【ご主人様】メイドさんでSS Part6【お戯れを】
秀一郎さんかわゆす
薄気味悪いとか気にしてんだなw
何気に津田さんも萌えキャラだ
GJ!待ってました!
今回はちょびっと切なかったな…。すみれさん、どうする(なる?)のだろうか…。
しかし、津田さんも気になるが芝浦さんも気になるところ。前回登場したのを見る限り普通な感じはするけど、一体どんな人物なんだろう?また出て来ないかな?
それも含め、楽しみにしてます
333 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 00:33:24 ID:tdv6WL5q
今流行りのステレオタイプのメイドのイチャパラスレかと思いきや…!
すみれの閉塞して篭ったエロの雰囲気がたまらん!
美果のツンデレも楽しみだ!
このスレと職人はもっと評価されるべき。
>>209-219 「というわけで今日は『ぽろりじとめでなめくま』を実行する」
「ご、ご主人様……」
「なんだ菜々子」
「あの……今回ばかりは無理な感じがするのですが……日本語として成立していませんし
それにほら、他の皆さんもスルーしてますよ」
「なんど言ったらわかるんだ。俺は巨大企業のトップに立つ男だぞ?いかなる逆境にも打ち勝たねばならない」
「う……」
「諦めたらそこで試合ギブアップノックバックジンクスだ」
「はは……今日も飛ばしてますね」
「は?なんだか納得いかないが、まずは文章を区切るところから始めよう」
「う〜ん。単語っぽいところで区切ると『ぽろり/じとめ/で/なめく/ま』とかでしょうか……
まあ悪い意味でテキトーですけど」
「減点5だな。ご主人様チョップ!」
「いたっ!なにするんですか〜」
「全くセンスが感じられないな。これは『ぽろりじ/と/め/で/なめくま』だ!」
「……より一層意味がわからなくなってません?」
「ふふ、俺の解説を聞いてもまだそんな事が言えるかな?」
「え……(妙に自信がありそう……。そういえば私なぞと違い、ご主人様は英才教育を受けられているはず。
きっと日常では使わない単語や句法をたくさん知っておられるに違いないわ……)」
「どうした、神妙な顔をして」
「いえ……先程は失礼な発言、申し訳ごさいませんでした。解説お願いいたします」
「ふむ、良いだろう。まず『ぽろりじ』とは『ポロリ』と『理事』の合体語だということにする。
すなわち『すぐにポロリをしちゃう理事』、略して『ポロ理事』だ!」
「……(新単語を創作しだしたっ!しかも低俗!)」
「そして『なめくま』。これは『舐めろ、熊を!ゲーム』の略だ」
「…………ちなみにどんなゲームですか、それ?」
「熊を舐める」
「そのまますぎて逆に凄いっすね!」
「まとめると『ポロ理事と目で舐め熊』。訳は『すぐにポロリをする理事と一緒に目(←地名)で“舐めろ!熊をゲーム”をする』だな」
「私、今までこの単語を使う機会には巡りあわなかったのですが、今こそ使わせていただきます。
カオス!!なんですか『目(←地名)』って!?」
「いや、なんかもう目は地名にするしかねえやと思って」
「…………(しらーーーー)」
「……菜々子」
「……あ。は、はい、なんでしょうか?」
「今、馬鹿にしたんべ?」
「え」
「俺のこと、今馬鹿にしたんべな!?」
「なぜ群馬弁!?」
「くっそ〜、今に見てろな!菜々子!」
「な、何を…………」
ソレカラドウシタ
ザザーン
「ははは、潮風が気持ちいいな……」
「あのぅ、ご主人様、ここは……?」
「俺が20億で購入した名も無き無人島だ。そして俺はここを『目』と命名する!!」
「うわああああ!?金持ちの道楽にしては規模が大きい!!」
「そしてこちらがお前を通わせている学園の理事長だ」
「ふぉっふぉっふぉ。理事長の田中タカシじゃ。今日は舐め熊ゲームが出来ると聞いて飛んで来たわい。
運動しやすい格好ということでビキニを着てきたぞい(棒読み)」
「いくら掴まされたんですか理事長先生〜!!?」
「これで役者は揃った!」
「めちゃくちゃですよ〜……」
「あ…………」
「ん?ご主人様?」
「その……何だかあまり喜んでないようだな?」
「……え?」
「正直言うと、菜々子の前ではいいかっこがしたかっただけなんだ。どんな困難にも打ち勝つ俺の姿を……褒めて欲しくて……」
「そんな…………」
「だが、些か行き過ぎたようだな。すまない」
「あぁっ、ご主人様、メイドふぜいに頭をお下げにならないでください」
「菜々子?」
「私、嬉しいですから……ご主人様が私に認められるために頑張ってくれて」
「……」
「それに、このようなことをされなくても私はご主人様を尊敬いたしております。
孤児だった私を拾いあげメイドにしていただいて、学園にも通わせていただいて…………
なにより、こんな私を愛してくださって」
「菜々子っ」
「きゃっ、急に抱きしめないでくださぁい……」
「愛してる……これからも君のために、頼れる男になっていきたいと思う」
「ご、ご主人様……その、よろしければ、き、キス、」
ぶぉぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
「ひにゃ〜!な、なんですか!?」
「おお、舐め熊ゲーム開始のほら貝だ!」
「ほら貝で始まるんですか!?」
「ぐるるるるるっ!」
「く、くまっ、くまっ……」
「いくぞ菜々子!熊を舐めるんだ!」
「た〜し〜け〜て〜…………」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『終業式、最後は学園長先生のお話です』
『……え〜、今日みなさんに伝えたい事はただ一つ。
金欲に目を眩ませると、酷い目にあうぞと、具体的には四針縫うぐらいの怪我をするぞということです……』
「学園長ったら、なにいってんだろ?ねぇ菜々子?」
「そ、そうですね……あはは」
学園長は42回ポロリしたんだって!凄いね!
――――ご主人様の日記より
いや、反省しなくていいからもっと読みてぇwwwwww
ほ
338 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 17:10:04 ID:78CkXFzk
う
じ
茶
こ
ゆ
い
ぞ
「おいこの名もなきメイド、このほうじ茶濃いぞ」
「そこの名もなき坊ちゃま、気のせいです」
「本気で言ってるのか? ほら、こっち来て飲んでみろ」
「嫌です」
「主人が飲めと言ってるのに聞けないというのか?」
「やだっ、何なさる気ですか!」
「ほら飲め、嫌だと言うなら主人が直々に」
「やらっ、らめぇ、こっちは口内炎持ちなんだ阿呆なこと抜かしてたらケツから手ェ入れて奥歯ガタガタ言わせっぞ!」
「……すみませんほうじ茶が濃いのでお湯を足してください」
348 :
小ネタ:2008/12/31(水) 03:52:57 ID:4FWTOxjg
小さな街の片隅にぽつんと建っている榊ヶ原孤児院。
ここで暮らしているすべての子供を足しても22人にしかならない。
この小さなコミュニティでは『サヨナラ部屋によばれた奴がいるらしい』
という噂が全員に行き渡るのに30分もかからなかった。
「サヨナラ部屋ってなあに?」
「ああ……お前は先月来たばかりだからしらないな」
庭の花壇に水をやっていたリーダー的存在の男子が小さな女の子の質問に答えた。
「正式名称は面会室……ここで住んでる奴の里親や奉公……というと微妙だけど……
まあ、住み込みで働ける仕事先が決まったとき、その先方と会う部屋なんだ」
男の子は息を弾ませ自分の事の用に喜んで言った。しかし女の子は質問を重ねる。
「……つまり、なんでサヨナラ?」
「ええと……まあ、呼ばれた奴はその新しい家族だか奉公先で暮らすことになるから、この“家”を出ていくわけでだな……」
「あ、じゃあ……本当にさ、さよなら……なんだ……」
目を潤ませる少女の頭を、屈んで視線を合わせ、少年が撫でる。
「……そいつとはサヨナラだけど、そいつは幸せになりに出ていくんだ……いい事なんだ」
「いい事?」
「そうとも、先生方も一生懸命俺達の行き先を探してくれてる……いつか俺達にも番が来る」
「……」
「その時は確かに悲しいかもしれない……でも、幸せになりにいくんだぞ?楽しみだろ?」
「楽しみ……かな?」
そうとも、と少年は立ち上がる。少女はしばらく考えて、言った。
「じゃあ……今日はお祝いだね?」
「ああっ」
『おい、出て来たぞ〜!』
叫び声に子供達の視線が玄関に集まる。
少年は出て来た仲間の顔を目を細めて確認する。
そして、ほっと胸を撫で下ろした。
「…………な?幸せそうだろ?」
「うん……そうだね」
少年は早くも送別会の段取りを頭の中で組み立てていた。
†
349 :
小ネタ:2008/12/31(水) 03:53:40 ID:4FWTOxjg
街の端っこの小さな孤児院で小さな送別会が行われた翌日。
見たことも無いようなスケールの大きいお屋敷の威圧感に少女はすくみ上がっていた。
「……で、ここがご主人様の部屋ね」
案内をしてくれている先輩メイドが木製のしっかりしたドアを指差して言った。
「くれぐれも粗相の無いようにね……って言っても優しい方だから緊張しなくて平気よ」
「は、はひっ!……えと……」
「奈津美って呼んで……じゃ頑張ってね、清水さん」
「あり、ありがと、ござました!!」
大丈夫?と苦笑いを浮かべながら先輩メイドが去っていく。
主の部屋の前に一人残され、彼女は心臓が飛び出すような思いだった。
榊ヶ原グループといえば様々な業界いくつもの会社を持つ、誰もがはっとするような企業である。
また、トップに君臨する榊ヶ原家頭首は慈愛に満ちた人間であることが世間で知られ、
榊ヶ原孤児院も彼の活動によって建てられ、経営されているものなのだ。
つまり、慣れないメイド服に“着られ”た少女が主の機嫌をそこねた場合、孤児院に悪影響が及ぶ恐れがある。
「(皆に迷惑だけはかけられない……よ、よしっ)」
孤児院に迎えに来たのはメイド長だったので少女は初めてご主人様と顔を合わせる事となる。
ファースト・インプレッションは重要だ、と孤児院の皆にもアドバイスされてきた。
彼女はガチガチと奥歯を打ち鳴らしながらも、なんとかドアにノックした。
「…………どうぞ」
中から返事が返る。
大丈夫、私なら出来る!
「し、しちゅれ、しゅまあっ!?」
バターン!
まさかの展開である。
凄まじい勢いでドアを開いた彼女は、そのまま部屋にヘッドスライングし……止まった。
「…………」
「…………」
部屋に沈黙が充満する。
「(ま、まだ、これから……)」
彼女は気を取り直しで立ち上がるとスカートのホコリを掃い、視線を主へと向けた。
「し、失礼しまし、た!私は、今日、から、こち、
こちらでお世話様になりまする、清水と、もうしまっ!」
「……もうしま?」
「…………」
新米メイドにご主人様の微妙な視線が突き刺さる。
終わった、彼女は絶望感にうちひしがれた。
350 :
小ネタ:2008/12/31(水) 03:54:19 ID:4FWTOxjg
「ふ、ふぇ……」
「は?」
「ふぇええええ……ごめん、なさぁい……」
「…………」
メイドはあろうことかご主人様の泣き出してしまった。
いきなり現れた知らない顔に泣かれた方は堪らない。
25歳という有り得ない若さでグループを引っ張る主は、しばらくしてやっと調子を取り戻した。
「ひぐっ……私はどうなってもいいので……孤児院だけは〜」
「なんだか知らんが、メイド!」
「は、はい!」
突然叫ばれ、彼女はなぜか背伸びをした。
「人間は失敗しても、それを糧に成長していくものだ!」
「はい!」
「……茶を淹れてこい」
「はい……え?」
彼女が聞き返すと、主は穏やかな笑顔で言った。
「緊張するのは仕方がないことだが……メイドならメイドらしく、お茶を淹れて失敗を挽回しろ」
「……ご主人様……かしこまりました」
静かに部屋を出る。もう緊張はしていなかった。
「……本当に、優しい人」
まだ会って一、二分。しかし彼女はすでに主に一生を捧げる決意をしてしまっていた。
「なんて……ステキな方なんだろう……」
これから始まるであろう厳しくも楽しい生活に胸を踊らせながら、彼女は玄関へと駆けていく。
「あれ、清水さん、どこ行くの」
「あ、奈津美さん。お茶を買いに行ってきます!」
「へ?」
奈津美は新入りの言葉に戸惑う。
「紅茶なら厨房に沢山……」
「はい!でも私、ほうじ茶しか入れたことがなくって……」
彼女は少し顔を俯かせて言う。
奈津美はそこになにか乙女の恥じらいのようなもの敏感に感じ取った。
「ご主人様にお茶で失敗を挽回しろ……って言われて、それで今日は自分の得意分野で勝負したいんです……
もしかしてほうじ茶もあったりします?」
「あ、いや、無いかな?買ってきなよ、清水さん」
「解りました。では、5分で戻ります!」
彼女はぺこりと頭を下げて走り出したが一度ふり返って言った。
「私も下の名前で呼んで下さい!菜々子って言います!」
では!と彼女は屋敷を飛び出した。
奈津美はしばらくそれを見守ってから、ぽつりと呟く。
「なんだか、面白い娘」
菜々子はきっかり5分で帰ってきたのだった。
………
……
…
351 :
小ネタ:2008/12/31(水) 03:57:04 ID:4FWTOxjg
「
>>337-344で思い出したが、あの時飲まされたほうじ茶はものっそい濃くてまずかったなあ?」
「……返す言葉もこざいません、ご主人様」
「あの話の流れだったら普通上手に淹れるだろうに」
「反省してます……」
「……まああれから数年たった訳だしお前も成長した。
ということでほうじ茶を淹れてくれたまえ!」
「畏まりました!では早速……」
「いかーーん!」
「ひえぇ!何ですか!?」
「まだ湯呑みが冷えているだろう?
お茶は少しでも熱い状態にした方が美味しいのだぞ!」
「まったく、微妙な知識だけはあるんですから」
「……お前、変わったな」
「では、湯呑みを一度熱湯で温めましてから……どうぞ、ご主人様」
「うむ」
ズズズズズ
「い、いかがでしょう」
「ふ〜む。ほうじ茶特有の香ばしい風味がたまらないな。あまり渋味がないのもいい」
「あ、ほうじ茶って葉を焙じた時に苦味成分が壊れちゃうので、渋味は少ないんですよ〜」
「17へぇ」
「……古い」
「今、古いとか言ったんべ?」
「い、いえ、別に」
「言ったんベな?」
「群馬弁は無駄に威圧感があるのでやめて下さい……」
「なんだい、なんだい!ちょっとお茶トリビアしってたぐらいでいい気になって!」
「は、はあ」
「じゃあお茶クイズで勝負だ!」
「何ですかその展開!ぶっとんでませんか!?」
ソレカラソレカラ
352 :
小ネタ:2008/12/31(水) 04:02:25 ID:4FWTOxjg
「やって来ましたお茶クイズ大会!司会は学園長だ!」
「ふぉっふぉっふぉっ、司会の田中タカシじゃ」
「学園長先生いい加減にしてください!四針縫った時点で懲りて下さい!」
「……勝った方が、なんでもいうことを一つ聞く……真剣勝負だ!」
「わ、わかりました……」
「ふぉふぉ!では第一問じゃ。DEATH N〇TE単行本で表紙の色が黒いのは何巻でしょう?」
「そして、お茶関係ないし!」
「はいはいはいはい!」
「ふぉっふぉっ、ではご主人様さんどうぞ!」
「二巻だ!」
「残念」
「くそぉおおおおお!!!!」
「そんな悔しがらなくても……」
「ふぉっふぉ、菜々子さんはどうですかな?」
「一巻でしょうか?あといちいちふぉっふぉ、って言うのやめて下さい」
「菜々子さん正解じゃ!」
「あ、やりました!」
「ふ、ふん、試合はこれからだ!」
「ふぉっふぉ、ではラスト問題じゃ」
「はやっ」
「いい加減にその場をやり過ごす事を何を濁すというでしょう?」
「あっはい、それならわかります!」
「しかし菜々子に解答権はない」
「え」
「ふっふ、これを見ろ」
「…………なんですかそれ」
「ゴールデンハンマーだっ!!」
「うわ、せこっ!いきなり新ルール持ち出して来てセコいです!」
「なんとでも言え!」
「では、ご主人様さんどうぞ!」
353 :
よいお年を:2008/12/31(水) 04:04:35 ID:4FWTOxjg
「信念を濁すっ!」
「…………」
「…………」
「……なんだ、正解か?」
「……大ハズレですご主人様……」
「ふぉ、優勝は菜々子さんですな」
「はい!学園長は帰って下さい!さよなら…………ふう」
「この俺が、負けただと……?」
「悔しがりすぎですよ」
「俺は……」
「?」
「……俺はこの試合に勝ったらこう言うつもりだった……一生、俺のためにお茶を淹れてくれ、と」
「あ……」
「不甲斐ないな……俺も……んぅ!?」
「んちゅ……ん、ふ……んむう……」
「む……ぷは、な、菜々子!?」
「へへ、私からキスしちゃいました……勝ったんですからいいですよね?」
「お前……」
「私は一生ご主人様にお仕えするって、あの初めて会った日に決めたんです。
ご主人様が嫌だと言っても……いいえ、嫌だと言われないようにガンバリますねっ」
「……あの日は、菜々子がこんなにしっかりするとは思わなかったなあ」
「私もあの日はご主人様がこんなにヘン……こ、個性的な方だとは思いませんでした」
「……来年もよろしく頼むぞ、菜々子」
「はい、畏まりましたご主人様!」
「ふぅ……一段落ついたら喉かわいたな。菜々子のほうじ茶でも飲むか。んくっんくっ」
「ああっ、それはクイズの前に入れて出しっぱなしだったやつ……」
「…………は、腹、が……」
「ご主人様のばか〜〜」
ほうじ茶はタンパク質を含むから腐敗がはやいぞ!気をつけてね!
あとクイズハンターは1993年放送終了のだから今20歳の人は当時5歳だね!
ゴールデンハンマーとか超古いね!
――――ご主人様の日記より
とりあえず、ちっとんべえGJだいな
……いやいや、なかなかGJでございます。
お茶請けにただいま炭火で炙らせた原嶋屋の焼きまんじゅうをどうぞ。
(りょうもう号に乗って帰ってきた地元出の執事より)
インスタントコーヒーしか作れない、どっかのスレのメイドよりは優れてる。
どっひこでんGJ
群馬弁ご主人様シリーズ面白い。GJ。
ところでそろそろ次スレの季節?
>>357 確かに容量やばいので新スレの時期でしょう
あとみなさんあけおめ
じゃあ新スレタイ募集しなきゃね。
一応前スレからの候補分を置いておく。
他にもあればぜひどうぞ。
【エプロン】【ドレス】
【ご主人様】【旦那様】
【奉仕】【敬愛】
【美しき】【一輪の花】
【女中でも】【OK】
【貴方のために】【尽くしたい】
【朝の支度から】【夜のご奉仕まで】
【優等生も】【ドジっ娘も】
【スカートを】【めくるな!】
【優しく】【厳しく】
【ご主人様】【お嬢様】
【ご主人様】【お茶ですよ】
【お帰りなさい】【ご主人様】
【これが私の】【ご主人様】
【朝ごはんを】【召し上がれ】
【ご主人様】【お茶をどうぞ】
> ……字数制限ってどのくらいだっけ
> 48バイトまで。
> メイドさんでSS Part7
> で20バイト、【】【】で8バイトだから、
> 残り20バイト。全角で10文字まで。
「ご主人様」より「旦那様」のほうが好きなので
そちらに一票
しかし400レスに満たないうちに容量リミットか
ペースはえ〜
俺もご主人様旦那様に一票
【ご主人様】メイドさんでSS Part7【旦那様】
これでいいの?反論ない?
364 :
【大凶】 :2009/01/01(木) 21:55:45 ID:PhW2OOap
ないぉ^−^
>>355 俺の書いたメイドさんのことを引き合いに出されてるような気がするが・・・、
とりあえず、大きなお世話だ、といっておく。
違ったらすまん。
>>367 ここでいうべきことではないと思うけど言っちゃう
超GJ!
埋まる前に落ちたりして
>>367 面白かった。GJだね。
なんだか変わった語り口で楽しめたよ。
もしまだこのスレを見てるんだったら、このスレのためにメイドSSを書いてほしい。
どう?
>>371 ちゃんと次スレたってるんだし、普通に落ちても問題ない。
つーか、もうそろそろ埋めようぜ。
『屋敷の桜』
「ひあ……っ」
希美は急に背後から伸びてきた腕に悲鳴を上げた。
形のいい胸をメイド服の上から鷲掴みにされている。慌てて振り向き、
「や、やめて下さい、由伸様」
腕の主は希美の主人だった。正確には希美の雇い主は由伸の父であり羽山家現当主の
羽山悟なのだが、希美は由伸の専属メイドなので主人というのも間違いではない。
「やだ。こんな気持ちいいこと、やめられるわけないよ」
「気持ちいいって、私はいやですっ」
「ちょっとしたスキンシップだよ」
「せ、セクハラじゃないですかぁ……」
むにむにと揉まれる感触に震えながら、希美は身をよじった。
「いい加減に……」
「希美」
耳元で名前を呼ばれて希美は反射的に身を強張らせた。命令か何かを言いつけられる
ときに身を正す癖がついているためだ。
「ベッド行こうか」
「え? ……きゃあ!」
急に後ろに倒されたかと思うと、希美の体は由伸の両腕に横抱きにされていた。
お姫様だっこだ。
意外とたくましい腕だ、と思う間も続かず、希美はベッドに運ばれ、押し倒された。
「や、あの」
「ごめんね、希美。でもこうでもしないと、君はぼくを受け入れてくれないと思って」
「う、受け入れるって」
由伸は言った。
「前にも言ったよ。ぼくの恋人になってほしいって」
希美は口をぱくぱくさせたが、やがて目を逸らした。
「私は使用人です。恋人なんて……」
「君はいつもそう言って逃げる。そんな下らない理由で」
「く、下らなくはありません! 由伸様はもっとご自分のお立場を自覚なさるべきです」
「下らないよ。君がぼくを受け入れたくないのなら、そんな理由は言うべきじゃないんだ」
由伸の顔から笑みが消えた。
真剣な表情に希美は息を呑む。
「……で、では、どうお答えすればよいのですか?」
「決まってる。はっきり拒絶の言葉を口にすればいいのさ。『あなたが嫌いです。あなたの
ことなんてこれっぽっちも好きではありません』って」
「……」
希美は口をつぐんだ。
「君がはっきり言ってくれたらぼくはもう諦める。だから、教えてくれないか? 本当の
君の気持ちを」
主人のまっすぐな目に心がぶれそうになる。
希美は躊躇い気味に口を開き、
「……由伸様のことは、その……お慕いしています」
「様付けは無し」
「え?」
「ここにいるのは、高校時代のクラスメイトだった羽山由伸と片桐希美、その二人だ。
だから、様は無し」
「……」
希美は迷いから目を泳がせた。
しかししばらくすると意を決して、まっすぐ由伸の顔を見返して言った。
「好きだよ、由伸くん──」
「……!」
それを聞いた由伸は、驚いたように目を見開いた。
「どうしたの?」
「……いや、嬉しくて」
「言わせたのは由伸くんじゃない」
「そうなんだけど、……ああどうしよう、すっごく嬉しい」
泣きそうな表情で呟く由伸を見て、希美はおかしくなった。
(泣き顔と笑顔って、似てるんだ)
そんなどうでもいいことを考えてしまう。
彼の顔は泣きそうなくらいに嬉しげである。
その様子を見ていると希美まで嬉しくなってくる。
「希美……」
由伸は希美の名を呟きながら、彼女を抱き締めた。
希美も由伸の背中に腕を回す。
「由伸くん……」
やがて二人は、どちらからともなく唇を重ねた。
初めてのキスは温かく、少しだけぎこちなかった。
ブラウスのボタンが一つ一つ外されていく。
希美は顔を真っ赤にしながら呻いた。
「は、恥ずかしいです」
「あれ、敬語に戻ってるよ」
希美ははっと気付くと、ばつの悪い顔で由伸を見上げた。
「ごめん……癖になっちゃってるみたい」
「いいよ。希美の言いやすい方で」
希美は少しだけ思案して、
「あのね」
「うん」
「私、メイドってそんなに嫌いじゃないの」
「うん」
「だからね、由伸くんがご主人様でも私は……そっちの方が、いい」
「……うん」
由伸はにっこりと笑う。
「希美はぼくの、ぼくだけのメイドだ。ぼくだけが君を好きにできるんだ」
「由伸……様」
希美は言葉遣いを正した。
「今から君の全てを貰うから。いいね」
「……はい」
ここからは元の、主人とメイドの関係になる。
いや、元はクラスメイトだったわけで、元通りというのは変かもしれない。どっちでも
構わないと由伸は言うだろうが。
ブラジャーを外されて、胸が露わになる。
反射的に隠そうとしたが、腕を掴まれ阻まれた。
「綺麗な胸だよ」
「やぁ……」
由伸の唇が先端に触れる。軽いキスから舌先の愛撫に変わり、希美は体を震わせた。
もにゅもにゅと二つの乳房を揉まれながら、先の方は唇と舌で丁寧に弄られる。
服の上から触られるのとはまったく違う刺激に、希美は酩酊しそうになる。
「由伸……様ァ……」
「かわいいよ、希美」
「やぁ……」
「もっと、声を聞かせて」
胸を揉まれる度に奥から熱がこみ上がってくる。
染み込みそうな程に乳首が唾液で濡れている。
自分の荒い息遣いが耳元に響くのを感じながら、希美は由伸をぼんやりと見上げた。
「わ、私」
「ん?」
「変になっちゃいます……」
由伸は小さく笑い、
「いいよ。変になっても」
「でも」
「変になっちゃう希美もかわいいよ」
耳元でそんなことを囁きながら、由伸は右手をスカートの中に滑り込ませた。
「んっ」
希美は反射的に股を閉じようとしたが、由伸の右手はそれを許さない。
ショーツ越しに指の先端が秘部を捉えて、
「もう出来上がってる?」
「ふえ?」
「濡れてるよ」
「そ、そんな!」
「……脱がすよ」
希美は息を呑む。
十秒の間の後小さく頷くと、由伸はもう我慢できないかのように一気に下着を取り去った。
「よ、由伸さまぁ……」
「力抜いて」
由伸が希美の両脚を開いて腰を落としてくる。希美は目を瞑り、壊れそうなくらい
暴れている心臓を抑えようと深呼吸を繰り返した。
呼吸をすれば体は自然と弛緩する。緊張は拭えない。でももうお互いに先に進むしか、
「うあ……」
互いの大事な部分が触れ合う感触に、希美は顔を歪めた。
「の、希美」
「だ、大丈夫、です。そのまま来て」
由伸は頷き、腰を一気に突き入れた。
びりびりと痛みが走る。痺れるような感覚に息が詰まった。
「く、うぅ……」
「だ、大丈夫?」
「……は、い」
由伸は一瞬怯むような表情を見せたが、一度唾を呑み込むと、覚悟を決めたように
動き始めた。
じくじくと響く痛み。希美は熱く痺れる感覚に顔を歪めた。
今下腹部はどうなっているのだろう。血が出たりしているのだろうか。角度的に
見えないのでわからない。見るのはちょっと怖いが。
それでもしばらくするとだんだん痛みに慣れてきた。
由伸は夢中で腰を振っている。
動きに合わせて伝わってくる男根の感触に、希美はたまらず喘いだ。
「あっ、ひあっ、だめです、ご主人様ぁ」
由伸はそれを見て嬉しげに笑う。
「気持ちいいの?」
「ち、違います。ただ、胸が、」
「胸?」
「繋がることができて、なんだか胸がいっぱいになって、私──」
希美は沸き上がる気持ちに翻弄されながら、目の前の愛しい主人を見つめる。
「──嬉しい。きっと、私嬉しいんです」
「──」
由伸は一瞬呆気にとられたように固まったが、やがてその顔を崩すと一気に動きを速めた。
「きゃっ……あの、よ、由伸さま?」
「ごめん。嬉しすぎて抑えが利かない」
「あ、やぁっ、そ、そんなに、あっ、激しくしないでぇ」
先程よりさらに速いピストン動作に、希美は腰が砕けそうになる。
しかし目の前の主人がとても気持ちよさそうにしているのを見ると、少しも苦では
なかった。
「希美……もう出そう」
「はい、出して……出してください、私の中にいっぱい……」
荒い息遣いと共に由伸の動きが小刻みになり、希美はそれを抑え込むように抱き締めた。
「うっ」
「んんっ」
一際強く突き抜かれて、希美は思わずのけ反った。膣内でぶるぶると男性器が震えるのを
感じ取り、希美は愛する主人が絶頂を迎えたのを知った。
「希美……」
深く息を吐き出すと、由伸は希美の頬に手を添えて、口付けを交わした。
「ん……由伸様……」
目を閉じてキスに応えながら、希美は幸せを噛み締めていた。
◇ ◇ ◇
「こんな感じになりましたが、どうですか?」
プリントアウトされた原稿を読みながら、ぼくは一つ頷いた。
「うん……よくできてる、桜」
「ありがとうございます」
無表情に年下のメイドは答える。
彼女の名前は玲瓏院桜(れいろういんさくら)。古い名家出身らしく、仰々しい苗字も
その名残りらしい。そんな彼女がどうしてメイドをやっているかというと、本人曰く
「おもしろそうだったから」というから世の中わからない。
ただ、メイドとしては実に優秀で、桜はうちに欠かせない存在になっている。彼女の
希望から未だ要職には就いてないものの、日常の雑事から情報・スケジュールの管理、
果ては屋敷の警護に至るまで、桜はあらゆる面で屋敷を支えている。まだ17歳というから
恐ろしい。
そんな桜にはちょっとした趣味がある。
それは文章を書くこと。
小説やエッセイを書くのが好きらしい。それを聞いてぼくは冗談混じりに「じゃあ
ぼくと希美の純愛小説を書いてよ」と言ったら、彼女はあっさり「わかりました。期限は
いつまででしょう」と聞き返してきた。
そして10日後、原稿用紙換算で380枚に及ぶ小説を渡してきたのだった。
「君は働き場所を間違えてると思うよ」
「それはどういう意味でしょうか」
「いや……ところでこれ、どこかに発表する気ない?」
「いえ、特に」
「サイトにアップしていい?」
「どうぞ」
平然と答える桜。
正直これだけの文量を温めておくのはもったいない気がした。
名前と一部の地名を変えれば問題ないだろう。
「んじゃ早速」
「何が早速ですか!」
後ろからおもいっきり殴られた。この鋭角的な感触は一人しかいない。
「何をするんだ希美。痛いじゃないか」
「それはこちらの台詞です。何をなさるおつもりですか!」
「桜の小説をサイトに上げようかと」
「ダメです! それに出てくるの私なんですよ?」
さては立ち聞きしていたな。悪いメイドさんだ。
「名前変えるから大丈夫大丈夫」
「それでも恥ずかしすぎます、いくらなんでも」
「んじゃベッドでもっと恥ずかしいことしようか」
「どういう流れからそうなるんですか!」
また鋭角的に殴り抜けられる。ああ、最近頭がよくふらつくのは威力上がってるからかな。
でも意識を途切れさせない辺りが希美のすごいところだ。
そのとき、視界の端に映るものに違和感を覚えた。
いつも無表情な桜が笑っているように見えたのだ。
思わず桜に目を向けるが、特に変わった様子はない。
そこにはいつもの無表情があるだけだ。
(気のせい、かな?)
それを気にする余裕はなかった。希美の手が原稿に伸びてきたので、咄嗟にそれを払う。
払うふりをしながら胸を鷲掴むと、再びテンプルに打撃音が響いた。
働き場所を間違えているのではないか、ですか?
いいえ、そんなこと一度も思ったことありません。ここは私にとっていい場所です。
──とても、おもしろい職場だと思いますよ。