† ロザリオとバンパイアでエロパロ† 3モカ目

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1名無しさん@ピンキー
ここはジャンプスクエアで連載中の、ロザリオとバンパイアについてのエロパロスレです。
前スレ
† ロザリオとバンパイアでエロパロ† 2裏モカ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207182304/
初代スレ
† ロザリオとバンパイアでエロパロ†
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1181142000/
本スレ
† ロザリオとバンパイア † 16モカ目
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1229595578/
保管庫
http://www9.atwiki.jp/roza-vameroparo/
編集方法
http://www41.atwiki.jp/mhp2g/pages/23.html
ローカルルール
(書き手)
1.割込みや書き込み無効等を防止するために投稿前および投稿中のリロードを推奨します。
2.名前欄に作品名を入れましょう。また、書き手の確認のためトリップ機能の使用を推奨します。(名前の後に#(適当な文字列)でおk)
3.投下終了時に(続く)(終)などの一言を入れるなどご配慮をお願いします。
4.以下の事柄を含む作品の場合、投稿の最初と最後に注意書きをするか、他スレまたは保管庫に注意書付で投下することをお願いします。
・原作の設定の大規模な改変
・オリキャラ
・和姦以外のSS(特に鬱展開など)
(全員)
1.割込み等を防止するためにレス前のリロードを推奨します。
2名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 00:16:48 ID:mV7DqbVs
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     ノし. u:    \.
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  |  ゚     :j  |:     |     u_)
3名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 00:19:53 ID:YcAuaooK
>>1
乙!
GEVp42JBUQさんの3Pネタと
「悪夢の終わり、そして」の続きを期待!
4名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 00:21:24 ID:hdhGPkv4
乙です
5名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 00:43:18 ID:i8XweI8m
おつ!!

俺も裏萌香の続き楽しみに待ってるぜ!神!!!
6 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:26:56 ID:Mhn/greR
>>1乙!
半年ぶりです。新スレが立ったのでSS投下します。
7裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:29:48 ID:Mhn/greR
「フン、この私を倒すなど一億年早いッ!身の程を知れ!」
美しく強烈なキックが炸裂する。

―――金曜日の夕刻、俺達はまた面倒なことに巻き込まれた。最初は俺一人で何とかしようとしたが、結局は裏モカさんに助けてもらうことになってしまった―――

「この馬鹿め!もう少し遅かったら私達はどうなっていたことか…なぜ私をすぐに呼ばなかったのだ?」
『だって、モカさんを護りたかったから…』
モカさんと付き合い始めて以来、俺は裏のモカさんからバンパイアの力をみだりに使うのを禁止されていた。
表のモカさん曰く俺の体のことを気遣ってのことらしい。でも、バンパイアの力がないと誰も守れない。そんな自分に打ち勝とうと素手で戦おうとしたがやっぱり無理だった。
「…月音…相変わらず無茶をする奴だな…」
モカさんが頬を赤くした。
『別に無茶なんてしてないって…心配しなくてもいいよ』
「そうか…そんなに私を護りたいのなら今から私と特訓でもするか?」
ん?特訓!?これはもしかしたら強くなれるチャンスかもしれない。
『うん。俺だって強くなりたいし、それにモカさんと一緒だったら大丈夫だよ。』
「じゃあ準備してくるから運動着に着替えて、校門前で待ってろ」

_______
8裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:31:23 ID:Mhn/greR
「待たせたな」
モカさんが体操着姿で登場してきた。裏モカさんにとってその体操着は少し小さいらしい。
そのためか長い美脚がいつも以上に目立ち、胸が張り出していて大きく見える。
あまりのギャップに思わず笑いそうになった。
「どうした?」
『あ、…いや…体操着似合ってるかなって』
モカさんが一瞬、頬を紅くして怒ったように見えた。
「体操着が似合うだと…仕方ないだろ運動着はこれしかないのだから…まあいい。準備体操は済ませてあるよな」
『うん。』

俺達は一通りのウォーミングアップをしたあと本格的にトレーニングを開始した。

「まずは基礎体力からだ。だが妖力を使うのは無しだ。いいな?」

肝心のトレーニングの内容はというと校門から森の中を通り寮の裏を通って校門へ戻るというルートで持久走というメニューだ。
はじめ、俺はモカさんと並んで走っていたが、20分ぐらい経つと体に疲労感が溜まり始める。40分を過ぎると俺のペースが段々と遅くなってゆく。

でもモカさんはなんともなさそうだ。
生粋のバンパイア。これくらいで疲れるはずはないのだ。

『はぁ、も、モカさん、待って』
「仕方ないな」
モカさんが少しペースを緩めてくれた。
そしてなんとか完走できた。
『ふぅ、モカさんすごいね。こんなに走ってもなんともないみたいだし』
「これくらいは朝飯前さ」

しばらく休憩をした後、次のトレーニングを開始した。
「さて次は短距離走だ。私と月音、どっちが早く着けるか競争だ。あと、前と同じで妖力は使うな。」

妖気全開のモカさんは仁王立ちでそう言い放った。

『え、使っちゃだめなの?モカさんだって妖気全開なのに、ずるいよ』
「なっ!仕方ないだろ。この状態じゃ抑えようがないからな」
分かってはいるけど、なんか理不尽だ!
しかも相手は裏モカさん。もちろん勝てるはずがない。
『〜っ、負けた』
「フフ、この私に勝てるとでも思ったか。校庭100週だ!」
『ああああああ』
先ほどの持久走のためか、疲れも溜まってるにも関わらず校庭を走り回った。
9裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:33:15 ID:Mhn/greR
「さあ次は…」
と、まあこんな調子で腕立て伏せ5000回、腹筋3000回、砲丸投げ300投その他諸々、法外なトレーニングのオンパレードだった。
まともな人間だったら確実に病院行きです。

そしてへとへとになりながらも最後のトレーニングをすることになった。日は沈み森の中はうっそうとしていた。

「次は戦術特訓だ!」
モカさんが竹刀を持ってきた。
『はぁ〜、はぁ〜戦術特訓!?』
「そうだ、今までのはただのウォーミングアップに過ぎん」

モカさんは指をバキバキ鳴らして戦いに備えていた。
妖にとっては先ほどの持久走やら砲丸投げやらはただの準備体操に過ぎないのだ…ってそんなあああああああああ!!!!!!!!
「もう特訓は始まっているぞ!」
モカさんの攻撃が炸裂する。
「はっ!」
『うわぁ、うっ!』
風を切る竹刀…俺は防御するだけで精一杯だった。

「あははっ、どーだ月音?」
『ちょ…タイム!』
「誰が待つと?それではこの私には勝てないぞ」
ココアちゃんでも勝てないのだ。俺がモカさんに勝つなんて…
俺は思いきって竹刀を振り上げたが隙を突かれてしまった

バシッ
俺の眉間に竹刀が直撃する。

『―――ッ、いててて…』
あまりの痛さに気を失いそうになる。
「これでも手加減はしたんだぞ!ほら!立て!」
モカさんが怒鳴ったので俺は渋々立ち上がった。

_______
10裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:34:41 ID:Mhn/greR
ビシバシと竹刀がぶつかり合う音が森にこだまする。

さっきから攻撃をかわすだけで精一杯だ。
「やるな月音、だがのろいぞ!」
モカさんの一撃で俺の竹刀が吹き飛ばされてしまった。
『あぁつ!』
一瞬で間合いを詰められ、俺はモカさんに腕をつかまれて背負い投げを食らった。
『うわぁぁぁぁぁーーー、ごぶっ』
地面にたたきつけられて、身体が動かない。
『も、、、モカさん。これって剣道じゃなかったっけ?ルール間違えているよ』
「誰が剣道をやるといった?実戦にルールなど無いぞ!相手はどんな手を使ってくるか分からないからな」
そ、そんな…

「隙あり」
『ごぷっ』
モカさんのハイキックで俺の体は宙を舞い、木の幹に叩きつけられた。
物凄い威圧感を放ちながらモカさんは俺に一歩一歩迫り来る。怖くなって体が震え、ろくに動けない。
「さあ起きろ!早くしろ!」
地面に転がった俺の背中を足でげしげしと押してきた。

『いたたたたた!』
ちょっと待て、なんで踏まれなければならない?
「これも訓練だ!さあ、どこまで耐えられるかな?」
しかもだんだんエスカレートしてるし…
いくらなんでも酷いよ…

ついに感情が破裂してしまった。

『酷いよ!モカさんなんか…モカさんなんかッ…』
「!!!!!!…すっ、すまん……少しふざけただけだ…月音…私はお前のことが……っておい!月音!」
モカさんがなんか言った気がした。しかし、俺は無我夢中になって走っていた。
そして気がついたら寮の前に立っていた。

_______
11裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:36:49 ID:Mhn/greR
少し頭を冷やすため俺は部屋でシャワーを浴びていた。
『はぁ〜、モカさんに酷いことしちゃったかな…どうしよう…』

私服に着替えた後、脱いだジャージの中からモカさんのロザリオが落ちてきた。

『モカさん…』

モカさんの顔が思い浮かんできだ…このままじゃだめだ。彼女に謝らなければ…
俺は謝るためモカさんの部屋へと走った

_______
12裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:38:17 ID:Mhn/greR
モカさんの部屋の前で俺はドアを開けることを躊躇していた。モカさんが怒っているのではないかと思うと、ためらってしまう。しかし、何もしないわけにはいかない。

俺はドアを開けた。
がちゃ…

部屋の中は薄暗かった。
『モカさん…』
「つくね…」
ベッドの上でモカさんが少しさびしそうな表情をして、座っていた。
『モカさん…さっきはあんなこと言ってごめん。』

一瞬の沈黙のあとモカさんが口を開いた。

「…私からも謝る。さっきは本当にすまなかった。」
俺達は互いに謝り仲直りをした。
さっきの特訓はバンパイアのモカさんにとってはコミュニケーションの一つだったのだろう。俺はモカさんのそんな一面も受け入れてあげようと誓ったのだった。

それからというものの、特段話すことも無いのでしばらくそこに佇んでいたのだが、沈黙は突然破られた。


……ぐ、ぐぅ〜

『?』
「!!!!!……いや、これは…べっ、別に腹がへっているとか、そういうわけじゃ…」

ぐぅ〜

「!!!!!!!!!!……そ////そういうわけじゃ…ない…からな…」

モカさんが頬を紅くして激しく戸惑っていた。どうやらおなかが空いているようだ。

『ご飯作ってあげるよ』
「か、勝手にするがいい////…………」
モカさんが頬を紅くしぷいっとそっぽ向いた。


なかなか素直になれないモカさん。あちら側を向きつつも、何か言いたそうな感じがする。
「………ぁ……ありがとな、月音」
『うん!』
俺はモカさんにご馳走するべく準備を始めた。

_______
13裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:40:28 ID:Mhn/greR
ハーブの香りのするキッチンで俺がパスタを茹でていたらモカさんが近寄ってきた。

「盛り付け、手伝ってやるよ」
『ありがとう』

彼女は俺とパスタを皿に盛り付けるのを手伝った。最後にモカさんの好きなトマトソースをかけて完成だ!


テーブルへ皿を持ってゆき、夕食となったわけだが、
裏モカさんみたいに、お高くまとまった女性の目の前で食事をするのは初めてだったから、なんか緊張してしまった。

「そう、身構えるな…ほら…」
モカさんがパスタを俺の口の目の前にもってきた。赤面しているのが自分でも分かった。
『はむっ』
俺はそのパスタを口にした…
『うっ、うまい!』
二人で作ったパスタは最高に美味しかった。それと同時に一気に緊張がほぐれた気がした。

それからは少しぎこちなかったけれども会話が弾み、家族のこと、幼い頃このこと、将来のこと…色々話すことが出来た。

_______
14裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:43:36 ID:Mhn/greR
「フフ、月音にも意外な過去があったんだな…」
気がついたらすっかり仲直りして打ち解けていた。そして、時計を見たらこんな時間に…かれこれ3時間以上、話をしていたようだ。
裏モカさんとこんなに長く話をしたのも初めてだからか、不思議な気持ちが俺の心を覆っていた。

「もうこんな時間か…入浴の時間とでもするか」
モカさんがシャワーを浴びにバスルームへ入っていった。

急に部屋が静かになった…

ソファーの上には俺しかいない

なぜだろう、急に寂しくなった

彼女が居ない時間が果てしなく長く感じる。

思えばモカさんはいつも俺のことを護ってくれた

普段のモカさんはいつもそばに居てくれて俺を癒してくれた

裏のモカさんも冷たいふりをしているけど、いざとなると危険を冒してでも俺のことを助けてくれた

彼女なしに今の俺は存在しなかった…

そう思うと、彼女のことで頭がいっぱいになる。

できることなら彼女と永遠に寄り添っていたい。そんな思いがさらに寂しさを強くした…

_______
15裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/28(日) 13:48:11 ID:Mhn/greR
モカさんがパジャマ姿でバスルームから出てきた。

はだけた胸元、口元から見える立派な牙、長くつややかな銀の髪
その妖艶たる姿に目を奪われてしまう

『モカさん…』
俺は無意識に彼女の名を呼んでいた。
「どうした?」

俺は隣に座った彼女を両手で包み込んだ。

「!!!!!!!!!!!おい月音…やめろ……///」
口ではそう言いつつも、彼女は何も抵抗せずに頬を紅潮させていた。
『いいよね…』
俺はさらにきつく抱きしめた。モカさん特有の香りが俺の鼻を刺激する。
「…つ、月…音…たまには…おまえとこうしていてもいいぞ…」

モカさんも俺の背中にゆっくりと手を回してきた。
こみ上げてくる安心感に、いつまでもこうして甘えていたいくらいだった。

_______
とりあえず今日はここまで
ご静聴ありがとうございました
書き始めの時点ではただの妄想に過ぎなかった裏モカさんの体操着姿をアニメで拝めるとは思わなかった
16名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 13:54:55 ID:Fh38Ikzf
>>15
後日談以来の投稿GJ!!
無茶苦茶なトレーニングをさせたり、お腹を空かす裏萌香が可愛らしかったです
続きを期待しています。
17今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2008/12/28(日) 21:54:25 ID:vWyvr3oe
結婚してから半年が経った。
「青野くん」
「なんでしょう。部長」
「実は大事な話があるんだが・・・・」
ま、まさかリストラ・・・・・
「一応言っとくけど、君は我が社のために身を粉にしてがんばっている。
君の考えたプロジェクトのおかげで我が社もこの不景気を乗り越えられる。
そのせいか、健康診断ではちょっと不安な結果がでたんだ。
私の知っている人で医師をやっているんだ。彼に紹介状を
書かせておくから、来たら病院にいきなさい。」
「はい、分かりました。」
退勤の時間になった。もう帰ろう。家には妻と子供が待っている。

18今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2008/12/28(日) 22:00:25 ID:vWyvr3oe
でも、半年前とはまったく違っていた。
それは妻の萌香のことだ。
「ねぇ、モカさん。モカさん」
「何、もう疲れてるのしつこい、いまはしたくないの。あっち行って」
半年前はあっちが求めてきたのに、今は逆だ。それも何回も
俺は必死で働いているのにモカさんは相手してくれなくなった。
やっぱりモカさんは俺をただの食料としてしか思っていないのかな?
こんなことになるんだったら陽海学園に行かないで
浪人して別の高校行けばよかったかな。
俺は今の人生に後悔するようになった。
19今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2008/12/28(日) 22:13:36 ID:vWyvr3oe
妻の待つマンションに着いた。
でも「ただいま、モカさん」
「そう、それでね。ふふふっまたしたの。何回も、妊娠した?」
誰と話しているか分かる。くるむちゃんだ。
くるむちゃんは陽海学園を卒業後、母のコネで一流ランジェリー企業に
就職した。初めての合コンで俺と似たような運命の人にあって
すぐ結婚、毎晩していているけど、まだエッチしたいから避妊している。
紫ちゃんは卒業後、学園初となる東大合格にいまは大学院で
さらなることを学んでいるらしい。
ルビさんは医学部で心理学について学んで、卒業し
学園のカウンセラーをしている。
ココアはあの強い力がみとめられて女子サッカーのプロで活躍している。
ギン先輩はいまだに二流大学で留年してるらしい・・・
みぞれちゃんはあのツンデレとクールな姿がスカウトされ
雑誌モデルをしている。
「えっ、今日午後6時にうちで・・つくね?ううん。どうせ残業だし
つくねいなくてもいいじゃない。だって私後悔してるもん」
後悔している・・・。つくねいなくてもいいんじゃない。
俺はその場を泣きながら立ち去り、会社へ戻った。
(電話の内容)
「後悔しているだもん。」
くるむ「えっ、なんで」
「冗談だよ。だってつくねとあえてうれしかったんだもん。」
「もーっ、いきなり変なこと言わないでよ〜」
電話の内容がうそであることに気づかず長電話している時
モカの携帯に連絡がかかってきた。
「あれ、電話がじゃあきるね」
この電話からモカと月音の関係に大きな変化を起こす....
20今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2008/12/28(日) 22:22:39 ID:vWyvr3oe
「もしもし、青野萌香さんですか?」
「あっ、はい」
「私 日塔ITシステムショリューションズの情報システム開発部長の
鈴木といいますが、今すぐ大学付属病院に来てください。
ご主人が大変な状態です。」
「えっ、つくねが・・もしもしそれ本当ですか?
「うそじゃないんです、いまICUに運ばれています。急いで・・」
モカはすぐに準備するとともに月音の入院準備をしていたが
ピンポーン
『あれ、来ちゃった。」
そう、さっきの電話は皆で女だけの忘年会をする約束だった
「やっほ〜モカ来ちゃった。」
「私急いでいかないと、赤ちゃんお願い、くるむちゃん」
「どうしたの、モカいきなり」
「つくねが、つくねが大変なの」
「分かった、赤ちゃんは私が子守しておくから急いで。」
「うん。タクシー」
モカさんはすぐにタクシーで月音がいるT大付属病院にいそいだ。
21今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2008/12/28(日) 22:26:41 ID:vWyvr3oe
とりあえず、序章はここまでです。
後日、また書きますそれでは・
22名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 22:47:30 ID:louNKOEy
うおいおいおい(( ゚Д゚))

期待して待ってるぜ!
23名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 23:44:55 ID:i8XweI8m
裏萌香の続きはまだか・・・
24裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/29(月) 14:10:35 ID:C2Pbw/IJ
>>21期待!
以下、>>15の続き
_______
月音が私を包み込むように両手で抱きしめてくれた。だんだん身体が熱くなってゆく。
『モカさんのこと…大好きだよ』
「私も…お前が…好きだ…」
そういって、私は月音の胸に顔をすり寄せた。

ドクン、ドクンと月音の鼓動が聞こえてくる。

その音を聴いていると不意に血が欲しくなる。

「つくね」

反射的に彼の身体に寄りかかってゆく。

……ああ、この香り、耐えられない……

本能に逆らえず彼を押し倒し、首筋に牙を立てた。

『えっ、モカさ…うっ!』
「月音…愛してるぞ、んっ」

かぷり、ちゅぅぅぅぅ

コクがあってほのかに甘い…何回吸っても美味しく感じてしまうくらいだ…

…!ああ、なんてことだ。
昼休みに表の萌香が吸ったばかりなのに、また血を吸ってしまった。

「はっ!すまない。またお前の血を………つく…ね?」
月音が私を抱きかかえて、自ら首筋へと導いた。

「いいのか?」
『うん』

今の私も表の私もそのうちまた月音を傷つけてしまうのではないかという不安に襲われることが何度も何度もあった。
しかし、こうして月音が受け入れてくれることに心も身体も安心感を覚えてゆく…

なぜ私は彼に抱きついているのだろうか…体が熱くて疼いて仕方がない…もしかしたら私は月音と…

ぺろっ
吸い終わった後、傷跡を癒すように首筋をやさしく舐めた。
そして、礼の代わりに、彼の唇に口づけした。

ちゅ、ちゅっ、ちゅ、ちゅぅぅぅ

互いの背中を優しく撫であい、何度も何度もキスをし、やさしく見つめあった。
『ん、ん!』
「うっ、うぅん」
さらに舌を絡めあう…二度と離れんばかりに深く…深く…
心も身体も月音を求めて、私は彼をぎゅっと抱きしめていた…

_______
25裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/29(月) 14:12:20 ID:C2Pbw/IJ
やわらかくて、あたたかい。そんなモカさんの温もりに心まで溶けそうになる。
もう、いっそのこと彼女の中に取り込まれてしまってもいいような気がした。



「つ、つくねぇ」
そのときモカさんが自ら股間を俺の股間に押しつけてきた。
『ん!はぁ、そんなにされたら…』
俺の股にテントが立ってしまっていた。
「はぁっ…素直だな…もっと可愛がってやるよ」
モカさんは俺のシャツとズボンを脱がしながら、さらに強くこすりつけてきた。モカさんの体が段々と熱くなってゆく。
「ぁ、う、んんっ」
モカさんの秘部は温かく、それに応えて愚息の先っちょがぬれてきていた。

『モカさん…』
「お前が欲しいんだ。月音」
突然の裏モカさんからのお誘いに正直とまどった。潤んだ瞳とフェロモンで俺を誘惑してくる。
「な?」
俺はコクリと頷いた。
『うん。いっしょにしょう』

モカさんが後ろに回りこみ、俺の背中にみっちりと寄り添う。
背中から感じ取れる、やわらかいおっぱいの感触に心地よさが増す。
「フフッ、硬くなってるな…こうすればいいんだろ?」
そして、びんびんになった俺のモノを長い指で包み込んだ。そして上下にゆっくりと動き始めた。
「どうだ?」
『なんかぞくぞくする』
シュッシュとリズミカルにオレのモノを責め立てる。
『んっ、んっ!』
無意識に喘いでしまうほどモカさんの愛撫は気持ちよかった。
「もっと、よくしてやろうか、ほら…」
そしてカリと鈴口を左手でくすぐられた。
『あぁぁっ!』
「こんなに喘いじゃって…そんなにこの手が気持ちいいのか?」
『うん、あぁッ!』
快感を引き出すように、モカさんが俺のモノを上下に激しくこすりたててきた。もう耐えられない!
モカさんの温もりと快楽によって今にでも射精しそうだ。
『モカさん!!モカさん!!もう出そう』
「ほら、いくがいい」
『うあぁっ!』
びゅ、びゅっ
俺の身体がビクビクと痙攣し、熱い汁が床の上に飛び散った。

_______
26裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/29(月) 14:15:20 ID:C2Pbw/IJ
「ずいぶんと気持ちよさそうだったな。次は…お前がやれ!」
モカさんは恥ずかしがりつつも、俺に愛を求めた。

ちゅ、ちゅっ
「んんっ、んっ」
モカさんをあぐらの中に座らせ、後ろから彼女に抱きつき肩越しにキスをする。
そして、そのままパジャマの上から豊満な胸を両手で上から覆い、さするように揉んでみた。
「ん!ひゃっ、エッチ…」
そう言いつつもモカさんはキスを繰り返し、舌を絡めてくる。
「ん、ん〜っ、あぁん」
子猫のように喘ぐモカさん。やわらかくて、あたたかいおっぱい。弾力のあるその感覚に俺の本能が刺激される。
「あっ、あああん」
時折、手に突起が感じられるようになってきた。モカさんの乳首が立っているようだ。
俺はパジャマのボタンを外し、美しい胸に直接触れた。

_______
月音の手が直接、私の胸に…
「ぁっ」
プライドからの恥じらいと月音を求める本能が私の中でぶつかりあう。
でも、それを沈めるかのように、月音は両方の手で私の乳首を優しくつまんだり、くすぐったりしてくれる。
そんな心地よい動きに、恥じらいすら忘れてしまいそうになる。
「ひゃっ!ぁっ…月音っ、、く、、くすぐったぃっ」
私の声とは思えないような声が自然と出てきてしまう。
「なっ!…んあっ」
そのままゆっくりと上下にやさしくもみほぐされる。
「ぅ、ぅ〜ん、ぁ、ぁっ、つくね、んん!つくねぇっ」
揉まれるたびに熱を帯びる乳房、快楽を覚える乳首…
「あぅっ…ん…ぁ、あぁ〜」
月音に愛される幸せを私の身体は存分に感じ取っていた。

_______
『むっ』
俺は少し身体をずらし、本能の赴くままにピンク色の乳首にしゃぶりついた。
「はぁ〜、ぁ、ぁあん」
舌の先で円を描くように舐めたり、唇で吸ってみたり、突起をくすぐるように舌の先でピンと弾いたりした。
新鮮だけど、なんとなく懐かしい感覚だ。
「んあぁ、つくね」
俺は体勢を元に戻し、肩越しにキスをする。
ちゅ、ちゅ、ちゅ
左手で乳首を弄んだまま、右手でモカさんのパジャマを下ろしてゆく。

_______
27裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/29(月) 14:16:44 ID:C2Pbw/IJ
そして、私も下着を下ろし、月音の手を大事なところへ持ってゆく。
月音は右手を私の割れ目にあてて、その周りをなぞった。
くすぐったさがじわじわと体の中へと広がってゆく
「ん!ん!あぁん!はぁ」
相変わらず、胸も唇も月音に愛撫されている…
三箇所からの責め、なぞられるたびに温かい蜜が溢れ出してくる。
くちゅり
「あぁっ、中に…」
月音の指が私の中に入ってゆく。
「ん……んぁ……はぁぁ……」
やさしく指を動かすから、余計に気持ちいい。
「あ!つくね、あ!そこは…んあっ!」
さらに一番敏感な核までも刺激される。
『やってもいいよね?』
「いいぞ。好きにしろ。そのかわりやさしくな」
月音が私の核をまるで腫れ物を扱うように優しくタッチしてくれた。そのたびに体が熱くなってゆく
「んあぁ、つくね、つくねぇっ」
いつの間にか自然と月音の名を呼んでいた。更なる快楽を求めるかのように…
ぐじゅ、くちゅ、くちゃ…
愛液がいっぱい出てきていやらしい匂いがたちこめる。
『モカさん…どう?』
「あぁぁぁっ、ぁっ、あっ、あぁん、き、気持ちいいぞ!」
月音が指を小刻みに動かした。私の意思に背き体が勝手にビクビクと波打つ。
私の体は月音にいいようにされていた。
膣の中の敏感なポイントを何度も何度も指で摺られて、赤く腫れ上がった小さな核を人差し指と中指で挟まれ、小刻みに震わされて弄ばれていた。
快楽の波が何度も押し寄せてくる。
もうだめ、耐えられない…
「ひゃうっ、あっ、あ、あ、あ、つくねーー、つくねーー、あぁぁぁぁ!」
びくびく、びくん、びくん!びくん、びくん、びくん、びくん!
いった。何度も何度も身体に衝撃が走った。
「あぁ、つくねぇ、んあぁぁ、ぁ、あ!はぁ、はぁっ」
びくん、びくん、ぴく、ぴくり…
月音の指が止まるまで、何度も何度も快楽に埋もれるのだった…

_______
続く
28今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2008/12/29(月) 18:11:47 ID:fM5OYOnx
>>21の続きです。
--------------------------------------------------------
病院に着いたとき、時計の針はもう零時になっていた。
夜間受付に名前を言い、緊急センター棟に向かった。
「ああ、どうも、私日塔ITシステムショリューションズの情報システム開発部長の
鈴木といいます。あなたが妻の萌香さんですか。」
「はい、このたびはどうもすみません。」
「ご主人ですが、今ICUにいます。あともう少しで医師が来ると思います。」
「一体、どういう状態だったんですか?」
「最初、ご主人を駅で見かけたんです。声を掛けようとしたら
いきなり倒れたんです、その時、息も苦しく、チアノーゼ状態でしたね。
そして、(モカさんに捨てられた。モカさんに捨てられた。俺は・・・)と
つぶやいていたんです。そして着ていたコートには「遺書」て書かれていたんです。」
「な、なんで月音が・・・」
「その時、涙の跡があったんです。あと話題は変わりますが、
ご主人はここ数日、調子が悪くなっていましたが、我が社のためにがんばっており
ご主人のプロジェクトのおかげで今度、あの大手企業であるH立グループの一員になります。」
「そんなに月音がんばってったんですか?でその遺書というのは・・」
「これです」
その遺書はモカだけに当てられた手紙だった。
29今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2008/12/29(月) 18:20:51 ID:fM5OYOnx
「モカさんへ、今までこんな弱い俺でごめん。
モカさんと会ったのはもう8年前の陽海学園に行く道だったね。
公安とか反学派にあったり、ロザリオが壊れて、直すために裏のモカさんと
行ったことがあったよね。それから俺達大学に行ったよね。
卒業した後もデートに行ったり、長い夜をすごしたことあたよね。
それで赤ちゃんが生まれたね。でもその時からモカさん変わったよね。
俺が求めても拒むようになっちゃたし、いろいろ言われて
あの電話での一言で諦めがついたんだ、俺はモカさんにとって食料で
やっぱり他の男がお似合いかなと思ったんだ。モカさんは
ミス陽海学園だし、頭もいいからきっといい人に会えるよ。
でも、お願いがある。実はこんなときのために
死亡保険と育英保険に入ったんだ。そのお金は大事に使って。
そしてコナとみんなを大切に。最後だけど、今までこんな俺に
ついてくれてありがとう。もう天国に行く電車が来たかな。
もう行くね。じゃあね。世界で一番俺が愛した女性 
バンパイアの赤夜萌香さん。

平成20年12月23日 青野月音
30今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2008/12/29(月) 18:53:38 ID:fM5OYOnx
「つ、つくね。もしかしてあの時帰ってきたの・・・。
そんなに辛かったんだ。謝るのは私のほうだよ。
コナのことばっかりしか考えてなかったばっかりに・・
お願い、死なないで、」
病院のICUから医師がやってきた、
「どうも、T大付属病院の田中と申します。奥さんの友人の
紫さんの友人です」
「つくねは。つくねは」
「ご主人ですか。今は意識も回復し、元気になっています。
精密検査を行いましたが、ある項目を除いては完全な健康でした。
いちおう大事をとってここ1週間は入院です。
あと、その項目ですが、うつ度です。
様々な診断から見ると。うつ病です。私の同輩である鈴木さんからのことだと
おそらく孤独が原因でしょう。」
(そ、そんなにひどくなっていたの。月音、私がもうちょっとかまっていたら・・)
「分かりました。ありがとうございます。」
「では、今夜は様子をみたほうがいいのでご主人と一緒に居てあげてください。
まもなく一般病棟に移します。」
(ぷるるるるるるうる)
携帯の音だ。
「なに、お前行けなくなったのか。困ったなあ。そうだ青野に渡そう
それでいいか。分かったじゃあ来春に。」
部長さんの奥さんね。つくねに渡すってなにを・・・
「実はこんど夫婦旅行で行こうと思ったんです。どこにしようか
迷っていた時、青野くんが(ここ、妻と学生の頃いったところです。
ここいいですよ。」といっていました。今回妻も忘年会で
行けなくなったので、ちょうど青野くんには今までがんばってくれた
お礼としてどうぞ」
「あ、そんな気遣いしなくても。では・・」
モカは部長から旅行クーポンをもらった。
「では、私はこれで失礼します。ご主人によろしく。」
部長が帰った後。モカはつくねのいる個室に向かった。
そしてある決意をした。
「つくね。あんなになるまで頑張っていたなんて知らなかったよ。
それなのに・・私ったら。この旅行は月音をおもいっきり甘えさせて
あげよう。今までの償いだもん。」

31名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 22:43:24 ID:ujmTXzje
>>27
GJ!!
可愛く喘ぐ裏萌香さんに興奮させられます。続きを期待しています。
>>30
続きを期待しています。
難癖を付けるわけではないですが、文章と文章の間隔が詰め過ぎている
ように感じるので、ためを作るって意味で、場面が変わったり、
急展開の場所で、行間を空けることをお勧めします。
32名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 03:51:15 ID:XxF1jiOC
モカさんのお姉さんの一人であるカルアさんって
特性的って言うか体質的?に裏モカさん捕縛の際の囮には最適だよね
疲弊・疲労した所を別働隊が真水責めして追い詰め触手で絡め取りって流れで
33裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/31(水) 10:58:57 ID:8+FQkCHz
モカさんは肩で息をし、頬を紅くさせ、トロンとした目で俺を見つめていた。
「はぁ、はぁ、月音…」

モカさんをもっと喜ばせてあげたい…

俺はモカさんの前に座り、ひざに手をかけた。
『いいでしょ?モカさん』
モカさんは頬を赤らめつつもコクリと頷いた。
そして、俺はM字型に股を開かせ、ちょこんと起ったモカさんの核に舌を這わせた。

_______
「ん!あ!あぁぁ、あっ!」
月音が私の核を舌の先でくすぐってくる。私の意志に関わらず体が震えた。
ちゅぅ
「ひっ、ああぁぁぁ、あぁん!」
『んんっ!んっ!』
今度は吸われながらやられた。神経が密集している敏感ところだから恐ろしいほどの快楽がふわっと広がり、体が痙攣する。それでも月音はやめなかった。
普段の私だったら確実に蹴り飛ばしていたに違いない。
でも今は何回いかされても何回気絶しても構わない。そう思っていた。
「ひゃ、ぁ、ああん、ゃ、らめぇ」
あまりの快楽に呂律が回らない。
なめられるたびにそこから身体が溶けてゆくような感覚。もう、月音の思うが侭にされていた。
「あぅ、、、んあ、、、ぁ…ぁ、ぁ、あ、あ、あ!」
力が抜けてゆき、座っているだけでも厳しかった。
「あ、ぁ、つくね、ああああ〜〜…」
びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!

またいった。幾度も幾度も身体が宙を浮いているような、ふわりとした感覚につつまれる。
「はぁ…はぁ…」
月音が舌を離しても、下半身が疼いたままだった。

_______
34裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/31(水) 11:00:21 ID:8+FQkCHz
ソファーの上で互いに見つめあう。
「月音…」
『モカさん…』
紅い瞳に吸い込まれそうになる。
「つくね…」
互いの身体をぎゅっと抱き寄せてやさしくキスをする。
温かい躯、やわらかい唇、モカさんの全てが愛おしかった

そのまま、モカさんがゆっくりと俺を押し倒し、秘部を俺の竿にこすりつけてきた。
垂れ落ちる温かい愛液が俺の亀頭に滴る。
「さぁ、楽しませてもらうぞ」
騎乗位の状態で上からモカさんの割れ目が少しずつ俺を飲み込んでゆく。

ぴちゃ、ぐじゅっ

「ぁ、んん、ぁん」
そしてぬめぬめした粘液に覆われた温かい膣壁が俺のモノをきつく締め付けてゆく。
『モカさんの中、気持ちよすぎて…いきそう』
「ばか////…いくときは一緒だぞ」
モカさんが顔を近づけてきた。その表情は酷くやさしかった。

くちゅ、ぐちゅ、ぐじゅ…

いやらしい音を立てて、モカさんの腰が上下に動き始めた。俺も腰をモカさんの動きに合わせて動かした。
「はぁ、ぁ、ぁ、つくね、どうだ?ぁん、ぁっ」
『あうっ、き、気持ちいです…』
さっきの行為で俺のモノも敏感になっていた。潤んだ無数の突起に何回も何回もカリや鈴口を刺激されると…
『も、モカさん、俺もう…』
「だめだ、くぅ、私がいくまで我慢しろ、ぁ、あぁん!ぁ〜」
ぱぁん、ぱん
テンポ良く突かれ、ソファーが軋む音が部屋に響いた。俺も下から腰を何度も何度も突き上げた。
「あぁぁあん、気持ちいいぞ、ひゃぁぁっ」
モカさんも、ものすごく気持ちよさそうに喘いでいた…

_______
35裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/31(水) 11:01:58 ID:8+FQkCHz
「んあぁ、んあっ!」
下からこみ上げてくる快楽で体がとろけそうになる。
『はぁ、はぁ、も、モカさん』

月音が気持ちよさそうに、かわいらしい喘ぎ声を上げていた。
私は目の前の男をぎゅっと抱きしめ、くちづけをした。
「ん!ん!ん!」
『!!!!!!』
そのまま本能に従い腰を振り続ける。
ぐちゃ、ぐじゃ、ぐじゅ…

「あ、あ、あ、あ!」
月音と深く深く絡み合ってゆく…
私たちは温もりに包まれ、快楽の海の中へと沈んでいった…

『モカさん、俺…もう我慢できない』
「まて、んあぁ、あぁっ?つくねぇっ、」
バサッ
そのまま寝返りを打ち私が月音に押し倒される格好となる。そして、今度は月音が私の腰に手を添えて、激しく突いてきた。
ぱぁん、ぱぁん、ぱん、ぱんぱん…と
「や、ぁ、んっ、ひゃっ、気持ち…よすぎるぞ、ぁ、ぁっ、ぁ、あぁ」
体中に広がる快楽に、自然と腰がくねる。そしてだんだんと体が言うことを聞かなくなり、しまいには本能に身を任せていた。
「つくねーーーつくねーーーあぁ、あん」
愛しの人と愛し合える幸せを思う存分に味わう。
体が…体がどんどん溶けてゆくようだ…月音…もっと私を…
「あああ、あん、もっと、もっと、愛してくれ!あ、あ、ぁ、ぁっ、ぁっ、ぁっ」
ついにその言葉を言ってしまった。月音は核を刺激するように激しく突いて、私を絶頂へと導いた。

私も月音も無限大の力に動かされるように腰を振り、本能に従って、快楽をむさぼり続けた。

_______
36裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/31(水) 11:03:37 ID:8+FQkCHz
モカさんは艶のある喘ぎ声を上げて頬を紅くしていた。喘ぐたびに立派な牙が見え隠れする。目はとろんとしていて焦点はあっていないようだった。
「ああん、つくね、んあぁぁ」
モカさんの中のヒダや突起が俺の精を欲しがるように粘液とともに絡み付いてくる。
今にでも射精してしまいたいがモカさんをいかせてあげるのが先だから我慢し続けた。
そのため、俺のモノはいく寸前の極限状態の快楽に包まれていた。
憧れの人とのセックスだから余計に気持ちよく感じる。
『あ、あ』
「ゃぁぁぁ、ああん、ぁっ、ぁ、ぁっ、ァッ、ぁっ、んあぁ」
俺たちは絶頂に向かって突っ走った。互いの腰がぶつかり合い、我慢の限界に達していた。

『モカさん!モカさぁぁん!』
「んあぁぁ、つくね、つくねぇぇぇぇっ」

ぎゅっと抱きしめ合い、モカさんの熱と快楽を同時に感じ取った。

『あああっ!』
「ああああっ、いくぅぅ、んぁ!あぁっ!あ、ぁ、あっ、あっ、んあぁぁっ!」

びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくっ!

モカさんの身体が小刻みに震え、膣壁が精を搾りとるように収縮運動を繰り返した。
それと同時に俺の中のダムが決壊し、モカさんの中に精を出し続けてしまった。
モカさんの温もり…とろけるような快楽に気を失いそうになった。

_______
37裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/31(水) 11:05:45 ID:8+FQkCHz
体中に電撃が走り、頭が真っ白になる。
熱いのがいっぱい流れこんできて、身体が熱く溶けた蝋のような感覚に包まれる。
もう私の身体は月音と混ざり合って一体化しているようだった。
「あぁ、あぁ、つくね…あぁっ、ぁ…ぁ…」
何度も何度も快楽の余韻に浸かる。
『はぁ、モカさん…』
目の前の月音も安らかで気持ちよさそうな表情をしていた。彼の頬に手を添えてゆっくりと唇を合わせる。
ちゅっ
「ん!」

…あたたかい…気持ちいい…
…本当は月音と一緒にいたい…でも傷つけてしまうのが怖い…月音…つくねぇ…

自分でもなぜなのか分からないくらい素直な気持ちになっていた。
そして、気がついたら、私は無意識に月音を抱きしめていた。

_______
38裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/31(水) 11:07:07 ID:8+FQkCHz
俺はモカさんと身体を摺り寄せていた。

この温もり、やわらかさ、何回セックスをしてもこの安心感はたまらないものだ。

モカさんの潤んだ瞳を見つめていたら、彼女に対する気持ちで頭がいっぱいになってしまった。

『モカs…』
「つくn…」

同時に口を開いたのでなんとなく恥ずかしくなってしまった。

『…』
「///…お前から話せ///最初に仕掛けてきたのはお前だろ?」
『うん』
俺は彼女に気持ちを打ち明けた。
『もう二度とモカさんと離れたくないんだ。』
と、モカさんをきつく抱きしめながら言った。

「…本当はおまえとずっと一緒にいたい。表の萌香も私も…だが私はバンパイアだ。またお前を傷つけてしまうのではそれは叶わんだろ」
『傷ついたって構わないよ。』

「この大馬鹿者…」
モカさんは優しい表情で叱った

『確かに俺は大馬鹿者だ。それでもモカさんと一緒にいたいんだ。』
「…つくね…この、ばかっ…うっ…」
涙をこぼしながらモカさんは再び愛を求めてきた。
『モカさん…』
俺たちは夜遅くまで愛し合ったのだった。

_______
39裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/31(水) 11:08:31 ID:8+FQkCHz
窓から光が差し込んでくる。

「つくね…おはよう」
モカさんの優しい声が聞こえてくる…
『うーん』
でも再び眠くなってくる…
「月音、お、き、ろ」
耳元で彼女が俺の名前を呼んでいる…
『ん〜』
モカさん…眠いよぉ…
「おい、月音」
『ん゛〜』
「…チッ、いつまで寝ている!起きろ、このネボスケ!」
『え?ぎゃぁぁ!?』
モカさんがベッドを蹴ったはずみで俺はベッドからころげ落ちた。

「ご飯がさめてしまうだろ!」
エプロン姿、ポニーテールで裏モカさんが右手におたまを持ち、手を腰に当てて立っていた。

『あ…えっと…すみませんでした』

_______
40裏モカさんと特訓 ◆5qMdVfrSms :2008/12/31(水) 11:10:17 ID:8+FQkCHz
「さあ、食べていいぞ」

テーブルには既にホクホクの玉子で閉じたオムライスがあった。

『いただきまーす』

ふんわりと焼きあがった玉子の食感がすばらしい。

『おいしー!』
「フフ…栄養たっぷりに作ってやったんだぞ。」

俺は目の前のご馳走をすぐにたいらげてしまった。
『ごちそうさまでした』

「月音」
『はっ、はい!』
モカさんが真面目な顔で見つめてくるもんだから、緊張してしまった。
「このまえ、表の萌香が私に提案をしてくれたんだ。「たまにはつくねと一緒にいたらどう?」ってな。」
『モカさん…』
そうだったんだ。だから昨日はあんなに長く居てくれたのか…
「だから、またそばに居てくれてもいいだろ?」
『うん!いいよ。』
それを聞いたモカさんは眉毛をハの字にして柔らかな表情をした。
「…よしわかった、午前中は戦術特訓だ。準備はいいな?」
『!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
な、なんだってーーー
裏モカさんの声に急に力が入り、彼女は立ち上がった。やる気満々のようです。
「昨日強くなりたいと言ったのはどこのどいつだ?」
『お…俺です…』
それを言われたら反論のしようが無い。
というわけで、今日もモカさんと特訓をしたのでした。

おしまい
_______
ご清聴ありがとうございました。
41名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 00:59:07 ID:GdPOLQeR

裏モカサイコー
42名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 08:59:58 ID:YIUAMM84
GJ
やっぱ裏萌香だなっ
43名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 01:33:45 ID:0QdE238i
悪夢の続きはまだか...
44名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 01:53:32 ID:jwhR/onb
>>30
GJです。
続きのエロも、前スレで言ってた肉奴隷編も楽しみにしています。
>>40
裏モカとの日常生活が垣間見れて微笑ましかったですw。
エロも、裏モカがエロ可愛いくてGJです!

前スレで裏モカ陵辱〜悪夢の終わりを書いた者です。
毎度毎度遅くてすみません…。
けど、いろんな意味でやっちゃった感がある作品にも関わらず
読んでくれてる人がいるみたいで嬉しいです…。
ただ、エロにも入ってないのに、自分を過剰評価している人が何人かいますねw。
おそらく、文章形式と展開の遅さゆえに文の量が多くなっているので
それで大層なものに見えたんでしょう。
多分、次でボロが出まくると思いますw。
続きは1月中旬頃には投下したいと思います。
今回で最後ですが、今回もめちゃ長くなりそうです…。

なお、前スレで、もう一つのルートも見たいと言ってくれた人もいましたが
もう少し早く言ってくれれば…。
そのルートも少しは書いてたんですが、前スレで訊いた時は、そんな展開を望んでいる人は皆無だったので
削除してしまいましたよw。
とりあえず、今の話を終わらせた後で、望まれているのなら仕上げようとは思いますが
近頃妙に忙しくて、いつになるかは約束できません(すみません…)。
投稿する際は、前スレ747さんが言ってたように、保管庫に直接したいと思います。

作品以外の長文すみませんでした
45名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 10:56:52 ID:SUfb/mYA
月音が鬱病になった話の続きはまだかな?
早く見たくて体が疼くんだが
46◇ijF2pX5V:2009/01/04(日) 14:26:10 ID:BK18XV43
私も書きたいんですがリアルが忙しくて・・
なるべく早めに書くつもりです。(夜中ぐらいにしようかと)
>>30
旧校舎編の続き楽しみにしています。
保管庫に書くときは御堂に挿入されるシーン(分岐点)に
(月音ルート):(御堂ルート)で入れてくれると
分かりやすいです。いちおう自分も肉奴隷ルートを
保管庫専用にするか、こっちに書くか迷っています。
あと肉奴隷ルートは御堂の行動を手本にしようと思っているので
あなたからのアドバイスをお願いします。
(一応月音におかされるのは表モカですので・・・)
それではまた
47名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 15:28:33 ID:L6tkYI4l
>>44
続きは前スレの序章も含めて投下することをお願いします。
dat落ちして見れなくなるのも時間の問題でしょうし…
48名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 20:48:04 ID:0QdE238i
>>44期待挙げ

頑張れー
49今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2009/01/05(月) 10:11:29 ID:qkJbHN21
>>30 からの続きです。
----------------------------------------------------------
つくねと添い寝した後モカは自分のアパートに戻り
みんなに状況を話した。
「ちょっとお。つくねのことあんたにまかせたのに〜。」(くるむ)
「でもぉ、モカさんだって子育てで忙しいんですぅ。私の婚約者だって
今病院で忙しくてデートが来年になっちゃうんですぅ。」
「へ〜っ。ゆかりちゃんみたいなつるぺたおっぱいでも婚約者ができたんだ〜」
「なんですかぁ〜乳はでかすぎると垂れていくんですよ〜。」
「なにおぉ〜。大体男はねおっぱいが大好きなのよ〜。」
「でもお、何で〜」
瑠妃「はい、はいけんかはそこまでよ〜。モカさん結構大変だわね〜。
でもこのケースはまだ良いほうよ。」
モカ「なんで?だってつくねうつになったのよ。」
瑠妃「私もまだカウンセリングの仕事があったから資料持ってきたのよ。」
そうだった。たしか瑠妃さんは学園のカウンセラーだけど
都のカウンセラーセンターから派遣されているんだった。
「こういう様に子育てにより、夫婦で過ごせる時間がなくなっていくと
一部だけど、怖いケースになるの。性欲が発揮できず
痴漢行為に走ったりとか犯罪になることを起こしたり。
子供が生まれたからという理由で児童虐待になるケースもあるの・・」
「つくねさんの場合、痴漢行為に走ったり、浮気とかはしないけど。
もし、今回のケースでなければ、児童虐待に走る可能性もあったわね。」
「こ、こわい、つくねがそんなことするわけ・・・」
「大丈夫よ。これは最悪のケースよ。ほとんどは対策をしているから・・」
「じゃあ、私はどうすればいいの」
「まず。うつ病の治療をしっかりすること。休養が第一よ。」
たしか特別休暇を会社からもらってきたわ。
「あとは落ち着いてきたら。旅行に行って気分転換して
あとはアレよ。」
モカ「アレって?」
くるむ「決まってあるわよ。エッチよ。セックス」
ルビ「確かにそれ、私だって結婚したいわよ。でも良い人は見つからないの」
モカ「まさか月音でオナニーしてるの・・・」
一瞬顔を赤くした瑠妃
「なによ〜。私のつくねでなにしてるの〜」
「まあ、そういうことは後にして。それが私からのアドバイス」
「ルビさんのおかげで救われた人がたくさんいるから。イイアドバイスもらったわね」
「そういえば、確か部長さんから旅行クーポンをもらったんだった。」
「じゃあ、行ってきなさいよ。赤ちゃんは私達にまかせて。」
「でも。。。」
「何言ってるの。私達は友達よ・・・」
「みんな・・・」
「私はどうなの・・・・」
その怖い声は・・・
「白雪さん・・・・」
「今来たけど・・・」
ちょっとびっくりしたけど、その後は女たちでおもいきり話したモカたちであった。


50今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2009/01/05(月) 10:27:50 ID:qkJbHN21
そして、時はすぎ大晦日。
つくねの状態も落ち着いてきたから通院治療でOKになった。
赤ちゃんはみんなが交代で見てくれるから安心。
------------------------------------------------------------
「ほらぁ。つくね、おはよう」
「おはよう、モ。。」
か、かわいい。モカさんの私服姿、今までよりかわいすぎる・・・
「どうしたのつくね。早く駅に行かないと遅れるよ。」
「あ、そうだった。」
今日は年越しで旅行。行き先は学生時代に二人きりでいって、
初エッチをしたあの旅館
「じゃあ、るびさん。お願いします。」
「任せて、思いっきり楽しんでね」
「じゃあ行ってきまぁ〜す。」
今回の旅行はつくねが喜ぶことがたくさんあるよ〜。
続く・・・
---------------------------------------------------------------
とりあえず序章はここまでです。
次書くときはエロに突入です。それでは
51名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 13:29:32 ID:G2kN0rY9
待ってました!!
続き期待!!
52名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 15:16:12 ID:CG5fd5tT
gj!!
53名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 13:36:43 ID:MmExE9t1
久しぶりに来たわけだが。なんだ?age推奨だったっけ?
だれも指摘しないし・・・
54名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 22:55:42 ID:h2DpXE21
>>53何をいっているんだ?
55名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 00:16:32 ID:MeJNGXA5
>>53
ここは低能もしくは初心者ばかりしかいないため
メー欄にsageと打ち込むことすらできないのだよ
56名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 22:25:13 ID:o4goaj7e
↑の人、喧嘩売ってる?
57名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 23:07:27 ID:WmcIk/Lo
まぁ良いじゃないか。

いろんな奴が居てもさ
58名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 11:40:10 ID:/6qjewOw
とりあえず低能はダメだからクサレ脳みそにしろ
59名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 15:17:50 ID:Op57A7Mo
>>58荒らしは失せろカス
60今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V::2009/01/09(金) 17:34:43 ID:CtUzIk9i
>>50 からの続きです。
----------------------------------------------------------
「このゴミが!お前がいるせいで俺はモカさんに見捨てられたんだ!」
しゅ〜しゅ〜(たばこをコナに押し付ける)
「ぎゃー、ギャー」
「つくね〜やめて〜」
「うるさいお前は黙ってろ!」
ピシャ
「きゃああ、水をかけないで、なんでこうなちゃったの〜」
-----------------------------------------------------------
「ハ、夢だったの・・」
新幹線に乗って1時間、二人は思い出の旅館に行く道の途中
「つくねはそんなことしないよね・・・」
「・・・・・・・」
(やっぱり、まだ傷ついているのかな・・・・)
瑠妃「うつは治るまで大変なの。中には自殺する人もいるの。
だから一緒にいるようにね。」
モカは瑠妃の一言を思い出した。
(もう、結婚して一年か。。。つくね、つくねは
かけがいのない私のパートナー。人間が嫌いで独りぼっちの私を
助けてくれた。何があっても一生懸命守ってくれた。
たとえ自分が傷ついていても。血を吸わせてもらっても
「いいんだよ。俺は大丈夫、モカさんが血を吸うことは自然なこと
なんだから」そう言ってくれた。そしてあの時も・・)
「どうか、俺にモカさんをください。」
結婚の許しを得るために私の家族に土下座していた。
「お願いします。食料でもかまいません。何でもしますから
だからお願いします。」
その後つくねは私の父と話をしていたのを見た。」
61今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2009/01/11(日) 19:24:36 ID:1x9ADbVR
モカ父「君のことは聞いているよ・・」
つくね「どういうのをですか?」
モカ父「私はあの子が人間界でいじめられてると聞いたとき
    人間は信じられない生き物だ。と思ったんんだ。」
つくね「やはり・・・・」
モカ父「実は君達には内緒だったが、娘は私達に
    手紙を送っていたんだよ。その中でも君のことをたくさん
    書いていた。不良から守ったり、私達バンパイアの習慣
    である血を吸うことを当たり前の様に受け入れ、
    どんなときでも娘を守ってくれた。君の命を引き換えに
    守ろうとしたことも全て知っている。」
月音はそのまま父さんの話をきいていた。

モカ父「あの高校には娘のライバルもいた。
    だから娘と君の関係は心配していた。」
つくね「やはり、結婚は無理ですか・・・」
モカ父「なぜそう思う?」
つくね「掟のことを考えると。。」
その時、父さんはつくねの手を握った。
モカ父「もう一度聞く、君は娘をどう思う?」
つくね「俺も好きです。私は知っての通り人間です。
    孤独と思い込んでいた俺を助けてくれたのは
    モカさんです。どんな苦難があっても
    俺はモカさんを守り抜く。これからも
    たとえ命に代えてでも。」
モカ父「私は君にお願いする。食料ではなくあの娘の夫として  
    頼む。掟は昔のことと思え。君みたいな子を
    婿として迎えたい。」
つくね「父さん。よろしくお願いします。」
私は窓から涙をながしていた。
62名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 23:34:55 ID:oURB1p8R
続き期待します。                                          なんか最近人少なくて寂しいです
63名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:19:43 ID:AUpMXJZO
うおい…書こうぜ。っつか書いてくれヽ(;´д`)ノ
64名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 19:16:44 ID:mhUpvOkR
とりあえずGJ
65名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 20:21:09 ID:AUpMXJZO
そういえば裏モカ悪夢の神は中旬ぐらいに出来上がるといっていたな…

まぁ期待しつつ気長に待つか。
66名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 15:26:26 ID:1wfML/mI
悪夢の終わりの続きいきます。
すみません、約束守れませんでしたorz。
なんか、書いてると、また馬鹿みたいに長くなりそうだったんでまた途中までです。
ついでに、書いてる途中で、自分のキャパシティを超えた、土台無茶な展開だったと再認識しましたw。
期待してくれた方、すみません…。
>>47
zipであげました。passはroza。
ttp://ultraup.net/man/src/u_man2250.zip.html
やっつけですが、裏モカ陵辱と旧校舎の悪夢を繋げたり(裏モカ陵辱を保管庫に入れてくれた方、申し訳ありません…)
あと、こっちを書き上げた後に、旧校舎の方を確認すると
ちょっとどうかなっと思う場所があったのでw若干修正しました。
あと他にもちょこちょこいじりましたが、クオリティそのものは全く上がってないです。
67悪夢の終わり、そして(中):2009/01/15(木) 15:28:42 ID:1wfML/mI
ガチャ

「…あ、上がってよ。モカさん」
月音が自室の扉を開き、萌香を招き入れる。
「…ああ」
萌香が言われたとおりに靴を脱ぎ、部屋の中へ入っていく。
月音は扉を閉め、萌香がそのままの足で奥の部屋に向かうのを見送ると、その場に立ちすくんだ。
彼は、葛藤していた。
(つい、モカさんに言われるままにここまできちゃったけど…
…いいのか?これで、本当にいいのか…?)
いいわけない、と先ほどから理性が警鐘を鳴らし続けている。
しかし、憧れの彼女…赤夜萌香と性行為をするというのを考えただけで
体から湧き上がる衝動が、理性を麻痺させてしまう。
その衝動に理性が飲み込まれそうになるのを、月音は首を振って抑え込んだ。
(しっかりしろ!
バンパイアの血液だかなんだか知らないけど、自分の体くらい自分で制御できなくてどうする!)
そうやって月音が自分に喝を入れていると
ブレザーを脱いでカッターシャツ姿になった萌香が奥の部屋から顔を出した。
「月音…?何をぼうっとしている。早くこっちへ来い」
相変わらずの無表情である。
月音はそんな萌香に近づいて彼女の顔を見、言った。
「モカさん…その、やっぱりやめよう?こんなの、良くないよ…」
「月音…」
すると、萌香が少し間をおいて返した。
「…表のモカ、か?」
「…っ!…」
月音が黙り込む。
もちろん、それだけではなかった。
だがさっきから、栗色の髪と優しい笑顔が魅力的な、もう一人の彼女の事が心に引っ掛かってるのも確かだった。

そんな月音に萌香が言う。
「あいつのことなら、心配しなくていい。
もしここにいるのがあいつでも、私と同じ行動をとっただろうからな。
それに…」
萌香が一呼吸挟んだ。
「あいつはお前のことが好きだから、お前がこの体に何かしたところで怒りはしない」
「…え!?」
あっさりと自分の想い人の気持ちを告げられて、月音が面を食らう。
「ほ、本当なの!?モカさん!」
「なんだ…本当に気付いてなかったのか?」
「…っ。表のモカさんが…」
萌香の言葉で、月音は天にも昇る気持ちになる。
自分の好きな娘と両想いになれる。
思春期の少年にとって、これほど嬉しいことはなかった。
だが、そんな月音の心の中に、もう一つ気になることがあった。
それは、目の前の彼女…表の萌香のもう一つの顔である、裏の萌香の気持ちだった。
「全く…お前も鈍いというか、なんというか。まあ…それはお互い様か」
目の前で呆れる萌香を見て、月音は思う。
自分は、彼女の事が好きだ。
倫理的に間違ったことかもしれないが、それこそ、表の彼女と同じくらい大切だと思っている。
しかし、彼女は、一体自分のことをどう思ってるんだろう…。
68悪夢の終わり、そして(中):2009/01/15(木) 15:29:39 ID:1wfML/mI
「…ねえ、モカさん…」
「なんだ?まだ他に気がかりなことでもあるのか?」
萌香が、赤い瞳を月音に向ける。
その瞳の奥底にあるものを読もうとして、吸い込まれそうになりながら、月音は口を開いた。
「その…モ…」
(モカさんは、オレのこと、どう思ってるの…?)
が、喉の先まで声が出かかっているにもかかわらず、そこから先がどうしても言えない。
「…いや、ごめん…なんでもない…」
その先を言うと、何かが終わってしまいそうな気がして、結局月音は、その言葉を飲み込んだ。
「変な奴だな…。まあ…とにかく、これで何も問題はなくなった…な!」
その時、突然萌香が月音の腕を掴み、奥の部屋にひきずりこむ。
「うわ!!」
 
 ドサッ

そしてそのままの勢いで、月音を、敷きっぱなしだった布団の上に押し倒した。
「モ、モカさん待って!!オレはまだ…!」
「フフ…月音…」
月音に馬乗りになった萌香が、妖しい笑みを浮かべる。
そして、月音のはだけた胸に指を這わせ、首筋に息を吹きかけた。
「どうだ…?これでもまだ下らん意地を張るか?」
「う…」
月音の体にゾクゾクっと未知の感覚がはしる。
(まずい…これは、まずいぞ…!)
月音が理性を総動員して萌香の誘惑に抗おうとする。
しかしこの誘惑に加えて、いや、もしかすると、これも誘惑のうちなのか
切れ込んだシャツの胸元から、前かがみになった萌香の胸の谷間が見える。
(裏のモカさんの胸、大きいな…気のせいか、表のモカさんより…って何考えてるんだ、オレは!)
つい食い入るように見てしまった自分を叱りつけて、月音が自分の上にいる萌香に言う。
「だ、駄目だよモカさん!!オレの上から離れて!!」
「何をそんなに我慢しているのか知らんが、お前にその気がないなら、私からやらせてもらうぞ。
いい加減、媚薬が鬱陶しくなってきたからな…」
萌香が、ズボンの下から、はちきれんばかりに勃起している月音のそれに手を伸ばす。
そして萌香の手がズボン越しにそれに触れた瞬間、月音は、自分の理性の箍が外れるのを感じた。
「くっ…!モカさん!!」
「っ!」
無意識のうちに、自分を押し倒している萌香の腕を掴み、そのまま逆に彼女を押し倒す。
「そんなことされたら、オレ…もう我慢、できないよ…!」
すると、いきなり押し倒されたにもかかわらず、想定の範囲内だったのか、萌香が落ち着いた様子で言う。
「我慢してどうするんだ。
それじゃあ、何の解決にもならないだろう?
何の為に私がここにいるのか、思い出すことだな」
そんな萌香の様子が、月音の気持ちをも少し落ち着かせた。
「モカさん…でもオレ…できるだけ乱暴にしないようにするから…」
「…ふ…期待はせずにしておこうか。…来い、月音」
萌香の言葉に、月音が自らの顔を萌香の顔に近づけていく。
69悪夢の終わり、そして(中):2009/01/15(木) 15:31:04 ID:1wfML/mI
「モカさん…」
「月音…」
お互いの吐息が感じられる程顔が近くなり、少しの間見つめあう。
実際には数秒だったのだろうが、月音にとっては永遠とも思えた時間の後
月音は思い切って、自分の唇を萌香の唇に重ねようとした。
するとその時
「!?っ!!駄目だ!!」
「え!!」
萌香が急に月音の顔に手をやり、月音を無理矢理押しのけた。
「モ…モカさん…?」
月音が困惑した顔をする。
すると、さっきまでの冷静な態度はどこにいったのか、萌香が顔を真っ赤にして言った。
「だ、誰がそこまでしていいと言った!?私は接吻まで許した覚えはないぞ!」
「え…だ、だって、モカさんさっき好きにしていいって…」
「う…うるさい!とにかく駄目だ!そんなことしなくったって、最後までできるだろう!」
そう言って、萌香はプイっと顔を横に向ける。
「モカさん…」
月音は、そんな萌香の言い分を聞いて、少なからず落胆する。
それは、萌香に「好きにしていい」と言われた時、もしかしたら…本当にもしかしたらだが
彼女も自分に好意を持ってくれてるのかもしれない、と淡い期待を抱いたからだった。
そして、だからこそ自分はこんな形で彼女と結ばれたくないと思い、理性を働かせたのである。
しかしキスを拒絶されて、結局それが自分の愚かな思い込みだったと思い知らされる。

「あいつは」お前の事が好きなんだ、か…。
何を思いあがってたんだ、オレは…。
モカさんはオレを人間界へ帰そうとしてるんだぞ…。
そんなわけ、ないじゃないか…。

「…わかったよ…」
現実を突きつけられたような気がして、月音は嫌でも納得させられた。
けど、やはり自分はどうにかしているのだろう、と月音は思う。
それでも彼女とセックスできるだけマシだ、などと考えてしまった。

「じゃあ…モカさん、脱がすよ…?」
「…ああ…」
気を取り直して、月音が萌香の制服に手をかける。

シュ…シュル…

衣擦れの音がして、萌香の白い肌が露になっていく。
程なくして萌香は、いつもロザリオをつけている首輪と白い下着を着けているだけの状態になった。
そして、月音が萌香のブラに手をかけ、外そうとすると
「…おい」
と萌香が制止の声をあげ、月音の手を掴んだ。
「え…モカさん…?」
月音は、まさか下着を脱がされるのも禁止されるのかと思ったが、そうではなかった。
70悪夢の終わり、そして(中):2009/01/15(木) 15:31:38 ID:1wfML/mI
「わ、私だけじゃ不公平だろう…。お前も服を…」
少しばかり言いにくそうに萌香が言う。
「え?…ああ、ごめんモカさん。そう言えばそうだね」
月音が、好きにしていいと言いながら、結構注文の多い彼女に笑いながら
汚れた服を素早く脱ぎ去り、トランクス一丁になる。
「あ…」
その時、萌香が何かに気づいたような声をあげる。
「?どうしたの?モカさん」
「いや…なんでもない…」
月音は、萌香が何を言いたかったのか一瞬気になったが、これもバンパイアの血液の影響だろうか
今はそんなことより、無性に彼女との行為の続きに至りたかった。
そして、今度こそブラに手をかけ外すと、窮屈そうにそこに納まっていた萌香の乳房が、プルンっと解放される。
「…」
そこで改めて萌香の全身を見た月音は、思わず声を失った。

女性としては高めの身長に、腰より下まである長い髪。
今は布団の上に広がっているその輝かしい銀髪は、薄暗い部屋の中でも一際強い存在感を放っている。
加えて、体つきのほうも、並ではない。
同じ新聞部で友達でもあるサキュバスのあの子程ではないにしても
萌香の胸は同年代の女生徒に比べ、明らかに平均以上の大きさだった。
その胸は、仰向けになっても形を崩すことなく綺麗なお椀形を保っており、その頂点には、形のいい桜色の乳首が付いている。
そして、胸がそれだけ大きいにもかかわらず、腹部はきゅっとくびれており
そこから下は、女性的な腰のラインを通して、すらっとした美脚がのびている。
この脚線美を見ると、愚かしいことだとはわかりつつも
今までこの脚で蹴られた敵も幸せだったんじゃないか、などと考えてしまう。
 
月音が、暫く時間が経つのも忘れて萌香の体を凝視していると
やがてその間に耐え切れなくなったのか、萌香が顔を赤くし、怒るようにして言う。
「…い、いつまで見てるんだ!さっさと始めろ…」
「…綺麗だよ、モカさん」
月音はそんな萌香に対して、思った通りの感想を述べる。
すると萌香は口調は元に戻したが、顔は変わらず赤いままで言った。
「…っ。馬鹿…。下らない世辞はいいから、早く…あっ…」
月音が、意外と満更でもなさそうな萌香の首筋にキスをする。
「何して…るんだ…?ん…」
「ふふ、いつもモカさんにされてるお返し」
そして、まるで吸血するように、ちゅ…ちゅ…と萌香の首筋を吸い上げる。
「それは私じゃなくて、表のモカだろう…」
「モカさんも、吸いたかったら言ってよ。吸わせてあげるから」
軽口もそこそこにして、月音が再び萌香の首に顔を埋める。
その時、萌香の髪の香りが月音の鼻腔を刺激した。
(モカさんの髪の毛…綺麗なだけじゃなくて、なんていい匂い…)
月音は、頭が痺れるような香りを楽しみながら、今度は萌香の首に舌を這わせる。
「ん…ふぁ…」
舌の先で首筋をなぞりあげると、萌香が身を竦ませる。
月音は、舌で萌香の首筋を弄びながら、今度は萌香の胸に手を触れた。
「あ…」
71悪夢の終わり、そして(中):2009/01/15(木) 15:32:35 ID:1wfML/mI
そして、月音の手が優しく萌香の乳房を揉む。
「っん…ん…」
萌香の鼻から甘い息が漏れる。
月音は、萌香の乳房が、自分が思っていたのとは少し違う感触だったのに驚いた。
柔らかいといえばもちろん柔らかいのだが、それよりもハリがあるという感じである。
揉めば揉むだけしっかりと押し返してくるその弾力は、ゴム毬を思い出させた。
(こんなこと言ったら、モカさん、怒るかな…)
心の中で苦笑しながら、月音は、いくら揉んでいても飽きないようなその感触を堪能する。
「ん…んくっ!んんっ…」
徐々に胸を揉む力を強くしながら、時折、手の中で硬くなってきた突起を軽くひっかいたり押しつぶしたりすると
萌香がビクっと体を強張らせる。
やがて月音は、萌香の乳房を揉みながら、首筋をなぞっていた舌を、つうぅっと胸の方まで移動させた。
「ひゃあん!」
すると、萌香がおかしな声をあげた。
あげてしまった後、咄嗟に萌香は口を押さえるが、もうすでに遅く、月音が笑う。
「モカさん、そんなに気持ちよかった?」
「ち…違う!お前が私の胸をいきなり舐めるから…っ…びっくりしただけだ!」
口ではそう言いながらも、月音が萌香の顔を見ると、さっきのように目が潤み、頬が紅潮している。
気のせいか、呼吸も荒い気がする。
どうやら、さっき萌香の言っていた媚薬の効果が表れているらしかった。

  ドックンッ

月音は、萌香のその煽情的な表情に、意識せずとも煽られてしまう。
「じゃあ、もっとびっくりさせてあげるよ」
「なに…きゃうっ!」
突然月音が、手のなかで固くなっていた桜色の突起を片方口に含んだ。
「んんんっ!!…つ、月、音…そこ、は…っあはぁ!!」
まるで表の彼女のような喘ぎ声をあげる萌香を傍らに、さらに、空いているほうの乳首を指で摘まむ。
そして、唇で乳首を吸いながら、もう片方の乳首を指でくりくり愛撫すると、萌香が身をよじらせた。
「ぁあっ!ん…んんっ!!はあ…はあ…!っふぁ!んんんっ!!」
萌香が、眉毛を切なそうに歪めて、口から艶のある声を響かせる。
いつもは凛としている彼女が、自分の愛撫でこんなにも乱れている。
そう思うと、月音は更に、自分の中の情欲が刺激されていくのを感じた。
そして次は、舌先で硬くなった乳首を転がしながら、もう片方の乳首も、更に勃起を促すよう指でしごきあげる。
「んああああぁっ!!」
すると、余程の快感だったのか、萌香が一層高い喘ぎ声をあげて、ビクビクと体を震わせながら身悶える。
「っ馬、鹿…そん、な…くぅん!!胸、ばっかり…ぅんんん!!ふぁあああ!!」
萌香が歯をカチカチと震わせる。
胸から襲いくる快感が彼女を容赦なく攻め立てているようだった。
やがて、月音が両乳首をそれぞれ、軽く歯で噛み、少し強めに抓った。
「んっ!!」
すると、萌香がわずかに体を反らせる。
「ああああぁあああぁぁ!!」
そして、一際大きい嬌声をあげ、ガクッガクッと何回か体を振動させると
まるで糸が切れた人形のように、くたっと脱力した。
「…あっ…はあ…はあ…」
月音は胸から口と手を離すと、さっきより呼吸を荒くしている萌香を見つめる。
(モカさん…イッちゃったんだ…)
媚薬の効果もあっただろうが、萌香を上りつめさせたことで、月音の中に少し彼女に対しての優越感が生じた。
だから、ついこんな言葉が漏れてしまう。
72悪夢の終わり、そして(中):2009/01/15(木) 15:33:15 ID:1wfML/mI
「モカさん、胸、感じやすいんだね」
「はあ…はあ…なっ…!」
月音の言葉を聞くと、萌香が、ただでさえ赤くなっている顔を更に赤く染める。
「しょうがないだろう!媚薬のせいで…体がおかしくなってるんだ!
それに、さっきはお前があんまりしつこいから…!」
「ふふ、でもモカさんが感じてくれて、オレも嬉しいよ」
月音は、素直にそう思った。
確かに、彼女が必死に弁解しているように、媚薬のせいかもしれない。
けど、自分のとった行動に彼女が反応してくれている。
少し大げさかもしれないが、そう考えただけで、とても幸せな気分になった。
そして…月音は、もっと萌香の乱れる姿が見たくなった。
「だ、だからそれは媚薬のせいだと…っ!待て月音!そこは…!」
月音は、あくまで媚薬のせいだと主張する萌香の脚の付け根に手を伸ばし、ショーツの上から彼女の秘裂に触れる。
「――っ!」
すると萌香が声にならない悲鳴をあげる。
萌香のそこはもう充分に濡れそぼっていて、ショーツの上からでもそれがわかるほどだった。
さらに、月音の指がショーツの上から、なぞるようにして萌香の秘裂を刺激する。
「あっ!!っく…んうっ…んううう…!」
萌香は一瞬だけ感じたような声をあげるが、すぐに両手で口を押さえ、なるべく声を出さないようにする。
その萌香の様子に若干不満を覚え、月音が言う。
「モカさん、声、我慢しないで。オレ…モカさんの声がもっと聞きたいよ。
それに、モカさんだって、声出さないと辛いんじゃ…」
「う、うるさい!余計な御世話だ!声を出そうが出すまいが、私の勝手だろう!」
それだけ言うと、萌香はまた、きゅっと口を締めてしまう。
そんな萌香を見て、月音は彼女に対して若干悪いと思う気持ちが募る。
(さっき「感じやすい」なんて、からかうようなこと言ったのがいけなかったのかな…)

 ドックンッ

(けど、やっぱりオレ…モカさんの声が…聞きタイ…)
しかし、それと同時に、月音は目の前の萌香にどうしても声をあげさせたくなった。
そして、月音が顔の位置を萌香の股間のあたりに持っていく。
「月音…?…っ!おい、やめろ!」
萌香は、月音が何をしようとしているのかわかったのか、脚を閉じようとする。
だが月音は、その閉じようとする脚を無理矢理開いて、萌香の秘所に顔を近づけた。
「モカさんのここ…いい匂いがするよ」
そこは、どこかで嗅いだ事のある、乳製品のような香りがしたが
月音にはそれがひどくいい香りに感じた。
「か、嗅ぐな!何考えてるんだ!!早くそこから顔を離せ!!」
萌香が口から手を離し、月音の頭をそこからどかそうとするが、突如襲ってきた快感にそれは止められる。
「ぅんん!!」
月音の指が萌香のショーツをずらし直接秘裂に手を触れていた。
そして月音は、そのまま淡い茂みに指を這わせ、両手で丁寧に萌香の花弁を開いていく。
「あっ…くっ…!」
萌香が歯を食いしばって、その快感に耐えようとする。
だが、次の瞬間にはあられもない声をあげることになる。
「んぁああ!!ば、馬鹿!そんなところ、舐める、なあぁ!!」
月音が舌の先を少し秘裂に差し込むと、ただでさえ濡れているそこに、更に愛液があふれてきた。
そしてそのまま、月音の舌が、萌香の膣の入口のあたりを愛撫する。
「ああぁっ!!んんっ…っんああぁ!!ん…く…月音…!いい加減!…!?」
萌香がなんとか月音の頭を離そうとするが、いつもの月音とは思えないほどの強い力で押さえつけられており、ビクともしない。
73悪夢の終わり、そして(中):2009/01/15(木) 15:33:55 ID:1wfML/mI
そうしている間にも、月音の舌が萌香の秘所を蹂躙していく。
「んんんぅっっ!!っふぁあ!あ…ぁあああ!!」
「モカさんのここ、舐めても舐めても蜜が溢れてくるよ」
舐めれば舐めるほど、新たな愛液が萌香の秘裂から分泌される。
もはや自分の唾液か彼女の愛液かもわからなくなっているほど濡れているそこを
月音は、ぴちゃぴちゃとわざと音をたてるようにして、舐めしゃぶった。
「あっ…あ!!んぁあぁあ!!だ、駄目だ!やめろ月音…!これ、以上…はああぁ!!」
髪を振り乱し、全身を使って自分の手と舌から逃れようとする萌香を、月音が押さえつける。
月音は、さっきから聞こえてくる萌香の制止をまったく聞く気にならなかった。
彼女の嬌声が聞こえてくる度に、その声をもっと聞きたいと思ってしまう。
その欲求の前には、彼女の制止も、どんな理性の声も無意味だった。
やがて月音の舌は、萌香の秘裂の上部に位置する突起、クリトリスの近くを刺激する。
「んく!!あっ…は、あ…!」
そして、あえてクリトリスには触れずに、その周りだけを舌でなぞっていく。
「ふっ…くぅ…!はぁ…ん…!!」
クリトリスに触れるか触れないかくらいの位置を、舌でなぞりあげると、萌香が切なげな声をあげ
体をぷるぷる震わせた。
「ふふ、モカさん、気持ちいいの?」
月音が少し意地の悪い声をして聞くと、萌香が反射的に声を張り上げる。
「!だ、誰が…!ひぁっ!!!」
月音は、萌香が予想通りの反応をしたのを確認すると
彼女が言い終わる前に、クリトリスを唇で思い切り吸い上げた。
「んはあああぁああああああぁあ!!!」
萌香が両手で顔を覆いながら絶叫し、体をさっきより激しく痙攣させる。
「あ!!ああっ!…やあああぁあああああぁ!!!」
そして、萌香の体が痙攣するたびに、萌香の秘裂から勢いよく潮が噴き出て、月音の顔を汚した。
「…あっ…」
何度目かの大きな痙攣が終わると、萌香が、再び布団の上に崩れ落ちる。
「はあ…はあ…」
虚ろな目で萌香が横たわり、絶頂の余韻に浸る。
だが、すぐに目に光を戻すと、布団に震える両手をついて、上体を起こしながら月音に悪態をついた。
「はあ…!はあ…!な、何が…できるだけ乱暴にしない、だ…!
私が言ったこととはいえ、本当に遠慮なく妖(ヒト)の体を弄くりまわしやがって…」
「…」

しかし、悪態をつかれた当の本人に、その声は届いていなかった。

「……」
月音は、さっきの萌香の痴態を見て、まるで魅了されたように彼女から目が離せなくなっていた。
同時に、体の底から黒い欲望が次々と湧いてくる。

もっと彼女を味わいたい。
もっと彼女を喘がせたい。
自分の股間で痛いほど勃起しているモノを、彼女の中にねじ込ませたい。
74悪夢の終わり、そして(中):2009/01/15(木) 15:34:34 ID:1wfML/mI
「月音、聞いているのか…!」
「…」

彼女が何か言っている。
そうだ。
きっと自分に、早く挿れろ、と言っているんだろう。

「…月音?…っ!!お前…目が…」
「…」
自分の方を見てまだ何かを言う萌香を無視して、月音が萌香のショーツを乱暴に脱がせる。
「お、おい!」
ショーツを脱がすと、萌香のそこが露になった。
髪の毛の色と同じ、銀色の毛を控え目に生やした陰部が、愛液でてらてらと輝いている。
それを見て、月音はより一層、自分の股間に血が集まってくるのを感じた。

もう、こんなにも濡らして…やっぱり彼女もこれが欲しくてたまらないらしい

月音がトランクスの中から自らのペニスを取り出し、強引に萌香の脚を開いた。
「…っ!月音…!」
そして、萌香の秘裂にペニスを押し当てる。
「!!…っ」
月音はわずかに萌香の息をのむ音が聞こえたような気がしたが、今はそんなことはどうでもよかった。
もっと彼女の嬌声が聞きたい。
彼女の乱れる姿が見たい。
ただ湧き上がる衝動のまま、腰に力を入れて、自分の分身を萌香の中に押し進めた。

その時、押し込んだペニスの先で、何かが、みり…っと裂けるような感触がした。

「く…ぁああああぁ…!!っつうぅ…!!」
同時に萌香が、とても嬌声などとは言えない、悲痛な声をあげる。
「…え…?」
その萌香の声を聞いた月音が、はっと我に返り、反射的に結合部を見ると
萌香の女性器が自分のペニスを根元まで咥えこんでいた。
予想していた通りの光景だった。

愛液と混ざって、赤い液体が結合部から流れ出ている点を除いて。

「…モカさん…もしかして、初…めて…?」
「…っ……?」
月音が問うと、萌香は最初何を言っているかわからないという顔をしたが
やがて、痛みでひきつった顔の口元を無理矢理つり上げて言った。
「ふ…ふふ…お、お前は、私がそんなに軽い女だと、思っていたのか…?」
「そ、そういうわけじゃないけど!」

考えてみれば当然のことだった。
性行為をすることに抵抗が感じられない言動や、やけに余裕のある態度から
月音は、萌香が性行為の経験があるものだと思い込んでいた。
だが思い返してみると、余裕があったのは最初だけで、それから後の彼女の反応は
いかにもこういう事には不慣れといった、初々しい感じだった。
それに、そもそも彼女は普段、表の萌香の中で眠っているのだ。
誰かと性行為をする機会なんてあるはずがない。
よって、表の萌香が誰かと関係を持たない限り、「赤夜萌香」という女の子は処女ということになる。
月音は、そんなことも失念していた自分の愚かさを呪った。
75悪夢の終わり、そして(中):2009/01/15(木) 15:35:12 ID:1wfML/mI
「でも…だったらモカさん、どうして…!」
どうして自分を誘ったりしたのか。自分の事は、好きではないのではなかったのか。
月音は、キスを嫌がったかと思えばキスと同じ…いや、それより大切なものであろう純潔を
自分にあっさり捧げた萌香の考えがわからなくなった。
だが、そんな月音に萌香が顔をひきつらせたまま、さっきと同じ答えを返す。
「言った、だろう…?
私にはお前をおかしくしてしまった、責任があると。
それと、媚薬を鎮めるためだ…」
「!モカさん…そんな…!」
「うるさいぞ。お前も本当はこんな会話などしたくないんだろう?」
月音はとても納得できなかったが、萌香が強制的にその話を遮断すると
今度は、酷く優しい声で、月音にとって魅力的すぎる提案をする。
「ほら…動け。今日は大丈夫だから、思い切り中に出していいぞ」
「…っ。…モカさん、ごめん…!」
月音は一瞬葛藤したが、結局、体の内から湧き出てくる欲求には抗えなかった。
月音が萌香の腰を掴んで抽送を開始する。
「ん…!くっ…あっ…つぅ!!」
媚薬が切れてきているのか、それとも媚薬が効いていてもやはり痛いものは痛いのか
月音が腰を振るたびに、萌香が顔をしかめる。
ペニスが秘裂を出入りする度にそれに絡みついてくる血液が痛々しい。
あれだけ濡れそぼっていた秘所も今では乾きかけており
月音はまるで、破瓜の血液のみで性器をこすり合わせているような錯覚におちいった。
「んっ…!く…!っんぅ…く、ふぅ…!!」
萌香が目をぎゅっと瞑り、額に汗を浮かべている。
必死に痛みをこらえているようだった。
月音はそんな萌香の顔を見て、途中でやめようと、何度も頭の中で思った。
だが、萌香の温かくて狭い膣肉が自分のペニスを締め上げると、恐ろしいほどの快感と底知れない欲望が体を支配し
下半身が、まるで別の生き物のように勝手に動く。
月音はせめて、これ以上彼女への負担が大きくならないよう、できるだけ早く射精するよう、全神経を集中させた。
「つっ…!あっ…んんっ!くぅ…!ああっ!」
するとやがて、萌香自身の締まりの良さも手伝って、
皮肉にも、彼女の声に痛み以外のものが混じり始めたあたりで、月音に早めの限界が近づいてきた。
「モカさん…オレっ…そろそろ…!」
「そう、かっ…。んんっ…!いいぞっ…来いっ、月音っ…!」
「…モカさんっ…!」
萌香の了承を得ると、月音は最後に、ズン…っと、萌香の腰に強く打ちつけた。
「…っ!!くはあああああぁ…!」
「…くっ…!」

ドクン…ドク…ドク…

萌香の方に倒れこみ、彼女の体温を体で感じながら
月音は、彼女の中に己の欲望を注ぎ込んだ。

その時、意識を失いそうな快感に身を任せながらも、月音の頭の中に浮かんできたものがあった。
それは、射精した満足感でも、自分が傷つけた萌香に対する罪の気持ちでもなく
ついさっき、自分が彼女に訊くことのできなかった言葉だった。

―モカさんは、オレのこと、どう思ってるの…?―
76名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 15:36:42 ID:1wfML/mI
ここまでです。
キャラの思惑や他の様々な要素が入り乱れて、gdgdでもうわけがわかりませんw。
風呂敷を広げすぎたってやつですね。身の程を知るべきでした。
一応気をつけてはいますが、話や文や描写やキャラに決定的におかしな所があったらもうしわけないです…。
けど、ここまでやってしまったら、一応最後まで行きたいと思います。
続きは一週間以内には投下したい、ですが…すみません、守れるかわかりません。
しかし、遅くとも1月じゅうには投下します。

>>46
自分は、他人にアドバイスできるほど大した者ではありませんよ。
ただ、アドバイスではありませんが、自分の作品を参考にしてくれるのであれば
表モカと裏モカでは反応も、それに対する月音の対応の仕方も違ってくると思うので
そこをアレンジするといいと思います。
77名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 20:27:47 ID:veXOoJ9Q
GJ
78名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 20:38:39 ID:w87XwrO2
>>66
GJ

でも何故か落とせない…
79名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 22:56:17 ID:M/R6X/Lz
グッジョブ!!!!

待ってたぜ
80名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 01:28:01 ID:MIEMP8tV
sage忘れついでに感想だ

前スレの誰かと同意だ。お前の作品はストーリー性があって読んでるこっちは全く飽きないし内容も神だ。短いよりも長い方が楽しめるしな。ラスト気長に待っているから頑張ってくれ。応援してるぞ。

最後に、俺はお前の書くエロパロが大好きだ。そして裏モカも大好きだ!!
81名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 02:19:42 ID:3AUB3Axj
GJ! すばらしい!
82名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 11:49:10 ID:S6MHQ44z
>>66
GJ

でもZIPおろせません><
83名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 23:48:23 ID:YrAR9iZP
すみません、悪夢の終わりの作者です。
投稿してしまってから何回か自分の文を見直してみたんですが、今回のはちょっと酷いですねw。
>>76でおかしなところとか言ってますが、既に、シチュエーションを考慮しても
月音はともかくとして、モカさんの挙動がところどころ明らかにおかしいですw。
覚醒(半グール)月音に責められる裏モカさんが書きたくて今回の話はやったんですが、見事に失敗しました。
加えて、さっきまで裏モカさんが反撃する後編を書いてたんですが、またこれがgdgdと長くなりそうだったので
この際、中編ごと書き直させて下さい。
だから、こないだあげた中編は、保管庫にも入れないで貰えるとありがたいです。

と言っても、自分は一月下旬くらいから本格的に忙しくなって、半年くらいはまともに書けなくなります…。
最後までやるといったはずなのに、すみません…。
ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/17055
前作はここに残しておきますので(解凍passは roza 今度こそ大丈夫かな?)
自分が来ない間、なんだったら別の方が続きを書いてくれても結構です。
絶対に今回の自分のよりは良くなると思うんで。
誰か、裏モカさんと月音を幸せにしてあげてください…w。

マジで無責任で半端なことしてすみません。

>>77>>78>>81>>82
こんな自分にもエールなど下さってありがとうございます。
ですが、今回の自分にできたのは、結局無駄に話を広げることだけでした…。
>>80
自分のエロパロが好きなどと言ってくれるような人がいるとは…。
あなたの期待を裏切って申し訳ありません…。
今回は最後までやり通すことができませんでした。
しかし、きっと帰ってきたいと思いますので、その時はまた、よろしくお願いします。
84名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 23:56:31 ID:4YQgeUt+
>>66GJ!!最高だった。

ありがとう!
85名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 00:16:13 ID:yoLQeJyQ
>>83なっ何!?続きがもうみれないのか?


頼む。m(__)m今の俺はお前の書いたエロパロの続きを待つのが唯一の楽しみなんだ。少しずつでも全く構わないから、頑張ってくれよ(涙)
86名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 08:20:18 ID:1bqTFw76
\ \丶 i|  /  /
お断りだあああぁぁ!!
  \ 丶 | / /
_    /|  
  ̄ rλノ 丶ノし― ̄
_  ) ハ_ハ ( _
― ̄( (゚ω゚ ) /―_
   ) c/  つ(
  y | | <
   > Lノヽ) ノ
87名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 22:10:57 ID:Esc1XdVG
スレも新しくなったし、月音とモカと裏モカの3Pが見れそうだ♪
88名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 15:19:02 ID:0ykp5PqF
>>83俺からも頼みます。

俺も続きがみたいです。せめて御堂ルートは無理でも今のつくねルートだけは完成させてもらえませんか?少しずつで構いません。

お願いします
89名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 09:58:40 ID:RoXrU4yF
紫ちゃんはかわいいな。
あのか細い手足をばきっとへし折って貧弱な骨をぺろぺろして、
華奢な胸をもみもみして噛み千切って、生の心臓を甘噛みして、
短い黒髪を力尽くでぶちっと引き抜き。頭蓋骨に穴あけて脳みそを直接愛撫して、
おまんこにぶっといちんこをねじこみ、幼い膣の内側からぶち抜き、射精して真っ白に染め上げたい。
そしてわんわん泣く紫ちゃんい優しく添い寝して、首を噛み切って、お持ち帰りして生首にフェラチオさせるの。
そんなお話はどっかにないかな。
90名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 14:15:46 ID:586QyLhJ
>>66続き希望!裏モカ反撃編みたいっす!お願いします!!
91名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 20:19:30 ID:586QyLhJ
>>89お前痛い
92名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 08:57:53 ID:FJUAKMSt
>>91
つマジキチ
93名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 21:37:53 ID:oqOw6nVN
グロはグロスレへ
94萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/01/24(土) 06:31:40 ID:vp9UCmsH
おひさしぶりです。

とりあえず、前菜ということで、、

--------------------------------
「ねぇ、つくね。ちょっといいかな?」

萌香さんが授業が終わった直後に俺に声をかけてきた。

「ん?なんだい?今から部室に行くよね?」

「え、えっと、部室に行く前に少しお願いがあるんだけど、、」

そういいながら、萌香さんは胸の前で手をあわせた。

「いいよ。何でも手伝うよ。」

「うーん、、ここではちょっと、、あ、じゃあ、体育館の裏に行かない?」

「??いいけど、、あ、わかった。萌香さん俺の血吸いたいんでしょ?」

そういえば、前に血を吸われたのは3日前くらいだから、そろそろ欲しくなる頃だろう。

「へへへ」

萌香さんはかわいく舌を出した。俺たちは手をつなぎながら体育館の裏に移動した。

萌香さんはもううずうずしているらしく、呼吸も少し荒い。

「ご、ごめんね月音。私もう我慢できなくて、、」
「どうぞ、どうぞ」

「じゃ、いただきまーす。かぷっ!、、ちゅーー」

ううう、吸われてる、吸われてる。しかし、いつも思うんだけど、この血を吸っている時間って、
バンパイアとしては隙だらけだよなぁ、、、

俺はそう思いながら、俺は左手で萌香さんの胸を触ってみた。

「ん!。むむん!んんん!、んーー!」

萌香さんが血を吸いながら何か言ってる。でも俺の首筋からは口を離さないんだ。
俺は少し面白くなってそのまま、さらに揉んでみた。

もみもみ、、

や、やわらかい!萌香さんのオッパイは制服の上から触ってもやわらかくて張がある。
95萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/01/24(土) 06:32:20 ID:vp9UCmsH
「んんーー。んんんったんー。」

さらに何か言ってる。『もー、つくねったらー』かな?基本的に拒否はされていないので、まあ、OKということなのかな?
血を補給しているせいなのか、オッパイをも揉まれているせいなのか、萌香さんの体温が上がっている気がする。

俺は萌香さんがどこまで許してくれるのか限界を探ってみたかった。

俺は右手で、萌香さんの太ももに手を入れた。

「んっ!!!!」

今度はさすがにびっくりしたのか少しビクッとした。そして、足をぎゅっと閉じたために、俺の手が萌香さんの太ももに挟まれてしまった。
やっぱ、これ以上はだめかなぁ、、、と思いつつも少し手を動かして萌香さんの太ももを揉み揉みしてみた。

すると、俺の手を強くはさんでいた太ももが少し緩んだ。ん?いいのかな?
俺はゆっくりと手を滑らせ、徐々に上の方に手を移動させていく。
時々、萌香さんの太ももが、びくっ!びくっ!となるのがわかる。

そしてそのまま、萌香さんのパンティーの上から大事な部分を包みこむように手を這わした。

「!!!!」

再び萌香さんはきつく足を閉じる。しかし、そうすると俺の指は余計に下着の中に埋め込まれることになった。
指があたたかい、すこし、湿気も感じる。俺はそのままやさしく指を動かした。

「んっ!んっ!」

指の動きに合わせて、萌香さんの口から嗚咽が漏れる。そして、再びゆっくりと足の力が抜けてきた。

俺はそのまま、布の隙間から指を直接滑り込ませる。そこはやわらかい肉襞に包まれ、そして、やはりぬるっとした液体にまみれていた。

「あ、あん、もう、、やだ、月音ったら、、、」

いつの間にか萌香さんは血を吸い終わっている。ピンク色に染まった頬の上気した顔で俺を見つめている。

俺はそのまま萌香さんの唇に自分の唇を近づけた。萌香さんはそのまま目を閉じ俺の唇を受け入れる。

その間も俺の指の動きは止まらない、
「くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ、、」

萌香さんのあそこからはいやらしい音が漏れ始める。

「んーー、、んんーー」

重ねた唇の中では、萌香さんの方から積極的に舌が入きて俺の舌に絡ませた。
(つづく)
96名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 18:43:41 ID:hhd7hovI
GJ
97名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 21:39:16 ID:gZCrme01
不覚にも、俺の息子が覚醒した。
都築を楽しみにしているぜ!
98名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 20:03:20 ID:yi+Xw3DL
>>66続き希望!!!
99萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/01/26(月) 23:55:25 ID:jweac59W
>>95
の続きです。

----------------------------------------------------
「あ、あうん、あ、、あん、」
俺の指の動きに合わせて、萌香さんの口から切ない吐息が漏れる。
「あ、つ、月音、私、わたし、、もう、変になっちゃう、、」
俺は黙って、指で刺激を繰り返す。そして、萌香さん自身の愛液でぐちょぐちょになった中指を軽く曲げてみた。
「するっ」
何の抵抗もなく、俺の指は萌香さんの体内へ吸い込まれていく。
「は、はぅーーん」
萌香さんのあえぎ声のオクターブが上がる。萌香さんは俺の指から逃げるように腰を引いた。
「だめだよ。逃げちゃぁ、」
俺は追いかけるようにさらに指を中へ中へと進め、そして彼女の内壁を刺激した。
「いや、いや、こんなところで、、」
「いやなの?どうしたいの?」
「月音と、月音と一緒にしたいの、、」
「何がしたいの?」
そんなやり取りをしつつも、俺の指の動きを止めず、萌香さんの前にしゃがんだ。目の前にはずらしたパンツの横から萌香さんの震える芽が見えている。
俺はその芽に舌を這わしつつ、さらに指の出し入れを激しくする。
「あ、あ、あう、、、も、もうだめ、もうだめ、い、逝っちゃう、、」
「もう逝っちゃうの?」
「ご、ごめんね月音、私もうだめ、、い、い、いい?いいの?」
「うーーん、だめ、まだ逝っちゃだめだよ」
そういいながら、指の動きは止めない。
「あ、あ、あ、い、い、いやーーー。逝かせて、、月音、、いかせてーー」

悲鳴に似た萌香さんのおねだりを聞きつつ、そろそろ限界かなぁと思っていた矢先に、ちょうど2人の女子生徒が校舎の曲がり角からこちらに向かってきた。
幸い、お互い話に夢中らしく、こちらの存在にはまだ気が付いていないようだ。

「あ、や、やばっ!」
俺は急に立ち上がって、萌香さんから離れようとした。しかし、先ほど萌香さんにたっぷりと血を吸われていたこともあり、急に目の前が真っ暗になりよろける。
「くらっつ!た、立ちくらみが、、」
俺はその場でよろける。何とか体勢を整えようとしたら、萌香さんの胸の十字架方に手が、、
「ぱきぃぃぃぃーーん!」
「し、しまったーーー!」


まばゆい光の中から飛び出してきたのは、裏萌香さんの強烈なハイキックだった。
100萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/01/26(月) 23:56:09 ID:jweac59W
 ばきぃぃぃぃーん!
萌香さんのキックをあごに受け、激しい振動が脳を襲う。
腰が抜けしゃがみこんだ俺の前で、裏萌香さんは震えながら仁王立ちになっていた。
「き、貴様は、、貴様は、、、」
「ひぃぃ、、も、萌香さん、ご、ごめんなさい。」
「貴様は、人間の分際で、、、、」
裏萌香さんはくるっと後ろを向いたかと思うと、今度は俺のボディーに激しい回し蹴りを食らわせた。俺の体は数m吹き飛び、後ろの大木に激しく打ち付けられる。
こちらに向かっていた女子も俺らに気が付いたようだ。

「あれ?あそこにいるの赤夜さんと青野くんじゃない?」
「あ、ほんとだ。あの二人付き合ってるんじゃなかったっけ?何々?ラブシーン?」
「うーん、なんか違うみたいよ。青野くん、、ボコられてる、、」
「あー、赤夜さん怒るとすっごく怖いらしいよねー。シメられてるみたいよ、、」
「なんか、近づかないほうがいいかも、、」
あまりにも容赦のない激しい修羅場に、彼女たちはそそくさと引き返していく。

「も、もかさん、、本当にごめんなさい、もうしませんから、、」
「き、貴様は、、、、私が、私があれほど頼んだのに、、ぐずぐずと引き伸ばすから、、、、、」
「???は?」
「お前が早くしないから邪魔が入ってしまっただろうがっっ!」
「え?え?そ、そこで怒ってるの?」
「ええい!ここじゃ、落ち着けん、いいから来い!」
「え、あ、えええええ??」
ぼろぼろになった俺を萌香さんは引きずり始めた。
「あ、あの、萌香さん、どこへ行くんです?」
「私の部屋だ!さっさと来い!!!」
「あ、え?で、萌香さんの部屋で?」
「ぐずぐずせずに早く来い!」

俺は萌香さんに言われるまま引きずられるように萌香さんの寮の部屋にまで行くことになってしまった。

-----
(さらに引っ張りまーす)
101名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:04:00 ID:XvqRKb1y
裏モカキタァー\(^o^)/
102名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 01:13:05 ID:ZPvkrQxG
GJ
103名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 22:32:38 ID:d1dmkMWL
激しくGJ!
104名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 00:18:51 ID:bbtQOB5w
good job!
105名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:10:25 ID:lrmB6ByM
続き松蔵
106萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/01/31(土) 01:34:36 ID:u3US2TE7
こばわん

遅くなってごめんなさい。
冷静に前の文章読むと、グダグダですね。読みづらくてすいません。
-------------------------------------------------

ガチャ、、
萌香さんの部屋の扉が開く。部屋に入るのは初めてだった。
俺は胸の高鳴りを感じた。
「お邪魔しまぁす、、、」
裏萌香さんが自分の脱いだ靴をそろえるため、少しかがみ込む。
ブラウスの胸元から豊満な胸がのぞく。
「お、おおっ!」
裏萌香さんのキックで萎えていたムラムラした感覚が、再び起き上がるのを感じる。
「ん、どうした?早くこっちへ来い」
部屋の中から裏萌香さんが俺を呼ぶ。
「さて、、これからどうしようか、、」
裏萌香さんは制服のブレザーをゆっくりと脱ぎながらハンガーに掛ける。
横顔で俺を見つめるが、その目は鋭く、口元にはうっすら笑みを浮かんでいる。
「え、ええと。あの、、な、何でも言うこと聞きます。」
「ほう、、何でもとな。」
「は、はい」
「では、先ほどのお返しをしないとな。」
「・・・・」
「じゃぁ、、ここに来て、ベッドの上に寝な。」
俺は裏萌香さんに言われるまま、彼女のベッドの上に仰向けに寝た。
「ね、寝ました。」
裏萌香さんはベッドの横で腕を組んで立ち、俺を見下ろしている。
「じゃあ、ズボンを脱げ」
「え?この状態で?」
「ああ」
「ちょ、ちょっと恥ずかしいなぁ、、」
「あ?なんだって?何でも言うこと聞くんじゃなかったのか?」
「あ、いえ。はい。」
俺は寝たままズボンのベルトをはずし、ズボンを脱いだ。
すでに俺のモノはこれから始まる事への期待感で大きくなっている。
「ぱ、パンツが残ってるぞ。」
「え?これも?」
「それもだ」
「いや、あの、萌香さんは服着てるし、おれも上半身服着てるのに、下だけ脱ぐのはちょっと恥ずかしいんだけど、、」
「パンツもっ!」
「、、、、はい。」
俺はゆっくりとパンツを脱いだ。
すでにビンビンに成長した俺のモノが天高くそびえている。
 ご、ごくっっ!
107萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/01/31(土) 01:35:29 ID:u3US2TE7
「い、いま、唇舐めたよね?唾飲み込んだよね?」
「な、何をばかな!」
裏萌香さんの頬が赤くなった。裏萌香さんはゆっくりとベッドのヘリに座り、俺のモノを右手でつかんだ。
「じゃあ、今度はお前をいじめることにしてやろう、、」
裏萌香さんはゆっくりと俺のモノを上下にこすり始める。
ううう、す、すっごく気持ちがいい。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
先っちょからは透明な汁が染み出て、玉になっている。
「あ、あ、あ、汁が、、」
萌香さんの手はやさしく、時には激しく俺のモノを上下に刺激する。
それにしても、、
「は、はう、、は、は」
「も、萌香さん?」
「はぁ、はぁ、はぁ、なんだ?」
「いや、何で攻めている萌香さんの方が声が出てるの?」
「は?え?いや。そ、そんなことは、な、ないぞ、、あっ」
萌香さんは口を半開きにしたまま、俺のモノを一心に見つめている。
 くちゅ、くちゅ、くちゅ、
我慢汁はさらに増え、俺の竿をつたい、萌香さんの手をも汚している。
そして、その粘っこい透明な液体がいやらしい音を立てていた。
さすがに俺の方も気持ちが良くなってきた。
「う、うっ、、も、萌香さん、、き、気持ちいいよ。」
萌香さんは俺の顔を見つめる。
「ふ、ふ、ふ、ふ、月音、、かわいい顔だな。」
萌香さんの手の動きがさらに激しくなる。
「あ、ちょ、まっ、、」
俺の腰が自然と動く。
「ほう、、ここ、だんだんと小さくなってくるんだな、、」
俺の快楽ステージが上がってくると、袋の方もきゅっと上がってくる。
やばい、、このままじゃやがてすぐに逝ってしまうかも、、
「も、萌香さん、少し緩めて、、このままじゃ、逝きそう、、」
「逝きそうなのか?」
「う、うん」
「だめだ、まだ逝くな」
萌香さんの手の動きは衰えない。
「あ、あ、ああっ、だめだったら、このまま出ちゃうよ、かかっちゃうよ、、」
「駄目だったら!まだ我慢しろ!」
そういいつつ、萌香さんの手の動きはさらに激しくなる。
 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ
我慢汁が大量に流れ、もう萌香さんの手全体がぬるぬるになっている。
「萌香さん、ごめん、俺、もう、あ、あ、ああっっ!」
「まだ、駄目だと逝っておろうがっ!」
  きゅっ!
萌香さんの命令に背き、俺の袋はよりいっそう縮みあがり、そして、、
108萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/01/31(土) 01:36:13 ID:u3US2TE7
ど、どくんっ!
「きゃっ!」
白濁した液が勢いよく飛びだし、萌香さんのブラウスの胸元にかかる。
しかし、その脈動は1度では収まらない。
どくん!どくん!どくん!どくん!!!!!!
2度目、3度目の脈動では1度目ほど遠くへ飛ばないものの、萌香さんの手の甲をどろどろと伝わり、そして、俺のへその周りに溜まり始めた。
「あ、ご、ごめん。萌香さん、、汚しちゃった。」
萌香さんは汚れた自分の手をじっと見つめている。そして、それが自然なことであるかのように、、
「ぴちゃ、ぴちゃ、」
自分の汚れた手を舐め始めた。
「ああ、萌香さん、だめだよ、汚いよ、、」
「ふふふ、月音の精子、おいしいぞ。」
そういいながら、今度は俺のおなかの上に溜まっている精子も舐める。
おなかを綺麗に嘗め尽くすと、さらに汚れた俺のモノ自身を咥えた。
「あ、あぁ、、萌香さんごめん。」
萌香さんは恍惚とした表情で、まるで高級アイスの棒についた甘い汁を吸い尽くすように、俺のモノを舐め回した。

--------------------------
長いけど、まだまだ続く
109名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:29:22 ID:OMMzslnx
gj!続き待ってるで
110名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 23:30:04 ID:s9ew90s7
>>106
GJ!続きを待っています.
誰か,投稿してくれ〜
111名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 07:09:32 ID:RifmAlxn
>>66よ、戻って来てくれェェェ
112名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 20:43:18 ID:OxCCYAKG
続きは?
113名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 11:52:08 ID:5SYhNXb8
今月のSQの裏モカかわいいよ……
114名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 21:17:38 ID:ThwOevhE
惚れた
115名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 14:22:11 ID:Z5DPR7Sf
続きがんばってやー
116萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/02/07(土) 05:35:39 ID:zyMHMeYv
お待たせしましたー。
>>108のつづきです。

---------------------------
俺のモノをすっかり綺麗にしてくれた萌香さんは、ゆっくりと頭を上げた。
「ふふふ、月音。美味しかったぞ。」
口元にはうっすら笑みがこぼれている。そして、唇に少し付いている白濁した体液が、いやらしく光っている。
「じゃあ、今度は月音の番だな。」
そう言って、俺の上に乗ったまま目をつぶった。
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「え?な、なに?何をすればいいの?」
「気が利かない奴だな、、お前の好きなようにすればいいのだよ。」
萌香さんは少し照れたように顔を斜めにしている。
「い、、いいの?」
「ああ、、」
「え、えーっと」
俺はドキドキして、どうすればいいのかわからず少し躊躇した。
「ええい、じれったい奴だな、、やめてもいいんだぞ」
「あっ!えっと、それじゃあ、遠慮なく、、」
そういいながら、俺は萌香さんのブラウスのボタンをひとつづつはずす。
白いかわいいブラがブラウスの下から現れた。
このあたりから俺の理性がだんだんと壊れていった。
萌香さんの背中に手を回し、ブラのホックをはずそうとするが、なかなか外れない。
「じれったいな、、大丈夫か?」
「あ、えっと、もう少し。ん、、あ、外れた!」
ストンと大きなブラがひざの上に落ち、萌香さんの白くて形の良い胸が現れた。
「ああっ!萌香さん!」
そう言いながら俺は萌香さんの胸に顔を埋めた。
「ん!」
や、やわらかい!そして、女性特有の甘美な匂いが俺の鼻を刺激する。
俺は右手でゆっくりとオッパイを揉みながら、反対側の乳首を口に含んだ。
「あ、あんっ!」
普段の裏萌香さんからはとても出ないようなかわいい小さな声が漏れる。
裏萌香さんもやっぱり女の子なんだなぁ。
俺は左右の胸を交互に揉みながら舌でそのピンクの乳首を愛撫した。
「あ、あっ、あっ、あっ、あっ」
断続的に声が漏れはじめ、萌香さんが俺の頭をぎゅっとだきしめた。
117萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/02/07(土) 05:40:24 ID:zyMHMeYv
スカートの横のホックをはずし、足元からするすると脱がす。
そして、最後に残ったパンツにも手を掛ける。
「萌香さん、、パンツも脱がすよ、、」
俺は萌香さんの顔を見つめる。萌香さんも何も言わず俺を顔を見つめた。
ゆっくりとパンツを下ろす。ちょうどお尻の辺りまで布が下がったところで、萌香さんがすっと腰を浮かした。
女の子がすべてを許すことを覚悟した瞬間だった。
そのまま、パンツをすべり落とすと、さっき途中まで逝きかけていた薄毛の秘部があわらになった。
俺はゆっくりと指を滑り込ませ、再び彼女のやわらかい芽をやさしく刺激してあげた。
「くちゅ、くちゅ、くちゅ、、、」
すでに粘液がこぼれ始めていたひだの中を、俺の指が往復する。
「はっ、あっ、つ、つくねぇ、、」
萌香さんは俺の頬を手で挟み、唇を重ねる。
すこし、俺の精子の匂いがするものの、萌香さんの舌が強引に俺の口の中に入り込み俺の舌に絡みを求めてくる。
「ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぎゅちゅっ!」
さらにお汁があふる。俺は指をそっとその体内に滑り込ませた。
「はぁぁっ!」
指の動きに合わせて、萌香さんの腰もびくびくと動いている。
くちゅくちゅと俺は指で萌香さんをいっぱい刺激する。
「だ、だめだ、ちょ、ちょっとゆっくりにしてくれ。」
萌香さんがさらに腰を引いた。
「え、どうして?」
俺はしつこく指を中に入れようとする。
「だめだ、このままでは、、この私の方が先に、、」
「先にどうなるの?」
「手ではいやだ、、月音の、月音のを、、入れてくれ」
そういいながら萌香さんは俺のモノにそっと手を触れた。
気がつくと俺のモノは復活し、いつでも準備OKな状態だった。
俺は萌香さんを仰向けに寝かせ、ゆっくりと俺のモノを萌香さんの秘部にあてがった。
しかし、すぐには入れず先っちょで芽の部分をつんつんしてみる。
「・・・・・」
萌香さんはじれったそうに俺をにらむ。
「は、早くしろ!」
「じゃあ、、入れるよ?」
俺はゆっくりと萌香さんの体内に侵入する。
「は、はぅううん、」
小さな吐息が萌香さんの口から漏れた。
118萌香と月音 ◆GEVp42JBUQ :2009/02/07(土) 05:44:14 ID:zyMHMeYv
萌香さんの中はとっても暖かく、そして、包み込まれる安心感があった。
俺はいったん奥まで差込み、萌香さんの上半身を抱きしめる。そして、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「あ、ああっ、あ、ああっ!」
モノが奥に突入するタイミングにあわせて、萌香さんから声が漏れる。
だんだんと激しく俺のモノを出し入れする。特に入れるときは意識して奥の方に奥の方に突き出す。
「あ、あ、つ、月音。当たる、、当たってるぅぅ」
萌香さんは全身をよがらせつつ、自分の腰も動き始めた。
徐々に萌香の中も締りはじめ、俺も再び射精感が襲ってくる。
「も、萌香さん。。。俺、もう少しで逝きそう、、」
「だ、だめだ、まだ、だめ、、私ももう少しで、、もう少しだから、、一緒に、、一緒だぞっ!」
俺は腰の動きをさらに激しくする。
「あ、あっ!あ、あ、つ、月音、まだ、まだだぞ、そのまま、そのまま、私の命令なしに勝手に先に逝くんじゃないぞ、あ、ああっ!」

萌香さんの内部が急激にしぼみこむ。その刺激に俺は逝きそうになったが、萌香さんの命令に背くと後で怖いことになる気がして何とか耐える。
一方、萌香さんは全身を痙攣させ始めた。
「は、は、はぅぅぅっっっっっっ!」
萌香さんは一度体を硬直させた後、ふっと体の緊張が解けて崩れてしまった。あれ?
俺は、まだそのまま腰を動かしている。おれの方もそろそろ限界なんだが、、、

「月音、、、そろそろ逝ってもいいぞ、、」

萌香さんは顔を横に向けたまま、そっけなく言った。
あれ?先に逝っちゃったの?一緒にって自分から言ってたくせに。
とはいえ、俺ももう限界だった。さらにさらに奥へと奥へと突き上げる。
「あ、あ、じゃあ、、萌香さん。俺も、逝くよ?いいよね?」
「ん、ん!ん、、あ、そんな、また、、また来る、、」
俺の連続した攻撃で萌香さんは再び体を硬直させ始めた。
「あ、も、萌香さん!!!」
「つ、つくねっ!!」

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

俺はとうとう萌香さんの中で果ててしまった。
全身から力が抜け、虚脱感に覆われる。二人は体を重ねたまま快楽の余韻にまどろんでいた。
萌香さんは俺の顔を両手に挟み、愛おしそうにじっと俺の瞳を覗き込んでいる。

「萌香さん、さっき、ひょっとして先に逝っちゃったでしょ?」
「・・・・・」
萌香さんの顔が真っ赤になった。
「一緒にって自分言ってたのに、、」
「うるさい!」
どうやら、バンパイアとして先に逝ってしまったことにプライドが許さないらしい。
しかし、逆にそこが非常にかわいく思えて、俺は萌香さんの体をぎゅっと抱きしめた。
俺は萌香さんの耳元でささやく。
「今度は一緒にね、、萌香さん」
萌香さんは無言のまま、俺の腕の中で小さくうなずいた。

-------------------------
長々とご清聴ありがとうございました。
119名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 15:19:02 ID:1b9Zeth2
今月のSQで裏モカが「私から手をつなぐのはいいが、つくねから抱き着いたらダメ」っていうジャイアン的理論って、たしか誰かのSSにあったような、、
120名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 15:29:30 ID:nDffMPkw
あっちから抱きつかれたらいつもの余裕なんて無いだろうからな。
攻略不可なんて言ってたけどゲームなら一番攻略しがいのある難易度だな。
121名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:23:31 ID:1b9Zeth2
なるほど。
つまり裏モカさんは攻撃は超得意だが、予想外の事態には以外とメロメロなのかも。
122:◇ijF2pX5V:2009/02/08(日) 00:46:28 ID:9IOlSg5a
どうも久しぶりに書いています。リアルがとても忙しくて週末の夜中
ぐらいしか書けません。新婚ルートを早めに完成するにはまだ時間が
かかります。ぜひとも皆さんのご理解をお願いします。
。それでは
123名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 21:41:01 ID:V8B73/k/
つくねとモカと裏モカの3Pのネタ、考えてはいるんだけど…。
如何せんエロシーン書き慣れてないし、そもそも暇と文才がないからなぁ…。
どうしよう…。
124名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 21:56:48 ID:Di/Xt0RH
頑張れ。応援してっから
125名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:39:41 ID:2s/qiLL7
>>123
俺はだいたいの流れを考えて、それに肉付けをして話を作っている。
126名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 22:06:13 ID:O15MAYTb
誰かぁぁあ投稿してくれェェ
127名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 23:07:49 ID:QmNQF/BG
とりあえず、
あげw
128オオカミ青年【銀先輩×猫目先生】:2009/02/13(金) 01:27:04 ID:CQlx8lpX
覚えてくれてたらメッサ嬉しいです。
保管庫に未完のまま保管されてる【ギン先輩×猫目先生】の作者です。

私情で今まで書けませんでした。

ですが、最近やっと余裕がでてきたので、書き上げて投稿したいと思います。

その時はどうかよろしくお願いします。
129名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 21:05:26 ID:wiDeAw9G
>>128
おかえり!
続き待ってます
130名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 00:16:52 ID:wvGcsy/9
萌香「月音、ハッピーバレンタイン♪バレンタインチョコあげるね♪
…チョコだけじゃなくて、私も貰って欲しいな…♪」
制服を脱ぐと自分の体にリボンを巻いていた…。

うん、そんな電波が届いたんだけど、萌香に限らず月音に惚れてるヒロインなら全員やりかねないね♪
131名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 02:19:55 ID:ReDrGkJx
月音が裏萌香に呼び出される。
んで、テレながらおずおずとチョコを渡す。

「勘違いするな!表の萌香が渡したかったモノを、代理で渡すだけだからな!」
とか、なんとか言い訳。

そこに、胡夢、みぞれ、紫が絡んでどたばた。

なんやかやんで、表萌香に戻る。

表萌香はフツーに(ラブラブ)で月音にチョコを渡すが、それはさっきとは別のチョコ。

ということは、最初の裏萌香のチョコって、、、w
132名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 09:01:47 ID:xVqhGGMd
裏モカのドSエロパロ誰か書いてくろ
133:◇ijF2pX5V:2009/02/17(火) 20:23:08 ID:dwE17gE8
久しぶりにきました。
ぜひバレンタインネタを誰か書いてください。
私も新婚ルート終了後に書きます。
134名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:52:40 ID:yiiWmpm0
あげw
135名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 01:58:06 ID:qxtpvgZC
誰か,投稿してくださいな〜
136名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 03:10:34 ID:SWH+qLq1
保守
137夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/02/27(金) 00:21:56 ID:D93+ZAu8
わくわくした気持ちで廊下を走り、部室の扉を開けると、もうすでにみんなが集まっていた。
『やったーっ!終わったぞー』
「これでやっと夏休みだね。つくね」
「やっふふーっ!期末試験終わったーわんわん」

大学の期末試験が終わった後の感覚はなんとも言えないものである。

おっと、いきなり大学の話に飛んでしまったので補足説明
ここは陽海大学、10の学部と70もの学科・コースが用意されているマンモス大学なんだ。
陽海学園とは違い人間界の中にキャンパスを3つ持っていて学長は御子神理事長の友人…えっと名前は…(以下略

みんなは今どうしているかというと…
モカさんは美術学部でイラストの描き方を学んでいる。この前萌香さんが書いたイラストを見たときは不覚にも萌えてしまった。
くるむちゃんはパティシェになるために家政学部でお菓子作りをしている…おいしそうだ…
紫ちゃんはまた飛び級して大学院薬学研究科で新薬の開発に乗り出しているらしい。あまりの突飛さに教授は開いた口がふさがらず、学生たちからは崇められているようです。
みぞれちゃんは小説を書くために国際日本教養学部で小説のネタ探しに東奔西走している。「東京で開かれる年2回のイベントに短編小説を出展しているから是非来てくれ」とは本人の弁。なお会場の混雑が半端じゃないので注意すること。
瑠妃さんは…えっと…農学部園芸学科でいろいろやっているようです。高さ10mにもなる向日葵を育てたり、ツタ科の植物でいろいろやっているそうです。
ココアちゃんは体育学部で格闘技を専攻している。世界中の格闘技を習得したいから今年の夏に旅行に行くとか…
銀先輩は政治経済学部で新聞記者になるために(以下略

俺は商学部でビジネスを学んでいるんだ。え?なんで大学に受かったのって?

高校在学中に色々あったから、理事長のお墨付きで付属校推薦で進学できたんだ。

というわけで話を戻すことにする。
138夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/02/27(金) 00:22:47 ID:D93+ZAu8
陽海大学の期末試験が終了し、みんなでキャンパス内にある居酒屋で打ち上げをすることにした。
「みんな。ほんまご苦労やった。試験とか単位のことはとっとと忘れてパーッといこうや!ぱーっと」
「乾杯!」
今までだったら飲める人が少なかったから打ち上げとはいっても丸く収まったのだが今回はなんか様子が違った。
大学二年生にでもなると当然飲む人も増えるわけで、案の定時間が経つにつれてだんだんぐだぐだになってゆくのだった。
打ち上げ開始から2時間後
「るっ、るるっる瑠妃さん!?何でそんなに酔っているんですかぁ?」
「ええ、いろいろあって」
紫ちゃんがいろいろ飲んで酔ってしまった瑠妃さんを見て驚いている。
「つくねぇー、してよー」
『うわわわわっ!?くるむちゃん!?』
くるむちゃんが俺に抱きつき胸を押し付けてきた。
「だめぇ、つくねは私のぉ」
モカさんもその怪力で俺の腕を強く引っ張った。
カチーン
「おい、月音を困らせたら承知しないぞ」
みぞれちゃんが喧嘩を仲裁するようにモカさんとくるむちゃんを氷漬けにしてしまった。
どうやらみぞれちゃんは飲んではいない様子だ。
『みぞれちゃん…』
「ほら月音、私と一緒に居る方が…ぶっ」
とそのとき上から金だらいがみぞれちゃんの頭上を直撃した。
「つくねさんはモカさんと結ばれるんですぅ」
「この、よくも邪魔を」
あわわわわ、みぞれちゃんと紫ちゃんが臨戦状態に…
「なにあんたもどさくさに紛れてつくねを惑わそうとしてんのよ」
復活したくるむちゃんも参戦してるし
「喧嘩なんかやめてよ」
と、しばらく混乱が続くのでした。
139夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/02/27(金) 00:24:50 ID:D93+ZAu8
なんか駄文ですが、今日はここまでにしときます。と言うより書けていません
140名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 08:37:53 ID:vuyCrrB7
GJ!!いいかんじのスタートだな続き期待して待ってっぞ
141名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 04:31:10 ID:fK9RqeE4
俺も待ってっぞ
142名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 17:18:17 ID:3wyMwl3t
hoshyuuuu
143今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2009/03/12(木) 13:47:26 ID:n8j0EoTt
すみません。やっと休めるようになりました。では続きを書きます。
-------------------------------------------------------------------
>>61の続き
(おい、起きろ、表の私よ・・・・)

「あっ、ロザリオから・・・」

(お前はどう償いをするつもりか。。。月音は一秒たりとも
お前のことを忘れなかったんだ。それなのに月音に感謝するどころか
月音を邪魔もの扱いしよって、どうするつもりか。。。)

「そ、そんなこと言われても、、、」

(なんだったら、今夜勝負するか、この私と・・・・)

「そ、それって・・・」
==仙台、仙台です====
列車はもう目的地に着いていた。隣を見たら、月音はいなかった。
もしかして飛び降り自殺・・・・
『何やってるの、モカさん。早くしないと』
あ、なんだ先に降りたのか・・・
「ごめんね。今行くよ。つくね」
ついに来た。2人だけの旅行は高校生のときの温泉旅行と新婚旅行のとき
だけ。デートはたくさんしたけど・・・・
ただ私が不安に思っているのが、2つある
それは月音がここで自殺しないかが心配。そしてさっきもう一人の私が
言っていたこと。。。
でもそういうのは気にしないで、楽しもう
144今年の月音、がんばったんだね。◇ijF2pX5V:2009/03/12(木) 13:54:05 ID:n8j0EoTt
その後、観光スポットをあっちこっち見た。仙台はいろんなものが
たくさんあった。雪国だから雪がたくさん降っていた。
「昔、宿泊学習で行ったのおもいだすね。」
『・・うん』
(やっぱり、傷が思った以上に深い。何もかも真っ白そう。
もう考えているのは死ぬことぐらい見たいな顔つきだった。)
そう考えているうちに旅館についた。
もうここからが勝負、つくねを慰めてあげたい、甘えさせてあげたい。
イカせたい。そういう気持ちだった。
145名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 17:58:27 ID:1yJFuaSk
wkwk
146夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/03/16(月) 14:56:10 ID:b9nIbBsz
さて時刻は午後9時を回ったところ。そろそろお帰りの時間である。

銀「ほなさいなら〜、自分ら警察沙汰にならんよう気をつけや」
みぞれ「お前が言うな」

こんな調子でグダグダ解散だったけれど楽しい青春の一幕となった。

萌香「つくねぇ〜、いっしょにかえろ?」
月音『うん』

俺とモカさんは大学から歩いて10分ぐらいの場所にある木造アパートに同棲している。ふたりで暮らし始めたときは家事洗濯掃除料理といろいろ大変だったけど今は上手くやっています。
147夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/03/16(月) 14:57:52 ID:b9nIbBsz
家路につくまでの間、モカさんは俺の手を強く握り締めて離そうとはしなかった。
なぜか心臓の鼓動が高まってゆく…モカさんと一緒に居ることにすっかり慣れてしまったのに今日は違った。

帰り道の途中の公園のベンチで休息をとることにした。酔って火照った二人の体にとって夏の夜の涼しげな空気はかえって心地よかった。

「夜空がきれだね」
『うん』

そういえば近頃は試験勉強で忙しかったからこうしてモカさんと二人きりでまったり過ごすのもひさびさだ。
酔っているせいか、モカさんは頬を赤くしていた。

「つくねのそばに居ると、なんだか安心するの…」

モカさんは握っていた俺の手をさらに強く握り、離れんと言わんばかりに寄り添ってきた。

『モカさん…』
「だから…ずっと一緒にいて…ね…」
『俺も…モカさんのいない人生って…考えられないや』

「つくねぇ…」
『モカさん…』

モカさんと見つめあう…

「つくね…」
『モカさん』

潤んだ翡翠の瞳に吸い込まれるように俺はモカさんの背中に手を回した…
148夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/03/16(月) 14:59:55 ID:b9nIbBsz
「ちゅっ、ん!んっ」
『ん!はぁ』

柔らかい唇の感触に心臓の鼓動がさらに高まる…そして、なんともいえないモカさんの香りが…ああああああ…
俺の体が理性の限界を指し示す警報を鳴らしていた。

「つくね…はぁっ…お家に帰って………


……しようよ……」




!!!!!!!!!!!!!!!
うわああああああああああ、こっ、こんなときに限ってモカさんは小悪魔のごとく俺をオォォォォー
(しようよ…しようよ…しようよ…)
モカさんからのお誘いが俺の頭の中で無限ループしてるし…


「ね?……」
『もっ、モカさん!』
気がついたら俺はモカさんの両肩を掴んで迫っていた。
「ひゃっ!…つ、つくね…ここじゃ…はぁっ…ここじゃ恥ずかしくて出来ないよ…」
『!あっ、ごっ、ごめん』

俺は足をふらつかせながらもモカさんをエスコートして家路についたのだった。

________
149夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/03/16(月) 15:01:28 ID:b9nIbBsz
部屋の鍵を閉めて二人は無言で寝室へと向かう。
自分たちがこれから何をするのか分かりきっていたからなのか、ベッドの上で二人はしばらく言葉を交わさずに見つめあっていた。
『モカさん』
「つくね」
だんだんと頬が紅くなってゆく…
『モカさん』
「つくね」
高鳴る鼓動…高揚する気持ち…
『モカさぁん』
「つくねぇ」
互いの名を呼ぶたびに愛したいという気持ちは膨らんでいった…
『モカさんっ』
「つくねぇぇっ」
月音と萌香は強く強く抱きしめあい、二人だけの花園へと横たわった。
そして二人は理性の壁を乗り越えたのだった。

_________
今日はここまでです。リアルがアレなんで次はいつになるのやら…
150前スレ320:2009/03/17(火) 13:13:39 ID:gXxv0Jlt
1スレからの保管庫への編集、やっと終わりました…一人だとやっぱりしんどいです…。
専ブラjane Styleのおかげで過去ログ持ってましたので、出来る限り編集しましたが、不備な点があったら申し訳ありません。

雪山遭難ルートの方が更新されているのを見て嬉しくなり、やった甲斐がありました…。
151夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/03/23(月) 14:58:54 ID:AFnxY7Dx
_________

ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ
『んっ』
「はぁ」

何度も交わされる、熱い接吻の嵐

「つくねぇ、、、はぁっ」

つくねは私の背中からお尻そして足を舐め回すように撫でた

そんなにされたら…私…体が火照っちゃうょ…

月音と何度も戯れるうちに体も心も徐々にボルテージがあがってゆく…

私たちはベッドの上で体をさすりあっていた。
「はぁ、はぁ、つくねー」
『モカさん、あぁっ、モカさん』
呼吸が荒くなり、心臓の鼓動が上がってゆく…
「つくねぇ、んはぁ、つくねぇっ」
『モカさんッ』
「ひゃっ」

つくねが私の上に…
「あっ、つ…つくね…」
『しようよ…』
つくねの表情は真剣そのものだった…これから私を精一杯愛してくれる…そういう顔だった
「いいよ…して…」
私はつくねに体を許していた…

_________
152夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/03/23(月) 15:00:57 ID:AFnxY7Dx
俺はモカさんの上に乗りシャツのボタンを外してゆく。
「ぁ」
酔っているせいなのかモカさんの胸元から心地よい匂いが漂ってくる。
ボタンを外してゆくと黒のブラに隠された膨らんだ果実が露になった。
そして、さらに下のボタンを外し、ベルトを緩めてスカートを降ろしていった。

…ついにモカさんの下着姿が俺の視線にさらされた。
綺麗な肌と黒い下着のコントラスト、安心感すら覚える丸いお尻、そして何より胸の膨らみ…アンダーから腰、足にかけてのラインがたまらなかった。

「つくねも早く脱いで…」
『う、うん』
俺は光速で服を脱ぎ、モカさんを抱き寄せ唇を奪った。
「ん…」
ちゅ……くちゃ……
さらにもう一度…抱き合い互いの舌を絡ませる。モカさんの温もり…なんともいえない香り…幸せだ…
「つくね…」
『うん…』
俺はモカさんの恥丘の上に指を這わせた。
「ぁん、つくねぇ」

指を這わせるたびにモカさんの体がぴくぴくと震える。

「ぁ〜、あぁ〜ん♡、ん!ん!」

その間もモカさんと何度も何度も接吻を交わした。

くちゅり

「ん!あ!つ、つくねぇ〜、ぁ、そこは…」

もうすでにぐしょぐしょになっていたモカさんの中に指を挿れた。
「んー、んんっ」

そのままでもモカさんは感じているのか快楽に眉を歪ませているが、おれはあえて指を蠢かせてみた。

「あぁ、あぁぁん、動かさないで、中は…なかはきもひよすぎて…らめぇぇぇ、あぁあぁ、ぁ、ぁ、ぁ〜、ぁ、あぁ〜」

しばらくの間Hしていなかったせいかモカさんにとってこの刺激は強すぎたようだ。

「んああ、つくね、つくねぇ〜、いくぅぅぅ」

モカさんを絶頂の「手前」まで導いた。そして…
153夏休みの始まり ◆5qMdVfrSms :2009/03/23(月) 15:02:47 ID:AFnxY7Dx

「あ、あぁん、あ〜」

びくん、ぴくん…

モカさんがいくかいかないかぎりぎりのところで俺は指を止めてみた。

「?…ぁ…ぁ…」

イキ足りなかったのかモカさんは頬を赤くし腰をくねくねさせながら虚ろな目で俺を惑わす。

「つくねのいじわるぅ〜」

モカさんが怒っちゃった。ちょっと悪乗りしすぎたみたい…呑みすぎかな…

「ぁ…ぁん」

まだ快楽の余韻に浸っているのかそれとも快楽を求めて仕方がないのか、モカさんは口を少しあけて喘ぎ声を上げる…

「んっ!…早く…あぁん…続き…はぁっ…して…」

今度はブラの上から両手でむにゅ、むにっと交互にモカさんの胸を揉む。Dカップぐらいだろうか?陽海学園に通っていた頃に比べて少し大きくなっているようだ。

「あぁ〜、おっぱい、きもちぃ…はぁ、つくねぇ、こっちも…して」
モカさんは頬を紅くして俺におねだりをしてきた。

『こっちってどっち?』
「ん〜」
モカさんは俺に焦らされて少しむっとしていた。胸を愛撫されるだけではなかなか絶頂にはたどり着けないことを察しているようだった。
だからか、その表情はこのままではたどり着けない楽園を求める気持ちと快楽を感じることによってゆがんでいった。

「いやぁん、だいじなところ…はぁ、はぁ…はやくぅ〜」

【選択肢】
モカさんをイかせてあげる
さらに焦らす
________
今日はここまで。選択肢の希望が多かった方を先に投下します。
154名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 15:40:44 ID:2OH3CfXc
GJ
焦らすに一票!!あと裏萌香リク
155名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 16:37:25 ID:NVbv8tTo
イかせてあげるに一票。
黒い下着で、大胆な表萌香が可愛過ぎです。
156名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 18:34:18 ID:0yiJloo1
GJ!!!
焦らすに一票
できれば裏モカで
157名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 17:28:12 ID:IG8lXMke
GJ!!!
焦らすに一票!!裏モカで
158名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 19:28:14 ID:nvw9eUrT
GJ
イかせてあげるに一票!
最近表萌香ルートがないので・・・
159名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 21:52:22 ID:xH3RAJOg
焦らすで後に裏萌香騎乗位で襲われるつくね希望!!!
160名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:08:41 ID:SDygeO4V
指は入れるものの、自分で腰を動かさせるに2票
161 ◆5qMdVfrSms :2009/03/26(木) 22:09:09 ID:ZB6Hg83O
実は「モカさんをイかせてあげる」が裏萌香さんを焦らすルートで「さらに焦らす」が表モカルートだったりします。
サーセンでしたw
裏萌香希望が多いので30日あたりに裏萌香ルートで投下します。




>>76さん。GJです。
勝手に続きを途中まで書いてしまったので後日投下させていただきたいのですがよろしいでしょうか?
16276:2009/03/28(土) 15:24:40 ID:m7dYQeG/
久しぶりに戻ってきま(これま)した。
>>161
まさかホントに続きを書いてくれた人がいるなんてw。
どーぞどーぞ…と言いたいところですが、すみません!!
今さら戻ってきてなんですが、なんとか完結できそうなので
自分(私)の手で終わりにさせて貰えないでしょうか?
せっかく書いてもらったのにごめんなさい…。
163名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 16:16:31 ID:gdnt1B3r
>>162お帰り!!!待ってたぜ!!
できたらこの前の続きの裏萌香反撃編も完結させてくれないか?続きが気になってしゃあないんだよね(>_<)
164 ◆5qMdVfrSms :2009/03/28(土) 21:23:31 ID:gKHjqJ4d
>>162
>自分(私)の手で終わりにさせて貰えないでしょうか?

どーぞどーぞwぜひ読ませてくださいm(_ _)m
165◇ijF2pX5V:2009/03/29(日) 00:31:50 ID:8HFg4Yfw
>>162
お帰りを待っていましたよ。ぜひ最高の作品を書いてください。
待っています。私のほうも新婚ルートの仕上げに取り掛かります。
166まきな:2009/03/29(日) 01:04:46 ID:vcX/3iBZ
最近、旅行したいと思っています。
おススメの場所とかって、ありますか?

出会いもなくて、独りぼっちのオンナなんですが、だれか一緒にいったりする友達が欲しいです。

寂しいなあ・・・

良かったら、お願いします。

http://depoo.mivard.com/
167名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 18:03:34 ID:+zITqCaa
続きまだぁ?
168名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 20:25:09 ID:mqWqQzxA
>>162お帰り!今回も長めでよろすく!!
16976:2009/03/31(火) 23:17:00 ID:8lLUk6z9
続きは一週間以内にあげたいと思います。
とりあえずこれだけ言いに来ました。
自分を追い込むためにw
>>163
この前の続きは、もう自分には無理ですw。
前のを崩して、再構成したのが今回のやつですので
ご了承ください。
170名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 07:59:37 ID:znxraGXp
アニメ3期決まった?
171名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 22:38:25 ID:1WA58Om6
保管庫では、是非表モカルートも書いてください!
172名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 13:00:28 ID:zORcaXoH
お願い><
173名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 15:26:12 ID:rO8grBba
>>172は?
174名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 22:37:12 ID:Y8+7rj8y
デレの裏萌香さん見たいよー
175名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 19:42:59 ID:P9/aBcxZ
>>169御堂編が落とせない…何でだろ…
176名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 22:02:02 ID:KRbEU7fd
>>169は来ないのか??
177名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:01:50 ID:Ftj2l0o/
ぎりぎりです、すみませんw。続きいきます。
なお一部文や表現を使いまわしてますが、ご了承ください。
ボキャブラリーに余裕がないものでw。
178名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:04:16 ID:Ftj2l0o/
「…あ、上がってよ。モカさん」
月音が自室の扉を開き、萌香を招き入れる。
「…ああ」
萌香が言われたとおりに靴を脱ぎ、部屋の中へ入っていく。
月音は、萌香がそのままの足で奥の部屋に向かうのを見送ると、その場に立ちすくむ。
月音は、葛藤していた。
(つい、モカさんに言われるままにここまできちゃったけど…
…いいのか?これで、本当にいいのか…?)
いいわけない、と先ほどから理性が警鐘を鳴らし続けている。
しかし、憧れの彼女…赤夜萌香と性行為をするというのを考えただけで
体から湧き上がる衝動が、理性を麻痺させてしまう。
その衝動に理性が飲み込まれそうになるのを、月音は首を振って抑え込んだ。
(しっかりしろ!
バンパイアの血液だかなんだか知らないけど、自分の体くらい自分で制御できなくてどうする!)
そうやって月音が自分に喝を入れていると
ブレザーを脱いでブラウス姿になった萌香が奥の部屋から顔を出した。
「月音…?何をぼうっとしている。早くこっちへ来い」
「…モカさん…」
月音がそんな萌香の顔を玄関先から見つめる。
月音は相変わらず萌香が何を考えているか分からなかった。
だが、萌香が何を考えていようが、月音はこれから行う事が
とても正しいことだとは思えなかった。
「モカさん、その…やっぱりやめよう?こんなの、良くないよ…」
月音が萌香の方に歩みを進めながら、彼女に考え直すように提案する。
「月音…」
すると、萌香は月音の顔を見たまま無表情で月音の名前を呟く。
そんな萌香の様子を見て、月音は自分の気持ちが彼女に伝わったのかと期待する。
だが、その期待は見事に裏切られることになった。
「やめる?クス…どうやら、わかっていないようだな。
お前に拒否権などないことが…」
萌香が突然妖しい笑みを浮かべると、月音の腕を掴む。
「え…?モ、モカさ…ぅわあ!!」
そして、力任せに月音の体を引っ張り込み
そのままの勢いで、月音を、敷きっぱなしだった敷布団の上に押し倒した。
「フフ…月音…」
「モカさん待って!!俺はまだ…!」
自分の上に馬乗りになった萌香を見て、月音はただならぬ危機感を感じ、思わず叫ぶ。
すると、そんな月音に、萌香が一瞬真顔に戻り、言い聞かせるようにして言う。
「…言っただろう。お前を今のまま放っておくと危ないと。
お前は、自分のせいでお前をおかしくしてしまった私の気持ちが汲み取れないのか?」
「そ、それは…だ、大丈夫!俺の体なら大丈夫だから!だからモカさん、早く…くぁ!!」
「クスクス、ここは大丈夫ではないみたいだぞ、月音…?」
突然、勃起しきっていたペニスをズボン越しに撫でられて、月音が喘ぐ。
萌香はそんな月音の様子を見て満足そうに笑うとそのまま月音のペニスを撫で続ける。
179名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:05:33 ID:Ftj2l0o/
「どうだ?これでもまだ下らん意地を張るか?」
「う…」
月音の体にゾクゾクっと未知の感覚がはしる。
(まずい…これは、まずいぞ…!)
月音が理性を総動員して萌香の誘惑に抗おうとする。
しかしこの誘惑に加えて、いや、もしかすると、これも誘惑のうちなのか
ブラウスの胸元から、萌香の豊満な胸の谷間が見える。
(裏のモカさんの胸、大きいな…気のせいか、表のモカさんより…って何考えてるんだ、俺は!)
つい食い入るように見てしまった自分を叱りつけて、月音が萌香に言う。
「だ、駄目だよモカさん!!俺の上から離れて!!」
「何をそんなに我慢しているのか知らんが、お前にその気がないなら、私の方からやらせてもらうぞ」
そう言って萌香が、月音のズボンを一気に脱がす。
すると、その下からはピンっとテントを張っている月音のトランクスが現れた。
「くっ…!」
「なんだ…もうこんなにしてしまってるじゃないか。本当は、私と性交渉したくてたまらないんだろう?」
萌香がトランクスの中から、ペニスを取り出す。
取り出された月音のペニスは、限界まで勃起して、ピクピクと震えていた。
「ほう…なかなかの一物じゃないか。どれ…」
「モ、モカさん、やめて…うぁっ!」
月音は、ひんやりとした萌香の手に突然男性自身を握られて
それだけで出してしまいそうになるのをなんとか堪えた。
だが気を落ちつける暇もなく、今度は、萌香の細くしなやかな手がペニスを上下し始める。
「う…ああぁ!!モ、モカさぁん!」
「…どうだ月音…?気持ちいいか?」
口調とは裏腹な萌香の絶妙な力加減に、月音は悶絶した。
自分で自慰をする時とは全く違う快楽に飲み込まれそうになる。
「く、あ…!!」
「…ふふ、具合はいいようだな」
まともに返事をすることもできず、ただ喘ぐことしかできない月音を見て、萌香が呟いた。
そして更に、途中から萌香が、ただ指を上下させるだけではなく
時折親指と人差し指で雁首を刺激するようになる。
「だんだんコツが分かってきた。ここがいいんだろう?」
「く、うっ!!」
萌香が月音のペニスを擦りあげるたびに、尿道口から透明な粘液が溢れ出てくる。
月音は、自分が瞬く間に快楽の高みに押し上げられていくのを感じていた。
そして、萌香の親指が月音の裏筋に何度目かの刺激を与えた時
月音の腰から頭に痺れるような感覚がはしった。
「モカさんっ!でる!」
月音がそう言うと同時に、ペニスが一層固くなる。
「何…?…!!」
次の瞬間、どくん、どくんとペニスが脈動し
その度に亀頭の先から勢いよく精液が放たれた。
そして、その放たれた精液は、萌香のブラウスの胸元を汚す。
「はあ…はあ…ご、ごめん、モカさん!どうしても我慢できなくて…」
180名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:06:26 ID:Ftj2l0o/
「…。全く…思いきり私にかけやがって…。
これでは脱がざるを得なくなったじゃないか」
月音が咄嗟に謝るが、萌香は特に気にした様子もなく、いそいそと汚れたブラウスを脱ぎ始めた。
「モカ…さん…」
月音は、次々に露になっていく萌香の白い肌を見て、さっきのように頭がぼうっとしていくのを感じた。
そんな月音の様子を知ってか知らずか、萌香は、ついでだ、とスカートも脱ぎ
完全な下着姿になると、月音に囁きかける。
「ほら…来い。
私を襲ってしまいたいんだろう?」
その瞬間、月音の頭の中で、自分の気持ちや彼女の気持ち、そして表の萌香のこと…
そんな、さっきまで自分を抑制していた全ての事がどうでもよくなった。
「モカさん!!」
「!」
そして、欲望のまま萌香を押し倒す。
「こ、こら、がっつくな…。全く、しょうのない奴だな…んっ…」
月音が萌香の首筋に顔を埋めると、彼女の髪の香りが月音の鼻腔を刺激した。
(モカさんの髪の毛…綺麗なだけじゃなくて、なんていい匂い…)
月音は、頭が痺れるような香りを楽しみながら、萌香の首に舌を這わせる。
「ん…ふぁ…」
舌の先で首筋をなぞりあげると、萌香が身を竦ませる。
そして月音は、舌で萌香の首筋を弄びながら、彼女の胸に手を伸ばした。
「モカさん、その…ブラ、外してもいい…?」
力任せにブラをはぎ取ってしまいたい衝動に襲われながらも、なんとか抑え
月音が萌香に確認する。
すると萌香が、少しばかり潤んだ瞳を月音の方に向けた。
「…ん…好きにするといい…」
萌香の了承を得ると、月音がまごつく手でピンク色のブラを外す。
すると、窮屈そうにそこに納まっていた萌香の乳房が、プルンっと解放された。
「……」
その解放された乳房を見て、月音は思わず声を失った。
同じ新聞部で友達でもあるサキュバスのあの子程ではないにしても
萌香の胸は同年代の女生徒に比べ、明らかに平均以上の大きさだった。
その胸は、仰向けになっても形を崩すことなく綺麗なお椀形を保っており
その頂点には、形のいい桜色の乳輪と乳首がついている。
月音は、少し恐れ多い気がしながらも、萌香の乳房に直に触れてみる。
「あ…」
手に力を入れると、萌香がわずかな声をあげる。
月音はそのままゆっくりと、できるだけ優しく、萌香の乳房に指を沈めていった。
するとそのたびに、萌香の鼻から甘い息が漏れる。
「んっ…ん…」
「モカさんのおっぱい…すべすべしてて、気持ちいい…」
絹のようなきめ細かい手触りに加え、柔らかい中にも適度な弾力性を持ち合わせている。
そんな、いくら揉んでも飽きないような感触を、月音は夢中になって堪能した。
「あっ…ん…ふふ、本来ならこんなことは絶対に許さないんだが…今回は特別だ。
この私の体を好きにできることを光栄に思えよ、月音…」
「…」
萌香の呼びかけに返事をするのも忘れて、月音は一心不乱に萌香の乳房を揉む。
するとやがて、萌香の頬が徐々に紅潮し、呼吸も荒くなってきた。
181名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:07:47 ID:Ftj2l0o/
「ん…はぁ…はあっ…」
それと同時に、月音の手の中の突起が硬くなってくる。
月音は不意に、その硬くなった桜色の突起を口に含んだ。
「んうっ!!」
すると、油断していたのか、萌香がおかしな嬌声をあげた。
そして、月音は、そのまま片手でもう片方の乳房を揉みながら、口で乳首を吸う。
「んんんっ!お、お前は、赤ん坊か…」
呆れたように言う萌香を傍らに、月音は萌香の乳房を吸い続ける。

ちゅ…ちゅぱ…ちゅ…

「…クスクス、そんなに夢中になって…んっ…それほど、私の胸がいいのか…?」
しばらく月音が乳首を吸っているうちに、その刺激にも慣れ、気持ち的に余裕ができたのか
わが子をあやすように月音の頭を撫でながら、萌香が笑う。
月音は萌香のその問いに、言葉では答えず、代わりに行動で答えることにした。
今度は、舌先で硬くなった萌香の乳首を転がしながら
もう片方の乳首も指でつまみ、更に勃起を促すよう指でしごきあげる。
「んああぁっ!!」
すると、萌香が高い喘ぎ声をあげ、月音の頭を撫でていた手をぎゅうっと押さえこんだ。
「んっ!!馬…鹿…!強す、ぎ…ふぁあ!」」
余程の快感なのか、萌香がビクビクと体を震わせる。
月音はその振動を萌香の肌越しに感じながら、萌香の乳首を無茶苦茶に責めたてた。
「はあ…はあ…!んあっ!…あっ!あぁあ!!」
萌香が、しきりに太ももどうしをこすり合わせて、口から艶のある声を響かせる。
いつもは凛としている彼女が自分の愛撫でこんなにも乱れている。
そう思うと、月音はより一層自分の中の情欲が刺激されるのを感じた。
やがて月音が、摘まんでいた乳首を強めにきゅっと捻ると、萌香がカクンと白い喉をそらせた。
「んんんんんっ!!」
そして、一際高い喘ぎ声をあげ、何度か体を小さく痙攣させると、そのまま布団の上に脱力した。
「あ…はぁ…はぁ…」
月音が萌香の胸から手と口を放し、萌香の様子を見る。
すると萌香は、豊かな胸を上下させながら、呼吸を荒くしていた。
その時、不意に萌香が向こうに向けていた顔をこちらに向け、月音と目が合った。
「月…音…」
そして萌香は、普段では考えられないような虚ろな顔をして、月音の名前を呟く。

ドックン

するとその瞬間、自分でも音が聞こえるほど、月音の心臓が大きく跳ねる。
それと同時に体の奥からどす黒い欲望が湧いてきた。
もっと彼女を味わいたい。
彼女の痴態を見たい。
月音はただ欲望に導かれるままに、次は萌香のショーツに手を伸ばす。
182名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:09:02 ID:Ftj2l0o/
すると、月音の手がショーツに触れる寸前で、萌香がガシっとその手を掴む。
「待てっ、月音…」
月音がふと萌香の顔をみると、さっきまでの彼女はもうそこにはいなかった。
頬を紅潮させ、眼は相変わらず潤んではいたが
目つきは鋭く、まさにいつもの彼女のそれだった。
「!…モカさん…?」
そこでふと我に帰った月音をおいて、萌香がため息をついた。
「…気が変わった」
「え?」
「お前の好きにさせてやる予定だったが…やられっぱなしというのはどうも性にあわん。
…次は、私の番だ」
萌香がそう言って目を光らせると、掴んでいた手をひっぱりこむ。
「うわ!」
そして、そのまま戸惑う月音を仰向けに寝かせると、ショーツに手をかけた。
「…!」
萌香がショーツをするすると脱いでいく。
すると、控えめな陰毛を生やした彼女の陰部が露になるとともに
その陰部と彼女のショーツとの間に愛液の糸がひいているのがわかった。
それを見て、月音はより一層股間に血が集まってくるのを感じた。
萌香はそんな月音の股間を見て、ニヤっと笑い、髪をかきあげる。
「ふふ…さっき出したばかりだというのに、もうこんなにしてしまって…
そんなに私の中に入れたいのか?」
萌香が、透明の粘液が滲みだしている月音のペニスの先端を指で弄びながら言う。

ドックンッ

その時、また月音の心臓が大きく跳ねた。
そして、月音は無意識のうちに口を動かし、萌香に懇願する。
「モ、モカさん…俺、モカさんの中に入れたい…。
モカさんと、セックスしたい…」
「クス…いいだろう。お前の望みを叶えてやる」
そう笑うと、萌香は限界まで勃起している月音のペニスを掴み
月音の上に跨るようにして、秘裂に押し当てた。
「…。…」
だが押し当てただけで、萌香は表情を硬くして、なかなかペニスを秘裂に押し込もうとしない。
月音はそれを見て、自分は焦らされているのだと思った。
そして、またしても口が勝手に動く。
「モカさん!お願い、焦らさないで…。俺…もう我慢できないんだ!」
「わ、わかっている!お前は少し黙っていろ!」
萌香は月音に向いて怒鳴ると、キッと覚悟を決めたような顔をする。
「……ーーっ」
そして、少し多めに息を吸ったかと思うと、体重をかけて、一気に腰を下ろした。
「うぁあああぁあ!!」
「!!…っつぅ…!」
月音は、突然自分のペニスが、何かをかき分けていくような感触を感じたと思うと
今度は、ギチギチとペニスを締め上げられる。
そのあまりの締め付けの良さに月音は今にでも射精してしまいそうになった。
が、そんな中、自分とは対照的な、萌香の辛そうな顔が目に入った。
「くぅ…!」
「え…モカ、さん…?」
加えて若干の苦悶の声をあげる萌香を見て、月音はまさかと思い、萌香に尋ねる。
「もしかして、初…めて…?」
「…っ…?」
すると、萌香は最初何を言っているのかわからないといった顔をしたが
やがて質問の意味を理解したらしく、痛みでひきつる顔の口元を、無理矢理つり上げて言った。
「ふ、ふふ…お、お前は、私がそんなに軽い女だと、思っていたのか…?」
「そ…そういうわけじゃないけど!」
183名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:09:41 ID:Ftj2l0o/
考えてみれば当然のことである。
性行為をすることに抵抗が感じられない言動や、やけに余裕のある態度から
月音は、萌香が性行為の経験があるものだと思い込んでいた。
だが、そもそも彼女は普段、表の萌香の中で眠っているのだ。
誰かと性行為をする機会なんてあるはずがない。
よって、表の萌香が誰かと関係を持たない限り、彼女にも経験はないということになる。
月音は、そんなことも失念していた自分の愚かさを呪った。
「モカさん…なら、どうし…うぁ!!」
月音が喋ってる途中で、萌香が不意に腰を動かし
月音のペニスから頭に強烈な快感が響く。
「月音…お前が私をそんな風な目で見てたとは…。
私は傷ついたぞ。
これはもう、仕置きをしないといけないな…」
冗談か本気かわからないような口調で萌香がそう言うと
顔をしかめながら、少しずつ腰を動かしていく。
しかし、その少しの摩擦でも月音にとっては刺激が強すぎた。
「くっ…あ…!」
ペニスが萌香の膣壁に擦られる度に、月音は、魂ごと萌香に抜き取られるような感覚に襲われた。
その快楽に意識を流されそうになりながら、月音は必死にこらえる。
「モ、モカさん!!ダメだよ!」
何が駄目なのか、自分でもよくわからない。
しかし月音は、自分が何か悪い事をしてる風に感じずにはいられなかった。
「何がダメだ。私の中でさっき以上にモノを固くしているくせに」
そんな月音にはお構いなしに、痛みも若干和らいできたのか
萌香が月音の胸板に手を置き、さっきよりも激しく腰を動かしていく。
「んっ…ん…」
「く…ぅうう!!」
ぐちゅ、ぐちゅと音を立てながら、萌香の膣肉が月音のペニスに絡みつく。
月音は押し寄せてくる快感の奔流をなんとかせきとめようとするが無駄な抵抗だった。
自分の上に跨っている萌香の裸体を見ると、否が応でもペニスが勃起し
更にそのペニスを、名器とも言える彼女の膣内で弄ばれると、なすすべもなく快楽の虜となってしまう。
「あ…くっ!モカさん、俺…!」
やがて、そう遠くない射精に備えて、月音のペニスがより一層膨張する。
「なんだ…もう限界なのか?まだ入れたばかりだというのに、だらしがないぞ」
台詞とは逆に、口調はどこか満足そうにそう言いながら、萌香が腰を動かし続ける。
そして、更にこう付け加えた。
「だが…喜べ月音。今日は安全日だ。特別に中で出させてやる…」
萌香の口から出された、今の自分にとっては魅力的すぎる提案に
月音の我慢と理性はなすすべもなく決壊した。
そして次の瞬間、月音は、下半身が砕けそうな快感が脳に流れるのを感じた。
「モカ…さん!!」
「…っ!!」
そのまま、月音は萌香の中に自分の欲望を注ぎ込んだ。

ドクンッドクンッドクン…

「んんっ…!あつい、な…。…温かいものが私の中に、入ってくる…」
月音のペニスが脈動するたびに、萌香はその未知の感覚に身を震わせているようだった。
一方で月音は、気の失いそうな快感に身を任せていたが
その時、月音の頭にあったのは
射精した満足感などではなく、萌香に対する素朴な疑問だった。

モカさんは、俺のこと、どう思ってるんだろう…?

もう逃げてるわけにはいかなかった。
月音は、今こそ自分の本当の気持ちを伝え…そして、彼女の気持ちを聞きだすことにした。
184名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:15:01 ID:Ftj2l0o/
今回はここまでです。
続きはまた一週間以内にあげたいですが、どうでしょう…w。
ただ一つ言えるのは、次でもおそらく完結できないくらい馬鹿長いということです。
>>175
またいずれあげ直します。
185名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 00:11:06 ID:j5TYN5eq
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
続き待ってるぜ!!
186名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 23:07:35 ID:c3ozCmxw
GJ(`>ω・´)b
187名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 10:37:05 ID:bnAorF2P
GJしつつ保守
188名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 22:16:00 ID:pLKs30MT
グレイつ
18976:2009/04/14(火) 23:17:09 ID:mEA9lons
前のつづきいきます。
今回エロありません。
それなのにめちゃ長いです。
すみません…。
190名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:21:40 ID:mEA9lons
>>183から
「はあ…はあ…たっぷり出したな…。
だが、まだ終わらんぞ。やっと痛みに慣れてきたところなんだ
まだまだ楽しませて貰うからな」
萌香が妖艶な表情で笑う。
月音はそんな彼女を見て、彼女の中に入れたままである自分の分身がまた反応してしまいそうになったが
なんとかそれを、理性で押しとどめた。
理性がきくようになってるあたり、どうやらもう、バンパイアの血とやらは治まってきたらしい。
それに、いつまでも目の前の快楽に溺れて、現実から目をそらし続けるわけにもいかなかった。
「…」
「…?おい、月音…んっ…!」
月音が無言で、結合部から、ずるりと自分のペニスを取り出した。
すると萌香の秘裂から、血の混じったピンク色の精液が流れ出てきた。
それを見た月音は、自分が彼女の体を傷つけてしまった事を、改めて実感する。
「…」
「こ、こら…まだ終わってないと言ってるだろう!何を勝手に…」
だが、萌香の方は、そんなことは気にも留めず、月音が性行為を途中で中断したことに腹を立てているようだった。
月音はそんな萌香の気持ちを確かめる為に、自らの顔を戸惑う彼女の顔に近づけていく。
「モカさん…」
「月音…?…。…っ!」
すると、お互いの唇が触れあう寸前で、萌香が月音の顔に手をやり、それを遮った。
「待て!何をするつもりだ!」
「…モカさん…俺、モカさんの事が…好きです」
「…え…」
月音の言葉を聞いて、萌香が目を見開く。
「…月音…お前今、なんて言ったんだ…?」
「俺は、モカさんの事が、その…好き、なんだ…」
「…」
再度、月音が萌香の目を見て自分の想いを伝えると、萌香が彫刻のように固まった。
そして、実際には数秒だったのだろうが、月音にとっては永遠とも思える時間が過ぎると
萌香が、思い出したようにシーツを自分の胸元にたぐりよせ
月音から目を逸らすと、おずおずと口を動かした。
「な、何を突然…。そもそも…お前が好きなのは、表のモカだろう…。
お前は、あいつと私の区別もつかなくなったのか?」
「…確かに、俺は表のモカさんが好きだよ」
自分が表の萌香のことを好きだということを目の前の萌香に指摘されても、月音は驚かなかった。
むしろ月音は、彼女ならその事に気づいていてもおかしくないと、前から思っていた。
「フン…だから、どうしてそれを私に言うかと訊いている」
月音の言葉を聞いて、萌香が不機嫌そうに言う。
月音はそんな萌香に、彼女に知られていない「もう一つの想い」を伝えた。
「でも俺が今言ったのは、裏のモカさんの事だよ」
「なっ…なんだと!?」
「もう一度言うよ。
俺は、今のモカさん…つまり、君の事が好きなんだ」
すると、若干の沈黙の後、萌香が感情の読めない声で呟いた。
「…。つまり、お前は表のモカが好きで…私の事も好きだというのか?」
「…うん」
月音がうなずくと、今度は固まることもなく、萌香が声を張り上げた。
191名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:22:40 ID:mEA9lons
「な…!よ、よくもそのような事をぬけぬけと…!
お前は自分が何を言ってるのかわかってるのか!!
お前の言ってることは…」
「わかってる」
「…っ!」
月音が萌香の話を切るようにして、答えた。
そして更に続ける。
「俺の言ってることは、表のモカさんに対しても裏のモカさんに対しても
失礼なことだっていうのはわかってる。
けど、それでも…」
「…」
萌香が、出鼻をくじかれて、言葉を失ってしまったのか、黙って月音の話を聞いている。
そんな萌香に、月音は、たたみ掛けるようにして、自分の中の想いを全てぶちまけた。
「それでも、これが俺の本当の気持ちなんだ…。
俺は、もし二人の中のどちらかを選べって言われても選べない。
おっとりしてて優しい表のモカさん、気高くて意地っ張りだけど本当はやっぱり優しい裏のモカさん。
俺は、どちらが欠けても「赤夜萌香」っていう女の子にはならないと思うから。
「あ…う…」
萌香が顔を真っ赤にし、口をパクパクさせている。
(いきなりこんなこと言ったから…モカさん、混乱してるのかな…?)
そんな珍しい彼女を見た後で、月音は、ようやく話をさっきのものに戻した。
「モカさん、俺はモカさんの事が好きだから、キスがしたい。
…モカさんは、どうなの?」
「!わ、私は…」
萌香が月音から目をそらして、口を濁す。
萌香がはっきりと否定しない所に僅かな希望を見出して
月音は再び、萌香の方に顔を近づけていった。
「モカさん…」
「…っ!やめろ!!」

パンッ

月音の頬に痺れたような痛みがはしった。
「…」
「…あ…」
萌香が気まずそうに月音から目をそらす。
そんな萌香を見て、月音は、呆然と自分の頬を手で押さえながら呟いた。
「…キスするのが嫌ってことは…
モカさんは…俺のこと、好きじゃないんだね…?」
すると、萌香が月音の顔を見ずに顔を赤くしたまま吐き捨てた。
「あ…当たり前だ!!どうして私が人間のお前のことなんか…!」
月音は、思った通りの萌香の反応に落胆すると同時に、腹の中に
それとは別の怒りがふつふつと湧いてくる。
「…そう思うんだったらどうして…」
「…?」
「どうして人間の俺なんかと、こんなことしたんだよ!?」
「!…月音…?」
いきなり激昂した月音に、萌香が若干戸惑った様子になる。
192名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:23:32 ID:mEA9lons
「答えてよ!!モカさん!!」
月音が更に怒鳴る。
萌香はそんな月音をキッと睨むと、負けじと言い返す。
「し、仕方ないだろう!私がお前の体に血を入れてしまったせいで、お前がおかしくなったんだ!
それなら、私が責任を取るのが筋だと、さっきも…」
「俺のためだって言うの?俺が、これで喜ぶと思ってるの…?」
「待て月音…お前、何を怒って…」
今だに自分の怒ってる原因がわかっていない萌香を見て、月音はひどくいらいらする。
月音は、そのいらいらの全てを、言葉にして口から吐き出した。
「どうしてもっと自分の事を大事にしないんだよ!?
どうして…好きでもない俺なんかとセックスしたんだよ…。
責任とかどうでもいいから…おかしくなった俺のことなんかほっといてよ!!
これじゃあ俺、モカさんの弱みにつけ込んで…あいつと一緒じゃないか…。
…モカさん、初めてだったのに…」
「月音…」
月音は、我慢がならなかった。
自らの体や意思より下らない責任を重視する彼女が。
そして、欲望のまま彼女の体を貪ってしまった自分も。
月音はそのまま萌香の顔を直視することができずに、彼女に背を向けた。
「お、おい…」
「ごめん、モカさん…。
俺…モカさんの大事なもの、奪っちゃったね…。
とにかく、もうやめよう。
俺の方はもう大丈夫だから…」
そう言って、月音は自分の服を手に取る。
その時、月音は自分の口から出てきた言葉に、思わず心の中で嘲笑する。
(俺の方は大丈夫、だって?本当は、いつから大丈夫だったんだ?)
本当に自分はバンパイアの血液などに影響されていたんだろうか。
そもそも止めようと思えば、こうなる前に止めれたはずだ。
それをしなかったのは、本当は…自分の気持ちを告白しても
さっきのように拒絶される事がわかっていたから…
バンパイアの血液のせいにして、ただ彼女とセックスしたかっただけなんじゃないのか。
そう思うと月音は、自分の心の卑しさに心底嫌気がさした。
するとその時、月音の背後から萌香の声がした。
「月音…こっちを向け」
「!…」
月音はとても萌香の言うとおりにする気にはなれなかった。
それは、過程はどうあれ自分が彼女の純潔を奪ってしまった事からくる罪悪感と
今の自分の泣きそうな顔を彼女に見られたくなかったからだった。
月音が黙ったまま動かずにいると、萌香が苛立ちを含んだ声でもう一度言う。
「聞こえないのか?こっちを向けと言ったんだ」
「…」
「…チッ」
それでも尚、動こうとしない月音に、萌香は舌打ちすると月音の腕を掴んで強引に自分の方に向かせた。
月音は、そんな萌香にされるがままに体の向きを180度回転させる。
するとそこにはシーツを体に巻いて、予想外に優しい顔をしている萌香がいた。
その萌香が、呆れたような感心したような、どちらとも言えないような声で言う。
193名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:24:18 ID:mEA9lons
「まったく…なんて顔をしてる。
よくもまあ、他人の事で、そこまで思いつめることができるものだな」
「…他人、なんかじゃないよ…。
モカさんは、俺の大切な人だから…俺みたいな奴とセックスしてほしくないんだ…」
月音がそう答えると、萌香が笑う。
「プ…クスクス、なんだ…おかしな言い分だな。私の事が好きだと言うなら、お前は
私と性交渉できて、嬉しくないのか?」
この時の萌香はいつになくいい笑顔だった。
普段の月音なら、思わず身惚れてしまうであろう程に。
しかし、月音はそんな彼女の笑顔を見ても、とてもうれしい気分にはなれなかった。
そして、再び口を開く。
「嫌…なんだ…」
「嫌?」
月音がまた喋り始めると、萌香が笑うのをやめて真面目な顔をする。
そしてそのまま黙って月音の話に耳を傾けた。
「大好きなモカさんが、俺なんかの為に身を犠牲にしてくれるのが…。
俺…萌香さんがさっき俺に、お前なんか必要ないって言った意味がわかったんだ…」
「…」
「はは…確かにそうだよね…。俺、戦闘でモカさんの足手まといになってるだけじゃなくて
別のところでも、モカさんにこうやって今みたいに迷惑かけてる。
こんな俺なんて、いても…邪魔な、だけ…だよね…」
自分で言っていて、あまりにも情けなくなり、また月音の目に涙が浮かびそうになる。
するとその時、黙って聞いていた萌香が不意に口を開いた。
「…どうやら、根本的に勘違いしているようだな」
「え…?」
「俺なんかの為に、だと?思いあがるのもいい加減にしろ。
お前はまさか、私がお前の身を案ずる為に身を差し出したとでも思っているのか?」
「だ、だってモカさん、さっきそう言って…」
「さっきは…私がもう一つの理由を言う前に、お前が早とちりしたんだろう」
そこまで言うと、萌香が改まって月音の方を見た。
「私はな月音、媚薬を鎮めるために男の体が欲しかっただけだ。
お前の体のことなど、そのついでにすぎん」
「…あ…」
萌香の言葉を聞いて、月音は、旧校舎で確かに彼女がそのようなことを言っていたことを思いだす。
そう考えると、思い当たる節はところどころあった。
(モカさんが積極的だったのも…さっき途中でやめたのを怒ってたのもそのせいか…)
「そう…だったんだ…」
月音が愕然とする。
彼女にとっては、純潔を失うことも、セックスする相手さえも取るに足らないことだったらしい。
それを知ると、月音は今の今まで自分が心を痛めていたことが急に馬鹿らしくなった。
しかし同時に、それに驚くことなく寧ろ納得している自分がいるのも感じていた。
(そりゃ、そうだよな…普通に考えて、モカさんが俺にそこまで尽くす意味なんてないもんな…)
彼女が自分の為に、純潔を犠牲にしてくれたなどと考えてた自分が恥ずかしい。
自分はそれほど価値のある人間なのか。
彼女にとって大事な人間なのか。
月音は自問する。
その瞬間、月音の頭に、さっき萌香に言われた言葉が響いた。
―私には、お前など必要ないんだ、月音…―
194名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:25:28 ID:mEA9lons
「…っ」
月音が下を向いて、血が出そうなほど、拳に力を入れる。
月音は、行き場のない怒りが体の奥からマグマのように湧いてきて、狂ってしまいそうになった。
すると、その時、萌香が突然咳払いをし、再び口を開いた。
「まあ…その「男の体」も、誰でも良かったわけじゃあないがな…」
「え…?」
「…」
月音が萌香の言葉に反応し、顔を上げる。
するとそこには、腕を組み、ほんのりと赤く染めた顔を横に向けている萌香がいた。
月音は、頭をフル回転させ、萌香の言った言葉の意味を考える。
そして一つの結論に達した。
「それって…モカさんは、俺が良かったってこと…?」
月音がそう問うと、顔を横に向けたまま萌香がピクっと鼻を動かした。
「…勘違いするなよ月音。
私だって、いくら媚薬を鎮めるためとはいえ、どこの馬の骨かもわからん男と寝る趣味はない。
お前は…表のモカと親しいし、私にとってもそれだけ気心が知れてるしな…」
「モカさん…」
月音はそんな萌香の言葉を聞いて
あれほど行き場のない怒りでいっぱいだった心の中がみるみる晴れていくのを感じた。
(そうだよ…。
あの萌香さんが、どんな理由があったって、体を簡単に許したりするわけないじゃないか…)
月音は、萌香が自分の思った通りの性格をしていたことに安堵すると同時に、酷く嬉しな気分になる。
なにしろ、彼女はセックスの相手として、自分を選んでくれた…つまり、認めてくれたのである。
それは月音にとって、彼女が自分の為に純潔を犠牲してくれることより、ずっとうれしいことだった。
一方で萌香は、月音が自分の言葉に反応したことに気づいた様子もなくしゃべり続ける。
「それに…最近のお前は、軟弱なりにも骨のあるところを見せるようになったし…。
表の…がお前に…た理由もわからんでも…」
「も、モカさん?」
萌香が言っていることは月音にはあまり聞こえなかった。
しかし、それとは別に、まるで熱病に侵されたように、頬を赤くしたまま
意識がここにはないと言った様子の萌香を心配して、月音が呼びかける。
「…っ!?」
すると、萌香がハッと口を押さえた。
そして顔をさっき以上に真っ赤にしたかと思うと
今度は月音の方を向いて、口からマシンガンのように言葉を乱射する。
「か…勘違いするなよ月音!今のは決して、私がお前を好きなどという意味じゃないぞ!
あああくまで!その辺の男より、いくらかマシだと思っただけだ!!」
「う…わ、わかってるよモカさん、そんなに何回も言わないでも…」
いくら彼女が自分のことを好きじゃないとわかっていても
何度も念を押すように言われると、さすがにへこんでしまう。
そう思った月音が少しばかりうんざりして萌香に返す。
しかし、萌香本人はそんな月音の様子に満足していないようだった。
「ほ、本当にわかってるのか、お前は?
だいたいなんだ!さっきのお前のふざけた言い分は!」
「ぐえっ!」
萌香が顔を真っ赤にしたまま、両手で月音のはだけたYシャツの襟を掴む。
そしてそのまま、月音の体を前後に揺さぶった。
195名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:26:22 ID:mEA9lons
「人間のお前が私に想いを寄せるだけでも罪深いのに
その上表のモカと私、どちらも「選べない」だと!?
お前はいつからそのようなことが言える身分になったんだ!?え!?」
「も、モカ…さ…苦し…手を、離し…」
月音が割と本気で生命の危機を覚え、ギブアップをするように萌香の手をパンパンと叩く。
「あ…」
すると、萌香がふと我にかえったような顔をして、手を離した。
「ゲホッゲホ!!」
「す、すまん、ちょっと力が入りすぎた…」
月音が貪欲に酸素を吸い込み、ある程度呼吸を落ち着かせると
立ち上がり、萌香の方を向いて言った。
「ごめんよモカさん。俺も本当は、こんな身の程知らずで失礼なこと
モカさんに言いたくなかったんだ…」
「…そう思っているなら、どうして私にこの事を話した」
気も落ち着いたのか、萌香がいつもの冷静な状態に戻ると、月音に訊き返す。
そんな萌香に月音は答えた。
「俺…どうしてもモカさんの気持ちが聞きたくて。
それには、どんなに失礼なことでも、まず自分の気持ちを正直に伝えることが礼儀だと思ったから…」
「…フン、私の気持ちは今伝えた通りだ。お前が私に想いを寄せるなど十年早い。
出直してくるんだな」
萌香が鼻を鳴らすと、きっぱりと月音に言う。
そんな萌香を見て、月音は力なく笑った。
「…はは…そう、だね…」
いくら、元より叶うことのない恋慕だとわかっていても
やはり、好きな人に真正面から振られるのは、心にこたえるものがあった。
だが、月音のその力ない笑いの中にも、一縷の満足感があった。
(モカさんが俺のことを信頼してくれてるのがわかっただけでも十分だ…)
しかし、そんな月音の様子を見て、萌香が顔をしかめる。
「…気に入らんな」
「え?」
突然出てきた萌香の不満の声に
自分が無意識のうちに彼女に何か不快感を与えてしまったのだろうかと思い
月音が自分の行動を省みる。
しかし萌香が月音に考える暇も与えず、続けた。
「お前はもしかして、自分の気持ちを全部ぶつけた結果玉砕したのだから満足…
などと考えてるんじゃないか?」
「も、モカさん、どうして分かったの?」
まさに、今の自分の状態を言い当てられて月音は困惑する。
そんな月音に、萌香は本当に大したものではないかのように返す
「そんなもの…お前のそのふぬけた笑いを見れば一目瞭然だ」
そして、少しだけ語気を強めて言った。
「これだけは言っておくぞ月音。
表のモカはどうかしらんが、少なくとも私は
そんな負け犬のような考え方をする男に惹かれることなどありえない」
「でも、俺…モカさんにきっぱりと断られて…」
「お前は、一度断られたからと言ってそれで諦めるのか?
…結局のところ、お前の想いはその程度だったんだな」
「…!」
萌香の失望するような声を聞いて、思わず月音が顔を上げる。
そして気づくと月音は萌香に向って叫んでいた。
196名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:27:07 ID:mEA9lons
「そんなことない!確かにモカさんの言う通り、俺の言ってることはふざけたことかも知れない。
けど、俺の気持ちに嘘はない!俺は、真剣に、モカさんの事が好きなんだ…」
月音がそう言うと、萌香はそれを予想していたようで、すぐにこう返した。
「なら、それを行動に表すことだ。
少なくとも、一度や二度の拒絶で折れるようでは、話にならん」
「!!モカさん…それって…」
月音はそんな萌香のセリフに一人衝撃を受ける。
すると萌香が怪訝な顔をした。
「…なんだ。私はそんなにおかしなことを言っているか?」
月音が萌香の顔を覗き込む。
彼女は今「おかしなこと」と言った。
そう、おかしなことと言えば、彼女がチャンスをくれることが既におかしなことである。
本来なら、告白した時点で、彼女に問答無用で蹴り飛ばされてもおかしくないのに
彼女自身がわざわざ自分に口説き落とすチャンスを与えるという事は…
(モカさんも、結構満更じゃないのかな…)
こんな事を言うと、彼女に、身の程を知れ、と蹴られるかもしれない。
しかし、月音には、この時の彼女の行為が、自分にある程度好意を持ってくれている者のそれに思えてならなかった。
そして更に月音が驚いたのは、萌香が自分にチャンスを与えてくれたことだけではなかった。
(チャンスをくれたってことは…俺、これからもモカさんの傍にいていいのかな…)
彼女がそれを意識して今のセリフを言ったのかどうかまでは、表情からは読み取れない。
しかし、それが例え無意識上の言動としても、それは
さっき萌香が言っていた「お前なんか必要ない」という言葉が嘘だという事を示していた。

そもそも必要ないなら、チャンスなんてくれるはずがないじゃないか…。
足手まといかも知れないけど…モカさんだって俺の事を必要としてくれてる!

そう思うと、月音は体の中から得体のしれない力のようなものが湧き出てくるのを感じた。
すると、それが表情にも出ていたようで、萌香が気味悪げに言う。
「おい…人の顔をじろじろ見たかと思うと、今度は何をニヤニヤしている。
気持ちの悪い奴だな…」
「え?あ、ああ、いや…ゴメン。確かにモカさんの言う通りだと思ってさ…。わかったよ、モカさん!」
月音は怪訝な顔をしたままの萌香にそう答えると、彼女の前に改まって向き直り、宣言した。
「俺…頑張る!勉強もスポーツも、モカさんに認めてもらえるよう精一杯頑張る!!だから…」
そして、途中で一旦言葉を切り、さっき告白した時のように、言葉に精一杯の気持ちをこめる。
「だから、いつかまた…俺の告白の答え、考えてくれてもいいかな…?」
「…」
月音がそこまで言うと、黙って聞いていた萌香はニヤっと口元を歪めた。
「何度私に言い寄ろうがお前の自由だ。それだけ、お前の振られた数が増えるだけだがな…」
そしてクク…っと意地の悪い笑い声を出して笑う。
「う…そ、それでも、諦めないから!いつか絶対、モカさんを振り向かせてみせる!」
そんな萌香に若干ひるみながらも、月音が自分の決意を表明する。
すると、萌香がまるで眩しいものをみたかのように目を細めた。
「…ふ…少しはマシな顔になったじゃないか。精々、私を振り向かせることに尽力するといい」
「あ…」
月音はその萌香の表情にドキッとしながらも、いつかその余裕を崩してやる、と
らしくない事を考えるのであった。
19776:2009/04/14(火) 23:43:17 ID:mEA9lons
今回はここまでです。
どうにも、長いばっかりで容量を食うのでスレ汚しになってる気がします…。
一応、次で最後です。
198名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:58:31 ID:cLusjidW
裏萌香GJ そして神にThank you!!!

つぎも期待して待ってるぞ
199名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 18:41:26 ID:k8t518JU
次で終わっちまうのか…


もっとのばしてほしい(>_<)
200名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 10:11:27 ID:teSXRPCN
オレのちんこも伸ばして!
201名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 00:56:58 ID:P9wdVyMP
d(≧∀≦)b GJ!!!!!!!!
202名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 12:02:23 ID:rH3M+MGv
>>200
    _
  ( ゚∀゚)
  (    )  ブチッ
   | ω ,゙  ==つ
   し⌒J


  ( ゚∀゚) ・・・・・・・・
  (    )  
   | ω ,゙  
   し⌒J


//////////_---―――――---_\  /////////////////
// // ///:: <   _,ノ , 、ヽ、_ ノ   ;;;ヽ  /////// //// ///
///// /::::   (y○')`ヽ) ( ´(y○')    ;;|  // ////// // /
// //,|:::     ⌒ /    ヽ⌒      ;|   ///// // ////
/ // |:::         |~ ̄ ̄~.|        ;;;|   //// ////// ////
/// :|::        | |||! i: |||! !| |       ;;;|   ////////// ///
////|::::       | |||| !! !!||| :| |      ;;;;;;|  /// ///// /////
////|:::::      | |!!||l ll|| !! !!| |     ;;;;;;|  /// // // // /////
// / ヽ:::::       | ! || | ||!!|     ;;;;;;//////// ///// /// //
203名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 03:11:57 ID:XQOWAyig
え―次で終わっちゃうの〜?(;o;)
204名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 21:11:38 ID:tTi5jniI
あう
205名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 20:52:59 ID:1SvwI4AP
あれ?続きは?
20676:2009/04/23(木) 08:10:11 ID:gY3g2Mk/
すみません、今回は間に合いませんでした。
今週の日曜までにはあげたいと思いますが、それとは別に、規制に巻き込まれてしまったので
あげるとするならロダになると思います。
207名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 09:34:30 ID:MYnaMkGW
そのロダって携帯からでもみれるん?


みれんのならショック(;_;)
20876:2009/04/27(月) 01:26:17 ID:EEhdnVs8
ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/22345
また微妙に遅れてすみません。
無理矢理終わらせました。
パスは roza です。
ちなみに滅茶苦茶長いですorz。
暇な人は読んで下さい。
>>207
多分携帯でもいけると思います。
自分は大丈夫でした。
209名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 15:17:21 ID:xjqtfyU1
やばい・・・エロパロなのに泣けた(ノ_・。)
210名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 19:51:42 ID:Q/5/nql6
神だ・・・あなたは間違いなくこのスレの神となった!!
GJ!GOD JOB!!
211名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:10:44 ID:Tm4fFce7
次回作書いてくれ、頼む


次は裏モカが覚醒つくねにおかされる話がみたいな(>_<)
21276:2009/04/30(木) 08:51:29 ID:5aAjgT7f
>>211
次回作の予定は今の所未定です。
でも、書くとしたら、今回ガン無視しすぎて可哀想なのでw表モカ編にしようかなと思います。
まあ、その前に悪夢のバッドエンドの方を仕上げないといけませんが。

最後にお礼を。
これまで私の長ったらしい文を読んでくれた方、本当にありがとうございました。
到らないなりに頑張って書いてこれたのは、あなた方がいてくれたお陰ですm(_ _)m。
それでは、いつかまた会える時までノシ。
213名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 15:28:19 ID:VvnmecCy
期待あげ
214名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 10:12:28 ID:QwdRHuNA
同じく期待
>>212
GJ過ぎる…エロパロではじめて泣いた><

以下>>153の続きです
モカさんがあまりにも求めるから俺は右手を胸から離そうとしたが…

ぱきぃぃん
『あああ』
「つくねぇぇ!?」

みるみるうちに髪の毛が銀色に変わり、妖艶なバンパイアへと変化した
『ひぃぃぃぃ』
「おい月音!私を押し倒して…しかも、表の私に恥をかかせおって…」
あわわわわ、モカさんが、モカさんがマジで怒ってる!
『あ、いや、これはその…』
「このっ、このっ!」
モカさんの妖気に俺は危うく飛ばされそうになるほどだった。


「…はぁっ、ん!」
『?』
あれ?モカさんの頬が紅い…それに目つきも幾分優しくなったような…

「何でいかせなかったんだ!体が疼いて仕方がないじゃないか」

……

『え?』
「だから、さっきの続きをしろと言ってるんだ。」

その言葉に理性が飛んでしまったオレはモカさんを押し倒し、唇を奪った。

『ん…ん』
「んちゅ…ちゅ…ちゅぅぅ」

そして、むにゅ、むにゅっっとブラの上から豊満な胸をもみほぐしてゆく。頂点の周りを指先でくすぐるとモカさんは眉に力を入れて声にならない喘ぎ声を上げた。
「ん〜、月音…」
行く寸前で寸止めを食らったモカさんの体はしばらくしても酷く敏感なままのようだ。
「あっ、月音、んっ」
『もっと、気持ちよくしてあげるw』
ブラの頂点を強くつまんで引っ張ってみた。
「ひぃっ、んあぁ、何をす、あぁん」
モカさんは快楽のあまり、敏感になった乳を突き出すように身体を反らした。俺は遠慮なしにそのまま上下左右にこねくり回した。
「んあぁ、痛い、痛いぞ月音!もっとやさしくしてくれ…」
そういってモカさんはブラのホックを外した…
窮屈そうにブラの中に納まっていたモカさんの乳房があらわになった。ふっくらとした、放物線を描き、ピンク色の乳首は俺の愛撫を待つかのように硬くなっていた。
________

何を考えたのか、私は月音を求めていた…
「あふっ、ん、あ、あぁ」
月音は左の手で乳房を舌から上へと揉み上げ、乳首を人差し指で何度も弾いた…そのたびに淡い桜色の快感が胸から脳へとこみ上げてくる
「あぁ〜ん、あぁ〜」
乳首を何度か摘んだかと思うと、今度は微妙にねじるように弄り始めた。
「あん!あ、あ」
私の背中が勝手に反り返り、いやらしくも胸を突き出す格好になる。それと同時に乳房が熱を帯びてきた…乳首に至っては今にでもミルクを噴き出しそうなほど熱くなっていた…
『おっぱいが温かくなってる…モカさんエッチなんだから…』
「うっ、うるさいぞ!あぁ〜っ!」
月音がちょっと調子に乗っているようだ。いつもの私なら冗談半分で彼を懲らしめていたに違いない。この私が月音とデートしたときに、私をからかう彼の背中を叩いたように…
…しかし、今の私は「もっと弄ってほしい」とマゾヒスティックな事を考えるから不思議だ。
それと同時に大事なところが熱くなった様な気がした…
ぺろっ、ぺろっ
「ひゃっ、あ、あぁっ」
右の乳首の周りを月音の舌の先が這う。でも、乳首には触れてくれない…
「つくねぇ、ぁ、つくね、あぁ」
思わず月音の名を呼んでしまう。
ちゅぱ、ちゅぴ
「あぁぁ、つ、ぁ、つくね」
彼は察してくれたのか私の乳首を執拗に攻め続けた。唇で全体を包み、吸い上げられると先端に感覚が集中する…月音はそこを容赦なく舐めあげた…
「ひぃ、ぁぁぁ、あぁ」
月音は今度、手で乳房を愛撫され硬くなっていた左の乳首に口をつけた。彼が左の乳房を口で愛撫している間、唾液まみれになった右の乳首を付け根から先端へと擦った。ぬめぬめした唾液が快楽をさらに引き立てる。
そして、下半身の股の間がさらに熱くなり、唯一身にまとう布切れの湿り気が増してゆく
「月音…こっちも疼いて仕方がないんだ。愛してくれるよな?」
私は下の大事な割れ目…月音を求め、愛液を垂らし、扇情的な香りを漂わせていた秘部…を指差し、月音に愛をねだった。いつもの私なら絶対にしないことだ。なのに私は…

この豊満な胸を絶頂が迎えるまで揉みしだいてほしい…
体が溶けてしまうまで割れ目…そして淫核を弄ってほしい…
痛そうなほど起っている月音のものを挿れて…私の心が、体が満ち足りるまで突いてほしい…

酔いが回っているのか普段の私なら絶対に考えないはずの欲望が頭の中を巡った

そして、月音は私の股間に手を伸ばした。
「あぁ、つくねぇ」

くちゅっといやらしい音とともに快楽が押し寄せ私は悦びを覚えた
________

布切れの上から指を這わせるたびにモカさんの秘部は愛液を流し、熱さが増していった。
「んあ、あっ、あっ、あっ」
愛液で秘部に密着した布切れは、その形を浮かび上がらせていた。

二本あるスジは途中で円形に広がり、上のほうには豆粒ほどの小さなふくらみがある。
そのふくらみを右手で撫でつつ、モカさんの中に指を忍び込ませた。
「あぁん、やぁ、やああ、いやぁん」
口では嫌と言いつつ自ら黒のパンティーを下ろして脱ぎ去った。

『モカさん…ゴクリッ』

そこにあったのは、モカさんの成熟した…でも、まだ誰にも奪われていないかのように綺麗な大人の女性器だった。
入り口は俺のモノを求めんばかりに広がり、愛液まみれのクリトリスは赤く脹れあがり、淫猥な香りを発していた…
こんなにまじまじと見るのもひさびさだからなのか、気持ちが高まっていった。

「そんなに見るな…恥ずかしいだろ」

萌香さんは俺の視線と待ち遠しい快楽と恥じらいで頬を染めた。そんな彼女を見ると、体の底から彼女を弄りたいという欲望が湧いてくる…

「んっ、はぁ…はぁぁ…んぁっ」

左手で柔らかな乳房を揉み、舌で乳首を転がし、モカさんの気持ちを更に高めてゆく…彼女の下半身は俺を求めるようにぴくぴくと震えていた…

「あぁぁ!ぁ、はぁぅ」

モカさんの太腿に触ると、彼女は切ない声をあげてしまった…

…くちゅ

「あぁぁっ!」

頃合を見計らって右の人差し指と中指をモカさんの中に挿し込むと、彼女は歓喜に満ちた喘ぎ声をあげた

「んん…あぁ、あぁぁ、そこ…つく…ね…はぁ…」

徐々に小刻みに、そして淫核に近い部分を責め立てる

「んんあぁぁ、はぁっぁ、ん!あぁぁ!」

だんだんと呼吸をが荒くなり、肩で息をし、その豊満な乳房を上下させた

「あ、はぁ、はぁはぁ、んぁ、はぅっ!」

モカさんがいくかいかないかのギリギリの所で核を舌で舐め上げ、モカさんの体を絶頂直前の快楽に包み込んだ
「あぁぁぁ…つ、つぅくねぇ…まだ…まだ…んぁ…あぁぁ」

ぴくん、ぴくん
軽くいったところで指を止め、乳首をきゅっとつねる…焦らされ続けたモカさんの体をさらに焦らすように…

「あ、あぁぁぁぁ、ぁ…ぁ…はぁっ、はぁっ、はぁ…」

沸騰寸前で放置されたモカさんの秘部からは愛液が湧くように溢れ出し、シーツを濡らした
紅潮した頬、虚ろな目、勃起した乳首、真っ赤な淫核…とても裏萌香さんとは思えないほどの痴態だ

「つくね…はぁっ…」
俺を求めるかのように彼女は息荒げに俺の名前を口にする。このまま彼女が俺になびくかもしれないという思い上がりに近い期待を抱いてしまうほどだった。

「月音…この…」
『この…?』
意識が戻ってきたのか、モカさんが俺の瞳をその鋭い眼差しで見つめてきた

「この…この大馬鹿者がぁぁぁ」
うわぁあぁ、やっぱり思い上がりだった。
彼女は獣のように俺の腰の上に跨り、無理やり俺の唇を奪った。
『んんん!?』
ちゅちゅっと何度も唇を合わせ…
「ちゅっ、ちゅっ、ん〜ん〜」
しまいにはお互いの舌を絡ませ、唾液を交し合っていた。

「っちゅ、このバカめ、ちゅ、どうしてくれるんだ?んちゅ、体が、んっ、体が疼いてしまったではないか!…ちゅっ、悪ふざけもいい加減にしろ!」
彼女は理性の鎖が切れてしまったかのように接吻をしながら俺に言いたい放題言葉をぶつけた。そして彼女が俺から身を離したかと思うと、硬直した俺の物に手をかけた
「身の程を知れ!お前の体でな…」
モカさんはオレのモノを根元から亀頭へとゆっくりしごきあげる。
先程までの行為とモカさんの手の動きで我慢汁が見る見るうちに溢れてくる。彼女は人差し指で鈴口を刺激し、あふれ出した汁を塗り広げるように指を動かした。
『もっ、モカさん…あぁっ』
「そんなに気持ちいいのか?ほら」
俺の物とモカさんの手は粘液まみれになっていた。
『んー!』
「どうだ?」
そんな手でカリや鈴口を弄られ、今にでも射精してしまいそうな快楽に襲われる。
「もっと焦らしてやろうか?」
そういって、彼女は両手で胸を掴んだ。もしかしてこれは…
『モカさん!?』
彼女は俺のモノを自らの乳房で挟み込んだ。俺のモノを覆い隠していることが彼女の胸がいかに豊満であるかを物語っている。
そして、くちゅくちゅといやらしい音を立てながら上下に動かし始めた。
にちゅっ、にちゅゅ
『あぁぁっ!』
「そんなに気持ちいいのか…」
彼女の柔らかい乳房のきめ細かい肌が俺の物に密着し、根元からカリまで擦りたてられる…
『モカさぁ〜ん、あっぁ』
「こんなに喘いで…はぁ、ずいぶんと気持ちが良いみたいだな、んはぁ〜」
俺を責めているはずの彼女も何故か感じているようだ。もしかしたら彼女の体は焦らされ続けて感じやすくなっているに違いない。真偽を確かめるべく俺は彼女の胸に手を伸ばした。
むにっ
「あ〜ん!」
さらにもう一度揉んでみる
「あぁぁん!」
ぴん
「んあぁぁ」
最後に乳首を弾いたら、彼女はぴくんと体を震わせた。
間違いない。モカさんの乳房は焦らされたせいで一時的に性感帯になってしまっているようだ。
『おっぱい気持ちいいみたいだね』
「この…誰が勝手に触っていいといった?お仕置きをせねばならんな」
『え?うわぁ』
彼女は右手で俺のモノを上下に激しくしごきながら、カリ、鈴口を下で舐めた挙句、牙を立てて汁を吸い始めた。
『あぁぁぁぁいくううう』
我慢汁が引きずり出される感覚がペニス全体を快楽に包む。
「ん、ん、ちゅぱぁ」
結局彼女から主導権を奪えなかったが、左手で自らの乳房を掬い上げ、乳首を引っ張り弄っているモカさんの仕草に見惚れてしまうのだった。
______

しばらくの間、月音とやっていなかったからなのか、それとも酔いが回っているせいなのか、ムラムラして仕方がない。
月音を責めている間も、私の体は早く月音と繋がりたいといわんばかりに快楽を生み続けた。
『あー、あぁぁっ……はぁ…はぁ…』
月音が絶頂を迎える頃を見計らって手を放した。案の定、物足りなさそうな表情をしていた。
『モカさん…俺…』
そうだ…そう強請ってくれれば、私は心おきなく月音と繋がれるのだ
『俺…今入れたら逝っちゃいそう…モカさんが満足する前に…』
なななっ!予想外の答えが返ってきた。これでは…
『だから…弄らせて』
月音がまた私の乳首を弄りはじめた。最初は円を描くように…そして、突起を押すように
「ぁ、あぁあん」
『モカさんのおっぱいって感じやすいんだね』
「うぅ、うるさいっ、んんっ、触らせてやっているんだぞ…」
さらに月音は右の乳首と左の乳首をたぐり寄せて、お互いに擦り合わせた。
「おもちゃに、んはぁ…するなぁ」
胸がじわじわ溶けてゆくような…そんな感覚に侵される。
そんなことを続けていたら、私の太腿に何か温かい液体が流れるのを感じた。
「そろろいれてくれ…もうがまんできん」
あまりにも節操が無いが体がうずうずして仕方がなかった。
『うぁっ!』
くちゅ…ぐじゅ、ぐじゅ、にゅっ
「あぁ……この…恥をかかせおって…」
私は彼を押し倒して、無理やりそれを私の中に押し込ませた。
「あぁ…ぁ、どうだ…中の感触は…」
気持ちいい…彼にこの程度で感じているのを悟られまいと必死で声を噛んだ
『あぁっ…き…気持ちいいです…』
月音は頬を赤くし喘ぎ、彼に対する愛しさは増すばかりだった。
「つくね…」
そして、彼の頬に手を添えて…
ちゅっ
「ん!」
軽く口づけをして、緊張をほぐす。そして、ゆっくりと腰を動かしてみた。
「あ、ぁ、ぁ、あっ」
淡い快感が腰全体に広がる…
『あぁ、あぁっ』
月音の喘ぐ姿を見ると心臓の鼓動が増してゆく。月音が私を弄って興奮してしまうのも分からないわけではない。
ぐじゅ、くちゃ
「くぅぅ…はぁ、気持ち…いいぞ月音…」
体を動かすたびにとろけるような快楽が脳に伝わり、更なる快楽を求めてしまう。
「はぁぁん、あぁ、ああぁ」
月音も腰を動かし、乳房を揉み上げ、私を下から突き上げた。だんだんとその速度は速くなってゆく…
『モカ…さん、大好きだよ…』
「はぁぁっ、私も…お前のことが…大好きだ…」
月音に対する愛しさが再び爆発した。私は彼を抱きしめ唇を奪った。
「んー、つくねぇ、つくねぇ、つくねぇ〜♥」
擦れあう乳首、ぴったり寄り添う脚、絡み合う舌や唇そして頬…体のあちこちが月音と触れ合い快感を覚えてしまう…普段の‘この私’からも‘表の私’からも考えられないぐらいに月音を求めてしまう。
『モカさん!モカさん!モカさぁぁん!』
「あぁぁぁ、まだだ…もっと…もっと…」
私の中で蠢く月音は私を溶かしてしまうかのような快楽へといざなう。彼と一体化し、快楽ともども混ざり合ってゆくようだった。

『あぁぁあぁ…』
「んあぁぁぁぁああああ!」
ぴく…ぴくびくびく!ビクン!ビクン…
大きな波が腰から背中、胸を通って脳天へと突き抜けた。それと同時に月音は私の中に熱い愛をいっぱい注ぎこんだのだった。
日常の中の非日常…そう呼ぶにふさわしい快楽だった
______

彼女は快楽で熱くなった体で俺の体を包み込んでいた。額に汗を流し、頬を紅く染め上げて満ち足りた表情をしていた。
「はぁっ…はぁっ…気持ちよかっただろ?」
『気持ちよかったよ…』
「そうか…だが、まだ終わらないぞ。今度は表の萌香にバトンを渡してやらねばな」
『モカさん!それってどういうこ…』
彼女は膣内から俺のモノをずにゅっと抜き取り、ロザリオを着け、亜麻色の髪をした女性へと変化した

「…」

モカさんが何故か俯いていた

「ばかぁ。なんでもう一人の私と先にやっちゃうの!」
モカさんが俺に顔を寄せて迫ってくる…
「つくねぇ!」
『わ!』

どさっ

俺はまたモカさんに押し倒されてしまった。
「今度は私の番だよ…私がつくねを気持ちよくさせてあげるから」
そう言ってモカさんは俺のモノを弄り始めた。

______
今日はここまで。ご清聴ありがとうございました。
224◇ijF2pX5V:2009/05/07(木) 23:18:18 ID:aG+nNo09
>>216
GJ!久々の表モカルート期待してます。
自分も新婚ルート早く書き終えないと・・・・・
>>212
私も見ましたが、泣けました・・・・
いつかまたあなたのすばらしい作品が
このスレに来る日を楽しみにしています。
あなたが書く予定の表モカルート楽しみにしています。
(もちろんバッドエンドも期待してます。それを参考に
 月音がモカを犯す(レイプみたいに)ルートを考えます。
 裏モカも同じように洗脳?それとも立場逆転にすればいいでしょうか?
 スレの皆さんにも意見お願いします。)
一応現時点で考えているルートは以下の通りです。
225名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:24:22 ID:Sd6/ANna
おっぱいおおっぱい!!
226◇ijF2pX5V:2009/05/07(木) 23:38:24 ID:aG+nNo09
すみません、たくさんあるので
後日説明します。
227名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 04:01:05 ID:FiVjZiZs
 
228名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 22:39:28 ID:4hC9mIe/
続きは〜?
229名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 04:06:42 ID:ls4y6ZSr
その体は、きっと萌えで出来ていた
230名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:57:40 ID:s1aSw/0I
>>216
GJ!あなたの文章はエロエロで、自分も見習いたいです。
表モカ編も楽しみにしてます。
ttp://s3.voka.jp/up/256KB/src/up0240.txt.html
凍てついた十字架

旧校舎の悪夢のもう一つの分岐です。パスは相変わらずroza。
需要は皆無に近いでしょうがw皆無ではないと思うので、一応投下します。
バッドエンドですので、苦手な人は絶対に絶対に読まないで下さい。
お願いします。

>>226
多分、自分のは参考にならないと思いますよ。
231◇ijF2pX5V:2009/05/20(水) 00:06:25 ID:gxXD6Ipy
さっそくバッドエンド編見ました・・・・
さすが神が作ったものです。けっこうオリジナリティが出ています。
最後は。。。思い出しただけでも寒気がします・・・。
ラストは妊娠かと思ったんですが・・・・。
しかし神よ。あなたが作った作品は素晴らしいいや素晴らしいという限度を
超える素晴らしさです。表モカ編(ハッピーエンドで)も期待しています。
232名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 01:00:51 ID:RK+2Vidt
GOT JOB!!
233名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 01:19:25 ID:xO5NpD8A
>>232

> GOT JOB!!

テンパりすぎよ、アンタ。
234名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 15:46:52 ID:MTxneRAS
神の次回作に期待
235名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 13:54:39 ID:jZn3vCGP
          _   続ききぼーん!
        , '#    ヽ   
         iNi リリリ"l.)/⌒ヽ
         ! (!| ゚д゚ノ/   / ゚:: ゚;゚ ゚
        ノ' ⊂)夭)/ ゚.;゚ /; :;;
         ' 'んj / 。゚ ./.;.;:::
        ∠  //⌒ ̄⌒`´ ̄`〜ヽ'ー--、
           _/      ιυっ ̄~つyへつ
         /    フっιつ人´ / /つυ^っへ  っっ
       /   /つつ。o/ / / /  ^つっへυっつ
      _/     〉o°o。   。 / /  /°>つっっっつっっ
     /      \γ、。 o 。 /o。/ /つっっつっつ
__/           `⌒ヽっ/ 。/д`)つ>>505っつ) っつっつ
=/     っっ       τ-っつつっ、。|    つ  っつつつ
 ̄     っっ )) )       っつつつ。|          っっつつ
  つつっιつ) ⌒つっ)   っつっつ。 °|
しゅっ…しゅっ…
『あっ…うっ』
モカさんは俺の玉袋を転がしつつカリや鈴口を丁寧に摺りまわしてゆく。
一体どこでこんな技を覚えたのだろうか…
「つ…つくね…どう?」
『き…きもひい…気持ちいよ』
しかしそんな愚問をも忘れさせてしまうぐらい、彼女の愛撫は気持ちよかった。
「はぁ…んはぁ///」
萌香さんの呼吸が少し荒くなったような…そして彼女は俺にお尻を向けてこういった。
「私のも…きれいにして…ね?」
割れ目からは俺と萌香さんの愛が混ざりあった白濁液が垂れていた。
その様をじっくり見つめていたら彼女が口を開いた。
「は…恥ずかしぃ///…は、はやくぅ…」
昔に比べると大胆になったモカさんだけど、半端なく恥ずかしそうな顔をしていてなんか初々しかった。
そして、萌香さんの腰に両手を添えて唇を添えたのだった。
______
くちゅり
「ひゃぅん!」
月音の舌や唇が私の大事なところを這いずりまわる。
「あぁ、あはぁ」
私も負けじと月音のを指で執拗に擦りまわした。
『んんんん!』
月音の愛撫も激しさを増し、しまいには舌でクリを擦り始めた。
「だめぇ、らめ、あぁぁ」
だめ…このままじゃ、私が先にいっちゃう…
そういえば…もう一人の私が…つくねのを…

ぺろっ
『あぁっ』
舌の先でそれをなめたら、月音の腰がぴくぴくと痙攣した。
『萌香さん!!!なめ…あああっ!』
「つくねぇ、ちゅぱっ、んんっ」
パイズリしたりとか、いちゃついたりとか、もう一人の私に先を越されちゃったけど、月音とこうして気持ちいところを舐めあっているのは幸せだった…
『萌香さん…このままじゃ俺…』
「出していいよ…」
月音の精の匂い、押し寄せる快楽に意識が朦朧としていた。
『俺…萌香さんの中で…』
「つくね…」
『だから、いっしょにいこう…』
月音の一言に心を打たれ、私は月音とひとつになった。
______
そして彼女は自ら俺の剛直を秘裂に押しこんでいった。
「あぁっ!んっ!」
『あっ!』
俺のものは再びモカさんの熱い膣壁に包まれた。中は、まだ処女のようにきつく俺のモノを締め付けていた。
「ぁ、ぁ、うぅん、ぁっ、あぁ〜ん」
モカさんは腰を前後に振り感じていた。
吸い込まれそうな瞳…時々見える可愛い八重歯…その全てが愛おしかった
「あ、ぁ、ぁ」
そして腰を上下にゆっくりと動かしてきた。そのたびに、モカさんの温かい愛液が俺の腰の上を伝って流れる。
『も、モカさん、うあっ、すごく、すごく気持ちいよ』
「ひゃ、あうっ、あぁん、つくねぇ」
俺の目の前で感じる彼女は俺の欲望を体の芯から引き出しているようだった。
________
今日、つくねと一回エッチしたのにまだ満足できなかった。だって裏の私と先にやっちゃうんだもん!
私は、自分が一番気持ちいいスポットに、つくねのをこすり付けた。
「ぁあっ、あぁぁぁ」
つくねを気持ちよくさせることを忘れ、私のテンポでどんどん気持ちよくなってしまう。
「はぁ、つくね…つくね…」
つくねが下から私を突き上げてきた。
「あぁ、あぁ、あぁん、あぁ」
パンパンと互いの体がぶつかる音がする。
「はん、あぁ、つくね、あぁぁ」
『はぁっ、モカさん、んっ!あ、愛してるよ』
嬉しいよ。愛してるだなんて…
「つくねぇぇ、愛してるぅぅぅ、んあぁぁ」
そして、近づく瞳…
『はぁっ…モカさん…』
互いの手を背中に回して…
「つくね…んぁぁ」

…ちゅっ

「ん…んはぁ」
『んっ…』

つくねを抱きしめ、熱い接吻を交わしていたら、体の芯まで絡み合ってゆくような感覚に、陶酔してゆくのだった。

________
239夏休みの始まり【裏萌香→表萌香ルート】 ◆5qMdVfrSms :2009/05/31(日) 14:54:07 ID:BUajieBr
俺の亀頭がモカさんの膣壁に突かれ、擦りたてられる。
「はぁぁあぁぁっ」
モカさんの気持ちよさそうな喘ぎ声で、俺まで絶叫してしまいそうだ。
「くぅんんんあぁぁ」
そして、また限界がきてしまった。
『もっ、モカさん…ああ…俺…もう持たないや…』
「んあぁ、ま、まって、もうちょっとで、もうちょっとで…あぁぁぁぁ!」
モカさんは体をそらせ、体を痙攣させて息を荒らげた。
モカさんの膣はきつく締まり、無数の突起がカリや裏筋そして鈴口に密着し入り口から奥のほうに俺の精を搾り出した。
びゅ、びゅびゅびゅびゅ、どくん
「はあぁっ」
モカさんの体から力が抜け、俺に体を預けてきた。

「あ、あぁぁ、ぁ…ん!…はぁ…はぁ…」
それでも体から快楽が抜け切らないのか、何度も何度も体を痙攣させていた。



『最高だよ。モカさん』
「私も、気持ちよすぎておかしくなりそうだったよ」
俺はモカさんと結合を解いたあとしばらくそのまま抱き合っていた。
快楽の余韻が冷めるまで彼女の温もりを肌で感じ取っていた。


________
「なんか眠くなっちゃった。」
『うん。もうこんな時間だし…』
シャワーを浴びたら、物凄い睡魔が二人を包み込んだ。

「つくねぇ…」
『モカさん…』
そして、二人でベッドに入って抱き合った。
温かくて、心地よくって段々まぶたが重くなってきた。
そこにあるのは狂おしいほどの快楽でも、体を欲することでもなかった。

ただ、抱き合っていたい…もう何もいらない…

『おやすみモカさん』
「おやすみ…つく……ねぇ」
俺の胸元でモカさんが可愛い寝顔ですやすやと眠っていた。


ああ、なんといふ幸せ

おしまい
____________

240名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 16:45:52 ID:jZn3vCGP
>>236>>237>>238>>239

GJ!!!!!!
他のに比べて優しいタッチでした。とてもよかったです。ドンドン続きが見たいです。
241名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 20:18:42 ID:0iejWKMX
GJ!&お疲れさまっす!!
裏萌香表萌香、両方ともエロかわゆすなぁ。
次回作も是非みたいです!
242名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 00:11:00 ID:1/tw86a/
神に頼みってゆうかリクエストがあるんですが悪夢の続きでつくねが帰って来る話がみたいっす。もちろん裏萌香で。

お願いします!!!(>_<)
243名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 03:40:28 ID:xIOE8hVz
あのED後だと裏萌香は精神に致命的ダメージを負ってそうだ。
エピローグに全く顔を出さなかったし。
244名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 13:23:04 ID:6mkQboFo
萌香さん×月音以外のカップリングも投下OKでしょうか?
245名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 20:23:04 ID:Ei248PLG
月音×(モカさん以外)でしたらお願いします><
246名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 20:58:14 ID:qkRQQN9I
止めないがNGワード指定か頭にカップリング表記をお忘れなく。
247胡夢×月音T ◆uAuiUg9f4M :2009/06/10(水) 01:10:30 ID:e7M/mvqE
「やふぅ〜つくねっ・・・おはようっ・・」
登校するや否や胡夢はいつものように月音をその胸に抱き寄せたように思われた・・・
しかしいつもやさしく頭を撫で上げる胡夢の手は弱々しく・・月音の体を抱き寄せるはずが、むしろその体に支
えられるようにふらつき虚ろな視線を見せた・・・
「くるむちゃん・・・何か顔色悪いよ・・・」
案ずるように胡夢の顔を見つめ直しおもむろにその額に手を当てる月音・・・
「くるむちゃん!すごい熱だっ・・・」
月音がそう一驚の表情で口走った瞬間であった・・・
「・・・つくね・・」
胡夢は月音の顔を見るとまるで安心した子供のように微かに微笑みながら月音の腕の中で倒れこんだ・・・
「くるむちゃんっ!」
生徒たちが登校する中、気を失った胡夢を背負い寮へと連れ帰るため学校を後にする月音・・・

胡夢を案ずるそんな月音の姿を前に校門を潜った萌香は一瞬駆け寄ろうとするもすぐに立ち止まり、どうにも声
をかけることが憚られた・・・
「・・・つくねっ・・くるむちゃん・・」
学校を後にする月音と胡夢の背中を憂慮しながらも切ない眼差しで見送る萌香・・・

「ふ〜何とか着いた・・・」
胡夢の寮のドアをゆっくりと開ける月音・・・
胡夢の体をゆっくりと抱き抱えると部屋の奥にあるベッドへと静かに寝かせた・・・
「じゃ、俺学校行かなくちゃ・・・」
胡夢のことが気にかかりながらも仕方ないといった様子で呟く月音・・・
部屋のドアノブに手をかけると、月音は今一度ベッドに横たわる胡夢に視線を送った・・・
そして刹那の沈黙と共に熱に魘される胡夢の方へと向き直ると静かにドアを握る手を下ろしたのだった・・
「やっぱり・・放っておけない・・・」
カバンを置き洗面台に向かう月音・・・
そして冷たく絞ったタオルを胡夢の額にやさしく当てる・・・
「ただの風邪だとイイんだけど・・・」
そう呟き、胡夢の火照り汗ばんだ首筋に手を当てる月音・・・
「汗がすごいや・・・服もびっしょりだ・・・」
月音は困惑した表情で一瞬考え込むがやはりそのままにはしておけず、汗に塗れた制服を着替えさせようとやさ
しく胡夢を腕に抱き抱えた・・・
不謹慎と感じながらも月音の鼓動は否応にも早まりを見せ、そのブラウスのボタンを外す手が緊張で言うことを
聞かない・・・
下着姿の胡夢の汗ばむ肌からその温もりを痛い程に感じてしまう月音・・・
「こ、これかな・・・?」
恐る恐る箪笥を開け、どうにか見つけたパジャマを慣れぬ手付きで着せていく月音・・・
憂慮する気持ちと申しわけない気持ちが同居する仕草を浮かべ、出来るだけ胡夢の体に触れぬように気遣う
月音の頬は微かに紅潮していた・・・

「・・つくね・・?・・・」
着替えを終え、ゆっくりと胡夢をベッドへ寝かせたときだ・・・
胡夢は虚ろながらも意識を取り戻しゆっくりと瞼を開くと月音の顔にゆっくりと視線をやる・・・
「大丈夫だよ、くるむちゃん。」
月音はやさしく語りかけると2度3度と胡夢の頭を愛でるように撫でた・・
胡夢は愛する者の温もりを欲するように月音の手を握ると微かに笑みを浮かべ再びに眠りに落ちた・・・
月音は長い間、胡夢が握り締めたその手を離すことなく傍らに寄り添い続けた・・・
胡夢の寝顔を見つめながら月音の視線はいつしかその一目にも柔らかな薄紅色の唇に注がれている・・・
そして雪の里での胡夢とみぞれとの口付けが無意識に思い返された・・・
淫靡に魅する唇を前に月音は平常心は徐々に限界点に達し・・それは己の呼吸すらも騒々しく感じられる程であ
った・・・
おれ・・くるむちゃんにキスしたがってる?・・・
そう自問したときだ・・今までの学園生活が追憶され、幾度となく触れた胡夢のやさしさと思いやりが美しい記
憶の迸りとなり月音の頭を駆け巡る・・・
そして何よりも胡夢を愛しく想う気持ちがこそが・・・その唇を奪いたい・・・
月音の心にそんな衝動に強く駆り立てていた・・・(続)
248胡夢×月音U ◆uAuiUg9f4M :2009/06/10(水) 01:18:55 ID:e7M/mvqE
>247の続きです。

しかし暫くの葛藤の末に見せた月音の表情は涙で煌いていた・・・
いつも助けられて、ときに自分を犠牲にしてまでおれに尽くしてくれて・・・おれのことを好きと言ってくれる
くるむちゃんにおれ・・・今まで何かしてきただろうか・・・
月音は胡夢への感謝と己への情けぬ気持ちでその頬を涙で濡らしながら胡夢の握り締めた手を胸に抱いた・・・

いつしか薄暮も過ぎ、静かに夜の帳がおりていった・・・
深夜・・胡夢は穏やかに目を覚ました・・・その瞳は己がなぜここいいるのか解せぬようにあたりを見回す・・
そして熱のためかふらつきながらも胡夢はゆっくりと上体を起こした。
「・・つ・・つくね・・・?」
驚きの表情でベッドの傍らを見つめる胡夢・・・
月音は慣れぬ介抱に疲れたのか、地面に座りベッドの傍らに頬を付けたまま眠りに落ちていた。
その手には胡夢の額に貼ろうとしたであろう冷却シートが握られている・・
「ずっと・・傍にいてくれて・・・」
起き上がった拍子に額から落ちたタオルを見つめる胡夢の瞳は今にも零れ落ちんばかりに涙を浮かべていた・・
月音を起こさぬようにゆっくりとベッドを立つと胡夢はおぼつかぬ足取りでクローゼットからカーディガンを手
に取りその体にやさしく被せた。
「・・・月音・・ずっと好きだからね・・・」
切なくも愛でるように・・愛する者の名を囁くと、月音の傍らに膝を下ろし胡夢は寝息を立てる月音の頬にその
柔らかな唇を微かに重ねた・・・

翌朝・・小鳥の囀りと共にカーテンの隙間から差し込む朝陽に月音は眩しそうに顔を挙げ目を覚ました。
「俺・・いつの間に寝ちゃってたんだろ・・・」
月音はそう呟きながら自らの体に掛けられたカーディガンを手に取り、はっとした表情でベッドで寝息を立てる
胡夢に視線を移した。
「くるむちゃんっ!!・・・」
胡夢が起きたときにと電気スタンドの横に用意しておいたお粥のきれいに食された後を見つめ月音は自然と安堵
の笑みを浮かべた・・・
月音は起こさぬように静かに枕元の胡夢に近づくとそっと額に手を当てる。
「良かった・・熱もだいぶ下がってるね・・・」
胡夢の穏やかな寝顔を改めて見つめ・・・その薄く開いた桜色の艶やかな唇に再び頬を赤らめる月音・・・
いつも押し当てられているはずの胡夢の豊満な胸元に今までとまるで異なる女の魅力を感じ焦りを隠し切れない
仕草で視線を外した。
「な・・何考えてるんだ俺・・・」
胡夢のための朝御飯を用意すると月音は落ち着かぬ様子で学校へ行く準備を始めた。
「じゃ、おれ学校行くね。良かったら朝御飯食べて・・・」
胡夢の手にやさしく触れ静かに呟く月音・・・
この温もり・・もっと感じていたい・・・
そんな気持ちを刹那に抱きながら月音は胡夢の部屋を後にした・・・
ガチャリとドアの閉まる音と同時に胡夢は寂しげに目を開けた・・・
「月音・・キス・・・してくれなかった・・・」
月音の温もりの余韻をその手に抱きながら儚げに呟く胡夢・・・
そう・・・胡夢は眠ってなどいなかったのだ・・・
切ない仕草で唇を甘く噛みながら胡夢は微かに頬を膨らませベッドの中に潜り込んだ・・・
「でも・・もっと好きになったよ・・・月音・・傍にいてくれてありがとう・・・」

授業の最中、月音は何かを探すように世話しなくポケットに手を出し入れしていた。
「月音・・・何か無いの・・?」
萌香がそんな月音に静かに言葉をかける。
「うん、財布が見つかるからなくっ・・ぁっ・・・」
月音はそう言い終わる前に驚きの表情と共にその在り処に感付いたように言葉を止めた・・・(続)
249名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 17:06:32 ID:hRV+pz7Y
投下をするときは出来れば前置きがあった方が良い。
投下終了時の宣言はほぼ必須です。
続き待ってます。
250胡夢×月音V ◆uAuiUg9f4M :2009/06/11(木) 01:02:52 ID:0JNEIIGo
>249
前置きなくてすみません・・・
このSSは原作の流れ的に実ることはないであろう胡夢の切ない恋心を思って描いたものです。
萌香×月音ではないのですが読んで頂ければ幸いです。

>248の続きです。
きっと・・くるむちゃんの部屋だ。
「・・どうしたの、月音・・・?」
「いや、何でもないよ。きっと家に忘れたんだね・・・」
授業の合間・・気付くと昨日の胡夢を思い返している自分に月音はひとつの答えを出そうとしていた。
それは以前・・人間界で裏の萌香に言われた一言に対する答えでもあった。
「も・・萌香さん・・・昼休みに出来れば話があるんだけどいいかな・・」
月音の真剣な眼差しに萌香は得も言わぬ不吉な予感が頭を掠めた・・・
「うん・・・大丈夫だよ。何の話かちょっと気になるけど・・・」
何かを感じ取ったように不安げな笑みで答える萌香を前に月音の心は淡い痛みを覚えた。

昼休み・・月音と萌香の姿は屋上にあった。
月音は胡夢への思いのすべてを萌香に正直に告げた・・・
止め処もなく零れ落ちる涙と共に2人を祝福しようと精一杯に微笑む萌香の姿は月音にとって何より切なくその
胸を締め付けた。
無論・・・月音は萌香に告げようと口を開くその寸前まで何度となくそんな萌香の姿を想像し・・
そして躊躇した・・・
しかし己の気持ちを欺くことは何より萌香の心を深く抉ることになることを月音は十分承知していた。
そしてそんな思いこそが今にも泣き崩れてしまいそうな萌香を前にした月音の心を辛うじて支えているのもひ
とつの事実であった。
嗚咽を漏らしながら背を向け月音から遠ざかるようにその場を歩き去ろうとする萌香・・
しかし月音のいないこの世界を受け入れられぬかのようにその足が静かに止まる。
そして想い断ち切れぬ仕草で振り返ると萌香は勢いよく月音の元に駆け寄り強くその体を抱き締めた。
それは・・・もう2度と触れられぬ温もりをその身に刻むように・・・
「・・っ・・いやだよっ・・・つくね・・」
萌香の悲しく震える言葉に続いたのは裏の萌香の言葉だった。
それは触れ合う体と体を通して月音の心に・・澄んだ響きでやさしく語りかけた・・・
『私の言葉・・覚えていたようだな・・・
自らの意志で伴侶を選んだおまえは少しだけ格好よかったぞ・・・結果はどうあれ・・な・・・
表の萌香のことは心配するな・・きっと・・・時間が解決してくれる・・・』
強がるように冷静に語るその言葉の内で裏の萌香はロザリオにより封印されしその体の奥深くの意識の中で物
悲しく震える唇を何度も・・何度も噛み締めていた。
きっと・・・私の分まで表の萌香が泣いてくれる・・・
『つくねと2人で過ごしたあの日・・他愛もない一日だったが・・永遠に・・・忘れることはない・・・
さようなら・・つくね・・おまえの幸せを・・心から祈っている・・・』
言葉の最後は、嗚咽を堪えた余韻と共に・・微かに儚く震えていた。
・・・くるむちゃんのこと・・好きな気持ちは変わらないのに・・・どうしてこんなに涙が止まらないんだろ
う・・・
散りゆく桜の木に唯一残った木葉が宙に舞い消えるように萌香の後ろ姿は哀しげな哀愁を漂わせ月音の記憶に
哀しく焼き付いた。
しかし・・・月音の心に後悔の色はなかった。

学校が終わると同時に胡夢の体調も気にかかる月音は財布を取りに足早に胡夢の寮へと歩みを向けた。
「・・私・・何やってるんだろぅ・・・」
胡夢は月音の手厚い介抱のかいもあり昨日とは見違える程の回復を見せ一人台所で食事の支度をしていた。
気付くと胡夢は無意識に2人分の料理を用意してしまっていたのだ。
机上に飾られた月音との写真に刹那に視線をやる胡夢・・・
「私のバカっ・・・月音は今日はもう・・来ないのに・・・」
胡夢は寂しげに俯くとゆっくりと振り返り昨日月音がいた部屋中を静かに見渡す。
寝てたから殆ど話もしてない・・一緒に過ごしたとはとても言えないのに・・・
なのにどうして・・・一人の部屋が、こんなに寂しいのかな・・・
胡夢は自らのベッドの足元に置き忘れられた月音の財布の存在など知る由もなかった。(続)
251胡夢×月音W ◆uAuiUg9f4M :2009/06/11(木) 01:13:49 ID:0JNEIIGo
>>250の続きです。

「・・・く・くるむちゃん・・起きてるかな・・」
胡夢の部屋を前に微かな鼓動の早まりを抑えられない月音・・・
静かにドアをノックすると部屋の向こうから胡夢の声がゆっくりと近づいてくる。
そして・・ゆっくりとドアが開くと同時に2人の視線が交わった。
「・・・つくねっ!!・・」
「あっ・・くるむちゃん・・ごめんね・・風邪引いてるのに・・・」
その言葉を遮るように笑顔と呼ぶにはあまりに繊細過ぎる感極まった表情で月音に抱き付く胡夢・・・
愛する者の暖かな眼差しは、一輪の可憐な花の蕾が美しく花を咲かせるように先程までの胡夢の寂しげな表情を
眩しく一変させた。
「どうしたのっ!?・・くるむちゃん?」
頬を微かに赤らめ語りかける月音・・
いつもの戯れとは異なる胡夢の想い募らせた表情に月音は動揺を見せながらもやさしく胡夢の体を抱きしめた。
「つくね・・・昨日、傍にいてくれて・・・ありがとう・・」
胡夢の声は震えていた・・・
そして月音の胸の中で募る想いと感謝の気持ちにその頬を一筋の涙で濡らした。
その涙は今まで見た何よりも美しく・・そして愛おしく月音の胸を熱くさせた。
・・おれ・・くるむちゃんのことが好きだ・・・
胡夢の顎にやさしく手をやる月音・・・
そして無言のままやさしく瞳を閉じ胡夢の涙に濡れた唇にキスをした。
「ーー!?」
互いの唇が触れ合うその刹那だった・・・
唇の間に細く立てられた胡夢の指が震えながら月音との口付けを切なげに拒んでいた・・・
「つくね・・私とキスしたら・・・もう・・他の人を好きにはなれないんだよ・・ぅっ・・っ・・」
白く艶やかな肌を零れ落ちる胡夢の儚き涙は己の幸せをも厭わない・・・愛する者の幸せだけを想う至愛を形
にしたかのように美しくも寂しげな哀愁で月音の心に一途な響きを放った。
「くるむちゃん・・・」
そこまで・・・俺のことを・・・
「・・モカのことも・・・2度と好きにはなれな・・」
咄嗟に・・だがやさしくそれ以上言うなというように胡夢の口を手で塞ぐ月音。
その震える唇から放たれた沈痛なまでの切ない言葉に、月音は胡夢の心の痛みを思いその唇を小さく震わせ涙
した・・・
結ばれた俺とモカさんを前にきっと笑顔で祝福するよね・・
そして一人になったらくるむちゃんは・・きっと泣く・・
そんな胡夢の姿が脳裏に浮かんだのは胡夢への想いが在り来たりな同情などではなく誰よりも愛しく想う気持
ちだからに他ならなかった。
「確かに・・好きだった・・・モカさんのこと・・でも今はもう違う・・・」
胡夢を想う確かな気持ちと強い覚悟を帯びたその言葉を受け継ぐように月音の手がやさしく胡夢の頬に触れた。
「・・・!!」
可憐に舞う蝶の羽が美しく触れ合うかのようにやさしく・・そして何より愛おしく重なり合う2人の唇。
胡夢は呆気に取られた表情で目を見開いたままその顔をみるみる紅潮させていく。
愛する者との口付け・・・
月音を想い続けてきた胡夢にとってそれは何にも変え難い程に幸せであった。
全身の力が抜け落ちるような甘い感覚に胡夢の手に握られていたタオルがひらりと2人の足元に舞い落ちた。
唇に感じる月音の体温がその身を・・・心をも焦がすように胡夢の体に熱く伝わっていく。
・・魅惑術・・・かけてないよね・・・
そんな不安すら刹那に頭を過ぎる胡夢。
「・・好きだ・・くるむちゃん・・・」
耳元で囁く月音の言葉に胡夢の大きな瞳から再び涙が溢れ出た。
モカといるつくねを見て・・どこかで実らないかもって思ってた・・・・・でもずっと・・つくねが好きだった・・(続)
252名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 00:45:11 ID:zCLdNJ05
ちゃんと終わりと言ってください
253 ◆uAuiUg9f4M :2009/06/12(金) 00:55:03 ID:/Nda+bWy
まだ終わらないので(続)としていたのですが終わらせた無難みたいですね;;
お邪魔致しました・・・
254名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 02:34:58 ID:FEaZTq+g
作品自体の終わりじゃなくて
(今回の分は)投下終了したという宣言のことだよ
255名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 19:11:52 ID:Gysq7HAK
期待age
256名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 20:40:19 ID:C35WCE+a
>>252の所為で折角の良作が打ち切りになりました。
>>252は責任とって首吊れ!
257名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 07:53:29 ID:oNemD9zb
すごく恥ずかしそうに、中田氏OKしてくれる裏萌香さん希望
258名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 13:09:21 ID:b+0TQr5H
みぞれは人気ないな
259名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 17:07:16 ID:jBmRf5/s
一回ヤられそうになってから、いざ本番に及ぼうとするとパニクるみぞれ。
260胡夢×月音X ◆uAuiUg9f4M :2009/06/24(水) 00:31:55 ID:AHfqr7zH
>>251の続きです。

嗚咽を漏らす胡夢の体を強く・・だがやさしく抱き締める月音・・・
月音に抱き締められる胡夢はその身長差からつま先が辛うじて地面に付いている程でそんな光景がこの上なく
愛らしくもあった。
「俺・・・誰かを看病とかしたこととかなくて・・でもくるむちゃんを放っておけなかった・・・ごめんね、
勝手に上がりこんじゃって・・・」
月音の言葉に無言で首を横に振る胡夢・・・
胡夢の濡れた目元に手をやり、月音はやさしくその涙を拭った・・・
「うれしかった・・・ずっと寝てばかりだったけど・・・ずっと月音を感じてたよ・・」
「でもどうして・・あんなに具合が悪いのに学校へ?・・」
胡夢の頭に手をやりやさしく問いかける月音・・・それは介抱していたときからずっと疑問に感じていた事で
もあった・・・
「ただ・・会いたくて・・・せめて学校でだけでも月音の顔が見たくて・・・」
そこにいたのは本来の夢魔とは遠くかけ離れた一途に・・・そして健気に月音を想う一人の女であった。
互いの気持ちを伝え合い、二人は小鳥が啄ばむように愛らしく唇を重ね合った。
2人を祝福するかのように満月の月明かりが煌々と夜空を照らしていた・・・
「はい、あーんして・・・」
仲間達との戯れでは殆ど目にすることのない胡夢の健気で殊勝な様に月音は魅されたように自然と口を開いた。
「つくねの口に・・・合うかな・・」
胡夢は不安げな上目遣いで月音を見つめながらか細い声で囁いた。
その手料理もさることながら胡夢のそんな女性らしい刹那の仕草に月音は魅され笑みを浮かべた。
「おいしいよっ!!」
胡夢の手料理を笑顔で頬張る月音・・・そしてパジャマにエプロン姿で愛らしく月音に寄り添う胡夢・・・
「でも・・・どうして2人分も作っちゃったの?くるむちゃん・・」
月音はふと疑問に思ったように箸を休め、明るく問いかけた。
「・・・」
口篭ると同時に胡夢はその艶やかな頬を赤らめる。
「昨日の事を思い出しながらつくねのことを考えて作ってたら・・・いつのまにか2人分作ってたんだぁ・・」
胡夢は恥じらいの表情を浮かべながらもその素直な気持ちで己の心中を吐露した・・
「バカ・・だよね・・・そのときはまさかつくねが来るとは思ってもいなかったんだから・・・」
微かに眉を細めながら笑みを浮かべ・・胡夢はおどけて舌を出してみせた・・・
「でもおれ・・くるむちゃんの・・そんなところが好きだよ・・」
照れ臭いためか・・敢えて視線を微かに外しあさっての方向を見たまま月音はやさしく語りかけた・・・
そんな月音の真っ直ぐな言葉に胡夢は熱い胸の締め付けを感じながら頬を赤らめる。
・・このまま永遠に・・・時間が止まって欲しいよ・・・
そんな思いすら抱く程に胡夢の心は可憐に咲き誇る桜の花弁のようにこの上ない幸せで満たされていた。
そしてそれは美しく溢れんばかりに胡夢の目元を熱く潤ませた・・・
月音の首にやさしく腕を回し今にも零れ落ちそうな潤んだ眼差しで胡夢はその頬に唇を重ねる。
月音の胸の鼓動は身を寄せ合う胡夢も容易に感じられる程に激しさを増してゆく。
「つくね・・・今日は初お泊りだね・・・」
月音の耳元で念願叶った至福の笑みで胡夢が甘く囁いた・・・
喜怒哀楽を真っ直ぐに相手の心に伝える・・・そんな性格が胡夢の女性としての語りきれぬ魅力の一端であり、
それは月音の心にもまたかけがえのないモノとして大きく美しい根を下ろしていた・・・
胡夢の唐突な言葉に月音は微かに一驚と恥じらいとが混沌とした表情を滲ませた。
しかしすぐに答えるように月音は真っ直ぐに胡夢の一途に透き通ったその薄紫の瞳を見つめ・・・包み込む笑み
で胡夢の頭を愛でるように撫でた・・・
「・・お泊り・・でもちょっと・・緊張してるかな、おれ・・・」
胡夢の温もりが一段と熱く・・照れた仕草の月音の肌を伝わっていく。
「大丈夫っ・・・私に任せてっ・・つ・く・ねっ・」
胡夢のその柔らかな肉の奥底に眠る熱く迸る想いをのせた言の葉は月音の心をやさしく・・そして愛おしく抱
き締めていた。(続)
261胡夢×月音Y ◆uAuiUg9f4M :2009/06/24(水) 00:34:32 ID:AHfqr7zH
>>260の続きです。

月音は瞬く間に耳の先まで真っ赤にその顔を紅潮させていく。
「ま、任せてって・・・くるむちゃん・・・?」
早々に立ち上がり風呂場へと弾むように歩みを向ける胡夢に月音の言葉は届くはずもなかった。
「ごめんね、つくね。昨日はわたしのせいでお風呂にも入れなかったもんね。」
胡夢はバスタブに湯を注ぎながら月音を気遣う仕草で呟いた。
「ありがとう・・・でもくるむちゃんもヤミ上がりだし・・俺がやるからあまり動かない方がいいよっ・・」
月音は案ずるように立ち上がり胡夢の傍に歩み寄った。
それは互いを思い遣る暖かな恋人同士の会話であった。

立ち上る湯気が今や一縷の迷いすら感じさせぬ・・しかし思い出の余韻に切なさを滲ませる月音の表情を薄ら
と白く染めていた。
「・・・」
・・・モカさん・・
俺・・ずっと憧れてた・・・モカさんのこと・・・
目の前にすると緊張して言葉も出ないくらい・・モカさんのことを想ってた・・・
誰よりも好きでした・・・でも好き過ぎて自然体じゃいられない自分がいたんだね・・・
おれ・・・くるむちゃんと歩んでいくよ・・・
くるむちゃんと付き合っていながら友達でいさせて欲しいって言ったらやっぱりわがまま・・かな・・
・・・ありがとう・・そしてさようなら・・・モカさん・・・
「・・ぁっ・・・」

風呂場から出る月音を淫靡に指を咥え・・・胡夢は薄く口を開いたままその傷だらけの勇ましき肉体を見つめ
・・静かに吐息を漏らした。
無数の傷跡と共に美しく筋肉を身に纏った月音のその体は皮肉にも魅惑術のごとく胡夢を瞬く間に魅了してい
く。
無論、胡夢は月音の裸身を見たことがなかったわけではない。
しかし2人切りの部屋の中・・・そして何よりも今や片思いではないという揺ぎ無い事実こそが胡夢の体に一層
の火照りを齎していた。
「・・・くるむちゃん・・・?・・」
まっすぐに歩み寄り、胡夢は月音の濡れた体を拭いもせず抱き締めた。
それは肉欲などではなく・・一途に想う可憐さな想いで愛する者の温もりを求めた・・・
そして月音もまたそんな夢魔らしからぬ心の片鱗を慈しむように胡夢の小さな体をやさしく抱き締めた。
「お風呂・・入ってくるね・・・」
胡夢は月音の胸の中で恥じらいながら囁くと、いつも愛用している髪留めを淑やかに外した。
月音は今までこれほどまでに胡夢が恥らう所作を見たことがなく・・同時に初めて目にした胡夢の髪を下ろした
その艶麗なる美しさに思わず息を呑んだ・・・
「うん、ゆっくりでいいからね。俺はどこにも行かないから。」
部屋に戻り腰を下ろすとベッドの脇に月音の衣服が綺麗に畳まれ整頓されていた・・・
仲間達といるときには気付くことのなかった胡夢の殊勝に尽くす繊細な心は月音に新鮮な微笑みを齎した・・・
そしてやさしく微笑むと同時に机上に大切に飾られた初めて目にする2人の写真を微かな恥じらいと共に見つめた。
・・・くるむちゃん・・・俺のこと・・ずっと好きでいてくれたんだね・・・

「ん〜やふぅ〜〜」
湯船の中・・・胡夢は切なく想い続けた片思いに終止符が打たれた幸せを噛み締めながら笑みを浮かべゆっくりと瞳を
閉じた。
・・・つくねと一夜を過ごすんだね・・・
つくねになら・・・喜んであげられる・・今日という日を・・ずっと夢見てたんだから・・・・
魅惑術・・・使わなくてよかった・・・
つくねだから・・・使いたくなかった・・
ほんとに・・大好きだよ・・・つくね・・・・(続)
262胡夢×月Z ◆uAuiUg9f4M :2009/06/24(水) 00:36:53 ID:AHfqr7zH
>>261の続きです。

風呂場の扉がゆっくりと開く音に月音の鼓動は唐突に早まりを見せた。
胡夢はその白い細腕だけを覗かせバスタオルを手に取った。
そんな何気ないはずの光景が今の月音に異様なまでの興奮と緊張を齎し・・・その心に美しくも激しい密な波紋を
広げていった。
「つくね・・お待たせっ・・・」
胡夢は頬を微かに火照らせながら恥らうように囁いた。
濡れているためか・・微かに深みを増した胡夢の青い髪の束ねがぽたり・・ぽたりと艶やかに水滴を滴らせている。
「・・っぁ・・・」
タオル越しにも一目で解る罪な程に官能的な肉感を放ちながらも、胡夢はそれとは対照的な一途で健気な想いを胸
に抱き月音に微笑みかけた。
「・・・くるむちゃん・・きれいだ・・」
それは触れることが憚られる程の可憐で繊細な美しさで月音の沸立つ心を陶酔境へと刹那に誘ってく。
どちらからでもない・・・2人は甘く濃密な沈黙と共にその場で抱き締め合った。
一糸纏わぬ月音の上体に、淫靡な肉の柔らかさのそのさらに奥深くから胡夢の熱く脈打つ鼓動がその身を一途に焦
がしていく。
・・・好きって・・言って・・・つくね・・
そんな想いを胸に胡夢は口を開きかけたが・・月音の瞳を見つめた瞬間にそれは美しく火花を散らし消え行く花火
のように儚く弾け恥じらいの熱と共に言葉を失いながら美しく宙に舞った。
魅惑術をかけちゃったときは・・無理に言わせて・・・ごめんね・・
何かを言いたげに薄く開いたその桜色に潤んだ唇が抱き締め合う月音の首筋に微かに触れた。
「好きだよっ・・くるむちゃん・・・」
月音の想いの丈を幾重にもやさしく包み胡夢の元へと舞い落ちた言の葉は、想い通じたように眩しく温かなかけが
えのない光でその心を照らした。
「私も・・・つくねが好き・・・大好きだよ・・・」
煌びやかに重なった想いに月音の素肌を涙で濡らしながら胡夢の心は可憐に震えていた。
胡夢は体を預けるようにその身を月音の肌に身を寄せた。
「・・・ぁっ・・っ!?」
今までに体験したことのない甘く艶美な緊張感に月音はその腕に胡夢を抱いたままバランスを崩すと、2人はそのま
まベッドへと倒れこんだ。
胡夢の体を庇うように身を挺し、月音はその女体を抱き締めたまま仰向けに倒れ込む。
「くるむちゃん・・・大丈夫!?」
月音が言葉を発したのと同時であった。
「・・・!?」
胡夢の初々しくも淫らな熱を帯びたその舌先は薄く開いた月音の唇をなぞりながらその口内をやさしく刺激した。
胡夢は仰向けの月音の上に乗りせがむようにその唇を求めた。
月音の全身を卑猥に駆け巡るその甘い快楽は月音の瞳から理性の色をやさしく奪っていく。
胡夢が頬を赤らめおもむろに唇を離すと絡み合う唾液が2人を結ぶ赤い糸のように・・だが同時にこの上なく淫猥さ
を帯びた糸を引き月音の心を犯した。
「くるむちゃん・・・誰より好きだ・・・」
それは一途に月音を想い続けた気持ちと夢魔が本来持ち合わせているその妖艶さとが流麗に溶け合い、まるで今2人
のこの時間が現実とは思えぬ程の至美で月音の瞳に煌いた。
「つくね・・もうずっと・・一緒だよ・・」
月音との恋に術は決して使わないと胡夢は心に強く誓いを立てていた。
しかし皮肉にもこうして想い重なり濃密に流れる仕合わせの時間はその幸いが過ぎて逆にこの上なく幻想のように
胡夢の瞳を虚ろわせた。(続)
263胡夢×月音[ ◆uAuiUg9f4M :2009/06/24(水) 00:39:45 ID:AHfqr7zH
>>262の続きです。

「・・っぁ・・・」
胡夢は月音の手を静かに掴むと、恥じらいながらタオル越しの乳房に押し当てた。
「つくねの・・・すべてを受け止めたい・・・」
健気で温かに香る胡夢の囁きは草原に咲き誇る花々を撫でる風のように月音の緊張に火照り高ぶる心の荒熱をやさし
く鎮めていった。
「・・くるむちゃん・・」
月音は胡夢の胸元のタオルにゆっくりと手をかけた。
そこに下心や不謹慎な淀みは一縷たりとも存在せず、ただひたすらに胡夢を大切に想う気持ちで澄み渡っていた。
仰向けの月音の体に跨ったまま開け落ちたタオルを手にし、胡夢はこれ以上ないほどに頬を紅潮させ恥らいながら
俯いた。
一滴の穢れもない美を放つその女体を前に月音はその息も出来ぬ美しさに星の瞬きのごとく魅され、自分
でも驚くほど自然に胡夢の汗ばむ繊細な肌理に指を這わせていた。
「・・ぁぅっ・・っ・・・」
初々しい蜜で満たされた艶やかな乳房をゆっくりとなぞる月音の指は、まるで触れただけで壊れてしまうのかと思
わせる程に手厚く繊細に胡夢の肌を愛でた。
微かに触れられただけで肉の奥から熱く込み上げてくる「何か」に胡夢の吐息は甘く震えていた。
月音は片方の肘を付くと、まるで胡夢の愛に触れようとするかのごとく一途にその首をさしのべ、柔らかで温い双丘を
下からゆっくりと舐め上げた。
胡夢はぴくりと愛らしく体を反応させながら肌に伝わる月音を愛おしむように瞳を閉じた。
月音の舌先はその美しい丘をやさしく這い進むと桜の花弁を彷彿とさせる胡夢の乳頭を静かに口に含む。
「あっ!っぁ・・ぁぁっ・・!」
胡夢は霹靂のごとくその美しき女体を震わせ月音の愛撫に呼応するように思わず声を漏らした。
つくね・・・私・・どうにかなっちゃいそう・・・
胡夢は胸元に感じる月音の頭を慈しむように腕に抱くと、火照りに言うことを聞かぬ震える手でその髪をやさし
かき上げた。
「・・つくねっ・・・」
淫靡に潤った乳首から月音の舌が離れると同時に胡夢はその唇を艶やかに奪った。
互いの唇が戯れる微かな音が得も言わぬ淫猥さで部屋中に響き渡る。
しかし胡夢の口付けは夜空を流れる星のように刹那でその柔らかな唇は月音の首筋をやさしくなぞる指に導かれそ
の小さな乳首にやさしく舌先を這わせた。
「っ・・っぁ・・・」
悦楽とも怯えともとれる・・・或いはそのどちらをも映しているかのような月音の震えに胡夢はその手をやさしく
握り締めた。
胡夢は高鳴る鼓動に甘く息を荒げながら月音の肌を味わうようにその筋肉の隆起をゆっくりと舐め上げていく。

ーーカチャリーー

「・・・?!」
不意の金属音に月音が胡夢の手元を見つめると舌先での愛撫はそのままに・・その手は静かに月音のベルトを外し
、ズボンのジッパーに手を掛けていた。
それはこの上なく卑猥な光景にも関わらず、月音の瞳に映るは愛する者を受け止めようと恥じらいながらも健気で
一途に想う胡夢の姿でありそこにはただただ凛とした花の美しさが広がっていた。
「つくね・・・我慢・・しなくていいからね・・・」
月音のモノをやさしく握り締めるその手は熱い月音の脈動を静かに感じていた。
「・・ぅっ!!・・っぁ・・」
胡夢は薄らと先から蜜を漏らす月音のモノにゆっくりと舌を這わせていく。
その藤色に透き通る瞳は微かな緊張の色を覗かせながらも、いまや身も心もそのすべてがひとつになりつつあるこ
の淫靡で濃密な時間に感極まるように煌びやかな潤みを帯びていた・・・
そう・・胡夢は今日という日を幾度となく想い募らせ涙を拭いながら、月音を想い続け・・待ちわびてきたのだから・・・
「あっ!・・・くるむちゃんっ・・そんなにっ・・ぅっ・・」
胡夢は赤く充血した月音の肉塊を一途に・・そして艶やかな口使いでその口内へと誘った。(続)
264胡夢×月音\ ◆uAuiUg9f4M :2009/06/24(水) 00:43:06 ID:AHfqr7zH
>>263の続きです。

熱く動き回る胡夢の柔らかな舌は月音の何もかもを犯し・・・それは肉体はおろか、その心をも甘く溶かしていくよ
うな錯覚で月音の瞳を虚ろわせた。
「気持ち・・いいよ・・・くるむちゃん・・」
体中に伝わる快楽に震えながら月音は胡夢の前髪をやさしく掻きあげる。
懸命に肉塊を頬張るその唇からは溢れ出るように唾液が垂れ滴り胡夢の首筋を淫猥に汚していった。
「っぷ・・・ぁ・・っぷ・・・っん・・」
胡夢が上下に口を動かすたびに奏でられる淫音だけが2人きりの部屋に響き渡った。
「ぁっ・・・」
月音から漏れた微かな声に胡夢が目線を上げた瞬間であった。
「ーー!!」
微かな肉の収縮と共に不意にその柔らかな口内を喉奥へと迸る熱い液体に胡夢は刹那に一驚の仕草を滲ませ苦しげに
顔を歪ませると咽返りながらその口を離した。
しかし月音のモノはその勢いが止まず白濁した液体を飛び散らせ胡夢の顔を淫らに熱く穢していく・・・
「だ、大丈夫くるむちゃんっ!?」
月音は憂慮する仕草で胡夢の背中にやさしく手を伸ばした。
「やっふぅ〜大丈夫だよっ・・ちょっと気管に入っただけ・・・」
咽たためだろうか・・胡夢は涙を目に浮かべながらひと時も離れたくないと言うように笑顔で月音に寄り添うと、その
耳元に静かに手を当てた。
「・・つくねの・・・味がしたよ・・」
胡夢の囁きは一縷の恥じらいと熱い吐息と共にまるで熱情の火を灯すように月音の頬を赤く色付かせた。
「くるむちゃん・・・気持ちよかった・・」
月音は胡夢の汗の滲む体をやさしく抱き寄せるとその白く潔白な首筋に控えめに唇を這わせた。
「ぁぅ・・」
呼吸もままならぬ程の胸の高鳴りが胡夢の理性の遠く離れたところから妖艶で愛らしい声音を響かせる。
「体が・・・あついの・・」
胡夢は哀願するような上目遣いで月音を見つめると静かに月音の股間に手を伸ばしていく。
「ぁっ・・くるむちゃん・・・」
つい先程果てたばかりのはずの月音の肉塊は胡夢の熱く想いの篭った愛撫で瞬く間にその勢いを取り戻していった。
胡夢は月音の体に跨りおもむろにその蜜で濡れた秘部にあてがった。
僅かに触れただけで容易に月音の理性を奪い去ろうとするその美しく卑猥な花々は月音とひとつになりたいと願う胡
夢の純真な香りを漂わせながら月音を魅惑の頂へと誘っていく。

「だめだっ・・くるむちゃん・・・」

突然、2人の甘く流れる時間を絶つかのように月音が声を上げた。
そして胡夢を腕に抱いたままベッドから起き上がった。
突然の行動に月音を見つめる胡夢の視線は不意に湧き上がる不安な想いを隠し切れない・・・
つくね・・・やっぱりモカのことがまだ・・それともこれって夢で・・もしかして覚めちゃうのかな・・・
だったらつくね・・私・・・一生目覚めたくなんかないよっ・・・
そんな刹那的な想いに駆られ胡夢は今にも泣き出しそうになるのを必死に堪えた。
握り合う手に感じる月音の温もりがどこか触れられぬ遠くへと行ってしまうかのような思いに胡夢は儚き恐怖を感じ
ざるを得なかった。
「おれ・・・くるむちゃんのこと、これからもずっと大切にしていきたい・・」
そう語る月音の視線は真っ直ぐに胡夢の瞳を見つめ、それは愛する者を何よりも想う慈しみと凛とした誠実さで胡夢
の心に訴えかけた。
胡夢は解せぬ表情のまま、言葉が見つからず反芻を繰り返すばかりで・・ただ月音手を握り締めることしか出来ずに
いた。
「だから・・ちゃんと避妊した方がいいと思うんだ・・・」
以前のように片思いに逆戻りするだろうと思われ月音の顔を見れずにいたが、あまりに己の予想と反した言葉に胡夢
は驚きの表情で月音の顔を見上げた。(続)
265胡夢×月音] ◆uAuiUg9f4M :2009/06/24(水) 00:45:27 ID:AHfqr7zH
>>264の続きです。

「・・ぅっ・・・っ・・ぅっ・・」
胡夢の瞳からは一途な想いと安堵した気持ちが一筋の涙となって美しく零れ落ちた。
そして胡夢はそれはまるで安心して泣きじゃくる子供のように月音の胸の中でその肌を涙で濡らした。
「ど・・どうしたのくるむちゃん?・・・おれ・・何かしちゃったかな・・・?」
胡夢はおろおろと取り乱す月音の胸に抱かれながら涙で声も出ない様子で首を横に振ってみせた。
「本当に・・・どうしたの、くるむちゃん?・・大丈夫?・・俺が何かしたなら謝るよ・・本当にごめんね・・」
「ううん、つくねは何も悪くない・・・」
胡夢はそう呟くとやさしく月音の体を抱き締めた。
「仕合わせ過ぎると・・・涙が出ちゃんだよ・・」
月音はそんな胡夢が何より愛しく思え、やさしく抱き寄せるとよしよしとその頭を何度も撫でた。
「つくねは運命のヒトって決めてたからちゃんと用意してて良かったぁ!」
胡夢は立ち上がるとベッドの横の引き出しを開けるとおもむろに何かを取り出した。
「そ、それってもしや・・・コ・・コンドームっ・・・?」
月音はそう呟くと同時に初めて目にする「それ」に瞬く間に表情を赤らめる。
「・・でもこれ無い方が・・・気持ちイイような気がするよぉ〜つくねぇ〜」
少し不満げな笑みを浮かべながらも胡夢は甘えるように月音に擦り寄り囁いた。
「焦らなくても・・・時間はたくさんあるよ・・・ひとつずつ思い出を作っていこうよ・・くるむちゃん・・」
その心をやさしく抱き締める月音の言葉に胡夢は照れた仕草を浮かべ、見惚れる甘い視線で月音を見つめ返した。
「うん・・・つくね・・大好きっ・・」
胡夢はそれはまるで萌香が血を吸うときの所作のように月音の首筋にやさしく吸い付いた。
唇を重ねたまま互いの鼓動だけが響く刹那の沈黙の後に胡夢はゆっくりとその唇を離した。
胡夢は月音の首筋にその想いのすべてを刻み込むかのように鮮やかな深紅で色付く跡を残した・・・
胡夢は包みを開けると静かにゴムを取り出し表裏を確認すると月音のモノにゆっくりとあてがった。
「ちゃんと付けれるかな・・・」
一際難しい表情を浮かべる胡夢であったがそれは思いの他すんなりと、ひんやりとした得も言われぬ感覚と共に月音
のモノを包み込んでいった。
「やっふぅー!バッチリだよ・・つ・く・ね・・」
「な・・なんか緊張してきたよ・・くるむちゃん・・・」
胡夢は一途な想いと共に内から湧き上がる熱い疼きに我慢出来ぬように月音の体に跨ると先程よりも激しく濡れ火照
った秘部に硬く脈打つ肉塊を擦りつけた。
「あっ・・ぁぅ・・」
胡夢の淫らな腰の動きに導かれるように月音は声を漏らしながらその肉塊を胡夢の中へとやさしく挿入されていく。
「ぁうぅっ・・・ひぃっ!・・ぅぁ・・っっぁ!・」
ゆっくりと・・だが確実に肉の根元まで挿入されると胡夢の喘ぎは突如として激しさを増し、まるで堰を切ったかの
ように悦な叫びへと変わりそれは部屋中に奏でられた。
薄く肌を透けるように白濁した愛液と共にゴムの皮膜の向こうに感じる穢れ無き乙女の肉に、月音は直に触れ合うこ
との出来ぬ歯痒さを感じる術も知らぬまま陶酔した仕草で胡夢の唇を求めた。
「あぁ・・つくね・・・気持ちイイよぉっ!」
先程までの美しく触れ合う口付けが前戯だったかのかのように激しく・・貪るように・・淫らな音を響かせながら2
人は柔らかな舌を絡ませる。
「くるむちゃんの中・・・すごく・・熱いよ・・・」
胡夢の腰の動きに答えるように月音も額に汗を滲ませながら荒い息遣いで喘ぎを漏らす。
それはまるですべてを受け止めてしまっては思考も理性をも凄惨な崩壊を見るであろう至愛の快楽を熱く乱れた吐息
で微かに吐き出すかのように・・・
月音は胡夢の前髪をやさしく掻き分けるとその白く緻密な肌理に煌く玉の汗を愛でるように指でやさしく拭った。
「つくねも・・ぁっ・・汗が出てるっぅ・・ぅっ・・ぁぁ・・・」
決して腰の動きを止めずに・・胡夢は月音の首に腕を回すとその首筋に滲む汗を舐め取るように・・ゆっくりとその
濡れた舌を走らせた。
「ぁぁっ・・くるむちゃんっ・・」
月音もそんな胡夢の殊勝な様に答えるようにその腰骨を掴むと、勢い良くその膣壁を深々と一突きした。
「ひぁっ!・・ぁぁっっ!!」
胡夢はその女体を激しく迸る月音の愛に顔を歪めながらその腹に両手をやると更なる悦楽をせがむように腰の動きを早
めていく。(続)
266胡夢×月音]T ◆uAuiUg9f4M :2009/06/24(水) 00:52:04 ID:AHfqr7zH
>>265の続きです。

那に・・月音はその表情を一変させて胡夢の腰に手をやりその動きを静止するように強く押さえ付けた。
「つくね・・・?」
月音は胡夢の秘部から唖然とした表情でゆっくりとモノを引き抜いた・・・
「ど・・どうしたの?つくね?」
「くるむちゃん・・ゴム・・外れちゃった・・・」
絶頂に達してしまったのだろうかという胡夢の不意の予感は安堵の表情と共に裏切られた。
そして胡夢はそんな月音を見つめ・・これは好機とばかりに夢魔らしい艶やかさとイタズラな笑みで月音をベッドへと
押し倒した。
「なっ!・・ちょっ・・・くるむちゃんっ・・!?」
胡夢は不意を付かれ無防備な月音の体に馬乗りになると、何をする間も与えずにゴムの拘束を解かれ卑猥な滑りを帯びた
生の肉塊を自らの秘部へとやさしく誘った。
「だ・・ダメだよ・・・くる・・あっぁぁぅっ・・・!!!」
月音の瞳に灯る理性の欠片は耳元で囁くほどの吐息でも瞬く間に吹き消してしまえるほどの脆弱さでどうにか儚い煌き
を放っていたが、胡夢とひとつになった瞬間に、それは終焉を迎えた夏の線香花火のように可憐に散っていった。
「−−!!」
息も出来ずに・・・言葉を発することも出来ず・・・愛液で溢れた温い膣壁と擦れ合うたびに月音の体はそのすべてで
胡夢という一人の女を感じ・・・その愛の深さを思い知った。
なぜなら2人の想いが・・幾重にも色彩を放ちながらもひとつの橋を形作る虹のように「ひとつ」にならなければ、これほど
の・・夢か現実かも曖昧に感じる程の悦楽には到底辿り着けなかったのだから・・・
月音は胡夢の腰の動きに合わせて深く子宮を突き上げるように自らも激しく腰を前後させる。
「ひっぃぁっっ!・・・っぁぁ!・・ダメっ・・・イクっ・・ぁ・・・」
天を仰ぐように顔を挙げ弓なりに背筋を伸ばしながら胡夢は全身を激しく痙攣させた。
真っ白なシーツを強く握り締めるその手も決して行き着いたことのない絶頂の頂へ上り詰めたことを淫猥に物語ってい
た。
胡夢の震える背筋のその曲線はどんなに希少で輝く宝飾よりも可憐で愛らしい刹那の光を放ち月音の瞳に新たな灯火と
なり煌いた。
つくね・・・わたし・・どんなことがあっても一緒にいるよ・・この先ずっと・・・いつまでも・・
月音は絶頂の余韻に震える胡夢の体をやさしく抱き寄せるとその柔らかな乳房を愛でるように舐め上げた。
「ぁっ!・・・つくねっ・・」
胡夢はその愛撫に体中の力が抜け落ちるように月音の腕にもたれた。
「くるむちゃん・・顔が真っ赤だ・・・」
月音は胡夢の紅潮した頬にそっと手を当てる・・・
胡夢は月音の胸を甘酸っぱくときめかせる乙女の恥じらいを浮かべて視線すらも合わせられぬように愛らしく俯いた。
「つくねも・・・気持ちよく・・してあげる///」
胡夢は乱れた故の淫靡な魅力を放つ青い髪を束ね直すと月音の唇を刹那に奪った・・・
2人の深く濃密な一夜を表すように白く白濁した愛液が互いの陰部に糸を引きそれは胡夢が腰を前後するたびに甘く卑
猥な淫臭を漂わせた。
健気に汗を垂らしながら胡夢は恍惚とした表情で腰を前後させた・・・
指と指を絡め愛おしく握り合うその手は2人の心模様を・・・そしてこれから歩んでいく月音と胡夢の未来を表すかの
ように決して離れることはなかった。
それはどれだけの快楽に体を翻弄されようとも・・・(続)
267胡夢×月音]U ◆uAuiUg9f4M :2009/06/24(水) 00:58:36 ID:AHfqr7zH
>>266の続きです。

「くるむちゃんっ・・・だめだよ・・イキそうだっ・・・ゴムしてないしっ・・ぁぅっ・・・」
言うことの聞かぬ体で上に跨る胡夢の動きをどうにか止めようと試みる月音だが、その吸い込まれるような藤色に透
き通る瞳を見つめると抵抗する感情は嘘のように和らぎ美しく宙に消え去った・・・
「つくねを・・・愛してるから・・いいの。・・つくねの・・すべてを受け止めたいよ・・・」
月音の心は頬を可憐に赤く染め、哀願する胡夢を前に胸を締め付けるように愛おしい気持ちで満たされていく。
「くるむちゃん・・・」
互いの愛液が触れ合う淫音が響くと共に胡夢の腰の動きも激しく・・一途な喘ぎを漏らしながら月音の体を犯してい
く。
溢れ出て、行き場を失った互いの潤滑は2人の肌を卑猥に伝わり純白のシーツに幾つもの染みを残していった。
「あっぁぁぁ!くるむちゃん・・イクっっ!」
胡夢の手を握るその手に一層強く力が込められた刹那・・月音が感じたすべての悦楽を具現化したようなその白濁液
が胡夢の女体を熱く迸った。
胡夢は激しくも流れ行く星のように美しく体中を駆け巡る白濁した温もりを全身で感じ・・愛する者に犯されるこの
上ない仕合わせと快楽にその柔らかな唇を震わせた。
この掛け替えのないこのときを名残惜しむように2人は無言のまま熱く抱き締め合った。
そのままどれくらいの時間が過ぎただろうか・・・
「つくね・・・きれいにしてあげるね・・」
引き抜かれた肉塊を胡夢は愛でるようにやさしく頬張った。
そして赤く濡れ充血した秘部のさらに奥深くより溢れ出た白濁した精液が卑猥に滴り胡夢の白く清楚な肌を犯した。
胡夢のそんな殊勝で淫らな姿を前にし月音の心を捉えたのはその官能的な魅力ではなくそのさらに奥深くに一途に滲
む貞淑さであった・・・
「つくねも・・・風邪引いちゃうといけない・・」
戯れの余韻に肌を伝う汗がしだいに冷たさを帯び始めると胡夢は裸身のままおもむろにベッドから立ち上がり箪笥へ
と歩みを向けた。
歩けば2・3歩で触れることが出来るであろう月音との距離ですら胡夢には遥か遠く切ない距離に思われ立ち上がり歩
き出すその寸前まで握り合う月音の手を離そうとはしなかった。
「・・く・・くるむちゃん・・」
ほんの数分まで己と肌を重ね合っていたその女体を見つめ返し、月音は形容し難いその美しさに頬を赤らめ呟くと
・・・静かに息を呑んだ。
胡夢は何かを探すように箪笥を開け手を伸ばすと一枚のタオルを取り出し月音に寄り添うように再び腰を下ろした。
「汗で体・・冷えちゃうからね・・・」
胡夢はやさしい笑みで囁きながら月音の肌に滲む汗をタオルでやさしく拭き取っていく。
「ありがとう・・くるむちゃん・・・っ・・」
月音は胡夢の体を抱き寄せ続く言葉を発しようと再び口を開いたが、刹那に躊躇したようにその吐息だけが胡夢の耳
に微かに触れた。
「つくね・・どうしたの・・・?」
そんな月音の心を見透かしたかのように胡夢が問いかける。
「ううん・・・何でもないよ・・・」
微笑み答える月音の仕草は胡夢の心に微かではあるが不安な色を滲ませた。(続)
268胡夢×月音]V ◆uAuiUg9f4M :2009/06/24(水) 00:59:32 ID:AHfqr7zH
>>267の続きです。

2人が眠りに就こうとする頃、外を包み込んでいた闇は静かに別れを告げるように薄明るく白みかけていた・・・
昨日からの介抱の疲れなど全く感じさせなかったが月音はいつしか眠りに落ち・・胡夢はその隣で一人寝付けない様
子でベッドから起き立ち上がった・・・
笑みを浮かべ月音の肌蹴た毛布を起こさぬよう静かにかけ直すと胡夢は一人窓から外を眺めた。
しかしその一縷の不安な瞳に映るはいつもと変わらぬ何気ない風景ではなく・・月音と歩んでいこうと願う未来への
階段と青写真であった。
つくね・・・もう離れたくない・・・何があっても一緒に居たいよ・・
眠りに就く直前の何かを言いたげであった月音の仕草を思い返しながら胡夢が蒼い夜空を見上げたときだった。
「−−!?」
不意に背後から抱き締められた温もりに胡夢は振り向かずともそれが月音であることを確信し刹那のときを噛み締め
るように笑顔で瞳を閉じた。
「くるむちゃん・・卒業したら、一緒に人間界に来てくれるかな・・・?」
月音は胡夢の体を強く抱き締め・・・その耳元で誠実さを帯びた明瞭な言葉で問いかけた。
「・・・」
胡夢は沈黙を守ったまま抱き締められた月音の手を握り締めるとその肩を静かに震わせた。
「くるむ・・ちゃん・・・?」
自信の無い仕草で胡夢の顔を覗き込もうとした月音は己の手に滴る涙にそれが嗚咽であることを知ったのだ・・・
「っ・・・ぅっ・・ぁぅ・・・つくね・・」
「いやっ・・・そんな無理強いするつもりはないし・・俺の方こそ突然こんなこと言ってごめんね・・」
月音の言葉に胡夢は嗚咽を漏らしながら首を左右に振って見せた。
「・・えっ・・・?」
胡夢は月音の腕を振りほどくほどの勢いでその正面に振り向くと震える唇を開いた。
「愛してるっ!・・どこへだって行くよっ・・・つくねと一緒だったらどこだっていい!それが・・・私の仕合わせ
なの・・・ずっと一緒だよ・・」
感涙に咽ぶ胡夢を見つめ月音はその心に・・・そして昇り始めた眩しき太陽に強く誓いを立てた。
絶対に・・くるむちゃんを仕合わせにするよ・・・
2人は朝陽にその身を晒しながら何度も・・何度も唇を重ねその前途を誓い合った。
「ねぇ・・つくね・・・好きって言って・・・」
胡夢の願いに月音はその体をより強く抱き締め、笑顔で囁いた。
「誰より好きだよっ・・くるむちゃんっ・・」
目に染み入るような眩しい朝焼けが胡夢の頬を伝う涙を美しく煌かせていた・・・(終)


半端になってしまったのでやはり終わりまで投下させて頂きました。
269名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 00:32:32 ID:ztr5UdX6
半端になってしまったのでやはり終わりまで投下させて頂きました。
270名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 19:49:57 ID:2z7ezwY+
gj!
文章うめぇ
271名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 01:01:28 ID:N7JUMwKN
久しぶりです。過疎ってますね…w。
需要があるかどうかわからないですが、一応話を思いついたので投下させて下さい。
表モカ編書くとか言ってましたが、アニメ見て、ちょっと裏モカが不遇な気がしたので
アニメのifです。
アニメで、表モカが消えた段階で、もし月音と「表」モカが恋人同士だったら、という話です。
設定自体に大きな無理というか矛盾というかがありますが(まあ自分のssはいつもそうですが)
目を瞑れるという人は瞑ったまま読んでくれると嬉しいですw。
尚、裏モカの性格や設定等は一応アニメ寄り、のつもりです。
少々原作とは違うと思うので。
272もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:04:11 ID:N7JUMwKN
表のモカがいなくなって、もう一週間が経とうとしている。
あいつがロザリオを学園地下の装置にはめ込んだことによって、大結界は破られずに済み
人間界に、この学園の存在を知られることはなかった。
まさかあいつがあんな思い切った行動をとるとは思わなかったが
その因果で、私は今、この姿で学園生活をしている。
今まであいつの中で眠っていた私にとって、それは少し煩わしい気もしたが
そんなことは今はどうでもいい。
今、私にとって何よりも気がかりなのは…
月音の事だ。

「……」

私は、前の席にいる月音に目を向けた。
一見、まともに授業を受けているように見えるが
その実、全く覇気がなく、死人のようなオーラを出している。
恋人である表のモカがいなくなって…月音は、目に見えて弱りきってしまった。
休み時間を屋上などで一人で過ごすことが多くなり
胡夢達が元気づけようと絡んだ時なども、心配させまいと笑顔を振りまいてはいるが
明らかに無理をしているのがわかって、余計に痛々しかった。
私はそんな月音をずっと見守っていた。
月音にとっては辛いことだろうが、時間が解決してくれる。
時間が経てば月音もあいつの事を忘れられるだろう、と思っていた。

…だが、もう限界だ。
月音は回復に向かうどころか、日に日に衰弱していってるように見える。
さすがに私も、これ以上月音が弱るのを見ていたくはないし
自分の恋人だった奴がこんな状態では、表のモカも悲しむだろう。
そう思った私は、ある決意をして、休み時間、月音のいるであろう屋上へと足を運んだ。


私が屋上の扉を開けると、思った通り、月音は一人で座り込んで空を見ていた。

「やはりここにいたか、月音」
「あ…モカさん…」

私が呼びかけると、月音が沈んだ顔を私の方に向ける。
私はそんな月音に傍に寄り、黙って腰を下ろした。

「ど…どうしたのモカさん?俺に何か…」
「なあ、月音…」
「…モカさん?」

相変わらず月音は、私に心配をかけさせまいと無理やり笑顔を作る。
私はそんな月音との会話を即座に打ち切った。
私はもう、お前のそんな顔は、見たくないんだよ、月音…。

「…表のモカの事だがな」
「!!」

私があいつの名前を出すと月音の顔から笑顔が消える。
しかしあえて私は、そこで喋るのをやめなかった。
273もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:05:05 ID:N7JUMwKN
「あいつはもう、二度と戻ってこないんだよ」

そして、目の前の月音に、はっきりと告げる。
残酷なようだが、如何ともしがたい事実だ。
ロザリオがない限り、あいつという人格は、存在できないのだから。

「もう…二度と…」

月音が呆然と、うわ言のように私の言葉を復唱する。
きっと月音の心の中では、いつかは表のモカが何食わぬ顔で学校にやってきて
前と同じ生活に戻れる、といったような、根拠のない希望的観測があったのだろう。
私はそんな月音を絶望の淵にたたき落としたのだ。
しかし…私とて、ただいたずらに月音を傷つける為にこのような言葉を吐いたわけではない。

「だがな月音…」

私は月音の方を向いて、自分の右手を月音の左手に絡ませる。

「!モカさん…?」

すると、月音も驚いたようにして、私の方を向いた。

「この手は…お前の知っている今までのモカと、同じものだ。
 お前にも、それがわかるだろう?」
「あ…」

私が確認すると、月音も私の手をぎゅっと握り返してくる。
月音にとっても、毎日のように繋いでいた手だ。
わからないはずがない。

「あいつは確かにいなくなってしまった。
 だが、完全に消えてしまったわけではない。
 こうして…私の中で生き続けているんだ」
「モカさん…」

月音は私の方をじっと見て話を聞いている。
その目から月音が何を考えているかは読めなかったが
私はそんな月音の目を見かえして、さっき自分が決心した事を月音に伝えた。


「だから月音…これからは私が、もう一人のモカの代わりを務めてやろう」


「え…?」

月音の目が驚いたものに変わった。
私はとりあえず月音に、それが嫌悪によるものではないか確認する。
274もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:06:21 ID:N7JUMwKN
「…不服か?」
「あ…いや、不服とかそういう問題じゃなくて…それって、どういう意味…?」

すると案の定そんなことはなく、私は安心する。
もしここで拒絶されると…私は月音を救う術がなくなってしまうからだ。

「難しく考える必要はない。お前は私を表のモカとして扱えばいいんだ」
「表のモカさん、として…?」
「そうだ」

まだ意味がよくわかっていない様子の月音に、私は頷いた。

「さっきも言ったように、容姿に関しては
 これ以上表のモカに似ている者はこの世にいないだろう。
 なにしろ私自身なんだからな。
 あとは…」

戸惑う月音に、私は自分の体を寄せていった。

「お前が表のモカとしていたこと…表のモカにさせていたこと…
 なんでもしてやるぞ?たとえば、こんなことでもな…」

そしてそのまま、半分冗談で月音の股間の方に手を持っていく。
すると、月音は慌ててその手を制止した。

「も、モカさん…待って!」

そして、困惑した様子を隠さずに言う。

「わ、わかんないよ…」
「わからん?何がだ」
「モカさんは、どうして…そこまで俺にしてくれるの?」

月音はあくまで真摯に私に尋ねる。
どうして私がこんなことを申し出るのか。
そんなものは決まっている。

「それは…表のモカのことを思ってだ」
「え…」

表のモカ、という単語を聞いて、月音の顔が強張った。

「あいつも、まさかあんな形でお前と別れることになろうとは思わなかっただろうが…
 あいつだって、お前が今のまま腐っていくのは本望ではないはずだ。
 私はそんなあいつの心を汲み取って、少しでもお前の気を楽にしてやりたいだけだ」
「…モカさんは…それで、いいの?」
275もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:07:08 ID:N7JUMwKN
月音が心配そうな顔を私に向ける。
それでいいか、というのは私の意思を尊重しているのだろう。
相変わらず人のいいやつだ。
今はヒトの心配をしている場合ではないだろう…月音…。

「いいも悪いもない。
 ただ、私個人としても、今のお前は見ていられない。
 何とかしてやりたいという気持ちはあるぞ」
「モカさん…。…っ!」

私がはっきりと自分の意思を伝えると
私と見つめあう形になっていた月音が、突然私から目をそらす。
どうやら、まだ迷いがあるらしい。

「月音…どうして目を逸らす…」

私は両手をそんな月音の顔に伸ばし、こちらを向かせた。
こちらを向いた月音の顔は、救いを求めているようでもありながら
どうしたらいいのかわからないといった風に困惑しているようでもあった。

「私の姿に表のモカを見たんだろう?お前はどうしたいんだ?」
「…っ…」

月音が辛そうにして目を伏せる。

月音…いいも悪いもない、と私が言っているのに、何をためらう事があるんだ…。
辛くて辛くて、仕方ないんだろう…?

そう言った想いを込めて、私は月音に優しく語りかける。

「あいつの…この体の温もりが恋しいんだろう?」
「…モカさんっ!」
「…あ…」

すると、月音がいきなり私を胸の中に抱きよせる。
突然の事で驚いたが、私は嬉しくなった。
…月音がようやく素直になり、これで少しでも月音の苦しみが軽減されるだろう、と思ったのだ。

「…ふふ、そういえば、表のモカとはいつものようにこうしてじゃれあっていたな。
 あいつがいない今は…好きなだけ私に甘えるといい」

月音が体を少し震わせながら、私を背中にまわした手に力を込める。
私もそんな月音を安心させてやるために、抱きしめ頭を撫でてやろうとした。
が、その時…
276もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:08:13 ID:N7JUMwKN
「そこまでよ!!」

と、聞き覚えのある声が辺りに響いた。

「!!」

そしてそれと同時に、月音が咄嗟に、私の体から身を離す。
ふと声のした方を見ると、いつも月音の周りにいる、胡夢、みぞれ、紫の三人がいた。
今は、その中の胡夢が何やら腹を立てているようだった。

「つくね…モカ…あんたたち、何やってんのよ!!」
「くるむちゃん…それにみんな…」

胡夢の声に、月音は酷くバツの悪そうな顔をする。

「つくね…ひどいよ…」

そんな月音を見て、胡夢が怒りとも悲しみともつかない声を出した。

「表のモカがいなくなっちゃって、つくねがショックを受けてるのは私、わかってるつもり。
 私達があの子の代わりになれないのもわかってるよ…。
 でもね…」

胡夢はそこで一旦言葉を切り、語調を強くした。

「私だってつくねの為にならなんだってしてあげるのに…
 そんなに…そんなに「モカ」のことがいいの!?」
「おい、やめろ胡夢…」

隣にいるみぞれが胡夢を制止するが、胡夢がその手を振り払う。

「だってそうじゃない!あんたは悔しくないの!?
 私達が何をしたってなびかないのに、裏のモカにはこんなにあっさり気を許すなんて…!
 私…納得いかないよ…」

そして、胡夢は再び月音に向き直った。
その目にはうっすらと涙が浮かんでいる。

「つくねはモカだったら誰でもいいの!?
 ねえ、つくね!答えて!」
「…くるむちゃん…」

月音が悲しそうな顔を胡夢に向ける。
何と答えていいか困っているようだ。
まあ、私を表のモカの代わりにする、など月音の性格からして言えないだろうという事はわかる。
ここは私が言ってやるべきのようだ。
277もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:08:50 ID:N7JUMwKN
「それは違うぞ、胡夢」
「モカ…?」

私が声をかけると、胡夢は、懐疑の目を私の方に向けた。
やはりこいつは、私が月音の事を口説き落としたと思っているらしい。

「私は純粋にあいつの代わりになろうとしているだけだ。
 決して一人の女として月音に言い寄っているわけではない」
「な、何が違うって言うのよ!?」

胡夢が、馬鹿にするなと言わんばかりに私に言い返す。
どうやらまだ説明不足のようだ。

「わからないか?見ての通り月音は…あいつを失ったショックが大きい。
 まさしく半身を失ったような状態だ。このままでは月音は駄目になる。
 だから、誰かがその半身の代わりにならなければならないんだよ」
「だったら、それなら私でも…」
「なれるのか、お前が?あいつの代わりに?それは無理だ」

尚も食いかかる胡夢の言葉を、私ははっきりと否定した。

「さっきお前は自分で言っただろう。自分達は表のモカの代わりになれない、と。
 お前と表のモカは容姿が違い過ぎるから、月音がお前にあいつの面影を見いだすのは無理だ」
「あ…」

胡夢が、何かに気づいたように、声をあげる。
今になって、私の言っている「表のモカの代わり」という意味を理解したようだった。

「わかったか胡夢。月音が立ち直るには、まだ「モカ」が必要なんだよ。
 それに…」

そして私は、そんな胡夢に、更に付け加えた。

「あいつの代わりとして見られて、自分を見て貰えない。
 そんなことに耐えられるお前ではないだろう?」
「そ、それは…」

私が告げると、胡夢は思うところがあったようで俯いて黙り込む。
すると、その隣で今まで黙っていたみぞれが、私に対して訊き返した。
278もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:10:03 ID:N7JUMwKN
「なら…お前はそれに耐えられるのか?モカ」

こういう質問をしてくるということは、こいつもいまだに、私が月音の事を好きだと思っているということか。
全く…どいつもこいつも勘違いしてもらっては困る。
私は別に月音に恋愛感情など抱いてはいない。
ただ、表のモカへの義理立て…というのもおかしいが、あいつの心配を解消してやり
そして、私自身、ただ純粋に、月音が少しでも元気になればいいと思っているだけだ。

「その心配はない。私はお前たちとは違うからな」

そういう意味を込めて、私が3人に告げると、3人共…特に胡夢は何かを言いたげな様子を見せたが
結局何も言わず、やがてこうつぶやいた。

「……そう…。なら…あんたにつくねの事は任せる。それから、つくね…?」

そして胡夢は再び月音の方を向く。

「さっきは酷いこと言っちゃって、ごめんね…。
 でも、私達だって、つくねの為なら何だってしてあげるっていうのは本当だよ?
 だから、何か困ったことがあったら遠慮せずに言ってね」

すると月音も胡夢の方に済まなさそうな顔を向けた。

「うん…ありがとうくるむちゃん、みんな…。俺のほうこそ、情けない男でごめんね…」
「…ううん。彼女が突然いなくなっちゃったんだもん。当たり前よ。
 早く元気になってね、つくね…」
「そうだぞ月音。私達は、いつでもお前の味方だ」
「月音さん…元気を出してくださぁい」

胡夢に続き、後の二人もそれぞれ月音を励まし終わると、ちょうどその時
授業開始のチャイムが鳴り始め、この休み時間は終わった。

とにもかくにも、こうして私は、表のモカの代わりとして、月音と行動を共にすることになった。
279もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:10:46 ID:N7JUMwKN
そして放課後…

「月音、部活もないし、今日は早めに帰らないか?」

終業のチャイムが鳴るなり私は荷物をまとめると、前の席にいる月音に誘いかけた。

「あ…モカさん…その…」

すると、月音は沈んだ表情のまま、言葉を濁す。
明らかにまだ表のモカを失ったショックを引きずっている様子だ。
しかし、そんなことは最初からわかっている。
こいつをそんな状態から少しでもマシな状態にするのが、私の役目だ。
そこで私は、わざと少し強めの口調で月音に確認する。

「どうした。何か用事でもあるのか?」
「いや…うん、そうだね。帰ろうか、モカさん」

すると月音は思った通り、あっさりこちらのペースに転び、私の意見に賛同する。

「よし」

私は月音の答えに満足すると、即座に月音の手をとった。
すると月音が驚いたような声をあげる。

「え…」
「何を驚いている。表のモカとは、よくこうして手を繋いでいただろう」
「で、でも…」
「ほら、行くぞ月音」
「ちょ、ちょっとモカさぁん!」

まだ何か言いたげな月音の手を引いて、私は歩きだした。
そしてそのまま引きずるようにして、教室を出、下駄箱で靴を履き、校門へと向かう。

その途中、私達を見て、ガヤガヤ騒いでいる奴らがいたが…不愉快な連中だ。
私達がそれほど変な事をしているというのか。
恋人同士で手を繋いで帰る。
ごく普通のことだろう。


……

「…」
「…」
そして今、私達は校門を出て、いつもの通学路を歩いている。
ほんの数日前まで、表のモカと月音がしていたように。
これで月音も、あいつと下校しているような気分になれるだろう。
280もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:11:43 ID:N7JUMwKN
「…」
「…」

…しかし、どうも違和感を感じる。
あいつの時とはいささか勝手が違う気がする。
肩を並べ、手も繋いで歩いているのに、何かが違う。
何かが…。
…。
…そうか。

「おい、月音」
「な、何?モカさん」

私が月音に話しかけると、月音は少しだけ上ずった声を出した。
いい加減その、私に話しかけられる度ビクっとするのはやめてほしいものだ。
そんなに私の事が恐ろしいのか…まったく。

「何か喋ったらどうだ。表のモカと帰る時は、飽きもせず他愛もない会話に華を咲かせていただろう」
「え、えーと…それじゃあ…」

すると月音がそう言ったきり、黙考し始める。

「…」
「…」

そして10秒ほど経った頃、再び口を開く。

「いい天気だね…」
「……なんだそれは」

たっぷり間をとった割には、あまりにナンセンスな月音の言葉に、私は呆れかえった。

「そんなもの、見ればわかるだろう。もっと気の利いた話題は出せないのか…」

すると、月音が困ったような顔をする。

「ご、ごめん…。
 でも俺だって、裏のモカさんがどんな話が好きか知らないから、こんな無難な話題しか出しようが…」

…まあ、月音の言う事もわからんでもない。
今まで私は、戦闘の時くらいしかこいつとまともに接したことがなかったからな。
それなら…

「なら、お前の話を聞かせてくれ。趣味はなんなんだ?」

これがいい。
私としてもこいつのことをもっと知りたい。
それは…表のモカの代わりを果たす上でとても大事なこと、だ。

「へ?俺の趣味?」
「そうだ。お前にも、好きなことの一つや二つはあるだろう」
281もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:12:25 ID:N7JUMwKN
私なりに、なるべく会話の弾みそうな話題を選んだつもりだった。
それだというのにこの男は…

「趣味…うーん……趣味、かぁ…」
「…」
「趣味は…特に、ないかなぁ…」

などと言う。
前々から思っていたことだが、いまいち面白みに欠ける男だ。
悪い奴ではないのは私もよく知っている。
だからこそ表のモカと付き合うことを承諾してやったし
その際に、この体に、ある程度の無体を働くことも許してやった。
しかし、表のモカは、こいつのどこをそれほど気に入って付き合いを始めたんだ?
いくら私があいつの代わりを務める必要があると言っても、これでは先が思いやられるぞ…。

「お前はつまらない男だな…」
「え…そ、そうかな?」

私が思った通りの事を口にすると、月音は意外そうな声を出した。
こんな事を言ったのは私が初めてだったんだろうか。
しかし、本当にそう思ったのだから仕方ない。

「だってそうだろう。今どき趣味の一つも持ってないなど、どうかしているぞ」
「う…まあ、確かにそう言われてみれば、ちょっとおかしいかも…」
「まったく…お前は、何か興味のあるものくらいないのか…」

そう言いながら、私は仕方なく、次の話題になるものを探し始める。
しかし私がそれを探し終える前に、月音が思い出したように呟いた。

「興味のあるもの、か…。…そうだ。
 じゃあさ、モカさんの趣味を教えてよ。それを俺の趣味にしてみるからさ」
「なんだと?私の趣味?私の趣味………趣味……趣味、か…」

急に自分の方に質問を返されて、私はとっさに考え始める。

「…」

月音はそんな私の方を、興味深そうな顔で見つめている。
だが、その期待に答えるような受け答えができない事は
考え始めて数秒…いや、考えるまでもなくわかっていた。

「…特にないな」
「……ぷっ」

私が抑揚のない声で答えると、月音が突然吹きだした。
こういう反応も予想していなかったわけではないが
私は思わず、気恥かしさで顔が熱くなるのを感じた。

「な、何を笑う!」
「あははははは。ご、ごめんよモカさん…。でもだって…あれだけ俺の事、つまらんとか
 どうかしてるとか言っといて、自分も…くく…」
282もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:13:06 ID:N7JUMwKN
「う…うるさい!お前と一緒にするな!
 私の場合はだな…ずっと表のモカの中に封印されていたから
 趣味など、持ちたくとも持ちようがなかったんだ!」
「……」
「は…」

私がハッとして隣を見る。
すると、月音の笑顔が凍りついていた。
しまった…曲がりなりにも、折角久しぶりに月音が、作りものでない笑顔を見せたというのに…。
私としたことが、また表のモカが帰ってこないという事を強く意識させてしまっただろうか…。
それはさっき私が自ら強調したこととはいえ、こうした普通の会話の時まで
触れるべきものではなかったのだろう。

「…うん、そうだね…。ごめんねモカさん、笑っちゃったりして…」

月音が、さっきまでとは似ても似つかないほどの低いトーンで、私に謝る。
私はそんな月音に対して

「いや…いい」

としか答えることができなかった。
そしてまた、二人して何も喋らない、沈黙の時が訪れる。

「…」
「…」

…チッ…これではさっきの状態に逆戻りではないか…。
表のモカと月音が下校しているときは、これほど沈黙が続いた事などなかったぞ。
何か他に喋る事はないのか…。
いやしかし、仮に話題があったとして、今の月音に易々と話しかけていいものか…。

「モカさんはさ…」

私がそんな事を考えていると、それまで黙っていた月音が不意に口を開いた。

「!…なんだ?」

月音の方から話しかけてくるとは、と、私は意外に思いながらも月音の言葉に耳を傾ける。

「いつ頃から…ロザリオに封印されてたの?」
「人間界に来た頃だからな…10歳頃からだ」
「人間界に来た、って…それまではどこでどうしてたの?」
「実家の方で修業三昧だ。…強くならなくてはいけなかったんだよ。私も、心愛もな」

月音が私の過去などに興味を持ったのは意外だったが、私にとっては
話していて特に楽しい内容でもなかったので、ついつい答え方がぶっきらぼうになってしまう。
すると月音にもそれが伝わったようで

「そう、なんだ…」

とだけ呟いて、また押し黙った。
283もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:13:44 ID:N7JUMwKN
結局、それからも会話は弾む事はなく、お互い無言のまま
やがて女子寮へと男子寮へとの分かれ道がやってくる。
私は、表のモカの代わりを果たすという事が、如何に難しいか実感しつつ
別れの挨拶をしようと月音の方を向いた。

「さて月音、私はこっちだが…最後にもう一度言っておく」
「…モカさん?」
「忘れるなよ?あいつはもう…二度と戻ってこない」
「…」

月音は返事をしないまま、顔を下に向けた。
きっとまだ、認めたくないところもあるのだろう。
私はそんな月音に言い聞かせるようにして続けた。

「お前が辛いのはわかる。当たり前だ。ついこの間までいた恋人がいなくなったんだ。
 並大抵のショックではないだろう」
「…」
「その心を癒すために私はいる。私は、お前の心の隙間を埋める為ならなんだってしてやろう。
 だから…辛い時は、私を頼ればいいんだぞ」

自分の饒舌さに少し驚きながらも、私が最後まで言い切ると、月音は力ない笑顔を私の方に向ける。

「…うん。ありがとう、モカさん…」
「私から言う事は、それだけだ。…ではな、月音」
「うん…」

そんな月音の笑顔に頼りないものを覚えながらも、これ以上自分にできることはないと思い
私は月音に背を向けて歩きだした。
…。
…が、いつまで経っても背後の月音が動く気配がない。
全く…何をしているんだあいつは…。
と私が苛立ち、月音の方を振り返ろうとすると、ちょうどその時、背後から月音の声がした。

「待って、モカさん!」
「!…なんだ」

私がその事に驚きつつ振り返ると、そこには相変わらずの愛想笑いを浮かべた月音がいた。
だが決して、さっきのような力ない笑みではなく、その目に、ある種の決意のようなものが秘められている。

「今日は、ありがとう…。その…俺を元気づけようとしてくれて…」
「礼を言われるほどでもない。私はそのためにお前といるんだからな」
「…」

しかし、私に今日の礼だけ言うと、月音はまた黙り込んでしまう。

「なんだ。たったそれだけの事を言うために、私を引き止めたのか?」
「ち、違うんだ!…あ…あのさ、モカさん…明日とか…空いてる?」
284もう一人の「彼女」:2009/07/06(月) 01:14:17 ID:N7JUMwKN
明日。
今日は土曜日であるから、つまり日曜日である。

「?特に予定はないが…」
「も、もしよかったらなんだけど…明日…その…俺と…」
「…」
「俺と…一緒に…」

なるほど、と私は一人納得した。
以前、月音は表のモカとたまにデートをしていた。
今はもう、表のモカがいなくなってしまったから…
その代わりに、あいつの代役を申し出た私とデートをしようという考えなのだろう。
確かに理には適っている。
しかし、それにしてもこいつは…全く…

「…馬鹿」
「やっぱり、駄目、かな…?」

月音が自信のなさげな顔を私に向ける。
何を勘違いしているのやら。
月音…お前は、さっきの私の話を聞いていなかったのか。
私はお前の為なら何だってしてやろう、と言ったばかりだろう。

「そんなにおどおどしながら誘うやつがいるか。お前はいつも、表のモカを誘うときどうしてた?」
「え…それは…」
「「明日デートしよう」、と言えばいい。それで私の方は断る理由は何もない」
「ほ…本当?」
「嘘などついてどうするんだ」

私が無愛想に言うと、月音はパっと笑顔を輝かせる。
それは、表のモカがいなくなって私が見る、二度目の月音の自然な笑顔だった。

「ありがとうモカさん!じゃあ、明日の朝十時にここに来てくれるかな?」
「ああ、わかった。じゃあ…また明日な、月音」

今度こそ別れの挨拶を済ませ、私は再び月音に背を向けた。
そして、思わず口元を緩ませる。

全く…久しぶりに「私」とデートをするのがそんなに嬉しいのか…。
これは…お前の期待を裏切ることのないようにしなくてはな…。

そう思った私は、部屋へ帰る足を速めた。
こうしてはいられない。
表のモカの代わりを果たすと決めた以上、月音を失望させることのないようにしなくてはならない。
それには入念な準備が必要だ。

ふふ、月音…明日を楽しみにしていろ…

私は一人、不敵な笑みを浮かべた。
胸に、言いようのない高揚感を抱いて…。
285名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 01:15:57 ID:N7JUMwKN
以上です。続きます。
またしてもめちゃ長い上にエロがなくて
すいません。

>>236
GJ!表モカも裏モカに負けないくらいエロくて可愛いですね〜。
>>247
久しぶりに月音と胡夢の純愛見た気がします…GJです!
描写が細かくて、場面がイメージしやすかったです。
>>242
すいません、流石にあの続きは書けないっす…w。

286名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 01:53:23 ID:Z6PrFaU9
>>285
GJ!!!
月音の衰弱した精神状態や裏萌香の健気さが感じられてとても
興味深かったです.
続きはいつくらいになりそうですか?
楽しみに待っています.
287名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 13:12:17 ID:b8tTYaYW
神キターァァァア\(^∀^)/
288名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 18:58:56 ID:83lhrH+P
>>285
Good Job!
I am waiting for your story.
289名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 12:43:50 ID:TXeT64XW
GJ!
今後のエロ展開にわくわく
290名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 22:15:21 ID:869aqNdV
>>285
これはワッフルの雰囲気。
291名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 00:22:30 ID:beaYufUh
292名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 00:25:31 ID:umG6hqDR
虹板に逝ったら?
293285:2009/07/09(木) 17:39:32 ID:rOGmta4q
続きは日曜の深夜になると思います。
294名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 21:07:32 ID:Zl7ZCCSy
期待上げ
295名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 14:04:30 ID:k82SN5OM
今晩が待ち遠しいなぁ。

俺、明日の期末試験が終わったら神のSSで抜くんだ…
296名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 15:08:05 ID:LJZdH75/
いや待ち遠しいが神の事だ。もっと焦らしてからだろ?
297名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 23:46:20 ID:E1a8W6xt
ご、ごめんなさい、どうも今日の深夜は無理っぽいです…。
火曜の深夜にはあげたいと思います。
ほんとすみません。
しかも、また巻き添え規制食らってますんで、うpろだになりそうです…。
298名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 23:49:39 ID:E1a8W6xt
あ…忘れてました。
>>285です。
299名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 00:21:30 ID:bfeWGKK8
残念だけどしゃあない(:_;)
300名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 23:12:30 ID:nwWeTcTS
その体は無限の(男の)ロマンで出来ていた
301名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 01:09:11 ID:chZdWSun
神はまだか・・・
302名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 03:35:48 ID:oUMXwEyN
a
303名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 18:42:09 ID:Ms2WI+2R
裏萌香「このバカ…早くいかせろ////(ビクンビクン)」
304名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 19:08:59 ID:MX+VU06P
ココア可愛いなココア。
水攻めで弱らせて無理矢理押し倒して、か細い手足をばきっとへし折って血をぺろぺろして、
華奢な胸をもみもみして噛み千切って、生の心臓を甘噛みして、さらに血を舐めて、
ツインテールを力尽くでぶちっと引き抜き、頭蓋骨に穴あけて脳みそを直接愛撫して、
おまんこにぶっとちんこをねじこみ、幼い膣の内側からぶち抜き、射精して真っ白に染め上げたい。
大好きなお姉ちゃんの腐乱死体の前で。もちろんココアちゃんはお姉ちゃん、お姉ちゃんと泣き叫ぶの。
そしてわんわん泣くココアちゃんい優しく添い寝して、首を噛み切って、お持ち帰りして生首にフェラチオさせるの。
そんなお話はどっかにないかな。
305名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 19:33:45 ID:Ms2WI+2R
マジキチ
306名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 20:54:50 ID:chZdWSun
>>304人間のクズ
307名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 00:22:38 ID:7ZPG5Riz
このスレ的には潮吹きってあり?
308名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 00:41:15 ID:u5B3Hil0
>>307
むしろ潮が吹かなきゃはじまらない
309名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 22:47:14 ID:s95kya0J
引き延ばしより更に2日ほど遅れてすみません…。
自分を追い込む意味を込めて期限を先に決めたんですが
結果として、今回のように無責任なことになってしまうので、今度からそれはやめます。
以下、>>284の続きです。
310もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:49:29 ID:s95kya0J
そして、日曜日…
朝の10時を少しまわった頃、私は例の待ち合わせ場所に向かう。
すると、思った通り、月音は既にそこにいた。

「月音、おはよう」
「あ…モカさん、おはよう」

私が声をかけると、月音はそれに気づいたようで、私の方を向く。
月音は、上はストライプ柄のシャツに黒のジャケットを羽織り、下は色の濃いジーンズを履いていた。
表のモカとデートをしていた時と、なんら遜色のない恰好である。
あいつの代わりに私とデートをするのだから当たり前の事であるが…なぜか、嬉しくなった。

「すまんな、少し遅れてしまった」
「いや、そんなに待ってないから大、丈…」

私が遅れてきたことを詫びると、月音が私の姿を見たまま
まるで時間が止まったように体を硬直させる。

「………」

私はそんな月音の様子に、内心ニヤっと笑って、わざと月音に尋ねてみる。

「ん?どうした月音?私の顔に何かついているのか?」
「…あ!い、いや…そんなことは…」

すると、月音が目に見えてうろたえだし、私から目をそらした。
私としては、こんな月音を見るのも嫌いではなかったが…
今は、こいつのもっと違った反応が見たかった。

「だったら何なんだ。…もしかして、今日付き添うのが私では…不服か?」

そこで私は、今度はわざと、口調と顔つきを少しばかりしおらしいものにして、月音に聞いてみた。
すると月音が、両手と首を大げさに振って私の言った事を否定する。

「ち、違う!!それは断じて違うよ!!お、俺はただ…!」
「…ただ?」

そして、顔を真っ赤にして、俯きがちに、頬をポリポリと掻いた。

「モカさんが…凄く…綺麗だな、って思って…」
「…クス」

311もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:50:08 ID:s95kya0J
…うむ。この反応は、悪くない…。
私は、ようやく聞き出せた月音の本音に満足し、思わず頬を緩ませる。
今日の私は、黒のキャミソールワンピースを着て、肩から腕にかけて白のストールを掛けていた。
月音の反応を見るに、この服装と…
そして…初めてしたメイクの仕方に間違いはなかったようだ。

昨日、あれから部屋に帰った私は、部屋中のタンスを引っぱりまわし
寝るまでの間…ずっと鏡の前で、今日着ていく服を吟味していた。
そして今朝も、ついさっきまで化粧や身嗜みのチェックにおわれて、そのせいで、少し時間に遅れてしまったのである。
無論、そうならないように早起きしたはずなのだが、完璧を期するあまり、結局時間がかかり過ぎてしまった。

それもこれも…月音を失望させないため。
まず、デート時の見た目の段階で、表のモカ以下と見られるようでは、あいつの代わりなど果たせるわけがない。
私はそれを危惧していたのだが…どうやら、苦労と時間をかけた甲斐はあったようだ…。

「フフッ、光栄に思えよ月音?お前はその私を、今日一日連れまわせるんだからな」
「う…うん…」

すっかり上機嫌になった私が月音の手を取ると、月音は酷く落ち着かない様子になる。
私は、そんな月音の様子を楽しみながら、そのまま月音の手を引いて歩きだした。


……

そして、もののけ番外地に入った頃、私はふと、今日の目的地を聞いていない事に気づく。

「ところで月音、今日はどこに行くつもりなんだ」
「うん、まずは映画に行こう?」

すると、どうやら月音は最初からそこと決めていたようで、すぐに返事を返す。
私と手を繋ぐのも慣れてきたのか、顔も声色もすっかり落ち着いた様子だ。
私としては、落ち着かない様子の月音を見るのが楽しかったので、それはそれで何だかつまらん気がした。
が、その話は別として…これから行く先が映画と聞き、私は少し複雑な気分になる。

「映画?…まあ、いいだろう」
「?どうしたの、モカさん?嫌…なの?」

312もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:50:50 ID:s95kya0J
私の声色から何か晴れないものを感じ取ったのか、月音が心配そうに私の顔を覗き込む。
私はそんな月音に、今度は努めて顔から嫌な色を消して、言った。

「いや、そんな事はないぞ。付き合ってやる」
「…ふふ、ありがとうモカさん」

すると、月音は安心した顔をする。
しかし、まったく…何度言ってもわからん奴だ。
私は表のモカの代わりなのだから、私の気など気にせずどこへなりと連れまわせばいいものを…。
私は相変わらずの月音の遠慮深さに半分呆れるが…
それはそれとして、正直気がすすまないというのも確かだった。

以前…月音は表のモカと一緒に、よく恋愛ものの映画を見に行っていた。
しかし、どうにも私は、その「恋愛もの」という類が肌に合わんらしい。
ロザリオの中から見ていたが、どれもこれも同じような結末に見えるし
そもそも、物語が山場に向かうまでが退屈すぎて、途中、何度意識を失いそうになったかわからない。
表のモカ等は、映画が終わってからボロボロ泣いている時もあったが…私には理解できん。
だが、月音が私を表のモカとして扱う以上、またあの退屈な時間を過ごさねばならんのだろうか…。

「良かった。今日はすいてるみたい」
「ああ…そのようだな」

表のモカの代わりを果たすのも楽ではないな…、と私が半ば気を滅入らせていると
月音の嬉しそうな声が耳に聞こえてくる。
どうやら気がつくといつのまにか、ミニシアター(人間界で流行った映画を上映している場所である)
の入口近くまで来ていたようだ。
そして、いよいよ入口にさしかかった頃、現在上映中の映画のラインナップを指差して
不意に月音が私に訊いてきた。

「モカさん、どれが見たい?」
「何?お前が選ぶのではないのか?」

月音が見たい映画を見にきたと思っていた私は、思わず月音に訊き返す。
すると、月音はそんな私に笑いかけた。

「いや、俺はどれでもいいから」
「む…そうか」

月音がそう言うので、私が、今日見る映画を選ぶことになってしまった。
そう言えば、月音が表のモカと行っている時も、いつも表のモカが選んでばかりだった気がする。
恋愛ものは、完全に表のモカの趣味だったようだ。
しかし…いきなり私に選べと言われても、映画の種類などよくわからんぞ…。

「迷ってるなら…これとかどう?ふふ、モカさん、格闘技とか結構好きな方でしょ?」

313もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:51:27 ID:s95kya0J
すると、月音がそんな私の心境を察したのか、今季上映中の映画の中の一つを指差した。
その映画のジャンルを見ると、「SFカンフーアクション」とある。
SFという意味がよくわからんが…カンフーというのは、人間の生み出した格闘技の一つだったか…。
うむ…まあ確かに、それには興味がないわけではない。

「ん…ならまあ、それでいいだろう」
「じゃあ、行こうか、モカさん」

私は深く考えずに決めると、月音とチケットを購入する。
まあ、たとえどんな内容だろうと、恋愛ものよりかは私の肌に合っているだろうし
それに、いつまでもウダウダ考えるのは性分ではない。
そう思ったのである。

私達はシアター内に入ると、空いてる席を見つけ、二人で座る。
すると、ちょうどその時、上映が開始された。
どうやら、タイミングがいい時に、ここに来れたらしい。
私はその事を幸運に思いながら、自分の眼前に意識を向けた。

……
………

そして、映画の上映が終わって、私達は、再びシアターの前までやってきた。

「今の映画、面白かったね」
「ああ…。なかなか、悪くなかったな…」

月音の感想に、私も興奮の余韻を胸に残したまま、同意した。
正直…見る前は、たかが人間の作ったものと思っていたが…存外に悪くなかった。
気がつけば終わっていたというほど、時間を忘れて楽しむことができたし
熱中し過ぎて、何度か思わず身を乗り出してしまった。
その時の私を見る月音の目を思い出すと、今でも憎らしいが…まあいい。
そんな事より、面白さとは別に、先ほどから私には気になって仕方のない事がある。
私はそれを月音にぶつけてみることにした。

「しかし、月音…」
「ん?何、モカさん?」
「さっきの映画に出ていたのは人間ではないだろう。
 どうして人外の者が人間界の映画に出てるんだ?」

すると、月音が意外そうな顔を私に向ける。

「え…普通の人間だよ。どうしてそう思うの?」
「何…?」

どうにも話が噛み合っていないようなので
私は、自分が先程おかしいと思った映画の場面を、具体的に挙げてみることにした。

「お前は人間の癖におかしいと思わんのか?
 どうして人間が、手から妙な波動を出せたり、あれほど高く跳躍できたりするんだ」
「…」

314もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:52:30 ID:s95kya0J
すると、月音が一瞬呆気にとられたような顔になったかと思うと
やがて口に拳を当てて、ふふ…と微笑んだ。

「なんだ。ヒトの顔をじろじろと見て…何をニヤついている」

私は、その月音の笑顔に何か気に食わないものを感じながらも、笑った理由を訊いてみる。
すると月音は笑うのをやめ、私の方を向いた。

「モカさん、あの波動はCGだよ」
「CG?…どういうことだ」

月音が私に説明するが、まるで要領の得ない私は更に月音に追及する。
すると次の瞬間、月音が、私にとって信じられない言葉を口にした。

「簡単に言えば、機械の力で波動が出ているように見せてるだけだよ」
「……何?」

私は一瞬、自分の耳を疑った。

「そのようなことが…できるのか?」
「うん。こういうジャンルなら、結構ありきたりの手法だと思うけど…」

月音が当たり前のことのように言う。
人間界は科学が発達していると知ってはいたが…まさか…

「で、では、あの俳優は…」
「うん。俺なんかよりは全然強いだろうけど…普通の人間だよ。波動なんて出せっこないよ」
「……」

月音の言葉を聞いて、私は暫くの間、絶句した。

…なんだと?つまりあれは全部…ただの、ハッタリのようなものか…?
…。
…っ!
人間ごときが、小賢しい…!
これでは、我を忘れるほど楽しんでいた私が、馬鹿みたいではないか…!

先程までの心地よい興奮が消え、私は、今度は別の意味で興奮してくる。
だが、やがて押し寄せてくる感情の前には、この程度の怒りなど、まるで問題にならなかった。

315もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:53:33 ID:s95kya0J
…。
…待て。
そうなると私は…この男の…月音の、前で…自分の無知をさらけ出したのか…?
………。
…い、いやしかし!あの跳躍力は、それでは説明でき…

私が、自分の顔が瞬く間に熱くなるのを感じながら、そんなことを考えていると
まるで月音が、私の考えを読んだかのようなタイミングで説明を始める。

「ちなみに、あのジャンプはワイヤーアクションって言ってね…」
「!!し…しし、知っている!いちいち得意げに話すな!私は、お前の知識を試してやっただけだ!」

私が自らの羞恥と、月音のその説明をかき消すように怒鳴り散らす。
咄嗟に口から出てきたとはいえ、我ながら少々無理のある言い分のような気がするが、知ったことではない。
私は、何が何でも、月音に無知だと思われる事を避けなければいけなかった。
誇り高いバンパイアであるこの私が、何も知らない奴だと思われては、メンツも何もあったものではないからである。
そしてその為には、何を突っ込まれても強引にごまかす気でいたが…
もっと突っ込んでくると思っていた月音が意外にも、あっさり納得した様子で笑みを浮かべた。

「…クス、そうだったんだ。ありがとう、モカさん」

しかし、どういうわけかその時の月音の目もとが、いつも以上に緩んでいる気がして
私は、酷く納得のいかない気分になった。

気に入らん…。全く、気に入らん…!
本当にわかってるのか、こいつは…。
私はお前を試したと言っているんだぞ…?
それなのに、何をそんなにヘラヘラしているんだ…!
…。
…それにしても…ワイヤーアクション、か…。
くそ…後で調べておく必要があるな…。

そんな事を頭の中でもやもや考えて、デート開始早々、不愉快な思いをした私は
その気分を取り直す為に、意識を次の目的地に移すことにした。

「で…つ、次だ!次はどこへ行くんだ!」
「ふふ…うん。そろそろお腹も減ってきたし、お昼にしようよ」

私が少し乱暴に訊くと、相変わらず気に食わない笑みを浮かべた月音がそう言うので
私達は昼食をとりに、レストランへと向かうことにした。
316もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:54:09 ID:s95kya0J
……
………

レストランにて…

「おい月音…お前の頼んだ定食は、少し栄養が偏り過ぎなのではないか?」
「え?」

注文していた料理もすでに運び込まれ、二人して昼食をとっている時
私は、目の前で月音が食べている料理を見て、率直な感想を漏らした。
すると、月音も自分の食べているものを見て、ああ…と、納得したように苦笑する。

「まあ、ハンバーグ定食だから、仕方ないと言えば仕方ないんだけど…
 それにしても、ちょっと野菜が少なすぎるよね」
「普段から野菜を多めに採るようにしろ。肉ばかりでは体に悪い」

私が、自分の注文していたミックスサンドを口に運びながら言うと
月音が料理を口に運ぶ手を止めて、私の方を見つめる。
何やら感動している様子だ。

「モカさん…俺の体を心配してくれてるの?」
「ああ」
「…モカさん…」

私が素直に肯定すると、月音が頬を赤く染める。
どうやら、とても嬉しいらしい。
実にわかりやすい奴だ。
私はテーブル横のナプキンを取り、汚れた口周りを拭くと、そんな月音に続けた。

「野菜を採らないで肉ばかり食べていると、血のめぐりが悪くなる。
 そうなると血の風味も落ちるだろう。
 お前の血が不味くなったら、困るのは私だからな」
「そ…そういうことですか…」

すると、月音ががっくりと肩を落とす。
今度は落胆しているのか。
ころころ表情が変わって見てて飽きない奴だ…、と私は心の中でクスリと笑う。
本当は勿論、血の味の心配だけではなかったのだが…
今の月音の落ち込み様が何だか面白いので、それは黙っておくことにする。
しかし、面白いと言えば…私はこの状況で、一つ、表のモカが月音にしていた事を思い出した。

「仕方ない、今回は私のを分けてやる」

私はそう言うと、自分がサンドウィッチ以外に注文していたサラダに
フォークを伸ばし、トマトを突き刺した。

「ほら月音、口を開けろ」

そして月音の顔の前にそれを持っていく。
すると、案の定、月音が狼狽する様子を見せた。
317もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:54:50 ID:s95kya0J
「え?も、モカさん、一体なんのマネ…」
「あーん、というやつだ。私が食べさせてやる」

私がそう告げると、月音は顔を赤くし、ますます慌てた様子を見せる。

「あ…いや…恥ずかしいよ…周りの人が見てるし…」

…そう言えば先ほどから、店内の注目を、私達が独占しているような気がするが…
こういう視線を感じるのは、今に始まったことではない。
不快なことに変わりはないが…見たい連中にはいっそ見せつけてやればいい。
そう思った私は半ば意気地になって、この行動を完遂しようとする。

「恋人同士なら、何も問題ないだろう。表のモカとは、よくしていたではないか」
「お、表のモカさんとだって外ではしたことないよ…」

しかし、月音は相変わらず気がすすまないようで、なかなか口を開けようとしない。
私はそんな月音の態度にじれったいものを感じ、月音を急かすように、更にトマトを近づけた。

「中も外も、どちらも大差ないだろう。ほら、あーん」
「いや…その…」
「あーん」

私が月音の唇寸前までトマトを持っていき、有無を言わさぬ口調で言うと
とうとう月音は観念したのか、おずおずと口を開く。

「あ…あーん…」

わざわざご丁寧に、自分でも「あーん」と言うあたりが、素直でなかなか可愛い奴だ…。
私がそんな月音に頬を緩ませながら、口の中にトマトを入れてやると
月音は口を閉じ、もぐもぐと咀嚼を始める。

「美味いか?」
「…うん」

月音がゴクンとトマトを飲み込むと、恥ずかしそうに頷いた。
その時の月音の様子が、まるで、母親に食べさせてもらっている幼児に見えて
私は、まったく…大きな幼児もいたものだ…、と思わず笑いを洩らす。

「クスクス…」
「!…モカさん…?」

すると、月音が驚いたような顔をする。
月音にしてみれば、なぜ自分が笑われているか分からないのだろう。
月音のその無垢な表情が顔つきを幼くさせ、幼児化に拍車をかけているように見えた。
私はそんな月音の反応に満足すると、笑いを抑え、今度はレタスを突き刺して
それを、月音の前に持っていく。
318もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:55:37 ID:s95kya0J
「よし、次だ。あーん」
「あ…い、いいよモカさん…。そ…そんなに俺に食べさせたら、モカさんの分がなくなっちゃうでしょ…?」

すると、月音の表情が羞恥に染まったものに戻り
ノーサンキューだと言わんばかりに両手の平を前に向け、赤くした顔を横に振る。
なんとか理由を付けて拒否をしようとしているようだが…そうはいかん。
半分冗談で始めた事だったが、月音の反応を見るに、これは思いのほか面白い行為だ。
これで終わらせるつもりなどさらさらない。
そう味を占めた私は月音に告げる。

「その心配はいらん。私の方は、もう腹が一杯になってしまったからな。
 このサラダは全部お前にやる」
「ええ!?」

すると月音が「信じられない」といったニュアンスの悲鳴をあげる。
無論、腹が一杯になったというのは嘘であるが…
それほど、私に食べさせてもらうのが嫌なのか…失礼な奴だな…。
私は内心苦笑しながら、月音に対して意地の悪い笑みを浮かべてみせた。

「心配しなくても、残りも全部、このやり方で食べさせてやる」
「か、勘弁してよ〜!モカさぁん!」

すると、月音は結構本気で嫌がる様子を見せたが
それでも私が口の前に食べ物を持っていくと、終始気がすすまない様子ながら
突っぱねることなく、残さず食べてくれた。
こういうところが月音の美徳なのかも知れないが…本当に人のいいやつだ。
私も、そんな月音の性格に甘えて、少しからかいが過ぎたかもしれないが…
まあ…たまにはこういうこともいいだろう…。


そして、月音にとってはともかく、私にとっては楽しかった食事の時間が終わった後
今度は月音が、私に「どこにいきたい?」と訊いてきた。
私は、映画の種類だけでなく、デートの行き先まで碌に決めていない月音の主体性のなさに呆れたが…
せっかくの機会なので、「服屋に行きたい」と月音に告げた。
今まで、服など表のモカに任せっぱなしだったから、一度自分で選んでみたいと思っていたからだ。
すると、月音は二つ返事で了承し、私達はブティックに向かう事になった。

……
………

ブティックにて…

目移りしてしまうほど多くの服の中…
生まれて初めて自分で服を選ぶのに、柄にもなく興奮してしまった私は
月音の前で、今日買うものを吟味していた。

「お…この服、可愛いな…。…どうだ月音、私に似合うと思うか?」
「うん。似合うし、可愛いよ…。凄く…」
「…」
319もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:56:45 ID:s95kya0J
本日五度目となる月音のセリフを聞いて、私は月音の方に疑いの目を向けた。

「…ちゃんと見て言ってるのか?お前、さっきからそれしか言ってないだろう」

すると月音が恐縮した様子で、頭をかいた。

「う…ごめんねモカさん…。でもモカさん、どれも本当によく似合ってるから、それしか言いようがなくて…」
「む…そ、そうか…」

私は、そんな月音の顔をなぜか直視することができず、目をそらした。
そして、心の中で月音に対し一人、愚痴を漏らす。

何を着てもよく似合う、などと真顔で言うやつがいるか…。
まったく…服一つ選ぶことにも役に立たん奴だな…。

それは、月音にとっては、酷く理不尽な言われような気もしたが…まあ気のせいだろう。

それからも私は、月音の役に立たない感想を聞きながら、服を選んでいた。
そして最終的に…まあ、せっかくなので…その役に立たない感想なりに
一番月音の反応が大きかったワンピースを購入する事にした。

「…決めた。これにする」
「決まった?」
「ああ。月音、少しここで待っていてくれ。会計を済ませてくる」

そう言って私が月音に背を向けようとすると、月音が私の横に並んだ。

「いや、俺も付いていくよ。買ってあげるから、その服」
「何?…本当か?」
「うん」

私が、月音の思わぬ申し出に驚いて訊き返すと、月音はにっこり笑って、頷いた。
どうやら、冗談や酔狂ではないらしい。
表のモカの奴でも、服など特別な日以外は買ってもらう事はなかったのに、どういうつもりだろうか…。
私は不思議に思ったが、買ってやると言われて特に断る理由もないので、素直に喜ぶことにした。

「お前にそんな甲斐性があったとはな…少し見直したぞ」
「はは…そんなことで見直されても困るんだけどね…。俺が稼いだお金じゃないんだし」

私の軽口に月音が苦笑する。
だが、すぐに調子を戻すと、私に誘いかけた。

「とにかくレジに行こう?そのワンピースでいいんだよね?」
「ああ。…だが、少し待ってくれ。これもいいが、やはりこちらの服も…」

そう言って私は、先ほど、最終的にワンピースとどちらにするか迷っていた服に手をかけた。
私としてはデザインが一番気に入っていたのだが、少し値が張るのと
月音の反応が、さっき選んだワンピース程ではなかったので、取りやめることにしていたのである。
しかし、買ってもらえるとなると、どうせなら高い方がいいだろうか…という、少しばかり卑しい心が湧き出てくる。
だが…やはり、月音の好みであるこのワンピースを捨てるのは、気が引ける…。
…そう言えば、月音の好みという点で考えれば…

「これも捨てがたいな…」
320もう一人の「彼女」:2009/07/16(木) 22:57:22 ID:s95kya0J
私は、先ほど第三候補に挙がっていた服にも手を出した。
せっかく一度は買うものを決めたというのに、こうなってくるとまた一悩みしそうである。
一方、月音はというと…

「…」

何を言うでもなく、そんな私を困ったような笑顔で見つめていた。
また時間がかかるのか…とでも考えているのだろう。

…だが、仕方がないだろう。
お前が、服を買ってやるとか言いだすから、こういうことになるんだ。

私が心の中で月音に対し、不毛な不満を漏らしながら、服を選び直そうとすると
その時、また月音の方から、私にとって思いがけない声が上がる。

「わ…わかったよモカさん。全部…3着とも全部買ってあげるから!」
「!な…」

私はその言葉に驚愕して、月音の方を向く。
こいつが、1着ならず3着とも買ってやると言いだすことなど、全く予想していなかったからだ。
…それにしても、何が「わかった」というのだろうか。
もしかして月音の奴には、さっきの私の態度が、「3着とも買ってくれ」とねだっている風に見えたのだろうか。
私は別に、そんなつもりはなかったのだが…
しかし、月音がそう言うなら…

「本当に…いいのか?お前がそう言うなら、言葉に甘えるが…財布の方は大丈夫なのか?」
「だ、大丈夫だよ…多分…」

月音が私に、大丈夫だという事をアピールするためなのか、笑顔を作ってみせる。
しかし、その頬はヒクヒクと引き攣っていた。
さっきとはうってかわって、酷く頼りなげな月音の様子を見て、私は、本当に大丈夫なのか…と言いたくなった。

すると案の定、レジで叩きだされた数字を見て月音は、今月…生きていけるかな…などと呟き、顔を青くしていた。
その時、せめて追加した2着分は、私が払うなり、取り下げるなりすれば良かったのかもしれないが…
せっかく月音自身が申し出たことなので、私は月音の言葉に甘えることにした。

それに…一度に3着も服を買ってもらえるなど、表のモカでもなかったことだ。
そう考えると、それはそれで、私は不思議な優越感に浸ることができた…。

321名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 22:58:43 ID:s95kya0J
今回は以上です。
ぶつ切りですみません。
そして、今回も長い上にエロなしですみません。
次こそエロ入る…予定ですw。
正直、デート描写すっとばして、そのままエロ行けば良かったかな、と後悔しています。
自分で書き始めといてなんですが、裏モカは、キャラとして謎が多過ぎなんで
書くのが凄い難しいです…。

余談ですが、裏モカの恰好は、原作でデートした時のを思い浮かべて下さい。
322名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 09:02:00 ID:6S4gluKA
最初にトマトを月音に食べさせようとしたのは声優ネタかとオモタ
続き、期待しております。
323名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 19:53:07 ID:dEwFw6Cg
期待ing
324名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 20:08:40 ID:OA1nIiNJ
GJ!!
期待して待っています.
映画の所のくだりは,以前アニメの方のスレで見た気がするんですが,
もしかして,貴方はあの時の方なんですか??
325名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 02:35:23 ID:JCk70o5R
裏萌香たんハァはぁ
326名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 12:18:15 ID:RaRvDDjG
月音「I am the bone of my sword」
327名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 15:06:32 ID:N8tFnnhN
全員幼女になっちゃう話があったが、やっぱ幼女になったところを犯したいよね
幼女幼女可愛い幼女
幼女モカを力尽くで犯して股断裂
幼女くるむのぺったんこ胸を抉ってぐりぐり
幼女みぞれの口にちんこ突っ込んでしゃぶらせ
幼女ルピを鎖で縛って幼い尻に鞭でぺんぺん
幼女ゆかりをカードで刺し刺し
幼女ココアを逆さにして水責め
幼女可愛い幼女幼女
幼女の犯される話を
328名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 15:44:18 ID:6b7bek9e

329名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 15:57:36 ID:F42GSK3T
>>327
灰次主将の正拳突きで死ね。
330名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 01:54:16 ID:OI2070Sp
神まだぁ〜
331名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 22:11:34 ID:h1lKnoUp
だれか、幼女モカさんと待ったり過ごす非エロSS書いてくれませんか?
332名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 22:11:54 ID:h1lKnoUp
待ったり→まったり
333名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 00:07:23 ID:r0sa4s/U
みぞれと結ばれるSSも見てみたいね
334名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:36:40 ID:JQGk11Sz
相変わらず遅くてすみません。
続きいきます。
こないだ書いたブティックの下りを後で見直してみると
裏モカが、いくらなんでもデレすぎというか、月音に意識が向きすぎだと自分で思ったので
書き直しました。
よって、>>318の後半からの続きです。
相変わらず無駄にスレの容量使ってすみません…。

335もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:39:17 ID:JQGk11Sz
そしてブティックにて…

私は今、目移りしそうなほど多くの服の中から、今日買うものを選んでいた。

「お…このワンピース、可愛いな…いや、これも…」
「モ、モカさん…」

私は、また新たな服を一着、月音の腕に乗せた。
既に月音の腕には、かなりの数の服が積まれている。
月音が先程からその量に呆然としているようだが、知ったことではない。

自分で服の買い物をするのは初めてだが…
こういう店で服を見ていると、どれもこれもが、いい品物に見えてくるのは気のせいだろうか…。
今私は、手に取るもの手に取るものが、欲しくなって仕方がなかった。

そうして、私が服を吟味し終えたころ、月音の腕には服の山が出来上がっていた。
しかし、流石にこれら全てを買うと、財布が圧迫されそうなので…
私は月音を使って、買うものをある程度絞ることにした。

「月音、この服…お前はどう思う」

私は自分の胸元に候補の服を持ってきて、月音に感想を訊いてみる。
すると、月音が笑顔で私に返す。

「うん、モカさんによく似合ってるよ」

月音の言葉を聞いて私は、もっとマシな褒め方はできないのか…と言いたくなったが
まあいい。
悪くはないという意味だろう。
そう思った私は、次の服を胸元に持ってくる。

「ならこれは?」
「うん、それも凄く似合ってるよ」
「…」

まるでインコのように同じようなセリフを繰り返す月音に、私は疑いの目を向けた。

「…ちゃんと見て言ってるのか?お前、さっきもそう言っていただろう」

すると月音が恐縮した様子で、照れくさそうに頬を掻いた。

「う…ごめん。でもモカさん、どっちも本当によく似合っていて、可愛かったから…」
「む……そうか…」

私はそんな月音の顔をなぜか直視することができず、目をそらした。
そして、心の中で月音に対し、愚痴を漏らす。

それにしても、他にもう少し言い方というものがあるだろう…。
まったく…服一つ選ぶことにも役に立たん奴だな…。

それは月音にとっては、理不尽な言われような気もしたが…まあ気のせいだろう。

それからも私は、月音の役に立たない感想を聞きながら、服を選んでいった。
そして最終的に、その役に立たない感想なりに、月音の反応が大きめだった数着を購入する事にした。

336もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:40:45 ID:JQGk11Sz
「よし…決めた」
「決まった?」
「ああ。月音、少しここで待っていてくれ。会計を済ませてくる」

そう言って私が、月音に持たせていた服を預かろうとすると、月音が私の横に並んだ。

「いや、俺も付いていくよ。買ってあげるから、この服」
「何…?」

私は、思わぬ月音の申し出に驚いて思わず訊き返した。

「…本当か?」
「うん。今日は俺が誘ったんだし、これくらいはいいよ」

すると、月音はにっこり笑って、頷いた。
どうやら、冗談や酔狂ではないらしい。
表のモカの奴でも、服など特別な日以外は買ってもらった事がないのに、どういうつもりだろうか。
私は不思議に思ったが…買ってやると言われて特に断る理由もないので、素直に喜ぶことにした。

「お前にそんな甲斐性があったとはな…少し見直したぞ」
「はは…そんなことで見直されても困るよ、モカさん。俺が稼いだお金じゃないんだしね」

私の軽口に月音が苦笑する。
しかし、月音の言い分はともかくとして、私が月音の気遣いにありがたみを抱いたのは確かだった。

(まさか、月音がこんな事を申し出るとは…。たまにはこいつも頼りになるものだ…)

我ながら調子のいい事を考えながら、私はすっかり気分が良くなっていた。
そして、それと同時に、私はあることに気づく。

待て…。買ってもらうとなると…特に財布を気にする必要もないな。
…そうだ。
月音もせっかくこう言っていることであるし…ここはもう少し、無理を言ってみることにするか。

そう思った私は、先程買うリストから外れた服も、どさっと、月音の腕の上に置いた。

「わかった。お前がそう言うなら、これもよろしく頼む」
「…え?」

すると、月音が表情を固まらせる。
流石にこれは駄目だったのか、と思い、私は月音の顔を覗き込んだ。

「なんだ…駄目なのか?」
「う…く…わ、わかったよモカさん。買って…あげる…」

言ってみるものである。
顔を引きつらせながらも月音が了承してくれたことによって、私の心配は杞憂に終わった。
その後、レジで叩きだされた数字を見て顔を蒼くしている月音を見た時は
さすがに、自分が少し悪い事をした気になったが…
まあ、元はと言えば月音が言いだしたことであるし…表のモカも何回か月音に物を買ってもらった事がある。
私も、一回くらいは我儘を聞いてもらってもいいだろう。
そう思う事にした。

そうして、欲しかった服を、漏らすことなく手に入れることのできた私は、上機嫌でブティックを後にした。
もっとも…後ろからついてくる月音は、財布の中身を見て、肩を落としていた様子だったが。
337もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:41:53 ID:JQGk11Sz

……

「…あ…」

私の眼前で、獲物であるウサギが落ちる。
これでもう、何度目かわからない。
そして私は、同じく何度目かわからない、言いようのない怒りを感じて、体を震わせた。
すると、月音がそんな私の様子を見て、恐る恐ると言った様子で話しかけてくる。

「モ、モカさん…」
「…どうしてだ」
「へ?」

私は怒りのあまり、思わず月音の胸倉を掴んで、前後に揺さぶった。

「どうしてこう!何度やっても上手くいかないんだ!!」
「モ、モカさん…苦しい…」

月音の、割と本気で苦しそうな顔を見て、ふと私は我に帰る。

む…いかん。
確かにこいつに当たっても仕方のないことだ。
問題は…この腑抜けた機械にあるのだから…!

月音の服から手を放し、私は、眼前の忌々しい四角いガラス張りの機械…「クレーンゲーム」を睨みつけた。

ブティックを後にした私達は、もう時間も時間という事で
最後に、気楽に遊べる場所に行こうと、このゲームセンターに入った。
そこで私は物珍しい機械を見つけたので、月音に、これはなんだ、と訊いてみた。
すると月音が、やってみる?と私に誘いかけ、今に至るわけである。

しかしやってみると、このクレーンゲーム…理不尽の塊のような機械だった。
こんなたった二本の足では、どんなにうまく獲物を掴んだと思っても、所定の位置まで運ぶ途中で、絶対に落としてしまう。
それに、そもそも、根本的にクレーンの掴む力が弱すぎる。
こんなもので景品を取れという方が土台無理な話だ。
以上の理由から、この機械は、私の神経を逆なでするには十分な要素を揃えていた。

「この機械は根性が足りてないんじゃないのか?
 2、3発蹴って、気合いを入れてやろうか…」

堪忍袋の緒を切らせた私が半分本気でそう言うと、月音が慌てた様子で私を制止する。

「待ってモカさん!そんなことしたら捕まっちゃう!
 それに、捕まらなくても、モカさんがキックなんてしたら一発で機械が大破しちゃうよ!」
「うるさい、離せ!さっきからこの機械は、私を馬鹿にしているとしか思えん!」

後ろから、抱きつくようにして私を止めようとする月音を煩わしく思い、私が怒鳴りつけるが
月音は臆した様子もなく、私から離れようとしない。

「だからさっきから何度も言ってるじゃない。俺がやってあげようかって…」
「ふん…私にできないことがお前に出来るものか!いいから離せ!」
「いいから。モカさん、俺に任せて?」
「……チッ…」
338もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:42:33 ID:JQGk11Sz
私は背後の月音が、さっきからあまりにうるさいので、言うとおりにやらせてみることにした。

「…そこまで言うなら、やってみろ」
「うん。あのウサギでいいんだよね?」
「…ああ」

私が不機嫌な声で答えると、月音は早速コインを入れ、クレーンを操縦し始める。

「私があれほどやって取れなかったんだ。お前などに…?」

先程までの気分が収まらず、そこまで言いかけた時、私は、月音の操縦するクレーンが
がっちりとウサギの人形を掴んだところを目撃する。

「な…!」

そして理不尽なことに、私の時のように途中で獲物を落とすことなく
クレーンは目的地までたどり着き、人形を落とした。

「取れた、な…」

実に、あっけないものだった。
そして、月音は取り出し口から人形を取り出すと、呆気にとられている私に渡す。

「はい、モカさん」
「あ、ああ…すまん…」

私はその人形を渡されるまま、少しの間、ぼうっとしていたが
やがて、突然のこととはいえ、素直に礼まで言ってしまった自分が恥ずかしくなり
つい憎まれ口をたたく。

「…!だ…誰にでも取り柄というものはあるんだな」
「ふふ、意外だった?」

すると、月音はその言葉を気にした様子もなく、私に笑顔を返す。
私としては、月音のその余裕の反応がまた気に入らなかったが…
まさか「気に入らないから」と、言いがかりをつけて月音に当たるわけにもいかず
悶々とした気分を押さえこんで、かろうじて呟いた。

「…まあな」

すると、今度は月音が笑顔のまま、私に対して失礼な感想を漏らす。

「俺も、モカさんがそんな可愛い系のぬいぐるみを欲しがるなんて、ちょっと意外だったよ」
「…ほう」

月音のその言葉を聞いて、私は、今こそ先程の鬱憤を晴らすチャンスだと思い、目を光らせた。

「お前は今まで私の事を、可愛げのかけらもない、ゴリラのような女と認識していたのか。
 よく頭に入れておくぞ…」
「ええ!?モカさん、俺、そんなつもりじゃ…」

339もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:43:05 ID:JQGk11Sz
私が少し怒ったふりをすると、月音が酷く狼狽した様子を見せる。
私としては、本当は別にこのウサギに執着があったわけではなく、取るものは何でも良かったのだが…
月音にとってこの私が、「可愛い」というイメージから逸脱していることが
それはそれでなにか気にいらない気がしたので…
…そして更に言うなら、私がさっきあれほど悪戦苦闘したものを、あっさりと月音が攻略したことが
とても気に食わなかったので…!
…少し意地悪をしてやる事にする。

「…フン」

私は鼻を鳴らすと、月音から顔を背け、ゲームセンターの出口の向かって歩き始める。
すると、顔を蒼くした月音が私の前に回り込むなり、必死になって謝ってきた。

「モカさんごめんよぉ!お願いだから、機嫌を直して…」
「…」

しかし、それでも私は何も答えず、月音を無視して歩き続ける。

「……モカさぁん…」

すると月音の声が、絶望に染まったものに変わってくる。
流石にそろそろ勘弁してやるか、と思ったところ
ちょうどその時、ゲームセンターを出た私の目に、アイスクリーム屋が入った。

「…冷たいものが食べたいな」
「…え?」

私が呟くと、月音は一瞬意味が分からなかったようで、呆気にとられた様子になる。
私はそんな月音にもう一度繰り返した。

「私は冷たいものが食べたいと言ったんだ」
「!す、すぐに買ってくるよ!」

すると、月音はその意味を理解したのか、急いでアイスクリーム屋の中に走り込んでいった。
余程、私の機嫌を損ねたことが怖かったのだろう。
それから数分もしないうちに、月音は私のもとに帰ってきた。

「はあ…はあ…モカさん、おまたせ…」

そして息を切らせながらも、私に頼りない笑顔を向け、アイスを差し出した。

「…」

そんな月音の様子を見て…私は少しだけ、胸が痛くなった。
月音にしてみれば、私が本気で機嫌を損ねたと思って、その機嫌を直すために一生懸命になっていたのだろう。
本当は、私がただ怒っていたふりをしていただけとも知らずに…。

(まあ…私も、少し大人気なかったのかもしれないな…)

私は、月音からアイスを受け取りながら、少し反省する。
しかし、そうすると、それはそれで月音に上手く丸めこまれた気がして、なんだか悔しくなった。
340もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:44:53 ID:JQGk11Sz
「…馬鹿」

自分のそんな気分を誤魔化す意味も含めて、私は月音の額を人差し指で小突く。

「…え?」
「私の分だけ買ってきてどうするんだ。
 お前も買って…あそこのベンチで食べるぞ」

そして呆けた月音にそう言って、私は、ここから少し離れた広場を指差した。

……
………

それから数分後、私達は広場にあるベンチに座り、二人で黙ってアイスを食べていた。
私の食べているアイスは、チョコミントという珍しい味のものだったが…
個性的な味がして、これがなかなか悪くなかった。
そうやって、私が食べているアイスに舌鼓みを打っていると
隣に座っている月音が、不意に私に話しかける。

「モカさん…今日は、どうだった?楽しかった…かな?」
「ん?…ああ…まあまあだな。悪くはなかったぞ」

私は、自分の口から、自然にそういう言葉が出てきたことに驚いた。
しかし…表のモカと月音が今日のように二人で出かけるのを、何度となくロザリオから見た事はあるが
見ているだけでなく、自分がやってみるというのも悪くない。
そう思ったのは、まぎれもない本心だったので、まあいいだろう。

だが、私にとって大事なのは、自分ではなく月音が楽しめたかどうかである。
なにしろ、私は表のモカの代わりなのだから、月音が私とのデートをつまらんと思うようではまずい。

「お前はどうなんだ。…楽しかったか?」

そう思った私が月音に訊き返す。
すると、月音はその顔に満面の笑みを浮かべた。

「うん。俺も…今日はすごく楽しかったよ」
「…そうか」

私は、その月音の笑顔がなんだか気恥かしくて、月音から目をそらし、アイスを食べることに集中する。
それほど私が、表のモカの代わりを上手く務めることができたという事なのだろう。
これで私も、わざわざ日曜を潰してまで、月音に付き添った甲斐もあったというものである。
…。
…?

しかし待て…、と私は、今自分の思った事に違和感を感じた。

よくよく思い返してみると…今日私は、表のモカの代わりを務める、というよりも
いささかはめを外し過ぎて、好き勝手やっていたような気がする…。
いや、むしろ…表のモカの代わりなど殆ど果たせてなかった気すらする。

私は、自分がとってきた行動と、今日の目的がかなり食い違っていたことに気づくが…
…しかし、まあ…
月音が「楽しかった」と言っているのだから、私が自分でそう思っているだけで
きっとあいつの代わりは果たせていたんだろう。
341もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:46:06 ID:JQGk11Sz
少し強引な気もしたが、私はそう勝手に納得した。
すると、そんな私の耳に、月音の安心したような声が聞こえてくる。

「それにしても良かった…。
 モカさんが「悪くない」って言ってくれて。
 でないと俺…今日モカさんを誘った意味がなかったから」
「…?」

私は月音の言葉を聞いて、頭に疑問符を浮かべた。
私を誘った意味がないとは…どういうことだろうか?
月音は私を表のモカの代わりにしているにすぎないのだから
私がどう思おうと…例え詰まらんと思おうと、月音にはあまり関係のないはずだが…。
…。
いくら考えても、私は月音の言ってる意味が分からなかったので、それを訊いてみる事にした。

「おい月音、それは…どういう意味だ?」

すると、月音が何気ない顔を私の方に向ける。

「俺…モカさんに少しでも楽しい思いをしてもらいたくて、今日遊びに誘ったからさ」
「楽しい…思い?お前は何を言ってるんだ?」

が、私には皆目月音の言っている意味が分からず、更に訊き返す。
すると、月音が、少しだけ表情を暗くした。

「…モカさんはさ…小さい頃は修行ばっかりで、その後はずっと表のモカさんの中にいたんでしょ?
 だったら、今日みたいな、普通に遊んだりする楽しさを知らないんじゃないか、って思って…」
「…」

月音の言葉に、私は、そう言えば昨日、月音が私の過去について訊いていた事を思い出す。
まさか…月音はそれで私に気を使って…

「…なんだ?じゃあお前は今日、その「楽しさ」とやらを知らせるために
 私をいろいろ連れまわしたのか…?」
「うん。こんな俺でも、いれば何かの役に立てるかなと思って。
 結局…役に立ったかわからないけどね」
「……」

月音が苦笑する。
私はそんな月音の笑顔を見て、信じられないような気持ちになった。

なんだと…?
では、こいつは…私を表のモカの代わりにしていたわけではなく…
ただ純粋に、私を楽しませるために今日一日を過ごしたというのか…?
…。
馬鹿、なのか…こいつは…。
…どうして、そんなヒトの事を構っている余裕があるんだ…。
表のモカがいなくて、自分は辛くて仕方ないはずなのに…
…わざわざ、私の為に…
342もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:46:48 ID:JQGk11Sz
「…っ!!」

そこまで考えた時、私は、自分がジッと月音の顔を見つめたままだったことに気づき
咄嗟に目をそらす。
すると、月音が心配したような顔を私の方に向けた。

「モカさん…どうしたの?」
「な…なんでもない!」

私は、自分の顔を覗き込もうとする月音を鬱陶しく感じ、乱暴に答える。
そして、月音が今日、今まで、私を楽しませるために行動してきたのだと考えると…
私はにわかに、先程「悪くない」と言った自分を認めたくなくなってきた。

「…訂正だ」
「え?」

私が呟くと、月音が間の抜けた顔をこちらに向ける。
私は、そんな月音にはっきりと言った。

「今日は全然、楽しくなかった」
「え…だってモカさん、さっきまあまあって…」
「うるさい。楽しくなかったものは楽しくなかったんだ」

すると、月音の顔色が少し曇るが、私は断固として自分の主張を曲げなかった。

…そうだ。
考えてみたら、今日は、いつもに比べて上手くいかない事も多々あったというのに
一体、どこが「悪くない」というんだ、私は…。
どう考えても楽しくなどなかった…はずだ。

しかし、私が自分の中で認識を改めている間に、月音の顔がみるみる落ち込んでいく。

「…そっか。…ごめんねモカさん…。今日一日、無駄に付き合わせちゃって…」
「い、いちいちそんな辛気臭い顔で謝らなくていい!…で?」

そんな月音の顔を見て、妙な罪悪感に襲われた私は、それを誤魔化すように言い放つと
月音に疑問符を向ける。
すると月音が、相変わらず呆然とした様子で、私に訊き返した。

「え…でって…?」
「…次はいつなんだ」
「…?」

私が無愛想に言うと、月音が目をぱちくりとさせる。

(私の言っている意味が分からないのか…こいつは…)

私は、目の前の男の鈍感さに、ほとほと嫌気がさしながらも
仕方がないので、いちいち説明してやることにする。

「私だって、まさかお前が、一回目で私を上手くエスコートできるとは思っていない。
 お前は今日、私を楽しませることができなかった。
 当然お前は、この失敗を挽回する気はあるんだろうな?」
「…」
343もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:47:30 ID:JQGk11Sz
すると、月音が私の方を見たまま黙り込む。
私は、その月音の目から、月音が何を考えているかは読めなかったが…
私にとって、この沈黙が妙に居心地悪く感じたのは確かだった。

全く…意味ありげに黙るんじゃない。
私は何もおかしなことなど言ってないだろう…。

そう思った私は、月音に答えを急かす。

「ど…どうなんだ、月音」
「…クス」

するとやがて、月音が柔らかい笑みを浮かべて、言った。

「わかったよモカさん。じゃあ今度の日曜日、また一緒に行こう?」
「…フン。それでいいんだ。
 …次はもっと、私を楽しませるように努力することだ」

私は、自分の望んでいた月音の言葉を聞けたことに満足すると、私なりに月音を叱咤する。
すると、月音の奴が、また顔に妙な笑みを浮かべた。

「ふふ。うん…」

私は、この時の月音の含みのある表情がまた気にはなったが…
今は、いつになくいい気分だったので、さっきのように腹が立ったりはしなかった。
そして、そうしているうちに、二人してアイスも食べ終わる。

「じゃあモカさん、そろそろ帰ろう?」
「ああ…」

私達は立ち上がり、広場を後にした。
それからは、お互い喋ることもなく、無言だったが…
それは昨日のような気まずいものではなく…どこか心地よい、悪くない空気だった。

そう思っていたからかもしれないが、思っていたよりもずっと早く
今日の待ち合わせ場所であった、分かれ道がやってくる。

「じゃあモカさん、俺はここで…。また、明日ね」

そこで、月音が改まって、私に別れの挨拶をし、そのまま帰路につこうとする。

「あ…おい月音!」

私は、そんな月音を呼び止めた。

「?どうしたの、モカさん?」
「!あ…いや…」

だが私は、月音が振り向いてから、特に引き止める理由がないことに気づく。
なら、なぜ呼び止めてしまったのだろう…。
私は、自分で自分の取った行動に混乱して、言葉を濁す。
344もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:48:44 ID:JQGk11Sz
「その…だな…」
「?何もないんだったら…俺、行くよ?」
「ま…待て!」

そうこうしているうちに、また月音が帰ろうとする。
そんな月音を咄嗟にまた呼び止めた時、私は、頭に一つの考えが浮かんできた。

…そうだ。
今日、月音は曲がりなりにも、私の為に行動してきたというのに
対して私は、月音の為に何もしていない。
月音の心の助けになっていない。
これでは、表のモカの代わりを果たしていることにならないではないか…。

私は、自分が心の奥底でそれに納得していないから、体が勝手に月音を呼び止めたのだと解釈した。
そして、そう思った私は、自分が今、月音にしてやれることを模索する。
すると、それは思ったよりあっけなく見つかった。

(なんだ…私が、表のモカの代わりとして、月音にしてやれることがあるではないか…)

私は自分のその考えに満足すると、調子を戻して、月音に続ける。

「…待て月音、まだ今日の用事は終わってないだろう」
「え…?用事って…まだ他に何かあったかな?」

すると、月音は全く見当がつかないといった顔をする。
そんな月音に、私は誘いかけた。

「…ああ。とりあえず、お前の部屋に行くぞ」
「?うん…」

そうして私は、怪訝な顔つきをしたままの月音を連れて、月音の部屋へと向かった。


……

「俺の部屋に帰って来ちゃったけど、モカさん、用事ってな…うわぁ!!」

そして、月音の部屋に入るなり、私は月音に胸に飛びつき、そのまま月音の背中を壁に抑えつける。

「ふふ…月音…」
「モ、モカさん…一体何を…」

月音は、この状況が、何が何やらわかっていない様子だ。
私は月音の胸に自分の胸を押しつけるようにしながら、今自分がとっている行動について、説明してやった。

「野暮な事を言うな。
 …薄暗い部屋の中、男女二人がすることといったら、一つしかあるまい。
 もう一人のモカとも、デートの帰りに、こうしてよくまぐわっていたではないか…」
「!!モカさん、待って!俺…今日はそんなつもりじゃ…」

すると、月音が必死に私を制止する。
どうやらまだ私に遠慮をしているらしい。
何度言ってもわからん奴だと呆れながらも、私は月音に優しく語りかけた。
345もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:49:20 ID:JQGk11Sz
「気にするな。お前もあいつがいなくなって以来、寂しい思いをしていただろう?
 だから今日は、私があいつの代わりになってやる。
 私をあいつだと思って…好きなだけ、抱くといい」
「モカさん…けど、俺は…」
「…」

私は、月音のこの「とことん気がすすまない」という態度に、酷い苛立ちを覚えた。

…なぜそこまで嫌がるんだ、月音。
表のモカとは、いつものようにしていたではないか。
私をあいつの代わりとして扱えばいいと、私はお前に言ったはずだ。
そして…私は、お前の為なら何だってしてやるとも言ったはずだ。
本当はこの体を好きにしたいくせに、なぜそうしない?

したくなくなどないはずだ、と思い、私は月音の股間に手を触れる。

「うぁ!」

すると、月音が小さな喘ぎ声をあげる。

「クス…なんだ…。口ではそんなことを言いながら、こっちの方は
 もうこんなにしてしまっているではないか…。
 体は正直なんだな」
「う…」

私が笑うと、月音が羞恥に顔を染める。
図星なのだろう。
何しろ、ズボン越しに私が触れた月音の男性器は、十分すぎるほど硬質化していたのだから。

「だが、お前がそこまで下らん意地を張りたがるのなら仕方がない
私がその気にさせてやる」
「ちょ、ちょっと待って!モカさん…」

月音の制止を無視して、私は、強引に月音のズボンを下ろす。
すると、見事にテントを張った月音のトランクスが現れた。

「今…楽にさせてやるよ、月音…」

私は更にそのトランクスから月音の男性器を取り出すと
既に限界まで勃起している様子のそれに手を添える。
そして、表のモカがやっていた時の要領を思い出して、それに舌を這わせていった。

「くぅ…!」

すると、月音が切なそうな声をあげる。
私はそんな月音の様子を可愛く思いながら
舌をそのまま男性器のカリの部分まで滑らせ、裏筋を舐めあげる。
すると今度は、月音の男性器がピクっと反応する。

「う!…く…モ、モカさん…駄目、だよ…」
「この状況でまだ意地を張る余裕があるとは…ほめてやるぞ、月音」
346もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:50:18 ID:JQGk11Sz
だが、肝心の月音がまだその気になっていないようだった。
私は一度月音の男性器から口を離すと、亀頭部分を咥えこみ、今度はその状態のまま
舌で月音の尿道口を刺激していく。
するとその時、月音が私の頭部を掴んだ。

「はあ…はあ…モカ、さん…」

咄嗟に、私の頭を股間からどかそうとしたのかもしれないが、手に殆ど力が入っていない。
抵抗はもはや形だけで、月音も本心ではこの行為の続きを望んでいるのだろうと私は判断した。
そして、月音がようやく素直になったことに満足した私は、そのまま頭を動かし
口内の粘膜で月音の男性器を擦りあげていく。

「う…くぅ…!」

すると、月音が喘ぐような声をあげる。
私が月音のその声に反応し、目を上に向けると、月音が恍惚とした表情をしていた。
私は、自分の責めで月音がそれほどの快楽を享受できていると思うと、なんだか嬉しくなる。
そして、調子を良くした私は、自分の唾液を絡ませながら、ジュボッジュボっと音を立てて、月音の男性器を責め立てていく。

「うあ!!…モカ…さぁん…!」

それがまた快感だったようで、私の頭を掴んだ手が震え、月音の腰が少し引ける。
私は、そんな月音を逃がさないようにしながら、男性器の竿の部分だけでなく、亀頭部分にも快感を与え続ける。

「モカ、さん…俺…もう…!」

するとやがて、月音が切羽詰まった声をあげる。
早くも限界が近いようだ。
表のモカがいなくなって以来、余程溜まっていたのだろうか。

(そう言えば…表のモカの時は、あいつが飲んでやると、月音は喜んでいたな…)

私はその事を思い出すと、自分も一滴残さず、月音の精液を口内で受け止めてやろうと思い
最後に、月音の男性器を吸い上げながら、より一層激しく頭を動かしていった。
すると、次の瞬間、月音の男性器から、私の口内に熱い奔流が放たれる。

「っ!!モカさん…!!」
「んぐ…!んむぅ!!うぐ…」

それは一度では終わらず、男性器が脈動する度に、私の口内を汚していく。
私は月音の精液を全て飲み干そうとするが、思いのほか量が多く、口から少し漏らしてしまう。
口から零れたそれを手で掬いながら、私は、コクンと口の中の精液を飲み込んだ。

「はあ…はあ…」
「んく…。…ふふ…沢山出したな、月音…」

月音が、射精した余韻で息を荒くしている。
私が手についた精液を舐めながら、そんな月音に笑い掛けると、月音が私の顔を見た。
その眼は、どこか焦点が合っていないように見える。

347もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:51:17 ID:JQGk11Sz
「…?月…」
「モカさん!!」
「んっ…!」

すると、月音が突然私を抱きしめるなり、強引に唇を奪った。
そのまま月音は、舌で私の唇を割ると、私の上唇と下唇をねぶっていく。

「ん…ちゅ…ん…むぅ…!」

そして舌を私の口内に侵入させ、その先で歯茎をなぞったかと思うと
今度は、本格的に自分の舌を私の舌に絡ませていく。

「む…ん…!ちゅぱ…ちゅ…」

私は最初、そんな月音に、口の中を好きにさせていたが
そうしているうちに…なんだか頭が痺れていくような気がした…。

なんだ…これは…
…月音とこうしていると考えると…頭が、ぼうっとしてきて…

「ちゅ…ぁん…ふ…はぁ…はぁ…ん…ちゅ…」

気がつくと私は、息を荒くし、自分からも貪るように月音に口付け、舌を絡ませていた。
そのことに私は驚いたが、もっと驚いたのは、自分がそうしているだけで
まるで媚薬でも盛られたように、頭が興奮していっていることだった。

馬鹿、な…
このような、口付けなど…たかが、性行為の前戯ではなかったのか…?
なのに、どうしてこんな…

「…んちゅ…あっ…んっ!!」

不意に、口付けをしながら朦朧としてきた私の意識が呼び戻される。
月音がいつのまにか私の服の中に手を忍び込ませて、私の胸に触れていた。

「あ…」

そして、そのまま、ブラの上から私の胸を揉み始める。
初めは優しく、摩るようにして指を動かし、そして少し時間が経つと
今度はまるでその弾力を確かめているかのように、ぐいぐいと力を込めて、私の胸の形を変えていく。

「はあ…はぁ…ぁふ…!」

そして、私が痛みを感じる直前で、揉む力を弱め
今度はまた、優しくいたわるように、私の胸を弄んでいく。
私は、月音の手のその絶妙な力加減に、思わず悶絶しそうになった。
すると、それを証明するように、私は、揉まれる度に乳房が熱くなり
ブラの下で乳首が勃起していくのがわかった。

「んくっ…あ!…あ…んっ!」

月音もそれに気づいたのか、時折指先で弾くようにして、ブラの上から、勃起した乳首を刺激してくる。
その度に私は、体がビクっと勝手に震え、口から嬌声を漏らしてしまう。
348もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:52:29 ID:JQGk11Sz
(…おかしい…変だ…)

私はそんな自分の体に、明らかな異変を感じていた。
今までも、表のモカが月音と性行為をしている時に、幾度となくその感覚は味わってきた。
あいつと私は同じ体で、感覚を共有しているのだからそれは当たり前であるが…
今、私が味わっている快感は、その時とは比べものにならなかった。
口付けをしながら、少し胸を触られただけで、これほど出来上がってしまうなど
ロザリオにいる時では、考えられないことだったのだ。

(一体、どうしてしまったんだ…私の、体は…)

私が戸惑っていると、ちょうどその時、月音が私の唇を解放する。

「ぷは…はあ…モカさん…」
「はぁ…はぁ…月、音…」

興奮した様子の月音が、真摯に私の方を見つめてくる。
なぜだろうか…私はそんな月音から目を逸らすことができなかった。

「…好きだ…」
「!!…月…んん!」

私が言い終える前に、月音がまた私の唇を奪い、そのまま私を押し倒した。
突然の事で少し驚いたが…月音は今、我を失って私を表のモカだと思っているらしい。
無論、私はそうなっても構わない、むしろそうなることこそが私の望みであったはずなのに
…なぜか酷く空虚な気分になった。

しかし、私は自分の気分などどうでもいい。
今は、月音の好きにさせてやることが大事だと思い、体から力を抜いた。
すると月音が、今度は手を、私の股間の方に持っていく。

「んむ!?」

そして、下着の上から、私の秘裂を刺激する。
既に下着が染みがつくほど濡れていたそこを、月音は、なぞり、時に指圧するようにして指を動かしていく。

「ふぅ…ふぅ…ん、く…!」

その度に私は、ピリピリっとした快感が全身に広がっていき、秘裂の奥が、ジュク…と疼くのがわかった。
やがて月音は、いよいよ我慢がきかなくなったのか、私の下着をずらす。
そして、いきり立った男性器を、もう十分すぎるほど濡れそぼっている私のそこへ突き立てた。

「ぅんんんん!!」
「く…!」

私は、秘部から突如襲ってきた異物感と、それ以上の快感に、思わず声をあげる。
そして、月音がそのままゆっくりと腰を動かしていく。

「んっ…んっ!んくっ!!んんぅ!!!」
「はあ…はあ…!…モカさん…」
349もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:53:06 ID:JQGk11Sz
月音が腰を動かすと、ぐちゅ…ぐちゅ…と卑猥な音がする。
私は、月音に一突きされる度に、理性が吹き飛びそうになるほどの快楽を感じ
その快感に流されないよう声を押さえた。
だがその時、月音が、はだけていた私の胸元に手を伸ばし、ブラを少しずらす。
そして、露になった私の乳首に吸いついた。

「んああぁ!!」

その瞬間、私は、胸の先端から脳にかけて、鋭い電流のようなものが奔るのを感じ
思わず嬌声をあげてしまう。
月音はそのまま唇と舌で私の乳首を弄び、手でもう片方の乳房を揉みしだきながら
腰を動かしていく。
私は、そんな月音の頭を無意識のうちに胸に抱えて、ただ、体中を駆け巡る快感に身を任せていた。

「んっ!んんっ!!はあ…はあ…うぁ!!ああぁ!!」

両乳房と秘部の、3個所からの快感が、私の脳髄を確実に支配し
私を、月音との性交のこと以外、何も考えられないようにしていく。

…駄目、だ…快感が…強すぎる…。
まさか…性行為というものが…ここまで快感を伴うものだったとは…。
ロザリオにいる時とは…全然…違う…。

私はそれに抗う術もなく、ただただ未知の感覚に戸惑うしかなかった。
やがて、月音が私の胸から手と口を離し、「私」の名前を呼びながら、がむしゃらに腰を動かし続ける。

「モカさん…モカさん…!」
「月音…!んぁああ!!月音ぇ!!」

私も月音の背中に手を回し、それに答えるように月音の名前を呼ぶ。
そうすると、ただでさえ敏感になっている体の性感が、より一層高まったような気がした。

「あっ!あっ、ああ!!あああぁ!!んああぁ!!!」

月音の男性器が私の秘部を激しく出入りし、部屋の中に肌のぶつかり合う音が響く。
その度に私は、結合部から全身に強烈な快感が響き、口から漏れる嬌声を抑えることができなかった。

…気持ち、いい…気持ち…いい…。
もう…どうなってもいい…。
このまま…月音と、一つに…。

もはや、私は何も考えることはできなかった。
月音にしがみつき、突かれる度にあられもない声をあげる。
もう、それを恥ずかしいと思う余裕さえない。
そんな私の口に、月音がまた自らの口を近づける。

「モカさん…」
「月音…ちゅ…んん!ちゅ…ちゅぱ…んんっ!」

私の方も、何の抵抗もなくそれを受け入れる。
すると月音がそのまま、今まで以上に腰を動かすスピードを速めた。
350もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:53:45 ID:JQGk11Sz
「ん!?んん、んん!!んっんむぅ!!ぷはっ…つ、月音ぇ!やぁあ!!」

私は、自分が瞬く間に絶頂に押し上げられていくのを感じた。
そして、そんな私に月音は、とどめとばかりに、一際強く、ズシンっと腰を叩きつける。

「モカ…さん!」
「!!ふぁあ!!」

私はその瞬間、自分の中の箍が外れたような気がした。

「あ!!ああっ!!やあああぁああああぁ!!!」
「くぅう!!」

今までより更に強い、気を失いそうなほどの快感が私を襲う。
私は、身をのけぞらせ、絶叫すると、月音の背中にまわした腕にぎゅうっと力を込めた。
同時に、月音の男性器がより一層固くなったかと思うと、私の膣内に精液を注ぎ込んでいく。

「ふぁ!!あっ…ああ!!…あぁ!!」

膣内で月音の男性器が脈動する度に、私は確かな絶頂を迎える。
私はその中で、失神しそうになりながらも、精液を流し込まれている腹部と
私と密着している月音の体からくる温もりを享受していた。

(あたた…かい…。ずっと…こうして…いたい…)

朦朧とする意識の中で、私は、まるで本当に月音と体が一体化したかのような感覚に包まれた。
その感覚に、言いようのない心地よさを感じていた私は…
やがて月音が私の体を離れるまで、ずっとその身を月音に預けていた…。


……

そして事が終わり、静かになった月音の部屋で…私は乱れた衣服を直していた。
目の前には、私に向かって土下座をしている月音がいる。
どうやらもう、正気に戻った様子だ。

「モカさんゴメン!!本当にゴメン!!!俺…勢いに任せて、モカさんになんてこと…」
「…何を謝っている。お前は何も悪いことなどしていないだろう。
 私はいつでもあいつの代わりになってやると言った。
 …そしてお前は、その通りにしただけだ」

私は、何度言ってもわからんらしいこの馬鹿に、うんざりしながら説明してやる。
すると、その馬鹿がまるで腫物を扱うような口調で、私に尋ねてきた。

「けど…モカさん、やっぱり…怒ってるよね…?」
「私が怒っている?…どこがだ。
 …もし怒っていたら、私は、お前を蹴り飛ばすだけでは済まさないところだぞ」
「…あはは…そ、それも…そうだね…」

言葉とは裏腹に、我ながら怒っている以外なにものでもない口調で私が答えると、月音が困ったように笑う。
確かに本当は怒っている…というより、さっきからの体の不調で機嫌が悪いのだが…
それは月音に言ったところで解決しないので、説明する気にもならなかった。

351もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:54:27 ID:JQGk11Sz
「とにかくだ。
 また…この体のことが恋しくなったら、言えばいい。
 …都合の悪い日でなければ、させてやる」
「…モカさん…」

私はさっさと自分の部屋に帰ろうと思い、必要な用件だけ伝える。
すると、月音が複雑な表情で、何かを言いたげな様子を見せたが…結局何も言わなかった。
この時私は、月音が何を言いたがっているのか、気にはなったが…
今はそれより、一刻も早く月音の前から去りたかった。

「…では月音、私はこれで帰る」
「モカさん、その…途中まで、送って行こうか…?」

月音が私を気遣うような事を言う。
いつもの私なら、月音の心を汲み取ることができたかもしれないが…
今の私には、そんな月音の気遣いが、ただただ煩わしかった。

「必要ない。
 お前にそんな事をされても迷惑なだけだ」

そして私は、月音に辛辣な言葉を返してしまう。
言ってしまった後、後悔するが、もう遅い。
私が月音の方をみると、思った通り、月音が表情を暗くしていた。

「あ…そうだよね…。…はは…ごめんね、モカさん…」

そして、無理やり作った笑顔を私の方に向ける。
私は月音のその笑顔を見て、自分の今とった言動を心底後悔した。

…一体、何をやってるんだ私は…。
私は月音のこんな顔を見たくなくて、表のモカの代わりを申し出たというのに…
これでは、私自身が月音を苦しめてしまっているではないか…。

「だ、だから、いちいちそんな辛気臭い顔をするなと言っているだろう!
 …外はもう暗い。
 お前が私を見送りに来て、帰る時に誰かに襲われたらどうするんだ…」
「あ…そ、それもそうだね。俺のこと、心配してくれてありがとう…モカさん」

私がかろうじて、自分の失言のフォローをすると、月音の顔からさっきの嫌な笑みが消える。
その事を確認すると、私は、月音の顔を見ずに、手短に別れの挨拶を済ませた。

「…フン、ではな、月音」
「あ…ちょっと、モカさぁん!」

そして、今日買ってもらった服と、ウサギの人形を持って、足早に月音の部屋から退散する。
そんな私を呼び止める月音の声が、背後から聞こえてきたが、今の私にはそれに構う余裕がなかった。
352もう一人の「彼女」:2009/07/26(日) 01:55:54 ID:JQGk11Sz

……

そうして、もう月音の部屋が見えなくなるほど遠くまで来たあたりで
私は自分の胸を押さえて、うずくまった。

「はあ…!はぁ…!…っ…」

…なんだ、これは…。
さっきから胸の動悸が止まらないし、月音の顔をまともに見れない…。
あいつの顔を見ていると、顔が熱くなって、まともに物を考えられなくなる…。
何かの病気にでもかかってしまったのか…私は…。
さっきはついそのことにイライラして、あいつに冷たく当たってしまった…。
私は、表のモカの代わりになって、月音の心を癒す必要があるというのに
逆にあいつに不愉快な思いをさせてしまうとは…とんだ失態だ…。

そこまで考えた辺りで、やっと、胸の動悸がマシなものになってくる。
私は再び立ち上がると、自分の失敗を認め、明日からの自分の振る舞い方について、考え始めた。

次からはああなることのないように、注意しなくては…。
…。
…そうだ。
明日の朝は…さっきの詫びも兼ねて…朝食でも作りに行ってやるか…。
これは、表のモカもやっていたことだしな…。
月音もきっと喜ぶだろう…。
…うん…それがいい。
そうと決まれば、さっそく帰って、料理の勉強をしなくては。
確か部屋の本棚に、表のモカが買った料理本があったはずだ。
それで今から勉強すれば…明日の朝には間に合うだろう…。

そう思った私は、急いで自分の部屋へと足を速めた。
最近、自分が似たような事を考え、行動した気がするが、なぜだか思い出せない。
しかし、今はそんなことはどうでもいい。
私にとって、今一番大事な事は、月音に食べさせるためのまともな朝食を作れるようになることだ。

…ふふ…明日の朝、月音の驚く顔が楽しみだな…。

月音のその顔を想像すると、何か胸が温かいもので満たされるような気がした私は…
この姿になって以来、最高のいい気分で、見えてきた女子寮の入口へと向かっていった。

353名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:57:08 ID:JQGk11Sz
超絶長くてすみません。
ほんとにスレの容量食いですね、自分は。
一応次で終わりになる予定です。

>>324
あれはアニメスレでしたか…。
その方は、自分ではありません。
自分は、以前どこかで見たネタをssに拝借したんですが
エロパロ板でもないし、どこで見かけたのか忘れてしまって
それで、スレの名前もわからないし(まあアニメと漫画とキャラスレくらいしかないですが)
まあいいか、ということで、参考にしたことを明記せずにいてしまったのです。
しかし、やはり、そういうことはちゃんと言っておくべきですね…。

映画のくだりは、アニメ板のネタを参考にしました。
そして、あのネタを書かれた方、この度、ネタの無断借用してすみませんでしたm(_ _)m。
354名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 03:02:00 ID:jdzDK7Ki
GJ〜(^0^)/最高だぜ神!!

続きが楽しみすぐる♪
355名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 18:55:36 ID:VW5556yK
ぐっじょぶ
356名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 08:55:44 ID:UOlYo58r
神神言うなら、せめてその神の作品だけでも保管庫の編集して欲しいです…。
357名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 14:00:08 ID:ngmuKfCr
保管庫に編集の仕方が書いてあるお


(圧縮近いんでageます)
358353:2009/07/29(水) 14:42:39 ID:jnJ4+6rm
寧ろ自分は、できる事なら、自分の作品は保管して欲しくないです…。
何人かの人が、自分の事を神などと言ってくれているようですが…
自分の作品は、今投下しているのを見てもわかるように、他の職人さんに比べて
エロが薄い割に長すぎますし、その上、話やキャラの運びに失敗してしまっているのが主です。
(それなりに纏まってると思えるのは、よりによって、悪夢のバッドエンドくらいでしょうか)
そんなわけで、無駄に長い分、それだけイタさが増してるというかw、恥ずかしいので
(今の段階で保管されてるのは別にいいですが)これまでの自分の作品は
誰も保管しないで頂けるとありがたいです。
お願いします。
359名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 00:24:06 ID:hEvYxMXm
>>358
冷静に自己分析して謙遜出来る貴方は凄いです。
ただ自分を少々過小評価し過ぎているしている様な節もある気がします。
別にエロが薄くても話の全体の内容に中身があれば充分ですし…
次回も楽しみにしてます。
360名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 03:04:32 ID:X4lEb4ra
ふいー
361名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 07:23:30 ID:jtj1tt61
神まだぁ〜?
362名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 18:19:22 ID:xsDJy7hL
今月号読んでみぞれと胡夢が百合落ちする妄想をしてしもうたorz
363名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 02:56:58 ID:eKZazq16
神まだッスカ〜?
364名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 01:23:22 ID:+nzWXRzM
圧縮くるぅぅぅぅ、らめぇぇ〜(ビクンビクン
365名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 22:21:45 ID:9up5zANo
謙虚な言い方はそれはそれでうざがられるから気を付けた方がいい
366名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 05:48:33 ID:eAn03ioz
>>358
そんな事ないですぞ!あなたの作品はエロいだけじゃなく面白いので続編期待してます。
367358:2009/08/22(土) 13:17:25 ID:XLhrTuMo
9月中には、どんな形であれ、今度こそ投下できると思います。
悪夢の時から、完結まで時間がかかりすぎてすみません。
今回はこれだけ言いに来ました。
368名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 00:06:23 ID:nTI3Ar+n
>>367
wktk待ちしてるお!
神が投下するまで間があるので投下します。
>>153の続きです。
『だいじなところってどこ?ここ?』
俺はブラのホックを外してピンク色の乳首を指さした。
「そこもだいじだけど…いひゃっ!」
乳首を指先でコリコリと転がしてみた後、遠慮なしに乳首を付け根から先へとこすってゆく。するとそれはさらに硬直していった。
_______

いく寸前で焦らされ続けたせいか、それとも身体に回っているアルコールのせいなのか、いつも以上に乳首が快感を覚えるようになっていた。
「あぁ、ふぅ、あふ、ん、んぁ」
そんなにされたら…気持ちよくなっちゃうよ…
つくねに乳首を弄られるたびにそれは敏感になっていった…
でも、本当に気持ちよくしてほしいのは…快感を得るためだけに存在する私の大事なところ…

「つくねぇ!わ…わたし我慢できない…はやく…」
『モカさん…』
私はつくねにお尻を向けて四つんばいになった。感じすぎて体が思うように動かない。
そして、つくねは最後まで身に付いていた黒い布切れを取り去った。
するとそこには、私のだいじなとこが喜びを覚えるように愛液を垂らし始めた…
「あん!いや、はぁ〜、つくねぇ、ぁん」
不意に、私のスジに快感が走る。
「ぁっ、つくね…」
つくねの指が“くちゃくちゃ”といやらしい音を立てながら、私の膣の中に入ってくる…
「ひゃ!ん〜、やめて、あぁ」
指曲げないで!そんな小刻みに曲げないで!体が…変になりそう…
私の中から愛液がいっぱい出てきてクリの周りを濡らしてゆく。
『モカさん…』
「いいよ…して…」
つくねの親指が私の最も敏感なところへと近づく。そして…

「んっ!いたぁ…」
痛みを伴った電撃が体中を駆け巡った。
『ごめん…強くやりすぎちゃったかな…もうちょっと優しくしてあげる』
「あっ…ん…そう、そうやってぇ…」
はじめはぎこちなかったけれど、つくねの指が段々と絶妙なリズムで触れてくるようになってきた。
「はぁ〜ん、ぁぁっ、あっ、あん」
クリを指先で触られるたびに快楽が走り、体がビクビクとはねる。
「ぁ、ぁっ、あん!」
おっぱいも指先でくすぐられたり揉まれたりするたびにどんどん気持ちよくなってゆく。

私はつくねと初エッチしたあとムラムラして何度か一人エッチしたことがある。

つくねのことを想いながら胸を締め上げて乳首を引っ張りながら恐る恐る淫核に触れたときはあまりの気持ちよさに意識を失いそうになってしまった…

でも今日は違うの。自慰した時を遥かに超越する快楽が押し寄せてくる。

「ぁ、ぁ、ぁ、ぁっ、ぁ、あ」
今度はクリを指先でこすられた。体中に電撃が走り、ぶわっと広がる快楽に体が反り返る。
「ひぃ、んあぁっ、らめ、なめちゃ、なかでうごかひちゃ」
つくねは私の中で指を蠢かせながら核を舌で舐めあげた。
もう何がなんだか分からない…どんどん熱くなって…もうきちゃうアレが、アレがきちゃうよぉ〜
「ぁ、あ、あぁ〜ん、つくね〜、いっちゃう、いっちゃうの…ぁっ、あっ、んあぁぁぁっ!」
びくっ、びくびくびくん
体がふわっと宙を浮いているみたい…いっちゃった…つくねの手でいっちゃったよ…でも、もっと愛して欲しいな…
________
モカさんは紅潮し体をビクビク震わせていた。
「はぁ、はぁ、つくねぇ…もっと気持ちよくして…今度はつくねと一緒がいいの〜」
絶頂に達したもののモカさんはまだ満足できていない様子だ。彼女はお尻を突き出し、愛液を垂らしてその扇情的な香りで俺を惑わす。
『モカ…さん…はぁっ』
誘惑に負けてきたのか、心臓の鼓動が高まる。そして、俺は四つんばいのまま萌香さんの後ろからたわわに実った胸をわしづかみにして、モカさんの背中に軽くキスをした。

『モカさん…挿れていい?』
「んぁ…いいよ…」
前戯でぐしょぐしょになったモカさんの秘部に後ろから俺のモノを当てた。そして、萌香さんの腰を掴んでゆっくりと押し込んでいった。
じゅぷ、じゅぷ
俺のモノはモカさんの膣の中に引きずり込まれるように入ってゆく。温かい膣壁が俺のモノにきつく絡みつく。さっきまでモカさんの気持ちよさそうな姿を見ているだけで我慢するだけだったから、早くもその快楽だけでいきそうになる。
「ぁ…ぁあ…つくねぇ…」
『じゃぁ、やるよ…』
そして、ゆっくりと腰を動かした。
________

つくねが私の中をかき回してきた。私の気持ちいところを探し回るようにいろんな方向から突いてくる。
「つくねぇ、そこ、そこ…」
私の気持ちいところをつくねが精一杯ついてくる。私の腰がつくねの動きに合わせて勝手に震えてしまう。
『ああ〜、モカさん…』
「あああん!もっとぉ、ぁ、ぁ〜ぁ、ああん、あ〜」
さっきつくねに気持ちよくされちゃったからまたいきそう…
「あ〜〜、あぁぁ!いやん〜、ん〜!つくね〜、ぁ、つくねぇ、い、いくぅ〜」
どんどんどんどん気持ちよくなっちゃう…何かが私の体の中からこみ上げてくるような感じ…

________
温かい愛液に包まれて、無数の突起が俺の亀頭を攻めてきて、今にでも射精しそうになる。
「んあぁぁ〜、もっと、もっとぉ〜、ぁっ、あん!」
艶のある喘ぎ声…綺麗な素肌…前後に揺れる乳房…ピンク色の滑らかな髪…下から湧き上がるいやらしい香り…その全てが俺の本能を高揚させた。
『モカさぁん!俺もう…』
「あぁぁ、つくねー、つくねぇ〜、もう、もうらめぇ…ぁ、あーーー!」
モカさんは背中を反り返らせて、ぶるぶると身体を震わせた。
「あ、あぁぁ〜ああぁ〜あぁ〜いふ、いくぅぅぅぅ!」
びくん、びく!びく!びく!びくん!
どうやらオーガズムに達しているのか膣がきゅっと締まって俺を奥に引きずり込もうとする。
でも、俺の方はまだしばらくの間いきそうになかった。
「あ〜あぁぁっ!らめぇ〜りゃめぇ〜ひぃ、お、おかひくなっちゃう、んあぁぁぁ」
モカさんは絶頂を通り越してしまったのか、首を左右に振って少しでも快楽を和らげようとしていた。
________


びくん!びくん!びくん!びくん!

もう頭の中が真っ白になって何も考えられない…私の体が快楽にふんわりと包まれてゆく…
「ふぁ…、あ、あ、あ、あぁァァ、ぁぁ、ぁあぁん」
私の体はもはや楽園と化していた。
「あああ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁぁ、ぁぁあ、ぁあっ!」
月音が腰を振るたびに下半身から痺れるように全身へと快楽が広がってゆく。
大事なとこでなにかが蠢く感じ…もう一つ大きな波が押し寄せてくるようだった…得体の知れない予感に思わず恐れを感じていた
「つくね!つくね!いやぁ、とめて、いやぁぁぁ、ぁっ、ぁっ」
ぷしゅ、ぷしゅ、ぷしゅぅぅ
秘部から透明な液体が痺れるような快楽と共に勢い良く何度も噴き出した。潮…吹いちゃった…シーツがこんなに濡れて…
つくねに…こんな恥ずかしいところを見られちゃった…でも、恥じらいを覚える前に快楽で何も考えられない…
「あぁぁぁあぁあああぁぁぁ!」

そして、とどめの絶頂が私の体を包み込んだ。
________
「ぃくぅぅうぅぅぅっぁああああ!」
膣壁の無数の突起がむしゃぶりつくように俺の亀頭を刺激し、俺のモノが急激に絶頂へとも導かれる。腰を動かすたびに、モカさんの膣に精を搾り取られそうな感覚だ。
『はぁ、はぁ、も…モカさん…あっ!』
びゅ、びゅ、……びゅ、びゅっ
「あぁぁぁ〜〜…ぁ〜っ……はぁ…はぁ♥…ぁ…あつい…あついの…いっぱい…」
ついに耐え切れなくなって精を吐き出した…あまりの快感に体が溶けてしまいそうになった

その絶頂が永遠に続いているような錯覚に陥るほどに…

『はぁ、はぁ…気持ちよかったよ』
「私も…きもちぃょ…」

快楽の余韻を味わったあと、彼女と離れると、秘部から白濁した粘液が垂れ落ちる。

「もう、つくねったらこんなにだして!今日だけだよ。こんなにするの…」
『ごめん…モカさんが可愛かったから』
「うっ////」
だが、二度も射精したはずなのに、なんだか股間がムズムズする。一向に静まる気配がないのだ。そしてモカさんの一言が俺の本能を直撃した。
「うう、つくねぇ…つくねのそばにいるだけで…私…」
あああ!そんな事言われたら…もう
『モカさん…もう一度しようよ』
モカさんがコクリとうなずき、もう一度彼女の後ろから胸をわしづかみしたときだった。
ぱきぃぃぃん
「えっ」
『あ゛』
強大な妖気と共に萌香さんの髪の毛が銀色へと染まり、胸とお尻のふくらみが見る見るうちに増していった。

「おい、つくね!」
モカさんが俺の方を向きキッとにらみつけた。
「安全日だったから良いものを、表の萌香とはずいぶんと淫らなプレイをしてくれたな…」
あわわわわっわ。萌香さんがマジになっている…これは弁解しないと

『こっ、こっ、ここっ、こここここれはですね』
「なに鶏みたいにおびえておるのだ?さあ、私のをきれいにしてさっきの続きを私とするんだ…」
『えっ』
「さあ早く」
『はっ、はい』

あまり怒っていないみたいだった。というよりは別の方向でマジになっているようだ。
俺は萌香さんの秘部に口付けし、舌を這わせたのだった。
今回はここまでです。ご清聴ありがとうございました。
374名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 19:07:10 ID:TfNq30r2
GJ/
375名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 01:42:53 ID:lcmQzRh+
くっ!!いいとこで切りやがって…
376名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 23:41:46 ID:vWb06U/Q
続きに期待!!
377名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 13:36:24 ID:oMZOALcJ
続き楽しみ!
378名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 14:22:39 ID:lkXXyscm
おなかすいたー
379名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 22:52:58 ID:B0JV3tmA
お疲れ様です
続きも楽しみにお待ちしております
380名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 03:37:19 ID:R68OofrM
同じく
381名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 23:01:56 ID:ZcUYeeNB
裏モカの神はまだ降臨しないのか…
ぐっ!!俺の股間がグール化しそうだ!
382名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 16:45:55 ID:yMwwepQH
お…おれも
ってかその表現便利だな
383名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 21:06:17 ID:vR/IOMMg
まぁ気長に待とうや
384名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 12:12:26 ID:HHmEpK2w

「んぁ、んはぁ…」

萌香さんを仰向けに寝かせて、くちゅ、くちゅと音を立て俺は萌香さんの秘部を舐め上げてゆく。
『まだ出てくる』
「うっ、うるさいっ!んあぁぁ」
萌香さんの秘部を舐めて汁があふれるのをからかうと、彼女は頬を赤くして怒り出す。
お決まりのパターンだがいつやっても萌えるから不思議だ。

じゅ、じゅ、じゅっ
「ま、待て、中は、はうん!」
そして、舌を萌香さんの中に入れると、膣壁が微かに震えたかと思うと、甘い香りを放つ汁を分泌しながら収縮を繰り返した。
「はぁん、あぁぁぁん」
ぴちゃっ
そして、上のほうにある濡れた核に唇をつけた。
「んはぁ、おい何をする気だ!」
少し戸惑う萌香さんだったが、気にせず行為を続けるのだった。

________

ちゅ、ちゅぅぅぅぅ
「あぁぁぁ、ぁっ、」
月音の上唇と下唇の間の僅かな隙間に私の核が吸い込まれてゆく。
それでも、月音は吸引をやめようとはしない。吸われるときの振動と、唇の動きが私の中で眠っていた淫らな感覚をより一層引き立ててゆく。
「んぁぁぁぁぁ!」
びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!びくん!

何度も押し寄せる波に意識が流されそうになりながらも、何とか持ちこたえた。
「はぁ、んはぁ、はぁ、はぁ…」
月音のほうを観るが、意識が朦朧として焦点が合わないほどだった。
「この…月音…前戯でいかせるなど…やりすぎだぞ」
『ご、ごめん。』
「…」
『…』

しまった。私が怒ったせいで沈黙ができてしまった。どうする。こういうときはどうするんだ?
ええい。この際、月音をわが身で受け止めてやる。
「まあいい。」
そして私は、未だに絶頂の余韻が治まりきらない秘部に手を伸ばした。

_______

「ほら月音。私にかかってくるがよい。」
萌香さんは自ら秘裂を開いて、悦楽への入り口を見せ付けた。
「ん〜?…クッ、来ないのか?」
しかも、さっきの絶頂の余韻がまだ残っているのか、感じるのを我慢しているようだった。
『萌香さん。大丈…』
「気にするな。…はぁ…早く…んっ…来いッ」
それでも、萌香さんは頬を赤く染め、余裕であることを見せ付けたいのかそれともただ単に快感を押さえ込んでいるのだろうかウィンクをしてまで誘ってくる。
『じゃあ遠慮なく…』
そして、互いの性器がくちゅっと音を立てて触れあった。
「ん!んあぁ」
奥に入れてゆくほど程よい量の蜜があふれ出し、挿入を促してくれる。
「はぅっ」
しかし、今日の萌香さんはなんか喘ぎすぎな気もするけど、そんな心配も快楽によって吹き飛んでしまった。
ざらっとした感触の膣壁に包まれたことにより、俺の腰が少しずつ動き始めるほどだった。

_______
385名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 12:13:03 ID:HHmEpK2w

奥に入れられれば入れられるほど身体の表面に痺れが走った。
よくよく思い起こしてみれば、お互い忙しかったせいでしばらくの間、月音と戯れていなかった。そのせいか、いつも以上に身体が敏感で何度も絶頂を迎える予感さえした。
「あんん。ああん!」
『萌香さん。どう?』
「いいぞ。はぅん、まだ…まだだ」
しかし、こんな時ですら意地を張ってしまう。
くちゅ、ぐじゅ、じゅ、じゅ…
「あああん。ふぁっ、あぅっ」
そして腰の動きは段々激しくなる一方だった。
「ひゃっ!」
更に追い討ちを掛けるように、月音は両胸を程よい力でもみしだき、更には両方の乳首に音を立てながら交互に吸いつき、舌で刺激してきた。
しかし、それだけには留まらず、吸っていない方の乳首を執拗に指で弄りたてるものだから、快楽から逃れられる瞬間さえなかった。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁん」
秘部そして両胸から伝わる快楽が私の官能を容赦なく直撃してくる。
『萌香さん。萌香さぁん!』
「月音。月音ぇぇぇ!」
気がついたら私は自然と彼の背中に手を伸ばし、抱き合い全身で月音を感じていた。
「つ、つくねぇっ、あぁぁ、もう…」
理性などとうの昔に吹き飛び、脚を月音の腰に絡めて腰の動きを更に早めるように促した。
「あぁ、あぁ、あっ、あっ!あっ!あっ!んあぁぁぁぁ!!!!」
『…っ!』
ついに耐え切れなくなり、秘部から脊椎、そして脳へと大電流が流れた。
それと同時に月音のが僅かに膨張したかと思ったら、何度も何度も熱い愛を私の中に注ぎこんだ。
それに反応して私の腰は痙攣し、意識が飛ばぬよう月音を抱きしめるので精一杯だった。

_______

「はぁ、はぁ、ああっ、つくねぇっ」
萌香さんは狂おしく咲き乱れる華のように喘ぎ、俺は彼女の中で果てるまで舞い続けた。
お互い、身動きが取れないほどに抱きしめあい、快楽の余韻が収まるまで繋がりあっていた。
「よかったぞ、月音」
萌香さんは俺の頬に手を添えてそう言った。どうやらご満悦のようだ。
『そろそろお風呂入って寝よう。このままじゃ風邪引きそうだし』
と、俺は萌香さんに寝ることを提案したのだがなんだか彼女は不服そうだ。
「おい月音。本当にこんなので終わらせるつもりなのか?」
『えっ』
何で彼女がこういうことを言ったのか一瞬では理解できなかったが
「前に‘私’とこうして交わったのはいつだ?」
あ゛…そういえば裏萌香さんとデートすることはここ最近何度もあったけど、エッチしたのはかれこれ半年前だった
この前は裏萌香さんと花火大会に行ったんだけども、はしゃぎすぎて結局寝ちゃったんだっけ…
「表の萌香とはあれだけしてくれたのになんなんだ?」
『ごっ、ごごごごめん。本当は1回ぐらい‘萌香さん’としたかったんだけど、つい』
「ふん、わかればよろしい。」
そして、俺と萌香さんはバスルームに入っていった。

_______
今日はここまでです。裏萌香さんが相手だと自然にエロくなる件
すみません。作品名忘れましたorz
387名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 22:14:29 ID:SzqiK7Rn
GJ!GJ!
388名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 23:04:42 ID:HFyECirb
ぐっじょ〜
389名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 23:17:45 ID:j5QQVBjC
野郎ども!!今日はハナキンだ!!職人の降臨をおおいに期待するのだ!
ナンマンダブナンマンダブ…♪〜θ(^0^ )
390名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 17:31:55 ID:ivspDmOg
さて、保守するか
391名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 23:27:55 ID:PtQeygNt
もう一人の「彼女」の作品はまだでしょうか…今いちばん楽しみにしています><
392名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 22:06:02 ID:j6ebkRXY
もかたん
393名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 20:19:24 ID:1OCKGEv7
「もう一人」の作者です。
ごめんなさい…。
あれだけ言ったのに、結局、今回も約束守れませんでした。
っていうか、今まで期限守れたためしがないですね。
情けないです…。
一応、今回は、もう殆ど出来てるので今晩落とします。
394名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 22:37:14 ID:DvMkpMdz
御気になさらずに(・∀・)ニヤニヤ
395名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 03:11:47 ID:BE3luipN
きにすんな大丈夫!!
396名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 04:38:51 ID:e/fhQflj
すみません!夜とか言いながら既に朝…
寝てたわけじゃないんですw
他の用事とか、準備とか済ましてたらいつの間にかこんな時間に…
まあ、何言っても言い訳にしかならないので、さっさと投下します。
が、ごめんなさい…期限が過ぎた以外にももう一つ謝らせて下さい。
前まで、散々長いデート描写書いてきましたが、どうにもその途中で
自分の書きたかったことと結構ずれてきてるんで>>283の途中から分岐させて下さい。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/41970

pass roza

滅茶苦茶長いです。しかも終わってません。
相変わらず裏モカのキャラ勝手に作りすぎな気がします。
それでも良ければ見てやってください。
397名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 08:50:08 ID:BE3luipN
最後が「他の女にうつ」で終わっててつぎが末尾になっているんですがそこまでですか?
すみません。もしかして自分の携帯じゃそれ以上見れないのかもと不安になったので...
398名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 16:57:22 ID:VVd7O7R9
>>397
たぶん携帯だと途中までしか見れないって言うオチだと思われ。どうします?
399名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 19:37:09 ID:BE3luipN
すみません違う奴で見たら「一週間の土曜日・・・」まで見れました
400名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 22:33:55 ID:I16Igwc6
>>396
裏萌香さんが嫉妬していて萌えたw
401名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 23:17:11 ID:YZay6dXc
ヨシツネ
402名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 23:20:30 ID:YZay6dXc
誤爆
403名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 16:36:08 ID:xN/rIfDK
GJGJ!!
嫉妬する裏モカ萌えました!続き期待してます!!
404名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 23:52:47 ID:xuNyrB16
今月のスクエアやっと見たけど一夫多妻とか月音を独占したい裏モカとかSSになるネタが多くてワロタw
405名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 22:43:52 ID:LaBUsfUv
保守
406名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 17:16:20 ID:WLrjfPWv
裏モカさんも満更ではなかった様子。
というか、心愛と紫に腐女子疑惑が発覚!?
月音もついにアッーになるのか
407名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 23:22:05 ID:MXjJuR4Z
>>406
よし!はやくssを書く作業にはいるんだ!
つ月音×ギン
月音×理事長
月音×バスの運転手
月音×こうちゃん
408名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 23:38:11 ID:oP+JjAFq
みぞれ×胡夢が起こりそうで怖い
409名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 12:59:14 ID:JNfeN7iO
新キャラで黄 芳芳(ホァン ファンファン)っていう男子も出てきたし、
エロパロの作品幅も広がったな。あと、ギン×燦先輩とかもできるし。
410名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 03:49:12 ID:G1zfJ9wF
続きはいつ〜?


待ち遠しいぜ(>_<)
411名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 10:08:10 ID:TvZGQTer
ふむ…しかしこのスレも職人の数が減ったな。この不景気でみんな忙しいという事か…
412名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 10:19:19 ID:QT4gJ1Bu
就活か院活が一段落するまでは(ry
413名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 22:11:47 ID:TKdyoRxI
裏モカさんが一番だよなぁ
414名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 22:17:05 ID:vtgcduFX
冴えなくて弱いけど母性本能くすぐるかわいさもあった月音はもういないわけね
415名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 19:45:02 ID:92IvVrM7
麗妃
416名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 20:00:11 ID:AMjRTps7
>>413
かもな
417名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 21:35:36 ID:Plju9lAn
瑠妃たんハァハァ
418名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 23:59:50 ID:fKq5DOP+
もうあれがないとだめなんだぁ〜

ってことで続きお願いします
419名無しさん@ピンキー:2009/10/30(金) 22:41:59 ID:LWa2Kvp0
また、期間があいてしまいました。
>>396の続きいきます。
>>396の注意書きに加え、相変わらずエロ突入の仕方が唐突かつ無理やりですが勘弁して下さいw。

あと、一部の携帯の方に不都合をかけてしまったみたいで、すみません。
それで、今回は全部こっちに投下しようと思ったんですが、規制食らったんで
結局またロダにあげることになってしまいましたorz。
一応、途中で切れないようにと、二つに分けてあげてみましたが、どうでしょう…。

ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/33418.txt&key=roza エロ終了まで
ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/33419.txt&key=roza 話の終わりまで

とりあえず、以上で終わりです。
話に決定的な矛盾とかあったらすみません。
加えて、結局言っていたのより、完結が一か月ほど遅れてしまったのもすみませんでした。
420名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 03:28:48 ID:K/r+5IbC
続編希望!!お前のエロパロは何度みても最高だ!!!!
421名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 08:55:40 ID:k7mbEn8u
GJGJ!!
エロパロなのに泣きそうになったぜ…
422名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 04:06:13 ID:t0M6wSws
>>419
GJ!
423名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 09:50:06 ID:bU5nG8xn
お母様方勢揃いか・・・
これは母娘丼×3ですね良くわかります
424名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 17:53:31 ID:akJfnzg4
黄芳芳の姉で、キョンシーの黄鈴鈴もお忘れなく。
本スレだと表萌香と裏萌香が月音の弁当作った事と、
裏が表に「ウラちゃん」って呼ばれてる事ばかり話題になりそうだな…。
425名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 23:03:55 ID:XVM/LITL
>>424
最近の裏モカさんはデレてるな
426名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 11:11:59 ID:jBAhHwtT
        ===、
     / , ―┴‐ 、
        //  ̄ \ \
     / / ./    ト、 ヽ∧
      l l /‐\/ ///! l  ,
     l l |,//kl/ //トレ|  l
     | lN.//////// l l  ヽ
     |人 ト、  へ   イl/   \ 
     |   | /<l l>\/l  ∧l }
     l l .|ノ( <Y> )、\ / リリ
     l/ (l/ノ Y  |. \l)
        ヽ<__|__>/
       〈士士士士〉
          | _l. __l
         弋_ハ_ノ
427名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 17:48:32 ID:1PIMDYBt
誰か、裏萌香さんが大人のおもちゃで責められるSS書いてください><



それはさておき、さりげに保管庫が後進されている件。
428名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 20:41:34 ID:P8Sa2gwI
本スレ見たらデレた裏モカってどんな感じ?ってなのが前あったけど
ココ的にはどんな感じ?
429名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 21:09:20 ID:sTPKTBxu
言うまでも無い。エロくなる or Sになる or Mになる or 泣く
430名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 19:02:27 ID:p28CY5FK
そーいやさ
キョンシーねーちゃんとヤったらやっぱ死姦かね?
431名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 23:12:03 ID:cgeb4fKL
かもな
432名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 23:54:12 ID:qYh4BbBG
みぞれ「溶けるぅぅぅぅ」
433名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 07:01:55 ID:tlF3kVCh
hosyu
434名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 21:14:03 ID:b5FVHbVY
みぞれ「走ると溶ける・・・」
435名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 11:03:41 ID:Fvo1to7K
誰かいる?
436名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 22:43:34 ID:bpZYHIBP
>>435
ノシ
437名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 23:57:36 ID:TCU4MV8u
>>435
ノシ
チャックおろしてスタンバってマス♪( ´θ`)ノ
438名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 16:48:36 ID:Wr+9Gwn5
ノシ
439名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 20:11:47 ID:pGUCDYlU
>>435
居ります!
440名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 09:59:25 ID:uhMJIzlx
随分過疎ってるな

それはそうと、あけおめ
441名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 19:11:49 ID:VPCNbEAc
>>406-407
その手のネタで、北都の右に出る奴はいないと思う。
何せ月音と同じ元人間で、師弟&共闘フラグ立ってるし。
再登場して味方になったら、萌香すら嫉妬させる存在に…。

>>409
ギン先輩×燦先輩は良いよな〜…5巻表紙はまるで結婚式のようだ。
あとは灰次→心愛とかかな……心愛が成長するまでは。

>>430-431
相手は真っ先に芳芳が浮かんだ俺。
死姦の上に近親相姦なんてアブノーマル過ぎるが、あの姉弟は天然で陽気でおバカだからそんなイメージが無い。


過疎ってるな…新年号早々裏萌香がデレたのに。
442名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 18:03:41 ID:d2OGmbFS
意外に月音が巻き込まれてオタオタしてる裏モカに萌えた。

案外弄られることに弱いのか?
443名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 08:19:07 ID:YmZ+u+71
>>441
「近親相姦だが問題ない、死んでおるゆえ」ってあのネエちゃんならいいそうだw
しかし裏モカって、月音に抱きつかれたりしたら蹴り飛ばしてるけど、キスとかされたら
仮に蹴り飛ばしたとしても後でデレデレしまくってそうだと思ったw
444 ◆GEVp42JBUQ :2010/01/15(金) 23:34:29 ID:ppsF9k6n
「そろそろ戻る時間だな、、」

裏萌香さんが微笑みながら俺に手を差し伸べる。
俺はブレザーのポケットから預かっていたロザリオを取り出した。

「これからは、定期的にこんな風に表に出て、料理の訓練もしないといけないな、、」

彼女の手と自分の手が触れた。ぴくりと反応し顔を上げると、萌香さんと目が合った。

「将来の連れあいにまずい物を食べさせるわけにもいけないし、、、」

「えっ?」

俺の手からロザリオをもぎ取り、ぷぃっと顔をそらす。

「別に特定の誰かの話しじゃない。一般的に、ということだ」

そう言う裏萌香さんさんの顔は真っ赤だった。

「今日は楽しかったぞ。また試食してくれ、な、月音。」

そう言いながら裏萌香さんはロザリオを胸のチェーンにはめた。

いつもの様に、裏萌香さんの意識がすっと無くなり、髪の毛の色がいつもの萌香さんに、、、、、って、あれ?変わらない。

「?」
当の裏萌香さん本人も状況が飲み込めてないようだ。
「こ、これは、、?」
「萌香さん、戻ってないよね?」
「ど、どういうことだ?」
445 ◆GEVp42JBUQ :2010/01/15(金) 23:35:54 ID:ppsF9k6n
ってな感じかなぁ、、
446名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 14:41:15 ID:UKVyJLEI
 つくねがうつ病になった「今年のつくねはがんばったんだね」の続きってまだですかね?
今後の展開を楽しみにしてます
447◇ijF2pX5V:2010/02/01(月) 00:24:43 ID:FaNMVxsS
>>446
暖かい言葉ありがとうございます。私も続きを書いている途中ですが
保管庫に載せようか、それとも本スレに載せようか検討中です。
裏モカを登場させる予定ですが、3Pを入れようかも考えています。
いろいろな意見を募集していますのでどうぞお寄せください。
一日でも早く投稿できるよう頑張ります。
448名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 00:20:20 ID:eqSKzB5B
全裸でお待ちしております。
449名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 15:38:56 ID:5MzKx+jr
今月号のSQ、スケベ妖怪のグレムリンをおびき寄せる為に裏萌香が上着脱いでブラ披露。
その後、月音にバッチリ見られるお約束付き。

グレムリンにセクハラされまくった胡夢はお気の毒だけど笑ってしまった…。
450名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 16:48:49 ID:bz1qvDOX
裏萌香さん可愛すぎ
451名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 17:53:30 ID:0ZSN7F0x
見られた後どうなったの?
452名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 18:33:55 ID:5MzKx+jr
>>451
月音にビンタ&アイアンクロー。

裏萌香曰く月音は「天然タラシ」だそうだが、月音も萌香にだけは言われたくないだろうな…。
表も裏も思わせ振りな態度で振り回しておいて、月音ガッカリオチが定番化してるしなぁ。
453名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 21:25:16 ID:V9LOkac4
ま、デレてるとこちゃんとあるから魅力的なデレが描けないって訳じゃないんだろうけどね
アレか?見せるのはちゃんと新婚初夜が良かったとか?
あるいは自分(達)とくっついて月音が本当に幸せになれるのか心配なのか?
454名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 05:35:16 ID:Q3lVtADn
神よ、また素晴らしい作品を投下してくれ

勿論裏萌香で頼みます
455名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 12:22:49 ID:Dm6OK8WP
君が次の神だ
456 ◆5qMdVfrSms :2010/02/05(金) 13:30:46 ID:uOq2XviR
月音に見られた後の夜という設定で書いてみました。

>>385の続きはもうちょっと待ってください。
457裏萌香の秘密 ◆5qMdVfrSms :2010/02/05(金) 13:31:26 ID:uOq2XviR
まったく、今日はとんだ災難だった。
封印が効かなくなるわグレムリンという得体の知れない生物のせいで乗っていた飛行機が墜ちるわ
挙句の果てに月音に見られてしまったではないか…
まあいい。なんとか私たちは黄家の豪邸で夜を越せるのだから。しかも個室だから落ち着いて寝られるだろう。

そう思い、私はベッドに横になった。


それから1時間程だろうか、胸騒ぎがしてなかなか寝付けずにいた。目を瞑ると月音の姿が思い浮かんでしまって…
「…まさか」

まさかそんなことがあるわけが無い。私は月音に攻略不可能だと言ったはずなのに。

「ないない」
何度も自問自答を繰り返すが、かえって月音のことばかり考えてしまう。
「ぷっ…フフフ…まさかそんなわけが…」

ついに笑い始めてしまったぞ。そうだ、きっと疲れているに違いない。
緊張して脚を閉じて、身体をこわばらせているから寝れんのだ!
こういうときは脚を広げて息を吐いてリラックスするのがよい。

「ふぅ〜」
だがそれでも、胸の鼓動は高鳴ったままだった。
仕方がないから、外の風景を眺めたり、茶を飲んだり、手洗いに行ったり…それでも寝付けなかった。
いや、真夜中に茶を飲む馬鹿がどこに居るんだ。月音のことを考えていると、ろくに思考することすら出来なくなってしまう。

前はこんなこと無かったはずなのに…そう、前だったらこんなこと…

胸の鼓動は収まるどころか、逆に高まっていった。
そして、少し寝返りを打とうと脚を動かした時だった。
「んぁっ///」
大事なところに妙な痺れが走った。
「一体何なんだ…まあいい、気のせいだろう」
そしてうつ伏せになり、毛布の中でモゾモゾと動いたら、今度は胸にさっきと同じだが、小さな痺れが走る。

これが快楽というやつなのか…

「!いかん、いかんぞ」
背徳感からか、再び仰向けになり天井を見つめて呼吸を整えるが、身体は火照る一方だった。
「あのバカめ。明日起きたらデコピンで弾き飛ばしてやる」
458裏萌香の秘密 ◆5qMdVfrSms :2010/02/05(金) 13:32:21 ID:uOq2XviR

そうだ、月音に見られたから気が変になっているに違いない。そう。月音に見られ…
後ろから抱きつかれたこともあった…後ろから…月音の手が…

「はぁん//」
私はいつの間にかネグリジュの上から乳房をもみ始めていた。
「このっ…月音、やぁん」
どうしてだかは知らないが、月音に後ろから抱きつかれ、胸をもまれるという破廉恥な妄想を始めていた。
「バカっ…そこはよせ、やめろっ///」

月音の…手が、私の秘部に…やめて…下着だけは…

妄想はどんどんエスカレートし、それと連動するように下着やネグリジュの上にあったはずの手は、気がつくと秘部や乳房を弄んでいた。
「つくね、つくねぇぇっ」

月音…つくね…初めてなんだぞ…

「んぁっ、あぁぁん、つくね、つくねぇぇ」

熱い…融ける…やだ…意識が飛んじゃ…

そして、月音と繋がることを想い、乳首を弾き、クリトリスを弄り倒したのだった。
「あぁぁぁぁぁぁぁ」
びくん、びくん、びくん…
初めてのオーガズムと共に、睡魔が襲い眠りについてしまった。


翌朝、月音と廊下で目が合った。
『おはよう。萌香さん。』
一瞬心臓が止まりそうになるほど、胸が高まった。
「!ああ。おはよう」
何事も無かったかのようにやり過ごそうとするが、あの男は自然と私の気を引こうとする。
『あれ?萌香さん顔赤いよ。大丈夫?』
「ばっ、ばか、寝起きで身体が熱くなっているだけだ」
そういって私は走り去った。
どうやら春が来てしまったようだ。
459 ◆5qMdVfrSms :2010/02/05(金) 13:33:19 ID:uOq2XviR
以上です。ご清聴ありがとうございました。
460名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 17:55:42 ID:pXsrhi63
>>459

ふぉぉぉおぉぉぉおおお゛!!
461名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 07:40:10 ID:31yPQWAS
ボビーかwww
462名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 15:23:34 ID:LnxXi6Oi
遅ればせながらGJ!
463名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 23:27:33 ID:jmyke80C
乙です!
464名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 01:30:46 ID:WvbsaOgH
保守。
465名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 11:13:26 ID:Sk1Lzf3u
過疎
466名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 23:21:51 ID:cFMtQJO6
明日発売4月号そしてssも
467名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 23:18:01 ID:Gn+L0JrT
あの、みなさんの作品を見て僕も投下したくなりました。いきなり、月音×萌香(裏も)は恐れ多いので銀影×燦をお送りしたいと思います。
468月の歌声:2010/03/04(木) 23:20:52 ID:Gn+L0JrT
aaaaaaaaaaaaaaaaeeeeeeeeeeee
469名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 01:43:37 ID:Sq655kln
抜いた
470名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 02:00:05 ID:lsoUbRAl
天才発見
471謝罪:2010/03/05(金) 17:03:33 ID:wwkqVbQP
申し訳ありません・・・pspでしてるのでうまく書けません。おた助ください・・・
472月の歌声:2010/03/05(金) 21:08:20 ID:wwkqVbQP
俺らはいま夏合宿に来とる。燦先輩を守るため
灰次と御伽の国第七支部を潰しとる間
宿が襲われたらしい
あいつらのおかげで宿と先輩は
無事やけど
あんたを逆に危険に遭わせてもうた。


「ごめん・・・な」

そう思いながら、合宿最後の夜
燦先輩をテラスで見かけた


「燦先輩」
燦は驚いたんかあたふたとボードに手をのばす
《銀君・・・おきてたの?》
今は十二時。とっくにみんなは寝とる

「あんたこそ、起きててええんか?怪我してんねやろ」
《大丈夫、銀君も早く寝ないと》
「・・・おれ、もう、子供やあらへん」

少し、談笑していると寒くなってきた

「じゃ、寒なってきたしもうねよか」
俺が先輩を宿に入れようとすると
急に前へ出てきた
《銀君と一緒に寝たい・・・だめ?》


えっ?えええええ
いっいや、たしかに言ったよな
俺も燦先輩が好きやし
俺にとってもうれしいことやんな?
でもっ ええええ

《私、朝まで一分一秒長く銀君と一緒に居たい》

その目は潤んでいる
本気だ・・・おそらく
この後、俺がするだろう事も
わかってるのだろう

「・・・・わかった」

俺は燦の気持ちを確かめんのを含め
彼女を抱きしめた 「続」
473名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 21:18:53 ID:wwkqVbQP
いろいろ、勉強して書いてみました。
銀影が燦に対する呼び方が解らないので
少し間違いがあるかもです
474名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 21:55:58 ID:RQnqGBZD
>>473
ギン先輩は「燦先輩」で、燦先輩は「ギンちゃん」と呼びます。
ギン先輩×燦先輩は好きなカプなので、頑張って下さい。
475名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 23:57:11 ID:wwkqVbQP
はい、では続きを
476名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 01:34:33 ID:VQbp9g7H
すみません、話がまとまらないので
リクあれば欲しいです
477名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 21:25:09 ID:VQbp9g7H
あたたかい・・・ずっと一緒にいたい。自然に、そう思えてくる
知ってるんだよ、ギンちゃん。私なんかに命を賭けてくれた事
「!?っ」
私も抱きしめ返す。
「・・・本気なんか?」
そう・・本気・・・・ギンちゃんが好きだから

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

彼女はうなずく、ここまでされるともう後には引くわけにはいかん
男の意地としても・・・俺の気持ちとしても
逆に、目をとろんとさせて抱きつかれとってそう思わん方がおかしい
「いこか、部屋に」
《うん》
   ひょいっ 
《!》
ああ、これが夢見たお姫様だっこ。一度ヤッテミタカッタァァ
ささやかな、俺の夢や
燦先輩は恥ずかしいのか、顔が真っ赤や、
躰が熱なってる気がする

バァァァン!!

「痛ったー!!」
《もう、恥ずかしい。早く連れてってよ!》
久々に喰った先輩の一撃
やっぱ、あんたが歴代最強です
___________________________
部屋に着いた、布団は敷かれている
私は正直緊張してる
でも、これでいい
ギンちゃんに処女を捧げてもいい
《ギンちゃん、私「初めてやろ」
    「続」
478月の歌声:2010/03/06(土) 23:40:54 ID:VQbp9g7H
一気に顔が赤くなるのが自分でもわかる
《っ!!》
急に私を押し倒し唇を奪う。そして、すぐに私の中に舌を入れてくる
《っ〜っ〜〜
 っーーーぷはぁ》
一分近く重ねた唇はようやく離れ、ため息がでる
ギンちゃんは間髪いれずに私の
寝巻きワンピースを脱がしていく、私は寝るときブラをしていない
露わになった胸を触っていく
《っーんっ〜〜〜》
「大丈夫か」
《っ〜〜〜//》
とても、大丈夫ではない。でも、ギンちゃんの優しく言葉を掛けてくれるが
反対に彼のことが頭に浮かび
さらに、感じてしまう。
くちゅ、ちゅくちゅ
《!!!っっっ》
「やっぱり、初めてやな
 ここびっちり閉まってんで」
いつの間にか、ギンちゃんが下着の中にまで
手を入れてきた。かなり強烈な感覚が押し寄せる
「イキそうやな?まだまだ早いで」
《んっんっんんん!》
声が漏れそう、だめ・・喋ったらギンちゃんに
何があるか・・・
でも、快楽と彼は待ってくれない・・・・・と、思ってた
「少し、休も」
《ハァ、ハァ》
辛そうな私を見て彼は手を離した。と、同時に
激しい、物足りなさを感じた
「ん?どうしたんや」
私はボードを取り、自分の想いをぶつけた  「続」
479月の歌声:2010/03/07(日) 00:36:36 ID:abpRAllr
《やめないでよ・・・ひどいよギンちゃん・・・
私はギンちゃんのこと好きなのに・・なんで・・・ねぇ、
なんで》
_____________________________________________
快楽のせいか、うまく字が書けてあらへんかった。
俺は、本心が聞きたかったんや。俺を、処女を捧げたいほど
愛しているんか。
このまま続けると、彼女を傷つけてまうかもしれへん
だから、聞きたかった
でも、その行動は彼女を辛く悲しい思いをさせてしまった
彼女の感情は目に溢れ、涙として流れた
「ごめんな、俺がバカやった。燦先輩の気も知らんと
 俺・・・・・」
俺は服を脱ぎ、燦先輩を後ろから素肌で
抱き寄せた
「俺は、燦先輩・・・いや、音無燦を愛しています」
俺は、燦の青髪に触れながら燦に誓った
《ありがとう・・・言ってくれて。
 私を愛して、狂ってしまうほど・・強く・・・》
その文を見た瞬間、おれは本能のままに
彼女を愛することに決めた

燦の足を広げさせて、正常位の体整にさせた
480月の歌声:2010/03/07(日) 01:07:34 ID:abpRAllr
「おれの、体掴んどいてや。辛かったら体に傷つけてかまへんから」
燦はこくりとうなずく
燦の状態を最低限、わかるようにした
ここからは、言葉は必要あらへん快楽と感情の世界
おれは、未知の世界に入った
____________________________________________
わたしは、喋らないように、ギンちゃんのバンダナを
巻いて、口に挟んだ
《んっ!んぁぁ》
ついに、彼のモノが挿ってきた、比べモノにならない
感覚がはしる
「動くで、燦」
《んんんん!!!っぁぁぁぁ!!!!!》
素早く、ギンちゃんはピストン運動を
繰り返してくる
「痛っ!!・・・大丈夫か燦」
《んぁ!!・・ぅぁ!ぁぁ!》
_____________________________________________
燦が爪を立ててきた。今にも、彼女の意識は飛びそうや
結合部分は膜が破れた時の血と、愛液で満たされとる
《うぁ!ぅぐ!!んぁぁ!!!!》
「燦・・・」
俺は、急に燦の声が聞きたくなってきてしもうた
彼女の唾液を吸い続けとるバンダナを外した
   「続」
481月の歌声:2010/03/07(日) 01:38:02 ID:abpRAllr
《あぁぁぁぁ!!ギ・・ン・・・ちゃん》
初めて聞いた燦の声は美しく狂おしい花みたいな
喘ぎ声やった
おれは、その声に興奮の極みを覚えたんや
「あかん、限界・・・ちかいわー」
《あぁぁ!!中に・・・・出して・・大、丈夫・・だから》
運動スピードをさらに上げる
《やぁぁ!!うぁ!!んぁ・・・ぃくぅぅ!!!》
「ハッ・・ハァ」
燦の手は俺の血だらけ。その手で優しく顔を
包んでもうた
《あぁ!!もう・・・ダメ・・イクぅぅぅ!!!》
「くっ!・・うあぁ」
おれは、熱を吐き出し燦の中へ注ぎ込んだ
そのまま二人は倒れ込んだ
___________________________________________
燦は一人目覚めた、時刻は三時
ん・・あ、ギンちゃん寝てる
白濁した液がまだ、膣内にある・・・そうか、わたし
ギンちゃんと・・・・したんだ
私は、寝てる彼の頬にキスした。
《ギンちゃん、もうすぐお別れだね。また会えるよねきっと・・・
その時まで、待ってるよ・・・ギンちゃん》
別れの時まで後、数時間。再会を彼と約束し眠りについた     《完》 
482mk mattimo:2010/03/07(日) 01:42:58 ID:abpRAllr
ご静聴ありがとうございます
駄文ですが、感想あれば頂きたいです
483名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 20:59:27 ID:DSKm+396
>>482
お疲れ!普段ないカプで新鮮だったよ!
次は無理せずPCから挙げてほしいね!
484名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 22:39:14 ID:KG3bWBA4
>>472
>>477-482
GJです。
ギン先輩紳士!燦先輩可愛い!
あと、一度に全部投下出来るのなら「続」は必要無いかと。
485名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 00:07:36 ID:rjY+KrTl
乙です
燦先輩可愛いなぁ
486MK mattimo:2010/03/09(火) 00:47:23 ID:PL+oyh6u
ありがとデス
夏合宿の出来事から銀影は紳士でイコ!
と思ってたのですが
次、書ける機会があれば男らしくしてみよう
と、おもいます
487名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 01:16:59 ID:9VZ64vfe
確かにあの夏合宿の時に初めて銀影がカッコイイと思った
488名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 00:42:36 ID:LLkaSEk3
最近更新数少ないなあ
489名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 12:52:37 ID:E6Bk4mW7
サーセンw
490名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 17:41:32 ID:LLkaSEk3
いえいえ、見てる人いないのかな
と、思っただけです
491名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 23:26:42 ID:ivNMUrf2
裏萌香が3月号で酒を飲んでるっぽいけど
それをネタにしたssが見たい
492名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 16:47:33 ID:lEMinQlK
よーく見るとトマトジュース。
あとそれいただき
493名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 21:33:28 ID:ec5NH3UJ
マジッ!!
見逃すた
494名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 23:43:44 ID:jJJLiVtQ
神まだかなー
495名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 01:00:25 ID:VrQQ0gDx
スレ凍ってるな
496名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 09:22:46 ID:FKJ6M6aJ
俺の熱気で溶かしてやるッッ‼

ゴメン俺じゃどうにもならん
497名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 21:15:54 ID:rx/LvYe/
いかん…ファンファンがかわいく見えてきてしまった…

このままウホッ!的な展開も十分アリだとは思わないか有志達よ^^
498mk:2010/03/24(水) 00:10:59 ID:gMW81nQP
なんだか、JUMP SQが
ものすごく、待ち遠しい
早く四日になれ
499名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 17:35:49 ID:t7wrigaN
神がこなーーーーーーい!!!
(涙)
500名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 18:11:31 ID:7KTv3rz3
神は待つものではない
なるものである
501名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 01:20:02 ID:s0VoEX0h
おおっ!深イイ
502名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 01:24:54 ID:s0VoEX0h
突然だが、今ものすごくいいアイデアが浮かびそう・・・・・
503名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 00:45:23 ID:S03qv1AG
ギン先輩と燦先輩のエロパロの作者です
神が降りない(ならない)と久々に見るとなっていたので
あまりにも、このスレにとって寂しい感じがしましたので
近いうちに自分のssを投下することに決め、参上しました
みなさん、投下よろしいですか?
504名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 21:28:42 ID:jOkAFSU/
いつでもOKだ!
505名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 09:04:02 ID:Ei2ZAc3p
バッチこいやぁーー!!
506名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 17:18:13 ID:YEbqxVaC
おお!有志よ!もちろんだぜ!
期待して待ってるぜ!
507名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 23:21:48 ID:bj6lGSBl
ありがとー!!!みんな!!!
はやくネタ作るぜ
508名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 23:28:46 ID:bj6lGSBl
実は、>>506を一日前に見て書き込みしようと
思ったんだが・・・・・
規制違反で書けんかった・・・
荒らしと思われたのかな
509名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 00:17:51 ID:ZYpsxrLD
ほしゅ
510エロスの帝王:2010/04/08(木) 00:25:06 ID:04yEVVZW
このサイトのね〜ちゃんは選り取りみどりだょ

http://www.lethappy43.com/bbs/?fromuid=14429
511名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 06:42:56 ID:i/J/eENZ
表萌香が母ちゃんだった!
親子丼ネタキボンヌ
512名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 07:58:17 ID:M1HgQvvj
>>511
確定ではなくね?
513名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 12:01:03 ID:qdTM8gI9
>>511
勝手に確定扱いして、それが嫌だと喚く連中のせいで本スレがギスギスしてるけどな。
514名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 06:44:13 ID:rarxfRxN
515名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 09:38:21 ID:CQGbph6b
しゅ
516名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 23:50:56 ID:+ssTKdvF
517名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 01:54:40 ID:NF3bs1PV
518名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 19:59:26 ID:jZzHd6a3
hosyu
519名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 23:15:25 ID:ZlzOOAiQ
520名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 23:28:08 ID:WtaiLoBc
裏モカ「保守だな」
521名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 07:32:29 ID:sl6gMWO8
522名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 22:06:08 ID:9nVa4u8j
523名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 20:42:47 ID:Po0HLb9t
今月号で父親も出てきたね
524名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 20:58:48 ID:15dOcdAq
親父はイケメン?
525名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 22:56:27 ID:2lSjWF69
>>524
ヒゲが似合うダンディ。

亞愛の現在の姿が楽しみ…さぞや美人に育ってそうだ。
526名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 23:49:54 ID:31VmDiv9
人がいないお・・・
527名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 00:01:49 ID:mch2Dc+8
528名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 00:12:01 ID:6pPyYlgJ
529名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 03:11:08 ID:HPcxt4Y4
age
530名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 14:54:08 ID:hQRs6ria
裏萌香タンって気持ちよさそうに喘ぐんだろうなぁ〜
531名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 23:35:29 ID:4n9GsDJd
裏萌香のプライドを汚さずに犯してほしいな
532PRIDE:2010/06/02(水) 20:57:23 ID:8a/Q55kK
突然ですが投下します
533名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 21:14:01 ID:AVlXH4e2
マジっすか
534名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 22:23:38 ID:AOWeXyjZ
>>532
期待してマス
535PRIDE:2010/06/02(水) 23:37:04 ID:8a/Q55kK
ザザーー・・・ザー


萌香は一人潮風にあたる。


理由もなく、ただ、真っ暗な海を眺める

ふあっと光りがあがる

「また、同じ夢・・・・・」


萌香自身を取り巻く光は萌香にこう囁いた
「・・・欲ッセ・・・ジブンノ居場所ヲ」
「壊セ・・帰ルベキバショヲ」

いかにも、意味がわからない支離滅裂な言葉を並べる光

そして、また同じ光があがる



(ぐっ!!・・・ハァハァ・・・)
「!!大丈夫!?ウラちゃん?」
(・・・ぁぁ・・大丈夫だ・・・)
何度も同じ空間、毎回同じ内容、さらに一分一秒狂いのない夢は
裏萌香の精神を削っていく
5361:2010/06/03(木) 00:19:20 ID:9JlWXQe8
537PRIDE:2010/06/03(木) 00:39:18 ID:X949hQIr
「すごく、うなされてたよ」
(心配ない・・・)
《でも、これで三週間近くうなされてる・・・ウラちゃん強情だから・・・
それにしても、なんで同じ夢を見ないんだろう?
体は共有してるから見るはずなんだけど?》



(表の・・・すまないが。明日、放課後でいい・・・・・
月音を借してもらえないか?)
「エッ!?(ダメか?・・・)

裏萌香が月音を必要とするのは戦闘以外では珍しい。
それは裏萌香の状態が危険なことを察するのは表萌香でも容易だった

「いいよ♪、なにするかは聞かないでおくよ」
(そうか、助かる・・・)
「ところで、どんな夢見てるの?そんなに辛いの?」
(表のには話したくない・・・・・)

こんなこと、表のには・・・

「そう・・・・・なら、いいの♪気にしないで」



(くっ・・・表のに、見破られるとは・・・・・)
538名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 00:57:00 ID:X949hQIr
帰る場所・・・・・?

ジブンノ居場所?

なんなんだ?

私に帰る所だと・・・
居場所だと・・・・・

どこに、・・・・・・・・どこに・・・



アルノ?




百回は考えたぞ・・・・・


居場所は・・・・・仮にだが陽海学園・・・
だが、帰る場所というのがわからない



ただ、この繰り返し見る夢は
バンパイアの血に関するなら

バンパイアの血が訴え掛けているとしたら

私だけの問題ではなくなる


表の私、心愛、月音にだって影響がでるかもしれない





・・・・・!月音?・・・・

確かに、あいつは裏の私ごと口説き堕とした




まさか・・・!?月音を殺せと言っているのか

539PRIDE:2010/06/03(木) 01:12:50 ID:X949hQIr
「月音・・・・・お願い・・・」
「うん、いくよモカさん」

バァキィィィーーーーーン

月音が見た先には目は充血し、クマができ、なによりも威圧感ある
バンパイアの紅い目が霞んでいた

「そんな・・・モカさん」
「用件だけ、言うぞ・・・・
今晩、8時くらいに私の部屋に来い・・・・・それ・・フラッ・だけだ」
「あっ!!・・・だ、大丈夫!?モカさん」
「構うな!!・・・・・必ず来てくれよ・・・・」




俺しかいない・・・・・今の、モカさんを救えるのは・・・俺だけだ



私は・・・・・・・わたしは・・・・ワタシハ!



夜8時5分
540名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 01:13:57 ID:X949hQIr
とりあえずOPはここまで


続きはあしたに
541名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 01:42:11 ID:aAVb29/I
乙でした!
542名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 17:46:44 ID:X949hQIr
今回は雑談です!

sqはやはりという展開ですね
543PRIDE:2010/06/03(木) 21:51:06 ID:X949hQIr
じゃ、続きいきまーす


コンコン
「モカさーん・・・・・モカさ〜ん?(返事がない)」

ガチャ(開くのか)

おそるおそる中に入る

♪♪〜♪〜♪

(音楽?・・・ジャズっぽいな・・・)
奥からオーディオのピンクのイルミネーションが光っている

リビングの扉に手を掛ける

「!!・・・モカさん!!??」
モカが横たわっていた
すぐ側の机の上にはアルコール類のボトルが十数本置かれていた

「モカさん!モカさん!!」


「ぁっ・・・月音か・・・」
「なにやってるんだよ、いくらバンパイアが酒に強いからって
こんな大量にっ!!「・・・ダメだ、耐えれない」
「えっ!?」

ドスッ!!!・・・ポタ・・・ポタ

「・・・モカさん!?」

モカの手刀が月音のわき腹を貫いた


「がふっ!!!・・・」
「私は・・・月音を・・・」




殺すのか・・・・・






ガシッ!                   
544PRIDE:2010/06/03(木) 23:01:24 ID:X949hQIr
月音はモカの手を掴み強引に自分から引き離した

と、同時に血飛沫が上がり月音の目は紅く染まっていた

(ウッ!?ヤベェ・・・「モカさん・・・」

モカは自分をコントロール出来なくなっていた
バンパイアの体がバンパイアの血に飲み込まれていった
少なくとも、月音は気づいてはいる




ここにモカはいない



「・・・・・返せ・・・・」
「??」
「モカさんを返せぇぇぇぇ!!!」

一気に妖気が跳ね上がる

「ああ、月音・・・・・愛狂しい」
「俺はあなたが嫌いだ。あなたを倒してモカさんを取り戻す」

月音は意識を集中した

「な、なにする気だ?」
月音はモカの服を脱がしていく

「決まってる、モカさんを取り戻す」
「なにいってる!貴様はなにか理由つけて私と性行為をしたいだけだろ」
「そう、思ってくれてもいいよ」
「開き直りよって・・・・・もし、取り戻せたとしても
殺されるぞ。恋人同士になって浮かれてるようだが、そんなのは関係ない!!どちらにしろ私に殺される」
545作者:2010/06/03(木) 23:02:46 ID:X949hQIr
うーん何かややこしくなってきたな

リク・質問ぼしゅうしてます
546名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 23:23:08 ID:aAVb29/I
何気なく覗いてみたら投下されてた
>>545
最近このスレも過疎気味だったんで、書いてもらえるだけでありがたいです
とりあえず個人的には、作者さんが満足できる形で完成させて欲しいとしか・・・
あとこれはあまり関係ないんだが
もしかして2chは初めて?
547◇ijF2pX5V:2010/06/04(金) 01:20:42 ID:qeVXWsSK
お久しぶりです。今年になってから忙しくて深夜ぐらいにしか
投下できませんが私も時間があれば投下します。
まずはうつ病になった月音をモカが癒すシチュを完成させます。
>>545
最近過疎気味だったところに作品投下してくれてありがとうございます。
何か怖いですね。モカがモカでなくなるのは想像できませんからね。
果たして月音はモカを取り戻すことができるのか?期待してます。
ただなぜ裏モカはこの夢をみるようになってしまったのか
知りたいですね〜。
548作者:2010/06/04(金) 16:40:52 ID:qLOje1+D
そうですね、書き込みは
あまりやってない方ですね
たしかに、このスレ過疎ってたので
やってみるかーみたいな感じです

テーマ的には「妖怪の恐さ」みたいな感じでラブコメ要素を薄くして
ダークでドロドロもいいじゃないかみたいなのが個人的な意見です
549作者:2010/06/04(金) 16:44:48 ID:qLOje1+D
追記&質問

たまに、僕は規制でカキコできない時があるんですが
荒らし以外になにか原因があるんですか?
2chの詳細見てもわからないので、教えてください
お願い致します
550名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 17:00:22 ID:1vFhkRld
巻き込まれ規制だろうな
そういう時は規制が解除されるまで気長に待たなきゃアカン
あと、一つ
メール欄にはsageと打った方がいい
無くても違反だとかそういうわけではないんだが、あった方がベター
551名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 19:30:09 ID:6IJA7gTx
>>549
550にもあるが、プロバイダーの規制に巻き込まれてるんだろうね
一応、規制されてても書き込む方法もあるんだが、お金とか手間がかかったりするので
普段あまり、2chを使わないんだったらオススメできない

>>542
あと原作について雑談したかったら、少年漫画版に本スレがあるんで、そこでやるといいんじゃないかと思う
ここより人多いしね
552名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 22:30:42 ID:Dfshc2D2
今晩は。確かに疎通気味だったね・・。ちょっと寂しい・・。
なので、PRIDEさんが作品を作ってくれたのは感謝。
続き期待します。
553PRIDE:2010/06/05(土) 00:20:55 ID:UHSklc6M
色々と回答&提案・応援ありがとうございます
マジで感謝です!

次はエロに入ると思います
不定期なカキコになると思いますので
了承して頂きたいです
554名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:42:33 ID:5vCUoDqi
>>544
ダークな雰囲気の月音と裏モカですね。
続きを楽しみにしています。
自分も投下したいと思うんですが、PRIDEさんのお話が終わった後の方がいいでしょうか?
555PRIDE:2010/06/05(土) 00:59:41 ID:UHSklc6M
確かに、モカさんのPRIDEは恋人である俺にだって牙を剥くだろう
でも、俺はそれでいい




モカさんが好きだから・・・・・





「殺される?・・・・・違うよ♪・・・殺されたいんだよ」
「な、何を・・・何を言っている」
「最愛の人に殺される・・・それがモカさんの為なら・・・・・
死んだっていい・・・モカさんの為なら死ぬことだってできる」

そのまま萌香の躰を押し倒す

「死にたいなら、今私が殺して「無理だよ」
「!?」
ググッグッ!!!
月音は萌香を床に押しつけたままだ
「何故だ・・・躰が?」
「大人しくしててよ」
「くそっ動かない!?」
柔道の固め技のように抑える月音
「気づかないの?あなたの右手」
「あっ!!」
萌香の右手首にはロザリオが密着していた
「ずっと前に使った同じ手だよ、あなたに勝ち目はない・・・だから・・・」
月音は紅い目で微笑む




「大人しく気持ちよくなろう?」


月音は萌香の身体を愛撫し始めた
556PRIDE:2010/06/05(土) 01:01:40 ID:UHSklc6M
好きなタイミングで投下して頂いてけっこうですよ♪
期待してます
557PRIDE:2010/06/05(土) 01:35:35 ID:UHSklc6M
「ああっ!!くぅぅっ!」
月音は萌香のブラウスを引き裂きブラを外し胸を揉みしだく
「気持ちいい?」
「あぁ!!そ、・・・んん!!そんなわけ・・・ないぃんんん!!」
「もう、いきそうだね」



一時間後



「イカせて・・あっ・・イカせてぇぇぇ・・・お願い・・・あぁぁーーーーー」
月音は手だけで一時間、(仮)萌香をジラシ続けた
「いやだね、もっとその顔がみたいな♪(あと、少し・・・もう少し。ここまで感度を上げれば・・・)
絶対イカせない」

ブォォン・・・ブォォン

「(よし、シンクロした)ごめんね・・・お別れだ・・・」
「えっ?くぁああああああっっ!!!」
月音は一気に(仮)萌香を絶頂に導いた
「くそっ・・・負け・・・た・・・」
「さようなら、モカさんを苦しめた悪夢さん」

シュウウウ

「・・・!?ッ・・・プハァァァ!」
「モカさん・・・・・」
モカの身体に悪夢から覚めたモカの精神が戻った
「モカさん・・・大丈夫?」
「・・・ああ、・・・・・だがな」






バシイィィィィィン










558PRIDE:2010/06/05(土) 01:37:21 ID:UHSklc6M
すいません一旦休息します

感想・リク募集中です
559名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 20:49:59 ID:z/UqQhhz
この後どういう展開になっていくか楽しみです
560PRIDE:2010/06/06(日) 09:13:12 ID:qOaSkmF8
強烈なビンタを喰らい月音は倒れこんだ
と、同時にある考えが月音の心を支配する
(ヤッベェ・・・痛てぇ・・・やっぱり殺されるのかな・・・
モカさんを取り戻すのにあんな事したからかな・・・)
月音はあの時妖気を(仮)萌香とあわせる事で萌香を取り戻した
これは裏萌香とやってきた修行の応用の一つではあるが
しかし相手はバンパイア・・・精神部分を崩さないと妖気を感じ取り
妖気をずらして対応してくからこの行為を行った


仕方ないと言えば仕方ないのだが、これから、萌香が怒ることは明白
表の萌香とは性交渉のある月音だが、まだ誰にも躰を許したことのない
裏の萌香は、バンパイアのPRIDEとしても一人の女の子としても
許せないのかもしれない

まだ、予測の段階ではあるが月音はそうとしか考える事ができなかった
それほど、(仮)の萌香から受けたダメージは相当なものだった

だが、月音の考えは事実になることはなかった

「こ、殺したらいいよ・・・いつも、萌香さんに勝てないのに・・・
ただでさえ弱ってるんだ・・・殺してよ・・・」




ごめんなさい。ぶつ切りになるんですが今回はここまで

今夜中にはまた投下します    
561PRIDE:2010/06/07(月) 01:08:27 ID:uUZ1z38m
「月音・・・・・・・・思い上がるのもいい加減にしろ!!!」
「えっ!?あ、ええ?」




ポロ    ポロポロ




「・・・え?・・・」
月音は初めて見た



泪を流す裏の萌香を・・・・・




「くっぅぅ・・・ぁぁ・・・み、見るな・・・・・」
「モカさん・・・・・っ!」
月音は萌香を抱きしめた
涙の理由は月音にはわからない・・・
そして、いきなり萌香は・・・・・
「かぷっちゅーーー」
「ちょ、!!ああああ」
チューーチューーーッチュパッ!・・・ツヤツヤーーー
「!?な、なんだ・・・この味!?」
ドクン・・・ドクン
「も、もしかして?まずい?」
ドクン・・ドクン・・ドクン
「・・・・・・」
「も、モカさん?」
ドクンドクンドクンドクン
「モカッ!・・・さん?(なんだろ、急に萌香さんが、なんだか色っぽく・・・見える?)
ドクドクドクドクドクドク
(ああ、つやつやした肌・・・しっかりした腕のライン・・・しゃぶり付きたくなるような首筋・・・)
フラッ
「・・・あっ!!お、おい!月音ぇ!!!」
「・・・エッ!?」
バタンッ!!!!!
562PRIDE:2010/06/07(月) 01:56:27 ID:uUZ1z38m
「あッ、・・・・(モカさん・・・・・・我慢できないよ)
グイッ
「相当バンパイアの血が暴走してるな・・・」
「!?」
「私が欲しいか月音?」
「・・・・あ、ん?・・・どういう?」
「月音・・・今のお前はは種族本能が覚醒しているんだ・・・
正確にに言うと人とバンパイアの血が反発しあっている」

萌香がブラウスをはだけさせながら言う

「一つ聞いてくれ月音・・・お前は私には殺されてもいいと言ったな」
「・・・うん「もう言わないでくれ・・・・・」
月音の心にグサッとなにかが刺さった
「もう自分から死ぬなんて言わないでくれ・・・・・」
ぽろ ぼろぼろ 
「モカさ「私は負けたバンパイアの血に・・・今までの悪夢はバンパイアの血によるものだった
バンパイアの種族は人の血を食らい生きる・・・・・その本能が悪夢となって
私に、訴えたのだと私は思う」
涙は止まらない
「私は怖かった・・・月音を殺してしまうかもしれない・・・・・
ずっと不安だった・・・月音を失うのが」
萌香はいままで月音に伝えれなかったことを伝えた
月音は黙って聞き続ける事しかできなかった
「ぅ、ぅぅっ!ぁぁっ月音ぇ「もういいよ萌香さん終わったんだ・・・」
563PRIDE:2010/06/07(月) 02:16:12 ID:uUZ1z38m
「悪夢は終わったんだ・・・萌香さん」
月音は再び萌香を抱きしめる
    強く・・・強く
「うぅ!ぇぐ!ぅああ!」
萌香の精神状態がよくない事に気づいた月音ができる最善の事である
「月音・・・」
「何?モカさん?」












「犯して・・・・・」








「・・・・・ま、また、何で・・・」
「さっき吸った月音の血の味・・・・・ものすごく官能的だった」
萌香の紅い目はとろんとして涙がつたった頬は赤くなり誘惑の表情になっていた
「月音も辛いはずだ。
バンパイアの血は性的な感情も掻きたてる」
「くっ!!」
図星だ
「私は悦楽が欲しい・・・・・月音も欲しい」

________________________________________________________________________________
明日も仕事あるので今日はここまで

すごい長文になりそうなので
お覚悟願います
564名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 22:18:27 ID:3VDC0gTF
普通に面白いと思うよ
でも「犯して・・・」はちょっとひねりが無(ry
なんだかんだ明日も楽しみに待ってますです
565PRIDE:2010/06/08(火) 20:14:58 ID:jiL4+Crp
ひねりですか・・・・・
確かにそうですね無いですね・・・
ここまで書いてて自覚はあるんですが、難しいです
コツみたいなのを教わりたいです
お願いします
566PRIDE:2010/06/08(火) 21:31:54 ID:jiL4+Crp
「なあ、月音・・・・・犯してくれ・・・何もかも、どうでもよくなるくらい」



月音は迷った

これでいいのか、こんなんで萌香を犯してもいいのかと・・・
「あ、えーっと、・・・てか、なんでさっき血吸ったの?」
その本心からか単純にごまかそうとしてしまった
「あれの事か?・・・いつもなら落ち着くんだお前の血を吸うとな。
しかし、何度も言うが、すごかったぞあの味!まるで、媚薬を飲まされてるような興奮の喉ごしに、
貴様の欲望がストレートに伝わるいやらしい味。」
「い、いやらしい味(汗)(もしかして、俺の気持ちで味って変わるのか?)
食べ物でコントロールできるんだけど。と思う月音は
食べ物ではどう言い表せるんだろう?かと、目を輝かせる萌香を見て
月音は自分のしたいことバレてるんじゃないかと思った
「萌香さん・・・」
月音は覚悟を決めた
バサッ
「月音!?」
「知らないよ、どうなっても」
「・・・ああ」

(う、嘘だろこんなに早く。く、来るなんて)
行為が始まってまだ五分。
しかし、萌香は絶頂まで後一歩の所まで来ていた
「ああっ!うぁぁっっっ!!!やあぁ!!」
「早いねー。表の萌香さんより感じやすいんじゃない?」  
567名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 22:15:44 ID:kL8SUjW6
wktk
568名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 22:34:55 ID:QcwWI8WS
潮を噴くのも時間の問題だな
569PRIDE:2010/06/09(水) 23:04:17 ID:HjPuPu/Z
「貴様・・・の血・・・のせい・・・・・だろォ」
「やだなぁ、俺のせいだなんて」
「っぁぁ!!!ああ!・・・・待て、頼む!!指はぁぁぁ・・・指は嫌だぁぁぁぁ!!」
「じゃあ、なんて言うの?」
月音はさらに高速で指を動かす
本番前だが、すでにグチャグチャといやらしい音を立てる
(このバカめ!!バンパイア化してるとはいえ調子に乗りおって!!!!!)
「月音・・・あとで覚て・・んぁぁぁぁっ!!」
______________________________________________________
すいません、たった今、急な仕事が入ったので
落ちます

明日にまた投稿できるようにしますので
了承ください
570PRIDE:2010/06/11(金) 20:42:13 ID:Pf2ADLvv
戻って来ました
続きいきます
571PRIDE:2010/06/11(金) 21:35:43 ID:Pf2ADLvv
「俺は悪いこと何もしてないだろ」
「ふざけるなよ!!!
証拠はある!
貴様はいつから、そんな紅目をしている
いつから、そんなに腕力がある
いつから、貴様の性欲は暴走している!!!」

萌香が言い終わった時、月音はそっと手を離した

「月音?・・・」
「言ったよね俺・・・・・知らない・・・どうなってもってね」
「そ、それは「言ったよね!!萌香さん!!!」
いきなり月音は、萌香の首を掴み押さえつけた
「ガっ!!!ぐぁっ!・・・つ、つく・・・ね」
「ごめんね、萌香さん
俺が最初にこう言ったのはこうなる事が予測できたんだ
俺にはね・・・
だから、もう意識が持たない。バンパイアの血に飲み込まれそうだ・・・ドクン・・・ぐはっ!!??」
「お、おい!!月音!?」
最後の抵抗に月音は萌香の首にある手を緩めた
「萌香さん・・・今、萌香さんに残されてるのは二つ・・・
一つは俺を蹴飛ばすなりなんなりして俺を無力化させる事
もう一つは俺に犯されるの二択だよ」
そのまま月音は萌香に倒れ込んだ
「月・・・音?」
月音はすぐに起き上がったが月音の言うとおり
元の月音では無かった
(フ・・・皮肉だなバンパイアの血というのは)
572PRIDE:2010/06/11(金) 21:51:54 ID:Pf2ADLvv
(結局、何も解決できなかったか・・・・・
私にも、わからないこともあるという事だな)
月音は自身のモノを取り出し萌香の秘部に当てがった
(貴様は私から逃げなかったな月音・・・・・
     なら、私も逃げるわけにはいかないな)
萌香は覚悟した


(月音・・・・・私はお前となら地獄にだって堕ちれる気がする・・・
                  だから、私を安心して抱くといいさ)


月音は一気に萌香を貫いた


「ぁぁぁぁーーー!!!」








(さあ、溺れようか)










(快楽の闇に・・・)


fin
573PRIDE:2010/06/11(金) 21:57:35 ID:Pf2ADLvv
なんか、変な終わり方になりました・・・
某憂鬱に影響を受け急激に路線変更しました

意見・アドバイス・批判募集します

ご静聴ありがとうございます
574名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 13:55:50 ID:kQclTCWB
>>573
乙です!
個人的にはなかなか楽しめましたが、やはり文章が少なめなためか展開が急だなぁと思ってしまいました。
次の機会がありましたら、登場人物の心理状態や周囲の状況の描写を増やしたりして
読み手が状況をイメージしやすいよう、意識して製作してみると良いかと思います。
とまぁ、いろいろ好き勝手言ってしまいましたが、久しぶりにスレに投下されたこともあって個人的には嬉しかったし楽しかったです。
改めまして乙でした!
575535〜作者:2010/06/12(土) 21:53:13 ID:j61QJYPM
ご返事感謝します

このような文章作ってしまい少々悔しいですね
次書くときみなさんのご期待に答えれるよう、なんとかリベしようと思ってます
576名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 21:58:23 ID:e/K0FnRg
>>575
楽しみに待ってます
577名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 10:53:46 ID:YlnBOnu4
裏萌香と表萌香が一時的に分離したっていう設定で、2人格の百合小説とかどう?
裏が奥手そうな表をリードしてあげるとか
578名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 21:42:32 ID:S9272s0u
くるむ保守
579名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 23:28:26 ID:w1OduFS4
>>577
同一人物ってのがスゴいシュールだ
580名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 23:40:00 ID:ut2N7s4Z
難しい
581名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 00:15:36 ID:bvgOLvHQ
くるむage
582名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 04:44:38 ID:E0NvWZUC
ゲームの心愛が可愛かった+原作での扱いが散々なのでw
需要無視で月音×心愛投下します。
以下留意事項&設定

・ゲーム版のエンディングイベントが起こらず2学期になったものと思ってください。
・邪魔なんでw、こーちゃんの存在を無視してます。病欠という事にしておいてください。

馬鹿長いですが、上記のカップリングに興味のある、かつ時間のある人は読んでもらえると嬉しいです。
583月音×心愛:2010/06/20(日) 04:48:12 ID:E0NvWZUC
放課後、掃除の終わった教室で、心愛は一人、自分の机に腰掛けていた。
少し前までは、特に予定の無い日は、だいたい真っ直ぐ寮に帰るようにしていたのだが
最近になってこうする事が多くなった。
なぜそうしているかというと、それは、ある男と一緒に帰るためである。
男の名前は…青野月音。
その男は心愛にとって、最愛の姉をたらしこんだ存在であり、新聞部にハーレムを形成するほど、異様にモテる男。
そして…
…今では、自分を惑わせる男でもある。

「はあ…」

心愛は深いため息をついた。
近頃、あの男の事を考えると胸が苦しくなる。
かといって、それは別に不快ではなく
むしろ、彼と一緒にいる時などは、その苦しみが、心地よいものとなって全身に広がっていくのだ。
…そう。
自分も、他のハーレム要員同様、あの男に恋をしている。
心愛はそれを認めざるを得なかった。

「なんであたし…あんな男の事、好きになっちゃったんだろ…」

心愛が、周りに聞こえない程度の小声で呟く。
この感情を初めて抱いた時は、その正体が掴めず、ただ一人イライラしていた。
そして更に、その気持ちに気づいた後も、暫くの間
「なんで誇り高いバンパイアのこのあたしが、あんな男と…」
と、高いプライドが邪魔して、自分の心の声に耳を傾けることができずにいた。
…が、それも今となっては昔の話。
自分の気持ちに正直になった今では、できる事なら彼ともっと仲良くなりたい。
もっと言うなら…彼と、「先輩と後輩」という関係ではなく、もっと進んだ、親密な関係になりたい。
そう素直に思えるのであった。

「で…その通りに行動できたら、何も苦労しないのよね…」

しかしながら、それを行動に表す事が難しい。
元来プライドの高い心愛は、自分の気持ちを素直に伝える、ということを大の苦手としていた。
そんな心愛が、愛の告白など、そう簡単にできるものではない。
…彼に嫌われている事はないと、心愛は思う。
現に今もこうして、彼が自分を一年の教室まで迎えに来てくれるのを待っているのである。
いくら彼が真性のお人よしだったと言っても、嫌いな相手とわざわざ一緒に帰るほど物好きではないはずだ。
恐らく、月音のほうもおそらく自分に好意を抱いてくれているだろうことは心愛もわかっている。
しかしそれでも…その月音の好意がただの友情…あるいはあの男お得意のおせっかいでないという保証はどこにもない。
つまるところ、勇気を振り絞って告白した末に「これからも友達でいよう」と言われる可能性も十分にあるのである。
出会った当初は月音の事を、こんな冴えない男の近くに姉がいるだけで嫌だ、などと思っていた心愛だが
今では別の意味で嫌な、落ち着かなくてイライラした気分になるのである。
そんな心愛がそのような関係で満足できるはずがない。
何より、そうなってしまうと、二度と今のような関係にも戻れないだろう。
なんだかんだで今の月音との距離感も気に入っている心愛は、それも恐れて、自分の想いを伝える事ができずにいた。

「もう…あいつがはっきりした態度を取ったら、あたしが悩む事もないのに…」

思わず口から月音への不満が漏れる。
が、彼に責任をなすりつけたところで何もコトは解決しない。
こんな事を考えているうちに、その内彼が教室に現れ、適当なことを喋りながら下校して、結局今日も関係は進展せずに終わるのだろう。
そして、この苦悩は明日へと持ち越されるのである。
584月音×心愛:2010/06/20(日) 04:50:21 ID:E0NvWZUC
そのようなことを心愛が一人、悶々と考え込んでいると、前方から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「よおー心愛。お前はまだ帰らないのか?」
「…?」

心愛が、斜め下に向けていた顔を、声のした方向に向けると、そこには頭にヘッドホンをつけた特徴的な少女が立っていた。
一学期にこのクラスに転入してきた音無三姉妹の次女、凛である。
この凛含めた三姉妹と心愛は、以前あった音楽祭を通じて、いわゆる喧嘩友達と言える関係になっていた。

「…何よ、うるさいわね。いつ帰ろうがあたしの勝手でしょ?」
「あらら、なんかご機嫌斜めだなー」

心愛が無愛想に返すと、凛はそれを気にした様子もなく笑った。
すると今度は後ろから、その凛を諌めるようにして、妙な帽子をかぶった少女が現れる。

「邪魔しちゃだめですよ、凛。心愛さんは、月音さんを待ってるんですから」

音無三姉妹の三女、蓮である。
その蓮の発言を聞いて、凛が、納得したようにポンと手を叩いた。

「なんだ、そういうことだったのか。確かにお前ら最近仲いいもんなあ」
「そうですよ。最近はよく二人で下校してるんですから」
「な…何、変な勘違いしてんのよ!」

心愛は、目の前の二人の会話から、自分と月音がやはり周りからそう見られているという事実を再認識させられ、頬が熱くなるのを感じた。
そして、素直になれない性分のせいか、無意識のうちにそれを否定する。

「べ、別に仲がいいってわけじゃないわよ…。ただ、あいつが最近あたしに付きまとってて…
あたしは、それに振り回されているだけなんだから…」

するとそこに、また蓮の鋭い突込みが入る。

「ふふ、そう言ってる割には、いつも心愛さんも楽しそうに見えますが」
「は…はあ!?そんなわけないでしょ!!あんた、目が腐ってるんじゃないの!?」

まさしく図星を突かれて、心愛は声量を上げてしまう。
実際、月音との時間は楽しい。
心愛自身も、なんだかんだで彼と帰れる日を心待ちにしているくらいだ。
だが、そんな自分の気持ちを他人に悟られるのはいい気がしなかった。
特にそれを、目の前の姉妹に知られると碌なことにならない。
しかし、どうやら心愛の悪い予感は当たってしまったようで、凛が意地の悪い笑みを浮かべる。

「なるほど。つまり心愛は「愛しの彼」を待ってるってわけかー」
「いと…!」

凛の言葉に心愛は顔から火が出そうになるが
それだけでは終わらず、さらに蓮が笑う。

「心愛さんも結構、普通の女の子らしいところがあるんですね」
「…な…なっ…!」
585月音×心愛:2010/06/20(日) 04:50:56 ID:E0NvWZUC
心愛は、あまりの羞恥に言葉を失うが、それも数瞬の間。
気が付けば、感情が爆発するがままに、腹の底から声をあげていた。

「いい加減にしなさいよ!!!」

その大声に、他の教室に残っているクラスメイトがこっちを向くが
そんなことには構わず、心愛は怒鳴り散らした。

「このあたしが、あんな男の事なんて本気で相手するわけないでしょ!!
なによ、あんな奴…ちょっと血が美味しいから、その為に仕方なく遊んでやってるだけよ!
ほんとは、付きまとわれるのも迷惑してるんだから…!」

すると、それには流石にびっくりしたのか、凛と蓮が、苦笑いしながら心愛を宥める。

「わ…わかった、わかった。だから、そう興奮するなって…」
「心愛さんも、素直じゃありませんね…」
「…あ…」

そこで心愛は、ふと我に返る。
そして「また、やっちゃった…」と、心の中で、軽い自己嫌悪に陥った。
自分はいつもこうだ。
本心を知られたくないあまりに、つい強がり、言いたくもない事を口走ってしまう。
時に、この悪癖こそが、月音との関係の発展を邪魔する元凶の気がする。
そう思っていながら、なかなか直すことができない。
それがまた、心愛を苛立たせるのであった。

「…ったく」

しかし、終わった事を嘆いていても仕方が無い。
心愛は気を取り直して、話題を移した。

「だいたい、あんた達こそ、なんでまだ残ってんのよ。
用が無いんなら、さっさと帰れば?」
「いや、蘭を待ってるんだよ。あいつ今日、掃除当番でさ」
「私達は、いつも三人で帰ってるので」

すると、二人は、至極まともな理由を返す。
少なくとも、迷惑だと思っている男を待っているという自分よりは。
そう思った心愛は、下手に喋るとさっきのようにボロが出かねないと思い

「あっそ…」

とだけ返して、黙り込んだ。

そして、それからも5分、10分と心愛は月音を待ち続ける。

(それにしても、おっそいわね…。何やってんのよ、あいつ…)

心愛が、一向に姿を現さない月音に苛立っていると、その時丁度、教室の扉がガラッと開いた。
彼が来たのかもしれないと思い、そっちに目を向けると、そこから月音ではなく、音無三姉妹の長女、蘭が入ってきた。
そして、心愛を見つけるが早いが
586月音×心愛:2010/06/20(日) 04:52:23 ID:E0NvWZUC
「朱染。お前、最近よく、彼氏の青野と一緒に帰ってるじゃないか。
一体、今日はどうしたんだ?」

と、開口一番に繰り出した。
心愛はというと、他の姉妹と同様に、自分と月音がつがいであることを前提としたその物言いに
また頭に血が上りそうになる。

「だから彼氏なんかじゃないって何度…!
…ああ、もう、怒るのも馬鹿らしくなってきた…」

が、何とか上手くそれを受け流すと

「で、それが何よ?今もその馬鹿を待ってるとこだけど」

と、蘭に返す。
すると、蘭が怪訝な顔をする。

「いや、ここに来る途中、青野とすれ違ってな、何やら沈んだ顔をしてたから
お前と喧嘩でもしたのかと思ったが…違うのか?」
「悲しそうな顔って…知らないわよ、そんなこと。
だって、今日はまだ会ってもないんだから…」

悲しそうな顔ということは、あのヘタレ男の事だ。
学校で苛められでもしたのだろうか。
しかし、普段の生活において、あの男の周りは、強大な戦力を持つ姉を初めとした新聞部の連中で固められている。
そんな男に今更手を出す輩がいるとも考えにくい。

(なんか悪いものでも食べたのかしら…)

にわかに月音のことが気になりだした心愛は、未だに来る様子が一向に無い月音により苛立ちを募らせる。

(ったく…。何か悩み事があるなら、あたしが相談に乗ってあげるから、さっさと迎えにきなさいよ…)

すると、その時、同時に何かに気づいたような顔をした凛と蓮が心愛に話しかける。

「なあ、心愛…」
「なによ」

見ると、二人とも、どことなく気まずそうな顔をしている。
心愛は、二人が何故そのような顔をしているか分からないまま、彼女らの言葉に耳を傾けた。

「もしかして、さっきの…聞かれてたんじゃないですか?」
「さっきのって…何の話よ?」
「ほら…お前が、月音に付きまとわれて迷惑してるって言った事」
「…え…」

心愛の頭の中に、自分がついさっきしてしまった失言が思い起こされる。

―ほんとは、付きまとわれるのも迷惑してるんだから…!―

(あれを…先輩に聞かれてた…?)
587月音×心愛:2010/06/20(日) 04:53:09 ID:E0NvWZUC
そう少し考えると、心愛は自分の動悸が一瞬早くなった気がしたが、すぐにその考えを中止した。
そもそもそんなことがあるわけないと思ったからだった。
心愛は、内心動揺しているのを隠したつもりで口を開く。

「な、何言ってんのよ。だいたい、あいつはまだこの教室に来てもないのにどうやって…」

すると、今度は蓮が、悲しそうな顔をして首を振る。

「心愛さん、月音さんは、教室に戻る途中だった蘭と「すれ違った」んですよ?
心愛さんを迎えに来る途中だったら、それはおかしいんじゃないですか…?」
「…!!」

蓮の言葉を聞いて、心愛はハッと時計を見る。
いくらなんでも月音が迎えに来るには遅すぎる時間だ。
いつもなら、自分はもう既に彼と帰路につき、下らない会話に華を咲かせているところだろう。
そう考えると、凛と蓮の言っている事が、次第に信憑性を帯びてくる。

「け…けど、あれは…!」

心愛は思わず、誰かに言い訳するように声をあげていた。
が、その続きが喉から出てこなかった。
あれは本心ではなかったと主張したところで、相手にそう取って貰わなければ何の意味も無い。
この性格上、仲良くなったといっても、まだそれなりに彼に辛辣な態度をとっている自分である。
そんな自分の言葉だからこそ、彼があの言葉を聞くと、言葉通りに受け取ってしまうのかもしれない。
現に、いつもならもうとっくに迎えに来てる時間なのに、彼は来ていないのだ。
心愛の中で嫌な予感が増長していく。

「…(そんな…まさか、先輩…)」
「心愛…あたし達が言うのも、なんだけどさ…今から月音のところに行って謝ったほうが…」

目の前で凛が何やら話しているが、それは、心愛の耳には全く入ってこなかった。
今の心愛の頭は、自分の詰まらない意地のせいで彼との関係が終わろうとしている
そのことで頭が一杯だった。

「…っ!」
「あっ…!おい、心愛!」

そして気が付くと、ただ、彼に会いたい一心で、足が勝手に動いていた。
心愛は、自分の鞄を持つと、すぐに教室を飛び出していく。

「あの馬鹿…なに、本気にしてんのよ…」

口からポツンとでた彼への悪態は、自分で驚くほど震えていた。
心愛は、どんどん大きくなっていく自分の動悸に突き動かされるようにして、全速力で男子寮の方へと向かっていった。
588月音×心愛:2010/06/20(日) 04:53:48 ID:E0NvWZUC
一方で…

「……」

月音は自室で一人、横になって、天井と睨めっこしていた。
本来なら、彼がこの時間帯に、こうして部屋にいる事はありえない。
なぜなら、いつもならこの時間は部活をしているか、もしくは…これは最近になってからであるが
可愛い後輩と、楽しく下校しているかのどちらかであるからだ。
その後輩の名は…朱染心愛。
彼女に魅かれ始めたのは、一体いつからだっただろうか。
月音自身も詳しく覚えていないが、音楽祭を通じて、彼女との距離が近くなったのは確かだった。
それまでは、こちらを目にする度に罵倒したり、辛辣な言葉を浴びせかけたりするだけだった彼女だが
最近では、その罵倒の中にも、優しい響きが含まれることが多くなった気がする。
だから、つい、勘違いしてしまったのかもしれない。
…彼女も自分の事を好きである、と。

「馬鹿だよな…心愛ちゃんみたいな可愛い子が、俺みたいな何のとりえもない奴を好きになるなんて、あるわけないのに」

月音は、ふと、自分がさっき聞いた彼女の本音を思い出す。

(ほんとは、付きまとわれるのも迷惑してるんだから…!)

今日も部活の無い日だったので、心愛と一緒に帰れるのを楽しみにしていた月音は
放課後、上機嫌で彼女の教室に向かった矢先に、この言葉を聞くことになった。
それからの事はよく覚えていない。
ただ気が付いた時には、こうして自分の部屋にいたという事は、そのまま彼女の教室の前から引き返して、帰ってきてしまったのだろう。
自分でも、情けないと思う。
しかし、彼女に迷惑がられてまで一緒に帰りたいと、どうしても思えないのも確かだった。

「明日から俺…心愛ちゃんと、どんな顔して会えばいいんだろ…」

ポツンと口から出た言葉に、月音は、自分がまだ、いかに彼女に未練があるのかを思い知らされ
皮肉げに笑った。
そもそも、自分と彼女の間に接点というものは、殆ど無い。
今までだって、自分が彼女を迎えに行くことによって、二人の時間は得られていたのである。
それをする必要が無くなった今となっては、自分の心配は、杞憂というものだった。
まあ、これからもたまに彼女が、最愛の姉目当てか、もしくは自分の血液目当てで
新聞部に現れるかもしれないが…その時はその時で、あくまで先輩と後輩として接すればいい。
そして、血が吸いたいというのなら、吸わせてやればいい。
自分には…それくらいしか取り得はないのだから。

「…くそっ…」

そこまで考えて、無性に悲しくなった月音は、ごろんと寝返りを打った。
589月音×心愛:2010/06/20(日) 04:54:24 ID:E0NvWZUC
すると、その時

コン、コン

と自分の部屋をノックする音が聞こえた。

「…?」

(誰かな…?まあ、誰でもいいや…。悪いけど、今は出る気がしないから…)

月音が半分他人事のように、音のした扉のほうを見つめてると

コン、コン

と、再びノックの音がする。
同時に、月音にとって今さっき聞いたばかりなのに、酷く懐かしく感じる声が聞こえた。

「先輩?いないの…?いたら、返事して…」
「!!…心愛ちゃん…?」

月音は、その声を聞いた瞬間、飛び起きた。
そして、そんな自分の体に呆れつつ、すぐに扉を開ける。

「心愛ちゃん…」
「…先輩」

するとそこには、無表情のまま、自分を見上げている心愛がいた。
月音は、そんな彼女の様子にどこかいつもと違うものを感じながらも
素朴な疑問を彼女に投げかける。

「その…どうしたの?」

すると心愛が、表情は大して変えないまま、それに答えた。

「どうしたの、じゃないわよ…。なんで迎えに来ないのよ…。
あたしの事待たせといて…先に帰ってんじゃないわよ…」
「え…?」

口調こそ静かだったが、その声には、明らかに責めている色があった。
月音は、自分の事を迷惑がっているはずの彼女が、今更そんなことで怒っているのをおかしく思ったが
勝手に帰ってしまったのは事実なので、素直に謝る事にした。

「あ…そ、そうだったね。ごめんね、心愛ちゃん…」
「……」

しかし、それに対する心愛の反応がない。
いつもなら、謝ってから、更に二、三言は責められるはずなのに。
月音は、やはり、彼女の様子がいつもと違うと思いながらも
せっかくこうして、再び彼女に会うことができたので
後になって言いにくくならないうちに、ついでに、今までのことも謝っておく事にした。
590月音×心愛:2010/06/20(日) 04:55:01 ID:E0NvWZUC
「それと、もう一つ、ごめん…」
「…何がよ」

不機嫌そうな声をする心愛に、月音は続ける。

「今まで俺…心愛ちゃんに付きまとったりして…」
「…」
「でもね、俺も、心愛ちゃんが迷惑がってるなんて思ってなかったんだ。
心愛ちゃんもきっと、俺の事、少なからず気に入ってくれてると思ってた。
結局…俺の思いあがりだったみたいだったけどね…」

徐々に顔を俯かせていく心愛を見て、月音は、彼女が怒っているものだと思った。
そして月音は、泣きそうになるのを何とかこらえて、最後に彼女に笑いかける。

「そんなわけで…ご、ごめんね。これからはもう、心愛ちゃんに無闇に近づかないようにするから…」
「…っ」

すると、その時、心愛が弾丸のような速さで月音の胸に飛び込んできた。

「うわっ!こ、心愛ちゃ…!一体何を…」

月音は、突然の事で、何が起こったがわからず混乱する。
すると、胸の中の心愛が、なんとか聞き取れるくらいの声量でつぶやいた。

「…わけないじゃない…」
「え…?」

月音が思わず聞き返すと、今度ははっきりと聞こえる声で彼女が言う。

「あたしが…嫌いな男と一緒に帰る事なんて…するわけ、ないじゃない…」
「で…でも、心愛ちゃん、俺の事迷惑だって…」
「…」

月音が、心愛の言ってる事がまるでわからず戸惑っていると、心愛が少しの間黙り込む。
そしてやがて、搾り出すような声をだした。

「…め…なさい…」
「え…」
「…ごめんなさいって言ったのよっ!!」
「!!心愛…ちゃん…?」

(この声…心愛ちゃん、まさか…)

月音は、突然、自分の胸の中で激昂した心愛に驚いたが
それは別に、彼女の大声にびっくりしたからではない。
それは…心愛が、自分が今まで聞いた事の無いような声をしていたからだった。

「さっきは…あいつらに先輩との事、からかわれて…つい、思ってもない事、言っちゃったの…。
あんなの…あたしの本心じゃ、ない…」
「ほ、本心って…」
「…好き、なの…」
「!!」
591月音×心愛:2010/06/20(日) 04:55:57 ID:E0NvWZUC
心愛の言葉を聞いた瞬間、月音は、自分の心臓が大きく震えるのがわかった。
同時に、それまで月音の胸に額を押し付けていた心愛が顔を上げる。
彼女は、その深緑色の瞳をした目に、涙を一杯にためていた。

「あたし…先輩のこと、好きなの!!どうしようもないくらい!
こんな気持ちになったのは初めてで…他の誰にも、先輩を渡したくないの!!」
「…心愛ちゃん…」

顔をくしゃくしゃにしながら必死に自分の気持ちを伝える心愛に、月音は目を離せずにいた。

「グス…だから…」

やがて心愛は、再び顔を月音の胸にうずめて、月音の体にしがみついた。

「だから…もうあたしに近づかないなんて、言わないでよ…。
これからもあたしの事…迎えにきてよぉ…」
「…」

バンパイアなだけあって、心愛の抱きしめる力はとても強い。
しかし、すんすんと鼻を鳴らしながら体を震わせている心愛を見ると
月音は、バンパイアであることを思わず忘れるくらい彼女の事が儚く思えた。

(バンパイアとか何とか言っても…やっぱり、女の子なんだな…)

そう素直に思うと、月音は、彼女の行動にも一因があるとはいえ、自分の行動が彼女をここまで悲しませた事を心底後悔した。
そして、その償いとばかりに、自分も彼女の背中に手を回し、力一杯抱きしめる。

「!先、輩…?」
「ごめんね心愛ちゃん…ほんとに、ごめん…」

そして、顔を上げた彼女の顔を見て、はっきりと言う。

「俺も…大好きだよ。心愛ちゃんのこと…」
「…!」

すると、心愛が目を見開いた。

「ほんと…?嘘じゃ、ない…?」
「嘘なんかじゃないよ。どうしてそう思うの?」
「だってあたし…先輩のこと、遊びって言ったから…もう、嫌われたと思って…」

月音は、いつも自分に辛辣な言葉を向けている彼女の口からそんな言葉を聞いて
思わず笑ってしまう

「まさか。例え心愛ちゃんが俺のこと遊びのつもりでも、俺は心愛ちゃんのこと嫌いになれないよ」
「ばか…どこまでお人よしなのよ、あんたは…」

そんな月音につられて、心愛も少し笑う。
だが、彼女がまだ涙声であるのが気に入らなかった月音は、更に心愛に笑いかけた。

「だから、いつまでもそんなに悲しそうな顔しないで。
俺、今みたいなしおらしい心愛ちゃんも好きだけど、いつもの元気な心愛ちゃんの方が好きだから」
「え…?…。…っ!!」
592月音×心愛:2010/06/20(日) 04:58:17 ID:E0NvWZUC
すると、心愛がたちまち顔を赤くする。
どうやら、今になって、自分が泣いていた事を思い出したらしい。

「う…うるさいわね!大きなお世話よ!」

心愛は、そう言いながらごしごしと腕で涙を拭うと、月音に指を突きつけた。

「だいたい、元はといえば、あんたが変な早とちりするからいけないんでしょ!?
あれだけ一緒にいてあたしの気持ちに気づかないなんて、あんた鈍感すぎ!
神経焼き切れてんじゃないの!?」
「…うん、そうだね。本当に、ごめんね…」

そう心愛に言われて、月音が苦笑しながら素直に頭を下げる。
別に、罵倒されて喜ぶような妙な趣味は無かったはずだが
口からマシンガンのように言葉を発し、自分を責める心愛を見て、どこか安心する自分がいるのも確かだった。

「ほ、本当にわかってんの!?あんたのせいであたしはさっきまで…!」
「うん。本当に悪かったと思ってる。何でもするから、許して欲しい…」
「…。…ああ、もう…」

しかし、月音が何も言い訳せず、ただひたすら頭を下げていると
心愛の叱責が、思いのほか早く止まる。
そして心愛が、毒気を抜かれたように、ため息をついた。

「わかったわよ…」
「心愛ちゃん、俺の事、許してくれるの…?」

心愛の声が若干穏やかになったのを聞いて、月音が頭を上げる。
すると、さっきと同じくらい顔を赤くした心愛が腕を組んで、そっぽを向いていた。

「ま、まあ…今回は、その…あたしも悪かったと思うし…このくらいで、勘弁してあげる…」
「あ、ありがとう心愛ちゃ…」
「そのかわり」

しかし、その事を喜ぼうとする月音の顔の前に、心愛の人差し指が突きつけられる。
月音がその事に戸惑っていると、心愛がまた口を開く。
彼女の顔は、まだ赤いままだった。

「今、なんでも言う事聞くって言ったわよね?」
「え…う、うん」

確認するように聞いてくる心愛に、月音は少し、自分の言ったことを後悔しそうになった。
もちろん、気持ち的にも嘘をついたわけではなかったが、今の彼女に言質を取られると思わなかったからだ。
彼女を泣かせまでしてしまった自分は、ヘタをすると、「一生、あたしの奴隷になりなさい」みたいな事を命令されるかもしれない。
そんな風に、心愛の口から何が出るのか内心ビクビクしていた月音だったが
彼女の口から出たのは、予想だにしていなかった言葉だった。

「じゃあ…あたしにキスして。今ここで」
「キ…キス!?」
593月音×心愛:2010/06/20(日) 04:59:35 ID:E0NvWZUC
月音は思わず、心愛の言った事を反芻する。
すると、なにやら勘違いした様子の心愛が不機嫌そうな…それでいて、少し悲しげな声をだした。

「何よ、その反応。…嫌なの?」

それを月音はあわてて否定する。

「そ、そんなわけないよ!!ただ…そんなことで、いいのかなって…」
「…そう思うんだったら、早くしなさいよ…」

やはり心愛も恥ずかしいらしく、それだけ言うと、きゅっと顔を上に上げて、目を瞑ってしまう。
そんな心愛の淡々とした態度に反して、月音の頭は混乱していた。

(心愛ちゃんとキス…)

しかし、ここまで心愛に言わせてしまった以上、彼女に恥をかかすわけにはいかない。
それに…キスなんて、本当はこちらから頼みたいくらいだ。
そう思った月音は、何とか頭を落ち着かせると、心愛の肩に手を置いた。

「じゃあ心愛ちゃん、キス…するよ?」
「…」

心愛は黙ったまま何も答えない。
しかし、それが了承の証である事は月音もわかっていた。
月音は、そのまま彼女の可愛らしい唇に、自分の唇を近づけていき…

「ん…」

お互いに抱き合ったまま、あくまで触れるだけの口づけを交わす。
そして、暫くの間、そのままでいた後、やがて月音は心愛を解放する。

「…」
「…」

そして、心愛が目を開け、何ともいえない沈黙が訪れる。
月音は何とかそれを打ち壊すように、心愛に笑いかけた。

「あ、あはは…キス…しちゃったね…」

すると、心愛も同じように声を張り上げる。

「あ…ありがたく思ってよね!今の、ファーストキスだったんだから…」
「う…うん、俺も初めてだったよ…」

月音が何となしにそれに合わせると、心愛が彼女ならではの毒舌を返す。

「そんなの、わかってるわよ。彼女がいたようには見えないし、あんた」
「え…そ、そう見える?」

彼女にそういう目で見られていたとは、と内心月音が少しショックを受けていると
そんな月音の気持ちを知ってか知らずか、心愛がすぐに頷いた。

594月音×心愛:2010/06/20(日) 05:00:23 ID:E0NvWZUC
「うん。今でこそ不自然なくらいモテてるみたいだけど…先輩、中学までは全く女っ気なかったでしょ?」
「う…!くぅ…」

ズバリ本当のことを言い当てられて、月音が唸る。
彼女にはもちろん、同じ新聞部の仲間にもそんなことは言った事なかったのに。
普段の立ち振る舞いからそんなことまで分かってしまうものなのかと、月音が軽く絶望していると
そんな月音の様子が、あまりにあからさまで可笑しかったのか、心愛が笑う。

「あはは!なぁにヘコんでんのよ!」
「心愛ちゃん…?」
「いいじゃない。これからはこのあたしがあんたの、か…彼女になってあげるって言ってんだから…」
「彼女…」

目の前で照れくさそうに言う心愛につられて、月音も思わず顔を赤くする。
それは自分があれほど望んでいた事だったはずなのに、いざ実現しようとする段になって
今一つ現実味を感じる事ができずにいた。
だから、こんな言葉が口から出てきたのかもしれない。

「心愛ちゃん…ほんとに、俺でいいの?」
「…ばか。あんた、さっきまで、何聞いてたのよ…」

すると心愛が呆れたように言って、月音の背中に手を回す。
そして、愛おしげに、月音の胸に顔を擦り付けた。

「あたしは…あんたがいいの。っていうか、あんたじゃないと、やだ…」
「…!」

その瞬間、月音の胸に、心愛に対する愛しさが込み上げてきて、無意識のうちに自分も彼女を抱きしめようとした。
が…

「…っ!!!ご、ごめん、心愛ちゃん!!」
「え?ちょ…ちょっと!」

そこで、ある問題が発生して、月音は戸惑う心愛を無理やり自分から引き剥がす。

「何…急に、どうしたのよ…?」

そんな月音の態度に戸惑ってる様子の心愛だったが、やがて、何かに気づいたような顔をした。
そして、少しばかり気まずそうにして、くんくんと自らの体の匂いを確かめた。

「もしかして…あたしの体、臭ったりした?そういえば、今日体育あったし…ちょっと汗臭いかも…」

月音は、言われてみれば確かに、彼女の体から仄かに汗の香りがすることに気づく。
しかしそれは自分にとってはむしろ良い匂いだ、と言おうとも思ったが、なんだか変態扱いされそうだったのでやめた。
そもそもそんな事は、自分のとった行動とは全く関係ない。

「い、いや!そんなことない!心愛ちゃんは何も悪くないんだよ、はは…」
「…」

595月音×心愛:2010/06/20(日) 05:01:11 ID:E0NvWZUC
月音は笑って誤魔化そうとするが、そんなことは当然通用するはずもなく
心愛が訝しげな目でこちらを見ている。
そして次の瞬間

「…こぉら!」
「おわぁ!」

再び月音に勢い良く抱きついて、不満げな顔を上に向ける。

「だったら、せっかく可愛い彼女が甘えてんのに、それを嫌がるのはどういう了見よ?説明しなさい」
「い、嫌がってなんかない!うれしいよ!けど、うれしいからこそ問題なんであって、その…
い、いいから心愛ちゃん、離れて!」

月音はなんとか心愛に離れてもらおうと努力するが、今度は、彼女ががっちりと自分の体にくっついていて
ビクともしない。
どうやら、意地でも放すつもりが無いらしい。
つまり月音の体には、心愛の、細いながらも女の子らしい、柔らかな体が完全に密着している形になる。

(まずい…これはまずいぞ…!)

自分の中で起こっている変化に、月音は冷や汗をだらだら流すが、そんな月音とは対照的に
心愛は全く要領を得ないといった顔をする。

「…はあ?何わけのわかんないこと言ってんのよ。
嬉しいんなら…暫くそのままありがたがってなさいよ。
あたしがこんな事すんのは、あんただけなんだから…」

そして、心愛は大変機嫌がよろしい様子で、はにかみながら月音の胸に顔を埋める。
それが、止めだった。

(も、もう…だめだ…)

月音が心の中で白旗をあげると同時に、心愛が何かに気づいたようである。

「?先輩?何かあたしのお腹に固いものが…」
「…」
「って…きゃああああぁ!!」

次の瞬間、大声を上げて瞬時に月音から飛びのいた。
そして、顔を真っ赤にして月音の「いきり立った股間」の方を凝視している。
そんな彼女の様子を見て、月音は全てを諦めた。

(お、おわった…)

次に彼女が口を開く時、そこから飛び出してくるのは、どういった種類の罵倒だろうか。
なんにしろ、せっかく想いを通じ合わせたのに、早くも破局してしまうとは…。
むしろ、ケダモノ扱いされて、前より関係が悪化してしまうかもしれない。

「…輩…。…せん…い!」
596月音×心愛:2010/06/20(日) 05:02:18 ID:E0NvWZUC
しかし…好きな女の子に体を押し付けられてこうならない男なんかいるだろうか。
そう、これは不可抗力だ。
自分は悪くな…

「…ちょっと!聞いてんの!?」
「…へ?聞いてって…でっ!!」

月音が現実逃避から帰ってくると、いきなり頭部に鈍痛を感じる。
どうやら顔を赤くした心愛に鞄ではたかれたらしい。
ケダモノ扱いを通り越して、彼女はここで自分を始末するつもりにしたのだろうか?

「つううううう!!こ…心愛ちゃん、怒ってるのは尤もだけど、どうせやるなら一思いに…」
「あんたがあたしの話を聞かないからでしょ?それに…何勘違いしてんのか知らないけど
怒ってなんかないわよ…」
「へ…?」

心愛の意外な言葉に、月音は頭をさすりながら、彼女のほうに目を向ける。
言われてみると、彼女は確かに顔を赤くしてはいるが、眉を吊り上げたりはしていない。
そんな心愛が、言いにくそうにして口を開く。

「だ、だって…その…先輩のそこが、そんなになっちゃったのは…
それだけ、あたしに魅力を感じてくれたって事だし…あたしとしては…えっと…」
「心愛ちゃんとしては…?」
「その…」
「その…?」
「……もうっ!」

月音が鸚鵡返しのように、心愛の言葉を繰り返していると、やがてそれに我慢できなくなったのか
今度は眉毛を吊り上げ、心愛が吹っ切れたように大声を上げる。

「この…鈍感男!!それくらい察しなさいよ!
あたしは…あんたとエッチしてもいいって言ってんのよ!!」
「え…」

月音は思わず、耳を疑って心愛に聞き返す。

「ほ…ほんとなの?心愛ちゃん…」
「ばか!!こんなこと、冗談で言えるわけ無いでしょ!?」

すると、林檎のように顔を赤くした彼女の口から罵倒が返ってきた。
どうやら、相当恥ずかしいらしい。
確かに嘘を言っているわけではなさそうである。

「でも、さっきは悲鳴を上げて俺から離れちゃったから、俺、ケダモノ扱いされるのかと…」
「さ、さっきは、ちょっとびっくりしちゃっただけよ。そんなに大きくなるとは思わなかったから…」
「そ、そうなんだ…」

あまりにあっさりと心愛にそう返されて、月音が呆けたように返事をする。
が、頭のほうが、このあまりの急展開についていけずに、口からそれからの言葉が出てこない。

「…」
「…」
「ど、どうしてそこで黙るのよ!それで、あんたはあたしとしたいの!?したくないの!?」
「え!?そ、それは…し、したい!俺、心愛ちゃんとセックスしたいよ!」
597月音×心愛:2010/06/20(日) 05:08:31 ID:E0NvWZUC
業を煮やしたように大声を上げる心愛に、思わずそう答えてしまう。
すると、心愛が

「ったく…。それならそうと、早く言いなさいよ…。…上がるわよ?」

と言い、靴を脱いで、ずけずけと月音の部屋に足を踏み入れていった。

「ちょ、ちょっと、心愛ちゃん!」

月音も慌てて彼女について部屋の奥へと入っていくと
自分がさっき寝っころがっていた布団の上にちょこんと座っている心愛が目に入る。

(この俺が、心愛ちゃんと…)

そんな彼女を前にしながらも、頭の中でそのことを思い浮かべると、今だに自分が夢の中にいる気分になる。
だが、頬を抓ってみると…やはり痛い。
これは、まぎれもない現実のようである。
月音は、まさか自分が、想い人と想いを通じ合わせたその日にこんなことになるとは思わなかったが
そもそも自分が原因なのである。
ここでやめようと言ったところで説得力がないし、何より自分を受け入れてくれた心愛に失礼である。
月音は覚悟を決めると、妙にそわそわしている彼女に近づいていき、最後に確認する。

「本当に…いいんだね?心愛ちゃん」
「…な、なんども言わせないでよ!いいって言ってんでしょ…」

緊張しているのか、どこかぎこちない彼女の了承を得ると、月音は心愛の肩に手を置いた。

「わかった。じゃあ…服、脱がすよ?」
「ちょっと…こういうのって、初めにキス…するもんじゃないの?」

が、心愛の口からでた不平にそれをさえぎられる。

「あ…ご、ごめん!」
「もう、いちいち謝らないでよ…」

月音は反射的に謝ると、心愛の唇に口を近づけていく。

「ちゅ…」

初めは、さっきしたようなお互いの唇を重ね合わせるだけの、ついばむあうようなキスだった。
しかし、それを繰り返しているうちにやがて、月音は心愛への気持ちが抑えられなくなっていき、彼女の口内へと舌を侵入させていく。

「ちゅ…ん…ちゅ…ちゅぱ…」
「ぅん!…ちゅ…ちゅる…」

すると、心愛も負けじと舌を差し出して、月音の舌と絡ませあい、貪るようにお互いを求め合う。
598月音×心愛:2010/06/20(日) 05:09:20 ID:E0NvWZUC
「ちゅ…うん…ぷはぁ…心愛、ちゃん…」
「はあ…はぁ…先…輩…」

暫くして、口を離した後、お互いに見つめあう。
潤んだ目で自分を見つめてくる心愛を見て、月音は、自分の中で更に情欲の炎が燃え上がるのを感じた。
そして、今度は確認する事もなく、彼女の服に手をかけ、次第に彼女のしなやかな肢体を露にしていく。
心愛のほうも、最初は何も抵抗することなく、大人しく服を脱がされていった。
だが、月音が上の制服を脱がし、スカートを脱がした後、今度は下着に移ろうとした時に声をあげる。

「ま、待って…」
「?」

見ると、彼女が両手で自分の胸部を覆っている。
月音はそれを見て、心愛が、やはり性行為を拒絶しているものだと思った。

「どうしたの、心愛ちゃん?やっぱり…やめとく…?」
「やめなくていいけど…その…」

しかし、自信なさげに、心愛がいった言葉はむしろ真逆の言葉だった。

「あたしの胸…大きくない…ていうか、小さいけど…がっかりしないでよ?」
「…」

月音は思わず噴出しそうになった。
それは、心愛が自分を止めた理由が、自分が思っていたより、はるかにどうでもいい理由だったからである。
しかし、目の前の真剣な顔を見るに、彼女にとってはどうでもいいことではないのだろう。
その事を踏まえると、月音は自分も真面目な顔をして、彼女に向き直った。

「…がっかりなんてしないよ。胸が大きくたって小さくたって、心愛ちゃんは心愛ちゃんでしょ?
俺は、その「心愛ちゃん」が大好きなんだ」
「先輩…」

そして、最後に、にこっと彼女に笑いかける。

「だから、胸の大きさなんて関係ないよ、ね?」
「…っ」

すると、心愛が恥ずかしそうに目を逸らし、半分呆れたようにしていった。

「よ…よくそんな恥ずかしいセリフ、真顔で言えるわね…」
「そ、そうかな?思ったことを言っただけなんだけど…」
「うん…変よ。あんた絶対に変…」

そう口で言いながら、心愛もまんざらでもないようである。
その証拠に、さっきまで胸を覆っていた手の力が緩んでいる。
そんな心愛の様子に満足すると、月音は気を取り直して言った。
599月音×心愛:2010/06/20(日) 05:10:08 ID:E0NvWZUC
「けど、俺の気持ちはわかってくれたと思うし…じゃあ…外すよ、心愛ちゃん?」
「…うん」

心愛はそれに小さく頷くと、そのまま手を、すっと胸の周りから離す。
そして月音が、慣れない手つきで彼女の背中に手を持っていき、ブラを外すと、心愛の胸が露になった。

「…」

心愛の胸は、彼女の言うとおり、確かに大きくは無かったが、非常に綺麗な形をしていた。
膨らみかけといったくらいの滑らかの丘陵の先に、小さめのピンク色の突起が付いている。
月音が何も言わずに暫くそれを凝視していると、心愛がおずおずと口を開く。

「な、なんか言ってよ…。照れくさいじゃない…」
「心愛ちゃんの胸、可愛いよ」

そう言われて、月音は、思ったとおりの感想を述べる。
だが、心愛は、それを悪い意味で取ったようで、ジト目で不平を漏らした。

「可愛いって…あんたやっぱり、あたしの胸の事馬鹿にしてるでしょ?」

そんな彼女に月音は微笑みながら弁解する。

「そういう意味で言ったんじゃないよ。
確かにあんまり大きくないかもしれないけど…形は凄く綺麗だし…」
「あ…」

言いながら月音は、すっぽりと手に収まるほどの大きさの心愛の胸に触れて、ゆっくりともみ始めた。

「肌触りもすべすべしてるし…それに、凄く柔らかい。俺は好きだよ、心愛ちゃんの胸」
「う…んっ…ほ、ほんと…?」

自信のなさげな彼女の言葉とは裏腹に、彼女の胸の揉み心地は最高だった。
月音が、半分夢中になって、マシュマロのような質感の心愛の胸を揉み続ける。

「ん…はぅ…なんか…変な感じ…」

そうして、彼女の胸を揉みこんでいくうちに、心愛が顔に朱色がさし、彼女の息が少し荒くなってくる。
同時にそんな彼女に反応するように、両胸の中心の突起が固くしこってくる。
月音は、心愛の胸を優しく揉みながら、それを不意に指の先で引っかいてみた。

「ぁんっ!」

すると、心愛が身体をビクンと震わせる。
心愛の過敏な反応を見た月音は、今度は両乳首を摘まんでみた。

「ひゃぅ…!や、やだぁ…先っぽ摘まんじゃ…あっ、やぁ…んっ!」

そして、そのまま月音が、胸を揉みながら、時折親指と人差し指で、きゅっきゅっと乳首を刺激すると
その度に心愛が切なげな声をあげて、体をぴくぴく反応させる。
600月音×心愛:2010/06/20(日) 05:10:37 ID:E0NvWZUC
「やっ…んんっ!あ…!はぁ…ん、んぅ…」
「心愛ちゃん、気持ちいい?」
「ぁはっ…。ん…ちょっと…気持ち、いいかも…」

心愛が恍惚とした表情で返すのを確認した月音は、いったん胸を弄るのをやめて、彼女の下半身のほうに手を伸ばす。

「あ!そこは…!」

そして、少し慌てたような声を出す心愛のショーツの中に指を滑り込ませる。
すると、くちゅ…という僅かな水音とともに、月音の指先に粘性の液体の感触がした。

「濡れてる…」

月音が、指先をショーツから取り出して、その事を確認すると、心愛が頬をかぁ…と赤く染める。

「い、いちいち言わないでよ!しょうがないでしょ!あんたがあたしの胸を弄るから、それで…」

まるで悪い事をした時の言い訳をするような心愛に、月音は微笑んだ。

「別に悪く言ってるんじゃないよ。ただ、心愛ちゃんが本当に感じてくれてたのが嬉しくって」
「もう…あんた、あたしのこと、なんだと思ってんのよ…」

すると、心愛がまた口から不満を漏らす。

「そりゃ…好きな人とのエッチだったら、感じるに決まってんじゃない…。
あたしだって、女の子なんだから…」
「心愛ちゃん…」

「好きな人」というところの声のボリュームが極めて小さかったが、それでも彼女にしてはストレートな愛情表現に月音は感動する。
心愛も相当無理をしたのか、さっきから月音と目を合わせようとしない。
月音は胸の中にますます彼女に対する愛情が満たされていくのを感じた。
そして、今度はいよいよショーツを下ろしにかかる。

「…!」

心愛は一瞬体を緊張させたが、そのまま、黙ってショーツを下ろされた。
そして、心愛の体で、ニーソックスを履いたままである足以外に、唯一隠された場所であった秘部までもが露になる。
そこで月音は、改めて彼女の身体全体を眺めてみた。

「…」

心愛の体は、女性としての丸みには少々欠けるものの、男のそれとは明らかに違っていた。
綺麗な鎖骨の形が見て取れる、小さな肩。
控えめながらも形のいい乳房。
折れてしまいそうなほどの細いウエストに、そこからすらりと伸びた綺麗な足。
今は、その全てが、月音の情欲を刺激する材料となっていた。
601月音×心愛:2010/06/20(日) 05:11:17 ID:E0NvWZUC
「あんまりじろじろ見ないでよ…恥ずかしいんだから…」

と、その時、心愛から声がかかり、月音は現実に引き戻される。
どうやら、随分長い間、彼女の体を凝視していたようだ。

「ごめん、心愛ちゃんの体にちょっと見惚れてた」

我ながら歯の浮くような事を月音が口にすると、心愛が少々気分を害したように月音から目を逸らす。

「また適当な事言って…どうせ、あんたの周りの他の女の子と比べて、貧相な体だと思ってたんでしょ?」
「え?そんなこと思ってないって。どうして心愛ちゃん、自分の事をそんなに悪く言うの?
なんだか、らしくないよ?」
「だってあたし、わかってるもん…。自分がスタイルよくないって…」

月音は、この時の心愛の卑屈さに軽い苛立ちさえ覚えた。
それは、心愛が彼女自身を悪く言う事の嫌さに加え、そんな彼女が好きでたまらない自分の感性まで悪く言われた気がしたからだった。

「…あのね、心愛ちゃん」

と、月音は心愛に向き直り、テントを張ってるような状態の自分の股間を指差した。

「スタイルよくないって言うけどさ、さっき自分で言ってたじゃない。見てよこれ」
「見るって、何……あ…」

心愛が月音の指すほうに目を向けると、何かに気づいたような声をあげて顔を赤くする。
どうやら、月音の言わんとしていることが、わかったようだった。

「さっきから俺のここ、心愛ちゃんの体でこんなになってるんだよ?」
「そ…そういえば、そうだったわね…」
「これでわかったでしょ?
胸やお尻が少し小さくたって、俺にとっては心愛ちゃんの体は十分魅力的だよ。
だから、もっと自信を持って。
いつもの心愛ちゃんに戻ってよ」
「先輩…」

そう呟いて、心愛がじっと月音のほうを見つめてくる。
そしてやがて、ふっと口元を緩ませた。

「…そうね」
「心愛ちゃん、わかってくれた?」
「胸が小さくたって、それであたしの価値が決まるわけじゃないし…
確かにちょっと、あたしらしくなかったかも。それに…」
「それに?」

月音が訊くと、心愛がまた顔を赤くする。

「あんたが好きって言ってくれるなら…あたしも、自分の体のこと、好きになれそうだから…」
「心愛ちゃん…」
602月音×心愛:2010/06/20(日) 05:12:15 ID:E0NvWZUC
恥ずかしげに自分の気持ちを伝える心愛の可愛さに、月音は思わず悶えそうになる。

「じゃ、続き、するよ?」
「うん…」

そうして月音は、彼女のほんの僅かな陰毛を生やしている恥丘に手を伸ばしていく。

「んんっ」

そこに指が触れた瞬間、心愛が体をビクっとさせるが、月音はそのまま心愛の秘裂を愛撫していった。
最初は撫でるように、そして次第に、秘裂に指を沈み込ませるようにして、指を抜き差ししていく。

「ん…く…!」

まだ男を受け入れた事のない心愛のそこは狭く、月音の指を容赦なく締め付けてくる。
心愛も月音の指に、かなりの異物感を感じているのか、堪えるような顔をしていた。

「心愛ちゃん、辛い?」
「へ、平気よ、このくらい…」

こんな時にも強がってしまうのは、彼女の性格だろうか。
月音は苦笑しながら、今度は彼女の足を開き、自分の顔を彼女の股間へと近づけていく。

「え…ちょ…!何する気よ!?」
「こっちの方がもっと濡らせると思って」
「こっちって…ひゃう!」

そして、そのまま心愛の秘裂に舌を伸ばし、ぺろっと舐めあげた。
心愛は、慌てて月音の頭をそこからどけようとする。

「ば、ばかあ!なんてことすんのよ!!そこは、お風呂入ってないから汚…!」
「心愛ちゃんのなら、俺、平気だよ」
「ば、馬鹿なこといってないで、さっさとそこから顔を離しなさいよ!…んぁ!!」

が、月音は心愛の要求には敢えて耳を貸さず、彼女の膣口付近を続けて舌で愛撫していく。

「んんっ!こ…この馬鹿ぁ…あ!…やめてって、言ってるのにぃ…」

すると、心愛の方も悪態をつきながらも観念したのか、月音の頭を押さえ込む力を緩めた。

「ん…!んぁっ…んん…。ん…ふぅ…」

次第に、心愛の口から艶かしい声が漏れていく。
そして、それに呼応するかのように分泌される粘液と唾液によってさっきにまして、秘部自体も徐々にほぐれてきたようだった。

(そろそろ、大丈夫かな…)

そう判断した月音が心愛の方に向き直る。

「じゃあ…そろそろ、いれるよ、心愛ちゃん?」
「はぁ…あ、はあ…。う、うん…」
603月音×心愛:2010/06/20(日) 05:16:25 ID:E0NvWZUC
少し息の上がっている心愛の了承を得ると、月音は自分の分身を濡れそぼった彼女の秘裂へあてがい、そのままゆっくりと、中に推し進めた。

「いっ…!」

途中で、何かを裂くような感覚をペニス越しに感じると同時に、心愛の口から苦悶の声が漏れた。
そして、月音がそのまま根元まで、ペニスを入れ終わると、心愛が息を呑んで、顔をしかめた。

「…っ」
「心愛ちゃん、大丈夫…?」
「お、思ったよりは…痛く、ないかも…」

が、月音が心愛を気遣うと、心愛はその表情を少し和らげる。
さっき入念に準備しておいた甲斐があったのかもしれないと月音は思った。

「俺、動いても、大丈夫かな…?」
「ん…ゆっくり、動いてよね…」

月音は心愛に言われたまま、ゆっくりと腰を動かし始める。

「んっ…くう…んっ…つぅ…」

心愛の膣壁が月音自身に纏わりつき、言いようのない快感が、月音の背筋を駆け巡る。
が、月音はむしろ、自分の分身が心愛の中を出入りする度に、苦痛の声をあげる心愛を見て
いたたまれない気持ちになるほうが強かった。

「心愛ちゃん…やっぱり、痛い?」
「そりゃ…初めて、だから…ん…ちょっとは、ね…」

いまだに顔をしかめ続ける心愛を見て、月音が、一度抽送を中止する。
すると、それを怪訝に思ったのか、心愛が月音のほうに目を向けた。

「…先、輩?」
「やっぱり…やめようか?心愛ちゃんが痛いばっかりじゃ、俺…」

これ以上彼女を傷つけることはしたくない。
彼女が苦しむところは見たくない。
そう考えた月音は、思い切り彼女を突き上げたい欲求を何とか押さえ込んで、僅かに血の流れている結合部から自分の分身を抜き取ろうとする。

「!心愛ちゃん…?」

が、その行為は、心愛が月音の腰に足を絡ませる事により止められた。
月音が心愛の顔に目を向けると、自分の心境に反して、彼女は笑っていた。

「ばかね…ここまでやっといて…今更何言ってんのよ…。ほんと、ヘタレなんだから…」
「でも…」
「…ねえ、先輩。…一つだけ、お願いがあるの…」

そこで一度言葉を区切ると、心愛は恥ずかしそうな目を月音に向ける。

「抱きしめて…くれる?そしたら、少しくらい痛くても我慢できると思うから…」
「心愛ちゃん…。…うん、わかった」

月音が心愛の背中に手を回すと、心愛も同じように月音の背中に手を回し
お互いに抱き合う形になる。
そして月音は、そのままの状態で再び腰を動かし始めた。

「く…ふ…ぅ!ん!んん…!」
604月音×心愛:2010/06/20(日) 05:17:08 ID:E0NvWZUC
月音の下で、心愛が、先ほどと変わらず苦痛に喘いでいる。
痛みのせいか、無意識に、月音の背中に回した手にも力が入っているようだ。
彼女に力を入れて抱きしめられると、月音はかなり苦しかったが、少しでも彼女と苦痛が共有できればと思い
その苦しさを受け入れながら、心愛の中をゆっくり出入りする。
そうしているうちに、月音の気持ちが昂ぶっていき、口から自然に心愛への想いが漏れた。

「心愛ちゃん…好きだ…!大好き、なんだ…」
「あた、しも…んあぁ!あたしも、先輩の事…好きぃ…」
「心愛ちゃん…!」

息を切らせながらも律儀にそれに答えてくれる心愛に、月音は自分の中で、更に彼女への愛しさが大きくなっていくのを感じた。
そして、その感情に突き動かされるように、彼女に強く腰を打ち付けていく。

「んっ…ん!んあ!くぅん…!あっ…あ!ぁあ!!ふぁああん!!」

すると徐々に、心愛の声に明らかに苦痛のものではない、甘い響きが混じり始める。
抽送している時の音からしても、明らかに、先ほどよりも結合部に水音が増えているようだった。

「ぁあん!!先輩…!あたし…んんぅっ!変…何か体が、変なのぉ…」

心愛がいやいやするように、顔を小さく振る。
彼女も、苦痛だったばかりであろうさっきと違う感覚に困惑しているようだった。
月音は、そんな心愛の唇を奪い、そのまま彼女を貫いていく。

「んっ!!ん!んっ!んんんんっ!!」

文字通り体全体で愛し合い、月音と心愛はどんどんと悦楽の高みへと登っていった。

「んは…!だめ…!くる…何かくる…来ちゃう、よお…!!」
「心愛ちゃん…俺、も…!」

もう止める事はできない。
月音は、自分の限界に向けて、より激しく心愛を責めたてていった。

「あぁ!ああぁ!ふぁあぁっ!!ダメ…!もう…だめえぇえぇっ!!んあぁ!!」

心愛が、絶叫するような声をあげて目を瞑る。
月音は、最後に自分の分身がより力強く彼女の膣をえぐるように、深く腰を突き入れた。

「心愛ちゃん…!」
「っっ!!!やぁああぁ!!先輩…!せんぱぁあああぁい!!」

そして、心愛の膣がぎゅうっと一層強く自分のペニスを締め付けたあたりで、月音はそれを彼女の中から抜き取り
その直後、その先端から白濁の液が放出された。
心愛は白い腹部でそれを受け止めながら、ビクッビクッと体を断続的に痙攣させる。

「はあ…!あっ…はぁ!…先、輩…」
「心愛ちゃん…ん…」

二人は、どちらからでもなくキスを求め、恋人同士の濃厚なキスをする。
そして、暫くの間、裸のまま抱き合い、お互いの体の温もりを感じていたのであった。

こうして、二人が恋人となった日は過ぎていった。
605月音×心愛:2010/06/20(日) 05:19:46 ID:E0NvWZUC
そして色々あって、次の日の放課後
月音は、また、一年の心愛の教室に向かっていた。
もっとも、今日の場合は、一緒に帰るためではなく
「新聞部に入りたい」と言い出した彼女を、他の新聞部員に紹介するがてら
付き合うことになった自分たちの事も伝えておくためだった。

「心愛ちゃん、お待たせ!」

月音が勢いよく心愛の教室へと入り彼女の姿を見つけると、すぐさま彼女の傍に寄る。
すると、大分前からそこで待っていた様子の心愛が、呆れた声を出した。

「相変わらずおっそいわねー。何してたのよ?」
「ちょっと掃除が長引いちゃって…待った?」

月音が遅れた理由を話し、心愛の機嫌を伺うようにして問うと、心愛が間髪入れずに返す。

「待った。二日も続けてあたしをこんなにも待たせるなんて…これは罰を与える必要があるわね」
「ええ!?昨日はともかく今日は不可抗力…」
「問答無用よ。罰として、明日のお昼、先輩の奢りね。今月、ちょっと生活費がピンチなのよ」
「そ、そんなぁ!」

月音は、相変わらずの心愛の理不尽さに文句の一つでも言いたくなったが、その時、心愛が月音の
腕に自らの腕を絡ませ、甘えた声を出す。

「いいじゃない、それくらい〜。可愛い彼女を助けると思ってさ。ね?」
「え…で、でも…」

(こ、心愛ちゃん…ほんとに可愛い…)

いきなり真近くに心愛の顔がくる形になり、月音は自分の顔が熱くなるのを感じる。
するとそんな月音の様子を見て、心愛が意地悪い笑みを浮かべた。

「あら先輩、顔が赤いわよ?クスクス、風邪でもひいたのかしら」
「う…(絶対、わかってやってる…)」

が、その笑みさえも可愛く思えてしまう自分は、もういろいろと駄目なのかもしれない。
こうして自分は彼女に尻にしかれていくのだろうか、などと思い
観念した月音は、がっくり肩を落とした。

「わ、わかったよ…」
「ほんと?やったー!なら明日、朝ご飯抜いてこなくちゃ」
「げ…」

嬉しそうな顔をして残酷な事を告げる心愛に、月音は眩暈がしそうになる。

「うう…今月は俺も厳しいのに…」

せめてもの報復のつもりでそう呟いた月音の肩を、心愛がぽんぽんと叩く。

「そんな情けない声出さなくてもいいじゃない。代わりに、いつかまた、あたしがお弁当作ってきてあげるから」
「え…ほ、ほんと!?」
606月音×心愛:2010/06/20(日) 05:20:32 ID:E0NvWZUC
それまで陰鬱とした気分だった月音だったが、心愛の何気ない一言でそれが吹き飛んだ。
すると、その月音の過剰な反応を予想してなかったのか、心愛は少しびっくりしたような顔をする。

「な、何よ…そんなに、あたしのお弁当、食べたいわけ…?」
「うん、食べたい。凄く食べたいよ」

心愛の手作り弁当など、音楽祭の準備のとき以来口にしていなかった月音は、素直に自分の欲求を口にした。
すると、心愛がしぶしぶといった口調でそれに答える。
あくまで口調だけで、その様子はそれほど嫌がっているようには見えなかったが。

「わ…わかったわよ!仕方ないわね…。
来週、覚えてたら、あたしがお弁当作ってきてあげる…」
「本当!?楽しみだな…」
「お、覚えてたらなんだからね!あんまり期待しないでよ!
ボソ…(本格的に、お料理勉強しようかしら…)」

そんなことをすれば結局プラマイ0なんじゃないか、と突っ込む者は、あいにくこの場にはいなかった。
が、丁度その時、向こうからそんな二人に声をかけてくる者が現れる。

「あー、月音じゃん」
「こんにちは、月音さん」
「元気にしているか?青野」

月音は、心愛のクラスメートである音無三姉妹がこちらに近づいてきているのに気づく。

「あ、凛ちゃんに蓮ちゃん。それに、蘭ちゃん」
「げ…また、うるさいのがきた」

すると、心愛が露骨に嫌そうな反応を示す。
しかし、その表情や口調から、彼女が心の底から嫌がっているわけではないということは、月音にはわかっていた。

「まあ、そう邪険にするなって」

と凛が軽く心愛の発言を笑い流すと、月音の前に立つ。

「聞いたよ月音。お前、心愛と付き合うことになったんだって?」
「青野、お前も物好きだな。周りに他に可愛い女の子が沢山いるのに、わざわざ朱染を選ぶとは」

聞いた、ということは、心愛がこの姉妹に、自分達の事を喋ったのだろう。
そんなところからも、心愛がこの三姉妹を嫌っているわけではないというのがわかる。

「…何よあんた達。出てきて早々、あたしに喧嘩売ってんの?」

心愛が軽く凄んで見せるが、どうやらこんなやり取りは日常茶飯事らしく
意に介した様子もなく、凛と蓮が続けた。

「いや、実際月音は物好きだよ。あたしが男なら、お前は絶対彼女にはしたくないからな〜」
「私も心愛さんはちょっと…」
「こ、こいつらは…」
「あはは…」
607月音×心愛:2010/06/20(日) 05:21:25 ID:E0NvWZUC
すると、心愛がこめかみをぴくぴくさせる。
月音は、そんな彼女達のやり取りに苦笑しながらも
このあたりで彼氏として彼女のフォローをしたほうがいいと思い
彼女達の会話へと入っていった。

「まあでも、心愛ちゃんは心愛ちゃんで、可愛いところが一杯あるんだよ」
「へ…」

すると、心愛があっけに取られたような顔をしたかと思うと、やがて必要以上に顔を赤くして

「ば…ばか!いきなり、何言い出すのよ…」

と、顔を俯かせる。

(あれ…?どうしたんだろ、心愛ちゃん)

月音はそんな心愛の反応をおかしく思うが
一方、三姉妹はというと、そんな心愛の様子を物珍しげに見て

「なるほど…可愛いところ、ねえ…」
「…惚気られたな、これは」
「ちょっと妬けてしまいます」

などと口々にコメントしていたが、やがて姉妹顔をそろえて、ニヤっと笑った。

「まあ、この際心愛は置いとくとして、月音に彼女ができるのは、不思議でもなんでもないよな。
最近の月音、かっこいいし」
「な…!」

凛の言葉に、心愛が即座に顔を上げる。
更に頬を染めた蓮がそれに続く。

「そうですね。私も最近、月音さんに見惚れてしまうことがあるんです…」
「え!?い、いや、別にそんなことは…いててててっ!!」

月音は、突然二人が自分を持ち上げだした意図がわからず戸惑うが
突然頬に激痛を感じてその考えが中断させられた。
横を見ると、大層ご立腹の恋人が、引き千切らん勢いで、自分の頬をつねっている。

「な!に!おだてられていい気になってんのよ!!あんたにはあたしがいるでしょ!?」
「な、なってない!いい気になんてなってません!だから、その手を離して…」

月音が涙目になって半分本気で懇願すると、心愛が手を放し、パチンッといい音がして頬が元に戻る。
そして心愛は、頬をさすっている月音の前にかばう様に立ちふさがると、三姉妹に向かって言い放つ。

「あんたたちも何のつもりよ!?コレは既にあたしのものなのよ!?」
608月音×心愛:2010/06/20(日) 05:21:59 ID:E0NvWZUC
すると、三姉妹はそれにひるむ事もなく

「どうかなー?そう思ってるのはお前だけかもしれないぞ?」
「青野、朱染のことが嫌になったら、私達のところに来るといい。
三姉妹から同時に愛されるというのも乙なものだぞ?」
「私達はいつでも歓迎しますよ」

などと、むしろ一層心愛を燃え上がらせるような事を口にする。

「ちょ、ちょっと待って!三人ともどうしていきな「はあ!?…冗談じゃないわよ!!」

月音は、彼女達の考えている事がまるでわからず、その意図を訊こうとするが
それはすぐに、心愛の怒号によってかき消される。
同時に心愛がぐいっと月音の身体を引き寄せると、自らの腕の中に月音の胴体を抱え込んだ。

「先輩はあたしの…あたしだけのものなんだから!あんた達なんかに、絶対に渡さないわよ!!」

そしてそのまま、威嚇するように三姉妹を睨みつける
すると今度は、三姉妹がそれぞれ笑って、あっさり引き下がった。

「…いろいろと、両極端な奴だな」
「月音さん、愛されてますね」
「ふ…まあ、いいさ。なら精々、青野のことをしっかり捕まえておくんだな、朱染」
「そんなこと、あんた達に言われるまでもないわ!!…ほら先輩、行くわよ!
こんな奴らに構ってたら、部活に遅れちゃう!」

そう言って心愛が、有無を言わさず月音の腕をぐいぐい引っ張っていく。

「はは…じゃあ、またね、三人とも」
「じゃなー月音ー」
「またな、青野」
「さようなら、月音さん」
「いちいち、こんな奴らに挨拶なんかせんでいい!」

三姉妹は口々に別れの挨拶を口にしながら、笑顔で月音のほうに手を振っている。
月音は、結局そんな姉妹のしたかった事がわからず苦笑しながら、そのまま心愛に引きずられていった。
609月音×心愛:2010/06/20(日) 05:22:39 ID:E0NvWZUC
そうして心愛は、無言で月音の手を引いたまま新聞部の部室の前まで来る。
そして、そこで立ち止まって、月音に呼びかけた。

「…先輩」
「え?何、心愛ちゃん?」
「言っとくけど…浮気したりなんかしたら、ただじゃおかないわよ?」

背を向けたまま、底冷えのするような声を出す心愛に、月音は大妖バンパイアの本質を見たような気がした。

「そ、それはもちろん!俺は、心愛ちゃん一筋だよ!」

声が上擦るのを隠し切れずに月音が答えると、心愛がこちらを振り向いた。
その表情には、さっきのような恐ろしい雰囲気はなく、普通の年頃の女の子といった感じだった。
どことなく不安そうな顔をしている。

「…ほんとにそう思ってる?」
「…。うん。嘘じゃない。本当だよ」

真剣な顔をして訊いてくる心愛に、月音も真摯にそう答える。
更に彼女の問答は続く。

「さっきのあいつらみたいな女がいくら寄ってきても、相手にしない?」
「相手にしないっていうか…女の子として好きなのは、心愛ちゃんだけだよ」
「……」
「…心愛ちゃん?」

しかし、なおも心愛の表情は晴れない。
自分の言葉が信じてもらえなかったのだろうかと月音は不安になったが
その時、心愛が意を決したように、口を開く。

「じゃ、じゃあもしよ?これは、仮の話だからね…?」
「?うん」

そして、彼女は、胸に抱えていたらしい事を吐き出した。

「もし…お、お姉ちゃんが先輩の事、好きって言ってきても…その時は…」
「…」
「…その、時は…」

その先を言うことなく、心愛が顔を俯かせる。
月音は、もちろん、この質問の意味がわかっていた。
心愛がわざわざここで、胡夢でもみぞれでもなく、彼女の姉を例に出した意味が。
彼女は…おそらく初めて会った時から、自分が萌香のことを、特別な目で見ていた事に気づいていた。
だからこそ、いつかまた、自分が彼女の元を離れて、萌香のところに行ってしまうんじゃないか、不安なんだろう。
610月音×心愛:2010/06/20(日) 05:23:50 ID:E0NvWZUC
「…心愛ちゃん」
「先輩…?…ぁ…」

月音は、顔を上げた心愛を抱き寄せると、そのまま彼女の赤髪を優しく撫でる。

「確かに俺、モカさんのことが好きな時もあったけど…俺が今好きなのは、心愛ちゃんだけだよ。
だから心配しないで。心愛ちゃんが俺の事嫌になるまで、俺は心愛ちゃんの傍を離れないから」
「…先輩…」

心愛は、暫くの間、月音にされるがままでいたが、やがて自分からも
月音の背中に手を伸ばし、ぎゅっと手に力を入れる。

「…ばか。そこは、「嫌だって言っても離さない」くらいのこと、言いなさいよ…」
「わかった。心愛ちゃんが、それでもいいならね」
「それじゃあ、嫌だって言ってる事にならないでしょ…ばか…」

心愛は呆れた声を出すと、安心したようにため息を一回ついた。

「ま…でも、お姉ちゃんはともかくとして、誇り高いお姉さまが
あんたみたいな平凡な人間を相手にするわけないから…ありえない話なんだけどね」
「ふふ、でも心愛ちゃんは、俺がそんな平凡な人間でも好きでいてくれるんだね」

相変わらずの彼女らしいはっきりとした物言いに、月音が笑って切り返すと
心愛がそれを予想していなかったのか、赤くした顔を上に向けた。

「な…!あ、あんたも言うようになったわね…。…そうよ!
あんたには、もったいなさ過ぎるほど可愛いこのあたしがついててあげるんだから
これ以上欲張るなって言ってんの、あたしは!」
「だから、そもそも俺、心愛ちゃんしか好きじゃないから、欲張ろうと思っても欲張れないよ」
「も…もう!いちいち話の腰を折らないでよ!あんたは、あたしの言う事に「はい」って言ってればいいの!」
「クス…はいはい」
「はいは一回!」

そう怒りながらも、ぴったりと自分にひっついたままの心愛を、月音はたまらなく愛しく思う。
改めて、この少女が自分の恋人になったかと思うと、月音は夢見心地になるのであった。

「ったく…ほんとにわかってんのかしら…。っと、そろそろ時間だわ」
「じゃあ、そろそろ部室に入ろうか、心愛ちゃん」
「うん。…あ、最後に…」
「?」

再び手を繋ぎなおした時に、心愛がそうつぶやいたかと思うと、照れくさそうに頬を掻いた。

「…「    」。これから…よろしくね」
「!…うん。俺のほうこそ…よろしくね、心愛ちゃん」

月音は心愛の口から出た単語に少し驚いたが、やがて自分もそれに笑顔で答えると
彼女の手を引いて、新聞部室のノブに手をかけた。


終わり
611名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 05:24:58 ID:E0NvWZUC
終わりです。
長々とすみませんでした。
最後の括弧は、心愛が新しい呼び名で月音を呼んだものと思ってください。
原作の「月音さん」は、どうもしっくりこないと思ったので。
612名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 10:48:16 ID:JTTuynqX
>>611
うぉぉ長ェ…
いまから読みますb
613名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 00:50:34 ID:VTPXPVdT
まさか一夜の間に完成された作品が投下されてるとは・・・
すごく・・・乙です
614名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 20:54:14 ID:bqMjCmkr
俺には真似できん・・・
615名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 21:29:10 ID:Jmb0QJ/Y
うあぁぁぁあ心愛ちゃん!!心愛ちゃん可愛いよ心愛ちゃん!!
ほら濃いぃのピューレって出ちゃうよ心愛ちゃぁぁん!!

はぁぁぁぁぁぁん!!
616名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 20:22:05 ID:HuSeITkU
617名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 21:39:37 ID:oilzlIqO
アカーシヤさん今月号でアクアによって真っ二つされちゃったね(汗)
にしても人いないね・・・。
618名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 22:05:05 ID:z5Icow06
>>617
まさか縦に?
619名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 15:32:54 ID:cszIQp6n
>>618
横に。上半身と下半身に分かれた。
それにしても…回想シーンでは若かった東方不敗がもう爺さんなのに、アカーシャは全然変わってない。
魔女のお館様や雪の巫女みたいに、若い外見で100年以上は生きてるのか…。
620名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 22:36:02 ID:oJ+3gWoE
目がシャキーン
621名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 00:32:31 ID:i1p52GtF
>>619
亀だがありがと〜
しかし、ここんところの原作の展開はすごいな・・・
ギャグ回と読み比べると同じ漫画だとは思えんw
622名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 16:48:25 ID:NXl6psTP
>>621
原作はseasonTの頃からシリアスやりたいのが丸分かりだしな。
623名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 23:28:31 ID:rT9YoDzW
624名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 01:12:58 ID:0DGloVU1
625名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 20:49:22 ID:ULp47kiy
626名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 03:03:38 ID:ti7r0kfN
627名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 21:24:27 ID:yDJhngYh
今月号でアカーシャさん復活していたね。
最後に今度は串刺しになっていたけれど・・
628名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 04:11:23 ID:aP5gXoNF
串刺しくらいじゃ何ともないぉ
629名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 23:24:46 ID:X440DsAm
今日はコミケ
630名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 00:17:01 ID:DqDRnpB3
a
631名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 20:39:02 ID:v/NUGlZ6
今月号で、一時言われていた親子どんぶり説は消えたけど、表モカ=ロザリオデ作られた擬似性格って出ていたね
632名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 21:14:57 ID:XBSefxKU
>>631
外見や性格が似てる親子なんて珍しくも無いのに、何で同一人物扱いされたんだろうな…。

ツイッターの作者へのコメントは、表萌香=擬似人格にショック受けた月音に賛否両論みたいだな。
633名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 17:32:07 ID:2cBK5ZOc
もう少しで発売だ−
634名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 21:05:45 ID:+q1yC0cu
昨日は販売日だったね
つくねはモカへの思いを告っていたね
635名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 10:49:03 ID:ENnb9tCd
月音の涙する顔美しかったのぉ
636名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 09:55:41 ID:rwUObwTl
月音は、表モカも裏モカも同一人物として考えてるんだろうか?
それとも、表モカ>裏モカな感じか?
裏モカ最愛の俺としては今後どうなるのか本誌が怖いぜ
637名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 08:02:11 ID:FquT2Hzp
むしろ危ないのは表モカじゃないか?
疑似人格だし…
表の人格が消えたりする展開とかありえそうだ
638名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 14:58:00 ID:VGsHqRgV
投下まだー
639名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 17:37:02 ID:UUg/3Cho
まだまだ。
640名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 09:38:15 ID:ZU+c7+GD
アクアたんにチュッチュされる裏モカたん
641名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 03:48:33 ID:tLa+V/NW
待ちますとも!
642 [―{}@{}@{}-] 名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 06:33:11 ID:TVpWbziw
アクアたんはモカさんを愛してるそうです
643名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 00:57:55 ID:Tw8SsllP
案が浮かばん、、、、、
644名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 03:56:42 ID:8q3GVXYw
アクアたんは今頃モカたんをチュッチュしてるな
645名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 00:46:30 ID:RbjSPPL2
百合百合な展開しかない
646名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 01:10:13 ID:LWaWhuF8
幼アクア×幼裏モカ…

ちょっと書いてみるか
647名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 08:25:23 ID:XErLJ47d
ロリモカたん可愛い
ママッ子で泣き虫な所が可愛い
お持ち帰りしたい
648名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 07:45:57 ID:Tejlkdz8
保守
649名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 01:20:59 ID:EkxP8S0m
書いて〜ほすぃぃ
650名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 09:24:08 ID:jVo/ZURW
東方不敗の応急処置とは言え、表萌香復活は嬉しい。
シスコン姉さんな亞愛のリアクションが気になる所。
651名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 12:38:17 ID:wQIhWyU6
最も尊敬するアカーシャ=ブラッドリバーの一人娘とも表現してたし、
心愛とは逆に表には凄い丁寧な態度になったりして。
652名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 12:52:07 ID:jVo/ZURW
単行本のオマケ4コマだと、亞愛と心愛って仲悪いんだよな。
どっちも裏萌香限定シスコンだから、最強と最弱が同レベルで張り合ってるし。
で、どっちも発育が悪い……刈愛と萌香は発育良過ぎるのに。

亞愛がすくすくドロップ手に入れたら、心愛みたいにナイスバディになれるのだろうか…?
ま、あれが更に強くなったら手に負えないけど…。
653名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 00:02:34 ID:F543WTZm
保守
654名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 20:22:03 ID:YtsiQRA4
保守
655名無しさん@ピンキー
保守