=◎= 遊★戯★王 で エロ談戯 =◎= |ドロー9|

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1名無しさん@ピンキー
2名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 16:18:17 ID:f8tPZQtn
遊戯ぬるぽ
3名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 16:25:01 ID:seNU5U0R
ガッ
4名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 17:01:19 ID:PU3hMUmR
5名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:36:33 ID:Xx46e8as
6名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 00:02:19 ID:fUy4jgs0
乙←サイバー・ヴァリー
7名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 02:28:13 ID:fdVg5v+X
乙←ぼっちになったサイバードラゴン
8名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 20:14:09 ID:GvrZx4vi
>>1
9名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:09:18 ID:Eh9ntfI8
軽くアウス陵辱物を書いたので投下。痛々しい描写ヤダった人は注意
したほうがいいかも…?
ーーーーーーー
闇フィールド。
悪魔族と魔法使い族の能力が向上するこの土地の覇権を巡り
両勢力が抗争を開始してから長い年月が経過していた。
しかしその永きに戦いもようやく終焉を迎える時が訪れた。
悪魔族の勝利と言う形で。
敗れた魔法使い族は散り散りになって逃げたり潜伏したり
したが、虱潰しに行われた残党狩りによって次々と発見され
撃破されていくのみであった。
今日も一人、また一人と、悪魔族の手から逃れようとした
魔法使い達が発見、捕獲されていく…。

【After War】

数多存在する悪魔族軍の宿営地。
その1つに、囚われの身になったアウスがいた。
元々ヒータ、エリア、ウィンらと共に逃亡していたが
一人で偵察に出ていたところを捕らえられ、連行された。

四肢を『闇の呪縛』で拘束されて一切の身動きが出来ない
アウスには逃げ出す算段と言うものは無く、ただ暗い独房の
中で仲間の身を案じることしか出来なかった。

(皆どうしているだろう。何処か安全なところへ逃げて
くれているといいのだけれど…)

しかし魔法使い族が戦争に敗れ悪魔の覇権が確立した
フィールドに、果たして安寧の地と呼べる所があるだろうか…。
いやせめて他の仲間と合流出来ていれば、他フィールドへの
亡命も出来るかも…。
そんなことを考えていると彼女の独房の扉が開かれ、
一人の悪魔が足を踏み入れてきた。
悪魔族の騎士、デスカリバー・ナイト。
自らを捕らえた敵の姿を見た瞬間、アウスの表情が
強張る。
この上無い緊張と恐怖にかられてはいても、自分達を
攻め滅ぼした敵に対して弱みを見せたくはなかった。

「私を捕らえてどうするつもり?殺すのなら、早く殺して」
「生憎、小娘一人の首級をあげたところで手柄など些細な
物なのでね。それより取引をしないか?」

デスカリバー・ナイトの言う取引とはアウスを解放して
その後の自由を保障する代わりに、他に逃亡・潜伏中の
魔法使いの情報を全て提供する…と言うものだった。
しかしアウスはそれに応じる気を微塵も見せないまま
首を横に振る。

「知らないということはなかろう。お前は偵察中の所を
発見されたのだから、他に仲間がいるに違いあるまい」
「知らない。知ってても悪魔になんか教えない…!!」

眼鏡の奥に光る鋭い眼光が絶対の反抗心を示していた。

「なるほど、殺されても口を割らないと言いたげな表情だ」

「困ったな」と溜息をついた矢先、デスカリバー・ナイトの
強靭な脚力が、アウスの鳩尾に足の爪先をめり込ませていた。
10名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:09:58 ID:Eh9ntfI8
「困ったな」と溜息をついた矢先、デスカリバー・ナイトの
強靭な脚力が、アウスの鳩尾に足の爪先をめり込ませていた。

「ぐえっっっっ!!!!」

強烈な蹴りに、踏み潰されたカエルのような声で
悲鳴を上げるアウス。
四肢が『闇の呪縛』により完全に束縛されているために、
後ろに跳んで威力を軽減させるなどと言うことは出来ない。
悪魔によるキックの直撃は華奢な少女に与える痛みとしては
充分な物であり、また反骨心を打ち砕くにも事足りた。

「い、いだ、いだい!いだいいだいいだいいだい……」
「舐めるなよ、餓鬼が…!!」

この時床には蹴りの衝撃ではずれたアウスの眼鏡が落ちて
いたが、デスカリバー・ナイトはそれを拾うことも避ける
こともせず、踏み潰しながらアウスに歩み寄り、雑草を引き抜く
かのように彼女の栗毛を掴みにかかった。
乱暴に上げられた彼女の顔は、苦痛に耐えかねて流した涙で
ボロボロだった。
何かされる前には「殺されても言わない」と言っていても、
いざ痛みを思い知らされると、簡単にその意思を覆えしてしまう
と言うのはよくあることである。
ましてや戦場を経験したこともない年端のいかぬ少女では
当然の結果と言えた。

「痛い、痛いの嫌、やめてぇ…」
「ははははは、痛いのは嫌か、やめて欲しいか」
「う、うううううう…」

痛みが引き始めた頃、アウスは自分がいとも簡単に自分を
曲げてしまった事を自覚し、その情けなさに自虐した。

「泣いていても分からん。本当に死ぬまで続けていいのか、
やめて欲しいのか、答えろ」
「…めて」
「ああ?聞こえん」
「やめて下さい!!話しますから…!!」

大粒の涙を流して、アウスはそう叫んだ。無理も無いとは
言え、呆気ない決着だった。

「と言う事は、当初の取引に応じると言うことだな?」

デスカリバー・ナイトの問いにアウスは力無く頷いた。

(ごめんなさい、皆… でも私…こんなの耐えられない…)

心の中で仲間達に謝罪の言葉を述べるアウス。
それが後にどういう結果を生む事になるか、細かい考察を
している心理的な余裕は既に失われていた。
悪魔の蹴りをモロに味わい、その痛みを知ってしまっては、
無抵抗なまま拘束されているプレッシャーと相まって
そんな考えをする前に口が目先の安全を求めてしまう。
しかしこれでようやく、痛いのは終わる…そんな考えが
頭を過ぎった時、先ほどの蹴りが、今度は下から上へ…
アウスの股間を直撃した。

「あぎいいいいいいいい!!!」
11名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:11:11 ID:Eh9ntfI8
「耐えられないなら始めから偉そうな事をぬかすな!!」
「い、いだあああああああ…!!」

プシャアアアア……。
たちまちアウスのスパッツに染みが出来、そのまま雫と
なって床に落ちた。

「あぐ、あぐぐ……」

たちまちアンモニア臭のする黄色い水溜りが出来上がり、
年頃の乙女の羞恥心をえぐった。

「えぐっ…」
「さて、本題に入るか…」

デスカリバー・ナイトはそれ以上暴力を振るう必要は
無かった。
アウスは自分から知っている限りの情報を片っ端から
口にしたからである。
もっともまだ魔術学校の生徒に過ぎなかった彼女には
戦線を離脱した大物魔術師の逃亡先などが知らされている
訳でもない。
知っている事なんて一緒に逃げていた同級生くらいに
関する情報くらいのものである。
デスカリバー・ナイトの武勲の種としてはそれほど意味の
ある内容ではなかった。

(この娘、本当に大した情報なんか持ってなかったのか…)
「もう…全部喋りました。お願いです、もう許して…」
(とは言えここでこの娘を解放するのは勿体無いな。何らか
の形で俺の出世に役立ってもらわないと…)
「あの…」
(いっそあの手を使うか。少々癪だが止むを得んな)

一人で何か納得したデスカリバー・ナイトはアウスの言う
ことに耳を貸すことなく外に出て行くと、3人の魔人を
連れて戻ってきた。
彼らはダーク・バルター、デスサタン、テラと名乗ったが
アウスには彼らの名などどうでも良かった。
新たに彼らが来たことはデスカリバー・ナイトがこのまま
自分を解放する気は無くなったと言うことを示唆している
ことは簡単に見て取れる…つまりアウスの関心は完全に、
自分の身が今後どうなるのかに集中していた。

「何をする気なの…」
「約束を破るようで悪いが、お前はこのまま奴隷として調教
し、冥王ハ・デスに引き渡すことにする」
「どういうこと!?」
「お前が敵の大物…ブラック・マジシャン等の潜伏先を
知っていたのならまだ良かったのだがな。俺の武勲に
なるような情報が得られない以上、せめて魔王クラスの
連中にこういう形で媚びを売っておかねば、今後の出世に
関わってくるのだよ」
「そ、そんな……」

奴隷。調教。その言葉が意味することはたった1つ。
つまり自分は永久に自由を剥奪され、汚らわしい悪魔共の
慰み者として死ぬまで奉仕を強要されるということなのだろう。
アウスは愕然となり、なんとか助けて欲しいと懇願したが却下された。
12名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:12:05 ID:Eh9ntfI8
「それでは俺は書類整理があるので失礼する。ではお前達、
後は任せるぞ」
「ククククク。任せてもらおう」
「男に抱かれることしか考えられないようにしてあげますよ」
「俺犯る!!俺が犯る!!」

デスカリバー・ナイトが退出した後ダーク・バルター、
デスサタン、テラの3魔人は早速、鎖に繋がれ抵抗できない
少女に対して性的暴行を加えにかかった。

「まず、邪魔なモンは取らないとな!!」
「ひっ……!!」

ダーク・バルターは『デーモンの斧』を取り出すと、上段に
構え、そのままアウスに向かって勢い良く振り下ろした。

「きゃあああああああ!!」

斧の攻撃は器用にもアウスの洋服とスパッツだけを綺麗に
切断し、彼女の肌に傷1つつける事はなかったが、それでも
自分に向かって斧を振付けられる瞬間と言うのは恐怖に値する。
アウスは絶叫し、再び失禁した。

「なんだ、漏らしたぞ。かわいいなぁ、おい!!」
「凍え死にそうなまでに恐怖に怯える美少女の姿と言う
のは素晴らしいですね」
(ひ、ひどい……なんで、私がこんな目に…)
「さて、次は私の番ですね」

『デーモンの斧』によってブラとパンティだけの哀れな姿に
されたアウスに、デスサタンが歩み寄る。

「それにしても…」
「や、やめて!やめてぇっ…!」
「最近の娘は発育が良いですね。思わず揉んでみたくなりそう
なオッパイです」
「いやああああああ!!」

必死で身体を動かし抵抗を試みるが、『闇の呪縛』は些細な
行動の自由も許してはくれない。唯一自由が利くのは首から
上くらいのもので、そこから下はアウスがいくら動かそうと
してもぴくりともしない。
文字通り成すがまま、アウスは魔人に陵辱を受けなければ
ならない。
デスサタンは嫌らしい手つきで、スポーツタイプ・ブラに
包まれたアウスの乳房を撫で回す。

「やだ、やめて、やめて…」

ブラの上からの感触を楽しむと今度はブラの中に手を
突っ込み、布と肉体の間に通うほのかな温かみと言うもの
を楽しみ、先端の突起を親指と人差し指でつまんで見る。
ぎゅむっと。

「痛っ…!痛いっ!ねぇ、もう充分でしょう、もうやめて、
本当にやめてよぉ!!」
「先ほどの話を聞いていなかったのですか?我々は貴方を
開放する予定はありませんよ」

デスサタンはブラから手を抜くと、その手をパンティーの中へと滑り込ませた。
13名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:13:03 ID:Eh9ntfI8
「おやおや、ぐしょぐしょですね。さっき盛大にお漏らし
したからまぁ、当然ですか」
「〜〜〜!!」
「ああ、気にしないで下さい。貴方を犯すに当たっては
別に、貴方の大切な所が小水で濡れていようと気には
しませんから…。それにしても、火が出たように真っ赤に
恥らう乙女の姿もまた味わい深い物ですね…」

思う存分青い果実の吟味を楽しむデスサタン。
しかし待たされている側としては退屈な時間である。
一人楽しむデスサタンにダーク・バルターとテラが野次を
飛ばしてきた。

「どうでもいいけどもったいぶってないで早くやれよ!
女犯すのに美学とかどうでもいいだろ!!」
「早く代われ!!俺犯る!!」
「やれやれ。悪事に美意識を感じてこそ悪魔の正しい姿
だと思うのですが…。そんな野獣のような声をあげては、
お嬢さんに失礼でしょう。ねぇ、お嬢さん」
「………お願い、帰して…おうち帰してよ…」
「だから無理ですよ。けれど安心して下さって結構です。
そんな事も思い出せないくらい、貴方の心をめちゃくちゃ
のドロドロにしてあげますからね」

デスサタンはとうとうアウスのブラとパンティを剥ぎ
取ると、いきなり自らのイチモツをアウスの秘部に
突き刺した。

「ぐああああああああっっ!い、痛いっ!!痛いいいい
いいい!!」
「アハハハハハ、美しい!年端も行かぬ少女が見ず知らず
の男に処女を奪われ恐怖とパニックと絶望にのた打ち回り
涙を流して絶叫する様は、何度見ても最高ですよ!!」
「いやああああ!!抜いて、抜いてぇぇぇぇぇぇ!!」
「お望みのままに」

デスサタンは一度肉棒を抜いた。しかしそれはアウスの
入り口付近まで引き戻した程度に過ぎず、間髪入れずに
また、悪魔の太く長いそれを少女の子宮に向けて
叩き付けた。

「あぎいいいいいいいい!!」
「ハーッハッハッハ!!やはり初物は良い!素晴らしい
締め付けです!!貴方の表情もいいですよ、カメラが
回っていないのが本当に残念です!!」
「嫌っ!嫌っ!!嫌ああああああ!!」

口だけの抵抗は何の効力も持つことが無いまま、
アウスの女性として大切な部分は、悪魔の性欲を満たす
ためだけの穴として、ただ肉の棒を出し入れするだけに
使用された。
何時か出逢う大切な人の為に取って置かれた少女の純情は
この上なく醜い感情によって汚されたのである。

「さぁて、そろそろ出しますよ」
「えっ、ええっっ!?な、中に…!?」
「そうですよ」
「そ、そんな、だめっ…絶対だめっ!それだけは…
あ…あっ、ああああああああ!!!」
14名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:13:43 ID:Eh9ntfI8
元より拒否する権利など与えられていなかったが、
彼女が是非を答えぬ前に、悪魔の熱く濃く精液が
アウスの子宮に流れ込んでいった。

「あが…がはっ…。はー、はー……」

先程から叫び倒したために、アウスはやや呼吸困難な
状態に陥っていたが、一発終わった余韻に、荒く息を
整えることが出来た。
しかし精神的には、更に追い詰められた状況になったと
言って良かった。
少し落ち着いたと同時にアウスには現状を冷静に判断
する余裕が生まれ、その考察は彼女を底なしに惨めに
していった。

(もう、死にたい…死んでしまいたい…。
人前でおしっこさせられて、服脱がされて…
こんな事、されて……。
赤ちゃんできちゃったらどうしよう…。
悪魔との赤ちゃんなんて…どんな顔で、皆に会えば…
いや、もう会えないのか…。
ウィン、ヒータ、エリア…私、ずっとこれからこんな…)

デスサタンが肉棒を抜くと、その後から血の混じった
白い精液が、どろりと流れ落ちてきた。
デスサタンはこの時、アウスにかけられていた『闇の
呪縛』を解いた。
アウスの肢体は床に崩れ落ち、小水の水溜りに浸かった。

この時もう彼女を拘束する物は無いのだから、気力と体力
があれば抵抗出来るはずだが、その両方を消耗しきった
少女は起き上がることすら出来なかった。
加えて、彼女の中では既に抵抗する意思も気力も失せて
しまっていた。
瞳にはもう光は無く、自我すら残っているのかすら
疑わしい状況にある。
そのアウスの様を見て、デスサタンは笑った。

「ふーむ。この姿も美しいですね。このガラス玉のような
瞳には、悪魔としての美学と男の浪漫が詰まって…」

デスサタンの声はそこで途絶えた。待ちくたびれた
ダーク・ベルダーとテラが後ろから殴って気絶させたのだ。

「ったく。何時までもベラベラと。終わったんなら
さっさと代われっつーの」
「おれ犯る!!」
「分かった分かった。お前が前でいい。俺は後ろな」

ダーク・ベルダーは床に転がっているアウスの身体を
ひょいと持ち上げた。
まさに「ぐったり」と言う表現がぴったり合う程に
アウスは脱力しきっていた。
目は相変わらず虚ろだが、小さいながら口は動いていた。


「たす…け……ゆ…して……いや……だれ…か…」
「さて、犯るど!!」
15名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:14:37 ID:Eh9ntfI8
そんな物気にも留めず、テラは前、ダーク・ベルダーは
後ろの穴に自らの肉棒を突き刺し、激しいピストン運動
を開始する。
先程は散々騒ぎ、喚き散らしたアウスだったが、今回は
もう何も言わなかった…いや、言えなかった。
ただ犯されるままに腰を上下し、無表情のまま人形のように
首をかっくんかっくん言わせたままダッチワイフとして
の役割を果たした。
デスサタンの時のように熱い精液が注ぎ込まれても、
多少の反応はあれど、生者らしいものではなかった。
二人に開放されるとまた、力無く床に倒れて…それだけ
である。
恐怖と、緊張と、羞恥心が、感受性の強い年頃の娘の
心を完全に砕いた瞬間であった。

「完全に壊れたか。さて、こいつを使うか」

そう言ってダーク・ベルダーが取り出したのは、『洗脳
-ブレインコントロール-』の魔法カードだった。
これを翳された相手は通常なら自我が戻るまでの一定時間、
相手のコントロール下に入る。
しかし対象の心をあらかじめ壊しておけば、時間が
過ぎたとしても心は復活しようが無い。
永続的に奴隷にするには効果的な手法であった。

「さて、娘よ。お前は奴隷だ。我々悪魔の性欲を処理
し続けるだけの、奴隷として生まれ変わるのだ!」
「う……」

気を失っていたアウスの中に、『洗脳』の魔法の波に
乗ってダーク・ベルターの声が入り込んでくる。

(奴隷…?私は、悪魔の奴隷…?)
「そうだ」
(そうか…。私は、奴隷……)

物の数分もしない内に、アウスの心は洗脳された。

「では来い。一度身体を清めてから、デスカリバー・
ナイト殿に引き渡す。
恐らくその後、ハ・デス様に献上されることだろう」
「ハ・デス様…?」
「貴様のご主人様になる男の名だ。忘れるな」
「分かり、ました…。アウスは、ハ・デス様の奴隷です
…」

こうしてアウスは、性奴隷として悪魔族の長の一人
ハ・デスの所有物となった。
朝の奉仕から夜の夜伽まで、ただハ・デスの性的欲求
を晴らすだけが彼女に許された生き方だった。

「アウスです。ハ・デス様、失礼します…」
「挨拶など良いと言っておるだろう。早く来い」
「はい…」
16名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:15:08 ID:Eh9ntfI8
生まれたばかりの姿を晒し、醜い悪魔の長の待つ
ベッドに上がるアウス。
当然のように胸を揉まれ、唇を奪われ、秘部を弄られ
ても、アウスは眉1つ動かすことはなかった。

(私は奴隷になったのだから…これで良いんだ、これで
…)

そこに理知的で、仲間からはリーダー的な存在として
親しまれた少女の姿は無い。
意思を持たず、ただ犯される為に存在する人形である
ことを自身で肯定した時、アウスと言う個人は死んだ。

「う、うむ!アウスよ、お主の中は相変わらずなかなか
の名器じゃ!褒美に我が精を受け取るが良い!!」
「あ、ありがとう、ございま…あああああああんっ!!」

アウスは、既に日課となっている主とのまぐわりの中
で絶頂を向かえ、今日も一日を終えた。

この新たな奴隷をハ・デスは大層気に入ったようで、
彼女を献上したデスカリバー・ナイトはハ・デスの
覚えめでたい騎士として取り立てられた。
俸禄は2.5倍になり、剣やら馬やらも下賜された。

元々戦士としての才能はあったので、これを機に
闇フィールドの新世代を担う人材として
世に出て行くことになるのであった。

〜fin〜
17名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:28:47 ID:eKMFmjMB
拷問系は好きじゃないけど読み物として面白かった。悪魔社会も大変だな
デスサタンとはいい酒が飲めそうな気がするよ
18名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:39:22 ID:5P3XtydR
鬼畜キター
GJ!←GodJob

だがデスカリ、テメーは単騎で伏せ無しの相手の黄泉ガエル殴ってこい。
19名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 02:59:54 ID:UAAsmy0z
GJ
最近のデスカリはボルトヘッジホッグのせいで俺の中で萌えキャラ化しつつあるんだが
20名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 08:01:39 ID:Nb8FfxWC
GJ
懐かしい悪魔さんたちがw

ま、うちのデスカリはうっかり和睦下のダルク殴って自滅しちゃうような子だから別人だよな
21名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 02:12:20 ID:LasBXSfa
モンスターで書く場合の土壌って自由でいいのかな
22名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 12:27:20 ID:j63lgBlG
これまでの経過からみて自由でいい。
むしろ基本設定などがないから作者の腕の見せ所。
23名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 19:45:00 ID:Io3sddYH
前スレのURLおかしいから、訂正しておくぜ
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206022308/
24名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 10:01:13 ID:nFvkfxwe
もしダルクが男だったら霊使いで良さげなの書けるな
25名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 10:44:25 ID:sq5eczua
>>16
鬼畜良いよ鬼畜。

久しぶりにGXキャラが見たくなってきた
26名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 14:52:20 ID:S3yPKCKX
              ,.. -―- 、
             /        `ヽ.
          __,.イ_    、    ,  `ヽ,
       _ヽご二ニ二ヽー- ヾト、/!,イ,._ニ7
.       _ 二ニ三二≧ ー= 、    _,..、 レ/
        {  `ヽー二/,ヘ! !弋tェr ` i´tェァ k'
       ヘ  `ヾ i トf| l     .::>   iノ
        ',   _lヾゝ-斗   r==ァ  〃
         l    ! >''´1ト、    ̄  / ‐-ァ
         l__... - 〈   l L._ヽ..__ ィ  /
     r'´ ̄      ヽ'ヘ  l !   ̄lハ レ!
      j    ―‐-- 、!  `ト、__ー-__Nく
    l         リ\   く r= '  `ヽr、_
    / ヽ   ――--イ`ヽ ヽ、 __ \\     } ト 、
.   /   !       ,イ   ` ー-r二 ヽ ー‐ 'ノ、 ∧
  l   ヽ    ̄ ̄ ノ /   |  |   ̄「 ̄ ヽ i ヘ
27名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 15:08:39 ID:3XSuwaVn
空白レスうぜえ
28名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 15:14:17 ID:2wkM6jbu
ミサワソス
29名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 09:10:51 ID:3O6vJnEx
明日香希望!
異世界に行って地獄のような場所に行ったのだからモンスターとの組み合わせも・・・
30名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 19:45:39 ID:voM79Glu
そのお前の妄想を文章にしてみようか
31名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 04:49:18 ID:dtJ2tTAD
「お、お前は悪女ティタニアル…!」
「ウィンちゃんったら…私を誘っていたでしょう?
だからせっかく来てあげたのに、冷たいわねぇ…」
「さ…さわらないで…気持ち悪い…」
「い・や・よ。私、気に入ったものは奪わないと気がすまない性質だし」
「ひっ…!」
「あなたはこれから、このパペット・プラントにいっぱいいたずらされちゃうの。
次に気がついた時は、お友達のことはさっぱり忘れちゃうわ…
そしてあなたは心からこう言うの!
「ティタニアル様、どうか私めにお慈悲をくださいませ」ってね!
じゃあパペット・プラント、調教は任せたわよ」
「やだ…やだぁ…寄らないでよ…やめて…!」
32名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:34:59 ID:f+gEKFyi
>>9の続きを書いてみた。
ちょっと長いので気が向いた人だけ読んでくだされば幸い。
連投規制対策に途中で携帯から書き込みすることになるかも。
−ーーー

そこはこの数日間、彼女達が過ごした隠れ家であった。
焼け出された魔法使い族の都から散り散りになって逃げ
出す中で何とか互いを見つけ出し、悪魔達の追跡をかわす
為に逃げ込んだ山の洞窟。
しかしその隠れ家は今や、悪魔族による捕虜虐待の場と
化そうとしていた。

「ほほほほほほほ、実に美味そうじゃのう」

偵察に出たアウスが行方不明になってから2日後のこと。
ここを見つけて襲い掛かってきた強欲ゴブリンと、ゴブリン
エリート部隊の一個小隊が、ヒータを取り囲んでいた。


【After War2】


「あたしをどうするつもりだ!?」

ヒータの鋭い眼光が、強欲ゴブリンに突きつけられた。
しかし多くの兵士に安全を保障されている強欲ゴブリンに
とって、それは少しも怖いものではない。

「ほっほっほ。さて、どうしようかのう。
力尽くで連衡することも出来ないでもないが、
せっかくの獲物なのにそれはつまらぬのう」
(この下種がっ…!!)

むしろ一気に大人しくされたのでは彼にとっては興ざめである。
この脂肪の塊と言っても良いくらいの醜い貴族は、
激しく抵抗するものをどう屈服させるかが楽しみと言う
どうしようも無い趣味の持ち主であったのだから。

「ふーむ、どうじゃ。ひとつ賭けをせぬか?」
「賭けだと!?」
「お主が勝てばわしの権限でその身を自由にしてやろう。
しかしわしが勝てば…」
「どうせ殺すか奴隷にするって所だろ」
「ほっほっほ。その通りじゃ。賢いのぅ」

ギリギリギリギリ…と歯を鳴らすヒータ。
頭の血管がブチ切れそうになるくらいまで高ぶっていた
神経を、どうにか理性で押さえ込んでいる状態である。
出来るなら今すぐこのアホをぶっ殺してしまいたいが、そう
なれば周囲の兵士に即座に殺されるだろう。
行方不明になったアウスやなんとか逃がしたウィンやエリア
の安否も気になるし、今死ぬ訳にはいかなかった。

「…で!?」
「ほ?」
「内容だよ、賭けの!!すんだろ!?」
「おおそうじゃ。これ、あれを持て」

強欲ゴブリンが両手を叩き合図すると、一人のゴブリン兵が
洞窟に入ってきた。
33名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:36:51 ID:f+gEKFyi
強欲ゴブリンが両手を叩き合図すると、一人のゴブリン兵が
洞窟に入ってきた。

(両手に持っているのは人…?まさか!?)
「ほっほっほ。その反応の速さは良いのう。その通り、お主が
必死で逃がした仲間の片割れよ」
(ウィン…!!)

ゴブリン兵に抱えられているのは確かにウィンであった。
ゴブリン達が踏み込んできた際、ヒータは身を挺してエリアと
ウィンを山の奥へ逃がしたのだが、どうやら捕まってしまった
ようである。
しかしエリアは無事逃げ出せたようなので、そっちに関しては
少し安堵した。問題は、目の前の方である。

「ウィン!大丈夫か、ウィン!!」
「…」

ヒータは必死に友の名を呼ぶが返事は無い。目は開けているし
瞳の光が揺れているところからすると、気絶させられたり
殺されたりしてしまったようではなさそうだが、何も異常が
無いと言う訳ではなさそうだった。
力無く敵兵に抱えられ喋れないまでに消耗している言うことは、
何らかの理由で極端に体調を狂わされていると考えるのが
妥当ではないか…。ヒータは瞬時にそう察した。

「お前ら、ウィンに何をした!?」
「ほっほっほ。小娘よ、お主の鋭さは好きじゃが慌てる乞食は
貰いが少ないぞ。それを今から説明するのじゃからな」
「ウィンに何かしたら只じゃ置かないからな!!」
「それはこれからの展開次第じゃ。良いか、この娘は今病魔に
侵されておる。『疫病ウィルス ブラックダスト』と言う名を
聞いたことはないかの?」
「『疫病ウィルス ブラックダスト』だと!?」

瞬時にヒータの目の色が変わる。
直接見たことは無かったが、授業で恐ろしさは教わっていた。
『疫病ウィルス ブラックダスト』とは戦争中に兵器として
開発されたウィルスの一種である。
広域感染する事は無く、注入された特定対象を一定時間麻痺
させ意識を失わせた後に死に至らしめる特徴がある。
この特殊な性質故に純粋な軍事行動にでは無く、陰謀の類に
用いられることが多かった。
そしてそれがウィンに注入されたと言う事は、すなわち一定
時間が経過すれば彼女が死ぬことを表している。

「殺す!!貴様ら殺してやる!!よくもウィンにそんなー」
「待て待て。ほれ」

振り上げたヒータの拳が空中で停止する。
この時強欲ゴブリンの手には、『魔法除去』の魔法カードが
握られていたのだ。

「これを用いれば『疫病ウィルス ブラックダスト』は
解除出来る。お主との賭け勝負とはこの『魔法除去』を
賭けた勝負…すなわち、お主のお友達の命を賭けた勝負じゃ」
「ふざけんな!!!」

もうヒータのブレーキは彼女自身には止められなかった。
34名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:37:49 ID:f+gEKFyi
強欲ゴブリンを殴り倒し『魔法除去』を奪いウィンを助ける、
そのことしか考えられなくなっていた。
しかし強欲ゴブリンに拳が届こうとしたところでゴブリン兵達
が割って入りヒータを押さえつける。

「こら、おとなしくしろ!!」
「放せよ!!おいこらオッサン!!今すぐそいつでウィンを
助けろ!!やらなかったら、やらなかったら絶対にお前を殺
してやるからな!!」
「ほっほっほ。どうしようかのう〜。ほれっ」
「…!!」

その一瞬、ヒータの中で時間が止まった。
強欲ゴブリンはあろうことか、『魔法除去』の魔法カードを
びりびりと手の内で千切ってしまったのである。

「あああ……」
「ほっほっほ。生憎この場に持って来た唯一の『魔法除去』
じゃったのじゃがのう。
お主がそんな反抗的な態度を取るから、わしも意地悪が
したくなったではないか。
もうお主の友人は助からん。
お主は友人を助けられるチャンスを自分で捨てた。
すなわち、お主は自分で友人を殺す道を選んだのじゃ。
お主もとんだ外道よのう。ほーっほっほっほ」
「ウィン…」

この時ヒータは、更に逆上して強欲ゴブリンに突っかかることは
なかった。恐る恐る顔を、未だ息のある友人の方へと向けた。

「あああ……、違う、ウィン、違う、あたしは…あたしは…
あんたを…」

この時のウィンの目は、別にヒータを憎む恨めしそうな瞳を
していた訳ではない。
ただ純粋に死への恐怖と、もう永久に家族や友人に会うことなく
鬼籍へ入ることの未練が、ウィンに悲しみの涙を流させていた。
それがヒータにはこの上なく辛く、自責の念を抱かせた。

「ああああ……」

先ほどまでの反抗的な態度、凛とした表情からは考えられないほど
にヒータの顔は自身を無くし、不安と恐怖にかられていた。
自分の軽率な行動が仲間を生存させる可能性を一気に殺して
しまったことに対しての…。
そして同時にヒータは新たな可能性を見出し、恐る恐る、先程まで
自分が思いっきり罵倒していたゴブリンを方を向いて頭を下げた。

「お、お願いだ!あたしが、あたしが悪かった…!!
だからなんとか、なんとかウィンを助けてくれ!!
あたしなら何でもする!!
殺されてもいい、奴隷になれって言うんならなる、だから…
ウィンだけは、ウィンだけは!!」
「本当かのう?今から後ろの兵士達が我が軍の宿営地まで急げば
時間までに取ってくることも出来るかもしれんが…。
あの様に反抗的であったお主が約束を守るか信じられんのう」
「それは…!」

その一瞬、ヒータが躊躇したのは事実である。
35名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:38:41 ID:f+gEKFyi
悪魔の奴隷にされた魔法使い族が酷い仕打ちを受けてきたと
言うのは、闇フィールドの歴史を少しでも学んできた者なら
誰でも知っていることだった。
そうなる運命を自分で許容しなければならない、しかも他人の
ために…そう考えると、誰しもが躊躇せざるを得ない。

「ウィン…」

ウィンの方を向く。
すると死に直面しているというのに、ウィンは微笑んでー
状況の問題や病魔に侵されてもいるのでそれほどにこやかに出来て
いた訳ではないが、それでもヒータを安心させる為に彼女なりに
全力で笑ってーいた。
そしてゆっくりと、首を横に振っていたのである。

(ヒータちゃん、私の事はいいから。ヒータちゃん、私とエリア
ちゃんを命がけで逃がしてくれたじゃない。あの後捕まっちゃった
私が悪いんだし、ヒータちゃんがここでそんな約束する必要は
無いんだから。
ここで死んじゃうのは残念だけど…この世界に生まれて、皆と
会えて良かった…)

その意思をヒータは即座に読み取った。

(…コイツ馬鹿なこと考えてるな。お前はあたしがいないと駄目
なんだから。学校でいじめられてた時もそうだったし、お前は
本当に…!!)

これでヒータは完全に踏ん切りがついた。
ニカっと空元気の笑みを浮かべると、気を取り直して強欲
ゴブリンの方を向き、元気よく言い放った。

「オッサン!あたしの事は本当にどうしてくれてもいい!!
だからすぐもう一枚『魔法除去』を持って来てくれ!!」
(ヒータちゃん駄目…あ…なんだろう、頭が……)
「チッ、ウィンの意識がもう無くなって来てる!
おい、意識が完全に消えたらアウトなんだろ!!
早くしてくれ!!」
「ほっほっほ。実はの」

強欲ゴブリンが懐に手を突っ込むと、1枚カードを取り出した。
他ならぬ『魔法除去』であった。
実は強欲ゴブリンは最初から2枚持っていたのだが、あえて
嘘をついていた。
こういう気の強い娘が落胆する様子や必死で懇願する姿を
見物するには、ある程度本気で芝居をせねばならないことを
強欲ゴブリンは知っていたのである…。
しかしそこを興味本位と言わず、適当な理由を見繕って
説得力を持たせてしまうのがこの男の才能であった。

「わしが嘘をついておったことは謝る。しかしお主の言が信じるに
足るものかを調べるにはこれが良いと考えたのじゃ。
しかしこれで分かった。お主は友人を守るために己を犠牲にする、
そうじゃな?」

強欲ゴブリンは手に持った『魔法除去』をちらつかせて見せた。
今度はもう予備は無い、嘘だったらもう後は知らんと言う
ポーズだった。

「言われるまでもない!あたしは約束は守る!!だから!!」
36名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:39:16 ID:f+gEKFyi
強欲ゴブリンは軽く頷くと手にしていた『魔法除去』を放り、
兵士の一人に渡した。
兵士がウィンに近づいて『魔法除去』を翳すと、麻痺で硬直
していたウィンの身体がしなやかさを取り戻した。
身体を犯していた『疫病ウィルス ブラックダスト』が解除
された証拠である。
今は兵士の腕の中で無邪気な寝顔を立てている。
適当に時間が過ぎれば起きることだろう。
ウィンの安全が一先ず確保されたことで、ヒータもとりあえず
胸を撫で下ろした。

「では約束じゃ。お主はわしに従ってもらうぞ」
「分かっているけど…ウィンが目が覚めたら、絶対に解放しろ
よ。約束だぞ」
「分かっておる。それではお主にはさっそく主従の契りを
結んで貰おうかのう。まずはわしのこれをしゃぶれ」
「!?」

ぬっ、とヒータの前に差し出されたのは他でもない、強欲
ゴブリンのイチモツであった。
太くて、根っこに臭そうな毛がもじゃもじゃ生えていて、
もし大金を積まれても触りたいと思えるものではなかった。

「ほっほっほ。どうした?約束を自分から破るのか?」
(こんのエロ親父…!!)

ウィンが未だ敵の手中で眠りこけている、更に言えば自分は
既に約束をしてしまっている。この2つの事柄からヒータは
相手の要求から逃げることは出来なかった。
友達想いで、嘘を極端に嫌い、自分で決めたことを最後まで
貫き通そうとするヒータの性格が、彼女にとって不幸な道を
歩ませてしまった瞬間であった。

ヒータはゆっくりと膝をつくと、涙目になりながらゆっくり、
差し出された悪魔の肉棒の先端に口をつけた。
やはりいざ口に入れるとなると、躊躇するのは当然と言える。
ヒータの鼓動の脈打つペースが速くなる。
神経が高ぶっている証拠だった。

(やっぱり、こんなの嫌…)
「なんじゃ。ここへ来てしり込みか。しょうがないのう!」
「ぐっ…!?」

強欲ゴブリンは待ちくたびれ、ヒータの口の中に無理やり、
自分の息子を捻りこませた。

「んんん…!!」
「ほっほっほ。お主が躊躇しておるようじゃからわしが
入れてあげたぞ。後はしゃぶるだけじゃ。簡単じゃろう。
おっと、歯は立てるなよ」
「んん…!」

いきなりこんなオッサンの生殖器を口の中にぶち込まれて、
動揺しない少女はいない。
ここでこの不気味な物を吐き出せればどれだけ良いか…
しかし、ヒータの立場上これは受け入れるしかなかった。
この恥辱と屈辱にまみれた行為を実行しなければ
ウィンが何をされるか分からない。
37名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:40:21 ID:f+gEKFyi
ヒータは仕方が無く肉棒の根を両手で掴み、舌を使って
男の汚い部分をしゃぶる。
ちゅぱちゅぱ、れろれろ、ちゅぱちゅぱ…。
この屈辱的な行為を続けている内に、ヒータは何故こんな
ことをさせられているのかと考えるようになっていた。
当然それがウィンを助けるための約束で仕方の無い
ことだったからだが、それが分かっていても考えてしまう。
何故ウィンを助けるために身体を張っているのが自分なの
だろう、と。

「ふーむ。いまひとつ真剣にやってるように思えんのう。
何が何でもわしから精を搾り出す、そんな気持ちでは
やっておらんじゃろう?」
(当たり前だろうが!嫌々じゃなきゃ誰が…!!)
「よし分かった。おい、そこの兵。お前じゃ、お前」

ちょいちょいと指を振り一人の兵士を呼び出すと、
例の『ブラックダスト』のアンプルを2つ取ってくる
ように言った。

「ほっほっほ。今出て行った兵士が戻る前にわしに
精液を出させてみよ。それが出来ぬ時はあの娘とお主に
例のウイルスを注射する。役に立たん奴隷は飼っておいても
仕方が無いからのう」
(ーーーーー!!!)

ヒータの脳裏に衝撃が走った。羞恥心と屈辱は焦りと恐怖に
変わり、ヒータの本能にフェラチオのペースを速めさせた。

「んっ、んっ、んんっ…!!」

ヒータの目の色は先ほどまでとは変わっていた。
強欲ゴブリンの目は恐らく本気だと悟ったから。

(まずい、早く、早くしないと…!!)
「この山は魔法使い族の都のすぐ裏じゃからのう。焼け跡に
置いた宿営地に行って戻るに、鍛錬した兵なら5分と
かかるまい」
「んんんんんーーー!!」

ちゅぱ!ちゅぱ!!ちゅぱ!!!

「早く、一刻も早く、この醜い男の醜い棒から精を絞り出さ
なければ…!!」その意識で行われたフェラチオは実に
心地の良い物であったし、何よりもそれをする少女の顔つきが、
焦りと恐怖と責任と友情が溶け合っていて何とも言えぬ
「美」を作り出しているように強欲ゴブリンには思えて
しょうがなかった。
更に興を出すために強欲ゴブリンは時々時計を見て、今どの
くらい経過したかをわざわざ言うのだ。

「おや、もう1分過ぎたのう。後4分くらいで戻ってくる
かのう」
「おやおや、もう半分過ぎた。時が流れるのは早いのう」
「おやおやおや、残り1分になったか。いや、特別足の速い
兵を行かせたから後20秒くらいで帰ってくるかもしれんのう」

そう言われる度にヒータは焦り、困惑した。
全身を汗に濡らし、引きつった顔で必死になって男の肉棒を
しゃぶる。
38名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:40:54 ID:f+gEKFyi
(待って、待って…!!早く、早くしなきゃいけないのにぃ!!
何で出ないんだよぅ!!)

そう思った矢先、ぴくりと、ゴブリンの肉棒が脈打った。

(あ…?)
「よくやったのう。では出すぞ。忠誠の証に、全て飲み干せ」
(嘘だろ!!??)

考える暇など与えられないまま、少女の小さな口に、熱く、
臭い悪魔の精液が、滝のように流し込まれた。

「がはっ!ごっ、ごおおおお!!」
「これ動くでない。しっかり飲め!!」

反射的に拒否反応を起こしかけたヒータの髪をしっかり掴み、
無理やりヒータの口の中に、「白い滝」を流し込んだ。
その時のヒータに味を確かめてる余裕なんか無かった。
ただ恥ずかしくて悔しくて…そんな感情があるだけである。

全てが注ぎ込まれた時、ヒータは口内に残った男の精から
その苦さを知り、同時に屈辱で胸の内が張り裂けそうになった。
兵士がウイルスを持って戻ってきたのは、その直後の事である。

「よし、セーフじゃ。良かったのう。お主も友人も助かったぞ」

ズボンを履きながらヒータに声をかける強欲ゴブリン。しかし
ヒータにその声は届いていなかった。
ヒータは、放心状態になっていた。
口内に残った精液が唇から顎まで流れ、彼女のスカートの上に
滴り落ちている光景が、常人には痛々しく思えるだろう。
強欲ゴブリンはそれと真逆の感想を抱いていたのだが。

(ああ…あたし、とうとう悪魔の奴隷になっちゃったんだなぁ…)

方針状態のヒータの頭の中はその事だけがぐるぐる回っていた。
これから一体どうなるのか…。お父さんとお母さんが生きてて
今ここにいたら、何と言うか…。
それを永遠に考え続けている限り、彼女が正気に戻ることは
ないだろう。

「ほっほっほ。儀式もすんだことじゃし、始めるかのう」

そう、ヒータは恥辱を「受けた」として放心しているが、これは
彼女にとって始まりに過ぎない。そう、奴隷としての。


場所と時は移る。
あれから1週間程経った後、ゴブリン系悪魔族の城の一室で、
ヒータは決断を迫られていた。

(はぁ、はぁ…も、もう駄目だ…)

彼女の目前には男の肉棒を模した金属製の造形物が置かれている。
台座に固定され、天を突くように聳えるそれが、ヒータには
欲しくてたまらなかった。
既に彼女の理性は限界まで達している。
この1週間ですっかり性的な開発を受けた彼女の身体は
火照りが収まらず、愛液が止まらないまでになっていた。
39名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:41:41 ID:f+gEKFyi
ここへ来た最初の日には、まず「洗礼」を受けた。
この「調教室」に入れられた直後、大勢のゴブリンエリート兵に
派手に衣服を引きちぎられ全裸にされた後に目隠しをされた。
恐怖にのた打ち回る少女の口、秘部、尻を肉棒で塞ぎ、それこそ
玩具で遊ぶかのように乱暴に、泣き叫ぶ少女の声を肴に陵辱を
楽しんだ。

(助けて、助けてぇ!!誰か助けてぇ!!)

当然助ける者など誰もおらず、集団レイプを受けた少女は
体中に精液を浴びせられたまま気絶した。

「…………」

白いミルクの海に浸けられた哀れな少女は、そのまま夜を
明かした。目はあらぬ方向を向いていて、常人から見れば
さぞ痛々しい光景だったと思われる。
しかしいたいけな少女を拉致、監禁、調教しているゴブリンと
しては、その逆の感想を持たざるを得なかった。


次の日から両手両足を拘束され、強欲ゴブリンに『レッドポー
ション』を飲まされるようになった。
体力回復の他に精気も高められるよう調合されている、『媚薬』
仕様だった。

「…なんだ、この感覚……」

体中がむずがゆい、妙な感覚。そして微かな身体の火照り。
その正体は胸を弄ばれ、秘所に肉棒を突っ込まれて、すぐに
分かった。

「どうじゃ、気持ちよかろう!」
「こ、こんな物が気持ちいいはずないだろ…!!」
「そうかのう?ここなどは特に良いのではないか」
「ひゃんっっ!!」

ピンと立った乳首を抓られた時。そして秘所を犯された時。
昨日は苦痛しかもたらさなかったその行為が、なんだか…
そう、”気持ちよく”思えた。

「何で…何でだよ!何でこんな奴に犯されてこんな…あ、あっ、
あっ、あっ!!」

昨日はゴブリン達が勝手に肉棒を抜き差しし、彼女は犯される
だけだった。
しかし今日はいつの間にか、彼女の方から腰を振っている。
その事に気が付いたヒータは、パニックに陥った。

「何で、何でだよ!あたし、気持ちよくなんか無いのに!!
駄目、あたし飛ぶ、飛んじゃうよぉー!!」

涙が止まらない。認めたくない、認めたくないのに、この
男に犯されている今、自分は非常に気持ちが良い。
そして本能で悟る。自分は今、行ける所までイきたがって
いるのだと。
ヒータは本能の赴くままに腰を振り、自らの性欲に従い、
そして果てた。

「ああああーーーー!!と、飛ぶ、あ、あたしいいいいいッ!!」
40名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:43:11 ID:xgtzOq28
41名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:43:55 ID:f+gEKFyi
今まで堪えていた火山が遂に爆発した、そんな感覚をヒータは
感じた。薬の効果が消え、人為的に作られた性欲は治まった
はずなのに、彼女が感じた衝撃、快楽、その余韻と言える物は
確かに彼女自身の中に残っていた。

「そんなはず無い…!何かの間違い、間違いだ!そう、薬の
せいだ!あんな物を使われたら、誰だって!!」
「ほっほっほ。薬は性欲を促進させるものぞ。お主の中に
わしの息子を欲しいと思う気持ちがなければ、そもそもあの
ような気持ちにはならんのじゃよ。お主は、心の何処かで…」
「違う、違うっ!絶対違うっ!!」

心の何処かでそういい切れない事を知っていたから、ヒータの
葛藤は小さくなかった。
だが確かにこの時、彼女の性欲は強欲ゴブリンによって
意図的に覚醒させられた物だったのだ。
尤も徐々に、それは彼女自身による物にされていくのだが。

「だ、駄目、あああああーーー!!」

「と、飛ぶ飛ぶ飛ぶ!!あたし飛ぶっ!!」

「はぁはぁ……い、嫌なんだから、本当はいああああっ!!」

こうして犯される毎日が続いた訳だが、2日、3日、4日と
経つ内に、犯される前のヒータの様子に変化が見られるように
なっていった。
身体をむずむずさせ、それこそ薬を飲まされ犯されるのを
待っているかのような素振りを見せ始めた。
まだ彼女は口ではそれを否定しているが、覚えこまされた
性的欲求と言う麻薬に、少女は取り付かれつつあったのだ。

そして7日目。その日は来た。
その日も強欲ゴブリンが薬を持って、部屋に入ってきた…が、
何もしようとしない。

「な、なんだよ。するんなら早くしろよ…」
「ほっほっほ。しかし毎日ではお主も疲れるじゃろう。
どうじゃ。今日は休まぬか」
「えっ…」
「なんじゃ、して欲しいのか?」
「違う!!あたしは、そんなことない!!」
「そうか。では今日は休むとしようか。久しぶりに目隠しも
拘束も取ってやろう」

目隠しを取られ、拘束具をはずされ、ヒータは一人部屋に
残された。

「あ…」

久々に目を開けて見たのは、大きな鏡に映る自分の姿だった。

「これが、あたし…」

なんだか、この1週間でまったく雰囲気が違ったように感じる。
目が緩みきってて、身体に張りがない。肌は仄かに赤くて、
乳首は勃ちっぱなし、そして女の子の大切な部分からは、
たらたらと透明なエキスが流れっぱなしになっていた。

「…」
42名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:44:45 ID:f+gEKFyi
ふと無言で、乳首と、秘所に手をやろうとした所で
その手が止まる。

(…分かった。やっぱりあたし、欲しがってるんだ。
今まで自分でした事とか無かったけど…今これをシたら、
多分、もう戻れないんだろうな…)

この1週間でヒータは薬漬けにされ、性感帯を開発され、
肉欲の何たるかを身体に覚えこまされた。
しかし自我を保っていられるのは多分、気持ち良いと感じる中で
それが「他人の意思によるもの」と自分を思い込ませてきた
からに他ならない。
ここで自分が、自分の欲望を満たすために男を欲して
いるんだと認めれば、今まで積み重ねてきたものが津波の
ように押し寄せてヒータの精神を食らい尽くすことだろう。

行くか、行かぬか。ヒータが迷ったそのタイミングを
見計らったかのように、部屋の中心に男の肉棒を象った
金属製の物体が出現したのだ。

ヒータの顔が一瞬だけ緩んだ。
そして思った、入れたいと。
自分の指みたいな細いものでかき回すより、あれに跨って
激しく腰を上下させる方が、どれだけスゴいことになるか。
ヒータはそれに向かって一歩進んだところで、足を止めた。

(あんなに入れたら、絶対に戻れない…。スる事しか頭に
なくなって、あたしがあたしで無くなって、本当に悪魔の
奴隷になってシまくるだけの人生を送ることになるんだ…)

はぁ、はぁと息が荒くなる。全身の毛穴という毛穴から
滝のような汗が流れ落ちる。

シたい。あれと、シたい。作り物でもいい、熱湯のような
アツい精液があたしの子宮を直撃してアッーーな快楽を得ら
れなくてもいい、今はただ、この胸の高鳴りを更なる高みへと
運んでイきたいだけ…!!

虚ろな瞳で、アンデット族のようなよた、よたとした歩みで、
ヒータは前進を再開する。
そして、男根の像まで来た時、口を開いた。
壊れそうな精神をギリギリ理性で抑えつけているが、
その言動から彼女が限界なのは容易に見て取れた。

「…なぁオッサン。見てるんだろ。あたし、もうさ、あたし
じゃなくなっちゃいそうなんだ…だから、言ってた約束さ、
守られてるか、確認させてくれ…。なぁ、どっかで監視して
んだろ、オッサン…」

ヒータが今の今まで負けきらなかった理由、精神の支えに
していた理由。それは他でもない、ウィンの安全。
それが約束どおり守られているのを確認したら、躊躇無く飛ぼう。
この時ヒータはそう考えていた。

ヒータの予想通りこの部屋は何らかの魔術で監視されていた。
監視先の声も通るようになっているらしく、部屋全体に
強欲ゴブリンの返答が響き渡った。

『よかろう。これが今の彼女じゃ。ほっほっほ』
43名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:45:16 ID:f+gEKFyi
部屋の鏡が光り始め、ヒータの友の姿が浮かび上がる。

「ああ、ウィン…」

そこに映っていたウィンは何時も通り元気に、学校へ行っている
ウィンだった。

「そうか、学校行ってるのか…はは、いじめっこの連中は全部
あたしがケリつけてやったからな、もういじめられる事もない
だろう…。元気で暮らせよ、あたしはもう、戻れないか…ら…!!」

鏡の向こうの友人に涙声で別れを告げ、ヒータは聳え立つ物を
跨ぐと、一気に腰を下げ、自分の前穴をそれに叩き付けた。

「あああああああああ………!!!」

今まで押さえ込んでいた性欲の全てが、彼女の身に降り注いだ
瞬間だった。この時からもう、ヒータはヒータでなくなった。
ただ性欲のままに生き男を欲し続ける雌豚が存在するのみで
あった。

「あは、いい!気持ちいい!!あたし、いい、もうこれでいいの!!
あははははは!!飛べる、あたし飛べるんだ、どこまでも飛び
飛び飛び飛び、あああああああああああ!!!」

遠慮と言う言葉を知らないかのように、ただ己が欲求を満たす
ままに、先ほどまで”ヒータだったモノ”は気が済むまで腰を振り、
好きなだけ自らを慰めて、気を失っていった。

「あは、あはは、あはははは……いい、の……」

全てが終わった後、ヒータの自由を1週間奪い続けてきた部屋は
静寂に包まれた。

(良かった…うん、すごいいい、あたし、もうずっとこれシてる…
一生デキるだけヤリ続けて、それで………ん…………)

幸せそうな顔で余韻を楽しんだ後、ヒータはそのまま眠りについた。
そこへ強欲ゴブリンが訪れ、ヒータを回収し、去っていった。

「ほっほっほ。計算どおり、立派な雌豚に仕上がったのう。
これでキングゴブリン様への献上品として使えるわい」

その日の夜からキングゴブリンの寝所から、ヒータの喘ぎ声と
叫び声が、絶えることなく聞こえてくるようになったと言う。

「ああああ、あああん!!いいの、いいの!!あたし飛ぶ、
飛んじゃうの!!欲しい、あたし精液欲しいいいいい!!」
「ははははは、それ、達するが良い!ゴブリン族の長の精液を
たっぷりと味わえ」
「あああああああーーー!!熱いぃぃぃぃいいいい!!」

悪魔族の中でも最も性欲に貪欲なゴブリンの王の相手をするには、
並大抵の性欲を持った奴隷では勤まらない。
しかし今のヒータなら充分使用に耐えるであろう…しばらくの
間、次の奴隷となる女が見つかるまでには。
キングゴブリンは大層満足し、ヒータを献上した強欲ゴブリンと
ゴブリンエリート部隊一個小隊に、昇進と特別休暇を与えたの
だった。
44名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:46:57 ID:f+gEKFyi
下賜された休暇中のある日、強欲ゴブリンはエリート部隊の
兵士の一人と食事する機会を得た。
話は二人の出世のきっかけを作ってくれた、赤毛の少女の
ことに及んだ。

「それにしてもあの娘、最後のほうはよっぽどおかしくなって
たんですね」
「ほ?」
「鏡に映った幻影を本気で信じ込むなんて。だいたい、魔法使い
族の都が全焼したのに学校が残ってるはずないでしょう」
「ほっほっほ。面白かろう。あの時この娘は早く己が性欲を満たし
たかったが、友人の無事を見守るという約束がギリギリのところで
踏みとどまらせていたのじゃ。当然、無事あって欲しいと言う
気持ちは変わらんじゃろうが、この時の娘の本音の部分では、
実の所どっちでも良かったのじゃ。
つまり”嘘でもいいから無事な姿を見せて欲しかった”のじゃな。
友人が無事でなければ、自分は最後の一歩を踏み出せんのじゃから」
「ギリギリの精神状態における性的願望が、その娘の思考回路を
停止させたということですか。あえて真偽を確かめさせないために」
「その様を分かりやすく見るためにあえて、普通に考えさえすれば
嘘と分かる映像を見せたんじゃよ。滑稽じゃったろうが」
「悪魔族の名に相応しい外道っぷりですね…」
「褒め言葉として受け取っておこう」
「もう1つ疑問があるのですが」
「なんじゃ?」

エリート兵の疑問の1つは、ウィンの事であった。
悪魔族がまっとうな約束など守るはずもなく、ウィンも
奴隷とするために献上するのがまぁお約束と言うか普通なのだが、
どういう訳か強欲ゴブリンはウィンを自分の親玉である
キングゴブリンにではなく、辺境の地へと送ってしまったのだ。

「どうせなら赤毛と緑髪、二人とも陛下に献上なさった方が、
より陛下の憶えがめでたくなり、更なる出世に繋がったのでは?」
「まぁこのままなら、陛下のご機嫌を取っていさえすれば良いの
じゃがのう…」
「?」

強欲ゴブリンの意味深な発言に兵士が首を傾げると、
話を逸らすかのように強欲ゴブリンが語りかけてきた。

「ほれ、箸が止まっておるではないか。もっと食え。酒も
たんまり頼んであるのじゃ」
「は、頂きます」

兵士にとっては得に気にするほどのことでもなかったようで、
薦められるがままに料理を食い、酒を飲んだ。
そうやって、高級料亭の夜は終わりを迎えた。
彼らの主、キングゴブリンに認められた彼らの手柄が、
今後彼らに永遠の繁栄を約束するか否かは分からない。
しかし少なくとも、今の彼らは仕事を1つ片付けた満足感に
満たされていた。


〜Fin〜
45名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 14:37:21 ID:8CCnETsR
あぁ・・・いいぞ・・・次はエリアだ・・・
46名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 16:03:06 ID:vPpbbCg0
>>31-44
GJ。朝からお疲れw
47名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:03:09 ID:tGeSp1HX
たまには十レイとか見たいな
48名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 01:03:05 ID:/pg47Bf/
>>32
GJ!
ウィンがどうなったのかがすごく気になるぜ。
49名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 01:13:15 ID:dwQgkuZ5
>>47つ過去ログ
50名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 02:05:35 ID:wRIYRO+7
>>47
wordかメモ帳を立ち上げるんだ
51名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 17:49:03 ID:MnpIXBC8
ユベルものはないのか
十代に乗っちゃったり触手にいじめられたりおいしいと思うんだが
52名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 00:28:51 ID:nLcYdYps
>>51
お前とはいい酒が飲めそうだ
ヤンデレ(後にツンデレ)、ふたなり、ボクっ娘とかエロすぎる

ふたなりでも海外版仕様で女の子でもおいしい

まぁ、性別が曖昧だから多少、人を選ぶだろうとは思うが
53名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 20:21:07 ID:TLIGpm+n
目隠しされた前世ユベルも捨てがたい
54名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 04:45:12 ID:D6Hb7jbs
俺はガイアナイトを待ち続ける
55名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 13:11:23 ID:i8sxRhJM
レディ・オブ・ファイア×エリア=アブソルートzero
56名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 03:02:08 ID:b5fAgghk
「ねぇ、デミスさん。私とあのおばちゃん、どっちの方が好き?」
「当然ダルクちゃんです!ダルクちゃん最高!ダルクちゃんかわいい!」
「…ふ、ふん、いいわよいいわよ!私だって浮気してやるんだから!」
57名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 07:38:05 ID:7tv6F3QL
ピポパ…プルルルル…
「…あー、オネスト?ちょっと今からきなさい。旦那殴るから」
「うはwwwwおkッスwwww…でも、結構時間かかりますよ?」
「それは大丈夫よ(ニコリ)ここにいるシャインエンジェル殴るから」
58名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 10:38:44 ID:KfpKkOhU
「畜生!オネストの野郎、番号に8が入ってねえ!ん?」
システムダウン
59名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 01:08:54 ID:9K+S9WhV
保守
60名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 23:25:15 ID:sHm33EXa
捕手
61名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 23:28:05 ID:sHm33EXa
みんな今度のストラクはBMGか幼女かヴァルキリアどれにする?
トイマジシャン?( ´・ω・`)しらんがな。
62名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 02:47:02 ID:hx/SEU8P
カウンセラーリリーに
憑依アウスをチューニング!
「あら…今日の患者さんはあなた?」
「え…は、はい」
「かわいい患者さんね。こちらにおいでなさい。まずは触診からはじめます」
「お願いします」
「はい、深呼吸して…」
「すぅ…ひゃう!ちょ、どこ触ってるんですか!」
「胸の触り心地は上々、反応◎、感度は多少鈍い…かなりの上物ね」
「あっ、やめて…いやぁ…」
「さ、私といっしょにちゅっちゅ…じゃなかった、チューニングしましょう?」
「やめて…いや…まだ初めてなのに…」
「大丈夫よ…ふふっ…私はカウンセラーですもの…さ、力を抜いて…」
「ひゃん…」
「あなたの頑固な貞操観念を治療してあげる…」


現れろ、サイコ・ヘルストランサー!
「レベル7はみんな薔薇竜ばっかり…
はぁ、いっそ私もかわいい子とチューニングとか融合とかしたい…
どうせ今日も炸裂装甲や天罰に引っ掛かるんだわ…はぁ…」
63名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 10:37:46 ID:1Gh9dZOK
>>61
トイマジきゅんは俺が保護するぜ
64名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 21:23:41 ID:daOiuls8
サイマジ…アニメ版の相棒の嫁なのに…orz
65名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 00:29:50 ID:eup5QKrN
>>62
つまり次の標的は薔薇龍か

最近の5Dはネタはあっても女っ気まるでねーから妄想し辛いな
66名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 06:53:11 ID:p+gHiWWb
うちのヘルスさんはよく脳だけの奴に触手プレイされてデーモンになります。
67名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 22:53:58 ID:y2dF7mBo
脳内ではキング(当時)と秘書妄想が止まらないぜ
当然夜のお世話ネタがあるだろう
68名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 18:52:29 ID:oufQiREi
さて、ラリータソのせみぬーどが今週公開だったわけだが
69名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 22:15:16 ID:R64ZMo3F
>>68

ラリー「もう通行料無いよぉ…。」

「なら身体で払ってもらおうか!」

ラリー「俺は男だぁ〜!」

「だがそれがいい!」

ラリー「アッー!」

省略されました。全てを見るには(ry
70名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 23:47:07 ID:XsRzP43o
今週を見るまでラリーは女だと信じ切っていた俺が来ましたよ
男…なのか…
脱いだシーンをスローで再生しなおして、ブラジャーも取ったのかよ!とテレ東の勇気に感動したのに…
でも一度も近距離バストアップが映らなかったり
肝心な場所が巧妙に手で隠されてるせいで、まだ希望を捨てきれない自分がいる…
71名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 05:31:34 ID:WPj2fUsM
実はおにゃのこでしたって明言されたら逆に萎えそうな気がするんだ
まぁカーリー渚がいれば俺は別に…
あのジーンズ脱がしたい
72名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 09:10:13 ID:UkIYVxQp
どうも俺はラリーにもカーリーにもアキにも興味がわかないんだ……
じゃあ誰がいいかって?

牛尾さんだよ!もっと出番を!

ごめん吊ってくる…
73名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 15:09:47 ID:NXUfwdGR
>>72
牛尾×狭霧さんで解決
74名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 00:31:25 ID:8KMqup2v
狭霧さんにゴヨウラリアットですねわかります
75名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 03:31:32 ID:6GcQ6KZr
ラリアットで昏倒した狭霧さんに悪戯ですね、わかりますわかります
76名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 10:30:01 ID:N8NzODNo
牛尾「深影さん・・ハァハァ・・」
卑怯だ牛尾さんwwwww

でも恋愛事になるととってもうぶになる牛尾さんを想像して萌えた
77名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 10:31:21 ID:xn7/QcOM
魅惑の女王でなんかいいの無い?
 
個人的にレベル5が好きだ、あのクールっぽさとかが
3は3でロリとしていける 
レベル7?誰、おばさん?
78名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 14:25:32 ID:TeeC62yR
女王はレベル5だな
79名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 23:32:00 ID:HvYWrOc3
>>76
恋のダイレクトアタックする牛尾さん頼む
80名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 00:55:18 ID:RINqDYsL
>>79
手札からトラゴエディアを召喚!
81名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 02:28:34 ID:XmGQXbmx
ところでTF3の三沢がヤバい件
82名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 09:32:00 ID:r85DwzTu
どうやばいんだ?大活躍?
83名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 14:43:09 ID:XmGQXbmx
スタッフの新手のいじめらしきものを受けてるw

2と連動で登場するヒーロー三沢が半端ない
三沢カッコいい!三沢くん彼女にして!的な固有セリフを全員に付けてあるくらいだ
おまけに三沢だけ特例でエアーマン三積みしたデッキだし
84名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 16:35:43 ID:aUJtjZwx
573まで空気扱いかよwww酷えwww
85名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 17:48:02 ID:M8CgG8/g
そういやあのアカデミアの小説どうなったんだ?
86名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 22:40:36 ID:amAgKVnY
TF3のブルーレイエンドがギャルゲすぎるwwやっぱりレイはかわいいなぁ
なのになんでSS少ないんだ、畜生!
87名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:43:28 ID:6q12Piqx
>>44の続きです。
長いです。連投規制対策に携帯使います。
あと若干、前2つとはテイスト違います。
次があれば元の感じ(?)に戻ると思います。
まあ気が向いたら読んでください。 あと、相変わらず暴力的な
描写はあるんで苦手な人は注意してネ。
ーーーー

燦々と降り注ぐ太陽。花壇の花々は元気に咲き誇り、青々と
生い茂る芝生は爽やかな風に棚引いていた。
地表から離れれば離れるほど寒くなり風も強くなる…と学校では
教わったが、天空に浮かぶこの城の庭は、ぽかぽかとした陽気に
と適度な風に包まれていた。
詳しいことは分からないが、城の外壁を覆うリング状装置『浮遊
リング』が、人の生活環境に適した空間を作り出しているから
らしい。

「〜♪」

この洗濯日和を逃してなるかと、城中のシーツを引っぺがし
次々とたらいの中へ放り込んでは洗濯板の餌食にしてやる。
洗い終えた物は物干し竿にしっかりと吊るされる。
最近雇われたばかりの新人のメイドさんの手によって鼻歌交じり
に行われるそれらの作業は未だ技術的には未熟であるが、
一生懸命に、そして実に楽しそうに行われていた。
洗い立ての純白のシーツが太陽の光を浴び、風に棚引いて
銀色に輝く様はなんとも言えず美しい。

「終わった〜」

後は昼過ぎに取り込むだけ。大仕事を終えたメイドさんは
充実感に満たされた気分で洗濯道具を片付け、次の仕事を探す。

「後、今日は何しよっか。北側の塔を片っ端からお掃除しちゃ
おうかな〜」

そう呟いていると、何処からともなく身体の白い老キメラが
現れた。

「嬢。少し息抜きせんか」
「ダーク・キメラさん。けど、お昼にはまだ時間ありますよ」
「たまにはかまやせんじゃろ。お茶淹れるから付き合え」
「では、お付き合いさせて頂きます」

たちまち城の庭の小さなテーブルの上に茶器が並べられ、
ちょっとしたお茶会が始まった。

「今日は天気が良いからかなり遠くまで見えるのう」
「そうですねー」

天空に浮かぶ城『闇晦ましの城』から見下ろす風景と言うのは
青、緑、白の三色のみによって構成される。
青は空。緑は地平線の彼方まで続く山々の連なり。そして白は
空に浮かぶ雲の海と、山々の山頂に積もる万年雪。
一応所々に小さな盆地や高原もあるが、この山岳地帯には僅かな
地元民が小さな集落を築いて暮らすのみで、大きな町や村を
作るだけの土地はない。
何しろここは闇フィールドの西の果て、山以外には本当に何も
無い、『無限山脈』と呼ばれる辺境の土地だった。
88名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:43:59 ID:6q12Piqx
「なんだか不思議ですね。ここは悪魔族の土地なのに、私
大好きなんです。風も景色も凄く綺麗で、まるで生まれた時から
ここで暮らしてたような、そんな愛着まで沸いて来ます」
「ここの山々は大気の流れに生気を含ませ、闇フィールド全土を
流れる風を作り出している、言わば風の源流。風霊使いの嬢が
そう思うのも無理は無いじゃろう」
(本当に不思議。ここに来てまだ二週間も経ってないって言う
のに…)

ウィンは人の運命の数奇さを実感せざるを得なかった。
この地方の特産物でもある美味しいお茶の淹れられたティーカ
ップを口へ運び、ウィンは「あれ」からの経緯を回想した。


【After War3】


「家政婦?メイドさん…のことですよね?私がですか?」

強欲ゴブリンによって『亜空間物質転送装置』で見知らぬ土地に
送り飛ばされて来たウィンは、予想していた事柄の斜め上を行く
城主の要求に、一瞬気が動転した。
「悪魔族に捕まったら男は即座に殺され、女は調教され性奴隷」
と言うコースが言わば魔法使い族の間での常識であったし、実際
にそういう所も見てきたので、この話にどう反応すれば良いか
分からなかった。
この辺境の城『闇晦ましの城』城主闇魔界の覇王は、軽い口調で
続けた。

「この城は人手が足らんので、あのゴブリンの貴族に頼んで
人手として回して貰ったのだ。嫌なら拒否してもかまわんぞ。
君が駄目ならばゴブリンの元へ送り返し、他の者を送って貰う」
「…」

ウィンは少し考え混んだが、一応承諾した。
何しろ彼女たち魔法使い族は住んでいた国も都も滅ぼされ、
各地で抵抗運動を続けていた有力魔法使いも次々と捕縛され、
力の無い少女の帰るところなどとっくに失われていたからである。
ヒータや他の皆の身の安全も気になるが、今更あのゴブリンの所へ
返されるよりはここに居る方がマシではないかと考えたのだ。

さっそくその日から新品のメイド服をあてがわれ、掃除・洗濯・
料理などの仕事をすることになった。
しかし仕事を始めた瞬間から、ウィンの頭には疑問が蓄積して
行った。

まずお城の作りは物凄く大きく立派な上に『カオス・シールド』
などの防衛装備も整っていて、将校用の部屋の数だけでも
千や二千では利かないのに、全然人気が無い。
次に立地条件。こんな誰も攻めて来なさそうなな田舎に、
こんな立派なお城を築く必要ってあるんだろうか。

…等など色々と気になることはあったが、居心地は悪くは無か
ったので細かい詮索はせずにこの二週間を過ごして来た。
まず衣食住は保障されているし、大規模な書庫があるから本は
読み放題だし、勉強はダーク・キメラが教えてくれるし。
正直、最初は悪魔族…つまり皆を酷い目に遭わせている人たちの
仲間の下で働いて怖いことにならないかと言う不安も無くは
なかったが、ここの人達は嬢、嬢と呼んで良くしてくれるので
その辺のわだかまりは徐々に消えていった。
89名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:44:59 ID:6q12Piqx
ウィンはそこで回想を終えたが、顔には少し不安な面持ちが見ら
れた。現状には満足しているウィンにも、気がかりなことはある。
ダーク・キメラはウィンの表情からその胸の内を汲み取った。

「…ところで、前から言われていた嬢の友人の事じゃがのう」
「何か分かったんですか!?」

それこそが、ここで暮らしている今のウィンの一番の気がかり。
共に逃げていた友人3人…特に偵察中に消えたアウスと自分を
助けるために尽力してくれたヒータの安否は気になる。
逃げたと思われるエリアも無事最後まで逃げ切れたかは不明だが、
彼女に関してはまだ再開の希望はある。
対して他の二人は悪魔族の拘束を受けていることはほぼ確定な
のだ。ウィンはここで働く契約をした際、彼女達の居場所と
安否を探って貰えるよう、闇魔界の覇王にお願いをしたのである。

「一人だけじゃが、分かったことは分かった。しかし…」

その深刻そうな表情、言うことを躊躇している素振りからして
良い情報でないことは明白であった。
しかしウィンは知りたいと言う欲求が先行し、言を躊躇う老キメラ
を急かした。

「お願いします!!教えてください!!」
「しかし…」
「私は皆がどうしているか、知らないといけないんです!!」
「うむ…。アウスとエリアと言う娘に関しては分からんが、ヒー
タと言う娘の所在は判明した。これは殿がお調べになって下さった
情報じゃが」

ーーーー

それは昨晩、闇魔界の覇王が水晶玉を介した超魔力通信でゴブリン
族の居城にいる強欲ゴブリンと連絡を取った時のことであった。

『ほっほっほ。これはこれは闇魔界の覇王様。わざわざこのような
時間に何用でございましょう』

酒で脂ぎった顔が水晶玉いっぱいに映し出される。先方の水晶玉
にも同様に、闇魔界の覇王の姿が映し出されているはずである。
闇魔界の覇王は早急に本題に入った。

「以前そちらから頂いた魔法使い族の少女の事だが」
『ほっほっほ。あれに何か問題がございましたでしょうか?
使用人になさると言うことなので調教前の物を見繕いましたが』
「いや、あの娘の事ではない。あの娘には共に捕まった友人が
いたと聞いたので、その者達がどうなったのか教えて貰いたい」
『ほっほっほ。1人では満足出来ないからもう1人寄越せと?』
「ただ行方を調べているだけだ。そうは言っておらん」
『貴方にもおおよそ検討がついておりましょうが、捕まえた少女
の片割れは既に我が主に献上し、薬と道具をもって完全な性奴に
落とし後宮へ収めてございます』
「…そうか。分かった。すまんな、このような時間に」

では…と通信を切ろうとした闇魔界の覇王だったが、その際
強欲ゴブリンによって「待った」がかかる。

「何か?」
『いえ、通信を切る前にもう一度確認させて頂きます。
魔法使い族の女子は今や高値で売り買いされてる高級ペットです。
90名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:45:43 ID:6q12Piqx
上に二人献上すれば更に出世出来たにも関わらず、片方をそちらに
無傷でお譲りしたのは、ひとえに私個人がそちらとよしみを結ぶ
ため。もしも今後悪魔族の中で内乱が起こり我が主君が討ち滅ぼ
されることがあれば…』
「分かっている。その時は我が城に亡命することを許可する」
『ほっほっほ。それが確認出来れば安心でございます。貴方の
お城は我が身を守ることにかけては天下一でございますから』

ではお休みなさいませと強欲ゴブリンは通信を切った。
そしてその内容は家臣達にも知らされた。

ーーーー

ダーク・キメラはその中から強欲ゴブリンの話には触れず、ただ
ヒータがキングゴブリンの後宮に収められたと言う話を告げた。

「後…宮…!!」

ウィンはその言葉に愕然となった。
魔王の後宮に入った女性には他の者は一切触れられぬと言う法
がある。つまりゴブリン一族が滅びない限り二度と会うことは
出来ないと言うことだ。

「じゃあ…ヒータちゃんは、もう一生…」

キングゴブリンの必要な時に呼びつけられ身体を重ねる、それだ
けの玩具になったと。
しかも遊びにあんなウィルスを用いるゴブリン族の長ともなれば、
性的な玩具にした女性にどんな怪しげな薬が道具を用いて
いるのか想像もつかない。

「そんな…ヒータちゃんが…」

コーヒーカップが手から零れ落ち、テーブルに落下して割れた。
飛び散ったお茶が四散しウィンの顔や、メイド服にかかって
茶色く汚した。
しかしウィンは熱いと言う感情を覚えることなく、ただ聞かされ
た内容に身体を震わせるだけであった。
すぐさまダーク・キメラが身体にかかったお茶をふき取って
くれたが、ウィンの反応は無い。

「嬢!!落ち着け、嬢!!」
「ヒータちゃん、ヒータちゃん、ヒータちゃん…」

何時でも誰よりも自分の身を案じてくれた友人の末路を聞き、
それまで彼女と過ごした日々がフラッシュバックする。
彼女の笑みが永遠に失われた物だと知るとぽろぽろと涙が
毀れ出た。
もし自分に力があればすぐにでも飛んで行ってゴブリンの人たち
をぶっ飛ばし、ヒータを助けたい…そう思うウィンだが、ウィン
の力はそれをするにはまったく及ばない。
自分の無力さが悔しさにも結びついて、こらえ切れなくなった
感情をダーク・キメラの胸板にぶつけた。

「うわああああああん!!」
(何も言うべきではなかったじゃろうか…)


ダーク・キメラはそう思わないでもなかったが、すぐに撤回した。
いずれは言わなければならない事だった。
91名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:46:20 ID:6q12Piqx
ならば引き伸ばしても後々に問題を重ねていくだけ。
何の罪も無い娘には酷なことだが、これも世の流である以上
どうしようもないこと。
ダーク・キメラはウィンに、ともかく服を着替えて、今日は休む
ように伝えた。

肩を落として自室に戻っていくウィンの背を見ながら、ダーク・
キメラもまた、自分達の無力さを実感していた。
この山岳地帯一帯に僅かな勢力を持つだけの自分達に出来ること
は精精、この地域に住むの人々だけは同じような目に合わせない
ようにすることだけなのである。

ーーーー

あれから数日経ち、完全ではないにせよウィンも精神的な
立ち直りを見せ始めていた。
友人を失った悲しみは消えないが、早く元気にならないと
城の皆に申し訳ないと思う気持ちもあった。

前にも増してウィンは張り切って働いた。
ある事件が起こったのはその頃。悪魔族を代表する魔王の一人、
ハ・デスの使者が来た後のことであった。

「くそっ…!!」

使者の帰宅後、晩酌の席で闇魔界の覇王はその怒りをグラスに
ぶつけた。壁に向かって投げつけられたグラスは乾いた音を
立てて砕け散った。

「王様…」

ハ・デスの使者と闇魔界の覇王の会談の席に接待係として同席
していたウィンはその怒気の理由を把握していたが、この件に
関してはかけるべき言葉も見出せないまま代わりのグラスを
用意し、新たな酒を注いだ。
普段は軽い態度で臣下や使用人に接するこの城主は乱暴にグラス
をひったくると中身を一気に飲み干し、空になったそれを再び
ウィンの眼前に突きつけた。

「何をしている、早く注げ!!」
「あの…あまり飲み過ぎちゃ王様の身体に…」
「何!貴様俺に意見するのか!!」
「だって、もうかなり」
「使用人の分際で!!」

闇魔界の覇王が使用人に手を上げたのはこの時が初めてであった
と言われる。
悪魔族の筋力は魔法使い族の少女の身体を弾き飛ばすには充分な
ものだった。
フリル付きのスカートと緑のポニーテールを棚引かせメイド少女
の身体は空を舞い、柱に叩きつけられた。

「ぐぁっ!!」


背中にズキンと衝撃が走り、そのまま床に落下して尻餅をついた
痛みが追い討ちをかける。

「い、いたたたた…」
92名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:47:06 ID:6q12Piqx
打った箇所を撫でるウィンに影が被さる。

「あ…」

彼女の雇い主が酒気にふらつきながら見下ろしていた。
すぐさま伸びた手がウィンのメイド服の襟元を掴みにかかり、
そのままウィンの小さな身体は宙に上げられた。

「く、苦しい!苦しいです王様…!!」
「黙れ!!貴様最近調子に乗ってないか!?城の奴らが甘やか
すからと言って!!」
「そんな、ことは!!」
「言い訳するな!!」

ウィンを締め上げる覇王の握力が更に高められる。

「ぐ、ぐぐ…あ、あああ……」

首を絞められ苦しむ少女に浴びせられるのは、怒気と酒気に
任せた八つ当たりの濁流であった。

ああどうせ俺の勢力は少ない!
もっている土地も山ばかりのド田舎だ!!
戦争でも他の連中みたいに中原には進出しなかった!!
俺の能力にしてもレベルは5!攻撃力は2000!!特殊能力は
無しだ…!!
だが俺だって領土と領民を持つ魔王なんだ!!
それも200年前の戦いでは、種族を救った英雄だ!!
なのにどいつもこいつも馬鹿にする!!
お前のような使用人まで……!!

ギリギリギリギリ…。締め上げは留まるところを知らない。
もう苦しむ余裕すら無くなって、ウィンはがくりと頭を落とした。
その時になってようやく、闇魔界の覇王はウィンの襟首を
離した。
再び尻餅をついたウィンは今度は痛みなど気にする前に
とにかく酸素を求めて激しく呼吸を繰り返した。

はー、はー、はー、はー…

メイド服に汗が滲み肌が透けて見える。
目には、自分に暴力を加えた主の姿は映っていない。
とにかく酸素。酸素が欲しい。
それだけを頭に置いて呼吸に没頭した。

「はぁ、はぁ…ぐあああ!」

呼吸を整えきる前に、今度はトレードマークとも言えるポニー
テールを思いっきり引っ張られて立たされる。

「い、痛いです!千切れる!千切れちゃいます!!」
「…なぁ、知ってるだろう?お前のお仲間は片っ端からとっ捕まえ
られて、薬で頭ん中めちゃくちゃにされて、イき狂うことしか考
えられないメス豚にされてんだよ!!お前もそうなりたいか!?」
「いや、いやああああああ!!」
「そうだ、俺もあの時無理やり出兵してりゃ、ここでこんな
シケた生活して他の連中に馬鹿にされなくて済んだんだよ!!
俺もあいつらと、お前らをこうする側に回っていりゃあ!!」

ブレーキの壊れた闇魔界の覇王はもう止まらなかった。
93名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:48:48 ID:6q12Piqx
ポニーテールを持った手を離すと今度は両手で、ウィンの
メイド服を引きちぎりにかかった。

「ひぃっ…!!」

純白の絹がブラごと引き裂かれ、膨らみかけの乳房が露出する。
そのまま手がスカートの中に滑り込み、覗く下の下着のも
剥ぎ取った。

「や、やめて…!やめてください…!!やめてぇ…!!」

それが無駄だとは本能で感じつつ、ウィンにはそう叫び続ける
他に抗う術が無かった。
闇魔界の覇王は人形を抱き上げるようにウィンの身体をひょい、
と持ち上げる。

「お、降ろして、降ろしてぇっ…!ひっ…!!」

宙に浮いたウィンが見下ろした先にあるのは、おおよそ自分の
陰部には入りきらないのではないかと思われるほどの太さを
持った、男の根。
それが何を意味するかウィンは一瞬の内に悟って、泣き崩れて
懇願した。

「お願いですっ!!やめて、やめて下さい!!それだけは嫌ぁ!!」

しかし魔王はそのままウィンを掴んだ手を一気に下に下ろした。

「ぎゃあああああああああああああ!!」

ウィンの処女膜は何の抵抗にもならないまま突き破られた。
突然の痛みに、突然尻尾を踏まれた猫のような悲鳴を上げる。
今自分が何をされたのか、一瞬分からなくなる程の激痛が
身体を走る。

「あ、ああ、あぐっ、あぐぅぅぅっ!!」

痛みを受けたことで反射的にウィン身体が暴れ始める。
しかしガッチリと掴まれているウィンの身体は何処にも
逃れようがない。
首が上下左右へと動き、足をばたつかせてもウィンの小さな身体
は闇魔界の覇王の腕から出られることは無かった。

「や、やめてください、痛いです、本当に痛いんです!!
やめて、やめてやめてやめてやめてやめてぇぇぇぇぇぇ!!」

抗議している内にウィンの身体はまた上へと引き上げられる。
恐らくもう一度下がる。また痛みが走る。そしたらまた上げら
れて、それが繰り返される。

「そ、そんなの嫌!!死ぬ、私死んじゃいますっ!!やめ…」

そこで少女の抗議は悲鳴へと変わった。

「ぎゃあああああああああああ!!」

それは性的暴行と言うよりはただの暴力に近かった。少なくとも
ウィンにとっては。

「ひ、ひたいっ…!ひたいの、ひたいのぉ…!!」
94名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:49:39 ID:6q12Piqx
3度程出し入れされた段階で既に呂律は回らなくなっていた。
それでも何度何度もウィンの秘所は闇魔界の覇王のイチモツを
出し入れし続けられた。
この性行為が何処まで続けられるのか…それが分からないのも
ウィンに恐怖を与える要因になっていた。
何しろこの魔王はまだ、一度たりとも射精を行っていない。

(だ、だめ…死ぬ……もう死ぬ……私……ああ…)

痛みに感覚が麻痺し半ば気を失いかけた時、自分の中にある
男根がびくんと脈打つ感覚をウィンは感じた。

「…!!だ、駄目です!!駄目、駄目!絶対駄目!!」

しかしウィンを掴む手には逆に力が込められ、ウィンを
離すまいとしっかりホールドされる。

「中に出してやる!!貴様の連れがキングゴブリンにされてる
のと同じようにな!!」
「いやああああああああああああ!!」

ドピュピュピュピュピュピュッッッ!!

「ああああああああああーーーーー!!熱いぃぃぃぃぃぃぃぃ
ぃぃぃぃぃぃぃ!!」

熱い液体が注ぎ込まれた時、ウィンの身体は激しく仰け反って
全身がピンと張った状態で硬直した。

「あ、ああ……あ…つ…」

硬直状態が解けると一気に力が抜け、首も肩も腕も足も
だらんとなって、彼女自身も放心状態になった。

「はぁ…はぁ…」

虚ろな目でなんとか呼吸を整えようとするウィンをまた毒牙に
かけようとした時、闇魔界の覇王の首元に冷たい何かが押し当て
られた。

「…!!」

酔ってはいてもそれが金属…それも友好的な目的で用いられる
ような代物ではないことは察知出来た。思わず手が止まる。
何時の間にか闇魔界の覇王の後ろに二人の男が立っていた。
刃物を突きつけている痩せ気味でローブの悪魔の男と、
その後ろに立つ全身を鎧で覆った大男の悪魔。

「そこまでです」

ローブの方の声だった。それは闇魔界の覇王にとって聞きなれた
味方の声であったが、殺気が込められていた。

「すぐにその手をお放し下さい。たとえ城主と言えど、国の法を
蔑ろにするとあっては我が”死招きの鎌”を受けて頂きます」
「…帰っていたのか」
「つい先ほど。調査を命じられていたドレッドルート軍とアーミタ
イル軍間の抗争、その全容を殿に報告に参った矢先このような事件
に遭遇しました故、騒ぎの主犯と思われる者を拘束致しました」
「自分の主相手に鎌を突きつけて、よく淡々と喋れるもんだ」
95名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:50:14 ID:6q12Piqx
「殿がその娘を降ろすのであれば、私も鎌を降ろしましょう。
ご自分で定められた法を蔑ろにするような方を主とは呼べません」

覇王は言われるがままに自分の腕の中で放心しているウィンを
床に降ろす。と同時にローブの男も鎌を降ろした。
鎧の男の方は解放されたウィンを抱えると闇魔界の覇王から
距離を取った。
その男の腕の中でウィンはそこからの出来事を見ていたが、
やがて気を失った。恐怖と緊張と激痛に襲われながら散々
泣き叫び腰を降らされた疲れが、安心した途端にどっと
押し寄せてきてウィンを眠りの国へと誘った。

ーーーー

あの直後、闇魔界の覇王は酒酔いで完全にぶっ倒れ、
ウィンの方も目が覚めることはなかった。
2人を寝室に運び込んだ後、事件の発生した居間において
臣下4人による緊急会議が行われた。
もっともそれは会議と言うより、吊るし上げに等しかった。

「さて、どういう事か説明して貰おうか」
「そうですね。聞きたいことは色々ありますが」

無論糾弾するのはメタル・ガーディアンとカードを狩る死神。
されるのは二人に呼びつけられるまで事件に気付かなかった
バロックスとダーク・キメラである。

「バロックスはともかく、ダーク・キメラ殿がおりながら
こんな事態を招くとはどういうことだ?」

俺はともかくってどういう事だよ!?…と叫びそうなる
バロックスを押さえ、ダーク・キメラが答えた。

「確かに気付かなんだわしらの責任じゃ。言い逃れはできん。
今日の殿のストレスを考慮すれば酒乱の可能性を考えておくべ
きであった。嬢1人に晩酌の相手をさせたのが迂闊じゃった」
「だって初めてのケースなんだからしょうがないだろ。
この200年間、この城には女なんかいなかったんだ。
殿が悔しさ紛れに酒を飲みすぎることは今までもあったけど
その勢いに任せてメイド犯すとか前例無いし。いやお嬢には
気の毒な事になっちまったし、当然殿にゃ反省して貰うけどな!」
「「「………」」」

完全に論点がずれているバロックスは無視し、話は進む。
次はカードを狩る死神が、この問題の根底の部分をえぐった。

「そもそも、何故あのような娘を使用人として雇ったのですか?
トラブルの種を抱え込んだと言うことが分かりませんか?」

この『無限山脈』一帯を支配しているのはこの『闇晦ましの城』
で作られた法律であるが、一応それには「この土地の者は身分・
種族によって人権が無視されてはならぬ」と書かれている。
ウィンが「奴隷」では無く「使用人」なのはそのためである。
しかし今までいなかった物を入れるとなると、そこの人々の心に
変化が訪れるのは必定。法と理屈を超えて何らかのトラブルが
発生するものである。
それを覚悟で異種族の少女を求めた理由、ダーク・キメラが
説明した。
96名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:51:52 ID:6q12Piqx
「正直に言うと、客受けを狙うためじゃ。
戦後中原では魔法使い族の女子が高値で取引され、家畜か哀願
動物のように扱われておる。客の歓待の際はその者たちに接待を
させて、どちらの”ペット”が可愛いかを比べる。
馬鹿馬鹿しいことじゃが、他領の使者を労う風習として彼女らを
用いることは魔王達の間で常識と化しておる。これは事実じゃ。
今までならばいざ知らず、これからは我が領土の法を守りつつも、
他領との交流の場においては他者にも合わせねばならぬ。
そうしなければわしらは生き残れぬと考えた。だから今日も
嬢にはハ・デスの使者に酌をして貰った」
「それはあのお嬢さんをペットとして扱ってるってことには
ならないんですか?」
「それは、外交の為にあの娘を利用していると言う事に
関してはわしは罪を犯しているかもしれんが…しかし…」
「強要しても”手伝って貰ってる”って事には出来ますからね」
「……」

カードを狩る死神の冷めた視線がダーク・キメラに降り注ぐ。
城内最年長のキメラの老公は、脂が染み出る程に手を強く
握り締めた。
会議はウィンの件も含めた城内の事や内政、外交にまで話が及び、
夜は更けていった。

ーーーー

あの一件から三日程、ウィンは部屋から出て来なかった。
身体を犯された事。築きかけていた信頼関係を壊された事。
そして再び心のうちに芽生えた、悪魔族への恐怖。

(あの夜は特別だったんだよ。何故王様があんなになったか、
分かってるじゃない…)

そう考える一方で

(けど酔っ払ってるとは言っても、魔法使い族を人間扱い
しないような酷いことも言っていたのも事実。心の内では
あれが本心なんだ。また気を許したら、もうあの程度では
済まされないかもしれない…。あの時ですら、凄く痛くて、
凄く悲しい目にあったのに…)

と言う考えも浮かんでくる。
僅かだが城で過ごした日々は楽しくて、皆も優しかった。
あの時間は本物だったのだと信じたかった。
しかし恐れが消えた訳でもないので、ずっと部屋に篭っていた。
その事を悩んでいると時間が経つことも、眠ることすら
忘れてしまって、ベッドの上で毛布を被り体育すわりのまま
24時間を繰り返してしまっている。

4日目の朝日が昇り窓から朝日が差し込んだ頃、「定期便」が
やってきた。ノックもせずにドアが開けられる。

「おはよー。朝飯持ってきたぜ。うちの城のメイドさんが作って
くんねーから辛気臭い死神の作ったショぼいパンだけどな」
「…」

この人にデリカシーと言う言葉が通じないのはもう慣れたが、
今はその事とは無関係に顔を合わせたくなかった。
97名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:52:41 ID:rcjxrpfc
98名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:53:31 ID:6q12Piqx
今悪魔族の人を見ると、またあの夜のように…突然伸びて来た
手に衣服をはがれて、泣き叫ぶ自分の顔なんか見もせずに
ただ本当に玩具のように自分を扱って、どれだけ許しを請うても
どれだけ嫌がっても、痛みで自分が壊れる、死ぬと思えるほど
になってもやめないで、どこまでもめちゃくちゃにボロボロ
にされるのではないか…そんな意識が先行してしまう。
だから今も、視線も足元を向いて黙ったままだ。

「んー?なんだ、昨日の晩飯も食べてないじゃん。そんなに
まずいかね、昨夜のは俺が焼いたんだけど。これでもコックが
いなくなってからの200年間は俺のパンが一番評判良かった
んだぜ?なぁお嬢」
「…」
「…その、何だ。許してやってくれとか軽がるしく言う訳には
いかないんだろうけどよ。一応うちのバカ殿も反省してる訳よ。
目下の奴に理不尽な暴力働かないのが取り得だったから、あれは。
これでお嬢出て行くーなんて事になったら、領民にどんな顔向け
すりゃいいんだってな。ただでさえ少ない領民が更に減るって。
ジジィも孫に相手して貰えないじーさんみたいにしょげてるし
他の連中もまぁ、嬢のこと色々知りたいとか言ってるし。
俺も久々に見たいなー、お嬢の元気な顔」
「…」

まだ気持ちが落ち着かないと悟ると、バロックスはそれ以上
語らずに持ってきたご飯を机の上に置き、冷えてかちかちに
なった古いパンの皿を持ってドアノブに手をかけ、部屋を出た。
その際、柄にも合わない静かな口調で一言だけ漏らした。

「今回の事でお嬢が俺らに不信感を持つのは、しょうがないこと
だってのは皆分かってる。本当に居たくないのなら、止めは
しねぇ。契約破棄して出て行ってくれても一向にかまわねぇぞ。
行く宛があれば好きな所まで送ってやる。けど……」

そしてドアは閉じられた。
ベッドの上で、膝を抱えるウィンの手に力が篭った。

(私、どうしよう…。ヒータちゃん…)

ーーーー

ウィンが三日悩んでいる間、闇魔界の覇王も悩んでいた。
怒気に任せるままに酒を煽り、そのまま高ぶる感情を幼さの
残る使用人の少女にぶつけた。
頭痛は治まらないものの素面に戻った頭でそれを知った時
この城の主はパニックに陥って、それからずっと。
「俺はとんでもないことをした…!!」
「左様です殿。殿はとんでもないことをなさいました。
200年来築いてきた我らの信頼関係を崩壊させかねない
事でございます」

この”我ら”とは、この領地全てに生きている者のことを指す。

「あの時の使者の無礼千万な態度は激怒するに足りますが、
それを一介の家政婦にぶつけたのは最悪です」
「ぐ……!!ダーク・キメラ…お前はっきり言うなぁ…」

200年と言う歳月は悪魔族の寿命に比べると微々たる年数
である。しかし彼ら闇魔界の覇王らのその一党にとって、この
200年は幾千、幾万の年数を思わせるほどの時間だった。
彼らは元々この地方に住んでいた者たちではない。
99名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:54:07 ID:6q12Piqx
果たして200年前に何があったのか。
それはこの闇フィールドの歴史を少し振り返らなければならない。

この闇フィールドは悪魔族と魔法使い族2つの種族を強化する
土地として、天地開闢の昔より2種族が領有をめぐってきた。
中央部に境界線を引き、それぞれ西を悪魔族領、東を魔法使い族
領とし、互いを滅ぼすために戦いを延々と続けてきた。
少し前に悪魔族がとうとう魔法使い族を敗北させ闇フィールドを
完全に支配下に置いたが、それ以前に両勢力のパワーバランスが
崩れたのが200年前の戦いだったのである。

当時の魔法使い族の長黒衣の大賢者は大規模な西征を行い、
その軍勢は200万とも300万とも言われた。
この急な大攻勢に悪魔族の王達は対応しきれず次々と滅ぼされ
ていった。情報網と補給線は徹底的に分断され、軍を立て直す
暇も他の魔王と連絡を取る間もなく撃破された。
およそ3年も経たない内に、悪魔族は自国領の90%以上を
占領されると言う醜態を晒していた。
占領下では魔法使い族が「悪魔祓い」「異端狩り」と称する
悪魔族虐殺を行っては、物資を略奪していった。

どうにか生き残った悪魔族は西へ西へと逃げ、辺境『無限山脈』
へと逃げ込んだ。もう魔王も武将も兵隊も平民も無かった。
皆が皆、種族そのものの滅亡に怯え、危機感を共有し、
力を合わせて徹底抗戦することを叫んだのである。
その要として山脈の上空に闇魔界の覇王が築城したのが、
『闇晦ましの城』であった。
逃げ込んできた全ての魔王、全ての武将、全ての兵、全ての民
を収容出来、何十年何百年と戦えるだけの食料・物資を溜め込
める、前代未聞の超巨大浮遊城砦。それは悪魔族全てにとって
最後の希望であり命綱であった。
戦時には浮遊リングより出る「闇」が大地を覆い敵の視界を奪う。
この仕組みは、数百〜数千メートル級の大小の山々が複雑に
組み合わさっているこの土地において抜群の活躍を果たした。
一歩踏み間違えば谷底へ真っ逆さまと言う道ばかりの土地で
視界を完全に奪われた魔法使い族の大軍は、次々と足場を
踏み外して姿を消していった。
それでも『光の護封剣』等を用いて闇を照らしつつ進軍して
くる部隊もあって、そういう者たちには疫病ウイルスを
ばら撒いたり、寝込みを奇襲したり、道を破壊して武器や
食料や水の補給路を断つなどあらゆる手段を駆使して抵抗した。

結局、気候の違いから来る体調の悪化に加えて飢えと寒さと
水不足と流行り病が重なりに重なった上に、相変わらず崖から
の転落死も耐えないと言う有様で、ここに攻め込んだ魔法使い族
の大半は命を落とした。これで完全に戦意をそがれた魔法使い
族の軍は総退却を決定する。
他の占領地でもゲリラ活動が活発化し、最終的には悪魔族領全
てから引き上げざるを得なくなった。
この戦い最大の功労者は闇魔界の覇王であると誰もが讃えた。
闇魔界の覇王は悪魔族全ての守護者、英雄だったのである。
しかし同僚の魔王たちのその後の反応は冷やかだった。

「前線に出られる?いやいや、貴殿は先の防戦でお疲れであろう。
ここは我らに任せられよ」
「追う敵を追うのは我らがやろう。貴殿はゆっくり休んでおら
れれば良い」
「また悪魔族が危機に陥った時、この城は再び使うことになる
でしょう。貴殿はこの城の整備を抜かりなく行われたし」
100名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:54:39 ID:6q12Piqx
敵が後退するのを追いかけようとすると、ハ・デスもガイウスも
ゼラも他の魔王たちも、こぞって同じことを言う。
これ以上闇魔界の覇王に手柄はやれんと言う欲と、
戦闘力も無ければ特殊能力も無い凡才を見下す慢心が連結した
結果の台詞であった。

事実、闇魔界の覇王は凡才である。何しろレベルは5。
攻撃力は2000。特殊能力は無し。おおよそ築城以外に
何も美点を見出せない男。
結局活躍の場を与えられないまま城を守り続け、他の魔王、
武将、兵隊、平民が元の領地へ戻る為に城を出て行った時も、
彼と彼の主な配下だけは圧力をかけられて留まらせられた。

物資も兵士も使用人たちも全て持っていかれ、城に残ったのは
側近と僅かの兵士、そして大量の空き部屋だけだった。
以降僅かな地元民からささやかな税を徴収させて貰い、自身らも
城の庭や山の合間にある盆地で畑を耕すなどして200年間、
中原の政界や戦争から忘れ去られて暮らしてきたのである。

その生活の中で学ぶ物もあることはあった。
それは戦と略奪の無い世界の生計の立て方。
隣人を大切にし築かれた信頼の上で互いを活かす共存共栄の精神。
税を頂く代わりに、統治者は領民に出来るだけの施政をする。
血みどろの戦いを繰り返してきた今までの価値観がひっくり
返って困惑もしたが、ともかくここから「この土地の者は身分・
種族によって人権が無視されてはならぬ」と言う法が生まれた。

しかしそれでも、時には思うこともあった。
もし自分があの時無理にでも魔法使い族の追撃に出て手柄を
上げて、こんな山奥ではなく豊かな中原に居城を構えていたら、
魔法使い族の骸の上により良い暮らしが築けたはずだ…と。
その2つの気持ちが複雑に入り混じりながらも、領民のために
ここで生きてきたと言う自負が闇魔界の覇王の精神を支え、
魔王の1人であるというプライドの拠り所にもしてきた。
しかし先日ハ・デスの使者として訪れた魔精ラ・ジーンの言は、
そのプライドをぶっ壊すものであった。
使者は悪ぶれることもなく、強大な魔王の配下であることを
鼻にかけてずけずけと言った。

「我が主ハ・デス様が仰られるには…もっとも全ての魔王方が
お考えのことでもありますが、恐らく魔法使い族を滅ぼしたとて
戦後と言う時代が来ることはありません。異種族と言う共通の
敵を失った各地の魔王は、群雄割拠の戦国時代を迎えるでしょう。
既に占領地でも中級・下級の悪魔が勝手に魔王を名乗り独立
する動きも見せております。つきましてはハ・デス様は、
貴方を建築大臣として任命したいと仰られております。
どうでしょう、こんな辺境で名ばかりの王を名乗られるよりは
ハ・デス様の下、天下統一の覇業に手をお貸しになりませんか」

その時闇魔界の覇王はにこやかに丁寧に断って使者を送り返した
が、その胸の内は大嵐が吹き荒れていた。
結局その怒りを酒にぶつけ、メイドさんにまでぶつけてしまった
のである。

「くそー…」

ダーク・キメラが退出してからもベッドの上でくすぶり続け
ている間に、何時しか日も暮れた。
こんこんと部屋をノックする音が聞こえて来たのは、そんな時。
101名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:55:33 ID:6q12Piqx
「誰だ?」
「あ、あの、私なんですけど…」
「…」

その声が誰のものなのかは即判断出来たが、ここへ来た目的まで
は推測不能であった。
「許しますので居させてください」と言いに来たのか「許しませ
んので出て行きますか」と言いに来たか、あるいは他の選択肢か。
「許さないので刺し殺します」…は無いと思うが、年頃の娘に
やらかした事が事だけに無い可能性も無いとは言えない。
ともかく話だけはしないといけないと感じて、入室を許可した。

ーーーー

幾分もしない内、一糸も纏わぬウィンの身体が闇魔界の覇王の
身体の下にあった。
そこまでの流れが余りに唐突だったので、身体を重ねている覇王
自身何があったのかよく覚えていない。

「…何でこんな事になっているんだ?」
「何でって…ですから、私の身体を王様に…その…」

そこまで言うとウィンは気恥ずかしそうに顔を赤らめた。
闇魔界の覇王が「何を言ってるのか分かってるのか?」と尋ねる
とウィンは上目遣いになってこくん、と頷いた。

(まぁ何がシたいのかと言うことは分かるが…こんな事になった
こいつの思考は理解できんぞ)

ストレスに酒の勢いが重なったとは言え、突然暴力を振るった
挙句レイプした相手に、何でこんな真似をしているのか。
ひょっとしてこいつも自暴自棄になって酒でも飲んておかしく
なったんじゃないかと思えてくるが、生憎彼女は素面だった。
困惑する闇魔界の覇王に、ウィンは言った。

「私、分かったんです。何故私がここに呼ばれたのか」
「何故も何も、それは俺達が家政婦が欲しかったから…」
「違います」

ウィンはきっぱりと否定した。

「私がここに呼ばれた理由、それは王様に自身をつけさせる
ことだったのです!その任務を完遂させるために、神様が私に
此処へ来るように仕向けたのです!!」
「…」

訳分からない。やっぱりどっか壊れちまったのか…と失礼な
事を考えている間にも、ウィンは喋り続けた。

「王様は立派な考えを持っていると思います。身分の違い、
種族の違いを乗り越えている人を見る人は魔法使い族でも
悪魔族でも見た事ありません。
でも王様は自分に今ひとつ自身を持ててないんです。
自分を信頼しきれていれば他国の人に何を言われようと平気だし、
あんな風にお酒や暴力に逃げることもしなくてもいいはずです!」

…つまり肝が座っていないと言うことなのだろうか。
自分なりの信念を持ってはいても他の価値観や欲に頭の中が
ふらふら左右されるから、精神的な安定性に欠けると。
思い当たる事が多すぎてそこは全然否定出来なかった。
102名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:56:32 ID:6q12Piqx
レイプ事件も色々とコンプレックスを抱えているが故に
起こったトラブルである。

「しかし、だから?それが何?」
「私は弱い女の子です!
全魔王の中で最も弱いと言われる王様より弱いんです!
もしこのお城が他所の王様に盗られたら、私は他の王様の物に
なって、ヒータちゃんみたいに奴隷にされちゃうんです!
それでは私も困りますし、王様も自分の考えを実行できなかった
ことになるんです!!
だから王様には私を抱いて貰って、王様が一人前で、しっかり
お城も私も守っていける男の子だって、ずっと自分に言い
聞かせて欲しいんですー!!」

そこまで一気に言い切ったウィンの顔は更に真っ赤になってて、
自分でも何を言っていたのか分からないと言わんばかりに
パニクっていた。
恥ずかしい台詞であることを自覚しつつ勢いに任せて全部
言ったんだろう…。

「わっ、私は…」
「もう何も言わなくていい」

(もう男の子って歳でも無いんだが…)と思いながらもあえて
突っ込みは居れず、そっとウィンの口を唇で防いだ。

「んっ…」

唇が離れると、そのまま悪魔の両腕でゆっくりと、小さな
身体が抱擁されていく。
あの時自分を乱暴に掴んだ腕とは違う物体と思える程に
それは暖かくて、ウィンは穏やかな感情を覚えていった。
と同時に、初めて男の人とこういうシシュエーションを抱
迎えていると言うことでウィンの心臓は張り裂けんばかりに
暴れていた。

(あっ…)

闇魔界の覇王の手がそのまま、ウィンの胸の膨らみを撫でる。
触られてる。いや自分が頼んだことだけど、いざこういう
事になると本当緊張する。恥ずかしいし。やっぱり辞めて
貰おうかな…。
そんな気恥ずかしさを読み取ったのか覇王の手が止まった。

「嫌ならやめるぞ。気が乗らないものをすることはない。
別に今お前を抱かなくても、俺の所に来た者は皆守り通す」
「だ…駄目です。抱いて貰います。ちゃんと責任を取って
貰います」
(変な所で強情だな)

また唇を重ね合わせ、今度は片手で胸を…そしてもう片方の
手を、ウィンの秘部に滑り込ませた。

(そ、そんな所…!恥ずかしい…!!)

思わず身体がきゅっと萎縮する。覇王は人差し指と薬指で
そのままウィンの前穴を広げ中指の挿入を開始する。
性感帯を刺激されウィンの身体がびくんとハネた。

(あッ!?な、なんだろう、これ…あああ…)
103名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 06:46:54 ID:6q12Piqx
自分でも分かる。股間に湿り気を感じる。

(出てるんだ…私の嫌らしい愛液…。胸の方もアツくなって
来て…ああ、いい…かも…)

ちゅぱちゅぱ…。ウィンの小さな口に闇魔界の覇王の舌が
進入して来て、少女の舌と唾液を絡み合わせる。

(ん…キスも、いい…こんな、激しい、キスって…)

闇魔界の覇王はそのまま舌を絡めたまま、ウィンの身体の
箇所を愛撫していく。既に火照りかけた少女の身体の
肉欲は更に深まっていく。

(ああ…もう、もう我慢出来ない…かも…)

そう思った時、ウィンはとろんと溶けた瞳を上目遣いにして
闇魔界の覇王を見上げ、口を離した。
ちょろりと唾液が糸を引いて、ぷつんと切れる。

「あ、あの…王様…、私…欲しいんです。でも、怖くて、
また、痛いことにならないかって…」
「痛いと思ったら言えばいい。すぐに止める」
「ふぁい…ん…ああ…」

開かれた自分の大切なトコロに、覇王の男根が宛がわれる。
以前は何の遠慮も無く突っ込まれた上に処女膜まで突き抜けて
そのまま無我夢中で自分の中をめちゃくちゃにしたそれは、
今回はゆっくりと…本当にゆっくりとウィンの前穴の中に
沈められて行った。

(あ…やっぱ、り、太い……!!)

迎え入れるのは2度目な上に、今度は身体は既に準備が出来て
いたとは言え、やはりきつい。
圧迫される感覚を覚え少し苦しそうな顔をするウィン。
一方闇魔界の覇王としては、締め付けられる感覚にもう
腰を動かさずにいられないと言う心境だった。

「ああ、う、はぁ、はぁ…う…」
「やはり…」
「動いて…!動いていいですから…!!」
「分かったよ!!」

そこからの闇魔界の覇王に遠慮することは不可能だった。
腰の上下をひたすら続け、ウィンの中を肉棒が暴れまくった。

「あ、ああ、あああ!!い、いい!!いいですっ!!
すごい、すごいいいいいっ!!」

じゅぶっ、じゅぶっ、じゅぶっ!
ウィンから溢れ出る愛液は留まることを知らない。
覇王の男根との間から山水のように滾々と湧き出て、シーツを
濡らして行った。
しかしウィンにはその事に意識をやる気持ちの余裕は無い。
あまりにあまりだった1度目の経験とは裏腹に、心の底から
性の快楽を堪能していた。

「んんっ…!お、王様あ!!私イくっ、イっちゃいます!!
とまらない、とまらないのぉ!!」
104名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 06:47:26 ID:6q12Piqx
激しく腰が打ち付けられ、ピストン運動が繰り返される中で、
ウィンは自らの絶頂の訪れを感じた。

「ああ、あああああーーーーーーーーー!!」

ウィンが絶頂を迎えると閉められた膣が精の分泌を則し、
相変わらず濃い悪魔の精液が、少女の膣内に注ぎ込まれた。

「あ、アツいっ…!!アツいいいい!!あ、ああ…!?」

ウィンは気が付いた。これだけの精液を出したと言うのに、
また闇魔界の覇王の息子は縮んではいないことに。

「お、王様…!?まだ…!?」
「終わりたいのならもう終わってもいいぞ。疲れたか?」
「ぬ、抜いちゃ駄目!!もっと!もっとぉシたいれすぅ!!」
「明日の勤務に痞えても知らんぞ、たく…!!」
「あっあっあっ、アーッ!!イイーーーーーッ!!」

再度の射精をすると同時に、闇魔界の覇王は己が肉棒を抜いた。

(生身の女なんか抱いたの久しぶりだったな…)

そのままウィンの横に横たわると、ウィンが胸の中に転がり
込んで来た。

「ん?」
「今日はここで寝ます…。良いですよね?」
「ああ、良いが…」

ふふ〜と笑うと今日得た寝床を堪能する。
闇魔界の覇王の胸の中はあったかくて寝心地が良かった。

「…子供の頃、お父さんと寝てもらってた時みたいです」
「よく寝てもらったのか?」
「あんまり…。すぐ悪魔族との戦争で死んじゃったし…」
「悪い事を聞いたか」
「いいえ。ちょっと懐かしかっただけです。それにしても…」
「何だ?」
「魔法使い族と悪魔族って何が違うんでしょう。私達の国では
恐ろしくて、捕まったら殺されるくらいに言われてたのに。
確かにそういうことする人も大勢見てきましたけど、王様や
ここの皆はそんなことないですし」
「我々も昔は、魔法使い族がおっかない連中で子供達には
捕まったら殺されると教えていた。しかし嬢はこうだ」
「…難しいことですね」
「難しそうに見えて簡単なことかも知れんぞ」

それに対するウィンの応答は無かった。
疲れたのか、ウィンはそのまま寝息を立てていた。
闇魔界の覇王も久々の事で疲れたので、そのまま寝た。
何十倍も歳の開いた、魔法使い族の少女を腕に抱いたまま。

ーーーー

闇魔界の覇王はそれからウィンの要望で、魔王たちに捕まらず
各地で逃亡生活を送っている魔法使い族に関してはなるべく
保護を約束した。
105名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 06:47:56 ID:6q12Piqx
(私の力ではもう、ヒータちゃん達のような、既に有力な
悪魔族に捕まったり洗脳された人を助けることは出来ない。
けれどここの王様はそういう目に遭わない人を増やすことは
出来る。私は王様をメンタル面で一生懸命支えるように頑張ろう)

闇フィールド全体で見れば悪魔族と魔法使い族が壁を作らず
生きていける土地はここだけであり、その思想を全土に反映
させることは不可能である。
しかしそういう思想的土壌を持った土地が存在するかしないか
では、大きく異なる。
ウィンはそれを守る為に微力を尽くそうと思った。
それが身を捨てて自分を逃がしてくれた、ヒータへの恩返しに
もなると思ったから…。

これ以降、多数の悪魔族がこの山脈に勢力を持とうと試みた。
偏狭とはいえ、群雄割拠の時代には何百万の兵をかき集めても
落ちないこの土地を抑えれていくことは戦略上の保険になると
考える者が続出したからである。
流石に直接兵を送り込んで来る者はおらず外交や謀略による
ものが多かったが、闇魔界の覇王はウィンが天寿を全うし後も
それらに対し一度もたじろぐ事は無く、在位中領土の主権と
法律を守り通した。

〜Fin〜

106名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 09:44:43 ID:qjfgY1tp
gj!!闇魔界の覇王デッキ作ってセイコさん挑んでくるわ
107名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 14:23:13 ID:78dHBWz7
悪魔族デッキにもウィンを入れる決心がつきました
108名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 16:11:54 ID:oHLsW5LD
デッキからガイウスをリストラして覇王様を入れることが、今の俺の精一杯です。
109名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 21:54:52 ID:3l2xe0i5
闇魔界の覇王にはGB時代に大活躍してもらった礼があるしOCGでもデッキ組んでくるか
110名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 00:05:48 ID:Sgmb0nS8
GBだと覇王様一体のいけにえで攻撃力2600の強力カードだったもんねぇ……
ちょっと師匠デッキ崩して新しくデッキ作ってくる
111名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 00:49:16 ID:m9MbLgyN
GJだぜ!
こんな感動?するような話は、
久々だぜ!
さて、他の人はどうなったのかな。
112名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 05:53:49 ID:yZF4/0Od
闇魔界の覇王は賢王だなあ

それはそうとTFの強気明日香が可愛いのう
ブルーレイといいネタの宝庫になるんじゃなかろうか
113名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 22:28:52 ID:3LhB2MSL
しかし、105氏のSS読んでると闇属性で魔法使いなダルクは狭間に生きてる奴みたいに思える…
114名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 22:37:50 ID:yZF4/0Od
>>113
悪魔族と魔法使いの確執だから関係なくね?w
115名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 23:01:06 ID:8WhocgcX
とりあえずネオス・ワイズマンが魔法使い族なのは違和感があるのはわかった
116名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 00:17:03 ID:v/l9i+6H
まあ、ダルクは確かに霊使いでは異彩放ってるからな…
例えるならば他の4人がドリアードの下で楽しく魔術について学んだのに対し、プリステスオームの下で虎の穴的な特訓で命を懸けて魔術について学んだ
みたいな…
117名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 18:44:08 ID:6srVP8s7
>>115
賢者=魔法使いなんだよ!
118名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 21:37:26 ID:+zuM4ouQ
黒衣の大賢者「ルックアットミー!」
119名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:42:26 ID:JBwMxwWT
何やら神が降臨なされたようですね
>>115ネオス系は種族以前にネオスペーシアンという存在なんだと考えるんだ

どっかでライロは破滅の光の軍勢とかいう話を聞いて裁きの竜に犯されるネオスワイズマン(中身ユベル)、というのを妄想したが絵的にあまりにも美しくないので止めました
120名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:53:33 ID:g0A3qhA/
まとめサイトが全然更新されてないが、
これから更新される予定はあるのか?
過去スレ読みたいんだが・・
121名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:55:11 ID:DWZpXNya
ずっと前から更新されてないし、これからも多分されない
122名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 23:36:29 ID:miVdnBYw
誰かがまとめWikiを作れば良いのさ
123名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 23:48:04 ID:Arsxkdrx
誰が作るの?
124名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 23:55:38 ID:JPLfOWz/
>>123
言いだしっぺの法則というのがあってな…
125名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 02:45:26 ID:oKCrbmpx
にくちゃんねるがあればなぁ・・・
126名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 10:06:34 ID:9uhCAhdh
http://ss.chbox.jp/
これじゃ駄目なの?確かにURL分からないと使えないけど
127名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 02:48:49 ID:DSzNQWqS
「私はバスターデッキにも居場所がない…いらない子…いらない子…」
128名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 12:17:44 ID:8ogUFul3
そんなことない…こっちおいで
可愛がってあげるよ…






アーケンファイロ君
129名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 00:34:41 ID:IQJ0mZSF
アキ「遊星…今度は私が…全部、受け止めてあげる…」

そんな電波を唐突に受信した
130名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 05:50:20 ID:SqiShMTW
お前があなたに変わったことが地味に嬉しかった
シグナー同士だけが行けるよくわからない空間でデレアキさんを拝みたい
131名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 09:16:37 ID:/KeZnEj9
TF3をやっていて何の脈絡も無く思いついたネタ投下。
時間と手間がかかりそうな上、面白くもないと思うが完結させるべく頑張ってみる。
選択肢は多数決でなく、一番早かったレスを採用する方式で



「ふあ〜あ…もう朝かぁ…」
3年間共に夜を過ごした布団の中で、今日もまた目を覚ました。
遊城十代と並び称されるほどのオシリスレッドの不真面目生徒の力を発揮して
二度寝の誘惑に思いっきり身を委ねたいところなのだが、このところはそういう訳にも行かない。
なにせ一日の大半を共に過ごすパートナーがいるからだ。
「卒業模範タッグデュエル…ねぇ…」
今年度の卒業模範デュエルは、在校生、卒業生、学園関係者、それ以外の一切の制限なく
自らが選んだパートナーと生活を共にし、絆を深めた上で本番に臨むというものが採用された。
情報を手に入れた他校の生徒や一般デュエリストから「それなんてエロゲ?」と評されているが、
正直なところ卒業間近の身であるが自分もこの学園の将来が本気で心配になってくる。
そしてあろうことか自分がその模範デュエルの卒業生代表として選ばれてしまった。
そんなわけで最近はそのパートナーと一日の大半を過ごしているというわけだ。

パートナーとして選んだ相手…
決闘者の力で選ぶのならばもっと強い者はいくらでも居た。
自分のデッキとの相性で選んでも良かった。
けれどもそんな強者を差し置いてでも「彼女」を選んだのは、校長に言われた
「生涯の伴侶だと思えるほどの、大切な人物」の言葉があったからだ。
そんなことを言われては「彼女」しか選ぶことしかできないに決まっている。
そう、タッグデュエルの、いや人生のパートナーとして選んだ相手は



A 枕田ジュンコ
B 浜口ももえ
C 鮎川恵美
132名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 11:45:56 ID:s7kBu/Zh
同じ事思った
たしかにあれじゃ男は選べんわなw


Aで一つ
133名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 16:16:50 ID:zZhb6Fzw
DのBMGで
134名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 17:56:01 ID:gqg+uStt
Eのブルーレイで
135131:2008/12/07(日) 18:01:16 ID:/KeZnEj9
>>132
選択肢A確認しました。



――――――枕田ジュンコ。オベリスクブルー女子の三年、つまり同級生。
いつも「あの」天上院明日香と行動を共にしていることからあまり話題に上がることがないが
ちゃんと彼女自身を見てみると、その容姿は悪くない…どころかかなりの美人であることに気付く。
人をあからさまに見下し、嫌悪しているような言動が多いが、その対象は自分だけであること。
似たような生態の女子は世界中で確認されていて…まぁいわゆるツの付く娘なのである。
それにちょっと苛めてやると急に強気な態度が鳴りを潜め、しおらしく可愛らしい姿を見せてくれる。

…何故そんなことを知っているかというと、要はそういうところを知ってしまう仲になったということで
その経緯についてはここでは省くことにする、短編が一つできるから。
とにかくそんな訳で、パートナーとなったジュンコが起こしに来るのでいつまでも寝てはいられないのだが
もうかなりの時間が経っているのにジュンコが起こしに来る気配が無い。
それならば…と布団の温もりを心ゆくまで甘受しようと思ったのだが、そこで違和感に気付いた。
下半身…もっと正確に言えば朝の生理現象によって膨張しているであろう愚息に妙な感覚がある。
決して不快な感覚ではなく、柔らかくて温かい…はっきり言ってしまえば気持ちいい。
…わかっている、この感覚には覚えがある。
しかし朝一番にこんなこと…。そう思いながら視線を下に向けると、予想通り我が愚息は…




A ジュンコに咥えられていた
B ジュンコの体内に収まっていた
136名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 18:06:34 ID:kLrB/n1T
Bで
137131:2008/12/07(日) 21:10:08 ID:/KeZnEj9
>>136
速攻過ぎて吹いた、この変態め!w




目が覚めると自分の肉茎はジュンコの媚肉を貫いていた。
さらに言えば自分もジュンコも生まれたままの姿、つまり全裸だ。
ベッドの傍らには二人分の服と下着が散乱している。
杭を打ち込まれているジュンコはというと人の身体の上に身を預けて寝息を立てている。
状況を把握しているうちに昨夜の記憶が徐々に蘇ってきた。
他のタッグチームに勝ったり負けたりした後、部屋で反省点とデッキの改良点を検討して、
それで熱中している内に夜が更けて、なんとなく互いに気分が昂ぶってきて…
騎乗位で達したジュンコが気絶するようにそのまま眠りに落ちて、ジュンコの寝顔を見ているうち
自分もいつのまにか睡魔に襲われて…今に至るわけだ。
つまり一晩中ジュンコと繋がりながら彼女の肉布団になっていたわけだ、偉いぞ自分、凄いぞ息子。
肉棒を咥え込みながら安らかな呼吸を繰り返しているジュンコの頭を撫でてやるとくすぐったそうに顔をしかめる。
(………やばい、可愛い……っ)
ジュンコの体内で半勃ち状態だった肉棒がみるみる硬度を増していく。
どうにもおさまりがつきそうに無いが、眠っている彼女の身体を弄ぶだなんて…


 A 非道に過ぎる、やめるべきだ
ニアB なんて興奮するシチュエーションなんだ!
138131:2008/12/07(日) 21:11:16 ID:/KeZnEj9
貧弱な腹筋に力を込めて上体を起こすと、うつ伏せのジュンコの身体も座るような格好に持ち上がる。
ちょうど対面座位の体位になり、重力に従って腰を下ろしたジュンコの奥深くまで肉茎が突き込まれた。
「あっ……んんっ……」
奥まで突き入れられてジュンコの口から喘ぎ声が漏れる。
起こしてしまったか?…………いや、まだ眠っているようだ。
そのままユサユサとジュンコの身体を揺さぶってやる。
意識の無いまま弄ばれるジュンコの表情が官能に歪み、口からは一突き毎に切なげな喘ぎが漏れる。
膣からは女の生理現象で蜜が分泌され、結合部からは卑猥な粘着音が響き始めた。
「んっ、あっ、あっ、…んーっ!?…ふぇ?…あ、…お、おはよう…?」
とうとうと言うべきか、ようやくと言うべきか、ジュンコが目を覚ました。
起きぬけで状況が飲み込めていないらしく、目の前にいる自分に挨拶をしてくる。
「んっ…え、と……あんっ…あっ。………っ!な、何してるのよ―――!!?」
一突き毎に意識がはっきりしてきたジュンコが、やっと状況を理解し絶叫する。
「何ってナニ…」
「なっ!?こ、このっ!変態!強姦魔!!」
暴れようにも腕ごと抱きしめているのでジュンコは抵抗らしい抵抗は出来ないが、この罵声はどうにかしたい…


ニア.A その唇を塞いでしまえ!
  B 口先三寸で言い負かしてやる


「バカッ!スケベっ!やめ…んん―――!?」
恋人に向けているとは思えない罵声を連発する口に、自分の唇を重ねて黙らせる。
パニックになっている隙に口内に舌を侵入させて相手の舌を絡めとる。
とびきり濃厚なディープキスをしているうちにジュンコの身体から力が抜け、目がトロンとしてくる。
その一方で膣の締まりが急に強くなり、肉茎が痛いほどに締め付けられる。
(こんなに締め付けられたら…やばいって)
正直なところいつ暴発してもおかしくない、というか秒読み状態だ。
脳内にカウントダウンが響く中、最後の力を振り絞って…



A このまま子宮に注ぎ込む
B なんとか引き抜いて上の口に…


139名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 21:13:07 ID:BYlR9kPl
Aで
140131:2008/12/07(日) 22:15:45 ID:/KeZnEj9
>>139
なんという超反応…リロードしただけで戦慄してしまった…



(このまま…ジュンコの……一番奥にっ!)
本能に基づいた欲望に抗うことには出来ず、肉棒を深々と突き入れると最奥で欲望を解き放った。
「ん――っ!ん―――――っ!!……ん……ふあぁ……」
獲物の中に欲望を容赦なく注ぎ込む支配感がたまらない。
射精しながらもジュンコの身体を包み込むように抱きしめ、更に奥に肉棒を突き入れた。
一方のジュンコも支配される被虐の快楽に心を奪われているようで、身体を密着させしがみついてくる。
朝から美少女に膣内射精という最高の贅沢を味わい、今日も一日が始まった。


「一番奥に出してっ!どうしてくれるのよー!」
「もうそのまま下着穿いて過ごすしかないんじゃないか?」
「アンタねぇっ!……んっ」
「気を抜くと垂れてきちゃう?」
「…っ!このバカぁっ!」
結局時間に追われたジュンコは精液を膣内に溜めたまま下着を穿いて外に出るハメになった。
内股気味にモジモジと歩いているジュンコを連れているとうっかりニヤけ笑いがこぼれそうになる。
このままでは変質者扱いされてしまう…。少しだけ表情を引き締めて、それでも視線はジュンコに…
今日も楽しい一日になりそうだ。




A 授業に出席して地下探検をする
B 授業をサボってブルー女子寮へ行く
C 授業をサボって浜辺に行く
141名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 22:26:14 ID:YeO3Rqv+
Cで
142名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 22:33:35 ID:BYlR9kPl
迷ってたら先越されたか…
143131:2008/12/07(日) 23:44:47 ID:/KeZnEj9
>>141
C把握しました。一体何人に監視されているんだ…



「アタシを連れて授業サボるだなんて、いー度胸してるじゃない」
そんなことを言いつつしっかりとついてくるあたり素直じゃない。
「夏にはよくここに泳ぎに来たじゃないか、今更何言ってるんだか。それに…」
「授業中に先生の前で『アレ』垂らしちゃったら大変だろ?」
「なっ!?ば、バカっ!サイテー!!」
真っ赤になって叫ぶジュンコ。くそっ、可愛いな…今すぐ押し倒してヒィヒィ言わせたい。
「はいはい、俺はサイテーな男ですよー。それにしても…」
周りを見渡して見ると、夏の賑やかさが嘘のように静まりかえっている。
授業のある時間帯なので研究所所員もいないし、海の家も当然休業状態だ。
あまり気候の変動がない島なのだが、アカデミアの大多数を占める日本人にとって四季感は大切らしい。
「年中温暖なこの島で夏しか働かない海の家…かぁ。」
なんとなく侘しさを感じているとふと併設されている建物…というか小屋に目が行った。
「あれは…確か…。」
四方の内前面がカーテンによって遮られ、内部はいくつかの個室となっている小屋。
「シャワールーム…か…。なるほどね。」
口元に笑みが浮かんでいたのだろう。嫌な予感を察知したジュンコが離れようとしたが、遅い。
その細い腕を掴むと強引にその部屋の一つにジュンコを連れ込んだ。
「ちょっ!痛い!離して!…やあっ!」
そのまま壁に後ろを向かせて押し付け、素早くズボンのチャックを下ろして既にいきり立っている怒張を取り出す。
「ま、まさか…こんなところで!?」
恐怖と…僅かな期待に染まるジュンコの表情を満喫しながら、短いスカートの中に手を入れ下着をずらす。
そのまま前戯無しで肉棒を膣口に狙いを定め、一気に押し込んだ。
「くううぅぅぅぅっっ!……こんなの…酷い…」
前戯無しでも朝に注ぎ込んだ精液が残った膣は思ったより抵抗無く肉棒を迎え入れた。
144131:2008/12/07(日) 23:46:10 ID:/KeZnEj9
腰を振ってジュンコの膣内を蹂躙しているうちに、膣が愛液を分泌し始めた。
「はっ…あっ…やっ…こ、こんなの、イヤぁ…」
どう見たってレイプそのもののセックスにジュンコは身を硬くしたまま耐えていたが、
「や、やだぁ…どうして…どうしてこんな酷いことされてるのに感じちゃうのよぉ…」
後ろから胸を揉みしだいてやると、ジュンコから力が抜けてきた。
「朝の精液が少しずつ流れ出ちゃってるよな。今補給してやるからな!」
「…っ!ま、また中に!?そ、そんな…」
絶望と恐怖に満ちた表情で犯され続けるジュンコだが、もはや観念したのか抵抗はしなかった。
そんなジュンコの姿に興奮し、容赦なく再び子宮にザーメンを注ぎこんでやる。
「で、出てる…また中にいっぱい出されてる…。もう…ダメ…」
「…お前にこんなことしていいのは俺だけだからな、忘れるなよ」
その言葉にジュンコは虚ろな目に光を取り戻して、弱々しくもしっかりと首を縦に振った。



「…ずいぶんと調子に乗ってくれたわねぇ…」
…ヤバい、流石に調子に乗りすぎた。ちょっと洒落にならない、というか殺される。
「ま、待ってくれ、話し合おう」
「アンタが見せてくれる誠意に依るわよねぇ…。何をしてくれるのかしら?」
よ、よし、次が大切な一手だ。次の一手で全てが決まる。
古今東西女性の機嫌を直す最高の手段と言えば…プレゼントに決まっている。
問題はこのアカデミアで何をプレゼントするか…だが…。




A 購買でドローパンに決まっている!
B 研究施設のカード変換機でレアカードを出せば…
145名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 23:48:39 ID:+dZP71xh
146名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 00:06:01 ID:CbyQJFSt
GJ!&支援
続き楽しみだ
147131:2008/12/08(月) 00:08:10 ID:aruwMwCq
>>145
把握、というか早過ぎw




「人を散々もてあそんだ償いがドローパン…ねぇ」
棘のある言葉が痛い。安上がりであることは否定できないけれど、こんな時に限って
カードパックが軒並み売り切れだったりするのだから、神様は意地悪だ。
「ま、アンタの引きの強さを見せてもらうわ。許すか許さないかはパンの中身次第ね。」
ジュンコの言葉にワゴンにかざした手が震える。
ここ一番で運命を引き寄せるのが一流のデュエリスト、俺の真の力が試されているわけだ。
…もっと別の場面でその時を迎えたかった…自業自得ではあるんだけど。
目を閉じ、精神を統一する。脳裏に今まで経験してきた死闘の数々が蘇る。
「……………これだ!」
目を閉じて視界がないにも関わらず、1つのパンが確かに「見えた」。
それを迷い無くワゴンからつかみ出す。
「150DPで〜す。ありがとうございました〜。」
セイコさんに代金を支払ってから、ジュンコに運命のパンを手渡す。
中身を確認するようなことはしない、あとは審判を待つのみ。
「これがアンタの選んだパンね。どれどれ…」
受け取ったジュンコも封を切ると中身を確認することなくかぶりつく。
果たして俺が引いたパンの中身は…



A ジュンコの大好物!ニンニクパン
B 原材料一切不明!ディスティニーパン
148名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 00:09:59 ID:ov754ljS
>>147
Bですな
149名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 00:10:07 ID:MamG9/hd
Cの黄金の卵パン
150名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 00:10:56 ID:VvKbkCox
早いw
151131:2008/12/08(月) 01:18:30 ID:aruwMwCq
>>148
把握。なんとなく予想はついてたw
というかドローパン200DPだった…orz



「……ふ、ふん、あんたにしては上出来じゃない」
良かった…とりあえず評価は高いようだ。
「で、結局中身は何だったんだ?」
「ん〜わかんない。美味しいんだけど…」
中身不明のパン…アカデミアにおいてそれはディスティニーパンをおいて他にない。
「あら?ディスティニーパンを引いたんですね」
「セイコさん…アレって一体何を使ってるんですか?」
「アレはですね〜…実は中身は日替わりなんですよ。今日は…秘密です♪」
「それじゃあ何にも判らないよ!せめてヒントを〜」
「ふふふ〜企業秘密です。…………頑張ってくださいね」
「…?いま何か…?」
しかしこれ以上問いただしてもはぐらかしてしまうセイコさんに見切りをつけ、
機嫌の直ったジュンコと再び島内を歩き回ることにする。

「はぁ…はぁ…あっ……くぅっ…はぁっ…」
後ろを歩くジュンコの様子がおかしい…呼吸は荒いし足取りがフラフラしている。
「大丈夫か?疲れたなら休憩しようか」
「だ、大丈夫…疲れたとかじゃないから…うん、平気……」
そうは言っているが明らかに調子は悪そうだ。顔も上気しているみたいだし、風邪かもしれない。
幸いにもここは港で、寮までの道のりも平坦な舗装された道だ。
「やっぱり今日はここまでにしよう。寮まで送ってくから休んだ方がいいって」
「大丈夫…大丈夫だから…」
「大丈夫なもんかよ!そんなにフラフラで顔真っ赤にして…」
「違うの、これはそうじゃなくて…ね。………や、やっぱりダメ!ゴメン!」
突如謝られたかとおもうと、ジュンコから強烈な体当たりを喰らった。
不意打ちで崩したバランスを立て直すことが出来ず、ジュンコを抱えたまま防波堤から投げ出された。
152131:2008/12/08(月) 01:19:15 ID:aruwMwCq
防波堤から落ちたのだら当然海に…というところだが、二人とも係留されていたボートの上に落ちた。
背中が少し痛むが、怪我はしてないようだ、悪運の強さに感謝する。
「って〜。大丈夫か?いったいどうした…ん……だ………よ。」
最後の方は声を絞り出すのに精一杯だった。
なにせジュンコが下半身に陣取り、引っ張り出した肉棒に熱い視線を注いでいるのだから。
「お、おい!な、何してるんだよ!」
「うん…大丈夫。……いただきまーす。」
「人の話を聞……うっ!」
そのまま肉棒はジュンコの口内に飲み込まれてしまった。
「ん〜。おいひい…おひんひんおいひい…」
普段のジュンコなら絶対に言わない卑猥なセリフ。そして行動。
まるで強力な媚薬でも使ったかのような……待て、もしかしたら…。
今日ジュンコが摂取した食物の中で、その可能性がある唯一のもの…。
「な、何考えてんだ、あの購買職員はー!」
魂の絶叫にもジュンコは股間に顔を埋めたまま離れようとしない。
肉棒を咥えたまま舌で、喉奥で、頬の肉で、ペニスを味わい、そして射精を促す。
「待て、待ってくれ、そんなにされると出ちゃうから!落ち着いてまず顔を上げてくれ!」
「や〜。出して!せーえきいっぱい飲むの!だからお口にいっぱい出してぇ…」
とろけるような甘いおねだりの言葉が引き金になった。
ジュンコの口の中でペニスが暴発し、白濁が容赦なく溢れ出す。
「ん〜。ごくっ…ん…ん……ごくっ……ぷはぁっ!」
口とペニスとの間に銀の糸を引きながらジュンコがようやく顔を上げた、が…
「オチンチンも精液もすっごく美味しかったぁ…。だからぁ…お代わり!」
再びペニスを咥えるジュンコ。当然抵抗できない自分。日はまだ高い……。
153131:2008/12/08(月) 01:20:06 ID:aruwMwCq
「ご、ごめん…あ、あんなことになっちゃって…」
「ジュンコのせいじゃないって…全てはあのパン…いや購買の悪魔が…」
淫魔が取り付いたかのようなジュンコは正気を取り戻したあと、謝り通しだった。
それにしても朝からジュンコとヤりまくっているような気がする。
凄まじい量を注ぎ込んでやった気がするのだが、その種は一体どこで作られているのやら…
そんな一日ももう終わろうとしている。日も落ちて、あたりも暗闇に包まれつつある。
「もう…今日も終わりだね…」
「ああ…」
「明日まで…長いよね…」
「…ああ」
互いに思っていることは同じ、一分一秒でも長く一緒にいたい。
一分一秒でも離れている時間を短くしたい。
だから……彼女にこう伝えた。




A 寮まで送るよ
B 俺の部屋に来ないか?
154名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 01:22:56 ID:J+agikoA
Bにしたら主人公干からびそうだな
だがB
155131:2008/12/08(月) 01:40:26 ID:aruwMwCq
>>154
Bルート把握。どちらにしても主人公には干からびてもらう予定だったがなw



「…俺の部屋に来ないか?」
このセリフを口にする時にはいつも緊張する。
恋人同士だろうがどんなにヤりまくってようが関係ない。
「……うん」
ジュンコも恥ずかしげに頷く。
そして二人でたてつけの悪いドアを開き、部屋に入った。
「また外泊だな」
「…今夜も帰さない気なんだ」
これだけ何度もジュンコを部屋に泊めていると、洗濯物や食事等の問題が出てくるのだが、
トメさんがこっそりとジュンコの分を用意してくれているのだ。
まったくもってトメさんには頭が上がらない。購買の悪魔なんて言ってごめんなさい。
部屋に入った時からやることなんて一つしかないし、言葉も要らない。
ジュンコと抱き合い、口づけを交わしながら互いの服を脱がせていく。
やがて生まれたままの姿になったジュンコを抱きかかえ、ベッドの上に放り投げる。
乱暴に扱われたジュンコが「キャッ!?」と可愛らしい悲鳴を上げた。
「さて、覚悟は良いか?」
「ん……。今夜もアンタにメチャクチャに犯されちゃうんだね」
さて、最後の選択…ジュンコとどんな格好で合体しようか…?



A 今日まだやってないよ王道。正常位
B 強気な女とは断然コレ。わんわんスタイル後背位
C 無限ループの予感!俺の上で腰を振れ!騎乗位
156名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 01:43:02 ID:sJWDxQjj
B
157名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 01:43:12 ID:ov754ljS
>>155
A
158131:2008/12/08(月) 02:14:20 ID:aruwMwCq
>>156
B把握。>>157は惜しかったねw



「じゃあ四つん這いになって…お尻こっちに向けて」
「ん…わかった…。これでいい?」
普段からは想像も出来ないほど命令に素直に従って、ジュンコは自分を迎え入れる姿勢を取った。
二本の足で歩ける人間が犬の様に四つん這いになり最も恥ずかしい部分を相手に晒す格好。
普段強気な態度のジュンコがしているだけにその破壊力は抜群である。
「じゃあ…挿れるぞ」
「うん、来て。思いっきり突き刺して…」
ジュンコの細い腰を掴んで、既に濡れそぼっている膣口に怒張の先端をあてがう。
そのままゆっくりと腰を突き出し、ジュンコを貫いていった。
「あ…来たぁ、おちんちん、入ってきたぁ…」
挿入の感覚に身震いし、恍惚の表情を浮かべるジュンコ。
「動くぞ」
ジュンコの許可を得ずに、ピストン運動を開始する。
ただの挿抜ではなく上下左右に回転を加え、膣壁を余すとこなく蹂躙する。
「あああっ!す、すごいっ!こんな、こんなのって…ダメっ!激しすぎるよぉっ!」
ジュンコが悲鳴を上げるが、容赦はしない。徹底的に犯しつくす。
「あんっ!あっ!ひぃっ!ダメっ、お願いもう許して!」
腕の力が抜け、顔と肩でシーツに突っ伏したジュンコを覆い被さるように抱き、形の良い胸を掌で堪能する。
「ふああああんっ!おっぱいダメっ…乳首弄っちゃイヤぁ!」
攻めれば攻めるだけ心地よい反応を返してくれるジュンコの肉体に我を忘れて肉棒を突き入れる。
「イクぞ!膣内に出すからな!覚悟は良いな!?」
「うんっ!出して!アタシのオマンコにいっぱい出して!子宮にいっぱい飲ませてぇっ!」
ドクンッ!ドクドク……ドクッ…ドプドプッ!!
あれだけ出しといてまだこれだけ射精せるのか…自分でも呆れるほどの量がジュンコの中に注ぎ込まれる。
「出てるっ!いっぱい中出しされてるっ!アタシっ、中出しされてイッちゃうー!」
ジュンコの身体が痙攣し、そして脱力する。
精も根も尽き果てた二人は、繋がったまま深い眠りに落ちていった。
そしてまた明日…パートナー同士としての一日が始まる…。
159131:2008/12/08(月) 02:19:04 ID:aruwMwCq
18禁TF3ジュンコ編でした。休日一日使っちまったよおい…
主人公=自分に投影しやすい書き方と、明日香→十代←レイ 設定を壊したくないので
D2グループの顔有りアニメ登場3人から選択してもらった。
選ばれなかった2人や他の女性キャラに関してはシチュエーションのストックが貯まったら考える
160名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 02:26:34 ID:G5miRo5A
乙でした!!次回作にも期待してます
161名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 02:38:13 ID:KovLE9rj
乙!なるほどそれで明日香レイが無かったのか
面白かったよ、次も期待
162名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 07:37:17 ID:rL23lEkt
鮎川先生はJOINファンクラブ入ってるから主人公とはなんか違うイメージ
やはり委員長やツンデレとかD3女子だな
163131:2008/12/08(月) 07:52:20 ID:aruwMwCq
>>162
JOINファンクラブはジュンコももえ含めてほとんどの女子が入ってるみたいだからな…
まぁいわゆるアイドルみたいな感じで、好きだけど恋愛対象とは違うと割り切ってるんじゃ?
アカデミアの女子にはジャ○オタみたいなのはいない…と思って一つ

調子に乗って第二弾。
ただ平日なので更新ペースは遅くなると思う、終わるのに数日かかるかも
主人公を選択型にしてみた、それぞれの攻略キャラは…わかるな?




「…朝…か…」
遅刻サボりの常習犯の名を欲しいままにしてきた俺らしくない早い目覚めだ。
卒業間近の心境の変化のせいか、はたまた最近の校内イベントのせいか…
「卒業模範タッグデュエル…か…」
「タッグを組む相手と生活を共にする」という珍妙なルールのおかげで、
最近のアカデミア内は学年、所属、果ては種族を越えた二人組みが溢れている。
そして、俺の場合もパートナーが起こしにくるのでのんびりと寝てはいられない…というわけだ。
…そんなことを言っているお前は誰かって?
そういえば自己紹介がまだだった。俺の名前は…


A オシリスレッド3年、遊城十代だ
B ……まぁそんなことどうでも良いじゃないか
164名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 08:21:32 ID:IQFvxnE6
165名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 08:33:18 ID:sldsUvab
Aで
166131:2008/12/08(月) 20:27:23 ID:aruwMwCq
>>164
B把握。



…まぁ俺の名前なんてどうでも良い。あえて言うなら俺はお前だ、考えるな感じるんだ。
それにしても件のタッグデュエル。パートナーをぶっちぎってサボってしまえとも思うが、
まさかの卒業生代表として選ばれてしまったからにはそうもいかない。
それにそんな大舞台のパートナーに選んだんだから相手も…その…大切な人間だ。
…ああもう!わかった!言えばいいんだろ!俺のパートナーの名前は…



A 浜口ももえ
B 鮎川恵美
C 原麗華
D 藤原雪乃
167名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 20:32:13 ID:PGkHh093
168名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 21:01:56 ID:NtlE2PYG
ツンツンゆきのんか
これは期待せざるをえない
169131:2008/12/08(月) 21:17:18 ID:aruwMwCq
>>167
D把握。やはりTFオリキャラは強いか…


俺のパートナーの名前は…藤原雪乃。
「誰?」とかいう奴はタッグフォースを買え、全シリーズ買え。すまん熱くなった。
オベリスクブルー三年の女子で、モンスターゲートデッキの使い手。他の説明は省く。
なぜかって?本人を見てもらうのが一番手っ取り早いからだ…噂をすれば影だ。
部屋のドアがノック無しに開かれ、彼女が部屋に入ってきた。
街を歩けば間違いなく男という男が振り向くであろう美貌。
モデルが裸足で逃げ出すような完璧なプロポーション。
あの天上院明日香に勝るとも劣らない容姿を持っている彼女なのだが…
「あら?今日は一人で起きられたのねボウヤ。ボウヤなりに成長してるってことかしら、ふふっ」
…これである、この尊大な態度と不遜な口調。挙句の果てに人をボウヤ呼ばわりだ。
「…あのさぁ、ボウヤって…俺、お前と同じ三年なんだけど…」
「あら?オシリスレッドのボウヤが私と「同じ」だなんて…ふふっ面白いことを言うのね」
こんなだから一部の特殊な性癖を持った生徒には人気はあるのだが…
…実は「一部」の割合が地味に大きかったりするのが情けないところだ。
「踏んで下さい雪乃様!」「犬と…犬とお呼びください!」そんな声を上げる連中…
やめよう、奴らは俺の想像の及ぶ世界の住人じゃない。
それはともかく、曲がりなりにもパートナーなんだから言いたい放題させてやる気はない。




A そんなボウヤに絶賛連敗中なのは誰だったかな?
B そんなボウヤに処女捧げてヒーヒー喘いでたのは誰だったかな?
170名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 21:18:53 ID:ZfbpAvU4
A
171131:2008/12/08(月) 21:37:14 ID:aruwMwCq
>>170
A把握。



「そんなボウヤに絶賛連敗中なのは誰だったかな?」
俺の反撃に藤原の顔色が変わる。
「なっ…ふ、ふふっ遊ばれてるだけとも知らないで、良い気なものねボウヤ」
残念だが声が震えてるぞ藤原。攻撃性は打たれ弱さを隠すため…お約束と言われるパターンだ。
「ふ〜ん、そ〜なんだ〜」
「まぁ頑張ることね、ボウヤ。頑張り次第では貴方のこと見直してあげてもいいわよ?」
「はいはい、努力いたしますよ〜」
平静を取り戻しつつあり、元の傲慢さが戻ってきた藤原を軽くあしらう。
見直される前に見下される要因がわからない。
「それより…いつまでもこんなところで時間を無駄に過ごすつもりかしら?」
うん、その意見には賛成だ。そろそろ移動することにしよう




A 授業に出るよ。地下探検
B 授業サボるよ。廃寮探索
C 授業サボるよ。港で昼寝
172名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 21:40:23 ID:8HXxUQrW
ゆきのん!ゆきのん!
TF3をPS2に移植するときは是非>>131氏をシナリオライターに迎えるべき

ぶった切りを失礼つかまつります
ほったらかしだった大徳寺×鮎川×大徳寺 これにて終了です
捏造にもほどがあるので、苦手な人はご注意をお願いいたします
**************
翳りと同時に青く濃密な夜の気配が部屋を充たす中、ふたりの息遣いだけが響く。


大徳寺の骨ばった指が恵美の頬へ触れ、白い首筋から優美な曲線を描く下腹部へと移動した。
子宮。命を宿す場所。土くれをこねたものではない、
血と肉と骨が営むほんものの命が、魂が生まれる場所。
その暖かさがとてもいとおしかった。

「……っ、ふ……ぁ、はぁ……」

肌を合わせ、唇を重ね、緩い愛撫に互いの体は静かに燃える。
不器用な指先の這う恵美の局部は既に濡れ、大徳寺もまた抑えられない昂りに勃ち上がっていた。
(こんな気持ちになる行為だなんて、知らなかった……)
研究に全てを捧げ、人との関わりを断絶していた大徳寺には何もかもが驚きの連続だった。
唾液と汗、愛液、精液、涙にまみれた肉体も、抗いがたい電気のような感覚も、
愛する女性と繋がることの幸福と快楽も。
戸惑いを見抜いたのか、恵美がいたずらっぽく笑った。「初めてみたいじゃない」
「……初めてです」
「うそ」
「本当」
「保健室で、私を押し倒したのは?」
「ハッタリですよ……あの後、あんまり驚いて授業ができなかった」
ふてくされた口調でぼそりと呟く。「悪かったですね」
「ううん」そっと首を振る。「なんだか、うれしい。……ねえ先生」
「はい」

「しましょ」
「……はい」
173670:2008/12/08(月) 21:40:59 ID:8HXxUQrW
そっと体を動かして大徳寺の上に跨ると、恵美は徐々に腰を落としていった。
蕩けきった肉壁が大徳寺をゆっくり包み込み、締め付ける。
「……っう、あ、ああっ……」
掠れた声で大徳寺が呻いた。理性が覚束ないのだろう呆然とした表情で、無意識に快感を求め腰を動かし始める。
「はぁっ……ん、ぁ、せんせ……もっと、きて、あ、あぁん!」
恵美も鼻にかかる声を漏らし、蕾をひくつかせてがくがくと体を揺すった。ぐじゅぐじゅと卑猥な音が大きく響く。
このまま時が止まればいい。陳腐な恋愛映画の台詞が、今なら真理だとわかる。
ふと視線を下ろすと、組み敷かれたような体制の大徳寺がこちらを見ながら泣いていた。

「恵美さん、わたしは、わたし、はっ、死にたく、ない!」



死にたくない!死にたくない!鋭い痛みを訴えるはりぼての心臓を掻き毟って、大徳寺は狂ったように吼えた。
「わたしの命、わたしのからだ、わたしの……っ!」


大徳寺の律動が一層激しくなる。未熟な少年の姿で、この男は最初で最後のオルガズムを知る。
性と生を目の当たりにし、その先の死に怯えている――
恵美はそっと手を伸ばすと、大徳寺の頭を抱きしめそのあたたかな乳房に埋めた。
体を貫く一瞬の電撃の後、子宮を満たす甘く苦い水を感じ、恵美もまた絶頂を迎えた。
それから大徳寺の目尻から流れる涙を舌で舐めとった。
塩辛かった。ありきたりな人間の涙だった。

それから二人はいろいろなことを話し合った。
錬金術のこと、医学のこと、猫のこと、デュエルのこと、教育のこと、お互いのこと、話は尽きなかった。時間はあまりに短かった。
勤勉な鶏は夜明け前に啼いた。辺りはまだ暗い。
だが確実に陽の昇る時間が来ていた。
恵美の体には、心地よい疲労と眠りが訪れていた。手足がしびれ、意識がぼやけていく。
隣にいた大徳寺が、そっと体を起こすのがわかった。呂律の回らないまま、恵美は最後の願いを口にした。



「歌ってて。私が眠るまででいいから、ここにいて」

174670:2008/12/08(月) 21:41:51 ID:8HXxUQrW
大徳寺は恵美の頭を優しくあやすように撫でながら、低い声で歌い出した。


『スカボローの市場に行くのかい
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム
そこにいる女によろしく言っておくれ
かつて真に愛した人なんだ』


爪先が音もなく崩れていく。


『木綿のシャツを作るよう 伝えておくれ
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム
縫い目も針跡もつけないで
そしたら彼女は私の恋人』


皮膚がひび割れ、砕けていく。


『1エーカーの土地を探すよう 伝えておくれ
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム
浜辺と波のその間に
そしたら彼女は私の恋人』


撫でるのをやめた手も砂になる。


『革の鎌で刈り取りするよう 伝えておくれ
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム
ヒースの房で束にして
そしたら彼女は私の恋人』


さらさらと、すべてシーツに零れ落ちる。
最後のホムンクルス【メタトロン】その最大の欠点は精巧さ故の脆さ、
培養液の庇護のない空間では長くその形を保持できないことだった。
砂の中から浮かび上がった淡い魂は、ちかっ、ちかっ、と切なげに瞬くと、
窓ガラスをすり抜け部屋を去っていった。


「にゃー」
「やあファラオ、待っててくれたんですかニャ」
「ふにゃぁお」
「ええ、そうですニャ。……さよなら、恵美さん」


175670:2008/12/08(月) 21:43:09 ID:8HXxUQrW
それからいくとせのちのことである。

「アカデミアも久しぶりだぜ……」
「卒業証書を学園に何年も忘れっぱなしなんて、十代君もおっちょこちょいだニャー」
<大人になったとかいっても所詮十代だもん。連絡してくれたクロノス校長に感謝しなよ>
「ぶにゃー」
クリクリー。
「……人外がよってたかって俺を馬鹿にする……」

定期船を降り、懐かしい道のりを一同は歩いて行く。
「見ろよ、レッド寮がまだ残ってるぜ……ファラオ?」
ファラオがヒゲをびりびりと震わせ、全身の毛を逆立てている。
「……ふんぐるい むぐるうなふ くとぅぐあ ふぉまるはうと 、うにゃーっ!!!」

突如謎の雄叫びを上げたかと思うと、レッド寮へ向かい猛進していった。
普段のものぐさ猫ぶりからは想像できないスピードで土煙を上げ、みるみるうちに遠ざかっていく。
「いきなりなんだアイツは?!」
<テンションがハイってやつじゃない?懐かしいんだよきっと>
「うーん、まあ、ほっとくか……大丈夫だろう先生もいるわけだし」
単に面倒なのだが、とりあえず放置して用事を済ませようと十代が体の向きを変えた瞬間、


「……十代君?!」
「え?!……あっ、あ、鮎川先生!」

目の前にいたのは鮎川恵美だった。土に汚れたジャージ姿で、おまけに大きなシャベルを手にしている。
「久しぶりね。大会はお休み中?」
「ああ、今日はちょっと用事があってさ。その格好、なんですか」
鮎川は快活に笑った。「これ?レッド寮の裏手の土地を使わせてもらってるの。見てみる?」
促されるままにレッド寮まで案内された十代の視界に、鮮やかな緑が広がった。根元に置かれたプレートには、

"Pasley" "Sage" "Rosemary" "Thyme" "Basil" "Laurel" ...


「最初はね、気休めみたいなものだったの。そしたら何だかどんどんハマっちゃって」
今じゃちょっとした庭よ庭!自慢げに鮎川は胸を張った。
「歌の通りにはいかなかったけど。でも、帰ってきてくれたんだと思ってるわ」
「えっ」十代はどきりとした。「それって先生、見えて――」

脇の茂みから飛び出たファラオが喚く。「にゃああーーー!」
「あーもーファラオうるせー!」
「ファラオ!相変わらず元気ね!」
鮎川の足元に体を擦り寄せると、ファラオは盛大にあくびをした。口から魂がよろよろと現れる。
<あー、どったのセンセ>
「信じられない。こんなことって、ああ、『金より尊き天の至宝』――」



おかあさあん。

澄み渡る空に少年の声がした。
176670:2008/12/08(月) 21:46:13 ID:8HXxUQrW
Aでおねがいします
あと下げ忘れてごめんなさい
177131:2008/12/08(月) 22:06:17 ID:aruwMwCq
>>176
GJ!そしてA指令受け取りました。
むしろこんなぶった切りにくいネタを考えた俺が責められるべき。
※ちょっとだけ没ネタバレ。>>170でAが選ばれていた場合、エロエロ調教ルートが用意されてました。
それでは引き続きこちらのルートをお楽しみください。



「模範デュエルの代表なんだから、授業くらいは出ないとな…」
「あら?ふふっ、ちょ〜っとだけボウヤのこと見直したわよ?」
…ごめんなさい本音は死者蘇生が欲しいだけです。
生徒の安全?何それ美味しいの?な地下探索授業を続けること数時間。
侵入者撃退用フルバーンデッキのお陰で順調に地下へと驀進する俺たち。
藤原の方もデッキが神に魅入られたかの様に回っており、負ける気がしない。と…
「ね、ねぇ…。ちょっと待って…」
藤原が前を行く俺を呼び止めた
「どうした?何か見つけたのか?」
「ちょ、ちょっと落し物してしまったわ…。探してくるから少しだけ待ってて頂戴」
「単独行動は危険だって、二人で探した方が早いし、俺も戻る」
「い、いいの。大丈夫だからここで待ってなさい。いいわね」
「大丈夫って…あ」
落ち着きの無い藤原の様子から状況が読めた。そりゃあ数時間も探索してるんだから…なぁ。
男で良かったと心の底から思える時である。
「気をつけてけよ、ここで待ってるから」
「え、ええ…すぐ戻るから待ってなさいボウヤ」
キョロキョロと周りを見渡しながら…周りからの死角を探す藤原。女って大変だなぁ…
さて、藤原が戻ってくるまで一休み…と思ったところで
「きゃああああああぁぁぁぁぁっ!!!!」
「!!」
間違いない、藤原の悲鳴だ。くそっ!多少恥をかかせてでも一緒に戻るべきだった!
「藤原!無事か!」
藤原が向かった先に走る俺の目の前に影が飛び出してきた!それの正体は…


A 侵入者!?
B …なんだネズミかよ
178名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 22:14:25 ID:1lyG0EX/
Aも気になるところだがここはBを選ばせてもらう
179131:2008/12/08(月) 23:00:44 ID:aruwMwCq
>>178
B把握。
>>170で調教ルートはB選択だた…。Aは今進行してるルートじゃないか



「…なんだネズミか」
ベタな落ちなのが気に食わないので耳になぜか持っていた丸い厚紙を1枚ずつ黒く塗ってつけてやった。
アカデミアの著作権訴訟も気になるがそれよりも藤原だ。腰を抜かしているんじゃないか?
「藤原、大丈夫か?」
「――っ!あっち行ってなさい!」
「そんな事言ってもお前どう見たって腰抜かして……あ」
へたり込んでいる藤原の下に水溜りが出来ていることに気付いた。
「やっちゃった…か」
「み、見るな!目を瞑りなさい!命令よ!」
「そんなこと言ってもお前動けないんだろ…よっと」
後ろから脇に手を入れて藤原を立たせると、水溜りの上から避難させた。あとは…
「ん、と…あったポケットティッシュ。…四次○ポケット付きか俺のズボン?」
再び座り込んでいる藤原。多分現実を受け入れられないんだろう。
「とりあえず下着脱げよ藤原」
「……下品な冗談は止めなさい。笑えないわよ」
「ションベンパンツを穿いたままでいる気なら構わないけどな」
ストレートな言い回しが堪えたらしい。藤原が(こっちをみるなと念を押した上で)下着に手を掛け…
「あ、あら?…あら…?」
座り込んだまま奇妙な踊りを踊る藤原。どうやら腰が抜けたと同時に力も抜けたようだ。
「あーもう、しょうがない!」
180131:2008/12/08(月) 23:02:11 ID:aruwMwCq
極力藤原から視線を逸らしてスカートの中に手を突っ込み下着を摺り下ろす。
「な、何をするのよこの変態!」
「知るか!ここで起こったことは悪い夢だ!だから外に出れば全て忘れる!いいな!」
「…っ!ふん、まぁいいわ。ボウヤにとっては光栄な夢ね」
どうやら藤原の許しが出たらしい。あとはティッシュで藤原の……を……うん。
見ないようにと頑張るが、それでも視界の片隅に入ってしまう藤原の大事な…あれ?
「藤原…お前…、下の毛が無……」
――――ドガッ!!
効いた、今の蹴りは効いた
「何か言ったかしら?」
「言って無い、何も見て無い…げふっ」
「そ、じゃあ今日はもう戻るわよ」
「そうだよな、ノーパンで歩き回る訳には…なんでもないです殺さないで」
その後、午後の授業を休んだ藤原は新しい下着をお召しになって戻ってきた。
さて、放課後はどこに行こうか…



A 静かな森の…発電所?
B ブルー女子寮なら対戦相手が多いかな?
C ボクは真面目だから教室で自習するんだよ!
181131:2008/12/08(月) 23:03:15 ID:aruwMwCq
今日はここまでにさせて頂きます。
選択肢は↓5人のうち秒数が一番大きい人の物を採用ということで…
182名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:05:59 ID:CoBavNUi
Bで
183名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:06:58 ID:NtlE2PYG
Bだぜ!

ちなみに森にあるのは変電施設な
184名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:09:59 ID:1lyG0EX/
Bを選ばせてもらう
185名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:12:58 ID:iZD7M7jI
>>174
乙 やっぱ大徳寺先生の小説いいな
>>181
雪乃さん まじいいわ Bで
TFキャラで一番好きだ
所で後1時間程度で
TF3準拠のカミューラとTF3主人公出来そうなんだが
投下してもだいじょうぶ?
186名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:19:53 ID:J+agikoA
ここはC
187131:2008/12/08(月) 23:28:40 ID:aruwMwCq
何だこの秒数…正直住人の情熱を舐めてた…
>>185
どんどん投下してOKです。俺の駄文を流してしまうんだ!
188名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:42:25 ID:YmnmuUDc
>>185
俺に言えるのはただ一言のみ
ハリーハリーハリー!!!

こんな神スレがあったとは……こいつは参ったぜ

雪乃さんを今攻略中だぜ……案外強いのねこの人
189名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:50:25 ID:SD6w71jR
推理ゲートは舐めちゃいけない
190131:2008/12/09(火) 00:02:45 ID:aruwMwCq
大筋作ってるうちに完成してしまったので予定外にB選択投下。ホントに今夜はこれで最後。
Q.なんで主人公は真紅眼デッキなの?
A.俺が使っているデッキだからに決まってるだろ!



「行きなさい、タイラント・ドラゴン!」
「行くぜ!真紅眼の攻撃!」
寮の近くならば人が集まっているはず…その読みは当たり、対戦相手に困ることは無かった。
俺と藤原のコンビネーションも冴えている。今日は調子が良い。
「負けちゃった〜。すごいね〜流石卒業生代表!」
「その呼び方はやめてくれ…」
「あはは!照れてる照れてる〜」
対戦相手と話をしていると、藤原が会話に割って入ってきた。
「ちょっと、終わったらアッチへ行ってくれる?私達は暇じゃないの」
「えっ…?あ、うん…それじゃあね…」
「ちょっ、藤原、あんな言い方は無いだろう?」
「貴方も所詮ボウヤね。チヤホヤされていい気になって。勝っているのは私のお陰なのに」
さすがにこれにはカチンときた。
「はぁ!?俺がどんだけフォローしてたか気付かなかったとは言わせねぇぞ!?」
「ふふっ、それも余計なお世話だったのよ。私一人でもお釣りが来る位だもの」
「…どうやら口で言っても判らないようだな」
「ふふっ、久しぶりに遊んであげるわボウヤ。かかっていらっしゃい」
どうしてこんなことになったのか…さっきまでのパートナーと向かい合う俺。
だが…負けるわけにはいかない!!

「魔法カード発動!黒炎弾!」
「くっ!?」
「ターンエンド。さぁ光の護封剣の効果も消えたぞ、どうするんだ」
あと一撃で藤原のライフは0、壁モンスターもいない。もう少しで俺の勝ちだ
「私のターン!…ふふっ魔法カード「名推理」を発動!」
「なっ!?」
「残念だったわねボウヤ…せめて足掻いて、私を楽しませてみせなさい」
だが藤原の手札はこれで0…ここで「推理」が的中すれば…
俺が宣言するモンスターのレベルは……


A 8だ!
B 6だ!
191名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:05:05 ID:ov754ljS
基本のAで
192名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:12:18 ID:eIs7bagu
TF持ってない俺には藤原といったらワカメしか思いつかんw
193名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:19:01 ID:AgKj8htX
>>192お前は俺か
ニコニコ辺りで探すか…
194名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:21:33 ID:7HjW+V7T
なんか速攻で見つかったけど
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1467787

TF持ってない奴はこれ参照って事で。
195名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:26:43 ID:KoCZUGZI

TF3の主人公とTF3のカミューラで書いてみました。
内容はカミューラとのED後の話なので、
ネタバレにご注意ください。


設定としては
カミューラが幻魔の扉で魂を取られる→幻魔に魂を弄ばれる→異次元でユベル、覇王大暴れ
→カミューラの魂で遊んでる場合じゃないので解放→主人公とタッグを組む→現在
な感じです。
いい小説が続いた後でこの作品ではあれですが、楽しんでいただければ幸いです。
196名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:35:07 ID:KoCZUGZI
いい男全然いないじゃない! どうなってんのよ?」
安価なモーテルの一室で女性の声がこだまする。
どうやら今日のカミューラは機嫌あまり良くないらしい。

3年前までまだ頼りなかった赤い帽子の少年も、今ではデュエルアカデミアを卒業し、
様々な土地を旅している。まだ見ぬ強いデュエリストと戦うために。
最後の卒業デュエルのパートナーとなったカミューラもこの旅に連れ添っている。
彼女もまた強いデュエリストと出会うために旅をしているが、
こちらの趣旨は少し違うようだ。

「栄光あるヴァンパイア一族復活のためには、
強くていい男のデュエリストが必要だというのに・・」
カミューラはヴァンパイア一族復活のため、強くていい男の遺伝子を欲していた。
旅を始めて半年程度、まだ彼女の眼鏡に適う強くハンサムなデュエリストは現れない。
「それに全然強くていい男の血液を吸えないじゃないの。
これならアンタの旅に同行しないで、アカデミアでいい男が現れるのを待った方が早かったわ
ヴァンパイアにとって高レベルのデュエリストの血液を吸うのは最高の快楽なのよ。
まあアンタにはわからないでしょうけど」
どうやらこれがイライラの原因のようだ。
ヴァンパイア一族にとって強いデュエリストの血を吸うことは快楽らしい。
それも相手のデュエリストが強ければ強いほどその快楽は大きくなる。
さして彼女は最近、強いデュエリストの血液にはありつけていない。おそらくは欲求不満なのだろう
197名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:35:56 ID:KoCZUGZI
ふと気がづくとカミューラの目つきが鋭いものになっているのに気づいた。
デュエリストの感だろうか。不穏なものを感じると彼女を注視した。
「なによ。何見てンのよ、、、
はぁ・・ 近くに手頃なデュエリストは居そうにないし、
今日はアンタのまずそうな血で我慢するしかなさそうね。顔もいまいちだけど仕方ないわね。」
そう言うカミューラの目は笑っていない。どうやら本気のようだ。
ベットの上に座っていた自分の体が緊張で固くなったのを感じた。
「なにビクビクしてんのよ。 前にも言ったでしょ。
ヴァンパイアに血吸われたってアンタがヴァンパイアになるわけじゃないし、
多少血を吸われたぐらいで死ぬ分けないじゃない。 映画の見過ぎよ」
そう言うとカミューラはゆっくりと自分の座るベッドの方へ近づいてきた。
おそらくもう逃れることは出来ないのだろう。

彼女が近づくにつれ、彼女から発せられる何とも言えない香りが鼻孔をくすぐる。
彼女の体から、それとも髪から発せられているのだろうか。心の落ち着く優しい匂いだ。
そしてカミューラにベッドに押し倒されると、彼女の服の隙間から二つの双房が見え
薄い服の上から彼女の女性らしい丸みの帯びた体が密着する。
思わぬ刺激に自分の体、そして自分の体の一部が熱を帯び膨張しているのがわかった。
自分の膨張した下半身が、カミューラの下半身に密着している。
カミューラもその事に気づいたのだろう。不敵な笑みを浮かべている。
「あら アンタこれから血を吸われるって言うのに興奮してるワケ?
アタシはとんだ変態をタッグパートにしているようね。
下僕が主人に欲情するなんてアンタもだいぶ偉くなったのね。
フフッ アタシに血を吸われることを光栄に思いなさい!」

カミューラの牙が首筋に噛みみつくと共に、不思議な快感が襲ってきた。
チクリとしたのは最初だけ。後はただ体の隅から隅まで激しく愛撫されるような感覚が包み込み、
体の血液が熱くなり皮膚が敏感になっているのがわかった。
1秒が永遠にも感じられるそんな快感が体を走り抜けた。
自分の血が少しだが抜けていくのがわかる。
だがそれに反して自分の息子はいつもより硬く、大きく勃起しているようだった。
カミューラの牙がゆっくり首筋から離れていく。が体は余韻に浸ったままだ。
198名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:37:17 ID:KoCZUGZI
「ごちそうさまでした♪思ったよりも美味しかったわよ。」
そう言うカミューラの顔はどこか紅潮し、甘美な表情をしている。
そして段々呼吸が荒くなっていくき、吐息が漏れだした。
「あ・・あっうぁあぁぁ・・何?何なのよこれ!!?」
カミューラは体を震わせ、予期せぬ快楽に体を蹂躙されていた。
薄い服からは二つの双房の頂点、乳首が大きく勃起しているのがわかった。
快感にふるえたその体からは服がはだけ、美しい胸と硬くピンと張った乳首が自己主張している
そして自らその美しい体を弄り始めた。片方の手は胸とその頂点を、
片方は既に愛液の分泌しだした女性器と上の花心をぬちゃぬちゃと貪り乱れ狂っている。
「ああぁぁ!。 イイぃ・! 始めてぇぇ・・・ こんなにいいの始めてぇ!!!」

ヴァンパイアにとって高LVのデュエリストの血液、それは媚薬そのもの
彼女を逝き狂わせるには彼のデュエリストのLVは十分すぎるほどだった。
彼の血液はカミューラの秘所を、性感帯を、皮膚を卑猥なほど感じさせ
彼女にはその快楽に抗うすでなど用意されていなかった。

「だ・だめ!・・あぃ逝く〜 はぁあぁぁんんん!!」
いつの間にか彼女の服は完全にはだけ、その耽美な裸体を彼の前に晒しながら自慰にふける。
カミューラの張りつめた、放漫な乳の頂点からは白い液が愛液のようにチロチロと流れていた。
母乳は元もと血液の変化したもの。彼の血が彼女の体に影響を与えたせいだろうか。
ただ栓の無い母乳の噴出口からは彼女が逝くたびに止めどなく溢れ発射していた。
カミューラの体からは汗や愛液があふれ、この部屋を雌の発情した匂いで包んでいた。
それはまるでその場全体を包み込むフィールド魔法のように。
199名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:38:27 ID:KoCZUGZI
何度目の絶頂だろうか
「いいぃ また逝っちゃう!! だだめぇぇっぁあ・・
み、見てないで早く ああ 入れ ぁ  私に・・入れてぇー!!!」
そう言われ彼ははっとした。目の前にハレンチな光景にただ興奮して身動き一つ取れなかった。
ただその間にも彼のあそこからは我慢汁がながれズボンまでもびっしょりと濡れていた。
ズボンを脱ぐと餌を待ちきれない子犬のようにカミューラが股と女性器を拡げ待っている。
(「入れて欲しければ 跪いて『入れて下さいご主人様と言え』)などと加虐的な事を考えるが、
どうやらそんな余裕は無いようだ。 既に何度も絶頂を迎えヒクヒクと動きだらしなく愛液を垂らす秘所。
端正な顔をあまりの快楽に崩しながらも、その表情は彼の性器を哀願している。
そして何より誇り高きヴァンパイアである彼女が自ら股を拡げているのだ。よほど欲しいのだろう。
彼はゆっくりとカミューラの蜜壺に肉棒を差し込んだ。

「ああぁん ああぁ・・!!!来るぅうう いやぁぁああ!」
カミューラの嬌声がまた一段と大きくなる。 それにあえぎ声につられて肉棒が更に大きくなっているのを感じる。
彼女の中はすでに愛液でどろどろに熱くなっており、膣の肉壁が彼の竿に亀頭にヌルりと絡みつく
大きめの彼の肉棒も大量の愛液の潤滑油で難なくカミューラを奥まで貫き、
子宮口への刺激と共に、ぬちゃぬうちゃと卑猥な響きをとどろかせる。
彼が彼女の入り口との抽出を繰り返すたびに、たわわに実った乳房は揺らし母乳を垂れ流していった。
「あああ!!!・・ いいいい!!んんんんぁぁぁ!」
カミューラの嬌声が悲鳴に近いものになってきている。そろそろ終わりも近いのだろう。
彼女の肉壁が自分の精子を搾り取ろうと動き、締め付けてくる。
「あっ熱い 来てるるぅう・あっ熱い いくぅうう!!」
精を注ぎ込むと同時にカミューラの体がぴくんぴくんと痙攣し絶頂を迎えたことを知らせる。
まだカミューラの肉壺は最後の一滴まで搾り取ろうとぐにゅぐにゅうと動くのを止めず、
乳首からは乳が静かにその流れを止めようとしていた。
視点は定まっていない。おそらく今は何も見えていないのだろう。
200名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:39:26 ID:KoCZUGZI
シャアアアアア 浴室にシャワーの音がこだまする。
愛液でベトベトになった体を洗い流す。だが体の余韻までは流せないようだ。
「なんで?アンタの血液あんなににおいしいのよ
おいしいなら『私の血は美味しいです』とか自己申告しなさい。本当使えないわね」
あれほど恥ずかしいところを見られた虚勢だろうか?あるいは本心から言っているのかも知れない。
「顔はいい男とチェンジして欲しいのだけど、、、
まぁヴァンパイア一族復活のためには優秀なデュエリストの遺伝子は必要不可欠なのよね。
あなたで妥協するわ。」
そういうとカミューラはフフと笑った。この期に及んでも立場は逆転していないようだ。
「ヴァンパイア一族な復活のためには、、、そうね最低でも12,13人は子供が欲しいわね。
あなたの血と濃い精液が毎晩味わえるかと思うと今からゾクゾクするわ」
ヴァンパイア一族の復活が早いか、帽子の彼の子種が枯れるのが先か、それは誰にもわからない。
夜のタッグフォースフォーエバー
201名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:42:10 ID:KoCZUGZI
以上です。
もしTFでカミューラと組む機会があればニンニクパンをあたえてやって下さい。
彼女はこのドローパンが大好物です。

三沢とタニアでお前を逝かせる方程式はすでに完成しているとか、
剣山、うさみんで剣山君のブラキオザウルス大きいとか
悟りレイと一緒にお風呂とか
5dsの狭霧深影さんとかで妄想楽しいです。
つたない小説でしたが読んでくれた人が少しでも妄想を膨らましてくれれば光栄です

最後に小ネタを一つ TFの相手デュエリストはLVがMAX10
カミューラ「あんたのデュエリストLVいくつよ」
主人公「今はLV49です」
カミューラ「・・・え・・・!?」
主人公「あと一回デュエルすればLV50ですね。」
カミューラ「・・・う、うわあ・・・ああ・・・ああああああああああ(デュエル場から転げ落ちる)」
主人公「どうかしましたか?」
カミューラ「ああ、あふゥッ・・・ひいいい・・ガクガク(足が震える)」
主人公「やだなあ、そんなに驚かないでくださいよ」
カミューラ「ああ・・あ・・ああ・・・ビクンビクン(小水を漏らす)」
主人公「ちなみにLV99まであがります。」
カミューラ「あんっ!ああん・・らめ・・・もうらめえ!ビクンビクン(潮を吹く)」
202名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 01:01:25 ID:L2d4UlYw
なんなんだこの良作ラッシュは…全員GJ!
670さんの大徳寺先生と鮎川先生の話が最後まで読めて良かった
ずっと待ってたよ!
203名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 01:48:42 ID:Yymgbhb7
カミューラとタッグ組んだけどドローパンなんざ一つも与えずにとっととハート2まで溜めて
デッキ編集できるようになったらいつも通り速攻でシンクロライロに作り変えて無双してました、サーセンwww

>>201見て
CPUがお馬鹿なのはデュエリストLvの最高が低いせいだと思ったらなんとなく納得した
204名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 01:54:41 ID:dP+BfYdK
三沢め・・・ピケルを捨ててエクスクルーダーを取るとは・・・
205名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 06:50:54 ID:MLfSxETQ
今回ドローパンのメリットが具無しぐらいしか無いもんなー

今回は妄想のしがいがあり過ぎて困る。雪乃EDとかなんかエロイし。
206名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 19:15:22 ID:sarOFSB5
     いいか、みんな
        (゚д゚ )
        (| y |)

      無知と無知では単なるバカだが、
      無知 ( ゚д゚) 無知
       \/| y |\/

   二つ合わさればいい女となる。
        ( ゚д゚) ムチムチ
        (\/\/
207名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 19:19:43 ID:HR/Zl0Jv
本スレから乙です
208131:2008/12/09(火) 20:16:39 ID:cEwV4ans
>>191
おまたせしましたA選択続きです。
実はまだ雪乃は未クリアだったり…時間が欲しいぜ畜生



「モンスターレベルは8だ!」
セオリー通りの宣言をした直後に「しまった」と思った。
藤原のデッキのモンスターは半上級と最上級を上手く混在させてある。
ホワイト・ホーンズ・ドラゴンあたりが出てきたら厄介だ、もう少し考えるべきだったか…
「ふふっ…それじゃあ覚悟はいいわね?まずは一枚目…」
藤原がデッキからカードをめくり始める。
魔法カード…罠カード…罠カード…罠…魔法…そして、オレンジ枠のカードが引かれた
「ふふっ、引いたわ…カードは…混沌の黒魔術師…レベル8!?」
…つまり推理は的中。全てのカードは墓地に置かれ、手札は0、場ががら空きの藤原には物理的に逆転は不可能だ。
「まさか…ここまできてボウヤに負けるなんて…ふふっちょっとだけ見直してあげるわ」
…どうでもいいが今までに見直されたポイントを加算してけばかなり男を上げているんじゃないかと思う。
「ま、とりあえず俺の勝ちだ。今後は少しタッグやパートナーの考えを改めてくれよ」
そして次の対戦相手を探そうとする俺の腕が藤原につかまれた
「待ちなさい…私に勝ったんだもの…ボウヤにご褒美をあげるわ」
「ご褒美って…レアカードでもくれるのか?」
「ふふっ…発想がやっぱりボウヤね。…いいこと?ご褒美に私がボウヤを…男にしてあげる」
……落ち着け、すぐに下半身に直結させるな。きっとこんなオチに決まってる。
「ボウヤ呼ばわりをやめてくれるのか?」
「…ここにきてまでムードの無い言葉を言わないで頂戴」
そういって藤原は俺の手をとると自分の胸へと導いた。
服の上からでもわかるボリュームと、乱暴にしたら崩れてしまいそうな柔らかさが右手に伝わる。
「わかったかしら?それじゃあ私の部屋に行きましょ」
俺はただただ藤原の後をついていくしかない。
男子禁制の女子寮だが、藤原が「二人でデッキの調整をしたい」というと鮎川先生の許可はあっさり下りた。
広いブルー寮の部屋に入り施錠をすると藤原はためらいなく全裸になると身をベッドに投げ出した。
文句の付けようの無い身体が無防備に目の前に晒されている。未だに実感が沸かない…
「…来なさい。光栄に思うのね、全部受け止めてあげるわ」
自ら足を開いて(無毛の)性器を指で開いて誘ってくる藤原―――。
209131:2008/12/09(火) 20:17:40 ID:cEwV4ans
「ま、待てよ。こういうのって準備が必要なんじゃないのか?その…濡らしたりとか…」
「知識だけは一人前ね。ムダよ、ボウヤなんかに濡れるはずがないもの」
そこまで言うなら…お望み通りやってやる。
俺は藤原の痴態に既に臨戦状態になっている息子を取り出すと、前戯無く藤原に押し込んだ。
「ぐ…くぅっ!あぁ…うぐっ……かはっ!!」
濡れていない膣内は凄い抵抗だったが構わず奥までブチ込んだ。
とは言え藤原の苦しむ顔に良心の呵責を感じて結合部の状態を見ると……血!?
「藤原!お前血が……まさか初めてじゃ!?」
「…雪乃」
「え?」
「雪乃って…呼びなさい。わかったわね」
ここにきてようやく藤原…もとい雪乃の目論見に気付いた。まったく、十代のことを朴念仁と言えた立場じゃない。
「…雪乃」
「…うん」
「…雪乃」
「…ふふっ、オウムみたいに繰り返してないで…好きにしていいのよ?勝者のご褒美なんだから」
涙を浮かべてるくせにいつものように余裕に満ちた態度をとる雪乃だが、可愛いとしか思えない。
「それじゃ、雪乃を好き放題させてもらうぜ。泣いて謝っても聞かないからな?」
俺は怯えを隠しきれない雪乃の…



A ファーストキスもGET!
B その身体を容赦なく弄んでやる
210名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 20:29:08 ID:dCq6jD/c
Aで
211131:2008/12/09(火) 21:07:26 ID:cEwV4ans
>>210
A把握です。


「雪乃、お前さ…初めてだったけど…その…男と付き合ったことが無いのか?」
「…こんなときに昔の男のことを聞くの?…あるわけないじゃない」
「そっか、じゃあこっちも初めてだよな?」
「えっ…?むぐぅっ!?」
雪乃の艶やかな唇に自分の唇を重ねる。
驚きに身を硬くした雪乃だが、すぐに身体の力が抜けた。
それをOKのサインと受け取った俺は調子に乗って舌を雪乃の口内に侵入させ、雪乃の舌を絡め取る。
「ん〜…んふぅ…んっ、ん〜んむぅ…」
目の前には蕩けた瞳の雪乃の美貌。
雪乃の口内に侵入している舌は、今や雪乃の舌の熱烈な歓迎を受けている。
そして強引に引き裂かれた雪乃の膣内は今や愛液を溢れさせていて肉茎が溶けてしまいそうに熱い。
それだけじゃなく、雪乃の膣壁が肉茎に絡みつき、蠢いている。
経験がほとんど無い俺だが、断言できる。雪乃は名器だ、それもハンパじゃないほどの。
このままじゃあ入れてるだけで果ててしまう。せめて少しは動いてから…この考えが既に負けだが…。
雪乃を気遣うようにゆっくりと円を描くように腰を動かす。
当の雪乃は四肢を使って俺にしがみついて離れようとしない。
雪乃の反応を見ながら腰の動きを大きくしているうちに、いつの間にか激しいピストンになっていた。
「んっ、んっ、んっ、…ん―――っ!んむぅ、んちゅ」
唇を塞がれている雪乃の喘ぎはくぐもった吐息になって俺の口に流れ込んでくる。
その甘い香りが俺の臨界をさらに早いものにする。
(そ、そろそろやばい…ど、どうしようか…)
限界を迎えた俺は雪乃の…




A 全身にマーキングする
B 子宮を精液まみれにする
212名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:09:28 ID:MLfSxETQ
Aで
213131:2008/12/09(火) 21:46:33 ID:cEwV4ans
>>212
A把握です。相変わらず反応が早い…



(このままっ…雪乃の全てを汚してやりたい…っ!)
限界を迎えた俺は黒い独占欲に従って、ペニスを抜き取り雪乃の身体に射精した。
端正な顔、形のいい乳房、引き締まった腹部、細い腰、そして無毛の股間に白濁が降り注いでいく。
「あ…ああ…すごい…いっぱい。こんなに出すなんて…」
夢見心地の雪乃だったが、何を思ったのか出された精液を手を使って身体に擦り付け始めた。
顔にかけられた精液は躊躇無く口へ運び、腹や股間に出されたものを指に絡めて膣の中へ…
そんな痴態を目の前で見せ付けられて賢者モードでいられるだろうか、いやいられない(反語)
「そんなに欲しいなら直接注いでやるよ!雪乃ぉっ!」
瞬く間に臨戦態勢を取り戻した俺は雪乃に襲い掛かった。
その日、俺は獣のように何度も何度も雪乃を犯した。



「……夢か、またずいぶんと懐かしい…いや、まだ半年しかたってないか…」
アパートの一室で眠りから醒めた俺は身を起こした。
半年前…結局あのあと俺と雪乃は付き合うことにはならなかった。
数日後には卒業を迎えたのだからそれどころではなかったというのが大きな理由だ。
雪乃はデュエルカレッジに進学した。
かなりレベルの高いところのようだが、雪乃の実力なら大丈夫だろう。
俺はというと…卒業後しばらくしてプロのライセンスを手に入れた。
とはいってもまだスポンサーもついていない名前だけのプロだ。
地方の小さな大会や酔狂で作られたようなカードのテストで糊口をしのぐ生活だ。
それでも最近は賞金の額も増えてきて、少しマシな生活ができるようになってきた。
「雪乃…かぁ…。元気にやってるかなぁ…」
あれだけ良い女なんだから、きっと進学先で男も出来ているだろう。
そんなことを考えてるとなんだかへこんで来た。今日は仕事も無いので二度寝でもしようか…と
214131:2008/12/09(火) 21:47:06 ID:cEwV4ans
ピンポーン!
ここ2、3ヶ月鳴ったことのなかった部屋のチャイムが鳴らされた。
「…新聞なら間に合ってるぞ、○日新聞…」
そんなことをつぶやきながら部屋のドアを開けると…
「久しぶりね、元気だった?」
「あ、鮎川先生?」
アカデミアが誇る美人保険医、鮎川恵美先生が立っていた。
「ど、どうしてここに?」
「ええ、ちょっとBを選ばなかった>>167君にお礼参りをね…」
「え?」
「あ、ううんそうじゃなくて、あなたに大事な使命とプレゼントを届けに来たの」
「使命?プレゼント?ってこれは何です?」
話が見えないうちに手に何か握らされた。細いが丈夫そうな皮の…紐。
その紐の先を目で追っていくと…ドアの死角から姿を現した。それは…
「ゆ、雪乃!?」
夢の続きを見ている気分だった。雪乃が…目の前に立っている。
そして俺が握っている紐は…雪乃の首に巻かれた…首輪に繋がっている。
「ゆ、雪乃…これって一体…。いやその格好は…?」
そう、首輪に繋がれた姿だけでも問題なのに、それすら霞む格好を雪乃はしていたのだ。
その格好とは…



A ウェディングドレス…だと!?
B バ、バニーガール!?
215名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:49:32 ID:hd75AfWZ
>>214
Bが好き
216131:2008/12/09(火) 22:45:23 ID:cEwV4ans
>>215
B把握です。それでは〆に入ります。
Q.バニーのレオタードは黒なの赤なの?
A.自分の好きな色で妄想しろ



「バ、バニーガール!?」
尻のところに丸い尻尾のついたレオタード、腕に巻かれたカフス、そして長い耳のついたヘアバンド。
バニーガール以外の何者でもない姿の雪乃が目の前にいた。
「ゆ、雪乃がなんで!?っていうか使命って!?」
慌てて鮎川先生に説明を求める。
「アカデミアの設立目的は知っているかしら?」
「え?ええ、たしか次世代の優れたデュエリストを養成する…でしたよね」
「その通り。でもね、集めた素材を鍛えるだけじゃあ、養成機関としては不合格だと思わない?」
「え?」
「真に『次世代の』デュエリストを作り上げるのなら素材から…つまり優れたデュエリスト同士の子供を生み出さないと」
「……え…と…つまり…」
「ええ、プロデュエリストの貴方には雪乃ちゃんと子作りに励んで欲しいの」
あ、頭が痛くなってきた…
「そんな理由で女性にに無理矢理子供を産ませるんですか!?」
「あら?貴方の子供を産みたいって言うのは雪乃ちゃんの意思でもあるのよ?」
鮎川先生の言葉に雪乃の方に振り向くと顔を赤くして目を逸らした。
「雪乃ちゃんだけじゃいわ、プロジェクト参加女性は『交配相手』を選ぶ権利を与えられているの」
「…わかりました。じゃあどうして雪乃にあんな格好させるんですか!?」
「それはね…ウサギって実は人と同じで発情期が1年中続いてるの」
「は?」
「だからね…これから雪乃ちゃんと毎日交尾して、たくさん種付けしなさいっていうメッセージなの」
「……………………」
「それじゃあもう邪魔者は退散するわね、これから十代君の所にも行かなきゃいけないから」
去っていく鮎川先生の傍らに鮮やかな金髪と、一回り以上小柄な少女の二人の姿が見えた。
十代…頑張れ、生きろよ…。
217131:2008/12/09(火) 22:46:12 ID:cEwV4ans
「え…と、久しぶり…かな。鮎川先生の話って…」
話したいことも聞くべきことも山ほどあるのだが、言葉が出てこない。
「全部鮎川先生の言った通りよ…私は貴方との交尾を望んだメス。貴方は私を孕ませる義務があるの」
開口一番、雪乃の口からは冗談のようなセリフが飛び出してきた。
「メスって…」
「これ以上説明は必要ないでしょ?それとも女に恥をかかせるのが趣味だったりするの?」
この不遜な態度、間違いなく雪乃だ。
「それじゃあ今から雪乃を犯そうかな。今から冗談だっていっても遅いぜ?」
「ふふっ、半年前と同じ様なこと言うのね。いいわ、好きにしなさい」
その言葉に火がついた。もう自分でも止められない。
俺は雪乃をその場に押し倒すと、玄関先で雪乃と一つになった。
「ああっ、入ってきたぁ…久しぶり…。これが欲しかったの…」
「はぁ?進学して男が出来たんじゃないのかよ?」
「そんなの作るはずがないわ。指一本だって触れさせなかった。」
もちろんその言葉が真実か否か確かめる術は無い。が、俺にはわかった、雪乃は俺以外の男は知らない。
「早速一発中に出すぞ!溜まっていて濃い奴だから覚悟しろ…っ!」
雪乃の体内に容赦なく一発目を注ぎ込む。中出しの感覚に雪乃の身体が震えた。
「ああ…出てる出てる……。ふふっ、もっと頑張らないと。孕ませてくれるんでしょ?」
雪乃の挑発に答えるように雪乃を貫いたまま奥の部屋へと移動する。
首輪の紐をベッドの足に結び付けると雪乃の飼育準備は完了だ。
「これから毎日、雪乃と交尾するからな。…覚悟はいいな?」
「ふふっ、変態のオオカミさんに犯され続けるのね。いいわ、ドキドキする…」
期待に満ちた雪乃の熱視線に応え、雌ウサギを四つん這いにさせて後ろから貫いてやった。

俺と雪乃の愛欲に満ちた生活はこうして幕を開けたのだった…。
218131:2008/12/09(火) 22:47:13 ID:cEwV4ans
18禁TFストーリー、藤原雪乃編終了です。
選択肢の後のネタは選ばれなかったものを含めて全て変態すぎて自分の頭を疑うこと多々。
次が許されるならネタを貯めつつ週末あたりに投下したいと思います。
219名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 22:49:20 ID:Td4dIpKO
GJ! 
次も楽しみにしてます
220名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 22:50:19 ID:hd75AfWZ
神よGJ
次回も楽しみにしてる
221名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 22:50:47 ID:MLfSxETQ
うさぎなゆきのんか……リアルタイムでwktkできて最高だったぜ!!!

また来るのを正座しながら待つとするわ
222名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 23:49:53 ID:AgKj8htX
GJ、そして乙
鮎川先生の言動に以前孕ませスレでも投下されたSSを思い出したのは俺だけでいい
223131:2008/12/09(火) 23:57:25 ID:cEwV4ans
>>222
実は件のSSの内容を女子に救いのあるルールに改造したものだったりする
陵辱&輪姦イクナイ。パクリはもっとイクナイ
224名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 00:22:56 ID:ME/df1m3
途中で呼び方が雪乃になって良かったぜ
藤原だと顔芸が浮かぶから困るw
225名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 04:26:23 ID:+cEbdSaD
GJ。
突然の良作ラッシュ…何の前触れなんだ

>>172
泣いた。
最後まで読めてよかった
226名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 16:30:57 ID:iMlAyfOc
GJ。乙
>>167だけど素晴らしいものが見れてよかった

あれ?誰か来たようだ。ちょっと出てきますね
227名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 17:21:39 ID:K6m5nTdj
今日の5dsはカーリーがAMに潜入か…
デュエルに負けてAMに監禁されて集団レイプにされるって感じの作品来ないかなー
228名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 18:52:49 ID:yCr252QW
カーリー(´;ω;`)
229名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 19:42:25 ID:i86G9RYf
アキさんの出番が最近多くていいね

で、セイコさんルートとかないのかなあ
230名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 20:24:36 ID:FtcjzYnn
カーリーが子作りする気満々でワロタ
231131:2008/12/10(水) 21:03:02 ID:kTp9uPYu
どうにもネタが枯渇しつつあるので先にルートだけ決めさせてください。
3週目につきオープニングイベント省略でw

主人公の名前は?


A オシリスレッド三年 遊城十代
B 俺はお前だ、考えるな(略
232名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 21:04:31 ID:e8Eq7B52
Aで
233131:2008/12/10(水) 21:14:03 ID:kTp9uPYu
>>232
A了解しました。
パートナーを選んでください



A 天上院明日香
B 早乙女レイ
234名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 21:14:48 ID:FtcjzYnn
Bを選ばせてもらう
235131:2008/12/10(水) 21:17:24 ID:kTp9uPYu
主人公:遊城十代
パートナー:早乙女レイ
で頑張ります。

TF3をやっていてもマップの建造物からエロシチュエーションを
考えるようになってしまった俺を誰か助けて
236131:2008/12/10(水) 22:09:52 ID:kTp9uPYu
十代主人公のレイルートその1です。
予めお断り&謝罪しておきますが、レイのキャラクターの問題で全体的にコミカル&エロ薄めです。


「十〜代っ!朝だよ!起きないとっ!」
明るい声と共に布団が引き剥がされる。
嫌だ、寝てたい。せっかく卒業模範タッグの代表にならずに済んだのに…
<ふふふ…可愛いものじゃないか。これだけ慕われてるんだから喜びなよ>
(喜べってなぁ…いくらなんでもこう毎日毎日…)
他人事だと思ってユベルも気楽なものだ。
それにしても俺と融合してからユベルも随分と丸くなっている。
異世界にいた頃は「十代に近づく奴は男だろうが女だろうが殺る!」だったのに…
<ふふふ…そんなヤキモチを焼くような関係じゃないからね。
誰がどれだけ十代と親しくなっても、たとえ肉体関係になっても、ボクと十代との距離には敵わないのさ>
心の中を読むな心の中を…
「…?十代?どうかした?やっぱりまだ眠い?」
「ん?ああ…なんでもない。起きるよ、いつもありがとなレイ」
「ま〜っかせなさい!なんたってボクは十代のパートナーなんだからね!…えへへぇ〜」
まぁこの満開の笑顔を見てると、多少の悩みは吹き飛ぶのだから文句も言えない。
「さぁ十代!早く出かけよ!時間が勿体無いよ!」



A 真面目に授業に出るか…
B まずは食堂で腹ごしらえ
237名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 22:21:11 ID:M+NXYsRp
Bで
238131:2008/12/10(水) 23:04:14 ID:kTp9uPYu
>>237
B了解です。
先にルートを決めておくと早いな…今度からこのパターンにするか…


「とりあえず腹が減ったなぁ、朝飯にするか」
俺の言葉にレイが何故か満面の笑みを浮かべた
「お腹減ったんだ?お腹減ったよねぇ!」
「……?」
「さぁ早く食堂に行こう!早く!早く早く!」
妙に急かしてくるレイに背中を押されて寮の階段を落ちそうになりながら食堂へ向かう。
「おや、十代ちゃんにレイちゃん!おはよう、待ってたよ!」
トメさんが台所…もといキッチンから顔を出して挨拶をしてくる…待っていた?
「おはようトメさん!ありがとう、それにワガママ言ってごめんなさい」
「良いんだよぅ。それにしても十代ちゃんは果報者だねぇ」
そう言ってレイに可愛らしいエプロンを着せてやるトメさん。なんとなく合点が行った。
「えへへ…、待っててね十代。すぐに美味しい朝ごはんを食べさせてあげるから!」
弾むようなステップでキッチンに消えていくレイ。うん、他に人がいなくて良かった…
「うわ!?」とか「あれぇ〜?」とか不安な声が時折聞こえるが、それでも良い匂いが漂って来た。
と、視界の隅に黒い物体が横切りキッチンへと消えていった…
「え!?き、きゃああああああああああああーーーーーーーー!!!!」
世界がひっくり返るような悲鳴に続いて、黒い悪魔G、次いでレイが飛び出してきた。
「ゴキブリ!ゴキブリ!いやああああああ!!!」
世界をひっくり返す悲鳴に続いて、世界の名前と共に現われそうな程の大量の包丁がレイの手から放たれた。
どこからこんなに沢山の包丁が…じゃなくてこのままじゃ命が危ない。
「お、落ち着け!レイ、ゴキブリは逃げた!逃げたから!」
「いやぁ!逃げたぁ!?また出てくる!いやいやいや!!」
狂乱状態のレイが落ち着きを取り戻すまで、食堂は戦場と化した。
その後、片付けと朝食…もとい昼食を食べさせられた俺に授業に出る時間は残されていなかった…。
それでもレイの上目遣いの謝罪と、出された味噌汁によって俺は全てを許してしまうのだった。



A 午後は森に行ってみるか
B 海の方が好きだから岸壁へ
239名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 23:05:59 ID:FtcjzYnn
Bでお願いします
240名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 23:13:54 ID:WurgD+LT
ユベル問題をさらっと解決してるあたりに地味に感動した















でもユベルルートという選択肢がなかったことに関しては意義を申し上げたい
241131:2008/12/10(水) 23:34:52 ID:kTp9uPYu
>>239
B了解です。…ちょっと夜更かしすれば今夜中に終わってしまう予感が…
>>240
ヒント:周回数


「く、首が…ボーリングの玉はやりすぎだろ…」
「ご、ごめんね…ボクの指示がもう少し早かったら…」
パンに混ざって投げつけられたボーリングの玉が直撃した頭を撫でながら岸壁の道を下る
「30を越えてたんだから上出来だって、しかし一体何キロ出てたんだ…」
間違いなく140キロは出ていただろう、それをニコニコ笑顔のノーモーションで投げるセイコさん、何者だ…?
そして直撃してもこうして生きている俺、何者だ。
そんなこんなしているうちに水際までやってくる。今日は波も穏やかだ。
「懐かしいなぁ…ここで最初に十代とデュエルしたんだよね」
「ああ…そうだったな…」
カイザーを追って性別を偽りアカデミアに潜り込んだレイと最初にデュエルしたのはこの海岸だった。
「でもボクはコテンパンに負けちゃって…でも決意したんだ。十代のいるこの学校に入ろうって。」
「レイ…」
「わかってるよ。もうすぐ十代は卒業しちゃう、ボクはあと2年アカデミアに残る。でもね…」
こちらに背を向けて空を見上げていたレイが振り返る
「ここに入学するまでの2年間より、十代と過ごしたこの1年の方がずっと色んなことがあった」
楽しかったことだけじゃない…苦しんだこと、悩んだこと、それどころか死に掛けたことすらあった…
「だから、ここを卒業したらまた十代を追いかけるんだ。どこにいても見つけちゃうんだから!」
明るい口調で言うが、その決意の強さは嫌というほど伝わってくる。
けれども今、その気持ちに答えることは出来ない。
今のレイはまだあまりにも幼すぎる。
だから俺はそんな今のレイに出来ることをしてやることにした。



A 寮まで一緒に帰るぞ
B 夕食も一緒に食べよう
242名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 23:37:17 ID:iISWQSR7
B
243名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 23:42:52 ID:7sySCvAL
>>240ではないがユベルルートにも期待
選択式小説面白いな
244131:2008/12/11(木) 00:43:00 ID:mBXrH4W7
>>242
B了解です。うわー完結しちまったー。
>>243
所詮エロゲを文章にしただけって感じだし投下中はスレを占拠しがちになるし、自重すべき限界はいつも考えてます


レッド寮の食堂でレイと一緒に夕食をとる。
今日のメニューはハンバーグ。卒業が近いこの時期はレッド寮の食事も豪華だ。
「ぱくぱく…美味しいね、十代!幸せだなぁ…」
幸福を一人占めしているかのような笑顔でハンバーグを頬張るレイ。
「味わって食えよ、またすぐメザシと味噌汁が待ってるんだからな」
「…うん、そうだね」
時期限定のメニューから卒業のことを思い出させてしまったようだ。
「そんな顔するな。ほら俺のハンバーグもやるから」
「え?ホント?ありがとう!!……あ…ううん、これは十代が食べて」
一度は笑顔で皿を受け取ったレイだが、すぐに返してきた。
「…?食べないのか?」
「ボクは見ての通り乙女だよ?ダイエットには気を使ってるんだから」
そこで思ったことを口にしてはいけない。俺も大人になった。

「じゃあ代わりに砂塵の大竜巻は?」
「手札から直接発動できないのが痛いな。やっぱりサイクロンは必要だろ」
夕食のあと、レイにせがまれてデッキの調整、カードの検討を行っていた。
特にタッグデュエルの場合、魔法罠の内容がデッキの相性に直結する。
慎重に互いの意見を交換していたのだが…
「だからさ…デッキから墓地に送られたカードを奇跡融合…で……な………に……?」
急に視界がふらついたような気がした俺は手を使って身体を支えようとして…仰向けに倒れた。
「な、一体…何が……?」
起き上がることが出来ない俺の姿にレイは少しも動じることもなく…
「……やっぱりダメだった…ゴメンね十代……
245131:2008/12/11(木) 00:43:38 ID:mBXrH4W7
「レ、レイ…まさか…お前の…」
「うん、あのときご飯にコレ…混ぜたの」
レイが懐から小さなビンを取り出す。恐らく弛緩剤かそれに順ずるものだろう。
「ど、どうして…」
「ボク…ううん、私わかってた。十代は子供の私のこと気遣って優しくしてくれてるんだって」
「そ、それは…」
「でもね、私はイヤなの。大きくなったらじゃダメなの、今すぐ十代としたいの!」
唇が強引に押し付けられる。ただ唇をぶつけるだけの稚拙なキス。
「や、止めろ…レイ。今ならまだ引き返せる…!」
「イヤだよ。また離れ離れになっちゃうんだよ?私、またあと2年、なんて待てないの!」
一切の抵抗が出来ない身体はレイの力でも好き放題にされてしまう。
ズボンが脱がされると、これも薬の影響だろうか、思い切り勃起したペニスが飛び出した。
「これが十代の…。見ててね、私頑張るから」
制止の言葉をかける時間すら与えられなかった。
俺の上に跨ったレイの中に肉茎が突き込まれ、俺はレイに…犯された。
「見て、十代。私の中に十代のが入ってるよ!私、十代と一つになってるよ!」
愛液の分泌すら不十分なレイの小さな処女膣は痛々しさしか感じられないのに、レイは腰を振り始める。
「ねえ十代気持ち良い!?私、十代のこと気持ちよく出来てる!?」
気持ちいいと答えることは許されない、なんとしてでもレイを止めなきゃいけないのに…
俺はもう「やめろ」の一言を発することができなかった。
「イきたくなったら…いつでも中に出していいからね?私『まだ』だから」
…それこそマズイだろ!そう言わなきゃいけないのに。……っ!
「ああっ!出たぁ!私の中に十代の出てるのわかるよ!十代、私でイってくれたんだね」
とうとうレイの中で果ててしまった…最低だ。
「自分を責めないで十代。これは今夜限りの夢。私…ううんボクが望んだ最後の思い出…」
翌日、卒業代表タッグデュエルは俺たち以外のペア同士で行われ、つつがなく終了した。
246131:2008/12/11(木) 00:44:31 ID:mBXrH4W7
―――――――2年後。
「やべぇっ!ば、バスに乗る金が無ぇ!これじゃ帰れない!」
とある小さな町のバス停で一人の青年が途方にくれていた。
<だからあの店でカードパックを買うなとあれほど言ったんだよ>
「だってさぁ!数年前に発売された限定パックだぜ!まさか残っているなんて奇跡だろ!?」
『寂れた玩具屋に稀にあることだニャー。とはいえ一文無しに変わりはないニャー』
<そんなパックに入っているカード…契約主のI2社に掛け合えば手に入るんじゃないのかい?>
「解ってない!ロマンが解ってない!買ったパックから出たカードだから運命を感じるんだ」
『それで、僕たちの運命はどうなるんだニャー?』
傍から見てると大声で独り言を言いながら身悶える挙動不審の青年に人々は奇異の視線を向ける。
「こうなったらこの町の大会に出て賞金を稼ぐしかねぇ!」
どうやら危機的状況なのにも関わらず、元気いっぱいの彼を、1組の瞳が捉えていた。
腰まで伸びた艶やかな髪に、天空竜の名を持つ神の色を思わせる赤いジャケット。
強い意志を秘めた瞳の持ち主は、その唇に不適な笑みを浮かべた。
「見つけたよ、十代。もう逃がさないんだから」



十代ルート 「レイ」   ―――fin
247131:2008/12/11(木) 00:54:51 ID:mBXrH4W7
レイルート終了です。エロを絡ませにくかった分他より短くてスマンカッタ。
エロシチュのストックと自重すべきラインを考えるとあと1〜2ルート位でしょうか
他の職人の邪魔にならないようにスレの状況をみて投下したいと思います
248名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 00:57:53 ID:OrjnC/ul
GJ!
逆レイプに身悶えだ
個人的には自重しないでくれと言いたいがそういう訳にもいかないよな…
とりあえずユベルルートを選択するタイミングを待っておく
249名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 02:13:21 ID:9z6gvYDk
エロの薄いSSなんて…そう思っている時期が僕にもありました
明日香編に期待
まさかのレイ(ブルー、子供)編にも期待
250名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 02:47:33 ID:TZ9GsJTz
GJ!
選択されなかった者が気になるな
強気明日香バージョンとかあったら死ぬ
投下ラッシュいいよいいよー
251名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:16:48 ID:3gUmIr4A
>>247乙。
今席空いてるみたいなんで>>105の続き。
例によって暴力描写的な物はあるので苦手な人はスルーしてください。
ーーーー
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」

魔法使い族の都の裏山の山中を、エリアは走っていた。ヒータが
自身を盾にウィンと自分を逃がしてくれたのはほんの数分前。
とにかく出来るだけ隠れ家を襲ったゴブリン達から離れることを
考えて走っていたが、この後自分がどう行動すればいいのかは
まったく分からなかった。
既に都は占領されているし、山中の隠れ家もああして悪魔族に
見つかった以上、開かれた山道を行く訳にはいかない。
山を降りることも道に出ることも出来ないまま、エリアは藪の
中を闇雲に走り続けた。

「あっ…!」

無我夢中で走っていた今のエリアが足元に落ちていた石ころに
気づくはずもなく、バランスを崩したエリアは茂みの中に
身を乗り出してしまった。

「痛っ!あ…」

膝小僧にじんわりと血がにじみ出て来た。疲れが溜まっていた
こともあったし、エリアは大木の陰にしゃがみ込んで傷口を
拭き、絆創膏を貼った。そしてそのまま考え込む。

(ヒータはもう助からない…。向こう側に逃げたウィンは
どうしているんだろう…。私はどうすれば…)

これからの事を頭の中で纏めることが出来ない場合、人は
過去に思いを返す。
エリアもまた、ほんの数日前までも都での日々を思い返した。

【After War4】

その日も穏やかに始まったのだ。
お母さんに起こされて、寝ぼけた頭で髪をとかして服を着替えて、
居間に降りるとお父さんが仕事に出かける支度をしてて、それ
を見ながらパンをかじってから歯を磨いて、学校に行って、
授業中先生に怒られたり休み時間に皆と楽しく過ごして。
そして終礼の時間。
いつも通り学校が終わったらどっかに寄り道して帰るつもりで
勉強道具を片付けている時、それは起こった。
本来ならこの後やってくるべき寄り道も、夕ご飯も、宿題の時間も
、お父さんとのゲームする時間も、永遠に亡き物となった。

悪魔族の突然の奇襲攻撃は空と陸からの電撃作戦で、かつ
あらゆる建造物に対し無差別的な攻撃が加えられた。
人々は空襲警報を聞く暇も与えられないまま戦火に飲み込まれた。

「皆、落ち着いて!パニックなってはいけません!!落ち着いて
!!落ち着いて下さい!!」




252名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:17:21 ID:3gUmIr4A
叫ぶドリアード先生の声は皆には届かず、教室中がパニックに
陥った。そしてこの時学校中が、いや街中が同様の状態だった。
街中に広がる炎の中を人、人、人が逃げ惑い、道と言う道を
濁流のように行き交った。
エリアは教室を飛び出して、家に向かって走り出していた。
家に残った母親がどうなっているか気になったからである。

しかし家に向かう道はとっくに炎と煙に閉鎖されていて、
仕方が無く踵を返すと「有事の際の非難場所」とされていた
学校の運動場へと駆けた。あそこには一応防空壕があるのだ。
その途中で、アウスに声をかけられた。

「エリア!!」
「アウス!?何でこんな所にいるの!?」
「裏山へ行こう。ヒータとウィンはもう行ってる」
「けど、避難場所は運動場でしょ。皆もそこにいるんじゃ」
「これが悪魔族の攻撃なら、ずっと街中に居るほうがまずい。
早く…!!」
(お母さんとお父さん、どうなってるだろう…)

しかしその状況で両親を探す当てなどなく、仕方が無くアウスに
従って都を脱出しヒータ、ウィンと合流して山へと登った。
山の中腹からは次々と都に攻め入ってくる悪魔族の軍勢と、
焼け落ちていく建物が見えた。4人の家も例外ではなかった。
都を守護する防衛軍はとっくに蹴散らされており、都の外側に
その骸を晒していた。

「ああ…都が…」
「くそっ…!!悪魔族の奴ら…!!」
「振り向かないで。今は一刻も早く洞窟に行く」
「…」

この時になってエリアは初めて分かった。全ての物には必ず
終わりがあるのだと言うことに。

悪魔族との戦いは彼女が生まれる前どころか世界が出来た時から
始められていた事であって、人々にとって生活の一部であった。
戦場に行く者、戦場から帰って来る者来ない者…都に居ても戦争
の経過や戦争に触れた人の情報はひっきり無しに入ってくる。
が、逆に365日そういう話に触れない日など存在しないと
なると、いつしか人と言うのは鈍感になっていくらしい。

今日何処でどんな戦いがあってどの部隊が勝った負けたを新聞で
見ながらのんびり朝飯を食べる…と言うのがエリアに限らず都に
住む一般的な人々にとっては当たり前になっていた。
空気が地面が不変の物として存在するように、戦争もずっと在る
ものと認識しながらも、自分達の日常はそれによって害される
ものではないと言う意識も同時に働いてしまっていた。

よって都が焼け落ちるその瞬間まで人々は戦場をリアルに感じる
ことはなく、朝7時に起きてご飯を食べて仕事や学校に行って、
帰ってきたら夜に寝ると言うサイクルを繰り返していた。
エリアも、彼女の父母も祖父母も疎祖父母も、戦争の話は幼少の
頃から聞かされて育ってきたが、彼女達の日々は穏やかそのもの
で、その毎日が繰り返されて当然のように考えていた。
だが本当に突然、終焉は訪れたのだ。延々と続いていた戦争に。
そして、都に住む全ての人々の日常に。
253名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:17:53 ID:3gUmIr4A
(戦争さえ…戦争さえ無ければ皆死なずに済んだのに…)

山の茂みの中で一人そう考えるが、最早どうにもならない。
助けなんて来るはずも無く、絶望感にかられた少女は一人
その場で泣いた。

「…え?」

ふと気が付くと、自分の足元に何かツタのような物がある
ことに気が付いた。
うねうねと動いていて、徐々に自分に近づいてきているような。

(まずい!?)

本能的に危険を察知して立ち上がり後ろへ飛びのくエリア。
大地を蹴るように飛び掛かった草の弦の一撃は空を切り、エリア
は何とか助かった。

「あれは…!!」

エリアはその時、茂みに隠れていた美しい花の存在に気が付いた。
その形状は授業で習ったある植物の物と同一であった。

「『人喰い植物』…!?こんな所に!?」

人喰い植物は主に森フィールドに群生する肉食植物で、綺麗な
花で獲物を引き付け頑丈な弦で獲物を捕獲し食らい尽くす。
闇フィールドでは国立植物園くらいでしかお目にかかれない代物が
学校の裏山にあるなんて話は聞いたことがない。
しかもよく見ると、そこら中の茂みの中に群生している…!!

(そんな事はどうでもいいか!逃げなきゃ死ぬ!食べられる!!)

即刻この場から立ち去ろうとするエリアだったが、獲物に勘付か
れたと悟ったか、四方八方から一斉に弦が群がって来た。
流石にそれを全て避けきることは不可能で、弦は次から
次へとエリアの四肢に撒きつけられていった。

「し、しまった…!!このっ…!!」

なんとかして振りほどこうとするが人喰い植物は頑として
獲物を離そうとしない。このまま放っておくと弦に雁字搦めに
されて、本体の所まで引きずり込まれて食べられてしまう。
振りほどくのを諦めて千切ろうとしても、上手くいかない。

「なんで、なんで切れないのよ、たかが草のくせにっ!!」

両手にいっぱいの力を込めてもびくともしない弦に焦りを感じる
エリア。やがて足元にどんどん弦が寄って来て、エリアの足首を
取った。

「きゃっ!?」

思わずバランスを崩すが、尻餅をつくことは無かった。
既に両足はおろか腕、肩、腰、太ももと言ったあらゆる箇所に
弦が撒きついていたため、宙吊りの状態になったのである。
必死で手足をばたつかせて抵抗を試みるが、弦はクッションの
ように萎びてエリアの力を逃がしてしまう。エリアは既に籠の
中の鳥に等しかった。
254名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:18:25 ID:3gUmIr4A
(そんな…私、ここで死ぬの…?こんな訳の分からないことで
人喰い植物なんかに食べられて…)

しかし人喰い植物はエリアの身体を頬張ろうとはしなかった。
その代わりに弦が伸びて、襟首や肩口、裾、スカートの下から
エリアの身体を求めて進入を始めた。

「ちょ、ちょっと、何するのよ!やめて、やめ…うぷっ!!」

エリアの口内にも弦は侵入した。1本や2本では無く、喋る
こともままならない状態に陥る。

(何、何をするの!?こんな事、学校で教わった人喰い植物の
行動には無い!!)

服の中に入った弦はエリアの胸を締め付けるように動き、スカート
下から入った分は遠慮なくエリアの秘部に侵入を開始する。

「んんんんんんーーーー!!んっ!んっ!んんんーーー!!」

必死でもがくが何の抵抗にもならず、そのまま人喰い植物の
成すがまま、エリアは弦の進入を受け入れていった。

(嫌っ、最低!!そこはあの人にだけ許した所なのに!!)

一瞬想い人の顔が脳裏を過ぎる。1年前まで付き合っていて、
ある日突然姿を消してしまった男性の事を。

(ダルクッ!助けて、助けてダルクゥ…!!)

既に抵抗する力は残っておらず、心の中で助けを求めるしか
出来なかった。

「ふむぅ!?」

その時大量の草汁が、口内に注ぎ込まれる。透明で甘みを帯び
た汁で喉越しは悪くない。しかしその後に訪れる仄かな身体の
火照りがその汁の効果をエリアに感づかせた。

(この汁…人を気持ちよくさせる効果があるの…?)

体中から力が抜けて行き、心の奥と身体の表面がジンジンと
熱くなる。
まるで身体全体が性感帯になったような、そんな感覚。
特に乳首、クリトリスと行った箇所は特別敏感になっていて
弦が触れる度に身体に激しい電流が走った。

(何でっ!何でこんなに敏感になるの!?たかが、草、草に
犯されてるのに!!)

認めたくはないが、認めざるを得ない現実に、エリアは泣いた。
弦の身体への締め付けは徐々に強くなる。
しかしそれは痛いどころか気持ちよい物に感じられる。
既に2、3本の弦が突っ込まれている秘所からは愛液が駄々
漏れになってて、エリアは確実に自分が絶頂に向かって
精神を高ぶらせていることを認識した。

(ああ…駄目…もう限界……私イクッ…こんな山奥で、こんな
草に感じさせられてイッちゃう!イクッ!!あああああッッ!!)
255名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:18:58 ID:3gUmIr4A
先ほど口内に注がれた草汁が大量にエリアの膣内に注ぎ込まれ、
エリアは絶頂を迎えた。

(キモチ…イイイ……あああ…)

飲まされただけで性欲を促進させる強力な媚薬効果を持った汁を
注ぎ込まれたことで、エリアは達した直後からも、更なる快感
を求めるようになってしまっていた。

(あああ…!?)

と同時に、自分の魔法使いとしての魔力が、弦を介して吸い取ら
れていくような感覚も感じる。
通常の人喰い植物とは異なり、獲物が性的な興奮に達した隙に魔力
を吸い取って栄養にするよう異常進化したタイプなのだろう。
魔力を吸い取られた魔法使いは抵抗力が更に減り、より魔力を
吸いやすくなる。それを繰り返して獲物が干からびるまで続ける。
肉を消化し栄養素に分解するより効率的な方法だった。
とは言え今のエリアにそこまで考えは回らない。
いつの間にか肉欲の虜になったエリアは、このおぞましい植物が
自分をもっとイかせてくれることだけを願ってしまっていた。

(もぉどうなってもいい…もっと、もっとしてぇ…)

両親の事も友人の事も想い人の事も戦争の事も全て脳裏から
消えうせ、ただ性欲に酔いしれながら、自分がミイラになりつつ
あることにも気づかないままエリアの意識は混沌の闇の中へと
堕ちて行く…はずだった。この状態がそのまま続けば。

ーーーー

「エリア。エリア」
「あ…?」

誰かの呼ぶ声でエリアは我に返る。まだ意識は靄がかかったような
気分だが先ほどの狂気染みた快楽は身体から消えていて、体中を
這っていた人喰い草の弦も見当たらない。
代わりに感じるのは、人の体温…?

(私、誰かに抱かれてる…?)

その人物に所謂”お姫様抱っこ”をされていることが分かった。
あの植物の拘束から自分を助けてくれたのだろうか。

「あ、あの…貴方は…?」
「酷いなぁエリア。僕の事忘れちゃった?」
「え…?」

徐々に頭の中の靄が晴れて、その声が聞き覚えのある物で…その
微笑みがずっと思い続けてきた人の物であることに気が付いた。

「嘘…!?」

にわかには信じられないが、今自分を抱いている人物は間違い
なく…

「ダルク!?本当に!?本当に本物!?」
「本物だよ」
「何で!?どうしてこんな所に…きゃっ!!」
「驚くのも分かるけど暴れないで。ちゃんと降ろしてあげるから」
256名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:19:30 ID:3gUmIr4A
地面に降ろしてもらって、改めてその男の顔をまじまじと見る。
何処からどう見ても1年前に姿を消した同級生、闇霊使いのダルク
に間違いは無い。
本物だと分かったとたんエリアの顔が砕け、涙腺が崩壊した。

「何で…!何で今まで連絡くれなかったのよ!?心配したんだ
からね!!」
「ごめんごめん。色々と訳があってさ。けど大丈夫だよ。これ
からはずっと僕がエリアを守ってあげるからさ」
「何が守ってあげる、よ!今大変なんだから!敵は攻めてくる
し都は焼けるし、皆は殺されたり捕まったり…!!」

それでもこの状況下で知り合いに会えたことそれ自体が、エリア
にとって唯一の希望だった。嬉しさに震える身体をそのまま
ダルクの胸の中に投げ込んで、抱擁を受けた。

「でも良かった…生きてたんだね、ダルク…」
「まぁね。じゃあ、行こうか」
「行くって…どこに?」
「僕の屋敷へさ。こっちだよ」

そう言うとダルクはエリアの手を引っ張って茂みに足を
踏み入れた。

「ま、待って!そっちは危ないって!人喰い草が…!!」
「全部始末したよ。ほら」

ダルクの足元には枯れ果てた人喰い草の花や弦が散らばっていた。
見渡すと周囲の人喰い草が全て同様になっている。

「『同属感染ウィルス』でこの一帯の植物族モンスターを
消滅させたからね。襲われることはないよ」
「『同属感染ウィルス』!?」

『同属感染ウィルス』は戦争中に悪魔族・魔法使い族の両軍で
開発されていた細菌兵器だが、あまりに効果が強力過ぎるので
条約によって使用が禁止された危険な代物だ。

「何でそんな物持ってるのよ!?この1年の間に何してたの!?」
「まぁまぁ。うちでゆっくり話すから」
「それに!ヒータ達が向こうにいるの!貴方の能力で助けて
あげて!!出来るでしょ!?」
「…」
「ねぇってば!!」

しかしエリアの声など聞こえないかのように歩を進めるダルクに、
エリアは悪寒を覚えた。そこでエリアはダルクの手を振り払い、
その場に立ち止まる。

「エリア?」

1年前と変わらないダルクの優しい笑顔。しかし何か違うのだ。
何だろう、これがダルクであることは間違い無いのに、自分の
知っているダルクでは無い、そんな違和感がエリアにこのダルク
に付いていくことを躊躇させた。

「どうしたんだい、エリア」
「お、おかしいよ。絶対おかしい。以前のダルクなら聞こえない
ふりなんかしないで、助けに行こうって言ってくれるのに。
257名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:20:03 ID:3gUmIr4A

それに屋敷って?ダルクの家って確かアパートだったでしょ。
そもそも悪魔族に焼き尽くされた都に、なんで家なんか…」
「…」

そこからのダルクの口調は、穏やかな中にある種の不気味さが
混じったものだった。
気づかれたか…ならば隠す必要は無いなと言わんばかりに。

「強欲ゴブリンとゴブリンエリート兵の一個小隊」
「え?」
「今ヒータとウィンを襲ってる連中だよ。僕は彼らを止められな
い。彼女達を上に捧げることは君を助けるための条件だから」
「…!!」

それが何を意味しているか、エリアは即座に分かった。

「貴方、まさか!!」
「流石僕のエリアだ。こんなに早く気付いてしまうなんて。
そう、お察しの通り。今の僕は悪魔族側の人間なのさ」

エリアの心の中で、世界が反転した。

ーーーー

戦火に飲まれる都の裏山の茂みの中で、ダルクとエリアは対峙
する。エリアには先ほどまで見せていた笑顔は存在しないが、
ダルクの方は依然にこやかな表情を崩さなかった。
そしてダルクは自分の身分は悪魔族軍の参謀補佐であると告げた。
要は悪魔族軍の参謀本部で魔法使い族領の情報などを提供する
係である。

「全ては君の為なんだよエリア。僕がこの1年間向こうの国で
働いてきたのは、今日君をこうして迎えに来る為だったんだから。
まぁ他の脱走者を捕まえる為に張ったトラップに引っかかって
しまったのが君と言うのは計算外だったけど…」
「何が私の為よ!!私達から全てを奪っておいて!裏切り者!!」
「それは誤解と言うものさ。僕にとっては魔法使い族なんか、
最初から味方じゃないんだ。僕は君だけの味方なんだよ。それを
やめた事は今まで一度も無いし、これからもそうあるつもりだ。
そこに嘘は無いよ」
「嘘ばっかり!!」
「まぁ落ち着いて。この話を聞けば君も納得せざるを得ないと
思うよ」

ダルクは1年前、エリアの前から姿を消して悪魔族に寝返った
理由について語り始めた。

「ねぇエリア。歴史の授業で習ったから知ってるだろうけど、
200年前、僕らの先祖は悪魔族に大規模な攻撃を行ったよね。
結果だけ見ればあれは僕らの先祖の敗北だけど、悪魔族に
とっては復興に100年以上費やす傷を負わせたんだよ。
その間、彼らはずっと…僕らの都を攻め落とす今日と言う日まで、
魔法使い族への復讐と戦意を研ぎ澄まして過ごして来たんだ。
けれど魔法使い族はどうだい?敵が少なくなったもんだから油断
して、自分達が戦争中ってことも忘れてのんびり暮らしてた。
もし僕がいなくても、この都が陥落するのが2年3年延びて
いただけさ。そうなればどうなっていたと思う?
僕も君も、例外無く彼らに酷い目に遭わされていた。
僕は1年かけてそれを回避させたんだよ」
258名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:21:03 ID:LWWpHO9f
259名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:22:16 ID:3gUmIr4A
そう。
つまりこの男は。
自分とエリアだけを助けたいがために売国奴となったのだと、
高らかに宣言したのである。

「最低…っ!!」

怒りに震えるエリアの平手が、ダルクの頬を打った。
しかしダルクの表情は揺るがない。
逆にそれでこそ僕のエリアだと、にこやかに笑っている。

「それでヒーローになったつもりなの!?私に感謝しろって
言うの!?ふざけないでよ!!」
「ふざけちゃいないよ。僕は僕の信念に従ったんだ」
「何が信念よ!!ただ自分が可愛かっただけでしょう!?」
「だが、それも君を守る為だ。僕でなきゃこの国の破滅から
君を守れない。先生が殺された今となっては、僕にとって
本当に大切な人は君だけだからね」
「…先生?オーム先生の事?」

プリーステス・オーム。通称「オーム先生」。
ドリアードと同様、魔術学校の教授だった人物である。
闇属性モンスターの力を借りた魔術式『闇霊使い』の研究家で、
早くに両親が亡くなっていたダルクの親代わりでもあった。
魔法使い族にも闇属性の者は多いため一見問題無さそうな学問に
見えないことも無いが、強力な闇属性となるとどうしても悪魔族
を連想する者も少なくなくて、敵視・危険視する学者もいた。
とは言え基本的には生徒にも好かれていた彼女は、ある日突然
他界する。ダルクの誕生日ケーキを買いに行った帰り、道路沿い
の建物の3階から降ってきた植木鉢に当たっての死だった。

「あの人のは事故でしょう!?」
「あれは先生の研究を勝手に『異端』とか決め付けた一派の
陰謀なんだよ。弾圧するに足る根拠が無いから事故に見せかけ
て殺されたんだ。けど、何となく危ない物ってイメージは世間に
植えつけることは出来たんだろうね。当局はまともに捜査する
気無いし、マスコミは取り合わないし、クラスの連中は僕と
上辺だけでしか付き合おうとはしなくなった。
君だけなんだよ。全ての魔法使い族の中で、あれからも僕と
時間を過ごしてくれたのは」
「…だけど。それとこれとは別でしょう。貴方が私を好きと
言ってくれるのは嬉しいけど、それが皆の幸せを奪うことの
正当化に繋がると思うの?貴方は私だけは味方って言ったけど、
この瞬間に貴方はそれすら失っているんだからね!?
お父さんもお母さんも友達も殺されて、そんな人に心を開くと
思ったの!?」
「ここまで話しても分かってくれないのか。やれやれだなぁ」

ダルクは身を乗り出すとエリアの耳元にふぅっ…と息を吹き
かけた。

「ひゃんっ!?」
「ははは、相変わらずここ弱いね」
「や、やめて…!!私に触らないでよ!!貴方なんか…!!」
「強がらなくてもいいよ。君を満足させることにかけては
僕が一番なんだから」
「勝手なこと…を!あっ…!!」

たちまち後ろから抱きつかれる。ダルクの口はそのまま
エリアの耳たぶに向けられた。
260名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:22:57 ID:3gUmIr4A
「あああっ…だめ…そこは…噛んじゃらめ…ああ…」

草に犯されていた10分程前までの自分を思い起こすような、
じんじんと来る熱さをエリアは感じた。

「そんな…いや…こんな奴にぃ…」
「喜んで貰えて嬉しいな。そう言えばここも弱かったよね」

うなじにとつんと当てた人差し指、それをそのまますー…と
まっすぐ下に落とす。

「あ、ああ…」

背中まで来た所でその手は前に回って、
豊かな乳房を登っていき頂上をくいっと摘む。

「んっ!!」

軽く達してしまい身体が跳ねる。足腰に力が入らなくなって
そのまましゃがみ込んでしまった。
ダルクも地べたに座って、しゃがんだエリアの身体を
背後から堪能した。
胸も肩も腰も二の腕も太ももも…1年前に味わった時より
少しだけ大人びた身体つきになっているのをじっくりと味わう。
その間エリアは嫌々と口で抵抗をするだけで、暴れたりは
しなかった。

(嫌なはずなのに…こんな、皆の仇みたいな奴に身体を
捧げるなんてごめんなのに…!!)

しかし心の何処かで、この時を待ちわびていたと言う本能が
エリアに甘えを生ませていた。
もし事の全容を聞かされずこの行為に及んでいたら、自分は
より積極的に応じたはずである。

「やっぱりエリアは良いな。この透き通った肌も美しい髪も
全部好きだよエリア。こうしてると1年前を思い出すね」
(1年前…)

ーーーー

まだダルクが学校にいた頃。
エリアは休み時間と放課後はアウスやヒータ、ウィンと付き
っ切りだったので、早朝にそれは行われていた。
その日だけはお母さんに起こされるよりも早く起きて、念入り
に身体と髪を洗いなおして、まだ誰も居ない通学路を通って
学校に行き体育館の裏手に出る。

「ごめん。待った?」
「いや。今来たとこ」

どっかの部の朝錬が無いことは確認済み。そこで若い男女は
身体を重ねた。
耳を甘噛みするところから始まって、互いの肉体をほぐし合う。
程よく身体が温まったところで、エリアは軽く顔を俯かせて
スカートの裾を、軽く上げるのだ。恥じらいながらも恋人を
求めるその動作は何とも言えない程に可愛い。

「ダルク…。いいよ…。脱がせて…」
261名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:48:02 ID:3gUmIr4A
何時もは付けないような高級なシルクのパンティが、愛液で
しっとりと濡れている。
それを脱がせると、彼女の髪と同じ綺麗な青色の毛の奥の
割れ目からとろとろと無色の液体が湧き出ている。

「あ、あんまりじろじろ見ないでよ…」

しかしダルクとしてはじろじろ見るなと言う方が無理があるし、
多少のいじわるはしたくなってしまうのだった。
そこでエリアの割れ目にそって指を這わせるとエリアは必ず
嬌声を上げる。そしてその後、必ず動揺する。
誰かに聞こえなかったかが不安で不安でしょうがないのか、
両手で口を塞いでそれ以上声が外に漏れないように必死で
堪える。その動作がまた可愛い。

「ほらエリア…。これがエリアの嫌らしい液だよ」
「み、見せないでよぉ…」
「恥らう顔も可愛いよエリア」
「もう…ダルクってば…んっ…」

崩れ落ちかけるエリアの身体をダルクが支え、立ったまま
二人は行為に及ぶ。嬌声が出来るだけそとに漏れないよう、
ずっとキスはしたまま。
唾液まみれになった舌を互いの口に押し込み合い、どろどろに
絡み合わせながら、下半身では激しいストロークを行う。

「んんっ!んっ!!んっ!!んんんんーーー!!」

肉で肉を打つ激しい音と液が毀れ出る音だけが周囲に響き、
やがて達すると呼吸する音がそれに混じる。

「はぁっ…はぁっ…どう?エリア…」
「うん、いい…ねぇダルク…」
「何?」
「もっとしたいの…いいでしょ…?」
「分かったよ。エリアの気が済むまでやろう」

二人は自分達で決めたタイムリミットが訪れるまで…
二人だけの時間を満喫した。

ーーーー

「学校だけじゃなかったよね。海に行ったら水着でも…。
何時も君は恥らいながらも僕を求めて、僕で満足していた」
「あの時とは一緒にしないで!!今貴方は!私の…私の
大切だった記憶を、土足で踏みにじってるのよ!!」

ーーーー

早朝の二人の時間は、ダルクが姿を消したことで終了した。
しかし一人になってからも、エリアは時々例の時間例の場所を
訪れた。

「…来ている訳ないか。毎日学校でも会わないもんね」

それでも…何か理由があるのなら、自分にだけは会いに来て
くれるのではないかと甘い幻想を抱いてもいた。
結局会うことは無く、何時もは二人で過ごしたその空間で、
エリアは一人自慰にふけった。
262名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:48:46 ID:3gUmIr4A
(んっ、んっ、ダルク、ダルクゥ…!)

自分で胸を揉み、自分で自分の大切な所に指を突っ込んで
ぐちょぐちょにする。

(ダルクッ!私イクから、ダルクッ!!)

気持ちはいい。けれどダルクとした時のような温かみを感じら
れることはなく、終えた後には虚しさだけが残されて、
そのまま一人ダルクを想って泣き崩れるのである。
それは2ヶ月程続くことになり、3ヶ月目からは何事もなかった
かのように生活を始めたが…。

ーーーー

「今思うと馬鹿馬鹿しいわ…!私は、私は貴方なんかの為に
あんな、あんな気持ちになって…ああああっ!!」
「もう喘ぎ声を気にする必要は無いよ。君は正式に僕の妻に
なる。これからは毎日、暖かなベッドの中で一緒に寝られるよ」

エリアのパンティは愛液で濡れていた。先ほどの人喰い植物の
汁は既にダルクの魔術で乾かされていたのでこれは新たに…
ダルクによってもたらされた刺激によるものに相違ない。
エリアもそれが分かっているからより自分が情けなかいと
思った。

(どうして…!!どうして気持ちいいのよ…!!こんなの…!!)
「そろそろ行こうか。久しぶりに、一緒になろう」
「や、やめて!!それは嫌よ!!」
「あの時みたいに僕が脱がしてあげるからね」
「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!見ないでぇぇぇぇ!!」

しかしゆっくりと下着は脱がされていって、後ろからエリア
を抱いた状態のまま、既に準備が出来ている互いの性器を
合体させた。

「ふぎぃっ!!」
「どう?エリア」
「あ、あああ、ああ、あああ…」

それは1年間心の底から求め続けていたもの。例え今、自分に
とって憎い相手であっても、それが自分が欲していた物には
違いはなかった。男の肉棒…と言うだけではない。自分を慕
ってくれるダルクと言う男の愛の象徴に、エリアの感情が抵抗
しきれるはずがなかった。

(す、凄い…気持ちいい…!!こんな気持ち良かったっけ!?)
「首尾は良いようだね」
「だ、駄目!私壊れる!!壊れちゃう!!」
「壊れはしないよ。僕達の愛が蘇るだけさ」
「嫌っ!嫌っ!嫌ああああああああああああ!!」

そこからはもう、坂を転げ落ちるかのようにエリアの意識は
崩れていった。自分に対する情けなさで涙を流し続ける一方で
休むことなく腰を振り続け、がむしゃらにダルクの愛を求め
続けた。ダルクこの日の為に溜めていたようで、1度や2度の
射精では収まらない。
レイプ同然の割に需要と供給は見事に一致しており、互いの
263名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:49:18 ID:3gUmIr4A
腰が砕けるまで…と言う程ではないが、二人とも体力の
許す限りSEXをし続けた。

ーーーー

窓から降り注ぐ太陽の朝日を浴びてエリアは目を覚ました。
口やかましいお母さんの声は無く、穏やかな声のメイドさんが
「お早うございます奥方様」と、頭を下げて言った。
ダブルベッドに一緒に寝ていたはずのダルクの姿は無い。
聞くところによると先に居間に行ったとのこと。

「…そっか。ダルクのお屋敷なんだっけ」

魔法使い族の都の焼け跡には進駐軍となった悪魔族が居を構え、
中でも上級悪魔は屋敷を持つことを許されたのだ。
幕僚として参加したダルクにも、その権利は与えられた。

メイドさんに着替えを手伝って貰って豪奢なドレスを着て、
エリアは居間を訪れる。

「お早う、エリア。今日も可愛いね」
「…」

居間には既にダルクが居て、ドレス姿の”妻”を出迎えた。
エリアは軽くお辞儀をしただけで、それ以上のことは話さない。
身体を奪われはしたが、内心では心の底から、夫のことを憎ん
でいた。
本当ならば死んでもこんな男の屋敷に住むことは嫌だったが、
両親だけは保護されており、上層部に進言して助けてくれると
言うので、それを条件に承諾書にサインをした。
今では何処かの山荘で穏やかな暮らしを保障されている。悪魔に
とって契約は絶対なのでそれが易々と破られることは無いらしい。
毎日会えないのは残念だが、それがせめてもの救いだった。

「さぁエリア。早く飲まないとスープが冷めるよ」
「…」

エリアの目前には豪華な朝食が並べられていたが、この時
焼け野原となった都では「人狩り」が横行し、男は殺され
女は奴隷にされているのが当然だと言うことを考えると、
素直に口にする気分にはならなかった。
エリアはスプーンを手に取ることなくダルクに尋ねた。

「…ねぇダルク。私達何時までこんな夫婦ごっこを続けるの?」
「何時までって。結婚式でも言っただろう。死が二人を分かつ
までだよ」
「けどそれは、二人の愛が続いていることが前提でしょう?
こんな…脅されて築いた形だけの結婚に何の意味があるの!?
もし私達に子供が出来て、その子が大きくなった時に、どうして
悪魔族の社会の中で自分だけが魔法使い族なのかって聞かれたら、
どう答える気!?貴方のパパとママは仲間を全部見殺しにした
お陰で自分達だけは助かれたのよなんて、私言えないわよ!!」
「けれどこうしなければ2年後の今頃、君は死んでたんだよ。
僕もね。それに比べれば…」
「私ならもう、とっくに死んでるわよ!!」

テーブルが叩れたことで、テーブル上の食器が音を立てた。

「…ねぇダルク?貴方と一緒だった頃の私って、こんなだった?
264名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:49:49 ID:3gUmIr4A
違うでしょ?貴方の愛してくれた私は、毎日お母さんに怒られて
、お父さんに甘えて、お友達と遊んで、そういう毎日を過ごしな
がら笑ってた私でしょう?このお屋敷に来てから、私笑ったこと
ある?もう貴方の愛した私はもう死んでるのよ。貴方が大切に
してくれてるのは、所詮私の抜け殻なのよ!?」
「じゃあどうすれば良かったって言うんだ!?」

今度はダルクが、テーブルを叩いた。何時もの彼らしくもなく
興奮しているようだった。

「何度も言うけどあのまま放っておいても魔法使い族に未来
なんか無かったんだって!どっちみち滅ぶなら、大切な人だけ
でも守りたいじゃないか!!」
「未来が無かったなんてどうして言えるの!?貴方が動かなけ
れば別の可能性もあったかもしれないでしょう!?」
「参謀補佐一人欠けたくらいで大局に影響は出ないッ!!」
「それでも!たとえ2年でも3年でも…1日でもあの生活が
続くのなら、私はその分だけ貴方や皆と過ごして、死んだ方が
良かった!!少なくとも貴方を事をこんな風に思わなければ
ならないようには、ならなかったもの…!!」
「エリア…」
「ダルクの馬鹿ッ!!うわあああああああん!!」

エリアは食事に手をつけること無く居間を飛び出していった。
一人残されたダルクは頭を掻きながら食事を取り、使用人に
エリアの食事を、彼女の部屋へと運ぶように申し付けた後
職場である進駐軍の参謀本部へと出かけていった。

ーーーー
それからも口を聞かない日が続いたと思ったら、ある時突然
エリアの方からダルクに話しかけた。ちょうど夕ご飯を終えた
後である。

「ねぇ…ダルク。メイドの人が話しているのを小耳に挟んだん
だけど」
「何だい?」
「今…国中で人狩りが行われてるって本当?避難や逃亡して
いる人たちまで徹底的に探し出してるって…」

エリアの問いに対してダルクは首を縦に振った。

「どうして…!?どうしてそんな事するの!?」
「焼け野原となった占領地を自分達で使えるようにするには、
遠慮無くこき使える労働者が大量に要るし、女好きのお大尽方は
美女を大勢欲しがるのさ。
生かしておくと危険そうな強力な力を持った者や、生かして
おいても役に立たない者は片っ端から首をはねるけどね」

寝返ったダルクや、その親族になったエリアの一家のようなケー
ス以外の魔法使い族で、市民権を得られた者は存在しないと言っ
ても良いだろう。
悪魔族は200年前の戦いで学習していたのだ。
殲滅戦は相手に多大な恐怖を与えること、そしてトドメを刺し
損なうと、相手の怨嗟と怒りに燃える逆襲の炎を抑えきることは
不可能だということに。
こちらがやる側になった以上は、徹底的に殺すか奴隷にし尽く
して二度と立ち上がることが出来ないようにしないと、後世
どれほどの逆撃を被ることになるか分からない。
265名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:50:21 ID:3gUmIr4A
「だからって、何の罪も無い人たちなのに!」
「戦争の中で自分達を守りきれなかった弱さは魔法使い族
全体の罪だ。だがまぁしかし、今それを議論しても仕方が無い。
僕らの栄光は彼らの犠牲を礎として築かれていくことになる。
それはもう止めることは出来ないんだよ。それにここまで来た
以上、僕はもう後ろを振り返ることは出来ない。
僕は悪魔族軍の一員として、魔法使い族に弾圧を加える」
(そして私は、その妻に…。ついこの間までお世話になった人達
に酷いことをすることで貰ったお金で、暮らし続けることに…)

自分の部屋の机に向かったまま、エリアは罪の意識に苛まれた。
何せ彼女は最初から同胞に未練の無かったダルクと違うのだ。
彼女の脳裏には、彼女が決して失いたくなかった大勢の人の
顔が次々と浮かび上がってくる。
両親はもとより友人、先生、親戚、角のパン屋のおじさん、
向かいのおばさん、お隣のお姉さん…その他大勢の、幼少の頃
から自分を可愛がって育ててくれた人たち。
皆とどんな時間を過ごしてきたのか、エリアは全て覚えている。
その内両親は例外的に助けられたが、他の全ての人は…。

(あの人たちを裏切って…あの人たちの死体の上に、私のこれから
の生活が…そんな…)

悩めば悩むほどに頭が痛くなるが、悩むことは止められなかった。

「あ…れ…?」

その時ぐらりと視界が歪む。身体もなんだか重くなってきて、
エリアの身体は崩れ落ちるように床に倒れた。

「あ…」

そうしてそのまま、エリアは意識を失った。
自室の床で倒れているエリアが発見されたのはその数時間後。
即座に寝室に運ばれて医者に見せられたが凄い熱で、ずっと
うなされている。医師である堕天使マリーの見立てによると
心労らしい。

「どういうことですか!?」
「奥様は魔法使い族ですから。ご同胞を失った悲しみに胸を
痛めておいでなのでしょう」
「何か特効薬は無いのですか!?」
「奥様自身の手で気を取り戻して貰う他はありません。
我々に出来ることは熱さましを飲ませ、栄養と水分を与え、
常に語りかけて心に呼びかけるくらいしか」
「く…!!」

ダルクは何とか連休を貰ってマリーと共に、不眠不休でその看病
に当たった。エリアは熱にうなされながら三日三晩の昏睡状態を
続け、四日目に意識を取り戻した。

「ダルク…?」
「良かった。意識が戻ったんだねエリア」
「私……あああっ…!!」
「エリア!?」

熱は引いたが、昏睡状態から覚めた後のエリアの様子は普通じゃなか
った。酷くやつれて目は虚ろ、常に何かに怯えたように震えていて、
あれだけ軽蔑していたダルクにすら、必死にすがって助けを求めた。
266名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:50:51 ID:3gUmIr4A
「ダルク…!!助けてダルク……!!来る、襲ってくる…!!」
「どうしたんだエリア。ここには僕とお医者さんしかいないよ」
「助けて!!皆が、皆が私を……私が皆を裏切ったから…怒って、
悪魔みたいに、寄ってたかって私をォォォォォォォォォォォ!!」

発狂。まさにその二文字で言い表すのに相応しい状態だった。
昏睡状態にあった夢の中でも、目を覚ました今も…エリアの
目に映る風景に変わりはない。
ーーーー
『裏切った』
『裏切った』
『裏切った』
『裏切った』

軽蔑するような目で自分を見つめる何十、何百もの瞳。
その全てが、自分に対して語りかけてくるのだ。

『いいねエリアは。僕らを見殺しにしたお陰で生き延びられたん
だものね』
『羨ましいわね。そんな綺麗なドレスを着て、美味しいもの食べ
て、毎日過ごしているんでしょう?』
『私達が今どんな生活してるか知ってる?』

もうそれは、自分を優しく包み込んでくれていた皆の目や言葉
とは違う。角のパン屋のおじさんも向かいのおばさんもお隣の
お姉さんも、皆凄い形相で自分を睨み付けて、絞め殺さんばかり
に向かってくる。

「いや…やめて…!違う、違うっ!!私は、好きでこんな事に
なったんじゃないのに!!助けて、助けてぇ!!誰かぁ!!」

必死で逃げて、とにかく逃げて…誰かに助けを求めて叫んで
いると、向こうの方に見慣れた後姿が見えた。

「せ、先生…!お願いです、助けてください!!助けて!!」
『…誰ですかぁ!?』
「!!」

振り返った先生は、見慣れた気品溢れるドリアード先生じゃ
なかった。顔が陥没して潰れてて、身体の各所が腐食していて、
まるでアンデット族みたいな…。

『エリアさんですか。見てください。先生、貴方の生活を支える
為に死ななければならなかったんですよぉ…。今じゃこんなです』

そう言うと壊れた口で「クケケケケケケ」と笑いながら、腐って
折れかけている手足をぶらぶらと揺らした。

「ひっ…ひぃっ…」

怯え震えるエリアに、ゾンビ先生は密着しそうになるまで
近づいて、恨めしそうに言った。

『けど私だけこうなるのって不公平ですよね〜。エリアさんに
もゾンビになって貰いましょうか。いいですよね。皆さんも
同じ意見でしょう?』
「…!? …!!」

気が付くとそこは何時もの教室で、何時もの自分の席に
座っている。教壇にはゾンビ先生が立っている。
267名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:51:29 ID:3gUmIr4A
『エリアさんにもこの際酷い目に遭って貰うべきだと思いません
か?そうですよね?皆さぁん?』
「皆さんって…」

…恐る恐る首を回した所で、エリアの恐怖は絶頂になった。

「!!!」

クラスの全員が同じようにゾンビ化してて、皆が皆同じように
自分に詰め寄ってきて、恨み言を言ってくるのだ。

「ぎゃああああああああああああああああああああ!!」

エリアは完全に腰が砕けた。思いっきり叫んだのは今ので
最後、そこからはもう叫ぶ元気も無かった。

ぷしゃああああ…
しかもそのゾンビの中にアウス、ヒータ、ウィンの3人も含ま
れていたことが、エリアの心に追い討ちをかけた。

「み、皆…皆…」
『あはははは。何驚いてる?ダルクと君が画策した結果がこれ
だろう?死ねよ』
『死ねよ。お前も』
『死ね。死なないなら殺してやる…!!』

『殺せ』コールが教室中に吹き荒れる。クラスの生徒全てが、
自分の命だけを狙ってくる。逃げる…なんてことは無理だ。
腰はもう使い物にならなくて、逃げるどころか一歩も動けない。
床に座り込んだままエリアは泣いて懇願するしかない。

「皆、皆許して…許してぇ……!こんな、こんなつもりじゃ
なかったのぉ…!!」
『何がこんなつもりじゃなかっただよ』
『ダルクの奴言ってただろ、自分とエリア以外どうでもいいって』
『それってつまり俺らどうでもいいって事だろ』
『どうせエリアちゃんの本音でもあったんでしょ』
『裏切りもんだよ、裏切りもん。殺そうぜ』
『その前に犯し尽くそうぜ。一回犯してみたかったんだよな、
いっつもこんなでかい胸見せびらかしてよぉ!!』
『面白そう。いたぶり尽くして殺そうか』
「嫌、嫌ああああああああ!!」

そこからはもう容赦なんかなかった。
服も下着もたちまち引きちぎられ、殴る蹴るは当たり前。
髪は引っ張られる、乳首は噛まれる、無理やり四つんばいに
されて前と後ろの穴を同時に犯された挙句口も犯されて、
少しでも抵抗する素振りを見せれば鳩尾に容赦の無い蹴りを
受けた。

「やめて!!お願いだからやめて……!!」

そこで目が覚めた。

「は…!?」

気が付くと何時もの自分の部屋で、ベッドの中にいた。
汗にまみれた上体を起こして一人呟く。

「夢…?」
268名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:52:04 ID:3gUmIr4A
今までのは全て悪夢だったのか。
今この瞬間から、何時もの日常が再開されるのだろうか。
安心しかけたその時、両親の声が聞こえた。

『何を言っているんだエリア』
『夢な訳無いでしょう?』

不気味な笑みの両親が、エリアの目前に立っていた。

『君が彼氏と一緒に裏切ってくれたお陰で、父さんも母さんも
どれだけ街の人から非難されてるか知ってるかい?この気分を
君にも分けてあげたくてね』
「お父さん…」
『ほら、声が聞こえるでしょう。ご近所の方も商店街の人たちも
皆、貴方に仕返しをしたくてやって来るわ。貴方が裏切ったせい
で悪魔族に殺されたり奴隷にされちゃった人たちばかりよ』
「違う、違うの!!裏切りたくて裏切ったんじゃないの!!助け
て!お父さん、お母さん、助けて!!」
『お前を明け渡せば皆、父さんと母さんは助けてくれると言って
るんだよ』
『貴方もやったことですものね。文句は言わせないわよ』
「いや、いやああああああ!!」

ベッドから飛び降りて両親の横をすり抜けドアを開け廊下に出る。
そこには既にゾンビと化した知り合いで溢れていて、まだ自分は
悪夢の世界から脱出出来ていないのだと知った。
すぐ引き返して自分の部屋に戻ろうとするが、鍵がかけられて
いて中へは入れない。

「お、お父さん!お母さん!開けて、ドアを開けて!!助けて、
助けてえええええええ!!」

反応は無い。エリアは、今度は自身が両親の保身の為に売られた
ことを悟った。

(…これが、裏切られた人の、置き去りにされた人の気持ちなの?
私が結果的に皆を裏切ることになったから、私は、私は…)

しかし自分が助かることを諦めることは出来ない。エリアは
必死で、ドアの向こうの両親に叫び続けた。

「ねぇ、お願い!!見捨てないで、助けて!!ねぇってばぁ!!」

必死でドアを叩き、ドアノブを回し、泣き叫ぶが、ドアの向こう
からの反応は無く。たちまち復讐心にかられた無数の手がエリア
に伸びて、絶望に震える身体をいたぶり、犯し尽くした。

「いやああああああああああ!!」

その度に場所が変わり、人が変わり、シチュエーションも変わる。
しかし皆がエリアに恨みをぶつけ続けると言う点では共通して
いた。まるで無間地獄だった。

両親はいつも、黙ってみているだけ。
暴行には参加しないものの助けてもくれない。
どれだけぶたれても。
どれだけ口や秘所やお尻に色々な物を突っ込まれても。
どれだけ身体が、男の人の白い液体でどろっどろにされても。
どれだけ助けて欲しいと視線を送っても。
両親は聞き入れてくれなかった。
269名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:52:36 ID:3gUmIr4A
仕方がなくエリアはその名を叫ぶ。
自分を唯一の大切な人と言ってくれた男の名を。

「ダルクッ!!助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

ーーーー

当然それは現実に起こっているはずもないこと。
エリアの両親は田舎の山荘に移されたとは言え、毎日愛娘の
ことを想って暮らしている。
しかしエリアが自分の心境を色眼鏡にして見た場合、今の世界
はそういう風に映るようだ。
自分が捨てた仲間達の怨嗟が渦を巻く暗黒の世界と言うのが、
今のエリアにとっての世界だった。

エリアは24時間…寝ているときは夢の中で、起きている時は
幻覚で、仲間であった人々から裏切り者の烙印を押されながら
心身をズタボロにされていった。

「ねぇ助けて。ダルク助けてよ。ダルクは私の旦那様でしょう?
何で助けてくれないの?私が大切だって言うんなら、皆を裏切っ
てまで助けてくれるって言うのなら、私を助けてよ。私もう、
何回もこんな目に遭ってるんだよ…。
…そっか。お父さんやお母さんと同じように、ダルクも私を捨
てるんだ。結婚した後冷たくした私を、皆と同じように恨んで
るんだ。だから私が皆に酷い目に遭わされても知らんぷりで、
もっとやれってどっかで隠れて笑ってるんだ。もう私の味方って
何処にもいないんだ。あはは、あはははははは…」

無論ダルクは常にそこにいる。エリアの手を握って、必死で
呼びかけている。しかしエリアはダルクの事を認知出来ない。
これではダルクとしては手を拱いて見ていることしか出来ない。

(僕が…僕が間違っていたのか!?エリアだけを助けるなんて
ことは無理だったのだろうか!?)

マリーが止めるのも無視して不眠不休で看病しながら悩み続け
ていたダルクも体調を壊しかけていたが、彼の場合はまだ持ち
こたえるだけの気力はあった。エリアが回復するまで自分は
倒れないと言う信念だけが彼を支えていた。
しかしそんな彼の強固な精神も、やがて疲れに負ける時が来た。

(もう駄目だ…)

疲れと眠気に負けかけてそう思ったとき、ダルクの視界に入っ
てきたモノを見て、ダルクの目はぱっちりと覚めた。

「エリア?」

なんと、今までうなされるかうわごとを言っているかしか無かっ
たエリアが、きょとんとした顔で上体を起こしているのである。
目をぱちくりさせて覗き込むように、ダルクの方を見ていた。

「エリア…!?回復したのか!?」

しかし復活後のエリアが口にした一言は、今度はダルクの中の
世界を反転させた。

「エリア?それが私の名前なんですか?」
270名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:53:06 ID:3gUmIr4A
今までのノイローゼ漬けの毎日が嘘だったと言わんばかりの無邪気
そうな顔で、自分の名前すら失った少女はそう言った。
ーーー
エリア一人を寝室に残し、ダルクとマリーは居間に行った。
ダルクは一応「どういうことですか」と質問はしたが、聞くまで
もなかった。理由は分かりきっている。
24時間延々と精神面に傷を負い続けた結果、精神がぶっ壊れた
のである。マリーもそう説明してくれた。

「治る当てはあるんですか!?」
「分かりません。一生記憶が戻らない可能性もあります」
(…もしかしたら。これが彼女に与えられた、唯一の救いの道
だったのかもしれない…)

ダルクは、今までのエリアの気持ちを知っている。
再開してから倒れた日まで、そして倒れてから今日まで。
裏切り者のお陰で命を救われ、同胞の犠牲の上に豪華な生活を
続けることに罪悪感を覚えながら過ごして来たのだ。
そしてあの発狂。昼も夜も苦しみ続けて、死に至る可能性すら
あった。

(その悲しみは、何とか一緒に乗り越えられればと思ったん
だけどな…)

元々価値観が違うがために起きるこの手のギャップは解決が
難しい。ダルクは最初から躊躇は無かったがエリアは違う。
エリアも理屈ではそうするしか助かる道は無かったと
知っていたに違いは無いが、押し付けられた裏切りと安全に
そこを割り切ることは最後まで出来なかった。

「しかしそれも過去の事。これからどうなさるかが重要です」
「これからか…。もう夫婦として、一緒には暮らさない方が
いいんだろうな…」

ダルクは「終生悪魔族に忠誠を誓いその繁栄のために働く代わ
りに、エリアの一家に関しては悪魔族の総意において永久に、
命と市民権とを保障して貰う」という契約をしているのだ。
悪魔族は全ての所属の中で契約を神聖視している種族で彼らとの
契約を裏切ることは許されない。
つまり自分は今後も今の仕事を続けない訳にはいかない訳で、
そんな自分の傍にいると何らかの原因でエリアの記憶が戻り、
また発狂するかもしれない。
そして今度は命が失われないとも限らない。

「ではどうなさいますか?」
「僕は彼女が行き倒れていた所を助けた人間に過ぎないと言う
ことにして…ご両親の所へ帰す。そして彼女にはあの山荘で
穏やかに、戦争の傷跡に触れることなく生きて貰います」
「貴方が彼女の名前や家を知ってると言うことの理由はどうする
のですか?」
「名前は彼女がうわ言で呟いていた事にして、その名前で捜索
願いが出てたとかそれっぽい理由で取り繕えばいいでしょう」
「なるほど」

本当は一緒に暮らしたいけれど。元々エリアが助かるのなら何で
もいいと言うのがダルクの基本的な考えだった。それが彼女の為
と言うのならそこに妥協はいらない。マリーもそれに賛成した。
話が纏まりかけた頃今のドアが開いて、エリアが入って来た。
271名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:53:38 ID:3gUmIr4A
「もう。ダルクに…えっと」
「マリーです」
「マリーったら、勝手に置いて行っちゃうんだもん。二人で
何話してたの?ひょっとしてコイバナ?」
「違うよエリア。それよりお腹が減らないかい?」
「もーぺこぺこ。何日もろくに食べてなかったって感じ。
私って記憶を亡くす前って何してたのかなぁ?」
「さぁ。うちの前に倒れてたからなぁ」

適当なことを言ってはぐらかした。
しばらくすると使用人が作った豪華な食事が運ばれてきた。
何時もは顔も背けるその料理を、エリアは満面の笑みで口へ
運んだ。

「美味しいね。ダルク何時もこんなの食べてるの?王侯貴族
か高級軍人みたい。なんてね、はははは。私達の歳でそれは
ないか」
「…ははははは」

ダルクとマリーは乾いた笑みを浮かべる。この屋敷も使用人も全
部、悪魔族の参謀本部幕僚として与えられたものだとは言えない。

「ふー、食べた食べた。ごちそう様。こんだけ食べたら運動した
くなっちゃった。ちょっと外歩こうよ。なんか思い出すかも」
「外…!?エリア、それは…」
「ダルクは私が太ってもいいの?軽くよ、軽く」

無理やりダルクを連れて外に出たエリアは不思議そうな面持ち
だった。

「凄いことになってるのね。地震か何かあった訳?」

魔王クラスや他の有力悪魔族のお屋敷が次々と建てられては
いるものの、未だ魔法使い族の都であったその土地は大半が
焼け野原である。
記憶が吹っ飛んでいるエリアには何があったのか分からない。
きょろきょろ周囲を見渡していると、エリアはあることに
気が付いた。

「あれ。ねぇ、私とダルクってあの人たちと同じだよね」

指差す先には、鞭でしばかれながら土木工事をさせられている
魔法使い族達の姿があった。

「で、マリーはあっちの人たちと同じ」

今度は魔法使い族をこき使っている側の悪魔族を指差した。

「よく見たら私達と同じ人たちって皆働いてるよね。私達ってさ、
ああ言うの手伝わなくていいの?」
「おやもうこんな時間だね。そろそろ家へ帰らないと。送って
いくよ。ご両親も心配されていると思うよ」

エリアの気をはぐらかしはぐらかし、なんとか馬車に乗せて、
ダルクはエリアを両親のいる田舎の山荘へと送り届けた。

エリアの両親は愛娘が記憶を失う程の精神的な傷を負ったことを
悲しんだが、何はともあれエリアの無事な姿を見て安心もした。
この後エリアの一家は、そのまま山荘の一帯で暮らした。
272名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 04:04:42 ID:3gUmIr4A
両親がエリア似の男女の双子を出産したりして、それなりに
賑やかに過ごしたようである。
その前にエリアがダルクの子を身篭っていたことなどが発覚して
トラブルも起こったが…。(家長の座は結局その子が継いだ)

この家には「悪魔族の総意に基づいて安全が保障される」と言う
契約書がある以上、どれだけ他の土地が戦乱で荒れてもこの周辺が
悪魔族によって荒らされることは無かった。

後年は落ち延びてきた悪魔族の兵士や隠れ魔法使い族と血を
交えつつ家を存続させ、何人かは家を出て何処かの魔王軍に
馳せ参じ悪魔族として家を興す者も現れた。
そういう支流の中には末永く続く家もあったが、本家は120年
後に血筋が途絶え、最後の一人が老衰して亡くなると例の契約書
は激しく燃え始め、一族の象徴でもあった山荘共々役目を終えた
かのように原野に還っていったと言う。

一方ダルクの方は契約に従い悪魔族の未来の為に働こうとしたが
統合されていた悪魔族軍はすぐにそれぞれの魔王の間で分裂して
しまい、その後の行動に悩むことになる。ひとまず有力魔王の下
で働き、時勢を見ることになるだろう。
そしてダルクは、二度と血に塗れたその姿をエリアの前に見せる
ことはなかった。


戦争の終結と再開の間。
時代と時代の狭間に存在した戦後と言う名のエアポケット。

奴隷となったがためにそこから先を見ることが出来なくなった
アウスとヒータ。
辺境の土地でその先に自分の使命を見つけたウィン。
時代と言う存在そのものから目を逸らさざるを得なくなった
エリア。
そして、血にまみれた姿で人生をリスタートするダルク。

それぞれの形ではあるがともかくAfter War、彼らの戦後は
終わった。
しかし彼らの生きた時代もまた、宇宙に流れる刻の大河の
ほんの一部にしか過ぎないのである…。


〜After Warシリーズ 完〜
  



一応これで本編は終了です。

元々「四霊使いとダルク」で陵辱やりたいと言うことだけ考えて
書き始めたのですが、気が付いたら悪魔族の方にもかなり
ウェイトを置いてしまってたりして(「3」とか)そのせいで長くなって
しまったのですがお付き合いいただきありがとうございました。

後はデミス×ルイン物の外伝がストックにあるので
それはまた今度書き込ませて貰おうと思うのですが、
そっから先はもう未定です。
ではまた。
273名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 04:21:01 ID:5Yks1I3m
無駄に長いけど一応乙
274名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 08:16:26 ID:HxjDRinM
カーリーレイプ物マダー?
275名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 08:44:16 ID:ttacWL3g
完結GJ! 毎度楽しませてもらいました。
この設定で白黒魔導士も……
276名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 14:32:09 ID:9+2IGd4+
乙!
こ、これは乙じゃなくて…えーと…おっ乙じゃないんだからね!
277名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 15:04:53 ID:UczB6luo
オーム先生の死に方がなんかマヌケに見えた
278名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 15:30:12 ID:L+sSf1Sn
植木鉢ってのは古典的ではあるが、事故か事件か曖昧になりやすい凶器だからな。
何にせよ長文お疲れさん。楽しませてくれてありがとう。
279名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 18:28:28 ID:WvB9FPxq
オームさんを暗殺するような奴のいる国じゃ滅んで当然だな
280名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 20:05:04 ID:NyG5FPWB
すげぇ・・・なんというかGJ
281名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 20:10:05 ID:lsA/yC/c
何と言う投下ラッシュ

これは保管庫が欲しくなる
282131:2008/12/11(木) 21:29:19 ID:mBXrH4W7
意外にも選択権を得たがってる人が多いみたいなんですが、やはり多数決にした方が良いんですかね?


A 先着5人の多数決、くらいにしろやボケ
B 早い者勝ちの殺伐とした雰囲気が良いんじゃねえか

試験的に↓3人の多数決でお願いします
283名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:38:18 ID:OJZGjMbd
B
284名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:40:58 ID:Dhi5ABiV
Bで
285名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:43:11 ID:rtWEBBfc
B
286131:2008/12/11(木) 21:50:56 ID:mBXrH4W7
早い者勝ちの支持が圧倒的…変なことを聞いてスマンカッタ
恒例の主人公選択。本編投下は金曜夜〜土曜を目標にしてる



A 遊城十代
B 俺がお前でお前が俺で
287名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:51:09 ID:D1qeK6k9
Bで
288131:2008/12/11(木) 21:58:20 ID:mBXrH4W7
>>287
B把握
早い…早すぎるよw

パートナーを選んでください


A 浜口ももえ
B 鮎川恵美
C 桐岡麻季
D 原麗華
289名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:59:02 ID:WvB9FPxq
D
290131:2008/12/11(木) 22:01:20 ID:mBXrH4W7
それでは
主人公:(プレイヤー)
パートナー:原麗華
で書きます。
291名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 23:16:09 ID:5lRRkwRX
唐突に思いついたから書き上げて投下。
フレイヤ×ルイン ふたなりものです。注意。

エンドオブザワールド発動。破滅の女神ルイン特殊召喚。

「ふう」

光神化発動。勝利の導き手フレイヤ特殊召喚。

「あ、ルイン様こんにちわ」
「あらフレイヤ。あなたがここにいるということは…」
「はい、ステータス400upです」
ATK2700 DEF2400
「…」
「どうしました?」
「足りないわ。あと100足りない…」
「ああ、ゴヨウですか」
「どうにかしないとラリアット食らって逮捕されちゃうわ」
「でもどうにもなりませんよ。こればっかりは」
「そうね…天使族にはシンクロモンスターが国内にはいないし…チューナーは居るのだけど」
「…あっ、そうだ。いっそ融合で強くなりましょうよ、二人で」
「…こんな感じ?」

勝利の女神ルイン
勝利の導き手フレイヤ×破滅の女神ルイン 天使族・融合/効果 ATK2500 DEF2200
このカードが自分フィールドに表側表示で存在する限り、自分フィールド上に存在する天使族モンスターの攻撃力、守備力は400ポイントアップする。

「それでも2900じゃないのよ…しかも儀式モンスターを融合素材って除去されたらすごいディスアドバンテージ。…フレイヤ?」
「ルイン様、攻めかと思ったら受けだったんですね…」
「何を言って…ハッ!!」

          ↓
勝利の導き手フレイヤ×破滅の女神ルイン
          ↑

「いや、これは何かの間違い…」
「分かりました。そりゃあもうメッチャクチャにしてあげます。膣から白い粘液が水溜りのように溢れ出して次の日足腰立たなくなるくらいに…んっ」
「話を聞きなさい!!って股から何を生やしてるの!?」
「オチンチンです」
「あっさりと言った!!」

バトルフェイズ

「は!?」
「さ〜て、ふふっ、覚悟してください。というか、私の子供産んでください」
「くっ…、罠カード、緊急脱出s」
「王宮のお触れ発動!!」
「うっ!!」
「もう逃げられませんよ…ルイン様〜!!」
292フレイヤ×ルインその2:2008/12/11(木) 23:17:26 ID:5lRRkwRX
押し倒された。フレイヤの吊りあがった目と私の目が合う。
フレイヤの目は潤みきっており頬も紅潮している。私を犯せると思って興奮しているのだろう。私は視線を彼女と私の間の空間に向ける。
そこには醜悪にそそり立った彼女のモノがあった。私の身体にこそ当たっていないが、おそらく普通のものよりは大きい。
「♪」
その私の様子を見ていたフレイヤは淫靡な笑みを浮かべ…
「んっ!」
唇を塞がれる。それだけではなく私の口の中へ舌を入れてきた。そのまま舌と舌を絡める濃厚なディープキス。
(やだ、この子…)
上手い。歯の裏側を舐めあげたと思えば歯と頬の間へまるで蛇のようにくねりながら舌で擦りあげる。唾液を泡立てくちゅくちゅと音を立てながら。
その舌に私は翻弄されていた。完全に力は抜けて成すがままになっている。ただのキスで…
「ん…ふっ…ちゅ…」
無意識のうちに私も舌を絡ます。唾液を混ぜあい、彼女がしたように私もしてあげる。
「…はぁ」
不意に彼女の唇が離れた。
間に唾液でできた一筋の銀色の糸。それがぷつ、と消えてしまった。
(あ…)
その消えた糸に私は一抹の物悲しさを感じていた。
「大丈夫ですよ」
私の服をスルスルと脱がしながら彼女は言葉を紡ぐ。
「こんなもんじゃ…終わらせませんから」
私の小振りな胸へ手を這わすフレイヤ。その瞳はまるで獲物を狙う蛇のよう。もちろん獲物は…私。
「ふうっ!!」
思わず声を上げてしまった。優しく撫でるように私の双丘を揉みしだく、あえて乳首は攻めず、周りの乳肉ばかりを。
だが私の感覚は嫌でも胸に集中していく。快感を逃さぬように…
彼女の人差し指が私の乳首を弾いた。
「ひぅん!!」
強烈な快感が頭を走る。だがそれだけで済まさず二つの指で挟み上げ、上へと引き伸ばすように弄ぶ彼女。
先ほどとは強さが違う快感が身体中を駆け巡る。絶え間なく押し寄せる気持ちよさ。
「ダメ、イッちゃうから…ッ!」
涙を浮かべて懇願する私。恥も外聞も無い。このままでは壊されてしまう。
だが…
「…イッちゃえ♪」
カリッ
「!!!!!!!」
歯と歯で乳首を軽く噛まれた。
それだけ。それだけで身体が激しく痙攣し、言葉にできない程の快感が身体を埋め尽くした。
「は…うぅ…」
身体の力が完全に抜け切っている。ただただ私は虚空を見上げるのみ。
(イカされた…胸だけでイカされた)
キスと胸で絶頂へと昇り上げられた。
293フレイヤ×ルインその3:2008/12/11(木) 23:18:35 ID:5lRRkwRX
「何満足してるんですか?本番はここからですよ」
「きゃっ」
そう言って腰を抱え上げられる。
「わ、すっごい…。ルイン様、もう濡れてビショビショですよ。毛が生えてないからつるつるでよく見えます」
「い、言わないで」
「胸とキスだけでここまでになっちゃうんですか?ルイン様って淫乱なんですね」
「う、うぅ」
(この娘、言葉攻めまでできるの?)
だがその言葉でも私は感じてしまっていた。股間が疼き、愛液が滴るのがはっきりと感じられる。
「あ、また液が垂れてきた。ルイン様、膣がヒクついて膣中がはっきりと見えますよ。てらてらと愛液でヌメついて…あ、これが子宮口かな?」
頬が赤くなるどころの騒ぎじゃなかった。もう墓地にでも逃げ込みたい。いや、いっそ除外するかフィールドから離れた所にでも置いて…!!
「ここまで濡れてるなら前戯は必要ありませんね。それじゃ、正常位で」
入り口に当たる熱くて硬い感覚。彼女のモノだ。
ぬるっ
「ぅうん!!」
入り口を滑る肉棒。それだけでも軽く登りつめてしまった。
「それじゃ、ルイン様にこうげ…きっ!!」
ズンッ!!
「!!」
頭に電撃が走った。私の中を抉る太い欲望。
三回イッた。亀頭が入って一回。膣中を進むので一回。子宮口を小突いたので一回。
「あ…あっ…くぅぅぅぅ!?」
ズルズルと引き出されていく肉棒。行きの様な速さではなくゆっくりと私の中を征服するように。
「はぁ…っルイン様の中、狭くてキツイ」
「あ、あなたのが大きすぎるぅぅぅっ!!」
再度入ってくる。もう何も考えられない。彼女から与えられる濁流に私の自我はとっくに流されていた。
294フレイヤ×ルインその4:2008/12/11(木) 23:19:48 ID:5lRRkwRX
結合部が淫らな水音を立てる。ピストンが始まったのだ。
ゴリゴリと肉壁を擦りながら子宮まで攻めるフレイヤ。その一突き一突きを全身の細胞で受け止める私。
身体の全てが彼女を欲しがっている。私は力を振り絞って彼女に抱きついた。
「フレイヤ…フレイヤぁ…あぁぁ!!!」
子宮口を貫いて中まで入ってきた。抱きついたときの私の重みでさらに深く繋がったのだろう。
「一番奥に届いてしまいましたね」
「えぇ…」
それまで以上にスピードを上げまた後ろに引いて抜きかけ、彼女はピストン運動を開始した。
「す、凄いフレイヤ…私もう…」
「私も…ッそろそろ限界です」
肉棒から何かこみ上げてくるのを感じる。私も背中にゾクゾクと感じる、最高潮の快感を。
「このまま中に出しますよ、いいですね?」
「うん、出してぇ!!フレイヤの熱いの一番奥に注ぎこんでぇ!!」
さらに上がるスピード。もう何も見えない。視界は真っ白になり、ただ快感を貪る私とフレイヤ。
そしてフレイヤが腰を深く打ち付けた瞬間…!!

ドクゥッ!ビュクゥゥゥゥゥッ!!!

「!!!あぁぁぁぁ──────────っ!!」
「うぅぅっ!!くぅっ!!」
子宮へと注ぎ込まれる精液。子種が出ているのがはっきりと分かる。
「温かい…」
うっとりとした顔で私はそれを受け止めていた。
「ふ…ぅっ」

ズルッ…

「あん…」
恍惚な顔をしているフレイヤと、引き抜かれる彼女のモノ。
ゴポッと音をたてながら白く粘ついた液体が流れ出る。
その様子を私はただただ見ていた…
295名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 23:21:06 ID:5lRRkwRX
「もういいわよね!?もう無理よ、足腰立たないんだから!!」
「…何勘違いしてるんです?」
「え?」

速攻魔法、地獄の暴走召喚発動。

「やっほ〜」
「おいっす」

「…ぇ?」
「ルイン様…まだ私のバトルフェイズは終了してないZE!!」
「私のターンなんだから!!」
「おい、デュエルしろよ」
「ち、ちょっと…きゃぁぁぁぁ!!」



お粗末さまでした。
フレイヤとルインは俺の嫁
296名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 23:45:00 ID:/Km8adDw
GJ

だが儀式融合は手札からでもry
297名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 03:07:05 ID:0AF4G/+a
>>272
エリアの気持ちは複雑だったろうけど両親とか子孫にしてみりゃダルクって神様同然じゃないだろうか
298名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 07:04:16 ID:nGqdGhKu
>>287
圧倒的圧倒…っ
299名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 10:29:38 ID:lEYeJ1jv
>>272
GJ
鬱になった、死にたくなった、どうしてくれる

もっとやれ
300131:2008/12/12(金) 21:02:20 ID:2s0HNsUf
>>295
素敵に煩悩が刺激されました。暴走召喚されたフレイヤを一人譲ってください

それはそうとして原麗華ルート投下します。




「まだ寝ているのですか?起床の時間は過ぎてますよ!」
今日もこのお堅い声によって眠りから強制的に引き剥がされる。
原麗華、通称委員長。
俺がタッグパートナーに選んだ相手だが、容姿、そしてあだ名から想像できる人物像通りの
超がつくほどのクソ真面目な女子である。
当然サボり魔レッドの俺にとっては天敵と呼べる存在である。
いつもならば頑張って起きるべきところなのだが、昨夜は夜遅くまで
「最強無敵カイバーマン」のDVDを観ていたのでどうにも身体が覚醒してくれない。
布団の中で身悶えるだけの俺に痺れを切らしたのか、委員長が布団を引き剥がそうと手を伸ばしてくる
(ああ…嫌だ…眠っていたいの…)
強硬手段を取ってきた委員長に俺は…



A 彼女をベッドに引きずり込む
B 観念して起きる
301名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:03:30 ID:NuaTQC0T
A
302名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:03:38 ID:1YYJ7/lV
Bで
303131:2008/12/12(金) 21:22:20 ID:2s0HNsUf
>>301
A把握。>>302惜しい。というかおまいら…


「ほら、起きなさい!遅刻しま…きゃあ!?」
伸ばされた腕を掴んで思い切りこちらに引っ張る。
華奢な彼女の身体はベッドの中に引きずり込まれた。
「な、何をするんです!?や、やめなさい!」
パニックに陥りながらも委員長としての顔を崩さない彼女を後ろから抱きしめる。
「麗華の身体…暖かくて気持ち良いなぁ…」
「な、何を言って…あんっ!」
後ろから彼女の豊満な胸を揉み上げると可愛らしい喘ぎ声と共に委員長―麗華の身体から力が抜ける。
「や、やめな…あうぅ…、だ、駄目、です…。授業にぃ…遅れますよ…はぁん!」
「そんなこと言って…ここをこんなにしてるクセに」
スカートを捲くり上げ、下着に手を入れる。
指先に少し力を入れると、チュプっという感触と共に中指が粘膜に包まれた。
「や、やだっ!こ、こんな朝から…ふしだらですっ!あああっ!」
麗華の膣は二本目の指も難なく受け入れた。
潜り込ませた二本の指で麗華の体内を掻き混ぜてやると、彼女は身を震わせ、抵抗をしなくなった。
「じゃあ、可愛い麗華のイき顔を見せてもらおうかな。好きな時にイっていいからな」
グチュグチュと音を立てて指を麗華の膣内から抜き差ししているうち、麗華の喘ぎが切羽詰まった物になる。
「あっあっあっあっ……やっやめっ、い…く…、イクからっ!やめてやめてやめ……イクうぅぅぅぅぅぅ!!」
全身がピンと張り詰めるように硬直し、痙攣を繰り返す。
突き入れた指が食いちぎられそうに締め付けられ、噴出した蜜の熱に包み込まれた。
「はっ、はっ…こ、こんなに乱されて…なんて事を…」
虚ろな瞳で宙を見つめる麗華…その姿に…


A もう辛抱たまらない!ブチ込みたい!
B 流石に可哀想だからもう勘弁してやる
304名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:22:49 ID:PP3TQwZ5
A
305131:2008/12/12(金) 21:52:11 ID:2s0HNsUf
>>304
A選択進行します。



俺の身体の下で荒い呼吸を繰り返す麗華の艶姿…
(こんなの見せ付けられて我慢できるはず…ないよなぁ)
昇天した余韻で夢見心地の脱力しきっている麗華の身体を仰向けにすると足の間に身体を入れる。
「…あ……。な…なにを…して………っ!!ふあああああっっ!?」
下着の隙間から肉棒を麗華に突き入れてやった。
イったばかりの膣内は程よい緩さで俺の肉棒を迎え入れ、膣壁の蠢きが亀頭に伝わってくる
「いやああぁぁっ!イったばかりですっ、入れちゃ駄目です!」
串刺しにされた状態で必死に抵抗しようとする麗華を押さえつけるように彼女にのしかかる。
俺の身体の下でダッチワイフ状態になった麗華に肉棒を突き入れる。
一突きごとに角度を変えて、結合部からわざと大きな音を立てて彼女に聞かせるように。
グチュ、グチャっといやらしい音が響くたびに彼女は両手で隠した顔を振り身悶える。
「こんなに音を立てちゃって、エッチな委員長だよな麗華は」
「いや、いやぁ…もうやめてください…酷いことしないで…」
「大丈夫、俺ももうイくから…。麗華の子宮に飲ませてあげるからな…っ!」
ドクッ!ドクドク…ドクン、ドクッ……!
朝一番の濃厚で大量の精液を容赦なく麗華の最奥に注ぎ込んでやる。
「…っ!い、いやああぁぁぁ!あ、赤ちゃん…赤ちゃんが出来ちゃいます!」
暴れる麗華を押さえつけ、最後の一滴まで注ぎ込んでからゆっくりと肉棒を引き抜くと。
痙攣を続ける膣からゴプッっと音を立てて精液が逆流し、噴き出してきた。
放心状態の麗華が正気を取り戻し、二人が身支度を整える頃には昼が近くなっていた。
当然授業に出席することは…不可能である。


A 性欲のあとは食欲!購買でドローパンを食す
B せめて対戦場で自習を…真面目な委員長の精一杯の抵抗
306名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:53:13 ID:PP3TQwZ5
B
307131:2008/12/12(金) 21:59:23 ID:2s0HNsUf
>>306
B選択了解です。



まだ授業は進行しているであろう昼下がり、俺と麗華はデュエル場に足を運んだ。
「授業を休んでしまったのだからせめて対戦で己を鍛えるべきです!」
どうにも真面目が過ぎてしまう困った子だ…ベッドの上ではあんなに可愛かったのに…
「…何かよろしくないことを考えていませんか?」
「か、考えてない、何も考えて無い!」
ジト目の麗華の追及をなんとか誤魔化す。意外と根に持っているようだ。

デュエル場には自習の名の下にかなりの数の生徒が集まっていた。
これなら対戦相手に困ることはなさそうだが、さてどうしようか。


A 麗華と一緒にタッグデュエル
B 二人分かれて単独デュエル
308名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:59:50 ID:PP3TQwZ5
A
309131:2008/12/12(金) 22:07:47 ID:2s0HNsUf
>>308
Aルート把握です。
ちょっとだけ選択肢の連続の短文投下が続きます。


麗華と組んでタッグデュエル。
意外や意外、麗華のデッキはチェーンカードを多用したフルバーン。
俺はと言うとシンクロモンスターを混ぜ込んだ戦士族デッキ。
さて、こんな歪なコンビの成績は?


A 3勝7敗
B 5勝5敗
C 8勝2敗
310名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 22:09:07 ID:z4gPVwWl

311131:2008/12/12(金) 22:17:11 ID:2s0HNsUf
>>310
B選択で続きます
次の選択肢は上位5位の選択をそれぞれ選びます


5勝5敗とまずまず成績だった俺たち。
それぞれの決め手はなんだった?


A 仕込みマシンガン発動
B ジャンクウォリアーの攻撃


A 切り込み隊長のダイレクトアタック
B ディメンション・ウォールの反射ダメージ


A ギルフォード・ザ・ライトニングの効果発動!
B 波動キャノンの一撃


A 破壊輪であぼーん
B 連合軍&団結の力でフルボッコ


A デスコアラのリバース効果
B 奇跡のアルカナ・ナイト・ジョーカー正規融合
312名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 22:19:16 ID:PP3TQwZ5
A
313名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 22:20:25 ID:0FcWO2QB
314名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 22:22:31 ID:i523wVb1
B
315名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 22:24:15 ID:z4gPVwWl

316名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 22:33:44 ID:w0Fk1P+P
317131:2008/12/12(金) 23:04:19 ID:2s0HNsUf
選択肢受け取りました、ええ、時間稼ぎです…



実はデュエルを行う前に、麗華を言いくるめて賭けをしていた。
「どちらのカードが勝負を決めるのか、その回数を勝負しよう」という内容。
その結果、5勝のうち3回、俺のカードによって勝負が決した。
つまり、賭けは俺の勝ち。そして敗者への罰は…
「ああっ、ああっ、ああっ、………ああああああああっ!!!」
レッド寮の俺の部屋に全裸の麗華の絶叫が響き渡る。
断末魔を思わせる叫びをあげる麗華の両手は縛られ、ベッドの足によって固定されている。
目はタオルによって塞がれていて、彼女が光を感じることは許されない。
スラリと伸びた足の間には俺の身体が割り込んでいて閉じることは許されず、股間は晒し者になっている。
そして両の乳首とクリトリスに機械的な振動を続ける小さな物体…ピンクローターが固定されている。
「これで二回目…あと三回頑張れよ?」
荒い呼吸を繰り返す麗華の耳元にそう囁く。
そう罰ゲームの内容は「勝利した回数だけ玩具でイかされる」というものだ。
ちなみに俺が負けた場合「勝利した回数分、曜日限定パックを箱でプレゼント」というものだった。
経済危機を乗り越えた俺は思う存分、麗華の身体を弄んでいた。
「もう三個くっつけてるだけじゃ物足りないよな?」
「…っ!も、もう許して!お願いだからぁ!」
麗華の言葉に耳を貸さず、今度はバイブを取り出し、麗華の股間に押し当てる。
目を塞がれている麗華だが、押し当てられたモノの形状から、何なのか悟ったようだった。
「い、イヤっ!それだけは!それだけはイヤぁ!」
318131:2008/12/12(金) 23:05:17 ID:2s0HNsUf
いつに無く激しく抵抗する麗華に振り飛ばされそうになりながらも強引に押さえつける。
「やめて!そんなの入れないで下さい!お願い!お願いだから!!」
「どうして?理由を教えてくれないと納得できないんだけど?」
「……そ、それは………」
言いよどむ麗華。俺は脅すようにバイブを麗華の膣口に押し当てる。
「い、言う!言いますから!……あ、あなたの以外の入れられるのは…イヤです…」
「…何と?」
「あなたになら何をされても良い…。けどあなたの以外のを受け入れるのは耐えられない…」
うっ…、こ、これはマズイ…。なんて殺し文句を吐きやがる…。
「じゃ、じゃあ罰ゲームを『勝利回数分、抜かずで中出し連発』にしろって言ったら…」
「あ、あなたにされるのなら…それでも良い…」
…既に息子が「入れさせろ!」とばかりにギンギンに勃ち上がっている。
「じゃあ罰ゲーム変更だ。あと3回分…抜かずで犯しぬいてやるからな」
「……はい…。私の中でイってください…」
俺は辛抱たまらず肉棒を取り出すと縛られ、目隠しされている麗華の…



A マ○コに!
B 後ろの穴に!
319名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 23:14:07 ID:w0Fk1P+P
A
320131:2008/12/12(金) 23:51:19 ID:2s0HNsUf
>>319
A了解です。



「ああっ!入って、入ってきます!あなたのが私の中にっ!」
膣に肉棒を挿入すると麗華が歓喜の叫び声をあげた。
「…今入れたのはバイブなんだけどな。」
「違う!違います!あなたのです!私、これしか要らないんです」
意地悪で言った嘘をあっさり見抜かれ、おまけに独占欲を掻き立てるセリフ。
実は主導権はとっくの昔に麗華に握られていたのかもしれない。
ばつが悪い俺は黙って麗華の子宮を突き上げた。
「あっ!あっ!す、凄いっ!こんなのっ……。す、好き!好きです!あなたが大好きです!」
感極まって恥ずかしいセリフを叫ぶ麗華。けれど悪い気はしない、むしろ嬉しい。
そんな麗華の淫声が結合部から漏れ出す粘着音とハーモニーを奏でている。
その二重奏は言葉責めの域だ。耐久力に自身があるわけじゃないが、限界があまりにも早く来そうだ。
「あっ、おちんちん、ビクビクってしてます!イくんですね!?私の中でイくんですね!?」
ああそうだよ悪いか……。俺は麗華の子宮目掛けて一発目を思いっきり爆発させた。
「き、きました!私の中に精液入って来ました!すごい!いっぱいですっ!」
絞り尽くされるかのような射精をしたにも関わらず麗華の中で凶悪な勃起を保つ俺の肉棒。
あと二発…しんどいかと思ってたが、余裕…どころか物足りない感じすらしてきた。
その後、二回の膣内射精を心ゆくまで堪能し、ついでに汚れた肉棒を麗華に口で清めさせて罰ゲームは終了した。
321131:2008/12/12(金) 23:52:02 ID:2s0HNsUf
「――っと!とうとう卒業かぁ!」
退屈な式典を終えて青空の下で大きく伸びをする。
わざわざ一人ではしゃいでいるのは、少しでも感傷に浸ると涙が出てきそうだからだ。
「来月からは俺も社会人…I2社のシステムテスト部員かぁ。」
俺みたいなのがあんな大企業に入社できるとは…推薦してくれた隼人には感謝だ。
そこでの働き如何ではプロテストへの推薦もあるらしい、感謝しきれないぞレッドの先輩。
麗華はその優秀な成績と授業態度で早々とデュエルカレッジへの推薦進学を決めていた。
駆け込みで進路が決まった俺とは雲泥の差だ…もっと頑張ろう俺。
「あ、こんな所にいましたか。探しましたよ」
クラスメートと別れを惜しんでいた麗華がこちらを見つけて駆け寄ってきた。
「麗華か…今までありがとな。寂しくなるなぁ」
「?何を訳の判らないことを言ってるんですか?早く行きますよ!」
腕を掴まれ引っ張られる、向かう先には生徒達を新天地へ運ぶ沢山の臨時船。
そして麗華の手には船のチケットが二枚。
「ちょ…行くって何処に!?それにみんなとももっと話を…」
「ダメです、時間が勿体無い。…何処にって、私の実家に決まってるじゃないですか」
「麗華の…じ、実家ぁ!?」
「そうです、私の両親に会ってもらいます」
「り、両親〜っ!?」
「そうですよ、ちゃんと両親に挨拶してもらいます。父もあなたが来るのを楽しみにしてます」
「ちょ、ちょっと待て!なんか生命の危機を感じるんだが…」
「なんとしてでも乗り越えてもらいますよ。私をこんなにした責任は取ってもらいますから」
「ま、待て!お前がカレッジを卒業してからじゃダメなのか!?まだお互いに半人前だろ?」
「ああ、進学でしたら…やめました」
「や、やめたぁ!?」
「ええ、私はあなたの傍に居続けると決めたんです。半人前が二人で一人前…丁度良いじゃないですか」
新たなる戦場へと引きずられていく俺…。
麗華にはまだしばらく…いやきっと一生頭が上がらないのだろう……。
322131:2008/12/12(金) 23:56:14 ID:2s0HNsUf
委員長ルート終了です。
今回は選択肢がかなりエロエロ方面を選択されてたですね。
コミカル&のんびりネタが多い、エロエロネタを作りやすいキャラといて面白いです。
まだ選ばれていない明日香なんかはけしからん身体で強気なので…
……そ、そんな変態を見る目で俺を見るなあああ!
323名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 00:13:38 ID:t2Uh+nbg
しばらく見ない内に良作ラッシュだと…?
>>295>>322も乙だ!!
324名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 00:14:33 ID:iGCNIvt3
黙れ変態が乙
325名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 03:44:19 ID:HI82Tq8S
>>322
この変態!!乙。

強気明日香がベッドの上ではMとかだったらもう最高だよね
326名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 13:29:52 ID:m+uF19dM
ツンデレにはMが多いから強気な明日香はドMに違いない
327名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 19:56:22 ID:PQBo2tRI
これはもう強気明日香に期待せざるを得ない
328名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 20:37:31 ID:HI82Tq8S
二十代なら強気明日香も目じゃないな。

あの明日香が許しを請いながら喘ぐ姿想像するともうね
329131:2008/12/14(日) 00:48:17 ID:A+RHPm5g
随分と明日香が来たいされているみたいですね。
だが、選択肢は無情…、さて今回選ばれるのは誰でしょう?

主人公を選択してください。


A 遊城十代
B (プレイヤー)
330名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 00:52:58 ID:bgrEjYvg
Aで
331131:2008/12/14(日) 00:54:55 ID:A+RHPm5g
>>330
A把握です。
パートナーを選んでください

A 天上院明日香
B ユベル
332名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 00:56:33 ID:Pja6GiPf
Bで頼むー
333名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 00:58:20 ID:Zlk4Br/q
>>332
あえて言おう
よくやってくれた
334名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 01:00:04 ID:AYsw0ZwH
ちくしょう、青レイやら子供レイはいないのか…
335名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 01:11:42 ID:/SheSx60
プレイヤー×青レイこそ至高
委員長やツンデレなんかも悪くないが一枚絵の差はでかい
336名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 01:19:25 ID:XO7Yiyh8
プレイヤー×剣山こそ至高
コブラやオブライエンなんかも悪くないが一枚絵の差はでかい
337131:2008/12/14(日) 01:24:31 ID:A+RHPm5g
>>332
B把握です。
需要があるのに選ばれない明日香ワラタw



藤原優介の存在から端を発したダークネスの事件も片がついた。
あとは卒業までのんびりと過ごすのみ。
卒業模範タッグデュエルも代表に選ばれなかったからとても気が楽だ。
…というよりパートナーすら決めてなかったりする。
しばらくはのんびり寝坊して、目が覚めたら釣りに行って…

「十代、起きてくれ。十代ったら…!」
聞こえてくるいつもの声…。ユベル…俺は眠いんだ…。
「十代!起きて、起きるんだ!」
さらに身体が揺すられる…だから俺は眠い…。……?
身体が?揺すられる?誰に?
慌てて身を起こすと、俺の身体を揺すっていた奴と目が合う。
俺の眠りを妨げたのは…明らかにアカデミアの生徒ではない少女。
なのに俺には見覚えがある…一体どこで?
「良かった、起きてくれたか十代。見ての通り大変なことになったんだ。」
「いや、待て…お前は誰だ?」
俺の問いかけに少女の顔に動揺が走り…すぐに納得したかのように頷いた。
「そうだね、この姿の僕は覚えてないかも知れないね。僕だよユベルだ」
「……………はい?」
「どうやらなんらかの原因で魂が分かれてしまったみたいだ。しかも僕には力が残ってない」
…つまり、ユベルは現世で普通の女の子に生まれ変わりました…って?
「僕の力は君の中に全て残っているみたいだ。…これからどうすればいい?」
それは俺が聞きたい…さてどうしようか…


A 校長に相談
B 女子の事は女子に…
338名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 01:25:40 ID:bgrEjYvg
Bを選ばせてもらう
339名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 01:25:58 ID:XO7Yiyh8
340131:2008/12/14(日) 01:43:35 ID:A+RHPm5g
Bルート進行します〜


「……と言う訳なんだけど………」
明日香とレイに事の顛末を説明するが、二人とも目が点になっている。当然か。
「えーと…あなたが…ユベル…さん、ということでいいのよね?」
「ああ、そうだ。こんな姿…といっても僕の元の姿だけど…ね」
「へ〜え、随分と美人さんだったんだね〜」
妙に和気藹々とした雰囲気に包まれつつある…っていうか問題解決になっていない。
「と、とにかくこうして出てきたユベルをどうしようって話なんだけど」
「どうするも何も普通に暮らしていけばいいんじゃない?」
「そうそう!なんか最近変なのが沢山いるし、今更だよ十代。」
レイの悪気は無いであろう一言にユベルの顔が引きつるが、歓迎ムードであることにはホッとした。
「フフッ、それじゃあ僕もここでの生活を楽しませてもらえるんだね。…そうだ!」
意外にも明日香やレイに友好的な態度のユベルが何かを思いついたらしくこちらを向いた。
「十代、君はタッグのパートナーがいないから、僕が君のパートナーになろう」
瞬間、部屋の空気が変わった。何かに亀裂が入ったような、そんな不吉な気配がする。
「ま、待ちなさい!いきなり十代のパートナーになるなんて無理よ!」
「そ、そうだよ!第一ユベルさんはデッキも持っていないんでしょ!?」
明日香とレイが何故か必死になってユベルを制止する、一体何なんだ?
「確かに…それは問題だ。………そうだ!」
困ったように考え込んだユベルだったが、すぐに表情が明るくなった。
「カードだったら…手に入るじゃないか!」


A 制服を着て購買へ
B 島中に落ちているカードを拾いまくる
341名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 01:44:47 ID:PTdF3VfE
B
342131:2008/12/14(日) 02:13:23 ID:A+RHPm5g
B選択で続きます。
アニメでちょっとだけ出てきた前世姿で登場してもらったけど、叩かれそうで戦々恐々。
今夜はここまで、続きは起きてから…



「ほら御覧よ十代、こんなとこにもカードが!」
島の施設に入り込んだユベルは意外な才能を発揮していた。
次から次へとカードを発見する。すぐにカードの枚数は100を越えた。
「さあ、質はともかく量は集まった。あとは僕の腕次第、というわけだ」
寄せ集めのカードを使ってデッキを構築し(中身は内緒らしい)ご機嫌のユベルと森を歩く。
「この島は自然がたくさん残っているね、遠く昔の世界を思い出すよ」
俺にも微かに残っている前世の記憶…全てを覚えているユベルは幸せなのか、それとも…
「そんな暗い顔をして、僕の『あの』姿のことを考えていたな?」
「…っ!い、いや…」
「君は嘘をつくのが下手だ。それに僕はその事を不幸だなんて思ってはいない」
それを裏付けるかのようにユベルの口調は晴れやかだ。
「お陰で君と一つになり、今はこうして戦争が日常ではない世界で君とこの姿で会えた」
かつて争いの耐えない時代に、俺を守るために人ならざる者の姿になったユベル。
再び人の姿を手に入れることが出来たその理由はなんであれ、今はそれに感謝したい。
「それにしても…こうして男女が並んで歩いているというのは…デート、というやつじゃないかい?」
「ぶっ!?」
「アハハハハハ!良いよその反応!からかい甲斐があるよ!」
「お、お前なぁ!……んっ!」
猛る俺の眼前にフワリと羽毛のように滑り込んでくるユベル。
そして唇に柔らかい感触………。
「フフッ…デートの最後はキス。基本なんだろう?」
呆然とする俺を置いて居住地区へと歩いていくユベル。
正気を取り戻すには数分の時間が必要だった。



A 部屋に戻る
B ユベルはアカデミアに行ったようだ
343名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 02:40:33 ID:bgrEjYvg
Aで
344名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 11:45:29 ID:nlG/72TD
まさかのユベル
期待…!
345131:2008/12/14(日) 21:42:01 ID:A+RHPm5g
プレ大掃除をやったら一日が終わってしまった…
おまたせしましたA選択で進行です。



呆然と立ち尽くしてたらユベルを見失った…とりあえず寮に戻るとしよう。
「おや、ただいま十代。帰っていたんだ」
レッド寮の部屋にもどってしばらくすると、ユベルが外から帰ってきた。
こいつ…いけしゃあしゃあと…。
「お前は一人でどこ行ってたんだよ?それに…さっきのは一体…」
「どこって、島の中を見て回ってたのさ。十代は授業と釣りと睡眠しかしなかったからね。」
「……ワンパターンで悪かったな」
「フフフ、そうスネるなよ。それとさっきのって言うのは…キスのことかい?」
「……ああ!そうだよ!」
ストレートな言い回しにこちらが赤面する。
「さっきも言ったじゃないか、デートの最後はキス、基本だって」
「あ、あのなぁ…あんなのは軽々しくするもんじゃ…」
「僕は本気だよ十代…」
俺の抗議を遮り真剣な面持ちでユベルは告げた。
「僕は不安なんだ。こうして再び十代に会えた、一つになれた。そしてこうして触れ合えるようになった。」
「…でもね、僕はこの世界にとってイレギュラー。いつまたあの世界に戻されるのか、ひょっとしたら消滅するか…」
ユベルの不自然なまでのはしゃぎっぷりはそんな不安を誤魔化すためだったのだろう。
「ユベル…」
「ねぇ十代、お願いだ。僕がこうして十代と触れ合うことが出来た時があったという証に…」
そこまでユベルは言ってから、一呼吸おいて…
「一度だけで良い…僕を抱いてくれ」
346131:2008/12/14(日) 21:42:42 ID:A+RHPm5g
「だ、抱いてくれってお前それは…」
「お願いだ、思い出を僕にくれないか…」
ユベルの考えていることは、自分が再び俺と離れた時にまた忘れ去られることへの恐怖。
そのために、俺に忘れられないような記憶を残しておきたい…という気持ちだろう。
「わかった。だけどなユベル…」
「?」
「思い出を残すためじゃない、これからもずっと一緒だ。その証のためにお前を抱く、良いな?」
「…十代、やはり君は最高だ。いいとも、僕を君の物にしてくれ…」
ゆったりとした作りのユベルの服を脱がしてベッドの上に優しく横たえる。
「十代…僕の身体…おかしくないか?胸だってその…大きくないし…」
「ああ…すごく綺麗だし、どこもおかしくないさ。ただ…」
「ただ?」
「俺も経験がないんでよくわからないんだけどな」
「初めてだって?ダメじゃないか、明日香嬢にもレイ嬢にも手を出してないなんて」
「は、はい?」
「二人とも君に気があることに気がついてないわけじゃないだろ?」
…レイの方は判りやすいが…明日香も…なのか?ってそうじゃなく…
「お、お前がいるのにそんなことするはずが…」
「二人とも良い娘だし、今更嫉妬なんてしないさ。早く僕たちを棒姉妹にしちゃいなよ」
なんだか妙な雰囲気になってきた…。
「い、今はお前のことを考えてたいからな…続けるぞ」
「フフッ…わかった。僕を好きにしてくれ」
347131:2008/12/14(日) 21:43:16 ID:A+RHPm5g
ユベルの秘所にそっと口をつけると、頭の上から切なげな吐息が聞こえ始めた。
「じゅ、十代…そ、そんなに…しないでくれ…お、おかしくなりそうで…」
初めてなのだから、しっかりと濡らさないといけないんじゃないか…
知った様なことを言っているが、所詮本で仕入れただけの知識だ。
「僕の準備はもう大丈夫だから…早く、早く十代と一つになりたい…」
ユベルの言葉に我慢が出来なくなった俺はユベルの足を抱えるとゆっくりとモノを押し挿れた。
「ああ…入ってくる…十代が僕に…。い、いっ…だ、大丈夫…大丈夫だから続けてくれ」
目の淵に涙を浮かべながらも気丈に振舞うユベルを気遣って抱きしめながら静止した。
「十代、動いていいよ…一緒に気持ちよくなろう。」
ユベルの言葉にゆっくりと抽送を開始する。
ズッ、ズッ…と肉同士の擦れる音が徐々に湿り気を帯び、激しいものに変わってゆく。
「ああっ…十代…もっと、もっと激しく僕を愛してくれ!」
我を忘れて激しく動いてしまったが、ユベルの方も大丈夫そうだ…。
…ただ、俺の限界の方が近い。
「ゆ、ユベル…お、俺もう……っ!」
「ああ、好きな時にイってくれ!僕の中で全て吐き出して!」
「ユベル…ユベルぅっ!」
「じゅ、十代ぃ!」
我慢することも出来ずあっけなく俺は果てた。
暴発した精液がユベルの奥深くへと流れ込んでいく。
「十代…僕を放さないでくれ…」
膣内射精の余韻に浸りながら、ユベルは俺の身体にしがみついた。
348131:2008/12/14(日) 21:44:42 ID:A+RHPm5g
「……ん、朝…か…」
差し込んでくる太陽の光に目を覚ました。
身を起こすとベッドには俺一人、いや部屋に俺一人だった。
「…ユベル」
悲しみはない。俺とユベルは確かに通じ、愛し合い、一つになったのだから。
「さあ、起きないとな…卒業間近で単位不足なんて洒落にならねぇし」
ひとつ伸びをして眠っていた身体に活を入れる。
「そうだとも、俺たちは一緒…そうだろユベル」
それは独り言だったのだが、それに応えてくれるかのように…



A ドアが勢いよく開かれた
B いつもの「声」が聞こえてきた
349名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 21:49:31 ID:KUD85EvA
A
350名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 21:50:03 ID:bgrEjYvg
Aで
351131:2008/12/14(日) 22:06:13 ID:A+RHPm5g
>>349
A把握です。〆です。



突然、立てつけの悪い扉が勢いよく開かれた。
「十代!起きてくれ!…っておや珍しい、君が起きてるなんて」
次いで飛び込んできた影が、失礼千万な朝の挨拶をしてくる。
「…朝から一体なんなんだよユベ…って何だよその格好は!?」
「見てくれよ十代。明日香嬢がくれたんだ。どうだい、似合うかい?
そこにはブルー女子の制服を身にまとったユベル。
似合うか…ね。うん、そのうち慣れるんじゃないかな…。
「…今、失礼なことを考えたね十代。」
「い、いやいやそんなことはない!似合ってる、うん似合ってる」
「そうそう、僕を卒業までアカデミア生徒として扱ってくれるらしいんだ。」
「ま、マジで!なんなんだこの学校は!?」
「明日香嬢とレイ嬢が学校に頼んでくれたんだ。ホントに良い娘達だ、早く彼女達もモノにするんだよ?」
「ま、待て待て待て!」
「さあ、早く出かけよう!僕たちの無敵のタッグを見せつけてやるんだ」
「お、おい!」
「それから明日香嬢とレイ嬢を陥落させる策も練らないとね。忙しくなるねぇ。」
有無を言わさず俺を引っ張っていくユベル。
これからしばらく…もしかしたら一生、こんな日常が待っているのだろうか…?
352131:2008/12/14(日) 22:10:11 ID:A+RHPm5g
ユベルルート終了です。
直前の雰囲気から明日香のネタをストックしていたので超涙目でした。
悔しいので許されるならば他の人の投下が止まっている時に明日香ルートを書きたいのですが…


A 投下するなら読んでやるよ
B 無駄なスレ消費イラネ
353名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 22:10:52 ID:bgrEjYvg
Aで
354名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 22:28:05 ID:WmlXHfJ5
Aに決まってるじゃないか
355131:2008/12/14(日) 22:39:39 ID:A+RHPm5g
許可が下りたのでそのうち投下します。Bが多数派だったらごめんなさい。
一応、次の明日香編で私の投下は最後にします。
主人公がカレーパン食ってて汚した手を指チュパしてくれる鮎川先生とか
セイコさんが「沢山買ってくれてありがとう…あの…恥ずかしいけど…これ、おまけです…」とか
好き嫌いが正反対のはずの石原姉妹による主人公の取り合いとかネタはありましたが、
それは他の人に任せたいと思います。
だ、だから変態を見る目で(略
356名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 23:06:51 ID:nlG/72TD
>>355
この変態め!!

素晴らしかったぞ!乙!
十代×ユベルを読むことが出来て非常にサティスファクションした
明日香ルートも期待している
357名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 23:11:52 ID:h2hd50m0
次で最後か…
続けて欲しいが何かと大変なんだろうな
何はともあれGJ&次作に期待
358名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 23:16:31 ID:t9myWBtL
>>355
最後だなんて言わんでくれ
乙っても!乙っても!まだ(ry

ちなみに石原姉妹の好き嫌いはあまり参考にならない
姉好物&妹嫌いなのが3/49だったので
(ちなみに姉は嫌いなもの1つもなし)
359名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 23:31:01 ID:WmlXHfJ5
そうか、ついに最後か
明日香好きなんで期待してる
また気が向いたら書きに来てくれ
360名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 00:10:36 ID:nlPh27Nk
いつも明日香選択肢で負けててハンカチ噛んでたから嬉しすぎる
361名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 00:45:32 ID:H7Qgm/kx
ブルー女子の寄せ書き見てたらなんか主人公は結構好かれてる感じがした
一人だけ帽子の中見せてって言ってるのには吹いたが

>>355
最後と言わずブルー女子全部やっちゃなYO!
362名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:01:16 ID:1IWmWuXy
変態!変態という名の紳士!乙

そして俺は諦めない、新しいレイのSSを読むその日まで安価を狙う
363名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:25:07 ID:gSZkOFtv
棒姉妹という単語に十代、明日香、レイ、ユベルの理想の関係を見た気がした

次回作期待してる
いっそ4Pルートをうわおまえなにするやめr
364名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 02:29:19 ID:Waqjgr0N
>>361
好かれてるも何もブルー女子EDは気がある発言ばっかりじゃないか

・そういう男性は好きですよ…はっ!?そういう意味じゃありませんからね!(慌て)
・連絡先を教えていただければ嬉しいです…それと、今度遊びに連れて行ってください…
・お嫁さんになりたい発言
・あからさまなツンデレ

と、俺が覚えてるだけでこれくらいだし
365名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 03:13:14 ID:aWRt4avQ
>>364
なん・・・だと・・・!

今やってるブルーレイ4週目が終わったらやるか
366名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 07:00:03 ID:nlPh27Nk
おかげでブルー女子ばっかりの日々だ。次で4人目だぜ
367名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 11:24:05 ID:A2ZtTe2h
唐突にすまない
ブラマジとデーモン・テイマーのSSを考えているんだげど、需要はあるのかな?
368名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 11:39:39 ID:H7Qgm/kx
>>364
そりゃ攻略した時の奴じゃねぇか
俺が言ったのはあくまで寄せ書きの台詞
まぁツンデレは結構あからさまだがw
369名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 15:10:35 ID:UafnT33h
寄せ書きってなんだ?
370名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 18:54:06 ID:alT07F7r
クリアー時に写真と寄せ書きの絵が出る。
371名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 21:32:43 ID:9VtGxzHc
>>367
是非とも書いてくれ

剣の女王がでたらさらに好いが
372名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 06:54:46 ID:jBDpJSR/
風水師3枚出すまでに1万円越えたぜ……

だがこれで下級だけのアーカナイトデッキが作れる
373名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 06:56:41 ID:jBDpJSR/
誤爆した。すまん
374名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 09:34:21 ID:vdG1Oluw
>>371
>>367だけど、剣の女王も登場する展開も入れるようにしたよ。
一応、明日には序盤を投下する予定
375名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 12:39:20 ID:qOd4buat
楽しみにしております
376名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 21:53:27 ID:LAP/2egM
>>374
wktk
377名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 22:44:46 ID:p0GSJSJe
ゆまたんはまだですか
378名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 00:39:16 ID:eMys5YrC
今サイレントマジシャン書いてるよ
剣の女王は出ないけど
379名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 01:02:45 ID:YPfFx0kV
>>377
ばっか 海野さんが先だろ
高圧的な態度をとりながらも中身デレなんだぜ?

たまらないだろjk
380名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 10:26:12 ID:uPyhTaL7
予告しましたブラックマジシャンの話を投下します。
今回はまだエロ無しです。
381ブラックマジシャンの受難:2008/12/17(水) 10:28:32 ID:uPyhTaL7
エジプト王朝が邪神により崩壊した。
それと同じ頃、1人の魔法使いが精霊の世界、デュエルモンスターズ界に召される。
男が降り立った場所は足のすねより低い草原であった。
黒いローブを纏った男が辺りを確認しながら、
「ここは精霊の世界か…」
見慣れない世界に戸惑を隠せなかった。
男は人間界で生まれ、エジプト王朝の王であるファラオを補佐する神官の一人であった。
しかし、自らを精霊と化し、ファラオをはじめ、かつての仲間と共に邪神との決戦に挑んだのだ。
邪神を倒した後、男はこの世界に召されたのであった。
(ファラオよ…、いつかお会いしましょう…)
心の中でかつての主への祈りの言葉を捧げる。

それから男は村か町を探しに周辺を散策することにした。
あてもなく歩いていたため、いつの間にか森の中に入ってしまう。
「道に迷ったか…」
焦りはあったが、森の外へ抜ける方向を探そうとしていた。

その時、上空より強力な落雷が男を襲う。しかし、男は素早くバックステップで落雷を回避する。
雷が落ちた場所からは煙が立ち込める。
「まさか、今の攻撃を回避されるとはな…」
「!?」
低くい濁声のような声が聞こえたので男は杖を構え戦闘態勢に入る。
煙の中から姿を現したのはデーモンであった。
「見ない顔だな…。一体何者だ?」
デーモンの質問に、
「黒き魔術師、とでも名乗っておこう。」
382ブラックマジシャンの受難:2008/12/17(水) 10:30:18 ID:uPyhTaL7
男は真面目に答える。その表情からは怯えなどいった感情は一切感じられなかった。
「黒き魔術師よ、ここより先を通ることは許さぬ。即刻、立ち去れ。さもなくば…」
ゆっくりと両腕を広げて電流を発生させる。
「さもなくば、力づくで止めるか…」
お互いが攻撃をしようとしたその時、鞭が2人の間に割って入ると同時に女性の声が木の奥から発せられる。
「待ちなさい。」
男とデーモンは声のする方向に向き直る。
木々の間からいかにも調教師、もとい、鞭を持つ女王様とみてとれる服装をした女性が姿を現す。
「な…、魔物使い…」
その女性を見るやデーモンは2、3歩ゆっくりと後退する。
「その人は私が連れていくわね。一応、魔法使いのようだし。」
女性の言葉にデーモンは安心したのか、
「それなら、文句はない。だが、2度とここには来ないよう、よく教えることだ!」
デーモンはそう言うと一瞬で姿を消してしまう。
女性はデーモンが居なくなったのを確認し、
「危ないとこだったわね。怪我はない?」
「いや、大丈夫だが…」
彼はそう言うものの、彼女は全身をくまなくチェックする。
さすがの彼もその様子に困り果てて、
「大丈夫だから…、そんなにジロジロ見ないでもらいたいのだが…」
「あははは…、ごめんなさいね…。」
余所者に興味を抱いているような様子が彼女からは見てとれた。
「とりあえず、私に着いてきてくれるかな。安全な場所まで案内するから。」
そう言って、2人は森を出るために歩き始めたのであった。

魔物使いと言われた彼女に着いていくと、森の外に出ることができた。
森のそばには道があり、2人はその道を進んでいく。
魔物使いの女性は改めて彼に抱いていた疑問をぶつけた。
383ブラックマジシャンの受難:2008/12/17(水) 10:31:08 ID:uPyhTaL7
「あなた名前は?」
「今の私に名前は無い。」
「でも、黒き魔術師と名乗っていたわよね?」
女性は不適な笑顔で彼の発言に指摘をするが、彼が動揺することはなかった。
「それにしても、あのデーモンに遭遇して一歩も引かないなんて、大した肝ね。」
「あれくらいの魔物となら、たくさん戦ってきたからな。」
そう答えながら、頭の中では人間界での出来事を思い出していた。
過ぎさった過去とはいえ、昨日のように凶悪な精霊との戦いが鮮明に蘇えってくる。
森の中で出会ったデーモンとは比べ物にならない程の精霊、そして、邪神とも戦った。
彼の経験ならば森で出会ったデーモンで驚くことなどはない。
「ところで、どこに向かっているんだ?」
今度は彼が質問した。
「フリード将軍のところよ。」
「フリード将軍?」
「戦士をはじめ、魔法使いや獣戦士などで民衆を守る自警団を作った方なの。」
将軍の説明をしている彼女は活き活きとしていた。
「すごい人なんだな…」
「ええ。信頼できる方だから、きっと力を貸してくれると思うわ。」
そういう会話をしながら進むこと約2時間、自警団の砦に着く。
門にはエルフと思われる戦士が立っていた。
2人の姿を確認すると、女性に声をかける。
「デーモン・テイマー、そちらの方は?」
「森で迷っていたところを保護したの。」
「見たところ、魔法使いのようだな…」
エルフの戦士は彼を鋭い視線で見る。
「そんな目で見ちゃだめよ。彼、意外とシャイなんだから。それより、フリード将軍はいらっしゃるかしら?」
「会議は終わっているから、執務室にいらっしゃるだろう。」
「そう、見張り御苦労さま。」
エルフの戦士との会話の後、2人は砦の執務室に向かう。

執務室の扉の前にたどり着き、
「フリード将軍いらっしゃいますか?デーモン・テイマーです。」
ノックをしながら将軍がいることを確認しようとするデーモン・テイマー。
「開いているから、入ってくれ。」
その言葉を聞いて、2人は部屋に入る。
384ブラックマジシャンの受難:2008/12/17(水) 10:32:18 ID:uPyhTaL7
「そこに座ってくれたまえ。」
そう促した人物は多少の齢を感じさせるものの、まさに将軍としての貫録を持っていた。
「さあ遠慮しないで。」
「失礼します…」
2人に促されて椅子に座る。そして、いつの間にか、彼女は3人分のお茶を用意していた。
「ふむ…」
将軍は彼を見て、
「デーモン・テイマー、すまないが、君は席を外してくれないか?」
「えっ?」
将軍の発言に戸惑いを見せたが、その表情は何かがあると見えたため、
「わかりました。ロビーで待っています。」
「そうしてくれると助かる。」
こうして、彼女は部屋を出ていく。
「さて、これでゆっくり話ができる。」
将軍は笑顔になるが目は真剣だった。
「彼女から説明をされているとは思うが、一応自己紹介しよう。私はフリード。君は?」
「黒き魔術師…」
「黒き魔術師か…。だが、本当の名は違うだろうな。」
彼はその言葉にただ者ではないということを感じ取るが、将軍は尚も続ける。
「気を見ていればわかる、別の世界からきたんだろう。」
「さすが将軍ですね。私はこの精霊の世界とは違う別の世界から来ました。本当の名前はマハードと申します。」
それから事の経緯を将軍に説明した。
「なるほど…。事情はわかった。」
「問題はこれからどうするかです。」
「そうだな。生活するにはそれなりのものが必要だしな。」
将軍は立ち上がって窓のそばに行く。
「マハードよ、君さえよければ、この自警団に所属するつもりはないかね?」
「私のような者でよろしいのでしょうか?」
「まずは生活資金が必要だろう。資金を稼ぐため、この自警団で働くのが一番いいだろう。」
将軍の提案にマハードは快く承諾する。
「是非とも、お願いします。」
片ひざをついて頭を下げる。
「礼を言うのは私の方だ。君のように高い魔力を持つ魔法使いはこの自警団にはいない。」
「それは意外ですね」
「ああ。だが、君がいれば他の魔法使い達の模範になるし、訓練の指導もできるだろう。」
マハードの話から弟子がいたという点からしても、彼が自警団に入ることはとても大きなプラスだった。
「私の知識と経験が役に立つのでしたら、とても光栄です。」
「よし。では、住まいの購入資金ができるまでの下宿先を紹介しよう。」
将軍は紹介状を書く。
「この紹介状を持っていきなさい。デーモン・テイマーと同じ下宿先に住むことができるようになるだろう。」
「ありがとうございます。」
マハードは将軍から紹介状を受け取る。
385ブラックマジシャンの受難:2008/12/17(水) 10:33:40 ID:uPyhTaL7
「いろいろと説明したいことがあるが、今はこの世界に慣れることだ。それから、3日後にまたここに来てくれ。」
「はい。」
「うむ。話は以上だ。彼女のとこに行ってあげなさい。」
「失礼しました。」
マハードは部屋を出ていく。
「邪神か…。どこの世界でも、邪神が出現しているのは同じか…」
将軍は意味深な事を発言し、書類の整理を始める。

マハードがロビーに戻ると長椅子に座って待っていたデーモン・テイマーを見つける。
彼女もマハードが現れたことに気づく。
「ずいぶんと長かったわね。」
「いろいろと話をしたよ。」
彼女にはマハードの表情から緊張の糸が少し和らいだように見えていた。
「そう。それでこれからどうするの?」
「フリード将軍の計らいで、3日後この自警団に正式に配属されることになった。」
「よかったじゃない。」
「ああ。」
マハードは初めて笑顔を見せた。おそらく、人間界ですら見せたことのない笑顔であった。
「それから、下宿先の紹介状をもらったよ。君と同じ下宿先らしいけど…」
「ええっ!!」
彼女は思わず大声で叫んでしまい、マハードも突然のことにびっくりする。
「な…、なんだ…?」
「あ…、ご…、ごめんなさい…」
「どうしたんだ?」
「いえ、別に…。(フリード将軍の計らいなら仕方ないわよね…)」
明らかに様子のおかしい彼女に首をかしげる。
「?」
「陽も傾いてきたことだし、早く行きましょう。」
2人は自警団の砦から下宿先に向かうのであった。
彼が受け取った紹介状の下宿先の名前は、"剣の女王の館"と記載されていたのだった。
386名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 10:38:11 ID:uPyhTaL7
今回は以上になります。
次回の話は近いうちに投下したいと思います。


カーリーが今回の話でどうなるか気になるw
387名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 13:58:24 ID:+pTPQyE8
>>381-385
グッジョ!
続き(今後のエロ展開?)が気になります!
388名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 17:33:36 ID:wUxoFO7d
実は先週の話見てから捏造で鬼柳×カーリー書いてたんだけど
今日の放送までに書き上げられそうにない
今日の話の流れによってはお蔵入りかも…orz
389名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 18:00:24 ID:M+xSlXOh
>>388
そんな事言わずに貼ってくださいよー
カーリーのエロ読みたい
390名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 18:42:43 ID:uPyhTaL7
>>388
自分も読んでみたいので、投下求む

てか、蘇ったカーリーが変わり過ぎてるよw
391名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 19:36:17 ID:l6fvDIBe
>>388
なんとなくカーリー×鬼柳のほうがしっくり来る
392388:2008/12/17(水) 19:48:54 ID:wUxoFO7d
なんとか仕上げてみるわ…
肝心のエロスはまだ書けてないけど
393名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 22:38:17 ID:2KhjyRR8
「こかあぷ…もう、こんなの言えませんよ!」
「なんでこんな言いにくい名前にしたんだろうな…」
394名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 00:56:10 ID:De7FfF3l
鬼柳「コカパクアクと10回言え」
カーリー「コカパクアクコカパクアクコパパキュアク…」
395名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 02:02:33 ID:Seip9Rh2
コカパクアプだとおもっていた・・・・
396名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 03:32:31 ID:SYDCZrwh
地縛神 Ccapac Apu
コカパクアプが正しいな
397名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 11:59:51 ID:BadTKi56
お前ら少しは>>386にGJしてやれよ可哀想だろw

>>386
gj
398名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 13:41:34 ID:AQZdLnUm
399名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 22:15:48 ID:U8PHKqW4
>>386
続き楽しみGJ!
400131:2008/12/19(金) 22:31:30 ID:v3oKXzuB
明日香√投下の目処が立ったけれど、大作が続々投下されそうな気配
果たして割り込んでいいものやら…
401名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 22:39:33 ID:NopmiHCw
>>400
構わん、投下してくれたまえ
402名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 22:50:56 ID:FYJhnp4s
>>400
そういう誘い受けいらね
書いたならさっさと投下しろよ





べっ別に早く読みたいわけじゃないんだからね!!
403131:2008/12/19(金) 22:54:49 ID:v3oKXzuB
それでは見切り発車的に明日香ルート投下。主人公は十代で。
最後なのでネタの出し惜しみがないため、エロ選択肢多、シナリオも長めです。贔屓?知るか。



朝のまどろみ…それは人類共通の至福のとき。
眠気に後押しされて潜る布団の感触も、楽しい夢も、この時間の前には霞む。
おぼろげな意識の覚醒、自らの体温で暖められた布団…。
全てが俺を祝福してくれるかのようだ。
だが、この幸せな時間は長くは続かない。
卒業ダッグデュエルのパートナーがもうすぐ俺を起こしに来る。
天上院明日香…こいつとパートナーを組むことになってから、周りの視線が痛かった。
人並み以上どころではない美人である明日香には沢山のファンがいるからだ。
けれど、嬉しいか?と言われると疑問が残る。
明日香のことは嫌いではない、むしろ好きの部類に入るのだが、
なにしろ割りと生真面目な明日香と組むとのんびり行きたい俺にはしんどい。
ほら、噂をすればベッドの傍らに人の気配。そして…



A 「もうっ、いい加減に起きなさい。十代」
B …?何か布団に潜り込んできた?
404名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:19:26 ID:19VfWpnQ
明日香らしくAで
405131:2008/12/19(金) 23:27:25 ID:v3oKXzuB
A把握。でも明日香は既にデレ入ってるの、ごめんね。



「もうっ、いい加減に起きなさい。十代」
定刻どおり、授業に間に合うには充分すぎる時間に今日も明日香の声で目が覚める。
「もう少し…寝てても間に合うんじゃないか?」
「起きていて損な事は何も無いわよ?さぁ、早く起きなさい」
ふらふらと身体を起こすが、どうにも眠い…。
「ほら、しゃっきりしなさい。フラフラしてると転ぶわよ。って、危ない!」
足元に転がっていたデュエルディスクに足を取られて仰向けに倒れる俺。
慌てて明日香が手を伸ばすが、その軽い体重で支えきれるはずがなく、二人で床に転がった。
「いたた…。ご、ごめんなさい十代。だいじょう……ぶ…?」
俺は明日香に組み敷かれているような格好になっていた。
目の前には明日香の顔。大きな目、ふっくらとした頬、ピンク色の唇…そして髪からこぼれる甘い香り。
「あ、ああ…大丈夫…お、お前こそ怪我はな………」
言葉は最後まで発することが出来なかった。
口が塞がれた…明日香の唇によって。
パニック状態の俺は侵入してくる明日香の舌を何の抵抗も無く受け入れた。
「ん…ちゅぷ……くちゅ………ぷはっ…」
二人の唇が離れると、絡み合っていた舌の間に銀の糸が伝わり、切れた。
「…目…醒めた?」
コクコクと頭を縦に振る俺。きっと間抜けな顔をしてるだろう。
「ん、じゃあ仕度して…。早く出かけましょ」
意識は完全に覚醒していたが、仕度にはとても時間がかかった。




A 授業を受ける
B 授業をサボって浜辺に
C 授業をサボって岸壁に
406名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:28:25 ID:IkwqSbEu
Bで
407131:2008/12/19(金) 23:39:14 ID:v3oKXzuB
B 


「いや〜やっぱり海は気持ちが良いなぁ!」
「もう…相変わらず不真面目なんだから…。慣れてきちゃう私も問題ね…」
いつものように授業をサボり浜辺へと来ていた。
沖合いには華麗に波に乗っている吹雪さんが見える。
「どうせ授業に出たって地下探検だし、問題ないって」
「それはそうだけど…はぁ。」
頭を抱える明日香。
それにしても授業をサボる生徒も多いはずだが、浜辺には誰もいない。
この時間は研究所所員もいないし、貸切状態だ。
「…と思ったかい?」
死角からいないはずの研究所職員が出てきて声をかけられた。心臓が止まりそうになる。
「守っていたカードも拾われてしまったしね、たまには昼に出演(で)て見ようと思った」
あ、あのカード…わかっていて上に乗ってたのか…。
「そんなわけでがけっぷちボールに挑戦してもらおう。パイは危険だから気をつけるんだぞ!いいな!」
よりにもよってパイに警告とか…芸人の前振りかよ…
そしていつの間にか対戦相手に納まっている吹雪さんと矢ヶ城センセイ…なぜ二人してパイを構えている!?
「それではスタートだ!レディゴー!」
危険だと言われている物をわざわざ食らう義理はない…手前の矢ヶ城センセイをボーリング玉で吹っ飛ばす。
「流石は十代君、だが僕が残っている!食らえ!」
それでもパイを投げるか吹雪さん…投げられたパイは…


A 直線的な軌道で前衛の俺に直撃!
B 美しい弧を描いて後ろの明日香に!
408名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:41:35 ID:+vHtgXh5
Bで
409名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:41:37 ID:J9hKxKuH
410131:2008/12/19(金) 23:58:23 ID:v3oKXzuB
B選択で進行です。2秒差って何て激戦区?


吹雪さんの投げたパイは俺の頭上を越えて明日香の顔に直撃した
若手芸人みたいな有様になった明日香は身動きできない…がものすごい怒気が伝わる。
「…兄さん……そう、これが兄さんの意思…なのね…。…十代?」
背筋に寒いものがこみ上げる…ここで吹雪さんを仕留められなければ…俺の命が危ない。
「吹雪さん!ゴメン!」
渾身の力でドッジボールをぶつける。吹雪さんはその場にくずおれた。
「ふ…僕の負けだ。だが、仕込みは済んだ。あとは君達の行く末を見守らせてもらおう…」
まるで中ボスのようなセリフを残して吹雪さんはこと切れた…死んでないけど。
「全くもう!顔がクリームまみれよ!食べ物を粗末にするなんて…モグ…美味しいだけに許せないわ!」
いや…喰うなよ…。
「とりあえず海の家のシャワールームを使えば良いんじゃないか?」
「そうね…覗かないでよ?」
俺に釘を刺して明日香は海の家の中に消えていった。俺ってそんなに信用無いのか?
それにしても…いつのまにか研究所の所員も姿を消している。
やけにパイの事を強調していたのを追及したかったんだが…。
411131:2008/12/20(土) 00:00:01 ID:v3oKXzuB
しばらく経って明日香がさっぱりした様子で建物から出てきた。
と思いきや…足元がおぼつかない。フラフラとこちらに歩いてくる
「……十代……お待たせ…」
「…?どうしたんだ明日香…っておい!大丈夫か!?」
俺の胸元に明日香が身を預けてくる。呼吸が荒い、明らかに様子がおかしい。
「だ、大丈夫…だから。……少しだけ…このまま……お願い…」
こうして休ませれば少しは回復するかもしれない、そしたらすぐに寮に戻ろう。
そう考えて明日香の様子を見た俺は次の瞬間大声を上げていた。
「あ、明日香!?お前一体何を!?」
俺に身を預けてたまま明日香は…俺の服を口に咥えて…自分を慰めていた。
左手は胸を引きちぎりそうなほどに握り締め、そして右手はスカートの中に…
「お、おい!こんなところで何を考えてるんだよ!?」
制止する俺の声が耳に届いていないのか…明日香の手は止まることはない。
あの明日香がこんな事を…研究所所員、そして吹雪さんの言動…まさか…さっきのパイに何か…
そんなことを考えているうちに明日香の手の動きが激しくなってくる。
「ふっ…ふっ…んーっ……んんん―――――っ!!!」
そして明日香は俺の胸の中で身を震わせて…達した。
脱力した明日香を慌てて抱きとめる。
「だ、大丈夫か明日香!?と、とにかく寮に…」
「……やっぱりダメ……十代…お願い……」
俺を見上げる明日香の瞳は潤んだまま焦点が合っていない。その唇が動く…

――――――……シ……テ……――――
412131:2008/12/20(土) 00:01:21 ID:RllpSZw6
明日香のありえない言動に俺の思考が麻痺する。
あの明日香が…俺の目の前で自慰に浸った挙句、情交を求めている…。
まるで白昼夢を見ている気分だ…。
「お願い十代…助けて……。私を……犯して…」
しがみつき、懇願する明日香の姿に俺はゴクリと喉を鳴らした。
「い、いいのか…?」
「あなたが欲しいの…だから私を…好きにして…」
俺の方の我慢も限界だった。
人気のない浜辺だが、さらに視線を避ける様に海の家の中に明日香を連れ込む。
明日香の身体を押し倒すように床に横たえると、ズボンを下ろしてモノを取り出す。
明日香の方も自分で下着を脱ぎ去り、足を開いて俺を迎え入れる体勢をとった。
「…早くっ!入れてぇ…ハメてぇ…あなたのそれを私に突き刺してぇっ!!」
いやらしい懇願に辛抱たまらず明日香に肉棒を突き入れた。
「ああっ!す、すごいっ!…十代のオチンチン硬くてっ!気持ち良いのぉ!」
挿入されると同時に明日香は歓喜の叫びをあげて俺の身体の下で腰を使い始める。
ズチャズチャといやらしい音が二人の身体の間で響いている。
「十代も動いてぇっ!私のここ、突いてぇ!ズボズボしてぇっ!」
そんなこと言われるまでもない。明日香の動きに合わせるように腰を動かす。
「いいっ!十代ぃ…気持ち良いよぉ…。好き…十代しゅきぃっ!」
俺の身体の下で蕩けきった表情で叫ぶ明日香の姿に自然と腰の動きも早くなる。
「私っ…もうイくっ!ねぇっ十代も一緒にイって!私の中にドピュドピュってしてぇっ!」
身体を仰け反らせて白い喉を見せ、体を強張らせる明日香。
強烈な膣の締め付けと痙攣が俺を襲い、たまらず明日香の中で暴発する。
「あはぁ…出てるぅ…十代の熱いのが…気持ち良い…」
うっとりとした顔で俺の精液を受け止める明日香。その腕と足は俺を離そうとしない。
どうやら明日香が満足するにはまだ何回か頑張る必要があるみたいだ。

1時間後…恐ろしく気まずい雰囲気で俺と明日香は事の後始末をしていた。
いや、後始末が終わってもお互い口を開くことが出来ない…何を言ったらいいのやら。
「……ね、ねぇ…」
「…お、おう」
「あ、あの…ご、ごめんなさい…あ、あんなことになっちゃって…」
「い、いや…それよりもう大丈夫か?」
「え、ええ平気…それよりもう他に行かない?」
「そ、そうだな……」

とりあえず午後の予定は…



A レポートが残ってる!教室へ
B 購買でパックを…
413名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 00:02:27 ID:x6hsVwcD
A
414131:2008/12/20(土) 00:17:23 ID:RllpSZw6
A把握です。



「…で、課題レポートが仕上がって無かったって…あきれた」
明日香の溜め息が横で聞こえる。
クロノス先生に提出を指示されたレポート…提出枚数が足りていなかった。
大慌てで書いてはいるが、俺は実に無力だった…明日香の力が必要だった。
「あ、あのねぇ…手札が少なくなったら『バブルマンを引く』って…落第するわよ!?」
「ええっ?俺はいつもそうしてるぜ?」
「十代…それは全デュエリストを敵に回す発言だわ…真面目にやりなさい!」
とは言っても元々嫌いな座学にやる気が出るはずがない。
「そんなこと言われてもなぁ…。!じゃあ、レポートの出来が良かったらご褒美くれないか?」
「えっ?…そんな理由で勉強なんて不純よ。」
「そこをなんとか…人助けだと思ってさぁ…」
「…わかったわよ、なにをあげればいいの?」
「それは俺が課題をクリアしてからのお楽しみって事で…」
うさんくささを明日香も感じ取っているのだろう…が、パートナーが落第、という恥は避けたいらしい。
「わかったわ…ただし、中途半端な物を作ったら容赦なく却下するからそのつもりでいること!」
俄然やる気が沸いてきた。俺は何年か振りに真剣に鉛筆を手に取った。

「…………うん、よく出来ているわ、これならクロノス先生も納得してくれるわ。…はぁ」
俺のレポートを読み返して頷いた明日香が溜め息を漏らす。
「…で、欲しいご褒美ってなんなの?どうせろくな事じゃないんでしょう?」
そんなこと今更言うまでもない…俺は…


A ここでパイズリして欲しい
B 明日香を抱き寄せて指を下着の中に…
415名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 00:19:41 ID:x6hsVwcD
A
416131:2008/12/20(土) 00:41:33 ID:RllpSZw6
A把握。


「明日香のそのおっぱいで挟んでもらいたいなぁ…なんてさ」
願いを口にした俺に明日香の視線が冷たい。
「…そんなこと考えながらレポートを書いていたの?」
「…正確には明日香のことを考えながら…だけどな」
俺のカウンターに明日香の顔が真っ赤になる、勝った!
「わ、わかったわ…じゃ、じゃあ人が来ない…ところに…」
「ん〜、いまこの場でして欲しいんだけどな」
「な、何を言ってるの!?誰か来たらどうするつもり!?」
「大丈夫だって、机の下に隠れれば…な、近づかない限り見えないって」
明日香の身体を強引に机の下に押し込む。
嫌がっていた明日香だが、ムダだと悟ったようで机の下で形の良い胸を露出させた。
「こ、これであなたのを挟めばいいの…?」
「そうそう。一度やって欲しかったんだ」
いそいそと俺もモノを露出させる。既に期待に反り固まっているモノが勢いよく飛び出した。
「きゃっ!?……は、挟むわね…こ、これでいいの?」
柔らかく、スベスベした感触に包み込まれた。
下を見ると明日香の胸が俺の下半身に密着している。形が歪んだ胸が妙にいやらしい。
「そのまま…おっぱいを動かして…出来れば先っぽ舐めてほしい…」
目の前に広がる夢のような光景に、思わず願望をそのまま口に出してしまった。
「こ、こうやって動かせば良いの?…あ、後は…ん…ぺちゃ…」
モノを包む柔らかな肉が動いて竿を扱いてくる、そして先端には別の柔らかくて温かい快感…
「あ、明日香っ!もっと先っぽ…く、咥えてくれっ!」
明日香の頭を押さえつけて強引に咥えさせようとする。
明日香は…ほとんど抵抗することなく俺の先端を口に含んだ。
「んちゅ…ちゅ…ちゅぷ…ちゅぱっ、ちゅぱっ……ん、くふ…」
胸の奉仕を続けながら、舌を絡めて懸命に俺のモノをしゃぶり続けてくれる。
そんな明日香の姿に興奮は増すばかり…そして腹の下から熱いものがこみ上げてくる。
俺は尿道を駆け上がってきた精液を…



A 明日香の口の中に…
B 明日香の胸の谷間に…
417名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 00:43:27 ID:oJ/40uvW
418131:2008/12/20(土) 00:57:25 ID:RllpSZw6
A選択で続きます


「あ、明日香っ!出る!全部飲んでくれよ…な……っ!」
明日香の頭を押さえつけて遠慮なく口内に放出する。
「うぐっ!ん〜っ!……んぐっ、んくっ……んくっ…」
細い喉を鳴らせて精液を飲み込んでいく明日香。…喉の動きがモノに伝わって心地良い。
「あら?遊城十代さん?何をやっていらっしゃるんですか?」
突如後ろ…教室の入り口から声をかけられた。
俺のモノを咥えたまま明日香の身体が強張る。
明日香と同じブルー女子の浜口ももえが俺の…俺たちの方に向かって歩いてくる。
「ああ…クロノス先生のレポートが終わって無くてさぁ…必死に頑張ってるトコ」
「あらあら…情けない殿方ですわね。私で良ければ手伝いますわよ?」
こちらに向かって歩を進め続けるももえ。このままでは明日香が見つかってしまうが…
「ああ、明日香に手伝ってもらってるから大丈夫。今ちょっと席を外してるんだけどな」
「あらあら…明日香さんがお力を貸しているのでしたら私の出番はありませんわね」
こちらへ進む歩を止めるももえ。
「それではおジャマ者は退散いたしますわ、明日香さんによろしく」
教室を去っていくももえ。明日香の身体から力が抜ける。
「んぷっ…はっ…はぁっ…。な、何てことさせるのよ…バカ…」
抗議の声を上げる明日香だが、その顔は上気し、瞳は潤んでいる。
見つかるかも知れない恐怖が性的興奮になったようだ。…実は明日香は深層ではMなのかも知れない。
とは言えこれ以上明日香を苛めると後が怖い。
二人して手早く着衣を整えて、そそくさと教室を退散した。

いつの間にか日が落ちて、辺りが暗くなっている。
そろそろ別れて互いに部屋に戻るには良い時間だが…
「ねぇ十代…もう少し…私に付き合ってくれない?」
明日香の申し出…優等生でもない俺に断る理由はない。
了承した俺の手を取って進む明日香。行き着いた先は…



A 灯台だった
B ブルー女子寮だった
419名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:00:30 ID:XIKBnYIR
Aで
420131:2008/12/20(土) 01:18:33 ID:RllpSZw6
A選択で進行です。


明日香に連れてこられた場所…それは港にある灯台だった。
「私ね…いつもここで亮と会ってたの…それで亮と付き合ってるんじゃないかって噂になったわ」
「カイザーと?それって…」
「もちろんそんなのただの噂。…兄さんの情報を互いに交換していたの」
「吹雪さんの?……ああ、そういうことか」
「私がアカデミアに入学した目的は行方不明になっていた兄さんを探し出すことだった…」
そこまで言って明日香は一旦言葉を区切った。
「私と亮はずっと何の手掛かりも得られなかった…そしてあなたが兄さんを救ってくれた」
「灯台に来ることも無くなって、亮との噂も消えていった…そして…」
「…あなたにどんどん惹かれていった…」
朴念仁と言われる俺だが、明日香が俺のことを想ってくれていることくらい判る。
というか処女を捧げられて今でも体を重ねているのだから、付き合っている…と俺は思っている。
「あなたに愛されて…あなたは使命の代わりに幸福を与えてくれた」
「……………」
「私、ノース校のカレッジに留学が決まっているわ……それもただの時間稼ぎなんだけど…」
最後の方は小さな声で聞き取れなかった。聞き返したかったが、明日香は言葉を続ける。
「あなたは卒業したらきっと広い世界に旅立っていく…私と会うことも少なくなる…」
「……………………」
「だから…。お願い…ここで…私に思い出を頂戴」
明日香はこの告白にどれだけの勇気を振り絞ったのだろうか?
俺はそんな明日香の願いを聞き入れる。
「ああ…。ここで明日香…お前を抱くぞ」
そうして俺は灯台の壁に明日香の…


A 手をつかせて後ろから…
B 背中を押し付けて前から…
421名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:19:09 ID:x6hsVwcD
A
422名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:19:49 ID:mg3QH3GM
Bで
423名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:32:19 ID:cvaouamM
B
424名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:41:29 ID:2/RdISk6
Bで
425131:2008/12/20(土) 02:01:42 ID:RllpSZw6
A選択進行です。選択肢争い熾烈ですね…


俺は明日香に後ろを向かせて灯台に手をつかせ、尻を突き出させた。
下着を摺り下ろしてやると、下着と股との間に糸が引いた。
「明日香…もう…濡れてる…」
「い、いやぁ…言わないで…」
恥ずかしそうに身を捩る姿がどうにも俺の悪戯心を刺激する。
指で明日香の秘所を広げて中を覗き込んでやる。
「明日香の膣内…ずっとピンク色で綺麗なままだよな…」
「やだっ!見ないで!見ちゃ嫌っ!」
震えながら許しを請う明日香。そろそろ勘弁してやるか。
…白状すると俺の方が我慢できそうに無い。
「入れるぞ、明日香…」
そのままモノを明日香の中に押し挿れた。
「っくぅぅっ!は、入ってきたぁ…」
後ろから犯され、大きく息を吐き出す明日香。
ゆっくりと…互いの息遣いを、心臓の鼓動を確かめ合うように挿送を開始する。
夜の寒さに凍える身を暖めあうように身体を密着させ、明日香の身体を抱きしめる。
「十代の…んっ!…暖かい…はぁっ…か、身体が溶けちゃいそう…あんっ!」
繋がっている部分が溶け合って…二人が本当に一つになりそうなほど身体が熱い。
「明日香…明日香っ!」
「十代…いいよ…来て…私の中に。…全部…受け止めてあげる」
ドクッ…ドクドク…ドクン!…ドクッ……
明日香の言葉通りに体内の一番奥深くに、明日香の身体に俺の証を刻み付けるために
明日香の全てを征服するために、明日香を孕ませるために、思い切り欲望を吐き出す。
「ああっ!熱い!…十代…好きよ…愛してる……」
明日香の言葉は暗い夜の闇へと消えていった。
426131:2008/12/20(土) 02:02:55 ID:RllpSZw6
なぁ明日香…さっき俺のこと『愛してる』って言ったよな?」
「え?……っ!あ、あれは!わ、忘れて!ね?」
「明日香…知ってるか?灯台の伝説の話」
「!そそそ、それは!!」
「…伝説を壊して後輩達を落胆させちゃ…ダメだよな」
「………………バカ」

そのまま別れがたい雰囲気でなんとなく二人でレッド寮に帰ってきてしまった。
「ん?なんだ?扉の前に小包が…差出人は…吹雪さん!?」
吹雪さんが俺に何だろう?…いや、あて先の名は…
「明日香。これ、お前宛てだ」
「兄さんが?私に?どうしてここに…」
どうやら行動を読まれていたか、知らないうちに監視されているか…
「…どちらにしても悔しいわ」
そう言いながら明日香はこちらに一枚の紙を渡してくる。
「なんだ?…吹雪さんからの手紙?なになに…
《明日香、君がこの手紙を読んでいるということは十代君とこれから熱い夜を過ごすということだろう》
のっけからずっこけそうになった。
《そんな二人のために明日香、君にこのコスチュームを授けよう。熱い愛が永遠になるように僕からのプレゼントだ》
最後には吹雪さんのサイン(10JOIN)が書かれていた。
「まったく…兄さんは何を考えて……って十代、その期待に満ちた顔は何なのかしら?」
いつのまにか俺はそんな顔をしていたらしい、まぁ期待するなという方が無理な話だ
「……今回だけなら…」
やった、ありがとう吹雪さん。
「き、着替えるから良いって言うまで入ってきちゃダメよ!」
そう言って明日香は俺の部屋に入って行った。
『な、なによコレ!?』
明日香の悲鳴が部屋の中から聞こえる…なんというか…期待が高まる
「い、良いわよ。入ってきても」
待望の声に、急いで部屋にに入るとそこにいた明日香は…


A 看護婦、つまりナース
B 首輪に耳ヘアバンド、肉球グローブ…犬っ娘!
C 大陸が産んだ奇跡!チャイナドレス
427名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 02:03:26 ID:zFpjC1TC
B
428名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 02:03:30 ID:cvaouamM
A
429131:2008/12/20(土) 02:17:21 ID:RllpSZw6
B選択ですね。なんだこの熾烈な争いは…


「い、犬だ…犬が居る…」
頭には垂れた笹耳、両手足には肉球のついたふさふさの毛皮。
銀の鎖のついた首輪にはご丁寧に「あすか」と名札がつけられている。
尻尾は…下着にテープで付けられているようだ。
「わ、笑いたければ笑いなさい…」
涙目の明日香が真っ赤な顔で睨んでくるが迫力なんて無い。
「……可愛い」
「…っ!」
目の前の可愛らしい愛犬を抱きしめてキスをしてやる。
舌を絡めるディープキスをしてから顔を離すと、明日香が名残惜しそうに舌を伸ばして顔を舐めようとする。
「まるで本物の犬みたいだな…」
「…い、犬でも良い…十代に可愛がってもらえるなら…」
俺にしがみついた明日香が尻を振ると尻尾も左右に振られる。
「ご主人様の言うことを聞く良い子にはご褒美をあげるぞ?」
「…わ、わかりました。ご主人様の言うことを聞きます……わん」
最後の恥ずかしげな鳴き声が可愛すぎる。
…さて犬にご褒美、と言えば…



A 4つん這いで交尾
B 服従のポーズをとらせて…
430名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 02:27:38 ID:WTbLvWK3
B
431131:2008/12/20(土) 03:00:01 ID:RllpSZw6
B選択です。


犬娘明日香に服従のポーズを取らせる。
腹を無防備にこちらに見せる姿。開かれた膝の間も丸見えだ。
「良い子だな明日香は。じゃあご褒美をあげないとな」
「…くぅん♪」
すっかり犬になりきっている明日香に苦笑しつつその足の間に身体を割り入れる。
そのまま正常位で…俺は可愛らしい愛犬を貫いた。
「く、くぅぅぅぅぅぅん……はっ、はっ……」
挿入されても犬のように鳴き声を上げ、舌を出して熱い吐息を漏らす明日香。
そのだらしなく開いた口を舌ごと食べるように唇を重ね、舌を絡ませてやる。
「はむぅ…んぷぅ…はぶっ、くちゅ…ちゅばちゅぷ…ちゅぅう…」
舌が食べられてしまいそうなほど明日香に激しく吸われる。
それでいて俺のモノを咥えこんでいる下半身も必死に振って俺を悦ばせている。
「んぷっ…ホントにエッチなわんこだな明日香は」
いつもだったら顔を真っ赤にして暴れだすはずだが、嬉しそうにコクコクと頷いてきた。
腰の方は俺にピッタリと密着させて奥へ、奥へと迎え入れようとしている。
「そんなに奥に入れちゃうと子宮に直接出しちゃうぜ?」
そう言っても「くぅん…」と鳴いて首を縦に振るだけ。どうやら犬になりきるらしい。
「じゃあ明日香に大好物のミルクを飲ませてやるからな…それ、受け取れ!」
先端を子宮口に密着させたまま…思うぞんぶん射精してやる。
子宮で俺のミルクを飲んだ明日香は再び「くぅぅん!」と鳴いて達した。

明日香の中からモノを抜き取ると、ゴポッっと音を立てて精液が噴出してきた。
そう言えば朝からずっと膣内に出してばっかりだったけど…どれだけの量を注ぎ込んだことやら…
そんな事を考えていると外気に触れていたモノが温かい粘膜に包まれた。
下を見ると四つん這いで俺のを咥えている明日香…こ、今度は上の口で飲みたいと?
嬉しそうに俺のを頬張り、しゃぶり続けている明日香…熱い夜はまだまだ続きそうだった。
432131:2008/12/20(土) 03:01:42 ID:RllpSZw6
数年後…天上院の本家は喧騒に包まれていた。
天上院家の娘と婚姻する条件は一つ、本人とのデュエルに勝利すること。
そして、敗者は永遠に求婚する権利を失うこと。
デュエルカレッジを卒業してすぐに、数多の男が明日香との婚姻を望み勝負を挑んできた。
大企業の幹部、財閥の御曹司、プロのデュエリストに至るまで…
そしてその全ての挑戦を明日香は退けてきた。
その明日香が、今劣勢に立たされている。
明日香の引きが悪い訳ではない、むしろ調子はいつも以上だ。
にも関わらず彼のタクティクスは彼女を圧倒していた。
名も知らぬ若者に親族はうろたえていた。
その中でただ二人、天上院家次期当主の吹雪と明日香本人だけが、穏やかな表情をしていた。
この日、この敗北のために明日香は今日この時まで負けられない戦いを勝ち続けてきたのだ。
「フレア・ネオスでサイバープリマを撃破!速攻魔法、コンタクト・アウト発動!」
最後の壁モンスターを撃破したモンスターがバトルフェイズ中に2体のモンスターに別れた。
攻撃可能な2体のモンスター、うち1体は攻撃力2500の上級モンスター。明日香の敗北は決定的だ。
「……まったく、随分と待たせてくれたものね。」
「へへっ、悪かったな明日香…でも、ちゃんと攫いにきたぜ?」
「それは私が勝ち続けてたからよ。負けてたらどうするつもりだったの?」
「俺はお前を信じてたさ。それに…灯台の伝説は破られないんだろ?」
「………バーカ!」

『あ、あの若者の素性を調べろ!』『明日香様があんな男にっ!』
騒がしい喧騒を打ち払うように吹雪が二人に告げる。
「積もる話は後でもできるさ。いや、二人の時間はこれからずっと続くんだ。さあ…」
「明日香を君の腕に迎え入れてやってくれ」
吹雪の言葉に彼は力強く頷くと、明日香を永遠に抱きしめるための最後の命令を口にした。
「ネオスでプレイヤーにダイレクトアタック!!」
433131:2008/12/20(土) 03:02:25 ID:RllpSZw6
明日香√終了です。
最後だからとエロ詰め込みすぎで明日香がデレ過ぎでした。
強気明日香を期待していた人は超ごめんなさい。
これで私の投下は最後の予定です。
TFの残りキャラをクリアする作業で何かが降りてくることがあったら…
434名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 03:20:12 ID:C3OaajUQ


また作品を投下してくれることを楽しみにしてる!
435名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 04:35:03 ID:qZEbsVKA
GJ。
プロポーズってのがまた、大団円って感じでいいよな
436名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 09:19:58 ID:cvaouamM
GJ。
デレデレの明日香タン、良かったぜ。
437sage:2008/12/20(土) 10:47:41 ID:nDbuXDYG
激しくGJ
デレ明日香もたまりませんな。
438名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 18:49:06 ID:qxAKyjZ3
明日香可愛いよ明日香

今月のマックの十代との実技授業発言には興奮してしまったよ
439名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 19:35:48 ID:x6hsVwcD
GJ

やっぱり明日香はいいね
440名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 06:28:26 ID:AvjR47n4
やっと終わったかぁ
441名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 11:26:10 ID:UwZo9kAH
GJ
また降りてきたら頼んます

>>438
みどりさん発言もあって今月の十代はなんかエロい
ていうか十代俺とかわれ
442名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 14:17:26 ID:CgxZVdEl
とてもお疲れ様です。
>>441
君には精霊が見えないよ・・・。
443名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 20:07:46 ID:O0HZtHxX
今月十代Sおねえさんと優しいおねえさんに囲まれてうらやましすぎだろ
444名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 23:40:46 ID:8aURyIhe
マック×十代
みどり先生×十代

ゴクリ・・・
445名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 15:46:40 ID:QFl8P9wU
デーモンテイマーの続きはまだですか?
446名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 16:28:51 ID:UksTZk97
カーリーがAMに捕まって輪姦陵辱されるのマダー?
447名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:09:11 ID:ZL4KJ29l
レイ×TF主人公だれかかいていただけませんか?
448名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:44:56 ID:M4AHd/3v
主人公なのに全然名前の出ない遊星さん涙目w
・・・まあ仕方ないんだけどね。アキさんとは今の状況じゃ無理だし
だからといって他の人と・・・というのも親密度年齢その他色々な意味で無理だし。
449131:2008/12/22(月) 23:50:21 ID:xakS1SLf
本編と照らし合わせて無理が出る設定は書きにくいよね…TFは便利だった…
450名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:55:48 ID:Cxkgd1Al
遊戯王ヒロイン伝統の主人公の名前を叫ぶ係も龍可にとられたしな
ロリコンENDまっしぐら
451名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:18:11 ID:FNtTlrMg
  (V) (V)  
彡[#・Y・]ミ <ロリコンの何が悪い!
452名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:44:43 ID:y5U1e/YS
>>450
龍可にお姫様だっこまでしちゃったしな遊星・・・(東映版で遊戯もミホ相手にやってたけど)
大丈夫かアキさん。ヒロインの座的な意味で。
そしてこのスレにはいつ出れるのか遊星。ロリと致す内容なら出れるがそれは犯罪だぞ遊星。
453名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:59:11 ID:C/9aTDmE
流れを切ってすいませんがTF3でのSS投下します
明日香とレイが十代を取り合う話
下手くそな文章なんでダメだとおもったらスルーで
454冒頭のみ:2008/12/23(火) 01:00:56 ID:C/9aTDmE
「ふぁ〜ぁ…全然釣れねえな…」
かれこれ一時間も糸を垂らしているが全くつれる気配がない。
もう帰って寝ようかと思っていたら後ろから声がかかった。
「こんなところにいたのね十代」
声で明日香とわかるが少々驚いた。
「こんな所に何の用だよ明日香」
ここはいつもの釣りスポット。めったに人が来ない場所だ。
誰か居るとは思っていたが明日香とは。翔か剣山だと思っていた。
「あなた今日が何の日か知ってる?」
「??…誰かの誕生日か?」
「卒業タッグデュエルのパートーナーの申請締切日よ」
「何っ!?今何時だ」
「6時五分前ね」
「…締め切りって何時だ…」
「6時」
終わった…最後の卒業タッグデュエルでこんなミスをするとは…
この時期にまだタッグを組んでいない奴は居ない。きっとトメさんあたりと組まされる…
「やっぱりまだ組んでなかったのね」
「こんなことになるなら授業にちゃんと出るべきだったぜ…」
「そんなこともあろうかと…」
「さっき私とあなたでタッグ申請をしておいたわ」
よく聞こえなかった。
「悪い。もう一度言ってくれ」
「だから、明日から私とあなたはパートナーよ。最後の卒業タッグデュエルよろしくね」
「本当か!?サンキュー明日香」
助かった…最後のデュエルがトメさんとタッグじゃ卒業してもしきれない。
「感謝してよね十代。ま、その分だけあなたには働いてもらうけど」
「今日はこのことを伝えにきたの。本当に探し回ったわ。
じゃあまた明日、どうせあなたは寝てるでしょうから私が迎えに行くわね」
「おう分かった。よろしくな」
さて、帰ろうかと思ったら今度は明日香とは違う声がした。
「あ、十代様ー!ちょうどいいとこに!」
「ん、どうしたレイ」
「十代ってばまだタッグパートナー決めてないでしょ?だから今ボクと十代でタッグを申請してきた帰りなの」
その瞬間、空気が凍った
455名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 01:03:59 ID:C/9aTDmE
ということで、短いですが何か気になるところとかあれば直していきます。
つぎは時間がかかりそうなのでどうか優しい目で見てください。
456名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 01:34:21 ID:u1m2dicd
>>455
続き期待してる
だがユベルのことも(ry
457名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 01:59:42 ID:O/Av0geu
3P希望、十代様で統一したほうがいいと思う
458名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 02:12:50 ID:FNtTlrMg
たしか本人に対しては「十代」、ほかの人との会話では「十代様」だったっけ?
459名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 02:19:43 ID:4siLHNLh
遊星さんはどう見てもストイック過ぎる。
460名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 10:43:40 ID:zXjb7T6a
遊星がエロい事してるのを想像できない
461名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 10:58:06 ID:54wliHkf
遊星さんは叩かれる事専門だから女の子に痛い事するのに慣れてないんだよ!
きっと
462名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 12:53:07 ID:O/Av0geu
遊星さんは優しすぎるから龍可あたりに思いの丈をぶつけられていけないと思いつつもやっちゃいそう
463名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 18:03:10 ID:54wliHkf
アキ戦で公衆の面前に関わらずプロポーズ紛いの台詞を叫ぶ様な奴だぞ

A以上の事を知らなかったらどうする
464名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 18:10:26 ID:1vaNNixz
遊星さんは体力あるから相手がぼろぼろになってもぴんぴんして双
465名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 18:54:46 ID:4siLHNLh
でも遊星さんは大物だな。龍可をお姫様抱っこした時とか、
下手すりゃロリコンの烙印押されるじゃん。普通の人にはできないぜ
466名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 19:21:19 ID:iXTyvBWC
だからといって肩に担いだらお持ち帰りしてるように見える
467名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 19:30:26 ID:9kTxL0mR
脇に抱えるとか
468名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 20:43:04 ID:gt/duw6H
遊星がエロいことするのがだめならアキに犯されるというのはどう?
469名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 20:45:21 ID:d3k/ix+e
>>455


ちょっと気になったところと言えば

「そんなこともあろうかと…」
「さっき私とあなたでタッグ申請をしておいたわ」

↑これ二行とも明日香のセリフだよな?
同じキャラのセリフなら改行の時にいちいちカギ括弧で閉めずに

「そんなこともあろうかと…
 さっき私とあなたでタッグ申請をしておいたわ」

こうした方が読みやすいと思う
多人数の会話シーンとかだと混乱しやすくなるだろうし

気に障ったらスルーしてくれ
470名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 21:14:00 ID:L46O+0Ra
>>467
それは誘拐犯に見える
471名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 21:46:20 ID:0C17+LPq
>>465
遊星さんのストイックレベルなら周りからは子供に優しい男に見えるよ!
一部視聴者にはロリコン扱いされたがな。
…頑張れ遊星さん。

おんぶでいいんじゃね。
・・・まあどんな風に抱えても見える人にはお持ち帰りに見えr
472名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 21:56:34 ID:54wliHkf
蟹「子供は拾った」
473名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 22:49:53 ID:blR6LJUq
ジャック「遊星!なにをやっているww」
474名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:07:44 ID:54wliHkf
蟹「でかけりゃいいってもんじゃない。」

アキ、ミスティ「「……………。」」
475名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:39:37 ID:HFW39K+r
>>474
その後2人に蟹が犯されるんですね、わらります
476名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:46:48 ID:pgLGANrc
>>474身体も心もいやらしく大きくなった龍可がその言葉を思い出して自分の胸に葛藤するんですね、わかりますわらります
477名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:51:23 ID:0C17+LPq
1 小さい方がいいと好意的解釈をした龍可に犯される
2 でかい事の良さを教えてあげる、ということで2人に犯される
3 遊星さんが勢いで小さい人のところにレッツゴー!
好きなのを選べ

遊星さんは自ら致しにいくイメージはないなやっぱり。
どちらかというと相手に求められてついつい・・・という感じだ。
478名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 00:12:41 ID:gfQskNPY
>>477
個人的には1だがどれでも私は一向に構わんッッ!!!
479名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 00:15:10 ID:z7Psv2dp
ストイックなのに逆レイプの似合う男……

流石遊星さんは今までの主人公とは一味違うなw
480名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 00:20:03 ID:Wh4QetYJ
>>478烈海王はロリコンだと思うんだ、いや本当になんとなくだけど
遊星は過去やらなんやらまだまだわからないからSSでは書きにくい&動かしにくいんだよな…
481名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 00:29:42 ID:+lHBdKaJ
>>480
野生溢れる原人に夜這い(じゃないけど)かける男がロリコンとな?
ツンデレだろ烈さんは・・・
とまあそれはいいとして、確かにまだ情報が足りなすぎるな。
そういうのが関係ないように書く事も出来るだろうけど・・・やっぱり難しいわな。
482名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 01:29:37 ID:wt/zIW0w
ロリがダメなら五年後ぐらいにすればいいサー
遊星23歳、龍可16歳でギリギリ合法ッ!!

五年ぽっちでまな板がアキさんクラスに成長出来るのかが問題だが
483388:2008/12/24(水) 04:12:37 ID:OLJDyDO/
なんとか完成…
・初投稿。
・誰が得(ryな満足×カーリー。やや鬱?
・何から何まで捏造注意。さりげなくミスティが百合。
・ディヴァインを倒した後、という設定。
・ハンパなく長い(主に前振りが)。具体的にいうと…7000字オーバー…間違いなく人生最長です本当に(ry
・初めてのSSなんで感想あると嬉しいけど、お手柔らかに…

他にも色々懺悔したいことはあるけど
あんまり卑屈になってもいけないので、とりあえず恐る恐る投下
タイトルは『半落ち』
484名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 04:14:20 ID:uB3Ix6nh
でっていう
485『半落ち』:2008/12/24(水) 04:14:25 ID:OLJDyDO/
白々と蛍光灯に照らされた、小さな部屋の片隅。
そこに、うずくまり、震えている女が、一人。
長い黒髪を振り乱し、細い肩を震わせ、両手で自分の頭を掴むようにして、
しきりに何か、ぶつぶつと呟いている。
「嘘よ…」
虚空を見つめながら頭を振る。
「あるわけない、こんなの…絶対、夢に、決まってるんだから…」
口をついて出るのは、たった一つ。
「――ジャック」
気が狂いそうなほど…ただ、逢いたかった。
「助けてよ…ジャック…」
たった一つの名前を、うわ言のように、ただ繰り返し続けた。
486名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 04:15:09 ID:uB3Ix6nh
私は貝になりたい
487『半落ち』:2008/12/24(水) 04:15:46 ID:OLJDyDO/
数刻前
「……ジャックっ!」
盛大に寝言を叫んでベッドから転げ落ちて目が醒めた。
悪い夢を見ていた気がする。どこかから落ちる夢。
「あいたたた…って、どこよここ!?」
寝台の他には、特にこれといった家具もない殺風景な部屋。
自宅ではない、全く見知らぬ場所だった。
「……?」
顔に手をやって、なぜか眼鏡なしでも周りがはっきり見えていることに気付いた。
…と、自分の手元に目をやって。
「って、何これ!?」
どういうわけか自分が着ているのは、黒地にオレンジの装飾のついた、
やたら露出度が高い衣装だった。
「俗悪…ていうか、ヘソ出しって…」
これじゃあまるで、悪の組織の女幹部だ。
苦笑しようとして、頬がひきつった。
おかしい。なぜこんなところにいるのか。誰が、どうして。
なんだか頭が重くて、何も思い出したくなかった。
気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。
部屋は外から施錠されていたが、トイレと浴室は備え付けてあるらしかった。
そうだ、顔でも洗おう。冷静になって、どうしたらいいのか考えなくては。
蛇口を捻る前に手袋を外そうとして、
「何これ…痣…?」
皮膚に走る、異様に精密な、奇妙な紋様。
どこかで見たような気がする。つい最近。
――嫌な予感。はっとして顔をあげ――鏡を、見る。
488名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 04:15:50 ID:uB3Ix6nh
嘘よ…
489名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 04:16:35 ID:uB3Ix6nh
エロパロパロ
490『半落ち』:2008/12/24(水) 04:16:41 ID:OLJDyDO/
「…っ!」
そこにあるのは当然、自分の顔、なのに。
まるで別人が目の前にいるかのような。
悪趣味は装束は、信じがたいことにあつらえたようによく似合っていた。
右目の下には、罪を犯した者に刻印される、あのマーカーにも似た――身に覚えのない図形。
そして、どす黒い…青灰色の虹彩だけが異様にくっきりと浮かび上がった、右の眼球。
「何なの…これ…」
鏡とは逆の、左目を押さえてよろめいた。
視力に異常はない。むしろ両目ともよくなったくらいだ。けれどこれは、
「これじゃあまるで」
眩暈。頭が痛い。フラッシュバック。
アルカディアムーブメント。
白いコートの後姿。二つの地上絵。夜空に浮かぶ、禍々しい巨大な影。
幻痛。月明かりに光るガラスの雨。
スクリーンに広がる、たおやかな美女の微笑。空から降り注ぐカード。
骨を砕き内臓を潰し全身に走る――衝撃。
「そうだ…私は…」
虚空に吸い込まれていく大量の人魂。
――言イ忘レタケドネエ――
赤い髪の男の、最初に戦った時とは別人のような怯えきった顔。
――オ前ノ運命ハ――
カードから伝わってきた恐怖。それに対して感じた、自分の中で滾るその感情は、
――死ヨ――
……暗い愉悦だった。
491名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 04:18:03 ID:uB3Ix6nh
−−死ヨ−−
492『半落ち』:2008/12/24(水) 04:18:07 ID:OLJDyDO/
数刻前・2

そこは、揺れる炎にぼんやりと照らし出された、広く薄暗い部屋だった。
そこにいる三人の男のうち、二人は部屋の中央の長いテーブルに付き、
残る一人は部屋の壁に身をもたせ掛けている。
壁に並ぶ扉の一つ――モニター室――から、長身の女が現れた。
「新入りの様子は」
一番大柄な、赤いラインの入ったローブを纏った男が問う。
「ついさっき目を覚ましたけど、どうやら混乱しているようね。
鏡に映った自分の姿を見て取り乱してる。…困ったことになったわ」
一旦言いよどみ、言葉を切る。
「…彼女は今、かなり不安定で中途半端な…危険な状態にある」
「お前の得意な占いか」
黄色いラインの男が揶揄するように言う。
「誰が見たってわかるわ。今の彼女なら」
女が断言し睨みつけると、
「…そんならいっちょ、その面白ェ面でも拝みに行こうかね」
青いラインの痩身の男が、愉しげに言って壁から身体を起こした。
493名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 04:18:44 ID:uB3Ix6nh
子猫ちゃん
494名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 04:19:35 ID:uB3Ix6nh
蟹×キング
495『半落ち』:2008/12/24(水) 04:20:08 ID:OLJDyDO/
カーリーは考える。
違う。そうじゃない。そんなはずはない。
この記憶も今の自分の姿も、きっと何かの間違いだ。
夢、そう悪夢――
だって、一度死んで蘇るなんてあるわけない。
瞬間移動した上変身するなんてありえない。
自分が別人のようになって、対戦相手を、人を、そんな――そんな、怖ろしいこと。
とにかく早く目覚めなくちゃ。目を覚まして、それで――
それでどうする?
目覚めたら自分はどうなる?
起きた出来事の何処からが夢で――何処までが現実だった?
真夜中の電話?ジャックの出立?アルカディアムーブメントへの潜入?
それとももしかして墜落するところまでは本当で――それ以降が死の間際に見た短い夢だとしたら。
それなら、結局自分は――
「いや…いやよ、そんな…わけ、ないんだから。やだ、あははははは」
狂乱の極みでカーリーが叫び出しそうになった――その時。
がちゃり、と――外側から鍵を開ける音が、響いた。
496『半落ち』:2008/12/24(水) 04:22:02 ID:OLJDyDO/
片目を隠したままカーリーはびくりと顔を上げた。
まさか、もしかして。
だがそんな希望も、来訪者が姿を現すまでのことだった。
ノックもなしにドアが開き、現れた男。
青い装飾のついた黒衣。
自分と同じ、異形の双眸。
そして、一見優男風の容貌に張り付いた、引き裂いたような悪意に満ち満ちた笑み――
「あなたは…鬼柳、京介…」
「なんだ、俺のことをもう知ってんのか?嬉しいねエ」
鬼柳は後ろ手にドアを締める。
値踏みするような不躾な視線に、カーリーは身を硬くした。
「何、しに来たの」
「そういうお前こそ、んなとこで一体何やってんだ?」
鬼柳は歩み寄りながら、不思議そうに目を細める。
「来ないで」
「つれねえなァ。せっかく新しいお仲間の顔を見に来たってのに」
いきなり手を伸ばして片目を隠していたカーリーの左手を強引にはずす。
掴んだ腕をひっぱり上げて立ち上がらせ、身体を壁に押し付けた。
顎を掴んで自分の方を向かせ、涙に濡れたちぐはぐな左右の眼をとっくりと眺めて――
「成程ねエ…確かに半端だな。不安定にも程がある」
「離…して…っ」
「さァて」
顎から喉、胸元を辿り、滑らかな腹部を鬼柳の指がすべる。
「おかしいよなあ?高層ビルからガラス突き破って転落したってのに、身体には傷一つない。
不思議なこともあるもんだ」
わき腹を這い回る、男の手の感触。
カーリーは羞恥と嫌悪に顔を赤くした。
「離してっ!」
空いていた右腕を振り上げ、渾身の力で――
497『半落ち』:2008/12/24(水) 04:24:01 ID:OLJDyDO/
「まさかとは思うが…まだ自覚してないわけじゃねえだろうな?」
振り下ろされた右手をごくあっさりとうけとめ、鬼柳は続ける。
「自分が死人のくせに起き上がって動き回る屍――立派な化物なんだってな!」
「違うっ!」
カーリーは万歳の格好をさせられたまま、振りほどこうと身をよじる。
「お前はどうやらさっきから、罪の意識って奴に苦しんでいたようだが…」
意に介さず、鬼柳は続ける。
「俺たちはもう人間じゃないんだぜ?今更良心の呵責なんざ感じて何になる。それに」
酷薄に口の端を吊り上げ、
「愉しかったろ?憎い相手に恨みをぶつけてやるのは」
指で、カーリーの右手の痣に、触れた。
途端に蘇る――あの感覚。灼熱の痛みのような衝動。
カードから流れこむ相手の恐怖に対する――狂喜。
断末魔。虚空に消えて行く光――人間の、生命。
「シグナー同士は惹かれあう――ダークシグナーもまた然り、だ」
「あ…あ……」
身体から力が抜けた。
「ううう……ううううう」
この痛みが――あの感覚が、夢であるはずなど、なかった。
「あ、あたし…なんて、ことを」
無数の光。数えることもできないほどの。一体何人が。
「こんな…こんなことになるなんて…」
自分は死んだ。今の自分は、浅ましくも起き上がり動き回る屍鬼。
でなければどうして。
人を傷つけ、殺して喜びを感じるなんて。
鬼柳は、力なく崩折れるカーリーから手を放し――
首と膝に手を入れ抱き上げ、そのままベッドに腰掛けた。
498『半落ち』:2008/12/24(水) 04:26:11 ID:OLJDyDO/
カーリーは固く目を瞑った。
どうして。どうしたらいい。私は一体。
お願い。お願いだから、助けに来てよ。
「来ると思ってんのか?ジャックが」
唐突な鬼柳の言葉に、思わずカーリーは目を見開いた。
「…!どうして…!?」
「相手のことを知ってるのはお互い様ってこった。調べはついてんだよ、カーリー渚」
「……」
「しかし残念だが…そりゃもう無理だ。
何しろお前はもう――あいつの倒すべき敵なんだからな」
「そん、な……!」
「それに奴は、シグナーの使命とやらを果たすためにお前を捨てた。そうだろ?」
「違う…っ!私に、無事でいてほしいって!」
「少なくとも、必要とはされてねえ。違うか?」
「……っ!」
無事でいてほしいと彼は言った。
けれどそれは。
パートナーとしては見てくれていないということではないのか。
自分のことは遠ざけたのに――あの秘書はまるで、当然みたいに。
当然なんだろう。
ほんの数日間一緒に過ごしただけの自分とは違い、彼女とは二年もの付き合いがあるのだから。
なんだかんだ言っても、信頼しているんだろう。
知的で、女らしくて、都会的に洗練されている彼女。
そんな彼女より自分の部屋にいることを選んでくれたときは、
意味もなくささやかな優越感を感じたものだった。
あの時はまだ、自分の中でこんなに彼の存在が大きくなるなんて、思ってもみなかったのに。
499『半落ち』:2008/12/24(水) 04:27:18 ID:OLJDyDO/
鬼柳は囁く。
「喜べよ。欲しかったんだろ?あいつとの、切っても切れない縁って奴がよ」
「あ…あ…」
カーリーはいやいやをするように首を振る。
「だったらこれ以上はねえよなあ、何しろ敵同士なんだから。永遠不変、唯一無二だ」
「いやああああっ!!」
―――ジャック。
わがままで、自分勝手で、やたら偉そうな癖に世間知らずで。
自信過剰で、無闇に酔狂で、妙なところで律儀で、結構単純で、
――けれど、たまに淋しそうで。
その歩む道の先に続いているものを――あなたの傍らで、見届けたかった。
それなのに、どうして。
自分はもう、帰れない。
どうして一緒にいられない。どうして。
「どうしたら、いいの…?」
カーリーは泣き崩れた。
「死にたくない、死にたくない、だけどっ!
生き返っても…もう、戻れない…こんなにたくさん、人を殺して…っ!
こんな、姿になって…!
わたしが悪いの?わたしが、勝手に――」
関わるなと言われたのに、散々忠告されたのに。勝手に首を突っ込んだりしたから。
拳で鬼柳の胸を叩き、ぼろぼろと涙を零しながら叫んだ。
「なんで、なんで、どうしてよぉっ!」
500『半落ち』:2008/12/24(水) 04:28:38 ID:OLJDyDO/
「お前は悪くない」
不意に降って来た声に、カーリーは動きを止めた。
「全然悪くない。悪いのは全部あいつさ」
背筋が凍るほど――優しい声音。
「わた、し――」
「お前には憎しみが足りない」
鬼柳はカーリーに言い聞かせる。
「だから苦しい。これほどの力を手にしながら、みじめったらしくガタガタ震えている」
肩を抱き、冷たい手でさらさらと髪を梳きながら。
「その目だって、そんな無様なことになる」
ゆっくりと、噛んで含めるように。
「自分を殺した野郎に報復してとりあえず満足しちまってるんだろうが…それだけじゃあ駄目だ」
カーリーはただ、人形のように抱きかかえられ――鬼柳の肩に頭を預ける。
「楽になりたきゃ、憎しみに身を委ねろ。全てを壊せ。これは親切で言ってるんだぜ?」
楽に、なれる?
ダケド、ワタシハ、一体何ヲ――憎メバイイ?
「それでも未練を断ち切れねえってんなら仕方ない――この俺が、僭越ながら手を貸そう」
「どう、したら――いいの?」
カーリーの唇から、抑揚のない呟きがこぼれた。
その言葉を是と受け取って――鬼柳は答える。
「簡単なことだ」
再び、その手がカーリーの顎を捉える。親指で唇をなぞり――
「苦痛も恐怖も罪の意識も、全部まとめて消し去ってやるからよお――」
にたり、と嗤って告げる。
「――満足、させてくれよ?」
501『半落ち』:2008/12/24(水) 04:30:52 ID:OLJDyDO/
低い囁きが耳に届いたときには既に遅く、目の前に鬼柳の笑顔が覆いかぶさるようにして――
「…っ!!」
カーリーの唇は、封鎖されていた。
鬼柳は、あまりのことに硬直したカーリーの顎をすかさず固定し――
その舌は、悠々と口内への侵入を果たした。
息が、出来ない。
カーリーは唇を塞がれたままくぐもった呻きを漏らす。
口と言わず喉の奥まで喰らいつくすように、欲しいまま蹂躙される。
舌が。自分の舌が、ねじ伏せられ、裏側も、頬も上あごも歯列も脳髄も全てを蕩かされ――
蕩けきったところで捕食されてしまう。そんな錯覚を、抱いた。
舌を入れるどころか、触れるだけの接吻すら、したことはなかった。
こんなこと、いつか、好きな人と、するものだと思っていた。
馬鹿みたいだ。そう思った。
「ふぁっ、はあっ、はあっ」
粘液の糸を伸ばして唇が離れ、カーリーは荒い呼吸を繰り返した。
「なんだ、まさか初めてか?
何日も一つ屋根の下暮らしてたってのに、指一本触れなかったってのか?
元キングともあろうお方が、なんとも意気地のない」
鬼柳は大げさに驚いたように肩をすくめる。
カーリーは潤んだ目で睨みつけるが、鬼柳は動じない。
502『半落ち』:2008/12/24(水) 04:34:00 ID:OLJDyDO/
「お楽しみはまだまだこれからだぜ」
抱きすくめたカーリーの背後からケープを取り外そうとして――
「…面倒臭ェ服」
早々に諦め、服の下から手を突っ込んだ。
「ひ、いや――」
豊かな弾力を存分に揉みしだき――先端をつまみ、軽く捻りあげる。
「っや、め、あっ」
くすぐったさだけではない官能が背筋を走り、カーリーは思わず身体を反らせる。
「んっんー、イイ反応だぜぇ、嬉しくなっちまう」
もう片方の手で腰のベルトを外し、下のスパッツを露出させ、
「いや、駄目っ」
容赦なく剥ぎ取る。
「ふーん、やっぱなんも着けてねえのか、この衣装」
既に水気を含んだそこに――指を這わす。
「駄目、そんな」
聞き入れず、ずぶ、と中指を差し入れる。
「あっ……」
未知の感覚に軽く達してしまったらしく、カーリーの内壁が伸縮し指を締め付ける。
指を増やして更に掻き回す。
「あ……っん…」
水音が大きくなり、充分潤ったところで指を抜いた。
「そろそろ頃合だな」
身体の向きを変え、ズボンを下ろし、勃ち上がった自身をあてがい――
潤んだ目をこちらに向けるカーリーを見下ろし、一気に貫いた。
「――ぃ」
カーリーは声も出せずに固まった。
「…ぃ、た……は、あ」
思わず鬼柳の身体に腕を回し、背中に爪を立てる。
「痛かったか?そりゃ悪かったな」
熱い涙を搾り出しながら、内側から肉を削られる痛みが退くのをただ待つカーリーに、
鬼柳は平然と応えた。
503『半落ち』:2008/12/24(水) 04:35:55 ID:OLJDyDO/
「全部吐き出しちまえばいい…痛みも恨みも憎しみも」
頭を撫でながら、歌うように鬼柳は言う。
「隠すことはない、誰もお前を責めたりしない、誰も俺たちには逆らえない。
もう何も我慢なんかしなくていいんだ」
次第にカーリーの硬直が解けてきたところで、告げる。
「それじゃあ仕上げだ」
「ひっ」
接合部を一旦ぎりぎりまで抜き――突き上げる。
「ああっ!」
泣きながら甘い声を漏らす女を穿ちつつ、鬼柳は言う。
「無事でいてほしいだなんて、んなもんただのお願い事じゃねーか。
てめえで守ってやる気なんざサラサラない。現にお前は今、こんな酷い目に遭ってる」
「ひっ、あ、うぅ…」
ぬるりと粘膜が擦れ、全身が戦慄く。
最初とは違う――快楽の予兆。
意識も飛びそうな興奮と混乱の中、カーリーはただ祈っていた。
「たす、け…ひ、あッ」
「もうちょっと色気のあること言ってくれると嬉しいんだがねエ。まあいい」
助けて。助けて。どうして。
「カワイソーになァ、こんなに助けを求めているのに。時に、なあ、お嬢さん、教えてくれよ」
504『半落ち』:2008/12/24(水) 04:36:54 ID:OLJDyDO/
鬼柳は尋ねる。
「お前は今、誰の助けを呼んだんだ?
お前がこんな目に遭っているのに気付きもしない甲斐性なしは誰だ?
お前を見捨て、口先だけのお為ごかしでお払い箱にしたヒモ野郎は、一体どこのどいつなんだよ?」
痺れた頭を、捩れた論理が蝕んでいく。
助けてという言葉に、もはや殆ど意味はなかった。
ただ逢いたかった。おかしくなってしまうほど。
痛くて、苦しくて、辛くて――それなのにその反対で。
こんなこと、こんな風に体験するなんて、間違ってる。
だけどもう――止められない。自分自身でさえも。
「いや、あ、ぁっ」
一際深く――ねじ込まれる。
「なあ、どうなんだ?恨み言の一つも言ってやりたいとは思わねえのか?ん?」
――ジャック。
ねえ、どうして、どうして傍に、居させてくれない。
どうして傍に、居てくれない。
見開いた目いっぱいに、夢魔の笑顔が映る。
「さあ、聞かせてくれよ――何が欲しい?誰を殺す?」
カーリーは掠れた声で啼いた。
「…っく…」
金泥の瞳が嗤う。
「お前が本当に憎いのは、何だ?」
「じゃ…っく…ッ!」
身体の芯から脳天まで絶頂が突き抜けると同時に、カーリーは意識を手放した。
――今度こそ、二度と戻れない暗闇に。
漆黒の闇が正常だった右目を塗り潰し、暗紅色の雫が、透明な涙の筋を辿って滑り落ちた。
505『半落ち』:2008/12/24(水) 04:45:26 ID:OLJDyDO/
「……上出来だ」
返答を聞くと同時に相手の体内で盛大にぶち撒けた自身をずるりと引き抜くと、
鬼柳はカーリーの目蓋から流れる血涙を舌で舐めとり声をかけた。
「気分はどうだ?」
―――ろス―――
低い呟きを耳が捉え。
「っ!!」
次の瞬間、鬼柳の身体は細い腕で突き飛ばされ、物凄い力で壁に叩きつけられていた。
「……いい、ダメージだ…ぐふっ、げっほ」
むせる鬼柳を余所に着衣を整え、ゆらりと立ち上がり部屋を出て行くカーリー。
その足どりには、もはや微塵の迷いもなかった。

カーリーが退出した後、入れ替わるようにミスティが部屋に入ってきた。
思い切りヒビの入った壁際に座り込んだままの鬼柳を切れ長の目で一瞥して一言、
「無様ね」
「見てたのかよ?イイ趣味だな」
「見ないわよそんなもの」
柳眉を顰めて吐き捨てる。
506『半落ち』:2008/12/24(水) 04:46:45 ID:OLJDyDO/
「あの子に何をしたの」
「ご想像にお任せするよ。
それよりちったぁ喜んだらどうなんだ?
せっかく懸案事項が片付いたんだからよ」
「……この、下種」
ミスティの冷たい罵声に、鬼柳は下卑た笑みで答える。
「そんなに怒るなよ、横取りされたからって」
「……っ!」
白皙の美貌は朱が差すどころか却って蒼褪めたが――その緑眼は、石化の魔眼もかくやという鋭さで鬼柳を睨みつけるに止まった。
「おお怖」
ミスティが無言のまま踵を返すと、鬼柳はせせら笑った。
「人が欲しがってるものを掠め取るってのは気分がいい…元親友のものを奪うことの次にイイ」
一人ごちて、くつくつと含み笑う。
「てめえの大事なものを自分から手離すなんざ…ジャックの奴もヤキが回ったかねエ。
奪られたくねえもんは死んでも離さねえのがサテライト根性だろうに――
業突張がらしくもねえ余計な気なんか回すから、こういうことになる」
鬼柳は虚空に問いかけた。
「さあて…どう出る?ジャックよお…」
荒れ果てた部屋に、喉の奥で笑う音が、いつまでも響き続けた。
507388:2008/12/24(水) 04:47:57 ID:OLJDyDO/
これにて終了です。
お付き合いありがとうございました…
508名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 10:31:59 ID:ENUXi3XT
GJ!
本当にありそうな展開に感じるよ!
509名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 11:45:13 ID:gidLkfJx
グッジョ!
実際のところカーリーさんのキャラ付けは今夜またかわる可能性もあるが…
510名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 15:21:40 ID:uB3Ix6nh
アキさんまだー?
511名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 16:45:24 ID:wt/zIW0w
とりあえず今日の放送でアキさんには色々起こりそうだから期待
アニメも今日で今年最後かー
512名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 18:35:18 ID:nWrmu8gr
とりあえず>>507の予言者っぷりに感動した
513名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 18:35:41 ID:SxjxCZDE
>>388すげええええええ
本当にカーリーが正気に戻った
514名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 18:38:56 ID:fDwbOBqO
もうほんっっとにビックリした!!
>>507さんすごいって、予言者すごいってね、
また一つ、確信させて頂きました。
515名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 18:42:47 ID:ENUXi3XT
カーリーとミスティのSSに期待

次回、ようやく遊星とアキの仲が少し進展するのか!?
来年早々見逃せねえなw
516名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 18:45:51 ID:5huHHhm/
ロリアキさんハァハァ
517名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 23:02:42 ID:uB3Ix6nh
保管庫って誰も管理してない…のか?
518名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 10:32:18 ID:wZNDR00/
TFのヒロインみすちーさん小説マダー?
519名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 10:36:17 ID:5YsDEk9/
>>507
乙です!マジでありそうな展開だが本当にそうなったら…´;ω;`ブワッ

とりあえずジャック対カーリーはあるよねスタッフ
520名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 11:11:31 ID:E3UyeHG8
>>385の続きは…まだかね?
521名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 11:34:26 ID:YCHdmOY/
お待たせしました。
>>385の続きを投下します。
522ブラックマジシャンの受難:2008/12/25(木) 11:36:15 ID:YCHdmOY/
剣の女王の館についた2人は管理人室に向かう。
しかし、管理人室の扉のプレートには夕方まで外出中と書かれた紙が張られていた。
「管理人は外出中のようですね…」
「どうするんだ?」
デーモン・テイマーは少し考えて、
「では、私の部屋で待ちましょう。その内に帰ってくるでしょう。」
2人はデーモン・テイマーの部屋に向かう。
「ここです。入ってください。」
部屋の内装は今まで見たこともない物で溢れていた。
「…」
「どうかしましたか?」
初めてみた物に言葉を失っていたマハードに彼女が声をかける。
「いや、初めて見る物ばかりだし…。それに、よく考えてみたら、女性の部屋に入るのも初めてだったんだ・・・」
「へえ、意外ね。まあ、いいわ。そこに座って。」
彼女に促されて椅子に座る。
「ところで、フリード将軍と何を話していたの?」
「別に大したことは話していないよ・・・」
「そう・・・」
マハードからの回答が要領を得られなかったため、彼女は少し残念そうな表情になるが続けて質問をする。
「もう一つ聞いても良い?」
「何だ?」
すると、彼女は少し頬を赤らめる。
「好きな・・・、女の人とかって…、いるの・・・、かな・・・?」
「?」
彼女の恥ずかしそうな表情と仕草から、マハードは一瞬戸惑ったが、
「いない・・・」
「ほんとうに?」
「ああ・・・」
彼の言葉に喜びの表情を浮かべるデーモン・テイマー。
その時、呼び鈴がなる。
「はーい・・・」
彼女が玄関の扉を明けると、そこには赤いガウンに金髪の美しい髪をした若い女性が買い物袋を片手に抱えて立っていた。
「管理人さん!お帰りなさい。」
(管理人・・・、この人が・・・)
玄関に立っていた女性こそ、この館の主であり管理人の剣の女王であることをマハードは理解した。
「ただいま。あなたの好きなハーブがあったから、買ってきたわよ。」
「いつもありがとうございます。」
剣の女王はハーブのパックをデーモン・テイマーに手渡すと、マハードに目がいく。
「あら、そちらの殿方はあなたの彼氏かしら?」
「えっ!?いえ・・・、違いますよ・・・、フリード将軍の紹介で新しくこの館に下宿される方ですよ・・・」
彼氏発言に完全に舞い上がるデーモン・テイマーを尻目にマハードは挨拶をする。
「はじめまして、黒き魔術師です。」
「この館の管理人です。よろしくね。」
管理人の表情が笑顔になった瞬間、マハードの全身はとてつもない激痛に見舞われる。
(なっ、なんだっ!?この・・・、痛みは・・・!?)
2人にばれないように痛みを必死に堪える。幸い気づかれていないようだった。
しかし、全身の激痛は意外にもすぐに無くなった。
(今のはなんだったんだ・・・)
マハードが考えている中、剣の女王が彼に声をかける。
「では、10分後に管理人室に来てください。」
そう言い残して、剣の女王は部屋を出て行く。
「あの人が?」
「そう。この館の管理人よ。」
「そうか…」
途端に難しい表情になるマハード。
523ブラックマジシャンの受難:2008/12/25(木) 11:37:06 ID:YCHdmOY/
「どうしたの?もしかして、管理人さんがあまりにも美人だったから、ドキドキしたの?」
「いや…、そんなことはない。」
「我慢しちゃって、かわいい。」
「はぁ…」
かわいいと言われたことがないマハードは大きく溜息をつく。

それから10分後、マハードは管理人室の前に来ていた。
マハードはさっきの出来事から管理人には注意しなければならないと思っていた。
「黒き魔術師です。」
ノックをしながら呼びかける。
「入っていいわよ。」
その返事にマハードは扉を慎重に開ける。
管理人の部屋は畳とこたつがある和室の部屋だった。
「さあ、ここに来て。」
剣の女王に言われるままに席に着く。
「はじめまして、黒き魔術師。いいえ、マハード。」
「なぜ、私の名前を!?」
マハードは杖を握りしめ、いつでも魔導波を出せるよう魔力を溜めようとする。
「ダメよ。あなたの力はこの館では発揮することはできないわよ。」
「どういうことだ?」
剣の女王が言う通り、魔力を捻出することはできたが、発動することはまったくできなかった。
「これは…」
「ここら辺は不要な揉め事を避けるために設けれた地区なのよ。特にあなたのような強い人にはね、うってつけの場所なのよ。」
不適な笑みを浮かべるが、決して悪意がある訳ではないことをマハードは感じ取った。
「そうだったのか…」
「それにしても、男のくせにいろんな引き出しを持っているのね。」
「なに…?」
一瞬マハードには何のことを言っているのか理解できなかった。
「あなた自身は力一辺倒のようだけど、でも、専用の道具をたくさん持っているようね。」
「!?」
笑顔で適確な事を言われ、焦るマハード。
「私はね、相手が用意している道具の分、その者に傷を与えることができるの。」
「何っ!?」
「あなたがさっき感じた全身の激痛はそのためなのよ。」
「…」
剣の女王から知らされた事実に言葉を失う。しかし、自警団への訪問からここまでの経緯を思い出し
「まさか、フリード将軍は…」
「予想済みだったようね。買い物の途中、将軍の遣いの忍びから話は聞きました。
「…」
フリード将軍の眼力に心服した表情を見せたマハードに、
「さ、嫌な話はここまで。この館の話をしましょう。」
打って変って、下宿の話に切り変わる。
「部屋はここよ。不要な揉め事を起こさなければ基本的に住人の自由にしていいから。」
「はい、ありがとうございます。」
「それじゃ、後は自分で部屋の整理をしてね。」
剣の女王との会話は終了し、マハードは管理人室を出ていく。
すると、入れ替わりにデーモン・テイマーが入ってくる。
「ふふ。あなたの出番よ。」
「はい…、女王さま…」
自然と2人は抱き合っていた。
「かわいいわよ…」
「じょうおうさまぁ…」
2人の唇は重なり合うと同時に互いの舌は自然と絡まり合っていた。
「うん…、あぅ…」
絡まりあう唾液の音で部屋は満たされていた。
524ブラックマジシャンの受難:2008/12/25(木) 11:37:57 ID:YCHdmOY/
自分が新しく住む部屋にたどり着いたマハード。
「…」
綺麗に作れられたフローリングの部屋であった。
石畳の建物しか知らなかった彼にしてみれば、全てが驚きだった。
「この世界は私の知らないことばかりだ…」
この世界での生活に期待と不安がいつの間にか入り混じっていた。
「ファラオ…」
かつての君主の名前を呟く。
「"ファラオ"って、誰かしら?」
声のした方向に向くとそこには薄いレースを着たデーモン・テイマーがいた。
「盗み聞きとは趣味が悪いな…」
「ごめんなさいね。少し驚かそうと思って。」
「何か用か?」
部屋の整理をしながら用件聞き出そうとするマハードにデーモン・テイマーはゆっくりと近づく。
「何だ?」
「やっぱり…、いい男ね…、あなたは…」
「?」
デーモン・テイマーは徐にマハードの帽子を取る。
「おいっ!」
「魔法使いの癖にすごく鍛えられた体してるのね…」
「うぐ…」
彼女の手はマハードのわき腹や胸の部分を丹念にまさぐっていた。
その攻めに力が入らないマハード。
「気持ちいいでしょう…、あなたのように逞しい男の人だったら…、好きなようにされてもかまわないわ…」
その言葉を聞いたマハードの顔は完全に真っ赤になり、彼女はその様を知ってか知らずか、
「こっちの方はもう準備ができているわ…、うれしい…」
「あぁ…」
マハードの大きくなっていた分身を彼女は服越しにやさしく握っていた。
今まで厳格な神官としての勤めをしてきた彼にとって、このような経験はまったくなかった。
そのため、服越しに触られただけでも感じてしまうのであった。
「ふふ。いいわ、その反応…」
そう言いながら、彼女はマハードの唇を奪う。
「うん…んん…」
マハードの表情から強い鋭さがなくなり、完全に男女の行為に酔いしれていた。
「早いわよ…、本当のお楽しみはこれからなんだから…」
彼女は身に着けていた物を全て脱ぎ去り、生まれたままの姿になる。
「どう…、わたしの体…、きれい…?」
「ああ…、きれいだよ…」
「ありがとう…」
今度はマハードの法衣を脱がす。彼も生まれたままの姿になる。
「一緒に気持ちよくなりましょう…」
遂に2人は一つになる。
「あああああああぁぁぁぁんんんんんんっ!!」
マハードの一物が彼女の膣に入り込むと同時にかん高い声が出る。
「うう…、なんだ…、このかんかくは…」
「いい…、いいわ…、はげしく…、うごかして…」
その言葉通り、マハードは腰を動かすが、
「だめだ…、なにか…、でる…」
「いいよ…、そのままだして…」
その瞬間、マハードは生まれて初めての射精をした。
しかし、その感覚に奪われながらも尚もマハードの腰は動いていた。
「すごい…、いっぱい…。でも…、まだまだ…、できる…よね…」
マハードは完全に止めることができなかった。おそらく、体力が続く限り攻める様子であった。
やがて、彼は2度目に達した。
「また…出る!!」
「わたひも…イクッ!!」
2人は同時に絶頂に達した。
525ブラックマジシャンの受難:2008/12/25(木) 11:39:18 ID:YCHdmOY/
2人は床に横になった状態で抱き合っていた。
「なかなか激しかったようね。」
そこに剣の女王が入ってくる。
「女王様…」
「たのしめたかしら?」
「はい…」
デーモン・テイマーの表情で満足できたことはすぐにわかった。
「あなたもなかなかタフね。」
剣の女王がマハードの分身を握り、まだ余力はあることを感じた。
「今度は私も混ぜて欲しいものね。管理人の特権というものよ…。」
「わかった…、すきにしてくれ…」
「物解りのいい男は好きよ…」
剣の女王はマハードと口を合わせる。それと同時に自分の膣にマハードの分身を挿入させる。
「うあああんっ!!ああああっ、いいいいわっ!!」
「おれ…、も…、きもちいい…」
あまりの快感に2人は完全に狂乱のごとく腰を動かしていた。
「じょうおうさま…、まじゅつしさま…、きもちよさそう…」
とろんとした目で2人の行為を間近で見ているデーモン・テイマーも我慢の限界が来ていた。
「また…、わたしにもして…」
そう言いながら、デーモン・テイマーは自分の秘所を自分の手で慰め始める。
「ふふ…、あなたも彼の虜になってしまったようね…」

3人の交わりは約2日間続いたのである。
それから3日後…

マハードは何事もなかったかのように自警団に行き、入団を果たす。
彼は上級の魔法使いであったため、強さに相応しい名前、"ブラックマジシャン"として新しい仲間達に迎えられる。

その様子をフリード将軍と剣の女王は執務室から見ていた。
「将軍の予想通り、彼は高い魔力を持っていました。」
「そうか…。魔導教会が預言した、"邪神と戦いし幻想の黒き魔術師この世に降臨す"」
「彼のことで間違いないですね。」
「そして、"この世の崩壊が訪れしとき、幻想の黒き魔術師、竜破壊の剣士、邪神を滅ぼさん"という予言もある。」
将軍の言葉に剣の女王は真剣な表情になる。
「ブラックマジシャンとバスターブレイダー…。まるで接点のない2人ですが…、予言が実現するとなるのでしたら…」
「これから先、何かが起こるであろうな。」
将軍は席に座り、予言が書かれた密書を机の中にしまう。

ブラックマジシャンは魔術師隊に配属となった。
しかし、魔術師隊に所属する魔法使いの面々は彼を冷やかな目で見ていた。
様々な思惑の中で、ブラックマジシャンを待ち受ける受難はこれからも続くのであった。
526名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 11:50:06 ID:YCHdmOY/
エロが微妙ですみません。以上でブラックマジシャンのSSは終了です。
この続きを考えてはいますが、方向性と登場させるモンスターを悩んでいる状態です。

それと、遊星・アキの非エロのSSも考えています。
ですが、現状の内容だと、オリカ、オリキャラが登場するため、
スレのルール的に大丈夫なのかを心配しています。
これに関して、ご意見を頂けたらと思っています。
527名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 11:51:38 ID:7T66DcWR
投下乙
オリキャラ…メインになるとダメかも知んないけどちょっと出るくらいならいいんじゃない?
528名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 12:18:09 ID:E3UyeHG8
>>522-525
GJ!
百合でもよかった気もしましたが良かったです!
529名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 16:27:05 ID:ITgVZi6z
>>507
この出来は満足するしかねえ・・・39話見た後だから泣けた。GJ
>>526
乙!
遊星とアキさんの俺は期待してる
530名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 03:21:29 ID:L/kMtJxX
サイレントコンビのSSって需要ある?
無ければ書かないけど…
531名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 04:52:47 ID:Bf0p68Xx
そろそろアキさん、BMG、霊使いあたりのハードなのが欲しい
532名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 07:42:06 ID:L/kMtJxX
あ、需要ないのか……
533名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 08:10:31 ID:PJWAcXLu
>>530
需要ならあるぞ!
以外とサイレントの二人のSSってないから是非読みたい
534名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 10:46:45 ID:uLWaQFGW
>>531
霊使いに関しては、このスレの最初から読み直そうぜ。
535名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 13:12:40 ID:Bf0p68Xx
>>534
それが良かったからまた他にも見たいと言う意味で

ここって何気に良作ばっかなのな
保管庫が無いのが残念だ
536名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 15:44:52 ID:eP1VhviM
だよな・・・
だからこそ凝視して読んでしまうわけだが
537名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 19:04:09 ID:CquBurlk
ちょっと聞きたいんだがここでのタブーて何が当てはまるのか教えてくれないか?
538名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 19:35:28 ID:c5clxHSk
野郎×野郎はタブーっつーかスレ違いかな
539名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 21:55:39 ID:Bf0p68Xx
オブライエンの純愛はNG
540名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 21:57:46 ID:Rql/7vlw
このスレでその名前を見るとは思わなかったw
541名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:35:24 ID:WpU4z+0v
たしかにww
542名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:47:19 ID:+a8dEnGM
オブの小説も前になかったっけ?なんか水属性の巫女とのやつ
543名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:29:50 ID:sMmNowmA
あったね
普通に良かったけどな〜
544名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 00:00:01 ID:Ls334g3H
>>526だけど、遊星・アキの非エロSSを明日中に投下予定。
545名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 00:10:32 ID:othFTCNS
>>544
頑張れ
546名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 09:09:52 ID:Ls334g3H
予告しました、遊星・アキのSSを投下します。
以下、注意点
・オリキャラ登場
・設定や解釈がかなり強引
・非エロ

では、投下します。
547遊星の悪夢、アキの想い:2008/12/27(土) 09:10:58 ID:Ls334g3H
地縛神コカパクアプの攻撃に敗北させられそうになり、負傷した遊星。
そして、赤き竜の痣を通して遊星が戦っていることを知ったアキ。

今回の物語は遊星が敗北後、意識を取り戻すまでに遊星とアキが夢の中で体験した出来事である。
遊星、アキ、それぞれの視点で2人が体験した出来事を見ていくことにしよう。
548遊星の悪夢:2008/12/27(土) 09:12:05 ID:Ls334g3H
鬼柳に敗れた遊星。
彼は怪我をしていたため危険な状態であったが、懸命な治療の末、一命を取り留めたのである。

闇のような空間、遊星は一人佇んでいた。
「ここは…?」
周りを見渡しても闇だけがあった。
「いったいここはどこなんだっ!?」
遊星は今までに感じたことのない不安を覚えていた。
「…?」
ふと遊星は自分のデッキを取り出す。
「そうだ…、俺は…、鬼柳に…負けたんだ…」
地縛神の攻撃に成す術もなく敗れた…、もとい、敗れそうになった遊星。
だが、結果的には敗北したことに変わりはなかった。
敗北したことで遊星の心は折れてはいなかった。
デッキの向きは裏側であったたので、カードの確認を使用とデッキを裏返す。
「!?」
その時、遊星は自分の目を疑った。
「どういうことだ!?なぜ、カードが白紙なんだ!?」
なんと遊星のカードの表側は全て白紙になっていたのだ。
「うそだっ!!」
何かの間違いだと思いながら、1枚1枚確認するが、エクストラデッキも含めた全てのカードが真っ白になっていたのだ。
「…」
状況を理解した遊星の手からカードが散らばっていく。
「そんな…」
力なく両膝をつく状態になる。
「くぅ…、うぁぁ…」
いつの間にか遊星は涙を流していた。
彼をここまで追い詰めたのはカードが白紙になっただけではなかった。
敗北による地縛神への恐怖、得たいの知れない闇の空間に仲間がいないことによる孤独と不安があった。
つまり、遊星の信じてきた仲間やカードの絆が脆くも崩れ去ったのであった。

どのくらいの時間が経ったであろうか。
声を殺して泣いていた遊星に声が聞こえる。
「仲間との絆など…、お前には最初からなかったんだ…」
その声に気づいた遊星は立ち上がり、涙を拭い辺りを見渡す。
「誰か…いるのか…?」
すると、どこからともなく足音が聞こえてくる。
しかし、闇の空間にいるためなのか、音が反響してどこからしているのか判断できなかった。
辺りを見回していると、黒い影のような物が近づいてくる。
549遊星の悪夢:2008/12/27(土) 09:12:44 ID:Ls334g3H
「誰だ?」
遊星が影に向かって質問すると、
「それは、お前が一番よくわかっているだろう…」
「なに!?」
遊星はその影をよく見た。
するとだんだん影はなくなり、その者の姿がはっきりと遊星の目に飛び込んできた。
「っ!?」
再び自分の目を疑った。遊星の目の前に立っている人物。
遊星と同じ容姿、同じ格好。
瓜二つなどというレベルではなく、まるでそのままコピーしたかのように。
その姿は紛れもなく遊星そのものであった。
「ばかな…、おれが…、もうひとり…、いる…だと…?」
遊星は言い知れぬ恐怖を感じていた。
「そうだ…。俺はもう一人のお前だ…」
「もう一人の俺…」
この状況に遊星は完全に混乱していた。しかし、もう一人の遊星は言葉を続ける。
「お前は地縛神の攻撃を受ける際、鬼柳、地縛神に負けたのは、"俺ではない!"。そう強く自分に言い聞かせていた。」
もう一人の遊星の言葉に遊星の頭に激痛が走る。
「うああああああああああっっ!!」
あまりの激痛に今まで出したことのない声で絶叫する遊星。
しかし、もう一人の遊星は絶叫にも臆せず続ける。
「鬼柳を死に追いやったことへの罪悪感、地縛神への恐怖、そういった心の闇がもう一人の俺を作りだしたんだ…」
「オレハッ!!オレハッ!!」
遊星は発狂したかのようにおかしくなっていた。
そんな遊星をもう一人の遊星はやさしく抱き込む。
「もういいんだ…。もう苦しまなくていい…。」
「あ…ああ…」
「確かに鬼柳には勝てなかったかもしれない…。だが、俺…、いや…、心の闇を受け入れるんだ…」
「…う…ぁ…」
もう一人の遊星は遊星の中に少しずつ入っていく。
いや、同化していくという表現が正しいのかもしれない。
「そうすれば、お前はもっと強くなれる…。仲間やカードの絆など無くても…、強くなれる…」
「つよ…く…?」
「そうだ…。最初から無ければ、失う物など何もないからな…」
もう一人の遊星の言葉に遊星は目を閉じる。
その顔は穏やかな表情であった。
「元々お前は一人で戦えるんだ…。仲間との絆が無くてもな…。その方がお前は強い…」
もう一人の遊星は遊星の中に完全に入っていく。

「おれは…、さいしょから…、ひとり…」
遊星はそう呟きながら、今までの事を思い出していた。
仲間との楽しい日々、数多くのデュエリストとの戦いの記憶を。
550遊星の悪夢:2008/12/27(土) 09:13:43 ID:Ls334g3H
「ふふ…。あはははははっ!」
途端に遊星は笑い始める。
だが、その笑い方は今までしてきた笑い方とはまったく異なるものであった。
「仲間との絆、カードの絆、そんな物があったから、俺は鬼柳に勝てなかったんだ!!」
遊星は何かを悟ったかのように言葉を発する。
「敵を倒すためにはカードを信じるんじゃない…、そのための力を得なければならないんだ!!」
遊星は右腕を高く上げる。なんと、赤き竜の痣は黒く変色していた。
「そうだ!もっとだ!赤き竜の力に心の闇の力を!!」
遊星が負の感情を抱く度に痣はだんだんと濃い色の黒に変色していく。
「仲間など必要ないっ!!俺の前に現れる者は全て敵だっ!!」
遊星は悪者のような笑みを浮かべる。

力が湧き上がってくる感覚に酔いしれていた時、
「ゆう…せい…」
不意に遊星の名前を呼ぶ女性の声がしたため、声のした方向に振り返る。
そこには驚きの表情を浮かべた寝巻き姿の十六夜アキがいた。
「十六夜…」
「遊星…」
アキはそれ以上言葉を続けれなかった。
「どうした、十六夜…。」
「…」
アキは複雑な表情をしながら顔を少し横にする。
「人の心の中に入ってくるのを嫌っているお前が、人の心の中に入ってくるとはな…」
「そんなつもりじゃ…」
「十六夜…。俺は心の闇を受け入れてわかったよ。お前がどれだけ過酷な運命を受け入れてきたのかをな。」
遊星はアキに近づく。しかし、アキは身の危険を感じたのか、後退して距離をとる。
「十六夜…。俺の物になれ。お前の満たされなかった物を俺が満たしてやる…」
素早くアキに抱きつく遊星。
「嫌っ!!離してっ!!」
突然抱きつかれたため、激しく抵抗するアキ。
「仲間との絆は必要ない。だが、愛する者は必要だ。」
「…」
その言葉にアキの顔は少し赤らむ。しかし、
「お前は…、遊星じゃない…」
「何を言っているんだ?俺は正真正銘の不動遊星だ。」
「うそ…。遊星が…そんなことを考えているハズがないわ!!」
その瞬間、渾身の力で遊星を押しのける。
「十六夜!?」
突然のアキの拒絶に遊星は驚く。
「遊星は言ったわ、"考えろ、お前自身が。答えを得るには自分で考えなければいけない。"」
「十六夜…」
「"お前がお前を愛するんだ。"」
遊星の動きが少しずつ止まっていく。
「そして、"何度でも受け止めてやる!全部吐き出せ!お前の悲しみを!"って…」
すると、アキは自分の右腕を左手で掴む。
「それから私の腕の痛みは薄らいでいった…。あの時…、私は…」
「う…、あ…」
「あの時…、私は助けて欲しいって…、心の中で本当に思った…。ディヴァインではなく…、遊星に…」
「いざよい…」
アキの目に涙が浮かび上がっていた。
551遊星の悪夢:2008/12/27(土) 09:14:33 ID:Ls334g3H
「だから…、本当に遊星なら、ここまで痣が痛むことはない…」
「い…ざ…」
「目を覚まして!私が知っている遊星はこんなことで全てを諦めるようなことはしないはずよ!」
「イ…」
アキの訴えのためか、再び遊星が少しずつおかしくなっていく。
そして、遊星の頭に激痛が襲う。
「うわああああああああああ!!」
「遊星っ!!」
その瞬間、遊星は完全に意識を失った。

意識を失った刹那、遊星にはある光景が見えた。
それは遊星の痣を持った男とアキの痣を持った女が、恋人同士のように大木の下で寄り添って座っていた光景を。

その光景から再び闇の空間へとやってきた遊星。
すると、遊星を呼ぶ小さな声が聞こえてくる。
「まただ…、誰かが、俺を呼んでいる…」
声のする方向に遊星が進んで行く。
すると、強力な光が遊星を包み込む。

「遊星っ!!遊星っ!!」
アキの呼び声に目を開けると、目の前にはアキの顔があった。
「いざよい…?」
「遊星…、よかった…。」
アキの表情は魔女と言われていたときの苦しみや憎しみに満ちた物ではなく、本当の十六夜アキとしてのやさしい顔をしていた。
遊星は自分の状況を確認したところ、アキに膝枕をされている状態であることを知った。
遊星とアキの目が合い、2人は間近に見つめ合う状態になっていた。
「だいじょうぶ…?」
少しおどおどした様子で容態を聞くアキに、遊星も緊張した様子で答える。
「大丈夫だ…」
再び見つめ合ったままの沈黙になってしまう。
そして、1分程経過してから、遊星とアキは立ち上がる。
552遊星の悪夢:2008/12/27(土) 09:15:24 ID:Ls334g3H
「十六夜、どうしてここに?」
「わからないわ…。寝ているときに遊星が戦っているということを痣を通して感じたの…。」
「痣が…」
遊星は自分の右腕の痣を見ると、黒く変色していた色が元の赤色に戻っていた。
さらに遊星はアキの姿を見て不思議に思った。気を失う前と比べて、寝巻きが汚れていたのだった。
まるで、誰かとデュエルをしたかのように。
「十六夜…」
「何?」
「俺が気を失っている間に何かあったのか?」
遊星の質問にアキは表情を変えずに答える。
「何もなかったわ…。ただ…、いつもの遊星が戻って来てくれただけで安心してるの…」
「十六夜…」
遊星はアキを抱きしめたい衝動に駆られるが、その場から動かず手を強く握りしめていた。
一時とはいえ、おかしくなってしまった自分にその資格はないと自らを制止したのだ。
「これは全部…、夢…よね…?」
「ああ…。夢と思いたいな…」
(本当は…夢だと思いたくない…)
すると、アキは少し悲しそうな表情になり、
「これからはもう会うことはできないわね…」
「それでも…、俺たちはシグナーだ。会えなくても、この痣で心は繋がっている。だから…」
「遊星らしい考え方ね…」
そして、十六夜は光に包まれ、遊星の目の前からゆっくりと消えていく。
「十六夜っ!!」
遊星はアキを掴もうと手を伸ばすが、届く寸前にアキは完全に消えてしまう。
「十六夜…」
だが、同時に闇の空間全体に光が降り注ぐ。遊星はあまりの眩しさに目を閉じる。

そして、遊星はベッドの上で目覚めたのであった。


遊星はこの夢の出来事を覚えてはいなかった。
だが、この夢がなければ、地縛神への恐怖が残ったままで、"今の俺では鬼柳に勝てない"という思いにまでは至らなかっただろう。

いずれにしても、遊星の仲間との絆を信じる気持ちが絶望の底にあった遊星を救う結果となったのは確かである。
553名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 09:18:28 ID:Ls334g3H
以上で前半部分は終了になります。
アキ視点の後半は近い内に投下したいと思います。
554名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 22:03:57 ID:wYDzDNvA

けっこう読み応えがあっておもしろいぜ
555名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 01:12:06 ID:1dkaGinh
乙 後半も期待してますぜー

あと>>553のSSを批判するわけじゃないが
遊アキってなんかエロに結びつけ辛いイメージあるのは気のせいか?
556名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 01:17:21 ID:/K/glH9L
むしろヤンデレアキ様による蟹逆レイプしか思い付かない
557名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 01:17:26 ID:1VA0enQz
つか遊星は基本的にエロに結び付けにくいような、大抵逆レイプになる
558名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 06:34:52 ID:7f5VEXzt
アキ自体が純愛より敵にレイプされるような展開しか思い浮かばない
559名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 09:50:41 ID:o++ZgcKW
全部遊星さんの放つあのガチガチのストイックオーラが悪い
560名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 10:18:07 ID:R6wb9YEO
遊星は一旦エロに持ち込めば始めは防戦一方でも
相手の弱点がわかれば決闘の様に怒涛の勢いで攻守逆転できると思うんだ
561名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 12:03:22 ID:BFb+ZLmE
そこでアキさんに会いに行く遊星に龍可が発破かける話書いてたら
いつの間にか遊龍可になってた
な、何を言ってるのか(ry
562名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 12:07:36 ID:1dkaGinh
>>561
私はそれでも一向に構わんッッ!!!
563名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 18:56:50 ID:7mkKUkEa
蟹は星屑の効果からもわかるが、Mだからな…
やっぱどうしても受け身になりがち
564名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 19:51:50 ID:UQruUqYn
>>563
黒薔薇にムチでビシビシたたかれてたな>星屑
565転載:2008/12/28(日) 21:06:30 ID:JzQq0aEA
「へへへ。こっちの嬢ちゃんも上玉だな。よく締まるぜ。」
「おい、もっと喘いで楽しませてみろよ。げへへ。」
「…うっ…うくぅぅ…っく…あうっ!…あっ…あっ…」
喘ぎ声を噛み殺そうとするが抑えきれない。ぱんぱん響く衝動にアキは悶える。既に純潔は奪われた。処女を失って間もない秘所からは血が滲み出している。
穢れを知らなかったアキの膣肉を蹂躙する男根。突き上げる衝撃はアキの子宮にまでも響いてくるかのようだった。
(いゃ…いゃあ…うくぅぅぅぅ)
目に涙を溜めて陵辱を受ける。破瓜の痛みも強姦されたショック。そのどちらもアキにとっては既に諦めのついたことだ。
膣肉をえぐる肉棒の刺激。陰部を貫かれる痛み。それらはより鮮明にしてくれる。惨めな敗北者である自分たちの立場を。
「おらぁっ!いくぞ。しっかり受けろよっ!」
「あっ…あぁ…ぐぅぅぅぅぅっ!!」
掛け声とともに膣内射精が施される。ビクンと身体が震える。膣内、そして子宮へと白濁液が逆流する。その感触にただ呻く。深い絶望とともに。
「やっぱこう反応してくれねぇと面白くねぇよなぁ。ガハハ。」
アキの陵辱することに楽しみを覚える男。反応がなくては女を犯す意味はない。
「尻も使うぞ。後がつかえてるんでな。いくぜ。」
「う…ぁ…ぎひっ!…ぎひぃぃぃぃぃっ!んぎぃぃぃぃっ!」
そしてアナルにも挿入を受ける。菊座を抉られる痛みに十六夜アキは悶え声をあげる。

「もっと力強く吸えよ。この愚図っ!」
「マンコの方も緩めんじゃねえぞボケっ!」
「こちとらまだまだたくさんいるんだぜ。いつまでたっても終わんねぇよ。これじゃあ。」
どれぐらい時間が経過したのだろうか。随分経った気もするし、まだそれほどでもない気もする。時間感覚さえ定かでなくアキの意識はうつろう。
あれからずっと輪姦され続けている。アキの膣とアナルには交代で兵士達の肉棒が埋め込まれる。胎内ですき放題暴れてスペルマを注ぐ。
もう膣も腸も吐き出された精液でぐちゃぐちゃだった。居並ぶ陵辱者の群れには前後の肉穴だけでは対処しきれない。当然使えるところはどこでも使う。
真っ先に使用されるのは口。顎が外れそうになるほど肉棒を咥えさせられ喉を置かされる。むせ返るような精液を胃に直接流し込んでくれる。
両の手にはしっかりと握り締められたペニス。その亀頭が膨れてアキの手の中に白濁をほとばしらせる。
精液で二チャニチャになった手。手だけではない。胸も髪も何も。ペニスをしごく道具として使えそうな箇所はどこでも構わず使用され白濁を浴びる。

566名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 23:43:20 ID:R6wb9YEO
>>564
黒薔薇の性別がオスかメスかで意味合いが違うな…
なんにしてもソリッドビジョンいい仕事しすぎだ
567名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 01:40:44 ID:+Gwv/nt4
>>565
これだけだと別にアキじゃなくても誰でもいいよな
568名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 02:00:30 ID:OXl26VVS
つか>>565はキャラスレにも貼ってたキチガイだからお触り厳禁
569名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 02:42:18 ID:iOWADjrO
>>561に期待
570名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 21:19:00 ID:NUr2mw8W
729 名前:名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2008/12/29(月) 21:01:40 ID:G+bMkO2n0
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g73351135

エクスクルーダーこえええw



571名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 22:14:08 ID:Ar8JG5f1
カーリーが、せめて一目遠くからでもとお別れしに行ったところを
ジャックに見つかってしまい・・・というシチュを考えたがどうにもエロにたどり着けないorz
カーリーの逃げ足が早いつーかジャックがヘタレつーか。
ここをどうにか乗り越えられる職人さんにバトンを渡したいのだが誰か受け取ってはくれまいか。
572名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 22:29:06 ID:wHxKEcrr
つバスターモード
573名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 23:19:51 ID:mvhB12Zv
つ屑鉄のカカシ

蟹「これをカーリーだと思って生きていくんだジャック!」
574名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 00:53:18 ID:3zeMbXAJ
ジャック「気を失ってる十六夜…ハァハァ」

と股間が既にバスターモードなキング様
575名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:38:12 ID:bq6NeBBv
>>574
_______∧,、_  (V) (V) _ _____ ピキーン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ 彡[#・Y・]ミ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「寝取られの気配……ッ!!」
576名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 18:55:38 ID:B3BU2pUC
>>553だけど、アキ視点を書いているんだが、
話の展開上、ガチでデュエルをする場面があるんだけど、このスレ的に問題ないかな?
577名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 18:57:05 ID:5laNGaEz
まぁ細かい内容さえ省けば
578名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 22:16:53 ID:/u9xHIKZ
5Dsは女っ気がないから困ったもんだ…
おや、外が騒がしいな
579名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 22:21:27 ID:dfKhCDNb
遊星さんが主役な時点で女っ気を期待しちゃいけない。
それと、遊戯王にヒロインなどという概念は無いも同然だし。
580名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 23:43:09 ID:vEGFN3W6
5Dsは今までよりも女目線あると思うがね
まあ特に目立つデュエルが無くても遊戯王の女は可愛く魅力的だ
581名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 01:17:41 ID:J0fkK5Nv
女っけがない…だと?
最近女性デュエリストばっか戦ってたじゃないか。

それにアキさんの待遇は明日香なんかを考えると破格だと思うが。
殆どジャックなんかと同レベルのOCG化率じゃね?
582名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 01:27:03 ID:XIQyRf5y
編集長「なぁ〜に〜?電話で言ってたスクープを取り逃がしただと〜!?」
カーリー「す、すみません!途中で車がエンストして…」
編集長「もういい!お前はクビだ!お前の代わりなんていくらでも居るんだからなぁ!?」
カーリー「!!クビだけは許してください!私にできる事だったらなんでもしますから!帰る家もないし…」
編集長「ほほぉ〜?何でもだなぁ〜?」
カーリー「はっ、はい!それで許してもらえるなら…!」
編集長「おい、聞いたかお前ら?この女なんでもするそうだぞ?よし、お前らこの女好きにしていいぞ」
社員A「マジっすか!?へへへ…カーリーちゃんよぉ…今夜は車に返さねーぞぉ!」
社員B「イヤッホォオオオ!」
カーリー「えっ!?や、やめて来ないで…い、いやあああぁぁ!」

583名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 02:04:49 ID:Qb+CUDht
アキさんレイプものが見たいなー
と言っても相手らしい相手が思いつかない…蟹や元王は何か違うんだよなー
584名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 02:08:51 ID:iHhYXJ1o
今までの女性キャラは主役と敵対or第一印象最悪→決闘勝利→ダーリーンv
みたいな流れだったから
アキさんはある意味異質だよな

ツンデレかと思いきや思いっきりドSでファーストコンタクトが
双方のガンの飛ばし合い(しかもお互い無口)
→決闘でリアルダイレクトアタック
→決闘後デレるかと思いきややっぱり元鞘
→次会った時も多分リアルダイレクトアタック

ここまで来るとカーリーの様にデレた時がアキさん死亡フラグなんじゃね?
585名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 10:55:44 ID:uQMAHX7e
あけおめことよろ m(_ _)m

ということで、お年玉というわけではありませんが、
>>552の遊星・アキの非エロの続きを投下します。
以下、注意点
・オリカが多数使用されるガチのデュエルが展開。細かい部分はなるべく省きましたが、それでも長いです…
・前回同様に設定や解釈がかなり強引
・非エロ

では、投下します。
586遊星の悪夢、アキの想い:2009/01/01(木) 10:56:24 ID:uQMAHX7e
鬼柳に敗北後、遊星は夢の中で心の闇に支配されてしまうが、突如現れたアキの説得により元の遊星に戻ったのである。

しかし、疑問が残る。
心の闇に支配された者が簡単に闇の呪縛から開放されるのであろうか?
そして、アキの説得後、遊星が元に戻った際、アキがダメージらしき物を受けていたこと。
そもそも、どうして遊星の夢の中にアキが現れたのか?

今回はその謎を追うため、アキの視点で物語を見ていくことにしよう。
587アキの想い:2009/01/01(木) 10:57:19 ID:uQMAHX7e
アキは自室で眠りに入ろうとしていた。
(遊星…)
ついいましがた、眠りにつく直前、右腕の痣が疼いたのだ。
痣は遊星が誰かと戦っているということを訴えていた。
(遊星のことが頭から離れない…。どうして…?)
アキの心境をここまで変化させたのは、やはり、デュエル・オブ・フォーチュンカップでの遊星との一戦に間違いない。
あの一戦以来、ディヴァインに依存しながらも、遊星の言葉に何かを感じていたのは確かである。
(共有する痛み…)
アキは自分の痣を見て、遊星とのデュエルを思い出していた。
(こんなきもちは…、はじめて…)
それから程なくして、アキは深い眠りに入っていった。

深い眠りに入ったアキは目を覚ます。
「?」
目を覚ましたアキの眼前には闇の空間が広がっていた。
「ここはどこ?」
アキは訳も分からずただ立ち尽くしていた。
しかし、すぐに背後に誰かが現れたことを感じ取る。
「誰っ!?」
振り返るとそこにはブラックローズドラゴンがいた。
「ブラックローズドラゴン!?」
同時にブラックローズドラゴンは雄叫びを上げる。
アキにはブラックローズドラゴンが何かを言おうとしていると感じた。
すると、ブラックローズドラゴンは触手の一本を水平に伸ばして闇の空間の一点を指した。
「そこに何かがあるの?」
アキの問いにブラックローズドラゴンは首を縦に振る。
「わかったわ…。」
アキとブラックローズドラゴンは闇の空間の奥へと進んでいく。
(何なのこの感覚…)
闇の空間を進んでいくにつれて、アキは何かを感じ始めていた。それは懐かしい感覚であった。
すると闇の空間が一転して、花畑がある空間に変化する。
「どうなってるのっ!?」
アキは周りの環境の変化に戸惑いを感じていた。
すると、ブラックローズドラゴンは再び触手の一本を水平に伸ばして空間の一点を指した。
「えっ…!?」
ブラックローズドラゴンが示した先にアキは言葉を失う。
自分と同じ痣を持った女と遊星の痣を持った男とが、恋人同士のように大木の下で寄り添って座っていた光景が目に入る。
その光景に一瞬、我を忘れそうになる。しかし、すぐに冷静さを取り戻す。
そして、アキは自分の腕の痣と女の腕の痣とを見比べる。
遠目ではあったが、女の腕の痣は間違いなく自分の腕の痣と同じ紋様であった。
「なんなの…、いったい…」
だが、疑問は確信へと変わっていった。懐かしい感覚の正体はあの2人の姿なのではないのかと。
(私と遊星が…)
そう思った瞬間、周りは再び闇の空間に変化する。
「もう…なんなのよ…」
ぼやきながらも、再び闇の空間を歩きはじめる。
そのとき、ブラックローズドラゴンは再びけたたましいまでの雄叫びを上げる。
「どうかしたの!?」
ブラックローズドラゴンはアキの問いかけを無視して先に進んでしまう。
「一体どうしたのよ!」
アキはブラックローズドラゴンの後をついていく。
588アキの想い:2009/01/01(木) 10:58:25 ID:uQMAHX7e
すると、アキとブラックローズドラゴンの前にスターダストドラゴンが姿を現す。
「スターダストドラゴン!?」
スターダストドラゴンの出現に驚くアキ。
しかし、スターダストドラゴンの様子がおかしかった。
よく見ると、黒い鎖のような物で全身が完全に拘束されていたのである。
「どういうこと?」
スターダストドラゴンは弱弱しく悲痛な叫びをあげる。
ブラックローズドラゴンはスターダストドラゴンの言葉を理解したのか、触手で拘束を壊そうとする。
「スターダストドラゴンを助けようとしているの?」
すると、ブラックローズドラゴンはアキの方に向き直り、触手の一本を水平に伸ばして空間の一点を指した。
さらにその方向を指したまま、触手を伸ばしたり縮めたりする。
「あの方向に行けというの?」
その問いかけにブラックローズドラゴンは首を縦に振る。
そして、ブラックローズドラゴンは再びスターダストドドラゴンの拘束を壊そうと奮闘する。
「わかったわ。」
アキは一人、ブラックローズドラゴンが示した先に進む。
どのくらい歩いたかわからないくらいに歩いたという考えが出始めたとき、痣が疼き始める。
「この感じ…。遊星?」
遊星が近くにいる。痣はそう訴えていた。
すると、闇の空間がアキを包み込む。
「えっ!?なに!?いやっ!!たすけてっ!!」

アキは闇の空間の中で気を失っていた。
『何度でも受け止めてやるっ!!』
(ゆうせい…)
遊星の声に目を覚ますアキ。
すると、どこからともなく奇声が聞こえてくる。
「ふふ…。あはははははっ!」
声のする方向に目をやると、そこには遊星の後ろ姿が目に入る。
(遊星?)
後ろ姿だけしか見えなかったが確かに遊星であった。
「仲間との絆、カードの絆、そんな物があったから、俺は鬼柳に勝てなかったんだ!!」
遊星は何かを悟ったかのように言葉を発する。
(きりゅう?誰?負けたってこと…、遊星が…)
「敵を倒すためにはカードを信じるんじゃない…、そのための力を得なければならないんだ!!」
遊星は右腕を高く上げる。なんと、赤き竜の痣は黒く変色していた。
(痣が黒くなってる!?)
「そうだ!もっとだ!赤き竜の力に心の闇の力を!!」
遊星が負の感情を抱く度に痣はだんだんと濃い色の黒に変色していく。
「仲間など必要ないっ!!俺の前に現れる者は全て敵だっ!!」
遊星は悪者のような笑みを浮かべる。
(うそよ…、あんなの…、遊星じゃない…。私をたすけようとした…遊星じゃない…)
遊星は力が湧き上がってくる感覚に酔いしれていた時、思わずアキは声をだしてしまう。
589アキの想い:2009/01/01(木) 10:59:52 ID:uQMAHX7e
「ゆう…せい…」
不意に名前を呼ばれた遊星はアキの方に向き直る。
その時の遊星は魔女の力に酔いしれていた自分と同じような表情をしていた。
「十六夜…」
「遊星…」
アキはそれ以上言葉を続けれなかった。
「どうした、十六夜…。」
「…」
アキは複雑な表情をしながら顔を少し横にする。
「人の心の中に入ってくるのを嫌っているお前が、人の心の中に入ってくるとはな…」
「そんなつもりじゃ…」
事実であるためか、反論しようとしても言葉がでなかった。
「十六夜…。俺は心の闇を受け入れてわかったよ。お前がどれだけ過酷な運命を受け入れてきたのかをな。」
遊星はアキに近づく。
(何なの、これが遊星なの…)
アキは身の危険を感じたのか、後退して距離をとる。しかし、徐々に距離は詰められる。
「十六夜…。俺の物になれ。お前の満たされなかった物を俺が満たしてやる…」
(私の満たされなかったもの…)
一瞬の迷いを見逃さなかった遊星は素早くアキに抱きつく。
「嫌っ!!離してっ!!」
突然抱きつかれたため、激しく抵抗するアキ。
「仲間との絆は必要ない。だが、愛する者は必要だ。」
「…」
(愛する者…)
その言葉にアキの顔は少し赤らむが、
(遊星が私を愛してる…?喜んでいいの…。いいえ、違うわ…)
「お前は…、遊星じゃない…」
「何を言っているんだ?俺は正真正銘の不動遊星だ。」
「うそ…。遊星が…そんなことを考えているハズがないわ!!」
その瞬間、アキは渾身の力で遊星を押しのける。
「十六夜!?」
突然のアキの拒絶に遊星は驚く。遊星を跳ね除けたアキは胸、呼吸が少し苦しくなっているのを感じた。
「遊星は言ったわ、"考えろ、お前自身が。答えを得るには自分で考えなければいけない。"」
アキは遊星とデュエルした際に遊星からの想いを思い出して言葉にする。
「十六夜…」
「"お前がお前を愛するんだ。"」
遊星の動きが少しずつ止まっていく。
「そして、"何度でも受け止めてやる!全部吐き出せ!お前の悲しみを!"って…」
すると、アキは自分の右腕を左手で掴む。
「それから私の腕の痛みは薄らいでいった…。あの時…、私は…」
「う…、あ…」
遊星は少しずつ動きが遅くなっていく。
「あの時…、私は助けて欲しいって…、心の中で本当に思った…。ディヴァインではなく…、遊星に…」
「いざよい…」
アキは自分でも気づかないうちに涙を浮かべていた。
「だから…、本当に遊星なら、ここまで痣が痛むことはない…」
「い…ざ…」
「目を覚まして!私が知っている遊星はこんなことで全てを諦めるようなことはしないはずよ!」
「イ…」
アキの訴えのためか、再び遊星が少しずつおかしくなっていく。
そして、遊星は頭に激痛を感じたのか、自分の頭を両手で押さえる。
「うわああああああああああ!!」
「遊星っ!!」
590アキの想い:2009/01/01(木) 11:00:19 ID:uQMAHX7e
遊星の絶叫は闇の空間全体を振動させた。
「なっ!何!?」
闇の空間の振動は収まった。しかし、痣が強烈な痛みを伴う。
「痛い…!」
その痛みは今まで経験したことのない痛みだった。
「いたいだろう…。おれがうけたいたみだ…」
「!?」
その言葉にアキは遊星を見る。
「ゆうせい?」
遊星は何事もなかったかのように立っていた。
「遊星?」
アキは遊星が元に戻ったと思った。しかし、痣の痛みはまったく消えなかった。
「お前は誰!?遊星じゃないわね?」
「おれは…遊星が心の闇から作りだしたもう一人の遊星…」
「もう一人の遊星…」
意味不明な内容であったが、アキは理解することができた。
それはかつての自分と同じだったからでもある。
「本当の遊星はどこにいるの?」
「肉体はもう一人の俺だが、今は俺が支配している。」
「そんなこと…」
「本当だ…。俺は俺自身を救いだし、強くならなければならない…。だから、俺はもう一人の俺と融合した。だが…」
遊星の表情に迷いはなかった。
「十六夜…。お前が俺の中に入ってきてしまった。だから、融合は不完全な状態だ…」
「わたしが…」
「そうだ…。お前が救いを求めているように、もう一人の俺も心のどこかで救いを求めていたんだ…」
完全無欠のイメージがあった遊星にも、自分と同じように救いを求めていたことに驚くアキ。
「だからこそ、お前にはここから出て行って欲しい…」
「えっ?」
「心の闇から生まれた俺でも、お前を傷つけることはしたくない…。だから…」
「遊星…」
遊星の想いにアキの気持ちがぐらついたとき、スターダストドラゴンとブラックローズドラゴンが出現する。
「スターダスト…」
「ブラックローズドラゴン、スターダストドラゴン」
2体のドラゴンは遊星に対して、訴えるかのように吼えていた。
「遊星、心の闇に負けちゃだめ…。そんなのあなたらしくないわ…」
「なにぃ!?」
一瞬、遊星の顔が歪む。
「あなたは仲間やカードの絆を信じて戦ってきたじゃない…」
「…」
「そんなあなたが…、こうも変わってしまうの…、わたしは…、つらい…」
アキの言葉に遊星は目を瞑る。
「ならば…」
その言葉と同時に遊星は目を開ける。すると、遊星の左腕にデュエルディスクが出現する。
そして、デュエルディスクを前に出し、デュエルのスタンバイが完了したことを示す。
「その絆をお前が証明してみせろ!」
「えっ!?」
すると、アキの左腕にもデュエルディスクが出現する。
しかし、そのデュエルディスクはいつもしている赤いディスクではなく、遊星が使用しているディスクと同じ物だった。
「これは!?」
「もう一人の俺のデッキがセットされている。スターダスト、俺を取り戻したければ、十六夜と共に戦え!」
その言葉に呼応するかのようにスターダストドラゴンはカードに変化して、アキのディスクのエクストラデッキに入る。
「ブラックローズドラゴンは退場してもらおう。」
「ブラックローズドラゴン、ここは私に任せて先に戻って。」
ブラックローズドラゴンは首を縦に動かし、闇の空間の彼方に向かい移動を開始した。
591アキの想い デュエルpart:2009/01/01(木) 11:01:50 ID:uQMAHX7e
全ての準備は整い、闇の空間はデュエルの独特の雰囲気につつまれる。
「一言、言っておく。ここは俺の心の中だ。十六夜、お前が負ければ、二度とお前はここから出ることはできない。」
「どういうこと?」
「魂の死ということだ。夢の中とはいえ、それは現実の死と同じだ。永遠に目覚めることのない…」
脅しとも警告とも言える内容だった、逃げるなら今の内ともとれた。
しかし、アキはディスクを前に出す。
「私がここに来たのは、遊星…、あなたを救うため。逃げる訳にはいかないわ!」
アキの言葉に、
「後悔するなよ…」
「お互い様ね」
「デュエル!!」遊星 LP 4000
「デュエル!!」アキ LP 4000
2人はデッキから5枚のカードを引く。
「十六夜、先攻はお前だ。」
「私のターン、ドロー。」
(遊星のデッキはシンクロ召喚を主軸とした戦術。私のデッキの戦術とは異なる。でも…)
「ロードランナーを守備表示で召喚。さらに、リバースカードを1枚伏せて、ターンエンド。」
「ふふ…」
遊星はアキの様子を見て思わず笑みを浮かべてしまう。
「何が可笑しいの?」
「いや…うれしいんだ…」
「うれしい?」
遊星の意外な発言に戸惑うアキ。
「こうして、お前とデュエルができるのがな。」
「遊星…。私も本当はこんな形であなたとデュエルをしたくはなかった…」
「それは俺も同じだ…」
アキはその言葉が遊星の本音に聞こえてしょうがなかった。
「俺のターン、ドロー!」
遊星は手札を一旦確認する。
「ブーメラン・ウォリアーを召喚。」
ブーメランウォリアー ATK 1000
「バトル!ブーメラン・ウォリアーでロードランナーを攻撃!」
ブーメラン・ウォリアーの攻撃でロードランナーは撃破される。
「この瞬間、ブーメラン・ウォリアーのモンスター効果発動。」
「えっ!」
「バトルによって相手モンスターを破壊した時、フィールド上の魔法・罠カードを一枚破壊する。リバースカードを破壊。」
アキのリバースカードは破壊されるが、
「リミッター・ブレイクの効果により、デッキからスピード・ウォリアーを守備表示で特殊召喚する。」
「フ…、俺はカードを1枚セットして、ターンエンドだ。」
「私のターン、ドロー。」
アキが引いたカードはジャンク・シンクロン。
「ジャンク・シンクロンを召喚。」
「さらにジャンク・シンクロンの効果で、ロードランナーを墓地から守備表示で特殊召喚。」
「そして、スピード・ウォリアーをジャンク・シンクロンでチューニング。シンクロ召喚!ジャンク・ウォリアー!」
「…」
遊星はアキの行動をよく見ていた。
「ジャンク・ウォリアーの効果により、レベル2以下のモンスターの攻撃力の合計分、攻撃力がアップ。」
ジャンク・ウォリアー ATK 2300+300=2600
「バトル、ジャンク・ウォリアーでブーメラン・ウォリアーを攻撃!」
ジャンク・ウォリアーはブーメラン・ウォリアーを攻撃しようとした瞬間、
「リバースカードオープン!ホーリージャベリン!」
「ホーリージャベリン!?」
「このカード効果により、俺は相手攻撃モンスター1体の攻撃力分のライフを回復する。」
遊星 LP 4000+2600=6600
592アキの想い デュエルpart:2009/01/01(木) 11:02:51 ID:uQMAHX7e
「それでも、バトルは適応されるわ。」
ジャンクウォリアーはブーメランウォリアーを撃破する。
「これくらいなら問題はない。」
遊星 LP 6600−1600=5000
「私はカードを1枚伏せてターンエンドよ。」
「俺のターン!ドロー!」
遊星はドローしたカードを見て笑みを浮かべる。
「手札より魔法カード、マジシャンズマントを発動!」
「マジシャンズマント?」
「自分の場にモンスターが存在しない時に発動できる。手札よりレベル2以下の闇属性モンスター1体を特殊召喚する。」
遊星は手札からカードを1枚取る。
「マーダーサーカス・ゾンビを特殊召喚!」
マーダーサーカス・ゾンビ ATK 1350
「さらに、ジャンク・シンクロン召喚!」
「ジャンク・シンクロンのモンスター効果でブーメラン・ウォリアーを守備表示で特殊召喚。」
ブーメラン・ウォリアー DEF 0
「そして、ブーメラン・ウォリアーをジャンク・シンクロンでチューニング!シンクロ召喚!ジャンク・ウォリアー!」
「さらにジャンク・ウォリアーの効果により、レベル2以下のモンスターの攻撃力の合計分、攻撃力がアップ。」
「攻撃力3650!?」
「そうだ…、これが心の闇の力だ…赤き竜の力を凌駕する程の力さ!」
遊星の表情は再び歪む。
「ジャンク・ウォリアーで十六夜のジャンク・ウォリアーを攻撃!」
遊星のジャンク・ウォリアーがアキのジャンク・ウォリアーを撃破した瞬間、
「手札を1枚捨てて、カードディフェンスを発動!プレイヤーへのダメージを1度だけ0にして、さらにカードを1枚ドロー。」
「まだ、俺の攻撃は終わっていない。マーダーサーカス・ゾンビでロードランナーを攻撃!」
マーダーサーカス・ゾンビの攻撃でロードランナーは撃破される。
「ダメージは与えられなかったが、まあいいさ。俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」
「私のターン、ドロー!」
アキはドローしたカードを確認する。
「手札を1枚捨てて、カード・フリッパーを発動。相手フィールド上の全てのモンスターの表示形式を変更。」
遊星のジャンク・ウォリアーとマーダーサーカス・ゾンビは守備表示に変更される。
「そして、戦士の生還を発動。墓地から戦士族モンスターのジャンク・シンクロンを手札に戻して、召喚。」
「ジャンク・シンクロンの効果でニトロ・シンクロンを守備表示で特殊召喚。」
「そして、チューナーモンスターが場に存在することにより、墓地からボルト・ヘッジホッグを特殊召喚。」
「ボルト・ヘッジホッグをジャンク・シンクロンでチューニング。ジャンク・ウォリアーをシンクロ召喚。」
「そして、ジャンク・ウォリアーをニトロ・シンクロンでチューニング。シンクロ召喚!ニトロ・ウォリアー。」
「ニトロ・シンクロンの効果でカードを1枚ドロー。」
すると、今度はアキが笑みを浮かべる。
「何を引いたんだ…」
「これよ!ジャンク・アタックをニトロ・ウォリアーに装備!」
「まさか…」
「ニトロ・ウォリアーでジャンク・ウォリアーに攻撃!」
ニトロ・ウォリアーはジャンク・ウォリアーを撃破する。
「ジャンク・アタックの効果発動!破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える!」
「ぐわーーーーー!!」
遊星 LP 5000−1825=3175
「そして、ニトロ・ウォリアーの効果でマーダーサーカス・ゾンビを攻撃表示に変更し、バトルを行う。」
ニトロ・ウォリアーは攻撃表示になったマーダーサーカス・ゾンビを撃破する。
「うわーーーーー!!」
遊星 LP 3175−1450=1725
「ジャック・アタックの効果で追加ダメージ!」
「ぐうううううう!!」
遊星 LP 1725−675=1050
「遊星っ!!」
593アキの想い デュエルpart:2009/01/01(木) 11:16:04 ID:+9Ikr6sg
闇の空間でのデュエルのため、攻撃で発生する衝撃と惨状にアキは思わず呼びかけてしまう。
爆発による噴煙から、片膝をついている状態で遊星が姿を表す。
「ふふふっ…。あっはっはっはっはっはっ!」
だが、これほどのダメージを受けても遊星は高笑いをしていた。
「遊星…」
「証明されたな…」
そう言って、遊星は立ち上がる。
「十六夜…、いや…、アキ…、お前の心は俺を求めていることがな…」
「えっ…?」
遊星が初めて下の名前で呼んでくれたことに胸の中が痛みだしていた。
(なに…、この感じ…、心臓がすごく…ドキドキしている…?)
「だからこそ、お前は俺のデッキを使いこなすことができるんだ…」
「わたしが…」
完全に同様してしまうアキ。
「ふ…。まだ、お前のターンは終わっていないぞ。」
しかし、遊星の言葉に少し落ち着きを取り戻す。
「そうね…。私はカードを1枚伏せて、ターンエンドよ…」
「俺のターン!ドロー!」
その瞬間、再び遊星の顔が歪むと同時に黒い煙のような物が遊星の周りに出現する。
「リバースカードオープン!ダークリバイバイル発動!ジャンク・ウォリアーを攻撃表示で特殊召喚!」
「生還したジャンクウォリアーの攻撃力が0…、どういうこと?」
「ダークリバイバルで復活した闇属性モンスターは攻撃力が0になる。さらに、ダーク・リゾネーターを召喚!」
アキは身構える。
「ジャンクウォリアーをダーク・リゾネーターでチューニング!」
「レベル8!?スターダスト・ドラゴン!?」
「集いし星が全てを征する力として飛翔する!シンクロ召喚!降臨せよ!ダークダスト・ドラゴン!」
ダークダスト・ドラゴン ATK 3000
「ダークダスト・ドラゴン!?」
スターダスト・ドラゴンを漆黒の色で多い尽くしたかのような恐ろしい姿である。
「ダークダスト・ドラゴンのモンスター効果発動。手札を1枚捨てることにより、相手モンスター1体を破壊する。」
ダークダスト・ドラゴンの力でニトロ・ウォリアーは破壊されてしまう。
「さらに、コストとして墓地へ送った魔法カード、ダークサンプルの効果が発動される。」
すると、アキの場にこの世の物とは思えないグロテスクなモンスターが出現する。
「…!?」
その姿に思わずアキは口を手で覆ってしまう。
「ダークサンプルは墓地に置かれた時に発動する魔法カード。サンプルトークン1体を相手の場に特殊召喚する。」
サンプルトークン ATK 2000
「ただし、サンプルトークンが破壊された時、コントローラーは3000ポイントのダメージを受ける。」
「なんですって!?」
「ダークダスト・ドラゴンでサンプルトークンを攻撃!ソニックダークバスター!!」
ダークダスト・ドラゴンは攻撃の態勢に入る。
「っ!?」
「ようやく!アキを俺の物にできる!」
遊星の強い言葉にアキは自分の想いを思い出す。
「遊星…、私は…あなたを…なんとも思っていない…」
「なにっ!?」
遊星の顔が歪む。
594アキの想い デュエルpart:2009/01/01(木) 11:19:31 ID:+9Ikr6sg
「なぜだっ!!なぜっ!ここまで戦えるっ!?」
「私が本当に想っているのは…、心の闇に支配された遊星よ…」
「なっ…」
「だから…、わたしは…、本当の遊星を取り戻してみせる!」
すると、ダークダスト・ドラゴンが攻撃を仕掛ける。
「もう手遅れだ!!」
「まだよ!リバースカードオープン!速攻魔法、ミラクル・シンクロ発動!」
「ミラクル・シンクロだと!?」
「自分フィールド上または墓地から、シンクロモンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外!」
サンプルトークン、ロード・ランナー、ジャンク・シンクロンがゲームから除外される。
「スターダスト・ドラゴンをシンクロ召喚!この特殊召喚は、シンクロ召喚扱いとする。」
「スターダスト・ドラゴン…。だが、スターダスト・ドラゴンを出したところで!」
ダークダスト・ドラゴンの攻撃でスターダスト・ドラゴンは撃破される。
「う…!!」
アキ LP 4000−500=3500
「さらにダークダスト・ドラゴンのモンスター効果、バトルで破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」
アキ LP 3500−2500=1000
「ああああああっ!!」
ダークダスト・ドラゴンのパワーに吹き飛ばされるアキ。
「もう諦めろ…。お前をこれ以上傷つけたくはない…」
アキは痛みに耐えながらもゆっくりと立ち上がる。
「遊星はこんなことで諦めるような人じゃないわ…。だから…、私も諦めない…」
「アキ…」
「私のターン…、ドロー…」
傷つきながらもカードを引くアキ。
「…」
引いたカードを見たアキは表情を引き締める。
「スタンバイフェイズ時に手札より魔法カード発動、ファイナル・スターダスト!」
魔法カード発動と同時にアキの場にスターダスト・ドラゴンが出現する。
「どういうことだ!?スターダスト・ドラゴンが…」
「このカードはスタンバイフェイズ時、墓地に“スターダスト”と名の付くモンスターが存在し、自分の場にカードが存在しない時に発動できる。スターダストと名の付いたモンスターを特殊召喚する。」
「それで、復活したということか…。だが、それでも攻撃力はダークダスト・ドラゴンの方が上だ。」
すると、スターダスト・ドラゴンが輝きだす。
「ファイナル・スターダストにはもう一つの効果があるわ。特殊召喚したスターダストはこのターンのみ相手プレイヤーへの直接攻撃が可能となる。但し、エンドフェイズ時に特殊召喚したスターダストはゲームから除外される。」
「何っ!!」
「遊星、今、目を覚まさしてあげるわ!スターダスト・ドラゴンでダイレクトアタック!響け!シューティング・ソニック!!」
スターダスト・ドラゴンの攻撃が遊星を貫く。
「うわああああああああああ!!」
遊星 LP 1050−2500=0
スターダスト・ドラゴンの攻撃は大きな爆発を引き起こした。
「遊星っ!!」
アキは遊星の元に走りだしていた。
595アキの想い:2009/01/01(木) 11:21:25 ID:uQMAHX7e
噴煙の中に遊星は倒れていた。
デュエルは終了したため、いつの間にか2人がしていたデュエルディスクは消えていた。
「遊星!!しっかりして!!」
アキは無意識に遊星の上半身を抱き起していた。
「アキ…」
目を開けた遊星だが、痣はまだ本当の遊星ではないということを教えていた。
「仲間とカードの絆か…」
「遊星…」
遊星は笑みを浮かべるが、その笑みは満足したかのような笑みだった。
「お願い…、元の遊星を返して…」
「そうだな…。俺は…、俺のままでいた方がいいのかもしれないな…」
「遊星…」
「でも、忘れないでくれ。俺…、本当の俺が…、お前を好きになっていたことは本当だ…」
「…」
遊星の告白にアキは顔を赤くする。
「けど、本当の俺は鈍感だから、自覚がない…。もっとも…、お前も同じはずだ…」
「わ…、わたし…は…」
遊星は言葉に詰まるアキの口に人差し指を軽く当ててから離す。
「答えは急がなくていい。」
「遊星…」
「お前たち2人はまだその時ではない。いつかお互いが本当の想いを伝える時が来る。」
「本当の想い…」
「ああ。だから、その時はちゃんともう一人の俺に伝えてやってくれ。」
「えっ…、ええ…」
心の闇の遊星の申し出にしっかりとした返事をできなかったアキ。
だが、遊星はそれをやさしい笑顔で見つめていた。
「じゃあな…、アキ…」
「えっ?」
遊星は静かに目をつぶる。
「ちょっ!?遊星!?」
いくらゆすっても遊星は目を開けなかった。
しかも、遊星の体はみるみる冷たくなっていく。
「遊星!いやっ!!一人にしないでっ!!」
何度も呼びかけるが遊星は完全に死人であった。
(どうして…こんなことに…。これじゃ…、何も…変わっていない…)
アキは涙を流していた。
(遊星は私を助けようとしたのに…。私はまた傷つけている…)
遊星の頭を自分の膝の上にのせる。
「遊星…、わたしは、…」
アキは誰にも聞こえない小さな声で遊星にささやく。
596アキの想い:2009/01/01(木) 11:21:59 ID:uQMAHX7e
その瞬間、遊星が光に包まれる。
「?」
すると、遊星の体温が元に戻っていく。
「!!」
光がなくなった瞬間、
「遊星っ!!遊星っ!!」
アキは遊星の名前を叫ぶ。すると、遊星はゆっくりと目を開ける。
「いざよい…?」
アキの存在に気づいた遊星がゆっくりと呼びかける。
「遊星…、よかった…。」
遊星は一体何があったのかという表情をしていた。
遊星とアキの目が合い、2人は間近に見つめ合う状態になっていた。
「だいじょうぶ…?」
少しおどおどした様子で容態を聞くアキに、遊星も緊張した様子で答える。
「大丈夫だ…」
再び見つめ合ったままの沈黙になってしまう。
そして、1分程経過してから、遊星とアキは立ち上がる。
「十六夜、どうしてここに?」
「わからないわ…。寝ているときに遊星が戦っているということを痣を通して感じたの…。」
「痣が…」
遊星は自分の右腕の痣を見ると、黒く変色していた色が元の赤色に戻っていた。
(よかった…。いつもの遊星に戻ってる。)
だが、アキは遊星の視線に少し疑問を持った。
(どうしたのかな?)
「十六夜…」
「何?」
「俺が気を失っている間に何かあったのか?」
アキは心の中で大きく動揺していた。しかし、遊星の質問に表情を変えずに答える。
「何もなかったわ…。ただ…、いつもの遊星が戻って来てくれただけで安心してるの…」
「十六夜…」
(どうしてかな…。私…こんなにうれしい…)
アキは何もかも忘れて遊星に抱きつきたい衝動に駆られていた。
(でも…、今の私じゃ…、遊星は喜んでくれない…)
気持ちを抑え、その場に立ち尽くしていた。
「これは全部…、夢…よね…?」
「ああ…。夢と思いたいな…」
(夢なの…?いや…、夢と思いたくない…)
すると、アキは少し悲しそうな表情になり、
「これからはもう会うことはできないわね…」
(違う…、私が言いたいことは…こんなことじゃ…)
「それでも…、俺たちはシグナーだ。会えなくても、この痣で心は繋がっている。だから…」
「遊星らしい考え方ね…」
(痣だけの繋がりじゃ嫌…)
すると、アキは光に包まれる。
(うそ…、体が…?いやっ!!遊星!わたし…、まだっ…)
その瞬間、アキは意識を失ってしまう。

陽の光がカーテンの間から部屋に差し込んでいる。
朝になり、アキは目を覚ます。
「…」
アキはしばらく頭が働かなかった。
「わたし…、どんな夢を…?」
しかし、アキは何も覚えていなかった。覚えていたのは、昨夜、痣が疼いていたことだけだった。

おもえば、この日はいつも以上にアキは不安定な状態で訓練をしていた。
その原因がこの物語にあった、ということは言えないが、決して否定もできない。
だが、この日がアキにとって最厄の日になることは夢にも思わなかったであろう。
そして、遊星とアキは再会することになる。近い未来に…

願わくば、遊星とアキに明るい未来を示されることを祈る…
597名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 11:30:28 ID:uQMAHX7e
以上で投下終了です。新年早々長文失礼しました。
少しでも妄想の種になれましたら幸いです。

途中IDが変わっていますが、連続投稿で一時規制がかかったため携帯から投下しました。
今回のSSを非エロにした理由ですが、まだ2人の関係があまりにも希薄だったため、あえてこういう内容にしました。
どなたか、遊星・アキのエロお願いします。

次はブラマジの続きを考えようかと思います。
598名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 19:11:21 ID:WmZ0b+xi
新年早々乙!
599名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 23:20:03 ID:iHhYXJ1o
>>597
乙。
いまの段階じゃこれが手一杯ってことかー
来週には遊アキのネタが出ることを祈ろう
600名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 02:48:26 ID:J8JwuhLB
ダークシグナー×アキさんの凌辱ってアリ?双子妹の凌辱でもいいけど
601名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 09:48:00 ID:7YKeQa+1
ありっちゃーありだが
陵辱嫌いな人もいるんで投下の前には注意書きする事をオススメする
602名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 12:39:37 ID:Yk0geJsl
龍可たのむ
603名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 04:38:45 ID:Sc1KF2Le
アキさん頼む
604名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 05:09:08 ID:WSf8xpwa
>>565
興奮した!
605名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 11:01:53 ID:MbfouyOf
龍可「まったく妹に弄られただけでこんないきり立っちゃって…」グリグリ
龍亞「うぁあぁぁっ」
龍可「あはっ。足の裏で踏みつけただけでこんなに反応しちゃって。じゃあ次はデコピンしたげる」ピシッ
龍亞「あ、あ、あぁっ」
龍可「あれ?なんかチンポから出てきたよ?な〜にかな…って精子に決まってるけどね。龍亞って早漏なんだ〜女の子にモテないよ〜」

「な〜にかな」が書きたくて書いた。反省はしない
606名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 12:50:27 ID:LQMnmYGX
蟹「手札よりカードフリッパーを発動!
手札一枚を捨てる事で>>605の攻守を逆転させる!!」
607名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 14:19:46 ID:VTp02NcT
夢の中ネタ、と二番煎じで申し訳ないですが
遊星とアキさんのエロ投下します
※遊星はまだサテライトにいるので偽物の遊星さんに頑張ってもらいました
608607:2009/01/03(土) 14:20:51 ID:VTp02NcT
しんと闇の帳が降りる夜、ぐっすりと眠りに落ちた十六夜の、竜の爪をかたどった痣がにわかに発光し始める。
無意識に制御しきれない能力がざわざわと幻覚の蔦を夢に絡ませ、十六夜自身の精神に侵入し始めた。
彼女の奥底に眠る満たされぬ魂を引き摺り出し、いまここに存在しえない男のまぼろしを爛々と開くその目に映させる。
黒い蔦のかたまりは人の姿をとって十六夜に歩み寄ってくる、十六夜は全裸で膝立ちになったまま、彼を見つめた。
甘く毒々しい薔薇の香りはじんわりと肉欲を呼び覚まさせ、股間を隠す彼女の手にとろりとした愛液を伝わせた。
羞恥で頬を染め、うつむいた十六夜の顎を捉えて、男が顔を近づける。
「不動、遊星……?」
見開かれた十六夜の目に戦慄が走った。のし掛かってくる遊星の身体を引き剥がそうと試みるが、
絶望的に力の抜けた抵抗にはなんの抑止力もない。なすがままに組み伏せられ、
揺れる乳房を浅黒い手がやんわりと掴んだとき、思ってもみない嬌声が彼女の口から上がった。
こんなことはありえないと状況を否定し、眼前にある遊星の真っ直ぐな眼差しに向き合う。
「遊星、やめて。私はこんなことは望んでいない」
「そうか。すまない」
言葉とは裏腹に遊星は手のひらを、指先を、十六夜の白く瑞々しい肌に滑らせる。
さわさわと薄い茂みを越えた指が、湿り気を帯びた陰部に触れた。
「あッ……」
「十六夜。オレが言ったことを覚えているか」
粘つく愛液で濡れた手が、くにくにと秘裂を弄ぶ。下腹部に与えられた快楽と、
ふいに目をやった彼の股間で怒張する男根が十六夜を狼狽させ、
しかし為す術もなく十六夜は遊星に身を委ねる。
抵抗の意思は残っていたが、遊星の腕を力なく掴んだだけで、終わった。
「孤独の殻に籠もっている限り、お前の能力はお前自身を苦しめるだけだ」
「う、あっ、」
遊星は十六夜の膣に指を突き入れ、なかを乱暴に掻き回した。
押し入ってくる指で肉壁をえぐられる度に十六夜の足がびくりと震える。
「まずお前が自分を一番に愛することができる、そうすれば気付くはずだ、お前を愛する存在がいることを」
「知らない、しらないっ!! 私を愛する者などいるものか、異端で、破壊ばかりを行う私を!」
「仮に他に誰もいなくても、オレがいる。十六夜。言っただろう、何度でも受け止めてやると。
 お前の苦しみも悲しみも憎しみも、オレなら理解し受け止められる」
そう囁いて、遊星の指がちゅぽんと十六夜の中から引き抜かれた。
かわりに宛がわれた性器が、間髪入れずに押し入りどろどろの熱と愛液で濡れた膣内を犯し始める。
うねる肉壁が抽挿ごとに遊星のペニスに食い付き、ぬるぬると快楽をまとわりつかせて、
肥大する欲望を飲み込んでいく。遊星は身を起こして十六夜の大腿をぐいと押し、
胸に膝が付くほど体を曲げさせると、腰の動きを一気に早めた。
「ふぁ、あ、ァあっ、くうぅっ……、」
いきり立った怒張が濡れた淫靡な音を立てて抜き挿される。
十六夜は膣口とペニスの間から愛液を漏らしながら喘いだ。絶頂に蕩けた秘肉を突かれ、
現実から逸脱した快感に身を震わせ、豊満な肉体を歓喜で染める。
夢との交感は、いつしか彼女を甚だしく倒錯させていた。
「あはぁっ、ゆ、遊星っ、こんな、こんなの……っぁあああああ!」
「んっ……くは、あ……」
強く腰を押しつけて、奥に性器をねじ込んだ遊星も絶頂に達した。
びゅくんと灼熱のような精液が迸り、2度、3度と十六夜の中に欲望を注ぎ込む。
繋がったまま腰をくねらせて、十六夜はもっともっとと搾り取るように膣肉を絡みつかせる。

-

「……なんなの、今の夢は……」
全身にたっぷり汗をかき、目覚めた彼女の痣は、未だうっすらと発光していた。
遊星と、既にいなくなってしまったディヴァインを交互に思い浮かべて、
どちらをも思考から追い出すようにぶんぶんと首を振る。
圧倒的な孤独と、心の奥に踏み込まれることに、彼女はひどく怯えて蹲る──。
609名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 16:33:08 ID:hEcmitOK
>>608
GJ!!
すげぇいいよ!!
610名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 23:54:02 ID:8Ub0nAwO
>>608
GJ!!!!!!
やっぱ遊アキはええなぁ
611名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 00:00:34 ID:st8hwKxY
>>608
ご馳走様でした

なんでこの二人って半ばレイプが似合うんだろうな
謎だ
612名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 03:14:16 ID:E7Ly1JUC
>>608
GJ


このスレに保管庫出来るのマダー
613名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 17:08:06 ID:4GUXld4g
言いだしっぺの法則
614名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 18:26:04 ID:503EBaUU
まさに無限ループ!
615名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 18:44:29 ID:6UBT11Rt
保管庫作りたいけど作り方が分からないというジレンマ
作品の質が高いだけに非常に残念だ
616561:2009/01/05(月) 21:45:40 ID:ueSjQ1vT
なんとか完成したんで投下します。
遊アキ前提で、遊星と龍可が会話するだけ。
遊星が積極的にコトに及ぶ状態にもってくには
誰かのフォローが必要だと思って書いたんだが…
…やっぱり無理だった。沈黙ばっかりになっちゃったよ。
バリバリのストイックオーラはなかなか鉄壁です。
基本お説教なせいか、龍可がやたら大人びてる…
ていうかもはや別人かも。許容範囲外だったらすまん。
617『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:46:29 ID:ueSjQ1vT
童実野病院まで送り届けるなり、野暮用がある、とジャックは走り去り、
遊星は一人で十六夜アキのいるその場所へと足を踏み入れた。
――彼女を救えるとすれば、お前しかいない。
そうジャックは言った。
……だが、と重い足取りでリノリウムの床を踏みながら遊星は思う。
――俺は十六夜になんと言ってやればいいのだろう。
ジャックによれば、アルカディアムーブメントは壊滅し、
総帥であり彼女の心の拠り所でもあったディバインも行方が知れないと聞く。
アルカディアムーブメントが彼女の唯一の居場所だったなら、
そしてダークシグナーが彼女を狙ってアルカディアムーブメントに現れたのなら。
彼女は、自分がそれを守れなかったと思ってはいないだろうか。
肉体的にも精神的にも傷ついた彼女に……自分は一体、何を語ればいいのだろう。
……ダークシグナーと、地縛神と対峙した恐怖は誰よりも自分自身が知っている。
だが結局それは、自分もまた地縛神とダークシグナーに、手も足も出なかったというだけの話だ。
十六夜が倒れたと聞いて、思わず言われるまま来てしまったが……
今の俺に――一体、何ができるというのだろう。
考えるうち、いつの間にか立ち止まって俯いた――その時。
「遊星」
「……龍可!」
突然かけられた声に振り向くと、そこにはなぜか一人、双子の片割れの少女がいた。
「どうして、ここに」
「龍亜が今、ここで検査を受けてるの。
今は別に何ともないし、命に別状はないらしいけど……
ディバインのサイコデュエルを受けたから、一応ね」
「サイコデュエル!?まさか……」
「ええ。わたしたちも、あの時アルカディアムーブメントにいたの。
龍亜の提案で、アキさんにこれからの協力を求めに行ったんだけど……」
龍可は残念そうに頭を振る。
「みんなは、無事なのか」
「平気よ。ちょっと危なかったけどね……氷室さん、大活躍だったんだから」
「そうか……。どうして、龍可一人でここに?」
「龍亜にはヤナギのお爺ちゃんと氷室さんがついてるから、私はここで待ってたの。
なんとなく……遊星が来ると思ったから」
「……!」
遊星は目を見開いた。
「最近ますます強くなっているみたい……シグナーの共鳴――って、いうのかな。
今じゃ一人ひとり区別がつくくらい――
遊星は……アキさんに会いに来たんでしょう?」
「……ああ」
僅かに目をそらして答えた遊星に、龍可は言った。
「まだ意識は戻ってないわ。
……ねえ……少し、いい?
私、遊星に聞いてほしいことと……訊きたいことがあるの」
618『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:47:26 ID:ueSjQ1vT
「……わかった」
遊星が頷くと、ちょっと待ってて、と龍可は近くの自販機に向かった。
背伸びしながら硬貨を入れ、ボタンを押して缶コーヒー二本を手に戻って来る。
片方のプルを起こし――遊星に差し出す。
「はい。外、寒かったでしょ?」
「……ありがとう」
既に買ってしまっている以上遠慮するわけにもいかず、つい受け取る。
二人で並んで病院の長椅子に座った。
時おり缶を傾けながら、忙しく動き回る人々を眺める。
「遊星こそ、大丈夫だった?この間、戦ってたでしょ」
「……ああ。もう平気だ」
一口呷って、喉に熱い液体を流し込んだ。
「そう……」
龍可も一口飲む。
暫らくの沈黙の後、缶を両手で包むように持って、龍可は口火を切った。
「アルカディアムーブメントで……アキさんと話したわ。ちょっとだけ」
「……そうか」
「あんな綺麗な人を捕まえて魔女だなんて酷いわよね。
アキさんはむしろ……そう、茨姫よ。
心を鎖し、茨の森で眠り続ける孤独な姫君――
トゥーランドットじゃちょっと……ハマりすぎね」
「……」
「……怖い人じゃなかった。ただの女の子だった。
淋しがりやで危なっかしい、ただの女の子……私と同じ。
でも、私には龍亜がいたけど、アキさんにはいなかった。
あのディバインって人しか……いなかったのよ」
「……そうだな」
「ディバインが私の力で何をさせる気だったかは知らないけど――
少なくとも、テストと称して平気で子供を痛めつけるような人物がいい人だとは、
私には思えないわ」
龍可はわずかに語気を強くし――手の中の缶を、強く握った。
「アキさんだって、きっとほんとはそのくらいわかってたんじゃないかと思う。
……でも、それでもアキさんには、彼しかいなかったのよ。
たとえ打算でも、自分を肯定してくれたのは」
「……」
619『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:48:01 ID:ueSjQ1vT
「アキさんは――いずれ、みんな私の力を怖れるようになって、
私は孤独になるって言ってた。
それはきっと、アキさんがそうだったから。
アキさんにとっての世界がそうだったから。
人はみな、自分を怖れるか利用しようとするかしかない――そんな世界」
「……」
「その唯一の例外が遊星だった。……わかる?この意味」
そう言って龍可は遊星の方を見やる。
「意味……」
「だから――アキさんを救えるのは、遊星しかいない」
「俺は、そんな……」
誰かを救えるような人間じゃない。
言葉を呑み込んだ遊星に、龍可は宙を見つめて言う。
「愛されなかった人は人を愛せない人間に育つって、何かで読んだわ。
遊星は、誰かに愛してもらうのではなく自分で自分を愛するんだって言ったけど……
それはその通りかもしれないけど、でも、
……そんな人に、自分を好きになれるのかな」
龍可は静かに顔をあげる。
「だけど、人を好きになるのって、必要に迫られてすることじゃないわよね。
きっとごく自然に、いつのまにかそうなってしまうものよね。
……だから、私が今遊星に聞きたいのはね」
ただまっすぐに――遊星の目を見つめて、問う。
「――遊星は、アキさんのこと、好き?」
620『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:49:32 ID:ueSjQ1vT
「……っ!」
絶句した遊星に、龍可は更に畳み掛ける。
「遊星にとってアキさんは、どういう存在?」
「……俺は……」
赤き竜。シグナー。
確かに、奇妙な因縁で結ばれているのは確かだ。
彼女に何かしてやりたいと思うのも本当だ。
だが……一体、自分にとって彼女は、なんなのか?
「遊星でもそんな風に迷ったりするのね……」
考え込んだ遊星を見て、龍可がふわりと笑った。
「こんなに困ってる遊星、見たことない」
「俺だって……迷うさ」
「そんな風に弱気なところも、はじめて見た」
「……」
「この間のダークシグナーとの戦いで何かあったのかもしれない。
でもきっとそれだけじゃなくて……アキさんにたいしてどう接するべきか、
自分でもまだ決めかねている。……違う?」
「……そうだな」
また一口コーヒーを流し込んで、手持ち無沙汰に缶を見つめた。
商標名の下に小さく印字されたキャッチコピーは――
『タフでなければ生きられない、優しくなければ意味がない』。
……飲んだのは無糖でもないのに、口の中がやけに苦い気がした。
そんな遊星を横目に見て、龍可は尋ねた。
「じゃあ聞くけど……滅多に他人とかかわろうとしない遊星が、
ほとんど初対面のアキさんのために、あそこまで必死になれたのは、どうして?
同じ痣を持っていたから?いずれ仲間になるって思ったから?」
そうだと思っていた。
ただ、当然のように。
だが、本当の理由は――違ったのだろうか。
あるいは、意味など――なかったのか。
どうして、自分のことが――わからない。
621『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:50:04 ID:ueSjQ1vT
「ねえ、遊星は決勝戦でアキさんと戦ったとき……怖くなかったの?」
龍可は淡々と問う。
「普通はあそこまでされたら……逃げ出したくなってもおかしくないわ。
誰だって……今までの対戦相手みたいに」
「それは……」
怖かった。
棘の鞭で身体を地面に叩きつけられる直前に目にした、あの歪んだ笑み。
興奮に上気した頬と、喜悦に爛々と輝く瞳から――目が離せなかった。
だが、それは決して恐怖からだけではなく――
「それなのに、遊星は決して屈しなかった。
敵意さえも向けることなく、アキさんに呼びかけ続けた。
あんなに必死に……ぼろぼろになってまで。
それは、どうして?」
龍可はかすかに微笑む。
「遊星は真面目だし、優しいから……
苦しんでる人を見て、つい手を差し伸べてしまったとか?」
「違う!俺は……」
思わず大声で否定して、すぐに黙り込む。
――忌むべき印だ――
ダイモンエリアで初めて向かい合ったとき…
あれほどの距離を隔てても、はっきりと耳に届いた――悲痛で冷たい声。
――たす、け――
フォーチュンカップで見た――仮面の下の、あの泣き顔。
違う、俺が望んだのは、本当は――
622『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:50:50 ID:ueSjQ1vT
「……そうだ。
遊星に訊いてばっかりで、私の答、まだ言ってなかったわね」
龍可が何気ない調子で語り出す。
「アキさんって……私が言うのもなんだけど、ほんと、自分の殻にこもりきりよね。
人に慣れていなくて、傷つきやすい。
ディバインの言いなりで、主体性ってものが全然ない。
大人に見えても、ちっとも年上って感じがしなかったわ」
常にない……強気で、やや辛辣とも言える発言。
「龍可……」
「だけど……私、アキさんが好き。仲良くなりたい。
不器用で、臆病で、可愛くて……なんだか、ほっとけないもの」
屈託なく笑って、遊星に向き直る。
「遊星はどう?……私と同じ、ってのはだめよ。
ちゃんと、遊星だけの答えを、聞かせて」
再び、まっすぐに――目を見つめる。
「……どうしてだろうな」
遊星は――困りきった調子で、息を吐いた。
「好きか嫌いかなんて――考えたこともなかった。
だけど……十六夜のことを嫌いだと思ったことは一度もない。
自分でも不思議なくらいだ。
俺は十六夜のことを、まだ何も知らないのに」
前を見やり、静かな口調で言う。
「初めて会ったときから……どうしてか、気になって仕方がない。
いくら拒絶されても、近づくことを止められない」
言葉を選びながら、ゆっくりと。
「俺は……誰かを救えるような人間じゃない。それでも」
正面から、龍可の目を見据えて。
「十六夜の、心からの笑顔が見たい」
自分の解を、示した。
623『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:51:48 ID:ueSjQ1vT
「……合格」
大真面目な言葉に、龍可は微笑んだ。
「……だが……どうしたらいいか、わからない」
「……かなり重症ね……色んな意味で」
缶に目を落とす遊星に、龍可は大人びた表情でため息をつき、
自分も手元の缶に目を向けた。
「『タフでなければ生きられない、優しくなければ意味がない』、か。
……男の人は大変ね。
だけど……遊星が不安なときや疲れたときは、私が労ってあげる。
私だけじゃない、龍亜もお爺ちゃんも氷室さんも……みんな遊星を助けたいって思ってるわ」
そっと語りかける。
「今の私は無力だけど……エンシェントフェアリードラゴンの力を借りるには、
まず私が彼女を助けなくちゃいけないの。
でも、それにも必ず誰かの助けが必要なの。
……一人で何もかも解決することなんて、きっと誰にも出来ないんだわ。
人と人との絆が力になるって、いつも言ってるのは遊星でしょ?
だから――しっかりしてよね!」
「……!」
目を見開いた遊星に、強い調子で言う。
「伝えるのよ。
自分がどんなふうにアキさんのことを思っているか。
アキさんは一人じゃないって……伝えてあげて。
何も知らないっていうのなら、今度こそよく話して、しっかり知り合って来ればいいわ」
「……そうだな」
頷いた遊星に、龍可は微笑んだ。
「女の子は結局、いつだって最後には王子様を待ってるものなんだから。
私だって――あの時」
「……どういう意味だ?」
あの時と言われてもいつのことかわからず、つい問い返す。
「それは……えっと、その」
龍可はうろたえて下を向き、もごもごと口を動かした。
…と思うと急にきっと顔をあげ、
「あのね遊星、いくら大人びてみえても、
強がってても、恥ずかしがっても、
女の子には本当は甘えたいときがあるの!
抱きしめて欲しいときがあるの!」
「龍可……」
真っ赤になってまくしたてる龍可の剣幕に気圧される。
「だから…一番心細いときには、ぎゅってしてほしいな」
龍可は急に声のボリュームを下げ、俯いて小さく搾り出した。
624『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:52:38 ID:ueSjQ1vT
龍可は気まずそうに遊星から顔を背けて、窓の向こうに咲く薔薇に目を向けた。
「…あ、アキさんといえば……遊星、知ってる?
薔薇の仲間には、イザヨイバラっていう名前の花があるんですって」
「イザヨイバラ?」
「十六夜っていうのは十五夜を過ぎた欠けはじめの月のことよね。
それで……一部が欠けたような歪な形の花しか咲かないから、そう名付けられたんだとか」
「……よく……知っているんだな」
「わたし……小さいときからずっと、家にこもって本ばかり読んでたから」
龍可は子供らしくない笑みを浮かべた。
「……でも実際のところ、そんなに歪ってほどでもないのよ。
きっと名前と、その由来を知らなければ…ただの、綺麗な赤い花よ」
「ただの……花か」
「そう。別に特別なんかじゃない……魔女なんかじゃない。
普通に生きていいんだって、教えてあげるべきよ。
もっとも――シグナーとしての宿命っていう問題も、あるわけだけど」
「……そうだな」
遊星は重々しく、どちらにともなく同意を返した。
「あとね……これ、もしかして、って思ったことなんだけど……」
「……なんだ?」
「遊星って実は、同年代の女の子に、慣れてないんじゃない?」
「……確かに、今まであまり…身近には、いなかったな」
「やっぱりね。ちょっとそういう感じ、したもの。
ぎこちない、っていうか」
「……」
ぎこちなかっただろうか。
確かに、フォーチュンカップの廊下で出くわしたとき――
話しかける前に少しばかり注視してしまった気もするが。
いや、龍可が言っているのはその時のことではなくて――
……傍目にわかるほど自分はおかしかったのだろうか。
625『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:53:52 ID:ueSjQ1vT
人知れずショックを受ける遊星をよそに、龍可は続ける。
「クールに見えてけっこうすぐ熱くなる。
その癖肝心なところでは今一歩押しが弱い」
「……」
以前旧友に指摘されたことを思い出して――遊星は閉口した。
「遊星は私よりずっと大人だし、責任感が強くて思慮深いのがいいところだけど、
たまに考えすぎだと思うわ。人間ができすぎてる、っていうか」
「……手厳しいな」
「ほんとのことでしょ?
……アキさんがブーイングを受けていたとき、ヤナギのお爺ちゃん言ってた。
あんな子供に向かってひどい、って」
「……」
「お爺ちゃんに較べたら、私もアキさんも遊星も、きっとまだまだ全然子供よ。
だから、この際年齢も性別も気にすることなんてないわ!
思いっきりぶつかってきて!」
「……無茶苦茶だな」
「無茶苦茶よ」
龍可は笑う。
「……生意気なこといってごめんなさい。
でも、自信持ってよ。
遊星は無口で無愛想で朴念仁だけど、笑ったらけっこう素敵だから」
「……ありがとう」
遊星は――表情からは窺い知れないが――少々複雑な気持ちで答えた。
「頑張ってよね……『全部受け止めてやる』んでしょ?」
「……聞いていたのか」
「響き渡ってたわよ!会場の隅々まで!」
今度こそ苦りきった遊星に、龍可はくすくすと可笑しそうに笑う。
「……」
ばつが悪そうに顔を背ける遊星を見て、龍可は呟いた。
「ほんとは、最初から――わかってたんだけどね、
遊星がアキさんを嫌いなはずないって。
嫌いな人のためにあそこまでできるわけ、ないもの。
でも、肝心の遊星本人がそこのところあんまり自覚してなかったみたいだから……
ちょっぴり、意識してもらおうと思って」
626『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:56:12 ID:ueSjQ1vT
龍可は残ったコーヒーを一気に飲み干し――向き直った。
「誰かの笑顔のために頑張る人が、そんな難しい顔してるのはいただけないわね」
「難しい顔……」
――俺には、今目の前にあるのがそれのように思えるのだが。
「そこで、最後に一つ……おまじないを教えてあげる」
「まじない……?」
発言よりもむしろ真剣すぎる表情をいぶかる遊星に、龍可は言う。
「いいから、耳、貸して」
「……?」
言われた通り姿勢を低くすると、龍可の唇が遊星の耳に近づき――通り過ぎた。
「……!」
頬に触れた――柔らかな感触。
「真剣なのはいいけど、あんまり怖い顔してちゃだめよ」
呆気にとられる遊星に向かって、龍可ははにかんだ笑顔で、悪戯っぽく片目を閉じた。
「とにかく、そういうこと!」
「龍可!」
ぱっと離れて駆け出そうとしたところで呼び止める。
「お前も……もう少し、素直に振舞ってもいいと思うぞ」
「……馬鹿」
振り向かずに答えると、龍可は今度こそ階段を駆け下りていき、
その姿はすぐに見えなくなった。
遊星はかすかに笑って――ゴミ箱に缶を捨て、
十六夜アキのいる病室へと、足を向けた。
627『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:56:51 ID:ueSjQ1vT
「いたいた、おーい、龍可ちゃん」
「おじいちゃん!」
下の階に出てすぐ老人の声に呼びかけられ、
龍可は検査を終えた三人と合流した。
「どこ行ってたんだよー、心配したんだぞ」
「危ないから一人になるなと言ったろう」
口々に声をかける龍亜や氷室に答えた。
「ごめんなさい……今、遊星と話してたの。
アキさんに会いに行くって」
「ええ!?……あの二人、大丈夫かなあ?
フォーチュンカップのときみたいに、
ここで会ったが百年目!なんて感じにならなきゃいいけど」
「大丈夫よ」
龍可はそっと呟いた。
「ここで会ったが百年目――だから呪いは、もう解ける」
だって彼は……王子様なんだから。

――差し詰めわたしは妖精の名付け親ね。
龍可が一人思っていると、龍亜が声をかけた。
「ところで龍可、なんか顔赤いよ」
「え?」
「おや、ほんとだ。もしかして熱でもあるんじゃないのかい」
「な、なんでもないわよ」
「おいおい大丈夫かよ、ついでに龍可も検査を受けてった方が」
「ほんとに平気だってばー!!」
病院の廊下に、心配症の保護者に囲まれた少女の叫びが響き渡った。
628『王子様に妖精の祝福を』:2009/01/05(月) 21:57:59 ID:ueSjQ1vT
終了です。
エロなしでお粗末さまでした。
629名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 23:11:51 ID:R5/nfa8R
GJ!龍可かわいいよ龍可
630名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 23:48:17 ID:3/Jka29U
>>628
GJ!!
遊星のリアクションがすごいよかったw
631名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 23:49:56 ID:Vxm0hjKc
なんというニヤニヤSSだ。
こういうのならエロなしでもいいからもっと読みたいぜ
632名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 00:51:25 ID:XdEI4LNH
GJGJ
龍可カワイスカワイス

そして遊アキ前提にも関わらず
読んでて龍可×アキなど妄想してしまった件
「ほっとけない」とか「ほっとけない」とか「ほっとけ ry
もちろん遊アキも好きだけど

>>611
遊アキにはなぜか半レイプが似合うに同意してしまった


ディヴァイン×アキさんの半レイプものが読みたいとか言ったら怒られるだろうか
633名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 03:59:55 ID:xnTxBlD4
保管庫まだー?
634名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 07:35:35 ID:D3H1Y1w8
保管庫保管庫催促されると意地でも作りたくなくなる法則
635名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 09:22:47 ID:OoEXw58s
過去ログ持ってこれるなら保管庫(できてもwikiぐらいだが)作っても良いんだがなー
636名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 12:24:28 ID:6xWTIhZn
    /\_\- 、   / / / l     >   そんなんじゃ満足できねぇ!! <
\   ヘヽ匸入` ヽ/匸刀、L     |\^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 /Yi、  \    、    / /     !  \ 、 _ノ乙―‐ 、_    ,1
 \从厂 ̄     /  ‐┬ ′     \  ¨´        `ヽ、ノ|
冫 !从    、___,   , ′.   ___ \   /        、    /  __,   、    /7/!
 ./ | |、         , ′ _ ィ1\    ̄冫 ./ l ,、 ハ、ヾ/ ̄. /__\-、\!Vレ 〃/_ノ1
.    | | ` .、    / ¨   .//___\ -,r' .rヘ<匸入} 匸7i l\_/\ `¨   ___ " ∠ --z
.    | |   ` ‐ ´ |    // ` - _/ rヘ{    /イ   K ヽ \_  ., r、r、_` <_ ,≦z_
.    | | \    / |.   //    Z/ ,1 ヾ__   、 _′ //  ,r<_  / ,从!ノ  \ l ,√´
 ̄ ̄ ̄|   \ / ヽ、  l L -乃i_./ ^ヽr―→、      /´「>へ> ` l  ,イ へ M/ヽ「
、     「 ̄ − . ‐‐ \  ̄7/ヽ、'7n、 |  // ` - イ ̄\Y′  ̄>_| 」 ! 匸入 、匸!/
..\ . 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| //   ヽ Lヽ|__| ! \ l|  .〃   ´ ⌒^くヘ′ 、_′h
637名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 18:51:15 ID:pm2qhkdh
このスレは今から過去ログを探すスレになりました
638131:2009/01/06(火) 20:03:30 ID:2wxruKG9
639名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 20:59:35 ID:pm2qhkdh
131のあまりにもの漢らしさに全俺が泣いた
640名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 21:29:43 ID:xnTxBlD4
635wwwwwwww
641名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 21:55:01 ID:1CMVMRUR
流れをぶった切って悪いがエクスクルーダーって需要ある?
陵辱系で書こうと思ってるんだが幼女レイプってスレ的に大丈夫だろうか…?
642名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 22:02:57 ID:s+73V0Ho
>>641
スレ的には知らんが俺個人は見たい
643名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 22:23:49 ID:rUGzDBkm
>>641
俺も物凄く見たい
644名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 22:43:31 ID:l4RIhJ8U
>>641
需要はあるんじゃないか
ただ陵辱ものなら投下前に一言注意書きを添えるといいと思う
645名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 23:01:28 ID:1CMVMRUR
>>642-644
とりあえず、賛同的な意見を貰ったので完成したら注意書き添えて投下してみる
とことんハードな内容で書くつもりだけど幼女のハードものはいまいち勝手が分からないので不自然になったらスマン

大まかな構想はできてるんだが相手を誰にするか悩む
(モンスターものの)過去の作品を見る限りじゃ人気なのはゴブリンや悪魔あたりかな?
何か良いシチュやアドバイスがあったら是非教えてエロい人
646名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:12:02 ID:vl+HvdZk
SSの最初に「このSSの女性は18歳以上です」と書くのを忘れるな
触手ならワーム、普通(?)の性交なら悪魔なりならず辺り、変わり処だと六武衆やアマゾネスと、遊戯王はなんでもかるから書きやすいのでイーンダヨ
647sage:2009/01/07(水) 01:41:22 ID:wj98BbRo
過去ログ自分も読みたいんだ
持ってる人いたらお願いします
648名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 06:03:06 ID:tZNM6fzc
>エク子
ありがちなのがゴブリンにおもちゃとして飼われたり、悪魔の奴隷にされるってあたり
適当な戦士から肉便器にされる幼女ってのも萌える
個人的には連弾の魔術師から開張したアソコに魔法撃ち込まれて白目で痙攣しながらひぎぃ!
馬頭鬼の馬チンポ挿入でメリメリメリと裂けてひぎぃ!

腐敗臭漂うアンデット達から輪姦、エーリアンに卵を産み付けられるのも、植物族の触手で休まず犯す
何でもアリ
649名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 13:18:11 ID:tDiXtWbT
あとはバイサーコンビとか沼地でうにゃうにゃとか
リボルバー突っ込んで空砲バンバンとか

ほんと遊戯王は何でもありだな
650名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 15:31:20 ID:X9nZdqpa
ドリラゴを忘れてもらっちゃ困る!
651名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 15:54:11 ID:2q4h7A4Y
ニードルバンカーで串刺しも忘れてもらっちゃ困る!
652名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 16:29:43 ID:Bq4dOTbP
普通に愛でてやれw
653名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 16:30:42 ID:tZNM6fzc
「地砕き」でイラスト通りの勢いで処女幼女にフィストファックとか
「ライボル」「サンブレ」で幼女のアソコに電気流したりとか
挿入した状態で「収縮」使ったり、ペニスに「巨大化」でひぎぃ!
原作マリクが使ってた拷問チックなカードも面白い
ただでさえ興奮するのに幼女ってだけで更に五割増しで興奮するわ
654名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 16:35:48 ID:jYmlUlca
その幼女にさらに「収縮」を使ったらどうなる
655名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 17:47:14 ID:vl+HvdZk
>>654スーパー幼女。銀幕と併用でスーパー幼女2、邪神√がいればスーパー幼女3かな
656名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 18:38:42 ID:R/U3HkLe
そして、幼女はピケルやクランと王女になるための試練という名目の凌辱を受けるのであったとさ。

次回、遊星がアキに愛の告白か!?
657名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 18:58:56 ID:TBaYtbyN
>>656
とりあえずマーサGJと思ったのは俺だけではないはずだw
658名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 19:24:41 ID:g4oQyV8j
>>657
俺もだww
659名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 19:37:24 ID:UkEzAB5j
>>657
おもいっきりワラタwww
660名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 19:37:39 ID:zHe26bh0
遊星「中古で満足するしかねぇ!」
661名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 21:09:07 ID:DQPqBz5q
>>660本気でぶっ飛んだwww
662名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 00:31:11 ID:kFazYWia
そういえば過去ログ見つけたけど需要ある?
HPの作り方とか良く分らないけど、過去ログを見つける事でなら支援出来るのだが。
取りあえず1と2を貼っておく。
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1008/10088/1008892078.html
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1032/10324/1032465040.html

後はエrじゃなかった、勇者の判断に任せる。
需要があるなら時間を見つけて貼っていく予定。
663名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 03:31:32 ID:VTs+yXvF
遊アキはじまったな
664名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 04:21:12 ID:gZgndw+d
>>662>>638と一緒?
それと>>635出てこいやw
665名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:13:06 ID:fiK1UeZM
>>664
逆に考えるんだ、今まさにwikiを作っているから書き込む暇がないと考えるんだ
666名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 01:23:22 ID:nxUyYxPu
>>662
今ケータイからだから見れないがありがとう
667名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 10:18:13 ID:jdPMAYGi
十六夜パパ「(娘を助けてくれと頼んだはずなのになんで嫁に貰う事になってるんだ…)」
668名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 15:20:40 ID:h0Pm24EO
想像だが、次回の話で親父さんは遊星に、仲間、もしくは良き理解者という意味で「アキを任せる」と言いそうだね
そして、内心は遊星ならアキを嫁にしてもいいと思いそうなきがす
669名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 15:48:30 ID:4F5doocL
↑妄想オナニー乙

保管庫まだー?
670名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 18:04:57 ID:jdPMAYGi
遊星「……(この流れじゃオレはつるぺた派だとは言えないな…)」
671名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 18:25:21 ID:pymnOQ9a
>>635は黒蠍団のチックなのか
672名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 23:53:57 ID:ZlzwMFnF
673名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 07:54:30 ID:cC166ajn
今GX再見てるんだがアスカかぁいぃ…
「ピースでいこうねー☆」
674名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 23:05:18 ID:VKN/7YQD
保管庫まだ?
675名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 03:25:32 ID:51LsKKsa
保管庫早くしてくれー
676名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 13:48:51 ID:o783zljd
俺…あと四つレポート仕上げたら遊アキ書くんだ…

だから保管庫は頼んだ
677名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 13:49:36 ID:yQbmtb3E
保管庫ーーーーーーーーーー
678名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 14:18:40 ID:qWyBTB14
>>676
楽しみにしてるよ
679名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 00:21:29 ID:ocmcvW6v
保管庫まだか?
680名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 01:26:48 ID:vMWechvk
毎日保管庫保管庫ってうるさいな
ログもあるんだしそんなに欲しけりゃ自分で作れよ
681名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 02:03:02 ID:jwKiCIb2
>>635
682名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 02:03:45 ID:jwKiCIb2
上のは>>>680あて
683名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 02:31:35 ID:GQ6miTjX
ダーリーと元キンで書いてたらなんか暗い話になってもうた…
684名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 02:45:25 ID:qFOWdoGz
>683
暗くてもいい 待ってます
685名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 03:45:37 ID:3I5yLIgN
そろそろ保管庫来るかな?
686名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 12:01:51 ID:ZcEXyXmk
今ブラマジの続きを書いているんだけど、
ドリアードの性格というか、どういうキャラかがわかるSSってあるかな?
687名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 13:15:22 ID:hug5ddM9
知らないけど清楚な感じ
688名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 15:27:05 ID:cwkD7L37
>>683
全裸に割れメガネで正座して待ってる
689名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 16:07:00 ID:ocmcvW6v
保管庫は?
690名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 16:40:36 ID:neH7CRKO
>>689
しつこくてきもい
691名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 17:16:25 ID:Frs40POK
しつこくてきもちいい に見えた
TF3やってるとSS書きたくなるが書いたら一線はずしそうになる
692名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 23:11:38 ID:ocmcvW6v
保管庫…
693名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 23:14:49 ID:cHmffz4Z
>>692
そんだけ書くならお前さんが作りな
694ダーリー×ジャック:2009/01/12(月) 23:59:02 ID:GQ6miTjX
とりあえず冒頭だけできたんで投下。
携帯からなんで改行とかおかしいかも…。
続きは出来次第また投下します。
695名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 00:00:20 ID:E6reauNR
彼は驚愕した。

「……カーリー…?」

かつて一つ屋根の下で暮らし、危険だからと身を退かせた女が、目の前に現れたから。

―――牛乳ビンの底のような眼鏡ではなく、
『ダークシグナー』と言う衣を心に纏った姿で…。―――





それは、夜のシティのある一角での事だった。
Dホイールの調整をしていたジャックの目の前に、
彼女、カーリー渚が現れた。
「おまえは…!」
「ジャック…私こんな風になっちゃった」
目を疑った。
彼女の虚ろな瞳に映るものは“闇”そのもので、
ダークシグナーという、一人の敵になっていたののが信じられなかった。
「何があったんだ!どうして…」
5m…4mと距離を近づけながら、カーリーは呟いた。
「ジャックが悪いのよ。私をほったらかしにするから…」
「違う!それは…っ」


何も言えなくなった。

そして硬直したように、身体が動かなかった。


―――唇を塞がれたのだ。
カーリーの唇によって。
「ふふっ…」
長い長い数秒が過ぎ、カーリーはジャックから唇を離した。
「会いたかった、ジャック」
彼女は微笑んだ。
憎しみ、憎悪、そしてどこか悲しみの混ざった瞳で…。
696名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 01:56:17 ID:ERadni7r
保管庫は元より無い物だから今さら気にならないが、作るってハッタリかました馬鹿はどこ行ったんだ?
697名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 05:01:23 ID:kqo6I/BP
あんまり保管庫保管庫ってピリピリすんなって。作って下さる方がいる。それでいいじゃないか。

>>695
おおお早く続きを…!
積極的なダーリーいいなあ
698名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 01:41:06 ID:UkwT/C7n
作ると言った奴は着々と保管庫作ってくれてるはず…だよな?
699名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:03:32 ID:TBJIcoBp
>>272の続き…と言うべきものかは微妙です。
ただ>>275見てピケル書きたくなった上に、また新しい舞台
設定作るのがめんどくさかったので話の土台自体は
そのまま流用します。そーゆー意味で「外伝」です。
本当はデミス×ルインやりたかったのですがなかなか思い
通りのが書けないので没にしました。

今回はほっとんど暴力描写なんかないです。けどまぁハード系
なんで苦手な人はスルーして下さい。
ーーーーー

霊使いの少年少女達の過ごしたあの戦後から早、500年。
闇フィールドは魔王たちによる戦国乱世の真っ只中にあった。
次々と新しい勢力が現れては消えていく波乱の時代であるが、
そんな時代においては時折、珍事も起こる。
歴史に『白・黒魔法国の変』と言う名で残る事件もその一つ
であった。


【After Warシリーズ外伝】


現在闇フィールドは多くの領土に分割されそれぞれが覇を争って
戦争をしているが、いずれも魔王と呼ばれる上級悪魔族の所領で
ある。
悠久の時を生きる悪魔族に比べ寿命の短い魔法使い族はこの数5
00年の間に幾度も世代を重ねたがその度に弱体化し、今では完
全に悪魔族の隷属種族に成り下がっていた。

しかし戦国時代のどさくさに紛れてある時突然、かつて栄えた
魔法使い族の国を復興させようと言う動きが現れた。
密かに生き延びてきたかつての有力魔法使い族の子孫である
ピケル、クランの両名によるものである。

『私白魔導師ピケルは光の王女の名において、古の魔法使い族に
よる国家の復活をここに宣言します』
『私黒魔導師クランは闇の王女の名において、古の魔法使い族に
よる国家の復興をここに宣言する』

2人が何らかの示し合わせを行っていたと言う歴史的な記録は
存在しない。
ただそれぞれの宣言は闇フィールドの北東部、南東部でほぼ同
時に行われ、悪魔族の支配を良しとしない魔法使い族に領土争
いから脱落した悪魔族も加わって勢力圏を築き上げた。
元首であるピケルが光属性であり白魔法を得意としたことから
ピケルの建てた国を『白魔法国』、闇属性で黒魔法を得意とし
たクランの国を『黒魔法国』と呼んだ。

ピケルとクランは建国に際し『王女の試練』と呼ばれる儀式を
行い『光の王女』、『闇の王女』を名乗ったが、それほど能力
的に向上した訳ではないようである。
しかし「光と闇の国が同時に興った」と言う事実は人々に全て
を飲み込む混沌を連想させ、魔法使い族の権威が復活されると
言う流言を呼び、活動を勢いづかせた。
…と言え、流言は所詮流言である。
年端も行かぬ少女に百戦錬磨の魔王の軍を防ぎきれる力は無く、
軍事的な勝敗はあっさりと決して、白黒の両魔法国は滅亡する
のであった。
具体的には白魔法国はハ・デス軍により、黒魔法国はデミス軍
によってである。
700名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:04:04 ID:TBJIcoBp
「………」

ハ・デス軍が臨時に設けた独房にピケルは幽閉されていた。
味方は次々と捨石となりピケルだけは逃がそうと努力してくれた
にも関わらず、最後まで逃げ切ることができないまま捕まってし
まったのだ。今はハ・デス軍が、自領へと引き返す途中にある。
戦勝と生還に沸き立つハ・デス軍の兵士たちとは対照的にピケル
のテンションは低かった。
特に最初は自らの無力さを嘆くばかりであった。
しかし今では少し気持ちが落ち着き、今後自分がどうするべきか
を考えるようになっていた。
まず彼女が目的としたのは独房から脱出すること。その次に北に
自分と同様決起したクランと言う魔法使い族がいると言うので、
そこへ落ち延びて再起を謀ることであった。
その事でピケルが目を付けたのは、最終的にピケルを捕らえた
ハ・デス軍の武将。
白銀の鎧に身を包んだ金髪の凛々しい美女だった。

(あの人は明らかに悪魔族じゃなかった。あの神々しいオーラは
多分天使族。何故天使族が悪魔にいるのかは知らないけど、上手
く手を貸してもらうことが出来れば逃げ出せるかもしれない…)

そんなことを考えていると、噂をすれば何とやら。ハ・デス軍を
率いてピケルの国を滅ぼした女将軍が鉄格子の向こうに見えた。

「あの、貴方…!!」

呼びかけに気づいた女将軍はゆっくりと独房に近づいてきた。

「何か用か?」
「貴方は天使族ではありませんか。何故悪魔族の所業に手を貸す
のですか!?」
「そんなことか」

女将軍は鼻で笑った。

「決まっているだろう。我が君、ハ・デス様の役に立つ為だ」

堂々とそう言い放つ彼女は、洗脳されている風ではない。
心の底から魔王ハ・デスを君主と仰いでいる、そんな様子だ。
500年間自分たちの先祖を迫害し続けてきた悪魔族に、天使族
が手を貸す彼女の心境は理解出来なかった。
悪魔族は同じ闇フィールドに住む魔法使い族の他に、『天空の聖
域』に住む天使族とも犬猿の仲であり、魔王の中には時折遠征し
ては砲火を交えている者もいる。

「どうやら貴様は私が何らかの理由で、宿敵であるべき悪魔族に
手を貸さざるを得ない状況にあるのではないかと思っていたよう
だな。あわよくば私を勧誘し、共に再起を謀ろうとしていたか。
だがそうはさせんぞ。貴様の身柄は本国に帰還し次第我が君に
差し出す。逃げられるなどとは思わんことだ」

それだけ言い放つと女将軍は門番により一層警戒を強めるように
言い渡して去っていった。

「本当に、どうして…」

天使族の女将軍の後ろ姿を眺めながらピケルは呟いた。
ーーーーー
701名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:05:12 ID:TBJIcoBp
それから数日かけて軍は帰還を果たし、兵士たちは久々に故郷
の土を踏んだ。
ハ・デス領の民衆は歓呼の声で英雄たちを迎え入れ、凱旋パレ
ードの際にはハ・デス自ら兵士一人ひとりに声をかけてこれを
労った。
しかしハ・デスにとって真の楽しみは戦争に勝ったことなど
ではなかった。
自分から見ればあんなチンケな勢力は潰せて当然である。
その幼き美少女元首を他の魔王に取られることなく自殺も
されることなく確保出来た、それが達せてこそ意味がある。

「魔法使い族の小娘は500年前にも捕らえて妾にした記憶が
あるが、あれは所詮身分卑しきに平民の娘に過ぎんかった。
高貴なる身分の娘を捕らえて犯すことこそ至高と言うものよ!」

分かりやすいほどに俗な考えが頭の中を縦横無尽に駆け回るのを
抑えることもなく、ハ・デスは今回最大の「戦果」を早く届ける
よう、自分が遣わせた遠征軍司令官へと通達した。
ーーーーー

手かせを嵌められ首輪をされた状態のまま、ピケルはハ・デスの
前に連れて来られた。逃げられないように首輪の先からは鎖が
伸びて、女将軍の手に握られている。

「敵将、光の王女を自称するピケルと言う娘を召し取って参り
ました」
「よくやったジャンヌ。よく休むがいい」
(ジャンヌ!?この人が!?)

同じ光属性の者としてピケルも名前だけは聞いたことがあった。
聖女ジャンヌ…天界の声域に住む天使族の中でも武勇に秀で
学もある理知的な美女剣士だと評判だった。
なら尚のこと、こんな魔王の下にいる理由も分からない。

「どうした?下がって休むがいい。恩賞は充分に取らせる」
「は、はい。失礼致します。我が君」

ジャンヌは恭しく礼をすると踵を返し、そのまま部屋を出て
行こうとした。その、ピケルと顔を並べた矢先。

ギロリ!!

目が合ったほんの一瞬だがジャンヌの凛々しい顔つきがデー
モン族のように歪み、ピケルを睨み付けていた。

(何?あの顔…)

何かジャンヌに気に入らないことでもしたのだろうか。
憎まれる理由など思い当たらないが…。
ぽかんとした顔で、ピケルはジャンヌの後姿を見送った。
しかしそこからはジャンヌのことを考えている余裕は無かった。
ジャンヌが去った後王座に座していたハ・デスは立ち上がり
ピケルの前まで歩み寄ってきた。

「小娘よ。貴様が光の王女か。魔法使い族の国を再興するとか
ほざいておるらしいな」
「そ、そうです。貴方達に滅ぼされたご先祖様の国をもう一度
作り上げるのです」
702名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:05:48 ID:TBJIcoBp
「無駄なことをする。貴様も、そして北のクランとか申す者も
既に滅ぼされておるではないか」
「クランも…!?」
「先ほど入った情報だがな。黒魔法国を称する者達は北に領土を
持つ我が友終焉の王デミスが滅ぼした」
(そんな…)

予想できなかったことではないが流石に動揺した。自分とクラン
が両方倒れてしまえば、完全に復興運動は途絶えてしまう。
しかしピケルの目の希望はまだ死んではいなかった。
絶望的な状況にありながらもピケルは気丈にも反論する。

「それでも、私達は諦めません。貴方達は500年前の人狩りで
主だった大魔法使い族の血は絶ったつもりでしょうけど、今奴隷
として働かされている人たちにだって志を持つ勇者はいるんです。
今回私達が敗れて死んだとしてもいずれ第二第三の私達が現れま
す。最期の一人になるまで私達は諦めません…!!」
「ふふふ。それは楽しみだ。貴様のように強く抗おうとする娘ほ
ど犯しがいがあると言うもの」
「犯…!?」
「さぁ参るが良い。可愛がってやるぞ」
「や、やめてください!触らないで!!いやああ!!」

嫌と言われて従うようなハ・デスではない。ピケルの首輪から
伸びる鎖を持ち、ぐいと引っ張ってピケルを引きずるように
自分の寝室へと運び込むと、ケダモノのようにピケルの法衣を
引きちぎって投げ捨てるようにベッドへと寝かせた。

「や、やめてください、やめて…!!」

ピケルの身体は恐怖で痙攣していた。震える声でやめて、助けて
と囁いていたがハ・デスは聞き入れる気など無い。
自身も仰向けに寝転がるとピケルの腰を持って宙へと浮かべる。

「いや、いや…たすけ、たすけ…っ!!??」

入れられたと言うよりは叩きつけられたと言うのが適切な表現
と言えた。
ハ・デスは山のように聳える自分の息子をピケルの秘部に上手く
入るように、掲げた少女の身体を思い切り引き落とした。

「い、いたああああああああああああああああ!!」

まだ一滴も愛液が出ていない状態で思いっきり突かれた痛さは尋常ではなかった。
ハ・デスの逞しい男根はピケルの処女幕など容易く突き抜けて
子宮まで達し、少女の中を圧迫した。

「い、いた、いた……はぁ、はぁぁぁ……」

余りの痛みに声もまともに出ない。目は焦点が合わず口も開き
っぱなしで、伸びた舌からは唾液が滴る。

(ぬ、抜い、抜いて……)

手足も動かずピケルはただ悶える他無かった。とにかく抜いて
欲しい、そして休ませて欲しい。それだけが彼女の望みだった。
しかしここで止める程ハ・デスが女の事を考えるような魔王で
あれば、ハナからピケルにこのような仕打ちはしなかっただろう。
むしろ元気に自分の手の中で儚い抵抗を繰り返す少女を無情に
犯しつくし泣き叫ぶ姿を楽しむのがハ・デスの趣味である。
703名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:06:54 ID:TBJIcoBp
そういう意味で、ハ・デスはあの時後悔していた。
500年前に魔法使い族を覆滅した折は部下に調教を任せっぱ
なしにしていた。今の彼ならばそのような真似はせず、捕らえた
少女一人ひとりに自ら鞭をもって励んだはずなのである。
今回は久々に戦によって奴隷を得たので、心のそこから調教を
楽しむつもりであった。

「お、お願いです…抜いて…抜いてください……痛い、痛いん
です、痛いの…本当に…」

先ほどまで気丈に抗っていた美少女が涙を浮かべ懇願する。
王女の誇りをかなぐり捨てて敵である魔王に頭を下げるピケルの
姿はハ・デスを満足させた。あまりに楽しくて口元が歪み過ぎて
困ると言った風である。
ここであっさり抜くのは楽しくないと、そのまましばらく刺しっ
ぱなしにしたまま腰だけを揺らしてやる。
ピケルの奥にごんごんと肉棒の先が当たる度にピケルは声に
ならない声を上げ、更に泣いて抜いてと言うのである。

「ぬ、ぬひ…ひゃんっっ…!!はぁ…はぁぁ……」
「ふはははははは。どれ、そろそろ余の方も我慢出来なくなって
きた。新品の中を楽しませてもらうとするか」
「や、やめて、ああああ!!」

ハ・デスはピケルと繋がったままベッドの中で体勢を変えて
ピケルを下に敷いてその上に跨る。
ピケルの緊張の方はピークに達しているみたいだった。
相変わらず焦点が合っておらず呂律も回っていない。
身体を通して、ピケルの心臓の振るえも伝わってくる。

「ふふふふふふ…それでは行くぞぉ」

限界を迎えつつあるピケルを無視した激しいピストン運動が
始まった。

「ひゃ、ひゃあんっ!だめ、いたひっ!いたひっ!!」

この時ピケルは本当に壊れると思った。気持ちよさなどとは
程遠い、心と身体へのダイレクトアタックはハ・デスの欲望の
限り続けられた。

「では中へと注ぎ込んでやろう。王の種をな!」
「いやいやいやいやいやいやああああああ!!出しちゃ駄目!!
駄目ですっ!!」
「ふふふふ」
「あああああああああーーー!!」

初めてをこんな男にされた上に、中にまで出された。
あまりと言えばあまりのシチュエーションにショックを受ける
ピケルだが、これは所詮始まりに過ぎなかった。ピケルは休む
暇も与えられないまま夜通し犯しつくされ、何度も中出しされた。

「……………」

全てが終わったとき、ピケルは身動き1つ取れる状態ではなか
った。だらしなく開かれた又からは微妙に赤の混じった強い匂
いの白い液体が止め処無く溢れ、意識も完全に飛んでしまって
いた。
そんなピケルを眺めながらハ・デスは楽しそうに言い放つ。
704名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:07:43 ID:TBJIcoBp
「はっはっは。流石に初めてだと疲れてしまったようだな。
それにしても初物は少々きつかったが、なかなかに楽しめたぞ。
これからは贔屓にする故、楽しみにするがいい」

ハ・デスはその直後大鼾をかいて爆睡し始めた。
ピケルも放心状態であったので、二人ともこの時ハ・デスの
部屋の外で爪を噛む女性の気配に気づくはずもなかった。
ーーーーー

その後ピケルはハ・デスの慰み者として飼われることになった。
与えられた部屋はそれなりに良かったが常に鍵がかけられて
おり、食事は届けられたものしか食べられず、部屋から出るこ
とが出来るのはハ・デスの寝室に召される時だけである。
ピケルはなんとか脱出の方法を考えたが実行することは出来な
かった。

「…」

ピケルはその日も自室のベッドの上で寝そべって過ごしていた。
机の上に山のように積まれた本はいずれもハ・デスに頼んだら
買って貰えたものだが全て目を通してしまいもう読む気に
ならない。
外には出られないため身体を動かすには冴えない運動器具を
用いるしかないが、それも飽きてする気にならない。

(皆、どうしているかなぁ…)

ベッドに寝転んでは亡国の際脱出に成功した仲間のことを思うが、
情報源が何もない上に手を貸せる状況にはないのでどうにもなら
ない。出来ることと言えば心配することだけ。
ぶっちゃけ、ハ・デスに抱かれる夜以外はまったくもって
暇なのである。

しかし今日は、誰も来ないはずの昼下がりに一人の人物が彼女
の下を訪れた。ピケルを捕まえた第一人者、元聖女のジャンヌ
である。ハ・デスしか持っていないはずの鍵を使い、ピケルの
部屋へと侵入してきたのだ。

「ジャンヌ…?一体どうし…」

入ってきた時から彼女が普通でないことは理解できた。
以前自分が一度だけ見た、自分を心の底から憎んでいるかの
ような視線を遠慮無く叩き付けながら入室してきていたのだ。
ピケルは何が何だか分からないままベッドから起きると
この珍しい客に歩み寄ったが、そのピケルを待っていたのは
『電撃鞭』の一撃であった。

「きゃあああああ!!」

ジャンヌの握力によって振り下ろされた鞭が衣服を裂き、肌を
打つ。更に流された電流が走り、激しい痛みを覚えつつ、ピケル
の小さな身体は床に投げ出された。

「な、何を……!!??」

倒れたまま振り向こうとした所、お腹に一撃踏み付けを食らわ
された。

「がはっっっ!!い、痛いいっ!!」
「下種がっ…!!」
705名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:08:15 ID:TBJIcoBp
ジャンヌは足でピケルの身体を押さえながら、腰の剣を抜く。
ピケルはあの日以来ジャンヌが自分を嫌っている…と言うか
憎んでいるらしいことは知っていたが、それが何故なのかは
分からなかった。そもそも日頃からピケルとジャンヌはまったく
接点無く過ごしているのだ。
自分に剣の切っ先を突きつけるジャンヌに、ピケルは尋ねた。

「ま、待ってください!!どうして!?」
「貴様が悪いのだ。貴様さえいなければ!!」
「私!?」
「貴様は以前私に、何故私が我が君の所にいるのかを尋ねたこと
があったな。それは貴様の死をもって教えてやる…!!」

剣は何の躊躇もなく振り上げられ、振り落とされた。そのまま
行けば間違いなく、鋭利な洋剣の切っ先はピケルの額から
鳩尾までを切り裂き、この少女は息を引き取っていただろう。
それがならなかったのは、振り落とされる瞬間にジャンヌの
攻撃が後方からの一喝によって止められたからである。
魔王の中には『冥王の咆哮』と呼ばれる一喝で相手の攻撃を
止め得る者も存在するが、それが出来る者は少ない。
そしてここでそれを行い得る者は一人しかいない。
ジャンヌは恐る恐る踵を返すと、たちまち萎縮した。

「わ、我が君…」
「随分と勝手なことをしているな」
「ち、違います。違うのです。この小娘めが、その…」
「言い訳は聞かぬ。貴様は余の部屋よりこの部屋の鍵を盗み出し
更には余の奴隷を手にかけようとした。万死に値する罪である」
「お、お許しを…」
「欲しいか?許しが」
「お願い致しますっ!!どうこ御慈悲をっ…!!」
(ふふふ)

ハ・デスによってその姿は滑稽であった。人間に慈悲を与え
悪魔を討つべき天使族の騎士が、這い蹲って魔王に慈悲を求める。
そのようにしたのが自分であるとは言え、笑みが毀れて仕方が
無い。結局、勝手なことをしたことによる罰は与えねばならん
が軽いもので済ませるということで落着した。

ピケルは何がなんだか分からないと言う風にぽかんと一連の
様子を眺めていることしか出来なかった。
しかしこの罰によりその夜、ピケルはジャンヌが自分を憎んでい
た理由や、ジャンヌが魔王に従う理由を知ることが出来た。
ーーーーー

「あんっ、あんっ、あんっ…!!」

その夜もピケルはハ・デスの女体のことを省みない激しい攻めに
遭っていた。ただし犯されるピケルの顔には綻びが見受けられる。
ピケルは既に初めての時のような痛みだけではなく、快楽を感じ
るようになっていた。
悪魔に抱かれ感じさせられることに屈辱を覚えながらも女として
の性を開発されていたのである。

「どうだ。良いか?ピケルよ」
「はぁ、はぁんっ…!!いや、嫌なのに、いい、気持ちいいですっ…!!」
「そうかそうか。ならば遠慮なく我が種を注ぎ込んでやろう」
「それは!中は、中は嫌ですっ!!」
「遠慮することはないぞ、それ!!」
「あーーーーー!!気持ちいいいぃぃぃぃ!!」
706名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:09:00 ID:TBJIcoBp
…と言うようなことが毎夜のハ・デス寝室の様子である。
しかしこの夜はもう1つの要素が付け加えられていた。

「はぁ…はぁ……」

部屋の隅に『闇の呪縛』で捕縛されている、ジャンヌ。
一晩そこに縛り付けることが彼女に与えられた罰であった。
口からは甘い吐息が溢れ、目は完全に緩みきっている。
身体もだらしなく垂れて、君主と奴隷の性交の様子を荒い息遣い
でじっと眺めていた。

(ああ、あの小娘、またイってる…。我が君の逞しい男根を
ああも激しく叩き込まれて、またイってる…!!
う、羨ましい、羨ましい……!!私も、私もああして…)

ジャンヌのスカートの中は既に愛液でぐしょぐしょだった。
鎧の下に隠れる乳首はピンと立ち、ブラのこすれにすら
反応し感じるまでになっていた。
子宮はうずきっぱなしで、すぐにでも何か…殿方の根でなくても
いいから、バイブなり剣の柄なり指なりを自分の大切な穴に
突っ込んで、胸もめちゃくちゃに揉み散らして、猿のように
イキ狂いたかった。
しかし身体を完全に拘束する『闇の呪縛』はそれを許しては
くれない。ただ他人が愛する君主と身体を重ねてよがり狂って
いるのを眺めながら自分は何も出来ずに見ているだけと言うのは
お預けを食らって放置されたままの犬も同然である。

「ああああ、達し、達しますっ!!」
(あの小娘、また…!!)

ピケルの身体がびくんとハネて、力なくベッドに横たわる。

(あんなに、あんなに満足そうに…!!あああ……)

涎が止まらない。涙すら出てきそうになる。

(私が…!!本来ならば私こそが、あそこに居るべきだと言う
のに…!!)
ーーーーー

元はと言えば、ジャンヌは『天空の聖域』を守護する武将の一人
であった。全ての欲を断ち、日々勉学と鍛錬にのみ精を出し、聖
域とそこに住まう同胞を守ることだけを考えていた。

ちょうど100年程前、『天空の聖域』にハ・デス軍が攻め込ん
だ事があったが、この時ジャンヌは部下を率いてこれを迎撃。
戦いは押したり引いたりで勝敗がつかず、とうとう大将同士の
一騎打ちで決めようと言うことになった。

しかし一騎打ちの途中…ジャンヌが勝ちかけたところで、彼女に
異変が起こる。
突如激しい痺れに襲われ、剣を振るどころか立っていることすら
ままならぬと言う状態に陥った。

「なんだ、なんだこれは……あっ…」

それが大きな隙を呼び剣を落とされると言う失態に繋がり、勝負は
ジャンヌの敗北に終わった。
大将が敗れたジャンヌの軍は全て降伏することになった。
ジャンヌは拘束されたままハ・デスの本陣へと連行された。
707名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:33:57 ID:TBJIcoBp
「ふっふっふ。先ほどは無様だったなジャンヌよ」
「あの時妙な痺れに襲われなければ…!!」
「天界屈指の武将らしからぬ言い訳だな。負けは負けだぞ」
「…それは分かっている。煮るなり焼くなり好きにすればいい」
「誰も殺すとは申しておらん。貴様のように美しい女子を損ねる
などもっての外、大切に飼うてやるぞ」
(下種が…!!)

騎士になると共に女であることを捨てたジャンヌにとって、下卑た
男に女扱いされることは何よりの屈辱だった。
しかし負けは負け。敗者は勝者に従うと言う掟に従い、ジャンヌは
部下達と共に拘束される身となった。
ジャンヌ軍の背後には天使族の後詰の軍が来ていたがハ・デス軍は
この時点で物資を使い切っていたために即座に撤退した。


闇フィールドの自分の領土まで引き返すと、ハ・デスは直ちに部下
の一人の悪魔と、ジャンヌ軍に参加していた一人の天使族を呼び出
した。それぞれ名を冥府の使者ゴーズ、冥府の使者カイエンと言う。

「ゴーズよ。その者か。貴様と通じていたと言う天使族は」
「はっ。我が旧知の者で、冥府の使者カイエンと申します」

ゴーズの紹介を受け、カイエンは恭しく礼をする。

「カイエンよ、ジャンヌの食事に痺れ薬を入れたそうだな」
「はい」
「同胞の恨みを恐れずよくやってくれた」
「ジャンヌを始めとする天使族の同胞には卑怯と言われましょうが、
後悔は致しておりません」

元々ゴーズとカイエンは敵対する種族に属しながらも旧知であった。
何時ごろからか互いに添い遂げたいと思うようになりながらも
カイエンの住む『天空の聖域』の掟とジャンヌ配下と言う立場が
それを許さず、ゴーズもカイエンも何時かこうするチャンスを
伺っていたのだった。

「ゴーズよ。約束通りカイエンに我が領土の臣民となることを許す。
夫婦(めおと)の契りを結ぶことも許可する。末永く絆を深めるが
良い。ただし今は乱世の世である。我らの平穏は勝利を重ねること
でしか守ることは出来ぬ。卿にはこれからも我が軍の将軍として、
しっかり働いて貰うぞ」
「ははっ!!」
「よし。卿らの分の恩賞は直ちに屋敷の方へ送らせる故、帰って
待つが良い」

ゴーズとカイエンは更に一礼すると自らの君主に感謝しながら
退出した。


二人を帰すとハ・デスは直ちにジャンヌの調教に取り掛かった。
ジャンヌは天界屈指の堅物故に落とすのに苦労する…かと思いきや
思いのほかあっさりと、陥落した。
色々と薬物を投入したのもあるが、最大の要因は性欲に対する
免疫がまったくなかったと言う事に尽きる。
半日も経たぬ内に、ジャンヌはハ・デスの身体の下に一糸纏わぬ姿
を晒し、顔を肉欲に歪めていた。

「あっ!あっ!ああああっ…!!」
「ふふふ。また達したな。どうだ、気持ちよかろう」
708名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:34:56 ID:TBJIcoBp
「い、いいっ…!!私、私は、騎士なのに…!!聖域を守る戦士
、聖女ジャンヌなのに!!気持ちいいなんて……!!」
「魔王に抱かれてよがり狂う貴様は聖女とは言えまい。今の貴様は
男を欲しがるただの雌豚よ」
「言わないでっ…!!達したく、達したくなどないのに!!私の
身体が、子宮が…!!勝手に欲してしまうの…!!」
「勝手にではあるまい。この胸はどうだ」

元々ジャンヌは豊満な胸の持ち主であったが、ハ・デスが手をかけ
た時乳房は更に膨らんでいた。乳首はガチガチに固まって、軽く
つねられただけで軽く達してしまうと言う有様である。

「ひぃっ…!!つ、つねらないで!!つねっちゃダメ…!!」
「ふふふふ。ならば揉んでみようか」
「揉んじゃ、揉んじゃダメあああああああーー!!」

どぴゅぴゅぴゅぴゅっ!!
乳首の先から白い液体が勢い良く放出される。
これも薬の作用によるものであるが、それはジャンヌに、快楽だけ
ではなく一種のショックを与えるものであった。

「ああああ……。お、おっぱひ出てる…赤ちゃんも出来てないのに、
わたひ…わたひ………」
「これでも聖女だの騎士だのと言えるか。貴様は女だ。それ以外の
何者でもない。後は余との間に子さえ出来れば、全ては整う!!」
「オンナ……わたし、女……?ああ………」

ジャンヌはこの時身体の中から何かが失われていくような感覚を
覚えた。それが聖女としての自分、戦士である自分であることは
なんとなく分かった。そして自分は、女に作り変えられるのだと
いうことも悟った。

「これからは余が貴様に、女の幸せを教えてやろう。天界では
貴様が手に入れることの出来なかったものを授けてくれる!!」
「おっ、おっ、おおおおおーーーーっっ!!!???」

その時激しい波がジャンヌを襲う。それ以前にも増して強く突き
上げられ、身体ががくがくと振動する。息も絶え絶えのまま
子宮に熱い精液を注ぎ込まれると倒れこむようにハ・デスの胸元
へと包み込まれ、ぽつりと呟いた。

「女の、幸せ………」

聖女ジャンヌが聖女でなくなった瞬間であった。
以降ジャンヌはハ・デスの事実上の妻として抱かれ、子を産み、
育てた。
とは言え機会があれば出陣もした。
闇フィールドで天使族の力は下がるとは言えジャンヌの武力は
並の武将を上回るものであり、使わないのは勿体無い。
しかしそれは戦士としてではなくハ・デスの女として戦いだった。

戦果を上げれば、ハ・デスはその分だけ激しく愛してくれる。
それが嬉しくて戦場に立っていたのだ。
ーーーーー

(…そう、あの小娘が来るまでは!!)

ジャンヌとしては納得がいかない。遠征して敵を叩き潰したのに
愛する主人はあろうことか自分ではなく敵を抱いているのだ。
ピケルが来てからずっと、ジャンヌは寝室に呼ばれたことはない。
709名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:35:46 ID:TBJIcoBp
ジャンヌの中ではピケルに対する激しい嫉妬と憎悪が渦巻いていた。

(あああ、もう、もう我慢出来ないっ!!)

堪え切れなくなったジャンヌは、ハ・デスに向かって叫んだ。

「わ、我が君…!!お願いです、お願いですっ!!」
「どうした。貴様は一晩そこに縛り付けられる罰を賜ったのだ。
おとなしくしているがいい」
「でもっ……でもっ…!」

ジャンヌは涙で顔をぐしょぐしょにしながら抗議する。

「私はっ、勝ったのに!その小娘を捕まえたのに!!我が君は私に
何も言って下さらない!!愛してくださらない!!それは、それは
あんまりではありませんかっ!!女の幸せをくれると言って下さっ
たのにっ!!私、私より、そんな小娘なんかを……!!」
「側室を置くのは魔王として当然だろう。正室とは言えそれを
妨げる権利は無い」
「でも、でも…!い、一週間も二週間も相手にされなくて、私は、
私は限界なんです…!!我が君の愛が欲しいのに…!!」

とぼけた口調で平静を装っているがハ・デスはジャンヌの胸の内を
知っていた。知っていてとぼけている。
この性格の悪い魔王にとって正室とした女性でさえ玩具であった。
かつては何よりも誇り高かった天界の勇者が必死で悪魔の身体を
求める姿を見るのはとても楽しい遊びなのである。
なのでこれだけ泣きつかれても知らぬ素振りでピケルにキスをし、
乳首をいじくって、小さな身体を弄ぶ。

「やぁ…あんっ…そこは…」
「良いのだろう?ここが」
「いい…ですぅ…」
(〜〜〜〜〜〜!!)

ジャンヌは『闇の呪縛』で宙に浮くように拘束されているが、その
真下には愛液が水溜りのようになっていた。
下着で吸収しきれなくなった愛液から落下した雫もあるが、スカー
トへと染み込んでそれでも吸収しきれなくなりスカートの裾から
落ちた雫もある。
ここまで欲しているにも関わらず、愛する人は他の女に夢中で、
更に自分自身で慰めることすら許されない状況。
最早欲求と嫉妬でジャンヌは気が狂いそうだった。

(もう…だめ……私、私じゃなくなる……)

発狂するんじゃないかと思われた瞬間、ジャンヌを拘束していた
鎖がしゅるしゅると解かれ、ジャンヌの身体は床に落下した。

「あっ…?」

見上げるとすぐそこに、愛する男が仁王立ちしていた。

「わ、我が君…」
「貴様がそこまで言うのならば今夜は抱いてやろうか」
「!!!!」

そこからジャンヌがどういう経緯で一連の動作を行ったのかは
覚えていない。とにかく数秒と経たぬうちに煩わしい鎧、スカート、
下着全てを脱ぎ捨てて、押し倒すようにハ・デスの肉棒を頂いてよがり狂っていた。
710名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:36:21 ID:TBJIcoBp
「あっ!!あっ、ああああっ、あああああああっっ!!あんっ、
あんっ、あんっっっっ!!!」

もう何度イッたかすら分からない。とにかく秘所も唇も胸も腰も
うなじも全部、自分が感じられるところは全て感じさせて貰う。
しかし全然足りない。幾らヤっても満足出来ない。
だったらヤるしかない。満足出来るまで何度でも、何度でもヤる。

(ああああああ、し、幸せ!!!!私、最高…!!!あ、ああ、
ああああああああ!!!)

その顔には、凛々しかったかつての面影は見られない。
まさに男性の男根を貪ること以外のことは考えられない豚と言う
表現が適切過ぎる姿だった。
しかしジャンヌにとってはそれでこそ本望と言うものだった。
『天空の聖域』では絶対に手に入らなかった幸せを、こうして
手に入れることが出来たのだから。

「…」
「む?」

ジャンヌにばかり気を取られていてハ・デスは気がつかなかったが、
先ほどからピケルがじっと見ている。
この時ピケルもまた、ジャンヌに対して嫉妬のような感覚を覚えて
しまっていた。

(この二週間、私が気持ちいいことをされていたのに。何故こんな
年増が私の席を…)

この時既に彼女の中でも魔法使い族の国の再興はどうでもよくなっ
ていた。第一、物理的に不可能と悟っていることでもあるし、未練
は無くなっていた。ならハ・デスに教え込まされたことを、もっと
したい。少なくともこんなオバサンに取られるのは絶対嫌だった。

「あの、私も…」
「ほう。貴様は余とは敵同士と言っていたが、余を求めるのか?」
「もう、あれはいいです…。ハ・デス……様と、一緒がいいです…」
「よかろう。面倒を見てやろう」
「い、いけません我が君!あのような小娘に!!」
「…オバサンはうるさいです」
「小娘ええええええ!!」
「ふふふふふ。二人まとめて可愛がってやる。喧嘩をする者は抱い
てやらんぞーー!!」

その次の日、ゴーズとカイエンが出仕すると主君の姿は無かった。
腰痛で政務が執れないから代わりにやっておいてくれと言う伝言
だけが残っていたと言う。
ーーーーー

こうしてピケルは王女からハ・デスの妾へと身を窶し、先輩と言え
るジャンヌと共に一生囲われて過ごした。
しかしピケルは己を不幸とは思っていなかった。
正確には思えない程に頭をおかしくされたと言う方が正確だが、
本人が気づかぬのでは関係の無いことである。

散り散りになった光魔法国の元構成員も少しずつ見つけ出されては
殺されていき、二度と国旗が世にはためくことはなかった。


〜fin〜
711名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 04:39:16 ID:TBJIcoBp
後書きのよーなもの

ピケクラいっぺんに書くのはしんどいんで今回は
ピケルだけにして、クランは名前だけ出してスルーしました。
まぁ機会があればそっちサイドも書きたいなと。では
712名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 06:57:13 ID:8QrPlhYR
ハ・デス様頑張りすぎ。腰痛で爆笑した
713名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 10:53:27 ID:61JMR5XV
>>711
GJ!!
さすがハ・デス様ですな。

二番煎じだけど、後日投下予定の>>525のブラマジの続きにピケルとクランが登場します。
エロの対象ではありませんが・・・
714名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 12:29:54 ID:Z7PzZ9tt
ジャンヌはえろくて好きだW
715名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 14:07:29 ID:UkwT/C7n
HokanKO
716名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 15:08:14 ID:QyWwWkec
しつこくてキモイ
717名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 18:26:26 ID:Bs7BxbL3
今5D's見たが・・・

やばいぞ、アキ可愛いよアキ
718名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 18:34:10 ID:KXUX6X3e
しかし、今回の話からだと遊星とアキがくっつくのはまだまだ先な気がしてならない

というか、スターダストドラゴンがCG使いまくりで気合い入り過ぎだぜ
719名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 18:37:36 ID:9Kmeww6z
見逃したあばばばばbbbbbb
720名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 19:40:11 ID:61JMR5XV
アキ(遊星がはじめて、“アキ” って呼んでくれた・・・)


誰か遊アキのSSを…
721名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 19:50:37 ID:dm+XRxol
>>718
黒薔薇は相変わらず召喚カット使いまわしなのにな
722名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 20:00:27 ID:2NYxRTcg
次回予告でシグナー達が集まってたが、そこでアキがちょっとでも頬染めるとかデレるとかしてくれんもんかねぇ………
723名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 21:11:40 ID:UkwT/C7n
保管庫
724名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 21:33:27 ID:VF6njWX8
保管庫厨いい加減自重しろ
ここまでしつこいと流石にうんざりするわ
725名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 22:43:00 ID:1LwqGUeM
>>724
言いだしっぺ乙
726名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 23:20:17 ID:sPI6wvgx
しかしアニメの遊戯王は子供向けとは思えないな
SMプレイや全裸で走り回っちゃう人とか…
727名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 23:20:29 ID:BfjOtMP0
保管庫の人じゃなくて、662だけどリアルで忙しくてしばらく無理かもしれない。
土曜日も祝日さえ休みじゃないなんて……○| ̄|_
遊星さんみたいに3日寝なくても平気とかだったらいいのになぁ、地味にほしいスキルだw
728名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 23:27:27 ID:15BNddOJ
>>727
多分三日徹夜すればシグナーになれると思うぜ!
ただしダークのほうだけど
729名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 00:02:21 ID:AI4jBEk8
>>711
遅れたけどGJ! 軽い気持ちでしたリクエストがこんなにも素晴らしくなって返ってくるとは!

……最近のカードでは黒翼の魔術師も可愛いですよ?
730名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 01:06:30 ID:XCAWuPwS
>>724
早く作れ
731名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 12:47:06 ID:Egsx+XC6
どうでもいいけど>>454の続きマダ-?
732名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 13:01:32 ID:bySU5gXh
どこか忘れたけどデュナミスヴァルキリアの陵辱SSがあった
733名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 14:24:34 ID:6VGfYj3e
保管庫
734名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 21:45:31 ID:WOkhm1+W
>>711
GJ!クラン物楽しみに待ってます!
個人的にマジシャン・ヴァルキュリアもリクしたいのだけど・・・・・。
735名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 23:10:31 ID:kPHIWT1C
リクは書き手が要求してきたとき以外は自分からしない方がいいと思うが
736名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 01:15:24 ID:SDwhwek2
あまり期待はされていないとは思いますが、
今から約13時間後以降に>>525のブラマジの続きを投下予定です。
737名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 01:29:12 ID:h7phC4QI
そういう時は自分で書くのが一番…ではないけどやってみるとそれなりに何とかなるぞ?
少なくとも俺にとっては絵を描くよかよっぽど簡単だわ。疲れるけど
738名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 10:47:58 ID:Q85Vo814
ジャンヌがオバサンだったら霊使いもまた熟女?
時の流れというのは残酷だ
739名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 16:29:19 ID:SDwhwek2
予告しました>>525のブラマジの続きを投下します。

注意点
今回はまだエロがありません。
どうでもいいような部分が多いですが、物語の関係上必要なのでご了承ください。
740ブラックマジシャンの受難 その2:2009/01/16(金) 16:30:39 ID:SDwhwek2
ブラックマジシャンは魔術師隊に配属されることになった。
朝礼終了後、フリード将軍に連れられ、マハードは魔術師隊のオフィスに向かう。
「緊張しているかね?」
「いいえ、こういったことには慣れています。ところで、将軍。」
「なんだね?」
「あの館を招待した理由は?」
その質問にフリード将軍は笑みを浮かべる。
「楽しい時間は過ごせたかね?」
「どういう意味です?」
「そのままの意味だがな」
「ええ、楽しめましたよ。彼女達はいつもあのようなことをしているのですか?」
マハードは毒づくように質問する。
「マハード、君にはいろいろと期待しているのだよ。だから、あの館を紹介したのだ。」
「本当にそれだけですか?」
「それじゃ、他にどんな理由があるというのだね?」
マハードは様々な理由を考えてみるものの、いずれも主観的な答えしか出てこなかった。
「まあ、深く考えるな。お前にはお前の役目がある。それを忘れるな。」
フリード将軍の言葉が発せられた後、魔術師隊のオフィスに到着する。
ノックをして、フリード将軍はオフィスに入り、マハードも続いて入る。
オフィスには5人の魔法使いがそれぞれの仕事をしていた。
「みんな、一旦、作業を中断してくれ。」
その言葉に全員がフリード将軍に対して敬礼をする。
「朝礼でも紹介したが、彼が本日からここに配属されるブラックマジシャンだ。」
マハードは一礼をする。
「…」
しかし、誰もまったくの無反応だった。
「カイクウ、私は部屋に戻るから、後は君に任せるぞ。」
「はい、わかりました…」
カイクウと呼ばれた修行僧のような男は少し緊張気味に返事をする。
「では失礼。」
フリード将軍はオフィスを後にする。
「ブラックマジシャン、こちらへ」
カイクウはブラックマジシャンを開いている机に案内する。
「ここがお主の席になる。」
「ありがとう…」
「そう硬くなるな。他の隊に比べたら、我々魔術師隊は気楽なものだぞ。はっはっはっ!」
カイクウは笑いながら説明する。
「カイクウ殿。新入りをあまりいじらないものだよ。それに我々はまだ彼に自己紹介をしていない。」
祈祷師のような男がカイクウを軽く注意する。
「そうだったな、これは失礼。拙僧、魔術師隊隊長、カイクウと申す。」
カイクウは左手だけの礼をする。
「私はジョウゲン。以後、お見知り置きを。」
祈祷師のような男も、カイクウと同じように礼をする。
すると、丸みを帯びた特徴的な帽子を被った女性が立ち上がり、
「私もご挨拶をさせて頂きます。私はドリアード。こちらの2人はピケルとクランです。さ、2人もご挨拶を。」
ドリアードは屈託のない笑顔をしながら、白い服の少女と黒い服の少女に挨拶を促す。
「白魔導士ピケルです…。よろしくです…」
ピケルと呼ばれた少女は少しおどおどしながら自己紹介する。
「黒魔導士クラン。まっ、よろしくっ」
クランと呼ばれた少女はピケルとは対照的に高圧的な態度で自己紹介をする。
5人全員の紹介が終了したので、今度はマハードが自己紹介をする。
「ブラックマジシャンです。よろしくお願いします。」
「よろしく。まあ、さっそくだが、まずは机とロッカーの整理をしてくれ。」
手始めにマハードは机の整理をすることとなる。
しかし、整理は思いの他時間がかかってしまったため、午前中は机の整理だけで終わってしまった。
決してマハードが鈍間ということではなく、むしろ皆が関心する程の手際の良さであった。
前の魔法使いの書類や必要のない私物などが大量にあったため、マハードといえども時間がかかってしまったのだ。
741ブラックマジシャンの受難 その2:2009/01/16(金) 16:32:47 ID:SDwhwek2
その日の午後、訓練として抜き打ちでの1vs1の模擬戦トーナメントが行われることとなった。
広場にはトーナメントを観ようと多くの団員が押し寄せた。
そして、口々に魔術師隊に配属されたブラックマジシャンの話題を口にしていた。
「あのブラックマジシャンという若造も所詮は弱い魔術師なんだろうな」
「役に立たない魔術師隊に配属されたんだ、たかが知れてるぜよ。」
ギャラリーはあることないことの話題で盛り上がっていた。
すると、片目に傷を負った戦士がマイクを持って中央に現れる。
「これより指名された者は前に出るように。」
戦士はポケットからメモ用紙を取り出し読み上げる。
「ギガサイバー」
「ダイ・グレファー」
「カラテマン」
「ミーネ」
「グスタフ」
「バスター・ブレイダー」
「ケイローン」
「カナン」
「マキュラ」
「ブラックマジシャン」
「又佐」
「SASUKE」
「ヤエ」
「テーヴァ」
「レイレイ」
「ゾンバイア。以上の16名は私の元に来るように。」
呼ばれた者は中央に移動する。
「ま、それなりにがんばれよ。ブラックマジシャン。」
「ああ…」
カイクウに期待されない言い方をされながら、マハードは広場の中央に向かう。

広場の様子を執務室の窓から剣の女王とフリード将軍は見ていた。
「ずいぶんとまた無茶な人選ですね。」
「そうか?」
「ええ。将軍の予想ではあの2人が決勝でぶつかると確信していますね。」
将軍は顎鬚を軽く触り微笑む。
「でなければ、あのような予言を信じると思うかね?」
「自分の目で見たものしか信じない。あなたは放浪時代からそうでしたね。」
「いやはや、性格とはなかなか直せないものだな。」
がははと将軍は笑いです。
「ところで、彼はどうだったね?」
「うふ。楽しめましたわ。」
「それはよかった。」

一方広場では組み合わせの抽選が行われていた。
マハードは抽選箱に手を入れて番号札を掴む。
「私は1番のようだ。」
トーナメント表を観ると、対戦相手はカラテマンであった。
しばらくして、全ての対戦の組み合わせが決定した。
それと同時に特設リングが手早く用意されていく。
742ブラックマジシャンの受難 その2:2009/01/16(金) 16:34:26 ID:SDwhwek2
広場は一気に熱気を帯びた歓声が響き渡る。
「それでは一回戦、カラテマンvsブラックマジシャンの試合を開始します。」
カラテマンとブラックマジシャンはバトル用の特設リングの両端に立つ。
「魔術師の落ちこぼれがっ!さっさと負けちまえよっ!」
「魔法使いなっていらねぇんだよ!」
ブラックマジシャンに対しての野次があちこちから向けられる。
「まあ、気にするなよ。どうせ、訓練という名の遊びなんだからさ。」
「そうだな。」
カイクウの励ましにもならない言葉に苦笑しながら答えるマハード。
カラテマンとマハードは2mの間合いで立ち、開始の合図を待つ。
マイクを持った片目の戦士がゴングを鳴らす。
「試合開始!」
その言葉と同時にマハードとカラテマンはそれぞれの構えをする。
「お主に恨みはないが〜、これも勝負の世界〜、我が拳で〜、敗北〜するが〜よい〜!とぅっ!!」
カラテマンは勢いのある跳躍でマハードに迫る。
「いざっ!!」
それに合わせてマハードも跳躍し、カラテマンに迫る。
「ナニッ!!」
マハードの魔法使いとは思えない行動にギャラリーは一斉に同じ言葉を発して目を見開きながら驚く。
「馬鹿な!?魔法使いが自ら格闘の間合いに入るだと!?何を考えているんだ…?」
ブラックマジシャンとカラテマンが太陽の光を遮った瞬間に2人は完全にゼロ距離になる。
その様子にギャラリーは完全に言葉が出ず、ただ固唾を呑んでその様子を見守っていた。
すると、ブラックマジシャンとカラテマンが立ち位置を入れ替えたかの如く、リングに下りてくる。
「お主…、ただの魔法使いではないな…」
「…」
「我が技もまだまだ修行が足りぬということか…」
そう言うとカラテマンは片膝をついてしまう。
その様子を見た片目の戦士は、
「第一回戦勝者はブラックマジシャン!!」
片目の戦士の言葉に広場には大きな歓声があがる。
マハードはその歓声を気にもせずリングを下りる。
そして、リングを下りたマハードにカイクウが声をかける。
「お主なかなかやるではないか!」
「それ程でもないです。」
「いや、まさか格闘家相手に自ら接近戦を挑むとは…。その度胸には恐れいったよ…」
「状況に応じて、戦術を立てているだけですよ。」
743ブラックマジシャンの受難 その2:2009/01/16(金) 16:36:09 ID:SDwhwek2
それからというもの、マハードは2回戦、3回戦を勝ち、決勝戦に駒を進めた。
彼の戦いにギャラリーは魅了されていく。
当初のブラックマジシャンは大穴ということもあってか非常に倍率が高かったが、
新参者であり、魔術師隊のブラックマジシャンに賭けるものは誰もいなかった。
そのため、彼が決勝にまで残ったことにより大負けする者が続出してしまうという事態になった。
「くそう…。なんなんだあのブラックマジシャンて野郎はよ…、おかげで大損じゃねぇかよ…」
「今週の生活費があああああ…!」
広場には賭けに負けた者の悲鳴がこだましていた。すると、
「さあさあ負けた者でもまだチャンスはあるぞ!決勝戦、ブラックマジシャンvsバスター・ブレイダー!どっちに賭ける?」
賭博屋の言葉で一斉に負けたギャラリーは一斉に詰め掛ける。
「ブラックマジシャンだ!」
「いやいやバスター・ブレイダーに賭けるぞ!!」
賭けはほぼ半々になった。

満を持して、遂に決勝戦の幕が開く。
「これより決勝戦を開始します。ブラックマジシャン、バスター・ブレイダーの両名はリングへ!」
2人はリング中央に進んでいく。
「お前のような強者と戦えるとはな。」
バスター・ブレイダーは中央につくとマハードに対してうれしそうに話す。
「それはお互い様とうことだな。」
マハードもうれしそうに話す。
「なら、遠慮はいらんな。本気で戦わせてもらおう。」
2人はそれぞれの構えをする。
「決勝戦!試合開始!」
試合開始のゴングと同時にマハードは仕掛ける。
「魔導覇っ!」
黒い炎の弾丸がバスター・ブレイダーに向かって飛んでいく。
「甘いっ!」
バスター・ブレイダーは軽やかに交わして反撃に移る。
「はああああっ!!」
バスター・ブレイダーの大剣がマハードに向かって振り下ろされる。
しかし、大剣が切ったのはマハードではなく、"?"の文字が付いた黒い帽子であった。
「やるな…」
いつの間にかマハードはバスター・ブレイダーの背後に回っていた。
しかし、バスター・ブレイダーもすぐに背後への回転切りを繰り出す。
「くっ…」
思わぬ攻撃をマハードは紙一重で回避する。
激しい戦いに広場に集まったギャラリーは完全に声が出なかった。
時には剣と杖がぶつかり、それぞれの技が華麗に放たれる。
その様子は一種の芸術作品のような光景であった。
しかし、一瞬の隙を許したマハードは体勢を崩す。
「しまった!」
バスター・ブレイダーはその隙を逃さずに渾身の一撃をマハードに繰り出す。
「……」
その瞬間、広場は静寂に包まれる。
744ブラックマジシャンの受難 その2:2009/01/16(金) 16:38:29 ID:SDwhwek2
「…」
「…」
マハードの肩にバスター・ブレイダーの大剣がほんの数センチ上で静止していた。
2人は無言の状態にあった。
「なぜ…、止めた…?」
「そなたがナイフを止めたからだ…」
バスター・ブレイダーの言葉に審判である片目の戦士は我が目を疑った。
バスター・ブレイダーのすぐ頭上に数え切れない程のナイフが静止していたのである。
「そこまで!!この勝負は引き分けとし、両名の同時優勝とする!!」
彼の言葉に会場は一気に大きな歓声に包まれる。
2人はそれぞれ武器を納める。
「よい戦いであった。ブラックマジシャン、また手合わせする時を楽しみにしているぞ。」
「私もその時を楽しみにしている、バスター・ブレイダー。」
2人はリングを降りる。
周りからは2人を賞賛する声が響き渡り、ブラックマジシャンに対する自警団員の評価が大きく変わった瞬間でもあった。

そして、これがブラックマジシャンとバスター・ブレイダーの運命の出会いであった。

模擬戦後、マハードは執務室に呼び出される。
「どうだったね?」
「どうもこうもありませんよ…。将軍の意思が反映されているようにしか思えません。」
マハードはがっくりな様子で返事をする。
「まあそう言うな。いい経験ができただろ。」
「ええ。」
「うむ、これからもよろしく頼むよ、マハード。」

それから今日の自警団の魔術師隊の業務は一通り終了し、帰り支度をしている中、
「ねぇねぇ、ブラックマジシャンさんてすごく強いんですね〜!」
ピケルはまだ興奮が冷めていない様子ではしゃいでいた。
「まぁ、魔法使いならあれくらいできて当然よね。」
クランは腕組みをしながら少し照れくさそうな様子でピケルに言う。
「うむ。あのような強き魔術師はなかなかいないぞ。」
ジョウゲンは私物の巻物で知っている魔法使いと比較をしていた。
「あのバスター・ブレイダーと互角に戦える奴はそうそういない。拙僧の眼力ではまだまだ彼は強くなるだろう。」
カイクウは書類を整理整頓しながら話す。
「ドリアード、君の意見は?」
「…」
カイクウはドリアードに意見を聞こうとするが、彼女はまったく反応がなかった。
745ブラックマジシャンの受難 その2:2009/01/16(金) 16:40:09 ID:SDwhwek2
「ドリアード?どうした?」
「えっ?あっ…、何でしょうか?」
「あ、いや、君は彼のことをどう思うか意見を聞きたくてな。」
主旨を理解いたドリアードは目を瞑って考えた後、
「申し分のない強さだと思います。」
「そうだな。彼ならうまくやっていけるだろう。」
それからすぐにマハードがオフィスに戻ってくる。
「おお、おつかれさん。」
「うむ。なかなかよい試合であったぞ。」
「ブラックマジシャンさんかっこよかったです〜!」
「ま、新米にしてはなかなかやるじゃない。」
カイクウ、ジョウゲン、ピケル、クランの4人はマハードに近づきほめ言葉を言う。
「ちょっと…、あんまり詰め寄られても…」
少しおののくマハードはこちらを睨み付けるドリアードに気づく。
「…」
(一体何なんだ?)
すると、ドリアードは鞄を持って、
「それでは私はお先に失礼します。」
そう言ってオフィスから退出する。
「おお、おつかれさん。」
マハードは横目でドリアードの後ろ姿を追っていた。
(なんなんだ?様子がまるで違ったぞ…)

それからマハードは同僚の質問攻めから解放された後、ロビーに着く。
「マハード!」
デーモン・テイマーが手を振りながらやってくる。
「今帰りか?」
「えぇ。あなたも?」
「ああ。」
「それじゃ一緒に帰りましょう。」
2人は一緒に自警団の敷地から出て行く。
「今日の試合すごかったわね。」
「その話か…」
「嫌そうな顔ね。」
「当たり前だ…。何回この話をすれば終わるんだよ…」
愚痴をこぼすマハード。おそらく、神官時代の彼からは考えれられないことであろう。
「そう。初日からたいへんだったわね。」
「まったくだ…」
「それでも、あのバスター・ブレイダーを相手に引き分けるのはなかなかできないことよ。」
「彼はそんなに強いのか?」
デーモンテイマーは得意気な様子で話しだす。
「単純な戦闘能力で考えたら、この自警団の中ではトップクラスの強さよ。」
「…」
「それに彼は“竜破壊の剣士”の異名を持っているわ。」
「竜破壊の剣士?」
「ドラゴンが相手だとさらに彼の戦闘力は高くなるわ。しかも、多ければ多いほど強くなると言われているからね。」
「なるほど、それで竜破壊の剣士か。」
「でも、あなたと彼の様子だと、いい関係を築けたようね。安心したわ。」
それから2人はまっすぐ剣の女王の館に帰るのであった。
そして、事件はそれから3日後に起きたのであった。
746名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 16:42:10 ID:SDwhwek2
エロが無く長々とすいません。以上で前半の投下を終了します。
次回のエロありの後半はまた後日投下したいと思います。
747名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 20:56:18 ID:HYJJ1yra
投下より保管庫
748名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 21:27:37 ID:+bKeAw3Y
そろそろ自重しような?
749名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 23:45:55 ID:WcefeMKY
>>747
偉そうな事言っておいて逃亡した>>635を追い込みたいのはわかるが
投下してくれた職人に対してそれは失礼だろ、少し考えろ
750名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 00:15:33 ID:2cocAs30
なにこの本末転倒な流れ
もう投下するのやめるわ
751名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 01:55:45 ID:VRRP6iiD
そんなことより
「ベッドの下とか見ちゃえ!」とか言って出てきたエロ本が
ロリータハード調教モノだったりしたらレイはどうするつもりだったんだろうな
752名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 02:01:46 ID:+aDAoAWd
結局は>>635って何だったんだ?

作り方が載ってるとこ無い?やり方がよく分からんから何とも言えんが、誰でも作れんなら俺がやるけど
753名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 02:12:08 ID:ud2NGtsj
>>751
縄と目隠しとムチの三点セット持ってくるだろJK
754名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 10:49:52 ID:oldyt2Yr
なんかずっと住民に成り済ました荒らしが紛れているな
保管庫作ったとたん荒らす気じゃないのか?
755名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 12:25:26 ID:ud2NGtsj
756名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 15:07:21 ID:+aDAoAWd
>>635さん乙です
保管庫作った後に荒らすつもりとかどういう解釈をすればその結論が出るんだw
757名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 18:17:04 ID:YjboBpu7
>>754
まるで自分が荒らしてるような口振りだな
758名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 02:37:15 ID:WLro/vUc
>>751
原作にそんなシーンあったっけ?
759名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 03:07:22 ID:q/c2ZHIx
レイって確か中学一年生だっけ
高校に中学生が編入するようなもんか
十代達が卒業した後のレイちゃんの身の安全が心配です
760名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 03:26:16 ID:tCmfzWj1
初登場時中学生?で後々編入してきたときはちゃんと普通に入学できる年になってたんじゃなかったっけ
761名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 03:49:32 ID:t/waNom8
こないだ再放送見てたけどカイザーが小学五年生って言ってたぞ
762名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 03:54:08 ID:wNkyrJgP
初登場時は小学五年生
その後ジェネックス準優勝の功績で中一にして高等部への編入が許可された
763名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 04:56:17 ID:hoqqt4LV
日本に飛び級なんて制度は無いから実際に中学を修了してないわけだしレイの最終学歴は小卒…?
アカデミアさえも高卒扱いになるのかすら怪しい
764名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 12:03:05 ID:pZ2N7Dvn
ここは異世界編のレイちゃんと鮎川先生がゾンビ達に陵辱されるSSを希望

もしかして既に作成されてる?
765名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 18:29:37 ID:l51oreNy
766名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 20:11:48 ID:Has3xCQ1
あらゆる娯楽の頂点がデュエルの世界だから
プロとして大成すれば最終学歴小卒でも・・・

ゲーム的に難しい気がしてきたんだぜ
767名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 20:22:08 ID:Ewq5zB6y
>>乙です。
768名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 20:24:13 ID:Ewq5zB6y
しまった、アンカーの番号付け忘れた。
769名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 04:19:55 ID:j7Bn6Gi8
>>766
デュエルアカデミアに飛び級入学して卒業という華々しい学歴になりそうな気も
770名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 20:47:03 ID:SW7EFKda
こちらのスレは、埋めましょうか。
771名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 20:54:26 ID:27fLbmRr
>>751
さっき元ネタ見たw
なぜ頬を染めたんだろう・・一体何を見たんだ・・・ゴクリ
772名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 16:36:14 ID:o0Sh97a7
VJのアキの表情が素晴らしい…
773670:2009/01/21(水) 22:18:28 ID:EU/Ao2ph
このスレは埋めてしまっていいのかな?
>>131氏の手法を拝借して、皆さんにアンケートというか質問です
TFブルー女子の宮田ゆま(次元斬 あうあうの子)で書こうと思っています
相手は

1.赤帽子の男
2.アニメキャラ
3.人外(モンスター)
4.名も無きモブにもっと光を!

シチュエーションは

A.リア充めっ……ラブと幸せに溢れるエロス
B.ここはひとつ、凌辱といこうじゃあないか。

例によって投下は遅くなりそうですが
よろしければ参考までに回答をお願いします
774名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 22:26:00 ID:O4YSHduj
そこは問答無用で1で
帽子のひとのそういうところも読みたいのでBで
775名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 22:48:36 ID:/TIRyQnI
スレ容量大丈夫だろうか?
776名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 22:56:38 ID:N52LdPRj
1のAかなあ
最終的に結ばれるならBもひゃっほいなんだが
777名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 23:22:19 ID:ldQ6HSKQ
>>775
もうじき500行くよ
778名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 23:43:22 ID:oPOtJJmF
結ばれるなら1のBかな
779名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 23:50:17 ID:wRYCM7PT
>>773
3-Bで、
マイエンジェルだと思っていたゼータ・レティキュラントの正体は…
的な。
780名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 23:52:26 ID:/TIRyQnI
1のA
781名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 01:04:28 ID:TV89ADLa
1Bかな
782名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 03:39:40 ID:+OwCCTiX
3aでDDアサイラントと異次元の女戦士の3P百合で
783名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 12:22:40 ID:JOExjWmn
1のAにしとこうかのう
784名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 18:34:51 ID:lrOuN+NR
当然1のA
785名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 19:00:14 ID:DwgH30wu
1のAで
変態プレイ多いと個人的に良い
786名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 23:38:09 ID:LLp/Lt4J
1のA多いな
だけど結ばれるなら1のBで
787名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 23:51:14 ID:7psg3u4j
またこの独占な流れか
788名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 01:17:04 ID:IryTFAoz
何か都合が悪いのか?
789名無しさん@ピンキー
                              _ -‐ヘ´   /
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                        /   `- _   ___!
                           /        ̄ _ |
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                         /        ___戈::;ハ
                     / _ -‐  ̄,.ィ //∠! ヘ、 、
                   / ̄  _, -'f:::j∨' {:j イj ヘ、、      ,. -─┐
                   /  _ ィ´ハ_||'''  rッ ''ノヘ.  \、 , '´    └‐、
                ,.r―- 、 ̄ ̄ _ノノ<;;;;;;;>丶、ィヘ;;;;>.j二 ̄r '´_,. -―┬──‐`
          /  _ -―ァ=ァ7フ´__ ト、  ̄ イ`ー‐<二 ̄ ̄ ̄ ̄
          /-‐ ヘ ,. ' ´    ,メ'r'´:::::: `ヽ.`二´ノヽ     |'彡
             ′    / ff::::::::   ::ハ \/ 入      ト!´
                   ,. '´ /|{::::::::::..........:::リ`j二!´ ̄!ヽ._ノト 、
             ,. '´  / 「|戈::::::::::::::::ノ-'1| |iヽ、r'`ヽ、  .|  ヽ‐--、
             {   /   .l フ` ー '´ 刀ノ | |レャゝ   ヾ、l`‐,、_/l  {
              j   ハ    ム'     //,r 、! !-、l.|    ,-'// |  ',
            f ./  \ /  ヽ.   // !、   ,} |    /「l ̄ ./ヽ 
             | ./     `   /` 、  \  \,/ l.|  /,、ヽ>'´   ヽ |
             |│        ,=、 fj  ̄ ‐\   /´ ̄\ゝ'        `、|
             |│       ノ   ,〉'     \/
              X     ∠__/