立ててみましたが、何か変なトコロに半角入ってしまってますね…orz
今回から次スレ立てのお願いを加えてみましたが宜しかったのでしょうか?
一応、前スレでは自分が
>>970だったので立てさせていただきました
>>乙
とりあえず(目)が余計だ
でもGJなんだぜ
>>1さん
「触れたくて、行人」の加筆修正が完了しました
文章の校正と、足りなかったエロの補充です
また投げても良いんでしょうか?
ティッシュ用意してきます
>>11 保管乙です
>>9 スレ立ったばっかりだし、保守代わりに投下でも良いかもね
どっちにしろwktkして待ってるぜ
それでは、修正版を投下させて頂きます
触れたくて、行人
「全く、お姉さまったら急に夕飯にお魚が食べたいだなんて…」
釣竿を持ち、腰に魚籠(びく)を提げた紺袴の巫女服の少女が、ツインテイルを揺らしながら森の中を歩いていた。
昼間は掃除に洗濯と、押し付けられた仕事を終らせて、これから夕飯の準備の時間まで愛しの少年との逢瀬を謳歌せんと言う時になって――
『あやね、夕飯はお魚が食べたいわ…』
もぐもぐと、オヤツの饅頭を食べていた暴虐なる姉からの絶対命令が下ったのだった。
『え?だってお姉さま、昨日は夕飯にお肉が食べたいって言っていたじゃない。それに、私は今から行人様に会いに行こうと思って――』
づどむ――
藁人形に鋭利な五寸釘が深々と突き立てられるのと同時に、少女の口から「おぎぃやぁぁぁああぁぁっ!!」と、およそ少女らしからぬ断末魔が迸った。
『解ったわ。それじゃあ、今日の夕飯にはお魚も食べたくなったの…。ふふ…』
そう言い残し、悶絶する妹を一瞥した姉は家の奥へとオヤツの饅頭を持って消えていったのだった。
「はぁ…。本当は今頃、行人様と一緒に甘いひと時を過ごす筈だったのに…」
あやねはそう呟くと、再び大きな溜息を吐いた。
姉が所望した魚を食卓に奉じなければ、待っているのは先ほどの地獄の責め苦である。夕飯までに何としても釣果を上げなければ、発狂の一歩手前まで七転八倒させられる羽目になるのだ。
あやねも呪詛返しなどが使えればまちにこの様な目に遭わされず済むのだが、生憎とあやねはそこまで巫女として優秀ではない。
それどころか呪いの反動である逆凪(さかなぎ)すら平然と受け流す程に卓越した巫女の力を持っているまちからは、何かの暇潰しに新しい呪術の実験台にされる始末である。
「いつか、絶対に見返してやるんだから…!!」
そう息を巻いてみせるものの、長年虐げられてきた所為で骨身に刷り込まれた姉への服従根性がどんよりとあやねを消沈させてしまうのだった。
そのまま森の中をとぼとぼ歩いて、あやねが目的地の川へと辿りついた時であった。
「あれ?行人様?」
そう呟いたあやねの視線の先には同じく夕飯に魚を釣りに来ていたのだろう、傍らに魚籠を置いて釣り糸を垂らしている行人の姿があった。
「あれ?あやねも魚釣りに来たんだ?」
「えぇ、お姉さまがいきなり夕飯にお魚がどうしても食べたいって言うもんだから…」
「あはは、それでまちに頼まれて釣りに来たんだね」
本当は脅迫なのだと声高に叫びたかったのだが、勘の良い姉からの遠距離攻撃を警戒したあやねはそこはぐっ、と堪え、諦観の表情で肩を竦ませた。
と、
「あ………?」
「あら………?」
ぽつり、ぽつりと空から大粒の雫が降り始め、
「やばっ」
「げ」
と声を上げる頃には、雷鳴と一緒に叩き付ける様な激しい夕立が二人に降り掛かっていた。
「あやね、そこの木で雨宿りしよう…!!」
「うん、行人様…!!」
ぱしゃぱしゃと泥を跳ねらせながら、行人とあやねは近くの木まで走って行った。
「うわ〜。これは結構強いね」
参った、とばかりに行人が隣のあやねにそんな表情で笑い掛けてきた。その行人の仕草に、あやねの中でさっきまでの心の暗雲を晴らすような一条の光が差し込んできた。
(こ、これはひょっとして、行人様との二人きりのチャンスかもしれないわ。ううん、チャンスにしなきゃいけないわ…!!)
と、あやねが思ったのも束の間。
「あ、どうやら止んだみたいだね」
「ははははは…。そうね、行人様…」
鈍色の雲の隙間から指す陽光が、眩しく二人を照らしていたのだった。
「勢いは凄かったけど、単なる通り雨で良かったよ。あんまり降られると、濡れて帰らなくちゃならなかったかもしれないしね」
行人がホッとした溜息を吐いた。
今から魚を釣ろうと川原に入ったあやねだったが、一方の行人は帰り支度を始めようとしているところであった。
「あれ?行人様、もう帰っちゃうの?」
「うん、ボクはもう十分釣れたし」
そう言うと、行人はずしりと身の入っている魚籠を掲げた。
考えてみればさっき来たばかりのあやねとは違い、今まで釣りをしていた行人が魚を釣り上げているのは当然だろう。
行人と一緒に帰ろうにも、釣果ゼロの坊主ではまちの仕置きが待っている。
「あ…。行人様…」
「もうちょっと一緒に――」そう続いたあやねの言葉は、けたたましい地鳴りによって掻き消された。
「え?」
目を向けたあやねの先では、突如川上から濁った土色の激流が川原を飲み込みながら襲い掛かって来ていた。
「鉄砲水だっ!!あやね、危ないっ!!」
咄嗟に行人があやねの手を掴んだ。
その力強さに、思わずあやねの鼓動がどきりと高鳴った。
瞬間。
「きゃあっ!?」
「しまっ――」
岩で殴られた様な衝撃に、あやねの意識は途絶えた。
「――ね!!、……ゃね!!」
誰かの呼ぶ声に、あやねの意識が掬い上げられた。
「いくと…、さま…?」
「あやねっ!!良かった、無事だったんだねっ!?」
ぼんやりと映る視界には、心配そうに覗き込んでいる行人が居た。
「ここは、何処なの…?」
「さぁ?大分流されたから何処かは判らないけど、一応安全な所だと思う…」
見渡してみれば、二人は水の中ではなく、周囲が岩に囲まれている洞窟の様な場所にいた。
ふと辺りを照らす明かりを見てみれば、行人が熾したと思われる焚き火がパチパチと火の粉を撒きながら爆ぜていた。
「丁度川の角の外側を流されていたから、その儘岩の壁の隙間に掴まったんだ。そしてここは川に住んでた動物の巣だったみたいで、その巣の枝で火を熾したってワケ」
「もう大丈夫だと思うよ?」そう言って行人はあやねに微笑んだ。それで、あやねの緊張が解けた所為だろうか。
きゅるるる〜………。
「………」
「………」
控えめだが、しっかりと自己主張する音が二人の間に鳴り響いた。
「ち、違うの!!行人様!!これはその、そうじゃなくて…!!」
慌ててあやねが身を起こし、ぶんぶんと首を振って否定したが、行人はそんなあやねに微笑むと腰に提げていた魚籠(びく)を開け、そこから川魚を取り出した。
「良かった。お腹が減るって言うのは、ちゃんとあやねの体が元気な証拠だよ。もし酷い怪我とかしてたら、食べる事も出来ないからね」
安心した表情で行人は辺りから串に使えそうな枝を取り、ワタを取った魚を次々と火で炙り始めた。
「何だか濡れてて、気持ちが悪いわ…」
泥水で汚れた服に包まれたあやねが身を震わせた。この儘では体温も奪われて体調を崩すかもしれない。
そう思ったあやねは、しゅるっ、と袴の帯を解いた。
「あ、あやね?」
そんなあやねの行動に、行人が裏返った声を出した。
「な、何で脱いでるの?」
「だって、濡れた儘じゃ風邪引いちゃうもの」
確かに、この場所に来た行人も火を熾した後は最初に濡れた服を絞っていた。そう考えれば、目を覚ましたあやねも服を脱ぐか乾かしたくなるもの仕方が無い事だろう。
「ぼ、ボクは魚の方見てるから…!!」
行人は服を脱ぎ始めたあやねに背を向けると、黙って魚の焼け具合の調節する事に没頭するのだった。
そんな行人を見て、あやねは首を傾げてしまう。
(行人様ったら、どうしていつもこうなのかしら…?)
島に流れ着いてから、行人は頑なに自分の裸を見ようとはしなかった。
行人は男で、そして自分たちは女の子だから恥ずかしいと言って逃げていた。それなら自分も恥ずかしい筈である。だが、自分にそんな事など一切無かったのだった。
つまりは、行人の感覚の方が変と言う事なのだ。
(はっ!?もしかして、行人様は私の貧そ――じゃなかった。”すれんだぁ”な体型には興味が無いって言うんじゃ…!?)
行人と一緒に住んでいるすずの姿があやねの脳裏に浮かんだ。
決して負けている等とは思わないが、万が一、万が一行人の好みがすずの様な”ないすばでぃ”な体型の方であれば断然すずの方が有利になってしまう。
行人は一体、どちらの体型が好きなのだろうか。その真意を確かめようと思わずあやねは振り返り――
「あ………」
行人の背中に滲んでいた血染みを見つけてしまったのだった。
「行人様…」
「ん〜?何、もう振り返って大丈夫なの?あやね」
背中で返事をする行人に、あやねがそっと身を寄せた。
「あ、あやね…?」
背中に寄り掛かってきたあやねに、行人はトーンの上がった声を出してしまう。背中のシャツ越しに感じるのは、ふにっとした柔らかい感触とあやねの鼓動だった。
「行人様、怪我してるじゃない…」
いつもなら鼻血を噴いて卒倒する行人であったが、あやねのその言葉に辛うじて耐えた。
「わたしを助ける為に怪我したの…?」
「いや〜、岩壁にしがみ付くときにちょっとね…」
誤魔化そうと笑う行人であったが、その笑い声すら今のあやねには何故か辛かった。
「男は女を守るもの、だからね…」
それは行人が良く口にする、彼の信条の一つだった。
女しかいない藍蘭島ではその意味を実感出来なかったあやねだったが、行人の傷付いた背中を見てその意味が今はっきりと解ってしまった。
行人に守って貰う事。
それは震える程に嬉しくて、泣いてしまうくらいに怖かった。
「あやね?どうしたの?何処か痛いの?」
「ううん、違うの。行人様…」
行人の背中に額を当てて、あやねは漏らす様に呟いた。
いつもの弾けたあやねとは違うその雰囲気に、行人はどうして良いか判らず動けない。
一応、あやねを引き上げた時に外傷らしい外傷は見当たらなかったので大丈夫だと行人は思っていた。
だが、普段のあやねらしくないその大人しい反応に、もしや何かあったのではないのかと心配になる。
「あやね。本当に何処も怪我してない?」
「行人様の方が、余っ程怪我してるじゃない…」
あやねの言葉に、行人はつい安堵の笑いを漏らしていた。
「はは、こんなのは怪我した内に入らないよ。それにボクは男だし、女の子のあやねの方が傷付く事に比べれば全然大した事は無いよ」
軽い調子で言う行人のその言葉に、あやねは限界を超えて湧いてきた抑え切れない衝動が込み上がってきた。
「そんな事言ってるんじゃないのよ!!行人様が怪我して良い理由なんて、何処にも無いじゃない!!」
守ってくれて嬉しいと感じた筈なのに、あやねの口から出てきたのは自分でも信じられないの叱責だった。
「もしそれで行人様が本当に大怪我でもしたら、一体誰が悲しむと思っているのよ!?自分は怪我しても良いなんて言うのは大間違いなんだからね!!」
「あ、あやね?」
珍しく激昂しているあやねに、行人は思わず背中越しに振り返る。そして、その目が大きく見開かれた。
何故なら、
「………え?」
「……っく、……ひっく、……っう……」
そこには、ぽろぽろと大粒の涙を流しているあやねの泣き顔があったからだった。
「いくと、さまの…。ばかぁ…」
涙と洟で顔をぐしゃぐしゃにして、あやねは子供の様に泣きじゃくっていた。
「ごめん、あやね…。ボクはボクの事を心配してくれてる皆の事、全然考えてなかったんだね…」
そんなあやねを行人は正面からそっと抱き締めた。幼子をあやす様にぽんぽんと背中を優しく叩いた。
「大丈夫、背中の傷は本当に大した怪我じゃないから…。それに、もうボクも自分が傷付いても良いなんて思わないから…」
「本当…?行人様…?」
「うん」
見上げてくるあやねに、行人が微笑んだ。
支援
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| あ け お め .ヘ |
|_______, '||ヾ  ̄`` ヽ
|.| / ||W ヽ ヽ ヽ
|.|/ /, 从|| | l |lヾヽヽハ i
|/ ノ`ヽ || リリ ノ リ| i _i i
/ イ!リ ● | ノ ● リ|i|リ 八
|.|リリ⊃ 、_,、_, ⊂リル リリハ
/⌒《人. ゝ._) 《リ /⌒i
\ /《Vゝ,、 __, イ《v/\/
. ヽ::::々,::::::L V_《〆:::::/
その時、
「ぶっ!?」
「え?」
ささやかながらもしっかりと盛り上がった二つ膨らみや、その頂にある丸くて小さい桜色。正面から見えるもの全てを晒け出しているあやねの姿が行人の網膜を焼いた。
「ぶ〜…!!」
「きゃあ〜っ!?行人様、行人様〜っ!?ちょっと、しっかりしてよ!!」
ガクガクとあやねに揺らされながら、行人の意識はブラックアウトしていくのであった。
「―と―ぁ、―くとさまっ!?」
がっくん、がっくんと脳を揺らされる衝撃に、行人は目を醒ました。
「う…、ん…?」
「行人様っ!?気が付いたのね…!!」
安堵の表情を浮かべ、あやねはぎゅう、と行人を抱き締めた。
「もう、本当に心配したんだから…」
肩を震わせて、耳元でそう呟かれる。
その優しい響きに、行人は「ごめんね、あやね…」と素直に謝った。心配させて女の子を泣かせるなんて男として最低だと行人は思ったが、それを嬉しいと思ってしまうのは男の不謹慎さなのだろうか。
だから、行人は感謝の気持ちを込めて、
「有難う、あやね…」
目の前の少女がもう泣かないように、優しく抱き締め返したのだった。
「もう…。行人様に恥ずかしいところ見られちゃったじゃない…」
文句を垂れながら、あやねははぐはぐと焼き魚に齧り付いていた。
その顔が赤いのは、ゆらゆらと揺れる焚き火の所為なのかどうかは判らない。それでも、見栄っ張りなあやねの事だから、単純に泣き顔を見られたのが悔しかったのだろうと行人は思った。
「ん?どうしたの?行人様?」
「ううん。何でもないよ、あやね」
視線に気付いたあやねが魚を咥えた儘首を傾げてきたが、そんなあやねの幼い仕草に行人は笑って誤魔化した。
「変な行人様…」
そして再び、あやねはぱくりと焼き魚を齧り始めた。
「変と言えば、行人様の体も変よね〜」
食事も終わり、ちろちろと指に付いた魚の油を嘗めながらあやねは行人を眺めていた。
「何だかゴツゴツしてるし、胸なんかも――。ある?」
「ボクのこれは筋肉だよ。それに、ボクは男だから胸なんて無いよ」
苦笑しながら、行人は剥き出しの自分の胸を指差した。
行人が着ていたシャツは、今はまだ服が乾かずにいるあやねが着ていた。因みに、ショーツ一枚にシャツだけと言う何とも際どい出で立ちであった。
「はぁ…」
襟を指で引っ張りながら、自分の胸を覗き込んでいたあやねは大きく溜息を吐いた。
お子ちゃまのゆきのは良いとして、どうして自分は他の娘たちよりも胸が小さいのだろうか。
行人が彼女たちの胸にうっかり触れたりした時などはあんなに取り乱したりするのに、そんな事は自分にはちっとも無いのだ。
その儘、びろ〜んと襟を伸ばし、あやねが己の胸に付いた世の理不尽を眺めていると、
「あ、あああ、あやね!?」
「?」
目の前の行人が顔を真っ赤にしてそっぽを向いて鼻を押さえていた。
「見えるから、その…。隠して…」
気が付けば、限界まで伸びきった襟口からはあやねのなだらかな起伏の二つの丘が完全に露出していた。そしてそんな自分の胸を、絶対に見ないとばかりに行人は顔を背けている。
そんな行人の態度に、やはり自分の様な胸は行人の好みではないのだろうと思い、行人と自分の胸とを交互に眺めたあやねは更に大きな溜息を零した。
「行人様は、おっきな胸の方が良いのかしら?」
「え?」
独り言の様なあやねの呟きに、行人は思わず言葉を返した。
「だって、行人様。私の胸をちっとも見てくれないんだもの。やっぱり、すずやりん、お姉様みたいに大きな胸の方が好きなんだわ…」
膝を抱えて、あやねは蹲った。どうして自分の胸はちっとも育ってくれないのだろうか。
皆はどんどん大きくなっていくのに自分だけが取り残されたようで、あやねは何だか無性に惨めな気持ちになってきた。おまけに行人からの興味が無いとくれば、もう自分は見向きもされない存在なのだろう。
巫女としても未熟、女としても未熟。そんな考えまでもがあやねの中に浮かんできた。
いくら勝気なあやねでも、行人に拒絶されてしまえば流石に凹むと言うものだ。
普段は考えないような自虐的な感情に取り憑かれ、あやねはずぶずぶと鬱に陥ってしまう。
「いや〜…。そうじゃなくて、別に大きい小さいとか関係無く男は簡単に女の子の胸を見るべきじゃないってボクは思ってるんだけどね?」
華奢な脹脛から覗く、濡れてぴったりとあやねの形を浮き上がらせている白い布から目を逸らしながら、行人は頬を掻いた。
「良いのよ…。どうせ私の胸なんて、行人様からしてみればあって無いようなものだし…。見えてたって、きっと行人様は気にも留めてくれないんだわ…」
「いや、気になるから仕舞って欲しいんだけどね…。ボクとしては…」
何ですと?
恥ずかしげに語った行人の言葉に、あやねの顔がツインテイルも一緒にぐりんと上がった。
「鼻血を出しちゃうのは、その、ドキドキして頭に血が昇ちゃった所為で…。それに、さっきの鼻血もあやねの胸が見えちゃったのが原因だし…」
羞恥で耳まで真っ赤になった行人が搾り出す様に言葉を紡ぐ。
だが、そんな行人の言葉にあやねは瞳を伏せた。
「嘘よ、行人様…。私の胸に興味が無くて、見たくも無いからそんな事言うんだわ…」
きっと、行人は優しいからそうやって自分を慰めてくれているのだろう。だが、プライドの高いあやねにとってそんな優しさは傷に塩を塗り込まれる様なものだった。
行人が気を遣ってきてくれていると解っていても、あやねはついそんな言葉で返してしまう。
「あ〜っ、もぅ!!」
そんなあやねの態度に行人は更に顔を赤くし、ガシガシと頭を掻いて声を上げた。
「良い!?あやね!?男にとって女の子の胸が見えるって事は凄くドキドキする事なの!!おっきくても、小さくても!!別にあやねが嫌いだから見たくないとか言うんじゃなくて、ボクが変な気持ちになるから見ないだけなの!!」
「本当?行人様…?」
恥も破れかぶれに、行人はこっくりと頷いた。
「だからあやねはボクに嫌われてるとかそんなんじゃなく、――て?」
言い掛けた行人の言葉は、その途中で凍り付いた様に止まっていた。
いや、止まっているのは言葉ではなく、行人の頭であった。
「行人様は私の胸が、嫌いじゃないの?」
「あ、あやね…?」
辛うじて声を出した行人の目の前では、行人のシャツを脱ぎ捨て、ショーツ一枚の姿になったあやねがじっと行人を見詰めていた。
「わ、わ、わ!?」
行人は咄嗟に手で視界を塞ごうとして、
「隠さないで、行人様…」
「――!?」
「お願いだから、嫌いじゃないなら目を逸らさないで…。行人様…」
縋る様な目のあやねの言葉に止められたのだった。
「どう?行人様…」
「どうと言われましても…」
上体を反らした行人に覆い被せる様にして、あやねはその裸体を揺れる焚き火の明かりに浮かび上がらせていた。
「やっぱり、私みたいな体じゃダメなの…?」
「いや…。どっちかって言うと、ボクの方がヤバいんじゃないのかな?」
行人の目の前には、白くふんわりと盛り上がった二つの膨らみが健気にも精一杯の自己主張をさせられていた。
ささやかな胸とは言え、それでもちゃんとあやねには女の子らしい胸があり、先端がつん、と可愛らしく桜色の艶を放っている。
それに、しおらしく自信無げな眼差しを向けてくるあやねはいつもと違って儚げな危うさを漂わせていた。
本当はあやねには綺麗で可憐な一面もあるのだと、行人はそんな事を考えてしまう。
それでも、最初の鼻血のお陰でまた直ぐに鼻血を噴くような事は無かったが、目の前のあやねを見た行人の心臓はまるで破裂しそうな程の早鐘を打っていた。
当然上には血が昇り、そして下には血が集まって。
あやねに今の自分の状態を悟られないよう、行人は冷や汗を垂らしながら乾いた笑みを浮かべるのが精一杯だった。
「?」
そんな男の生理現象など知る筈も無いあやねは、そんな行人の様子によく解らないといった表情を浮かべる。それよりも、行人が本当に自分で興奮してくれているのかどうかを確かめる方が先であった。
「凄い、行人様の心臓。ドキドキしてる…」
剥き出しの行人の胸に手を置いて、その心臓の鼓動の大きさにあやねが感嘆の声を上げてしまう。
「ほ、ホラ。ちゃんとドキドキしてるでしょ?だから、あやねももうボクのシャツを着て――っととっ!?」
「あ………?」
後ろ手に突いていた行人の手が岩の上を滑った。行人の胸に凭れていたあやねも、倒れる行人を追う様にそのまま前のめりになる。
そしてその儘、行人の上にあやねが重なってしまう。
「―――!!」
密着してきたあやねのその感触に、行人は声にならない悲鳴を上げた。
胸に当たる柔らかさや先端のしこり、そして見下ろしてくるあやねの息遣いや体臭が、行人の思考を霧散させてしまう。頭にガンガンと血が回り、行人はすっかりパニックに陥っていた。
「あ、あの!!あやね、その…!!えと…!!」
「え?何?行人様?…」
慌てふためく行人から身を起こそうと動いたあやねの腰が、ぐり、と行人の屹立したモノに押し付けられた。
「はうぅっ……!!」
「きゃっ!?行人様っ!?い、今、何が当たったの!?」
ビクンと、大きく身を強張らせた行人に、あやねが驚きの声を上げていた。そして、行人の腰に視線を落としたあやねの瞳が驚愕に染まった。
「ちょっと、行人様!?どうしたのよ、こんなに大きく腫らして!?もしかして背中以外にも怪我してたの!?」
あやねが膨らんだ行人の股間を見て怯えた様な声を上げていた。
人間の体がこんなに腫れる事など普通では有り得ない。きっと行人はあやねに心配を掛けまいと、この怪我を隠していたのだとあやねは思った。
「ち、違…。あやね、それは――」
「行人様は黙ってて!!こんなになってるなんて、どうして教えてくれなかったのよ!?行人様っ!!」
具合を確かめようとして行人のズボンを脱がそうとするあやねを行人が止めようとしたものの、涙を浮かべて怒鳴るあやねの一喝の下にあえなく黙らせられてしまった。
「あぁ…」と、諦めた行人の声と同時に行人の下半身がトランクス一枚にさせられた。
「大丈夫、私が絶対に行人様を治してあげるんだから…!!」
そう言って行人の盛り上がったトランクスに手を掛けると、あやねは一気に行人からトランクスをずり下げた。
「えぇえ!?」
ぶるん、と。勢い良く現れた行人のモノに、あやねは目を疑った。
初めて見た行人の股間には自分たちには全く無いものが生えていて、それが今にも爆発しそうな程に膨れ上がっていたのだ。
先端からは透明な汁が滲み、全体は心臓の鼓動に合わせて律動している。
外傷や出血こそ無かったものの、これが普通の状態では無いとあやねは直感的に悟ってしまった。
早くこれを鎮めてあげなければ。そう思ったあやねは行人に向かって声を掛けた。
「行人様、これ、どうすれば楽になるの!?」
「いや、その…」
必死になってあやねが問い質しても、行人は言い難そうに言葉を濁す。その煮え切らない行人の態度に、一刻を争う事態かもしれないと思っていたあやねはつい声を荒げてしまう。
「ふざけないでよ、行人様!!本当に、本当に心配してるんだからっ!!」
その言葉に観念したのか、行人が重そうに口を開いた。
「あやねが…」
「何?私がどうしたの?行人様…」
聞き漏らすまいと、あやねは行人にずい、と顔を寄せるた。
もし、自分の所為で行人がこうなってしまっていたのならどうしようかとも思ったが、それならそれで自分が全ての責任を取ろうとあやねは覚悟を決めた。
もう自分は行人に守って貰ったのだ。ならば今度は自分が行人の事を守らなくてどうする。
全てを受け入れるつもりで耳を立てたあやねは、行人の言葉の続きを待った。
「………え?」
殆ど消え入りそうに答えた行人の言葉に、あやねは目を丸くして驚いた。
確認しようとしても、行人は顔を真っ赤にした儘横を向いている。
聞き間違いかとあやねが思った時、行人の息を呑む音が聞こえてきた。
「あ、あやねが可愛くて、ドキドキしちゃったからこうなったの!!」
今度は聞き逃す事も無く、大きな声で行人が叫んでいた。
「えぇぇええぇぇっ!?」
その予想外の行人の言葉に、今度はあやねが叫んでいた。
「え?だって、行人様。そんなに大きく腫れて、苦しそうなのに…」
「男って言うのは、可愛い女の子にドキドキして、変な気分になるとこうなっちゃうの!!そう言う悲しい生き物なの!!男は!!」
羞恥に堪えられず、行人は両手で顔を覆い隠した。
出来る事なら股間も隠したかったが、兎に角今は顔を見られる方が恥ずかしかった。
思考が真っ白になり、行人がこの儘何処かに消えてしまいたい衝動に駆られていた時。
さわっ――
「うわっ!?あ、あやねっ!?」
そろりといきり立っているモノを撫でられ、行人は驚いた声を上げた。
「んふふふふ〜。行人様…」
目を開けた行人が見た先には、何か良からぬ事を企んでいる笑顔を貼り付けたあやねが映っていた。
つんつんと、指で突付き、あやねが満足そうに行人を眺めている。
「行人様が私の事、可愛いって…」
「くふふ」と、堪えきれないとばかりにあやねは笑みを零した。
そして次の瞬間、
「ふえええぇぇぇえええ〜ん!!」
「え?ちょっと、あやね?」
あやねが声を上げて、わんわんと泣いていた。
「い゛ぐどざま゛がぁ〜!!…ひっく、い゛ぐどざま゛が、わ゛だじの゛ごど、っく、がわ゛い゛い゛っで、っくぅ、い゛っでぐれ゛だぁ゛〜!!」
呆然とする行人の前で、あやねは何度もしゃくり上げながら涙を流していた。
「わた、わたっ、わたし、っだけちいさいか、から、きっといくとさまに、きにしてもらえ、な、いって…!!」
「えぇええぇ?えっと…、あやね?――っと!?」
「うぇぇええぇえぇ〜ん!!」
飛び込む様にあやねに抱き付かれた行人は、最早裸などと気にも出来ない状態でワケも解らずあやねを抱き締めていたのであった。
「落ち着いた?」
「…ぐすっ。うん…」
散々泣いて、先ほど漸く鎮まったあやねに行人は困った笑顔でそう訊ねた。
「まさか、あやねがあんなに大泣きするなんて思いもしなかったよ」
「う…」
本当はここで「んもう、行人様のいぢわるぅ」とでも返したかったのだが、先の醜態を思い出したあやねは言葉に詰まった返事しか出来なかった。
「それに、ごめんね。あやね。あやねがあんなに不安だったなんて、ボクちっとも気が付いてなかったよ…」
「そ、そーよ。行人様。行人様ったら本当に鈍感なんだから、これに懲りたらもう私に寂しい思いなんてさせないでよねっ!!」
嬉しい筈なのに、あやねの口から出て来た言葉は自分でも呆れるくらいに小憎たらしい言葉だった。「違うの!!本当はこんな事が言いたいんじゃないの!!」そう言いたくて行人を見たあやねは、
「うん…。ごめんね、あやね…」
やはり困った様な表情で笑っていた行人に何も言えなくなってしまっていた。
「もう、寂しい思いなんかしなくてから…」
「あ……」
さらさらと、行人があやねの髪に指を通しながら頭を撫でた。
「行人様?こう見えても私の方が二つも年上なのよ?」
上目遣いにあやねが睨んできたが、行人は構わずにその髪の感触を楽しんだ。
「うん…。でも、あやねはこうされるのは嫌?」
「いいえ、好きよ。だから、もっとして。行人様…」
「分かったよ、あやね」
胸に頭を預けてきたあやねを、行人が微笑みながら優しく撫でた。
「えへへへ〜。行人様っ」
ごろごろと甘えてきたあやねを、行人は飽きるまで撫でていたのだった。
行人とあやねが静かに抱き合い続けて、どれくらいの時間が経っただろうか。
お互いの体温を分かち合い、そんな和やかな時間が暫く続いていて。
「あら?」
あやねが何かに気付いて声を上げたのだった。
「行人様?」
「な、何?あやね?」
非難がましい視線を送ってきたあやねに、行人は冷や汗を垂らしてたじろいだ。
鈍感と言われた手前、一体自分は何をしたのだろうかと振り返ってみが何一つそして思い当たらない。成程、だから自分は鈍感なのだと行人は改めて思い知った。
そんな行人を見て、あやねがしょんぼりと目を伏せる。
「行人様は、もう私にはドキドキしてくれないの?」
「え?」
予想外のあやねの言葉に、行人は何と言って良いか判らなかった。
「だって、行人様の。もうこんなに萎んじゃってるじゃない…」
「え、えぇ〜…?」
あやねのその指摘に、行人は困りきった表情を浮かべた。
そして、そんな表情を見たあやねの目がふるふると揺れ始める。
「今も行人様とこんなに裸で抱き合ってるのに、もう私には魅力は無いの…?行人様…?」
「そ、そんな事無いよ!!あやねは凄く可愛くて魅力的だよ!!」
「じゃあ、なんで行人様は私で大きくしてくれないのよ…」
拗ねてみせるあやねだったが、思ったよりもショックが大きかったのか、その大きな瞳から盛り上がった涙がそっぽを向いた拍子につぅっ、と頬に流れた。
「行人様のバカ…」
正直、そんな態度で悪態を吐いてくるあやねは反則的に可愛かったのだが、そんなに自分の生理現象を自在に操れるのなら、世の男たちはずっと男泣きする機会が減らせるだろう。
朝に鎮める時間を取られる事も無く、授業の途中で突然指名されて焦る事も無く、そして人込みの中で動けなくなる事も無いだろう。
しかし、そんな男の事情を知らないあやねにしてみれば、行人が自分で大きくならないと言う事はもう行人にとって自分は可愛くなくて、ドキドキしない女の子と言う事であった。
「いや、これはボクの意思じゃどう仕様も無いって言うか、勝手にそうなっちゃうって言うか…」
「私が激辛お煎餅を見ても何も感じなくなってしまうみたいに、もう私を見てもそんな気持ちは起こらないって事なのね?行人様は…」
もう、身勝手な男の言い訳にしか聞こえない行人の言葉に、あやねがぷるぷると身を振るわせ始めた。
そんな今にも捨てられそうな仔犬の「捨てないで…」オーラを撒き散らしているあやねに見上げられ、脳の回路が焼き切れそうになる行人であったが、そんな行人の想いに反して何故か行人のモノは大人しいままであった。
否、こんなにまでにあやねが可愛いからこそ、獣欲の如き劣情が湧き上がらない不可思議な状況に陥ってしまっていたのだった。
だからだろう、こんなにあやねと裸で触れ合っていても行人は鼻血を噴く気配も無く、穏やかな気持ちの儘でいられた。
「行人様ぁ…」
前言撤回。
とてもではないが、本気で落ち込みかけているあやねを前にして、行人は心中穏やかではいられなかった。
どうすべきか。
悩みに悩み、そしてとある手段を思い付きた行人は耳まで真っ赤になっていた。
「あ、あのね。あやね」
「何、行人様?」
ごくり、と喉を鳴らし、覚悟を決めた行人はぎりぎりと口を開いた。
「あやねがね、その、ボクのに触ってくれたら、また大きくなると思うよ?」
言ってしまった。そう思った瞬間、行人は顔から火が出そうなくらいに恥ずかしくなった。
変態。
そんな言葉が行人の背中に突き刺さる。
もう、お天道様には顔を向けて生きてはいけない。自分は汚れてしまったのだと、行人は心の中で滂沱の涙を流していた。
「そうなの?」
だが、支払った対価に見合うだけのものはあったようで、行人の言葉にあやねの顔が輝いていた。
信じきった、否、断じて嘘ではないが、その行人を疑わないあやねの眼差しに行人の良心が容赦無く抉られる。
そんな行人の内なる葛藤など知る由も無いあやねは、早速嬉々として行人のモノへと手を伸ばしていた。
「え?ちょっと、あや――っくぅっ?」
行人が声を掛ける間も無くあやねがその指で行人のモノを撫で上げると、今まで大人しかった行人のモノがムクムクと鎌首を擡げ始めた。
「わ、わ、わ、わ!?本当に大きくなってきてる!!凄い、凄い、行人様!!見てみて、どんどん大きくなってくの!!何かビクビクしてきて、もう私の手には収まりきれないくらい大きくなったわ!!」
始めは驚いていたあやねであったが、触ったり扱いたりする間にみるみる血を巡らせる行人のモノに、無邪気にはしゃいでしまっていた。
「ほら、行人さ――ま?」
そして振り返ったあやねは、目の前の行人の表情にポカンと口を開けた。
「あ、あやね…。その、もう良いから…」
苦しそうな表情で眉根を寄せた行人が、息絶え絶えにあやねを見下ろしていた。
そんな行人の表情を見て、
「やだ、行人様…。何か凄く可愛い…」
「へ?」
あやねが熱っぽい目でそう呟いていた。
「ふふ…。行人様…」
「ちょ、ちょっとあや――ああぁぁあぁうっ!?」
行人のモノを扱きながら、あやねはゆっくりと行人を押し倒した。
「その困った顔、凄く素敵よ…。行人様…」
「あ、あや、ねぇ…っ」
しゅっ、しゅっ、と扱き上げながら、今度はコリッ、と爪の先端を僅かに押し当てた。
「ひゃぁっ!?あ、あやね…?」
その儘ゆっくり、コリコリと五指で表面を窪ませていくと行人は泣きそうな顔であやねを見てきた。そんな表情を見て、あやねは動かしていた手を止める。
「ごめんなさい、行人様…。でも、行人様が凄く可愛かったから…」
その言葉に行人の目に安堵が灯る。
その瞬間を、あやねは待っていた。
「だから、もっと私に見せて欲しいの…」
「―――くぁあっ!?」
さっきよりも強く爪を食い込ませ、あやねは行人の悲鳴の様な嬌声を聞いた。
「はぁ、はぁっ…。っく、…っはぁ…。あ、あやねぇ…」
その儘また竿を優しく扱きなおしながら、行人の怯えの混じった、そして蕩けていく表情をあやねは愉しんだ。
それが男にとってどんな残酷な仕打ちであるかを知っている筈は無いのに、只あやねは行人の淫靡な表情を引き出そうと、気が赴く儘に行人を責め立てた。
先端から滲み出て来る行人の透明な汁が手に塗れるのも構わず、あやねはにゅるにゅるとその汁を潤滑油にして更に扱く手を早く、強くしていく。
その度に、目も前の行人の表情はどんどんいやらしくなっていく。
熱い。
扱き立てている行人のモノが、握っている自分の手が。
そして、何よりも責め立てている自分の中心が焼ける様に熱かった。
獣の様に荒い行人の吐息が、あやねの頬に掛かっていた。
その息がもっと乱れるように、行人がおかしくなっていくように、あやねはひたすらに扱き上げていた。
「あ、あやねっ!!ダメ、ダメだよ!!ボク、もう…っ!!」
行人の手があやねの手に添えられたが、そんなものは形だけだった。
あやねが少し振り払っただけで、いや、構わず扱き続けるだけで行人の手はいとも容易くあやねの手から落ちてしまう。
口では嫌だと拒絶していても、本当は行人はこうされるのを望んでいるのだ。
そんな嘘を吐く行人には仕置きがなされて然るべきだろう。
行人が嘘を言う度に、あやねは行人を扱く手を力一杯握る事にした。
「ひゃあぁっ!?ダ、ダメだって!!うぁっ!?ちょっ、あやねぇっ!?」
ぎゅっと握る度に、行人ははしたない春声をあやねに聞かせた。まさかその声があやねを更に興奮させているとは行人は思いもしないだろう。
泣きそうなのに本当は悦んでいるだなんて、何て行人はいやらしくて、そして可愛らしいのだろうとあやねはゾクゾクと肌を粟立ててしまう。
「ちょっと、ほんっ、とうに、ダメだからっ!!これいっ、じょうは、で、出るっ!!出ちゃ――あぁっ!!」
もう何度仕置きをしたか分からなくなっていた時に、限界が訪れた行人の体を熱い衝動が駆け抜けた。
「きゃあぁっ!?な、何!?どうしたの、行人様っ!?」
一際大きな行人の悲鳴と同時に、突如跳ね上がった行人の先端から白い液体が飛び出した。
ビクビクと幾度となくあやのの手の中で暴れ、その度に行人のソレは明らかに放尿とは異なる液体を吐いている。
「ひぅ…っ、っあっあ…、うぁっ…!!」
その現象に耐えられないのか、行人は息を押し殺しながらもそれが収まるまで動けないでいた。
そんな光景を見たあやねの中で、自分はもしかして行人にとんでもない事をしてしまったのではないかと言う気持ちが湧き上がってきた。
調子に乗って、行人を困らせたいなどと考えていた所為で、本当に越えてはならない一線を越えてしまったしまったのではないか。
何より、行人があんなに必死にこれ以上は駄目だと言っていたのはこの事を知っていたからではないのか。
もしこれで行人に何か良くない事が起こってしまったら。
そう思ったあやねは、もう堪える事が出来なくなっていたのだった。
「ふっ、ふぇっ、ふぇっ…!!ふええぇぇぇええぇええ〜ん!!」
「えぇっ!?ちょっと、あやね!!一体どうしたの!?」
行人も泣きたかったのだが、何故か今まで行人を責めていた筈のあやねの、ここに来てのそのまさかの反応にそんな事は吹き飛んでしまった。
「ごめんなさい〜、行人様〜っ!!こんな事になるなんて知らなくてぇ〜っ!!」
手に付いたモノで顔が汚れるのも構わずに、あやねはみっともない泣き顔で涙を拭いながら行人に謝った。
「お、落ち着いてあやね。ね?これは別にボクにとっては単なる生理現象みたいなものだから。ホラ、梅干を見ると唾が出てくるでしょ?あれと同じで、気持ちが良いと男は最後にはそうなっちゃうんだって」
「ほ、ん、とう?行人様…?」
「本当、本当。だからあやね、もう泣かないで良いから」
「うん…」
余程怖い思いをしたのか、あやねは素直に頷き、すんすんと洟を啜った。
「ホラ、これで汚れを拭いて…」
「はい、行人様…」
手渡された木の葉っぱで、あやねは付いた汚れを綺麗に取った。これで全ては元通りでだろう。
「ごめんなさい、行人様…」
「うん…。いや…。うん…」
何かを言いたかったのかもしれなかったが、あやねのそのあまりの落ち込み様に行人は何を言いたかったのかを忘れて、結局は曖昧な返事しか出来なくなった。
一応、行人のモノはもう治まってしまっていたし、今日はこれでお開きだと行人が告げようとした時。
「い、行人様!!」
「わっ!?な、何?あやね?」
突然あやねに声を掛けられ。
「私にも何かして!!行人様っ!!」
「えぇっ!?」
あやねが行人を再び押し倒したのであった。
「だって、私ばっかり行人様に意地悪しちゃったし…。それに、何かこのままじゃ熱くて我慢ができないの、行人様…」
俯いたあやねが切なそうに股を擦り合わせていた。自分でも分からないトロッ、と垂れてきた粘液があやねの秘所から太腿を伝っててらてらと輝かせていた。
多分、これは行人と同じようなものなのだろう。ならば行人はこの熱さの鎮め方を知っているかもしれない。
そう思ったあやねが、行人に泣きそうな表情で頼んできたのだった。
行人。こちらも泣きそうであった。
「いや、だって、ほら…。その…」
性の知識が乏しい自分に比べて、最早皆無と言っても過言ではない女の子に性処理を頼まれたのだ。
一応は年上とは言え、その純真さは行人自身が身を以って知る驚きの白さなのである。
それに、行人には女の子がどうやって自分を慰めているかなんて知る筈も無かった。
(そうだ、ここはもう正直に知らないって言った方が――)
そう逃げようとした行人は、その思考ごとあやねに捕まえられてしまったのだった。
「ここが、熱いの…。行人様…」
「どひぃえぇ〜っ!?」
掴まれた行人の手が、下着の隙間からあやねのしとどに濡れた秘所へと押し付けられていた。
「ホラ、こんなに濡れてるの…。行人様と同じでしょう…?」
ぬる、とあやねの中に指が入っていく感触に、今度は行人の頭が驚きで白くさせられてしまった。
「はぁ、あんっ…。やっぱり、行人様に、触られてると、んぅっ!?気持ちが良いわ…」
取り敢えず行人と同じように擦ってみようと考えたあやねは、その考えが正しかったと思った。
行人の指に触れられた瞬間、疼きが求めていた快感があやねの中に生まれていたのだ。
「あ、あぁっ、あっ、はぁっ、あんっ…」
行人の上であやねは行人の指で何度も善がり、その度に行人の腹にぽたぽたと露を落とした。
気持ち良過ぎて、何も考えられなくなる。
気持ち良い事しか、考えられなくなってくる。
「あ、あれ?な、何?何か…、来る…!!来ちゃうっ…!?」
どんどん昇り詰めて行く中で、あやねは快楽の波が立ち始めたのを感じた。それが少しずつ大きくなって、岩を削るようにあやねの理性を刮ぎ取っていく。
そして、完全に呑まれたあやねは、
「あぁああぁっ!!いくとさまぁっ!!いくとさまぁああぁっ!!」
行人の名前を呼びながら、出し入れさせる行人の指に善がり狂う事しか出来なくなっていた。
もう駄目だと、行人と同じようにあやねがそう思った瞬間。
「ひぁあんっ――――!?」
あやねの視界が真っ白になり、そのまま糸が切れた人形のように行人の上に倒れた。
「あ、あやね!?大丈夫!?」
「ら、らいりょ〜ぶよ…。行人さま…。ただ、ちょっと腰が抜けちゃったみたい…」
呂律の回らない言葉を最後は何とか戻して、あやねは行人に、にへら、と笑った。
もしかすると、あの時の行人もこんな風に気持ち良かったのかもしれない。
そう思うと、もっと苛めてあげれば良かったかもと、あやねはムシの良い事を考えてしまうのだった。
「あれ?行人様?」
行人に倒れていたあやねは、ふと覚えのある感触を腹で感じた。
「ふへへへへ………。行人様ぁ………」
「ひぃっ!?あ、あやね?何か怖いんだけど…?」
明らかに間違った笑い声を出しながら、あやねの目に不埒は光が宿り初めていた。
「何よ、行人様。行人様だってこんなに大きくしてるじゃない」
「そ、それはそうだけど…。っく…。あ、あやね。そんなにまた触らないで…」
復活した行人のモノを掴んで、あやねが得意そうな目で行人を見ていた。
これでまた、行人の困った顔が見られる。しかも、今度はちゃんと分かっているから、思う存分困らせてあげられる。
行人にはあやねの瞳がそう言っているように見えた。
願わくば、思い過ごしであった欲しい。
しかし鈍い行人には、そんな絶望に歪む自分の顔こそがあやねの嗜虐心を煽っているなどとは露ほどにも思っていないのだろう。
「ふぇっ、ふぇっ、ふぇっ、ふぇっ………。行人様、準備は良いかしら………?」
「あ、あやね?少し落ち着こう?ね?ね?」
じゅるりと、この場面において舌嘗めずりなんぞをカマした少女が今の行人にとってどれほどの恐怖であっただろうか。
逃げようにも、逸物を掴まれていては心臓を掴まれているのも同然であった。
(そうね?でも今度は私も行人様と一緒に気持ち良くなりたいわね)
辛うじて残っていたあやね理性が、ふとそんな事を思わせた。
それに、怯える行人を見て自分の中にまた火が点き始めているのをあやねは気付いてしまったのだ。
行人を困らせながらまたあの気持ち良さを味わえたらどんなに気持ちが良いだろうか。
そう思っていたあやねは、自分が握っているものに気が付いた。
それはあやねにとっては天啓で、まさに一挙両得の方法であった。
(まぁ、問題は行人様のが私のに入るかどうかだけど…。多分入るわよね?)
後先を考えないあやねであった。
「それじゃあ、行人様。また気持ち良くなりましょう?」
「え?」
あやねが、これからするであろう行為を仄めかす様に行人に跨った。
「ふふ…。一体、行人様はどんな風になるのかしら?」
下着を足から抜くと、そこにはふっくらと盛り上がった肉の丘にまるで剃刀で引いて出来たような綺麗なスリットが一筋走っていた。
あやねの指がその肉の扉を、めち、と開く。押し上げられた唇が太腿の付け根を盛り上げ、その中心から覗いた鮮やかな淡紅色が行人の脳に焼き付けられた。
ポタポタと、下の唇が涎のような雫で行人の腹を汚していた。
そのあやねの行動に、その先を予想した行人は軽率にも戸惑い顔を浮かべてしまう。その表情こそが、あやねの求めているものだと行人は気付きもしない。
もう、あやねを止められるブレーキは行人が壊してしまっていたのだ。
「あやね!!駄目だって、本当にそれは駄目なんだって!!」
「えへへへへ〜。それじゃ、行くわよ?行人様っ」
くち、と行人の先端があやねの入り口に触れ合った。その感触に、あやねは全身にぞくりとした快感を覚えた。
きっと、先ほどの指なんかよりもずっと気持ちが良いだろう。それだけであやねの奥からまたいやらしい蜜が垂れ、伝った行人のモノを汚していく。
その光景を見ていた行人の自分を食べられているような怯えた表情に、あやねは何の躊躇いも無く一気に腰を下ろした。
「ぎょえぇぇええぇえぇえ〜っ!?」
「あ、あやね〜っ!!」
少女が上げる破瓜の声にしてはあまりにもアンマリなその声に、優しい行人は思わず声を掛けた。
「いたい…。いたいよぅ…。いくとさまぁ…」
「動かないで、あやね…。今動くと痛いでしょ?」
行人にしがみ付き、あやねはもう本日何度目になるか分からない涙をぽろぽろ零してひんひん泣いていた。
「ふえぇぇええ〜ん…。ごめんなさい〜…。いくとさまぁ〜…」
「あぁ、もう…。だから止めてって言ったのに…」
まさかこの瞬間まで自爆してしまうと思っていなかった行人は怒る気にもなれず、あやねの頭をさすさすと撫でていた。
「だって、こんなに痛いだなんて思わなかったんだもの…」
「うん。まさかボクもこんな風にあやねとえっちするなんて、夢にも思わなかったよ…」
「えっち?」
行人の言葉に、あやねがキョトンと首を傾げた。
「行人様。えっちって何?」
「えぇっ!?ここでそれを訊くの?あやね?」
あやねの驚きの白さ(頭ではない)を考えれば無理も無い事であったが、改めて問われればやはり行人とてそう叫びたくもなるのも仕様が無い事であった。
しかし、そんな事も知らずにここまでやってのけてしまうあやねに、行人はもう只呆れる事しか出来なかった。それでも、ちゃんと教える辺りに行人の人の良さが滲み出ていた。
「えっちって言うのはね、今こうしてボクとあやねが繋がっている事や、さっきみたいに裸になって触り合う事かな?」
「でも、これ。全然気持ち良くないわ…。行人様…」
「ん、まぁ。女の子の最初は痛いって言われてるケド…」
「え?じゃあ、行人様は今気持ちが良いの!?」
「え〜…。まぁ…、うん…」
悪いと思いながらも、行人はあやねに正直に答えた。
初めて体験した女の子の中はとても窮屈で正直少し痛いくらいだったが、うねうねと動く中の襞や伝わってくるあやねの体温はしっかりと行人に快感を齎してくれていたのだ。
「良かったぁ…。行人様はこんなに痛い思いをしなくて良かったのね…」
そしてあやねは、行人が自分で気持ち良くなってくれている事に心から安堵していた。
「そりゃあ行人様だけ痛くないのはズルいとは思うケド、でも行人様までこんなに痛い思いをするなんて意味無いわ…。こんな痛みは、私一人で十分だもの…」
「うん…。あやねの中は、凄く気持ち良いよ…」
「えへへ…。私の中、行人様は気持ちが良いのね…」
まだ痛さの涙の後が頬に残っていたが、あやねは何処か誇らしそうに笑った。
だから身を起こした行人は、その気持ち良さとあやねの大切なものを貰ったお礼に、優しく抱き締めて頭を撫でる事にしたのだった。
「やっぱり、行人様の手って気持ちが良いわ…。それに、何だか凄く安心するもの…」
目を細めたあやねが行人の肩に顎を乗せ、その儘すりすりと頬を擦り寄せてきた。ぷにぷにと当たる胸の感触や、ふんわりと漂ってくるあやねの匂いが行人の中で優しい気持ちを湧き上がらせてくれる。
あやねが行人の上に載っているので少し動き辛かったが、まだ痛みが引かない間はどうせ動けないのだから暫くはこの儘で良いだろう。それに、こうしてあやねの中にいるだけで、行人は十分に気持ちが良かった。
「あやね、ごめんね。痛い思いさせちゃって…」
「ううん。確かにまだ痛いけど、こうやって行人様と一緒に抱き合ってるととても気持ちが良いもの…。それに、私の中の行人様のがこんなに元気なんだし…」
ふに、とあやねが眦を下げた。「嬉しい」と、口の形がそう告げていた。
そうしてまた暫くの時間が過ぎた時。
「もう大丈夫よ、行人様」
にまにまと笑うあやねに、行人は心の奥で悲鳴を上げたのであった。
「ねぇ、行人様?えっちって、こうやって繋がった後はどうすれば良いのかしら?」
「えぇっと、確か体を揺らして繋がり合ったところを擦る筈なんだけど…」
言い難そうに、行人は目を逸らしながら呟いた。その態度に、あやねはまた不安そうな瞳を行人に向けた。
もう行人の言う事は最後までちゃんと聞いておいた方が良いだろう。自分に比べて行人は遥かに性に関する知識があるようだし、何より行人がさっきの破瓜のような思い思いなどして欲しくないのだ。
「それで、その後はどうするの?行人様」
「………」
「い〜く〜と〜さ〜ま〜?」
「わわわっ!?あやね!?」
くちくちと、腰を揺らしてきたあやねに行人が焦った様な声を出した。
まだ少し痛んだが、その行人の表情にあやねは妖しく八重歯を光らせ、不敵に唇の端を吊り上げさせた。
「こうやって擦り合わせた後はどうするの?ねぇ?行人様ぁ」
「ああああああああ、あやね!!そんなに動かないで!!中に出しちゃう!!」
にゅりにゅりと、中で行人のモノを擦り上げていたあやねに、行人が本気で怯えた浮かべた。
「どうして?行人様?さっきの白いのが出たら、行人様は気持ち良い筈なんじゃないの?」
「気持ち良いけど、中には出しちゃダメなの!!」
「どうして?行人様」
「えっと、その…」
「?」
あやねは不思議そうな顔をしたが、行人は中々その先を言ってくれそうに無かった。
それならばと、あやねは行人が最初に言っていた通りに行人を自分の中で擦り上げる行為を再開させた。えっちにはこうする事も含まれているのだし、何よりあやねも痛みよりも気持ち良さを感じ始めていたのだ。
「ふぅっ、ふっ…。んぅっ、ふぁっ…ん…」
「あ、あやね!!ダメだって、そんなに動かれたら出ちゃうから!!」
「でも、えっちって、こうするっ、んでしょ?行人様」
行人が中で擦れる度に、あやねの中では脳を焼くような快感が生まれていた。行人のモノがずりゅっ、ずりゅっと押し込まれ、奥に届くと自分でも抑え切れない声がどう仕様も無い快楽と一緒に漏れてしまう。
「それに、何だかもう、止められないの。行人様…」
「えぇっ!?ダメだよ、あやねっ!!ひゃうっ!?」
「はぅっ、んぁうっ…!!ああっ、行人様ぁっ…!!行人様の、熱いのっ…!!」
行人にしがみ付きながら、あやねは切ない声を上げて行人を貪っていた。
ごりごりと中を抉っていく行人が、あやねの奥に狂いそうな愉悦を沸き上がらせていた。否、もうあやねはその気持ち良さに我を忘れて善がり狂っていた。
繋がった秘所はぱっくりと開いて行人を根元まで咥え込み、溢れた白い露が行人とその床を汚して噎せ返るようなあやねの匂いを立ち昇らせていた。
充血した肉の割れ目が、むっちりと行人のモノを扱き上げる。竿や先端が中の襞に蹂躙された行人は、もうあやねにしがみ付いて声を殺す事しか出来なかった。
粘質な水音が立つ度に、行人は腰から切ない衝動が込み上げてくる。容赦の無い苛烈なあやねの責め苦に、否応無しに追い詰められていた。
「あぁっ!?ま、また来るの!?な、何か――ううん、もっと凄いのが来る!?い、行人様ぁっ!!」
空へ飛んで行ってしまいそうな感覚に、あやねは行人に抱き付いた。いや、もしかすると爆発かもしれない。
それでも行人を求めるのが止められず、あやねは未知の衝動に怯えながら腰を振ってしまっていた。
「あっ、あっ、あぁっ…。く、来るっ!!来ちゃうっ!!」
「だ、ダメだよあやねっ!!こ、子供が出来ちゃう!!」
「え?」
あやねの意識が逸れた瞬間。
「んんんぁああああっ!?」
津波のような肉の法悦に、あやねの体がガクガクと痙攣した。
「うぅっ!!で、出る!!ああぁぁあっ!!」
「ふやぁぁああぁぁっ!?いくとしゃまのが、でてりゅうぅ!?」
ぎちぎちに締め付けられた行人は再びその白い奔流をあやねの中に放ち、そしてその熱さにあやねは涎を垂らしながら全身を戦慄かせていた。
「あやね!?大丈夫っ!?」
「うあ…?」
くたっりと、凭れ掛かってきたあやねに行人は心配そうに声を掛けた。さっきの指での絶頂とは違い、本当に全身が弛緩して動けなくなっているのだ。
「ら、らいりょ〜ぶよ〜。いくとしゃまぁ〜」
それでも、あやねの幸せそうな表情に行人は少しだけ安堵の表情を浮かべた。どうやら、あやねに悪い事が起こったのでは無いらしい。
「えへへへ〜」
行人に体を預けながら、あやねが幼さを響かせる笑いを漏らした。
「行人様の赤ちゃん」
「――!!」
どっと、行人の背中に汗が流れた。
「ふふふ…。えっちすると、赤ちゃんが出来るのね。行人様」
「えぇ〜っと…」
返答に困る行人に、あやねが自由になってきた腕をその背中に回して抱き締めた。
やがて、あやねの体が小刻みに震え出し、
「ふぇええぇぇ〜ん!!」
「あ、あやね?」
何故か泣き出したあやねに、行人は戸惑いの声しか上げられなかった。
「どうしたの?あやね?」
「だって、行人様の、行人様の赤ちゃんが産めるって思ったら…」
涙と洟であやねの顔はエライ事になっていたが、そんなあやねを行人は諦めた表情で抱き締めた。
「うん、ボクとあやねの子供が出来ちゃうかもしれないね…」
「うん、うん…」
洟を啜りながら、あやねはコクコクと何度も頷いた。
「行人様、大好き…」
その言葉に、行人の目からほろりと涙が零れた。
「うん、ボクもあやねが大好きだよ…」
言って行人は気が付いた。この腕の中の女の子が本当に可愛くて、自分をこんなに慕ってくれているのだと。諦めたのではなくて、認めてしまったのだと。そして何より、好きと言われて涙が出る程に嬉しいのだと。
「行人様…」
「あやね…」
近付く二人の唇が、あと少しで触れそうと言う時になって、
「もっと私に種を付けて頂戴、行人様…」
「えぇっ!?」
第二ラウンドのゴングが鳴った。
「あぁ、あっ、あ、あぅっ、っはぁっ、やんっ、っはぁん…っ」
「ちょっと、あやね!!もう少しゆっくりで良いから!!」
「そんな、ことっ、言ってもっ、止められないの…っ」
ツインテイルを揺らしながら、あやねは行人の上でじゅぶじゅぶと腰を振りたくっていた。
流石に普段から打たれ強かった所為か、もうあやねはすっかり痛みを感じていなようで、今では遠慮無く行人と本能の儘に繋がり合っていた。
もう何度目なのであろうか。既にそれは愛の営みと言うには程遠く、あやねが行人を一方的に犯しているようにも見えた。
「んっ、流石、行人様ね、もう私の、中、でっ、出したのは、何回目かしら?」
「も、もう出ないから…!!これ以上は無理だから…!!」
「えへへ〜。ドキドキして、もらえれば、何度でも、大きく、なるんでしょ?行人様は」
「そ、それは――くぅっ!!」
「あは。行人様のが、また私の中で、暴れて…。んんぅ〜〜〜〜っ!!」
絶頂を迎えた行人に続き、遅れて達したあやねは全身をふるふると震わせてその儘ぽふん、と行人の胸に倒れた。
「ふふ…。好き、好き…。行人様大好き…」
行人の大量の精を受け止めた腹を愛しそうに撫でながら、あやねが満足そうに呟いた。
「ボクもあやねの事好きだけど、流石にコレはやり過ぎじゃないのかな?」
匂い付けでもするように、あやねは行人に抱き付いて身を摺り寄せる。
「そう?でも、私はいくら行人様を好きになっても全然足りない気がするわ」
「いや、ボクもそうかもしれないけど、精神的には続いても肉体的には厳しいと言うか…」
「無理?行人様?」
「ム?そんな事は無いよ。絶対に無理なんて事は…。って、あやね。その先を言ったらボクはどうなるの?」
「私が行人様を愛してあげるから大丈夫よ。行人様…」
小悪魔の笑みで、あやねが「ほほほ…」と笑った。
「だから、いつまでも私と一緒にいてね…。行人様…」
そう言うと、あやねは静かに瞼を閉じた。
「あやね?」
「くぅ、くぅ…」
本当は疲れて限界だったのだろう。
胸の上で眠るあやねには、もう声を掛けても寝息しか返ってこなかった。
正直、ここで涎が垂れていなければ綺麗に締まったかもしれなかったが、何となくあやねらしいので行人はその口元をそっと拭って苦笑した。
「ふふふ〜、いくとさま〜」
「うん、ボクはここにいるよ…」
あやねの寝言に、行人は優しく返事をした。
「それじゃあ、一緒に寝ようか?あやね…」
手を握ったあやねの寝顔が幸せそうに見えたのは行人の錯覚だろうか。
そんな事を考えていた行人の瞼も、少しずつ下りてきた。
「おやすみ、行人様…」
意識が途切れる直前に、行人の唇にそっと柔らかい何かが当たったような気がした。
それとも、それは夢の出来事だったのか。
胸の上にある幸せを感じながら、行人はその儘眠りに就いたのであった。
触れたくて、行人〜了〜
推敲が不十分な儘で、すいませんでした
ですが、お陰様で自分が納得がいくものを投下させていただきました
この場をお借りしてお礼を申し上げます
有難うございました
もしやさるさんくらったか?
>>29 失礼した、俺は何を見てたんだ
そして感謝とGJを
読もうとした矢先に前スレ落ちてたんで改訂版掲載はありがたい
これからゆっくり読もうと思います
>>31 支援、有難うございました
拙作ですが、愉しんでいただければ幸いです
>>1乙。てか、前スレ急に落ちてたわね〜
そして、
>>29も改訂版GJ。可愛いあやねはやっぱ何度読んでもいいな
気が向いたら単行本の方も読んでみてくれい。パンチラどころかパンモロだらけだガナーww
Wikiを読んで、如何に自分が綱渡りをしていたかを痛感しました…orz
最初にあやねを選んで良かった…
保管庫を見てみますと梅梅といくののSSが少ないンですね…
>>35 GJでした
ここまであやね好きなら是非最新巻の13巻を読んで欲しい
つい最近の話ですが連載の方で藍蘭島では肉食は禁忌と出たので
冒頭の「肉が食べたい」が少し気になった
完成度高いからこんな細かい事くらいしかツッコミ入れられないですw
>>37 そう言えば、卵(無精卵)くらいしか動物性蛋白は食べてませんね…or2
訂正するなら
肉→お鍋
でしょうか?
>>38 魚は動物性ですよ
畜肉、獣肉という意味ならそうなんだけど
猟師→漁師に訂正された人がいたな
>>39 本当すいません、もう自分で何を言っているのやら…
これが原作本の有無の違いか…!?
そんなに謝らんでも
まぁ興味があったら原作本も読んでみておくれw
原作は是非に読ませて頂きます
ところで
梅梅≧りん≧しのぶ>>>ゆきの
の順番で構想練れそうですが、どれが需要ありそうですか?
サブタイトルを付けるなら
梅梅:見せたくて、笑顔(梅梅×行人)
りん:抱き締めて、そっと(りん×行人)
しのぶ:甘えたくて、ずっと(しのぶ×行人)
ゆきの:ときめいて、れでぃ(ゆきの×行人)
さぁ、何か突っ込まれそうな箇所があるが気にしないっ!!
なぁんも自分には見えませんっ!!
※九月は本業が忙しいのでそれ以降に投下する予定です
そしてヌヘホ氏、出来れば作中の「お肉」を「お鍋」に訂正お願い致します
43 :
だwだd:2008/08/30(土) 00:34:25 ID:Xj/8Mg1b
ゆきのサイコー
>>42 このスレならば、全て需要あると思うZE
まったりと待ちながら、投下を心待ちにしているからファイト!
ヌヘホ氏、訂正有難う御座いました
そして次回作のヒロインが決まりました
血糖値がガツンと上がって貰えそうなSSを目指し、楽しみながら作っていきたいです
誰の話になるか楽しみだ
wktlして全裸待機してる
ところで、キスの意味を解っているヒロインってどれくらいいるンですかね?
この辺りがアニメには全く無かったので、かなり悩んでおります…
>>48 逆にキスの意味を解っていなかったのは、すずとしのぶぐらいしか出てこない。
すずはあやねのキス以降、意味を知ったようだが。
原作の中で、少なくとも恋人の証としての行為として認識していた素振りの娘は、
あやね
まち
ゆきの
りん
みこと
梅梅
ぐらいだったと思う。
他の娘達は残念ながら、まだそういうイベントにめぐり合う機会が無い。
あやね、まちとキスイベントが続いて、他の娘達もキスラッシュかと思っていたのだが
なかなか行人に絡ませてもらえないんだな。
雑談するときは酉外したら?
>>49 これでフラグが立ちました……
有難うございます
>>50 多分この疑問は自分くらいだと思ったので、今回は付けさせて頂きました
これで、次の投下までは基本的に名無しだと思います
>>51 あと、娘側(梅梅除く)はその行為を「キス」とは言わずに「接吻」と言う。
同じ行為を指しているはずなのに妙に生々しい響きに感じるのは俺だけか。
安心しろ、俺もだ。
って言って欲しいんだろ?
実にケシカラン響きですな……
ふと思う……
行人がいくので鼻血を噴く事は一体何を意味するのかと……
行人の守備範囲の広さが窺えるな・・・俺もおなじぐr
いくので噴いたっけ?
いくの・・・って誰? とか聞いたら負けなんだろうな。
>>59 おいおい、いくのは行人とゆきのの子供に決まっているじゃないか。
まあ単にゆきのと間違えただけかね。
突っ込んで良いのかわからん
かがみ「早く突っ込んでよ」
どこの穴に突っ込んでほしいのか・・・そこが問題だ!!
全身の毛穴という毛穴
なにを突っ込んでほしいのか・・・そこが問題だ!!
あんまり化粧水とかスキンケアを持ってくるとキレられて
「ンなら肌艶良くして貰おうじゃねぇかよ!!オラッ!干乾びるまで搾り取ってやっから覚悟しやがれ!!」
で「アーッ!!」される気がする
うん、俺のクダラナイ妄想なんだ…
いやいや、内心怒りながら「そんなにおばさんに見える〜?」といいながら迫ってきて行人がへばるまでやる。
んで「わたしはまだまだ若いのよぉ〜」と言いながら、今度は気絶させるまでやると思うぞ。
塗り薬はどんな効能かで色々妄想できるな。
胸大きくする薬とかで親子丼もできそうだし。
つ【口にすればたちまちエロエローンな気分になるきのこのおろし汁】
>>69 きのこ・・・つまり、かがみちゃんの中に入れたりしゃぶらせたりして、唾液や愛液がたっぷり付いたのをおろし汁にするというわけか。
それを何も知らぬゆきのに食べさせれば、『きのこあんかけの親子丼』ができるぞ。
これで誰か書いてくれないかな。
>>70 確かに掘られる側だな。
持ってきた化粧水の瓶を尻につっこまれながら精液を搾られたりして。
そんで、空っぽの瓶の中を精液で満たすまで許してくれないとか。
ゆきのの右手中指で深く掘られ、前立腺の強烈な刺激から強制的に勃起&射精。
そこに馬乗りになるかがみ。
という妄想をしてみた。
>>71 ここで問題です
尻に刺さっている瓶に…
いや、いい
馬乗りと聞いたとき、SMが真っ先に思い浮かんだぜ。
たしかボンデージあったよな、あやねとりんが着てたの。
それを着てもらって、上に乗ってもらいたいな。
>>73 おおっと中間部分を妄想したままにしたせいで書き忘れてた。
つまりだ、まず「行人ちゃんもお肌には気をつけないとねぇ〜」といいながら行人に瓶の中身をぶっかける。
ちなみに縛られている状態。んで身動きが取れない行人はなすがまま。
その時、悪戯を思いついたかがみちゃんが空の瓶を尻に差し込む。
入れられた刺激で行人が射精したのを見て、今度は瓶を引っこ抜いた後、ちんこの先で蓋をする感じにセット。
で、指を尻に突っ込んで前立腺刺激しまくりで頑張れ、と。
万が一、瓶一杯になったらひっくり返して「あらこぼしちゃったわ〜じゃあもう一回ねぇ〜」で以下無限ループ。
説明するよりも一本書いたほうが早いような気がしてきた。
最近投下がないな
今はまだいいが2ヶ月くらいすると全裸で待機するのがつらくなるぜ
このスレの「最近」のスパンは相当長い
この程度なら全然耐えられる
むしろ最近投下されたSSをかみ締めてるよ
最近≒ここ半年ないし1年以内 ってところか
前スレ末に新たな職人が降臨して、次の構想も練っておられるようだから
それをwktkしながら待っている俺ガイルw
とりあえず、あやねも可愛いがみこと可愛いよみこと
まだ漫画が連載中なんだからまだまだ現役バリバリさ
原作のラスト辺りを妄想すると、何だか行人とあやねが良い感じになって、そして最後にはどうしてもあやねが行人を振ってすずの元に行かせる場面が浮かぶ…
「これで良かったのかしら…?」
走り去る行人の背中を見ながら、まちはあやねを静に見ていた。
「えぇ、私はすずをギャフンと言わせられればそれで良かったのよ。行人様に近付いたのも最初からそれが目当てだったし、だから私は満足してるわ…」
澄ました表情で宣うあやねに、まちは肩で息を吐く。そして、自分よりも少し高いあやねの頭をその胸にそっと掻き抱いた。
「お姉さま…?」
「馬鹿ね…。本当は行人様の事が好きなのに…」
まちの言葉に、あやねの肩が僅かに震えた。
「な、何言っているのよ?お姉さま。言ったでしょ?私はすずに勝ちたかっただけで、行人様の事は何とも――」
「……馬鹿ね」
あやねの言葉の先が、まちの胸でやんわりと塞がれた。
「だったら、どうしてそんなに泣いてるのよ…?」
強く、必死に服を掴んでくるあやねを見下ろしながら、まちは幼子をあやす様に頭を撫でた。
「だって、行人様はすずの事が好きなんですもの。それに、すずも行人様の事…」
「そうね…。だけど、行人様はあやねの事も十分に好いてくれていたわ…」
家族として、妹として接しようとした意識が、皮肉にもすずを女の子として見てしまう結果になった行人。
たとえそれが行人の逃げであったとしても、あやねを相手に選んだ事はあやねをちゃんと女の子として見ていた証だった。
少なくとも、行人の隣に居た間はあやねは間違い無く行人の恋人であったのだ。
「うぅ…。ふうぅっ…」
「我慢しなくても良いから…」
きゅっ、と。まちは妹を抱き締めた。
「うわぁぁああん!!」
「いっぱい泣きなさい…。今日は、いくらでも付き合ってあげるから…」
「行人様、行人様ぁ…」
ぽろぽろと、零れた涙がまちの胸に落ちた。
その涙も、想いも全部受け止める様に、まちはいつまでも黙ってもあやねを抱き締めていた。
仕様も無い妄想だが、ラストがこんな感じになる気がしてならない…
実に藍蘭島らしいが、あやねといい感じになるかが問題w
行人の反応も満更じゃないんだよな実際
いい感じになってもおかしくないと思うよ
というかなって欲しい一あやねスキーとして
85 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 20:02:30 ID:QE6s3s8K
ルンスキーに悪い奴はいない
バロスwwwwwwww
でもこのエンドの後、落ちがつく予感。
次は二号さんを決めるぞーとか。
いや、おばばの目的からすると一夫一妻制はない気がするのだ。
どう考えてもラストは小説のおまけ漫画でFAになりそうな悪寒ww
人モードのさしみと遠野さんも問題ないZE!!
>>87 小説のおまけは吹いて冷やしての風呂漫画…
>>88 パーフェクトガイドブックのほうじゃないか?
全員の女の子の子供ができたやつ。
それはそれとして、島一番の美少女であるぱな子さんをお忘れかい?
90 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 05:47:48 ID:7tgzdv15
ぱな蔵さんはまだご存命なんだろうか?
91 :
82:2008/09/13(土) 13:42:15 ID:B2/dPyOp
じゃあ、凌辱エンドなら如何だろうか?
カタリ…。
木戸の軋む音に、行人の身が思わず強ばった。
「行人さん。今日はわだすが来だだよ〜」
訛りの強い喋り方だったが、目隠しをされている行人には戸を開けて部屋に入って来た相手が誰なのかは判別出来ない。
それどころか、拘束され、四肢を投げ出す様にして寝かされている今の状況では身を捩る程度が精一杯と言うところであろう。
「だ、誰?」
「さぁで、誰がさんがは行人さんの体が知っでるンでねぇがな〜?」
クスクスと、怯える行人に意地悪く女の子が返した。
「ほらぁ?ごの前、射精した後も膣中で散々捏ねてやっで、まだ硬ぐさしでヒィヒィ言わせでやっだがな?あンの時の行人さん、敏感になっでっがら止めでって泣ぎながらお願いしでぎでエライめんごがっただよ」
しゅるりと、部屋に衣擦れの音が響く。やがてその音も徐々に少なくなり、遂にはぱさりと、床に全ての服が脱ぎ捨てられる音がした。
「まぁ、忘れでだンなら思い出さしでやるがら、行人さんはまだわだすン中に一杯出しでな?」
ミシ、ミシと、迫ってくる床鳴りが、これから起こる事を連想させ、行人は小さく悲鳴を上げてしまった。
「あンれ?ごの前は服の下がらでも判るぐらいに直ぐに大ぎくなっでだのに、まだ小さい儘なんがね?」
萎縮している行人を見ながら、少女が首を傾げた。
「まぁ、行人さんもこご暫ぐは島の女の子全員とまぐわっでばっがだがら今更なンがも知れねぇがもね」
そう言って行人の開かれた足の間に座ると、少女は行人のズボンに手を掛けた。
「うぅ…」
身を捩っても、体を大の字に固定された行人に出来る抵抗はそれだけだった。
「ンじゃ、脱ぎ脱ぎすっがね〜」
陽気な声とは裏腹に、淫蕩な表情を浮かべた少女は下着ごと行人のズボンを膝まで摺り下げた。
「――っ!!」
ヒヤリとした外気に晒された下半身に、行人の顔が朱に染まる。
「ふふっ…。久しぶりの行人さんのだぁ」
「うぁぁ…」
「お?早速おっきぐなっでぎだだよ。毎日ヤッでんのに、行人さんは元気だなぁ…。はむっ、ちゅぷ…、んっ、んんっ、れろ…」
口を含み、先端を舌で舐め回しながら少女はしゅっ、しゅっ、と竿を扱き立てた。
時折、空いた手で袋をこねり、太腿をそろりと撫で上げる度に行人の体が小さく跳ねる。
「ぷはっ…。流石は行人さん。コレなら、もう十分にヤれるだよ」
はしたなく屹立させられた行人のモノを見て、少女の目に妖艶な色が浮かんだ。そして、れろんと勃起を舐め上げると、竿を掴んだ儘、行人の腰に跨がった。
ぽたぽたと、しとどに濡れた陰唇から垂れる涎が、今から咥え込む行人の性器を汚していく。
「あは。じゃあ、行人さんの子種。たっぷり出して貰うだよ」
「くぅっ…」
ずぶりと一気に根元まで繋がられ、行人は堪らずに声を上げた。
「あぁ、あぁっ!!やっぱり行人さんどの子作り、良いだぁ!!もっど、もっど一杯するだよぉ!!」
ぐちゃぐちゃと、卑猥な水音を立てながら少女はガクガクと腰を振り、行人に獣欲を叩き付ける。
「うぅぁあっ!!」
「あはははっ!!もう出したンがね、行人さん?でも、何度でもイカせでやっがら安心しでイッで良いがらね?」
「ひぃ…。うぅっ…、うっ…」
「行人さん、大好ぎだぁ」
目隠しから行人の涙が伝う。
それでも、少女が、少女たちが行人を犯す事を止める事は無いだろう。
島中の娘が彼の子を孕まぬ限り。
彼が島で唯一の牡である限り。
某学校日々みたいに行人が腐っていたら、この程度では済まさんですよ?
>>91 なんという凌辱!!恐るべしはお○なかwww
>>88 素で間違えたわ、すまんorz
とりあえず、あの漫画でまちとあやねの姉妹丼を思う存分無双できるZE
では、さしみが行人に惚れてしまったらどうでしょうか?
汐が奏でる波音の浜辺に、月明かりに照らされて向かい合う二つの影があった。
『あい?人間になりたい?良いれすよ〜』
舌っ足らずにそう言うと、魔神は腰に差した短剣を抜いて『あいあいさ〜』と呪文を唱えた。
瞬間。ぽんっ、と何処か間の抜けた破裂音と同時に魔神の前に居た大きな影が消え、代わり現れたのは前髪を分け、長い髪を後ろで二つに分けている三角の髪飾りを付けた少女であった
『これで残りの願い事は後二つれす。次は何の願いれすか?』
魔神の問いに、桜色をした少女の小さな唇がそっと言葉を紡ぐ。
『あい、お安い御用れす〜。あいあいさ〜』
再び魔神の短剣が掲げられ、呪文が理を超えた奇跡を起こす。
『さて、最後のお願いは――あれ?』
周囲を見渡すものの、既に少女の姿は見当たらない。
『あぁ。跳ばしちゃったから、もう居ないンれしたっけ…?』
一人呟きながら、まーくんはターバンを巻いた頭を掻いた。
『まぁ、願い事の続きはまた後れと言う事れすね』
斯くして、藍蘭島に海の主がやって来たのであった。
「ふぅ…」
寝床に布団を敷きながら、行人は大きく息を吐いた。
「お疲れだね。行人」
そんな行人に、寝巻に着替えたすずが労いの言葉を掛ける。
「まぁね。流石に今日は結構大変だったかな?」
一日を振り返り、行人は苦笑しながら返事をした。
「ホラ、大嵐の次の日には大物が獲れるってすずが言ってたじゃない?だから海に行ってみたら――」
「さしみが浜に打ち上げられてたんだよね。私も聞いた時はビックリしちゃったよ」
すずの言う通り。昨日の嵐で海は荒れに荒れ、何と海の主であるさしみが浜に打ち上げられていたのだった。
朝一番に釣りに来た行人がそれを発見し、急いで島の住人に助けを読んだ事が功を奏し、さしみは無事に海へと帰る事が出来たのだ。
「まさかさしみが大物になってるなんて、夢にも思わなかったよ」
「ふふふっ。でも、さしみが助かって良かった。行人の事、凄く感謝してたよ?」
助けて貰った行人にさしみが身を寄せて謝意を示していた光景を思い出し、すずに微笑ましい表情が浮かぶ。
「それに、弱ってたさしみをずっと励ましてたでしょ?行人、格好良かったよ」
「いやぁ、そう言われると照れ臭いかな?」
頭を掻きながら、行人は決まり悪そうな表情をした。当時は兎に角必死で、行人はさしみを何度も元気付けていた事すらあやふやであったが、さしみが助かった時は大声を上げて一番に喜んでいたのだ。
「さしみがお礼にいっぱい海の食べ物をくれたから、今日は大漁だったね。行人」
「うん、そうだね。でも、ちょっと家の中が生臭いかな?」
行人が見渡す先には、今日は食べ切れなかった海の幸が保存食に加工されて至る所に釣り下げられていた。これでもさしみは足りないとばかりに次々とお礼の品々を運んで来たのだが、流石に運ぶのが無理だと言って何とか引いて貰ったのだ。
「ふぁああ…。そう言うわけだからボクも今日は早く寝たいかな?」
「うん、お休み。行人」
盛大な欠伸をした行人に、すずは就寝の挨拶をして明かりを落とした。
「お休み〜。すず」
行人も布団を肩まで引き寄せ、瞼を閉じた。
その時。 ぽんっ。と、間の抜けた破裂音が部屋に響いた。
「ぐぇっ!?」
予告も無しに腹部に落ちてきた衝撃に、行人は堪らずに声を漏らした。
「な、何!?どうしたの、行人っ!?」
突然の事態に、すずが明かりを点けた。
「あっ!?」
「えぇっ!?」
そして二人は目の前の、布団の上から嬉しそうに少女が行人に抱きついている光景に揃って驚愕の声を上げた。
「その娘って、ひょっとして…」
「さしみっ!?」
正解とばかりに、少女の姿をしたさしみがスリスリと行人に頬摺りをした。
と、
ふにょ、ふにょ、ふにょふにょ――。
「ぶっ!?」
布団の上から零れてきたさしみの胸に揉まれ、行人の顔が真っ赤に染まった。
「は、裸ぁっ!?」
盛大に鼻血を噴きながら、遠退いていく行人の意識であった。
「―!?―!!??」
そしてそんな行人を抱き抱えながら、よもや原因が一糸纏わぬ自分の姿であると思いもよらない海の主は只オロオロとするばかりなのであった。
さしみ擬人化ネタとな
ついにきたか・・これは続きが楽しみになりそうだ
ちゃんとしたSSは十月以降に投下出来そうです
多分、続きを書くとすれば純愛かと…
さしみのキャラがまだ掴めていないので、難産になりそうです(アニメだけじゃ…orz)
さしみは漫画で、海の主やってると彼氏できないのよね〜、みたいな事言ってた気がする。
というか、さしみ自体ほとんど出てないからキャラつかみきれないのはしょうがない。
書くのは難しいだろうなぁ。
どんなSSだって書けるもんさ、愛があればな!
そんなんで書けりゃ苦労しねーよ
鮪釣りの話でさしみがときめいていたのは、やっぱり鮫なのカシラ?
「あれ……?」
瞼越しに感じる朝の陽気に、行人の意識が覚醒した。目を開けると既に馴染みとなる天井が映った。その光景に、行人は思わず安堵の息を漏らす。
「ははは。なぁんだ、やっぱり夢か。そりゃあそうだよね?さしみが人間になるなんて、そんな非科学的な事が在るワケ無いし」
気が付けば、土間の方からは聞き慣れたすずの包丁が俎板を叩く音が軽快に響いている。
昨日はさしみを助けるのに一杯一杯だったので、あんな夢を見てしまったのだろう。行人はそう思い、起き上がって布団を仕舞った。
「あ。お早よう、行人」
「お早よう、すず。ごめん、少し寝過ぎたみたい。今から薪を割るから」
土間に降りてすずと挨拶を交わし、行人が日課の薪割りに外に出ようとした。その時――
「あ痛っ!?」
外の薪割り場から、聞き慣れない少女の声が聞こえてきた。
「アレ?こんな朝早くから誰が来たんだろう?しのぶかな?」
素振り仲間である侍娘ならば、早朝にすずの家を訪れてドジの一つでもカマしていても何ら不思議ではない。しかし、しのぶが行人を起こさずに一人で素振りなどするだろうか。
行人が首を傾げていると、蜆の吸い物の味を見ていたすずが少し呆れた表情で行人を見ていた。
「しのぶちゃんじゃないよ、行人」
「え?それじゃあ、一体誰なのさ?」
「誰って、昨日ウチに来たさしみに決まってるじゃない」
「え……?」
行人が惚けた声を上げると同時に、玄関の戸が勢い良く開け放たれた。
「え?あ?」
「?」
現れたのは、いつぞやの島の人間と動物が入れ替わってしまうと言う行人の荒唐無稽な夢に出てきた少女その人であった。
だが第一あれは夢で、人魚の姿をしていた筈の目の前の少女は何処をどう見ても人間の姿をしていた。それにいくら似ているとは言え、夢と現実の人物を結び付けるのは流石に考えものである。
「すず。薪割り、終わったから」
「うん。有難う、さしみ。こっちももう直ぐ出来上がるから、居間で行人と待ってて」
「分かった。行人」
「あ?う、うん……」
促されて、行人はさしみと呼ばれる少女と囲炉裏に座った。
(う〜ん、多分さしみって言う、同じ名前の人なんだろうなぁ…)
「どうかしたの?」
「いや、えっと、その……」
行人の視線に気付いた少女が不思議そうに覗き込んできたが、行人はバツ悪そうに視線を泳がせてしまう。
「何か言いたそうだけど?」
「えぇ、まぁ……」
向こうは自分の事を知っている様であるが、生憎と行人にはこの少女の事を殆ど知らなかった。
唯一の男である以上、自分が島で有名な事は良く解っているが、この少女の態度はそれなりの付き合いを感じさせる雰囲気を漂わせていた。
「何処かでボクとお会いましたっけ?」
びきっ――。
少女の米噛みに青筋が立った。
「ひっ!?」
「初めてで、いきなりオールぶつけられた……」
「えぇっ!?」
額を指差しながら、少女は怒気を孕んだ笑顔を貼り付かせて行人に詰め寄った。
「たんこぶ出来て、その後追い回したら急に止まって、またぶつけたのよね……」
ずいと迫られ、後退った行人はふと気が付いた。
「あ、血が出てるよ?」
「え?」
「ちょっと待ってて……」
そう言うと、行人は戸棚から薬箱を持ち出した。
「多分、さっきの薪割りで飛んできた薪が当たったから、その傷かも……」
「そう言えば、ボクの代わりに薪を割ってくれてたんだよね。有難う」
額の傷の手当てをしながら行人が礼を述べると、少女が満足そうに目を細めた。
「昨日、助けて貰ったから……」
「……?」
そう言われてみても、行人には目の前の少女と鯱のさしみとはどうしても繋がらない。きっと、何処かで偶然に助けてしまったのだろう。
手当てを終えながら、行人はそう思うのであった。
さて、さしみをどう料理するかが問題ですね
あくまで別人と言い張るのが実に行人らしいです
行人ってあやねやまちが術でナイスバディになっても絶対同一人物と認めないんでしょうね
まちは元々ナイスバディだぞw
身長が伸びたりすると信じないかもしれないなw
「行人、今日はどうするの?」
「う〜ん、そうだねぇ」
朝食を摂り終え、茶を啜っていた行人は思案しながら返事をした。
部屋を見渡せば海の幸がずらりと並んでおり、これならば暫くは浜辺を訪れる必要も無いだろう。ならば山や村の畑で仕事をしようと、行人がそう言おうと口を開いた時。
「行人。一緒に浜辺に来て」
隣で湯呑みをいじっていたさしみからそう提案されたのであった。
「え?だって、海の食べ物はこんなに沢山あるよ?」
行人の意見に、さしみはふるふると首を振った。
「食べ物を獲るだけが海の仕事じゃない。荒れた浜辺を綺麗にしたり、危険な物を捨てたりするのも大事」
「あぁ、成程ね……」
さしみの言葉に、行人は感心して頷いた。海から恩恵を受けるばかりではなく、海を良い状態に保つ事も確かに重要な仕事であろう。
「海のぬしだから、縄張りはちゃんと守らなくちゃいけない」
「……」
この少女が自分をあの鯱であると言って憚らない事に関しては、最早流す事に決めた行人であった。
「あら、行人さん。こんにちはですわ」
浜辺に着いた行人たちが出会ったのは、漂着物をせっせと収集しているちかげであった。
「ちかげさんも浜でゴミ拾いしてるの?」
「ゴミ拾い?」
行人の言葉に、ちかげの眼鏡がキラリと光った。
「いえいえ。私は浜辺に流れ着いた外からの物を回収しているんですの」
そう言うと、ちかげは既にある程度貯まっていた袋の中から幾つかの雑誌や道具を取り出して行人に見せた。
「普段はあまり流れ着かないんですけど、昨日みたいな嵐の後には良く流れ着くんですの。それに、最近は外の書物の内容も大分様変わりしているみたいで――。あら、そちらの方は確か……」
そこで漸く気付いたのか、ちかげは行人の隣に立っていた少女を見て驚いた表情を浮かべてきた。
「え?ちかげさん、知ってるの?」
「知ってるも何も、さしみさんですわ。行人さんも、以前、この姿、と言っても上半身だけですけど、お会いした事がある筈ですわ」
「だから、そう言ってるのに……」
ちかげの言葉にさしみが肩を竦めて頷く一方、行人は益々混乱するばかりであった。
「え?だってあれは夢で、そもそも人間と動物が入れ替わるなんて在り得ないし……」
何やらブツブツと考察を垂れ始めた行人を尻目に、ちかげがさしみの耳元へと口を寄せる。
「昨晩、まーくんに願い事を叶えて貰ったのは貴女だったんですのね」
「うん……」
「道理で、いつもは浜辺のお掃除をなさっているさしみさんが見当たらなかった筈ですわ。でも、どうして人間になりたいだなんて思ったんですの?」
「助けて貰ったから……」
素っ気ない言葉とは裏腹に、行人を眺めながら答えるさしみは何処か照れを隠している様に見えた。
「まぁ、さしみさんを助けた中で一番頑張ったのは行人さんでしたから…」
「う、海のぬしとして、受けた恩は返さないと示しがつかない」
「解りましたわ。そう言う事にしておきましょう」
意地悪く笑うと、ちかげはそさくさとその場を離れて行った。
何かを言い返そうかと思ったさしみであったが、自分でも何が違うのか解らず、結局は自分に首を傾げてしまう始末であった。
取り敢えず、さしみが執った行動は――。
「行人、掃除……」
「あ、そうだね」
荒れた浜辺の清掃活動なのであった。
描き文字とかの台詞だと、さしみは結構素直な性格をしてる印象がありますね
あと、あんまり丁寧な言葉遣いでもないですが、乱暴でもないみたいです
多分、それがさしみのキャラなのかもしれません
タイトルを付けるなら
逢いたくて、海のぬし
ですかね?
忙しいンですが、一レスくらいならボチボチ…
ふぅ・・・これは毎日気が抜けないZE
おにゃのコになった動物っ子たちは皆可愛いよな〜。とくにくまくまとかくまくまとか
二番煎じなんて言わないから、もう一回擬人化ネタをやってくれないものだろうか…
・
保守
「ふぅ……」
額の汗を拭いながら、行人は一息吐いた。朝からの掃除も昼を少し回った頃には一通りが終わり、見渡せばいつもと変わらない浜辺に戻っていた。
「お腹空いたな〜」
隣で腹を擦りながらそう呟くさしみに、行人も「そうだね」と苦笑混じりに相槌を返す。ちかげやまーくん、海の動物たちも一緒に手伝ってくれていたが、皆昼食を摂りに戻ったのか周囲には誰も見当たらなくなっていた。
「ボクたちも一旦家に戻らない?多分、すずもお昼の準備をして待ってると思うし」
しかし、行人の提案に首を振ると、さしみは眼前に広がる海を指差した。
「すずには、お昼は此処で済ませるって言っておいたから」
「え?だって、ボクたち何の道具も持ってきてないよ?」
「道具なんか無くても、獲れる」
「ぶっ!?」
言うや服を脱ぎ始めたさしみに、行人が鼻を押さえて顔を背けた。
「どうしたの?」
「いや、いきなり脱がれたからちょっとね。それより、お昼は貝や海草なの?」
指の隙間から鼻血を垂らした行人が磯を眺めて尋ねてきたが、さしみはまたもや首を振って否定する。
「魚を獲るよ?普段もそうしてるし」
「えぇっ!?出来るの!?」
行人の言葉に、当然、とばかりにさしみが頷いた。
「じゃあ、行ってくるから」
そう言い残すと、さしみは波の中へと潜っていった。
「はは……。まさか、人間が道具も無しに泳いでる魚を獲るなんて――」
行人がそう呟いた時、ビシャリ、と足元に活きた魚が打ち上げられた。
「……」
行人が目を向けると、手に持っている魚を浜へと投げているさしみの姿が映った。
「行人も何か獲ってきたら?」
シャツを脱ぎ、貝と海草を獲りに海へと潜る行人であった。
(でも、さしみって本当に凄いなぁ。素手で魚を獲っちゃうなんて……)
素潜りで貝を獲りながら、行人は泳いでいるさしみを眺めていた。海中で視界はボヤけていたが、それでも泳いでいる魚を獲る様は最早神業としか言い様が無いだろう。
島の住人には泳ぎの上手い者が多いが、さしみのそれは間違い無く群を抜いていた。
(でも、あんなに綺麗に泳いでると本当に人魚みたいだよなぁ……)
全身を撓らせ、両足を揃えたドルフィンキックで泳ぐさしみには海のぬしである鯱を彷彿とさせる美しさがあった。
(若し本当にさしみが人間になったら、あんな風だったりしてね……)
などと行人が仕様も無い事を考えて、再び貝を獲り始めた時、行人の視界に影が差した。何事かと、行人が見上げた瞬間――
「がぼごっ!?」
目の前に、一糸纏わぬさしみの姿があった。
「ぶはぁっ!!ごほっ、ごほっ……!!」
「もう十分獲れたから、上がろうって言いたかったんだけど……」
浜辺で膝を着いて噎せる行人をさしみが心配そうに覗き込んできた。だが、視界がクリアな陸で全裸を晒されては、近寄られるだけで致命傷になりかねない行人であった。
「取り敢えず、何か服を着て……」
「?うん……」
原因は判らないが、必死な行人に言われ、さしみが脱いだ服を着ようとして――
「服が無い……」
「えぇっ!?」
「多分、泳いでる時に風に飛ばされたか波に攫われたのかも……」
「ぶほっ!?」
反射的に顔を上げた行人が更に盛大な鼻血を噴いた。跪いた格好から、さしみをモロに見上げてしまった。
「じ、じゃあ、ボクのシャツを着てて……」
「うん、有難う。行人……」 遠退きそうになる意識必で、行人が小舟に掛けていたシャツを指差した。
「流石にコレ以上、血を流したら死んじゃうよね……」
四つん這いの行人の視界に、シャツを着たさしみの足が入った。
今度は迂闊に顔を上げる愚行はせず、行人はさしみの脹脛まで視線を上げた。さしみに顔が見えれば問題は無いだろうと。そして、その認識が甘かったのは言う迄も無く――
「でも、無くしちゃった服、どうしよう。すずから借りてたのに……」
行人の前でさしみが膝を折って座り、膝頭で両肘を支えながら顎を掌に乗せて思案に暮れながらそう呟いていた。
両側からの太腿に押し出され、ぴったりと閉じた肌色のスリットが強調されて盛り上がっていた。そして、膝立ちのバランスを取る為にさしみが膝を少し開く。鮮やかな薄紅色が、肌色の隙間から零れた。
行人の鼻の粘膜に、ズドン、と衝撃が走った。
「ぶぴゅ〜っ!!」
「い、行人っ!?」
突っ伏した行人に、さしみが仰天の声を上げた。
「いつも裸なのに、どうして今更鼻血なんて噴くのよ!?」
いつも裸とは、普段は一体どんな生活を送っているのかと、沈みゆく意識で突っ込む行人であった。
遠野さんも裸なんですよね…
ぱな子さんはエプロ――それしか着てないなら、裸エプロンじゃないのカシラ?
と、妄想…
>>110 続き待ってたZE。まずはGJ!
そして行人よ。俺とその位置代われ!!!!!
島一番の美人がジョージ裸エプロントナ!?
目を醒ました行人が最初に見たのは、木漏れ日に浮かぶ、自分を膝枕にしているさしみの心配そうな顔であった。
「もう、いきなり鼻血なんか噴くから驚いたじゃない。これが海の中だったら、鮫とかが寄ってきて大変だったんだからね」
安心した為か。眉根の下がったさしみは茶化すように行人を詰った。
しかし、さしみのその言葉に先程の光景が蘇ってきた行人はまた鼻血が溢れそうになり、さしみの顔にぶちまける寸での所で鼻の根元を押さえた。
「ち、ちょっと行人!?顔が赤いけど、若しかしてまた鼻血なの!?」
「ゔん゙……」
辛うじて頷いてきた行人に、さしみが呆れた溜息を吐いた。
「私の裸なんか見慣れてる癖に、今更鼻血を噴くなんて。変な行人」
ないない。と、行人は首を振った。
この島に漂着して数ヵ月であるが、裸族な女の子の話など島民から聞いた事も無かったし、島民は普通に服を着ているから異端であるのは間違い無くさしみの方であろう。
「も゙ゔ大丈夫だがら゙……」
鼻を押さえながら行人は身を起こしたが、さしみに砂に突いた片腕をあっさりと取られ、その儘太腿に再び頭を落とされた。
見上げると、悪戯っぽい表情のさしみが半眼で行人を眺めていた。
「えっと……?」
「何?」
まごつく行人に、さしみがやけに鋭い犬歯を光らせて微笑んだ。肉食獣を思わせるさしみのその仕草に、「い、いや。何でも……」と、行人は情けない返事で応えた。
そして、どれくらいの時間が経ったのか。不意にさしみが「ねぇ、行人」と、口を開いた。
「私って海のぬしだから、なかなか彼氏とか出来ないわけよ」
「はぁ……」
「まぁ、仲間の中でも一番大きいから、牡の方も近寄り難いんだとも思うのよね」
突然のさしみの身の上話に、行人は暫く適当な相槌を返していたが、やがて背中に嫌な汗が滲み始めた。
膝の上に置かれた行人の顔は両手で優しく、それでいてがっちりと固定されていた。さしみも島民の例に漏れず、万力の様な力で行人を寝かし付けていた。
「この儘じゃ、ぬしを退いた時はもうお婆ちゃんで、子孫も残せないと思うのよね」
逆光で表情が見えなかったが、行人にはさしみが捕食者の壮絶な笑みが浮かんでいる様に思えた。
喰われる。そう思った行人のが小刻みに震えだすと、気付いたさしみがそっぽを向いて口をへの字に曲げた。
「そ、それに、恋だってしてみたいし……」
「はい……?」
消え入る様に呟かれた事とその内容に行人がつい間の抜けた声を上げたが、そんな行人の態度に今度はさしみが正面から向き合わせた。
「私、行人に助けられて、好きになったのよ。解った?」
顔を真っ赤にして頷いた行人を見て、「解れば良い」と、さしみが満足そうに破顔した。
そして二人の間に、波音と潮風が流れて。
「えぇっ!?」
「きゃっ!?」
いきなりの行人の驚きの声に、さしみ小さな悲鳴を上げた。
「だって、ボクはさしみを助けた事覚えてないよ?」
「昨日、浜に打ち上げられてた私を助けてくれたじゃない」
「それは鯱の方のさしみでしょ?君はどこをどう見たって人間の女の子じゃないか」
「この姿は行人に会う為になったからで、本当の私はちゃんとした鯱なの」
「またまた。鯱が人間になるなんて、そんな非科学的な事があるわけないでしょ?」
「う〜……」
さしみが唸るが、そもそも科学的やら非科学的やらの概念が無いので何と言えば良いのかすら判らない。
現実に起こった事なのに、それを信じて貰えない悔しさでさしみは涙が溢れてきた。
オールをぶつけられるより、何倍も痛かった。
「え?ちょっと、さしみ?」 時折、すずやちかげ、まちやあやねが行人の夢に託けてからかってくる時があった。
今回もその類だと思っていたが、流石に泣かれるとは思ってもいなかった行人はかなり慌てふためいた。 今、ここでさしみが泣くから信じると言うならば、それは余りにもさしみを馬鹿にした態度であろう。かと言って、信じないとすれば今の状態の儘である。
どうしたものかと、二人が途方に暮れていたその時。
「あらあら?一体、どうしたんですの?」
「お困りの様れすね?」
ちかげとまーくんが、何事かと二人に歩いて来ていた。
「ふむふむ。つまりは、さしみさんが鯱から人間の姿になったのを行人さんに信じて貰えない、と……?」
「うん……」
さしみとちかげが悩んでいると、二人の前をふよふよと漂うまーくんの姿があった。
「「あ」」
思い付いた二人が同時に声を上げ、そんな二人の視線に気付いたまーくんが待ってましたとばかりに腰から短剣を抜いた。
「私を元の姿に戻して」
「あいあいさ〜」
海に飛び込んでそう言い放ったさしみに、まーくんが短剣を翳げて呪文を唱えた。
鯱に戻ったら、ヤれないじゃないか…orz
と、投下して思った自分…
陳腐な破裂音と同時に、波間に浮かんでいたさしみが閃光と白煙に包まれた。そして潮風がそれらを運び去ると、既にそこにさしみの姿は何処にも無かった。
「さ、さしみ?」
最初は海に潜ったのかと思っていた行人であったが、さしみは中々上がってこなかった。
若しや溺れたのではないのかと、そう思った行人が海へ飛び込もうとして――
「どわぁっ!?」
水面を突き破ってきたさしみにひっくり返された。
「ちょっと、さしみ!!」
声を荒らげようとして、行人はさしみが咥えているものみ気が付いた。
「これ、さしみが着てたボクのシャツだ。ねぇ、さしみ。これを着てた女の子を見なかった?髪を後ろで二つに分けて結んでて、三角の髪飾りを付けてたんだけど」
"それ、私だから"
「あのね、さしみ。ボクは人間の女の子の事を言ってるんだけど?」
受け取ったシャツを持って疲れた表情でそう言ってくる行人に、さしみが腹を見せて波に浮かんだ。
眩しいくらいに白いさしみの体が、行人に惜しげも無く晒し出された。
"どう?行人。鼻血出そう?"
「出ないから!!」
鯱に欲情してしまえる程、行人のストライクゾーンは広くはなかった。
"さっきは出してくれたのに……"
「どんな悪球打ちなんだよ!?ボクは!?」
不服そうに体勢を戻すと、さしみはちかげの方に目を遣った。
「ダメですわ。行人さん、こう言った事に関しては絶対に認めませんもの」
"がーん!!"
「それより、さしみ。さっき海へ飛び込んだ人間の女の子、本当に見てないの?」
その行人の言葉に、さしみはカチンと来た。成程、今の鯱の自分とさっきまでの人間の自分は行人にとっては別人らしい。
つまりは、目の前の本当の姿の自分よりも人間の姿の自分の方が気になっている、と。
自分に嫉妬するのも変な話ではあるが、それ以上に行人の融通の利かなさに腹が立ってきたのだ。
(あらあら……。これは何やら面白そうな展開になってきましたわ……)
後ろから行人とさしみの遣り取りを見ていたちかげが、二人の死角になるように後ろ手に魔導書を呼び出した。
ちかげが気付かれずにそっと呪文をさしみへと飛ばすと、行人の目の前でさしみが再び閃光と白煙に包まれた。
「うわっ!?また変な現象が……」
網膜を焼かれた行人が面を食らって狼狽けた。
「もう、行人の分からずや!!」
「さしみ!?良かった、無事だったんだ――ぶほぁっ!?」
晴れた白煙から現れたのは上半身が人間の裸で、下半身が水棲哺乳類の。詰まりは夢の中で見たいつぞやの人魚のさしみであった。
「どうして私だって――。アレ?どうしたの、行人?」
「はっ!?そうか、また夢なのか!?」
「夢じゃな〜いっ!!」
鼻血を垂れながらそう結論付けた行人を、さしみが押し倒して海の中に引き摺り込んだ。
「はぁ、はぁ……」
「どう?これでも夢なの?」
散々水中散歩に付き合わされた行人は、漸く解放された水面で酸素を求めて大きく肩を上下させていた。
後ろからさしみに耳元で囁かれるが、行人はまだ首を縦に振ろうとはしない。
「そんな、だって、こんなのどう考えても在り得ないし……」
「じゃあ、触ってみてよ」
「えぇっ!?」
「夢なら平気でしょ?ホラ」
そう言うと、さしみは背後から行人に抱き付いた。
「ぶっ!!」
柔らかい感触が潰れ、剥き出しの行人の背中に密着して広がった。その中で感じる二つのしこりが何であるか。
思い当った行人の脳が焼き切れた。
「わわっ!?ちょっと、行人!?やり過ぎた?」
腕の中でぐったりとした行人にさしみが声を掛けたが、完全にのぼせた行人は気を失ってしまっていて全く反応しなかった。
更には、
「ヤバ。行人の鼻血で鮫が来ちゃった」
行人を抱え直し、さしみが浅瀬へと全力で逃げた。
「もう、行人が変な所為なんだからね」
鮫たちを引き離しながら、さしみは行人に文句を垂れた。
続きキター
>>111 譲二裸エプロンがどうしたw
続き乙!
さしみの抱き枕が欲しくなってきたわ。
続きGJ!!
行人の頑固というかそっち系への認識は相変わらずだな。お前の鼻血がある意味一番ミステリーだってのにww
>>115 目を閉じれば、ほーら誰かが裸にエプr
「行人、起きて……」
「う、ん……?」
まどろむ意識の中で、名前を呼ばれた行人が目を覚ました。気が付けば、行人は頭を磯の段差に乗せられて、肩まで海水に浸かって寝かされていた。
真横からの視線を感じて行人が首を向けると、同じ様に水面から顔だけ出してさしみがじっと眺めていた。
「もう鼻血は治まった?」
「え?あ、うん……」
さしみに言われて、行人は鼻の頭を親指と人差し指で挟むとグリグリと捏ね回した。鼻の奥で固まった鼻血がバリバリと砕け、「ふんっ!!」と息むと鼻血の欠片が行人の鼻からパラパラと零れ落ちた。
「うぅ……。さっぱりしたかな……?」
鼻の通り具合を確認しながら、行人は鼻を擦った。
「何それ?変なの」
そんな行人の仕草にさしみが思わず噴き出した。鼻から粉を噴くなんて、しかもそれが鼻血であれば尚の事可笑しかった。
「これをやっておかないと、鼻が詰まるからね……」
半分諦めた表情で、行人がさしみにそう漏らした。
"きゅい〜〜〜っ!!"
「――っ!!」
「何?さっきの鳴き声?」
二人の間に響いた何かの鳴き声に、さしみが大きく反応した。そのさしみの様子に何かを感じ取った行人も、緊張した面持ちでさしみに尋ねた。
「海豚の子供の鳴き声だわ!!助けてって言ってる!!」
そう言うとさしみは海面に潜り、真っ直ぐに鳴き声のした方向へと泳いでいった。
「ちょ、ちょっとさしみ!?」
行人が慌てて声を掛けたものの、、既にさしみは沖まで泳いでいた。
「くそっ!!あれじゃ追いつけないっ!!」
磯から上がり、行人は周囲を見渡した。海豚が何に困っているかまでは分からないが、さしみのあの表情からしてきっと何か大変な事が起こったのだろう。
浜に置いてある小舟(ボート)を海に押し遣りながら、行人が万が一の時に使えそうな道具を探していた時。
「――なっ!?」
さしみが泳いでいた先の海面に、鮫の背鰭が見えた。
「もう大丈夫だからね」
合流した海豚の子供を撫でながら、さしみは自分たちの周囲を旋回している鮫を見遣った。
幸いにも、海豚の子供は鮫からの攻撃を受ける前に助けを呼んでくれたお陰で怪我を負ってはいなかった。恐らく、群れをはぐれた所を鮫に狙われたのだろう。
「皆の場所は分かる?」
"うん"
「そう。それじゃ、私が鮫を引き付けるから頑張って皆の所まで逃げてね」
"おねーさんはどうするの?"
不安げに見上げてきた海豚の子供に、さしみが不敵な笑みを浮かべた。
「大丈夫。私はこの海のぬしだから」
そう言い放つと、さしみは自分の手の甲を横一文字に引っ掻いた。
「どうやら、あの子は無事に逃げたみたいね……」
一息吐いて、さしみは安心した表情を浮かべた。
「でも、問題はどうやって私が助かるかよね?」
そして、悪い冗談でも聞いたかの様な、乾いた笑みを今度は浮かべた。
注意を引き付ける目論見で血の匂いを鮫に嗅がせた事は成功したが、どうやら興奮させ過ぎたらしかった。
何とか喰い付かれる事だけは避けていたが、擦れ違いざまに鮫の肌に擦られ、さしみの体の至る所からはインクが溶けだしたかの様に真っ赤な血が滲み出ていた。
「まさか、入り江に誘い込まれるなんてね……」
さしみの言う通り。三方は切り立った崖に囲まれ、唯一の逃げ場は前方のもであったが、狡猾な鮫によって見事に防がれていた。
ゆらり、と。鮫がさしみに近付いた。
「良いわ。こんな姿だけど、せめてフカヒレに噛り付いてあげるんだからね」
さしみが覚悟を決めた。鮫が喰らい付こうと、さしみの目の前でそのアギトを開いた。
その時――。
「ひぃ〜〜〜っ!!さしみぃ〜〜〜っ!!」
「!?行人っ!?」
突然の行人の呼ぶ声に、さしみが周囲を見渡した。
「あっ!?」
その一瞬が、さしみの致命的な隙であり。
「貰ったぁっ!!」
行人の絶好の好機であった。
ぼきんっ。とオールが圧し折れる音がした直後、さしみの目の前で水柱が立った。
「い、行人っ!?」
視界が通ったさしみが見たものは、折れたオールを手に目を回している行人の姿であった。
何か、行人が凄く格好良い気がする……
まぁ、飛び降りてる時は半泣きなんですがw
ちょや
・
島最強のぬしの稽古も水上じゃ役に立たんか。
無念
・
「行人、行人っ!?」
「う、ん……?」
肩を揺らされて、行人の瞼がうっすらと開かれた。
視界に映ったのは、海面から肩を出して、今にも泣きそうなさしみの顔。
「良かった。気が付いたんだ……」
目を醒ました行人に、傍から見て判る程にさしみが安堵した。「そんな。大袈裟だってば……」そう言おうとして、行人は軽い目眩と額に疼痛を覚えた。指で擦ると、痺れる様な痛みとぬるりとした感触が伝わってきた。
「折れたオールが額に当たって、行人は気絶してたんだからね。もう、崖から飛び降りて鮫に殴り掛かるなんて無茶するから」
「うん、自分でも結構無茶だとは思ったけど、あの時はそれ以外に方法が無かったし……」
頭はまだふらついていたが、それでも行人はさしみに笑い掛けた。
「あの子はちゃんと逃げられたみたいだけど、あの鮫はどうなったの?確か、思いっ切り殴った所までは覚えてるんだけど……」
その質問に、さしみが大きく破顔して手に持っている青白い鰭を行人に見せた。
「行人がやっつけてくれたんだよ。ホラ、あの鮫の鰭だよ?残りはあの子の群れで食べられちゃった」
「そ、そうなんだ。まぁ、助かったなら良かったよ……」
さしみの視線の先で、海豚の群れが沖を泳いでいた。見た目は可愛くても、やはり肉食獣なのだろう。この島及び周辺で魚類に生まれたのが運の尽きだったのだと、行人はさしみの手の中の鮫の成れの果てを眺めながら乾いた笑みを浮かべた。
「さ、行人。私たちも戻――。あ痛たた……」
「さしみ?ひょっとして怪我してるのっ!?」
「えっと、鮫を誘うのに手をちょっとね。あと、体当たりされて少し擦れたかな?でも平気。海のぬしならこんなのはしょっちゅうだし、放っておけば直ぐに治るから」
何でも無いと、さしみが軽い調子でそう返した。それでも、横一文字に切れた手の甲や鮫肌に刮ぎ落されたさしみの体は痛々しく酷い有様になっていた。
「うわっ!?さしみ、いっぱい血が出てるじゃない!!」
「大丈夫だって。こんなのは大した傷じゃないから」
「駄目駄目!!兎に角、女の子なんだからもっと自分を大事にしなきゃ!!傷が残ったりしたら大変だよ!!」
有無を言わせない強い口調で、行人はさしみの手を引いて入り江から出た。そんな行人に、さしみは少し俯いて引っ張られた。
"あ、おねーさん。さっきは助けてくれて、ありがとう"
入り江から出た二人の前に、先程の海豚の子供がやって来た。その少し後ろでは、群れの代表か、はたまた親か。他の海豚より一回り大きな海豚が行人たちに礼を述べていた。
"助けてもらって、有難うございます。海のぬし。やんちゃな盛りで、つい群れからはぐれてしまって"
「まぁ、私はぬしだから。それより、もう群れからはぐれないようにね?鮫だって、群れてればそう簡単には手を出せないから」
さしみの言葉に海豚が子供はこくりと頷くと、大人の海豚に連れられて仲間の群れへと戻っていった。
"おにーさんも。おねーさんを助けてくれて、ありがとう"
「うん。皆助かって良かったよ」
戻り際の言葉に、行人も手を振って返した。
「でも、今度からはあんまり無茶しちゃ駄目だからね?さしみ」
「はぁい……」
隣のさしみが、了解の返事をした。そんな二人の遣り取りを見て、最後に海豚の子供が一鳴きして去って行った。
「――もぅっ!!」
何故かさしみが頬を朱に染めたが、生憎と行人には海豚の言葉が理解出来る程の交流はまだ無かった。
「えっと、何て言ってたの?ボクには良く解らなかったんだけど……」
そう行人が尋ねるものの、「え〜……。あ〜……」と、さしみは要領を得ない言葉を並べているばかりであった。
やがて観念したのか、小さく咳払いをすると、さしみは上目遣いに行人を覗き込んだ。
「その、『お幸せに』って。まぁ、そう思われたみたい……」
行人の顔が、耳まで赤くなった。手を繋いだ儘、二人は海の中で固まってしまっていた。
「は、早く手当てしなきゃね?」
沈黙に堪えかねた行人が再び手を引いて浜に向かい始め、さしみも黙ってその後に続いた。
いつもは小さい人間の男の子だと思っていた行人。その背中が、今はとても大きく見えた。胸が高鳴って、苦しくて、そして安心と不安が交じり合う。
ほんの少し、さしみが行人の手を握る力を込めると、応えるように行人が握り返してくれた。
「あ、戻ってきましたわ。行人さ〜ん、さしみさ〜ん!!二人とも、無事だったんですのね〜っ!?」
ちかげとまーくんが、浜で薬箱を持って二人に呼びかけていた。
行人とさしみが、沖から浅瀬に移ろうとした時――。
「やっぱり、ダメ……」
「……え?」
今まで手を引かれていたさしみが、背後から行人を抱き締めた。小柄な体躯とは裏腹に、がっしりとした男の子の感触。それに、潮の匂いに混じる行人の匂いが、さしみの芯を熱くしてしまう。
「まだ、何も返してない。それに、また助けて貰っちゃった……」
「さ、さしみっ!?せ、背中に胸が当たってるってばっ!!」
鼻血でまた鮫を呼ばないように行人が両手で鼻を押さえた事が、さしみにとっては好都合だった。
「行人。一緒に来て……」
「さしみ?」
大きく息を吸い込むさしみの気配に、行人も反射的に大きく息を吸い込み、それを確認したさしみが行人を海中に引き摺り込んだ。
「あら?行人さん?さしみさん?」
「潜っていっちゃったれすね……」
目の前で水中に消えた二人に、浜の二人は呆気に取られた声を上げたのだった。
(も、もう息が……)
潜り続けて、遂に行人の息が切れた。堪らず息を吐き出そうとして、行人の口が柔らかいもので塞がれる。
行人が驚いて目を開くと、さしみが口移しで呼気を吸わせている所であった。
「!?」
思わず吐き出した行人の息を、さしみが漏らさずに吸い込んだ。そして行人が落ち着くと、再びさしみが行人に息を送り込む。その儘、お互いの息を交換し合った。
「ぷはっ!!」
漸く水面から顔を上げると、行人の目の前に以前皆で競争した時に目印にした岩があった。
「行人……」
すぐ傍で呼ばれて、行人の意識が今の状況を改めて認識した。
「ぶっ!?」
さしみが、真正面から行人を強く抱き締めていた。二人の剥き出しの上半身が、隔たり無く触れ合う。回されたさしみの手が、行人の背中を撫で上げるように触れてきた。
鼻血の衝動が込み上げてきた行人を、咄嗟にさしみが鼻を摘んで押さえた。
「ざ、ざじみ゛?」
「えっとね?行人、どうしても鼻血出そう?」
その質問に、こくこくと行人は頷いた。
「じゃ、じゃあ。別な所に血を集めたら大丈夫だよね?」
「はい゛?」
恥ずかしそうに、さしみがぎこちない笑みを行人に浮かべた。
「!?ちょっ、ちょっど!?ざじみ゛っ!?」
するり、と。さしみの空いた手が行人のズボンの、否、トランクスの中へと入ってきた。
その儘下腹部の丘を越えてさしみが指を進めると、行人の性器がさしみ手の平に滑り込んだ。
「わっ!?」
触れると、行人が僅かに身を震わせて反応した。それがスイッチであったかのように、手の中のモノが脈動を返しながら熱と大きさを増していく。
「わわ……。凄い……」
その変化に、さしみは思わず声を上げてしまう。
「待ってよ、さしみ!!何でいきなりこんな事!!」
ぐい、とさしみを押し返しながら、行人が顔を真っ赤にして叫んだ。
「わ、わたしが行人とシタいからっ!!」
赤面したさしみが叫び返した。その勢いに呑まれ、行人の動きが止まる。
「したい?」
「そ、その……。は、はんしょく……」
「繁殖!?さ、さしみ!!それって……!!」
慌てる行人の両手首を押さえ、さしみが行人を岸壁に押し付けて覆い被さった。
「もう、気に入られた雄は発情した牝の言う事に従うの!!これは自然の掟なんだからね!!」
「は、発情って――っ!?」
「あむ、あむ、むぅ!!」
噛み付くような、さしみの激しいキスに行人の思考が吹き飛んだ。さしみの暴れる舌が、行人の口腔をじゅくじゅくと音を立てて嘗め回した。「逃がさない」さしみの目が、そう行人に語っていた。
「んっ、んく、んくっ!!」
こくこくと、白く細い喉を鳴らしてさしみが行人の味を飲み込んだ。足りないとばかりに、舌を伸ばして更に行人の口を吸う。一滴たりとも残さずに吸い上げる。
獣のような荒々しいさしみの求愛に、遂に行人の腰が砕けた。その儘、行人の体から力が抜ける。
「はぁ、はぁ。やっと、大人しくなったね。行人……」
岩場にぐったりとした行人を見下ろしながら、さしみが口元を拭った。
「ゴメンね、行人。恩返ししなきゃいけないのに、もっと行人が欲しくなっちゃったんだ」
「さしみ……?」
両手で行人の頭を胸に掻き抱いて、さしみが行人に身を寄せた。
「行人がね、格好良かったんだ。助けてくれる時や、一生懸命になってる時が。だから、気に入ったの」
すりすりと、甘える様にさしみが頬擦りをした。さしみの心臓の早鐘が、行人の耳の奥にまで響いた。
「わたしの恋人になって、行人」
「え?」
「わたしじゃ、イヤなの……?」
「い、イヤじゃないケド――」
「やったぁっ!!」
行人の反応に泣きそうな顔をしたさしみであったが、行人の言質を取るや満面の笑みを浮かべた。
「待って、さしみ!!好意を持たれるのは嬉しいんだけど、いきなりそう言う関係になるには早過ぎない?」
ぶんぶんと、さしみが長い髪を左右に大きく振った。
「全然」
やけに鋭い犬歯を剥いて、さしみが朗らかにそう言い放った。
「ここまできて、そんなヘタレた態度は許さないんだからね?それに……」
さしみが頬を染め、少し目を逸らしながら――。
「女の子に、これ以上恥ずかしい事。言わせない……!!」
行人の脳髄が、ズドンとキた。
「それに、行人の凄い元気だよ?コレって、わたしと繁殖出来るって事だよね?」
「お、女の子がそう言う事言うの?」
行人の反論に、さしみが悪戯っぽく舌を出した。
「うあっ!?ちょっと、触るのはタンマ!!うぁっ!?」
「あははは。行人って、ここを触られると面白いね?」
行人の上に圧し掛かったさしみの優位は相変わらず、さしみは再びトランクスの中で行人を直に扱き始めた。
「この儘、脱がすよ?」
「え?ちょっと待って!!」
「待たない」
宣言通り、さしみはトランクスごと行人のズボンを一気に膝まで擦り下げた。
「うぅ……」
白日の下に晒された行人の男根が、海水の中で逞しく屹立していた。
「えへへへ……」
顔を覆って羞恥に耐える行人とは打って変わって、さしみは何処か嬉しそうにその様を見た。
「わたし、行人たちみたいに足が二つに分かれてないけど、ちゃんと行人と繋がれるんだからね」
「えぇっ!?」
行人が仰天して目を遣ると、股の間に潜り込んださしみが行人の勃起をしっかりと握っていた。
「おへその下にあるんだけど、ここにね。行人のを入れるの」
人間の上半身と鯱の下半身の境目より少し下に臍とは異なる窪み、つまりはさしみの生殖孔がそこにあった。
「さ、さしみ!!あの――」
「ふむぅ……っ!!」
行人の制止を振り切って、さしみが一気に行人を体内に挿入させた。
「〜〜っ!!」
「ひぅっ!!」
その感覚に、行人とさしみが思わず強く抱き合っていた。
動いてしまえば今にも果ててしまいそうで、行人はひたすらにさしみにしがみ付いた。
が――。
「あぁっ!?で、出ちゃ――」
バシャバシャと、水面を激しく波立たせて腰を振ってきたさしみに、敢え無く陥落させられてしまった。「な、何で急に?」いきなりのさしみの行動に視線を向けた行人の表情が凍り付いた。
「はっ、はぁっ。うぅん。いくとぉ〜」
尚も腰を振り続けるさしみが、理性が飛んだ目で行人を見ていた。
「さしみ!?ちょっと待ってよ!?」
「イヤ!!もっと、行人と気持ち良い事したい!!」
行人の台詞をバッサリ斬ると、繋がった儘、さしみは海の中に行人を引き摺り込んだ。
「〜〜っ!!」
「〜〜っ♪」
口付けの呼吸で、行人はさしみに海の中を縦横無尽に連れ回された。
初めは射精の直後で萎えていた行人の逸物も、お構い無しにこね回されるさしみの中で再び硬度を復活させられ、それを感じ取ったさしみが激しく扱き、また搾り取られる。
動くのは専らさしみであるとは言え、三回目の射精で行人の息が切れ、岩場に戻された。
「はぁ、はぁ……。もう、限界――って言ってるのにっ!?」
「えへへへ〜♪行人、行人、行人!!」
仰向けになった行人の上で、さしみが尚も繋がった儘で交尾を続けていた。二人とも完全に水面から上がっているのだが、さしみは構わずに行人の上で痴態を晒すのを止めない。
既に繋がっている所は逆流してきた行人の精液とさしみの愛液が泡を立たせて混ざり合い、さしみの動きに合わせて粘着質な音を響かせていた。
もう打ち止めに近かったが、それでもさしみに勃起させられるのを止めさせては貰えず、齎される疼痛と快楽の混ざったさしみの責めに、行人が切れ切れな悲鳴を上げた。
何度吸い取られたのか。もう何も出ず、襲われる絶頂に只ピクピクと痙攣するだけであったが、気が狂いそうになっても萎える事を許しては貰えない。この一線を越えたら、もう自分は戻れなくなると行人は恐怖すら覚えた。
「も、もう、気が、おかしくなる……!!さ、しみ!!お願い、だから、もう――あぁああっ!!」
「ふあぁぁぁっ!!」
ぶつりと、行人の意識が飛んだ所でさしみが背中を仰け反らせて獣声を上げた。その儘、二人は糸が切れたように倒れ込んだ。
「――ぅと、行人?」
「うぅん?」
朦朧とする頭で、行人は目を醒ました。見渡せば日も暮れ、空にはちらほらと星が瞬き始めていた。
「良かった、死んじゃったかと思った」
「うわっ!?」
抱き付いてきたさしみに、行人の意識が鮮明になった。同時に、弾けるような柔らかい双丘や、まだ痺れている下半身の感触までもが行人に襲い掛かってきた。
「ぶっ!?」
繋がった儘であったお互いの状況に、行人が鼻血を噴いた。
「は、離れて。さしみ!!」
「イ・ヤ!!」
行人の鼻血に汚れるのにも気にせずに、さしみは行人の体を抱き締めた。
「だって、行人はわたしの彼氏。いっぱい甘えるんだから」
そう言って、さしみが行人の鼻を摘む。そして、面目無い表情で目を伏せた。
「ゴメンね。行人。わたしばっかり行人に良くして貰ってるのに、まだ何も返せてない……」
「えぇっと、何て言うのかな?若しも、だけど……」
「うん?」
治まった鼻血を拭いながら、行人が言い難そうに口を開いた。
「さしみがさ、本当に海のぬしって言うのならボクとさしみの間に貸し借りなんて無いよ」
「え?だって、わたしは行人に打ち上げられたのを助けて貰ったよ?」
「うん。だからそれでお相子。ホラ、最初にボクがこの島から出ようとしてさしみが止めてくれたんだよね?それでボクも危ない所を助けて貰ったんだから。寧ろ、ボクが借りを返したんだよ」
「でも、わたしが鯱だって行人は信じてないんじゃないの?」
「きっと、夢って事にしといて。それで今日は騙された事にするよ」
そう言って、行人は諦めた表情でさしみに笑い掛けた。
「待って、行人。わたしが行人を好きなのは嘘じゃないから」
「う……。流石にそれは嘘には出来ないかな?」
「それを嘘にしたら、もう一回海に引き擦り込む」
行人の首に腕を回しながら目だけが笑っていない微笑を見せるさしみに、行人の背筋に悪寒が走った。
「り、了解……」
「うん。なら良し」
行人の返事に、さしみの表情が喜色に染まった。
「えっと、それより良い加減にズボンを穿きたいんだけど?」
「この儘で良いんじゃない?ずっと繋がってても」
「そんな……」
冗談めかして笑ったさしみであったが、何とか行人はズボンを穿く事が許された。
「行人の赤ちゃん、出来るかなぁ?」
尾鰭を海水に浸けてさしみが腹を擦りながらしみじみと呟いた。が、一方の行人は全身から脂汗が吹き出していた。
「もし出来てなかったら、今度もお願いね?行人」
「はい?」
「今回ので足りなかったのなら、次はもっといっぱいしなくちゃね?」
行人に顔を寄せながら、さしみが片目を閉じて微笑んだ。
「また、いっぱいしよ?行人」
行人の頬に、さしみの柔らかい唇がそっと押し付けられた。
「じゃあ、行人。またね」
手を振り、さしみが海の中へと帰って行った。後は、さざ波だけが静かに呆気に取られていた行人を包んでいた。
「あれ?立てない?」
身を起こそうとして、行人は腰が抜けている事に気が付いた。
「えぇっ!?ちょっと、ホント!?」
徐々に汐が岩を呑み込み始め、同時に行人の体も海水に浸かり始めていた。
「さしみ〜、助けて〜!!」
腕だけで岩をよじ登りながら、行人の絶叫が大海原に響き渡っていた。
終った…
と、同時にやっちまった…
海の中で、人魚なさしみに一方的にヤラれる行人しか思い浮かばなかった…
でも、後悔はしていない…
GJ!
人魚とのエッチとはこれまた凄いものを・・w
乙です。
まさかのオルカプレイw
ふう・・・と、まずは冷静になって
>>129へのGJ!!!
海中プレイなんて堪らないZE!さしみ可愛いよさしみ
人間化したら可愛い子はまだまだ居るし、これからも妄想が尽きないなw
俺のオナ禁が・・・このアホ・・・
つ、次にも期待してるなんてないんだからねっ!d(////
なにこの過疎ぶり
過疎…
あ、ここにプロローグ置いておきますね?
ときめいて、れでぃ
少女はふと気が付いた。ひょっとして自分は、他の娘たちと比べて微妙に違う反応をされているのではないのかと。
思い返せば、皆に対してはやたらに狼狽えて――原因は不明であるが――鼻血を噴いたりしているのに、少女だけの時にはそんな素振りは微塵も無い様なのである。
「むぅ〜……。一体、私どうなってるのよ?」
ショートヘアーを両側で結んだ頭を傾げ、疑問と不満を少女が言葉にして紡いだ。確かに、少女は仲間の娘たちと比べて幼く、相応に背丈やら何やらが足りていなかった。
しかし……、否。だからこそ、少女は誰よりも女である事を目指していた。
そう、藍蘭島一の大人な女である"れでぃ"になる事を。
一方で、少女は焦りも覚えていた。
最初は――本人たちに自覚は無いが――強引とも言える程にに積極的であった皆の態度が、最近では臆病とも取れるくらいに消極的になっていた。
普通ならば戦意喪失と、諸手を上げて喜ぶべき事態であったが、何故であろうか。女の勘とでも言うべき直感が、少女に危機感を抱かせていた。
島で唯一の男である少年を婿に迎える事は、島中の娘たちの悲願である。それは少女にも理解出来る事であった。
何故、少年に親しい筈の娘たちの中に距離を置き始める者だ現れたのか。いくら考えても答えは出てこない。
「でも、これって"ちゃんす"だよね?皆が遠慮してるのなら、私が行人を"れでぃ"の魅力でメロメロにしちゃうんだから」
行人を婿にすれば、もう誰も自分を子供扱いなどしないであろう。そして何より、そんな態度を取っている行人を見返す事も出来る。
「ふふふ。みてなさい、行人」
斯くして、ゆきのの野望が動き出したのであった。
例によって、ゆきの×行人です
続きはまた後ほど…
新作予告キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
>>137 無茶しやがって・・・
>>136 新たな新作のプロローグキターー!!てか、あなたは神か!?無茶しないペースで頑張って下さいな
よーし、俺も全裸待機を開始だZE!
この時期全裸はきついだろ
つネクタイ&靴下
変態紳士の完成か
寒すぎる
すいません、何か誤字脱字が多かったので訂正分も…
ときめいて、れでぃ
少女はふと気が付いた。ひょっとして自分は他の娘たちと比べて、微妙に違う反応をされているのではないのかと。
思い返せば、皆に対してはやたらに狼狽えて――原因は不明であるが――鼻血を噴いたりしているのに、少女だけの時にはそんな素振りは微塵も無い様であった。
「むぅ〜……。一体、どうなってるのよ?」
ショートヘアーを両側で結んだ頭を傾げ、疑問と不満を少女が言葉にして紡いだ。
確かに、少女は仲間の娘たちと比べて幼く、相応に背丈やら何やらが足りてはいない。
しかし……、否。だからこそ、少女は誰よりも女である事を目指していた。
そう、藍蘭島一の大人な女である"れでぃ"になる事を。
一方で、少女は焦りも覚えていた。
最初は――本人たちに自覚は無いが――強引とも言える程に積極的であった皆の態度が、最近では臆病とも取れる消極的なものになっていた。
普通ならば戦意喪失と、諸手を上げて喜ぶべき事態であったが、何故であろうか。女の勘とでも言うべき直感が、少女に危機感を抱かせていた。
島で唯一の男である少年を婿に迎える事は、島中の娘たちの悲願である。
それは少女にも理解出来る事であった。
何故、少年に親しい筈の娘たちの中に距離を置き始める者が現れたのか。いくら考えても答えは出てこない。
「でも、これって"ちゃんす"だよね?皆が遠慮してるのなら、私が行人を"れでぃ"の魅力でメロメロにしちゃうんだから」
行人を婿にすれば、もう誰も自分を子供扱いなどしないであろう。そして何より、そんな態度を取っている行人を見返す事も出来る。
「ふふふ。みてなさい、行人」
ゆきのの野望が今、動き出したのであった。
「えへへへ〜。行人をお婿さんにしたら、毎日遊んで貰おっと」
くまくまの頭の上で、ゆきのは得意そうに呟いた。
"ねぇ、ゆきゆき。お婿さんにするって、どういう意味かちゃんと解ってるの?"
「え、知ってるよ?結婚して、ウチに来る男の人の事でしょ?」
あっけらかんと答えたゆきのに、くまくまが呆れた溜息は吐いた。
"そうじゃなくて、いくいくをお婿さんにするのならゆきゆきはいくいくの事が好きなの?って意味"
「それなら良いじゃない。だって、私行人の事好きだもん」
"いや。だから、そう言う意味じゃなくて……"
「?」
怪訝そうな表情を浮かべてくるゆきのに、くまくまが肩を竦めた。
「何よ〜?要は私が行人を"ゆーわく"して、それでお婿さんにしちゃえば問題無いじゃない」
何処か暗澹とした色のくまくまに、ゆきのが抗議の声を上げた。
「大丈夫だってば。その為に今日は色々と考えてきたんだし。それでね、私の溢れるこの大人の魅力で行人を虜にしちゃうんだから。あ、ホラくまくま。行人が居たよ」
ゆきのの指差した先には、森の入り口で大きな籠を背負った行人が立っていた。
「やっほ〜。行人」
「遅いよ、ゆきの。今日は森でいっぱい果物を採るから早く出るって昨日言ってたじゃないか。もう朝はとっくに過ぎちゃったよ?」
「もう、そこは『ううん、今来たところ』って言わなきゃ。それに、"れでぃ"には色々と時間が掛かるものなの」
理不尽なゆきのの物言いに早くも疲れた表情を浮かべた行人であったが、そんな行人の肩をくまくまが軽く突付く。
"ごめんね、いくいく。今日の事、ゆきゆきは凄く楽しみにしてたから昨日は中々寝付けなかったみたいなの。それで少し寝坊しちゃって……"
「何だ、そうだったのか。ゆきの、そんなにはしゃがなくても良いのに」
「ち、ちょっとくまくま!!余計な事言わないの!!あ、あと行人も、私そんなに浮かれてなんかなかったんだからね!?」
一転して破顔した行人に、ゆきのが声を荒らげた。
しかし、「はいはい、解ったから。早く森に入ろう?遅れた分、頑張らないといけないからね」と、やけに柔和な態度で行人は歩を進めた。
そんな行人の態度に、ゆきのの対抗心に火が灯る。
これこそが、皆がゆきのを"れでぃ"として認めていない証拠であり、子供扱いなのだ。
いつもなら躍起になって反論する所だが、ゆきのは喉元まで出掛かったそれを何とか飲み込んだ。
(ふふん。そんな態度でいられるのも、今の内なんだから)
先を行く行人の後姿を半眼で眺めながら、ゆきのは口の端から八重歯を覗かせるのであった。
「へぇ、この辺は結構生ってるんだね」
「でしょ〜?」
"この前、偶然見つけたの"
巨大な果物をもぎながら、二人と一頭がそれぞれの仕事をこなしていた。
「くまくま〜。次はこの木をお願い」
"これね?それじゃあ、ゆきゆきは下がってて。あと、いくいくも"
「うん」
「確かに、これじゃバスケット・ボールよりも重たそうだもんなぁ……」
見上げた先の葡萄の実を眺めながら、行人はぎこちない笑みを浮かべていた。人の頭ほどもある葡萄の実は、ともすれば水の入ったバケツの如く重い。皮は硬くなくても、重さだけで十分に脅威であろう。
そしてそんな上を眺めている行人を尻目に、ゆきのはくまくまに目配せをした。
(くまくま、それじゃあお願いするね。)
(この木にくっ付いてる蜂の巣を落とせば良いのね?)
くまくまの質問に、ゆきのがしっかりと頷いた。
そう、それが今回のゆきのの作戦なのであった。
蜂の巣を故意に落とし、出てきた蜂から行人の手を引いて森の中に逃げ、そして二人っきりになる。そして、表向きは遭難と言う事にして、ゆきのが行人をリードし、無事に村へ生還すると言うものであった。
勿論、たかたかやいぬいぬなど他の動物たちの協力でいざとなれば何とか出来るようにしてある。
(これで私が頼れる大人な所を見せれば、きっと行人は私にメロメロよ)
と、ゆきのが自分に傅(かしず)く行人を想像していると――、
「ゆきの、危ないっ!!」
「……え?」
切羽詰まった行人の声を聞いたと思った瞬間。葡萄の実とは違う、黄土色をしたボールの様な物体がゆきのの顔面を直撃した。
「きゃっ!?な、何よコレ!?」
ぶつかった拍子に、裂けた物体からベタベタとした粘液がゆきのの視界を奪った。
それが口の中に入った瞬間、その甘味にゆきのは自分に落ちてきたものの正体を悟った。
「ゆきの、蜂の巣が落ちたんだよ!!早く逃げなきゃ!!」
"わ、わ、わ……!!ゆきの〜っ!!"
「う、う〜っ!!見えないよぅ!!蜂蜜が目に入っちゃったよぅ!!」
真っ黒な視界に加えて、周囲に群れ出した蜂の唸る様な羽音にゆきのは恐怖で腰を抜かせてしまっていた。
パニックに陥った所為か、無謀にもその場に座り込んでしまう。
「くまくま、川ってこの近くにある!?」
"えぇっと、あっちにある筈だよ"
そんな行人とくまくまの会話が聞こえたと思うと、突如ゆきのは背中と膝の下に腕を通されて抱え上げられた。
「きゃっ!?な、何!?」
「兎に角、今は逃げるよ!!」
近くで聞こえる行人の声に、ゆきのは全てを任せてしがみ付いた。
「走るから、舌噛まないようにね!!」
言うや、行人はゆきのを抱えた儘、森の中を走り出した。
時折、枝葉がゆきのを掠めるが、背後から迫ってくる蜂の追っ手の気配を感じればそれこそ些細な事にさえ思えた。
今、しがみ付いているのは行人の首であろうか。ゆきのはそんな想像を膨らませた。
女の子よりもずっと太くて、そして抱かれた胸は硬くて大きく、そして背中と膝を支える腕は力強い。
「大丈夫、ボクが何とかするから……!!」
その声に、ゆきのは不意に胸の高鳴りを覚えた。
安心してしまいそうで、同時にひどく心が揺れる。
だからゆきのは、
「……うん」
行人の腕の中で、小さくなってそう頷く事しか出来なかった。
「あっ!!川だ!!」
藪を抜け、川原の砂利を踏み鳴らす音が響く。
「この儘川に飛び込むから、息を吸い込んで!!」
迫る流水音に合わせ、ゆきのは大きく息を吸い込んだ。
「すぅ――」
行人の息音が聞こえた直後、ゆきのは刹那の間だけ宙に浮き上がった。
(行人、行人……)
川に流されながら、ゆきのは何度も行人の名前を反芻し続けていた。
以上、続きはまた…
しかし、川にながされるネタ多いなぁ…
>>145 逞しい行人GJ。ちっちゃいゆきのをしっかりと守るとはいい男だZE
続きもマターリ楽しみにしてます〜
そういや、くまくまの人間バージョンってゆきの位の少女だったよな・・・・・・・・・いやなんでm(略
よし!!誰も居ない今のうちに藍蘭島まで泳いで逝ってくるZE!!!
━━━ ミζ 逝ってくるZE!!!
┃↑
>>147 →藍蘭島
┃〜〜〜〜〜〜
海
無茶しやがって
無茶しやがって・・・・
150 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 16:21:02 ID:DebumS7i
GJ
あと無茶しやがって・・・
違う天国行っちゃったな
彼がたどり着くのは本当に天国かな?
外伝のゆきの話を読んだ後は、無茶したい気持ちもわかる
そして、続きを投下
「で、今日から行人ちゃんのお世話をするって事になったワケなのね?」
「……うん」
荷物を纏めながら、未だに布団の中にいる背後の母親の言葉にゆきのは頷いた。
行人の咄嗟の機転で大事には至らなかったが、全てが無事と言うわけではなかった。
座り込んでしまったゆきのに集っていた蜂を振り払った拍子に行人は両腕を刺され、更には川から這い上がる際、腕を庇った所為でバランスを崩して川に落ちて右足首を挫いてしまっていた。
直ぐに上空で待機していたたかたかにオババの元へ運ばせたものの、行人の状況は腕の腫れと捻挫が治るまでは満足に動けないと言い渡される始末であった。
ゆきのは泣きながら行人に謝り、そして完治するまで自分が世話をすると買って出たのだった。
「ねぇ、お母さん」
「なぁに?ゆきの」
「えっと……、その……」
歯切れの悪いゆきのの態度であったが、かがみはその先を片目を瞑りながら静かに待った。
「い、行人に"れでぃ"って思われるには、どうしたら良いのかな……?」
そう呟いて、ゆきのは肩を落として項垂れた。
行人に怪我をさせてしまった自分が、今こんな事を考える事自体不謹慎であると思ったが、それでもゆきのは思わずにはいられなくなってしまっていた。
『良かった。ゆきのは怪我してないんだね?』
川原でそう言って頭を撫でてくれた行人の行為が、自分を"れでぃ"としてではなく、守るべき年少者としか見ていないのだとゆきのは解ってしまったのだ。
自分は悪い子だと思う。欲張りな子だとも思う。
それでも、昨日からゆきのは行人に対して胸に渦巻く悔しさを抑えられなくなっていた。
行人が自分を"れでぃ"として見ていない事に、ゆきのは自身でも訳の解らない不公平感を覚えてしまっていた。
そして、それが今まで抱いてきた悔しさとは少し違うと言う事も、何となくゆきのは感じ取っていた。
「そうね〜。今まで行人ちゃんに意識されてなかったのは、アンタが行人ちゃんを男として意識してなかったからじゃない?」
「え?行人は男だって、私知ってるよ?」
「知ってるだけじゃダメなのは、ゆきのが身を以って解ってるんじゃないかしら?」
「う……」
その言葉に、ゆきのが口篭る。
「で、でも。意識するって言われても、どうやってすれば良いのか分かんないもん……」
娘の必死な叫びであったが、かがみは呆れた表情で溜息を吐いた。
「だ・か・ら、『今まで』って言ったじゃない」
「?」
尚も意図を掴めていないゆきのに、かがみは苦笑しながら項を掻き上げた。
「大丈夫よ、ゆきの。今のアンタなら、行人ちゃんも意識してくれるかもしんないわ」
「え?それって……?」
男の子を、行人を意識すると言う未知の感覚が遂に自分にも解るのかもしれないと思うと、ゆきのの心臓は期待で高鳴りだした。
何より、行人が自分を"れでぃ"として見てくれるその可能性にゆきのは無意識に握り拳すら作っていた。
「後は自分で行人ちゃんに会って男の子を意識するって事を実感してきなさい。アンタの言う"れでぃ"って言うのは、そこから始まるんじゃないのかしら?」
「う、うん。それじゃ、行ってくるね。お母さん」
荷物を背負い、ゆきのは家を飛び出した。
「やっぱり、女の子は恋をしてこそよね〜。あ〜あ、私もお祖母ちゃんになる日が来るのかしらね〜?」
小さくなった娘の後ろ姿を見送りながら、かがみは楽しげに呟いた。
「頑張って行人ちゃんをモノにしてきなさいよ?ゆきの……」
暫くして、布団から寝息が立ち始めた。
「それじゃ、行人。私、仕事に行ってくるけど本当に一人で大丈夫?」
「大丈夫だよ、すず。ご飯もトイレも全然出来ないってワケでも無いから」
心配そうに振り返るすずに、行人は努めて元気に振舞った。
「でも、腕や足なんか包帯でグルグル巻きだよ?昨日は蜂に刺されて熱も出てたし……」
「うん。まぁ、昨日は色々と大変だったけど、今日は大分落ち着いたよ。この包帯とかも見た目程酷くもないし。だから、すずもそんな顔しないで。……ふぁ」
蜂の毒と捻挫の炎症からくる熱で一晩中魘されていた行人であったが、それも朝方には何とか回復して今の状態に落ち着いていた。尤も、お陰で碌に眠れずに行人の目の下には隈が出来ていたりしていた。
「あはは、行人眠そうだね」
「ごめんね、すず。ボクがこんな体なばっかりに……」
「もう、それは言わない約束だよ?行人」
そんな遣り取りをして、行人とすずが同時に噴き出した。
「でも、本当に具合は悪くないから。それに、今日はゆきのが来てくれるって言ってたし」
そう行人が言うや、玄関の戸が叩かれた。
「行人〜、すず姉ぇ〜。居る〜?」
「あ、ゆきのちゃん。お早う」
すずが戸を開けると、そこには荷物を背負い、息を切らせているゆきのの姿あった。
「うん、お早うすず姉ぇ」
挨拶を交わすと、ゆきのはすずの後ろの居間で寝ている行人と目が合った。
「お早う、ゆきの」
「お、お早う。行人……」
それだけで、ゆきのは自分が真っ赤になっている事が判る程に頬が熱くなった。
「アレ?ゆきのちゃん、顔が赤いけどどうかしたの?」
覗き込んできたすずに、ゆきのの心臓が跳ね上がった。
「な、何でも無いよ、すず姉ぇ!!ちょっと急いで来たから、きっとその所為だよ!!」
「そう?なら良いけど。それじゃ、ゆきのちゃん、行人のお世話お願いね。私はこれから仕事に行ってくるから」
「ま、任せといてよ、すず姉ぇ。行人の事は、全部私が面倒見るんだから」
小さな胸を叩いてゆきのは言い切り、そんなゆきのにすずは「うん」と柔らかく微笑んだ。
「い、いってらっしゃい。すず姉ぇ」
「気を付けてね、すず」
「うん、夕方には帰って来れると思うから」
そう言い残し、すずは家を後にした。
見送った儘で閉まった戸を眺めていたゆきのの背中に、じんわりと汗が滲んできた。
「それじゃ、すず姉ぇにも頼まれちゃったし。今日は私が行人の世話をしてあげるんだからね」
荷物を降ろし、平静を取り繕って振り返り、そしてゆきのは思わずその口を噤んだ。
「すぅ、すぅ……」
行人が、布団の上で寝息を立てていた。
土間から上がり、ゆきのはそっと行人の寝顔を覗き込んでみた。
今は幼くすら見える無防備な寝顔を晒しているのに、いざとなれば身を挺する勇気と知恵を出して何とかしてくれる行人。
そして、そんな行人に助けられたかと思うと、ゆきのは嬉しくてじっとしていられなくなりそうになった。
森の中で蜂から逃げる為に抱えてくれた時や、流されている間、溺れてしまわないに様に支えてくれた時の行人の腕の感触を今でもゆきのははっきりと覚えていた。
「あ……」
だが、布団の端から零れた行人の包帯の巻かれた腕を見て、ゆきのの浮かれていた気持ちが霧散してしまう。
無傷で済んだ自分と引き換えに、行人は今こうやって寝込んでしまった。
蜂の巣を落とす計画を立てた自分が上の空であった所為で行人を酷い目に遭わせてしまった事が、ゆきのに罪悪感を募らせていた。
「ごめんね、行人。私なんかの所為でこんなに怪我させちゃって……」
体が冷えない様に、ゆきのは行人の毛布を掛け直した。或いはその怪我を見ないように隠したのか。
それはゆきのにも判らなかった。
以上
ノシ
>>157 続きキター!!GJ!
少しずつ大人の階段を昇るゆきのが楽しみだZEw
そして、俺も天国へ・・・逝きかけたZE orz
はぁはぁ、つ、続きは・・・・?
風邪ひいちゃうよぉ
161 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 20:57:11 ID:RwcrAvOB
さ・・む・・・い・・・グハァッ
これを使うんだ!
つネクタイ&靴下
靴下が一個余ったぞ!?
何故!?
英国紳士になれと申すか!!
久しぶりの投稿。
10レスほど。
166 :
1/9:2008/10/29(水) 00:17:45 ID:epJXlwtK
今日はかがみさんの家で晩御飯を頂くことになった。
なんでも、ゆきのたちがちかげさんの家に泊まるから寂しいとのこと。
ゆきのは、「どうせ母さん料理作らないから、行人が作んなきゃいけないでしょうね」と言っていたけれど。
結構楽しみにしてたのに……。
しかし今、かがみさんは一人で作っている。聞いた話とは大違いだった。
ゆきのの勘違いかな。すごいやる気満々で台所に行ってたよ?
だけどまぁさすがに何もしないのも気が引けるよね。
一応手伝おうとしたけれど、「行人ちゃんは居間でゆっくりしててね〜」と言われちゃった。
気にはなったがさすがに本人がいいと言っているんじゃあしょうがない。
仕方ないから紅夜叉の最新作でも読みながら待っていよう。
ゆきのの家には全巻揃っているみたいだし。
「……ん……はぁ……くぅ……」
読み始めてからしばらくたつと、うめき声のようなものが台所から聞こえてきた。
少し心配になり、台所の方に声をかける。
「かがみさん、だいじょうぶですか?」
「ふぇっ!?だ、大丈夫よ〜。た、玉ねぎが、目にしみちゃっただけだから〜」
声をかけようとした瞬間に返事が聞こえた。
どうやら杞憂だったみたい。
まあ少し不安は残るけど大丈夫そうだし。
続きでも読んで待っていよう。
「……あっ………くふっ………」
……うん、待っていよう。
「お待たせぇ〜特製カレーよ〜」
ちょうど読み終わる頃には、晩御飯が運ばれてきた。
かがみさんはお盆の上に乗せた料理を、テーブルの上に並べている。
どうやら台所は暑かったみたいで、少し汗ばんでいるように見えた。
着物の胸元も少しはだけていて、微妙に目のやり場に困る。
口の中が乾いてしまったので、落ち着くためにつばを飲み込もう。
……よし、大丈夫。
あらためてテーブルの方を見る。
そこに並べられた皿からは、いい匂いが漂っていた。
うん、やっぱりカレーが一番だよな。
167 :
2/9:2008/10/29(水) 00:18:18 ID:epJXlwtK
「おいしそうですね」
別にお世辞でも何でもない、本心から出た一言だった。
それを聞いたかがみさんはまんざらでもない表情。
「ふふ、ありがとう〜。愛情たっぷりなのよ〜」
「あ、愛情って…」
頬を染めながら、うれしそうに話すかがみさん。目もキラキラ輝いている。
愛情っていう、直球な表現に少し恥ずかしくなってしまった。
でも、なんか愛情たっぷりって言ったとき、目がギラッと光ったような気がするけど。
なんか、ほら。蛇が獲物見つけたときみたいな。
……ま、気のせいだよね。
「やだ〜行人ちゃ〜ん。そんなに照れないでよ〜」
頬に両手をあてて、いやんいやんという風に体をくねらせている。
どうやら少し考えていた様子が、照れているという風に見られたみたい。
事実ではあるけど、あらためて言われるとさらに恥ずかしくなる。
「そ、それはそうと食べましょうよ」
「そうね〜じゃあ食べましょう〜」
さて食べよう、とするもののスプーンが見当たらない。
かがみさんの方を見ると、笑顔でスプーンを持っていた。
一本だけ、両手でしっかりと。
「あの、スプーンは?」
そう聞くと申し訳なさそうな顔をするかがみさん。
若干、笑みも混じっているような気もしたが、気にしない。
「ごめんね〜一本しかないのよ〜」
腑に落ちないけれど、信じないのも失礼なような気がする。
ゆきの達がいるときはどうするんですか?なんて聞いちゃいけないんだろうな。
やぶをつつく必要はないはず。
「それじゃあどうするんですか」
大体想像できるけど、一応確認する。思いつく答えは一つしかないけど。
「だからね〜。こうするの〜」
そう言いながら、ボクの隣に正座するかがみさん。
座るなり寄りかかって、左腕をボクの右腕に絡める。
あまりの自然さに一瞬何が起きたかわからなかった。
168 :
3/9:2008/10/29(水) 00:18:59 ID:epJXlwtK
「え?」
「はい、あ〜ん」
ボクの皿からカレーをスプーンで掬い、口の前に差し出した。
この状況は…なんかデジャブ。しのぶにもされた思い出が…。
あの時はヤバかったなぁ〜。後ろから抱きつかれて、胸が背中に当たって煩悩を振り払うので精一杯だったし。
あ、そういや腕になんか柔らかいものが当たってるなぁ、なんか気持ちいいや。
って、現実逃避してる場合じゃなかった!
「い、いいですよっ」
どうにか腕を放させようと、当たらないように動かした瞬間。
さっきよりもがっちりとホールド。
ぷにゅ。
感触がさらに伝わってくる。
「ならどうするの〜?一本しかないのに〜」
ボクの腕をさらに体の方へ引き付けながら、上目づかいで見つめるかがみさん。
頭の中では、一本しかないならそれしか方法がないことはわかっていた。
しかし、そんなことより体の一部分に意識が集中している方が、今は問題だ。
さっきは片方の胸に当たっているだけだったけど、今はちょうど胸の間に二の腕が収まるような感じになっている。
正直そんなにないと思ったけど、結構感触が。こう、左右から伝わってくる柔らかさ。
なんというか、その、弾力が。見かけじゃわからないってのがよくわかった。
後、さらに言えば手の部分がちょうど、太ももの部分に当たっている。
もう少し上だったら、かなりきわどい位置。…要するにアソコ。
少しづつ考える力が削られていくのがわかるけど、どうすることもできない。どうする気もない。
……でも、まあ一応言っておいた方がいいよね。
「あ、あの…腕に…」
「どうしたの行人ちゃん?」
かがみさんは笑顔で聞き返した。
どうやら無意識でやっているのか、気づいてないようだ。
それなら好都合…いやいや別にやましい気持ちはないからいいよね。
うん、そうだ。
169 :
4/9:2008/10/29(水) 00:19:36 ID:epJXlwtK
「いえ、何でもないです」
まぁ、自覚してないんだったらこのままでもいいかな…。気持ちいいし。
「変な行人ちゃん。ほら、口あけて〜」
頬をほんのり赤く染めながら、無邪気に微笑まれると、ついつい見惚れてしまいそうになる。
いつも若く見えるけど、今は下手したらゆきのより若く見えるなぁ。
……本当にこの人ボクより一回り年上?
「ほらぁ〜、あ〜ん」
もう観念して、口をあける。おそらくもう何を言っても無駄なんだろう。
それだったら、いっそ楽しんだ方がいいに決まってる。
「……わかりました……あ、あーん」
それでも、思ったよりも恥ずかしいぞこれ。
「あ〜ん」
スプーンが口の中に入り、口を閉じる。
すると、かがみさんはゆっくりとスプーンを引っ張り、口の外に出す。
そして、よく噛む。
牛乳でも入ってるのかな、結構まろやかな感じ。
辛さもちょうどいいし。なかなか好みの味だ。
「おいしい?」
「あ、はい」
「よかった〜」
満面の笑みを浮かべながら、次のカレーを補充し、また口に。
かがみさんはひたすらあーんしてくる。
最初のうちは恥ずかしくなったものの、だんだんと楽しくなってきてしまった。
慣れって恐ろしい。
しかしたまに、口を閉じようとした瞬間にスプーンをひっこめられた時もあった。
されるとわかるけど、あれはすっごく情けない。
ちょうど、椅子に座ろうとしても無かったから尻餅をついてしまった様な感じ。
なんともむず痒い。
自分の意思で食事ができない状況は、餌付けという表現の方があっているような気がする。
そのあとも、かがみさんによる餌付けは続いた。
170 :
5/9:2008/10/29(水) 00:20:08 ID:epJXlwtK
結構食べてから気づいたのだが、身体の中が燃えるように熱い。
カレーを食べているせいかとも思ったが、そこまで辛くない。
なのに、汗が滲み出てくる。
途中でかがみさんに汗を拭いてもらったりしたが、汗は一向に止まる気配がない。
「行人ちゃん、汗すごいわね〜」
手ぬぐいはどんどん汗を吸っていく。
そして、食べ終わる頃には汗はだいぶ引いたものの、熱いという感覚が違うものに変わっていた。
簡単に言えば、ムラムラしてきた。
いつの間にか股間がヤバいことになってしまっている。
ぶっちゃけズボンを持ち上げるほどにまで。
おかしい、どうして?
どうにか見えないようにしたいけど、どうしよう。
胡坐をかいている状態だから、隠すのはほとんど無理だし。
シャツの端で少しくらい隠れているのは、気休め程度。
カチャ。
スプーンを置く音が聞こえた。
頭の中で、落ち着けボク、と思っても効果はなかった。
むしろさらに元気になってしまうくらいだ。
もしかがみさんの視線が下に動こうものならすぐばれる。
どうしようかと考えても、いいアイデアなど思い浮かばない。
隠そうと腰をもぞもぞ動かしていたのが、仇になった。
「あら、これどうしたのかしら〜」
気付かれてしまった。ヤバい。
どうにかして離れようとするものの、腕は思ったよりがっちりと捕まえられていたようだ。
腕は抜けず、さらに、かがみさんの胸元あたりがさらにはだけてしまった。
赤みがかった肌が見えてしまう。さらには胸の谷間も。
かがみさんは気にするような様子もなく、すり寄ってくる。
そして、いたずらっこのような笑みを浮かべながら、右手でボクの股間の部分を触り始めた。
「ちょ、ちょっと何してるんですか!?」
思わず腰が引けてしまい、逃げるようなかたちになりなんとか右手は離れたものの。
「行人ちゃんは触られるの、いや?」
かがみさんは、それを見て伏し目がちになってしまった。
171 :
6/9:2008/10/29(水) 00:20:52 ID:epJXlwtK
くっ、どうすれば。
触られるのが嫌と言えればいいんだろうけど、この状態ではちょっと……。
「え、と」
どう声をかければいいんだろ。まさかもっと触ってください、なんて言えないし。
でも、それもいいかも……。って、駄目だろボク!
ああ、もうどうすればいいんだよ。
「……ふふ♪驚いたぁ〜?」
「へ?」
顔をあげたかがみさんは、実にいい笑顔だった。
なに、だまされたのこれ?
「もう行人ちゃんたら〜照れちゃって可愛い〜」
なんだかなぁ…。
「こ〜んなふうになっちゃってるのに」
ぴんっ。
「うわっ!?」
いきなり股間に刺激。いつの間にかまた、手がそこにあった。
どうしたんだろ、指ではじかれた?
「ねぇ?どうしてほしい〜?私は正直な子って好きなんだけどなぁ〜」
今度はズボンの上から撫でまわす。
ちょうどいい感じの力具合だ、やばい。
されればされるほど、勃起していく。
このまましてもらいたくなる。けど、さすがに言えない。
はいともいいえともいえずに口ごもる。
その様子を見ていたかがみさんは、手をスッと離した。
これは助かったと思うべきか、残念だと思うべきか。
「まぁ、今すぐじゃなくてもいいけどね〜」
そう言いながらボクの上に座る。
172 :
7/9:2008/10/29(水) 00:21:35 ID:epJXlwtK
「な、なんでいきなり座ってるんですか!?」
「え〜いやなの〜?」
「別にいやっていうわけじゃないですけど…、じゃなくて!な、なんでですか?」
ちょうどボクが胡坐をかいている上にいるわけだから
必然的に胸が見えそうになるわけで。
おしりがちょうど股間のあたりに当たってしまう。
「まだ行人ちゃんしか、食べてないのよ〜私もお腹空いたぁ〜」
「……そういえばそうでしたね」
まさか一人で食べてください、なんていえる状況ではなく。
そんなことよりも今は煩悩を追い払うので精一杯だった。
「だから〜はい」
差し出されたスプーンを受け取る。
「ちゃんと食べさしてね〜」
あまりに無邪気な笑顔だったので、さっきまでの邪な考えは頭の隅に追いやられた。
もっとも頭の中の半分近くを占めていたけれど。
「……わかりました」
返事をしつつスプーンでカレーを掬おうとする。
股間の感触は全力でチラ見しつつ。
無視なんてできません。
「このカレーまろやかだったでしょう〜」
かがみさんが話しかけてくる。正直話をしているほうが楽かもしれない。
少しでも気が紛らわせれば耐えられる、はず。
「あ、はい」
「じつはね〜隠し味が入ってるの。何だかわかる〜?」
今はそんなことを考える余裕なんてほとんど無い。とりあえず定番の答えを言っておけばいいかな。
「牛乳じゃないんですか?」
「残念〜」
「え?」
173 :
8/9:2008/10/29(水) 00:22:21 ID:epJXlwtK
違ったの?まろやかな味にするためには牛乳しかないと思ってたのに。
じゃあなんだろう。なんかの果汁とかかな?
あ、ヨーグルトとかケフィアとかか。
「私の母乳〜」
「ぶっ!?」
一瞬自分の耳を疑った。え〜と、ぼにゅう?母乳だよね。あの、胸から出てくる。
まさか、とは思ったけど、冗談には聞こえなかったし。
ちらっと胸の方を見る。そういえば、子供を産んでいれば母乳がでるんだっけ。
でも、カレーの中に入れたってことは、自分で搾った、ってことだよね。
そう考えながら、胸を見ていたらあることに気づいた。
肌と布の間に隙間ができている。
影になっていてよく見えなかったけれど、目を凝らすとそこには乳首が見えた。
そんなに大きくはないけれど、どう見ても固くなっている。
布がそれに押し上げられているんだ。
……もしかして、かがみさん興奮して乳首がたっちゃってる?
「……い〜くとちゃ〜ん?ど〜したのかしら〜」
声を聞いた瞬間、我に返った。あぶないあぶない。
今はかがみさんが前を向いたままだから大丈夫とは思うけど、もし声をかけられなかったら振り向かれて気づかれてたかも。
僕がじっと見ていたことを…。
今のうちに落ち着いて、さっきのことは忘れよう。うん。
けど、やっぱり視線は胸にいってしまう。
でもまあこっち見られなければ大丈夫なはず……。
「ふふ、行人ちゃん目がやらしい〜」
そう思った矢先。
かがみさんは顔だけこちらの方に向け目の端で見られた。
胸の方に向いていた視線をあわてて逸らす。
「あら〜今どこ見てたのかしら〜?」
まさか胸を見ていた、と素直に言うわけにもいかないよな。
174 :
9/9:2008/10/29(水) 00:23:57 ID:epJXlwtK
「い、いや別に」
「ふ〜んそうなの〜」
そう言いながら前を向き、胸元を隠してしまうかがみさん。
ああ、見えなくなっちゃった。できればもう少し見たかったけど。
……あ、でもまた見えそう。
いやいやこれ以上見てたらばれちゃうしな。
ちゃんと前を向いて、と……。
あ。眼が合った。
「やっぱり〜。行人ちゃんのスケベ〜」
ばれてしまった。
前を向いたと思っていたのにいつの間にか振り向いている。
しまった、フェイントだったのか。
「さっきもお皿並べるときに見てたわよねぇ」
もちろん見ていたけど、そんなこと言えるわけも無い。
何とか誤魔化さないと。
「い、いや、そんなことは」
「……それにしても暑いわね〜」
いきなり話題が変えられた。別に怒っているわけじゃないみたいだ、よかった。
と思っていると、かがみさんはさっきよりも更に胸元をさらけ出している。
さっきのがチラリズムなら今はモロイズム。
何を考えているんだボクは。
「ねぇ行人ちゃん。さっき言ったこと覚えてる?」
「え?」
眼は胸に釘づけになったままで、返事をする。
さっき言ったことって。
だめだ、頭が混乱しててよくわからない。
「素直な子は好き、…って」
思わずつばを飲み込んだ。
(続く)
175 :
165:2008/10/29(水) 00:24:50 ID:epJXlwtK
ガチエロ書こうとすると頭がパンク。
少年漫画のエロくらいなら書けるのになんてこったい。
これは全然エロくないのでいいんです。この続きのエロい妄想はできてるんです。
けどそれが中々文章で表現できないのがすごくもどかしい。
文章力が欲しい。
まあ他の人のもっとエロイ作品が来るまでの前座ってことで。
あ、それとこれ保管庫に入れなくていいです、未完成なんで。
後で完成させるので、その時に入れていただければ。
ちなみにこれで半分。無駄に長い。
カレーなのに甘いとは!
あなたが神か!
素晴らしい、数ヵ月待ったかいがあった
続きもマターリ待ってますぞ!
GJGJ楽しみにしてるよー
GJ!
母乳が隠し味とな・・w
GJ!
最初、うめき声から隠し味は愛液かと思ったw
>>175 かがみちゃんキターーー!!!!w
これは楽しみが増えたわい。続きをwktkしながら待ってますZE
てか、今投下されている2つってある意味で親子丼n(略
おk、もう一度藍蘭島目指して逝ってくる!!
:::::::::::::::::...... ....:::::::゜::::::::::.. ∩___∩ ::::。::::::::::::::::: ゜.::::::::::::
:. .:::::。:::........ . .::::::::::::::::: / ヽ:::::::::::::。::::::::::: . . . ..::::
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>>181:::::::::: ::::::::::::。
:::::::::::::::::: . . . ..: :::: / / (_●_ ) ミ :::::::::::.... .... .. .::::::::::::::
::::::...゜ . .::::::::: ( ヽ |∪| .ヽ ....... . .::::::::::::........ ..::::
:.... .... .. . \ ヽノ | 〉:.... .... .. .:.... .... ..
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:.... . ∧∧ ∧∧ . ∧∧ ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:( )ゝ ( )ゝ( )ゝ( )ゝ イイヤツダッタナ・・・......
.... i⌒ / i⌒ / i⌒ / i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
:.. 三 | 三 | 三 | 三 |
:.... ∪ ∪ ∪ ∪ .∪ ∪ ∪ ∪
無茶しやがって・・・
着いたら・・・絶対連絡しろよ・・・!
>>180 俺いつ書き込んだっけ
そしてGJでありまするぞ!( ゚д゚)ゝ
186 :
かがみLOVE& ◆7SXalEetIw :2008/11/02(日) 19:27:14 ID:3rIZ2vAr
かがみちゃんの母乳飲みてー
>>186 とりあえず下げれ。だが、かがみちゃんのあの洗濯板から母乳が出るかどうか・・・
仮に出ないとしても、行人が母乳出るような身体に変えてくれるさ!
ああ、泳ぎ疲れたよorz
かがみちゃんて自慰すんの?
男いなけりゃそりゃするわ、かがみちゃんならしまくりだろう
藍蘭島の奥さん'sが夜な夜なある場所に集まって、
夜泣きする身体を木の張り型で慰める宴があった。
夜の鍛錬で迷子になった行人は、不気味な呻き声を辿り、
不運にもその場に出くわしてしまう。
秘密を知られた奥さん'sは寄ってたかって行人を犯し、そのまま一週間ほど監禁。
つやつやになった奥さんたちとヘロヘロの行人がらぶらぶになって帰ってくる。
奥さんハーレム懐妊エンド。みたいな話はちょっとエグいかなぁ。
むしろ、上に溜まっていた血が下に行くようになってスーパーハッスル出来るようになった行人を想像しちまうw
194 :
かがみLOVE& ◆7SXalEetIw :2008/11/03(月) 21:28:51 ID:cPlzbrHo
なんか「かがみ×行人」のssができそうだ
遅れましたが、投下します
「〜♪」
芳しい香りと、規則正しく俎板を叩く音。
そして、聞こえてくる調子外れの鼻歌が何処か可笑しくて、行人は誘われるように目を醒ました。
身を起こして見てみれば、土間の台所で炊事をしているゆきのの後ろ姿があった。
「えっと、ここで隠し味にお母さんが言ってた茸の下ろし汁を入れて、っと……」
メモを見ながら、手際良く食材を捌いては調理していくゆきの。その淀みの無い動きに、行人はつい感心した眼差しを向けていた。そんな視線を感じたのか、振り返ったゆきのと目が合った。
「あ、行人。起きちゃったの?」
「うん、何か美味しそうな匂いがしてきたからね。何を作ってるの?」
「お母さんから行人を元気にするお料理って言うのを教えて貰ったから、その特製の茸雑炊を作ってるの。まぁ、私としてはもう少し甘い味付けの方が好みなんだけどね」
若干不服そうな表情で、ゆきのはそう漏らした。
「ぼ、ボクとしてはかがみさんから教わった通りに作ってくれると嬉しいかな……?」
以前のゆきのの料理の出来を思い出し、行人は引き攣った笑みで応えた。
「後は煮立ったら完成ね」
鍋に蓋をし、居間に上がったゆきのは行人の寝ている布団の隣に膝立ちになって覗き込んできた。
「行人、何処か痛い所とかは無い?具合は?」
身を乗り出してくるゆきのに、行人は軽く微笑んでゆきのの頭に手を載せた。
「大丈夫だってば。歩くくらいなら一人で何とかなるし、手だってもう痛くないよ。まぁ、こんなに包帯が巻かれてたらそう思っちゃうのも仕方無いかもね」
「有難う、ゆきの」と付け加えて、行人はゆきのの髪に優しく指を通した。
その感触が心地良くて、ゆきのは思わず目を細めた。頭の天辺から感じる行人の手が大きくて、温かくて、そしてふわふわとした幸せな気持ちにさせられてしまう。ふにゃりと、ゆきのの表情が蕩けた。
「はっ!?も、もう、"れでぃ"を子供扱いしないでよね!!」
頭を振って、顔を真っ赤にしたゆきのは行人の手を払い落とした。
「そ、それより、行人。体拭いてあげよっか?昨日は色々あって、お風呂に入れてなかったでしょ?」
「うん。まぁ、昨日はオババから塗り薬が落ちない様にと、捻挫が悪化しない様にも言われて入れなかったかな」
寝汗で気持ち悪そうに身を捩る行人の態度に、ゆきのが得意そうにして荷物から手拭いを取り出した。
「でしょ?だから、ゆきのが綺麗にしてあげるね」
風呂場から湯を張った桶を持って来たゆきのが、湯に浸して適度に絞った手拭いを持って構える。
「ホラ、行人。服を脱いで」
「う〜ん……。それじゃ、頼もうかな?」
シャツを脱いで現れた行人の半裸に、ゆきのの心臓が高鳴った。
女の子とは違う、所々が盛り上がった不思議な肉付きの体。ゴツゴツして硬い筈なのに、抱き締められたゆきのには少しも悪い気分にはならなかった。
以前にもくまくまを探した時や海水浴をした時にも見ている筈なのに、ゆきのはもう男の子の体としてしか見られなくなっていた。
「――っくしゅ!!えっと、ゆきの?」
行人のくしゃみに、ゆきのは我に返った。
「あ。ご、ごめん、行人。そ、それじゃ、拭いたげるね」
「……う、うん?」
背を向けた行人に、ゆきのが手拭いを押し当てた。
「どう、行人?気持ち良い?」
「うん。結構汗掻いてたから、こうやって綺麗にされるとすっきりするかな?」
清められていく爽快感に、行人は大きく息を吐いた。そんな行人に、ゆきのもつい笑みを零してしまう。
「行人の体って、やっぱり変だね。でこぼこしてるよ」
「そりゃあ、ボクは男だもん。まぁ、ここに来てから本格的に鍛えられたから、その所為もあるけどね」
背中から聞こえてきたゆきのの言葉に、行人は思わず噴き出した。
「もう、何が可笑しいのよ?行人」
「ごめん、ごめん。何か、向こうじゃ当たり前なんだけど、ここじゃボクみたいな男でも珍しくなるんだなって思ってさ」
「……みたいななんかじゃないのに」
「え?何、ゆきの?」
「ううん、何でも無いよ!!行人」
振り返った行人に、ゆきのが慌てて首を振った。そして誤魔化すように、再び行人の背中を拭き始めた。
どうしてか、ゆきのは呟きが行人に聞かれては拙い気がした。胸の鼓動も、更に大きく高鳴ってしまう。
「えっと、ゆきの」
「……な、何?行人」
土間を向いた儘の行人が声を掛けてきたが、ゆきのは顔を上げないようにして返事をした。自分でも判るくらいに紅潮した今の顔を、行人に見られるのが恥ずかしかった。
「お鍋、噴き零れてない?」
「えぇっ!?」
見れば、行人の視線の先では火に掛けられていた鍋が盛大に泡を噴いていた。
「ちょっと、何でもっと早く教えてくれなかったのよ!!行人!!」
「いや、さっき吹き零れ始めたみたいだったから……」
土間へ跳び降りると、ゆきのが鍋の蓋を外した。
「熱っ!?」
「ゆきのっ!?」
熱せられていた蓋で火傷をしたゆきのに、行人が居間から降りてきた。
「こ、これくらい平気よ。行人は怪我人なんだから、お布団で寝ててよ」
「そんなわけないだろ!?直ぐに冷やさないと!!」
片足で跳ねながらゆきのに詰め寄ると、行人は水瓶から桶に水を汲んでそこにゆきのの手を取って突っ込ませた。
「目の前でゆきのが怪我してるのに、のんびり寝てるなんて出来ないよ」
「行人……」
難しい表情と強い口調の行人でも、その心配してくれている様子にゆきのは嬉しさを感じてしまう。
ひりつく指先よりも、行人に握られている所の方が熱い気がした。
「もう大丈夫だから、行人は休んでて。汚れた台所の掃除とかしなきゃならないから」
「ううん、ボクも手伝うよ。ゆきのだって手、怪我してるでしょ?」
「う……。でも、これじゃ私が行人のお世話をしに来た意味が無いじゃない」
「まぁ、細かい事は言いっこ無し。二人でやった方が効率が良いって」
不服そうなゆきのに、愛想の良い行人がそんな提案を持ち掛けてきた。やがて折れたのか、行人を見上げながらゆきのは溜息を吐いた。
「じゃあ、せめて行人は着替えて来てよ。そんな格好じゃ、風邪引いちゃうよ?」
「ははは。そんな、これくらいで風邪なんて――、っくしょいっ!!」
「……」
「はい、着替えて来ます……」
ゆきのの視線から逃げるように、上半身裸の儘であった行人は居間に上がって着替えを始めた。そんな行人を尻目に、ゆきのが袖を捲り上げる。
「さってと、今の内にやんなくちゃ」
「あ……」
行人が着替えを済ませている間に、ゆきのは早々と掃除を済ませた。
「へへ〜ん。このくらいお茶の子さいさいなんだからね?」
八重歯を覗かせて笑うゆきのに、行人も降参の身振りで応じるしかなかった。
そして火が燻る竃に掛けられた鍋の前に立つと、ゆきのは湯気の立っている鍋を見下ろした。
「でも、もうこの茸雑炊食べられないのかなぁ?別に焦げてるってワケじゃなさそうだし……」
中身を見ながら、ゆきのが小皿に取って鍋の味見を試みた。
「うん。水が飛んじゃって味が濃いけど、これならまだ――あれ?」
「ゆきの?」
糸が切れた繰り人形の様に、ゆきのがその場に崩れた。
「ゆきのっ!?どうかしたのっ!?」
慌てて土間に降りて来た行人がゆきのを抱き抱えた。
「い、いくと……?」
「うん、ボクだよ。どうかしたの、ゆきの?」
雑炊を一口食べた瞬間から、ゆきのは自分の体が燃えるような感覚に襲われてしまっていた。
目の前には、ゆきのを案じて覗き込んでくる行人の顔があった。その光景に、ゆきのの世界が行人で埋め尽くされる。
背中に回された腕の感触が、顔に掛かる吐息が、そして、鼻腔に感じる行人の匂いがゆきのの理性を焼いた。
「ぃじょぅぶ?ゅきの?しっかり――!!」
行人の言葉が、何処か遠くから聞こえてくるようだった。
意識に霞が掛かっていくのに、五感は強烈に鋭敏になっていく。
体が、行人を認識し始める。
「ゆきの!!しっかりして!!」
必死に呼び掛けてきた行人に、ゆきのの意識が正気に戻った。
「いく、と……?」
「良かった。気が付いたんだね、ゆきの」
焦点の合ったゆきのの表情に、行人が安堵の表情を浮かべた。
その優しさが、ぶつりとゆきのの中で最後の何かを断ち切った。
「いくと……」
「ゆ、ゆきの?」
行人の首にゆきのの細い腕が回された。
「――しぃよ」
「え?何、どうしたの?ゆきの?」
聞き漏らすまいと、行人はゆきのから離れる素振りすらしなかった。
だから、ゆきのは――
「私、行人が欲しい……」
「え――、むぅ!?」
その儘、行人の唇を奪ってしまった。
ちゅぅ、ちゅっ、ちゅるっ、とゆきのが吸った水音が土間に響く。
足りないと、ゆきのは思った。
もっと行人が欲しい。接吻だけではこの体に灯った火は収まりはしない。もっと行人と触れ合って、一つになりたい。綺麗なものじゃなくて、ドロドロに混ざり合ってしまいたい。
肉体がそんな欲求を求めてるのだと、ゆきのは本能的に理解していた。
ゆきのを抱いた行人は身を屈める姿勢しか取れず、下から抱き付いてきたゆきのに体重が掛からないように何とか持ち堪えていた。
しかし、そんな行人の体にゆきのの両脚が組み付いた。その負荷に、ついに行人はゆきのの上に覆い被さった。
密着してきた行人の感触に、ゆきのは歓喜した。
その瞬間――、
「あ、アレ?」
「ぷはっ!?ゆ、ゆきの?」
行人に密着した拍子に、ゆきのは行人に押し当てられた自分の下着が濡れている事に気が付いた。
ゆきのの頭に上っていた血が、一気に下がった。
「あ、あ、あ……!?い、いや、見ないで!!行人っ!!」
「え?どうしたの?ゆきの?」
"れでぃ"として見て欲しい行人に、粗相をしてしまったと思われる恐怖がゆきの中で弾けた。
「ちょっと、ゆきの。どうしたの?」
だが、それに気付いていない行人の態度にゆきのは背中に冷や汗を流しながら胸を撫で下ろした。
「わ、私、ちょっと用事思い出しちゃったから、今日は帰るね行人!!」
「あ、ちょっと、ゆきの!?」
脱兎の如く走り去っていったゆきのに行人が声を掛けたが、挫いた足ではその場に取り残されるだけであった。
「もう、どうなってるのよ〜!?うわ〜んっ!!」
「あれ?ゆきのちゃん?」
途中で帰宅しているすずに出会っても、ゆきのは気付かずに走り続けた。
その晩、何故かゆきのの家ではかがみの大笑が響き渡っていた。
長い間を置いた割には3レス…orz
筆が遅い所為で、本番までの道のりが長いですね
GJ!のんびり続き待ってます
GJ!発情したゆきの可愛いよゆきの
202 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 04:13:59 ID:Zpz2SkSQ
梅梅が好きだ
すずが好きだ
りんが一番に決まっている!
みことを忘れるとは・・・
誰?
207 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 17:36:31 ID:WC9gAN0k
唯一無二の周回登場キャラだから、今年中には…
このスレ定期的に過疎るNE!
まったりと投下町しているからな〜
あ、藍蘭島はドコダorz
藍蘭町はドコダに見えた
ドコダ に一致する日本語のページ 約 28,400 件中 1 - 10 件目 (0.26 秒)
なんで検索するんだw
ほっしゅ
ほっしゅほっしゅほっしゅ
俺以外に裸でssを待ってる奴はどれくらいいるのだろう
今すぐ寝ろ
218 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 08:40:47 ID:chNLocST
寝たからゆきの物を書くか…
その投下、全裸に蝶ネクタイで待ち構えておこう
やっとこさ、研究発表が終ったので続き(6〜9)を投下させて頂きます。
「全く!!娘に何てモノを仕込ませてたのよ、お母さんってば……!!」
昨日、抱腹絶倒に陥ったかがみから茸雑炊の隠し味の下ろし汁の真相を聞かされたゆきのはくまくまの頭の上で憤懣を撒き散らしていた。
"まぁ、一応ゆきゆきを応援したつもりなんだろうとは思うケド……"
「で、それがいきなり『一口口にすれば忽ちエロエローンな気分になる茸の下ろし汁』って、何考えとんじゃコラ〜っ!!」
"ゆ、ゆきゆき。そう言う事はあんまり大きな声で言わない方が……"
「くっ、むぅ……」
くまくまにやんわりと宥められ、ゆきのの頭の血が少しずつ下がり始めた。
"でも、ゆきゆき。どうして昨日はいくいくの所から逃げてきちゃったの?何はともあれ、色々とちゃんすだったんじゃない?"
「う……」
くまくまの指摘に、ゆきのが口篭った。確かにくまくまの言う通り、満足に動けない行人を手篭めにするには絶好の機会であった筈である。
"そもそも、ゆきのは最初からいくいくをお婿さんにするつもりだったんでしょ?もう諦めちゃったの?"
「べ、別に諦めたワケじゃ無いわよ。それに、今ゆきのは行人のお世話をしてるんだから。それで、行人が治ったらまたゆーわくしてメロメロにするから良いの」
まさか、行人に欲情して起こった初めての生理現象を粗相をしたと勘違いして逃げてきたとは言えず、ゆきのは瞠目しながらそう答えた。
"ゆきゆきがそう言うのなら、良いケド……"
「そうそう、れでぃは焦らないの。いつでも余裕を持ってなきゃ」
すずの家の前で、一人と一頭の会話はお開きとなった。
「じゃあ、ゆきのちゃん。くまくま借りてくね。今日も行人の世話、お願い」
「任せといてよ、すず姉ぇ。今日はばっちり看病するんだから」
「今日は?」
「ううんっ!!『も』!!今日もばっちり看病するから、すず姉ぇは心配せずに仕事に行ってきてね!!」
「?えっと、それじゃ私行ってくるね。行人、ゆきのちゃん」
"ゆきのも、頑張ってね"
「うん、行ってらっしゃい。すず、くまくま」
「行ってらっしゃ〜いっ!!」
すずを見送りながら、ゆきのは背後から突き刺さる行人の視線にじんわりと汗を掻き始めていた。
「えっと、行人。き、今日もお世話しに来たよ?」
「う、うん。よ、宜しく……」
ぎこちない挨拶が済ませられると、ゆきのと行人の目が合った。
「あ……」
「う……」
両者の顔が、見る間に上気していく。泳いだ視線が、ふと絡み合った。
「ゆ、ゆきの。その、昨日のキスの事なんだけど……」
「――っ!?」
ゆきのの脳裏に行人との接吻が蘇った。
少し乾いて、それでいて柔らかくて温かい感触。舌先に感じた行人の味に、ゆきのの頭が一気に茹で上がった。
「――はっ!?ち、違うよ、行人っ!!アレはお母さんが仕組んだ事で、本当は私そんなつもりじゃなかったんだよ!!」
「え?」
「お、お母さんがね、変な気分になる茸を入れてたの。それで先に味見した私が変になっちゃって、あぁなっちゃったの」
「そ、そうなんだ?」
「う、うん」
「そっか、別に深い意味とかは無かったんだ。まぁ、そりゃそうだよね。ボクってそんなに意識されてるワケじゃないし……」
ゆきのから真相を聞いて、行人の表情に安堵と少しの落胆が浮かぶ。
「いやいや、相手はゆきのだし、何期待してんだ?ボクは?」
「ん?何?行人?」
小声で聞き取れなかった行人の呟きに反応したゆきのに、行人は誤魔化の愛想を浮かべた。
「ううん。何でも無いよ。それよりも、やっぱりゆきのには謝っておくよ。ゴメン、ゆきの」
「え?どうして行人が謝るの?」
「そ、それは、ゆきのだって望まない形でキスしちゃったんだから、ボクは男として責任は取らなくちゃいけないよ」
「望まない」。その言葉に、ゆきのの胸の奥が少し、締め付けられた。
確かに予想外の接吻ではあったが、もう一度したいかと自分に問えば、その答えはこの胸の高鳴りと体の芯に灯る熱さだった。
「い、今はそんなのはどうでも良いの。それよりも、私は行人の世話をしなくちゃいけないんだから。ほら、包帯の交換と虫刺されのお薬を塗り直すわよ」
土間から居間に上がり、ゆきのは行人の布団の隣に膝立ちになった。
「包帯を解くから、腕を出して」
「うん」
差し出された腕に巻かれていた包帯を、ゆきのが器用に解いた。その下から現れた行人の腫れて硬くなった腕を見て、ゆきのの良心がずきりと痛みを覚える。
「まだ痛い?行人」
「いや、痛いのはそんなに無いケド、どっちかって言うと、痒いかな?」
ゆきのの心配そうな顔を見て、行人は正直な感想を述べた。
「はは、オババの薬は効くんだけど、薄荷みたいで少し匂いがキツイよね?」
「う〜ん、これは一旦落とした方が良いかも」
冗談めかした行人に、ゆきのが真面目な表情でそう漏らした。
「行人、私がお風呂に入れてあげるね」
「はい?」
「そりゃまぁ、風邪を引いたワケじゃないからお風呂くらいは大丈夫だとは思うケド……」
「だから、ゆきのが手伝ってあげるってば」
腰タオル一丁で風呂椅子に腰掛けた行人の背後で、三助になったゆきのが泡を立てた手拭いを構えていた。
「ゆきの?えっと、ちゃんとタオルは巻いてるよね?」
「うん、ちゃんと体に巻いてるよ」
色々と抵抗を試みてみた行人であったが、「行人、そんな匂いを振り巻いてたらすず姉ぇだって気になるかもしれないよ?」の一言で遂に折れたのであった。
自分一人なら堪えられても、周囲にまで気にさせてしまうのであればそれは別の問題であった。意地は大事であっても、それで迷惑を掛けては駄々にしかならない。
「それじゃ、背中から流すね?」
風呂桶に注がれていた湯が、行人の背中を流れていった。
「んっしょ、んっしょ……」
背中を擦る度にそんな掛け声がつい出てしまうゆきのに、正面を向いた行人は思わず口の端が少し上がった。
「今度は腕を洗うね」
「うん」
伸ばした腕を丁寧に磨いていく。支えているその小さな手から伝わってくる一生懸命さに、行人は嬉しさと感謝を覚えた。
「一旦流すね、今度は髪を洗ってあげる」
「うわっ!?ぶっ!?ゆ、ゆきの?」
「ふふふっ」
いきなり頭から湯を浴びせ掛けられ、行人は驚きの声を上げた。そして、背後から聞こえてくる悪戯な笑い声に、釣られて行人も笑い返す。
「何処か痒い所とか無い?行人」
行人の頭を泡で包みながら、ゆきのが具合を尋ねた。
「ううん。気持ち良いよ、ゆきのってこういうの得意なの?」
「うん、くまくまとか、他の皆の体とか洗い合ってるから。って言うか、行人は一人でしか入った事無いでしょ?」
「そ、そりゃそうだけど、普通はそうでしょ」
「えへへ〜。じゃあ、ゆきのが行人と一番最初にお風呂に入ったんだね」
「と、特別にだからね!?今回は仕様が無く一緒に入ったケド、普通は入らないから!!」
「え〜?」
「ゆきのも女の子なら、ボクが男だって事解ってよね」
「う……」
行人の洗髪をしていたゆきのに、その言葉が目の前の行人の裸を強烈に意識させた。
島の誰とも違う、男の体。大きくて逞しくて、そして優しくて温かい。
「ゆ、ゆきの?」
「行人の背中って、大きいよね」
背中に密着しながら、ゆきのは体を預けた。
背中越しに伝わってくる行人の大きくなった鼓動が可笑しくて、ゆきのは頭に伸ばしていた手を行人の前に伸ばした。
「ちょっと、ゆきの!?わはははっ!!」
「胸かな?何か前も凸凹してるね、行人。脇も何か段々になってるし」
「そ、それは筋肉だってば!!く、くすぐったいから、ゆきの!!あはははっ!!」
伸びてきたゆきのの手を払おうとして、行人がその腕を掴んだ。
「きゃあっ!?」
ズルリと、バランスを崩したゆきのが行人の背中を滑った。同時に、布ではない温かいしっとりとした柔らかい感触が行人の背中に広がる。
「――っ!?」
そして、背中を擦り抜けたその感触に行人の全身に粟立つ様な衝撃が走った。更に、腕を掴まれた儘立ち上がってきたゆきのが、再び行人の背中を擦り上る。
「ゆ、ゆきの!?た、タオルはっ!?」
「お、落ちちゃったから拾いたいんだけど?」
「あっ!?ご、ゴメン!!」
ゆきのに言われて、行人は慌てて掴んでいた腕を放した。
洗髪の泡で見えないが、それでも行人は背中に感じた感触がゆきのの剥き出しの前面である事は理解出来てしまっていた。
薄い脂肪の付いた胸や腰回りの未発達さはまだ性の未分化の身体で、ともすれば少年と間違えそうだった。
それでも、一度意識してしまえばゆきのは行人にとって女の子にしかならない。
「ゆ、ゆきの。後は一人で出来るから、もう良いよ?」
これ以上の接触はお互いの為にならないと思った行人は、そう告げて視界を塞いでいる泡を流す為に風呂桶を探して手を伸ばす。
「はい、行人。流すよ?」
そんな行人の背中からゆきの声が聞こえ、頭から湯が掛けられた。
「あ、有難う、ゆきの。それじゃ、ボクはあっち向いてるから、その間に温まって上がっ――」
「行人ってば、何でそんなに屈んでるの?」
「ひゃあっ!?ゆ、ゆきのっ!?」
興味本位に背後から抱きついてきたゆきのに、行人は悲鳴を上げて仰天した。
「きゃっ!?」
「わわっ!?」
その拍子に行人が風呂椅子から滑り落ち、一緒にゆきのも縺れて倒れ込んだ。
「!?た、大変、行人!!行人のお股の、何か腫れてるよ!?」
「うわぁあぁっ!?み、見ちゃ駄目〜っ!?」
既に腰巻を突き上げていた行人の逸物が、選りにも選って上になったゆきのの眼前に曝け出されていた。
「……こ、これがお母さんが言ってた男の人のなのかな?」
ゆきのの目がキラリと光ったが、生憎と気の動転した行人がそれに気付く事は無かった。
「行人?おしっこ我慢してるの?」
「え?」
的外れはゆきのの言葉に、行人の正気が少し戻り始めた。
「ほら、ここって男の人のおしっこが出る所なんでしょ?だから行人は若しかして我慢してるのかもって思って……」
「…………」
確かに、ゆきのの年齢で男性の生理現象を理解しているとは思えない。と言うか、この島においてそもそも性と言うものを医学書以外で知る術はあるのか甚だ疑問である。
尤も、性教育と医学的な知識では少なからず乖離があるのであるが、それはこの際行人にとってはどうでも良かった。
女子に劣情の勃起を見られるくらいならば、いっそトイレを我慢していると思われる方がまだマシであり、それが通用すると思っている程に青かったのであった。
「う、うん。実は、我慢してて……」
その言葉を聞いて、ゆきのが、にぱぁ、と犬歯を覗かせた。
「じゃあ、ゆきのが出して楽にしてあげるね」
「え?あ、ゆきの?ひゃあっ!?」
浴室の床で大の字になった行人の股の内側に潜ったゆきのが、行人の屹立した部分を掴んだ。
「んとね、こうすると中のおしっこが出るんだよね?」
「そ、それは、くぅっ……!!あぁっ、ちょっ、んあぁっ……!!」
しゅっ、しゅっ、しゅっと表面の皮を押し付けて滑らせる様に扱いてくるゆきの手の動きに、行人の口から羞恥と喜悦が混じった声が漏れた。
「あ、ほら。何か滲んできたよ?」
湯ではない粘液が行人の先端から溢れ、潤滑剤となって行人とゆきのの手を包み込み、にちゃにちゃと卑猥な音を出していた。
「行人のおちんちん、ゆきのの両手じゃ収まらないね。今にも爆発しそうだよ?」
ゆきのの目が、愉快そうに行人を見下ろしていた。それは明らかに悪戯を越えた表情で、欲情した牝の色が浮かんでいた。
「ふぁあっ!?も、もうそれ以上、あぁっ……!!」
「出ちゃう?出ちゃうの、行人?良いよ。思いっきり出して、行人」
射精の兆しを感じ取ったゆきのが、ガシガシと乱暴に行人の陰茎を擦り上げた。そんな強烈な痛さと快楽に、遂に行人が限界に突き上げられた。
「ひぅあぁっ!?」
「きゃっ!?」
初めて見る射精に、ゆきのが驚きの声を上げた。
「あぁっ!!ゆ、ゆきのっ!!手を、休め――くぁあっ!!」
そして、射精させられる間もゆきのに扱かれ続けて、行人は腰が抜ける程の大量のスペルマを一気に搾り出させられた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「い、行人……?」
息荒く、焦点が合わない行人を、ゆきのが心配そうに覗き込んだ。
浴室に立ち込める濃厚な精液の青臭い匂い。その精を自身の腹にブチ撒けた行人が、ゆきのには何だか途轍もなく淫らに映った。
ゴクリと、ゆきのの細い喉がはしたない音を立てた。
「行人……」
「え、あ?ゆきの?」
跨った行人の腹に、ゆきのから湯とも汗とも違う粘液が落ちた。しかし、未だ忘我の境地にいる行人と衝動に突き動かされたゆきのはそれには気付かない。
一つ判る事は、
「行人ぉ……。むぅ、ちゅぅ……ン」
「はぅ、……ン」
行人はゆきのに、二度目の唇を奪われている事だった。
「はぁ、あぁ……。んちゅぅ、んんぅ……」
「ふぁ……、あ、……む、ン」
仰向けになった行人の覆い被さったゆきのが、両腕で行人の頭を掻き抱いてその唇を啄ばんでいた。
触れ合う剥き出しの肌から伝わってくる感触は燃える様に熱く、一方で背筋に悪寒の様な冷たさを齎していた。
その感覚を、ゆきのは狂喜して受け入れた。
目を閉じて体を重ね合わせ、欲しいと思う儘に行人を貪った。
行人と自分の輪郭が体温と共に混ざり合っていくその感覚に、溺れてしまいたかった。
それなのに、
「ゆ、ゆきの。ちょっと、待って。落ち着いて……」
ゆきのの肩に手を置いて、行人がそっとゆきのを引き剥がした。
「えぇっと、ゆきのは今自分が何をしてるのか解ってるの?こう言うのは――、」
「好きな人とじゃないとダメなんでしょ?」
機先を制され、行人が思わずたじろいだ。それでも、何かを言おうとする行人の口を三度ゆきのが塞いで黙らせた。「ぷはっ」と、互いに糸を引きながら口を離し、ゆきのは恥ずかしげに目を泳がせた。
「わ、私は、その、い、行人の事、す、好きだよ?」
「うぅっ――!?」
その仕草に、行人の心臓が跳ね上がった。子供っぽくて、勝気な性格のゆきのが真剣な面持ちで告白してくる様は形容し難い女の子らしさがあった。
「で、でも、こう言うのはもっと大きくなってからじゃないと」
「お母さんだって、私とそう変わらないじゃない」
縋る様な眼差しに、行人の理性に亀裂が走った。しかし、それでも行人は――、
「背も、胸も今より大きくなるから。大きくなる様に頑張るから、大人っぽくなって、ずっと綺麗になるから。だから、行人」
ゆきのは、行人の首に齧り付いた。震えているゆきのに、行人の中で何かがそっと弾けた。
「行人の事、好きでいさせてよ。ゆきのの事、好きになってよぅ……」
「……ゆきの」
震えるゆきのの背中に、行人がそっと腕を回した。
「――っ!?」
「安心してよ、別に脅かすワケじゃないから」
身構えたゆきのに、行人が小さく笑みを零した。
「えっと、その、ゆきのが本気でボクの事を想ってくれてるのは判ったよ。何て言うか、そんなに熱い告白されるなんて思ってもみなかったかな?」
頬を掻きながら、行人は照れた表情でゆきのに微笑み掛けた。
「うん、凄く嬉しかったよ。ゆきの」
「行人、それじゃあ……」
安堵の所為か、ゆきのは抱かれる儘に行人の胸に体を預けた。
「ちょ、ちょっと待って、ゆきの。嬉しいんだけど、やっぱりこう言うのはボクらには早いと思うんだ。別にゆきのが子供とか言うんじゃなくて、ボクもまだ子供って事も含めてね」
「え?だって、お母さんが行人から白いネバネバしたおしっこが出ればもう子作りは出来るって言ってたよ?」
「あの人、自分の娘に一体何を吹き込んでるんだよ?」
痛む頭の中で高笑いをするかがみの姿が浮かんだが、行人は頭(かぶり)を振ってその幻影を追い出した。
「だけど、ゆきのはまだ11歳でしょ?体だって十分に出来上がってないのに、子供なんか作ったら負担が大きいんだよ」
「そうなの?お母さんは、子供が出来る体になればちゃんと子供が出来るから、それまでは寧ろガンガン子作りの練習しなさいって言ってたよ?」
「間違ってる……。絶対にその性教育は間違ってるから……」
滂沱の涙を流しながら、行人は腕の中のゆきのに言い聞かせた。
「それより、行人は私の事好きなの?その辺をはっきりさせてよね」
単刀直入なゆきのの物言いに逃げるわけにもいかず、行人は面映い様子でゆきのを見た。
「そ、それはあんな告白をされたら、断るわけにもいかないじゃないか。何て言うか、その、告白されて逆に惚れるって言うか……」
「え?じゃあ、行人……!!」
「うぅ……。ぼ、ボクもゆきのの事が好きになりましたっ!!これで良い?」
その言葉に、ゆきのの大きな瞳からつぅ、と涙が頬を伝って落ちた。
「ふ、ふぇ……。ふぇえぇえ〜ん!!」
「ゆ、ゆきの!?ちょっと、どうしたの?ねぇ!?」
ポロポロと涙を零し始めたゆきのに、行人が驚いて声を掛けた。しかし、それが嬉し泣きなのだと気付いた行人はゆきのが落ち着くまで優しく抱き締めて頭を撫で続けた。
本当は怖がりで泣き虫で、それでも勇気を出して告白してきた小さなゆきのを、行人は誰よりも愛おしいと感じた。
「い、行人ぉ……」
「うん……」
どちらからとも無く、今度は自然に二人の唇が優しく重なり合った。
それが二人にとって初めての、恋人同士のキスになった。
今回は以上ですがまだ、続きます
だって、全然ゆきのが行人をマワしてないんだもの……
甘さが足んねぇぜ!!
もっと激甘で、ケダモノなゆきのがくぁw背drftgyふじこlp;@:「」
>>225 超GJ!ゆきの可愛いすぎる。そして行人が羨ましい。
これ以上に甘〜いお話が来るとは、楽しみです。
これぞエロパロ
>>225 続きGJ!だがモチツケw
よーし、お前さんのゆきのが行人を見事マワせるよう滝行して続き待ってるZEww
229 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 20:25:30 ID:xCopahAg
GJ!!
行人が最初は経験者に教えて欲しいと漏らして、母親組で争奪戦がおっ始まるなんて話は…
スレ違いですかそうですか
その妄想を文章にするんだ
ここでの行人の人物像が偶に分からなくなるw
奥手なのか、好色なのか、一体どっちなんだw
お前の信じる行人を信じろ!
基本は奥手、たま〜に大胆?
ゆきゆきを気持ち良くしてくれるのなら、どっちでもいいじゃないか。
で、盛りのついたゆきゆきが暴走して行人を姦すんですね?
保守
エロエロ〜ンな気分になるきのこの汁をばら撒いてだな(ry
238 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 22:21:38 ID:xeNygwjD
間違えて島一痒い東の森のとろろ汁をかけてだな(ry
しかし、アニメを久々に見たら2期が待ち遠しくなってきた
2年ぐらい待てばやるかな・・・・?
アニメのあやねと原作のあやねは雰囲気の違いでかいよな
アニメのあやねはおしとやかさが足りないと思う
原作はもっと純情でかわいらしい女の子なのに
なんか突撃してるだけだもんな
バカの一つ覚えみたいに「行人様〜」じゃないよ!そうじゃないんだよ!
でも可愛いよ!千葉さん可愛いよ!
声優はよかったんだけどな
ちゃんと原作の雰囲気わかってるのが作ってたら、もっとヒットしたと思うんだ
というわけで、誰か原作のあやねでラブラブな物を書いてくれないか?
読んでて胸焼けするくらいのを所望する
今更何を言ってもしょうがないしな
漫画本編とSSがあれば充分です
原作準拠にしたところでヒットは無理だろうよ
藍蘭島が日の目を見る時は・・・
別に来なくていいか
>>247 世間で話題にならなくても、原作ファンが色々語れる内容なら良かったのになぁ
アニメが終わってからはどのスレも殺伐とし過ぎで悲しいね
>>248 原作未見の人からしたら原作通りにやってもやらなくてもかわらんしそれはどうだろうと
殺伐とはしないだろうけどさあ
アニメ効果で原作の売上伸びてるみたいだし
このまま人気が継続すれば2期もなくはなくはなくはないんじゃね
続き(10〜12)です
待っていた!
「行人。茸雑炊が出来たよ」
土間の竃から湯気の立ち昇る鍋を囲炉裏に移し、ゆきのは取り皿に雑炊を装った。琥珀色の出汁に浮かぶ白米と山菜、そして種々の茸に行人は思わず喉を鳴らせて見入った。
「うわぁ、美味しそうだね。やっぱりゆきのって、凄いよ」
正直に感心する行人の様を見て、得意そうな表情でゆきのは行人の隣に移った。
「えへへ〜。行人〜」
八重歯を覗かせたゆきのが、蕩ける様な声で行人を見上げていた。そんなゆきのの素直な仕草に、行人の顔にさぁ、と朱が差す。
風呂場での接吻を済ませてから、ゆきのはずっと上機嫌であった。
行人をメロメロに出来たと言うのもあるが、それ以上に自分が行人を好きになったと言う事を改めて認識した事がゆきのには一番嬉しかった。
尤も、その幸せな時間は体が冷えたゆきののくしゃみで粉砕されてしまったのだが、それでもその余韻はゆきのを醒めない高揚感で満たしてくれていたのだった。
「ゆきのが行人に食べさせてあげるね」
「えぇ!?」
そんな驚きの声もゆきのは気にせず、上目遣いで行人の口元に雑炊を掬った木製の匙を寄せた。
「だって、行人の手ってまだ良く動かないんでしょ?だったら、私が食べさせてあげた方が良いじゃない」
「そ、そりゃあそうかもしれないけど、一応自分でご飯くらいは食べられるから大丈夫だって」
照れる行人に、ゆきのは匙を突きつけた。
「も〜っ!!行人ってば相変わらず鈍感なんだから!!ここは恋人から素直に『あ〜ん』されるトコロって決まってるでしょ?」
頬を膨らませるゆきのに、行人は力無く頭(こうべ)を垂れた。
「うぅ、流石に判ってたけど……。でも、それはそれでボクが恥ずかしいんだけど?」
「恥ずかしくないわよ。だって、私と行人は恋人同士でしょ?」
当然、とばかりにゆきのが言い放った。
「そ、それに、こんな機会でもなければ行人ってば『あ〜ん』させてくれないでしょ?だから、今の内に少しでも恋人らしい事やっておきたいの」
少し照れの混じったゆきのの態度に、行人の中で羞恥心とゆきのへの愛おしさが鬩ぎ合い始めた。
「ねぇ、行人。それとも、私なんかに甘えるのは行人にとってはやっぱり恥ずかしい事なのかな?」
冷えた匙を雑炊の中に戻して、ゆきのがぽつりと呟いた。
「んっ、ん。ほ、ほら。ゆきの」
目を瞑り、行人は咳払いをして大きく口を開けた。その行為にゆきのが喜色に染まる。少しズルイとは思ったが、やっぱり行人は優しいとゆきのは思った。
「うん」
まだ温かい雑炊を掬った匙にふぅ、と息を吹きかけ、ゆきのは行人にそっと匙を差し出した。
「はい、行人。あ〜」
「んっ」
咀嚼していた行人が視線を感じて目を開けると、ゆきのが期待の篭った瞳で行人を見ていた。
「うん、美味しいよ。ゆきの」
微笑みながら、行人はゆきのの頭を撫でた。途端に、ゆきのの表情が砕けた。
「あ、当たり前でしょ。行人の為に作ったんだから」
巻き直した包帯の所為で腕の動きがぎこちなかったが、それでもゆきのは行人にされるが儘に頭を撫でさせた。
子供扱いされている様にも思えたが、それよりも行人から触れてくれるのが純粋に嬉しくて、ゆきのは振り払おうとはしなかった。もっと、撫でて欲しいとすら思えた。
「えへへへ〜。行人、はい。あ〜ん」
「はは……。もう、こうなったら全部食べるよ」
緩んだ表情で食べさせてくるゆきのに、行人は観念して再び口を開いた。
何故か、行人には甘く感じられるゆきのの茸雑炊であった。
「あ、行人。茸雑炊はこれで最後だよ」
暫く二人で突付きあった鍋も遂には底が見えてきた。そして最後の雑炊が、ゆきのの匙に載せられる。
「はい、じゃあ最後の『あ〜ん』だね。行人」
「うん。あ〜……」
もう慣れたのか、はたまた自棄になったのか。ゆきのに促される儘に行人は目を閉じて構えた。
そんな行人に、ゆきのの瞳の奥で妖しい光が灯った。本当に何処までも無防備で、可愛くて、そしてゆきのの悪戯心を刺激する行人だった。
ゆきのは匙の雑炊を自分の口に入れ、空になった取り皿と匙をそっと盆の上に載せて脇に退けた。口腔の雑炊を飲み込まない様にして、両手で行人の頬をがっちりと包み込んだ。
「?――んむぅっ!?」
「ん〜〜〜〜っ!!」
突然、口移しで食べさせてきたゆきのに行人が驚いて目を開いた。差し込まれたゆきのの舌の所為で口が閉じられず、行人は思わず舌を引っ込めた。
「うぅん、うぅっ、むぅ――!?」
「んっ、んっ、はむっ、んぅ……!!」
それでも、逃げる行人の舌をゆきのの舌が執拗に追い回した。
舌先が触れ合った瞬間、ゆきのの舌が絡み付き、ざらついてヌルヌルとした舌が容赦無く行人の舌に擦り付けられる。生々しいその感触に、行人の脳髄が焼き切れそうになった。
「――っ!?」
「んふふ……」
ごくり、と。行人はゆきのから送られて来た雑炊を飲み下した。その拍子に、ゆきのと行人の目が合った。その瞳の妖艶な色に、行人の背中にぞくりと悪寒が走った。
「ゆ、ゆきの……?」
「行人ってさ、凄く可愛いよね」
「は……?」
口元を拭いながら、ゆきのはクスクスと笑みを零した。その儘股を割る様に、ゆきのは体を行人の両脚の間に潜らせた。
「ゆきのよりも年上なのに、何だか子供みたいなんだもん」
行人の両肩に手を乗せて、膝立ちになったゆきのは戸惑う行人を愉しそうに見下ろしていた。
これから自分が何をされるのか、行人は分かっているのだろうか。それを考えると、ゆきのには堪えきれない笑みが込み上げてくる。
「えへへ、行人……」
「うわっ!?ちょっと、ゆきの!?」
体重を掛けて、ゆきのは容易く行人を押し倒した。困った顔の行人がもっと見たくて、ゆきのは行人の前をそろりと撫で上げた。
「ひゃあっ!?」
「あれ?行人、またおちんちんがおっきくなってきたよ?またおしっこがしたいのかな?」
「ひぅあ、あうぅ、ゆ、ゆきの……。ふうぅあっ……!!」
今度は服の中に手を滑り込ませて、ゆきのは直に行人のペニスを扱き上げた。充血を始めた海綿体が、跳ねる度にビクビクとその幹を逞しく太らせていく。その感触に、ゆきのの興奮が掻き立てられた。
「凄ぉい、行人。行人のがどんどん大きくなってくよ?こんなに大きくて、ちゃんと全部入るのかな?」
「ゆ、ゆきのっ!?」
しゅるっ、と。行人のズボンが下着ごと擦り下げられた。ひんやりとしたその感触に、行人は自分の下半身が剥き出しにさせられたのを感じ取った。
「は、初めてだけど、頑張るね」
「ま、待ってゆき――、うわぁっ!?」
「んぷっ、んっ、ちゅっ、れろ、んっ、むうっ」
亀頭がヌメった感触と温かさに包まれて、行人はその快感に驚きの声を上げた。
「んっ、んつ、んんっ〜っ!!」
「ひあぁっ!?ゆ、ゆきのぉ、そ、それは――、ぁああっ……!!」
悶える行人の股間で、ゆきのの頭が懸命にちゅぷ、ちゅぷ、水音を立てて上下に動いていた。
ゆきのが口いっぱいに行人の勃起を頬張ってもとても全部は入りきらなかったが、広がった笠を吸い上げては嘗め回し、涎が垂れる竿をしゅっ、しゅっ、と捻りを加えながらその小さな手を滑らせていた。
行人にとって、初めてにしては強烈過ぎるゆきののフェラチオであった。
「はぁ、むぅ、んっ、んっ、んん〜〜〜っ!!」
「ひぃあ、ゆ、ゆきの……!!そ、そんなにされると、あぁ〜っ!!あぁっ!!」
ズッ、ジュルッと、ゆきのが行人を啜る音が部屋に響き渡った。陰茎を扱く手からも、にちゃにちゃとゆきのの唾液と行人の性液が混じった液が粘ついた音が立っていた。
泣きそうな行人の声。それでも、否。だからこそ、ゆきのは行人を犯すのを止めようとはしない。行人の春声が聞きたくて、ゆきのは血の滾る行人のペニスを責め立てた。
「うあぁっ!!だ、駄目ぇ!!もう、無理っ!!む――、あぁっ……!!」
「ふむぅっ!?」
ビクンビクンと、尿道を割り開きながら昇ってきた精液が、その脈動に合わせて行人の快楽を引き摺り出しながらゆきのの口に吐き出された。
「んんっ、んん〜〜〜っ!!」
「あぁっ!!くぁあっ!!っふぅっ!!す、吸わ、れ、てるぅあっ!?」
射精で痙攣しているペニスを更に扱いて吸引し、ゆきのは尿道に残った精液をじゅる、じゅるるっ、と全部吸い上げた。その抜けていく感覚に、行人は堪らず身悶えした。
が、
「〜っ!!」
「ゆ、ゆきの?」
大量の精液を口に含んだゆきのが、身を翻して流しに直行して盛大に口を漱ぎ始めた。
「うえ〜っ!!何よ〜っ、ちっとも美味しくないじゃないっ!!」
「……え?」
「何が『行人ちゃんのミルクだから、ちゃんと味わっときなさいよ?』よ!!も〜、全然ミルクじゃないじゃないっ!!」
呆気に取られる行人の視線の先では、目に涙を浮かべたゆきのがぎゃあぎゃあと自宅の母親に向かって吠えていた。
「うぅ、やっとスッキリしたわ……」
口元を拭ったゆきのが再び行人の前に戻り、身を起こしていた行人を再びゆっくりと押し倒して体を重ね合わせた。
「え、えっと……。その……」
のぼせた頭で思考が出来ず、行人は目の前のゆきのに意味の無い言葉の羅列しか並べられなかった。上に乗る小さな女の子に、行人は完全に主導権を握られてしまっていた。
はぁ、はぁ、とゆきのの吐息が行人に掛けられた。そんな幼いゆきのが漏らす発情の吐息が、行人の理性を溶かしじわじわと生殖の本能を喚起させ始めさせてしまう。
「うぅ……。ゆ、ゆきの……」
ゆきのに愛しさを抱く程、行人の中でゆきのを犯したい衝動が大きくなり、同時にそれを抑える感情も膨れ上がった。行人の手がゆきのの背中に伸びる。その時だった。
「い、行人。あのね、お母さんから色々教えて貰ったんだけど、私、子供の作り方だけは教えて貰わなかったの」
「ど、どうして?」
ここにきてのゆきののその言葉に、行人は伸ばし掛けた手を思わず止めてゆきのの台詞の続きを待った。
「凄く痛いって聞いたよ?血も出ちゃうって聞いたの」
「うん。多分、ゆきのには辛いと思うよ?」
行人とて年齢的には依然未熟な少年であり、更にゆきのはそれ以上に幼い少女だった。子供同士であると言っても過言ではない。その事実に、行人の頭が冷えた。
落ち着いた行人を見て、ゆきのも昂っていた気持ちを鎮め始めた。行人を見下ろす瞳が、ゆきのの意思を運ぶ。
その心が知りたくて、行人は黙ってゆきのを見詰め続けた。そして、ゆきのが深く、深呼吸を済ませた。
「私ね、行人なら痛いのだって平気だよ?」
「ゆきの?」
「どんなに痛いのかは知らないけど、どんなに辛くて泣いちゃっても、ゆきの絶対に止めてなんて言わないよ?だから行人……」
行人を抱き締めながら、耳元でゆきのが搾り出す様に囁いた。
「痛くても良いから、ゆきのは行人に抱き締めて欲しいよぅ……」
行人の中で、愛おしさが堰を切って流れ出した。その感情の奔流に、行人は逆らわなかった。
「ふぁ!?い、行人っ!?」
「ゆきの……」
ゆきのを抱き締めて、その儘行人はゆきのを押し倒し返した。布団を背に寝かされたゆきのの瞳が一瞬だけ揺れたが、見上げた先の行人の目を見て柔らかく蕩けた。
「痛いよ?」
「うん」
確認する行人に、ゆきのは力強く返した。
「ボクだって初めてだし、上手になんて出来ないよ?」
「うん」
ゆきのはそれでも、行人の言葉に頷いて微笑んだ。
「行人が愛してくれるなら、きっと痛いのだってゆきのには嬉しいもん。行人の事が好きだから、痛いのなんてへっちゃらよ」
息が詰まりそうだった。ゆきのが愛おしくて、何もかもが吹き飛ばされる。ゆきのが望む幸せを与えられるのなら、行人はもう躊躇わなかった。
「なら、ボクも絶対に途中で止めないよ。ゆきの……」
「うん、止めないで。行人……」
居間の床にしゅるりと、衣の擦れる音が響いた。
さて、これで最大の難関の『行人の身持ちの堅さ』を突破出来ました……
今回は以上ですが、次回は乗っけから飛ばせそうです
では、ノシ
>>252 偶然にしても、お前すごいな。
>>251 えろすぎ(*´Д`)ハァハァ
次も期待してまっせ!(*´Д`)ハァハァ
>>256 続きGJ!!ついに行人の下半身に火がついたなw
てか、かがみちゃんは自分の娘になんちゅう事教えてるんだ!もっとやれ!!!
それにしても、茸押しは堪らないZE
GJすぎるエロすぎる!
これはもう続きが来るまで全裸で待つしかないな
そういや今日ってあやねの誕生日だっけ?
>>259 マジで!? 小ネタくらい書かねば!!
「…………! …………!」
行人が水汲みをしていると、遠くから声がした。
地鳴りのような音と、距離がある時特有の広がったような声が聞こえてくる。
それは声の主が坂の向こうから姿を現すと同時に聞き取れるようになっていた。
「行人さま行人さま行人さま〜〜〜〜〜〜!!」
白と藍色の巫女服を着たあやねが、全力疾走でやってくる。
「あやね!?」
その猪突猛進な勢いに驚いた行人に構わず、あやねは
「行人さま行人さま行人さま〜〜〜〜〜〜!!」
ダッシュした勢いをそのままに行人に抱きついた。
水桶が子を描いて飛んでいき、陽の光を受けて虹を作る。
「行人さまっ!!」
仰向けになった行人を四つん這いになって見つめながら口を開いた。
珍しく何を企むでもないとびっきりの笑顔で、瞳を輝かせている。
「いてててて……なに、あやね、どうしたの?」
頭を擦りながら尋ねる行人に、あやねは笑顔で答えた。
「私、今日誕生日なんですっ!」
「へ? そうなんだ。……誕生日おめでとう、あやね」
地面に寝転がったままで、笑顔で祝福する行人。
照れ笑いするあやねは、
「これで島一番の美少女にさらに大人の魅力が加わってしまいました。
い・き・お・く・れ、のお姉さまと違って適齢期のお姉さんです!」
命知らずなことを行って、まだまだ薄い胸を張る。
行人は「そんなこと言って、知らないぞ〜」と苦笑しながら木陰に場所を移した。
「でも、それじゃあお祝いしなきゃだね。何かプレゼント用意できれば良かったんだけど……」
「あら、そんなの、行人さまが私に子宝を授けてくだされば充分ですよ、ほほほのほー」
「こ、こここだからぁっ!?」
ぺたーっと寄り添いながら言うあやねの言葉に、行人が素っ頓狂な声をあげる。
大人の女性らしい(?)揺さぶりが成功したあやねは、クスクス笑いながら手を振った。
「あはは、さすがにそれはまだ早いですけど、行人さまにはお願いがあります」
「か、からかわないでよ、もう。……それで、お願いって?」
「それは〜、おめでとうのキスです。ちゅ〜です。んむぅ〜〜」
乙女チックに手を組んで、突き出した唇をむにゅむにゅ動かして迫るあやね。
いつものちょっと間違ったキスのおねだりに、行人は苦笑して言葉を返した。
「……キスだね、いいよ」
「んむ〜〜、……ええっ!?」
キスの真似をしていたあやねが、言葉の意味を理解してビックリする。
まさかオッケーがくると思ってなかったあやねの肩に、行人が手をかけた。
巫女服越しに伝わる手の力強さ。瞳を真っ直ぐに見つめられて、息が止まる。
「い、いくっ……」
「あやねも、お姉さんになったんだもんね。ホラ、目を瞑って……」
頬をさらっと撫でられて顎の下に折り曲げた指が添えられる。
くんっと顎を持ち上げられたあやねは、心臓をばくばくさせながら震える瞼を閉じた。
(キ、キ、キス、キスをする、事故じゃなくて、ちゃんと、いいいい行人しゃまとキスっ……)
頭がぐるぐるになって何も考えられない。頬も身体も火照ってしまい、くらくらとしてしまう。
(し、死んじゃうほど恥ずかしいし、ちょっと怖いけど、でも、行人しゃまとならっ……)
瞳を閉じたせいで、意識を集中した唇の感覚が特に鋭敏になり、期待に震えている。
ガクガク震えながらキスを待っていると、頬にチュッと柔らかなものが触れた。
きょとんとしながら目を開けると、顔を真っ赤にした行人が笑っていた。
「その、ほ、ほっぺに、した、よ。……それにしても、震えてるようじゃ、まだまだお姉さんには遠いかな?」
頬に手を触れてぽかんとしていたあやねが、言うほど余裕のない行人の言葉に唇を尖らせる。
「行人さまのいじわる! うううーーー! せっかく覚悟したのに〜〜〜〜〜!!」
「え、覚悟って……」
「!! な、なんでもないです、じゃ、確かにプレゼントは頂きましたーーー!!!」
ぎくしゃくしながらダッシュで消えるあやね。行人は頬を染めて呆然としたままそれを見送った。
そしてダッシュで消えた先では、「ぐはっ、お姉さまっ……じ、時間差……!!」
時間差で藁人形に釘を刺されたあやねがダイイングメッセージを地面に書いていた。終わり。
ふぅ・・・
堪能した!
これはいいバースデーSS
ネタもオチもあやねらしく可愛らしいZEw
GJ!やはりあやねはいいね
元々可愛かったのが恥じらい属性が加わってから3割り増しで可愛くなったから困る
>>256 思わず何度も読み返してしまった。GJ!(;´Д`)ハァハァ
積極的なゆきのがエロかわいい。
ところで、かがみちゃんは愛用してる張り型を使って
ゆきのに教育してあげたのだろうか…勝手に妄想。
>>261 あやねの誕生日だったのか。乙です。
266 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 13:31:16 ID:N3BcPuEB
暑さに弱いみちるの為に、10月に子種を仕込む行人
268 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 08:14:13 ID:ah/SDKyn
子作りの話って面白そうだなぁ
いっそ次代のかけ合わせまで考えたら…
つまり腹違いの兄妹が(ry
wktk
続き(13〜15)を投げさせて貰います
そぉい!!
「行人……」
解かれた上着が床に広がり、脱がされたスカートがその隣で無造作に折り畳まれていた。
潤んだ瞳が、ゆきのを包む様に覆い被さってくる行人をじっと見詰めている。
「な、何だか凄くドキドキするよ……?」
起伏の乏しい薄い胸を掌で隠しながら、ゆきのが少し目を伏せて視線を逸らした。
細い首に華奢な肩、くびれの殆ど無い平らな腹とまだ肉付きの薄い腰周り。
そして腰の下着だけが、ゆきのの最後の砦だった。
「――っ!?」
行人の指に頬を撫で上げられ、ゆきのは思わず身を強張らせた。緊張してガチガチになっているゆきのが可愛くて、行人はつい口の端から小さく噴き出した。
「な、何よぅ。は、初めてなんだから、私だって緊張ぐらいするわよ……」
笑われた事が癪なのか、ゆきのが強がる口調で言い放つ。
そんな仕草がいじらしくて、行人の中にゆきのを困らせたい衝動が少しだけ生まれてしまう。
「あ……」
ゆきのの手を退かし、行人はゆきのの慎ましやかな胸部を露わにさせた。仰向けで、只でさえ少ない胸の脂肪が更に薄くなるともう薄紅色をした二つ先端くらいしか胸を主張するものは無かった。
「や、あ、うぅ……」
隠そうにも、行人に手首を押さえられてしまってはゆきのはイヤイヤと首を振る事しか出来無い。
島で最年少とは言っても、周りにいる胸の大きな娘たちに憧れとコンプレックスを抱いてきたゆきのにとって、行人に女の子としてこの未発達な胸を見られる事は恥ずかしさを覚えてしまう事だった。
「ふ、ふぇ……。い、行人ぉ……」
泣きそうなゆきのが切ない声を上げて行人を見上げてきた。そんなゆきのを慰める様に、行人はゆきのの胸にそっと舌を伸ばした。
「ひゃあっ!?い、行人っ!?」
「ん?どうしたの?ゆきの」
「ゆ、ゆきののおっぱい――ひぁっ、ふぁっん!?」
「うん、な、舐めてるんだけど……」
改めて指摘されては流石に恥ずかしいのか、赤面した行人がゆきのの胸から上目遣いにそう漏らした。
舌で周囲の縁をなぞり、先端を唇で含んで転がすとコリ、とゆきのの乳首に芯が出来た。
「や、あ、あ……ん。え、えっちだよぅ、行人ぉ……」
「そ、そりゃあそうだけど、今ボクたちはそう言うコトやってるわけだし……」
身悶えするゆきの胸から顔を上げると、行人は目を泳がせた。
「そ、それに、もっと恥ずかしいコトだってするんだけどね」
「え……?」
ゆきのが呆気に取られていると、行人はゆきのの腰に手を伸ばし、するっとその下着を取り払った。
「い、行人っ!?」
「だ、だって裸になんなきゃ出来ないでしょっ!?」
「そ、そんなの知らないもん!!」
「そりゃそうかも知れないけど、えっちなコトをする為にはお互い裸の方が良いから仕方が無いの!!」
慌てたゆきのに、行人も張り合う様にして言い返した。合意の上ではあるが、性知識が皆無である上に幼いゆきのを船卸しさせる行人にとって、込み上げてくる謎の背徳感を振り払わなくてはとてもではないが無理だった。
「い、行くよ?ゆきの……」
「あ、だ、ダメっ!!」
ぴったりと閉じられたゆきのの股を行人がぐい、と抉じ開けられた。目の前に現れたゆきのの性器に、行人は思わず息を呑んだ。
閉じられていた太腿の根元はテラテラとぬめり、隆起した恥丘の下の桜色に上気した秘部と濡れた縦スジから生々しい性臭が立ち昇っていた。その強烈な牝の匂いに、行人は軽い鼻血の衝動を覚えた。
一方、大きく開脚され、脚を閉じることが出来ないゆきのは恥ずかしさで顔を手で覆っていたが、その濡れた股間に行人が珍しそうな視線を送っていた事に気が付いた。
「あれ?ゆきの、何か濡れてるよ?」
「ち、違うよ行人!!そ、それはおしっこじゃなくて、"あいえき"って言うの!!行人のおちんちんが大きくなるのと一緒で、女の子の場合は濡れちゃうの!!」
「へぇ、そうなんだ……?」
確かに、これから先の行為を考えれば理に適った仕組みであった。その生理現象がちゃんと発生しているゆきのに行人は感心し、同時に少し安心していた。
「そ、そ〜よ?別におしっこを漏らしたワケじゃないんだからね?」
「じゃあ、ゆきのはボクがそんな気分になってるのを知っててあんなコトしたんだね?」
何処と無く冷えた目で、行人がゆきのを見ていた。
「そ、それはぁ……?あ、あはははは〜……」
誤魔化す様に笑うゆきのを見て、行人は大きく溜息を吐いた。
「全く、本当にあの人は自分の娘に何教えてるんだか……」
「でも、何で濡れちゃうんだろ?ねぇ、行人。コレって何の意味があるの?」
今は恥ずかしさより好奇心が勝ったのか。太腿に垂れた愛液を拭った指先を行人に見せながら、ゆきのが首を傾げていた。
その質問に、行人はかなりの精神力を消耗した。解ってはいたが、いざ説明するとなると行人の中でまたもや謎の罪悪感が首を擡げてきてしまう。
「そ、それは、その……。えっと……」
「?」
「ぼ、ボクの、こ、これを……」
「行人のおちんちんを……?」
自らの猛った性器を指差した行人が次に指差した箇所を見て、ゆきの顔面がさぁ、と蒼白になった。
「ゆきののそこに入れる為、かな?」
「えぇっ!?」
行人がゆきのの小さな割れ目を指差すのを見て、ゆきのは驚きと恐怖で声を上げた。
割れ目の中に尿が出る穴がある事は知っていたが、そこに硬くて大きくなった行人のペニスが入るなどとはゆきのには到底信じられない事であった。
「だって、行人。ココってゆきののおしっこが出る所だよ!?行人のおちんちんなんて入らないよ!?」
「いや、おしっこの穴じゃないから、ゆきの。えっと、その下にある穴に入れるんだってば」
「えぇ!?そんな穴があるの!?」
「いや、無かったらボクたちは生まれてきてないし。えっとね、ゆきの。子供が作れる状態の女の人のそこに男の人の精子――、まぁボクがさっき出した白いヤツを入れると子供が出来ちゃうんだ」
「じゃあ、お母さんもそうやってゆきのを作ったの?」
「かがみさんとゆきののお父さんの二人で作ったんだよ。と言うか、かがみさんはもっとちゃんとした知識を教えるべきだと思う……」
不思議そうに行人と自分の性器を見比べているゆきのを見て、行人は頭を押さえて呟いた。
「あ、でも行人から教えて貰えれば、それは行人がゆきのを本当にお嫁さんにしてくれる証拠だってお母さんが言ってたよ?」
「そ、それは……」
「そうじゃないの?行人……?」
途端に不安な表情になるゆきのに、行人は肩を落とした。
「う、うん。そうだね……」
「えへへへ〜。ゆきの、行人の赤ちゃんが産めるんだね。いっぱい、い〜っぱい欲しいな〜」
両手で頬を包んで、ゆきのが笑みを零した。
「おっきくなるまでちゃんとお世話して、それで毎日一緒に遊んであげるの。お仕事も一緒にして、上手く出来たら褒めてあげるんだぁ」
幸せそうに行人と子供たちとの未来を描くゆきのを見て、行人もそんな未来も良いと思った。沢山の家族に囲まれて、隣にはゆきのが笑っている。それだけで十分だと、行人は思った。
「ねぇ、行人。ちゃんとゆきのに子供の作り方を教えて。さっきはちょっと怖かったけど、でもやっぱりゆきの、行人の子供が欲しいもん」
「うん、そうだね」
ゆきのの脇の下に腕を通して、行人はゆきのを抱き上げた。
密着したお互いの胸から、体温と鼓動が感じ取れた。腕の中のゆきのと目が合って、行人はゆきのの背中に回す腕を少しだけ強めた。
「ゆきのは優しいお母さんになれるよ。きっと」
「それじゃ、行人は絶対格好良いお父さんだね」
行人の背中と腰に腕と脚を絡み付かせて抱き付きながら、優しく抱き締めてくる行人を見上げてゆきのが微笑んだ。
布団の上で脚をM字に開いたゆきのの前で、行人はかなり緊張した面持ちで正座をしていた。
「えっと、ゆきの。"膣"って分かるかな?その、おしっこの出る穴の下にあるんだけど?」
「えぇと、んと――ひぁっ!?あ、あったよ?多分これじゃないかな?」
大陰唇の中に指を這わせ、更に小陰唇の中に尿道とは異なる穴が開いている箇所を見つけたゆきのが確認しながら声を上げた。
「でも、こっちも凄く狭いよ?本当に行人のおちんちんが入るの?」
「い、一応、入る筈なんだけど……」
自らの膣口の大きさを確かめるゆきのに行人はつい目を逸らしてそう答えた。
と、
「はぁ、んっ。あ、あれ?行人、何か変だよ?お股を触るとね、何だか――はぅっ!?え、えっちな気分になるよぅ。ふぅ……、ん」
「ぶっ!?ゆ、ゆきの!?」
気が付けば自分の意思では止められない程に、ゆきのは陰部を指で掻き回してくちゃくちゃと水音を立てて布団に染みを作っていた。
はぁ、はぁと息を荒らげ、まだ包皮を被っている陰核を皮の上からそっと扱き、縦に伸びた唇の中の涎を出す様にして行人を見ていた。
そのあまりにも扇情的で卑猥なゆきのの痴態につつーっ、と遂に行人の鼻血が垂れた。
「んっ、ふぁっ――。あ、ゆ、指。止まらないよぅ。行人ぉ、あ、あっ」
目の前に行人が居る事でゆきのはかなり高みに昇り詰めていた。そして、その行人の股間の逸物が再び硬度を取り戻しているのを確認した瞬間、
「あっ、あ、あぁぁああぁあ〜っ!!」
ガクガクと細い腰を痙攣させて、ゆきのの秘裂からぴゅっ、ぴゅっ、と潮が小さく噴いた。
「ゆ、ゆきの?大丈夫なの?」
「……あ?い、いくと?」
一瞬、絶頂に浸っていたゆきのは心配そうに覗き込んできた行人を見て、瞳に焦点が戻ってきた。その瞳が、情欲の対象として行人を見ていた。
「えへへへ〜。そっか、ゆきののここに、行人のおちんちんが入るんだね」
初めてとは言え、自慰によって齎された感覚はゆきのにとって間違いなく快感であった。
そして、その事を知ったゆきのは行人の性器と自分の性器が互いに快感を齎す器官である事を本能的に理解してしまっていた。
「ねぇ、行人」
まだ温かい愛液に濡れた股を大きく開いて、ゆきのは粘液に塗れた指でむにぃ、と行人に見せ付ける様に糸を引く割れ目を押し開いた。
充血した陰部の奥で、イッたばかりの性器がヒクヒクと愛液を零しながらわなないていた。
「きっと、気持ち良いよ?」
「う、うん……」
誘われる様に、行人はゆきのを押し倒した。
「ひゃあっ」
陶然とした響きで、ゆきのが悲鳴を上げた。しかし、ゆきのは気付いていなかった。
「ゆきの……」
行人の理性が、ゆきのによって弾け飛んでいた事に。
「ふわぁ!?あぁっ、い、いくとぉっ……!!」
キスから首筋に下り、胸、腹、腰と来て、行人はゆきのの股間に顔を埋めた。
薄い全身の肉付きの割には恥丘より下はふっくらとしており、幼い肉弁は両側から盛り上がる程に肉厚であった。舌で割り開くと、いとも容易く奥の小陰唇まで行人は味見する事が出来た。
プニプニとした柔らかい大陰唇の中に隆起した粘膜の襞。そしてその奥にある膣口からは、刺激を受ける度に止め処も無く大量の雫が行人の口を汚していた。
堪らずにゆきのが太腿で行人の頭を押さえ込んだが、かえって行人が奥に押し込まれ、行人の鼻息がふぅふぅと陰核に掛かってしまう。
「ひいぃぃんっ!!い、いくとぉっ、それ、き、気持ち良過ぎるよぅ!!ゆきの、おかしくなっちゃうぅ!!」
涙と涎でぐしゃぐしゃになってゆきのが身を捩って啜り泣いたが、腰だけはぐりぐりと快楽を求めてしまっていた。
「ひゃあぁぁあんっ!?い、いく――ふぁっ、あ、あぁ――!!」
その儘両脚を行人の肩に載せられ、ゆきのは腰を浮かせられた状態で行人からのクンニリングスに責め立てられた。
二度、三度。ゆきのの体が小さく跳ねたが、行人の舌は尚もゆきのの陰部の蹂躙は止まらなかった。
「し、死んじゃうよぅ!!こ、これ以上されたら、ゆきの――ふえぇぇえぇんっ!!ひぐっ、はぁんっ!!うわぁんっ!!あぁああっ!!」
散々に嘗め回され、じゅるじゅると膣内を行人に啜られて、ゆきのはぷしゃあ、と盛大に行人の顔を汚して激しく身を震わせた。
「えっと……。大丈夫かな?ゆきの」
「いくとの、ばかぁ……」
全身が弛緩したゆきのは、漸く正気に戻った行人を恨みがましい目で見ていた。
次はゆきののターンっ!!
かがみちゃんの入れ知恵が火を噴くぜい!!
ひゃほーいっ!!
では、ノシ
277 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 08:05:51 ID:trShrqu5
まだ犯されないってどーいう事!?
藍蘭島だからな。ゆっくり時間が流れているんだよ
処女ロリ相手に挿入前に腰砕けになるまでクンニするのは至高だなぁと再確認。
最高でございました。GJ! もうバッキバキに勃起してるんだろうな行人。ハァハァ。
ふう・・・まずはGJ
しかし、なんという焦らし!!ゆきのエロいよゆきの
さて、かがみちゃんが自分の娘に何吹き込んだやらww
毎度乙です!時間を掛けてじっくりHするのは、良い事だと思うよ?
ゆきのに「ばかぁ……」って言わせたい。超言われたい(;´Д`)ハァハァ…
過疎っとる・・・
藍蘭島14巻の発売日は12月22日だっけ?
早売り
おお、マジすか
明日買ってこよう
行人×しのぶ行ってみるか
期待せずに待ってて
>>285 期待しないで待っててとか無茶言うなよ な?
14巻見たがやはりテレあやねの破壊力は最強だな
今後も楽しみだ
>>285 wktkwktk
>>285 この季節に全裸待機して待てと申すか・・・
よっしゃこいや!!
>>285 + 。 * ワクワクテカテカ +
ツヤツヤ ∧_∧ +
+ _(u☆∀☆) ギトギトヌルヌル
⊂ (0゚ ∪ ∪。⊃ +
⊂ ゚̄ と_u _)__)゚  ̄⊃ + ワクワクキラキラ
⊂_。+ ゚+_⊃
⊂__⊃. + * + ワクテカ
つららさん愛してるー!
292 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 10:10:44 ID:aJwhB30Q
良く考えたら藍蘭島の男周は死亡確定してないし、作品的にも死なすワケないから行人がママンズに手を出したら後々大変な目にあうな…
原作では手は出さないでしょう
此処では知らないけど
逆にママンズが行人に手を出す可能性が・・
夫なんかどうでも良くなるくらい行人が相手してやれば良いよ
NTR大好きです
問題は、実際の行人の貞操観念の堅さ…
そこを打破する手を考えた
相手はエロパロネタで未だあがってない(人間の娘じゃありません)のみならず、インモラル展開になりますが…?
続きを投げさせてもらいます(16〜18)
「ん、……ふぁ、あ、はぁ、はぁ……」
ひくひくと、余韻がゆきのの太腿を震わせた。その拍子に縦に真っ直ぐ走るスリットが捩れ、内側の充血した果肉が僅かに外に零れた。
幼いクリトリスが包皮の下からでも判る程に腫れ、下の膣口からは行人の涎に混じったゆきのの性液がだらしなく垂れ流されていた。
「い、いくとぉ……?」
「は、はい?」
妙に迫力のあるゆきのに、行人が反射的に裏返った声を出した。
未だに全身が絶頂の余韻で満足に動けないゆきのであるのに、睨まれた行人は縫い付けられた様に動けなくなっていた。
「も、もう此処まできたんだから、ちゃんと最後まで責任取りなさいよね?」
膝を立てて脚を開き、ゆきのが行人に八重歯を覗かせていた。
太腿に強調されて所為か、開きかけていたスリットが両側から盛り上がった柔肉に再びぴったりと閉じ合わせられた。
その生々しい光景に、行人の喉が生唾を飲み下した。
「ねぇ、行人。早くゆきのに子供の作り方を教えてよ」
「う、うん。それじゃ、行くよ?ゆきの……」
既に猛ったペニスを握り、行人がゆきのの股を割って身を進ませた。
くちゅ、と行人の先端がゆきのの割れ目に押し当てられる。その儘、行人はゆきのの入り口を抉じ開けた。
「ふあ、あ。行人のおちんちん、熱いよぅ」
先端がぬるりと、ゆきのの陰唇で包まれた。その感触だけで行人の海綿体が更に熱を帯びた。
蕩けた媚肉が亀頭を両側から磨いているかの様な、そんな圧迫感すら感じてしまう程に小さなゆきのの陰部の奥。そこの僅かに窪んだ場所に行人が辿り着いた。
「あ、い、行人?」
「ゆきの……」
ずりゅう、と。肉を滑り込ませて割り裂く感触が行人の腰に走った。
「んん、んーっ!!」
下腹部に走る熱さに、唇を噛み締めてゆきのは堪えた。行人が与えてくれる痛みなら、ゆきのには我慢出来た。
「ひぅっ!?」
つぷっ、と。あっけない抵抗を行人が感じた時には、既にゆきのの奥まで届いていた。
「はぁ、はぁ……。い、く、とぉ……?」
目尻に涙を浮かべて、ゆきのが呼吸を荒らげていた。そんなゆきのに行人がしっかりと頷いた。
「うん」
「えへへ。そっか、ゆきの。やっと行人と子作り出来たんだ」
「うわ?ちょっと、ゆきの?」
行人に四肢を絡み付かせて、ゆきのが下から行人に抱き付いた。
「ゆきの、行人の赤ちゃんが産めるんだね」
行人の胸に頬擦りしながら、ゆきのが幸せそうに呟いた。
「そ、そりゃいつかはそうなるんだろうケド……」
「え?だってこれが子作りなんじゃないの?行人」
不思議そうな表情を浮かべるゆきのに、行人がバツ悪そうに頬を掻いた。
「えっと、ボクのを今入れてるゆきののお腹に入れなきゃなんないかな?」
「白いおしっこの事?」
「いや、おしっこと言うか。本当は精子って言うんだケドね」
「じゃあ、行人。ゆきののそれを中に出してよ」
「いや、出せと言われても……」
「?」
眉根を寄せて覗き込んでくるゆきのに、行人が小さく溜息を吐いた。
「えっと、まだ痛いよね?ゆきの」
痛さで緊張しているのか、行人はゆきのにぎちぎちに締め付けられていた。萎えた瞬間に潰されそうな膣圧だった。
「そ、そりゃ痛かったわよ。だから、行人も早くゆきのに――あ……」
行人に射精させた事を思い出したゆきのが合点が行った声を上げた。
「で、でも。行人はその方が気持ち良いんでしょ?だったらゆきのは我慢出来るから大丈夫だよ?」
動き出そうとするゆきのを、行人が抱き締めて動きを封じた。
「い、行人?」
「ボクはこの儘でも十分気持ち良いから、ゆきのは動いてまでして痛い思いしなくて良いよ?」
「も、もう痛くないから――、きゃっ!?」
繋がった儘の行人が布団に倒れ込み、一緒に布団に寝かされたゆきのが驚いた声を上げた。
「それに、ボクだってゆきのを長く感じていたいしね」
「あ、う……」
行人にぎゅう、と抱き締められ、ゆきのは行人の腕の中で思わず俯いた。
行人が掛け布団を掛けると、ゆきのと二人で添い寝をしている様に見えた。
しかし、その布団の中で、二人の繋がった場所から送られるドロドロに煮えたぎった性快感が二人の理性をゆっくりと溶かし始めていた。
「はぁ、はぁ……。い、いくとぉ、これ、切ないよぅ……」
行人の腰に巻き付いた脚の緩急の動きと腰の揺れを交えながら、ゆきのが行人に泣きそうな表情で訴えた。
痛みがまだ疼痛として残っているものの、既に性感に目覚めたゆきのの膣は十分な快楽を引き出せるまでになっていた。
付け加えるならば、その快楽に抵抗するには、ゆきのの精神はあまりにも未熟過ぎていた。
「もう、大丈夫?ゆき――っぅわ!?」
「大丈夫なんかじゃないわよっ!!」
漸くゆきのの痛がっている様子が変わったと思った行人が声を掛けようとした瞬間、布団を弾き飛ばしてゆきのが繋がった儘で勢い良く身を起こした。
「いいいい、いくとぉおおぉっ!!覚悟しなさい!!」
「はいぃっ!?ゆきの!?」
怯える行人の前で、血走ったゆきのが寝た体制の儘の行人の右太腿を両膝でホールドし、左太腿を抱き締める形で持ち上げた。
「お母さんに教えて貰った技で、行人のおちんちんが干乾びるまで搾り取ってやるんだからっ!!」
「えぇっ!?ちょっとかがみさん、ゆきのに何を教えてるんだよ!?」
「オラオラ、行くわよ行人ぉ!!」
行人の突っ込みすら無視して、宣言と同時にゆきのの腰が動き始めた。
「うわわわっ!?ゆ、ゆきの!?」
「はぁ、んっ、あ、あっ、あぁ!!」
ぬちゅっ、ぬちゅっ、と、ゆきのの蜜壺が行人のペニスにむしゃぶりつく音を立てていた。行人の根元までゆきのの割れ目に完全に埋没させられる貪欲な動きが行人の肉棒に容赦無く襲い掛かった。
小柄な体格とは裏腹に、体力のあるゆきのが全身を使って行人の脚を強制的に開かせる。
「ひぁああっ!?ま、待って!!ゆきのっ!!」
普通ならば上に反る行人のペニスはゆきのとの結合で下にやや反らされ、ゆきのの膣壁との間に押し付けられて激しい摩擦を生み出せられていた。
「ふぅっ、ふぅっ、はぁっ、はぁっ!!」
「は、激し、過ぎぃ――っ!!」
ゆきのの太腿に挟まれた行人の右太腿はゆきのの愛液でベトベトに汚されていた。それが潤滑油になり、ゆきのの腰の滑りがより一層スムーズになる。
周囲に撒き散らされるゆきのの性臭に、ゆきの自身が中てられてしまっていた。行人から得られる快感に、善がり狂ってしまっていた。
責められる行人には、布団を掻き毟って耐える事しか出来なかった。
「あ、あぁっ!?で、出る、出ちゃ――、ふぁあっ!?」
ビクビクと、行人のペニスが脈動した。そしてその幼い胎内に、初めての子種が放たれた。
が、
「あぁっ!?ちょ、ちょっとゆきの、ストップ!!もうボク出たから!!」
「あ、あっ、あっ、あっ!!」
目の前にまで迫った絶頂に、ゆきのはまだ達していなかった。射精中の敏感になった行人のペニスに、ゆきのの膣がトドメを差した。
「ひぃあぁっ!?」
「ああぁぁああぁぁんっ!!」
限界の行人に続いて、ゆきのが果てた。
「んーっ、んーっ!!あぁあっ!!」
「くぅ〜っ!!」
ゆきのの膣が、オルガスムスの波に合わせて行人を断続的に締め上げた。尿道に残っている精子の一滴すらペニスごと吸い上げられる。そんな強烈な締め付けだった。
「はぁ、はぁ……。引っこ抜かれるかと思った……」
何とか身を起こし、行人がゆきのから幾分萎えた分身を引き抜こうとして、
「あ、あれ?ぬ、抜けない?」
「えへへ〜。言ったでしょ?全部出して貰うんだから」
行人の股から身を乗り出して、繋がった儘のゆきのが不敵な笑みを浮かべていた。
「お腹にね、力を入れるとおちんちんが抜けないんだって」
「え?――痛だだだだっ!?」
試しに抜こうとするものの、その瞬間に亀頭が抜けそうな激痛が行人に襲い掛かった。
「ねぇ、行人?」
「な、何でしょう?」
青くなる行人に、迫ったゆきのがそっと目を閉じた。
「へへっ、大好きだよ」
「――っ!?」
行人の顔が真っ赤になり次にかくん、と首を落とした。そして、ゆきのの顎にそっと行人の指が添えられた。
「ん、ちゅ、ん……」
「ちゅ、ふぁ、あ……」
唇から漏れる、キスの音が二人だけの居間に響く。まだ幼い二人には、背伸びが過ぎた大人のキスだった。
「あ、行人?」
「う……」
腹部に感じた脈動に、ゆきのの瞳が妖しく光った。言い訳の利かない事態に、行人の視線が気まずそうに泳ぎ始めた。
「大丈夫よ、行人。ちゃんと休憩挟んであげるんだから」
「は、ははは……」
にちゃ、とゆきのが腰を動かし始める音に、行人は乾いた笑いしか返す事が出来なかった。
「えへへ〜。いっぱい、い〜っぱい子作りして、た〜くさん子供作ろうね。行人?」
行人に体を預けながら、ゆきのは底抜けに幸せな表情を浮かべるのだった。
逆松葉と言うものをやってみたかったんです…
さて、長らくお付き合いいただいた「ときめいて、れでぃ」はこれにてです
またネタが出来た時に、ノシ
304 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 06:20:17 ID:jW+7ZM4w
ぬるぽ
ガッ
ときめいて、れでぃGJ
ゆきのも意外とやりおるなぁ・・w
もうなんというか神
まずはGJ。そして完結乙!!
ゆきのとの関係がバレて、皆から搾りとられる行人を想像しちまったww
またネタ浮かばれる事をwktkしながら待っておりますぜ
夢であやねとまちとすごろくする夢を見た
神様!俺に文才をください!
新年明けましておめでとうございます
今年こそ長年温めてきたネタをうpできるよう頑張ります
>>292-296の流れで思ったが、まちよりも上でちづるやかがみよりも下の世代って出て来ないんだよな…
ひょっとしたらここでも世代の隔絶があったのかな?
だとしたら、ゆきのからの空白と合わせて二重の危機じゃね?(´・ω・`)
しかし、14巻を読んで凹みました。高虎が鮫をオールで殴って額に傷とかモロに被ってた…orz
今年はネタ被りしない様に気を付けよう
>>303 全編乙でした!ゆきの分に満たされて、良い年越しができました。
今年も藍蘭島エロパロを糧に過ごします。
314 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 11:54:01 ID:lk/T1iEG
行人が教えてって迫ったら、ちづる、りさ、かがみの誰がオーケーすると思う?
かがみちゃんは間違いなくおkだろう
りささんはうまいことやって
りんを嫁がせようとするだろう
りささんは過去編見てもそういう策士のイメージないな。
うまくやるのは、ちづるさん・しずかさんだろう
りささんは真正面からまっすぐな態度で頼み込まれると断りきれずに押し切られて
行方不明の夫に悪いと思いながらも久しぶりに味わう若い男の味に溺れていくタイプだよね
なぁ、13巻でりんが言ってた
お淑やかに誘って気を引いて、油断したところをがばって一撃必中!!
って、どう言う事なん?
りさと忠興の話だけどいまいち想像出来ないよ、ママさん
以下、台本形式で
りさ(以下、り)「おぅら、忠興っ!!いつまで部屋に籠もってやがる!!さっさと支度して出て来やがれっ!!」
忠興(以下、忠)「ま、待ってくれよあねさん!!オレっちにだって色々と準備が――」
り「おめーを待ってたら、準備だけで一日が終わっちまうだろうが。――ったく、ホラ、出かけるぜ!!」
忠「お、オレっちのとれーど・まーくのばんだなが決まらねぇんだよ」
り「畳の上に並べてるやつか?――って、全部一緒の柄じゃねぇか!!」
忠「ぐぁっ!?」
忠「う〜……。顎が痛ぇぜ……」
り「お前さんのアホな悩みで待たされてるあたしの身にもなれってんだよ。着るモンぐらい、昨日の内から決めとけってんだ」
忠「いや、その……。実は、三日前からずっと悩んでたんだけどよ……」
り「せめて、違う柄で迷いやがれ!!」
忠「ぐふぅっ!?び、微妙に違うのに……」
り「男の癖に細けぇ事気にしてんじゃねぇよ。それより、忠興から誘ったんだろ?でーとの時くらい男らしくりーどしてみやがれってんだ」
忠「お、応っ!!今日はオレっちが考えてたでーと・こーすを一緒に回って貰うぜ!!」
り「へぇ〜、そいつは楽しみだな」
忠「この島のでーと・すぽっとは全てちぇっく済みだからな」
り「全く、仕事もそれくらいの気合いで覚えやがれってんだ」
んん?りささん、どうやって接吻したんだ??
それとも、お淑やかに誘って仕掛けたのは忠興だったのか???
出任せとは考えないのか?
婚期に焦るりささんが聞きかじった知識とかじゃないのか
あの感じだと、りささんは忠興のこと何とも思ってないっぽいし、
やっぱり男の方からだったんだろうな。初めは。
一応、以前にりんに聞かせたりさと忠興の初めて接吻の話らしいから本当かと思う
まだ幼かったりんが両親に接吻の事を訊いてみたけど恥ずかしがった忠興がモニョってて、そこにりさが「ンなもん、お淑やかに誘って気を引いて、がばって一撃必中よ!!」と情緒もへったくれも無い説明をしたのかな?
背景で忠興が何故か泣いてる情景が浮かんだ…
予想としては、
りさが忠興の気持ちに何らかの形で偶然気づく(忠興は気づかれたことを知らない)
言い出すのを待ってるけど忠興は相変わらずへたれ
しかたないからお淑やかにして言い出せる空気にする
それでも忠興がへたれ
我慢の限界がきて自分から接吻
って感じじゃないかと
326 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 22:28:13 ID:pqaqLx74
ゆきののおっぱいチュパチュパ
さり気にネタバレすんな!
ゆとり乙
今月みたいな話をエロでやると
成長したゆきのとつながっている最中に魔法が解けてギチギチになる
というオチを連想するなぁ。
実際そういうエロラノベを読んだことがある
3年後のゆきのと行為に及んだ後、魔法が解けると膜は復活するのだろうか
14歳のゆきのがあのザマってことは、一年後のみことは………
みことはどう成長しても女の尻を追っかけてるだろうな
334 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 05:08:49 ID:2qpkk0H5
まあ行人の相手が務まるのは…
何にも知らないすずじゃ後々問題が山のように噴出しかねないし…
行人の気難しい面や子供の面も理解して包み込んでくれる存在じゃないと…
まちしかいないよなぁ
まちって、心許した相手には、かなり歪んだ甘え方するでしょ。
気まぐれで次々振り回されたり、家事とかごっそり押しつけられたり、
まち姉の尻に敷かれる日々を、行人がよしとできるかが不安。
行人はあれで、無駄にプライド高いから。
まちと行人が恋仲になるってことは、
行人が海龍神社の日常に干渉するようになるってことで、
彼女は妹の扱いを変えないと、たぶん行人に本気で怒られる。
でなければ、あやねと行人が二人洗濯とか始めちゃって、まち仲間はずれとか。
誰とも結婚せずに日本に戻・・・
そんな終わり方したらさすがに数日間寝込む。
いや、全員孕ませた後に妹迎えに行くはずだ!
覚醒した行人の下半身はその位の事をやってのけるに違いない!!
行人×あやねが一番可愛いカップルになると思う
あやねがやっぱし一番かなぁ。
行人が本気になればの話だけど
巣に帰れよカスww
俺としてはやっぱりすずな訳よ
ゆきのが育っちゃったら3年後にはあやねが一番見た目ロリになりそう
なんでりんが出てこないのか不思議でしょうがないんだけど
しのぶかわいいよしのぶ
またこの流れか
シチュ妄想でも流すか
>>343 いや、まちだろ。
あやねは、黙ってさえいればいいとこのお嬢様みたいな美少女。
幼くは見えないと思う。幼いのは性格と胸だけだ。
自分の好きなキャラ言いたいだけだろ
うん
183 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/12/19(金) 17:16:09 ID:eI69rTYF
「う〜ん……」
寝床となった居間に敷かれた布団の上で、鼻に塵紙を詰められた少年は二人の少女に両側から挟まれる格好で唸っていた。
そんな少年を、いつもは頭の両端で結っている髪を解いた襦袢姿の少女が覗き込む。
「ふふふっ、行人様ったらまだのぼせてるのかしら……?」
「むぅ〜。あやねズルいよ、行人と一緒にお風呂に入っちゃうなんて」
クスクスと笑う少女に、今度は反対側のこちらも普段は頭頂で一つに束ねている髪を解いた寝巻の浴衣を羽織った長髪の少女が口を尖らせた。
「ちょっとくらい良いじゃない。それに、何だかんだですずも一緒に入ったでしょ?」
「そ、それはそうだけど、でもいきなりはダメだよ。行人だって驚いちゃうもん」
何食わぬ顔で返すあやねに、すずが尚も不満の眼差しを送る。
「それに、最近は行人ずっとあやねの事ばっかり気にしてたし……」
「ん?何か言ったかしら?」
「……何でもない」
すずの呟きを聞き損ねたあやねが訊き返したが、何となく知られると癪な気がしたすずは拗ねる様に顔を背けた。
「あらあら、勝手にお餅になっちゃって。変なすず」
気にした風でもなく、あやねは行人の布団に潜り込んだ。行人を起こさないように器用に行人の腕の内側に入り、肩を枕にしたあやねは取った腕を胸の上で抱き締めた。
「ふふっ、中々寝心地が良いわね。これなら良い夢が見れそうだわ」
「ち、ちょっとあやね!?行人に何してるの!?それに、行人が起きちゃうよ!?」
行人の布団で目を細めていたあやねに、すずが焦った様な声を上げた。
「大丈夫よ、行人様も良く寝てるし。それよりアンタのデカい声の方が余っ程五月蝿いんじゃなくて?」
「あ、う、うん……」
口を閉ざして俯くすずに、あやねが「ふぅ」と溜め息を吐いた。
「ホラ、行人様の反対側が空いてるでしょ?」
「あ……」
あやねの言葉にはっとしたすずが、モゾモゾと行人の布団に入っていく。
「何よ、やっぱり羨ましかったんじゃないの」
「う〜……。だ、だって今日はずっと行人と一緒だったんでしょ?あやね」
「そうね。行人様が私を追い掛けてくれたし、抱き締めてもくれたわよ?」
「うぅ〜……」
布団から顔半分を隠してすずはあやねに抗議の視線を送ったが、あやねは行人越しに呆れた表情ですずを眺めた。
「全く、すずは相変わらずお子ちゃまなんだから」
「な、何よう。あやねだって私と三つしか違わないよ?」
「三つもあれば十分よ。ま、アンタの場合はどっちかって言うと中身だけどね」
行人の胸にあやねが頭を擦り付けながら甘え始めた。
「ふふっ……。行人様の匂いがするわね、良い匂い……。」
「?」
気持ち良さそうなあやねの真似をしてみたが、すずにはあやねの状態が今一把握出来なかった。
確かに行人の匂いはしたが、あやねのあの蘯け様を見る限り他に何かがあるのだろう。しかし、その何かがすずには分からない。
「お風呂場で行人様が言ってた事はこの事だったのね」
「??」
すずが首を傾げるが、あやねはそんなすずを見て小さな舌を少しだけ覗かせた。
「ま、アンタも早く大人になりなさいって事よ」
「うぅ〜、さっぱり解んないよぅ」
「これは恋する乙女だけの特権なんだから、ほほほほ……」
ふぅ、あやねは可愛いなぁ…
まぁ、アレだ
すずとあやねに共有されてるのもそれはそれでアリだと思う
しかしそこにまちとりんとゆきのとしのぶとちかげと梅梅が潜り込んでくる
>>353 ちょw
明らかに許容量オーバーでしょ?
コテ外し忘れた…orz
相手にするのは2〜3人止まりでいいけど、寝るのはみんなでいっしょで余りは介添えとか観賞とか要らん事言いとかやる事あるでしょ
行人の立場にいるんだけど全く性格の違う人間ってだめかな?
そんな話を書きたいと思ったんだが。
>>359 行人の性格が変わる程度なら問題ないじゃないか
むしろ、性格変えない方が無理ある
行人以外の男が主役なら注意書きする必要あるかもしれない
今から裸になって待つ
いや、全くの別人が藍蘭島に漂着したらといった感じの話。
島の人口が危惧して漂流してから
すぐに島の女の子をかたっぱしからはらませる人間。
ただし嫌がる子にはしない。
いいと思うよ
サンクス、今から執筆作業に入る。
投下は一週間前後。
投下の際は注意書きよろしく。
嫌がらない奴なんているのか
まぁそういうのもアリなんじゃん?
俺は行人に感情移入してるけど、とにかく投下が欲しい頃合。
ネトラレじゃなければ他の男でもいいです。
あれはかなりキツイ
そんなアピールは要らない
行人がお気に入りな所為か、ヒロインに感情移入してしまう自分がいる…
NTRで抜けないとか何なの
……このスレで言うNTRはヒロインAがヒロインBから行人を寝取るってことだよな?
ヒロインAがヒロインSから
ヒロインMがヒロインAから
……
なぜか行人がマワサレルだけのシチュしか思い浮かばなかったorz
NTR好きもNTR嫌いもウゼェw
NTR好きへ
その設定を受け付けない奴もいる事を知れ
自己中心的に嗜好を押し付けると嫌われるぞ
NTR嫌いへ
設定気に入らなければ勝手に個人の脳内で設定変えればOKじゃね?
・島に流れ着くのは性格の違う行人
・島にいる男はその行人ひとり
何故荒れるよなことを書くかな・・・・
何言っても荒れるだけ
いい加減スルーしようぜ
論点がどことなーく違うような・・・
でも、寝取り寝取られで怒ったり怒られたりするすずやあやね・・・
そんな感じもいいかもなぁ。というか原作をエロくしただけじゃねぇか・・・・w
どっちからも寝取られちまえ
んで、二人一遍に甘えられて困る行人が思い浮かんだ…
嫌いなら見なきゃ良いだけだろ
その話題から離れられないのか
まぁ、保守代わりにでもなればと…
「んふふふ〜♪」
姿見に映る自分を眺め、あやねは頬を緩めて笑みを零した。
「やっぱり、恋をする乙女は一味違うわね。ま、元々美少女だったワケだけど、今の私ってば更に磨きが掛かったって感じかしら?」
いつぞやの栗拾いの時にあつらえた洋服に身を包み、腰に手を添え、少し顎を上げ。幾度とポーズを取って確認し、満足そうにあやねは頷いた。
「これなら、行人もきっと私の虜ね。そうなれば、私と行人様は晴れてり、り、両想いにな、なれる筈よっ」
ぽぴ〜、と湯気が昇りそうな赤面に、「ふんっ」と気合いを入れ直すとあやねは部屋を後にした。
以前の調子は大分戻ってきたが、それでも胸の高鳴りは簡単に抑えられそうにはなかった。
それが少し厄介であり、「待ってなさいよ、行人様〜。ふふふっ」
嬉しくもあった。
「御免くださ〜い」
「――!?」
玄関から聞こえてきた少年の声に、あやねの心臓が跳ねた。
「い、行人様っ!?」
「あ。あやね、こんにちは」
「ど、どうして行人様が?」
「ちづるさんから、豆大福を作ったから後ですずに持って行ってあげてって言われてね。ホラ、すずに教えちゃうと気が逸って仕事になんないでしょ?たがら、ちづるさんがボクに知らせてくれたんだ」
「まぁ、そうね。涎を垂らしながら仕事をされちゃ堪んないもの」
悪戯っぽく笑う行人に釣られ、大の豆大福好きな幼馴染みを思い浮かべたあやねもつい破顔してしまった。
「分かったわ、行人様。多分、台所にあると思うから上がって頂戴。お茶くらいは飲んでいくでしょ?」
仕様が無いと、甘いものに目が無い幼馴染みに半ば呆れながら、あやねは行人を招き入れた。
「あれ?そう言えばちづるさんやまちは居ないの?」
「えぇ、そうよ。お母様は今朝から婦人会で月見亭に行っちゃったみたいね。お姉様は何処かフラフラしてるみたいだけど、どうせお昼になってお腹が空けば帰って来るでしょ」
そこ迄言って、あやねの背中にじわりと汗が滲み始めた。
意中の少年と二人きりであると、あやねの頭が状況を認識し始めていた。
(……ち、好機なのかしら?これは……)
やけに耳に響いてきた己の心臓の鼓動に狼狽えながらも、あやねは何とか平静を装った。
「そう言えば、あやね」
「ひゃい?な、なんれしょーか、行人しゃま……?」
ギリギリと、硬くなった首を回し、呂律が怪しい事に気付かずにあやねが振り返った。
「今日は随分お洒落してるみたいだけど、何か出掛けたりする予定でもあるの?」
「え?え〜と、しょの……」
「今日は行人様をでーとに誘うつもりだったのよ」そう言おうとするものの、頭に上った血が俄かに沸きだしたあやねには言葉にならない声を紡ぐ事しか出来ずにいた。
「そ、そんなんじゃないのよ。只、いつも同じ服だとつまんないから、いめーじちぇんじしてみただけよ」
「そうなんだ?」
「そ、そーよ。別に気合い入れてたりしてるワケじゃないんだから。変な勘違いしないでよね、行人様」
きっぱりとそう言い切り、あやねは前を向いて廊下をずんずんと進み始めた。
(あ〜っ!!バカバカバカバカ、私のバカっ!!)
胸の中で自分を詰るが、今更言い直す事も出来なくなった事態に、あやねは消沈の溜め息を吐いた。
鈍感な行人には面と向かって伝えなければ通じないと解っているのに、動揺したあやねは心にも無い事を口走ってしまっていた。
(はぁ、どうして肝心な時に本当の事が言えないのかしら?こんなんじゃ、いつまで経っても行人様と恋人になれないじゃないのよ)
後ろの行人に見えない様に、あやねは肩を下げて溜め息を吐いた。
一方で、前を向いていたあやねの後ろで行人も遣る瀬の無い自虐の笑みを浮かべていた。
「いや、まぁ、ボクなんか意識されて無いのは解ってたんだけどね……。」
「……?何か言ったかしら?行人様?」
「ううん、何でも無いよ。只、そろそろ自分の自惚れって奴に嫌気がさしてきてね……。ハハハ……」
「?」
行人の消え行く様な呟きにあやねが訊ねてみるが、以前にあやねの言葉を真に受けてしまっていた行人は虚しい心でそう返した。
「さ、行人様。これがお母様の豆大福よ」
台所の飯台の上に用意してあった豆大福を包むと、あやねは行人に包みを手渡した。
「有難う、あやね。後、ちづるさんにもお礼を言っておいてくれるかな」
「ええ、帰って来たら伝えておくわ」
茶を煎れると、あやねは残りの豆大福をお茶請けにして茶を啜り始めた。
「行人様も、冷めない内にどうぞ」
「あ、うん。それじゃ、戴くよ。――ちちっ!?」
「あ!?い、行人様、大丈夫!?」
「あ〜、少し舌を火傷しちゃったかな?」
ザラつく舌の感触を確かめながら、行人が誤魔化の苦笑を浮かべた。
「ゴメンなさい、行人様……」
「こらこら、そんな顔しない。一気に飲もうとしたボクが足りなかっただけだから」
少し冷ましてから出すべきであったと不束な自分を恥じるあやねに、行人が困った表情で頭を掻いた。
「ちょっと待ってて、行人様。確か火傷に効く薬草があったわ」
「え?でも、舌に塗るの?」
「大丈夫よ、食べても毒じゃないわ。少し苦いかもしれないケド」
「……あ、あやね。こんな火傷明日には治ってるから、気にしないで良いよ?」
「何言ってるのよ、行人様。ホラ、舌を出して」
薬棚から膏薬を取り出し、人差し指に薬を付けたあやねが行人の前に座り込んだ。その有無を言わせない強い態度に、行人は渋々口を開いた。
「私の指を咥えたら、火傷した所で舐めてくれれば――……はっ!?」
そこ迄言って、あやねはハタと気が付いた。
自分は行人に何をさせようとしているのかと。
「あむ……」
「ひやぁん!?」
行人に指を咥えられ、その感触にあやねの体が小さく跳ねた。
「だ、大丈夫よ行人様。少し驚いただけだから」
思わず口を離そうとした行人に、あやねがいつも通りの口調で続きを促した。
「しょにょまま、わらひの指をにゃめ、にゃ、はぅあ〜っ!?」
指先を擽られる感覚に、あやねが身悶えしながら仰け反った。
しかし、恥ずかしさで目を瞑っていた行人は早く治療を終わらせる為に兎に角火傷を負った箇所を薬に押し付け、あやねの様子に気付かず言われた通りに指を舐めていた。
「ぶっ!?」
「あ、あやねっ!?」
のぼせたのか、顔を真っ赤にしたあやねが目を回して崩れ落ちた。
「こ、これは刺激が強過ぎたわ……」
「あやね、ちょっと!?」
薄れゆく意識の中、心配そうに自分を覗き込んでくる行人を眺めながら、あやねは羞恥と至福の入り混じった複雑な気持ちを味わっていた。
多分、続くかもしれない…
今回はここ迄ですが…
ああ・・・救世主よ・・・
GJでございます・・・
なぜ最初呼び捨てにしたし
MCかと思ったじゃないか
すいません、色々とミスでした…orz
気にしちゃあ負けなんだ、きっと
とにかくGJであります!
あやねかわいいよあやね・・・
これはなんと可愛いあやね、GJ!
続きも楽しみにしているぜw
388 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 10:38:21 ID:/FhJvW/4
実はママンズ達と既に情を通じてる行人なんて展開は駄目かな?
ちづるさんなんか、行人のストライクゾーンっぽいけど…
>>388 事後を姉妹に見つかり4Pですねわかります
冗談はさておき全然ダメじゃないと思うぞ
(それなりに)自由な設定ができるのが二次創作だろ?
保管庫にはママさんたちの話もいくつかあるしね。
母親を思って、ママさんに甘える展開でもいいと思う
行人は自分の祖父・父・妹については多少語るが、母親については全く触れないね。
美咲のことも含めて出生になにかある伏線なんだろうけど。
行人の母親は実は妖狐
続き(3〜5)を投下致します、タイトルは『恋して』で
「う〜ん、参ったな。まさか、あやねがいきなり倒れちゃうなんて……」
縁側であやねを風に涼ませながら、行人は額に冷水で絞った手拭いを置かれたあやねを見下ろした。
「ふへ、ふへへへ……」
「……一体、どんな夢見てんだか」
緩んだ口の端から締まりの無い声を零すあやねに、行人は小さな笑みを浮かべた。だらしの無い無防備な寝顔で世辞にも淑やかとは言えないが、その方があやねらしいと行人はつい見入ってしまう。
などど、行人が油断した瞬間。
「んげっ!?」
「ぶっ!?あ、あやねっ!?」
寝返りを打ったあやねが、見事に縁側から落ちて鈍い音を立てた。
「痛たたたた……。あれ?私ったら、どうしたのかしら?」
強烈な気付けの目覚めに周囲を見回し、打ち付けた額を擦っていたあやねは自分を見下ろす視線に気が付いた。
「大丈夫?あやね」
「い、行人様っ!?」
「ゴメン、あやね。ボクがうっかりしてて、あやねが寝返りをしたのを止められなかったんだ」
「へ、平気よこれくらい。大した事じゃないわ」
何故か必死に無事を主張するあやねに、行人が肩を竦めながら呟いた。
「ほら、ちゃんと見せて」
「あ、ちょっと……」
あやねを縁側に座らせると、行人があやねの額を覗き込んだ。
「あ〜、ちょっと赤くなってるね。でも、たんこぶとかは出来てないみたいだよ」
「あ……」
どきりと、あやねの心臓が逸りだした。
気付けば目の前に、行人の唇があった。
「ん?――って、あやね!?また顔が赤くなってきたけど、大丈夫なの!?」
「――っ!?」
もう克服したと思っていた筈であったが、初めて行人と接吻した時の気持ちを忘れたワケでは無かった。
味も感触も知っている行人の唇が、互いの息が掛かる位置に、接吻出来る位置にあった。
「ちょ、わ、ふえっ……!!」
「わわっ!?いきなりどうしたの、あやね!?」
手足をバタつかせ、あやねは行人から仰け反った。そんなあやねに、行人が手を伸ばす。
しかし、その手があやねに触れそうなって――、
「きゃっ!?どぇええっ――ぐぁっ!?」
「えぇえっ!?」
再び縁側から転げ落ちたあやねは、今度は後頭部を強かに打ち付けてしまった。
「もう、さっきから変だよ?あやね。若しかして、何処か具合でも悪かったりするの?」
「べ、別に怪我とか病気とかそう言うのじゃないのよ」
「じゃあ何なのさ?」
「ち、知恵熱みたいなものかしら?」
「知恵熱?」
あやねの言葉に、行人の首が傾いた。
何か頭を使う様な遣り取りがあったのだろうかと行人は思案したが、思い当たる節は見つからない。
「兎に角、知恵熱だとしてもあやねは倒れたんだから、休んでた方が良いと思うよ」
頭を切り替え、行人は尻餅を突いた儘のあやねに手を差し伸べた。
その手を取ろうとして、あやねの手が止まる。上目遣いに、行人の顔を覗き見た。
「え、あ……。えっと、その……」
「いつまでも地面に座っとくワケにもいかないでしょ?ホ、ラ――っと……!!」
「え?ちょっと」
行人に手を掴まれ、あやねは一気に引き上げられた。
「――ととっ!?」
「ふぶっ!?」
行人は予想以上に軽かったあやねの重さに、そしてあやねは思った以上に強かった行人の力に。
体勢を崩した二人はその儘縺れ合う様に畳の上に倒れ込んだ。
「痛ててて……。あやね、大丈夫?」
「えぇ、行人様が下になってくれたから。あ……」
行人の胸に顎を乗せて、あやねは今の状況を改めて意識してしまった。
手を掴まれ、咄嗟に庇われた拍子に体に回された行人の腕の中に居た。
互いに密着している胸から感じる、呼吸に応じて上下する中に混じる鼓動はきっと行人のものだろう。
「えっと、その……」
あやねが感じていた行人の鼓動が急に激しくなった。見れば、行人が目を逸らしながら顔を赤くしている。
以前にも押し倒されて似た様な状況に陥ったのだが、行人には何故かあやねを振り払う事が出来なかった。
「そろそろ、退いて貰えると助かるんだけど……?」
「……」
「あやね……?」
熱っぽい潤んだ瞳が、行人をじっと覗き込んでいた。ふぅふぅと、あやねの息が行人の頬を撫でる。
ぎゅうと、行人の手をあやねが握り返した。
そして、握られた手に行人の意識が向いた瞬間、行人に目の前には瞳を閉じたあやねが迫ってきていた。
「――っ!?」
「ン……。行人様……」
重なり合っていた口の端から漏れたあやねの吐息が、行人の名を紡いだ。
それだけで、行人の背中がぞわりと粟立った。
「行人様ぁ」
その儘あやねは行人の首に腕を回すと、グリグリと行人に頬擦りし始めた。
柔らかくて、すべすべとした肌理の細かい肌。そして匂い立つあやねの甘い体臭が、行人の鼻腔に漂った。
それだけで、行人は簡単にあやねの女の子に反応させられてしまう。
「あ、あああ、あやね?」
肩を掴んで一旦引き剥がそうとするものの、それを拒む様にあやねはイヤイヤと首を振って更に行人に頬を押し付けた。
「絶対に、離さないんだから……!!」
「ちょっと、落ち着いてよ。あやね」
「嫌よ、行人様は私のものなんだから……!!」
「ちょっと、それは――……」
咄嗟に出そうになった否定の言葉を、行人は喉元で飲み下した。
「ね?行人様、私のものになって……」
それは何処までも高慢で、
「お願い……」
消えそうなくらいに儚い願いだった。
「次の接吻を行人様が受け入れてくれたら、行人様は私のものになるんだから」
「えぇ?」
焦る行人を他所に、宣告したあやねが静かに目を瞑った。そして、しっかりと狙い外さぬように両手で行人の頬を包み込んだ。
ゆっくりと、しかし確実に迫るあやねとの口付けに行人が身動ぎをした。
「――っ!?」
その瞬間、行人の頬に添えられていたあやねの手が僅かに跳ねて震え出した。
「……え?」
傍から見れば、あやねの一方的な行為であろう。
それでも行人には、この震える少女がどれ程の勇気を奮い、そして恐怖を抱いているのかを感じ取ってしまっていた。
悪戯の絶えない娘であったが、決して悪い娘ではない。
寧ろ、自分より弱い者や懐いている者には何処までも優しくなれる少し不器用な娘であった。
ならば、少しだけ、自分だけでもこの娘に優しくする事くらいなら許されても良いかもしれない。
善意とは異なる処から生まれてくる、優しく接したいと言う想い。
切ない、生まれて初めて感じたその衝動に、行人は内心で半ば諦め気味に微笑んだ。
「あやね」
「……」
鼻先が触れ合いそうな距離で名を呼ばれ、あやねが思わず身構えた。
「それ以上、顔は近付けなくて良いから」
「あ……」
その言葉に、開かれたあやねの瞳からつぅ、と涙が頬を伝った。
「ごめんなさい、行人様。私ったら、――どえぇっ!?」
手を放し、行人から離れようとしたあやねの体が前のめりに倒れ込んだ。
「はははは……。えっと、逃げないでね?」
「い、行人様!?」
背中に感じた行人の力強さに、あやねは激しく狼狽えた。
まさか、と思う一方で、もしや、と期待が膨らんでしまう。
「まさか、こんな日が来るなんて思いもしなかったよ」
「ちょっと、行人様?それってどう言う意味よ?」
行人の物言いに反射的に睨み付けて、あやねはその儘目を見開いた。
唇に重なったその感触に、頭の中が真っ白になった。
「あ、あ、あ……?い、行人様……?」
「いや、うん……。まぁ、そう言う事になるのかな?」
短くではあったけども、伝えるには十分な時間の繋がりであった。それだけで、あやねの血が一気に滾った。
「あう、あう、あう……。あふ……ん」
「あ、あやね?」
目を回して、あやねは行人の胸に崩れ落ちた。
「うわっ!?ちょっと、またなの!?って言うか、さっきのもこれが原因だったんかい」
漸く判明したあやねの失神に、行人が安堵と疲れた溜息を吐いた。そしてその儘、あやねの頭をくしゃりと撫でる。綺麗な見た目通り、心地の良い感触が伝わってくる髪だった。
「それにしても、こんなに純情だったんだ。あやねって」
普段の大胆さとはかけ離れたギャップに、行人はつい苦笑を零した。
もう少しこの幸せそうな寝顔を見ていようと、行人は暫くの間あやねを抱いて横になっていた。
以上です、濡れ場はもう少し先になるかと…
何分、遅筆なモンで
と申しますか、この時期は多忙なモンで投下が遅くなりそうです
時間を見つけては投下していきたいと思います
それでは、ノシ
乙
GJ
ネ申後輪!GJ!
GJ!
ああ
こんなに
あやねを可愛いと思ったのは
4日ぶりです
GJ
く!おあずけとはどんだけwktkさせてくれるんだ。GJ!!
あやね可愛いよあやね・・・
切ねえ!GJすぎる!
あぁーあやね可愛い…
404 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 10:48:45 ID:F9YMVCZb
良い知らせだ
あやねのキャラスレが落ちたぞ(´・ω・`)
>>404 昨日19時代には知っていたがそんなの報告しなくてもいいよ
406 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 04:19:32 ID:GKcPbN4C
誰もいないな
という訳でこれからぬるぽスレ
ガッ
親子で薔薇+近親はダメ?
スレ違いかなと思うけど、意見があったら聞かせて
薔薇はちょっと・・・・w
薔薇て・・・行人がじじいから修行と称したセクハラ受けたとかぐらいしかw
411 :
363:2009/02/13(金) 19:39:03 ID:qFoOXhI2
予定よりだいぶ遅れましたがなんとか書けました。
この島には行人はいません。その代わりに主人公がやってきたという感じです。
気にする人は読まないことをお勧めします。
このSSを読むコツはこれは自分の日記だと思って読むことです。
なるべく主人公に感情移入しやすく書いたつもりです。
それではお楽しみください。
3日前のこと。
俺は修学旅行の途中に飛行機事故に巻き込まれてしまった。
その上に、飛び込むのが早すぎたせいか救助される前に波に流されてしまったのである。
漂流して三日間、俺は海を彷徨った。そして、俺は意識を失ったのである。
「う、うぅん?ここは?」
そして俺は浜辺らしいところで目を覚ました。
どうして自分がこんなところにいるのか見当もつかない。
ふと気がつくと頭に柔らかい感触がする。
そして、目を開けるとそこには眼鏡をかけた女の子がいた。
どうやら膝枕をしてもらっていたらしかった。
悪いと思って慌てて体を起こす。
「よかった、気がついたみたいですね。」
「そう、見たいだな。でもどうしてこんな所に?というよりここはどこ!?」
いけない。意識不明のせいで記憶が混乱している。
現在地は見たところ島だというのは分かった。だがどこの島か見当もつかない。
まぁ日本語を話す人がいるから大丈夫だろう。そう思うことにした。
「あなたはここの浜辺に流されてきたのです。覚えがありませんか?」
俺は眼鏡をかけた少女に言われて自分の身に起こったことを全て思い出した。
「そうだ、俺は飛行機の墜落事故で海に飛び込んでそこから波にさらわれたんだ!!」
「ヒコウキ?あぁ、外界の空を飛ぶ乗り物のことですね。」
と一人で納得する少女。
何か隣で女の子が奇妙なことを言っていたようだったが、
たぶん、気のせいだろう。そう思うことにする。
そして隣にいる女の子を観察する。
手に持っているのは本。顔にかけているのは眼鏡。
着ている服が少々変わっているが民族衣装のレベル。
たぶん、普通の日本人だ。
少なくとも竹やりと腰蓑のアフリカ民族ではない。
「えっと、君、この島の住民?」
「はい。ちかげと申します。」
「そうか。できれば君の住んでいる町に連れて行って欲しいのだけどいいかな?」
「はい。町と呼べるものではありませんが分かりました。」
「よし。」
こうして俺はちかげさんに長老の家まで連れて行ってもらった。
やはり村のせいか、よそものは珍しいのだろう。
俺は長老の家に着くまで何度も奇異の視線に晒された。
そして、食事を出してもらい、長老と話をすること約3時間。
俺はだんだんと自分の身の回りを取り巻く状況が分かってきた。
412 :
363:2009/02/13(金) 19:39:51 ID:qFoOXhI2
「と、いうことはここから脱出をした人間は今のところ一人もいないわけですね。」
「そうじゃ。ここから出ようなどとは思わないことじゃ。」
おばばの言うことにはここは外界から封鎖された島らしい。
なるほど。どうりで文明のレベルが江戸時代〜明治時代で止まっているわけだ。
たぶん、脱出は無理そうだ。なら、かなり長いスパンで生活を組み立てないといけないな。
そう思った俺はなんとか取り入れる居場所を探してみることにする。
「分かりました。それでは婿入り出来るような家はありませんか?できれば余裕のある家で。」
するとおばばは少し考えた後にとても怪しげな返事をした。
「ふふふ。全部、じゃよ。」
「全部!?」
俺はおばばの返事に驚いた。この島の全ての女性が未婚だって?
ありえない。そう思ったからだ。
「あぁ。昔のことじゃった……。」
そして俺はおばばからこの島に起こった悲劇を聞いた。
あまりにも悲劇と呼ぶには間の抜けた話であったが
犠牲者の人数が人数だ。
キリストの信者でもなんでもない俺ですらその話を聞いて無意識に十字を切っていた。
「ふふふ、驚くのも無理はない。この島の男はお前だけなのじゃ!!」
「……。」
おばばのいった話を俺は信じきれなかった。
しかし確かにこの島に着てから俺は男の人を見ていない。
そしておばばが叫んだ。
「こぉら!!さっさと仕事に戻れっ!!」と。
すると島中の女性が蜘蛛の子を散らすように去っていった。
しかし大変なことになった。島の男性が俺だけなんて……。
「ふっふっふ、おぬし、自分の責任の重さは感じているな?」
と言われて少し考えてみる。男がいなくなったのが9年前。
ということはいますぐにでも子供を生まないとこの空白期間は延びるということか。
考えだけでもぞっとする話だ。
「おばば様。一つ、よろしいでしょうか。」
「なんじゃ。」
「私の責任の重大さ、よく分かりました。
そして今後の身の振り方を考えるために一晩、ここに泊めていただけないでしょうか?」
「ふふふ。一晩じゃなくともゆっくり泊まっていくがよい。」
「はい。ありがとうございます。」
とりあえず今日の寝床は確保した。
しかし、修学旅行で飛行機が事故を起こして島に漂着するとは。
さらにその島が女だけの島とはさらに恐れ入った。
明日からどうするか。それはまだ分からない。
今日はとりあえず寝よう。俺はそう思った。
しかし、俺にはそれすらも許されなかったようだ……。
413 :
363:2009/02/13(金) 19:41:05 ID:qFoOXhI2
長老の孫娘らしい少女が俺に話しかけてくる。
どうやら名前はみちるというらしい。
う〜ん、いかにも忘れやすそうな名前だ。
「お風呂、ありますけど入りますか〜?」
「あぁ。ありがと。えっと……、誰だっけ?」
「みちるです〜。さっき、名前おしえたばかりですよ〜。」
いけない。言ったそばから名前を忘れている。
「ごめんごめん。じゃ、行ってくるよ。」
「はひ〜。」
こうして俺は風呂に入る。
さっきのみゆきさんの話によると、
島には活火山があってあたりじゅうに温泉がわいているらしい。
恐ろしい話だ。もし噴火したら逃げ場がないのだから。
人類、逃げ場なしといったところか。
それにしても落ち着くなぁと思ったところ……、
誰かが入ってきたようだった。
414 :
363:2009/02/13(金) 19:41:32 ID:qFoOXhI2
「あ〜、おせなか、お流ししましょうか?」
「……。」
俺はその乱入者に絶句した。
そして、人間が服で裸を隠すのは後天的なものだということを俺はいやでも思い知らされた。
それもそのはずである。
乱入者は一糸まとわぬ、みちるさんだったのだから。
「は、恥ずかしくないのか?」
突然のことに驚きながらもしっかりとみちるさんを見ている俺はやはり男なのだろう。
透き通るような白い肌が目にしみる。
胸もかなりあるし、腰周りも引き締まっている。
そんな美しい裸体をみちるさんは惜しげもなく俺に晒していた。
エロ本などでなんどか見たことはあるが、実物をみたのは始めてである。
そして、それは言葉に表せないくらいに美しかった。
「そんなに見つめてどうしたんですか〜?」
「いや……、なんでもない。せっかくだから、背中、流してもらえないかな?」
なんとか取り繕いながら自分の都合のいい方に話を持っていく俺。
さすがにあなたの裸に欲情したとは口が裂けてもいえない。
「はい〜。」
といいながら俺の背中に石鹸をつけてくれるみちるさん。
手もすべすべで気持ちいい。
そして大きいせいなのか、ときどき胸が背中にあたる。
少し硬いところは乳首なのだろうか?
そう思うと興奮でいてもたってもいられなくなる。
そして俺はみちるさんの体に触ってみたいという欲求を抑えられなくなっていた。
そこで俺はみちるさんに提案をする。
「今度は俺がみちるさんの体をながすよ。」
「あ〜。よろしくおねがいします〜。」
そして俺たちはお互いに体の向きを入れ替える。
やはり背中だけでもどことなく色気というものは伝わってくるものである。
俺は恐る恐るみちるさんの背中に触れた。
「ひゃっ!!」
とびっくりするみちるさん。
「ごめんっ。悪気はなかったんだ。」
下心はたくさんあったのだが。
「いえいえ〜。大丈夫ですので。」
こうして俺はみちるさんの背中に石鹸をぬりたくった。
みゆきさんの肌はとっても柔らかかった。
そして俺はみちるさんがお湯を浴びるのをじっと見ていた。
美少女の肌を覆う石鹸が取れて裸身が露になるのを見て、
何も感じない男はいない。
こうして俺はみちるさんと湯船に漬かる。
だが、どことなくみちるさんの様子が変だ。
やはり恥ずかしいのだろうか?
みちるさんの顔は赤くなっていた。
「大丈夫?」
「あ〜。少しのぼせてきたようですね〜。それではお先に失礼いたします〜。」
と言って出て行くみちるさん。
俺は無防備なヒップに目が行っていた。
「……。」
俺もそろそろ出るか。
415 :
363:2009/02/13(金) 19:42:01 ID:qFoOXhI2
風呂から出た後は夕飯をご馳走になった。
どうやらみちるさんが作ったらしい。
世話になり続けるのも悪いし明日からはどこかで働くか。
そう俺は夕飯を食べながら思った。
そして夜。俺は部屋で考え事をしていた。
俺はこれからどうするのだろうか?
俺は東京に帰れるのだろうか?
そもそも東京に帰りたいか?
俺はこの島でどう過ごすのだろうか?
などである。
特に最後のは俺を非常に悩ませた。
今でさえ俺が結婚する、新しい人がやってくる以外では、
この島の最年少の子ですら相手が17になる頃に26だ。
おばばの話では新人に期待はできない。
むしろ俺が来れた事すら奇跡なのだと言っていた。
もっと年をとっているならさらに悲惨なことになるだろう。
しかもそれはどんどん広がっていく。
今が盛りの女性だっているはずだ。
むしろ俺が島中の女性を相手にするような感じで……。
そう考えると気が遠くなってきた。
だが悪い気分はしない。
そう思っていると誰かが襖を叩く。
こんな時間に誰だろうか?
と思って開けてみる。
すると襖の向こうにいたのはみちるさんだった。
416 :
363:2009/02/13(金) 19:42:44 ID:qFoOXhI2
「夜分遅くに失礼いたします〜。」
「あっ、どうも。泊めてもらってる身で変なこと言うけど入って下さい。」
「はい。あの、大事なお話があるのですがいいでしょうか?」
「何?」
俺はこれからみちるさんの言うことに大体の見当をつけた。
こんな時間に男と女がやることといったら一つしかない。
「私と夜伽をしていただけないでしょうか。」
やはりそうか……。俺はおばばに一本取られた訳だ。
多分、これはおばばの入れ知恵だろう。
普通の村なら初日から長老の孫娘に手を出そうものなら村八分か処刑だろうけど、
この村でそれは当てはまらない。おばばも跡継ぎに悩んでいるのだ。
そしてもう一度みちるさんを見回してみる。
さっき裸はみたがなかなか色っぽい女の子だ。
夜伽の相手としては申し分ない。というより俺がむしろ分不相応だ。
しかしこんなことをしていいのだろうか?
俺は少し悩んだ。しかしその悩みはすぐに吹き飛んだ。
「やはり私では不足でしょうか?」
「いっ、いや、そんなことはない。むしろ俺の方こそ不相応だ。」
と見つめあう二人。やはり俺も男なのである。
とはいえ何をしようか?
いざそれを考えると頭が真っ白になる。
当然、俺に性経験なんてあるわけがなかった。
「とりあえず服を脱ぎましょうか。そうすればすることが己と分かってくるっていいますし。」
「あ、ああっ。」
みちるさんに言われるがままに服を脱ぐ俺。
横で服を脱いでいるみちるさんに思わず見とれてしまう。
「なにかついてますか?」
「いっ、いやっ、何も……。」
とりあえず脱いだはいいけど何をしてもいいのか分からない。
「なにかしたいことはありますか?」
と聞いてくるみちるさん。もう、やけっぱちで俺は欲望に素直になることにした。
「胸、もんでいいかな?」
「はい。」
むにゅ むにゅむにゅ むにゅ
俺はとりあえずさっき言ったように胸をもんでいる。
みちるさんの胸は大きくて柔らかかった。
揉まれるたびにみちるさんは困ったような声を上げていた。
「気持ちいい?」
「はい。まぁ……。」
微妙な表情をするみちるさん。
「キス、してもいいかな?」
「……」
「やっぱりだめ?」
「いっ、いえ……そんなことは……。」
なるほど。初めてで緊張してるのはみちるさんも……か。
そう思うとなんだか緊張がほぐれてきた。
そして俺はみちるさんにキスをする。
驚くみちるさんがかわいい。
「横になって。」
「はい……。」
大人しく横になるみちるさんに、のしかかる俺。
人肌は温かいと聞いていたがみちるさんの肌はひんやりとしていて、
それが気持ちよかった。
417 :
363:2009/02/13(金) 19:43:14 ID:qFoOXhI2
「あなたの肌、温かいですね。」
「みちるさんの肌はひんやりとして気持ちいいね。」
そう言うと俺はみちるさんの乙女の部分に挿入した。
「痛っ、ああっ」
「ごめん。」
少し狭かったので多少強引に捻じ込んだのがまずかったのだろう。
お互いに初体験だし仕方がないといえば仕方がない。
「もう動いてもかまいませんよ?」
「分かった。」
俺はみちるさんの言うとおりに動いてみることにした。
そしてもう少し奥に差し込んでみる。
するとみちるさんの奥から生暖かい液体が伝わってくる。
このとろみから血液なのだろう。
どうやら処女を貫通してしまったらしい。
とても痛がるみちるさん。
「ごめん。」
「気に、しないで下さい。あと痛みが和らぐように胸、揉んでくれませんか?」
「分かった。」
言われるがままに胸を揉む俺。
しかしながら女の人のあれがこんなに気持ちがいいとは思わなかった。
痛みも引いたところで俺とみちるさんは性行為を楽しんだ。
締め付けはかなり気持ちがよかったし、
みちるさんも楽しんでいただけたようだった。
「意外とお上手ですね……。」
「みちるさんこそ、なかなかよかったですよ。」
と二人で言い合う。
お互いの息は絶え絶えである。
しかし、そんな楽しい時間にも終わりはやってくる。
俺のほうに絶頂が来たのだ。
「みちるさん、出していいかな?」
「はい。あなたの子供、生んでみたいです。」
「よしっ。」
俺はいままで我慢していたのを一気に放出した。
そして、みちるさんに熱いものをぶちまける。
「ああっ、熱い……、溶けてしまいそうです。」
「気持ちよかった?」
「はい。え〜とその〜、」
「なんだい、みちるさん。」
「また、してくれますか?」
「みちるさんなら喜んで。」
「うれしい。」
こうして一糸まとわずに布団の中で抱き合う俺とみちるさん。
柔らかくてひんやりとした肌がとても気持ちよかった。
女の子ってこんなに柔らかったんだ、とつい思ってしまう。
そして横になりながら明日のことを考える俺。
確かにこの島で暮らすのは困難が付きまとうだろう。
でも、なんとかなりそうな気がした。
なぜなら、この島の女の子はとてもかわいくていい子ばかりなのだから……。
そう思って俺は寝ることにした。
明日はどこに行ってなにをしようか……。
それは誰にも分からなかった。
418 :
363:2009/02/13(金) 19:45:00 ID:qFoOXhI2
考えていたのとは設定がずれていきましたが
いろいろな家を回るという基本方針は変わっていません。
主人公に次に行ってほしい家のリクエストがあればお願いします。
それではおつきあいどうもありがとうございます。
419 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 20:08:54 ID:JCy875d1
ぬるぽ
>>418 とりあえず
オリ主ものは理想郷行け、な?
↑ここはお前の理想郷でもないがな
見なきゃいいだけの話だから
この島には行人はいません。その代わりに主人公がやってきたという感じです。
気にする人は読まないことをお勧めします。
って書いてあるのに読むほうが悪いにきまってんだろ
そもそも
>>363は最も危惧されていたNTRの抗争の可能性を
考慮した上で書いてくれている。その点も考えると批判される
理由など感じられない。
>>363 来たな・・・全裸で待ってたんぞ!
それにしても最初の選択をみちるにするとは・・・
お前とはいい三太夫さんの血が飲めそうだよ
オリ主は
>>420みたいなアンチもありえるけど
俺みたいな大歓迎な奴も絶対いるはずだから頑張ってな!
俺もオリキャラは苦手だが、ちゃんと注意書きが書かれているんだから苦手な人はスルーでおk
まあなんだ。何事もほどほどに
着想がしっかりしててちゃんとお断りもしてるし、問題ないと思う
こういう作者の妄想するままに路線を膨らませるのもエロパロの醍醐味でしょ
427 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 20:04:58 ID:rw1rnpC9
>>425なぜかいぬいぬ(♀)がお相手
不毛だっ!とゆきのとかがみが大激怒
428 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 20:51:25 ID:qw3FUVKb
行人好きの俺には91の話はつらすぎる だからこんな話を作る
注意 ・この話は91の話の後の俺の妄想話
みたくない人は本当にみない方がいいです 俺だって考えてる途中引きました(自分に)
・これはエロじゃない (藍蘭島の住人好きは許してください 俺もつらいんです)
これは仮面ライダーカブトのクロスです 行人はキックホッパーになっておかしくなります
理由 最初はクロス板でだそうとおもったけど91の話はどう考えても18禁だから
カブトの原作でキックホッパーになるにはとにかく心をやさぐれることが条件で91の話の行人が該当(?)してると思うから
この話は行人の復讐劇です みたくない人は絶対にみない方がいいです 三日以内に投稿します
429 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 21:03:27 ID:qw3FUVKb
上の追加
カブトのクロスといっても主人公たちはでてきません あくまで行人が変身します
なぜホッパーゼクターがいるのかは聞かないでください・・・
変身させる理由は行人一人じゃ藍蘭島の人たちに勝てないからです
変なやつが出てきちゃったなぁ…
420が悔しくて逆上したようです
420云々じゃなくて素直にこれはなんというか・・・
ここまで場違いなことを書き込める奴を俺はエロパロ板で始めて見た
433 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 23:22:16 ID:qw3FUVKb
いえ 俺は420ではありません
430 俺は変な人と自覚して書いています
確かにここで、このクロスは正直おかしいと思ってます
でもここの91の話をみてこんな話ができてしまって、投稿したくなったんです
けなしかったらけなしてください そっちの方が割り切れて話を書くことができますから
>>430 場違いだからここには投下するな
ブログにでも載せて自己満足しておけ
436 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 00:35:45 ID:n063Aw6w
そもそもなんでこんなのを書こうとしたのか・・・
寧ろ、それだけ
>>91が陵辱としての出来が良かったのだと解釈しようじゃないか
しかし改めて読むと、同じ作者なのに純愛と陵辱の落差が激しいんだぜw
何か変なのが沸いているな・・・
まあ、オリキャラ苦手な人は結構居るんだろうが、何事も程々に
ぱな子さんは、人間形態も可愛いけど通常の象さんモードの方が愛らしい!
自分は、ゆきのを撫で撫でしてるくまくまに萌えた…
はむはむとくまくまが「きゃいきゃい」と女の子女の子してるのを見ると変な気持ちになっちゃいます><
ゆきの:「ねぇ、行人。もしも私が“ないすばでぃ”になったら行人のお嫁さんにしてくれる?」
行人:「そうだねぇ。まぁ、この前の変装した時くらいのゆきのならボクの方からお付き合いして下さいって言うかもね」
ゆ:「ホント!?ゆきのがばんっ、きゅっ、ぼ〜んっになったら、行人から告白してくれるの!?」
行:「ははは。ゆきのがちゃんと大きくなってればね(かがみさんがあんな感じだから、望みは薄そうだけど……)」
ゆ:「ほ、本当にゆきのがあの時みたいに“ないすばでぃ”になってたら、行人のお嫁さんにして貰うんだからねっ!?」
行:「う、うん……。そうなってたらね?(どうしてそんなに強気なんだろう……?)」
と言う妄想……
普通の無い遣り取りなんだけど、言質を取っておけば“男に二言は無い”で行人をゲット出来そうだ
>>441 執念で理想体型メニューを完遂するか
グダグダになってやめるか
どっちだろう
>>442 恋する乙女は最強と恥ずかしげも無く言ってみる
あやねは幼い頃にまちからおやつやご飯を取られて、しかも脂肪を燃焼させる辛いモノを偏食する様になったからあの様な“すれんだぁ”な体型になったのだろうか?
しかし某エロゲの辛いものばっか食べてる黒髪は
そのゲームキャラのなかで一番胸でかいけどな
多少は食生活もあるだろうが、結局は本人の体質かね?
オリジナル主人公ものの続編です。
タイトルつけました。NGは「ここは地の果て流されて」でお願いします。
それではリクエスト通りゆきの&かがみ編、よろしくお願いします。
次の日、俺はにわとりの鳴く声で目を覚ました。
隣には一糸纏わぬみちるさんが横にいる。
あぁ。やっちゃったんだなぁ。
そう思っているとおばばの大声が聞こえてきた。
「ふぁぁ。おはようございます……。」
寝起きで油断をしているみちるさん。
エロい……。
そして俺が見ているのにもかかわらず何も気にしないで着替えをするみちるさん。
「おばばが呼んでるから下、いこっか?」
「そうれすねぇ〜。」
まだみちるさんは眠そうだった。
「昨日はお楽しみじゃったのう?」
いじわるな笑みを浮かべて言ってくるおばば。
「おかげさまで。それで朝って何か仕事はありますか?」
「朝といえば水汲みに決まってるじゃろうが。お前の家では水を使わないのか?」
「あぁっと。外界では水道が発達してますからね。とりあえず、汲んできます。」
「みちる。川までの道を教えてやれ。あと薬草の採取も頼む。」
「わかりました〜。それではいきましょうか?」
「はい。お願いします。」
こうして川まで行く俺とみちるさん。しかし川まで思ったより遠いなぁ。
帰りにはこれに水の重量か。まっ、大丈夫だろ。
こうやって俺は水を持っておばばのところまで戻ることにした。
みちるさんは山に薬草を取りに行くらしい。
しかし医者を志すとはすごい人だなぁと思いながら水を持って帰ると、
俺はとても恐ろしいものを聞いた。
グルルル!!グルルル!!
それは飢えた獣の叫び声だった。
そして辺りを見回すとそこには2Mくらいある大きな2足歩行のガタイのいい動物がいた。
ザ・クマ。人類の天敵である。素手で勝てるのは間違いなくごく一部の空手家であろう。
俺には絶対に無理だ。
見た目、少し愛らしかったが俺には恐怖しか感じなかった。
「ぐる?」
どうやら熊は俺に気がついたようだった。
そして走って俺に近づいてくる熊。こいつ、巨体の割に足が速い。
多分逃げても追いつかれて喰われる。というより今、逃げて追われている。
そして俺はベタな展開だが木の根に躓いて転んでしまったのである。
「アワワワ!!」
もうダメだ。そう思った時に俺は一つ、そうだ、古来より伝わる熊に出くわした時の最後の手段があった。
たぶん通じないだろうがそれしか方法がなかった。
そう。その手段は……、死んだふりだった。
(今の俺は死体、今の俺は死体、熊に殺された哀れな犠牲者!!)
「ぐるる!!」
俺が死んでいるのに驚く熊。このまま騙し通せるか?
そう思っていると熊は俺の足を引っ張って引きずり出した。
巣に持ち帰る気か!!
そう思ってはいるが死んだふりをやめると今すぐに殺されそうな気がする。
ごめん。みちるさん。約束、果たせなくて。
ごめん。島のみんな、救ってあげられなくて……。
まさか来てから二日目でクマに殺されるとは……。無念。
そう思っていると声が聞こえる。
小さな女の子の声だった。
「あっ、男の人だ。島に本当に来てたんだ!!」
「危ない!!」
このままじゃ俺だけじゃなくて幼女まで熊に食べられてしまう。
せめてこの女の子だけでも、
そう思った俺は火事場の馬鹿力で油断している熊の手を振りほどくと
雄たけびらしき奇声を発して熊に襲いかかった。
「うがぁぁぁ!!!」
「ぐる!!」
俺の執念に驚いた熊は一瞬怖気ついた。
しかし、俺は簡単に熊の力で捕まってしまう。
熊の爪がおれの腕に食い込む。
だがまだツキはあった。俺を捕えるために熊は両手を使っていたのである。
なら熊は女の子を捕まえるためにしばらく手が使えない。
「そこの女の子!!いますぐにこの熊から逃げるんだ!!
熊が両手を使っているうちに早く!!」
必死の俺の訴えに不思議そうにしている少女。たぶん、気が動転しているのだろう。
「あの、お兄さん?どうしてゆきのはくまくまから逃げないといけないの?」
そうするとその女の子は落ち着いていっていた。
しかし変だ。熊を目の前にした人間の反応とはだいぶかけ離れてた。
「熊に喰われるぞ!!死にたいのか!!」
「くまくまはそんなことしないもん。くまくま、その人を離してあげて。」
と幼女がクマに命令する。すると熊はそのいうことに従った。
「ぐる。」
そしてくまは幼女の言うとおり、俺の両手を離したのである。
もしかしてこいつ、熊の言葉が話せる?
興奮冷めやらぬまに俺は聞いてみることにした。
「あの、ひとつ聞いていいかな?」
「なぁに?お兄ちゃん。」
その幼女は顔に笑顔を浮かべていた。
「君は熊の言葉がしゃべれるの?」
「何言ってるの?動物は人の言葉が理解できるんだよ?」
幼女の口から当然のように語られる衝撃の事実。
「俺の言葉も理解できる?」
「お兄ちゃん、何言ってるの?」
と呆れられてしまう。どうやらこれはこの島の常識らしい。
横で熊もやれやれといったポーズをとっている。
とりあえずここの熊は話の通じる理知的な動物らしい。
すると,さっき俺のとった態度は非常に失礼だと言わざるをえないだろう。
とりあえず、俺は熊にさっきのことを謝ることにした。
「野蛮な獣と勘違いして怯えたり迷惑をかけてすみませんでした。」
「ぐる。」
分かればよろしい。といった態度をとる熊。
これでとりあえず俺の命は助かったわけだ。
あとは目の前にいる幼女である。
「君、いくつ?名前は?」
「ワタシはれでぃなんだから子供扱いしないでよね!!」
幼女の機嫌を損ねてしまう俺。背伸びしたい年頃なのだろう。
しょうがない。付き合ってやるか。
「そこの綺麗なお穣さん、お名前は?」
我ながら臭いセリフだ。
「私ね、ゆきのっていうの。こっちの子がくまくま。」
「ぐる!!」
と、くまくまが手を挙げる。
なるほど。ゆきのちゃんにくまくまか。
安易なネーミングセンスだ。
安心した所で俺は自分の仕事を思い出す。
みちるさんも心配しているだろう。
「しまった。おばばの仕事、放り出して来たんだった!!」
正確には来たというよりはくまくまに連行されたというべきだろう。
だがそんなことは些細な差で事実が大切なのだ。
「あっ、お兄ちゃん。それなら大丈夫。はむはむを代わりに行かせたから。」
はむはむ?
多分、この子の命名法から判断するにハムスターだろう。
だがハムスターが水汲みをしているところが俺には想像できなかった。
「はむはむって、ハムスターだよね。あの手のひらサイズの?」
「違うの。はむはむはくまくまと同じくらいの大きさだよ?」
「くまくまと!?」
世界最大のハムスターだってそこまでは大きくない。
多分、この島の生態系は非常に独自の進化をしたのだろう。
よく考えればくまくまだってかなり俺の知っている熊とは姿がかけ離れている。
見たところ意思疎通もできるみたいだし問題はないだろう。
後でお礼を言っておこう。
「とりあえずおばばの家に戻ろうと思うんだけど、ここからおばばの家まで案内を頼めないかな?」
「うん。わかった。」
こうしてゆきのちゃんに連れられておばばの家まで戻る。
そして、ことの顛末を話した。
どうやら藍蘭島では言葉の分かる動物とともに暮らしをしているらしい。
そして魚と野菜を中心とした食生活をしているそうだ。
「まぁ、確かに外の人間が熊に会ったら普通は死を覚悟するじゃろうな。」
「そうなんですか〜?くまくまちゃん、可愛いじゃないですか〜。」
おばばはこの島以外で暮らしていたこともあったらしく、
俺の思考がある程度は分かってくれているようだった。
そして生粋の住民のみちるさんにはさっぱりだった。
確かに慣れてみれば可愛いかもしれないが、いきなり現れたら恐怖の対象でしかない。
「で、お主はこの島でどうすることに決めたのじゃ?」
おばばは俺に聞いてきた。昨日の問いの答えだろう。
「そうですね。とりあえずはいろいろな女の子の家を回ってこの島に慣れようと思います。」
「まぁ、いいじゃろう。それで泊まるところはもう決めたのか?」
「そうですね〜。」
「お兄ちゃん、今日はゆきのの所に泊まっていかない?」
とゆきのちゃんが提言する。
これも何かの縁だ。そこに泊まろう。
「実は決まっていないので、ゆきのちゃんの所に泊まっていこうと思っています。
いいよね?ゆきのちゃん。」
「うん。いいよ。お兄ちゃんなら大歓迎。うちんちは大所帯だから一人増えたってたいして変わらないしね。」
快く了承してくれるゆきのちゃん。
「この、人でなしめ。」
冷やかな眼をしておばばが言った。
まぁ、この子に手を出したら人間失格、この島の獣は理知的だから獣未満だろうな。
「さすがにこんな小さい子に手出しはしませんよ。最低限のモラルはありますから。」
「冗談じゃよ。」
「どうして人間失格なの?しかもゆきのは大人のれでぃだよ。」
「はいはい。」
と不機嫌になるゆきのちゃんを諌める。
まだこの子には早すぎる。
「それじゃ、おばばさん、みちるさん、お世話になりました。」
「達者でな。」
「また泊まりに来てくださいね〜。」
とおばばの家を去ってゆきのちゃんの家に行く。
家にはゆきのちゃんより少し上くらいの女の子がいた。
髪の色も同じだし顔も似てるし間違いないだろう。
「あっ、ゆきのちゃんのお姉さんですね。本日、お世話になります。」
「あらやだっ、お姉ちゃんだって、お上手ねぇ。」
「お兄ちゃん。あれ、お母さん……。」
「ゲゲェ〜!!」
どう見ても俺にはあれがゆきのちゃんの姉にしか見えなかった。
少なくともあれは大人には見えなかったのである。
動揺しながらもきっちりと話を続ける俺。
「ゆきのちゃんのお母さんでしたか。若く見えたので間違えてしまいましたよ。
それで本日、この家に泊めていただきたいのですがよろしいでしょうか?」
いけねっ。若くじゃなくて幼くって言いかけた。
「そんな堅苦しくしないで、かがみちゃんでいいって。」
「それではかがみさん。本日はよろしく……。」
「かがみちゃん」
すごく凍りついた微笑みを浴びせかけられる。
こういったところはどこかしら親子で似ているものがあるのだろう。
「それではかがみちゃん。今日はよろしく。」
「何もないところだけれどもゆっくりしていってね〜。」
「それではおじゃましまっ!!」
俺はゆきのちゃんの家に踏み込んだ。
しかし、そこにはこの世ならざる光景が広がっていた。
頭の中であのBGMが再生される。
どうぶつハウスだ!!
そこには、とても元いた世界では考えられない奇妙な生き物が大量にくつろいでいたのである。
「ゆきのちゃん。もしかして、あれ全部お友達?」
「そうだよ。」
見た限りでは、犬、鷹、猪、鴨、狐、針鼠、梟、ペンギン。
どれも外見で種別は分かるもののこの世のものとは思えない見た目をしていた。
「今日はお世話になります。よろしくお願いします。」
とりあえず挨拶はこれでいいだろう。
その後、俺はゆきのちゃん達と山に採取に行った。
これだけの動物が食べていくためには畑の収穫では足りないらしいのだ。
不慣れな山をゆきのちゃんに案内してもらいながらも採取を手伝う。
やはりくまくまやはむはむ等、大動物組は力もかなり強かった。
そして数時間が経過する。
時計を見てみると時計は3時を指していた。
どうりで疲れているはずだ。
「みんな〜、おやつの時間にしましょ〜。」
「ぐる♪」
といってとった中から果物を取り出す。
最初に一人でブドウ一玉をを分けると聞いた時はやたらとケチ臭い話だな、
と思ったが見てみるとその理由はよくわかった。
この島のブドウ一玉はスイカ一個に相当するのである。
「お兄ちゃん。何か珍しいものでもあったの?」
「いや、外の世界に比べてぶどうがやけに大きいなと。」
「お兄ちゃんのいたところではぶどうはもっと小さいの?」
「だいぶ。」
こんな話もして、仕事を済ませたところで家に帰る。
「ゆきのちゃんはしっかり者だね。」
「そうかな?ありがとう。お兄ちゃん。」
褒められて喜んでいるゆきのちゃん。
「帰ってご飯食べたらお風呂入ろうか?」
「うん。」
まぁ、風呂に入るくらいなら問題はないだろう。
外の世界でも11歳なら父親と一緒に風呂に入れるだろうから。
この年で父親がいないのか。
この子も母親も大変だろうな……。
「お兄ちゃん、どうしたの?考え事?」
「いや?ぼーっとしてるのが好きなんだよ。」
「そうなの?あっ、お兄ちゃん!!前、前!!」
「うぁっとっと、ぎゃぁぁぁ!!」
やべぇ。考え事をしているうちに足を滑らせた。
しかも姿勢制御でどうにかなるようなレベルじゃない。
せめてもの姿勢で荷物は分離して、くまくまにキャッチさせたが、
その反作用で自分の勢いはもう止まらない。
多分、俺が止まる頃には大怪我だろう。
そう思っていると目の前に人がいた。
まずい、女の子に衝突する。
「そこの子!!危ない!!よけろ!!」
しかし俺の言葉はこの子には届かなかったようである。見事に激突する。
しかしながらこの子、力には自信があるようでその場で踏みとどまっていてくれていたのである。
そして俺はやわらかい胸の中にいた。この子が俺をきっちりと抱きとめるような体勢で。
しかしながらやわらかい。もしかしてみちるさんより胸が大きい?
俺はそんなことを少しだけ考えていた。
「あぶねぇなぁ。きっちり前を向いて歩け。分かったな?」
「すみません。危ない所を助けていただきまして。」
俺はその子の腕から脱出しようとするがなかなか振りほどけない。
別にこの子が力を込めている訳じゃない。俺が情けないのとこの子の力が強いだけである。
しかしながら、こうもやわらかいと罪悪感を感じる。
「あの、すみませんが手を解いていただけませんか?」
「うぁとっと。わりぃな。」
少女は赤面しながら手を離す。しかしながら大きい身長と胸だ。
髪型はポニーテールで赤髪。強気そうな顔だちをしている。
腰に大工道具がついているということは家は大工なのだろう。
よかった。きっちりと受け止められる人が下にいて。
「いえいえ、こちらこそ足を踏み外して。」
俺がお詫びを入れると心配したゆきのちゃんが声をかけてくる。
「お兄ちゃ〜ん!!大丈夫!!」
「おう。俺の荷物は平気か?」
「うん。くまくまがしっかりと受け止めたから大丈夫!!」
「そりゃよかった。こっちも大工の娘さんに受け止めてもらった!!」
「今、行くね〜。」
「おぉ〜。気をつけろよ〜。」
俺はゆきのちゃんに注意を促す。さすがに二人目は冗談にならない。
「今の声はゆきのだな?」
姉御肌の女の子がおれに聞いてくる。
「もしかして知り合いさん?」
こんな狭い村、誰だって知り合いに決まってるだろ。俺は言った一瞬後で思った。
「お前、この島に流れ着いてきた男だろ。あたしはりんっていうんだ。よろしくな。」
そう自己紹介する姉御肌の少女。りんっていうのか。それにしてもスタイルいいなぁ。
おもわず見とれてしまう。
「あっ、りん姉!!受け止めててくれてたんだ。」
「まぁな。それよりもさ……、そのさ……あのさ……」
「何?俺に出来ることならなんでもするよ?」
「今日、あたしんちに泊っていかない?もし、泊る所がないならさ……。」
「りん姉、だめっ!!お兄ちゃんは私の家に泊まるの!!」
「うるさいっ。ちびには聞いてないんだよっ!!」
睨みあう二人。LサイズのりんとSSサイズのゆきのはたぶん、相性が悪いのだろう。
「お二人とも。納めて、納めて。その、りんちゃんだったけ?」
「あぁ。りんでいいぜ。で、何だ?」
「今日はもう先約があるんだけど、明日お邪魔していいかな?泊まるあてもないし。」
「えっ……、」
赤面するりん。意外と恥ずかしがり屋なところもあるようだった。
まぁ、少しは性的なことも想像しているのだろうか?
いかんいかん。
「だめ〜。明日も泊っていくの!!」
「いや、さすがに二日も迷惑をかけるのは悪いよ。」
「迷惑じゃないもん!!む〜!!」
「諦めろってんだよ。」
「また泊まりに行くから。ゆきのちゃんは大人のれでぃでしょ?大人の女ってのは待ったり駆け引きをするんだよ?」
「分かった……。」
「ということでよろしくお願いします。」
「あっ、あぁ。明日だよな?分かった。じゃなっ!!」
嬉しさと恥ずかしさを足して2で割った表情をしながら駆け降りて行くりん。
本当にこの島の女の子は魅力的だな……。
「痛っ!!」
その後、おれはゆきのちゃんに足を踏まれた。
「お兄ちゃんの顔、少し変だった。」
「そうかなぁ?」
なんとか誤魔化し笑いをする。確かに今さっきのは下心が見えていたような気もする。
こうして、俺は何事もなく山道を下って行った。
「おかえり〜、ゆきの〜。」
家の前で待っていたのはかがみさんだった。
「ただいま、お母さん。今、食事作るからね。」
といって台所に向かうゆきのちゃん。
この年でもう食事を作るのか。偉いな〜。
と俺は思った。俺の作れる料理はカップ麺だけだ。
そしてしばらくして食事ができる。
「いただきます」
食前にみんなでいただきます。
あぁ、小学校以来だな。
どれどれ。この煮物なんて美味しそうじゃないか?
と箸をつけてみる。
「!!」
なんだこりゃ!!甘すぎる。
しかし周りは気にしないで食べている。
「お兄ちゃん、どうしたの?」
「いや、なんでもないよ。最近、手作りの料理って食べてないなって。」
作った本人を傷つけないようにへらへら笑っている俺。
「そうなの?」
「あぁ。外の世界にはお湯をかけるだけで出来る便利な食事があるからね。健康に悪いのが玉に傷だけど。」
ふ〜。なんとか誤魔化した。しかしこれは命にかかわるぞ。
そうは言いながらも少しずつ食べる。
「ほらほら、年頃の男の子なんだからたくさん食べるでしょ?はい。あ〜ん。」
何も気にしていないかがみさんと、思わず反射で口を開ける俺。
ああ馬鹿……。でもしかたないじゃないか。こんなかわいい子に言われたら思わず開けちゃうよ。
予想通りきつい甘味が俺を襲う。
そして食事中は地獄だった。願わくば……、りんちゃんの料理が上手であることを……。
「お兄ちゃん。大丈夫?」
「ただの食いすぎだから平気、平気。」
「そっか。じゃ、みんなでお風呂はいろっか?」
「そうしよう。」
風呂に行けば少しはこの胸焼けも収まるに違いない。
こうして風呂に行く。
さすがに俺も鬼畜じゃない。幼女の裸なんかに感慨は……。
「どうしたの?顔赤いよ?」
と聞いてくるゆきのちゃん。
周りにはたくさんの動物が風呂に入っていた。
「あはは、何でもないよ。」
ごめんなさい。俺、動物未満でした。
やはり幼女とはいえ体つきがどうなってるのか気になってしまうのでした。
そして極めつけはかがみさんだった。
下心も単純な興味も含めて俺はかがみさんの裸が気になっていた。
この体で一児の母である。ゆきのちゃんが小さいとはいえこの年でこの見た目。
「あらやだっ。もしかして私の裸に興味あるのかな〜?」
とくすくす笑っているかがみさん。さすがは大人なだけあって余裕がある。
「いっ、いえ、そんなことは……。」
「まったまた〜。それっ!!」
俺の隙をついてむぎゅって抱きしめてくるかがみさん。
なんともいえない感触が伝わってくる。
相手が何も知らないみちるさん相手ならなんとでもなったような気がするが
こっちは海千山千の人妻である。こっちは大人しく食べられる立場だったのだ。
「それそれ〜!!」
「ん〜!!」
自分のアレに石鹸をぬりたくってくるかがみさん。
行ったことはあるわけがないがソープランドというのはこんな感じなんだろうか?
だんだんと意識が朦朧としてきた。
顔がものすごい熱い。
もう後のことは覚えていなかった。
夜はゆきのちゃんを相手に双六をやる。
まぁしっかりしていても所詮は子供。やはり夜にはかなわないのである。
俺か?俺は夜型の人間だからな。
でも今日は疲れた。まさかかがみさんにあんなことをされるとは……。
「お兄ちゃん、一緒に寝よっ。」
「えっ!!あっ、あぁ。」
あぁびっくりした。
さすがに同じ布団で寝ようってことだよな?
そう思っているうちにゆきのちゃんは布団をしいている。
「おやすみなさ〜い。」
「おやすみ。」
こうしてゆきのちゃんに抱きつかれて寝る俺。
俺はロリコンじゃないがゆきのちゃんの体温はとても温かい。
そしてゆきのちゃんの体は柔らかかった。
俺にぎゅっとしがみついているゆきのちゃん。
俺のことをお父さんだと思っているのだろうか。
そう思うとなんだかとっても愛おしく思えてきた。
そしてゆきのちゃんのすやすやといった寝息が聞こえる。
おやすみ、ゆきのちゃん。また明日。
これで俺の一日は終わったのだった。
明日はどんな一日になるんだろうか?
実は夜はちっとも終っていなかった。ここからが本当の夜の始まりなのである。
ゆさゆさ ゆさゆさ ゆさゆさ ゆさゆさ
誰だ?俺を起こすのは。
いったい誰なんだ!?
「!?」
俺はゆきのちゃんを起こさないように目を覚ます。
なんとそこにいたのはかがみさんだった。
「じゃ〜ん。まだ夜は始まったばかりだよ〜。」
「……。」
なるほど。娘が寝付くのにそんなに時間がかからないと踏んでいたのか。
しかも一度寝てしまえば熟睡して朝まで二度と起きないとも判断している。
さすがは母親だ。娘のことを熟知している。
「こんばんわ。こんな夜分遅くに何か用ですか?」
「あらいやだ。分かってるくせに。」
「ここで話をするのは教育上あまりよくありません。場所を移しましょう。」
「そうね〜。うふふ。」
まさかこう来たか。妄想、いや想像はしていたが、まさか本当に来るとは思わなかった。
そして場所を移す。現在地はかがみさんの部屋だ。
「昨日はみちるちゃんの家に泊ってたって聞くけど何かあったのかな〜?」
「さぁ?なんのことやら。」
「とぼけたってむだだよ〜?どうせXXXなことをしてたんでしょ〜。」
「ご想像におまかせします。」
「白状なさいっ。」
「だいたいはあなたの考えているとおりです。で、私を起こした訳は?」
「ふふふっ。あなたの考えてるとおり。外では女の子とお付き合いとかあったの?」
「いえ、全然。この島に来てからですね。」
「ふっふ〜。ってことはまだ何も知らないわけだ。」
「えぇ。まぁそれは。」
「じゃ、私がいろいろ教えてあげる。脱いで。」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!」
いきなりかがみさんに服を掴まれ脱がされてしまう俺。
かがみさんも服を素早く脱げるようにしていた。
そこには10代の幼女と熟女の色気が同居してなんともいえない雰囲気が出ていた。
「いいんですか!?こんなことして。」
一応、この人には行方不明になった夫がいるはずである。
その人への裏切りにはならないのだろうか?
「大丈夫。この村では昔から人妻が若者に実戦で教える風習があるのよ。それに事は急を要するしね。」
「そう……、ですか。よろしくお願いします。」
「よろしい。じゃ、まずは基本から教えてあ・げ・る。私の後ろに立って。」
「こうですか?」
俺はかがみさんの後ろに立った。何をするつもりだろうか?
「まずは前戯から。私が感じると思ったところを触ってみて。」
「はっ、はい。」
言われるがままに俺はかがみさんの乳首の辺りを撫でまわした。
胸はゆきのちゃんと同じくらいの大きさしかなかったけど
それでもほんのり膨らんでいて女の人の胸だった。
「そうそう。ときどき乳首をつまんであげると女の子はびっくりして興奮してくれるわよ。」
「なるほど。」
言われるがままに乳首を摘まんでみる。
「そんなかんじ。そんなかんじ。あと感じそうな部位は?」
「ここでしょうか?」
俺は恐る恐るかがみさんの秘所を愛撫する。
しかしどうやったら上手に出来るのかが分からなかった。
「あぁん。そうじゃないの。ここはね、すじを伝うようにするの。ほら、やってみて。」
「こう……ですか?」
「そうそう。なかなか分かってるじゃないの、このえっち!」
「そうですか?」
と言いながら胸も同時に攻めてみる。
「あぁん、くすぐったぁい。あと少しだからがんばってみて。」
「それっ!!」
ここぞとばかりに乳首を摘まんでみる。
するとかがみさんの秘所からいやらしい愛液が垂れだした。
「はぁはぁ。とりあえず、これが女の子のおっけ〜サインだからここまでは入れるのは我慢すること。分かった?」
「了解です。」
「それじゃ、入れて。」
「分かりました。」
俺は昨日、みちるさんにやったようにかがみさんを横にしてギンギンに起った棒を押し込もうとした。
すると横から注意が飛んできた。
「強引にいれちゃだめよ。私みたいな慣れてる人はともかくとして全く知らない人を相手にすることもあるんだからね。」
「はっ、はいっ。」
「ゆっくり、ねじをまわすように。そうそうっ、あぁん!!」
いろいろと注意はしているがちゃんとかがみさんは感じている。
それが分かっているから俺はがんばれた。
この人一見、昼行灯のようだけど人に物を教えるのがとてもうまい。
俺はそれを体感した。
「えっちは基本的には女の子との一体感を愉しむものなのよ。相手の気持ちを考えた速度で上下に動いて。」
「むっ、難しいですね。」
「ふふっ。慣れれば簡単よ。私も合わせて動いてあげるから。」
「がっ、がんばりますっ!!」
「そんなに力まなくていいのよ。そう。そうそう。」
かがみさんに手ほどきをうけて、Hが一体感だというのがなんだか分かってきたような気がする。
いまの俺たちみたいな気持なんだ。
こうして上下に動くこと数分。しかしその時間は一時間にも二時間にも感じられた。
かがみさんのモノは本来なら使い込まれているはずなのだが、
処女のみちるさんのものと比べても遜色がなかった。
これもかがみさんマジックなのだろうか?
そうおもっているうちに限界がきたらしい。
それにしてもかがみさんは苦しそうだが俺に比べたら平気な顔をしている。
俺もまだまだということか……。
「はぁ、はぁ、かがみさん、出したい!!」
「ウチにぶちまけてぇぇ!!」
「はいぃぃぃ!!」
俺は溜っているものを思いっきりぶちまけた。
後で考えたのだけどこの子はゆきのちゃんの妹になるのだろうか?
そうなると少し怖くなった。
「これで今夜の講義はこれでおしまい。あとは実戦あるのみだからがんばりなさい。」
「ありがとうございます。」
「あと、もう少し実戦を積んだらうちにもう一回きなさい。もう少し上のことを教えてあげるから。」
「分かりました。今度は負けませんからね。」
「ふふっ。うちの壁は厚いからね。」
「それではあの子が不審がるといけないので部屋に戻りますね。」
「おやすみ〜。」
こうして俺の本当の夜は終った。
そしてゆきのちゃんの布団に入って寝る俺。
それじゃ、また明日……。
これで投下終了です。だいぶ長くなりました。
ついでに私は行人は嫌いではありませんし、むしろ好きな部類に入ります。
だから私には女の子相手に鼻血を吹かない行人は書けませんし
迫ってくる女の子を受け入れる行人も書けません。
これが彼の個性だと思っています。
ついでに次回はりんでお届けしたいと思っております。
それではまた次回!!
GJ
いろんな子に挑戦してくれw
これは・・・GJ
タイトルにワロタ
続きも期待してるぜ
スレの上の方でかがみちゃんSS書いてた主は
続編の予定はなし?
俺に聞くな
俺はとりあえず待つ・・・それだけだ。
過疎ってんなぁ
よし、ここは俺の裸漫談でも披露してやるか!!
え、いらない?
ほう、この季節に野外で裸漫談とな?うp
ほ
469 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 01:50:12 ID:y3eOQHal
も
470 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 22:37:14 ID:hNdJf2NT
だ
よ
ねーよw
h
うわ廃墟になってしまったのか?
なんか書くよう善処してみるか…(´・ω・`)
h
e
n
t
a
i
482 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 09:07:49 ID:HT5bQ1y2
h
a
g
e
つまんねーことで伸ばすなカス
誰もいない…。
冷蔵庫に次いでベッドを設計する行人。
それがどういうものかを説明するために、誰かと2人きりの一夜を過ごす。
それは誰でしょう?
1.しのぶ
2.まち
3.りん
4.母親's
5.その他
さぁ、誰かな?
ちなみに自分は1〜4を選択する。
5その他で、あやね
4
3!
設計して作るのなら大工のりんしかおるまい
出来がアレなのは置いといて
洋館にベッドがあるのはスルーか
すずが選択肢に無いことに違和感を感じるのは本誌読んでいないせいか?
494 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 02:11:37 ID:4QFsrAiG
4
4
4のママさんズの場合は、全員が寝られるようなキングサイズベッドだな?
行人、死ぬ!?
>>488 大工がらみでここは無難に
『りん』(りさでも可を越え秀、りつは不可?)が無難かと…
二人きりって書いてあんだろ
500 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 23:43:59 ID:6nU5PZCW
行人に犯され隊の結成と活動開始マダー?
もちろん大工の方向で!!
503 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 18:13:16 ID:dT8JWvWp
しのぶはいつの間にか自然体で行人と関係持ってそうだな…
夜の師弟関係に
誰でもいいから伽の練習をするSSが読みたい
バナナもデカいんだろうから興奮するぜ
あの島産のバナナを口に含むとかかなりグロい絵になりそうだな
顔が作画崩壊起こすことは確実
だがそれがいい
少年漫画スレで読んだ意見だが、男が産まれたら産まれたでモラルハザードが怖いな。
性知識が無い×耐性が無い×欲求不満。
小さな子が性的に弄ばれるショタ展開が…((;゚O゚))
ふと気づいたんだが…。
エロエロになるおろし汁を飲ませ、かゆくなるおろし汁を膣内に塗りたくってやる。
するとどうなるか?
ご想像にお任せします。
プシャァァァァァ
ほしゅ
511 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 05:21:41 ID:lDFANNJg
ぬるぽ
512 :
ここは地の果て流されて:2009/05/03(日) 12:21:43 ID:nCIbsrDR
ようやく書きあがりました。ということでお願いします。
注意 この小説に行人は出てこないで別の男が出てきます。それを了承した上で読んでください。
「お兄ちゃん、朝だよ、起きて……」
ん?だれだ……。そうか。ゆきのちゃんか。そして今は朝なのか。
まずいな。ただでさえ夜型なのにこの島に来てからよけいにそれが酷くなったような気がする。
う〜。まだ眠い。
「だめだよ!!お兄ちゃん。お母さんみたいなダメ人間になっちゃうよ!!」
「はいはい。」
あ〜、なんだか意識がはっきりしない。俺を引っ張るのは誰だ?
あぁ、ゆきのちゃんか。やけに大きい手だな。
毛深くてまるで熊みたいだ。
俺はその手に引かれるまま。いや、引きずられるままに外へ引っ張られていった。
「朝の体操、いくよ〜。」
外にはホイッスルを持ったゆきのちゃんがいた。朝の体操か。
昭和の香りがする。そうかここは明治か。
そう思いながらも体操をして意識がはっきりした後に水汲みをする。
帰ってくると家には自分の体と同じくらいの重さの大きな瓶をもった女の子がいた。
島一番の力持ち、りんだ。
多分、いや絶対に俺はあの瓶を持ち上げることは出来ない。
「うっす。旦那。その……、なんだ、水汲みの途中に立ち寄ったんだけど朝食は私の家でとってかないか?」
「だめっ。お兄ちゃんは私の家で朝食を取るの!!」
俺はりんの誘いに乗るかを真剣に考えた。
このままでは間違いなく命に別状のある食事を取らされる。
だからといってりんの料理が安全な保証もない。えぇい。男はみんなギャンブラーだ!!
「それならお言葉に甘えて。ごめんね。ゆきのちゃん。またいつか来るから。」
「むぅ〜。お兄ちゃん、行っちゃダメ!!」
「男の帰りを待つのも大人のれでぃーだぞ。」
「わかった……。ゆきの、待ってるから。」
「うん。かがみさんによろしくね。」
「絶対に来てね〜」
「あぁ。」
手を振るゆきのちゃんに俺は手を振った。
約束なんかなくても多分この家には後、数回は行くことになるだろう。
俺は2度目でかがみさんを倒せる自信はない。
513 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 12:22:50 ID:nCIbsrDR
「命拾いしたな、旦那。昨日の料理、見た目は悪くなかったけど、ものすごく甘かっただろ。」
にこやかに話しかけてくるりん。快活というのはまるで彼女のためにある言葉だった。
多分、彼女もゆきのちゃんの料理のひどさを知っているのだろう。その辺は村社会だ。
「まぁね。さすがに頑張ってるのは分かるんだけど、あれは勘弁かな。」
「まっ、あたしのとこに来たからには食には不自由させないよ。」
「それはすごいな。」
「今日の朝飯は楽しみにしてなって。」
「あぁ。分かった。」
「ただいま〜。連れてきたぜ。」
「お邪魔いたします。」
家に着くと同時に上機嫌で台所に入る。
男さえいれば将来はお嫁さんになれただろうに。
俺は俺で相手の親に自己紹介をする。
もう一人いるのは妹だろう。
横に座っているのは、ペンギンとイタチと猿だ。
しかしペンギンとイタチにはなんというか威厳と風格が備わっている。
きっと名のある動物なのだろう。
「りんさんのお母様、お祖母様、本日はこの家に厄介になります。」
「いや、こっちこそりんの事をよろしく頼む。」
こうして挨拶が無事に終わったところで自己紹介をしてもらう。
なるほど。あのペンギンとイタチはりんの兄弟子か。
自己紹介が終わったところでりんが食事を運んでくる。
そういえば昨日はあまり食べてなかったから腹が減ってるところだ。
「どんどん食ってくれよ。今日は量を多めに作っておいたから。」
「いただきます。」
みんなでいただきますを言った後にりんの作った朝食を食べる。
「……。」
りんの作ってくれた朝食は思わず言葉が出なくなるほどにうまかった。
多分、この島の中でも料理がかなり上手な部類に入るのだろう。
そんなことを少しだけ考えた後に俺は目の前の朝食にかぶりついていた。
「うぐっ、ごほっ、ごほっ。」
やっちまった。つい美味しいものだから調子に乗って飯を喉に詰まらせたのだ。
「おいおい、大丈夫か?ほら、お茶だ。」
落ち着いてお茶を差し出してくれるりん。
「はぁ、はぁ。すみませんね。」
「慌てすぎだっての。で、美味しかったか?」
「……。」
いきなり聞かれて返答に困る俺。多分この味は、「美味しかったのよ」の一言で形容することはできない。
「分かった、分かったって。食べ方見てりゃ分かるよ。喜んで貰えてこっちはなによりだよ。」
「あっ、そのっ、ごめん。すごく美味しかった。」
「その一言が聞ければ十分だ。」
その後、多少食いすぎた感じはするが腹いっぱいりんの料理を食べた後に空き部屋に案内される。
514 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 12:23:48 ID:nCIbsrDR
「お前、朝風呂には入るか?」
りささんが俺に聞いてくる。確かにいつもは朝風呂なんて入ったりはしない。
でも今日は少し食べ過ぎたようだ。ということでお言葉に甘えてみることにする。
「入ります。」
「分かった。今、棟梁が入ってるからあたしが入った後でいいか?」
「いえ、みんなが入った後でお願いします。」
「あぁ。分かった。じゃ後でまた来るよ。」
「それでは。」
棟梁はともかくとしてりささんとりんちゃんが……。
いかん。ゆきのちゃんよりはマシとしてもそれでも下衆の発想だな。
俺はそんなことを悶々と考えながら、しばらく風呂の順番を待ちながら部屋でゴロゴロしていた。
すると扉を叩く音がする。きっと、りささんだ。
扉を開けるとやっぱり、りささんだった。
「風呂、開いたぜ。さっさと入ってくれよな。」
「わざわざありがとうございます。」
さて開いていると言われた事だし風呂に向かう俺。
俺は何も警戒しないで風呂の扉を開けた。
どうせこの島に男湯も女湯もあるわけがない。そんな油断が致命的だった。
「!!」
「!!」
風呂の扉を開けた向こうにいたのは何も着けないでお風呂に入っているりんだった。
多分、これは事故じゃない。りささんがタイミングを計ったのだ。もしそうでないなら、りんはそこにはいない。やられた。
それにしても服の上からでも分かってはいたが、服を着けていない大きな胸はとても自己主張がはげしかった。
さらには,なんとスタイルのいいことか。このスタイルなら多分、外の世界ならモデルとして活躍できることだろう。
そして突然の事に慌てて恥らう表情は何事にも変えがたい物だった。
こうしてお互いが驚いて見詰め合うこと数秒。俺は冷静さを取り戻していった。
外界だったら俺はまずりんに謝ってそこから慌てて出ただろう。
しかしここは藍蘭島だ。男が女と風呂に入ることもおかしいことじゃない。
現にこの二日間、俺はなんとも思われてなかった。よし。
「あはは、入ってたんだ。驚かせちゃってごめんね。なら一緒にはいら……ゲフッ!!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺が落ち着いて提案をしようした中、りんは俺に風呂桶を投げつけた。
見事に壁まで吹っ飛ばされる俺。あれ?俺、何か間違えたことをしましたか?
俺の意識は朦朧としていった。
515 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 12:24:46 ID:nCIbsrDR
次に意識を覚ましたときは俺はりんの膝の上にいた。
風呂覗きをしたくせにその相手に膝枕をしてもらうとは情けない。
「あれっ、俺は?」
「あ〜。わりぃな。みことと勘違いして、つい桶投げちまって」
やっぱり俺にはこの島の人間の感覚は分からなかった。
女の子のみことちゃんに桶を投げるのが理解できないし、俺は桶を投げられて当然のことをしたと思う。
「いや、女の子のあんなところを見たら投げられて当然だと思うよ」
「あっ、あれは……、とにかくあれは悪かったって。」
お互いに譲りあう俺たち。多分このまま話しても平行線だろう。
「そうだ。仕事はいいの?」
「そうだったな。お前も来るか?」
「あぁ。子供の頃から物を作る職業には憧れてた。」
「へぇ。そりゃ、やりがいが出てきたな」
「やっぱり、幼い頃から修行してるから大工の腕前はかなりのものなんだろ?」
「まっ、まぁな……」
「そんなに謙遜するもんじゃないって」
「そうじゃなくて……、そうだお前もうちに弟子入りしないか?多分、お袋も棟梁も大歓迎すると思うぜ」
「う〜ん、俺はやめとくよ。今からやっても多分手遅れみたいだし、」
「そんなことないって。それだけはあたしが保障する」
「いや違うんだ……、俺には他にやらないといけないことがあるから」
確かにこのままりんの家に弟子入りをするのは悪い選択じゃない。
美人の嫁さんが手に入る上に毎日やりがいのある仕事が出来るだろう。
だがそれではこの島の人口危機はどうにもならない。俺は同じところに留まってはいけないのである。
出来る限りたくさんの女の子と関係を持ってこの島に尽くさないといけない。
これが俺がこの島で果たさねばならない義務であり、そしてそれは今のところ俺にしか出来ないのである。
「そっか。それなら……さ、それが終わったらあたしのとこにきなよ。いつでも歓迎するから……」
「あぁ。そうすることにする。さて仕事に行こうか」
「だな」
俺はりんと一緒に仕事に向かった。
それにしてもりんの胸元はいつ見ても興味をそそられるものがあった。
「おっ、りんのやつも来たみたいだな。今日はこなくってもよかったのに。それとちょっとこっちに来い」
棟梁がりんを引き寄せて内緒話をしている。しかし声が大きいのでそのまま聞こえていた。
「今日はお前の分の仕事は考えてない。機会があったら仕事を抜け出して茂みのあたりであいつを押し倒せ。わかったな?」
「……分かった。あたし、頑張る」
おいおい。何吹き込んでんだよ。まぁいい。
この様子なら部屋に夜這いをかけても文句は言われないだろう。
さて仕事だ。今日の仕事は家づくりだった。
もう部品は出来ているらしく後は組み立てを残すだけだそうだ。
さて、俺も頑張ってみるか……。
そう思ったとき、俺の上から何かが降ってきた。
何かまずい気配を感じた俺はそれを回避する。
ズドンと鈍い音を立てて落ちたそれはなんと金槌だった。
だれだ?こんな危ないことをする奴は。と思うと上から女の子の声が聞こえてきた。
でもりんとは違う。その声の正体はみことだった。
「あ〜、ごめんごめん。手がすべってもうた〜」
としらじらしい言い訳をする。みことに関することはある程度りんに聞いた。
なんでもレズビアンらしくてりんからすれば鬱陶しいそうだ。
なるほど。俺は邪魔者というわけか。だが上から金槌とは恐ろしいやつだ。
とりあえず頭上と背後に注意だな。と思っているとみことはトゲ太さんに油を絞られていた。
まぁ、大工の命とも言える大工道具をそんな風に扱ったのだから当然の話だろう。
その後はどうやら兄弟子が見張っていたらしくみことから暗殺されるようなことはなかった。
また、予想通りといえば予想通りなのだがりんに押し倒されることもなかった。
りんは今まで会ったこの島の住民の中で一番奥手なのである。
今まで会った人たちが積極的だったのかもしれないが。
ついでに意外だったのはりんはあまり大工仕事に関しては手先が器用ではないということだった。
これは予想とはおおきく外れていたので驚かされた。両親が跡取りに焦るわけだ。
516 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 12:29:25 ID:nCIbsrDR
さてさて、時間の経過は早いものでもう俺は夕飯もすませ風呂にも入っていた。
みことから睨まれているような気がするが仕方がないだろう。
それで今、俺はりんの部屋にいる。半分は俺の意思。半分はりんの親の思惑である。
このまま過ちが起これば俺と相手は両方得をする。そして俺はりんに興味を抱いていた。
けれでもその判断は失敗だったかもしれない。
なぜなら今、俺はりんに話しかけるべき言葉が見つからないからである。
それはりんも同様だった。そして部屋には重い沈黙が流れた。
(やらないか……、あなたと合体したい、う〜ん、どう考えても無理だ。)
必死に言い出す言葉を探す俺。俺の人生だってそんなに女経験があるわけじゃない。ここ二日が異常だっただけだ。
そして俺はヒントを探るために自分の女経験を思い出す。するとかがみさんの言葉が俺の脳裏をよぎった。
「もし、Hなこと行き詰ったら胸を揉むといいわ。とりあえずそこ突いときゃ感じるモノ感じるから」
と。だがどう考えてもこの策は今向きじゃない。けれどもその他に思いつくことが何もなかった。
最悪、この子が悲鳴をあげてもなんとかなるだろう。投げ飛ばされたときは……、もう知らん。
「りん、ちょっといいかな?」
「あ、あぁ、な、なんだよ……」
りんも俺も緊張していた。お互いがHをするまえからこんな状態なのである。
多分、本番をやったらどちらかが気絶するんじゃないかと思っていた。
だがこのままでは何もないままどちらかが寝てしまう。それは避けたかった。
りんの体はそれだけ俺にとって魅力的だったのだ。
517 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 12:31:21 ID:nCIbsrDR
「えいっ!!」
俺は思い切ってりんの大きなふたつの胸を鷲づかみにした。
後は野となれ山となれだ。
「………………」
「………………」
多分その直後に投げ飛ばされるのではないかと考えてた俺。
だが、りんに動く気配はない。俺は恐る恐るりんの方を見上げる。
するとりんは赤面して慌てていた。年頃の乙女なら当然の反応だろう。
そして動く気配もない。師匠の教えによればこういったときは一気に畳み掛けろだ。
俺は無言でりんの着衣の帯を剥ぎ取りそれをはだけさせた。
さすがに下には下着代わりのさらしを巻いていたがそれでも恥ずかしかっただろう。
「!!」
羞恥のせいなのかいつもの力で抵抗してこないりん。
そして俺はふと我に返る。やっぱりこれは強引すぎたのではないのか、と。
「ごめん……、やっぱりこういうのは」
「ち、ちがう。あの……、その……、続けていいぜ……」
りんの口から意外な言葉が漏れる。
「あのさ……、あたし、こういうときって何を言えばいいのか分からなかったんだ。だから……」
「そっか。そうだよな。実は俺もよく分かってなくって。とりあえず、それ、取っていいよね?」
「あたしが外す。他の人に触られるの、恥ずかしいんだ……」
りんが恥ずかしそうに下着がわりのさらしを外していく。
するするっと解けていくさらし。その締め付けから自由になるふたつの胸。
やはり大きい胸はその二つの挙動がバラバラになるのだろうか?
「そのさ……、脱ぐところ、見ないで……くれないか?何だか恥ずかしくって」
「わ、わかった」
俺はりんから目をそむける。
その間にりんは自分の下のほうのさらしも解いた。
するするっと解けて下に落ちるさらし。
一糸纏わぬりんが俺に話しかけてくる。
「全部、脱いだぜ……」
見られたくないところは全て隠しているがその魅力までは隠せない。
「……するか」
「…………ああっ」
俺は自分の着ているものを脱ぎ捨てるとりんの上にのしかかった。ここ二日で女慣れしてしまった自分に少し嫌悪感を覚える。
だがそんな気持ちもすぐに消えてなくなる。
それにしても大きいくてふくよかな胸だ。さっき、勢いにまかせて揉んだ感触も良好では済まないレベルだった。
「いくよ……」
俺はりんの乳首を舌でペロっと舐めてみる。
「わっ!!」
それに驚くりん。そんなりんに俺はその行為を続けた。
どんどん乳首が硬くなっていくのが舌を通じて分かっていく。
「……も、もうやめてくれっ!!なんだか変になりそうだ!!」
「分かった、分かったって」
そう言いながらもりんの胸を揉みだす俺。だがその大きい胸は俺の手に余った。
そこで下乳のあたりをふにふにと揉んでみる。
「わっ、だからやめろって!!ひゃん!!やめ……」
いつもの姉御肌とは思えない声で喘いでしまうりん。胸が大きいとそれだけ感じるのだろう。
だが、そんな声で喘がれてしまっては俺も意地悪をやめる訳にはいかない。
518 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 12:33:07 ID:nCIbsrDR
「まだ、始まったばかりだよ」
俺はりんの意識の集中していないと思われる急所を手でいじくった。
「…………!!」
そんなところは弄られまいと思っていたのか顔を真っ赤にするりん。
いけない。癖になりそうだ。
当然、こんなことに慣れていないりんの限界は早い。
数回、指でまさぐっただけでもう愛液を垂らしてしまう。
「あたし……、あんなに出して……」
「無理ないよ。初体験だから」
そういいながら俺は自分の竿をりんの秘所に差し込んだ。
快感を受け入れるのに必死なりんにそこを締めるのに裂く力はない。
だからあっさりと俺のものを受け入れてしまうりん。
「あぁぁぁぁ!!」
俺がりんの処女を貫く。当然、痛がるりん。日ごろは強い姉御肌もこういった痛みには弱いものだ。
「大丈夫か?」
そういいながら痛みを和らげるように胸を揉む。当然、師匠の受け売りだ。
「あっ、あぁっ、だんだん引いてきたからもう平気……、」
「ならやるぞっ!!」
「ひゃぁん!!」
俺はりんが楽しめるように考えながら自分の竿を動かした。
時間が経つにつれてだんだんとりんの方にも余裕が出てきて締め付けが強くなってくる。
お互いに息も絶え絶えだ。
「いっ、いっ、いきそうだっ!!」
「わ、分かった、今、出すからな!!」
俺は自分の中の欲望をりんの中にぶちまけた。
それを受け止めきれるにイッてしまうりん。
「ど、どうだった?」
「その……、気持ちよくっておかしくなりそうだった……」
「そっか」
「また、来てくれないか?もう一度、やりたいから……」
「何度でも来るよ。りんは可愛いから」
「ほんとっ!?嘘、じゃないよな……?」
「あぁ、本当だよ」
「じゃ、また来てくれよな」
「ああっ」
そんなやりとりをしながら俺たちは同じ布団で寝ることにした。
おやすみ。それにしてもりんって勿体無いよな……。
まぁ、それも魅力か。
519 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 12:34:17 ID:nCIbsrDR
今回はこれでおしまいです。次回は誰にするか決めてません。
それでは。
唐突に行人×昨夜投下
まだかな
まだっすか
書く書く詐欺っすか
保守
まだかな
新刊発売が待ち遠しい
5月22日に発売らしいよ
ははは、ご冗談を。
金曜日まで生きる価値が出来た
日本語おかしいな
半年に一度だからテンションあがってるわ
ねんがんの15かんをてにいれたぞ!
も く じ?
533 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 11:10:39 ID:FBIZCtif
売ってなかった
田舎だからか
そろそろ投下が欲しいな、っと
保守
537 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 00:00:22 ID:8LYmPRsj
ママンズ達、性欲無いのか?
きっと旦那への愛が勝っているんだろう
旦那思ってオナるママンズか
540 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 13:17:14 ID:Prf/t0SQ
いやママンズ達経産婦のほうが残されたチャンスがあるうちに、男の子が産みたいと思うはずなんだよ。
その条件が目の前にぶら下がってるのに、出し抜こうと考える婦人が何人居たっておかしくないんだわ
つららさんマジ美人
542 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 03:55:44 ID:QnoA/zJw
保酒ぬるぽ
543 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 13:18:33 ID:hKade56b
すず「こんな夜中に何してるのよー!?」
しのぶ「ではすず殿もご一緒に」
すず「え…?ええ〜っ!?」
3P突入
こんなシチュは駄目ですか?
行人とすずとしのぶの3Pか・・いいな
書いてくれるのですね
ネタはあるよ。
行人が妖しげな美少女に迫られるという話。
その正体は人ではないが、妖怪でもなく…
ただ、文章力が無いんだよ…
藍蘭島に大人のオモチャってあるのかな?
嵐で流れ着いちゃった設定で頼むわ
548 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 16:29:43 ID:tALjnKBy
ぬるぽが流れついたら?
うおお…ガッてしたい…
がったいしたいに見えた
nurupo?
gaxtu!
保守しとこうか
保守
557 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 17:43:41 ID:Aky5nDRh
ほしゅ
tesu
559 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 18:37:27 ID:U2uneOGi
ほしゅ
560 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 14:57:07 ID:ano0jkNz
保管庫全然更新されないね…
う〜ん…
保守
562 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 18:53:41 ID:MH5mPzGy
みんな〜〜〜オラに文章力をわけてくれ〜〜〜〜
保守る
ntrスレにあったぞな
564 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 08:56:49 ID:yEDgMg6t
暇だから何か乗せてもいい?乗せるの来週になるけど…
期待してるぜ!
566 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 12:37:56 ID:WYrfHjlj
では何か一つ、駄文かもだけどそこらへんよろ
567 :
LRT:2009/08/16(日) 14:41:31 ID:SG3a4kL4
はじめまして(^−^)
568 :
LRT:2009/08/16(日) 15:33:18 ID:SG3a4kL4
少し前の話になる。
僕が島に流れ着いて一ヶ月たった日のことだ。
僕は家でうたた寝をしているとりんが遊びに来ていた。
「あれ?りん来てたのか」
「あっ。ダンナ起きたか」
りんはこっちを向いて微笑えんだ。
「どうしたの?すずは出かけていていないよ?」
「いや、今日はダンナに用があってきたんだ」
「用事?」
「うん。言いにくいコトなんだけど、、、あたいを、、、」
「うん」
「あたいを、女にしてくれ!」
「えっ?」
あのりんがそんなことを言うなんて信じられなかった。
「頼むよダンナ」
涙目でうったえてくるりん。
その姿はとても魅力的だった。
「わかった」
考える前に口に出ていた。
「ホントか!?」嬉しそうに笑うりん。
とても断る気にはならなかった。
「ダンナ、、、」
恥ずかしそうにりんは服をぬいでいった。
569 :
LRT:2009/08/16(日) 15:38:47 ID:SG3a4kL4
こんな感じでどうでしょうか。
つづきはまた今度でお願いします。
苦情は勘弁してください。
>>569 書いた以上はスルーや苦情も甘んじて受けなされ
それが嫌ならチラシをやろう
裏が白いのを取っておいてやったぞ
なんかこのままだと小学生の日記だ
もちょっと地の文での描写をもとむ
571 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 16:13:51 ID:WYrfHjlj
>>566でさ
いきなりパッタリ消えてしまい
書き込めなかった…では乗せます
572 :
私にもして、行人(長期編)1:2009/08/16(日) 16:32:23 ID:WYrfHjlj
一日の仕事も終わり布団に入り気持ちよく寝ていた。しかし聞こえてきた声にすずの目がさめる
「あッ…や…駄目デスヨ行人サン…すずサンが起きてしまいマス」
「大丈夫、起きても寝ぼけてまたすぐ寝るだろうし…それより今はこっちに専念して?」
もうばっちり起きてるよ!心の中ですずが叫ぶ、こっち?こっちって…思いながら襖の隙間から覗く
「分かりましタ…では失礼シマス…ん‥ぺろッちゅぱっちゅぱ…んん…」
!!?あれって梅梅だよね?あんなことして…隙間からのぞきながらすずは赤面していた
行人が何かいった、梅梅が立ち上がり…下着をとり…行人の突起している何かに跨ると中に入っていた
「あんッ!行人サンのとっても大きデスヨ…とっても気持ちいいです…」
「梅梅の中ボクも気持ち良いよ…それじゃあ動くからね?」
…あれは何をしてるんだろう。男の居ないこの島ではあの行為がなんなのかが分からなかった
しかしみているだけのすずにも何か変化が…体が熱い…それも秘部に集中して
「梅梅と行人何してるんだろ…とっても気持ちよさそう…んッ…」
気づくとすずは自分で触っていた、二人の行為をその瞳に映しながら
573 :
私にもして、行人(長期編)2:2009/08/16(日) 16:46:56 ID:WYrfHjlj
「あッ!気持ちいいデス行人サァン!もっと、もっと梅梅を壊してくだサイ!」
「梅梅の中すご…ボクのに絡みついてきてすごくいいよ、もう出そう…」
すずは赤面し息を荒くしながら二人の行為を目に焼き付ける、出そう?何か出るのか?
男の身体には一切の知識が無いすずは不思議に思いながら己の秘部を触った
「あっあっ!行人サン!梅梅もイッちゃいます!沢山行人サンの熱い精液出してくださいデスヨ!」
精液…?イッちゃう?どんなものだろう、思いながらすずの身体にも変化があった
ビリビリと電気が走るような…気づかぬ間にイクという衝動を感じていたのだ
「出すよ梅梅…あッ、出る!梅梅!出てるよ!梅梅に中出ししてる!」
びゅる!びゅるるるるる!今まで性欲を処理していなかったために凄い量を吐き出した
「ひぁ!?イキマス!梅梅は行人サンから中出ししてイキマスネーー!」
梅梅が身体を痙攣させ身を反らした、襖の奥のすずも必死に声をこらしてイクという
衝動に耐えていた
「あ…私そろそろ帰りますネ、遠野さん起きてたら大変デスヨ、ではまた相手して…くださいネ?」
574 :
私にもして、行人(長期編)3:2009/08/16(日) 17:00:27 ID:WYrfHjlj
行人は少しもの足りない顔をした、この島にきてから一度も性欲を処理しなかったためか
一度では満足できない。それに遠野さんにバレたら死ぬのは自分、それだけはゴメンだ、となんとか条件を飲む
(ここからすずが部屋に急ぎ戻ったりは飛ばします←)
朝…あれ?雨だ…でも何か気持ち良い…雨の日ってそんなに気持ちよかった?
「…それになんか…(ちゅぱ…ぺろぺろ…)彼処が気持ち良い…?」
不思議に思い布団をみた、何か動いてる、もぞもぞと。バサッ!と布団をとれば
「ちゅる…ぴちゃ…んぁ、行人ぉ、おふぁよぉ…ぺろ、ちゅるる」
暫くボクは何も言えなかった。ただ上目使いですずがボクのをなめている、取り合えずこう言おう
「すずッ!?何してるのさ!こんな朝早くかr…」
「昨日梅梅にしてたこと私もしてほしい」
「いやでもこんな日にやるのもどうk…」
「私よりも梅梅がいいよね…昨日の夜もしてたし…」
ボクのモノを口に含みながら喋られるとそれはもう半端ない、てか昨日見られてたんだ
急に泣き目になりながらも舌を動かし刺激してくる、もう耐えられない
「…ッごめん…すず…もうでる…」
また何か出る、だった、昨日は中に出したため確認できなかった
575 :
私にもして、行人(長期編)4:2009/08/16(日) 17:10:48 ID:WYrfHjlj
一思いに吸ってみた、じゅるるる!と音をたてながら吸われたらそれ以上に耐えきれない
「くぁ!すず、そんなに吸ったら…駄目だ!すずの口にだすよ!」
びくびくと脈動すれば口の中に大量の欲望を吐き出した
すずは突然のことに口からモノを離すが射精は止まらずすずの顔も汚していった
「ん…なにこれぇ…どろどろしてて変な味する…」
初めての精液の味にすずは戸惑っている、そうしてる間も行人の欲望は耐えきれないところに
そして弾けた
「…すず!」
強引に相手を押し倒す、普段なら嫌がられる、だが彼女はそのような色一つせずに
「行人…昨日梅梅にしたこと私にもしてぇ…もう我慢できないよぉ…」
すずは足を広げるとぐちゃぐちゃになった秘部を見せてきた
二人は優しく口づけを交わす、そしてゆっくりと下着を降ろし…
はい、此処までで区切ります
また夜に乗せると思うので
では期待せずに待っててくだせぇ、なんせ駄文だから(シャキーン/撲殺)
>>575 久々だから嬉しい
こんな感じで続きも頑張ってくださいな!
577 :
LRT:2009/08/16(日) 18:10:21 ID:SG3a4kL4
>>570
確かに変ですね
下手ですいません(謝)
578 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 18:33:38 ID:WYrfHjlj
>>575 すげぇ・・・
藍蘭島に久々に神が光臨した
メイメイで終わりかと思いきや
朝方のすずふぇらで続けさせるとは・・
あんたなにものだ
みんな!
10ちゃっとって所に来なさい!
そこでアニメなりきりチャットで
藍蘭島のなりきり部屋にくるんだ
580 :
私にもして、行人(長期編):2009/08/16(日) 22:53:48 ID:WYrfHjlj
すいません
今日中にすず編終わらせたいのですが
明日に回ってしまいます
そのかわり期待しててください…駄文だけど
581 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 01:13:59 ID:bjiPwrzB
おっ久々のSSだ。頑張れー
582 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 17:45:45 ID:6aE+64G9
思ったんですが…すず編終わった後は
行人×誰がいいなどリクありますか?あったら
終わったあとがんばってみます
まちがいいです
モブ娘の良さそうな娘
はね、しずく、らんなど
やっぱりアヤネが好きです
586 :
私にもして、行人(長期編)〜すす編〜5:2009/08/17(月) 21:21:32 ID:6aE+64G9
では乗せます
「すずのここ…とっても綺麗な色してるね」ボクはそっとすずのソコに舌を這わせた
淫核…花ビラ…そして膣口となめる位置を変えていく度にびくびくとすずは体を揺する
「あっ!いく…とぉ!いくとぉ!舌じゃいやぁ!いくとのが欲しいよぉ!」
といいながら舌だけでも十分感じているようだ
しかしボクも我慢の限界にきていた
「うん、ボクも我慢できないみたいだ、いくよすず…」
すずの陰部に当てがいながらも
痛くならないように胸の先…乳首にも刺激を与えながら、痛みを感じさせないと一気に貫いた
「ひにゃああぁぁあぁぁ!!?」
すずの悲鳴…だろうか?にしては何か突っかかる
「ごめんすず!やっぱり痛かったよね!?」
暗闇になれてきたのか表情も見えてきた。よくみるとその顔は…喜びに満ちているようだ
「ふあぁ…気持ちいいよぉいくとぉ…もっとしてぇ…」
結合部を見れば処女を表す血は流れていた
しかし痛がる所か感じ喜び…すずの中はボクのものに絡みついて
はなそうとはしない、このままヤレるとこまでいこう、すずの腰に手を当てた
「…イヤだって言っても止めてあげないからね?」
その一言で激しいピストンを始めた
587 :
私にもして、行人(長期編)〜すず編完結〜6:2009/08/17(月) 21:41:44 ID:6aE+64G9
「やっ!あぁん!いくとぉ!いくとぉぉ!気持ちいよ!もっともっとしてぇ!」
すずは常に軽くイキ続けているのか適度な力で締め付けてくる
「ぐ…も…ダメ、すず!すず!出る!すずの中に出すよ!」
「いくとぉ!いいよ!出して!いくとの熱いせーえきたくさん出してぇ!あああああん!」
ボクがイク前に少し早くすずがイッたらしい。満面に笑みを作り絶頂に達すすず
ドクッ!びゅるる!びゅるるるるるる!
梅梅の分、すずの口に出した分、三回目だというのに一、二回以上に射精した
「はぁ…はぁ…気持ちよかったねぇ…いくと…」
ボクは息を切らしつつ布団に仰向けになった
「すず…またしようn…」
「あああああん!いくとおぉぉ!気持ちいいよおぉぉぉ!」
止めにしようと思った、しかしすずは仰向けになったボクに跨り
腰を振った、もうだめだ…ボクはだめだ…
その後夜明けまで射精を止めてもらえなかったことは言うまでも無い
※みんなも中学生の年齢のえっちを覚えさせるのは危険ということを覚えておこう
その光景を巫女(姉)が一部始終を見ていた、その後のお話はまた次に
というワケですず編は終わります、明日か明後日あたりにリクのあったまち編を乗せます
588 :
私にもして、行人(長期編)7〜まち&あやね編〜:2009/08/17(月) 21:45:35 ID:6aE+64G9
やっぱりはじめはまち…
その後あやねが入るというシチュでいいすか?
こんなシチュエーションがいい、というのがあったら
遠慮なくいってください
あんまり募集し過ぎるのも自由度なくなって辛いぜ
気の赴くままに書いてくれればそれでいい
オイ余計なことを言うな
くそぅ
オレにも文章力があればっ!
耳ざとく聞きつけたりんが、しのぶと共に猪突猛進振りを発揮するなんて良いかも
593 :
私にもして、行人様(長期編)8〜まち&あやね編〜:2009/08/18(火) 19:47:44 ID:W+KTrRsD
ボクは疲れていた、今日の朝方まで延々とすずとし続けていたからだ
「…たぶん今日も同じ目にあうんだろうなぁ…」正直精力はほぼ尽きていた
また今日も、なんて言われたら身が持たないだろう
そう思いながら渋々と足を進め…出くわした、巫女さん(姉)に
「あら…行人様、奇遇ですわね?」なにやら口元を隠しほくそ笑む
「あー今日は忙しいんだごめんねまちそれじゃあ!」
某読みだ。明らかな、一目さんに逃げ出したのだが…
「あらまぁ。何をそんなに急ぐことが…?いきなさい、てるてるまっちょ」
振り向けばういー!などいって追いかけてくるいったいの式神
まずい…と思う暇も無く見事に捕まった、ずるずると
引きずられながら
まちの目の前に蹴出された
「つーかまーえた…それじゃあ行きましょうか」
どこに!?内心叫びながらも首襟を掴まれ再び引きずられてく僕
「あのね…なにかあるならはっきりいいなよ」
「そうですか、なら昨日の晩にしていたことをしてもらいたいですわね」
…終わった。ボクは思った、死亡フラグ踏んだな、と
ちょい時間の都合のために一度切ります
こんな感じでどんどんいきますのでこうご期待
まちの要望に応えて頂きありがとうございます
久々にSS見たわー
GJ!
596 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 20:19:01 ID:uyXN7ZdY
てるてるまっちょってアレかww
おれ的にはごっちらの、あの白い龍みたいなのがいいぜ
そこでてるてるごっち一、二、三式村正
598 :
私にもして、行人様(長期編):2009/08/20(木) 20:08:18 ID:oP1iH6Zc
えーとですね、少しお話が…
ちょいと都合により書けなくなります
でも土、日曜のどちらかには乗せますので
それとてるてるごっち(略
よりも天龍鬼村正でしょ
そこは「名前長っ!!」と突っ込むところだ。
かがみちゃんSSはどうなった
601 :
私にもして、行人様(長期編)9〜まち&あやね編〜:2009/08/24(月) 16:18:01 ID:1zKcO4TC
「あの…まち?昨日の晩って…」僕は悪魔で白を切ろうと何も知らないようなフリをした
しかしまちの表情はさも余裕そうで口元に手をあてつつクスリ、と笑んで
「昨晩…すずとあーんなことやこーなことを…みんなに言ったらどうなるかしら」
ふっ、まちはそう笑ってはソッポを向いた、不味い…バレたら島での生活が終わる…
ここはもう言うとおりに
するしか無いだろう「…じゃ、じゃあ一度キリだからね!?」
まちは納得したらしくこくり、と頷くと「では行人様…」するすると巫女服を脱いでいく
改めて見るとまちは胸も発達しているし体の到る所をみても申し分ない
僕も我慢が出来ないのかアソコが勃起していた、痛いくらいに
「あら?行人様は私の体を見て興奮してるの?」
迷わず首を縦に振った、クスリと笑むまち、その後ズボンに手をかけ慣れたように降ろしていった
「あの、まち、最初は口でしてほしいんだけど…」
そう言えばまちは嬉しそうに頷いた。舌を出しながら僕のモノを口に含もうとしたそのとき
「……ぁぁ!…さまぁ!!お姉様〜〜〜〜〜!!!!!」…最悪なタイミングだ
まさかとは思ったが巫女(妹)まで来てしまった
おいお前らかきやー氏が寝取られての続き書いてるぞ
詳細はNTRスレ
久しぶりに新作見たな
605 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 20:28:22 ID:mN7BUZPl
行人とした娘達が夜毎すずん家に押し掛けて来て、全裸の肉布団状態。
一人に尽き何こすりなんてルールまで出来て、誰の中で逝くか…
という電波を受信した。
寝苦しい夜はみちるが欠かせないね
そうだね
眠れないね
行人じゃ氷枕ネタも出来ねぇ
女抱く描写で違和感でる程のタマナシとは
だがそれがいい(AA略
萌える
612 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 18:57:03 ID:F7jdPpwL
藍蘭島の将来
子供が出来たはいいが、娘達がみんな父親を相手に求めてくる
死なないように藍蘭島秘伝の術とか薬とかで強化されるよ
どこの恋姫だw
寝取られての新作があるときいたが何処だ?
詳細求む
圧縮近いから保守しておこう
620 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 12:51:21 ID:+6Z1Amye
sage
しくじったあ!
行人×こころ、現在構想中
投下するかしないかは、まだ何とも言えん
ぜひお願いします
藍蘭島の将来
さくやが行人をかっ攫って不毛の荒野をつっ走る
と思いきや、さくや御懐妊
行人パニック
624 :
In 鎌倉幕府:2009/09/23(水) 10:11:09 ID:7MWpqtv9
何か書きたいんですが、しのぶorりんorまち
誰かオススメの人いないー?
>>612 男の娘が生まれた日には
徹底的に厳しく叩きなおしそうだ>行人
意味不明って、ゆとりですか?
生まれた瞬間に男の娘ですか
すごいですね
まわり女ばかりだから精神面女として育つ事はありそう
ちゃんと見張ってないと、5歳くらいで食われるかもしれない(性的な意味で)
15歳くらいになったらハーレムを作れるかも知れないけど、もしかしたら女恐怖症みたいになっているかも知れない
天国にも地獄にもなる島 藍蘭島
____
/ \
/ ─ ─\
/ ⌒ ⌒ \
| ,ノ(、_, )ヽ | でも結局行人の夢オチなんすけどね
\ トェェェイ /
/ _ ヽニソ, く
632 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 19:35:37 ID:KxZAaOZX
落ちないように積極的にぬるぽ
新刊まだかな
ゆきのかわいいよゆきの
男が生まれたら日常的にキスとかするような男になりそうだ
イケメンショタでキス魔でヤリチン・・・・島から出たら大変なことになるな
637 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 09:22:06 ID:7+Wd7orb
狩り物競争編の後日談、第56話「迷って」
で、八人斬りを妄想中
…いや、投下は何時になるか分からんけどね
638 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 12:44:33 ID:BQHv0tVe
コミック16巻はいつ出るのだ
パワードの外伝消滅したからこれまでの5分の4ぐらいのペースになるとしても春までには出るんじゃないかな
わっふるわっふる
わっふぉわっふぉ
悲しきかなこの過疎具合…
保守も兼ねて…16巻の発売は12月だって。
単行本組は12月までマターリだな
そのマターリ期間にssの一つでも投下されれば…
647 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 04:58:44 ID:nSmmyc5o
ボクがこの藍蘭島に流れ着いてもう2ヶ月、最初は驚きの連続で戸惑ってばかりだったけど慣れてしまえばこの島は天国だ。
太陽と共に起きて沈めば眠る、自然リズムに合わせる自給自足の生活って良いな。
自分が努力した分だけ結果が出るし、そりゃ自然が相手だから時には徒労に終わる時もあるけど上手く仕事をこなした時の充実感が心地良い。
サァ!今日は大物を釣ってすずをビックリさせるぞ!
「イィィィ!!!ヤァァァー!助けて〜!」
大物もしくはボクの知らない未知の魚が釣れそうな予感に張り切って仕掛けを川に投げ込むと、釣れたのはあやねだった。
ちなみに2人?いっぺんに助けるのは無理だったので一緒に流れて来たモンジロウはスルーした、アイツも一応は鳥なんだし命に関わるなら飛ぶだろ……。
でも島にだいぶ慣れたつもりだったけど……やっぱり変だよ藍蘭島は。
「行人さまぁ〜、ありがとうございますぅ〜。やっぱり行人様はお優しい人なんですね!」
「いや!?お礼なんて良いよ」
そりゃ、川で女の子が流れて来たら助けない訳にもいかないし。
「それより大丈夫?あやね」
「ハイ!!お姉様に盛られた痺れ薬もだいぶ抜けましたし」
やっぱり、まちにやられたのか……実の妹に毒を盛って川に流すとか本当に凄い姉妹だな、でもそれに耐えてるあやねが一番凄いのか?
「でも服はびちょびちょになっちゃったな〜」
そう言って軽く上着の襟を持ち上げて話すあやねに目を向けると、掴んだ巫女服の隙間から片方の胸が丸見えだ!!
それにもう片方の決して大きくはないが形の良い薄い胸は地肌に服がピッタリ貼り付いて桃色の頭頂部をピン!と自己主張させ透けている!
「どうしたんですの?行人様」
「イヤ!!!ナッ何でもないよ!風邪をひくとアレだから、すっ!すっ!!すぐ火をおこして焚き火の準備するから!!!」
「ありがとうございます……ヘンな行人様?」
ダメだ!ダメ!一瞬じっ〜と見ちゃったよ。何で島のみんなはボクに対して警戒心を持ってくれないかな、ボクだって一応は男なんだから……まいった。
「あやね、焚き火の準備できたよ」
「ハイ!行人様」
雫を垂らしながら胸を張って歩いて来るあやねをボクは少し顔を逸らしながら迎える。
時折視界に入るあやねの胸はプルプルと歩みに合わせて揺れまだ透けていた。
648 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 04:59:39 ID:nSmmyc5o
「では失礼します」
焚き火の前に来たあやねはそう言って袴の帯に手をかける。
「ちょ!!ちょっと待ってあやね!」
「ハイ?何ですの行人様?」
「もしかして……服を脱ぐつもり?」
「ハイ、だってこのままだと乾き難いじゃありませんの?」
「ダメ!ダメ!抜い…じゃ……ダ・メ」
あやねを止めようと顔を上げると思いがけず透ける乳房が視界に入った。
その瞬間ボクの中で何かが弾けて、心の中を未知の感情が支配してゆく……あやねを見てみたい。
「行人様?」
「……そうだね、早く乾かす為に服は脱がないとね」
「ハイ!そうですね」
帯をするりと解いて水を含んだ袴は重そうに足元にかさなった、ボクは早く乾くようにと焚き火の傍に木の枝で簡単な物干しを作る。
作る最中も焚き火の外を向いて袴をぎゅ〜っと絞るあやのを眺めた。
濡れた薄手のパンツは本来の機能を果たさず、お尻やワレメに吸い付いてボクに全てを見せてくれる。
少し意外だったのは薄くではあるが黒々としたヘアがワレメの上にちょこんと見えた。
「…もう袴はそれくらいで良いんじゃないかな、ボクが干しとくから……次は上着を脱ごうか…」
「そうですわね。ではお願いしますね、行人様」
袴を受け取り干す間も視線はあやねに釘付けになる。
何の躊躇も無くあやねは上着を脱いで絞り始めた、力を入れる度にぷるんと揺れる胸は凄く柔らかそうだ。
寒さの為にピン!と立つあやねの乳首はボクのこれまで知る乳首とは少し違った。
すずや他の女の子の乳首はオッパイ!とゆう感じの立派な乳首だったが、あやねの乳首は子供みたいにちょこんと小さい目だ。
やっぱりまだ成長段階なのかな?
でも小さめとは言え胸は立派にオッパイと言える形を作っており、逆にそのアンバランスさがボクをより興奮させる。
「行人様、これもお願いしてよろしいかしら?」「…あぁ!!うん、干しとくよ」
「ありがとうございます、あぁ〜寒ぶ!」
上着を預けてあやねは焚き火に手をかざして濡れた身体を暖める、焚き火を覆うように身体を少し前に倒すと形の良い胸が更に綺麗に見えた……ボクはアレに触れてみたい。
「あやね、寒いだろ?こっちにおいでよ」
「ハイ!!」
「ホラ、ボクの膝の上に座って」
「……ハイ」
膝の上に座るとさっきまでの大胆さは何処へ行ったのか、少し頬を朱色に染め恥ずかしそうに身体を抱え込んで丸くなってしまった。
なんという生殺し
続きマダー?
ちょ!続きをワッフルワッフル!!
膝の上で背を向け丸くなるあやねを眺めると可愛らしく思い、むず痒い気持ちになる。
見た目より脂肪が付いてて意外にボリュームのある柔らかなあやねのお尻がボクの股間を絶妙に締めつけ、あと一つ違う刺激が加われば射精してしまうだろう。
多分ボクは何の知識も持ず無垢に微笑むあやねに悪戯をしたいんだろうな、自分の欲求を満たす為に……ごめんね…あやね。
「あやね、寒いだろ?」「ハゥッ!!!」
少し強引に腋の下から胸を覆うように腕を回し、グイッと引き寄せあやねの背に頬を寄せると何とも言えない良い香りする。
見た目も華奢だけど実際に抱き締めると更に細く感じ、少しでも力を込めたら壊れそうだ……女の子って柔らかいし良いニオイがするだな。
「……行人様、こうして居ると恋人同士のようですわ」
何の警戒心も持たず、すっかり場の雰囲気に酔ってしまったあやねはボ〜っと意識を何処かへ飛ばしてる様子、今なら気づかれないか?。
ブラジャーのように胸に廻した腕をそぉ〜っと動かし目的地へ到着、あやねに気づかれないように胸に手を這わす。
敏感であろう乳首を避けて下からゆっくり手に力を加えるとムニュ!っと表現したくなるような感動的な柔らかさ!
凄い!!!女の子の胸ってこんなに柔らかいの?!
でも待てよ?前に偶然さわった他の女の子の胸ってこんなに柔らかかったかな?
う〜ん……違う気がする、何かこうもうちょっとガシッと詰まってる?って感じがしたような……しかし本当にあやねの胸は柔らかいなぁ。
頭の中で思考を巡らせながらも手は忙しなく動き続ける、突き立ての餅のような柔らかいあやねの胸を様々な形に変えてゆく。
少し大胆にあやねの柔らかなお尻にグゥゥ!っと股間を押しつけると射精感は一気に高まる、もう我慢できない……
「アアァァアァ!!!行人様!」
「ヒィ〜!!!ごめんなさい!!つい出来心で!本当にスミマセン!」
「えっ?何で行人様が謝るんですの?」
「そっ!それは……ボクが…その」
「あぁ!それどころじゃなかった、このままだと行人様のズボンが濡れてしまいますわ」
ズボンを見ると確かに濡れて色が変わっている。
「申し訳ありません行人様、下着が濡れたままでしたわ」
「えっ?あぁ!!これくらい気にしなくて良いよ」
「私としたことが行人様の優しい御言葉にうっかりしてましたわ、濡れたままで膝に座るなんて」
すくっと立ち上がり上着の時と同じように何の躊躇いも無くあやねは一気にパンツを足首まですとん!と下ろした、それも身体はボクの方を向き目の前で。
ボクの身体は金縛りに遭ったようにグッと力がこもって固くなり、視線は正面に見えるあやねの股間に釘付けになる。
さっき布越しに見えた陰毛はやはりチョロっとしか生えておらず、隠すと言う機能は果たして無い。
「行人様、直ぐに済ませますのでそのままお待ち下さい。片づきましたら、また行人様の膝の上で抱いてもらいますので」
頭上で話すあやねの声はボクの耳を右から左へと通り抜け、いまだ目の前には年齢には似つかわしくないピタッと閉じた綺麗なワレメに意識は集中している。
一つ生唾を飲み込んで思わず手が伸びそうになっるが、目の前にストンとあやねの顔が降りて来た。
「少しお待ちくださいねぇぇぇ!」
あやねは足を八の字にしゃがみ込んで上半身だけを右に向けてパンツをギュッと絞りだした。
当然ちょっと下に目を向けると正面には薄い陰毛とワレメが見える、でも今回は少し違った。
確かに八の字に開いた足から覗くワレメはピタッと閉じたままだが何かピコ!っと顔を出している、あれがクリトリスとゆうヤツなんだろうか?
それにパンツを絞る手に力が加わえる度に身体は捻れ、クリトリスの他にも桃色の中身が微かに見えた。
アレに触れたらあやねはどんな反応をするのだろう……ボクのペニスは今にも吐き出したいとビクッ!ビクッ!主人にアピールする。
「ハァ〜終わった……さぁ行人様、また先程のように私を抱き締めて!」
「……あぁ、うん」
「どうされましたの行人様?ご気分でも悪いのですか?」
「いや、大丈夫」
もっとあやねを見てみたい、もっとあやねに触りたい……でも此処では人目に付くかもしれない。
「……あやね」
「ハイ、何でしょう行人様?」
「ボクの家で風呂に入らない?このままだと風邪をひいちゃうから」
「ハイ!行人様が良ければ!」
思った通りだ、あやねは何も疑ってない。多分、家に着いたらあやねは一緒に風呂へと言い出すだろう……それに今朝、すずは夕方まで帰らないと言ってた。
寸止め!続きを!
今日の行人様はそわそわ落ち着かない感じだなぁ、どうしたのかしら?……まぁ良いんだけど、優しくしてくださるから。
この機に乗じて、今日こそ行人様を私の色香で虜にしてやるわよ!
いつもすずに邪魔されて、あと一歩の…ところ……で?スズ?鈴?……すずぅぅぅ!!!!
すずは家に居るのかしら?居たとしたらせっかくの行人様との夢にまで見た甘い2人っきりの時間が……それに私の計画も無し?
「行人様!すずは!!すずは何処に居るんですか?」
「えっ!?すず?……すずは夕方まで帰ってこないけど」
「ウゥッ!シャァアアァァ!!!!」
嬉しさのあまり思わず天に拳を突き上げてしまったわ、私ったらハシタナイ……邪魔者は無しね。
これで私と行人様は2人っきり!今日は思う存分、行人様を間近で観察するわよ!
前にお母様が言ってたのよね、男と女で身体の造りが違うって。
外見でも何となく分かるけど私はもっと詳しく知りたいのよ!!そのためには……フッ…フフフフフフ。
「行人さまァ〜、お願いがございますぅ」
来たか?
「今日は私と一緒にお風呂に入りませんか?」
釣れた!!!…でも、ここは一度渋るか。
「いやぁ〜でも…」
さぁもう一度言うだ、あやね!
「お願いします行人様!今日しかチャンスはないんです!!……あっ」
何か間違ったみたいだけど…まあ良いか。
「分かったよ、そんなにあやねが頼むなら」
「ヤッタァ〜!!!行人様とお風呂!!お・ふ・ろ〜♪」
騙してるみたいで悪い気がするけどボクはあやねの身体を隅々まで見たいし触りたい!……そして出来る事なら未だ萎えることの無いコレをあやねの中に挿入したい。
それにしても凄いはしゃぎ様だな、もしかしてあやねも男の身体に興味があるのかな?
〈〈〈〈※〉〉〉〉
「行人さま〜早くぅ」
家に帰るとやはり誰も居ない、少し片付けると適当な理由を付けてあやねを先に風呂に入らせた。
その隙に布団を敷いて枕元には手拭いを3枚程準備する、やっぱりティッシュが無いって不便だな。
「遅いです!行人様」
「ごめん、ちょっと片付けに手間取っちゃって、湯加減は大丈夫?」
「……はぁ…大丈夫です」
風呂場に入ると元気に迎えてくれたあやねだったが、臍に当たるんじゃないかと言うくらいガッチガチに固くなったペニスを見るとボ〜っとなってしまった。
「大丈夫あやね?」
ボォ〜とするあやねを心配する振りをして風呂の縁に近づき、固くなったペニスを
あやねの目の前に持って行くと目を見開いてじっ〜と見つめている。
「大丈夫?」
「は…ひ……ハァァ!!!大丈夫です!はははぁ〜のぼせちゃったかな〜?この家の温泉はウチのより熱いのかなぁ?
ホラ!ウチは高い所にあるじゃないですか!!」
あやねは取り繕うように必死にジェスチャーを織り交ぜながら言い訳をすると小ぶりな胸も一緒にぷるぷる揺れてボクを誘惑する。
改めて思うけどあやねの胸は小さいけど凄く形は良い、それにあの信じられない柔らかさを備えているだから最高だよな。
「さぁ!行人様も中にお入りになって下さい」
「ありがとう、あやねの肌って綺麗だね」
「はあぅ!!!そっ!そんなことありませんわ、行人様はお上手ですわねぇ〜」
「嘘じゃないよ、こんなにすべすべで綺麗じゃない」
辛抱出来ずに理由を付けて胸を揉んだ、手の平で乳首を中心に触ると柔らかかった小さな乳首は直ぐに固くなった。
「ハァ〜し・あ・わ・せ……何だかのぼせてみたい、ちょっと失礼しますね」
顔を真っ赤にしてあやねはフゥ〜と溜め息をつきながら正面の縁に腰掛けた。
当然ボクの目の前にあやねのワレメが丸見えになる、今回は座り方のせいか貝が口を開いたような形になって中まで良く見えた。
濡れた薄い陰毛が更に卑猥さを演出して凄く興奮する。
「どうしましたの行人様?私のお股なんかジッと見て、何か付いてますか?」
「イヤッ!!ごめん!あの……女の子の見る初めてだから…ついジッ見ちゃって…」
「そうなんですの?」
「……うん、ごめん」
「謝らなく良いんですのよ行人様。こんな物で良かったら、どうぞ遠慮なくご覧になって下さい」
そう言うとあやねはパカッと足を開いてボクを歓迎してくれた。
ゆっくりと近づき、ボクの鼻先数センチにぷりっとしたクリトリスが、その下にはおちょぼ口のような小さい穴が有った。
「さっ…触っても良い?」
「どうぞ、どうぞ。行人様の好きなようにして下さい」
あやねはクィ!っと腰を突き出し、まるでクリトリスをアピールするように更に足を開いてくれた。
まずはクリトリスから……
「ホォォッ!!!!」ザッブゥーン!
クリトリスを軽く下からツンと触るとあやねは声を上げながら風呂に落ちてしまった。
「行人様!いっ今、何をされました?」
「ごめん!軽く触ったつもりだったんだけど痛かった?」
「いいえ、痛くはなかったんですけど……全身に未知の感覚が走りました、あれは何ですか?」
「何と言われても……次は優しく触るから、また触って良い?」
「…ハイ、お願いします」
今度は風呂の中で触るんだから手探り状態、さっきより難易度は上がる。
出来るだけそっと優しく触らないと、それにしてもクリトリスがあんなに敏感だとは思いもしなかったな。
「じゃあ触るね」
「ハイ!」
あやねは未知の感覚に備えてか身体を強張らせている、何か凄く罪悪感が込み上げて来るがまだ性欲の方が勝っている。
お腹に沿って手を進め行くとジャリっと陰毛の感覚が指に伝わり、出来るだけ優しくワレメに指を沈めるとクニィっとしたクリトリスに到着した。
優しく先端の部分を指で触るとあやねは「くぅっ!」と言いながら抱きついてくる。
ゆっくり優しくクリトリスを撫でるとそれに合わせてあやねの身体がピクッ!ピクッ!っと跳ね上がった。
「あやね、大丈夫?」
「……ハイ、行人様に喜んでいただけるなら大丈夫です」
顔を紅潮させて一生懸命ボクの為に堪えているあやねは可愛かった。
「あやねは可愛いな……キスしよ」
唇を合わせようと顔を近づけるとあやねは初めて拒否の意識を伝えるように顔を背けた。
「……くちづけはダメです、くちづけは結婚する2人が誓いを交わす時にだけするものです」
妙な知識はあるんだな、性に関しては大らかなのに。これぞ男が居ない藍蘭島が生んだ独自の風土だな。
「分かった、キスはしない」
「ごめんなさい、行人様」
キスは諦めて次のターゲットに目標を移す、勃起したペニスは早くぶちまけたいとさっきから悲鳴を上げている。
ボクも早くあやねの感触を確かめたい。
「良いよ気にしないで、それよりあやねは……セックスって知ってる?」
「せっくす?ですか……聞いたことありません」
「セックスって言うのは結婚前の2人がお互いの相性を確認するものなんだ」
「…そうなんですの」
「……あやね、ボクとセックスして2人の相性を診てみる?」
少し悩むあやねに心配ないからと言って風呂場を後にし、身体を拭いて服を着ようするあやねに裸のままで良いと伝えて布団へ連れて行った。
少し緊張気味のあやねと布団の中に潜り込み、ボクはさっそく胸を触っていた。
「行人様……すごくドキドキします」
「ボクもだよ、あやね。」
緊張の為か布団を掴んで顔を半分だけ覗かせるあやねは凄く愛しく思える。
「さっき触られたのはどうだった?」
「……少し気持ち良かったです」
「良かった、じゃあココはどうかな?」
ツンと固くなっている桃色の乳首を触ると布団を握る手に力を入れて声を出さないように我慢してるようだ。
「気持ち良くない?」
「くすぐったい……でも少し気持ち良いです」
「我慢しなくて良いからね、あやね」
そう告げて胸を揉みながら乳首に吸いついた、舌で乳首を刺激するとあやねのくぐもった声が時折聞こえる。
夢中でマシュマロのような柔らかい胸を吸って小さな乳首を指先で摘み、先っぽを舌でチロチロ舐めるとあやねの手がボクの頭を抱きしめた、舌の動きとシンクロして抱き締められた頭に力感じる。
手を下へと伸ばしワレメの中に指を沈めるとコリッっとした感触が指先に伝わる、クリトリスはさっき触れた時より固くなっていた。
あやねは感じてるんだ、その証拠に下の小さな穴に触れると微かに愛液が零れている。
唇を胸から離して次の目的地に向かうため布団の中を奥へと進んだ。
「行人様?……何をするのですか?…ちょっ!いやっ!!」
嫌がるあやねを無視して太ももの間に入り、足の付け根を押さえて両手で縦に閉じたワレメを開いた。
濡れる小さな穴は家の中に差し込む光に反射してキラキラ輝き鮮やかな桃色をしている、そっと人差し指を入れるとあやねの身体が大きく跳ね指がキュッと締めつけられた。
指で膣口をちゅぷちゅぷいじりながらクリトリスに舌を這わせる、さっきより固くなったクリトリスは舌で舐める程に固く大きさを増してゆく。
クリトリスに吸いつきながらあることに気がついた、クリトリスは男性器と一緒で勃起してるのでは?
それならばと空いている手でクリトリスを指に挟んでコリコリしながら、口では豆みたいな先端を強く吸い上げながら舌を擦りつけた。
するとあやねは布団の端を握り、太ももはギュッと閉まってボクの顔を締めつけた。
息づかいは徐々に激しくなり、もうイク寸前といった感じのあやねは足をピンと伸ばして腰は少し浮かせ、膣をいじっていた指は動かせないほど締めつけられている。
あやねに絶頂を迎えて貰う為に吸いつく力を強くして舌も押しつけるようにして舐めるスピードを上げた。
「うぅっ…………あっ!!」
あやねが初めてボクにハッキリ聞こえる喘ぎ声を上げた瞬間クリトリスはシュン!と固さを失って元の姿に戻り、指を締めつけていた膣も柔らかくなって全身からも力が抜けたようだ。
やっぱりクリトリスは勃起してたんだとボクは妙に納得して、未知の知識を手に入れたことに喜びを感じながら眠るように動かないあやねに声を掛けた。
「あやね」
「……酷いですわ、私は止めてって言いましたのに」
「ゴメン、でも気持ち良かったでしょ?」
「確かに気持ち良くはなれましたが、最後の方は頭の中が真っ白になって何処かに落ちるみたいで怖かったんですよ」
ぷりぷり怒るあやねと会話しながら亀頭を小さな穴の入り口にツンツン押しつけてみる、侵入を阻もうと亀頭の先を締めつける膣口の肉感が更に亀頭を大きくさせる。
最初に見た時はこんな小さな穴に挿入できるのか?と疑問に思ったくらいだから随分と具合は良くなった。
前戯で一度絶頂を迎えた膣は柔らかくなった気がするし唾液と愛液で十分濡れている。
「あの行人様……何か私の中に入ろうとしてるんですけど…」
「うん、ちょっと痛いかもしれないけど我慢してね」
「……はい」
あやねは返事をすると少し脚を開いて目を閉じた、正直ボクの射精感は高まり既に限界に近づいている。
亀頭を膣口に添えてグイッと押しつけると亀頭が半分入る。
そのまま腰を動かして、ちゅぷちゅぷっとあやねの愛液で滑りが良くなった膣口で抜いては刺すを繰り返して徐々に亀頭あやねの中に沈めてゆく。
「大丈夫?あやね、我慢できる?」
「…はい……平気です」
口では平気だと言ってくれるあやねだが唇を噛み締め、布団をぎゅっと握る様はかなりつらそうだ。
時間を掛けるとあやねも苦しいだろうし、もうボクも限界だ。
一気に挿れようと強く腰を突き上げるとあやねの膣口がパクッ!と亀頭をくわえ込んで暖かな肉壁が亀頭を圧迫する。
膣口はカリ首を締め上げるようにグゥゥっと縮まり、ボクはその気持ち良さに我慢できずにあやねの中に亀頭だけを挿入してイッテしまった。
すっぽり飲み込まれ亀頭に感じる圧迫感と膣口がキュッー!とカリ首を絞り上げる快楽の中で何度もビクッ!ビクッ!っと脈打ちながら
本能のままにペニスを奥に突き上げてあやねの中にドクドク精液を吐き出した。
一通り射精を済ませ結合部分を見るとカエルのように脚を広げて閉じたワレメに亀頭だけをくわえるあやねを見てムラムラする。
それはボクのペニスに無意識に伝わりまた勃起させる、膣はそれを嫌がるように亀頭を締めつけ暫くその余韻に浸った。
膣に納まった亀頭を抜き取るとゴポッあやねの中から精子が流れ出す、同時に罪悪感もボクの中に湧き上がる。
何も知らないあやねを言葉巧みに騙して悪戯したんだよな……とりあえず流れ出す精子を拭き取ろうと枕元に手を伸ばすと涙を流すあやねが目に入った。
「ゴメン、あやね……痛かったろ」
「……大丈夫です、どうぞ次は私に遠慮ならずに…行人様の好きにあやねの身体を使って下さい」
あやねの言葉は一度射精を済ませて冷静になった心に重く響いた。
『好きにあやねの身体を使って下さい』
悲しい言葉、そしてあの涙は肉体に受けた苦痛で流したのではなく悲しくて流れた涙。
同時に疑問も浮かんだ、あやねはセックスを知らないと言ったけどアレは嘘だったんじゃないか……
挿入する時、あやねは何も聞かずに覚悟を決めたような顔をした。
それに次は遠慮なくと言った、多分さっきのセックスが中途半端に終わったことに気づいている。
あやねは全てを理解したうえでボクの蛮行を受け入れたじゃないか?
ボクはあんなに慕ってくれてるあやねの気持ちを利用して……自分の考えと行動の浅はかさに涙が流れた。
「…行人様?なぜ涙を?…どこか具合が悪いのですか?」
「………ごめん……本当にゴメン…あやねは全てを分かってボクに身体を許したんだろ?本当は知ってたんだろ?」
「……はい、でも行人様は気に病むことはないですよ!私が好きでしたことですし……行人様がこんなちんちくりんの私を求めて下さったのは凄く嬉しかったです」
「でも、ボクは嘘をついてあやねを騙してんだから」
「本当に気にしないで下さい、行人様。今日の事は誰にも言いませんし、もし身籠もっても誤魔化してみせます」
「お姉さまの術で身籠もったと言えばみんな納得するでしょうし……私がいつもお姉さまの実験台にされてるのは
みんな知ってますから誤魔化せますよ!だから行人様は何も心配しないで下さいね!」
健気に振る舞うあやねを見てボクの良心は傷むばかりだが本当に今傷ついているのはあやねだ、馬鹿なボクでも分かる……あの涙で濡れた笑顔を見れば。
「あやね!」
「ハイ?……むぅ!!!」
私が顔上げると突然に唇を奪われた、一瞬何が起こったのか理解出来ずにボォ〜っとなり行人様とくちづけをしてることに気がついて幸せな気持ちになった。
でも、くちづけは悲しすぎる……幼い頃から夢見てたkiss…いつか素敵な人が私を迎えに来て、
二人の生涯を誓ってするはずだった……でもこのくちづけは違う、伝わる体温が悲しい。
「…っん!止めて下さい行人様!……くちづけは未練が残ります、だからくちづけだけはお止め下さい……くちづけ以外でしたら何をされて『あやね!!!』ハイ!?」
「あやね……ボクのお嫁さんになって下さい!」
「……へっ?」
「だから!あやねさえ良かったら、ボクと結婚して下さい!!」
「えっと……エェェェ!!!!!!わっ!わわっ私が行人様と結婚!!」
突然のプロポーズに私の思考回路はショート寸前にまでなったが何とかギリギリで踏ん張った、ショート免れて正常に動く部分を使って少し考える。
行人様は私に同情してるだけじゃないのかしら?ただ私に悪いと責任を感じて言って下さっただけじゃないのかしら?
「行人様!御戯れは止めて下さい!冗談にも程があります」
「冗談なんかじゃない!ボクは本気だ!……だからキスをした…くちづけはあやねにとって誓いを示すだろ?」
「……本当に?…行人様は私を好きなの?」
「嘘じゃない、ボクはあやねことが好きだ。本当に愛しくて、あやねのことを可愛いと思ってる」
私だって巫女の端くれ、嘘を言ってるかどうかぐらいその人の目を見たら分かる……行人様の目に迷いは無い。
でも私には一つだけ不安がある。
「行人様のお気持ちは大変嬉しゅうごさいます、でも…」
「……でも?」
「先ほどの言葉を島のみんなの前で言えますか?」
「もちろん言える!」
「じゃあ…」
喉が乾いて声が出ない……いいえ私は緊張してる、臆病になってるんだ。
次の言葉を言えば終わりかもしれない、でも言って応えを聞ければ行人様の胸には永遠に飛び込めない……怖いな、でもこれで行人様の真意が分かる。
少しでも行人様が躊躇ったら今日の事は忘れよう。
「じゃあ……すずの前で…私を好きと言えますか」
「言える、ボクはあやねを好きだ!愛してるんだ!」
「……私も行人様をお慕い申し上げております」
行人様の腕に抱かれて先程とは違う嬉しい涙が頬を濡らした、伝わる体温も今は心地良い。
気恥ずかしさから行人様を見ることが出来ず、やり場の無い視線に困って顔を俯かせると視線の先には太く逞しい行人様のおちんちんが!!!
さっきは無我夢中で分からなかったけど、こんな太いのが入ろうとしてたのか……そりゃ痛いはずよね、お風呂見た時より立派になってる。
これがさっき私の中でドクッ!ドクッ!って動いてたのか……何かしらこの感じ?行人様のおちんちん見てるとモヤモヤした感じが……
行人様もちんちんを大きくしてると言うことは……まだ出し足りないのかしら?
「行人様、これは…」
「えっ?……あぁ!!ゴメン!これはその……何と言うか…自分の意識では…」
「……やり直しませんか?」
「えっ?!」
「もう一度……もう一度私を抱いて、今度はちゃんと私を女にして下さいませんか?」
あやねの言葉に心は乱され、股間は破裂するくらいに勃起した。
『綺麗な私を抱いてね!』と言ってあやねは風呂へと向う。ボクは痛いくらいに勃起するペニスを見て、今度は上手く出来るだろうかと不安になった。
悲しき初心者の不安は膨らむばかり、あやねが居ない内に一回抜いとこうかな?などオロオロしてるとタイムアップを告げる風呂場の扉が開く音がした。
あやねはさっきとは打って変わって恥ずかしそうに頬を赤くして扉の陰で顔だけを覗かせている。
「あの…行人様、恥ずかしいので私が布団に入るまで目をつぶって貰えますか?」
羞恥心を持つことは良いことだ、あやねが布団に入るまで目閉じて暫く待つ。
これを機にあやねにも肌を他人に晒すのは恥ずかしい事と覚えて貰いたい。
自分の奥さんが他人に肌を見られるのは嫌だからね……でも藍蘭島はボク以外みんな女の子だから気にしなくて良いのかな?
おいお前ら久しぶりのSSなのになんでこうも無反応なんだ
いや、久し振りの投下だったんで、賢者タイムが長かったんだよw
投下乙です!ちょっとアクティブな行人もいいものだ
そして、あやね可愛いよあやね
ぐぅぅぅぅじょぉぉぉぶ
続きプリーズ
あやね可愛すぎだよあやね
一回目のヤリタイ根性は何処へ行ったのか、今はちゃんと最後まで行けるのか心配なる。
先程あやねが言った『今度はちゃんと女にして下さいね!』が頭の中でリフレインしてプレッシャーに潰されそう。
たった一つの救いは、不安の中でもガチガチなって自己主張をしてるコイツが健在なことだ。
「あの…行人様、本当に私なんかを選んで後悔してませんか?自分で言うのも何ですけど……他の子と比べて
私の身体って貧相じゃないですか、だから行人様に満足していただけるかと…」
「あやね、ボクは後悔なんてしないよ」
「…本当にですか?」
「うん!だってあやねの身体はこんなに魅力的だもん!」
隣で寄り添いながら不安を語り始めたあやねを元気づけようと、覆っていた布団を一気に捲る。
母のお腹の中で眠る胎児ように縮こまって、両腕で小ぶりな胸を必死に隠そうとする仕草はやっぱり可愛い。
「ちょっと!行人様!!」
さっきまでは己の欲望を満たすことだけを考えていて全身を眺める余裕は皆無だった。
改めて目の前で横になるあやねの身体を眺めて思う……魅力的な身体だなぁ。
まず目を引くのは身体のライン、普段のゆったりした袴では気づけないキュッと締まった腰のくびれからお尻へのラインが最高!
ぷりんと突き出てるお尻を撫でると見た目通りに張りが有ってぷっりぷり!
「何と言いますか……行人様は本当にお股の辺りが好きですわねぇ、別に私はかまわないんですけど」
困ったような、呆れたような何とも言い難い顔で眺めるあやねの視線でハッ!となる。
またあやねの身体を使って自分の欲望を満たすことだけ考えていた、これじゃさっきと何も変わらないじゃないか!
「…ゴメン」
「気に病むことはありませんわ行人様、私も……行人様のお股には興味津々ですし……さぁ行人様、愛し合いましょ!」
腕を大きく広げて迎えてくれてるあやねの上に覆い被さりキスを一つ、じっくり何かを確かめるようにゆっくりと。
幼いキスを繰り返していると何処で覚えたのか小さな舌がちろっと伸びてきた、その舌に自分の舌を絡めると性器を弄るのとは違う快感が脳を刺激する。
興奮の度合いは増すばかり、頬を撫でていた手は新たな興奮を求めてあやねの胸へと伸ばしたが小さな手が先にボクの股間に届いた。
小さな手は愛撫すると言うより確認する感じでニギニギと刺激を与える。
閉じていた目を開いて絶賛確認中のあやねを見ると、眉間にシワを寄せてう〜ん?とでも言いたげな顔で
全神経を手に集めてるらしい……キスをする舌は全く動かなくなってるもんな。
う〜ん……やっぱり芯があるんじゃなさそうだな、全体が硬くて筋肉なのかしら?体温より熱があるみたいね……先のコレは棒の部分と手触りが違うなぁ……なるほどねぇ。
「……ね!…やね!あやね!」
「へっ?…ハイィ!!!」
「あのさ、あんまりソコ…握らないでほしいんだけど」
「スミマセン!!痛かったですか?」
「いや、痛くはないんだ……逆に気持ち良いだんけど…」
「じゃあ問題ありませんわね、行人様だって私が嫌がるのに止めてくれませんでしたから」
さぁ、行人様のおちんちんを隅々まで調べるわよ!!
「ちょっと待ってあやね!!男は気持ち良くなると精子って言う白いのを出して、ソレが縮んで暫く使えなくなるだ」
へぇ〜おちんちんって小さくなるんだ、それに精子?……確か子種のことだったわよね?
じゃあさっきお風呂でお股を洗ってる時に中から出てきた白いのは行人様の子種だったのか……勿体無いことしたわね。
「その暫くって、どれくらいですの?」
「……5分くらい?」
「問・題・なし!!!」
行人様のお股に顔を突っ込んでおちんちんをじっくり眺めると最初に浮かんだ言葉は、ご立派!
天を指すようにピン!とそそり立つちんちんは立派の一言に尽きる!
まぁ他のちんちんなんて見たこと無いから正直よく分かんないだけどね、それに私は行人様の妻になるんだから他の男なんて興味ない。
でもどうやったらコレは気持ち良くなるんだろ?
ワケも分からず、まずはちんちんの硬さを確かめる為に強めにギュッと握ると、先っぽの亀さんのお口から透明の液が出てきた……おしっこ?
悩むより産むが易し!指先で液を摘むと糸を引いてヌルヌルしているし味は無い、おしっこじゃないみたいだけど何だろコレ?
私の疑問はすぐに解決された、調べる為に亀さんのお口の所で指を使ってヌリヌリしていると行人様が『うっ!』とか『ヒョ!』とか歓喜の声を上げ始めた。
要領を獲た私は透明の液を出す亀さんのお口の辺りを手の平で撫で回してみると、行人様が弱った声で必死に止めに入った。
「あやね、それはお願いだから止めて。ボクの知らない感覚が襲ってくるから」
「もう〜せっかくコツを掴んだのに!!行人様だって私を頭の中真っ白にさせたじゃないですか!!!」
「悪かったよ…すみませんでした」
「じゃあ、おちんちんはどうすれば気持ち良くなるんですの?」
私の質問に行人様は自らちんちんを手に取って、こうするんだよとお手本を見せてくれた。
要はあの亀さんに秘密があると見た!特に首の辺りとその上の張り出した所が急所みたいね……まずはお手本通りにこすってみるか。
「どうですか?行人様」
「あやねにして貰ってると思ったらドキドキするし、気持ち良いよ」
まずまず様子ね……でも本当に見たいのは、私が行人様にされた様に訳わかんなくって悶える行人様を私は見たいのよぉ〜!!!!
どうすればいいのよ…思い出せ、私!……最初はオシッコする所を舐められてイヤだったけど、行人様の舌は気持ち良かったなぁ……舐めるか。
「行人様、お覚悟!!」
あやねは不器用に両手で掴んで上下に動かしながら、小さな舌でペロペロ舐め始めた。
これだけでも経験のないボクには辛いのにあやねは表情でも観察するつもりなのか、上目遣いで顔をじぃ〜っと見つめながら舌を動かし続ける。
その上目遣いは反則だよ、あやね。
もう限界は近い、足は真っ直ぐに伸びて発射体制は整い我慢してる状態だ。
ボクの教え方が悪かったのか?あやねの上下する手はグィッ!グィッ!とゆっくり動かすので、下に引っ張られる度にイキそうになってもう我慢の限界。
もうすぐ出ると告げようと思ってあやねの顔を見ると、何を勘違いしたのかコクっと頷いてパクっとくわえ込んでしまった!
「あやね!出る!出ちゃう!!!」
「ふぇ?……おっ!おぉぉぉ!!!」
行人様の声につい手に力が入ってしまい、ちんちんを下の方にグィッ!っと引っ張った瞬間!亀さんのお口から精子?がビユッ!ビユッ!と飛び出してきた。
手に握ったちんちんは膨れ上がって吐き出す度に大きくビクッ!と脈打ってる、大丈夫なのコレ?
「大丈夫ですか行人様!?」
「大丈夫……気持ち良かったよ、あやね。顔にかからなかった?」
「ハイ、大丈夫です」
いきなり飛び出して来た精子を私は持ち前の瞬発力で華麗にひらりとかわした……ウソ、初弾は口の中に喰らった。
口に直撃した行人様の子種は正直に言うとマズくて苦かった、見た目で甘いのかと思ってたのになぁ……何気に行人様のちんちんを見ると疑問が。
「行人様……コレで縮んでますの?」
説明と違って精子を出してもちんちんは小さくなってない、試しに握ってみると少し柔らかくなってる。
「おぉぉぅ!?まだ触っちゃダメェー!!!」
今の行人様が見せた反応は何?
「あやね、男は精子を出すと凄くコノ先の所が敏感になるんだ。だから出したら暫くは触らないで欲しいんだけど」
へぇ〜亀さんが敏感になるのか……だったら亀さんと今から遊んであげたら私の望む行人様の姿が見れるのね……フッフフ。
「ちょっと、あやね!だから今はダメだって!!」
亀さんにしゃぶりつくと行人様は足をもじもじさせながら喘ぎ始めた、これこそ私が見たかった姿!!
この勝負、私の勝ちですわ行人様!……でもまだ中に残ってた精子はやっぱり苦かった。
「こうなったら、ボクだって!」
「何をす!?うっ!くうぅぅ…」
四つん這いになっていた私の下に潜り込み、行人様は両手でお股を広げて舌で攻めて来た、うぅぅ……やっぱり行人様の攻めは気持ち良い〜!
だけどナニこの格好は?すっごくイヤラシイですけど、私だって負けない!行人様を気持ち良くするんだから!!
意気込みは良かったけど、私の未熟な攻撃は時間と共に通用しなくなった。
また亀さんをお口の中に入れてみるけど行人様には効いてない様子。
私の方は時間経つに連れてダメなるみたい、何なのこの頭の中が真っ白になる感じは?波のように繰り返してくるこの絶頂感は?
今は亀さんを舐めることも出来ずにただ握ってるだけ、行人様の舌の動きを感じることしか出来ない。
「うっ!……いくと…さっ!ま…」
もう何度目かの絶頂を迎えたあやねはお腹の上でぐったりと寝そべっている。
布団の上に寝かせ直して暫くあやねの髪を触りながら愛らしい顔を眺めた。
「……行人様、私は大丈夫ですから続きを」
「無理しなくていいよ」
「本当に大丈夫です…だから私と一つになりましょ、行人様」
「…ずっと一緒だからね、あやね」
「ハイ、私はずっと行人様と一緒です」
くちづけを交わしながら手探りで挿入を開始すると伝わってくる感触が前とは違う、侵入を拒まれる感じは無くただ窮屈なだけだ。
ゆっくり動かすと徐々に先へ進んで行ける。暫く進むと何かに触った感じがした、多分あやねの純潔の証だろう。
ボクはあやねの純潔を貰う代わりに生涯の純潔をあやねに捧げること誓いながら先へと進む。
気がつけば二人の距離は0になっていた、やっぱりお互いの気持ちが一つになってないと駄目なんだと思い知らされた。
「ありがとう、あやね」
「こちらこそ、ありがとう……行人」
言葉も無く見つめ合いながら二人が一つなったことを互いに伝える、言葉を交わさずとも肉体の繋がりが互いの鼓動を感じさせ教えてくれた。
あやねが行人と呼んでくれた。
見えているのに掴めなかった物が自らの意志で手の中に入って来てくれたみたいで嬉しかった。
全ては一つになった。
「もう大丈夫そうですから動いても平気ですよ、行人様」
「じゃあ動くねって!何で行人様に戻っちゃうの?さっきは行人って呼んでくれたのに」
「……だって恥ずかしいだもん」
「だったら少しずつ慣れよ、だから今は行人って呼んでくれない?」
「……続きを、行人」
返事の代わりに唇を重ねて行人は私の中で再び動き始めた。
感じる痛みより嬉しさの方が勝っているので苦痛と呼ばれる痛みは無い。
ジンジンと伝わる痛みは、行人と一つになっていることを知らせてくれてるようで今の私には心地いい。
互いの肉体が一つになる事を喜び叫ぶように水音は増していった。
私の中に行人が居るのか……不思議な感覚だな、まさかこんな日が来るとは思いもしなかった。
「そろそろ出すよ、あやね」
言葉と共に行人は硬く太さを増して私の中に居ることを再び伝えてきた。
「来て、行人」
重なる身体は私への想いの深さを伝えるように力が籠もり強く抱き締める。
私の体がその想いに応えるように一つになる行人を強く抱き締めると、動きを止めた空間で大きく脈打つ感覚だけ私の中に伝わって来た。
脈打つ度に私の中に力強く放たれる行人の想いは、生命の強さを感じさせ行人の人柄を表すようにすごく暖かかった。
この人と二人だったらずっと笑って過ごせる気がする。
最初はボクの欲望を満たすだけの行為だった、あやねの気持ちを利用して身も心も傷つけたことを今は酷く後悔する。
でも後悔して得るものは何も無い、だったらこれから始まる未来を幸せにする方法を考えよう。
あやねに対して罪の意識があるなら、その分あやねを幸せにすることを考えた方が二人の未来はきっと明るい。
「……どうしたの?」
「うん?あぁ……りんに頼んであやねと住む家を作って貰わないとなぁと思ってさ」
「それは気が早いんじゃないの?」
「そんなこと無い!これからはボクが一家の大黒屋としていろいろ頑張るんだ!!……でもその前にあやねの家に挨拶しに行かないとなぁ…」
やっぱり行人と二人なら、私の未来は明るいみたい。
「これからも宜しくね、行人!」
それから暫く布団の中で未来の展望を語り合った。
家は何処に建てようとか、二人で何か新しい仕事をしてみたいとか……そして子供は何人を欲しいとか。
「ただ…いっ!?にゃあぁああぁぁぁ!!!!!」
すずの帰宅の挨拶は島中に響き渡った。
ーEND
先日初めて『ながされて藍蘭島』を見て書きたくなり、最初は5レスくらいで終わるつもりがダラダラと長くなりすみませんでした。
テレビだけで原作は知らないしwikiも見てないので間違った所は勘弁して下さい。
初のエロに挑戦しましたが難しくて最後の方は自分の書き方に替えました、すみません。
偶には違う作品の話を書くのも良いですね、勉強になりました。
では巣に帰ります。
ありがとうごさいました!!
GJでした!
GJでした。
今日は誰にしようか…………昨日はりんだったから……久しぶりにあやねも良いな……。
最近のボクは島の暮らしにも慣れて心に余裕が持てるようになった、でもその余裕が眠っていた性欲を目覚めさせ悶々とした日々を過ごしている。
お世話になっているすずに手を出すわけにもいかないし、万が一溜め込んで間違いを起こさない為にも毎日の1人遊びが日課になってしまったわけで。
今は今日のおかずを求めて村を歩いるところ。
島はボク以外みんな女の子だからちょっと歩けば刺激的な場面に出会える
でもこんなにチャンスが有りそうな場所に暮らしてるのに自分で済ませてるのは正直情けない気もする………特に終わった後はね。
「うーん、あやねか……神社に行ったらまちも居るから良いかもなぁ……でもあの2人は露出も少ないし、胸もあんまり大きくないからな」
「そんなことないわよ」
いつの間にかバカな思案を声に出して悩んでいたら、勝手におかず候補に上げられいたまちが目の前に立っていた。
「もしかして……聞こえた?」
「うん」
「あの、スンマセンでした!!!」
「行人様は間違ってる」
そうですよね、こんな明るい内からダメですよね、人として間違ってますよね。
でも思春期の少年にはどうしても抑えきれない事が有るんですよ、まち姉さん。
「本当にゴメン。心から謝ります、スミマセンでした」
「私はおっぱい大きい」
「………ハイ?」
「見て」
これが証拠だと言わんばかりに巫女服の襟をバッ!と開いて見せてくれたまちの胸は、驚くほどの大きさで声を失い何度も顔と胸を見比べてしまった。
スレンダーな外見から想像がつかないこのボリュームはスゴイ。
初めて会った時には可愛らしい子だなと思わせた年上には見えない幼い造りの顔に、こんな撓わに実った果実が備わっていたとは……。
「私は背が小さいだけでおっぱいは大きいの」
「本当に凄く大きいね……じゃあ、あやねも着痩せしてだけなのかな?」
「違う、あの子の胸はぺったんこ」
確かに以前風呂場に珍入して来た時に見たあやねの胸は小さかったな……
それにしてもまちの胸は綺麗だな。
大きいけど垂れてないし、白い肌にリンゴのような張りと艶があって体温の暖かみを感じさせるさくら色の部分が所々見えて色っぽい。
「触っちゃダメ」
自ら見せてくれるのなら大丈夫かな?と思って手を伸ばすと、目にも留まらぬ速さで掴まれてしまった。
「こっち」
まちは藪の方に向かって手を掴んだまま歩き始めた、何処に連れて行くつもりだろ……もしかしてあやねみたいにお仕置きされるんじゃないだろうな?
「ここで待ってて」
暫く林の中を歩くと四畳半くらいの陽が射し込む開けた場所に着いた。
まちは木の洞からゴザを取り出し足下に広げて座り、空いてる自分の隣をパンパン叩いてボクに座れと言っているようだ。
「ここはどんな場所なの?」
「偶にここでお昼寝してるの私」
「へぇ〜確かに陽射しもあって昼寝するには良い場所だねぇ〜」
「おっぱい触る?」
周りの景色に目を向けているとまちの衝撃の一言に急いで振り返る、既にまちは上着を脱いで横に畳んで置いていた、いつの間に!?。
「触らないの?」
首を傾げて訪ねるまちに、ボクは声を出すのも忘れて首を縦に何度も振って自分の意志を伝えた。
背筋を伸ばし、凛とした雰囲気を醸し出しすまちは神々しく見えて何だか恐れ多い感じがする。
でも目の前に鎮座してるおっぱいの魔力で手は勝手に動き始めていた。
「どうだ!大きいだろ?」
「あっ、はい!!」
「そうだろ、吸っても良いんだぞ!」
「……ありがとうございます」
「おいしいよ〜おっぱい、おいしいよ〜」
「………あの、腹話術は止めてもらえないかな?」
「嫌?」
「…うん、ちょっと嫌かな」
「分かった」
とりあえず気を取り直して白い柔肌に吸いつく、撫でる度にボリュームのある感覚が手に伝わり桃色の先端を刺激する度に身体は小刻みに震えている。
いつの間にかボクの頭に廻されていた腕には力が入っている、一度まちに休んでもらう為にそっと横にして暫く眺めていた。
広がる黒髪は木漏れ日に照らされてキラキラ輝き、丹誠な造りの顔は頬を薄紅色に染めて正にお人形のようなだ………これでニッコリ微笑まれたら大抵の男は一撃で沈むだろうな。
「もう良いの?」
「うん……あんまり触ると抑えが効かなくなるから…」
ボクの言葉にまちは身体を起こして小高い山を作っているズボンを確認するかのように握り始めた。
「よし!」
確認が終わったのか、今度は片膝を立て袴の裾をスゥーっと捲って行き柔らかそうな太ももが露わになる。
手は止まること無く動き続け、見え始めた下着に意識を奪われていると袴と一緒に肌を隠す物は全て捲られた。
「入れてみる?」
「……本当に良いの?」
「行人様に抱いて貰えるなら、私は構わない」
もう後先など考えてる余裕はない。
焦る気持ちは指先にも伝わり自身を嘲笑うかのように思い通りに動いてくれない。
何とか取り出し一心不乱に入り口を探していると、黒い茂みの上を透き通るような白い指先が通り過ぎた。
「あんまり見ないで……恥ずかしい」
まちは頬を真っ赤にしながら見えないように手で隠す。
さっきまでとは裏腹な態度に疑問が湧いてきたが先に謝罪の言葉が口を出た。
「ゴメン!!!」
「行人様……ここに入れるの」
まちの手が直に触れると喉の奥がカァッと熱くなって頭は真っ白になる、握った手は先を少し入れてここよと教えてくれた。
教えてくれた入口の前でなかなか前進出来ずに焦るばかり、悪戦苦闘しているとまた真っ白な指先が添えられた。
「入らない?」
「……うん」
「じゃあ…」
不意に口の中へと含まれると直に温かさを感じている部分からゆっくりと暖かな感覚が体全体に広がって行く、次に外気を感じた時には滴る程の水気を帯びていた。
「これで入れてみて」
もう一度手を添えられて案内されるが今の時点で我慢の限界。
包み込んだ指先には道案内をする為に力が込められ、再び目的地に到着しても離れることはなく動き合わせて一緒に沈めようとする。
しかしまちの覆い被さる指たちは案内の途中で何度も脈打ち始めた………。
「…………ゴメン」
「行人様は初めてだったの?」
「…うん、初めて」
「だったら大丈夫よ、気にすることないわ。………初めから上手く行くことなんて在りません。
何事も修行を積んで初めて上手く出来るようになるのです
だからたった一度の失敗を気にしちゃダメ!」
前向きな話しを真面目な顔でするまちは新鮮に見える、知らなかった新たな一面を見せてくれたみたいで僕は感謝の気持ちと共に嬉しく思った。
普段は怒り以外の感情をあまり見せてくれないからな、そんなまちはやっぱり年上のお姉さんなんだなと初めて思った。
「だから元気を出して、行人様………私も一緒にかんばるから」
抱き締めてくれたまちの胸の中は思っていた通りに暖かい……。
「ありがとう、まち。おかげで元気が湧いてきたよ」
「どう致しまして……じゃあ行人様、私と一つだけ約束をして」
「何?まちには感謝してるから何でも約束するよ!」
「……あやねやりん、他の子には手を出さないで……行人様が望めば私がいつでお相手しますから、だから他の子には何もしないで」
そうか、まちはみんなの事が心配だったのか……ボクが道端であんなことを言ってから
みんなに悪戯でもするんじゃないかと思って無理してあんなことを………
だから気丈に振る舞う中に恥ずかしさが見え隠れしてたのか。
みんなの心配をするなんてやっぱりお姉さんなんだな、まちって。
「……まちは優しいんだね、本当に素敵な女性だと思うよ」
「行人様……そんな…素敵だなんて……」
「本当に素敵だよ!!妹やみんなのことを心配して自分を…犠牲?は違うな……とにかくみんなのことを大切に思ってて」
「…………ハァッ?」
「えっ!?違うの?ボクがあやねたちに変な事をしないようにって、まちは……」
「違うわよ、浮気したらコレって言いたかったの………フフッ」
御札を取り出すと禍々しいオーラを出して怪しい微笑みを見せる、なんかコワイ………でも、いつの日かまちが素直に笑う顔を見てみたいと思った。
きっと可愛らしい微笑みなんだろうな。
まちが姉さん女房と言われる日を迎えるのも、そんなに遠くないかも知れない。
風に舞う黒髪をそっと押さえる横顔は、僕にそう予感させた。
ーEND
懲りずにまた来ちゃいました、何か思いついたらまた貼らせてもらおうと思います。
ありがとうございました
681 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 00:41:45 ID:oFqHCzeC
ぬるぽ
GJぬるぽ
おっ久々に更新されてる。2つともGJです^^
※今回はエロありません
「行人ちゃんの家にお泊まりなんだから、パンツは新しいの持って行くのよ〜」
今日は行人がい〜っぱいお魚を釣ったからってすず姉ぇの家にお呼ばれされちゃった!。
せっかくだからお泊まりしたら?ってすず姉ぇが言ってくれるからワクワクお泊まり会♪決定!
だからご飯の前に着替えを取りに帰ったら、またお母さんがいつもの調子でヘンなことを言ってるよ。
「なんで?」
「ププッ!、ゆきのはまだまだお子ちゃまね〜ホォッホホホ」
「ぅおおお子ちゃまって言うな!!!」
もうお母さんは放っとこ、それより今日は2人と夜更かししていっぱい遊ぶから、剣玉・すごろく・お手玉に福笑い。
2人が喜びそうなおもちゃを持って、いざ!しゅっぱーつ!。
クマクマに送ってもらってあっという間に、ハイ着いた!
「寄り道しないで、気をつけて帰るのよ!」
食いしん坊ですぐ寄り道をするクマクマに姉として注意を言っといた、お姉ちゃんも楽じゃないわぁ〜。
「来たよー!!」
「いらっしゃーい!ゆきの、早かったね」
「うん、クマクマに送って貰ったから……あれっ、行人は?」
「行人はお風呂掃除してるよ、もうすぐご飯出来るから上がって待ってて」
「私も手伝うよ!」
準備してると行人も来て3人で夕御飯の用意、私が包丁を持って得意な料理の腕前を見せていると行人がいつもみたいにまた失礼なことを言った。
「へぇ〜ゆきのは料理出来るんだ、まだ小さいのに凄いね」
「ちっさいって言うなぁぁ!!ホントに行人はれでぃに対して失礼なんだから」
「ゴメン…」
行人にお説教しながら料理は完成、ではいただきます!。
「おいしい〜すず姉ぇはやっぱり料理が上手だね!」
「ありがとう、ゆきのが作ったのもおいしいよ!。それにみんなで食べると楽しいね!」
「そうだね、いつもはすずと2人だから今日は一段と美味しく感じるよ」
「ぶぅ!!ぶぶぅー!」
「ゴメン、トンカツも居るから今日は4人だね」
たくさん有った料理も4人で話をしながら食べると笑ってる間に無くなって、ごちそうさまでした。
料理を作ったすず姉ぇにはゆっくり休んでもらって私と行人でお片付け、行人の手際の悪さに私が片付けの極意を教えて最後に台所をサッと拭き上げて片付けはおしまい。
お茶を飲みながら一休み、よく遊びに来てるすず姉ぇの家だけど何故か今日は見慣れてるはずの風景が少し違って見えるのは何でだろ?夜だからかな?。
「でもゆきのは本当に家事が得意なんだね、正直そのスキルの高さにびっくりしたよ」
「……すきる?ねぇ行人、すきるって何?」
「あぁゴメン、スキルって言うのは技能、つまり訓練や練習をして経験で身に付く技術のことだよ」
「へぇ〜」
「料理も失敗を繰り返しながら作ってるうちにコツを掴むだろ?そのコツをスキルって言うんだ」
「なるほど、行人ってちがけと同じくらい物知りなんだぁ」
「そうでしょ!行人は何でも知ってるし、優しくて頼れるんだよ」
「止めてよ、すず。照れくさいし、僕の知識なんて島では殆ど役に立たないんだから」
「そんなこと無いよ、行人は…」
行人のことを話してるすず姉ぇを見て、前に遊びに来てた時と違う所が分かった。
すず姉ぇは笑ってる、前もよく笑うすず姉ぇだったけど今日は本当に楽しそうに笑ってる。
やっぱりすず姉ぇは1人で寂しがったんだろうなぁ、でも行人が来たからあんなに楽しそうに笑ってるんだ。
「ねえ、行人」
「何?ゆきの」
「もっと、島の外の話しをしてよ」
「じゃあ、その前に私と一緒にお風呂に入ろうか」
「うん!すず姉ぇとお風呂に入るの久しぶりだね」
着替えを持ってお風呂に行こうとしても行人はそっぽを向いてお茶を飲んでる、何してるんだろ?
「早くしなよ行人、お風呂に入るよ」
「いいえ、入りません!」
「何で?お風呂に入らないと汚いよ」
「あのね、ゆきの。行人はいくら言っても一緒にお風呂は入ってくれないんだよ」
「何で?いくと〜、ゆきのと一緒に入ろ〜よ〜」
いくら言っても行人は『ダメ!』と『無理!』を繰り返すだけ、結局すず姉ぇと2人だけで入った。
「………なに?ゆきの」
「なっ、何でも無いよ!!」
思わずじっ〜っと見ちゃう久しぶりのすず姉ぇの胸はまた大きくなってるよ………すず姉ぇ、いったい何をしたらそんなに大きくなるの?
私だってこれから胸も身長も大きく成長して『ないすばでぃ』になるんだから!………でもお母さん見てる限りじゃ無理だろなぁ。
身体を拭く間も縦や横に暴れるすず姉ぇの胸と自分のを見比べて悲しくなった。
一応お母さんに言われた通りに新しいパンツを履いてお風呂場から出ると、行人が水を汲んで待っててくれた。
「ふぅ、おいしかった。ありがとう行人」
「どういたしまして」
すず姉ぇの身体をお風呂に浸かって見てたから、体はお水を飲んでもポカポカのまま
熱いから寝間着の帯を緩めると前がはだけて涼しくはなったけど、それを見ていた行人は真っ赤になって背を向ける……私はやれば出来る子?。
「……い・く・と!ゆきのにヨクジョウしてるでしょ?」
「そんな言葉ドコで覚えて来たぁー!!!!」
「ほら、いくとぉ〜」
「にゃあぁぁ!!!ゆきのぉー!ダメェ〜!!!!!!」
行人に近付こうとした所までは覚えてる、でも次に気づいた時には行人は消えていた。
多分これが前にあやねが言ってた、すず姉ぇに締め落とされるとゆうヤツだろう。
「気がついた?ごめんね、ゆきの……大丈夫?」
「…うん、大丈夫。……行人は?」
「行人はお風呂に入ってる。本当にごめんね、つい力が入っちゃって…」
やっぱりそうだ……私、すず姉ぇに締め落とさたんだ、もうすず姉ぇの前で行人に近付くのは止めよ。
でも一つだけ気になるから聞いとこ。
「ねえ、すず姉ぇはやっぱり行人のお嫁さんになるの?」
「おっ、お嫁さん?!」
「うん、お嫁さん。だってゆきのがちょっと行人に近付こうとしただけですっごいヤキモチ妬いてるし」
「ホッ!ホニャァ……どっ、どうかなぁ……それを決めるのは行人だし」
もう止めとこ、すず姉ぇは真っ赤になって自分を失いかけてる。
このまま続けるのは危険、自然の中で動物たちと遊んで身に付けた野生の感がこの話しは止めろと言っている、また締め落とされるぞって。
「あぁ、いいお湯だった」
救いの神様はトンカツを頭に乗せて湯気を上げながら現れた、これで話を替えられる。
「行人ー!はい、お水!」「ありがとう、ゆきの」
お水を渡す瞬間に気がついた!また私は行人に近付いてる、そぉーっとすず姉ぇを見るとニコニコと笑っている。
良かったぁ、大丈夫だった……でもどんな風に行人に近づいたらさっきみたいになるんだろ?難しいなぁ…。
「少し縁側で涼もうか」
すず姉ぇに連れられて4人で縁側で夕涼み、家とは違って海の方から吹いて来る潮風が涼しくて気持ちいい。
それから行人に島の外の話をして貰った。
「テレビってどんなの?ちかげは絵が動くって言ってたけど、紙芝居が勝手に動いてるの?」
「ちょっと違うかな、テレビはお芝居や風景、料理をする人や歌ってる人が箱の中で鏡に映るみたいに動いてるんだよ」
「う〜ん……よく分かんない」
「ゴメン、説明がヘタで………そうだ!」
部屋に戻って箪笥をがさごそ漁りだした行人は小さな箱を持って来た。
「ちょっと待ってね、まだバッテリーは残ってたと思うから……」
パカッと開いた箱の一カ所を少し押してると凄くびっくりなことが!行人の持ってる箱が光り出した!!。
「何それ!?」
「ちょっと待ってね………ヨシ!大丈夫だ。すず、ゆきの、これを見て」
光る箱をすず姉ぇと一緒に覗き込むと、箱の中に女の子が居て私たちに向かって話し掛けてるよ〜!!!!
「エッ???誰なの!?それに写真が動いてこっち向いて話してるよ!!」
さっき行人が鏡に映るみたいにって言ってたから周りを見るけど誰も居ないしその間も女の子はずっと話してる、もしかして………幽霊?
「あれ?……この子は…美咲ちゃんじゃない?」
「すず姉ぇこの子知ってるの?」
「うん、これ美咲ちゃんだよね行人?」
「そうだよ、これは妹の美咲。これを買った時にオモシロがって勝手に撮ったんだよ」
「じゃあ、これがテレビ?」
「うん、テレビはこんなのが一日中映ってるんだ、でもこれは携帯電話って言って少し違う物なんだけどね」
すごいなぁ島の外って、私も一回くらい行ってみたいなぁ…。
「じゃあ、2人で何か動きながら話してみて」
そう言うと行人は箱の裏側を見せて動かなくなった、よく分からないけどすず姉ぇと手をつないで歌ってみた。
「ハイ!もう良いよ、じゃあコレ見て」
「うわぁ!私とすず姉ぇだ!!」
テレビの中には2人が居るよ、それに歌も一緒に歌ってる、やっぱり行人はすごいんだなぁ。
「でも行人、最初にこれを見せてくれた時は私にこんなこと出来るって教えてくれなかった!」
「ごめんね、すず。あの頃はまだ帰りたいと思ってたから万が一の為に取ってたんだ、ごめん」
「あの頃はって……じゃあ…今は……」
「今は藍蘭島が大好きだよ!」
「じゃあ、今日はおもいっきり夜更かしして遊ぼうー!」
その夜は眠くなるまでおもいっきり遊んで3人で川の字になって布団に入った。
誰も知らない秘密のおいしい物をクマクマたちテレビで島のみんなに教える夢を見た、みんながテレビを見てびっくりする楽しくて愉快な夢。
◇◆◇
◇◇◆◇
◇ ◆
「……行人、起きてる?」
「眠れないの?すず」
「……うん、行人はやっぱり美咲ちゃんに会いたいのかなぁと思って…」
「妹だからね、会いたいかな」
「そっか…」
「でもさ、すず……こんな風に3人で寝てると本物の家族みたいと思わない?ゆきのが………僕とすずの……子供みたいでさ」
「…家族?……そうだね!家族みたいだね……おやすみなさい、行人」
「おやすみ、すず」
朝になって目を覚ますとといつの間にか行人とすず姉ぇは私を見守るように寄り添って手を取り逢っていた。
私も子供じゃないんだし、2人の話しは聞かなかったことにしてあげるか。
△ ▲△ ▽▼▲△
「昨日はありがとう、すごく楽しかったよ」
「うん、また来てね」
「ゆきのだったらいつでも大歓迎だからさ」
「うん!じゃあね…………お父さん!お母さん!」
「えっ!!」「にゃっ?!」
やっぱり私はまだ子供なのかなぁ……。
「ただいま〜」
「おかえりなさ〜い、どうだった?昨日の夜は」
「3人で手をつないで寝たよ!」
「プッ!やっぱりゆきのはお子ちゃまねぇ〜」
「お子ちゃまって言うなぁ〜!!」
―END
ええ話や。GJ!
ほんわか…GJ
※すみませんが今回もエロはナシです
家事をサボって逃げ出したお姉様を探して歩いていると、道の真ん中で人だかりが出来ている。
「うゎぁ〜カワイイ!」
「ホントだ!キラキラして綺麗だねぇ〜」
集まってみんなは何を騒いでるのかしら?
「そうでしょ!行人がくれたの!」
何ですってぇ!!!
輪の中に飛び込むと中心にはすずが居る、みんなはポニーテールの根元に結われる綺麗な髪飾りを見ていた。
それは太陽の日射しをキラキラとした虹色の光に変える、輝く2つの宝石を付けた髪止め。
「ちょっと、すず!それどうしたのよ?」
「行人がいらないって言うから貰ったんだぁ、似合うでしょ?」
「私に譲りなさいよ!」
「ダメだよ、行人が私にくれたんだから」
羨ましかったからちょっと言ってみただけよ。
「そうだあやね、家にやまぶどうがいっぱいあるんだけど来ない?」
「やまぶどう?何でそんな物があんたの家に有んのよ?」
「昨日ゆきのと採りに行ったんだけど、途中から行人が意地になっちゃってさ」
「ふぅ〜ん、まあ行人様に逢えるなら理由なんて何でも良いわ」
家に向かう間もすずの髪飾りがちらちら目について嫌みの一つも言いたい気分。
「ホント、あんたは良いわよね。家に帰ればいつも行人様と2人っきりだし、そんな綺麗な髪飾りも貰えるなんて羨ましいかぎりだわ」
「そうかな?でもこれを綺麗だと言ってくれるのは嬉しいな、ありがとう」
まちがったぁぁ!!!これじゃ素直な感想ない!単にすずが羨ましいって言ってるだけだ……あぁ、また気が滅入るわぁ〜。
「でもさ、行人はいつか帰っちゃうんだよね。それを考えるとさぁ……」
「すず………なに言ってんのよ!行人様が居なくなるのが嫌なら、あんたが島を出たくないって思わせれば良いだけじゃないの!」
「……そっか、そうだよね!あやねの言う通り、行人に島や私たちのこともっと好きになってくれるように頑張れば良いだよね!」
「そうよ!簡単なことじゃない、ホントにすずは食い気ばっかりで頭の中は空っぽなんだから」
「ひど〜い!…でも、スッキリした。ありがとう、あやね」
「なっ!?勘違いしないでよね、私は行人様にずっと島に居て欲しいだけで、別にすずの為に言ったんじゃないわよ」
「そんなの分かってるよ〜、あやねはホントにひねくれ者だね」
「何ですってぇー!!!」
久しぶりにすずと言い争いをしながら歩く時間は楽しかった。
でもふざけて身を寄せるすずの弾力がまた一段と増している事には怒りを覚える。
△▲▽▼△▲
久しぶりに自分の荷物を整理していると、騒がしい中にも楽しさが感じられる2人の笑い声が近づいて来た。
「ただいま〜」
「おかえり、あれ?あやねの声が聞こえてたけど一緒じゃなかったの?」
玄関が開いて元気な声を聞かせたのはすず1人だけ、疑問と共に身構えるとやはり縁側の方から飛び込んで来た。
「行人さまぁ〜!」
「ちょっと、あやね!放して」
「そんなに私に逢いたかったんですか?言って下さればいつでも逢いに来ますのに」
とりあえずあやねを隣に座らせて、散乱したバッグの中身を片付けていると何か獲物でも狙っているのか、射すような視線が隣から感じられる。
「……何?」
「なっ!何でもありませんのよ!!さぁ行人様は片付けの続きを」
それを見て、少し申し訳なさそうな顔ですずが尋ねてきた。
「行人、これもう1つないの?」
「その髪を結ぶゴム?」
「そう、あやねが欲しいんだって」
「ちょっと、すず!!!違いますのよ行人様、ちょっと良いなぁと思っただけですから気になさらずに」
慌てて話すあやねを見て、あぁ欲しいんだなぁと直ぐに分かった。
確かに2つに結んだあやねの髪型にプラスチックのボンボンが付いたヘアゴムは良く似合いそうだ。
「ごめん、それ1つしか無いんだ」
「そうなんだ…」
「うん、妹のなんだけど偶々荷物に紛れ込んでたみたいで……ごめんね、あやね」
「…へっ?」
話を聞いているとばかり思っていたあやねは、ストラップから外れたイルカを手に取ってじぃーっと見ていた。
「あぁ、それ取れちゃったんだ」
「行人様、このさしみを細くしたような魚は何て言う名前なんですか?」
「イルカだよ、ちょっと見せて………もうチェーンが真ん中から切れて修理は無理そうだな。携帯も使うことないし、まあ良いか」
「それ、いらないんですか!?」
あやねのイルカを見つめてキラキラ輝く目が眩しい!
確かにイルカ本体は無事だけど、こんな壊れた物が欲しいのかな?
「……あげようか?」
「ホントに!!」
「…うん」
「ヤッタァァ!!!!行人様から貰っちゃったぁ〜!!」
「ちょっとあやね!ぶどう!!……帰っちゃった」
次の日あやねのリボンにはシルバーのイルカが空を泳ぐようにぶら下がっていた。
「あやねってそんなにイルカが好きだったのかぁ」
「ハァ……行人はダメダメだね」
「えぇぇ?!?!」
行人が言葉の意味を理解してくれる日はいつ来るのかなぁ………ねぇ、あやねもそう思うでしょ?
―END
乙!
久々に来(ry
GJ
698 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 09:43:51 ID:xG7PuWCA
>>697 この書き方よそでも見かけるけど
いまいち何を言いたいのか分かんないよね
今回は久しぶりに来たら泣きたくなるくらい
つまらないSSが投下してあるよでOK?
>>698 俺にはこう見える
>>698みたいなクズでネット上でしか強気になれない
母親がなんでこんな奴産んでしまったんだろうって考える位どうしようもない奴
が居るこのスレに久々に来たら素晴らしいSSを書いてくれていた人がいた
GJ!!…じゃね?
そんなこんなで700げとー
つまんねー流れだな
※今回もエロなし超短編
むっ!あのお姿は行人様!!
「行人さまぁ〜!のっ!何?!うぉわぁゃぁぁぁ!!!!」
▽▼
ハァァ…すずちゃんに何て言い訳をしましょうか……話しておかない訳にもいきませんでしょうし。
とりあえず歩きながら考えましょう。
◆◇
「……それは何のつもり、あやね?」
「誤解ですお姉様!!!本当によく私にも分からないんです!」
▽▼
もうちょっとですずちゃんの家に着いてしまいますね……。
やっぱり正直に話すのが一番良い選択ですの!覚悟を決めましょう。
◆◇
「いぃやあぁぁぁ!!!お姉様それだけは勘弁して!」
「……ダメ、見てて腹立たしい」
「止めてよ、まち!あやねがこんなに怖がってるじゃないか!」
「…………………イラッ!」
「ダメェェェ!!!行人様、それは今のお姉様には逆効果です!ってぇ!!お姉さぁまぁぁぁ!!!」
▽▼▽
ふぅ〜、家の前まで来るとまた緊張してきますね、でも勇気を出していきましょう!
「こんにちは〜」
「ハ〜イ!……いらっしゃい!ちかげさん」
「こんにちは、すずちゃん。ちょっといいですか?」
◆◇
「もう大丈夫だよ、あやね」
「…ありがとうごさいます」
「あやねの事は何が遭ってもボクが守るからね」
「なぁっ!!きゅぅぅ……」
「あやね?!」
「イラッ!」
▽▼▽
「えぇぇ!!!行人に惚れ薬を飲ませたぁ?!」
「……ハイですの、申し訳ありません…」
「行人は今どこに居るのぉお!!!」
「ハイィィ!!この先をちょっと行った所ですぅ!」
◆◇
「……まち姉ぇ、アレは何?」
「さぁ?」
「何であやねは行人の膝の上で気絶してるの?」」
「私にも分からないわ、でも1つ分かったことはある」
「なに?」
「あやねは行人様から迫られるのには弱い」
「イラッ!」
気が付くと何故か行人様が顔を腫らして土下座していた……何で?
続く?
705 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 02:47:16 ID:9LrjniSJ
補酒ぬるぽ
※今回はエロイ話で酷くキャラ崩壊してます。
嫌いな人は読まないでね!
前にも書きましたが、アニメしか知りませんので間違いはスルーして下さい。
息を潜めて見つめる先には、落ち着き無く周りを伺うご婦人が一人。
暫く辺りを見回すと着物がはらりと捲られて、後方で束なった着物の裾は金魚の尾ひれのように見える。
尾ひれを抱えて腰を下ろすと、年齢を感じさせないとても甘そうな桃尻が露わになった。
「かがみさん…」
木漏れ日の射す林の中で、用を足そうとする人妻。
気配を悟られぬよう静かに正面へと回り込む、ズボンを下ろしながらゆっくりと…。
慌てず音を発てないようにゆっくりと…。
ようやく正面から捉えた魅惑の姿。
控え目に開かれた脚の間からは、陰毛に絡んでしぶきを上げながらオシッコするかがみさんの姿が…。
ネジれて平たくなったオシッコは地面当たり、徐々にこちらへ流れて来る。
「誰!!…誰か居るの!」
中腰に身構えた脚の隙間には、まだ勢いの衰えぬ水しぶきが見えている。
それは僕を欲望の塊へと狂わせた…。
「僕ですよ!」
極めて明るく振る舞いながら出て来た彼は、下半身に何も身に付けていない…。
「行人ちゃん!?……あっ!いまオシッコしてるから…」
「知ってますよ!だから僕も一緒にしようかと思って」
彼が何を言っているのか分からない、そして私のオシッコもまだ止まってくれない。
「ちゃんとしゃがまないと汚れますよ」
「……うん」
余りにも普段と変わらない様子を見せる彼の一言には、つい素直に従ってしまいオシッコを出してしまう…。
「じゃあ僕もしようかなっ!」
見せつけるように私の正面で横を向き、手を添え握られたモノの先には
明らかにオシッコとは違う、透明の液体が糸を引いて垂れている。
「もうイタズラが過ぎますよっ、行人ちゃん!」
オシッコを済ませて着物を直しても、彼はズボンを履いてくれない。
ここは冗談で済ませようとする私の言葉にも反応してくれない……。
「……行人ちゃんは何がしたいの?」
とりあえず普段は見せたくない、大人の表情に変えて毅然と振る舞った。
こうすれば自信を強く保てるはずだから、それに彼もこの愚劣な行為を悔いてくれると信じたがら…。
「……かがみさんとセックスしたいです」
最初から分かってはいた、彼が男の香りを漂わせながら現れた時から……。
でも普段の彼ならと、一縷の望みを賭けてみただけ。
「ダメよ、私には旦那が居るんだから」
「でも島には居ないじゃないですか!」
「そうゆう問題じゃないの…離れていても、私は秀秋さんの妻であることには変わりないのよ」
言葉の意味を理解してくれたのか、行人ちゃんはしょんぼりとうなだれてしまった…。
私って、こうゆうのに凄く弱いのよねぇ……何か可愛そう、少しは励まして上げとかなきゃねぇ…。
「行人ちゃん、女の子にモテモテじゃなぁ〜い!すぐに彼女が出来て
エッチなんて好きなだけできるわょ〜」
……ダメ?ダメなの?……言葉だけじゃ、効果はナシかぁ…。
「行人ちゃん、約束しなさい!」
「………何をですか」
「今から私の身体を触らせて上げるけど、絶対にチンチンは入れないことっ!分かった?」
「ハイっ!」
困った僕ちゃんだわぁ……島で唯一の男の子だから気使うわ。
でも……久しぶりに舐め回されると思うと…ゾクゾクするしちゃう…
上手く出来たら、お口で抜いて上げようかしら…。
「じゃあ、着物を脱ぐからちょっと」
「ちょっと待ってっ!」
「ヒャッ!?」
「そのままが良いです…」
「そのままって着物を着たままがいいのぉ?」
「…はいぃ」
この子は何を今更照れてるんだか、変わった性癖の持ち主みたいねぇ。
「じゃあ、あとは行人ちゃんの好きにしなさい。上手に出来たらご褒美があるかもよぉ〜?」
「ハイっ、頑張ります!」
喜ぶとすぐに元気を取り戻す所は、やっぱり行人ちゃんもまだまだ子供ねぇ。
それに一直線に足元から着物の中に顔を突っ込むのも、子供の証拠だわ。
「……行人ちゃん、私のオシッコ見て興奮しちゃったの?」
「ジュルッ…ふぁい…ニチャ…チュッ!」
「そう…じゃあ私をいっぱい気持ちよくしてねっ!」
「…ジュッ…ふぁい!…ジュジュッ…頑張ります…チュゥ…」
ホント頑張るわねぇ…オシッコが付いてるのもお構い無しで、よく舐めてくれるわぁ…。
でもゆきのちゃんを作る過程で鍛えられた私の身体には、まだまだみたいね。
「ホラ、頑張って!そんなんじゃご褒美貰えないかもよぉ〜?」
「ジュウジュウジュウ…ふぁい!」
「そんなバラバラに舐めてもダメよぉ〜、ソコに小さなチンチンみたいなのがあるでしょ?
それに吸い付いて、舌を動かすのよぉ〜」
かがみさんからダメ出しを貰って、言われた通りに舐め始めると
グッ!と腰を突き出されて髪は鷲掴みにされる。
頭はグイグイ押し付けられて、オシッコ臭い陰毛に鼻が埋まってしまい
もっとしっかり舐めろと言われてるようだ。
「…そぅ……上手よ…アッ!…もっと強く…ンンンッ!そう!…じょうず…」
やっと誉めて貰えた……もっと気持ちよく出来たら、入れさせてくれないかな…かがみさん。
「頑張って!…アァアッ…もう少し…もう少し頑張ったらアゥン!…ンッ!ンッ!ンッ!ご褒美よ…」
もう口の中は酸味のある液体が充満して何も分からない。
もうちょっと…もうちょっと頑張れば、何かして貰えるかも…。
突き出されて腰に抱きついて、僕は一生懸命に舌を動かした。
その動きに答えるてくれるかがみさんは、声を上げながら
腰をグイグイ突き出して舌に擦りつけてくれる。
「ハァハァ…イキそっ…もぉ!!……アッ!アッ!アッ!ンンンンッ!…ンッ!…ンッ…ンッ…ハァァ…」
最後は全身を突っ張らせながら、かがみさんは満足したようだ。
握られた髪が痛いのは、その証拠だと思う。
「ふぅ…行人ちゃん上手ね……初めて何でしょ?舐めるの」
「はい、こんなので満足して貰えたみたいで嬉しいです…」
カワイィ〜!!これじゃお口だけじゃ可哀想かなっ?……とりあえず、お口で可愛いがって上げよっと!
「……頑張ったご褒美よ…舐めてあげる…」
久しぶりだわぁ……この青臭くて、熱く脈打つ感じ…
もうガマン汁でビチョビチョねぇ、本当に健気でかわいいっ!
「イキたくなったら口に出して…クチャッ…ピチュ…ジュゥルッ!…ピチュ…ピチュ…チュッ…」
結構立派ねぇ…顎がすぐ疲れちゃいそっ……でも疲れる前にイッちゃいそうね…。
「チュッ!チュッ!チュッ!チュ!ッチュッ!…」
「待ってぇ!…下さい」
「ジュルッ!…何に行人ちゃん?」
「あの…入れちゃダメですか……1回入れるだけで良いです!!!」
「それはねぇ…」
「絶対に動かしたり、中でイッたりしませんからっ!お願いします!!」
そんなに一生懸命に頼まれると……でも入れちゃったら、私もガマン出来なくなっちゃうだろうなぁ…。
「お願いしますっ!」
「……じゃあ…1回…1回中に入れるだけよぉ…動かしちゃダメだからね…」
そう言って着物を捲ったかがみさんは、ペタンと座り股を開いて教えてくれた。
「初めてだから前から入れよっか…ココね」
木漏れ日を写してテラテラと輝く、2本の指で開かれた赤黒い性器。
その中でも一番黒い穴に入れるように教えられ
我慢出来ずにすぐ挿入を始めた。
「イタァ〜イ!!!」
「スミマセン!?」
「いきなり全部入れようとしないでよぉ…私も久しぶりで感覚が分からないんだから…」
「すいません…」
「やり直し、一回抜いて」
「ハイっ!」
「本当にもぅ……アァン!」
「すみません!?…痛かったですか?」
「…平気よ」
びっくりしたぁ……よく見ると行人ちゃんってカリ太ねぇ……あれが引っ掛ったら気持ち良いはずよ。
「……もう動かしちゃダメって言わないから…ゆっくり抜き挿しして…」
「はい…」
あぁぁ…入ってくるぅぅぅ、やっぱり行人ちゃんの大きい…。
入り口に戻ろうとする度に、持って行かれちゃいそぅ…。
「…これくらいですか?」
「うん……ゆっくりと…挿し込んで…」
もうダメっ!……早くグチャグチャにかき混ぜて欲しい…。
「……全部入った?」
「ハイッ!?」
亀頭の先に何かを感じると、そこが一番奥みたいだ。
繋がってる部分に目を向けると、僕のは全部中には入りきれずに根元が余っている。
身体の小さなかがみさんはアソコの中も短いみたい。
「スゴイね、奥まで届くなんて」
「ありがとうございます……僕、かがみさんの中に居るんですよね?」
「何それぇ!私がユルいってこと?……生意気なぁ!!うり!うり!」
「やっ!?止めて下さい!!そんなに締められたら出ちゃいますってぇ〜」
「生意気言うからよっ……それじゃ、始めましょ…」
サラッとした愛液はちゅぷちゅぷ卑猥な音をさせ、包み込む肉の壁は暖かくて柔らかい。
腰を振りながらもう一度繋がる部分を見たが、やはり全部は入りきれないみたいだ。
でも人妻の余裕を感じる膣の中と、この入りきれない小さな身体が不思議と興奮させる。
「行人ちゃ…ん……もっとゆっくり…全体を擦って…」
ゆっくりと、ゆっくりと…抜いては挿し、抜いては挿し…。
改めて挿入する度に、入り口は緩く口をすぼめて亀頭を刺激してくれる。
「……後は…好きにして……それと…かがみって…呼んで…」
「…かがみ…いくよ」
だんだん早くなってきた…行人のチンポが中で暴れる…私のお腹をゴリゴリを掻き回すよぉ…。
「アァァァン…イクトォ…イクトォ…アッ!アッ!アッ!アッ!…」
静かな林の中は甲高く響く幼げな声と、その声を上げさせる肌がぶつかる音だけが辺りにこだまする。
「アァッ!!…ダメッ!…ソレダメェェェ!…」
興奮に任せて突き上げたい衝動が僕を両膝立ちにさせた。
宙に浮いた小さなお尻を抱え突き上げると、かがみの身体はエビ反って凄く喜んでくれてるみたい。
「…アッタテルゥ…キモチイイ…アタッテルゥゥ…」
暫くその体位で突き上げると、かがみはグッタリ動かなってしまった。
心配になって慌てて身体を下ろしたが、情けないことに童貞の貧欲さが腰だけは動かし続ける。
「…大丈夫?」
「ピストンは止めてくれないのね…」
「…すみません」
「でもやるわね…イキまくりだったわぁ…」
「ゴメン…」
「謝らなくていいのよ……今度は行人の番ね」
ニヤリと笑うかがみの表情には余裕が見える、もう楽しんだから早くイケってことだろうか?
「私の中は気持ちいい?」
今度は優しい笑顔で尋ねるかがみは、母親みたいな感じがしてまた不思議な興奮が湧いてきた。
「…最高に気持ちいい」
「良かったぁ…緩いとか言われたらショックで寝込むとこだったよぉ」
「そんなこと……無い」
「フフっ、頑張って擦り付けてる」
普段と変わらない様子で話し掛けられると、頭の中が混乱してしまう。
上半身は普段通りに着物を着ている、でも下半身は剥き出しで僕と繋がっているんだから。
この余裕を感じさせる会話をしながらのセックスは、僕の性癖を大いに刺激した。
「…もうイク?」
「うん、イクぅ!」
「出していいわよ、中に」
「うんっ!」
射精の瞬間に腰を突き上げるとかがみの腰が宙に浮いた。
出来るだけ繋がる部分に負荷をかけ、もうこれ以上は入らないと分かっていても奥に押し付けてしまう。
「いっぱい出してるねぇ〜」
かがみの中で逆流する生暖かい精子を感じながら、僕の意思では射精は終わってくれない。
「これじゃ妊娠しちゃうかも?」
「………責任は取ります」
「ウソよ、気にしないで」
口で立派そうなことを言っているが、まだ何度も奥に押し当てて残りを絞り出していた。
繋がる部分からは泡を立つ精子が垂れている。
「さすがは若者ねぇ〜出しても小さくならないし……これじゃ切りがないわね」
かがみは身体を起こしてズルっと抜き、僕の股間に顔をうずめて亀頭をくわえる。
「もう吸い出しちゃうわね…ヂュゥ…ヂュ…ヂュ…」
フェラチオのように見えるが、本当に尿道から残りを吸い出すだけ。
痛いくらいに吸い上げながら、かがみの股からはポタポタと僕の精子が零れていた。
「ヂュゥゥ……ゴクッ!…ハイおしまい、でも行人ちゃん溜めすぎじゃない?凄く濃厚だったよ」
「すみません…」
「だからこんなオバチャンに欲情しちゃうのよっ!」
「そんなこと無いっ!かがみさんは優しくて綺麗で、そして…」
「ありがとっ!嬉しいなぁ〜、行人ちゃんみたいな若い子に綺麗って言って貰うと……
良い物見せて上げようかぁ?」
そう言ったかがみさんは脚を開いて手も使わずに、中に残った精子をビュッ!ビュッ!っと吐き出して見せた。
「すごいでしょ〜私が本気になったら、行人ちゃんなんて1分も保たないんだからぁ」
「…ホント…凄いです」
一通り吐き出すとサッと立ち上がり、ちり紙を取り出して肌に残った精子を吹き始めるかがみさん。
少し腰を引いて、手慣れた感じでささっと股間を拭くその姿は凄くエッチだ。
「行人ちゃんも拭いて…って……やっぱりその歳じゃ、1回くらいでは出し足りないよねぇ………オリャっ!」
勃起した姿を見たかがみさんは、僕を押し倒し背中を向けて腹の上に跨った。
……フェラチオでもしてくれるのかな?
「私の本気……見せて上げるっ!」
そう告げて着物を派手に捲り上げると、可愛らしい桃尻がスッと持ち上がる。
そして勃起したモノを掴むと、一気にズブリと膣の中に呑み込んだ。
「ホラ!ホラ!ホラ!ホラ〜っ!」
「えっ!?ちょっ!えぇぇ〜」
掛け声と共に中の感触が変わり、まるで手に握られてニギニギされるような感覚が伝わって来る。
桃尻は全く動いていない、つまり膣の力だけで締めつけられてる……これ気持ち良すぎだぁ!
「そんなっ…絞めちゃダッ…メっ!」
「あらぁ〜だらしない、もうイッちゃったの?」
「……すみません」
「もっとチンチン鍛えないとねぇ……またヤリたくなったいらっしゃい、私が鍛えてあげるからねっ!」
「…ありがとございます」
「あと私のことは、かがみちゃんって呼ぶこと」
薪拾いに来たはずが凄いことになってしまった……これが若さ故の過ちなんだろうか…。
「もうすぐ日が暮れちゃうわぁ、そろそろお開きにしましょ」
「ハイ、今日はありがとうございました」
「いいえ、此方こそご馳走様でした。美味しかったわよ、行く人ちゃん」
帰り道を歩くかがみちゃんの小さな後ろ姿は、まるで子供みたいだ。
でも着物を脱いで、いざ始めると凄くエロイんだよな……いかん、また勃ってきた。
「……もしかして、また大きくしてるの?」
「イヤっ!?コレは違うんですょ〜、決してかがみちゃんをイヤラシイ目で見てたんじゃなくて…」
「ハァ……」
必死に言い訳を探す僕を見て、呆れ顔のかがみちゃんは着物を捲って木の幹に手を突いた。
「ほら、入れなさい」
「あの……良いですか?」
「そんな姿をすずちゃんに見せられないでしょうが……早くしなさい」
「すみません…お世話になります」
それからお小言を言われながら情けなく腰を振ることになった…。
「よくそんなので女の子と一緒に暮らせるわね?」パンパンパンパン
「すみません…本当にすみません」パンパンパン
いくら腰を振ろうが突き上げようと、かがみちゃんは説教を止めてはくれない。
僕ってエッチの才能ないのかなぁ…。
「ちゃんと1人に決めるまでは女の子に悪戯しちゃダメよっ!それまで私が相手してあげるから」パンパンパン
「すみません……あっ、イキそうです」パンパン
「もう面倒臭いから中に出しなさい」パン!パン!パン!
「はい……うっ!」パン!パン!…パン!…パン!…
何故かサヨナラの挨拶をしてくれる行人ちゃんは、酷く疲れた様子だった。
若いのにだらしないわねぇ……でもアノ巨根は鍛え上げたら凄い事になりそうで楽しみだわぁ…。
「ただいま〜」
「ただいまじゃないよぉ、お母さん。こんなに遅くまでドコで遊んで……くん!…くん!くん!…」
「どうしたの、ゆきのちゃん?」
「お母さん、何か変なニオイがするよ〜」
「フフフ…この臭いが分からないなんて、ゆきのはお子ちゃまねぇ〜」
「ぉお子ちゃまって言うなぁ〜!!!」
―END
また貼ります、その時はよろしく!
まったくやってくれるぜこの神はよ!!GJ!!!
GJ・・かがみんいいね
717 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 14:12:56 ID:cbh25O30
レイプ
外の世界=犯罪
藍蘭島=合法 逆だとむしろ正義
藍蘭島だと、逆レイプになる率の方が高そうだがナw
719 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 06:43:13 ID:6Hod5wmD
誘われるままにゆきのとやってしまった夜
寝ぼけたゆきのが行人にすがって寝言をもらす…
「…お父ちゃん」
罪悪感に押しつぶされる行人
>>719 年齢的に秀秋きゅん(父親)すら覚えてないのに?
ゆきの11歳だから12年前は胎児w
行人との間に生まれた子供に合わせて行人をお父ちゃんと呼んでいる
ってことか?
※今回も若干スカ有りのエロ話です。
15レス分有りますので2回に分けて貼ります、では宜しく。
「お母さんたらっ!また朝からお風呂でお酒なんか飲んでぇ〜」
「雨の日はお休みなんだから良いじゃないのぉ、ゆきのちゃんも偶には一緒に入ろうよぉ〜」
お母さんだいぶ酔っ払ってるみたいだなぁ……このまま居眠りでもされたら後が大変だし。
偶にはお母さんと一緒にお風呂入るのも楽しいかもなぁ…。
「もぅ……仕方ないなぁ、お母さんは…」
ちょっとだけワクワクしながらパパっと服を脱いでお風呂に戻ったら、
やっぱりお母さんはお湯に浸かってコックリコックリしてるよ…。
「お母さん!…お母さんってばっ!」
「…なぁ〜に、お母さんのおっぱいが恋しいの?」
「なに言ってんのよっ!全くお母さんったら……また溺れちゃうよ!ちゃんと起きなよぉ〜」
やっぱりこの人はダメな人だなぁ、何がおっぱいよ……。
でも胸は私より大きいだよねぇ、何もしないで毎日遊んでるだけにさぁ。
ゆきのは毎日いろいろガンバってるのなぁ、不公平だよ……何か悔しいよぉ〜。
「どうしたの、ゆきのちゃん?」
「……何でお母さんは胸が大きいの?何にもしないクセに」
「アラまぁ、酷い言い方ねぇ……気にしてるの?おっぱいのことを」
「……うん」
「ゆきのちゃんはこれから大人なるんだから、自然と大きくなるわよ」
「そうじゃなくてっ!……すぐに膨らんじゃう方法とかないのぉ?」
「そうね…」
ここは悩める娘に的確なアドバイスの一つも与えるのが母親の勤めなんだろうけど…。
何故か弱ったゆきのちゃんを見ると、からかいたくなるのは私の悪い癖かしら?
「行人ちゃんに胸を揉んで貰えば大きくなるわよ」
「そんなので膨らんじゃうのぉ!?」
「そうよぉ〜、でも1番効果があるのはチンチン触ることかなぁ…
チンチン触れば、あっという間に胸なんて大きくなるだからぁ」
「ホントにぃ〜!?」
「嘘じゃないわよぉ〜。男の人と裸でイチャイチャしたら、胸なんて直ぐに大きくなるっ!」
そっかぁ…そんな簡単なやり方で、胸は大きくなるんだぁ…。
でもお風呂も一緒に入ってくれない行人が、裸でイチャイチャとかしてくれるのかなぁ?
「お願いしたら胸を揉んだり、裸でイチャイチャとか行人がしてくれるのかなぁ?」
「簡単よぉ、特別な方法を使えば……でもお子ちゃまには無理かもしれないなぁ…」
「なっ!?ぉお子ちゃまってぇ!………ゆきのには分かんないやぁ…特別な方法なんて…
教えてよぉ、お母さん!」
「フフフ…いいわよっ。でもその前にっ!……し〜っかり、お股を洗っときなさぁ〜い」
お股を洗う?何でだろ?…でもお股を洗えば、行人は私とイチャイチャしてくれるのかな?
「しっかり洗っときなさいよぉ…恥をかかないように」
何に言ってんだろ?それになんか楽しそうなぁ、お母さん。
とにかく胸を揉んで貰うために、お股を綺麗に洗っとかなくちゃねっ。
お股を開いてゴシゴシ洗う。
指で広げてゴシゴシと、ベロベロの間やお豆と鞘もゴシゴシと…。
「これくらいで良いかなぁ?」
「そうね…じゃあお風呂上がって、行人ちゃん攻略法を教えて上げるわぁ…フフフ」
お母さん…なんか怖いよ……でも、ないすばでぃを手に入れる為だもん、ガンバルぞぉ〜!
□■□
お風呂から上がるとお母さんは、びっくりするくらいテキパキと教えてくれる。
スゴイよぉ、お母さん!頼れる本物のお母さんみたいに見えるよぉ。
「ちゃんと説明したこと、書けましたか?」
「ハイ、ちゃんと書きましたっ!」
「よろしい、それを見て臨機応変に頑張りなさい」
「ハイ、ありがとうごさいましたぁ!じゃあ、ゆきのは胸を大きくしに
行人の家に行ってきまーすぅ!」
「気をつけてね、いってらっしゃ〜い…」
あの子、本気にして行っちゃった…まぁ、行人ちゃんなら大丈夫かな?
■
雨が降っててもへっちゃらだもんねぇ、もっと汚してお風呂にお呼ばれするようにガンバらなくちゃ。
「どうしちゃたのぉ!?傘も差さないで、びしょ濡れじゃないか…」
「おいしいジャムが出来たから、行人の為に持ってきたんだよぉ」
「わざわざ、ありがとうね…とりあえず早く入りなよ、風邪引いちゃうよ」
すず姉ぇは居ないみたいだなぁ…。
「すずなら居ないよ。ちづるさんが豆大福作るからって、飛び出して行ったんだ…
多分あの様子だと、当分帰って来ないだろうね」
やったぁ〜!!これで行人と2人っきり、胸を大きくして貰うチャンスだぁ。
さっそくお母さんに習った通りにやらなくちゃねっ!
「…くちゅん!」
「雨に濡れて体が冷えちゃてるみたいだね、タオルで拭いたくらいじゃダメか…。
……ゆきの、お風呂に入れば?」
上手にできたぁ〜!!ニヒヒヒ…でもここからが本番なんだよね、ガンバルぞぉ〜!
「うん………じゃあ、行人も一緒が良いなぁ…」
「ダメっ!?絶対にそれはダメ!!一緒には入れません!」
「そっか……行人は妹と一緒にお風呂入ってたの?」
「…小さい頃はね」
「良いなぁ……私はお兄ちゃん居ないし………お父さんのことも覚えてないから…」
「ゆきの…」
「あっ、ごめんねっ!気にしないでっ!」
ココで目薬を使って…っと、そして振り向きながら…。
「ちょっと羨ましいなぁと思っただけ…またわがまま言っちゃった、
私ってやっぱり子供だなぁ……ホントに気にしないで…行人」
「…一緒に入ろうかな、お風呂」
「良いの?」
「いいよっ!…でもみんなには内緒だよ?」
□■□
失敗したなぁ……まさか胸が膨らみ始めてるとは…。
先が丸くて揺れない胸は、すず達の胸とは違う意味で凄くエッチに感じちゃうよ…。
それに湯船の中で僕に座られると、お尻でアレが潰されて気持ちいいだよなぁ…。
もう僕の軟弱な精神では、勃起しちゃうのも時間の問題だよ…。
「ねぇ、行人」
「うぉ!?…あんまり動かないでね……それで、何かな?」
「行人は胸を大きくする方法知ってる?…私は揉んだら大きくなるって聞いたんだけど」
「そんなの迷信だよ、嘘たよウ・ソ」
「ホントにぃ〜?じゃあ試しに揉んでよぉ」
「えぇぇぇっ?!」
大変嬉しい申し出だけど、ソレは僕の道徳心が許さないような……でも触りたいなぁ…。
ツボミのような乳輪が僕に触って欲しいと、風呂場に入った時からずっと誘惑してるんだよ。
それにお湯の中で無防備に足を開いてるから、ぷっくりして柔らかそうなお肉の溝が見えちゃってるし。
偶に僕の太ももに移動すると、少し溝が開いて中身が見えそうなんだよなぁ………あっ、勃ってきた。
「…なんか、お尻の下で動いてるよ?」
「スミマセン!!!!無理です!ボクには無理ですぅ!ごめんなさぁ〜い!!!」
「待ってよ、いくとぉ〜!!!……お風呂出ちゃった…」
でも大丈夫なんだなぁ〜ヘヘン!
お母さんはこうなるって、ちゃんと分かってたんだもんねぇ、スゴイなお母さん。
えっと、作戦を書いた紙はドコに行ったかなぁ……あったぁ!コレ、コレっ!
えっと…なになに、次はお風呂上がりの行人にコレを飲ませるのかぁ…。
コレってお母さんでもあんまり飲まない、辛いお酒だぁ……行人に飲ませても大丈夫なのかなぁ?
「いくとぉ〜、お風呂に入って喉乾いたでしょ?ハイ、お水っ!」
「…ありがと……ヌゥッ!?…コレ…おしゃけ?…キュゥッ…」
「行人!いくとぉ〜!!……スゴイなぁ、倒れちゃたよ…」
大丈夫かな?…でもお母さんは時間が経てば平気だって言ってたし
可哀想だからお布団に乗せたげよ。
「う〜んしょ!っとぉ、次は体の中から胸を大きくする方法かぁ…」
まずは…行人のズボンを脱がせれば良いのね。
「うわぁ……コレがチンチンかぁ…何かゾウさんのお鼻みたいでかわいいっ!
もしかして私が島1番で行人のチンチン見たことになるのかなぁ……んっ?」
……すず姉ぇは行人のチンチン触ってる?…だからあんなに胸が大きくなるかなぁ?
「だったら期待できるかもぉ!よぉ〜し、次はチンチンを握ったりして大きくするかぁ…コレ大きくなるの?」
何かブヨブヨして気持ちいい、チンチンって柔らかいんだなぁ…。
「もぅ〜!!触ってるのに、ちっとも大きくならないよぉ…」
言うこと聞かない子はお仕置きだぞっ!!
「コイツめっ!…ペチッ!…えいっ…ペチッ!…ヤァ…ペチッ!…それっ…ペチッ!…」
何これぇ〜!回すとぺちぺち音がして楽しい〜!!アハッ!
それに引っ張ったら伸びるんだぁ!チンチンおもしろ〜い!!!
「えいっ!…それっ!うわぁぁぁぁぁ!!!!……どうしよう…皮が剥がれちゃった…」
……血は出てないよね?…大丈夫…かな?……あっ!こんな時はお母さんの説明を見ればぁ!
えっと…これかな?…チンチンの皮を剥く?……なんだぁ、大丈夫じゃん!
「良かったぁ…もぅ!ビックリさせないでよぉ、このチンチンめぇぇ!
…あれ?大きくなってる…それに固いやぁ…」
ゆきのスゴォ〜イ、作戦は成功ねっ!
えっとチンチンが大きくなったら次は…ヌルヌルしたのが出るまでチンチンを舐めるのか。
「何か大きくなり過ぎちゃったなぁ…こんな大きいの、お口の中に入るのかなぁ?」
いきなりは無理そうたなぁ…最初は周りを舐めるか…ペチョ…ペチョ…ペチョ…チュゥゥゥ!
「この袋みたいなの、ブニブニして気持ちいぃ〜!…チュパッ!…チュパッ!…」
袋に吸いつくのも楽しいけど、そろそろチンチンお口入れないとなぁ…これが大事ってお母さん言ってたし。
「入るかなぁ…いただきますぅ!……クゥゥポッ!…はひっはぁ〜!」
入ったけど、先っぽだけでお口いっぱいだよぉ…。
これじゃお母さんが言ってた通りに、舐めたりジュポジュポしたり出来ないじゃない。
「ふぅ〜ん…ヂュ…ヂュッ!…ヂュッ!ヂュッ!ヂュッ!…」
吸うことはできるんだぁ、じゃあヌルヌルが出るまで吸ってよっとぉ……でも顎が疲れるなぁ。
どのくらいチュウチュウしてたらヌルヌルは出るんだろ?
「ヂュッ…ヂュッ…ヂュッ…」
面倒くさいなぁ…まだ出ないのぉ?…もぉ〜!!!これでどうだぁ〜!
「ヂュゥ!ヂュゥ!ヂュゥ!ヂュゥ!?ぐぅうぅぅーん!!!!…ゴホッ!ゴホッ!……何これえぇぇぇ!!!ニッガァ〜イッ!」
聞いて無いよぉ、ヌルヌルがこんなに飛び出して来るなんてぇ!!!
じゅわぁ〜っと出てくるって、お母さん言ってたじゃないっ!
はぁぁ…大事な説明が抜けてるよ、やっぱりお母さんはダメな人だなぁ…。
「うぁ〜ん、お口の中イガイガするよぉ…何なの、この白いネバネバは?」
もぅ!!帰ったら絶対お母さんに文句言ってやるんだから。
「お口はイガイガするけどヌルヌルは出たんだから、次は私が裸になれば良いのか」
うわっ!?服にも白いのが付いちゃってるよ…明日は晴れたら洗濯しょっと。
「後はヌルヌルをチンチン全体に塗って…ヌチョヌチョヌチョヌチョ…これでよし!」
最後はオシッコする所を広げて、うらすじに当てて擦れば良いのね?でも……裏筋ってどれ?
「裏だからチンチンを捲って…コレかな?」
何か太くて盛り上がってるのが有るなぁ、多分コレのことだ。
「行人にまたがって…よいしょ!っと…オシッコの所を両手で広・げ・て…挟めば出来上がりっ!」
これでオシッコする所のお豆ちゃんをチンチンで擦れば、いよいよ胸が膨らみ始めるのかなぁ?
擦ってたら私も気持ち良くなるって、お母さんが言ってたから楽しみっ!
「…ニチョッ…ニチョッ…ニチョッ…ニチョッ…全然…ニチョッ…気持ちよく…ニチョッ…ならないなぁ…ニチョッ…」
「…………ぅ〜ん」
僕は何してたんだっけ……分かんないや…頭が重くて…考えられない…。
「ニチョッ…こうかな?…ニチョッニチョッあぁっ!…ニチョッニチョッニチョッ…
お豆をチンチンで潰すと気持ちいい……ニチョッニチョッニチョッ…」
裸?…ゆきのが裸?…裸で僕にまたがってる?
これは夢だ…神様が僕に夢を見せてくれてるんだ。
日頃からいろんな女の子誘惑され、それを辛抱し続けた僕の努力を認めて…。
だ・か・ら!…これは神様が僕に見せてくれてる……夢のご褒美なんだぁぁぁ!!!
「イタタタァ……何か頭が痛いなぁ…」
行人が起きちゃったぁ!!!どうしょう……ちゃんと説明すれば怒らないよね、行人なら…。
「えっと、これはね…」
「かわいいなぁ、ゆきのは…」
「そっ!?そうかなぁ……じゃぁなくてっ!行人、これはねっ」
「生まれたままの姿で……かわいいオッパイだなぁ」
「えっ!?」
「チュッ!…乳首はまだ出来てないだね…チュゥゥゥ…吸い出してあげるよ…クチュ…チュルッ!…チュッ!チュッ!チュッ!」
「あぁ〜ん、違うのぉ〜!私は揉んで欲しいのぉ!!!そんなに強く吸わないでぇ〜!」
膨らんでるのは乳輪だけで柔らかくはないけど、舌がザラザラして気持ちいい。
あぁ、お尻のほっぺが柔らかいなぁ…何かシワシワの穴は乳輪のザラザラした感じに似てるなぁ…。
「お尻じゃなくてぇ、胸を揉んで欲しいのぉ〜!お尻の穴に指入れないでぇ〜!」
胸を堪能したし、そろそろメインディッシュをいただこうかな。
「うわぁぁぁ!ちょっとぉ、何するの行人ぉ!!!そんな所を舐めないでよぉ〜!」
何だ…濡れてるじゃないか……そんな小さな身体なのに、ゆきのも感じてるのか?
「ジュゥジュゥジュゥ…少し苦いなぁ…ジュウジュゥ…ゆきの…ジュゥ…気持ちいいか?…ジュゥジュゥジュゥ…」
「気持ち良くなんかなぁ〜い!何でこんなことするのぉ!やめてよぉ行人!!!」
サーモンピンクのむちむちお子ちゃマンコは、少し変な味がするけど1口サイズで丁度いい。
軽く口を開けばスッポリワレメが収まって、簡単に味わうことが出来るよ。
深い溝に舌を挟めば、性器と言うよりイボみたいなクリトリスやヒダがかわいいなぁ。
最初は全体をカプッって吸い付いたのに、自然とクリトリスをチュウチュウしたくなるのは
母親の乳首を吸っていた頃の名残なのかな?
「やぁ〜ん、変な感じがするからソコ吸わないでぇ!」
夢の中じゃなきゃ、こんなカワイイ子供マンコは舐められないよなぁ…。
「そうだ……夢の中なんだし、入れてみよう」
「えっ?何するの…ねぇ、何するつもりなの?」
「ココにチンコ入れるだよぉ〜」
「やぁ〜だ〜!!!指入れないでよぉ〜抜いてよ、いくとぉ〜!」
オォォ、嫌がるゆきのに指が刺さってるよ……何だろ、この感じ…すっごい興奮する。
「でも入るのかなぁ、指でさえキツキツなんだけど…
まぁ夢の中なんだし、ちょっと無理しても良いか」
「夢じゃない!!!行人、これ夢じゃないよぉ!」
何か生々しい夢だな?
でも気持ちいいのも生々しいから、最高の夢には変わりない。
ありがとうございます、神様。
「イッタァ〜イ!!!そんな所にチンチン入らないってぇ!」
「なかなか入らないなぁ…」
「行人はチンチン入れたいの?だったら、ゆきのがお口に入れて上げるからソコから抜いてよぉ〜!!!」
「よいしょ!」
「ったぁ〜い!!!…もう抜いてよ、いくとぉ〜」
やっと入ったけど、先っぽだけかぁ……でもギュウギュウ締めちゃて、きっと痛いだろうなぁ……現実なら。
「そんなに締め付けちゃったら動けないよ〜」
「痛いんだから動かさないでっ!!」
「おっ!?ちょっとは動くようになったなぁ…グチュ…グチュ…グチュ…グチュ…」
腰を振っても殆ど動かないか…セックスしてるって実感湧いてこないなぁ。
でもチビマンが先ッポだけをくわえて、勝手にキュッ!キュッ!と一定のリズムで締め付けられるから
恥ずかしながら2回は精子が漏れちゃったけど。
「もぉ〜!!!痛いぃい!」
何か入れてると言うよりワレメを塞いで、ゆきのにチンポ刺してるみたい
……もう一気に出しちゃおかなぁ…。
決めた!夢の中なんだから、後で早漏とか言われる心配も無いから出しちゃお。
2回目で長くじっくり味わえば良いだからな…それまでは、この夢から覚めないでくれよ。
「イクぞっ…」
「ドコに?…そんなにイタッ!…動か・な・い!?…なに?…何か出でるぅ!」
「んんんっ!!!…グチュ…ビュルゥ……バブッ!…グチュ…」
やっぱり全部入ってないから精子が漏れちゃうなぁ。
でもこっちの方がリアルな感じがして、興奮に拍車がかかって気持ちいいかも。
「また白いの出してる……行人が中に出してるよぉ、
中で白いの出しちゃったよ……うわぁぁぁん!」
ふぅ〜、神様も粋なオプション付けてくれるなぁ。
幼い顔には涙を流して、小さなマンコからは精子を垂れ流しか…
ちょっとマニアック過ぎるけど悪くない。
僕も少し、神様の演出に悪乗りしてみるか…。
「大丈夫かい、ゆきのちゃん」
「グスン!…なにが、ゆきのちゃんよ……グスン!…触んないでっ!」
「痛っ!…ほら、涙を拭い…てっ?………痛い…夢のはずなのに痛い」
…そういえば、目が覚めた時から頭がズキズキ痛い。
「夢なんかじゃなぁ〜いっ!!!!…グスン!…行人のばかぁぁあ!」
現実?…これ現実、リアルなの?……夢じゃないのか?…だったら。
「ごめん……とりあえずお風呂で流そうか」
「……行人が綺麗に洗ってよ…行人が汚したんだから」
ゆきのはそう告げて風呂へ向かう為に立ち上ると、股からボタボタ精子を零して内股にも垂れているが
出血してないのが唯一の救いだ。
僕は何も言えず、後に続いた。
「流すだけじゃダメだからねっ!行人が綺麗になるまで洗うの、分かった?」
「でもそれは…」
「す〜っごい、痛かったなぁ〜。行人がチンチン入れたから、オシッコする所がヒリヒリするなぁ〜」
「洗います!洗わせて貰います」
あれほど触りたかった小さな胸、今は直に手を使い洗うが股間は無反応。
盛り上がる乳輪が手を動かす度に、ぷるんと微かに揺れてくれるが気持ちは盛り上がらない。
「ソコは優しくしっかり洗ってよ、行人が白いのい〜っぱい出して
ベトベトになっちゃったんだから」
ゆきのは平然と足を開いて洗えと言うけど、反省しててもソコを見たら股間が反応してしまう自分が情けない。
「ちゃんと指をお肉に挟んで洗うのぉ!」
「はい…」
脚を開いても微かにワレメは開くだけ、その中に指を挟むと
見た目とは違って、結構複雑な造りをしている。
「ちゃんとベロの裏側も綺麗に洗ってよ、あとお豆の周りもねっ」
「…はい」
むっちりとした溝は指先を挟んでも、形を維持しようと閉じて中身を見せてくれない。
微かに伝わる指先の感触だけを頼りに、僕は傷付けないよう優しくゆっくりと指を動かした。
「そんな洗い方じゃダメだよぉ〜、ちゃんと開いて洗わないとぉ」
2本の指でワレメを開くと、サーモンピンクだった中身は少し赤く充血している。
僕はこんな小さな穴に、無理やり倍以上の大きさのを入れたのか…。
「僕は取り返しのつかない酷いことをした、本当に済まないと思っている…ごめんね、ゆきの」
「…ちゃんと反省してる?」
「うん、本当に悪いことをしたと反省してる」
痛いことされたから反省はして欲しいけど、こんな元気の無い行人は楽しくないし見たくないなぁ…。
それにこんなになっちゃった原因は、私の方にあると思うし……って言うか、お母さんのせいだよ。
「それじゃ綺麗に洗い終わったら、許して上げよっかなぁ〜?」
「そんなことで許される事じゃないよ、僕のやった行為は」
「もぅ〜!!!ゆきのが許して上げるって言ってるんだからっ!元気を出して、綺麗に洗ってよっ行人!」
「…うん、ありがとう」
ゆきのが望むなら綺麗に洗おう、また間違いを起こさないよう無心で優しく丁寧に。
「やっぱり自分で洗うより気持ちいいなぁ…」
再び指で溝を開いてぷりぷりしたクリトリスを丁寧に洗っていると、ゆきのはそんなことを言い始めた。
「行人…もうちょっとだけ強く洗って」
そんなこと言われると反省の足りない僕の指は、動かす度にムニムニと
首を動かすクリトリスを執拗に洗ってしまうよ、ゆきの。
「ゆきの…今どんな感じがしてるのか、僕に教えて?」
「なんか、ぼぉ〜っとなって変な感じぃ……もうお豆ちゃん洗うのはいいよ」
名残惜しいが膨らみ始めたお豆ちゃんとは、ここでお別れ。
これ以上触ると、僕が何を仕出かすのか分からないしね。
「行人、後はチンチンいれた所を洗って」
「……穴の中も?」
「当然じゃなぁ〜い!行人が白いの出したんだからぁ」
「…痛かったら言ってよ」
小指の爪ほども開いていない穴に指を軽く入れたら、ドロッとした白い精子が垂れて来る。
「んっ!…大丈夫、まだ痛くないよ」
人差し指を第一関節まで入れると、子犬に指先を吸われるようにキュッ・キュッ・キュッと
穴が絞めてたり緩めたりを繰り返して、妙に落ち着く。
「…ソコも綺麗なったみたいがら、終わっていいかな」
声に見上げたゆきのの顔は、少し頬を桜色に染めてかわいい思った。
でも改めてゆきの全体を見ると、全裸の幼い体に指が一本飲み込まれている…ここが我慢のしどころだな。
「洗い終わったよ……僕は今、本当に酷いことをしたと反省している」
「それはもう良いよぉ〜」
「ありがとう……でも僕で償えることが在るなら、何でも言って欲しい」
「つぐなう?…何を言ってるの、行人は?」
「僕は反省の気持ちを、何か形や行為に代えてでもゆきのに伝えたいんだよ」
「はぁ?難しくて分かんないよぉ……それより、行人のチンチン汚れてるから洗ったげるよ」
私はまだ諦めてないんだからねっ!チンチンを舐めたり触ったりして胸を大きくするの。
「えぇぇ?!ちょっとは僕の話をきいてよ!」
「……痛いよぉ、まだお股がヒリヒリするよぉ…行人がチンチン入れたから痛いよぉ〜」
「……お願いします」
もうダメだ、せっかく反省してたのに……念仏でも唱えなきゃ、また勃起しちゃうよ。
「これくらい小さいと、お口に入り易いんだけどなぁ…ぱくっ!」
「だぁーめぇぇぇ!!!抜いて!お願いだから抜いてよ!!」
「…ジュゥジュゥジュゥ…ひやだ…ジュゥジュゥ…」
私がいくらお願いしても、行人は言うこと聞いてくらなかったから止めないよぉ〜だ!
絶対に胸を大きくして帰るんだから。
「…ジュゥジュゥジュゥジュゥジュゥジュゥ…むうぅっ!!!……いきなりチンチン大きくしないでよぉ〜」
「そんなこと言われても…」
「早く小っちゃい方のチンチンに戻してっ!」
「そんこと僕の意志じゃ無理だよ〜」
「自分で出来ないのぉ!?じゃあどうしたらチンチン小さくなるの?」
「それは…10分くらい時間を置けば」
そんなに待てないよぉ……それに行人は、何か秘密にしてるみたいなんだよねぇ…。
「あとは?何かあるんでしょ!」
「それは……無いよ、他に方法なんて」
「ウソだっ!絶対に行人は何か隠してるよ……隠して無駄なんだからぁ、ゆきのは何でもお見通しだよっ!」
「………白いの出せば小さくなります」
「なぁ〜んだぁ、じゃあ早く出してチンチンを小さくしてよ」
「イヤッ?!そんな簡単なことじゃ…」
「簡単じゃん…ぱくっ!…ジュゥジュゥジュゥゥ…ふぁ!…出す時は口の外だからねっ!…ぱくっ…ジュゥジュゥ…」
このお子ちゃまフェラは反則だよ…。
口いっぱいに頬張ってジュゥジュゥと吸い上げるから、痺れに似た
心地良い振動が伝わって我慢のしようが無いよ。
下敷きになっている小さな舌がチロチロ動いてくすぐったいし
唇を大きく開けないかり程よく締まって刺激するんだから。
「…ジュゥジュゥジュゥジュゥ…まぁ〜らぁ?…ジュゥジュゥジュゥ…」
だいだい何でゆきのは、僕にフェラチオをしたいんだ?何が目的なんだろ?
「お願い…ちょっと一旦…離れて」
「チュポッ!…はぁぁ、顎が疲れた…なに?」
「何でコレを、口に入れたいの?」
「それは…」
もう全部話しちゃおっかなぁ…行人は私に痛いことしたから、何でも言うこと聞いてくれるみたいだし…。
最初から行人に話してたら、あんな痛いことしなかったんだろうし…
うん決めたぁ!全部話して行人に手伝って貰おう。
■
「えぇぇぇ!!!!かがみさんがそんなこと言ったのぉ!」
「うん。行人に胸を揉んで貰ったり、チンチンを舐めれば胸が膨らむって」
とんでもない母親だな、自分の娘にそんな嘘話を吹き込んだりして。
「だから行人、今度はちゃんとお願いするからチンチン舐めさせて、お願いっ!」
そんな話は嘘だって教えた方が正しいことは理解してる。
だけど裸で小さな女に、こんなこと頼まれたら断れないよ……
あれっ?僕って小っちゃい子が好みなのかな…ロリコン?
「じゃあ僕の知ってるやり方で良かったら、手伝うよ」
「ホントにぃ!やったぁ!!!ありがとう行人……でも痛いから、オシッコの所にチンチン入れないでね」
これで同意の基で、この全体に丸みを帯びた幼い体を自由に出来るぞ。
でもすずが何時帰って来るのか分からないし、ササッ済ませるか。
「僕が知ってる胸を大きくする方法は、ココを吸ったり舐めたりする方法かな」
「お豆ちゃんを?へぇ〜」
「そうだよ、だから足を大きく開いて」
「うんしょ!っと…これくらい?」
「そう、それくらいで良いよぉ…じゃあ、始めるからね」
最初に舌を溝に入れて全体を舐めたけど、今はさっきの変な味はしない。
無味無臭の中身はお湯で洗ったことで程良くふやけて、味はしなくても美味しい感じがする。
「チュゥチュゥ…どんな感じ?…チュゥチュゥチュゥ」
「…なんか……気持ちいいよっ…行人」
気持ち良くて、なんか変な声出しちゃいそう。
行人が舐めてる所からゾクゾクした感じが上がって来きちゃって、お口の中が痺れちゃうよぉ。
よく分かんないけど、この感じは胸が大きくなりそうな気がするなぁ。
ずっと行人に舐めてて貰いたいけど………ホントはオシッコしたいのぉ!!!。
「…もういいよ…止めて…んんっ!…」
「ヂュゥゥゥ…チュッチュッチュッ…ヂュゥゥゥ…チュッチュッチュッ…」
もぅ〜!また行人が止めてくれないよぉ、オシッコしたいから止めて欲しいのにぃ〜!
今はハッキリわかるのぉ、お腹の中にオシッコが溜まってるのがっ!
ドンドン溜まってこれじゃ、お漏らしちゃうよぉ…。
ホントはちょっとだけ漏れちゃってるのに、行く人は気づかないのかなぁ?。
「もぉ〜!止めてっ…言ってるでしょっ!!!!!」
「痛ったぁぁ!…蹴らないでよぉ」
「もぅ〜オシッコ漏れちゃょぉ〜!!!!!」
「オシッコ?………そこでしたら?」
「えぇぇぇ!?でも…あ〜ん!もうダメっ…チョロッ…シャァァァァァ」
ゆきのが排水口にしゃがむと、今まで桃色の肉壁に隠れていた小さな穴が
黒く開いて、透明なオシッコが吹き出して来た。
余程ガマンしていたのか凄い勢いで地面に叩きつけられて、周りに飛び散ってる。
女の子って、あんな所からオシッコ出すのかぁ…今までクリトリスから出るとばっかり思ってたよ。
「ふぅぅ……アッ?!こっち見ないでぇ〜!!!」
流石にオシッコするのを見られるのは恥ずかしいみたいで
ゆきのはヨチヨチと動いて僕に背中を向けた。
新たに見え始めた可愛いお尻はパックリ開いて、シワシワの穴が
地面の方を向いてゆっくりと口を動かしてる。
お尻と地面の隙間から見えてるオシッコは終了間近みたいで、お腹に溜まっていた残りを
シャッ!シャッ!っと水切りしてるようだ。
それに合わせてシワシワの穴はさっきと違って、ヒクッ!ヒクッ!と水切りに合わせて口を固く結んでいる。
水切りするオシッコが叩きつける勢いを無くしてピュッ!ピュッ!っと
滴が飛び出したら、全部出し切って終了みたいだな。
「スッキリしたぁ……もぅ、何でオシッコする所なんて見るのよぉ〜」
「すみません、つい出来心で…」
「悪いことしたと思うなら、ゆきのに協力してよぉ」
「何なりと言って下さい」
「ハァ?また難しい言葉で誤魔化そうとしてぇ〜!チンチン舐めさせろぉ!」
「へっ?…あぁ、どうぞお好きなように」
「まったくもぅ!!行人はすぐ誤魔化そうとするんだらぁ……
よいしょ!っと……ぱくっ!…ヂュッヂュッヂュッ…」
背中を向けて僕にまたがるゆきのは、何だか小動物チックでかわいいなぁ…。
僕のお腹に座ってカエルみたいにペタンと足を開いて、背中を丸め
お尻を突き出してるから、大事な所が全部丸見えになってるよ。
いつもはピッタリ閉じてる溝が縦に潰れて中身が見えてるし
お尻はさっきみたいに、またパックリ開いてるしさ。
「うぅぅ…そろそろ……出るから…離れて」
「ヂュッヂュッヂュッ…ヂュポン!…ふぅぅ、今度はお口の中じゃなくて良かったぁ〜」
「出るっ!…ビチャ!ビチャ!ビチャ!…ピチャッ!……ピチャ!…」
「何で私にかけるのよぉ〜!!!!…また洗わないとダメじゃないのぉ…」
先の丸く尖った膨らみには、トロッと精子が絡み付いて
薄く透ける桃色の乳首が妙に色っぽく感じてしまうよ。
「そんなこと言われても、ソレはヘソの方って言うか…ゆきのに向いてるんだから」
「あっ!?チンチンまた元気になろうとしてるぅ〜!早く洗って舐めさせてよ、
白いのは苦くてイヤなんだからぁ〜」
気が付けば僕の股間は復活を始めようとしてるよ。
このまま風呂場に居ては、洗ってはぶっかけの繰り返しになりかねない。
渋るゆきのをサッと洗い流して、風呂場を後にした。
■
「だからぁ〜、ゆきのはそんな難しい話分かんないよぉ」
暫く僕の決意をゆきのに話したが、どうも上手く伝わらない。
本人がダメなら親に話せ!と決心して、許しを貰う為にゆきのの家へと向かうことにした。
ゆきのにとんでもない嘘を教えた、かがみさんに一言文句を言いたかったし。
ゆきのを肩車して歩く帰り道には、もう雨が止んで虹も出ている。
「1人で帰れるから送ってくれなくてもいいよぉ〜」
「ダメです、僕がゆきののお母さんに話があるんだから」
行人は難しい言葉ばっかり使うから、話してることが分かんないだよねぇ。
さっきの話も全然分かんなかったし………でも1つだけ分かったことがあったなぁ。
「ねぇ行人、私とずぅ〜とイチャイチャしてくれたり、いつでもデートしてくれるってホント?」
「本当だよ。もちろん、ゆきのが良ければだけどね」
「じゃあ、明日はみんなでデートに行こぉ〜!」
これで僕の藍蘭島への永住が決まったな。
外の世界なら捕まっちゃうけど、この島のみんななら祝福してくれるだろう……最初は酷い目に合いそうだけど。
しかし、初夜を迎えられるのは何年後になるんだろなぁ………それまではお口で我慢の日々だ。
「行人ちゃん……アナタ無茶するわねぇ……あんな小さな子に…」
「何を驚いてるんですか!!!!かがみさんが変なことを教えたからでしょ!」
「最後までしたの?」
「………多分、最後まではしてません」
「そう……入らなかったんでしょ?」
「…はい」
「じゃあ、当分はセックスできないわねぇ…新婚さんなのに可哀想………でも安心しなさい」
「何ですか?」
「私が相手をしてあげる」
「お義母さん…」
―END
感想ありがとう!!!!書く励みになります。
また貼りますので、その時は宜しく!
GJ
738 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 00:03:20 ID:hKga9E85
ぬるぽ
大変よろしい
投下乙です。てか、ラストのかがみちゃんと逝人w
>>738 ガッ
GJ
そういや新刊いつだっけ?
今月の22日発売
ロンリークリスマスのお供だな
かきやー氏降臨
※今回もエロ話で
>>714の続編で17レス分貼る予定です。
※登場人物の名前がwikiではひらがな表記されてましたが、
読み辛いのでカタカナに変更してます。
※あと毎回でウンザリする方も居ると思いますが、アニメしか見てないので
キャラの性格などオリジナル要素が多々ありますので、ご注意を。
「行人……ホントに大丈夫?」
「……へっ?」
「昨日から変だよ、疲れてると言うか…何か暗いけど?」
そりぁ初めての相手がアンナ強者だったら、男はみんな自信喪失して落ち込んじゃうよ…。
でもすずに心配かけるのも悪いから、大丈夫だよってアピールしとかなくちゃね。
「そんなこと無いよ、僕は至って元気さっ!」
「ホントに?……何か怪しいなぁ」
「大丈夫だって、すずは心配性だな。それじゃ、りん達の手伝いに行ってくるね」
「うん、気をつけてね。ハイっ!お弁当」
「ありがとうね、行ってきま〜す!」
「行ってらっしゃーい……行人は絶対、私に隠しごとしてる」
昨日は本当に大変だったけど、かがみちゃんとのセックスは気持ち良かったぁ…。
仕事が終わったら、今日もヤラせて貰いに行こうかなぁ…。
でも昨日の今日だし、ガッついてると思われるのも…今日は止めとくか。
下手にお願いして、これ以上かがみちゃんに主導権を握られたら厄介な事になり兼ねない。
それにまた落ち込んで帰ったりしたら、すずが心配しちゃうしな。
でもいつの日か必ず、かがみちゃんをヒィ!ヒィ!言わせる男になってやる!
「オッ!やっと来てくれたねぇ〜」
「すみません、遅くなりました」
「あぁ、いいよ!いいよ!気にしなくて。急に頼んだのはアタイの方なんだから」
「はい…あの、他の皆さんは?」
「今日は建具の寸合わせだけだからね、坊やとアタイの2人だけさ」
「…リサさんと2人ですか」
こんな人気の無い山奥で、また今日も人妻と2人っきりかぁ……ちょっと怖いと思うのは、僕の自惚れ?
「じゃあ、宜しく頼むよっ」
「ハイっ!」
「さっそで悪いが寸取りするから、行人は上を押さえといてくれよ」
同じ人妻でも、かがみちゃんとリサさんでは全然タイプが違うよな…。
かがみちゃんはどっちかって言うと、幼児体型のかわいいタイプ。
リサさんは雑誌の表紙とか飾りそうなグラマラスボディで、これぞ正しく大人の女性ってタイプだよな。
細い身体に釣り合う限界サイズまで大きく実ったオッパイは、
着物越しでもタュンタュンと豪快に揺れてるし、
足元で作業されてると目が釘付けになっちゃうよ。
ブラジャーなんてこの島には無いから、あの着物の下では大きなオッパイが
本体の動きに身を任せてブルンブルン揺れてるんだろうな…。
りんと違って胸元をしっかり閉じてから、谷間さえ見え無いよ…。
見てみたいなぁ、リサさんの着物を大きく膨らませているオッパイを。
「次、コレ押さえといて」
「ハイっ!」
あぁぁ、そんな後ろに密着されると巨乳が背中に…。
あんな大きいのに背中でムニッと潰されてるよ……きっと
ポニョポニョっとして柔らかいんだろうなぁ…。
こんなの鷲掴みにしてバックから突き上げたら、最高に気持ちいいだろうな…。
「また上を押さえて」
「ハイっ!」
オォォ!!!相撲の仕切りじゃないんですから、そんなに股を開いたらパンツが見えてますよっ!
でもパンツと言うよりパンティーって感じがするよ。
何の飾り気もないパンツをパンティーと呼びたくなるのは、綺麗な容姿と
色香を兼ね備えたリサさんから見えてるからだろう。
爪先を立ててガバッと開いてるから、きっとパンティーの下では具がモロ出しになってるんだろうな…。
筋張った足の付け根とパンティーの間に出来てる隙間が、艶めかしくて指を入れてみたいよ。
そんな大胆なリサさんと、僕はがっぷり四つに組んでみたいです。
「ふぅ〜、これで粗方終わったねぇ。ちょっと外に出て休憩しようかっ?」
「ハイっ!」
「そんなに緊張しないでさぁ…肩の力抜きなよ、行人」
昨日かがみちゃんと関係持ったばっかりだし、こんな人気の無い所で
リサさんみたいな美人と2人っきりなったら、緊張するなと言う方が無理が有るよ。
「行人さぁ……さっき見てたでしょ〜?」
「ハイっ?!……何をでしょうか?」
「むぅ〜ねっ!………アタイのオッパイ見てたでしょ?」
「いやっ?!それは……すみません…大きなと思って、つい…」
「見たい?」
「えっ!!」
「アタイのオッパイ?………ほらぁ…」
イタズラな笑顔を見せるリサさんが着物の胸元を掴んで、ちょっとだけ身体を前に倒せば
大きな肌色をした山の間に揺れる深い谷間が…。
「そんなにジィ〜っと見ちゃって………触ってみる?」
「ハイっ!」
「じゃあ、手を貸して…」
リサさんの細い指が添えられて、僕の手が着物の中に消えて行く。
手の平に柔らかな感触がすると、重なるリサさんの指先が
ジワァっと僕の手に圧力を掛かけて来る。
「どうだい?…アタイのオッパイは」
「凄く…大きくて、柔らかいです」
「そう……あのさ…行人の胸に……寄り掛かっても良いかい?」
「ボッ!?僕で良ければ…どうぞ」
僕に身体を預けると胸に軽く頬を擦り寄せ、微笑みながらリサさんは目を閉じる。
全身の力を抜いてリラックスした表情を見せる、愛らしい人の肩を抱くと
まったりとした時間が流れ始めた。
「行人は…アタイのオッパイ好き?」
「大好きですっ!」
「ありがと」
リサさんの手が円を書くように動かされると、自ずと僕の手も一緒に胸を揉みし抱く。
うっとりした表情するリサさんはスゥーと着物から手を抜いて、
僕の腰に軽く手を回して胸に顔を埋めた。
「…行人の好きに触って」
体温が上がってるみたいで胸は凄く柔らかいし
一仕事終えた後で、少し汗ばむ肌がしっとりと手に馴染む。
手に吸い付くような質感と、モチモチっとした揉み心地に感動です。
「…しょっか?」
「へっ?」
「行こ」
リサさんは僕の手を引いて、何故か草むらにズンズン入って行く…アレをするなら
人気の無い小屋の方が打ってつけだよね?
「何でアタイが、行人を朝一で呼び出したと思う?」
「手伝いの為ですよね?」
「それもあるけど……フフフッ」
先程までのしっとりした感じは何処へやら、僕の手を引くリサさんの横顔には
邪なものが見え隠れしてるような気がする。
何か企んでそうで怖いよ…。
「…何ですか?」
「かがみから昨日の事を聞いたからさっ!」
「エェェェェェェ!!!!!」
昨日の事がバレてる…リサさんは、僕とかがみちゃんの関係を知ってるんだ…。
「ココらで良いかなっ…ヨイショ!っとぉ」
大木に背中を預け、膝を立てペタンと座ったリサさん。
脚を開くと着物の前がハラリ捲れ、日焼けを知らない
真っ白な太ももと白いパンティーが…。
「ほらぁ…見てぇ……朝から行人の事ばかり考えてたからさぁ…
こんなになっちゃってる」
細い指先がパンティーの波打つゴムを横に引っ張ると
陰毛に白く濁った雫を飾る、大人の性器が露わになった。
「アタイじゃ……ダメ?」
「滅相もない!?そんなこと有りません!!!!………あの…舐めても良いですか?」
「嬉しいねぇ、舐めてくれんだ。良いよっ!好きに舐めて」
大きなお尻に抱き付いて、ガラス細工のようにキラキラと愛液を輝かせる陰毛にしゃぶり付いた。
ヂュウヂュウ陰毛を吸っていると、時折視界に入るパンティーを広げた綺麗な指先は
とても職人の物とは思えない。
陰毛に絡む愛液を全て飲み干すと、今度は唾液で毛は大きな一つの束になり。
隠れていたかがみちゃんより大きな、肌色のビラビラが顔を見せ
僕はその淫靡な姿に魅了され、根元からじっくり味わうことにした。
「丁寧に舐めてくれんだねぇ、行人は」
パンティーを捲る手は舐め易いように先程より遠くなり、
空いていた片方の手は僕の髪を優しく撫でてくれる。
「ズズッ…ズズッ…ジュッ!…ペチョペチョペチョペチョ」
舌先でビラビラと遊びながら目の前に鎮座するクリトリスを見れば、綺麗な顔立ちと一緒で
鼻筋が通ってお豆がピンと立ち、男前な感じがする。
「もう良いだろ?…早く挿しておくれよぉ…」
「ハイっ!喜んでぇ!!!」
少しお尻を浮かせながらパンティーが片方の脚から抜かれて行く。
その様子をジィ〜っと見ていると、日頃豪快なリサさんが
突然見せた細やかな一面に驚かされる。
大きく開かれた足の先には、純白のパンティーが飾られられた…
男心を知り尽くした、憎い演出だな。
「見てないでぇ…早くチンチン挿してよぉ〜」
「ハイっ!宜しくお願いします!」
かがみちゃんには悪いけど急いでズボン脱がなくては、細い足首に残る
白いパンティーが僕に早くと呼び掛けている。
「オォォ〜!噂通り、デッカいねぇ!!…ちょっとだけ味見を…
…ジュゥゥゥ…ポン!…懐かしい〜!!!」
今のワンストロークはヤバかったなぁ…。
整った綺麗な顔をタコみたいな口元にして、僕をくわえるから興奮しちゃった。
「もう1口だけっ!…ジュルッ…チュゥゥゥ…チュポチュポ…」
やっぱりリサさんは大人だな、しゃぶりながら自分の股をイジッてる。
よく見えないけど、指を2本くらい使ってジュプジュプ音をさせて。
それにフェラチオが凄く上手い。
先の方だけくわえて、器用に舌で亀頭の裏側を舐めてくれる。
唇は軽く閉じてカリ首を上手に刺激してくれてるし、最高に気持ち良いから出ちゃいそうだよ。
「あのっ!!!そんなにされると、出ちゃいますぅ!」
「あぁ〜ゴメン、ゴメン!中で出したいよねっ」
「えっ!?中に出して良いんですか?」
「いいよぉ〜、今日は多分大丈夫な日だから」
多分って…やっぱり豪快な人だなぁ、本当に大丈夫なんだろうか?
「じゃあ、入れますよ?」
「ドーンと挿しちゃってっ!」
腰の辺りにスベスベの脚を抱えて、リサさんへの初挿入を開始。
座椅子のように大木へ背中を預けて座るリサさんは、
僕が自分の中に入って行く様子をマジマジと見詰めている。
カリ首まで入ると何度か確かめるように、入り口をキュキュッと絞めてご満悦の様子だ。
「オオォ〜入ってる、入ってるぅ!…久しぶりだぁ、この感じ…
やっぱ良いわねぇ…」
興奮気味のリサさんは徐に手を後ろに突いて、ゆっくりと腰を前へ突き出し
自分でニュゥっと根元まで挿れてしまった。
「全部入ったぁ……遠慮なんていらないから、バンバン突いちゃって!」
待ちきれない様子のリサさんは、喋りながらもお尻を浮かせて
腰を振り、既に1人で始めちゃってるよ。
でも人によって、中の感じって違うんだなぁ…。
かがみちゃんはあっさりした感じだったけど、リサさんの中は
肉がねっとり包み込んでくる感じだ。
一つ一つの肉ヒダも大きくて、ボコボコ当たって気持ちいい…。
「……胸を吸っても良いですか?」
「それは………ちょっと止めて欲しいかな…」
「そうですか…」
「ごめんね……後で見せるから、今は勘弁してっ!」
こんな状況になってるのに嫌がるなんて、リサさんの胸に
どんな秘密が隠されているんだろ?
でもリサさんの中はスッゴイ気持ち良いから、喜んで貰えるように頑張って突いちゃおっと。
「くぅぅっ…ハアァァ!気持ちいぃい〜!!!……行人、私の中はどうよ?」
「気持ちいいですっ!最高です!!!」
「そうかいっ!……でも、りんには悪い事しちゃったかなぁ…」
「…はぁ」
「行人はりんのこと、どう思ってるんだい?」
「良い子だと思いますよ、あと…スタイルも良いし」
「だろぉ〜!そう思うなら、嫁に貰ってくんない?」
この人はチンコ入れられながら、何を言ってんだろ…。
リサさんもかがみちゃんと一緒で、強者だったのかぁ…。
この島の女の人はセックスに強すぎ!
これじゃ、また自信を無くしちゃうよ…。
誰か僕でアンアン言ってくれる人は、この島には居ないのっ!!!
何か段々と、腹が立ってきたな…。
「ねぇ、話聞いてる?」
「………そんなに僕はダメですか?」
「はぁ?」
「…そんなに僕は気持ち良くないですか?」
「そんなこと無い…けど…」
「そんなに僕のセックスじゃ……満足出来ないのかあぁぁ!!!!!」
怒りに任せて突き上げる、後ろの木にリサさんが頭をぶつけても
抱えてズンズン突き上げた。
「ちょ!?ちょっとぉー!…そんなに……激しく…アッ!…ンッ!ンッ!ンッ!ンッ!ンッ!」
いつの間にかリサさんの身体は宙に浮き、僕を抱き締めながら
快感と困惑の狭間を行き来している。
何かに耐えようと赤面した顔、赤く染まった首に浮かぶ血管がセクシーですよ…リサさん。
「ンッ!ンッ!ンッ!…何…アッ!…怒ってンンッ!!!…るの?…アアッ!…」
「……………で…るぅっ!!」
完全に密着した状態での中出しは気持ち良かった…。
体温が暖かいし、抱き締められた腕から相手の
快楽の度合いが伝わって来るから。
でも何より良いのは…出口を塞がれた膣の中が、吐き出される僕の精子で
満たされていくのが実感出来るからかな…。
「……全部出した?」
「はい………すみません…でした」
「謝らなくて良いから…チンチン抜いてくれるかい?」
いつの間にか巻き付いていたリサさんの足が、僕の太ももから解かれて地面に着いた。
抱えていたお尻から手を離し、ゆっくり腰を引いて行くと
リサさんの股からブバッ!っと音が漏れ、僕が中に出した精子が飛び散る。
「何か……恥ずかしいなぁ…」
少し恥ずかしそうに小鼻を掻くリサさんは、普段の豪快な雰囲気は消えている。
「分かってるだろけど……今の…オナラじゃない…から」
その後も気を使ってゆっくり抜くが僕の意識に反して
ビュルッ!バブ!っと、リサさんの中から空気が漏れて来た。
…本当に悪いことしちゃったなぁ、リサさんに。
「大漁、大漁!お腹パンパンになったよ」
抜き終わるといつものリサさんに戻ってくれたのは嬉しいけど
子宮辺りをバン!バン!叩く度に、股から精子が垂れるから止めて欲しい…。
「…すみませんでした」
「どうしちゃったんだい、行人?…途中から様子が変だったけど…アタイ
変な事言ったかな…ごめん」
「いいえ、僕が少し感情的になっただけで……リサさんは悪くないです」
「そっか……良かったら、訳を話してくれない?」
情けない悩みを僕が話すと、リサさんは話を終えるまで優しく頷いてくれた。
「アタイもかがみも無神経なことして、本当にすまなかったね…行人」
「いいえ、僕の技量が足りないだけですから」
「大丈夫さぁ…経験を積めば、何だって上手くなるってぇ!」
「…ありがとうございます」
「とりあえずチンチン洗いに行こ、アタイもベットベトだからさっ」
ほぼ完成に近い小屋の脇には、既に井戸が出来ていた。
2人で井戸の対面に陣取り、青空の下でお互いに
自分の性器を洗う姿なんて、妙な風景だなぁ。
「ホラ、見なよ。中からこんなに行人の子種が出てくるぞぉ」
豪快に二本の指を使って、中を掻き出すリサさん。
クポックポッっと精子を掻き出して、器用に中を洗ってるなぁ……目が離せない。
「アハッ!チンコ勃ってきたねぇ、またヤル気が湧いて来た?」
水気を帯びた陰毛は秘所を隠す効果が薄れて、毛の間から軽く開いたワレメが見えていた。
少しハミ出している、立派なクリトリスとビラビラが僕を呼んでる気がする。
それにお互い下半身を晒しながら、そんな爽やかスマイルで言われるとビンビンになっちゃうよ。
頼んだらもう1度抱かせてくれるかな、リサさん。
あの、このまま全部貼っちゃうと単純計算で2〜3kbしか
このスレの容量が残らないんでけど
貼っても良いですかね?
もしもの時は、どなたか次スレを立ててくれますか?
立てられるかわからないけど、立てちゃいましょうか?
お願いします
最近ss貼っている者です
>>754さん、ありがとうございます
お気持ちは嬉しいのですが、確実に新スレを立てられる人を待ってみます。
万が一、自分が貼ったのを最後に藍蘭島スレが無くなるのは
他の皆さんに申し訳ないので、本当にすみません。
757 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 19:16:05 ID:UhKYgWKD
>>756 ぜひ、ちづるさんVer書いてください、お願いします
>>759さん感謝してます、本物にありがとうございました。
>>752の続きです
「あのさ…」
「ハイ?!…何でしょうか?」
「行人さえ良ければ…なんだけど…」
「…はぁ」
「小屋の中に…布団用意してんだけど………アタイを抱いてくれるかい?」
「喜んでぇぇ!!!!」
頬を赤く染めてるリサさんのレア顔なんて見せられては
僕の興奮は最高潮まで高ぶっちゃうよ。
「ちょっと!?行人、ハリキリすぎぃ〜!!」
リサさんが普通の女の子みたいに見えちゃって、お姫様抱っこで小屋に連れ込んでしまった。
「あのさ…最初に言っておきたい事が有るんだ…」
布団にそっと寝かせても、リサさんは恥ずかしそうにモジモジしている。
何がそんなに話難いんだろ、胸のことかな?
「アタイさ……あんまり声…出ないんだ」
「はいっ?…何のことですか?」
「……床の中じゃ、あんまり声…出せないんだよ……恥ずかしくて」
つまり、喘ぎ声があんまり出ないってこと?
「行人の悩みに、応えてやりたいんだけどさ…ごめん」
「いっ?!いいえっ!!僕の方こそ、リサさんみたいな綺麗な人に
相手をして貰えるだけで十分ですっ!」
「ありがとう……じゃあ、着物脱ぐから」
スゥーっと布団の中に入ってもぞもぞ着物を脱ぐリサさん、
さっきから一つ一つの仕草が可愛いすぎぃー!!
「…行人も布団、入って」
何かもう気分は新婚初夜って感じで堪りません!
「あぁっ!…ダメよ…布団捲っちゃ…」
「すみません…ついガッ付いてしまいました……失礼します」
布団の中で待っていたリサさんは腕を絡めて胸を隠し、足を捩って秘密の部分を隠そうとしていた。
薄暗い布団の中に見えるリサさん裸体は、美術品のように綺麗…と言うより美しい。
真っ白で張りの有る胸は、水風船のように自身の重さで潰され横に広がり
桜色をした乳輪がアクセントとなって、可愛らしいけど悩ましげにも見える。
「行人、いつまで布団に潜ってるつもり?」
腰のラインは陶磁器のような美しい曲線を見せ、微かに透ける腹筋の中心で
縦に伸びたおへそがキュートに見えてキスしたい。
そして捻った身体から見えるお尻のほっぺには、エクボが出来て窪んでいる。
緊張で少し、身体が強張ってるのかなぁ……やっぱりカワイイ、リサさんって。
「あんまりジロジロ見ないでっ!……旦那以外に
見られるなんて、初めてなんだから…」
野外と違い布団の中だと安心出来きて落ち着くから、
集中してリサさんと一緒に楽しめそう。
やっぱりセックスって、外でするもんじゃないな。
「見てばっかりじゃなくて……少しは触ってよ」
「あの……リサさんと…キスして良いですか?」
「いいわよ……チュ…チュ…ピチャ…チュプ」
生まれたままの姿で2人は抱き合い、布団の中で口づけを交わす…
セックスしてるって実感できるなぁ、キスってこんなに気持ちいいのかぁ。
リサさんの息づかいが2人の距離が0になったことを教えてくれるし、
固くなった舌先が絡み合って予想以上に気分が盛り上がる。
それに流れ込むリサさんの唾液が生暖かくて、凄くイヤラシイ気分になっちゃうよ。
「チュッ……他の所もいっぱい吸ってよ……ンッ…アッ!ンンッ」
手に収まらない程の乳房を鷲掴みにし、細くしなやかな首筋に舌を滑らせると
濡れた唇から、控えめな喘ぎが漏れ始める。
憧れだった深い谷間に頬擦りしながら、桜色のポッチリを見ると
乳首が乳輪の中に首を引っ込めて、身を隠していた。
なるほどね、リサさんは陥没した乳首が恥ずかしかったのか。
「変だろ?…アタイのオッパイ」
「最高です!!!!」
「ちょっと!?ソコは苦手なのぉ〜!!!」
舌で感触を確かめると、乳輪に浮かぶ小さな乳首達が
舌先をザラザラと刺激して心地いい。
「ァン!…グリグリしないでぇ!」
横に潰れた乳輪の穴から、少しだけ顔を見せている陥没乳首はリサさんの弱点らしい。
指に摘んだ感覚は乳輪のグニグニとした感じと、乳首のコリコリした感じが
未知の感触で、いつまでも指を動かしていたくなる。
「あぁーん!乳首ほじらないでぇ〜!!」
指先を乳輪との隙間に入れて、摘みだそうとするけど乳首は出て来ないや…。
「ゥゥウン!…そんな……乳首吸っちゃ…アンッ!!」
どうしても乳首に逢いたくて摘んで吸い上げるけど、なかなか出て来てくれない。
ならばと乳輪をギュッと押さえて吸い上げると、ピコっと可愛らしい乳首が飛び出した。
「アン!…くすぐったいってばぁ…ヒャン!…」
やっと出逢えた、小さくて控え目な乳首を唇で挟んでみると
思っていたより固くは無い、寧ろ柔らかい。
乳首の先端に舌を付けると、クレーターのように窪んでいて
そこを執拗に舌でくすぐると、リサさんは足をバタつかせて身悶え始めた。
「もぉ〜!!…ソコは…苦手…言ってるのに」
やっぱり普段刺激を受けてない乳首は敏感に感じるようで、
声も自然と出てしまうみたいだな。
僕はもっと、リサさんのカワイイ声が聞きたいよ。
「…チュッチュッチュッ……我慢は体に毒ですよ。出したいなら、声を上げれば良いじゃないですか」
「イジワル……胸ばっかりじゃなくて、他の所も可愛がってよ…」
「了解しました」
布団はリサさんが蹴飛ばしてしまい、薄暗い部屋の真ん中には
芸術的な裸体を晒すご婦人が1人。
暗い布団の中でリサさんと絡み合うのも、2人の秘め事って感じで良いけど、
やっぱり明るい方がグラマラスボディが隅々まで見えて気分も高まる。
それにリサさんが真っ白な敷き布団の上で、悶える姿や表情を見ることが
僕にとっては最高の興奮材料になるからな。
「またジロジロ見てる……可愛がってくれるんじゃなかったの?」
キスしたかったおヘソに口付けをしながら、身体の向きを横に変えて、
一度洗ってワサっと毛羽立つ陰毛の中に手を入れた。
鼻筋の通ったクリトリスは既に包皮が剥けて、鞘の部分までパンパンに勃起させて
ワレメから飛び出している。
「ソコ…グリグリされ…ンンッ!…るの…アッ!…好き…なんだ…ンンッ!!!」
溢れ出した蜜をお尻の間に指を挟んでツゥーっとすくうと、脚をクネクネさせて喜んでくれてる。
蜜ツボの中を掻き回して指先に愛液を補充し、固くになった
クリトリスの包皮が残る部分を上から指で挟んだ。
後は男性のオナニーと同じ要領で擦り上げれば、クリトリスの鞘部分は固くなり
剥き出しのお豆はドンドン膨れ上がる。
「うぅぅ…」
いつの間にかリサさんは声が漏れないように、固く握った枕で顔を覆い
足は布団に踏ん張って、お尻は宙に浮いている。
最後の仕上げに腫れ上がったお豆ちゃんを軽く指先で潰せば
ペタンとお尻は布団に落ちて、足もゆっくり伸びて行く。
「ハァ…ハァ……凄いわね……ゴクッ……こんなの初めてよ」
「やっと顔見せてくれましたね、でもこれからですよ」
「えぇぇっ!?」
位置は横に向いたまま、リサさんの脇に座って愛撫を再開。
少し閉じてしまったワレメに指を挟んで愛液を掻き上げながら
柔らかくなったクリトリスを指先で刺激する。
粘土みたいな感触のクリトリスを練り上げながら
指先に張りを感じ始めたら、口を近づけ指先と選手交代。
ワレメからハミ出しているクリトリスを唇に挟んで、舌を素早く横に動かせば
布団を掴むリサさんの手には少しずつ生地が集まりシワを作って行く。
横に動く舌先には、徐々に勃起するクリトリスの感触がビンビン伝わって来た。
「アッ!…ンッ!ンッ!ンンッ!!」
足をピンと伸ばし、首を左右に振って堪え続けるリサさんの姿は健気だなぁと思った。
そんな健気に耐え続けるリサさんにご褒美を上げる為、膨れ上がったクリトリスを
何度か甘噛みしていると、再びお尻が浮き始める。
「ンンンンッ!……アンッ!!……ハァ…ハァ…ハァ」
指でチュプチュプ蜜の湧き出す入り口を刺激して、膨れ上がったクリトリスに
舌を強く擦りつければ、またリサさんの身体からフワッと力が抜けて行く。
大きな胸を上下させて、大の字にグッタリとなったリサさんは
今度は直ぐに、話す気力も湧いて来ない様子だ。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
足元に目を向けると無防備にダラリと広げられた太もも間が、
おいで・おいでと僕を呼んでいるみたい。
足元に移動して内股を押し広げると、僕にピッタリの空間が完成した。
ビチョビチョになった陰毛と、広げられて大きくハミ出す桜色のビラビラを一緒に舐めれば
少し塩味が効いてて、凄く美味しい。
犬のようにゆっくり舐めていると、全身が何度もビクッと震えて気持ち良さそうだな。
「ハァ…ハァ……しつこいのね…ァン!…行人って」
「ペチョ…ペチョ…技が有りませんからね…ペチョ…数で攻めないと…」
未だ無気力に大きく股を開いて、性器を剥き出しにしている
リサさんの中に、指を入れてみることにする。
大の字なったリサさんのお腹の中に、人差し指がニュルっと入り
最後は僕の拳がビラビラに当たってニチョっと音を立てた。
傷付けないよう指先に愛液を絡めながら、肉壁の感触を確かめると
やはり一つ一つの丸みを帯びた肉の段差が大きくて柔らかい。
試しに肉壁を外側に押したら、ブニッと指が沈んで弾力が有って直ぐに跳ね返される。
暫く中を触ってみたが、全身は虚脱状態で僕が期待してた反応を
リサさんは見せてくれない。
それならばと太ももを肩に担いで舐めてみたが、やはり反応は無かった。
肩に乗せられた太ももの先はだらしなくダラリと爪先を下げ
肩に掛かる重みも、見た目からは想像出来ない程ずっしりと感じる。
確かに反応が無いのは寂しいけど、何だか眠っている
リサさんに悪戯してるみたいで、僕は興奮するな…。
触れる事でリサさんが不快と感じない限り、別に反応が無くても構わない。
自身が楽しく思えるなら、僕は自由にリサさんを楽しむだけさ。
そうと決まれば、まずは肩に乗せた太ももを下ろしてパカッと広げ
半開きで中身がハミ出しているワレメを両手で開いた。
ベースが肌色の性器は、充血して全体に桜色に変わっている。
僕に見られているのを少しは意識してるのか
黒く開いた丸い穴が、ゆっくり閉じようと動いているようだ。
穴の動きを確かめようと2本の指を根元まで入れたら
入り口が一定間隔で閉じようと、締め付けているのがよく分る。
「行人……指じゃなくて…チンチン挿してよ」
「まだ休憩時間です」
「あっ、そう…」
指を抜いて、先の薄くなった造りのビラビラを舐めてみた。
かがみちゃんのビラビラは、確か先が丸くて柔らかかったけど
リサさんのは先が尖って貝みたいにコリコリしてるな。
次はちょっと大胆に悪ふざけをして、ワレメからお尻の方に垂れている蜜を
舐める振りをして徐々進み、シワシワの肛門を舐めてみる。
目的地を視認して、さっそく穴に舌をねじ込もうとしたらキュッと固く閉じてしまった。
でも閉じた肛門はシワが増えて、舐めると舌が振動して気持ちいい。
「アタイ、今朝……大きい方したわよ?」
「ジュル…そうなんですか…ジュル…臭いません…ピチュッ…ねぇ…ジュゥジュゥ」
「ウソよ……舐めるの好きねぇ…肛門まで舐めてくれるなんて……楽しいの?」
天井をボォ〜っと眺めながら聞いてくるリサさんの姿は、官能的で凄く綺麗だ。
舐める股越しに見える大きな胸、その先には髪を乱した目鼻立ちの整う端正な顔。
僕は今、こんなに美しい他人の妻を抱いてるのか…。
ゾクゾクと興奮が湧き上がって来るのが、自身でもよく分かる。
「ゴメン、気悪くした?」
「いいえ…そんなこと無いですよ、僕は舐めるの好きですから」
「そう…好きなんだぁ……でも…自分ばっかり楽しんでないで……
一緒に楽しみましょ」
ゆっくり起き上ると一度髪を掻き上げ、リサさんは優しく
僕の胸を突いて布団に寝かせてくれた。
リサさんは僕の顔を跨いで四つん這いになり、背中を丸めて股間に顔を埋める。
後ろ姿のリサさんも綺麗だな、一点の曇りもない白い肌と
丸くなって滑らかなカーブを描く背中に浮かんだ背骨がセクシーだ。
股間から水音が聞こえて来ると、細い身体にぶら下がる
大きな胸は縦横無尽に激しく揺れている。
目の前に突き出された大きなお尻は、恥ずかしい気も無く開き
僕はリサさんの太ももを抱え、腹筋を使ってお尻の谷間に顔を埋めた。
「ンンンッ!!!…ヂュポッ…負けないわよっ!…ヂュゥ…ズズズ」
肛門とワレメの間をくすぐるように舐めると、お尻がクネクネ踊だし
お尻のほっぺがプルプル揺れて凄くカワイイ。
「プハァ!……ふぅ〜…舐めるのじゃ、行人には勝てないや…
早く…チンチン挿してよ」
四つん這いのままお尻を突き出して、おねだりを始めたリサさん。
僕が下なっていた身体を抜いたら、枕にペタンと頭を乗せて
お尻をふりふり突き出して来る。
「早くぅ〜!」
リサさんの股を通して現れた2本の指は、入り口を隠していた
大きなヒダを押し広げ、ココに挿してとせがんでいる。
剥き出しなった入り口が厚い唇のように見えるのは、早く挿れろと催促して
少し穴が動いているからだろうな…本当に器用な人だな、リサさんって。
「もぅ〜!!焦らさないでよぉ、行人」
先端を穴に沿えて腰を沈めたら、唇と錯覚させた入り口がねっとり亀頭をしゃぶってくれる。
「ンンッ!!…ハァァ…やっと挿してくれた…」
暖かな唇のように感じてしまう入り口が、亀頭を呑み込んでは逃げないようにカリ首を絞めてくる。
その気持ち良さから出して挿すを繰り返し、僕は何度もジュポ・ジュポっと快感を味わってしまう。
「……もっとぉ…奥まで挿して」
突き出されたお尻にグゥっと腰を押し付ければ、ジワジワ肉ヒダ達が集って徐々に中が狭くなる。
群がる肉ヒダ達のおかげで、いま僕はリサさんの中に居ることが凄く実感出来る。
とろけるような快感とは、正に現在の状況を言うんだろな……暖かくて
きつくも無く、緩くも無い、測って造られたようなリサさんの膣の中。
本当に2人の身体が溶けて、一つになれたような気がする。
これも落ち着いて出来る、室内がもたらした効果なのかな…。
「…ンッ!……最高…ンッ!ンッ!ンッ!…素敵よ…行人…」
プルプル波打つお尻に手を突き腰を振れば、肉ヒダ達がゴリゴリとカリに引っ掛って
最高の快感を得ることが出来る。
「ンッ!ンッ!ンッ!ンッ!ンッ!ンッ!」
小気味良くリズムを刻んでいると徐々にリサさんの背中は丸くなり、
突き出されていたお尻が力無く下を向いて行く。
「ンッ!ンッ!ンッ!ァッ!!…ンンンッ!!!……ハァ…ハァ」
最後は僕の股間にペタンとお尻を下ろして深く刺さり、女の子座りのような状態で
リサさんは身動きのとれないまま、黙って今も突き上げられている。
べちゃべちゃになったリサさんの股を突き上げる度に
水音と跳ねる滴が僕の太もも濡らす。
亀みたいに丸くなった背中へ覆い被り、胸を揉みながら
絶頂を迎えて少し緩くなったリサさんの中を
グチュグチュを音を立てて、身勝手に掻き回す。
陥没した乳首は押すと思いのほか、乳房の中に指が沈み
しつこくグリグリ弄っていると、久しぶりにリサさんの可愛らしい声が聞こえた。
「代わろっ!…ハァハァハァ…私が上になるから…止まって」
背中で大きく息を整えよとするリサさんの姿に、繋がる部分の動きを止めて
とりあえず胸を揉みながら暫く待つことにした。
「ふぅぅ……抜いてはくれないのね」
「そこが僕の良い所ですから」
「そうなんだ……今度はアタイの番だね…オリャっ!!!」
胸を揉み続けていた僕を突き飛ばし、リサさんは繋がる部分を軸にして
ヨチヨチと周って正面に向き合う。
回る間も肉ヒダが亀頭を強く握って回転と共に捻り上げ、快感の余りちょっと中に出してしまった。
「どうだい?アタイの締まりも、なかなかの物だろっ?」
「はい……凄くヤバいです……ちょっと出ちゃいました」
「ハハハッ!じゃあ、このまま2人でイッちゃおうかっ?」
僕のお腹に手を突き、腰を浮かせて上下に激しく乱れるリサさん。
激しく腰だけをグイグイ動かすグラインドで髪は乱れ舞い
せっかくの綺麗な顔が全然見えない。
動かしている部分は腰だけの筈なのに、胸はぐるぐる大暴れをして
掴もうとしても前後左右に逃げてしまう。
時おり姿を見せては再びリサさんの中に消えてゆく相棒の姿に、
射精感が一気にピークを迎えようとしてるのを感じた。
「代わりますっ!」
「きゃっ!?…ンッ!ンッ!…行人も…ンッ…なかなか…男らしいじゃンンン!!…ない」
愛しい人を抱き寄せるように細い身体に腕を回して引き倒し、胸を合わせて下から突き上げた。
倒れ込んだ長い髪が顔に被さり、柔らかな香りが僕を包む。
乱れた髪を束ねるように、朱に染まる顔を耳元に抱き寄せれば
快楽の中でも羞恥心を捨てきれない、リサさんの微かに喘ぐ声が聞こえて来た。
「…ハァハァ…もう…一緒に…ンッ!ンッ!ンッ!ンッ!…お願いっ!」
「……出しっ…ますっ!」
身を寄せ合うのを合図中にして、僕の想いをリサさんの中へ思い切り吐き出した。
「ハァハァハァ…凄い良かったよ…ありがとうね…行人」
まだ息も整わない状態のまま、直ぐにリサさんは耳元で僕に言葉をくれた。
「僕の方こそ……リサさんみたいな………美人の中に出せて…感謝してます」
力の抜けたお尻を両手に抱え、腰を突き上げ残りを吐き出していると
リサさんは情熱的なキスをしてくれた。
上半身は激しく動かし、下半身では静かに肉ヒダを動かして
僕をグゥ〜っと握り潰し、搾り上げてくれている。
リサさんの中で桃色の肉ヒダ達がギュッ〜ギュッ〜と力の限り、絞り出し
僕の精子を全て飲み干してくれた。
リサさんは見た目だけじゃなくて、中身も素敵な女性だな。
□■□
「次はいつ、行人と逢い引き出来るかなぁ…」
「リサさんに呼ばれたら、いつでも喜んで来ますよ」
「嬉しいこと言ってくるねぇ。……もう日も暮れるし、気を付けて帰るんだよ」
やはりリサさんも人妻で在ることには代わりないようで、
外に出ると、期待してたいサヨナラのキスや抱擁は貰えなかった…。
「ハイ、リサさんも気を付けて…今日は本当にありがとうございました」
でもリサさんは代わりに、大きく手を振り見送ってくれた。
もし歳が近くて独身なら……僕は間違い無く、リサさんを選んだろうな…。
「イクト〜!次もアタイを指名してねぇ〜!!!」
「ハァッ?……指名?」
「どうだった行人ちゃん、リサちゃんのお味は?」
「うぉ!!!!かがみっ?!…ちゃん?」
突然木の影から現れたかがみちゃんは、不適な笑みを見せながら
僕の股間触っている……いつの間に?
「何でリサさんに話したんですかっ!!!…昨日のことを」
「だってぇ……誰かに自慢したかったんだもぉ〜ん…
行人ちゃんを食べちゃったって……それに酔っ払ってたし」
「酒のせいじゃないですかぁ!!!!」
「まあまあ、そんなに怒んなくても良いじゃなぁ〜い……
楽しんだんでしょ、リサちゃんと?」
それを言われると何も言い返せない…。
確かにリサさんと甘い一時を過ごせたのはかがみちゃんのおかげ…。
でも納得出来かねないのも事実。
「行人ちゃ〜ん、私もしてよぉ〜!」
全く反省の色を見せないこのお方は事も有ろうに、また木の幹に手を突いて
お尻フリフリ誘惑してくる。
この人…また僕にトラウマを植え付けたいんだろうか?
「しません!!!昨日したばっかりじゃありませんかぁ」
「行人ちゃんは、今日もしてるじゃないのぉ…」
それを言われても、何も言い返せない僕って……猿みたいだな。
「あ〜ぁ…せっかくお義姉ちゃんに言って、赤ちゃん出来ない
お薬を貰って来たのになぁ…」
「えぇぇぇぇぇ!!!!」
「そんなに驚かなくてもいいじゃない、この島にだってお薬ぐらい有るわよっ!」
「そっちじゃありません!!!!!お姉ちゃんって誰ですか!
今度は誰に話したんですかぁ!!!」
「あれっ、知らないの?しずかちゃんは私の義理の姉よ」
「しずかちゃんって、ちかげさんのお母さんの?」
「そうよ。私のお兄ちゃんのお嫁さんだから、お義姉ちゃんよ」
なんですとぉ!!!…って違う、違う……いま驚くの姉妹関係じゃない。
しずかさんにかがみちゃんとの関係がバレた事を、どうするか考えなくちゃ…。
「そうだ、忘れてたぁ!」
「……何ですか」
「行人ちゃん!…しずかちゃんがねっ
明日は書庫の整理を手伝ってちょうだい、だってさぁっ!」
「えっ?」
「大丈夫、大丈夫!若いんだからさぁ………ガンバってねぇ〜!!」
逃げやがったよ、かがみのヤツ………やっぱり僕はしずかさんとも
アンナ関係になっちゃうの?
「…ただいま〜」
「おかえり〜!…あれっ、どうしたの行人?仕事そんなに大変だったの?」
「いや、僕は大丈夫……今日はご飯いらない、先に寝るから…おやすみなさい」
やっぱり行人は何か隠し事してる……行人が話してくれないなら
私が徹底的に調べるだからっ!
―END
>>753さん改めて、ありがとうございました。
新たな発表の場を作ってもらい、感謝してます。
あとGJくれた皆さんも、ありがとうございます!
私事ですが、アニメしか知らないのでリサの声を聞くと
「大人のキスよ…続きをしましょ」
のセリフを入れたい衝動に襲われましたが、何とか我慢しました。
また貼りますので、その時はよろしくっ!
アンカー間違えた
>>759さんですね、スミマセン
771 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 19:51:22 ID:waydIoPz
いつも乙。これからも楽しみにしてます
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意外と書けるんだな
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[壁]_・)チラッ
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梅梅
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