男装少女萌え【10】

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1名無しさん@ピンキー
2名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 18:20:49 ID:FXLm1OFI
2なら男装少女が俺の前に現れる
3名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:57:46 ID:pAtN7Ovh
乙です
4名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 12:14:54 ID:AbZzZskz
即死防止あげ
5名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 01:17:08 ID:j4sDih7K
乙です
エーディット待ってますあげ
6前スレ609に連動して:2008/08/29(金) 12:26:05 ID:DY8YGc54
男装少女の下着のパターンは作品によって色々あるが、作者の好みも繁栄されているのか気になる
7名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 19:11:38 ID:RGJaK2+o
>>1おっつー

>>6
ブラではないが、学ランの下からくまさんパンツとか出てきたら素晴らしいと思う。
8名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 19:40:51 ID:4dg6fQOK
>前スレ609
個人的にはどれだけ男っぽくしていても下着は女の子なのが萌える
可愛いブラをしたいがバレるんで泣く泣くサラシ…程度に胸は欲しい
自分の部屋でこっそり上下お揃いの下着を付けてみるも
機会がないとあきらめる姿とか
しかし貧乳スポーツブラも活発系では捨てがたい


結局選べません

> くまさんパンツ
萌え死ねる!
9名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 15:59:12 ID:GjsPF7J/
それで普段はキリッとしてる子だと尚いい。
10名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 22:28:17 ID:eYqlLSkx
くまさんパンツには悩殺される

>前スレ609
自分としてはスポーティとフェミニンの中間がイイな
スポーティなんだけど控え目にかわいいワンポイント
(リボンとか)がついてるとか
色柄が女の子っぽい色だとかが好みだ
さらしだと、それを留める留め金とかがかわいかったり・・・とか?
11名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 22:46:34 ID:B+aITYzq
>自分の部屋でこっそり上下お揃いの下着を付けてみるも
機会がないとあきらめる姿

素晴らしい
12小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/04(木) 00:46:51 ID:gTzkV30l
 私は故あって男装して生活をしている。
 生まれてから五年は、ごく普通の少女として生活してきた。
 だが、六歳の誕生日を迎えたある日……とある事件が置き、それ以来、私は
ずっと男として生活をしてきた。
 よって、少女らしい格好というものをした事が、十八になるこの歳まで、一切ない。
「むぅ……」
 このままでは、私の女としての感性が磨耗し、消滅してしまうのではないか。
……などという事を私自身は思いもしない。私は私だ。例えこの胸を
さらしで押さえつけ、ズボンを履き、学ランを着こんで生活していようとも、
私自身、私が女である事を疑ったりしたことは無い。
 あくまで男として生活してはいるが、自分自身が女であるという自覚はあるし、
性格も、多少男っぽくなってるかもしれないが、別に許容範囲だと思っている。
 だが、余計なお世話というのを焼きたがる人というのは、世の中どこにでも
存在しているわけで……。
「……どうしろというのだ、これを」
 フリル付きのロリータ趣味の下着。上下セット。
 デフォルメされたクマのワンポイントが入った下着。上下セット。
 黒のレースで、身体を覆う布地が極端に少ない下着。上下セット。
 紐。
「……最後のは何かの冗談、か?」
 いや、恐らくは違うだろう。あの人はいつだって本気だ。本気と書いてマジと読む。
そういう人だ。……そんな事を思いながら、私は紐を下着代わりに身につけた
自分を一瞬想像してしまい、私は思わず顔を赤らめた。
「付けろ、という事なのだろうな……」
 あの人……伯母の凄みのある笑顔が脳裏に浮かぶ。つけなければ、
無理やりにでも付けさせられるだろう。そして、その姿を写真に撮られるだろう。
そして撮られた写真は彼女のコレクションに……ああ、想像するだに恐ろしい!
「……どれか一つでもつければ、勘弁してもらえるだろうか?」
 だといいのだが……。
 流石に、紐だけは無理だ。人としての理性がそれを拒む。
 となると、残るは三つ。
「フリル付き……」
 これは、流石に自分には合わない気がする。
 胸の無さはともかく……ともかくっ! それなりに背が高い自分には、
こういった全体的に可愛い感じの物は似合わないだろう。
 可愛いものはそれなりに……結構……いや、大がつく程に好きだが、
自分自身がそういった可愛さを持っているかどうかくらいは理解している。
「黒のレース……」
 着れば、それなりに様にはなるだろう。だが、だがっ……! 胸にあててみると、
明らかに隙間が空いている。隙間風が吹き抜ける事が可能なくらいに。
 伯母よ、何故このサイズなのだっ! しかもこれだけっ!
「あ」
 ……一緒にパットが入ってる。
 ………………。
 ………………………………。
 却下。……負けない……私は、負けないっ!
「クマのワンポイント……」
 となると……残るはコレしかない。
 というか、実を言うと、もう最初からコレに決めていた。何故かというと……
「……かわいい」
 可愛かったからだ。
 ……悪いか。
 フリル程、全体が可愛さを強調しているわけではない。それでいて、私の女としての
感性に訴えかける程度の可愛さを持ち合わせている。まさに調和の取れたデザイン……!
 下着の形そのものが、簡素なスポーツタイプなのも、気に入ったポイントの一つだ。
「よし、これに決めた!」
 私は今、さらしを解くと、クマさんパンツを手に取りいそいそと履き始めた。
 その時だった。
「おーい、返事ないけどいないの」
 ガラリと扉を開け、奴が入ってきたのは。
13小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/04(木) 00:46:59 ID:gTzkV30l
「………………」
「………………」
 不幸中の幸い、私は既に下は履き終えていた。
 不幸中の不幸、私は上をつけていなかった。
 そんな状況の中、奴は妙に冷静に口を開いた。
「……なあ」
「な、なんだ?」
「お前にクマさんパンツはどうかと思うんだが」
 次の瞬間、私の頭には一瞬で血が上り、上半身裸である事を忘れ、
「死ねぇぇぇぇええええぇぇえええぇえぇぇええ!!!!」
「ぐげぇぇぇつ!?」
 乾坤一擲の一撃を、奴のテンプルに叩き込んでいた。

「……しかし、いきなり殴るか、ふつー」
「お前がいきなり入ってくるからだ!」
 奴の右即頭部にアイスノンをあてながら、私は顔を赤くした。
 ちなみに、服は既に着ている。普段の学ラン姿だ。……下は例のクマさんのままだったが。
 こいつには、色々あって、既に私が女であるという事はばれている。
 ……というか、寮で同室になって、丸一年それに気づかなかったという
稀有な存在だったりするのだが。二年の頭に、私が女である事を知り、
それでもこいつは変わらず接してくれる。それが私にはありがたくもあり、
複雑でもあった。……一応、女としての自覚はあるからな。
 だが、こいつとの三年弱の付き合いの中で、先ほどのように肌を晒した事は、
今まで一度たりとてなかった……ああ、思い出すだけで恥ずかしいっ!
「ちゃんと声はかけたんだがなぁ……何かに夢中になってて気づかなかった、とか?」
「ぐっ……」
 ……なるほど、そういう事か。私がどの下着を身につけようか思案し、
集中していた時に声をかけていた、という事か。
「……なんか、それっぽいな?」
「た……確かに、少しばかり集中して考え事をしていた……それは認める」
「じゃあ、責任はお前に有りって事で、OK?」
「……そういう事になる、な」
 ニヤリ、と奴の顔が歪む。
 ……こういう顔をした時のこいつは、必ずよからぬ事を考えているのだ。
「じゃあ、責任とってくれるよな?」
「……どうすれば、いい?」
 一体、何を要求されるのか……よっぽどの要求で無い限り、私は飲むつもりだった。
 奴は、ニヤリと笑ったまま、言った。
「膝枕、してくれ」
「……へ?」
「膝枕。駄目か?」
 ……何かしら、おかしな事をさせられるだろうとは思っていたが、まさか膝枕とは……。
「……そのくらいなら」
「よっしゃー」
 何がそんなに嬉しいのか、奴は寝転がったままガッツポーズなどしている。
「じゃ、こっち来て。かもーん」
「ああ、わかった」
 奴の手招きに応じ、奴の転がっているベッドへと近づいていった、その瞬間
「えっ?」
 奴に手を引かれ、私は一瞬のうちにベッドの上へ仰向けに寝転がされていた。
 そして、私の上には奴がいる。
 これは……この状況は……えっと、その……色々、不味くないか……?
「ひ、膝枕……できないぞ、これじゃ」
「ああ、あれ嘘」
「嘘……って……」
「もう我慢できん」
 ……えっと……それって?
「……嫌だったら……本気で抵抗してくれ。やめるから……っても、
 やめれるかどうかわかんねーけど」
14小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/04(木) 00:48:21 ID:gTzkV30l
ここまで投下です。
続きはしばらくお待ちください。
15名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 07:23:08 ID:gzL1bVRe
wktk
16名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 23:43:28 ID:HGRXLhQt
即、作品にしてしまうのがすごい!
パットも入れとく伯母さんGJ
17名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 18:33:35 ID:J1et7gxi
>>16
俺もそう思う
18小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/05(金) 19:26:35 ID:NOOl+k32
 私は、動けなくなった。
 奴の力に押さえつけられているからではなく……奴の瞳に射すくめられて、だ。
「抵抗、しないのか?」
 その瞳は、本気だった。本気で私の身体を欲している目だった。
 いつだって、こいつは優しかった。いつも私を気遣ってくれて、私が女であると
わかってからも、男であろうとする事を手助けしてくれて……それが、ありがたくもあり
……そして、寂しくもあった。
 ――どうして、寂しかったんだろう?――
 そんな事を、ふと私は考えた。今この瞬間に至るまで、全く考えた事が
なかった事を、今、この瞬間だから、考えてしまった。
「……ははっ……そうか、そういう事か」
「……なにがおかしいんだよ」
 奴は怪訝そうに眉をひそめる。まあ、こんな状況なのに、押さえつけている
女が笑みを浮かべて一人頷いているのだから、無理も無いか。
 だから、私はそれを告げる事にした。
 今この瞬間になって、ようやく気づいた――自分の気持ちを。
「いや、何……ずっと前から、答えは決まっていたんだな、と思ってな」
「……答え?」
「ああ、そうだ。僕が……いや……私が……私という女が、お前という
 男を欲していたのだ、という答えだ」
「な……何言ってんだ?」
「言葉通りさ……私は、お前が好きだ」
「っ……」
「だから抵抗はしない。例え、お前が私の身体目当てで今事に及んでるのだとしても、
 お前になら……お前にだからこそ……私は、抱かれたいと……そう思った」
「……お前なぁ」
 不意に、呆れたような笑みを漏らして、奴は力を緩めた。
「一応、俺の方が本当の男なんだから……面目くらい保たせてくれよ」
「え……?」
 上半身を起こすと、奴は正座をしていた。
「な、なんだ……?」
 私が戸惑っていると、奴はそのまま手をベッドにつき、頭を下げた。
 ようするに、土下座した。
「……すまなかった。いきなり、乱暴な事して」
「え、いや……それは、別に、謝る必要は……」
「いや、謝らせてくれ。だって、もう少しで俺はとんでもない事をしていた
 所だったんだから」
「だから、別に私にとってはとんでもない事でもなんでも……」
「だって……俺も、お前の事、好きだから」
 ………………。何という事だ。言葉が出ない。
 ………………えっと……その……どうしよう? どうすれば?
「けど、お前は男としてやっていこうとしてたわけで……だから、こういう事、
 言われても迷惑だろうなと思ってて……」
「め、迷惑だなんて……そんな……」
「なのに、お前……あんな、クマさんパンツなんか履いて……」
 ……あのパンツか。
「今まで何とか我慢してたんだけど、あれで『お前って女なんだよなぁ』と
 思っちまって……それで我慢できなくなって……それで、あんな事を……
 だから、すまなかった!」
「………………要するに」
「ん?」
「私たちは……ずっと、両想いだったのか?」
 今までの話を総合すると、そういう事になる。
 だとすれば……。
「……えっと……そういう事に、なるな?」
 だとすれば……!
「だとすれば……何も問題は無いという事だ!」
「うわっ、ちょっ……!?」
 そう言って、私は奴に抱きついた。
 というか――押し倒した。
19小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/05(金) 19:28:29 ID:NOOl+k32
ここまで投下。
お許しください、大首領! 次は……次こそはエロを入れますのでっ!

ちなみにこの脳内大首領は男装少女です。
20名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 15:28:14 ID:7qSJCJFX
だいなしのカバ?(卓上と名のついた落とし穴に引きずり込まれるようにして落ちていく)
21名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 21:04:10 ID:epyiTo5t
最近ここをのぞくのが楽しみだ
22名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 12:41:29 ID:Y8KrJZnk
素晴らしい
あげます
23小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/14(日) 19:13:50 ID:iJVyIh7M
「ちょっと待てって! 一旦離れろ!」
「そういう事を……したかったのではないのか? だから私を押し倒した
 のだろう? 違うのか?」
 傍から見れば、男が男を組み伏せているような、奇妙な光景にそれは
見えただろう。もしも、私の正体を知る者がそれを見たとしても、同じく
女が男を組み伏せているような、奇妙な光景に見えただろう。
 どちらにしても奇妙な光景の中で、私の心もまた、奇妙に弾んでいた。
「だ、だから……両想いなら、別に……そんな、急がなくても……」
「……一年以上……私にとっては二年以上か……それだけ待ったのだから、
 急ぐも何も……遅すぎるくらいだ」
 そうだ……ルームメイトとなり、初めて顔を合わせたその日に、もう
私は恋に落ちていたのだと、今ならばわかる。普通に男同士、友人として
付き合うのに、どこか寂しさを感じていた理由が、今ならばわかる。
 一目惚れだったのだ、と。
 歳月は、奴にだけではなく、私の方にもまた、思慕を募らせていた。
「で、でも……もっと、こういう形じゃなくて、ちゃんとした……」
 慌てふためく奴の姿は、普段まず見れない事もあり、それなりに面白い
ものではあったが、それよりも、もどかしさの方が先に立つ。
「問答無用!」
 私は、奴の両腕を押さえつけたまま、
「……ん」
「ちょ……ん!?」
 ――口唇を、奪った。
 ただ合わせるだけの、恋人同士がするような深い物ではなかったけれど、
それでも、私の胸はこれ以上ない程に高鳴り、同時に感じていたもどかしさ
が薄れ……幸福感とでも言うべき感情が沸きあがる。
 ――――――。
 どれくらい、そうしていただろうか。
「……っは」
「……ふはっ!?」
 ろくに息をしていなかったのだろう。私が口唇を離すと、奴は大きく
肩で息をして、呼吸を整えていた。
「くくっ……」
 その姿がまた妙に面白く思え、私は笑った。
「……何がおかしいんだよ……まったく、もう」
「いや、何……普段、割と泰然自若としているお前の、意外な一面を見れた
 ような気がしてな」
「……どうせわかるだろうから言っとくけど……俺、こういう事するの
 初めてなんだからな? いきなり強引にんな事されりゃ、慌てもするわ」
「それは奇遇だな。……私も、初めてだ」
「……ま、それはそうだろうな」
「む……何故納得する?」
「いや、だって、そりゃ今までずっと男として生きてきて、そういう事する
 機会があったと考える方が難しいだろ」
「なるほど」
 奴の言う通り、今までそういう機会は無かったし、そういう気持ちを
抱くような男もいなかった。優しくて賢くて男らしい……そんな、こいつ
のような、惹かれてやまない男は、いなかった。
「私のファーストキス……どうだった?」
「どうだった、と聞かれても……なんか、いきなりだったし、頭の中が
 真っ白になっちゃって……正直、よくわからん」
「むぅ……それは残念」
 私の方は、なんだか凄く幸せな気分になれて、物凄く嬉しかったのだが。
 そんなことを考えていると、奴は思わぬ事を言い出した。
「だから、だな、その……もっと、していいか? しっかり……あ、味わいたいし」
 キスをした時と同じような嬉しさが、幸福感が私の胸を満たす。
「もちろんだ!」


24小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/14(日) 19:14:25 ID:iJVyIh7M



 日が落ち、暗くなった部屋の中で、私達は互いに肩を抱き合い、口唇を
合わせ始めた。
 最初はただ合わせるだけだったそれも、次第に激しくなっていく。
「舌、出して」
「こ、こうか?」
 私が出した舌を、奴の舌が絡めとっていく。
「んっ!」
 その瞬間、背筋に寒気にも似た、だが心地いい感覚が走る。
「んちゅ……はっ……ちゅむ……」
 自然と、私の方からも奴の舌に自らのそれを絡めていってしまう。すぐ様
心地いい感覚――快感が、倍になって私の身体を襲う。
「……気持ち、いい?」
 一度口を離してのその問いかけに、陶然と蕩けかけていた頭が現状を認識し、
私は顔を真っ赤に染めて、コクリと頷いた。
「よかった。……俺も、だから」
「うん……嬉しい」
 自分が快感を覚えている事よりも、奴に同じような快感を与える事が
出来ているという事が、私には嬉しかった。
 しばしの会話の後、再び互いの舌を舌で弄り始める。
 送られて来る快感に私の身体は幾度か小さく跳ね、それが十を数えた頃、
奴は口唇を離して、私の顔を覗き込んだ。
「ここから先進んじまうけど……俺で、いいのか?」
 ここから先……その言葉の意味する所は、蕩けかけた頭でも理解できた。
 理解した上で……私は頷いた。
「俺も、よくわからないから……何か、痛かったり、駄目だったりしたら、
 遠慮なく言ってくれよ? とめられるかどうかわかんねえけど、
 努力は……まあ、一応する、つもりでは……うーん、どうだろ、無理かも」
 こんな時でも……いや、先程欲情に押し流されそうになった時ですらも……
どんな時でも、こいつは優しくて、そして、嘘をつかない。
 その事が嬉しくて、嬉しくて……私の瞳には涙が滲む。
「え、あ、おい!? どうした? どっか痛いのか!? 嫌なのか!?」
「違うよ……嬉しいんだ。お前が凄く私を気遣ってくれるのが、凄く……
 凄く、嬉しいんだ」
「な、何か……正面切ってそういう事言われると照れるんだが……」
「ふふ……照れてるお前は可愛いぞ」
「そういうのは俺の台詞じゃないか?」
「可愛いのか? 私が?」
「そんなの……可愛いに決まってるだろ」
 嘘をつかない男が口にした賞賛の言葉に、私の鼓動はまた一つ高くなる。
「……確かに、正面切って言われると、照れるな……」
「ふふっ……照れてるお前も可愛いな」
「……っ」
 お返しにかけられたその言葉に、全身のみならず、耳たぶの辺りまで
熱くなっていくのが、自分でもわかった。
 そうやって褒められることは、恥ずかしくもあったけれど、それ以上に
嬉しかった。嬉しさが、際限なく、どこまでも溢れていく。
 心臓の鼓動も、それに呼応するように早くなっていく。
「……いい、よ」
「へ?」
「もう、私は大丈夫だから……来て」
「……」
 ごくりという、彼の唾を飲み込む音が、私の耳にも聞こえた。
 あるいは、もしかするとそれは私が唾を飲みこんだ音なのかもしれなかったが、
最早そんな事はどうでもよかった。
 私が彼を求め、彼は私を求めている。
 ……もう、妨げる物は、何も……無い。
「……じゃあ、触る、ぞ」
25小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/14(日) 19:14:44 ID:iJVyIh7M
「……うん」
 彼の手が、その頷きを許諾の合図として、私の身体に伸びていく。
「……ん」
 身にまとっていたままだった学ランに、彼の腕がかかる。
 ずり下ろすように脱がせる動きに抗う事なく身を任せ、私の上半身を
覆うものはクマのワンポイントの入った下着だけとなった。
「……やっぱり、このクマさん下着はずるいな」
「な……何が?」
 聞き返す言葉に応える言葉はなく、男は続けて下の方へ手をかける。
 履いていたスラックスを抜き取られ、上半身と同じく、私の下半身を
覆うものもまた、クマのワンポイントの入った下着のみとなった。
「……だってさ、」 
 肌の感触を確かめるかのように、腕を、足を、お腹を、ゆっくりと、
ゆっくりとさするように動く彼の腕。まるで、全身にキスをされている
かのように、触れられる度に快感が走り、私の身体は小さく跳ねる。
「凄く……女の子なんだな、って、そう思えて」
「……それで、辛抱できなくなっちゃった、と?」
「か、からかうなよ……そうだけどさ」
「ふふっ……クマさん様様だな」
 小さく伯母に感謝し、再び私は全身を巡る快感へと身を委ねた。
「んっ……ふぁ……」
 少しずつ、意志に拠らない声も漏れ始める。
「じゃあ、胸……脱がすぞ?」
「……許可取らないでいいから……余計恥ずかしい」
「す、すまん」
 謝りながらも、彼の腕はすぐ様私の両肩にかかっていたストラップへと伸び、
少し持ち上げるようにしてそれは外され……両の胸が、外気に触れる。
「……可愛い」
 思わず漏らしたのだろう彼の言葉と、まじまじと見られているという羞恥に、
たださえ赤くなっていた顔が、さらに赤みを増したように感じた。
「もっと、その……大きければ、良かったんだけど」
「……いや」
「ひゃっ!?」
 彼が手で、慎ましやかな私の胸を、揉みあげるように上へと押し上げ、次第に
円を描くように動かし始める。
「よくわからんが……凄い、揉んでて気持ちいいぞ、お前の胸」
「……ばかっ、そんな事真面目な顔で……ふぁっ!」
 途中で先端を彼の掌がかすめ、全身を震えるような快感がはしる。
「あ、やっぱりここ、気持ちいいんだ? ……触っても、大丈夫か?」
「……ゆ、ゆっくりしてくれ。ちょっと……怖い、し」
 刺激が強すぎて、快感に頭の中が塗りつぶされ、何もわからなくなりそうで……
私は、先端を刺激される事に、少し恐怖を感じていた。
「……こうすれば、怖くないか?」
 そう言うと、彼は私の身体を横たえ、その横に同じように横たわり、添い寝を
するように身体を密着させた。
 それまで掌からしか感じられなかった彼の体温が、直接私の全身の包む。
 彼のまとうシャツ越しではあったが、それでも、その温かさは、私の心の
不安をきれいに拭い取っていく。
「うん……何だか、ホッとする」
「じゃあ……いっぱい、触るからな」
「……うん」
 先程と同じように、胸を揉むように触られた後、ゆっくりと、まるで焦らすかの
ようにして、彼の指が先端へと近づいてくる。
「んっ……!」
 先端を刺激された時に覚えた快感は、先程と同じように強かった。
 だが、恐怖は無かった。頭の中が真っ白になっても、全身を包む温かさは
感じていられるから。
「あっ……あっ、んっ、くっふ……」
26小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/14(日) 19:15:09 ID:iJVyIh7M
 だから、私は、純粋にその快感だけを覚え、溺れていった。
 彼の指の動きが上手いのか下手なのかは、私にはわからなかったが、ゆっくりと
私の身体を気遣いながら、それでいて私の反応を見て気持ちよい所を探して
くれようと努力してくれているのは、十分にわかった。
「ああっ、そこ……なんか、へんな感じぃ……」
 先端と乳房を丁寧に揉まれ、触られ、彼の温かさを感じながら、すっかりと
私の頭は蕩けていこうとしていた。
 鼓動が際限無く高まっていく。
 快感も同様に際限無く。
「……下も、触るぞ」
 だから、そう言われた時、私は何も考えずに頷いていた。いや……正確には、
もう何も考えられずに、だろうか。それだけの、頭を蕩かす快感が、その時点で
既に私の身体の中には送り込まれていた。
 だが……下着の中に手を差し入れられ、直接下の敏感な部分をさわられた瞬間、
「ひぅぅぅぁっ!?」
 そんな快感など問題にならない程の刺激が私を襲った。
 真っ白どころではない。一瞬で、透明になってしまいそうな激感に、私は腰を
宙に浮かせ、激感が消えるまでのしばしの間、彷徨わせた。
「だ、大丈夫か?」
 程なくして、ペタンと腰が落ちる。
 思わず腰を浮かせてしまった私にびっくりしたのか、彼は思わず手を差し入れて
いた下着から抜いて、心配そうに聞いてきた。
 ……大丈夫なのかどうかは、私にもわからなかった。
 絶頂……とはまた違うのだろう感覚だと、なんとなく思った
 という事は、さらにこの上があるということになるわけで……。
 ごくり。
「……だ、だいじょうぶ……ちょっと、びっくりしただけで……」
「痛かったりしたら、言ってくれよ」
「うん……だいじょうぶだから……もっと、してぇ……」
 こんなに蕩けた声を出せるのかと、自分でも驚く程に甘い声が口から漏れる。
 その内容は、はしたない、快感を求め、ねだる言葉だ。
 冷静になって考えてみれば、初めてなのにこんなに触られただけで感じまくり、
尚且つおねだりまでしているなんて、正直一般的な女としてはどうなのかと
思ったりもするが、そんな冷静な思考は、この時の私には無理だった。
 ……だいたい、冷静になって考える必要自体、無いしな、うん。
「随分感じやすいみたいだな……ほら、もう濡れてる」
「ふぇ?」
 言われて、視線が下を向く。
 そこには、明るい茶色から黒ずんだ茶色に色を変えたクマさんの姿があった。
「ぬがせてぇ……」
 下着を汚してはいけないという考えだけが、何も考えられない頭の中を
駆け巡り、またしてもはしたないお願いが口をつく。
「……おっけ」
 彼の手が、下着へと伸びる。
 腰を浮かせ、足を挙げると、スルスルとクマさんパンツが抜き取られ、私は
全身をあます所なく彼の目に晒す事になった。
「やっぱり……お前、可愛いな」
「……はずかし……」
 見られているという事よりも、褒められた事の方が恥ずかしくて、私は顔を
手で覆った。すると、今度は私のものではない衣擦れの音が聞こえる。私は既に
もう脱ぐ物が無いのだから……となると、これは……。
「……と、とりあえず……俺も脱いでおいたから」
「……え」
 そっと指を開き、その隙間から眼前にある物を覗くと、そこには、男の象徴を
屹立させた、彼の姿があった。
「ひゃっ!?」
 素っ頓狂な声を挙げて、私はもう一度顔を覆う。
「……な、何か……変じゃない、かな、俺?」
27小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/14(日) 19:15:55 ID:iJVyIh7M
「………………わ、わかんない」
 そう答えるしかなかった。
 何せ、私は彼以外の男は知らないのだから。
 だが、一瞬だけ見えたその身体は、思ったよりもずっと大きくて……ついでに
男の象徴も相当大きくて……私は、顔を覆った手を外せなかった。
「そ、そっか……あー、じゃあ、その……下、もう少し弄るぞ?」
 コクリと、顔を覆ったまま頷くと、先程全身を襲った激感が、少しだけ柔らかく
私の身体を再び襲い始めた。
 同時に、布地越しではない、少しだけ汗ばんだ肌の感触が、私の身体を包む。
 背後から抱きしめるようにしながら、彼は私の下半身に手を伸ばしている。
「さっき、いきなりクリトリス触っちゃったみたいだから……今度は、こっちの
 ヒダの方、ゆっくりやるから」
 クリトリス……股間の上部にある、突起のようになった部分の事だ。先程の
激感はそこを触られた事によるものらしい。
「んふぁぁぅ……んくっ、ひぅっつ……」
 そこを避け、彼の指は私のスリットの部分を撫でるように上下している。
 それでも、胸の先端に勝るとも劣らない快感が私の身体を走り抜けるが、
先程のように一瞬でどこかに飛んで行ってしまいそうになる程の激感は、無い。
 顔を覆っていた両手は、いつの間にか彼の両腕を掴んでいた。
「凄い綺麗だな……なんか、ぷにぷにしてて」
「……んっ、な……っくぁ、ふぅ、んっ……!」
 男を受け入れた事がなく、自慰の経験も殆ど無い私のそこは、まるで一筋の
線のようにぴたりと閉じていて、その隙間から滲み出るように液体が生じている。
「ちょっと……広げてみても、いいか?」
 その言葉に、私は頷く事しかできない。
 言葉で応える事も、ましてや首を横に振るという選択も、今の私には無かった。
「じゃあ……」
 彼は、体勢を変えると、私の両足の間に身体を割り込ませ、私の下半身へと
両の手を同時に伸ばした。筋の両側を押さえ、引き伸ばす。
 くぱっ、と音を立てるように、私のそこが広げられ、中の部分が空気に触れた。
「ひぁっ、ぁっ、ぁぁ……」
 それまで感じた事が無い部分で外気を感じ、私の身体は震える。
「凄く綺麗だぞ……お前のここ」
「……あ、ぅっぁ……」
 褒められているのだと思うと、恥ずかしさと嬉しさがないまぜになった感情が
胸に溢れ、それだけで私のそこはとろとろと愛液を分泌した。 
 その様を注視していた彼が、自身の象徴を私の眼前に突き出す。
 それは、彼が脱いだ時よりも、さらに大きさと太さを増しているようだった。
 私は、今度は顔を覆わず、先程まで自分の中心を注視されていた仕返しとばかり
に、その象徴をじいっと見つめた。
「そろそろ……俺、我慢できないんだが……」
 時折ビクビクと震え、先端からは透明の液体が漏れ出ているそれを見れば、
その言葉の意味する所はわかった。
「……なるべく、優しく……できるといいけど……まあ、善処するとしか」
 段階を負う度に、自制心がなくなっているのを正直に白状する辺り、こいつは
本当に正直で、どうしようもなく真面目なのだなと、そう思う。
 だから私は、そんなこいつになら……何をされてもいいと、そう思った。
「……だいじょうぶだよ」
「え?」
「あなたになら……なにをされても、いい。いたくても……つらくても、
 がまん、できるから……」
「………………」
 またしても、唾を飲み込む音が聞こえた。
 それが私の物か、それとも彼の物かは、やはり、わからなかったが。
「……じゃあ、いくぞ」
 こくりと頷くと、待ちきれないとばかりに私の中に彼は入ってきた。
「ぐっ……ぎ……いっ、いたぁ……」
 筋のような私のそこは、大きく固くなった怒張に、めりめりと音を立てて
割られ、侵されていく。
28小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/14(日) 19:16:17 ID:iJVyIh7M
「んぐぁっ! かはっ、くっ……ふぅっ……んっ!」
 抑えようとしても、どうしても苦悶の声が出てしまう。
 その度に、彼は心配そうな視線を私に送ってくるが、その度に私は心配するなと
視線で返した。が、青ざめて歯を食いしばっているであろう表情では、説得力が
なかったのだろう。
「……一気に、全部入れるぞ!」
 最初はゆっくりと侵入を図っていた彼は、それでは私の苦悶を長引かせるだけ
だと判断したのか、僅かに腰を引き、反動をつけて、一気に怒張を突き入れた。
「ぐぅぅ……いっ!? いったぁぁあああああああ!?」
 絶叫が、私の口をつく。
 クリトリスを触られた激感と、正反対にある激痛が、全身を駆け巡る。
 頭が違う意味で真っ白になりそうだったが、全身でしがみついた彼の身体が、
何とか私を引き止めてくれた。
「だ、大丈夫か!?」
 流石にここまでの反応は予想外だったのだろう。
 彼は本気でうろたえていた。
「あ、かは……くっ、くぅ……」
 何をされてもいいといった手前、彼を責める事はできないが……ちょっと本気で
死ぬかと思うくらい痛かった……。
 何とか呼吸を繰り返し、息を整える。そうでもしないと、言葉すら発せそうに
なかった。
「すまん……ちょっと、無理矢理に行き過ぎた」
「いや……ふぅ……はぁ…………いい。かまわない」
「……それでも……すまん」
「その気持ちだけは……ありがたく受け取っておく」
「少し、このままじっとしておくな?」
「……ああ、そうしてくれると嬉しい」
 先程まで快感に蕩けていた頭が、一気に現実へと引き戻された。
 そして、その現実へと引き戻された頭が、現在の状況を認識する。
「……一つに、なったんだな……私達は」
「……ああ」
 結合部から太腿にかけて、ぬるっとした、愛液とは違う感触がある。
 正上位で、彼の身体を抱きしめ密着している為目では確認できないが、
恐らくは破瓜の鮮血が、彼の物を伝って垂れているのだろう。
「……初めて……奪われちゃったな」
「……ああ」
 それまでの快感が快感だっただけに、ありえないと感じる程の激痛には流石に
参ったが、それでも……それでも、その激痛が落ち着き始めた今、私の胸の中は
幸福感で一杯だった。それはもう溢れんばかりに。
「……今、私……凄く幸せだよ」
「……ああ」
 ……あれ?
「聞いてる?」
「……ああ」
 ……やっぱり聞いていないようだ。
 というか、今度は彼の方が苦悶の表情を浮かべて、歯を食いしばっている気が。
「どうしたんだ?」
「……ぶっちゃけていいか?」
「構わないぞ」
「動きたい。止まってるの辛い。もう出そう。……けど、お前辛そうだし、もう
 ちょっとだけ我慢しようかなけどできないかなやばいなどうしよう?」
「……ぶっちゃけたなぁ」
 確かに、男……しかも初めて事を経験する男が、女性器に挿入したまま
待つというのは、中途半端な快感に晒されて、拷問に近い苦しさがあるだろう。
 先程、何をされても我慢するといった手前もあるし……何より、彼にも気持ち
よくなってもらわないと……彼にも今私が感じているような幸福感を覚えて
もらえないと、せっかく一つになれたのに、一つになれないまま終わってしまう。
29小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/14(日) 19:16:58 ID:iJVyIh7M
「動いて、いいよ」
「……ホント? もう、大丈夫なのか? 俺が大丈夫かどうか微妙だが、
 お前の方も微妙だろ?」
「さっきも言ったろ。あなたになら何をされてもいい……痛くても、なんでも、
 我慢するって。それに……」
「……それに?」
「何となく……変な感じ、してきて……動いて、欲しいかな、って」
 その言葉は、事実だった。
 繋がっている部分から、未だ鮮烈な痛みは感じていた。
 だが同時に……痛みではない、小さな何かも、少しずつ感じていた。
 疼きにも似たそれは、恐らくは快感の萌芽。ゆっくり動いてもらえれば、
それを育てていく事はできそうだった。
「でも、ゆっくり動いてくれ……痛いのは、まだ痛いし」
「……うん、わかった……善処はする」
 善処かいっ。
 ……まあ、そういう正直な所が好きなんだが。 
 動きとめてくれてる間に大分落ち着いたし、激しく動かれても我慢できなくは
無いだろう……恐らく。
「じゃあ、動くぞ?」
「……うん」
 ゆっくりと、ゆっくりと。
 まずは最奥にまで収まった物を引き抜き、そしてそれを再び最奥にまで差し込む。
ただ前後に移動するだけのその動きは、だがしかし、彼には強い快感を与えている
ようで、表情が苦悶から快感を耐えるようなそれに変わっていく。
「ん……そのくらいのスピードなら大丈夫……もっと、速くてもいいよ?」
 しばらくとまっていてくれたお陰で、身体の力が抜けたお陰だろうか。痛みは、
挿入直後のそれとは比べ物にならないくらいに減って、少し覚悟してれば
十分耐えられる物になっていた。
 逆に……その動きでは、快感の萌芽への刺激が足りない。
 もっと速く、強く動いて欲しくなって、私はそう言った。
「……じゃあ」
 彼のピストンのスピードが上がる。痛みは、それ程増さなかった。
 だから、私は痛みへの備えを緩め、快感の萌芽へと意識を集中する。
「ここ弄りながら突いたら、気持ちいいんじゃないか?」
 集中し始めた所に、そんな言葉が降ってくる。
 どういう意味だと考える暇もなく、彼の指が、私のある部分を弾いた。
「ひぃぃぁあぁぁあああああっ!?」
 喉をのけぞらし、腰を彼の身体ごと持ち上げんばかりに突き上げ、私の身体を
激感が駆け巡り、頭の中が一瞬無色透明な状態になる。
 クリトリスを触られたのだと気付いたのは、その激感が過ぎ去ってからだった。
「ひぁ……そこ、だめぇ……さわっちゃだめぇ……」
 腰を突き上げた事で彼の物が膣壁を擦り、痛みもあったはずなのだが、クリトリス
への愛撫による激感の前では、そんな痛みなど問題にもならなかったようだった。
「っく……今……凄い、ぎゅっと締め付けてきて……今も、うねうねしてる……!」
「へ……へぇぁあ……」
 何がなんだかわからなかった。
 何がなんだかわからないまま、続けて彼は私のクリトリスを続けて愛撫してくる。
「あっ、ひぁっ、くぅんっ、いや、なんか……へんっ! へんになるぅぅっ!?」
 触られる度に身体が跳ね、私は何を口走っているのか自分でもわからないまま、
ただただその激感から逃れようと頭をふった。
「や……ばい……も、もう……我慢でき……ないっ!」
 私が感じている激感を、少しでも彼に還元しようとしているのか、私の中は、私の
意志にはよらずに彼の物を食い締め、淫らに扱きあげている。
 歯を食いしばり、荒い息を漏らす彼には、最早余裕は無さそうだった。
 無論、それは私も同じだ。
「ふぅんっ、くっ、あっ、あっ、ああっ、あぁっ、なにっ!? なにこれぇっ!?」
 もう、わからないという事すらもわからなくなった。
 私はただ、奔流に流されるまま、彼がくれる激感に誘われるがまま、一気に
今まで昇った事も無い、遥かなる高みへと駆け上がっていく。
30小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/14(日) 19:19:47 ID:iJVyIh7M
「……出るっ!」
「いっ……あああああああああああああああっっ!!!!???」
 彼の白濁がしとどに私の最奥へと注ぎ込まれるのと、私が背筋をこれ以上無い
くらいに弓なりに仰け反らせて絶頂へと達するのは、ほぼ同時だった。
「あっ……ああっ……」
 どくんどくんと、脈動は長く続いた。
「……なか……でてるぅ……あつ……ぃ……」
 その度に、私も身体を震わせ、注ぎ込まれる彼の白濁の熱さに酔いしれて――
 倒れ込んでくる彼の身体を受け止め、愛おしさに抱きしめながら――
 私は、意識を手放した――






 翌日。
 あの後、そのまま私達は眠ってしまっていたらしい。
 朝になって先に目覚めた私は、何となく彼と顔を合わせ辛くて、先に部屋を出て、
学校へと向かっていた。そして教室で何となく時間を潰していると……
「よっ、おはよう」
「あ、ああ……おはよう」
 彼は、何事もなかったかのように、いつもの如く私に挨拶をしてきた。
「……」
「どした? 何か俺の顔についてる?」
 私の憮然とした表情が見えたのだろう。歩み寄ってくると、周囲に聞こえないような
小声でそんなことを聞いてくる。
「君は、何か僕に言ったりやったりする事はないのかな?」
「……言う事?」
 思案するような顔をした後、彼は言った。
「ああ! ……ごちそうさまでした」
「……っ!?」
 顔が赤くなるのがわかった。
 そうじゃないだろ!? そうじゃなくて……。
「でも、学校では今まで通りで行こうぜ」
「へ?」
 何か意識するようなそぶりを見せて欲しかった私の考えを見透かしたかのように、
彼は私の抗議を遮るように、そう言った。
「だって……まだ、男としての生活、辞めるわけじゃないんだろ?」
 それは、その通りだった。別に、"女になった"からと行って、女として生活する
ようにしようとは思わなかった。この生活には、理由があるのだから……辞めようと
して辞められるものじゃない。
「だったら、今まで通り。いいだろ、それで?」
「それは……その、そうだけど……何かもうちょっと、ねぇ……」
「そういうのは、部屋に帰ってからとか、休みの時とか、そういう感じで、な?」
「え? それって……」
「むしろ、しっかり付き合ってもらうぞ。せっかく恋人が出来たのに、誰にも
 自慢できないんだからな」 
「……う、うん」
 嬉しさと恥ずかしさで、頬がさらに真っ赤になるのがわかった。
 ……ホントに、正直で、根っこの所では真面目で……凄く、私の事を想ってくれて……。
「色々一緒に楽しもうぜ……これから、ずっとな」
「うん!」
 これから、色々大変な事もあるだろう。
 だけど、私は……この人がいたら、大丈夫だと、そう、確信できた――




 終わり
31小ネタのつもりが長くなったよ:2008/09/14(日) 19:22:24 ID:iJVyIh7M
ここまで投下です。


>>20
そっちのアレもそのうちアレしますんでアレしてください。
32名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 21:56:41 ID:7zufcPWB
乙!
一人称が女の方というのもなかなかええのう
33名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 00:17:44 ID:1tHiWlRO
GJ!
くまちゃんパンツでここまでの名作が出来ようとは・・・
34名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 00:17:47 ID:UROZw+OR
そういえば最近プチ男装ブームが来ているんじゃないか?
ちょっと嬉しい
35名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 15:55:23 ID:mHFZCJs4
>>34
AKB48も男装してドラマをやるらしいし
36名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 16:48:37 ID:Kk9J4l1m
三次は微妙
37名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 19:15:00 ID:ExXlYO5V
>>35
そうそう
あと男装の女性が主人公の小説が最近雑誌で話題になってたりした
自分読んでないけど↓
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20080903bk05.htm
マンガもいろいろ出てきてるらしいし
38名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 16:36:22 ID:8T3Hw8SF
>>37
日本を始めとする東アジアの国々には男性に混じって女性が男装して活躍する話が多いが
39名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 19:34:24 ID:8T3Hw8SF
40名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 20:57:23 ID:G154SOFF
>>38,39
封建的な環境の方が男装少女の物語が出来やすいんだろうね
小説の情報トン!面白そうだな
41名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 04:27:05 ID:t8GECIbF
封建的で思い出したが、男装で軍歌を唄っていた女の子がいて、
書生っぽい着流しに眼鏡で、軍服よりも、ずっと気が利いていた。
42名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 18:23:40 ID:vq0c64HT
ブラジャーを外してさらしを巻くシーンはみんなどう感じる?
あと、その逆でさらしを外してブラをつけて女に戻るシーンも
43名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 18:59:36 ID:+ztCy/aa
むしろ、男装できるくらい背は高いのにさらしが必要ないぐらいひんぬーである事に萌える。
そして、女に戻るときに自分の胸を見て落ち込んだりコンプレックスを感じる姿に一層萌え
44名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 19:51:46 ID:Syeegzkd
>>41
軍服だと五分刈りでないとリアルさに欠けるからな
書生姿というのは風流でいいね
>>42
素晴らしい光景
自分的には女に戻るシーンがよろしい
男と思ってたのにそんな光景を目撃・・・というシチュエーションに萌える
>>43
ひんぬーいいよひんぬー
コンプレックスに悩む姿がカワイイよな
45名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 23:44:16 ID:FGjrtVKx
男として育てられた場合だと、胸が膨らみはじめる年頃になると
胸が大きくならないようにサラシで思いっきり締め付けて矯正するとかいうのもあるかもな
46名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 16:51:33 ID:RZE5+5PO
>>45
それでも女性が胸が大きいと言う家計の女の子はさらしをしてても大きくなるかも知れないも知れない
=さらしを取ると大きな胸がボーンと飛び出してしまうかも知れない
47名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 18:08:37 ID:4jAlimBu
>>46
放課後、誰もいない教室で着替え中

ガララ
「WAWAWA……!?」
「!!…こ、こーた!?」
「ユウ…!?お前…それ…!!…さ、さらし?」
「っあっ!みっ、見るな!バカ!なんでこーたがここにいるんだよぅ!」
「ジャージ忘れたから取りに来たんだよ!それよりお前…」
「…うぅぅ…見るなってばぁ…」
「…お前、女だったのか…?そっか…着替えのときいつもいなかったのって…」
「…ぅう…ばれちゃった…ぐすっ……こーたに嫌われちゃうよぅ……ひぐ…」
「ちょっ、ま、待てよ!なんで俺がそんな!」
「だって…ついさっきまで男の子だと思ってた子がとつぜん女の子になってるし…
おまけにこんな大きいおっぱい気持ち悪いに決まってるもん!」
「な、俺がそんなことで嫌いになるわけないだろ!?」
「嘘だもん!無理しなくていいもん!ボクみたいなやつと仲良くしてくれる人なんかいるわけない!」
「!……っちっくしょ!」
がばっ!ぎゅっ!
「きゃ!…こ、こーた…?」
「嘘じゃねえ!気持ち悪いもんか!俺はな!お前が女ですげえ嬉しいんだぞ!?」
「ふ、ふぇ!?」
「お前のやけにちっちゃくて細い体とか、女か男か分かんねえほど綺麗な顔とか、高くて優しい声とか、
妙に色っぽい仕草とか、男のくせに可愛らしい性格とか!
そういうのを見つけるたびに俺ぁめちゃくちゃドキドキしてたんだ!
でもこんなことお前に行ったら気持ち悪がられると思って言えなかった…」
「……」
「そしたらお前が実は女だったなんて!しかもこんな綺麗で立派な胸があって…
俺は今嬉しくてしょうがねえんだ!」
「……ぐす…ぅえぇん…」
「な、何泣いてんだよ!やっぱり俺のこと気持ち悪いのか!?」
「ちがうよ…ボク…ボク、もうこーたに…ひっく…前みたいに仲良くして…もらえないと思ったから…
きも、ち…言えないと思ってた…から…」
「ユウ…」
「ボクも、うれしい…こーたがボクに…ドキドキ、してくれてたなんて…
こんなにぎゅって…してもらって……しあわせだよぅ…」
「へ?…うおっ!!!」
(WAすれてたぜ!な、なんという密着状態…!あぁ…極楽の感触がっ!!)
「…あ…こーた、これって…」
「な、なんでもねえ!!ちょっと煩悩が溢れてるだけだ!」
「これ…ボクの体でこうなったの?…えへへ…うれしいな……」
「いや、だから、これは、その…!」(やべー!!理性の限界が…)
「お…」
「…お?」
「おっぱいで…してあげよっか?」
「ば、ばか!ユウ、お前…!」
「……こーたなら、いいよ?」
「!!!!!!!!!!!」

俺の理性が消失した。
48名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 23:24:34 ID:H+ld9G7p
巨乳っていいな、男装するのだったら、貧乳の方が良いのかもしれないが。
ギャップがいいよな
49名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 23:53:35 ID:EFYzhtED
そうそう男装を解いた時のギャップがいいんだよな!
自分はひんぬー派だけど
男らしく振舞ってる時と女のコの時のギャップがいいんだよ、結局
50名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 00:20:17 ID:dxLkBvV2
このスレ的にノノノノはどうなんだい?
51名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 01:06:30 ID:SyElLx2h
とてもセクシーショッツです
52名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 23:25:19 ID:9nCDBo3K
ノノノノ読んでるよ〜ノシ
53名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 23:28:46 ID:jKPaYPJJ
野々宮ノノは男装少女だけど美乳の持ち主
54名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 06:26:40 ID:vFYNWXT6
そして10年に一度のナルシスト
55名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 12:24:46 ID:41/SGZtT
そして、負ける度に泣く
56名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 17:49:04 ID:DB4EZ1x7
女を捨てる決意をして男装する前に目の前に見えた自分の胸の膨らみを
女物の服の上からとかブラの上からとか思わずつかんでしまい、
さらしをした後でさらしの上から胸をなでるというシュチュエーションはありなんだろうか?
57名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:41:03 ID:25qg3akO
>>56
kwsk!
5856:2008/10/06(月) 12:20:46 ID:2hyOo0F4
>>57
さらしを巻く前の場合は女の自分と別れを告げる意味で、
さらしをした後はもう女を捨てたという意味だったんだが
59名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 18:23:31 ID:yZmbiK5G
いいじゃない!
男と女の境界を超えたようでまだ入りきれてない、その葛藤的な?
60名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 17:35:06 ID:qWoZ5KCE
ところで、『銀魂』の柳生九兵衛と『戦to生徒会』の天田秀光は既出?
61名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 19:25:24 ID:ysExch4X
既出かどうかは関係なく作品のストックがあるなら是非に。
…そしてふっと学園帝国の柳生ジュウベイのを誰か書いてくれまいかとぼんやり思った。
6257:2008/10/08(水) 21:13:34 ID:S86jfUcb
>>58
なるほど。d!
なんか切ない情景だね
63名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 05:25:15 ID:PJSKr+vB
投下します
7レス予定
無理矢理っぽい和姦あり
64真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/09(木) 05:26:43 ID:PJSKr+vB
 最初の出会いが最悪だった。それからの運命をすべて決めてしまった。
 入学式の日、クラス割の前で「3組か、」と隣でつぶやく声に「ぼくも同じなんだ」と
声をかけようと見た瞬間、女の子だと気が付いてそ知らぬ振りをした。
 横顔でも黒目の大きさがはっきりと分かった。おかっぱ頭で切りそろえられた前髪から、
通った鼻筋と小ぶりな唇へと続く曲線が目に焼きついた。
 教室へ向かうのにその子の数歩後から歩いていると、相手はあろうことか男子トイレに入っていく。
「きみ! そっちは男子トイレだよ。女子は反対側……」
 すると振り返ってこちらを確かめるようにじろりと睨んで低い声で言った。
「……僕の制服が見えてる? 眼鏡合ってないんじゃない?」
「え?!」
 思わず眼鏡を掛けなおして全身を見直す。濃紺の左あわせのジャケットにグレーの長ズボン。
自分と同じ真新しくやや収まりの悪い男子の制服だ。
「ご、ごめん。可愛かったからてっきり……ぐう!!!」
「君の名前は? クラスはどこ?」
 いきなり胸倉をつかまれ据わった目で詰問される。
 ああ、入学早々とんでもない相手に捕まってしまったと、冷や汗を流しながら恐る恐る返事をする。
「北丸 里(きたまる・さとり)……です。1年3組です……」
「なんだ。君だって子供っぽい顔して男か女かわからないような名前でさ、人のこと言える?
僕は淡墨千年(たすみ・ちとせ)。君には罰として子分になってもらおうか」
「勝手に決めないでよ。嫌です!」
 昔の二の舞にはなりたくない、したくない。ここは絶対に負けられない。
 そんな里の様子に圧倒されたのか、苦笑いをしながら千年は腕を離した。
「高校生にもなって馬鹿じゃないかそんなの。本気にするなよ。
同じクラスのようだし、お互い仲良くしよう」
 改めて見返すと開放された安心感と向けられた笑顔に、里は相手が男だと判った後でも
どきりとしてしまい、慌ててまだ怒った振りをして顔をそらした。
「……………………それは解かんない。でも、…………でさ、……………………教室がどこなのか、
淡墨君は……………………知ってる?」
65真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/09(木) 05:27:49 ID:PJSKr+vB
 制服も馴染んできた2ヵ月後、発端を思い返しながら現在の状況をかえりみてため息をつく。
「千年、ぼくを待ってくれるのはありがたいけど、気にしなくていいよ。次は実験室だろ?」
「それは極度の方向音痴を直してから言うものだよね。一人じゃ何にも出来ないくせに」
 何も出来ないは言いすぎだよ、と里は口を尖らせた。
 まだ一度か二度しか行ったことがない場所が多いから、校内でも判らなくなるだけだ。
「じゃあ先に行ってる」
「……ま、待ってくれよ。千年っ」
 慌てて横に並ぶと素直じゃないよね、と頭を叩かれること本日3度目になる。
「ていうか、叩くなよ」
「はたきやすい頭ってあるんだな、って里を見てたら思うよ」
 結局入学式以降「女と間違えた」と事あるごとに持ち出されてからかわれ、絡まれてしまう。
 何だかんだでスローペースな自分を心配しているのかと、好意的に考えてもみるが、
 出来のいい兄と出来の悪い弟ね、と女子からも笑われ、こっちの気分は子分と変わらない。

 …………だけど待てよ、千年に彼女が出来たらぼくは開放されるんじゃないか?
 自分が可愛いと言った時にはあんなに怒ったくせに、女子相手だとまんざらでもない様子で
受け答えしているのが何とも歯がゆかったのを思い出す。
 千年、好きな子いる? いない。好みのタイプは? 可愛くて優しいけど根がしっかりしてる子。
彼女欲しくない? 今は学校生活が充分に楽しいからまだ先でいい。
 女の子向けのノリはどこへやら、あっさり不発に終わってしまう。
「里はどんな女の子がいいんだ? 僕みたいな顔した子で性格は?」
 にやにやと切り返されるが、さすがに対処には慣れてきた。
「優しくて可愛いけどしっかりした女の子っていうのは千年と同じかな」
「僕と同じなんて何だか嫌だな。見た目は? 背は高め低め? 髪はショート、ロング?」
「長い髪だけど背は低めで、ちょっと病弱な守ってあげたいって思わせる女の子で、
大人しくてはにかんだ感じが愛らしくて……」
 足元は先の丸いバレエシューズか踵の低いサンダルで、やはりワンピースは外せない。
白かギンガムチェック柄で風が吹くと色白の素足が膝小僧まで見えてしまい、
彼女は広がる裾を押さえながら大き目のつばのある帽子の下ではにかんで見せる。
指のすき間からサラサラの髪がこぼれる。
 覗く微笑は……

 はた、とどことなく軽蔑するような白々しい顔の千年と視線がぶつかり、慌てる。
「い、いや、まあ、その、い、いないよな、実際にはそういう子。あくまで、理想だからっ」
「当たり前だよ。本当にいたら僕だってお目にかかりたいよ。ほら、着いた」
 ごつんと里のおでこを叩くと、千年はすたすたと振り返らずに実験室へ入っていった。
 自分から聞いておいて機嫌悪くするのってどうなんだよ、と相手に届かない程度に呟くが、
先に行かれたことは今の里にとって救われた心地だった。

 妄想の美少女の帽子の影は、彼女の顔立ちは――――彼、淡墨千年そのままだったからだ。

 ぼくはノーマルだっ! 女の子が好きなんだ! しつこく言うから変に引っかかっているだけだ!
 ゆ、友情はあるかもしれないけど、断じてっ愛……なんてのは絶っっ対にないんだあっっ!!
 じんじんする額を抱えながら、里の苦悩は端から見ると痛みをこらえているとしか見えなかった。
66真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/09(木) 05:28:31 ID:PJSKr+vB
 ずっと走るのが好きだった。昔、脚の速さに目を付けられてパシリをやらされ、
拒否するといじめられた思い出もあり、授業でも本気を出すことはなかった。
 陸上部に入ったとしても、上級生からいいように扱われるのがオチだ。
どうせ出来ないことのほうが多いのだから、誰にも知られたくない。

 夏休みに入り部活の生徒もいなくなった頃に、里は今夜も一人学校の塀の外を走る。
 昼間の湿気の残る風の匂いを吸い込んで濃い緑の匂いや、空気や木々のざわめきを
全身で感じて一体化する、あの感覚。昔は気が付くとよく迷っていた。
 裏手の古校舎は今年末に取り壊されることが決まっていて普段は立ち入り禁止になっている。
しかも河の土手に面しているため街灯もなく、夜だとさすがに薄気味悪い。
 まだ蒸し暑い時期、背中に変な生暖かさを感じてしまう。
 出たりしないよなまさかね。
 つい見上げた明かりの無い校舎に、白い影を見る。
「!!!??!!!!っっっ??!!!うわあああああっ!」
 全力で走る走る走る。とにかく走ってひたすら逃げる。
 ――その日、里は5年ぶりにお巡りさんに家まで送ってもらった。


「塾でも誰かが、あそこは出るって言っていたの、聞いたことがあるよ。
具体的にどんな影?」
「ど、どんなって言われても……」
 課外の休み時間にそっと昨晩のことを耳打ちする。
 塾帰りの千年にばったりと出会ったのが一週間前だった。
 里は何をしてるのかと聞かれ腹ごなしの散歩とごまかすと、勉強もせずに暇なんだね、
せいぜい寄り道はするなよ、と捨て台詞を残して去っていった。
「ろくに見もしないでびくついて逃げたりしていないよね。高校生にもなって恥ずかしくない?」
「違うって!」
「じゃあ言ってみなよ」
「……全部白っぽくて、顔のあたりが暗かったと思う……」
 里は肩をすくめて縮こまる。大げさに息を吐いて千年は腕を組んだ。
「だらしないな。こんなことまで僕が手伝わないと駄目なのかな」
「っていうか、どうして千年が手伝うのさ」
「里のことだから、原因が分からないままだと、気になって散歩も出来ないだろう。
君が一人で突き止めるなら、大歓迎だけど?」
 うぐ、と返答に詰まる。悔しいが頬杖をついて首をかしげ目を細める千年に言い返す言葉はない。
「頼、む……。一緒に行ってよ。千年」
67真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/09(木) 05:29:25 ID:PJSKr+vB
 千年の塾が終わるのを裏門前で待つ。
 がさりと音がしてぎくっと振り向くと、大きなカバンを持った千年が呆れた顔で立っている。
「もう驚いているのかい?」
「千年が遅いのが悪いんだ……って!」
 文句を言う里を尻目にさっさと門扉のすきまから中に入り込むと手招きをする。
だから、置いて行くなよっとうろたえながら追ってくる姿を確認して、千年は足早に建物へ向かう。

 申し訳程度に張られた立ち入り禁止のロープをくぐり、昇降口の扉の軋む音に内心びくびくしながら
懐中電灯で照らしつつも、昼間の校内を歩くように平然と進む千年の後をついていく。
 未だに小学生に間違われることもある、童顔で物覚えの悪い里と違い、
背はわずかに高いが声変わりもまだだという千年は明るくて何でもそつなくこなす。
 そんな千年がなぜ自分にかまうのか、……ずっと理由を聞く度胸も振り切る勇気も出せなかった。
「1階は何もないようだね」
「う、うん」
 横を歩くのが精一杯で暗闇の周囲の様子などまるで頭に入っていなかったが、とりあえず答える。
 くすりと笑われる気配に、見透かされている気がして、いつになくかっとなってしまう。
「今度はぼくが先に行くから、貸してよ」
 千年の手から懐中電灯を取ろうとして、無理するなよ、と避けられるのを平気さ! とむきになる。
腕や体がぶつかりあい、髪の毛と息が頬に当たって、珍しく動揺した千年の声があがる。
「あ……っ、今影が通った! 行こう!」
 振り払われたはずみに眼鏡が外れ拾いあげた時には、階段を駆け上がる足音だけが響き、
もう千年の姿は見えなかった。


「千年!」
 人工の薄黄色い灯りが扇状に広がっているのを頼りに上へ来てみたが、その元の電灯は廊下に
転がったまま、淡墨千年は闇に呑まれたように消えていた。
「千年、……千年っ! ちとせーーーーっ!!」
 里は手に取った光を滅茶苦茶に振り回して、天井も床も壁も照らしながら声を限りに叫ぶ。
 しかし、応答はない。
 ひとり取り残された漆黒の静寂の中で、どくどくと心臓の鼓動が跳ね上がる。嫌な想像が頭をよぎる。
 あの一瞬だけで居なくなるなんてあるはずがない。そうは思っても一秒一秒がやたら間延びしたように
長く感じられ足がすくんで思うように体が動かない。
 ぶんぶんと頭を振り深呼吸をしてもう一度背後を照らした瞬間、白っぽい影が確かに横切った。
「ひっ……」
 大急ぎで逃げようとしたが同時に千年の薄笑いが脳裏に浮かぶ。
 ――ここで退散したら昨日と一緒だ。ぼく一人でもちゃんとやれると証明するんだ。

 里は取り落としかけた懐中電灯を握りなおし、暗がりの先をゆっくりと探っていく。
 教室の扉のそばに浮かぶ白いもの。カーテンではない。今度は光を当てても動く気配はない。
 ……服? 幽霊の? 白い、スカート?……女の、子?
 まばたきも息も忘れ徐々に照らし出される正体に釘付けになる。
 長い、髪。ワンピースを着た、その、可愛さ……あの、理想の少女そのままに……
「ぃやっ……!」
 眩しさに光を遮って背を向けるのを駆け寄って捕まえる。幽霊じゃない。実体がある。人だ。
普段の里の行動からは考えられない素早い動きで、腕を掴まれた相手は意外な表情でうろたえた。
 その様子を観察しながら里は自分でも驚くほど冷静な声で聞いた。

「君は、誰? どうして、こんなところにいるの?」
68真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/09(木) 05:31:15 ID:PJSKr+vB
「こんばんは」
 彼女が窓際で手を振る。月と懐中電灯の薄明かりの下で、里は毎晩の秘密の出逢いに心踊らせる。
 体が弱く日中はほとんど外に出られないので、家庭教師についてもらっているという彼女は、
学校生活に憧れて、つい夜の校舎に忍びこんだという。
 ちせ、とだけ名乗った少女は窓にもたれ、その大きな黒い目で一言も聞き漏らさまいと
控えめながらまっすぐな視線で里の言葉を受け入れてくれた。
 またたく間に彼女の存在は無くてはならないものになっていた。

「……で、千年がまた余計なことを言ってさ。そこは我慢してやったんだ」
 彼女に会ってから8日目、触れそうなほど近い距離で微笑むちせは、
手元で自分の髪を弄りながら頭をめぐらせ、ひとことずつ返事をした。
「大変なのね、北丸くん」
「ちせに初めて会った日だって、あいつはずっとあちこちぼくを探してたなんて言ったけど
怖くてどこかに隠れてたに違いないんだ。おかげで邪魔はされずにすんだけれど」
 彼女の前ではつい態度が大きくなる。里がふう、と肩で息をつくとちせは目元を伏せたが、
サラサラの長い髪が揺れる元では気づくはずもなかった。
「…………千年くんのこと、きらい?」
「ていうか、すぐ手を出すしおせっかいだし、目を付けられたのが運のつきだな」
「…………」
「ちせが気にすることないよな、ごめん。だけど嫌なことがあっても、毎日走って、
こうしてちせに会えたら吹き飛んじゃうよ」
「走るの好きなのね」
「うん。短距離も長距離もゆっくり走るのも駆け抜けるのも、全部好きだな」
「こんな暗い所をひとりで怖くないの? きちんと明るいときに走らないともったいない」
「夜じゃないとちせに会えないよ。いいんだ。目立つの嫌いだから」
「北丸くんなら大丈夫よ。もっと自信を持って」
 じっと見つめられると本当に出来そうな気がして、勇気が沸いてくる。
「ありがとう、……ちせ」
 ゆっくりと二人の距離が近付き、そっと唇同士が触れ合った。


 翌日は自然に顔がゆるんでしまう。千年からは、里、おかしくない? まあ元々だけどと
何度も後ろから叩かれたが全然気にならなかった。
 今まで上手くいかなかった物事が一気に進み始めたみたいに、難しい問題も嘘のように簡単に
解けてしまうし、さとりクン明るくなったねぇ、と女子からも言われ悪い気が起こるはずもない。
 ちせも今夜は目を合わせずにもじもじと照れていたが、やがていつものように微笑んでくれて、
また、キスをして別れた。

 明日、ちせに告白しよう。
 きっと彼女は切りそろえた前髪を揺らしながら、あの黒目でじっとぼくを見て、OKしてくれる。
体の具合をみながら他の場所へも行ってみたい。少しずつ会う時間を積み重ねていけばいい。
ちせと一緒なら、きっと、ぼくは何でも出来る。
69真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/09(木) 05:32:09 ID:PJSKr+vB
 手を挙げた時にはきちんと解っていたのに、黒板の前に立った途端に答えが飛んだ。
時間がむなしく過ぎる。先生がみるみる不機嫌になり、後ろからひそひそと囁きが始まる。
 チョークを持つ手が震え、きぃと音を立てた瞬間しびれを切らした声が里を追い立てた。
「北丸下がっていい。次! 他に判る、「はい!」」
 自信に満ちあふれて凛と張った千年の声が響く。
うつむいたまま、チョークを手渡して席へと逃げ帰る。
 
 休み時間、何と返ってくるか分かりきっている、頭を後ろから小突かれてこう言われるのだ。
「まったく、出来ないのに無理するからだよ」
「今日は違う。ちゃんと解ってたんだ」
「そうだろうけどさ、変に意地を張る前に見切りをつけなよ。里の尻拭いする僕の身にもなれよ」
 わざとらしくため息をつく千年にいらっとする。分かってる分かってるんだ、悪いのは――――
気持ちを打ち消すように机を叩いた派手な音と、怒りをあらわにした里の勢いに千年もたじろぐ。
「頼んでもいないのに、いい加減にしてくれないかな。千年なんかいなくても、ぼくは全然平気なんだ。
いちいち恩着せがましく引き立て役に使われるのは、金輪際ごめんだ」
 言った。とうとう言った。心臓がバクバクと跳ねている。
「……里は……、そういう風に見てたのか……」
「ぼくだって本当はやれば出来るんだ。いつも千年に押さえつけられて力を出せなかった。
トロくて何度もやらないと覚えられないけど、だからこそ放っておいてよ。
千年のせいでいつまでも出来ない奴って思われて迷惑してる」
「…………」
 うつむいて下がる前髪に目が覆われて千年の表情は読めない。唇が震えているようだった。
 言い過ぎたかな、でもここできっぱりと言っておかないと、ずるずると子分扱いはもう嫌だ。
「わかったよ。今まで……ごめん」
 駆け去る千年を見て胸の奥が痛んだが、解放された喜びのほうが勝っていた。
 ぼくにはちせがついてるんだ。何も怖くない。これからはあんな奴に邪魔されたりしない、
千年がいなければ、何もかもうまくいく。本当のぼくらしい学園生活を始めるんだ。
 里の前には何の曇りもない揚々とした明るい前途がひろがっていた。


「ごめんなさい」
 里は初め断りの言葉と思わず、ちせに向かって、え、何が?と聞き返した。
「訳あって、……もう会えません。だから、お付き合いも出来ないんです。今までありがとう」
「どうして? ぼくのこと、嫌い?」
「北丸くんは……悪くないの、勝手なのは私なんです。短い間だったけど、北丸くんのことは忘れません。
ごめんなさい。……………………さようなら」
「ぼくが悪いことした? ちせ、待ってよ」
「一緒にいて本当に楽しかったです。ありがとう。……千年くんとも、仲良くしてね」
 態度の変化の理由が全く分からない。よく話の種にしたけれど、何故ここで千年の名前が出てくるんだ。
 もしかして、ぼくに会った後で千年に出会って……ぼくよりも千年が……
そうだ、そうに違いない。でないと彼女に拒絶されるはずがない。
「だめだ! ちせ! 行くな!」
 里は無我夢中で引き止め、抱きしめた。
70真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/09(木) 05:32:55 ID:PJSKr+vB
 柔らかな髪や生身の体の感触が里の頭に認識されて、急激に頭に血が昇る。
千年なんかに渡したくない。だから自分のものにしたい。
 机の上に押し倒すと小花柄のワンピースが腰までまくれあがって、下着と素肌が無防備にさらされた。
キャミソールの胸部分だけを切ったようなブラをたくしあげ、初めて目にする女の子の体にぞくりと昂ぶる。
 手のひらで腕で体で押さえつけちせの裸を指と口で蹂躙していく。
「さと……、っ、やめて、ぇ、やめてっ、ねえ、おねがい……」
 彼女の声は里の耳には届かず、もがく姿は征服欲を一層あおった。
 乳首を音を立てて吸うとビクビク跳ねて、嫌がりながら涙声であわれに喘ぐ。
 太股に手を伸ばしとろりとした生暖かい液体が指に付き、必死にその先に触れさせまいと力をこめて
足を閉じられ、かえって我慢が効かなくなる。
 ショーツを下ろして左足首に引っかけ蛙のように股を開き、机からずり落ちそうになるちせの右足を
抱きかかえて引き寄せ、体の中心を突く。
 熱く溶けたもの同士がぐにゅっとぶつかって、めり込んでいく。
早くも快楽と行き止まる狭さに眉をしかめながら、里は腹と腰に力をこめて最後まで貫いた。
「い、やぁ! んんんんっ……いたぁ、あああ!! いっ……っ!……」
 額にところどころ髪が貼りつき、歯を食いしばって痛みに耐える彼女を気遣う余裕などなく、
里は脚をきつく抱きしめて感情のおもむくまま、ただぶつけることしか頭になかった。
「好きだ好きだちせっ、好きだ!」
「ぅくっんんっ……ぐす、ぁあ、さとっ、んぐ、やあぁぁ、あっ、ああぁんあっ!」
 激しくえぐるように打ち付けられて体を上下に揺すりながら、ちせはうめきとも喘ぎともとれる
切れ切れの声を漏らし続け、ついにされるがまま熱い迸りを受け止めた。


 気がつけばぐっしょりと汗をかいてシャツが体にまとわりついている。
 はーっはーっと大きく息をつきながら、股間の火照りが急速に覚めていくのと同時に
混乱していた頭が治まってゆき、ようやく里は目の前の状況を認識することができた。
「ち、せ……?」
 すぐ下で泣き顔を隠しながら、自分と同じように荒い呼吸を繰り返す裸の彼女が横たわっている。
 生暖かく震えるちせの内部から恐る恐る抜くと、まとわりつく白い液体に黒っぽい色が混じっている。
暗くてよく見えないが破瓜の血に間違いなかった。
 今日会った時に可愛いねと誉めた、あちこちに小さなレースのついたワンピースは
無残にも胸の上で皺くちゃになり、そこから下の一糸まとわぬ姿が青白い光に照らされて
この上もなく綺麗に見えた。広がる黒髪と陰毛の影が一層色を際だたせる。
 時々押し殺すようにすすりあげるのが、大声で泣かれるより痛々しげで胸を締めつけた。
 ……思い余ってぼくは取り返しのつかないことをしてしまった。
「ちせっ!ごめん!どうかしてた、ひどいことして……」

 抱き起こす前に自ら起き上がった彼女の頭からばさりと髪が抜け落ちた……ように里には見えた。
 頭をハンマーで殴られたような衝撃が走る。
 いつものおかっぱ頭がふるふると揺れ、大きな黒目が今は涙で潤んでぐしゃぐしゃになっていた。

「ち、とせ……、?……、え、っ?……、…………ちせ、………………千年っっ?!!!」
「里の…………ばか……ぁあっ!」

 たどたどしい足取りで遠ざかる彼女を追うこともせず、振り向くことも出来ずに
里は月明かりの下、呆然と立ちすくんでいた。


 それから3日間、淡墨千年は学校を休んだ。

71 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/09(木) 05:36:24 ID:PJSKr+vB
続きます
72名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 07:19:39 ID:YKQDwl4P
つづきー!
つづきーーー!
73名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 22:51:00 ID:G3TAXIQc
>>72 IDが4P
74名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 07:38:32 ID:52KId6Xs
GJ
75名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 18:24:03 ID:5ZowglBh
>>64-70
小説GJ

ところで、服を脱いで(さらしもとって)男装を解いてみるとエロい体をしている人いうのはありなんだろうか?
76名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 18:31:26 ID:Iwixb55K
ありだと思う
むしろ大歓迎
77名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 20:04:02 ID:U3FnOAhG
それは竜之介から続く由緒正しき伝統だ
78名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 12:02:51 ID:KPVjuQ8+
>>64-70
小説面白かった!
ミステリアスでいい雰囲気
早く続きカモン

>>75
素晴らしいと思う
むしろそうあって欲しい
ナイスバディを
男装で隠しているとこがいいので

>>77
ナツカシス
竜之介とアラミスが自分が男装少女に目覚めたきっかけだな
歳ばれるけど
79名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 13:24:42 ID:KPVjuQ8+
そういえばこのドラマ見た人いる?どうだった?
自分忘れてた・・・
http://www.tv-tokyo.co.jp/mendol/story.html
80名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 21:30:22 ID:UOYxFjVE
>>79
>>35のことか。AKB48は好みじゃないんでちょっとな・・・

三次といえば今度映画とドラマになる「赤い糸」(ケータイ小説原作なのがアレだが)で
ヒロインの相手役の少年時代を女の子が演じるのが気になるんだが・・・
81名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 19:53:35 ID:qBRh+BJp
そういえば、服を脱がせてみると色っぽいブラジャーとパンティをつけていた、というのはどうだろう?
82名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 20:02:31 ID:hIZBMV2m
>>81
前のクマさんパンツにも十分萌えたが
黒の下着やTバックなどのようなセクシー系も捨てがたいな
その場合は凛々しい美青年系の男装少女がいい
83名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 08:41:18 ID:/oNCcgyM
>>81
>凛々しい美青年系の男装少女

そういう子がフリルとかレースとかのぴらぴらした下着ってのも捨てがたいと思うんだ…

どうせ似合わないよ!なんて恥ずかしがる男装少女はダメですか?
84名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 11:51:42 ID:13WIHvVV
>83
十分おK
85 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/14(火) 15:50:55 ID:69LVuueK
続き投下します
6レス予定
86真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/14(火) 15:53:03 ID:69LVuueK
「はぁ、着いた……?」
 マンションの玄関にたどりついた頃には既に街灯がともっていた。道すがら美味しそうないい匂いが
ただよう家も何軒かあった。夕食どきに押しかけるのも何だが、ここまで来たからには帰れない。
 里は流れ出る汗をぬぐって入り口で部屋番号を押すと、しばらくの間の後、はいとだけ返事があった。
「北丸と言います。遅くに申し訳ありません。千年君と同じクラスで、プリントを預かってきたんで……」
 どうぞ、という声と同時に自動のガラス扉が開いた。

 何て言おう。
 あの日はずっと頭が真っ白なままだった。
 次の日は申し訳なくて泣きそうだった。
 その次の日はむかむかいらいらして腹が立った。
 今日は、気になって気になって、仕方がない。
 横目でほくそ笑む千年の顔と、あの、泣き顔が離れない。
 あの二人は同じ淡墨千年だったのかと、実は今も思っている。


「大丈夫、かい? 具合悪「パジャマのままでごめん。両親は旅行に行っていて、
明日の夕方まで帰らないんだ。麦茶でいいよね、お湯沸かすの面倒だし」……あ、うん」
「これ、休み明けに小テストするからって先生言ってた」
「ありがとう」
「あの、さ「明日は行くよ。迷惑かけたね」」
「ちと……「もう遅いしお茶飲んだら帰ってくれる?」」
「…………」
 リビングに通されたものの里は自分と目を合わせようとせず追い立てる千年を前にして、
改めて落ち込んでいた。
 ちせは……千年はぼくに会いたくなかったのか、顔も見たくないのか。
 ……当然だよな。あ、あんな、無理やり……ことをして……どうかしてた。千年を傷つけた。
 そう思うといてもたってもいられなくなって、里はソファから飛び降りてフローリングの
床の上に正座をして頭を下げた。
「千年、ごめん。謝ってすむことじゃないけど、ぼくが悪かったよ。本当にごめん。
ちせ……と、千年の気持ちを全然考えてなかった。自分のことばかりで最低なことをしてしまった。
あの、……許さなくったっていいから、ずっと償うから。何でもする。一生子分でいる。
……あんなひどいことをして、すみません。本当に、ごめんなさい」
 ひたすら頭を垂れる里を沈黙が包む。あの日暗闇に取り残された時より重く心が沈む。

「ばか、里。……何で来たんだよ」
 頭上から冷たく響く声が里の心をざくりと刺す。
「僕は学校から30分で着くのにさ、何時間かかってるんだよ。里の家と反対方向なのに、
プリントなんて他の奴に持たせれば、いいじゃない。わざわざ……里が苦しい思いをする必要なんてないのに。
ずっと嘘ついてた僕のところに、……そんな、申し訳なさそうな顔して、謝りに来るなんて、
……どうかしてる。変だよ。おかしいよ。なんで怒らないんだよ」
 だんだん千年の声が震えて途切れがちになる。鼻を啜る音がして初めて、千年が泣いているのに
気がついて、里は、はっと顔を向けた。
 涙に濡れた千年はまぎれもなくあの夜の彼女で、ちせで、いつも乱暴な淡墨千年だった。
 泣き顔を見られた彼女はとっさに後ろを向いてごまかすように涙を拭いながら、
とにかくもういい、里が気にすることないから早く帰って、と頭を振った。
87真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/14(火) 15:53:48 ID:69LVuueK
「よくないよ!」
 思わず立ち上がって里は叫んでいた。ぴくりと背を向けたままの千年の肩が動く。
「…………そりゃあ今まで散々絡まれたり、男だってだましてたのは悔しいけど、
知らなかったから。女だとばれないためにわざとぼくをからかってたんだよね」
「そうだよ。最初から里を利用したんだ。出来ない奴って決め付けて馬鹿にし続けてきたんだ」
「だけど……、ぼくがつまらない意地を張って、勝手にいじけて駄目なところを千年のせいにした。
甘えてた。自分のふがいなさを棚に上げて、千年を傷つけたことは事実なんだ」
「ずいぶんとお人好しになったんだね、そんな性格だから都合がよかったんだけどさ。
僕は傷ついたりしてないよ。里の邪魔をしてたのは本当のことなんだ。
女だと分かったからって、今さら手のひらを返して気を使われるほうが、余計傷つく」
「……っ!」
「あの夜のことも自業自得と思ってるし、もう里には構わない。安心していいよ、だからもう……」
 千年のこぶしが何度も握り直されているのが見えて、追い返したがっているのが背中越しに伝わってくる。
しかしなぜか里の中には絶対引き下がらないと妙な覚悟が出来ていた。

「そうじゃない。この3日間どれだけぼくが千年を頼ってたか、誤解してたかやっと分かったんだ。
嫌いだって思ってたけど、違う。千年がいないと駄目なんだ。いなくてもいいなんて、嘘だ。
――――ぼく、千年が好きなんだ」

 口に出して初めてああ、そうだったんだと実感する。やっぱりぼくは最初から千年が気になって、
好きになっていたんだ。胸のもやもやが晴れてさっぱりと目の前がひらけた気分だった。
「僕が、ちせだから、だろ? 正直に言いなよ」
「違うよっ」
 反射的に答え横目だけでぎろりと睨まれ一瞬先に詰まった。
「ってていうか、その、ちせは……好きだ。あんなに可愛くて優しくしてくれる女の子は
初めてで本当に嬉しくて、あっという間に好きになったよ。でも、……だけど…………
……やっぱり、ち・と・せ、も好きなんだ」
「……、も?」
 ぎぎぎ、と音がしそうな機械的な動きで千年は振り返り、まじまじと里の目を覗き込んだ。
涙の後で黒目が潤んで鼻の頭もやや赤く、妙な迫力がある。
「うん。……僕にとってはまったく別人で、二人とも同じくらい大好きだ。
千年がぼくを嫌いでも、嘘をついていたとしても、変わらない。――ぼくは、千年が好きだ」
 長い間の後にひとつ深呼吸をしてきっぱりと里は言った。
 格好つけすぎでとても口に出せないけれど、その大きな黒い瞳に誓ってもいい。

 里を睨みつけていた千年の表情がふっと崩れて、何か言いずらそうにもじもじと言葉を濁す。
「あのさ……、僕が里を嫌いだって、言ったことある? ちせだって言ってないよ」
「でも、あんなことして、嫌われて当たり前だ」
「里相手なんて、本気で抵抗したらいつでも逃げられたんだから、あれは……
あれは、ちょっとびっくりしただけなんだから。キスした次の日も顔見られなかったのに、
……エッチなんかしたら、学校なんて行けるわけない」
「千年……?」
「最初は男だと思わせなきゃって、気を張ってわざと乱暴なことしてた。
だけど、好きになっちゃって、でも今更仲良くなんてできないし男同士なんだし
ちせになって、あんまり里がデレデレするから何だか悔しくなっていらいらして、
そしたら僕はいらないって言われて、……どうしたらいいかわからなくなってもう会わないって、
あんなことになるなんて思わなかったから……。で、でも、す……す、好きな人と、
……エッチして嫌になるはずないのに。ひどいことしたなんて謝るんだもん。
わた……、ぼ、くの気持ちはどうなっちゃうの?」
 次第にぐずぐずになっていく千年の告白を、半ば呆然と聞いていた。
88真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/14(火) 15:54:58 ID:69LVuueK
「……ていうか好き、なの? 千年も、ぼくのこと? えぇええっ!?!!」
「里の超鈍感!! いつも一緒にいるのにどうしてちせが僕だって判らないんだよぉっ!
すぐにばれて、今までごめんなさいって、でも、好きです……って言うつもりだったのに!」
 どうにか言葉づかいは戻ったものの、顔中はもちろん耳まで赤くして視線が定まらない。
再び涙があふれそうな雰囲気で全身がかたかたと震えている。
「本当に……? ほんとにほんとに本当に?」
 こくりとうなづく千年に、里は本心を知った喜びで思わず抱きついた。
「千年! 好きだってずっと気がつかなくてごめん、ぼくも大好きだ。好きになってくれて嬉しい」
「!! そんなに好き好き言うなっ、恥ずかしいっ。そ、それに……、そんなにきつく……」
「本当に好きなんだから恥ずかしくなんかないよ。ぼくは千年が好きで、千年はぼくが好きで、
好きだからどっちも変なやきもちを……」
「黙れーーーっ!!」
 ありったけの力を込めて突き飛ばされて、里はソファに倒れこんだ。
 思い詰めた顔の千年が馬乗りになり至近距離で迫ってくる。
「ち、千年?!」
「ねぇ、そんなに好きなら、今すぐここで……僕と、千年とエッチ出来る?」


「ん……ちゅ、……ぁ、はぁ、……っ」
 千年の髪先が頬やあごをかすめ、吐息が顔を覆う。
 ちせと交わした優しいキスでなく、互いに舌を絡め唾液を飲みあいどちらかが唇を離しても
追いかけて貪りあう深い口付けを、こみ上げる熱さに任せて何度も繰り返した。
 薄く目を開けるといつもの切りそろえた前髪が揺れていて、ぎゅっと閉じたまぶたの先の
まつ毛の長さに驚く。目の下を染めて必死に里を求め受け止めている仕草に愛しさがつのる。
「はぁ……」
 ようやく顔を離し涎だらけの里を見て、千年は更に顔を赤くして上から降りた。
「電気を消すから」
「それは駄目だ。っていうか……千年の裸が、見たい。見たいんだ。
だから……脱いで、見せてよ」
「えぇ?! 僕がっ?」

 里は、うん、と殴られる覚悟でソファの上にまたもや正座をして頼み込むと、
千年は恨めしい顔ながら端に座ってパジャマのボタンを外し始めた。
 半袖のパジャマの下はオレンジストライプの薄いキャミソールだけで、胸の形がうっすらとわかる。
 ズボンを脱ぐとおそろいのパンツがちらっと見えた。
「…………」
 千年は里の顔と宙を交互に見ながらキャミソールを一気に脱いだ。
 ふるりと胸の先端が揺れるのを見逃さなかった。心臓の音が耳の奥で響きまくりながら、
千年の動作ひとつひとつがまばたきをする間も惜しい。
 前を隠しながらそろそろと脚の間を薄い布が移動して足元でくるりと丸まる。
 千年はその布の固まりを脚から外して、脱いだものをまとめると、里と同じように膝の上に手を置き
真っ赤な顔のまま無言で次の指示を伺った。
 人形のように白い肌と黒髪、赤い頬、暗がりで目にした時よりずっと綺麗で、目が離せない。
「千年、きれいだよ」
「……………………ありがと」
 ぶっきらぼうにつぶやいて、ぴたりと閉じた脚をもぞもぞと動かすのがいつもの千年らしくなく、
意識してしまうと、何も身に着けないでリビングのソファに座っている姿が
どうしようもなくいやらしく見えてきた。
 ちせの分まで優しくする。もう手荒なことはしないと心に決めてはいたが、万が一ということもある。
だからこそ千年本人に脱いでほしいと言ったのだが、あのなめらかな肌に触りたい、あの先っぽを弄りたい。
あの夜の手触りの生々しさが脳裏に甦る。
 申し訳無さで思い出してはいけないという抑制もむなしく、下半身にあっという間に血が集中していった。
膨らんだ股間を隠すように膝の上に腕を揃えなおす。
89真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/14(火) 15:55:38 ID:69LVuueK
「ちょっと、アソコ、見たいな……」
 顔から火が出そうになりつつ漏らす里の言葉に、千年は何も言わず脚を上げ、
ひどくゆっくりとした動きで両膝を曲げた。
 体育座りをした脚のすきまの奥に、薄い茂みに覆われた筋がほんのりと見える。
「……広げて、見せてほしい」
「!?」
 ためらいながら責める眼差しを投げつつ、ややM字に開いた脚の付け根へ震える手を這わせていく。
 普段なら何度も殴られているところなのに、泣きそうな顔をしながら自分の言うことに従う
千年にどうしようもなく興奮する。
 彼女本人の指で両側から引っ張られて、むき出しになった部分は桜色でつやつやに光っていた。
 奥のほうから液体が漏れ下のすぼまりを濡らしながらお尻の下に溜まっていく。
 里は自慰を強制しているような心地がして、ごくりと唾を飲み込んだ。

「さとりの、エッチぃ……っ」
 目尻に涙をため、羞恥にこらえ切れず千年がかすれ声で漏らした呻きに、たまらず反応してしまう。
ズボンで遮られる痛みにぐっと歯を噛みしめた振動で、ソファがぼんっ、と跳ねた。
「わぁ、っっつ!!」
 体がこわばったままそのままの姿勢で前につんのめり、顔から千年の股間に突撃する。
 結局ぐらぐらだった理性は、その雄を呼ぶ匂いを嗅いだ瞬間に飛んでしまった。
 千年は驚いて逃れようとするが里は両手で太股を押さえつけ、顔を埋めた。
「いやぁ里っ! 離れて、そんなところぉっ、あぁだめ汚いい……やぁぁはん!」
「千年、やっぱり、だめだよ、もう」
 本能で蜂が花に群がるように熟れた中心に引き寄せられ、唇で触れ、口で吸い、舌で味わう。
 湧き出る蜜を一滴たりとも逃したくなくて、何度もすすりあげる。枯れるどころか一向に収まらずに
より濃密な液体が唾液と混ざる。
「やん、ひあ、は、ひゃうっ、あくっ、……んん、ひゃあん、ひあぁあっ」
 驚きと困惑と快感に振り回されて、いちいち声をあげてしまう千年が可愛くてたまらない。
 つるりとすべる部分とざらつく茂みの感触の違い、ひくひく動いて惹きつける膨らんだ土手とぬめる襞、
蒸れた匂いが沸き立って甘い蜜を飲み込むたび千年の味が喉の奥に広がってぞくぞくする。
 子供が駄々をこねるようにばたつく足が里の背を叩き続けても、それがむしろ心地よかった。
「ふああっ、あっ、あぅ、だめ、そこもうっ、……あんっ、気持ちいいっ、い、いっちゃうううっ」
 蜜壷の奥へ舌を差し入れて掻き出す。溶けてしまいそうになめらかで熱を帯びて柔らかくうごめく。
里は気が付いていないが、その動きにあわせて鼻の頭でぐりぐりと豆状の突起をこすっていた。
 ぶるぶると腰や太股が痙攣を始めて、だんだんと全身に回る快感に打ち震えていくのが肌越しにわかる。
「ぁぁぁあああんっ! いやいやいやいっちゃう、さとっ、だめみないであっあああぁあーーっっ」
 千年は一番敏感な場所をしつこく責められ、泣き叫んで懇願したものの、イかされてしまった。
90真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/14(火) 15:56:25 ID:69LVuueK
「はぁ……、は、はずかしいよ、さとりのばかぁ」
 ソファに仰向けになって濡れた唇のすきまから吐息がこぼれて、小ぶりな可愛い胸が上下している。
 力が抜けて投げ出されたような脚の間からはまだ蜜が漏れ、内ももと筋からはみだして充血しきった
秘所が呼吸に合わせて動いている。里の視線を受けてあわてて胸や股間を隠しながら
ほんのり染まった躰はなまめかしく悶えた。
「……なめるなんて、あんなこと、もぉ……ひどいっ」
「ごめん。だって、やっぱり我慢できなかったんだ。千年が可愛すぎるから。嫌ならもうしない」
 言い訳しながら大急ぎで服を脱ぐ。もったいないが汚れた眼鏡も外してしまう。
 びん、と反り返った分身は待ち構えたとばかりに脈打って先を濡らしている。
 改めて体を割りいれ、膝の裏を抱えあげると鼻を鳴らして睨まれた。今度は里がソファの背に寄りかかり
千年の腕を自分の首に回させる。
「これで見えなくなるから恥ずかしくないよね?」
「里って本当に、……ううん、何でもない。里、きて」
 千年は改めてうなずくと頬擦りをした。懐かしく甘い女の子の香りが鼻腔いっぱいに広がる。
 太股を両手で支えて千年本人に腰を落とさせていき、再び彼女の中へと押し入る。
つぷりと空気の抜けるぬるい水音を立てながら、じわじわと飲み込まれていくと
腰から快楽の震えが迫ってきて、今度は優しく、ゆっくりとだ、と里は心の中で念じながら快感に耐えた。
 完全に入ってしまうと上に座った千年の重みが一点に集中されて、鼓動にあわせてぞわぞわと疼く。
 動いたらすぐ終わってしまいそうで、背中やわき腹、お尻や太股まで撫でるように触りまくる。

「まだ痛む?」
「奥がじぃんとするけど、痛いわけじゃないから平気。里はどう?」
「千年の中って気持ちよすぎてダメダメになりそうだよ」
「じゃあ抜いちゃおうか」
 くすくす笑って口ではそう言いながら下の口はより里をきゅん、と離れないように締めつけてくる。
 里の脳裏には、今まで自分を叩き、睨み、呆れ、馬鹿にしていた千年の姿が浮かぶ。
いや、馬鹿にされたりしていない。だって千年が今までぼくを見放した時があったか?
「女の子につらい思いをさせてごめんよ。ずっとそばにいるから。大好きだ、千年」
「里、僕ね……今、ものすごく嬉しいんだ。こうして抱き合うのって、……幸せ」
 頭をとろけさせるようなうっとりとした熱い呟きが、ぼやける視界の里の感覚を一層研ぎすました。
 こんなに柔らかくて温かな思いが詰まっていたのに、どうして今まで気づかなかったんだろう。
 微笑みを交わしながら頬を寄せ合い唇を舐めて頭を撫でる。充足感が全身に回っていく。
片手にすっぽり収まってしまう胸の膨らみを持ち上げるように揉みほぐす。
 腰同士の繋がった一体感とはまた別に、無条件で引き寄せられる女の子特有の心地よさは
まるでお風呂につかっているような温かみがあった。
「あふ、ぅん……ぁ、あんん……」
 まだ柔らかい乳首の先を指の腹で軽くつぶしながら、手のひら全体でなめらかさと弾力を楽しむ。
「千年のおっぱいも柔らかくて気持ちいいよ」
「んっ……、気を使わなくてもいいんだ。小さいのは分かってるから」
 耳元の少しむくれた声に、あの千年がこんな殊勝なことを言うなんてと無性にいじらしく思える。
「ぼくがいっぱい触って大きくしてあげるよ。……っ痛いっっ!」
「エッチなこと言うからっ、や、……あん! ああぁ、それだめぇ、あ!」
 背中をひっかっかれたので固くなった乳首を指ではさんでこすると、固定された腰をもどかしく揺らし
根元からぐりぐりとかき回すことになって、かえって翻弄されてしまう。
「うわ、そんなにすると、まずいよ、出ちゃう……」
「ぁんっ、出して、僕の中に、ねぇもっと深く、僕に突き立てて……ぇ」
 のけぞる千年を引き寄せると立ち上がった乳首が里の胸でこすれ、更にびくびく跳ねながら
恋人を求めて涎を垂らし汗と熱にまみれた淫らな姿をさらけ出して喘いだ。
 ずっとこのままでいたいと思う。離れるのが名残惜しい。
 でも、もう限界だった。
91真夏の夜 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/14(火) 15:59:15 ID:69LVuueK
「もっとつよくっ、あ、っ、ぁんいいっっ!あっあっあっ、あふっ、ぁあっあっ!」
 ぎゅっと押し込むと勢いで何度もソファが軋んで、奥をこつこつ突くごとに千年は一層甘く声をあげた。
 抜いて空いた隙間を埋めるためにより動きは強く激しくなっていく。腰同士がぶつかるといやらしい音が響いて、
よがる千年の襞はますます絡み付いて、そのたびに背筋を走る電流は高まる射精感と合わせて里の頭を灼き、
何も考えられなくしていった。
 真っ白に溶けていきながらお互いだけを求めて絶頂へ向かう。
「里ぃ、あぁぁあんんっ、あ、だいすきぃっ、好きよ、好きぃっーーーっ!!」
「ちとせっ大好きだぁっ!」
 必死にしがみつく千年が里の腰を脚で押さえつけ、最奥へと引きずり込んできつく締め上げる。
 再び彼女を襲う痙攣が伝わる間もなく、里も込めた思いを迸らせて果てた。

「ごめん。また中に出しちゃった……大丈夫だった?」
「うん。心配しないで。……………………ちせには、…………負けたくなかったんだ……もん。
もう少し、そのままで……、抱きしめて」
 鼻を鳴らして可愛く拗ねるのは本当の本当にあの千年?! まだ慣れずに切なく訴える黒い瞳にどぎまぎした瞬間、
お腹がぐぅと鳴って、顔を見合わせ一緒に吹き出した。
「お母さんの作り置きのカレーならあるけど、食べる?」
「んー、頑張って帰るよ。駅まで送って」
 かなり後ろ髪を引かれる思いだったが、そのまま泊まってしまいそうなのでそれはやっぱりまだ早い。
 もう一度、お互いの体温を確かめ合って離れた。


 翌朝、マンションから出てきた千年は里を見つけて目を見張った。
「良かった間に合ったんだー。おはよう、千年」
「里……どうして?」
「ちゃんと学校に来るかどうか気になったから。みんなも心配してたんだよ」
「連絡くれればせめて駅で待つとかしただろ、迷うくせに自分が遅れたり、僕とすれ違ったりしたら
どうするつもりだったんだよ!」
「会えさえすれば千年が連れて行ってくれるから信じてた。それに……彼女と登校するって夢だったんだ」
 さあっと千年の顔が朱に染まる。
 彼女、と何のためらいもなく言葉にすることができる。自分の気持ちを素直に出す喜びを
里は一晩経って改めてかみしめていた。
「……まったく、僕がついてないと何も出来ないんだから」
「うん。ぼくは一生、千年の子分だよ」
「開き直るんじゃないっ」
「素直になるっていいことだよね。千年、今日も可愛い」
「さ、里。調子に乗るなよ、この……」
 振り上げた手に、いよいよ殴られるかと里は目をつぶるが、意外にも待ち構えた頬の痛みは
優しく柔らかく、ちゅっと音を立てた。
「……迎えに来てくれてありがとう」
 頬を染めてあわてて離れる一瞬、夏の夜に、自分を見つめてくれたあのおだやかでひたむきな、
女の子の姿が重なる。笑顔で返そうとしたところにごつんと後ろ頭へ衝撃が来た。
 やっぱり叩くのかよ、と言いながらキスよりも顔がゆるむ気がした。
「体育祭で3200M走に立候補しようと思うんだ。千年、練習に付き合ってほしいんだけど」
「せいぜい頑張れば。……ちせも、応援に来るかもしれないし」
 向こうを向いて、切りそろえたおかっぱの髪の先だけが揺れている。
「明るくないと感覚がつかみにくいから公園で朝とか夕方に走ってみたいんだ」
「調子がよければ来るかもね。里が一生懸命走ってる姿、…………好きだって言ってた」
 言い終わるか否や駆け出して行ってしまう千年を見ながら、里は少し考えた。
 すぐに追いついて返事をするか、しばらく後を付いて行ってみるか、どうしようか。
 とりあえず、走り始めながら声をかける。

「ま、待ってくれよ、千年!」
92 ◆ELbYMSfJXM :2008/10/14(火) 16:01:27 ID:69LVuueK
以上です

PINK板的ID出たなー
93名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 17:19:41 ID:jVz2jlpR
69、レベル「うぅ、イク」

GJっした!
94名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 18:50:28 ID:DVwke3PT
投下後のあっさりぶりにワロタw
95名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 22:14:49 ID:U0O28zn7
乙!
オレンジストライプのキャミソールとかディテールが細かいとこがいいよね
96名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 21:00:35 ID:83o0lxz8
今日発売の文春に載ってる堀北真希がちょっと男装ぽくていい感じ
97名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 19:22:57 ID:u/U7RJqT
エロくていいよな・・・あの堀北
98名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 19:24:59 ID:Nnsfjarg
服の下のさらしが何かの拍子で外れて、あるいはさらしを抜き取られて押さえ付けられていた胸の膨らみが見えて巨乳ノーブラ状態になるというシュチュエーションはどうだろう?
99名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 22:14:27 ID:WHGS8Gea
素晴らしいジャマイカ!
その瞬間に外見が少年から女に変わるわけだね
100名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 20:17:41 ID:I4V5/Boi
男装少女の坊主頭はあり?
101名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 21:03:33 ID:kr1p/OzR
坊主では、首筋、顎のライン、眉の形が顕わになってしまう。
島村ジョーのように長い前髪で顔を隠しつつ、
後ろを跳ね上げて少年らしさをアピール。
更に、鬼太郎のように耳とエラを隠せば、発覚防止になるかと。
しかし、漫画キャラでしか成立しない髪型だな。
102名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 21:44:33 ID:/z2Iq+9A
男装じゃないがドラマ西遊記での三蔵法師の坊主姿は個人的にアリだと感じた俺がいる
103名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 23:32:00 ID:/u4wce62
>>102
確か、三蔵法師を男装美女として描いていたコミックがあったような
104名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 05:10:14 ID:I9ow9V8m
Oh! クッキーフェイス
105名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 21:40:16 ID:XHiYtju/
少林サッカーでもヒロインが最後坊主になってた
坊主姿もストイックでいいと思うが
男装としての坊主はキビシイかな
106名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 17:20:55 ID:O5tfvLG4
水に落ちたり水をかぶったりして服が透けてしまい、下につけていたさらしやブラジャーが浮き出る(ことの次第によってはパンティも浮き出る)
というのはどうだろう?
107名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 19:56:42 ID:pcwbPlQr
>>106
つ【シティハンターの柏木圭子】
108名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 23:07:16 ID:Poc6tNGh
>>106
王道なシチュエーションだと思う
そして慌てて着替えるのを手を貸し秘密を共有するという流れ
109名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 23:23:43 ID:1ZeGgbo4
>>108
お前のID、NGだぜ
110名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 00:11:14 ID:qIIs5rJd
>>108
プールや修学旅行のお風呂イベントとかで何度も助けられて
徐々に男の事が好きになっていくけど
恥ずかしくて気持ちが伝えられず家の中で悶々とする。
しかも友達や周りからはアッー!な関係だと思われちゃう。
111名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 10:53:58 ID:jliGkiOH
いいねえ
112名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 14:03:40 ID:WvoBb8YI
流れ豚切りですまんが

なぁ、おまいら
今月のジャンプSQの葛本さんちの四兄弟見てみ?

見た瞬間悶えたぜ
113名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 20:58:17 ID:xuZd6HF+
このスレと関係あるのか?
また見てみるよノシ
・・・SQて何?
114名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:08:54 ID:xuZd6HF+
古〜〜い映画だけど需要あり?
女の子だという事を隠してサッカーやってるヒロイン
「胸が出てきたらバレてサッカー出来なくなるから」
と、主人公の男の子に胸にタオル巻くのを手伝ってもらうシーンがツボ
あと「女扱いするな!」と怒るくせに
主人公に他の女の子が近づいてくるとやきもち、なんて展開も。
また機会があったらご覧あれ

http://kugayama05.exblog.jp/4200241/
115名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:24:47 ID:E2EA5ffC
男装ではないが、
今週のジャンプのネウロで、Xが本当は女だった事にときめいた俺がいる
116名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:42:04 ID:v7fy6/b1
>115
シックスに捕えられた時に『発生時の性別:メス』って言われてた気がする。
117名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 20:00:33 ID:lVYZoxzh
>>112
ジャンプSQ見てみたノシ
天王はるかみたいな正統派がいたな
118名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 19:36:13 ID:Pv5DBHWn
「男装」でくぐるとドリーム小説に当たることがある
みんなは正直言ってドリーム小説はどう思ってんの?
よかったら言ってみてくれ
119名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:08:52 ID:FEiPrDC5
発想は好きだが少女マンガかケータイ小説っぽい描写な場合が多くてな……
読んでてうんざりしてくることもしばしば
120名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 21:53:53 ID:pifyu664
ドリーム小説ってそもそも女向けだからな・・・
121名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 19:57:17 ID:a2fnHdQG
SSをコピペして
名前の部分を削除して
好きな名前入れてら皆ドリーム小説。
122名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:16:19 ID:4+N+Ju0U
ドリーム小説無理
好きな名前をいれて妄想しろってやつより
しっかりシチュエーション設定してある普通の小説がいい
123名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:29:59 ID:KC/PG5A5
ドリーム小説が好きだと言う男には会ったことないし
腐女子ですら、あれには引くという人が多い
124名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 11:04:04 ID:0PMAXnUb
男装少女が実は爆乳とか誰かかいてほしいage
125名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 15:24:18 ID:HPhm1SvO
代々続く武道の家系
しかし子供が娘しかいないため
父親からは男として生きるようにいわれ
外ではさらしを巻いて男として振る舞ってるが
本当は可愛いものが大好き。
126名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:29:34 ID:4KVvwKlO
友達に勧められて見た舞HIMEの晶が素晴らしい男装少女だった
忍者、サラシ、胸がまた育って悩む、ツンデレ
こういう男装少女がもっとみたい
127名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 02:22:38 ID:Tr/NRbDT
>>125
つ吹雪丸

やばいよ
128名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 09:48:12 ID:WkixFDlQ
萌え
129名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 12:27:09 ID:19GdRQG/
>>124
それで女だとばれたあと、色っぽい服装であらわれるのもいいような(可愛い服装はよくあるが)
130小ネタ エロ無し:2008/11/13(木) 15:58:34 ID:SVRVRRYi
「お前に私の覚悟の程を知らしめておきたく思うが故にお前には
 日曜朝南町の公園にて八時に来てもらいたいと思うのだがお前の
 都合に関してはどうにかしてもらえないかと願わずにいられないが
 可能か不可能かについて即刻返答をいただきたいのだが、可である
 事を想定して私は動くので来るも来ないもお前の自由だ高田明!」
 という、読点全く無しの誘いだか強要だかを受けて、俺は素直に
南町の公園のベンチに座り、奴を待っていた。
「しかし……なんだ、覚悟の程って」
 奴――川代光(かわしろひかる)は、とある歴史ある武術を教える道場の、一人娘として
生まれた。 だが、跡継ぎとして認められるのは男のみというしきたりに
より、今まで男として暮らしてきたというのだ。
 俺が奴が女だと知り、事情を聞かされたのは、ほんの一週間前の事。
 たまたま夜遅く、寮の風呂に入ろうとして……まあ、ふくよかな胸と、
丸みを帯びた体つきを目の当たりにしてしまったのだ。
 なんで奴が深夜にしか風呂に入らないのか、と思っていたが、
今思えばそれはこういう事だったのだ。五人しか寮生がいないから、
それで十分何とかなるのだと、俺は事情を知って得心した。
 というか、あの胸は凄かった。どうやってアレを隠しているのか、と
聞いたら、恥ずかしそうに「普段はサラシで押さえつけている」と答えて
くれたが、あの大きな胸が男用の制服でもそれとわからないくらいに
押さえつけられるものなのかと、女体の神秘に当惑したりもした。
 ……いかん、思考が逸れた。
 まあ、そんな事があって以降も、俺は学校では何事もなかったかの
ように振舞おうと努めた。完遂できているかどうかは怪しいが、それなり
に、奴に迷惑をかけない程度には振舞えているのではないかと思う。
 逆に、川代の方が俺の事を意識してしまっているようで、俺を見て
顔を赤らめたり、何気ない会話の時にどもったり、俺を視線で追っかけたり、
うっかりすればボーイズラブなうわさを立てられてしまいかねないような
有様だった。
 元々男同士として仲が良かった事もあり、一部では既にそんな話も出ていると聞く。
 仕方が無いといえば仕方が無いんだろうがなぁ……。それまでの
奴の印象――知的で冷静、場合によっては冷酷ですらあるという
イメージ――からすると、その乙女乙女した姿には違和感を覚えるばかり。
 そんな状態が続けば、俺も意識しない振りをするのに限界がきそうだ。
 そうなれば、傍から見ればBL一直線……それは勘弁して欲しかった。
「俺が気にしてないのをきっちり説明したら、奴も少しは普段どおりに戻るだろ」
 そんな風に考えていた俺としては、今日の呼び出しは好都合だった。
 何しろ、学校ではまともに話すらできない――しようとしても、顔を赤らめて
逃げられる――のだから。
「……気になるのは、覚悟云々だよなぁ」
 何の覚悟なのだろうかと待っている間色々と考えてはみたが、皆目検討が
つかない。もしかして、正体を知られた俺を消す覚悟か!? ……なんて
想像に、自分で乾いた笑いをこぼしたりもした。
 何にしろ、そこも含めて、川代が来たら聞いてみねばなるまい。
 ……しかし、遅いな。もう時刻は七時を三十分程回っている。何かと
真面目な奴にしては、遅刻とは珍しい――
「……高田、待たせた」
 ――などと思っていると、声は左側の方から聞こえた。
131小ネタ エロ無し:2008/11/13(木) 15:58:44 ID:SVRVRRYi
「おお、遅かったなぁぁぁぁっ!?」
 にこやかに笑みを浮かべ、応えようとした俺の声はそのまま驚きの叫びへと
変化した。目の前に立っていた奴の……いや、彼女の姿が、そうさせた。
「……な、なんだ?」
 胸元を必要最小限にしか隠していないチューブトップに、下着が見えて
しまいそうなローライズのデニム。
 奴の……いや、彼女の“男”としての姿しか見た事がなかった俺は、その
ラフな男っぽさを残しながら、それでも女としての色気を全開にしたファッションに、
唖然とするしかなかった。
 いや……見惚れるしかなかった、と言った方が適当かもしれない。
 こういった格好は不慣れなのだろう。頬を羞恥に染め、少し俯きながら、
俺の反応を伺っているその姿は、女としての色気を感じさせながら、
それでいてどこか儚い可憐さを感じさせて……ああ、もう、なんだこりゃ!?
 凛々しい顔形はあまり変わっていないのに、一目見ただけでは“奴”だとは
わからないくらい、凄く女の子らしくて、色っぽくて、可愛い。
 服だけでこんなに変わるもんなんだなぁ……。
「か、覚悟って……これ?」
「ああ……お前の前でくらい、女として振舞おうと、そう覚悟したんだ」
 ……なんてこったい。
 そう言ってはにかむ川代の姿に、俺は思わず彼女を抱きしめそうになった。
 何とか自重したが。
「しかしまあ、エロ可愛いというか激しくエロ可愛いというか……お前こんな格好
 できたんだなぁ……」
「へ、変か?」
「いや、もう、これ以上無いくらい滅茶苦茶似合ってる。っていうかマジヤバイ」
 具体的に言うと俺の理性がヤバイ。
「そ、そうか! ……私は、あまりこういった服の知識が無いので、
 店員に見立ててもらったのだが……良かった、気に入ってもらえて」
「……それって、川代……その服、俺の為に、って事?」
「無論だ。言っただろう? お前の前でくらい、女として振舞う、と……。
 お前には……その、私を……女として……見て、欲しい」
 彼女の声は、次第に小さくなっていく。その言葉の意味する所は、流石に
俺にだってわかる。大きな声ではっきりと宣言するのが恥ずかしい、
そんな意味合いを含んだ言葉に、俺は行動でもって応えた。
「あっ……」
 自重は終了。
 俺は彼女の、女の子らしい丸みを帯びた、それでいて細い肩をそっと抱き寄せた。
 彼女は、俺の突然の行動にも、何ら抵抗しようとする事なく、身を任せてくれた。
「いきなり、ごめん。けど……なんかもう、抱きしめたくてたまらなくて」
 俺の本心の吐露に、彼女は笑顔で応えてくれる。
「……俺なんかで、いいの?」
「お前でなければ……ダメだ」
 まだ朝は早い。幸い、公園にはまだ人の姿は俺達以外に無い。
 俺は、それを確認すると、そっと彼女の頬に手を沿え、口付けた――――――
132小ネタ エロ無し:2008/11/13(木) 15:59:25 ID:SVRVRRYi
ここまで投下です。

いまいちファッションには疎いので、
用語とか間違ってたらすいません。
133名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 19:02:06 ID:BuxTGS2K
つ、続きは…?
134名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 20:54:08 ID:bpm3Il06
>>132
乙!
道場の娘とか深夜に入る寮の風呂とか細い肩とかツボすぎる
135名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 12:39:15 ID:pBjroBcg
>>130-131
ぜひ続き希望
136名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 16:46:30 ID:vR4dpaAJ
最近、初の女性プロ野球選手が誕生したそうだが、
一昔前には男装して野球をやる少女のコミックやアニメがあった様だ
137名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 21:25:55 ID:HGeECkXV
ちょっと前に、あだち充の短編があったな。
名前忘れたけど。
138名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 20:04:03 ID:1rnQvbzU
>>136
あったあった!野球狂の詩だったっけか?
あれは男装じゃなかったっけ
昔は女性が男にまじってなんかやるまんがでも
あまり暴力的なシーンがなくてよかった。。。
139名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 20:08:22 ID:WaDIRCWk
>>138
男装して野球ってのは、主人公じゃなくてサブキャラが
なんかでそうだったような覚えが微かにある。

具体的な題名とか内容とかはさっぱり覚えてないんだがw
140名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 21:59:15 ID:1sd02KBV
>>136
すかさず「ミラクルジャイアンツ童夢くん」のメロディちゃんを思い出してしまった俺が通りますよ
141名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 23:21:04 ID:C0NucGsC
>>136
川原正敏 「エンジェル」
142名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 00:14:06 ID:h01l13Ba
みんな一体いくつなんだ
俺が一番トシなのかww
143名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 20:54:22 ID:wnO62uHH
マイメロの佐久間レイさんだよなメロディちゃん
144名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 21:04:17 ID:V1f/xPZD
名前も葵とか奈緒とか男でも通用するのがいいな
145名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 21:23:19 ID:VL2OeEPF
晶とかしのぶとかミチルとか
146名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 00:00:05 ID:WZM32ajA
司とかレオナとかもだな
147名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 08:50:15 ID:3Kn9dA9N
ユウとかジュンとかヒカルとかもあるな
148名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 14:26:46 ID:5bjhTTBS
ユウキも字面次第で男女どっちでも行けるな。
ハルカもどっちでもオッケーだ。
149名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 17:19:07 ID:52dz3T0R
マコト、ヒロミ、カオル、マサミもある
150名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 23:20:59 ID:rvKFhkJ8
そういえば、男装少女の中には自分が女であることをすっかり忘れているケースもあるが
151名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 17:58:26 ID:Qev9NaXO
ちょ、なにこの男装少女w
-----------------

ホッキョクグマのツヨシ、婿入りするも「メスでした」
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081126-OYT1T00457.htm

 札幌市の円山動物園で2003年に生まれ、05年に北海道釧路市動物園に
オスとして“婿入り”したホッキョクグマのツヨシ(4歳)が、
実はメスだったことがわかった。

 釧路市動物園はメスと同居させて繁殖に期待していたが、
ツヨシの行動がメスに近いため再検査し、判明した。(以下略)
152名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 20:25:56 ID:1GyQS33l
男装熊娘キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!!
153名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 20:44:08 ID:8RBmHNy9
オレっ娘とかもありか?
154名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 23:05:28 ID:vNLyhoZj
ツヨシというたくましい名前までつけられてメスかよwww
155名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 23:06:17 ID:mFEx79v5
凛々しいお嬢さんだったんだな
女子校なら下級生からラブレターもらうタイプ
156名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 01:52:26 ID:GeFeaght
それじゃこの熊はこれまでずっと♂として育てられてきたってことか…
確かに男装少女の王道ではあるが
157名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 19:20:52 ID:o7fp0Nco
>151-156
おまえらwwwww
158名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 20:40:17 ID:d9E3BSbo
クマでこんなに盛り上がれるなんてww
159名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 21:43:31 ID:hBy85oOH
擬人化という文化(でんかのほうとう)もあるし、妄想の前では人間でない事は問題にならないからなぁ
160名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 22:12:16 ID:2R39qME9
>>151
ここで重要なのは「再検査」だろうJK
161名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 21:37:53 ID:0iRAjmP3
他スレでここを薦められたので保管庫の作品を読んだら
「土曜日の情事」がみごとツボにハマった。
続きが気になる〜!!
これから他のも読んでくる
162名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 13:33:13 ID:4yeum04Y
日曜日のゲオルグ

……いやなんでもない。
163名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 15:13:49 ID:Q9TtspWi
月曜日のアンソニー

……なんでもある。
164名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 21:42:48 ID:M+YRza8Z
明日9時から放送のドラマだけど見る?

ドラマスペシャル 男装の麗人〜川島 芳子の生涯〜
http://www.tv-asahi.co.jp/dansou/
165名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 23:11:09 ID:2DsHTPl+
>>161
あれ、同じスレの住人かも

自分も土曜日の情事が大好きだけど、もうずっと更新ないよね。
未完で終わるのかと思うとあまりに悲しい…
166名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 20:10:54 ID:VT2z2boL
そういえば、男装して船に乗り船乗りに成り済ます少女の漫画があったが
167名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 21:21:15 ID:UGxv9K8/
そういえば今思い出したんだが、
りゅうたまってTRPGのリプレイに、男装王女が出てくるぞ。
168名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 23:45:54 ID:R5BF8OeG
>>139
遅レスでスマンが
おそらく「わたるがぴゅん」の東風平でないか?と思われ。
169名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 06:08:46 ID:mR2w3RcI
広瀬の話がすごく好き
170161:2008/12/09(火) 00:04:18 ID:GhxQGDWD
>>165
たぶん…いや、きっとそのスレだ。

鬼畜な俺様野郎かと思いきや、回を追う毎にヘタ…もとい
繊細な内面を見せる龍司が愛おしい。続きを激しくwktk
171名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 21:18:43 ID:rJVraNr6
>>170
じゃあ薦めたの自分かも
自分も全く同じ感想だなぁ。龍司も瑞希も魅力的だよね。
いつか作者さんが戻って来てくれることを祈る
172名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 13:30:10 ID:D+xZXg3v
ところで、徳川将軍の9代目・家重は女だったとのこと
よくぞ自分が女ということを墓場まで持っていけたなと
173名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 15:57:30 ID:R7kxRhAq
さらしでおっぱい隠せるのは何カップまでかな?
Fまでなら何とかごまかせそうだけど
174名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 16:00:32 ID:em2EVTWM
Fは、無理だろ…
175名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 18:24:36 ID:D+xZXg3v
>>173-174
さらしを何重にでも巻けば可能らしいが
176名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 10:12:22 ID:bpRuYMBe
めちゃくちゃ息苦しそうだな。
走ったり出来ないんじゃね?
177名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 10:29:35 ID:29hhpb84
Cぐらいなら
さらし巻いて少し厚着するだけで大丈夫
178名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 20:52:58 ID:VzED8sAe
倉庫には名作多いよな
これが全部このスレから出てきたのか
ありがたや

>>161
そのスレ教えて欲しい
自分ここしか知らないや
179名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 00:53:08 ID:SOS3iG2B
>>178
‘おんなのこ’スレ
180名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 02:57:19 ID:l1ZrOxoC
このスレって男はもちろんだけど、女も結構居そうだよね。
181名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 08:07:25 ID:dl7zJ/Id
男装した?
182名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 17:40:33 ID:cw8UmLvu
>>179
d!見つけた
超良スレ
みんなおんなのこなのかあそこは
>>181
いやいやw
183名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 20:47:11 ID:2YBYGkv3
倉庫
名作も多いけど俺の大好きな長編が多いな…
ああリアルでGJしたかった
184名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 23:55:05 ID:3yAqn3HZ
>>183
最近来たが便乗で言わせてもらう
このスレの今までの人にGJそしてありがとう(大事な事なので二回言いました)
こんな場所と作品があるなんて・・・

特にリディの作者さんGJ
笑って萌えてそしてエr(ry
185名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 03:12:19 ID:toKSEz2k
やっぱりおな感(こう書くとアレだなw)か
186名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 23:16:02 ID:FoF5AcXj
男装の女戦士が戦闘中に服が破けてさらしも切れてしまったがおっぱい丸出しのまま戦うというのはあるんだろうか?
187名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 00:31:32 ID:9nhhgUHt
倉庫の作品読み応えあるのが多くて嬉しい
もっともPCで読むのハズいのでケータイから見てる
>>186
そういうの、ここじゃないけどどっかで見た
コロシアムで
一糸まとわぬ姿になるやつ(ウロ覚え)
188187:2008/12/17(水) 22:18:48 ID:Ox5dwg25
あの、反応ないと流石に自分ハズカシイんですがorz
189名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 15:34:07 ID:9PiYmGDc
自意識過剰は控えめにな。
勢いが無いスレでは、週に二、三回しか
レスがつかない事もままあるし、
そもそも君のレスはそんな恥ずかしがるような
レスじゃない。気にする必要は無いよ。
190名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 23:13:18 ID:kidxPxw9
>>189を男装少女が言ってると思ったら萌えた
191名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:47:32 ID:IKIRB7wd
>>189
d!失礼しました
>>190
「君」がツボだったんじゃ?
192刹那=F=セルゲイ:2008/12/20(土) 00:40:33 ID:M+0TMXap
昔書いたものでこのスレに該当するものがあったからリンクを貼り付けておく。

http://be-sp.com/eroparo/sslibrary/m/medarot27.html

置き逃げ上等。
193189:2008/12/21(日) 13:55:25 ID:DdxST0yZ
「自意識過剰は程々にな。雑談の中では生返事しか返って来ない事は
 ままあるし、そもそも君の発言はそんな返事を貰えない事を恥じる様な
 類の発言じゃあない。気にする必要は無いよ」
「……それが俺の発言を無視したいいわけですか? ああ?」
「すまないね。生憎僕は違う作業に従事していた為、君への返事に割ける
 意識の割合が少なくなっていた為、生返事しか返せなかった。その事は
 実に申し訳なく思っているよ……これでいいかい?」
「よくねえ!?」
「まったく、君はわがままな男だな。そんな事だからもてないんだ」
「なんで更なる誹謗中傷を俺が浴びる羽目にっ!?」
「もっとも……」
「なんだよ!? まだあるのかっ!」
「……いや、別になんでもないさ。それこそ気にする必要は無い」
「変な奴」
「君には負けるが」
「もうやめさせてもらうわ!」
「いつから漫才に?」
「漫才化でもしないとやっとられんわい。……少しはどうにかならないのか、
 その口調とか、言い方とか、その他諸々?」
「無理だね」
「即答一秒ですか。ああそうですか。お前こそ、そんなだから女子から
 しかもてないんだよっ!」
「問題はないよ。別に男の子にもてたいとは思っていないからね」
「何? そっちの気が? 初耳」
「……そんなわけが無いだろう。君はホントに馬鹿だな」
「じゃあどういうわけだよ」
「それは……」
「それは?」
「……秘密だ」
「なんじゃいそら」
「とにかく……君には他人の心配をする前に、自分の事をもっと心配して
 もらいたいものだ。いないのかな、身近にかわいい女の子は?」
「そんな娘いないのはお前もよく知ってるだろ」
「……そういう意味じゃなくてだね」
「じゃあどういう意味だよ?」
「………………」
「なんだ、おい? どういう意味なんだ?」
「……まあ、それは、そのうちわかるさ。わからないかもしれないけどね」
「なんだよそれ?」
「時がくればわかる。一人の女の子が、その小さな胸に宿った小さな勇気
 を、懸命に振り絞る事ができるようになったら、ね」
「……本気で意味わかんねえな」
「……まあ、この調子だと、わからないままかもなぁ」
「変な奴」
「君には負けるが」
「おうおう、負けといてやるよ。じゃあ、またな」
「うん、またね」


「………………人の心はままならないものだね、本当に」
194189:2008/12/21(日) 13:57:56 ID:DdxST0yZ
こうですか!? わかりません!
195名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 19:14:20 ID:nYuKHjug
君は非常によくわかっている!
196名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 19:57:53 ID:hppxUYVQ
素晴らしい!ww
197名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 22:49:46 ID:C1cXWTkE
このスレの趣旨にも(ここの方が合うかもしれない)合うものをここに投下しました。
傷ついた主人公を男装少女が慰めるものです。
もし良かったら読んでください。

http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193663674/l50
>>216>>217
>>223>>231

です。
198名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:05:31 ID:HMdrqXgx
投下するものが非エロな時は申告した方がいいですか?
このスレに触発されて、ちょっと特殊なエロなし長編を考えてるのですが。
199名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 10:48:31 ID:ja1D9pIU
充分このスレでアリだと思う
新鮮なシチュエーションで面白かった
200男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:04:06 ID:Xgc/Aylj
どうも。>>197です。
あの話の続編をここに投下します。
前の話を読んでなくても大丈夫ですが
ネタバレを含んでいます。
それでは投下します。

 一年前の話。俺と親友の七雄がバカをやらかしていた頃の話である。
「あぁ〜!!今年も彼女なしのクリスマスかよ!!」
「お疲れさん。」
「しょうがない。七雄、憂さ晴らしにどっか行くぞ。」
「え〜。うち、彼女との約束があるん〜。」
「この薄情者!!」
「冗談、冗談やって。彼女はおらへんから安心せいや。」
「全く!!」
七雄は俺の親友だ。もう幼稚園の頃からの腐れ縁。
だが、がっつく俺とは違って七雄はかなりモテた。
なのに何故か彼女は作らないのである。
当日も似たようなやりとりが繰り返される。
「うぅ〜。こんな日に男二人でカラオケとは寂しいにもほどがある…。」
「そんなら行かなければええのに。」
すまし顔の七雄。モテの余裕だろうか?
「うるせ〜な。そういえば腹減ったな。」
「せやな。お好み焼きのええ店、知っとるさかい行こうか?」
「いいな,それ。」
関西弁を喋ってるだけあって、七雄はお好み焼きをつくるのが上手い。
実は野郎同士のクリスマスは、
これはこれで結構楽しかったりする。
だが、今年になって状況は大きく変わったのである。
201男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:06:36 ID:Xgc/Aylj
「今年のクリスマス、どうするん?」
「どうするって、奈緒と過ごすに決まってるだろ。」
少し顔を赤くする七雄。
だがポーカーフェイスを維持する。
そう。この前分かったことなのだが、
実は七雄の正体は女の子で、俺の恋人なのである。
七雄の本当の名前は、奈緒という。
「去年から進歩してないなぁ」
「だな。やってることは変わってないし。
って、もしかして去年のクリスマスからお前、女!?」
俺はあることに気がついた。
そう。もし七雄が女だとしたら、
毎年女とクリスマスにデートをしてたことになる。
「当たり前のこと聞くな。うちは生まれたときから女や。
どうしたん?」
相手はにやにやと笑っていた。
「……」
見事にしてやられた。
そう。俺は毎年、知らぬ間に奈緒をクリスマスに誘っていたのであった。
「うち、毎年あんたとクリスマスを過ごすのが楽しみやった。
女の子として過ごせないのが残念やったけど、
それでも嬉しかった。」
「奈緒……。」
しんみりとしたいい雰囲気になる。
202男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:07:42 ID:Xgc/Aylj
けれど……、
「去年のプレゼントは刺激的やったなぁ。
たしか巨乳メイド調教やっけ?
プレゼントのアダルトビデオのタイトル。」
「ばっ、バカ、あれは七雄に送ったものだ!忘れろっ!!」
最悪だ。
俺達は毎年、お互いにいらないものや役に立たない物を
クリスマスや誕生日に押し付けあう習慣があった。
たしか俺の方は可愛いくまさんの図書カードだった。
だが、知らなかったとは言え、
女の子へのクリスマスプレゼントに、
アダルトビデオを送ってしまったのだ。
軽く自己嫌悪に陥る。
「あれ、送ってもらったときは落ち込んだで。
やっぱり欲求不満やないんかって。」
「ごめん。」
俺には奈緒に返す言葉がなかった。
「あはは。冗談や。そんなものをふざけて送りあえる
っていう絆の強さを貰った。」
「そっか……。」
奈緒は気にしていない様子だった。
「今年は何がいい?
今年はけっこうお金を貯めてるんだよ。
まぁ、そのあれが浮いたからな……あれが……。」
あれとは元カノの最悪の女のことである。
確か名前は里美。
その女に裏切られたのを奈緒は慰めてくれたのである。
「いつも通りがええ。バッグとかそんな薄っぺらいもんはいらへん。
あんたが選んだもんならどんなくだらへんものでも貰う。
その代わりうちもくだらないもん送るで?」
「あぁ。分かった。例年通りの物を贈るよ。」
「あっ、そうそう。あと一つ。」
「何だ?」
「アダルトビデオは勘弁な。去年の二番煎じやし。」
「忘れろ。」
「冷たいなぁ。」
女になっても七雄は七雄だった。
203男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:09:32 ID:Xgc/Aylj
そしてクリスマスイブの夜。
「奈緒、まだ来ないのか……。」
奈緒は10分待っても来なかった。
里美の時は来ない上に約束をキャンセルすることさえあった。
今から考えれば他の男との約束が入ったのだろう。
思い起こすと腹が立つ。
だが奈緒ならば不思議と不安感はない。
多分、七雄が時間にルーズだということを知ってたからだ。
一方、奈緒の方はというと。
「あかん!!初デートでしかもクリスマスなのに遅れてまう!!
格好、変やないかな?笑われたりせぇへんかな?」
と電車の中で考えていたそうだ。
遅刻の原因は昨晩着ていく服を
深夜まで考えていたから寝坊したそうである。
そして走ってくる女の影。
「セーフ!!な?」
息を切らしながら走ってくる奈緒。
そして俺の方をむいてにこりと微笑む。
七雄のときと何も変わってない。
だがその仕草とは裏腹に奈緒の格好はコートにスカートだった。
手袋もつけていてどこから見ても女の子だった。
恋人ながら、とても可愛らしかった。
「……アウト。」
いつもの事だから腹を立てる気にはならなかった。
まっ、まぁ、女の子……だしな……。
「あぁ……。堪忍な。」
奈緒は七雄とは違って申し訳なさそうである。
「七雄のときは謝りすらしなかったから気にしてない。
あっ、そうだ。これプレゼントな。」
俺は奈緒にプレゼントを渡す。
結局、悩んだ末に渡したのは
在庫処理セールにて、1000円で買った
原価10000円の時計である。
「なんか高そうな時計やなぁ。いくらしたん?」
「1万。」
「えぇ!!そんなの貰えへんよ。」
奈緒は大げさに驚いていた。
「原価だがな。実は1000円だ。」
「あぁ。びっくりした。でもありがとな。
大事にするわ。これはうちから。」
奈緒は俺にCDを手渡した。
中になにが入っているんだろうか?
「阪神の応援歌。どや。がっかりしたやろ?」
毎年通りのしょうもない物だった。
だが七雄らしかった。
「あと、これな。」
奈緒はにっこりしながら俺に小さな箱を手渡した。
その表情はさながら七雄のようだった。
「?」
中身を見るとそれはコンドームだった。
「バカっ!!こんなものをプレゼントにする女がいるか!!」
「去年の仕返しや。
あと……、まだ子供を産むには早すぎるから……。
早速、今日、使おうな?」
「来年にバイブをお返しで送ろうか?」
「それは誕生日がええな。そしたらそれあんやと思って毎日使うで。」
「頼むからやめてくれ……。」
今まで奈緒は女の子でいることを我慢してきた。
だからその反動なのだろう。
そう思うと奈緒が愛おしく思えてきた。
204男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:10:35 ID:Xgc/Aylj
「奈緒。レストランに行かないか?
結構、この日のために調べてきたんだよ。」
その時はまさかこんなことになるとは思ってなかったが。
「うちはええ。それより例年通りお好み焼きがええな。」
「いいのか?別に遠慮しなくてもいいんだぞ。
払いは俺が持つし。」
「違う。毎年この時だけは、
あんたはうちの手作りの料理を美味しい言うて食べてくれた。
うち、それが嬉しかった。
せやから……。」
「そっか。ならそうしようかな?」
「せやな。行こっ?」
俺は奈緒と一緒に道をあるいた。
奈緒は俺の手を抱きながら歩いている。
じんわりと心が温まる。
「なぁ、喉渇いた。ジュース、割り勘せぇへん?」
ジュースの割り勘。
これは俺と七雄の間で行われていたことである。
金が無いときにジュースを割り勘で買って回し飲みする。
幼稚園の頃からの幼馴染な俺達にはあまり抵抗はなかった。
「お前なぁ、俺がそんなの奢ってやるよ。」
「え〜。割り勘がええの。」
どうしてそこまで割り勘に拘る。
俺はある結論に至った。
「お前、まさか七雄の時もそんな事を考えながら……。」
「当たり前やろ。心は女の子なんやから。」
奈緒は恥ずかしそうに言った。
確か、夏にはアイスを半分に分けて食べてたような気もする。
脳裏をよぎるあんな事、こんな事。
あれが全部、奈緒との間接キスだとすると
すごく恥ずかしかった。
「うち、あんたと付き合えるとは思ってへんかったから。
せめてこれくらいはって思ってた。
ずっと影から想ってたんよ?」
ふたたび俺は奈緒にしてやられたのである。
多分、他にも七雄の頃にやってそうである。
「そっか。じゃ、おまえ先に飲めよ。」
「おおきに。」
奈緒は幸せそうな顔をしながらジュースを半分飲む。
俺の所に残ったのは奈緒が口をつけたジュースである。
ゴクッ
少しだけだけど幸せの味がした。
さて、俺は奈緒にお好み焼きを作ってもらった後に
カラオケに行った。
女の子が作ったものだと余計に美味しく感じるのはなぜだろうか?
去年とやっていることが変わってないのに
数段と幸せに感じられるのは何故だろうか?
スカートを履いた奈緒はとても幸せそうだった。
205男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:11:23 ID:Xgc/Aylj
「なぁ?帰りにうちに寄らへん?」
「おっ、おい……、奈緒……。」
男と女が二人、恋人同士が部屋でやることといったらアレしかない。
「ええやん。もううち非処女やし。」
そう。奈緒は俺に告白した日に処女を俺に捧げたのである。
「ごめん。」
「ええって。いままで黙ってたのが悪かったんやから。」
「奈緒はあんな形で処女を失っていいのか?」
「ええよ。好きな人に捧げられて幸せやから。
だから……、」
「あぁ。」
「今日も幸せにして。」
「分かった。俺でいいのなら。」
「あんただからええんや。」
奈緒は笑顔だった。
俺は奈緒と付き合えてよかったと思っている。
 そして、俺は奈緒の家に行く。
奈緒は実は一人暮らしである。
昔は家政婦さんがいたそうだが今は奈緒一人である。
そのために奈緒は料理もちゃんとできる。
「毎朝、起こしに来てやろうか?」
俺は冗談で言ってみた。
「いやや。寝顔見られたら恥ずかしい。」
奈緒の寝顔か。とても可愛いのだろうな。
「逆に、今度弁当も作ったろうか?」
「いいな。それ。二人で隠れて食べるの。」
「分かった。うち頑張るから。」
俺と七雄の間にはホモ疑惑がかかっていたこともあった。
主に七雄に振られた女たちのプライド維持のためらしかったが。
206男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:13:03 ID:Xgc/Aylj
「じゃ、シャワー、俺からな。」
俺は素早くシャワーを浴びる。
そして奈緒とすれ違う。
俺は寝室で奈緒を待っていた。
奈緒のシャワーは長かった。
いや、長く感じただけなのだが。
そして、恥ずかしそうに裸を隠した奈緒が俺のところへやってきた。
男とも女とも思えない中性的なフォルムに
俺は惹かれていった。
「そんなにじろじろ見ぃへんといて。
恥ずかしい。」
奈緒の体は風呂で温まったのと羞恥でかなり火照っていた。
「恥ずかしいことないよ。
奈緒の体、とっても綺麗だよ?」
そう言いながら、
俺は服を脱いで奈緒をベッドまで連れて行った。
そしてベッドの上で奈緒にのしかかり
奈緒の乳首を弄繰り回す。
つまんだり、擦ったり、寄せてみたり。
「はぁん!!いやぁん!!」
気持ちよさそうに喘ぐ奈緒。
貧乳もなかなか面白い。
次は乙女の部分である。
奈緒の体はかなり敏感で
いろいろな刺激にすぐ反応してしまう。
「あぁんっ!!あんたの手、やらしい。」
喘ぎながらそんな事を言う奈緒。
気持ちよくなってもらえて光栄である。
ついでだからお尻も撫で回しておこう。
そして、片手を胸に戻す。
とどめは耳である。
俺は奈緒の耳を甘噛みした。
「やっ、そこはだめ。」
ものすごい勢いで奈緒の秘所は濡れていく。
207男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:14:06 ID:Xgc/Aylj
「奈緒、入れていいか?」
俺は奈緒に聞いてみる。
「避妊、忘れんといて。」
不安そうに言う奈緒。
確かにそうだ。
俺は早速、奈緒に貰ったものをつける。
「結婚したら、好きなだけ中出ししてもええから。
今は我慢して。」
「あぁ。分かった。」
さて避妊具もつけたことだし
俺は奈緒の中に自分のものを挿入する。
だが、そんな簡単には入らなかった。
押して、押して、少し引いて、
そうやって入れたのである。
「きっ、きついなぁ。」
「それは俺のセリフだ。」
俺のアレが奥まで到達する。
あとは上下するだけである。
「あっ、あぁんっ!!痛い、けど気持ちええ。」
「そっか。すこし緩めるぞ?」
俺は腰を上下に、奈緒は腰を左右に動かす。
「おっ、おっ、あぁっ。」
そして、今度は俺の方に限界が来たようだった。
思いっきりコンドームの中で出す。
そして抜けないように注意しながらアレを抜く。
「どう?すっきりした?」
奈緒は笑顔で迎えてくれる。
「あぁ。とてもよかった。」
「なぁ?汗かいてもうたけど、一緒にシャワー、浴びへん?」
「いいな。それ。」
奈緒は腰にタオルを巻くと
胸を隠して風呂場に行った。
俺もそれに続く。
208男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:15:26 ID:Xgc/Aylj
そこで俺は奈緒に奇襲をかけた。
奈緒の腰に巻いてあるタオルを剥ぎ取ったのである。
「きゃっ!!なにすんねん!!」
いきなり秘所を晒されたことから驚きうろたえる奈緒。
当然、顔は真っ赤である。
だが、じたばたと抵抗する奈緒を押さえつけて
俺は欲望の赴くままに、奈緒の股間に向けてシャワーのお湯を放った。
風呂場の明かりの元に晒される一糸纏わぬ奈緒。
肋骨の上にわずかについている胸と
慎ましやかな秘所が俺に悪戯をさせたのである。
「やぁん!!やめて!!そんなことされたらおかしくなってまう!!」
敏感な奈緒は俺の視線とシャワーのお湯、両方に必死に耐えていた。
しかし、俺には奥の手があったのである。
そう。奈緒の敏感な耳にふっと息を吹きかけたのである。
「やぁぁぁん!!」
奈緒は耐え切れずに絶頂を迎えてしまった。
潮を吹いて放心する奈緒。
「大丈夫か?」
「乱暴な男の人、きらい。」
奈緒は拗ねてしまったようである。
「悪かったって。」
「ほんまに?」
「あぁ。」
「しゃない。許したる。」
やっと奈緒に笑顔が戻った。
そして、奈緒と俺は交互にシャワーの水を掛け合った。
「アダムとイブもこんな感じやったんやろかな?」
「そうかもしれないな。」
俺と奈緒のさりげない会話。
こうして、俺達のクリスマスイブは終わったのである。
 そして、真夜中。
俺は家に電話をかけた。
「今日は七雄の家に泊まる」と。
親は男同士だから大丈夫だと思っていることだろう。
そして俺と奈緒はお互いに一糸纏わぬ状態で
ベッドの中でたわいもない話をする。
もうお互いに性欲はないから悪戯はない。
ただただ、お互いに包み隠さない優しい会話がそこにはあった。
奈緒の温もりがそこにあった。
「奈緒。愛してる。」
「うちもや。」
そして俺は奈緒の大きいとは言えないが、優しい胸の中で寝たのである。
「好き……やで……。」
奈緒は慈しむような目で俺を見つめていた……。
209男同士のクリスマス?:2008/12/24(水) 02:18:16 ID:Xgc/Aylj
どうもです。
クリスマス記念に書きました。
口では強い奈緒ですがベッドの上だと途端に弱くなります。
それではよいクリスマスを!!
210名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 02:30:47 ID:Mt0nBoRp
夜勤で泣きながらGJ
211名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 08:49:40 ID:2dxgDRVS
ブラボー!ブラボォォォォォォ!

最高だぜ、また続き書いてくれ
212名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 19:35:13 ID:3rhrJj+F
>>203
奈緒たんのルックスは堀北真希似だな、間違いない
213名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 21:53:33 ID:2/4l9BPu
小ネタの続きっぽいのをボーイッシュスレに投下したので、一応お知らせ

http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203759527/433-437

男装ではなくなったので向こうに投下しましたが、良かったら読んでやってください
214名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 21:39:14 ID:ZzZm/KlD
サンクス!
最高のクリスマスプレゼントだぜ!
215名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 17:21:36 ID:IvEMNoQQ
C・NOVELSファンタジアから出版されてるラノベで
九条菜月「ヴァンピーア―オルデンベルク探偵事務所」の
主人公が男装キャラ。ほんとに最後の最後でネタバレ。
216名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 21:53:14 ID:9QqSpx0v
>>215
まさかここでネタバレとはな…('A`)
217名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 01:33:24 ID:Kz36nDYi
>>161
俺も「土曜日の情事」の続きが気になる……
あ〜、続きが見てぇな……
218名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 16:23:36 ID:QUlyF64R
今年はこのスレを見つけてシアワセでした
みんな小説と情報どうもありがと!
219名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 16:34:46 ID:7siU8JVz
なーに、来年もまだまだ仲良くやっていこうじゃないか
まさか今年だけ、なんてことは言わないよな
220名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 00:47:32 ID:5k7K/8Ga
あけましておめでとう
221 【大凶】 :2009/01/01(木) 01:11:39 ID:RY/7X6Du
あけおめ!
今年は萌え男装ものが豊作でありますように
222 【大吉】 :2009/01/01(木) 01:13:17 ID:RY/7X6Du
大凶て・・・orz
223 【凶】 【379円】 :2009/01/01(木) 01:22:56 ID:5k7K/8Ga
おみくじ引くの忘れちゃった
224名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 18:52:36 ID:gNZYCo2n
男装少女が実は美乳と美脚の持ち主で正体を見破った男の前に上半身は胸元が空いて体の線が見えるほどピッチリとしている、
下半身はパンツが見えそうなくらい短いミニスカートでパンスト(タイツ)とピンヒールで表れるというシュチュエーションはどうだろう?
225名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 14:41:30 ID:ZAD1aAZN
>>224
その格好で現れる心理によって萌えも違ってくるな
226名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 17:55:05 ID:0ffpvdAm
>>225
もし、こういう格好が相手の男が好きだということを突き止めていたら?
例えば相手の男がタイツ(パンスト)フェチであったりとか見破った時に自分の美乳に釘付けになっていたとか
227名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 19:28:30 ID:u/2VO2tV
>226
ふむ。そして、本人の感覚だとすごい慣れない格好で恥ずかしいと。
羞恥心で逃げ出しそうなのを押し殺して努めてなんでもない風にというか挑発的に振舞ってるわけだな。
228名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 23:01:39 ID:4MrDAdxI
>>227
その後男が少女の足や胸元に釘付けになってしまって、少女が「触りたきゃ触っていいんだぜ…俺がこんな格好出来るのはお前の前だけなんだし」
とか言って言葉でも照れを隠して挑発してきて胸元や足を目の前に近付けてくるという展開もありかも
229名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 23:07:16 ID:rYxCBIAO
エーディットの続き、是非読みたいです。
230名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 23:38:33 ID:ahtOC3Le
>>228
いいねえ
そのカッコで「俺」のギャップが萌える
231名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 06:01:04 ID:d8qEtjyO
男装少女だらけの学校、というネタを思いついたが
そんなエロゲーがあったことを同時に思い出して軽くショックな今日この頃

最近あんま投下なくて寂しいのう……職人さん増えないかな
232名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 20:08:49 ID:Bn0ZppJ1
気長に待つべ
233びっくり!!奈緒の婚約者!?:2009/01/08(木) 23:59:42 ID:DTXrbmsp
奈緒の話の新作を書いたんで投下します。
ちょっとこのスレの方向性とはズレますが勘弁してください。
それでは投下します。

 深夜2時、草木も眠る丑三つ時。
奈緒は誰かと話をしていた。
「なぁ、あんた、昔、うちとあんたは一心同体って言ってたな?」
「はい。私の事は七雄様の体の一部のようにしてお使い下さいませ。」
「体の一部って言ってくれたんやな。」
奈緒は誰かに念を押した。
「はい。確かに言いました。」
「胸の代わりでもええんか?」
「はい?」
誰かは奈緒に聞き返した。
こうして二人に沈黙が訪れた……。

 さて、クリスマスも過ぎ、お正月も過ぎた頃。
とうとう待ちに待ってない始業式がやってくる。
そして寒い一月の空気の中、俺は親友を家の前で待っていた。
「あぁ……。寒い……。七雄の奴は俺を外で何分待たせる気だっ!!」
普通の男の親友だったらこれだけ待つことはないだろう。
走らせて追いつかせる。
もしくは家の中に押し入るかの二択だ。
しかし、それは出来なかった。
七雄には秘密があったからである。
「くそっ。あいつの寝坊癖はどうしようもないな。」
そう思っているところであった。
そこに一人、通りがかった女の子に俺は声をかけられた。
クラスにいたようないなかったような、
そんな地味でパッとしない眼鏡をかけた女の子だった。
胸もぺったんこでほとんど女の子と認識されないような子。
「こんにちは。」
「ちっす。」
俺はとりあえず返事をした。
とりあえずの礼儀だ。
そのまま彼女は去っていく。
なんで俺に声をかけたんだろうか?
3ヶ月前の俺ならそれが頭から消えないだろうが、
今の俺は違う。
それには七雄の秘密が関わっていた。
そう。七雄の正体は、
実は奈緒という女の子だったのだ。
234びっくり!!奈緒の婚約者!?:2009/01/09(金) 00:00:40 ID:DTXrbmsp
「ごめん。待たせた?」
慌てて走ってくる七雄。
「遅い。風邪を引くところだったぞ。」
「ごめん、ゆーとるやろ。
風邪を引いたら看病はうちがしたる。
せやから安心せい。」
「罰ゲームで裸エプロンで看護しろよ。」
「あぁ、わかっとる。」
最近、俺は奈緒との間合いを掴んだ。
誰かいる時は男として接する。
二人きりの時は女として扱う。
こういった暗黙の了解があった。
 そしてホームルーム前、
俺は今朝あった出来事を七雄に話した。
クラス1影の薄い女に話し掛けられた、と。
すると七雄は少し考え出した。
嫉妬だろうか?
男冥利につきる。
すると七雄は深刻な顔をしだした。
そして七雄の口からとんでもない事実が発覚した。
「なぁ。今日、放課後空いてるか?」
「空いてるけど何かあるのか?」
「あのな……、」
「なんだ?」
流れる重苦しい空気。
「早く、言えよ。」
「うち、あんたにうちの婚約者を紹介したいんや。」
「えっ!?」
俺は驚いて奈緒が何を言ったのか分からなかった。
婚約者?恋人の上ってことか?
って、えっ!?
「今日、放課後、いつもの教室で……。」
「おっ、おいっ。何言ってるのか全然分からねぇよ」
「ごめんっ。」
「おいっ!!」
キーン コーン カーン コーン
突然、鳴り出す空気の読めないチャイム。
そして担任が入ってくる。
こうして、俺と奈緒の会話が途切れた。
婚約者ってどういうことなんだよっ!!
 この日は俺と七雄が口を聞くことは無かった。
俺が話しかけようとすると奈緒は逃げようとするのである。
教師の授業なんて頭に入るわけがない。
俺はずっと奈緒の事を考えていた。
奈緒が俺のことを裏切るはずがないと。
あんなに優しかった奈緒が、絶対にありえない……と。
235びっくり!!奈緒の婚約者!?:2009/01/09(金) 00:01:28 ID:DTXrbmsp
こうして放課後。
俺はいつもの教室に行く。
人気のない教室。
俺はそこで七雄ではなく、奈緒と話す。
ときどき性行為に及ぶことまであったが
いままで誰か来たためしがない。
しかし、珍しいことにそこに人影があった。
奈緒なのか?
それとも奈緒の婚約者なのかっ!?
俺は扉を勢いよく開けた。
すると、そこには、
クラス一、存在感の薄い少女が立っていた……。
「こんにちは。誰かと待ち合わせですか?」
その子は再び俺に話しかけてきた。
「あぁ。親友と待ち合わせだ。
あのバカはいつも時間に遅れてやってくる。」
「ふふっ。私の彼もなんです。
時間にルーズで時間通りに来た事の方が少ないくらいです。」
今日、名前を調べたところ、こいつの名前は静瑠というらしい。
名前どおりに静かな子だった。
「へぇ、意外だな。失礼だけど、
日頃、地味で目立たないお前にも彼がいたんだな。」
「はい。とても優しくていい人なんです。」
「へぇ。俺のダチはちょっと違うな。
自分勝手で、マイペースで、いきなり突拍子もない事を言って、
おまけに少し、変なことろがある。」
「喧嘩、でもなさいました?」
静瑠さんは俺の心をあたかも見抜いているような発言をした。
ある意味、図星だったのである。
「まぁな。しょっちゅうだったよ。
でも今回のは違う。ちょっと冗談にならないかな?
お互いの信頼関係に関わるっていうか。」
奈緒の事を言わないように俺はそのことをぼかして言った。
何かの間違えであってほしかった。
「そう……、ですか。
あなたはそのお友達を信じていますか?」
静瑠さんは俺に問いかけた。
俺は少し考えた。
本当に七雄を信じていいのだろうかと。
これがもし騙されているのだとしたら女に騙されるのは2度目だ。
そんなのはもうたくさんだ。
俺は思った。
しかしその考えは一瞬にして消えた。
俺は奈緒に騙されてもいいから最後まで信じたい。
そう思った。
236びっくり!!奈緒の婚約者!?:2009/01/09(金) 00:03:47 ID:8M42pr/D
「ふふっ。遅れて来たけどえぇムードやなぁ。お二人さん。」
人を混乱させといて、その上に遅刻。
腹の立った俺は奈緒っと叫びたくなった。
しかしそれの声を俺は止めた。
もっと驚くべき発言があったからだ。
「七雄様。彼、なかなか面白い方でしたね。」
静瑠さんが先に奈緒に話しかけたのである。
「せやろ。だからうちも惚れたんや。
最後までお人よしで最後まで優しくって……、うちの自慢の恋人や。」
「奈緒。お前の婚約者とやらはどこにいるんだ?
まさか嘘だったとか言わないよな?」
奈緒は人をつれていない。
まさか嘘はないよな?あれは洒落にならん。
「あはは。それか。あんたの目の前におるで。」
「えっ?」
俺はあたりを見回す。
俺の周りにいる人間は静瑠さんしかいなかった。
どう見ても胸はぺたんぺたんで奈緒といい勝負だったけど、
静瑠はどう見ても女にしか見えなかった。
まさか、実は奈緒みたいに男だったということか!?
「はじめまして。私の本当の名前は霧隠静瑠。
七雄様の婚約者です。」
そして静瑠さんは自分のメイクを外し、胸のさらしを解く。
本当の胸の大きさは圧倒的だった。
そして顔も地味などではなく、かつてクラス1と謳われた里美を遥かに凌ぐものだった。
「え〜っ!!」
俺はびっくりした。
気が動転していて、まさか七雄の婚約者だとは思ってなかったのである。
よく考えれば七雄は元名家の跡継ぎ。
女の婚約者くらいいてもおかしくはないのである。
それにしても次は忍者か。すごい人を連れてきたもんだ。
「奈緒、まさか男って落ちはないよな!?」
「ないで。あっちは正真正銘の女や。」
俺が静瑠さんの方に視線を向けると
とんでもない光景が目に映った。
あの静瑠さんがショーツを脚まで中途半端に下ろした状態で
スカートを捲り上げていたのである。
露になる静瑠さんの大切な部分。
一瞬で目をそらしたが間違いなく女の人だった。
しかし、清楚な美人がやると背徳感すら憶える。
そして俺が見たのを確認すると目にも止まらぬ速さで
乱れた着衣を元に戻した。
「あの里美のときにうちにつきおうとる人がいるって言ってたろ。
あれ、静瑠のことなんや。」
「そ、そうだったのか……。」
今でも驚きを隠せない俺。
「疑って、ごめん。」
「こっちが悪いんよ。試すようなことして……。」
「今回の責任はすべて私にあります。
私が奈緒さまの恋人を試したいといったのです。」
「そ、そうか……。
今の発言、七雄が女だって知ってるんだよな?」
「はい。七雄さまの正体が露呈しないようにするのが
私の任務ですから。」
「そうか。女同士、結婚なんて大変だな。」
「いえ、任務ですから。」
「そんでな、今日はあんたと静瑠にええ体験をさせよう思ってたんや。」
「どんな体験だよ?」
すると奈緒はいつも飲んでいる薬を取り出す。
喘息だと言って毎日飲んでいた薬である。
237びっくり!!奈緒の婚約者!?:2009/01/09(金) 00:06:42 ID:DTXrbmsp
「これ、実は喘息の薬やないんや。実は抗ホルモン剤。
うちの胸が小さかったり男らしかったりするんは、
これの効果なんや。いままで黙ってて寛仁な。」
「おいっ、なんでお前が謝るんだよ!!」
「あんた、うちが七雄やった頃、よく言うとったやろ。
女は乳の大きさだって。AVも巨乳ものやったし。
あれ、実はうちの悩みやったんよ。でも女ってバレたらあかん。」
「だったら尚更っ。」
「あんたはうちを選んだ。それはもう胸の成長の見込みのない自分にあんたを縛り付けることや。
これが自然なものやったら何も思わなかった。
けど、これは薬。うちがあんたの楽しみを一つ、確実に奪ったんや。」
「奈緒、俺は貧乳も悪くないと思ってる!!
それにお前のせいじゃない。」
しかし奈緒は黙らなかった。
「あんたは優しいなぁ。でも、うちは向こうの子にはもっと酷いことをした。
男と恋愛する権利を奪ったんよ。この子の処女と一緒に。」
「……!!」
「せやから、うちは考えた。うちの知っとる最高の男と
この子に付き合う権利を、そして巨乳を揉む権利をあんたに。そう思ったんよ。」
「そんな権利はいらないっ!!
俺には奈緒が一人いればそれでいいんだっ。」
「うれしいけど、違う。この子はうちの嫁。あんたはうちの将来の夫。
せやからこの子の胸をときどき揉むことを許しただけや。
ささっ、思いっきり揉みなはれ。」
奈緒がそう言うと、静瑠さんはブラウスのボタンを全て外し、
ブラをずらして乳房を晒していた。
そして彼女は表情一つ、変えてはいなかった。
「揉んで。うちの自己満足みたいなもんやから。」
「これで満足するのか?相手はそれでいいのか?」
すると静瑠さんはとんでもないことを言い出した。
「私はこんなことなんとも思っていません。
もし、七雄さまが生涯を男として終えるなら、
その時はあなたの子供を私に作らせるつもりでしたから。」
「なっ!?」
「忍びは体を任務のために使うことをいといません。
奈緒様がお望みならば、私はどんな相手とでも寝ます。
そして今の私は奈緒さまのおっぱい。どうぞ、変わりに揉んで下さい。」
「奈緒、これで満足するんだな?」
「あぁ。」
こうして、俺は静瑠さんの大きい胸を揉んだ。
ごめん。奈緒。俺、やっぱり所詮はオスだったわ。
ぷに ぷに
ゆっくりを静瑠さんの大きな胸に触れる俺。
肋骨とは干渉せずに自在に形を変える胸は
俺に本能レベルの刺激を与えた。
「もっと大胆に揉むと奈緒様からお聞きになりましたが?」
「うちにするようにもっと大胆に。」
奈緒がちゃちゃを入れる。
もう、奈緒はいつものお気楽モードだ。
理性の吹き飛んだ俺は持ってるものをグニグニと弄り回す。
しかしながら彼女は表情一つ変えなかった。
さすがは忍びである。
「どや?満足したか?」
奈緒は聞いてくる。
「満足はしたけどこんなのはもうこれっきりにしてくれよ。
まったく。心配したんだからな。」
俺は奈緒にそう言った。七雄はいつもトラブルを引き起こす。
しかし奈緒はにやけた表情をしたままだった。
「ふふっ。まだ終わってないんよ。静瑠っ!!」
「はいっ。」
238びっくり!!奈緒の婚約者!?:2009/01/09(金) 00:08:14 ID:DTXrbmsp
目にも止まらぬ速さで服を脱いだ静瑠。
それを目で追っていた俺。だが、静瑠の姿が見えない。
そして後ろに大きなものを押し付けられる。
さっきまで揉んでいたアレである。
そして、俺は手足を完全に押さえつけられたのである。
男の力でふり解こうとするが、忍の技には勝てなかった。
そして近づいてくる奈緒。
まさか、これって!?
「あんたはよく、うちの体を無理に押さえつけてHするなぁ。
アレ楽しいんやけど、少しはずかしいんや。
でな、あんたにもその気持ちを味わって貰おう思ってな。」
奈緒の目的が完全にアレだけだと思っていた俺は
この想定外の奇襲に戸惑うしかなかった。
後ろにある胸は柔らかいし、前の奈緒はいやらしい笑みを浮かべていた。
「愛しとるで〜。」
「愛してるなら来るなっ!!」
「うちが嫌っていってもあんたは来るやろ?それのお返しや。」
「ひっ!!」
もがけばもがくほど後ろの胸は当たる。
服越しに静瑠の温かい温もりが伝わってきた。
そして奈緒の手で俺のズボンは下ろされる。
こうして奈緒に犯される日が来るとは思わなかった。
「ぺろぺろしような〜。」
「やめろっ!!」
奈緒の胸は貧乳だからパイズリは出来ない。
だからフェラはとっても上手いのである。
「静瑠、マッサージlv1なぁ。」
「はい。」
後ろでは大胆に静瑠さんが動きまわす。
その快感に俺は噴出しそうになる。
「奈緒様。手はいかがでしょうか。
奈緒様の手はとても繊細で柔らかいので殿方も喜ぶと思います。」
「余計な事を……。」
「分かった。丁寧に奉仕する。」
「やめろっ!!」
奈緒はたどたどしい手でゆっくりと俺のペニスをいじ繰り出す。
奈緒の手の温もりが本当に暖かかった。
胸なんていらない。
こんな脆くて壊れやすそうな繊細な手の奈緒がいるなら胸なんていらない。
俺はそう思った。そしてまだ耐えられる。俺は思った。
だが、俺は耳に息を吹きかける静瑠の奇襲に屈して、
俺は二人の女の子の見ている前で射精をしてしまったのである。
顔面にもろに精液を食らう奈緒。
しかし、その精液を奈緒は躊躇せずに舐めとったのである。
なんだかとても恥ずかしい。
ごめん、奈緒……。
そして何も無かったかのように服を着る静瑠。
「それでは、邪魔者はこれで。」
「またな明日な〜。」
手を振る奈緒。
そして俺に擦り寄ってくる。
「どや、うちの婚約者。面白い人やったろ。」
「あぁ。女なら先に言ってくれ。」
「ふふっ。明日からもっと楽しくなるな。」
「そうか……。」
やはり俺は奈緒と七雄に振り回されっぱなしらしい。
でもこんな人生も悪くない。
本当は優しい奈緒とずっと一緒にいれるなら。
俺はそう思った。
239びっくり!!奈緒の婚約者!?:2009/01/09(金) 00:10:21 ID:8M42pr/D
いかがでしたでしょうか?
新ヒロインが出ましたが、主人公は奈緒一筋です。
そしてそのヒロインは二人を温かく見守る役割です。

それではお付き合いいただいてありがとうございました。
240名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 15:40:06 ID:5D7yIuXr
>>239
ナイス!続きを待ちかねてたぜ!


早く家に帰って読みたい…
241名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 23:01:13 ID:iVhjLHDo
まさか続きがあるとは…。
GJ!
242名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 21:21:59 ID:0o7xGB40
GJ!
最後のフォローに作者のヒロインへの愛を感じたよ
243名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 22:46:25 ID:OzYGzS/G
敵の男装少女キャラが服が破れておっぱいが見えるなどして(おっぱいは大きい)男装を見破られた後しばらくしてから
SMのボンテージのような服装で主人公に襲いかかるというシュチュエーションはどうだろう?
244名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 23:23:19 ID:20qKJinu
>>243
君もうそのシチュエーションで小説書いちゃうべき
245名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 00:52:54 ID:3KoFp0ig
ないしょのCuteBoy、っていう漫画が欲しい
246名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 20:56:26 ID:XSQjr+Kw
なんで?
247名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 22:10:58 ID:M5u0lkhP
待たせてごめんね、ただいま。
帰ってきたよ。
248名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 22:12:09 ID:M5u0lkhP
ごめん間違えた
249名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 22:38:35 ID:fC5KDUGP
>243
とりあえず、その新コスに至る過程か理由を、後でもいいから出してくれないとちょっとポカーンとなると思う。
250243:2009/01/16(金) 13:05:48 ID:/7nJh0dD
>>249
説明不足になって申し訳ない

男装少女が主人公から正体を見破られたあとなぜ女であることを隠しているのかとか言われているうちに
主人公のことをどこかで好きになってしまうがその気持ちの裏返しで(ある意味主人公をからかっている)
今度は自分の女を強調して主人公に襲いかかるという意味で
251名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 20:58:27 ID:vOiOIrFn
ふむふむ。
…やっぱり細かいニュアンスは実際に作品を読んでみないと伝わらないな!
(胡散臭いほどの爽やかな笑顔でぽんと>243の肩を叩いてガンバレ、という)
252名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 21:15:11 ID:ES6N+q/j
>>247のレス主が『週末の情事』の作者さんだったら
……と甘い夢を見た金曜の夜
253名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 11:44:33 ID:fLad5j/4
そういえばつかこうへいさんの「幕末純情伝」では沖田総司は男装少女として描かれていたが
254名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 23:49:57 ID:FaCY/0Sd
つかこうへいGJ!
読んでないけど

歴史上の人物(男性)が
実は男装した女性っていうシチュエーションの小説やドラマ
けっこうありそうだよね
255名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 04:54:46 ID:Q8ZEN2CU
ワトソンが男装少女なのも
ホームズが男装少女なのも読んだことがある。
前者が外国作者に多く
後者が日本作者に多かったのは
面白い違いだと思った。
256名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 09:26:09 ID:4kJlon1w
ワトソンは嫁もらってる一方でホームズは女嫌い
ホームズのほうを男装少女にするほうが原作に沿えそうなもんだが
257名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 16:39:18 ID:lBc99/dg
>>253-254
 確か別の小説では維新後の東京でホステスみたいな事やってるって
設定になってたような記憶が……>つか版沖田。
 動乱の時代を駆け抜けた男装の女剣士が女性の姿に戻って昔を
懐かしむ……って言うと田中芳樹の「風よ万里を駆けよ」を
思い出すなぁ。賀廷玉だっけ? 友人の男がいい奴で、その
コンビが好きだったなぁ。

 歴史上の人物がもし男装娘だったら……は、昔よく妄想したな。
 張良が実は男装の麗人で、始皇帝暗殺の為に雇った刺客の男と
決行前夜にホニャララな事になったりとか、劉邦に初対面で一発で
正体ばれて仕事や何かの合間にちょっかい出されるとか、その他
あんな事やこんな事を色々妄想していた数年前の自分である事よ。
258名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 21:46:17 ID:UJe1gQv4
歴史上人物でTSかつ男装ってわりとあるな
明智光秀・竹中半兵衛・伊達政宗が男装設定の漫画なら読んだことある
源義経が女の子の「リョウ」って少女マンガもあったな
259名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 00:23:42 ID:wt2EESlb
張良が女性という設定は面白いね
三国志だと諸葛孔明が男装という設定の作品もどっかにありそう
伊達政宗までもが男装って・・もうなんでもありやな
でも戦国武将や剣士が実は男装の女性ってシチュエーションは
普遍的に萌えると思う

260名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 00:48:57 ID:ZOl9+F44
劉備元徳が女な「ランペイジ」とかは、燃えて萌える。
261257:2009/01/20(火) 01:24:56 ID:T0If9GTb
 張良は「線が細く髭が薄く、女性のように柔和な印象だった」
みたいな記述をどっかで読んだ事があるんで違和感は少ないかと。
 亡国の宰相の子で若くして年長の家族を失い、残された財産を
投げ打って無謀な敵討ちに決行し、お尋ね者に。でも潜伏生活
しながら無頼の徒と交友し、後に彼らを率いて反乱軍に参加……
と、後年の知的なイメージに比べて若い頃は実に情熱的で、
妄想のしがいがありました、はい。
 三国志だと「覇−ロード」だっけ? あれは趙雲が男装女って
設定ですな。
 古い所では異民族設定パツキン曹操×女体化宇禁のアニメとか。
その設定は無いだろと思いつつ山田栄子さんの声でかなり萌えた。
 ……歳がばれるなぁ。
262257:2009/01/20(火) 01:31:24 ID:T0If9GTb
 げふ、誤字った。×敵討ちに ○敵討ちを

>>260
 そのタイトルは初めて聞いた。まだまだ見識が浅いなぁ俺。
 劉備女性設定は同人でも割かし見られたな。出会った人を
ことごとく魅了してしまう体質がポイントになるのかな?
263名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 09:10:09 ID:Hs1QSBfm
>>259
>三国志だと諸葛孔明が男装
つ三国志艶義・・・・・・ってありゃ妻が影武者やってるだけかw
264名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 19:35:05 ID:SUc9oUtd
>>261
>パツキン曹操×女体化宇禁のアニメとか
懐かしいっ!♪恋は〜夢一途に傷つく薔薇〜♪の『三国志』ですね?
アイシャドウ孔明さまが入浴シーンで肌見せたりとかかなりトンデモだった
265名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 23:40:03 ID:jZ8c4hhx
つかこうへい版の沖田のは強姦ものだったりする
なんというDQNで鬼畜な展開だと、読んだときは驚いた

上杉謙信も女説あるな
266名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 01:12:42 ID:OeksxdUq
>>265
それ聞いて俄然興味がわきました
スイマセン

謙信は嫁を娶らなかったからかな
そういう人物は女性説あるね
267名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 21:11:43 ID:lPoKxhDT
>>252
土曜日の情事?
268名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 11:53:39 ID:ITxNZlOR
>>266
女性説が流れてる人物と言えば徳川幕府の9代将軍の家重もそうだな
269名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 14:03:32 ID:dkX72EY4
男装で幕府というと、男女逆転大奥しか思い浮かばないが
このスレとはちょっと主旨が違うな
270名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 15:51:35 ID:sWGfYsVV
>>269
 男女逆転と言えば、ちょいとタイトルが思い出せんのだが、
昔の中国の小説でそんなんがあったな。
 二人の男が好奇心に任せて中国の辺境に広がるへんてこりんな
国々を旅するんだけど、その中に男と女の役割が逆転している国が
あって、女が冠を被り剣を佩いて政治を仕切り、男はてん足して
家事や芸事に勤しんでいる、と言う按配。
 んで、主人公の片割れがその国の基準で美人だった為、後宮に
連れて行かれ、足を縛られるわ化粧をされるわ、そんでもって
皇帝がやって来てあわや貞操の危機! ……と言う所で助けが来て、
また二人で旅に戻ると言う展開だったかと。
 多分「仙海経」とかを下敷きにした明代か宋代の小説だと
思うんだけど……うろ覚えなんで自信がないなぁ。
271ホントは誰が作ったの?:2009/01/23(金) 22:20:44 ID:jSCy3kNB
ふと思いついたので奈緒の話の小ネタ投下。
今回の話にはエロはありません。

これは一年前の話。
俺に恋人がいなかった頃の話だ。

 今日の昼飯は握り飯が1つ。なんとも侘しい食事だ。
親が弁当を作り忘れたうえに金欠のコンボが見事に決まってる。
「七雄様っ、私、七雄様のために弁当をつくってきたんです。」
「あっ、ずるいっ!!私もっ!!」
「私のをもらうんです!!」
「あははは、みんなありがとな……。」
その惨めな俺を他所に親友にして恋愛帝国の独裁者七雄様。
いろいろな女の子からお弁当を貰ってくれといわれている。
くそっ。そのうち一つでも分けてくれればいいのに。
しかし、あれだけあって七雄は弁当を一つも貰わないのである。
「七雄。あんなにあるんだったら一つ位分けてくれればいいのに。」
すると七雄は不機嫌そうに言う。なんで不機嫌なんだよ。
「貰うと後が面倒やさかいな。」
「けっ。」
すると俺達に近づいてくる少女がいた。
なに。珍しいことじゃない。どうせ七雄が目当てだ。
と、思っていると七雄が席を外す。
そしてその少女は俺に話しかけてきたのである。
想定外の事態だった。そして、その少女は俺に言った。
「その…、お腹すいてそうですし、余ったお弁当を貰っていただけないでしょうか?」
「へっ?」
少女の言動に一瞬、戸惑う俺。まさか俺に春が来たとか?
しかしその幻想は素早く打ち砕かれる。
「私も七雄さんにお弁当を渡そうとしたのですが断られてしまいました。
捨てるのも勿体無いですしあなたに差し上げようと思いまして。」
また七雄か。腹の立った俺はその弁当を断った。
さすがに俺にもプライドというものがある。
「そうですよね。すみませんでした……、失礼しま……。」
ここまではよかった。しかし人の体とは自分の自由に出来ないものだったらしい。
情けないことに腹の音が鳴ってしまったのである。
やはり無理があったのだ。
「本当にいいのですか?」
「すまん。やっぱり貰うわ。」
くそっ、情けねぇ。
「後で箱は返していただけますか?」
「あぁ。」
こうしてプライドと引き換えに少女の手作り弁当を得た俺。
本当に情けない。
しかし、その自分の感情とは裏腹にそのお弁当は心がこもってて美味しかった。
そしてそれが七雄に向いていると思うととても腹立たしかった。
「なんや。あんたも弁当もらえたんか。春の到来やなっ。」
ふざけて俺を腕の中に抱きかかえるようにする七雄。
男同士、日常茶飯事だ。
「うるさい。お前の余り物を貰ったんだよ。」
「せか。でも美味しかったんやろ?」
「まぁな。後で箱、返しにいかないとな。」
こうして俺はその少女の席まで箱を返しに行く。
後ろでは七雄がにやにやとしていた。気色の悪いやつめ。
「美味しかった。ありがと。」
「それはよかったです。次は七雄さんに食べていただけるように努力します。」
「その意気だ。で、あんた名前は?」
「私ですか?静瑠といいます。」
「そっか、がんばれよ。静瑠さん。」
「はい。」
272ホントは誰が作ったの?:2009/01/23(金) 22:22:39 ID:jSCy3kNB
 そんなことがあったなぁ。俺は昼近くになってそんな事を思い出していた。
静瑠さん、奈緒のこと知らないんだろうなぁ。
そんなことを考えていた時である。
待てよ。静瑠!?もしかして?
これだけだったらただのおこぼれを貰っただけの情けない話である。
だが、静瑠さんは七雄が奈緒だと知っている人間だ。
そして俺は一つの結論に至る。
奈緒と静瑠さんなら平気でやりかねない事だった。
 昼になって俺は七雄と昼食をとる。
実は七雄の正体は奈緒という女の子なのであった。
最近、女であることを言えるようになったのである。
今までずっと隠していたことを考えると心中察するに余りある。
本当に可愛いやつめ。俺は奈緒に言った。
「一年前の静瑠さんの弁当、美味しかったなぁ。」
「せか?」
嬉しそうに聞き返す奈緒。
器用なんだか不器用なんだか分からん奴だな。
「あぁ。また貰えるといいな。」
「分かった。作らせたる。」
「作らせる、ねぇ。」
「作らせるんや!!」
「分かったって。」
また一つ、奈緒が俺の事を愛していたという事実が分かったのであったとさ。
 そして次の日。
俺は静瑠さんから手作りのお弁当を貰った。
今日のお昼が楽しみだ。
273ホントは誰が作ったの?:2009/01/23(金) 22:25:02 ID:jSCy3kNB
投下終了です。
次の投稿はバレンタインかな?と思っています。
どうもありがとうございました。
274名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 01:56:14 ID:pAZYso8e
乙!
バレンタインも期待してるよ
275名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 11:08:13 ID:0CVSlHxC
あげ
276名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 21:05:43 ID:AYHDw+CR
なんか、スレが落ちた時を思い出すな…
277保守代わり:2009/02/07(土) 23:29:39 ID:qHhMQqdW
「……むぅ、どうしたものかな」
「お、どした? 悩める美少年の姿は絵になるねぇ」
「……ご本人の登場、か」
「なんだ? 何か俺に用でもあるのか?」
「いや……うん、そうだな、用はある。君にいくつか質問があるんだよ」
「バレンタインはチョコでいいぞ。というかむしろチョコがいい」
「……そこなんだ」
「え?」
「実はだね、こんな形(なり)をしていても、一応女である僕なんだが、
 恥ずかしながら、料理というものを嗜んだ経験が無い」
「……そうなの?」
「……恥ずかしながら」
「でも、大丈夫だって。チョコなんか、溶かして固めてくれりゃ、食えるもん
 にはなるだろうしな! お前が作ってくれるもんなら、よっぽどのもんじゃ
 なけりゃ、俺は大歓迎だぜ!」
「……君ねぇ」
「な、なに?」
「それは僕に対する挑戦と受け取るよ?」
「なんでっ!?」
「当たり前だ。こんな形をしているが、僕は女で……さらに言うと、酷く
 負けず嫌いな女なんだ」
「……そ、そうなのか?」
「そうなんだ。言ってなかったけどね」
「でも、料理した事無いんだから、そんな無理しなくても……」
「いいや……君の言葉が、今、僕の闘争本能に火をつけた!」
「え、えぇー」
「というわけで、バレンタインデーには僕の心を込めた手作りチョコを
 君にプレゼントする事にした。覚悟しておくことだね」
「それは心的意味ですか胃袋的意味ですか……」
「一週間あるし、胃袋的には何とかなる! というか、する!」
「……お前ホントに女だよな? 何か凄い男らしいというか……」
「……チョコ、要らないのかい、君は?」
「い、い、要ります! めっちゃ要ります! っていうか生まれてこの方
 親チョコ以外貰ったことありませんからスッゲー楽しみです!」
「ふふふ……それなら余計に気合を入れて作らなければね……ふふふ」
「……笑顔が怖えんですけど」



果たしてどうなる一週間後!?

続く……って、あ、続いちゃった……
278名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 08:13:02 ID:AtZCS8OB
かわいいなぁ
女とばれていなくてバレンタインの探りを入れるバージョンも是非
279名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 22:49:08 ID:vDdaHLLw
男装少女の髪型のケース

1.神を完全に短く切るケース
2.カツラをかぶるケース
3.ちょんまげのように後ろで縛るケース
280名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 23:05:35 ID:ZDmyOU2o
3はポニテって言ってくれ
ちょんまげだと剃り入れるのが必須みたいな気がするから
281名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 23:45:16 ID:UKcW2tZh
>>279
2のケースは元の髪型が長髪の場合とか?
282名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 04:18:24 ID:lmMVZ17K
4 そのまま(地域・時代などの設定による)
283名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 10:37:28 ID:9xNRni6j
男子校にいるのを脅してこっそり。
284名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 11:45:48 ID:34gZWz/6
5 帽子やかぶりもので隠す

スレチかもだけど今日のドラマ「相棒」のタイトル
男装の麗人だって
285名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 12:10:18 ID:34gZWz/6
あげてしまったorz
286名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 16:33:40 ID:D5akZUfc
>>284
どうやら男役の女優(神楽坂潤や『帝国歌劇団』の系統)の様だ
ttp://yume07.seesaa.net/article/114035981.html
287名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 19:59:11 ID:ZuvJ68YR
>>286
どうせならヅカ出身の人を使ってくれたらよかったのにな
288名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:35:18 ID:GfWS10UF
>>287
表沙汰には出来ない設定があるのでオファーがあっても受けないと思う。
トップになるには強力なスポ(ry
289名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 00:30:12 ID:/adtJ6G2
>>279
6.後ろでくくる
290名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 23:58:13 ID:g+DGtkgC
男装少女(麗人)にヒゲはアリ?
291名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 06:14:38 ID:ute+tbuY
宮尾登美子のクレオパトラにそんな描写があったようななかったような…
設定によってヒゲは十分アリ
292名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 11:23:52 ID:4FE3L9H3
七雄と奈緒の話のバレンタイン編です。
一年前と現在の話があります。
それではよろしくお願いします。

 1年前の2月14日。
俺は失意の元に靴箱を開ける。
分かってる。何も入っているわけがないんだ。
当然、靴箱の中に入っていたのは俺の靴だけだった。
そんな俺とは対照的に靴箱の前に戸惑っている七雄。
贅沢な悩みである。
よく見るとロッカーに入りきらずに外に散らばっているチョコまである。
他の人の出してまで自分のものを入れたのだろうか?
だとすると薄ら寒いものがある。
そして七雄はその靴箱の前で立ち往生していた。
「開けたら雪崩のように崩れるんじゃないか?」
「やめて。冗談になってへん。」
しばらくこれの扱いを考える二人。
これも毎年のことだ。
「俺にいい考えがある。開けろ。俺が袋を持っててやるから。」
「分かった。開けるで?」
「「せーの!!」」
ドサドサ ドサドサ
と雪崩のように崩れ落ちるチョコレートの山。
毎年のことながらあまりの量に顔を見合わせる二人。
見つめ合うこと30秒くらい。
「なんかこうして見つめ合ってると恋人みたいやな……。あいたっ!!」
俺は七雄にチョップを食らわせる。
「あぁ〜。あんたは照れ屋なんやな。なんならキス……するか?」
急に色っぽい表情をする七雄。
顔が中性的なのも手伝ってなんだか微妙な気分になってくる。
まったく、男相手だというのに何か感じてしまったじゃないか。
「やめろ。気色悪い。次やったら後ろからケツを掘るぞ。」
「はいはい。あっ、うち用事を思い出したから先行ってるで。」
「あぁ。」
こうして袋を担いだ七雄が走っていった。
忙しいやつだなぁ。
そう思っていると、途中でクラスの泣きながら男子の一人がチョコレートを抱えていた。
いったい何があったんだろうか?
そう不審に思う俺。
そしてその奇妙な現象は教室に近づくにつれてまた起こっていた。
293名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 11:25:36 ID:4FE3L9H3
もう、10人くらいの男子がチョコレートを抱えて泣いていた。
何があったんだ?
と、思ってあたりを見回すとその現象の中心にいたのは一人の女の子だった。
目はぱっちりとしていて、胸もかなり大きい、かなりの美少女である。
しかし、俺のクラスにはこんな子はいない。
たぶん、別のクラスだろう。そう思っていると、
その子がなんとチョコレートを配っていたのである。
そんな彼女の近くで話をする男子が二人いる。
バレンタインとは縁が遠そうな二人組みであった。
「今日は何の日か知ってるか?」
「あぁ、知ってるぜ。バレンタイン卿が拷問された挙句に果てた日だろ。
爪とか剥がされたり焼けた鉄をつけられたりして。」
「こりゃ通りで普通の人には暗いはずだぜ。」
と笑いあっていた。
この二人の意見は、日ごろ女性から縁遠い俺にも分からなくはない話だ。
「この日がめでたいのは拷問する側だな。」
「人が殺されたってのにいい気分だ。人としての品格を疑うね。」
「しかもただ死んだだけじゃない。拷問された末に死んだんだ。天性のサディストに違いない。」
「よしっ。魂を鎮めるために葬式でもやるか。バレンタイン卿の。」
「いいな、それ。やっぱり葬式なら仏教系だろ、早速、仲間を……。」
と好き勝手を言っている。でもこっちの方が俺の性分には合っていそうだ。
俺も葬式に混ぜてもらおうかな?
と、思ったところで、謎の美少女は男二人に話しかけた。
その彼女の声は慈愛に満ちていた。
「そんな辛気臭いお葬式をバレンタイン卿は望んでいません。
そんな事より、チョコレートはいかがですか?お二人にも。日ごろの感謝を込めて」
「……。」
「……。」
突然の出来事に唖然とする男二人。
そんな彼らを他所に美少女は最後に付け加えた。
「今日、一日があなたちにとっても楽しい一日でありますように。」
と微笑んで。
「ありがとうございます。」
「大切に食べさせていただきます。」
とまた二人、泣きながら走っていった。
あれが発信源か。しかし可愛い子もいたもんだな、
と思いながら俺は教室に入った。
294名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 11:26:29 ID:4FE3L9H3
 そして放課後
毎年のことであるが俺はモテる七雄と引き換えに、一つも貰えなかった。
「いっしょにかえろ〜。」
「あぁ。構わないけど七雄。あの袋、いったいどうやって処理するんだ?」
俺は朝の袋のことを思い出していった。
「あぁ、あれな。あれは去年と同じやり方で処分することにした。
ということで今日、うちにきぃへん?チョコレートケーキ、作ったるで。」
「それ……しかないか。楽しみにしてるぜ。」
「期待しとってや。」
「あぁ。期待してる。」
さて、付き合いの長い俺と七雄の奇妙な風習の一つに
毎年、七雄は貰いすぎて食べきれないチョコレートをケーキにして俺に振舞ってくれる。
というのがある。毎年、一つも貰えない俺への慰めとあてつけである。
また、七雄も使い切るのに必死なのである。
「あれで消費しきれるのか?」
「それが案外、使うんやって。」
「そうか……。」
こうして俺は七雄の家に上がりこむ。
例年通り、七雄のチョコレートケーキは美味しかった。
こいつ、下手な女の子よりもよほど料理ができるのである。
「ごちそうさまでした。」
「どや?美味しかったか。」
「あぁ。来年も頼むぜ。」
「まかせとき。」
褒められて喜ぶ七雄。やはり誰が相手でも作ったもので喜んで貰うのはうれしいのだろう。
こうして去年のバレンタインは幕を閉じたのであった。
そして次の日
「なぁ、七雄。バレンタインの聖女って知ってるか?」
「なんやそれ?初耳やな。」
「なんでもクラス中の男子に微笑みとともにチョコレートを配ってたっていう
とびきりの美少女だそうだ。」
「へぇ。面白い話があるもんやなぁ。」
とにやける七雄。
「お前、貰ったのか?」
「いや。初耳やで?」
「そうか。」
と納得する俺。しかし、本当に謎の多い親友だ。
それに謎といえばあの大量のチョコレート、どうやって処理したんだろうか?
あのケーキだけじゃどうやっても使い切れないよなぁ……。
 その日の夜のこと。
「静流、バレンタイン、楽しかった?」
「はい。いろいろな男の人にチョコレートを配れてとても楽しかったです。」
「本当は、うちが貰っちゃいけないもんやさかいな。
うちが女やったらいろいろな人に配ってあげられるのに……。」
とうつむく七雄。
「その……、七雄様。来年もいただけないでしょうか?」
「ええで。うちはできるだけいっぱいの人にこの日を楽しんで欲しいさかいな。」
「ふふっ。」
こうして去年のバレンタインは過ぎていったのであった。
295名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 11:30:06 ID:4FE3L9H3
これで今回は投下終了です。
一年後は数日後に投下します。
296名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 12:48:34 ID:af30JYsC
(≧▽≦)b
297保守代わり277の続き:2009/02/14(土) 20:55:52 ID:q3kgbKqw
「ふふふ……苦節一週間、遂に完成したまともなチョコレート……
 だというのに……だというのに!」
「……すまんって……ゲホッ、ゲホッ」
「まったく、せっかくのイベントだと言うのに、どうしてこうも間が
 悪いんだい、 君は?」
「うぅ……病身にお前の口撃は堪える……」
「とにかく、さっさと治してくれよ」
「おう」
「はぁ……」
「なんだよ、ため息なんかついて」
「いやね……せっかく、僕達はクリスマスにこういう関係になった
 のに、なかなか上手い具合にイベントを楽しめないな、と思ってね」
「正月はお前の方が風邪ひいてたんだよなー」
「……あれはすまなかったと思っている。せっかく初詣に誘って
 もらったのに……」
「ひょっとしてだが、前日に浮かれすぎて、何着て行こうか
 散々悩んで、とっかえひっかえしてる内に寒さにやられて
 風邪ひいた……とかそういう事だったりする?」
「……そ、そんなわけ、ないじゃないか。まあ、確かに、その、
 なんだ……振袖を着ていく為に悪戦苦闘をしてはいたけれど
 風邪の直接の原因は姉がひいていたのを伝染されたからで
 あって、着付けの練習を暖房の効いていない部屋でやってた
 せいで見事に風邪を引いたとかそういう事実は一切無いからね」
「……」
「……どうして、そんな事を?」
「いや、だって、お前のその手」
「こ、これは……」
「絆創膏で隠してるけど、傷だらけだよな? チョコ作るのに
 そうなっちゃうって事は、お前って結構ドジなところあるのかなぁ、
 って思ってさ」
「こ……これはちょっと昨日大根をおろす時に卸金でザザーッと」
「やめれ。グロい話やめれ。っていうか昨日お前さっきシチュー食べた
 って言ってたじゃんか。シチューに大根おろしってシュールだな」
「うちではそれが普通だ!」
298保守代わり277の続き:2009/02/14(土) 20:56:21 ID:q3kgbKqw
「……見栄張らなくていんだぜ。俺安心してんだから」
「あん、しん?」
「男の格好してる時のお前ってさ、何かこう隙がなくて、なんでも
 こなす凄い奴、みたいな所があるじゃん。実際勉強も運動も
 男顔負けだし」
「……それは……たまたま、だよ」
「たまたまにしろ、何にしろ……ちょっとだけ、お前が俺の彼女で
 ある事に、自信なくしちゃう時があるのは、ホントの事なんだよ」
「……」
「あはは、何言ってんだろうな、俺。熱に浮かされてんのかな?」
「……僕の事、嫌いになった?」
「とんでもない!」
「そ、即答!?」
「お前にも……ほほえましい所があるんだな、って思って安心して、
 それで、あーっと……その、な……可愛いな、って思って……
 前より……もっと好きになった、かな? あは……はは……」
「……」
「駄目だ! 俺まだ熱ある! だから寝る! おやすみっ!」
「恥ずかしくなって布団で顔を隠すようなハメになるなら、
 最初から言わなきゃいいのに」
「……うるせー」
「でも……ありがとう」
「へ?」
「とりあえずね、ここにチョコ持って来てるんだけど……」
「あ、うん……置いといてくれたら、治ってから食べるぜ」
「僕は生憎わがままでね……今すぐ食べてもらって、
 それで感想を聞きたかったりするんだ」
「……あー、そっかー。でもなー、ちょっと今の腹具合だと……」
「溶けたチョコなら大丈夫だろ?」
「……大丈夫、なのか? よくわからんが……まあ、それなら……」
「良かった。じゃあ……もぐもぐ」
「……ちょっと待て、まさか」
「くひうふひへはへはへへあへふ」
「そ、それは……ちょっとどころじゃなく恥ずい!?」
「らいひょうふひゃよ……ひゃへもひへひはい」
「誰も見てないって、そういう問題じゃ……んむぅっ!?」
「ん……」
「……」
「……」
「ぷは」
「……甘い、な」
「どっちが?」
「……チョコも、お前の唇も」
「風邪、ばっちり治してくれよ」
「お前のチョコでばっちり治るさ。ありがとな」
「どういたしまして。じゃあ、僕は帰るね」
「え……もっといればいいのに」
「生憎と、階下で音がした。タイムオーバーだね」
「……ちぇっ」
「じゃあ、風邪が治り次第、学校でね」
「おお。また学校で」
299保守代わり277の続き:2009/02/14(土) 21:06:06 ID:q3kgbKqw
後日談

「……お前、やっぱりドジっ娘だろ」
「そ、そんなことは……ゲホッ、ゲホッ……ないよ」
「説得力ねえ!?」
「伝染したら治るって説は、本当だったんだねぇ……」
「ったく……早く治してくれよ」
「うん……治すから、是非僕にも例のアレを」
「そしたら俺がまた風邪ひくだろうがっ! ……いや、そりゃ、
 したくないわけじゃないけどっていうかしたいっつうかむしろ
 俺としてはその先をそろそろ何を口走ってるんだ俺はっ!?
 お前もそういうキャラじゃないだろ!? まだ熱あるんじゃねえかっ!?」
「ふふ……ばれたか。さっきから頭がボーっとして仕方が無い。
「寝とけよ。ホントに」
「仕方が無いな、我慢して、玉子酒と葱で治そう」
「渋い治し方だな」
「効くものだよ、民間療法は」
「ま、とにかく早く治す為に、しっかり寝とけ。……俺は、理性が
 しっかりしている今の内に帰っとくから」
「ん。わかった……まあ、別に、寝込みを襲ってもらってもいいんだけどね」
「襲えるかっ! やっぱり熱あるな、お前」
「あはは……あう、頭がガンガンしてきた……」
「ほら、冷え冷えクール貼ってやるから、寝とけ寝とけ」
「ん……ああ、気持ちいな、これ……」
「まったく……」
「………………」
「……寝た、か?」
「………………」
「……寝顔……可愛いなぁ、ホント……」
「………………」
「よ、よし、じゃあ変な気起こさない内に帰るか」
「………………」
「あ、そうだ……チョコ、ありがとな。おいしかったぞ」
「………………」
「じゃ、また学校でな」

おわり
300保守代わり277の続き:2009/02/14(土) 21:06:48 ID:q3kgbKqw
続くと書いてしまった以上責任は取るっ!

というわけで、またしても会話文形式ですがここまで投下です。
301名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 13:15:50 ID:Gnwoe3bP
保守代わりにこの作品が降って来るというなら俺は全力でこのスレを放置するぞッ!!

とか訳のわからんことを言い出す位にぐっじょぶw
302名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 20:40:37 ID:NZmNJ9KL
甘酸っぱいのう〜
303名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 00:07:06 ID:x8ssBheo
僕じゃなくて俺女を希望。
チャラ男×ナチュラル男装とかどうですか。
304名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 21:16:07 ID:GEPpF+Ry
いいっすねー
一見男同士の遊び仲間っぽい二人ですか
305名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 22:15:10 ID:x8ssBheo
ナチュラル男装少女は不良っていう設定で。
どっちもワル仲間だった。それが発展して恋愛に。チャラ男、男装少女は共に女にモテる。そんなチャラ男に口にはださないものの嫉妬してる男装少女萌。
好きな女のタイプは女らしくてかわいいこって言ってて、付き合ってるのは男装少女っていうチャラ男いい!Sだと尚更いい!
男装少女はMで!
306名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 00:09:04 ID:wY5QVj1s
流れに全然乗っていないし実験段階だし夜中だが投下してみる
307名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 00:10:49 ID:wY5QVj1s
「うぇ……うぷ」
「おいおい、背負っている時に吐かないでくれよ」
今の時刻は深夜2時二人以外の人影も見当たらない
背負われているのは髭面のせいで30歳くらいにみえるが、大学三年生21歳
「何でまたそんなになるまで飲んだんだか」
愚痴を言いながら背負っているのは、整った顔立ちですらっとした体格の同じく大学三年生だが24歳
今日はサークルの飲み会で、いつものように最初は皆で飲む
そして酒に弱い者が脱落したら、強い者同士気が合う同士で飲むのが自然と出来たルールだった
最初はいつもの通りいっていたのだが、彼は今日に限って飲みすぎてしまったようだ
けっして弱い方ではないはずである彼であるのだが……と思ったようである
「ほら、君の家に着いたぞ。鍵を出したまえ」
「うぃ〜」
マンションの廊下に鈍い金属音が響く
「まったく…世話が焼ける。まぁたまにはこんな日もいいかもしれないが……」
案外世話好きのようである
「降ろすぞ」
降ろそうとした瞬間
「うえぇぇぇぇ…」
首から背中にかけて生暖かい感触が広がる
はぁ……とため息が部屋に充満した

「う…うう…」
寝覚めが悪く起き上がる
頭がハッキリしないようで動きが鈍い
「あぁ、起きたかね?」
さっきの服から着替えた彼がいた
「まったく、君が降ろす直前にもどしてしまうから部屋着を借りたぞ」
「う…悪い…」
はっきりしないながらも謝る
「ほら、水だ」
水を受け取ろうとして、彼は固まった
そこにいたのは、酔った時に運んでくれるであろう友人というか親友によく似た人物だった
だが、決定的に違う所があった
胸のあたりの部屋着を押し上げているものがあり、小さくとは言えないが、大きすぎることも無い
そんなものがあったのである
308名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 00:16:56 ID:wY5QVj1s
以上です。
はっきり言って、なんか眠れずにいとうかなこさんメドレー聞きながら書いただけなんです。
ROM専門なのに何か書きたくなったんですよ。
そして、元ネタあり(気づかないでしょうが)、句読点なぜか少なく、これでいいのか知らないのに投下してみたんです。
こんなんでも、いいんでしょうか?

お目汚し失礼いたしました。
309名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 07:01:54 ID:H8xFyx2Y
この後の脅迫展開は?
310名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 21:26:02 ID:OHWX3N+x
その後はベッドinですか?
311308:2009/02/25(水) 23:33:55 ID:Xsz4+t50
>>309
>>310
展開考え中です
今日は書く暇ありませんが、練習もかねてもう少し書いてみます
ちゃんと最後まで書いてからですが
312名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 20:59:49 ID:ARurLLy3
女の方が年上というのも萌える
313名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 22:25:13 ID:ale7+8Iy
ノノノノの岸谷×ノノの需要ってありますか?
314名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 23:24:29 ID:O+WZ5dIi
ありますありますノシ
ノノノノいつのまにか最新刊出てたね
315名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 00:02:07 ID:O5+IgfkX
とにかく俺女+男口調のSS投下を期待。
できれば学園モノで。
316名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 00:32:39 ID:Gv005sCn
>314
ありがとうございます。
とりあえず、ちょっとは需要あるのかな?

以下、岸谷×ノノ↓
317岸谷×ノノ:2009/03/01(日) 00:33:34 ID:Gv005sCn
ノノは置いてきた荷物を取りに、体育館へと戻った。
今日の部活は終わり。本日も実に過酷なトレーニングだった。
メニュー内容には時間制限なども課せられるため、うかうかトイレにも行っていられない。
部活が終わると同時に真っ先にトイレに向かうのがノノの日課だった。
男装して日々をやりすごすには、トイレ一つ行くだけでも気を配らなければならない。
男子用トイレでは、毎回何度も個室を使うわけにもいかず、ほとんど誰も使用していない、
古びて汚い、体育館とはだいぶ離れた場所にあるトイレを使うしかなかった。
そこまで行くだけでもずいぶん時間がかかるし、荷物を取りに体育館に戻る頃には、
もう誰もいなくなっている。はずだった。
しかし、今日は違った。
扉を開けると、館内にはまだ岸谷が残っていた。
「野々宮、遅かったな。どこに行ってたんだ?」
「え、えっと、ちょっと飲み物を買いに……」
「ふうん。ずいぶん遠くの自販機まで行ってきたんだな」
岸谷はそう言うと、肩にかけていたボストンバッグをふいに床に下ろした。
「あれ? 帰るんじゃないの?」
「ああ。今日は俺が戸じまり係だから、野々宮が来たらすぐに帰ろうと思ってたんだけど……」
岸谷がちら、とノノに視線をよこした。
「……せっかくだから、もう少し残らないか? マッサージしてやるよ、野々宮」
「え? い、いいよ、そんなの」
「いいことないって。お前、まだ今日は誰からもしてもらってないだろ。
部活終わったらいっつもふらっといなくなるし。運動の後の柔軟は基本だぞ」
「いや、でも。いいよ。帰ってからコオロギにやってもらうから……」
「遠慮するなって」
ノノが断り続けても、岸谷は引こうとしない。
彼はなんだかんだ言っても、いつも地味に面倒見が良かった。
ノノはため息をつくと、しぶしぶマットに腰を下ろした。
「じゃあ、ちょっとだけ、お願いするよ」
「ああ、ばっちりほぐしてやる」
このとき、岸谷の好意的な笑顔の裏に潜んだ彼の下心を、単純なノノが気づくはずもなかった。
(よっしゃー! 野々宮の身体に堂々と触る口実が出来た!)
ひそかに心の中でガッツポーズをする岸谷だった。
318岸谷×ノノ:2009/03/01(日) 00:34:12 ID:Gv005sCn
「いーち、にーい、さーん、しーい」
両足をまっすぐにぴんと広げて柔軟をするノノの背中を、岸谷が押す。
一生懸命に身体を動かしているノノに反して、岸谷が考えていたのは全く別のことだった。
(はあ……野々宮の肩って柔らかいなぁ……背中は異様に硬いけど。
体操着の下になんか仕込んでるのか?)
そう思って、気づかれない程度に背中を手さぐりに調べてみるも、
下に何をつけているかの確信にまではいたらなかった。
(男の振りしてるんだから、ブラなんかはつけてないと思うけど……)
そうこう探っていると、ノノがふいにこちらを振り返ってきたので岸谷は心底驚いた。
「ねえ」
「な、何だ!? 野々宮」
「これ、まだやるの?」
「あ、そ、そうだな……そろそろ違うのにしようか」
岸谷は自分の動揺を隠そうと、ノノの目をあまり見ないようにして言った。
「じゃあ、次は背部マッサージしてやるから、マットにうつぶせになって」
「わかった」
ノノは従順に岸谷の注文に従う。
マットに寝そべって(なぜか)目をつむるノノは、岸谷から見れば、
据え膳以外の何ものでもなかった。
(うわー! うわー!)
感動のあまり、岸谷はしばらくその喜びをかみしめる。
こうして改めてじっくり見ると、肩も薄く腕も腰も細い。
やっぱり女の子なんだなと思い返した瞬間だった。
こんな華奢な身体のどこに、あれだけの大ジャンプをひねり出す力が備わっているのだろうか。
見とれるのと感心するのと両方に感じ入っていると、ノノがまたしても岸谷のほうを見た。
「さっきからどうしたの、岸谷。手が止まってるよ。疲れてるんならもう帰ったほうが……」
「や、やるよ! やるやる!」
岸谷は慌てて手を動かしていく。
以前に二人で柔軟をしたことは何度かあった。
しかし岸谷が、ノノが女だということを知ってから本日まで、
彼がノノの身体にこんなにも触れる機会などそうそう無かった。
だから変にドキドキして、余計なことまで考えてしまう。
(し、仕方ないよな。俺だって健全な男子高校生なんだ。
こんな風に女の子の身体に触って、やらしいこと考えるなってほうが無理だ)
岸谷はそう自分に言い聞かせた。
(す、少しくらい自分の気持ちに素直になっても、バチは当たらない、よな……。
それに、これはあくまでマッサージだし!)
そうして、彼の手が向かったその先は……
319岸谷×ノノ:2009/03/01(日) 00:34:52 ID:Gv005sCn
「んっ、ぅあ……っ」
ノノが妙な声をあげた。
それでも岸谷は気づかない振りをする。
「き、岸谷! あの、お、お尻はいいからっ……」
「遠慮するなって、野々宮」
岸谷の手の力はそのうちにだんだんと力強いものに変わっていった。
ノノはそのふいをつかれた岸谷の手の動きに、ただ翻弄されて身をよじるだけ。
きっと、過剰に嫌がってもかえって変かもしれない、などと思っているのだろう。
岸谷はそれに気づくと、ノノに悟られないようにごくりと喉を鳴らし、
さらにエスカレートした行動にうつった。
「ゃっ……!」
ノノの身体が大きく跳ねる。
岸谷の手が、ノノの太ももの付け根、内側にするりとすべりこんできたのだ。
ノノは薄い短パンを履いており、今は岸谷の手が太ももにじかに触れている状態だった。
(……さすがに、今のはまずかったかな……?)
岸谷が少しだけ冷静さを取り戻していた。
しかし、思いのほか、ノノから抗議の声があがる風はなかった。
きっと、必死で平静を装っているのだろう。
自分は「男」なのだから、同じ「男」に触られても、なんともない、とでもいうように。
岸谷はその様子を見て、自分の理性がもろくも崩れ去っていくような、
そんな陶酔するようなめまいを覚えた。
(やっばい。俺、本気でやばいかも)
岸谷は自分でそう感づきつつも、突き動かされるような衝動を止めることはできなかった。
「野々宮、次は仰向けになって」
言いながら、ノノの返答を待たずして、すでにこちらを向かせるようにノノの肩を掴んでいた。
「え? 岸谷……?」
戸惑うノノに構わず、岸谷はノノを抱き起こしたあと、
ゆっくりとその身体をマットに押し倒していた。
目と目が合った。
ノノは困惑しているのと、こんな体勢になって恥ずかしいのとで、複雑な表情をしていた。
対する岸谷は、ノノ以上に顔を真っ赤にしている。
(あはは……俺、かっこ悪いな。もっと普通にしてないと、野々宮に変に思われるって……)
「ど、どうしたの、岸谷? 顔がすごく赤いよ。手も熱いし、汗かいてるし。
熱でもあるんじゃ……」
(ほら、きた)
320岸谷×ノノ:2009/03/01(日) 00:35:30 ID:Gv005sCn
岸谷は、ノノが不審がりはじめたことに、少し焦りを感じた。
それでももう、身体の真ん中の芯を一気に這い上がってくるような、
自分のこの衝動を抑えることはできない。
やめられそうにない。やめたくもない。もっと野々宮の身体に触れていたい。近づきたい。
そんな考えで頭の中はいっぱいだった。
「大丈夫、野々宮、大丈夫だから……」
「でも、岸谷」
「大丈夫だよ、野々宮」
(ちょっと、気持ちよくなってもらうだけだから)
岸谷は、馬乗りになってノノを見下ろす体勢に入り、その両の肩を掴んだ。
そして、ノノの首筋から鎖骨にかけてのラインを薄くなぞる。
「き、岸谷……?」
「か、肩幅のマッサージも、入念にしておかないとな」
……と、自分で言いつつ、これがマッサージと呼べるものかどうかはもう、
岸谷自身ですら疑うレベルだった。
言い訳するとすれば、「手と股間だけが別の生き物に……!」といった具合だ。
もはや言い訳にすらなりえない。
(野々宮の肌って、どこ触ってもすべすべだなぁ……。このままずっと触ってたいなぁ)
などと思うくらい、もう岸谷の思考回路は様々な面で手おくれだった。
引き寄せられるように、かなりノノの首筋近くまで顔を近づけさせる。
白い肌に吸いつきたい衝動に駆られ、それだけはなんとか押し留めるも、熱に浮かされた彼の吐息が、
ふいにノノの耳元に吹きかけられ、ノノの身体は再び跳ねた。
その様子を見て、また岸谷が興奮し……という悪循環を繰り返す。
岸谷は、いつの間にか肩幅のマッサージから、前胸部のマッサージへと手技を移行していた。
乳房にはあえて触れず、その周辺を両手でなぞるようにして持ち上げながらもみほぐす。
その微妙な手の動きが、逆にノノを困惑させる。
胸を直接もまれているというわけではないので、抵抗らしい抵抗もかえって出来ない。
「んっ……ひぁっ……!」
「ど、どうしたんだ? 野々宮。変な声出して」
「べ、別に、変な声、なんて……」
「あ、あぁ、そう? じゃあ、俺の気のせいか」
ノノが感じている風を見せても、あえてそこには触れない。触れたらそこで終わってしまうのだ。
よく考えると、自分は実に卑怯かつおいしいポジションにいるのかもしれない、と岸谷は思った。
とにかく、何を言われたって、もうどうしたって止まらないのだ。
このままいくところまでいくしかない。
321岸谷×ノノ:2009/03/01(日) 00:36:06 ID:Gv005sCn
岸谷は、今まであえて触れないようにしていた乳房にも、
ゆるゆると境目をなくしていくように、少しずつ触れる範囲を広げていき、
やがては完全に乳房自体をもみしだくような大胆な手の動きに移行していった。
やはりノノは体操着の下に何か固いものを仕込んでいるようで、
残念なことに胸の本当の感触を味わうことはできなかったが、
それでも“触れられている”という感覚は十分にノノに与えることはできているはずだ。
その証拠に、乳房の突起部があると思われる箇所にわざと力を入れてやると、ノノが甲高い声をあげた。
「ゃっ……岸谷っ……だ、だめっ……!」
「な、何がだめなんだ?」
「あ、えぇっと、だ、だめ、っていうか、その……」
胸をもまれながらも、身をよじるだけで、抵抗らしい抵抗を何一つできないノノ。
どうやら、「だめ」な理由を一生懸命に考えているらしい、ということは岸谷にもすぐにわかった。
「えっと、そう……く、くすぐったいから! その、だから、んんっ、
ちょっとそこは、ゃ、ちょっと、勘弁、して……」
「あ、ああ、そうだったのか。ごめん、ごめん。わかった。じゃあ、違うとこマッサージしてやるよ」
なるべくわざとらしい言い方にならないように努めて、
岸谷はその手をさらに下へ下へと移動させていくことにした。
そこでノノは、胸以上にさらに「くすぐったい」思いをすることになる。
「ひ……ぃぁっ……」
岸谷がノノの太ももをなでまわす。
さらに、ゆっくりと中心部を、そして内側を目指すように、
わざとねっとりと這い上がってくるような触り方をした。
ノノを見下ろす形をとっているので、ノノの恥ずかしがる表情がよく見えて興奮した。
この様子だと、ノノは岸谷の「マッサージ」に少なくとも、いや、完全に感じているようだった。
(野々宮が、俺の指で……あのノリコさんが、俺の指で……野々宮が……!)
もはや今の岸谷に正常な思考を求めることは不可能だった。
太ももの付け根部分、それこそノノの核心部に触れるか触れないかのすれすれな部位に岸谷の指がすべりこむ。
「い、いやっ……!」
ノノが反射的に脚を閉じた。それでも岸谷は引かない。
大胆なことに、岸谷はノノの脚を強引に開かせて、その間に割って入る。
そして、ノノの両脚を持ち上げると、自身の腰をノノの股間に密着させた。
「き、岸谷……!?」
「野々宮は敏感なんだなぁ。た、たかがマッサージくらいでそんなにくすぐったがるなんて……」
そう言って、岸谷はまるでノノにこすりつけるように自身の腰を動かしながら、
ノノの両脚を伸縮させる動作をとった。
これも一応れっきとしたマッサージだが、はたから見ればそれこそ正常位にしか見えない。
ノノは、岸谷の股間の感触に泣きそうになった。
硬くなっているような気がするのは絶対に気のせいであってほしい。そう思った。
「き、岸谷、も、もういいよ。もう十分……んっ……今日は、ぁっ……今日は、このくらいに、しよう?」
「いいや、まだだ」
322岸谷×ノノ:2009/03/01(日) 00:36:37 ID:Gv005sCn
嫌がるノノを強引に押さえつけて、この行為に没頭する岸谷。
ノノの涙目になった表情にさえ欲情するのだから、とことん始末が悪いと自分でも思った。
「き、岸谷っ……お願いだから、もう……こんなの……なんか、なんか、変、だよぉ……」
「へ、変って、何が? マッサージ……してる、だけだろ?」
「で、でも、なんだか……」
(なんだか、エッチなことしてるみたいなんだもん……)
ノノは、心なしかいつもとは違う目をした岸谷を見てそう思った。
それでも岸谷はやめない。
より敏感な部分をこすりあげられ、ノノの身体がまたびくん、と跳ねあがった。
「い、いやぁっ……なんか、やだ……やだ。お願い、岸谷、も、もうやめ……」
「でも野々宮、そう言いつつも、き、気持ちいいんだろ……? そんな顔、してるぞ」
「う、嘘だ、そんなのっ……嘘、ぁっ……」
「ほら、今も。気持ち良かった、だろ?」
「そ、そんなこと、ない……!」
連続的に与えられる刺激に首を横に振りながら、それでもノノは、
岸谷の言葉を完全に否定することはできなかった。
(や、だめ、このままじゃ……っ)
ノノの焦る気持ちとは裏腹に、岸谷の動きがさらに強く速くなっていく。
ノノは、この刺激に耐えるだけで精一杯だった。
「岸谷っ……きし、たに……っ」
(どうしよう、なんか、変……私、変に……!)
ノノがマットの端を必死で掴む。そこでその身体は大きくのけ反った。
「い、いや、ぁっ―――……!」
びくびくと数回痙攣するように、弓なりに身体をしならせる。
「の、野々宮……?」
岸谷はその様子を見て驚き、一瞬自分の動きを止めた。
(も、もしかして野々宮、イっちゃった、のか……?)
そこで岸谷の一瞬の隙をつくように、ノノは突然彼を突き飛ばすようにして離れた。
「う、うわっ」
「ご、ごめん、岸谷」
ノノは自分の身体を抱え込むようにしてその場に座りこんでいた。
その身体はまだ小刻みに震えている。
323岸谷×ノノ:2009/03/01(日) 00:37:37 ID:Gv005sCn
「あ、あの! 今日はもう帰るね! 遅くなるとコオロギが心配するかもしれないし!」
「え……?」
「そ、それじゃあ!」
一気にまくしたてると、ノノは自分の荷物をむしりとり、逃げるように体育館を後にした。
岸谷だけが、夕暮れの体育館に一人、取り残される形となった。
「え、ちょ、おい……」
呆然とする岸谷。
「自分だけ先に行くなよ……てか、イクなよ……」
不完全燃焼にもほどがある、と岸谷は自分の、いまだ直立したままの股間を見てそう思うのだった。





ノノが全速力で家に帰ると、明かりはまだついてはいなかった。
(良かった……コオロギは、まだ帰ってないみたいだ)
心底ほっとした。
自分の部屋に入り、扉の鍵を閉める。
重い荷物を床におろしてから、ノノは大きく息を吐いた。
それから、改めて部屋に誰もいないことを確認したのちに、
おそるおそる短パンを脱いで、下着をずり下ろした。
予想していたとおり、下着はぐっしょりと濡れている。
ノノは途端に恥ずかしくなって、そのままベッドにもぐりこんで頭を抱えた。
穴があったら入りたい、とはまさに今のことだと思った。
しかし、ふと思い直し、上気した気持ちを抑えて天井を見上げる。
先ほどの出来事を思い出していた。
「どうせなら、天津にしてもらいたかったなぁ……」
割と酷なことを思うノノだった。








終。
324名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 01:05:12 ID:515GM6mM
GJ!仕事早っっ
325名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 22:53:26 ID:pJYCW2+T
ノノキタ━(゚∀゚)━!!
GJ
326名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 22:58:06 ID:V6Us2kzO
このマンガはほとんどしらなかったけど、Gj!
オリジナルでもかいてほしい。
327名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 01:58:01 ID:y9/5K5tI
>>324
>>325
>>326
読んでいただいてありがとうございました。
現在のノノノノは、岸谷はノノが女だということを知ってるけど、
逆にノノは知られてることに気づいてないので、その展開に萌えて書きました。

良いネタ思いついたらオリジナルの男装少女ものも書いてみたいですね。
328名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 17:07:33 ID:n6dC5cnQ
萌シチュでも語ろうぜ
329名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 19:20:29 ID:cvO+ytqk
>>327
乙!またネタできたらぜひ投下おながいね
>>328
王道だけど怪我をした時に男装してたことがばれるシーン萌え
330名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 19:33:21 ID:ljdmJUtb
>>328
ぼくっ子、俺っ子大好きです
無理に私に直そうとするのも大好きです
331名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 20:28:26 ID:n6dC5cnQ
この頃ナチュラル男装がすきになった。
だれか305で書いた設定でss書いてくれないかな。。。
332名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 21:05:21 ID:U314IvmI
女装少年や可愛い系のおとこのこは 男の娘 と呼ぶけど、
男装少女みたいな逆バージョンには名前がない…

男装少女だとマニアックな印象が強すぎる…
僕っ娘・俺っ娘は何だか違う…

何か良い呼び名はないものだろうか
333名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 21:34:44 ID:Vn0mJuYt
漢女と書いてヲトメと呼ぶというのがあったな
男装少女関係ないっぽいが

>>328
サラシ胸・帽子で隠してた長髪・お風呂でバッタリ・溺れて人工呼吸をする時に…
ベタベタだがそれがいい
334名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 21:57:05 ID:saPReDdc
貴様らメガネハゲ童貞の為に、うpロダ設置したwww
好きに使ってえーよ

http://nocturne1.dip.jp/uploader/

335名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 22:31:35 ID:0GGEytiZ
ジャンプスレに岸辺×ノノが投下されてた
336名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 00:19:31 ID:a5e6mqTd
>>328
元々女の子らしかったけどととある事情(旅とか)で男装しなければならない。
で、その子が男装娘なのは行動を共にしている親友(相手)しか知らないっていうの。
337名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 00:19:46 ID:H5/HQnLD
マジかちょっとジャンプスレ逝ってくる
338名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 01:07:13 ID:a5e6mqTd
>>335
同じだったな
339名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 21:38:57 ID:Z2LX7aXe
ちょっとジャンプ読んでくる
340名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 21:50:16 ID:jV0EN0/G
>>316
これは良いエロです、本当に有難う御座いました
久しぶりにヤングジャンプを読みたくなってきた


保管庫の、土曜日の情事と月下桜園は終わりなのか?
続きが物凄く気になるんだが・・・
341名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 22:53:49 ID:Z2LX7aXe
>>340
ヤンジャンかよorz
342名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 23:34:48 ID:Owgf6qms
事情ありで男装してるのと自発的に男装してるのだったらどっちがすき?
ちなみに自分は自発的の方が萌える。
343名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 08:52:58 ID:KTiE94CS
>>342
事情ありかな
344名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 11:51:33 ID:5/gXAGhX
事情はあるけど、
元々女の子ぽくないから男装を楽しんでるくらいが萌える
345名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 18:08:44 ID:9VzMv7dY
男装を見破られた後で女に戻るパターンではスカートを穿くパターンとスカートが苦手で相変わらずズボンを穿くパターンがあるな
346名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 21:08:27 ID:DiypOgxj
照れくさくて相変わらずズボンなんだけど、たまにドレスアップするのが萌える。

あまり関係ないが、某誌の女性編集者が、エッセイに自分は小学校入学時まで男として育てられたって書いてあって吹いた。
347名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 21:32:12 ID:LYoQuFDL
そういえば、川上稔の境界線上のホライゾンで、とある目的のため、
手術で胸削って、最終的には下も処置して男になる予定だった
女の子が、その目的が果たせなくなって処置はせず身体は女のままで、
それでも胸は元に戻せないので、女物の服が似合わない。
そういう状況だから男の制服着て、何となく男として振舞ってる、
というキャラがいるぞ。

これも男装だよな?
348名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 22:28:39 ID:lWeZselI
なんかかわいそうな人生だな。。。。
とある目的って一体なんなんだ。
349名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 22:56:52 ID:LYoQuFDL
>>348
凄い大雑把に言うと、世界の成功を再現するために、
歴史を振り返りながら再現してる世界が作品の舞台。
で、歴史上の登場人物の名前を、その世界の人が
「襲名」し、その役割を果たす事で、歴史の再現の
一端を為しているんだよ。

で、その女の子は、ちなみに名前を本多正純って言うんだけど、
歴史上の登場人物の名前、つまりは本多正純の名前を「襲名」する為に、
男になる必要があった、と。女だと男の有名人は
「襲名」できないから。

で、結果的にその「襲名」を他の人がやっちゃって(厳密に言うと
違うんだが)、その為の準備として胸を削ってたのが無駄に
なっちゃった、と。

詳しくは是非読んでくれ。ややとっつきにくいが、はまると面白いぞ。

ちなみに、一巻終了時点では、その女の子は上が男装、
下がスカートっぽい感じという折衷モードに。やや残念。
350名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 23:19:50 ID:gKGmVVVb
upローダ設置したけど、誰もこねーよ
S属性のある、オマイラにお願いだ。
ウチのサーバーと回線をもっともっと苛め倒してww

http://nocturne1.dip.jp/uploader/
351名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 00:43:55 ID:h1Jk14co
上杉謙信女性説を改めて聞いて、男装少女だったらな…って妄想してみる
352名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 02:31:13 ID:D8L6vQcN
男装少女が凛々しく部下を率いてたりすると萌える。
353名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 10:41:13 ID:ESZEPjN0
妙に高い声で「きさまら、それでも男かっ!」って。
354名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 12:49:41 ID:fuWkwPeZ
んー、これは良いサリサ
355名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 22:54:10 ID:K/pOrjG9
>>342
事情ありで男装してるタイプが好み。
例えば、

孤児の少女がある金持ちの家に「息子」として引き取られる。
養父母にはひとり息子がいたが幼少期に死亡し、それを期に母親は心を病む。
少女は亡くなった息子にそっくりで、母親が偶然見かけた少女を自分の息子だと思い込んでしまい
父親も息子によく似た容姿に情が移り、孤児院から引き取ることに。

男として育てられることに多少の不満はあるが養父母が喜ぶなら、と進んで「息子」を演じる少女。
最初の数年は幸せに過ぎるが、少女の体が成熟していくにつれ養父から悪戯をされるように。
そしてある夜、理性がプッツンした養父に強姦され処女喪失。
それからは夜毎に養父の慰み者にされるようになる。
しまいには一緒に風呂に入ろうとまでするが、母親は彼女を「息子」と思っているので止めない。
むしろ仲が良い親子ね、と微笑ましそうに笑うだけ。
周囲は少女を「養子として迎え入れられた息子」と思っているので、母親同様に仲の良い親子だとしか考えない。
孤児院の先生たちは父親から多額の金を渡されていて見て見ぬ振り。
誰にも助けを求められず、助けてくれる人も現れず、静かに絶望を募らせていく男装少女。


なんてシチュが最近のおかず。
356名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 23:02:36 ID:lqJONosQ
風の大陸って小説に居なかったか?
男装少女
357名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 23:04:47 ID:HFpEQgfa
>>355
どっかでそういうシチュの男装モノを読んだ記憶が
って思っていたら、保管庫にあったw

保管庫管理人さんいつもありがとうです
358名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 23:13:06 ID:K/pOrjG9
>>357
保管庫のどれだった?
読み散らかしすぎてどれだったか覚えてないw
教えてくれ。いや、教えてください。
359名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 23:27:13 ID:+M/Rknbm
似たようなリボーンのひばり女体化小説をみたことがある。
男装少女の小説とか漫画少ないから女体化で我慢するこの頃。。。。
女体化は男装設定が多いからさ。
360名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 01:33:05 ID:/R3Tf8Gr
女体化で男装はなんか違うと思う
361名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 02:44:28 ID:VIa8SSX/
うん、女体化は違うな。
362名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 03:40:58 ID:VHJGW2tl
俺が小房のころにやってたドラゴンナイトだかナイツのパッドとかDCの工藤とか男装少女ってなんか覚えてる。
363名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 20:21:26 ID:HCbhmXxM
>356
ラクシはいい男装少女だ。ハッピーエンド迎えてくれて嬉しかったよあれは。
364名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 17:06:38 ID:QGvu/ikU
ラジオドラマ ワースジード・ラシュオーンの嵐
の「ルビィア王子」
365名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 22:23:11 ID:XxVn/PUZ
>>351
戦国ランスというゲームでは謙信は男装少女の設定になってるが
366名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 00:45:46 ID:vMPHHpmV
先日クリアした「アイオロギアの魔王」って携帯アプリゲーの主人公?が良い男装少女だったなあ。
性別がばれるシーンのお約束シチュで、相手の男の反応含め萌えたw
367名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 02:40:08 ID:3wQNhwnA
へえええ
それ自分もやってみようかな
368名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 11:27:32 ID:4zajf2YR
>>365
男装してなく、始めから女だと思うが…
普通に好きなキャラだが


中性的で特に性別の描写が無いキャラだってライトノベルとかだといたりするんだが
369名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 11:49:59 ID:RPPevmE9
自発的に男装してる子がでるマンガや小説ないもんかね。中性的な感じに萌えるんだが。
370名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 15:48:00 ID:d5Ml68sF
ゲームならあるよ
ペルソナ4
既出かな?
371名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 16:08:19 ID:t+Z+9lpr
アルスラーン戦記のエステルはいい男装少女だと思うんだ。
372名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:43:28 ID:RLfee8Dm
ゲームは不得手だからライトノベルもきぼん
373名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:53:47 ID:IdciP7Sd
>>347で書いたが、反応は芳しくなかった・・・。
あとは、TRPGリプレイでよければダブルクロスってゲームの
リプレイ、ストライクシリーズに、男装の麗人が出てくるな。
374名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:08:59 ID:wEOwWN7p
批判覚悟でレスするが、ガン種見てた時最初の方見てなくてOPに映ってるカガリをずっと男だと思ってたんだ……
砂漠編になってもあまり気付かず、ドレスでびっくり

これは男装?
375名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 23:28:39 ID:K71UoyO7
ランドリオールの主人公のかーちゃんの傭兵時代……は男装…なのかな…?
男言葉傭兵→(命令されて)男言葉やめる→傭兵やめる→スカートリボンポニテ→嫁修行で(ry
と女子化していきつつも傭兵気質のワイルドさが抜けないのが堪らんっつーか、
このかーちゃんの若い頃の逸話はいちいち萌えるんだがw
376名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 23:53:42 ID:9mIibKZe
>>374
違くね?ただワイルドで男らしいだけじゃね?
377名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 01:11:28 ID:6MIF5Lhs
>>374
第一話で既に「女の子!?」「何だと思ってたんだ!」って会話があったじゃないかw
378名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 09:57:04 ID:f+kEFYny
>>377
よく嫁
379名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 21:41:11 ID:OcSkanOs
スケッチブックの樹々君とか、GAのトモカネとか、
「女だったのかっ!?」と読者が驚いていたキャラには
心当たりがあるが、男装ではないな。
スカート履いてるし。
380名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 22:15:21 ID:mmAonwj/
>>377
第1話を見ずにOPだけで判断さw

ここの住人でアイマスなら……まぁいいやw
こうしてみると、版権物で男装って少ないかな?
男みたいな格好とかは結構あるみたいだが
381名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 23:14:19 ID:TTTFjg6J
確かに少ないよな。今期のアニメも男装キャラ今のところ出てないし
アニメでガラスの艦隊みたいな男装ヒロインとかまた出ないかな
382名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 23:44:54 ID:zpuxROha
出てもすぐ普通のボーイッシュな女の子に戻りそうだしねぇ…
383名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 20:28:37 ID:gxkz1Y3R
体は女だけど心が男化してるために男の姿をしてる
(ぶっちゃけた話オナベ)女キャラも男装キャラの範疇に入る?
384名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 21:08:06 ID:gGi0k2o3
ノリコが皇帝の子種を受精する話はありませんか
385名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 23:46:40 ID:VMo4eAsi
>>383
それは違うんじゃないかと以前話題にのぼったことが・・
386名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:12:23 ID:nlxTGD+p
下半身は女だが男として生きてきた人が高校生にしてセイーリがきたのをきっかけに(?)
男か女かで心がぐらぐらフラフラしまくり、なんだかんだで結局は女で落ち着く(?)、って漫画があったけど
男装…としては微妙なんだろうな………以外に居ないな、男装キャラ。
漫画で咄嗟に思い付いたのはウルトラレッドの山田とBASARAのサラサくらいだ…
387名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 17:14:14 ID:icyRisus
>>384
今日初めて、ヤングジャンプ読んできたが……
ちょっと全巻揃えようかと思った
388名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 19:18:41 ID:vYB2wL0z
今週号を読んで、俺はもう全巻揃えたぞ!1
387も買っとけッッ!
389名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 19:44:10 ID:GsHVyIiW
下半身が女で上半身が男のキャラなら
「放課後保健室」の主人公がそうだった
390名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:39:11 ID:RdEsNm/c
「變臉 この櫂に手をそえて」っていう映画に男装幼女が出てた。
391名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 22:45:54 ID:nlxTGD+p
>>389
>>386で書いたのはまさにその主人公のことだw
1巻見ながら書き込んだ後、8巻引っ張って来て読んでたら思考の女子化っぷりにワロタ。
後半の方なら普段の制服姿が男装だってことでも案外いけるかも試練……
392名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 00:56:48 ID:u16jFAB2
すまん、下半身女で上半身男っていうのが
いわゆるIS(半陰陽)なのか単なる貧乳女なだけなのか分からないんだが…
393名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 01:55:19 ID:jU7X1xv1
>>392
そこら辺は細かい描写は無いけど、所謂ひんぬー女だと思う>ホーホケ主人公の場合は
男と普通にセクースしてたし、女相手のベッドシーンもあったけど
挿入云々は出てこなかったな(男相手の時は一応あったが)。
一応裸体の上半身は男っぽいから多分そのまんま「上半身は男、下半身は女」なんじゃないかと。
まあファンタジーと銘打ってる作品だし。
394名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 22:50:52 ID:ZtvIl9Ga
そういえば男装して船に乗り込むコミックやマンガもけっこうあるそうだが
395名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 23:44:16 ID:h1jXKywF
たとえばクイーン・エメラルダスみたいなのがもう少し若かったら男装美少女になるんかな
396名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 01:20:45 ID:pruPItuB
ぱにぽにの男装学ランベホイミは素晴らしいぞ
作風からいってお色気的展開が皆無だがそれがいいw
397名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 04:42:19 ID:lJwc2L08
>>396
そんな学問があったのか。知らなかったよ。
398名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 08:34:52 ID:0npVWg/c
>>397
たしかに

>>396
「ぱにぽに」以外に何があるのか、についても後学のため教えてはくれまいか?
399名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 14:41:16 ID:Ehf1I2/j
男装 学ランベホイミ



男装学 ランベホイミ

と勘違いしたんだろう。

続編の主人公か、ラン・ベホイミw
400名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:44:10 ID:CehvFQpW
ドラクエでなんかそんな呪文あったような
401名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 22:06:27 ID:96jX4xUD
それが名前の由来だから
402名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 16:22:06 ID:Hh1W8BR7
リボンの騎士みたいな性同一性障碍からの
男装は?
403名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 23:53:49 ID:xoVQwz4s
サファイア姫は性同一性障害というより
王家の都合で王子として育てられた女の子と解釈していたが・・
でも男の子のココロと女の子のココロを持ってたりするんだっけね
404名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 14:29:20 ID:Q6ixrP2r
サファイアは今でいうとFtXってのにに当たるんだろうか
405名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 22:44:43 ID:3t81k0+B
世間一般じゃ全然知名度が無いであろう
キミタカの当破の真雛久遠はこのスレ的にどうなの?
406名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 23:34:59 ID:XkWTm6ot
ごめん誰だろう
407名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 11:01:12 ID:AF1LYDRZ
天使な小生意気みたいな、
男の子だたけど子供の頃魔法で女の子にされてしまったという人間は
このスレ的にどうなの
408名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 11:11:27 ID:FrAT0XFF
それで女の格好しているのならTSの範疇
女だけど男の格好のままというのなら男装の範疇に入らない事もない
409名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 00:02:29 ID:z8LLN8L+
不思議の国の千一夜はすごかったな・・・
お姫様が他国の姫と結婚したと思ったらまじで男になった話w
410名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 11:02:59 ID:lYN3hGzE
あれ男になっちゃってよかったんかい??て当時思ったよ
元気でおてんばな女の子にしか見えなかったのに
411名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 20:17:38 ID:Rb047hXg
知名度が不安だが、コバルト文庫、楽園の魔女たちのファリス・トリエ。
彼女はこのスレとしてはどうなの?
412名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 20:19:20 ID:TP8Rq4vf
知らんからなんとも言えない。
413名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 21:10:15 ID:bO3ghV1S
プリンセスワルツのクリスはどうでつか?
414名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 21:56:13 ID:9KWkvRfr
>>409
男装まではいいけど男体化はなんか引くものがあるな
415名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:30:49 ID:3zoBH4zp
>>411>>413
わかんないのでかいつまんで説明求む
416名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:35:08 ID:TqwwzjIi
>>415
かいつまめてるか怪しい長さだし、的確さも不安だがとりあえずこんな感じ。

ファリス・トリエ

見た目:赤毛にはしばみ色の瞳、高身長の美少年(性別:女)。
作中で初対面時の性別誤認はほぼお約束に近い。が、美形という評価も硬い。

性格:内気で口べた+ノーと言えない性格の結果、苦労人。
温厚かつ誠実な平和主義者だが、
温厚な人ほど切れさせると危険の典型例でもある。
なお、その顔と発言の相乗効果の結果、無自覚天然人タラシな一面あり。

男装(?)理由:
当時瀕死だった父親が昔下された占いを信じ、
まだ見ぬわが子に対して男子名を命名&剣士として厳しく育てろ、
なんて遺言を宣誓してしまった結果、
父親生存、当人女子だったにも関わらず、
歩きだすよりもまえに馬に乗り、お人形よりも剣に親しんで育ち、
剣と弓と乗馬の達人に育った。
衣服その他、生活全般ほぼ弟と同じ育てられ方。
(尚、同じ顔の弟より周辺の女の子にモテてる)

衣服に関して:友人の見立ての結果、ドレスが非常に映える主旨の描写あり。
男性服のが着慣れている&身長に見合ったサイズがある。
というあたりが服装決定の主原因と思われる。
417名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 00:06:32 ID:3zoBH4zp
ふつうにのこのスレに該当すると思われ。
これでそのキャラが女好きだとなるとまた評価変わってくると思うけど・・

んでも男にウケる男装少女というよりは女にウケる宝塚的キャラだね
418名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 22:30:48 ID:eheQH9BQ
ファリスは心根は誰よりも男らしいが、男装している自覚も周りの認識もないよな?
ただ世間の方々に間違われるだけで。
一応、「乙女ではないけど、男よりだけど、女だ」って自覚してるよね。

しかし考えれば考えるほどいい男装少女かもしれん……! 盲点だった。
419名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 11:49:39 ID:tbKvjCKg
読み終えた瞬間からファリスはオレの嫁! って心の中ではそう思ってた。
船長が相手なら許してしまうこのキモチ、なんだろうな。
420名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 18:20:16 ID:T56ov6Kr
ファリスって言われるとFF5のしか出てこない俺参上
421名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 19:40:27 ID:if5RCfLd
>>419
なんかいい組み合わせだよな
422名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 21:39:21 ID:2SzyFEiM
>>420
ノシ FF5のファリスもいい男装だよな…。
ファリスの踊り子とか魔法剣士の姿にいちいちハァハァしてた覚えが……。
423名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 13:18:38 ID:Wp2fgBNG
ファリスのバストカップはいくつくらいだったんだろう?
結構レナは大きかったからファリスも大きいのかな?

というよりJカップくらいの爆乳男装少女が見たいな
424名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 18:50:35 ID:TT5okpr0
ノノノノだったら主人公爆乳だぜ
しかも成長中
425名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 13:22:12 ID:nfrN8r3r
イケてる二人の空豆竜虎もいるぞ(B95cm)
426名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 00:05:14 ID:odLWqiKB
調べてみたら面白そうだな
端から読んでみたくなったじゃまいか
427名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 10:34:57 ID:MFj/pucB
初めての甲子園の緑ちゃんかわえええええ
女だと気づかれてなくて温泉に乱入されるとかそれなんてry
女だってことを隠して野球するってのも定番だな

428名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 22:04:29 ID:d6DY8+gz
>>415
クリスはプリンセスワルツというエロゲのヒロイン。
異世界に7人の姫がいて、一人の王子をめぐって戦いを繰り広げるんだけど、
その王子が実は女の子だったという話。(それがクリスね)
うっかり主人公(男)に女バレしてからは秘密を共有する間柄に。
主人公と強い合体技(?)を使うために、よりシンクロする必要があるとかで、
一緒の布団で寝たりお風呂に入ったりするという、壮絶に悶絶するシーンがあります。
429名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 00:56:08 ID:rVbJqY2k
>>428
dd!
超王道じゃないか!
430名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 21:54:45 ID:7W8lWgK5
ノノノノ売ってねーorz
エロシーンあるのかね?

SS燃料投下できればいいんだけどな
431名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 17:13:55 ID:zCQVgqZ3
>>430
下着姿とかはある
あと自分の胸が大きくなるのに悩んで「また大きくなってる…」とおっぱいを手で触っているシーンもある
432名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 19:39:32 ID:cNDtjZrM
>>431
二度も強姦未遂事件が起きたじゃまいか
片方はホモ相手だけど
433名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 00:13:10 ID:hGkvNgoB
>>430
途中からノノの性別を知った男キャラがノノの乳をコルセットごしに揉むシーンもあった
ちなみにその時のノノの表情がエロい




しかしエルフェンと違って何で局部描写がないんだorz
434名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 18:00:18 ID:hAK5flDc
そういえば男装した少女に女だと惚れていた女性が正体を知った後ショックを受けるシュチュエーションもよくあるが
435名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 23:00:47 ID:SsILCpXq
>>428
とりあえず、買ってきた
知り合いの話だと少し残念とかルートの関係で

解らんけどね
436名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:37:27 ID:ZaorCx50
>>435
おお!買ったのか!
たしかに、他の姫目当てで買うと残念な仕様かも。
でもクリス目当てだと大いに楽しめるよ。話自体も割と燃える。
まあ、最初から先入観を持たせるのもアレなので、とりあえずプレイ楽しんでくれ。
437名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 08:21:28 ID:H3PHFTne
パソコンはいまいち分からんのだが、対応がXPまでしか書いてないって事はやっぱvistaじゃ無理?
438名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 10:23:01 ID:KWT41BJo
んー、どうだろ?
大抵のは動くって話だけど
439名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 23:32:55 ID:+FNicZSp
>>434
しかしそのままレズに目覚めるケースもある罠
440名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 23:40:05 ID:NhAy3mEc
今更だが…男装してる子と手を繋ぐ主人公ってアレに見えるんだが……
441名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 23:58:33 ID:e6mIF4fj
ある意味それも男装モノの醍醐味だ!
男装という事は、女という事を秘密にするという事
つまり、「一見アレに見えようが、自分だけは知っている」というのは
(秘密の共有するという意味で)なかなかにいい男装シチュとは思わんか?
442名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 00:02:27 ID:Tw3QYYLx
男装少女萌えならP4やるべし
443名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 00:10:54 ID:TxE6JRNH
>>437
うちのvistaでプリンセスワルツ起動したよ
444名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 21:11:36 ID:NlHH2htE
>>441
秘密の共有…も、萌える…

すまん、初心を忘れていたようです
客観的だけで見るより、主人公的にも見た方が楽しいかもしれん
445名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 21:53:29 ID:SczaU9Dr
KYOの時人とかどうよ?
446名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 10:52:02 ID:oC3BrQxP
>>445
あれは男装のためだけに子ども化してる根性が凄い。
447名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 23:44:01 ID:bxcFXzMS
時人はすごく好みだった。アキラとくっつきそうだったよな。もっとくっついてほしかった。
448名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 12:42:48 ID:Dd7/jGcm
DCの工藤なんかどうだ?理由も男装の王道だと思うんだが
449名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 21:27:13 ID:mrbdwU+u
映画しんちゃんのマタタビが男装少女とは気付かなかった。修行がたらんな
450名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 21:35:32 ID:uMDMJ1lc
>>449
あれやっぱり男装少女だったのか!
ラストしか見れなかったんだが、ちゃんと最初から見ればよかった…orz
451名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 23:28:47 ID:v8wMoaT2
映画しんちゃんといえば、このスレ的に吹雪丸も相当の上玉かと思われますが、いかがでしょう?
452名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 16:03:14 ID:+mARKLkQ
全く関係ないんですけど、自分の好きなシチュかいてみた。

雨が降り注ぐ中、曇天の道を俺たちは走っていた。
制服のブレザーにまで雨の水が浸透して、ついにカッターシャツまで濡れてしまった。
体に張り付く感じがたまらなく気持ち悪い。
横で一緒に走る彼女―ヒロのブレザーもしっかり濡れて、色が濃くなっている。
雨は一向にやむ様子もなく容赦なく俺たちに降りかかり、おまけに風まで強くなってきた。
「・・・っ」
ふと横を見ると何かにたえるように唇をかみ締めているヒロの顔が映る。
「どうした?」
問いかけてみても、俺のほうはいっさい向かず「別に」と一言、走り続ける。
表情を見る限り、全然「別に」じゃないだろう。
経験上、これ以上原因を聞いたところでまともな返事は返ってこないことはわかっていたから、自分でその原因を探すこととする。
横で苦しそうに走るヒロを上から下へみていくと以外に簡単に答えはわかった。
長年一緒にケンカして、何回もの修羅場をくぐってきたからこそわかること。
苦しそうな表情さえ見なければ、一見普通に走っているように見えるが、俺からすればそれは明らかだった。
―右足をかばっている。
さっきケンカしてた奴らにやられたのか。
「右足怪我してるんだろう。」なんて言った所でヒロが認めるわけない。
こういうときの対処法もここ数年で覚えた。
「ヒロ。」
呼びかけると、目だけでこちらを向く。
その瞬間にヒロの脚を軽く蹴ってやる。
「っ・・・!?てめぇ!」
がくんと膝をつくヒロを上から見下ろす。
そして屈み、抗議の声を無視してヒロのズボンを捲くる。
白く細い脚・・・しなやかに筋肉がついているそれは、男の脚とは違う女の脚。
それが一部赤くはれている。
ここか。
「痛いんだろ。」
「・・・・。」
「無理すんなよ。悪化したらどうすんだ。」
そういって、ヒロの脇に手を入れて担ぎ上げた。
「ちょっ・・・下ろせよ!」
「あーハイハイ。」
ヒロの抗議を軽く受け流して歩き出す。
もう数メートル先は俺の家だ。
往生際悪くヒロはまだ暴れているが、かなりの対格差があるため、俺にしたらヒロの抵抗などかわいいものだ。
ヒロは女にしては背が高いほうだが、やはり俺と比べたらかなり低い。
それでもそこらへんのヤンキーはたやすく倒してしまうほどケンカ慣れしている。
彼氏としてはもう少し大人しくしておいて欲しいものなのだが、まったくおとなしくなる気配は無い。
中学生のころの、ケンカに明け暮れていた日々を思い出せば、まだマシになった方なのだから、善しとしておくべきなのかもしれない。
雨は相変わらず降り続けているが、やっと家に着いた。
453名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 18:23:15 ID:PBYupRwt
454名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 18:40:40 ID:BzYtKeK1
>>452
GJ!
455名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 19:46:15 ID:+mARKLkQ
続き

暴れていたヒロをおろし、家のドアをあけて、ヒロに入るよう促す。
「どうぞ。」
「・・・・お邪魔します。」
不服そうに俺を見ながらもすんなり家に入った。
バタンと音を立ててドアが閉まる。
二人が入ったことで玄関は水浸しだ。
とりあえず風呂場に二人分のバスタオルを取りに行き、ヒロにも渡した。
「先にシャワー浴びてこいよ。」
濡れたブレザーを脱ぎながら言った。
「後でいい。」
「遠慮すんなって。先はいれよ。」
「いや。」
頑固な奴め。と思いながらもそれ以上言うのをやめ、俺が先に入ることにした。
「じゃあ、俺が先に入るから。お前は俺の部屋で待っとけ。」
「わかった。」
ヒロが階段を上っていくのを見届け、俺はシャワーを浴びた。
冷たい雨のせいで冷え切った体は、温かいシャワーで感覚を取り戻す。
あまり長いこと浴びているとヒロがかわいそうなので、一通り洗い終えると、早めにきりあげた。
ヒロのために風呂も沸かしといてやる。
自分の部屋に戻ると、そこには濡れたブレザーを脱ぎ、カッターシャツ一枚とズボンだけになっているヒロがいた。
水分を含んだカッターシャツは透け、ぴったりとくっつきヒロのボディーラインをなぞっている。
ズボンを捲り上げて、さっきの右足の怪我をみている。
濡れた髪をかきあげ俺を見上げる様子はとても扇情的だ。
心拍数があがるのがわかる。
「風呂、沸かしといたから入って来い。」
ヒロの体から目をそらしながらいうと、「サンキュー」と一言、ヒロは階段をおりていった。
降りていく足音を聞きながら胸をなでおろす。
正直あのシチュエーションはやばかった。
かろうじて理性が残っていたから思いとどまったが、あのまま押し倒してしまいそうだった。
俺は髪をがしがしと拭きながらベッドに横になった。
456名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:57:00 ID:st0wgMPz
>>451
いいよね吹雪丸。
457名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 01:47:11 ID:hJRZMcTp
>>451
女バレのシーンも男装物の王道で萌えた
あの時はまさかクレしんのキャラで萌えるとは思わなかったよ
458名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 19:40:24 ID:8ykJQUFh
>>455
これで終わりじゃないよな?
続きがあるんだよな?
459名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 00:51:02 ID:ZzNKgs/W
>>451
「私(俺?)は男だ!」
ってセリフが良い
460名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 00:56:27 ID:KpTu7Y2t
>>451
目覚めた切っ掛けのひとつ
461名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 09:45:17 ID:oiofkcDv
>>448
このスレにくるようになった切っ掛けだったな
462435:2009/04/13(月) 19:00:58 ID:Q3VXuOcK
プリンセスワルツ割と長い?まだ終わらん
いや、面白いからいいんだが

序盤あんなにあったクリス分が今足りない…
にしても、やっぱりエロゲ主人公はすごいな
463名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 02:43:20 ID:Z8aZrrYV
>>461おお、同士よ
464名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 14:45:18 ID:cYgCSUFg
>>462
クリス分は残念ながら序盤だけだね。
全体としてとらえると、ものすごくもったいない作りになってると思う。
素材がいいだけにもったいない。
しかし、これだけの王道の男装少女って最近とんと見かけないので自分的にはものすごく貴重だ
465名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 12:00:47 ID:LQlHKJIM
時々あるのは女に戻った男装の少女にかつて負けた敵が再び襲い掛かってくるという展開
女の格好のままパンチラしながら戦うはめになることもある
466名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 18:13:02 ID:CYsxQRWX
そして主人公がとめにはいる
467名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 21:13:32 ID:zFePjPzM
女としての自覚がまだ為ってないから、主人公の助けを
借りて、ようやく敵を退ける事ができ、その後主人公とニャンニャンして
女を自覚し、改めて女として戦い、今度は独力で敵を退ける

こういうパターンもよくある気がする。
468名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 21:16:46 ID:FkJnUIwO
ガソダムOOのメインキャラの一人が
初期設定では絶世の男装美少女だったらしい。
何故、その設定で放映してくれなんだorz
469名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 17:33:59 ID:lenlrmyV
地元のサッカーチームの練習を激励で見に来ていたアイドルが自分のところに転がって来たボールを蹴ったところ
見事な蹴りっぷりだったんで監督から「女にしておくのが惜しいな」と言われて
正体を隠すためにカツラをかぶって胸にさらしを巻いて男装し、試合に出ると言う話ドラマを地元ローカルで放送したら受けそうだ
470名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:52:29 ID:dt4OlY1Z
>>469
何故にローカルテレビ?

上の者だが、プリンセスワルツ終わった
面白かったが、世間でいろいろ言われてる意味が解った…
クリス分的にイーリスとの会話が欲しかった

男装少女が憧れる人は、男性?女性?
キャラ次第でどっちもアリな気がしてきた
471名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 23:12:47 ID:zKla6uYW
憧れとは自分にないモノを相手に求めるという面もあるからなぁ

男装しているという点から女らしさに惹かれる場合や
やっぱり女という点から男に惹かれる場合など
キャラの立ち位置でどちらでもイケるな
(まぁ逆に性別的に中途半端なキャラにはあんまり惹かれないような気もするが)
472469:2009/04/24(金) 14:11:13 ID:OwpK7++a
>>470
サッカーチームは地元密着のチームが多いんで
ローカル局ではよく地元チームを応援する放送をやっている
473名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 19:35:01 ID:8FuiASTi
>>470
どっちに憧れるかは男装少女の心が男寄りか女寄りかでも評価が違ってくるだろうな
心が男寄りで男が好きならなら精神的にホモに近くなるし
心が男寄りで女が好きならレズというよりノーマルっぽくなる
474名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 20:47:48 ID:BeBRrrTW
最初は気持ち的に男寄りだった男装少女が
男に惚れてだんだん女っぽくなってくのは萌える
475名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 22:59:34 ID:F7OSniAl
>>470
プリンセスワルツ、クリアお疲れ!
途中過程が面白かっただけに、後半のやるせない感は異常。
しかし、その途中過程のためだけにやっても損はない。男装少女スキーなら!

>>474
自分はその展開に加えて、けれども最後にやっぱり男装少女に戻る的な流れが好き。
たとえばウテナみたいな
476470:2009/04/25(土) 15:42:28 ID:xQz6s+T6
食いつき良くて自分歓喜

>>472
地元密着型…男装少女でカッコよくスポーツやりつつ、地元夫人会の炊き出しなど手伝う
会話も上手く、小学生に教えたりも先輩と先生の間みたいな感じ
そして、女子からの人気絶大でファンの数がツートップの一人
で、もう片方の人気者の方と仲いいが、実は恋人は目立たないGK…って妄想垂れ流してるよorz

立場上、男に成らなくてはならないので心身共に男なのに憧れるが無意識に男に好意を抱いて、女性の女性らしさに今まで何とも思わなかったのに憧れる
何故か女らしさを意識し始めてそして、男であろうとする性で嫉妬に気づけない…妄想止まらず
まぁ男に憧れようが、女に憧れようが大好物なんですがねー
菊地真とか(スレ的に違うかもしれんが)
中性的なのには憧れないけど、仲良くはなりやすいかも

まぁ上のやつは>>475にはもろバレだねー
一回一回レス返してくれるのが嬉かった
プリンセスワルツを紹介してくれて、この場を借りて感謝したいと思います
ありがとん
477名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 00:20:49 ID:zT4dBslW
>>473
>心が男寄りで男が好きならなら精神的にホモに近くなるし

是非、男寄りでお願いします。

口調はもちろん、男言葉。
二枚目口調でも、少年口調でもいいけど、男らしく断定調子で。
男女の違いを意識する前から男として暮らしてきたので、
自分が女性だという意識に乏しい。
おまけに、恋愛感情にも疎い。

しかし、確実に女性。
何かのきっかけに、男を好きになる。恋をする。
けど、恋愛に疎いものだから、この気持ちは友情だと勘違い。
好きな男が綺麗な女の子とイチャこいて、嫉妬する自分に気づいても、
友達とか、兄弟をとられたみたいな淋しさだと、勘違いし続ける。

しかし、確実に恋。
恋愛フェロモン出しまくり、やがて身体の成長にも影響が出てくる。
以前と比べて、男装することに無理が出てくる。

この後は、
女バレして、第三者に強姦されることで、
悔し涙の中で自分の女を認識するでも良し。
好きな男は誰かと結婚し、失恋によりようやく自分を女だと認識し、
夜な夜な自分で自分を慰めるでも良し。
好きな男と両思いになって、男が徐々に女部分を花開かせるでも良し。
全てを理解した女性と政略結婚するけど、夜はペニバンつけた奥さんに
犯されて、女の匂いを巻き散らすでも良し。
男装少女が女になる過程であれば、どんなのでも美味しくいただきます。

やや鬼畜方面に進むのなら、絶対に女バレしてはいけない場面に、
ローター突っ込まれた状態で登場してもらいたい。
478名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 10:07:01 ID:Qbfupsr9
心も体も女なのに事情があって男装せざるを得ないってのも大好きだ
男装少女最高
479名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 22:51:51 ID:T7ZSNAGi
480名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 00:02:12 ID:V0ksobpJ
みなみけの南冬馬のように特定の人物だけに女であることを隠すケースも時々あるが
481名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 23:24:34 ID:9C5nSg2p
普段は低めの声だけどうっかり裸を見て女の子の声で「キャー!」とか
482名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 10:09:50 ID:Ia03yUy9
突然思った事

友人「プリンセスワルツ買ったんだ、面白かった?」
俺「うん、クリスとかが良かった」
別の日…友人「お前KYO好きだよな、キャラ的にどれが好き?」
俺「時人、真田幸村+影武者、ゆあん」
また別の日…友人「ノノノノ買ったんだーどう?」
俺「面白いよー」
カラオケで…俺「潔く、カッコよく♪…」
友人「その歌好きだよなーウテナだっけ?」

あれ…もしかして好みバレてる?
483名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 01:05:43 ID:3EhiOYAa
いい友達を持ったなw
484名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 08:29:11 ID:KnzbW0Hd
夏のあらし!の上賀茂潤が良い
485名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 14:43:42 ID:Tqb1E29A
グローランサーのジュリアが好きだったな
男しかなれない騎士になる為に男装してるのも王道だし
後のデレっぷりも、女に戻った時の美人さも王道だった。
彼女の為にゲーム買ったさ
486名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 20:42:50 ID:85eZz2mA
PSP版グローランサーは今日発売だよね。
ジュリアンに会うために買わんといかんわ。

487名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 11:34:48 ID:lFJpNqoC
>482
少女マンガだし古いけど、「BASARA」とかも良質な男装少女がいるよ
話長いけど、仮想戦記ものとしても面白いし

関係ないけど、自分は次はペルソナ4をやってみようと思う。
どんな男装萌えがあるのか今から楽しみだ
488名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 12:23:57 ID:4tOihqug
ペルソナ4は男装少女好き的にかなりお勧めだ
489名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 20:27:28 ID:uqtPmseH
カルバニア物語のエキューも中々。
絶壁の胸に勝気な性格で美人。
少女時代の全裸で乗馬(但し非エロ)シーンには吹いた。
ただ、女性向漫画でジェンダーがテーマっぽいので苦手な人には向かないが。

490名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 23:28:16 ID:m8pF56SM
>>489
同じ作者のチキタ★GUGUに出てくる男装少女がかなりツボなんだが
491名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 23:39:28 ID:2MUdH5cC
惨殺されちゃったじゃないか……

あの作者、良い意味で思いっきりがいいから、読む人を選ぶと思う
492名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 22:26:29 ID:o9ejjUBI
エキューは男装少女って言えるのかな。
普通にドレス着てるし
493名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 14:10:19 ID:rLeZOFbq
ちょっと人を選ぶが、秀吉でござるの半兵衛が好き

男でいる時は男前で機転が利いて、いざとなったら信長ですら
殺しかねない位度胸が据わってるんだが、
女性の姿の時は完璧な聖女、閨では女らしくてそれなりに積極的、という
男装少女の理想なんだが、男の格好してる事を全然気にせずに
普通に男前に働いているのが個人的にはちょっと惜しい。
せっかく女として秀吉を慕ってる描写があるのだから、もうちょっとこう…な?
494名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 18:29:43 ID:s0+Rz6L+
少女義経伝って男装に入る?
495名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 22:54:48 ID:KMHfFZ5k
>>494
あれって歴史上の偉人が全員女だったかもっていう設定じゃなかったっけ?
496名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 22:59:03 ID:u+V4bo7f
半兵衛はかなりいい男装美少女だが
男装してる事への葛藤は少ないのが残念かな
497名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 19:43:33 ID:FZ3fbRGn
俺が男装少女に目覚めた、高田慎一郎のククルカンを知ってる奴は居なさそうだな……
498名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 20:20:56 ID:xEsqWJ8/
>>497
あれって終ったの?
499名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 21:53:32 ID:3pOH2BrM
>>497
服が破れてスポーツブラが丸見えになった(巨乳)あのマンガ?
500名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 21:54:40 ID:0+8Pc2X2
戦車とかの話だったっけ?
501名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 22:22:16 ID:ZwD1Ebs2
つくりかたしか知らんのう
502名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 00:25:40 ID:BfRu4CdO
>>497
あれ、男装”少女”なんていたっけ?
503名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 03:00:11 ID:pZ9vh+ll
>>497

エロ魔神め!!




オレンジ戦記

なんてのも
504名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 15:15:07 ID:+pJFeeXX
>>502
つばさは少女だ!

個人的にエロ魔王と男装少女が同室ってのに萌えた
505名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:50:13 ID:K4PhnfQO
web配信だから知ってる人少ないと思うが
ぼんたん!って漫画が
伊達政宗が男装少女だったらって話で結構面白い
506名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 00:17:50 ID:ZnoziFn3
>>505
おお同士が!イロモノ漫画だと思ってたがフツーに面白くてびっくり
>>493も読んでるし、明智光秀が男装娘なWeb漫画「愛しの焔」というのもある
義経男装少女漫画なら>>493作者の「俺の牛若」と上月倫子の「リョウ」かな
507名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 01:21:36 ID:JwemnqBj
>>506
秋田のボニータコミックスかなんかでも義経女があった
508名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 22:25:53 ID:aVFd102c
男装少女が出てくるゲームって何がある?(ギャルゲーでもあり)
509名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 22:42:09 ID:5vTO3deN
>>508
萌えゲーじゃないけど鉄拳6に性別が発表されてないキャラがいる
510名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 01:42:47 ID:hL6xibTa
>>509
ジャックのことかーーっ!!!!
511名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 11:59:54 ID:bSpo2ArW
>>510
そんなロボットはアリサの影に隠れてなさい
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090311/tk6_br1b.htm#leo
512名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 21:13:26 ID:qy8cJgZm
佐々木三冬萌え。
513名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 21:39:26 ID:/Zm/u8Wf
確かにそれは外せない
514名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 16:40:55 ID:9TAEmmym
逃げの一手 って既出?
女向けのWEB小説
515名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 01:07:19 ID:avpRAIs1
懐かしいな
ボーイッシュスレにはエセ軍人と傭兵パン屋で成り立ってた時代があったんだぜ
516名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 23:10:27 ID:j1GO2J1P
流血女神伝の幼少期ラクリゼが大好きだ。
あの一生懸命少年ぶってるところがたまらん。それを崩すサルベーンも。
517名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 00:51:49 ID:lAszRAh0
>>508
エロゲならこのスレに情報が載ってる

男装キャラのいるゲームを語るスレ 3人目
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1227943738/
518名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:21:10 ID:Gvho/9/t
保守
できれば爆乳男装少女を求む
519名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:01:37 ID:p/FsM7J7
流血女神伝がOKなら、古くてマイナーだが
金蓮花「月の迷宮 陽の迷宮」も似たカテゴリ。
「水の都の物語」の続編にあたるので、先にこっちを読まなきゃだけど。
520名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 21:45:43 ID:q7pyywwI
このスレで流血女神伝の名を聞くとは
521名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 22:06:59 ID:DgFCsJqk
そういえば時々ではあるがズボンが脱げて下半身がパンティ一枚になって女だとばれるケースもあるが
522名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 22:19:53 ID:7vjjzYkx
縞パンか白
523名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 22:47:27 ID:TkM9Gff0
ちょっと大きめの学ランにパステルブルーと白の縞パンは最強コンボ
524名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 23:24:26 ID:4mEIKG/D
>>519
それ、男装というより体ごと変化しちゃうやつじゃなかったか・・・?
525名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 03:51:02 ID:j/x+KSqG
ゴクドー君漫遊記でもあるなそれ
526名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 04:53:33 ID:iey5iQkY
この前火の鳥の異形編見てて改めて思ったんだが、
やっぱ男装を強要されてるか自発的にやってるか、
男と女どっちを目指してるか、って重要な要素だよな…。

あ、ゲームならちと古いがジェネレーションオブカオス3のハイドも男装キャラだった。
527名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 09:40:56 ID:38vyBMI/
男装少女が女だと見抜かれないように立ちションする話は?
528名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 15:40:41 ID:c3mOz2iD
具体的に、どんな話がいい?
529名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:23:57 ID:9zUskvnb
>>528
男子校に男装して入学した女が脅されて犯られる。
530名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:34:14 ID:xWY5aD8B
男子校に入学してトイレや着替えでバレないのだけど旅行行事(2人部屋)でバレる。
531名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:40:22 ID:aSaxtfqj
舞HIMEの弟さんと晶ちゃんみたいな関係がいいな
532名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 00:10:06 ID:HiqT21W3
>>528
男装で男子校に潜り込んで好きな男に接近するも、全く女だとばれずに男扱いされて
逆にやきもきするような子
533名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 00:31:43 ID:REYl08jW
何故か親友になってしまい、「実は、購買で売り子やってるお姉さんが
気になるんだ」とか相談されてしまうというのも欲しいところである。
534名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 16:04:33 ID:VHUGuEey
男装の王女が、諸侯に女だとばれないように
いつもズボンのチャック開いて立ちションやってる話は?
535名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 21:07:15 ID:Q1vdSwXX
>>528
男装少女が短パンの股の部分ずらして勢い良く立ちション
536名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 21:12:39 ID:nJouEZpd
制服ズボンが特注のロングファスナーで違和感のない立ちション
537名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 21:15:46 ID:Q1vdSwXX
>>536
どんな手順で立ちションするの?
538名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 21:30:52 ID:nJouEZpd
ttp://arakawa.mydns.jp/uploaders/nyo2/big/src/nyobig0306.jpg
ttp://arakawa.mydns.jp/uploaders/nyo2/big/src/nyobig0307.gif
これで男装してたら俺には最高
ズボンを降ろさず股下までグルッとファスナーが開いて、
横からはチンコが見えない男のように見えて欲しい
539名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 21:54:06 ID:Q1vdSwXX
>>538
場所は男子トイレ?
それとも道端?
540名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 22:02:15 ID:nJouEZpd
男子校の年代なら男子トイレに通ってバレないようにする
妄想ばかり書いててごめん、TS出身だけど今いるエロパロ書けるようになりたいよ
541名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 22:06:52 ID:Q1vdSwXX
>>540
ファスナー開いてから閉めるまで、どんな手順になるの?
全ての手順を書いてくれる?
542名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 00:14:24 ID:2VjK2cfY
>>538
そんな角度にはとばんだろ?
個人差はあるらしいが
絵だから描ける嘘の類
543名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 13:22:30 ID:j3jcKyJb
男装少女は立ち小しないだろ。逆に男友達が立ち小するところ見て驚く奴だろ。
544名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 17:16:39 ID:XppFJcs1
くの一スレより

271 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 10:09:02 ID:38vyBMI/
くの一なら立ちションも上手そう?

272 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 18:29:49 ID:yOcniYHI
>>271
女故にしゃがまないと出来ないが、それだとしている時に襲われたら抵抗不可なので、任務中は、すぐ動ける様に尿道に細い竹筒を差して立ちションしてたとか。

273 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 18:48:23 ID:38vyBMI/
>>272
股間をずらして、まんこだけ出して
まんこを両手で広げて、勢い良く立ちションとか

真っ直ぐ一本線で出すから、まんこに一滴もかからない
これがくの一らしいかも?

274 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 18:51:29 ID:MLYqZxU7
別にしゃがまなくてもできる。
昔の日本の女性には立ちションする風習もあった。
立ったまま体を前に屈めて放尿すると後ろに真っ直ぐ飛ぶので
尻が汚れなかったそうだよ。
逆に屈んですると小陰唇を伝って尻の方まで尿がたれる。
545名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 00:12:16 ID:jlQcqPe8
なんというスカトロ
546名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 01:26:00 ID:NIQxh9mO
というかさ、この流れ自演?
547名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 01:28:18 ID:NIQxh9mO
あぁ変なのがいただけか
548名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 00:43:19 ID:+sGJmTEa
ネナベって男装少女の内に入る?
549名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 00:51:10 ID:TeH+9zXt
>>548
ものによるとしか
550名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 18:11:27 ID:v8H+lpoV
>>548
チャットとかで男を装ってたがオフ会することになってしまい
ばれないように男装して参加とか?
551名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 08:57:46 ID:peLYSWBR
それは面白そうだ。
男装はともかく、それ以外はよくあること、という現実感。
552名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 15:22:16 ID:HWKJU6tb
.hackの司は俺の男装萌の原点だ

ネナベでしかも途中まで女だと気づいてないのが男装かどうかはともかく。
553名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 20:18:37 ID:9w00YkRH
>>552
何という俺

でもGIFTを見た感じだと体は女なんだぜ?
そして五感があり、近くには触手を生やす黄昏の守護者が居るとくれば…
554名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 00:53:30 ID:0lbd9N6z
普段から男装してる子も良いけど
そのオフ会みたいに急に男装しなきゃいけない理由みたいなのができて
普段はいかにも女の子らしい格好しかしてない子とかが男装するとかいうのも素敵だと思う
555名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 15:05:10 ID:RIlu3YwE
男装を解いたあと自分の正体を見破った男に女物の服を買ってもらうシュチュエーションもあるようだが
=男装を解いたあとももっぱらズボンなんで
556名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 16:50:01 ID:MMgbk2xA
背が高かったり貧乳だったりして、自分には女らしい服が似合わないと思い込んで男物を着てる娘ってのはどうだろう?
557名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 23:46:16 ID:ivSTxQ9M
「あはは、あたしにゃそんな服似合わねえって! ……え、なんだよ?
 そんなこと無いって? お前が言うなら着てみてやってもいいけどさ
 ……絶対笑うぞ、お前。「もちろん、笑ったら殺すと書いて殺るからな。
 それでもいいのか?「……そ、そんな真剣な目で見るなよ……たかが
 服着るか着ないかでそんな……わあったよ! 着ればいいんだろ、
 着れば! ……お前にそんな目されたら、あたしに断れるわけねえだろ。
 ……ったく、なんだよ、このひらひら……こんなのつけて可愛いって
 言ってる女の気が知れねえよ……え? お前にも似合うって? いーや、
 絶対似合わねえ。絶対お前は笑う。そしたら殺るからな。あたしにこんな
 服着せようとした事、後悔しながら死にやがれ。……と、とりあえず、
 着るからな? 本当に着るからな? いいんだな? 本当にいいんだな!?
 お、怖気づくわけねえだろ! なんで服着るのにびびらなきゃいけねえんだよ!
 ……と、とにかく……着るからな……これから着るからな! …………。
 ……あれ? ちょ、お前、これから着るんだから出てけよっ! アホかぁぁ!」

「……ま、まだ駄目だ。入ってくるなっ! こ、心の準備が……ふぅ……はぁ……
 よし、よし……思ったより、うん……大丈夫だ……大丈夫だ……あたしは
 大丈夫……思ったより大丈夫……よし! ……いいぞ、入ってきて。そんで
 大いに笑え。………………………………。な、なんだよ、アホみたいな顔
 晒してじっとあたしの事見て……おかしすぎて、笑う気にもならないってか?
 ……え? ……可憐で、可愛い? ……な、また、そんな……だ、騙されねえぞ!
 そんなこと言ったって、あたしは……そんな……だって……こんな……
 に、似合うわけ……無いじゃんかよぉ……なのに、なんで……なんで泣けて
 くるんだよぉ………………ば、馬鹿っ! 嬉しくなんかねえからなっ! 
 嬉しくて泣くわけねえだろ! こ、こんな軟弱な服が似合っちゃう自分を
 哀れに思って泣いてんだよっ! 胸だって無いし、背だって高いしさ、
 男みたいだっていっつも言われてて、それで、自分もそのつもりになって、
 今まで強くあろうと頑張って……そんな自分が、こんな女の子みたいな
 格好してるんだぜ? 哀れすぎて涙の一つくらい出るってもんだよ!
 ……へ? 女の子みたいな、じゃない? ……今のあたしは、女の子だ、ってか。
 あは……あはははははは! お前、ホントに馬鹿だよな! すげー馬鹿だよ!
 馬鹿なあたしが呆れて笑っちまうくらいに馬鹿だ! ……でもな、そんな
 馬鹿なお前だから……あたしに色々気づかせてくれるのかもな。…………。
 いいか、一回だけしか言わないししないから、よーく聞いて、そんで味わえよ?
  ……ありがとう。……んっ……」

「……え゙? こ、この格好で帰るのかっ!? だって……そんな……
 せ、せめてスカートは脱がせてくれっ! ……って馬鹿っ! スカート脱いだら
 ズボン履くに決まってんだろ! ……なんか、スースーしてさ。落ち着かない
 から、な? 凄い不安になるんだよ……こんな気持ちになるのは、あの時
 お前が助けに来るまでに味わって以来だ。……なんだよ、わりいのか。
 あたしにゃそのくらい不安なんだって事だよ! ……だめ、か? どうしても?
 ……そりゃ、この上に下ズボンだとアンバランスだろうけどよぉ……だめ?
 ……だめか。……な……お前、またそんなこと言って! 可愛い彼女だって?
 あたしがか!? 可愛い彼女を見せびらかしながら帰りたいとか……よくまあ、
 そんな恥ずかしい事言えるよなぁ……。ま、あたしもさっき十分はずかしい
 事やってっから……あたしら、似たもの同士なのかもな。ま、似たもの同士、
 あたしの不安はお前が肩代わりしてくれよ? ……いや、こういう場合、
 腕代わりって言った方がいいのかな? ……へへへ、帰り道、ずっとあたしと
 腕組んで歩けって事! どうだ、恥ずかしいだろ! ……え、別に恥ずかしくない?
 むしろ望む所? ……しまった、お前馬鹿だったっけ。……わ、わかったよ!
 こうなったらあたしも開き直ってどんと来いだ! ……で、でも、あたしら、
 ちゃんと周りからそういう風に見てもらえるかな? ……そういう風って……
 そりゃ、こ……こ、こ、こ……こいび、と……とか、そういう、感じに……あ。
 ……うん、そりゃまあ……そういう風に見てもらいたい、よ。あたしだってさ。
 ……しおらしくしときゃ大丈夫、だって!? ……暴れてやろうかな?」
558名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 23:47:21 ID:ivSTxQ9M
おとーさんおとーさん 電波が来るー こわーいよー♪
559名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 17:49:43 ID:h8yXC1J1
>>555
買ってもらった服のスカートが短い時に主人公に対して「こんなの恥ずかしいよ!!」と言ってしまうが主人公から「よく似合ってる」といわれて納得することもあるようだが
560名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 18:10:56 ID:QRn3uOrc
時々ある展開としては男装少女が女に戻ったあとにプールで泳ぐシーン
スタイルのよさにみんな驚く展開になる

「お前、本当に女だったんだな」
「こんなにいいプロポーションを隠してたなんて」
561名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 21:09:23 ID:xLWYCTOz
オタの♀友がリアルで遭遇した男装美少女(高校生)がいるんだよ
かなり昔の話なんだが。

某劇場アニメの封切り日、偶然となりに並んだ少年がやけに綺麗な顔。
友が世間話をしているうち、その子は女の子で、夜明け前から劇場に並ぶために
じつは兄弟のガクランを借りて着てきたの、とこっそり打ち明けたそうだ
男装の理由「真っ暗だから(夜道)が怖くて……」

そのとき自分もおなじ劇場にきてたんだが、満員の劇場では
例のガクラン美少女は発見できなかった
惜しいことをしたと今でも思っている
562名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 21:44:35 ID:QNBWSGrQ
高校生の頃に
1回だけ男の制服着た女の子見た事あるな
563名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 21:48:24 ID:AxDTCo+7
っていうかな、普通に綺麗な子が学ラン着たら、普通に綺麗でカッコいい。
564名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 22:16:34 ID:hupLNRUs
リアルで普段から男の制服着てると萌えるかどうかより性同一性障害なのかと疑ってしまうな
体育祭の応援などで学ラン着てるのならともかく
565名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 08:22:45 ID:9IBhD09O
>>558
今更だけど魔王?

このスレで魔王と聞くとマオを思い出す
566名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 20:02:51 ID:8mL3ByA2
エーディットの続きが読みたくて悶々としてる
567名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 18:23:46 ID:3FjZ/dm3
所でバストサイズとしてはどれくらいが主流かな男装ものとして

1.貧乳 
2.普通
3.爆乳

俺としては実はすっごいグラマーなのが好みなんだけどどうかな?
貧乳の男装娘もいいってわかっているけど
568名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 18:53:09 ID:eTZplnuq
>>567
爆乳をサラシで抑えている
569名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 21:50:20 ID:uDEgglam
>>567


美乳
570名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 09:08:20 ID:zWYV5uHX
無乳故に男と間違われて、そのまま訂正するチャンスを失い…
571名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 12:05:34 ID:Zv4EFn9U
何かの拍子にさらしが服ごと切れて大きなおっぱい丸出しというのもあるな
572名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 22:32:59 ID:WNSF2LxH
貧乳派だけど、男物を巨乳が頑張って着ているというのもなかなかそそられる
573名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 23:07:24 ID:rt7JY9fZ
>>566

某板のまとめブログであの人らしき人を見たよ
妄想 男装 海軍士官でぐぐると出てくる
574名無しさん@ピンキー:2009/06/30(火) 22:09:05 ID:s3I4gCWY
貧乳派ノシ
575名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 00:38:56 ID:uzxBhpCE
>>570
それなんてP2のアキラたん
576名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 22:20:48 ID:8IClcN3X
まな板原理主義です
577名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 14:33:57 ID:o0cxQ65p
大きな胸をさらしで縛ってる内にきつくなって誰も見てない所で抜き取っておっぱいが飛び出すというのもあるようだが
578577:2009/07/03(金) 20:38:02 ID:o0cxQ65p
「さらしきついな…誰もいないようだし取っちゃおうかな」→さらしを取る
→「何か楽になったかな…」→自分の胸の膨らみに目が行く

そんな感じなんだが

別のパターンでは自分でさらしを服の中から引き抜いて目の前の相手に自分が女であることをさらすパターンもあるが(その際におっぱいが飛び出す)
579名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 22:33:08 ID:xUdWef/H
そういえばアイマスの菊地真は男として育てられた少女だったが
=女に戻ったあとアイドルを目指しているという設定
580名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 22:55:43 ID:P2EprFh9
あれを例に出すともれなく「こんな可愛い子が(ry」派が出てくるからなあw
581名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 23:25:21 ID:ZsJ9gOVU
うっかり女の子っぽい声だしちゃったり
582名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 21:01:45 ID:YAcTOR8G
ラブシックてまんがはどないですか?
583名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 23:34:12 ID:SQ3piZOW
確かさらしで隠せる胸の限界はDカップくらいって行ってたけど
二次元だったらぎりぎり90代後半のH・I・J位までいけそうじゃない?
584名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 06:00:07 ID:Es7B0+zG
>>583
心肺圧迫で苦しんでるところを、犯されるんですね。
585名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 21:55:52 ID:UxQbDOc7
男装時に胸の膨らみを隠すのは王道だけど
股間でバレないように下着に詰め物を入れるってのはアリ?
586名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 16:19:42 ID:NTvXfKNQ
>>585
その詰め物がだんだん入ってくるんですね。
587名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 19:32:08 ID:hzGfhh8K
>>583
リアルのおなべさんにはそういうのを使っている人もいるというか…市販してるようだ。
588名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 20:01:01 ID:LXQFO1yC
そういえばしまいにはさらしがきつくなってダボダボの服でごまかそうというパターンもあるな
589名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 00:37:34 ID:jXg9qrij
リアル女の爆乳がだぼだぼセーター着てるとただのデブに見えるよな?
二次好きでよかったw
590名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 14:04:54 ID:R3eDho1n
ttp://natalie.mu/comic/news/show/id/18629
表紙に……ぐはっときた。
591名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 14:08:02 ID:/eokmi7u
>>590
それ、男装は1本だけらしいから気を付けてな
12本あり、男装1・女装8ないし9・性転換2ないし3とかいう編成らしい
592名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 19:44:57 ID:vBUvFzv5
>男装:TALI、おりもとみまな(二人とも女装と男装あり)
>女装:残り8人全員(佐野タカシだけ最後チンコ切断でTSっぽい)
>TS:甘詰留太、ポン貴花田

だそうだ。
593名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 20:43:42 ID:R3eDho1n
そうなのかー。予想はしてたけど。
やはり基本は脳内で自給自足だな
594名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 00:41:39 ID:tsaVS4p/
>>589
引いた
595名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 21:10:46 ID:2fqIXn8D
保守
596名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 23:04:03 ID:gy9P80Ya
先日、たまたま出先のテレビで見かけた時代劇の女剣士に萌え!
男装でもあんまり男っぽくはないのだがw凛とした美少女でめっさ可愛かった。
タイトルも続き物か単発ドラマかも分からないが、藤田まことが剣の達人で、その子も女だてらに凄腕みたいな役だった。
誰か知ってる人いたら教えてくり。
597名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 23:19:54 ID:yK8NcJDc
剣客商売だな
当初ものすごい萌えたのだが、キャストが途中で変わってしまうのがなんとも。
598名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 02:20:05 ID:dkG4WYxv
>>596


寺島しのぶな時点で・・・



599名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 14:55:02 ID:QRbh/dtV
時代劇なら、最近NHKでやってたドラマの左近が良かった。
男装してるけど、男のふりしてるわけじゃないってのが。
600名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 18:55:05 ID:JqxSWK3y
くりちーか
確かにあれは良いものだった
601名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 22:20:32 ID:tWtA3Amu
黄門様シリーズでもよく男装の女剣士はよく出ていたが
602名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 23:07:37 ID:D1gnV+yR
大路恵だっけ?剣客
確かによかった
603名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 09:42:04 ID:gzTYF77Z
>>596
一番萌ゆる三冬が見れるのは原作の小説ぞ

ほかにも「まんぞく まんぞく」とかも良い
エロ本拾った男装女剣客が悶えるところとか
604名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 19:12:11 ID:Ial7v53/
ザ・スニーカーで連載開始した秋田禎信『ベティ・ザ・キッド』
では男装のガンマンが主人公。

始まってからまだ2話目で日が浅いけど、これからの展開に期待。
605名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 01:17:13 ID:KaVnpbCI
電撃文庫でれでぃ×ばと!をオヌヌメ。
男装執事がでている。
606名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 07:27:31 ID:Jj8P+2wV
>>570なあの子か。主人公と相部屋の。
607名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 10:51:54 ID:TE6juWso
608名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 12:11:57 ID:EHMc/l1F
男装ってことはこれを男がはいてるんですね。
609名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 12:47:10 ID:pJWV6F+W
>>606
生乳ガン見されたのに女だと気付かれず、さらし要らないかもと悩むハァハァ
610名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 21:04:15 ID:I3tPRujD
話トン切りですみませんが、ちょっとお礼に。>>596です。

>597 >598 >602
>「剣客商売」
ですか。ちょっとこられなかったけど、たくさんレスもらえて感激です。
>当初ものすごい萌えたのだが、キャストが途中で変わってしまうのがなんとも。
>寺島しのぶな時点で・・・
肝心の女優名が分からないので、どちらのキャストで見たかは不明なんだけど…
寺島しのぶではなかったと思う。もっと若い女の子だったし。
寺島さんの若い頃でもなかったと思う。ということは、
>大路恵だっけ?剣客
の方かも?華奢な感じであまり強そうには見えないwけどさらしがツボった。
今時間がないので、後でぐぐって確認してきます!
>601
黄門様ご一行らしき人物はでてこなかったので多分違うかな?
>603
普段は時代劇や時代小説をほとんど見ないので知らなかったんだけど、
興味をそそられます。(三冬で間違いないといいのだが。得ろ本の人とは別人?)
それにしても、こんなところに萌えが沢山転がっていようとは…
今までもったいないことをしたー。
611名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 21:58:18 ID:EC+YMo37
流れをぶった切ってファンタジー投下していい?
612名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 22:15:45 ID:KQYfAFK/
かまーん
613名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 22:22:38 ID:EC+YMo37
やったー。ありがとう。
ちなみに倉庫でほこりをかぶっている「常緑」の続きです。
コテ紛失しちゃったよ。

・2年ぶりの投下
・続きもの
・凌辱あり
・まだ完結しない

こんなやつでごめんねごめんねー。
614常緑:2009/07/22(水) 22:23:47 ID:EC+YMo37
「そうか。君がそう言うなら私に止める権利はないな」
目の前で不遜な態度で腕組みして頷く少女に、エルヒアは実に落ち着き払った声をかけた。
「あぁ、世話んなったな。けど、もともと長居をする気もなかったし」
それに応じてもっともらしく言うアルトの台詞に、エルヒアの周囲に仕えている兵たちが胸をなでおろした。
彼らにとってアルトはよそ者でしかなく、エルヒアの命でしぶしぶ置いていたに過ぎない。
それなのに彼女と来たら、食べたいだけ食べたいものを食べ、彼らの用意した着物も着ず野伏の格好でうろつき。
そのうえ兵士たちにつっかかっては煙に巻いたりと、正しく好き放題の振る舞いだったのだ。
その手に余る客人が、ようやく出て行くという。
彼らにとってはさぞ嬉しいことだろう。
「まぁ、そんなわけだ。――と、これは礼だ」
す、と一歩踏み出したアルトの手には、細かな細工の施されたなめし皮が握られている。
控えめに光を受けて、褐色の手の内にあるそれは一瞬でその場にいる者の視線を独占した。
「礼にはおよばないが、これは――」
その、何にも加工されていないなめし皮にひかれて、エルヒアも一歩踏み出す。
「暇だったからな、少し手を……何か適当なものを作って、ロスエルにでもやってくれ」
アルトはエルヒアとは目を合わせず、彼の視線が向かうべき物を差し出す。
そこには、館の周囲に生える草花が、実に細かく彫りこまれていた。
目を移して、端から端まで見つめても、その全てがありのままの姿を写しこんだように生き生きとしている。
エルヒアが感嘆の溜息を漏らすのを聞いて、アルトは気まずそうに視線を泳がせた。
何もかも完璧にこなして常に鷹揚としている彼の感嘆の声は、人を喜ばせるよりもむしろ恐縮させてしまうのだ。
「これじゃ宿代にもなりゃしないだろうが、何もしないのは俺の気がすまないし――」

「ありがとう」
エルヒアの耳障りのいい声を聞いて、ようやくアルトは顔を上げる。
そうしてようやく、笑顔を見せる。
「おう。世話になったな。もう会うことはないだろうけど、アンタのことは忘れないよ、常緑の若君」
一瞬、エルヒアの返答が、所作が、遅れた。
「――ああ。私も忘れないよ。アルト」
ことさら美しく、優しく名前を呼ばれたことに不快そうな顔をして、アルトはきびすを返した。
そうして振り返ることも声を発することもなく、常緑の館を後にした。
615常緑:2009/07/22(水) 22:24:41 ID:EC+YMo37
薄暗い部屋の奥に、男がいる。
ほとんど日の指さない部屋で、男の周りには淡い光がただよっている。
ふわふわと、揺れるその光は彼自身が求めて呼び出した、ちいさな精霊たちだ。
彼らが照らすのは、彼の手元の分厚い書物。
そこに記されている文字は簡素でありながらどこか面妖な雰囲気を醸している。
それは彼らが長い間使ってきた、そして今では読める者も限られてしまっている古い文字だ。
彼はその文字を、文章を、その奥に隠されている意味を、一つ一つ紐解いている。
形の良い唇は薄く開き、音を発する手前で息は止まる。
ふわふわ、ふわふわと舞う光の精たちに照らされて、口と、目と、頁をめくる手以外は彫像のように動かない。
静かに静かに、ここ数日の無作法な客人が巻き起こした喧騒など忘れたかのように。
ふと、その彼の耳が震えた。
人間よりも鋭い聴覚が、彼の元に近寄ってくる足音を聞き分けたのだ。
「お兄様! お兄様!」
聞こえてくるのは、愛らしい妹の、どこか切迫した声。
瞬間、ぞっと背筋を寒いものが走り、光の精を消す。
手元の本を彼らしくない手つきで乱暴に本棚に戻し、扉を開ける。
「お兄様!」
ロスエルのただでさえ白い肌は常より白く、血が通っていないようだった。
穏やかな空気をまとわせて、午後の木漏れ日のように人を安心させるロスエルとは思えない。
「何か――」
言い掛けたエルヒアの声も遮って、ロスエルが悲鳴に似た声をあげる。
「アルトが、アルトが戻りませんの」
エルヒアを見上げる彼女の頬からは、幸せな薔薇色が消えている。
ただならぬ気配はわかるが、エルヒアには状況が飲み込めない。
「何を……彼女は、もう」
「違います、違うんです! 私が、アルトに頼んで……私のせいで」
震える瞼の奥には溢れんばかりの涙が波打ち、それを隠すように細い指で顔を覆う。
俯く頬に金の髪が垂れて、表情を隠す。
震える細い肩に手をかけ、エルヒアは自らに言い聞かせるように言葉を紡ぐ。
「落ち着きなさい、ロスエル」
ぱっと、ロスエルが顔を上げる。
「アルトは、ツリガネ草の渓谷に」
その瞬間、エルヒアは走り出していた。
書庫の前で呆然と立ち尽くしたロスエルはしばしその背中を見つめていたが、
やがて糸が切れたように崩れ落ち、きつく、ひたすらに、両手を合わせた。

――どこだ、ここは。
ぼんやりとあたりを見渡すが、明かりがないそこでは物の判別もつかない。
ただ、彼女は横たわっていて、その背が当たる感覚から行くと、岩肌もむき出しの、洞窟の中のようだった。
アルトの頭は重かった。いや、頭だけではない。腕も足も、全身が重く、思うように動かなかった。
なぜこんなことに、と記憶をたどっているうちに、異様な匂いが鼻をつき、掴みかけた記憶がよみがえる。
オークの匂い。渓谷でその匂いに気づいたとき、彼女は極めて不安定な体勢だった。
匂いに気付くより先に足音で何かの気配を感じてはいたが、それが何者なのかを判別することはできなかった。
普段の彼女ならば、足音に気付いただけで身を隠し、相手を見分けるくらいの慎重さを持っていた。
しかし、彼女はそのとき、あることに集中していて、それどころではなかった。
そうしてやっと匂いをかぎ分けられるくらいの距離になって、それがオークだと気づいたのだ。
それでも相手が1人なら、彼女の相手ではなかった。だが、運悪く、相手は2人いた。
振り向きざまに長剣を突き出し、相手の鼻先を掠めたまでは良かったが、その後が悪かった。
2太刀目を浴びせようと踏み出した足を不格好なこん棒で強打され、態勢を崩したところで、後頭部を狙われた。
それでも彼女は崩れ落ちることはなく、鋭い眼光で相手を射抜き、再び長剣を振るおうとして、鳩尾に一撃を受けた。
同時に恐らくは、頭を打たれたのだろう。
そこから、記憶がない。
自分の置かれた状況を把握して、アルトはわずかに頭を振り、手足の間隔を取り戻そうとした。
だが、動かない。
これはただ打撃を受けただけで動かないのではない。
何らかの薬物か、方術の類か。力ではどうする事も出来ないもので、彼女の自由は奪われていた。
しかし彼女は、殺されてはいない。それだけがたったひとつ、残された希望だった。
「……なぜ、だ」
小さく、呟くことはできた。この程度は体を動かせるらしいと確認しながら、アルトは必死で考えを巡らせた。
616常緑:2009/07/22(水) 22:25:37 ID:EC+YMo37
オークは好戦的で残虐な性質をもつ。
普通ならばおそらく、あの場で嬲り殺されていただろう。
それが何故、こうして自分は生きているのか。ご丁寧に体の自由を奪われ、なおかつ生かされているのか。
考えられる理由は、ごくわずかだ。
さらに長い時間をかけて嬲り殺すためか、あるいは――
「おきた、な」
耳に付いたのは、低く、くぐもった声。わずかに動く顔をそちらに向けると、醜いオークの姿があった。
松明を持った先頭のオークが、後ろに続いた数人のオークに顔を向ける。
「おれが、みつけた。おれが、さいしょだ」
その言葉の意味を反芻しながら、近づくオークの悪臭に吐き気を覚える。
体の自由さえきけば、目の前の足をけり飛ばして、頸椎に一撃をくらわせて、と考えを巡らすアルトに、オークの手が伸びる。
だが、それは彼女の予期したような打撃ではなかった。
黒く汚れた手は、彼女の衣服をはぎ取った。
「っ!」
力任せに衣服を破り捨て、彼女の褐色の肌を露にする。
それを阻止するように腕を振ることも、身体を捻ることも、脚を閉じることも叶わない。
ひやりとした岩場の感触が、そのまま寒気に変わった。
「て、めぇ……」
出せる限りの声を、憎しみをこめて絞り出し、真紅の瞳を向ける。
だがそれは、何の抵抗にもならない。
松明の明かりに裸体を照らされ、オークたちに嘲笑うような目を向けられた彼女は、無力だった。
頭が沸騰しそうな怒りと、屈辱と、そうして、全てから逃げてしまいたくなるような、恐怖。
目の前のオークどもをどうやって倒してやろうかなどという先ほどまでの考えは、もうどこにも残っていなかった。
オークの手が彼女の胸を這い、腹を伝い、秘所をまさぐる。
悪臭を放つ舌が胸をはいまわり、おぞ気が背を走る。
「くそ、やめ、ろっ!」
喉の奥から吐き出す声も、彼らにとっては愉快な効果音でしかない。
後ろで見ているだけのオークたちが、肩を揺らして笑っている。
そうして、アルトに覆いかぶさっているオークがにたりと笑う。
「おまえ、しょじょ、か?」
目の前に迫る醜い顔にそう言われ、血が逆流したように感じて、唾を吐きかける。
「うるせぇっ!」
叫んだ彼女に、それでもオークは笑う。
「えるふの、はだ、きもちいい、な」
そうして彼女の腕をとり、自分の股間を触らせる。
その行為のあまりのおぞましさに、アルトの肌が粟立つ。必死に力を込めて自制しようとしても、彼女の思い通りにはならない。
生暖かい感触のそこを無理やりにいじらされ、それが徐々に硬くなっていく感覚まで、否応なしに知らされる。
「う、おお、お、て、きもち、いい」
耳障りな声が、間近に発せられる。
彼女の手の中でオークのそれは固くなり、先走りを垂れ流し始める。
彼女なりの必死の抵抗は何の意味もなさず、声は嘲笑を誘い、どうすることもできないその身体が、劣情に火をつける。
アルトの手で自らを高めていたオークは、息を乱し、ようやくアルトの手を解放する。
そして彼女の腰をつかみ、引き寄せた。
何の準備もできていない秘所に宛がわれたそれは、どくどくと脈打っていた。
「や――」
彼女が声を上げようとした瞬間、オークは勢いよく自らを突き立てた。
未開の肉体は異物を拒み、ひきつれたような痛みをもたらした。
それはまさしく、肉体をえぐられる痛み。
肉を、皮を、無理やりに引きずり出され、押し込まれる。
切り傷の痛みとは違う、病の痛みとも違う、生々しく、激しく、痛みという表現では生ぬるい痛み。
そして、それまで誰にも侵されたことのない、身の内を侵される屈辱と、怒り。
「……っ」
声を上げれば幾分かは和らげられただろう、その感覚を、しかし彼女は受け入れた。
逃げることはもとよりかなわない。
だが、諦めることはさらに、彼女のもとめるものではなかった。
ぎりぎりと歯を食いしばり、激痛を怒りに変え、瞬きもせずオークをにらみつける。
それでも。
繰り返される行為は痛みを増幅させ、彼女の息を乱し、耐えがたい時間は長く、より長く感じられる。
単純な、獣の動作が続くうちに、彼女の眼はときおり力を失いかけ、声を漏らしそうになり。
それでもなんとか、自分を保ち続けていた。
617常緑:2009/07/22(水) 22:27:21 ID:EC+YMo37
「う、うう、でる、ぞ」
言って、感覚の薄れた彼女の体内で其れが脈打ち、熱いものが放たれるのを感じた。
強烈な吐き気を催し、けれど無様な姿は見せられないと、歯を食いしばる。
ずるりと、引き抜かれた汚らわしいものとともに、生暖かい粘液がこぼれ、腿を伝う。
アルトの頭の片隅には、思い描きたくもない未来が浮かんでいた。
日毎このオークどもに蹂躙され、いつかその子を身ごもってしまうのでは。
そう考えると、気が遠くなるようだった。
「つぎは、おれ、だ」
その悪夢を裏付けるように、先ほどまで後ろにいたオークがアルトに歩み寄る。
相変わらず、体は動かない。
――あぁ、俺は、このまま――
絶望に心を侵されそうになったとき、ひゅん、と空気を裂く音が聞こえた。
はっとして視線を上げると、その音の正体が目の前にいたオークの頭を貫いていた。
どさりと、巨体が崩れ落ちる。
「そこまでだ」
よく通る、耳触りのよすぎる声。
そこにわずかに怒りの色をにじませて、淡い光を身にまとい、弓を手にしているのは、間違いなく。
「……える、ひあ」
思えば、彼女が彼の名を呼んだのは初めてだった。
突然のことにオークたちはざわめきたち、統制も取れぬままエルヒアへと襲いかかる。
矢をつがえていては間に合わない。
アルトが息を飲む間に、彼は腰にさした剣を手に取り、オークに切りつける。
さらにその後ろに控えていたオークの喉元を貫く。
狭い洞窟の中では多勢で囲むこともできず、次々とオークが倒れてゆく。
それはあまりにも鮮やかに、鬼気迫る勢いで。
彼女を盾にしようというところまで頭の回る連中ではなかった。
気づけば、最後のオークが地に伏していた。
これで、アルトとエルヒアの間を遮るものはない。
彼女の、あまりにもみじめな、ひどい有様を、ようやく彼は直視した。
服は引きちぎられ、足の付け根には凌辱の証が残っている。
その表情はもはや生気が抜けたようで、呆けたように彼を眺めるその瞳からは、涙がこぼれていた。
「……来る、な」
歩み寄る彼に気づいて、口を衝いて出た言葉はそれだけだった。
「来るな!来るなっ!」
あまりにも自分がみじめで。
彼女にとってはどうあってもいけすかない、この男に助けられなければならないことが。
この男を驚かすためだけに、浅はかなことをした自分の愚かさが。
男のようにふるまっていた自分が、女として最悪の状況にいることが。
それを、この男に見られることが。
しかしそう拒否をされても、彼女自身が動ける状況でないことは、彼にはすぐにわかった。
とっさにエルヒアは自分のマントを掛け、膝を折って彼女に確かめる。
「……動けるか?」
ひどく冷静な声で問われると、叫ぶことも愚かに思えて、息をのむ。
「…………っ」
微かに首を横に振る様子を見て、迷いなくアルトを抱き上げる。
腕もろくに動かせない彼女の体は重く、きつく結ばれた唇の端からは血がにじんでいた。
その様子から、彼女の自由を奪っているものの正体を推測し、エルヒアは対策を思い浮べる。
足もとに転がるオークの骸に目もくれず、彼は足早に洞窟を抜けた。



* * * * *

以上。次回あたり(3年後?)にラブラブにして完結させるから許しておくれ。
618名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 22:43:20 ID:WmcHV1qt
なんか、ドラクエの王様よろしく「よくぞもどられた」って言いたいなw
619名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 18:05:54 ID:5cWNqtEM
>>616
GJ
620名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 23:41:23 ID:PCCbl48l
621名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 03:28:37 ID:Sx3JQKDJ
男装してないだろ
622名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 11:15:47 ID:94JFKrmM
少し前に巨乳少女の男装について書かれていたがMEGUMIは運動をする時にさらしを巻いているという話を聞いたことがある(少々スレ違いになったが)
だから3次元でも巨乳少女の男装は可能かも知れん
623名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 11:44:02 ID:d08k4uIH
>>622
男装に胸の大きさは関係無いだろ。
624622:2009/07/25(土) 20:10:13 ID:94JFKrmM
>>623
そうだったな
男装する理由があれば胸の大きさは関係なかったな

625名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:44:27 ID:SFzZ59e4
「剣客商売」の件でレスくれた方ありがとう。
三冬です。間違いない!女優は大路恵美さんの方でした。
さっそくツタヤに行ってきたんだが、かなり長いシリーズなんだね。
これでしばらく萌えられそうw多謝。
626名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 11:27:29 ID:m/vkqrES
そういえば『夏のあらし』の上加茂潤のように自分が会った相手が男だと勘違いしたまま女だと言えずにそのまま男装するケースもあるようだが
627名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 23:54:07 ID:QXZCAolQ
女の姿だったら口もきかなかっただろう相手と、成り行きで男として接するうちに徐々に感情に変化が出てくるって王道パターンだな
一の無自覚セクハラへの反応もいちいち可愛いし、正体知ってる人の前とか焦った時には女口調に戻るのもいい
628名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 00:50:30 ID:uiaqTxmk
http://imgbbs1.artemisweb.jp/2/kyousuioekaki/img/l1248966330_021312_000001.html
これはかっこいい。

この娘にまつわる話はどういうのだろう?
629名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 00:12:03 ID:hH/B8xKh
少女マンガなんだけど、聖はいぱあ警備隊ってのが微々エロレベルだが女の子がかわいい。
あんまり男装出てこないけど女の子がかわいい。

男装の王道が満載なんだw
630名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 03:57:27 ID:8gSP4P7V
面白そう
631名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 04:27:06 ID:SlSxAA89
久しぶりに来たがバレンタインの一年後ってうpされた?
632名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 20:10:28 ID:Qw4SzOLV
おれ、女子高出身でつw
633 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/07(金) 09:31:37 ID:0eAE60Gw
投下します
エロ無し
634月下桜園6  ◆ELbYMSfJXM :2009/08/07(金) 09:32:52 ID:0eAE60Gw
「……女装喫茶?」
 唐突に出てきた阿呆らしい単語を鸚鵡返しに聞き直す。

「あした学園祭の出し物決めやるからな、一票頼むぜ。喫茶やるのはもう決まってる。
あとは客寄せネタだ。他んクラスも女装ネタやるみてーだし、本家がやらねーでどーするよ」
 中間考査を週明けに控えた金曜の放課後に、市原は瞳を生き生きと輝かせ、
机に片肘を付き前のめりでにたりと笑った。
「むさ苦しい男ばかりで女装とは地獄の光景だ。コンテストだけならまだしも、阿呆か」
朝から続く吐き気と頭痛に知らぬふりをしながら、奴に向かって呆れた溜息を吐いてみせる。
「ブームなんだぜ今、女装っての。ひとり滅茶苦茶似合う奴がいるだろーが。
鷲尾学園一の美少年でスタイルも良さそーなオトコがよ」
 誰かの物真似なのか、一本指を立てて振りながら首を傾けちっちっと舌打ちをする。
「知らねーとは言わせねーぜ。なあ、雨・宿・松・月(あまやど しょうげつ)?」

「――――新珠燐(あらたま りん)か」

 男装の美少女にしてクラスメイト。
 それは今や学園内では秘密でも何でも無い公然の事実だった。


::::::::::

 23日前、登校時間ぎりぎりに松葉杖を右脇に病院から辿り着いた俺を見て
新珠は目を見張ったが、すぐに毅然と表情を改め挨拶をした。
『おはよう、雨宿』
『お早う、いい天気だ。新珠』
 その時彼女がこれから何をするのか不思議と手に取るように解った。

 始業前に自分の席に立って新珠燐は告白した。
 自分が女であり7年間男装していた事実。
『ぼくは、――もうこの言い方が癖になっているんだ。許して欲しい。
入学以来ずっと君たちを騙していた。本当に申し訳なく思う。すまない。
…………――――ごめんなさい』

『謝って終わりなのか。俺達クラスメイトは新珠にとってその程度だったんだな。
第一言われただけでは不明だな』
 何度も頭を下げ謝罪をする彼女をたしなめる雰囲気が流れる中で、御車が言い放った。
『貴様っ、その言い様を訂正しろ! 燐はどんな思いで……っ』
『そうだったよ。責任を取らないとね、ちゃんと見てくれ』
 御車に躍りかかろうとする秩父を制して、彼女は制服のシャツを脱ぎ始めた。
夏でも長袖のまま裾を出して隠していた腕や上半身の細さが露になってゆく。
 秩父は何度も止めようとしたが、新珠本人の気迫に押され顔を歪ませぶるぶると
拳を握り締め、さらしを解き終わろうとする頃には、机に肘をつき俯いて頭を抱え
肩を震わせるばかりだった。
 奥丁字は泣きそうな目で唇を噛みしめ、市原はどこか冷めた様子で見守っていた。
 俺は、このさまを見る為、目に焼き付ける為に居た。御車が言わなければ、
口を切っていた。
 耳の後ろで腰まである長髪を赤い紐でたばね、際立つ上半身の肌の白さに
耳元と首筋がやや朱に染まり、左斜め後ろから眺める彼女の背中の曲線は変わらず美しい。
 胸を腕で押さえているが膨らみは明らかで誰もが息を呑む。
 ざわりと背筋に悪寒が走る。
 この状況になるのは分かっていた、新珠なら他の方法を採る事は有り得ない。
 だが、――――他の男に肌を晒す事を……、俺は……
635月下桜園6  ◆ELbYMSfJXM :2009/08/07(金) 09:33:33 ID:0eAE60Gw
 一瞬横目で俺に視線を投げた。決意と最後の躊躇いが混じった瞳にさらりと髪が流れ落ちる。
『やめろっ『分かった。新珠。もういい』っっーー!』
 腰を浮かしかけた瞬間に秩父と御車の声が同時に響き、すぐに奥丁字が駆け寄って
脱いだシャツを彼女の肩に掛ける。
 張り詰めた空気が弛緩し安堵と落胆が入り混じった溜息があちこちから漏れた。
『御車……』
『気持ちは認める。許すには時間がかかるがな。おまえはこの3年3組の仲間に変わりない』
『ありがとう。ぼくもクラスメイトとしてみんな大事な仲間と思っている。
わがままな頼みになるけれど、出来うるなら今までと変わらず接して欲しい』
『皆、これ以上新珠の詮索をするのは禁止だ。手を出す奴は元柔道部副主将の
俺がぶん投げてやる。学園に居る奴全部が相手だからな。覚悟しとけ』
『言われるまでもない! 僕が許すものか!』
『待ってくれ、二人とも。みんなも言いたいことがあれば、原因であるぼくに
直接言って欲しい。憤りがあって当然だ。無理にそれを正す真似はしないでくれ』

 では聞きたい事がある、と俺は手を挙げた。
『今まで通りと言うならば、男装を続ける意志があるのか』
『その必要はない。これからは女性として生きると燐は決めたのだ』
『俺は新珠に聞いている』
 射掛けてくる秩父の鋭い視線を突き返し新珠に問う。
 肩を支える奥丁字が遠慮がちに彼女と俺を交互に見ている。
 新珠はしばらく無言で俺を見つめてから、ゆっくりと首を縦に振った。

『……そうだ。このままの姿で過ごし、卒業したい。もちろんみんなの許しがあればこそだが。
どうだろうか?』
 探るように周囲をぐるりと見渡す。力強く意志を示しつつも下がる眉尻や噛みしめた唇、
微かに揺れる肩が不安な心境を覗かせた。
 そして再び新珠の目線が俺の前で止まる。自身の高熱の所為か、彼女の瞳の輝きが揺らめき
潤んで見える。願う言葉であると信じて返した。

『お前が望む姿であるなら、それが一番だ』
 新珠燐の目が見開かれ、息を呑んだ。
『雨宿、貴様っ』
『女の子になられちゃ気が散ってしょーがないだろー。今までも3年3組のオヒメサマじゃん。
なあ?』
 市原の茶化す物言いに、落ち着いた声でそのほうが皆の為だな、と御車が同意し全体に広がる。
秩父は所構わず文句を投げつけたが、クラスのムードメーカーである二人には敵わず
眉を寄せつつ渋々と席に付いた。新珠と奥丁字は顔を見合わせて頷き合っている。
『みんな、ありがとう。本当に、ありがとう』
 最後にもう一度新珠は深々と全員に向かって頭を下げた。


::::::::::

 晒された上半身に両手で触れ脇腹から撫で上げて、柔らかな胸のふくらみを下から
支えるように確かめ、キスをしながら揉み解し先端を弄ると、鼻にかかった声が漏れる。
 恥ずかしそうによじらせる首筋から鎖骨へと徐々に吸いながら下りてゆく。
 点々と付く赤い名残が肌の白さを浮き立たせる。谷間に流れる汗を舌ですくいあげ
突起の周辺をしつこく舐めて焦らした後、口に含むと背を仰け反らせ、振り解くさまに唇を離す。
 そっと見上げると瞳に涙を溜めた切ない顔に途切れがちの呟きで続きをせがむ……
 ――――――――
 あの場に居た男は残らずそんな彼女の姿を脳裏に描いた。
再び市原の言葉で生々しくよぎる妄想に軽く絶望感を抱いて目を閉じる。

 瞬く間に広がった学園長の息子の正体は、既に噂が先行していたせいか、
驚きや落胆の声は上がったものの反発は表立っては聞こえなかった。
 かえって女子人気は上昇し、お姉さまと抱きつかれては慌てまくる新珠が笑いを誘った。
 後から聞いた話だが御車達も口外する気は無く、妹にも口止めしていた為、
翌日の新珠の行動に驚いたという。脱ぎだした時は滅茶苦茶焦ったけど、
あれで見直したって言ってた、と根尾は付け加えた。
636月下桜園6  ◆ELbYMSfJXM :2009/08/07(金) 09:34:01 ID:0eAE60Gw
 おい、と額を小突かれて改めてにやついた顔に向かい、賛成出来ないと言い切った。
「男装の奴が女装なんて新珠にしか出来ねぇだろ。目玉になるぜ。女だって言ったとき、
オマエがあんなこと言うからスカート姿が拝めなかったんだ。ちっとは協力しろよ」
「話を合わせてきたのはお前だ」
「空気読めねー奴。怪我人だからフォローしてやったんだ、そうは言っても実は見てぇと
吐けばバッチリだったのによ。けど今度はメイド服にニーソだ、女子制服なんざ目じゃねぇ」
「新珠が願っていない服装を無理にさせるのは、どうかという事だ」
「だーかーらオマエに頼んでるんだ。見たくないのか? 見たいだろ? ミニスカの新珠だぜ?」
「ああ見たいな。……お前も女の新珠が好きか?」
 軽い嘲笑を交えて真正面から視線を捉えて聞くと、市原は珍しく一瞬狼狽の色を見せて、
椅子に座りなおしながら肩を揺らせて口元を歪めた。
「なら問題ねぇじゃんか、男も女も全校の奴らが期待してる。
ま、……オレはどっちでもいーんだけどな〜」
「クラスの為の企画なら新珠も承知する。俺の意見など不要だろう。
その英文問題は宿題だ。明日の朝イチでチェックするから辞書を引いてきちんと調べろ」
「うげ、辞書って枕にするもんだろ」

 背を向けて話を切り、机の上に散らばる本やノートを集め帰り支度をする。
 市原相手の放課後の補習はいつのまにか人数が増え、10月から勉強会の形になっている。
既に他の奴は帰り、要領は良くてもサボリ癖の抜けない男が相変わらず居残り組だ。
 下方から照りつける残暑の西日を遮りながら眼鏡を掛け直すと、肘を突いたまま苦々しく
眉をひそめる市原の横顔が目に入る。
「何でそー、変なトコで強情なんかね、オマエの言うことなら聞くのにさ。
……アイツは絶対」
 それは、新珠燐ではない。


 足を踏み外して階段から転落した際に、途中に居た秩父も巻き添えになった。
 俺は新珠の告白の後に左足首の捻挫と数箇所の打撲をそう説明した。
 すぐに病院に連れ戻され熱と腫れが引き、検査を受けて寮に戻ったのは5日後だった。
『本当に自分の体には気をつけることだ』
 休み明けにそれだけを言い身を翻した新珠燐の、その変わらぬ颯爽とした姿が
俺には何より一番の薬だった。
 約束を違える事はあってはならない。
637月下桜園6  ◆ELbYMSfJXM :2009/08/07(金) 09:34:25 ID:0eAE60Gw
 毎年10月の最後の週末に学園祭は行われる。主催は生徒会と実行委員会の合同で、
部活動関連は日頃慣れている生徒会に任せ、クラス出店統括と女装コンテストの運営が
実行委員会の主な仕事だ。
 翌日実行委員に手を挙げると、クラス全員が気が違ったのかと思わせる目で俺を見た。
 気が付けば委員長に収まっていた。誰も立候補しないならば誰がやっても同じことで
押し付けあう時間が無駄だった。
 出店リストに目を通し、市原の言う通り全校内での女装・男装ネタの多さに辟易する。
「2組と希望が被っているから女装は取り止める。喫茶は可能だ」
「横暴だぞ。雨宿オマエそこまで、あ…「最終決定権は実行委員に一任し、異議は申し立てないと
選定時に全員へ確認した」
 教室内を一瞥すると、でも女装がなぁと口々に不満が出る。
「喜べ。今年は女装コンテストは各クラスから候補を出す事になった。但し元の性別は男に限る」
 市原は意味がねー、と尚も零すが、ちなみに…と俺は付け加えた。
「コンテストは今年で取り止める予定だったが、女子からの熱烈な支持で来年も続ける事になった。
本選まで残れば羨望の眼差しを受けるのは間違い無い」

 目の色の変わった男どもは自分の容姿を考えていないような奴まで手を挙げ、
抽選の結果奥丁字に決まった。
「新珠君が、ぼくの代わりに頑張ってよって言うし、当たらないと思ってたのに……」
「他のヤツならやり直してもいいがオマエならいいや面白れーや」
 途方に暮れる奥丁字に、すっかり機嫌を良くした市原が絡むのを、新珠が微笑ましそうに眺め、
彼女の隣には秩父が腕組みをして立っている。
「現金な奴らだ。ミニスカメイドとやらはどうかと思うが、燐にもいい機会だったのに。
やはりきみの為を考えて女性の姿に戻るべきと言っているのは僕だけだね」
「男装が好きなんだよ。高砂はなぜ信じてくれないんだ」
「強制されたものには必ず負担が現れる。燐、自分に素直になるんだ。
色恋沙汰は起こさないとの学園長の約束と、女性に戻ることは別なんだよ」
「高砂、だからね…」

 この平行線の遣り取りは度々目にしている。すまないが、と新珠と秩父の間に割り込んだ。
「立候補しておいて申し訳無いが、本部の仕事で手が回らない可能性がある。
秩父、……と、新珠。クラスの実行委員を代わりに頼めるか?」
 秩父は俺を睨みつけていた目を白黒させたのち、ああ任せてくれと請け負い、
新珠はこっくりと頷いた。
「最後の学園祭だからね。成功させよう」


 月末まで勉強会は控えようと話が出たが、朝課外の前や休み時間を使おうと俺から言い出した。
「雨宿ぉ、この数式やっぱり分かんないんだよなぁ」
 まだ朝の7時半だというのに、根尾は袖で汗を拭いながら聞いてくる。
 授業での解釈とは別の導き方で説明すると、こっちのほうがわかりやすいとしきりに頷いた。
 夏休み前に新珠と他の方法は無いかと考えたものだった。
 他の奴を相手にすると、新珠がいかに打てば響く応答であったかを思い知らされる。
 しかし不思議と教える事を止める気にはならなかった。次第にどう反応を返すか楽しみになり、
市原に限らず一人一人面白い。
 ……妙なものだ。
638月下桜園6  ◆ELbYMSfJXM :2009/08/07(金) 09:35:16 ID:0eAE60Gw
 後輩ら数人で連れ立ち、美術部の協力で作った学園祭のポスターを街へ貼りに出た。
幸い、駅や商店街からすぐに協力が得られ、枚数も残り少なくなったので解散して帰らせる。
 7月末で辞めたバイト先を覗いてみるとやたら懐かしがられ、掲示を頼むと快く了承してくれた。
 隣のケーキショップに視線を投げると、売り込み上手のお姉さんがやはり店頭に、
…………一瞬なのに、目が合った。

「あーっ! 雨・宿・君、元気にしてた?」
 逃げようと走りかけた背に速攻で叫ばれる。
「……はい、お陰様で」
「夏の間一度も来ないから心配してたのよー、受験勉強でも息抜き。お隣も心配してたわよ。
市内一進学校の鷲尾学園の生徒ならもうちょっと態度良くしなさい」
 左腕を掴まれわざとらしく大声を張り上げ、そのまま店内に引っ張り込まれた。
「鷲尾の生徒で何の関係があるんです?」
「実は弟が通ってるのよ、出来が悪いのに無理してねー。それに今手伝いに来てる子が…」
「緋南(ひなみ)さん!ぼくのことは内緒でって、」
 奥から押し止める声とちらりと覗く影が……
「新珠?!「……っ!?!!あまやどっ!」」

 思い描いていた、いや、本物は想像に敵わない事実をまざまざと突きつけられる。
 黒の半袖ロングワンピースと白エプロンに身を包んだ新珠燐がそこにいた。
 息を呑む。動けない。互いに顔を見合わせたままだ。
 判りきっていた事だ。女の姿で現れたら完膚なきまでに叩きのめされると。
 黒と白だけの衣装がこんなにも美しく人を引き立たせる力を持っていたのか、
糊の利いた純白の襟元と袖のカフスが、凛々しさと清楚さを併せ持つ新珠に、
ここまで相応しいものは無いと断言できる。
 何か言いかけたが俺が無言で見つめているので、鏡を写したように彼女も押し黙ってしまった。
 表情豊かな黒目は実に魅力的で、通った鼻筋に小振りだがふっくらとしてきた唇、
日焼けしていない腕の細くなめらかな線が、膨らんだ袖と相まって際立つ。

 本来の体型には大きめな男物の制服で覆われた普段の姿が醸し出す雰囲気との共通点は
彼女の本質の芯の強さであり、まとう空気が近寄る者を全て浄化する清冽さに満ちて
更に色濃く魅了してやまない。
唯一赤面していく顔が二人きりの時に見せる恥じらいと同じく、男とは有り得ない、
頭の頂点から足の爪先まで、ただ一人の女の子として俺の前に立っていた。

「あらお友達だった?」
 金縛りから解かしてくれたのは、店員のお姉さんの呑気な問いだった。
「クラスメイトです。ここで何をしているんだ?」
「……喫茶メニューのアイデアを探しに来たんだけど、新製品考案も兼ねてるからって、
色々相談に乗ってくださって、昨日の夕方からキッチンの隅を貸りて試作してる」
 隣のお姉さんをちらちら伺いながら説明される。普段より声のトーンが高い。
ここでは初めから女だと言ってあるのだろう。
「任せきりにして済まない」
「いいんだよ、お菓子作りに興味があったのは本当だし、アルバイトにも憧れてたけれど、
父様が厳しいからね。今回学園祭までの限定で許してくれたんだ。雨宿が任せてくれたからだよ」
「作る手際もいいし、簡単な手伝いもしてもらってるのよ。
3年生でなければ、このまま続けてお願いしたいんだけどねー、残念」
 有難うございますと素直に礼を言い屈託無く笑う姿が、ただただ眩しい。完全に白旗だ。
「ちょうどいいタイミングだわ、試作品が焼きあがってるから味見してよ」
「でも、美味しいかどうか……」
「試作品なら不味くても当然だ」
 しぶる新珠の背をお姉さんが押して奥へと消えていく。
 同じ衣装でも着る人間によってここまで違うのかと、決して聞こえてはならない台詞をひとりごちた。
639月下桜園6  ◆ELbYMSfJXM :2009/08/07(金) 09:35:39 ID:0eAE60Gw
 野菜を使ったケーキということで中の焼き色の違うものが3個出てきた。
 バウムクーヘンを切り分けた様な形で飾りはなく、固いかと思ったら口当たりは軽い。
 俺の手元と顔色を
「赤は人参、黄色はかぼちゃで緑はほうれん草か。匂いは薄いが食べると結構風味が強いな」
「砂糖でなく素材の味を活かせたらと思って、ね。本当に、平気?」
「悪くないな。俺でも2,3個はいけそうだ」
 正に花が開いた様にぱあっと新珠に笑顔が戻った。
「良かった。これはシフォン型で作ったけど、本番はマフィンにしてね、
ホイップと野菜ジャムを添えるつもりだよ。スコーンやクッキーも余裕があればやってみたい」
「新珠に頼んで正解だった」
「安心するのはまだ早いよ、完成してから言うように」
「そうだな、楽しみだ」
 手を伸ばしもう一つたいらげる俺を見上げる新珠の表情が、服装の所為か店内の甘い香りも
手伝って無闇やたらに可愛い。ついと熱くなる顔を背けた。

「ところで、ね」
 にやっとどこかで見たような口元に薄笑いを浮かべて、その緋南さんが俺の肩をつつく。
「彼女のこの格好似合ってるわよね、可愛いわよね?」
 意識し過ぎてしまう為に敢えてそこには触れないでいたのだが、新珠もぎくりと肩を竦め
思い出したように焦り始めた。長いスカートを握っては離し落ち着かない。
「エプロンごと私服汚しちゃってねぇ、コインランドリーで洗う間着てもらったんだけど、
本人どうも気が乗ってないのよ。普段女の子っぽい格好しないって聞いてるし」
「スカートって、な、慣れないし、半袖の服も苦手だから、変だろ……?」
 もごもごと言葉を濁しながら視線を右往左往させ目を合わせようとしない。
その仕草が半脱ぎ状態で触りまくって焦らす時の、戸惑う反応と瓜二つに加え、
今だけのメイド服に安心して、つい本音が出た。

「見慣れないから戸惑うのも無理無いがな、誂えた様に良く似合っている。
俺が今まで見た女の子の中で一番可愛くかつ綺麗な、比類なき美少女だ」
「……!!」
 まずい。驚いて目を見開きそのまま固まってしまった。
「言葉が悪かった、すまない。しかし言葉が見つからない。本当に可愛い」
「君にそう言われるなら、悪くないんだね。………………ありがとう……」
 唇を震わせながら新珠はどうにか律儀に言うと、焼き加減見てきます、と身を翻した瞬間
足が滑って転びかけ、俺は慌てて背後から支えた。
「気をつけろ」
 期せずして至近距離で声を掛ける羽目になり、目の前の形のいい新珠の耳が朱に染まった。
長い睫毛をしばたたかせ、俯いたまま掠れた声でうん、と溜めた息を絞り出す様に言うと、
固く三つ編みにしたひとつ結びの後ろ髪を揺らせて奥に駆け込んで行った。
 涙も滲んでいたように見える。ここまで気に触られるとは予想外だ。
「頑張れよ、だが無理はするな」
 わかってると声だけが返ってくる。
 
「お土産を持って行ってた先は彼女の所ね」
 にやにや笑いのお姉さんに仕方無く頷くと、満足げに俺と厨房へと交互に視線を投げる。
「ショーケース覗いてる顔と、彼女を見る目が同じよ。それはあっちにも言えるけれど」
 新珠の喜ぶ顔だけを思い浮かべて選んだのだから反論しようが無い。
「だから、この試作品は全部雨宿君が責任を持って食べなさい」
 いまいち繋がりが掴めないが、ごっそりと持たされたところで手元のポスターに気付く。
オーナーに相談するからとひとまず預けてやっと店外に解放された。

 握り締めた彼女の二の腕の感触が掌に強烈に残っている。
 ――――俺だけのものにしたい。新珠燐。体も心も全て、お前が欲しい。
640 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/07(金) 09:36:55 ID:0eAE60Gw
ひとまずここまで
641名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 15:01:03 ID:EhAXxC7f
GJ
楽しみにしてましたー。
あらたまかわゆす
642名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 07:16:15 ID:Ax7LQz+4
あなたをずっと待ってたよ
643名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 13:44:47 ID:xx+bTLOj
雨宿のドSっぷりを堪能したいぜ。
644名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 01:12:30 ID:6X/Pba27
久々に来たら神キター!
645 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/12(水) 02:22:07 ID:bOe0fJrA
投下します
>639からの続き
フェラ・逆レイプ風味
646月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/12(水) 02:27:41 ID:bOe0fJrA
 それでもぼくは男装のままでいたいと願った。結んだ髪を解きたくなかった。
髪をたばねると身も心も引き締まる。
 雨宿を、ぼくを許してくれた皆を失望させたくない。
 新珠燐として望まれる姿でいよう。彼と同じように胸に想いを抱いていこう。
 だからせめてもう一度ライバルとしてぼくの横にいて。誰よりも負けたくない存在でいてほしい。

 ……まさかこんなに簡単に崩れてしまうなんて。
 前を見つめて真っ直ぐに歩くぼくを好きだと言ってくれた彼、その姿は自分自身の理想でも
あったはずなのに、間違いなく彼がぼくを支える言葉として胸に刻まれたのに。
 雨宿に見られた。可愛いと言われただけで、心が溶ける。何もかも捨ててしまいたくなる。
 君が食べられるお菓子を作りたかった。君の為に作ったんだよ。
 どれだけ嬉しかったか、触れて、さわって、伝えたい。繋がりたい。
 もっと熱くさせてとろかして。抱いて愛してぼくだけを見て。

 駄目だ。違うんだ。
 彼の想っている新珠燐は、こんな弱い姿じゃない。
 男のふりをしてる女じゃない。

 赤い髪紐が、ぼくを縛る。


::::::::::

「このスカート短すぎだよ、パンツ見えるよ。気持ち悪いだろっ」
「だからこの見せパン履くんじゃねーか。ホレホレ」
「嫌だあっ、そこまで男を捨てたくないよーーーっ!」
「いーまーさーらバカかぁ、入賞しなかったら街中女装で歩けーー」
 本人の希望に反して女装コンテストの予選を通過してしまった奥丁字は、学園祭当日の
本選に向け、生贄ぶりに拍車がかかっていた。

「……しかし結局言う事を聞くんだな。お人よしだ」
「計算済みだろ」
 御車と教科書を囲みながら横目で傍観する。
 実は国語が追試になってな…と聞きにきてから2日間、優先して付き合っていた。
「助かった。博が言ってた通りおまえの説明だと良く分かった」
「御車は飲み込みは良いから、頭の切り替え方で掴みやすくなると俺は思ったよ。頑張れ」
「……雨宿には色々借りが出来たな。すまん」
 御苑大の推薦枠は俺が外れて御車が当てられた。今回の礼なら明日の昼飯にしてくれと言うと、
安い御用だと満足げに首を縦に振った。
「A定食でいいな。体力つけろ」
「御車のほうが体を壊すと危ないぞ」
「俺は元が違うさ、おまえと一緒にするな。体弱いのにタバコ吸ったり…揉め事やらで、
理由があったんだろう? ストレスとか、な?」
「事実は変わらない」
「同情はしないが、色々無関係とも言えないしな、俺でよければいつでも相談に乗るからな」
 思いも掛けない台詞にぎょっとして左手の指の上で回していたシャーペンを取り落とす。
……そこまで意外な顔をされると傷つくな、と御車が頭を掻きながら拾い上げたものを受け取った。
「悪い…「気をつけろ、後味の悪い思いはさせるな」」
 低い声音で御車が耳打ちした。
 俺は顔を上げないまま検討する、とだけ答えた。
 退院以来、足を引っ掛けられたり、腕が当たるといった他愛も無い嫌がらせに、
一日一回は遭遇していた。しかし反応するのも阿呆らしい。
 次第に下駄箱や机の中にはゴミが放り込まれ、廊下ですれ違いざま死ねと吐かれる様になった。
運動音痴や不注意を理由にするには無理が出てきたのが、ただただ鬱陶しかった。

 学園祭まで4日に迫るなか、中間考査の順位が発表され誰もが驚きの声をあげた。
 俺は1位で変わらずにいたが、いつも隣に並んでいた名前が見当たらない。
 5位には秩父、ようやく13番目に新珠燐の文字を発見して、言いようの無い寂寞感に襲われた。
 周囲から心配され、告白の件がやはり負担になっているんだと秩父が断定する。
 当の新珠はこんな時もあるさ、次は負けないよと普段どおりに笑みを返した。
647月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/12(水) 02:31:22 ID:bOe0fJrA
 委員会本部は当日まで生徒会室に間借りとなる。
 もう8時過ぎましたよ、と生徒会長の喬木(たかき)が鍵を指で回しながら入ってきた。
「本部用の備品リストを作っていた。毎年片付け後に余った物と足りない物が出てくるなら
書き出しておけばいいだけだからな」
「誰も面倒でやりたくなかったんですよ。そこまで暇じゃないし、あ、いや、先輩は違いますよ。
コンテストのデータチェックも他の人の半分の時間で終わらせたり、こっちの作業も
手伝ってもらった上に……」
 焦る喬木にリストを渡し鞄を抱えると頭を傾げて聞かれる。
「そういえば、先輩のクラスは女装を止めて反対は出なかったんですか?
新珠先輩の女装は期待されていたでしょうに」
「同じ内容ばかり並んでも全体としてはつまらないからな。新珠も乗り気で無かった」
「そうなんですか? 秩父先輩が男装は強要されたものだって言ってますよ。
で、雨宿先輩が無理矢理させてるって話があるんですけど。……本当ですか、って聞いても
答えてはもらえませんよね」
「本人が男装すると決めたんだ。無論止める権利も新珠が持っているし、したいならそうするだろう」
 何度も違う相手からされた質問を同じ言葉で返す。喬木は傾げた首を反対側に倒して、
はあ、凄いですね、と分かったのか分からないのか判断のつかない返事をした。

「僕らには真似出来そうにない考えですね。そういえば、僕の母は御所学園卒業なんですよ。
先輩のご両親と同級生だったって言うんです。卯月楊さんと雨宿白雪さん、ですよね?」
 ちりりとこめかみに鋭い痛みが走る。
 記録でしかない人間、記憶や思い出すら無い、俺にとって最も遠い相手だ。
「母が新珠さんと雨宿さんがとても仲が良かったって言うから、先輩たちの顔が浮かんで
混乱しましたよ。そちらは女同士になるんですけど、いや本当に面白い縁ですよね……」
「父と学園長が元々馴染みなだけで、母とは教師と生徒だ」
「だから、その新珠さんは学園長でなくてお母さんですよ。学園長は婿養子だそうですから。
で、卯月さん、雨宿さんと……」

 ――――――――
 喬木の声が聞こえない。この気持ち悪さは何だ。

 指を折りながら頷いてみせる喬木の横で、俺は吐き気混じりの不快感を隠せずに咳き込むと、
亡くなられたんですよね、気を使わずにすみませんと頭を下げられた。
「お前の混乱が移ったようだ。戸締りは頼む」
 廊下へ出るとポケットから錠剤を取り出し一錠を噛み砕いて飲み込む。
苦い味が吐き気を幾分和らげた。嶺先生へ連絡するとまだ校内に居るとの事で、預けている薬の
残りを取りに行くと約束した。

 目を閉じると、まだ緑色の海に曼珠沙華が咲き誇っている幻が映る。
『私はあの二人に嫌われているの。…………だから、お願いがあるのよ』
 ひどく寂しげな声と震える指が腕を掴む。
 影が揺れた。
648月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/12(水) 02:35:30 ID:bOe0fJrA
 保健室に行くと先客が居た。……こんな遅い時間に新珠が残っているのはおかしい。
 どこか悪いのかと俺が聞く前に、あからさまにこちらを心配する面持ちで傍に寄ってきた。
「顔が真っ青だよ、大丈夫なの」
「血色が悪いのは元からだ。自分の事を気にしろ。秩父は一緒でないのか」
 秩父なら身を挺して悪意から新珠を守る。俺のように物理的な危害を加えられる事は無い。
その点だけは認めているからこそ組ませたのだ。
「一旦帰ってから用があってまた来たんだ。大した事ではないけど……」
 言いよどむ新珠に、まずお前ノ様子を見せろと嶺先生が珍しくフォローを入れる。
「この薬ジャあまり効かないだろうナ。千島ノ所へ行け。行きたくナくてもナ」
「検討します」
「雨宿、何度言ったら分かるんだ。君は自己管理がなっていない。先生だってどうして見逃すんですか
もっと早く指導していれば悪化しないはずだ」
 また新珠が割って入ってくる。
「放っておいてくれ」
「心配してほしくてそんな態度を取るのか。いい加減大人になりなよ」
「もう壊れてるからな」
「……っ、自暴自棄って言うんだよ!そんなの許さないから!」
 何故か執拗に食い下がる新珠は涙目になっている。一人のせいか、日頃からは考えられない
突っかかり具合に困惑して、つい溜息を吐きながら彼女の頬に手を伸ばしてしまう。
 すかさず、はっと肩を強張らせて後退りされ、慌てて済まないと謝った。

「ふむ、心配されるウチが華ダね。女の子を泣かせてまた殴られたくはないだろ。
今日は折れておけ、松月?」
 ぴく、と新珠の眉が釣り上がる。嶺先生は彼女に何かを耳打ちすると、帰って寝ますとの
俺の声を無視してカーテンの裏のベッドへ引っ張られる。
「帰りに倒れられてモ困るしな、少シ寝ていけ」
 と、したり顔で新珠に話しかけ、彼女も頷いている。気が張って高ぶって睡眠不足ナとこは
ちょっと疲れさせればいいのさ、シた後はよく眠れるだろう、ソレだよ、とか何とか……
 ブレザーを脱がされ、更にタイを外し、
「ほら腕を貸せ、こうして手首を縛って柵にくくりつけてだね、」
 あまりに淀みない自然な動きでついされるがままになり、頭の上で両腕を固定される。
「緊縛プレイは好みか?たまにはされテミルのもいいものだ」
 は?
「というヨり程度によってハ逆レイプという奴かネ」
 ……………………
 ……………………
 待て、えぇっっ!!

「その調子じゃあ最近抜いてないだろ? 溜まってる分も出してスッキリしろ。
手でもクチでも何発でも。ただし彼女の好きなようにナ。
では頼んだよ。……いいね、新珠君?」
「分かりました!」
「……ちょ、学校の保健室で何するんですか! 新珠、お前も了承するな!」
「鍵は掛けていくから安心しろ。コンドームならそこの引き出しだ」
「聞いてませんって!」
 もがいても見事な結び方で全く緩まない。確かに忙しく睡眠不足で抜く余裕は無かった。
しかしそれとこれは別だ。
 無常にも鍵が掛かる音を最後に、新珠と二人で閉じ込められた。
649月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/12(水) 02:37:53 ID:bOe0fJrA
「トイレに行きたいんだ、外し……、ん、っつ!」
 新珠は横たわる俺に乗りあがったかと思う間も無く、唇を合わせてきた。
すぐに舌が侵入してきて奥まで絡んでくる。頭を抱えられ向きを変えながら吸われ貪られる。
 新珠からここまで激しくされるのは初めてで戸惑いが先に立つ。
 にちゃっと絡み合う粘着質の響きがしつこく耳の奥に木霊する。

 散々互いに舐めあった後、ふう、と熱い息と共に顔が離れるが唾液はまだ繋がっている。
半開きになった赤い唇と舌が艶めき、物憂げに潤んだ瞳を異様に煌かせながら見下ろされる。
 ……まるで何かにとり憑かれた風な、男の精を貪る夢魔が熱っぽく淫靡に獲物を狙う様だ。
にも関わらず男子制服のままで髪も結んだ状態なのが、平常の新珠燐である事を否応にも突きつける。
「様子がおかしいぞ。先生に変な薬でも貰ったか?」
 返事は無いまま顎、首筋へと生ぬるい吐息と湿った唇を滑らせ、両手で股間を触られる。
ぞわりと背筋が粟立つ。
「……やめろ、お前がすることでも、俺がされることでも無い」
 新珠は渋々上気した顔を向け、唇を尖らせ俺を睨みつけたままベルトのバックルに手を掛ける。
「ぼくにされるのは嫌かい? 先生のほうが良かったのか?」
「そうじゃない、無理にしなくてもいいと言っている。暴れたりもしないから早く解いてくれ」
 俺が触れたいのはお前だけだ、新珠燐。しかし逆は無い。体は欲しても心までは繋がらない。
それで構わないと初めて触れた時から決めている。

「駄目だよ。先生と約束した」
 新珠は口を一文字に結んで拗ねた風にも受け取れる表情のまま、黒布のベルトを一気に引き抜いて
床に放り捨てた。
「強制される余り精神的に勃たない場合もあるんだぞ」
「た、勃たせてみせるさ!」
「何言ってるんだ阿呆っ」
 あられもない言葉を口にしたのが本人にも判った途端、羞恥で顔中が朱に染まった。
 首から耳までも真っ赤にして唇を噛み視線が泳いでいる。
……薮蛇だ。だからこの表情には弱いんだ、畜生。これで俺からは触れないなんて地獄だろ。

 しかし新珠は首を左右に振り、意を決したらしくファスナーを下ろそうとし……、気付かれた。
 一瞬手を止めたが俺に向かって薄く微笑むと、わざと緩慢な動きでトランクスの奥へ指を這わせた。
「……良かった。ぼくに反応してくれてるんだ」
 調子を取り戻した彼女は、半勃ちになった部分を掌で直接さすり熱を上げていく。
一撫で毎に血液が注ぎ込まれ大きくなる。呆れるほど正直に、3ヶ月振りに彼女に触られた喜びで
高ぶっている。抱きしめたくて堪らないのに触れられないもどかしさと、拘束された不自由さが
皮肉にも感覚を鋭敏にしていく。力を入れて堪えるが息が漏れる。
「ん、だいぶ大きくなってきたかな」
 服の外に取り出され火照った顔でじっと見つめらると、もはや俺の意志を無視しているかのように
見事にそそり立って先走りを垂らして存在を主張しまくるのが恨めしい。
「雨宿はそんなに変わらないのに、ここだけ……別人みたいに元気だよね」
 男はそんなものだし余裕は無い。意地悪くふっと息を吹きかけられ、新珠の長い睫毛も震えた。

「相手が新珠だからだ。お前にされるのが一番いい」
「……本当に、そう、思ってる?」
「当然だ、……っ!」
 横向きにじわりと裏を舐め上げられ集中する血液が逆流するかと思った。腰が抜けそうになる。
裏筋も浮いた血管もカリも鈴口も丹念に指と舌で撫でられ辿られる。
 彼女の髪のひとすくいがちろちろと亀頭周辺を掠める。触れるか触れないかのささやかな動きが
かえってくすぐったさを増幅させ、表現のしようのない疼きに襲われる。
「…は、ぁむっ、ちゅ…、ん、む、……ちゅばっ」
 滴る唾液を舌で集めちゅるりと啜り取る。やらしい。
 脈打つ俺のモノの向こう側に陶然とした表情の新珠が、先走りと自分の涎にまみれた
桜色の唇を艶やかせ、赤い舌をねっとりと幹にまとわりつかせている。
 俺の視線に、ふと我に返り瞼をしばたたかせた。しかしそれは束の間で、また自ら口を開け
頬を染めながら奉仕へ戻る。
650月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/12(水) 02:42:35 ID:bOe0fJrA
 陽の落ちた放課後の誰も居ない保健室で手首を拘束され、身動き出来ないまま口淫される。
 相手は美少年と見まごう男装少女。冗談か罰ゲームとしか思えない。
「ん…っ、じゅる…、ぐじゅっ、んぅ、…くぅ」
 うく、と息苦しさを訴えるひそめた眉に、くぐもった呻きと唾音を混ぜながら
半分ほどを呑み、頬に俺の形を浮かび上がらせ、舐める舌が、這う指が、柔らかな唇が、
生温かい口腔内で絶えず触れる。彼女自身の興奮した甘い吐息がかかる。
 前かがみでもぞもぞと下半身に当たる腕が緩く心地よい重しになって動きたくない。
 喉が渇く。熱い。一方的にされるのは真っ平だ。
「新珠、お前としたい。抱きしめたい。……好きだ」
 頭の中の血管は何本か切れてるんじゃないか、汗が額や背中を落ちていく。
「馬鹿……遅いよ」
 今にも泣き出しそうな切ない呟きを残してごくりと唾を飲み、根元まで咥えられる。
 掠れた声にならない声が俺自身の喉から漏れた。頭まで走り抜ける痺れにも似た電流に
やられる。呑み込まれたモノが彼女の中を犯していく。裏筋に舌全体を密着させ
咥内にこすりつけられ、喉奥の粘膜が動いて先を押しては返す。
 もう限界だった。新珠……とだけ声を絞り出すと、目尻が僅かに上がった。
 咥えたまま根元から先まで一気に嬲り上げ、ずるりと飲み込む。
 次第に速度を早めながら繰り返されて目の前に火花が散る。弾ける寸前までもっていかれる。
「じゅぼっ、…っじゅじゅるっ、ちゅばっ……ぁっ、じゅるっ」
 新珠は自ら激しく頭を前後に揺り動かして、唾液やら先走りが口元から溢れるのも構わず、
自分の体を使って追い込んでくる。気持ちよさで何も考えられない。
 脈動か動悸か耳鳴りか目の奥も脳みそも沸騰しているかのように熱く、視界が霞む。
 眼前には苦しいのか淫らな行為に興奮しているのか、真っ赤な顔に乱れた呼吸でひたすら
勃起した男を咥える女。額には汗が浮き、伏せた睫毛と乱れた前髪が踊る。
 ……目の前でしゃぶりつくこいつを汚したい。一滴残らず飲ませて体の奥まで染み込ませ
骨の髄まで解らせたい。

「……っ!!」
 熱と鼓動が爆ぜる。自分で止められない迸りが新珠の口の中へ容赦なく注がれる。
 ごくっと精液を飲み下していく喉の動きを映画の様な他人事な感覚で眺めた。
「ん…、何だか、濃いよ……っ、はぁぁ、多かったぁ…」
 興奮冷めやらぬ唇の端からこぼれた白濁を、赤い舌がぺろりと舐め取る。
 柔らかく微笑まれ額の髪の生え際をそっと撫でられる。
 美味いはずがないのにそんな幸せそうな顔をするな。
 ……全身に回った快楽で声が出ない。1回でここまで体力が奪われるのは疲れのせいか、
一気に睡魔に引きずり込まれていく。
「…………甘やかさないでくれ」
「ぼくの勝手だから、雨宿は気にしないでくれるかな」
 薄闇に影が揺れていた。


 目を覚ました時には新珠の姿は無く、拘束も解かれ身なりも直されて
全て夢の出来事かと錯覚した。しかし手首の赤いむずがゆさが現実を認識させる。
「ふふ、顔色が戻ったな。9時過ぎだ、寮まで送ってやる」
 起き上がった俺を察して、壁際のデスクに付いていた嶺先生が椅子を回して振り向いた。
「荒療治過ぎです。校医でありながら不純異性交遊を率先する行動は謹んで欲しいものですが」
「お前たちヲ見ているとつい昔を思い出してナ、当時は放課後が待ちきれずあちこちでシたものだ」
 …………早晩山さんから被害談は聞かされている。ご愁傷様ですとしか言えなかった。
「新珠燐。あの子は本当に可愛いな、大事にシろ。無論お前の体もだ。
人ノ為に生きろと私ハ言えないが、壊すのも繋ぎとめルのモお前次第だ」
「俺は自分の事だけで精一杯です」
「男なら女の子を泣かすなと散々言ってるのにコレだ」
「泣き顔が好きだと言う手もありますね」
 嶺先生は、おやオや、人のせいニすルのかい、と両手を掲げて肩を竦めた。
「それだけ胸に仕舞ってるモノがあるんだヨ。あんな子ハ特にね」

 外は暗闇だ。
 新珠をどう扱いたいのか判らない。
 男として、女として、新珠燐として、彼女の望む姿が見えないでいた。
651月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/12(水) 02:44:44 ID:bOe0fJrA
 保健室で眠りに落ちてから、夢の中で新珠は俺に跨り股間には俺のモノを咥え込み
激しく抜き差ししながら、下の口でいやらしい音を鳴らし上の口で泣いていた。

「女の子でいるのも、可愛い服を着るのも、君の前だけでいい。
ぼくは君に対してずっと女の子として接してきたんだ。君だけが認めてくれればいいんだ。
雨宿以外誰もいらない。この体も、心も、全部君のものだ。雨宿のことだけ考えて、
ずっとずっと一緒にいたい。……君のために何でもする」
 ……こんなにも俺を焦がれ、欲しがる言葉を切なく情熱的に呟くのは、
新珠燐じゃない。俺の愚かな願いが凝り固まった幻想の彼女だ。

「ぼくを見て。君が好きな新珠燐になるには、どうしたらいい?
もう心が折れそうなんだ、離れているなんてできない……雨宿が、ここにいるのに」
 答えたくても喉が詰まって返事が出来ない。
 腕は現実がまだ影響しているのか縛られたままで自由が利かない。
 喘ぎと独白が切なく交差し、押し出される熱い息に自ら浮かされて酔った様に全身を
火照らせている。男物の長袖シャツに赤紫色のタイを揺らして、まとめた髪は
両肩から乱れて流れ落ち前髪はところどころ汗で額に貼りついている。
姿だけは間違い無く新珠燐だった。
「っあ、ずっと、このままで……っ、繋がったまま、離れたくない……っ、
君は、ぼくがいなくても生きていける。でも、ぼくは駄目……君がいないと、……」
 ぼろぼろと零れ落ちる涙は辛さか快楽か、止め処なく溢れ続けている。
 上半身とは裏腹に、何も身に着けていない下半身の奥がちょうど視線の先にある。
跳ねるシャツの裾からちらちらと見える、割れ目を押し広げる赤黒いモノが
自分の物ではないようだ。
 愛液が互いの陰毛を濡らし、自ら腰を振り喘ぐ度に音を鳴らす。
 場所と強さを変えて締め付ける内部の具合は、俺だけが知っている。
 ぬるつき絡み付いてくる襞、中指の第二関節までを入れた部分と最奥の子宮口とわずか手前、
この箇所が彼女の反応が最もいい。剥いた突起とも一緒に弄り責め立てると、
よがり狂わんばかりに喘ぎ跳ね、絶妙な強弱と締めまくる。

「あぁ、はっ、ぁん、熱い、んん、気持ちいいっ、はぅ、とけちゃう…、すごいよぉ
雨宿のがいい…っあ、あまやどぉ、あぁん、奥にあたって、中がとろけるよぉっ…」
 しかし今は届かない俺の指でない、自分の両掌を愛液まみれにして膨らんだ豆を嬲り悦んでいる。
とろけて妖しく鈍い光を放つ瞳が愛欲の虜にまみれ、涎が幾筋も顎の下まで伝っている。
 こんなにいやらしかっただろうか。彼女は。
 まるで現実の様に迫る痴態に、自分の願望の深さを知る。
「びくびく、……っしてる、んっ…ぁはっん、あっ、んん、きもちいいっ…っ!」
 新珠が自分の快楽だけを求めて俺を道具にして、校内で制服のままハメるなんて夢以外何者でもない。

 淫らな音を立て行為に耽る彼女は、やらしくて可愛くて誰よりも綺麗だ。
 もっと奥まで刺して腰を振れ。犯してやる。
 俺が女にした。俺の体に応える女に仕立て上げた。こんな女にしたのは俺だ。
 見せろ。絶頂に昇りつめてイク瞬間を、全てを手放して悦楽に溶けて堕ちる姿が見たい。
 俺にしか許さないその表情を見せろ。
 誰にも、やれるものか。
 俺の女だ。
 
「っぁ、あ、あっ、あぁ、ぁあんっ、っあ、ああぁあああっ、ぁぁああああっっ!」
 締まる、締め付ける、猛烈な熱と射精感が暗闇の中で膨張し、弾けた。

「あついよ、雨宿のせーえき、あは、ぁ、中にいっぱいだよ…ぼくのもの、誰にもあげない…」
 そうだ、その顔だ。その声だ。呂律の回らない上擦った甘ったるい呟きが子守唄のようだ。
 淫蕩に耽って濡れた指を舐め、まだ余韻で痙攣を繰り返しながら、尚も搾り取りたいのか
陰部をすりつけて、ねだる。
 これ以上何が欲しいんだ。全部くれてやった、お前のものだ。
 朦朧とする意識の端に彼女の汗か涙かが、ぽとりと頬に落ちた。

『――――愛してる。雨宿』
652月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/12(水) 02:45:51 ID:bOe0fJrA
::::::::::

 我慢できなかった。心が飢えて、体が疼く。
 彼の願ったこの格好が苦しい。男の姿でいるのが辛く感じてしまう。
 判っている。女の子の姿でも彼の態度は変わらずにいることを。それが何故不安でたまらないか、
ずっと不思議だった。
 彼の前では女でいたい。髪を解いて服を脱いで、初めての時のように晒け出したい。
 なにもかもを彼にだけ見て欲しい。そしてぼくの前でだけ、あの笑顔を見せて。
 保健室に雨宿が来たのは、神様が叶えてくれたに違いない。
 無理やり押さえつけてぼくの欲望だけを満たして、彼を苦しめて。
 だけど嬉しかった。幸せだった。好きと言ってくれた雨宿、大好きだよ。
 繋がった時にこぼれてしまった本当の想い、自分でも判らなかった奥底に潜んだぼくの本音。

 雨宿。
 ぼくが君を見てる気持ちと同じ量で、君にも想って欲しい。
 気が狂いそうなほど、誰よりも誰よりもぼくは君のことを想っているのに。
 好きならば、世界を壊してでも攫って、奪って、自分だけのものに…………

 ――――ああ、きっとぼくは罰を受ける。

653 ◆ELbYMSfJXM :2009/08/12(水) 02:49:07 ID:bOe0fJrA
続きますがしばらく間が空きます
ドSはまたの機会で
654名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 20:23:15 ID:dt9Evxxf
GJ
独白にちょっとどS出てるよw
655名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 05:28:03 ID:wkcnjeS8
GJそしておかえりなさいませ
ドSパート…wktkが止まんねえぜ
新珠かわいいよ新珠
656名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 19:40:14 ID:ES0edLLM
保管庫更新乙
657名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 14:06:37 ID:MVnsXeYL
658名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 14:23:45 ID:Oj4l3J/p
659名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 14:27:50 ID:Zy5Cp/Tv
660名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 14:46:45 ID:ubSs/zpv
661名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 15:02:10 ID:N0zloAW2
662名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 15:20:52 ID:MVnsXeYL
663名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 19:37:46 ID:N0zloAW2
664名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 01:12:23 ID:LLNNN9Dk
665名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 08:08:47 ID:LZFIwqTk
666名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 15:13:11 ID:6qqP+lJK
667名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 06:58:34 ID:Yx5TZhbN
668名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 11:43:13 ID:pNJ3vhaJ
男装ロリ
669名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 18:49:09 ID:HXj60iqy
なんのノリですかな?
670名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 18:55:01 ID:nYh0JkTK
山本海苔
671名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 09:58:10 ID:+u0BZd0w
揚げ
672名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 13:38:31 ID:3lUE3D0j
唐揚げ
673名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 15:21:43 ID:0c/W1tBn
竜田揚げ
674名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 09:23:40 ID:fwHMdP8G
素揚げ
675名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 06:52:40 ID:YBm/gwIe
ポケスペのイエロー
676名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 12:37:58 ID:2frxoWZu
サマーウォーズのカズマきゅん




信じて疑わなかった、のに
677名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 13:44:57 ID:M1BWJdKy
>>676
まぁ気持ちは解るぞ
あの「言い方がダメ」にはくるものが…

ってスレチか
何かが目覚めそうになったのは秘密だ
678名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 14:40:05 ID:foqGDr0h
秘密ね
679名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 17:23:56 ID:cR46595B
男装してるのを脅して、犯したい。
680名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 23:58:31 ID:YUPTqVlp
鬼畜がここにいる…

ワケあり男装っ娘はなんだかんだで主人公と結ばれて
最後は女の子の格好で幸せいっぱいになってほしい
漫画版スクライドの蓑条晶みたいな
681名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 00:01:06 ID:YUPTqVlp
カキコんでから気づいたが主人公って何だ…
主人公→恋人に訂正
682名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 13:20:28 ID:b6b6f3RP
おk
683名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 19:24:05 ID:2o1u94Ak
>>680
単なる男装好きなら、そういうのも良いけど。
訳有って仕方無く男装してる娘が、せっかく居るんならやはり「何で私がこんな目に!」とか思わせたい。
684名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 21:13:31 ID:2zyle1qw
>>680
晶がカズマとくっつたのかと心底驚いた
685名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 01:50:54 ID:VMdw4mqF
晶といったら舞HiMEのが出てくるな。
686名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 02:18:28 ID:5n+Ilyez
アキラと言えば特攻天女だな。
687名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 02:42:45 ID:4hdm73OH
全部チャンピオン系だw
あそこは男の娘ばっかりと思われてるが男装少女もわりといたり

>>684
相棒のハーニッシュとくっついたんで安心してくれ
688名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 03:50:59 ID:YQaZetaV
>>683
そうかー? 俺は逆だなぁ。
特別な理由無しに単なるキャラ付けでやってるような生半可な子は、
男の子ごっこしてるうちに汚らしい男共に因縁付けられて徹底的に
踏みにじられて、「何で私こんな事になってるの」とかなって、
その後路上に放置されて通行人の晒し者になれば良いと思うんだ。
んで、やむにやまれず男として暮らしていて心から男らしい子は、
大好きな家族とか友人とか恋人とかに秘密を打ち明けて心安らいだ
所を、男として生きる原因となった奴に感付かれて襲われて、何だか
もうぐっちゃぐちゃにされながらも(俺は諦めない! 俺はあいつの
所に帰るんだ!)とか歯を食い縛って耐え抜き、夜明けの光を背に
ぼろっぼろの体を引きずってそいつの所に帰ると良いと思うんだ。
689名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 16:21:16 ID:fsxK4dyk
>>688
当然その後も何度も犯られるんですよね。
心の強い女の子って、壊れる心配が無いから良いよね。
690名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 00:54:15 ID:dOZxU4g+
屈強で男らしい男装娘に思いっきり殴られ蹴られ逆レイプされたい俺はこのスレでは特殊ですか?
691名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 08:24:48 ID:p0m7WDGr
>>690
はい
692名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 17:59:07 ID:V482V0oh
個人的にはアリだな
693名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 20:29:31 ID:V9Cq6paY
男装少女でこんな小ネタを思いついた
エロなしで
694小ネタ(エロなし):2009/09/07(月) 20:30:03 ID:V9Cq6paY
(どーしたもんかな、コレ……)
はなはだ困った事態になったものだ。

自分はちょっとワケあって女ながら男の格好――――つまり男装をしている。
顔立ちは父親似で中性的だし、背はそこそこ、胸はサラシで隠せる程度(ちょっと残念)。
実際男に間違われて、可愛い女の子に愛の告白をされたり、それをクラスメイトの男子に嫉妬されたり、
そのテの野郎に痴漢されたり、ということはざらにある。
告白や嫉妬ならいくらでもかわせるし、野郎の痴漢なら得意の空手で張り倒すだけだ。
しかし――――
コレはどうすればいいんだろう?
満員電車の中、自分の左隣にいるのはきれいなOL風のお姉さんだ。
そのお姉さんがみっちりとした豊満な胸(う、うらやましい……)を、自分がかばんを持っている
左腕にギュウギュウと押し付けてくる。
初めは混んでいるからくっついているだけかと思っていたが、ちょっと違うようだ。
明らかに胸だけを押し付けてくる。
(そんなにされてもなぁ……同じの持ってるし……小さいけど)
困ったようにお姉さんの顔を見ると――――
にっこりと微笑まれてしまった。

大丈夫よ、ボク。お姉さんが手取り足取り、イイコト教えてあ・げ・る♪

そんな声が聞こえてきそうな笑顔だ。
(どうしようかなぁ)
あわてて視線をそらし、うつむく。
それを恥ずかしがってるとでも勘違いしたのか、ますます胸を押し付けて、さらには
かばんを握っている左手にそっと手を添えてきたりした。
(うあぁ……)
困った。心底困った。
相手が女性では張り倒すわけには行かない。
大声を上げても、男(の格好)の自分のほうがあやしまれる可能性が高い。
なんとかして、自分が同じ女性であると分からせなければ。
そうだ、彼女の手を自分の胸に導いて――――ダメだダメだ。サラシがある。
待て待て。胸があることを分からせるのが難しくても、ナニが無いことを分からせるのは簡単では?
そうだ、彼女の手を――――

つり革につかまっていた手をはずすと、かばんを持ち代える。
左手をはずされて不服そうにしているお姉さんの手をそっとつかむと、自分の股間に誘導した。
(これで女だって分かるはず)
確信は外れることなく――――

あっけにとられているお姉さんを残して、さっさと開いたドアからホームに流れ出た。


「っていうことが、あったんだけど」
「……おまえそれなんか間違ってるから……」
げんなりしたようなクラスメイトの表情が、やけに印象に残った朝だった。


おわる
695名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 20:40:32 ID:LKpVQysP
gj
696名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 21:21:12 ID:+ndbwAYp
さあ、ifストーリー、そのお姉さんがもしも両刀だったら、
というのを書く作業に戻るんだ!
697694:2009/09/09(水) 03:56:02 ID:onHyAgYp
せっかくネタをいただいたので
ちょっと書いてみた

百合風味、っていうか百合なので
苦手なひとはスルーしてね

あいかわらずエロは遠い……
698694続き(エロなし百合):2009/09/09(水) 03:57:05 ID:onHyAgYp
左手をはずされて不服そうにしているお姉さんの手をそっとつかむと、自分の股間に誘導した。
(これで女だって分かるはず)
そう確信したにもかかわらず――――

あるべきであろうふくらみを見つけられなかったお姉さんは、一瞬驚いた顔をしたが
再びにこりと笑った。
(あれ?)
ローズピンクの唇がそっと耳元でささやいた。
「わたし、愛に性差別はしない主義なの」

…………

(し、しまったあああぁぁぁっ!!!)
動揺のあまりフリーズしてしまった自分を、さりげなく、しかしその体のどこにそんな力が!?
と言いたくなるような怪力で開いたドアから誘導する。
「い、いやあのこれはちょっとっ、ま、まって……くださっ」
わけのわからない言葉をはいているうちに、あっという間にホーム階段下のトイレに連れ込まれた。
ここは3車線が乗り入れる主要駅。
入った女子トイレは最近新設されたもので、パウダールーム付きの広めの作り。
当然人があふれかえっているはず……と思いきや、こんな朝のラッシュ時間帯に駅のトイレに
長居する女性は意外といない。みんな化粧を済ますとさっさと出て行ってしまうようだ。
人の出入りのすきを狙って、個室に連れ込まれてしまった。
その手際の良さ、間違いなくプロだ。
「ふふ、ここならゆっくり愛し合えるわね」
「いえそんなこんなところでなんてとてもとてもえんりょさせていただき」
「可愛がってあげる」
「……あぅ」
(どーすればいいんだこの状況……)
大声で助けを呼ぶ、なんてとんでもない。男子学生がOLを女子トイレに連れ込んでるようにしか見えない。
助けを呼んだ上で自分が女だとばらす?……ヘンなシュミの人たちで片づけられる可能性大だ。
頭の中でグルグルと混乱しきった考えが巡っている間にも、お姉さんの手がいつの間にか
Yシャツのボタンを全部外してサラシの上から胸を撫でまわしていた。
「ふぅん。ボク、この服装シュミなの?」
「へ? いやその企業秘密っていうかなんていうか」
「そそられるわぁ。1粒で300mってカンジ?」
1粒で2度美味しい、じゃなくて?
「ああん。ボクサーパンツなのね? 素敵だわ」
いつの間にズボンの前を!?
プロだ。間違いなくプロだ。

じーざす。

別に信じてもいないカミサマに助けを求めたところで何にもならない。
いつの間にか現実逃避をした頭で、今日は遅刻だなぁとか思ってみた朝だった。


つづく……かもしれない
699名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 03:58:41 ID:onHyAgYp
間違えたorz

694続きじゃなくて、ifストーリーですた
すいません
700名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 08:34:55 ID:Smjjy/Sj
続きwktk
701名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 12:09:19 ID:aWiKDuzK
GJ!「じーざす」で軽くフいた。
…かも?かもなのかっ!?かもじゃなくて是非つづいてーーーー!!
702名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 17:31:02 ID:9DDuDL6d
>>698
百合期待
703名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 21:46:43 ID:ppGoeepK
まさか本当に続きを書く作業に戻ってくれるとはw

GJですよー! エロ期待してるけど、まあ気楽に書いてなw
704名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 18:13:51 ID:Kn7+NWbA
久々に来たら、良い感じに小説投下されてて嬉しい限りです。
自分もこの勢いに便乗して投下しちゃう。



訳あって男装してる主人公が全寮制の男子校に通ってる話。

主人公→イスカ
友達→アトリ(こいつにだけ女バレ)
ルームメイト→リーベル
705宿題1:2009/09/11(金) 18:15:03 ID:Kn7+NWbA
「どうしろっていうんだよ、これ……」
イスカは自室にて、てのひらサイズに余裕でおさまる小さな包みをつまみあげ、そう呟いた。
その包みは、今日の健康教育の授業で、生徒全員に配布されたものだった。
本日の授業の内容は、実に衝撃的なものだった。
女性の身体、男性の身体、性交、受精、妊娠のしくみと、それから避妊の方法について……をひととおり学んだ。
そして、授業の最後で、教師が一言。
「今から配布するのは、男性用避妊具の、もっともポピュラーに使用されているものだ。一度、自分で装着の練習をしておくように。これ、今日の宿題な」
教師の淡々とした物言いが、逆に生徒たちにはひどく生々しく感じられていた。
授業のあとは、盛り上がって騒ぎ立てる者もいれば、赤くなる者、無言の者など、生徒たちの反応は様々だった。
かくいうイスカは、宿題そのものよりも、そのあとに書かされる感想文をどうしたものか、と頭を悩ませていた。
自室で一人、その小さな袋とにらめっこしながら唸る。
「そもそも付けられないんだから、感想なんてわかんないよ。妄想の域だよね……。どうしようかな」
袋を開けるか開けるまいか、と悩んでいると、ドアをノックする音が聞こえた。
どうぞ、と返事をすると、訪ねてきたのはアトリだった。
「よお」
アトリは部屋に入ってくるなり、イスカのベッドに腰を下ろした。
いつものことなので、イスカも特に何も言うことはない。
「……リーベルは?」アトリが尋ねてきた。
「今日は生徒会だよ。文化祭も近いし、遅くなるってさ。伝言なら伝えるけど」
「いや、別に、特に用はない。……ふーん、そうか。リーベルは今日は遅いのか」
「何?」
「や、別に。……お。お前、その袋まだ未開封じゃん」
そう言って、アトリはイスカの持っていた小さな袋を取り上げた。
イスカは小さくため息をついてから、アトリに少しためらうようにして尋ねた。
「……アトリは、その、もうつけてみた?」
「ったり前だろ。感想文も書いたし水風船までして遊んできた! これ、意外に丈夫だよなー」
イスカは次に紡ぐ言葉が見つからなかった。
いつもは、宿題は最後の最後まで後回しにするアトリが。あのアトリが。もう終わらせてしまったという。
「優等生だね」
「だろ?」
アトリに皮肉は通じない。
イスカはもう一度ため息をつくと、思い切って、「宿題」のことをアトリに聞いてみることにした。
706宿題2:2009/09/11(金) 18:15:59 ID:Kn7+NWbA
「……で、ど、どうだった?」
「どうって?」
「だから、その……着け心地」
割と真剣に聞いたつもりだった。
そんなイスカの気持ちに呼応するように、アトリのほうも素直に答えてくれていた。
「そうだな……。思ったよりは窮屈じゃなかった。
他の奴は、ちょっと小さすぎるとか、逆にぶかぶかだったって言うやつもいたけど。
その点、俺は割とサイズぴったりだったから、そんなに違和感はなかったなぁ。
でもやっぱ、正直、実際やること考えると、生のほうが気持ちよさそうだとは思うけどな。
あと、ゴムアレルギーあるやつはちょっとかゆくなったって言ってたぞ。
まあ、中に入ってるゼリーが肌に合わなかったってのも考えられるらしいけど……」
「ふむふむ、なるほどね」
「……って、何メモってんだよ」
「いや、感想文の参考にしようと思って」
「おい、人の感想パクってんなよな。自分の言葉で書かなきゃ意味ないと思いまーす」
「だって、体験できないんだから、仕方ないだろ」
それには、アトリが一言。
「俺でためしてみればいじゃん」
「え?」
「だから、俺でやってみればいいじゃん、て」
イスカは、始め何を言われたのかよくわからなかった。
アトリの試すような含み笑いを見て、その意味をようやく理解した。
「バカ。何、バカなこと言ってんだ」
「いいじゃん。今日はリーベルはまだ帰ってきそうにないんだろ。この部屋には、実質俺とお前だけだし」
「そんなもんは関係ないっての」
「だって、お前、このままじゃ宿題出来ないぞ」
「適当に『やりました』って言えば済む話でしょ。っていうか、何で今日だけそんなに真面目なんだ」
「いやいや。こういうことこそ、真面目にやんねーとダメだと思うけどなー。人として」
「ひ、人として?」
イスカが瞬きをする。
707宿題3:2009/09/11(金) 18:16:36 ID:Kn7+NWbA
「ああ、そうだよ。仮にもお前、女だろ。これから先、男と寝るようなことが絶対無いって言いきれるか?
そのときが来たら、きっと、今日宿題やらなかったこと、後悔すんぜ。相手の男が避妊してくれるとは限らねーだろ。
避妊の方法、自分で知っとかなくていいのか?」
「う……。そ、そう言われると、なんだかそんな気も、する……ような」
「だろ?」
「ううん……。なんか、正直、ど、どうなんだろ……」
「とりあえず、やってみりゃわかるって」
そう言って、アトリはイスカの手を掴むと、大胆にも自身の股間にあてがった。
「ちょ、ちょっ……! アトリ……っ」
「なんだ。もしかして、若干動揺してたりする?」
「あ、当たり前だろ、こんな……!」
「へぇ。意外にかわいいとこ、あんだな。イスカも」
アトリはそう言って、イスカの手をぐい、と引っ張り、自分のスボンのジッパーへと彼女の手を導いていた。
「ほら、おろしてみろよ」
「なっ……、そ、そんなもん、僕にさせないで、自分でやればいいでしょっ」
「だって、そのほうが勃つじゃん」
「た……!?」
「勃たないと、付けられないだろ」
アトリはそう言うと、イスカに促すようにして、自分のズボンのジッパーを下ろさせていた。
イスカはぎこちない手つきで、中のモノをおそるおそる取りだそうとして、しかしやはり躊躇っている。
「何だよ、早くしろって」
「だ、だって、だって……なんか、この展開、おかしくない……?」
「別におかしくねーよ。宿題してるだけ」
「そ、そうかな。なんかはめられたような……」
「ほら、こうすんだよ」
アトリはイスカの手を、自身のモノに触れさせ、それから器用に取り出させていた。
「う、うぉわ!?」
「いちいちリアクションでけーな、お前」
「そ、そりゃ、でかくもなるよ! て、ていうか……」
イスカは、自分が(不覚にも)取りだしたモノをまじまじと見つめて、思わず息をのんだ。
「お、思ったよりも……ちょ、ちょっと、大きいような……。え、こんなもん? みんな、こんなもんなの?」
「そりゃ、今は『大きくなってる』からな」
「お、大きく……」
708宿題4:2009/09/11(金) 18:17:18 ID:Kn7+NWbA
「ってか、見すぎだろ、お前。視線がチクチクすんぞ」
「や、だ、だって……。ねえ、みんな、こんなになるの? リーベルも? 男の子って、みんなこんな……」
そう言って、イスカがおそるおそるアトリ自身に触れてみると、ビクン、と一回跳ねるように脈打ち、驚いて慌てて手を引っ込めた。
「も、もっと大きくなった?」
「そりゃ、そうだろ」
「何で!?」
「何でって……。自然現象?」
アトリは平然と言ってのけ、それから、イスカの反応を楽しむように性質の悪そうな笑みを浮かべて言った。
「次はこうやって、握ってみ。もうちっとでかくなると思う」
「!? こ、これ以上大きくなって、どうする気なんだよ!?」
「さあなぁ……。それはこいつに聞いてみないことには、なんとも……」
「も、もういいよ。もう十分わかったから。もうやめる。はい、終わりっ」
「おい、肝心なこと忘れてんぞ。ゴム付けるんだろ?」
「あ、そ、そうだった」
どうやらイスカは本当に、本来の目的をすっかり忘れてしまっていたらしい。
アトリに言われて、初めて気付いたような様子で、小さな袋を破り、中から避妊具を取り出していた。
「お、思ったより、薄いね……。え、えと、どうやるんだっけ」
「ここからかぶせて広げていくんだよ。裏表間違わねーようにな。この先っぽをつまんで空気抜いて。で、付けていく」
「な、なるほど」
装着の要領はそれほど悪くはなかった。
イスカは、割とスムーズにアトリ自身に避妊具を付けることに成功していた。
「で、出来た」
「出来たな」
「も、もういいよね? 終わっても……」
「何言ってんだ。これじゃ、ただ付けてみただけだろ。『使った』ことにならない」
「!?」
「握ってこすってみろよ。実際にやる感覚とはだいぶ違うかもしれないけど、摩擦で破れたりしないかとか、試してみないとわかんねーぞ」
「え……え……?」
「ほら、こうするんだよ」
709宿題5:2009/09/11(金) 18:17:52 ID:Kn7+NWbA
言って、アトリはイスカの手をもう一度自分のモノにあてがい、上下に動かすように指示していた。
イスカはわけがわからない様子で、半ば泣きそうになりながら、ただアトリの言うとおりに手を動かしていた。
「ね、ねえ。僕……僕たちって、なんか……へ、変なこと、してない?」
「してないしてない。宿題してるだけだって、言ったろ」
「で、でも、でも、なんか……」
イスカは、自分の手の中の、熱を持ったアトリ自身を見て、いまさらながら、顔を赤くしていた。
「ま、また、おっきくなってきたし……! もう、やだよぉ。ねえ、もうやめよう?」
「お前、いまさらやめるとか、かなり生殺しだぞ。んなことしたら、恨むからな」
「そ、それって、何かお門違いだよ」
「お門違いじゃない。……てか、お前、上手いな……」
「え、そ、そう?」
イスカは少し驚いたように目をぱちくりとさせていた。
「ああ、うますぎ。めちゃくちゃ気持ちいい、かも。あー……、やっべ、背骨引っこ抜かれそう……」
「な、何それ。もう、何だよバカ。このまま引っこ抜いてやるよ、ちくしょうめ」
「うわ、ちょ、待っ……!」
イスカはアトリに構わずに、だんだんと握る力を強くしていき、さらに動かす速度も速めていた。
慣れていないような手つきではあったが、それが逆にペース配分の予測をつけにくくさせ、アトリを翻弄させる原因ともなった。
「イスカ……、おま、お前、すげーな。やばい、すっげ、気持ちいい」
「そ、それ、褒めてるつもり? 全然嬉しくないんだけど……」
「んだよ、ノリ悪いな。もっと喜べよ。あー……やば、すげーやばい」
「も、もう、変なことばっかり言いやがって、このやろう」
イスカは半ばやけくそになっていた。
自分のやっていることで、アトリの息遣いがだんだん荒くなっていくのを見るのは実に変な気分だ。
……が、正直、「気持ちいい」「うまい」と言われて、どこか得意げになっていた部分がないわけではなく。
自分の行い一つで、こんなにも誰かを翻弄させることが出来る。
イスカは、その感覚に魅了されて、無意識のうちにその行為をエスカレートさせていた。
アトリに与えられる快感がさらに増していくのは言うまでもない。
「イ、イスカ……、もうそろそろ限界、かも」
「何が?」
「だ、だから、俺のナニが」
710宿題6:2009/09/11(金) 18:18:28 ID:Kn7+NWbA
アトリはそう言うと、イスカの手の上に自分の手を重ね、一緒に擦るような形で動かし始めた。
アトリの手がやけに火照ってあたたかくて、イスカはびっくりする。
それから、彼は間もなくして、低く呻いてから絶頂を迎えた。
イスカは驚いて、アトリ自身からぱっと手を離していた。
アトリはしばらく息を整えてから、ずるずると剥くようにして装着していた避妊具を外した。
その、使い終わって萎びたゴムを眼前にかざすと、彼は感嘆の声をあげる。
「おおー! さっきよりもたくさん出た!」
「え? たくさん出たっ、て……」
きょとんとするイスカに向かって、アトリはわざとにっと笑ってみせていた。
「ほら。お前のおかげで、こんなに出たぜ、精液」
「せ、せーえき……?」
アトリがそう言って、その物体をイスカに手渡す。
おそるおそるつまみあげるようにしてそれを受け取ったイスカが目を瞬かせる。
「こ、これが、せーえき……」
「そ。精液」
「こ、こんななんだ……」
「人体の神秘だろ」
「う……うーん、それはどうかわかんないけど」
「なんなら、舐めてみるか?」
「……ふざけんな」
本気なのか冗談なのか、ときどきアトリにはよくわからないところがある。
その邪気のない物言いは、素なのか、それとも確信犯なのか。
イスカは、少しため息混じりに呟いていた。
「男の子って、すごいね」
「そうか?」
「うん。僕も男として生きてる身だけどさ、正直、こんな精液なんて出せる気しないよ」
「? 当たり前だろ」
「いや、そうなんだけどさ。……なんていうのかな。
やっぱり、いくら女の僕が男の振りしたところで、所詮は本当に『フリ』でしかないんだなって思って。
だって、当たり前のことだけど、身体の構造がまるで違うんだもんね」
「身体の、構造……」
「うん、人体の神秘。……て」
711宿題7:2009/09/11(金) 18:19:01 ID:Kn7+NWbA
言ってから、イスカはアトリの妙な視線に気づき、不審に思って少したじろいだ。
「何、じろじろ見てんだよ」
「いや、あのさ」
アトリはそう言って、言葉を濁していた。
「何」
「んー。考えてみたら、俺だけ『身体の構造』見られたのって、不公平かなぁって思って」
「……は?」
「しかも、お前は俺が射精するとこまで見てるわけだし? これってフェアじゃないと思わね?」
「な、何、言って……」
「っつーわけでさ、お前の恥ずかしいとこも見せろよ。あと、射精するとこも」
「む、無茶言うな! っていうか……!」
イスカは、アトリのあまりの問題発言に、頭をクラクラさせていた。
「何をわけのわかんないこと言ってるんだよ。さっきのは、僕の宿題をやるため、でしょ。もう目的は果たした。
アトリの言ってることは、すごく主旨のずれてることだと思う」
「そうかな。そう違わねーと思うけど」
「いいや、違うね大いに違う」
「だってさ、お前がこの先困らねーようにって、そういう理由でやっただろ」
アトリはあくまでしれっとしていた。
「だから、俺がこの先困らねーように、お前も俺に協力しても筋はとおると思う」
「通らないよ」
「通るって」
「通りません」
「いいじゃんか、一回くらい」
これが本音か、と思われるような発言がぽろりと出る。
アトリはそのまま続けた。
「何も、『やらせろ』なんて言わねーよ。気持ち良くしてもらったお返しに、こっちも気持ち良くしてやるってだけで」
「いらん! 何その押し売りおしつけ。大きなお世話。……って、ちょっと、何近づいてきてんの?」
本格的に身の危険を感じたのか、イスカは無意識に後ずさる。
それに呼応するように、アトリも彼女ににじり寄ってくる。
712宿題8:2009/09/11(金) 18:19:32 ID:Kn7+NWbA
「嫌だ。ちょ、嫌だからね」
「何をそんなに焦ってんだよ」
「そ、そりゃ、焦りもするよ! 何考えてんだよ、バカ! ……ちょ、やだバカ、来るなよ。や、やだ。嫌だ、嫌だってばー!」
焦りすぎて、怒っているのか泣いているのかさえよくわからないようなイスカを見て、アトリはどこか意地の悪い笑みを浮かべていた。
「な、何がおかしいんだよ」と、イスカ。
「いや、だってさ」
アトリは笑いをかみしめるようにして、探るようにイスカに視線をやった。
「なんか、まるで女みてーだなぁって思って」
「はぁ!?」
イスカを無視してアトリは続ける。
「普段の様子からしても、何に対してもあんまり動じないっていうか、やたら肝のすわった感じがするのに、こういうときはお前、普通に泣いたりするのな」
「な、……!」
そう言われて、イスカは顔を真っ赤にして怒り出した。
「な、泣いてない! こんなことで泣くか!」
「あれ? なんだ、違うのか?」
「な、泣いてなんかない! 僕は『男』なんだから。こんなことで泣いたりするもんか」
「へぇ、そう。ふーん。じゃあ、別に平気ってことだよな」
「へ?」
アトリはイスカの手首を掴むと、驚くほどにあけなく彼女をベッドの上に押し倒していた。
「え、ちょ、おい、アトリ」
イスカの抗議の声も無視して、アトリはイスカの制服のズボンのベルトに手をかけていた。
「ちょ、ちょっと! や、やだ。何やって、」
「いいから。じっとしてろよ」
「い、嫌だー!」
イスカが必死で足をばたつかせるのを、アトリは力で抑え込みながら、彼女のズボンと下着を一気にずり下ろしていった。
「や、やだっ……やだぁっ! バカ、死ねアトリっ……」
「はいはい、俺はバカですよ」
言っていることに反して、アトリの口調がやたらに嬉しげなのが、余計に癪にさわる。
イスカは死にものぐるいでアトリに対抗するも、思いのほか、アトリのほうが腕力も反射神経もよく、なかなか思うように抗えない。
そうこうしているうちに、力づくで両脚を大きく開かされてその間に割り込まれてしまうと、拒絶するよりも先に恐怖心のほうが勝ってしまった。
イスカはついに、「泣いてない」とは言えなくなってしまった。
713宿題9:2009/09/11(金) 18:20:10 ID:Kn7+NWbA
「やだ、……っ……やだぁっ……」
「……おいおい、本気で泣くなよ。気持ち良くしてやるだけだって」
「勝手なことばっか言うな! いらないって、嫌だ、って言ってるのに……! も、……さっさと終わらせろよっ」
「お? 何だ、お前も実は乗り気なんじゃないか」
「んなわけないだろ! でも、アトリにやめる気がないんだったら、結局、こうして組み敷かれてる僕に選択権なんてないじゃないかっ」
「んー、たしかに。いや、でも俺、別にお前を襲ってるつもりとかないし……」
「どの口が言ってるんだ!?」
「あはは。それもそうだな。ま、なんとかなるって」
まるで他人事のような言い草だった。
アトリはイスカの両脚を高く持ち上げ、今よりもさらにさらに大きく開かせていった。
足の付け根の中心部をマジマジと見られる格好にされてしまい、いくらなんでもこれは、とイスカは慌てふためいた。
「ちょ、こらっ……!」
「どれどれ」
「バカっ……見すぎだっ、て……」
「お前だって見ただろ。さんざん、俺の」
「べ、別に見たくて見たわけじゃないし。……ってか、僕、本気で、そんなにまじまじ見てないっ、て…… ひ、ぃぁっ!」
突然アトリの指がイスカの中心部に触れ、隠れていた部位をすべて見通すように中を押し広げてきた。
あまりに唐突で、イスカは思わず反射的に足を閉じようとするが、間にアトリがいるのでまったく無意味なことだった。
「やっ、やだっ、や……!」
「へぇ、女ってこうなってるんだ。なんか、すげぇな。複雑怪奇」
本当に興味しんしんといった様子で、アトリはイスカの秘部を無遠慮に観察していた。
イスカはあまりの羞恥に耐えられず、思わずぎゅっと目をつむる。
すると、アトリがその反応に対して意地の悪い笑みを浮かべた。
「なんだ、見られて恥ずかしいのか?」
「あ、当たり前、だ! そ、その、ニヤニヤするの、やめろって! なんか、無性にムカつく!」
「そうか? わかった。なら、んなこと思ってられないくらいには、お前の余裕をなくさせてやるよ」
「へ……? 何、……ゃっ……!」
そう言うと、アトリはイスカの秘部をいじりだす。
最初は外側をなぞり、そこを堪能すると、今度はじっくりと、自身の中指の腹でイスカの中心部を念入りに擦りつけていた。
アトリにしては、意外すぎるくらいゆっくりとした動きで、その指の動作は丁寧といってよかった。
イスカが耐えるようにびくっ、びくっ、とときおり痙攣するように打ちふるえている様子を見ては、彼は楽しんでいる。
手探りなようでありながら、アトリは確実にイスカの敏感な部分を探り当てるのがうまかった。
陰核の部分を優しく押しつぶすように触れられ、イスカは思わず甲高い声をあげた。
そして、自身の声にはっとして、慌てて口を押さえる。
が、時すでに遅し。
そこには、にんまりと笑んだアトリの顔だけがあった。
714宿題10:2009/09/11(金) 18:21:10 ID:Kn7+NWbA
「イスカ、やーらしー」
「ア、アトリに、アトリにだけは、言われたくないっ!」
イスカはまた泣きたくなった。
「いや、褒めてんだって。すげーそそられる。もっと喘げよ」
「絶対やだ!」
「強情だなぁ。それなら、力づくで泣かせてやるしかないかぁ〜」
そう言うと、アトリはイスカの上半身の制服のチャックを下ろし、中のシャツのボタンを手早くはずしていった。
すると、さらしに巻かれた胸板が露わになる。
さきほどイスカが思い切り暴れたせいで、さらしは呈よく緩んでおり、アトリにとっては大いに都合がよかった。
「ちょ、ちょっと! どさくさにまぎれて、何して……っ」
「この際、ここまできたら、もうかたいことは言いっこなしだぜ」
アトリがそのまま緩んださらしを引き下げると、しっとりと汗ばんだ白く薄い胸板が彼の眼前にさらけ出された。
小さな乳房がイスカの呼吸に合わせてゆっくりと上下している。
その様子に思わずごくりと喉を鳴らしてから、アトリはイスカの乳房をもみしだいていった。
「や、やだっ……」
「へぇ。胸、まったくないわけじゃないんだな」
アトリはそう言って、しばらくはそのやわらかな感触を楽しんでいたが、ふいに、揉んでいた片方の手を離し、唐突に乳房の突起部に口を近づけ、先端を軽くなめた。
イスカが小さく声をあげるが、そんなことを気にするそぶりもなく、アトリはまるでむさぼるように、彼女の乳房に深く吸いついた。
「や、いやぁっ……! アトリ、だめっ……」
「だめ、じゃないだろ。いいから、じっとしてろって」
イスカの反応を見て、アトリが再び笑った。
乳房をいじると同時に、下半身への刺激も忘れない。
最初の頃と比べて、指にまとわりつく粘液の量が、明らかに異なっていることにアトリは気付いていた。
「なあ、イスカ。お前のここ、なんか、すっげぇぬるぬるしてるぜ?」
「そ、んなこと……っ」
「ないっての? なんなら、俺の指、見せようか?」
「い、いらんっ……!」
イスカは息も絶え絶えに、なんとかアトリから浴びせられる刺激に屈っしまいと、必死に耐えていた。
声が出そうになるのを済んでのところで抑える。
しかし、声をあげるのを我慢している分、身体の昂ぶりを止めることにまで手が回らない。
また、イスカにそんな余裕を与えるアトリではなかった。
彼はイスカに快楽を与えることに、異様なまでに貪欲だった。
女性の身体がどうなっていて、どうすれば気持ちよくすることができるのか、それに関する探究心は尽きない。
まるで、彼は身体をほぐすことで、心までも解き明かそうとしているような気がして、イスカはアトリに全部見透かされているようで少し怖くなった。
そんな風に考えているうちにも、もう身体のほうはそろそろ限界を迎えるころだった。
715宿題11:2009/09/11(金) 18:21:47 ID:Kn7+NWbA
「ア……トリ、も、もう、ダメ……僕っ……」
「何がダメなんだ?」
「お、お願い、も、もう、許し……っ、ん、やぁっ……」
そう言って、その瞬間イスカの身体は高くのけ反り、びくっ、びくっ、と数回痙攣したのちに、ふっと脱力していた。
その様子を見て、アトリは驚きを隠せない様子だった。
「も、もしかして、い、イったのか……?」
「き、聞くなバカっ……」
恥ずかしさでイスカはすぐにアトリから顔をそらすと、横になって身体ごとうずくまってしまった。
アトリは一瞬呆けていたようだったが、すぐに我を取り戻していた。
「……なんか、女って、男に比べてイったインパクトが少ねーな。射精もしないし」
「し、してたまるか!」
「っていうか、なんか、さ……」
そう言って、口ごもるアトリ。
それを不審に思ってイスカは彼を見上げる。
アトリは、半ば言いにくそうにし、しかし、はっきりとこう告げていた。
「あのさ、やっぱ、入れちゃダメだよな……」
「え……?」
「あー、くそ、入れてーなぁ。でも、もうゴムもないし。ああ、でももったいねーよなぁ。お前、こんなに濡れてんのに。
今入れたら、絶対気持ちいいって。お互い」
「は……」
イスカは一瞬、アトリが外国語を話しているような錯覚にとらわれた。
しかし、すぐに、彼がどうしたいと言っているのかを理解すると、これまでにないくらい大いに憤慨した。
「な、だ、ダメに決まってるだろ! な、何、真面目な顔してとんでもないこと抜かしてるんだよ!
信じられない! っていうか、ゴムがあるとかないとか、普通に関係ないから!
普通に門前払いだから! もう、ホント、心底、本気で信じられない!」
「んなこと言ったってさ……」
アトリは、まるで母親に叱られている子供のように、しゅんとうなだれていた。
716宿題12:2009/09/11(金) 18:22:29 ID:Kn7+NWbA
「お前が、その、あんまりにもやらしいっつか、色っぽいっつか、そんなだったから。
俺だって、まさかお前に本気でこんな風に思う、なんて考えもしなかったし。
でも、なんかお前、今日びっくりするぐらい、すごい可愛くて。感じてる顔とか、すげーやばくて。
だから、俺もなんつーか、自分抑えるのに必死だったっていうか、正直、今、すげーいたたまれないっていうか」
「いたたまれない……?」
「うん。主に俺のムスコが」
「死ねよ」
即答だった。
それでもアトリはくじけない。
「なあ、リーベルの荷物の中に、きっとあいつの分のゴムがあるだろ。それ使ったら……」
「本気で殴るよ。しかもグーだよ」
それでも、アトリが引き下がることはなかった。
「あ、じゃあさ、一緒に風呂入ろうぜ、風呂。汗かいて気持ち悪いだろ。俺がお前の身体の隅々まで綺麗にしてや……」
「そういうアトリが一番気持ち悪いんだよ!」
そんなアトリの顔面に飛んで来たのは、「人間の身体のしくみ」という分厚い一冊の教科書だった。
運悪く角が彼の眉間に直撃し、その場で意識を手放すことで、しばらくは頭を冷やすことになった。










終わり。
717名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 19:31:46 ID:uiFDL2Ib
かわいいなあ
GJです!
718名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 21:33:45 ID:Qe7TuFhd
エロウマー
GJでした。
719名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 01:39:57 ID:qG8LKNCe
素敵な文章でとっても萌えました。GJ!
個人的に続編も希望…!
720名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 11:20:05 ID:yR+LnHYj
>>714
GJ
力ずくは良いな。
721704:2009/09/13(日) 21:08:42 ID:7EWER/jK
読んでくださってありがとうございました!
続編希望とか嬉しすぎてしねる
良い感じにシチュが浮かんだらまた書いてみたいと思います。
722名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 11:10:53 ID:QGYXfkBC
期待して待ってます
723名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 00:38:46 ID:cct0uuZm
保守
724名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 22:35:18 ID:E1riLU/L
【社会】 「よく隠し通せたね…」 胸にさらしを巻いて男として高校に通い、苦悩の連続…性別判断の難しい性分化疾患★2
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1254292236/

スレの趣旨が深刻な上厳密には男装少女とは言い難いが一応・・・
725名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 22:14:04 ID:rkAjFiV4
男装っ子と女の子の百合っていいよなあ・・・
726名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 03:34:07 ID:5oa9pSl0
>>725
その男装っ子の相方は、レズなのかバイなのかノンケなのかw
727名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 14:37:48 ID:HV/hicoF
ふむ、公的には許婚なんだが実は両方とも女、つーのと、ヅカ好きな女の子が幼なじみを自分の理想の男形にコーディネートしてるという2つのシチュが思い浮かんだ。
…さて、どっちを膨らませるべきか…。
728名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 20:25:56 ID:GePi6hcb
いっそ混ぜて
子供が生まれたら結婚させようと約束していた名家生まれ
でも互いの家系に男が生まれなかったからとりあえずの許婚状態
じゃあと男として育てられるための参考として見せられた宝塚で見事に逆ベクトルにハマる幼馴染
そんな幼馴染に流されるように男装させられて、結局本来とは逆に男として生活を強いられる主人公(女)

こんな感じはどうだろう?
729名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 21:18:30 ID:+mzULIhc
とりあえず情報。

マガジンのコードブレイカーって漫画に、王子と呼ばれる男装少女が。
730名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 03:01:18 ID:BlEm9+a1
百合の何がいいのか全く分からん
731名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 00:01:53 ID:Bp94xgcQ
代わりのネタも提供できないのならば何も言いなさんな。
732名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 04:44:15 ID:qbxagA9C
オマエモナー
733名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 18:00:23 ID:RQS9/Kq3
あげ
734名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 19:12:17 ID:VZxFNTqv
>>728
良いなそれ。
相手が男装させてるんだから、隠してるとか葛藤とか無いから、鬱展開抜きでいきなりエロに行ける。
735名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 01:51:02 ID:iSVer6dF
ほしゅ
736名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 17:01:51 ID:cVEsMn2j
ここの保管庫のSS読んで見たが、結構鬱になった
男装なんて基本ギャグキャラみたいに考えてたから、面食らってしまったよ
まぁ、話は面白かったけど
という訳で、すもも読み直してくる
737名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 09:53:52 ID:axaeFrmC
そりゃあ漫画とかラノベだと大抵の男装モノはコメディで
男装の二大理由である「家のしきたり」とか「好きな人を追いかけるために」とかは、
(あり得ない的意味で)ある意味ギャグと思えない事もないからなぁ

けどよく考えると結構シャレにならん部分も多いのが男装モノの面白いところ
738名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 22:52:59 ID:QtHPFVgq
爆乳の男装ボーイッシュが好きなのは俺だけだろうなきっと
739名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 00:36:38 ID:kZ7cRgeL
よく見るんだ。その話題は定期的に出てる。
740名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 15:40:11 ID:NrHnh3rA
マジか。
保管庫のSSにもある?
741名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 12:25:17 ID:ygYxEyV8
>>737
家のしきたりに近いが、逃亡など身を護る為ってのも結構多くないか?
ザンスで有名なアンソニーの黄金のドラゴンで、
捕まってから女だとばれない様に排泄するシーンは、思いっきり萌えた。

後は、自分が魔法等で女にされてる男だと主張しているタイプ。
こっちは、エロゲで多いか?
742名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 11:09:55 ID:hXwdPoSR
ほす
743名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 13:47:01 ID:DNEyuEu0
>>741
エロゲで男装を詳しく

ちなみにこのスレの影響でプリンセスワルツ買った人
744名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 04:00:27 ID:IAHQ6zWc
恋愛CHU!!はガチ


NANAは可愛いし、零ちゃんも良い強気っ娘。

特に、ハッピーエンドストーリーは王道だが神
745名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 15:13:56 ID:OVq2/UBY
普段フリフリとか着てる女の子を男装させたい。
746名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 17:28:35 ID:au8ABG1d
普段男装してる子にフリフリロリータ系を着せる
フリフリロリータ系の子に男装させる

どっちもおいしすぎる

747名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 07:48:29 ID:GSNzfVpz
>>743
プリンセスフロンティアなんかもそうだな。
748名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 19:20:41 ID:jFoH0Fp1
>>745・746
好みに合うかわからないが、フダンシズムという漫画があってだな、
それに男装・ゴスロリコスプレイヤーの六徳さんというキャラが出てくるんだ。
退廃系の世界が好きな巨乳の女子中学生(やや腐)だ。
おとこのこになってゴスロリ服を着倒すのが彼女の夢だ。
749名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 10:36:03 ID:41M1ScZg
フダンシズムは、最初はあんまり面白いと思わなかったけど、リットクさんが出てきてから全巻集めたwww
750名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 10:43:16 ID:JDO2kGTP
>>748
フダンシズム買ってきたよ
男装・女装どっちもスキーなのではまったw
ありがとー
751名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 18:17:06 ID:63388bbw
最近アニメで見て、夏のあらしのジュンが結構可愛いと思ってるんだが、
あんまりここでは評判聞かないな。
752名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 02:43:16 ID:k7005QZn
過去にレイープされたのがトラウマで男装してる女の子想像して萌えてる

んで女バレしてまたレイープされると
753名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 16:17:30 ID:Opl7Wut4
>>752
最高
754名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 21:00:56 ID:Phe7vl09
>>745
面白そう

>>752
良いね
755名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 01:13:14 ID:UcbdnG/P
フリフリ男装少女という言霊でこんなプロットが……


巷を騒がす魔法少女(?)、だけど素顔が一部にバレてしまいます
けれども探せど探せど彼女は見つからない
何故なら彼女は――普段は更に別の顔をしていたのです!

近隣で評判の転校生、優しく中性的な綺麗な顔立ちから付けられた名前は王子様……
だけどホントの彼は誰も知らない
何故なら彼は――ホントは彼女だったのです!

愛のために姿を偽り、平和のために杖(?)を取る
彼女の名は――魔法(?)少女トゥフェイスマスク(仮)

――彼と呼ばれた彼女の戦いが、今始まる!



まぁ、結局プロットだけで書ける気は全然しないんだけどね
756名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 01:21:30 ID:PvL/ULnn
男として隠し通そうとすると生理をどうするのかと考えてしまう
757名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 18:23:58 ID:kBk+DaWK
男装をネタに脅迫して犯したい。
758名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 17:30:05 ID:UDVL67jk
女性が男物のスーツ着てるのにすごいグッと来る
一度リアルで見たことあるんだがヤバかった
不整脈起こすかと思うほどドキドキした
759名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 00:27:42 ID:rqF6iRDf
>>755
ちょw まさか自分と同じネタ考えてた人がいたなんてビックリだよ!
うちのネタはこんな感じ。(以下チラ裏


世間を騒がす魔法少女は二人いて、一人は本当に正統派の清楚系美少女。(以下A
で、もう一人の、少年のようなスレンダーボディの魔法少女がいて、こっちが主人公。(以下B
AとBは似たような役割を担ってるけど、組織は別。魔法少女としての面識もない。
ただしお約束として同じ学校。そして、Bの方はAの正体を知っている
登場はAが先なので、世間的にもAがメイン。Bは二番手なイメージで見られている。
ファンもAの方が多いが、Bは一部のマニアに大変受けている。
能力的にも現状ではAが上で、Bはなんとなくコンプレックス。
しかも、Bが最近気になり始めたアイツが実はAの彼氏だったから、さあ大変。
組織的な争い、三角関係的な争い、でも友達。
Aの彼氏はふてぶてしく、あわよくばBも食おうと思っている(彼氏はBが女だと偶然知る
Bは学校では正体を悟られないために男子学生なので、Aの彼氏にセクハラされても、周囲はじゃれあってるとしか認識せず、日々悶々。
そのうちに、Bを好きになって俺はホモかと悩む哀れな同級生も出てきたりして。


長文スマソ
760名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 09:01:01 ID:OW1fR9DT
>>759
男のふりしてるから、セクハラから逃げられないっていいね。
761名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 09:04:48 ID:9dhaVzSe
最近、このスレ見応えありすぎて最高!
762名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 20:40:39 ID:SoyHJ4er
ずっと男として育てられて、二次性徴期にやっと本当の性別を自覚してすったもんだあるのに萌える。
某擬人化漫画の幼少洪牙利とかどろろとか。
他にそういうキャラいないかな?
763名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 02:30:26 ID:HClfj//+
習慣少年マガジンのGEからおいしい匂いが漂ってきた
764名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 02:19:12 ID:6W9qLkWj
>>728 GOOD

A(男装)「ねえB、いい加減僕もいい年だからコスチュームプレイから卒業したいんだけど・・・」
B(女の子)「もう、Aってば目茶苦茶似合うのに、宝の持ち腐れだよ(Aに色々着せる)きゃああかっこいいいい(ry」
A「やれやれ・・・」
B「そうだっデートしよ、デート!」
A「へいへい」
街中。周囲の視線を集めるA。女の子達が遠巻きに顔を赤らめて見ている。ムスッとしているB
A「ほら、Bの言うとおりにしてやったぞ。・・・どうしたんだよ今度は」
B「べっつにぃ・・・A、もう外でその格好しないで。絶対よ?二人でいる時を除いて」
A「なんなんだよお前はぁ!」

とか
文才無くてすまん
765名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 18:20:51 ID:0hwsH4nT
>>764
二人っきりの時だけ男装、いいね。
766名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 12:21:04 ID:0bCZuw+W
>>752
>>764
イイ!!
767名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 15:38:04 ID:Ma4arChC
ho
768名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 22:22:29 ID:nizj2iM3
ho<フニャー!
769名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 01:33:09 ID:rS8uBwTr
ねこも男装少女も両方抱きしめたい
770名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 23:40:41 ID:rz10M4RT
プリンセスフロンティアって男装的にはどうなのかな?
771名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 19:30:57 ID:dhRaf7yR
>>769
男装雌猫
772名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 22:36:18 ID:JWIIclE3
>>770
俺は好きだけど、男装だから、というのは低いかもしれない。
男装王女は、どっちかというとボーイッシュな女の子の方が近いかも。

話としては、面白いから、プレイする価値あるとお勧めはできるが。
773名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 23:27:34 ID:KUPWTMUH
>>772
ありがとうございます。
気になってたし、とりあえずプレイしてみようかなと思ってます。
774名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 08:18:52 ID:hbsDD/y1
保守
775名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 02:14:29 ID:2dmxYK+q
商業作品に出てくる男装少女は、視聴者側には体格や声でバレバレなケースが多い。
もちろんそういう作品も好きなんだが、完全に男として作品に溶け込んでいる男装少女が見たい。
設定やわずかな伏線を洗い出すと実は女だと分かる、とか。
作中でのバレや恋愛描写もいらない。
俺得すぎて絶対出ない。
776名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 14:28:24 ID:M5L8KIwV
バレいれないで、いつ男装ってわかるんだよw
777名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 20:03:19 ID:1m53ontc
>>775
気付いた人しか分からんとか面白いな
778名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 20:47:25 ID:oTRSmp2o
つまり幻想大陸のジェンドのパターンだなッ!
何気に刻の大地の5巻を読むまで分からなかったが
幻想大陸本編に妙で似合った女装シーンがあったりと伏線自体はあったし
779名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 22:01:06 ID:oxmUTfuH
ジェンドは読みきり時代から何となく女だと思ってたなぁ

>>775
銀魂の銀さんみたいな股間センサー能力が必要だな
780名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 23:09:29 ID:h5hS2Nn+
>>775
「夢喰見聞(真柴真)」はどうかな?
シマという見た目少年のキャラがいて、作中では性別が明らかにされなかったが、
完結した後に発売された零巻に収録されている同人誌版では同名の少女のキャラが登場する。
ちなみにシマ以外にも2名ほど男装少女が登場する。

>>778
連れの男キャラに絶対裸を見せてなかったってのも。
あと同じ作者の「レヴァリアース」も男装少女が主人公で、
あっさり性別バレしてるとはいえこのスレ的にはおいしいと思う。
781775:2009/12/29(火) 18:15:07 ID:ZYaVRfBw
結構あるんだな。修行が足りなかった。
教えてくれた人ありがとう。今度読んでみるよ。
男装と気付かれずに終わった作品が他にも結構ありそうだ。
782名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 01:25:30 ID:Ep3vKOO6
>>775
あなたと趣味が合いそうだw
783名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 00:41:38 ID:9mrHqTlh
>>775
ときメモの伊集院も、攻略も何の情報も無く普通にプレイしてる限りは気付かないよな…。
ラジオドラマシリーズではもろに>>775みたいな
作中バレは無いけど細かい描写でリスナーだけが解るって扱いで萌えた。
まあ、聴いてる方が男装ってわかってるのが前提なんだろうが。
784名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 17:02:18 ID:Zel4q2NS
自分だけが女の子だと知ってるって状況が好き。
男装をネタに脅して犯したい。
785名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 18:20:44 ID:JYg0J+6d
「あれ?もしかして一晩中ずっとあたしのチンコ探してたの?ばっかじゃないの?」


このセリフを入れたのを投下してほしい。誰か。
786名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 09:26:36 ID:Ef+9FTbz
>>785
それ、男装ネタじゃなくて、ドラゴンボールのブルマを思い出した。
787名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 20:27:58 ID:ZoQpGwSE
寮で同室の男が実は女だったと発覚するのはいいけど、
バラされたくなかったら(ry)とか言って見返り(体etc)を要求しないで、
そのまま秘密を守ってあげてるのはいいんだけど、
時が経つにつれてその子を意識するようになって、
最後には我慢できなくなって告白したり襲ったりその両方だったり

そういう作品はござらぬか
788名無しさん@ピンキー:2010/01/11(月) 18:11:44 ID:YuWJqTJL
同室の女が実は男だった(略)なら山ほどありそうな気がするけど、
もしくは同室の男が実は性同一性障害に悩んでいたとかでもありそうだけど

多分>>787みたいなのは男向けのネタとしてはニッチなんだなあ
789名無しさん@ピンキー:2010/01/11(月) 20:09:01 ID:MnzSQ1DL
・・・え?
790名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 21:32:37 ID:kFaH4/J0
>>788
スレ違いだろ。スレタイ読める?

同室の女が実は男→女装スレ
同室の男が実は性同一性障害→ニューハーフスレ

へ行って存分に語れば良いと思うよ
791名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 21:45:13 ID:gve1o1vV
うーん・・・単純に読み違えてるだけ?
にしては、「同室の女が実は男だった」
なら山ほどある、とか言ってるからなぁ・・・
知る限り、まりあほりっくくらいしか思いつかないぞw
792名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 23:05:31 ID:wDv+abBk
同室の男が、実は性同一性障害の女で、男装してるって話じゃないのか?
自分が、女だと認められなくて、男の生活をしている女をどうこう、って言うのは、
十分、ここの範囲だと認識してた。
793名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 00:32:24 ID:QgImV05u
>>787に対して「ニッチ」と言いながらだからなぁ・・・。

まあ、よくわからん事は本人に訊くのが一番だ。

>>788
で、どうなん?
794名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 13:19:29 ID:B/tPIOfe
過去ログ読んで、広瀬についてに萌えた
795名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 06:14:25 ID:ByKxTIFk
胸が大きくなる前なら、男物の水着で泳いでもばれないんじゃ?
なんて馬鹿なことを思い始めた。
本人にも女だという自覚がなければ、気にせず男物の水着でプールの授業とか参加できそうだし。
796名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 19:01:10 ID:CiROt15k
保守
797名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 18:46:45 ID:MSYCBYhF
保守
798名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 18:24:33 ID:PTdNvnz5
少女マンガだけど風光るってどうよ
799名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 05:02:54 ID:4QYgHePu
ヒロインちゃんモテモテなので
なんというか禁欲感に欠ける
800名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 10:57:10 ID:MNn2le0D
男装レズハーレムものって、あんまり聞かないよな。
まあ、男装の萌えって隠しているところにも大きなものがあると思うから、こそかもだが。
801名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 14:41:37 ID:mJ1v1VlQ
よ●●がふみ版大奥の家光に不覚にも萌えた
802名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 21:02:34 ID:yfRRYewI
保守
803名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 21:17:16 ID:7NAMYOv0
渡瀬草一郎「陰陽の京」では伯家時継と佐伯貴年の2名が該当
804名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 04:19:12 ID:ekSSXyob
ガチレズの男装少女が夜な夜な少女を襲っている、みたいなのが好きなんだが
805名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 00:59:38 ID:SzG6dueP
>>798
萎える。基本少女漫画は男装少女に自己投影して男からモテモテって感じで…
ハーレムはなぁ
806名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 20:00:32 ID:glHJWRJg
今週のサンデーで男装少女が誕生してた
しかも恋愛ゲームでいう ルート攻略→男装ED という流れ
807名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 06:42:42 ID:jBQu/IO8
男装ガチレズというと、藍より青しの作者の漫画で、
応援団として男装している応援団長とレズ関係になって、自分も男装するって話を思い出した。
808名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 11:33:08 ID:Ubta99rU
>>805
愛しの焔、という明智光秀が実は女だったって少女漫画では
将軍にレイプされかかるも、将軍がガチホモだったので
「なんだ女かよ」と未遂に終わるシーンがあって大笑いした。
809名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 10:39:26 ID:z/enisgY
少女漫画ならBASARAか東京クレイジーパラダイスが好きだな
後者はこのスレ的には微妙かもしれないが…
810名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 22:29:31 ID:3GPBEUzB
クレパラは男装少女の微エロ危機が多くて割と好きだった
811名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 08:29:03 ID:o4DmDvlJ
薬とか肉体改造とか(本人が望んだわけじゃない)で
女としての二次性徴がこなくて胸尻ぺったんこってのが結構好きだ
コンプレックス抱いてればなおおいしい

BASARAはいい男装少女だった
812名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 21:54:20 ID:5wRHsOtr
だ、誰か・・・保管庫の・・保管庫の更新を頼む・・・・・・・
813名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 05:27:58 ID:LRaHN0Hz
age
814名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 22:39:36 ID:9WTg/NOO
>>787はイケメンパラダイスの漫画がそのままじゃないか
815名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 21:24:07 ID:Qlin46vy
ハートキャッチプリキュアに男装少女が
816名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 09:26:34 ID:hJiSGYNF
TONOのチキタ★GUGUに出てくる男装少女はかなり好きだった。
服を脱いだら実は結構巨乳なところとか、
密かに思いを寄せてる主人公に好きな女の子がいると分かると
そっと身を引くいじらしさが非常に萌えたんだが、
女とバレた途端に異母兄弟の兄たちに輪姦されたり
最後は主人公を守って下半身を吹っ飛ばされて死ぬという薄幸なキャラだった。
これほど悲惨な目に遭う男装少女は他に知らない
817名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 23:39:01 ID:tHSnb7Bi
男装少女ネタをどう妄想してもラブエロ展開にならない
むしろ816のような、ひたすら男装少女が悲惨な目に遭うネタばかり浮かぶ
818名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 04:25:37 ID:i2Ca8xYS
>>816
ニッケルは生きてる時より死者になってからの方が幸せそうなのが切ない。
回想で腕を押さえつけられてるところと夜にうなされてる時の寝言はエロかった
819名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 19:00:26 ID:Qpvh8dnz
某スレで見つけた。
この子に学ラン着せたい。
ttp://image.space.rakuten.co.jp/lg01/82/0000305582/27/img69ba86f0vbss23.jpeg
820名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 15:38:48 ID:pC8N9e1i
ラノベのまよチキ、に男装少女が出てた。
バレて、脅されて……展開を妄想して萌えた。
821名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 07:46:36 ID:gio+om70
ラノベだったら偽りのドラグーンとか陰陽の京とかも良かったような
822名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 22:29:37 ID:EJC1ayx2
最近アニメが始まった薄桜鬼で、ヒロインが男装してたけど・・・男装分がちと足りないな、アレじゃ。
823名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 01:45:06 ID:PwsgbSEy
もはや自己満足のためだけに、617の続きをちょっとだけ投下ー。
3年かからなかった!
824常緑:2010/04/17(土) 01:45:48 ID:PwsgbSEy
館に戻ったエルヒアはアルトを離れに置き、薬学に詳しい侍女と、信頼厚い年かさの侍女長をつけた。
そして、その他の者は離れに近づかないようにと、いつになく厳しい口調で言うのに、周囲の者は驚きを隠せなかった。
彼のいう「その他の者」には、彼自身の妹も含まれていたのだ。
それは常ならばあり得ないことだった。
穏やかでありながら厳しい一面を持つ彼も、妹にだけは非常に甘い、というのが周囲の認識であった。
それはロスエル本人が非常に聞き分けのよい、わがままらしいわがままを言わない性格だからこそ彼もそうできたのだ。
だから妹に甘いという事実は、彼にとって不名誉な評判でも何でもなく、微笑ましく思われる一面でしかなかった。
しかしその彼が、ただ一人の客人に妹を会わせないないという。
よほどの大けがを負っているのだろうと囁くものもあれば、ロスエル本人が原因だと言っているのだから戒めは当然だと言うものもいた。
しかしそういった噂に答えを与えることも、彼はしなかった。
だれから見ても完璧な常緑の若君が沈黙を守ることで、ますます館の中はざわめきたつのだった。

「お兄様」
先ほどから近寄ってくる妹の気配に気づいていた彼は、実に自然に振り向き、彼女を見つめた。
「ロスエル」
「お兄様、あの、アルトは」
自身の服の裾を握りしめて問うロスエルの表情は、硬い。
彼女はもちろん、兄が彼女を連れ帰ってすぐに、彼女の安否を訪ねた。
しかし普段穏やかな兄があまりにも険しい表情で、近づいてはならないというのを聞いて、背筋が凍る思いがした。
命に関わるようなことなのだろうと、そう思ったのだ。
しかし後から侍女に聞くと、どうもそうではないらしい。ただやはりこれも、まだ近づいてはならないと言う。
「まだ、人に会える状態ではない」
幾日かが過ぎた今日も、エルヒアは同じ答えしか与えない。しかしか弱く、保護欲をかきたてる美しい娘は、ただ美しいだけではない。
「けれど私は、私自身の責任でもって、アルトに謝罪せねばなりません。愚かな行いをしたのは私です。アルトを傷つけたのも。
 ですからお兄様、私をアルトに会わせて下さい。お願いいたします」
鳶色の瞳は悲しみと決意に潤んでいて、じっと眼の前の人物を見据えたまま動かない。
周囲の者が仕方がない、とため息をつきたくなるようなその表情を前にしても、しかし彼は動じない。
「何も私は、嘘をついているわけではない。彼女は人に会える状況ではないのだ」
しかしロスエルも、引かない。
「何故ですか。侍女にも聞きました。体の具合はもうだいぶ良くなったと」
無表情な、しかし普段は幾分柔らかいはずのエルヒアの表情は、今日に限っては本当に無表情だ。
薄い唇が開いてから、言葉が出るまで、僅かな間があった。
「体の具合は良くなった。確かにそうだ。だが彼女は――傷ついている」
最後の一言はどこかもの寂しそうに聞こえて、ロスエルは立ち尽くすしかなかった。
自分が心を許した客人が、どのように傷ついているのか、彼女には想像もつかなかったのだ。
問い詰めることを諦めた妹の様子を見て、エルヒアは背を向け歩きだした。
音もなく石畳の上を進む彼の表情は、彼女には見えなかった。
825常緑:2010/04/17(土) 01:47:09 ID:PwsgbSEy

今彼女がいる部屋は、木材の質感の温かい、簡素な離れだった。
館の白く磨きあげられた柱や床と違って、そこにはぬくもりがあった。
彼女にあてがわれた侍女もまた、余計な口をはさむことのない、控え目で、それでいて心配りのできる者だった。
自分にとって最善の環境を整えてくれたのだろう。
そう、想像することは簡単だった。
けれどそこに感謝の念を持てるほど、彼女の心は落ち着いていなかった。
いまだ、自分の体を動かすこと自体が苦痛で仕方なかった。
何度清めても汚れが体の中に、外に残っているようで、ベッドの上で身じろぐだけでそれを思い出してしまう。
施された処置は適切だったので、少なくとも彼女の体内に穢れは残っていない。
ただ、身を裂かれた痛みと、ざわざわと落ち着かない胸の内だけは、癒しようがなかった。
だからただ、せめて身体の痛みが引くまでは、部屋の中でぼんやりと、できる限り身体も動かさずに過ごすだけだった。
2日がたち、3日がたった。
その間、彼女のもとにやってきたのは、身の回りの世話をする侍女二人だけだった。
エルヒアも、ロスエルも、やってはこなかった。
それが気遣いであることもわかっていた。
だからそれに対して、不満に思うことはなかった。
ただ何か、満たされないものを感じていた。
何もすることはないので、せめてその感情を紐解こうとして、数日、彼女は考えた。
考えることでもないと、記憶がよみがえってしまいそうで。
今自分が求めるもの。不足していると思うもの。
動けない。走れない。外に出ることができない。快活に話すことができない。
好きな物を好きなように調理して食べることができない。
気を紛らわすものがほしい。なめし皮とナイフがあれば、暇をつぶせるのに。そういえば自分のナイフはどこへいったのだろう。
そうだ、ロスエルに約束をした。あの約束も果たせていない。それに。
その兄にも、伝えることがあった。
「……ありがとう」
その一言を言っていなかった。
その事実に気づくまで、また何日かが過ぎていた。
そして気づいたその日、漸く彼女は自分の意思でベッドを下り、自分の足で歩いた。
痛みは、まだ残っていた。

常緑の館はその名の通り、森林の中にある。
このあたりの気候は穏やかで、たまに霧のような雨が降るほかは、穏やかな空気に包まれている。
あたり一面にすがすがしい空気が満ち、こずえを揺らす風の音も耳に心地よい。
ここに住まえばまず、この世の不快なものと触れずにいられるのではないだろうか。
ある程度館から離れた場所で、アルトは腰を下ろした。
深い苔がクッション代わりになって、彼女への負担を和らげる場所を探してたどりついたのがここだった。
今は侍女が用意した、幾重にも布の重ねられた白いワンピースを肌にまとっている。
この館に来た頃のことを思い出して、適当な果実をもぎり、口に運ぶ。
こぼれた果汁が白い布に染みを作る。
あのときはそんなことを気にすることもなかった。そのまま手で口の周りをぬぐい、芯を投げ捨てていただろう。
けれど今は、じっとその染みを見つめてしまう。
じわりと広がった桃色の染みに自分を投影しているように思えて、思わず目を閉じ、深く息をついて、顔を上げる。
見開いた眼の先に、彼はいた。
誰かが近付いてきている気配は感じていた。
それが、間違いなく自分に向ってきていることも。不安に胸を揺らしているロスエルではないことも。
きっと、自分が今最も会うべき人物であることも。
「アンタか」
それでも、できる限り平静を装って、深紅の瞳で彼を見上げる。
「傷はもう、大丈夫なのか」
少し距離をおいて、彼は横に腰を下ろした。
淡い色の瞳が、憐れみをもって向けられている。それが、彼女の不要な反発心に火をつける。
「歩ける程度にはな。アンタがつけてくれた侍女のおかげだ」
その後に、自然につければよかった感謝の言葉が出てこない。
しかし彼はそのようなことは気にも留めず、僅かに口元を緩ませる。
「そうか。よかった」
その様子を横目に見ながら、アルトはもう一口、果実に歯を立てる。
視線を、真正面の、何もない場所に向けて。
エルヒアはしばし彼女の様子を見ていたが、一言、彼女の予想外の言葉を口にした。
826常緑:2010/04/17(土) 01:48:11 ID:PwsgbSEy
「君をあのような目にあわせて、すまなかった」
「なんでアンタが――」
思わず彼を睨みつけるが、彼は珍しく困惑した表情を浮かべていた。
「妹から、君があそこに行った理由を聞いた」
それだけを聞いて、アルトは彼が謝る理由に気づき、納得した。

ロスエルがアルトにした「お願い」は、たわいもないものだった。
近くの谷の、割合に険しい壁面にだけ咲いている花がある。
それをアルトがとってきて、ロスエルに渡す。
そうして、一人では自由に身動きが取れない彼女が、自分で取ってきたのだと言って兄を驚かせる――それだけのものだ。
かしこい彼が騙されるとは思えないが、一瞬は驚くだろう。それだけでも十分だと、彼女たちは思ったのだった。
彼への反発がきっかけで、彼の妹が言いだしたことだから、彼が謝る道理はある。

しかし、アルトはそれを認めたくなかった。
彼女には自負があったのだ。自分は一人で何でもできる。自分の能力を過信することもなく、危険を避けることもできる。
誰の手を煩わせることなく、生きていくことができる――そんな驕りがこの事態を招いたのだ。
「アンタのせいじゃない。俺自身が自分の能力を過信していたんだ。冷静じゃなかった。そのせいだ」
果実に歯を立てると、がり、と歯ごたえがする。芯にまであたったようだ。
そうして、果肉のなくなった果実を投げ捨て、指についた果汁をなめる。
品のない行動にも、彼女のセリフにも、エルヒアは口をはさまなかった。
ただ、いつもは饒舌に、それでいて無駄のない会話をする彼には珍しく、次に口にすべき言葉を選んでいるようだった。
その様子が妙に気に障って、アルトは腰を上げる。
僅かに下腹部が痛むのを気づかれないように、平静を装って背を向けようとする彼女に、やっと彼が声をかける。
「待ってくれ。君は……傷が癒えたら、どうするつもりだ」
それに、すぐには答えられなかった。ここ数日、彼女はただただ自分の体が癒えるのを待つことで必死だったのだから。
「――わからない。ただ、出来れば……いままでどおり、旅を続けようと思う」
アルトはすぐに、”出来れば”などという、消極的な言葉を吐いてしまったことを後悔した。
いかにも弱気になっているのが彼にわかってしまった。そのとおりなのだ。今の自分は、とてもではないが今までの自分ではない。
こうして、たった一つのこ出来事でこうも変わってしまう、女という性に生まれたことを呪いたくなった。
そしてそれを、唯一目にしているのがこの男なのだ。
彼が自分を助けれくれた。その事実は確かで、もっと誠意をもって感謝するべきなのに、それができない。
自身の陥った境遇への恨みを、彼に向けたくなってしまっている。
「嫌になるな、女ってやつは。面倒なことが多すぎる。俺も男なら、こんなにアンタを嫌わずに済んだのに」
背を向けたまま言い捨てて、恩人ともいうべき男をおいてその場を立ち去ろうと足を動かす。
その一歩の間に、彼は口を開いた。
「待ってくれ」
請われて、彼女は立ち止る。
素直に従った、わけではない。ただ、そのあとの言葉を聞いてやろうと思っただけだ。
彼は彼女の後ろで立ち上がり、一歩だけ歩を進めて、先ほどと同じ距離を保つ。
そして彼女を驚かせるような言葉をかけた。
「何故私を嫌う」
一瞬、アルトは息をのんだ。
なぜと問われれば理由はいくらでもある。
単純に、彼の才能への妬みがある。
そこから派生した、誰からも好かれ敬われる物腰の柔らかさや人柄も、ことさらに出来すぎていて気に入らない。
異端ともいえる自分に対しても、その穏やかさを向けられると、居心地が悪くて仕方がない。
けれどなぜか、それを伝えることはできなかった。
そうして、自分の中にある相手への感情が、嫌いという一言では表せないような気がしてきた。
それでもやはり、彼との沈黙は無性に胸をざわざわと逆なでして、気持ちいいとは思えなかった。
アルトは口を開き、ややあって声を発した。
「……嫌ってはいない」
「だが嫌いだと言った」
827常緑:2010/04/17(土) 01:50:22 ID:PwsgbSEy
間髪いれず、いつものように冷たくも暖かくもない独特の調子で返され、アルトの表情が硬くなる。
彼の発する言葉に間違いなどないのだ。事実、そうなのだから。
だというのに、どうしたことか、アルトの内心はさざめき立ち、自身にも理解のできない感情に支配されてしまう。
それがどういった種類のものなのかすらもわからず、その不可解さを怒りで押し隠す。
振り返り、睨みつけるように彼の―いつもと変わらない―表情を確認しながら、悪態をつく。
「あぁ、言ったな。じゃあやっぱり俺はお前が嫌いだ」
その、ぶっきらぼうに言った一言に、わずかにエルヒアの表情が歪む。
「……そうか」
エルヒアならば、もっと簡単に返してくるだろうと思っていたのに。
冷静な彼なら、きっとそうするに違いないと思っていたのに。
予期せぬ微妙な間に、アルトは焦りに似たものを感じ、戸惑いを悟られぬよう口を開く。
「だからどうした。俺なんかに嫌われてもお前は痛くも痒くもないだろう」
「……私が嫌いなら、何故あのとき、私の名を」
エルヒアの問いかけに、アルトの口はより堅く閉ざされる。
真紅の瞳は普段の輝きを失い、足元に落ちる。
さかのぼれば、その記憶はたしかに彼女にもあった。
けれどそれは、そんなささやかな一言だけを思い出せるような、平坦な記憶ではない。
心臓や、頭や、手や、足が、思うように動かないまま、ひたすら苦痛に耐え、血の涙を流さんばかりに汚らわしいものを睨みつけた。
それでも押し寄せる怖気に身を震わせ、歯を食いしばり、息をのみ、それでも逃げることはできずに。
心を殺しかけた。
そんな記憶のなかで、埋もれてもおかしくないような、ささやかな一言だ。
それを今、彼が彼女に問うことは、とてもではないが信じられない事態だった。
「…………」
心地よいはずの二人の声は聞こえず、しばし時が流れる。
「すまない」
ややあって耳に流れ込んできた声に、アルトは反射的に睨み返す。
「なんでアンタが謝る」
「気分を悪くしただろう。だからだ」
エルヒアが指摘したのは事実だ。
いつもそうだ。この男に間違いなどない。
「……別に。謝られるほどのことでもない」
間違いなどないこの男を前にすると、自分の犯した間違いをかえって確かに思い起こしてしまう。
細められた瞳は何かを切るように鋭く正面を見据え、わずかに黒い前髪がそれをさえぎる。
しかしきつく結ばれた一文字の唇は、それでも震えているようだった。
エルヒアは動かない。言葉も出ない。
彼の沈黙は、普段ならただ言葉に出すほどのことがないのだと素直に受け止められる、味気のないものなのだ。
それが今は違う。
何か言葉に出そうとしているものが彼の中にわだかまり、渦を巻き、彼らしくない煩悶を起こさせ。
挙句、出てくることすら躊躇しているのだ。
彼女は確かにそれを感じ取った。だが、だからといって彼女に何が出来るだろう。
「もういい」
唐突に言って、背を向ける。
何かを考えると、それだけで、気分がめいる。
「だが」
「うるさい!」
足を踏み出し、駆け出そうとしたアルトの顔が、一瞬歪む。痛むのだ。
瞬時にそれを察知したエルヒアは、追いすがり、それでも指一本触れることなく、彼女に声をかける。
「痛むのだろう。部屋まで送ろう」
「いらない」
「だが」
彼女の横に立った彼の衣服からは、柔らかな香りがする。
心を落ち着かせるようなその香りが、また彼女の神経を逆なでする。
「いらない。触れるな!」
反発だけで成り立つような問答の末、やはり折れたのはエルヒアだった。
「すまない」
いったい、この短い時間の間に、彼は何回謝ったのだろう。
それも、己の愚かさに泣きだしたいとさえ思っている、彼女に対して。
828名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 01:51:54 ID:PwsgbSEy
とりあえずここまで。
まだまだエロに至らないあたり、スレの趣旨を間違えている気がする。
でも謝らない。
次の投下は3年以内。
829名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 10:41:11 ID:93Ad+FR6
じっくりと書いて下さるほうが嬉しいです
待ってます
830名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 18:15:23 ID:XlNAyNKf
まだ出てきてないけどかなーり昔に
アニメ大好きとかいう番組やってて
妖刀伝の主人公に惚れた。
でも相手の男が好きになれなかった。どっちかつーと男装麗人の相手は
ヤンチャタイプの連れか弟みたいなのがいいです。
井上声の長髪美系はいまいち。

なんか上のほうにあった男装して船で旅するのって
少女漫画のシンドバッドじゃまいか?すごく絵が綺麗でエロいやつ
小学館かなんかのサイトでみたことがあるわ
姫様が無理やり結婚させられるのが嫌で髪切ってシンドバッドの船に乗り込むとかいうやつ。
ものすごくどうでもいいけどシンドバッドって
三回くらい死んだバッドって入れてしまう。
831名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 23:52:42 ID:qhYA3rHM
保管庫からですけどZは、良かった出来れば続きが読みたいので作者の方!是非ご一考を
832名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 16:41:02 ID:Bke4QBtu
いわゆる「擬似男の娘」系の男装は範疇に入るか否か?
833名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 17:40:24 ID:68Wd5aeT
二成とか?レズ物ならOK!
834名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:19:21 ID:mbVoWus/
俺レズ嫌い
835名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 23:20:15 ID:Bke4QBtu
>833
普通に男装しているだけか、R18なら擬似「男の子」装着で行くとかになりそうだけど…
それこそ「恋愛はしたい、でも男子は苦手」な子と男装(擬似男の娘)女子とか「男の娘体験」をしたい子と「男の娘いじり」をしたい子とか
836名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 22:40:26 ID:5XCqMhPd
お前等は「わぁい!」買うよな?
837名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 07:44:35 ID:1kpbN8Pj
その特集に出てくる娘で男の娘のふりした女の子が二人いるな。
838名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 08:34:52 ID:7SFHDqmC
>>837
ほうほう…何かおいしそうな
839名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 18:17:23 ID:x9LFwHeM
ルビー文庫のレッド・アドミラルを読んだ。男装というよりヅカ属性と言った方が近い気もするし、何より主人公が漢らしすぎてエロ妄想とか浮かびずらいんだが、個人的にはアリ。
840名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 04:14:12 ID:wCs4nmc7
遠征王みたいな感じかな。買ってみよう
841名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 06:25:56 ID:juzu7JLs
男装娘が駅で痴漢に遭って、高い声でこの人痴漢ですと言ってしまって、女だとバレる展開。
842名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:04:12 ID:YvQqarAQ
痴漢される時点でバレてね?
843名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 06:27:08 ID:EuPufBtr
>842
衆道系痴漢と言う事で
あるいは逆痴漢とか
844名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 23:01:45 ID:ZWpk+Y+O
でも、それで高い声が出てバレるなら、普段驚いた拍子とかにバレるんじゃね・・・と思ったが、
まさか自分が痴漢される事はなかろうというあんしん館が、普段は驚きを押し込める
鉄の精神力を崩してしまっていたのだ、とかならおkだな。
845名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 23:32:01 ID:wkp0uSyo
男装幼女もいいなと思う今日このごろ。
でもエロなら少女なんだよなー。やっぱり
846名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 10:43:08 ID:3OymCXe5
昼ドラ「娼婦と淑女」主人公が、今日の放送から復讐の為に男装執事になるらしい。
凄く展開早いドラマだから男装期間は短そうなんだが…
とりあえず次回予告で早速押し倒されててワロタ
847名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 10:43:21 ID:T117XRf+
>>846安達祐実?どうも彼女は女性特有のビッチさが抜けないので男装に違和感があるのだが。
848名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 04:39:22 ID:zCU/FV1o
最近過疎ってんな。
もしかしてまた規制?
849名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 14:42:54 ID:G+uLMv9V
ほしゅ
850名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 22:38:43 ID:FllEOnKl
漫画家が好きで手を出したスクライドに、いい男装少女がいて興奮した
アニメ見ようかと思ったら、漫画オリジナルキャラかよ…
女を捨てて戦うとか大好きなのに
851名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 17:34:14 ID:88k/MUms
男装して性別を隠す少女が、とにかく優しい少年に惚れるって言うのは王道だよなぁ。
しかもイケメンって言うよりかわいい系のケースが多い気が。

……あくまで少年誌や青年誌の場合で、少女漫画や女性青年誌向けだとまた違うかもしれないが。
852名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 21:25:17 ID:2GlBgceO
853名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 23:32:49 ID:oGcLp0HO


というわけで会話小ネタ

「……また言われた。お前らホモだろ、って」
「失敬な話だな」
「まったくだよ! やっぱり君もそう思うよね!」
「今だったらホモじゃなくてBLという素晴らしい言葉が」
「思ってなかったぁー!?」
「安心しろ。俺はお前の中身を、しっかり、余す所無く、隅から隅まで知っているからな」
「なんでそんなエロい言い方するんだよ!」
「そういう気分になったからだが」
「……な、なっちゃったの?」
「ああ」
「で、でもね? ここは放課後の教室で、外では部活やってる人もいて、もしかしたら誰かが
忘れ物して戻ってくるかもしれなくて……それで、それでね?」
「したくないのか?」
「そっ……それは……したくないわけじゃ………………ない、よ?」
「ならば早速」
「でも場所とか時間とかそういうものが色々と問題ってぬーがーさーなーいーでー!」
「セーラー服を?」
「ブレザーを!」
「でも、脱がさないと見えないじゃないか」
「何がさ」
「お前の慎ましいむひげろぶっ!?」
「慎ましいとか言うなっ! これでも、半年前より二センチ増なんだからねっ!」
「おお、揉みまくった甲斐があったな」
「手をにぎにぎさせるなっ! と、とにかく……ね? 部屋でなら、いくらしてもいいから」
「というか?」
「そう、むしろ思う存分声出して気持ちよくなりたいから部屋の方がいいんだよって何言わせるんだっ!?」
「自分で勝手に言ったんじゃないか」
「う……うぅ……そりゃそうだけど……」
「とにかく、お前の気持ちはわかった」
「……わかられ方がびみょー」
「お前がエロいというのも再わかった」
「再確認されちゃったのね……うぅ」
「そうと決まれば速攻帰るぞ。すぐ帰るぞ。今帰るぞ。やれ帰るぞ」
「あ、もう、わ、わかったから押さないで……あっ!?」
「おっと」
「ひゃうんっ! ……あ、ありがと、受け止めてくれて」
「何、このくらいお安い御用だ」
「って、君が押すからこけそうになったのを抱きとめてもらったのに、僕がお礼言う必要ってあるのかな?」
「感謝に国境は、無い!」
「いや、意味わかんないし」
「では、一刻も速く帰りたいが故、このまま失敬」
「え、あ、ちょ!? このままって、お姫様だ……あぁぁああああああぁああああ!!!??」

 こうして、ますますホモ疑惑を深められていく僕らであった……とほほ。
 尚、それを「ホモではない! BLと言え!」と訂正して回った人間がいたとかいなかったとか言う話は、
できれば聞かなかったことにしたい……。

                                           終わり
854名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 23:33:38 ID:oGcLp0HO
ここまで投下です。

何か男装少女の声が釘宮理恵な気がするのは、きっと気のせいです(←わかる人にしかわかんねぇ・・・
855名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 05:51:50 ID:vnwnHc6z
恋楯のやりすぎだな
856名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 10:08:37 ID:lOkwVNI3
新庄君……ドラマCD……
857名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 03:14:18 ID:Ch1mfurC
>>835-837
なんかややこしいなw
男装少女が普通の女の子の服装を着ると男の娘チックになってしまうというカオスw

話変わるが今ハートキャッチプリキュアのいつきに萌えだ
ネタバレでは凄いことになるみたいだが・・・
858名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 15:09:32 ID:HVkMdzSW
保守
859名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 22:56:31 ID:qSojHLMk
保守
860名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:47:04 ID:P0Nxt8iA
861名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 18:35:13 ID:QKE8yeI6
ニッケル…
862名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 09:57:27 ID:ynYTBk6A
男装少女でも、小学校ぐらいまでは男の水着でプールの授業は可能。
まあ、それ以上になると胸のことより股間が膨らんでなくてばれるようだが。
863名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 10:36:55 ID:OfIQe04J
なんかいいだんそうっこおちてませぬか
864名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 01:06:33 ID:8bvMV7n6
最近はあれだね〜、少女マンガで男装っ娘ブームかもしれんね〜。
具体的に言うと最近の『花と●め』の連載に確か2、3作ぐらいに男装要素が確実にあった気がする。あとボーイッシュも。
865名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 22:38:25 ID:AzBbKzaP
http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=mei5-25&articleId=10569416157&frm_src=article_articleList&guid=ON


なかなかのクオリティ。久しぶりに三次元で萌えた。
866名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 22:59:03 ID:qba3e2wz
今更ながら真里まさとし版「メンドル」コミカライズは冒頭の女子三人が服を脱ぎ捨てる描写の後男装姿と言うのには萌えてしまった…
単行本に入るのはいつの日か?
867名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 07:36:20 ID:sWOmOpwp
リイド社のコミック乱で“大岡越前ファンには因縁な”「雲盗り暫平」の娘が活躍する新連載が始まり、その冒頭でその娘が父親の面を被って盗みをするシーンがありました…
「少女」と言うには大人の女性に描かれすぎていますけど?
868名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 20:06:29 ID:pFQ9SZfJ
コミケでオリジナルの男装少女関係をもってくるサークルとかないのかなぁ…
869名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 20:06:35 ID:y7B4v13M
保守
870名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 23:09:13 ID:X7iZtx4e
>>864
少女小説でもけっこうあるな最近出たばっかりのでも、
ビーンズ文庫で男しか就けない聖職者を男装してやってたのが、一人称が「僕」だったし、
男しか立てない能の舞台に男装した女の子が女装して立ってた(厳密には男装といえるのか?)

たぶん探せばもっとあるだろう
871名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 21:05:36 ID:v2NsCn7X
やべえ。
男装少女が同居人とお風呂場で遭遇。
男的裸のスキンシップをなんとか回避しようとするんだけど・・・・・
みたいなネタを書いてたんだけど、50kbぐらいいきそうだ。
ちと長いか?
その上、明日から帰省がおわって帰るんだけど、規制に巻き込まれ中だから
投稿できるかどうかも怪しいぜ。
今日中にかきあげられなかったらどうしようかな
872名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 02:39:14 ID:p1uHes+k
つうかなんでこんなに過疎ってるんだ。ちょっと見ないうちに。
住民はいるのか。
あれか、ボーイッシュスレとか、俺っ子スレとかに分散したのか。
・・・・と思ったけど、そっちも余り伸びてないな。
もしかして、過疎ジャンルなのか、これ。そっちのほうがショックかもしれん。
873名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 03:01:11 ID:YhXRfDkc
俺はここにいるぞ!
874名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 08:29:57 ID:9Xx+6SPU
>871
このスレッドがいま400KBに届かないくらいなので、容量的には問題ない
……が、帰省終了で規制開始か、いつか投下してくれたら嬉しい
875すうもん:2010/08/18(水) 12:40:12 ID:6UQdwygJ
なんとか書き上げた・・・・というか、間に合いそうにないから短編でお茶濁すことにした。
男装少女の修学旅行ネタが浮かんだんでひとつ投下するね。
添削する時間余りなかったから、誤字脱字は見逃してくれ。後30分で帰省しないといけないんだw
876男装少女の修学旅行1:2010/08/18(水) 12:42:38 ID:6UQdwygJ
あ、上の名前は無視して。では投下
―――――――――

「おい、ユウ。くっつきすぎだ。お前、こんなことして、今もし帰ってきたら・・・・」
「そんなの、こう言えばいいじゃん。何のためにボクが『コレ』買ってきたと思ってるのさ」
ごしょごしょ・・・と隣の男性に耳打ちするユウ。
「お、お前・・・。俺はてっきり、そのままの目的かと・・・・」
「やだなあ、リョウ。ボクはこの期間、一秒たりとも無駄になんかしたくないんだよ。
 だから・・・・ね?」
そういうと、ユウは自らの浴衣の胸元をはだけ、前かがみに迫ってくる。
そこから覗ける視界には、下着のようなものは一切存在せず、ピンク色の突起が2つ、直接見て取れる。
ふくらみとしては微細で、一見男ともとれるが、その芳醇な色気と、
何より、はだけた胸元からさらに奥に見える割れ目が、男でないことを示している。

「ユ、ユウ。お前、下着・・・」
「うん、とっちゃった。だって、リョウとの間には邪魔だもん。・・・ね、それよりさ」

気が気でないという風なリョウ。ユウの下着がないとは、この場合、別の問題もあるのだ。
しかしそんな彼を尻目に、ユウはリョウの手をとり、自分の浴衣の中・・・胸と、股間へと導いていく。
「ユウ・・・・お前・・・」
「うん、もう濡れてるでしょ・・・。ね・・・・もっと触って?」
上目づかいでそんなことを言われてはたまったものではない。
リョウはサルのように、片手でユウの胸を、もう片手で割れ目をなぞり、その感触に溺れていく。
ユウは体をまさぐられながらも、リョウの浴衣の下、トランクスを引き下げる。
すると当然というべきか、見事に天井をつきあげんばかりの剛直が姿を現した。

「あはっ♪」

ユウはそれを見つけると、体をまさぐられながらも嬉しそうにそれに近づき、その上にのり股を開く。
そして、自らの穴でその剛直を捕食しようと、ゆっくりと腰を下ろす。
じゅぷり・・・と音がして、2人が連結したと思った瞬間、それは訪れた。


「「「今もどったぜー!」」」


他所(じょし)の部屋の散策に繰り出していた、同室の3人である。
ちなみにユウは3バカと勝手に命名している――どうでもいいが。
ガチャガチャと鍵とドアノブの音を鳴らすと、高校生らしく乱雑に入室してくる。

「あーダメだわ。女子の部屋、せんこーのガード固すぎ。無理無理」
「お前ら行かなくて正解だわ。すげー絞られたぜ。
 せっかくの修学旅行なのに、女子とキャっキャできないとかなんなの?死ぬの?」
「・・・・っていうか、何やってんの?お前ら」

この5人が泊まるべく部屋は、ユニットバスつきの洋室風の部屋になってるのだが……。
3人がベッド――ちなみに5つある――うちの1つに目を向ける。
そこには、あろうことか、女子と連結したリョウの姿・・・・・はなく、
上半身は大きいものを羽織った上に、下は布団にもぐりこませてる、ユウの姿があった。
なにやら両腕が不自然にじたばたしている。

「何って『羽織』をきてるんだよ。知らない?売店でうってたよ」
「知ってるけどよ。だから何やってんだ?リョウはどうした?」
「二人羽折。リョウは今は中の人をやってる。んッ」

両腕が、気にスンナ、というジェスチャーを送ってきているようだ。
何やってんだろうなこの2人は、と周囲は思う。
1人1人は常識人なんだが、どうもセットになると
挙動不審になるというのは、ユウとリョウ以外の暗黙の了解だった。
877男装少女の修学旅行2:2010/08/18(水) 12:43:49 ID:6UQdwygJ
「いやーでもよー。実際、あれはひどくね?せっかく女子と仲良くなるチャンスなのにさー」
「こんなんだから日本は少子化すんだよな。
 修学旅行時は男女相部屋にするとす、という法律つくるしかないな。解決するぞ」
「お前政治家になってくれ。立候補したら全財産寄付するから。ただし明日までに頼む」

埒も明かないことをしゃべりだす面々。特にバレることはなかったようだ。
ふう、と皆に見えないところで、ため息をつくリョウ。
なんせ、本当に今は「ユウの中の人」状態なのだ。
羽織の中には、浴衣があるとはいえ下着をつけてないユウがいる。
布団をめくられたらやばい。なのにこんな状態でもユウは締めてくるし。
何も身に着けてないお尻の感触は直に感じるし、密着しすぎだし。
何より、目の前に男友達がいるのだ。さすがに彼らの目の前でもSEXを慣行するとは
思わなかったリョウである。ユウの気合を甘くみていた。

しかし・・・こいつら、この部屋に「女」がいて「俺」とSEX中だと知ったら
どんな顔するんだろな・・・・。

さっき誰も気にしてなかったとおり、ユウは「女」として扱われていない。
なぜなら……こいつは「男」のふりして学園に通ってるのである。まあその理由は割合しよう。
俺は偶然によりそれを知ったわけだが・・・その日から、2人は秘密を共有する仲となり・・・
男女の仲になるまで、そう時間はかからなかった。
だって、ユウがかわいすぎるのが悪い。俺のせいじゃない。
でも、いくらなんでも、これはやりすぎだろ。超危険にもほどがある。今更だが。
布団と、羽織りと、浴衣と、たった3枚しか隔ててないんだぞ。浴衣なんてかくしてないし。
実質、羽織りだけみたいなもんだ。それで男の前に全裸晒すって。

抗議の意味を含めて、ユウを突き上げる。いや、本心は我慢できないからだけど。
ユウから、「んんふっ」と小さい声が漏れる。ふ、精々我慢してもらおうか。
これはアレだぞ。いじめでも自爆でもないぞ。二度とこういうことやるなという戒めなのだ。
しかし・・・気持ちいい。ユウ熱く濡れたヒダが、俺のちんぽを締め付けてくる。
腰をちょっとぐりぐりと動かしてみる。上下はちょっとバレやすいだろうから。
またユウから声が漏れる。

「ん?どうしたんだユウ」
「んんっ?い、いや、なんでもないよ」

周りに、両手をバタバタさせて、拒否のポーズを示す。させてるのはリョウだが・・・。
しかし、ユウがやってるようにしか見えない。ここらへん、見事に一心同体である。
なお、ユウとリョウがそんなことをやってる間に、3バカの話は童貞の話に移っていた。
女と付合った事ある?ない?という話になってるらしい。
無論、彼らにも見栄というものがある。そうそうに事実は明かさない。
自分ひとりだけ暴露とか損ではないか。
すると当然のように、のんびり見物してるユウにも飛び火していく。

「おい、ユウ!」
「な、何?」
「お前、恋人いたことあんの?これまで」
即座に両手で×が作られる。
「いやいや、あるから」
勝手に×印をつける両手に、否定の言葉を投げかけるユウ。
「え?あんの?こ、この裏切り者!」
その誰かの言葉より速く、今度は逆に、両手が首を締めるように襲ってくる。
3バカを代表して……というわけでは勿論ない。
中の人の、嫉妬、である。
そして、同時に下からの突き上げが激しくなる。
外から見ても暴れてるのが分かるほどだ。
最も、ただ暴れてるだけで、まさか「中」で暴れてるとは思わないだろうが……。
878男装少女の修学旅行3:2010/08/18(水) 12:44:49 ID:6UQdwygJ

「ちょ、ちょっとリョウ、あ、暴れ、すぎ!んうぅ!くう!」
「おお、いいぞリョウ。もっとやれ。リア充には制裁が必要だ」
「そうだ。その調子で尋問しろリョウ。ちなみに今もいるのか?何人目?」
「んん、んぅ!い、いる、よ!に、人数なんて数えてないよ」
3バカの支持をえて、突き上げがさらに激しくなる。
「な、なんだと。数えてないほどだと!」
「おい、リョウ。全然暴れかたが足りんぞ。もっと罰をやれ」
「ちなみに、今のはいつからだ?」
上下左右に振り回されるユウ。
布団などにさえぎられて音は響かないが、グチャっグチャっと
リョウにはしっかり結合部の淫猥な音が響いている。
「んッ。ふぅあ!くうう!」
歯を食いしばるユウ。そうさせまいと、手はユウの口の中まで入り込んでくる。
喘ぎながら、指に唾をからめるユウ。表情こそ平然を装ってるものの、
内心では迫り来る快感をこらえるのに必死だった。
その証拠に、リョウは彼女の下の口から、ししどに流れる液体を直に感じている。
ユウの顔は若干、息も絶え絶えだ。
「んう!5月の……15日ぐらいからか、な、ん、んあっくう!」
それを聞いて、さらに荒々しくなる中の人。
自分と付き合い始めた日にすら、なんの関わりもないからだ。
ユウは出来る限り表情には出してないものの、
微細な喘ぎ声や吐息がもれてしまうのだけは避けられない。
もっとも、それが届くのは後ろの人だけだろうが……。
声こそ周りに届かないものの、体が揺れるのは見て取れる。

「おお、リョウ、その調子だ。解放するなよ。まだ早いぞ」
「そうだ。名前とか、どこの誰とか、もしかしてうちの学校かとかあるだろが」
「写真とかないのか?」
「……みたかったら、その小カバンの中にいるよ。ボクの恋人は」
それをきき、写真でもあるのか?と、われ先に群がる3バカ。
しかし、見つかるのはDS本体ぐらいのみ。

3バカが、ここのカメラモードで記録したのかな?と中を開くと……。

『らぶらぶぷらすへようこそ!』

と、タイトルメニューが音声つきでコールされた。
続く軽快な音楽と裏腹に、ユウの声が響く。

「いや、ボク、寧々子さん派だから。ボク、それ5月15日に買ったの」

嫌な沈黙が場を支配する。

「「「これはひどい」」」
「あんっ!」
3バカによるトリプル突っ込み+中の人の突っ込み(性的な意味で)がユウを襲う。
でもユウには分かった。中の人の態度が変わったことが。
先程の荒々しいのとは違い、ゆったりとかき回すような突き。
ユウの好きな突かれ方。愛情が感じ取れる。
「勘違いして暴れてゴメンね」ということだろう。
ユウもお返しに「いいよ」という想いを込めて、羽織りの中の自分の腕を、
背中に回して抱きしめ返す。
目の前に人がいるというのに、お熱いことだ。
879男装少女の修学旅行4:2010/08/18(水) 12:46:10 ID:6UQdwygJ
そして3バカはそれとは無しに議論を白熱させている。

「でも、普通リンリンでしょ」
「いや、マナちゃんだし」
「寧々子さんしかありえん」
「おいおい、君たち、何か謝罪を忘れてないかな?
 こっちがジョークで紛らわそうとしたら、いきなり虐めるとか酷いね」
「フフン、そう責めるのはまだ甘いな」
「そうだ。本当にいなかったのか?」
「二股良くない。3次元は切捨てるべき」
「彼女がいたことは、誓って一度もないよ」
と、肩をすくめるようにポーズをとる両手。
「本当に?」
「あのね、ボクはこれでも、綺麗な身を維持せざるを得ない環境にいたんだよ」
自らの身をいだいて、いやいやをするように左右に身を揺らすユウ。
いだいている腕はリョウのもので、見事なコンビネーションだと感心せざるを得ない。
「それってモテなかったって意味?」
「ユウは結構顔いいからな」
「ちょっと信用できんな」
……だが、何気にその両手の先は羽織りの中まで入り込み、
さらに浴衣の中まで侵入し、ユウの乳首を責め立てている。
その上、体をゆすることによりユウの蜜壷が、
リョウのそれに強烈に快感を与えている。
上下の責め共に、3バカから見えることはないが……。

「本当だ、あ、い、くぅ、あ、本当だああああぁぁあああアアアア!!!!」
まるで怒りの発露のように、急に大声を出し3人を睨むユウ。
「い、いや悪かったよ」
「ごめんなさいごめんなさいなんかゴメンナサイ」
「……(ビビって声もでない)」
逆鱗に触れたかと、平謝りの3バカ。

しかし、内実はどってことはない。リュウから受けつづけてる、甘い刺激。
モミモミと掌の中で揉まれるつつましい乳房。
コリコリと指の先で転がされる乳首。
どちらからも甘い刺激が伝わってきて、
その上、自身がずっとかき回されている、その3つの快感に
ポーカーフェイスでこらえきれ無くなり、軽くイッてしまっただけの事である。

ちなみに、リュウ自体も大声にびっくりして愛撫が止まってしまったのは余談だ。
最もそのおかげで、ユウも多少自身を取り戻したが。

「そ、そうだ。じゃあ、リョウはどうなんだよ、リョウは」
「いや、聞くまでもないだろ」
「見たこと無いぞ」
矛先を返るべく、リョウに方向転換する3バカ。
「地味だし消極的だし」
「モテオーラがないよね。オタオーラならある気がするけど」
「彼女いないって聞いても、嘘だろ?っていうより、ですよねって感じ」
リョウの手は、怒りのガッツポーズを作り上げているが、届かないようだ。
「つまり、童貞か」「童貞だな」「決定だな」
「「「ユウもそう思うだろ?」」」
「んー、確かに見た目童貞ぽいかもね」
と、ユウが笑って返す。

そういった瞬間、ユウの体が大きく跳ね上がる。
880男装少女の修学旅行5:2010/08/18(水) 12:47:40 ID:6UQdwygJ
「ちょ、ちょっと、ひゃ、ひゃうん!
 あ、え、えっと『どどどど、童貞ちゃうわ!』」って言ってるみたい。

「いやいや」「その必死さでか」「どうみてもないわ」
揶揄する3バカ。
「あ、ちょっと!あんまり挑発すると、全部ボクに跳ね返るんだから、やめてよね」
「俺でなければ問題ない」「分かったか童貞」「チェリーボーイ」
しかし、勿論リョウは童貞ではない。あるはずがない。
なんせ、今まさに、ユウの蜜つぼに男のソレを叩き込んで、荒々しく突き上げているのだから。

「んんッ!くう!あうん!だから!あおるなって!」
「断る。何故なら面白いから」
「非モテ必死だなwwww」
「(前略)小学生までだよねー(以下略」
3バカがあおるほどに、布団とともに、ユウの体が上がる。
だが、勿論、リョウはそれに本心からキレてるわけではない。
ただもう、いい加減我慢できないだけなのだ。とはいっても、
(お前らが女子との出会いに苦しんでる中のすぐそばで、
俺はこんな美少女の身体を抱きしめながらSEXできてるんだぜ!ざまあみろ!)
ぐらいは思っているが。僻み根性の強い男である。

しかし、長時間まぐわってきた、お互いの身体は既に暴発寸前。
リョウも既に手を羽織から抜き、浴衣の中を直接、
乳首や割れ目をなぞってむさぼりまくっている。羽織や布団で見えないが。
ユウも、むしろ、「乱暴に扱ってもらうために」煽りを要請したにすぎない。
(け、計画通り!はあんぅ)
リョウにいたっては、もはや自我をなくしかけてるといっていい。
そりゃあそうだろう。愛する少女とずっと密着し性器を入れあい、
胸にも乳首も自由に触ってよいとなって、それが長時間つづけばそうもなる。
(ユウ!ユウ!ユウ!ユウのおっぱい!ユウのマンコ!ユウ!ユウ!)
ユウ一色である。もう修学旅行中の一室で、友人の前だという事も頭から飛んでいる。

「リョ、リョウ!リョウ!あぁ、リョウ!もう、や、やめろ!」
(くうっ、ああん、もう、気持ちよすぎるよぉ。こ、こらえきれない!)
グチュッ、グチュッと接合部から、こりこりと乳首から体がどうにかなりそうな
波がユウを襲ってくる。発言にも、一見、リョウを諌めるようにも聞こえるが、よく聞けば
むしろ慈愛の感情が込められてる事に気づくだろう。

「童貞!」「童貞!」「童貞!」
鳴り響く童貞コール。
「や、やめろー!リョウ!リョウ!」
叫ぶユウ。暴れるリョウ。そして、ついにそのときは訪れた。
(ユウ!すまん!出る!いや、出す!う、受け取れ!ユウ!)

その剛直が、これから欲望を吐き出す!というのをユウは瞬間的に悟った。
(くる!きちゃう!これ、受けたら、ボク……ボクはもう!)
白い欲望の塊が、今まさにユウを汚そうとしたそのとき。

「――――――リョウ!!!!」

ユウは目をカッと開くと、布団を巻き上げ、後ろを振り向くと完全に
蓑虫のように布団ごとリョウに覆いかぶさった。
同時に、ドスン!という音が布団から響く。
……そして、一切静かになる布団。ピクリとも動かない。

「……死んだか?」
「死んだんじゃね」
「なむったな」
3バカは、成仏しろよとばかりに、手を合わせると、
すぐそれを忘れたように、また談義に戻っていった。薄情な奴らである。
881男装少女の修学旅行6:2010/08/18(水) 12:49:53 ID:6UQdwygJ
しかし、勿論ユウはリョウをご臨終させにいったわけではない。
振り向いて覆いかぶさった瞬間、リョウの顔を捉えると、
すぐ頭を掴み、熱烈なキスをかましたのだった。
響いた音は、単に2人がかぶさって倒れた音である。

同時に、射精が始まる。
ドピュドピュッ!ドピュウウウ!ドクンドクン!ドクン!
布団の中で、ンチュゥ〜〜というキスの音とともに体内に射出の音が感触で響く。
リョウが全てを膣に出し終えたあと、しばらくして、ぷはっという音とともに、ユウの顔が離れる。

「ユウ・・・・?」
布団に完全に隠れたまま、リョウは問いかける。
「ん・・・・ごめんね、急に。でも、イクときはやっぱり、
 リョウの顔を見ながらイキたかったし、リョウに見てほしかったから・・・」
「ユウ・・・・!」
(か、可愛いすぎる!)
既に抱きしめている手に、さらにギュッと力をいれる。
結合部は、まだつながっているままに、再度眼をあわせた二人は、再びキスをする。

ユウがささやく。
「ね、リョウは前に言ったよね。女の子としての幸せは、
 これからたくさん取り戻せばいいって。だからね、
 ボクも君といるときはたくさん取り戻す時間にあてることにしたの」
ユウの膣がまた、キュッとしまる感触を、リョウは自分のムスコで感じる。
台詞とあいまって、とろけすぎて、そのままなくなりそうな気すらしてくる。
「それにね。ボク、今は自分の境遇にも感謝してるんだ。
 特に、この修学旅行はね。きっと、神様がくれたご褒美だよ。
 ねえ、きっと、修学旅行で、こんなにいつも一緒にいれる恋人って誰一人もいないよ。
 だから、ギネスを狙うぐらいに、一緒にいようよ。
 一秒すらも、無駄にしたくないんだ、ボク」
「ユウ・・・・・。ありがとう。お、俺も、ユウと、出来る限り一緒にいたい。
 もっと可愛いとことか、いろんな一面を見たい。ユウの全部を知りたい」
「リョウ・・・・」
一度放ったことで、力つきた陰茎がまた力を取り戻す。
ユウもそれを感じたようだが……。
「リョウ、今回はもう無理だよ。チャンスはいくらでもあるさ、だってこんなに近くにいるんだから」
「う……まあ、だよね」
流石に、リョウも状況は分かってる。むしろ今のが異常だった。
そういいつつも、がっかり、という感じで力をなくしてく、
自分の中の彼のモノに、つい笑みがこぼれてしまう。
「もう……残念なのは君だけじゃないんだからねっと、んッ」
にゅるん、と彼女の中からイチモツが飛び出す。
愛液と精液がまざったそれを、布団などに擦り付ける前に、
リョウはあわててトランクスをはきなおす。

「じゃ、ボクはトイレいってくるからね」
そう言い放つと、さっと簡単に浴衣を布団の中のままで着なおし、
モソモソと3バカがいる反対側から、ユウが出ていく。
つまり、リョウの頭の上を越えていったわけで、出て行く途中
膝に挟まれた彼の視線が、何を捕らえたかは、その呆けた、かつ
幸せそうな表情から察してほしい。
ユウからすれば「見せてんのよ」かもしれないが。
その余韻もそのままに、布団の中でかみ締めるリョウだった。
882男装少女の修学旅行7 終わり:2010/08/18(水) 12:54:56 ID:6UQdwygJ
(最も、あいつらは単に制裁が中で行われたので静かになったのだろうと
 思ってるんだろうけどな……)
全くそのとおりになってる外を推測して、布団の中で一人ごちる。
外の奴は、自分らのすぐ隣を、ノーブラノーパンの美少女がすぐ通っていったことを
どう感じているだろうか。ちょっと注意すれば、太ももから
何かが垂れてることに気づいたかもしれない。
また、すぐそばのトイレで、その少女がその格好のまま、小水をしてるかもしれないし、
もしかすると自慰行為までしてるかもしれないというのに……。

(無知とは罪だな。いや、知らないほうが幸せか)

あれは自分のだし。と、よくないと思いつつも優越感に浸るリョウ。
もうちょっとしたら、自分もユニットバスに洗いに行こう。
あとユウに下着も渡さないとな。そう考えながら。

リョウは知らない。その布団のすぐ外で、ユウが3バカに
「交渉(はなしあい)の結果、修学旅行中、リョウは自分の椅子をすることになった」
と勝手に罰ゲーム風約束を自然にし『色々するための』大義名分をちゃっかり
ユウが手に入れていたことは勿論知らない。

そんな罪(しあわせ)作りな約束を知らないリョウは、まさしく罪か幸せか。

修学旅行は、まだ始まったばかりである。

――――――――――――――――――――――――――


終わりです。

この後一緒にお風呂とか、ショップ巡りとか、ネタはあるけど
書く時間がないので、今のとこ続きの予定は皆無です。

男装少女のシチュの魅力は、やはり男女の恋人だと経験できないイベントを
経験出来ることにあると思うんだぜ。

では、読んでくださってありがとうでした。感想あれば嬉しいです。
883名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 20:15:43 ID:MhDBgTOj

男子校で修学旅行すらなかった俺にはうらやましいシチュだ
884名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 03:19:09 ID:Jy3136RQ
バレないところがバカの所以か。
と冷静に読んでしまった。
内容的にはよかった。乙カレー
885名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 06:43:23 ID:gld7zu6a
>>872
大手の結構なところが、三か月規制や永久規制食らってるからね。
ここだけじゃなく、全体的に寂れてるよ。
886名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 03:34:38 ID:awQuhv1r
保守
887名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 01:15:37 ID:EyBNNdwg
保守
888 ◆ELbYMSfJXM :2010/09/14(火) 01:04:57 ID:Kem8RBxF
投下します
>>652の続き
エロ未到達注意
889月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2010/09/14(火) 01:06:21 ID:Kem8RBxF
「…………先輩、雨宿先輩、起きてくださいー」
 喬木の声と頬を叩かれる感触。眠っていた? 何時の間に?今日は当日だぞ。
「……悪い。気が付かなかった」
 何故か首が痛み、ぼやけたままの視界で人影を探す。
「ああすみません眼鏡ここです。なかなか似合ってますよ」
 起こされた時と同じく全く謝っている風には聞き取れない浮かれた口調に疑問を抱きつつ、
鮮明になった眼前で、見慣れない濃紺のブレザーを着込んだ自分の姿に目を留める。
 鷲尾学園とは違う制服だ。下は同色のボックスプリーツのスカー……、スカート!?
 ――――やられた!

「おい、何だこの格好は! 俺は女装するとは言っていない!」
「企画を円滑に進めるためにも、やはり実行委員長には先頭を切ってもらいませんと、ねえ?
あ、了承は取ってあります。新珠・市原先輩と制服を借りた嶺先生です」
 意味の無い人選をさらりと言い流す喬木に掴みかろうとしたが周囲から呆気無く押さえ込まれる。
「目元の仕上げをしますからじっとしてくださいね。…………はい、完成です〜〜!」
 黄色い声をあげる女の子達に滅入り首を傾げると、視界の端に髪の毛が落ちてきた。
 鏡で確認すれば、肩下までのストレートで額の右側に飾りピンも付いている。
 化粧もされて女と見えなくもな……、いや無理だろう、無理だ。
 顔の皮膚をじっとりと覆われた感触が気持ち悪い。
「冗談じゃないな、畜生」
 ……学園祭の朝は始まったばかりだ。長い一日になるのは確実だった。
890月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2010/09/14(火) 01:08:13 ID:Kem8RBxF
 体育館で段取りを確認後そこで喬木と別れ、校内の準備状況を見て回る。
 渡り廊下からは、日中の秋晴れを予感させる澄んだ青空と綿菓子をちぎったような雲が
高く浮かんでいるのを望める。からりとした空気も心地よく涼やかだ。
 ……しかし腰から下は歩を進める毎に脚の隙間に風が通ってむずむずし、実に心許無い。
 案の定、俺の姿を見て指さし驚かれるのは言うに及ばず、複数人から写メも撮られた。
 クラスが近付くにつれ苛々が募る。
 だが際まで来た所で、漂ってくる焼き菓子の余りにもいい匂いに足を止めた。

 ……この匂いで判る。新珠に任せているのだから心配は無い。成功は約束されている。
 デザイン系志望の奴がまとめたという3年3組の室内は、白のテーブルクロスやカーテンに留める
黒の幅広リボンがアクセントに使われ、殺風景な教室が上品なカフェに変貌を遂げていた。
 新珠を含んだ数人が衝立の奥にいるのが見える。純白のワイシャツと黒のベスト・エプロンだ。
 ワンピース姿も良く似合っていたが、やはり男姿の颯爽さは誰にも追随を許さない。
 本物の男なら気障過ぎて辟易してしまうであろう、胸に差した赤い薔薇飾りも良く映えている。
 男装でも女装でも内面と外面が一致し違和感の無い様は、正に新珠燐でしか有り得ない。
 その様子を目にしていると、不思議と自分の姿に苛立つ心持ちが馬鹿らしく思えてくる。
 不愉快極まりないが、引きずっていても始まらない。演技をする必要はないのだ。
 他人がどう見ようが見られようが俺は俺であり、新珠燐、お前はそうして生きてきた…

 …と、目つき悪りぃでかい女みっけ〜と満面にやけ顔で口笛を吹きながら来る奴がいる。
「やったなあ雨宿、昔の女生徒みてぇじゃん」
「手引き役ご苦労なものだな」
「オレは手を出してねーよ。それよかもうちょっと女っぽくしゃべれよなあ」
「どうだか? 女装していても中身は同じだ。変える事は無い」
「新珠ン時と同じこと言って面白みねぇっつーの。お祭りだぜもっとハジケろや」
 腕組みで仁王立ちの俺の背を市原は豪快に叩きつけ、思わずよろけた脇を誰かに支えられた。
 新珠だ。
「喬木君がクールな女委員長にしてみせますって豪語してた。その通りにすごく似合ってるよ」
「……お前から貰った評価でこれほど嬉しくないものはない」
 破顔一笑され、相変わらずの言葉を忘れる極上さがこの状況では憎らしい。
「新珠にゃ先生と制服直しをやってもらったんだよ。いいじゃん、なあ?
保健室で眠らせて寸法測ったっつーから、気合入ってるよな」
「……………………うん、ばれないように準備するために、ね」
 あの御都合展開の裏はこれか。市原と頷き合う新珠の表情がやや曇った。
 俺に向かって何か言いかけたが他の奴らに囲まれてしまい、女装喫茶を阻止した罰だと叩かれ、
もとい肩や背を殴られて囃された。最後にまた市原から派手に小突かれる。
「ちょうどいい、今居る連中で一枚撮ろうぜ。女装男と男装っ娘は真ん中に行けやー」

「ツンデレ委員長〜、松子ちゃーん、笑えよシャッター切れねーぞ。……あい、チーズ!」
 噴出し笑いに包まれた中で、独り仰々しく溜息を吐いてみせると新珠が肘で突付いてくる。
「雨宿。君は君以外にならないのは最もだけど、人を楽しませる為のことも少しは考えなよ。
実行委員長とはそういうもので、だからこそ、喬木君はこんな格好をさせたんだよ?」
「理解している。が、好きでやっている奴と並ぶのは気に入らないな」
「ふふ、初めは嫌がっていてもだんだん気持ちよくなって、最後には癖になってしまうんだよ」
「……お前も嫌な時期があったのか」
「さあどうだろう。忘れちゃったよ……?」
 無邪気に微笑む表情に影は無く、本心からの言葉に聞こえた。
「じゃあ委員会に戻る。皆で頼んだぞ」
 まかせろいいんちょー、と能天気な送り声はその調子に反して頼もしく聞こえた。

 ややしてから新珠が追いかけて来た。ぼくも今のうちに他所を見ておきたいんだと横に並ぶ。
「秩父の姿が見えないが?」
「母様が来たいって言い出したから、迎えに行ってる。あと30分位で戻ると思うよ」
 そうか、と俺が答えたきり後が続かない。新珠は時折こちらを伺う素振りは見せるが、
教室内とは一変した気不味い空気が互いの間に立ち込めて接近を許さない。
「……ごめん。怒ってる…よ、ね?」
「何に対してだ「保険、室……、あれは……あんなこと君だけだ。……何でもするから、許して?」」
「それは俺の好きにしていいという事か?」
 …………暫く間があったのち、新珠は目の下を赤く染めて無言で頷いた。
891月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2010/09/14(火) 01:09:07 ID:Kem8RBxF
「あ、雨宿?!」
 空き部屋の死角に追い込み新珠の黒のスラックスを剥いて、一気に足首まで引き摺り下ろす。
水色のショーツが眩しく目に飛び込んでくる。
 露出した下半身と整えられたウェイター服の上半身が対比して見事にいかがわしい。
「待って、こんなところで……っ!」
「外に声が聞こえるぞ。じっとしていろ」
 新珠の口を押さえ込んで動揺する瞳を覗き込む。実際には廊下に出て叫びでもしない限り
届きはしない。各教室の割り当ては頭に入っている。
 胸に咲く薔薇を右手に取って花弁をなぞる。新珠の戸惑う視線が指を追っている。
良く出来てるな、お前に似合うと元に戻し、晒された滑らかな下腹部を円を描いて撫で回す。
 新珠は俺の言葉通り何も言わず、ただ掌の動きに合わせて呼吸を繰り返すのみだ。

「何でもすると言っただろう。
――――男装少女を女装した男が犯すなんて、いい機会だ」

 朱に染まった左耳に口が触れるか触れないかの距離で、犯す、とゆっくりと低く囁きかける。
 ごくりと、新珠の喉が鳴った。

「……だからって、今、…するなんて、どうかしてるだろ」
 蚊の鳴くような声で語尾が揺れている。赤く色づく目元に睫毛の影が落ちる。
 頬の横から髪紐、うなじにかけ指で辿りながら匂いを嗅いでも、されるままになっている。
 状況的に最後までやれる訳が無いのに本気にしているのか、あるいは新珠なりの反省の意を
表しているのか。強張っている肩を軽く抱きしめる。
「今日は殴ってこないのか。気遣いに免じて悪戯だけにしておく」
「え、いや……! そうじゃなくてさ……!」
「それともお前、女相手のほうがいいか? この姿になった甲斐があったものだ」
 鼻で笑って茶化す。何言ってるんだよと口を尖らせる予想をしていたのに新珠の返事は違った。
「わざと言ってるんだと思うけれど、好きになった相手なら男でも女でも。
そう教えてくれたのは雨宿だよ」
「……覚えていたのか」
「当然だよ。女装姿もいいけれど、ぼくは……普段の姿の雨宿が一番好きだな」

 回避不能の反撃をいきなり浴びせられた。上気した頬と柔らかな微笑が発した言葉に対して
心の底からはにかんでいるような錯覚を起こさせる。
 鼓動が早い。体が熱い。このまま唇を奪って組み敷いてしまいたい。
 ……単なる話の流れで出た台詞に異常に反応するな。額面以上でもそれ以下でも無い。

 俯いて新珠の視線を遮る。かつらの長い髪が思わぬ役に立った。
「お前だけだな、そう言ってくる奴は。……嬉しいよ」
 口の中の呟きは小さすぎて伝わらなかったらしく、え? 聞き返されたのが幸いだ。
 今からお前をどう弄ろうかと言ったんだ、と改めて舌なめずりしてみせる。
「どう、って、雨宿の…ぇぇえっち!」
 腕の中で狼狽するも、お前もそれを期待してここにいるんだろう、と下半身の小さな布地の上から
股間の狭間を指で辿れば、真っ赤な顔でもごもごと口ごもる。
 そのまま膝をついて臍の周辺からごく軽いキスを落とし、微かに透ける茂み目がけて指を差し込むと
中を弄る動きが下着越しに判別でき、指先に触れる恥部の有様を鮮烈に妄想出来る。
 新珠は深く息を吐きながらじれったく股を擦り合わせている。履かせたまま弄り尽くすのも
悪くないが今日はじっくり見せてもらう事にしよう。
 片足を上げさせてスラックスを抜き、ショーツをずり下ろそうとして手が止まる。
 伸びて拡がった水色の隙間から大事な所がちらちら覗いて、思わぬコントラストだ。
 無駄にやらしい。
 面白がって輪の部分を引っ張ってみると、えらい剣幕で止められる。
「ちょ、パンツ伸びるからやめて!!」
「これがそそるんだ」
「駄・目・だっ・脱・が・せ・て!」
 勿体無い。仕方なしに水色の薄布を右足ぶんだけ外し、左の太股半ばにちんまりと残す。
その様子に脱がされた当人は不服そうだが無視する。自分でやらないからこうなるんだ。
 露になった右腿を肩へ担ぎ上げる。結果、新珠は俺の顔すれすれで恥部を曝す羽目になる。
892月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2010/09/14(火) 01:09:42 ID:Kem8RBxF
「さてと、存分に視姦してやるから」
 夜の保健室で散々俺を触ってくれた礼に丁度いい。
「しかん……? 死、姦じゃないよね。何だよ、……怖いこと?」
「危険は無い。何も無い。姦、は犯す事だがな」
 新珠に対して数え切れない程犯した行為なのに当人は気がついていなかったのか。面白い。
 要は睨め付ける様なやらしい目線が、脳内では触って動いて大変な事になっている、
妄想の最たるもので男には日常茶飯事だが、そこまで言ってやろうとは思わない。
 怯えてしまったらしく新珠は全身を固くし、目の前の薄い柔毛が恥じらいに揺れた。
 その下、斜めに無理やり広げられた割れ目の内側は、まだ所々が隠れて縮こまっている。
 しかしまじまじと眺めていると直接触れていないのに、先刻より明らかに充血して
中身が覗き始めた。これからどうされるのか、期待に震えているようにも見える。
 本人に自覚は無くとも躰は良く解っているのだ。

「そんなに見なくてもいいだろ。ね、初めてじゃないんだから……」
 敏感に視線を感じ取ったのか、心細げな声色と一緒にもじもじと割れた唇だけが動く。
 曝け出した股ぐらへの俺の目線を遮ろうと伸ばしてくる腕を邪険に払い除ける。
 こんなに近いと恥ずかしいよ…、と鼻を鳴らして不満を表すが
 股肉はしっとりと汗を帯び、肌に押さえた指の跡がキスマークの代わりのように付いている。
周辺を彩る淡い朱が全身に広がるのも時間の問題だ。
 やや乱れた呼吸音と共に見え隠れするはみ出しの奥がきらりと光る。
 こっちは何もしないのに一人でじわじわと感じていく光景は絶好の見晴らしだ。
 機会があれば手を出さずに自慰させてみるのも一興か、とつい薄笑いする。
「あ、まやどっっ! さっきは触ってただろっ、するなら早く……し、て…っっ!」
 不埒な考えに気付いたのか叱責が飛んできた。
 咎める声が、仕草が、可愛く愛しい。

「視姦は目で犯すってことだ。今ヤッてる最中でかなり興奮する。気持ちいい。
お前は良くないのか?」
「えぇ……っ! いいって言うか、あのぅ……、本当に、いいの? だって……」
 何か勘違いしているのか、林檎より赤い顔でたどたどしく腰を動かすたびに
襞が艶めいて拡がる。
「俺はこのままでも平気だが、どうしてもここが疼いて触って欲しいなら、そう言え」
「…………雨宿が触りたくないなら、む、無理しなくていいっ!」
「無理をしているのはお前だろ」
 微笑ましい抵抗が嗜虐心を煽る。
 見れば分かる、と勝手にぷるぷるとおののいている股間へねっとりした視線を這わせる。
 上から返事は返って来ないが、吐き出される息の湿っぽさと掌に張り付く右腿の熱さに
どんな表情かは容易く想像出来る。見えていない奥はかなり濡れているに違いない。
 無言で息を吹きかけるとびくりと震えて応えてくるのが律儀でいじらしく、犯り甲斐がある。

 邪な眼差しを受けて卑猥な唇は弾力と柔らかさを増し、割れ目が深く色味も濃くなってゆく。
汗ではない液体を滲ませ湿っぽい匂いが漂い始める。恥らいつつも蕩けている部分から
今にも淫らな音が沸きそうでぞくぞくする。
「雨宿……、すごく意地悪な顔をしてないかい?」
「愛想の悪い顔は元からだと知っているだろ」
 明々白々の答えで返すと露骨にむっとした顔で頬を膨らませそっぽを向く。
 体を反らせた反動で軽く捩れた股間から、くちゅ…と粘る音が沸いたのを聞き逃さなかった。
「こっちの口は何か言いたそうだぞ」
「口や…、……言葉で犯すのも無しだよね!」
 今日は強情だな。
 羞恥と悔しさと染み出す情欲に溺れまいと抵抗する女の表情を惜しげもなく見せ付けてくる。
 普段の校内では絶対に見せない、泣き出す寸前の真っ赤に染まった顔が堪らない。
 欲情する。
 その顔でねだってこい、欲しいと言わせたい。
 もう少し苛めてやろう。
893月下桜園6 ◆ELbYMSfJXM :2010/09/14(火) 01:10:39 ID:Kem8RBxF
「……本当はさ……雨宿も、触りたい、触られたいって思ってるって、解ってるんだからね」
「俺の頭の中も知らずに解るのか?」
「それは…………、だって……あの、…雨宿は……、…………ぼく、を……」
 語尾がかすれ、何度か言葉を出そうと息を吸うが声にはならず諦めて押し黙る。
気を張った表情から一変し、見捨てられた子犬の様な瞳から今にも涙が零れそうになる。
「先刻から俺のせいばかりにして不愉快だ。お前自身はどうしたいんだ?」
 構わずに腹立ちを装い溜息を吐くと、不意に新珠の固く結んだ口元が崩れた。
「ばか……」
 わななく唇の側を薄く涙が通り過ぎていく。
 担いでいた新珠の右脚を下ろし立ち上がると、今度は新珠が俯いてしまい表情が見えなくなる。

「何でもすると言ったお前に本来選択肢は無い筈だがな。泣いたら方針が変わると思ったか?」
 また唇を噛み締め、震えている細い肩に追い討ちをかける。
「雨宿のせいだよ、他の相手じゃ絶対泣くもんか」
「人のせいにするなともう一度言おう。お前が泣かせて欲しがっているからだ」
「あ、雨宿だってぼくのせいにしてるじゃないかっ!」
 くしゃくしゃの顔で睨み付けられた。罪悪感と嗜虐感で胸が締め付けられる。
「俺は新珠の泣き顔には弱いぞ。だが実は嫌いじゃない。むしろ今はお前の泣く所が見たい」
「意地悪、変態、むっつりすけべ、いじめっ子、エロ魔っ!」
「罵られるのも悪くないな。しかし下半身丸出しで説得力の欠片も無い」
 一言返したい呼称もあるが我慢しておこう。今日は俺も意固地さでは負けまい。
「悔しいっっ、ぼくはどうすればいいんだよっ、生殺しみたいで、嫌だ…」
 拗ねて意地っ張りな可愛い膨れっ面を抱きしめる前に先を越された。
体だけで受け止め、一旦背に回しかけた両腕を宙に彷徨わせる。
 ここで止める選択肢は頭に無いのかと問おうとして思い直した。

 夏になる直前、秩父が来るあの日まで、こうした他愛も無いじゃれ合いを幾度と無く重ねては、
夏を越えて秋が来て冬を迎えても変わらず続くと勘違いをしていた。
 甘ったるく濃密で意味が無いからこそかけがえなく思える。

 新珠の頭を軽く撫で、どうされたいんだ?と揺れる前髪に口寄せ、一言だけ耳元に吹き込む。
「……………………、雨宿……。……」
 こちらを向いた大きな黒目が更に広がり瞳一杯に涙が溜まる。
 羞恥に耐えながら無理矢理に顔を歪めて俺だけにしか届かない懇願を口にした。
 胸元の薔薇と声を小刻みに震わせ、儚く熱く潤む瞳が頭と躯に訴えてくる。
894 ◆ELbYMSfJXM :2010/09/14(火) 01:12:46 ID:Kem8RBxF
続きます
5ヶ月ぶりの規制解除で取り急ぎここまで
895名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 19:59:28 ID:ZGNRdu7M
乙。待ってた
896名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 06:39:16 ID:TY2F5HfJ
倉庫がテンポってる
897名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 17:10:48 ID:4VdoRa/9
規制解除おめー、そして乙。
898名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 10:28:28 ID:uTlKPIvY
乙!
性倒錯すなあ。
899名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 14:28:18 ID:0hhijVmx
保守
900名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 19:43:27 ID:V6urxZ4v
ほしゅ

プリキュア気になるけど結局見れてない
901名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 05:06:57 ID:fNI0gxOx
hoshu
902名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 20:27:33 ID:J28waaNi
age
903名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 05:47:59 ID:233JFf45
女子校の運動会で応援団が学ラン着てるのがかわいい。
904名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 07:46:56 ID:9H7z/1D3
 
905名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 06:19:25 ID:I9tpiSqr
倉庫って生きてるの、死んでるの?
906名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 09:21:37 ID:c/HcdNcY
このスレが死んでる。もう次スレはいらないな。
907名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 19:54:57 ID:FgecGsCY
でも需要はあるよねぇ?
908名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 20:58:43 ID:W0Ozmq15
類似スレが細分化し過ぎとは前から思ってた。
909名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 21:28:43 ID:RnQ1jYD/
それは俺も同意。だが個人的にはボーイッシュスレとは合流して欲しくないんだよなぁ…
半角のボーイッシュ・男装スレで男装画像がほぼないのを見てるとそう思えてくる
910名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 07:32:34 ID:ohcyoi8e
スレを維持できないなら、需要があってもむしろ各スレが同時に過疎るだけで逆に良くない。
合流してほしくないと言うなら普段からこまめに会話とかネタ振りとか投下とかレスしとくべき。
この過疎っぷりでは需要があるという言葉も虚しい。

投下はされたものの、続きがないSSがいくらか見受けられるが、
そりゃあ客がいなけりゃ誰も書かなくなるよ。
そしてそれをみて、新規の人も誰も書かない。それが今。もう寿命だ。
911名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 07:58:12 ID:4dbUi/16
男装とボーイッシュは違う、という人がいて
なおかつ男装少女萌えスレに需要がないというなら
自然に消滅していくんで良いんじゃないかな
また書きたいという人が出てくればスレ立てるだろうし
むしろこういうのは、無理に合流させると角が立つ
912名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 08:53:07 ID:TfYSONbI
ナンバリングだからって読み専が何も考えずに次スレ立てそう
913名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 11:45:37 ID:ohcyoi8e
そもそもボーイッシュスレも正直過疎ってるスレだよね。
その上、ボクっ娘スレとか別にあるし。
まあこれも過疎ってんだけど。

次スレはいらないのは決定。統合もいらんだろう。
どうしても投下したい人は、ボーイッシュのほうに
伺い立てれば波風起きないんじゃないの。

もっとも、投下する人がいないからこういう現状なんだから
無駄な心配だろうけどな。
914名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 18:25:55 ID:26wHjZo1
何ヶ月も投下が無いスレならまだしも、先月に投下があったってのに「次スレいらないのは決定」ってのは如何なものかと
915名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 19:56:12 ID:+bTJU9DM
あれじゃない?時々こことか男装系のスレに現れて男装はホモ趣味だとか言って荒らしてた人
916名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 23:34:40 ID:K9JyvD8d
こういう流れを見る度に、こういう流れに感じて発奮してしまう変態向けに
誘ってんじゃないかと思ってしまうw
917名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 01:31:46 ID:mfnNiks7
>>914
じゃあ次スレいるってことでいいのか?
投下しても、1人が乙するかどうかで終わる程度の人数しかいないし
次立てても唐揚げ保守で終わる気がするがな。
っていうか、もっとレスしてやれよ。こういうときだけ出てくるんだから。
918名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 19:24:21 ID:fxm59XvK
このスレ無くなったら
過去の良作も一緒に埋もれていってしまう訳で…
寂しいね。。。
919名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 20:21:21 ID:G7hdIsWU
dat落ちしたのに建てなおされた、とかならともかく、普通に過疎ってるだけの
状況で、どうしてそこまでスレの流れを自分の思う方向に動かしたいのかが
わからないから、皆レスしてるんじゃないのかな。

ボーイッシュスレの方で話出す事もなく、男装スレのネタを
どうしても投下したいならボーイッシュスレでお伺い立てればいい、
とか言っちゃうってのは、ボーイッシュスレの住人でもある
俺からすると、何を言ってるんだこの人は、という風になるんだが。
男装ネタとボーイッシュネタで被ってるところはあるものの、
これまで共存共栄してきたのを、実感として知ってるわけだからね。

お伺い立てなきゃいけないのは、そういう提案をしている
君であって、投下したい人ではないんじゃないかな?

なんにせよ、過疎って投下が無いなら終了させなきゃいけない、
なんて事を本気で思ってるなら、まずはそれを板全体の自治案件として
自治スレ辺りに持ち込むのが妥当なんじゃないかな。
そういう風に過疎ってるスレはここだけではないわけだし、
それでまともな需要のある投下のあるスレが落ちているなら(ありえないけど)、
それは板全体の問題であって、個々のスレに働きかけて
どうにかする類の問題じゃないだろ?

それ以外に、このスレが継続しちゃいけない理由はあるのかな?
しない方がいいと思うだけなら、君がこのスレを見なければそれで
済む問題なんじゃないかなぁ、と思うんだけど、どうだろう?
あるなら聞かせて欲しいし、特に無いならスレを見ないようにするという
対処をとってもらえないかな。

あるいはスレ保持数的に他のスレに迷惑が云々という理由なら、
それに関しては板の自治スレで、他の保守ばっかりのスレについても含めて
きっちり話しあって欲しい。

そこら辺、ちゃんとしてくれると嬉しいかな。
920名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 20:23:51 ID:G7hdIsWU
っていうか、基本的に今はどこのスレも、過去と比較すれば、
相対的に過疎だよ。だって、規制とかひどかったからねぇ。
今もひどいのかもしれないけど。

それで投下がされない事が我慢ならないなら、それこそ
自分でも言ってるように、投下がされた時にしっかり感想書くなり
するのが妥当だと思うし、自分は別にそこまでスレに思い入れは
無いという事なら、放っておいてくれとスレ住人は思うんじゃないかな。

んで、スレッド保持数的に、機能していないスレは云々、という事なら、
それは自治スレで話すべき事だし、何にしろ、何か微妙に筋が
通っていないように思えてならないんだよ。

意図も含めて、その辺りについて詳しくお願いしたい、という事で、
こんな長文書いてるわけだけど、伝わったかな?
921名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 20:30:07 ID:576yMAr5
容量梅てんの?
922名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 20:36:14 ID:G7hdIsWU
容量埋めるならもっと安価使うわw

このスレをどうにかしたいと真面目に思ってるなら、
それに対して真面目に対応したいと思うし、
ただの悪意しか無いなら、それに対しても
真面目に対応したいと思う。
ただそれだけなんで、真摯な気持ちで物を言ってたというのなら、
その真摯な気持ちのままで、お応えいただけると嬉しいな、と。
923名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 20:41:20 ID:576yMAr5
閉店前の賑わい
924名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 22:41:31 ID:jFx8q3Wc
スレ存続荒らしが埋め立てやってるな。
925名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 13:57:44 ID:qZnGZGaJ
とりあえず自分は次スレ希望です
携帯だから容量見れないんだけど…
926名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 20:29:02 ID:HWpc6Z26
私もです。
そこまで過疎だと思ったことはないんだけどな……
927名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:49:45 ID:7ea4/89G
同意
本当に過疎ったら自然消滅するしね
928名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 04:37:48 ID:ccaul7Lh
徒然なるままに投下します。




きめ細かく滑らかで白い肌、涼やかな目元を縁取る長い睫毛。
形良い唇は思わず吸い付きたくなるほどしっとりと赤く、それが動く度につい目を奪われてしまう。
耳に響く声は凛としていて清らかで、けれど微かに甘い。


ああ、ああ…。
ちくしょう。
なんでだ。
なんでなんだ。


「なんでお前は男なんだ翔――……っ!」


俺はたまらず慟哭した。


「は……?いや、その、すまん。謝る」
「素直に謝るなっ!余計空しくなるわ!」
「きゃははははレージ、ショーに一目惚れだったんだってさぁ〜。もードンマイだよね!……ぶはっ、あっはははは」
「類花、黙れてめぇっ。それ以上笑ったらぶっ飛ばすぞコラ」
「きゃーこわぁい。助けてショーちゃぁん」

バカ女がニヤつきながら翔のほっそりとした柔腰に腕を絡ませるのを血の涙を流す勢いで見つめる。
あああ俺だって翔に触りたい抱きしめたい押し倒してアレコレ堪能してナニしたいってのに貴様ぁぁぁ!

ふう…と翔がため息つく。
それにすらゾクリと反応してしまう俺はもうかなり重症だ。

「あまり人をからかうな、類花。それと高沢くんだったか、とりあえず睨むのを止めてくれないか」
「礼司でいい。待ってくれ、そこにへばりついているバカ幼馴染みを引っぺがしたら…なっ!と」
「えーやだやだぁ!触んないでよ野蛮人、えーんショーちゃん〜」
「礼司」

バカ女の嘘泣きを真に受けた翔が俺の名を呼んだ。軽く諫めるような困ったような声。
その瞬間、全身に電流が走った気がした。

ヤバい…もっと呼んで欲しい……もっと困らせてやりてたい……。

じゃねぇよ!!
危ねぇ危ねぇよく見ろ俺っ!
校章入りネクタイを締め、新品のブレザーとズボンを身に纏っている、どこからどう見ても男子高校生の翔の姿を!
こいつは男こいつは男こいつは男こいつは男…っ!
念仏の如く唱えるが、煩悩は増すばかりだ。
ああ、くそ、俺のどあほ。
俺、翔が好きだ。


かくして、噂の麗しき転校生に俺はあっさりと一目惚れしたのだった。
死ぬほど苦悩し、のたうち回る俺が、翔の秘密を知るまであと少し。
929名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 09:23:00 ID:2c2i57u/
内容に期待はしたいけど細切れはよろしくない
930名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 14:43:28 ID:tlJJPWEj
>>928
かわいいw
僕は好きだな、こーゆー寸止めも。
931名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 09:37:54 ID:njtDRuXK
>>928
王道だなw
どっきりハプニングが期待できるw

一応、投下がここまでという事だったら、
その旨は書いた方がいいよ。
932名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 20:51:00 ID:4WQ3L7MK
>>928です。
続きの投下はもう少し時間がかかりそうです。
書いたやつ全文消してしまった…orz
933名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 23:26:09 ID:mvdlEvA/
なにしてんだ!!1消すなよ
そして早急に入力しなおしてくださいお願いします
934名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 00:48:38 ID:NE2Qj1al
>>932
なんつーか……ドンマイ

待ってるからな
935名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 19:07:30 ID:6LcnRB7T
>>932
正座して待ってるんだからっ!
936名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 19:12:14 ID:gmUIcsiG
ただいま
2年ぶりに帰ってきたよ
937名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 05:43:13 ID:JL3L49Yi
投下まで持ってもらわねば保守
938名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 02:09:26 ID:6ioVqr/W
aa
939名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 14:44:30 ID:3B5/OblY
今朝のズムサタで、ロリータファッション風男装少女が出てたね。
940名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 21:46:05 ID:lEOyHcb4
>>939
実は三次元の方がたくさん居るかもね、男装っ娘。
男装カフェとかあるし…
941名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 22:50:51 ID:vwVmmODF
楽だからと基本男物しか着ないタイプも結構周りにいるしなぁ
まぁ男装ってレベルではないけれども
942名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:58:51 ID:7McyV5O8
保守
943名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 22:46:21 ID:k3LWZfTq
この前放送したクレしんスピンオフのSHIN-MENで
気を失った鉄を受け止めた風が、鉄を見つめてドキドキ…って謎の描写があったんだが、
これはもしや鉄の男装っ娘フラグなんだろうか…。ググってみたら、鉄に関して
>不器用でメンバーにも言えない秘密を抱えているという。
とか書いてあってwktkがとまらない。
944名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 17:46:42 ID:m+lj5gkW
なんとなく 読みづらかったら、ごめんなさい。



「まきちゃんまきちゃん」

幼い子供特有の、男とも女ともとれる少し高めの声が、どこからか聞こえる。
顔を見ずとも、その声の主が誰なのかはすぐに分かった。
俺のことを『まきちゃん』だなんて、ふざけた呼び方をする奴はあいつ1人しかいないし
それ以前に、ここは男子高の寮の一室。
常識的に考えたら、行き当たるのはルームメイトのあいつ、しか考えられないのだ。

と、まともに返事をせずにいたら、二段ベッドの梯子がきしんだ。
漫画雑誌から顔を上げずに視線だけで梯子をみると、予想通り、さらりとした金髪を揺らして、あいつが顔を出した。

「なんだ、いるんなら返事しろよな、マキ」
「俺はマキじゃねえ、真樹(マサキ)だ」

膨れ面をして見せるその頭を、手元の雑誌でぽこっと叩く。

「いてっ」と言いながら、そいつは右手を頭にやる。
その右手には、見慣れない何かが握られていた。

「なにそれ」
「これ?バリカン!!」

なぜか、灰色みがかった青の瞳をきらっと輝かせて、そいつは嬉しそうにそう言った。
945名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 18:07:17 ID:m+lj5gkW
「はあ?」
「おれ、坊主するから、マキちゃん手伝って」
「はああ!?」

俺の反応を見てもなお、いや、なおさら、彼はにししっと歯を見せて笑った。
「おれ、野球部じゃん。なんでそんなに驚くんだよ」
「いやいや、お前の坊主とか……ないな、比呂(ひろ)」

俺がそう言うと、そいつはくりっとした大きな瞳を、キョロリと動かして『そうかなぁ』だとかなんとか小さくこぼす。
彼…比呂は俺のルームメイトだ。
そう広くはない2人部屋で生活を初めて、もうすぐ半年。
プライベートな空間は2段ベッドのそれぞれの段だけだが、うまくやっている……つもり。

本人が言った通り、野球部に所属している彼は、だぼっとした(本来はだぼっとはしていないはずだ…比呂がチビなだけで)そろいのジャージを着ている。
白い肌にさらりと揺れる金の髪、灰色がかった青の瞳は、ドイツ人の祖母譲りだそうで。
異国の血が入っていても、所詮四分の一、160センチほどと背は高いわけでもなく、むしろ低い。
それに、からだの線も細く、俺は野球をしている彼がどうも想像がつかない。
なんとか思い浮かんだとしても、比呂がバットに振り回されている姿だ。
946名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 18:23:05 ID:m+lj5gkW
「でも、なんで急に坊主なんだよ」


俺がそう言っている間に、比呂はいつのまにか梯子を登りきっていて、うつ伏せの俺のすぐ横に腰をおろした。
そして俺の腰のあたりに投げ出した足を乗せる。
彼が俺のプライベートスペースに入り込んできたときは、いつもこう。


「皆坊主だから」
「いや、確かにお前以外、坊主だけど…逆になんで今までしなかったんだよ」
「先輩命令で『お前は坊主駄目だ!』って」

それに、ああ、たしかに。とうなづく。

この男子高で、比呂はアイドル的存在なのだ。
男ばかり、その上全寮制。
思春期の男どもは、当たり前なことに女に飢えている。
しかし校内にいる女といっても…そういう対象にできる人物は、片手で数えられるほど。

そんな空間に、ぱっと見、女、いや、美少女の比呂。
しかも生徒という対等な立場にいたら、そりゃ、まあ。人気もでる。
ちなみに彼のおかげで俺は、靴の中に画びょうを入れられたことが何度かある、陰湿な奴らに。

比呂に抱きついたり、可愛いと頭をなでたりするのは冗談だと俺もわかっているが…どうも嫌で。
それに、そのなかに本気の奴がたまにいるから怖いもんだ。
まあ校内にカップルも、隠れてはいるが、何組かいるし。
教室では俺がコイツを守っているが……野球部でもそんな扱いでは、いつか襲われてしまうのではと気が気ではない。
947名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 18:47:48 ID:m+lj5gkW



「おれだってなあ、やる気がるって見せたいんだよ!甲子園だって行く気あるって、驚かせてやる!!」
「……俺も……」
「へ?」
「………俺も、やめたほうがいいと思う」
「、なんで?」
「今のほうが、可愛い」
「っ」

思わず、思っていたことが口に出てしまった。
他の奴に比呂を、取られたくないと思ったら。
…いや、もしかしたら、坊主にしたほうが他の奴らが、比呂に幻滅するかもしれない。
奴らはただ『可愛い容姿』を求めているだけだから。

俺は、違う。
比呂が可愛い容姿のままだろうと、坊主になってしまおうと、俺は、比呂のことがす……
って、俺は、男相手に何を思っているんだ。

ぶんぶんとかぶりを振って、もやもやとした思いを振り切った。
ここ最近、いや、かなり前から…俺は悩んでいる。
名前のわからない、このもやもやした思い。
いや。違う。
名前がわからないのではない。
俺は、その名前を知っている。
けれど、名前をつけたく、ないだけなんだ。


「…比呂」


そう言って彼のほうを見ると、なぜか白い頬をこれでもかと赤くして、金魚のように口をパクパクさせていた。
『お前何言ってんだ』と言いたそうな顔が可愛くて、思わずニッと笑った。
すると比呂はついにうつむき、ロールアップしたジャージからちょこんと顔を出している爪先を、ぎゅっと丸くした。

948名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:04:14 ID:m+lj5gkW
「そっ、そーいやーさ!!」

話を逸らしたかったのか比呂が大きな声を上げる。
バリカンはすでに彼の右手からは放り出されていた。


「ベッドの上下、代わってよ」
「なんだ急に」
「上に180のデカイのが寝てると思うと、毎晩怖いんだよ。ギシギシうるさいし、いつ落ちてくんじゃねーかと…それに、下のほうがティッシュ捨てやすいだろ?」


してやったり、というようにニヤリと笑った比呂に、俺は頬の熱が少し上がったのがわかった。


「…わかる?」
「毎晩毎晩、たまってんのかつーの」
「まあでも、どこの部屋もそうだろ……ってか、お前もしてんだろ?」
「し、してねーよっ!バカマキ!!」


そんなに下に響くものなのか、と少し感心しつつ、そう返すと比呂はまた真っ赤になって否定した。
キャンっと吠える、小型犬のようだ。


「してるだろ」
「してねえ!!おれは純朴な野球少年だ!!」
「したことねえの?」
「あ、あるわ!!」


健全な男子高校生が、抜いたことないとかあり得ないだろ…
なんて、そんなことは建前で。
単純に…そう、ただ単純に。
興味があった、比呂の、そういう話題に。


949名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:25:39 ID:m+lj5gkW
「てか童貞だろ」
「うるせえ!」
「…否定、しねえんだ」
「……っっ、おれは…純朴な野球少年だ!」
「なんだそれ、てか、してやろうか?」
「……は?」


思わず口をついて出た言葉に、比呂が瞳がこぼれんばかりに目を見開いた。
いつの間にやら比呂は体操座りをしてコンパクトになっており、俺の腰の上からは足はもうなくなっていた。
そのため、すんなりからだを起した俺は、比呂に向かい合うように胡坐をかいて座った。

「抜いてやるよ、たまってんだろ?」

いや、そうじゃない、比呂を思って言ったわけではない。
俺がしたいだけ、見たい触りたい、キスがしたいだけ。

先程までわからなかった、いや、認めたくなかった『名前』…今はもう、知らないふりなどできなくなっていた。


「…ばっ…バカマキ!頭わいてんのか!?」
「山下と安田、見せ合ったってよ」
「あいつらはデキてるだろ!」
「男同士なら普通だろ」

比呂との押し問答で、『そんなわけねぇだろ』と突っ込まれたら終わりなひとこと。
何してんだ、俺…と少し冷静を取り戻しかけた俺に、降ってきたのは予想外のひとことだった。


「そっ、そうなのかっ!?」


……まったく、こいつは今まで、どんな純粋な人生を送ってきたのやら。
950名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:26:04 ID:m+lj5gkW
「……だから、俺も毎晩ギシギシしてんだろーが。何?お前女なの?」
「ちげーよ!ふ、普通だよな、うん!!普通だ!!」
「じゃあやってやるよ」
「はあ!?自分でやるわ!」
「あ、じゃあどうぞ」
「え!?」

俺が少し笑って言ってみせると、比呂は少し涙目になって『うー』と小さく唸った。

「ほら」
「…あー、もうっ!」

そう言ったかと思うと、俺と比呂の間で丸くなっていた布団を勢いよくかぶる。
白い塊になったと思った数十秒後、そろりと金髪をのぞかせ、続いてくすんだ青の二つの瞳が見えた。
赤くなった頬が反射して、白い布団まで赤く染まって見えるのではないかというほど、彼は真っ赤だった。

951名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:42:03 ID:m+lj5gkW
「布団、かけてやるからな」


明らかに困惑した顔をして、比呂は布団を下半身を覆うように整える。
そして、ゆっくり、布団の中に手を入れた。
ジャージを脱ごうとしているのか、腰をもぞもぞと動かしている。

(……こうしてみると……女にしか見えねぇな…)

顔を真っ赤にしていそいそと動く比呂を、そんな思いで俺はじっと見詰ていた。

「…あんま……見んな」
「興奮するだろ?」
「し、しねえよ!!」
「いいから」


布団一枚といっても、結構分厚い。
比呂がぎこちなく手を動かしているのはわかるが……どう動かしているのかはわからない。
ただ握っているだけなのではないかと思ったが、次の瞬間、比呂が眉をひそめた。

涙目な真っ赤な顔で、眉をひそめた、すこし息の荒い可愛いルームメイト。
比呂がそこでしている、俺の布団の下で、している。
そう変態ちっくなことが一度頭に浮かんだら、離れなくなってしまった。

…自分のが、すこし、硬くなったのがわかった。
952名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:46:15 ID:m+lj5gkW
「楽しい…?マキ…」
「うん」

荒くなった息でそう言った比呂は、顔をあげるとすぐに目を丸くした。
大方、俺の硬くなったもので膨れ上がったジーンズが目に入ったのだろう。

「…変態、マキ……ゲイだったの?」
「かもな」
「は?」
「だった、は違うか。ゲイかも」
「が…がちで言ってる?」
「…手、止まってる」
「う、うお…」

俺にそう言われると視線を落として、素直に手を動かし始める。
…布団の中でオナニーなんて、やったふりできねえか?
なんでコイツ、こんなに素直なんだ。
素直で、…可愛くて。危なっかしすぎる。

「比呂、可愛い」
「っ」
「手ぇ止めんなって」
「お…おう…っ」

驚いたように顔を上げた比呂をいさめるように言う。
すると、しん、と澄んだ空気の中に、比呂の荒い息だけが響いた。
953名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:59:06 ID:m+lj5gkW
「…声…」
「……っ…」
「…我慢してんの?」
「…っ……」

応える余裕もないようで、比呂は涙目のまま、俺を見てきた。
声なんて出すものか、というように比呂はぎゅっと口を真一文字に結んだ。の、だが。

「……あっ……」


何の拍子か、嬌声が小さく漏れる。
その声は女のそれのようで……俺は、からだの中を熱い何かが走ったように感じた。

比呂は余計に涙をためて、訴えるような眼で『……もう、いいだろ?』と小さくつぶやいた。

「最後までやんねえと、お前が気持わりいだろ」
「……大丈夫っ…」
「じゃあキスしていい?」
「……へ?」
「最後までやるか、ここでやめてキスか」

言い終わると同時に腰を上げ、にじり寄るように比呂に近づくと、ビクリと肩を揺らしてキョロキョロ視線を泳がせた。

「……キ……キ、ス…がいい」
「やり」

比呂は何か言おうとしていたが、その言葉は俺の口の中で溶けて消えた。
954名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:59:28 ID:m+lj5gkW
ご飯の時間です
955名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 13:18:19 ID:4D1mlwxK
まだ飯食ってんのか!?ここで止まったらただのBLじゃないか
956名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 17:37:14 ID:cGYgzWKI
>>954
下げを覚えてくれないか
957名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 03:43:20 ID:dv0HvabG
書きながら投下は避けた方がベター。
ある程度でいいので書きためて、ある程度の量を
まとめて投下した方がいいよ。
958名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 23:45:57 ID:v+uxFFVW
今週号のサンデーの神のセカイの結たんは非常に良い男装ぶりだった。
イケメン男装少女×草食系オタク男子って俺得すぎる
959名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 21:15:05 ID:FtDtQhkv
保守
960名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 11:51:28 ID:0v1SXw79
やはりココの作品は類似スレの中ではクオリティが高いな
961名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 09:51:31 ID:UFt53L8o
そういえばこないだトリコで刀職人?かなんかに男装の麗人がでてたね。風呂入ってたら覗かれて焦ってたな。
男装ってちょい役なら意外に多いかも。
962名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:28:10 ID:NKqMVc0Z
一年前ぐらいの452の続き投下。
エロ書くの初めてで無駄に長いわりにはぬるいエロありです。
自分は一人称が僕より俺の方をプッシュします。



目を閉じれば、さっきのヒロの姿が思い出される。
中学生の頃に比べると、本当によく成長したものだと思う。
昔のヒロの体型はあんな女らしいものではなかった。
少なくとも、服をきたまま俺を煽れるような威力は持ち合わせていなかった。
胸もささやかというより、ほとんど無に近いものだった気がする。
それを特に気にするでもなくケンカばかりしていた頃のヒロは、間違いなく誰がみても少年にしか見えなかっただろう。
そんなヒロの体型が変わってきたのはいつ頃だっただろうか。
俺がヒロを抱きはじめた頃ぐらいからかもしれない。
初めて抱いた時は胸などほとんど無かったのを覚えている。
まさに少年を犯す感じだ。
昔から何故かモテた俺が、わざわざ少年と間違われるようなヒロを抱きたいと思ったのは、見えない色気に誘われたからなのだろう。

そしてハマった。
それまではセクシー系の女しか興味なかったし、貧乳など論外だったが、逆にそういう媚びたような女があまり好きでなくなり、ヒロ以外を自分から抱こうという気があまりしなくなった。
これは昔の俺からしたらかなりの変化だ。
人間、何が起こるかわからない。

ヒロは、クールな性格と中性的で綺麗な顔立ちから、女子達の絶大な人気を誇っている。
でも、俺から言わせればヒロはただの強がりで喧嘩っ早い女だ。
俺が女に囲まれてメールアドレスを聞かれていようと、女に抱き着かれていようと、何も思ってないというような顔をするが、長年隣にいた俺にはバレている。
ポーカーフェイスを装いながらも、実は妬いていると。
それを知りながらも興味の無い女と関わるのをやめようとしない俺は、我ながら意地が悪いと思う。
いつでも女には優しく紳士であると自負していたし、周りにもそう思われているが、今までの自分の行動を思い返してみると、ヒロ限定でSのようだ。
963名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:31:42 ID:NKqMVc0Z
「おい。」
はっと気づくと、そこには上気してほんのり色付いたヒロの顔があった。
「うぉっ」
妄想中にいきなりあらわれたヒロにびびる。
「何そんなにびびってんだよ。」
お前の事考えてたからだ。とも言えず、俺は黙る。
訝しげな瞳でベッドのサイドから見下ろすヒロ。
着替えて、俺のぶかぶかのTシャツをきているため、胸のあたりが大きく開いている。
今にも肩からずりおちそうだ。
俺はヒロの手を引き、ベッドに引き込んだ。
その身体は簡単に俺の上に倒れる。
「急に何だよ。いてぇな。」
俺の胸のあたりで、むくっと頭だけ起こして俺を非難する。
その身体を自分の下にして、ヒロの頭の両サイドに手をつき、今度は俺が上になった。
何が起こったかわからないというように、ぽかんとしているヒロ。
見上げる瞳に俺が映る。
「何すんだよ、どけって。」
眉をしかめてヒロは胸板を押してくる。
ここまでしてまだわからないとは…こいつは一体いつになったら雰囲気を読めるようになるのかと心配しながら、その拒む腕をつかんだ。
「邪魔だっ…んっ」
男みたいな言葉しかでてこないその唇を唇で塞ぎ、言葉をさえぎる。
そして口内に舌をいれ込んだ。
もがくヒロの腕を押さえて、角度を変えて口内を堪能する。
ヒロの抵抗が止んだ。
やっとこれからしようとする事を理解したようだ。
胸板を押していた手は、俺の服をぎゅっと掴んだ。
口をはなして、ヒロの様子を伺うと、その頬はさっきより増して桜色に染まり、あっていた目線を恥ずかしそうにずらした。一気に性欲のボルテージがあがる。
再び口を合わせると腹のあたりをまさぐり、服を捲りあげた。
小振りだか形のよい胸に触れた。
それを揉み、頂きの小さな突起を軽く親指で擦った。
びくっとヒロは身体を震わる。
俺の下で、小さな動作一つ一つに敏感にこたえるヒロ。
その反応のすべてが可愛く思えてしまう。
俺は軽く触っていただけのその突起を、きつくつまみ引っ張った。
「っ…ぅ」
それまで絡めあっていた舌がひっこみ、盛大に胸に反応してぷるぷると小刻みに震える。
声は出すまいと必死に堪えているようだ。
その様子がおもしろくて、それを押し潰しながら左右に引っ張った。
「ゃぁっ…ぁ…」
我慢仕切れず荒い息と共に小さく声が漏れる。
慌てて口を塞ごうとするヒロの両手を掴み、頭の上でひとまとめにした。
「いいだろ。我慢なんてしなくても。」
言っている間もくにくにと柔らかな突起を転がす。
「いっ…いやだっ…はぁっ」
「俺は聞きたいな。」
「無理ぃ…っ…ひゃぁっ」
突起をきつく潰しながら左右に引っ張るとまた声があがった。
「とっ…とれちゃうだろっ…ぁあっ…やめっ…ろ」
「こんなに簡単にとれねぇよバカ」
そう言って俺は胸にかぶりついた。
964名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:35:54 ID:NKqMVc0Z
「あっ…」
ちろちろと小さな突起を舐めると、今までとちがう感触に驚いたのかつむっていた目をあけて反応した。
舌で転がされるもどかしい愛撫に身をふるわせているようだった。
そんな様子を見ながら俺は舐めながら転がしていた突起に軽く歯をたてた。
「ひぃっ」
身体はびくんっと震えて素直に反応する。
優しい愛撫よりもきつい愛撫の方を、身体は求めているようだ。
かなり前から気づいていた。
ヒロは少し痛いぐらいのほうが悦ぶ。
本人は絶対に認めないだろうが、実は身体はMなのだ。

胸から口を離すと、赤くツンと上を向いたそれはぬらぬらと卑猥に光っていた。
それが目に入ってしまったヒロはさらに頬を染める。
「や…やだっ…電気消せよっ」
「どうしよっかなぁ。俺は見たいし。」
「変態…」
ヒロがじたばたする。
「まぁまぁ…見えなかったらいいんだろ?じゃあコレでいいよな。」
そう言って、俺は側にあったネクタイを手にとってヒロの目を覆い隠すように縛り、目隠しにした。
「えっ…」
「これで見えないから大丈夫。」
「俺から見えないだけだろっ」
「そうだけど?」
ぎゅっと胸を掴む。
「…っあ…。はぐらかすなっ。」
「電気のスイッチまで遠いしさぁ。」
胸の突起を指で弄びながらめんどくさそうに答える。
「数歩の距離じゃねぇか…ぁんっ…」
突起をきつく摘むといつもとは違うかわいらしい高い声が出た。
「かわいー」
少し笑いながら言うと、それがお気に召さなかったようで「…はぁっ…だ…だまれっっ」と返してくる。
「よし、もう黙ろう。」
「まだ消してな…ぁ」
まだ抗議し続けるヒロの口をキスで塞いだ。
何か言おうとしてるようだが舌を侵入させ、ヒロのそれに絡ませて喋らせない。
キスを続けたまま、胸にあった手をスライドさせ、ウエストをなぞりながら下腹部までもっていき、下着に手をかけた。
もう濡れていたそこは、下着を湿らせている。
下着の中に手を入れ、肉のひだをかきわけて中指を突き立てると、そこは難無く指を受け入れた。
慣れたもんだと思う。
初めの頃は指一本入れるのも苦労していたというのに。
抜き差ししながら中の壁を擦ると、びくんと中が収縮する。
それは拒むようではなく、奥へと導くような動きだ。
中指を入れたまま、親指の腹で肉芽を潰すと、また壁がひくひくと動き出す。
「くぅ…ぁあっ」
キスをしていた口を離すと、濡れた唇から甘い喘ぎ声がもれる。
だが俺の片手で両手をまとめ押さえられているので口を塞ぐ事もかなわない。
「いい声。」
意地悪くもそう言ってやると
「くそっ…っ…はぁ…ぁん」
と悪態をつきながらも女の艶やかな喘ぎ声をはく。
965名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:39:13 ID:NKqMVc0Z
このギャップは見ててとてもおもしろい。
素直にならない口と素直な身体の反応の差が。
もっといじめたくなって
「素直になれってー。『気持ちいい、もっとやって』とでも言ってみろよ。もっと激しくしてやるから。お前激しいの好きだろ?」
と言ってみる。
ヒロがそんな事言えないのも、これを言えば反抗してくるのも承知の上だ。
「なっ…好きじゃねぇしっ…」
「本当ー?」
中指で中を掻き混ぜながら、胸にしゃぶりつく。
「ひっ…ゃぁあん…やめろっあぁっ…」
ヒロはそうはいいながらも中を締め付ける。
中指をヒロのGスポットにあて、強くこすり、肉芽を摘んでねじると、ヒロの口から一際大きな声が漏れた。
「ひゃあぁっ!」
肢体の筋肉がつま先までピンとはっているのが伝わってくる。
内部では肉壁が痙攣し、蜜が溢れ出る。
ぴくぴくと身体全体を震わせたヒロは何も言わない。
「おーいヒロ。起きてますかー。」
頭の上でまとめ上げていた手をはなしてやり、頬をぺちぺち叩いてみるが反応がない。
目隠しのネクタイを剥ぎ取ってみると、目はつむられたままで開かない。
どうやらイってしまったようだ。
「こら、起きろよヒロ。まだこれからだろ。」
身体を揺さぶるとぴくっと身体が反応して
「ふぇ…えっ?」
と言って焦点のあわない目をあけた。
「まだ俺はイってないんだから。つきあえよ。」
そう言ってヒロの捲れあがったシャツと下着をぬきとり、自分も上を脱いだ。
ヒロは何も抵抗しせず、力がぬけてくたんとしている。
ヒロの片足を肩に担ぎ、人差し指と中指を挿入する。
ある程度解しておかないと、後でめんどうだ。
「あっ…はぁっ」
指を動かすたびにヒロの濡れた唇が少しあいて、荒い息がもれる。
もう我慢しようとかいう理性はあまり残ってないらしい。
ヒロは腕を俺の首に巻き付け、心音が伝わるほど身体をぴったりと密着させた。
きゅっと抱きしめてくるヒロの仕種は、甘えられているようでちょっとうれしい。
茶色いショートヘアを梳くように頭を撫でてやると、頬をすりよせてくる。
日常ではそっけないヒロが行為の最中にみせる控えめな愛情表現に、俺の心臓は高鳴ってしまう。
おでこにキスをしてやり、耳を甘噛みすると、ぴくんと肩が震えた。
いちいちかわいい仕種にこっちも限界になってきた。
966名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:42:17 ID:NKqMVc0Z
そろそろ入れたい。
中で指をバラバラに動かしながら抜き差しを繰り返していると、中から溢れ出た蜜で、いつのまにかその部分のシーツは大きな染みを作っていた。
もうヒロの中は二本の指が十分入るほど解れている。
確認するように二つの指を少し開くと、くぱぁっという音をたてて中が開いた。
もうだいたい解れただろう。
俺はそう思い、ヒロの力の抜けた身体を起こし、俯せの状態にして、腰を掴み高く上げさせた。
ヒロは枕に顔をうずめている。
俺はズボンの前を開けて、自分のモノをヒクつくそこにあてがった。
するとヒロはびくんと身体を震わせ、無意識なのか、少し腰を引いた。
「こらこら逃げるな。」
まだ入れるとなると身体は少し強張るようだ。
そう言って、逃げていた白くしなやかな腰をがっちりと掴んで自分の方へとひきよせる。
こうみるとヒロの肢体はもうあきらかに女のそれであり、いつものあんな乱暴な言動の面影すらない。
ぷちゅっという淫らな水音がなって先端が肉のひだに少し食い込んだ。
「ゃあっ…っ」
枕に顔をうずめていたヒロのくぐもった声が聞こえる。
「入れんぞ」
ぐっと少し中へ押し込むと
「ぁあっ…い…痛っ…」
という声が聞こえた。
久々の挿入のせいか、中の肉壁は普段よりもぎゅうぎゅうと俺のモノを締め付けてくる。
俺は気持ちいいがヒロには少しきついかもしれない。
さすがに指二本じゃ足りなかったようだ。
「すぐ慣れるだろ?まだ先端しか入ってねぇし。」
そう言って、俺は更に深く性急に挿入する。
「あっ…はぁ…ちょっとだけ待っ…て」
「どうした?」
半分まで入ったところで、ヒロが制止する。
「きゅ…休憩…」
「休憩ー?あと半分ぐらい頑張れよー。」
ヒロに覆いかぶさって後ろから胸をまさぐり、ぴんとたった赤い突起をいじる。
「ひゃあっ…ぁん…だってぇ…」
「すぐ悦くなるから。」
首筋を舐めてなだめる。
「やぁあんっ…そこいやぁ…」
首筋がやけに弱いヒロは喘ぎながら抗議しているが、中は悦んでいるようなので止めてはやらない。
967名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:46:22 ID:NKqMVc0Z
「嫌、じゃなくて気持ちいいだろ?」
首筋にゆるく歯をたててやる。
「違ぁあ…っ…はぁん」
「説得力ねぇー。」
ヒロの中が俺にもっと進めと誘うようにうごめく。
それにのって俺は一気に中へ自身をうめた。
グチュンと音をたてて奥まで貫く。
「あぁっ!…はぁ…ぁ…急すぎっ…ぁ」
「あーヒロん中ほんと気持ちいい。中が歓迎してくれてる気がする。」
ゆっくり腰を動かしながら、絡み付くように吸い付くヒロの中を味わう。
「歓迎なんてっ…っあぁ!」
「してるしてる。ヒロの中俺の事絡み付いてはなさないもんな。」
ゆるゆると動きを、スピードアップさせていく。
部屋には荒い吐息と、互いがぶつかる水音がいやらしく響き、聴覚を刺激する。
ヒロの腰を引き寄せたり離したりするたびに、ヒロの胸がぷるんぷるんと揺れる。
その胸を後ろから乱暴に掴み形がかわるぐらい強く揉むと
「やぁあんっ」
と甲高い声が響いた。
もうヒロの秘部はぐちゃぐちゃで、奥まで俺のモノをしっかりくわえ込んでいた。
がくがくと身体を揺さぶるたびにぐちゅんぐちゅんと大きな音をたてて中が泡立ち、蜜が漏れる。
それは俺の脚にまで伝っていた。
吐精感が増す。
俺は最後のおいうちをかけるように子宮口にガンガンと先端を打ち付ける。
「ひゃぁあっ!はっ…あぁっ…あんっ」
打ち付けるたびにとぎれとぎれになる喘ぎ声を聞きながら、更に強く突く。
中がぎゅうっとしぼりとるように締め付けてきて、俺は小さく呻いて一番奥に精を放った。
ヒロの中は痙攣したように細かく収縮を続け、最後をだしきるまで、注ぎ込まれた熱を奥にとどけようとしていた。
ヒロも同時にイったようで、一気にヒロの身体は力が抜けて俺の支えがなければ膝をたてていることもできなくなっていた。
968名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:48:51 ID:NKqMVc0Z
俺は余韻にふぅ…と息をついて、自身を抜いた。
栓を無くした秘部からは白濁色が流れでている。
それを見て、なんともいえない満足感のようなモノが込み上げてきた。
自分のものであるという証明のようなものなのか。
気を失っているヒロを仰向けにしてベッドの中心に寝かせ、頭をなでてやる。
それに反応してか、
「ふぅっ…ぁ…」
とヒロ小さくつぶやいて、微かに目をあけた。
「気づいた?」
俺はぽんぽんとヒロの頭をたたいた。
ヒロは何も言わずぼーっとしたまま空中を眺めていた。
何分かお互い気だるい余韻を感じながらベッドに横たわっていると、ヒロがむくりと上体を起こした。
「どうした?」
俺が問い掛けても返事をせずに、一点をみつめている。
その視線の先を追うと、それはヒロの内股に伝う白濁に。
「お前中でだしやがったな…。」
低めの声で、ヒロがつぶやく。
「さっきまであんなにかわいかったのに…」
「中出しすんなっていっただろ!」
ヒロの拳を受け止めながら俺はなだめる。
「大丈夫だって。今日は安全日だから。お前の身体は俺が一番知ってる。」
そう言って、ヒロを抱きすくめる。
「…なんか今の発言気持ちわりぃ…」
「ひでぇ…。今ので俺の心は傷ついたぞ。」
「全然傷ついてねぇだろ。反省してねぇし。だいたい安全日でも百パーセントじゃないんだろ。どうすんだよ妊娠したら。」
「結婚する」
「なっ…」
思いもしない答えにびっくりしたのかヒロは黙る。
「もうすぐ結婚できる歳だろ。」
「そ…そうだけど…。」
「な、だから中出しも大丈夫。」
「…そうか。…って!話しをすり替えるな!」
ははっと笑って俺はヒロのおでこにキスをする。
「まぁまぁ。そんな怒んなよ。責任はとるから。」
そう言いながら俺はふにゅふにゅと胸を揉む。
「…っ揉むな!お前ほど信用できねーやつはいないっ。」
「そんなこと言うなよ。なぁ、もう一回しようか。」
そうヒロの耳元で囁くと
「はぁ!?ふざけんなどけっ」
とヒロは暴れだす。
「次ぎはゴムつけるから。」
「そういう問題じゃない!…ゃあぁっ」
俺達は第二ラウンドへと突入していった。

おわり。





尻切れトンボですいません。
969名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:06:36 ID:yAPN6DVA
乙!
970名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 22:19:33 ID:bw7rDQpk
GJ!
971名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 23:20:23 ID:NKqMVc0Z
やっぱ自分の拙い文じゃあ活性化は無理があるなぁ…。
「土曜日の情事」の人とか帰ってきてくれたら活性化しそうなんだけど。
972名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 23:42:19 ID:EpQL0dqw
GJ!ギャップはほんと良いものだな
973名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 03:28:11 ID:XPenG1uP
ここの書き手って何故か意味もなく上げ投下だよね
974名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 09:33:13 ID:yb4SpHVY
保守
975名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 15:14:20 ID:Vlv4gol1
ジルとジャンヌだれか書いてほしい
976名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 21:58:36 ID:0TW+CgRo
ぼちぼち次スレやね

2年半付き合った10スレ目ともついにお別れか…
977名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 22:19:16 ID:lpKbJTpQ
つ 保守
978名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 14:22:32 ID:Zj3dUNfM
>>975
忘れちゃいけないリアルなジル=ド=レ公は……ショタコン。
そう、誰か! ジャンヌが掘られるSSを!
979名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 23:31:25 ID:UXiG+Mhp
ショタ顔男装少女が掘られるだと!
新しいな!
980名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 21:20:26 ID:ov1UBJ3D
俺はお前が好きなんだ!

男装っ娘、女であることをばらす

主人公は男だった男装っ娘に惚れている
↓ 
アッー!
981名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 13:50:52 ID:Y89GN+6x
おしりでしかやってくれないから、えろえろなのに前は処女で、
自分で慰めたりしながらも、純潔だけは愛しいあの人(注:ショタコンの変態)に
奪って欲しいと日々願っている男装少女。、
度々愛しいあの人(注:ショタコンの変態)を誘ってみるも、
やっぱりおしりでしかやってくれず、でもそれで気持よくなっちゃうから
誤魔化されちゃう。

こうですか、わかりません!
982名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 03:31:11 ID:kIg7SJhM
今週放送のクレしんは男装っ娘話が来る模様
983名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 20:49:46 ID:uAj8lUo+
そういえばTBSのなんかのアニメに男装娘が出てるらしいが本当か?
984名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 14:07:43 ID:mH2TjcIy
どのアニメだろう
気になるな
985名無しさん@ピンキー