埋め合わせはしていただこう
GJ
いいじゃないかGJ
GJだ
753 :
正直スマン:2009/03/04(水) 22:22:08 ID:N0q8Airo
「士郎、ちと質問したい事があるのだが」
「ん? 俺に応えられる事なら構わんが、俺が知恵に助言できるような事あんのか?」
「安心してくれ。私の受け持つ生徒の情緒面に関する判断の、参考意見を聞きたいだけだ」
「それくらいなら、まぁ何とかできるか?」
「気負わなくていい。第三者から見ての客観意見が聞きたいだけだ」
「おっけ、拝聴しましょう」
「うむ。まずここに、一人の少年がいる。
学業・スポーツの面でさほど目立った成績ではないが、とかく温和で善良で心優しい、周囲に気遣いを
忘れない人物だ。そんな彼を慕う人間も多いが……彼の家庭環境は少々込み入っていてな?
やや自分に劣等感を抱きがちで、自身を過小評価するきらいがある」
「ほうほう。お前さんとこの妹ズNo1みたいな?」
「――ああ、言われていればそうだな、清恵を男にすると近いな」
「ふむふむ、それで?」
「うむ。そしてそこに一人の少女がいる。先の少年の幼馴染で、彼と共にいることが多い。
ちとマイペースと言うか周囲からワンテンポ遅れて行動するような面を持つが、いつも穏やかに微笑んでいて、
そんな彼女の周囲の人間もいつの間にか笑みがこぼれてしまうような、そんな人物だ。彼女を仮にAと呼ぼう」
「ってことは、まだ登場人物が?」
「お察しのとおりだ。さらにここに、もう一人の少女がいる。クラス委員を勤める真面目で厳格な少女でな、
物怖じもしないためややもすると周囲に対して手厳しい発言も出てしまうが、そうして叱咤した相手が
努力をするなら最後まで手助けをする、真の意味での優しさを持った少女だ。こちらはBと呼称するが、
そんな彼女が見かねて背負い込む職務以上の仕事を、先の少年は率先して手助けしている」
「ほうほう。ちょっと質問の行き先が見えてきたかな?」
「そうか? 続けよう。さらにまた一人、少女がいる。とかく明るい、クラスのマスコットというか
ムードメーカー的な存在でな。その後先考えぬ行動力がややもすると周囲にトラブルを引き起こす事も多々
あり、先の少年などは特に真っ先にそれに巻き込まれ、最後には共に後始末に奔走する羽目になりがちだが、
それでも周囲はなんとなく笑って許せてしまうような、そんな人物だ。彼女はCとしよう」
「まだいるのか」
「ああ、他にもいるぞ? 次の少女は、先だって我がクラスに転校してきた外国人子女でな。さすがに
まだ日本の言語や風習には不慣れで、戸惑いがちではあるのだが、実は帰国子女である先の少年が、
何くれとなく彼女の面倒を見ている。彼女はDと呼ぶ」
「ちょっといいか?」
「なんだ?」
「結局、その少女シリーズはどんだけ続くんだ?」
「――む、そうだな、ひとまずここで区切っておこう」
「ひとまず、でございますか」
「ああ、士郎に頼んだのはあくまで『私の受け持ちの生徒』に関することだ。ならば、生徒会長やら
図書委員やら後輩やら部活の先輩やらまで説明するのも定義から外れてしまうし、負担が大きいだろう」
「俺はどっちかってーと、件の少年の負担が心配だよ」
「うむ、まさに士郎に相談したかったのはそのことでな?」
「誰を選んだらいいか、とか相談受けたか?」
「いやそれ以前でな?」
「以前?」
754 :
正直スマン:2009/03/04(水) 22:23:06 ID:N0q8Airo
「正直なところ、私のみならず周囲の誰が見ても件の少女たちの少年への好意は明らかで、少女たちはお互いに
水面下で牽制しあっているのだが、当の少年自身のみがそれにまったく気づいていないと言う、奇妙な状況でな」
「あー……そういや、なんか自分に自信がない奴だとか言ってたなぁ」
「私からすれば、周囲を気にしてあと一歩を踏み出せない少女たちにも問題はあるとは思うのだが」
「微妙なお年頃なんだから、お前と一緒にすんな」
「そうか? まぁとにかく、それで私は秘密裏に彼から『なんだか最近、自分の周囲の雰囲気が微妙なんですが、
どうなってるか理由がさっぱり判りません』との相談を受けたのだよ」
「ノンキにも程があるな」
「同感だ。そこでようやく、本題に入るわけだが」
「うん? そうか、これは俺への相談だったな」
「うむ。前置きが長くなってしまって恐縮だが、以上を踏まえた上で士郎に尋ねたいことはこうだ。即ち、
『このような状況で、少年に対し今のような私の分析を洗いざらい説明したい衝動に駆られた私は、間違って
いただろうか?』、だ」
「……いやまぁ、人として当然だろ、それ。俺だって話聞いててそう思ったぞ」
「――そうか、いや安心した。私はひょっとして教師としてあるまじき事をしてしまったのかと不安になってな」
「いやちょい待て」
「む? どうした?」
「念のため確認するぞ? 今『してしまった』と言ったか?」
「うむ、言ったが?」
「……あのな、考えちまうのは仕方ない。俺だって思った。でも、まさか実際に言っちまったりはしてないだろうな?」
「……………………」
「し・て・な・い・だ・ろ・う・な?!」
「……そんなことはしていないぞ?」
「俺の眼を見て話せ」
「士郎、協力に感謝する。『衝動に駆られるのも仕方ない』と言う回答を得られたため、この話題は終了だ」
「強引に打ち切りやがったな」
「ところで士郎、先ほどとはまったく、全然、これっぽちも関係しない別の質問なのだが」
「しかも力技で話題を変えるか」
「私の受け持ちの生徒のうち、男子生徒一人がここ数日出席しておらず、それ以来彼と親しい女子生徒数人の間で
緊張感が高まっているのだが、私はどうするべきだろうか?」
「やっぱり言ってんじゃねぇかああああああああああああああ!!」
ありがちな、「鈍感主人公とそれを囲むヒロインズ」なラノベを読んで、むしゃくしゃして書いた。
今は反省している。
GJ!
相変わらずニヤニヤしてしまうw
…その少年の話が読んでみたくなってしまったのはオレだけじゃないと思いたい。
>>755 気持ちはわかる。ただしここは素直クールスレだ。我慢しよう。
俺はてっきり士郎の事かと……GJ!
「友達の話なんだけど」と言いながら実は自分のことパターンかと思ったのにw
今回からトリつけたので嫌な方はNG登録を
「春休みか…一年とは早いものだな」
終業式が終わり大方の生徒が帰っても僕達は教室に残っていた。
こんな日に日直だなんてついてない。
ちなみに学年末テストにおいて雪子は宣言通り英語の単位を落とすことなくクラス席次3位を取った。
僕も雪子にみっちり教えてもらったおかげで7位というなかなかの成績に終わった。
「今度また家に来てくれ。母もまた会いたがっているし、父も今度こそ会いたいと言っている」
そう、この間勉強を教えてもらうために雪子の家にお邪魔した時、お母さんと初めて会ったのだ。
姉妹でも通じそうなほど若い人で、親子だけあって顔や仕草もよく似ていた。
幸いなことに気に入られている。
一方お父さんは出かけていて会うことはなかった。
少しほっとしたのは内緒だ。
「そうだね。また行かせてもらうよ」
「うむ、是非とも」
その後も二人で喋りながら仕事をしていたため、全て終わる頃には校舎に人は残っていなかった。
いざ帰ろうとしたとき彼女が口を開いた。
「悪いがもう少しだけ付き合ってくれないか?」
教室に施錠をすると彼女は歩き出す。
はて…どこへ行くのだろうか?
向かった先は保健室。
彼女は徐に取り出した鍵で扉を開くと中に入った。
「その鍵どこで手に入れたんだ?」
「葵ちゃんからに決まっているだろ」
葵ちゃんとはこの学校の保健医である白石先生のことだ。
前に保健委員だった雪子はとりわけ親しい。
「で、ここに何しに来たの?」
質問に答えることなく彼女は扉の内の鍵を閉めた。
まさか…いや、まさかね…
「あの〜雪子?」
「テストの関係で君と久しく体を合わせていないからな」
いや、だからといってこんな場所で。
そもそも学校ではエロいことしないんじゃなかったのかよ。
「今日から春休みだ。それに他に人はいないから感づかれる心配もないだろう」
ただの屁理屈にしか聞こえないが、彼女なりに考えに考えを重ねたのだろう。
雪子はそういう人だから。
「ここなら注射器もあるしな」
「ハイっ!???」
本気か?いや、いくら雪子が望んでもさすがに吸血プレイは無理だぞ…
「ふっ何を慌てている。冗談だ」
ニヤリと口角を上げた表情を見ると冗談には思えない。
この気高きホワイトライオンはいつも僕を困らせる。
「愁也……」
名前で呼ぶのはエロエロスイッチが入った証。彼女は今まさに僕を捕食しようとしていた。
僕をじっと見つめながらブラウスのボタンを一つずつ外していく。
動作が淡々としていてストリップにしては少しばかり色気がないけど僕にとってみれば十分過ぎる。
上衣を脱ぎ捨てると丁寧にたたんで置いた。
「下着を脱ぐのとスカートを脱ぐの、どっちが先がいい?」
「このままの格好というのは?」
「悪いがそれは却下だ。制服に皺をつけるわけにはいかない」
それは残念だ…仕方ない少しでも抵抗するために下着から脱いでもらおう。
「少々マニアックだな」
そう言いつつも背中に手を回しブラを外し、スカートの中に手を入れる。
しなやかな足からショーツが引き抜かれた。
うん、思った通りエロい…エロすぎる。
「ここから先は君が脱いでからだ」
さすがは雪子といったところか。全てを僕の思い通りにはさせてくれない。
服を急いで脱ぎ捨てると戦闘体制に入っている愚息が外気に晒される。
満足そうに鼻を鳴らすと雪子はスカートに手をかけ下に降ろした。
何度見ても雪子の体は美しい。染み一つない白く均整の取れた体つきは彫刻のようだ。
一方で、着痩せするため普段は目立たない豊胸が、息をするたびに上下する様子は生を感じさせる。
既に赤みを増した桜色の乳首、無毛と見間違うほどうっすらと隠毛が生える股間。
どこを見ても興奮を煽ってきた。
見とれている僕をベッドに押し倒すと顔を近づけてくる。
舌なめずりする仕草は獲物を前にしたケモノそのもの。
真紅の舌で僕の唇を一舐めすると、一気に唇を重ね合わせてきた。
激しいキス。
雪子の舌が僕の口内を舐め尽くそうと暴れまわる。
侵入された僕は翻弄されるだけだ。ただ彼女の体を抱きしめることしか出来なかった。
けどこれではいけない。ただやられるだけというのは性に合わない。
動きが弱まった一瞬の隙を突いて僕も舌を動かし出した。
お返しと言わんばかりに舌を絡ませ思い切り吸う。今度は僕が犯す番だ。
どことなく甘く感じる彼女の口内を味わうようにじっくり舐めとる。
歯の一本一本を磨くかの如く満遍なくだ。
先の勢いはどこへやら、雪子は力なく僕に覆い被さっていた。
「ぷはぁ…はぁはぁ」
彼女は僕の両頬に手を当て無理矢理引き剥がす。上気した顔がエロい。
「やはり愁也には敵わないな…あのままではイかされるところだった」
いや、僕のテクニックだけの問題じゃなく感じやすいのだ。実際に雪子はキスだけでイったことも数多くあった。
「一度でいいから愁也を攻め通したいんだがな」
それはなかなか難しいかもしれない。
エロエロスイッチが入った雪子は敏感過ぎる。体に少し触れただけでビクリとするくらいだ。
もう一度軽く唇を合わせると雪子は股間に移動した。
「やはり…前に比べて大きくなっているな」
そそり立つ愚息を軽く手で握りふぅっと息を吹きかける。
たったそれだけで腰から溶けてしまいそうなほどの快楽が襲った。
これじゃあ僕も人のことは言えない。
そんな反応を気に入ったのか彼女は再び息を吹きかける。
根元から先端へ強弱をつけて刺激する。冷たい息、温かい息、全てが気持ちよかった。
息コキ、とでもいえばいいのだろうか?手や口のようにすぐ射精感が来るわけではなくじわじわと快楽が襲う。
不意に亀頭にぬめりとした感触がした。顔を起こして見ると淫らな赤い舌が巻き付いていた。
どうだと言いいたげに挑発的な眼をして僕を見る。
愚息に一通り舌を這わすと再び息を吹く。濡れた愚息にひんやりとしたまた新しい感覚。
彼女の吐息がまたエロくて聴覚にも訴えてきた。
やばい、そろそろ出そうだ…
そんな様子を察したのか上目遣いで僕を一瞥すると愚息を美味しそうに頬張った。
キスでも味わったあの舌使いが今度は亀頭、竿に駆使される。
口に含んでいるだけに見えるが中ではいやらしい舌が激しく動き回っているのだ。
裏筋に舌を添えたまま亀頭を頬の内側にすりつけ、唇で優しく圧迫する。
どうやって動かしているのか想像もつかないほど複雑な動き方。
息コキの時から限界だった僕は呆気なく射精してしまった。
久しぶりということもあり大量の精液が彼女の口に注ぎ込まれる。
けど彼女はそれに戸惑うこともなく愚息をストローのように吸い、残りの精液を吸い出した。
気付いたときにはゴクリという音と共に飲み込んでいた。
「とてつもない量だったな」
僅かに口の端についた残り汁を舌で舐め取りながら、彼女は嬉しそうな表情を浮かべた。
そりゃあそうだ。テスト前ということで禁欲生活を強いられてきたんだ。溜まるに決まっている。
「私を思ってする分には構わないぞ。男は大変なのだろう?対象が他の女だと考えものだがな」
いやいや、雪子を考えながら一人で処理するのもなんか複雑なんだけど。
それにしても息コキなんてどこで知ったんだ?
「私は愁也のペニスを口に含むだけで感じてしまうからな。考え抜いた結果だ」
なるほど…息を吹くだけなら大丈夫ってことか。だから最後だけ口に入れるようなやり方だったんだな。
こんな方法を自分で考え出したっていうのは自慢出来るようなことじゃないかもしれないけど。
「すまない…愁也、我慢の限界だ」
努力の甲斐なく彼女は今まで通り感じ過ぎていたらしい。
短く言うと馬乗りになって愚息を掴み秘唇に照準を合わせた。
もう片方の手で秘唇を開くと溜まっていた愛液がどろりと溢れ出し僕の下腹部を濡らした。
ゆっくりと先端がぬかるみに突き刺さっていく。竿を伝った愛液の助けもあってすんなりと中に納まった。
「はぅ…はぁはぁ…あっん」
雪子はそのままストンと座り込んでしまった。どうやら入れただけでイってしまったらしい。
中の温かい肉襞が痙攣し僕を締め付けてくる。
しばらくして絶頂の余韻も去ったはずなのにじっとしたまま雪子は動かない。
「雪子、どうした?」
「……動き方が分からない」
雪子らしいその答えに思わず笑ってしまった。
「笑わないでくれ。思い返せば騎乗位は初めてではないか。いや…見苦しいな、すまない今回は私の不足だ」
そんな雪子があまりにも愛しくて、僕は手を優しく握り指を絡めた。
「ほら、支えててるから好きなように動きな」
しばらく考え込んでいた彼女だがやがて動き出した。
まずは上下に、次は前後に揺らすように。激しくはないけど十分気持ちいい。
ほぼ無毛の秘所に愚息が出入りする様子や揺れる胸が目に優しかった。
「はぁん…あぁ…んッ」
自分にとって気持ちいい場所が見つかったらしい。その箇所に当たるよう動き出した。
上下に動くと溢れた愛液が糸を引き、前後に動くと下腹部に塗り広げられる。
少し動くだけでねちょねちょといやらしい音が部屋に……そういえばここ保健室だったな。
学校でこんなことをしていると考えると余計に興奮してきた。
「あんっ…中で愁也の、が、また…大きく、あぁぁ、ダメだ…愁也は動く、なっん」
下から腰を突き上げると体を弓状にしならせ彼女が喘ぐ。
うん、これでこそ雪子だ。攻められるのも悪くないけど乱れる彼女を見る方が僕の好みだ。
普段クールな雪子がこんな姿を見せるのはセックスの時だけ。
僕だけが知る彼女のとても淫らで美しい一面。
「はぁ、やぁッん…あぅ」
感じ過ぎて体を起こせないほどになった彼女が僕の胸に倒れこんでくる。
僕は手を離し思い切り抱きしめると唇を合わせた。
もう彼女に余裕はなくなっているらしい。
舌の動きは緩慢で僕にされるがままになっていた。
「はふっ…しゅ、うやッ…あん、しゅうやぁ…ぅんん」
もはや自分では動くことも出来ず、結局いつもと同じように僕が攻める構図になる。
覆い被さられているから少し動きにくいけど、些細な振動でも雪子には十分みたいだ。
動く度に膣全体がきゅうきゅう愚息を包み込んでくる。
肉襞の一枚一枚が満遍なく愚息にまとわりつき本人の意志とは関係なく淫らに動いた。
「だめ、だっ…しゅ、うや…私、もう…ひぁっ」
呂律が回らなくなってきたということは限界がすぐそこまで来ているということ。
一度出しているから余裕のあった僕にもそれは訪れる。
「ひゃああ、んっ…あぁ、ひゃんッ…だめぇ、ん、しゅうや、あああーー!!」
ひたすら僕にしがみつき体が暴れないように雪子が達した。
同時に僕は雪子の中思い切り吐精する。二回目というのも関係なく凄い量だ。
ぐったりしている彼女を離し横に寝かせると胸に頭を寄せてきた。
「しゅうや…愛して、る……」
久しぶりのセックスで体力を使ったのか、彼女はそのまま眠りに落ちてしまった。
赤くなった顔を見られなくてよかった。
隣で幸せそうに眠る姿を見ていると僕も嬉しくなる。
雪子が目を覚ましたのはそれから一時間ほど経ってからだった。
「…ん、すまない。寝入ってしまっていたか、君は?」
雪子の寝顔に見とれて寝るのも忘れていたなんて恥ずかしくて言えない…
後片付けはそこそこ大変だった。
なんせ雪子の愛液がシーツ一杯に広がっているのだ。そのせいでお互いびしょびしょだ。
とりあえず体を拭き制服を着てからシーツを取り替える。
「このシーツはどうするんだ?」
「私が責任をもって洗って返すさ」
でも勝手に持って帰って大丈夫なのか?いや、このまま置いていくのもあれだけど…
「心配するな。葵ちゃんには言ってある」
………ナンデスト!?
「安心してくれ。さすがにセックスするとは言ってない。放課後少しの間だけ貸して欲しいとは言ったが」
それってほとんど同じ意味じゃないか…今度白石先生に会ったらどんな顔すればいいんだよ。
しばらく保健室には近づかないようにしよう。うん、それがいい。
「それにしても随分と溜まっていたんだな。あの量を中に出したとなると妊娠するかもしれないぞ」
え…!!?
まさか今日って…危ない日?
いや、完全に僕の責任だけど、あの、本当に?
「ふっ、冗談だ。君に迷惑をかけるつもりはない、今日は安全日だ。いくらなんでも子供は結婚してからでないと」
くそっ、冗談にもほどがある。なんて悪い冗談だ。ニヤリとしながら言う彼女が少し憎たらしい。
「さて、保健室でのセックスの感想は?」
「そりゃあ、興奮させてもらったよ」
「私もだ、普段とは違う場所というのはいい刺激になる。そういえば…白衣を忘れていたな」
言われてみればそうだ。まぁそれは次の機会に取っておこう。
裸白衣、きっと雪子がするとエロいだろうな。
……やばい想像したらまた勃ってきた。
「君、この後は暇か?」
ヒマと言えばヒマだ。予定なんて何もない。
「今日はちょうど両親が出かけていてな。よかったら家に来ないか、愁也?」
エロいことする日はとことんするのが雪子だ。
さらには久しぶりのセックスなのに今の一回で満足するわけない。もちろん僕も。
「次こそ愁也を先にイかせたいものだ」
多分それは無理だろうな…雪子は敏感すぎるんだから。
雪子もそれは分かっているだろうから、なんだかんだで今の状況に満足しているはず。
嬉しそうな表情の彼女を見ながら僕は思った。
今日は何回戦までするだろうか?
おわり
キタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━━━━!!!!
一番乗りでGJさせてもらおう!
キタ━━('A`)━━!!
でも俺の白衣プレイがorz
ただ一言「GJ」
GJGJ
俺は二回このことばを贈ろう
769 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 02:11:50 ID:wvqtBwNC
年下ロリっ子な素直クールが読みたい。
>>769 お兄様は、いつだってそうです。
そうやって不平を言えば誰かが何とかしてくれると安易に考えすぎです。
そのような考えでは、お兄様のためになりません。
お兄様の素敵な所は、この私も重々承知しておりますが、その悪癖だけは
早く改善される事を願います。
ええ、そうは言いながらもこうして結局お兄様の言う通りにしてしまう私が
一番よくないということも、そんな私が言える立場ではない事も承知の上
ではござますが、たまには言わせてくださいませ。
年下ものクーだと、ツンとの差がわかりずらくね
オレ主観だけど
>>771 悪かった。
俺がこのスレ住人の優しさと、才能に甘えていたのがいけない。
少なくとも素クールを愛する心は誰にもひけを取らない、それだけは自信を持って言える。
だからちょっと構想を練ってくる、それまで良い子で待っていてくれ。
と
>>769が言ってくれるのを期待する。
>>771 なんか、呼びかける言葉を変えれば
奔放な旦那と貞淑な女房
とも読めるね
俺の脳内嫁が居ると聞いて(ry
まぁテンプレにハメれば兄妹も夫婦も、さらに教師生徒(逆もあり)、旦那メイド、医師ナース、ナース患者、果ては魔王勇者や御奉行町娘などなど
ありとあらゆるパターンに対応出来るのも素直クールのキャラ付けが明確に為されてるからだな
そんな素直クールに出会えた事を感謝して今日も白米おかわり自由だぜ
テンプレ「ほぅ、私に何をハメようとしてるんだ君は?」
「ちんぽだ!」
「ち……! そ、そうか///」
「兄(あに)、抱け」
「これを外したらな」
ガチャリ
頭上のベッドの枠に繋がった、頑丈な手錠を鳴らす
「駄目だ
それを外したら、兄は92.8%の可能性で逃げる」
横たわる俺に馬乗りになったまま、小鳥遊冷(たかなしれい)は何時もと変わらぬ冷静な口調で宣言した
どういう計算だ
むろん、逃げる予定ではあったが……
「何故、抱こうとしない
才色兼備の美少女が、躰を開いて待っているというのに……」
わざとらしくため息をつく
「何を気にしているのだ?
私たちに血統の繋がりはないのだぞ」
そりゃあ、単なるお隣さんだからな
「こんなに見め麗しい私が、欲しくないのが」
まあ、整った顔立ちなのは認める
「家の両親も、兄のおじ様おば様も、応援してくれてる」
あのスチャラカ夫婦たちだって、こんな事態まで推奨しちゃいない
「幼なじみの同級生の初めて同し
美しいシチュエーションではないか、兄よ」
その言葉に矛盾を感じんか
「それともナニか?
まだ若いのに、EDか?」インポではないが、お前ほど若くはない
「やっと、女の兆しが来たのだ
存分に抱いてくれ」
「だから、10才児を抱けるかぁ〜〜〜!!」
私、鳳鷹(おおとりたか)の苦悩の日常は続く
>>769さんに触発されて、ちっと書いてみた
クールつうか、キモウトか?
>>778 紛れも無く、フォローのしようも無い程に後者です。本当に(ry
キモウトだから素クールと異なる、ってことも無いんじゃね? つか、もっとやれw
愛ゆえの暴走なんて若い頃にはよくある娘とジャマイカ
大人になってそれなりに分別がつくお年頃になっても
子供の頃の暴走ネタでからかわれるクーを幻視した
可愛いよクー可愛いよ
アウトーーーーー!!
GJ!
みなさんおはようございますこんにちわこんばんわ。
いつぞや書いてた忍者っぽいのの続きです。一応エロシーンあり。グロシーンなし。
ではどうぞ。
「……問題はこいつ、か」
二三日前に算盤と首っ引きでおおよその年貢の量を出し終え、明日にも城からお偉いさんが来るという。数日
前から緊張して仕方がないが、それ以上に頭を抱える問題があった。
それが年貢役人の接待の酒宴だ。毎年豪勢な準備をして迎えるのだが、彼にとって今年は去年までとは全く違
うものになってしまった。ほんの一月ほど前にちょっとした『事故』が起こり、今年の宴の主役は権兵衛になっ
てしまったからだ。
ついでに言うならこの宴は彼の『嫁』の御披露目会になりかねない。この数ヶ月『色々』あったお陰で、多く
の村人にはこの奈々と名乗る女、紹介すらされていないのだ。
「……こいつ、とは失礼な言いかたではないか、主様」
「起きていたのか」
権兵衛は忌々しいといった様子で言葉を吐き出した。
「奈々と呼び捨ててくれればよいものを、権兵衛は照れているのか?」
「煩い。お前の名など覚えるつもりなどない」
そんな辛辣な言葉を吐き出しながら彼が手に持った筆を置くと、奈々が身体を起こして権兵衛の背中に寄りか
かった。
「そんなつれないことを言うな、権兵衛。名実とも、私達は夫婦ではないか」
「違う」
「なにが?」
「俺はお前が嫌いだと、何度も何度も何度も言って聞かせたはずだがな?」
「気のせいだろう。それに私はお前のことを好いておる」
好いた相手と離れる理由があるのか、と女が肩越しに手を伸ばして胸板へ指を差し入れると、すぐに男の乳首
を探り当てて、軽く捻るように刺激しながら揉み解す動きを繰り出そうとする。
「やめろ」
「やめんよ。主様が私のことを好いていると言うてくれるまでな」
「好いていると言ったところでやめるつもりなどないだろう」
「好かれているならもっと好かれるように続けるだけだな」
その言葉に無言で腕を振るう。相手をしていたらまた押し倒される羽目になる、と男は立ち上がった。
「もう仕事は終わったのか?」
「とっくに終わってるよ。明日のことを考えたら眠れなかっただけだ」
この言葉の半分は嘘だ。男は柄にもなく緊張していた。初めて城の年貢役と顔を合わせるから、と年寄衆から
毎日のように脅しに近い小言を言われているのだから堪ったものではない。そもそもこんな若造に庄屋の代わり
をやれなんて無茶を押しつけたのは老人達だというのに、と最近権兵衛はよく独り愚痴をこぼしている。
当然そんな不満を飲み込んでの作業がはかどるはずがなく、権兵衛が思っていた以上に明日のもてなしの準備
は出来ていない。女もその辺りのことは承知の上で男に絡んでいるのだが、癒しとは全く逆の効果しか生み出し
ていなかった。
「疲れているなら肩でも揉んでやろうか?」
「煩い、触るな、気分が悪……」
ここまで言いかけて男は溜息を吐き出す。渋い顔をして明日に備えてもう寝ることを宣言すると文机のある部
屋を横切って閨へと引っ込んだ。
ちなみに今彼等が寝泊りしているのは庄屋の屋敷である。この屋敷で行われるもてなしの準備をするのにも都
合がいいだろうとの配慮からだった。
* * * * * *
次の朝、権兵衛がようやく慣れた柔らかな寝具の感触を楽しみながら目を覚ました。今日は身を清め、着慣れ
ない服を着込まなければならない上に、まだ身につかない作法を覚えなおさねばならない。歩きかたから箸の持
ちかたまで矯正されているからまだ覚えきっていないのだ。
とりあえず時間いっぱいまでもてなしの準備を進めておかないと、と権兵衛が立ち上がろうとすると、横に寝
ていた奈々がその裾を掴んだ。
「起きていたのか?」
権兵衛の問いかけにも女は答えない。どうやら寝ているようだと男が結論を出してその手を振り払うと、その
途端に奈々の眉が歪む。
「いか……ないで……」
寝つきの悪い子供のように駄々をこねる。成熟した大人の女性が愚図る様子に、奈々を遠ざけようとしていた
権兵衛でさえも一瞬迷いが生じた。――このまま、起きるまで相手をしてやってもいいのではないか――そんな
考えを持って立ち止まっていると、奈々が目を覚ます。
「んぅ……おはよう、早いな」
先程までの子供のような寝顔は拭い去られている。それをもったいないと感じるところが権兵衛にはあった。
だがそんな余韻は次の一言で粉々に打ち砕かれる。
「……まだ時間はあるよな? まぐわおうか」
「はぁ?」
起き抜けの一言に男は言葉を失った。突然何を言い出すんだ、と慌てて離れようとしたがもう遅かった。足を
払われ盛大に尻餅をついてしまう。
「痛てて……」
「暫くしていなかっただろう? だからたっぷり出して、一度落ち着け」
「こんなときに何を!」
部屋を整えるのも酒や肴を用意するのもまだ全然終わっていないというのに、そんな馬鹿なことをしている暇
なんてない。男はそう噛みついたが女は意に介さなかった。
「田舎者がいくら気張ったところで見下されるのは目に見えている。ならば心身ともに一番いい状態でその場に
臨むほうがいいのではないか?」
権兵衛はじりじりと後退しようとするが奈々はその裾をしっかと掴む。
「そんなことをしても身体も心もよくはならん。離せ!」
「なにもすること自体がいいというわけではないさ。いっぱい出して、眠くなったらゆっくり眠る。最近はあま
りよく眠れていないだろ?」
「大きなお世話だ。確かに寝不足だが、今から眠りなおせばいいだけだろう」
「出来るのか?」
この一月、権兵衛は満足な睡眠を取っていない。それは女が毎晩絡んでくるからという理由だけではなくて、
今日の接待に心を揉んでいたから、というところが大きい。
権兵衛がそんな悩みを持っていることに気がついた女は、なるべく男とのまぐわいを我慢した。しかしその我
慢もいい加減限界に近いし、男は寝起きだというのに疲れた表情が抜けていない。奈々が溜め込んだ欲求を吐き
出すにはちょうどいい口実だった。
「身体を動かせば自然と深く眠れる。さあ」
奈々はそう言って男の身体を蹂躙し始めた。
彼女がこう言い出したらもう止められない。それは権兵衛にも分かっていたが今日だけは事情が違う。権兵衛
の前の合わせに手がかかった瞬間、彼の手が閃いた。その手を受け止めた女は不敵に笑う。
「こういう風に抵抗するのは久しぶりだな。それでさえ愛おしいのだが」
男はその言葉に頭に血が上った。彼の害意程度、彼女にとって『愛おしいもの』だと断じられたのだ。屈辱
だった。彼は拳を握りこんで再度殴ろうとしたが、腕を振り上げる前に女が押さえつけてしまい、意思を示すこ
とさえ叶わない。
「君の味、愉しませてくれ」
彼女は掴んでいた手首を離し胴に腕を回して鳩尾に舌を這わせる。何度も丹念に舐め掃きとっていくと権兵衛
の抵抗が止んだ。さっさと相手をしてやらないと今以上に力技に訴えられてしまう。疲れきっていた男は、もう
どうにでもなれ、といった心境だった。
どう、と両手両足を投げ出して大の字に寝転がった小柄な男に女が寄り添う。分厚い胸板に自らの胸の膨らみ
を擦り付けて、彼に刺激を与えんと躍起になっていた。その豊満な身体を目一杯使って権兵衛を奮い立たせよう
と褌へ手をかける。
「ふふ……」
女が吐息とも笑い声ともつかぬ声を漏らす。彼女が手で触れたそこは、既に熱く、硬く、大きくなっていた。
もう条件反射の域で男の身体は反応していたのである。
「なんだかんだ言って、主様も好きなのだな」
「…………」
その言葉に男は答えなかった。身体の反応が意思の埒外にあることは彼女も知っているし、そのことをいくら
言い訳しても女が遊ぶ理由になる。こういうときは全く材料を与えてやらないのが一番いい。彼はそこまで考え
て、それからゆっくりと悦楽の波に身を委ねた。どうせ逃れられない行為なら、その中に多少でも喜びを見出す
ほうが余程建設的だ、と毎夜彼女に襲われることで学んだのだ。
奈々は男の褌を解いてしまうと姿を現した立派なモノに指を置いた。それの拍動を感じると満足そうに口元を
歪め、それから先端を口に含んで頭を上下させる。
男が口で致すことが嫌いなわけではないことを知ると、奈々は舌を使う頻度を増やした。権兵衛が苦しそうに
表情を変化させるのを観察するのが楽しいのもあったが、彼女の女だけでは権兵衛の男を満足させられないまま
滅茶苦茶にされることが多かったからだ。
それほど彼の巨大な剛直は力強く、彼女を一方的に満足させていたのである。
女が男自身を舐っている、粘り気の強い水音が部屋に響いていた。その音が大きくなると権兵衛は息を詰めて
顔をしかめるが、奈々にはそんな権兵衛の反応を愉しむ余裕が無くなってきていた。
何しろまともに含めば喉の奥を軽々突き破るほどの巨根だ、呼吸の苦しさに口を閉じそうになってしまう。当
然そんなことをしては一物を噛み千切ってしまうので、我慢をしながら舌で竿を弾いたりして刺激だけは与え続
けていた。
「っく、おい、お前……?」
「んぅっ、ぷぁっ……なんだ、主様」
「……そんなに苦しいならしなければいい」
息が続かないせいか女の顔は涙で崩れていた。それを見かねた権兵衛は声をかけたのだが、彼女は男に理解で
きない理由からそれを拒む。
「いいんだ、苦しいのが気持ちいいんだ」
「訳が分からん」
「いいさ、分からなくても」
結局は自己満足だから、と女が呟いて、再び男の股間へ顔を埋めた。ぷりぷりに張り詰めた亀頭を唇で愛撫し
ながら裏筋を伝って蟻の門渡りまで降りていく。彼女が舌を硬くしてそこを押し込むと男の腰が跳ねた。
「どうした主様……ここが好きとは変わっているな」
奈々は手も使って根元を責める。権兵衛が反応したそことふぐりを交互に指で刺激して、唇は再び先端へ添え
る。唇で亀頭をしごきあげながら男の出口に愛おしそうに舌を押し付けると、その瞬間に迸りが彼女の口の中を
汚した。数日溜め込んだ男の子種は奈々の表情を塗り替えるのに十分な量と質だった。
「ご、ごふごふっ……んふっ……んく、んく、んく……」
普通なら顔を背けてしまうような匂いの粘液を、彼女はさも当然のように飲み下していった。ちゅう、と音を
立てて中に残った精液を吸い上げるとにんまりと笑みを見せ、権兵衛へ口の中を見せる。舌がくちゃくちゃと唾
液と精液で粘つく口の中をかき混ぜて、それから音を立てて飲み込んだ。
「濃すぎて飲み込むのに苦労するじゃないか……まったくもう」
これには流石に鈍感な権兵衛でも気がついた。文句を言っている風に見えて誘っている。『口ではとても飲め
ない、だから……』というわけだ。
だから、奈々は早々に自分の中へ権兵衛を誘った。既に一度出していたにも関わらず権兵衛のそれは力を失わ
ないままだったが、女はこれ以上我慢が出来なかった。本当ならもう少し抜いておかないと女の身体が持たない
のだろうが――
「ごんべ、もう……ほしいよぉ」
――そういう打算は毎日するようなときに考えればいい、と奈々は考え直したのだ。
女は男を弄っている最中、同時に自分も弄っていたのだが、それでも権兵衛のものを受け入れるには準備が足
りなかった。彼の腕を取って自分の場所を触らせ、指を動かすように促した。
権兵衛は無言で指の曲げ伸ばしを始めた。ぬめつく周辺で指を湿らせてから膣中へ少し潜らせると女の眉が寄
る。その反応を見ながら権兵衛は女を悦ばせていった。そういう術は全て奈々との交わりで覚えさせられたもの
だ。
「ひあっ! そこ、そこぉ……」
肉芽を摘むと奈々が悲鳴を上げた。権兵衛にはこういう方法以外では聞けない声だ。丁度いい、さっき押さえ
つけられたお返しだ、と彼は指先に更に力を込めて刺激を与える。
「だ、ダメだごんべえ、そこ、なんかいもくりくりしちゃらぁっ! らめなんらぁ!」
奈々は声の大きさに比例して呂律が回らなくなってきた。彼はそれを愉しみながら自分の身体を持ち上げて彼
女を抱き寄せた。胸を殆ど噛み付くようにして責める。
「んうぅっ!?」
胸への愛撫と同時に権兵衛の手指の動きが激しくなる。それまで蕾を中心としていた責めに内側の壁を擦りあ
げる動きを加えた。親指で突起を捏ね回しながら人差し指と中指を女の膣に突っ込んで広げ、壁の弱いところを
叩いたのだ。
女は急な強い刺激に軽く達してしまった。身体をピンと突っ張り歯を食いしばって耐えた後、男の顔を恨みが
ましく見上げる。
「……もう、欲しいの、分かってるだろ?」
「知らん。お前がここを弄ってほしいと誘ってきたんだろう」
「そんなに強がっても、ここは、正直……」
女が勃ったままの男の分身を手に取ると軽くしごいてみせると、手の中で更に大きくなった。
「挿れてくれるな?」
そういうと女は仰向けに寝転がり股を開いた。そこはぬらぬらと光り、権兵衛のものが収まる形に出来上がっ
ている。
「ふ、ふぐぅあああぁぁ!」
権兵衛は彼女にのしかかり、無言で腰を押し付けた。これは自分の性欲を発散する道具なのだ、気にすること
はない、と自分に言い聞かせながら抽送を開始する。そんな冷たい動きにも女は驚くほどの反応を見せた。
「ぬし、さまぁっ! カリがぐにぐにぃって、こつこつって、奥、おくにっ!」
最初のうちこそ奈々がまぐわいの際にあげる叫びが理解できなかった権兵衛だが、まぐわいを重ねる度にそれ
が何を意味するのかが理解できるようになっていた。
それと同時に自身の感覚が――快感と言い換えてもいいかもしれない――鋭敏になっていることもまた感じて
いた。以前の権兵衛なら女の行き止まりに分身の先端が押し付けられていることなんて感じている暇もなく搾り
取られていただろうが、今は刺激を把握し、なおかつその強い性感に耐えることが出来るようになっている。
これは男にとっては言い知れない恐怖を覚える事実だった。いつか自分も殺されるかもしれない、そんな相手
とのまぐわいを快感だと感じてしまうだなんて到底信じられるものではないし、彼にとっては信じたくないもの
だった。
「……女っ!」
「ぅんっ? な、なに!?」
特大の剛直に貫かれて殆ど気を遣りかけていた奈々は彼の呼びかけで我に返る。男の動きが止まっているわけ
ではないから、その度に飛びそうになる意識を無理矢理に捕まえての生返事しか返せなかったが。
「おれ、はっ! おま、えが! だいっきらい、だっ!」
男は女の身体をがむしゃらに揺さぶる。もうほとんど暴力を振るっているようにしか見えない。
「なのにっ! なんで、俺に! おれにっ!」
執着するんだ、と言おうとしたとき我慢出来ずに女が達した。権兵衛の胴にしがみついてぶるぶる震えて、権
兵衛の名を何度も何度も呼ぶ。その様子がダメだった。権兵衛も何かたまらなくなって腰の奥のぞわぞわとした
感覚が爆発する。
二度目とは思えない量が出たのは数日溜め込んでいたからなのだろう、権兵衛はそう結論づけた辺りで強烈な
睡魔に身を任せてしまった。
「……ごんべぇ、今日も、すごかった、ぞ?」
共に果てた後、すっかり脱力して倒れこんだ男に奈々は思わず笑ってしまった。さっきまでの仏頂面からは想
像出来ないような穏やかな寝顔だった。
「子供みたいだ」
誰に聞かれるでもない言葉を女が漏らす。
「にしても、『大嫌い』か。情事の最中に相手に吐く言葉ではないな」
一瞬悲しそうに瞳が揺らいだのは気のせいか、奈々は立ち上がると宴の準備をすることに決めた。
「……その前に身を清めたほうがいいかもしれない」
溢れ出した男の子種が彼女の内腿を伝ってどろりと流れ落ちていく。
* * * * * *
「……い、起きんかこの大うつけが!」
権兵衛の二度目の寝覚めは最悪だった。目を開いたところに殺人鬼とはいえ美人の女が飛び込んでくるか、し
わくちゃの長老が飛び込んでくるか。寝覚めの心地よさがどちらに軍配が上がるかは歴然としている。
「もう昼前じゃというに、まだ寝ておるのか馬鹿者」
「……ぅあい! すみません爺様! ってもう昼!?」
「そうじゃ、お天道様がこんなに高くなっているのに寝惚けおってからに」
怒っているのか呆れているのか、爺様と呼ばれた長老の一人は溜息を吐き出すと権兵衛の寝ている床の横へ腰
を下ろす。
「嫁を見てみぃ、朝も早くから宴の準備をしておるというに、お前は鼾をかいてからに。……まあいい、さっさ
と仕度をせい。挨拶の礼儀くらいは覚えているな?」
彼は女が朝早くから宴の準備をしていたことに驚いた。夜が遅かったのも朝が早かったのも(ついでにその後
要らぬ運動をしたのも)同じだというのに自分だけが泥のように眠ってしまっていたなんて。権兵衛は女の言う
ように疲れが溜まっていたことを認めざるをえなかった。
「挨拶の礼儀……ですか。まあ、それなりには」
寝起きで働かない頭で薄ぼんやりとした答えを返すと途端に長老の雷が落ちる。
「それなりとはなんじゃ! お主は本当に村の年貢を預かっているという自覚があるのか!」
預かっているじゃなくて預からされているのほうが正しいじゃないか、この役目を押し付けたのはお前らだろ
う。彼はそう思ったがいつも通り口には出さなかった。口に出してこの癇癪が収まるならいくらでも言っている
のだろうが、彼にとって不幸なことにはこの老人はそういった類の冗談でさえ介せない器量の持ち主だった。
「まったく、お前は親父に似て責任というものの大きさを知らん」
「親父の話は! ……止めてほしいと以前にも」
若者に好き勝手言えるのが自分の特権だと勘違いしていたからだろう、突如大声を張りあげた権兵衛に爺は腰
砕けになってしまった。
「……大声を出してしまいすみませんでした。着替えますので部屋の外で、少々お待ちいただいてもよろしかっ
たでしょうか」
権兵衛はついこの間習ったばかりの敬語で爺を追い払うと大きく息を吐き出した。
権兵衛が顔を洗うために土間へ出ると、そこでは村の女が数人詰めて煮炊きをしていた。
男は思わず顔をしかめてしまう。主役がこんな時間に起き出したなんて知れたら女共からもお小言を言われる
に違いない。踵を返して逃げようとした。
「おはようございます、主様。大きな声を出していたようですが、大丈夫ですか?」
それを奈々がぶち壊した。女達の視線が遅れてきた主役を突き刺す。それを引きつった笑顔で返して、慌てて
その場を突っ切った。身を清めるために汲み置いている水瓶はこの裏手にあるのだ。遠回りして裏へ回ろうと考
えていたがこうなったら仕方がなかった。
「待って主様……待てよ」
権兵衛が息を詰めて土間を通り抜けた後を女がついてくる。手にはどこから出したのか手ぬぐいを持って、権
兵衛と二人きりになろうとしているのは明らかだった。
「なんだ」
「いや、いい顔になったと思ってな。憑き物が落ちたような顔をしている」
ぐっすりと眠った彼の顔は生気が戻ってきていた。寝不足の陰気臭い顔と比べたら数倍いい顔だ。それを指し
て女は声をかけたのだが、権兵衛は自分がそんなにひどい顔をしていたと自覚が無かったために、途端に機嫌を
悪くした。
「そんなことをわざわざ言いに出てくるな。不愉快だ」
「そう言うな。……ほら」
奈々から手渡された手ぬぐいで水気を拭き取った男の顔に、女が唇を寄せた。無精髭の生えた頬へ何度も口づ
けを繰り返す。
「……やめろよ!」
「さっきまで眠っていた君と違って私はあれから寝ずに準備をしていたんだ。少しくらいご褒美をくれてもいい
んじゃないか?」
言いながら彼女は権兵衛の口を吸い付ける。舌でくすぐるように唇を叩いてこじ開けると、閨でしか見せない
妖艶な表情で男と舌で交わる。
その間、男は抵抗が出来なかった。癪なことではあるが、全く女の言い分が正しいように感じたからだ。
しかしこの判断は間違っていたと言える。彼らの口付けはすぐに飯炊き女達に見つかってしまい、二人揃って
村一番の肝っ玉母さんに叱られてしまったのである。
* * * * * *
城からやってきた役人は二人いた。一人は小太りの温和そうな男、もう一人は蜥蜴のように扁平な顔をした男
だった。
「今日はお招きいただいて、どうもありがとうございます――」
小太りが人のよさそうな笑みを浮かべて頭を下げる。落ち着いた様子の小太りとは対照的に、蜥蜴男はいかに
も慣れないといったように周囲をきょろきょろと見回していた。どうも小太りのほうが蜥蜴より偉いようだ。
村の爺と小太りの間に通り一遍の挨拶が交わされ終えると宴は始まる。宴と言っても祭のときのような乱痴気
騒ぎをするのではなかったので、若い権兵衛はこの酒席にむず痒い違和感を覚えていた。
「――そういえば、今度ここの年貢の集計をする者が変わったとか」
おもむろに、小太りの男が権兵衛の話題を振る。その話は酒宴の前の顔合わせでかなり突っ込んだところまで
話をしていたのだが、男はまるでそんなことは無かったかのように言葉を並べた。
「その男は信用の置ける者なのですかな?」
男はは村人たちの困った顔を肴に自らの杯を空にする。酒も入って盛り上がり始めていた場を凍らせながら、
手酌で酒を注ぐ音だけが響いた。
「……権兵衛はそんな大それたことが出来る器ではございません」
「まあ、こちらとしては年貢だけ納めてもらえればそれでよいのですがな」
これは嘘だ。彼にとっては年貢さえきちんと払ってもらうことよりも大事なことがあった。だがこの場にいた
村人の、誰もが知らないことでもあった。愚鈍な村人達を内心でせせら笑いながら徳利を振る。
「切れましたな」
「そうですか。……おおい、酒を持て!」
「あい、ただいま」
そろそろ酒の切れる頃合だと予想でもついていたのか、襖はすぐに開いた。村のきれいどころが数本の徳利を
部屋に運び入れる。
その中には奈々の姿もあった。彼女は素早く小太り男の脇へ近づくと、二三本を膳の上に置き、何事かを耳打
ちしてその場を離れた。なんでもないように見せた行為だったが、権兵衛の胸の奥がざわりと揺れる。思わず険
しい顔をすると、酒席で渋い顔などするのではない、と隣に座っていた長老に窘められる。
「どうかしたのか」
「……ちょっと気になることがあったのですが……恐らくは気のせいです」
気のせいというのは彼の願望でもあった。しかし願望は願望でしかなかったのである。
* * * * * *
「奈々さん、もう家に帰ってもらって大丈夫ですよ。朝から働きっぱなしじゃないですか」
奈々よりもやや歳の下の彼女が奈々を気遣う言葉を発した。それを聞いて女は思わず苦笑してしまう。権兵衛
と同い年だというその少女は、昼前に手伝いに連れて来られてから誰よりもよく働いていた。そんな者に休めと
言われて、素直に休む者などいないだろう。
「どうして笑うんですか」
「いやな、一番動いているお前が休まないと他も休めないだろう。それは私も同じだ」
「私よりも奈々さんのほうが働いています。日の出より早く起きて準備をしてくれていたのでしょう?」
「たまたまその時間に目が覚めたからだよ。私自身が働き者というわけじゃない」
それに働かないとこんな屋敷を使わせてもらっている意味がないからな、と大きく伸びをする。
女は口でこそこんな風に強がってはいたがもうくたくただった。朝から権兵衛の相手をして、宴の準備をし
て、今はもてなしの場の外で控えている。何か目的がなければこのまま眠ってしまいそうだ。
「でも疲れているのは奈々さんのほうですよ。さっきからあくびが……ふあぁ……やだ、私まで」
「お互い疲れているんだ。とりあえずこの徳利を運んだら家に帰ろう。それなら誰も文句は言うまい?」
彼女は同じように控えていた女たちに目を遣ったが誰も反対する者はいなかった。
「……おおい、酒を持て!」
襖の向こう側から声が響いてきた。彼女達はそこでお喋りを中断して次々と部屋の中へ入っていく。奈々は
真っ直ぐに上座へと向かい、小太りの男の膳へ手持ちの徳利を置いた。そうして擦り寄る。
「お酒に少し、混ぜ物をしております。……お楽しみください」
彼女の言葉に小太りの男の目が一瞬見開かれた。しかし男も狸だ。すぐに元の表情に戻ると微笑んで頷いてみ
せた。女の仕事はこれで終わりだ。
『混ぜ物』というのは当然水などではなく、徳利の底に砂金粒を数個沈ませておいたことを指している。所謂
賄賂だ。ちなみに砂金は蔵の裏側に隠されていたものを使っており、それは元々年貢をごまかして私腹を肥やし
た庄屋の爺の財なのだから、間接的にではあるが村人に還元したと言えるだろう。
仕事を終えて部屋を出ると奈々は疲れからかよろけてしまった。これだけはこなさねばならないと気を張って
いた証拠だった。そんな彼女をさっきの少女が慌てて支える。
「やっぱりお疲れではないですか。今日はどちらで寝るのですか?」
「一応、元の家でな。今日のもてなしが済めば帰る約束だったから」
「それならお送りします。私の家も途中にありますから」
送るなんて大袈裟だろう、と奈々は思わず笑ってしまったが足腰に力が入らないのも事実だ。彼女は大人しく
少女の申し出を受けようとした。
そのときだ。襖を挟んだ向こう側、怒号が響いた。
* * * * * *
酒に酔ったのかしきりに目をしばたかせていた蜥蜴男がふらりと立ち上がった。そのまま無言でその場を後に
しようとする。
「どうかされましたかな」
「どうもしておらぬ。ただ……」
「ただ?」
蜥蜴男の顔つきが一変した。酒に酔ったような茫洋とした表情が今にも人を殺しかねない凶悪なものへと切り
替わったのである。
これにはその場にいた者全員が息を呑んだ。何か無用心な発言をしたら、その場で斬り伏せられても文句は言
えない。何かへの憎悪と憤怒が入り混じった醜悪な顔だった。
「厠を! ……お借りしたい。場所は、何処か」
一言一言区切るように蜥蜴男は吐き出した。宴の場は水を打ったようにしんと静まり返っていたが、唯一権兵
衛だけは違った。この程度の殺気、女に感じている恐怖心と比べれば大したことはない。
「あ、あの!」
その場の視線の全てが権兵衛に降り注ぐ。
「おれ……じゃなくて私がご案内致させてもらいます」
立ち上がった権兵衛と蜥蜴面の男は襖の向こうに姿を消す。村人達は彼の頓狂な言葉遣いに、そして彼を人身
御供に捧げることが出来たという安堵に、深い深い溜息をついた。
襖を開いた向こう側に控えていた女たちが息を呑んだ。男共が襖の向こうで何か揉めていたのは知っている。
そしてその原因が、権兵衛の後ろについてきたこの大柄な男にあることを一瞬で理解した。身に纏った空気が常
人のそれではなかった。
その男が給仕をするために控えていた女たちを見渡すと全員が俯いたり横を向いてしまった。視線を合わせた
らそのまま喰われてしまうと錯覚するほどの殺気を視線から放っていた。
その中で唯一怯まない女が一人。
「お客人、怖い顔をしていらっしゃるがどうかなされたか」
扁平な顔をした男の殺気から逃げるでもなく、かわすでもなく、真正面から受け止めていなしてしまった。こ
れには権兵衛を含む村の連中は皆肝を冷やした。男は刀を持っていないといえど侍だ。戦うための身体を持って
いる兵(つわもの)だ。暴れられれば怪我だけでは済まない。
村人達が恐れおののいているのとは対照的に蜥蜴男の頭は醒めてしまっていた。普通の感性を持ち合わせてい
るのならこういう風に激昂した自分に対してこのように返す者はいないだろう。親兄弟でさえ自分が睨めば黙っ
てしまう。それは彼らが情けないのではなくて自分の膂力が一目置かれている証拠なのだ。
男はそれほど自分の力に自信があった。しかし自惚れてはいない。いくら膂力が人より優れているとはいって
も通じぬ相手もいる。それが自分以上の力を持つ人物だ。事実この寂れた村に一緒に来た小太りの上司には頭が
上がらぬ。組織に組み込まれている以上、上のものには逆らえないのだ。
だからこそ彼は上を目指した。その恵まれた体躯を躍動させ、幾つもの戦場を駆け抜けた。そうしてようやく
人の上に立てるようになったのだが――
「お客人? 顔色が悪いようだが、酔いなされたか?」
――それもこれも、この女が悪い。幾分落ち着いた男はそう結論付けてから口を開く。
「……男、厠はどこか」
「は、はい! こちらになりますっ!」
蜥蜴面がボソッと呟くように吐いた言葉に権兵衛が飛びつく。こんな恐ろしい男と一緒の時間を早く終えたい
一心で先へ立った。
* * * * * *
「おかえり、随分酔っているな」
「……酔ってなど、おらん」
「それならいいのだがな」
彼らが一月前まで住んでいた元の小屋は少し埃臭かった。それを掃除してとりあえず眠れるように整えたのは
一足先に帰っていた奈々だ。
「宴でたらふく食ってきただろう。もう寝るだけか?」
「水が欲しい。……出てくる」
「待て待て、そういうと思って裏の甕に少し汲んできてある」
にやりと女が笑む。権兵衛が酔っているのを口実に逃げようとするのを許さない用意のよさだった。
「なら寝る」
「着替えなくていいのか? 衣装に皺が残るぞ」
「どうせ借り物だ。洗濯しないといけないのは変わらん」
権兵衛は女の用意していた布団へ身を投げ出すとそのまま目を瞑ってしまった。明らかに女を避けての振る舞
いだ。
「そう邪険にするなよ、権兵衛」
「朝のようにいきなり襲われたら困る」
だからお前のことなど知ったことではない、と言って、男は女に背を向けるように横向きに寝転がった。それ
を後ろから抱きつくように奈々がしがみつく。
「襲わんよ。今日はもうヘトヘトなんだ」
「……お前がそう言って本当に襲わなかったときがあったか」
「うーん、無かったか? それなら今晩が初めてだ。朝から立ちっぱなしで働いていたら流石に参る」
権兵衛がそれに応えずに無視をしているとすぐに女の寝息が聞こえてくる。どうやら嘘ではないようだ、と彼
は服を脱ごうとした。
「……離せ。脱げと言うたのはお前じゃないか」
男の臍の前で手を組むように女は眠っていた。猿の子供が振り落とされまいと必死で親の背につかまっている
ようだった。権兵衛は一つ溜息を吐き出すと身体を固くする。気持ちよさそうに眠っているところを揺り起こす
のは気の毒だと思ったのだろう。
奈々が深い眠りに落ちているのとは対照的に、昼に起き出した権兵衛はなかなか寝つけなかった。しかも眠く
ならないだけではなくて、女の肌が触れる微妙な刺激が男の興奮を誘っている。
頬が肩に押し付けられる。二の腕が腹をこする。乳房が二の腕を挟み込む。これらの接触は二人の情事の際に
行われるものだ。自然、男の脳裏には嫌でもそのときの快感が浮かんできてしまって落ち着かない。穏やかな寝
息さえ激しい吐息と間違えてしまいそうだ。
「……苦しい」
権兵衛は一言漏らしたが、これは抱きつかれて苦しいのではなくて自らの褌の中を指していた。いつもなら興
奮の原因にとっくに解放されているはずのそれはぐいぐいと勃ちあがろうとしている。
男がとりあえず褌を緩めないと、と手を伸ばしても女の腕が邪魔をして思うようにいかない。しかも身を捩る
と竿がこすれてしまい、少しでも気を抜くと精を放ってしまいそうだ。
権兵衛はもうどうしようもなくなって、女を振り払うことにした。自分の腹にかかった腕を持ち上げると、途
端に不機嫌そうな寝言が吐き出される。
「んー、やぁ……」
他愛のない寝言だというのに切羽詰まってきていて余裕がないせいか、権兵衛は嫌じゃないだろう、などとぶ
つぶつ言いながらゆっくり引き剥がしていった。男が四苦八苦していると女の瞼が開く。
「……ごんべ」
「あっ……」
起きたばかりで焦点が合っていないのかそれとも寝惚けているのか、権兵衛に抱きついたまま身じろぎさえし
ない。
「これは夢かえ? ごんべがこんなに近いはずにゃい……」
完全に寝惚けていた。
「夢なら……ごんべ、して……?」
性欲で頭の中が真っ白になっていた権兵衛はまたまぐわおうと言われたのだと思ったのだが、奈々は彼の唇を
軽く吸うとまた眠りについてしまった。
予想と期待を大きく裏切られた権兵衛は何か釈然としないものを抱えながら、更に二刻ほどの時間を悶々と過
ごすことになる。
と以上です。
無防備っていいよね。あと考証無用って言葉も好き。
エンターキーが割れたよ!押し込んだら戻らなくなったよ!
やっぱり安物のキーボードはダメだよ!だよ!
おお、これはお久しぶり。
よくやった。だが現在496KB誰か取り急ぎ次スレを
書くの大変そうだけど、このシリーズ大好きです。GJ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/ = 完 =
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人./ノ_ら~ | ・・・と見せかけて!
从 iヽ_)// ∠ 再 開 !!!!
.(:():)ノ::// \____
、_):::::://( (ひ
)::::/∠Λ てノし)' ,.-―-、 _
______人/ :/´Д`):: ( _ノ _ノ^ヾ_) < へヽ\
|__|__|__( (/:∴:::( .n,.-っ⌒ ( ノlll゚∀゚) .(゚Д゚llソ |
|_|__|_人):/:・:::∵ヽ | )r' ー'/⌒ ̄ て_)~ ̄__ イ
||__| (::()ノ∴:・/|::| ./:/ /  ̄/__ヽ__/
|_|_| 从.从从:/ |__|::レ:/ ___/ヽ、_/
|__|| 从人人从 ..|__L_/ .( ヽ ::|
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巛ノi
ノ ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ')/ノ_ら ∧_∧ | いきなり出てくんな!!
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_____ 从\、,. ,; .,、∴';. ・ ( _ノ~ヾ、ヽ
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|__|| 从人人从 ..| /:/ _,,,... -‐'''"~ /ー`⌒ヽ、 (( (゚Д゚llソ |
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从 iヽ_)// ∠ 再 開 !!!!
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______人/ :/´Д`):: ( _ノ _ノ^ヾ_) < へヽ\
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巛ノi
ノ ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ')/ノ_ら ∧_∧ | いきなり出てくんな!!
、)/:./、 ( ´Д`) | ビックリしたぞゴラァ!!!
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_____ 从\、,. ,; .,、∴';. ・ ( _ノ~ヾ、ヽ
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|_|_| 从.从从:/ |__|::|ノ \ ミ`;^ヾ,)∃ < へヽ\
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