□
フェイトはあまりオシャレに気を遣う質ではないが、下着にはポリシーがある。
素材は断然シルク、色は黒だ。
故に、つい今し方洗濯機に放り込んだ白い木綿のブリーフはフェイトの持ち物ではない。
キャロの部屋の前でぽつねんと佇むフリードを見かけ、何かあったのかと様子を伺った結果、キャロに代わって洗濯する事になった代物だ。決して、フェイトが盗んだ物ではない。
それにしても、あれは非常に居たたまれなかった。
と、フェイトは溜息をついた。
それはそうだろう。子供だとばかり思っていた我が子の自慰、しかも好きな男の子のパンツを穿いて、を目撃してしまったのだから。
あの後、羞恥心を主な理由として自殺しかねないほどに思い詰めたキャロを宥め賺し、そこに至る経緯や理由を聞き出すのにも骨が折れた。
そして、恋愛相談に変化していったのもつらかった。
フェイトとて、恋愛という意味で人を好きになった事がないではない。
しかし、ユーノは友達になった頃には既になのはと断ち切れない絆を築いていた。クロノも、告白しようと決心が付いたときには過去形でなければならない相手となっていた。
要するに、フェイトは彼氏居ない歴=年齢なのだ。
「それにしてもキャロ、エリオの事が本当に好きなんだなぁ」
誰もいない洗濯場で、フェイトは小さくつぶやき、溜息をつく。
初めて見たキャロの恍惚に満ちた表情。
親離れしてしまった我が子に対する寂しさがフェイトの胸に去来する。
「パンツでするの、そんなに気持ちいいのかな?」
幼なじみの中で唯一恋人居ない歴を更新中の身として、何やら思うところもあるらしい。
「誰も、来ないよね」
出入り口から見えないように、洗濯機の陰にしゃがみ込む。
懐から一枚の布を取り出すと、彼女はそれを顔にあてがい、大きく息を吸い込んだ。石鹸と太陽の匂いがフェイトの胸を満たす。
「これが、エリオのおちんちんの匂い」
パンニーは感染する、持ち主のあずかり知らないところでも。
完
560 :
超硬合金:2008/08/12(火) 00:14:40 ID:ixK1EFH2
以上です。
このジャンルの草分けであるMr.P様に習って、パンニーは感染症であるという設定になりました。
尚、作中での感染者は一人だけですが、パンツだからパンデミックでいいのです!
・・・ナンバリング入力ミス! 皆様すみません。以後気をつけます。
>>560 投下前に確認しなかった
ほんとに申し訳ないことをしました
>>560 GJ!それにしても機動六課は変態の巣窟かw
>>556 よく見ろ
最初にシリーズ物って書いてある
タイトルもほとんど一緒だし
>>560 GJ!
>>560 GJ!
エリオの下着使用者三人目ルーを待ってます。
GJでした
エリオのパンツが六課でたらい回しに使用されていきそうだw
最終的には某5歳氏の真似をして頭に被ったヴィヴィオをエリオが目撃するんですね
唐突な質問だが、各キャラの瞳の色ってどんなだっけ?
なのは=青灰(紫?)、ヴィータ=青(キレると鮮やかな青)、スバル=緑(機人モードで黄)、ティアナ=水色
フェイト=赤、シグナム=暗い水色、エリオ=紫、キャロ=紫
はやて=青(ユニゾン時水色)、シャマル=赤茶、ザフィーラ=赤(狼、人間いずれも)、リイン1=赤、リイン2=明るい青
ギンガ=水色(洗脳時は黄色)
クロノ=青灰、ヴェロッサ=明るい青、ユーノ=緑、マリエル=黄
ルーテシア=赤、スカリエッティ=黄、ゼスト=青(ユニゾン時黄)、アギト=明るい紫
ウーノ、トーレ、クアットロ、チンク、ノーヴェ=黄
ドゥーエ、セッテ、ディエチ=茶
セイン、オットー=緑
ウェンディ、ディード=赤
大体、こんな感じ。表現に関しては主観が混ざるので公式ページでも参考にするのが良いよ
書き忘れ
ヴィータ=ユニゾン時明るい水色
おお、
>>566じゃないけどGJ
わざわざこんな時間に調べるなんてご苦労様です
赤=フェイト・シャマル・ザフィーラ・リインI・ルーテシア・ウェンディ・ディード・シャッハ・(ゼスト)
青=ヴィータ・はやて・リインII・クロノ・ロッサ・ゼスト・ヴァイス・カリム・(リインIIユニゾンシグナム)
黄=マリエル・スカ・ウーノ・トーレ・クアットロ・チンク・ノーヴェ・(ギンガ・スバル)
緑=スバル・ギンガ・ユーノ・オットー・クイント
紫=なのは・キャロ・アギト・アルト・メガーヌ・ティーダ・(アギトユニゾンシグナム)
水=ティアナ・シグナム・セイン・シャーリー・グリフィス・(はやて)
茶=ドゥーエ・セッテ・ディエチ・ゲンヤ・オーリス・ルキノ
修正&追加ついでに色別にソート
こう見てみるとなのはもはやても日本人離れした目をしてるよね。
カラコンでもしてるのか?www
髪の色から既に日本人らしくないじゃんw
あんな真っ茶っ茶の地毛はねーよ
というか、なのはの瞳の色が割と中途半端・・・文字にする時結構悩む
一応北日本の方では異様に色素が薄い子が時々生まれるという(アルビノではない)
どうも極僅かにロシアの方の白人系遊牧民の血が混ざっていて、先祖帰りでこういうことが起こるんだそうだ
まぁ赤でもクリムゾンでもスカーレットでも作者のイメージ通りに書けばいいんじゃね?
576 :
( ゚Д゚) ◆kd.2f.1cKc :2008/08/12(火) 08:49:22 ID:aK2JUwXV
(゚д゚; 三 ゚д゚)キョロキョロ
しまったageた……or2
何がしたいんだよw
ageたくなかったんだよ、きっと。
つ 柊力
>>572 それがいるんだな。高校のときの友人が見事な茶色で、
毎回、髪型服装検査で本当に地毛なのに、
嘘つくな染めてるだろって叱られて可哀想だった。
まぁ、レンとか晶の髪の色よりかはまともだよ
でも、黒髪っていないよな。
ギンガは青だし。
560
なんという機動六課w
ああ、エリオのパンツはいったいどこへ行くというのだ
多分次はルーちゃんが使うのですね。わかります
GJ!
>>582 たしかアニメでは黒色は表現しづらいらしいよ?
585 :
246:2008/08/12(火) 11:26:28 ID:dE+ytt97
前回感想レスありがとうでした。
突然ですがすいません。今からユノフェイ、高町母娘の長編二話投下したいと思います。
何か待ってたとか色々書いてあって、申し訳ない限りです。
ついでに、今作で鬱じゃないのは一話だけです。なので今回は急展開。
以下注意書きです。
・メインはユノフェイと高町母娘。ユーノ君×フェイトさん←なのはさん→←ヴィヴィオ みたいな感じ。
・鬱展開鬱エンド。誰も救われません。誰も助かりません。
・ユーノ君、フェイトさん、なのはさん、ヴィヴィオ、八神家、ナカジマ家、テスタロッサ家、ハラオウン家
好きな方はご注意を。
では。
ミッドチルダの首都、クラナガン――時空管理局地上本部が位置する首都の外れ。そこに、なのはが起動六課
出向前から住まうマンションは存在していた。
「お疲れ様です! 高町教導官!」
「はい、そちらも毎日お疲れ様です」
敬礼をする警備担当の武装局員になのはは内心苦笑しながらも一礼し、オートロックの扉を開きエレベータへ
と乗り込んだ。
上へ上へと上るエレベータは丁度真ん中辺り、今いる階の表示が二桁になった辺りで停止し、なのはは指で
キーを遊ばせながら自宅の扉へ向かっていく。
その足取りは心なしか軽いもの。起動六課解散からまだ一日しか経っておらず、仕事も書類整理だけと言う簡
単な物だったからだろう。だが、彼女の足取りがスキップをしそうな程に軽いのは全く以って別の理由だ。
無論それは、
「ヴィヴィオー、ただいまー!」
「ママお帰りなさい! お仕事お疲れ様!」
この新しい家族がいるからに他ならない。
扉を開けて帰りを報せるや否や、ヴィヴィオが子供用スリッパをパタパタと鳴らし、なのはに抱きついた。
突然の出迎えになのはは若干バランスを崩しながらも何とか踏みとどまり、まずは愛娘に頬擦りをして、朝以
来の娘の暖かさを目一杯堪能だ。
遅れて、アイナがエプロンを身に着けたままなのはを出迎えた。
きっと先ほどまで夕食を作ってくれていたのだろう。キッチンからは、アイナの作ったであろう夕食のいい匂
いがなのはの空腹を刺激した。
「アイナさん、すいません。夕食ありがとうございます」
「いいえお気になさらずに。それよりも、ご飯にしますか? それとも先にお風呂に?」
「えっと、ご飯で。お腹空いちゃいました」
「はい、では早速」
ヴィヴィオを片手に抱きながら、なのはがアイナが料理を並べるテーブルの席につく。匂いだけで空腹を刺激
したのだ、それが目の前にあるとなれば空腹も手伝い早く食べたいと言う衝動に駆られるのは仕方が無い事。
エプロンを脱いだアイナが席に着き、ヴィヴィオが元気良くいただきますと口にして、なのはが早速とアイナ
の作った料理を口に運べば、瞬間本当に頬が零れ落ちるような美味しさが口の中に広がった。
隣ではヴィヴィオも目を輝かせ、アイナの作る料理を片っ端から平らげようと忙しくフォークを動かしている。
自然、なのはもヴィヴィオに負けじとアイナの料理を口に運び、気付けば皿の上の料理は綺麗さっぱり腹の中。
その後ヴィヴィオと一緒に風呂に入り、ヴィヴィオと隣り合って座り今日あった事を報告するのは起動六課か
らの恒例だ。
どれくらいそんな事をしていただろうか。ふとヴィヴィオを見れば眠いのだろう、しきりに目を擦りながら時
折なのはの方へと頭を倒し始めていた。
「ヴィヴィオ、そろそろお休みしよっか?」
「じゃあ、お皿洗い終わったら私もあがらせて頂きますね」
「はい、アイナさんありがとうございます」
ヴィヴィオを抱き上げ、頭を撫でてやれば安心したかのようにヴィヴィオが母にしがみ付き、小さな寝息を立
て始めている。
帰り自宅をしたアイナを玄関先まで見送りふと時計を見れば――約束の時間まであと少しと言うところ。
「ヴィヴィオ、ママちょっとお出かけするから。すぐ帰ってくるからちゃんといい子で眠っててね?」
「うん……いってらっしゃい……」
ヴィヴィオを寝かしつけ、額にキスをしてなのはが寝室を後にする。
エレベーターで一階まで下り、なのはがやや早足で彼女との約束の場所まで歩いていけば、予想通り彼女は車
に乗ったままなのはを待ってくれていた。
「もう、ヴィヴィオは眠ったの?」
「うん。待たせちゃってごめんね」
「私はいいけど。でもなのは、あんまりヴィヴィオを一人にしちゃ可哀想だよ?」
勿論、そんな事は分かっている。なのは自身、用件を済ませたら直ぐにでもヴィヴィオの元へ戻ろうと思って
いるのだ。
だが、何故か言うべきと思っていた言葉が見つからない。
言おうと思っていた言葉が、彼女を隣にして頭の中から綺麗さっぱり消えてしまっている。
「ねぇ、なのは。話したいことって何なのかな?」
隣からは、一向に口を開かないなのはに焦れたような、急かすような声。
それになのはが頷いて。ゆっくりと、伝えたい言葉を捜すかのように目を瞑った。
「あのね、フェイトちゃん――」
――好きな人がいた。今までずっと一緒にいて、これからもだと願い続けていた人。
誰よりも傍にいて欲しくて、けれど本当は誰よりも傍にいてはいけない人。
彼女がいると、何も考えられないくらい顔が熱くなる。胸が高鳴ってしまう。笑顔になれる。
彼女が笑ってくれると、彼女の事以外頭の中から消えてしまう。痛みも辛さも何もかも。本当に大切にしなけ
ればいけないあの子の事も。
きっとそれじゃ駄目だから。ちゃんと始めてあげる為に、終わらせてしまおうと思ったんだ――。
魔法少女リリカルなのはStrikerS
―Cursed Lily―
(2)
ザンクト・ヒルデ魔法学院は、次元世界屈指の教育制度を持つこのミッドチルダの中でも上位を争える程の名
門校だ。
地球の日本で言う小学校と等しく初等教育を行う初等部が5年制、中学校と等しい位置に存在するのが中等部、
そして更に上を目指す者達には二年置きに進学が可能な高等部等も存在し、最終的には学士資格まで取得可能と
なっているそこは、他世界からの通学者も多く存在する。
やや高めな授業料もあり在学する生徒たちはその殆どが裕福な層が殆どだが、貧しい家庭の為の奨学金制度も
確りと存在し、子供に教育を受けさせると言う面で言えばこれ程までに良質な環境は滅多に無いと言う事が出来た。
「――こぉらぁっ! 授業中なんだから静かにしなさい!」
だが所詮、そんな者は大人たちの思想であり、実際に教育を受ける子供達には何ら関係の無い事だったりする
訳で、とりわけ活発な子供達が多いここ初等部の教室に響き渡るのは、元気な子供達のざわめきと疲れ果てた様
子の教師のお叱りだ。
注意され一度は静かになる教室だが、調子を取り戻すのにさほど時間はかからない。
そして今日も無事に午前中の授業を隣に学友達と談笑して過ごした活発な少年達は、チャイムがなると同時に
それぞれの鞄から弁当を取り出し、愛情込めて作られた昼食をそれほど味わいもせず胃に収め運動場へと飛び出
していく。
一方の少女達といえば、遊び盛りの悪餓鬼共よりはそれなりに静かなお昼を過ごしている。この学院に通う高
町ヴィヴィオも、漏れなくその一人であったりした。
「ねぇねぇ、ヴィヴィオちゃん。これ、ヴィヴィオちゃんのママなんだよね?」
そんな今日の昼食時の話題は、たまたまクラスメイトが持っていた雑誌の中で営業スマイル全力全開中の――、
娘から見れば引き攣っているとしか思えない母の写真だ。
「ヴィヴィオちゃんのママ、時空管理局の凄い人なんでしょ? この前ね、パパが言ってたの」
「う、うん……そうなの、かな……」
そんなとても微妙な事を言われてもどう反応して良いのか分からないが、純粋に少女が母の事を褒めているの
だと理解し、ヴィヴィオが僅かに頬を染める。
一方のヴィヴィオに雑誌を持って話しかけていた少女と言えば、ヴィヴィオが頷くや否や笑みを満開にし雑誌
を高らかに掲げ、ヴィヴィオの名と先程知った事実に声を張り上げている。無論、クラス中に知れ渡るほどの大
きさで。
クラスメイトの視線が、一気にヴィヴィオへと集まっていた。逃げられない。そう悟った本人は、母の愛情が
大量に込められた弁当の蓋を閉め、本日の昼が自分の休息の時間で無い事に溜息を吐いていた。
ややあって、クラスメイトがヴィヴィオの元へとなだれ込んでいく。ついでに、何故か運動場に駆けていった
筈の男子までもがそこにいた。だがヴィヴィオは苦笑しつつも動揺せず、何でも来いと言う風に待ち構える事に
して。
瞬間襲い掛かってきた嵐の様な質問攻めに、耳に入ってきた質問から順番に片っ端から答え始めたのだ。
「――ヴィヴィオちゃんのママって何やってる人なの!?」
「――この隣で映ってる金髪の人も知ってるの!?」
「――この前ヴィヴィオちゃんのお母さんが、テレビに出てヴィヴィオちゃんの事喋ってたよ!」
「――ナノハさんのサインってヴィヴィオちゃんに頼めば貰えるのっ!?」
質問は続く。なのはの簡単な身の回りの事から、なのはのスリーサイズまで質問は色々と。その中には相変わ
らずフェイトの事もいくつかあったが、全て答える事なんて出来るはずが無く。
ヴィヴィオの表情に若干疲れが見え始めた頃、ヴィヴィオの様子に気付いた女子が今更ながらこの質問攻めの
終了を促した。それで質問をやめたのが殆どだが、困った事に何人かは相変わらず興奮した様子でヴィヴィオに
質問を続けている。
と、その質問の中で一つだけ、
「――ヴィヴィオちゃんのママ、わたしのママより凄い若くて美人さんでいいなぁ。でも、ヴィヴィオちゃんの
ママって、なんだかお姉さんみたいだよね?」
そんな質問が、ヴィヴィオの表情を僅かに強張ったものに変えていた。
「えっと、なのはママはねヴィヴィオを産んだママじゃないんだ……ヴィヴィオを助けてくれてそれで――」
「じゃあ、ヴィヴィオちゃんの本当のママってどこにいるの? その目の色もヴィヴィオちゃんの本当のママと
一緒なんだよね? 凄い綺麗で、宝石みたいだよね」
子供は無垢で純粋で、だからこそ残酷だ。
だから今ヴィヴィオが感じているのはきっと、誰も悪くないどうしようもなかった事だった。
「ヴィヴィオのママは、今のママだよ。なのはママが、ヴィヴィオの本当のママだよ?」
「じゃあ、ヴィヴィオちゃんを産んでくれたママってどこにいるの?」
固く繋いだ筈の絆は今も確かにある筈なのに、周りを取り囲む悪意の無い視線にはそれが嘘だと言われている
ような気がした。
辛くは無い。胸の痛みも我慢できる程度のもの。ただ、この程度の事で動揺してしまう自分が嫌だと、ヴィヴィオ
が固く拳を握りしめる。
だってこんな事では、自分を抱きしめてくれたあの人に合わせる顔が無いではないか――。
「――ヴィヴィオを産んでくれたママなんて知らない。ヴィヴィオのママはなのはママだけだよ」
だから拳を握り締めたままヴィヴィオが言う。その真剣で真っ直ぐな表情は、精一杯の虚勢に塗れてしまって
いる。
ヴィヴィオを取り囲んでいたクラスメイト達は、突然のヴィヴィオの変化に気落とされ動けないでいた。
ややあってから先ほどまでヴィヴィオに質問をしていた少女が後ずさり、涙を溜めると同時にざわめきが教室
中を埋め尽くす。
それは、今まで輪の中に入っていたなったクラスメイト達の視線をも集め、その中心、ヴィヴィオは目の前の
少女がが突然泣いてしまった事に、他の皆と同じように何も出来ずにいた。
ただこうやって虚勢を張る事をしていないと、何かが崩れてしまいそうでそんな余裕は無かったのだ。
「何やってるのっ、高町さん! みんなもっ!」
その声がした方向を見れば、教師が慌てて生徒達の輪を掻き分けているのが確認できた。
泣いている子がいる事情を聞こうとしたのだろう。咄嗟に教師が伸ばした手は教師が思った以上にヴィヴィオ
の腕を強く握っていて。
――それは、本当に唐突に起こってしまった。
* * *
戦艦クラウディアで、シャーリーがなのはから預かったレイジングハートを修理を始める事早数時間。じんわ
りと額に浮いた汗を拭いもせず、シャーリーはコンソールを忙しく叩き続けていた。
「レイジングハートさん、あと少しですから辛抱してくださいねー」
眠っているレイジングハートは答えないが、シャーリーはしきりにレイジングハートに言葉を投げながら彼女
に何か異常は無いかと注意深くモニターを凝視する。
普段の彼女には余り見られないその様子は、それだけこのデバイスを扱う事に注意を配っているのだと言う事
が容易に伺えた。
それは、上司の親友のデバイスだからではなく、お世話になった人のデバイスだからでもなく、デバイスマス
ターとして責任でもない違うもの。
医者が患者を診るかのように、自分がデバイスの命を奪ってしまうかもと言う感情からなのかもしれない。
レイジングハートはそう言う患者の中で言えば、飛びぬけて繊細だ。繊細すぎると言っても問題ない程。
インテリジェントデバイスとして備わっている人工知能と、主の性質によって自らを調整する機能。それがレ
イジングハートは他のデバイスと一線を画しているのである。
その根底にある祈願型と言われるプログラムや、術者の――なのはの望みと共に魔法を作り上げていくと言う
機能はこれまでの経験やデバイスと主の信頼関係が全て。自分のミスでそれら全てを壊す事など、どうやったっ
て出来る筈が無かった。
と、
「シャーリーさん、お疲れ様です。少し休憩にしませんか?」
不意の声が背後から。ティアナだ。
ティアナがコーヒーを載せたトレイに手に、シャーリーに入室の許可を求めていた。
シャーリーが快く入室を許可し椅子を差し出せば、ティアナはデスクにコーヒーカップを置き一礼して
椅子に座る。
その緊張している様子と言えば、思わずうむと頷いてしまう程の、文句の言い様が無い新人執務官補佐ぶり
だった。
「ティアナ、もう手続きは終わったんだ」
「あ、はい! というか、その……フェイトさんに全部やってもらってしまいまして」
「そ、でもこれからは面倒な雑務は出来る限り執務官にやらせない事。
執務官はあくまで、事件捜査と直接的な法の執行、後現場での指揮とかそう言うのをやってもらうの。で、執
務官補佐は執務官の手が回らないところのサポートと、時間がかかって面倒くさいの……書類整理とか手続きね、
それを率先してやる。
まぁ、フェイトさんは結構そういうのやりたがるけど、全力で阻止しなきゃ駄目だよ?」
ティアナがまじまじとシャーリーの顔を見つめたまま、口をぽかんと開けていた。続いたのは、シャーリーさ
んが先輩みたいと言う突っ込みどころ満載の呟きだ。
我を取り戻したティアナが慌てて敬礼して返事をしているが、もう遅い。しっかりと今のティアナの言葉を脳
内に刻み込み、今後の接し方を変える必要があるとシャーリーが一人再確認をした。
「え、えーと、シャーリーさん? レイジングハートさん、そのままでいいのでしょうか?」
そんなシャーリーの視線に危険なものを感じたのだろう。ティアナが取り繕う様に言う。
誤魔化されるつもりは全く無かったが、さすがレイジングハートは無視できない。シャーリーが背を向けた瞬
間脱兎の如くティアナが逃げ出すが、まぁきっとその場しのぎで意味は無い。
ティアナは後で叱るとして、とにかく今はレイジングハートの整備が先決だ。破損した外部フレームと、焼き
きれていた回路は既に修復済み。残るは、レイジングハートのメモリのバックアップで終了という段階。
もう、レイジングハートは起動させてしまっても問題は無かった。
『おはようございます、シャーリー』
「はい、おはようございますレイジングハートさん。後は、記憶メモリのバックアップで終了です。もうすぐ、
なのはさんの所に帰れますからね」
『はい、よろしくお願いします』
鮮やかな紅色をコアに取り戻したレイジングハートに頷き、シャーリーが記録用メディアをセットする。
時間にしておよそ一時間と言ったところだろう。レイジングハートとマスターであるなのはの大切な十年間が、
それだけの時間で消えぬものとして薄っぺらいメディアへと保存されていく。
――何となくではあったけれど、それが少し羨ましかった。
『シャーリー、どうかしましたか?』
「いいえ、何でも。ただ、こうやって大切な思い出を忘れないでいられるって言うのは、それが出来ない人間か
ら見ると、羨ましいなぁと……って、いきなりすみません、こんな事……」
表情の無いレイジングハートが、僅かに不思議そうに瞬いた気がした。
『――確かにそうなのかもしれませんが、それが出来ないからこそあなた達は思い出と言う物を大切な物として
いるのではないですか?』
ややあってから紡がれたその言葉はまるで問いかけるような言葉で、けれども違うもっと別のもの。
言うなればそれは、彼女がなのはと出会ってからの十一年余りの経験による、レイジングハートと言う名の人
格が紡ぎだした彼女自身の想いの様なものだったのかも知れない。
『いつまでも失くしたくないからこそ、あなた達は色々な物を作り出した。私がこの様に存在しているのも、そ
のおかげです。忘れると言う事が悲しい事を知っているからこそ、忘れたくないと思ったのでしょう?』
本当に消えてしまった思い出は、二度と甦る事は無くて。だからこそ、色々な物を人間達は作り出した。忘れ
ないため。記憶させておく為に。魔道師の使うデバイスは、元はその為の物だったのだとレイジングハートが言
う。
その言葉を確りと頭の中で繰り返し、シャーリーが頷いた。
自身の伝えたい事がきちんと伝わったのだとレイジングハートもシャーリーに応えるように瞬き、それから
バックアップが済むまでの間と言う事で始まったのは、二人の共通の話題――つまりは、なのはに関わる話だ。
本人が聞けば苦笑することしか出来ない会話を、本人の知る由も無い所で交えつつ、シャーリーがコンソール
を操作する。
シャーリーの操作によって別ウインドウで表示されたのだ九歳の頃の高町なのはだ。
話しの流れと言うよりも、シャーリーの一方的な申し出にレイジングハートは快く了承の意を伝え、始まった
のは”子供の頃のまだ可愛かったなのはさん”の上映会だった。
『まだこの頃は魔力が高いだけでしたけど、どうですか? 中々可愛いものでしょう?』
「えぇ、本当に……みんなにも見せてあげたいですね」
シャーリーもシャーリーの言う皆も勿論初見ではないが、素晴らしいものは何度見ても素晴らしい。
映像の中のなのはは、リリカルマジカルなどとまるでアニメの魔法少女の様な台詞を口走り、レイジングハー
トは高く掲げていた。その可愛らしさと来たら、筆舌には尽くし難いものがある。
そして、なのはが睨む先は町を飲み込むかのように巨大化した樹木。その中心にあるは、淡く光るロストロギ
ア、ジュエルシードだ。
その光りの中心目掛けてなのはが砲撃を放つ。ロストロギアを封印する程の高出力の砲撃は、まるでなのはの
想いを具現化したように巨大で、真っ直ぐなものだった。
映像は次々と変わっていく。なのはとレイジングハートが歩んだ記憶を辿るその映像をシャーリーは興味で目
を輝かせて、レイジングハートは懐かしむかのように見つめていた。
「――あ、バックアップ終わりましたね。レイジングハートさんお疲れ様です。後、いい物見させていただきま
した」
『また見たいのでしたらいつでも』
「はい」
丁度九歳の頃のなのはの映像が終わりを見せ始めた頃だ。
バックアップが終わり、レイジングハートが取り出される。これで後はなのはにレイジングハートを届けるだ
けで任務完了と、ようやく安堵の息を吐き出したシャーリーがすっかり冷えてしまっていたコーヒーを一口だけ
飲み立ち上がる。
クラウディアからなのはのいる教導隊の部署までは、転送ポートを使えばさほど時間がかかる事は無い。なの
はの元へ行く前に連絡して空いている時間を聞けば直ぐにでもなのはの元へ送り届けるくらいの余裕もあった。
とそこへ、
「シャーリーお疲れ様。今からちょっと出るけど問題ないよね?」
資料を小脇に抱えたフェイトが、普段と変わりない笑みでシャーリーに声をかけたのだ。
* * *
「おめぇ、何か顔色わりぃな。ちゃんと寝てんのか?」
起動六課解散後教導官として職場を共にする事になったヴィータがそんな事を言い出したのは、昼食を食べ終
わり、定時まで後もう一頑張りと丁度意気込んでいた頃合だった。
なのはに確認してもらう筈だった教導スケジュールを手にしたまま、ヴィータはその蒼く大きな瞳を鋭いもの
に変え、なのはをこれでもかと睨みつけていた。
「えーと、ヴィータちゃん。少し、怖いかな……」
「うるせーよ、傷つくぞてめぇ。で、どうなんだよ」
「だ、大丈夫だよ。心配しさせてごめんね」
無論、ヴィータがそんな言葉を信じないのは分かっている。いつかの大怪我の時からそうだったが、何かとな
のはの様子に気を使っているのは、こう言う場合十中八九なのはが嘘を吐くのを知っているから。こればかりは、
日ごろの行いの所為なわけだから仕方ないと言えるだろう。
故にそのままヴィータに睨みつけられる事数分。折れたなのはが笑顔を張り付かせたまま、ヴィヴィオの寝顔
を見てたら眠るの忘れちゃったと、言い訳になっているのかなっていないのか分からない事を口走り、ヴィータ
の手にしていた教導スケジュールを掠め取る。
「ヴィヴィオの寝顔見てただぁ? ふざけんのもいい加減にしろよ」
「だってほんとに可愛いんだよ? ヴィータちゃんだって、あんなの近くで見てたら絶対眠れないって」
さすがにこれでヴィータが納得しないのは分かっているが、本当なのだから仕方が無い。
夜にお手洗い行く為にちょっとベッドを離れた後、戻ってきて見たヴィヴィオが自分を探して寝言で名前を呼
ぶ姿など、もう可愛すぎて寝ていられる訳が無い。というか寝るのが勿体無い。出来れば、ヴィータにも見せて
上げたい程だった。
「あぁ、でも見せるのも勿体無いよね」
「……おい」
「あっ、ごめん! スケジュール確認だったよね」
気を取り直しと言うよりも、睨んでくる彼女を半ば無視する形でヴィータの作った教導スケジュールを確認し
たが、やはり一年間起動六課で一緒にフォワード陣達を教導しただけの事はある。
教導官として働き始め、まだ研修の段階ではあるがヴィータはここら辺の基本は問題ないくらいに出来ている
のだ。
ヴィータの先輩、研修期間中の教育係としては、これ以上無いくらいに優秀な新人なのは間違いなかった。
「後は、この教導スケジュールで実際に軽く教導するんだけど……ヴィータちゃんは教導よりも、一度装備とか
のテストを体験してみた方がいいのかなぁ。やっぱり聞いただけより、色々やってみないと分からない事もある
でしょ?」
「知らねぇよ。てめぇが決めろ」
「もぅ、怒らないでよぉ。私はほんとに大丈夫なんだから」
ヴィータが一度なのはをきつく睨みつけ、教導スケジュールを手に自席へ戻る。ほんとに大丈夫なのにと呟く
なのはの声にやや乱暴に席に着くヴィータの様子では、何を話してもきっと無駄なのだろう。
仕方なくヴィータの相手をする事を諦め、午後に入ってから確認を怠っていたメールを確認する事にしたが、
どうやら今日は予想以上にメールが飛び交っていたようだ。
「うわ、ヴィータちゃんのも結構溜まっちゃってる……これであんなに怒ってたのかなぁ――ん?」
その中で一通だけ。良く見知った人物の名前に目を奪われた。
メールを開いて確認すれば、レイジングハートさんお届けですとの件名。クラウディアでレイジングハートを
修理中だったシャーリーからだ。
メールが来た時間を見れば、今からおよそ数十分前。慌ててシャーリーに確認の連絡を入れればもうそちらへ
向かっている筈との事。
続くシャーリーの言葉を確認せずにオフィスを飛び出して、やはり予想通り彼女――フェイトは資料を小脇に
抱えたままぼんやりと教導隊オフィスの前に立っていた。
「フェイトちゃんごめんね、もしかして気付くの待ってたりしたかな?」
「大丈夫。まだ時間あるから」
言うや否や、フェイトはなのはにレイジングハートを手渡しその横を通り過ぎていく。その腕をなのはが取り、
口にしたのはティアナの事だ。
やはり彼女の教導をした者として、彼女の夢の第一歩をどう踏み出したのかは気になるところだったから。
「別に。意外にシャーリーがちゃんと見てくれるから」
「そっかぁ、って意外なんて言ったらシャーリー可哀想だよ、フェイトちゃん」
「……ごめん。これから用事あるんだ。もう行くね」
なのはの腕を払い、フェイトが足早に去っていく。それを見るなのはは笑顔のまま、じっとフェイトの背中を
見つめている。
『――マスター……?』
ややあってから、小さく一言。
二人のやりとりを見ていたレイジングハートが、なのはの顔色を伺うように彼女を呼ぶ。
レイジングハートを首にかけながらそれに応えたなのはは、いつまでも。
いつまでも、変わらない笑顔を張り付かせたまま――。
* * *
教室を、虹色の魔力が埋め尽くそうとしていた。
「……」
教室に、クラスメイト達の悲鳴の様な声が響いていた。
視界の奥。教室の端まで吹き飛ばされた教師が、痛みを堪えるかのように呻いている。それを駆け寄るクラス
メイトの数人が、涙を溜めながら何事かを叫んでいた。
「……」
その魔力の中心でヴィヴィオは立っていた。吹き飛ばされた教師の元へ駆け寄ろうと一歩足を踏み出し、瞬間
後ずさり逃げ出そうとするクラスメイト達の姿に、思考すらまともに働くことが出来なくなっていて。
ただ、頭の中で繰り返す。
一体何故こんな事になったのか。何故、こんなものがここで姿を現してしまうのか。
ただ自分は、いきなり腕を掴まれた事に驚いただけ。
突然泣き出してしまったクラスメイトに驚いただけ。
ただ、高町なのはは自分の母親だと訴えていただけなのに――と何度も何度も。
だがヴィヴィオの意思に反し溢れる魔力は、離れた位置で周囲を囲んでいるクラスメイトを威嚇するように膨
れ上がり、ヴィヴィオを護るかのように纏わり付いて消えはしない。
どうしていいか分からず、どうする事も出来ずヴィヴィオが聞くのは、クラスメイトの啜り泣く声とヴィヴィ
オを見て怯える見知った声達だ。
そこには、ついさっきまでの笑い声なんてどこにも無く、自身を中心にして輪を作り質問攻めにしていた時の
笑顔もどこにも無い。
だから逃げ出してしまった。ヴィヴィオが突然動いた事に慌てて飛びのくクラスメイトを何人か突き飛ばし、
ただ一目散に教室を飛び出し、学院を飛び出した。
息が続かなくなろうとも走り続けて、いつの間にか自身の囲んでいた魔力が消えようとも走り続けて、ようや
く立ち止まったのは周囲に人の姿が見えなくなってから。
「くぅっ……!」
乱れた息も整えようともせず、ズキンと痛むわき腹を押さえヴィヴィオが呻く。遠くからは、騒ぎを聞きつけ
た他の教師達がヴィヴィオの名を叫びながらこちらへと走っている姿がいくつかあった。
ヴィヴィオが思う。これから、どうなってしまうのかと。
教師に怪我をさせてしまった。だからきっと、怒られてしまう。
クラスメイトを怖がらせてしまった。だからきっと、もう話しかけてくれないかもしれない。
きっと、なのはにも叱られる。叱りながら、きっと自分を責めるのだろう。何も悪く無いのに自分の所為だと
決め付けて、悲しんでしまうのだろう――それが一番、どんな事よりも嫌だった。
そしてそれを現実にするかのように、教師達はヴィヴィオのすぐ近くまで迫っている。
ヴィヴィオを捕まえようとする何本もの無骨な腕は、それだけで最早ヴィヴィオの恐怖の対象だ。耐え切れず
ヴィヴィオは再び走り始め、それと同時、ヴィヴィオの背中にまるで怒号のような教師達の呼び声がいくつも突
き刺さった。
――始まりはそんな、何でもない日常に亀裂が走った瞬間から。
595 :
246:2008/08/12(火) 11:45:01 ID:dE+ytt97 BE:122827722-2BP(0)
以上です。ありがとうございました。
レイハさんの台詞は脳内で英語に翻訳してあげてください。246に英語力は皆無です。
ついでに、レイハさんがおっしゃっていましたが今作のテーマは、「思い出」と「忘却」。
後、ほんと突然な聖王の鎧辺りのお話しはきっかけだけでメインではありません。大事なのは、なのはさんの
ヴィヴィオ愛とフェイトさん。
次回は、なのはさんとヴィヴィオ。ユーノ君とフェイトさん。フェイトさんとなのはさん辺りのお話しです。
しっかし、タイトルに突込みが無くて涙目w ゆかりん万歳!
ついでにスレ立て
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第81話☆
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1218508975/l50
GJだが、全部、「起動」六課になってますぜw
597 :
246:2008/08/12(火) 11:59:29 ID:dE+ytt97
……へ? うあ、何と言う基本的なミスを……申し訳ありません。起動六課など思いきっていました。
えーと、保管庫司書の方。面倒でなければ直してやってください……すいませんorz
八神と夜神は気をつけてたけど機動六課かぁ……スたらいとブレイカー以降それなりに気を使ってたのにorz
申し訳ありません。
>>584白髪も動かし辛いらしい。他作品だが、
漫画だと白髪だったのが、作画の都合上アニメ版は薄い茶髪になったキャラもいる。
>>557喉の奥までくわえ込むスバルにハアハア。
>>579 カリム「これからする私のお願いに、ハイかイエスでお答え・・・・あら?」
シャッハ「みんな、あっちで誰を演じるかで揉めていますよ」
シグナム「魔剣使いといえばリリなの世界で私しかいないだろう!」
恭也「剣士なら俺の出番でしょう、この場合」
シグナム「君はどちらかというと忍者か侍じゃないのか!?」
ティアナ「銃が武器なら私でしょう?」
ルー「性格は私の方が近い」
ディエチ「武器の形は私が似ている」
シャマル「料理の腕なら私よね」
淫獣「あ、じゃあ僕はペットのフェレット役で」
仮面の男「どりーむ」
カリム「阿鼻叫喚ですね」
チンク「ちなみに見た目的にはあなたよりも私の方が適任ですよ」
>>599 こら淫獣、どんぺりは漢だ。絶対に似合わない。(アンソロジーノベル参照)
はやても魔王側(中の人参照)で、フェイトはどうなるんだろう・・・・?
え?なのは?当の昔から魔王に決まってるじゃ(ry
>>595 GJ&スレ立て乙です!
なのフェとなのユーが鉄板な自分としては、
先の展開を怖れつつ読んでるんですが
何だかんだで鬱展開好きなのでニヤニヤしてしまうw
誰も救われないエンドで、
最終的にこの微笑ましいなのヴィヴィの関係がどうなるのか気になるなあ
次回も楽しみにしてます
ところで、
>「うるせーよ、傷つくぞてめぇ。
ヴィータかわいいよヴィータ
>>595 GJ、このままどんどん鬱方向に向かって突き進むんですね? 今から半裸で待機しておきます!
はやて「せっかく機動六課させてもらえるんやったら斬新な事したい」
レジアス「と言うと?」
はやて「スカリエッティのヒット(直訳:暗殺)祈願をこめてひとつ考えが」
レジアス「うん?」
はやて「レジアス中将が滝に打たれてる写真を載せるとか」
レジアス「なんで俺が1月に滝行なんかやるんだ死ぬだろうがバカ!!」
はやて「それぐらいのハプニングがあった方が面白くなりますよ」
レジアス「いのちをだいじに!!」
はやて「ガンガンいこうぜ!!」
はやて「イエス・セット…イエスと答える質問を続けてこちらの要求を通す話術だと? アホな…」
はやて「機動六課は管理局内でそこそこ支持されていますね?」
レジアス「はい」
はやて「機動六課はもうすぐ1周年を迎えますね?」
レジアス「はい」
はやて「すると私の給料は1000円上がりますね?」
レジアス「上がりません」
終了
10月は体長不良が続きました
はやて「変な熱が引かへん…」
はやて「喉も痛くないし咳も出ないから風邪じゃないやろなぁ」
はやて「微熱でシャマルのところ行くのもとまどうし…」
はやて「水泳始めようと思って水着買ったばっかりやのに。これじゃ水着着れへん」
スカリエッティ「ブタが見苦しいボディライン晒そうとしてるんじゃねぇ」
スカリエッティ「…という神様の意思だろうね」
はやて「しゃらくせぇ意地でも着たる!」
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_ _ うめ発動・・・ ;''
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もう次スレの季節なんだって、早いねアギト。
, ' ´ ̄ `ヽ _ _
/ )i'´ `ヽ/∠´__
. / / /::l_/ / `ヽ、--ヽ
/ / / 〃::l l // / \ ヽ
. / / / //::/ l l/l // ,ィ } l l lヽl
/ / /::/ーl l l l/トl、l|/ } l l l } l リ
. / / /,イ::/l {l !代iュlヾ ノlノ/l l l
l ! /(:/l/ lヽl | ` fラ{,.イ ハ l
. l l l / / l l l lr=ミl l ー / /'´ ヽ
l l l / / l l l. /:::::: ヽ ト-イl l
. l l l l / l l ./::::::,. ─ ミ、 l l
l l l l l l /::::::: / i}、l l
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l l l l l l l:::::::: l l l }::::::::ヽ、
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l ll l l l:: l´ ̄`リミ_ :::::::: _/
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l l| 〉-く〉 l ヽ\ 、
. l ト、 r'ミ::::::::\/ヽ、 _l_ 〉/
l l|ヽ /ヽ、__ ノ ヽ、 〃'⌒`>.、
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l l ヽ ハ:::::: ` ¨ ´:::::::::::::/ ヽ〈 /}r'
l l ヽ l \:::::::::::::::::::/ `i´
l l \ l `ー─< l、
l l l lヽl l l、
l l l l トi}、
ヽ l l l l リ }
ヽ l l l l ノ l
l, - ─ - 、l l _ l
l ´  ̄ `ヽl 〉´-─-`〈
次スレはこっちだよ、なのは
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\もう、このスレは終わりよ・・・/
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ´ ̄ ヘ ヾ. ,,-' _,,-''" "''- ,,_  ̄"''-,,__ ''--,,__
リノl ノノリ) )) ,,-''" ,, --''"ニ_―- _ ''-,,_ ゞ "-
(( (リ゚ ∀|lリ.(( て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
)))ノ({i{x}i})つ)) (" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii
(( /||■|| ヽ ,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-"
(⌒ | | ⌒) "'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"
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