素晴らしいGJ
ただ空気読まずに言わせて貰えば682までは素直クールで683はただの素直な女の子にしか見えない
こんな俺は脳内補完するしかないのかな……
690 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 17:08:23 ID:3EHC6QyP
俺もそう思ったが
クール=照れがないという解釈ならこれも一応素直クールなのでは?
ツンデレと一緒で素直クールの定義も徐々に変化しているって納得しようぜ
>>685いい仕事してます。
やっぱ雑談より作品投下が一番。
>>685遅らばせながらGJ!
人の内面的な属性なだけに定義付けは難しく解釈は人それぞれですよねー。なんにせよ職人様GJ!!
694 :
685:2008/10/21(火) 12:53:10 ID:WSPO8BZl
>>693 正直すまんかった……トリでNGしてくれ
>>694 俺はもっともな発言だと思うがな
まぁそれこそ「人の感性は人それぞれなんだからな」なんだろうw
697 :
685:2008/10/22(水) 02:56:36 ID:9hNlLRic
>>696 まあ、そうなんだけど……。NGかスルーかは各自お願いします。
これ以上この話題は荒れるので名無しに戻りますね、すいませんでした
699 :
(´・ω・`)素子さん(掌編):2008/10/22(水) 09:27:28 ID:0ovrmtDR
現代のコンクリートジャングルに、素子さんという素直で隠し事の出来ない娘さんがいました。
性格とその可愛らしい容姿から、素子さんに想いを寄せ、言い寄る男は後を絶ちませんでした。
でも素子さんにはどこ吹く風。
なぜなら素子さんにはインターネットで知り合った想い人がいるからです。
出会い系サイトで知り合ったその男の顔を見たことはありませんが、
今まで知らなかったマニアックな知識やフェティシズムなものの考え方に
目から鱗の素子さんは、男の事を好きになってしまっていたのでした。
自分をもっとよく知ってもらおうと、素子さんは自分の顔写真を男にメールしました。
100人が見たら98人は美少女と評するであろう素子さんのその写真に、男は
「一度会ってみたい」
そう思いました。
勿論それだけではありません。
自分を好きになってくれたのがこんな女の子だと知ると我慢できるわけがありません。
素直な性格を上手く利用して
「あわよくば今日は帰らないという事になるかもしれない」
そんな打算と下心がありました。
ある日男は素子さんを待ち伏せしました。
素子さんがいつも寄るというコンビニで本を読みながら、何気ない振りをして
彼女が来るのを今か今かと待ち続けていたのです。
まさかそんな事になっているとは知りもしない素子さんでしたが、いつものように
ねっとりとからみつくような男達の視線を平然とかわしてコンビニにやってきました。
男は素子さんが買い物篭に品物を入れていくのをチラ見していました。
中には女の子がコンビニで買うには多少抵抗のある生理用品なども入っていましたが
素子さんはそんな小さな事は気にしません。
「生理が近いけど何か?」
きっとそう言うだけでしょう。
しかし男にとってはそうはいきません、まるで自分の来訪に合わせたかのような危険日に
「あの女も…俺に抱かれたがっている!?」
天啓を受けたかのような、頭を稲妻が貫いた錯覚に陥りました。
そんな男は当然の如く童貞でした。
「俺とお前、体も心の合性もピッタリじゃないか」
「恥かしいぞ男…でも嬉しい」
「いくぞ素子」
「いいぞ…こい」
取り留めの無い妄想の中、男は自分が声をかけられている事で現実に引き戻されました。
「すまないがそこをどいてもらいたい」
声をかけてきたのは素子さんでした。
突然目の前に訪れた突然の出会いに男はもう止まれません。
「俺の子を産んでくれ」
「断る」
即答でした。
「わたしには好きな人がいる」
「あ、それお…「キミはわたしの想い人には何一つまさったところは見当たらないが
それでもわたしを振り向かせたいなら男を磨くといい。
具体的に言うとキミのすえた匂いのする陰茎を皮を剥いて亀頭のくびれから
裏すじまで念入りに恥垢を削ぎ落としピカピカに磨けという事だ。
まあ洗っても淫水焼けで黒いだろうからピカピカとはいかないだろうが
ボロは着てても心は錦の精神が大事だということだ」
「…おっと大事な事を忘れていた。
洗ってる途中に気持ち良くても射精をしてはいけないぞ、お湯につけると
半固形化して取れにくくなるからな」
処女の癖に妙にリアリティのあるアドバイスです。
喜びに泣き崩れる男を後にして家に帰た素子さんは、パソコンを立ち上げ
「あ」「い」「し」「て」「る」
そう一言ずつ想い人にメール(無題)で送ると、使命を果たした戦士のように
満足そうな笑みを浮かべて眠りつきました。
ー今夜もいい夢がみれるといいね素子さんー
仕事の合間ですが久々に投下してみました。
相変らずですが楽しんでいただければ幸いです。
GJだが、一つだけ疑問がある。
この作者は、罵る方と罵られる方の、どちらに感情移入して書いていたかと言うことだ。
乙
良い話しだwww
ぐっじょ!
GJ
よかった
保守
スレ立て乙です。
しかしあと 25KB、ってのは、埋めるのはちょっと大変で
投下には心もとない微妙な感じ。
「それはつまり私たちの出番と言うことだな。 なに、私たちならば造作もないこと。さあ士郎、行くとしようか」
「おい知恵、俺にゃさっぱりわけが判らないんだが」
「む? それはすまん、説明がまだだったな。
実家の方で今度、模様替えをすることになってな。効率のよい家具の移転プランの立案と、それを効果的に実行するための人手が必要となってな」
「ほほう」
「それで一度向こうに顔を出す事になったので、士郎にも同行して貰えないか、と」
「ああ。要するに手伝えってこったか」
「それもあるが、まぁ二の次だ。第一義の目的は、家族にお前を会わせることにある」
「なるほど、ご紹介してくださると」
「正確には自慢だ」
「自慢かよ」
「ああ。今だから言えるが、我々姉妹一同、多かれ少なかれお前に好意を抱いていたのだぞ」
「……ガキんころの話だろ?」
「ああ、ずっと私の心に潜んで、再会した瞬間一目惚れとなって爆発した時限爆弾のような、な」
「……おっけー、そこは認めよう。
ようやく納得行った。つまり何だ、初対面……っつーか正確には再会だが、そん時にいきなりプロポーズ
かましたのは、ライバル姉妹に先んじて俺を確保するためだったってわけだな、なるほど」
「いや、単なる本音の発露だ」
「……そーかい」
「それでつかぬ事を聞くが、お前は我が姉妹のことは覚えているか?」
「んー、おぼろげに?」
「そうか。ならば、予備知識として簡単に説明しておこう」
「おっけー、頼む。顔あわせた時に思い出せないと気まずいしな」
「うむ、まず我らが長女どのが美恵」
「あー、いたいた、確かそんな名前だった。なんかやたら姉貴風吹かせてたなぁ」
「この女は毒婦だ。均整の取れた豊満なプロポーションを持つ柔和な笑みを絶やさない絶世の美女だが、
その実、自らの魅力を認識した上で男性を惑わせる事を悦びとする性質の悪い女だ」
「自分の姉貴捕まえてすげぇ事断言すんなぁ……」
「次女は私だが、これは割愛する。そして私のすぐ下の三女、これが清恵」
「んー、もしかしてよくお前の影に隠れて俺のこと見てた子か?」
「そうだ。そしてこの女は魔性だ。確かに本人に悪意はない。むしろ我ら姉妹の仲でもっとも清らかな精神の
持ち主といえるだろう。少々積極性に欠けるのは玉に瑕だが、それすらも裏を返せば美徳といえる。だが、
そんな彼女が内気さを押して振りまく気遣いが、多くの男性をして勘違いをさせたり、その大人しさに
庇護義務をかき立てられ道を踏み外すものがあとを絶たない」
「……かしこまりました」
「四女が明恵だが、さすがにこれは覚えていないだろう」
「ああ、たしか赤ん坊がいたのは覚えてるが」
「それだな。そしてこの女は野蛮だ。根は決して悪い娘ではないのだが、少々意地を張りやすい上に
負けず嫌いでな。キミと顔を合わせたらまず最初に噛み付いてくる事を覚悟してくれ」
「念のため聞くけど、それ比喩表現?」
「比喩表現ではあるが、物理的実行を伴う、という意味合いにおいては広義で直截表現だ」
「あっそ」
「五女の純恵は、士郎がいた頃にはいなかったな」
「ああ」
「こいつは天使の皮を被った悪魔だ。見た目はまさに愛くるしい天使そのもので、明るく人懐こい性格も
それに相応しい。だが、実体は自己中心的かつ欲望に忠実で、しかもその笑顔あるいは泣き顔で他人を
動かせる事を無自覚に熟知したまさに悪魔そのものだ」
「つかぬ事をお伺いしますが知恵さん?」
「なんだ?」
「もしかして姉妹仲悪い?」
「? そんなわけないだろう。何故そんなことを聞くのだ?」
「……いやなんとなく……」
「まったくおかしな士郎だな。皆、私の大切な家族だ……ただ、そんな姉妹相手でも、譲れないものもあるがね」
長女・美恵(みえ) イタズラっぽいおねーさん。
次女・知恵(ともえ) お堅いクールビューティ、に見せかけた素直クール。
三女・清恵(きよえ) 心優しい内気少女。一昔前のヒロインタイプ。
四女・明恵(あきえ) いわゆるツンデレ。
五女・純恵(すみえ) 天真爛漫で少しワガママな妹タイプ。
わっふる
続きキテターGJ
霧の中で道に迷った俺と彼女はようやく小屋を見つけ、降り始めた雨をしのぐために
やや古ぼけたその建物に入った。
いつもクールでゼミでも人気の彼女をやっとドライブに誘い出し、……までは良かった。
その後山道でエンスト、携帯も圏外で下りる近道と林に踏み込んだのが運のつきだと嘆息したが、
見捨てられてはいなかったらしい。
生活道具もひととおり揃っていて、天候が回復するまでは問題なく居られそうだ。
「ふむ、新しい小屋が建ったので住人は皆移動したらしい。この棟が9棟目。
空いている部屋は好きにしていいそうだ」
「管理日記ですか?」
「…………何人も出入りしていたようだ。しかし凄いな、何ということだ。……そうかそれで良いのか。
素晴らしい。私が求めていたものはこれだ……!」
ノートをめくりながらつぶやく彼女の目尻が紅潮しているのに気が付く。
無人にせよ人の痕跡が嬉しいようだ。さまよう道中でも俺を非難することもなく
冷静な声色で励まし続けてくれた彼女も、やはり心細い部分があったんだろう。
「とりあえずここで晴れるのを待ちましょう。雨にも濡れて寒いでしょう?」
「君は寒いのか?」
「ちょっと肌寒いですね。風呂沸かしましょう、着替えもあったみたいだしっっ?!! ちょ、」
彼女が俺の服を脱がし始め滅茶苦茶慌てる。上着どころかシャツや下までも手にかけられる。
「人肌で暖め合うのが一番なのは歴然だ。沸くまで待っていては君が風邪をひいてしまう」
ためらいもなく彼女は自分の服も脱ぎ捨ててしまう。
服を着ていても抜群のプロポーションと噂されてた彼女の裸体は想像どおり、いやそれ以上だった。
眩しすぎる肢体に俺は思わず手で顔を覆って、いや、あの服着てくださいと後ずさった。
「私の体は熱い。存分に抱きしめて温まってくれ。もちろんセックスしてもいいぞ」
嬉しい状況だがいくらなんでも唐突すぎるし普段の彼女からは考えられない行動だ。
「どうしたんです、そ、その……危機的状況の時には生存本能が高まってHしたくなるってことですか?!」
「そんなものでなない」
彼女は俺の手を捕まえると顔を寄せ、唇を重ねてきた。
「私は君を愛している」
濃厚なキスの後に濡れた唇でそう言うと、豊満な左胸に俺の掌を押し当てた。
むにゅっとした柔らかで温い感触に頭がくらくらする。
「ほら、私の胸はこんなにも高鳴っている。君にドライブに誘われた時からずっとこうだ。
正確には初めて君に会った時から、だな。今日一日君の腕に支えられその力強さと汗の匂いに
何度も気を失いかけた。この瞬間も二人きりの幸福感で死にそうなくらいだ」
信じられない台詞を相変わらずクールに話す。それだけに彼女の言葉が嘘でないと響いてきた。
「あ、ありがとう。嬉しいです。でもいきなりどうして……」
「告白を考えたが私のような者は君にふさわしくないと思っていた。世間に言う可愛い女の子とは
縁遠いし、ツンデレというのか? あれは……、君に冷たい態度を取るなど出来るわけがない。
君を愛する気持ちを偽りたくない。ずっと私は悩んでいた……」
しかし、だと彼女はさっき見ていたノートに視線を落とした。
「その日記にここを訪れた恋人たちの出来事が記してある。
『素直クール』という表現に、私は衝撃を受けた。自分の気持ちに正直であって良いのだと確信した。
何度でも言おう。君が好きだ。誰よりも君のことを愛している。他の女には負けないと自負できる。
すべてを賭けて愛を誓おう。君は私のことをどう思っているんだ? 脈はあると思ってもいいのか?」
ふと伺うような頼りなげな目線に変化して彼女のまた意外な一面が垣間見えた。
「こっちが勿体なさすぎます。好きでもないのに誘ったりしません。俺が会った中で一番可愛い女の子です。
素直クールなあなたを愛してます」
今度は俺から口付けをする。クールにふっと微笑んだ彼女が首に腕を回してきた。
「さあ早く愛を交歓して暖め合おう。体が疼いてたまらない。熱く濃い君の精液を私の膣内に注いでくれ」
「愛する者との二人きりの空間は何と素晴らしいのだろうな。ずっとここに住もう。
生活に不自由はないし子供がいればにぎやかになる。今日こそ孕ませてくれ」
「朝から5回目、さっきヤッてから1時間しか経ってませんよ、駄目ですってば」
「そう言う割には元気だぞ。素敵だ、熱く固く力強く、君はどこまでも私を虜にさせる」
愛おしそうに細い指でペニスを撫で生暖かい舌で沿ってなぞられ、……体は正直だ。
彼女の愛情表現はストレートでこっちが恥ずかしくなる。しかし見てるものなどいない山奥だし、
ラブラブな毎日も悪くはない。が、求められすぎて持ちそうにないのは確かだった。
「それでやめてくださいよ……、?!! あっ!!!」
「どうした、まだイク大きさでは、」
「窓に! 窓に! 影が!」
「今頃気が付いたのか、覗きが多いと日記に書いてあったが何もしないそうだから構うな。
私たちの愛し合う姿を見せ付けてやろう。ふふ、燃えるな」
「だーれーかーたーすーけーてー」
俺の声は山間に空しくこだまするばかりだった。
***
埋めネタでした
なるほど、くとぅるふとすくーるは少し似てるwwww
クトゥルフって聞くと真なるクー、クー・トゥルーを思い出す
>>710 最後の人物紹介ワロタwww
物は言いようだなぁw
まことのクーこと、リトル=リトルさまのことだな
ク・リトル・リトル・マーメードですか?
アンダーザシ〜〜♪
ルルイエ〜〜♪
>>715 ん、どういうことだ。
>>714に曖昧模糊として名状しがたい夢に連なる描写があったのか。
「先輩……わたし、先輩の事が……好きですっ!」
ある日、私は告白という奴を受けてしまった。
「先輩に付き合ってる人がいるって事は知ってます! でも、どうしても
わたし……自分の気持ちを抑え切れなくて!」
……むぅ。告白をした経験はあるが、受けた経験は無い。従って、
このような場合どのような対処をすればいいのか、思いつかない。
どうしたものか。
「絶対、わたしの方があの人よりも先輩の事を幸せにできると思うんです!
だって、わたしの方が、ずっと……ずっと、あの人よりも、ずっと長い間、
先輩の事を見て来たんですから!」
それはその通りだ。この後輩が私の事を慕ってくれているのは、
以前から気づいていた。実際、いつもこの娘は私の事を見つめていた
ような気がする。その視線に、こういった意味が含まれていたとは、
想像だにしなかったが。
何しろ――
「女として生まれてしまったけど、、絶対、わたしは負けません! 先輩の彼氏にはっ!」
――私の性別も、女なのだから。
ますます困った。どうしたものか。
「おーい、紗奈。どうしたー?」
……タイミングが悪い。聞こえてきたのは奴の声だ。どうやら、彼女の
告白を受けて、いつもの校門での待ち合わせに迎えなくなった私を探しに
来てしまったらしい。
「……っ!」
彼女の目が吊りあがり、声のした方へと視線が飛ぶ。
廊下から教室へと入ってきて、奴はその視線に思わずたじろいだようだった。
「……な、なんだ?」
「先輩は……この人の事が、好き、なんですよね?」
うむ、その通りだ。こくりと私は頷いた。
奴はと言えば、事態を把握しきれないようで、おろおろとうろたえている。……はぁ、
全く情けない。だがそういう所が保護欲をそそられるし、何よりも、いざとなった時の
あの凛々しさは筆舌に尽くし難いものがある。
……まあ、滅多にそんな「いざという時」は無いのだが。
「何の話してるんだ、紗奈?」
「先輩っ! わたしは本気です! この人と、わたしと、どちらか選んでくださいっ!」
「無茶を言うな」
「……な、なぁ、紗奈? 何の話なんだ、これ?」
「でもっ! わたし、女だからって先輩の事……諦めたく、無いっ!」
「残念だが」
彼女の想いは、本物なのだろう。それは、この僅かな時間でも十分に伝わってきた。
なればこそ、私も本気でもって彼女の本気に当たらなければならない。
「私は……こいつの事が好きなのだ。どうしようもなく、な」
「え?」
私は奴の襟を引っつかみ、身動きを取れなくすると、その場でいきなり口付けをした。
ぶちゅーっと。
「ん!? んうぅぅん!!??」
奴は驚き、慌てふためいて抗議の声を挙げているようだが、その言葉は私の唇に
そのまま吸い取られるように、形を成すことは無い。
私は舌を差し込むと、奴のそれを絡めとるように撫で上げた。奴の身体が、
その行為によって生じた快感にビクリと震える。
誰かが見ている前であろうと、私は奴とこういう事ができる。それを彼女に対して
証明する必要があった。これが、私の本気だ。
「……ぷはっ」
「……くはっ! な、なんだよ、いきなりっ!?」
唐突なマジ口付けに、奴はかなり慌てていた。全く、こういう事は度々あるのだから、
いい加減慣れて欲しいものだが。
……だが、その羞恥に染まった頬も、また愛おしい。
やはり、私は、こいつの事が好きだ。狂おしいくらいに。
その事を、私は再度確認させられた。
「こういう事するなとは言わないがむしろして欲しいがいきなりされても心の準備が」
「見たか?」
「………………」
私は奴の抗議の声を黙殺し、彼女の方へと振り返った。
その表情からは、驚きと、嫉妬と……そして、諦めが見て取れる。
「残念だが、私はこいつの事が本当に、どうしようもなく、これでもかというくらい」
その諦めを決定づける為に、私は言葉を紡いだ。
「大、大、大、大、大、だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい好きだ」
ぼしゅ、っという音が聞こえた気がした。隣と、眼前の二箇所から。
「……う」
彼女の頬が真っ赤に染まり、瞳からは光る物が溢れる。
「うわぁぁあああああああああ!」
泣き出した彼女は、そのまま教室から走り去った。
……少しばかり、彼女の本気に対して胸が痛まないでもないが、だが、これが一番
いい解決なのだと、私としてはそう信じるしかない。願わくば、そうであって欲しい。
「……紗奈」
「なんだ?」
残されたのは、もう一人真っ赤になった男。
「……ああいう事、堂々と言うの、恥ずかしくないのか?」
「いや、全く」
「…………」
再び真っ赤になった奴は、何かを諦めたかのように、がっくりとうなだれた。
「……? どうした?」
「いや、ホントに、そういうのどうにかならんのかな、と」
「どうにかする必要があるのか?」
本気になる事が恥ずかしい事だと思うのは、昨今の若者の悪い風潮だ。
そんな風潮に私は乗るつもりは無い。本気である事を、恥ずかしいと思う事は、過去も
未来も一切無いだろう。故に、私は……こいつに、恥ずかしげもなくこう言える。
「もう一度言っておくが、私はお前の事が好きだ」
「……っ!」
「故に、今日もお前と一緒に帰りたい。迷惑でなければ、だが」
「……はぁ」
真っ赤なまま、ため息をつきながら、奴は私の方を見た。
その顔に浮かぶのは、笑顔。
「……迷惑なわけないだろ。とっとと帰るぞ」
「ああ」
やはり、私はこいつが好きだ。
何度確認しようが、それは揺るがない事実。
その事実に、頬を緩めながら、私は奴の腕をとり、手を握った。
温もりが、心地よい温もりが、私の冷たい掌を温める。
「……俺も……」
「ん?」
何かを奴が言ったような気がしたが、風の音に掻き消されて、それは
聞こえなかった。
だから、何を言ったのか聞きなおそうとして……やめた。
「ふふっ……」
奴の横顔が、聞こえなかった言葉を何よりも雄弁に物語っていたからだ。
彼女の本気は、残念ながら報われなかったが、私の本気はこうして報われている。
その事を、少しだけ彼女に申し訳なく思いながらも、私は喜んだ。
できるならば、この日々が長く、長く続いてくれればと……そう、私は祈った。
終わり
ここまで投下です。
埋めネタ代わりに、前スレ2から思いついた小ネタSSです。
お納めください。
GJ
乙です
素クール視点ってちょっと新鮮かも
でも、『何考えてんだコイツ…』っていう、何つーか『モンスターっぽさ』が薄れるのは良し悪しか…
萌えた
きっとこの後、後輩と男とクーが三人一緒に・・・
いや、なんでもない
素直クールな女神様がご懐妊で微笑んでおられる
「まっくらだな、公守!」
凜とした声がよく通る。
京の外れにあるとある洞窟。
検非違使(けびいし。平安時代の警察官のような立場)である三善公守(み
よし きみもり)は、とある事情により下着一丁になった少女・藤原楓子(ふ
じわら かえでこ)を背負って歩いていた。
歩くたびに、楓子の後ろで一括りに束ねた長い黒髪が、尻尾のように揺れて
いる。
武器である円匙(えんし シャベルのこと)も持たず、代わりに片手には松
明を持っている。
「洞窟なのだから、当たり前だ。こら、首が絞まる。もう少し、腕の力を緩め
ろ」
松明を持っているのとは逆の手は、楓子の尻を支えているため、公守は首を
振って抵抗した。
「うん、クラヤミが怖くて仕方がない。だからしがみつくのは仕方がないのだ。
諦めてくれ」
「そうか。ところでお前声が妙に弾んでいないか」
いつものように涼やかな声色だが、それなりの付き合いになる公守には分か
る。
暗い土の穴を歩んでいるというのに、背中の少女は怖がるどころかむしろ楽
しんでいる風情であるのは間違いない。
「当然だ。公守とこうしてミッチャクしていられるのだからな。これが浮かれ
ないでいられるか」
「顔を押しつけるな」
「舐めてよいか」
「絶対やめろ」
「では、臭いを吸うだけでがまんしよう」
「……足を挫いてなければ、置いて捨ててやるところだ」
公守が楓子を背負っているのは、つまりそういう事なのであった。
「うん、公守がそんな非情なマネをしないのは、ちゃんと知っているぞ。何も
心配していない」
「少しは緊張しろ。敵に追われているんだぞ」
公守は背後の気配を探る。
幸い、敵である詠裏庵(えいりあん)と呼ばれるアヤカシ達の気配は、まだ
ない。しかし、確実に迫ってきているのは戦い慣れた公守には分かっていた。
「ふむ、まさか敵が弱点である土中まで追ってくるとは驚きだな、公守」
以前は、土に埋めさえすればそれで極端に弱った詠裏庵であったが、その弱
点を克服しつつあるのか、時を経るごとに手強くなってきていた。
それよりも、公守には分からないことがあった。
「そもそも、何故お前がさらわれなければならなかったんだか……」
藤原家の官女の話によると、昨晩突然屋敷に現れ、楓子をさらっていったの
だという。
公守が方角から当たりを付け、わずかな時間で楓子を発見できたのは僥倖で
あった。ちなみに楓子が下着姿なのは、逃げる先で次から次へと着物を脱いで
いったからである。だからこそ、公守も楓子を捕まえることが出来たのである
が……。
やはり、楓子が狙われる理由がよく分からない。
「それは、この京で一番手強い男の弱点だからではないか?」
「ほう、誰のことかサッパリ心当たりがないな」
「お前のことだ、三善公守」
首が絞まった。
「俺はそんなに偉くなった憶えはないし、お前を弱点にした憶えもない。あと、
首を緩めろ」
「私も弱点になったつもりはない。がんばったぞ」
えへんと、楓子は公守の背中で胸を張った。
「まあ、自力で途中まで逃げ出した点は評価する。ここに逃げたのは上出来だ」
敵の本拠地は京の外れの森の中にあった。
さながら油虫の巣といった風情で、蜘蛛の糸のような粘糸の中、無数の卵が
産み付けられていた。そちらは後発の検非違使が火を放つなりなんなりしてく
れているはずである。
「ほうびなら、妾をだっこすることでよいぞ」
「無理言うな。この状況で出来るか」
手の松明を振りかざしながら、公守は訴えた。
「まあ、帰る時でよい。さて、お札が出来た。これで式が打てる」
にょきっと公守の前に、白い手が突き出される。
そこには、楓子が書いた符が数枚扇状に広げられていた。聞くと、興味本位
で時々陰陽寮に出入りしていたのだという。
そして、ちょうど公守の足も止まった。
目の前には土の壁。
行き止まりであった。円匙があれば掘り進めることも出来るだろうが、楓子
の拐かしを聞いてすぐに動いてしまったため、それも望めない。
「ここが限界か。では、反撃といこうか」
楓子を地面におろし、符の準備を開始する。
式神と呼ばれる使い魔を召喚し、迫る詠裏庵を迎え撃つのだ。
「うん、我ら夫婦の力を見せてやろう」
公守の裾を掴んだまま、楓子が言う。
「俺はまだ、独り身だ」
「うん、祝言は帰ってからだ」
「……どう誤魔化すか、頭が痛いな」
「大丈夫。父様も母様も充分乗り気だ」
「すごい不安になってきた……!」
公守の悲痛な叫びであった。
生きて帰っても、それはそれできついかもしれない。
「まあ、それもここを生き残ってからの話。だが、それにしてもわざわざこん
な土の中まで追ってくるとは――」
楓子の呆れたような口調に、公守も頷いた。
「ああ、アヤカシのくせに生意気だ」
※不調ー。
まあ、恒例となってきた埋めネタという事で今回は某PSPで最近2が出
たあのゲームから。
平安時代の下着はよく分からないのでご想像にお任せします。朱袴という
話も聞きましたけど、上がよく分からなかったのです。
全然考えてないけど、この埋めネタシリーズ終わるとしたら次で終わりかと。
平安京エイリアンキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(。 )━(A。 )━(。A。)━━━ !!!!!
下着無くね?
腰巻きでさえ割と近代になってかららしいね
お腹冷やすのは感心しねえなあ。
あ、だからあんまり外出ないのかな。
下着ってか肌着?肌襦袢ての?
たとえ住人の御希望通りに楓子が真っパで居たとしても、だ。
楓子が脱ぎ捨ててった召し物のラス一枚くらいを
追跡中の公守が回収して着せてるんじゃね?
それこそ神速の勢いで
埋め梅
産め産め
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/ = 完 =
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,.-―っ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人./ノ_ら~ | ・・・と見せかけて!
从 iヽ_)// ∠ 再 開 !!!!
.(:():)ノ::// \____
、_):::::://( (ひ
)::::/∠Λ てノし)' ,.-―-、 _
______人/ :/´Д`):: ( _ノ _ノ^ヾ_) < へヽ\
|__|__|__( (/:∴:::( .n,.-っ⌒ ( ノlll゚∀゚) .(゚Д゚llソ |
|_|__|_人):/:・:::∵ヽ | )r' ー'/⌒ ̄ て_)~ ̄__ イ
||__| (::()ノ∴:・/|::| ./:/ /  ̄/__ヽ__/
|_|_| 从.从从:/ |__|::レ:/ ___/ヽ、_/
|__|| 从人人从 ..|__L_/ .( ヽ ::|
|_|_|///ヽヾ\ .|_|_ /⌒二L_ |
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巛ノi
ノ ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ')/ノ_ら ∧_∧ | いきなり出てくんな!!
、)/:./、 ( ´Д`) | ビックリしたぞゴラァ!!!
)/:./.:.(,. ノ) `';~"`'~,. \ ________
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