思わなかった。
「ほ……本当の本当にいいの」
「うん。おれ、でなかったらこれ…他の誰かにあげるつもりだったから……」
「行く!!」
「ぁ………うん、じゃあ決まりだね」
19ひまわり 2-4/4:2009/03/02(月) 18:48:58 ID:uaiKjjeA
こうして私と藤岡くんは、夏休み最後の日に、一緒に西伊豆のあの水族館へ行くことになった。
……何だろう。
その後の藤岡くんの表情に少しだけ『違和感』を覚えた。悪い意味では無さそうだ。

----

「ただいまーー!!!」
「ただいま……」
「おじゃましまーす!!」
しばらくして、チアキとカナちゃんが買い物から帰ってきた。
外は相当暑かったのだろう。二人とも汗だくだ。
何故か内田までやって来た。
「途中で内田を拾ってきた」
「カナちゃんが腕引っ張って来たんでしょ?!」
突然家の中が賑やかになった。やっぱりカナちゃんが居ないとみなみけは盛り上がらないね。
「あぁ頼むから喧嘩するな。私は暑くて死にそうなんだよバカ野郎」
「じゃあ、早速アイスを食べるとし…………げげっ」
今にも溶けそうなチアキをよそに、カナちゃんは保冷バッグを開けてアイスを取り出そうとするが……」
「どうしたの? 南?」
「そ…総員に次ぐ。たった今、アイスの…………アイスの全員死亡を確認致しました…………はぅ」
「「「「えぇぇぇええええ!!!!」」」」
その後の事情聴取によると、アイスを買った『後』にカナちゃんが内田を見つけ、あーだこーだ言い合っているうちに時間が過ぎてしまったとのこと。
道理で二人(プラス内田)の帰りが遅かったわけだ。流石の保冷バッグも長時間の運搬には耐えられなかったか……。
楽しみにしていたアイスが全滅してしまい、みんなでいっせいに溜息をつく。
「全部お前のせいだ。どうしてくれる。このアイスを受け取ろうとしている私の腕をどうしてくれる?」
「仕舞ってきてあげようか?」
「仕舞えねぇよッ!!」
チアキは半泣き状態でつぼみの様に萎んでしまった。これは大変だ。
20ひまわり 2-4b/4:2009/03/02(月) 18:49:35 ID:uaiKjjeA
その時だった。
「ただいま〜」
ハルカちゃんが帰ってきた。手には買い物袋と銀色の大きな保冷バッグ。
「あら? カナ、どうしたの?」
「アイスが………アイスが………」
「アイスなら買ってきたけど……?」
そう言ってハルカちゃんは、すっかり落ち込んでしまったカナちゃんと、
望みを全て失ってしまったかのように凹んでいた私たちの前に、大きな保冷バッグを差し出した。
「本当か?! 本当に本当か?!」
箱の中は、アイス屋さんにありそうな大きな箱に入ったバニラアイス。BiViのあのお店で買ったのかな。凄く高そう……。
「えっと…みんな食べたいかなぁと思って買ってきたんだけど……。他のが良かった?」
「アイスがいい!!」
「私もです、ハルカ姉さま」
「私もアイス!!」
「おれも!!」
もちろん、
「私も!!」

カナちゃんのアイス騒動は、ハルカちゃんのお土産のお陰で一件落着。
その後みんなで美味しい夕ご飯を食べて、デザートにみんなで食べた。
結局カナちゃんは本当に何をしたかったんだろうか。
カナちゃんは本当にアイスを買いに行っただけだったのだろうか?
もしかして、私と藤岡くんが話せる機会を与えようとした……というのは考えすぎかな?
うーん、まぁいいか。
「カナちゃん」
「何だー?」
「ありがとう」
「へ?」
「え……」

カナちゃん、本当にありがとう。
藤岡くん、最後の日、楽しみにしてるからね☆
21ひまわり by 久留里:2009/03/02(月) 18:50:59 ID:uaiKjjeA
以上でございます。

夏奈「次回予告!! 横浜ナンバーのワゴン車、浜松に現る!!」
千秋「お前は何を言ってるんだ、バカ野郎」
22名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 19:01:38 ID:jC9r+HPa
GJ一番槍!
昨日の放送でといい藤岡は女の子にマメな奴だな
23名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 00:33:53 ID:ohNbU4ZJ
2410年後くらい@エロなし1:2009/03/03(火) 10:38:21 ID:mGfkxl4o
これは、またしょーこりも妄想によって書かれたものである。
過度な期待はしないでください。
画面は明るくすると眩しいのでキヲツケやがってください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 とある街の成人式。懐かしい面々、おなじみの面々が、それぞれオメカシして集まっていた。
「トウマ、ひっさしぶりー」
「ん? おお、内田じゃないか。奇麗な晴れ着だな」
「親戚のお下がりだけどね。トウマは、その、カッコイイね」
 上下とも、少々だぶだぶの、男っぽいパンツスーツ姿のトウマ。
「……半分は、アキラ兄貴のお下がりだ」
「実際、男物だったわけだ」
 だが、胸の飾りやブラウスの着こなしで、見事にハマっていた。
「ところで、さっきフジオカくんに送って来てもらってなかった?」
「え、ああ。紆余曲折があってなあ」
「ふーん。ま、深くは聞くまい、聞くまい。なんかあったら、連絡頂戴ね」
「お、おぅ。あ、マコトも来たぞ」
 入り口の方に、紋付袴姿のマコトが居た。
 マコトはトウマを見付けると、パカパカと慣れない草履を慣らしてやってきて、どちゃっとコケた。
「相変わらずだな」
「へへっ。まいど、トウマ。内田は久しぶり」
 トウマが「しょうがねえな」と、マコトに手を伸ばし、引き上げる。
「あれっ、チアキは?」
「まだみたいだよ……あ、来た来た」
 外の駐車場を見ると、見事な晴れ着姿のチアキが、アキラの運転する車から降りるのが見えた。
「ねえトウマ。助手席にカナちゃんいなかった?」
「この服のヌシと、カナは、いろいろ紆余曲折が」
 トウマが溜息まじりに赤くなる。
「……深くは聞くまい、聞くまい」
「いーじゃないかっ! 久々にみんな集まったんだから、たのしくやろーっ!」
 呆れ気味の内田の前に、懐から出した扇子をぶわっと開いてみせるマコト。
「なにやってんだ、おまえら」
 と、マコトたちを見付けたチアキがむっくり現れた。
「うわっ、キレイになったね。背も伸びたし」
 チアキはどこかハルカにも似た、立派なレディになっていた。
2510年後くらい@エロなし2:2009/03/03(火) 10:38:52 ID:mGfkxl4o
「よっ、チアキ。今日は、成人式だし、暴露話があるんだ」
 マコトが扇子を仕舞いながら言った。
「内田とトウマは知ってることなんだけどさ〜」
 ごそごそ。袖の中が探られる。
「ボクと、内田? あれのことか」
「えーっ。いまさら」
「なんだ。私に隠し事か」
「いまさら、かもね」
 袖から出て来たのは、旧い髪留めだった。
 マコトはそれを掴むと、自分の頭にさしてみた。
「マコちゃんでーーーーっす!」
「バカ野郎!」 
 満面の笑み。直後に、激しい突っ込み。
 トウマが苦笑して、内田が爆笑した。
「いくら名前が似てるからって、ありえないぞ、バカ野郎!」
「いや、ほんとに、マコちゃ……」
「そんなホラ噴いてると、閻魔様に喰われるぞ」
「信じてくれよー」
「だいたいだな、そんな御立派なセガレをぶら下げてるバカ野郎が、マコちゃんなわけない」
 やや俯いた目線でマコトを見据えるチアキ。
「……ちょっと待って」
 内田がニヤニヤしている。
「なんで、ご立派なの、知ってるの?」
「「あ”」」
 目を合わせて、固まる二人。 
 トウマが「なんだ、フライングで成人式済ませたのか」と、肩をすくめる。
「うう、うるさいバカ野郎! ノーコメントだっ!」
「い、い、いいじゃないか。年齢的には問題ないよ」
「認めるなバカ野郎!」
 ニヤニヤ内田が「あはは、今日は『バカ野郎』多いねえ」と笑う。
 で……。
 みんな笑った。明るく笑った。

 そして式の会場に向かう途中、チアキがトウマに耳打ち。
「気がついてはいたんだ。でも、私のなかでは、マコちゃんはマコちゃんのままでいてほしいのだ」
「ああ、そうだろうな。あの頃から、マコトには気があったんだろ?」
「だぶん、そうだ。マコトと一緒だと照れくさかったけど、マコちゃんなら、ほら」
「たのしかったよなあ」
「ああ」
 席つき、式典が始まる。
 チアキの両側にはトウマとマコト。
 遠目には、どちらも素敵な彼氏に見えなくもなかった。
2610年後くらい@エロなしの人:2009/03/03(火) 10:39:24 ID:mGfkxl4o
ちょっくら、書いてみた……
どうなんだろ。みんな幸せになれるといいなあ
27名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 12:56:58 ID:biDSU1P0
藤岡きゅんは?
俺の藤岡きゅんは!?
28名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 13:31:39 ID:VwUZ430D BE:331251825-2BP(1)
氏の未来話は最高だ
29名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 20:47:39 ID:f6QC3Xi/
>>21
GJです
続編も期待して良いんですよね先生!
30名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 21:57:26 ID:TAtsK429
GJ!このシリーズ好きだなあ
31名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 00:45:51 ID:s0vqjU1c
>>30
>21と>26どっち?

自分は、どっちもイイ!と思ってるよ!
32名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 02:11:33 ID:plVJPhz9
そういえば保管庫って名無しの作品は載らないの?
気になったんだけど
33名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 10:53:41 ID:h9Xfuz/Y
>>25
チアキの夜の成人式ハアハア
34名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 10:59:55 ID:9ceVygHc
>>26
@エロなしの人氏のは、載せてほしいかもね
35名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 21:58:57 ID:SoUlXN6o
>>32
新保管庫に管理人です。

名無しさんの作品も順次保管しておりますが、
纏まった時間が取れないので作業はまだ完了しておりません。

尚、タイトルが無いものに関しては独断と偏見で勝手に付けさせて頂いておりますが、
変えて欲しい人はコメント欄に書いていただければ対応致します。


あと、同じ人と思われる作品に関しましては、
一番最初に投下した時のレス番号を作者名とし、一つの項目に纏めてあります。

ex) 10スレ目の123番目に作品を投下した人が256レス目に新たな作品を投下した場合
作者名を「10-123氏」とし、123番目と256番目の作品を一つに纏めております。
判断出来ない場合は「10-123氏」「10-256氏」と分けて保管させて頂いております。



過去の作品を一日も早く読みたいエロパロスレファンの皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、
どうぞよろしくお願い致します。
36応援小ネタ:2009/03/05(木) 09:07:30 ID:mZjWFYh0
>管理人さん
ガンガレ!


トウマ「フ、フジオカ……ハァハァ、だ、だめだって」
フジオカ「ハァハァ、トウマ、いいだろ、すごいだらハァハァハァハァ」
トウマ「そ、そんな所、入れちゃハァハァハァハァハァハァ、だめっ! だめだっ!」
フジオカ「ハァハァハァハァ、入れ…て、キモチヨクハァハァハァハァ……ハァハァ」
トウマ「ち、ちがぅ、ハァハァそこ、入れるとこハァハァ、だめっ! フジオカ、おかしいよっ!」
フジオカ「大丈夫だ、ハァハァ下半身は、ハァハァしっかりハァハァ」
トウマ「だ、だ、イ、イタイハァってハァハァ、それっ! ああっーーーーーー!」
フジオカ「は、入ったぞハァハァ、すごいだろ、トウマハァハァ」
トウマ「ハァハァ、ハァハァ、イタイよ、イタすぎる、そんなぁ………」










ガバッ


「……………そこは、味方ゴールだっ! 
                 ん?夢か」
37名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 02:23:08 ID:S/njKD/H
>>35
それはそれは…頑張ってくだせぇー(´・ω・`)

8.1だったか?とにかく、前スレでいくつかちまっと投下したんだけど、「これこれが俺のだー」って報告したほうがいいかなと思って書き込んだ次第でごぜーます
38久留里:2009/03/07(土) 16:17:56 ID:emUTSH2d
8.1スレ目の保管が完了しました。
あの事件とあの作品の影響でだいぶ人が減ったなと感じていたのですが、
意外や意外に50作品も投下されていました。(拙作や小ネタも含む)

>>37
もしございましたら遠慮無くお申し出下さい。



さて、例の続きを書こうと思ったんだが疲れてしまった。
夕飯のカレーを作ってから書いて投下するか。

夏奈「今夜は地元産ほうれん草とキノコのビーフカレーッッッッ!!!!!! ヨーシ、作るぞー!!」
千秋「全部台無しになるから私が全部作る」
夏「いーや、今回は凄く自信があるんだ。泥舟に乗ったつもりでいたまえ!!」
秋「余計心配だよ」
春香「どうしたの? 二人とも」
秋「カナが危険な食べ物を開発しようとしていました」
夏「いーじゃねーか! カレーだけは自信あんだよカレーだけは」
秋「だから今夜は私が作るって言ってるじゃないか! このバカ野郎!!」
夏「ぬなっ?! この〜やるか〜?」
秋「おぅ、上等じゃねぇか」
春「やめなさい」(リアル顔)
夏・秋「はーい」

春「せっかくだから、今夜は一緒に作ろう? ね?」
夏・秋「さんせーい!!」
39名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 22:31:25 ID:SJksUQ3B
管理人様お疲れ様でした

私の拙作を保管してタイトルまで付けて頂きありがとうごさいました

またネタ思い付いたら投下を考えていますのでその時はよろしくです
40名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 23:40:41 ID:sXQzIRWv
>>38
俺のまで保管するとは、恥ずかしい物だな…
初めて投下した作品に対してちと過大評価じゃないかい?

ちなみに、マコトの日、舎弟も大変だな、レス番869は同一人物の作品です。コテやトリ付ける程の実力はないと思いますです
41名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 18:43:24 ID:CF+bbsdO
藤冬分が足りない…
42名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 20:04:26 ID:X8t23aq9
自分で書けばいいじゃない
43名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 00:10:29 ID:/K8nf5KA
嫉妬に狂い、右手に包丁を、左手にリョータの肉棒(だったもの)を握りしめてナツミに迫るチカ。
そしてその脇には首だけになったリョータが。

チカ「ナツミちゃんもどうせこの肉棒が目当てだったんでしょう。」
ナツミ「う、うん、そうだよ。だっつごくイイんだもん。チカちゃん一人のものじゃないでしょ。」
チカ「こればっかりは譲れないわ。リョータとリョータの肉棒は私だけのものよ。」
ナツミ「小学校のころ、一本の傘に三人で入ったことあったよね。二人でリョータ君に抱きついたり
からかったり・・・あのころは普通のことだったのに、なんでこうなっちゃったのかな?」
チカ、さらに逆上して「もうナツミちゃんと話すことなんか何もないわ!
ただ最後に、ナツミちゃんのお腹の中だけ確認させてね」
ナツミ「えっ、それってどういう意味?」
にじり寄るチカ。一歩ずつ後ずさりするナツミ。
しかしナツミの後ろには壁が・・・
ナツミ「っ・・・」
チカ「さようなら。ナツミちゃん!」

・・・

チカ「やっぱりナツミちゃん、リョータとの愛の結晶をこんなところに隠し持ってたのね。」
「リョータもリョータよ。でももういい、リョータは永遠に私と一緒。」

BAD END
44名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 04:23:31 ID:b1AZ8iDY
そろそろみなみけSSフォルダが火を吹いちゃうんだぜ
45青太郎:2009/03/09(月) 05:16:59 ID:Y67raB1N
投下しようにもパソがアク禁くらって投下できないんだぜ

ナツキ、ダイブ
ハルカ、アレに接触
リコ、ハブられの向こうで

の三本をお送りしようと思ってたのに。
とりあえず前スレもふくめたネタとリクには応えたつもりだ。
旬がすぎないうちに出したいね。
まあ、過度な期待はしないで気長に待つことにするんだぜ。
46名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 07:01:34 ID:d265aKuT
こっちもOCN全面規制で投下できなくなってしまいましたorz

>>40
らき☆すたスレはあまりにも職人が多すぎて誰が誰だか分からなくなるので、
名前を名乗るのがルールになってたな。
殆どの人は始めて投下した時の番号(9-046とか)で名乗ってた。
47藤冬@微エロ?1:2009/03/09(月) 11:39:13 ID:fivo2L8P
「はい、フジオカくんにも、お茶おいとくわね」
 上はタンクトップだけという、薄着のハルカがテーブルにコーヒーを置いた。
 チアキはカナと並んでゲームに夢中で、かわりにフジオカ椅子に座ってるのは、トウマだ。
 暖房が効いた部屋のコタツで、チアキたちのプレイを眺めてる。
「トウマも、おちゃどうぞ」
 二人がが「ありがとう」とそれを受け取る。
「トウマ……見えた。ちらっと……(ぼそ)」
「なんだよ、赤いカオして」
「詳しく、いわせるなって」
「……それより、ポケットに何か入ってるのか? 何か当たってるけど」
「しーっ、男なら分かるだろ」
 もっこり(死語)。
「ちょ、ちょっとそれって」
 トウマがそこから逃げようとする。 
「す、すまない。ハルカさんに気がつかれるとまずいから、落ち着くまで、ナ」
 焦ったフジオカが、トウマを捕まえた。
 マコトを吹っ飛ばすトウマも、中学生のフジオカには勝てず、動けない。
「ちょーっと、やめろって。キモチワルイな。ヘンナとこ、当たってるんだけど」
「あはは……もうちょっとまって、ね。男なら、気持ちわかるだろ?」
 トウマを後ろから抱き抱える。 
 ――むにゅ。
 と、胸に手があたる。が、フジオカは何か気がつかずにかかえたままだ。
「ちょ……フジオカ、胸っ」
「あはは……ハルカさんの胸、刺激的だよなー」
「さわるなっ」
 小声で話すふたり。ハルカは台所で、カナとチアキはゲームに夢中だ。
「触ってはいないって。み、見てもいないぞ」
「ちーがー……はうっ」
「なんだ、妙な超えだして。ははーん、トウマにも、刺激的だったんだね」
 フジオカがかかえたまま笑い、トウマを揺さぶった。
「ち、ちがう……胸触りながら、へんなものを、当てて、動かなぁ、はわぅ」
「あははっ、トウマのもおっきくなってるんじゃないか?」
 からかうつもりで、トウマの下半身に手が伸びる。
「ふ、ふはっ……」
「……(*・ω・*`)?」
「だ、だからー」
 涙目のトウマ。
「ごごごご、ごめん」
「いや、いい。いいから、暫く続けて……きもちわるくないから……」
48藤冬@微エロ?2:2009/03/09(月) 11:39:35 ID:fivo2L8P
十分後。

「負けたぁ!」
「カナ、弱すぎだ。フジオカ、交われ。なんだよフジオカ、トウマものぼせて」
 千秋が振り向くと、藤岡とトウマが真っ赤な顔をしてコタツに半ば突っ伏していた。
「しょうがないなあ。暑けりゃコタツから出れば良いのに」
 トウマが「そうだな」っと、這い出して、すぐに「はふー」と力が抜けたようにぶっ倒れた。
 カナが「のぼせる前に気がついてやれよ」と呆れている。
「あははっ、カナたちのゲームの見てたら、つい」
「とりあえず、フジオカも出ろ。代わるんだ」と、チアキ。
「アー、ちょっと待って。おちついたら」
「コタツに入ってちゃ、のぼせたまんまだろ。出て来いって」
「まって、南。もうちょっと」
「いいから、でてこーい」
 カナがフジオカを後ろからかかえる。そして、再発。
「南、まてって。余計に出れない」
「でてこい、コタツムリ」
「チアキちゃんも、ひっぱらないでー」
 ――以下くりかえし。
49名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 13:53:25 ID:7Zt9OrjI
藤岡…俺と代わって!
しかしコタツあるのに、ハルカ薄着すぎねぇ?
5048:2009/03/09(月) 15:01:39 ID:fivo2L8P
千秋が「のぼせた」と思うことへの伏線だったんだ……
わかりにくくてスマンorz
51名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 17:56:09 ID:7Zt9OrjI
>>50
こちらこそ重箱の隅つついてすまない
けどオレだったら、コタツのある季節と薄着を矛盾させないため
トウマ、藤岡に抱っこされたままお茶を受け取ろうとして、ハルカのシャツに零す。
慌てたハルカがその場で脱いだだめ、タンクトッブ姿見て藤岡どっきり
みたいな流れを入れて整合性をとってみる

あ、別に作品けなしてるわけじゃないよ
オレ好みの話だったし…遅まきながらGJ
52名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:36:29 ID:qo649gvS
          ,.  -―― ―-  、  ,.-、
        / r、_         `く   ̄ヽ、
       / ,. -li   `ヽ‐- 、      ヾ´   ヽ
      //  ゞ、      `ヽ    ,.  トil     ヽ
     /    /  /   l     ヽ/´  / }|    l
     l.     l  |   |      l  /   l|  | ト l
     .l    l!  |   ハ     | /   /!   llヽ l
     |   l /-i  l  /l/-ヽト,  l !'   / l   ll l |
     |l   l/ ___ゝ、 i/ リ __ i! l  | .Yヽ / イ   ll l! .!
     |l  jl´ ̄ ` `  ´ ̄` !/ / | } l/ / l    l! | | ・・・それが重要か?
     |l  ヾ/l/ 、    /V//  |/ / l l   | .| |
     |l   ト、   r─ -ャ ´!    |/|  / イl   ! ! l
     |l   l \  ヽ、_ノ  イ!   | l | i/ l ||  l | l
     l!   |   ` ー-ェ く´/    l、 ! l | / |l  l | |
     l   !  /´    l/     !`ー- 、l /  ll  l. l l
     !   l /     /    l    `ヽ  l  | l/
    .|   l |/      ,'     l.|   u   l  l  |/
    |   l !    l   !.     l ! ,     / ,'  |
  ,. ‐l |   l!   !  l l   i !/     /  /i!  |
, '"  | lヽ、 l  -ノ、_ | l、  l l´    /  / l| |
  、            ' 丶 l l    /  /  l |
   ` ー -    --  --       "´ ノ
53名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 23:33:34 ID:4tHsevsk
約半年ぶりに戻ってきたらすばらしい作品ばかり。
流れ読めてなくてすいません。駄作ですが投下させていただきます。
54mk:2009/03/09(月) 23:38:18 ID:4tHsevsk
冬はいつのまにやら、夏(仮
Part.1


「トウマ、オマエ最近帰りが遅くなってないか」
「え?遅いっていってもハルカの家で遊んだり、ご飯食べてるだけだし。大体、遅くなる日は連絡いれてるだろ?なにが不満なんだよ」
オレは居間でトウマを問いつめた。
風呂上がりのトウマは、ピンク色に上気した頬を膨らませ、濡れた髪をタオルで拭きながら生意気にもオレを睨む。
「別に南先輩の家にお邪魔してご飯を食べたりすることを悪いと言っているんじゃない。だが、オマエは一家団欒というものをわかっていない。
ウチは4人兄弟で暮らしてるんだから、兄弟そろって食卓を囲む時間が大事なんだ。なのにオマエは最近、南先輩のウチで夕飯をご馳走になってばかりで、ウチでろくに夕飯を食べていないじゃないか。少しは家族の大切さを考えたらどうなんだ」
「な、なんだよ突然そんなこと言い出して・・・わかったよ。じゃあ当分はウチで飯食えばいいんだろ、食えば」
「なんだその態度は」
「うっ・・・」
「トウマ、オマエは少し生意気だ。このオレが直々に制裁を下してやろう」
ゴンッ!!
オレはトウマの脳天に鉄拳を振り下ろした。もちろん男同士、手加減はなしだ。
「ぃっっつぁ〜・・・!!」
「これに懲りたら、自分の立場をわきまえろ」
トウマの涙に潤んだ目が
「〜・・・っこの〜っ」
オレをキツく睨みつけ、
「うるっっさいんだよナツキは!!殴ることないだろ!!口で言えばわかるんだよ!手加減くらいしろよバーカッ!!!」
・・・トウマは部屋へと逃げていった。ダメだ、生意気な態度は治っちゃいない。


短くてすいません。今日はここまでで・・すこしずつ、進められたらなと思います。
今後の展開としてはエロはもちろん加えていきたいな・・・
55名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 00:40:55 ID:bNoL6xAY
>>44
ニコに影響されたかw
56名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 09:34:44 ID:SwHiglKL
>>48
>フジオカ、交われ。
まじわれ、と読んでみる(www
57名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 19:25:58 ID:318mSiAb
ふと思ったけどアニメの一期はとことん藤岡と千秋の絡みを排除していた記憶がある。
でも今期はそれが嘘のようにいちゃこいてるような気がする、特に千秋の指定席。

個人としては嬉しいけど、どうしてこれを一期からやらなかったのかと疑問も出るわけで…
58名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 19:36:58 ID:SF9rqyxL
>>57
きっと一期製作スタッフは藤冬派だったんだよ
59名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 19:42:44 ID:OJLBlKoq
藤岡が初めて南家にきたときはデレデレしてたじゃないか。
一期はトウマ登場が10話くらいだったし、千秋→藤岡が露骨に
なったのもトウマ出現後じゃないか?
てか、一期でトウマと藤岡接点あったっけ?
60名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 19:57:44 ID:SwHiglKL
前スレあたりから、急速に藤冬、千マコになりつつある俺がいる
61名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 20:53:51 ID:Ma4GlE6o
1期での藤岡とチアキの接点は3話での初対面と12話でのクリスマスしかない
ただ、クリスマスのやつはチアキは藤岡=サンタと把握してないから、チアキ視点だと藤岡と接点あるの3話だけ
藤岡とトウマは1期じゃ出会ってないのに、2期の1話じゃ既に出会ったことになってた
1期と2期じゃ別の会社だったとはいえ、その辺りの辻褄くらい合わせて欲しいと思ったもんだ

そんなわけで、1期じゃ藤岡はあまり他キャラと関わることはなかった。多分まともに接点あったのカナだけ
余談だが、その反動で一時期藤岡ブームが凄くなったんだと俺は勝手に解釈してたw
62名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:03:17 ID:BQx79br2
俺は何があってもふじかなだ
63名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:12:40 ID:WGv7tsvw
>>60
おまおれ

VIPにあったチアキ×マコトでさらに拍車がかかった
64名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:30:14 ID:tSbUjRVL
>>63
くわしく!てかログないのか?
65mk:2009/03/10(火) 23:15:26 ID:trC4rfqs
こんばんは。またしても流れ無視で投下させていただきます。すいません。

冬は、いつの間にやら夏(仮
Part.2

トウマは部屋へと逃げこんだ。反省の態度は全く見られない。
「もーアニキってば今のはやりすぎだよ。トウマだっておん」
ドゴンッ!!
「うるさいぞアキラ。兄に指図するな」
「も〜ぉ痛いよ!暴力バカアニキ!あっ、いや、違います。嘘です。嘘ですよ」
「ほぉ。良い度胸だ、アキラ」
「だ、だから嘘だって・・・あっ、ぁあっ! ・・・そ、そこはっ・・・!!・・ふっ・・・っはぁっ!!そんなのっ・・・・入らなっ・・!!・・・あぁ〜っ!!」

アキラへの制裁は終わった。後は未だ反省の色を見せないトウマだ。オレは居間からトウマの部屋へ行こうとし、
「ナツキ、ちょっと待ちなさい」
廊下で兄貴に呼び止められた。
「なんだ兄貴。兄貴までオレを責めるのか」
一瞬、オレは身構えたが、
「いや、そうではない。確かにナツキの一家団欒の大切さを思う気持ちは俺にも理解できる。
実際、最近のトウマの振る舞いに俺も少々言いたいことがあったのは事実だ。
しかし、トウマも立派な女の子。いくら兄弟でも鉄拳制裁はいかがなものだろうか。俺たちがトウマの兄であるなら、兄なりの気遣い方もあるというものだ。
どうだ、まずはトウマにどのようにして一家団欒の大切さを説くか、それを話し合おうじゃないか」
それから、オレと兄貴による家族会議は3時間にも及んだ。充実した内容により、オレにもいろいろと考えさせられるモノがあり、
鉄拳制裁は少々やりすぎたと実感、反省した。オレたちはこの会議で次の結論がでた。
「トウマには出来る限り優しく対応し、それで分からなければ拳で語り合う」
男たるもの、拳を交えなければ伝わらないこともあるのだ。
66mk:2009/03/10(火) 23:17:38 ID:trC4rfqs
冬は、いつの間にやら夏(仮
Part.3

夜も深くなり、兄貴が「さて、トウマの今年のクリスマスプレゼントだが・・・」などと脱線し始めたのでオレは席を立ち、トウマの様子を見に部屋へと向かった。
「トウマ、オレだ。入るぞ」
ドアを開けると、中は暗く、ベッドの上でトウマがこちらに背を向け横になっているのがぼんやり見えた。
「トウマ、寝たのか」
部屋の電気を点け、トウマの顔を伺った。
よほど悔しかったのか、静かに寝息を立てているトウマの目元は赤く腫れ、涙やらなんやらでTシャツの首周りや袖がびっしょり濡れていた。
「・・・グズッ、ナツキの・・・・バカ野郎が・・・スンッ」
「・・・トウマ、このままだと風邪を引くぞ。起きて風呂に入れ」
「・・・んっ・・・・風呂・・・・・・・やぁ・・・」
明日は休みだ。風呂は明日の朝でいいだろう。しかし、
「風呂が嫌ならとりあえず着替えてから寝るんだ。ほら、手伝ってやるから起きろ」
「んぅ・・・・ふぁい・・・・」
肩を揺すってやるとトウマは寝ぼけながらモソッと起き上がり、ぼんやりとオレを見た。
「汗もかいてるな。タオル持ってきてやるから、ちょっと待ってろ」
「・・・・ぷしゅるるるぅ・・・・・」
分かっているのか。分かっていないだろうトウマの返事を背に受け、洗面所へ降りていった。

洗面所でタオルを取り、トウマの部屋へ戻る際、居間を覗くと兄貴はまだ一人で話し続けており、アキラは下半身を晒したまま、微妙にピクピク痙攣して隅に転がっていた。
放っておこう。
「タオル、持ってきたぞ」
「・・・・クゥ・・・」
部屋に戻ると、トウマは器用にも起き上がった体勢のままで眠りに落ちていた。
「トウマ、起きろ。着替えるぞ」
「・・・・んぁ・・・・」
半分、いや、それ以上に意識のないトウマは、虚ろな目のままフラフラと両手を上げ、バンザイをした。
オレはトウマのTシャツの両袖をつかみ、上へと引き抜いた。
「身体拭くから、そのままで・・・・・・・・・・・なっ!!!・・・」
オレは思わず声を上げてしまっていた。丘だ。小さいながらも確かに二つの丘が、トウマの胸に存在していた。

いまはここまでとなっています。
できればまた一時間後にでも投下させていただきます。
67名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 23:20:29 ID:WGv7tsvw
>>64
ログは知らんが、パー速で続いてる
68名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 00:10:28 ID:IRH6KnX3
>>67
教えてくれてありがとう
過去ログもなんとか手に入れたからじっくり読んでニヤニヤするぜ
69名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 05:22:55 ID:Mq/myCf3
この前のアツコ回を見て、しこしこ藤岡×アツコを書いてたんだ。
でも今週のをみたら、もうチアキが…チアキが……!
きっと来週はまた他のキャラでホクホクして
結局一つも完成しないまま死んでいくんだろうな…



…で、ヒトミはまだですか?
70名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 10:26:46 ID:OGe6kL/T
>>69
馬鹿野郎!
藤岡×アツコを読みたがってた俺の気持ちを裏切るのかぁ!
71名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 14:43:24 ID:BnwCg/8R
「アツコさん、南とする時恥かきたくないんで、練習させてください!」

こんなんしか想像できん
72名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 14:45:42 ID:uiwLwHoB
ヒデェw
同様にアツコに迫った保坂と穴兄弟になる藤岡ですか
73名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 20:21:56 ID:BnwCg/8R
>>72
前方に保坂
「さぁアツコ、仲良くしよう!(ワキワキ)」
「あ、あの…」
後方の藤岡
「アツコさん!俺自信つけておきたいんです!!」
「その…」
『さぁ!!』

話しを聞いて…(涙)


あんたの方がヒデェよw
74名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 20:52:54 ID:mvjSHBxH
>>73
いやね?
アツコはかわいそうじゃなきゃいけない
そんな気がするんだ

でもアツコはいい子
友人の妹に「ツッコミの練習をしましょう」と言われて付き合ってあげるくらいいい子
75名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 00:24:05 ID:XmDbi4if
アニメで藤岡とトウマの初対面エピってやってないよね?
今やったら実況で藤岡氏ねとか言われそうだw
76名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 00:26:30 ID:TyUeg4VH
>>75
今週やったばかりの部分のことではないのか?
77名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 03:58:38 ID:PYElPZFy
サザンクロスのような、吉野にめちゃくちゃに陵辱されるマコちゃんが読みたい。
78名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 09:36:32 ID:J91P0PrD
それトラウマなんすけどorz
79名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 10:23:43 ID:TyUeg4VH
ハルカにめちゃくちゃにされるマコちゃんてのは定番だよね。
80名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 10:45:17 ID:J91P0PrD
ハ「あら、マコちゃん胸ないわねぇ(なでなで)」
マ「く、くすぐったいです」
ハ「でも、こまっちゃうわね、中学生でしょ(ナデナデナデナデナデナデナデナデ)」
マ「あ、あは、ははははははははっ!」
ハ「チアキより小さいくらいかな(ナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデ)」
マ「アヒャ(゚∀゚)アヒャ(゚∀゚)アヒャ(゚∀゚)アヒャ(゚∀゚)アヒャ(゚∀゚)」
ハ「………(コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ@楽しんでる)」
マ「-(*゚∀゚*)-うはうははうはうははうはうははうはうははうはうはは」


こうですか、わかりません
81名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 11:57:46 ID:MqMdhNUb
マコト=マコちゃんというのがハルカにばれるも、ハルカは気にもとめずそれどころか一緒に風呂に誘うなんてシチュエーションはどう?
82名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 12:27:52 ID:c4GiKJoG
>>81
前にそれでハルマコ投下されてなかったっけ?
83名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 19:17:48 ID:c+9dB7Sp
わりとありきたりな設定な気がする。
84名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 20:38:00 ID:qI91u1nY
>>77
もしかして昨日電波を受信した私に書けって言ってますか?
「めちゃくちゃに陵辱」はしませんけど。
85名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 20:43:34 ID:TyUeg4VH
マコちゃんは誰からにせよ「めちゃくちゃに陵辱される」のが醍醐味じゃないか?
86名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 22:39:46 ID:PYElPZFy
>>84
おぉ、送信した電波を感じ取ってくれた人が!
ぜひとも、書いて下さいー

>>85
お前とはいい酒が飲めそうだ
87名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 23:01:32 ID:c6Lz+Kmo
酒に酔った速水先輩たちが藤岡を凌辱するという俺の電波は誰が受け取ってくれるのだろう
88名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 23:12:45 ID:XBJW1s/B
発することから全ては始まる
89名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:06:39 ID:XiA7FqcY
>>87
すんでのところで、チアキとトウマが助けに来てくれるんだよね?
90名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:07:32 ID:LckxKSQI
ふじかなが足りない……誰か……ふじかなを……!
91名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:14:50 ID:sNUz9LwN
ふじかなはじゅうぶん足りてるぞぉ〜〜!
92名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:52:46 ID:3ZJGdoOS
>>89
助けには、来ないと思う
93名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 01:40:10 ID:4JfRtA8v
>>87
速水が藤岡をホテルに拉致って酒飲ませて食っちゃったやつなら、
7スレ目あたりにあったような稀ガス
94名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 02:52:46 ID:XiA7FqcY
>>92

>助けには、
つまり参加しに来るという事か!
95名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 05:17:08 ID:Kyaqf39i
藤岡×チアキってもしかして割とマイナー?
俺大好きなんだが・・・

おかげでこないだのおかわりはニヤニヤのネ申回だったぜw
96名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 09:57:55 ID:ad9fskTp
コミックだと藤岡は後ろに手をついたりしてチアキを勝手に股の間に座らせてる印象だったが
前回のおかえりは前かがみになってしっかりお腹に手を回してチアキを抱きしめてたな
97名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 10:15:26 ID:19hzw7XD
だんだんヌコ扱いになっていく、という電波を発信してみる
98みなみけの終焉:2009/03/13(金) 11:44:42 ID:19hzw7XD
「こんにちは」
 いつものように、ベルを鳴らしてみなみけのマンションへ。
「やあフジオカ」
 チアキちゃんが玄関に出迎えてくれた。
「まあ、座れ」
 暖かい部屋に座椅子が置かれ、お茶が用意された。
「ありがとう、チアキちゃん」
 オレが座椅子に座ると、チアキちゃんはいつものようにオレを椅子にして来た。
「あははっ、変わんないなあ」
「変わってほしいか?」
「いや〜」
 と、お茶を一口。
 ちょっと寂しくなった部屋を見回した。
 あれから時は経ち、彼女がさいごの「みなみけ」になっちゃった。
「ねえチアキちゃん」
 お茶を置き、チアキを後ろからぎゅっと抱きしめてみる。相変わらず細めだけど、女の子らしい暖かさと柔らかさを感じた。
「な、なんだいきなり」
「大好きだよ」
 もっと強く抱きしめる。チアキは抵抗することなく、身体を預けて来た。
「わたしもだ。だから、いきなり、なんだよ」
「あのさ、チアキちゃん」
「……なんだ」
「プレゼント買って来た」
「目を閉じて」
「……ベタな展開だ。おかしなことでもするのか?」
 俺は「いや」と言いながら、ポケットからプレゼントを取り出した。
 そして、左手を握って、プレゼントをその薬指へ。
「『みなみけ』は無くなっちゃうけど、いいよね?」
「……うん」
 照れるチアキの左手に、ダイヤが輝いてる。

 無言。言葉が要らない、あったかい無言の時間が過ぎた。
「たっだいま!」
「ただいま」
 先に「みなみけ」ではなくなったお姉さんたちが帰って来た。
 ちゃんと伝えなきゃ。
 オレの言葉で。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
電波がこんな形で戻って来た
99みなみけの終焉:2009/03/13(金) 11:52:24 ID:19hzw7XD
PS
姉たちと一緒に現れるのは、誰になるだろぅ……
100名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 15:11:40 ID:cl5cXGZE
98。GJ
101名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 17:17:58 ID:sNUz9LwN
そんなことはないっ!!
3人とも行かず後家になって「みなみけ」は永遠に存続するんだっ!
102名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 18:13:40 ID:XiA7FqcY
ハルカがナツキを婿に取ってみなみけ安泰

…ナツキと一緒ななれば、嫁に行こうが婿に取ろうが
南姓は消えんな…
103名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 19:07:58 ID:2h6Q0NMb
>>98
ちょっとまて、内容的に千秋は何歳なんだ?
もう子供って歳じゃないのに藤岡イスをするなんて…










萌えるじゃねぇか!
そのまんま結婚式と初夜の話も頼みます
104名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 20:09:55 ID:TBpgCAM2
乙GJ

投下できることが羨ましいと思える日がくるなんて・・・

俺がなにをしたorz
105名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 20:44:23 ID:BBVYZl4z
テスト
106名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:42:47 ID:19hzw7XD
三男「アキラでーす!」
次男「……ナツキです」
長男「みなみはるをで〜〜ございます!!」








長女「ほんとにその名前で良いのか?」
107名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 22:18:10 ID:QAZIfiOn
>>101
当然新シリーズの「みなみけ」が始まるに決まってるやないかw
108名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 00:10:19 ID:ARsOWhpa
テスート
109青太郎:2009/03/14(土) 00:27:08 ID:ARsOWhpa
 書ける! 書けるぞ! 今こそ予告(>>45)を遵守するとき!
 受けろよ俺のこの一撃を! (`・ω・´)

 うん、待たせてごめんね(´・ω・`)
 リクとネタを混ぜ込んでみたよ。期待に応えられなかったらサーセン(´・ω・`)

 >>10
 精神的凌辱に成功しました。

 >>41
 今回は微量なんだ、すまない。

 >>95
 俺も大好きです、はい。

 前スレへのレスは割愛。

 ちゃんと書けてるかなー
110取り合い後のハルカ・ナツキ:2009/03/14(土) 00:29:25 ID:ARsOWhpa
「最近トウマの帰りが遅い」
「同じようなこと前にも言っていなかったか」
「そうか? まあそれはさておき、これはゆゆしき事態だ」
 ナツキは相変わらずの仏頂面を崩さず、茶をすする。帰りが遅いっていっても7時を越えることはないのだ。
塾に行ってるとこならもっと遅いだろうし、そんなに心配することもないだろうというのが、彼の結論だった。
「そういえばアキラも帰って来てないな」
「あいつはいいんだ」
「いいのか」
 茶がなくなったことに気づき、ナツキは台所に立つ。そこで乾燥棚に置いてある二つの弁当箱を見て、わずかに頬を緩ませた。
「む、そういえば最近お前も帰りが遅いな。逆に朝は早いようだが」
「……みんな色々あるんだろうよ」
「ふむ、そうか。しかし色々とは気になるな。お前の場合はそこの弁当箱にワケがありそうなものだが」
「……なんでもねえよ」
「声が若干震えているが……まあいい、重要なのはそこではない。問題はトウマの身辺だ」
「男でも作ったんじゃねえのか」
 やや投げやりに放つ。自分を話題からそらそうとした結果、微妙に悪化したことをナツキは言ってから気づき、冷や汗を一筋流した。
「確かに近頃やけに色っぽくなったような……いやしかしそれは確定したとは……」
 ぶつぶつ呟き考え込み始めた長兄を尻目に、これ幸いと二男は自室に引っ込んだ。蒲団を敷き、さっさと潜り込む。明日は一層早く起きなければならない。
(明日は俺の番だからな……)
 破顔するのを抑えきれず、闇の中ナツキは人知れず笑う。幸福すぎて仕方がなかった。ほかのことがどうでもよくなってくる。
 そう、数日前のあの日から――――。
111エロはないんだ、すまない:2009/03/14(土) 00:30:51 ID:ARsOWhpa
(さて、帰るか)
 HRも終わり、帰り支度をするナツキ。バレー部員なので、練習に参加するべきなのだが、
何分炊事は自分の担当なので早く帰らなければならないのだ。いつも通りの仏頂面を引っさげて校内を歩いていると、
目の前に見知った姿が現れた。
「南先輩……」
 言われて、南春香はゆっくりと振り返る。その顔はやや青白く、辛そうに見えた。
「あら、ナツキくんじゃない」
「ウッス」
「ふふ、相変わらずね。元気そうで何より」
「南先輩は……あんまり元気そうじゃないっすね」
「そうね。疲れてるのかしら。最近だるくって……」
 くらっ。ハルカの体が揺らぐ。考えるより先に腕が伸びる。ナツキの両腕がすんでのところで彼女を抱き寄せることに成功した。
「大丈夫っすか!?」
「ごめんなさい……。やっぱり、疲れてるみたい」
 綺麗な長髪がわずかに動き、全体がぬくもりで包まれていく。
「あんまり無理しない方がいいっすよ。少し休んでもいいと思います」
 抱きしめた頭を、優しくなでる。昔妹に同じようなことをしたような気がした。しばらくそうしているうちに、
自分が置かれている状況を悟り、冷や汗をダラダラ流し始める。マズイ、これは非常にマズイ。
相手は三年の先輩でしかも二度ほど不埒な行いをしてしまっている。仏の顔も三度まで。
いくら慈愛に満ち溢れる聖母でも激怒するであろう。見物人がいないのが不幸中の幸いか。
「ねえ」
「いっ!? す、すんませんしたっ!」
 高速で離れ、高速で頭を下げ、高速で休めの体勢。いつかの繰り返しだ。鉄拳でも張り手でも甘んじて受けよう。
「どうぞ、煮るなり焼くなり好きにしてください!」
「好きにしていいの?」
 やけに熱っぽい顔をしたハルカが問う。それに肯定の意を示す彼を見て彼女は、
「じゃあもう少しこのまま」
 ナツキに体を預けた。どきまぎした彼は、そのオーダーに従うしかなかった。
結局、人目につくということでナツキが震えた声色で移動を懇願し、近くの公園に向かうことになる。
(たぶん、この人は疲れてたんだな)
 ベンチに腰かけた彼の膝にはハルカの寝顔が浮かんでいる。すぅすぅ聞こえる寝息が、ヘンな安心と緊張をもたらしてくれる。
 ――大変なんだろうな。
 切実にそう思う。自分も同じような身の上だが、たいして役に立たないとはいえ兄がいる。
上にだれかいるだけで、不思議と安心できるものだ。その反面、一番上というのは気苦労が絶えないのだろう。
 力になってやりたいと思うのは間違いなのだろうか。自分だって家事全般はこなせる。相談や手伝いだって……。
(無理だろうな)
 彼女はそういう人間だ。何でもできるから、自分で何でも抱え込んでしまう。それは性分だから仕方がないのかもしれない。
それでも何かしてあげたい気にさせるのも、やはり彼女の性分なのであろう。
「そろそろ寒くなってきたな」
 辺りを見回せば日は沈み、暗くなってきていた。時計を見れば、6時を回っている。彼女はもちろん、自分もそろそろ家に帰らなければならない。
 しかし――。
(なんとも起こしにくい)
 気持良さそうに眠っている彼女を起こすのは大変気がひけた。起こして寝起きが悪かったらどうしよう。
それに休めといったのは自分だし、それを反故にするのはよくないだろう。
かといって起こさなければ帰宅が遅れてあちらの南家にご迷惑をかけてしまうし、
第一こんな寒空の下で寝かせていたら風邪をひかせてしまって逆効果なのではないだろうか。
 ……これならどうだろうか。
 苦悩の末、ナツキは自分の上着をハルカに掛けることで落ち着いた。自分は寒いがそんなことはどうでもいいといわんばかりの行い。
その性分が彼女と似ていることに本人は気付いているのかいないのか。
 
112例によって例のごとく誤字・脱字はご容赦を:2009/03/14(土) 00:32:21 ID:ARsOWhpa
 誰かの声が聞こえて、ハルカは徐々に覚醒する。次第に感じる温かさに覚えがなく、
まだ夢の中なのではと疑うが、寒風が顔をかすめたことにより現実であると知る。
「あれ……」
「ああ、起きたんすか」
 上から聞こえるくしゃみに目を向けると、顔を赤くしたナツキがいた。
「ナツキくん!? どうしてこんな……」
 起き上ったとき、自分に重なった何かが落ちる。拾い上げると、それは男物のコートだった。
「寒いですからね、風邪ひくと思って」
「そんなこと!」
 しなくていいのに、とまで言い切らず、唇をかむ。自分に気をつかってくれたのだ、それを露骨に否定することなんてできない。
「少しは先輩の役に立てましたかね……」
 コートを着せようと手をつかむと、その手は氷のように冷たく、見るからにかじかんでいた。
「こんなに……」
「いいんすよ、これくらい」
「よくない!」
 二人分の荷物を持ち、手を引いて強引に歩かせる。
早く風呂なり暖房なりで温めなければ――そんな気持ちがハルカの心を占有し、異性と手をつないでいることには頓着しなかった。
 家には誰もおらず、暗闇が広がっていた。そろそろ8時なのだから、二人ともいるはずなのに。
(それは後で考えましょ)
 優先すべきはナツキである、とハルカは自身に言い聞かせ、暖房をつけ、風呂に湯を入れる。
「もう少しでお湯がたまるから、そしたら入って」
「ええと……」
 困惑した彼が見たのは自分の手であった。真っ赤なその手は小刻みに震えており、衣服を脱ぐのは困難であろうことは容易に想像できる。
 そのときハルカは思いついた案に赤面し、動揺する。しかし自分のせいであるとして覚悟を決め、告げた。
「わ、わたしが脱がすわね!?」
 見事に裏返った声であった。
113名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 00:33:01 ID:ARsOWhpa
 上半身は何とかなった。問題はズボンとその下である。
「あの、やっぱり自分で……」
「い、いいのよ! ナツキくんはわたしのためにこうなったんだし……」
 首を可動範囲ギリギリまで曲げて下ろしにかかるハルカ。持前の器用さをいかしてなんとか成功するが……。
 むにゅ。
「ひっ――ヒィィィイイ!?」
 勢いよく壁にぶつかるまで後退し、衝突後も心中は恐慌状態となった。触った、触ってしまった、触っちゃった。
「すんません……」
「あ……ご、ごめんなさい。驚いたりして……見たことないものだか――」
 謝ろうとしたのがマズかった。正面を向いたハルカの目には、その見たことないもの≠ェ映り、
「いやあああああああ」
 彼女は盛大な悲鳴をあげることになった。
「…………」
「ほんとうに、ほんとうにごめんなさい」
「いいんすよ、気にしてませんから」
 十分後、ガラス戸に背を向ける格好で、ハルカは浴室のナツキと会話できるまでに回復した。
「……やっぱだめっすね、俺」
「?」
「先輩の役に立とうとしても、逆に迷惑かけただけでした」
「…………」
「俺、多分先輩のこと……好きっす」
「そう……」
 その言葉に、なぜかハルカは今まで告白された中では感じなかったものを感じ取った。
自分のために身を犠牲にした彼を思い出すと、胸騒ぎのような感覚がわいてくる。
「ねえ、名前で呼んで」
「…………。ハルカ――さん」 
 長い沈黙のはてに、浴室ならではのよく響く声が聞こえた。それだけで、彼女には十分だった。
「うん、わたしも好きみたい、ナツキのこと」
「光栄っす」
「じゃあ恋人らしくお弁当でも作ろうかな」
「あ、俺も作ります。料理は得意だから」
「うーん、じゃあ交代制にしようか」
「そうっすね。一人も」
「『一人も二人も作る手間は変わらない』?」
「ウッス」
 なるほど、似た者どうしか。なら好きになってもしょうがないよね。ハルカは胸中で幸福感が広がっていくのを感じた。
 それはとても甘いもの。
114妹サイド:2009/03/14(土) 00:34:01 ID:ARsOWhpa
「さて、藤岡の親がいないということで藤岡の家に来たワケだが……」
 チアキは眠たそうな眼を少々険しくして、
「何でお前がいるんだよ」
「そりゃあれだよ、妹が心配で心配で」
 カナはさも当然とばかりにこたえ、トウマを見遣る。
「第一、こんなちびっこ二人で番長の家に行くなんて危ないったらありゃしない」
「あ、その設定まだあるんだ」
 複雑そうな顔の藤岡はこの状況を喜ぶべきかどうか悩んでいた。
意中の相手が自分の家に来るという願ってもないシチュエーション。
しかし、奇行が目立つ彼女を入れてはたして家と自分は無事で済むのかという不安が脳裏をよぎる。
(それになんだか嫌な予感がする)
 たいてい、こういう予感はよく当たるものである。
「藤岡」
 トウマが耳元に唇を寄せ、
「カナのこと好きなんだろ?」
「う、うん。まあね」
 バレていないと思っていた藤岡はある程度の衝撃を受けたが、それは置いといた。
「いっそのこと押し倒せば?」
「なっ……!」
「だってカナ全然気づく気配ないし、それくらいのことしないと進展しないんじゃないか?」
「それは……」
 妹と言い争っている少女に目を向ける。たしかに、これまで色々アプローチしてきたが効果という効果は得られなかった。
ならいっそのこと、それくらい強烈なことでもしないと一生気づいてもらえないのでは? でもそれで嫌われたら元も子もない。
「オレはチアキと違ってお前の意志を尊重するからな」
 チアキ曰く、『あんなバカ野郎に負けるなんて納得できん』とのこと。
そのため、彼女のカナへの冷遇っぷりは、さらに磨きがかかっていた。
それに伴い、藤岡の恋心もいま一つ理解してもらえないでいる。
「まあ、だからその……ずっと一緒にいたいというか、そばにおいてほしいというか……」
 顔を赤くしてあさっての方向を見るトウマを撫でていると、玄関のベルが鳴った。
出なければ、と動く藤岡よりもはやく、カナが出迎えにいった。
「まったく。あんなののどこがいいんだ?」
 チアキの質問に、藤岡は若干照れながら、
「ああいう元気なところかな」
「バカはエネルギー配分を知らないだけだ」
115次回につづきます……たぶん:2009/03/14(土) 00:36:10 ID:ARsOWhpa
 勇気を振り絞り、呼び鈴を鳴らす。その音より、自分の心臓は大きな音を立てている気がする。
服はお気に入りのもの、メイクはばっちり、シミュレーションは100回はやった。
(完璧ね)
 そう、完璧。何もかもが徹底されている。
 彼が扉を開ける。さあここで用意したセリフを言う。
「藤岡くん、突然来て迷惑だったかな。でもどうしても伝えたいことがあって……」
「おう、リコどうした」
 そこにいたのは想い人ではなく、恋敵の南夏奈であった。不思議そうな顔をするカナの後方から、藤岡と小さな女の子二人がやってくる。
(なん……だと……)  
 親がいないという情報を入手した彼女は千載一遇のチャンスと入念に服を選び計画を立て、
ありったけの勇気を振り絞ってここまできたというのに、相手はすでに侵入し、あまつさえこの城(リコ視点)を我が物としているとは……。
(いいえ、ここで挫けてはダメよ。物語的には不利な状況こそが成功フラグ、
すなわち王道。つまりこの展開はのちに愛する藤岡くんの伴侶となる私への試練)
「ま、上がんなよ」
「ええ、お邪魔します」
 行儀よく挨拶し、中に踏み入るリコ。ここで藤岡に許可を取らないのは断られる可能性を考慮してのこと。
もはや執念と呼ぶべき直感による行動である。
(南夏奈……あなたには負けないわ)
 ねっとりした炎を身に宿し、見当違いの敵意をカナにぶつけるリコであった。
116あとがき:2009/03/14(土) 00:42:23 ID:ARsOWhpa
 >>90
 次回に期待m9っ`・ω・´)  おや、リコの様子が……
 Nice――――

 長男の名前知らなくて調べたら名前がなかったのには驚いたな……。
 さて、ちょっと某所に出撃してきます。

 今後とも御贔屓にしてくれると嬉しいです。

 それでは
 
117名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 05:57:37 ID:WSwc7Gxs
あなたという人は…
GJじゃない!
ナツキ×ハルカ 大好物です
雨が降ってるが、続き待って全裸待機してる
118名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 22:47:40 ID:AHwBKcQt
GJ!
イイヨイイヨー!
119名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 00:34:33 ID:9cKY/U7S
GJ!
ナツキ×ハルカのカップリング大好きなのにいままでナツキ×ハルカってありそうで無かったからなぁ…
ものすごくニヤニヤさせてもらいました!
120名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 08:34:10 ID:D/eKPpDb
>>109
GJ!!
で、春香姉さまが三年生なのは仕様ですね?


さて、今日は二本続けて投下しちゃおっかなぁ?
千秋「どうせ一本書いて力尽きるんだからやめとけ」
121120=久留里:2009/03/15(日) 13:47:15 ID:i+lYztHg
こんにちは、久留里です。

『ひまわり 3』
・『ひまわり2』(>>16)の続き
・吉野×藤岡、吉野視点
・エロ何て飾りです。偉い人には(ry
・無駄に 6 レスほど使用。
・このSSは吉野の甘い甘い恋模様をダラダラと描いたものです。
 間違っても過度な期待はしないで下さい。
・あと、沼津市民なのは仕様で、いつもよりダラダラしており、
 吉野がいつにも増してはっちゃけてる様に見えるのは多分気のせいですので、
 部屋を明るくして画面から3mは離れて読みやがって下さい。
122ひまわり 3-1/6:2009/03/15(日) 13:49:49 ID:i+lYztHg
3.

八月三十一日 夏休み最後の日の朝─────。
私は家の近くのバス停に立っていた。
待ち合わせは九時に沼津駅北口だけど、前みたいにまた車内で乗り合わせるだろう。
そんなコトを期待しつつバスを待っているとバスがやって来た。
いつものオンボロバスと違って、今日はぴかぴかの新型で驚いた。
今日は良いことありそう♪
しかし……、

────バスはガラガラだった。
藤岡くん、一本前のバスに乗ったのかな? でも一本前は一時間も前だ。
それじゃぁ次のバスに………いや次のバスは昼まで来ないからあり得ないか。
ちょっと藤岡くんのコトが心配になってきた。

バス乗り場だけ立派な沼津駅北口に着いて改札口で待つ。
約束の時間まではあと十分。まだ大丈夫だ。
日差しの当たらない所でしばらく立って待っていると、改札口の向こう側から私の"名前"を呼ぶ声がした。
「おはよう!!」
「!! お、おはよう」
なんと藤岡くんだった。意外な所から声がしたので凄く驚いた。

「ははは、驚かせちゃってごめん」
藤岡くん、もしかして私を驚かせるのが好きなんだろうか。
前もバスの後の席から声がしてビックリしちゃってるし。
「いや、そんなつもりは無いんだけどね」
沼津から水族館までは、伊豆長岡駅まで電車に乗って、そこからシャトルバスに乗る。
藤岡くんが家のパソコンでわざわざ調べてきてくれた。こういうマメな所が藤岡くんらしくて好きだな。
「それで、藤岡くんは何であんな所に居たの?」
「ちょっと用事があってね。南──チアキちゃんの家に自転車を届けに行ってたんだよ」
「自転車?」
「うん。この前新しい自転車を買って貰ってね」
「そうだったんだ」
みなみけには今まで自転車が無かったので、藤岡くんがそれまで乗ってた自転車を整備してプレゼントしたという。
三人ともすごく喜んでいたんだけど、しばらくの間はチアキが乗れる練習をするために使うとか。
チアキ、乗れる様になったら内田と一緒にお出掛けしようね。
123ひまわり 3-2/6:2009/03/15(日) 13:50:48 ID:i+lYztHg
何故か(というか、いつもの様に)みなみけの話で盛り上がっていると、東京行きの電車は三島駅に到着した。
たった一駅分なのであっと言う間だ。
実は電車に乗るのは久し振り。何か旅行しているみたいでワクワクする! しかも隣には藤岡くんがいる!
切符を買い直して今度は駿豆線のホームへ。ホームにはすでに次の電車が停まってたんだけど、車内は大混雑していた。
行先は……おそらくみんな水族館だろう。夏休み最後の日だからだろう、私と同じ小学生から高校生くらいの人達でいっぱいだ。
「ここ、座りなよ」
藤岡くんがたった一カ所だけ開いてる席を見付けて私に勧めてくれた。
「え、いいよ。私も立つよ」
「遠慮しないでいいよ」
「大丈夫だって」
結局私たちは扉付近で立つことにした。二十分で着くから立ったままでいいや。

初めて乗る駿豆線の電車の窓から景色を眺める。地元では駿豆線を「いずっぱこ」って呼ぶらしい。
こっち(三島)の方は滅多に行かないので見るもの感じるもの全てが新鮮だ。
今日はカンカンに晴れているお陰で、富士山がとても綺麗だ。
ても、晴れている分今日はもの凄く汗だくになるかも知れない。
今は上に一枚羽織っているけど、今日はノースリーブのワンピースを着てきたし、汗対策のスプレーもお母さんから借りたから大丈夫かな?
「何か、凄く楽しそうだね」
「うん、だって────」
藤岡くんと今、こうして居られるのだから。
「水族館、すごく行きたかったから。藤岡くんは?」
「すごく楽しいよ。だって───」
だって?
「……一緒に水族館に……行けるから」
!!!!
藤岡くんの思いがけない一言で、私の顔は一気に熱くなった。
藤岡くんも、少し顔が赤い。
((……あ))
目が合った。
胸のドキドキがまた大きくなった。

伊豆長岡駅に到着すると、電車から私たちを含む大勢の人がホームに降りた。
いや、「押し出された」と言った方が良いかも。
改札口を出ると、水族館行きのシャトルバスが待っている。こんどはこれに乗るんだけど………、
「あ〜〜………次のバスに乗ろうか」
「……うん、そうだね」
さっきまで同じ電車に乗ってた(と思われる)人達は、みんな我先にとシャトルバスへ猛ダッシュ。
この様子だと水族館はもっと凄いコトになっていそうだ。
私たちは既に列が出来てるバス停で、次のバスを待つことにした。

十五分ほどで次のバスがやって来た。それに乗って峠を越えてもう一度沼津市に入ると、私たちは遂に水族館へと到着した。
124ひまわり 3-3/6:2009/03/15(日) 13:52:44 ID:i+lYztHg
水族館の中は冷房ガンガンのハズなんだけど、館内はごった返していて凄いコトになっていた。
あまりにも蒸し暑いので、上に羽織っていた服を脱ぐ。
藤岡くんもずっと我慢していたのだろう。格好良い無地のカッターシャツを脱いでTシャツ一枚になった。
脚の筋肉は言うまでもなく凄いけど、身体も凄い筋肉だ。細いのに……。
───って私は藤岡くんの何を見てるの?!
「? どうしたの?」
「ううん、ナンデモナイ……い、行こっか」
「え?! あ、うん。そ、そうだね。行こう!」
ここで、私は前からしてみたかったコトにトライしてみる。
「ねぇ……、藤岡くん………」
「なぁに?」
頑張れ私。
「水族館、混んでるよね…………いいか…な?」
ちょっと、いや、かなり図々しいけれども、私はそっと右手を藤岡くんの方へと差し出しす。
すると藤岡くんは、少しだけ頬っぺたを赤らめて、そのまま私に向けていた視線を下げてしまう。
ごめん。
やっぱ、恥ずかしいよね?

「───いいよ。迷子になったら大変だもんね」
少しの間を置いて、引っ込めようとした私の右手をとり、繋ぐ。
スポーツマンらしいゴツゴツした手だけど、その感触はとっても優しくて、
こう言うのもヘンだけど、何か「藤岡くんらしい」手だった。
私は藤岡くんに「ありがとう」と返したかったんだけど、
嬉しさ半分・照れ臭さ半分の感情が私の頭の中を真っ白にしてしまって言葉が出ない。
「さ、行こう」
藤岡くんの声で我に返った私は、その優しい笑顔に精一杯の笑顔で返した。
藤岡くんの手が、少し震えた。

頑張った、私。

藤岡くんと手を繋いで下へ降りると、まずはセイウチがお出迎え。ラッコやペンギンなどの海の動物をはじめ、多くの魚たちが展示してあった。
凄いスケール……なんだけど、今は色んな「人」の頭ばっかりで全体は見渡せない。
小学生の私では(因みに背丈は内田よりほんの少し高い)水槽までピッタリ近づかないと全然見えない。
藤岡くんははぐれないように気を遣ってくれているのか、手をしっかりと繋いだまま話せない。
ちょっと痛いよ…。
「あそこにペンギンが居るよ!!」
セイウチの隣の水槽には、私の好きなペンギンの水槽があった。あっちの水槽に居るのは……、
「あ、イワトビペンギン!!」
私の大好きなイワトビペンギンだ!! 小さい時に整髪料のCMに出てたのをよく覚えている。
「行こう、行こう!」
「あ、そんなに引っ張ったら危ないから!」
私は興奮のあまり思わず駆け出しそうになったけど、藤岡くんが繋いだ手を引っ張って止めてくれた。
危ない危ない。ここで転んだり人にぶつかったりしたら大変だ。
125ひまわり 3-4/6:2009/03/15(日) 13:56:03 ID:i+lYztHg
その時だった。
『ヨーシ、あっち行ってみようぜ!!』
『ちょっとリョータ! 混んでるんだから勝手に行かないでよ!』
『んなコト言ってないで早く来いっって!! ……うわっ!!??』
「きゃっ?!!」
  どんっ!!
後から突然、鈍い衝撃が私を襲った。
私と同学年くらいの男の子がぶつかってきて、その勢いで私も彼もバランスを崩してしまい、崩れる様にして倒れそうになる。
けれども、藤岡くんのお陰で私も彼も何とか助かった。
「あ〜あ、言わんこっちゃない。あの、ごめんなさい。大丈夫ですか?」
その後から、今度は"ツレ"の女の子の声が。しっかりしていそうな雰囲気の声だ。
「ほら、リョータも謝りなさい。アンタがぶつかったんでしょ?!」
「ご……ごめんなさい」
「私は大丈夫だよ」
「混んでて危ないから気をつけてね」
"リョータ"という名前の男の子が私と藤岡くんに頭をさげる。わざとじゃないから怒ったりはしない。
私もさっき藤岡くんに注意されたばかりだし。
「ホントごめんね…………って、あなた、前に見たような……」
女の子が私と藤岡くんを見て何か思案中。
「そう言えば私も……」
「あ、ごめんごめん。たぶん勘違い。でもいいなぁ。こんな格好良い人とデートだなんて」
「「デ…デー……?!」」
何故か藤岡くんまで全く同じリアクションを返す。
「え? 違うの? 私の相手はこんなのだからね」
「こんなので悪かったな!! お前が行きたいからって連れてきてやったんだろ?!」
「何よ?! アンタが魚見たい魚見たいって五月蠅いからついてきてあげたんでしょ?!」
「あげたんでしょって何だよ!」
「何よ!」
「何だよ!!」
「「ぬぬぬぬぅぅぅぅうううう〜〜〜〜〜!!!!!!!」」
「あの〜…もしもし?」
ダメだ。私たちそっちのけで喧嘩を始めてしまった。
「………行こうか」
「………うん、行こう」
私達は既に見えていないようなので、二人に一礼して魚のコーナーへと進んだ。
126ひまわり 3-5/6:2009/03/15(日) 13:56:31 ID:i+lYztHg
魚のコーナーでは色とりどりの魚たちが大きな水槽を元気に泳ぎ回っている。
まずは地元の駿河湾の魚たち。マルトモでも売られていそうな魚も泳いでいる。
……「美味しそう」と思ったのはここだけの話だよ。
「あ、この魚きれい!!」
「そうだね。サクラダイって言うんだね」
「へぇ、藤岡くん、詳しいね」
「いや……そんな……」
「?」
他にも、温かい海に棲む魚や冷たい海に棲む魚、珊瑚礁に棲む魚など、色んな魚たちが泳いでいる。
「うわっ、びっくりした」
「あれはウツボだね」
「何か気持ち悪い」
「でも食べると美味しいみたいだよ」
「あ、あの魚、内田そっくり」
向こうで間抜けそうな顔そしているウマヅラハギを発見。
「じゃあ、あの魚は南かな?」
「えー、カナちゃんはあれだよ。たくさん食べそうだから」
「あはは」
「じゃあ、あれはチアキで」
「あれはハルカさん」
本人達が居ないことをいいことに、何となく本人に雰囲気の似ている魚たちに指をさす。
「それならこれは藤岡くんだね」
「じゃあ、あれはキミだね」
「えぇ〜、私こっちがいい」
「じゃあ、おれはこっちで……」
「じゃあ私はこっち……」

「「あ……」」

ガラスに突き当てた指が、ちょん、と当たる。
私たちは反射的にその指を引っ込めて、藤岡くんは顔を赤らめてしまった。
私も何か、顔が"熱い"。"暑い"のは混んでいるせいだけど、"熱い"のは……"熱い"のは………。
胸がすごくドキドキする。さっきよりも凄くドキドキする。
この気持ち……『この気持ち』……。
海へ行った時の『気持ち』と同じだ───!!
どうしたんだろう? 今日の私、何かヘンだよ?
いや、ヘンなのはいつものコトだけど、今日は特別にヘンだよ?
何で? どうして?
127ひまわり 3-6/6:2009/03/15(日) 13:56:57 ID:i+lYztHg
「あの………えっと…………」
「だ、大丈夫?」
「ひゃっ?!」
「うわっ?!! な、何か、か、顔、赤い……けど??」
「へ? あ、うん……大丈夫、ダイジョウブ」
頑張れ、私。平常心、平常心……。
「あ、そ、その……あ…………うん」
「?」
平常心、平常心、平じょう………。
「────────!!」
「ほ、本当に、大丈夫?! ちょ、ちょっと休もうか?」
「い、いいの!!」
「え? あ………」
平常心、平常心、へい…………ダメだ、もう抑えられないよ!!
もう、頭の中がグチャグチャになってきて、何が何だか分からなくなってしまった。
私はこんな時、どうすればいいの? 何をすればいいの?
もう何なの私?! もう嫌だよ。何で『こんな気持ち』で苦しまなきゃいけないの?
何で悩むの?! もう分かんないよ!!
───私の中で、今まで溜めてきた『何か』が今にも爆発しそうだった。
でもダメだ。こんなところで 爆発したら藤岡くんどころかここに居る大勢に迷惑が掛かる。
「……ちゃん?」
でも…………でも……………、
「………ごめん」
「え?」
「………ちょっと、トイレ言ってくるね」
「あ……う、うん」

私はひとまずこの場から逃れるため、繋いで貰っていた手を放し、人混みをかき分けて、上の階にあるトイレへと駆けていった。
周りの視線なんか気にならなかった。
でも、藤岡くんの視線が、私の背中を追っていたことだけは何となく分かった。

(つづく)
128ひまわり 3. by 久留里:2009/03/15(日) 14:06:02 ID:i+lYztHg
以上でございます。
何か突然水族館へ行きたくなってきました。

*** おまけ ***

夏奈「さて、藤岡から自転車を貰ったわけだが」
千秋「どうした? いつにも増してバカみたいな顔して」
夏「バカで悪かったな。この前のテストは九十九点だったぞ?!」
秋「学校の成績の善し悪しと、バカであるかどうかは別だよ。で、どうしたんだ?」
夏「折角藤岡から貰った自転車だ。名前を付けようじゃないか。
  ん〜〜〜そうだなぁ、チアキ、『フジオカ』なんてのはどうだい?」
秋「ふじおか? ふじおかは私のくまだろ?」
夏「『ふじおか』じゃないよ。カタカナで『フジオカ』だよ」
秋「聴いただけじゃひらがなかカタカナか分からないよ!」
夏「じゃぁ……ドリトルマッハくんなんてのはどうだい?」
秋「それは前拾ってきたカタツムリの名前だろ?
  可哀想に。あのカタツムリ、貝殻欠けちゃったんだぞ? 生きてたからいいけど」
夏「あ、そうだ! 『山田』なんてのはどうだ!?」
秋「山田………山田…………」
夏「ん? どうしたチアキ?」
秋「お、お前のせいで山田は……山田は……!!」
夏「うわ、どうしたんだよ? 何の話だよ?!」
春香「どうしたの? 二人とも?」
秋「ハルカ姉さま。山田はもう帰ってこないんでしょうか?」
春「山田?」
夏「で、自転車の名前、何にする?」
秋「知・る・か!!」

夏「そういや藤岡のやつ、急いで大岡(駅)まで走っていったけど、何処に行くつもりだったんだろう」
129ふつつか者:2009/03/15(日) 21:34:23 ID:rUUuz5+2
はじめまして。ふつつか者ですがふじかな投下させて頂きます。非エロです。
話はもう出来ているので順次投下致します。
タイトルがいいのが思いつかないのでもし保管庫に保管される様でしたら保管庫の管理人様、適当につけてしまってください。

-------------------------


「おはよう、カナ。」

登校してきた夏奈にケイコが声をかける。

「おお、おはよう!なあケイコ、今日うちで飯食っていかないか?」

「ごめん、いきたいのはやまやまなんだけど、今うちおばあちゃん来てるの。ごめんね。」

「そうか・・・」


いつもよりも元気がない夏奈を見てケイコは尋ねる。

「何かあったの?」

「いやーハルカとチアキが今日から二人揃って林間学校でさー。夜出前でも取ろうかと思ったんだけど一人は寂しいから一緒に食う奴探してるんだよ。」

そう言って夏奈は教室をキョロキョロと見回す。

「そうなんだ。誰か見つかるといいね。」

「絶対見つけるぞ!一人なんて寂しすぎるからなあ。」

その時始業のチャイムが鳴り、教師が入って来た為、夏奈は席についた。


130ふつつか者:2009/03/16(月) 00:35:40 ID:iePinncF


「くかー。くかー。」
放課後の下校時間近く、誰もいなくなった教室では夏奈が寝息をたてて盛大に熟睡していた。
あれから何人かクラスメートを誘ってみたものの、全員都合が悪く、すっかりふてくされた夏奈は六限目のホームルームを睡眠の時間として活用し、その後誰も夏奈を起こさなかったのである。
そこへ戸が開いて、藤岡が入って来た。
藤岡は教師に質問をしていたため、学校に残っていたのである。
「(あ、南まだ寝てる・・・もうそろそろ下校時間だよな・・・起こしてあげないと)」

そう思った藤岡は夏奈の席の前に立った。
「(南は寝顔もかわいいなあ・・・ってそんな事思ってる場合か!)」
藤岡は夏奈の肩に手をかけ、軽く揺さぶる。
「南?もう下校時間だよ?」
「うーん・・・」
「南、起きなきゃ駄目だよ」
「ふぇ?・・・ふ、藤岡?!なんでお前がここに?!」
驚いた夏奈は立ち上がり、藤岡に指を突きつけて叫ぶ。
「いや、俺は先生に質問してたら遅くなって・・で教室に戻ってきたら南が寝てて、もう下校時間だから起こしたんだ。」
精一杯釈明する藤岡。
「なんだ、そうだったのか。てっきり寝込みを襲われそうになったのかと思ったじゃないか。」
131名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 00:39:10 ID:n9P9jCxB
他の奴が書けなくなるからまとめてから上げろ。
132ふつつか者:2009/03/16(月) 00:59:05 ID:iePinncF
「襲うって・・・!そんなことしないよ!」
「そうだな。起こしてくれてありがとう、藤岡。」
「う、うん・・。」
意中の人のとびっきりの笑顔つきのお礼に藤岡は顔を赤らめた。
「ああそうだ藤岡、今日うちで飯食っていかないか?」
机の中身を鞄に詰め替えながら夏奈が言う。
「今日ハルカもチアキも林間学校でいないんだよ。一人で飯食うのも寂しいし・・・ダメか?」
そう言って夏奈は藤岡の方を不安そうに見た。
夏奈の方が背が低いので自然と上目遣いになる。
「(うっ、上目遣い!!かわいい・・・)じゃあ食べていこうかな。」
そう藤岡が告げると夏奈の顔はぱあっと明るくなった。
「いいのか?!ありがとう藤岡!そうと決まれば早速家へ行くぞ!」
いつの間にか荷物を詰め終わった鞄を持った夏奈は藤岡の手を掴む。
「さあ帰るぞ藤岡!荷物を持て!」
藤岡が荷物を持った事を確認すると夏奈は藤岡の手を引いてスキップしながら教室を出た。
藤岡が繋がれた手に心臓を破裂させそうになっているとも知らずに。


「お邪魔します。」
「座っててくれ。今飲み物持ってくるから。」
南家に着くと、夏奈は台所へと走って行った。
藤岡はリビングのテーブル脇に腰を下ろす。
133ふつつか者:2009/03/16(月) 01:05:09 ID:iePinncF
>>131

確かにそうですね。すいません。
まとめて上げます。
すいませんでした。
他の方、無視して書いてしまってください。
134名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 01:30:01 ID:j7hJWX5U BE:1590005568-2BP(1)
>>131
お前今すぐ帰れ

>>133
クズは気にしないで下さい
135名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 01:38:32 ID:iFp9n/vO
何という蛇の生殺し
wktkとニヤニヤが止まらない!
136名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 01:45:36 ID:CmbdQNYR
×他の奴が書けなくなる
○他の奴が投下できなくなる

投下したいけど書き溜めがない…って時の時間稼ぎにもなるし、書く側としては嬉しいのぜ


ふじかな思い付いたけどどうしよう。ボツってワッフルしてようかな…
137名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 02:02:05 ID:zojaNLnc
書かないで後悔するより書いて公開しろ!
138名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 07:59:02 ID:Nd8It1us
両者ともGJ!GJ!
最近は本当に投下が多いな
139リコかわいいよリコ:2009/03/16(月) 10:49:39 ID:NHNg6YsM
@教室窓側
カナ「千秋ったら、いつもふじおかと寝ててさ〜。もう五年生なのに、なにやってんだか」
ケイコ「え”? 藤岡君……!?」
藤岡「南の妹さんにあげたちっちゃいぬいぐるみだけど、なぜかオレが名前にさ」
ケイコ「なんか、いいかんじね」
カナ「いい感じなのか? でさ、このまえ、あたしがふじおかをこっそり土鍋に隠して寝たらさー」
藤岡「千秋ちゃん、ふとんの中に潜ったりして、探してたよね」
カナ「それにさ、藤岡の股のところで、良く座って座椅子にしてるし。よっぽど気に入ってるみたい」
ケイコ「妬いてんの?」
カナ「いや〜、どうかね。好きなら良いんじゃない、ナンテ」

@教室廊下側:リコ視点
(……藤岡……寝て……ヤッってんだ)
 なななんだって、カナ!? そんなぁ〜
(みなみ……ちゅっちゅ、オレ……中にさ……)
 お、おかしなこと話してる!? 気のせいよ気のせい。
 藤岡君、そんな人じゃないわ。
(……いいかんじね)
(……いいかんじ……。……ふじおか……こっそり……寝たらさ……)
 ええーーっ、やっぱり、おかしなこと話してる!
(……千秋ちゃん、ふとんの中に潜った……)
 ちょっと、マジ!? 
(……藤岡の股のところ……よっぽど気に入って……)
 あわわわ〜〜〜〜
(や…ってんの?)
(いや……好きなら良い……)
 うぐっ!(悶死)
140名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 15:26:48 ID:CmbdQNYR
>>139
アンジャッシュさん仕事してくださいよ
141名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 18:56:39 ID:z7yIsJJy
前スレで途中までしか投下してない藤×夏のSSなんだけど
続きを書いていくかどうか考え中なんだけど、どうしたらいいかな
このごろ忙しくて続きを書いてなかったし、エロありで書くならまだ投下に時間かかるし

あの話は未完にして、新しいSS書き初めたほうがいいかな?
142名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 19:02:50 ID:Nb1aTMkU
勝手にしろよ
143名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 19:07:04 ID:UtsHDO3/
遠慮せずにどんどん投下しなさい

たとえ割り込まれても気にしなくていい

後で保管庫の管理人である久留里氏が
しっかりと保管してくれる・・・はず
144名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 19:28:18 ID:yiia5ll9
>>136
2〜6スレ目で不定期に投下された「ぶつ切り」のぶつ切りっぷりは凄かったなw
145名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 20:43:23 ID:lSrOtt8H
保管庫見てて気づいたが、藤岡×リコとか藤岡×ケイコとか
案外少ないんだな。同じクラスなのに
146名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 20:51:16 ID:wopGEPDi
苗字がわかんないからっていう理由も多分にあるだろうね
藤岡が呼び捨てにするわけないし
147名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 21:02:50 ID:NHNg6YsM
本編で、思い切りカナに告白しちゃってるからなあ。
千秋のおかげでおかしなことにはなったけど
148名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 02:22:48 ID:e/lRBn1V
藤岡×ケイコはアリだと思うんだが難しいな
夏奈の存在がネックになる

スカート摘まれて偶然スカート落ち、そこを目撃されて〜な展開とか無いかなぁ
149名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 03:36:42 ID:c/vQlH+E
>>141
載せてくれ!
ふじかな好きな俺としては
凄く嬉しい
150名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 20:48:39 ID:MhXXA1Mc
保管庫の管理人です。
細切れで投下されると保管しづらくなりますので、出来れば纏めて投下して貰えると有り難いです。


ところでみなさん、「春巻き」は好きですか?
さっき無印DVDを観ていたら急に電波を受信したんですが。
151名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 20:55:30 ID:1J+OBmPJ
なんか、いろんなもん受信した……
152名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 21:48:45 ID:e/lRBn1V
ブルース・リーに似た人物の電波を受信した
153名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 22:03:58 ID:qsqC956f
「春巻き」とはハルカ姉様が巻かれている状態か?
154名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 23:11:44 ID:qE3KJjuZ
今週のシャワーを頭にぶつけた時のケイコに萌えたのは自分だけですか





もちろん1番はケーキを食べた時のマコちゃんでしたけどね
155名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 23:13:40 ID:Z66D1Ih+
ハルカ姉様が巻かれているのは舌状の触手か?
156はるまき:2009/03/17(火) 23:44:24 ID:Uqgs8e9t
チ「ハルカ姉様、マキさんが遊びに来ましたよ!」
マ「こンちは! ハルカいるー?」
 ーーへんじがない。
チ「あー、寝てるみたいだ」
マ「どれどれ〜? あ、ほんとだ」
ハ「ZZzzzzzz」←なぜか居間に布団しいて爆睡
マ「どうしたの、これ」
チ「昨日、布団に潜って深夜テレビみながら寝ちゃったみたいです」
マ「テレビ見るのに布団敷くって。あははっ、ハルカらしいっちゃらしいね」
ハ「すか〜〜ZZzzzz」
マ「(によによ)チアキちゃん、そっちもって」←布団の端をさす
チ「……?」
マ「せーので、転がして。せーのっ!」
チ「せーの!?」
ハ「ZZZzzzz!? (´・ω・)なーー???」←巻かれてる

カ「チマキでハルマキ作ってる。っていうか、そんな面白い事、あたしもまぜれ!」
157名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 00:53:41 ID:eGH25SQ+
>>148
ケイコは全然アリなんだけど、
個人的にはバカサイドの眼鏡っ娘の登場希望
158名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 01:00:26 ID:2X0PyLxy
あ、あれ?
DAT落ちじゃなかったの?

…ああ、メンテ…か…




先生!
明らかに時期を逃したネタを思いついたけどどうしたらいいのだろう
159はりゅまき:2009/03/18(水) 01:36:19 ID:0oxBnMh+
とある平日、ハルカ姉さまがバレー部の助っ人で帰りが遅くなる為、
キッチンには私とカナの二人が立っていた。

「さて、今から春巻きを作る……と言っても、具材はハルカ姉さまが作ってくれてるから、私達は包むだけなんだけどね」
「あっ、そういえば今日は藤岡が夕飯食べに来る予定だけど……ハルカもいないし今度にしてもら――」
「でかしたよバカ野郎っ!」
「……?」

ハルカ姉さまがいない今、私の手料理を藤岡に振る舞うチャンスだ。
久々に本気出しちゃうからね……って、でも待てよ?

「おい、春巻きの皮が足りないんじゃないか?」
「え? そうなの? じゃあやっぱり断るか」
「いや、客人を招いておきながらドタキャンなんて南家のプライドに関わるだろ」
「そ、そうなのか?」
「ああ、だからカナは買い物に行ってくれ。南家の名誉を守れるのはお前だけだ」
「私だけだと!? よし、南家のプライドと名誉を守る為に一肌脱ごうじゃないか!」

こうしてカナは財布を片手に玄関を飛び出した。
カナはバカ野郎だけどね、こう言う時は頼りになるんだ。

そして今ある分の春巻きを包み終えた所で藤岡が到着。
私は笑顔で「こんにちは」と言う藤岡に、挨拶もせずに飛び付いた。
今はカナもハルカ姉さまもいないから、少しくらい大胆になっても許されるはずだから……
少し汗の匂いがする。藤岡は部活終わりか?
ならさぞかしお腹が空いてるだろう。こうしてはいられない。
私の頭を撫でる藤岡の手、もう少しこのままでいたいけど……

「お腹空いてるだろ? すぐに春巻きを揚げてやるから待ってろよ」
「油を使うの? 危ないから俺も手伝うよ」
「大丈夫だよ。しょっちゅう使ってるんだから」
「でも万が一チアキちゃんがやけどとかしたら大変だから俺に任せてよ! ね?」
まったく、藤岡はカッコ良くて優しくてスポーツ万能で……どこまで完璧超人なんだ。

160はりゅまき:2009/03/18(水) 01:37:14 ID:0oxBnMh+
藤岡が春巻きを揚げてる間に、私はご飯やお茶、箸の準備をする。
四角いこたつの一カ所に茶碗を並べ、料理が完成するといつもの藤岡椅子へ……。
ご飯の時は一人で座りなさいってハルカ姉さまに言われてるけど……
カナが帰ってくるまでだから……ね、

「さぁ、いただきますしようか」
「え? 南を待たなくて良いの?」
「いや、春巻きが冷めちゃうから。それに、カナの分は今買いに行ってるのだからね」
「うーん……でもやっぱり――――」

ぐうぅぅ……

ん? 突然背中の辺りで地鳴りのような音が……
藤岡の顔が少し赤い?
……ああ、そうか。

「我慢する事ないよ。部活でお腹がペコペコなんだろ?」
「あ、あはは……えっと、じゃあお言葉に甘えて……」

大きな皿に盛られた沢山の春巻き。
その中から1番綺麗に揚がった春巻きを選び、藤岡の皿に乗せると
藤岡はハフハフと熱そうにしながら口に頬張った。

「どうだ、旨いか?」
「うん、とっても……でも熱いから、気をつけてね」
「大丈夫、私は熱いのとか平気だから」
――――カリッ…
「!!? ……んん〜!!!」
あまりの熱さに少しかじった春巻きを自分の皿へ戻し、私は慌てて水を飲む。
「だ、大丈夫!?」
「具が、肉汁が……!」
「だから熱いって言ったのに……そうだ、それちょっと貸してくれるかな」
「……?」
藤岡は私の春巻きを口元に運ぶと、ふー……っと息を吹き掛け冷ましてくれた。

「よし、もう大丈夫だよ。はい、あーんして」
「あ、ああ……、ありがとう……はむっ」
なんだか子供扱いをされて少し恥ずかしい。
でも、春巻きは調度良い具合に冷めていて……それに――――

「藤岡がふー……ってしてくれたから美味しくなった気がする」
「あははっ、味は変わらないよ」
「ほ、本当だぞ! よし、今度は私が藤岡の春巻きを美味しくしてやる!」
そういって私は藤岡の春巻きをとり、同じように冷まして藤岡の口へ運んだ。

「どうだ?」
「んー……うん、確かに美味しい気がするね!」
「バカ野郎、味が変わる訳ないだろ?」
「ええ!?」
「ぷっ……冗談だよ」

大好きな藤岡と二人っきりの夕飯。それはとても幸せな時間なんだけど……
私は何かを忘れてる気がしていた。
……まぁたいした事じゃないだろうけどね。


「えーっと春巻きの皮〜……ってここも売切れかよ!
仕方ない、南家のプライドと名誉の為に5件目だ!!」
161この野郎:2009/03/18(水) 01:39:21 ID:0oxBnMh+
携帯でカチポチ打った
ハルマキ
春巻きなのにハルカもマキも出てこないけどね!
162名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 02:54:15 ID:eGH25SQ+
GJ!!
こういうイチャイチャしたの好きだ
163名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 21:57:18 ID:FUNYxusf
>>161
やっぱりあなたでしたね。
ニヤニヤが止まらなくなってしまった。どうしてくれる。
激しくGJなんだぜ。
164名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 12:08:48 ID:UrZTyedK
思ったことが無意識に口に出たり妄想に浸ったりと、
今週のリコ見てると実は保坂の妹なんじゃないかという考えが浮かんだ
苗字も家族構成も明かされてないし、ありえない話じゃない・・・か?
165名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 14:04:00 ID:+7Y44MKp
その発想は無かったw
166名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 01:00:28 ID:Ia1jCs1R
保坂は名前がわからない
タケルは名字がわからない

つまり保坂とタケルhうわなにをするやめろ
167名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 02:34:42 ID:LsjkuBPm
>>164
『保坂リコです』というタイトルが思い浮かんだ。


夏奈「あそこの家はとんだバカ兄妹だよ」
168名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 12:38:47 ID:IvHZ5ocA
169名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 13:37:14 ID:EYFyudBa
そこで、保坂・リコ・マコトのばか三兄弟だ
170名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 14:14:20 ID:hmkKcF3c
ひとみは何しにアニメに出てきたの?
171名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 15:57:04 ID:iIak+4Ze
>>168
詳細を教えなさいよバカ野郎
172名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 19:20:07 ID:+v3bwyfz
>>168
いいんだけど・・・

ここはエロパロ板だから
画像系は角二板のみなみけスレに
うpしてもらえると助かる

・・・最近あそこも寂しいし
173こry:2009/03/20(金) 19:47:16 ID:3ts13qNf
マコちゃんの話題が出たら光の速さで教えてくれと…!!
174名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 22:54:14 ID:MHTm19C2
どうでもいいが公式でマコトの姉=ケイコという設定があったような気がした

けど多分俺の気のせい
175名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 22:57:06 ID:iIak+4Ze
あれはコハルたんの壮大な釣り
176名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 02:35:54 ID:UqHeoJp4
本の話と話の間のイラストにマコちゃんと姉らしき人が描いてあった気がする
177名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 02:51:09 ID:mYhMyclJ
個人的メガネが似合うランキング
吉野嬢≧内田>アツコ≧リコ>速水先輩>ハルカ>チアキ>保坂>マキ>カナ>藤岡>トウマ

サングラスになると保坂の独壇場になるね。次点にトウマかな?

…こんなん考えてる暇があれば何か投下しやがれバカヤロウ。って言いたいんでしょうわかります
178名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 03:05:08 ID:0nDqanLJ
ふと思ったんだが、マコちゃんと言えば近年稀に見る程の可愛い男の娘だってのに、
このスレに投下されてるSSでは男役ばっかだよな
もっとこう女役というかショタ役というか、おちんちんランドでわぁい的なネタがあってもいいと思うんだが・・・
やはり作品内で他の男キャラとの絡みが少ないからなのか
179名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 03:39:54 ID:CmfYs7A2
藤岡×マコちゃんなんてネタは無限に書けるんだ。
出来ることならね、万の言葉を用いて――――

でもね、書こうとしたら見えない不思議な力でVIPへ連行されてしまったんだ。
そして私はショタの国へ旅だったのさ
180名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 04:55:34 ID:/TTdnNCd
藤岡だけじゃなくて、ケイコとかリコとか
中学生組ももうちょっと頻繁に南家に来るようになれば・・・

今俺の中で空前のケイコブームが来ているだけに妄想がかき立てられる
181名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 09:21:05 ID:WIcFnmuX
>>178
>男の娘
この表現やヨシ!
182名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 09:55:30 ID:WIcFnmuX
高校生のトウマは、ボクッ娘、メガネッ娘で有るべきと思うんだ
183名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 10:21:51 ID:bH3/TKco
みなみけの舞台は、静岡県沼津市であるべきだと思うんだ。
184名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 11:58:38 ID:/DYTSZv4
静岡じゃあんなに雪が積もることありえんだろ。
185名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 12:03:02 ID:WIcFnmuX
じつはあれ、昭和じゃないかとおもってるんだ。
携帯もってるの、見た記憶無くてさ
186名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 12:25:46 ID:LyL4dSxt
汚れた100点「・・・・・。」
187名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 12:46:50 ID:3C0iVMj7
内田が持ってた
アニメではユウちゃんとケイコが
188名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 14:51:55 ID:n06SXI4c
>>178
なら、頑張って吉野に陵辱されるマコちゃん書くお
189名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 18:18:51 ID:oCjlIHx4
いきなりだけど変な電波受信したから投下します。
エロ無しだし、くだらないネタとして軽く読んでもらえればと。
190名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 18:19:33 ID:oCjlIHx4
南家の食卓。いつものように南家三姉妹と、ハルカの友人であるマキ、アツコ、それにチアキのクラスメイトの内田が談笑していた。
もっとも、チアキはコタツに入ったまま寝てしまっていたが。

「そういえばカナちゃん」
「なんだい内田」

内田が何気なく口を開く。

「この間、道を歩いてた中学生みたいな女の子が「やっぱ人参が気持ちいいよねー」とか言ってたんだけど、どういう意味?」

「「ぶっ!」」

小学生からの予期せぬ質問に、ハルカとマキは思わずむせてしまった。
飲んでいたお茶が気管にはいり、ごほごほと苦しそうに咳こむ。

「どうしたんだい、高校生コンビ。っとそれは置いといて内田、いきなりそんなこと言われても意味がわからないんだが」
「だって、カナちゃんくらいの子が言ってたんだもんー」
「じゃあそれはあれだ、私と同じくらいの身長の高校生だったんだよ。というわけで、意味深な反応をした高校生達に意見を聞こうじゃないか」
「っえ!?な、何言ってるのよカナ」
「いいからいいから。んじゃまずハルカから」

(う…うそぉぉぉ!まさかカナったら、私が毎晩台所で人参オナニーしてるのに気付いて…
いや、ちゃんと確認してるんだからバレてるはずない…わよね!?)

ハルカは内心の同様を隠しながら、必死に笑顔を取り繕って答えた。

「そ…それはほら、人参をちゃんと食べたら元気になって気持ちいいなー、なんて…ね、マキ?」

(ちょ、ちょっとハルカ!なんで私に回すのよおお!だいたい私ローター派だし、人参なんて使ったことないって!)

マキはおもいっきりハルカを睨み付けてから、できる限り精神を落ち着けて

「いやあー、私もハルカと一緒だと思うなあー…はは」

などと適当に答えた。

「うーん、あんまりよくわかんない…」
「なんだよー、ハルカもマキちゃんもダメだなあ。んじゃ最後、アツコちゃん」

((ちょっ…アツコはそういう話題ほんとにわかんないって!))

焦る二人とうらはらに、アツコは落ち着き払って答えた。

「なんで人参なの?普通きゅうりでしない?」

((あ、アツコーーー!?))
191名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 18:19:53 ID:oCjlIHx4
当然のごとく、内田とカナの興味の対象は今度はきゅうりへと移った。

「きゅうり?きゅうりって何?人参とどう違うの?」
「ちょっと詳しく教えろー、アツコちゃん!」
「いいよ、教えてあげる。ハルカ、冷蔵庫開けるね」
「え、ちょっとアツコ…」
「うん、これでいいかな。じゃあ、内田さん…だっけ?先に教えてあげる、おいで」
「やったー!カナちゃん、お先にー!」
「おーう、いってこい内田!」

アツコは有無を言わさず冷蔵庫から適当なきゅうりを取り出すと、
ハルカ達の制止も聞かずに内田を連れてトイレに入っていってしまった。
最初のうちはカナも

「次は私かー、楽しみだなー」

などと呑気に言っていたものの、

「えっ!?無理無理、絶対入んないって!」
「痛っ…!ちょ、アツコちゃん、あ、や、やめてえええ」
「あ、だめ、だめ、私もう壊れちゃうぅぅぅぅ!」

とトイレの中なら聞こえる内田の絶叫に恐怖し、がくがくと震えていた。
程なくして静かになったと思ったら、ぐったりとした内田を抱えたアツコがトイレから出てきた。

「内田ちゃんには、少し早かったみたい…」
((そりゃあそうでしょう…))
「じゃ、次はカナちゃんね」
「い、いやいや、私は別にいいよ」

素早く立ち上がり、逃亡を図ろうとしたカナの手を、コタツに突っ伏した内田が掴んだ。
「お、おい、なにをする、離せ」
「カナちゃん…自分だけ逃げ出そうっても、そうはいかないんだから…」

じたばたするカナの肩に、ぽん、とアツコの手が置かれる。

「じゃ、カナちゃん行こ…」
「い、いや!そんな、私はいいって!な、なあハルカ?」
「そ、そういえば私そろそろお夕飯作らないと…」
「可愛い妹を見捨てるのかこの薄情者ぉー!…マキちゃん、マキちゃんは!」

見るとマキは、床に寝転んで眠ったふりをしていた。

「遠慮しなくて、いいよ…」
「え、遠慮とかじゃなくて、ほんと私は…ちょ、やめ、やめろおおおーーー!」

必死の抵抗もむなしく、カナの悲鳴はトイレに吸い込まれていった。
192名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 18:20:42 ID:oCjlIHx4
せっかくの土曜日に、俺はいったい何を書いてるんだろう…
お粗末でした。
193名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 19:59:47 ID:xwkMUQIc
GGGGGGJJJJJJ!!!

アツコエロいよアツコ! 夏奈のエロ描写も欲しかったけど、それは贅沢ってモノか。
194名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 21:08:00 ID:bH3/TKco
>>192
激しくGJ!!

>>193
その後の展開を読者のご想像にお任せするのが、原作みなみけクヲリティ。


さて、
漏れもそろそろ続きを書いて投下するとしますか。
195名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 21:29:06 ID:xwkMUQIc
>>194

正座全裸待機+ネクタイで待ってます。
196名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 23:05:33 ID:FZ8V/+GL
カナはきゅうりで貫通したのだろうか? はぁはぁ
197名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 01:35:24 ID:B0h9/p/M
>>187
百合とショタとふたなりが大好きな俺から言うと

マコトはショタである。男の子であり、男の娘では断じて無い。
ショタとロリショタの違い、ラスクとユウの違い。
難しいかもしれないがそういう事だ。

というかマジでマコトじゃ抜けない。
198名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 01:44:36 ID:x3BL0yz7
マコトウマが好きなんです
199名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 03:26:15 ID:cm+cyhah
何か物凄い勘違いしてるみたいだから一応言っておくけど
マコちゃんは男の子でも男の娘でもなく、正真正銘女の子ですよ
1期の1話から見てる自分が言うんだから間違いない。
200名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 07:16:28 ID:QUheh+A2
あのしつこいくらい過剰な男の子アピールはどう考えても不自然だよな
あれじゃ女の子である事を隠すためにテンパってるようにしか見えない
そういえば作中で一度もマコトのおにんにんが描かれた事ないよな
201名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 07:21:55 ID:4pjnZwIx
保坂も藤岡もかかれちゃいないがな
202名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 07:33:46 ID:QUheh+A2
保坂と藤岡も女の子って言いたいのか?ねーよww
203名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 11:39:05 ID:B0h9/p/M
話題にすら上らないタケルやプレーンヨーグルト涙目

電波はいろいろ受信するが、決め手に欠ける。
204久留里:2009/03/22(日) 14:16:11 ID:j8GLvItv
>>195
今、全力で書いてます。

先に予告しておきますと、物語が物語なだけあってちょっと重い内容になるかと思います。
(鬱展開にはなりません)
受け付けられない人は今のうちに「沼津」をNG登録しておいて下さい。
205名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 16:01:38 ID:ZpIq7VXB
プレーンヨーグルトは吉野と仲良しな気がする
なんとなく・・・
206名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 16:27:46 ID:U6g1Zvx0
なぜ沼津にこだわるのか今ひとつわかりません。
207名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 19:52:24 ID:Hk4jR01l
>>206
地元なんじゃないかなぁー?
208久留里:2009/03/23(月) 00:58:22 ID:atfMKZRV
こんばんわございます。
2本続けて投下致します。

『ひまわり 4』『ひまわり 5』
・『ひまわり3』(>>122)の続き
・吉野×藤岡、吉野視点
・エロ何て飾りです。偉い人には(ry
・無駄に 5+5 レスほど使用。
・このSSは吉野の甘い甘い恋模様をダラダラと描いたものです。
 間違っても過度な期待はしないで下さい。
・あと、沼津市民は仕様ですので、
 部屋を明るくして画面から3光年は離れて読みやがって下さい。
209ひまわり 4-1/5:2009/03/23(月) 00:59:05 ID:atfMKZRV
4.

あれからどれくらいの時間が経ったのだろう。
トイレに駆け込んでから今に至るまでの記憶が完全に途切れている。
洗面台の大きな鏡に映る、もう一人の自分を見る。
目元は真っ赤に晴れていて、くしゃくしゃに潰れている。
どうも私は溜まりに溜まった『何か』が爆発しちゃったようだ。

藤岡くんのコトを想うと、胸がドキドキして苦しくなる。
その苦しさに耐えられず、泣いてしまった。
誰かのために泣いたのは、これが初めてだった。

───何で、爆発しちゃったんだろう。
成長のはじまったばかりの胸に手を当てて、静かに目を閉じる。

───ああ、そうか。

これが、『好き』ってコトなんだ。

やっと分かったよ。

やっと、『この気持ち』が分かったよ。

私、藤岡くんが、

「『好き』なんだ………」

また胸が苦しくなる。
苦しくて苦しくて、涙が出そうになる。
でも、もう泣かない。
藤岡くんにはとっておきの笑顔を見せてやるんだ。
頑張れ私。負けるな私。

パンッと両手で頬を軽く叩いた私は、顔を洗って、髪を整えて、
そして、トイレを後にした。
210ひまわり 4-2/5:2009/03/23(月) 01:00:20 ID:atfMKZRV
「大丈夫? 長かったけど?」
トイレの前には、藤岡くんが立って待っていた。
「お腹でも壊したの?」と心配そうに私を見る。
(───!!)
まただ。
でも、もう大丈夫。
「ううん、もう大丈夫」
精一杯の笑顔で返してあげた。
「? そ、そっか。良かった」
藤岡くんも笑顔で返してくれた。
この笑顔が、一番好きなんだよね。
「ねぇ、ふ、藤岡くん………」
「なに?」
「外……行こう………」
「うん、行こうか」
私は再び藤岡くんと手を繋いで、屋外のコーナーへ出た。

藤岡くんもドキドキしているのが、手を伝って分かった。
瞬間、私の中でカチンとスイッチの入る音がした。

「待って!」
「え?」
藤岡くんが「どうしたの?」と言ったか言ってないかのタイミングで、
私は次の言葉を口から出していた──────。

「藤岡くん! 好きです!!」



突然の一言に、藤岡くんは驚いて目を丸くした。
私も、今何て言ったか分からなかった。
数秒遅れて「好きです」と言ったコトに気付いて、顔が茹で蛸の様に耳まで真っ赤に染まるのを感じた。
胸がドキドキしている。ドキドキどころじゃない。
クルマのエンジンの様にドドドドドドドと細かく脈を打ち、今にも止まりそうだった。

顔を見上げて藤岡くんの顔を見ようとした。で、でも、恥ずかしくて顔が上がらない。
「あっ───────」

急に視界が真っ暗になった。
ドン、と後頭部に鈍い衝撃を受け、それから先は何が起きたか私にも分からなかった。
211ひまわり 4-3/5:2009/03/23(月) 01:01:06 ID:atfMKZRV
───ちゃん、───ちゃん、

誰かが私の名前を呼んでいる。

───ちゃん、

だれ?

───ちゃん、

だれなの?

「……──ちゃん」
「ふぇ?」

ぼやけた視界の先に、『誰か』の影が映っていた。

「大丈夫?」
「!!」

私は目を覚ました。
あれ? ここどこ?

私は何故か簡単なベッドの上で横になっていた。
今見えるのは味気ない天井と、藤岡くんの心配そうな顔。
後頭部がじんじんする。
「急に倒れたからびっくりしたよ。スタッフの人頼んでここを開けて貰ったんだ」
ここはスタッフ用の救護室。
特別に開けさせて貰って、藤岡くんが抱きかかえて私をここまで連れてきてくれたらしい。

抱きかかえて?

「あっ──!!」
私は起き上がろうとして、しかし──、
「痛ッ!!」
ズキンと鈍い衝撃が後頭部を遅う。かなり強く打ったようだ。
「無理しない方が良いよ。壁に強くぶつちゃってるから」
そっか。
「ごめんね……」
「いいよ。でも、驚いちゃったな。あんな所で言われるなんて」
そうだ。思い出した。
私、藤岡くんに勢いで告白しちゃったんだ。
そして、頭の中が真っ白になって、そのまま倒れちゃったんだ。
また胸がドキドキしてきた。
「でも、嬉しかったよ」
「え?」
「おれも、キミが……」
藤岡くんの胸のドキドキを、何故か感じた。
そして───────、
「好きだから──」
212ひまわり 4-4/5:2009/03/23(月) 01:01:42 ID:atfMKZRV
意識がやっと戻ったところで、私は今どんな体制で横になっているか、やっと気付いた。
私はここに運ばれてから今までずっと、藤岡くんに抱きかかえられてたままだった。
いわゆる「お姫様抱っこ」というヤツだ。
藤岡くんの体温と汗の臭い(暑い中ここまで運んだからだろう)。
そして、胸のドキドキ………。
「ご、ごめん。重いでしょ?」
私は藤岡くんに悪いと思って、起き上がろうとする。でも、
「ううん。平気平気」
藤岡くんは話してくれない。
「もうしばらく、こ、このままでいいかな?」
藤岡くんのドキドキが強くなっていく。私もまた、ドキドキが強くなっていく。
「───いいよ」
私と藤岡くんは、しばらくの間このままで居た。

しばらくして、私は改めて、もう一度、彼に告白しようと決めた。
「あ、あの、どうか聞いて下さい!」
私はじんじん痛む頭を押さえながら、簡易ベッドの上で身体をよじる。
藤岡くんも同じ様にして向き合う。

頑張れ私。ダメかもしれないけれど言ってしまえ!!
すぅっと静かに吸った息を全て吐き出すように、私は、『この気持ち』を全部彼にぶつけた。

「私、藤岡くんのコトが、好きです!!」

胸のドキドキが再び急加速した。また倒れてしまいそうだ。
でも、もう大丈夫。頑張れ私。逃げるな私!

「あ、あの!!」

「えっ?」

「良かったら!! その! あの……」
負けるな私!!

「私と、"お付き合い"してもらえませんか!!」
言えた! やっと言えた!! 一方的だったけど、言えた!!
思わず涙がこぼれそうになる。
でもまだ早い。まだ答えを聞いていない。
果たして、私の『この気持ち』は、彼に、藤岡くんに伝わったのだろうか。
213ひまわり 4-5/5:2009/03/23(月) 01:03:51 ID:atfMKZRV
沈黙が数十秒続いた後、藤岡くんが私の名前を呼ぶ。

「有り難う」

ああ、やっぱりダメか……。
この返事は「ダメです」という意味だ。ところが……、

「おれも、キミが、好きです」

その『好きです』という言葉には、藤岡くんの優しい想いがたくさん詰まっていた。
そして───。

「こんなおれで良ければ、どうか付き合って下さい」

「!!」

ダメだと思った。「有り難う」の時点でダメだと思った。
でも、結果は違った。結果はOKだった。
「ふ、ふじ、藤岡……くん…………うぐっ」
何故だろう、涙を必死に止めようとしても止まらない。
もう泣かないって決めたのに!!
「藤岡くん!!」
私は思わず藤岡くんに抱きついてしまった。
けれども藤岡くんは私を突き放したりはせず、その腕で優しく抱きしめてくれた。
こういうのが、「嬉し涙」って言うんだね。
「お、おれ、悪いコト、言っちゃったかな?」
「ぐすっ、うぐっ………ううん、違うの。嬉しいの。藤岡くんに『好き』と言われて、凄く嬉しいの」
「おれも、凄く嬉しいよ。でも、一つだけお願いがあるんだ」
私は彼の胸に顔を突っ伏したまま、涙を流し続ける。涙が止まって欲しいのに、止まらない。
「笑顔を、見せてくれるかな。とっておきのやつ」
「えっ……」
私は涙でくしゃくしゃのまま、顔を上げた。

「笑顔を、おれに見せてくれるかな? ひまわりの様な、優しくて、明るい笑顔を」
「ぐすっ…………、うん………」
私はハンドタオルを取り出し、くしゃくしゃの顔を拭った。
大丈夫。もう大丈夫。

「藤岡くん! 大好き!!」
大好きな藤岡くんにとびきりの笑顔を贈った。
いつものニコニコ笑顔ではない、本当の『笑顔』を。
「おれも、好きだよ」



予定では夕方まで水族館の中を全部見て、最後にイルカのショーを見る予定だった。
けれども私がやらかした事件のせいで昼過ぎまで救護室で休むコトになり、この日最後のショーを見る前に帰ることになった。
214ひまわり 5-1/5:2009/03/23(月) 01:04:37 ID:atfMKZRV
5.

頭はまだじんじんするけれども、藤岡くんが側に居てくれたお陰で無事に伊豆長岡駅へ到着。
帰りの電車は意外と空いていた。
三島駅からはJRに乗り換える。三島駅の隣は沼津駅。
藤岡くんとの"お出掛け"もそろそろ終わりに近づいてきた。
しかし、ここでまた事件が起きてしまった。

今日は色々なコトがあったせいか、私も藤岡くんもすっかり疲れ切っていた。
駿豆線に乗ってた記憶もあやふやだし、JRの改札を通る時も切符を入れ忘れて改札機に通せんぼされたり、
今乗っているJRも、どうやって乗ったかあまり覚えていない。
二人揃ってかなり危険な状態にあった。
「少し、休むね……」
「うん」
私は藤岡くんを枕にして、うとうとしていた。



──ちゃん! ──ちゃん!!
誰かが私を呼んでいる。あれ? 時間が戻っちゃったのかな?
「起きて! 大変だよ!!」
「ふぇ?!」
藤岡くんに揺さぶられて、私は目を開けた。
「大変だよ!」
寝ぼけ眼で周囲を見渡す。
「う〜〜ん、藤岡くん、何でそんなに慌てて…………あれ?」
私は一気に目を覚ました。
そこには全く見慣れない景色が広がっていた。
電車は随分と立派な駅に到着していて、車内には私たち以外誰も乗っていなかった。
ここ、どこ?
やがて車掌さんがやって来て、車庫に入るから降りるように言われ、私たちは荷物を持ってホームに降りる。
新しくはないけれど、綺麗に整備された立派な駅。すぐ隣は新幹線が停まっている。
 つんつん
藤岡くんが、私の服の袖を軽く引っ張った。
藤岡くんの顔が真っ青。一体何があったの?
「どうしよう………大変だよ」
「え?」
藤岡くんが天井からぶら下がる、駅名の書かれた看板を指さした。
そこに書かれているのは、『はままつ』の4文字。下にはご丁寧に『静岡県浜松市中区』と書いてある。
「どうしよう。このままじゃ帰れないよ」
「うそ……どうするの?!」
私たちは、たった一区間で済むところ、2時間半も延々と電車に乗り続けてしまうという間抜けなミスをしてしまった。
215ひまわり 5-2/5:2009/03/23(月) 01:07:13 ID:atfMKZRV
時間はまだ七時代なので、反対方向の電車に乗ればまだ帰れる。
だけど、問題は、お金。
そう、沼津に引き返そうにもここまでの運賃を精算するお金は、私も藤岡くんも持ち合わせていない。
私たちのお財布の中にあるのは、沼津までの切符と、家までのバス代を除いたらほとんど残っていなかった。
(この時、駅員さんに内緒で反対方向の電車に乗ろうとは、私も藤岡くんも思っていなかった)
「ごめん。おれがちゃんと起きていれば」
「私もごめんね。ちゃんと起きていればこんなコトにならなかったのに」

しばらくの間、ホームで呆然としていた私たちだけれど、このままでは埒があかないのでまずは改札口へ繋がる階段へと向かう。
ちょうど向かいのホームから、沼津行きの電車が発車していった。
あれに乗れればすぐ沼津に帰れたのにな……。

まずは家に電話をしようと公衆電話を探す。私も藤岡くんも携帯電話を持っていない。
そう言えば内田は携帯電話を持っているけど、あまり使っている様子は無さそうだ。まぁいいや。
やっと見付けた一台の公衆電話に藤岡くんがカードを入れて、番号を押す。
でも、藤岡くんはとても焦っていたのだろう。掛かった相手は………。
『はい、南です』
チアキの家だった。
「あれ?」
『もしもし? 藤岡か?』
「あ、あの藤岡です。すすすすみません、掛けるトコ間違えました」
『やっぱり藤岡か。どうした?』
受話器の声がこっちまで聞こえる。電話に出たのはチアキだ。
「あ、あれ? チアキちゃん? おれだけど、その、あの、えっと……」
『落ち着け藤岡。何があった?』
「あ、ごめんごめん。あの、ハルカさんに替わってくれるかな?」
『ハルカ姉さまは今買い物に出かけてる。私で良かったら話を聞くぞ』
「そっか。悪いね」
『構わないさ。いいから状況を伝えろ』
「えっと、実は……」
藤岡くんは電話に出たチアキに今の状況を伝える。
『そうか。で、吉野も一緒なのか』
「うん」
電話越しのチアキの声が、少し怒りっぽくなったのは気のせいか。
『ちょっと待ってろ。十分したらまた掛け直せ』
「うん」
『特別なタクシーを手配しよう』
チアキはそれだけ言って電話を切ってしまった。
「『特別なタクシー』って、なに?」
「うーん……おれも分からない」

十分後、藤岡くんがチアキの家に電話を掛ける。今度はハルカちゃんが電話に出たようだ。
『藤岡くん? チアキから話を聞いたわ。
 今、タケルおじさんがそっちに向かっているから、二人で改札口で待っててくれるかな?』
「はい。でも……」
『電車賃はおじさんが立て替えてくれるって。
 お家の人には私からも連絡入れておくから、ちゃんと二人で待っているのよ?』
「何から何まですみません。有り難う御座います」
藤岡くんは丁寧にお礼を言って、電話を切った。

「タケルおじさんが迎えに来てくれるって」
「タケルおじさんが?」
チアキの言ってた『特別なタクシー』とは、タケルおじさんのコトだったのか。
でも、どうしてタケルおじさんが?
私と藤岡くんは、お互いに顔を見合わせて、頭の上に大きなはてなマークを浮かべる。
216ひまわり 5-3/5:2009/03/23(月) 01:08:18 ID:atfMKZRV
私たちは家に連絡を入れて、それからお迎えが来るまでの間、改札口の壁際で立って待っていた。
駅の通路には座れる所がないので、こうして立ち続けるしかない。
「来ないね」
「仕方無いよ」
でも、藤岡くんが一緒だったので退屈はしなかった。
特にお喋りをしたりしたワケではないけれども(そもそも私は喋らないタイプだ)、こうして側に居てくれるだけで凄く安心した。
でも、流石にずっと同じ場所に立っていたら、ハタから見ればどう考えても不自然だ。
結局駅員さんに声を掛けられて、藤岡くんが事情を話したら、何と折りたたみ式の簡単なベンチを用意してくれた。
凄く有り難いんだけど、凄く恥ずかしい……。でもしょうがない。



「そう言えば、お昼、食べてなかったね」
「もう夜だけどね」
そう言えばそうだった。私のドタバタ騒動のせいで私も藤岡くんもお昼はまだだった。
「ちょっと待ってて」
藤岡くんはそう言って席を立ち、ホームへの階段と階段に挟まれた売店へと駆けていった。
売店は店じまいを始めた所だったけど、しばらくして売れ残ったサンドイッチ弁当と紙パックのジュースを持って戻ってきた。
「一緒に食べよう」
「…いいの?」
「うん。お腹空いてるでしょ? はい」
「あ、有り難う」
私は悪いなと思いつつも、藤岡くんから正方形に綺麗に切り取られたサンドイッチを受け取った。
だいぶ時間が経っていてレタスもトマトもすっかりくたびれているけれども、
二人で一緒に食べたサンドイッチは、前お父さんが連れて行ってくれた高級料理よりも断然美味しかった。
一人前のサンドイッチ弁当はあっという間に空になってしまったけれども、私も藤岡くんも(おそらく)満足だった。
さて、問題はジュースの方だった。一つしか無いのは……言うまでもない。
「ジュースは藤岡くんが飲みなよ」
「いや、これはキミのために買ったんだ。飲みなよ」
「悪いよ」
いくら何でも五〇〇ミリリットルの紙パックを一人で呑み干すワケには行かない。
藤岡くんだって喉が渇いているハズだ。
「いいよ!」
「悪いよ!」
「いいよ!!」
「悪いよ!!」
これでは埒があかない。そう思ったのか、藤岡くんがこんな提案をしてきた。
「じゃあさ」
まさか……。
「おれは残った半分を飲むから、先にどうぞ」
「そ、そんなの、はははは恥ずかしいよ………」
「じゃあキミが最初に…」
「それも………だ、だって………」
それって、間接キスじゃない。
「それじゃあ」
「一口ずつ飲もうか」
「そ、そうしよう」
「うん……」
結局、二人で「まわし飲み」するコトになった。
お母さんからはまわし飲みは「みっともないからやめなさい」って言われているけれど、今だけ私は悪い子になろう。

二人してとんでもない所に来てしまったけれども、こうして二人きりでずっと居られるのがとても幸せだった。
そして私は、いつの間にか藤岡くんを枕にして寝てしまっていた。
217ひまわり 5-4/5:2009/03/23(月) 01:11:42 ID:atfMKZRV
「お〜い!!」

改札口の向こうから聞こえる、聞き覚えのある元気な声で私は目が覚めた。
現れたのはタケルおじさんではなく、何故かカナちゃんだった。
「二人とも無事かー……って心配するまでも無さそうだな」
カナちゃんが私たちを見て、意地悪そうにニヤニヤする。
私は目を起こしながら身体を起こし、そして気付いた。
私はとても目立つ所であるにも拘わらず、藤岡くんの膝の上で爆睡していたようだ。
「こんな人目に付く所でイチャイチャするたぁ、お姉さん、関心しないねぇ」
ニッヒッヒとカナちゃんに笑われ、恥ずかしさの余り、顔が真っ赤に火照る。
カナちゃんの意地悪。

少しして、タケルおじさんがやってきた。
「本当にすみません」
「すみません」
私たちが一緒に頭を下げて切符を渡すと、窓口で精算してくれた。
「親御さんにはハルカちゃんが連絡してくれたから。さ、早く乗って。急いで帰ろう」
私たちは、タケルおじさんとカナちゃんに続いて北口のロータリに止めてある横浜ナンバーのクルマへと向かう。

クルマが動き出すと、カナちゃんは早速藤岡くんにお説教を始めた。
「ったく人騒がせな奴だな」
「ごめん、南」
「お前ねぇ、吉野に何かあったらどうすんだよ! 私は吉野の保護者として凄い心配したんだぞ!!」
「だからこの通り……」
てか、私の保護者ってカナちゃんだったんだ…。
「ごめんね、カナちゃん」
「おう吉野。藤岡に変なコトされなかったか? それが一番心配だったんだけど」
「うん。まぁ……」

ところで……。
「カナちゃん」
「ん? どうした?」
「カナちゃんはどうしてタケルおじさんと一緒だったの?」
私がさっきからずっと気になっているコトを、何となく訊いてみた。
すると、
 キュルキュルキュルキュル
「うぉぉぉおおおぉぉおお??!!」
「うわぁ!!」
「きゃっ?!」
クルマが突然暴れ出した。
「え、えっと……、その………何て言うか………ねぇ? カナちゃん」
そして、何故かタケルおじさんがおかしくなり始めた。
「そ、そうだなタケル………。って何で私にふるんだよ……あははは」
「な、何って………まぁ……その………あは、あはははははは」
「あははははは、何言ってんだろね、この子は、あはははは」
何って、私はどうして一緒なのか訊いただけだったんだけど……。
タケルおじさんは仕事か何かでこっちに来る用事があったとして、そこにカナちゃんが一緒に居るのはヘンだ。
218ひまわり 5-5/5:2009/03/23(月) 01:12:11 ID:atfMKZRV
「そう言えばトランクにあるゴミ袋から変な臭いがするんだけど、何があったの?
 ティッシュの空き箱も2つもあるけれど」
「そろそろその辺にしておいた方が……」
途中で何故か藤岡くんが止めに入る。
「よ、よ、吉野〜〜、タケルが美味しいウナギ食べさせてくれるってさっ!!」
「え?! あ、そ、そうそう。ま、まだ開いてるオススメの店があるんだよね〜も、も、もうすぐかなー…」
二人のテンションがおかしい。何か隠してる。
「あの……」
「藤岡も食べたいだろー? 浜松ウナギの特大鰻重!! た、タケルー! あと何分で着く〜?」
「そ、そうだね〜〜あと5分くらいかな〜? あははは」
絶対怪しい。
「りょーかい!!」
「今日は全部おじさんのおごりだー!! ハルカちゃん達には内緒だぞー!! あっはっは!!」
「あっはっはっはっは!!」
二人のテンションは上がりに上がって酔っぱらい状態で、車内はエアコンガンガンなのに熱気で窓が曇っている。

「それで」
「「え??」」
「カナちゃん達は結局、こんな所まで来て何をし…
「そういうお前らは二人で一体何をしてたんだ?」
「「うっ………」」
私がもう一度訊こうとしたら、逆にカナちゃんから今日のコトを訊かれてしまう。
「タケルは運転中だったから、私が(タケルの)電話に出たんだよ。
 ハルカからは『電車で寝過ごして、浜松に来ちゃった』とだけ聴いたんだけど、
 滅多に電車に乗らないお前らが何処で何をしていたか教えて貰おうか」
カナちゃんは反撃と言わんばかりに意地悪モード全開で私たちに迫る。
カナちゃん、もしかして誤魔化してる?
「藤岡!!」
「ハイッ!! え、えっと、その」
「吉野!!」
「内緒♪」
「内緒じゃねーよ。答えろ、この、この」
私もわざと意地悪すると、カナちゃんは私に飛びかかってきて頬っぺたをつんつんしてきた。
「きゃー☆」
カナちゃんが教えてくれないなら、私も教えてあげないもん♪
まぁ、私は藤岡くんと"お出掛け"しただけだから、隠すつもりは無かったんだけど、
ベラベラ話すと今日の『できごと』まで全部白状させられ兼ねない。
だからこれは、私と藤岡くんとの『秘密』にしておくんだ。


こうして私の今年の夏が終わった。
今年は特に色んなコトがあったけれども、とてもとても充実した夏休みになった。
特に今日の出来事は、一生忘れられないよ。
だって、大好きな藤岡くんと、晴れて両想いになれたのだから。

***

夏を代表する花「ひまわり」
花言葉は『敬愛』

私が夏で一番好きな花。


沼津に着いていよいよ彼を別れる時、私は「また会おうね」と言ってもう一度とっておきの笑顔を贈った。
藤岡くんが好きだと言った、『ひまわりの様な明るい笑顔』を。

(「秋桜(コスモス)」へつづく予定)
219ひまわり by 久留里:2009/03/23(月) 01:18:00 ID:atfMKZRV
異常…いや、以上で「ひまわり」はおしまいです。

吉野に関しては原作・アニメを通してあまり多くを語られていないのと、私の腕が未熟過ぎるお陰で、
本作ではすっかり別人になってしまったコトを深く反省しております。
が、技量向上の名の下に、懲りずに続編を書いていきたいと思います。

あと、この野郎氏の「メルト」は大いに参考にさせて頂いております。
水族館へ行くネタがカブっていますが、真似をしたワケではありませんのでご了承下さいませ。
220名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:20:18 ID:VphxmbIE
わっふるわっふる!
激しくGGGGJJJJJJ!
吉野可愛いよ吉野。純情一直線な藤岡も好感度高い。
ふじかな。派だけど、ここまで描写が細かいと揺らぐw
タケル×夏奈は意外な組み合わせ…でもいい感じですた。

この幸せ感を、12話でぶちこわされなきゃいいなーw
221名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 05:12:00 ID:DgNOTYLu
GJ!!
こういう吉野は好きです
黒吉野もいいけど、アニメだと声カワイイだけに純情吉野もイイ!!
222名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 20:53:30 ID:atfMKZRV
>>220-221
有り難う御座います。

普段の吉野ってたぶん「こんなんじゃないかな」と思いながら書いています。
因みに私が書く吉野は、普段は真っ白である分、怒るともの凄く怖いので注意して下さい。

千秋「内田は今までに5回ほど吉野を爆発させたそうです」
内田「そんなのカウントしないでよ〜〜!!」
223名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 23:48:41 ID:3TZHvbxT
エロなし、ドラマなしの小品です。興味ない人はスルーを。
需要ないんだろうなあ、と思いながらも、投下してみる。
224一緒に・・・ (1):2009/03/23(月) 23:49:54 ID:3TZHvbxT
 ある日の給食が終わった後・・・。
 次の時限の授業が始まる前、チアキが教科書をぱらぱらめくって見ている
と、前に誰かが立つ気配がした。教科書から目を上げると、やってきたのは
マコトだった。まあチアキにとってはあまりしっかり見たいとは思わない相
手ではある。
 いつもはやたらと元気なマコトだが、今日はちょっと緊張しているようで、
何かを言いたそうにしている。
 「なんだ? 何か用か?」いつもの調子でつっけんどんにチアキが尋ねる。
 「いや、俺、あの・・・」
 「どうした? もう授業が始まっちゃうぞ」
 「俺、算数の参考書買おうと思ってるんだけどさ、どういうの買ったらい
 いか分からなくて」
 マコトにしては意外な質問だ。
 「へー珍しいな。勉強やる気になったのか?」
 「うん、まあ、というか俺算数苦手だろ。だからどういう参考書がいいの
 かチアキに教えてもらおうと思って」
 「まあ、やる気を出すのは悪いことではないな」
 チアキとしてもこの手の相談をされるのは嫌いではない。むしろこんな風
に頼られるのはちょっと嬉しく感じられるほどだ。しかしそういう気持ちは
表に出さず、淡々と答えた。
 「まあ、お前に向いている参考書なら心当たりがあるから紙に書いておい
 てやるよ」そういっていらないプリントの裏に題名を書こうとする。
 「いや・・・それでもいいんだけどさ、今日学校帰りに買いに行こうと思うん
 だけど、良かったら一緒に行ってくれないかな?」
 「へ? もしかして内田たちと一緒に行くのか? まさか私の家に遊びに
 行きたいとかじゃないだろうな?」宿題をする、という理由にかこつけて
遊びに来られてしまった過去の出来事が頭をよぎる。
 「違うよ。本当に参考書が買いたいんだよ。ほら、あの本屋までなら帰り
 道も一緒だろ」
 マコトが言った本屋はチアキの通学路の途中ににあるショッピングセンター
の中の中型書店である。確かにあそこなら参考書もわりとそろっているし、チ
アキが考えている本もあるはずであった。
 「うん、まあいいけど」チアキはあまり良くは考えずに答えた。
 「ありがと。じゃあ、今日帰りにね」
225一緒に・・・ (2):2009/03/23(月) 23:50:43 ID:3TZHvbxT
 放課後、今日は二人とも掃除当番ではなかったこともあり、すぐに学校を
出た。チアキとしては簡単に買い物に付き合うと言ってしまったものの、や
はりマコトと二人で帰るのは何か気恥ずかしいところがあり、ちょっと後悔
していた。
 書店に向かう途中でマコトが話しかける。
 「南んちはいいよなあ。やさしいお姉さんがいて」
 「うん、まあそうかもな。一人バカな姉もいるが」やはりこの話が出たか、
と思いつつも、ハルカ姉さまのことを褒められるのはなんとなく嬉しい。
 「でも家には呼ばないぞ」
 「そんなつもりじゃないよ・・・。ところで南はハルカさんから勉強教えて
もらったりするの?」
 「いや、最近はあんまり。たまに聞くこともあるけど」チアキとしては家
事もやってもらっている上に、それ以上の迷惑を掛けたくないと考えていて、
自分から教えてもらったりしようとすることはできるだけ避けている。
 「ハルカ姉さまに迷惑ばかり掛けるわけにも行かないからなあ・・・そういえ
 ばマコトにもお姉さんがいるんじゃなかったか?」
 「うん、いるけどさ、もう俺のことなんて馬鹿にしていてぜんぜんかまっ
 てもくれないよ」
 「まあ、私がおまえの姉だったとしてもそうするだろうな」そう言いながら
 も、マコトを遊びに来させないようにしているのはちょっと可哀想なのかな、
 と少し同情もした。
226一緒に・・・ (3):2009/03/23(月) 23:51:28 ID:3TZHvbxT
 チアキがマコトの姉についてさらに聞いてみると、彼女は高校生であり、
通っているのは地元でも有名な進学校であることが分かった。そうか、マコ
トのお姉さんは結構頭がいいんだ。正直に言えば、ハルカ姉さまが通ってい
る高校よりもずっと良いとされている学校である。ちょっぴり嫉妬みたいな
ものを感じた。
 (ハルカ姉さまは私達のためにあの高校にしてくれたんだ。別に成績だけ
 なら負けてはいないさ)
 別にそんなことを気にする必要はないのだが。

 書店ではチアキの考えていた参考書と問題集はあっさり見つかり、それら
を買った。
 「買っただけじゃ駄目だぞ。毎日ノルマを決めて繰り返すことが大事なん
 だから」
 「分かったよ。ありがとう、南」
 「ああ、明日からちゃんとやったかどうか確認するからな。じゃあこれで・・・」
 チアキが帰ろうとすると、マコトがあわてて言った。
 「待ってよ、まだ時間あるし、アイスでも食べていかない?」
 「アイス?」
 「ここのフードコートにあるでしょ。あそこのアイスの店。結構おいしん
だって。姉ちゃんに教えてもらったんだ。今日はチアキに助けてもらったか
らお礼でおごるから」
 (お姉さんにかまってもらえない、なんて言っているけど、結構仲が良い
 んじゃないか?)チアキは考えた。
 「本当にいいのか? うんまあ、そう言うなら」
 その店はチアキも知っていて、食べに行ってみたいと思っていたところで
ある。そんなに安いものではないはずで、おごってもらうのは少し悪い気も
した。
227一緒に・・・ (4):2009/03/23(月) 23:52:18 ID:3TZHvbxT
 フードコートのテーブルにすわり、チアキはストロベリー、マコトはチョ
コレートのアイスを食べていた。噂どおり確かに美味しいアイスクリームだった。
 「悪いな、こんなことでおごってもらっちゃって」チアキにしては素直に礼
 を言った。
 「全然いいよ。で、南、ちょっと聞きたいことがあるんだけど・・・」
 「何だ? また質問か」
 「うん、あのさ、南ってどこの中学を受けようと思っているのかな、と思って」
 「ふーん、なんでそんなこと聞くんだ?」
 「いや、もしかしたら俺、俺も中学を受験するかもしれないし」
 「まさか・・・というか、お前受験なんてまっぴらだって前に言っていなかっ
 たか?」
 「うん、いやでも、そうでもないというか、いろいろ理由があるというか」
 「理由って? お姉さんが進学校だからか? お前も中学受験しろって言
 われているのか?」
 マコトの家は教育熱心なのだろうか?
 「そういうわけでもないよ。参考までに聞きたいんだよ」
 「別に私の行きたい学校が参考になると思えんが・・・。こんなこと言うのは
 悪いけど、今のマコトの成績じゃ難しいと思うぞ」
 「でも知りたいんだ! 俺、南と同じ学校に行きたいと思って・・・」勢い余
って言葉が出てしまったという感じだったが、最後の方は消え入りそうな声
になり、恥ずかしそうに顔を背けてそういった。
228一緒に・・・ (5):2009/03/23(月) 23:52:54 ID:3TZHvbxT
 「え?」答えにちょっとびっくりしてチアキも言葉に詰まる。
 「俺、今のクラス楽しいし、南たちと一緒の学校に行きたいんだよね。実
 は内田もそんなこと言ってた。わたしもそろそろ勉強がんばろうかな、って」
 「あいつがねえ。当てにはならんと思うが」
 「俺もがんばるからさ、南に勉強教えて欲しいんだ。」
 「ふーん、まあほんとに続くかどうかわからんが」相変わらず冷たい感じ
で言い放ったが、チアキとしては意外なことに、今のマコトの言葉はとても
嬉しく感じられた。私も内田とかマコトと別れたくない、中学でも一緒にい
たい、今まで意識したことはなかったが、確かにそう思える自分がいること
に気づいた。
 「私も・・・」言いかけたが、どうもそれを言葉で言うのは恥ずかしい。「ま
 あしっかりやれよ、それに・・・」
 「それに?」
 「別に地元の中学でもいいじゃないか。カナっていうバカ先輩がいて、お
 前とはいい組み合わせだぞ」ちょっと笑いながらそう言う。
 「うん、まあ、それも楽しそうだけどね」マコトもいつもの元気さを取り
 戻した感じで続けた。「俺もうカナの中学の後輩でもあるんだよね」
 「はあ?」
 「とにかく勉強がんばるから」そういってマコトが立ち上がった。
 「調子だけはいいな」最後の言葉の意味を不思議に思いながらも、チアキ
 も笑って席を立った。

おしまい
229名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 00:16:32 ID:2OzDuWUi
藤岡とマコト、どっちが千秋と将来的に結ばれるのだろうか
230名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 00:33:20 ID:1sM8GI/B
>>228

むずがゆい初恋の初期っぽくてGJ。
気づいた時には…って感じかな?
231名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 01:18:44 ID:2KingbJO
>>229
藤岡→カナ
マコト→ハルカ
なだけにチアキが幸せになるビジョンが浮かばないぜ・・・
藤岡への片思いで終わるという事も・・・
232名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 02:27:43 ID:xMMe1JvH
>>240
それは間違っているじゃないかぁっ!
いいか、南ハルカはマコトとやらに言い寄られるわけだ…
すると南ハルカはうつむくわけだ…
そこで俺がそっと現れる、するとどうだ
二人の愛が生まれたではないか!
南ハルカと結ばれるのは、保坂であるわけだ。
233 ◆yuRiYuRiyE :2009/03/24(火) 02:40:46 ID:xMMe1JvH
カナ「おい藤岡。ちょっと」
藤岡「え?どうかしたの?」
カナ「いやな、バレンタインデーもホワイトデーも何もしてないだろう」
藤岡「あぁ、そっか…休みだったもんね。それで、それがどうかしたの?」
カナ「そこでだ!これをやる!」スッ
藤岡「へ?」
カナ「カナ様じきじきのチョコだ!」
藤岡「へぇっ!?」
カナ「開けてもいーぞっ」
藤岡「あ、開ける…」シュルシュル
カナ「ふっふーん。どうだまいったかー」
藤岡「あ、ありがとう、南…」
カナ「という訳で藤岡!明日をホワイトデーとする!お返し楽しみにしてるぞ!じゃな!」スタスタ
藤岡「え、ぁ、わかった…」

藤岡「…どうしよう…とりあえずこれ…」
234 ◆yuRiYuRiyE :2009/03/24(火) 02:57:41 ID:xMMe1JvH
藤岡「え、えっと…ホワイトデーのお返しは、クッキーかホワイトチョコなんかが一般的…なるほど」
藤岡「南が何欲しいのかわからないし…とりあえずホワイトチョコならいいかな」

翌日のアフタースクール

藤岡「どどっどうしよう、緊張してきた…ただ渡すだけなのに…」ギュッ
カナ「おー藤岡。待ったか?」
藤岡「えっ?あ、いや、大丈夫。うん」
カナ「んー、ならいーや。で、今日はホワイトデーだな!」ニコニコ
藤岡「(かわいい…)あ、うん、これ、昨日のお返しっ…」スッ
カナ「…あれ?箱が熱い…やっぱり待ってたんじゃないのか?」
藤岡「えっ、いや、いいよ、仕方ない事だし…」
カナ「んー、せりゃー!」パカッ!
藤岡「あ…」
カナ「んー、やっぱり少し溶けてるなぁ。今日はちょっと暑かったしな。あ、手に付いた」ペロペロ
藤岡「ご、ごめん、何か拭くもの…」
カナ「いいって、美味しいから舐めとるよ」チュパッ
カナ「結構付いたな…これ持っててっ」
藤岡「うん…」
カナ「もう付いてないかな…ん、持たせたら藤岡にも付いちゃったな。手貸して」ハムッ
藤岡「ー!?」ビクンッ
カナ「んー美味しかった…あれ、藤岡?」

藤岡の意識がホワイトアウトするデーでした。
完?
235 ◆yuRiYuRiyE :2009/03/24(火) 03:07:33 ID:xMMe1JvH
おまけ

リコ「んーんーんー忘れ物〜♪」
リコ「…あら、教室に誰か…あぁん藤岡君!」
リコ「…あれ、カナも?…二人っきり!?」
リコ「どういうことなの…とりあえず近くに…」
リコ「ふむふむ…手に付いた?何のことかしら」
リコ「舐めとる?全く、いやしい事を…美味しい?」
リコ「藤岡君の…美味しいのが…手に付いたから…舐めとる?」
リコ「…むふぅー!?」
リコ「ちょっとどどっどういうことなの!?学校で?…いやそれよりも!」
リコ「あぁぁもうわからないわ!」ダッ

翌日
リコ「おはようケイコ…」フラフラ
ケイコ「あ、おはようリ…どうしたのそのクマ」
リコ「ちょっと、寝付けなくてね…悪いんだけど、宿題あったわよね…見せてくれない?」
ケイコ「珍しいわね、どうしたの?」
リコ「昨日忘れ物しちゃって…取りにきたら、予想外の出来事がね…」

おわり
236名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 03:33:56 ID:ISvtMvRn
GJそして>>240に期待
237名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 04:45:13 ID:P/yPTYX0
>>231がそんな事言うなら絶対チアキを幸せにしてやるよバカ野郎!
藤岡もマコちゃんもカナもハルカも全員チアキと…!
238名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 10:14:30 ID:cXs3L2M5
>>232
おまいさんが保坂なのだけは、分かった
239224:2009/03/24(火) 22:33:52 ID:/aPPmwm3
>>229
やっぱりマコトですよね、私的には。

ついでに告白してしまうと、6スレ目「思い出」、7スレ目「こぶ付きデート」
も私の犯行です。よかったら7-073の名前にしておいてくださると幸いです。
>保管庫管理者さま
240久留里:2009/03/24(火) 23:06:43 ID:5Ndr7RtP
>>239
了解しました。

今、4スレ目を保管中です。
241224:2009/03/25(水) 00:08:40 ID:0P/zO0uo
>>240
ありがとうございます。
242名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:12:36 ID:asZvnfKP
保管庫みていると、エロなしや微エロのSSが多いですな。みなみけは。
このスレ的には間違いなんだろうケド。
243エロなしのひと:2009/03/25(水) 00:13:28 ID:bZu2nopU
あっしもマコト派っす
244名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:16:55 ID:gz3d/WrY
千秋は藤岡と結ばれるべきだな、初恋で失恋はキツイだろうし
マコト?たぶんこち亀の某キャラみたいに本物の女になっちゃってるさ
245名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:20:48 ID:JH62YooN
藤岡へのあれは恋じゃないと思う
246名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:24:34 ID:bZu2nopU
「好き」ではあるんだけどねー
247名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:25:48 ID:km9LBPcy
トウマに男として藤岡と接するよう言ったり
カナの水着姿にドキッとした藤岡にムッとしたり
なんなんだろうねいったい
248名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:27:30 ID:bZu2nopU
藤岡はカナしか眼中にないんだけど

ていうか、藤岡のバヤイ、カナ、リコ、トウマとかもう
よりどりみどりで内科医
249名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 01:29:20 ID:qfLfyaAY
このスレやベー別世界だ。
みなみけ信者として見てられないもの多いし。
250名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 03:04:16 ID:BSIdNRnV
チアキは藤岡のことはあくまでも
父親として見ているのだろう
お父さんにおもいっきり甘えてみたい
そんな一心だろう
そしてゆくゆくは親子での近親相姦まがいなことを・・・


うーん、いまいちだな
251名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 03:46:10 ID:HgrtR2df
藤岡がカナとくっついた場合、トウマは身を引くタイプ、
チアキは略奪愛に走るタイプに思えてならない
リコはヤンデレ化してNice boat.みたいな
252名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 07:32:46 ID:0W89WuYc
>>251
藤岡がカナとくっついたら藤岡が義理の兄になる→千秋ウマーじゃないのか
253名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 08:38:52 ID:UYLaK29R
死んだかどうかはともかくチアキは物心ついてから父親との接触が皆無っぽいからその穴埋めだよな
冷静に藤岡の想いがカナに届くのか案じるシーン見ると恋愛感情が入り込む余地無さそうに見える
まあそれじゃエロパロ的にはつまんないけどね!
254名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 09:43:31 ID:MiFOr4uM
>>250
すまん、立て読みして嗚咽した
255名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 12:09:57 ID:GIQ/CXVB
>>254
つ正露丸
256名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 23:57:33 ID:asZvnfKP
はだかエプロン!
257名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 00:40:51 ID:3ybIDErt
「はだかエプロン」と言い出す女子中学生なんてなかなかお目にかかれないだろうなあ。
258名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 01:22:19 ID:94qHNKen
どうだろう
ここは一つ夏奈が藤岡をひん剥いて裸エプロンにする話ってのは
259名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 01:32:48 ID:jG1Fuu2n
>>258
それよりはマコトが下着姿のカナに一枚ずつひんむかれて手古希されて射精した後マコトがカナのブラをとり胸もんだあとパンツ脱がして
カナを生まれたままにしたらカナ自身が陰毛剃ってマコトがイカセタあとドッキングというやつ読みたい
260名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 01:45:04 ID:3ybIDErt
日本語でおk
261名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 04:52:43 ID:wZJfhtJV
千秋の裸エプロン(*´д`*)
262名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 07:28:24 ID:pGRYRLPT
マコト×冬馬マダー?
263名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 12:08:33 ID:ykA1W80h
ここは敢えてマキ×マコちゃんの展開から、終盤はマコト×マキになってしまう話を
264名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 12:21:16 ID:NU48WMiy
おかえり11話を見るとマキの身長が内田とたいして変わらない件
265名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 12:23:56 ID:TqCLVoc0
マコちゃん〆てるマキと、〆られてるマコちゃんには萌えますた
266名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 12:25:15 ID:Yxbn4WDC
アニメのマキは伸びたり縮んだりしてる
ああ・・あの持ちやすい頭をガシッとつかんでみたい・・・
267名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 15:27:47 ID:494g8fgk
脱衣所のカナとチアキの身長もほとんど同じくらいだった
268名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 15:29:40 ID:TqCLVoc0
チアキの慎重は、ほいっぷ分差し引かんと
269名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 16:03:06 ID:1s/zVbAI
健康診断でチアキの身長を測る際、頭の上のアレはどうするんだろう?
上からバーでグシャッと、かなぁ。
270名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 18:43:26 ID:QTrXhYAS
>>269
・バー離したら元に戻るよ
・バー離しても潰れたままだよ
・バーなんかにはびくともしないよ
・バーをすり抜けて存在してるよ
271名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 19:19:45 ID:TqCLVoc0
・バー避けますよ?
272名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 19:40:03 ID:Yxbn4WDC
・バーに刺さるよ
273名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 21:39:40 ID:TNqY9Qcz
>>248
ごめんなさい。吉野とくっつけてごめんなさい。
懲りずに続編書きます。いまネタ集め中。
274名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 22:56:14 ID:vZyrUpZD
スレ違いかも知れないけど

おかえりはもしかして今度最終で最終回かな?予告的にはそれっぽく感じたんだけど
275名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 22:58:51 ID:vZyrUpZD
↑日本語ミスった

スマン
276名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 23:35:02 ID:TNqY9Qcz
>>274
すれ違いですけど、つぎで最終回です。
で、最終回のオンエア日にSS投下ですね? 楽しみに待ってます。
277名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 01:02:32 ID:2+FHc7k3
おかえりの次がおきまりな気がする
278名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 01:06:35 ID:m56Oc5I1
ただいま
279名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 02:09:22 ID:oJhAq7hd
おかわり

おかえり

おやじがり
280名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 08:43:06 ID:TeCPFVRc
いや、「おかわり」の次は「おざなり」だと思う(w
281名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 08:45:50 ID:TeCPFVRc
「おさわり」という可能性もある
282名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 10:18:30 ID:9U4MeIi6
みなみけ おことわり
283名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:23:58 ID:Dr2WrQhY
皆落ち着けよ…

おとなり だろ?
284名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:27:24 ID:RP8e1nJh
みなみけ ざりがに
285名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 14:52:10 ID:nkZ4Uoog
>>283
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
286名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 16:08:52 ID:qoqUYC/r
主人公の女の子がチアキに似てるとか言う理由で
とらドラとかいうアニメを今更見始めた自分を許してくれとは言わないよ

アニメはみなみけとはじめの一歩しか見てなかったんだけど
このアニメも人気あったみたいで……チアキかわいいよチアキ
287一年ちょっと後くらい@エロなし1/2:2009/03/27(金) 19:28:17 ID:RP8e1nJh
これは、筆者の中二的妄想による物語です。
過度な期待をしないでください。
なお、画面のスイッチはちゃんと入れてから読んで下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 明日は小学校の卒業式。
 ハルカやカナの進学祝いも兼ねた前祝いパーティーへ、マコトとトウマも呼ばれていた。
 南家のあるマンションの前で二人はばったりと会って、一緒に部屋の方を見上げた。
「あーあ、ここに来るのもこれで最後か」
 いつもの『マコちゃん』になってるマコトは、溜息まじりに言った。
「どうしてだよ。またくれば良いじゃないか」
 トウマは意外そうな顔をして訊いた。
「ほら、声」
 マコトの声は、半年前と比べて少しハスキーになってる。
「ああ、そうか。男なの忘れてた」
「そ、そんなぁ〜」
「ごめんごめん。で、どうするのさ」
「来年から受験だからなかなか来れなくなる、ってことにする」
「そっか、中学生なんだっけ」
「うん。実は、カナにはもう頼んだんだ」
 マコトは寂しそうに苦笑した。
「しょうがないな、そればっかりは。でも今日は楽しもうぜ」
「うん。行こうか」
288一年ちょっと後くらい@エロなし2/2:2009/03/27(金) 19:28:52 ID:RP8e1nJh
 ふたりはエントランスから中に入り、エレベーターに乗った。
 こうして並んでみると、トウマのほうが少し背が高い。この年頃にありがちなことだ。
「トウマは、いつまで『オレ』でいる気?」
「うーん、別に女なの隠してるわけじゃないしなあ」
 と言いつつも、トウマの脳裏に藤岡の姿がよぎる。
「『あたし』とかにするかい?」
「それも変だ」
「じゃあ『ボク』で」
「考えとく。兄貴にでもクレーム付けられたら、変えるよ」
 がらっ。
 エレベーターの戸が開き、いつもの廊下が目に入る。
「ほんとに、もう来れなくていいのか?」
 トウマは降りながら訊いた。
「いいんだ。みんな同じ中学だしね」
 マコトが、いつもの髪留めを付けながら降り、少し先を歩く。
「ハルカさんに、会えないぞ」
 思わず「あ」と立ち止まるマコト。
 停まれずトウマが追突して、軽く抱きつく格好になった。
「あっぶねえな」
「へえ……トウマも、女の子なんだなあ」
 背中の感触が、一瞬だけマコトの心をくらり揺らがせる。
 でも……
「何考えてんだ。元から女だよ」
 というトウマの一言で、我に返った。
「オレは今日まで女、だけどね。さあ、今日は楽しくやろう!」
 振り返り、笑いかけるマコト。
 その笑顔に、こんどはトウマがくらり。
 マコトはそんなことには気がつかず、南家のドアベルをならした。
「いらっしゃい、待ってたわよ」
 当初の想い人が戸を開き、出迎えた。
 その先の部屋からは、二人が「今」想う相手の笑い声が聞こえた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうすぐ、三期もおわりだね
289名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:06:53 ID:4pCMejcW
>>288

GJ!!
なんか感動した
290名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:46:16 ID:m56Oc5I1
マコトはイケメン
291名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 22:09:24 ID:VdnryGai
続きを激しく所望する! この冬馬なら愛せそうだ。
おかえり冬馬が出過ぎだったからねぇ。
292名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 23:30:55 ID:RhJdLTCY
ここで終わるからえーんとちゃう?
293名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 00:38:03 ID:T4hBY23b
第四期はクラスメイトのケンイチを中心とした
みなみけ おだまり
294名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 01:13:56 ID:GI1ilXIu
十年後のみなみけ
ハルカ→そこそこの会社でそこそこの給料を貰っているOL。
カナ→以外や以外、今や明るい性格で人気者な小学校の教師に。
藤岡→スポーツ用品の製造会社に勤務、サッカーは趣味の範囲で続けている。
保坂→半裸。
チアキ→花も恥じらう大学一の美女に、ただ未だに藤岡が来ると彼の元に座る。
トウマ→スポーツインストラクターになるべく専門学校で勉強中、藤岡が気になりはじめるがなかなか「サッカー友達」の領域から抜け出せない。
マコト→高校で音楽に目覚め現在ストリートミュージシャンとして夢を追っている、ただハルカの心に歌は未だ届かない。
プレーン→どっかの大学生。
295名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 01:23:09 ID:BNJI+VIH
>>286の浮気者を許すことはできないな。このバカ野郎!
296名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 04:45:36 ID:wWdfnZQg
>>288
GJ!!!

別れ際で号泣するマコちゃんが浮かんだ(*´д`*)
297 ◆954/z7MI/s :2009/03/28(土) 05:17:46 ID:v1E5yWC5
それは何でも無い平日の夕方のこと。

用事があり帰宅するのが遅くなった藤岡が鞄を取りに教室へ行くと、
誰もいないと思っていた教室で誰かが机に突っ伏しているのを発見した。

(もしかして・・・)

と思いつつ近くで確認すると、やはりそれは彼の想い人である南夏奈その人であった。
どうやらぐっすりと寝ているようだ。
おそらく帰りのHR中に寝てそのまま寝続けていたに違いない。
普段活発な夏奈の無邪気な寝顔に思わずドキリとする。
しかし時間が時間の為、名残惜しくはあるが夏奈を起こさなければならない。

「おい、南、もう起きないと学校閉まるぞ」
「んん・・あぁ・・・よく寝た・・・」

のんきに伸びなんかしてるが、そんなたわいも無い仕草も藤岡の目には魅力的に見える。

「・・おぉう!なんだ藤岡か、ってもうこんな時間じゃないか!急ぐぞ藤岡!」
「え?あぁ・・そうだね、早く帰ろうk」

答える間もなく夏奈は教室をダッシュで飛び出し靴箱へ向かい走り出す。
若干遅れを取ったものの藤岡もそれに続く。

「南、結構暗いから走ると危ないって!」
「なんだよ、番長の癖に心配性だなぁ」
298 ◆954/z7MI/s :2009/03/28(土) 05:19:31 ID:v1E5yWC5
夏奈が走るのを止めた。気づけば既に昇降口近くまで来ているようだ。

「大丈夫だって、この夏奈様の手にかかれば学校の中なんて目をつぶって後ろに歩いても・・・っと!うわ!」
「南!」

ちょっとした段差に躓き後ろに倒れそうになった夏奈をすんでの所で藤岡が引き戻す。
その間、コンマ2秒。

「・・・危なかった・・・大丈夫か南?」
「え・・あ、あぁ・・その、うん、ありがとうな」

藤岡がふと我に返ると体勢がちょうど夏奈を正面から抱きよせる状態になっている。

(・・・・・!?!)
(・・やっぱり近くで見ても南ってかわいいな・・・・・じゃなくて!)
(うわどうしようこれヤバいというかこれ以上近くにいるともう色々と耐えられないというかなんというか・・・・・!!)

夏奈への藤岡史上最大接近記録を軽く突破したことに対し既に思考回路はショート寸前に陥り、あえなくフリーズ。

と、その時夏奈が突然電源が入ったかのように藤岡から身を離した。

「そそそうだ!今日は早く帰らなきゃいけなかったんだ!あ、ありがとうな藤岡!」

藤岡再起動。

「あ、あぁ・・そうなんだ、じゃあまたあしt」
「じゃ・・じゃあな!」

藤岡が答え終わる前に、夏奈は不自然なほどに焦って
まるで何かから逃げるみたいに全速力で去って行った。

「・・・・・・」
「・・・・・・・俺、嫌われたかもしれないな・・・・」

去っていく夏奈の、おそらく夕日のせいで赤く染まっているのであろう耳をぼんやりと眺めつつ、
藤岡はしばし呆然と立ち尽くしていた。
299 ◆954/z7MI/s :2009/03/28(土) 05:22:18 ID:v1E5yWC5
自給自足でふじかな書いてみたんだけどお口に合いますでしょうか?
とりあえず夏奈サイドの方も書こうかなとは思ってるんですが
300名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 05:29:46 ID:9Fa+bypX
GJ! 甘酸っぱくてイイネイイネー。
ふじかなは最高だぁ。
301名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 12:57:39 ID:C7YPrc4X
>>294
まさかトウマは十年後でも女の子であることが藤岡にバレてないのか・・・?
302名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 13:00:37 ID:a9rLrWWd
余計な脂肪はあれ以上つかなかったのか
チアキ大勝利
303名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 18:07:46 ID:tPQ6xJnN
もうプールと言えばこのアクシデントは必須ですよね、
4レスほどカナ×藤岡です
304名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 18:08:30 ID:tPQ6xJnN
「おいおい、何やってんだよ!!」

辺りに響き渡るカナの大声。
まだ肌寒い春休み前、カナは藤岡、ケイコ、リコと室内プールへ来ていた。
そしてなぜカナが血相を変えて藤岡に怒鳴り声をあげているのかと言うと……

「だ・か・ら! お前が鬼だろ!? じゃんけんで決めたんだからしっかりしろ!!」
「いや……でもさ、南。ほら……なんて言うか、タッチとかどうすれば……」
「そ、そうよカナ、藤岡君は男の子なんだから……」
「あ、あのさ、ちょっと……えっと……」
鬼ごっこの鬼になった藤岡が、恥ずかしがってゲームを開始しないのが原因だった。

怒りがおさまらない様子で右こぶしをフルフル震わせるカナ。
困った表情で気まずそうにする藤岡。
それを必死にフォローしようとするケイコ。
周りの視線と困った藤岡の表情に一人オロオロするリコ……
カナは藤岡の目をキッと睨みつけると、ため息をついてその拳をゆっくりと水中へしまった。

「もういい。じゃあ私が鬼やるから、お前たちは逃げろ」
「え……?」
「ほら、10数えるぞ。いーち、にーい、さーん――――」
「と、とにかく、これ以上カナの機嫌を悪くしたら大変だから逃げましょ……」

ケイコの言葉に2人は頷き、一斉にカナから逃げ始める。
試合会場は流れるプール……3人はなぜか必死にその流れに逆らい走り続けた。
そしてカナが10秒数え終えたその時――――

「じゅーう……っと、よーし! 行くぞ! お前たちー!! ……って、」
「はぁ……」
「何してんの……? ケイコ」

ケイコは早々と力尽きて流れに負け、カナにしがみついていた。
305名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 18:10:26 ID:tPQ6xJnN
「まあ何はともあれケイコは捕まえたー! 後は残り二人だ!」
「あっ、ちょっと、カナ――」
無残にも下流へ流されていくケイコを余所に、二人に襲いかかる魔のツインテール。
二人に近づくカナとの距離とは裏腹に、藤岡とリコの距離は徐々に開いて行く。

「ハァ……ハァ……、ふ、藤岡君、ちょっと、まって……」
「え? あっ、だいじょうぶ?」
「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃー!! 待てリコ、……ふーじーおーかぁー!!」
「うわっ、南!? い、急がないと! さぁ、手につかまって!」

カナの表情を見て、藤岡の背筋を悪い予感が走る……
(南……タッチする時、どさくさまぎれに強烈な一撃を入れるつもり……!?)
急ぐ藤岡、しかしその差し出された手を前に、モジモジしてウネウネするリコ……

「そ、そんな、急にぃ……手とか、に、握るなんて……や、やだ、私ったらなに考えて――」
「おっと、リコ捕まえたーっと」
「は、はぽぱぶくぶく…………」
「さて、残りは一匹……覚悟しろ!」
「くっ……! ごめん、みんな!!」

沈むリコ……
藤岡は走った。普段からサッカーで鍛えている脚力をつかい、全速力で!
「おおっ! なんだなんだ、やる気あるんじゃないか!」
その姿を嬉しそうに眺め、そして藤岡を追いかけ始めるカナ。
しかし運動神経が良い方とは言え、脚力勝負で本気の藤岡にかなうはずがない。
さっきまでとは違い徐々に開いて行く二人の距離。そして1分後、

「よ、よし、いくら南でも……結構逃げ――」
「甘いな藤岡……お前は実に甘いっ!」
「なっ……! いつの間に!? ……って言うか、それはありなの?」
「あり!!」

カナはプールからあがり、プールサイドを走っていた。
306名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 18:11:32 ID:tPQ6xJnN
「藤岡、もはやこれまで……お前は良くやったよ」
「あ、あははっ……」
「これで心置きなく……しね! ……必殺! カナ様デンジャラスダーイブ!!」
「うわあぁぁぁっ!!!」
『ピィーーーー!!!!!!』

その笛の音は、プールサイドを走っていたカナへ向けられたものなのか、
飛び込みに対するものなのか……それともゲーム終了を意味する笛だったのか……
プールへ飛び込んだカナは、後ろからガッチリと藤岡の首を腕で締め付けていた。

「どーだ、まいったか!」
「ま、まいりました……っ」
「そーか、そーか。じゃあ次の鬼を――――」
「……?」

しばらくそのままの体勢で硬直するカナ。そして、突然周りを見渡し始める。
二人の後方20m……水面にプカプカと浮かぶ布きれがケイコの頭に引っ掛かった。
「……なにこれ? 布……? はぁ……また視力落ちたかな……」

「あ、あの、南……そろそろ離れてくれないと、その……胸とかが……」
「う、動くな藤岡! 今、プールでは定番中の定番ともいえる事故が起こった!」
「事故……? でも、あのさ……さっきから柔らかいのが背中に……」
「いや、しっかり背中にひっつけないと見えちゃうから!」

普通の人にはだいたい伝わるカナの説明。
しかし完全に頭の中が真っ白になっている藤岡は、急いでこの状況から抜け出そうとした。
そう、なんとしても下半身に変化が現れる前に……

「ごめん、南! やっぱりオレ……っ!!」
「う、うわっ、バカ! 暴れるな!!」
「いや、でもこう言うの……嬉しいけど、良くないと思うから!」

なんとか強引にカナの腕をふりほどき、体の向きを入れ替える藤岡。
そしてカナの方を向いた瞬間……

――――むぎゅっ!!
307名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 18:13:13 ID:tPQ6xJnN
「み…みなみ……!?」
「う、うるさい! って言うか、こち見るな!」
「いや、見るなも何も……こんな正面から抱きつかれたら…………え? ええ!!?」
「……だから、見るなって言ってるでしょうが!! このバカ野郎!!」

藤岡の胸の少し下、そこに密着しているカナの胸。
本来それを隠す水着はとうの昔にケイコの元へ。
そして今、その胸を隠すのは藤岡の体で……
藤岡の体にはつぶれたマシュマロが二つ密着していて、
その押しつぶされたマシュマロの谷間には少しプールの水がたまっていて……

「み、み……みなっ、みな……っ、みなみ、み、みみ……水……水着がッ……」
「いいか藤岡、私が公衆の面前で恥をかくかどうかはお前次第だ」
「は、はい!?」
「こんな所でポロリなんてしてみろ。人の視線をいっぺんに集めちゃうでしょうが」

と、カナは言うものの、実際のところすでに男女がプールで抱き合ってるわけであり、
それは既に十分周りの視線を集めていて……リコは気を失って流されていて…………
そして、それ以上に深刻な問題は――

「……ん? なんだこれ? 硬い……?」
「うわっ! 南!? そ、そんな所、触っちゃ……ッ」
「!!? お、お前!! お、おかしな事考えてるんじゃないでしょうね!?」
「そ、そんな事は無いけど、ほら、これは、その……生理現象っていうか……」
「あっ……! こ、こら! 妙なもん、妙な所に擦り付けるんじゃないよ!!」
「みょ、妙な所ってドコ……いたっ、痛い痛い! ちょっと、南、殴らないで……ッ」

そうこうしているうちに、水着を持つケイコの所まで流されてゆく二人。
カナは水中に潜ると器用に水着を装着し、藤岡の頭にチョップをお見舞いする。
何発も何発も……カナは顔を真っ赤にして叩き続けた。
そしてカナの気がようやく済んだ頃
上流の方から一周してきたリコが、どんぶらこ、どんぶらこ……と、流れ着いたという……。
308この野郎:2009/03/28(土) 18:14:12 ID:tPQ6xJnN
押しつぶされた胸は皆のロマンだ! ……ってばっちゃが言ってた
309名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 18:29:35 ID:rl7QbE2z
>>308
ふじカナキタァァァァ!
GJだよこの野郎!
310名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 22:29:20 ID:zjZ+tNxh
>>308
素晴らしい!!
ありがと!
311名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 22:58:57 ID:2U8TT3xv
>>308ほか
みなさん投下GJです。
あとでゆっくり読まさせてもらいます。

あと、この野郎氏の「メルト」本編のうち、4スレ目に投下された分を保管し終えました。
Part 32まで保管しましたが、まだ番外編とその続編が山ほど残っているので、順次保管いたします。


それと、2スレ目で2-939氏が投下された「雨音」ですが、続編は無い模様なので
私がこれを「原案」にしてイチから書いたらアレですかねぇ。
ttp://www37.atwiki.jp/coharu/pages/145.html
312名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 23:13:24 ID:zjZ+tNxh
>>311
いいと思いますよ!
是非ともお願いします、、
313名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 23:30:04 ID:tPQ6xJnN
>>311
Part32……? 生まれてきてすみません。お疲れ様です
314名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 00:35:24 ID:/gENH67W
藤岡×アツコの続きはいつまで待てばいいんですかィ…?
315名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 01:31:35 ID:vOhkO2mH
藤岡のアソコの続きか・・・
316名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 01:33:34 ID:QgaWxjbN
藤岡はいい体してる
317名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 02:35:22 ID:AgcSYqEe
藤岡×アツコとか原作で絡みの無いキャラ同士のは、
まさにエロパロって感じで好きだ
でもその分書き手の妄想力が必要だから難しい・・・
318名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 02:55:07 ID:DB79LsgN
>>311
どうぞどうぞ
319名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 00:16:27 ID:hag/Tv1g
トウマが藤岡を襲う話が見たいです
「や、やめろトウマ!男同士でこんな…アッー!」
「だから女だって言ってんだろ!少しは信じろよ!」
320名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 01:37:37 ID:Y37NO1T1
>>319
そしてトウマが全裸になり、おまたを藤岡に押し付けて女を証明するんですね。わかります
321名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 01:59:06 ID:a0XaLG/m
トウマはSでもMでもいけるな
チアキはマグロなイメージ
322名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 02:24:32 ID:aFezGpmh
今日のアニメでようやく千秋がかわいいと思えるようになったよ。結局どっちの姉ちゃんも大好きなんだな
323名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 02:37:00 ID:KgSHe0EX
最終回なんだから千秋はもっと藤岡といちゃいちゃして欲しかった
324名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 05:47:20 ID:7sUIM1ID
>>308
こんにゃろー様GJであります
325名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 12:51:42 ID:VwWc818L
>>319
むしろ千秋とトウマでが藤岡を使って性技対決を
「私のほうが1回多くイカせたぞ!」
「で、でも出した量は少なかっただろ!!」
326名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 14:47:30 ID:882tRXDt
二人ともまだそんなテクはもっていない(w

まあ藤岡をどれだけ興奮させられるかがカギかな。
327名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 16:42:55 ID:a7DLvsZQ
「カナ! カナ!!」
「お、おおっ? な、何だトウマ、急にどうした?」
「カナがみかんを取りに行ったまま帰ってこなくなる夢を見たそうだ」

「ハルカ……」
「ん? どうしたのアツコ?」
「なんかハルカが学校を辞めちゃう夢見たんだって。……ってか、あんた達二人重なると……胸の迫力が……」

「アツコ先輩ッ!」
「え……? ええ!? ふ、藤岡君!?」
「すみません、今日だけ……一緒にいてください」

「あうぅー……吉野ー!」
「どーしたの? 内田」
「それはこっちのセリフよ〜! どうして私を置いて引っ越しちゃうの〜!」
「また変な夢を見たんだね」

「藤岡、お前転校するのか?」
「えぇ!? いや、別にその予定は無いけど……」
「そう。……そうだ、今日は私と一緒に行動しろよな!」



さぁ、好きなのを選べ!!
328名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 16:47:33 ID:yEMPRGVm
「カナ! カナ!!」
「ん? どうしたのアツコ?」
「すみません、今日だけ……一緒にいてください」
そう。……そうだ、今日は私と一緒に行動しろよな!」

で。
329名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 17:03:35 ID:VwWc818L
>>327
3つ目の藤岡×アツコを所望する!!
330名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 19:31:49 ID:klQEp8Gm
>>327
>下から2番目

人がせっかく話を考えているのに、電波を受信しちまったではないか。
331名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 19:49:59 ID:a0XaLG/m
三つ目の藤岡×アツコの組み合わせで一本おながいします
332名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 19:56:55 ID:hag/Tv1g
ここはやはり藤岡×アツコだな!
333名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 20:10:56 ID:IV2cEIPf
藤岡×アツコ人気だな
334名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 21:52:15 ID:TT7bEQlt
いや、ここはあえて王道の藤岡×カナで!
335名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 22:29:34 ID:ahc96hL3
>>327
「あれ?どうしたの、南。 俺トイレ行けないよ」
「バカはトイレなんて行かなくていいんだよ!」
「チアキ、マコトくんがいなくなっちゃう夢見たんだって」

がいいです
336名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 22:50:53 ID:Easnzw57
チアキならマコちゃんがいなくなるという近い将来現実化する正夢を見る展開の方が見たいな
337名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 01:25:57 ID:jRMciwub
アツコかわいいよアツコ
この野郎氏のお姉さんぶったアツコも続きが気になるけど、
年下の藤岡にリードされて翻弄されるアツコも見たい
338名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 02:22:36 ID:e2LfnMgw
>>327

「藤岡、お前転校するのか?」
「えぇ!? いや、別にその予定は無いけど……」
「そう。……そうだ、今日は私と一緒に行動しろよな!」

これでお願いします
339名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 02:42:15 ID:MVnNw3wk
>>327
夏奈と藤岡のがいいな〜
340名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 03:03:18 ID:1HFq406e
カナ藤!カナ藤!
341名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 03:06:31 ID:PGcMC0Ba
背中からきゅっ
「はっ、春香先ぱ……っ!?」
「ごめんね、ちょっとだけこうしてていい?」

「おいトウマ、お前の兄貴が鼻からありえない量の出血してるぞ」
「どうせ汚れたもの洗濯するのはナツキだし放っとけばー」
「いや、あれは致死量だろ……」
342名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 03:12:09 ID:Xjebcs49
「藤岡」
「うわっ…どうしたの千秋ちゃん?」
「…」
「ああ、千秋なー、お前がサッカーしにいったまま帰ってこない夢を見たんだってさ」
「…・・・」
「だからいつもより強く抱きついてきてるのか…っていうか、女の子がスカートでこう…抱きつくのって…千秋ちゃん?」

「…藤岡はイヤなのか?」
「い、いやその、イヤっていうか、女の子はあんまり、その、そんなふうにおしつけたり…」
「おーおー、千秋ぃ。熱烈だねえ」
「うるさい馬鹿野郎」
「はいはい。邪魔者は消えるからせいぜい仲良くしてればいいさ」
「あ、ちょ、み、南っ」
「藤岡ぁ、小学生女子相手にあんまり激しいプレイはだめだぞー」
「あ、み、南っ、ちょっとまっ」

パタン

「藤岡」
「な、なにかな千秋ちゃん」
「藤岡はこうされるのがイヤか?」
「あ、その、なんていうか、いつもは後ろ向きに座るのに、なんで今日は前向きって言うか、
そんなふうに抱きつかれるとちょっとドキドキするっていうか」
「…イヤか?」
「い、イヤ・・・じゃないっていうか・・・」
「じゃあもっとギュっとしてくれ」


つづかない
343名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 03:44:27 ID:OOk43cHm
>>342
続けなさいよバカヤロウ!

…何この良作良案の雪崩。俺とか出る幕も無いし…
というか、アニメは駄メガネのせいでおかわりの途中で切ったんだよな…
だからヒトミ?だっけ、全くわからんのぜ
344名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 04:05:01 ID:jRMciwub
>>343
おかわりは最後まで見てこそだ
最終話マジ涙腺崩壊する
メガネが居なくなったすぐ次の話だけにカタルシスを感じるよ
あとおかわりにヒトミは出ない
345名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 08:37:16 ID:v6C6kf+Z
>>337
俺も藤岡とアツコの絡みはとても見たいんだが、同時に速水センパイにいろいろ藤岡がHな事をされる話も見たいんだ!
346名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 08:46:44 ID:5IGAqokD
スカートにテントを作ったマコちゃんを助けてやろうと冬馬がテントを押さえ付けるけど、
それによりマコちゃんが気持ち良くなっちゃう話ください!
347名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 09:59:56 ID:rBrfXLIu
「藤岡……」
「南? どうしたんだ、いきなり後ろから抱きついて」
「ずっと、ずっと、藤岡のことさ……」
「ああ、俺も南のこと」
「ほんとか、いいのか?」
「ああ」
「ずっと、藤岡のこと………」























            >ふ
             ↓                
      ∩    ∧_∧            
       \ヽ_(    )        
         \_   ノ       
 ∩_   _/    /        
 L_ `ー / /   /           
     ヽ  | |__/ |           
  | ̄ ̄ ̄\     ノ バックドロップ    
  | | ̄「~| ̄( 、 A , )したかったんだ!!   
  | |  | |  ∨ ̄∨  ←カナ     
  し'  し'  
348名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 12:45:28 ID:vpSjvIp0
        ∧∧
       ヽ(・ω・)/   ズコー
      \(.\ ノ
    、ハ,,、  ̄
     ̄
349名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 13:30:30 ID:OOk43cHm
>>344
なるほっドゥー
おかわり中盤以降と、おかえり丸々見てないんだが、見るべきか…

>>347
愛なら仕方ない
350名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 14:17:13 ID:z9zesa10
よしじゃあ張り切って藤岡×アツコ書く!…と思ったけど、
よくよく考えてみると夢に出てきて離れられないって、
ある程度仲良くないと無理があるのか…
まずは仲良くなる過程から始めるる
351名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 17:44:55 ID:5Eo+JeHI
久々に来てみたら随分と様々なカプが流行ってるそうで。
でも原点回帰(?)でマコト×千秋とか読みたいな。

マコト「ご、ごめん!中に出しちゃった…」
千秋「それが何か重要かー?」

みたいな奴を。
352名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 17:46:55 ID:v6C6kf+Z
>>350
応援しながら待ってる!!
353一年ちょっと後くらい@エロなしチアキ視点:2009/03/31(火) 19:18:39 ID:rBrfXLIu


 明日は小学校の卒業式。
 ハルカやカナの進学祝いも兼ねた前祝いパーティーへ、マコトとトウマも呼ばれていた。
 南家のあるマンションの前で二人はばったりと会って、一緒に部屋の方を見上げた。
「あーあ、ここに来るのもこれで最後か」
 いつもの『マコちゃん』になってるマコトは、溜息まじりに言った。
「どうしてだよ。またくれば良いじゃないか」
 トウマは意外そうな顔をして訊いた。
「ほら、声」
 マコトの声は、半年前と比べて少しハスキーになってる。
「ああ、そうか。男なの忘れてた」
「そ、そんなぁ〜」
「ごめんごめん。で、どうするのさ」
「来年から受験だからなかなか来れなくなる、ってことにする」
「そっか、中学生なんだっけ」
「うん。実は、カナにはもう頼んだんだ」
 マコトは寂しそうに苦笑した。
「しょうがないな、そればっかりは。でも今日は楽しもうぜ」
「うん。行こうか」

 ふたりはエントランスから中に入り、エレベーターに乗った。
 こうして並んでみると、トウマのほうが少し背が高い。この年頃にありがちなことだ。
「トウマは、いつまで『オレ』でいる気?」
「うーん、別に女なの隠してるわけじゃないしなあ」
 と言いつつも、トウマの脳裏に藤岡の姿がよぎる。
「『あたし』とかにするかい?」
「それも変だ」
「じゃあ『ボク』で」
「考えとく。兄貴にでもクレーム付けられたら、変えるよ」
 がらっ。
 エレベーターの戸が開き、いつもの廊下が目に入る。
「ほんとに、もう来れなくていいのか?」
 トウマは降りながら訊いた。
「いいんだ。みんな同じ中学だしね」
 マコトが、いつもの髪留めを付けながら降り、少し先を歩く。
「ハルカさんに、会えないぞ」
 思わず「あ」と立ち止まるマコト。
 停まれずトウマが追突して、軽く抱きつく格好になった。
「あっぶねえな」
「へえ……トウマも、女の子なんだなあ」
 背中の感触が、一瞬だけマコトの心をくらり揺らがせる。
 でも……
「何考えてんだ。元から女だよ」
 というトウマの一言で、我に返った。
「オレは今日まで女、だけどね。さあ、今日は楽しくやろう!」
 振り返り、笑いかけるマコト。
 その笑顔に、こんどはトウマがくらり。
 マコトはそんなことには気がつかず、南家のドアベルをならした。
「いらっしゃい、待ってたわよ」
 当初の想い人が戸を開き、出迎えた。
 その先の部屋からは、二人が「今」想う相手の笑い声が聞こえた。

>287へ……
354一年ちょっと後くらい@エロなしチアキ視点:2009/03/31(火) 19:19:33 ID:rBrfXLIu
ごめん、コピペもと間違えたorz
こっちが本文
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ほら、二人とも。お客さん来る前に、パーティの準備をしましょう!」
 果物片手にハルカが現れ、二人をキッチンに呼んだ。
 用意をしてるうちに、マキや藤岡、吉野やリコたちが集まって来た。
 みんなでワイワイとパーティの用意をする。

 用意が一段落して、皆部屋の思い思いの場所でひとやすみ。
 その部屋の窓から、チアキが外をぼんやりと眺めていた。
「どうした?」とカナが声をかける。
「マコちゃんとトウマが来た」
「おう、ちょっと遅かったな」
 窓の外、エントランスの当たりにマコちゃんとトウマが居るのが見えた。
「なあ、カナ。最近、マコちゃんずっと風邪気味だな。声が変だ」
「そうだな。か、花粉症かもよ」
 チアキの素朴な問いに、カナは苦笑して答えた。
「学校休んだりしてないか、心配だ。どうなんだ?」
 マコちゃんが『中学生』なのを忘れててたカナは、一瞬固まった後「来てると思うよ」と答えた。
 そして「学年違うから、よくしらないけど」と、付け加える。
「そうだった。私が心配してたと、後で伝えてほしい」
「自分で言えばいいじゃん」
 と言いつつ、カナはマコちゃんことマコトとの約束を考え、少し切なくなった。
 もうすぐ受験だからあまり会えなくなる、そう伝えてやることになってた。
「わかった、そうする」

 ピンポーン!

 ベルが鳴った。
「はーい!」
 ハルカが出迎えようとして、滑って転んだ。
 みんな笑った。
 ハルカも笑った。
 そして……
 ドアを開けると笑顔のマコちゃんとトウマが並んでいた。
 
>>287
355一年ちょっと後くらい@エロなし続き:2009/03/31(火) 19:49:07 ID:rBrfXLIu
 それから……
 みんなで持ち寄ったごちそうや、ゲームを楽しんだ。
 見慣れた人たちとの、気楽なパーティだ。肩の力なんか、入ってない。


 パーティは遅くまで続いた。
 とは言っても、小学生が普通に帰宅できる時間まで。
 片付けはハルカがすると言ったが、「それじゃ大変だ!」と、こんどはカナが先頭切って動き始め、みんなそれに続いた。
 もっとも、最終的にはカナは動き回っている「だけ」となってしまったが。
「はい、みんなありがと」
 笑顔のハルカが礼を言った。
 いつもの笑顔。
 みんな友達だ、いつでも会えるハルカの笑顔だ。
「わたしは、昨日の夜マコちゃんに会えなくなる夢を見たんだ」
「へぇ」
「そんなこと、ないよな?」
「……………ごめん」
「え?」
 チアキの顔から表情が消えた。
「もう、あんまり会えなくなっちゃうんだ」
「……」
「カナから聞いてないか? ほら、来年受験だし」
「それでも、たまには来れるよな?」
「……あんまり。ごめんよ、殆ど無理だよ、ごめんよ」
 マコちゃんの目からは、涙があふれそうだった。
「そんなのないよ。マコちゃん、大好きだから、また来てよ!」
 チアキは思わず抱きつき、「やだよー、やだー」と泣いた。
 マコちゃんも目をまっ赤にしながら「ごめんよ」と、何度も言った。
「コラ、チアキ。マコちゃん困らせるな」
 そこにカナが割って入った。
 自分も泣きたいのだが、笑ってやるしか無かった。
「受験が終って、もっと大きくなったらまた会おうよ。ナ、二人とも」
「「うん」」
 少し離れ、言葉を探す二人。
「オレ、ぜーったい大きくなって、チアキのこと迎えに来るから」
「ほんと、だな?」
「ぜったいだ。チアキのこと、ほら、大好きだから」
 告白、というべきか。
 マコトは産まれて初めて、女の子へ「好き」という言葉をかけていた。
「待ってるよ、マコちゃん」
 
 それから――
 マコトがその約束を果たすのは、十何年か後の後のお話で。
356名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 22:15:05 ID:11ix1xRm
>>350
半裸で待ってます
357名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 22:51:06 ID:MAO5YZg/
>>355
ちょっと涙出た…
こうなるとマコトは絶対に千秋に惚れられる男にならなきゃいけないな
358名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 23:22:24 ID:z9zesa10
近年まれに見る豊作でホクホク!
管理人さんゲッソリ!

皆さんおつかれさまです!
359名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:29:13 ID:VbrorgMo
エイプリルフールな今なら言える!
今日中に藤岡×アツコ投下する
360名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 02:05:48 ID:P4fLSxFT
>>359
お楽しみのところ悪いが今日は3/32日だぜ。

久々に書きたいな…でも脳内でキャラ回したらふじかなになるし…

だれか
かぷ
たのむ
361名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 06:47:49 ID:B1tXUCEr
>>359,360
悪のりして宣言しよう。

今日仕事から帰って動く気力があったら、藤吉の続き書いて投下します。

***

リコ「この間測ってもらったら前よりも大きくなってたのよねぇ♪ 順調順調♪」
夏奈「へぇ〜あっそ……」
リ「カナもさっさと大きくなれるといいわねぇ〜」
夏「(ムカッ……) あ〜ハイハイ良かったねェ〜。
  大きい胸が大好きな人と結ばれればいいねぇ〜。
  あ、あと藤岡は小さい方が好きらしいぞ」
リ「え……… (そ、それって、まさかカナの事??)」
夏「あいつ、とうとう小学生に手ェ出しちゃったからな。将来が心配だよ」
リ「………………… (ガーン)」


勢いで書いた。今は反省している。
362名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 13:28:57 ID:mFXrhnQ0
えっ、小学生というと、相手は誰だ? いかん、候補が多過ぎる(w
363名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 13:35:32 ID:mFXrhnQ0
ところで、中学生が小学生に手を出したら、淫行になるのか?
364名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 13:49:26 ID:D1NgseNv
強姦です
365名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 13:50:28 ID:6crh7GjY
千秋「藤岡、べつに私は強姦とは思わないから遠慮せず来るといい」
366名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 14:00:49 ID:yXcvGilJ
マコちゃん「チョ、ちょっと待て。話せば分かる、な、な……アッ!」
367名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 17:17:04 ID:995YGvHu
12か13以下は同意があろうが犯罪だった気がする
368名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 17:36:55 ID:LGqjj/pd
藤岡「こ、こういうことはお互いの合意がないと・・・」
千秋「それが何か重要か?」
369名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 18:20:10 ID:t5xAi5s4
>>366の電波を受信した。

とある夕暮れ時、三姉妹揃って買い物へ出かけた煽りを食って、
南家居間で留守番という憂き目に遭うことになった藤岡、
そしてマコちゃん。
共に共通の話題も乏しく、まんじりともしない空気が漂って
1時間が経過した。
静寂の中響く、時計の秒針の音だけが二人を包んでいた。

「――南の後輩、っていうけど…」
「は、はひッ!」
先陣を切ったのは藤岡だった。いきなりの問いかけに思わず声が
裏返る。
「…学校で会ったことってあったっけ……?」
「い、いやッ、そのッ! お、おおお、俺、休みがちだし帰宅部だしッ!」
「……そっか」

しどろもどろになりながらも、良い言い訳が口をついて出たものだと
内心で自分を褒めるマコト。しかし、藤岡の次の疑問でその自負は
打ち砕かれることとなる。

「マコちゃん。俺って魅力ないかな?」
「……へ?」
「南に想いを伝えても芳しくないし、ひょっとしたらどこか男として
欠陥があるんじゃないかって思い始めてる」
「い、いやいや、そんなことないと思います!カッコいいですし!」
「ちょっとさ、自信をつけたいんだけど……協力してもらえないかな?」
「協力、ですか?」

マコちゃんにそう告げると藤岡はやおら立ち上がり、座っている
マコちゃんの手を取り、立ち上がるように促した。
頭上に「?」マークを飛ばしつつも、誘われるままに立ち上がった。

「こういうのって慣れが大事だっていうからさ、ちょっとだけ
女の子を抱き締める練習してもいいかな?」

真剣な、それでいて追い詰められたような表情で、一回り小さい
マコちゃんを正面から抱きしめる藤岡―――――。

「え、ちょ、ちょっ! な、なっ、何をっ!」
「失礼な事をしているのは百も承知だけど、少しだけこのままで…」

正面から抱きすくめられ、頭の中が混乱するマコちゃん。
すっぽりと抱きかかえられて慌てふためくも、サッカー部のエースの
絡め取りからは容易に脱出出来そうもなかった。

次第に、与えられる温かさに頭がぼうっとしてくる……。


続かない。
370名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 19:55:00 ID:LGqjj/pd
「こういうのって慣れが大事だっていうからさ、ちょっとだけ
女の子とキスする練習してもいいかな?」

「こういうのって慣れが大事だっていうからさ、ちょっとだけ
女の子を脱がせる練習してもいいかな?」

「こういうのって慣れが大事だっていうからさ、ちょっとだけ
女の子の中に挿れる練習してもいいかな?」
「あれ、ずいぶん下付きだね」アッ−!
371その道のプロ1/3:2009/04/01(水) 21:04:37 ID:ifHUGkMc
「と言う事で皆で全力を尽くして応援しに行こう!」
ポテトチップを3袋同時に開けて味比べしながら寝返りを打っている夏奈の脇で
仁王立ちの冬馬が気合の言葉を響かせている。
「トウマ、話はちゃんと整理してから落ち着いて伝えるんだ。
何が何だかさっぱり分からない」
「その言葉、普段のお前にもそう言い聞かせろ、バカ野郎」
眠たげな眼で二人を見つめる千秋の手元には『練り物の歴史』という
訳の分からないタイトルのやたら分厚い本が携えられている。
「藤岡から聞いてないのか!?あいつ、U-15ユースの日本代表に選ばれたんだぞ!」
「藤岡はカナと違って日本代表に選ばれるほどのバカ野郎じゃないぞ、バカ野郎」
「千秋、野菜パフェでも作ってやろうか?」

家の玄関がガチャリと開く音とともに楽しげな話し声がする。
「あら?トウマいらっしゃい」
部屋に入ってきたのは夕飯の買い物から戻った春香と
今、噂の渦中真っ只中の台風の目、藤岡だ。
「お邪魔します」
「よぅ!よく来たな、日本代表!」
藤岡の嬉しそうな爽やかな笑顔が眩しい。
「ありがとう、南。もう知ってたんだ?トウマから聞いたの?」
「すっげぇな、藤岡!マジですっげぇよ!ポジションはもう決まってるのか?」
冬馬は興奮を隠し切れない様子でまくし立てた。
「まだこれからだよ。来週から合宿に入るからそこで決めるんだと思う。
さすがに日本代表ともなるとポジションどころかレギュラーだって保障されている訳じゃないからね。
熾烈な闘いになると思うよ」
いつの間にか藤岡にしがみついていた千秋は藤岡の顔をジッと見つめている。
台所から顔を出した春香はもうエプロンを身に着けていた。
「今日は皆、夕飯食べてく?藤岡君のお祝いもしてあげたいし」
「すき焼き!」「カレー!」「ハンバーグ!」
夏奈と千秋と冬馬の声が同時に響く。
「今日はトンカツよ」
「すみません。ハルカさん、御馳走になります」

「しかし、藤岡。お前は日本代表に選ばれるほどのバカ野郎だったんだな」
夏奈は真顔で藤岡を見つめている。
「おい、カナ。お前にも代表に召集掛ってるんじゃないか?」
千秋は指定席である藤岡の膝の中から夏奈に冷めた眼差しを向けている。
「話の流れで察しろ、代表とはサッカーの話だ、バカ野郎」
「そうなのか!?藤岡!」
藤岡は日本代表に選ばれた事より夏奈に関心を向けてもらう事の方がよほど嬉しいようだ。
「年棒はいくらだ?」
「代表はプロって訳じゃないから年棒はないぞ、カナ」
冬馬のクールなツッコミが冴える。
「でも将来プロになれるんだろう?」
「それはこれからの頑張り次第かな」
藤岡は嬉しそうに笑っている。
「よし!藤岡がプロになった暁にはこのカナ様が藤岡のプロデュースを手掛けてやろう!」
「本当に!?」
どうやら藤岡は夏奈の今の言葉を何故かプロポーズ的な言葉として受け取ったらしい。
372その道のプロ2/3:2009/04/01(水) 21:05:24 ID:ifHUGkMc
「じゃあ、試合の日には皆で応援に行くわね。
ほら、カナ、藤岡君とトウマを送ってきてあげて」
「でも、もう夜も遅いですし」
「お〜い早く行くぞ〜」
もう先を歩き始めている夏奈の背中を見つめながら
藤岡はこの日、一つ覚悟を決めた。
「じゃあな!藤岡、絶対にレギュラー取れよ!」
「あぁ、ありがとう、トウマ」
トウマと別れた藤岡と夏奈、結構な時間を一緒に過ごしているが
二人っきりでこうして歩くのは初めてかもしれない。
「な、なぁ、南…」
「ん?ろうひは?ふひほは」
夏奈は春香に見つからないよう冷蔵庫からそっと拝借してきた
チーズ入り魚肉ソーセージを咥えている。
「南はこれからずっと俺のプロデュースをしてくれるの?」
夏奈はゴクリと魚肉ソーセージを呑み込み振り返った。
「ふっふっ…契約金は高いから…な…!?」
不意をつかれた夏奈は微動だに出来ず、目を見開いている。
ドクンという心臓の鼓動だけがやたらに鳴り響きながら…

「ハルカ!!千秋先生!!」
玄関の扉から激しい音が聞こえてきたかと思うと
夏奈が猛スピードで部屋の中に駆け込んできた。
「い、今、ふ、ふ、ふ…」
「落ち着け、カナ。まずはハルカ姉さまの入れたお茶で心を静めるんだ」
「これがまた落ち着いていられないんだ!」
そう言いながら夏奈はお茶を一気に飲み干した。
「どうしたの?カナ、顔が真っ赤じゃない?」
「ちゃんと服を着ないとバカでも風邪を引くんだな」
「今さっき、角にあるあの店の前で藤岡に…」
そこまで言うと夏奈はまた顔を真っ赤にして俯いて黙り込んでしまった。
「どうした?また太ったのがバレたのか?バカ野郎」
夏奈は突然、両腕を振り上げたかと思うと後ろにバタッと倒れ込んだ。
「…ふ、藤岡にキスされました」
373その道のプロ3/3:2009/04/01(水) 21:09:20 ID:ifHUGkMc
三姉妹はTVも消して今、目の前にある最重要案件について
それぞれ詳細且つ、綿密な考察、検証を行っている。
春香はどこか引きつったような顔をして「妹に…妹に抜かれた…」と
ぶつぶつ独り言を呟いている。
夏奈はただ頭を抱えて床の上でのたうちまわっている。
「それでカナ、どういう状況だったのかもう一度詳しく話せ」
「千秋!お前は私の乙女の恥じらいを何回もほじくり返そうと言うのか!?」
そう言いながら夏奈は情感たっぷりに再現VTRを回し始めた。
「おい、バカ野郎。私はこの前、内田に借りた漫画で知ったのだが、
キスにも味があるとは本当なのか?」
「そ、それは経験者であるカナから是非、直接、意見を聞きたいわ。
キスってどんな味がするのかしら?ねぇ、カナ」
二人とも赤面しながらもかなり興味津津である。
「ん〜…どんな味と言われてもな…」
「漫画にはレモンの味と書いてあったぞ」
「く、詳しいのね、千秋」
夏奈は腕組みをして考え込んでいたかと思うと急に何かを閃いたように
「魚肉ソーセージ!チーズ入り!」
と叫んだ。

「それはカナ、お前の食べていたチーズ入り魚肉ソーセージを
藤岡も食べたかったのではないか?ちゃんと分けてあげたのか?」
「ん?一人で食べたよ」
「やはりな…藤岡はカナにキスをした訳ではなく、
チーズ入り魚肉ソーセージを奪いかかってきたと考えてまず間違いはない」
「そ、そうなのか?千秋先生」
「日本代表でレギュラーを取る為にはテクニックだけでなく身体も鍛えないといけないらしい。
だから食事の量も質もこれまで以上に高める必要があると藤岡は言っていた。
栄養バランスを考えた際、藤岡はきっとどうしてもチーズ入り魚肉ソーセージを
食べなければならなかったのだろう」
「あいつはそんな理由でこの私の、乙女のファーストキスを奪ったと言うのか!?
でも明日からどんな顔して藤岡に会えば良いんだよぉ〜!」
夏奈はまた床の上を回転し始めた。

翌日、あまりにも拍子抜けするほど夏奈はあっさりしていた。
そして放課後、南家に呼び出された藤岡だが、そこには夏奈も春香も千秋もおらず
その代わりに春香の同級生であるマキ、アツコに加え速水先輩、
そしてどこから聞きつけてきたのか冬馬の兄で春香の後輩、ナツキまでもが
居間で藤岡が来るのを今か今かと待っていた。
瞳孔までブラックホールのように見開いている速水が切り出した。
「ふふ…お姉さん達はね、藤岡君に色々と聞きたい事があって今日こうして集まったのよ…」
「とりあえずこれ、ハルカからの餞別」
そう言うとマキは上座で正座している藤岡の目の前に
チーズ入り魚肉ソーセージを1本そっと差し出した。
374名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 22:31:01 ID:2KNOpXxW
>>373
GJ!
やっぱ藤岡報われねぇ〜!!
藤岡×カナは大好きさ!!でもなかなか報われない藤岡も好きなんだ!!
そしていつか原作でも報われる藤岡を見たいんだぜ!!
375春香×ナツキ:2009/04/01(水) 22:56:59 ID:bcAAJutF
ドサッ…という音と衝撃と共に反射的に閉じてしまった目を開けると、つい先程までの視界とは違っていた。
目に映るのは男の顔。しかも、私の顔を至近距離で見下ろしている。
一瞬、頭が真っ白になったが、すぐに自分がその男に押し倒されているのだと理解する。
「ちょっと!?ナツキ君っ!」
「………」
何も言わずに私を無表情で見つめる彼。表情がないのはいつものことだが、今はそのいつもとは何処か違う。
上手く言えないが、少し怖い。私の両肩を掴む手にも力が入っていて痛いくらいだ。
「ナツキ君、肩…痛いんだけど…」
「あっ…」
そこでやっと気が付いたようで肩を押さえつける力が少し緩まった。
「それで、何の真似かな?いきなりこんなことして…」
「………」
ナツキ君からの返答はない。
「もういいから、早くどいてくれないかな?」
「嫌ッス…」
ギシッ…とベッドの軋む鈍い音が響き、彼の顔が更に近付いてくる。
息のかかる顔の近さにさすがにマズイと身じろぎして抵抗を試みるが、二人の体格差を前には全く無駄な行為で終わってしまう。
「ナ、ナツキ君!?そ…そういう冗談は嫌いよ?」
「俺も…冗談は嫌いッス…」
ナツキ君の瞳が私を見つめて放さない。その鋭い眼差しに瞳の奥を射抜かれるような感覚さえ覚えてくる。
「春香先輩、いいッスか?」
「いいッスか…って、何…が…っ!?」
唇に温かいものが触れて言葉を止められた。ほんの一瞬だったが、確かにナツキ君の唇が私の唇に重なった。
「い、いきなり…何するの!?」
「俺の…気持ちッス…」
自分のファーストキスがこんな形で終わってしまうなんて……。
「どうして?…初めてだったのに…」
「俺も初めてッスから…」
「そんなこと聞いてない。どうしてキスしたのか聞いてるの…」
「だから、俺の気持ちッス…」
さっきから全く話が噛み合わないのに加え、少しも悪びれる様子がないナツキ君にイライラしてくる。
「………」
「春香先輩…?」
私の変化に気が付いたのか、ナツキ君の表情も曇り始める。
「やっぱ…足りなかったッスか?」
「はぁ?…っ…んむっ!?」
また何の前触れもなく、いきなり深く口付けられ二回目のキス。
「んっ…っむ…んんっ……」
最初の軽く触れただけのキスとは明らかに違う。
私の唇を味わうように動くナツキ君の唇。息が続かなくなり口を開けると、そこから舌が口内へと入ってくる。そのまま舌が強引に絡まり吸い上げられる。
376名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 23:27:23 ID:T6pTbxUx
つ、つづきを〜〜〜〜〜〜
377名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 23:35:09 ID:2KNOpXxW
テストー
378まったり星人:2009/04/01(水) 23:38:18 ID:2KNOpXxW
流れを切るようでわるいがss投下してみる
カップリングはナツキ×ハルカ、藤岡×カナ、マコト×チアキの3つ
初めての作品なのでいろいろアドバイスくれると嬉しい
とりあえず途中まで投下します
3793姉妹に春が訪れたようです:2009/04/01(水) 23:41:46 ID:2KNOpXxW
そこにいるのはご存知、南家三姉妹であるハルカ、カナ、チアキ
そしてそれぞれの恋人である、ナツキ、藤岡、マコトの6人
ここは南家のマンションのリビング
そして今、カナvsマコトの壮絶なオセロ合戦が行われている
「ふっふっふ・・・、馬鹿のくせにやるじゃないかマコト!この私を苦戦させるなんて・・・・・」
「ふふん、その馬鹿な俺に押されてるカナに馬鹿って言われる筋合いはないよ!」
どうやらマコトが押しているようだ
「だが甘いなマコト・・・ここに私が置けば大量に取れるんだ!」
誇らしげにマコトの白いオセロを裏返していく・・・、だがしかし!!
「かかったなカナ!それは罠だ!そこに置かせれば俺は角がとれる!」
「なんだと!?し、しまった!!」
そしてマコトが角にオセロを置こうとしたその時
「待てマコト!そこに置くのはやめるんだ!」
「なんだよカナ、真剣勝負なんだから待ったは無しだぞ!」
「むむ、だがマコト・・・お前がどうしてもそこに置くというのなら・・・・・・」
「いうのなら?」
「チアキにマコちゃんの正体がお前だとバラす!」
「なん・・・だと・・・?」
「いろいろややこしいことがあって、なんとか恋人になったお前たちだ・・・・、ここでマコちゃんの正体がお前だとわかればどうなるかな?」
「き、汚いぞ!たかがオセロでそんなことするなんて大人気ないぞ!」
「ふふふ、なんとでも言え!お前にはたかがオセロかもしれないが私には重要なんだ!!」
「ぬぐぐ・・・・」
カナの大人気ない行動に手も足も出ないマコト
しかしそんなマコトに救いの手が!
「おい馬鹿野郎」
「チ、チアキ!!」
「なんだよチアキ、邪魔すんなよ〜」
「ここからじゃ話の内容はわからなかったが、カナがマコトを困らせてるのはわかった・・・・」
「おいカナ!お前は馬鹿野郎のくせに私のマコトを困らせるんじゃないよ!!」
「なんだと〜!?部外者が勝負に口出すんじゃないよ!!それに・・・・」
「私のマコトを困らせるな、とか言うんだったらお前も私の藤岡の脚から降りろよ!!」
「な!?それとコレは話が別だろう!」
「別じゃないよ!!お前が藤岡から降りないなら私にも考えがある!!」
するとカナはいきなりマコトに抱きついた
「おい馬鹿野郎!!私のマコトに何するんだ!!」
「ふふん、お前が私の藤岡から降りないなら私はマコトに抱きついて離れないぞ!!」
「なんだと〜!?マコトを離せ〜!」
「だったら藤岡から降りろ〜!」
なんだが険悪な雰囲気である
「ちょ、ちょっと落ち着いてよ南!」
この空気を見かねた現在チアキの椅子になっている藤岡が割り込む
「そうだよ!チアキも落ち着いて!!」
続いて現在カナに抱きつかれてるマコトも割り込む
だが・・・・
「「ちょっと藤岡(マコト)は黙ってろ!」」
今の彼女たちには恋人の制止の言葉より自分以外の女がくっついているほうが遥かに重要なのだ
しかしそのまま険悪ムードを突っ走るかと思われたその時、天からの一声が!
3803姉妹に春が訪れたようです:2009/04/01(水) 23:47:05 ID:2KNOpXxW
「カナ、チアキ、二人ともやめなさい!!」
そう、三姉妹の長女にしてこの南家の長であるハルカである
「二人ともケンカしないの!じゃなきゃオヤツ抜きにするわよ?」
「「むむむ・・・」」
姉らしく止めに入るハルカ
だがその現在の姿は姉らしい態度とは裏腹なものであった
なぜなら今のハルカの姿は、恋人のナツキの腕に自身の腕を絡めナツキの肩に頭を預け寄りかかっている、という姉らしいとはいえないものだからである
しかしそんな態度の言葉でもカナとチアキにはオヤツ抜きの言葉は効いたらしい
「おいカナ」
「なんだよ」
「このままではラチがあかない、お前だってオヤツ抜きはいやだろう?」
「もちろんだ!」
「だからここはお互いに妥協しよう、私も藤岡から降りるからお前もマコトを離せ」
「本当だな?裏切ったりしないだろうな?」
「そんなことするか!いいか?いっせーのっせで交換だぞ?」
「よ〜し、いっせーのっせだな?」
「「いっせーのっせ!!」」
瞬間カナはマコトから離れ、チアキも藤岡から降りた
そして二人は自身の恋人に抱きつく
「大丈夫っだたか?マコト・・・」
「チアキ・・・俺は大丈夫だ!」
「本当だな?変なこととかされてないだろうな?」
「へ、変なことってなんだよ?」
「平気か?藤岡〜」
「み、南・・・俺は平気だから・・・・・」
「本当だな?チアキに対してオカシな気分とかになってないだろうな?」
「南!?何言ってるの!?」
「お前がオカシなことをしていいのは私だけなんだからな!!」
「南!!チアキちゃんとかいるから!!教育上よろしくないから!!」
そんなこんなで三姉妹の下の二人が騒いでいると・・・・
「まったくカナとチアキったら・・・・、ナツキ君ごめんね?騒がしくって」
「いや・・・全然そんなことないっす」
ここにきて初めてナツキが口を開いた
ここまでナツキがずっと黙っていたのは何もナツキが口下手なだけだからではない
確かにナツキは口下手だがそれ以外にも理由はある
その理由とはずっと自分によりかかっているハルカだ
ナツキの腕に自分の腕を絡めているため、当然ナツキの腕にはハルカの胸の膨らみが押し付けられ感触が伝わってくる
さらに肩に頭を預けられているのでハルカの髪のシャンプーのいい匂いが漂ってくる
そう、ナツキは自分の欲望と戦っていたのだ
ハルカと付き合いだして女性への免疫もある程度できた
以前のように鼻血を出すことも無くなったが下半身にある自分自身の分身はそうもいかない
ナツキ自体はだいぶ丸くなったが、下半身の分身はまだまだ硬派でやんちゃなのだ
3813姉妹に春が訪れたようです:2009/04/01(水) 23:48:00 ID:2KNOpXxW
(なんとかせねば・・・・・・・)
硬派でやんちゃな分身を鎮めようとバレないように試行錯誤をしているが・・・・・
(あら?・・・・・・・・・・・ふふふ、ナツキ君ったら////)
どうやらハルカに感づかれてしまったらしい
「ねえナツキ君?私の部屋に行かない?」
「え?どうしてっすか?」
「ちょっと二人で話したいことがあるのよ」
そういってハルカはナツキの下半身に手を伸ばした
(・・・・・・・・・!!)
「ウ、ウス!/////」
流石のナツキも察したらしい
「じゃあカナ、チアキ、私たち部屋に行くからあとよろしくね?」
そういってハルカとナツキは部屋に行ってしまった
「なんだよ〜ハルカの奴、勝手に部屋に引っ込んで・・・・・」
「こうなったら藤岡!!私たちも私の部屋にいくぞ!!」
「ぅえ!?ちょっと待って南!部屋に行くってことは・・・・それは・・・・その・・・・・・////」
「なんだよ〜嫌なのか?」
「嫌じゃないよ!!全然嫌じゃない!!でもチアキちゃんとか小学生もいるわけだし・・・・・やっぱ道徳的に・・・・」
「嫌じゃないならさっさといくぞ!!」
そういってカナは藤岡を引っ張っていってしまった
そしてリビングに残されたマコトとチアキ
「チアキ・・・、ハルカさんやカナはなにしに行ったんだろう?」
「そんなの決まっている」
「え?」
「オカシなことに決まっているだろう!!」
「ぇえー!!何言ってるんだよチアキ!!/////」
「私だっていつまでも子供じゃない!!オカシなことぐらいもう知っている!!」
「チ、チアキ?」
「はからずもハルカ姉さまやカナがオカシなことをしているのを見てしまったこともあるんだ!!」
「チアキ?とりあえず落ち着こう!な?」
「そうだマコト」
「な、なんだよ?」
「私たちもしてみるか?」
「ぇえー!?///////」
「安心しろ、予習はハルカ姉さまやカナのを見てばっちりだ!!」
「チアキ!ストップストップ!!」
「本来なら初めては男のお前にリードしてもらいたいところだがお前は馬鹿だからな・・・・・・・、すべて私に任せるといい」
そしてチアキはマコトを押し倒した
「ちょ、チアキ?チアキーーーーーーー!!」
続く
382まったり星人:2009/04/01(水) 23:52:25 ID:2KNOpXxW
とりあえずここまで
本当に初めてのことなんで暖かく見守ってくれると嬉しい
ここまではエロ無しできたけど
これからはナツキ×ハルカ、藤岡×カナ、マコト×チアキの3ルートに別れて書いていこうと思う
くじけないように見守っててくれ
383名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 00:03:01 ID:PrnGq1KE
>>382
乙!
続きを期待してるよ
384名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 01:50:19 ID:E0JYmXh6
言えない…
>>360で書こうとか言ったけど望まれて無かったし、書こうかなと本気だったなんて…

でも実際最近ふじかなばっかり。
なんかねーかなー…面白いの…
385名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 02:25:25 ID:E0JYmXh6
変な電波は届いたようです

トウマ「あー…アニキたちまた洗濯物そのままだし…かけっぱなしじゃダメなの…に…?」
??「…」グテッ
トウマ「…なんだあれ?デかい洗濯物?」
??「…ぅー…」ピクッ
トウマ「うおぉ!動いた!…女の子?なんで干されてんだ?」
??「うぅ…おなかすいた…」
トウマ「なっ、ちょっと待てよ、なんか持ってくるから!」

??「んむんむ…なんか変な味だね。クッキー?…でもカレーだし…」
トウマ「もうちょいマシな物があればよかったんだけど…」
??「ん。いいよ、おなかはふくらんだし、ありがとう!…ところで、お名前は?」
トウマ「へ?あ、そっかまだだっけ…トウマ。南冬馬だよ」
??「ト、ウマ…トーマ!覚えたよー。ごちそうさま、トーマ!」
トウマ「で、そっちの名前は…?」
??「ん、アタシの名前は、
   インデックス
「『 禁 書 目 録 』だよ」


…なんという二番煎じッッ
386名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 04:05:18 ID:w+6RTaTY
藤岡×マキとかどうだろう
最初純情な藤岡をからかってるつもりが次第に本気で好きになっていって
最終的にいちゃいちゃらぶらぶになるマキを希望
387名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 05:20:13 ID:XQEjDYA8
マキ×保坂
ビバ☆ツンデレな展開に…

保坂×ハルカ
なんだかんだで一途な保坂が報われて欲しい…
388名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 06:49:49 ID:VVRoy0P4
>>385
まさかのクロスオーバーw 
冬馬「こいつから井口の声が聞こえる…っ!」とか。
389名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 06:53:39 ID:ojQa4pgK
>>385
でもトウマはいつもビリビリの家で御飯を、、
390名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 07:58:59 ID:YfC7hJZb
>>386
すっごくいい!普通に見たい!
マキって関係が深い相手にはかなり甘えちゃう感じだから、年上に甘えられてタジタジの藤岡とか見てみたいな
391名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 09:15:07 ID:E0JYmXh6
>>387
一途な保坂が嫌われてほしい
に見えた

>>389
いつもビリビリの家で御坂を…
に見えた

ふじまきか…マキに大人の妖艶さってのはあまり無いなぁ。
マキの中身は「ちょっとマシなカナ」だもんなぁ…
でも面白い。ふじマキ。
392名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 11:58:10 ID:PrnGq1KE
ここでまさかの藤岡×ヒトミちゃん
393名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 12:33:23 ID:w+6RTaTY
まさか杉w
ヒトミは高校生組以外接点無いのがネックだな
傍観者ヒロコが2代目番長と4代目番長を対面させる・・・てな感じなら接点作れるかな?
394名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 14:45:23 ID:o+E28jaF
アキラ×リコは誰も望んでないのか?
395名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 14:48:15 ID:2lqq//QT
藤岡VSヒトミか
396名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 14:49:46 ID:sDdq+rxT
どんな対決だ!?
397名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 15:20:51 ID:E0JYmXh6
>>396
バックドロップをも至福に変える男!
未だ発展途上の未知数ポテンシャルッッ
触れ合いなら何でもいいッ
番長・藤岡ッッ!


妄想は私の固有結界!
日常会話すらコイツにかかればピロートークッ
新キャラの魅力未だ衰えずッッ!
ヒトミだァーッ!


まあたぶんドM決定戦じゃないかな?
398名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 15:31:01 ID:sDdq+rxT
>347と>354
が、同じうp主なことについて。

引き出し多いヤシだ
399名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 17:27:55 ID:PrnGq1KE
>>398
このスレにとっては救世主だな
400名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 23:46:29 ID:Q2U+rlX5
不満も多かった今期アニメだが、最終回のチアキカナ姉妹愛成分強化脚色は
ちょっとグッと来てしまったことを告白せねばなるまい。
で、投下まだ?
401 ◆954/z7MI/s :2009/04/03(金) 00:35:20 ID:yQnIk3ff
「おい、南、もう起きないと学校閉まるぞ」

誰かが自分を起こそうとしている。

「んん・・あぁ・・・よく寝た・・・」

本当によく寝た、寝過ぎて少しだるく感じるくらいだ。
肩を回して軽く背伸びをする。流石に突っ伏して寝るのは体がこるな。
と、誰かがいるのに気付く。

「・・おぉう!なんだ藤岡か」

いかんいかん、また番長にこの私の隙を見せてしまったようだ。
注意せねば・・・奴は番長、うかつに寝こけてよだれを垂らしてる所でも見られた日には
それをネタにどんな目に合うやら・・・!
と、ふと窓の外を見るとすでに日は暮れかかっているじゃないか!

「ってもうこんな時間じゃないか!急ぐぞ藤岡!」
「え?あぁ・・そうだね、早く帰ろうk」

藤岡が答える前に転がるように教室の外へ出る。
遅い!遅いぞ番長!戦いは既に始まっているのだ。

階段を駆け下り、廊下を華麗にクイックターンする。
しかし、ふと気付くと藤岡がかなり差を詰めてきている。
くっ、伊達に番長の看板を背負っている訳ではないようだ。

「南、結構暗いから走ると危ないって!」
「なんだよ、番長の癖に心配性だなぁ」

靴箱も近いことだし走るのをやめることにする、まぁどちらにしろ私の勝利は決まったようなものだしな。
それにしても、全くこの私を誰だと思っているんだ。
この学校中は私のフィールド、いわば庭みたいなもんじゃないか。

「大丈夫だって、この夏奈様の手にかかれば学校の中なんて目をつぶって後ろに歩いても・・・」

早速実演、ちょろいちょろい。

「・・・・っと!うわ!」

かかとが段差に引っかかった瞬間世界がスローモーションになる。
体が後ろへ倒れて行くのが分かる、この感覚だと・・・後頭部強打コース・・・!
頭なんて打ったら帰ってからきっと千秋に馬鹿にされる、というか無事に帰れるのか私!?
ていうかもう駄目だ!あぁ春香、千秋、先立つ不孝を許せ・・・!
402 ◆954/z7MI/s :2009/04/03(金) 00:36:32 ID:yQnIk3ff
「南!」

・・・
・・・・・

強く閉じていた目を開ける。
痛くない、ということはこれは夢だったのか・・・!?

「・・・危なかった・・・大丈夫か南?」

藤岡の声で我に返る。

「え・・あ、あぁ・・その、うん、ありがとうな」

そうか、藤岡が助けてくれたのか。と、ここで抱きすくめられている状態なのに気付く。
顔を上げると、心配そうにのぞきこむ藤岡の顔が見える。

その瞬間、
藤岡の顔を見たその瞬間に、突然体中を電気が走った・・・ような気がした。

なんでだか知らんがこのままだとヤバい!
何がどうヤバいか説明できないがこれはヤバい!

慌てて身を離す。

「そそそうだ!今日は早く帰らなきゃいけなかったんだ!あ、ありがとうな藤岡!」
「あ、あぁ・・そうなんだ、じゃあまたあしt」
「じゃ・・じゃあな!」

返事も聞かずに走り出す。
藤岡の顔は見えない、もとい見れなかったが確実に態度を怪しまれただろう。

だけども、そんなことを考えている余裕はなかった。

顔が熱いし、心臓は全力疾走のあとみたいにやけにドキドキしている。
それに、何故か藤岡の顔をまともに見れなかった。

そんな自分をごまかすように、私は家まで全力疾走を続けていた。
403 ◆954/z7MI/s :2009/04/03(金) 00:39:24 ID:yQnIk3ff
>>297-298
の夏奈視点っぽいのです
初SSを2本立てにするっていうのは些か無謀だったかもしれないっすね
書くの楽しかったけど疲れました
404名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 01:13:28 ID:6st1CK9i
>>403
ニヨニヨ出来た。気づいてしまった夏奈の様子が可愛いなぁ。GJ!!
405 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/03(金) 01:31:32 ID:n1XenEkv
>>386
という訳で妄想してみたら原案はできた。

単発レスよかちょい短編くらいの方がいいよね?
書きためるか…
406名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 01:45:44 ID:O6FkjgUf
>>405
おお、こんなに早くふじまきが拝めるとは!リクエストしてみるもんだ・・
せっかくなので出来ればまとめて読みたいです。ハイ。
407名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 04:26:16 ID:Xpw4Q863
>>403
GJ!
純情カナかわええなあw
408名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 20:41:30 ID:PW1Fg2aL
>>403
GJ!!
かにゃぁぁぁああああああ!!

***

中の人つながりで「けいおん!」を観たせいか、吉野にドジっ子属性が付いてしまった。
せっかく投下しようと思ったのに書き直しだよこの野郎orz
409名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 02:13:59 ID:pGMDJ87Z
>>393
カナとヒトミは面識あるみたいだけどな。ていうかみなみけに遊びにきてた
410名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 12:34:34 ID:f+Rc+22D
テポドンが落ちてくる前にハルカ×藤岡おねがい
411名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 14:40:16 ID:26L16NYg
テポドンをマンこで受け止めるくらいのインパクトのある話キボンヌ
412名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 14:44:38 ID:QSO/E+39
ハルカ×藤岡か…

ハルカ「……藤岡君…、ダメよ…私達ぃ…そんな…」
藤岡「大丈夫…俺にまかせてください…」
ハルカ「でも…貴方…カ、カナの事…ぁふ…ん…」
藤岡「…俺…ハルカさんの事…だから…」
ハルカ「だめ…ダメよ…そんな…ん……!ぁぁ…」
藤岡「今は…俺の……俺の事だけ見てください…」
ハルカ「藤岡君…やっ…ダメ…そこ…ぁっ…」
「…でも…でも…嬉しい……」

ガバッ!!!

ハルカ「ハァ、ハァ、ハァ…ゆ、夢…?」
「私、藤岡君とあんな事しちゃうなんて…」
「私ったらなんて夢を…これからどんな顔して会えばいいの〜〜〜!!」
「(でも…そんなに悪い気はしなかったかな……////)」

後日

カナ「なあ、藤岡。今日ウチで夕飯食べてかないか?」
藤岡「え!?いいの?じゃあご馳走になろうかな」
カナ「いやぁ、最近ハルカが藤岡君は来ないの?ってうるさくってさぁ…」
藤岡「?」
「(チアキちゃんならともかく何でハルカさんが…?)」



こんな話誰か書いて下さいお願いします
413名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 15:00:11 ID:7jj6ift6
もう書いとるやんけ(wwwww
414名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 21:36:56 ID:HdChWnAZ
415名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 22:15:17 ID:vPgGBKJd
的確なツッコミワロタw
416 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/05(日) 05:06:32 ID:0MsM5dZ5
ただいまん…
友達の家で19時半くらいからモンハンやってて今やっと帰ってきたぜ

ふじマキはちょこっとでけた。
でもどのくらい書きためたらいいのかわからないという事に気付いたのぜ。
417名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 06:53:08 ID:rA+9HEp2
誰もいないタイミングでこっそり投下

南家猫騒動


「一体どうしたらいいんだ…」
チアキは途方に暮れていた。それは目の前の存在が原因だった。
「にゃ〜ん♪」
カナである。しかし普段と様子が違う。なぜか四つん這いになり、楽しそうにチアキの足に身体を擦りつけている。まるで猫の様に…。


話は一時間程前に遡る。
その日カナとチアキは些細な事から口論になった。普段通りチアキの毒舌にカナがやり込められたのだが、カナが実力行使に訴えてるという形で終了した。
カナから逃げるように自室に引っ込んだチアキだが、どうにも腹の虫が収まらない。
「カナのやつ、馬鹿野郎のくせに〜」
その時チアキは最近読んだ本の事を思い出した。
『催眠術入門 これで他人を思いのままに〜小学生向け〜』
これだ!カナに催眠術をかけて、懲らしめてやろう。

「カナ、さっきは済まなかった。これは詫びの印だ、食べてくれ」
「こ、これはあの店のプリンじゃないか!いいのか、食べて!?」
「もちろんだカナ、遠慮なく食べてくれ」
「いっただきま〜す。…美味い!(モグモグ)〜しかしチアキもようやく姉を敬い事を覚えて、私は嬉しいよ」
「(何いってるこの馬鹿野郎)ところでカナ、ちょっとこっちを見ろ」
チアキは本に書いてあった手順を実行した。プリンに油断していたためか、元々掛かりやすい性格なのか、催眠術は成功した。しかし…


「何故猫になってしまう…」
カナは催眠術をかけると同時に、何故か猫化してしまった。今も手で自分の顔をコシコシこすちっている。正に猫そのものだ。
その姿を見ているうちに、ついチアキは猫耳カチューシャと赤いリボンのついた鈴をカナに装着してしまった。
「うん、これでますます猫っぽくなった…って何してる私〜!」
とにかく、早くカナを元に戻さなければ!あの本はどこに…
そこまで考えた時、チアキはあの本は図書館から借りたものだった事を思い出した。
時計をみると4:25分。今から行けばまだ間に合う!しかし…
チアキは自分の足元を見る。今のカナを一人(匹?)にするのは心配だ。かといって一緒に連れて行くのは論外である。
「ミャ〜〜〜オ」
放っておかれるのがお気に召さないのか、チアキのフトモモに猫パンチをしているカナ。

ピンポ―ン

玄関にでると藤岡がいた
「こんにちは、チアキちゃん…って南!?」
「ニャ――ン♪」
チアキが振り向くと、カナがこちらに向かい走ってきた。四つん這いで。そして勢いのまま藤岡の胸に飛び込んできた。
「み、南?チアキちゃんこれは一体…?」
不意を突かれた藤岡は、尻餅をついたままチアキを見た。その間もカナは嬉しそうに喉を鳴らしながら、藤岡の胸元に頬をこすりつけている。
「藤岡、カナは今催眠術にかかって猫に成り切っている。私は催眠術の本を図書館から借りてくる。その間カナの事頼んだぞ」
言うが早いか早いか、チアキは外に飛び出していった。
「えぇぇぇっ!?ちょっとチアキちゃん!!」
だが無情にも扉は閉まり、藤岡はカナと二人切りとなった。

418名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 06:58:32 ID:rA+9HEp2
すみません
残りの文章が消えてました…
登録しておいたハズなんだが…
後半書き直したら改めて投下させて下さい
スレ汚しすまない
419名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 07:58:02 ID:R/RoBDyr
おいおい
猫になったカナをほっとく気かよw

早くなんとかしろ!
千秋も藤岡も俺も困る
420名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 09:02:02 ID:hxSviMrZ
準備が悪いのと文章がヘタなのはガマンするとしても、
せめて改行ぐらいはちゃんとしようぜ。
421名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:04:03 ID:rA+9HEp2
ご迷惑おかけしました
417の続き


チッ・チッ・チッ・チッ…
普段気にもしない時計の秒針の音がやけに響く。
藤岡は極度の緊張状態に置かれていた。
南家のリビング。何度も訪れ居心地の良い場所である。しかし今日に限っては違う様だ。
「にゃう〜ん♪」
先程からカナが、藤岡に密着しようと後ろから前から、飛び付いてけようとしているのだ。
どうやら藤岡の匂いが気に入ったようで、やたらに身体を擦りつけてくる。
カナの柔らかな肉体が腕に、背中に、胡座をかいているふとももに押し付けられ、藤岡の理性のダムは決壊寸前であった。
このままでは…俺の方が持たない!
「み、南、もう少し離れてくれないか?俺はどこにもいかないから」
藤岡は意を決して、カナの両腕を掴んで引き離した。
「にゃっ!?」
最初カナは驚いた様だったが、すぐに不満げな表情になり抵抗を始めた。
「ふ―――っ!」
「南、駄目だったら!」
それでも藤岡が腕の力を緩めないでいると、不安気な表情になってきた。
「みゅう…」(藤岡怒っちゃった…)
「!」
我慢だ、ここは南のためにもここは我慢だ!
さらにカナは悲しそうな表情で見つめてくる。
「みゃう…?」(わたしの事キライになっちゃったのかな…?)
「!!」
幻聴だ!俺は自分の都合のいい幻聴を聞いているだけだ!!
その時、藤岡はカナの瞳に涙が浮かんでいるのに気付いた。
想いを寄せている女の子のこんな表情を見せられ、冷静でいられる男子はそうはいない。
「南!!」
「にゃっ!?」
気付いた時にはカナを抱きしめていた。強く、そして壊れ物を扱うかの様に優しく…。
カナは最初驚いた様だったが、やがて満足気な表情を浮かべ藤岡の胸元に顔を押し付けた。
「俺、南の事…たとえ猫のままだとしても、南の事好きだから…」

突然、カナは藤岡を床に押し倒した。
不意を突かれた藤岡は何がおきたかわからなかった。
「南?…!!」
カナは藤岡の上に馬乗りになると、両手を胸元這わせだした。
その瞳は潤み、ペロリと上唇を舐める様が妙になまめかしい。
「ちょ…南!?」
混乱する藤岡の頭で複数の情報が展開された。
近所の人が言ってた。
春になったせいか毎晩近所の猫が騒がしくて…
まぁ恋の季節だからねぇ…
南は今猫に成り切っている。
これはつまりその…は、発jょ…!!
「み南落ち着いて!こういうのはまだ早いと思うんだそそうだねこじゃらし!あれで遊ぼう!あ――!制服のボタン外さないで!!」

結局この直後、本を借りてきたチアキにより救出され、カナも元に戻ったわけだが…

「藤岡、私はもう少し遅く戻ってきた方がよかったか?」
「そそんな事ないよ。ところで南は猫だった時の記憶は本当にないの?」
「ああ、そのはずだが」

最近私はおかしい。藤岡の近くにいると…いや藤岡の匂いを嗅ぐと、顔が熱くなってくる。
一体、私はどうしてしまったんだろう…


終わり
422名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:10:22 ID:rA+9HEp2
>>420
不手際と駄文でご不快にさせたようで申し訳ありません
もう少し推敲してから投下すべきでした。
改めてお詫び申し上げます
423名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 14:03:34 ID:A27Sl7mw
>>422
わびるこたーない
文章は改良の余地があるかもだけど改行は大して気にならないよ。とりあえず次回作に期待
424ぬしかさ:2009/04/05(日) 19:42:56 ID:uLt7YQij
SS書き上げたんで、ちょっと見直ししたのち投下するよ
425ぬしかさ:2009/04/05(日) 20:39:25 ID:uLt7YQij

      「大きい」


 今日も南家にはたくさんの人が集まっている。
 しかし、普段なら騒がしいはずのリビングは静まり返っており、マキ、アツコ、夏奈、内田、千秋の順で、それぞれ緊張した面持ちで鎮座していた。
「それでは諸君、これより第6回どうしたら彼氏ができるか会議をはじめるぞ」
「はいっ、カナちゃん」
 内田が手をあげる。
「どうした内田」
「第5回の会議の内容は何だったっけ?」
「おまえにはもう王子さまは迎えにこないから、参加しなくていいよ!」
「やだー!見捨てないでー!」
「で、前回は何を話したんだ?」
「過去の経験はとても貴重なものだけど、今は振り返る必要ないよ」
「おまえも忘れたんだろ!」
「カナちゃん、チアキちゃん、まずは落ち着こうか」
「おおっ、マキちゃんなんか気合い入ってるね」
 一段と落ち着いているマキに、全員が注目する。
 場が再び静まり返ったのを確認し、マキは口を開いた。
「今日話し合うことは、我々・・・いや、全世界の女性にとって、非常に重要なことになるだろうから・・・」
「それは、いったい・・・」
「我々が話し合うこと、それは・・・『胸』についてよ!」
『胸っ!!』
 胸という言葉に、夏奈と千秋と内田は強く反応した。
「胸は女性の最大の象徴。胸を制するものには彼氏が出来る!って言うじゃない」
「マキちゃん、その言葉要出典ね」
「はいっ、質問です」
 また内田が手を上げた。
「どうしたら胸を大きくできるんですか?!」
「む・・・」
 内田の質問を聞くと、マキは眉間にシワを寄せて黙り込んでしまった。
「内田、おまえは勘違いをしているね」
「え?」
「この会議はね、どうしたら胸が大きくなるのかをマキ先生が教えてくれる、というものではないんだよ」
 そこまで言い、一呼吸置く。
「この会議はね、どうしたら胸が大きくなるのかマキ先生もわからないから、みんなで話し合って胸を大きくする秘訣を考え出そうと企画されたものなんだよ!!」
「そ、そうだったんだ・・・てっきり教えてもらえるんだと思ってた・・・」
「楽して胸は大きくなるもんじゃないんだよ!」
「まったく、くだらない。なにが胸を大きくするための秘訣だ」
「おおう?」
 千秋は嘲笑を浮かべてながら、バカにしたような口ぶりで喋り始めた。
「胸は身長と同じで、時間を掛けて少しずつ大きくなっていくものなんだ。いきなり大きくできるような秘訣があるわけ無いだろう」
「秘訣が無いと決めつけたら、そこで何もかもおしまいじゃないかっ」
「無いものは無いんだよ、あるんなら今すぐ教えてほしいものだよ」
 千秋の無いという主張に、夏奈はやれやれといった感じのリアクションをとった。
「まったく、夢と希望がないヤツだな。そんなだからおまえの胸は膨らまないんだよ」
「夢と希望があれば膨らむとでも?」
「そうだ!夢と希望を持つからこそ、人類は様々な挑戦をして、多くの失敗を重ねながらも、確かな結果を手に入れてここまで進化してきたんだ!」
「人類の進化の話に胸は関係あるのか?」
「夢と希望を持って挑めば、胸もきっと膨らむって言いたいの!そうじゃないとマキちゃんが可哀想だろ!」
「は?」
 突然自分の名前が出てきたことに、マキはキョトンとしてしまった。
426名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 20:41:00 ID:uLt7YQij

「チアキ、おまえは胸は身長と同じと言った。だがマキちゃんは私達よりも長く生きてるのにっ・・・ううう」
 さすがにそれ以上は言えないようで、夏奈は嘆き悲しむような表情で口を噤んだ。
「ハルカとアツコちゃんに挟まれ、毎日比べられていると思うと、一刻も早く胸を大きくする秘訣を見つけ出してあげたくなって――」
「こらーーー!それは失礼じゃないかなー!」
 これ以上気にしていることを言わせまいと、夏奈の言葉をマキが止めに入った。
「そうだったんだ・・・」
「悪かったよ。そんな理由があるとは思わなくて・・・」
 だが、止めに入るのが遅かったらしく、すでに内田と千秋は哀れみの瞳でマキを見つめてしまっていた。
「これはほらっ、個人差よ個人差!人それぞれで成長する時期とスピードが違うからさ!ねっ、アツコっ」
 マキの誘導によって、夏奈、内田、千秋の視線がアツコに集中する。
「え?あ、えっと・・・」
 これまでまったく会話に参加していなかったアツコは、何をどう答えればいいのか分からなかった。
「マキちゃん、アツコちゃんに聞いても、アツコちゃんは答えられないと思うよ」
 悩んでいるアツコを、正確にはアツコの胸を凝視しながら、夏奈が喋り始める。
「胸も身長も順調過ぎるほど育っているアツコちゃんには、元から胸のことの悩みなんて無いんだよ!」
「た、確かに!そうだよね・・・」
 マキは夏奈の仮説に納得すると、アツコの胸を凝視し始めた。
「改めて考えてみると、この個人差はどうなんだろうねー・・・」

 ツンッ

「きゃっ」
 マキから左胸をつつかれ、アツコは小さな悲鳴を上げる。
「本っ当だよねー。なんだか理不尽だよねー・・・」

 ツンツンッ

「いやっ」
 夏奈から右胸をつつかれ、また小さな悲鳴を上げてしまう。
「そしてこの大きさに違わぬ質量!」
 マキはアツコの左胸を、手に乗せる形で持ち上げた。
「やっ、やめてよマキ・・・」
「これはまさか、バレーボールより重いかも!」
「うう・・・」
 涙目で訴えても、マキは止めようとしない。
 夏奈もまだ右胸をつついている。
 アツコの正面に座っていた内田は、テーブルから身を乗り出してまで、アツコの胸を興味津々な目で観察していた。
(チアキちゃん、止めさせて・・・)
 ツッコミの千秋に最後の希望を託す。
「・・・はぁ、いいんだよ、私はまだ成長期に入ったばかりなんだから」
 千秋は自分の胸とアツコの胸を見比べながら、なにやら言い訳じみたことを呟いている。
 どうやらマキ達を止める気はないらしい。
(どうしよう・・・)
 まだマキ達はアツコの胸にちょっかいを出している。
 このままじゃちょっかいがどんどんエスカレートしていき、最悪脱がされるかもしれない。
「もう止めてーー!」
 とうとう我慢できなくなり、アツコはマキと夏奈の間から逃げ出した。
「おっと、逃がさーん!」
 リビングから抜け出そうとしたアツコのスカートを、マキは握り締めて引っ張った。
「きゃぁっ!」
 腰を強く引っ張られて、アツコがバランスを崩す。

427名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 20:42:09 ID:uLt7YQij

 バリッ

 不吉な音がしたのち、アツコは倒れ込んでしまった。
「いたた・・・。ひどいよ、マキ・・・え?」
 倒れたまま、アツコはマキの方を振り向くと、マキは『やっちゃった!』っとした表情でこちらを見ていた。
 その手には、アツコのスカートを握り締めたままになっている。
「あっ・・・」
 そしてアツコは、自分のスカートが膝まで脱げてしまっていることに気づいた。
「あ・・・あああ・・・」
 どんどん顔を赤くしていくアツコ。

 ガラガラガラッ

「みんなお待たせー」
 その時、リビングの戸を開けて、春香がおやつを運んできた。
「あら、どうしたのみんな?」
「ハルカぁ〜!!」
 とうとう泣いてしまったアツコは、春香にすがりつき、その背中に隠れる。
「アツコっ、どうしたのその格好!?」
「うぅ〜〜・・・」
「マキ、その手に持ってるのは誰のスカート?」
「いやっ、これは男を落とす訓練をしててっ」
「ごまかさないの!!」
 こうしてマキ達に春香の雷が飛ぶこととなった。



「ホックが曲がってるわね。でもこれくらいならすぐ直せそう」
「ごめんね、ハルカ・・・」
「気にしなくていいよ、アツコ」
「うん・・・」
 スカートの壊れた部分を直すため、アツコと春香の二人は、春香の部屋へと場所を移していた。
 春香はスカートの修理をし、アツコは借りたバスタオルを腰に巻いて、修理してくれている春香を見つめていた。
(ハルカは優しいし、何でもできるし、男子に人気あるんだろうな)
 春香の横顔を眺めながら、ふとそんなことを思ってしまう。
(もしハルカが男子だったら、私好きになっちゃってたかも・・・)
「よし、うまく直った。はい、アツコ」
「・・・・・・」
「アツコ?」
「え!?あ、うん。ありがとう・・・」
 我に返り、慌ててスカートを受け取る。
「もしかして、ちゃんと直ってなかった?」
「ううんっ、元通りになってるよ」
 少し確認したのち、アツコは直ったスカートをはいた。
 ホックはしっかりと引っ掛かっており、外れて脱げる心配はないようだった。
「じゃあ、向こうに戻ろうか」
「うん」
 リビングに戻る春香に、アツコは付いていく。
(私ったら、なんて変なこと考えたんだろ)
 春香の背中を追いながら、アツコは先ほどのことを忘れようと頭を振った。

428名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 20:43:51 ID:uLt7YQij

 リビングからは、胸と彼氏が出来ることの関係について話し合っている声が漏れていた。
 スカートを修理している時に来たのか、マキ達の他に吉野と冬馬の声も聞こえてくる。
「今戻ったら、またイタズラされちゃいそうね」
「そうだね・・・」
「買い物に行こうか。帰ってくる頃には話し合いも終わってるだろうし」
「うん」
 そして二人は、夕飯の材料の買い物をしに、外へと出掛けていった。


 春香とアツコがマンションから出ると、藤岡がこちらに向かって歩いて来ているのが見えた。
「あ、ハルカさん。こんにちは」
「藤岡くん、こんにちは。ウチに行こうとしてたの?」
「はい、そうですけど」
「そう。あ、でも今は行かないほうがいいかも」
「何かあるんですか?」
「うん・・・、女の子同士で話し合いしてるからね、今藤岡くんが行っても居心地が悪くなるかなーって思ってね」
 胸のことを話し合っているとはさすがに言えない。
「そうなんですか。じゃあ時間を潰さないといけないや」
 どう時間を潰そうかと、藤岡は考え込み始める。
「ハルカ、そろそろ行こうか」
「そうね。今日は何が安売りかしら?」
「買い物に行くんですか?それなら手伝わせてください」
 春香達が買い物に行くと知った藤岡は、手伝いを申し出た。
「そう?今日はお客さんが多いから助かるわ」
「はい、荷物持ちでも何でも任せて下さい!」
 こうして買い物メンバーに、新たに藤岡が加わることとなった。
(藤岡くんっていい子だなぁ。優しくて頼りがいがあるし)
 春香と話している藤岡を見ながら、アツコはそう考えた。
(少しハルカと雰囲気が似てるかも・・・って、私また変なこと考えてる)
 春香と藤岡の後ろで、アツコは調子の変な自分に対して溜め息をつくのだった。



 三人はマンションの近くにあるショッピングセンターへとやって来た。
 今日は割引セールを実施していたらしく、ショッピングセンターはたくさんの人で賑わっていた。
「あ、お肉も魚も安い。今日はハンバーグを作ろうかな。明日の朝は魚を使って・・・」
「ハルカ、このカゴもう入らないよ」
「新しいカゴ持ってきましたー」
 安さに惹かれて、春香はたくさんの食材をカゴに入れていった。
 そしてその結果、藤岡の両手が塞がり、春香とアツコもそれぞれ一つずつ大型の買い物袋をぶら下げるほどの食材を買い込んでしまった。
「ごめんね藤岡くん、重いでしょ?」
「いつも体動かしてますから、これくらい平気ですよ」
「あ、ハルカあれ」
 アツコが指差したのは女性用衣類の売り場。
 食料品だけではなく、衣類も割引がなされているようで、普段より安い金額の値札が貼られていた。
「へぇ、あれいいわね。ちょっと見ていこうか」
「うん」
 衣類売り場へと誘われる春香とアツコは、季節を先取りした新商品の数々に目を奪われていた。
429名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 20:45:16 ID:uLt7YQij

「あ、これ可愛い」
 アツコは新商品の列に掛かっていた一つのブラウスを手に取った。
「うーん・・・サイズ合うかな?」
「試着してみる?」
「そうだね、じゃあ試着してみようかな」


 試着室の前へとやって来た三人。
「ちょっと待っててね」
 アツコは試着室に入り、カーテンを閉めた。
「ハルカさん、今何時くらいですか?」
「えーっと・・・四時半ね。帰ったら早速夕飯の準備しなくちゃ」
「今日はハンバーグを作るんでしたよね」
「ええ、そうよ。材料もひき肉と食パンと玉ねぎと・・・」
「玉ねぎ?野菜売り場の方行きましたっけ?」
「え?買ってなかったけ・・・」
 買ったかどうか不安になり、買い物袋の中を確認してみる。
 肉と魚とお菓子、その他調味料などはあるのだが、当の玉ねぎが見当たらなかった。
「いけないっ、買ってなかった!教えてくれてありがとう藤岡くんっ」
「俺がここで荷物見てますから」
「うん、ちょっと玉ねぎ買ってくるね。あとにんじんも」
 春香は食料品売り場へと再び向かい、藤岡は一人試着室の前で荷物番をすることとなった。


 試着室の中では、アツコがブラウスを試着してサイズを確認していた。
「うん、合ってる。これ買おうっと」
 ブラウスを脱ぎ、元の服に着替え直そうとする。
 その時、鏡に映る自分の姿に目が止まった。
「・・・大きい・・・のかな?」
 ブラに覆われた自分の胸を見て考え込む。
(ガタイがいいって速水先輩に言われたことがあるし、マキも大きいって言ってたし・・・)
 胸が大きい人には、大きい故に生じる悩みがある。
 胸が大きくなれば、ブラも新調しなければならない。
 目立つようになれば男子の目線が気になりもする。
 挙句の果てには「君は私たちの身体のアイドル!」と言って触ってくる同級生や先輩まで増える始末。
(はぁ・・・どうすればいいんだろう)
 増える一方の悩み事に、がっくりとうなだれるアツコ。
(ハルカに聞いてもらったら、少しは解決するかな・・・)

430名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 20:46:28 ID:uLt7YQij

 試着室を背にして、藤岡は買い物に行った春香と、試着いているアツコのことを待っていた。
『ねえ、ハルカ・・・』
「ん?」
 試着室の中から聞こえてきた声に気づき、藤岡は少しだけ振り向いた。
『私の胸って、大きい方なのかな?』
「えぇっ!?」
 思わず大きな声を出しそうになり、慌てて自分の口を塞ぐ藤岡。
(ハルカさんがいると思って話し掛けてるのか!いけないっ、ハルカさんはいないって伝えないと!)
『この前下着を買いに行った時、今使ってるサイズの物じゃキツいですよって、店員さんにワンサイズ上のブラ薦められちゃってさ・・・』
(うわーっ、伝えるタイミング逃した気がする!どうするっ、どこか移動しようにも荷物置きっぱなしじゃマズいし・・・)


「今日もマキ達に大きいって言われてね。気にしなければいいんだろうけど、言われると気になってさ・・・」
 服を着替え直しながら、カーテンの向こうにいるはずの春香に、アツコは悩みを打ち明けていく。
「ハルカはどうしたほうがいいって思う?」
 着替え終わり、カーテンの方を振り返る。
「・・・ハルカ?」
 カーテンの向こうにいるはずの春香の返事がない。
「どうかしたの、ハルカ?」
 アツコはカーテンを開けて、外に顔を出した。
「あれ?」
 外には春香の姿はなく、耳を塞いでこちらに背中を向けている藤岡しかいなかった。
「・・・えっ!?」
 春香だと思い込んで、藤岡に悩みを打ち明けてしまったことに気づき、アツコは固まった。
 藤岡は耳を塞いではいるが、この近距離ではアツコの声を完全に遮断することは無理だったようだ。
 その証拠に、背中から僅かに見える藤岡の顔は、真っ赤に染まっていた。
「お待たせー」
 場の空気が完全に固まった時、玉ねぎとにんじんを買ってきた春香が戻ってきた。


 赤く染まり始めた空の下、南家へと帰路につく三人。
「ねえ、アツコ?」
「うぅ〜・・・・・・」
 春香は右手側のアツコに話し掛けるが、アツコは顔を伏せたままで返事をしない。
「藤岡くん?」
「はぁ・・・・・・」
 左手側の藤岡にも話し掛けるが、こちらも顔を伏せたままで返事をしなかった。
「いったい何があったの?」
 春香の疑問は、結局解消されることはなかったのであった。


                                       おしまい
431名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 20:50:25 ID:bp6qULuk
リアルタイムでGJ!

ま、まさか続きが無いなんて言わないよな……?
432名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 21:46:36 ID:o/TkSySX
GJ!!
アツコ×ハルカ的な流れかと思ったら待望のアツコ×藤岡とは!
是非続きを書いてほしいな
433名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 22:17:19 ID:uLt7YQij
続きは未定だけど書くかも

もう一つ陵辱系のSSも書いたんだが、こっちは明日投下しようと思う
434名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:11:00 ID:DrYPhYTo

     「体温」


 暗く長い廊下を、必死に駆け抜けていく女性がいた。
 時折、元来た廊下を振り返り、得体の知れない何かが追ってきていないかを確認しながら。
 長い廊下を抜け、螺旋階段を駆け下り、扉を押し開けながら、逃げるように走り続ける。

 やがて、体力の限界が来たのか、女性は立ち止まってしまった。
 胸を押さえ、荒くなった呼吸を整えながら、今いる場所を確認する。
 壁には数多くの絵画が飾られ、天井には豪華な装飾とシャンデリアのある大広間だ。
 ふと女性は後ろを振り返るが、その視線の先には誰もいなかった。
 逃げ切れた、助かった・・・。
 そう思ったのか、女性は大きく息を吐き出す。


 大きな落雷が落ち、薄暗い大広間が一瞬明るくなる。


 その時、女性は見てしまった。
 窓から入ってきた落雷の光の中に、人の影があったのを。
 見上げると、天井付近の大窓が開いており、その窓枠に人が立っていた。

 漆黒の衣服とマントを身にまとった長身の男。
 綺麗に整った顔に、死者のように白い肌。

 男は女性を見下ろし、冷たく、そして美しく微笑む。
 すると微笑んだ口から、長く鋭利な犬歯が姿を現した。


 女性は悲鳴を上げる間もなかった。
 なぜなら男は、微笑みを見せたその直後、女性との距離を一瞬のうちに埋めて、その無防備な喉元に噛みついていたのだから。

 噛みつかれた女性は抵抗することもできず、体を痙攣させ、声なき声を口から漏らすしかなかった。
 そんな女性の体を強く抱き寄せ、男はより深く牙を突き刺していく。

 首から流れ落ちる鮮血。
 やがて女性の体痙攣は静まり、息をすることもなくなった。

 存分に血を飲んだ男は、もう脈のない女性の喉元から口を離す。
 口元と牙に残る血を舌で舐めとり、男は先ほどとは違う、満足げな笑みを浮かべたのだった。



「あーあ、最後の一人もやられちゃったよ」
 頬杖をつきながら、夏奈は呑気な言葉を口にする。
 毎週金曜に放送されている洋画劇場を、夏奈は春香と二人で観ていた。
 吸血鬼の存在を信じない若者たちが、曰く付きの洋館に行き、そこで出くわした吸血鬼に次々と狩られていくという内容の、二時間弱ほどの長さの映画だ。
「んん〜っ、もうこんな時間かー」
 本来なら九時の放送であったが、その前の野球中継が延長となり、見終わった頃には時計の針は十二時前を指していた。
「こういう映画って、幽霊とか信じない奴は必ずやられちゃうよな」
「・・・・・・」
「ハルカ?」
 返事がない。
 春香は眉間にシワを寄せ、スタッフロールの流れるテレビ画面をずっと凝視していた。
435名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:11:43 ID:DrYPhYTo

「おーい?」
「えっ、なに?!」
「いや、映画の話で・・・」
「え、ええ、そうよねっ。吸血鬼なんているわけないよね!」
「いや、吸血鬼のほうじゃなくて・・・」
「いるわけないっ、いるわけない・・・」
 自分に言い聞かせるように、いるわけないと何度も口にしている。
「なぁハルカ、もしかして怖いの?」
「・・・何が?」
「吸血鬼」
「まさか!!」
「そうなの?」
「もちろんよ!」
「ホントに?やっぱり怖いんじゃないの」
「怖くない!カナ、吸血鬼は昔の人が造った物語の架空の生き物なのよ!」
「確かにそうだね」
「現実に居もしないものを怖がる必要なんてないの!もちろん私も怖がってない!」
「へぇー」
「ただ、あれよ・・・。もし吸血鬼が夢に出てきたらビックリして、大切な睡眠が駄目になっちゃうでしょ。だから、その・・・もうこの話はおしまい!いいわね?」
(それって、夢に出てほしくないほど吸血鬼が怖いってことじゃないの?)
 さすがにそれを言ったら怒られるだろうから、口にはしなかった。
「あ、もうこんな時間か。じゃあハルカの大好きな吸血鬼さんが現れないうちに寝ちゃおっかなー」
「カナ!!」
「おやすみーっ」
 春香の雷が落ちる前に、夏奈は自分の部屋へと逃げてしまった。
「もう、カナったら・・・」
 春香は溜め息をついたのち、テレビのリモコンを手に取った。
 洋画劇場が終わり、夜のニュース番組が流れるテレビの電源を切り、春香も寝るためにリビングを後にする。
「・・・もちろん怖いに決まってるじゃない。あんな牙で血を吸いにくるんだから」
 夏奈の前では強がって見せたが、やはり春香は吸血鬼が苦手であった。
 姉として、怖がる素振りを妹に見せるわけにはいけないと、怖くないフリをしてしまった。
 そのせいで、現在春香は吸血鬼のことを凄く意識してしまっている。
「はぁ、夢に出てきちゃうかも・・・」
 再び溜め息をつきながら、春香も寝るために自分の部屋へと入っていった。



「んんっ・・・」
 外は暗く、街はまだ寝静まっている時間帯に春香は目を覚ました。
「・・・まだ二時半」
 何か夢を見た気がするが、どんな夢だったかは全然思い出せない。
 いや、思い出さない方がいいだろう。
 もしかしたら怖い夢だったかもしれないから。
「トイレ・・・そう言えば行ってなかったなぁ」
 あの後トイレに行かず、すぐに寝てしまったためか、強い尿意を感じる。
 春香はベッドから起き上がり、トイレへと向かった。

436名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:12:32 ID:DrYPhYTo

 暗い廊下をやや緊張しながら歩いていく春香。
 慣れた場所でも明かり無しでは危ない、という理由もあるが・・・。
「なんであんな映画観た日に限って目覚めちゃうんだろ・・・」
 やはり映画の影響で、いろいろと余計なことに敏感になっていた。
 幽霊やら宇宙人やら、怖いも番組やらを観た日は、急に暗闇が怖く感じたりしてしまうものだ。
「いないいない、吸血鬼なんて・・・」
 何も出ないことを祈りながら、トイレへと足を進める。

 ガタッ・・・

「!?」
 何かが揺れた音に、春香はビクッと驚いた。

 ガタッ・・・

 リビングの方から音がしている。
「なに・・・?」
 リビングの引き戸へと慎重に進んでみる。

 ガタッ・・・

 引き戸の前まで来てみると、戸が風で動いて音を出していた。
「そうだ、電気だけ消して、戸締まりはちゃんとやってなかった・・・」
 もしかしたらベランダの窓のロックをしていなかったかもしれない。

 ・・・いや、待て。
 確かリビングを出る前に振り返った時は、ベランダの窓は閉めてあったはず。
 ロックしてなかったとはいえ、勝手に開くものでもない。
「まさか・・・泥棒!」
 全身に緊張が走る。
 とにかく、まずは確かめてみなくては・・・。
「よし・・・」
 春香は引き戸に手をかけると、ゆっくりと音が出ないように開けていった。
 リビングも暗くはあったが、ベランダから入る月明かりのおかげで、ある程度見渡すことができた。
(誰もいない・・・?)
 リビングの入口前から覗き見た限りでは、人がいるようには見えなかった。
 だが、月明かりの届いていない影や、入口からの死角に潜んでいるかもしれない。
(よし・・・!)
 意を決した春香は、息を殺しながらリビングへと入っていった。


 リビングは、春香以外に人の気配は無かった。
 ただ、ベランダ側のカーテンが風でゆらゆらと揺れていた。
(やっぱり誰かが入ってきてる!)
 音を立てないように、壁の照明のスイッチに手を伸ばして動かした。

 パチッ

 天井の蛍光灯が光り、リビングを明るくする。
「・・・あら?」
 リビングは寝る前と何一つ変わらない状態であった。
 無くなっているものもなく、荒らされた形跡もない。
 ただ、ベランダ側の窓が開けきったままになっているだけ・・・。
437名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:13:26 ID:DrYPhYTo

「もう逃げ出したのかも・・・」
 一応一通り部屋の中を確認してみる。
 棚の引き出しの中は荒らされてはいない。
 家具や小物はいつもの位置にあり、動かされた形跡はない。
「変ね、何か盗まれたわけでもないのに」
 今度はベランダを覗いてみる。
 別に誰も壁に張り付いて身を潜めてはいなかった。
 外も見回してみたが、このマンションから遠ざかっていく影は見当たらない。
「はぁ・・・きっと開けっ放しにして寝ちゃったんだわ」
 いくら怖い映画を観たから早く寝てしまいたいと思っても、戸締まりはちゃんと確認しなくちゃ、と春香は反省した。
「それにしても・・・」
 春香は夜空を見上げる。
 夜空には雲一つなく、満月だけが浮かんでいた。
「綺麗な月・・・」
 しばらくの間、春香は月をぼうっと見上げていた。
「・・・くしゅんっ」
 夜風に当たったためか、小さくくしゃみをしてしまう。
「いけないいけない、もう土曜で休日だからって、夜更かししてちゃ・・・」
 少し身震いしながら、部屋へ戻ろうとした、その時・・・

 パチッ

「えっ?」
 突然リビングの照明が消え、辺りが真っ暗になった。
「うそっ、なんで消えたの?!」
 テーブルに躓きそうになりながらも、壁のスイッチの所まで走る。
 スイッチに触れてみると、OFFの状態になっていた。
 ここには春香一人しかいないはずなのに、誰かが電気を消したのだ。
「なんでこんなことが・・・」
 スイッチをONにし、再びリビングを明るくする。
「綺麗な月ね」
「!!」
 知らない声に、春香の心臓が大きく鼓動した。
 すぐさま振り返ると、さっきまで春香がいたベランダに、見知らぬ女性が立っていた。
 真っ白で、膝まで届くくらいの長さの髪を夜風に揺らしながら、月を眺めている。
「こんばんは、お嬢さん」
 女性は春香の方を向き、挨拶をする。
 よくできた人形のような、生きている人間なのかと疑問を抱くほどの美貌。
 その微笑みは、女神のように神々しくもあれば、悪魔のように妖艶でもあるように感じた。
「あ・・・あなた、誰なの・・・」
 だが春香が最も大きく感じ取ったのは、得体の知れない恐怖であった。
「僅かに開いていた窓から微かな匂いを感じ取って来てみれば、こんな素晴らしい子に出会えるなんて・・・」
「え・・・?」
「あなたに会えたことは偶然?それとも運命かしら?」
 女性は名乗ることもなく、一方的に話を進めていく。
「うふふ・・・もっと近くに」
「な、なにを・・・うっ」
 女性は春香へと近づいていく。
 春香は後退りしようとするが、後ろは壁であった。
 リビングの出入り口は春香の左手の方にある。
「どうして逃げるの?」
「きゃっ」
 出入り口の方へ春香は走り出そうとしたが、その前に女性が春香の右手を捕まえてしまっていた。
438名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:14:19 ID:DrYPhYTo

「いやっ、離してっ」
 春香は逃れようと暴れ、まだ押さえられていない左手を振りまわす。

 ガツッ

 振りまわした左手の甲が女性の頬に当たった。
「んん・・・」
 女性は口に指を入れると、中から白いものを取り出した。
 その取り出したものは、血が付いた奥歯であった。
「元気なのはよしとして、これじゃ生え変わるまでしばらく不便だわ」
 抜けた奥歯を投げ捨てると、春香の左手も取り押さえてしまった。
「ひっ!」
 とうとう抵抗ができなくなってしまう春香。
「さあ、歯の分もきっちり味あわせてもらうわよ」
 そう言って、女性は鋭い目つきで春香の目を睨みつけた。
「あっ・・・あ・・・・・・」
 女性の目を見た途端に、春香は体を動かすどころか、声すら出せなくなる。
 女性が捕まえていた両手を解放すると、ずるずると背中を壁で引きずりながら、春香は座り込んでしまった。
 恐怖か、それとも暗示でもかけられたのか、春香は身を震わすこと以外何もできなくなってしまった。
「まだ男と交わったことのない、純粋な乙女の血・・・」
 女性は春香の首筋に触れ、脈打つ場所を確かめるように撫でる。
「でも、それだけじゃ物足りない」
 そう言って、女性は不適な笑みを浮かべた。
「私が欲しいのは、綺麗で・・・熱い血なの」
 首筋を撫でていた手を、ゆっくり胸の方へと移動させていく。
「興奮と性欲で煮えたぎるほどに熱くなった血が欲しいのよ」
 女性の手が、春香の胸を持ち上げるように揉んだ。
「あっ・・・」
 体は言うことを聞かないというのに、胸を揉まれたことには敏感に反応してしまっている。
「やっ・・・そんな・・・」
「ふふふ」
 女性は胸を揉んでいた手を離し、今度はその手の五本指を、春香のパジャマの胸元に引っ掛ける
 そしてその五本指を引っ掻くように横に動かした。

 ピリッ

 布地の切れる音と共に、パジャマの胸元に5つのスリットが出来上がる。
「あっ・・・」
「まずはここから」
 女性はパジャマにできたスリットに手をかける。

 ビリッ ビリリッ

 切れ切れになったパジャマは簡単に破れ、双方の乳房が露わとなる。
「いやぁっ・・・」
 女性の両手が乳房を鷲掴みにし、揉みながら何度も大きく回していく。
「はぁっ、あっ・・・」
 何ともいえない刺激が春香の全身を駆け巡る。
 徐々に荒くなる呼吸。
 それと同時に、春香の乳首が勃起をしだす。
「そう、それでいいのよ」
 女性は勃起した乳首をつまみ、乳房と共に強くマッサージしていく。
「あっ、んっ、うんっ!」
 目を潤ませながらも、懸命に堪えようとする春香。
 だが思うように体を動かせない状態では、それも長くは続かなかった。
439名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:15:05 ID:DrYPhYTo

「ううっ、うあ・・・」
 自身の股間付近に変化が表れたことに気づく。
 そのことを女性に感づかれないようにと、春香は股を力を込めて閉じようとした。
「そこが気になるのかしら?」
 女性は春香の僅かな行動も見逃さなかった。
 すぐさま股間の変化に気づかれてしまった。
 乳房を揉むのを止め、女性の手は春香の両足を掴んだ。
「やっ、そこはだめっ!」
 両足を動かされ、どんどん股を開かされていく。
 閉じようと力を入れれば、女性はそれ以上の力で股を開いていく。
「さあ、次はここね」
 十分に股を開くと、女性は春香の股間に手を押し付ける。
 春香の股間は熱を帯びていた。
「熱くなってるわね。でももっと熱くしなくちゃ」
 ズボンの股間付近の縫い目に、女性は人差し指の爪を当てる。

 ピリピリッ

 女性の爪は刃物のように鋭くなっているのか、ズボンの縫い目を容易く切り裂いた。
 ズボンの縦にできた切れ目をひろげると、白いパンツで覆われた春香の股間が姿を表した。
「しっとりと湿ってるわよ」
「いやぁ・・・見ないで・・・」
「あら、こんなのは初めて?あなたは自慰すらやったこともないのかしら」
「止めて・・・もういや・・・」
「じゃあこれは初めての経験になるのね」
「やっ、いやっ!!」
 春香の拒否を無視して、女性はパンツに指を当てる。
 湿った布地を指で押し込むと、パンツ中央に筋が浮かび上がった。
「ひっ・・・!」
 自分の知らない感覚と、確かに伝わってくる感触。
 恐怖感と陵辱感に満たされた春香の心に、新たに性的快感が加わる。
 それらの感覚により、春香の思考は麻痺し始めていた。
「はぁっ・・・ああんっ!」
 そして春香は、もう逃げることも、耐えることも止め、女性の行為に身をゆだね、喘ぎ悶えることしかできなくなってしまった。
「それでいいのよ。あなたは快楽を受け入れて、その身を熱く保ち続けていればいいの」
 春香の体が熱くなっていくのを喜びながら、女性は春香の陰部を刺激し続ける。
 春香のパンツはぐっしょりと濡れ、肌に密着した所が透けてしまっていた。
 指とパンツの間を春香の液が糸を引き、その糸が切れては、滴となって垂れ落ちる。
「まだかしら、それとももう少し?」
 女性は春香の陰部に覆い被さる布地をめくった。
 布地の下から、綺麗なピンク色をした割れ目が表れる。
 その割れ目から液がこぼれ、尻を伝わって床へと流れ落ちていた。
「絶頂はもうずくだわ」
 女性は陰部の状態を確認すると、パンツの間に指を入れ、直に春香の陰部を刺激しだす。
「あっ・・・あぁっ・・・あんっ!」
 女性は割れ目を弄り、クリトリスを揺さぶり、時折膣へと指を入れ込む。
 そのたびに春香は甘い喘ぎ声を上げ、ビクビクと体を痙攣させる。
「絶頂の瞬間こそが、私の望む血を味わえる時・・・」
 乳首を舌で舐めまわしながら、陰唇を広げては、膣内に何本も指をいれて掻き回していく。
「はっ・・・あっ・・・ああ!」
 ひたすら与えられ続ける刺激に、春香の喘ぎ声がどんどん大きくなりだしてきた。
「ああっ・・・あああぁっ!!」
 そして、春香は一際大きな声を上げた。
440名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:15:49 ID:DrYPhYTo

「来た!」
 女性の待ち望んでいた時が訪れたのだ。

 春香の首筋へと、女性は大きく開いた口から表れた牙を勢いよく突き立てた。
 牙が春香の首の皮を貫き、深く侵入する。
「うっ!?」
 激痛によって、春香の混濁していた思考が蘇る。
 そして、自分が今何をされているのかを、やっと理解することができた。
「ああ・・・いやっ・・・」
 首筋に付けられた傷から流れ出る血を女性が飲んでいる。
 先ほどまで与えられていた快楽も、全身から発せられていた熱も、血と共に吸収されていくように消えていく。
 そして、快楽と熱が消えていったのちに、忘れ去っていたはずの恐怖が、再び心の奥底から浮かび上がってくる。
「あ・・・あ・・・・・・」

 今私は、実際しないと思っていた吸血鬼に血を奪われている・・・
 首を噛まれた痛みは想像以上に痛い・・・
 本当に、あの時観た映画のワンシーンとそっくり・・・
 そういえば、映画の登場人物は全員吸血鬼に噛まれて・・・

 血を奪われ、死んだ・・・。

「い・・・やぁ・・・・・・」
 死を思い浮かべた刹那、春香の頭の中は真っ白になった。
 死という最高位の恐怖が、思考を停止させる
 そして肉体の制御も妨げられ、全身の力が抜けていく。

 血と体温が奪われていく中、春香の股間から熱い液体が放出される。
 放出された液体は、切り裂かれたズボンを濡らし、白かったパンツを琥珀色に染めながら、床に水たまりとなって広がっていった。

 消えゆく意識の中、妹たちの顔が脳裏をよぎっていく。
「チアキ・・・カ・・・ナ・・・・・・」
 その大切な二人の名前を呼んだ末に、春香は意識を失ってしまった。


441名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:16:26 ID:DrYPhYTo


『・・・ハルカ・・・』

「ハルカ、ハールーカっ」
「う・・・ん・・・」
「ハルカっ、いつまで寝てるんだよっ」
 夏奈に揺さぶられて、春香は目を覚ました。
「カナ・・・?」
「とっくに朝ご飯の時間過ぎちゃってるぞ!お腹減ったよ〜!」
「ああ・・・ごめんね、カナ。うう・・・」
 春香は重い体をなんとか動かし、ゆっくりと起き上がらせる。
 その動きは、顔色が悪いのも相まってか、まるで病人のようだった。
「どうしたんだ、風邪でもひいたのか?」
 夏奈は春香の額に手を当てた。
「冷たっ!いったいどうしたんだよ!?」
「ごめん、もうちょっとだけ休ませて・・・きっとすぐ良くなるから・・・」
「ホントに?病院行かなくていい?」
「大丈夫よ・・・多分・・・」
「そう・・・。あ、お粥でも作ってくるから、ちょっと待ってて」
 春香のために、夏奈はお粥を作りにいった。

「はぁ・・・どうしちゃったんだろう、私・・・」
 部屋に一人っきりとなった春香は、窓の外を眺めて重く溜め息をついた。
 ふと、首元が気になり、近くに置いてあった手鏡で確かめてみる。
「・・・・・・」
 首には怪我をした形跡も無いし、ゴミも何も付いてはいない。
 どうやら気のせいだったようだ。
「そういえば、何か夢を見た気がする・・・」
 だが、夢の内容が全然思い出せない。
 いや、思い出さない方がいいだろう。
 もしかしたら、怖い夢だったかもしれないから。


「えーっと、簡単レシピ本は・・・」
 夏奈は台所に行く前に、料理本探しにリビングへと来ていた。
「あったあった!」
 本棚から目的のものを取り出す。
「よーし、じゃあさっそく・・・いたっ!」
 リビングを出ようとした時、何かを足の裏で踏んでしまい、思わず飛び上がってしまった。
「もーっ、なんだよ!」
 踏んでしまった白い何かを拾い上げる。
「なんだ、歯か?」
 夏奈が拾い上げたのは、人間の歯であった。
「チアキか内田の乳歯でも抜けたのか。こんな所に捨てるんじゃないよ、まったく!」
 ふとベランダの方を見てみると、丁度良く窓が開けっ放しになっている。
「そーーっれ!!」
 そして、夏奈は拾った歯を外に向かって思いっきり投げたのであった。


                                       おしまい

442名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:22:30 ID:tfjlO6qO
GJ!
あんな夢見ておねしょとかしてないか気になるw
443名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:29:34 ID:DrYPhYTo
おねしょは書こうと思った
でも終わらせ方がややこしくなるなーって思ったから切ったんだ
444名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 01:31:43 ID:Tm0EVey4
チアキとカナが先に吸血鬼になっていて、ハルカは迷うが結局
妹達と同族になるのを選ぶというオチじゃなきゃいやん。
445名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 01:49:12 ID:nmRET+dC
>>441
GJ!!

>>444
さぁ、急いで書いて投下するんだ。
過度な期待をして待ってるぜw
446名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 02:36:22 ID:7VUWDs/O
何これすげー進んでる…しかもマキいる…
間違いないッッ
ふじマキ、封印の刻ッ!

ほとぼりが覚めるまで絶対投下しない…そう心に決めて、アニメ版ブラクラを見進めるのであった。
447名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 02:49:33 ID:3QXGskCR
藤岡と千秋が可愛すぎるので思わず投下
448名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 02:49:45 ID:3QXGskCR
「ハルカ姉さま」
読んでいた本からつと顔を上げ、千秋がいつもの指定席、藤岡の膝の上から訊ねる。
「どうしたの?千秋」
テレビから顔を向けて春香が答えた。
そんな姉に末妹は質問を投げかけた。
「ハルカ姉さまが、彼氏に希望する条件って何ですか」

 瞬間、南家の居間の空気が一瞬凍りつく。

「やっぱり!なんといっても第一にまずカッコいいことだな。そして――」
「お前には聞いてないよ馬鹿野郎」
ぬいぐるみのふじおかが夏奈のアゴにヒット。

「そ、そうね。顔とかは別に…そんなには気にしないわね。やっぱり誠実でウソをつかないことかしら」
「そうですか」
「……」
小学生なのにそんなこと考えるのか、と藤岡はちっちゃい妹みたいに思ってた千秋の意外な一面に戸惑っていたりする。
(そういえば南、カッコイイ以外の条件はなんだったんだろ)
そんな思案に耽っていた藤岡は、次なる膝の上からの爆弾発言に本当に息を呑んだ。

「じゃあ、私は藤岡を彼氏にします」
と、すこしだけ嬉しそうな顔の千秋。

「「「ええええええっ?」」」

「ちょ、ちょっと、千秋ちゃん?」
「そうかー、千秋は藤岡みたいな男が好みだったのかー」
「・・・・って、千秋はまだ小学生なんだしまだ早いっていうか!」
三者三様の反応にも動じない千秋。
「藤岡はウソをつかないし、顔もキライじゃないです」
そう言うと、藤岡の膝の上でくるりと身体を反転させてその胸元にふわふわの髪の頭を押し付ける。

「うはー、ラブラブじゃん! よかったなあ藤岡」
「…ち、千秋ちゃん?」
「なんだ?」
 そういいながら藤岡を見上げる千秋。
 青みがかかった白目のなかの真ん丸い鳶色の瞳が藤岡を至近距離から見つめている。
「藤岡。わたしじゃダメなのか?」
 藤岡の目には、その瞳の淵にはうっすらと涙が浮いているようにも見える。
 ふるふると震える小さな女の子。妹みたいに思ってた子が、悲しそうに自分を見つめている。
 そんな子に冷たい言葉を投げかけられないのが藤岡のいいところというか人のよすぎるところであり。
「いや、ダメじゃないよ!…いや、ダメじゃないっていうか、その、そ、そうじゃなくて、まだ! 
まだ千秋ちゃんは小学生なんだし、まだ早いっていうか!」
 しどろもどろになりながらなにやら致命的なところまで踏み込んでいることに気づかない藤岡。
449名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 02:49:54 ID:3QXGskCR

「まだ……うん。……じゃあまだ彼女にはしてくれなくてもいいよ。とりあえずは妹ってことで」
「あ、うん、そうだ。そうだね。妹で」
 藤岡がそう口にすると千秋は口元をへにゃっと嬉しそうに歪める。
「なんだよー千秋ー、お前わたしの妹じゃないのかよー」
「うるさい馬鹿野郎」
 そう言いながらも嬉しそうな千秋。
「……」
「で、わたしが中学生になったら彼女にしてくれるのか?」
 その言葉に姉二人は相次いでツッコミを入れる。
「それはま、まだ早いぞッ! 千秋ッ!」
「そうよ。中学生だなんてまだ早いわ」
「そうだそうだ。彼女とか彼氏とかいうのは高校生になってからだ!」
 なぜだかそう力説する千秋。その言葉に眉を一瞬だけぴくりとさせる春香。

「……だそうだからしばらくは妹でいい」
「そ、そうだね」
「何年かして私に初潮がきてもっと女らしい体になったら藤岡も私のみりょくにグっとくるに違いないよ」
「そ、そうだね」
「藤岡はハルカ姉さまみたいなスタイルのいい女の子は好みか?」
「あ、う、うん。もちろんだよ」
「私もハルカ姉さまの妹だからきっと高校生になるころにはハルカ姉さまみたいな曲線美を手に入れているに違いないよ」
「そ、そうだね」
「そのときにはもう彼女だからおかしな事をしてもいいよ」
「なっ」「えっ?」「千秋ちゃん?!」

「…へへへ」
 そう微笑みながら藤岡の胸に顔を埋める千秋。



実際にはわずかその二年後に当時の春香を上回るナイスバディになってしまい
藤岡がその魅力に抗しきれなくなるのは、また、別のお話

つづかない
450名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 02:58:47 ID:pcE2qMvz
>>449
夜中だってのにGJ!
若干ませてる千秋がかわえぇ
451小ネタ 保坂愛してるぜ:2009/04/06(月) 03:02:26 ID:9AriNdbh
「あんなきもちわるい男のどこがいいのよ!?」
そうマキは言う。
私だけが知ってるのよ―――なんて言ってはやらないけど。
教えてあげるもんか。

そう、教えてあげない。
いつだって一生懸命で。
だれよりも私のことを見ていてくれて。
姉じゃなく、友達じゃなく、後輩じゃなく、「女の子」として好きになってくれて。
空回りばかりだったけど、ずっと想い続けてくれて。
―――それを、私の瞳を見つめ、いつも自信たっぷりな貴方が、
ガチガチに緊張しながら伝えてくれて。
―――愛している、と言ってくれて。
こんな幸せなことが他にあるだろうか。

だから、マキには教えてあげない。
私が独り占めしてやるんだから。
でもそれじゃ可哀相だから、一つだけ教えてあげる。
「私は幸せだからいいのっ!」

ほら、今日も私を呼ぶ声が聞こえる。
「南ハルカ!俺と一緒に暖かい家庭へと帰ろうじゃないか!」
ふふふ。また汗かいてますよ。
そう、こんな何気ないひとコマにも幸せを感じちゃってるなんて、

絶対に、教えてあげないんだから!
452 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/06(月) 03:13:01 ID:7VUWDs/O
宣言したら気持ちが揺らぐよね。
できたとこまで投下しよう。


マキ「んー…あったかーい…」ゴロゴロ
ハルカ「もう、マキったら…そんなカナみたいなこと…」
カナ「いやハルカ、ここは日当たりがよくていーい感じにあったかいんだ」ゴロゴロ
マキ「そーだそーだー。だからここで寝転がるのはもはや人間の義務なのよー」ゴロゴロ
ハルカ「んもう…カナ、準備しないと藤岡君来ちゃうわよ?」
カナ「んー…別に特に準備ってしなくてもよくないか?」
マキ「ねねねーカナちゃん。藤岡君って誰?」
カナ「あー、ウチの番長だよ」
マキ「ふーん…じゃハルカの後輩かぁ」
ハルカ「マキ、それはどういう意味かしら?」
453 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/06(月) 03:13:59 ID:7VUWDs/O
ピンポーン
藤岡「お邪魔しまーす…」
カナ「おう藤岡。ゆっくりするがいい。お前も寝転がるか?」
藤岡「い、いいよ…」
マキ「やー」ズビシッ
藤岡「え?や、やー…?…はじめまして」
マキ「ん。藤岡君だっけ?カナちゃんと同じクラスなの?」
藤岡「あ、はい…そうですけど…」
カナ「こちらはマキちゃんだ。ハルカのお友達だ」
マキ「んむ。よろしく頼むよ」ズビシッ
藤岡「は、はぁ。よろしくお願いします…」

454 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/06(月) 03:14:59 ID:7VUWDs/O
カナ「さて、藤岡。コタツを囲んでる訳だが。みかん食べるか?」
藤岡「あ、うん…ありがとう南…」
マキ「(ふーん…なるほど…よしからかおう…)」モゾモゾ
藤岡「っ?み、南?」
カナ「ん?なんだ藤岡」
藤岡「い、いや、なんでもないよ…」
マキ「(おー困ってる困ってる…結構楽しいなぁ)」
藤岡「あ、あの、顔に何か付いてますか…?そんな見られても…」
マキ「いや、そのみかんがおいしそうかなと」
藤岡「あ、食べます…?」
マキ「ん、ならいただこうかな。あーん」
藤岡「ふえっ!?あ、あの…はいどうぞ…」スッ
マキ「あむっ」パクッ
藤岡「あぁぁあの、ゆゆっ、指食べないでください…」
マキ「細かいことは気にしないのー」
マキ「(やばい面白い…もう少しいじらせてもらうか…)」

455 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/06(月) 03:15:58 ID:7VUWDs/O
カナ「…さて…よし、私はちょっと飲み物取ってくるよ」
マキ「だってさー藤岡君。待ってよっか」
藤岡「あ、はい、わかりました…」
マキ「…ね、ちょっと…」コソコソ
藤岡「へ…?」
マキ「これね…私の電話番号。今日帰ったら、かけてきてくれないかな?」コソコソ
藤岡「えっ、えぇ!?」
マキ「静かにっ…じゃ、よろしくねっ」スッ
カナ「ただいまぁ。…ん、どうかしたのか?何かあった?」
マキ「いやいや、特に何も無かったよ?ねっ藤岡君?」
藤岡「あっ、えっと…うん、特に何も無かったよ」
カナ「そうかそうか。ならいいや。ところでそろそろ夕飯だけど、マキちゃんはどうする?」
マキ「あー…ごちそうになるのも悪いし、今日はそろそろ帰ろうかな」
藤岡「あ、俺も帰らないと…また今度ごちそうになるよ」
カナ「そっかー。じゃ気をつけてねー」
マキ「ん。じゃーねっ、また今度ー」
藤岡「また学校でね。じゃお邪魔しましたー」バタン
マキ「さて…じゃ、よろしく頼むよ?じゃねー」スタスタ
藤岡「は、はい…わかりました…なんだろう…?」

第1部 完
456 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/06(月) 03:19:42 ID:7VUWDs/O
タイトル考えてなかった…ふじマキにしたら、後続のふじマキSSに迷惑だしどうしたものか

まあ適当にお頼み申し上げまする。
457名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 04:28:22 ID:2UMT+sjw
>>446
最後一行に突っ込みたい
458名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 09:08:40 ID:8n3c/Iuz
どうにも、ポニョの歌が脳内リピート
459名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 09:48:09 ID:HuYOVm/B
>>456
ふじまきGJ!!!
続き期待して待ってる!
460名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 10:32:26 ID:9qTIYDCq
GJだけど小ネタもふじまきももう少し投下のタイミング考えたら?
461名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 11:49:30 ID:zfY4Aixv
たしかに読む側としてはまとめて読めてありがたいけど、
投下間隔が短いとGJとか感想レスしづらいねぇ
462名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 12:56:03 ID:WHrFOqKm
贅沢な悩みともいえるな
463449(千秋×藤岡スキー):2009/04/06(月) 17:55:58 ID:Tq4Q70Pw
>460
気を使ってくれてありがd
小ネタだからそんな気にしてないっす



でも引き続き感想やGJの声は受け付けてるんだぜw

464名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 00:26:12 ID:GXms60cf
他人が投下すると、間髪入れずに自分も投下する奴ってのは、投下に刺激されて
急いで書いたのか、溜めてあったのを投下する勇気がでたのか、どういう理由なんだろう
ねえ? そういうの多いよね。
自分はそれでいいんだろうが、前に書いた人に対する感想とかのレスが付きづらくなるだ
ろうし、ある程度待ってから投下するぐらい気を使うべきだとは思う。
465 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/07(火) 00:37:33 ID:g6Uz8V5C
>>473
書き上げて、投下しようかなーと思ってスレを覗いたら書かれてるのを見て、
あーまた今度にしようかな…
と思ったがそうするといつになるかわからない、が、楽しみにしてる人もいるかもしれない。
と思って投下した、が

今思えば軽率で誰も幸せにならない真似だった。
全く。申し訳ないとしか言いようが無い。
466名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 01:02:57 ID:TOqokUfI
ねちねち嫌味な言い方せんと次から気をつけてねでいいじゃないか
467名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 02:37:53 ID:t0tb8fIm
次があるといいなあ。
468名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 08:24:05 ID:PKBXXmJx
まあ俺ならもう投下しないな
469名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 08:52:05 ID:i+26RHxD
遅レスだけど、おねしょしたバージョンもみたい
470名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 19:29:31 ID:Clk+E2W8
他人の作品の三次創作とか可?
触発されて書いてみたいネタがあるのだが
471名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 19:55:03 ID:QXRIF5Pc
似たようなシチュでも書き手が違えば印象違うしいいんでない?
丸パクリとかでなければだけど
472名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 20:13:15 ID:3S0emMXx
どの三次かwktkしてる
473名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 20:19:34 ID:w+wSppjt
小ネタだから色々混じっているんだけどね。
単に設定を少し借りようとか思っているだけ。 三次制作というのは言い過ぎた。
474いつぞやの海産物の人:2009/04/07(火) 21:05:58 ID:w+wSppjt
先に言っておく。>>434を見て受信してしまった電波なんだ。
みなみけ以外の創作も混じっているパラレルなので、ここで宣言しておく
475>>434「体温」で受信した吸血鬼ネタ:2009/04/07(火) 21:07:25 ID:w+wSppjt

君は知っているだろうか、人を襲う悪鬼のことを。
君は見ただろうか、魔を掃う支配者の存在を。
それは確かに存在していた。 闇の中に一人佇む、夜の女王が。

「やっぱりここにもいたのね」

深夜の公園で一人の赤い髪の女が言い放つ。
髪の色に劣らぬ深く、鈍い輝きを放つ隻眼、そこに映るのは一つの異形。
筋骨隆々のその体、角ばった耳と獣のような牙に爪。
ところどころ腐敗した肉体、その全てが人外の存在だと証明していた。
何故か四角の眼鏡をつけていて、九州弁を発しているが女は特に気にする様子もない。

「さぁどぅするのかしら〜?」

おどけるような女の声が響く。
声の発信源は女の胸元についている白い蝙蝠だ。

「決まっているわ、このまま倒す」

宣言した瞬間彼女は手を突き出す。
一つ一つの指からは、異形に劣らぬ鋭い爪を生やしていた。

「OK。 じゃあキバっていくわよ〜ウェイクアップ!」

それは夜の法を侵した不届き者への裁きの言葉。
吸血姫、ドラキュリーナである女王の死刑宣告。
アイアンクローフロムキッチン解放のキーワード。

女の掌が赤色に輝き出す。
それを見た異形は逃げ出そうとするがもう遅い。
夜の闇を紅のラインで染め上げながら、女王は異形に掴みかかった。

『おかわりのオラが黒歴史なんて認めねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!』

異形は奇声を発することしかできず、視界は全て紅に塗りつぶされていく。
頭部を失った肉体は灰となって風に解け、彼がこの世界に存在していたという証は全て消え去ってしまった。

476>>434「体温」で受信した吸血鬼ネタ:2009/04/07(火) 21:08:46 ID:w+wSppjt


「朝、ほら朝だよ起きて」
「うぅん・・・・・・」

眠け眼を擦りながら、少女はベッドから起き上がる。
彼女の頭上を旋回している小さくて白い蝙蝠はキバーラという。
とある事情で彼女とともに住むことになった仕事仲間だ。

「昨晩大変だったのはわかるけど妹達にご飯作ってあげるんでしょ? 早く起きなきゃ」

少女の名前は南春香。 1ヶ月前吸血鬼に襲われ、自身も吸血鬼となってしまった者だ。
その体質故か、人の時よりも朝に弱くなってしまっている。
ただ彼女の場合はそれだけではない。
吸血鬼となった人間は己の吸血衝動を抑える代わりに様々な欲望に昇華してしまうことがある。
ある者は暴力に訴えて目に映るもの全ての破壊を望み、とある者は色欲を操作できずに性欲を持て余しすぎて目に映る人間全ての交尾を望み、実行する。
それらを止めるために日夜戦い続けているのが南春香とキバーラであるのだ。

「それはそうだけど後5分だけ・・・・・・」
「だ〜め。 アンタは一人になるとすぐに怠け出すだからせめてもうちょっと」

枕にしがみ付く春香を引き離さんとキバーラが彼女の髪を引っ張る。
痛みに耐え切れなかったのか、春香は観念してベッドから起き上がった。


「ご飯よー」
「最近朝遅いなハルカ。 腹が減ったぞ」
「おいバカ野郎、ハルカ姉さまは連日お疲れで大変なんだ。 だから文句言ってんじゃない」

机を挟んで少女達の談笑の声が聞こえる。
彼女達の平穏はこれからも続いていくものなのだろうか。
その答えはまだわからないけれど、今は守ってみせることだけを信じて春香の戦いは続いていく。
吸血鬼という化け物の被害はもう自分だけで十分なのだから。


※以下PR

「エエェィィメンンンンンッッ!!!」

次々と襲い掛かる刺客!


「全ての吸血鬼を浄化した俺は南ハルカとあんなことやこんなことをするというわけだ」

(気持ち悪い)新しい仲間!


477>>434「体温」で受信した吸血鬼ネタ:2009/04/07(火) 21:09:52 ID:w+wSppjt
「チアキ、どうしてあなたが・・・・・・」
「それはこっちに台詞です! 姉さまが・・・・・・姉さまが吸血鬼だったなんて!」

受け入れられず、道を違える姉妹!


「カ、カナちゃん、それじゃあまさか・・・・・・」
「ああそのまさかだ。 ハルカは正義の美少女吸血鬼だったのだよ!」

          ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i
     藤岡                   マコト             ナツキ

明かされていく正体!


変わらない日常に新しい風巻き起こせ!
劇場版ナイトライダーハルカ〜アスリード城の王〜、20009年春に公開開始!
同時上映「カナの夏休み」もよろしくな!
478いつぞやの海産物の人 :2009/04/07(火) 21:11:11 ID:w+wSppjt
うん投下終了。
「体温」の人は不愉快になったらごめんなさい。
今度はちゃんとしたエロ書いてくることにする。
479名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 21:47:27 ID:lmDa91MF
さすがにスレ違いすぎなのではないかと。
480名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 22:35:20 ID:9sGfH+tj
頭が爆発しそうになった
481恋って男女愛の一歩手前だよね:2009/04/08(水) 00:37:31 ID:Yb1zVxCb

「み、南。 ちょっといいかな?」
「別にいいけど・・・・・・」

居間を覗いたら、藤岡が深刻な表情で妹である夏奈に話をしようとしているではないか。
藤岡の顔は耳まで赤く染まっており、ぎこちない仕草で会話を始めようとしている。
今日はチアキは林間学校で家を空けており、学年を同じくする内田達はもちろん己の学友達も家にはいない。
よってこの家にいるのはキッチンで茶菓子の用意をしていた自分と藤岡と夏奈のみである。
他人にはあまり聞かれたくない重要な話がするならば、今の状況はうってつけというわけだ。
そんな中、藤岡の手に握られていたのは二つのチケット。
誰からみても彼がデートの申し込みをしようとしているのがわかるだろう。

(お茶菓子はもうちょっと後でもいいわね)

今この二人の間に足を踏み入れるのは、妹の恋を見守る姉としても気が引けた。
それにしても夏奈はこの状況を理解しているのだろうか。
否、中々話を切り出せない藤岡に対し、頭に疑問符を浮かべているだけの彼女はどう見ても己に起こっている状況を把握できているようには思えない。
仕方ないなと思いつつもここは去ることにする。



南春香は恋というものを知らない。
漫画、ドラマ、小説、様々な媒体で形式的に学んだことがあるが、
それでも彼女に恋というものを理解するには至らなかった。
ただ、こんなシチュエーションなら人は人を好きになったり、特別な感情が芽生える、精々そんな程度。
居間での藤岡と夏奈のシチュエーションもこれらから得たものに過ぎない。

「私もそろそろ恋愛とかしたほうがいいかなぁ・・・・・・」

キッチンに菓子を置いて自室まで戻った春香は椅子に腰掛けて、本棚から一冊の本を取り出す。
今巷で話題になっている恋愛小説。 クラスでも話題になっていたからつい買ってしまった。
栞を取り出してページをめくり、そこから新たに読書を進める。
書かれている情景はちょうど、不治の病にかかった女性が青年にプロポーズを受けたシーンだ。

「告白かぁ・・・・・・」

はっきり言って彼女自身に恋人を作るというチャンス自体はいくらでもあった。
中学では幾多の少年にプロポーズを送られたし、高校生である今でもたまに告白されることがある。
だが彼女は答える気にはならなかったのだ。
恋というものは本当に好きになったもの同士でなければならない。
ファーストキスはその人のためにとっておきたい。
このような読み物を読んでいるとそのような欲求が湧いてくる。
できればこの本の女性のように胸がときめくような男性から告白を受けたいのだが。

「でも流石にこんな恋愛はないよね」

そもそも重病にかかること自体非常に稀なことなのである。
更にそんな状況で同い年ぐらいの青年と気が合って恋愛にまで発展してしまうなんて世界でも一握りであろう。
つり橋効果かな? そんな現実的な思考をしてしまった自分に思わず溜息がでる。
そういえば夏奈が「王子様なんて架空の生き物なんだよ」とか言っていたな。
自分や妹達の友人が、時々恋愛にについて熱く語っていたことを思い出す。

「・・・・・・ちょっとマキに聞いてみようかな?」

色恋沙汰を話し始める人物は自分の友人の一人、マキだ。
たまに子供にはまだ早いことを話し出していて、それをよく止めてはいるものの、恋愛に関しての知識は確実に自分よりもあるだろう。
興味がないと言えば嘘になる。
いっそのこと聞いてしまおうか・・・・・・
482恋って男女愛の一歩手前だよね:2009/04/08(水) 00:38:12 ID:Yb1zVxCb


―えーと恋をしたいという春香のために緊急会議を開きたいと思います。 では夏奈さんどーぞ。

―本当に意外でしたねー。 まさかうちの堅物が男を、男を求めるようになっていたとはねぇ。 春香、色を知る年か・・・・・・

―てかそれ感想じゃん。 では次内田ちゃん。

―えっとね、春香ちゃんにはね、かっこよくて優しい男性がぴったりだと思います。

―うーん論点がずれてる。 次!


「って違うわよ!」

脳内シミュレーションに思わず突っ込む春香。
もしもマキに相談を持ちかけたら必ずその情報は夏奈やその友人へと渡り、からかうネタにされるだろう。
結局問題は解決されず、変な噂が流れるだけになって、これでは本末転倒である。
他に話せる相手といったら、速見先輩や夏奈は論外。 マキと同じことになるだろう。
後輩のヒトミやもう一人の友人のアツコは少し引っ込み思案なところがあるので、解決は期待できない。
となるとやっぱり小説や漫画などで知識を得るしかないのだろうか。
あくまで読み物として楽しんでいたつもりであったが、主人公を読み手に感情移入させるような作りになっていると
どうしても考えてしまうのである。

「まあそのうち私にもわかる日がやってくるわよね」

そう言いつつ溜息をついて本を閉じる。
彼女がとった答えは現状維持。
逃げだのなんだのではない。 現状維持。
大切なことなので2回自分に言い聞かせる。


―ピンポーン

「あ、今でまーす」

来訪者が来たみたいだ。
それに答え、玄関に向かうために部屋のドアを開けようとする。


『ぃやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
『どうしたんだ藤岡、そんなにうれしかったのか!?』

居間の方から藤岡の叫びが聞こえてきた。
デートへのお誘いは成功したのだろう。
彼の歓喜でこっちまでうれしくなってくる。
そしてそのまま玄関のドアを開けた。
483恋って男女愛の一歩手前だよね:2009/04/08(水) 00:38:38 ID:Yb1zVxCb


「うす・・・・・・」
「あらナツキくん。 どうしたの?」
「いえ、実は家に居づらくて・・・・・・」

彼の名は南ナツキ。 姓が同じで、末っ子の冬馬が千秋と知り合いなせいか、最近よく関わりを持つようになった。
彼の話を聞いてみると、昨日から冬馬が林間学校で家にいないので、長男が物凄く落ち込んでいるらしい。
そんな家の空気に耐えかねて思わず出てきてしまったとか。

「そうだったのね。 せっかくだからお茶でも飲んでいかない? ちょうどおやつにするところだったの」
「ご馳走になるっす」

礼儀正しくお辞儀をするナツキに微笑み、春香は彼を居間に連れていく。
何故だか、さっきまで悩んでいたことはほとんど消えてしまった。




「にしても春香のやつ・・・・・・」
「どうしたんだい南?」

上機嫌でナツキに茶菓子を振舞う春香を眺めて夏奈は嘆く。

「いやさあ、ナツキってやつ春香に惚れてね? さっきからあいつずっと春香のこと見ているぞ」
「あーそういえばそんな気もする・・・・・・」

南春香は恋というものを知らない。
己を一人の女として見てくれる男の存在を知らない。
彼女が色を知るのはいつのころか。
彼が思いを伝えるのはいつの時か。
されど・・・・・・


※同時刻某所

「というわけで南春香は俺の告白を受け取ってキスをするんだ(以下略」


南春香が恋を知る日は、それほど遠くはないだろう。
484海産物の人:2009/04/08(水) 00:39:43 ID:Yb1zVxCb
先ほどは調子にのってすみませんでした。
というわけで初心に戻って非エロで書いてみました。
485名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 00:42:49 ID:M1pZ2Dgg
ほさかは本当にピュアな子だよね
犯したい
486名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 00:59:17 ID:db8R6dsI
ナツキの体育会系精神の実直さは異常
487名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 03:11:45 ID:1YP9I7eQ
藤岡が爽やかなスポーツマンってのに対して
ナツキは同じ体育会系でも質実剛健って感じ
舎弟気質にも見えるが
488名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 10:36:34 ID:hizctS31
>>496
スポーツマンと武道家の違いというかなんというか
489名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 11:51:45 ID:D1fX3iDn
>>488
うまい例えだな
未来安価だが
490名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 15:06:07 ID:hizctS31
ああ…携帯のアプリケーションから見てるんだが、時たまズレるんだ
アンタも今は498辺りに見えるんだが、いやはや。
どういう現象なんだか皆目見当も付かんで困ったものだ
491名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 02:17:31 ID:I/FktjAU
誰もいない…のか?
コソコソするなら今のうちッ
492 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/09(木) 02:23:44 ID:I/FktjAU
マキ「あ、いたいた。おーい待ったー?」
藤岡「あ、こんにちわ。全然待ってないですよ」
マキ「またまたぁ。30分以上前に来てそわそわしてたくせにぃ〜」ツンツン
藤岡「えぇ!?みっ、見てたんですか!?」
マキ「あ、ホントにそうだったんだ。よしよし」ナデナデ
藤岡「ぁ、あの、それで今日は何を…」
マキ「みなみけに行くんだけどねー、ちょっと買い出しがあって。私と速水先輩でも持てるだろうけど、そこはほら。男の子いたらいいなぁと」
藤岡「なるほど…わかりました」

藤岡「買い出しって飲み物なんですかー。あれ、これお酒…」
マキ「ジュースよ」
藤岡「いやでもチューハ」
マキ「高級ジュースよ」
藤岡「え、ぁ、はい…」
マキ「そうして人は成長するのよ…」
493 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/09(木) 02:24:58 ID:I/FktjAU
ピンポーン
ハルカ「はいはーい?あ、速水先輩にマキ、あれ藤岡君と一緒?」
マキ「ん、偶然会いましてねー。荷物持って貰っちゃおうって事に」
速水「男手があって助かったわー。飲み物買って来たんだけど重いからどうしよう?ってなっててねー」
ハルカ「そうなの、藤岡君も時間あるならご飯食べて行く?」
藤岡「あ、じゃあせっかくだからごちそうになります」
カナ「おう藤岡も来たのか。あがりやがれー」

速水「ハルカちゃーん。飲み物冷やしとくねー」
ハルカ「え?今飲まないんですか?」
速水「楽しみは後でー」
ハルカ「はぁそうですか?」
494 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/09(木) 02:26:00 ID:I/FktjAU
カナ「やー美味かったー!」
チアキ「ごちそうさまでした。ハルカ姉様、今日のご飯も美味しかったです」
速水「さて…じゃ買ってきた飲み物でも出そうかな。私とマキで準備するよ」
マキ「はーい。あ、そうだ藤岡君や」チョイチョイ
藤岡「え?なんですか?」
マキ「普通のジュースも買って来てあるから、心配しないでね?」ボソボソ
藤岡「あ、そうなんですか。よかった」
マキ「よしじゃー適当に入れてくるから、色とかで適当に決めちゃってねっ」

速水「お待たせ〜。緑2つ黄色2つ赤1つ白1つ!」
ハルカ「綺麗ねぇ。じゃあ私は…緑かな」スッ
カナ「私は赤だ!」パシッ
チアキ「私はハルカ姉様と同じがいいです…緑を…」
速水「ふーん、じゃ私は…白かな」
マキ「じゃー藤岡君と私が黄色かぁ。はいどうぞ」
藤岡「あ、ありがとうございます」
マキ「…おそろいだねっ」ニヤニヤ
藤岡「ぐ、偶然ですよ…ね?」
495 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/09(木) 02:27:04 ID:I/FktjAU
〜1時間後〜
ハルカ「チアキ〜、かわいい〜」ナデナデ
チアキ「ハルカ姉様ー!」ゴロゴロ
速水「カナちゃん、いいことしよっか…」スーッ
カナ「は、速水さーん?ちょっとー…?」
マキ「ふっふー、なんか極楽浄土?」
藤岡「地獄絵図って感じですよ…」
マキ「まぁまぁいいじゃない。楽しまなきゃ」
藤岡「はあ…あれ、なんか暑く…もしかしてこれ…!」
マキ「…ん?どうかしたの?藤岡君…」
藤岡「(なっ、なんかすごい色っぽい…頬が赤くなって…)」バッ
マキ「ねぇどうしたの…?目を反らしたりして…ねぇこっち、向いて…?」スッ
藤岡「(あぁぁ顎に手が…そっそれより顔がちち近くっ)」
マキ「藤岡君…?」スーッ
藤岡「あぁあのその、近っ…(甘い匂いがする…吐息がすごい色っぽい…!)」
マキ「…かわいい…♪」チュッ
藤岡「ーっ!?」
マキ「ふぅ…買い出しのお手伝いのお礼…ね♪」
藤岡「は、はい…」
藤岡「(いっ今のって、ききっ、キス、だよな…?)」
496 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/09(木) 02:28:16 ID:I/FktjAU
翌朝
ハルカ「んっ…あ、いけない、昨日そのまま寝ちゃったんだ…いたた…」
チアキ「ハルカ姉様…なんだか頭痛が…おぉぅ…」
カナ「うぅぅ…速水さーん…」
速水「ふふふ、カナちゃん…」
ハルカ「なんだかすごく仲良さそうね…重なって寝てる」
藤岡「うぅ…?」
チアキ「藤岡、なんでこんなうなされてるんだ…?」
ハルカ「ふふ、マキったら、すごく気持ち良さそうに寝てる」


その少し後
マキ「うおぉ頭痛い…調子乗ったー…」
ハルカ「寝顔は安らかだったのに…大丈夫?」

第2部 完
497 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/09(木) 02:31:26 ID:I/FktjAU
ヤベェ…こいつはヤベェ…

背 景 見 え な い に も
程 が あ る


さて、書きたいネタが終わった。後は完全に今から考えなきゃならない。

あと投下タイミングに気を遣ったつもりなんだけどこれで大丈夫かな?
498名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 03:53:53 ID:2OhA1FJH
高級ジュースはリーサルウェポンだなw
GJ! 微エロも含まれてて良い感じ。

投下タイミングは……あまり神経質にならなくても。
直前に投下してる作品があったら、それを読んだ感想レスをひとつ挟んだりとかな

長文作品なら、感想レスを長文のラストに入れて、流れたことを
気づかせるようにとか? 気遣いの心、大事。
499名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 04:10:45 ID:Xl7v9vfc
GJ!!
手伝ってくれたお礼のキスっていうか、
むしろお礼のキスがしたいがためにワザと手伝わせたって感じがしていじらしいw
ところで普通のジュースというのは結局赤と白なのか・・・?
全員酔ってる感じたけどもw
ネタが思い浮かんだらまたふじまき書いてほしいな

あと投下タイミングについてはあまり神経質にならなくてもいいよ
>>468が言ってる通りささやかな心配りがあればいいと思う
500名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 11:14:12 ID:I/FktjAU
>>499
普通のジュースはありません
「どうせ藤岡君はまじめだから高級ジュース飲まないだろうなぁ…」
と思ったがどうしても飲ませていじりたかったマキの策です
しかし自分も酔っ払って、勢いでキスしたり、それを覚えてなかったりする辺りがマキです
501名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 20:35:30 ID:cAe4DPx9
カナちゃんも口をつけたのかな?
502名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 20:41:54 ID:17bxDW3m
カナちゃんって書かれるとなぜだか誰だか分らなくなる
503久留里:2009/04/09(木) 23:14:49 ID:c6Q19AiL
>>497
お主のせいで「藤岡総受け」電波を受信してしまったでないか。
どうしてくれる。最大限のGJ!! を送りまくるんだぜ。


さて、予告から十日ほど遅れて『ひまわり』の続編が書き上がったのですが、
誰も居なければ投下して良かですか?
今回も懲りずに真っ白吉野路線を突っ走る予定です。
504 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/09(木) 23:45:46 ID:I/FktjAU
>>503
恐悦至極にございまする

私の中では藤岡はドMです。きっとカナに踏まれたりしてもステキ笑顔です。

さぁわっふるわっふる
505名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 23:53:52 ID:dVAIxJl4
>>503
どんどんお願いします
506久留里:2009/04/10(金) 00:15:49 ID:6lyhI+CF
ではお言葉に甘えまして。

『秋桜(コスモス) 1』
・『ひまわり 5』(>>218)の続き
・吉野×藤岡、吉野視点
・エロ何て飾りです。偉い人には(ry
・無駄に 6 レスほど使用。
・このSSはみなみけ三姉妹そっちのけで吉野の甘い甘い恋模様をダラダラと描いたものです。
 間違っても過度な期待はしないで下さい。
・あと、吉野が真っ白なのと沼津市民は仕様ですので、SSを読む時は
 部屋を明るくして画面から3kmは離れて読みやがって下さい。


それと、さっきから家の回線がツン状態です。
途中でぶった切れたらごめんなさい。
507秋桜(コスモス) 1-1/6:2009/04/10(金) 00:17:10 ID:6lyhI+CF
1.

藤岡くんと『お付き合い』を始めてから二週間が経った。
新学期に入り、あんなにしぶとく残っていた夏の暑さも、朝と夜だけは大人しくなってきた。
昼間はまだまだ半袖でいた方が良いくらい暑いけど、朝と夜はちょっと寒いかな?

朝、私はいつもの通学路を歩いていた。距離があるので歩くだけでいい運動になる。
片道三キロ往復六キロの通学路は歩くだけで地味にいい運動になる。
この"運動"を毎日続けているお陰なのか、私はここ二年間一度も風邪を引いていない。

そして、今日は私ひとりではない。隣には……、
「髪、切ったんだ」
藤岡くんがいる!! 通学路は途中まで同じなんだけど、こうして一緒に"登校"するのは初めてだ。
藤岡くんは大岡中のジャージ姿に肩掛けかばんで、ぴかぴかの自転車をサドルを持って器用に押している。
一方、私は制服(夏服)にランドセルといつもと変わらない姿。
今日は土曜日。私も藤岡くんも行き先は「学校」だけど、藤岡くんはお昼まで部活で授業は無い。
たまに公立の学校が羨ましくなる。
「凄く可愛いね」
「そうかな?」
私は笑顔をキープしていたけど、内心凄くドキドキしていた。
「そうだよ。凄く可愛いよ」
それって、何か今までが可愛くなかったみたいじゃない。性格は可愛くないかも知れないけど。
「そういう意味じゃないよ。今までも可愛かったけど、『もっともっと可愛いくなった』って意味だよ」
昨日の夕方、お母さんに切って貰った髪を『可愛い』って言われ、私は思わず照れてしまう。
「あ………………う……うん…。あ…、有り難う」
私の心臓は、朝っぱらから早速ドキドキと強く脈を打っていた。このままだとオーバーヒートしそう。

新幹線のガードをくぐり、色々と思い出のあるマルトモの前を通り、宮前町交差点でコクイチ(国道一号線)を横断する。
学校まではもうすぐだ。
508秋桜(コスモス) 1-2/6:2009/04/10(金) 00:18:07 ID:6lyhI+CF
「藤岡くんの自転車、かっこいいね」
「そうかな? まだ上手く乗れないけど」
親戚のおじさんに買って貰ったという藤岡くんの自転車は、見るからに軽そうで速そうなスポーツ車だった。
ハンドルが羊の角の様にぐるっとなっていて、ブレーキのレバーが変なところに付いている。
左側の先端には「いかにも」な感じの自転車用ヘルメットがぶら下がっている。落ちそうだけど大丈夫?
サドルがやけに高い位置にあるけれど、どうやって乗るんだろう?
後ろには明らかに後付けっぽい荷台が付いていて(それも旅行とかに使えそうな立派でかっこいいやつ)、その先端には中学校発行の「通学用自転車」のシールが貼られている。
そう、藤岡くんが今自転車を押しているのは、九月から自転車通学を始めたからだ。
「そうだよ。凄くかっこいいよ」
藤岡くんと同じくらい。
「いや、おれは別に……」
私が本当のコトを言うと、藤岡くんは照れだした。

藤岡くんはかっこいい。そして、可愛い。

「ごめんね、自転車通学始めたのに歩かせちゃって」
「全然気にしないよ。こうして一緒に話せる方がもっと楽しいから」
だからそう言うこと言われると照れちゃうよ…。
「こ、これ、速さとか変えられるの?」
「うん、こっちのレバーで後ろの、こっちのレバーで前のギヤが変えられるよ」
藤岡くんはハンドルの先についたブレーキレバーを"横に"動かして見せる。
「へぇ〜、凄いね。あれ? じゃあブレーキはどうやってかけるの?」
まさか無いなんてコトはないよね?
「ブレーキはね、こう」
そう言って、今度はさっきのレバーを"縦に"動かした。すると、自転車はぴたりと停まった。
「え? え? え? い、いまどうやったの?」
「こうだよ、こう」
「わぁ、凄いなぁ」
一本のレバーで速さを変えたりブレーキをかけたり出来る自転車なんてあるんだ。
面白いなぁ。

無駄に道幅だけ広い通りを南へあるくと、突然道幅が半分に狭くなる。
ここの丁字路で右に曲がり、先週"二人で"入ったさかみち食堂の前を通って今度は左へ曲がる。
古くて大きな団地が見えると、そこはもう私の通う私立小学校だ。
「じゃ、おれはここで」
「うん。あ、後でそっち行っていいかな?」
「じゃあ自由ヶ丘の交差点で」
「うん、じゃあ、また」
「うん、またね」
一緒に帰る約束をすると、藤岡くんはヘルメットを被り、自転車に跨って中学校へと走り出す。
「あ、いけない」
私は彼の後ろ姿を見送ると、急ぎ足で昇降口へと向かった。


二人だけの楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。
509秋桜(コスモス) 1-3/6:2009/04/10(金) 00:19:07 ID:6lyhI+CF
私の学校では、土曜日の三時間目は"学級活動"となっている。
この日は普段の授業とは違い、学級新聞を作ったり、体育館でドッジボール大会をしたりする日なんだけど、今日は五年生の発育測定が行われた。
男子はともかく、女子にとっては体重が凄く気になる日。
果たして、チアキの家で散々お菓子を食べまくっていた内田は、どれだけ増えていることやら。
……私も人のこと言えたクチじゃないけどね。


「またデカくなったな」
「気付いたら私よりも大きくなってるし」
「内田、気付くの遅いよ」
四月に測った時は私と内田が同じくらいで、チアキが少し低いくらいだったんだけど、
私はここ最近ぐんと伸びてきて、夏休みに入る頃には内田よりも背が高いコトに気がついた。
制服のブラウスもワンサイズ大きくしてもらった。体型は変わらないからスカートはそのままだけどね。
「いいなぁ。私なんか、私なんか………うわぁぁああん、また増えたよぉおおお」
内田はお菓子の食べ過ぎが祟ったのか、身長よりも体重の方が大きく増えたみたいだ。
全体的に細いチアキはあまり気にしていない様子。
私? 体重が増えてる分背も伸びたから相殺ってコトで。
『あの日』のあの時間に、タケルおじさんがご馳走してくれた二段重ね特大鰻重(四千五百円×四人分)を(半ば強制的に)食べたのが効いたみたいだ。

「内田、お前ウチでお菓子食べ過ぎなんだよ」
「お菓子の食べ過ぎは身体に良くないよ?」
「でも……でも………ううぅぅっ」
内田はのび太くんの様に泣きながら、私の方に縋り付く。
縋り付かれても私はドラえもんではないので、四次元ポケットも無ければ便利な道具も無い。
「お菓子が私に『食べて』って言うから、つい……」
「言ってねーよ。言わねーよ。バカ野郎」
「大丈夫だよ、内田。その分ココも大きくなっているというコトにすればいいじゃない」
と、私は内田の"ココ"を指さしてフォローしてあげる。ところが…、
「全然大きくなってないよぉぉぉおおお!! ぐすっ、チアキよりはあるけど」
「お前いっそのこと牛になっちまえよ!!」
折角私がフォローしてあげたのに、内田は一言多かったせいで今度はチアキにツッコまれる。
「あ〜〜〜〜〜!!!! チアキと吉野が意地悪するぅぅぅうううう!!!! うわぁぁぁああああんん」
私は内田を意地悪した覚えはこれっぽっちも無いんだけど。(いじったコトなら何度かあるけど。)
今日の内田は賑やかを通り越してちょっと五月蠅い。
私がここのトコずっといじってなかったから、構って欲しいのだろうか。
────ていうかさ、内田。
510秋桜(コスモス) 1-4/6:2009/04/10(金) 00:19:46 ID:6lyhI+CF
 もみもみもみ

「どこさわってるの?」
内田は無意識なのかわざとなのか、私に縋り付いたまま腕を器用に伸ばして私の胸をもみもみしてきた。
───もみもみする程の大きくはないけどね。まだ五年生だし。
「どんなに頼んでも、コレだけはあげないよ」
私は遠回しに「離せ」と言っているんだけど、構わずもみもみしてくる。通じてないのか、無視しているのかは分からない。
「大きいんだからいいじゃない!! ちょうだいよ!」
「いやだ」
「ちょうだい!!」
「いやだ」
「ちょうだいよッ!!!」
「ふぅ〜ん」
今日の内田は五月蠅い上に何かしつこい。やっぱり構って欲しいんだね。

 むにっ

「ひやぁあっ?!」
私は藤岡くんには絶対見せない"デフォルト笑顔"を張り付かせたまま、内田のお腹をつまんだ。
うーん、内田の体型を考えればこのお腹はちょっとアレかもね…………。
「内田〜、そんなに欲しかったらこのお肉を移せばいいんじゃない?」
「どれどれ」
チアキも悪乗りしてお腹をつまみだす。いや、これは『つまむ』じゃなくて『つねる』か。
「痛ぁぁぁああああいッッッ!!!!」
「内田〜、聖隷(せいれい)病院にお父さんの知り合いのお医者さんが居るから紹介するよ?」
「い、いいよ! 痛そうだからいいよ! そこまでして大きくなりたいなんて思ってないんだから!!」
内田はもはや泣いているのか怒っているのか分からない。あ、両方か☆
「あっそう。残念だなぁ」
「い、いいもん。今に見てなさい。私だって今に大きくなって、ハルカちゃんみたいになるんだからっ!」
「じゃあ楽しみにしてるよ」
「おいちょっと待て。ハルカ姉さまみたいになるのは私が先だ!」
「私が先よ!」
「私が先だ!」
「私よ!!」
「私だっ!!」
「私ッ!!!」
「私だッ!!!」

「「ぐぬぅぅぅうううううううう!!!!!!」」
私に「大きくなるんだから」と言っておきながら、内田は何故かチアキと口喧嘩を始める。
「じゃあさ、みんなで一緒にハルカちゃんみたいになれればいいんじゃない?」
「お前は黙ってろ!!」「黙っててよ!!」
「はーい」
こうして運命の身体測定は幕を閉じた。次は三学期かぁ。
どうか私も順調に育ちます様に。身長と、"ココ"ね。



それと、内田はやっぱりいじるに限る。
511秋桜(コスモス) 1-5/6:2009/04/10(金) 00:20:58 ID:6lyhI+CF
放課後、私はチアキに誘われたので、チアキの家に行くことにした。
いつもなら学校から直接チアキの家に行くんだけど(その方が近いから)、その前に行きたい所がある。
「ごめん、ちょっと遅くなるかも」
「何だよ。お昼ならウチで食べればいいのに。ハルカ姉さまもカナのバカ野郎も、お前が来るのをきっと楽しみにしてるぞ?」
「違う、そうじゃないの」
「そ、そうか。じゃあ、ハルカ姉さまに伝えておくよ。じゃなー」
「うん、ごめんね」
すぐに行くから待っててね。

チアキが住宅街を抜けて自由ヶ丘の交差点を渡り、脇道に入ったのを確認すると、私はチアキに気付かれない様に同じ道を歩き始めた。
チアキを尾行しているワケじゃない。藤岡くん(とカナちゃん)の通う大岡中へ向かっているところだ。
大岡中まではここ(小学校)から歩いて10分くらいなんだけど、そのルートはチアキの通学路と被っている。
素直に「藤岡くんに会いに行く」と言うべきだったんだろうけど、藤岡くんの話をするとチアキが嫌な顔をしてしまう。
私はチアキに嫌な思いさせたくなかったので、彼女に気付かれない様に中学校へと向かった。
ちょっと後ろめたいけど、いくらチアキでも藤岡くんのコトだけは譲れない。

チアキも入っていった機械工場と中学校に挟まれた脇道に入ると、さっそく中学校の門が見える。
けれどもそこは先生のクルマが出入りする通用門で、正門はここからぐるっと廻った所にある。かなり面倒だ。
吹奏楽の楽器の音色が、校舎のあちこちから聞こえる。楽器ごとに分かれてそれぞれ練習しているのかな?
L字の曲がり角を曲がると十字路が現れる。ここを左に曲がれば大岡中の正門、右に曲がればチアキの家に行ける。
チアキが居ないのを確認して、私は十字路を足早に左へと曲がると───、
「よう、吉野!」
「ひゃあっ?!」
角を曲がると意外な人物が飛び出してきた。
いや、この道が大岡中に直結しているコトを考えると、"彼女"が現れても全く不思議ではない。
「こんな所で何してんだ? 私の家は反対方向だぞ?!」
512秋桜(コスモス) 1-6/6:2009/04/10(金) 00:27:20 ID:6lyhI+CF
いきなり現れたカナちゃんは、私を通せんぼするように立ちはだかり、十字路の向こうの国道を指さして叫んだ。
「いや、私、中学校に用があるの」
「藤岡か?」
何で分かったの?
「お前の顔見りゃ分かるよ。藤岡ならちょうど学校を出たトコだよ?」
「え?」
そんな……ここまで来てまさかすれ違うとは……。
「まぁまぁ。そんなに落ち込むなよ。藤岡なら私の家に向かってるぞ。お前も良かったら来いよ」
来いよ、と言われなくても、私はチアキに誘われているのでこの後みなみけにお邪魔するつもりだ。
もし良かったら藤岡くんと一緒に行こうと思ってたのに………。
「あ〜……、何か、その、ごめんな」
「カナちゃんは悪くないよ」
カナちゃんは別に意地悪をしたつもりじゃないコトは、カナちゃんの顔にハッキリと書いてある。
藤岡くんと一緒に行けず、ちょっとガッカリした私を見て、カナちゃんは私の十倍ガッカリしてすっかり落ち込んでしまった。
ちょうどその時、お昼の町内チャイムが正午を報せた。

♪キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン………。

「ほ、ほら、行こう、カナちゃん。もうお昼だよ? 藤岡くんとチアキとハルカちゃん、待ってるよ? ほら、行こう?」
「お、おう、そうか。もうお昼か。ヨシ、行こう! 家まで競争ッ!」
「あ、ちょっと待ってよ!!」
私の一言で完全復活したカナちゃんは、さっさとチアキの家のある方向へ走って行ってしまった。

中学校の前の交差点から数百メートル先、国道を渡った先にある御殿場線の踏切が通せんぼしてくれたお陰で私は何とかカナちゃんに追いついた。
カナちゃん、本当に足が速い。春のスポーツテストの結果が男子の平均並みだった(とチアキから聞いた)というのも頷ける。
御殿場線の二両編成のワンマン電車が走り去って遮断機が上がると、カナちゃんは再びスタートダッシュ……はせずに、ゆっくりと歩き始める。
そうだ。ちょうどいい機会だ。チアキのコトについて、カナちゃんに訊いてみよう。
「カナちゃん、ちょっとい「吉野、面白い話があるぞ?」
私が言いかけた所でカナちゃんの言葉にシャットアウトされてしまった。何という微妙……いや絶妙なタイミング。
「チアキのコトだけど、そんなに気にすることは無いよ」
「チアキのコトって?」
……あ、私が藤岡くんの話をすると決まって嫌な顔をするコトか。
「チアキの奴、おとつい買い物の帰りに藤岡と会って、そこで面白いコトになったらしい。藤岡が言ってたよ」
「面白いコトって、どんな風になったの?」
「いやぁ、お前にとっちゃ気の毒な話かも知れないけど、実は………」



その話を聞いて、私はどう反応すれば良いか分からなかった。
取り敢えず、チアキが私や藤岡くんのコトをどう思っているのかだけは良く分かった。
「少なくとも、チアキはもう『吉野』には嫌な顔をしないハズだよ」
「うん……」
私とチアキと藤岡くんの関係は、スッキリした形に収まるかと思いきや、余計複雑にこんがらがってしまった。


住宅街を右へ左へと曲がると、見覚えのある五階建てのマンションが見えてきた。
チアキとハルカちゃん、そして私より先に来ているハズの藤岡くんが待っている、「みなみけ」のあるマンションだ。

「家まで競争ッ!」
「あ、待ってよ!!」
513秋桜(コスモス) 1 by 久留里:2009/04/10(金) 00:29:55 ID:6lyhI+CF
以上でございます。
真っ白になりすぎて某おかわ(ry 状態にならないようには気をつけるつもりです。


《おまけ》

夏奈「お前が吉野のおっぱい見てニヤニヤしてたのはとっくにバレてるんだ。白状しろ」
藤岡「に、ニヤニヤだなんてとんでもない」
夏「ほう? ニヤニヤ"は"していないというコトは、"見た"んだな? おい? 言え。さもないとそのプリン食うぞ」
藤「み、見てなんかいないよ! ホントだよ! ホントにホント!! この通り!!」



藤 (実を言うと、GWに一回、水族館で二回ほど見ました。いや、あれは見えてしまったというか何というか……わざとじゃないのは本当です!!)
藤 (でも、五年生だということを考えれば"ある"方かも知れない……っておれは何を考えているんだ?! 自重しろ、自重!!)
吉野「藤岡くんがうなされてる……」

*****

《おまけ2》

JR東海職員A「駅の『ご意見箱』にこんなのが入ってたんですが」
JR東海職員B「えっと、なになに? 『富士岡駅を藤岡駅に変えて欲しい』だって?」
職員A「一体誰のイタズラでしょうかね? ここ最近多いんですよ」
職員B「まぁ、特に大きな事件というワケでもないし、このまま様子を見るとしよう」

リコ「ふっじおっかくん♪ ふっじおっかくん♪」書き書き
514名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 01:26:49 ID:hE1Y4Vbb
>>513
グッジョーゥ
アンタ以上に吉野嬢を魅力的にする自信が無い
テクニカルすぎて自信喪失だな
マキ出してるけど、畑違いで助かるわ
ラッキーでした
515名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 03:20:18 ID:tN5+PC11
GJ!!
吉野かわいいよ吉野
それにしても面白いコトっての気になるw
次回作が今からwktkだぜ
516名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 19:32:30 ID:Z4k1ANMB
藤岡駅なら栃木の東武日光線にあったような
群馬のJR八高線には群馬藤岡駅と北藤岡駅があったような
517海産物の人:2009/04/12(日) 00:11:14 ID:DNlykn0+
投下します。
速水先輩受けでハードより。
後、若干キャラ崩壊注意。

「おーっす!」

居間に軽快な声が響きわたる。
テーブルで談笑をしていたチアキとカナが声の方向を見る。
ハルカの先輩である速水だ。
隣には円形のトレイを持ったハルカが立っている。

「今日は速水先輩がパインジュース作ってきてくれたんだって」
「最近こういうのにはまっちゃってさー」

トレイの上に乗っかった4つのコップには明るい黄色の液体が入っている。
蛍光灯の光を受けたグラスはイエローダイヤモンドのような煌きを反射して、カナ達は思わず唾を飲み込んだ。

「お菓子もついでに買ってきたよー」

そう言う速水の手に握られているのはスモークチーズと書かれているパック。
煙に炙るという変わった製法で作られる乳化製品だ。
コップとパックの切り端が切られたスモークチーズ置かれる。


「さあ乾杯を上げようではないか」

コップを高らかに上げる速水。
カナは元気よくテーブルの中央にコップを持った手を伸ばし、
ハルカは苦笑いを浮かべつつもそれに答え、
チアキはハルカに習ってコップを上げる。

「かんぱーい!」




「というところまではよかったんだよ」
「んー?何がー?」
「何がじゃないよ何がじゃ! また変な物飲ませたね!」

喚くカナの横にはハルカに甘えるチアキの姿があった。
だがいつもの理知的な少女の姿はそこにはない。
ハルカの胸元に思いっきり顔を埋め、頬を摺り寄せている。
きっと凄い弾力があるんだろう、恨めしい。

「姉さまのおっぱい気持ちいいです」
「チアキはいつもかわいいねー」

ハルカもハルカでチアキの頭を撫で続ける。
わしゃわしゃと音がナデナデという擬音に摩り替わってくるほどだ。
自分の胸が弄られていることなんかまったく気にせずに頬を緩ませている。

「楽しいからいいじゃない」
「よくないよ!」

絡みつく速水を必死に押し退けながら反論するカナ。
どうやら自分は姉妹よりか酒に耐性があるらしく、二人が酔いつぶれた後も理性を保っている。
いや、ハルカとチアキが酒に弱すぎるだけだろうか。

「それにしてもカシスぐらいで酔っちゃうなんて、二人ともまだまだだねー」

実際、速水が三姉妹に飲ませたのはカシスパインと呼ばれるカクテルだ。
そう、彼女が現在夢中になっていることはカクテル作り。今回はパイン果汁をベースに作ったのだ。
含まれているアルコール分が少なく、酒特有の苦味が感じにくい。
そのため、ハルカ達は最後までアルコールだと気づかず何杯も飲み続けてしまったのだ。


「で、どう?」
「どうじゃないよ!だましたなー」
「ハルカ姉さま、次はお尻を触ってもよろしいでしょうか?」
「チアキはかわいいからいいよー」
「ああもぅ!」

チアキは笑いながらハルカのスカートの中に手を伸ばす。
流石のカナもこれ以上姉妹の痴態を見ていられるわけもなく、二人の間に割り込む。

「そこをどけバカ野郎、私はハルカ姉さまのお尻をもみもみするんだ」
「どけるかー!」
「チアキの言うとおりよカナ、早くそこをどきなさい」
「アハハハハハハみなみけさいこー」

彼女達の速水は笑い転げながら地面を叩き続ける。
しかし今のカナは彼女に構っている暇はない。
自分だけが現在みなみけ唯一の理性なのだ。
これ以上カナの中のハルカに姉としての尊厳を失わせるわけにはいかない。

「少しは落ち着けよハルカ!」
「いやーねー、私はいつだって冷静よ」

頬を赤らめて、手を振りながらそんなことを言われても説得力は皆無である。
そしてカナはチアキに突き飛ばされてしまう。

「くそぅ・・・・・・人は酒に飲み込まれるとここまで変わってしまうのか・・・・・・」

若干涙を浮かばせながらテーブルに平伏する。
これから起こる姉妹の痴情を止めることができずに歯軋りをしているしかない。
カナがそんな自分の無力差を痛感している時であった。

「ねえカナ、今なんて言った?」
「ん?」

顔を上げて振り返ってみるとそこにいたのはハルカの姿があった。
妙に落ち着いているように聞こえてが、その頬はまだ赤い。
そして微かにアルコールの臭いを放っていることから、酔っていることが確認できる。
ちなみにチアキはハルカの尻に顔を突っ込んでいた。 カナは少し泣いた。
「カナ、今なんて言ったの?」
「ここまで変わってしまうのかってところか?」
「いいえその前」
「人は酒に飲み込まれるとここまd」
「そこよそこ!」

ハルカがカナを思いっきり指差して怒鳴る。
酒が入っているせいかテンションの差が激しい。

「酒って言ったわよね?確かに言ったわよね!」
「言ったよ、速水先輩が酒を飲ませた」
「・・・・・・そう、ありがとう」

やけに冷めた声でカナに言い放ったハルカは、尻のチアキを引き離す。

「チアキ、これから速水先輩にとても大切な話をしようと思うの。
協力してくれるかな?」
「あのぅ、お尻は?」
「それは用が終わった後よ。 じゃあ行きましょう」
「・・・・・・はい」





「ハルカ、これはなんのつもりかな?」

後輩に押し倒された速水は戸惑いを覚えながらも、彼女に理由を問いただそうとする。
どうしてこのようなことになってしまったのだろうか。
自分はいつものように、知り合いに酒を飲ませて変化を楽しんでいただけなのに。

「何を言っているのですか? それは私の台詞です。 妹達に変なものを飲ませないでってあれほど言ったのに・・・・・・」
「いや、それは社会体験というか大人の階段っていうか・・・・・・」

微笑を浮かばせるハルカ。
その剣幕に速水は思わず声を詰らせる。
そして言葉を選びながら説明しようするが、まともな理由など答えられるはずもない。
元々興味本位でやったに過ぎないのだから。

いつまで経っても答えようとしない速水の様子にハルカの怒りのボルテージは上がっていく。
睨みつけられて萎縮してしまった速水。

「どうやらこれ以上話していてもらちが明きませんね。 チアキ」
「はいハルカ姉さま」
「速水先輩の下着を取ってしまいなさい」
「わかりました」
「ちょ、ちょっとチアキちゃん!」

ハルカの呼びかけに答えたチアキは速水の股に手を伸ばす。
スカートの中には彼女の腎部を覆う白い布。
足をバタつかせて抵抗されるも布を離すには至らない。
そしてまだ乾いているそれを思いっきり引きずり下ろした。


「取りました」

純白のパンツをハルカに見せびらかせる。
にっこりと満面の笑みを浮かべるハルカは速水を転がして背中を押さえつける。

「ありがとうチアキ。 それじゃあ始めるから動かないように先輩の足を押さえておいて」
「はい」
「ちょっとちょっと何をするつもりなのさ!」
「何って決まっているじゃないですか。 おしおきです」





乾いた音が部屋中に響き渡る。
肉を打つ音と途切れ途切れの金切り声が、重なり合って協和音を作り出す。
奏でるのは南春香。
振り下ろされた掌は、シンバルのように速水の臀部とぶつかり合い続ける。


「・・・・・・ッ!やめッ!・・・・・・ッ!」
「何を言っているかわかりませんよ先輩」

速水は笑顔を必死に保ちながらも、頬は尻のように真っ赤に染まっていた。
言葉を紡ごうとするが、途切れ途切れに襲い掛かる激痛でうまく声が出ない。

「ハルカ姉さま、流石にお尻を叩かれている状態では痛くてしゃべりにくいと思います」
「それは確かにそうねぇ」

チアキの忠告にハルカは振り下ろす手を止める。
そして速水はできるだけ笑みを崩さぬようにして言葉を漏らす。

「ね・・・・・・ハルカ・・・・・・そ・・・・・・ろそ・・・・・・ろ・・・・・・やめて・・・・・・」

だが所詮形作ることができたのは表情だけであった。
痛みと羞恥の余韻に耐えながら放つことができたのはそれだけだ。
笑顔という仮面をいくら形作ろうが、己の心までは誤魔化せない。
誤魔化せない心はハリボテを潜り抜け、表面にその姿を現す。
涙を垂らした瞼に痙攣させている手足、放たれる言葉は小鳥の囀りよりも弱々しい。
南春香に辱めを受けた速水は、言動、挙動、その全てがいつもの彼女とかけ離れていた。

「だーめ」
「ひゃんっ!」

ハルカの細腕が再び速水の尻肉を打った。


肉と肉の演奏は何処まで続いたのだろうか。
規則正しく奏でられていた効果音は、いつしか陳腐なものへと変わり果てていた。
どのような名曲であろうと聴き続ければやがては飽きる、当然のことである。
それは奏者でさえ例外ではない。

ハルカの腕の動きは鈍っていた。
速水の悲鳴も聞き慣れてしまい、お仕置きをしているという実感が薄れてきているのだ。
お仕置きを始めたときとは違って、どこか冷めた表情をしていた。
それらを観察していたチアキも欠伸をかいている。

「じゃあ速水先輩、お尻叩きをするのはこれでやめて上げましょう」
「え・・・・・・?」

檻の中から外の世界に出ることを宣告される、囚人の気持ちは正にこのことだろう。
一瞬何を言われたのか理解できなかった速水は疑問符を投げかける。

「だからやめると言っているのですよ。 それとももう一度叩かれたいのですか?」
「いやいやいやいや」

死刑台ならぬ私刑台から降ろされたことを確認した速水は安堵の表情を浮かべる。
解放された、私やっと自由になれるんだ、もう二度とあの苦しみを味わうことはないんだ、
彼女は今、仮初の笑顔を脱ぎ捨てて、本当の笑顔を取り戻そうとしていた。
でもそれなら。

「ハルカ姉さま、私はどうすればよいのでしょうか?」

何故、未だに枷が外されてないのだろうか。


「ごめんチアキ、お仕置きを続けるからまた協力して」

そういってハルカは速水を羽交い絞めにして仰向けにする。

被ろうとしていた仮面が砕け散った。




「ああぁぁぁんんっ!!はうぅぅぅっ!!!あああぁぁぁっっ!!!」

甲高い悲鳴が木霊する。
先ほどの打音の代わりに鳴り響くのは嬌声だ。

「小学生のチアキにそんなところ触られて興奮するなんて、随分Hだったんですね」
「ち、違・・・・・・ひゃぁっん!」
「ハルカ姉さまに反論するな」
「チアキちゃんやめ・・・・・・はうぅぅぅぅぅっ!!!!」

そこには、羽交い絞めにされた速水の股に顔を蹲るチアキの姿があった。
ハルカの指揮によって速水の下半身を責め立てているのだ。
少女の舌が、速水の肉壷をかき回し、淫猥な音を立てている。
そこでチアキは気づく。
自らが舌で弄っているところに妙な感覚があることを。

「ハルカ姉さま、これはなんですか?」
「ひゃぁぁぁん!!!」

違和感を感じた速水の花弁の上に頓挫している部分――肉芽が指で弾かれる。
速水の背筋がピンと伸び、




「未成年に酒飲ませる上に変態だなんてもうどうしようもないよねーチアキ」
「まったくです」
「くぅ・・・・・・」

肉体を汚され、乙女としての尊厳を踏みにじられ、
内部からも外部からも姉妹の玩具と化してしまった速水はもう反論する気力も湧かない。

「まあいいか・・・・・・カナ、聞こえるー?」
「ひぃぃぃぃぃぃ!!!」
「何びびっているんだバカ野郎」

呼ばれた人物は南夏奈。
ハルカの呼び声に驚愕して背筋を伸ばす。

彼女は今まで悩んでいた。
変わり果てた姉と妹にどうするか。
しかし見惚れていたと言い換えてもいいかも知れない。
女の子、それも速水が苛められている姿なぞ滅多に見られるものでもないのだから。
だから彼女は見守ることを決め込んでいた。
姉妹を止めることも、速水を助けることもせず、一人の傍観者として三人の痴情を観察すると。

でもそれも今で終わり。
怒られているわけでもないのに雷が落ちたような衝撃を受ける。
何故呼ばれたのだろう、自分はただ見ていただけなのに。
喩えるならば、テレビの中で起こっている殺人事件の関係者になってしまった感じだ。
自分には絶対関わることがないと思っていた出来事が、今、目の前で現実となっている。
そして己も舞台の役者として引きずり込まれる。



「な、なんでしょうか!?」

できる限り言葉を選んで返答する。
己に課せられた役割が、第二のヒロインで無いことを祈りつつもハルカに慎重に問いかけた。

「ちょっと速水先輩の荷物取ってきてほしいんだけど」
「はい!」

ハルカの口から放たれたカナの役割は一介の運び屋であった。
部屋の中を見渡すと、テーブルの上に確かに約束の物が置いてある。
それを手に取り足早にハルカの元に駆けていく。

「ご苦労様、もういいわよ」

ハルカの退場宣言を耳にして、カナは安堵の表情を浮かべて胸を撫で下ろす。
そして再び役者にならないためにも、彼女は居間から立ち去った。



「あーあったこれだこれ」
「それは・・・・・・っ!」
「それはなんですか姉さま?」

ハルカが速水の鞄から取り出した物を見て、速水は心臓が跳ね上がる程唖然する。
そんな速水を無視したチアキは、それがなんなのかわからず、ハルカに質問した。
ちょうど天辺には円形の穴に蓋がされており、そこから管状となっている。
途中で一回りほど大きくなって底辺まで更に伸び続ける。
ガラス細工の入れ物は、暗いブラウンの色で透き通っていて、
巻かれた白いラベルに記された文字がそれがなんなのかを物語っていた。

「これはお酒よチアキ。 先輩ったらまだ隠し持っていたの」
「そうですか・・・・・・で、それをどうなされるつもりです?」
「散々お仕置きをしたからご褒美を上げようと思うの」
「へ?」

ハルカから発された意外な言葉に速水は素っ頓狂な声を上げた。
褒美ということはあの酒を飲ませてくれるのだろうか。
しかしコップは見当たらない。
思案しているうちに、蓋を開けられた瓶はハルカからチアキに手渡される。

「じゃあチアキが飲ませてあげて。 下の方に」
「ッ!?」

まさかッ!
速水の脳裏に新たな恐怖がよぎる。
今までの仕打ちでこの状況、更にハルカから告げられた最後の一言、
どうシミュレートしようと最悪の結果しか出てこない。

「わかりました姉さま」
「それはやめてぇぇぇぇぇぇ!!!」

瓶が速水の下半身に迫ってくる。
必死になって足をバタつかせる。
チアキが怯み、迫っていた瓶が止まった。
このまま己の貞操だけは死守せんとしたが――

「駄目じゃないですか大人しくしなきゃ」
「ひゃぁぁ!?」

速水の体中に電撃が走った。
発生元は彼女の上半身、二つの丘。
制服の膨らみに明らかに不自然な膨らみが一つ。
ハルカの腕が制服の隙間を潜り抜け、速水のマシュマロを貪っていた。
普段姉妹にしているお仕置きの応用なのだろうか。

「ひぅっ! はあっ! あううっ!!」

アイアンクローは双球を乱雑に握り、その形を崩していく。
弾力ですぐに戻るがそのたびに、バレーボールのように何度も弾かれる。

「せっかくのハルカ姉さまのご褒美を拒むとは何事だ、この野郎」

チアキの声が速水の耳に入った。
目の前の容器は、アルコールが入っているジュース。
でも今の速水には、砦壁をも貫くほど鋭い槍のような気がした。
少女が勢いよく振り下ろした瓶は速水の膣内に侵入する。
瓶の口の凹凸が肉の芽を刺激して再び速水の体を痙攣させる。
しかし、ガラス細工の槍はそんな彼女など眼中にないと肉壁をかき分けながら突き進む。

「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

そしてついには乙女の壁をも貫き通し、最奥に至った。









「ふう・・・・・・やっと終わった。 速水先輩満足してくれたかな?」

ハルカは仰向けに倒れている速水を見下ろしながら呟く。
痙攣している彼女の股間からは、赤と透明の混じった液体が溢れていた。
アルコールとアンモニアの混ざった匂いが部屋中に充満している。

「もちろんですよハルカ姉さま、喜びのあまり気絶して涙まで流しています」

速水の頬に流れる粒を確認してチアキはうれしそうに答える。
それを理解したハルカはチアキに笑みを返した。

「じゃあ一緒にお風呂に入ろうか」
「もちろんです!」






「ふわぁ・・・・・・」

うーんよく寝たわ。
それにしても随分寝ていた気がする。
えーと時計時計っと。

「ハルカ姉さま・・・・・・?」
「チ、チアキ!」

どうしてチアキがこんなところにいるの!?
よく見ればここ私のベッドだしすーすーすると思ったら私もチアキも下着姿だし!

「!? はわわわわわハルカ姉さま申し訳ございません! 今すぐここから立ち去ります!」
「落ち着いてチアキ!」

動転しているチアキを宥めようとする。
わけがわからないのは私だって同じだ。
家に速水先輩が来て飲み物を頂いてその先の記憶がない。
物凄いことがあったような気もするんだけど・・・・・・

「ハルカ姉さま外外ー!」
「えぇっ!?」

なんでこんなに明るいのよ!
鳥の鳴き声が聞こえて時計を見てみたらこんな時間。
冷や汗がどっと流れる。

「待ってね、今すぐご飯作るから!」

えーとご飯炊いていたかしら?
無ければパンで済ませたいところだが、買い置きがあったことも覚えていない。
あ、そういえば下着のままだった!
着替えはどこかなーっと・・・・・・



「おはよう・・・・・・」
「え? カナ?」
「おはようバカ野郎」
「・・・・・・」
「答えろバカ野郎」
「・・・・・・ご飯そこにあるよ」

カナが指した先にあったのは二人分の朝食。
ご飯に味噌汁に目玉焼きと、簡素なものではあるが朝食べる量としては十分だ。
答えるカナはやつれていてどこか頼りが無い。
それに絨毯が入れ替わっている気がする。

「これ、カナが作ったの?」
「そうだよ」
「なんで二人分しかないの?」
「私はもう食べたからだよ」
「絨毯はどうしたの?」
「汚れたから入れ替えた」
「なんだかいい匂いがするんだけど」
「芳香剤を置いたせいだよ」
「そういえば速水先輩は?」
「マキを呼んで連れて帰ってもらったよ」
「どうしてそんなに元気がないの? 体調が悪いなら今日は学校休んだほうが・・・・・・」
「後始末をしていたからだよ」

次々と思い浮かぶ疑問にカナは淡々と答えていく。
後始末とはなんのことだろうか。
それはともかく、明らかにいつもの元気を失っているカナが心配になってくる。

「お前・・・・・・風邪ならハルカ姉さまの言うとおり休め」
「言われなくてもそうするよ・・・・・・というかさっき学校に電話した」

不安そうに口に出したチアキにそう答えて、カナはふらふらとした足取りで自室の中へと戻っていった。




「ねえハルカー、速水先輩が呼んでいたよ」
「え?」

マキに呼ばれて振り向く。
一体速水先輩に何があったのだろうか。
彼女が自分から教室に来るのはよくあることだが、このようにわざわざ呼び出すのは珍しい。

「昼休みに体育館倉庫で待っているってさ。 行ってみなよ」
「わかったわ」




「またお仕置きをして欲しいな・・・・・・」
「は?」

体育倉庫に来た私に最初に告げられた言葉がそれだった。
お仕置きって速水先輩は何を言っているんだ。
今朝の出来事もわけがわからない。
先輩は考え込んでいた私を見るなり、頬をかきながら第二声を放つ。

「いやまたバレー部の助っ人を頼みたいんだけどいいよね?」
「は、はい、それなら構いません」

気のせいか先輩の顔は若干困っているようにも見えた。
私に何を期待しているのだろうか、それはまだわからない。
わかることは、気をつけなければとんでもないことをするかも知れないっていう直感だけだ。

ぐだぐだだけど終わり
529海産物の人:2009/04/12(日) 00:31:42 ID:DNlykn0+
>>518のタイトルはミスりました。>>519以降が正解です。

小学生に酒飲ませて脳細胞崩壊を促進させるのはちょっとやばいじゃないかと思った。
速水先輩が責める側だけだったから、たまには責められる側に回ってもらっただけなんだ・・・・・・
530名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 01:08:09 ID:AcYJYkz4
>>529
あい、グッジョーゥ。
なんかもう速水は酒、酒は速水だなぁ

パインでカクテルか…俺ならウォッカベースで…パイナップルリキュールとレモンを30:15:15でシェイクかな…
甘酸っぱい、透明〜白/薄黄の一杯になるはず。
グレナデンシロップを1〜2ダッシュ入れてもアクセントが効いて面白いかな…元の色が白色だから、赤くなって…
赤く染まって酸味があり、ほのかに甘く、熱くする。大人の女性を彷彿とする一杯に仕上がりました。

1回カクテルで小ネタ書いてみたいなぁ。みなみけに限らず
531名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 01:28:23 ID:qWfBOjeY
普段とは逆にカナが一番の常識人になっちまうわけか
ハルカ姉様オソロシス

GJ!>>529
532名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 01:45:26 ID:/PgIbmGN
>>529
激しくGJ!!

夏奈「ディスカウントストアに行くとチューハイがジュースと同じ値段で売られてるから、チアキが間違えて買わないか不安だよ」
千秋「お前に心配されたかないよ」
533名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 01:50:06 ID:U1VHxWrA
>>529
速水先輩にこんな事させるとは何事か。信じられないよ。
私はあなたのSSを読むために生まれてきたのかもしれない
534名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 14:33:55 ID:dJxDKhQ/
GJ!!
酒瓶でロストバージンとかハルカ姉様鬼畜すぐるw
535 ◆954/z7MI/s :2009/04/12(日) 19:46:48 ID:V+TFIHax
それは、いつものように藤岡が遊びに来たある日のこと。
「すー、すー」
ふと気付くと、どうやら藤岡の膝の上で千秋は寝てしまったようだ。
「なんだぁ?千秋の奴め、人の膝の上で寝こけて。だらしないなぁ」
「はは、いや別に俺は構わないけど」
「まったく、所かまわず寝てるようじゃまだまだ千秋も子供だな」
そういう夏奈だってしょっちゅう教室で寝てるじゃないか、と思う藤岡であったが、ここは口に出さないでおく。
「邪魔だろう藤岡?どかすか?」
「いや、いいよ。気持ち良さそうに寝てるし邪魔しちゃ悪いって」
千秋は藤岡の膝の上で安らかな寝顔で寝ている。
「ふむ・・・確かにこれは起きそうにないな」
夏奈が指先で千秋の頬をつついてみるが、それに気付く様子もない。

「と、いうことは、この部屋には事実上二人しかいないってことだな」
「え?あぁ・・うん?」
言われてみれば確かにそうかもしれないが・・・しかし千秋は寝ているだけであって・・・
考えている間に、いつの間にか夏奈は藤岡の後ろに回り込んでいた。
「夏・・夏奈?」

はむっ

後ろから首筋に抱きつくような形で、耳たぶを噛まれる。
「ひあっ!」
突然の、あまりに突然の行為に思わず情けない声が出る。
「声が大きいぞ藤岡、せっかく二人きりなのに千秋が起きたらどうするんだ」
「い、いやまずいって!」
「大丈夫大丈夫、静かにしてればこいつは起きないって。私が何年千秋の姉をしてると思うんだ」
そう言いつつ、藤岡の頬に後ろから頬ずりをする。
「いや・・えっと・・でもこの状態では危ないっていうかなんていうか・・」
・・・・・
「ああそうか分かったよ、せっかく二人っきりだから彼氏とスキンシップを取ろうと思ってたのにな」
夏奈は拗ねたように言い、つい、と藤岡から離れる。
「さ、とっとと千秋を起こすか」
536 ◆954/z7MI/s :2009/04/12(日) 19:47:25 ID:V+TFIHax

「・・・いや、あの、ちょっと待った」
慌てたように藤岡が止める。
「ん〜?どうした藤岡ぁ?」
どこか嬉しそうにニヤニヤしながら夏奈が聞く。
「ほ、ほら、千秋ちゃん気持ち良さそうに寝てるし、その、起こすと可哀そうだし・・」
「つまり?」
もちろん、藤岡としてもさっきの続きをしようだなんて言う度胸もあるわけなく、
「・・・なんていうか・・その・・・」

「全く素直じゃないな番長は」
再び夏奈が後ろから藤岡に抱きつく。
「甘えたいなら素直に言えばいいのに」
「・・ごめん」
先に甘えてきたのは夏奈なのだが、藤岡はこの際そんな細かいことは男らしく気にしない事にした。
どちらからともなく唇が触れ合う。
「ん・・」
「んむ・・・」

なんとなく、室内の温度が上がったような気がした。


・・・
・・・・・

私は今寝たふりをしたことを非常に後悔している。
夏奈につつかれた時に素直に起きていればこんな事態にはならなかったはずだった。
というか、夏奈の馬鹿野郎はともかくなぜ藤岡までそんなことをよくもまぁ恥ずかしげもなく・・・
いや、もういい、諦めたよ私は。
春香姉さまでも冬馬でもいい、誰か、早く帰ってきて、この馬鹿野郎どもを止めてくれ!

・・・・・

結局、春香が帰ってきて二人が離れるまで更に30分の間、千秋は地獄のような時間を過ごしましたとさ。
537名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 19:49:25 ID:P51vLV42
ふじかな。わっふるわっふる! 千秋が絡んでるのが新しい〜!
ふじかな好きにはたまらーん!
538 ◆954/z7MI/s :2009/04/12(日) 19:50:33 ID:V+TFIHax
藤カナが付きあってるという前提で書くSSは楽しいっす
なんか若干キャラ崩壊してますがそこはまぁ御愛嬌で
お目汚し失礼しまいた
539名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 19:56:14 ID:AcYJYkz4
>>538
誰か知らんがイイヨイイヨー
やっぱりふじかなが一番ベーシックなカップリングなんだなぁと思った
ハルヒでいうとこのハルキョンみたいなもんか

ヤバい百合書きたい
540名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 23:18:35 ID:+ZnfAuB8
>>539
それはお前の基準だぜ?
世間には藤岡×千秋がベーシックと信じる者も居るぞ!
俺とか、俺とか、あと俺も。
541名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 00:48:18 ID:AxnSa24L
>>538
GJ!ニヤニヤが止まらない
もっと藤夏奈書いて欲しい
542名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 01:47:50 ID:w2mycxgY
>>538
これはいいふじかな!
千秋災難だなw

ふじかなはいいもんだ
543名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 02:07:51 ID:w4w+xNWl
>>540
それもいいな

だがしかし今聞いてるBGMが「悲しみの向こうへ/いとうかなこ」だったのが運の尽きだな
変なイメージになっちまった


誰か、吉野×アツコを…だめならアツコ×内田かアツコ×吉野でもいいから頼む
544名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 02:17:41 ID:Q0r3C3EC
>>540
藤冬がベーシックだと信じる俺みたいなのも忘れるな!
しかし藤夏もいける口の俺は>>538に惜しみなくGJを捧げるのであった
545名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 03:56:01 ID:5AEap9VE
こうやって見ると好きなカップリングって人それぞれだぬ
新天地を開くために、>>546のカプで書く!さぁ、メインかサブキャラのカプを言ってくださいお願いします
546名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 06:03:53 ID:QCGlNmeI
攻められると弱い夏奈と、
やるときはやる藤岡の組み合わせは最強。
異議は認める。
547名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 06:14:12 ID:QCGlNmeI
あげてしまったorz
申し訳ない。
548名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 07:07:59 ID:FapnfbXH
ドSな吉野に虐められるカナ可愛いよ!
549名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 10:54:35 ID:FHORHt15
サザンクr・・・いや、何でもない。
550名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 12:10:37 ID:7sUFbAaR
オレの愛読書がなんだって?
551名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 13:50:31 ID:w4w+xNWl
そういや噂のサザンクロス読んだ事ないんだが

どうなの?
552名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 13:59:10 ID:AJQgICBw
俺は凹んだorz
553名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 14:18:53 ID:w4w+xNWl
桜場コハル
…新キャラの名前か?
そういう電波

凸←千秋に見える
そういう電波

今日も平和です
554名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 18:36:04 ID:jDkolRGM
>>551
吉野のマコちゃん虐めにハァハァしたお
555名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 19:15:17 ID:ivfZ2oOx
>>551
本編はうわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! ってなる。
そしてはぶかれる夏奈。 あの後クライマックス刑事が来ることを祈って・・・・・・

それはそうと保坂はどうやったら姉さまと絡ませられるのだろう。
すれ違いばっかりじゃねえか。
556名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 19:18:32 ID:Q0r3C3EC
>>555
本編と同じく保坂の頭の中でならいくらでも絡ませられるぜ!
557名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:11:19 ID:lwGW7Hf+
>>538
GJGJ!!

>>540,544
藤岡×吉野(厳密に言えば吉野×藤岡)が良いっていう異端者もここに居るんだぜ。

>>548
これ以上漏れに餌を与えないで下さい。
吉野注意報をまた発令させろということですか?
558名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 00:18:21 ID:zGkIPTwf
おみくじの回以降藤岡×内田を心待ちにしている俺みたいなのもいるぜ!!
559 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/14(火) 02:43:27 ID:e1gO4nbR
そうやってふじおかハーレムになるのが悔しいから
俺の中では総受けなんだ

ストレスも溜まり、発散出来ずにいる今
今ふじマキなり何なり書いたらえらいことになりそうだな…
誰かいいストレス解消知らない?
560558:2009/04/14(火) 05:13:53 ID:Ox29R+bJ
藤岡×内田(というより内田×藤岡)自給自足出来たので投下します。
561558:2009/04/14(火) 05:14:19 ID:Ox29R+bJ
ある休日の昼下がり、みなみけでは勉強会が行われていた。
休日前に出た宿題が結構多くて、それならみんなでやろう!という事になったのだ。
とは言っても、勉強会とは名ばかりで実際は内田が頭を抱えて1人で唸っているだけだった。

「う〜〜、わかんないよ〜〜。チアキ、イジワルしないで教えてよ〜〜」
「うるさいぞ。黙ってやれ!私は昼寝中なんだ!」
「だってわかんないんだもん!」
「わかれ!!このバカ野郎!!」
「そんなぁ〜〜〜!!」

実際、出た宿題は量こそ多いものの、問題自体はそんなに難しいものでもなかった。
しかし内田はすぐ「ここ教えて」「ここどうやるの?」とあまり考えもせずに
チアキや吉野に聞いてばかりいるので、途中から自力でやるようにチアキに命令されたのだった。
(これでいいんだ。自分で考えてこそ、内田のためになるんだ。)
そんな事を考えながら、ふじおかを枕にして横になるチアキ。
スピースピーと寝息を立てるのに時間はかからなかった。

「う〜〜ん…やっぱり難しいよぉ…」
人差し指をはむっと唇で噛んで唸る内田。
「チアキはああだし、吉野も自分のが終わったらすぐ帰っちゃったし、カナちゃんもハルカちゃんも買い物だし…」
こんな事ならマコト君も誘えばよかったかなぁ…と思わずため息が出る。

実際はバカサイドのマコトがいても事態が解決するとは考えにくいのだが、
そこに気づかない辺り流石は内田、同じバカサイド住人である。
ふと、そこへピンポーンとチャイムが鳴り響いた。

お客さんかな?しかしチャイムが鳴ったというのにチアキは熟睡中で起きる気配がない。
「んもぅ…はいはーい!今出まーす!!」
と、宿題を一時中断し、パタパタと玄関に向かうと、
「あれっ?藤岡君?どうしたの?」
「こんにちは。えっと、俺は南に晩ご飯に呼ばれて…内田さんは?」
「今日はみんなで勉強会してたの。とりあえず上がって上がって。」
「えっと、それじゃおじゃまします。」

居間へ移動すると、寝ているチアキを見て、藤岡君は不思議そうに首をかしげて、
「あれ?勉強会してたんじゃ…チアキちゃん寝てるけど…?」
私は慌てて、
「そ、それはね、………」


「……なるほど、それはチアキちゃんの言うとおりだよ。自分で考えて解いた方が記憶にも残るし。」
「それは私もそう思うけど、チンプンカンプンで…」
うーん、と藤岡君は少し考えた後、
「じゃあ俺がわかんないトコ教えてあげよっか?」
「え!!ホント!!?」
562558:2009/04/14(火) 05:14:48 ID:Ox29R+bJ
「でも答えを丸々教えるのはナシだよ。あくまでヒントだけね。」
「それでもいいよ!!ありがとう!!」
と藤岡君の手を握ってブンブンと振る。
「あはは、手が痛いよ、内田さん。」
その時、ふと握った手を意識してしまった。
(藤岡君の手…大きいな…手のひらも女の子の手よりゴツゴツしてる気がする…やっぱり男の子なんだ…)

「……内田さん?」
「わわ!な、何?」
「いや、急に固まっちゃってどうしたの?」
「い、いや、何でもないよ」
「それならいいんだけど…じゃ宿題やろっか」
と言うと、藤岡君はちゃぶ台の上にある開かれたノートの前、つまり先程まで私が座っていた所に座った。
何故そんな所に座るのか、そこに座られては自分が宿題を出来ないじゃないかと不思議に思っていると、
藤岡君は自分の足の間を指差して、
「さ、ここに座りなよ。」
と言い放った。

「え!えぇ〜〜!!ダ、ダメだよ!そんなの!」
藤岡君の発言に仰天した私はあからさまにうろたえてしまった。
「だって、ちゃぶ台の向かいや横に座ったらノートが逆さまで見づらいじゃないか」
「それはそうだけど!」
「あはは、別に遠慮しなくてもいいよ」
「遠慮じゃなくて……そ、そう!そこはチアキの指定席だから私は…」
「そ、そうなの?でもトウマもよく座ってるけどなぁ」
「トウマは別!私が藤岡君の膝に座ったらチアキに怒られちゃうよ!」
「でもチアキちゃん寝ちゃってるよ」
ふと私が日の当たる窓際を見ると寝息を立てているチアキが目に入った。
実を言うと、藤岡椅子に一度座ってみたいという気持ちはあった。
藤岡椅子に座っているチアキやトウマはいつも幸せそうで…どんな感じなのか、自分でも体験してみたいと思っていた。

「じ、じゃあチアキにナイショにしてくれるなら…」
「いいよ。じゃあこの事は俺と内田さんとの秘密ね」
秘密…!!藤岡君は別に深い意味で言ったのでは無いと思うけど、言葉に出されるとなんだかどんどん恥ずかしくなってきた。
なんだか隠れていけない事をしているようで……実際やるのは宿題なんだケド。

「それじゃあ失礼します…」
「うん、どうぞ」
おずおずと座ってみるが、位置が悪いのか、どうしても背中が藤岡の胸に密着してしまう。
(ああ〜〜こんなに恥ずかしいの生まれて初めてかも……)
事実、父親以外の男性とこれほど密着したのは初めてだった。
恥ずかしさでどんどん鼓動が激しくなる。
563558:2009/04/14(火) 05:15:21 ID:Ox29R+bJ
既に耳まで真っ赤なのが分かる程赤面している。体も熱くなってきた。
本当に藤岡君からは顔が見えなくて良かったと思える。
(恥ずかしい…それに顔が近いよ!!)
(…でも…なんだかいい気持ち……ふわふわして…)
「それじゃ始めようか。どこが分からないの?」
「へぁ!?え、えっと…ここからここまでと…ここと…ここらへん………です」
いきなり話しかけられたので変な声を出してしまい、ますます赤くなる私。
藤岡君はクスッと笑みをこぼし、
「じゃあまずここの所からね。ここはここの所をこうして……ここまで式変形出来たら後は一つ前の問題と同じ感じで………」


藤岡君の説明を聞きながら、私は自分の髪に当たる藤岡の吐息を感じながら考えていた。
(藤岡君て…優しくてカッコ良くて…王子様みたいだな…)
(チアキやトウマが好きになるの分かるよ……私だって…)
そこまで考えてハッとする。
(私…もしかしたら…藤岡君の事が…)
「……さん?内田さん?」
「ひゃ!はい!!」
「また固まっちゃってたけど、大丈夫?」
「だ、大丈夫!!…今のとこ、もう1回いいかな……?」
「ははは、お安いご用だよ」
それからは気を取り直して問題を解いていたが、最後まで恥ずかしさに慣れる事は無かった。

それから1時間ほどして宿題は終わった。
「ふ〜やっと終わった〜〜」
「そうだね。俺もなんだか達成感あるよ」
「藤岡君、ホント〜にありがとう!!」
「俺はヒントしか出してないって。解いたのは内田さんだよ。」
「それでもありがとう!」

それからは他愛のない話をした。

ほとんど南家の話だったけど、学校の話や友達の話、サッカーの話などもした。
宿題が終わると藤岡椅子から離れなければならない。そんな風に思っていたが、そんな事は無かった。
藤岡君は自分の話をよく聞いてくれるし、逆に自分の知らない話もしてくれる。
(思えば私の近くにこんな男の子いなかったよね…)

私はバッと振り返るとたどたどしく一つ一つ言葉を選びながら言った。
「あのね…藤岡君」
「ん、何?」
「あ、あの…あのね、たまに…ホントたまにでいいの。たまにでいいから、またこんな風におしゃべりしてくれないかな…?」
「え?こんな風にって?」
「えっと…こんな風に一緒に座って…って意味なんだけど、ダメ…かな?」
「いいよ。俺も内田さんと話してると楽しいしね」
「ホント!!それじゃ、もう少しおしゃべりしよ!」
「もちろんいいよ。チアキちゃんが起きるまでだけどね。怒られちゃうんでしょ?」
「うん…今日の事はくれぐれも秘密だからね。私と藤岡君との秘密!」


それから私は藤岡君とチアキが起きるまで楽しい一時を過ごした。

みなみけからの帰り道、私はニヤニヤしっぱなしだった。
そして私は心の中でもう来年の夏の目標を決めていた。
それは―――『藤岡君に』お姫様だっこしてもらうこと!!



564558:2009/04/14(火) 05:16:31 ID:Ox29R+bJ
投下終了です。
投下するのはほぼ初めてなので見苦しい点があったらごめんなさい。
565558:2009/04/14(火) 05:19:26 ID:zGkIPTwf
後、注意書き忘れてましたが非エロです。
すいません
566名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 12:22:10 ID:GSL9wg/S
カナ「よーし!今からおかしな事になった時の為の練習をマコちゃんで始めるぞ!」

で、マコトとマコちゃんの正体を知ってるカナ、内田、冬馬がマコトをベッドに縛り付けて
リトルマコちゃんをいじくりまわす電波を送信した!
567名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 12:36:35 ID:QmDfQkim
太った忍者が【マコちゃんいぢめた】って湧くという電波が……
568アツコ×藤岡:2009/04/14(火) 17:23:00 ID:AphR/lwu
おかえり8話を見ていたら半年振りにアツコ萌えが再燃し始めた。
アツコ―――!!!×藤岡。 フラグ立てるのに3レスかかった…次から本気出す

前スレの続きです
569この野郎:2009/04/14(火) 17:23:39 ID:AphR/lwu
「んっ…………まだ朝の6時か……

今日は日曜日、学校も休みだしもう少しゆっくりしようかな。
……と、思っても寝れずに布団の中でモゾモゾ……。
そう、今日は藤岡君とカナちゃんのデート(?)の日だから、
一応アドバイスした身としては、気になっちゃうよね……

「藤岡君たち、うまくいくと良いなぁ……」
そう呟きながら天井を眺めて昨日したデートの『練習』を思い出し、
私は引出しにしまっておいたプリクラを取り出す。
ほっぺと言ってもこれが私のファーストキス、見てるとまた顔が熱くなってくる。
……あれ? そう言えば昔マキとした事があったかな?
でも、女の子同士はノーカウントだよね。だから藤岡君が初めて。
私の初めての人――――

――――PiPiPi

「ん? 誰だろう、こんな時間に」
メールの届いた携帯を開き、送り主を見るとそこには『藤岡君』の文字が。
内容を見てみると、何やら昨日の練習に+αサプライズを用意したとの事、
どんな物を用意したのかメールで聞いてみると、すぐさま電話がかかってきた。

「おはよう、いよいよ本番だね」
「おはようございます! って、……あっ、えっと、すみません朝早くに」
「いいよ、気にしないで」
どうせ気になって寝れなかったもの……
「それで、サプライズって何なのかな?」
「はい! 実は遊園地のチケットを用意して、次のデートの約束もしようかと思って」

なるほど、それは結構いい考えかも。
日があいちゃうと誘うのが大変そうだから……特に藤岡君は奥手そうだし……
「うん、良いんじゃないかな」
「そうですか!? そうか……はい! わかりました! ありがとうございます!!」

――ガチャッ……ツーツー

…………何が分かったのかな。お礼言われる事なんてしてないけど……
随分浮足立ってると言うか……それは仕方ないんだろうけど、
なんだか猛烈に藤岡君が空振りするような気がしてしょうがない。
つまり何が言いたいかと言うと……すごく心配。

……

――こんなのおせっかいだろうけど……

心配になった私は二人の邪魔にならないように蔭からそっと見守るべく、
二人の待ち合わせ時間に合わせて昨日の喫茶店へと向かったのでした。
570この野郎:2009/04/14(火) 17:24:09 ID:AphR/lwu
いつもと少し感じの違う服装に、帽子をかぶって……うん、変装は完璧。
とりあえずこの電柱の陰から様子を――――って、あれ? もしかして藤岡君……?
まだ約束の30分も前なのにもう来てたんだ。
いったいいつから待ってたんだろう……

そしてカナちゃんがやって来たのは、待ち合わせ時間から10分過ぎた時だった。
ビシッとした格好の藤岡君と、いつも通りのラフな格好のカナちゃん。
うーん……なんだか二人の間に温度差を感じるなぁ……

「いやー、悪い悪い。朝ごはんが美味しくってさぁ」
「そ、そう。全然待ってないから平気だよ」
「それで? こんな所で罰ゲームってなんだよ?」
「えっ、あ……あのさ、とりあえず店の中で話さない?」

そうそう、凄くいい感じ……。
さりげなく店に誘って最初のデートスポット喫茶店に――――
「いや、私はさっきご飯食べてお腹いっぱいだから」
「ええ!? ……そ、そっか! よし、じゃあとりあえずあっち行こう!」

結局、喫茶店に入らずゲームセンターへ向けて歩く藤岡君。
いきなり出鼻をくじかれその背中は少しさみしげで……
ううん、次は絶対大丈夫。だってゲームセンターなんてカナちゃん好きそうだし。
大丈夫……だよね?


「おおっ! ここは!!」
「ゲームセンターなんだけど、良かったら遊んで――――」
「行く! すぐに中へ入ろう!! いや〜、こう言う所はハルカがなかなか連れて行ってくれなくってさ!」
「ほんと!? 気に入ってくれた?」

藤岡君の問いかけに返事もせず、意気揚揚とゲームセンターの中に入っていくカナちゃん。
目をキラキラさせて色んなゲーム機を覗き込んでる姿はやっぱり可愛いな……。
そしてカナちゃんが真っ先に足を止めたのが、車のレースゲーム。
お金を入れずに椅子に座り、ハンドルを握っている。

「やっぱ家のゲームとは一味違うよな! こう……ハンドルとか! なっ!」
「じゃあさ、一度やってみる?」
「んー……いや、私お金持ってきてないから」
「それくらい俺が出すよ。そうだ! 勝負しようよ!」
「お……おおっ! よし! 望むところだ!!」

俄かに盛り上がってきた二人のデート。
二人の方からは楽しそうな声が聞こえてくる。
でも……私はある物が気になって、まったく違う方向を向いて……まったく別の事を考えて……

藤岡君、カナちゃんともプリクラ撮るのかな。
カナちゃんは私がしたみたいに……キス、したりしないよね?
なんだろう、このモヤモヤした気持ち。
カナちゃんの事だから、そんな事は無いと思うけど……

「よーし! 私の勝ちだ! どーだ藤岡! まいったか!!」
「あはは。うん、まいったよ」
「じゃあ罰ゲームとして、お前がしようとしていた罰ゲームは無しだ!!」

なるほど。罰ゲームが終わり……終わり!?
571この野郎:2009/04/14(火) 17:24:46 ID:AphR/lwu
「うーん、もうこんな時間か。それじゃあ私はケイコの家に行くから!」
「ええ!?」
「なんだ? 罰ゲームはもう終りだろ? 急がないとケイコの家はおやつの時間が早いんだぞ!」
「あっ、そっか……オレ、勝負に負けたんだったね」
「そう言う事。じゃあな! 今日は楽しかったよ!」

そう言って走り去るカナちゃん。きっと悪気なんてこれっぽっちも無いんだろうけど……
残された藤岡君は少し離れた私にも分かるくらいに大きなため息をついて、
家に帰る為なのかな? カナちゃんとは違う方を向いて歩きだす。
さっきまでは横顔だったからハッキリわからなかったけど、正面から改めてみると落胆の色が……
歩くスピードもとぼとぼ……なんだかもう、ちょっと痩せたみたい。

ところが藤岡君は3歩ほど歩いたところで表情を一変させ、
少し驚いた様子で今度はは足早に歩き始める。……何か見つけたのかな? 

「やっぱり! こんな所でどうしたんですか? アツコ先輩」
「ん……ええ!? わ、私!? ど、どうして……あ、あれ?」
「え? あ、あの、すみません、オレ何か悪い事しましたか!?」
「う、ううん。そうじゃなくて、あの、その……えーっと……」

そ、そっか。落ち着いて考えると正面が見えてたって事は、こっちに来てたんだ。
でも、私は完璧に変装してたのにどうして分かっちゃったんだろう……
「あれ? なんだか今日はいつもと違う感じの服装ですね」

いつもと違う感じの服装? えっと、私の変装ってその程度だったの……?
「藤岡君、その……それだけ? なんかこう……もっと、その変装って言うか……」
「あっ、短いスカートでちょっと大胆な先輩もすごく可愛いですよ!」
「え、えぇぇ?! えっと、そう言う意味じゃなくて……あの、えっと……ありがと……」
「?」

ちょっと大胆な先輩も……『も』? 
って言う事は、その、普段の私も少しは可愛いって思ってくれて……
うわあぁん、どうしよう……急に恥ずかしくなってきちゃった……
とにかく、何か理由を付けてここから逃げ出さなきゃ。
えっと、えーっと……

「それで今日はどうしたんですか? もしかして買い物ですか?」
「そう! それだよ、買い物に来たの! えっと、女の子用の服とか」
良かった。何とか誤魔化せそう……
「もしよかったら荷物持ち付き合いますよ。この前は付き合ってもらっちゃったし!」
「うん、じゃあお願いしちゃおうかな」

って、あれ? どこで間違っちゃったんだろう……
572名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 17:26:45 ID:AphR/lwu
7か月前に書いて放置してたSS
きっと最後までかきます
573名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 20:24:02 ID:0ZqJxDxw
>>572
そうか、もう七ヶ月も…じゃなくて!GJ!
アツコの初々しさがたまらないぜ

期待して続き待ってます!
574名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 20:32:16 ID:yu76Esvr
アツ藤きた!
これで勝つる!!
575名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 20:44:25 ID:zGkIPTwf
>>572
GJです!!
流石この野郎氏、自分の作品とのレベル差を痛感してます・・・
続きに期待してます!
576名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 22:20:38 ID:2V0dSEyW
強く同意
もうこの野郎氏以外のSSはイラネ
577名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 22:23:41 ID:2vjHmY75
>>576
荒らすお前がイラネ。
578名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 22:27:24 ID:6UgyrtL0
話を聞いて……
579名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 22:33:13 ID:K84A/Z7Q
>>564
>>572
GJ
いいよいいよこのスレは
580名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:12:05 ID:oPpg0Shl
速水先輩…速水先輩!!
はーやーみー先輩!!!!!!
581 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/15(水) 01:16:19 ID:SBfwhYrd
>>576
おう俺もそう思うぜ。
海産物の人とかこの野郎氏とか良作生み出す人でもないのにトリップ付けて書き手様(笑)してる俺とかイラネ

ふじマキ書いたけど今思えば、役不足だよ。正しい意味で。
こんな駄文に使われた藤岡とマキ、GJしてくれた人、無駄にしたレス数に申し訳ないね。
書きたい人いればマジで書いていいよ。
582名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 05:37:38 ID:oWpVPi1t
チアキ成分が足りない
チアキ成分が足りないぞ!!
あとトウマ成分も足りないぞ!



チアキ×トウマおながい
583名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 05:46:24 ID:ruJBUaNZ
>>581
そうやって他の人間が投下するのを躊躇してしまうような書き込みをするお前は最低だな
誰の作品だろうと俺は好きだ
584名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 08:34:49 ID:KlhAShT+
はげど
まぁエロパロなのにエロが殆どないのがあれだけど
585名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 11:52:54 ID:Mhr1vcQI
>>583
ちょいまち。581がアンカーしてる元レスを読め。
元はそいつが悪い。581はちゃんと「俺とか」ってイヤミ入れてるだろ。
586名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 11:59:02 ID:ED8nRICK
エロがないのは確かにスレの本旨からずれてるかも・・・
いい雰囲気なだけにいいにくいんだけど。
587名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 12:58:42 ID:C3GfVqlK
確かにエロありきのエロパロだと思うけど、エロ無しなら無しでも
それはそれで全然おkな奴もいると思う
俺はバカップルがイチャイチャしてるだけで満足
何を投下するかは職人次第だしね
588@エロなし:2009/04/15(水) 13:37:26 ID:yWEmphuD
すまんorz
589名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:04:20 ID:etuhNXqM
 人間食い物に困らなくなると他の欲求が出てくるが、
このスレも豊作になってリクも変わってきたなあ。
 不作にならなきゃいいけど。
590名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:05:16 ID:SBfwhYrd
>>585
我ながらそういう問題じゃないと思う。
確かに躊躇するような書き方になったし。
イライラしていて下らない事を書いて申し訳ないと反省している。


エロ書いてない事もまた反省しています。
591名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 17:47:59 ID:I3zTQ7ZN
                             _,... ------- 、__
                         _, イ//r‐‐<テ三三三`ヽ、
                        ,∠,rこ二二二、 ̄\:ヽ二二:.:.:ミト、            ニ_|_
                       /://(Tト、:.:.:.:.:. ̄≧、ヽヽ \ミト、ミト、           ニ   !
                     /://:.:./ハヘ:.ヽTト、:.:.:..:ヽ¬Eヘこヘ:.ヽ:ミト、         □  |
                     _////:.:.:.:l:.!:.:.ヾ:.:..:.:ヽ:.「:.ヽ:.:.ヽ:.ヽ:.:.「カレヘ、:.:.:.ト、          ―┬―
               ,....''´::::://,イ7!:.:.:.:.:!:l:.:.!:.:ト、:.:.:.:l:ト、:.:.ヽ:.:ヽ:.ヽヽ:.⌒!ヽ、:!厂!      | |二|二| |
                l:::::::::::::l l:':.:ハi:.:.:.:.:.N:.:.!:.:.い:.:.:.:!ト、:.、:.:.\:ヽ:.:',:',:.:.:.ト、 V /´\    | |_|_| |
                l:::::::::::::l l:.:.l:.:/!:.:.:.:.:.!:!:.:l:.:.:.:い:.:.l:!:.:.ヽヽ:.:.:.ヽヽ:V!:.:.:.!:.:ト{ l:::::::::::ヽ     ̄ ̄ ̄
                l:::::::::::::l |:.:.!:ハ!:i:.:.:.:!:ヽ:!:.:.:.:ヽ>>576.ヽヽ:.:.:.:',:!:い:.:.:!:.:!リ !:::::::::::::::! ヽ   マ
                l:::::::::::::l |:.:.!个ハト、:.:.!:.:.:ヽ:.:.:.:.:ヽリ:.:.ヽ:.:.ヽヽ:.:.l:!:!:.:l:.:.:!:.|:! l::::::::::::::::|  フ |二|二|
                l:::::::::::::l |:.:.!:.l:.!:.:い:.:l:ト、:.:ヽ:.:.:.:.:\:.:.:ヽ:.:.',:.',:.:九:.:!:.:.l:.:!:! !::::::::::::::::!  ) !‐‐!‐┤
                l:::::::::::::!ハ:ヽト!:.:.ト、:ヽ:.:.ト、::三ト、:.\:.:.ヽ:.!:.!:l:.ハ:!:.:.l:.:!:! !:::::::::::::::'  '^ー―――
               l:::::::::::::l:.:.:ヽ:.!:.!:.:.!ハト、:.ヽ:.tト、三__:.:.:>、:l!:.V:.:.:l:!:.:ハ:/l {:::::::::::::;'   | / ̄ヽ
                 \::::::::ヽ:.:.:い:l:.:.「`tふト、:ヽヽ「ヽ,ィ,さ:ァー示::!:.:.:l:レ':.:l:.ノ ト、::::::/r、   レ'   |
                  \:::::::ヽ:.:い:.:.ト--- '`~ヽヽ`く `ー '´ l |:l:.!:.l:!/:/!「こ_ノ::,ノ;;;.く       ノ
                   ヽ:::::::ヽヽト{ト、     `ーヘ       l:lノ!:./:/:./_____/;;;;;;/     ̄
                   / ̄`トい `               リ l//!レ'ヽ /;;;;;;;/
                     /:::::::::::l:.トい                    /イ!:::::::ヽン;..<_
                      !:::::::::::::ヽ:::::ヾ.  (_ ヽ ノ´      ,イ!T!:::::::/,イ  `ー‐‐、_____
              ,、__,ノ⌒l::::::::::::::::::::::::::::ト、  Tニー‐‐‐,‐''   //l|:://::::「 ̄`ー〜ーr‐‐ 、こヽ、
                  l:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ、 `二二´   /  !」」イ//:::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y ヽ
                r-‐‐‐‐┤:::::::::::::::::::::::::::' ,   ヽ __    ,∠ィオエ「二ソ´::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::{  ヽ
             :ヽ::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::',  /::::ヽイ_,==ン7T7::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::ヽ:::::::::::::L |
             ::::::ヽ:::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ !::::: ル '´  ,' / !:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::!:::::::::::::::!  !
             ::::::::::ヽ::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽー‐<    ノ⊥ノ:, ---、:::::::::::::::::::r:ゝ::::::::::::::::::::::::::::}  |
592名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 20:34:26 ID:W8jKMMIt
鉄アレイうぜぇ。死ねばいいのに
593名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 22:20:01 ID:bCsq0Nv3
>>572
GJ!!
長編になりそうだから、保管庫の方も長編対応にするとしましょう。

平日だと仕事疲れでどうも書く気になれんorz
タケル「何が辛いって、パソコンの画面の見過ぎで目が痛い」
594名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 02:33:21 ID:5JoddQg+
藤マキも藤アツも藤内も藤吉も
最近のマイナーカプの流れは個人的にイイヨイイヨー

藤岡出ずっぱりだが、そこは番長なので良し
595名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 02:47:47 ID:657LZlbx
>>594
藤吉って誰だよ
そう思った時期が俺にもありました

内田・吉野・アツコ辺りを濃厚に絡ませる百合SS誰か書かないかなーと思いながら。
596名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 04:40:20 ID:ygYFxlsn
藤吉さん×藤内さん…だと?
597名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 10:06:31 ID:4XwJDHOa
 どこの秀吉だ
598名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 12:14:12 ID:RifG6rRW
え?
599名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 12:27:30 ID:rT6FukQj
おいおい
藤秋を忘れてもらっちゃ困るぜ
秋藤でもいいけどな
600名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 01:14:46 ID:MdSR7Xtb
吉田は俺のヘブン

〜放課後だバカ野郎〜
吉野「ねーねー、今日どこでしよっか?」
内田「んぇー?昨日は図書室だったよね」
吉野「そうだねー…あ、理科室の教壇は?2人くらい簡単に入るよ?」
内田「吉野がいいなら私はついてくよー」

〜理科室の実験用の大きい教壇な訳だ〜
内田「ほんとだねー。入ってみたら広ーい。秘密基地みたいで楽しいかも」
吉野「隣の準備室、先生居たね。…ね、ドキドキしてる?」
内田「当たり前だよ吉野ぉ…見つかっちゃったら…」
吉野「ドキドキして、興奮してるんでしょ?」
内田「恥ずかしいょぅ…」
吉野「それじゃ、しよっか…んっ…」チュッ
内田「んぅ…ん」
吉野「まだキスしただけだよ?もういやらしい顔になってる…可愛いなぁ」
内田「吉野…いじわる…キス弱いの知ってるくせに…」


続きはWebで
601名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 01:50:41 ID:Ii95GAlN
>>600
あなたは大変な失敗を犯しました。
まったく困ったお人だ。





続きのURLを貼り忘れてますよ
602アツコー!!×藤岡:2009/04/17(金) 17:33:15 ID:Ii95GAlN
>>571の続きを2レスぽっち。
ここで区切って
アツコの一人称だと「……」が多くなるので次から3人称にしようかと思います
603アツコ×藤岡:2009/04/17(金) 17:33:46 ID:Ii95GAlN
「目的地はどっちですか?」
「えっ? えーっと……こっち、かな……」

どうしよう、妙な事になっちゃった……
この辺りの道はよく分からないし、服を買う予定も無いんだけど……
とりあえず適当なお店に入って服を買ったら帰ろう。
結構にぎわってるしお店ならきっと沢山あるよね、うん。

「やっぱり先輩は行きつけのお店とかあるんですね!」
「え?」
「オレとか友達なんていつもあっちの方で済ましちゃいますから」
「えっと、あっちにもお店があるの……?」
「はい。と言うか、こっち側に店があるなんて知りませんでした」

ど、どうしよう。もしかしてこっち側ってお店が無いのかな?
でも、もうこっちって言っちゃったし……後戻りできないよ。
お願い、ひとつでも良いからお店があって……!


「結構遠いんですねー」
「う、うん。そうだね……あの、疲れたならまた今度でも――」
「いえ、全然平気ですよ。これでも鍛えてますから!」
「そうだよね。鍛えてるから平気だよね」

これはちょっとまずいかも……
お店どころか人気も無くなってきちゃった。
それに天気も悪くなってきたみたいだし、雨でも降ったら大変だよ……。
……ん? 雨? そうだ、雨が降ったら引き返すんじゃないかな?
お願いっ、お天気の神様、雨雲様……! どうか雨を降らせてください……ッ

――――ポツ……

「あれ? もしかして雨降ってきたのかな?」
「!! うん! 雨が降ってきたみたい! じゃあ今日は帰ろっか!」
「え? でも良いんですか? 服買わなくて」
「平気だから、ね? それより雨がたくさん降ってきたら大変だから」
「うーん……先輩がそう言うならオレはかまいませんけど」

良かった。なんとか上手くいったみたい。
ありがとうございます、お天気の神様、雨雲様。おかげでどうにかなりそうです。
本当にありがと――――

――――ザバーッ!!!

「わわっ! これじゃちょっと戻るのは大変そうだし、どこかで雨宿りしましょう!」
「え? ええぇぇ!?」

神様、ちょっと頑張り過ぎです……
604アツコ×藤岡:2009/04/17(金) 17:34:18 ID:Ii95GAlN
「ハァ、ちょうど屋根があるところがあって良かったですね」
「うん、でもびしょびしょになっちゃったね……ごめんなさい、私のせいで」
私があんな雨乞いみたいな事したから……
「別に先輩のせいじゃないです! それに向こうは晴れてるからきっと通り雨ですよ」
「通り雨……? じゃあすぐにやんじゃうのかな?」
「はい! だから買い物も大丈夫ですよ! 買ってすぐに着替えた方がいいかも知れませんね」

なんて役に立たない雨雲さん。もう雨雲様から雨雲さんに格下げだよ……
でも屋根のある所があったのはラッキーだったなぁ。
駐車場みたいだけど……人気も無いのに何のお店なんだろう?

『HOTEL しゃぼんだま ご休憩2時間3000円!』

2時間3000円? ネットカフェか何かかな?
でも、それにしては高過ぎるような気が……それにこんな名前聞いた事ないし。
しゃぼんだま? しゃぼんだま……HOTELしゃぼんだま…………ホテル!?
どう考えても観光用って感じじゃないし、もしかしてこれってラブホテル……?

「あっ、あ、藤岡くん、やっぱり向こう、向こう行こっ」
「え? ……あ、あぁっ! あの、」
藤岡くんもキョロキョロしだしたって事は、気づいたのかな? そうだよね?
「だ、大丈夫だよ、私もさっきまで気付かなかったし……」
「あっ、いや、その……」
「とりあえずココから離れようよ、ね? もっと人がいる所に」
「いや、それはダメです! ……あの、良かったらここに入りませんか?」

え? ココに入るって、もしかして藤岡くん気づいてない?
それとも普通のホテルと勘違いしてるのかな……
どう考えても怪しい雰囲気だけど……
「藤岡くん……? ここ、えっと……ホテルだけど」
「はい、分かってます。ここが、その、ちょっと如何わしい所だって事は……でも!」

そう言って、強く私の手を握り、真剣な目でこちらを見つめる藤岡くん。
ど、どうしよう、こんなの絶対ダメなのに……そんな目で見られたら私、断れない……
「先輩……オレ、こんな事言うの恥ずかしいんですけど……」
「な、なにかな……?」
「白のスカートで青の下着は目立つと思うんです!」

え、ええっ? 急に下着の話し……?
確かに今日は青の下着をはいてるけど。どうして今?
ん? その前に、どうして私の下着の色をしってるの?
…………ああっ! 雨で濡れて下着が透けて――――

「や、やだっ、こんなの見ちゃダメ……!」
「ごめんなさい! み、見てないです! 全然、見てないです!」
そっか……人の多い所はダメってこう言う事だったんだ……
確かにこの状態だと、人前に行くよりココに入った方が恥ずかしくないかも……
「えっと……あの、藤岡くんが嫌じゃなかったら……」
「はい、とりあえず入りましょうか……」

こうして私と藤岡くんは、コソコソとホテルの中へ入って行ったのでした……
605名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 17:34:53 ID:Ii95GAlN
次から頑張る
606名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 17:47:06 ID:8pE19SAz
GJ!!
藤岡め…うまい事アツコをホテルに連れ込みおって…
続きがすごく楽しみです
607名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 18:00:17 ID:EDFnBoyh
>神様、ちょっと頑張り過ぎです……

頑張るってレベルじゃないww
608名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 18:16:41 ID:MdSR7Xtb
わっふるわっふる!
乙!
609名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 18:38:42 ID:OVlE5Adb
このSSの裏に、同時刻南家で吊られたてるてる千秋が浮かんだ

押しに弱くて照れ屋なアツコが良い。ふじかな人間だけど
このアツ藤は楽しく読めます

ツヅキマダー?
610名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 01:13:39 ID:340Po8hG
>>601
ねぇよ。

俺よりずっと上手い文が投下された以上、場繋ぎは終わりだよ。
名無しでわっふるする作業に戻るさ
611名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 18:05:20 ID:cuFS5m6N
無いことぐらいわかってます(笑)
612名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 18:37:46 ID:KZv0wCqx
お前らケンカする暇があるならさっさと肉じゃが食べろよ!
冷めちまったじゃねぇか!
613名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 18:41:35 ID:W7NSfImf
肉じゃがが、もう肉じゃがが!
614名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 18:43:06 ID:X3LqObdY
温めれば?肉じゃがが
615 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/19(日) 02:15:15 ID:5EJHqmfn
>>600
続きがちょっと余ってた


吉野「ほら、私からしたんだから…今度はそっちから、キス…してよ?」チョイチョイ
内田「うぅ…わかったよぅ…んー…」チュッ
吉野「んむ…んっ…」クチュクチュ
内田「んっ!うぅー…」ヒクッヒクッ
吉野「そっちからキスしたのに、舌を絡めただけでそんなに感じちゃって…ホントいやらしいなぁ」ニヤニヤ
内田「吉野が意地悪するからだよぅ…」

まあ後はよくある吉野×内田なわけで。
需要は…たぶん無いよね?
616名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 03:36:45 ID:vR0g4No2
需要なんて気にしたら負けだ、負けだ、負けだ!
よっぽどおかしな事がないかぎり「書くな」なんて言われないんだから!
面白くない、需要が無い、って時は感想もつかないから!
その時に「あー……需要なかったかぁ……」って思えばいいから!
書いてればよくあることだから……
617名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 04:15:15 ID:+f5ScQyT
>>616の最後の1行は実感がこもってて涙を誘うな
618名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 09:50:20 ID:eCWFyXrY
>>616
面白くない、需要が無い、って時は感想もつかないから!




SS投下する度にスレが止まる………orz
619名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 11:30:11 ID:KMxYrGbv
>>618
ただの偶然だ!気にするな!
620名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 11:51:31 ID:KzCiapKB
妄想は得意だが文章にするのが苦手だ・・・・・・
621名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 12:51:36 ID:ufgMjkrA
そういう人はお呼びじゃないです
622名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 13:43:28 ID:5EJHqmfn
>>619
俺が投下した時も止まります
感想も少ないし需要ねーなーと思ってんだけどそれでも書くべきなんだろうか
それともやっぱり「この野郎氏以外書くな」みたいなレスが事実なんだろうか
623名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 14:10:06 ID:vR0g4No2
>>622
レスがつくまで書きまくれば良いと思うよ!
アツコ×藤岡はたまたまレスがついただけで、他はそうでもないです
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるで……
624名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 17:59:53 ID:+f5ScQyT
需要を気にしていたらマイナーカプが死んでしまう…
藤岡×カナや藤岡×チアキが主流なんだろうけど、どんなマイナーカプでも需要はあるよ!
藤岡×内田、藤岡×マキ、アキラ×リコ、タケル×熊田先生等々の作品が
投下されるのをいつまでも待ってる俺みたいなのもいるので、
需要なんか気にせず投下してください
625558:2009/04/19(日) 18:13:15 ID:ZelUo0kE
>>624
藤岡×内田と藤岡×マキは上の方で投下されてたじゃん
626名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 19:52:08 ID:CdjtIpmH
つーか藤岡はもういいだろw
彼自身の願望とどんどんかけ離れていってるじゃないか
627名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 20:06:26 ID:yh3M6OFL
とりあえずマコト×チアキを書いてくれれば
俺がレスするぞ
628名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 00:25:40 ID:Z1jV6wFX
>>626
藤岡の願望よりも千秋や冬馬が胸の奥底で無意識に持った願望を叶えたほうがいいだろ!
よって藤岡は千秋と冬馬の二人のうちどちらかと結婚してもらう!!
629仲がいいかんじ:2009/04/20(月) 00:56:53 ID:5YpAjrZi
「おい、カナ、食べさせろ」
「あ?」
「このままだと私は食べれないじゃないか」
「口移しすれば食べられると思うよ」
「このままの状態で食べ・・・え?」

630名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 01:13:56 ID:l5vhEwaa
アニメ1話の夏奈と千秋のキスを見てからたまに思うのだが、もしかして夏奈は千秋に無自覚に惚れてるんじゃないだろうか?
そしてさらに妄想して春香が夏奈に惚れていたりするとハチクロなみなみけが出来上がることに・・・誰かそんなネタで書いてみない?
631名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 01:20:21 ID:R6cTXwQq
規制で書けないんだぜ
632名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 01:21:09 ID:ax/IQiwZ
唐突だが胸の大きさは
トウマ>吉野>内田>チアキ
でいいのか?
考えれば考えるほど分からなくなって日曜が潰れた
633名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 01:53:02 ID:2ov1WaAh
トウマ>吉野>内田>チアキ≧マコちゃん
634名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 02:03:53 ID:ax/IQiwZ
おかえりのチアキが水を大量に飲んでプールの授業迎える回、
プールサイドにいるチアキに内田と吉野が話しかけに来るシーンで、
内田と吉野が真横からのアングルで映ってる所があるんだが、
その時明らかに胸の大きさは内田>吉野だった気がする
内田水着にパッドでも入れてるのか・・・?
635名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 02:23:01 ID:rd5Zu+74
>>634
千秋「…む?」ジーッ
内田「プール〜♪…チアキ?なに?」
千秋「内田。その、何かこう…」ジーッ
内田「な、何?胸ばっかり見て…」
千秋「お前おかしなものでも入れてるんじゃねーだろうなぁ」ムニッ
内田「うえぇ!?何もしてないから離してよぉ〜」
千秋「むぅ…よし内田、ちょっとついてこい」

内田「トイレに来て何…?」
千秋「ここは個室だ。だから脱げ」
内田「へやぁ!?チアキ何言ってるの!?」
千秋「うるさいよバカ野郎。風呂でも見てるからいいじゃないか」ガシッ
内田「うぅ!?やめてよぉー!…あ」ズルッ
千秋「よし脱げた…おおぅ…これは…」ムニッ
内田「見ないでよぉ…触るのもダメー…」
千秋「なかなかいいもん持ってるじゃねーか…ん?」クリッ
内田「ひゃんっ!?」
千秋「おい内田。風呂の時より先端がその、アレじゃないか?」クリクリ
内田「だっ、だって、プール冷たいから…立っちゃうよ…?」
千秋「そうか…なるほど…」クニクニ
内田「なんでそんなに触るのぉー!」
千秋「…む。いや、何か落ち着くというか…よし、じゃあ戻るぞ」カチャパタン
内田「行っちゃった…どうしよ…」

ここまで妄想した。
たぶんつづかない
636名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 05:32:59 ID:1Y2Fq8qc
千秋は「じゃねーか?」とは言わない
「じゃないか?」だったと思う
637名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 06:17:00 ID:WQ77vC4Q
確か一回だけ言ってた
638名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 17:56:25 ID:uF+8TajK
藤岡のすごい好きだ発言の回で「じゃねーの?」って言ってるな
639名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 18:05:53 ID:rd5Zu+74
>>638
あと、トウマ初登場の時にぶつかって「いてぇじゃねーか」って言ってた

気がした

普通に書けばよかったね。
640名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 23:37:31 ID:p5wvHv8h
マキはホント可愛いなぁ
頭持ちたい
641名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 00:53:45 ID:xiUxgvvz
「ん? どうしたのハルカ、にやにやして……」
「うふふ……マキってホント可愛いわよね。保坂先輩みたいに頭持ってみたくなっちゃう」
「は、はぁ!? ちょっと、正気!?」
ハルカの様子がおかしい。これは……きっと春の暖かい風に頭をやられてしまったんだわ。
そうよ、いくら完璧なハルカだってたまには息抜き(?)が必要!
そして、今それをしてあげれるのは私だけ。だったら私は喜んで頭を差し出すわ!
だって私たち友達だもの!

「い、いいわよハルカ! さぁ気が済むまで持ちなさい!」
「へ……? いいの?」
「私の頭一つでハルカが救われるなら……わわっ」
「やだっ……かるい、可愛い!」
ふふっ、ハルカ……喜んでもらえたようね……ちょっと首が痛いけど……
ああっ、でも私は今ハルカの役に立ててるのね! これは今度宿題写させてもらわなくちゃ!

「ねぇ、マキ……」
「にゅ……にゃんだい、はりゅか?」
「私ね、その……可愛いのが好きなの」
ん? 何のことを言ってるのかな……?
そりゃ私も可愛くないものより可愛い物が好きだけど。それって普通だよね?
「あのね、私……男の人から告白されても全部断ってるでしょ?」
「うん。確か家の事が色々あるからって言ってたよね」
「アレはね……本当はそうじゃなくて、男の子に興味がないからなの」

男の子に興味がない……
うーん、一度でいいから私も行ってみたいなぁ、そんなセリフ。
でもどうして急にそんな話し……?
はっ! まさかハルカ、私に自慢話を!?

「ちょっと待った! ハルカ、それってもしかして私に――――」
「そう……、女の子が好きなの。マキの事……」
そ、そうだよね、ハルカは自慢話なんてする子じゃないし。
そう言う事は私やアツコが一番知って――――
「って! 好き!? いやいや、私も好きだけどね! それって……Like? Love?」
なんでこんな事聞いちゃったかって?
たしかに普通なら、私も好きだよ〜♪ で終わらせる所なんだけど、何かおかしい。
こう……雰囲気って言うのかな……、なんだかただならぬ感じが……
ハルカの顔は赤いし、緊張してるみたいだし、顔も近くて……え? 近い?

「んっ、んんーっ!! ぷはぁっ! ハ、ハルカ!?」
「あっ……ごめんなさい、可愛かったからつい」
「ちょっと待ってよ! ほら、私たち女の子同士だよ? ね?」
「マキは私とこう言う事するの……いや?」
「それは……」

ずるいよハルカ、そんな顔するなんて……こんなの断れないじゃない……
それにね、女の私から見てもハルカはすごく可愛いんだもん。
多分これは私がどうこうって話じゃなく、アツコや速水先輩でも答えは同じ。
きっと皆こう答えると思うの……

「私も……ハルカの事好きだよ」

その時のハルカの笑顔は印象的で、子供みたいに手を握って喜んでくれて……
すごく……すーっごくかわいくて!

はぁ……私、おかしな道に足を踏み入れちゃいそうだよ……



>>640見たら妄想が止まらなくなった。フーハーッ!
642名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 01:19:56 ID:h7sR5xYz
>>641見たらニヤニヤが止まらなくなった。グッジョ!
643名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 01:59:04 ID:nDjxdE0Y
>>641
さあもっとおかしな道に足を踏み入れるんだ。
凄いの書いてもいいよ!
春だからね!
しかたないよ
春だからね!
644名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 02:55:04 ID:hv37wZfc
>>641
素晴らしいよ!
春巻き食いたくなったw

「春だから」は魔法の合言葉だなw
645名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 08:36:45 ID:x10eTzAE
春香のことだからてっきりアイアンクローで持ち上げてるのかと思ってしまったw
646名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 13:23:47 ID:yYmvThhw
そうか、ハルカ姉様は顔に似合わず、腕力、指の力は強いんだったな・・・
647名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 15:16:04 ID:9+17f+P3
昼寝してたら南家3姉妹と全身タイツ着て
モジモジ君やってる夢を見た
超楽しかった
特にハルカが全身タイツ超似合ってた
648名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 15:18:08 ID:xiUxgvvz
>>647
絶妙のタイミングで書き込みがあったんだけど
さすがにそれでは何も思いつかなかった。
649名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 15:54:25 ID:xiUxgvvz
「チアキー、ハルカー、モジモジ君するよー」
カナのやつ、またバカな事を……
「あのなぁ、誰がそんな事――」
「あら、楽しそうね♪」
「ハルカ姉さま!?」

た、大変だ、ハルカ姉さまがあの猿の全身タイツを!
そして手には私たち用と思わしきお揃いのタイツを持って……ハルカ姉さま、やる気なんですか?
ここで断ったりしたら、一人であんな格好をしたハルカ姉さまがバカみたいじゃないか。
しかしどうする。本当に私もあの格好をするのか? 私に子猿になれと……?
「チアキ、一緒に遊びましょ♪」
「はい! ハルカ姉さま」

しまった……思わずいい返事しちゃったじゃないか。
で、着替えた訳だけど……なんだ、思いのほか生地は薄いんだな。ちょっと寒いくらいだよ。
「あれ? カナ、そう言えば棒とかが出てるボードがないけどどうするの?」
「んー、適当に床に寝そべってればいいんじゃない?」
なんだそれは。そんないい加減な気持ちで私にこんな恥ずかしい思いをさせたのか、このバカ野郎!
「じゃあ最初は『みなみけ』にしよっか♪ ね、チアキ」
「はい! ハルカ姉さま。……しかし、うねうねしていて少々難易度が高いのでは?」

私の提案を受けて、『みなみけ』から『ミナミケ』に変更していよいよスタートしてしまったモジモジ君。
いったい誰が得をするんだ……この遊び。
『ミ』は3人川の字に寝転がり、『ナ』はカナとハルカ姉さまが交差して出来上がり。
そしてもう一度『ミ』を作って残りは『ケ』を作るだけだ。

「よし、最後は『ケ』だな! チアキ、そこに緩やかなカーブを描いて寝転がれ!」
「命令するな、バカ野郎!」
と、言いつつも、さっさと終わらせたいので言うとおりに寝転がるとするか。
どうせ私は『ケ』の左のくねっとした短い部分だしね。どこか分かるだろ? 分かれよ、バカ野郎。
「じゃあ次は……ハルカ! チアキの股に顔を突っ込んでまっすぐに寝そべって!」
「ええっ!? ちょ、ちょっと待て、バカ野郎! 生地とか薄いのにダメだろ」
「へ? なにが?」
「だ、だから……匂いとか……」

そんな、ハルカ姉さまのお顔を私の股で挟むなんて淫らな行為、許されるわけがないだろ……
「チアキ、私なら平気よ。さぁ、一緒にモジモジ君しましょ♪」
「はい! ハルカ姉さま……って、えぇ!?」
ハルカ姉さまはそう言うと、私の足の間に顔を挟んで――――ど、どうする!?
なんか……ハルカ姉さまの顔を挟んでるって考えると変な気分に……
それに、微妙に生暖かい息がかかって……だ、だめだっ
「よーし、じゃあ最後に私がハルカの股に顔を挟んで、ちょっとうねっとすれば完成だな!」

――――合体
「んんっ、ハ、ハルカ姉さま! 私、なんだか、ダメですっ……!」
「チアキ? ちょっと、あの濡れて……あッ、カナ、ちょっと、そんなに顔……ソコに押し付けないで」
「んん? なんか言ったか?」
「ハルカ姉さま! そんな、喋ったら……ジンジンして……あぁっ!」
「や、だっ……カナ、私も……ッ、ダメ、チアキの匂いと、カナの口で……んぁっ!!」


「お、おい! お前ら! 二人して何してんだ! いい歳してお漏らしか!?」
「ハァ、ハァ……」
「って言うかさ、私もおトイレ行きたいんだけど……ちょっと後のチャック下ろしてくれない? 一人じゃ脱げなくて――」
「んんっ、もう……ダメ……」
「お、おい! 早くしないと我慢できないだろ! なっ? どっちでもいいから早く!」
「……zzz」
「お、おいー! 頼むから、お願いだよー! チアキ、ハルカぁ〜!! …………ぁっ」

フーハー……ハー
650名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 16:59:58 ID:9+17f+P3
>>640も俺なんだが、2度も無茶振りに応えてくれた
ID:xiUxgvvzに感動した
651名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 20:24:12 ID:nDjxdE0Y
>>650
彼のおかげで「電波受信したけど無茶ブリしてもいいかな」という書き込みが増えるな
おかしな事が増えるのはいいことだ。
春だからね
652名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 20:49:28 ID:lDqSMXf3
一つ気になるんだが・・・・・・
モジモジのタイツって女性は髪出してたっけ?
というかこのまま第2ラウンド直行しちゃっていいよね?
653名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 20:58:18 ID:EOUiCA22
>>652
何を気にしているのか知らんが、とりあえず髪は出してないはずだよ。そして第2ラウンドはもちろんOKだろう。春だからね
654名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 21:21:46 ID:lDqSMXf3
いやググってみたら髪出してるモジモジ女性がいた気がして
655名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 23:50:57 ID:ALdVilUt
なんかヘンな流れだな。
656名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 23:56:31 ID:AvML3sIr
一方その頃トウマは藤岡とイチャイチャしてたのであった
657名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 00:06:18 ID:9+17f+P3
実際トウマが藤岡椅子に座ったのは初対面の時だけ?
あれ以降チアキに阻止されているのか
もしくはチアキの見てない所で藤岡椅子を堪能しているのか・・・
658名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 00:08:37 ID:b+YC5PzP
藤岡椅子に座りながら『人間椅子』を読む千秋
659名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 01:33:53 ID:nCxkQqj3
空気椅子の藤岡で藤岡椅子する「人間椅子」を読むチアキ

なんだこれ
660名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 19:05:59 ID:TAYjCuKj
もう藤岡以外の椅子には座れなくなってしまった千秋
661名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 19:31:59 ID:/owuJD7m
藤岡は許せるとか思ってたけどやっぱ無理だ。藤岡は死ぬべき
662名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 20:19:20 ID:Fxn1Szwy
いや、藤岡になら安心してチアキを任せられる
ということでトウマは俺がいただきますね
663名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 20:21:12 ID:IsRGv3fO
トウマと千秋、たった一人しか居ない藤岡を我が物にするため両者が激突する!!


速水「とかなんとか争ってる間に藤岡クンは私がもらっておくよ」
664名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 20:21:47 ID:nCxkQqj3
じゃ俺は内田を貰う。
吉野も一緒に欲しいんだが…藤岡・吉野書いてる人に譲るよ。
665名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 20:56:21 ID:zL6YkTH1
春香が何気に好奇心旺盛な吉野に手取り足取り『教えて』あげる




という夢を見たんだが、このシチュに持って行くまでの部分が書けなくて困ってるorz
666名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:30:24 ID:J5Wt8vNm
>>663
千秋にはふじおかを、トウマには藤岡をあてがえば丸く収まる!
667名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:54:04 ID:Fxn1Szwy
そんなんで丸く収まるわけないだろw
チアキ納得しないよw
668名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 22:09:07 ID:f3HxZxoC
その頃にはマコトがもうちょっとしっかりして丸く収まるよ
669名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:12:20 ID:mKjjrh+a
>>668
マコトにそんな甲斐性はないよ
やはり藤岡は重婚を(ry
670名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:43:36 ID:BgXjfvLc
こういう奴のせいで藤岡のイメージが悪くなる
671名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 01:00:30 ID:khXMZw0X
悪くなってるのかな?
特にそうは思わないけど
672名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 01:28:22 ID:RWbznx9H
>>671
書き方の問題でしょ
マコト好きな人がムッと来るような書き方はやめれって事じゃない?
673 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/24(金) 01:53:23 ID:9DL2mdAK
>>665
吉野「あ、ハルカさんこんにちわ〜」
ハルカ「ん?あれ、吉野ちゃん?どうしたの?」
吉野「あ、今日はちょっと…体調不良だから、2時間目終わってから早退しちゃいました」
ハルカ「あらそうなの…大丈夫?」
吉野「はい、でも…早退しちゃうと、する事がなくて退屈ですねぇ」
ハルカ「そうね、私も今日は創立記念日でお休みだけど…ついいつも通り起きちゃって、退屈なの。吉野ちゃん、ウチ来ない?」
吉野「え?でも、いいんですか〜?」
ハルカ「うん、暇だったからお菓子作ろうかなって。食べてくれる人がいると作り甲斐もあるから、どうかしら?」
吉野「あ、はい、じゃあ…お邪魔します!」
(中略)
吉野「いただきまーす!」
ハルカ「はい、召し上がれ。吉野ちゃん来てくれて良かったわー。一人で1ホールは多すぎだものね」
吉野「すごくおいしいです、ハルカさん。私ももっと料理練習しないとなぁ…」
ハルカ「あら、私で良ければ教えてあげよっか?」
吉野「え?いいんですか?」
ハルカ「えぇ、チアキのお友達だもの。なんでも教えてあげるわ」
吉野「なんでも…?」
ハルカ「えぇ。"なんでも"…ね」ニコッ
吉野「え、えっと…じゃあ──」
674名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 01:54:19 ID:9DL2mdAK
>>665
わっふるわっふる!
675名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 03:03:40 ID:7Eb/InYL
千秋
676名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 04:27:42 ID:B8nAueP9
チアキ「藤岡は私のものだ!」
トウマ「いいや!オレと遊ぶのが先だ!」
チアキ「なにをぉ〜!!」

アツコ「なんだか賑やかだから…私達はあっち行ってよっか…」
藤岡「そ、そうですね」
677名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 04:52:52 ID:khXMZw0X
>>673
いいよ!いいよ!

>>676
これが漁夫の利って奴か・・・
この魔女め!
678名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 11:49:20 ID:PUjYC6ox
>>676
そして争っている間にだんだん愛情が芽生えてくるチアキとトウマな話書いてくだしあ
679 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/25(土) 01:37:30 ID:KJvw5jRZ
>>677
俺は>>665の続きのために導入を書いてみた。
後は>>665にわっふるするだけなんだが…まさか書けなんて言わないよな?
俺の書けるネチョなんてちょっと前にあった理科室での吉野内田のアレだぞ?

というわけなんで>>665さんマジ待ってます。
九州なんであんまり全裸待機だとそろそろ蚊とかに刺されちゃうんでホントお願いします。
680名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 02:43:40 ID:Oxz0z1LE
保坂「裸で何が悪い!」
681名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 04:33:43 ID:Fn2W3XiY
むしろ高級ジュースの飲みすぎで深夜の公園で強制わいせつで逮捕される
速水先輩というシチュエーションが目に浮かんだ。
682名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 04:38:43 ID:mXGhH9PK
>>681
警察に通報せずに観察、後に保護しますね
683名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 09:20:41 ID:KJvw5jRZ
>>681
速水「マキー!マキー!」ズルズル
保坂「速水!マキはどこにもいないだろう!」ズルズル
速水「裸で何が悪いのよ!」
保坂「ダメに決まってるだろう!」

マキ「あんたが言うな!…ハッ」
ハルカ「ど、どうしたのマキ?」
マキ「いや、何か凄い理不尽な事が起こった気がして…」
684名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 09:34:19 ID:obmD5qI6
個人的にはハルカが草なぎみたいな事やってしまうイメージがある
685名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 10:21:28 ID:vemWDt/e
意外とだらしないとこがあるからな
学校から家に帰るとすぐ脱ぐし
それでいて妹の友達が来ててもお構いなし
686名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 13:20:16 ID:vqHgPrH4
>>683
保坂と速水が仲いいとなんか嬉しい
687名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 00:17:59 ID:ZWNVv0Ao
アニメの「全身を緩めるような脱ぎ方」ってのはちょっと何処で覚えたのか、
と詰問したくなるレベル
688名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 00:32:04 ID:CG0t1i0J
わざわざ指定するって事は
漫画の方は別にいいのかw
689名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 01:04:54 ID:q11lTFus
>>686
保坂と速水の組み合わせはカップルというより
コンビって感じがして好きだな
しっくりくる
690名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 01:36:20 ID:nxj5+0kb
だからって外で全裸はないだろう・・・・・・
春香姉さまは外ではしっかりしているからな。
居間にきたら全裸の春香姉さまが眠っていたなんてことはありえるかも知れんが
691名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 02:12:08 ID:L2GLZ881
>>690
なん…だと…?
ちょっと居間行ってくる。


ハルカは「気を張る相手がいないと〜」だから、酔ったらやりかねんね。実際飲んだ時のテンション的にはチアキのほうが脱ぎそうだったけど
あとアツコも脱ぎそう。
ケイコは豹変して怖くなりそうかな?リコは…たぶん藤岡に抱きつくでしょう。その藤岡は酔いつぶれそうだし、マキはセクシーになりキス魔になる。
勝手に酒パーティーを想像してみました。お花見で速水が酒を持って来て〜というSS待ってます。
吉野と内田を待ってます。
692名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 04:46:52 ID:NBt/zhWA
>>391
引き受けた
693名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 23:59:44 ID:4Hzn9ykF
藤岡千秋
694名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 00:31:44 ID:jUKxR2xb
なに? もう籍を入れたのか?
695名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 00:48:59 ID:i5KjSWDD
保坂マキ
696名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 01:24:13 ID:4EjZbNrf
南マコト

千秋「ありがとうマコト。南家継いでくれる決心してくれて」
697名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 02:43:29 ID:496QDPWs
名字の流れでふと思ったが、お母さんのお姉さんの息子なら
タケルの名字は南じゃないんだな
母方の名字も南だったら南でいいんだけど
698名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 03:02:21 ID:WdnVfByh
そう考えると「1つの作品に同じ名字のキャラが7人居る」ってなかなかだな。
小さい病院なら「南さーん」って呼ばれたら待合室の全員が立つような規模じゃないか


関係無いがみなみけに「らき☆すたのこなた父(そうじろう)」を投入したらどんだけ歓喜するんだろうか
699名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 03:37:23 ID:bKkBKznZ
歓喜どころか発狂しそうだな。
700名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 03:39:11 ID:u4Bg3vW0
「ねえチアキちゃん」
「なんだふじおか」
「その…チアキちゃんももう高校生なんだし、なんていうか…ここに座るのはもうやめたほうがいいとおもうんだけど」
「…ふじおかはイヤなのか?」
「いやその、イヤっていうか…その、チアキちゃんのお尻が柔らかくて、なんかおかしな気分になってきちゃいそうで」
「いいよ」
「…え?」
「ふじおかだったら、いいよ。おかしなことしても」
「…えええ!? あ、いや、その、チアキちゃんは南の妹だし、そういうのってなんていうか」
「カナはな、先月から社会人のカレシとつきあってるんだ」
「ふえ?!え?なにそれ初耳っていうかなんで」
「まあ、ふじおかは私のだから諦めろ、って言ったからなんだけどな」
「そんな、そんな南ぃ」
「泣くなふじおか。カナなんかよりももっと若くて可愛い女の子が彼女になってやるんだから」


つづかない
701名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 03:49:14 ID:WdnVfByh
>>700
つづけ






GJ。成長したチアキも結構人気だなぁ。
となるとやはり成長した内田や吉野が(ry
702名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 04:06:18 ID:u4Bg3vW0
「ほら。大きくなってきたぞ」
「な、なにが?」
「ふじおかの、おちんちんがだ」
「ちょっ! チアキちゃん! お、女の子が、そんなこと言っちゃダメだよ」
「かまわないよ。ふじおかが、私のことを女だと思ってくれてる証拠だから」
「う、いや、その」
「ふじおかはカナのことばっかりみて、私のことは妹みたいに思ってたんだろう」
「…」
「でも、今はこんなに興奮してくれてる。すごく嬉しいよ」
「あ、あの、その」

大学サッカー界でもそこそこ名を上げて
その甘いマスクでなにげに人気を集めちゃっている藤岡だが
いまだに夏奈への思いを捨てきれずに南家に入り浸っている彼はいまだにキスすらしたことのない完璧な童貞であり

そんなやりたいさかりであり純真バカな藤岡青年が
長女に似ていろんなところが発育しきりのふわふわヘアーの美少女に抱きつかれてしまったらそれはもう、どうなってしまうのかは
火を見るよりも明らかであり

たまたま帰ってこない女子大生夏奈と
千秋のお願いメールで今日は帰ってこないOL春香のいない南家は
つまり藤岡と千秋が翌朝まで二人っきりなわけであり



つづかない
703名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 06:38:42 ID:/pye4ymE
高校生にもなってくま相手に何してんだ…千秋(´;ω;`)
704名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 07:01:45 ID:xupu81Tt
こうして数カ月後には藤岡の名字が南に変わりましたとさ
めでたしめでたし




とにかくGJだ!
705名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 09:20:05 ID:o/7Pedyn
どうでもいいが、そろそろチマキの季節だな
706名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 11:53:38 ID:yChYTykZ
チアキ×マキか……斬新だなぁ…
707名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 12:15:24 ID:WdnVfByh
>>705
その法則で行くとみなみけは葉巻・柿・チマキになるわけで。

番長葉巻ッスか。マジパネェッスね。
708ティンときた:2009/04/27(月) 14:55:50 ID:WdnVfByh
>>706
マキ「…へ?だからその?」
ハルカ「んー、ちょっと今日の夜私用事でいないのよ。だからマキ泊まりに来ない?」
マキ「えーまぁいいけど、なんで?」
ハルカ「ちょっとねー。妹達、夜更かししちゃいそうだから、お目つけ役かな」
マキ「よーし了解だっ!」ビシッ


マキ「…とそんなわけでお泊まりに来たのよ」
カナ「おぉぅやるなハルカ…」
チアキ「じゃあ今日だけハルカ姉様代わりですか?」
マキ「そうよーチアキちゃーん。ハルカだと思っていいのよー」ナデナデ
チアキ「はい、マキ姉様」
マキ「いいなぁかわいいなぁ…」
カナ「私のことも妹だと思っていいよ?」
マキ「いや、なんかそれはちがう。なんか、うん」

マキ「そんなこんなでお風呂ね。誰から入る?」
カナ「じゃあ私が一番風呂させてもらうぞ!」
チマキ「「どうぞどうぞ」」ズイッ
カナ「お?おぅ、なら行って来るよ?」スタスタ
マキ「さてと、カナちゃんはお風呂長いの?」
チアキ「アイツはじっとしてられないから…10分くらいで上がったり…」
マキ「そかそか。じゃ次は誰が入るの?」
チアキ「私とハルカ姉様が、一緒に」
マキ「…一緒に?」

どうするマキ!

つづかない
709名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 22:37:23 ID:4EjZbNrf
続けろよ(w
710名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 23:08:12 ID:496QDPWs
まるでライフカードのCMみたいなオチだなw
どうするマキ!
711名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 23:09:21 ID:w0nm9IPX
速水さんのような自由人は藤岡のような真面目純情人間と相性が良いような気がする
でもトウマとチアキが黙っちゃいないか
712名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 23:41:43 ID:PREQ4Rko
保坂も純情真面目人間。
ただ、ズレているだけで。
713名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 23:45:59 ID:MZjYNce7
>>702
大学生にもなって彼氏でも無いのに家に通うとかもはやヘタレだぞ藤岡


>>711
本命はどうにも無関心で涙する藤岡が簡単に想像出来る。
714名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 00:05:56 ID:xupu81Tt
ここは春香お姉様が藤岡をいただけばいいんではないだろうか?
715名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 00:20:39 ID:AB2yEOug
哀れな内田と同じく報われない藤岡は想像しやすいな

てかホント藤岡は報われないな
4巻で、
「ハルカさんとチアキちゃんがどうしてるかとか、それくらいしか話題がない」
って言ってるけど、そりゃハルカとチアキの事ばっかり話してても仕方ないだろ
むしろカナに「藤岡の奴、もしかしてハルカ(チアキ)に気があるんじゃ・・・」
とか勘違いされてもしょうがないレベル
716名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 00:21:21 ID:VkFRhXHw
今こそくろおかが必要ということで、
くろおかシリーズがあったと思うんだが、どこかに補完されてる?
717名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 00:54:23 ID:OUyU+0i5
藤岡は根本的にカナとの付き合い方がわかってない感じ
子分というか舎弟というか、ああ見えてアキラの方がうまい付き合い方してるな
あいつならハルヒが相手でもうまくやれそう
718名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 00:58:43 ID:crUbgy9I
>>716
保管作業サボっててごめんなさい。
明後日から12連休なので、暇をみつけて保管しますorz


タケル「カナちゃん、どうしよう。うちの会社潰れそうだよ」
夏奈「そ、それを私に言われても、なぁ………」ポリポリ
719名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 02:01:03 ID:0h7rcU6p
>>718
ハルカ「カナ、おじさんも悩んでるんだから、たくあん食べながら話すのやめなさい…」
720名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 02:16:38 ID:yIBPjZl6
>>718
何でだろう…今までいろんな小ネタを見て来たけど
自分の中で今回のが最大級にヒットしてしまった
721名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 04:26:44 ID:H6JYutMX
カナと藤岡の恋愛話を妄想しながら読んでるのは、
俺だけじゃないよな?この二人に萌えるわ〜
722名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 04:42:38 ID:BjqxAFj3
死角からいきなり現れて藤岡を掻っ攫ってく千秋に萌えるぜ
723名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 13:53:36 ID:AB2yEOug
>>718
おお、楽しみに待ってます

>>722
その更に死角からトウマが(ry
724名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 16:54:36 ID:qStNUyJu
そのさらに死角からアツコが(ry
725名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 17:23:34 ID:vmxQOc56
死角広過ぎだろw
それもこれも前(カナ)しか見ていない藤岡のせいだ
背後にひしめきあっている影に気付かないとは・・罪な奴
726名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 19:31:16 ID:0h7rcU6p
>>725
そして話題にすら上がらないリコ
727名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 21:39:43 ID:AB2yEOug
藤岡への好意がハッキリ描写されてるのは
リコだけだというのに…人気無いのぅ
藤リコ作品の投下って今まであったっけ?
728名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:01:33 ID:gjtEqiuk
確かあったはず。5スレ目かその前後辺りに
729名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:54:43 ID:AB2yEOug
>>728
d
ちょうど保管されてない所だったのね
730名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 01:35:45 ID:N0pSuCDG
>>716
http://tv2ch.net/ ここ経由で見てきた。 藤岡・・・・・・氏ねとは言わん。
俺は貴様をぶっ殺す!  自分はレズ責めのほうが向いていると実感しますた。
個人的には三姉妹が藤岡を絞り尽くす話も見たいです。
731名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 03:00:13 ID:Onq7w1VA
とうとう家庭教師リコ先生フォルダが火を噴く時が来たようだな!
732 ◆yuRiYuRiyE :2009/04/29(水) 11:32:31 ID:JsclyQEU
>>731
わっふるわっふる!
733名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 23:20:06 ID:x4XsRehN
内田より不安な子再登場しないかなー
カナ軍団の柔道部と剣道部のエースの子も
734名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 00:08:26 ID:Tce8eAc1
>>733
剣道部の子名前あればな〜
「お前だっていっつも棒を振り回して」
「棒ではない」
のやりとり好きだ
735名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 02:08:40 ID:A+N5IN8R
夏奈「お前だっていっつも棒を振り回して」
藤岡「棒じゃないよ。(以下自粛
736名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 02:26:02 ID:2hIcq4FO
>>735
カナ「まったく、この暴れん棒め…私が鞘になってやらないといけないのかな…?」スッ
藤岡「あっ、み、南っ、アッー!」ビクンビクン


な展開になるんですね?
737名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 03:35:32 ID:uVRNJHPX
暴れん坊将軍ならぬ暴れん棒番長というわけですね
738名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 09:49:07 ID:En1892nR
じつは甘えん坊将軍
739チアキ×マコちゃん:2009/04/30(木) 12:54:22 ID:1+RwlRtD
投下がない今こそ、108つある書きかけで止めたSSを投下するとき!

「胸の事でお困りか?」
「……え?」
「胸の事でお困りか!!」
カナがリビングで居眠りをしていた午後3時、
いきなりの質問に?マークを浮かべるマコちゃんをチアキは部屋へ連れ込んだ。
そして部屋に入るともう一度カナが寝ているのを確かめ、そっとドアを閉める。

「マコちゃん、私は思うんだ。私たち二人の胸は内田にすら成長が劣っているんじゃないかと」
「いや、別にオレはそんなの気にならな――――んんっ!」
チアキはマコちゃんの口を手で塞ぎ、こくこくとうなずく。
「言わなくても分かってるよ。マコちゃんは中学生だもんな。さぞ辛いだろう」
「んぐぐ! んんーッ!! ……ぷはっ! もう、何す……え? ええっ!?」

突然慌て出すマコちゃんをよそに、チアキは目の前で上着を脱いで正座した。
「さぁ、マコちゃんも脱いで」
何が何だか分からないうちに出された脱衣命令に、マコちゃんはとりあえず抵抗をする。
もちろん目は大きく開いたまま……

「ま、待て、チアキ! 落ち着いて!」
「恥ずかしがる事は無いよ。私だってこんなに小さいんだから」
「な、ぁっ……!!」
自分の胸を揉みだすチアキを前に、マコちゃんは顔を真っ赤にして硬直し、
「まったく、世話のやける奴だ」
チアキはそう言って、固まっているマコちゃんの上着をちょちょいとはぎ取った。

「なるほど、これは私より重症かもしれないな……」
「あっ……ダメだって、チアキ、そんな……ッ」
少し頬を赤らめ、チアキがさっきまで自分にしていた様に胸を揉みだすと、
マコちゃんはその場で崩れるように倒れ込み、力無く足をジタバタさせている。

「こうやって刺激を与えれば、細胞が活性化して胸も大きくなるはずなんだ」
「そ、それなら、一人ですればいいんじゃないか……?」
「それは……」
このもっともな意見にチアキは一度マコちゃんから離れ、もう一度正座して座った。
そして先ほどより一段と顔を赤くし、真剣な顔でマコちゃんの目をじっと見つめる。

「手でマッサージなら毎日している。しかしそれじゃダメなんだ」
「じゃあどうすれば――」
「もっと刺激が必要だと思うんだ。例えば……その、」
「……?」
話しの途中で口ごもったチアキは、
心の準備をするように一度大きく深呼吸をし、覚悟を決めて再び口を開く。

「ちょっと私の胸を……その、口で愛撫してくれないか?」
「口で愛撫?」
「だから……舐めたりとか吸ったりとか……そう言う事だ」
「えっ……えええぇぇぇ!?」

この日一番のリアクションで後ずさりするマコちゃん。
フォローのつもりなのかチアキは、
「だ、大丈夫だ。私もちゃんとするから。……なんなら先にするか?」
そう言って迫り寄った。

あっという間に壁際へと追いやられるマコちゃん。そして――
「じゃあ……舐めるから」
「チアキ、ちょ、ちょっと待っ――――」
「はむっ……んっ、ちゅ……」
「わっ……わああぁぁぁ!!!!! …………あっ、」
740名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:58:13 ID:1+RwlRtD
内容から察するにアニメで見て勢いで書き始めたはいいが、途中で他の何かに意識が行ってしまった。
そんな感じマコちゃん可愛いよマコちゃん
741名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 15:00:14 ID:2FQvPtQ7
どっかの馬鹿野郎のとばっちりで規制くらって投下できない俺ガイル
ここって避難所あったっけ?
742名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 15:28:34 ID:/viiiC/D
>>1にも避難所らしきところはないな

春香「作ったほうがいいかも知れないわね」
千秋「ですが春香姉さま。 下手に作っても管理がずさんならばおかしな広告でいっぱいになってしまいます」
夏奈「このスレのやつらなら心配することはないと思うよ。 なんなら本スレに投下しずらいネタの投下所として使ってもいいし」
春香「でもそれだと保管庫の人がもっと苦労することになるわ」
千秋「難しいですね・・・・・・」
743名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 19:53:12 ID:2hIcq4FO
>>742
そういうおかしな広告や荒らしの書き込みをネタに組み込みたくなっちゃう病の俺ソニックブーム

オナ禁2日目〜3日目辺りのせいか、なんかすげー無気力…なんぞこれ
744名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 23:05:25 ID:DRomdpkL
>>740
ワッフルワッフル
745新保管庫”管理”人:2009/05/01(金) 01:26:23 ID:B8I/nbpK
>>741
ここ使って下さい。
ttp://www37.atwiki.jp/coharu/330.html

広告欄下のメニューから[このページを編集する]→[SSをコピペ]→[プレビュー]で確認→[ページ保存]
→このスレに上記のURLを貼る。


らき☆すたスレみたいに、連続投下出来ない時は先に保管庫に投下してからURLを貼る
……という手を使えばみんな幸せになれると思うんですが、
私が毎日チェック出来ない状態で制限解除するのはちょっとアレなんですよねぇ…。

あと、保管作業ですがGW中に何とか完了しようと努力致します。遅くてすみません。
746名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 04:07:36 ID:HVx3G3DL
>>745
管理人さんいつも乙です
保管作業無理しない程度にガンバってください
747名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 17:57:40 ID:FtwiXrfC
精力付きまくった藤岡が
作中関わった全女性(&まこちゃん)と乱交する短編が見たい
748名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 21:23:10 ID:mRq3H7Pl
>>747
そんなシチュは長編必至。
749名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 23:27:54 ID:HVx3G3DL
そのシチュだとヒトミと速水先輩ハブられて涙目
本編での絡み無いよね?
750名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 00:16:55 ID:+lGXrJmf
速水さんが藤岡をお持ち帰りすれば問題ない
てかああいう男子をからかうの好きそうだし
751名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 00:43:18 ID:WkT/9QHL
細目ビッチとか大好物ですよ。ええ。
752名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 14:14:49 ID:SYoA6E3A
本当はさびしがりやで保坂への好意も屈折した春香へのちょっかい掛ける方向に
仕向けるという形でしか表現できない女の子なんですけどね。
753名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 15:33:54 ID:+lGXrJmf
>>752
そんな設定なのか?
原作見てないから知らなかった
754名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 17:24:53 ID:NhInxSg7
落ち着け、妄想だ

ただその妄想には大賛成だ
755名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 19:21:24 ID:rWgkGKOP
>>752
速水「あ、ほさか…話しかけたいけど、話題が…」
速水「ね、ねぇほさかー」
保坂「ん?どうした速水」
速水「あ、のねー…えっと…ハルカちゃんって力が結構強いのよ」
保坂「何ィっ!そうなのか…いやしかし、2児を育てるのは並の力ではできないのか…さすが南ハルカだっ!」
速水「そうなのかなー?(はぁ…またハルカちゃんの話題…私ハルカちゃんの事しか話題ないのかな…)」

とかいうことかね
756名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 19:25:17 ID:WkT/9QHL
>>755
まんま女版藤岡じゃないかw
>>715的に考えて
757名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 19:37:41 ID:+lGXrJmf
>>754
なんだ妄想だったのか…よかった
速水さんは誰にも恋愛感情持ってない気がする、あくまで遊びって感じで
758名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 00:02:10 ID:rWgkGKOP
>>756
藤岡「ハルカさんとチアキちゃんしか…」
速水「ハルカちゃんしか…」

「「話題がなーい!!!」」


後の「話題ナイーズ」結成の瞬間である
759名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 00:38:49 ID:RD7ueBDP
速水→保坂なんて本編見てれば微塵も可能性を感じられないカプだけどね
まぁエロパロでそんな事を言うのは不粋か
760名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 02:00:48 ID:oXOCoAJK
友達レベルの好意しかないのが原作の領域
そこから好意を恋人レベルに持って行くのがエロパロの領域
という事か
761名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 02:45:55 ID:RvPg4qYD
>>760
例え会ったことが無かろうと
例えお互い嫌い合う関係であろうと
どうにかこうにかして話にする
それが二次創作の楽しさだと思っている。

という訳で個人的には速水と保坂は普通に有り得ると思う訳だ。
藤岡とマキですら有り得ちゃったんだしね。
762新保管庫”管理”人:2009/05/03(日) 03:39:02 ID:h/RMl/Jl
どうも、新保管庫の管理人です。
何とか旧保管庫に追いつきましたよ。
(ぶつ切り氏の編集がまだ終わってませんが……。)

ついでに5スレ目の分別作業をやったらこんな時間になってしまったorz
すぐ終わると思ってやったんだけど、日が出てからやれば良かったorz


あと、吉野分がかなり不足している模様です。
誰か投下………あ、私が投下すればいいんですね。もうしばしお待ちを。
763名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 05:02:01 ID:K9IXjiAA
くるくる氏いつも乙ー
せっかくの休みにご奉仕ありがとう
764名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 10:06:53 ID:oXOCoAJK
乙!乙です!
吉野嬢楽しみにしてます
765名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 14:02:36 ID:V3P7Bld4
速水と保坂は好意無いけどフラグだけ立ってるパターンだな
妄想に持ってくには簡単だ
766名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 00:56:41 ID:irkizm/f
フラグ立ってないだろ
767名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 01:01:32 ID:c9iMZ1Al
保管庫、昔の作品にも感想が付けられるしいいですな。
768名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 01:26:14 ID:Ww7wVV7K
「くろおか」に登場する藤岡の黒っぷりは異常w
メルトの次に気に入った。
769名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 03:24:19 ID:NSGhpJII
くろおかがチアキの健気な愛に打たれて改心し
しろおかとしてチアキといちゃいちゃラブラブすればいいよ
770名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 06:43:23 ID:YZIlyXZN
くろおかとしろおか・・・
どうしてもアニメの悪魔藤岡と天使藤岡を連想してしまう

ここはまさかの悪魔藤岡×天使千秋もしくは悪魔千秋×天使藤岡を
どなたかに書いていただきたい
771名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 11:25:13 ID:irkizm/f
>>770
後者が見たい!
772名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 13:21:26 ID:mcCloJSn
>>770
天使藤岡っていつも通りの藤岡じゃね?
悪魔チアキは…カナに対する状態じゃね?

…あれ?いつも通り?
773名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 14:17:26 ID:riCTbAgi
>>770
そして春香姉さまは保坂との愛に目覚め、
夏奈は路頭に迷ってアキラとかとくっついちゃうんですね、わかります。
774名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 14:18:14 ID:riCTbAgi
>>770×
>>769
775名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 14:22:13 ID:YZIlyXZN
>>772
では悪魔×悪魔による濃厚でハードなHを目の前で見せつけられて
赤面してモジモジしてしまいながらも、お互いをチラ見してしまう天使コンビ
というシチュエーションはどうか
776名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 15:56:42 ID:Ww7wVV7K
>>771
つ【メルト】
777名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 18:50:09 ID:dORkh1v5
>>762
そりゃもういつもご苦労様です。
一度にする投稿の短さと、小刻みに連投しすぎて殺意すら抱かれてるかも知れませんが
応援してます。すみません。生まれてきてすみません。

おんせんアフターのカナ可愛いよカナ
778名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 22:34:43 ID:c9iMZ1Al
迷惑と分かっているならある程度まとまってから投下すればいいのに。
779マコト×春香:2009/05/05(火) 02:49:06 ID:BnYcYe+t
初投稿です。マコト×春香です。
マコトがちょっと…と言う感じになってしまいました。
780マコト×春香(1):2009/05/05(火) 02:50:05 ID:BnYcYe+t
夏奈と千秋は買い物に出かけていて春香さんと二人きり。
オレは春香さんが入れてくれたお茶をすする。
「おいしいです、春香さん」
「そう?良かった」
と春香さんが微笑む。
そしてオレがお茶を飲み終えると春香さんが話しかけてきた。
「マコちゃん、お願いがあるんだけど……」
「なんですか?春香さん」
「実はね、またブラが合わなくなってきて……」
思わず固まってしまった。
「ちょっと測ってくれないかな?」
「え…ぁ…」
ど、どうしよう!測りかたなんてわかんないよ!
それに春香さんの胸を見るなんて!
「ダメ?」
手を合わせてお願いされる。
「あの…測り方とかわかんないですけど……」
「大丈夫、メジャーで測るだけだから」
なら、大丈夫なのかな……
「はい……」
直接見る訳じゃないからいいよな……
「良かった、じゃあ私の部屋に来て」
立ち上がって春香さんの後ろに付いて行く。
なんか…とんでもない事になっちゃったな……
781マコト×春香(2):2009/05/05(火) 02:50:48 ID:BnYcYe+t
部屋に着くと、春香さんはすぐに服を脱いでブラだけになる。
顔が熱くなっていくのが自分でもわかる。
「ど、どうすればいいんですか?」
なるべく胸を見ないようにして訊く。
「えっとね……まずこれを持って……」
と言ってメジャーを取り出してオレに渡す。
「胸の一番大きいところで測るのよ」
オレは言う通りにメジャーを春香さんの胸に巻く。
勿論なるべく肌に当たらないように。
「で、出来ました」
「じゃあ、どのぐらいか見て?」
えぇ!?じゃあ、どうしても胸を見なくちゃいけないじゃないか!
仕方なく胸に顔を近づけて目盛りを見る。
もう頭の中が爆発しそう……
「えっと……○cmです」
オレは測り終わるとすぐに顔を離した。
もう天国にいるような気分だ。
「ありがとう、マコちゃん」
「ぁ…は、ハイ…どういたしまして…」
と返事はするものの、さっきの光景が頭から離れない……
白だったな……
「…ちゃん、マコちゃん?」
気がつくとすぐそこに春香さんの顔があった。
「うわぁ!ど、どうしたんですか、春香さん!?」
「ついでにもう一つ、測って欲しいんだけど……」
胸よりはマシだろうと、OKを出す。
「いいですよ、どこですか?」
「ありがとう、よろしくね。測り方はさっきと一緒だから」
さっきと一緒?胸以外に巻き付けて測る場所?
……!いや、流石に……
と思いながら春香さんの方を見るとスカートを脱いでいた。
782マコト×春香(3):2009/05/05(火) 02:51:22 ID:BnYcYe+t
「えぁ!ハ、春香さん!?」
「どうしたの?」
「も、もしかして、測る場所って……」
「ちょっとショーツも小さいのよね……」
ずっと見ないようにしてきたけど、もう無理だった。
「うぁ…ぅ…」
自分の腰が急に熱くなって思わず屈み込む。
すると春香さんが駆け寄ってきた。
勿論、下着姿で。
「どうしたの?立てる?」
頷きながら立ち上がろうとして異変に気がつく。
やばい!このままじゃオレが男だってバレる!
前を手で隠しながら立ち上がる。
腰は伸ばせない。
「大丈夫?お腹が痛いならちょっと見せて?」
春香さんに悪気はないのだろう。
が、見せる訳にはいかない!
「だ、大丈夫です。す、少し休めば……」
ヤバイ!興奮で息が……
「とにかく、手をどけて?苦しそうよ?」
と言ってオレの手をどけようとする。
抗おうとしたが力が入らない。
あっさりと手を退かされてしまった。
「!!!」
春香さんがびっくりする。
オレは自分の股間を見てみた。
するとスカートの真ん中がポコッと出ている。
もう誤魔化せない。
「ご、ごめんなさい!実はオレ…」
と言いかけると口がいきなり塞がれた。
783マコト×春香(4):2009/05/05(火) 02:52:06 ID:BnYcYe+t
オレの口を塞いだのは春香さんの唇だった。
離れると春香さんが
「なにも言わなくていいのよ。私にも責任があるんだし」
と言った。
何も考えられず、頷くだけになってしまう。
「とりあえず、ここに座って?」
春香さんは自分のベッドを叩きながら言う。
オレはゆっくりとベッドに座った。
「責任は取るから…ね?」
春香さんはそう言うとオレのスカートを脱がせた。
「ハ、春香さん!?何を……」
と言ってる間にオレのパンツは脱がされ、性器が向き出しになった。
そして次の瞬間には春香さんの口の中に入っていた。
「うぁ…ぅ…ハ、春香さ……」
刺激に耐え切れず春香さんの頭に手を置いた、その時。
射精してしまった。
春香さんは口の中に射精されたものを全て飲み込み口を離した。
「春香…さん…」
「私だけ見せないのもズルイね。」
と言ってブラとショーツを脱いだ。
全裸の春香さんを見て、またオレの性器は元気を取り戻した。
「元気ね。最後まで、やろっか。」
オレは頷くしかなかった。
784マコト×春香(5):2009/05/05(火) 02:52:40 ID:BnYcYe+t
オレはベッドに横になると春香さんがまたがってきた。
「じゃ、いくね…」
頷くとオレの性器に向かって腰を下ろし始めた。
先っぽが入ると春香さんは一気に下ろした。
「あぁん!」
春香さんが声を上げる。
しばらく動かなかった。
オレは自分が動かしたらどうなるんだろう、とちょっと腰を突き上げてみた。
すると
「ひゃあんっ!」
春香さんがまた声を上げた。
「ご、ゴメンなさい!」
「ううん、大丈夫よ、気持ち良かっただけだから……」
今のようにすれば気持ちいいのかと思い、どんどん腰を突き上げる。
すると春香さんは喘ぎはじめた。
「はっ…あんっ…あ!」
オレも気持ちいい。
だから腰をどんどん動かす。
「ひゃ…あぅ…あぁ!」
オレもなんか変な気持ちだ。
「あぅ…ああっ…はっ…ああああぁっ!」
「うぁあ!」
春香さんとオレは同時に果てた。
785マコト×春香(6):2009/05/05(火) 02:53:26 ID:BnYcYe+t
後日、みなみけを尋ねるとまた春香さん一人だった。
オレを見ると笑って手招きした。
ついて行くとそこは春香さんの部屋だった。
……みなみけに来るのが楽しくなった。
786マコト×春香:2009/05/05(火) 02:53:55 ID:BnYcYe+t
終わりです。
なんか色々とすいませんでした。
787名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 03:22:02 ID:g6lZKijs
>>786
うむ、確かにな。
らっきぃなシチュ。
やっぱりマコトか。
まったく…ありきたりだ。
この野郎。
とはいえいいじゃないか。
しかしこれで初?
いや恐ろしい才気…続きはまだかね?


>>775
何そのフォーオブアカインド。書きたいけれど淫乱黒チアキとか書いたら俺の大事な何かが壊れそう。
具体的には内田や吉野を始めとしたヒエラルキーの崩壊とか。
見たい人が結構多いんなら、考えるのもありか…?
788名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 03:49:06 ID:UyzIZrkQ
>>786
初めてらしいけどGJ!
今後にも期待してます

>>787
縦w

まぁ悪魔千秋もしょせんは千秋の脳内人物なんだから、
おかしなことについてはあまり知らないんじゃないかと
この理屈でいくと天使藤岡は実はムッツリという事になるけとw
とはいえ淫乱黒チアキ是非読んでみたいので御一考をお願いします
789名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 08:51:58 ID:GUuS+Bc5
>>786
はつ書きでマコト×ハルカに目を付けた辺りに激しくロマンを感じた
みごとに自分のツボを分かってらっしゃる!


790名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 09:09:50 ID:fHGoCbPY
縦読み途中で投げ出すなよw
791786:2009/05/05(火) 09:24:00 ID:4oMkBL2H
気分が乗っていたので書いてみました。
二つ目になります。藤岡×千秋です。
まだ途中なので明日の昼ぐらいまでには仕上げたいと思います。
792藤岡×千秋(1):2009/05/05(火) 09:24:37 ID:4oMkBL2H
ある日のみなみけ――
ピンポーン
「お邪魔しまーす。」
藤岡はいつものようにみなみけに遊びに行った。
いつもと違うのは家にいたのが千秋だけということだ。
「あ、藤岡」
千秋はいつものように藤岡を座らせその上に座る。
これもいつもの風景だった。
しかし二人の心の中はかなり揺れていた。
793藤岡×千秋(2):2009/05/05(火) 09:25:02 ID:4oMkBL2H
『犯っちゃえよ、今日は誰もいないんだし』
悪魔藤岡が言った。
『大丈夫だって。どうせばれないんだから。』
『絶対駄目だ!そんなこと千秋ちゃんは喜ばない!』
反論しているのは天使藤岡だった。
『お前、他の誰かに千秋ちゃんの初めてを奪われていいわけ?』
『そ、そんなのは駄目だ!』
『じゃあ犯っちまえよ』
悪魔藤岡に押されている天使藤岡。
『で、でも……』
『千秋ちゃんからOKがでたらいいのか?』
と悪魔藤岡は意地悪く訊いてくる。
『それは……千秋ちゃんの意志を優先する……』
『そんなこと言いながら自分も犯りたいだけじゃん。』
『一言も言ってない!』
『わかったわかった。でもOKがでたら俺は遠慮しないぜ』
と言って悪魔藤岡は高笑いした。
794藤岡×千秋(3):2009/05/05(火) 09:25:29 ID:4oMkBL2H
『藤岡に頼めば?初めてを奪ってくださいって』
『藤岡は優しいからしません!』
千秋の心のなかもまた、悪魔と天使が戦っていた。
『じゃあ、いつまで処女でいるつもりだい?私やだよ、そんなの』
『きっと将来素敵な人が来ます!』
『そんなこと言って、道端でレ○プとかされたら人生終わりだよ?』
濃い話しに思わず天使千秋が叫んだ。
『そんなこと絶対にありません!』
『人生に絶対はないのよ?そんな事が起こる前に藤岡に犯ってもらえば?』
『藤岡はそんな人じゃありません!』
天使千秋が真っ赤になって反論しているのに対し、悪魔千秋は涼しい顔だ。
『そんなのわかんないよ?前だって座ってたときに勃起してたじゃん。』
その時のことを思い出したのか天使千秋は更に真っ赤になった。
『それは……男だから仕方ない……』
『男なんてそんなもんさ。どーせあんただって犯りたいんでしょ?』
意地悪く悪魔千秋は訊いてくる。
『……藤岡がいいなら……私は……』
『ほーら、結局あんたも藤岡と犯りたいんじゃん』
『そんなこと一言も言ってません!』
『わかったわかった。でもOKがでたらその時は……』
悪魔千秋はフフフッと笑った。
795786:2009/05/05(火) 09:26:48 ID:4oMkBL2H
頑張って明日までに仕上げます。
796名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 12:20:04 ID:D+JlbM/t
>>794
キタコレ!
藤岡×チアキは大好物なんだぜ
続きwktk
797名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 12:22:08 ID:GUuS+Bc5
ああん!何と言う寸止め!!
798名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 17:06:21 ID:R+M8cSHU
藤岡と千秋の心の中の天使と悪魔、完全に同じで面白かったです。
完璧に両想いとなると続きが楽しみでしょうがない!
799名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 19:38:26 ID:g6lZKijs
>>795
どうやら俺は考えなくて済みそうですね(・∀・)ニヤニヤ

それはそうと、ふじまきの続きまだー?
800786:2009/05/06(水) 00:22:30 ID:OxfsTg1d
できたので投下します。
801藤岡×千秋(4):2009/05/06(水) 00:23:23 ID:OxfsTg1d
「「き、訊きたい事がっ……」」
しばらく沈黙がの時間が流れ、藤岡が先に口を開いた。
「千秋ちゃん先にどうぞ、そんなに大事な事じゃないから」
「私だってそうだ。藤岡から先に言え」
また二人は口を閉じてしまった。
藤岡の話しが気になるのか千秋は腰を少し揺らしはじめた。
するとそれが丁度良い刺激になっているのか藤岡の息子が少しずつ起きはじめた。
なんとかごまかそうと藤岡はポケットに手を入れて抑えつける。
しかし少し遅かった。
千秋はその少しの異変に気付いていた。
だからわざと藤岡の息子を刺激できるように深く座りなおした。
そんな攻防が続き、藤岡は自制ができないようになっていた。
手を千秋の胸に伸ばし、揉んでいく。
「あぅ…」
それでも千秋は腰を揺らすのを止めない。
藤岡は服の中に手を入れ、直に揉んでいった。
そして胸の頂点に辿り着き、軽くつまむ。
「ふぁ…はっ…」
腰を揺らすのを止め、潤んだ目で藤岡を見上げる。
その姿に藤岡は
「ゴメン、千秋ちゃん。もう我慢できない」
と言った。
千秋は頷き、立ち上がった。
どうやら部屋でするらしい。
藤岡も立ち上がりついて行った。
802藤岡×千秋(5):2009/05/06(水) 00:24:12 ID:OxfsTg1d
部屋に着くと千秋と藤岡は服を全て脱ぎ、ベッドに潜りこんだ。
「じゃ、いくよ?」
と言うと千秋は頷いた。
藤岡はゆっくりと千秋の入り口を広げていった。
「んぁ…ぅ…」
「大丈夫?痛くない?」
藤岡が訊くと頷いた。
どうやらそこまで痛くなかったらしい。
「じゃ、動かすよ?」
と言って藤岡は腰をゆっくりと動かし始めた。
「はっ…ぁん…」
腰のスピードも少しずつ上がっていき、そして
「うぁあ……あああぁ!」
同時に達した。
しばらくして
「なぁ藤岡」
「なに?千秋ちゃん」
「大好きだ」
「俺も」
と言い合った。
803藤岡×千秋(6):2009/05/06(水) 00:25:39 ID:OxfsTg1d
そのとき悪魔と天使は―
『おら、どうだ俺の息子の味は!』
『はん…いいよぉ、もっと!』
悪魔藤岡と悪魔千秋が交わっていた。
二人の性行為は激しかった。
そんな様子を見ながら天使藤岡と天使千秋は自分を慰めていた。
804786:2009/05/06(水) 00:27:03 ID:OxfsTg1d
終了です。
やっぱり文才は俺にはない……
805名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 02:36:53 ID:aT6Iwu3U
>>804
文才に限らず、才気とは一部を除き相対的なものさ。
つまり、文才があるかないかは俺とかが決める物じゃないか

マジな話、未熟な読み手である以上、文才は語れん。俺一人が断言するものじゃないし。でも好きよこんなの
だが、速度は間違いなくあるよね。創作意欲に富んだ、しんしんきえーの作家って感じで
806名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 10:03:30 ID:qVkizh1F
>>804に声援を送りたいが、自分も偉そうなことはいえない。
ただ、才能よりも修練だよ、が一点。
あとは、今少し描写をていねいに心掛ける点じゃないかな。
前振りはすごく期待させてくれたのに、本番の描写があっさりだったかと。
ぜひリトライを!
807名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 20:22:06 ID:MdyvmoZp
>>804
GJ!
天使と悪魔の話題を振った身としては
作品として形にしてくれただけで満足
808藤岡×チアキ:2009/05/07(木) 00:24:56 ID:FlOE78ji
「藤岡、こっち」
「うん。じゃあお邪魔して――」
ハァ……やっぱり藤岡の足の間は落ち着くな。
この足が私の腕置きに丁度よくて、藤岡の身体は私の背もたれだ。
そして何よりこうしてる間は藤岡を独り占めできるから……
でも待てよ、良く考えてみると藤岡はどんな気分で私のイスになってるんだ?
もしかして迷惑とか思われてたりして――

「なぁ藤岡」
「ん? どうしたのチアキちゃん?」
「藤岡は私にいつもこうされて嫌だったりしないのか?」
私の質問に少し首をかしげて不思議そうな顔をする藤岡。
ちょっといきなりすぎたのか……いや、それともまさか本当に迷惑だったのか!?
私は思わず息をのんで藤岡の答えを待っていた。

「あははっ、どうしたの急に? 全然嫌なんかじゃないよ」
「ほ、本当か?」
「もちろん。むしろこんな可愛い子とこうしていられて幸せだよ♪」
藤岡はそう言って、笑いながら私の頭をなで始めた。
まったく、藤岡め……なんだかんだで私にメロメロじゃないか。
よし、しかたない。炭酸でも入れてきてやるとするか。

「藤岡、私の炭酸を分けてやるからちょっと待ってろ」
私はそう言ってリビングを後にしたのだった。
809藤岡×トウマ:2009/05/07(木) 00:25:28 ID:FlOE78ji
おっ! チアキのやつ、やっと藤岡の前からいなくなったな!
「なぁ藤岡、昨日のサッカーの試合なんだけどさ!」
「うわっ! こらトウマ、いきなりもたれかかるなって言ってるだろ?」
「平気平気! 藤岡は毎日朝練で鍛えてんだろ?」
って言うか、さっさとこの場所取っちゃわないとチアキに取られちゃうし。
それにしても藤岡の体ってかたいなぁ。オレだって男だったらこれくらい――
でもまぁ女だから……なんていうか、チャンスもある訳だし……

「そう言えば朝練で思い出したけど、今度メニューを増やそうと思ってるんだよ」
「は、はあぁ!? 今でもこんなにキツイのにか!?」
「そうやって弱音ばかりはいてるから筋肉がつかないんだぞ?」
いや、それは単純に男女の差と思うけど。でもそんなこと言えないし……
まいったなぁ。今でも付いて行くのが精いっぱいなのに。

「ほら見ろ。まだ全然胸の脂肪が減ってないじゃないか!」
「へ? って、うわぁっ! バカ、手を離せってば!!」
「ん? トウマ、むしろ脂肪が増えてないか? ちゃんと練習してるのか?」
脂肪が増えてるって、そりゃ……最近はちょっと大きくなったみたいだけど……
でも、それはほんの少しで、だからちょっとやそっとじゃ分からなくて、
でもでもそれが藤岡に分かったって事は、藤岡はそんな細かい事が分かるくらいに、
藤岡は、オレの胸を、細かい事が分かるくらい、揉んで、胸を――――
そうだ、もう結婚しよう! 藤岡と! それしかない!!
……って、藤岡はオレの事男と思ってるんだった!

「う、うわあぁぁぁ!! これじゃオレお嫁にいけないよー!!」
「ト、トウマ!? 男なら婿だろ?」
オレはそのままリビングを飛び出したのでした。
810藤岡×マキ:2009/05/07(木) 00:26:01 ID:FlOE78ji
むむっ、ようやくチビちゃん達二人がいなくなったわね!
「ちょっとちょっと、えーっと……藤岡くんだっけ?」
「ハァ……と言うかいい加減名前覚えてください」
「まぁまぁ、細かい事は気にしなさんなって!」

それにしても改めて見ると可愛い顔してるわねぇ♪
でも多分カナちゃんが好きなんだよねぇ……
いやいや、でも一人の女として私にも十分チャンスはあるはず!
私、どっちかと言うとカナちゃんサイドの人間だし!!
「ねぇ! キミはまだカナちゃんの事が好きなのかい?」
「ハッ、はい!? な、ななな、何を急に良ん出すんですか!!」

おうおう、慌てちゃって。まったくかわいいなぁ。
そう言う顔されると私だってもっといじわるしたくなっちゃうじゃない♪
「これからチアキちゃんがジュース持ってきてくれるのよね?」
「そうですけど……?」
「それってやっぱりカナちゃんも使ってるのかなぁ? もしそうなら間接キスかしら?」
「!!」

いやいや、洗ってるんだから間接キスも何も無いんだけどね。
ハァ……やっぱり良い表情するわねぇ♪ 顔真っ赤にしちゃって……
でもこれってカナちゃん限定なのかしら? もし他の女の子だったらどうなるのかな?
……よし!
「あー、藤岡くん。なんなら私の飲みさしジュースを飲むかい?」
「え、ええぇぇ!? 飲みさしってそれ、ペットボトルじゃないですか……」
「うん。間接キスだね」
「だ、だだ、ダメです!! ぜったいそんなのダメです!!」

およ? なんだかカナちゃんの時より慌ててない?
……ハッ! そうか、私はカナちゃんと同じサイドの人間。
そしてそれにプラス大人の魅力があったんだった! つまりカナちゃん+α!!
どうしよう、まだいたいけな少年を知らず知らずのうちに誘惑していたなんて!
じゃあ藤岡くんが好きな人ってまさか私!? だからカナちゃんが好きか聞かれて困ってたの!?
「あ、あの、どうしたんですか? 顔が真っ赤ですよ?」
「へ!? ご、ごめん! あっ、私、よ、よよ、用事を思い出したから!」
私はそのままリビングを飛び出したのでした。
811藤岡×アツコ:2009/05/07(木) 00:27:26 ID:FlOE78ji
「あれ? マキ何処へ行っちゃったのかな?」
トイレから私が戻ると、そこにはマキの姿がなくて
顔を赤くした藤岡くんと、なんだかちょっぴり変な空気が……
「あ、あの、えっと……藤岡くん、マキ何処へ行ったかしらないかな?」
「なんだか変な空気を残して、たった今部屋を飛び出しちゃいましたけど……」
ああ、やっぱりマキが変な空気にしちゃったんだ。もう、マキったら仕方ないなぁ。

「ごめんね。マキが変な事しなかったかな……?」
「いえ、まぁ……変な事はされたと言えばされましたけど……未遂って言うか……」
へ? 変な事された? 未遂?
って事は、藤岡くんはマキに変な事されそうになったのかな?
変な事ってなんなのかな。ちょっと気になっちゃうな……
部屋のおかしな空気。そして顔を赤くした藤岡くん。変な事をされそうに――
……あッ!!
「もしかして、部屋で恥ずかしくなるような事をされそうになったとか……」
「!!」
そ、そうなんだ。すごく驚いてたみたいだし……
えっと、マキは藤岡くんを誘惑して、でもそれは未遂で……
私が部屋に戻る直前にマキは部屋を飛び出して――――

つまり、マキは藤岡くんにおかしな事をしようとしたけど、私が戻ってきたから慌てて逃げたのかな?
でも藤岡くんって確かカナちゃんが好きなんじゃ……? 違ったの?
「あの、変な事聞くけど……藤岡くんはマキの事好きなのかな?」
「ええ!? いえ、嫌いではないですけど……好きとかそう言う恋愛感情は特に……」
じゃ、じゃあ特別好きじゃないのにマキとおかしな事をしようとしたの?
誰でも良いってことなのかな?
こんなに真面目そうなのに……でも思春期の男の子ってそんな感じなのかな……?

「あの……、先輩?」
ど、どうしよう。マキがいなくなって、次は私とおかしな事をするつもりだったら……
藤岡くんは可愛いし……実は好きだったりするけど……
でも、でも、ここはハルカの家だし! それに私、まだ心の準備が――
「ご、ごめんなさい! 少し考えさせてくれるかな……!」
「え、ええ!?」
私はそう言い残して部屋を飛び出したのでした。





「ただいまぁー。……あら? 藤岡くんだけ?」
「はい、なんだか皆様子が変で……」
「あっ、でももうすぐカナやチアキのお友達と、速水先輩や後輩のヒトミも来るから賑やかになるわよ♪」

以下、速水先輩とか吉野とか内田とかケイコとかリコとかヒトミとか色々ループ
812名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 03:01:44 ID:B4jgsO0k
>>811
賢者タイムだからだろうか…藤岡がちょっとだけ憎い
全キャラとか…あなたが創造神か
813名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 04:06:08 ID:uREmA8Zq
>>811
GJ!!
読む前、名前欄だけ見て連続投下かと思ったw
みんなからちょっとづつ好かれてるとか大好物なシチュすぐる
少女漫画の主人公の男女が逆になった感じ
ハーレムの2歩手前くらいの距離感が良いです
814名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 07:32:36 ID:xE8Lw8PA
>>813
それでもフラグの中にカナの名前が無い辺りが藤岡クオリティ
815名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 09:05:45 ID:/yvJMzHe
(´_`)。oO(投票するならフジマキかな)
816名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 09:41:06 ID:fvqxxq7K
GJ
千秋と冬馬可愛い杉ワロタ
817名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 15:52:03 ID:okqiuPmS
チアキが藤岡の前から居なくなるのをわざわざ待ってるトウマ・・
実に控えめというか、いじらしくてイイ!
818名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 15:56:35 ID:uREmA8Zq
今気づいたが、マキにトウマのおっぱいもみもみしてるとこ
見られてなくて本当良かったな、藤岡ww
819ふじまき?:2009/05/07(木) 17:56:25 ID:/yvJMzHe
ふ「あの……なんで俺を椅子にしてるんすか」
マ「いいじゃないか。チアキちゃんとそんなにサイズ変わらないぞ」
ふ「そんな自虐……じゃなくてですね」
マ「いいじゃんかー(もぞもぞもぞもぞ)」
ふ「あ、あの、動かれると(モコーリ)」
マ「ほら、遠慮せずに、体に手を回して」
ふ「あ、あわわわあわ(ばたっ@鼻血)」


つづかない
820名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:19:25 ID:x9TjCU6R
まさかの藤マキブーム到来か?

アツ藤も好きだけど期待しておく!
821名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 00:36:56 ID:vyDbw+DP
>>819
マキはトウマが女だって知ってるんだっけ? 
知ってたら藤岡は小学生女子のおっぱいもみもみする変態
知らなかったら、小学生男子のおっぱいもみもみするド変態
として社会的に死ぬところだった 藤岡危機一髪

822久留里:2009/05/08(金) 01:06:11 ID:BMsQJDmg
皆さんGJです。
実家でカーチャンが隣でTV観てる横で
ニヤニヤさせてもらいやしたよこの野郎

『サルビア』

秋「藤岡、それでな…」
藤「あはは」

吉(いいなぁ。私も座ってみたい……)
夏「ヨーシ、吉野、いっそのこと藤岡の上に乗っちゃえ‼」
吉「乗る?」
夏「そう! ベッドの上で!!」
吉「? (何でベッドの上?)」
夏「あ…お前じゃまだ早いか…」
吉「??」
夏「何せ相手は番長だからな。入れようにも入らないか」
吉「さっきから何の話をして……」
夏「私の時も大変だったからなぁ。タケルの奴、激し過ぎなんだよ」
吉 (カナちゃん、やっぱりあの日から変になた様な気がする……)

オチが無い上にgdgdだけど、
取り敢えず次の予告というコトで……orz
823 ◆yuRiYuRiyE :2009/05/08(金) 01:49:08 ID:787aN3Nq
>>820
一大ムーヴメントになるほどの物じゃ無かった気がするんだが…恐ろしい子!
これは、あれか。
第2部で自然消滅しかけてるふじマキの続きを書けとな。

今俺の興味はアブソルとメイドイン俺なんだけど。
824名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 02:13:51 ID:eAy3t2aN
>>822
藤吉楽しみです
個人的には侵入者の続きも楽しみだったりしますが

>>823
自然消滅なんてもったいない!
マキはやればできる子
825小ネタその1:2009/05/08(金) 02:43:34 ID:787aN3Nq
マキ「ハルカー?あれ?いないのー?」キョロキョロ
カナ「ん?ハルカならさっきまで居たけど、出かけたのは見かけなかったな…」
マキ「むぅ。退屈ねー…そんなときは!…藤岡くーんおいでー」
藤岡「へ?え、と、何か…」
マキ「てりゃっ」ガシッ
藤岡「うぇ!?あ、頭を掴まないでくださいよー!」
マキ「なかなかよいグリップ…むぉ!?」ガシッ
ハルカ「マキー?何してるのかしらー?…あら案外持ちやすい…きゃ!」ガシッ
チアキ「ハルカ姉様…♪む!?」ガシッ
カナ「おもしろそうじゃねーか…私もまぜぬぉ!?」ガシッ
トウマ「俺もやるぞー!…でこれって何をぅっ!?」ガシッ
マコちゃん「な、なんかやらなきゃいけないって…うわぁ!?」ガシッ
内田「へへーあたしもー。ところで何してるの?…うぅ!?」ガシッ
吉野「ねぇ内田ちゃん、何かしてるの?…きゃっ!」ガシッ
アツコ「え、えっと、そういうのはやめたほうが…へっ!?」ガシッ
速水「なーに?面白そうな事やってー…しかし、あれね」

一同「これはなかなかハマる…」

その後、みなみけはしばらくの間、隙あらば頭を掴まれるという無法地帯だったとか。

つづけようがない
826名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 00:43:57 ID:4HtHbv/0
>>825
連結w
じゃんけん列車連想したw
827名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 08:46:44 ID:XxgdMwPp
>>825
速水「なーに?面白そうな事やってー…しかし、あれっ!?」ガシッ
藤岡「速水さん、なんとかしてくださいよ」

こうだろ(w
828名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 10:04:46 ID:4HtHbv/0
ループしたw
想像してみるとなかなかシュールな光景だな
829名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 10:12:21 ID:qaEyLyiY
>>827
藤岡は女の子の頭を掴むなんてことできないのです。
のでそうなるとチアキ→トウマ→藤岡→マキ→ハルカ→カナ→内田→マコちゃん→吉野→アツコ→速水
って順かなぁ

髪の色から察するに、ほさかけはこんな感じ

ほさか「ただいま帰ったぞ」
リコ「あ、お帰り兄さん」
シュウイチ「お帰りなさい」
ほさか「うむ。さて、食事を作らねば…」
リコ「今日はオムライスがいいわー」
ほさか「そうか。ではそうしよう」

ほさかけの夜はまだまだ長い
つづけさせない
830名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 11:46:15 ID:ToetNFev
ほさかりこってコスタリカに似てるよね。ごめんなさい


まこととケイコ兄弟説もあったよね
831名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 15:09:03 ID:xVJQQCzf
マコトとマキもなかったか?
832名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 16:45:07 ID:oIbWK61t
マコトの姉=ヒトミ説を語った奴は俺だけで充分
833名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 17:19:39 ID:XxgdMwPp
マキはおもいきりマコちゃんシメてたなー
834名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 20:37:20 ID:miNw4Kmp
>>818
>>821
トウマのおっぱいもみもみというフレーズが
頭にこびりついて離れなくなった
どうしてくれる
835名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 22:46:31 ID:4HtHbv/0
トウマのおっぱいもみもみ!
トウマのおっぱいもみもみ!
836名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 00:26:47 ID:pBtarRwk
ならば俺は姉さまと千秋のおっぱいを揉もう
837名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:32:13 ID:yLXu6w3m
揉む・・・?
ハルカ姉様はともかく、チアキは揉めるほど
余計な脂肪がついているのかと(ry
838名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:17:42 ID:+g4CMCEA
>>837
おいおまえ。
ケンカ売ってんのかー?
ハルカ姉様の血が流れてるんだ。
あたりまえのように大きくなるはずだ…
くそぅ…

トウマのおっぱいもみもみ!
チアキ×トウマ書きたかったけどいざ想像したらエロスの欠片もなかった。
吉野と内田にはあんなにもあるのに…

ミナミノミナミノまだかなまなかな?すもももももももみもみ系みなみけ!
と早口で3回言えたら想像してみよう。
839名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:25:55 ID:KhzJfSgN
>>837
「ちゃんと胸はあったよ。ぺたんこだったけど、こう手を這わせていくと肋骨の感覚が脂肪に変わるっていうか、
真っ白な肌の中に薄桃色の可愛い乳首が見えるのがなんていうか可愛いっていう――」
「バカヤロー。二人っきりのときのことをみんなに詳細に話すんじゃないよ」
「…ごめんチアキちゃん」
「…わかればいいよ。ほら、もう怒ってないからちゃんと私の座椅子になってくれ」
840名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:54:23 ID:0IdbXodk
藤岡は千秋と冬馬の両方のおっぱいをもみもみした強者
841名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 13:34:08 ID:oAoy5/Pl
トウマのおっぱいもみもみ!トウマのおっぱいもみもみ!
チアキのおっぱいなでなで!チアキのおっぱいなでなで!  
842名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 15:03:02 ID:M/fQpfnp
(スーパーの下着コーナーにて)
吉野「ハルカちゃん、お願いがあるんだけど…」
春香「あら、もうそういう年頃なのね」


(遠くから二人の様子を見ていた四人)
千秋「何か悔しい」
内田「私だってまだなのに…」
夏奈「私だって中学上がるまで無かったのに……ちくしょう」
843名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 15:41:20 ID:yLXu6w3m
>>842
あと一人誰だw
844名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 16:12:54 ID:KhzJfSgN
マコちゃんだろ
845名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 16:28:05 ID:+g4CMCEA
>>843
ナツキだろ
846名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 17:20:57 ID:qU6FUVuQ
>843-845

オレ。
847名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 18:40:04 ID:htRHUmTb
>>846
冬馬乙
848名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 20:34:47 ID:0IdbXodk
>>843
荷物持ちの藤岡だな
849名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 21:31:29 ID:yLXu6w3m
>>848
荷物持ちで女性用下着売場に駆り出されるとか
本人的にはかなり恥ずかしいんじゃないかw

思春期の中学生的には今後吉野の胸を
意識してしまうであろうシチュエーションだ
850名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 22:21:05 ID:i+5mYxD8
>>832
俺は5の2のカズミの姉=ヒトミと想像する
851名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:11:55 ID:htRHUmTb
千秋の脳内にある
ハルカ姉様を任せられる男フォルダって
どういう男がいるんだろうな

とりあえずナツキとマコトは入ってないらしいが
852名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:53:44 ID:Yey5EMKT
あー、それは気になってた。
今のところ単なる空フォルダってことなんだとは思うけど。
853名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:16:32 ID:Rr3w9eBV
>>851
無難に藤岡……と思ったが、こいつは「自分を任せられる」フォルダに入ってるか
854名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:34:14 ID:1e7UWnsD
>>853
「藤岡はだめだ。
藤岡はお父さんだからハルカ姉様とは
結婚できないんだ。」
「そっかー。んじゃー千秋も結婚できないって事だな」
「Σ!?」
855名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:39:41 ID:f2Ak8eNi
カナを家族フォルダならともかく、ごみ箱に入れるような娘だからな
多分マコトとかバカサイド連中の脳内での扱いは
俺達の想像以上に低いんじゃないか

しかし一つだけ言えるのはアツコはツッコミフォルダに
入っているだろうという事だな
856名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 01:33:09 ID:d31YlSbH
>>853
一時藤岡をそのフォルダに入れてみたものの
なぜだか落ち着かない千秋
857名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 20:22:27 ID:1e7UWnsD
いいこと思いついた

藤岡椅子に座った状態で前からハルカ姉様の
おっぱい枕で包み込めば千秋は幸せになる
858名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 22:09:54 ID:izj6zVRv
で、それを見た夏奈が
「私も混ぜろー」とか言って後ろから抱きつくんですね


ちょっと藤岡○してくるわ
859名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 22:32:42 ID:JSgE52Qx
ちょっと藤岡○してくるわ→ちょっと藤岡に憑依してくるわ
860名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 22:58:11 ID:f2Ak8eNi
>>857
目の前のチアキの頭でつぶれたハルカ姉様のおっぱいで
藤岡も幸せになれるんじゃないかw
願わくばチアキのお尻の辺りに違和感が芽生えませんように・・・
861名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 23:00:29 ID:f2Ak8eNi
って書き込んでから気付いたが、別にハルカ姉様は生乳ってわけじゃないんだな
そりゃそうだよな
藤岡の前で生乳露出とかいくらなんでも痴女すぐるもんな
862名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 00:03:37 ID:q9Lc1yti
エロなし日常、カナが家に友達を連れてくることへの勝手設定ありです。
863初めての宿題(1):2009/05/12(火) 00:04:54 ID:RfPW0R71
「チアキ、ところで今日なのだが・・・」
相変わらずこの姉は唐突に話を始める。まあその今日は別に機嫌が悪いわけでもな
いわけで。手にした本から目は上げずに呟くように言う。
「今日がなんだって?」
「今日、学校の友達が遊びに・・・じゃなかった宿題をしに家に来る」
「へぇ?」今度は思わず本から目を上げて、カナの方を見て言った。「珍しいな」
 本当のことをいうと珍しいどころではない。カナが友達を呼んで宿題をするとこ
ろなんて今まで一度もみたことがないくらいだ。一体どういう風の吹き回しだろう?
「だからチアキも邪魔しないように」
「邪魔なんかするわけないだろ」私が友達と宿題をするときは散々邪魔をするくせ
に。
「私の友達なんだから、ちゃんともてなさないとね。チアキにももてなしには協力
してもらうから」
「もてなし・・って何がしたいのかわからんが。ジュースを出すぐらいならやってや
ってもいいよ」
「うん、そうだねえ、ジュース・・・あぁ! ジュースがない! これじゃもてなしが!」
 カナが急に慌て始めた。どうやらカナにはカナなりのもてなしの形というのがある
らしい。「そろそろみんなが来る頃だけど、私はジュースとお菓子を買ってくるから、
チアキ出迎えてて」
864初めての宿題(2):2009/05/12(火) 00:06:25 ID:q9Lc1yti
「え?」いきなりそんなことを押し付けられても困る。私は人見知りのところがある
し、カナの友達っというぐらいだからカナ以上にうるさくて大変なのが来るんじゃな
いか?
「藤岡も来るからさ、心配ないよ」
「え、そうか、藤岡も来るのか」ちょっと安心してそういった。
「じゃ、私は出かけてくるから、後はよろしく頼む」
お茶でもいいじゃないか・・・という私の声は耳に入らないのか、すぐに外にでていった。

チャイムが鳴ったのはそれから15分ほど立ってからだった。ドアを開けると藤岡の他
に、カナの友達の女の子が二人立っていた。
「こんにちは」メガネの女の子が挨拶する。
「こ・・・こんにちは」ちょっと緊張して私も言った。
「こんにちは。そうか、君がチアキちゃんだね。カナに似ず賢そうだねえ」
「ちょっとリコ」
もう1人のなかなか美人の女の子が冗談を言うと、メガネの女の子がたしなめた。
「どうぞ上がってください」私がいうとみんなが部屋に入ってきて急ににぎやかにな
る。
 いつもならすぐに藤岡のひざに腰掛けるところだが、今日はなにか恥ずかしくてそ
れはできなかった。お茶を入れて持っていくと、みんな礼儀正しくお礼を言った。
「ありがとう、チアキちゃん、しっかりしているわね」
半分お世辞もあるのだろうが、そういわれると素直に嬉しかった。
「それじゃあ、ごゆっくり」
私が自分の部屋に行こうとすると、藤岡が呼び止めた。「チアキちゃんも良かった
らこっちにおいでよ」
「藤岡君はチアキちゃんと仲いいわねえ」リコと呼ばれた子が言う。ちょっとつん
とした感じもするが、なかなかの美人だ。不思議なことに、自分でも理由はわから
ないのだが、彼女が自分のライバルのように思えてしかったがなかった。
(
865初めての宿題(3):2009/05/12(火) 00:07:20 ID:q9Lc1yti
「さすがカナの自慢の妹ね」ケイコがそういった。ケイコの声は聞き覚えがあった。
一度カナに電話を取り次いだことがある。
「自慢って・・・私のことを話したりするんですか?」
「そうね、良く話しているわよ。私もチアキにはかなわないって」
「へえ」そんなことを話しているとは意外だった。いつもは私にはそんなそぶりも
見せないのに。
「今日の宿題をやる話も、チアキちゃんの真似みたいだよ」
「え、そうなんですか?」
 ケイコの話によると、カナが宿題を家でやろうと言い出したのは、妹である私が友
達を家に呼んで宿題をしたのをみて自分もやってみたくなったらしいということだっ
た。
 そうなのか? そんなに面白そうだったのか。まあカナが自分で勉強をしようとす
るなんて殊勝なことを考え付くわけがないのはわかっていたが。

 突然ケイコが痛たたた、と声を上げた。いつの間にかカナがケイコの後ろに立って
 いて、二の腕をつねっていた。
「こら、ケイコ、余計なこというんじゃない!」言葉ではそういっていたが、カナに
しては珍しく照れて真っ赤になっている。

  * * *
866初めての宿題(4):2009/05/12(火) 00:07:50 ID:q9Lc1yti
 カナがそこまで見送りに行ってくる、と帰るみんなと一緒に出て行った後、急に静
かになった家の中でハルカ姉さまが言った。
 「カナの友達はみんなしっかりしているわね」
 「本当ですね、ハルカ姉さま」口には出しては言わなかったけど、私の中では私の
友達よりずっと賢そうな友達だと思えた。
 「私よりバカ野郎なのに・・・」
 「え? チアキなんか言った?」
 「なんでもありません、ハルカ姉さま」
 不思議なことだが、何故かカナを少し見直してしまったようだ。
 
おしまい
867名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 00:49:48 ID:CKuvHZ89
>>866
グッジョブだよバカヤロウ
カナ組の中で一番しっかりしてなさそうなのはアキラだと思うんだ。
というかトウマより頼りない雰囲気がプンプンするぜ
868名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 01:31:43 ID:87b5lRTi
>>866
GJ!!
「(良い意味で)いつものみなみけ」だなぁと思いました。
>>867
同意。でもアキラ、藤岡に勝負を挑まれて涙目になってましたねw



さて、タケル×夏奈で珍しくエロいのを書いていたつもりが、
書いているうちに別の話に化けてしまいましたorz
前編と後編に分けて週末にでも投下しようかしらん。

タケル「今日の夕飯はカナちゃんが作ったんだ。ちょっと心配だな」
夏 奈「お前、あのコト全部話すぞ」
タケル「き、今日の夕飯は美味しそうだな〜♪ あははっ」
夏 奈「分かればよろしい」
タケル「ふぅ…… (危うく社会から抹殺されるトコだった……)」
869名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 01:45:52 ID:iNyZAKPX
グッジョブ!
こういうなんでもないような日常話は好きだ
そしてリコからライバルの匂いを嗅ぎ付けるチアキにワロタw

ふと気付いたけど本編ではあのお利口さんのチアキが
リコにちゃんと自己紹介してないよね
トウマとケンカ中だったとはいえ
870名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 05:12:59 ID:N+tKL6VX
>>861
トウマのおっぱいもみもみ!
チアキちゃんのおっぱいなでなで!
ハルカさんのなまちちぱふぱふ! ←new!
871名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 05:24:24 ID:CKuvHZ89
>>870
トウマのおっぱいもみもみ!
チアキちゃんのおっぱいなでなで!
ハルカさんのなまちちぱふぱふ!
〜追加パッチ〜
カナのおしりぺんぺん!
うちだのおなかむにむに!
よしののあしぺろぺろ!
アツコのブルマくんかくんか!
リコのふとももすりすり!
マキのほっぺうにうに!
872名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 11:50:53 ID:qlKKToEO
チアキのハルカ姉さまを任せられるフォルダ。いろいろ考えた結果がこれだった
>>811の続きです
873ハルカ×藤岡:2009/05/12(火) 11:52:00 ID:qlKKToEO
「それにしてもみんなどこ行っちゃったのかしらね?」
「はい……俺も何が何だかさっぱりで……」
「…………」
「…………」

うーん、困ったわね。
私の場合、藤岡くんと二人きりになる事ってなかったから、
いったい何を話していいのかな?
普段学校で男の事話しするときは普通に話せるんだけど、
藤岡くんは私の中で特別と言うかなんて言うか。うーん……
あっ、そうだわ!
「ごめんなさい、気がつかなくて。すぐにお茶入れてくるわね」
「いえ、いまチアキちゃんがジュースを用意してくれてるみたいなんで」
「そ、そうなの……?」

チアキが自分から進んで炭酸を分けるなんて、カナには絶対しない事ね。
やっぱりチアキにとって藤岡くんは特別な存在で、
でも藤岡くんにとってはカナが特別な存在で、
そして……私の中でも藤岡くんはいつの間にか特別な存在に……

お父さんに似ているから?それとも藤岡くんが好きなタイプの男の子だから?
どうしてこう言う気持を抱いたのかは分からないけど、私は藤岡くんの事が好き。
でもね……
私は長女だから、チアキに取って大切な藤岡くんを奪うような事は出来ない。
私は年上だから、藤岡くんのカナへの想いを分かっていて邪魔するわけにはいかない。
私は長女だから、私は年上だから……私は――――
でも、一つだけ。せっかく二人っきりになれたんだから……
別に好きだと打ち明ける訳でもないし、こんな事聞いたって何も変わらないって分かってる。
だけどどうしても聞いてみたかった事。
874名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 11:53:53 ID:qlKKToEO
「藤岡くん、ちょっといいかな?」
「はい、なんですか?」
「藤岡くんは……その、年上の女の人ってどう思う?」
「え?」
「見た目も、中身も、藤岡くんより少し大人で……そう言う人、藤岡くんから見てどうかな?」
……だめだ私、一つだけ。そう思って口を開いたのに、
いままで我慢してた一言を出しちゃったら……もう我慢できないよ……

「私なんかより、カナはすごく明るくて元気出しチアキはすごくかわいいでしょ……?」
「そ、そんな事――」
「でもね、私には私だけの……カナにもチアキにも無い物を持ってるの」
気がつくと私は藤岡くんの手を握って、その手を胸の谷間に押し当てていて……
「藤岡くんは……私の事どう思う? 私は、好きだよ……」
「え、ええぇぇ!?」

驚いて手を離そうとした瞬間、勢いあまって後ろへ倒れこむ藤岡くん。
私は立ちあがろうとする彼を上から押さえ、そっと顔を近づける。
おかしいな……普段の私はこんな事しないはずなのに……
さっき速水先輩に貰った高級ジュースを飲んでからどこか体が熱いって言うか……
藤岡くんの唇までほんの10cmほど。誰もいない部屋、私の髪で左右の視界もゼロ。
見えるのは慌てる藤岡くんの顔だけ……。
「ハ、ハルカさん?」
「ごめんなさい、今日だけ……本当に、ごめんね……」

――ガタッ

「え? 誰?」
物音に気づき慌てて振り返ると、そこには二人分のジュースを用意したチアキの姿が。
うっかりしてた。そう言えばチアキは家にいたんだった……。
どうしよう、私……こんな所見たチアキはどんな気持ちで――――
「ハ、ハルカ姉さま、その、わ、私は何処か遠くへ行きますので、お幸せに……っ」
「ちょ、ちょっと、チアキ!?」

何処か遠くって、どこ!? もしかして家出!? 私のせいだ、全部私の……
「まってチアキ!お願い!!」
家を飛び出したチアキを追いかけ、私も家を飛び出したのでした。
875チアキ×妄想:2009/05/12(火) 11:57:53 ID:qlKKToEO
うーん……ちょっとこっちの方が多かったか?
しかたない、こっちの多い方は藤岡にやるとしよう。私は心の広い人間だからな。
後はおぼんに乗せて、っと……
「――くん、ちょっといいかな……」

ん?今ハルカ姉さまの声が聞こえた気がしたけど気のせいか?
まぁいい、とにかくこれを運んでしまおう。
きっと喜ぶぞ、藤岡――――
「藤岡くんは……私の事どう思う?」

……ん? え? ええぇぇ!?
ハ、ハルカ姉さま!? いったい何を……?
いや待て、落ち着くんだ。まだ聞き間違えと言う可能性もある。
と言うか、聞き間違えに決まってるだろ! こんな事があってたまるか!
そうだ、間違いない。これは聞き――――
「私は、好きだよ……」

そんな……ハルカ姉さまが藤岡の事を……?
もしそうなら私は……敵う訳ないじゃないか。相手はあのハルカ姉さまなんだぞ?
すべてにおいて完璧なハルカ姉さまなんだ。いや、もう完璧=ハルカ姉さまなんだから。
優しくてカッコ良い藤岡に完璧なハルカ姉さま。お似合いじゃないか。
でも、だったら私はどうなるんだ? 残された私は…………ん?

ちょっと待てよ。
藤岡とハルカ姉さまが付き合うと言う事は、藤岡イスにはハルカ姉さまが座る訳だ。
私はお利口さんだから、勝てない勝負はしないからね。その席はハルカ姉さまに譲るよ。
……でも、その見返りに開いているハルカ姉さまイスに座ると言うのはどうだろう?
ハルカ姉さまは神様のようにお心の広いお方だ。きっと許してくれれるだろう。
となると、まず藤岡の前にハルカ姉さまが座って、ハルカ姉さまの前に私が座って……
そしていずれは――――

「ハルカさん、あの……もしよかったら俺と結婚してもらえませんか?」
「えっ!? ……ごめんなさい、私にはこの子がいるから」
「もちろん分かってます! だから、俺とハルカさんとチアキちゃん、3人で暮らしましょう!」
「んっ? じゃあ藤岡は私のお兄さんってことか?」
「うん、そうだよ。これからはお父さんの代わりもしてあげるからね」
「あら、じゃあ私はおかあさん代わりかしら? チアキ、これからもよろしくね♪」
「よろしくね、チアキちゃん……いや、もうチアキって呼び捨てでいいのかな?」

藤岡がおとうさんで、ハルカ姉さまがおかあさんだって!?
……いいよそれ! でかしたよ!!
だったら今の私にできる事はただ一つ! 二人を応援する事だ!
まず炭酸を差し入れしてそれとなく二人きりにしてやろう。うん、それがいいよ。

「ハ、ハルカ姉さま、その、わ、私は何処か遠くへ行きますので、お幸せに……っ」
「ちょ、ちょっと、チアキ!?」
よし、炭酸も渡したしさりげなく去ろう! 明るい未来の為に!
私はそう思って、家を飛び出したのだった。
876名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 12:26:00 ID:BaQFZ7ZD
カナに脂肪フラグが立ってることについて
877名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 13:31:02 ID:CKuvHZ89
高級ジュース万能すぎる
878名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 15:07:58 ID:vEHVj4it
このスレではふじかなが邪道になってしまったのか?
879名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 15:17:56 ID:iNyZAKPX
GJすぐる
年上な事とか妹達の事で遠慮してしまうハルカ姉様だからこそ
幸せになってもらいたい
そして3人で素敵な家庭を築いてもらいたい
880藤岡×ケイコ:2009/05/12(火) 16:19:50 ID:qlKKToEO
今日がちょっと遅れてきたGW最終日。暇なのでハリキリボーイ
881藤岡×ケイコ:2009/05/12(火) 16:20:28 ID:qlKKToEO
えっと、確かカナの家はこのマンションだったよね。
エレベーターを降りてこの角を曲がった所――――
「ハ、ハルカ姉さま! 私の事は本当に大丈夫なので!!」
――どんッ!
「いたっ……あれ? あなたは確かカナの妹さん……あっ、メガネが」
「す、すみません! ちょっと急いでるので!!」
「え、ええ!? ちょっと待って…………行っちゃった……」
とりあえずメガネを探さなきゃ。まだこの辺りに落ちている筈だよね。
「チアキ、お願いだから待って! チアキ!」
――バシッ、ガチャンッ!!

ん? まさかと思うけど今の音って……メガネが蹴られて何処かへ飛んで行っちゃった音……?
どうしよう。ぼやけてほとんど何も見えないのに……
そうだ、カナの家がすぐそこなんだから、家まで行って一緒に探してもらえばいいじゃない。
多分この辺り……あの扉が開きっぱなしの所かな?
「ごめんください。あの、カナ? いる?」
「…………」
おかしいなぁ。返事がないって事は間違えたのかしら……
「あっ、南の友達の……ケイコさんだったよね?」
「へ? その声は藤岡くん?」
「うん。ちょっといろいろあってね……でも良かった。女の子の家に一人でいるのも気まずかったんだ」
「一人? 他に誰もいないの?」

藤岡くんってすごく信頼されてるのね。
普通女の子の家に、思春期の男の子を一人きりにさせるなんてできないもの。
「えっと……とりあえず上がるよね? 俺の家じゃないけど」
「うん。私もちょっと疲れちゃったしお邪魔しちゃおうかな」
メガネを探すにしても藤岡くんと二人で出たら家が留守になっちゃうし、
とりあえず誰かが戻ってくるまでジッとしてよう……それが安全。
「藤岡くん、ちょっと手を貸してもらっていいかな?」
「手?」
「来る途中にメガネを落としちゃって。自分の家じゃないから感覚がね……」
「色々と大変なんだね。じゃあ、はい。どうぞ」

そう言えばこうやって男の子と手を繋ぐなんていつ以来? もしかして初めて?
私と藤岡くんが手をつないで歩いてるなんて知ったらリコに何て言われるか……
「はい、リビングについたよ」
「ありがとう。よいしょ……ハァ、やっとゆっくりできそう」
そう思ってその場に座り、机に手を置いた瞬間、
――ガシャンッ!!
882藤岡×ケイコ:2009/05/12(火) 16:21:35 ID:qlKKToEO
ん? 何の音かしら? ちょっと手が濡れてる気がしないでもないけど……
「わわっ!!」
「藤岡くん? ど、どうしたの?」
「いや、コップがひっくり返って……そっちは大丈夫だった?」
そっか。私がコップをひっくり返したのね。
ハァ、どうして私ってちょっと気を抜くと失敗ばかりしちゃうんだろう。
っと、今はそんな事考えてる暇なんて無いんだった。
「ごめんなさい、藤岡くんは濡れてない?」
「ええ?! あっ、あの、ちょっと、ええ!?」
「大変、こんなに濡れてる。早く拭かないと」
「あ、あの! 大丈夫だから! その、そんな所触られると……」

なんだかベタベタしてる? 
あっ、もしかしてコレってお水とかじゃなくてジュースだったんじゃ
「クンクン……やっぱり、甘い匂い」
「ええ!? ちょっ、そんな所匂いかいじゃダメだってば!」
「そんな所?? とりあえず着替えないと、ベタベタがきちゃうから」
「着替えるって言っても、ほら! 着替えがないし!!」
そう言えばそうよね。でもとりあえず脱がないと体がベトベトになっちゃうし……

「大丈夫だよ。私いまほとんど何も見えてないから」
「何がでございますか!?」
「さぁ、早くぬいじゃって。洗って乾くまでタオルでも巻いてれば風邪もひかないと思うから」
「わ、わかったから! とりあえず離れて! ね?」
藤岡くんはそう言うと、お風呂場へ向かったのかな?
部屋から出て行って、しばらくすると部屋へ戻ってきて――――
「とりあえず腰にタオル巻いて来たけど……見えてないって言われても恥かしいね」
「大丈夫よ。私には肌色ってことしか分からないから」
でもちょっと残念だったかな?

「おじゃま……ケ、ケイコ!? 藤岡くん!? な、なななな、なにしてるの!?」
「あっ、その声はリコ?」
よかった、これでメガネを探しに行けるわね。
「そ、そんな、裸で! ハ、ハレンチよっ!」
「私は傍観者、傍観者ヒロコ。だから傍観させていただくわ!」
「あれ? ヒロコ先輩も来てたんですか?」
「そ、そんな、いけないわ! 藤岡くんが、は、裸……っ」

うーん……リコはちょっと変になっちゃってるみたいだし……
「ヒロコ先輩、メガネ探すの手伝ってもらえませんか?」
「メガネ? うん、いーよいーよ」
こうして私は二人で家を後にしたのでした。
883名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 16:22:08 ID:qlKKToEO
そしてハリキリボーイは病院へ行ってきます。
お邪魔しました
884名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 16:45:23 ID:N+tKL6VX
>>883
貴重なケイコメインの作品おいしくいただきました
炭酸がここで生きてくるとは・・GJです!

>>877
高級ジュース万能説・・ダンス万能説並みの信頼度だなw
885名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 17:55:26 ID:gtq8/meO
ふじかなが…
最近ふじかなが足りない…
886名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 18:08:53 ID:CKuvHZ89
>>884
貴様ッ!
ぷっすま視聴者だなッッ!
887名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 19:43:03 ID:N+tKL6VX
>>886
5歳児の復帰の際にエガちゃんのイジリがあったら神番組だと思う
本来エガちゃんがやりそうな事件だけに

と、これ以上スレチな話題をしているとまたタイツの流れになりそうだ
個人的にエガちゃんタイツが一番似合うのは保坂だと思う
888名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 19:47:42 ID:VyAGG7r7
ふじかなは以前から大量にあって補給完了済みだったから、
俺としては今の流れが嬉しい
889名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 21:19:40 ID:VrARJpjR
漫画じゃそうでもなかったがアニメで藤岡と千秋にハマッたクチだ。
アニメのみなみけ〜おかえり〜10話は原作と比べると
かなり藤岡と千秋が優遇されてる

漫画じゃ確かただ足の間に座らせてるだけだが
アニメじゃ藤岡が千秋のお腹に手を回してるししかもその会話が

「この間の休みにハルカ姉さまとカナとデパートに行ったんだ」
「そっか。どうだった?」
「楽しかったぞ。屋上でソフトクリームを食べたんだ」
「天気良かったから、さらに美味しかったんじゃない?」
「あぁ、藤岡にも食べさしてやりたかったぞ」
「フフッ。ありがとう、千秋ちゃん。」


なんだこれ
890名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 21:31:53 ID:CKuvHZ89
>>887
保坂「マキ。ちょっといいか」スチャッ
マキ「あぁ、ほさ、っ!?」
保坂「お前に言いたい事がある」
マキ「なんでタイツに半裸なんですか…」
保坂「お前にッ!一言、物申すっ!」シャキーン
マキ「はぁ…(きもちわるい…)」

オチはない。つづかない。

鶴瓶師匠やエガちゃんが脱いでもいつものことなのにアイドルが脱いだらこの騒ぎかちくしょう(´・ω・`)


1期みなみけOPのエクササイズのシーンで誰か何か書かないか?
891名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 21:39:58 ID:qlKKToEO
>>889
完全にデキてやがる…っ!
「あぁ、藤岡にも食べさしてやりたかったぞ」
「フフッ。ありがとう、千秋ちゃん。」
「今度二人で行ってみるか?」
完全にデキてやがる…っ!
892名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:02:57 ID:iNyZAKPX
>>890
ワロタw想像してしまった

ハルカ姉様とか体型的にピチピチレオタードとか似合いそうだなぁ
関係ないけど個人的にボンテージスーツが一番似合うのはケイコだと思う
ムチ単体ならリコ・速水だけど
893名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:25:52 ID:Y7YT4r+n
ライダースーツを着た速水さんがバイクに乗ったまま「お持ち帰りィッ!!!」と言って藤岡をかっさらう様子がなぜか浮かんだ
894名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:26:13 ID:3guWlrPo
そういえばもじもじくんネタからタイツエロ書いて放置してたの思い出した
895名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:45:18 ID:ewiuuHbT
あったなもじもじくんネタw

9スレ目になってから名無しに優秀なネタ出し師が
紛れ込んでいるような気がしてならない
それによりふじかな等正統派ネタが減った希ガス
896名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 01:51:09 ID:ni7CF3gU
>>892
吉野と内田に決まってるじゃないか。次点でアツコだ

「みなみけと仲間たちにモンハンが流行っているようです」
みたいなSSも有りかなとは思ってみたけど、人を選ぶし、ねぇな。

ハルカ姉様は完璧な女性です、とチアキはチアキは本音を言ってみたり。
897名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 03:46:12 ID:8K92ZMan
張り切って病院言ったら休診日だった。
藤カナ分が足りないと言う事で寝る前に3レス使いますよ!
898名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 03:46:52 ID:8K92ZMan
「あー、もう♪ どうすればいいのかしらぁ♪」
「なんだリコ。妙にご機嫌じゃないか」
「あっ、気づいちゃった? カナも気になっちゃう?」
しまった……なんだかよく分から無いけど面倒な事に巻き込まれそうな気がする。
まったく、話しかけるんじゃなかったよ。

「で? いったいなんなのさ。仕方無いから聞いてあげるよ」
「実はね〜♪ これ! 一年生の男の子がくれたのよ♪」
「それって……ラヴレターか?」
「やだっ、カナったら! ラヴなんて禁止よ♪ それに私には心に決めた人が――」
えっと、なになに……
あなたを初めて見た日から、あなたの事を目で追っている事に気づきました。(以下略)
あれ? これって前に藤岡に貰った果たし状とそっくりじゃないか?

「あっ、ちょっとカナ! 勝手に見ちゃダメよ!」
「いやいや、その前にこれラヴレターじゃなくて果たし状だろ?」
「あのねぇ、どこの世界行けば女の子に果たし状を渡す男の子がいるのよ?」
「漫画では時々あるだろ? 私も前に貰った事あるし」
「って、……それは果たし状じゃなくてラヴレターだったんじゃないの?」

ハ? あれがラヴレター?
じゃあ何だ? 藤岡は私にラヴレターを渡したとでも言うのか?
いやいや、それは無いだろ。第一思い当たる節も無いし。
「でも困ったわねぇ……私、この事あった事も話した事も無いのよ」
「なに!? なんでそんな奴がラヴレターなんて書くんだよ!!」
「だから……一目ぼれってやつじゃない? ハアァ……私って罪な女よね……」
なっ、じゃ、じゃあ、藤岡のやつもまさかこの私に一目ぼれをしていたのか!?
あ、あわてるな、落ち付けカナ! そうだ、勘違いと言う事もあり得るじゃないか!
この前は勘違いしてチアキとハルカの前で恥をかいたんだ。
そう何度も同じ恥をかいてたまるか! ……よし、こうなったら直接本人に確かめてやる!

「なぁ、藤岡」
「ん? どうしたの南?」
「おまえさ、もしかして私の事好きなんじゃないの?」
「ええぇ!!?」
この驚いたリアクション……やっぱり違ったか。
そりゃそうか。藤岡は何度も家にきてるんだ。
もし好きならとっくの昔におかしな事してるだろ。
ハァ……また無駄な恥をかくところだったよ。

「えっと……南、本当に気付いて無かったの?」
「へ? 何が?」
「だから、オレが南の事を好きだって……」
「……ん?」
899名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 03:47:33 ID:8K92ZMan
まったく。藤岡の言っている事は理解に苦しむな。
前にも一度同じことを言われたような気がするし。
確か隙だらけとかなんとか……
「藤岡。お前さ、言っとくけど私はそんなに隙だらけじゃないぞ?」
「南はちゃんとオレが書いたラヴレター読んでくれたのかな……?」
「ラヴ……レター……?」
私が藤岡に貰った? な、何言ってんだこいつ!
だいたい、私が藤岡からもらった手紙なんてあの果たし状くらいしか……

『って、……それは果たし状じゃなくてラヴレターだったんじゃないの?』
ッッ!! もしかして、リコの言ってた事って本当だったのか!?
だ、だとすると、藤岡はやっぱり私の事を……?
「私の事、好きなのか? ラヴの方なのか?」
「うん。南の事好きだよ。あっ、もちろんラヴの方ね……って恥ずかしいね」

う、うわああぁぁぁぁ!!!! た、大変だ! こいつ、私に惚れてたのか!!
いや、何が大変かなんて分からないけど! 
とにかく100mダッシュ10本くらいしたい気分だよ!!
って事は
「もしかして私とお前は恋人なのか!?」
「えっ? いや、それは南次第って言うか……そうなればオレは嬉しいけど」
私次第だと?! そんな大事な事を女の私に任せるとは、何と言う甲斐性無し!!
……と、そうか。私が藤岡を好きじゃないと恋人と言うのは成立しないもんね。

そもそも私は藤岡の事をどう思ってるんだ?
ハムをくれる人? チアキの子守役? なんだ? なんなんだこいつは!?
「藤岡! お前は私にとって何なんだよ! この野郎!!」
「そ、そんなのこっちが聞きたいよ!」
私にとっての藤岡……そうだ、他の男と比べてどうなのか考えればいいじゃないか。
あきら? いやいや、あれは無いな。 じゃあタケル? あいつはおじさんだしな。
後は……アキラの兄弟のアレは? ……あいつは私の話しを無視するからな。
じゃあ藤岡は? ……うーん

た、大変だ。藤岡がいちばんしっくりくるぞ……
と言う事は、私も藤岡の事が好きと言う事なのか!?
「藤岡! 私はお前を好きなのか!?」
「えぇ!? だからそれはこっちが聞きたいって言うか……」
少なくとも私の知る限りの男の中では藤岡が一番だ。
だからきっと、良く分からないけど――――

「私も……藤岡が好き」
「えっ!?」
「……かもしれない」
「ええぇぇ!?」
900名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 03:49:07 ID:8K92ZMan
「かもしれないって……?」
「そんな事わからないよ。なんかさ……ほら、好きだと起こる現象とかないのか?」
「現象……顔を見るとドキドキするとか?」
顔を見たらドキドキ? 私は今まで何度も藤岡の顔を見て来たけどそんな事一度も無かったぞ?
ドキドキしないって事は特別好きって訳でもないんだよな?
今だってこうして顔を見てるけど全然――

ドキドキドキドキドキドキドキドキ

「し、してる!? なんかドキドキしちゃってるぞ!!」
「ホントに?!」
「私が嘘なんてつくか! ほら、触ってみろ!!」ムニュッ…
「え、み……南!? 手が柔ら――――」
「どうだ、ドキドキしてるだろ?」

なんて事だ。まさか私が藤岡を愛してしまっていたとは……
くそっ! 藤岡め、こんなにドキドキしたら寿命が縮んじゃうだろ!
って言うか私でこれだけドキドキしてるんだ。
藤岡なんて3分くらいで一生分のドキドキ使っちゃうんじゃないのか?
どれ、ちょっと確かめてやるか……

――――――――

ん? 全然ドキドキしてないぞ? 
うーん、ドキドキしてないというか……止まってないかコレ?
「藤岡?」
「…………」
「お、おいぃ!!!! 藤岡! お前、止まってる止まってる!!」
なんだこれ? ショック死!? ドキドキしすぎて死んじゃったのか!?
いや、まだ諦めるのは早い! 今すぐ人工呼吸をすればきっと助かるはず。
そうだ、藤岡の口から息を吹き込めば――――

「って、それが狙いかあぁぁ! この野郎!!」
――ドスッ!!
「ゲホッ! いてて、あ、あれ??」
ほらみろ、パンチ一発で起きたじゃないか。

「藤岡、私の前で死んだふりするとはどう言う事だ」
「死んだふり?? え?」
「そ、そんなに、私と……人工呼吸的な何かをしたいのかっ! この、変態め!!」
「あっ! ちょっと、南!? 南ーっ!!」


「ってな事が学校で会ったんだけど。チアキはどう思う?」
「それはアレだよ。きっと……今日は暑かったから」
「暑かったから? ……そうか! 暑かったからドキドキしてたのか!!」
「…………」
「そうかそうか! 今は夜だから全然ドキドキしてないもんな!! なんだ、そうだったのか!!」


藤岡の恋は実らない。
901名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 03:50:08 ID:8K92ZMan
もう80%寝てる状態でかいたから誤字脱字があったらすみません。おやすみなさい
902名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 04:00:04 ID:ewiuuHbT
GJ!!
藤岡カワイソスw
あと一歩だったのにw
そして「暑かったから」で納得するカナも流石はカナといった感じ
903名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 06:35:43 ID:8t5KFZxa
らしくて良い、GJ!
904名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 21:24:07 ID:gidCTP0C
>>900
GJ

>>893
いくら速水さんといえどもバイク乗りながら男子中学生をさらうのはキツイだろw
905名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 01:21:56 ID:iMD0jrwu
藤岡、惜しかったなー。しかしなんというか、普通に原作であってもおかしくない話に思えるくらいキャラがらしいのがスゲエ
906名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 06:58:49 ID:h2PHpHNr
>>904
お前は速水先輩に秘められたポテンシャルを知らないのだな…
907名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 08:56:06 ID:7rVzphSu
>>906
ほさかがハイスペックなようにッ
速水にもハイスペック要素があるッッ

まあ速水がすごいというよりは、ほさかにやらせそうな気もする
908名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 17:34:18 ID:l2CCkGKT
なんか速水先輩を呼び捨てにしてる奴がいるんだけど
909名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 17:39:52 ID:65VC+IFp
きっとほさかだ
910名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 18:39:02 ID:BG9kPSTI
速水×藤岡なのか藤岡×速水なのか
911名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 20:29:12 ID:/0RCvi15
速水先輩が受けとな
912名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 20:49:19 ID:kMY5xGHY
速水×保坂だ!
速水先輩は誘い受kうわなにをするやめr
913名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 20:56:09 ID:JKBX++Q6
こんな時こそ高級ジュースだ
914名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 21:32:49 ID:iMD0jrwu
最近まで高級ジュースを本当にジュースだと思っていた俺が通りますよ

ところで最終的に速水先輩がみなみけキャラを全員(ただし保坂はのぞく)手中に収めるという認識でよろしいか?
915名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 21:56:26 ID:rW4q0N7x
その場合漫画のタイトルが「はやみけ」になるな
916名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 00:19:12 ID:i1vjC0hZ
>>914
保坂「そうなるとおれは速水の義弟ということになるな…
   そして妹や弟も増える事に……

   …(脱衣)…

   問題ない!お兄ちゃんと呼べ!!」
917名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 01:04:26 ID:oNVjk9Ly
>>914
姉さまが番町化したらどうなるだろうか。
高級ジュースの正体が分かった姉さまは・・・・・・

その中にタケルおじさんやナツキの兄は含まれているのだろうかね。

>>916
もう「ほさかけ」でいいよ
918南ハルカ、覚醒!:2009/05/15(金) 01:51:42 ID:lkUNGqf9
>>917
ついに目覚めたのね、彼女が…
これも計画の内ですか?いやはや…

あらすじ
速水先輩が持ち込んでいた高級ジュースがアルコールだとバレたぞ!

ハルカ「速水先輩…?」ギュッ
速水「ハルカちゃ、んっ!?」ビクッ
ハルカ「アルコールなんて飲ませて…何をするつもりで?」ギリギリギリ
速水「はっ、ハルカちゃんっ、ストップストップ!割れちゃう!脳みそ出ちゃう!」
ハルカ「大丈夫ですよ、出たら押し込んであげます。安心して出しちゃっていいですよ♪」グイグイ
速水「いたたたたたたたいたいたいいぃぃ!」
919名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 02:30:17 ID:lkUNGqf9
>>918
もちろんつづかない。

高級ジュースパーティするんならやっぱり内田と吉野とアツコとマキがどうなるか気になるな…あとほさか
920名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 03:19:20 ID:VbiU/4Og
保坂が高級ジュースパーティーに参加する事は無いんじゃないか?
なんだかんだ言ってハルカと直接関わる機会を逃すのが保坂らしさだと思ふ
921名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 08:43:36 ID:i1vjC0hZ
もしも野郎共が高級ジュースパーティに呼ばれたら

タケル「もうね……なんかね……仕事とか、彼女とか
    …全然うまくいかなくてね…(ブツブツ」

ナツキ「……ドクドク」 ←酔ってふらついた拍子に誰かのおっぱいに突っ伏して撃沈

藤岡「うおおおおおっ!南ぃぃ好きだぁぁぁ!!!」
内田「きゃあああ///!?ち、千秋はあっちだってばぁぁ!!!」
922名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 09:13:37 ID:74Ug3ldP
テラカオスwwwwww
923名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 12:46:08 ID:VbiU/4Og
愚痴モードのタケル、死んでるナツキ、内田に頬ずりする藤岡が容易に想像出来るw
確かに内田にとって南といえばカナよりチアキだよね
924名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 17:35:55 ID:HDFbNz/r
そしてカナへのフラグがどんどん遠のいていくんだな

おや、トウマの様子が・・・・・・
925名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 19:08:19 ID:Oezkk603
藤岡の酔いが悪化したようです

藤岡「う〜ん…なんか熱くなってきたなぁ(脱ぎ脱ぎ)」
冬馬「ばっ…//ふ、藤岡!!おまっ…こんなとこで脱ぐんじゃねぇよ!!///」
藤岡「大丈夫だってぇ〜よし冬馬!!お前も脱いでみろ!!
どれだけ鍛えられたか見てやる!!」
冬馬「うわぁぁ///!
ちょっや、やめ…さ、触んなあぁぁ///」

酔い潰れたようです

藤岡「ぅ、ぅ〜ん…ムニャムニャ…」
カナ「おいおい、番長ともあろう者がお腹出しちゃって…
おーい起きろ藤岡ぁー。
今のお前すごい隙だらけだぞー
いつぞや私みたいに寝込み襲われたらどーするんだー。」

藤岡「うん…?
(南…?あれ…南なんて言ってるのかな……?

『藤岡……いまのおまえ、すごいすき……
寝込み……おそ…』

(ガバッ)

藤岡「み、南ぃぃ!!
お、俺もお前の事があぁぁ!!」
カナ「うおぉぉ!?」(バキッ)

藤岡「……(ピクピク」カナ「あ、アブねー油断した…
流石は番長だよ…」


変態に磨きをかけすぎた
反省している(´・ω・`)
926名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 19:12:48 ID:Wfb8KlPS
>>925
千秋がそちらを睨んでいるようです
927名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 20:57:36 ID:HDFbNz/r
 千秋が介入しました。

「やれやれ。カナのバカ野郎には呆れるよ」
 私はのびている藤岡に毛布をかけてやると、ためいきひとつ。カナはこいつをほうってどこかいってしまいやがった。まったく報われてないな。
「ぅ、ぅ〜ん……南……。ムニャムニャ……」
「わっ」
 腕をつかまれたかと思うと、あっという間に目の前が暗くなった。そこが毛布のなかで、藤岡の腕の中だと気づくのに、少し時間がかかった。
「南……」
 目の端に涙を浮かべるこいつを見ていると、何だろう、ヘンな気持ちになる。こう、おなかのしたあたりがキュンとくるような……。
「ほら、『南』はここにいるぞ」
 背中に腕を回したら、頭をなでられた。
 悪くないな。
 ん……。
 なんだか眠く……。


「なんでかな。なんで藤岡君と千秋ちゃんがいっしょにねてるのかな。俺なんて彼女とこんなことしたことないのに。なんでかな……」
(ああならないように生きよう)
 涙をたれながし、するめをかじるタケルを、鼻から下が血まみれのナツキが冷たい眼で見ていたとさ。


台本風にやればよかったのかな。まあいいや。
タケルの出番はこんなもんでいいよね。
反省している(´・ω・`)

928名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 21:32:04 ID:i1vjC0hZ
>>918>>927
頭を割られた速水先輩
涙とスルメまみれのタケル
顔下半分が血まみれのナツキ
一部顔がこすれたみたいに赤い内田
服が若干乱れて半脱ぎ状態のトウマ
顔に痣を作ってのびている上半身裸の藤岡に
それに抱きつかれてちょっと幸せそうな寝顔で眠っている千秋

まさに死屍累々だなww
929名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 00:25:40 ID:c6mDo0h5
無事(?)なのはカナだけか
相変わらず立ち回りのうまいヤツだ・・・
930名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 00:54:50 ID:6ju5r6F5
シュールだ
931名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 01:16:32 ID:ntV8qfDC
千秋「藤岡は私の婿だ、未来永劫な」
932名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 01:27:38 ID:YlXip0SJ
カナ「おい藤岡、うちの妹がぬいぐるみを婿にするとか言い出したぞ」
933名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 04:20:48 ID:c6mDo0h5
千秋「・・・(バカを見る冷めた視線)」
934名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 06:29:27 ID:zJf5GhNL
藤岡「あはは、千秋ちゃんは(まだまだ子供らしく微笑ましくて)かわいいなぁ」
935名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 09:27:19 ID:zoRV+v8I
チアキ「…ん、ハルカ姉様の包丁の音が乱れている…」
936名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 14:39:01 ID:vkOs8vCQ
保坂に告白されたとか?
937名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 17:31:38 ID:ntV8qfDC
>>935
ハルカ(私でさえカワイイなんて言われた事ないのに…!)
938名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 17:33:41 ID:TNO1SOOh
ハルカ(私の大切なカナを差し置いて千秋がかわいいですって!?藤岡君許せない…!)
939名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 18:06:48 ID:c6mDo0h5
そこから「私も…私もカワイイって言われたい!」に変化するわけですね
940名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 18:35:44 ID:YlXip0SJ
男だと思われてるトウマでさえ制服姿を
可愛いって言われるんだよな確か…

よし今すぐ千秋の制服を着るんだハルカさん
941名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:00:45 ID:oz5LQEQQ
千秋のなんか着たらムチムチすぎて藤岡を悩殺してしまうぞ!
942名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:50:06 ID:wSE8O8iJ
ムチムチどころか着れな……うわなにするやめ
943名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 22:20:02 ID:tmGtf51Q
突発的に電波が届いた

マコト(最近普段の俺がマコちゃんに侵食されてる・・・男らしくなる為にはどうすれば・・・)
トウマ「どうしたんだよマコト?そんな深刻な顔して」
マコト「トウマ!!」
トウマ「な、なんだよ・・・」
マコト「男らしくなる為にはどうすればいい!?」
トウマ「いきなりなんだ!?」
マコト「このままじゃ俺はマコちゃんに侵食されてしまう!!助けてくれ!!」
トウマ「それで男らしくか・・・ウチのナツキみたいな事いyんだなお前・・・」
マコト「ナツキ?誰だそれ?」
トウマ「俺の兄貴の一人でさ、男なら・・・とかでいちいち口うるさいんだよ」
マコト(は!?普段のトウマの男らしさはそのお兄さんの教育の賜物では・・・)
マコト「トウマ!!」
トウマ「お、おう」
マコト「俺をお兄さんの弟子にしてください!!」
トウマ「な、なんだぁ!?」

944名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 22:29:57 ID:tmGtf51Q
翌日
内田「チアキ〜大変だよ〜!!」
チアキ「なんだバカヤロウ、やかましいぞ」
内田「マコト君が、マコト君がおかしいんだよ〜!!」
チアキ「アイツがおかしいのはいつものことだろう」
内田「今日は本当におかしいんだよ〜!!」
チアキ「やれやれ・・・そこまで言うなら見にいってやる」


チアキ「おいマコト」
マコト「チアキか・・・・ウス」
チアキ(!?)
チアキ「ど、どうしたんだマコト?」
マコト「どうもしないさ、ただ男らしく接してるだけだ・・・」
チアキ「そんなこといっても・・・、本当に平気か?変なもの食べたとか・・・」
マコト「やめてくれ、男として女に心配されるわけにはいかない・・・男として・・・」
チアキ(本当にどうしたんだマコトのやつ・・・、というよりあの口調は・・・)
945名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 22:41:37 ID:tmGtf51Q
トウマ「おうチアキ」
チアキ「トウマ・・・マコトがおかしいんだが何か知らないか?」
トウマ「あ〜、やっぱり昨日のか・・・」
チアキ「昨日の?」
トウマ「男らしくなりたいって言ってたからナツキの話をしたら弟子入りしたいって言い出して・・・」
チアキ「で、影響をうけてああなったと?」
トウマ「おう・・・」


チアキ「マコト」
マコト「チアキか・・・どうした?」
チアキ「お前は十分男らしいさ、無理に男らしくなることはない」
マコト「チアキ?」
チアキ「それに私はいつものマコトの方が好きだ、だから普段のお前に戻ってくれないか?」
マコト「チアキ・・・///わ、わかったよ!!」
チアキ「それでこそお前だ・・・」




マコト(なんだかんだでチアキは普段の俺も認めてくれてれるのか///)

チアキ(まったくマコトのバカヤロウめ、手間を取らせる・・・)
チアキ(あの口調だと、ナツキの笑顔とトラウマが脳裏によみがえるんだよ・・・)
946名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 22:42:05 ID:tmGtf51Q
以上、エロなしですまん
947名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 00:17:19 ID:Ebd5vbSa
なんかこう、原作にあってもおかしくないような。
948名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 00:27:46 ID:2D4hYFJu
逆にマコトが藤岡に弟子入りした場合
千秋が藤岡に懐いているのは藤岡にお父さんを見出してるからだという
話をハルカから聞いて
父性のなんたるかを勘違いして千秋の前で「さぁ来い!みなみ!」と足開いて
座るマコトを想像した。
949名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 00:29:06 ID:iNaaNSht
そうしてるうちにトウマが藤岡イスを独占するわけですね、わかります。
950名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 00:51:45 ID:a/srbVEt
>>946
もの凄くキレイに声と映像を脳内再生してしまった
おぬしやりおるな……
951名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 01:58:18 ID:1CJ8T73C
>>949
千秋が奪還に向かったようです
952名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 03:48:01 ID:RxjJD+K8
アニメも終わった今、スレの勢いがkskしようとは
誰が予測できただろうか

ああ、ありがたやありがたや
953名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 06:29:41 ID:khB7Yeq6
アニメが終わっても作者健在な限りこのスレは不滅!
ガンバレコハルタン
954名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 21:27:41 ID:2D4hYFJu
エロパロスレでこんな事書くのもなんだが
千秋は藤岡からカナへの告白を果たし状やら挑発やらに仕立てた事を
どう思ってるんだろうな

始めの頃は会ったことも無い奴だったから仕方ないとしても
今は藤岡がカナのことをすきだってのも知ってるみたいだし
955名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 21:34:30 ID:pSD/orM7
千秋はその事忘れてるのかもな
あだな付けた事を忘れてたってのあるし
カナにおまえが番長だ何だと騒ぐと〜とか言ってるし
956名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 22:23:28 ID:Ebd5vbSa
いやあれは本気で果たし状や挑発と考えていたんですよ。チアキ自身も。
957名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 22:28:20 ID:1CJ8T73C
藤岡とカナを結ばせないように謀っていたんですよ
958名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 22:33:21 ID:Wx/fJ19H
藤岡と恋人同士になってから初めてそのことに気が付くんですよ
959名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 22:38:06 ID:/57hjzHR
初対面の藤岡には警戒してたし
なんだかんだ言っても姉は大切にする娘だから
女からモテてるという人物像を聞いて
「遊びなんじゃねーか?」と判断したとか

或いは「こんなバカを好きになるんだからきっととんでもないバカだ」と警戒したからとか
960名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 22:39:29 ID:Ebd5vbSa
ハルカのお父さんに似ている発言のあと態度が急変したような・・・
961名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:05:16 ID:ytmWuIQ3
そっからだよなあ。会って悪い奴じゃないと分かっただろうし。
その後の誘導は故意だと思うんだよ。独占欲あるみたいだし。
962名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:48:50 ID:/57hjzHR
カナにバックドロップを伝授したのもその為か
藤岡が本気で愛想尽かしちゃったらもう家には来ないだろうからなぁ

でも普通の人だったらとっくに挫折してるレベルだよな
カナと藤岡のフラグクラッシャーぶりは
963名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:59:00 ID:8/Jl6Aq0
高一に成長したチアキがヤンデレ化した夢をみたんだ
964名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:59:25 ID:ytmWuIQ3
挫折してもこっちから出向けばいいんだよ。むしろ邪魔が入らなくて好都合じゃね?
でもその流れだとカナとかついてくるだろうな。

フラグが完全にへし折れてないからタチが悪い。マコトレベルに拒絶されてりゃ挫折するだろうけど
965青十郎:2009/05/18(月) 00:07:04 ID:Ejy4gxfx
>>963
詳細があったら教えてくれ。構想練るから。
規制解除記念に書いてみるよ。
まあまた規制されたら終わりだけどね。
966名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 00:25:59 ID:MnadNgNN
>>964
じゃあそれでも挫けないマコトは藤岡以上に根性があるんだな
マコちゃん時だと拒絶されないからなのか?
967名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 00:50:48 ID:Chr+7y+D
藤岡に女装しろってか

ウホッ
968名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 00:57:14 ID:AEJTrnT5
逆に考えるんだ
千秋がトウマみたいに男装すればおっぱい触ってもらえると
969名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 01:03:24 ID:Chr+7y+D
お前は何を言っているんだ

触るほどのおっぱいが千秋のどこにあるというんだ
970名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 01:05:31 ID:4lYAPRtD
>>965
とりあえず流れはこう

千秋…高一。藤岡を半ばあきらめている。しかし最近夏奈が藤岡を……

藤岡…大学生で意外に女子にもててない。今だにカナが好き。千秋の事を2年前くらいから疎ましく思いつつある。

春香姉様…美人料理家として巷で有名になる。
実は藤岡が好き。だんだんと感情が女>姉に傾いていく。

夏奈…相変わらずバカ。だけどすべて演技。藤岡が大好きで毎晩オナry

みなみけの皆さんはこんな感じです
971青十郎:2009/05/18(月) 01:10:15 ID:Ejy4gxfx
そっからどうして千秋が病んじゃうのかくわしく頼むんだぜ
972名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 01:18:52 ID:4lYAPRtD
>>971

実は夏奈は腹黒くて半ば強引に藤岡を自分のものにするん。
それを千秋は藤岡が自分を疎ましく思ってるのを知ってるから陰でしくしく泣く。
もちろん横取りに近い形で藤岡を手に入れた夏奈を憎むがあきらめる。

っとそこへ吉野が……
973名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 01:19:41 ID:/Oht74ez
>>970
俺の千秋はそんな子じゃないんだぜ
974青十郎:2009/05/18(月) 01:19:55 ID:Ejy4gxfx
わっふるわっふる
975名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 01:23:18 ID:4lYAPRtD
一言でいうなら藤岡氏ねという話
976名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 01:28:27 ID:Ejy4gxfx
藤岡(チアキウザス→うはwwwカナの方からアプローチwww→ウマー)
千秋(しかたないよな。しくしく)
夏奈(藤岡ゲットだぜ)

こんな感じ?
ヤンデレになってないし、吉野はどうしたんだというツッコミはおあずけにすべきか?
977名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 01:34:25 ID:4lYAPRtD
千秋が藤岡を好きで好きでたまらなくて行動がエスカレートしてしまいついに藤岡に拒絶されて〜
夏奈はメシウマ
978名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 01:36:45 ID:4lYAPRtD
吉野さんは夏奈と千秋に囁きをするわけですよ
979青十郎:2009/05/18(月) 01:39:12 ID:Ejy4gxfx
OK。これ以上スレ消費するのもみんなに悪いからここでいったん打ち切る。
ある程度できたら投下するから、
そこで随時リクに対応することにするよ。

吉野・・・・・・
980名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 07:03:26 ID:MXsH74fu
普通にトウマ×藤岡の純愛が読みたいんだぜ…
981名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 11:50:26 ID:pF8ejKAd
嫁にするなら冬馬と千秋と吉野と速水先輩とアツコがいいな。
982名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 12:19:31 ID:Chr+7y+D
マコちゃんが抜けてるぜ。
983名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 12:30:03 ID:2/Z8QXy1
>>980
同志よ!

藤冬ガッツリ中〜長編で読みたいです
エロちょこっとでもいいのでいちゃいちゃらぶらぶして欲しい
984名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 12:38:13 ID:J0NAEoQe
年齢的にむずぃ〜>藤冬で「純愛」
あのトシで、三つちがいだろ……
21-18とかだと楽なんだけどね



ところで、次スレたのむ
985名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 16:23:02 ID:fGIiIy+1
次スレ立てました
【みなみけ】桜場コハル Part 9【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1242631281/
986名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 16:53:08 ID:J0NAEoQe

987名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 17:30:55 ID:fxTntEV0
>>985
スレ立て乙

埋めがてら夢の話
カナとチアキが藤岡の奢りでひたすらラーメンを食っている夢を見た
一心不乱に麺をすする二人、積み上がる丼、徐々に顔が引き攣る藤岡…
電話で起こされ続きは見れなかった。起きなければどんなオチだったんだろう
988名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 17:38:30 ID:SL7TFpd0
>>985
この乙野郎。本来ならお前がどんなに乙なのか千の言葉がうんたら
989名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 20:57:37 ID:2/Z8QXy1
それを言うなら
藤岡×チアキ
藤岡×吉野
藤岡×内田
藤岡×マコ
も一緒だろw
990名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 20:58:55 ID:MxaNPYLV
>>989
最後ちょっと待て
991名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 20:58:58 ID:2/Z8QXy1
ゴメン>>989>>984宛て
992名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 22:58:52 ID:808fA3t2
こんだけあるのに本命の夏奈がいない件。

ところでみなみけのエロアンソロジーを買ったのだが、2冊の話の総計25話の中に、
春香姉さまのエロがある話が10話あるわけだ。
でも春香姉さまが淫乱な話はそのうちの8話なわけだ。 しかもほとんどマコちゃん絡みなんだ。
何が言いたいかというと、姉さま受けでマコトの話はねえかなというわけだ。
993名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 23:05:47 ID:AEJTrnT5
>>992
オレは今日このスレでお前達に会えて本当に良かったと思っている



だからzip−
994名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 23:06:37 ID:zRJSXuh+
>>992
ねだる前に自分で書けばいい
995名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 23:13:12 ID:808fA3t2
>>993
エロアンソロジーは普通の紙媒体+スキャナがない・・・・・・
オークス出版のやつだからamazonとかに普通に売ってる、高くて計1600円だから気が向いたらどうぞ。
ただし半分ぐらいは他同人からの再録なんで注意。 後、とある話二つが何故か二冊両方に収録されている。
なので計27話なんだけど実質25話。

>>994
とりあえず書いていたタイツモノを完成させるわ
996青十郎:2009/05/18(月) 23:30:42 ID:Ejy4gxfx
>>963
できたぜ大将。かけあし気味の突貫工事だ。過度な期待はせず、埋めネタと考えてくれい。


『高一に成長したチアキがヤンデレ化した夢をみたんだ』


「やっぱりアプローチが足りないんじゃないかな」
 吉野はすまし顔でカプチーノに口をつける。高校生になって可愛さから美しさに磨きがかかったように千秋は見える。しかし彼女の浮

いた話は聞かないの軟考不惑ゆえか。
「もう子供じゃないんだから」
「わたしだって何とかしたいよ」
 千秋はカフェオレに口をつけ、苦さに顔をしかめた。どっちつかずのままもう何年もたち、いまだに小学生のころとかわらない関係。

それをなんとかしたい。恋人じゃなくてもいい、せめて「好きな人の妹」からは抜け出したいのだ。
「藤岡さんはカナちゃんしか見てないんだから、ほかに鈍感になってるの。もっとストレートにやらなきゃ」
「ああ、わかってる」
 砂糖がカフェオレに溶けていくのを見ながら、千秋はつぶやいた。
「そう、じゃあがんばってね」
「吉野は好きな奴とかいないのか」
 言われた彼女は一瞬きょとんとなってから、小さく笑った。
「わたしはこの子がいるからいいわ」
 テーブルの下、座っている吉野の膝に頭を載せているマコトに千秋は目をやる。何があったのかは知らないし、知る気もない。恋人で

もなければ友人でもなく、まるでペットとその飼い主のようだ。
「わたしはそういうことは見てる方が性にあってるよ」
「そうか」
 かばんを肩にかけ、千秋は卓上に小銭を置いて出ていく。それを見送る吉野は、マコトの頭を何気なくなでていた。
「フラれて人生捨てちゃうよりマシだもんね、マコちゃん」
 腰にまわっていた手に力がこもるのを吉野は感じた。


「あ、おかえり千秋ちゃん」
「ただいま」
 家に帰れば、長身の青年が千秋を出迎えた。言わずもがな藤岡であり、彼女の昔からの想い人である。
「藤岡、大学はいいのか?」
「うん。高校と違って毎日行く必要もないしね。自由だよ」
「そうか。お昼とかどうしてる?」
「う〜ん。自炊したり、学食だね」
「だ、だったら弁当とか作るぞ。料理には自信があるんだ」
 あまりに古典的な手だったが、ほかに思いつかなかった。藤岡は少し悩んだ末、
「せっかくだけど遠慮しておくよ。なんか悪いし」
「え、でも」
「いいからいいから」
 千秋はそれ以上言葉が浮かばず、部屋にひっこむ。大学の通学の関係上、藤岡がちょくちょくここを利用するようになったのはいいが

、やはり関係までは都合よく変わらなかった。
 制服を脱ぎ、あらわになる体を見下ろす。丸みを帯び、ひっこむところはひっこんでいるが、出るところは出ていない。とどのつまり

胸に余分な脂肪がたいしてない。吉野や内田は順当に成長し、トウマにいたっては見事なまでに膨らんでいるのに、なんで自分だけ。
「ふじおか、頭がよくなってもうまくいかないものだな」
 くたびれたくまのぬいぐるみを抱きしめ、千秋はベッドに転がった。
997しまった。久々だから書式しくじった:2009/05/18(月) 23:32:05 ID:Ejy4gxfx

「好きなら好きってはっきり言ったらいいんだよ」
 ダージリンを啜る吉野に、カナはパフェに取り込む手を止めた。
「そんなもんかなあ」
「そんなもんだよ」
 こういう感情には疎いカナは顔を渋めるが、吉野の微笑みは崩れない。
「藤岡さんに嫌われるのが嫌?」
「そりゃそうだよ。まあいままでのこと考えたらもう嫌われてるかもしれないけど」
 いまさら気づいたこの感情。でもまだ手遅れではないはずだ。しかしどうしたものか。カナは考える、しかし答えは浮かばない。
「大丈夫だよ。嫌いだったらここまで長く付き合わないもの」
「そうかなあ」
「そうだよ。それに言葉でダメだったらほかに手はあるじゃない」
「どんな」
「わかってるくせに」
 吉野の笑顔は突如妖艶さを増し、マコトのうなじを抱え上げ、なめ上げた。男の呻き声があがり、彼女の笑みは深まる。ぞくりとカナの背筋は凍り寒気を覚える。
「男と女の……ね?」
「わ、わかったよ」
 すでに制覇したパフェの前に紙幣を置くと、カナは出ていった。その背を、おもしろそうに吉野は見る。
「我ながら悪いことしてると思うよ」
 マコトにシナモンスティックをかじらせつつ、
「でもおもしろいからいいよね」
 吉野は笑う。


「よお、藤岡」
「おかえり南」
「千秋は?」
「自分の部屋にいるよ」
「そうか。ところで今日泊まっていくか?」
「そうさせてもらうつもりだよ」
「そうかそうか。ならいいんだ」
「?」
 思い立ったら即行動。それがカナがカナたる所以とも言えた。
 だからその晩藤岡が寝てる部屋に忍びこむのも納得できるというものだ。
 
998一日で我ながらがんばったと思うんだよ:2009/05/18(月) 23:33:02 ID:Ejy4gxfx
暗闇の中、そっと抜け出す姉の影を妹は感じた。
(カナ……?)
 トイレだろうか。いや、それにしてはやけに慎重だ。いつもなら無遠慮に足音を立てて、戸も音を出して開けるはずなのに。今日は最小限に抑えられている。
 千秋はそれに続くように部屋を出る。行き先はすぐに予想がついた。滅多に帰らなくなった春香にかわるように入ってきた同居人の部屋だ。
(藤岡に何の用だ?)
 藤岡が寝室としている部屋の戸が開けられ、閉められる。千秋はその戸に耳を預けた。
『おい起きろ藤岡』
『ん……んぅ? どうしたんだ南、こんな夜中に』
『どうやらわたしはお前が好きになったらしい』
『…………は?』
『だから実力行使にきた』
『南それってどういう――むぐっ』
『バカ! 歯が当たったじゃないか』
『だっていきなりキスするから――ていうか……ええ!?』
『わ、わたしだって恥ずかしいんだぞ!?』
(なにやってんだあのバカ野郎は……)
 何かが音を立ててひび割れていく。長い年月をかけて培ってきた藤岡との関係が、まったく気にしていなかった奴のせいでめちゃくちゃにされようとしているのはかろうじてわかった。怒りか悲しみか。どちらか判別できない感情が渦となって千秋の中にくすぶる。
『でも、嬉しいよ。俺も南が……カナが好きだったから』
『な、なんだと!? そうなのか!?』
『中二のころからね、ずっと』
『てっきり千秋のことが好きなんだと思ってたよ』
 嫌な予感がした。ここから先は聞いてはいけない。離れようとするが体が動かない。離れなきゃ。
『ああ、千秋ちゃん。千秋ちゃんは――――』
 離れなきゃ。逃げなきゃ。早く、早く早く早く早く早く――――――――!!


『別に好きでもなんでもないよ。最近はちょっとうんざりしてたし』
 

 ピシリ。ピシリピシリピシリ――。
 壊れていく。これまで積み上げ、大切にしたものが、ガラガラ――――崩れていく。
「う……あ、ああ……」
 やっと体が動いた。音をたてず、幽鬼のごとく自室に戻り、ふとんをかぶる。すべてが自分の挙動に感じられなかった。
「あ、わ……あががががが」
 涙がふとんにしみこむ。体の震えが止まらない。のどは吃音をとばすだけ。
「う、え。あ、うええええええ」
 あのころのままでよかった。
 あのころのままがよかった。
 夢を見れたあのころが。
 わらっていられたあのころが。

 くたびれた――――ずっと千秋に付き合ってきたぬいぐるみの腕がぽとり、限界を迎えて落ちた。しかしそれが直されることは未来永劫なかった。
999これでおしまい:2009/05/18(月) 23:37:21 ID:Ejy4gxfx
 我ながらあれだなあ。と思いつつ、リクにこたえたらこうなるのよね、と言い訳。
 誤字脱字に目をつぶりつつ、作品の至らぬところはかんべんしてくださいな。 
 それでは。
1000名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 23:47:34 ID:DNS9ZN99
1000までいっても容量オーバーしないのは珍しいかな?
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。