true tearsのエロ小説スレ エロい涙 4滴目

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1名無しさん@ピンキー
true tearsの エロ小説を書くスレです。
※本編に関する議論は本スレ及びアンチスレで行ってください。

アニメ公式サイト http://www.truetears.jp/

作品紹介のHP
http://anime.goo.ne.jp/contents/news/NAN20071113_81/

http://anime.biglobe.ne.jp/news/HC00000735.html

http://event.yahoo.co.jp/bs11/anime/otona2.html

まとめwiki
http://www39.atwiki.jp/true_tears/pages/1.html

前スレ
true tearsのエロ小説スレ エロい涙 3滴目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1211713425/l50
2名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 23:07:45 ID:h4EMIwoR
○まとめwiki編集方法

36 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2008/07/12(土) 15:08:14 ID:y8Uwo2e4
ども。管理人です。
最近は忙しくて週1ペースの更新なってて申し訳ないっす。
でもまぁ、SSの投下も少なくなりましたし、このペースでも十分対応はできるのが幸いです。

それと更新に関してなのですが、別に私がwikiの編集をしなくても、
新作が投下された場合、皆さんで追加、編集を自由になさっても一向に構いません。
もともとみんなで編集できることが理由で通常HPではなく、wiki形式を選択したので。
やり方は簡単です。
上の「@wikiメニュー」から「新規ページ作成」を選択。
ページ名を入力して、モードを選択してください。通常は「アットウィキモード」でおkです。
あとは本文を入力して、編集が終わったら、表示されている認証パスワードを入力して、「ページ保存」ボタンを押してください。
そうすると更新履歴に追加したページが表示されるはずです。
最後に「比呂美スレSS保管庫」もしくは「エロパロスレ保管庫」のページで、
上のメニューから「編集」から「このページを編集」を選択。
追加した作者さんの連番に合わせて、『番号:[[タイトル]]』こんな感じの形式で編集をしてページを追加して、
認証パスワードを入力して、「ページ保存」で編集完了です。
住人の皆さんで作っていくのがwikiの醍醐味だと考えていますので、
私の更新を待たずにでも、自由にやっていけばいいと思います。
3名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 11:00:14 ID:CCIir/Gc
>>1
4名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 11:57:31 ID:9F05DeCD
もうこんな過疎スレ要らないだろう・・・
5名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 12:40:35 ID:ykg2dIVO
あなたが決めることじゃないわ
6名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 21:06:22 ID:J8qny2os
>>4
ていうかわざわざ上げて保守してくれてありがとうなw
7名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 01:52:33 ID:B8ZWVGlZ
             , r ´        \
            /            .ヽ
           ./     ,          ゙、
          .,'     ./., .,   .ハ.、     ',
          l   :.l /,'/l l : :,.l l lV, l   l
           | i  ::l.,'_jj_ l:l ::l/|l _リ_jj l  , .}
          l l l l.f.!_,,」_`!.V! '´,==、,j} .,' .l
           l l l: l.l゙弌:ゾ   '弌:ソ."//ヽ l
           .!}lトヘヘ ̄      ̄ノ'ノッノ ,'
              l.ゞ、、   i.:    '",. イ l.,'l
             l l: :ゝ、 ー ‐  ,_イ: : i l,' {
             }l : : rf`iヽ、_, r ´jミ,l::.il : :.l
           , -┘r"ノ/' 「`T~"l´ヘ弋l.l: 、::ヘ=-、
          /   f´ノ ノ .|  {  .い代l、_, ィ⌒ヾ
        /     Y、 /  .l  ヽ ._〉"‐"   ,   }
        {  l     `゙+ ,=,_j__、、ィ"      ./ :,   l
        .l  l l     }Y( .)).l     i./ :/  l
         l  :l.l     l l >ミ"<.l l    .{:::/   l
         } ::l     l l((  ).).l     .}./   .l
        {.| .l    .l l,>ミミ.<l l     .l"   ll
         }ヘ .{    .l.l{ (  ).).l    .l:   ; .l .l
         l ヽl : : : : :l:l >ミミ`.<l::l : : : : : l : : :l .l .l
         l : : : l  : : :l l( (、,ノ ):l: : : : : :l: : ::l !}: l l
         l : : ::l    l l,r'>、ミ,l.l . : ; l: : : / :.l: : l l
        ,'l : : : }   l l>ミ.<ノ.l:, ィ' ::'}: ::/  l: : }l.l
        l : : ::〈 ー ./ノ (´ .).)ィ.} : :, ィ|l :/    l: : l.ll
        l : : ::/、: : : ::}.l,r'.ゝ 、ヾ.l: ::": :  l    l: ::l l!
        l : ::/    .l lゝミミ.' <.l.l     .l    .|li:l
        } ::/    l l( (´_`) )l l     .l   }.|l
        ,{ :/     l l ,r゙>.、ヾl .l      .l   l .!
        ノ /T.‐‐+-+'‐''‐"‐‐,` ゙テ‐‐-- +-‐イ  .l
       .l / l   .l l      ::/       l  l  .l
       .}゙7 .l    .l l     /      l  l  }
       .リ .l     .l:. !     /. ./     .!   「" l
     .,r.'./       l: : :     /          l l.!}
   ,.r,'//./         l: : :    /          ;「 \
  /,f r'.r'l           l: : :  : /         ::l\\ヾ‐、
  ゙´ Uレ{l             l: : : : ::/          ::l`!.j j./".′
      l       ::   l: : : /          ::l. ゙'`'
      .l        ::   ::/          : :l
      l        : :  /         ::  : :l
      ll        : : /         :: : :/l
      l .l:        : :/         : : : ::/ l
     l :l:       : :i         : : : ::/ .l
     .l : : :       : l         {: : ::/l  l
     l  : : :       : :l         l: : : : l  ll
    .l  : : : :    : : :l            l: : : ::l .l: l
    l   : : : : :   : : :!          l: : : :l l: : l
    .l   : : : : : : : : : : :          l: : : l l:: : l
    .l   : : : : : : : : : : :              l: : :l l: : : l
    .l   : : : : : : : : : :            l: ::l .l: : :  l
    .l   : : : : : : : : : :            l: :l  : : : :  l
    l    : : : : : : : :           l::  : : : :   l
    .!    : : : : : : : :              !:  : : : : 
8名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 09:47:47 ID:xxjRg4Cu
ほしゅ
9名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 15:16:52 ID:3IwYzuSq
同じく
10名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 17:02:56 ID:H6Ew2ohE
>>7
比呂美いいいいぃぃぃ
11ある日の比呂美・豪雪編1:2009/01/25(日) 02:28:19 ID:akTptaXP
夕食のあと、比呂美は廊下から中庭に降り積もる雪をみていた。
吹雪……という程ではないが、今夜の降雪はかなりのものだ。
(来たときは止んでたのにな……)
アパートへの帰路は、ちょっと厳しいことになるかもしれない。
自分は鍛えているから別に何でもないが、送ってくれる眞一郎が心配だな……
そんなことをボンヤリと考えていると、無防備な背中に声がかけられた。
「今夜は泊まっていったら?」
ぴくりと肩を震わせて振り返ると、『おばさん』が布団を一組、細い腕に抱えて立っている。
疑問形で訊いてきてはいるものの、元・比呂美の部屋に寝具を運び込もうとしている姿からして、
比呂美の意見を訊くつもりは、端から無いのが一目瞭然だった。
「はい。そうします」
比呂美は素直に厚意に甘えることにした。
小首をかしげて口角を緩め、屈託の無い笑顔を向ける。
「ふふ…。目元、お母さんに似てきたわね」
「……そう…ですか?」
昔、似たようなことを、この場所で言われた気がする。
でも今は、あの頃のように、その言葉が棘となって心に突き刺さることはなかった。

          ※

入浴を済ませた比呂美は『自室』に戻り、「さて」とひとりごちてから、愛用の椅子に腰を下ろした。
二年前の引越しの直後は空っぽになってしまったこの部屋だが、
ほぼ毎日、仲上家に比呂美が出入りすることで、自然とその荷物は増えていった。
押入れの引き出しには少量ながら替えの下着が。
造りつけの本棚には読みかけの文庫本が数冊置いてある。
(でも、今日は別に……)
本を読む気分でもない。
眞一郎が夜這いにでも来れば、相手をしてやっても構わないのだが。
(そんなこと、するわけない…か)
比呂美がふっと自分の淫靡な想像を笑った瞬間、ドアがノックされるコンコン、という音が室内に響いた。
「は、はい」
跳ね上がった心臓と連動するかのごとく、立ち上がった比呂美は戸口に駆け寄り、扉を開ける。
「……よう」
「…………」
この家には今、自分を入れて四人の人間しかいないのだから、来訪者が眞一郎であることは分かっていた。
……なんだろう? ……もしかして……
あのさ、と口を開きかけた眞一郎を遮り、比呂美は「入って」と小声で呟いた。

          ※

「退屈してるかな、って思ってさ。ほら、この部屋、今 何も無いだろ」
夕食の時と変わらぬ眞一郎の穏やかな様子を無言で観察しながら、比呂美は思った。
彼はその言葉どおり、ただ単に暇つぶしの相手になるつもりでやって来ただけだ、と。
他意はない…… 淫靡なことなど、微塵も考えてはいない。
その証拠に、眞一郎はデスクに寄りかかるように両手をつき、昔語りを始めた。
初めてこの部屋に入ったとき、お前はこんなポーズで「なに?」って澄ましてたよな。
俺は緊張してガチガチだったのに、などと懐かしげに思い出を口にする。
「そして俺は『蛍川の4番と会ってきた』って……お前…に……」
滑らかだった眞一郎の口が、ピタリと止まる。
あの時の記憶は、眞一郎にとっても嫌なものであるらしい。
比呂美は眞一郎が感じる嫉妬心を嬉しいと思うのと同時に、
あの時の気持ちを、自分はまだ眞一郎にハッキリとは伝えていなかったことに思い至った。
(ダメだよね。それじゃ)
塗り替えなければならない。 やり直そう、あの時を。 今なら……きっと出来る。
…………
思い出すんじゃなかった、とでも言いたげに顔を曇らせている眞一郎。
その彼に、比呂美は揺るがぬ想いを宿した瞳を向けながら、一歩近づき、距離を縮めた。
12朋与男:2009/01/25(日) 02:37:45 ID:akTptaXP
あけましておめでとうございます…という時期ではありませんね、もはや
寒中お見舞い申し上げます、でしょうか
お約束の新シリーズ…ではないのですが、保守を兼ねて短編を投下させていただきます
全部書いてから、とも思ったのですが、
マメに落とした方がスレ維持に貢献できそうなので、小出しに落とそうかなと思ってます
エロは微量の予定なので、あまり期待しないでください

あと、遅ればせながらカカさんにお礼を
保管庫の更新、本当にありがとうございます
「外泊」のつづき、楽しみにしております
13名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 04:43:32 ID:8fJ74wWc
新スレ、今年一発目の作品をありがとうございます
一年近く間をおかず作品を投下されている労力にいたみいります
次回が気になる出だしですね このスレがいつまでも続くといいな…
14名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 16:53:28 ID:mBLoGItT
GJ! 次こそ一発目でつね
15名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:16:37 ID:PfE9wfpV
>>12
乙です。GJでございます。いつもながら、ありがとうございます。
一コマ一コマ、引きつけられるシチュエーションで嬉しい限りですわ。
無理せず、じっくりとです。続き待っとります!
16名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:20:50 ID:I/fiAV+i
>>12
新作来てたぁぁぁあぁ
乙デス!
導入部から何かが始まる緊張感の香りを感じて引き込まれます。
続きが気になるっ
17名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 01:38:44 ID:VycxOotq
期待
18名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 18:39:22 ID:brOWRRgl
>>11
新作乙です。
まだこのスレあったんですね。
たまにまとめに新作があがっているのは知っていたのですが、
スレが残っているとは思いませんでした。
これからはちょくちょくのぞきに来ます。
19ある日の比呂美・豪雪編2:2009/02/01(日) 01:02:09 ID:xovT0xEi
「『お前のこと、なんか可愛いって言ってたぞ』……」
あの夜、眞一郎が言い放った言葉を、比呂美はそのまま再現してみせた。
《あの時の仲上眞一郎》になりきって、忘れることの出来ない単語の羅列を突きつける。
「『……嬉しくないのかよ……』」
鬼気迫る様子で間隔を詰めてくる比呂美に、眞一郎は完全に気圧されていた。
「ど、どうしたんだよ」
言葉と態度で古傷を抉られ、眞一郎の顔が歪む。
逃げ出したい、という気持ちが内心を満たしたが、寄りかかっている机が邪魔をして退くことも出来ない。
そんな眞一郎に構うことなく比呂美は前進を続け、遂に肌と肌が触れ合う寸前の位置まで、二人の距離は接近した。
貫くように見上げてくる、比呂美の真剣な眼差し。
「『……嬉しくないなら……ちゃんと言えよ』」
「…………え?」
……そんなこと……言っていない。
自分はあの時、比呂美の本心に気づくことが出来ず、混乱したまま逃げるようにこの部屋を出た……
「『4番なんか、本当は好きじゃないんだろ!』」
記憶との齟齬に対応できず、固まってしまった眞一郎を無視して、比呂美の一人芝居はつづく。
眞一郎の両肩を掴んで揺さぶり、本当の気持ちを聞かせてくれと迫る比呂美は、妙に格好良かった。
…………理想の仲上眞一郎…………
あの瞬間、比呂美が自分に求めていたのは『これ』だったんだ。
そう理解すると同時に、眞一郎は比呂美の真意に気づかされる。 
他人から見れば馬鹿馬鹿しい……意味の無いやりとり。
過去に戻れるわけでも、記憶を書き換えられるわけでもないが。
…………でも…………それでも…………
…………
逃げ腰だった眞一郎の全身に力がみなぎり、肩を掴んでいた比呂美の手が振り解かれた。
「……眞一郎…くん」
比呂美が『比呂美』に戻るのと同時に、眞一郎は素早く体勢を入れ替える。
今度は間違えない。
見当違いの『真心の想像力』ではなく、その先にあるものを示さなければ。
そんな想いを秘めながら、眞一郎は逆に追い詰められる形になった比呂美の肩をガッと掴み、
突然の変貌に驚いて大きく見開かれた瞳を射抜き返した。
そして、決して大きくはない、だがハッキリした口調で宣言をする。
「アイツじゃなくて俺を見ろよ! ……俺は…… 俺は…… お前が好きだっ!!」
告白が比呂美の全身を貫き通し、険しかった表情をぐしゃぐしゃに崩した。
眞一郎の視界に映り込む、しばらく目にすることがなかった比呂美の透明な雫。
「……私たち…………兄妹かもしれない」
時間をあの頃に巻き戻した比呂美が、頬に涙を伝わせながら寂しそうに呟く。
だが、そんなことでは眞一郎の突進は止まらない。
「それがどうしたっ!」と比呂美の弱気を一喝すると、力強い両腕が背中へと回された。
「お前が好きだ。それだけじゃ、不満か?」
身体と身体を交差させて、偽り無い本心を……あの時の秘めた気持ちを……眞一郎は告げる。
比呂美は「不満なんてある訳ない」とでも言いた気に、首を左右に大きく振り、眞一郎の胴を抱き返した。
バスケで鍛えられた、しなやかな二本の腕が背中に食い込む。
抱擁の圧迫感と比呂美の柔らかさ、そして心の奥に刺さっていた棘が抜け落ちたことが、
眞一郎の気持ちを落ち着かせ、安らがせていく。
…………
「ありがとう、比呂美。 なんか……スッキリした」
そう言いながら、儀式を終えた眞一郎は密着を緩め、再び比呂美の顔を見つめ直した。
良く出来ました、と語りかけてくる柔和な表情に、もう涙は無い…… 無いのだが……
「……本当に……スッキリ…した?」
「え?? どういう意味だよ……」
母性のような温かさに満たされていた比呂美の顔が、特に頬の辺りが見る見る紅潮していく。
俯くように落とされた視線。
その先には、肉体の接触に反応し、完全に硬化した眞一郎の下半身が捉えられていた。
布越しにもハッキリと分かる硬直が、比呂美の下腹部……子宮の辺りを『求める』かのように押している。
「あ… いや、これは……」
それまでのシリアスなやり取りに相応しくない陰部の変化に気づかされ、
眞一郎は慌てて掴んでいた比呂美の肩を離し、一歩後ろへと退がった。
20朋与男:2009/02/01(日) 01:06:39 ID:xovT0xEi
コメントを下さった皆様、ありがとうございます
そして保管庫を更新して下さった方、
たぶんカカさんだと思いますが、いつもありがとうございます
本当は自分でやればいいんですけど… 何か失敗しそうで…
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします

次の節はチョイエロの予定です
21名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 21:55:00 ID:kMwDIRen
>>20
乙でございます。
なるほど。あのシーンの、『比呂美』さんが求めていたこととは。
今のちゃんとした『眞一郎』になら出来る、ということですな。
さすがです。GJです。ありがとうございます。
次節も、待っておりますよぉ〜。
22名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 05:18:27 ID:Gt2w5Uzy
いつもながら綺麗な文章だなぁ
GJです!
23名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 01:52:42 ID:yRKpsOFC
久しぶりにきたら
朋与男さんが投稿されてる!!
悲しい思い出を塗り替える眞一郎カッコイイな
24名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 16:58:49 ID:SV9eRjtS
25ある日の比呂美・豪雪編3:2009/02/08(日) 01:07:38 ID:jZwwcA70
逃げる眞一郎の硬直を、比呂美の細い指先が追いかける。
中指の腹で、下から上へとすくい上げるように愛撫が奔り、思わず眞一郎は呻き声を漏らした。
「するのは……ダメ…」
今夜はちゃんと避妊の出来ないし、始めてしまったら声を抑え込む自信も無い。
視線を逸らしたまま、比呂美はそう呟いた。
「でも、ちゃんとしてくれたから……お礼したいな」
「待てよ。 俺、そんなつもり……」
比呂美は、抗弁が終わるのを待たなかった。
跪いて眞一郎の腰に指を掛けると、一気に寝間着と下着を、膝の辺りまで引き下ろしてしまう。
「…………おい……」
非難めいた声を出しながらも、眞一郎はその場から動けなかった。
下半身を丸出しにした滑稽な姿で、比呂美を見下ろす顔に戸惑いが浮かぶ。
「……口で……してあげる」
硬化した陰茎に頬をすり寄せながら発した、比呂美の扇情的な誘い文句に、眞一郎の背中がぶるりと震えた。
連動して動いた陰茎が比呂美の頬を軽く打ち、抑えきれない興奮を伝える。
「呑んじゃえば大丈夫。 ……ね?」
比呂美はちゃんと、『事後』のことまで考えを巡らせていた。
今日は精を膣で受けとめる訳にはいかない。
かといって外に放出すれば、放たれる臭いと眞一郎の精を拭き取ったティッシュの始末が大変だ。
…………ならどうすればいいか…………
選択肢はひとつ。 別の口から『眞一郎』を受け入れるしかない。
「でも、お前さ……」
言いかけて口篭ってしまった眞一郎が、何を言いたいのかは分かっている。
比呂美はフェラチオという性技が、あまり得意ではなかった。
『前戯』として最低限の奉仕は何度もしているが、口だけで眞一郎を絶頂に導いたことはない。
「だからしたいの。 今夜は……眞一郎くんの……呑みたい」
蕩けた瞳で見つめながら、比呂美は「横になって」と眞一郎を促す。
「…………」
もう、比呂美の誘いと破裂しそうな欲望に、自分は抗うことは出来ない。
そう考えた眞一郎は、既に敷かれていた布団の上に身体を横たえると、下に身に着けていたものを全て脱ぎ去った。

          ※

念の為にドアの鍵を掛けてから、比呂美はハの字に開かれた眞一郎の両脚の間に身体を収めて座る。
「私も脱いだ方がいい?」
枕に埋め込まれていた眞一郎の首がくいっと起き上がって、「えっ!?」と驚きの視線を比呂美に送った。
そんな事を訊いてくるとは思わなかったのだろう。
お前の好きにすればいいよ、と裏返った声で答える眞一郎に、比呂美の口元から笑いが漏れる。
口淫が初めてという訳でもないのに、何を緊張しているんだろう。
(……かわいい)
そう、眞一郎は時々かわいい。 かわいくて……かわいくて……何だか苛めたくなる……
…………
比呂美は寝間着の前を広げてブラを取り去ると、乳房を露出させた。
ごくりと音を鳴らす眞一郎の喉……それを無視して覆い被さるように陰茎へと近づく。
「……比呂美」
「動いちゃだめ」
意地悪く笑ってから、腹筋に張り付く形になっている勃起に、比呂美は手を掛けた。
重力に対して水平になっている肉棒を垂直に立たせ、張り詰めて艶を放つ先端を、自らの乳首にあてがう。
「うっ…」
鈴口に加えられた快美な刺激に、眞一郎は呻きと共に先走りの体液を溢れさせた。
それを潤滑油として、比呂美は円を描くように、握った陰茎を己の乳首に擦りつける。
湧き出す粘液が比呂美の小梅に纏わりつき、まるで化粧を施したかのような美しい艶を与えた。
「ふふ。……どう?」
左右の乳首へカウパー氏腺液を塗り終えた比呂美は、誇らしげに乳房を眞一郎の視界へと晒す。
薄く開けられた瞼の奥にある眞一郎の瞳が、妖しく光る乳房の先端に縫い付けられた。
官能的な視覚情報に刺激されて、ビクビクと震え出すペニス。
比呂美はそれを確認してニヤリと口を歪ませると、「始めるね」と小さく囁いてから身体をずらし、
鼻息の荒くなりはじめた眞一郎の股間……灼熱の剛直へと顔をうずめていった。
26朋与男:2009/02/08(日) 01:10:50 ID:jZwwcA70
一年前の今頃は、「いっちゃった……」でしたね
あぁ、懐かしい
6話のDVDを観てから寝ることにします
それでは、また来週
27名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 08:45:25 ID:iUJOZtz8
いやーん 超絶ぐっじょい!
28名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 13:57:04 ID:BbPeiCB5
すばらしい
29名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 13:58:48 ID:BbPeiCB5
朋与男さん乙です
30名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 16:48:48 ID:YFjKB8Rg
やっぱりお口ででしたかw
ちょっと予想してました。これからの比呂美の才能の開花に期待です。
31名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 20:38:36 ID:X1fEuvlO
>>26
乙でございます。お早い次節、感謝感激です。
いじめたくなる。ちょっとSっけあるのね、比呂美さん。
でも、それは眞一郎くんとだからこそ。
GJです。さすがです。次節も更に期待してます。
32ある日の比呂美・豪雪編4:2009/02/15(日) 02:04:49 ID:P/p+rNno
いつもと同じ様に、比呂美は眞一郎の先端に口づけて、始まりの挨拶をする。
新しいことに挑戦するといっても、基本的なスタイルを変えるわけではなかった。
手順は普段と同じに。 でも、最後は眞一郎を…口で……
内心で反芻した『これからすること』が、比呂美の心拍数を上昇させた。
(なんだろう…… 私、凄く興奮してる)
気持ちが……どうしようもなく昂ぶる……
…………
比呂美は鎖を解かれた獣のように、眞一郎の硬直にしゃぶりついた。
袋の部分を柔らかく揉み解し、精の増産を促しながら、まずは竿の部分に唾液をまぶし始める。
比呂美の舌が躍動的な筆となり、陰茎は瞬く間に粘液で光沢に塗り込められた。
充血して赤黒く変色した亀頭が、すぐに加えられるであろう愛撫を期待して、表面の張りを増してゆく。
だが、甘美な刺激はペニスの胴体のみに集中され、一向に肝心な所へと上がってくる気配が無い。
「ひ、比呂美……」
「ん? …なに?」
茎にしか加えられない愛撫…… それを眞一郎は、比呂美の焦らしと受け取った。
意地悪しないでくれと視線で訴えてみるが、比呂美はわざと応えない。
目を細めて頬を緩ませるその顔は、眞一郎に「お願いしてごらん」と言っているかの様だった。
「お前ってさ……」
サドなんじゃないか?と発しかけた眞一郎の疑問を、比呂美の新たな攻撃が掻き消す。
亀頭裏の縫い目になっているあたりを、硬く尖った舌先がちろちろと……弱点を狙い撃つように舐め上げた。
「うっっ」
眞一郎の喉が、苦しみとも悦びとも判別できない呻きで低く鳴る。
その反応に気を良くした比呂美は、愛撫を次の段階に進めた。
右手の人差し指と親指で輪を作り、それを茎に添わせて上下に動かしながら、舌をカリ首に這わせる。
ぐるりと円を描くように亀頭の淵をなぞり、時折、裏筋に垂れる眞一郎の体液を舐め取って見せる比呂美の赤い舌。

          ぺちゃ ぺちゃ ぺちゃ ……

無音の室内に、比呂美の唾液と眞一郎の淫水が混じり合う音が響く。
……他には何の音もしない…………
あまり物がない部屋の様子も手伝ってか、比呂美は眞一郎と自分が、世界から切り離されたかのような錯覚を持った。
(雪のせいもある……のかな)
屋外で降り続いている豪雪が、外界の事象を全て吸い取り、二人の空間を守り包んでくれている……
……この世界に存在しているのは、愛し合う二人だけ…………
そんな乙女チックな妄想に、比呂美がくすっと自嘲気味な笑いを漏らした時だった。
「……咥えて…くれよ……」
過酷な拷問に耐えられなくなった眞一郎が、堪らずに情けない声を絞り出した。
照明を点けているので、プライドを捨て去った眞一郎のかわいい顔が、比呂美にはとてもよく見える。
「フフ…… ……いいよ……」
一旦、身体を起こし、眞一郎を見下ろしながら、唇についた二人の混合液を舐める比呂美。
その態度は、余裕を持って眞一郎の求めに応じるもののように見えたが、実はそうではない。
唾液を塗ることで強くなった陰茎の臭い……眞一郎の牡の薫りが、比呂美の欲望を我慢の限界まで追い詰めていたのだ。
(本当に我慢できないのは私の方。 欲しい……『眞一郎くんの』が……)
牝の本能に支配された唇が、光る粘液の糸を引きながら大きく開かれる。
……そして…………
「くっ!」
短い呻き声と共に、艶やかに張った肉の先端が、比呂美の口内へと消える。
身体の中で最も敏感な部位を咥え込まれ、眞一郎は反射的に首を仰け反らせた。
生温かな『異空間』が与えてくれる、言葉では表現しがたい悦び。
眞一郎の歯と歯の間からはギリッという摩擦音が発せられ、彼の感じる快楽が普段以上のものであることを示した。
その姿を上目遣いで確認しつつ、比呂美は尿道に溜まったカウパー液を吸い出しにかかる。
口腔が減圧され、陰茎に詰まっていた粘液はストロー内のジュースのように、比呂美の舌上へと無理矢理引き出された。
「うあぁぁっっ!!」
体液を吐き出すのではなく、強引に抜き取られる……
初体験の快感に、眞一郎の声帯は状況を忘れて悲鳴をあげた。
(もっと……気持ち良くしてあげる…… だから……)
いっぱい……いっぱい出して欲しい…… 喉も内臓も焼けただれてしまうような、熱い精を。
比呂美は願いを現実のものとするべく、頭をゆっくりと前後に動かして、ペニスを更に深く呑み込み始めた。
33朋与男:2009/02/15(日) 02:11:26 ID:P/p+rNno
tvkでのttの放送時間に合わせて投下…と思っているのですが、
なかなか上手くはいかないものです
来週は頑張るぞ!
34名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 03:06:23 ID:QLfYHM2o
良い仕事しますね
35名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 19:27:38 ID:40qX3CwW
>>33
>tvkでのttの放送時間
そうだったのかw
乙でございます。さすがです、いつもながら。
なるほど、サディスティックなのですね、比呂美さんw
いやいやいや。愛し合う二人だからこそ。
GJです。次週も楽しみにしておりますっ。
36名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 18:36:01 ID:E2EW/GNK
>>33
攻めの比呂美さんすげえぇ
流石富山の雌豹w
続き期待してます
37ある日の比呂美・豪雪編5:2009/02/22(日) 01:13:58 ID:SPzDOBKd
吐き気を感じるギリギリのところまで、比呂美は眞一郎の陰茎を受け入れてみた。
奥に当たった鈴口から湧き出すカウパー氏腺液が、絶え間なく食道に流れ込んでくる。
(熱い…… 眞一郎くんの、熱い……)
でも、まだこんなものでは満足できない。
もっと濃い、眞一郎の命の源を胃の腑に納めなければ、今夜の自分は満たされない。
比呂美は頭部を前後させる速度を上げ、口内の圧力を高めた。
「比呂美ッ…… ひ、比呂美ッッ!!」
うわ言のように恋人の名を呼ぶ眞一郎を無視して、渦を巻き、激しくうねる比呂美の口。
舌は陰茎の下部に絡みつき、『出して欲しい』という比呂美の願望を表現する。
頬をへこませ、栗毛を振り乱しながら、比呂美は一心不乱に眞一郎をしゃぶり続けた。
破裂しそうな程に張り詰め、細かな痙攣を見せ始めるペニス。
膣で知り尽くした眞一郎の『放出の予兆』を、比呂美は上顎の裏に感じた。
もうすぐ…… もうすぐ…… 眞一郎は絶頂に達する!
(出してっ! 眞一郎ッッ!!)
たぎる熱情を込めて、比呂美はとどめの一撃を放った。
軽く前歯を立てながら陰茎全体を加圧し、眞一郎の全てを包み込む。
その動作は、頂に昇りつめた時の膣圧に近い刺激を、眞一郎に与えた。
擬似的な代償行為とはいえ、避妊具を付けない『生』の感触である。
めったに味わえない禁断の悦楽が、眞一郎の性感神経を強烈に反応させ、身体全体を暴走させた。
「くぁぁッッ!!」
頭の隅にかろうじて生き残っていた理性の欠片が、大声を上げることだけは食い止める。
しかし、それ以外の部分……腰と腹筋、それに両腕が、純粋に快楽を貪ろうと動き出した。
比呂美の頭部が眞一郎の両手で鷲掴みに固定され、喉奥に向けて容赦ない打突が叩き込まれる。
(え?? な、なに??)
口内射精という行為の結末を実体験として知らない比呂美は、
突如として荒々しくなった眞一郎の変化と、喉を襲う圧迫に驚愕した。
扁桃腺の辺りまで押し込まれた亀頭が嘔吐感を引き起こし、反射的に身体が眞一郎を拒絶する。
だが、完全に発射体勢に入った眞一郎の本能は、比呂美の逃亡を許さなかった。
……そして……

          ドクッ ドクッ ドクッ ドクッ …………

眞一郎の命を大量に含んだ白い粘液が、比呂美の喉奥へと撃ち込まれていく。
仰向けの状態で噴出しているにも関わらず、精液の勢いは、比呂美の予想を超えて凄まじかった。
いつもは鼻腔から感じる栗花のような薫りが、咽頭を逆流して比呂美の頭蓋に充満する。
(あぁ…… 眞一郎の…精子……)
飲み物というよりはゼリーに近い感触…… そして微かな苦味……
ちゃんと呑めるだろうか、と比呂美は少し不安を感じていたが、それは杞憂だった。
喉周りの筋肉は勝手に動き、口中に溢れた物体をごくりごくりと嚥下していく。
食道にねっとりと絡みつきながら、体内へと落ちていく精液。 その熱を感じる。
内臓がじわりと温められる感覚と、そこを中心に『眞一郎』が身体全体に浸透していく実感。
(眞一郎が……眞一郎の子供たちが……私の中に……)
……幸せだった。 これ以上の幸せはなかった。
眞一郎が、眞一郎の生み出す命が、自分を求めている。 求めてくれる……
それは湯浅比呂美とって、『生きる喜びそのもの』と言っても、過言ではなかった。
…………

尿道に残った精も全て吸い出してから、比呂美は袋も含めた陰部全体を舐め清めた。
「はい、お終い」
そう呟いて笑う目元に、きらりと涙の粒が光る。
しかし、眞一郎はそれを目にしても、昔のように狼狽することはなかった。
その涙の意味が、あの頃よりは理解できる男になっていたから。
「比呂美」
「ん?」
自分が泣いていることに気づいていない比呂美は、物足りなかったの?と小首を傾げる。
そんな彼女を愛しいと再認識しつつ、眞一郎は絶頂の余韻が醒め始めた身体を起こした。
38名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 10:51:27 ID:5+MZHawK
>>37
乙でございます。
頑張りすぎです、比呂美さん。しかも飲むのは大変よ。GJ。
そして涙を見極められる男になりましたか、眞ちゃん。偉い。
お互いの愛情へと昇華してますねぇ。
GJです。最後までお供つかまつりますっ!
39名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 11:29:00 ID:P/20kI1Z
>>37
ある日の比呂美キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
えろいよ比呂美っっ
ごちそうさまですw
40ケイ:2009/02/22(日) 14:52:34 ID:licwr40L
比呂美さんエロッ!
41ある日の比呂美・豪雪編6:2009/02/23(月) 01:21:23 ID:q6Zl5QKD
顔と顔を接近させると、眞一郎は自分の陰部をしゃぶっていた唇に、躊躇うことなくキスをする。
「!!」
想定外に見舞われた眞一郎の攻撃に、比呂美の心臓は肋骨の内側で跳ね回った。
自分が出した体液に口をつけることが、どれほど不快な行為であるかは容易に想像できる。
なのに…… 眞一郎はそれをしてくれた……
(……眞一郎くん……)
胸の奥が燃える、熱く燃え上がる。
……ここがどこだろうと関係ない。 自分は今、この愛しい男と繋がりたい……
そんな牝として当然の欲求が比呂美を突き動かした。
「眞一郎くんっ!」
顔を離した眞一郎を再び押し倒そうと、比呂美は体重の全てを預け、寄りかかろうとした。
だが、正対した眞一郎の表情が、見る見るうちに面白おかしく歪んでいくのを目にし、気持ちが萎んでしまう。
「……あの……」
「う…… うええぇぇぇ……」
比呂美の口内から精液の味を受け取った眞一郎は、舌を目一杯に出して、嘔吐寸前という顔をしてみせた。
不味い、気持ち悪い、と自分の子種に罵詈雑言を浴びせてから、
呆気に取られている比呂美に向かって、「すまんっ!」と叫び土下座をする。
「……ちょ…ちょっと、何の真似??」
「こんな酷い味だったなんて知らなかったんだ。もうこんな滅茶苦茶はしない」
だから勘弁してくれ、と続けて、眞一郎は額を布団に擦りつける。
その滑稽な様子を見下ろしながら、比呂美は自分の性欲が収束していくのを感じていた。
同時に、頬を涙が濡らしていたことにも気づき、眞一郎の突拍子もない行動の意味も理解する。
(また気を遣わせちゃった…かな)
悲しくて泣いたのではない。 苦しくて泣いたのでもない。
眞一郎はそれを分かった上で、こんなピエロみたいなことをしてくれている。
油断するとすぐに、物事を大げさに捉えてしまう湯浅比呂美の心を薄めてくれる。
(ありがとね、眞一郎くん)
ずっと一緒なんだから気楽に行こうぜ、と告げてくる眞一郎の後頭部に向かって、比呂美は内心でそう呟いた。
そして実際には、「じゃあ、私のも…もう舐めなくていい」とふて腐れたように言ってみる。
「えぇっ! ……いや、それは……」
跳ね起きた眞一郎は、ダメだ、それは困ると抗議の言葉を並べ始めた。
「私は《しちゃダメ》なのに、眞一郎くんは《したい》んだぁ」
悪戯っ子の余裕を取り戻した比呂美は、唇の端を吊り上げながら、また眞一郎を苛め出した。
不公平だなぁ、ずるいなぁ、と心にも無いことを言い立て、眞一郎にどうして《したい》のかを白状させようとする。
「お前、意外と根性悪かったんだな」
「嫌ならいいけど?」
もう舐めさせてあげないだけだから、とキッパリ言い切って、比呂美は満面の笑みを見せる。
敵わないと悟った眞一郎は、刹那の躊躇いを見せてから、恥ずかしそうに口を開いた。
「……舐めてる時の……お前の悶えてる姿を見るのが…好き……なんだよっ!……」
男の意地なのか、最後の方だけは語気を強めて、眞一郎は告白をする。
好きな女が気持ち良くなってるのを見て、満足したらおかしいか!
その控えめな叫びを室内に響かせると、眞一郎は真っ赤に脹れた顔を俯けた。
「ううん……おかしくない。 ……嬉しいよ」
伏せられた視線を追いかけるように、比呂美の顔が回り込む。
「……比呂美…」
目の前に接近してきた表情は、真剣なものだった。
ふざけた気持ちなど微塵も無い、相手の心を想いやる顔。
「私もね…… 同じ」
そう柔らかに呟くと、比呂美は身体を眞一郎の胸元へと滑り込ませた。
42ある日の比呂美・豪雪編7:2009/02/23(月) 01:23:42 ID:q6Zl5QKD
「私も……眞一郎くんが気持ち良くなってるのを見るの……好き……」
だから、またしたい。 させて欲しい。
比呂美は険と赤味のとれた眞一郎の顔に向かって、真摯にそう訴えた。
「…………」
眞一郎は言葉を返すことなく、頬を緩ませて胸の中にいる比呂美を優しく抱き締める。
(眞一郎くん……大好き……)
想像通りの答えを眞一郎が返してくれたことに気を良くした比呂美は、
お気に入りの隙間を見つけた子猫のように、身をくねらせて薄い胸板に甘える。
眞一郎は次々と形を変える比呂美の肢体を柔軟に受けとめ、そこから発散される薫りを貪った。
…………このまま《して》しまおうか…………
同時にそんなことを思ってみるが、そうはしない。
降雪がくれた貴重な時間は、そのためのモノではないことが、二人にはよく分かっていた。
…………


性欲と興奮が治まりをみせた眞一郎と比呂美は、衣服を整えてから掛け布団に包まった。
無音の部屋にお互いの呼吸だけを感じ、それを幸せと実感する。
もうすぐ、この幸福は終わるのだろうと比呂美が考えたとき、眞一郎が唐突に口を開いた。
「雪の音がするな」
「……え?」
壁の向こう側を透かしているかのような眞一郎の視線を、比呂美は追ってみた。
《創作》という行為には縁の無い比呂美ではあるが、今は不思議と眞一郎の感覚が分かる気がした。
(音が聴こえる。 大地を白く覆う雪の音が。 
    どこまでも…… どこまでも…… 白で覆い尽くしていく、雪の音が……)
眞一郎が口走りそうなフレーズが胸中に浮かび、思わずククッと苦笑する。
こんな事もあるのだな、と考えながら、「どうした?」と訊いてくる眞一郎に向かって、
比呂美は『らしい』セリフを言ってみた。
「明日は帰る前に雪掻きしなきゃね」
「…………」
手伝わされると直感したのだろう。
眞一郎はまた壁の外へと視線を戻し、比呂美の発言を無視する。
子供みたいな抵抗を可愛いなと感じながら、比呂美は「逃がさないからね」という意志を込めて、
背中を包んでくれる眞一郎の胸を押し返し、体重を預けた。
「雪掻き、す・る・か・ら!」
比呂美のはつらつとした物言いが不可避の重労働を予感させたのか、眞一郎は身体をぶるりと震わせ顔をしかめた。
メルヘンの世界を散策していた意識は、どうやら厳しい現実へと引き戻されてしまったらしい。
明朝、自分を苦しめる事になる白い壁の量を想像して嘆息すると、
今度は隙間から入り込んできた冷気に反応して、眞一郎はまた身震いを始める。
寒がりなんだから、と悪意を込めずに囁き、比呂美は寄りかかった体勢のまま軽く笑う。
「お前は寒くないのかよ」
そう口を尖らせ、不平を垂れる眞一郎に向かって、「私は全然、平気よ」と比呂美は胸を張って見せた。
「ハイハイ、比呂美さんは鍛えてますからね〜」
女は皮下脂肪も厚いしなと、ヤケクソ気味の眞一郎の口から、珍しく嫌味が飛び出す。
「ふんだ。理由はそれだけじゃありません」
「???」
比呂美は軽く鼻を鳴らしてから、眞一郎に気づかれないように、腹部より少し上へと指先をあてがった。
(……あなたが私の中にいるから……だから寒くないの)
恥ずかしい……絶対に声にすることは出来ない想いを自覚し、くすっと喜びの声が漏れてしまう。
「?? なんだよ?」
「ふふ。 教えてあげない」
言えるわけないでしょ、と内心で呟きながら、比呂美は首を折り曲げて、後ろ髪を眞一郎の鼻先に擦り付ける。
そして、幸せを噛み締めるように口角を緩ませながら、
あと少しは許されるであろう『雪のくれた時間』を楽しもうと、静かに瞼を閉じた。

          [めでたし]
43朋与男:2009/02/23(月) 01:34:13 ID:q6Zl5QKD
コメントくださった皆様、保管庫をいつも更新してくださる方(たぶんカカさん)、
いつもありがとうございます
『豪雪編』、これにて終了でございます
本当は5、6、7とまとめて投下するつもりだったのですが、
幕張に比呂美のガレージキットを買いに行くために、昨晩は早く寝てしまいました。
ごめんなさいです
あと、「雪、ほとんど関係なかったよね……」っていうツッコミは無しでお願いします

そろそろ長編に取り掛かりたいのですが、なかなか上手くいきません
次もまた短編でお茶を濁す予定です
44カカです:2009/02/23(月) 10:17:20 ID:jTN6ELCa
お疲れさまでございます。
『豪雪編7』まで保管庫のほうにアップ致しました。

わたしもだんだんテンションが上がってきました。
45名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 13:56:22 ID:cfJR/Ltw
朋与男さん乙でした。すばらしい
46名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 21:26:10 ID:d2unJSGp
>>43
乙っ
まるで比呂美の体温を感じ肉感を喚起させる描写
比呂美と眞一郎、恋人となった二人が絡み合う熱で雪も蕩けるようなストーリー
おもしろかったです!
また楽しみにしてますね
>>44
カカさんキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!
47名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 16:55:23 ID:Xw2RcTSO
朋与男さん乙です!!
48名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 21:51:14 ID:TWFZWJ97
>>43
遅くなりましたが、乙です
一気にUPされたので、当分無いのかと
危惧しましたが、また長編の構想があるのですね
安心しました
UPされる時を心待ちにしてます

もちろん、カカさんもですよ
49ある日の比呂美・疾走編1:2009/03/08(日) 01:10:40 ID:njK+fa0S
「んん…… ねぇ、上になるから……」
正常位で組み敷かれていた比呂美は、前後運動をつづける眞一郎を一旦押し留めた。
「あんまり……感じないか?」
「ううん、違うの。 何ていうか……いろいろステップアップしたいなぁって」
乱れた呼吸を整えながら、比呂美は上体を起こした眞一郎に追随する。
俗に言う《対面座位》の形で濃厚なキスを交わしてから、そのまま体重を掛けていくと、
二人の位置は《正常位》とは真逆の《騎乗位》に収まった。
「この体位のときはねぇ、上下じゃなくて、前後に動くといいんだって……」
囁くやいなや、比呂美は陰茎を膣肉で深々と咥え込んだまま、言葉どおりの動きをしてみせる。
くい、くい、と腰をいやらしく振ると、恥骨同士が擦れ合い、陰毛が絡まるシャリッという音がした。
「うぁっ」
新しい体位が生む圧力が心地良かったのか、眞一郎の喉が低く鳴る。
「なんで……くっ! ……こんな事、知ってるんだよ」
「んん……あん…… お、教えない…… はぁん……」
眞一郎のささやかな抗議は、二人が発する嬌声の波に呑み込まれていく。
「んっ、んっ…… くふっ…… んんんっ!!」
「はっ、はっ、はっ…… くぅぅ…」
味わう快楽が堪えられない恋人たちの声と、結合部から生み出される粘着質な音が響き、
永遠とも一瞬とも思える淫靡な時間が、比呂美の部屋の上層を満たしていった……
…………

          ※

「伝説??」
「そう。 伝説だって」
比呂美がそんな単語を口にしたのは、結合を解き、それぞれに陰部の後始末をしている時だった。
なんでも、麦端地区の中高生のあいだで、妙な告白の仕方が流行っているらしい。
「海岸通りの坂道を全力で駆け下りて、丁字路を曲がったところで想いを告げると……」
「おい、ちょっと待て。 それって…まさか……」
その《まさか》だった。
どこからどう話が伝播したのか分からないが、『あの時』の二人の思い出が、
麦端の町に新たな『恋愛成就』の伝説を生み出してしまったらしい。
「どう…しようか?」
困ったフリをしながら、実は比呂美が内心で喜んでいるのは明らかだった。
(なにが嬉しいんだよ。そんなの恥ずかしいだけじゃないか、まったく……)
比呂美のことを一番理解しているつもりの眞一郎ではあったが、
時折、『女』はやはり別種なのだと実感することがある。
はぁ、と大きく溜息をつき、やれやれと眞一郎は肩をすくめたが…… これが不味かった。
「…………なに? 不満なの?」
トーンの落ちた比呂美の声が眞一郎の耳朶を突き刺して、彼女の心が瞬時に曇ったことを知らせる。
しまった、と眞一郎は内心焦ったが、もう遅かった。
比呂美はぷいと顔を背けると、ロフト用のゴミ箱にティッシュを放り込んでから、全裸のまま階段を降りていく。
「な、なんだよ。怒るようなことかよ」
心の中で《冷静な眞一郎》が「謝ってしまえ」と忠告をしたが、
眞一郎は少し意地になって、階下の比呂美に抵抗を試みた。
……だが……
「いつまで裸でいる気? さっさと降りて着替えて」
刺々しくも爽やかな声に引き込まれて下を覗いてみると、比呂美は既に服を身に着け、外出の準備を整えていた。
(は、早っ! ……やっぱ比呂美って凄ぇ〜)
感心している眞一郎に、更なる言葉の鞭が飛ぶ。
「私、夕飯の準備を手伝わなきゃいけないんだから、早くしてっ!」
「お……おう」
気の抜けた返答を聞きたくないのか、比呂美は一人で部屋を出て行く。
眞一郎はロフトを降りると、脱ぎ散らかした服を慌てて着込み、その後を追った。
50ある日の比呂美・疾走編2:2009/03/08(日) 01:12:13 ID:njK+fa0S
眞一郎が部屋に来たのは正午の少し前。
昼食と勉強、そして《ご褒美》を済ませても、空はまだ蒼い時間帯だった。
比呂美は小さな靄を心に抱えながら、海岸通りにつづく竹林を抜けていく。
そろそろ眞一郎が追いついてきても良さそうな頃だったが、背後に彼の気配は感じなかった。
(なにしてるのよ、もう!)
……苛立ちが増していく。
そのきっかけを眞一郎は「怒るようなことか」と軽く言ったが、比呂美はそうは思わなかった。
あの時の記憶は、子供の頃の『祭りの想い出』と同じ重さを持っている。
少なくとも湯浅比呂美にとっては、生まれ変わっても忘れたくない…大切な…大切なものだ。
(なによ…… 迷惑そうな顔してさ)
この場に黒部朋与がいたなら、「恥ずかしがってんのよ。男なんてそんなもんだって」などと嘯いたかもしれないが、
今、この場には、比呂美の不安を払拭してくれる者は誰もいない。
……もし、あの出来事が眞一郎の中では《たいした意味の無いこと》だったとしたら……
……そんな不安が胸の奥で渦を巻いていく……
…………
(……あぁ…私ってホント、嫌な性格……)
仲上の家に着くまでに眉間のシワはとれるだろうか、などと考えながら歩いていると、急に目の前が開けた。
竹のカーテンが終わりを告げ、海沿いの強い日差しが瞼に差し込んでくる。
比呂美は後ろを振り返り、眞一郎の影を捜したが、やはり彼がやってくる様子はなかった。
「…………」
待つことはせず、直角に道を曲がって海岸通りを進む。
しばらく歩くと、比呂美は例の丁字路近くにたどり着いた。
(…………あれ?)
残雪が積み上げられた歩道に、人影が見える。
二十メートルほど先に、こちらへ背を向ける形で、同年代の少女が何かを待つように立っていた。
(あ、もしかして)
状況を理解した比呂美の脚が止まる。
伝説だ。 あの子は伝説を実践しようとしているのだ。
麦端の生徒だろうか? 蛍川……それとも古城高校?
決定的な瞬間を目撃するかもしれない、という高揚からか、比呂美の脳内をどうでもいい思考が駆け巡る。
(! 来た)
遠くから聞こえてくる「うおおおおぉぉ!!」という雄叫び。
少女と同じ年頃の少年が、眞一郎が自転車で疾走してきた坂を全速力で駆け下りてくる。
丁字路を減速せずに曲がりきり、少女の手前、約五メートルのところで立ち止まると、
彼は後方で立ち尽くしている比呂美の存在を無視して、大きな声を張り上げた。
「お、俺と……付き合ってくれええぇぇっ!!!」
絶叫が響き渡り、音の波紋が空に吸い込まれて消えていく。
(……すごい……)
《伝説》を目の当たりにした比呂美は、身体が固まって動けなかった。
そして一拍の後、比呂美の耳朶を打つ、ザッという雪を蹴る音。
それは告白の消失を追いかけるように駆け出していた、少女の軽やかな足音だった。
比呂美のように足を滑らせることもなく、彼女は少年の胸に飛び込み、内に秘めた《答え》を彼に伝える。
想いを伝え逢い、しっかりと抱き合う二人の姿は、まさに《海岸通りの伝説》そのものであった。
…………

「良かったな」
「! ……眞一郎くん」
いつの間に追いついたのか、突然、真横で発せられた眞一郎の声に、比呂美は驚いた。
それは少し離れたところで寄り添う、生まれたての恋人たちも同様だったらしい。
揃ってキョトンとした表情をこちらに向けた少年と少女は、すぐに顔を赤らめて俯いてしまった。
「あ…あの…… ごめんなさい。覗き見するつもりじゃなかったんだけど……」
大切な想い出に傷をつけてしまったのではないか、と狼狽する比呂美をよそに、
眞一郎は清々しい顔で、二人に向かって「おめでとう」と祝福を告げる。
(ばかっ! なに言ってるのよ)
……空気を読まないその言葉を聞いて、恋人たちは怒り出すのではないか……
そう比呂美は心配になったが、この世の幸せを独占している二人には、どんな事象もハッピーと感じられるらしい。
頬を朱に染めながら、とても素直に「ありがとう」と返した少年は、少女の手を取ると、
眞一郎の横をすり抜けて、比呂美たちがやってきた方向へと、手と手を握り合いながら去って行った。
51ある日の比呂美・疾走編3:2009/03/08(日) 01:14:11 ID:njK+fa0S
伝説の元凶が自分たちだとバレてはいないことに安堵したのか、
眞一郎は「ホントは抱きつくんじゃなくて、ラリアートをかますのが正解なんだけどな」と笑いを堪えながら呟いた。
その憎まれ口が照れ隠しであることは分かっていたが、比呂美は反射的に抗議の声を上げてしまう。
「あ、あれはっ! ……雪で滑っちゃったんだから……しょうがないじゃないっ!!」
……私だって抱きつきたかった……
さっきの二人みたいに、普通の告白をされて……
そして素直な気持ちを返したかった……
「……なによ……」
顔を背けた比呂美の前歯が、軽く下唇を噛むのが目に入り、眞一郎は冗談が過ぎたことを反省をした。
(そうだな…… あの時はまだ、俺がちゃんとしてなかったから……)
比呂美が転んだのが悪いんじゃない。
受けとめることが出来なかった、自分の方に非があるのだ。
だが、あの時はあれで良かったのだと、眞一郎は思う。
あの出来事……比呂美を受けとめられない自分を自覚できたからこそ、今の仲上眞一郎がいるのだ。
(でも、もうあの時とは違うぞ。いつだって、俺は比呂美を……)
しっかりと受けとめてやれる。 胸を張って抱き締めてやれるんだ。
そう思った瞬間、比呂美とは違う二人の少女の顔が脳裏に浮かび上がった。
眞一郎の気持ちを後押しするように、『やりたいように、やってみれば?』と幻影が囁いてくる。
「そうだな」と眞一郎は口中に一人ごち、頬を緩ませた。

「比呂美。少しここで待ってろ」
俯いて立ち尽くしている比呂美の肩に手を置くと、眞一郎は力強く告げる。
「え…… なんで?」
比呂美の口から零れた疑問には答えずに、眞一郎は前に向かって走り出した。
速い、とはお世辞にもいえない。
スピードは平均的男子高校生以下……かもしれない。
だが眞一郎は、自分の持つ全ての力を出し切って、丁字路を曲がり、坂道を駆け上がって行く。
(ちょっと… まさか……)
何をしようとしているのかは、もはや一目瞭然だった。
(もう一度……あの時みたいに……)
比呂美の予想どおり、眞一郎は坂の頂にたどり着くと、
振り返って大きく深呼吸をしてから、今度は全速力で坂を駆け下りてくる。
「比呂美いいいいい!!!」
眞一郎の腹の底から搾り出された叫びが、あたり一面に響き渡った。
眞一郎から見て、反対側の歩道を歩いていた見知らぬお婆さんが、大声に驚いて立ち止まる。
その様子がハッキリと目に入り、比呂美の顔は羞恥でりんごのように真っ赤になった。
(馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿っ! なに考えてるのよっ!!)
胸中でそう叫びながらも、比呂美は予感していた。
……心の中の小さな欠落……それが埋まるかもしれない……
…………そんな予感…………
…………

あの時と同じように、自然に脚が跳ねる。
震える心と熱い身体が、眞一郎を求めて前に進む。
あの時は出なかった叫びが喉を震わせ、眞一郎の名を呼ぶ。
……
気がつくと比呂美は、自分の名を呼ぶ絶叫に吸い寄せられるように、眞一郎に向かって全力で疾走していた。
52ある日の比呂美・疾走編4:2009/03/08(日) 01:16:25 ID:njK+fa0S
「比呂美ッ! 俺の… !!!!」
角を曲がって告白を始めようとしたところで、眞一郎の首元に衝撃が襲い掛かった。
声帯が漏らした「ぐぇっ」という呻きと、顎に感じる柔らかな二の腕の感触。
もう味わうことはないと思っていたそれは、間違いなく、あの《比呂美ラリアート》の痛撃だった。
あぁ……比呂美はまた《やってしまった》んだな、と脳内で理解しながら、
眞一郎は比呂美のしなやかな肢体を傷つけないように、仰向けに倒れてクッションの役目を買って出る。
背中にかなり強い痛みを感じはしたが、比呂美が怪我をすることに比べたら、こんなものは何でもなかった。
「ご、ごめん! 私、また……」
下敷きになった眞一郎を気遣ったのか、覗き込んでくる比呂美の顔は、目尻が潤み、ちょっとだけ歪んでいた。
「はは。 お前、まだ乗っかり足りないのか?」
比呂美のドジっぷりを、先ほどのセックスと引っ掛けてからかい、眞一郎は彼女の弱気を吹き飛ばす。
……そして……
「!!」
倒れた体勢のまま、やや強引に奪われる、比呂美の瑞々しい唇。
憂いから怒りに変わっていた表情は、瞬く間にとろりと溶け崩れ、キスが終わる頃には完全に呆けていた。
…………
「……恥ずかしいって……さっき言ってたのに……」
「ん? そんなこと言ってないぞ?」
とぼけて見せる眞一郎の優しさに、比呂美の気分は、場所を忘れて甘いものになってしまう。
「また伝説が広まっちゃうね」
小声でそう囁きながら、比呂美は再び顔と顔を接近させると、啄ばむようなキスの雨を眞一郎に降らせた。
そんな比呂美の仕草に、「別にいいさ」と返し、眞一郎は擦り寄ってくる美肉を抱き締めに掛かる。
「……眞一郎くん……」
「いいだろ? もう少しだけ。誰かが通りかかるまで……な?」
そんな風に求められては、比呂美にはもう「うん」と頷くしか選択肢は残されていなかった。
ヤケクソ気味に乳房を押し付け、首筋に顔を埋めながら「好き」と呟いてやる。
(あぁ、どうしよう。またしたくなってきちゃった)
アパートに戻ってもう一回、と比呂美が《お願い》を口にしかけた時だった。
「天下の往来で何やってんの? あんたたち」
「「 ッ!!!! 」」
聞き覚えのある声に反応し、絡まっていた眞一郎と比呂美の身体が弾け飛ぶ。
大きく見開かれた二人の瞳に映ったのは、
ニヤニヤと緩んだ表情でこちらを見下ろしてくる、安藤愛子と野伏三代吉の姿だった。
「愛ちゃん! 三代吉! …お、お前らっ、い…いつからっ」
声を震わせる眞一郎に向かって、三代吉はニヤけた顔のまま答える。
「あぁ、最初の方からバッチリ見物させてもらったぜ。 そうそう、ムービーも録っといたから」
凄ぇモンが録れたぜ、と楽しそうに言いながら、三代吉が携帯のカメラレンズを二人に向ける。
……すると……
「……い…………イヤああああああああああああ!!!!!」
火山噴火のごとき轟音を発しながら、比呂美は眞一郎を突き飛ばして立ち上がった。
そして赤ペンキを被ったような顔を両手で覆うと、訳の分からない奇声を上げながら、
眞一郎が下りてきた坂道を、全速力で駆け上がって行く。
…………
…………
「「「…………」」」
呆然とする三人が正気に戻ったのは、比呂美の姿が完全に消え去った後だった。
(は、速っ! ……やっぱ比呂美って凄ぇ〜)
内心でそう呟きながら、ゆっくりと立ち上がった眞一郎の背中が、愛子の平手で叩かれる。
「なにボーっとしてんの。 早く追いかけなさい」
「お、おう。 ……って!誰のせいだよっ!!」
お前ら覚えてろ!と捨て台詞を残しつつ、眞一郎は比呂美の後を追って駆け出した。
愛子と三代吉の笑い声を、背中にたっぷりと受けとめながら……


なお、この騒動のあと暫くの間、
湯浅比呂美は『今川焼き・あいちゃん』に顔を出すことはなかったらしい。

          [めでたし]
53朋与男:2009/03/08(日) 01:23:51 ID:njK+fa0S
今夜はテレビ神奈川視聴者的には、第10話放送記念日でございます
というわけで、それっぽい話を書いてみました
エロがほとんど添え物ですが、何卒ご容赦のほどを

《カカさんへ》
短い話ですので、1〜4までを
『疾走編』でひとまとめにしていただけると、ありがたいです
宜しくお願いいたします
54名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 07:38:23 ID:mHIQdmjc
GJ!
そっか、あの十話からもう一年経つのか……
ってラリアット健在かよww
55カカです:2009/03/08(日) 08:26:43 ID:tPM/kADZ
お疲れさまです。保管庫アップしました。

わたしも、つづきを書かねば……
56名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 15:34:43 ID:s+58Brn5
>>53
続編きてたぁーヽ(´ー`)ノ
57名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 00:55:48 ID:zvm7CWCN
>>53
乙でございます。
いや、久々に来て良かった…。
って、1年経つんですよね。早いものです。
時代は流れても、やっぱりラリアットは永遠に不滅ですw
大丈夫。ちゃんとした眞一郎なら、
想い出もちゃんと共にすることが出来るんですよね。
ホント、GJでございますっ!
ちなみに、三代吉録画の携帯動画を
とっても見たいと思っていることは内緒ですw
58名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 14:40:56 ID:63Je6yZa
カカさんの続編もお待ちしております。
59名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 19:09:56 ID:ipbWN9U0
フジでドラマ「黒部の太陽」2夜連続放送ということで
朋与男さんが朋与SSをUPしてくれないかな〜
60名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 18:36:46 ID:mWJ/Q0uA
ほしゅ
61カカです:2009/03/28(土) 22:18:02 ID:T5qNkbhB
続きを保管庫のほうにアップしました。

最終話からもう一年になるのか……。
アニメ本編の時間でいうと、比呂美たちは、
4月から三年生になるんですね。はう〜
62名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 00:18:08 ID:t4CZZ2Bc
カカさんキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
>>61
乙ですっ、早速読ませていただきますね
63名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 02:00:30 ID:0RJOGcxS
エロなくていいから乃絵の話が読みたい
64名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 21:55:12 ID:6mZnF8V9
新シリーズ待ち保守
65名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 02:49:02 ID:1/j3+SxO
ほしゅ
66名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 13:42:58 ID:9YOe/Ngk
4番の受難の続きは・・・・
67カカです:2009/04/09(木) 00:48:01 ID:NpTnb3UX
続きを保管庫のほうにアップしました。
いよいよ第三章突入です。
がんばって書きつづけます。
68名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 02:54:42 ID:lMpDmqq0
>>67
                             |  l ' /
                              「¨` ー、        、
                               |コ 辷-j        >ー` ー- 、
                            |   `!     7´ ,ハヘ,.、   ヽ
                               l     |__ \  7 /^   _,.ゝヘ  ',
                            l  ´ ̄ 辷`丶ヽ ,小.ー- '´ '⌒ jィ. 亅
                             !    ,」  ヽ. \YfY'´ { _    ノィ^jレ '"´ ̄ `ヽ
                             ‘、   / ヽ.  ',  いl  i'´ ヽ  ,.〃         ',
                         ____     \     `rヘ   ヽ\ヽ-‐_'__,、j/ /         i
                    ,. '´   ヽ   \   i`ト、ハ   \.`<ィフ>`ヽ         |
                      ⊥\    /|      \ ! yへ',    ` ミ辷´.._ \\´        !、  乙です!
  , '"⌒ヽ、          _,. イ´  \`T´/ !      >'   ,.\ 、     ` ーヘ \   Ui 、\         ,、
/     `丶、   ,. -‐'"´   {     / '´  j      ,/ク  / / _>辷_ー      ヽ  \  ノ ハ } ハ       / レ_‐ュ
          /       `  /'´   }   /r/  _/_〃´フ¨`ー-== ___,,... \  ` ー一'´ ノ   _,,. -、く   辷_'
           , '            〃   r‐'1-r¬、   /´___  ` ー=―- .._        `フー--一'´ ` <     }」 -‐-ミ'′
      !/  /             /′  /  |__ >‐''"´ ̄``丶、` 、              /__             ,. -‐′
    j′ /         /'´ _, ィ'´    Y´     ,. '´   \ \、         ,. '´\ ̄  −-- -‐'´
   ,.へ  ヽ.._____,,.. -_彡-‐ '´ト、/      l―--  /      ヽ ヽ      ,. <‐-   \
  /   \  `¨¨´ ̄       ,. !          ! ,. '´            ヽ ',     /´   ヽ     \
 /      \        /  }        l´              ', i   /       \    ,.-‐、
/         \     i'´ ̄ |           !               i |  /       \ / ,. '⌒ゝ..______
             \   !   |           l                 | !,ノ          Yヽ /´    r‐一′
              \  ', |         l\           jノ            `ヽj>\ヽ r、\
                丶 >.|          ,!,ハ          /                  `ヘ.ぃヽ`
                /  |,.、           ,リ   ',           /                    ヽ)`′
              /    |,.、\       ,〈ハ  丶      /
            /     / !. |\\   ,. { }ハ   ヽ     !/
           /       /  `|  \ ー ' ,. ' /|    \  j
69ある日の丁稚 1:2009/04/09(木) 23:59:16 ID:+Sb2zegg
〔このお話は、ある日のシリーズ本編とは、一切関係ありません〕

その日、彼の世界は終わりを告げた。
記憶を失い、自分が誰であるかも分からずに仲上酒造で働いていた名無しの少年の世界は、唐突に崩壊を始めたのだ。
白い霞がかかった様な美しい富山の空は、あるところは幻想的な虹色に、
ある部分はポスターカラーで塗りつぶした様な漫画チックな色に変化している。
「一体……何なんスか、これは……」
異なる次元がゴチャ混ぜになった世界の様子に、彼がひとりごちた時だった。
《君のバックルとカードは何処です?》
頭の中に澄んだ声が響いたかと思うと、彼の眼前の空間が歪み、その靄の中から痩身の少年が姿を現した。
「世界を救うには君の力が必要です。 デッチ……バックルとカードは何処です?」
「世界を救う?? 僕がッスか???」
少年は自身の名を『真田光一』と名乗り、別の世界の住人であることを彼……デッチに告げる。
そして九つの恋愛物語の世界が融合し、その全てが破滅へと向かいつつあることも。
「君は九つの世界を巡り、全ての主人公たちを結ばれるべきヒロインと結び付けねばなりません」
「なにを言ってるのか……さっっっぱり分からないッス!」
気が触れる寸前、といった体のデッチを気にする事も無く、『真田光一』はニヤリと笑う。
「覚えているはずです。 ……どうすればいいか……」
「だから…… !!!!」
反論しようとするデッチの脳裏に、失った記憶が断片的な映像となってフラッシュバックした。
……カード…… ……バックル…… ……そして……変身!!
…………
「思い出しましたか?」
予定通りだな、という内心を隠しもせず、『真田光一』はデッチを一瞥する。
そして伏せていた頭をあげたデッチの顔は、すでに仲上酒造の従業員のものではなかった。

          ※

「人違いだっ!! 俺は…君なんか知らないぞ!!」
比呂美のアパートからの帰り道、眞一郎は見ず知らずの少女に、突然刃物で切りつけられた。
出刃包丁を片手で振り回し、彼女は「一緒に死んで!」と眞一郎に向かって叫ぶ。
『西園寺世界』と名乗る短髪の美少女…… 彼女の瞳は死んだ魚のように、色彩を失っていた。
「……知らないなんて…… 酷いよ、誠……」
「だからっ、俺は仲上眞一郎ッ! 誠なんて名前じゃ……」
眞一郎の否定は、最後まで音になることはなかった。
『西園寺世界』の全体重をかけた突進が、眞一郎に《防御》以外の全てを中断させる。
ギリギリのところで手首を押さえつけ、眞一郎は凶刃との接触を免れたが、
尚も刃を押し込もうとする『西園寺世界』の腕力は、少女のモノとは思えないほど強かった。
「なにが……なにがどうなってるんだよっ!! …………比呂美ィィィッ!!!!」
思わず口から飛び出る、愛しい少女の名前。
だがその行為は、相対する『西園寺世界』に憎悪と憤怒という燃料を注ぎ込んでしまった。
「また別のっ!! …………その女も殺してやるッッ!!!!」
濁った瞳の奥で暗い炎が燃え上がり、細い腕が限界以上の力を発揮する。
(殺られる!!)
包丁の切っ先が眞一郎の腹に当たり、彼の脳裏に湯浅比呂美の笑顔が走馬灯のように浮かんだ時だった。

「そこまでッス!!」

響き渡る叫びと乱入者の気配に『西園寺世界』の気が削がれる。
一瞬の隙をついて眞一郎が後ろに飛び退くのと同時に、眞一郎にとって見覚えのある背中が、
自分と『敵』を隔てるように、その姿を現していた。
70ある日の丁稚 2:2009/04/10(金) 00:01:11 ID:+Sb2zegg
「ここは君の世界じゃない。 自分の居場所に帰るッス」
眞一郎と『西園寺世界』のあいだに割り込んだデッチは、諭すようにそう呟いた。
その言葉を聞いているのかいないのか……『西園寺世界』の瞼がスッと細められる。
「……私の世界に……私の居場所なんか無いッッ!!!」
目標を切り替え、デッチに向けられる『西園寺世界』の攻撃。
「分からず屋め」と吐き捨てながら、デッチは見事な体裁きで敵との距離をとる。
風を切って襲い掛かる出刃をかわしながら、デッチが前掛けのポケットから取り出したのは、
奇妙な形をしたバックル状の物体だった。
それを見せ付けながら不敵に笑うデッチの雰囲気に、『西園寺世界』は思わず呻く。
「あんた……何者?……」
「通りすがりの酒蔵の従業員だ。 覚えておけ!」
叫びと共に腹部にあてがわれたバックルからベルトが伸び、腰に巻きつく。
そして、いつの間にか左腰に現れていたカードホルダーから、一枚のカードが引き抜かれた。

「変身ッッ!!」

バックルの上部にあるスロットにカードが吸い込まれ、《trueライド・比呂美》という機械音が鳴り響く。
間を置かずに、デッチの身体は九つの輝くシルエット取り込んで、その姿を変貌させた。
「ひ…比呂美?!」
眞一郎が驚愕するのも無理はない。
デッチの姿は腰に巻かれた異形のベルトを除けば、最愛の少女、湯浅比呂美にしか見えなかった。
バスケ部のユニフォームに身を包んだ、凛々しい湯浅比呂美にしか。
「隠れてて、眞一郎くん」
口調も声も全く同じ…… だが、目の前の《比呂美》が比呂美ではないことを、眞一郎はすぐに思い知った。
「そうか……あんたがデッチ。 あんたを倒せば…誠の心は私に帰ってくるッ!!」
再び振り下ろされる、『西園寺世界』の狂気を孕んだ刃。
デッチが変身した《比呂美》は、闘い方を熟知しているかのように、その攻撃を余裕をもって擦り抜けていく。
『西園寺世界』を嘲笑するかの如く、《比呂美》のポニーテールが宙を舞う。
斬撃が掠りもしないことに『西園寺世界』が焦りを見せ始めた時、
《比呂美》はホルダーから一枚のカードを抜き取り、バックルへと放りこんだ。

    《tearsライド・ドリブル》

無機質でありながら、妙に正義感を滲ませる機械音がバックルから発せられると同時に、
何も無かった《比呂美》の右手に、バスケットボールが現出する。
「なにぃ!!」
人知を超えた現象に『西園寺世界』が呻いた時には、もう《比呂美》の攻撃は始まっていた。
超高速で移動と、四方から連続して繰り出されるバスケットボールの強烈な打撃。
ものの数秒で『西園寺世界』は戦闘力を失い、地面に膝をついてしまった。
《比呂美》の勝利を確信した眞一郎が、彼女(?)の元に駆け寄る。
「おい…… あの娘、どうするんだ?」
「元の世界に返さなきゃ。 手伝って、眞一郎くん」
どうやって?と眞一郎が問うより早く、《比呂美》は新たなカードをホルダーから引き抜く。
「チョット、くすぐったいよ」
「え??」
……何が起ころうとしているのか……
全く理解できない眞一郎の背中に、《比呂美》の両手が突き入れられる。
そして観音開きに引き裂かれた眞一郎の肉体は、鮮血を吹き出すこともなく、
《比呂美》の超常的パワーによって、人ならざるモノへと姿を変えていった。
71ある日の丁稚 3:2009/04/10(金) 00:03:07 ID:abMmuXum
「な、なんじゃこりゃああああ!!」
眞一郎の身体はその魂を宿したまま、巨大なスケッチブックへと変形を遂げていた。
表紙に書かれた『雷轟丸と地べたの物語』の題字を確認し、《比呂美》は満足げに頷く。
「これが、私たちの力よ」
「……力……」
その言葉に、眞一郎は理屈ではない何かを感じた。
絵本と化した全身に『気』がみなぎっていくのが実感できる。
(……やれるっ!)
眞一郎の意志に反応し、絵本の表紙がバンと音を立てて開き、それと同時に中のページが弾け飛ぶ。
美麗に描かれた絵の一枚一枚が、紙飛行機へとその形を変え、《比呂美》を守るように周りを囲んだ。
「……ま…誠…………」
満身創痍の『西園寺世界』は、フラフラになりながらも、まだその名を呟いていた。
それが彼女の愛した男の名なのかと思うと、《比呂美》と眞一郎の胸がチクリと痛む。
だが、この混沌を解決するためには、ここで立ち止まるわけにはいかなかった。

    《ファイナルtearsライド・シ・シ・シ・眞一郎ッ!》

装填された必殺のカードに応え、バックルがエネルギーを開放する。
光に包まれた紙飛行機たちは、狙いを定めるように、その先端を『西園寺世界』に向けた。
「そんな物、捨てなさい。 そして誠さんのいるところへ……帰るのよ」
目の前に浮かぶ、一際強い輝きを放つ紙飛行機に手を掛けながら、《比呂美》は力強く告げる。
……その言葉が心の壁を砕いたのだろうか?
『西園寺世界』の右手から出刃が滑り落ち、その頬に一滴の……真実の涙が流れた。
《比呂美》はそれを合図に、紙飛行機たちを解き放つ。
無数の光の矢と化した眞一郎は、『西園寺世界』の身体を貫き、彼女を元いた世界へと押し返していった。


…………
爆発と轟音、そして『西園寺世界』を飲み込んだ空間の歪みが消えると、
それに連動するかのように、デッチと眞一郎の姿も、元の『人間』へと戻っていた。
「……なんだったんだよ……今の……」
「坊ちゃん。 聞いて欲しいッス」
まだ事態が呑み込めない眞一郎に、デッチは今、この世界を襲っている状況を語って聞かせた。
パラレルワールドの融合と崩壊…… そして、それを止められるのは自分だけであるということを。
「僕は旅に出るッス。 親方とおかみさんに……よろしくお伝えください」
「ま、待てよ。 その旅……俺も行くぞ!」
意外な申し出にデッチは一瞬驚いたが、すぐに眞一郎の考えていることに思い至った。
眞一郎は自分の説明を、ほとんど理解していないに違いない。
だが、ただ一つ……《このままでは比呂美と引き裂かれる》という事実が心を捉えているのだ。
それは彼にとって、《世界の終わり》に等しいのだろう…………
…………
「分かりました。 行きましょう、坊ちゃん。 世界を救って……そして、比呂美さんと!」
「あぁ!!」
主従だった関係が友情へとシフトしたその瞬間、時空の歪みが二人の身体を包み込んだ。

          ※

灰色のカーテンのような《次元位相》を潜り抜けると、そこにはもう見慣れた富山の景色はなかった。
潮風の薫りはするものの、それは荒々しい日本海のものではなく、大洋の暖かさを孕んでいる。
レンガ造りを基調にしてスペイン風にまとめられた町…… デッチはこの場所を知っていた。
「!!」
叩きつけられる敵意に、思わずデッチは振り返る。
その先に見える、片目に眼帯をした儚げな少女の姿…… もう間違いはなかった。
「《ef》の世界…か!」
九つの恋物語…… その全てを破壊し、全てを繋ぐデッチと眞一郎の旅が、今、幕を開けた!!

          [つづきません]
72朋与男:2009/04/10(金) 00:10:42 ID:abMmuXum
好きなように罵倒してください……
っていうか、もう殺して……

約一ヶ月、アクセス規制に巻き込まれていたのですが、
そのあいだも筆は全く進まず、こんな訳の分からないモノを書いてしまう始末
次こそは真面目でエロい話を書きますので、許してください

>>67
カカさん、乙でございます
思わず考えすぎちゃうところが比呂美らしくて……もうたまりません
続きを楽しみにさせていただきます
73名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 09:27:40 ID:n8tDg+xa
なんぞこれwww
74名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 14:10:21 ID:mdwpRhJE
がははは、いいねコレ。
75名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 20:46:05 ID:D/REWsMZ
ディケイド丁稚ワロスwwwwwwww
76名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 23:49:52 ID:dEdisTxD
保守
77名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 15:39:22 ID:FZ5x89DZ
hosyu
78カカです:2009/04/27(月) 00:50:19 ID:CJS6cokv
「はじめての外泊3」の続きを保管庫のほうにアップしました。
次回こそは、Hへ……。

余談ですが、去年の今頃は「春雷」を書いていたんだよな〜はやいな〜
79名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 01:42:53 ID:f+JcPp45
>>78
乙ですっ。
って、月日の経つのは早いことです…。
80名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 23:10:31 ID:AxIFwxCX
圧縮回避

さて、保管庫に行ってくるか
81名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 23:12:10 ID:6PekWkQ+
>>78
乙っ!
近付く二人の感情といつ始まるとも知れない緊張感
青いエロスを感じさせる描写に惹きこまれます。
82カカです:2009/05/03(日) 00:58:23 ID:getsqq9y
「はじめての外泊3」の続きを保管庫のほうにアップしました。
ながながと、だらだらと連載をつづけていますが、
物語全体の三分一くらいのところを進んでいます。

なんとか週一アップのペースを守っていきたい。
83名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 01:29:31 ID:ZTnEL7UK
厚かましいお願いになってしまうが、できれば毎回更新分を別ページにしてあげて欲しい
84名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 03:34:12 ID:7tjApviq
>>82
ありがとうございます これも相当な長編になりそうで読み応えあるな
85カカです:2009/05/03(日) 13:10:35 ID:ZkifED2l
>>83
更新分だけ掲載したカレント・ページを作るのはどうでしょう?
ファーストキスの反省を踏まえて、
ページをむやみに増やさないようにしていました。
でも、追加分を読むために毎回場所を探させるのはどうかなと
私も気になっていました。
もしかしたら、長すぎて携帯端末でご覧になれない方が
いらっしゃるのでしょうか。
8684:2009/05/03(日) 15:07:10 ID:w8sN7W5n
>>85
うちの一年前に買ったdocomo携帯だと、今回の更新では容量不足で
最後までみることが出来ませんでした
前回の更新では問題なかったのでこのあたりが限界かと思います
87カカです:2009/05/03(日) 15:37:50 ID:mw7KNLTX
貴重な情報をありがとうございます。
そういえば前にも「ケイタイでよめねー」と
叫ばれていた方がいらっしゃったような。
読まれる方への配慮が足りませんでした。申し訳ありません。

それでは、追加分だけ掲載したページを作ることにしようと思います。
更新の際、そのページと、本編のページを同時に更新していきます。
(いま、アクセス規制がかかってなくてよかった)
88カカです:2009/05/03(日) 15:52:37 ID:mw7KNLTX
「はじめての外泊-new」というページを作りました。

今後とも、「はじめての外泊」をよろしくお願いします。
がんばって書きます。
89カカです:2009/05/10(日) 00:06:12 ID:rDSJB/lk
連投ではずかしいですが、
「はじめての外泊3」の続きを保管庫のほうにアップしました。
90名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 10:12:11 ID:iJ3srslf
色々乙です 比呂美の乳輪でかいのか…orz
91名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 18:03:52 ID:ZYRV77Uf
orz
92名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 00:04:38 ID:dVSpCuS7
「はじめての外泊3」の続きを保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。
93名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 12:59:51 ID:+XjIFjJu
>>92
新作来てたぁー
乙ですっ
94名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 14:19:56 ID:KcKe4bio
95名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 14:54:19 ID:VE5FuzWz
SS保管庫の管理人さまへ

真に身勝手なお願いで申し訳ないのですが、
「はじめての外泊−2」の編集モードを
〈アットウィキモード〉から〈ワープロモード〉へ
変更していただけないでしょうか。(容量制限を広げるため)
よろしくお願い申し上げます。
ご面倒をおかけして申し訳ありません。

カカです。
96名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 00:21:19 ID:CW1Y+tp6
カカです。
「はじめての外泊3」の続きを保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。
 ついでに、章ごとに分かれるようにページを調整しました。
97名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 20:47:37 ID:8p7SrhLI
乙です
比呂美さん鼻血でそうなほどエロカワっ!
98名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 23:36:26 ID:iBhNgmXx
カカです。規制が解除されました。遅れましたが、ご報告します。
「はじめての外泊3」の続きを保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。
次回から、四章に突入します。
99名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:25:56 ID:LVyj0dbc

待ってました〜!
100名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:03:07 ID:rfz6SLWr
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。
101名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 21:46:18 ID:R+VaPDLx
乙!
102名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 00:14:08 ID:ZeQTzJ1v
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。
次回よりまた盛り上げていきます。
103名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 19:02:27 ID:viUsw82K
朋与の妄想…もとい想像にニヤニヤw
乙です。
104名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 12:39:40 ID:jXvohneI
>>102
乙です
当選通知キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
SS読んでテンション上げてイザ城端へGO!
続き楽しみにしてます!!
105名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 19:37:23 ID:EFYgUCbm
>>102
乙です
カカさんや朋与男さん達は、イベント応募したのかな
106名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 00:43:28 ID:+UiJEtRy
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。

>>105
ぶっちゃけトーク聞きたいな……、とほほ。
107名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 17:05:59 ID:UM5DGr9n
>>106
乙〜
とほほ…って事は当選しなかったのかな
2次はどうだったんだろ…
108名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 13:51:27 ID:pTACTOoO
 
109名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 02:03:45 ID:adprM9Lr
イベントヨカッタァ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
110名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 00:12:26 ID:kS6zKXIz
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。

なかなかペースがあげられない……
111名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 19:01:46 ID:RWZccAeZ
乙です
112名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 16:53:05 ID:pLoUyOYH
カカさん乙です
113名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 12:20:19 ID:fy3xOVZb
test
114名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 12:21:34 ID:fy3xOVZb
やっとOCN解除・・・

2ヶ月間書き込めなかったが、カカさん乙デス。
前も今も楽しみに待っています。
115名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 17:37:22 ID:flXtvfTS
ほしゅ
116名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 09:38:06 ID:W4PhyaG/
ほしゅ
117名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 15:07:26 ID:bWp0J1zC
ほしゅ
118名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 17:15:19 ID:yHC+OKHZ
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。

ん〜、がんばらねば。
119名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 18:26:37 ID:+iamYrLz
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
120名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 10:09:36 ID:muRGQMc8
ほしゅ
121名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 12:00:05 ID:iLZ2V/e1
ほしゅ
122名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 13:05:10 ID:/f1zdZwo
ほしゅ
123名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 13:42:49 ID:q9zZnGiI
保守
124名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 18:23:49 ID:vduzW0BX
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。

朋与の私生活って実際どんなんだろう……
125朋与男:2009/09/07(月) 00:53:31 ID:Xt3cjzPh
キター!!

お待ちしておりましたよ、首を長くして
朋与の私生活は…… みんなで想像しましょう
それもまた楽しきかな
126名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 02:10:22 ID:UmtaIFMH
>>124
カカさん来てたーーーー乙ですっ
続き楽しみに待ってました!
127名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 12:41:06 ID:W+FHA/at
>>124
乙です。
128名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 10:40:22 ID:RcnkTz6T
保守
カキコ減ったな…
129名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 11:10:57 ID:XiPDf4BY
放送終了してもう1年半過ぎてるからね
それでも本スレ行くとむぎや祭りで盛り上がってたりまだまだtt好きがいっぱいいるのはうれしい事だ
130名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 10:02:14 ID:QOJIRTVl
ほしゅ
131名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 13:08:07 ID:gsSnSWKF
保守
132名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 15:34:17 ID:GehfTEie
ほしゅ
133名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 12:50:21 ID:La0Kb6ks
新作こないかな
134ある日の比呂美・台風編1:2009/10/12(月) 01:19:31 ID:lsYLLPa9
バン、と何かが窓ガラスに叩きつけられる音で、比呂美は目を覚ました。
床についてから、まだ大して時間は経っていない、と思える。
枕元に置いておいた携帯を開いて時刻を確認してみると、案の定、まだ午前一時になったばかりだった。
(さっきの音……)
ぼやけた頭で就寝直前の情報を検索してみる。
最後の記憶はニュース番組で見た、北上している大型台風の接近時刻のことだった。
富山が暴風圏に入るのは、たしか深夜……今頃のはずだ。
いまの大きな音は、風の塊が窓に体当たりをした音に違いない。
「やっぱりちょっと怖い……な」
眠気の飛んでしまった両目を天井に向けながら、誰に言うでもなく呟く。
築年数の新しいこのアパートは、防音設備も完璧だったが、それを透り抜けて風が荒れ狂う音が聞こえてきた。
こういう時『一人なのだ』と実感するが、それと同時に大切な人のことが気になったりもする。
(眞一郎くん、大丈夫かな)
危険……ということはないだろう。
でも、デリケートな眞一郎のこと…… 外の音が気になって眠れない、なんてことはあるかもしれない。
(電話してみようかな)
上半身を起こし、再び携帯を開いて眞一郎のアドレスを呼び出す。
こんな時間に迷惑かな?と思いつつ、通話ボタンに指をかけたその瞬間、手の中の携帯が振動を始めた。
歯ブラシと洗顔フォームを両手に持った眞一郎の画像が消え、『着信・仲上眞一郎』の文字が取って代わる。
「…え…」
同じ事を考えていた、という驚きと喜び。
比呂美は眞一郎とのシンクロに頬を緩ませながら、通話ボタンを押した。
「もしもし?」
《あぁ、俺だけど……寝てたか?》
眞一郎には見えないことは承知で、「ううん」といいながら首を大きく横に振る。
風の音で目が覚めてしまったこと、そして今、同じように眞一郎を心配していたことを、比呂美は伝えた。
《大丈夫ならいいんだけどさ。お前、台風が苦手だったろ?》
「え? ……私、そんなこと言った??」
眞一郎の話では幼少の頃、台風の日に比呂美が『お泊り』に来たことがあったらしい。
《夜中に俺の部屋に来てさ、半泣きで『一緒に寝て』って言ったろ。……忘れたのか?》
「……あ……」
言われてみれば確かに、そんなことがあった。
小学校に上がりたての頃…… あの『夏祭りの思い出』よりも前に。
「よく……そんな昔のこと覚えてるね」
嬉しさ半分、照れ臭さ半分で答える比呂美に、眞一郎は「お前との思い出だからな」と躊躇いなく返してきた。
何の計算もなく、自然に放たれた言葉が比呂美の心を撃ち抜き、動悸を激しくさせる。
「ば、バカ……なに…言ってるのよ……」
返答に僅かな嗚咽が混じり出すのが止められない。
それは喜びの感情が引き金となって起きた事象だったのだが、問題は眞一郎には比呂美の表情が見えていないことだった。
《比呂美、おい…大丈夫か?》
「う……うん、大丈夫……」
努めて明るく返答したつもりだったが、こみ上げてくるものは隠せない。
そしてそのことが、眞一郎の『誤解』に拍車を掛けた。
《ちょっと待ってろ。 いまから行くから》
その言葉を聞き、冷水を浴びせられたように正気に戻った比呂美が「え!? 何??」と発したときには、もう通話は途切れていた。
……いまから行く???
この暴風雨の中、ここまでやって来ようというのか!!!
「えぇ?? 冗談でしょ???」
何度もリダイヤルしてみるが、留守電につながるばかりで、眞一郎が応答する気配はまるでない。
眞一郎のことだ…… もう家を飛び出しているのだろう。
「……どうしよう……」
……眞一郎が危険な目に遭うかもしれない…… 自分のために……
そう考えると、先刻とは全く別の理由で胸の奥が疼き出し、比呂美は手にしている携帯を、思わず強く握り締めた。

          ※
135名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 01:21:16 ID:nU7WyT2X
台風物キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─!!
136朋与男:2009/10/12(月) 01:22:55 ID:lsYLLPa9
「外泊」のつづきが読みたいので、保守のお手伝いをさせて下さい
短編でエロ無しの予定でございます
つづきは近日中に
137名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 12:56:23 ID:c4tlUh+m
朋与男さんキター!乙です
138名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 22:24:44 ID:xZrJ+LzM
>>136
乙です。GJでございます。
というか、凄い援軍がいらっしゃったな。
それにしても眞ちゃん、比呂美のことになると見境無いw
139名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 02:37:29 ID:HudSfZc4
エロ無しは残念ですが続き期待してます
140名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 16:35:09 ID:b2nADD0Q
ご無沙汰しております。カカです。
「台風編1」を保管庫にアップしました。

「はじめての外泊」のつづきは、もうしばらくお待ちください。
物語としては、現在ちょうど中間くらいです。
どうしても描きたいシーンがあるので、がんばって時間をつくって
最後まで書きたいです。
(余談、朋与の出番はあと一回あります)
141名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 10:36:29 ID:UbeM68Vh
>>140
何時までもお待ちしております。
納得のいくものをお書き下さい。
142ある日の比呂美・台風編2:2009/10/16(金) 19:22:41 ID:6U2TLP5N
耳元で突如鳴り響いた電子音に反応し、浅い眠りに落ちていた黒部朋与の身体は、びくりと縮こまった。
(……やべ……マナーにしとくの忘れてた)
脳内で数時間前の自分を罵倒しつつ、薄目を開けて送信してきた相手を確認する。
あさみか由紀子なら無視するのだが、液晶画面が表示した名前は、朋与に再びの睡眠を許さなかった。
身体を起こすと、腹の上で寝ていた飼い猫のボーが「にゃっ!」と抗議の声を上げたが、構わずに通話ボタンを押す。
「比呂美…… いま何時か知ってる?」
緊急事態なのは何となく察しがつくが、朋与はわざと軽口を叩いてみせた。
こちらも固い口調で話し掛ければ、張り詰めているであろう比呂美の心を、さらに追い込んでしまうかもしれない。
《どうしよう…… ねぇ朋与、どうしたらいい?》
事態は予想を越えて酷そうだ。
比呂美はかなり慌てている。 眞一郎と何か…… いや、眞一郎『に』何かあったか?
「そうね。 まずは一回深呼吸しなよ」
助言を求めてくるということは、『今の自分には冷静な判断が出来ない』という自覚はあるようだ。
なら、話しようはある。
朋与は比呂美をなだめ、状況を訊き出しに掛かった。
…………
…………
慌てふためいてはいたが、比呂美の説明は理路整然としていて、状況は大体つかむ事が出来た。
それにしても、この台風の真っ只中に外へ飛び出すとは…… 仲上眞一郎……見込んだだけのことはある。
《眞一郎くんの身に何かあったら……》
高波にさらわれたらどうしよう…… 何かが飛ばされてきて眞一郎に当たったらどうしよう……
比呂美の口から湧いて出る悲惨な未来予想を、朋与は右から左へと聞き流した。
可能性はゼロではないだろうが、眞一郎が『その程度の災難』を撥ね退けられないはずはない。
比呂美の元へ行くと決めたら、たとえ死体になっても辿り着く。 眞一郎はそんな男だ。
それよりも心配なのは…………
《私、やっぱり迎えに行く》
予見された比呂美の言葉を耳にし、朋与は心の中で思わず「ほら来た」と呟いた。
心の容量が溢れ気味になると身体が暴走を始めて止まらない。 湯浅比呂美の悪い癖である。
「比呂美。 もう一回深呼吸してから、私の話をよく聞いて」
ここで比呂美を止めるのが自分の役割なんだろうな、と今更ながらに自覚しながら、朋与は話しはじめた。
仲上の家から比呂美のアパートまでは、通常なら十五分程度、雨風を計算しても三十分掛からずに辿り着けるということ。
眞一郎も丸っきりの馬鹿ではないので、海岸線のような危険なルートは通らないだろうということ。
その他、比呂美を安心させる好材料を全て聞かせてから、最後に動揺を鎮めるため、言葉で強烈な平手打ちを見舞う。
「もし行き違いになったら、仲上君きっと捜しに戻るよ。 そしたらかえって危ない」
《! …………》
返事をしないということは、理解し、納得して気持ちが落ち着いたのだろう。
朋与はふっと軽い嘆息を漏らしながら、「何か温かい飲み物と、大き目のタオルを用意して待ってなさい」と付け加えた。
それを聞いて、比呂美が僅かな間をおいてから口を開く。
《……ありがとう、朋与。 ごめんね、こんな時間に》
「別にいいよ。 ……あのさ、比呂美……」
……頼りにしてくれて……真っ先に相談してくれて……嬉しい…… 
そのセリフは、さすがに照れ臭くて口に出来なかった。 それに今は、それどころではない。
朋与は「絶対に大丈夫だから」と念を押し、それに答える比呂美の力強い声を確認してから携帯を切った。
…………
「ふ〜っ、やれやれ」
ひとりごちてベッドに仰向けになると、ボーが再び腹の上に乗ってきた。
「にゃ〜ん」と鳴きながら顔を覗き込んでくるボーは、《本当はアイツが心配なんだろ?》と言っている気がする。
「大丈夫よ。 比呂美の想いが……眞一郎を守るわ」
冗談などではなく、朋与は本心からそう思っていた。
想う心は力になって、愛する人を守る……そう信じていた。
(だから、私の仕事はここまで……)
内心でそう結ぶと、急に眠気が襲い掛かってきて、大きなあくびが口から飛び出してくる。
朋与はボーを胸元に引き寄せて抱きしめると、そのまま瞼を閉じ、強さを増す風の音を聞きながら眠りについた。

          ※
143朋与男:2009/10/16(金) 19:29:13 ID:6U2TLP5N
「ある日の比呂美」なのに何故朋与?
という突っ込みは無しでお願いします。
次は眞一郎のターンです。

>>140
またお手間を掛けまして申し訳ありません。
「外泊」のつづき、じっくり仕上げてください。
144名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 00:59:19 ID:+1yTAqNU
ある日のの朋与がくると内心ドキドキする
145名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 21:57:20 ID:1GCZhjPs
hoshu
146ある日の比呂美・台風編3:2009/10/29(木) 02:28:20 ID:RYbffu0y
竹林のトンネルを抜けて比呂美のアパートへと辿り着いたとき、眞一郎の全身はずぶ濡れになっていた。
家を出たときに持ち出した傘は既に風で飛ばされ、眞一郎は嵐の中を雨具無しで駆け抜けてきたのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
乱れた呼吸を整えながら、二階の窓を見上げる。
目的の場所……比呂美の部屋だけが、淡い明かりを灯していた。
その暖かな光を目にして、雨粒のせいで〈しかめっ面〉だった表情が緩んでいく。
「……比呂美」
思わず愛しい名を呼んでから、最後の一踏ん張り。
疲れの溜まった両脚を心で鞭打ち、眞一郎はまた駆け出す。
だが、建物の角……二階へ上がる階段の手前で、その脚は止まってしまった。
階段の途中……薄暗い照明の中に人影が見える。
……誰だ?と考えるまでもない…… 決まっているではないか。
「…………」
声が出せなかった。
こちらを見据える湯浅比呂美の様子に、只ならぬモノが感じられたのだ。
「あ……あのさ……」
何か話し掛けようと試みるものの、上手く言葉が出てこない。
無表情に見つめてくる比呂美の視線も、眞一郎の思考を混乱させる。
(怒ってる……んだよな、多分……)
事ここに至って、眞一郎はようやく、己の行動の無謀さを自覚した。
〈伊勢湾台風〉並みと報道された災害の当日…それも深夜に外出するなど、冷静に考えれば正気の沙汰ではない。
何よりも、電話を切ってから自分の姿を確認するまでの数十分……比呂美がどれ程の心労に苦しめられたことか。
ちょっと考えれば分かりそうなものなのに…………
「比呂……」
口から飛び出しかけた謝罪の言葉は、比呂美が階段を下りて来る、カン、カン、という音で遮られた。
風が唸る音を突き抜けてくる、その甲高さが、場を緊張させて眞一郎の動きを止める。
雨風は全く収まる気配がなかったが、比呂美はそれに動じることなく、眞一郎に近づいていった。
二人の距離はどんどん縮まり、遂には互いの手が届く距離になる。
「……眞一郎くん」
眞一郎は口を噤み、平手打ちを覚悟して奥歯を食いしばったが、いつまで待っても衝撃は襲ってこなかった。
代わりに、温かくて力強い抱擁が眞一郎に与えられる。
そして耳朶を打つ「……よかった……」という囁き。
眞一郎の記憶が巻き戻され、比呂美が石動純と逃避行を図ったときのイメージが脳裏を埋めた。
あの時と立場を入れ替えた……今の状況。
怒っていたのに。 見つけたら引っ叩いてやろうと思っていたのに。
……無事な姿を見たら、もう〈引き寄せる〉以外のことが考えられなくなっていた。
……〈抱きしめる〉以外のことが考えられなくなっていた。
……雪の発する冷気も、赤く燃えるバイクも、そして…石動乃絵の存在すらも、意識の外に飛ばしていた……
…………
「ごめん…」
かつての比呂美と同じセリフが、口をついて飛び出す。
それ以外に、自分の思慮の浅さと愚かさを詫びる術が、眞一郎には思い浮かばなかった。
比呂美を守るとか泣かせないとか、いつも偉そうに言っているくせに、自分は一体何をしているのか……
ちゃんと判断できていれば、正しい選択は他にあったはずなのに。
(結局、独り善がりなんだ……俺は……)
二年前の麦端踊りの時だってそうだ…… 肝心なときに、自分は比呂美の気持ちを思い遣ることが出来ない。
悔しさと歯がゆさが、身体の内側に広がっていく。
(何やってんだ……俺っ!)
不甲斐ない己に眞一郎が内心で喝を入れた瞬間、比呂美は何かを感じ取り、顔を上げた。
反応して目線を絡ませた眞一郎の視界を、比呂美の澄んだ表情が埋め尽くす。
「……比…!!」
眞一郎に比呂美の名前を呟く間は与えられない。
眞一郎の口が開くよりも早く、比呂美の唇がそれを塞ぎ、漏れ出ようとする悔恨を押し戻していた。

          ※
147朋与男:2009/10/29(木) 02:37:19 ID:RYbffu0y
ひとつお詫びを。
『台風編2』でとんでもないミスを……
『由紀子』じゃなくて『美紀子』ですよね。
……初歩的ミス、お恥ずかしい。
とりあえず保守が目的なので、勘弁してください。
148名無しさん@ピンキー:2009/10/29(木) 17:03:38 ID:ZJ15CV+M
>>147
乙です
無事付いたか…
よりによって台風の日に飛び出してくなんて死亡フラグ立つぞw
しかしそそっかしかったり勘違いしてるのがいかにも眞一郎って感じで思わず笑っちゃう
149名無しさん@ピンキー:2009/10/30(金) 19:22:47 ID:xwsc1TUJ
>>147
乙ですよ
150カカ:2009/11/03(火) 18:23:57 ID:tCy8nv2l
規制、解除されたみたい。ご報告遅れましたが、
『台風編3』を保管庫にアップしました。
『台風編2』も修正しました。
151名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 21:54:55 ID:se0baJ/J
>>150
乙です
152朋与男:2009/11/08(日) 00:36:15 ID:4lOKy4vV
台風編がまだ途中なんですが、
ちょっとしたネタを思いつきましたので投下させてください
BD、みんなで買いましょう
めざせ2000セット!
もちろん私も買います

>>150
更新のお礼が遅くなって申し訳ありません
実は私も規制に巻き込まれてました
『台風編2』の修正までしていただいて、ありがとうございます
今後とも、どうぞよろしく
153ある日の比呂美・BD編1:2009/11/08(日) 00:37:24 ID:4lOKy4vV
「いい天気なんだけどなぁ〜」
部屋の窓から晴天の空を見上げつつ、比呂美はわざと大きな声でぼやいてみせた。
最高のデート日和……なのだが、なぜか今日は、眞一郎と家でDVDを観ることになってしまったのだ。
それも眞一郎お勧めの《テレビアニメ》を、ブッ通しで全話鑑賞するというトンデモ企画である。
「全部でどのくらいの長さなの?」
「1話25分のが13本だから……」
眞一郎がノロノロと頭の中で計算を始めたときには、もう比呂美の脳は答えを弾き出していた。
(25分×13本って……ざっと計算しても5時間以上じゃない……)
なんだか気が遠くなってきた。
「ねぇ、やっぱり出掛けない? こんなにいい天気なのに…勿体無いよ」
「いいから早く座れって。 お前も絶対に気に入るから」
眞一郎は提案に耳を貸さず、レコーダーのリモコンに手を掛ける。
渋々と自分の座椅子に腰を下ろしながら、比呂美は恨めしそうな視線を眞一郎に向けた。
今が午前十時なので、昼食やらディスクの交換時間やらを考えると、拘束は夕方にまで及ぶだろう。
(途中で寝ちゃったら怒るかな)
正直、アニメには余り興味が無いので、睡魔が襲ってきたら振り払う自信が無い。
……昼過ぎくらいで中断してもらえるように、何とか策を練ろう……
そんなことを考えながら、比呂美は再生が始まったテレビ画面に視線を移した。

          ※

計算した《5時間以上》という時は、瞬く間に過ぎ去っていった。
明るかった陽の光は、もうオレンジの西日に色を変えている。
「どうだった?」
「…………うん……良かった…………凄く……」
エンディングのスタッフロールを眺めながら、比呂美は噛み締めるように、作品の感想を口にしていた。
なんという事だろう。
これほどの短時間で、自分自身の価値観がこうも変貌してしまうとは。
所詮は作り物、と冷めた考えで視聴を始めた5時間前の自分が、今はとても愚かに思える。
淡々と静かに進む物語…… 独特の緊張感……
そして胸を締め付けるような、あのラスト……
《感動》する物語ではない。
観ることで号泣できる話でもない。
でも、不思議と心に残る……心に染み込む……そんなストーリーだった…………
…………
「眞一郎くんが夢中になるの、当たり前だよね」
「だろ?」
気持ちを共有できたことが嬉しかったのか、眞一郎の舌が饒舌に回り始める。
先ほども話していた作品に関する薀蓄話がまた繰り返され、比呂美はそれに耳を傾けることとなった。

          ※
154ある日の比呂美・BD編2:2009/11/08(日) 00:38:19 ID:4lOKy4vV
紅茶を飲みながら、小一時間ほど話し込んだだろうか。
一通りの知識を語り終えた眞一郎が、突然に話を切り出す。
「なぁ、このレコーダーってブルーレイだよな?」
「え? ……そうだけど……それがどうかしたの?」
アニメの話をしていたはずなのに、いきなり機械の話題になり、比呂美は戸惑った。
「なぁ比呂美。 これをさ……もっと綺麗な画質で観てみたいとは思わないか?」
「?? あの…話が見えないんだけど……」
眞一郎の話によると、実はこの作品は内容の高評価に反比例して、ソフトの売り上げが振るわなかったらしい。
商売にならない以上、最新メディアであるブルーレイディスクでの発売は絶対にないと言われていたのだが、
とあるアンケートで《ブルーレイ化して欲しい作品》の第一位に輝いたことで、状況が変わった。
発売元が重い腰を上げ、ついにファン待望の企画が動き出したらしいのだ。
「へぇ〜そうなんだ。ファンの力って凄いね」
「ところが一つ、問題がある……」
商品は完全受注生産で、メーカーが決めた数量まで予約数が届かなければ、発売自体が中止になってしまうと言うのだ。
「頼む、比呂美! 協力してくれッ!!」
大声で叫ぶなり、眞一郎は床に額をこすり付けて《土下座》を始めた。
これは完璧な形で手元に置いておきたい作品だ! 五年後、十年後を考えれば、是非ともブルーレイ版を入手したい!
そう眞一郎は懇願する。
作品の価値を知った今、眞一郎の願いは比呂美にとって十分に共感できるものであったし、
ネットで発表されたという予価も良心的なもので、決して手が出ない値段ではない。
だが、比呂美には一つだけ、気になること……疑問があった。
「眞一郎くんは買わないの?」
「買うさ! 家にはプレイヤーないけど……将来に備えて絶対買う!」
「思うんだけど……《五年後、十年後の私たち》が同じ物を持ってても……意味無いんじゃないかな?」
最初は言葉の意味を図りかねた眞一郎だったが、すぐに比呂美の想いを理解し、頬を朱に染めて硬直してしまう。
確かにそうだ。
《将来のふたり》に同じ物は二つも必要ない。
…………
「……お金、半分ずつ出して予約しない?」
「そ、そうだな。 うん、そうしよう」
緩みきった眞一郎の表情から推して、彼の脳は《ブルーレイ》ではなく《将来》の妄想に占領されてしまったようだ。
それは嬉しいことなのだが、結果的に減ってしまった受注数は回復させねばならない。
そう……新たにファンとなった者の責任として。
(とりあえず、朋与に布教しとこう)
まだニヤけている眞一郎からDVDを暫く借りる了解を取ると、比呂美は携帯に手を伸ばした。
《すごく面白いDVDがあるんだけど、一緒に観ない?》
用件だけの簡潔な文章をメールに打ち込み、送信ボタンを押す。
黒部朋与がまんまと罠に嵌り、《観る観る!》と返信してきたのは、それから約三分後のことであった。

          [おしまい]
155カカ:2009/11/08(日) 05:02:07 ID:yGgxw4sx
うぉぉぉぉーーー 乙です。さっそく保管庫にアップしましたっ!!
156名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 14:38:05 ID:wiGcmAGk
>>152
乙ですっ
もちろん買います!いや買わせてくれぇええええええええええええええ!!!
157はじめてのBD・1:2009/11/08(日) 19:44:09 ID:aGkhBKEo
『 は じ め て の B D 』
 
 クリスマスまであと○日――というカウントダウンの声が町の至るところで聞こえていた。麦
端町はもうすでに純白のベールをまとい、自然界のほうではホワイト・クリスマスの準備が終わ
っているようだ。
 先日、比呂美は第一志望の大学の推薦枠に見事に合格した。つまり、高校での学業をいち早く
修了したことになり、大学受験を控えたクラスメートの応援役に回った。学校の休み時間、比呂
美の周辺にはいつも、片手ならぬ両手に参考書やノートを抱えた女子生徒が群がり、比呂美がト
イレに席を立つことすらままならなかった。加えて、仲上家のお店の手伝いも容赦なく激化した。
早い時期に大学受験を突破してくれて、理恵子の遠慮がなくなったこともあるが、それ以前に、
これからの時期はお店にとって一年で一番忙しくなるので比呂美を頼りにせざるを得なかったの
が理恵子の本音だ。
 この日も、クラスメートに後ろ髪をひかれる思いで学校を後にした比呂美は、仲上家に着くな
り、お店で伝票の打ち込みと電話注文の対応をはじめた。最近では比呂美にお店のことを任せる
ことが多くなったので、以前のように携帯音楽プレイヤーで音楽を聞きながらパソコンに向かう
わけにいかなかった。
 夕方六時を回ると電話対応が極端に減り、頭の中でいろいろと考えを巡らす余裕が生まれる。
(今年のクリスマスは、どうしようかな……)
 この時期、恋人のいる女性が妄想することの第一位にランクされるのは、当然クリスマスの過
ごし方だ。
(コスプレ……もいいかも……)
 パソコン画面に向かう比呂美の口もとがにまっと笑う。昨年、愛子が通っていた学校の文化祭
で、愛子がメイド服を着て男子に囲まれていたのを比呂美は思い出していた。そのときの男子の
熱狂ぶりに比呂美は衝撃を受けた。同じ女性から見ても、愛子のメイド服姿は可愛らしく、何か
甘酸っぱいものを感じずにはいられなかったが――愛子の胸の大きさには腹立ったが――これほ
どまでに、男子が釘付けになっていることに、眞一郎に新たな刺激を与えれるのでは、という考
えが浮かんだのだ。たぶん、最初、眞一郎は恥ずかしがるだろう。そして、だんだんに……。
 そんな比呂美の妄想が深みに入りかけたときだった。
 最初、比呂美には何が起こったのか分からなかった。とにかく、いきなり耳から入ってきた音
に、頭で認識するより先に全身が反射的に反応して比呂美の体を椅子から飛び上がらせた。一呼
吸置いて、その音がぶっ飛んできた方向を比呂美は見た。店内ではなく玄関の土間の方だ。
 眞一郎が、立っている。それも仁王立ちのような格好で。少し俯き加減だったので顔の表情が
うまくつかめなかったが、どうやらさっきの音の正体は、眞一郎が大声で「比呂美!」と叫んだ
ものだったようだ。
 比呂美の心臓はまだばくばくと暴れている。眞一郎が自分のことを何回も呼んだのに、それに
気づかなかったことに痺れを切らせて大声を出したのだろうか。そう考えると、ちょっとまずい
な、と比呂美は思った。
「び、びっくりしたぁ〜」
 比呂美は右手を胸にあて、わざと大げさに振舞った。眞一郎の怒りが早く治まるようにだ。で
も、眞一郎をよく観察してみると怒っている風ではなかった。顔は真っ赤にしていたが、どちら
かといえば、今にも泣きそうな顔だ。それと肩から腕にかけてぷるぷると小刻みに震えている。
 何かよくない知らせかもしれない。比呂美はそう思い、眞一郎に声をかけた。
「どうしたの? 何かあったの?」
 できるだけ平静を装ったつもりだったが、眞一郎のただならぬ様子に思わず声が上ずってしま
った。比呂美の問いかけに反応したらしく、足場を確認するように一歩踏み出した眞一郎は、そ
のあと、最初の一歩とはうってかわって力強い足取りで比呂美に一直線で向かってきた。
 そして、比呂美を抱きしめた。比呂美の耳元で眞一郎は洟をすすりあげる。
「ねぇ! どうしたの? 黙ってちゃ分からないじゃない」比呂美は眞一郎の背中を力強く二度
叩いて答えを促した。だか、眞一郎すぐに答えず、比呂美を抱きしめる力をさらに強めた。比呂
美は観念した。眞一郎の心が落ち着くまでこのまま待ったほうがよさそうだ。
(こうやって抱きしめられるの、何回目かしら……)
 比呂美は心の中でそう呟きながら眞一郎の背中をさすった。そうすると、眞一郎は案外すんな
り比呂美の体を離した。比呂美を見つめる眞一郎の表情はさきほどと違って微笑みに満ちていた。
そして、こう言った。
158はじめてのBD・2:2009/11/08(日) 19:45:46 ID:aGkhBKEo
「決まったんだ……」
「決まった? 何が?」比呂美は思い当たる節がなく、訊き返した。
「決まったんだよ!」
 分かんないのかよ、と少し非難めいて語気を強めた眞一郎は、比呂美の肩をゆすった。それで
も、比呂美は何のことなのか思い出せない。
「だから、なんなのよー」眞一郎がさっさと教えてくれないので比呂美もムキになる。
 比呂美の態度にかちんときた眞一郎は、「ばかやろ〜」と優しく言うなり、また比呂美を抱き
よせた。
「もう、ばか。お店で抱きつかないでよ」
 比呂美は体をよじり、まず、店の外から誰かが覗いていないか確認した。車が一台通り過ぎた
だけで通行人はだれも足を止めてはいなかった。そして、玄関のほうに顔を向けると、案の定、
理恵子が立っていてこちらを睨んでいた。眞一郎が大声出したからかけつけたのだろう。比呂美
の背中にじわりと冷や汗がにじみ出る。とりあえず、比呂美は苦笑いして「わたしも被害者で
す」と目で訴えてみた。そうすると、理恵子も無言でこう答えた――。
(お店でいちゃつくのは止めてもらえないかしら。ただでさえ忙しいんだから。
 さっさとそのバカを引っ叩いて、夕飯の支度を手伝ってちょうだい――)
 それだけ伝えると理恵子はさっさと中へ引っ込んでいった。比呂美はほっと胸を撫で下ろす。
そして、眞一郎のお尻をつねった。「イテッ」と奇声を上げて眞一郎は飛び退き、「なんだよ
〜」とぼやいた。
「だからっ。何が、決まったのっ」と比呂美。
 比呂美がまだ思い出さないことに愕然となった眞一郎は、一瞬固まったのち、大声を出した。
「ブルーレイだよっ! ふたりでお金を出し合って買おうって決めたじゃないか。予約数が目標
値を突破したんで、ブルーレイ版の発売が決まったんだよ!」
「ああ〜、そのこと。おもいだしたおもいだした」と比呂美は軽くこぶしを打った。
 当然のことながら、比呂美がすっかり忘れていたことに眞一郎は抗議した。
「マジで忘れていたのかよ〜」
「だって、予約したのって一ヶ月も前じゃない。それに、わたし、推薦の試験とかあったし」
 推薦入学の試験のことを持ち出されると、眞一郎はこれ以上食ってかかれなくなったが、それ
でもやっぱり心にもやもやが残ってしまう。しょげている眞一郎を見て、比呂美もすこし眞一郎
に悪い気がした。たとえ、夏休み以降、推薦入学の試験に集中していたとはいえ、恋人が感動し
た作品に自分が同じように共感できた喜びを、眞一郎としてはそう簡単に忘れてほしくなかった
のだろう。もちろん、比呂美は忘れているわけではなかった。ただ単に、比呂美は物欲がそれほ
ど強くなかったのだ。漫画や小説を買って揃えることなどしない。音楽CDもそう。だから、作
品自体に強く感動しても、それが収録されたDVDなどのパッケージには、それほど感心が湧か
ないのだ。
 眞一郎の機嫌をどうやって取り戻そうか悩んでいた比呂美は、とりあえず話を別の方向へ進め
ることにした。
「それにして、眞一郎くんが泣いて喜ぶなんて、よっぽど欲しかったのね」
「あたりまえだろ」眞一郎はまだ少しむくれている。
「なんか、ちょっと、悔しい……」と眞一郎から視線をそらして比呂美はつぶやいた。
 比呂美の表情が急にかげったので、眞一郎はハッと目が覚め、比呂美の顔を覗き込んだ。それ
と同時に比呂美の気持ちを傷つけるようなことを言わなかった思い返した。
「悔しいって、なんでだよ……」眞一郎はおそるおそる比呂美に尋ねた。
「だってさ。眞一郎くんが涙が出るほど喜ぶところなんて、はじめて見たんだもん。わたしのこ
とじゃなく、わたしたちのことじゃなくて、ブルーレイのことで。なんか、悔しい」
 比呂美にここまで言われて、眞一郎はようやく比呂美の気持ちが分かった。確かに、いきなり
比呂美に抱きつくなどやりすぎだったことは否めない。たとえ、相手がブルーレイの商品とはい
え、比呂美がやきもち焼くのも無理からぬことのように眞一郎には思えた。
 だから、眞一郎は比呂美のやきもちを吹き払う勢いで言った。
「これから、いくらでもあるさ。おれたちのことで泣いて喜ぶこと」
 比呂美の視線が、眞一郎の目に照準を合わす。
「たとえば、どんなとき?」
「え?」
159はじめてのBD・3:2009/11/08(日) 19:46:10 ID:aGkhBKEo
 勢い余って先に口走ったせいで、眞一郎は具体的なことまで考えておらず、比呂美の質問に慌
てた。そして……とっさに思いついたことを口にした。
「そうだな〜、たとえば、あかちゃんができたときとか……」このセリフを言う途中で、眞一郎
の顔はまたしも赤くなる。今、自分はとんでもないことを言ってしまったと。自分の描いた絵本
が書店に並んだときとか、そういう夢のあることにしておけばよかったかなと眞一郎はちょっと
後悔した。でも、後の祭り。比呂美の顔がすーっと近づいてきて、眞一郎は驚きの声を上げる間
もなく、唇を塞がれた。
 その直後、「比呂美っー!!」という叱責の声と共に理恵子の雷が落ちた。
 
 了
160カカ:2009/11/08(日) 19:49:24 ID:aGkhBKEo
「ある日の比呂美・BD編」の設定を一部使わせていただきました。

なんだかんだいっても、BD決まりでしょう。
興奮してしまって、一気に書き上げました。
161名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 00:22:41 ID:X1uwfaQl
久しぶりに来たら
カカさんと朋与男の新作が!!
しかもBDネタ
BD現実するといいですね
162名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 21:17:56 ID:UC3sXPGB
まさしくはじめてのBDがttになった俺w
買えると良いなぁ
163名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 00:20:09 ID:6HlQntwd
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。

ちょっと短いけど、なんとか勢いをつけていきたい。
164名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 01:29:37 ID:w+R2J4m9
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。

ふぅ〜 なんとか連チャンできた。
165名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 11:27:35 ID:kqL5lZsJ
はじめての外泊の続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
>>164
乙ですっ
166名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 21:16:49 ID:Fk7Yu9nS
【カカさんにお願い】

カカさんの初作品の春雷なんですが、他の作品と同様、1話ごとに分けていただいてもいいでしょうか?
PCでは問題なく表示できますが、携帯では容量不足で全て表示できないもので
携帯でも表示できれば空き時間とかに気楽に拝読できますので、
たいへん厚かましいお願いではございますが、ご検討いただけますと幸いです

167名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 22:37:25 ID:yfkBl0ZX
カカです。
「春雷」の分割版を保管庫にアップしました。

(本文を読み返すと、なかなか恥ずかちぃものがありますが……)
168名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 22:45:01 ID:Fk7Yu9nS
>>167
お早いご対応、ありがとうございます!!
今後の作品にも期待しております♪
169名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 23:06:16 ID:viFLL9mO
もうttの新作映像はカカさんの監修でよくないか?
170名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 12:59:12 ID:X5OO9lAN
3分じゃムリっ
171名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 14:23:28 ID:pXnIq3n6
比呂美のフェラチオ希望
172名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 00:07:39 ID:VB2DD14U
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。

 ひ、ひろみさんっ
173名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 19:01:15 ID:iOZ7/KcL
乙ですっ
174名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 16:26:10 ID:lfwvClhc
クリスマス短編、どんなのにしようかな……
175名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 00:16:27 ID:Fca+k1f1
カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。

 次回、えっち回。ふぅ〜
176名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 20:50:59 ID:jGzGbiUh
>>175
乙です
二人の小擦れ合い熱っぽさが良いですね
楽しみにしてます
177名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 19:39:45 ID:MrYFOwMA
>>175
178名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 00:07:23 ID:UTrfQ/up
クリスマス短編((o(´∀`)o))ワクワク
179名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 23:17:18 ID:9BSjHTl2
結局クリスマス短編は嘘予告か・・・?
180名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 14:50:20 ID:QA9bw1GI
秘め始め短編を期待
181 【大凶】 【1514円】 :2010/01/01(金) 19:07:49 ID:TMWlUp3D
あけおめー!
182名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 03:23:48 ID:zypUtteH
保守
183名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 22:59:55 ID:h/TpN2UI
まってるお
184名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 18:46:18 ID:aeDJxb35
きたお
185名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 00:20:04 ID:c9UvHkXd
あけましておめでとうございます。カカです。
「はじめての外泊−4」を保管庫のほうにアップしました。
追加分を掲載した「はじめての外泊-new」も更新しました。

 今年中に終わらせたい……です
186名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 23:01:04 ID:bBA2KuvN
>>185
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
187名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 22:56:20 ID:5NazgtWw
待ってたおww
188名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 05:33:18 ID:tWngVztP
足フェチスレのTTのSSが素晴らしい
189名無しさん@ピンキー:2010/01/17(日) 00:21:32 ID:u6Tk+SkF
続きまだかおww
190名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 22:43:56 ID:TdTTLl9z
まってるお
191名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 00:33:02 ID:u3u4DMfx
捕手だお
192名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 23:31:01 ID:9QpXWzNc
保留だお
193名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 21:43:58 ID:gdJYnOTd
過疎ってるお
194名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 21:59:20 ID:o3Cp/MFL
だれか、救世主はいないのか
195名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 22:03:43 ID:cjxzU9j2
比呂美ー愛してるぞー!
196名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 23:22:43 ID:cSXoZop8
    _
  ., ´   ヽ
  | ,lノリハリ)
  / (!i゚.-゚ノl  <ほしゅ
 (( 〈.}§})
  ソリ./.l.| l
   /_」_|._j
197名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 22:39:28 ID:QZJ3YpRE
>>188
こちらへ来ないかなあ。
198名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 23:00:51 ID:wqpZri7p
199名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 20:22:44 ID:ok6fKbTO
ほしゅしゅ
200名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 20:28:09 ID:YmeymG6A
しゅっしゅっしゅ
201名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 19:31:49 ID:yCNrWNoT
声がする〜
202ある日の比呂美・台風編4:2010/03/01(月) 01:52:11 ID:NsRARv8M
弱まる気配のない雨と風を避けるため、二人は階段を駆け上がり、比呂美の部屋へと逃げ込んだ。
朋与の助言どおりに用意されていた大きめのタオルで水滴を拭い、無言のまま濡れた衣服を着替える。
「この後どうするの?」
「どうするってお前……ここに泊めてもらうしか……」
《こんなこともあろうかと》常備されている自分用の着替えに袖を通しながら、眞一郎は申し訳なさそうに言った。
外の台風は更に強さを増し、麦端の町を破壊しかねない勢いで荒れ狂っている。
比呂美の様子を確かめたからといって、「じゃあな」と帰路に着くことは、もはや不可能だ。
「……ふぅ……」
先に着替えを終えた比呂美は、やれやれ、という風に溜息をつくと、キッチンへと向かった。
朋与のもう一つの提案…《温かい飲み物》を用意しなければならないからだ。
自分と眞一郎、それぞれの専用マグカップにインスタントスープの粉を入れ、少し冷めてしまったヤカンのお湯を注ぐ。
(こんな夜中に、スープみたいなカロリーの高い物を飲んだら太るかな?)
そんなことを考えないでもないが、芯まで冷えた身体を回復させるためには必要な栄養だと、比呂美は自分を納得させた。
「はい、これ飲んで」
着替えを終えて自分の定位置に納まっている眞一郎の目の前に、ちょっとだけ乱暴にカップを置いてやる。
無事な姿を確認した直後は、嬉しさと安心のあまり情熱的な行動に奔ってしまった比呂美だったが、
時間が経ち冷静になると、これから先の事を想像してしまい、僅かではあるが気持ちが苛立ちに傾いていた。
眞一郎はといえば、この状況を理解していないのか、礼もそこそこにスープを飲みはじめている。
「泊まるのはいいけど、明日の朝どうするの?」
「?? 家に帰るさ」
狙っているのか天然なのか…… 直球の質問にとぼけた返答をされ、比呂美は軽い眩暈に襲われた。
眞一郎が思考より行動が優先する男だということは、よく理解しているつもりだったが、
ここまで《考えなし》だったとは……さすがに想定外である。
「そうじゃなくて! 私の部屋から朝帰りして、おじさんとおばさんに何て言い訳するのかって訊いてるの!」
「……だ、大丈夫さ。 朝、目が覚めて散歩に出かけたって言えば……」
全く説得力のない嘘を、ちょっと自信無さ気に提案する眞一郎を見て、比呂美はまた深い溜息をついた。
平日も休日も、常にギリギリまで熟睡している人間が、『早起きしたから出かけた』と言って誰が信用するというのか。
「……もう寝ましょう」
「え!? ……いや、今夜はもう遅いし…やめとこうぜ」
「…………」
寝るという言葉が、すぐにセックスへと直結してしまう眞一郎の桃色思考には、もう呆れるしかない。
徹底して楽天的な眞一郎のおかげ、というのも変だが、比呂美は気を揉んでいた自分が滑稽に思えてきた。
翌朝、般若と化すであろうおばさんの顔を思い浮かべると身震いせざるを得ないが、もうどうしようもないではないか。
明日は明日の風が吹くものだ…… 腹を括るしかない。
「おやすみなさい」
比呂美は愛想無くそう呟くと、立ち上がって空になった二つのカップをキッチンに運び、簡単に洗いはじめた。
そして口を軽く冷水ですすいでから、眞一郎の存在を無視するかの様に、一人でロフトへと上がってしまう。
リモコンで照明を容赦なく消すと、階下から「お〜い」と寂しそうな声がした。
先走った妄想を口にしたことが比呂美を不快にさせたことに、さすがの眞一郎も気づいたらしい。
「毛布だけでも貸してくれ」と情けなく懇願する今の眞一郎に、ロフトに上がってくる度胸はないようだ。
「下で寝ろなんて、言ってないでしょっ!」
近所迷惑にならない程度の怒声を張り上げると、比呂美は窓側に背を向ける形で布団を頭から被った。
いつもはこの部屋で無遠慮に、好き勝手に振舞うクセに、今さら何だというのだ。
(なによ! 人をまるで鬼嫁みたいに!)
眞一郎に恐れられているという事実が、比呂美の心を少し寂しくさせ、苛立ちに拍車が掛かった。

     ぎしっ ぎしっ ぎしっ

眉間のしわを深くしている比呂美の耳に、ロフトと居間をつなぐ梯子が軋む音か聞こえる。
「……お、お邪魔しま〜す」
眞一郎は小さな声でそう言うと、比呂美とは反対に、壁側に背を向ける形で布団に納まった。
アパートのロフトは《それなり》の広さがあるが、比呂美の愛用している布団は一人用の物だ。
必然的に、二人は背中と背中を合わせ、互いの熱を感じ合う体勢になってしまった。

          ※
203朋与男:2010/03/01(月) 01:54:21 ID:NsRARv8M
『外泊』の呼び水となることを願って、完全放置の台風編、再始動です
お呼びじゃないとは思いますが、保守代わりということで
204名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 02:07:25 ID:qtKPirRX
来たあああああああああああああああああああ
続き待ってますよw
205名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 21:16:09 ID:hgdBGLDB
>>202
乙乙乙乙
久し振りで感激ッス
206名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 22:00:56 ID:C4jC8uzi
>>202
乙ご馳走です!
レス付けようとしたら鯖落ちとか泣きたくなったw
207カカです:2010/03/02(火) 23:07:07 ID:m2+iPrPC
>>203
呼び水どころか、命の水ですよ。つづきが読めて感激です。
『ある日の比呂美・台風編4』を保管庫にアップしました。

で、『はじめての外泊』のほうですが、もうしばらくお時間をください。
いつもいつも、やきもきさせてしまって申し訳ありません。
208名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 23:41:06 ID:tdfk4H2r
おつ
209名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 18:50:13 ID:H4zDOoTb
楽しみに待って松
210名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 00:40:35 ID:wuWjuwdg
待つ
211名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 15:04:48 ID:F70ocveh
まつ
212名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 12:46:29 ID:FMOrHe+0
tt BD届いたのにこの有様 age
213ある日の比呂美・台風編5:2010/03/28(日) 01:35:39 ID:7rwSE/C7
(もう、何か言いなさいよ……)
床についてから約十分。 眞一郎が眠っていないのは分かっている。
背後でたまにモゾモゾと蠢く気配の主は、きっと自分と同じことを考えているに違いない。

…………このまま眠ったら、明日の朝、たぶん喧嘩になってしまう…………

仲上眞一郎と湯浅比呂美は、はっきり言って素直な性格とはいえない。
本心とは真逆の行動をとることなど、日常茶飯事なのだ。
最初のボタンを掛け違えれば、元通りに修復するには、かなりの時間を要してしまう。
比呂美はそれを、《過去の経験》から嫌と言うほど理解していた。
それに、こうなった経緯はどうあれ、《初めてのお泊り》には違いないのだ。
しかめっ面で睨み合う、なんて最悪の目覚めは、絶対に迎えたくない。
(何でもいいの。何か話してよ)
きっかけが欲しい。 そう比呂美は思った。
二人が素直に口を開くことが出来る…きっかけが……
…………

          ドガアアアアアアァァァァァァン!!!!

「きゃああああああああッッッ!!!」
その凄まじい音が、台風により副次的に発生した落雷の音であることは分かっていた。
しかし、頭で分かっていても、思わず金切り声をあげて飛び起きてしまう……それが《女の子》というものだ。
「うおっ、凄ぇ音。 かなり近いな」
釣られて飛び起きた眞一郎が、これまた《男の子》らしい淡白な反応を見せる。
海岸の方に落ちたか?などと雷を楽しむような眞一郎の声に、ゴロゴロという地鳴りのような音が重なった。
その直後に窓の外がストロボのごとく発光すると、間を置くことなく、電気の塊が地面に叩きつけられる轟音が響き渡る。
(光ってから落ちるまでの間隔が短いってことは、雷の中心は真上にあるんだ……)
身体を縮こまらせながら、比呂美は脳内にある雑学的知識を検索して気を紛らわせようと試みたが、それは無駄な努力だった。
なにをしてみたところで、《怖い》ものは《怖い》!!
幼少の頃ほどではないが、本格的な……そう、頭の上を直撃するようなヤツは、やっぱり《怖い》し《嫌い》だ。
(あぁ、どうしよう……どうしよう!)
雷が……その原因である台風が通り過ぎるまで、震えているしかないのだろうか。
比呂美の心が恐怖と諦めに満たされたその時、眞一郎の両腕が静かに伸び、小刻みに揺れる身体を抱きしめた。

          ※
214ある日の比呂美・台風編6:2010/03/28(日) 01:36:42 ID:7rwSE/C7
「…え……」
「だいじょうぶ。 ひろみちゃんには、ぼくがついてる」
聞き覚えのある…それでいて、とても懐かしいセリフが耳元で響く。
そうだ……昔……子供だったころ、自分は同じ言葉を確かに聞いた。
一緒に仲上の家に遊びに来た両親が、所用で先に帰宅してしまい、比呂美一人で夜を過ごす事となった…あの日。
台風が来るから一緒に寝ましょうと言ってくれたおばさんの気遣いを、生意気にも断った嵐の夜……
結局自分は、《世界の終わり》のような風の音に耐えられず、眞一郎に助けを求めたのだった。
『……こわいの……いっしょにねていい? しんいちろうくん』
べそをかきながら枕元に立つ自分を、眞一郎は今のセリフと共に迎え入れてくれた。
同じように……抱きしめてくれた…………
…………

「あのさ…… 反省、してるから」
比呂美の震えが治まるのを確認してから、眞一郎が謝罪の言葉を口にする。
先程までのことは、もうどうでもよくなっていた比呂美だったが、一応、眞一郎に合わせて意地悪を言ってみることにした。
「……なにが?」
「なにが?って…………全部、さ」
話を聞かずに携帯を切ったこと。 嵐の中に飛び出し、危険に身を晒したこと。 エッチな想像したこと。
今夜の罪状を、眞一郎は思いつく限りに羅列していく。
「えっと〜 あとは……」
「あとは?」
男臭い胸元に鼻柱を擦りつけながら、比呂美は更に追い討ちをかけ、次の謝罪を促した。
そう…… まだ一番大事なことを謝ってもらっていない。
「…………」
「ん?」
ふと視線を感じ、埋めていた顔を上げてみると、じっとこちらを見つめる眞一郎と目が合った。
少し照れが混じっていた表情が、真摯なものへと変化していき、次の瞬間、唇から比呂美の求めていた言葉が生み出される。
「お前に…比呂美に、凄く心配かけたこと」
語尾に《か?》も《かな?》も付いてはいなかった。
これが今夜一番の失敗だと、眞一郎ははっきりと自覚したようである。
比呂美は胸の奥が充足感に満たされ、じんわりと身体の芯が温まっていくのを感じた。
さすが眞一郎だ。 私の一番大切な人だ…… と改めて思う。
顔全体を更に強く胸板に埋めながら呟いた「許す」という言葉は、眞一郎に届いただろうか?
抱きしめる力が少しだけ強まったことが、その返答である気もしたが、比呂美には判別がつかなかった。

時間にして数分、抱擁を交わしてから、ふたりは再び布団に横たわった。
今度は背中合わせではなく、顔と顔を向き合わせる形で。
「いろいろ悪かったけどさ、やっぱり来て良かったよ」
くしゃっと崩れた眞一郎の笑顔は能天気そのものだったが、もう怒りの感情は湧いてこなかった。
胸にあるのは愛おしさ…… そして感謝の念だ。
「…………ありがと」
「え? なんだ??」
声帯を震わせずに発した比呂美の囁きを聞き逃し、眞一郎は思わず問い返した。
だが比呂美は答えることなく、両手の指を眞一郎のそれに絡ませて、瞼を閉じてしまう。
「なぁ、今なんて言った?」
眞一郎は何度か問い掛けを繰り返したが、比呂美に答える気がないのを察したらしい。
詰問はすぐにやみ、暫くすると、穏やかな寝息がそれに取って代わった。
薄目を開けてみると、もうすでに深い眠りの底へと落ちた眞一郎の寝顔が見える。
「ふふ。 おやすみ、眞一郎くん」
比呂美はそう呟くと、再び目を閉じて、眞一郎の後を追った。
風の音も雷鳴も消えてはいなかったが、もう怖くはない。
《眞一郎がいる》という確かな感触だけが比呂美の全身を支配し、心地よい眠りの底へと、その意識を引き込んでいった。

          ※
215ある日の比呂美・台風編7:2010/03/28(日) 01:38:46 ID:7rwSE/C7
次の日、台風一過の朝のこと。
眞一郎と比呂美は、先送りにした《現実》と対決していた。
二人で仲上家に向かう道すがら、眞一郎が情けない声で比呂美に耳打ちをする。
「やっぱり、あの作戦でいこう」
提案されているのは《朝起きたら天気が良くて散歩に……》とかいうアレの事だろうか?
比呂美は眞一郎の往生際の悪さを、鼻で笑って一蹴した。
この人は本当に……《彼女》の息子を何年やっているのだろう?
おばさんに、そんな小細工が通用する訳がないではないか。
「正直に謝りましょう。 大丈夫よ。 私たち、夕べは《何もなかった》んだから」
そうだ。 昨晩は何もしていない。 ただ、一緒に寝ただけなのだ。
…………
「あ、坊ちゃん、比呂美さん、おはようございます」
玄関先に辿り着くと、従業員の彼が満面の笑顔で出迎えてくれた。
いや……出迎える、という表現は語弊があるかもしれない。
彼は明らかに、意図を持って二人が来るのを《待ち構えていた》ように見える。
……少なくとも、比呂美はそう感じた。
「台風の後片付けか。 大変だなぁ」
少年の手にしている掃除道具を見て、眞一郎は気の毒そうに声を掛けたが、
それに対して返ってきた言葉は、「頑張ります」でも「任しといてください」でもなかった。
「はい、坊ちゃん。 よろしくお願いします!」
噛み合わない会話と、無理やり押し付けられた掃除道具に困惑する眞一郎を横目に、比呂美はひとり得心していた。
これはおじさんの命令に違いない。
そして、その推測は、従業員の少年が前掛のポケットから取り出したメモによって、裏づけられる事となる。
「オホンッ。 『眞一郎。 町内会の人たちを手伝って、通りの清掃をするように。 理由は言わんでも分かるな』」
軽い物真似を織り込んで、少年は《親方》から託された伝言を読み上げた。
それを聞いて引きつった眞一郎の顔は、まるでマンガかアニメのキャラクターみたいに見えて、思わず比呂美はプッと吹き出してしまう。
「ご愁傷様。 お掃除、頑張ってね」
笑いが収まらない比呂美の様子に、眞一郎は「何をのん気な」と溜息をついた。
「オヤジに全部バレてるってことはだなぁ……」
「おかえりなさい、眞ちゃん」
ガラッと音を立てて開いた玄関から、低く響いたその声に、二人の身体が硬直する。
声の主は「女将さん、おはようございます」という少年の明るい挨拶に軽く答えると、眞一郎に鋭い視線を向けた。
「お父さんの伝言、聞いたんでしょ。 さっさと行きなさい」
反論は受け付けない、といった風の妙な迫力に、眞一郎はすっかり気圧されてしまう。
普段の反抗的な態度は消え去り、「はい」と素直に返答すると、眞一郎は踵を返して入ってきたばかりの門を出て行ってしまった。
「さぁ比呂美。 邪魔者は消えたわ。 ちょ〜っと話があるから居間までいらっしゃい」
鋭かった眼が更に細くなり、視線が比呂美の眉間のあたりを狙い撃つ。
尾てい骨で発生した悪寒と恐怖が背筋を通って脳天から抜け、比呂美の身体は硬直の度合いを高めた。
「どうしたの? 早くしなさい」
「は! …………はいっ!」
裏返った声で返事をすると、比呂美はロボットのようなぎこちなさで、家の奥へと消える《姑》の後を追う。
「マンガみたいッスね」と感想を漏らす従業員の少年の相手をする余裕は、今の比呂美にはなかった。

          [おしまい   出張編につづく]
216朋与男:2010/03/28(日) 01:45:05 ID:7rwSE/C7
辛抱強く読んでくださっている皆様
そして保管庫にUPしてくださるカカさん
いつもありがとうございます
ブルーレイBOX到着を記念して、台風編を完結させました
新章・出張編は、比呂美とママンのお話の予定です
ちょっとだけエロも入れるつもりですので、今後ともどうぞよろしく
『外泊』のつづきも楽しみにしております
217名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 04:13:52 ID:nis6jXTz
乙です!
自分はttBOXの受け取りが31日以降なので、SS読んでwktkしながら待つことにします!
218名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 18:45:01 ID:uIwB2rmD
>>216
BD記念投下!乙です
その上予告までされて、まだまだ生きていけます
219名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 09:15:07 ID:9owJ6qvc
ほ〜酒
220名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 07:09:49 ID:G79gYSrF
ほっしゅ
221名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 08:46:53 ID:ysOvyGZ3
保守
222名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 00:02:06 ID:+f/7joJm
hoshu
223名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 20:04:59 ID:SwqQMtor
   
                〃   ヾ、
               〃      ヾ、
             〃         ヾ、
           〃    ____    ヾ、
          〃   /      \   ヾ、
         ||   /  _ノ  ヽ、_  \  || 皆に無視されてるお 
         || /  o゚⌒   ⌒゚o  \ ||  もう自殺するしかないお
          ヾ,|     (__人__)    |//  
          (⌒)、_   ` ⌒´     _,(⌒) 
          / i `ー=======一'i ヽ
         l___ノ,、          ,、ヽ___i
            l           l


                            トイ
                            トイ
                            トイ
                           i三i
                          〃   ヾ、
                         〃      ヾ、
                       〃         ヾ、
                     〃    ____    ヾ、  チラッ…
                    〃   /      \   ヾ、
   / ̄ ̄\           ||   /  ⌒   ⌒\   ||
 /  _ノ   \          || /   (● ) (― )\ ||        
 |   ( ●)(●)l 早く死ねよ  ヾ,|    ::::⌒(__人__)⌒:::::|//
. |    (__人__) |          (⌒)、_       ̄   _,(⌒)
  |    ` ⌒´ |         / i `ー=======一'i ヽ
.  |         }           l___ノ,、          ,、ヽ___i
.  ヽ        }            l           l
   ヽ     ノ
   /    く
   /     ヽ
224朋与男:2010/05/18(火) 01:00:38 ID:Hqo6Wg9s
おぉ、いつの間にやら『外泊』が更新されてますね
カカさん、堪能させていただきました

こちらはちょっとスランプ気味です……
225名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 07:48:54 ID:HGDCw29Y
本当だ乙です!
カカさん大量規制に引っかかってるのか…
226名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 01:36:54 ID:LTuN+0Fg
ほしゅ〜
227名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 07:32:03 ID:zjucmUOs
          , -‐‐‐‐- 、_r=チ '´ ̄ ̄て
        ./: : : : : : : : : : : :`\: : : : : ''/
      .,r´: : : : : : : : : : : : : : : : :`、: : : ::{
      /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::ハ: : : :l  ,
   ,r-、.7: : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : : ::}: : : :V/
   廴メル: : : :,ィ: : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : /
    `ハ: :/‐+: : : : : ,、: : : : : : : : : : リ: : : :/
    ".`V r‐.、V::ハ :/_.ヘ: : : : : : : : ::/: : :ツ ┌-‐、_,, ┐
      l   `" '"  `゙'、: : : : : : : : :/  .|: : : : l: : ::l
      .弋     ⌒ミ、 リ: : , 、__>チ‐-、,.5l: : : 「 .l: : l
      〈,,>、´、>    ./ン_ソ    _;;,}=む: : ::!+.!: ::l
      .<" ,/゙弋_‐-‐_,"ゞ'ヤト、=フ" ̄    .l: : : ::」_;; :」
       ゙y'   / ̄「__.,,>' ゙<´      └ "
       "<_ /   .l; ;.ヘ, ‐'"
         戈‐-、,,」-‐=┘
            ̄"
眞一郎くんにベロチューされながら中出しされちゃった!
眞一郎くんにベロチューされながら中出しされちゃった!
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228名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 07:34:56 ID:7/lRWyTF
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                   ハ:i :.:.:.::j{::::.:.:.:.イ{ _,.厶ミ.ノ|// :/ィf'iヽ从::,゙,′
                      / .:}i.:.:.::/ハ::::.:.:.{レ'f'゚]心 `(     j゚:::} イ/://
                     /.:.:.ノ.!:.:.::{ 八:::.:.∧弋::::ソ       ー' /:八
   ,  -‐…  ‥‐---‐=≠ .:.:/.:,':.:.:八 (_\ ト、\¨´      丶  イ  眞一郎くんなら私のおっぱい
 /     _.. -‐==ニ二.:.:./ .:.:/.:.:/.:.:.:丶. __  `           ′ .八  揉みながらベロチューして
   -‐=彡:.:.⌒丶、 .:..:.:.:.:.:.:.:.:/ / .:.:ノ.:.リ.:.:. \       -‐_ア  /.:.:..\ 対面座位で中出ししても
/ " ̄ .:.:.:.:.:.:__ 丶、..:..:.:.-‐'.:.:.:.:/:/.:.:.:}::l: `  .._    " /\.:.:.:.:.:..\ いいよ・・・
 :.:.:./.:.:..:.:.:.:.:.:.:._ ̄二辷ー-ミ:.:.-‐=彡.:.:.:.:ノ:リ    /` ー-r '    \:.:.:.:.:., \
:.:./.:.:.:, -‐   ̄ .:.:.:.:.:.:.:.:. -‐==≧=ー--‐彡' \/|   l  }        \ :.:i  ヽ
:.:.:.:. / ...:.:.:.:.:.:.:. -‐''´ .:.:/ ̄ ̄ `丶 \      ヽ|   | ,/ /⌒ヽ     :.:i    ',
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229名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 15:55:15 ID:vaNJRY0l
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        ii:.:.:.:.: .:.:.:.:.:./|:.| ':.:.:.:.:.:..:..:|:.:/   l:.| V|:.:.:.:.}.:.:l
       ii:.:.:.:.{:.:.:.:./ |:.|   、:.:.:.:.:.:.l:.{ _,. -jノ¬リ:.:.:.::ハ.:l
.        !i:.:.:.:.:.:.:.:.{ __」⊥ -‐ヘ:.:{:.:.「   _ ,厶ぅミノ// }:|
        !i:.:.:.:.:ヽ:.{ ッ-‐rテぅ \ヽ`  '´ ヒ紗”// ) ,::|   眞一郎くんは腹違いのお兄さん
        j八ヽ:.:.:ゝト  ヒ炒           ¨´ ノ ノイ:.:|    眞一郎くんと結ばれることは許されない
          ト、\丶、              r リ::|:.:|      眞一郎くんとたとえ結ばれても誰からも祝福されることはない
          |.:.:|lーヘ          !         /:|.:.:.:|:.:|       でも、眞一郎くんをあきらめることはできない
          |.:.:|.:.:.:.|:.       ′     イ: :|.:.:.:|:.:|         兄妹とか、そんなのは関係ない
          |.:.:|.:.:.:.|:个ュ. 、   ``    .ィ「`ヽ:l.:.:.:|:.:|          どんなことをしても、眞一郎くんと結ばれてみせる
           |.:.:|.:.:.厶ィ⌒} `   ._,  ´ |ノ   ト L_|
           |.:.:|.:/  」_」_   -─=ニ二. ̄ ノ   }
         r‐-ん'´               , '′     \
        _」 \               ,.  '′  -‐=≠ ⌒ヽ
.      /    \─--─== ¨´        /      \
.      rヘ、     `丶、      -─‐‐     -ァ ´ ̄`ヽ}
     /   ヽー-  __   ` ー‐--       イ_/         ',
      {     ∧  / `ーrr‐--rー ─…ァ冖´ /: :/        }
     {   ヽ /V: :j__jj__/    /     /: :/           }
230名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 22:20:13 ID:RdR97WIh
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             ,″:.:.:.{:.:.:,.r‐- i:.:{.:.:.:′''"~゙ '' ミ }:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
             {{:.:.:.:.:{::/ _」.,_ {八:. {   .ィュミ:,_ 从:.:.:.:.:.:.:.:リ:.:.:. }
            人:.:.:. 从ィ/{「゚り`  \.   {しノリ`)>リ:.:.:.:.:.:〃:.:.:.:.'
              :、{::.ヽ 弋::ノ        ゞ:::ノ  j/:.:.:.:/:.:.:.:.:.;′
                  ヽ\.      ,         _ノ/ィ ヽ:.:.:.:.:/
                レ个   丶         /イノ リ.:.:.:.;′
                   /.:.:ハ               ` /.:.:.:.;′ 明日から三連休
                    ,'.:.:/.:. ヽ.   `  ¨´      .イ:}「.:.:.:.:.:.:.:!    朋与からの誘いも断って
                 ':.:.:':.:.:.:. :..\           イ:.:.|.:.i.:.:.:.:.:.:. !      眞一郎くんとずっと一緒・・・
              ii:.:.:.:.:.:.:.{:.:.:.:..丶、 _,.  '   {.:. |:.:i.:.:.:.:.:.:.:{
              ii:.:!:.:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.: 「    ,. -ヘl:. !:.:.:.:.:.:.:.ヽ
              ii:.:!.:.:.:.:.:.:;> ⌒ノ _,. ‐'´   _,. -≧ュ、_:.:.ヽ
                 _」L rf''"  __,rー(´   _,. 彡‐ ."-‐ァ'´ ̄ `ヽ:.:、
              /  | |l|  / /0 ∧ィ彡 '"..: : : /       l:.:.:、
           /   │ |ll/ ./  〃ハ_,.イ : : : : /   /      l:.:.:.:、
          ,′ {  /|. イ  /  〃   丿 : : : │  /    '   l:.:.:.:.',
          ,′ } / : : : L.. 厶 -──…' : : : : : : | ,,′  ,′   :.:.:.:.:′
         .   j/ : : : : : : ___: : : : : : :/: : : : : : : | '    ′   i:.:.:.:.:i
            i   ,:' : : : : : : /廴_/ : : : : : / : : : : : : :│{{   ,     ', :.:.:.|
            ! ,.:' : : / : : : : ヽ/: : : : : : / : : : : : : : : | ハ}  ,′     }:.:.:.:|
         j/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : {、」  ,′     {.:.:.:i|
.          { : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ..:.:..:.:.:.: ̄} ,       !:.:.:リ
.         !: : { : : : ..:..:..:..:..:..:..:..:. .: { :.. : : ..:..:..:..:..:..:..:..:ル′       '.:.:/
         ハ..:..:.!..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.!..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:〃       ハ:.:!
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       ∧  '. : :..:.. .: : : : : : : : :..:..:..:.. : : : : : :..:..:..:.:./:;ハ        ,′ リ
      丿   ハ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /:/.:.:|        ′ }
231名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 01:18:45 ID:KjDheBKP
     | :. :. :. :. :. : /|: / | :| | :. :./| | ||         || | :. :..|:. :. :. :.
     | |l :. :. :. :. :.| |:.|  | :| '; :.:| |:| ‖ _____|| |:|、 :.| :. :. :. :.
     |:| ', :. :. :. :. l-l |―| :ト ; :.| || ‐'"´        | |:| l :.| :. :. :. :.
     |:| ; :. :. :. : | ヾ  ヾ  ';:| リ    ___  リ l :.| :. :. /
     ||  ', :. :. :. :V 丁::::::‐、  \   彡 l 。;;;; ::ヽ`ヽ |/ :. : /_/
     リ  ||\ :. :ヘ ';゚::;;:o',`        ';:::''' :o l '´/ :. :. / 〉 ) 眞一郎くんが来てくれたら
          リ  \ :.ヘ ‐- ''         ゛   ''  / :./l / ノ/ 
            ', :. \                /:///~ /  いっぱいキスしてもらって
            ; :. :.ミ    l            ノ'´  ,. ―'´ :.  いっぱい抱いてもらうんだ・・・
            | :. :',     '、            / | :. :. :. :.
            | :. :. :.、     、__,.      /  | :. :. :. :.
            | :. :. :. :`            /   ト、_ :. :. :.
            | :. :. :. :. :. `          ´     |ノ ヽ :.
232名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 00:03:49 ID:PvI18NC1
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                   ,  '"...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..`丶、
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               /..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ.
              〃.:..:..:..:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
           〃.:..:..:..:.:..:.:..:..:..:..:..:..:..:}:.:.:.:.:.:..:..:..:..:..:..:..:..:.. '.
           ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{:..:..:..:..:..:..:..:..:}ヽ:.:.:.:.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:i
            !!:.:.:.:.:.:.:.:l::{:..:..:..:..:..:..:..:.;ハ:| ト、:.:.:.:.:..:..:..:..:..:..:..:|
             ii:.:.:.:.:.:ii::|:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/_ l:|-}‐\ :!:..:..:..:.}.:.:.:.:|   どうしたの?眞一郎くん
             ii:.:.:.:.:.:ii::| _」 ト、:{:.:.:jノ  _」厶=ミ, |:.:.:.:.jム.:.:.:.:|  私の胸とかおしりばっかり
           八:.:.:.:.:.:i´  _」ュ八ソ   ' トhかタ|:!:.:/ハ }:.: .:|  じろじろみて・・・
          /   \:.:. V'´{:;;心 \    V沙ノ从リ )ノ }.:.:.:.:、 うふふ・えっちな眞一郎くん♪
              い、::.` 弋り        ノリ  _ノ.:.:.:.:.:.ヽ 
                ヽ \::.ゝ    ;           ,ノリ.:.:.:.:.:.:ノ):.厂 ヽ
              |.:个ー-   `       r=彡:':.:.:.:.:.:彡イ ─く
              |.:.:|.:.:|l:.、   ー‐ '′ {:{:.:.:.:/ ̄__,人   )
               i:.:/.:.:j:.:.:f≧ュ.、   _,厶 '′/    ヽ`ヽ {
               i/.:.:ん勹上二ニ孑'´    /       }  Y
               /.::r{      '´   / / /     │  ',
             ...:.:.::人丶、       / // /         |   !
          /.::厂  ノ\        ,ノ/.:〈 /        |   |
          /..:.::/      弋 ニニ  ̄ ,.イ.:.:/ /   /     フ   |
         ,.:''.:.:.:.: { ‘y'   /(( `=ァ¬ ´.:ノ:.:《 {  ン′    / !l:! !i:i
       ..:.:.::/.:.:.::∧ /  /(( ))/ ノィ:.:.:;ハ:.:}/       /川」L}j」
     /.:.:.:/.:.:.:._j /  /(( ,))/    |:.:/ 乙 /    / |
.    /.:.:.:/.:.:.:.:{ ヽ{   {(( )){    jjノ  j/      / i|
    /.:.:.:/.:.:.:.:.::}ヽ!  {(( ノノ!{    リ 丿)   〃 / |:!ii|
   ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:イ  ハ ...::{(( )) {    ノ __ \   {{ /川」j」
    ii.:.:.:i.:.:.:.:.:{ノ  ,ハ:..:..:j 乂丿}}::..   } __ V    )'
    ii.:.:.:i:.:.:.:.:.:|  / } ((乂ノ ノノ:..:..:...:{  ヘ.」   }
    ii.:.:.:!:.:.::rく -=ミ/  _」厶=-ヘ.____人 ヽ,_}   〃
    ii.:.:.:!:.:.::}  '´ ̄ ̄   /    {彡 }\\  〃
233名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 00:10:11 ID:NfGBVI4K
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        l.:.i:.:.:.i :  'l::i:: r''´ l:::l   :l  \ヾ::.:l:l    '´_,,.xッ弋フ"「~`'ミv l   .:.:/` 、.:.:.:i:l
          l,:{:.:.:.i .::.  '::{':|   _」厶...ニミ、   ヽ\:{     /' {''。,;;;;;::)ハ  / :i ..:  / ^ヽ:.:.:.:.i:|
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          |i ゙:,:..!.:.:.:..  , ヽ(、 ゙(::::::::(_ ;                 ゞ.:.:: ン   '.:.:.: /  ;  /.:.:.:j:::l
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               | ヘヾ\ゞ、           、           /  r‐''".:.:.::i.:.:  i.:.:.:.:.:.l   ねえ、しようよ…
                    |   `ト、 `'ー                        ,:i.:.:.:.:.:.:.:.i.:.: ,'.:.:.:.:.:.: ,
                   |   :j:.:.:.:.:.:,                     ∠.」.:.:.:.:.:.:.:.:.  ,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:、
                   |  :|:.:.:.:.:.:.ヘ,          '''' ー‐       / |: : |.:.:.:.:.:.:.:.  ,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
                    |  :|:.:.:.:.:i:.:.:.:>z.._               , '   |ヽ:|.:.:.:.:.:.:.. 厶. -‐ァ'' 7フ''ー- .._
           ,.、 -─- .L.,_:.:i:.:./.:.:/ r个、 .,_       , '゙    :j: : |.:.:.:.:.:.: ,′   /.:.:.:./       \
           /            ̄~ ̄リ/: :ト、}  丶、  _,.::'´       /ヽ: |.:.:i.:.:.:.:.:{ 〉  /.:.:.:./           ',
         /          . : /: : :/ノ : :/: : 丶、_          _, ‐'′ : : |.:.:i.:.:.:.:.:i′ '.:.:.:./          '
.        /         : :/ :/     ,:′ : : /  `'ーr---‐=ヘ(     : : |:::i!.:.:.:.:.:!/.:.:.:.:/           l
       /          : :j / : :    ,    : :′    }    : :',      : l:::{',.:.:.:.:.:, .:.:.:.:/            |
       ,′         : :{.′: :   ′  : :}    {    : : :'     : :ヽム.:.:.:.:いノ/                |
        {         . : : :{ : : : :/   : : 丿     }    : : : ヽ    : : :/ \:.:.:/             |
234名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 03:20:46 ID:C6CyuZhm
             /, -― -、  { {  〃    , -<::::::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           / (  , ==ニニュ、{{_  /:::::::::::::、 >ー ´ ̄ ̄> 、 ::::::::::::::::::::::::\
         /    /, -―  ̄ ̄`ー 二ニ= -ー'´   / ,/     ヽ、 :::::::::::::::::::`
       / , -  / / / , -―  ̄       _,、 /  ,イ        ヘ ;;;;::::::::::::::::
      /   {  -'´ / ノ /   __ - ― '´   /   { /   /    l ;;;;;;:::::::::::::
    ./     >ー-'´  / ,、-ー´          /   ,イ//   / //   l __;;;::::::::::::::
  /⌒ヽ、,r'フ ̄   / '´            _ ,イ / /{// |  /,//    }  `ヽ;:::::::::
../   、  { , -― ̄フ /  _∠二 フ ̄ ̄ ̄フ/,イ ! f { /レ| /lx/|/ /  //ヽ :::::::::::::::::
     ((`== ニ二//  ∠ _二>f、-―― '´ ,イ :l l l レl/ |ノ  )'| / /'´, イ ;;;::::::::::::::::
 ` 、    ̄ ̄(   / / ̄    {. . `‐ --‐ '´. .:V l jハ      /l/_∠ /,イ/ 、::::::::::::::::::::
   `-、 ((_≧'´ /        l. i. . . . ..l. . . . . {ノ /ノ >ー‐‐` .┘ 、彡'〃/ ;;;;;;::::::::::::::::::: 眞一郎くん、
 、      // / /         l.!. . . . . .l. . . . .}_ノ /{::::::/(:::::::::::::::-‐'´_.,., :::::::::::::::::::::: 私を好きにして
  ` 、  / { / ./          l. . . . . . . !::. . ..|ノ / | ::::::::: __, -‐< -‐'´┐::::::::::::::::::::: いいよ・・・
        レ{ /          ...!. . . . . . . ',. . . |_ンリ、 _ - ´.::::::..... .`i. .ヽ }'´ ;;;:::::::::::::::;;;;;
        /       i     ....l. . . . . . . .'.,. ..|ー< ~. . . . . . . . . . . .{. . }ノ ;;;;::::::::::::;;;;;;;;
. - ―― -/        i::..     ......!. . . . . . . . ...|::. . ..`. . . . . . ................l.../__ ;;;;::::::::ノ;;;_ノ
      {, '         i::::....   .......l...... . . . . ..::::!.. . . . . . . ...::::::::::::::::..上ァ∠;;;;;;;;;;;__/
.      /  , -===-、  ' :、:::::.....i/{::::::. . . . . ..:::.::. . . . . . . .:::::::::::, -'´,r{ニ ノ -‐'´
     /         ` -、 ' 、::::/  l:::::. . . . , '. . . . . .::::::::::, - <_<-r'´    ` -、
.    /  , '   , ==-、    ..::(   ヽ::::::...':::::::::::, -―  ̄       ̄  、
    /  , ' , - '´  __ ` - 、 ヽ   ` ー‐ '´      ` ‐-、      ',
, -‐/  / /  / ̄     ̄ ̄ ̄ ` ‐- 、_    ` ‐-、            !
  /  / / ,イ                  ` ‐- 、    `-、
, -〈 / i   /::|                       ` ‐ 、
  フ  /::::::!                          ` ー、
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235SSじゃ無いけど投下。:2010/06/17(木) 21:22:59 ID:H4BFGjZP
「それで!? それで眞一郎、結局どうしたんだ!?」

「まあ、落ち着いてくださいよ。
それで俺は乃絵と別れて、比呂美といっしょになったんです。
男らしくきっぱり乃絵に別れを告げたんですよ」

「それで……眞一郎、今は比呂美とうまくいってるのか?」

「そりゃあ勿論ですよ! いろいろあったけど、
今は一番好きな女の子と幸せなんです!」

ボグウ ズガッ グワッシャアアア・・・ン

「い……いきなりどうしたんですか!?」

「はあ、はあ、はあ……眞一郎!!
ほんとにそんな決断でいいと思ってるのかっ!
乃絵はどうなる!? 乃絵はどうすればいいんだ!? 乃絵はあ……」

「だ、だって……」

「女を簡単に乗棄てて簡単に乗り換える男が幸せになっていいのかっ!?
えっ、答えんかっ眞一郎!!」

「う・・・・・・ううっ」

「お前は今、幸せなんかじゃない!!
いつまでも尾をひいて……乃絵のことが尾をひいて……
比呂美と一緒にいたって楽しくなんかなれてないはずだ!
違うかっ!?」

「そ……そのとおり、そのとおりです!
いつも俺は比呂美とつきあっていても――
早く乃絵にいい彼氏ができてくれないか……
そんなことばっかり考えてるんです!
俺はもう疲れました……いっそのこと比呂美と別れて
乃絵とまたやり直そうかと……俺はどうしたらいいんですかっ!!」
236名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 10:23:39 ID:i/JPIJ9e
397 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 11:03:52 ID:21D2fN2U
比呂美は中学生になるまで眞一郎とお医者さんごっこをやっていた
無論眞一郎がお医者さん、比呂美があんなことやこんなことを診察されてしまう患者さん

398 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/06/17(木) 12:11:18 ID:GOzMGOFT
比呂美のえろさは眞一郎のおかげだということかっ!

399 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 14:33:57 ID:21D2fN2U
比「センセイ・・・胸が苦しいんです・・・」
眞「どれどれ、触診で確かめてみましょう」
比「イヤ・・・恥ずかしい・・・」
眞「これはいけませんね、注射しましょう」
比「あーーーーーっ!!!」
237名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 10:24:10 ID:i/JPIJ9e
417 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 22:51:41 ID:tqh7g9Hu
第一話の着替え遭遇シーンが、この物語を決定付けてるな。
タオルを持っているときじゃなくて、パンツ脱ぎかけで扉が開いていたら、きっとこんな展開に・・

比:(片足で立っているところを、急に扉が開いて驚いてバランスをくずす)
  (そのまま眞一郎の方に倒れる)
眞:(急な出来事でわけわからず、気づいたときは乳鷲掴みで理性飛ぶ)

あとはお決まりの展開で、、

418 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 22:59:01 ID:3gWyzwM8
理性が吹き飛ぶのは、むしろ、比呂美の方。

419 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 00:58:20 ID:MLrfnyCz
>>417>>418

眞一郎:比呂美の乳房に貪り付く
比呂美「や、やめて!眞一郎くん!」(本心:もっとして!)
眞一郎:そのまま比呂美のパンツの中に手を…
比呂美「あ…、あんっ――ああんっ!」(計算通り…)


こうですか?わかりません(><)

420 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 01:04:44 ID:3DdfGXb/
宗弘「こうなってしまった以上、仕方ない。」
しをり「そうですね…」
宗弘「眞一郎、責任をとって、結婚しなさい。」
比呂美「ニヤリ」
238名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 10:24:45 ID:i/JPIJ9e
469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/19(土) 21:19:10 ID:Nnpg15lv
第一話の脱衣所シーンで比呂美のオパーイが眞一郎に見えてた

470 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/19(土) 21:27:02 ID:7vvVwsR3
俺だったらあのシーンの状況になったら
思いっきり比呂美を襲ってたな

472 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/19(土) 22:13:56 ID:jN1ZVcDb
比呂美「こんなところで初めてなんて、いや…」
眞一郎「もう我慢できないっ!」
比呂美「お風呂に入ってきれいにしてから、ねっ!」
眞一郎「じゃあ、一緒に風呂に入ろう。」
比呂美「うんっ!」

ですね。幼馴染にありがちな展開ですね。
239もし……もし眞一郎が:2010/06/20(日) 10:43:13 ID:/pYtiUsc
「だから来いよ二人とも! お前が……お前たち二人が俺の翼なんだ!」

という外道な選択をしていたら一体どうなっていたんだろう?
240名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 00:04:57 ID:BPO4YSby
比呂美と乃絵じゃ水と油すぎてハーレムエンドは想像できんw
241名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 10:06:16 ID:EUSEffEu
比呂美が妊娠でもして完全に余裕もったらちょっと遊んできてもいいよただし顔見知り以外はダメくらい言ってもいいかな
242名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 21:01:39 ID:iBh6fZxg
比呂美にそんな余裕はない
比呂美は眞一郎への愛情は人一倍強い
そして強すぎる嫉妬心は強すぎる愛情の裏返し

ただ比呂美は眞一郎に捨てられるのを異常に怖れているから
浮気自体は浮気なら許してしまいそう
でも強すぎる愛情のせいで必死に嫉妬を抑えながら待ち続ける
比呂美は待つ女
243名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 23:54:19 ID:TLtt4s3R
>>240
昔、そらのいろ・みずのいろというエロゲーのアニメ版が在って喃……
244名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 20:14:20 ID:ZFPrv3nc
乃絵と眞一郎が創作活動に勤しんで比呂美は台所で料理を
たまに後ろから黒いオーラが出てるように感じるのは気のせいか…
245名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 01:49:02 ID:Hc9xoy90
  ↑
黒いオーラを出してるのは比呂美ではなく藻前
246名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 09:40:04 ID:4c2wpR+I
そのとーり!!!
247名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 18:05:01 ID:aCwgq4G7
1番黒いのは比呂美から眞一郎を引き裂こうとしていた4番
黒いのは4番
248名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 12:41:16 ID:6wdBp4tZ
比呂美は台所で裸エプロンで料理を

に見えてしまった俺は4番より黒い
249名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 06:27:13 ID:UM/TpSJQ
250名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 11:03:53 ID:UM/TpSJQ
お、規制解除されてる。カカです。
更新が滞ってしまって申し訳ありません。
7月中旬くらいから再開できそうです。
251名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 01:19:05 ID:pA25Ov6O

西海期待
252名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 20:38:18 ID:pA25Ov6O
97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/06/27(日) 01:40:54 ID:IMcbiBaf0
比呂美はドSに見えて実はドM

498 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/06/27(日) 02:03:43 ID:4bcqCsDT0
本人にその気はないのに、状況がM属性を目覚めさせたんだろうな
まぁ眞一郎の妻になるなら、そのくらいが丁度良いんだろうが

499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/06/27(日) 07:34:06 ID:/1j9+7mpP
比呂美が姑いびりを開始するのはいつ頃かな
恨みはたまってそうだ

500 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/06/28(月) 01:04:53 ID:9lBGJwPX0
そんな事ないあるよ

501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/06/28(月) 01:10:20 ID:w8qlOIcEP
>>500
「あるのかないのか、どっちなんだ」

502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/06/28(月) 01:21:06 ID:GQmP/pZa0
比呂美はM属性だから
いびられることはあってもいびりはしない

504 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/06/28(月) 17:44:18 ID:ckxI/CIZ0
毎晩ママンにいじめられるたびに
ベッドの中で火照った下半身を眞一郎に慰めて貰うんですね
わかりますw
253名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 02:57:53 ID:nBNt96n8
498 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/20(日) 12:37:05 ID:w6o/RAXI
しをり「あなた、よくこの家に来れたわね。教えてあげましょうか?」
比呂美「…」
しをり「あなたの本当のお父さんはね、仲上宗弘。私の夫なのよ。」
比呂美「!」
しをり「だから、あなたが何を考えてこの家に来たのか知らないけれど、あなたと眞一郎は絶対に結ばれることはないの。」

500 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/20(日) 13:08:26 ID:DqeA3kgH
比呂美「そんなの関係ありません!私、どんなことがあっても眞一郎くんと結ばれて見せます!!!」
しおり「なんですってえ!私に逆らうというの!!!(ギリギリ)」
比呂美「私、負けません!(キリッ)」

こうですか?分かりません(><)

501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/20(日) 13:18:01 ID:w6o/RAXI
いやいや、ここは比呂美のほうがずっと黒くて、

比呂美「なんだ、そんなことですか。問題ありません。」
しをり「なんですって!!」
比呂美「わたし、知ってるんです。眞一郎くんは、おばさんとわたしのお父さんとの間にできた子だって。」
しをり「誰からそのことを!?」
比呂美「誰だっていいことです。だから、わたしと眞一郎くんとの間には血のつながりはないんです。」
しをり「うるさいうるさい!」
比呂美「おばさんが何を考えてわたしと眞一郎くんが結ばれるのを邪魔しようとしているのか知らないけれども、わたしはどんなことをしても眞一郎くんとむすばれてみせます!!」
254名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 13:23:33 ID:uQA+nprM
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 、      // / /         l.!. . . . . .l. . . . .}_ノ /{::::::/(:::::::::::::::-‐'´_.,., :::::::::::::::::::::: 私を好きにして
  ` 、  / { / ./          l. . . . . . . !::. . ..|ノ / | ::::::::: __, -‐< -‐'´┐::::::::::::::::::::: いいよ・・・
        レ{ /          ...!. . . . . . . ',. . . |_ンリ、 _ - ´.::::::..... .`i. .ヽ }'´ ;;;:::::::::::::::;;;;;
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255名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 18:59:40 ID:xvJ6Cb0l
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           八:.:.:.:.:.:i´  _」ュ八ソ   ' トhかタ|:!:.:/ハ }:.: .:|  対面座位はあんまり感じないから
          /   \:.:. V'´{:;;心 \    V沙ノ从リ )ノ }.:.:.:.:、 バックから犯して欲しいな・・・
              い、::.` 弋り        ノリ  _ノ.:.:.:.:.:.ヽ  眞一郎くん・・・
                ヽ \::.ゝ    ;           ,ノリ.:.:.:.:.:.:ノ):.厂 ヽ
              |.:个ー-   `       r=彡:':.:.:.:.:.:彡イ ─く
              |.:.:|.:.:|l:.、   ー‐ '′ {:{:.:.:.:/ ̄__,人   )
               i:.:/.:.:j:.:.:f≧ュ.、   _,厶 '′/    ヽ`ヽ {
               i/.:.:ん勹上二ニ孑'´    /       }  Y
               /.::r{      '´   / / /     │  ',
             ...:.:.::人丶、       / // /         |   !
          /.::厂  ノ\        ,ノ/.:〈 /        |   |
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         ,.:''.:.:.:.: { ‘y'   /(( `=ァ¬ ´.:ノ:.:《 {  ン′    / !l:! !i:i
       ..:.:.::/.:.:.::∧ /  /(( ))/ ノィ:.:.:;ハ:.:}/       /川」L}j」
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    ii.:.:.:i:.:.:.:.:.:|  / } ((乂ノ ノノ:..:..:...:{  ヘ.」   }
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    ii.:.:.:!:.:.::}  '´ ̄ ̄   /    {彡 }\\  〃
256名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 04:47:26 ID:F8GfXHLt
681 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/24(木) 21:18:10 ID:rfH1qXsR
枷が外れる前の比呂美
眞一郎に裸を見せて欲情させたことを詫びる
眞一郎がデートに誘おうとしたら話題をすり替える
眞一郎とは距離を開ける
眞一郎の部屋の前まで行くが入れない

枷が外れた後の比呂美
眞一郎に自分から抱きつく
眞一郎に自分からベロチューする
眞一郎に自慢の肉体を提供する
眞一郎を引っ張り込み放題

682 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/24(木) 21:21:50 ID:rfH1qXsR
>>668
>>裸を見られても平気

あれは平気どころじゃなかった。
比呂美は兄である眞一郎への愛を理性で抑え込んでいたから、
眞一郎が比呂美の裸を見て欲情してしまうと、比呂美は理性を
保つことができず、欲望の赴くまま行動してしまうことになる。

684 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/24(木) 22:05:41 ID:rfH1qXsR
比呂美はすごいよな。
眞一郎のために、自慢の肉体にさらに磨きをかけて、180°開脚までできるようになったんだから。

686 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/24(木) 22:23:34 ID:sqzIJTmz
しかもその日のうちにその効果を発揮できたしな

689 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/25(金) 00:04:33 ID:Cb5Xv86W
開脚の状況はやっぱり締まりがいいのかな。
ってセクハラかよ!

690 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/25(金) 02:41:34 ID:pyIoTt87
比呂美の開脚はその日の夜の予行演習・・・
フヒヒヒヒ
257名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 09:04:50 ID:7N1EwehC
ズィルヴァーは比呂美の搭乗する機体。武装が貧弱。
マークザインは眞一郎の搭乗する機体。相手の武装を同化する。
258名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 18:50:48 ID:/H3C8vnp
ファフナー後半は良かったわ
259名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 09:14:48 ID:/BzvyfRk
ファスナーてなんでつか?
260名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 10:19:51 ID:i4XPpSqe
眞一郎にレオタードの前のファスナーを開けられて赤面する比呂美
261名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 22:53:44 ID:+5X/lW7q
今日はじめてtruetears見た。
純×乃絵全力で支援
262名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 03:55:09 ID:XWUSJi9t
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     ((`== ニ二//  ∠ _二>f、-―― '´ ,イ :l l l レl/ |ノ  )'| / /'´, イ ;;;::::::::::::::::
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 、      // / /         l.!. . . . . .l. . . . .}_ノ /{::::::/(:::::::::::::::-‐'´_.,., :::::::::::::::::::::: そ、それ以上は・・・
  ` 、  / { / ./          l. . . . . . . !::. . ..|ノ / | ::::::::: __, -‐< -‐'´┐::::::::::::::::::::: やめて・・・眞一郎くん・・・
        レ{ /          ...!. . . . . . . ',. . . |_ンリ、 _ - ´.::::::..... .`i. .ヽ }'´ ;;;:::::::::::::::;;;;;
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      {, '         i::::....   .......l...... . . . . ..::::!.. . . . . . . ...::::::::::::::::..上ァ∠;;;;;;;;;;;__/
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.    /  , '   , ==-、    ..::(   ヽ::::::...':::::::::::, -―  ̄       ̄  、
    /  , ' , - '´  __ ` - 、 ヽ   ` ー‐ '´      ` ‐-、      ',
, -‐/  / /  / ̄     ̄ ̄ ̄ ` ‐- 、_    ` ‐-、            !
  /  / / ,イ                  ` ‐- 、    `-、
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  フ  /::::::!                          ` ー、
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   ヽ<!:::::::::、:::ヽ、                              ',  '´
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            ̄ ̄ ̄, -‐        /           , イ
                 , ´    ./           _ -'/
               , '´     /          , -´/
263名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 02:59:12 ID:A98hbEzt
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        i:.:.:.:..:..:.:.:.:.:.:.:{:.:ハ:.:.:.:.:.:.:..:..:{:.:.:./  l: ト、:.:.}:.:.:.:.:.:.:.l
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       ii:.:.:.:.{:.:.:.:./ |:.|   、:.:.:.:.:.:.l:.{ _,. -jノ¬リ:.:.:.::ハ.:l
.        !i:.:.:.:.:.:.:.:.{ __」⊥ -‐ヘ:.:{:.:.「   _ ,厶ぅミノ// }:|
        !i:.:.:.:.:ヽ:.{ ッ-‐rテぅ \ヽ`  '´ ヒ紗”// ) ,::|  わたし・・・もう・・・
        j八ヽ:.:.:ゝト  ヒ炒           ¨´ ノ ノイ:.:|  我慢できないの・・・
          ト、\丶、////     ////   r リ::|:.:|   だから・・・
          |.:.:|lーヘ         !         /:|.:.:.:|:.:|   眞一郎くん、お願い・・・
          |.:.:|.:.:.:.|:.       ′     イ: :|.:.:.:|:.:|     
          |.:.:|.:.:.:.|:个ュ. 、   ``    .ィ「`ヽ:l.:.:.:|:.:|    
           |.:.:|.:.:.厶ィ⌒} `   ._,  ´ |ノ   ト L_|
           |.:.:|.:/  」_」_   -─=ニ二. ̄ ノ   }
         r‐-ん'´               , '′     \
        _」 \               ,.  '′  -‐=≠ ⌒ヽ
.      /    \─--─== ¨´        /      \
.      rヘ、     `丶、      -─‐‐     -ァ ´ ̄`ヽ}
     /   ヽー-  __   ` ー‐--       イ_/         ',
      {     ∧  / `ーrr‐--rー ─…ァ冖´ /: :/        }
     {   ヽ /V: :j__jj__/    /     /: :/           }
264名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 08:06:38 ID:IhL1vtoI
                           _.. -──-   .._
                        ,   ´ ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ.__`  .
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                      { .:.:/ .:.:.::i:::.:.:.:.:.:.:/:/  j::::.:.:.:.:.:.}:.: ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:i
                      { .:.' .:.:.:.::j:::.:.:.:.:.:,'./   /ハ:::.:.:.:.:ノ:.:,' ':.:.:.:.:.: ハ!
                    ', :i.:.:.:.:.::{::::.:. : ,'/_, -/-、}:::.:/ノ:/⌒ V}:.:.:}:} }
                   ハ:i :.:.:.::j{::::.:.:.:.イ{ _,.厶ミ.ノ|// :/ィf'iヽ从::,゙,′
                      / .:}i.:.:.::/ハ::::.:.:.{レ'f'゚]心 `(     j゚:::} イ/://
                     /.:.:.ノ.!:.:.::{ 八:::.:.∧弋::::ソ       ー' /:八
   ,  -‐…  ‥‐---‐=≠ .:.:/.:,':.:.:八 (_\ ト、\¨´      丶  イ  眞一郎くんなら私のおっぱい
 /     _.. -‐==ニ二.:.:./ .:.:/.:.:/.:.:.:丶. __  `           ′ .八  揉みながらベロチューして
   -‐=彡:.:.⌒丶、 .:..:.:.:.:.:.:.:.:/ / .:.:ノ.:.リ.:.:. \       -‐_ア  /.:.:..\ 対面座位で中出ししても
/ " ̄ .:.:.:.:.:.:__ 丶、..:..:.:.-‐'.:.:.:.:/:/.:.:.:}::l: `  .._    " /\.:.:.:.:.:..\ いいよ・・・
 :.:.:./.:.:..:.:.:.:.:.:.:._ ̄二辷ー-ミ:.:.-‐=彡.:.:.:.:ノ:リ    /` ー-r '    \:.:.:.:.:., \
:.:./.:.:.:, -‐   ̄ .:.:.:.:.:.:.:.:. -‐==≧=ー--‐彡' \/|   l  }        \ :.:i  ヽ
:.:.:.:. / ...:.:.:.:.:.:.:. -‐''´ .:.:/ ̄ ̄ `丶 \      ヽ|   | ,/ /⌒ヽ     :.:i    ',
.:.://..:.:.:.:.::/..:.:.:.:.:.:.:/  ̄`丶、 ヽ\\     ,ハト、  |/\       ノ:リ   }
 /..:.:.:.:.:/..:.:.:.:.:.:.:.:.:/       ヽ  l \\ / i { i\|  { `'ー- .._彡イ   丿
:.:.:.:.:.:. // ..:.:.:.:.:.:.:.::/         ',  |   \/| i l i }│  、    // ー-‐'
:.:.:.:.:./ / ..:.:.:.:.:.:.:.:ノ⌒ ─-       , | :     | i  ノ八  辷_彡'
:.:.:.:/ / .:.:.:.:.:.:.:.≠=ー-           | l     └=彡' ィ ヽ
:.:./  ' .:.:.:.:.:.:./       ー---    ハ | l       {|l||  :、
:/  {.:.:.:.:.:/             _」ノノノ    l    `┘ :}
   ヽ.:/           -‐≠//      ,    ..:.:.:ノ
.    /             /..:.:..:..:..:..:..   /  ..:.:.:.:/
.  /               /..:..:.:..:.:..:.:..:.:..:.:../..:..:..:.:.::/
265名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 09:40:49 ID:T+SxL0yV
          , -‐‐‐‐- 、_r=チ '´ ̄ ̄て
        ./: : : : : : : : : : : :`\: : : : : ''/
      .,r´: : : : : : : : : : : : : : : : :`、: : : ::{
      /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::ハ: : : :l  ,
   ,r-、.7: : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : : ::}: : : :V/
   廴メル: : : :,ィ: : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : /
    `ハ: :/‐+: : : : : ,、: : : : : : : : : : リ: : : :/   わ〜いわ〜い!
    ".`V r‐.、V::ハ :/_.ヘ: : : : : : : : ::/: : :ツ ┌-‐、_,, ┐
      l   `" '"  `゙'、: : : : : : : : :/  .|: : : : l: : ::l
      .弋     ⌒ミ、 リ: : , 、__>チ‐-、,.5l: : : 「 .l: : l
      〈,,>、´、>    ./ン_ソ    _;;,}=む: : ::!+.!: ::l
      .<" ,/゙弋_‐-‐_,"ゞ'ヤト、=フ" ̄    .l: : : ::」_;; :」
       ゙y'   / ̄「__.,,>' ゙<´      └ "
       "<_ /   .l; ;.ヘ, ‐'"
         戈‐-、,,」-‐=┘
            ̄"
眞一郎くんにベロチューされながらおっぱい揉まれて
対面座位で中出しされちゃった!
266名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 16:33:50 ID:w5vvZwct
カカさんの新作着てたーヽ(´ー`)ノ
267名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 12:04:08 ID:TYSWcGsE
力力石さん?
268名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 12:49:26 ID:/kSw4FZJ
新作じゃなく外泊の続きだっw
規制巻き込まれてるっぽいな
269名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 14:24:32 ID:RqR8xAQu
保守
270名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 19:40:34 ID:pyieTb7T
735 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/08/21(土) 22:44:52 ID:povrTmor0
ついつい声が出ちゃいそうになるけど
プライドがあるから声出ないように我慢してる比呂美さん

738 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/08/22(日) 04:05:00 ID:4qknlOP+0
普段はお高くとまってて、一見取っ付きにくそうなのに、裸になっていざ一戦交えるとなったら
よがりまくって乱れまくる比呂美さん

740 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/08/22(日) 15:51:31 ID:ma+9BcIIO
頭脳明晰で運動神経抜群でスタイル良くて容姿端麗
更に天涯孤独でメンへラっぽくてほっとけないし、嫉妬深くヤンデレ。
結婚するなら間違いなく比呂美だよね

742 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 メェル:sage 投稿日:2010/08/23(月) 09:34:31 ID:gieK9l5O0
>>740
家庭的で甘えん坊で泣き虫で一途
計算高いようで自爆するお茶目な娘
結婚するなら間違いなく比呂美だよね
271名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 21:05:46 ID:jkYjZpFz
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../   、  { , -― ̄フ /  _∠二 フ ̄ ̄ ̄フ/,イ ! f { /レ| /lx/|/ /  //ヽ :::::::::::::::::
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   `-、 ((_≧'´ /        l. i. . . . ..l. . . . . {ノ /ノ >ー‐‐` .┘ 、彡'〃/ ;;;;;;::::::::::::::::::: 眞一郎くん、
 、      // / /         l.!. . . . . .l. . . . .}_ノ /{::::::/(:::::::::::::::-‐'´_.,., :::::::::::::::::::::: 私を好きにして
  ` 、  / { / ./          l. . . . . . . !::. . ..|ノ / | ::::::::: __, -‐< -‐'´┐::::::::::::::::::::: いいよ・・・
        レ{ /          ...!. . . . . . . ',. . . |_ンリ、 _ - ´.::::::..... .`i. .ヽ }'´ ;;;:::::::::::::::;;;;;
        /       i     ....l. . . . . . . .'.,. ..|ー< ~. . . . . . . . . . . .{. . }ノ ;;;;::::::::::::;;;;;;;;
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      {, '         i::::....   .......l...... . . . . ..::::!.. . . . . . . ...::::::::::::::::..上ァ∠;;;;;;;;;;;__/
.      /  , -===-、  ' :、:::::.....i/{::::::. . . . . ..:::.::. . . . . . . .:::::::::::, -'´,r{ニ ノ -‐'´
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.    /  , '   , ==-、    ..::(   ヽ::::::...':::::::::::, -―  ̄       ̄  、
    /  , ' , - '´  __ ` - 、 ヽ   ` ー‐ '´      ` ‐-、      ',
, -‐/  / /  / ̄     ̄ ̄ ̄ ` ‐- 、_    ` ‐-、            !
  /  / / ,イ                  ` ‐- 、    `-、
, -〈 / i   /::|                       ` ‐ 、
  フ  /::::::!                          ` ー、
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            ̄ ̄ ̄, -‐        /           , イ
                 , ´    ./           _ -'/
               , '´     /          , -´/
272名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 03:01:06 ID:Q03mcGRO
          , -‐‐‐‐- 、_r=チ '´ ̄ ̄て
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   廴メル: : : :,ィ: : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : /
    `ハ: :/‐+: : : : : ,、: : : : : : : : : : リ: : : :/   わ〜いわ〜い!
    ".`V r‐.、V::ハ :/_.ヘ: : : : : : : : ::/: : :ツ ┌-‐、_,, ┐
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      .弋     ⌒ミ、 リ: : , 、__>チ‐-、,.5l: : : 「 .l: : l
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       "<_ /   .l; ;.ヘ, ‐'"
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眞一郎くんにベロチューされながらおっぱい揉まれて
対面座位で中出しされちゃった!
273名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 11:34:44 ID:EvAx5eUd
比呂美は眞一郎にエロいことをやりまくられるのが嬉し恥ずかしくて仕方がないようだな
274名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 01:41:28 ID:5Ekl+U8B
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        j八ヽ:.:.:ゝト  ヒ炒           ¨´ ノ ノイ:.:|  そんなことない・・・!
          ト、\丶、////     ////   r リ::|:.:|   
          |.:.:|lーヘ         !         /:|.:.:.:|:.:|   そんなことないよ!!!
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          |.:.:|.:.:.:.|:个ュ. 、   ``    .ィ「`ヽ:l.:.:.:|:.:|    
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      {     ∧  / `ーrr‐--rー ─…ァ冖´ /: :/        }
     {   ヽ /V: :j__jj__/    /     /: :/           }
275名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 04:47:14 ID:Vefykng8
276名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 10:51:03 ID:AhcaMZQ6
比呂美はシンちゃんが横にさえいれば満足だろ。
ていうか身長高くない?比呂美って
277名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 21:48:33 ID:7SSxL7r4
たしか165cmぐらいじゃなかったか
278名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:23:34 ID:Vefykng8
ムックを見ると、比呂美は164になっている。ちなみ朋与は167。
279名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:01:35 ID:jcbX+JKl
164か、結構デカイかな
結構ケツもデカそうだし、眠れない日も多そうだ
280名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 03:26:10 ID:9sO+L95S
比呂美は胸も意外に大きい
その大きな膨らみを眞一郎に貪られて苦悩に喘ぐ比呂美
281名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 03:44:40 ID:+Z9rlZ00
苦悩というより、嬉しくてたまらないんじゃないかな
282名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 18:27:30 ID:1Jq9tOQ3
そんなSSが読みたいな、読みたいな!
283名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 17:30:21 ID:V4EJ2z0M
対面座位かな
284名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 20:24:39 ID:15HecbwS
正常位
285名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 18:04:37 ID:shDfHdO0
騎上位での比呂美の腰ふりはすごいだろうな
286名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 02:27:42 ID:lhjpB6ff
比呂美はアノ声が大きくて必死に我慢したにもかかわらず眞一郎とえっちしたことがバレてしまい
ぜったいぜつめいのピンチにおちいってしまう
287名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 14:31:25 ID:QknNfeL8
きめぇぇぇぇぇぇぇぇ
288名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 11:11:35 ID:JopZHgZI
きめえのはお前だ
乃絵豚プ
289名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 18:56:40 ID:jIl7mjlf
ほしゅだお
290名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 14:01:21 ID:jaZT/fjl
      く   _   Y⌒r '"´: : : : : : : : ` : .,
       /`Y´  ミ ,,f:′: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
     /: :/_   〃: : : : : ": : : : ,: : : : : ': : : : : : : \
.    /: :く´ー〜 ラV: :ミ : :〃: : ,: : : : : :ノイ: : : : : : : : : : `、
   /: :/: : ̄ア´ /: :ヾ : :,′: : /.;′/ ム : : : : : : : : : : : ヽ
    l: :;' / /   ト ヾ : : l: : : : :イ: :/   {:.ハ.:l : : : : :l : : : : :l
    / /     l ゞ__:ヽj: : :.l: /レ⌒ ヽ、.{:l l : : ; : 从 : : : : :l
   ∠   /  !!:.;⌒`ハ : : l/ァfラテミ、 |ヘ l: : : : : ハ : : , : : :l
   /: :`Y   八{ r-ゝ ヘ: :lハ〃゚:_;j 「ヽ  l: : :イノ .:; : : : : :l
    : : :人  / ハ i く   ヽ:. ゝニソノ   jノ_.」、`メイ: :/: : ,'
   :. : :(`ヽУ /l,小、_´   `        f:。::j Y /.:,': : /
    :. : :` ̄`Y i! 川 i )                マ;'ノノ/.:/:/:/
    :/ : :/ : :レ'j 从j   .         i   ., イハ/ノイ
   / : :/ : :/  `⌒/   丶    丶 .._ ´  ´7jノ  眞一郎くん…脱がして
.   / : :/ 、 r弐=≠===ュ 、    `´   . 〃
  : :_ム斗|     _  <⌒ ミ、 ,..   ´
   ´  _.ト、 _ <           ヽ 
    ̄ |:f f´            : l
      |:| j/   /        : l
      ヽヽ //             : l
291名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 04:39:54 ID:mykXTcxz
             /, -― -、  { {  〃    , -<::::::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           / (  , ==ニニュ、{{_  /:::::::::::::、 >ー ´ ̄ ̄> 、 ::::::::::::::::::::::::\
         /    /, -―  ̄ ̄`ー 二ニ= -ー'´   / ,/     ヽ、 :::::::::::::::::::`
       / , -  / / / , -―  ̄       _,、 /  ,イ        ヘ ;;;;::::::::::::::::
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    ./     >ー-'´  / ,、-ー´          /   ,イ//   / //   l __;;;::::::::::::::
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../   、  { , -― ̄フ /  _∠二 フ ̄ ̄ ̄フ/,イ ! f { /レ| /lx/|/ /  //ヽ :::::::::::::::::
     ((`== ニ二//  ∠ _二>f、-―― '´ ,イ :l l l レl/ |ノ  )'| / /'´, イ ;;;::::::::::::::::
 ` 、    ̄ ̄(   / / ̄    {. . `‐ --‐ '´. .:V l jハ      /l/_∠ /,イ/ 、::::::::::::::::::::
   `-、 ((_≧'´ /        l. i. . . . ..l. . . . . {ノ /ノ >ー‐‐` .┘ 、彡'〃/ ;;;;;;::::::::::::::::::: 眞一郎くん・・・
 、      // / /         l.!. . . . . .l. . . . .}_ノ /{::::::/(:::::::::::::::-‐'´_.,., :::::::::::::::::::::: 私を犯して・・・
  ` 、  / { / ./          l. . . . . . . !::. . ..|ノ / | ::::::::: __, -‐< -‐'´┐::::::::::::::::::::: 
        レ{ /          ...!. . . . . . . ',. . . |_ンリ、 _ - ´.::::::..... .`i. .ヽ }'´ ;;;:::::::::::::::;;;;;
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  /  / / ,イ                  ` ‐- 、    `-、
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  フ  /::::::!                          ` ー、
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            ̄ ̄ ̄, -‐        /           , イ
                 , ´    ./           _ -'/
               , '´     /          , -´/
292名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 04:25:30 ID:Rsz+9zc9
フヒヒヒ・・・
293名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 17:21:28 ID:mc7XeqML
すっかり落ちて来なくなった…寂しい
294名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 16:37:36 ID:kdBkJts2
比呂美が売春しているらしい・・・
295名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 22:26:53 ID:Yrjq138s
保守
296名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 22:29:39 ID:WnLg4ZUi
あけおめ保守
297名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 14:47:22 ID:NLh4GM7S
姫始め保守
298名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 01:34:43 ID:Xjg/3OwR
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299きたにさい:2011/02/21(月) 18:10:54.16 ID:eb86c8Rq
名塚かおりが結婚するんだ!
300名無しさん@ピンキー
4番とショルさんが結婚したらしいぞ