【獣人】亜人の少年少女の絡み7【獣化】

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1名無しさん@ピンキー
このスレッドは、
   『"獣人"や"亜人"の雄と雌が絡み合う小説』
                    が主のスレッドです。

・ママーリand常時sage推奨。とりあえず獣のごとくのほほんと、Hはハゲシク。
・荒らし・煽り・板違い・基地外は完全スルーしましょう。
・特殊なシチュ(やおい・百合など)の場合は注意書きをつけて投下。好みじゃない場合はスルー。
・書きながら投下しない。メモ帳などに書き溜めてから投下しましょう。
・『投下します』『投下終ります』『続きます』など、宣言をしましょう。
・すぐに投下できる見通しがないのに「○○は有りですか?」と聞くのは禁止です。
・作品投下以外のコテ雑談、誘いうけ・馴れ合いは嫌われます。


・過去作品はエロパロ保管庫へ。
http://sslibrary.gozaru.jp/

+前スレ+
【獣人】亜人の少年少女の絡み6【獣化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197755665/


+過去スレ+
【獣人】亜人の少年と亜人の少女の絡み【人外】
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1061197075/
【獣人】亜人の少年少女の絡み2【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098261474/
【獣人】亜人の少年少女の絡み3【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118598070/
【獣人】亜人の少年少女の絡み4【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152198523/
【獣人】亜人の少年少女の絡み5【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167835685/

+関連スレ+
【異形化】人外への変身スレ第三話【蟲化】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207062800/
[獣化]人間が人外に変身しちゃうスレ9[異形] (半角二次元板)
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1205342770/
2名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:48:32 ID:d9Nr3X7e
狼さんをもふもふしつつ 1乙。
3名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:21:53 ID:LWrY0Imx
そしたらぬるぽ
4名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:59:01 ID:H/F00AKq
>>1>>3ガッ
5女xハスキー:2008/04/12(土) 11:34:48 ID:6nmd5dLQ

「あー悔しい!あんなのと半年付き合ってたなんて!」

付き合って別れた男は星の数、、、、明日で三十路の私は自暴自棄になっていた
そんなときは3年まえに拾ったハスキーをモフモフして気を紛らわしている

「全く側に居てくれて可愛いのはお前だけだよ」
ハスキーはしがれた声でウォンと鳴いた

そのときうっかり見てしまったのだ大きくて赤いのがすこしでてたの
ゴクリ、、、、「べ、別にいいよねだれも見て無いしね、、、」
スカートとパンツを脱ぐとハスキーは寄ってきてなめ始めた
「ああっ、、、、てもう乗っかるの?!」間を置かずのしかかってきた
太さや暑さで喘いで目を瞑っていた、そのとき体が浮いた
なにが起こったか分からずハッと見た、、、、
なんと一回り大きくなってにっこり笑うハスキーがいた
「ずっと待ってましたゴシュジン様」 そいつは犯しなが言った

そう、、、、こいつは犬被ってたのだ
6:2008/04/12(土) 11:37:51 ID:6nmd5dLQ
すいません!スレの最初に携帯一レス堕文ですいません!

ハスキーと女は譲れません!
7名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 16:02:52 ID:peMtQ2WJ
やべぇ、萌えた。いいんじゃない?……もちろんつづくよね?
8名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 16:47:05 ID:QztMehcR
>>5
ナイス!

つ、次はハスキーな女で・・・(←ウマシカ
9名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 17:25:53 ID:QQPXS5ub
「猫」ではなく「犬被ってた」というのに笑った
誤字脱字が少しあるのが気になるけど、
携帯でこれだけ書いたのならしかたないか
続きも見たいな
10月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/13(日) 19:18:11 ID:HAvGAsuu
あー。てすてす。トリップテスト
11月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/13(日) 19:20:28 ID:HAvGAsuu
お。あってた。……勝手ながら>5の文章を脳内妄想して小説作ってみました。
これから飯食ってから誤字脱字なおしていきますが、許可とかってひつようですか?

(>1のルール破ってます。サーセン。でもこれは大切なことだと、自分は思うので)
12名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:00:28 ID:ipkGra9r
13名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:21:22 ID:S8UxpVTq
>11
俺が貴様の訓練教官ならボディ一発入れて泣いたり笑ったりできなくしてやるところだ!
14名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 23:12:34 ID:8OB+TYoL
>>11ってまだ飯食ってるの?
4時間も食べすぎ。
15月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/13(日) 23:15:50 ID:HAvGAsuu
ただいま読み直し中ですが、>>12-13は投下するなっていってるかとおもって。
24時には何とかなりますけど。
16名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 23:54:21 ID:ipkGra9r
お前さんがそう思うんならそうなんじゃねーの。
つーか双方の心構えや振る舞いについては
前スレで散ッ々議論されてたんだから読み直してくれば?
それでもまだ「やっぱり大切な事なんです><」とか言うなら知らね。好きにしてくれ。
17名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 00:05:19 ID:E5oDAW8a
>>15
テンプレをあえて破る奴は投下するな
18名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 00:31:47 ID:YRgkiTuJ
【書き手側へ】
・あなたの作品は「お目汚し」でも「駄文」でもありません。
 作品を投下するのに何一つ「失礼」な事はありません。
 読み手の皆が楽しみに待っています。必要以上に自分を卑下しないで下さい。
 過度にへりくだる事は「謙虚」でもなければ「美徳」でもありません。

【読み手側へ】
・あなたが作者達に贈る感想は、彼らの活力源であるといっても過言ではありません。
 ですが、どこがどう気に入ったのかを、なるべく具体的に書いてあげて下さい。
 それはより大きなモチベーションを作者達に与える事になるでしょう。
 そして、誤字脱字や間違い・意見にしろ、「指摘」する事は「批判」ではありません。
 そこを勘違いしないで下さい。読み手側同士で叩き合う様は非常に滑稽かつ不毛です。
19月夜の獣 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/14(月) 00:46:40 ID:sFjqicUv
>>16
>>5が元ネタなので使用許諾を取ろうと思ったので>>11のレスを書きました。
ですが、レスの内容が軽かったのと具体的ではなかったため、
みなさんを反感を買ってしまったことは自分の落ち度だと思います。ごめんなさい。

それと、>>18の言葉は助かりました。有り難う。

それでは投下します。
★概要兼注意書★
>>5のシチュエーションを小説にしました
・犬視点。犬→犬人♂x人♀
・主人公の犬はバカ系です
・獣姦を一部含みます。
・ラブラブ系です。

本文文字数:4654 (9.6Kb)
20「1」 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/14(月) 00:49:55 ID:sFjqicUv
こんばんは。シベリアンハスキーです。名前は……もうあります。
目の前で、ただいま僕はご主人様に抱きつかれています。見た目は20代半ばぐらいかな。女性です。
顔もスタイルもなかなか良いと思うんですけど。
今日もなんだかご機嫌斜めみたい、帰ってきたとおもって顔を向けると急に僕の横にしゃがみ込んで抱きつかれてしまいました。
あ。やめてください、そんなに強くぎゅっとしないで……。

「あー悔しい!あんなのと半年付き合ってたなんて!」

ああ、またですか……。そうですか。そういうことだったんですね。

付き合って別れた男は星の数……明日で三十路のご主人様は自暴自棄になっている…みたいです。
そんなときは3年まえに拾ったハスキー……つまり僕をモフモフして気を紛らわしていらっやる。
僕の毛は自慢ほどじゃないけど普通の犬並よりは柔らかいと思います。シャンプーも大好きですし。
ご主人様に抱きつかれるように入念に……。洗われてます。

「全く側に居てくれて可愛いのはお前だけだよ」
『そう、だね』
けれど、その声はウォンという鳴き声にしか聞こえないんだろうなぁ。

ああ。女の人のいい香り。においは人間の雌も犬の雌も変わらない……。
そういえば、発情期って何時だったけ?あれ

あっ、ヤベ。むくむくーって、ちょ、僕。

犬ですので。人間とは少し違うペニスが……その……立っちゃっています。
あっ、ダメですよご主人様、見ないでくださいよ……。犬でも恥ずかしいところは恥ずかしいんですから。
僕はかなり変態のようです。敬う対象のはずのご主人様のにおいを嗅ぐだけで興奮するなんて。
もっ、もちろんイヌの雌の子だって大好きです。体格差萌えです!、ってそんなの関係ねーっ

唾をゴクリと飲み込んだご主人様の顔、少し顔が赤くなってて、凄く色っぽいですね……。
犯していいですか?いいですよね?確認なしでも、いいですよね?……っておいおい。
僕の体温が上がり、理性と野性の狭間で揺れ動く心の中、舌を出してハァハァしていると、

「す、凄い。彼奴のより……大きい、ね……気持ちよさそう……。」
「べ、別にいいよね?だれも見て無いし……いいよね?」

なんて言ってますけど、マジでいいんすか?犬、ナメめてません?後々ひぃひぃ言ったって……知りませんよ?マジで。
聞こえるわけない買い言葉を目で訴えつつも……目の前のご主人様の痴態に目が釘付けになってます。
周りを見回してカーテンがきっちり引いてあることを確認すると
ゆっくりと事務服のスカートのホックを外して、おろして、するすると……わぁ。今日は紫パンティ、ってあれ?これは、まさか
そんな紫パンちゃんをゆっくり脱がしてゆきますと、ご主人様の……が現れます。
少し控えめに生えた毛とか、僕はとても好みです。たまに風呂上がりの彼女といったら、下着のままで僕の事を抱きついてくるものですから
そのあとの処理が大変ですよ。ええ。
21「2」 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/14(月) 00:50:23 ID:sFjqicUv
ってそれはさておき、いよいよ無防備になってしまった下半身ですのでやることは一つです
僕は頭をかがめて、ご主人様のソコをなめることにしました。

「や、え、ちょっと……あっ、わ、わた、なんにも、いって、おすわっ、あっ、やぁっ」

ミルクを嘗めるようにすくい上げて嘗めます。嘗めまくります。両手が使えませんから当たり前ですね。
ご主人様は両手で僕の頭を押しのけようとしてますが、所詮人間ですので叶うはずがありません。
よだれをべったりとつけながら僕はご主人様の下腹部を余すところ無くなめあげます。ハァハァ。

いやらしすぎるぜ、お嬢ちゃん、おまたのお汁が垂れてきてるぜ、ヒヒッ。超うめーww
って、イカンイカン。今はご主人様を満足させるのが最優先事項ですよね?先生。ハハハ。

ご主人様のはなんだか犬の女の子より少しユルいので、そのまま突撃してみようと思います。
僕は飛びかかる要領で両胸へ前足を付け、力を入れると。そこは柔らかくて、ぷにぷにしていて、
乳の形は僕の脚を乗せた位置を中心にくぼんでしまって、あっさりご主人様は倒れ込んでしまいました。
そのまま僕のペニスを挿入します。

「や、やめってっ……あああっやああああああああっ」

あら……一発で入っちゃいましたね。ハァハァ。

あとは簡単……なのですが……あれ。体がっ……。やべっ、今夜って三日月でしたっけ?カーテン被っててわかんないけど
この内側からこみ上げるこれって、ご、ご主人……さま……

僕は無意識にご主人様の顔、特に目を中心になめ回していました。そうすれば、ご主人様に見られないと思ったから。

ゴキリ、ゴキリ、と内面から筋肉と骨が盛り上がって、体積全体が増えていきます。
僕の首から下が、徐々に……太く。
基本的に大型犬ですから筋肉はついている方ですけど、そういうわけではありません。
体の骨格が、その……。

肉球の先っぽがぐんぐん伸びていき、爪の方の鋭さが緩やかに。
両腕は間接が左右にも動かせるように、両肩の位置も変化していきます。
胴の胸の筋肉は盛り上がり、山と谷のようなものができてきました。

もちろんペニスだって……ごめんなさい、ご主人様にはかなーりキツいかも。

こうして、僕の本当の姿は、ご主人様、いや彼女の目の前に晒されてしまいました。
22「3」 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/14(月) 00:53:12 ID:sFjqicUv

舌を彼女の顔から離し、様子を見ます……ご主人様は、ゆっくり目を開きました。
変わらない、僕の顔。 でも、少し位置が違いますね。
ご主人様はゆっくりと僕の首のあたりを見ています。
……そこには、たぶん、毛むくじゃらの人間の男の体がみえているのでしょう。
もちろん、つながったまま。

ご主人様はビクッと体をふるわせて、声を短く上げました。

「ずっと待ってましたよ。ご主人様」
僕は、つながったまま、優しく言った……つもりです。
とはいっても、僕は人間で言えばもう30代半ば。僕の脳内イメージとは違い、深く、落ち着いた男の声がしました
映画の男性俳優の声ににてました。

しばし僕の顔を見つつご主人様は沈黙していましたので、僕はどう声をかけようかと考えていると
「ヴォル、なんで……なんなの、この姿……」
ご主人様は、僕の名前をそう呼んで、恐る恐る聞いてきました。

眉をこめかみに寄せつつ、僕は、静かに言いました。
「犬を被ってたのです。僕は犬人のようです……生まれてからこの姿になるのは初めてです」
「こんなの、漫画や映画でしか見たことないわよ……」
「で、しょうね。ハハ」
「……でも、ヴォルのにおいがする……。シャンプーの」
「獣臭いのは嫌いでしょう?」
「イヤじゃないよ……ヴォルのだったら」
「えっ?」

意外な返答に、僕は声をあげていました。

「ヴォルは優しくて、私の言うことを聞いてくれて、タフで……最高のパートナーよ」
「あ、有り難うございます」
「ヴォルが人間の男になってたら。私絶対結婚してる」
「……いや、僕は、犬ですから」
「今でもいい男じゃない……誰よりも逞しいし」
そういって僕の胸の毛をクルクルとかき回すものですから、僕のペニスが一回り大きくなってしまったじゃないですか。
「あっ……大きくなってる」
すぐにご主人様にはばれてしまって。僕はつい
「すっ、済みません……」
と謝ってしまいまして。ご主人様はくすくすと笑ってました。

「いいよ、ヴォル。ちょうど私も男日照りだったの……思いっきり。シテ」
思いもかけない言葉……僕の3年間想い続けた、願い。

「あ……はい、でも、動いたらまた痛いと思います。今でも、ちょっと、キツイですし……」
「んっ、そうね。でも、大きいのは、嫌いじゃない」
「痛がるご主人様は見たくありません。ですから、ゆっくりとならしていきましょう」
「ヴォル……貴方……。ま、いいわ。お願い」
「かしこまりました」

今形になりました。最高に嬉しいです。
23「4」 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/14(月) 00:53:36 ID:sFjqicUv

そのあとは、舌責めを体に一通りしたあと、耳を甘噛みしてあげつつ乳責め、
次に1度目のグラインドから射精へと参ります。
といっても1度目の射精はカウパー液……すなわち先走り液ですね。
人型になってもペニスは犬型ですから。

ご主人様はもう喘ぎ声上げっぱなしで、めっさ可愛いです……ああっ、だめだ。もっと突きたい!
……のですが、我慢ができませんでした。ごめんなさい。
ギリギリまで粘ってご主人様と一緒にイキました。ドクドクと……やや長めの射精をさせていただきました。
ご主人様は顔を横にして、荒い息をしています。

「ヴォル。まだ堅くなってるけど……なに、これ」
「犬の射精は一回では終わりません。というか、さっきのに性子ないんで、動きますね」
「あ、うぇ、ちょ、ちょっとま……ああっ。なっ、入り口がゴリゴリって、ちょ、まってっ!」

んなもんまてませんがな。僕は聖人じゃないんですよ

僕は体を動かしながら主人様の口の中を犯すことにしました。
犬と人間でのキスはちょっと難しいようなので、舌で口をこじ開けてそこから顔を横へずらします。
ちょうど重なり合うように斜めにするんです。
これは僕も初めてやってみたことだから、良くできたか心配だったけどご主人様と舌が絡み合ってとってもエロかったです。
……ガツンガツンと突いてると、痛そうなのか、気持ちよさそうなのか、真っ赤になったご主人様の目頭に水たまりができました。
僕は、涙なんて出せないけど、少し動かし方を変えて、彼女の負担にならないようにと、色々動かしました。
もう、考えてる余裕はなかったけど、一生懸命、ご主人様のために……突きます。

それに答えてくれるかのように、ご主人様が僕の名前を呼んでくれています。
僕はそれに応えるように突きます……。

「ヴォルっ、いっ、イクから、イッちゃうから、ね?」
「はい、一緒に……」
「あっ、ああっ、やっ……ああ」

そのあと、ご主人様の鳴き声が一際大きくなると、僕もそれに応えようと、吠えながら、射精しました……。
もう、ご主人様のおなかを、壊しちゃうぐらいに。アハハ……



ああ……もう死んでいいや。




ありがとう……ご主人様。
24「5」 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/14(月) 00:54:16 ID:sFjqicUv

…………………………………………
………………………………
……………………
……………
………



ん……ん〜?




んぁ?まぶしい……


あれ……。これは、朝っすか?


ここは、カーペットの上ですね。

体は……元の犬に戻っていました。
どうやら僕は……夢を……アハハ…




……とおもったら。僕の体に抱きついた。ご主人様がいました。

しかも……この、体のまわりについたガビガビしたものって……。

ほんもの…?

現実……。


ブェックシ!

あら、くしゃみ。僕のくしゃみです。
ああ、そうだ。ご主人様も風邪引いちゃう。

僕はご主人様の頬をなめあげ、起こすことにしました。


……また。あの姿になれるかな?
赤ちゃんは……できるのかな?

いろんな疑問と不安と期待が、僕の頭の中でぐるぐる回ってます。


[了]

25「おまけ」 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/14(月) 00:54:37 ID:sFjqicUv
※ヴォルの犬の豆知識
犬の発情期は雌が1年に2度、雄は不定期です。
雄は雌が発情期になると、そのにおいに反応します。
僕の場合は人間にも発情してしまいますので、ご主人様のにおい(フェロモン)に釣られて発情してしまったようです。
……ということはもうすでに感じてた?え、もふもふは何時もしてたんですが、もしかしれ毛フェチっすか?

ちなみに犬同士のセックスの姿勢もかなり異なりますのでご注意ください。
あくまでも僕は対人間用の姿勢をしたので。
詳しくはググってみるとおもしろいかもしれませんね。


それでは。ヴォルでした。

=============================================================
以上です。このスレのシチュエーションネタは小説書く上でかなり助かってます。それでは。
26名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 02:49:11 ID:/cgqkZ0a
なんだい。きちんと書いてるじゃねえか。
自信持っていいぞ。GJ
27:2008/04/14(月) 06:25:40 ID:PM02k5sJ
す、素晴らしいです!
手直し強化していただいただけでなく
想定していた朝には戻ってるまでお書きいただき
感激です 

11のご返事ですが自由に使ってください 
28:2008/04/14(月) 12:51:52 ID:iS649zpc

「う、、、、うーん…あっ おい!!」
朝目をさまし昨日起こったことを思いだし犬を探す
覚悟しつつ犬が来るのを待つと隣の部屋からいつものハスキーが出てきた
寄って来て顔を舐めようとしたのを一瞬ビクッと引いたが
やっぱ普通のハスキーなのでいつも道理にした

「あれは夢だったのかしら、、、、あそこは汚れてるし多分入れたとき寝ちゃったのね」
犬は首をかしげてアォン?となくだけだった

そんなこんなでストレスは発散できたのでシャワーを浴び
仕事に出た、若い子がよく聞き取れない数字と
こそこそオメデトーって言うのを無視し仕事を終らし帰宅

「私も今日てかぁ、、、、うぅん!どうでもいや、こういうときは彼奴が仕組んでるな」
ふと同僚でお隣さんで社内で年ネタを流す憎めない幼馴染みの子を思いだす

「ん?家から声が、でも様子がおかしい!」
急いでドアを開けると喘ぎ声といやらしい音に…犬の息が混じっていた
「なにこれッ! ちょっとなにやってんのよ!って酒くさ、、、、」
「お帰りゴシュジン様、え?私はお隣さんにおもてなしをしてるだけデス」

「あっあっ、、、■☆△×さぁん、、、こ、こんなしゅごい◇★〒君飼ってたなんてぇ〜」
こいつは酒を飲むと正気を失うので飲み会の誘いなどは私が断って連れ帰るのだ
だからもし買って来ようものなら彼女の自宅から没収し厳重に隠したはず、、、、ということは
「もちろんお隣サンにはお酒は駄目なのは知ってマスが…ゴシュジン様をお祝いに来たのに何もしないのはイケナイと」
酔った女に腰を振っているハスキーが指したさきに空瓶とバースデーカードが、、、、<三十路オメデトー>
「でも!あんた解ってやってるでしょ!いいから抜きなさいっ早く!」
しぶしぶハスキーは抜くと跳ねるように大きなアレがたってた、、、、昨晩入れたかと思うと恥ずかしい
色々悩んだ結果長年の特性上こいつの酔いリミット中に彼女宅に戻すことだった、人が居ないのを確認し犬と運んだ

風呂につれこんだらハスキーを返し彼女をシャワーで各部を洗うあらかた済むと気が付いたよ
「あ、、、、又いけないって言われたのに酒飲んで酔っちゃっtあいたた、、、、頭が」 (っ、そのまま頭が痛いことにしててね、、、)

ベッドに寝かせたあと家にもどる、、、、メイオウタイムのはじまりだ!
案の定「ゴシュジンお帰りまだ収まんないから続きしようヨ!」すこしボコボコにし
色々反省させ新い言いつけをし最後に罰としてこっち主導でやった、、、、

こいして三十路の日は過ぎ新しい苦労の日々が始まるのだった。 
29:2008/04/14(月) 13:01:51 ID:iS649zpc
続きを考えましたが 無茶でいっぱいです
このお話はこれで終わりです

最初は自信なかったでしたがよかったと言ってもらったり
まさかのリメイクまでしてもらって勇気がでましま!
基本的に秘密の趣味なのでPCで本格的に作れないんですよね
それではありがとうございました  (あ、女×ハスキー2の題をうっかり忘れました!
30:2008/04/14(月) 13:22:51 ID:ukK6j/ma
キャラについてですが2人1と一匹ですが
名称はありません三十路と彼女は幼馴染みで三十路が年下の酒癖の特性を覚えるぐらい
家族構成やそれまでは?って設定はありません

犬ですが3年以前の設定は無いですが私なりにかんがえた犬かぶりな行動をさせてみました
性格上以前も女性をねらって野道で襲った(性的な意味で)かもしれません
その他携帯書きなので書き忘れやハショリが一部あるかも
31名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 17:47:55 ID:he1Rm8EV
「どうも説明が長くなって困る」と悩む作者さんが多い中で、
シンプルかつ勢いのある作品を投下してくれるのは評価。
犬くんの色ボケっぷりも笑えて萌える。

ただ、逆に説明や描写がちょっと危ういかな。
本文以外の前後書き等で設定を説明するべきじゃないと思います。
説明しとかないと話が破綻したり解りにくくなったりするような重要な部分なら
本文中でしっかり説明して、
「これは必要無い」と切り捨てた部分なら本文外で触れる必要もありません。

あと、書いたものを一度読み返す習慣をつけましょう。
誤字脱字やミスのチェックはもちろんですが、
「予備知識無しで初めてこの作品を見る読者」になったつもりで、
作品を理解させるために言葉に不足が無いか見直してみましょう。
ちょうど別視点のアナザーストーリーを書いてもらったんだし、
自分の文章表現と見比べてみるのも良いかも知れない。

ただ、あなたの物語の発想は激しく萌えるのは事実。
アナザーストーリーもあなたの書いたオリジナルがあってこそです。
イメージを文章に変換するという事に慣れれば、すごく魅力的な物語を書ける人な気がします。
これからも頑張ってください。期待してます。

…感想強化週間みたいな感じだったので色々書いたが、でしゃばりだったかな?
32:2008/04/14(月) 20:36:51 ID:8b58zoQt

まったくすみません!
数年まえから見てましたがはずかしかったり(以前スレで好きなのは女×ハスキーって言った程度
家庭事情で携帯でこそこそみてました
最初のは自分で出来る限りの初めてのSSでした
まず携帯と構成力の限界からルールでも問題無い1レス
にしました続きが欲しいとありましたが書けないので
2作目で終らせるため急遽書いたことをお詫びします

感想、指摘本当にありがとうございます次回の課題として頑張ます
33名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:27:14 ID:M0/7IFfB
>>1を100回嫁
34「おまけ」 ◆nWGcrqn3AM :2008/04/15(火) 00:53:07 ID:YcK5Bp9c
>>32
謝らなくていいよ。それに事情とかも全然関係ないし。
自分のペースで続けてください。次回作がかけるようでしたら是非お願いしますね。

>>33
おまえもマターリ汁。前スレからカリカリしすぎだぞ
35名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:53:24 ID:gpfBAmBa
>>32
もっと句読点を使え。文章作成の時、句読点を打って内容のプチ整理をするんだ。
36名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:53:32 ID:YcK5Bp9c
……コテ残ってたorz
37名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:26:38 ID:dv+Vr0FO
>>5氏や>>19氏に触発されて、書いてみました。
こういうのは、どうでしょうか。
38poti:2008/04/15(火) 01:27:25 ID:dv+Vr0FO
「ただいまあ」
ご主人様が帰ってきた。
ひらりとスカートを揺らし、玄関を上がり二階の自分の部屋へそのまま駆け上がる。
最近のご主人様は、ぼくに冷たい。
ぼくが大喜びで尻尾を振って、イヌ語で『おかえりなさいっ!』って言っても
ご主人様は「うん。ポチただいま」か、さっきの様に無視。
ぼくがちっちゃい頃は「ポチー!もう早く学校から帰りたかったよお!」って言って
頭をなでてくれたのに、最近頭をなでてくれるのはお母さんぐらいだよ。

再び、ご主人様がお散歩セットを持ってやってきた。でも、なんだかすこし不機嫌そう。
「もー、ママったらポチの散歩をわたしに押し付けて」
お散歩だって!嬉しいなあ。でも、ご主人様が嫌そうなのだ。ちぇっ、テンション下がるなあ。

いつものお散歩コースを歩く。
見慣れた風景、見慣れたご近所さん。角の後藤さんが「おや、しのぶちゃん。お久しぶりね」って言う。
ぼくも、ご主人様と散歩に行くのはお久しぶり。いつもの公園にご主人様と来るのも、お久しぶり。

公園はいつもどおり桜が咲いていて、うるさいガキンチョどもが走り回っている。
ぼくは嬉しくなって、ダッシュしようとするがご主人様が必死に紐を引っ張る。
お願いだから、走らせてよお。ぼくも、人間の言葉が欲しい。
39ポチとご主人様。:2008/04/15(火) 01:28:17 ID:dv+Vr0FO
「リュ、リュウくん!」
突然、ご主人様の裏返った声が聞こえた。
「あれ、小鳥遊さん?この近所?」
「は、はい!そうです!イヌの散歩で…」
「へえ、この子の散歩なんだ」
「は、はい!えっとお、名前はポチです!ア、アイヌ犬っていう種類で…」
こんなに、しどろもどろで上がっているご主人様は見たことがない。

どうやら、ご主人様はあのニンゲンのオスに興味があるらしい。
あんなに、きらきらとした目をしたご主人様を見たのは、今年になって初めてだ。
ちくしょう、あんなニンゲンのオスなんて、どこがいいんだ。尻尾も振れないくせに。

ご主人様は、嬉しそうに顔を真っ赤にしている。
「ポチと散歩してよかったあ」
ぼくは、あんなゲス野郎の愛のエンジェル役かよ。そこんところ誤解して欲しくないな、ご主人様。
「また、ポチと散歩にいこうね」
ぼくは、ただご主人様と散歩がしたいだけなの。
なのに、ご主人様ったらぼくの事をへんな方向で誉める。
ちぇっ、なんだか面白くないなあ。
40ポチとご主人様。:2008/04/15(火) 01:28:53 ID:dv+Vr0FO
ある晩の事。
ぼくは、夜の番をしている。もともと番犬に、と言ってこの家にやってきたのだ。
ここで活躍しないと、ぼくの居場所がなくなる。
風呂場に明かりが灯り、ふんふんふんと鼻歌が聴こえてくる。ご主人様がお風呂に入っている。

『ぼくがニンゲンだったらなあ。一緒にご主人様とお風呂に入ってワンワンしたいなあ』
と、そんな事を考えていると、門から怪しいニンゲンのオスが庭に入ってきた。
この間のニンゲンとは違う種類。真夜中なのにサングラスを掛けて、チョビ髭を生やしている。
そいつは、こともあろうに風呂場に向かっていくじゃないか。さては、ぼくを差し置いて
ご主人様とワンワンするつもりだな。
ぼくは、思いっきりそいつに向かって走ると、ぼくを繋ぐ鎖がピーンと張る。
『後もう少しなのに!』
そいつまであと10cm。ぼくは必死に飛び掛ると、スポンと鎖を繋ぐ杭が抜ける。
兎のようにぼくはジャンプし、そいつの足にガブッと噛み付く。
「アーッ!!」
そいつは一目散にランナウェイした。ざまあ見ろ。

「わんわんわんわん!!!!」
ぼくの雄叫びだ。
ふふふ、ご主人様。守って見せましたよ。この小さな騎士の働きを受けて止めてくださいませ。
と、勝利の余韻に浸っていると、ご主人様の声が聞こえた。
「ポチ!うるさいよ!」
ガラっと風呂場の窓が開き、ぼくに向かってお湯が飛んできた。
ぼくはただの濡れた細いイヌになってしまった。ひどいや。ご主人様。
41ポチとご主人様。:2008/04/15(火) 01:29:40 ID:dv+Vr0FO
時計の針がてっぺんを廻った頃、ぼくの体が突然熱くなった。
「ううう、うわん!あー熱いよお!」
え?なに、今の?
ぼくは、ニンゲン語を喋った?
びっくりしたぼくは、立ち上がろうとする。
いてて、イヌ小屋の天井に頭をぶつけたよ。っていうか二本足で立ってる!
体はちょっとふさふさが残ってるが、どうやらニンゲンみたいになってるぞ。
もしかして、さっきのチョビ髭野郎の血を少し舐めたから、それが元でニンゲンみたいになったのかな。

そんなことはさておき、ふと良い事を思いついた。
このまま、ご主人様の元に行ってガッと襲いこんでやろう。そして、ご主人様とワンワンするんだ。
ぼくもオスの端くれ。ご主人様もきっと喜んで興奮してくれるはずだ。
ふふふ、ぼくとワンワンする方が、ニンゲンのオスとするよりずっともっと気持ちいいと思うよ。
ご主人様も「ポチ、今まで構ってやれなくてごめんね」ってくる。
ぼくも嬉しい。反省したご主人様も帰ってくる。万々歳だ。
42ポチとご主人様。:2008/04/15(火) 01:30:51 ID:dv+Vr0FO
さっそく、作戦開始。
ここの家は、合鍵をぼくの小屋の中に入れてある。誰もいないときに帰ってきたときに入れる様に。
鍵のはずし方ぐらいは、いつも見ているので簡単だ。
こっそり家の中に入る。お父さんやお母さんに見つかったら、うるさいからなあ。
音を立てずに、こっそり廊下を歩く。確か、二階にご主人様の部屋があったっけ。
ちっちゃい頃、よく連れて行ってもらったんだけど「イヌは抱き癖が付くと困る」って
外で暮らすようになったんだ。

足音を立てずに、ご主人様の部屋の扉に近づく。こんなときに肉球が役立つなんてな。
とうとう、やってきたぞ。どきどきしながら扉をゆっくり開くと、
パジャマ姿のご主人様が、床にクッションを敷いてその上で何かしている。
「あん…、あん…。リュウくん、だめよ…まだ16じゃないの…」
リュウくんって、もしかして、あのご主人様が夢中になっているあのニンゲンのオス?
はあ?家に帰ってまで、あのオスの事を考えてるなんて、不肖ポチ、黙っちゃいられませんぞ。
なんだ?あれ。よく見ると、ご主人様のプリチーなお尻が半分露になってるじゃないの。
そのピーチのようなお尻は、ご主人様の鳴き声に合わせてゆっくり動いている。
なんだか、ぼくもたまらなくなってきたぞ。

気付かれないように部屋に入り、ゆっくりご主人様に近づき、
後ろから口を押さえるように、ばっと抱きしめる。

「うぐぐぐ!!誰!?」
ふあああ。ご主人様の甘い髪の香りがぼくのビンカンな鼻をくすぐってくる。
いつまでもこうしていたいなあ、と思っていると、ぼくは思いっきり
ご主人様の肘鉄を食らい、吹っ飛んでしまった。

「あんた、誰よ?」
半裸で股間を隠しながら、涙目のご主人様。早く気付いてくれよ。
「この首輪…見たことありません?」
「ポチ?ポチなの?」
「そうだよ、ぼくはポチ。ご主人様をこれから襲ってあげます」
ふふふ。これからご主人様とワンワン出来ると思うと、わくわくするなあ。
43ポチとご主人様。:2008/04/15(火) 01:31:23 ID:dv+Vr0FO
すると、ご主人様。
「はあ?今から襲おうとするヤツが『これから襲ってあげます』?ばっかじゃないの?」
「え…でも、ご主人様の…あの…」
「ポチって、結構女の子みたいな顔してるんだね。ほら!座りなさい」
「あの…ぼく…これから襲って…」
「お・す・わ・り!!」
ぼくは、ニンゲンのよくする正座でおすわりをした。なんだか、おかしなことになってきたぞ…。

「ダメイヌが飼い主に楯突こうなんて、ポチさ。何考えてるの?」
「はあ」
ご主人様は甘い果実のような香りを発しながら、ぼくを責め立てる。
下半身が裸のご主人様。うっすらと茂ったヒミツのところからは、何だかイヤらしいにおいがしてくる。
ぼくは、気がおかしくなりそうだ。
でも、なんだかこの感じって、新鮮で気持ちいいんだよなあ。ほかに味わった事がないぞ。
なんだろう、ぼくは怒られているはずなのに『もっともっと』て思うのは、ぼくがヘンになってしまっ…

ちゅっ! むにゅっ!むにゅう!

なんだ?いきなりご主人様がぼくの口に…ああ、これ以上は言い表せない感覚。
「生意気言うこの口に、お仕置きしてあげたよ」
口を人差し指で擦りながらご主人様、相変わらずへへへと笑っている。
44ポチとご主人様。:2008/04/15(火) 01:32:05 ID:dv+Vr0FO
「わたしが教え込んであげるから、ほら、ころんって転がりなさい」
と、ご主人様が放心状態のぼくを軽く後ろに突き飛ばす。
「へへへ。さすが『いぬっころ』だけあって、ころころ転がるね」
何ていうのかな、コレ。「M字開脚」って言うのかな。
その格好になったぼくに、ご主人様はぼくの両脚を広げようとする。
ぼくは咄嗟に、ふさふさした尻尾をくるっとおなかの方に回し、ぼくのワンワンしたところを隠した。

「ご主人様…なんだか勃ってきちゃったんですが…」
「ほーら、尻尾で隠さない!」
ぼくの必死の抵抗も空しく、ご主人様の甘噛みが襲ってきた。
尻尾を噛まれると、力が抜けてくる。
「こんなにピンピンして…。でも、リュウくんのとどっちが大きいのかなあ」

ぴちゃ…じゅりゅっ!
…じゅるっ!じゅるっ!

「くううん!」
ご、ご主人様!なにやってるんすか!
ぼくの脚と脚の間で、ご主人様の頭がゆっくり上下している。
ああ、なんだか感じた事のない感触が、手でもなく足でもなく、口でもないところでしているぞ。

ちゅぱっ!…じゅるるる!

思わず、ぼくの手がグーになる。イヌミミの後ろが熱くなってきた。
「まったく、いやらしい子だね、ポチは」
ご主人様の頭がだんだん激しく上下しているのが見える。
「ふう、透明なジュースでベトベトになちゃったよ」
右手で恥ずかしそうに口をぬぐうご主人様は、なんだかいやらしく見えた。
45ポチとご主人様。:2008/04/15(火) 01:32:44 ID:dv+Vr0FO
「ほらっ、今度は後ろからいじめてあげるから」
ぼくの右手を引っ張り、くるっと半回転するとご主人様はぼくを後ろから羽交い絞め。

「ポチはいいなあ。尻尾があって。ほら、その尻尾でわたしを気持ちよくさせなさいね」
えっとお、こうかな。ぼくはふさふさした尻尾を小刻みに動かし、ご主人様のおなかをくすぐる。

それに対するご褒美なのか、ご主人様は後ろからぼくのイヌミミをアムアムと甘噛みする。
さらに、左手はふともも、右手はぼくのワンワンを軽く握ってごしごしっとしている。

「はあ、はあ、ごしゅじんしゃま…きもちいいれすか…?」
「こら!動きを止めるんじゃないの!」
ご主人様がきつくイヌミミを噛む。
ぼくのワンワンがご主人様の手の中に包まれて、ぼくは我慢が出来なくなってくる。
こんなこと、一度もされた事ないな。

「じゃあ、そろそろおあずけはおしまいかな?」
ぐったりとぼくは仰向けに寝転んでしまったぼく。ご主人様は、パジャマの下を脱いで半裸になっている。
「ポチにニンゲンだけのいい事を教えてあげる。こんなこといぬっころに出来ないでしょ?」
と、ぼくのおなかの上にご主人様がのっかって来た
ぼくのワンワンは、ご主人様の白い太ももにきゅっと挟まれて、鳴き声上げそう。
ご主人様は、唾を太ももとぼくのワンワンの間にたらーりと垂らし
「これはね、素股っていうんだよ。ポチもひとつ、おりこうさんになったね」
と言いながら、ワンワンを優しくすり合わせる。
46ポチとご主人様。:2008/04/15(火) 01:33:27 ID:dv+Vr0FO
ぼくは、既にガマンの限界は過ぎている。というか、始めの計画ではぼくがご主人様に
襲い掛かるって寸法だったのに、どうしてご主人様から襲われてるんだろう。
しかも、これが快感なのがぼくにも不思議だ。
それでも、ご主人様は『素股』を続ける。

「あん…。ポチ、気持ちいい?」
今まで聴いたことのない、甘えた声がぼくの耳に届く。ご主人様も、メスなんだ。

ぴゅっ!!


突然、ぼくのワンワンからどろりとした液が飛び出した。

「…ポチ、早すぎるよ…」
「…ごめんなさい…」
どろどろになったご主人様の太ももとパジャマの上が見える。

「これからポチは、わたしの言う事をちゃんと聞くんだよ!」
「…わん」
47ポチとご主人様。:2008/04/15(火) 01:34:04 ID:dv+Vr0FO
お日様が昇り、町の人々が起き出す頃。
カーテンから入り込む日差しが眩しい。スズメも朝をお知らせしている。
ぼくは、ご主人様の部屋にいた。しかし、体は四本足の元のぼくになっていた。
そばでは、ご主人様が制服に着替えている。セミロングの髪の毛を結ぼうとして、
大きな鏡の前に立っているご主人様。ツインテールの後姿は見慣れた姿だなあ。

「あっ。いけない、ヘアゴムが…」
ご主人様の声で、ぼくが振り向く。
うっすら目を開けると、かがんで机の下に落としたヘアゴムを拾おうとしているご主人様。
よつんばになって、お尻をぼくのほうに向けている。
すると、ご主人様が急にぼくの方に振り向き
「ポチ!わたしの白いパンツ見たね!またお仕置きしてあげようかな?」

あれで、ご主人様が振り向いてくれるようになったから、一応成功なんだろうな。
それはさておき、ぼくは、お仕置きが大好きになってしまった。
もっと、お仕置きしてくれたらいいのに。って、間違ってるのかな、イヌとして。
でも、ご主人様が喜んでくれるのなら、これはこれでいいのかな。


おしまい。
48ポチとご主人様。〜あとがき〜:2008/04/15(火) 01:35:43 ID:dv+Vr0FO
初っ端、タイトル入れ損ねた…
こんな展開になったのは、自分がひねくれているからだろうか。投下終了です。
49名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 11:46:45 ID:7khPBGsX
グッジョブ!
飼い犬の獣人化は萌えるぜ
50名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 16:26:34 ID:hHnKuBr4
尻尾とか耳とかを上手く使ったプレイ描写がいいなー萌える。

ベタな忠犬的主従関係かと思ったら、
ボケボケの割に部分的に知識があって妄想激しいポチとか
目の前にいきなり獣人が出てきても動じないという器量のデカイ
たかなし(って読むんだっけ?この字)さんとか、キャラが個性的で面白いw
好き放題弄り回されるケモショタに萌え。


スレの今のブームはペットの獣人化な流れかー。
さらに飼い主が獣化したり、主従逆転しちゃったりしても面白いかもなー。
51名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 16:44:16 ID:hHnKuBr4
前スレ容量完走した?
前々スレがほぼ丸一年で1000レス近く使ったのに対し、
前スレは4ヵ月800レス代で完走か。

作品も住人も増えてきたのかな。良い事だ。
52名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 16:54:12 ID:zuZjsBj0
前スレ容量500KBいったね。
レスが800台ってのは作品が多かったって事で喜ばしい限りだ。

>>50ブームなんて考えなくていいんじゃない?職人さんが自分の萌えを書いてくれれば。
自分はそれぞれ色んな亜人、獣人、獣化の話しが読めるのが好きなんだぜ。
53名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 17:09:27 ID:mtWAODcv
前スレの職人もこれからの職人も乙!
54名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 17:14:55 ID:hHnKuBr4
>>52
…あー、いや、その、なんつーか…

すんません。実は今の流れに関連づけて、
主従逆転とか自分の好きなネタを振りたかっただけなんです…
流れを固定化しようという意図はなく…
55名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 19:54:55 ID:sP/6rU7y
こういうのマジ萎える
56名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 20:27:16 ID:SaZU0ZXn
しっ〜!!
そういうことは思っていても言っちゃだめだろ
みんなをみならえよ
57名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 20:59:54 ID:Ty2gsqY2
むしろ>>55-56みたいな自演のが萎えるわ・・・
58名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:20:33 ID:sP/6rU7y
>>54,57みたいな自演も萎えるわ・・・
59名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:24:22 ID:TlmMo+wq
>>54
ストレートに言ってくれた方が良いわ。
生活が落ち着いて、このスレが過疎ったらそれをネタに自分が書くさかいにキリンみたく首を長くしてまっちょれや。
まぁ、他の人が題材にしたなら話は別やけんどな。
60猫×小四:2008/04/16(水) 13:10:42 ID:BnK8wVLg

「ただいまー!」
僕はコウタ、春休みが終わり今日の始業式で四年生になった
学校も早めに終わったので走って帰って来た
「あらコウタお帰り学校楽しかった?」 「楽しかったよユキ!あのね〜…」

僕の前にいるのは僕のお姉さんのユキ、本当の兄弟じゃないけどこの家には22年いる
そして人間でもないんただ、、、、お父さんが昔から飼ってた猫さんだったけど
二年前、急にたち始めたので家族みんな驚いたんだよ、しかもお話できたのでお父さんと昔の話したあと
改めて家族として僕のお姉さんになったんだ!

「コウタ〜おやつ持ってきたわよ」 「ありがとーユキ、でさ〜新しいクラスの先生がね〜…」
雪は立って話せるようになっても、背は僕よりすこし低めでまだ体型の猫っぽさが残ってる
こねまえ友達の家でもんすたーはんたーってゲーム見てたらアイルーってのがユキに似ててビックリした

「いいわねーコウタt、、、、ぁ、あん、春だからまた来たみたい、、、、」
「わかったユキ、だってぼくしかできないだものね」
僕はベッドにねころんで服を脱いだ
ユキは僕のちんちんに駆け寄って上に移動した柔らかい
ふたつね胸でもんできた初めてのときは分からなかったけど
最近はちんちんを大きくするために必要みたいだ、、うぅ
どんどん大きくなると我慢できないのか、トゲ舌で舐めてきた
本気で舐められたらちんちん削られそうだったがユキは手加減
しているみたい、大きくなってのを見てユキは立ち上がりまたがった

「フーフー…行くわよ!コウタっ」
またがったユキは腰を上下したり僕がユキに教わった態勢で動いたりした
しばらくしてユキと僕は最高になって声をあげた、、、、

こういう関係になったのは最近で春休みからだった
先月の終業式のあと帰宅後、苦しそうなユキを発見し弟のぼくは悩みを聞いた
ユキは半人間になってから普通の猫とえっちできなくなっていて去年は
我慢できずにお父さんとやったらしいが猫には大き過ぎて死にそうになったとか
なので一年我慢したが春に耐えられなかったみたい、、、、
打ち明けたあとの春休みにユキが満足するまで、せーきょういく
してたのです  「ユキ、、、、気持ちよかったよ。」

「ふみゅ〜私もよ、有り難うコウタ、、、、ねがわくば…」
「ん?」  「コウタのちんちんがこれ以上大きくならなければいいな〜」

僕はたはは〜っと笑った。 
61猫×小四:2008/04/16(水) 13:12:51 ID:BnK8wVLg

前回の点も踏まえ新シチュで書きました
続編は苦手なので期待しないでー
62名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 18:06:46 ID:oTJgp6xy
改行をもうちょっと読みやすいよう頼む。
がんばって。
63名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 18:31:19 ID:EKR/b5+t
小柄なのにパイズリできるほど胸が大きいって、ユキさん、それなんて最強キャラ?
小柄巨乳ってツボなんですが。

ただ文章的にもシーン的にも、区切りを意識してうまく切り替えるようにした方が
メリハリついたりテンポ良くなったりして良いんじゃなかろうか。
句読点を使ったりして、文と文の間を区切ったり。

それに日常会話のテンションから、溜め無しのノータイムで
すぐエロに移行できる小4達って末恐ろしいぞw
まだ小さいから性行為に対する抵抗が少ない、というのを表現したいのかも知れないが、
それにしても雰囲気の切り替えは意識した方が良いんじゃないかな。

「いいわねーコウタって、、、、ぁ」
小さな声と一緒にユキの耳が小さくふるえた。顔がうっすら赤くなっている。
「、、、あん、春だからまた来たみたい、、、、」
ユキが目をうるませながら言う。
ユキのようすがいきなり変わったのにおどろいたけど、ぼくはすぐに、あっあれか、と気付いた。
「、、、わかったユキ、だってぼくしかできないだものね」

って感じで「普通の雰囲気→Hな雰囲気」に切り替わるところには
言葉を入れてワンクッション挟んだ方が良いんじゃないかなーって……。
せっかく書いてくれたものを勝手に書き換えてしまって失礼かつ申し訳無いんだけど、
シチュエーションやキャラはかなり萌えるので、文章磨けばかなり良いものになると思うので……。
64名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 21:14:51 ID:pl7pPpBA
>>61
「前回の点」って言ってる事は、文体から見て
「女×ハスキー」の作家さんの作品かな?

他の方が指摘されてる所は割愛しますが
「これからどうなるんだろう」って言う
マウスのホイールを回させるワクワク感があれば
ティムポもハートも、より以上に興奮するでしょう。

でも、いいなあコウタくん。ちくしょう、ウチにもユキさん来ないかな。
65名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 01:49:44 ID:Bx6PWoHj
>>60
とりあえず、誤字脱字修正と自分なりの表現修正をしてみた。
勝手な事をして悪いかったと思っている。先に謝るわ、ごめんなさい。
だが、後悔はしていない。
66猫♀×小4♂(修正その1):2008/04/17(木) 01:52:17 ID:Bx6PWoHj
桜が舞い散る道を元気良く駆け抜け、家のドアを勢いよく開ける。
「ただいま〜!!」
僕の名前は「コウタ」、ちょっと短くて楽しかった春休みが終わり、今日は4年生として最初の始業式。
学校も早めに終わり、わくわくした気分で走って帰ってきたのだ。
「あら、コウタ、お帰りなさい。学校楽しかった?」
「楽しかったよ、ユキ! あのね〜。」
僕の前でお話をしているのが、お姉さんのユキ。本当の姉弟じゃないけど、この家に22年もいる。
そして、びっくりする事にユキは人間じゃないんだ。お父さんが昔から飼っていた猫さんなんだけど、2年前に急に立ち上がったから家族みんなでビックリしたんだよ。
しかも、お話できるからお父さんと昔話をしたあとに、改めて家族として僕のお姉さんになったんだ!
67猫♀×小4♂(修正その2):2008/04/17(木) 01:55:49 ID:Bx6PWoHj
「コウタ。おやつ持ってきたよ。」
「ありがと〜ユキ、それでさ〜、新しいクラスの先生がねぇ……」
ユキは立って話せるようになっても、背は僕より少し低めで体型や外見も猫っぽさが残っている。
この前、友達の家で『モンスターハンター』ってゲームを隣で見てて、その中の『アイルー』ってのがユキに似ててビックリした。

「いいわね〜、コウタ......ぁ、あん、春になったせいかしら…またきちゃったみたい...分かる…よね?」
心なしかユキの目が潤んでいるように感じる。
「…もちろん分かってるさ、ユキ。だって、僕しかできないもんね。」
僕はベッドに寝転んで着ている服を脱ぎ散らかした。
ユキは大の字になった僕に近づいて、その豊満で大きな2つの胸でおちんちんを丁寧に揉んでいく。初めての時は分からなかったけど、どうやら僕のおちんちんを大きくするために必要な事みたいだ。
うぅ…大きくなってくると我慢できないのか、猫特有のザラザラした舌でおちんちんを舐めてくる。本気で舐められたらおちんちんが削られそうで怖いんだけど、ユキはいつも手加減をしてくれているみたい。
僕のおちんちんが大きくなったのを見て、ユキは僕の上にまたがりおちんちんをワレメの中に入れる。
「ふー…ふー…行くわよ、コウタっ!」
ユキは僕と繋がった状態で腰を上下させたり、以前に僕がユキに教わった態勢で動いたりする。
しばらくして…身体が馬鹿に熱くなり、熱い何かがユキの中に吸い込まれていく。
68猫♀×小4♂(修正その3):2008/04/17(木) 02:02:34 ID:Bx6PWoHj
 こんな奇妙な関係になったのはごく最近の事で、時期的には春休みに入ってからだった。
終業式が終わり、家に帰るとユキが苦しんでいたんだ、慌ててどうしたのか聞いてみたら…
どうやらユキは半人間になってからは普通の猫とえっちができなくなっていて、去年はどうしても我慢できなくてお父さんとやったらしいんだけど、
ユキにはお父さんのおちんちんが大きすぎて死にそうなくらい痛かったんだとか…だから、一年間の間ずっと我慢し続けたんだけど、春になりどうにも耐えられなくなったみたい。
 だから、その話を聞いた時、「僕なら丁度いいでしょ?」って事で、春休みの間ずっとユキの為に性教育というものを教わっていたんだ。
無論、お父さんやお母さんには内緒で……。
「ユキ…気持ちよかったよ。」
「ふみゅ〜ん。私もよ、ありがとうコウタ、願わくば……」
「ん? 願わくば…何?」
「コウタのおちんちんがこれ以上大きくならないといいなぁ〜。」
僕はたはは〜って笑った。
69修正あとがき:2008/04/17(木) 02:08:40 ID:Bx6PWoHj
とりあえず、>>60の雰囲気をぶち壊さないように書き直したつもり。
にしても、他人が書いた文章を新たに書き起こすのも結構勉強になります。
自分では考えもつかない表現やシーンみたいな感じで。
くどいけどね、>>61さん、作品に勝手に手を加えてごめんね、ごめんね。
70 ◆AmeliaPLM2 :2008/04/17(木) 02:48:03 ID:R5Tdu5GX
流れぶったぎりスマソ
すんごい前にこのスレで盛り上がっていた獣化病ものです。
キツネ娘 陵辱注意。 
ちゃんとしたエロは次回以降。
71sanctuary-隔離病島- 第1話 1/6  ◆AmeliaPLM2 :2008/04/17(木) 02:50:23 ID:R5Tdu5GX
ふたりめからは、ちょっとだけ楽になった。
無理やり中をこすられる、ぎしぎしした痛みは軽くなってる。
でも、それってつまり中で精液出されちゃったってことで。
……考えないようにしよう。考えたって意味がないことは。
滑るようになったのはいいけど、中を無理矢理広げられる痛みは相変わらずだし、違うとこの苦しいのは、もっとひどくなってる。
内蔵を下からずんずん突き上げる衝撃。おなかの中をかき回される、気持ち悪さ。
吐きそうになるのを抑える。

この痛みは罰なんだ。きっと、罰。
こんな病気になってしまったことへの罰。

男の人たちは、すごく興奮している。荒い息使い。長く垂れた舌からよだれ。
ここの人たちには、なんでか尻尾がない。付け根のところに傷っぽいのがあるから、切っちゃったのかも。もし尻尾があったら、きっとぶんぶん振り回してる。
それぐらい興奮してあたしの身体をいじり回してる。
胸、触られるだけで痛いのに、力いっぱい揉んだり噛みついたりされた。
口の中には血の味。切っちゃったみたい。いきなり倒されて、鼻先を地面に押し付けられたから。
そんな乱暴にしなくても、満月の夜のことは前もって聞いていたし、逃げるつもりなんかなかったんだけどな。
いっそのこと、足を開いて待ってればよかったのかな。
抵抗したって、かなうわけないんだ。普通の、人間の男の人からだって逃げられなかったのに、獣化した男の人たちにかなうわけない。
こんなとき逆らっても、余計ひどいことされるだけだってことぐらい知ってる。
そのあとは、仰向けで押さえつけられて、足をがばって広げられて、……硬いのを押し付けられた。無理やり、こじ開けるみたいにして突っ込まれた。
姿形は変わっても、やることは基本的に同じなんだなって思った。
じっと耐える。耐えてるように見えないように、耐える。
仕方ないんだって頭の中で何度も唱えながら。

固く目を閉じる。何も感じない人形になる。
あ、でも人形じゃないな。あたし、もう人間じゃないから。
ぬいぐるみかな。ちっちゃいころ大事にしてた、綿が抜けてくたっとしたぬいぐるみを思い出す。
あんな感じに、身体の力を抜く。されるがまま。そのほうが、痛くない。
――あの時と同じように。
そう。こういうの、初めてじゃない。
もっと痛いことだって知ってる。だから、平気。たいしたことじゃ、ないんだ。
72sanctuary-隔離病島- 第1話 2/6  ◆AmeliaPLM2 :2008/04/17(木) 02:52:00 ID:R5Tdu5GX
「満月だからね、発情期だから仕方ないことなんだよ。ここで生きていくならキツネちゃんも楽しめるようになったほうがいいよ」
そんな自分勝手なことを言いながらあたしの中に入ってきたのは、毛の長い犬の人。
1週間前あたしがこの島に捨てられたとき、はじめに話しかけてきた人だった。誘われるまま、あたしはこの“村”で暮らし始めた。尻尾のない獣化病患者だけの“村”。自分をまだ人間だと思いたがってる人たちの“村”。
犬の人は、あたしのおなかの上にぽたぽたよだれを垂らしながら、腰を振り続けてる。
たしか病気になる前は学校の先生だったって言ってた。
どんな姿になっても人間の尊厳を忘れちゃいけないよってお説教されたっけ。
尊厳っていったいなんだろ。わかんない。

キツネちゃんって呼ばれるのはあまり好きじゃない。
でも、ここじゃ誰も名前で呼びあわない。今の姿、動物の名前で呼ぶ。
みんな本当に動物になってるわけじゃなくて、ちゃんと2本足で歩くし、あまりはっきりとはしないけど言葉もしゃべれる。でも、人間には見えない。
人間だったときのことを忘れたくて本当の名前を隠してるんだって、はじめは思ってた。
でも、そうじゃないみたい。
うまく言えないけど、人間だった頃の自分を守りたいんだって気がする。
今の、獣になった自分は本当の自分じゃないんだって。そう思いたいんだ、きっと。
だから、立派な毛皮があるのに剃ったり、サイズが合わなくなった服を半端に着てみたりしてる。いつか人間に戻る日のため、人間らしさを忘れないため。
仮の姿だから、元の名前じゃなくて、新しい名前でもなくて、動物の名前で呼び合うんじゃないかなって。

地面の湿気が背中の毛に滲みる。じとじとして気持ち悪い。
揺さぶり続けられてるせいで、しっぽの付け根が擦れて痛む。
足の内側からおしりまでべたべたにしてるのは、今も吐き出され、掻き出され続けている何人分もの精液。
何人、いるんだろう。いろんな形のアレが、あたしの身体を使ってる。
人間の形のままのもの。獣の形に変わってしまったもの。
獣化の進行具合はひとそれぞれだから。
あたしのは……。変わっちゃったのかどうかわかんない。ちゃんと見たことないし。昔も今も。
何の動物だかわかんないけどすごく大きい人がいて、死ぬかと思った。ほかの人のみたいに筒のカタチじゃなくて、げんこつみたいな。大きい、ごつごつしたかたまり。……あたし目をつぶってたから、違うもの、入れられちゃったのかも。
痛くて苦しいのに、何度も激しく出し入れされた。
血のにおい、した。どこか裂けちゃったかもしれない。思わず小さいうめき声を上げる。
気持ちよくて声を出したと思っているのか、それともあたしが苦しんでるのがおもしろいのか。男の人たちは楽しそうに笑ってる。
どうでもいいや。本当に、もう、どうでもいい。

離れたところからほかの女の人たちの声がする。気持ちいい声、なのかな、あれ。
悲鳴みたいにも聞こえる。
慣れれば本当に気持ちよくなるのかな、このおなかの中をかき回される感じが。
……だんだん、感覚がなくなってきた。手足の先が冷たくなってく。
耐えなきゃ。これからずっと、満月のたびにこうなるんだから。
ここで生きるなら。ずっと。
慣れたほうがいいよね。犬の人が言ってたように慣れて楽しめるようになって。じゃないと。

でも。無理、かも。
73sanctuary-隔離病島- 第1話 3/6  ◆AmeliaPLM2 :2008/04/17(木) 02:53:25 ID:R5Tdu5GX
あたしの中身ごと引きずり出すように、大きいのが抜かれる。苦しい。
身体の中にたまってた熱いどろどろがあふれ出す。
もうきっとあたしの子宮は、このどろどろした精液でいっぱいになってる。
……考えてもしょうがないことだってわかってるんだけど、でも。どうしても、考えてしまう。妊娠しちゃうんじゃないかって。
――獣化病患者が妊娠しにくいっていうのは聞いたことある。本当かどうかは知らない。
でも今夜は満月で、そもそも動物の発情期って赤ちゃん作るためのものだし。妊娠とか出産とか、学校の授業で教わったぐらいのことしか知らないから、よけい不安になる。前の時は……。わけがわからないうちにこの病気発症しちゃったからそれどころじゃなかったし。
もし妊娠したら生まれるのは人間なのかな。人間じゃないのかな。ぜんぜん想像できない。
いろんな考えがぐるぐるしてるのに、頭が働かない。
あたし絶対、ばかになってる。人間の姿だった頃もあまり頭いいほうじゃなかったけど。
狐の頭になって脳がちっちゃくなっちゃって、もっとばかになってるんだと思う。
難しいこととか考えられなくなってる。

突然おしりの穴に指をねじこまれて、あたしは悲鳴を上げた。
「こっちのほうが好きか?」
尋ねられたけど、答えようがない。返事をする気もない。
「こっちも使えるようにしようぜ。男のほうがずっと多いんだ、この島は」
「キツネちゃん、口使えないし。順番待ちが長くて困るんだよなあ」
笑ってるみたいな声。
あたしの口をそういうことに使えないのは、牙があるから。
使えないんじゃなくて、咬みつかれたくないから使わないんだ。
自分たちが咬みつかれるかもしれないって、わかってやってるんだ。

獣化病患者は性衝動と暴力衝動の抑制が効かない。発情期には、特に。その被害と感染拡大を押さえるためには、隔離はやむをえない。
まだ病気になる前、たまたま見たテレビのニュースでそんな風に言ってたのを思い出した。
それが本当ならあたしは獣化病患者としても中途半端なんだと思う。満月の夜なのに、醒めてる。
男の人たちが終わるのを、ただ待ってるだけ。
――もう何時間ぐらい、たったんだろう。
押し倒されて、圧し掛かられたのは、日が暮れる前だったはず。
あたしは薄目を開ける。鬱蒼と茂った森の、高い木の梢越しに見える満月。あたしの真上。
満月の夜は、まだ半分のこってる。あたしはもう一度、強く目を閉じた。

近づいてくる足音。たぶん、さっきほかの女の人の声がしていた方から。
「よう。キツネちゃんはどんな感じ?」
あたしに問いかけてるんじゃない。あたしの足の間にいる男の人への質問。
「ほとんど反応なし。こんな毛だらけのキツネ顔じゃ感じてるかどうかわかんねえしなあ。身体が小さいからここが」
腰をぐいっと持ち上げられた。たぶん、あたしのあそこを相手に見せてる。つっこまれたままの、あそこを。
「狭いのが救いだけど、締め付けてこないから味気ない。……あっちは?」
「俺に回ってくる前に失神しちまった。こっち混ざれる?」
「いいんじゃないか? こんなんじゃ失神した女とやるのとそんな変わんないと思うけどな。もうすぐ一巡目が終わるからそん次で」
「わるいな。しかし、この娘、ここまで獣化してるのに」
胸に激痛。乳首、つねられてる。
「おっぱいが残ってるの、珍しいよな。ほかの女どものは、まっ平らだろ」
「ああ。だから期待したのになあ。でもこりゃ期待はずれもいいとこだ」
期待なんかどんどんはずれてほしい。飽きてどっかに行っちゃってほしい。
「こんな身体になって島に捨てられたってことはさ、よっぽど外じゃ遊びまくってたんだろね」
「フーゾクでもやってたかな、けっこう若そうだし、じゃなきゃこの病気にならない」
「まったくだ。……これ、胸だけでも毛ぇ剃りゃちょっとはマシになるんじゃね?」
「次の満月のときにでも試してみるか」
「そうだな。なんつーか、……まともな女抱きてえな」
聞きたくないのに、耳に入ってくる、男の人たちの声。
耳をふさぎたいのに、両腕は押さえつけられてて動かない。
74sanctuary-隔離病島- 第1話 4/6  ◆AmeliaPLM2 :2008/04/17(木) 02:54:37 ID:R5Tdu5GX
時間の感覚がない。時々薄目を開けて月を捜すけど、蒼白くて残酷な満月の動きはあんまりにもゆっくりで、そのたびあたしは絶望する。
男の人たちはいれかわりたちかわり、あたしの中に精液を吐き出し続けてる。
なんでこんなことになっちゃってるんだろう。
なんでこんな島に来ることになっちゃったんだろう。
学校に行って、部活やって、友達と遊んで、お気に入りのドラマ観て。
そういうのがずっと続くはずだったのに。何がいけなかったんだろう。
裂けちゃった入り口のところも、おなかの中も、もまれ続けてる胸も、頭も、痺れたみたいに感覚がなくなってる。
世界が全部、ぼんやりしてる。
なにが夢で、なにが本当なのか、もうわかんない。

「嫌なら、ちゃんと嫌だって言やいいのに」

そんな声が、聞こえた。知らない、若い男の人の声。
上のほう。ずっと、ずっと上。あたしは目を開く。
赤く光る点がふたつ。目? 誰かいる。高い木の上。あたしを見てる。
月の光で陰になって、かすんだ目じゃよく見えない。
男の人たちがざわめく。上を見る。上を見たまま固まってる。
「……バケモノ」
誰かが、そんな言葉をつぶやいた。

あたしの中に入っていたものが急に小さくなって抜ける。
嫌な、感触。
――嫌。
そうか。あたし、これ、嫌なんだ。こんなのしたくないんだ。
しょうがないとか納得してるとか覚悟してるとか、全部ウソ。
本当は、こんな人たちに触られるのだって嫌、だったんだ。
弄り回されるのも、あんなことされるのも、ひどいこと言われるのも、みんな。みんな。嫌。

木の上から、くすくす笑う声が降ってくる。
今までたちこめていた、男の人たちの興奮の匂いがすうっと消えてく。
みんな、妙に怯えている。
木の上の人に。バケモノに。
そういえば何日か前から、村の人たちはバケモノが出たって噂で怯えてた。
なんかすごく、変な感じがした。
ここにいるの、みんな人間でも動物でもない、バケモノなのに。
なんで怖がってるのかわかんなかった。
今もわかんない。

「ここは危ないから、“村”に」
何本もの手に引っ張り上げられて、むりやり立たされる。
足の間から、また気持ちの悪い液体がだらだらこぼれる。
「建物の中までは、あいつも入ってこないだろうし」
腕を引かれる。“村”へ。“村”なんて名ばかりの、廃墟のほうへ。
「続きは安全なところでゆっくり、な」
耳元でささやかれて、ぞっとした。まだ、する気なんだ。“村”の、ぼろぼろに崩れたコンクリートの、嫌な臭いと音がこもる部屋の中で。
背中の毛が逆立つ。尻尾が膨らむ。
あたしは立ち止まる。
搾り出すように。小さい、かすれた声で。
「……いや」
なんとか、言葉にする。久しぶりに聞く自分の声。人間だった頃とは全然違う、なじみの薄い声。
「あんたたち、きらい。さわらないで」
つかまれていた腕を振りほどいた。あっけないぐらい簡単に、自由になる。
捕まえようと伸ばされた腕に、咬みつく。爪を立てる。
でも、そこまで。
力の入らない足がもつれた。バランスを崩して倒れる。自由になったときと同じぐらい、あっさり捕まってしまった。
75sanctuary-隔離病島- 第1話 4/6  ◆AmeliaPLM2 :2008/04/17(木) 02:55:47 ID:R5Tdu5GX
結局、何も変わらないんだな。あたしが嫌がっても、気にもとめられないんだ。何をしても、無駄。
嫌だってことに気付いたぶん、これから繰り返されることが余計つらくなっちゃうのに。
また綿の抜けたぬいぐるみになって、朝まで耐えるしかない。
――そんなふうに、諦めたときだった。

一瞬、雷でも落ちたのかと思った。
咆哮。あたしのすぐ後ろから。
耳だけじゃない。おなかの中までずんって響くような。
全身の毛がぞわぞわってするような。
地面まで、震えるような。
そんな、とても人の喉から出てるとは思えないような声で、なのに。
それなのに、なんでだかわからないんだけど。
――さっきの人の声だ。
そう思った。木の上からあたしに話しかけた人。
いつの間に下りてきたんだろう。ぜんぜん気がつかなかった。
あたしの後ろにいるんだ。さっきの人。

男の人たちの動きが止まった。
恐怖、のにおいなのかな、これ。あたりの空気ががらっと変わってる。
みんな、あたしの後ろを、あたしの後ろにいる誰かを怯えながら見てる。
腰、抜かしてるのか、へたり込んでる人までいる。
でも動けないのはあたしも同じ。座り込んだまま、動けない。
振り向くこともできない。
バケモノにバケモノって呼ばれるくらいなんだから、きっとあたしの後ろに立ってるのはすごく怖い人なんだろうって思った。
捕まって食べられちゃったりするのかもしれない。
でも、それならそれでいいや。
こういうの、終わりになるなら、それでいい。

「立てるか?」
手が差し出された。背後から。黒っぽい毛で覆われてて、爪もゴツくなっちゃってるけど、かなり人間の形を留めた手。
うらやましいなって思った。あたしの手はかなり獣化しちゃってて、ものを掴むのにも苦労するようになってるから。
「あのさ、立てるかって訊いてんだけど」
ぼおっとした頭で、あたしは声のほうを見上げた。
なんとなく、もっと大きい人なのかと思ってた。
もちろんあたしよりはぜんぜん大きい。
でも、村には熊になっちゃった人とか、モトが人間だと思えないような大きさの人もいたし。
そういう人に比べたら、わりと普通の人間サイズ。
こんな人からあんな大きな声が出るなんてふしぎだなって思った。
「聞いてっか? なあ」
ふしぎっていえば、この人、身体の模様とか目とか、ふしぎ。
あ。尻尾がある。自分以外の人の尻尾、はじめて見た。長くて先の方に毛の房がある尻尾。ライオンみたいな。でも、顔はぜんぜんライオンっぽくない。
犬っぽいけど、ちょっと違うような気もする。
なんの動物だかわからない。テレビとか図鑑とかで見たことがない動物。
たぶんあたしが知らないだけなんだと思うけど。
暗い中で赤く光る目。それがちょっとだけ細くなる。
――微笑んだ。微笑んだような気がする。
「驚かしちったみたいだな」
頭に軽い感触。ぽんぽんって。頭、撫でられてる。
頭の毛をかき混ぜる手が耳に触って、ぶるって身体が震えた。
そうだ、なんか話しかけられてた。えと、「立てるか?」って。
立てたらどうするのかな。どこか、つれてかれるのかな。
足に力を入れてみる。がくがく大きく痙攣するばかりで、立ち上がれそうにない。
76sanctuary-隔離病島- 第1話 6/6  ◆AmeliaPLM2 :2008/04/17(木) 02:57:13 ID:R5Tdu5GX
「キツネちゃん、そいつから離れろ。感染しちまう」
裏返った声で、誰かが叫んでる。
感染って。これ以上何に感染するっていうんだろ。
辺りを見回す。男の人たちのほとんどは逃げたらしい。
何人か、腰を抜かした人たちが転がってるだけ。
このひと、吼えただけで何もしてないのに。
なのに、たったひとり相手に、なんで“村”の人たちはなにもしないで逃げるだけなんだろ。なんであんなに怖がってるんだろ。
寄ってたかってあたしにいやらしい事してたときと全然違う。
へんなの。
あたし、なんでこんな人たちと暮らしてたのかな。

「さて」
ふしぎな人はあたしに訊いた。
「おまえさ、これからどうしたい?」
「……どうするって」
また目が細くなる。イタズラっぽい笑顔。
……怖い人じゃ、ないような気がする。
「このひとたちのところには、いたくないな」
あたしはそれだけ言ってみた。
「じゃ、いくか」
どこへ、とは言わないまま、ふしぎな人はあたしをゆっくり抱えあげる。
あたしも訊かなかった。ここじゃなければどこでもよかったから。
77 ◆AmeliaPLM2 :2008/04/17(木) 02:59:15 ID:R5Tdu5GX
以上です。次回は1ヵ月以内に。

#番号振り間違えました。>>75は5/6です。
78名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 07:54:10 ID:UCJg69M2
レイプものってなんだか好きじゃないけど、好き嫌いしないでよんで良かった。GJ
79名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 08:14:11 ID:Zzk8lJYw
とにかく雰囲気が出てて、良い感じに世界に浸れた。
設定が凝ってるのに説明的でもなく、読みやすかった。GJ!
逃避に動物の種類で呼び合ったりするっての、上手いなぁ……。

続き、楽しみにしてます。
80名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 10:42:36 ID:xTaIZtYZ
>>65

まさか直して戴くなんて、自分の文章力を痛感しました
素晴らしいリメイクありがとうございます! 
81名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 14:49:38 ID:OL1exXLz
>>69
くどいぐらい謝るくらいなら最初からやるな。見てる側から見るとふざけてるようにしか見えん。

>>80
ある意味喧嘩売られたようなものなのに平然としてるところがすごいと思う。
誤字脱字を恐れずにバンバン書いていってほしい。

>>70
バケモノと呼ばれる人間が登場したシーンで住民達は「バケモノ」と恐れているが、自分達がやっていた行為や本質そのものも「バケモノ」
となんら変わらないある一種のシュールさが際立っていてかなり面白かった。
これからどのような物語になっていくのかワクワクします。
82名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 15:50:39 ID:0SqgnEzN
>>77
GJ!自分もレイプもの苦手なんだけど読んで良かった!
続き待ってます
83名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 18:51:58 ID:/7axAQ9d
>>77
もうwktkしながら待ってる
84名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 19:47:47 ID:E4zqIpf/
>>77
続きも楽しみだけど、ギンとアカガネのその後も読みたい。
いつまでも待ってます。
85名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 20:19:31 ID:WdzuN/Ob
俺は「バケモノ」と恐れていることに強烈なリアリティを感じた。
86名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:32:48 ID:3ioGmkWL
>>81
あんたが過剰に反応しすぎなだけだろ
本人でもないのに喧嘩売られたようなものだのなんだのってアホか
87名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:43:34 ID:QVLfj431
うんうん 判ったからみんな落ち着こうね
せっかく投下してくれた作品を純粋に楽しもうじゃないか。
88名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 02:31:29 ID:CiLM3A88
話題ループしてるがとりあえずオチャドゾー (´・ω・)つ旦
89名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 08:58:30 ID:c/OmAfKH
だがそのお茶に、常時発情した獣になってしまう獣化薬をこっそり混ぜておく。
90ゴロツキ×羊シスター:2008/04/19(土) 14:06:07 ID:l7bXtnEO

「ちっ、、、、自分の好きなようにしたら出入り禁止かよ、クソッ」

この男は娼館に行っては激しすぎる行為を各所でし組合のブラックリストに載り
欲求はたまるがかといって町で女性を襲えば跳ね首物、、、、イライラしながら酒場で飲んだくれている
「うぃっク!何か、なにか無いかチクショー…ん?」  彼に壁の張り紙が目に入ったのだ

「羊聖教の宣教団、、、、?丘の小屋にお越しを、、、、へへっ行ってやろうじゃないか」
男は夜の酒場をぬけランプ片手に地図の通り向かい、そこには小屋がみえた
暗いが小屋は安易式に改装され教会になっており人が集まれる形にしてある
だが正面には行かず裏の宿小屋に男は密かに向かった、シスターの部屋へ

ギイ、、、、中の女性は勘づいていたようだ「あら、こんな遅くに説法を聞きにきてくれたのかしら」
「へへっ、まあそうですね、、、、貴方の体からじっくり聞かせていただきやしょう!」
ベッドにとびかかりシスターの寝巻きを裂くそこにはウールの顔と肌色の胸があった だがシスターは取り乱さず話した
「あらこの説法の聞き方をしに来る人がいたのね、何処から話しましょう神プラム様とは、、、、」
「黙れこのアマ!徹底的に犯してやる」 ズボンからだした息子を相手の胸で挟んで前後した
「んふ、シスターにはプラム様のご加護があるのよ、、、、」

「知るか!これでどうだっ」胸で動く物からほとばしる液が獣顔にかかる
それでも微笑むシスターをしり目に男は下脱がした、割れ目に息子をあてがう
「あぁ、、、、そこに入れますと神罰がくだりますよ」  男は無視して無理矢理入れた
「獣族は人と違うって聞いたが変わんないねぇ!だいたい神罰がどう下るんだクソアマ!」
激しく欲望をつきたて相手など考えない動きであるだがシスターは話し続ける
「ふふっ酷い方ですね、まがりくなにも私達は人間ですよ、、、、んっ、はぁ」

「貴様等は家畜だったくせにいつのまにか宗教ね真似事しやがって家畜は家畜らしく犯されてな!」
男は欲望を彼女の中ではきだした、、、、その時にシスターがベルを鳴らし、慌てた男は走って逃げていった
羊は哀れな姿で呟く「、、、、ふふっだからこそプラム様が知恵と足と呪法を教えていただいたのよ、、、、汝に罰あれ」

朝、男の仲間が家に向かっていた「あいつ娼館出入り禁止で昨晩飲んでたのに居なかったなぁ奴の家いくか、、、、おーい居るか〜」
扉を開けたとき酷い臭いがした、、、、友人は叫び声をあげた

そこには鼻・指・性器などが腐り斑の裸でうめく男が倒れていた

 
91名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 14:11:55 ID:l7bXtnEO
プラムとは梅の英名でつまり梅の神様
その神の名の本のシスターは悪い男に呪をかけるわけです

ダークに仕上げました誤字脱字や早いテンポをお許しください
92名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:50:37 ID:TaOHIyYi
>>90
・1レスにまとめる必要はない。
・句読点はちゃんと使わないと読みにくい。
・推敲したら死んじゃう病気かなんかですか。
・英語ではSyphilisだから梅とは何の関係もない。
・ピクリとも来ない。
93名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:54:08 ID:Q2UB455n
>>90
文体の感じからして>>5さんや>>61さんと似た印象を受けるんですが、同一人物ですか?
もしそうでなかったらすまないのですが、ここでは同一人物だと仮定して話をさせてもらいます。
ちょっと、文を見る限り、人に注意された点を「改善しよう」という積極的な意識があまり見られないので、
今回は少々辛辣になるかも知れませんが。

・一つの文章・文節が長すぎる。わかりにくいだけでなくダラダラした印象を与えてしまう。
 あと、句読点使えって言われてたでしょうに……。
>この男は娼館に行っては激しすぎる行為を各所でし組合のブラックリストに載り
>欲求はたまるがかといって町で女性を襲えば跳ね首物、、、、イライラしながら酒場で飲んだくれている


箇条書きみたいに短い文ばかりで書くのもおかしいが、
話題や意味上の切れ目があるのに無理につなげることもないでしょ……。
絵だって、上手く描こうと思ったら一筆描きで描いたりはしないだろうし。
→例:この男は娼館に行っては激しすぎる行為を各所でしており、そのために組合のブラックリストに載ってしまっていた。
 欲求はたまるが、かといって町で女性を襲えば刎ね首ものだ……。
 やり場の無い不満を持て余しながら、彼はイライラしながら今日も酒場で飲んだくれている。

>「あいつ娼館出入り禁止で昨晩飲んでたのに居なかったなぁ奴の家いくか、、、、おーい居るか〜」

区切りが無いだけでなく、意味もわかりづらくなってしまっていますね。
→例:「あいつ、昨夜はどこに行ってたんだ? 娼館には出入り禁止になってたから行ってないとは思うが、
    それにしては俺たちが飲んでた酒場にも居なかったみてぇだし……。奴の家に行ってみるか」
    

・主語→述語等の言葉の繋がりを表現として気にする。
>彼に壁の張り紙が目に入ったのだ

「彼に」「目に」が重複してる。 それに「『目に』→『入った』」 「『張り紙が』→『入った』」ならわかるが、
「『彼に』→『入った』」は不自然でしょう、この場合。
「『彼<の>』→『目に』→『入った』」ならわかるけど。
→例:壁の張り紙が彼の目に入った。

>ふふっだからこそプラム様が知恵と足と呪法を教えていただいたのよ

「『プラム様が』→『いただいた』」「『プラム様が』→『教えて』→『いただいた』」……プラム様<が>教わる側だったの?
「『プラム様<に>』→『いただいた』」 そうでなければ「『プラム様<が>』→『授けた』or『くださった』」とか。
→例:「ふふっ、だからこそプラム様が、我々に知恵と、歩む足と、そして呪法を授けてくださったのよ」

・その他、誤字脱字や細かいミス等。
 「誤字脱字を恐れずにバンバン書いていってほしい」とは言われてましたが、
 最初に書く段階では確かにそれも良いと思います。
 ただ、細かいミスを気にせず勢い良く書き上げたその後に、一度文章を読み直して修正する余裕はありませんか?
>誤字脱字や早いテンポをお許しください
 と言うからには、ご自身でも誤字脱字が少なからず存在していることに気付いているのだと思いますが、
 それを不可抗力だなどと思ってはいませんか?


長文ですみません。もし、
「指摘なんていりません!私はこれでいいと思ってるんです!ずっとこれで行きます!」
と思ってらっしゃるのなら、それはそれで姿勢としては有りかとも思いますので、もう何も言いません。
94名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 16:53:14 ID:gjFBCxdE

前スレの議論から見て携帯からでもSSは出来るのかなと
思い文章の腕に自信も無いか考ので簡潔な1レス作を考えました
変換など頑張ってみましたが、わかりました二度と書きません

95名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:18:20 ID:c/OmAfKH
うーん。今回も題材やキャラの発想自体はいいと思うんだけどね…
ケモシスターとか新しい感じ。
今回は寝間着だけど、修道服着てるケモって萌えるかも知れない。

ただ、せっかくのキャラなのに、ケモノな描写がほぼ皆無なのが勿体ない。
「身を包む羊毛のおかげで、寝間着はふかふかの布団のように内側から膨らんでいる」とか
「草食動物に似た口の端を上げてシスターは微笑んだ。鼻がひくひくと小さく動く」とか
「シスターの胸に自分の腰をこすりつけると柔らかな体毛が肌を撫でる感触がする」とかさー。
多分書いてる本人の頭の中ではちゃんと情景がありありと浮かんではいるんだろうけど
しっかり言葉として表現してくれないと伝わらないからさー。
読者の想像力に任せるにしても限界あるだろうし。

文章表現に関する指摘は他の人がもうされてるから言わないけど
指摘が多いのは、それだけ期待されてるんだというのもあると思うから
気を落とさずに頑張ってね。俺も期待してるから。
96名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:26:10 ID:TaOHIyYi
>>94
・「直せ」と言われたのであって「書くな」ではない。
・携帯でも推敲はできるし句読点も打てる。
・まあ、がんばれ。
97名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:30:25 ID:rqi+omLU
今回の批評が手厳しい件は、前回指摘されてた点が直ってなかったからなのかもしれないけど
SS投下すると毎回こんな感じになるなら、少なくとも俺は無理だ。

特に>>92みたいなのはマジで消えて欲しい。
・英語ではSyphilisだから梅とは何の関係もない。
・ピクリとも来ない。

これはいらんだろ。
98名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:43:34 ID:aIn9/+Oz
スレを楽しくする努力のできない人はチンポ腐っちゃえ〜☆
99名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:51:55 ID:c/OmAfKH
それでTSTFで♀ケモ化ですね。わかります
100名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:49:38 ID:wBuxIDXD
>>94
前回の作品を修正させていただいた名無しです。
一作一作ごとに内容も進歩してるからそれで良いと思う。鍛錬を積んでいけば携帯でも誤字脱字は消えていくと思うしね。
それに誰もが2,3回くらい書いただけで誤字脱字無しの完璧な作品を完成させるなんてありえない。
自分だって、趣味でも仕事でも最初は誤字脱字だらけだったしね(しかもPCにて作成)。
大切なのは挑戦を忘れない心と、反省点をちゃんと反省する事かな…書かれた内容には言いすぎな内容もあるが、事実と言えば事実だなと真摯に受け止め、
叩かれた事をバネにして、「次はもっと良い作品を上げてやる」という気持ちで挑んでほしい。
自分からアドバイスできる事はこれくらいかな。
101名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:58:08 ID:K/RKMarb
こういった指摘を受けて伸びるタイプと根詰めるタイプといるから一概にはなんとも言えんな
結局のところは練習が一番なのは確かだろうけど
102名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 09:48:20 ID:DZ6b9S3y
正直最近の評価は

・俺が読みにくいから直せ
・俺が好きじゃないから書き直せ
・俺は頭良いから英語出来るぜ(笑)

みたいな気がしてならない。
いや、正直句読点は思ったけどさ
103名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 10:59:22 ID:d70+mDIN
ほっとけばいいんでないの?
これが続くようならそのうちここも廃れて消えるだろうし。

てか問題なのは>>92>>96だけだろ。
・「直せ」と言われたのであって「書くな」ではない。
・携帯でも推敲はできるし句読点も打てる。
・まあ、がんばれ。

どういう意図で言ったのかは知らないが、
こう言われて普通書く気はしないよな。
とどめの一撃に「まあ、がんばれ(笑)。」
104名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 13:35:50 ID:/MjZbVAR
言い方のキツい指摘に反対・反発する書き込みが増えて、
一見すると書き手に対して親切で熱意があって良いように見えるけどさー


  「なんでそういう積極的な書き込みを、普段の時に感想として、書き手の方に向けてやらなかったのか?」と問いたい。


キツい指摘が書き手のモチベーションを下げるっていうなら、
モチベーションを高めるような賞賛や激励を自分はしたのか?
「『俺が読みにくいから直せ』と言ってるように感じる」と愚痴を言うなら、
その人本人の良さを伸ばすようなアドバイスを、自分はしたのか?

最近の流れって「書き手を大切にするということ」の意味を履き違えてないか?
書き手に対する感謝の意を表明するでもなく、どこが良かったとも悪かったとも感想言うでもなく、
それでいてキツい書き込みを受けて「二度と書きません」発言したら
そんな時だけ書き込み増やして、指摘した奴だけを叩くなんて、逆に虫が良すぎると思わないの?

前スレの流れを引きずりたくは無かったが、アレだろ? 
書き手を人間として大事にしてるんではなく、それこそ「書く機械」という「道具」として大事にしてるんだろ?
普段は完全放置なくせに、壊しそうな人が現れると、「てめぇ俺たちが作品読めなくなるじゃねぇか」と
「道具を粗末に扱った人」を叩くわけだ。 書き手ではなく結局は自分のために。
そもそもこんな段階になってまで「書き手を励ます書き込み」より「指摘した奴を叩く書き込み」の方が多いってのが
それを如実に現してるよね。

念のため言っておくが指摘した人を擁護するわけじゃない。過激な言葉を使うのは悪質だ。
ただ、それを叩いて「俺って親切だな。俺って良い奴だな」とか思ってる奴が居るかも知れないと思うと寒気がする。
105名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 14:10:31 ID:PQmeDI9M
>104ももうすこし言い方考えたら?
>1を読み返しスルーするか、前向きにとらえて柔らかくアドバイスしましょう。
正直新しいテンプレにはまだ慣れないが、マターリ推奨スレなんだよね?ここ
106名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 14:14:20 ID:yai+eOMK
せっかく新しいSSかと思ったのに・・・
107名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:49:24 ID:d70+mDIN
>>104
長文乙。

下手にモチベを下げるような指摘をするぐらいならしないほうがマシだろ。
大体感想を言うか言わないかは読み手の自由。
問題は言い方。
そもそも>>104自身が「過激な言葉を使うのは悪質だ。」と思うならこんなアホな長文いらん。


念のため言っておくが指摘した人を擁護するわけじゃない。過激な言葉を使うのは悪質だ。
ただ、それを叩いて「俺って親切だな。俺って良い奴だな」とか思ってる奴が居るかも知れないと思い、
さらにそれを叩いて「俺って親切だな。俺って良い奴だな」とか思ってる奴が居るかと思うと寒気がする。

↑あんたのいらない一言はどんどん長くできるな。
108名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 17:28:15 ID:DyIZUhyt
つーかなんで荒れはじめたのかわかんね

過度な批評が悪かったって言われてるけど
ぶっちゃけ批評で言われてることっておおむね正しくね?
荒っぽい口調になってるのだって
再三の注意や助言を無視したような作者さんの態度にも原因がある思うんだけど
注意された後の態度もなんか幼いし
109名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 18:00:13 ID:mzxtqD6q
そんな多分初心者に無視したしないだの誰もが文章力を共有してるわけでは無いと思う
注意に自信があるなら書きなよ、まずスレの回復には必要だ    
110名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 18:03:54 ID:PQmeDI9M
みんな返事を出す奴の考える時間が足りないだけ……だとおもう。
時間をかけて文章を理解して読み直せば荒っぽい文章だって指摘してるところが
正しいってことは解るはずだろ。


>>19みたいにスルーされる奴よりは言葉はどうであれいってくれてる人のほうがマシなんじゃない?w
とかよんでておもった
111名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 19:21:32 ID:I7fb8Nkr
久しぶりに来たらなんだか荒れてる・・・
そして、よくわからない流れになってる。
112名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 19:48:19 ID:YRwlJBYM
前スレまだ残っているから読んだ方がいいよ
113名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:17:37 ID:+QELnmVw
内容や作風で苦手がられたり貶されたりするのはもうそりゃ受け取り手の好き嫌いだし、
自分でだってそうそう変えられるものじゃないからしょうがないけどさ。

文法がおかしいとか、改行するべきとこでしてないとかの理由で読みにくいって言うのは
自分で心がけることでかなり改善できるし、そこを直すのは「自分の芸風を曲げる」とか
そういうことじゃないじゃん。
「日本語がおかしいのが芸風」って言うのはないわけじゃないけど、そういう芸風の人は
抽象画と同じで、一旦きちんとした書き方を身に付けた上であえて破壊してみせてるわけだし。

今の状態だと「目がすべるから読んでない」とか
「間違ってるところが気になって内容が頭に入らない」とか言われて
肝心のお話本体を読んでもらえてないわけで、それは勿体ないと思うわけですよ。
114名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:36:46 ID:PQmeDI9M
……だから?
115名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 21:08:46 ID:d70+mDIN
>>114
>>19みたいにスルーされる奴よりは言葉はどうであれいってくれてる人のほうがマシなんじゃない?w
こういうこと平気で言うお前みたいな奴は消えろってことじゃない?
116名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:24:25 ID:NImW5Y1U
新作マダー
117名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 15:46:17 ID:LTsc/Ada
とりあえず、お茶でも飲んで落ち着きながらネタを垂れ流してみる事をお勧めする。
現実にこうなったらいいなとか面白そうな妄想なら誰かネタにするかもしれやせんぜ、旦那。
まぁ、また 好みの話か ってな流れになるから素人にはお勧めできない諸刃の剣だけどな。
118名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 16:22:39 ID:vyDJWzxW
獣化病の精神は平気タイプで兎の彼女とか小動物の変化は体が小さくなっちゃう
だけど短命になるというリスクがある っての考えた
119名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 16:35:14 ID:w1UEOejE
>>117
「また好みの話か」って粘着してる奴がいるのはのは半虹の変身スレの方だな
こちらのスレ住人は「妄想や雑談から生まれたネタが作品になる」
ということをよく知ってるから気にしないだろ。あんな粘着。
120名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:17:45 ID:bgtyZ8JL
>>119
ごめん、半虹と混同していた。
半年ROMしてくるわ。
121名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:29:18 ID:eZragh+T
純愛もほのぼのもカッコイイのも好きなんだが、強制獣化や陵辱分も大好きなんだ
ただ、どうしても話的にバッドエンドと紙一重になりがちなのが・・・
上手いネタは無いものだろうか

>>120
謝ることも無いですしROMすることも無いでしょう
むしろこのスレでは、詫びとしてROMるくらいならSSか小ネタを一本(ry
122名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:32:13 ID:r/rcOf6x
冒険とかファンタジーの世界観で、主従の関係から恋人へという展開が好きだ。

旅をする人間の女と、それに尽くす獣人の雄。
獣人はふとしたことで、その人間を「女」として意識してしまうも、
「こいつは主人だ」と自分に言い聞かせ、女に抱く恋心を無理やり忘れようとする。
そんな時、彼女みをもつ魔導士が現れた。
獣人はそいつに思考を読まれ、さらに意識のあるまま傀儡の術にかかってしまう。
魔導士は獣人が彼女に抱く感情をすべて暴露し、更に彼を操って彼女を犯させようとする。
なすすべなく主人を犯してしまう獣人。快楽よりも、あるのは罪悪感。
獣人は彼女を犯しながら、殺してくれと涙を流す。

という自分の大好きな展開を盛り込んだが、どうも恋人になる以前に死亡フラグ。
妄想垂れ流し失敬。
123名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:33:37 ID:r/rcOf6x
6行目、「彼女み」ってなんだ。「彼女に恨み」だorz
124名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:48:59 ID:BSLL3kU0
>>122
こういうの大好き。
最終的に彼女に受け入れてもらえた時には、自分のことのように喜んでしまうよ。
125名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 18:02:29 ID:wtknCrkr
>どうも恋人になる以前に死亡フラグ。
1:ハンサムの獣人は行為の後、支配が緩んだ一瞬の隙を逃さず魔道士をボコる
2:通りすがりの兵士か旅人が助けてくれる
3:ずっと性奴隷。鬼畜エロは非情である

俺がマルを付けたいのは(ry
126名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 18:28:13 ID:jwdnyD3i
>>122
一通り犯り終わったところで魔導士が獣人に主人を殺すよう命令
 ↓
術に抗って獣人自害
 ↓
動揺する魔導士の隙をついて主人が反撃して魔導士滅殺

んであとは何とか傷の手当が間に合って獣人が一命を取り留める一発逆転エンドとかをですね(ry
127名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 18:57:01 ID:g1JQrJ0R
そもそも恨みをもっての凶行じゃなくて、上位の悪魔的な存在がお遊びでヤらせるとか。
128名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 20:00:34 ID:Eheb9cN4
「お前にはそのケダモノのお相手がお似合いだ」と魔道士が女に獣化の呪いをかけて、
魔道士の下僕となりつつも二人仲良く退廃的ながらもエロエロラブラブとか
129名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 21:27:25 ID:4VxowFpU
それぞれのエロエロな展開に激しく萌え死んだ
130名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 00:47:03 ID:EfJFEIac
逆に主人である獣人が召使であるヒトにだな
…あれ?
131名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:16:40 ID:JmuW/AsO
それだったら猫耳すれがあるじゃないかー!と小一時間。
132名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:18:34 ID:ggDUYqeh
どいつもこいつもいい妄想しやがる!

頭の中の妄想を文や絵に変換してくれるドラえもんの道具みたいなのがあればなー
133名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:20:21 ID:2J7YMdOd
>>131
あの世界観じゃない話ならここでも大いに大歓迎じゃないかね?
134名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:35:53 ID:ov0OBS5B
気が弱く、引っ込み思案の少年獣人Aと元気で明るい召使いのヒト少女。
召使いの少女は、いつも少年獣人Aをやさしく励ましていた。
ある日、些細な事で少年獣人Aをいつも苛めている他の少年獣人Bとけんかになり
「お前の召使いなんかヒトのくせに。ブスを召使いにしてお前にお似合いだよ!」とBが悪口を言うと、
「ぼくの召使いの悪口を言うな!立派な召使いなんだよ!」と、AはBに噛み付き怪我をさせてしまう。
その罪でAの召使いをクビにされてしまい、Aと召使いとの関係の最後の日に…。

ここまでしか、妄想が続きませんでした。
135名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 02:04:54 ID:GWp6vnzC
>>132
ドラえもんの道具があったら文や絵にする前に、悪用してケモなエロエロしまくりだろうけどな!

というかこんなスレがあった、もちろん獣系じゃないけど。
((=゚Д゚=)ノ ドラ○もんの道具を悪用してエロ小説 6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196210080/l50

↑のスレみたいな感じで、このスレ住人が秘密道具を持ったらどんなことをやるのだろうか・・・
まあ、もしもボックス最強なわけだが。
136名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 13:40:09 ID:2J7YMdOd
>>134
1、「召使じゃなくて奴隷なら……」 思いつめたAの魔の手が召使いに迫る!
2、「彼女がいないならこんなところ出てってやる!」 駆け落ちエンド
3、「ぼくのせいだ……ぼくの……」 無気力な日々を送るAがある日街へ行くとそこには元気に働く元召使の姿が!

とりあえず三つほど考えたけどなんか無理がある気がした
137名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 17:08:45 ID:I+8kfSXR
前スレ大往生乙。
SS保管所管理人さんも前スレ分作品収録超乙。
138名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 11:46:56 ID:3Tb8FmsR
獣人さんたちも、陽気で睡魔にかなわんのかな
139名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 01:15:27 ID:rMn1DNlH
むしろガンガンやられて寝かしてくれません
140名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 01:56:23 ID:u+qzPMix
案の定テンプレで縛りすぎて過疎ってきてるね。
批評家気取りの奴らが投下するわけでもなくこのまま廃れていくんだろうか・・・。

もしかしたら前にいた住人が獣人になっただけかもしれないけどさ。
141名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 02:07:09 ID:ONG6e7U1
あれ・・・この流れ、ついこの前も見たような。
これがデジャヴか。
142名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 02:38:37 ID:xhcJO2fF
長野の聖火マラソンのニュースを見ながら思ったんだが、純血の人類は消えてなくなって獣人だけの世界になればいいと本気で思った。
軽く酒が入ったから投下はしないが…同じ人間で争い、環境も人としての血も完全に荒廃した世界で、中世文明レベルでありながらも獣人達が主となった世界に
一人コールドスリープで生き残った純血の人間と、その世界に住む獣人の純愛話を考えてみたんだ。
才能は無くとも妄想だけならいくらでもできるから…ね。
まぁ、自分の妄想を披露するのは虚しい事だと分かっていることだが…過疎ってるよりましかなと思ってね……。

>>140
ついでに言うと、自分は少なからずテンプレで躊躇しているんじゃないよ。
ただ、ここを見ている人が楽しめるような作品ができないから投下しないだけなんだ。
どうせ、見てもらうなら最高の作品を載せたいと思ってるからね。出来次第、また投下させていただきます。
143名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 03:19:25 ID:GMEz/e16
ここの妄想を見て書いてたら
変に妄想が膨らみすぎて文章がまとまらなかったり。(長くなりすぎたり全然エロくなかったり
そもそもエロ書くの苦手だからだけど。
いつかここに投下できればいいかなーと思いつつ、動物だけ残して人類滅亡したら平和だろうなーと思った。

>>142
…同じく、才能はないが妄想だけが先走るから困りますな。
みんなどうやって書いてるんだろう。
144名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 03:20:48 ID:GTF/habU
獣人になれるならいっそのことなってみたいさ。満月の夜だけでもいいから・・・・・。

獣化病の末路>>142みたいな獣人だけの世界になるんだろうな。
でもそうなったら食料関連のアレとかはどうなるんだろう、とか。

>>141
デジャブじゃない、けど別にかまわないと思う。
145名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 05:49:02 ID:tG8JOGZt
脳噛ネウロで見たネタだが、あるレベル以上の知性生物は2種以上は並立しえないと思う。
ヒューマノイド研究でも言われる「不気味の壁」に起因する不信感・不快感は互いに拭い去れないだろう。

で、仮に世界人類が獣人化したら、結局1種の獣に収束するか、
さもなくば「“純人”の子孫」という人心統一の為の宗教が必要になると思う。
そして、その宗教はユダヤ・キリスト・イスラム教に連なる「教典の一神教」にならざるを得ない。
人間を自然から一段高い位置に置かないと統一を維持できないから。

で、>142みたいなシチュだと、世間的な扱いはキリスト再臨・最後の審判も同然になってしまう。
獣人達から見れば自分達のルーツにして神の似姿たる純人の登場、宗教家や権力者が放って置かない。
逆に、その上でなるべく話をコンパクトに抑えるなら、第一発見者の獣人さんに匿ってもらいながら、
最初は互いの常識のズレに戸惑いながらも、少しずつ親交を深める感じのストーリーになるだろう。

・・・匿ってくれる獣人さんはウサギかキツネをキボン
146名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 16:08:50 ID:1GtAkdBR
>>145
大変深い内容だし、スレ違いになりそうだから長編としてどこかで公開するっていうのも有かなと思い始めたよ。
まぁ、さりげなくリクエストされてるみたいだし…できたらやってみるわ。
147名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 16:36:36 ID:nuU7ybew
>>145
一方インドはカースト制を実施した
148名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 21:11:16 ID:tG8JOGZt
>>146
マジですか!?
なんだか急に、差し出がましいことをヌカしたような気になってガクブルですが、
貴方のモチベーション形成に僅かなりとも作用できたなら身に余る光栄です。

>>147
カースト制度の弱点は少人数集落の維持が難しいことと、戦争などで特定階級の人口が減少すると
その影響を吸収してバランス回復を図るのが難しいこと。
逆に、多数の都市を束ねた十分な規模の統一国家においては、家系専業は生産効率に優れる。
・・・うーん、紛争よりなお悪い専制社会になりそうな悪寒が。種族職業:食用肉の牛人とか豚人とか。
149名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 23:16:23 ID:nuU7ybew
>>148
司祭は天使とか四精霊とか妖精とかで、
武士は食肉類でネコとかイヌとかクマとかで、とか妄想してたよ。
しかし専制社会か…。だがそれがいい!

まあ、知性生物を並立させるんならカースト制かなっていう適当な発想の、
唯一神教でない共生策の一つの案、ということで。
150名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 23:57:59 ID:zTyco7Jp
種族別に対立してたりね。あるいは、獣人に属さない、全く別の共通敵を構えれば共生できるかも。
151名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 00:19:54 ID:OQxW+ViV
共通敵ならクリーチャー系だな。触手とかね……。
ただ悪魔みたいな甲殻系のキャラも捨てがたい…・ってなにいってるんだ俺
152名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 19:05:15 ID:Tj54R7Op
>149
修行僧→解脱僧ルートのみ、激しい身体的苦痛と他の階層に移らないことを代償として、
あらゆる種族に開放され、かつ、社会階層の外にありながら最高位の階層として尊敬されることで、
インドにおけるカースト制度はガス抜きを設定しつつ永年にわたり維持されてきた。
獣人カースト社会にも同じシステムが必要になる予感。
・・・火炙りの苦行を行う牛獣人修行僧の周りに、飢えた肉食獣人が集まって来たり。

>150
インドの場合、その外敵は歴史的にアラブだった。
そう考えると、>145社会と獣人カースト社会は深い対立関係になりそう。

>151
まあ、獣人が地球上を闊歩する世界なら、それ以外の動植物も現在とは全く違うモノになるだろうね。


そして、どんな知的生命、どんな環境であろうと、>142の理想とするような平和は期待できないorz
153名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 19:28:58 ID:5Jx/pv1g
案外ペストとか結核みたいなのが共通の敵かもしれないけど、学問で共生は出来るんだろうか・・・?
獣人が棲む世界を未来の地球だとすると、設定が核戦争後とかになりそうだし、それなら凶悪なウィルスも有り得そうだし
154名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 19:45:30 ID:gL/ZNK/C
もう、なんか面倒になってきたので
ナルニアみたいに創造主が箱庭作ってそこに色んな種族をぽいって放り込んで
お前ら仲良く暮らしなさい、みたいな経緯で出来上がった世界でも構わない気がしてきた
155名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 20:28:23 ID:ZQXp+/lk
ぶっちゃけ、数世紀に渡る大河ドラマ的な話とかでもないライトなファンタジーやSFなら
「沢山の種族が暮らしてます。そういう世界なんです。以上」
で済ませられちゃったりもするんだよね
いくら設定厨でも作品の根本となる前提条件には突っ込まないことも多いし

「ゲーム中でキャラはどこでトイレしてるんだ」とか
「いやミノフスキー粒子なんて存在しないでしょ、実際」とか
「ちょwwwwゲッター線ってwwwww」とか
そういうツッコむだけ野暮な、世界観の根本に関する暗黙の了解ってのは
どんな作品にもあるからね

まあ読み手を納得させるためだけじゃなく
書き手が世界観を深めるために設定を追求するのは良い事だけど
あんまりそれに根詰めても疲れるからなあ…
156名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 00:00:50 ID:sLNlUwQx
違う違う、そんな生産性を求めたもんじゃない。世界観を考える、って名を借りた雑談なんだ。
それを根底に敷くかは別として、インスピレーションってのはそういうとこからも湧きえるし。

うっとうしいから自重しろ、っていうんなら、ごめん。
157名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 01:57:54 ID:/vvhOfrv
そういう感じの話だったのか。こちらこそスマン

昔、厨二病の頃、文芸部でも無いのにラノベ好きな仲間うちで自作の話を回し読みしてたりしたんだが、
「多種多様な獣人が住んでる惑星の、王政で成り立ってる一国家の話」という、
昔のゲーム的というかメルヘン的なシンプルなモデルの話を書いたら
「やっぱり肉食系動物の獣人は草食系獣人食うの?」
「というか食文化どうなってんの?牛獣人の目の前でステーキ食ったら殴られんのかね。それとも共食いあり?」
「王政だと王が属する種族と他種族とで差別とか起きんじゃねーの? 王座が血統継承ならなおさら」
とかボロクソにツッコまれてなー。それ以来獣人ありの世界観の設定考証はトラウマになってて・・・

それ以降今ではツッコまれないような話を書いたり設定煮詰めたりすることに努めてたんだが、
獣人盛り沢山な聖剣LOMとかで食生活とかに関しては完全スルーだったのを見て
「設定って無ければ無いで、ノータッチでもいけるのね・・・俺の悩みは一体・・・」と凹んだりもした
158名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 02:09:29 ID:nqhK60/L
上で出たナルニア物語なんて、獣人どころか四足獣のままの「ものいう動物」と「言わない動物」との間に
なぜか厳然たる差がついてて、喋らない鹿は追い回してハンティングするのもおkなのに
喋る鹿を食わされて(知らずに)後でそうと知った時には「共食いをしてしまったような罪悪感」を
感じたりするようなよく解らん世界観だが、れっきとした名作児童文学扱いだし映画化もされてるぞ
159名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 02:13:18 ID:0R99Zteg
設定しすぎても説明長くなって「設定房乙」になっちゃうわけで。
そういうところは適当にスルーしてふれないのが一番なんだよなー

スルーしても読者によっちゃ適当に妄想ふくらませてくれるしね。
書かなければ書かないで読者の妄想で補完できるのが文学の良いところだと思う。
160名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 02:26:33 ID:aMB5zWQI
このスレでのナルニアのお勧めは「馬と少年」,「朝びらき丸 東の海へ」…純粋にTFだけを楽しみたいならこの2冊でOK
ただ、大河ドラマみたいな感じで純粋に物語を楽しむのも有りだと思う。
ちなみに自分は、映画化される前からずっと目をつけていたが、最近になって日の目を見て感涙してる。
161名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 07:44:41 ID:vweD2JTu
>158
>喋る鹿を食わされて(ry
反捕鯨主義の現代西ヨーロッパ人っぽい思考だ。「鯨は賢いから捕るな」って、冷静に考えると怖い思想だよ。
それこそ、「豚獣人は知能が低いから純人の子孫に値しない、食用肉となるべき家畜」って差別が作れる。


そんな食用肉種族の現状に絶望して出家した豚獣人修行僧が火炙りの苦行をしてると、餓えた肉食獣人が(ry
162名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 10:41:13 ID:Wd/DN6ju
>>161
>豚獣人修行僧が火炙りの苦行をしてる
普通に美味そうだから困るww
163名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 11:00:32 ID:EuopzWr9
なんだろう、藤子不二雄の「ミノタウロスの皿」を思い出してきた。
164名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 11:00:37 ID:/vvhOfrv
そして「こんな肉で飢えを満たせるというなら構わん。食らうが良い」と自ら肉食獣に自分の身を捧げ
後世に伝えられる聖者となるのか・・・


なるほど。ブッタですね。
165名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 12:01:14 ID:WCm7FVNw
誰が上手いことを(ry
166名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 19:26:00 ID:QAZLbMZ9
捨身飼虎ですね、わかります
167名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 22:07:04 ID:D1lQp0bm
>>164
ブッタじゃなくてブッダじゃね?

と打ち込んでから「ブタ」とかけてるのに気付く
168名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 22:55:09 ID:Wd/DN6ju
打ち込んでから気付くとは知能が低いな・・・
さては貴様豚獣人だな?

おとなしく食われるがいい!!
169名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 23:07:29 ID:D1lQp0bm
食われるのはともかく、痛いのは嫌ブヒ…

腹上死させてくれたらその後は食べていいブヒ
170名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 23:14:39 ID:Wd/DN6ju
って豚だったのかwww

丸々した美味そうな腹をしやがってデブが!
望みどおり死ぬほど交尾してやる!ブヒブヒ鳴き喚いたってやめないからな!



…やはり設定が肉食獣人>草食獣人だと悲しすぎるな
171名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 23:36:46 ID:D1lQp0bm
なに冗談を真に受けてるんだかwww
ふざけてブヒブヒ言ってみたけど、俺は人間だし腹上死だってごめブだねブヒ

…ブ?あ、あれ?な、なブッ、なんだこれブヒッ?
ちょ、やだブゥッ、お、俺、ブたなんかじゃ…

あ、いやブ、待って。冗だブだってブァ。こ、こブヒ、交尾なんて、や、ブヒッ
やめ、たブけて、おねがブギ、ブィイ!
…ブゥウ!しゃブぇッ、喋れなブヒィ!?やめ、やブェッ、ブガッ、ブギブヒィブゴブゥゥ!?


またも書き込んだ後になってから「元人間の方が萌えるな」と思い直した
ホントに知能低い
今は発じょ…反省している
172名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 23:59:16 ID:QAZLbMZ9
昔むかし、3人の王子がいました。
ある日、王子たちは7匹の子を産んだ虎人が飢えて死にそうになっているのを見つけました。
2人の兄は恐れて逃げましたが、末っ子のサッタだけはその血と肉のすべてを飢えた虎人に与え、虎人を救ったのです。

金光明經捨身品第十七より改変
173オチつけるの忘れてたw:2008/04/30(水) 00:01:24 ID:QAZLbMZ9
後のブッタである
174名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 01:33:04 ID:0a5GGATQ
だからどっちなんだよ!ブッダとかブッタとかさー。
俺はバカなハイエナだからさー。難しく考えるのダメなんだよー。

あ、>>171は俺がおいしくいただきますね^^
175名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 01:39:40 ID:VbjUwHw3
>>171
よしよし!
元々肉付きは良かったからかなかなか上物の豚になったな♪
さぁたっぷりと可愛がってやるかwwww

腹上死させるにはもったいないから肉奴隷にしてやろう!



どっちにしろ(食料的or性的な意味で)食べられてしまうという嫌な世界だなw
176名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 01:56:19 ID:VbjUwHw3
>>174
ハイエナというかHHのヂートゥ思い出したwwww
ヂートゥ…
177名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 02:04:19 ID:Y/n4XCd3
今日になって初めて先週・今週分のハンター見た。
あんなに愛嬌のあるキャラにしておきながらあんまりだよ、富樫…。
178171:2008/04/30(水) 02:58:55 ID:Gj6rSSRQ
『やめろ……やめてくれ。元に戻せ!元に戻して……くだ……さい! お願いだから……』
(そう必死に懇願しようとしても、口から出るのは)
「ブギッ……ブギヒィッ。ブゴッ!ブヒ……ブ……ブゥ! ブヒィブ……」
(という豚の鳴き声のみ。その自分の声を聞き、ますます打ちひしがれて涙を浮かべる。
 鼻と共に大きく前方に突き出した口と、長く分厚く膨れ上がってしまった舌から発せられる声は、
 ひょっとしたら豚語みたいなものになっていて相手に意味を伝えているのかも知れないとも思ったが、
 意味が伝わっていようがいまいが、必死の訴えを聞く気が全く無さそうな相手の態度に、
 ぽっちゃりした桃色の体を震えさせるばかり)

>174
『ブヒィイイ!? 後ろからももう一匹来た!? いやだ、お、俺は美味くないぞ! た、助けて……』
(怯えて、びらびら広がった耳を力なく伏せ、丸まった短い尻尾をますます縮こまらせる)

>175
『ふ、ふざけるな! 誰が肉奴隷なん、か、に……ぐ、ブ……ッ!?』
(「肉奴隷にしてやろう」という言葉を聞いた途端、それが何かの呪文だったかのように背筋にぞくぞくと悪寒が走り、
 全身の毛皮が鳥肌が立ったかのように逆立つ)
『ぐ、ブ、が……! んぁッ、はあ、ブはぁ、はぁッ……な、なんだ、これ……ッ』
(寒気が過ぎた後は、逆に全身が内側から燃え上がるように熱くなった。
 特に股間が信じられないほどに疼く。尋常ではなく興奮している。
 チリチリと焼ける肌は、風がそよいで体毛を揺らされただけでも快感を生み出す)
『うブぐ……んあ……ブ、ああ……ッ』
(姿勢を維持することも出来ずよろめいて倒れこみそうになった体を支えようと、
 ヒヅメのようになってしまった手を地面について、四つん這いの姿勢になる。
 口からは唾液が溢れ、垂れて地面に染みを作っていた)



エロチャットかキャラサロンみたくなってしまったが、
自分の中で何だかいやがおうにも盛り上がってしまったので続けてしまいました。
こういう形で話を作るのは駄目ですかね。
179名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 05:53:45 ID:39xwHRKB
>178
さあ早くメモ帳に打ち込んでから推敲する作業に戻るんだ!



しかし、火炙りの苦行をする豚獣人修行僧でよくそこまでネタが広がるなオマイ等w
・・・最初、火炙り苦行をしてたのが牛獣人だったのは秘密なんだぜ。
180名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 06:08:23 ID:Gj6rSSRQ
>>174は、虎に襲われたバラモンをハイエナが助ける話だったっけ?
インドの童話だったような・・・
181名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 10:40:33 ID:wfgvmB3g
西遊記は牛魔王が猿・豚・河童・龍を連れた人間のお坊さんを食べたがっていた話だが、
一つずつずらして猿魔王が豚・河童・龍・人間を連れた牛のお坊さんを食べようと暗躍する話に……

まあお釈迦様の本名はゴータマは「よい牛」、シッダルタは「事を成す」だから
日本語訳すると「牛田成樹」って感じなんだが。ってベイスターズの選手かよ。
182名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 15:28:47 ID:toaTgYE7
みんな豚好きすぎw

じゃあ俺は狼になりますワン
183名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 18:26:34 ID:Y02qvhCh
>>182
それじゃあ何かハスキーとか柴犬みたいな犬っぽい印象が……。

さて、この流れで全く別の種類の動物のエロパロ作品を上げたら…KYって事で注目されるんだろうな。
よし、一晩くらいかけてKYな作品書いてみるか。
184名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 18:59:52 ID:0a5GGATQ
別にKYでも何でもないよ。
作品投下が来ない今、投下されれば空気読んでるとおもう。
185名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 19:47:17 ID:HSfnK/Om
>>183の作品もwktkだが
>>178の続きは…?
>>174>>175の人にいじられるの待ちなのか?
186183:2008/04/30(水) 20:00:59 ID:Y02qvhCh
>>184-185
ちょwwwww
なんとなくプロットは出来たが…全然、エロシーン薄くて困ってたところにこれだよ。
空気読んでないから、wktkされても何も出てこないから期待するのは勘弁して下さい。(TдT)
187名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 23:47:32 ID:Y02qvhCh
題名 日本の裏側
TFTG込み  犬(雑種♂×芝♀)
第3者視点(加害者)につきエロ低めにつき、嫌ならばスルー推奨
この物語はフィクションです。 …痛烈に風刺してますが、時事問題とは何も関係ありません。
あったら自分が消されます。
最後に新たな試みとして執筆,校正,書き込み修正を同時に進行するスタイルを採用しました。
誤字脱字,掲載スピードが遅い等、ひょっとしたらあるかもしれませんが、その時は至らない自分を許してください。
では、宜しくお願いします。
188日本の裏側1 ◆9LCId.ZMm2 :2008/04/30(水) 23:55:10 ID:Y02qvhCh
日本自治国の某県,某所…表向きは保健所だが、国の極秘命令にてある研究をしている極秘研究所である。

今日もまた一人,バイトと称した実験材料が目の前に座っている。
「…ふむ、家族も親族も生き別れ、お金を稼がないと生きていけないか……。」
「はい…なので、お願いします。」
カモ、絶好のカモ。この広い日本自治国の中で一人くらい消えたって失踪事件,または自殺と見られるだろう。
しかも、ここは国営…警察もここには絶対に手出しなんてできない。
「まぁ、確かにうちは国営だから、月に50万くらいは出せるよ。けどねぇ、仕事辛いけど大丈夫?」
「はいっ。何でもやります。」
「ほぅ…なんでもねぇ。」
真面目タイプと見た、隣にいる助手もこれは「完全に」いけると内心大笑いしているだろう。
「んじゃあ、この書類にサインして。」
「はい。」
こうして、新しい実験材料が苦もせず手に入ったわけだ。罪な事をやっているという事くらい分からない歳でもないが、
金に勝るもの無し…私にとって今がよければ全て良いのだ。

1週間後――
社員寮に移ってきた…名前は、まぁどうでもいい。そうだな、これで40人目だからNo.40とでも呼ぼうか…食事に睡眠薬を入れ、寝かせた後に、拘束して8時間。
もうそろそろ起きる頃か。
「えっ? ここは? うわっ!? は、裸!? それに……」
「お目覚めかね、40君。」
「しょ、所長! 40って…一体、これは?」
見るからに顔色が青くなるほど慌てているねぇ。いつも思うが、こういう瞬間がゾクゾクするよ。
「どうせロクに話もできなくなるだろうから、冥土の土産に教えてやろうではないか。」
「な、何を言ってるんだ! あんたは…!!」
「君は選ばれたのだよ…栄えある日本自治国…いや、中華人民帝国の未来の為にね。…さぁ、やりたまえ。」
私の優秀な助手が、手足腹を拘束された被験者に近づく。
「嫌だ、いやだ、ヤメロぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
暴れようとするが、動くのは首のみ…くくく、無駄だ…無駄な足掻きだ。
助手は光の速さと見まごう程の速さで腕に針を刺し、薬品を注入する。
「うわぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!」
叫ぶ被験者を尻目にかまう事無く近づき、こう囁いた。
「この薬は人間のDNAを組み替えて、動物のそれに組み替えるのだよ…しかも、じわじわと。
ん〜、そうだな、長い被験者で1ヶ月、短くて1週間で完全に理性を失った。君はいつまでもつかなぁ〜?」
くっくくくくく…は〜っはっはっはっはっは……
実験室内に私の高笑いが響き渡った。
「なるほど…ベットチの次は日本自治国って訳か。お前達や政府も含めて地獄に落ちればいいのに……。」
被験者の言葉はつぶやく程度で私の高笑いにさえぎられて、被験者自身や私以外にその言葉が届くことは無かった。
189日本の裏側2 ◆9LCId.ZMm2 :2008/05/01(木) 00:44:48 ID:Q5ns3+AX
あれから10時間後――
被験者の身体の変化が始まった。さして大きくも無い一物が徐々に小さくなり、両胸も徐々に膨らんでいく。これは女性になっているのか? 
性転換した被験者はこれが初めてだ。
「しょ、所長……。」
「分かっている。映像は撮ってあるな?」
「はい。問題ありません。実験室の閉鎖,遠隔操作での拘束解除もすぐにできます。」
「分かった、このまま続けろ。」
しまった…女性化するのならばTの字じゃなくてIの字で拘束するんだったな。
「所長…今、いかがわしいこと考えていませんでした?」
「ん? 何故、そんな事をいうのかね?」
「鼻血…出てますよ。」
否定もせずに何事も無かったかのようにティッシュで鼻血を拭き、モニターを食い入る様に見つめる。
「くぅ…あぁ…はぁぁ…。」
モニターの彼の一物からは触ってもいないのに白濁した液体が吹き出ていた。どうやら精を噴出す度に女性の身体へと変化しているようだ。

20時間後――
被験者は完全に女性となり、肌にも茶色い毛が生え始める変化が見られ始めた…これは最高記録になるかもしれない。
次の段階の準備が必要と考え、回収担当に内線を繋げる。
「李君、今日回収した犬猫はいましたか?」
「いえ、今日は無いです。」
「分かりました。」
大きなため息が出る…何故、こんな大事な時に回収できてないのか。
「確か、最近のがまだ処分されてないですが…そいつを使います?」
「面白いですね。いいでしょう…しかし、あいつはかなり強暴だったが大丈夫かね?」
私の脳裏に狼に近いシルエットのあいつを思い出す。思い出すだけでその美しさと殺気に鳥肌が立ってきた。
「…複数でやれば問題ないでしょう。」
「問題が無ければかまいません。やってください。」
「了解。」
こうイレギュラー続きだと、3,4日徹夜しなければな…当分、また寝られんかぁ。
「所長、本音が漏れてますよ。」
「あぁ、すまない。ついでに、あいつが運ばれる所を眠気覚ましに見てくるわ。」
「はい、何かあったら連絡しますね。あと良ければでいいので、飲み物奢ってください。」
「…分かった、気が向いたらな。」
適当に返事を返すと、早足で“奴”のいる檻へと向かったのだった。
190 ◆9LCId.ZMm2 :2008/05/01(木) 00:46:33 ID:Q5ns3+AX
ここで少々休憩します。
できれば明日中には掲載を再開させていただきます。
191171:2008/05/01(木) 02:05:07 ID:0ieiOAzG
例のあの国やらあの国がモデルとわかると、やっぱり複雑な気分になりますね・・・
でも人体実験系のマッドサイエンティストな獣化実験ネタは大好きなのでますます複雑ですw
所長が鼻血吹いたりエロ妄想したりと結構コミカルなところもあるキャラなのが笑える。

>>180
あ、ID重複。他の人がなるのは時折聞きますが、自分がなったのは初めて見た。

>>178 >>185
気分は盛り上がっているんですが、行為自体は具体的にいい方法が浮かばないので
正直、いじられ待ち・・・だったんですけど、どうしましょう。
192名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 06:12:56 ID:uR2VbR5/
だったらオリーブオイルプレイとかドレッシングプレイとかポン酢プレイとか・・・・・・

食い物扱いですね。すいません。

でもおいしそうだから肉食の人々にはたまらないと思います。
193名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 06:15:00 ID:uR2VbR5/
>>188
なんか凄そうなのきたこれ・・・無理せず自分のペースでかいてくれればいいと思う。
194名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 08:01:02 ID:6LSXD81h
>>190
すんごい作品キタ!
ファンタジーからご近所ものやら、この作品みたいなマッドなヤツやら…
このスレのバラエティの豊かさはすごいな。
195 ◆9LCId.ZMm2 :2008/05/02(金) 00:11:23 ID:IfeEjOZj
>>191>>193-194
まさか、まさか今日がターニングポイントになるとは思わんかった。
軽く酔って続きを書こうとしたんだが、予想外の出来事が起こってな。
今日はちょっと幸せな気分になりすぎて、ベロンベロンに酔って書けそうに無い。
許してください。っと、しか書けないんだマジで。
続きはできてるから、祝い酒が抜けるまで待ってくれ。
冷静にならなきゃ、誤字脱字だらけで余計に失礼になっちまうからね。
酔っているとは言え、酔った状態でを出すのはこのスレにとって冒涜であると思うんだ。性格上な……。
期待している人にとって悪いが…許していただきたい。
必ず、納得のいく作品を上げてみせる……だから、この酔いが醒めるまで待ってくれ。
お願いします。
196名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 00:16:02 ID:xD+rVGVp
獣人のお嫁さんをもらったんですね。わかります^^
197名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 00:39:09 ID:IfeEjOZj
>>196
そう思ってくれて構わない…それだけ現実が吹っ飛ぶ幸せだったんだよ。
まぁ、そうなれば一番幸せなんだがなぁ……。
柴犬のお嫁さんなら…従順だろうになぁ…あはは、あははははは……。
198名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 05:03:38 ID:zjnPC6IE
>>191
下手にいじって>171の素晴らしい返しがぐだぐだになるのも
怖かったんですぅ・・・。

とりあえず今わかってるのは、
・獣人が普通にいる世界
・肉食獣人>草食獣人
・ファンタジー風味?
・人間はこの世界にいると獣人になる。
・又は、魔法かなにかを使える獣人に強制変身させられる。


登場人物は、人間♂→豚獣人♂or♀、肉食獣人♂、ハイエナ♂

大体こんなところですな。
まさか>>161の便乗レスだけでここまで発展するとはねw

>>195
GJ&良いことあって良かったね。
ずっとその幸せ気分が続きますように!
199わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:37:27 ID:NRcRaNnD
>>195さんの幸せを祝福しつつ、投下させていただきます。
イヌケモショタもので、ちょい長くなります。
200ぼくと、あずみと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:38:22 ID:NRcRaNnD
きょう、ぼくは先生に呼び出された。
この春に中学生になって、何度目だろうか。ぼくの尻尾の元気がないのはこのためかな。
ぼくは今、担任の石見先生の前に立たされて、お説教を食らっている。
石見先生は、椅子に座ってぼくを呆れたような目つきで叱り飛ばす。

「橘くん?どうしてあなたは、すぐ教室を飛び出しちゃうの?」
このあいだ、校庭に野良犬が入り込み、授業中なのにぼくは窓から飛び出していったのだ。
ぼくの鼻は良く効く。嗅ぎたくなくても、校庭にかわいい女の子のわんこが入ってきたら
そりゃぼくじゃなくたって、ケモノだったら走るでしょ。オスだったら追っかけるでしょ。
なのに、石見先生はわかっちゃくれない。

「あの…その…春なもんで…へへへ」
「橘くん!ふざけないで下さい!」
先生がぼくの方に顔を向けるたびに、栗色のくせっ毛セミロングがふわりと揺れる。
その度、先生のいい香りが、まるで舞い落ちる桜の花びらのようにぼくをフワフワと包む。
しかし、イヌミミは不機嫌そうにそっぽを向いている。
ああ、またドキドキしてきたよ…。オトナに惑わされている、ぼく。
でも、石見先生の机の上は、まるで子供の机のようだ。
イヌのぬいぐるみに、イヌの写真。イヌの椅子カバーにイヌの絵のマグカップ。
本当に仕事場の机なのか、いささか疑問に思う。

(年上の女の人って、いい匂いだな…)
そんなぼくの不真面目さがばれたのか、石見先生はぼくに吠える。
「橘くん!ちゃんとお話を聞いて下さい!」
まるで、学級委員長のような先生だ。『聞いて下さい』だって。
格好は図書委員の方が似合ってるかも。先生のメガネがきらりと光る。
201ぼくと、あずみと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:38:57 ID:NRcRaNnD
ようやく、ぼくは石見先生から解放され、職員室から出ると、入り口で幼馴染みのアスミが待っていた。

「ふふふ。またハルは、石見ちゃんとラブラブお説教?」
「なんだよ、ソレ」
アスミは、スクールバッグを後ろ手で持ち、ぼくに擦り寄るようにからかって来た。
彼女はごく普通の女の子。ほどほどに元気で明るく、ほどほどに成績もいいし、
ほどほどの可愛らしさを兼ね備えた『ほどほど中学生』。
ぼくにも、そんな『ほどほど』が欲しいのだが、あいにくぼくはイヌの『ケモノ系』。
どう見ても、普通なんかありえっこない。クラスでも、学校でも僕しかこんなやつはいない。

そんな、ぼくにアスミは子犬のように絡みつく。
「ハルって、年上好きでしょ?」
「ち、違うよ!!」
「わたしも頑張って背伸びしちゃおっかなあ…『ハルくん、お姉さんが教えてあげる』ってね」
アスミは一体、何を考えているんだろう。と、一人で俯いていると
「ふっ!!」
ぼくのイヌミミに暖かい息が?
「へへへ、プチいじめだよ。もっとしてあげようか?」
「もう…やめてよ…」
「それは『もっとやって下さい。お姉ちゃん』ってこと?」
「…やめてよ…もう」
相も変わらずアスミはニコニコと笑っている。なにしろ、ぼくの秘密を知っているのはアスミだけ。

「ごめん!先に帰る!」
ぼくは、アスミから逃げるように駆けだす。
「ハル!」
これが、ぼくの精一杯の反抗。アスミ、ごめんよお。
202ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:39:46 ID:NRcRaNnD
帰り道、石見先生が校庭にいるのを見つけた。人目を気にするように、こそこそと何かをしている。
なんだろう。先生の癖に、隠し事をするのはいけないと思う。
なにか秘密があるに違いない。石見先生をじっと観察する。よしっ、暴いてやるぞ。
しばらくすると石見先生は、何かをあやすように喋り出した。

「ほら、いい子だからね、よしよし」
優しく子供を諭すような石見先生。校舎の隅から出てきたのは、この間校庭に現れたイヌ。
「わん!」
「しーっ!いい子だから、静かにね」
なんと、石見先生は、学校でイヌを飼っていたのだ。
そのイヌは、尻尾をブンブン振って石見先生に甘えている。きっと、結構長く飼ってるんだろう。
そのわんこが授業中現れて、ぼくが追いかけたお陰で、お説教を食らったのだ。
ちくしょう、仕返ししてやる。

「石見先生!」
「!!」
「先生…。見ちゃいましたよお…」
後ろから不意を付き、石見先生を冷ややかな目で見つめる。
先生は、ちょっと困った顔をしている。その顔も、オトナの色香でいっぱい。

石見先生は、怯えた子猫のように小さくなっている。
ふふふ、これで先生の尻尾を握ったも同然。ぼくは、先生に勝った!
「…橘くん。これ、絶対内緒だよ…」
「もちろんですとも!」

先生のわんこは、状況も分からず尻尾を振っている。
「じゃあ、わたしも橘くんのヒミツを握っちゃおうかな」
え?ぼく、脅されてるの?ぼくが、隠すようなヒミツなんか…知らないはずだぞ。うん。
「ふふふ。一緒にヒミツを作るんだよ。橘くん」
校舎からは、下校のチャイムが鳴っている。ぼくらの顔を夕日が赤く染める。
203ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:40:24 ID:NRcRaNnD
「一緒に、帰らない?」
石見先生は、『先生』と言うより、『お姉さん』と言う感じでぼくを見つめている。
「は、はい」
「じゃあ、駅に向かいましょ」
石見先生がすこし怖くなったぼくは、言う事に従う。

ぼくの腕を掴み、くるりと先生は回る。オトナの女性の二の腕が、ぼくの腕に絡まる。
思ったより、ニンゲンの腕って柔らかいんだな…。
まるで、デートのようにニコニコ顔の石見先生。お説教していたときの顔とは、えらい違い。
ぼくの腕に、石見先生の結構大きなおっぱいが当たる。ぼくには、刺激が強すぎる…。

最寄り駅に到着。学生達は多いが、ぼくのようにオトナの人と、腕を組んでる人は誰一人いない。
しかし、石見先生はそんなことお構いなしだ。
マイペースな先生に手を引かれ、ホームへ。タイミングよく、列車が滑り込む。

車内では、石見先生がはしゃいでいる。なんだか、みっともない。
「橘くん。ここあいているよ!」
少し込み始めた車内は、丁度二人分の座る余裕があった。ぼくと、石見先生は隣同士に座る。
なんだろう、ぼくの左太ももが先生と隣り合わせ。甘い香りがぼくを左から包み込んでいる。
いつもの香りと違うな…今日は、イチゴの香りがする。
「橘くんは、外とか見ないの?ほら、いっぱい自動車が走ってるよ」
「ぼ、ぼくは、そんなおこちゃまじゃありません!」
ガタゴトと揺れる車内は、いつも乗る電車より暑く感じる。

15分ほど電車に揺られ、目的の駅に到着。あたりは少し薄暗い。
「どこにいくんですか?先生」
「えへへっ。もうすぐよ」
よくある住宅街を5分ほど歩くと、とある古いアパートの前で石見先生は、歩みを止める。
そのアパートは、見た感じ築30年という位か。壁に這っている、蔦のような植物が歴史を刻んでいた。
204ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:40:55 ID:NRcRaNnD
「先生…ここ?」
「私のうちよ。一緒に入りましょう」
石見先生はぼくの手をグイっと引っ張り、古いアパートに連れ込む。階段がギシギシと声を上げてぼくらを歓迎している。

『201号室・石見』
先生の部屋だ。薄い扉を開けると、部屋はイヌグッズでいっぱい。
ぬいぐるみ、ポスター、テーブル、クッション、カーテンetc。兎に角、イヌイヌイヌで埋め尽くされている。

「先生、イヌ好きなんですか?」
「ふふふ」
石見先生は、笑っているだけだった。
いでたちはロングスカートにカーデガンという石見先生。どちらかと言うと地味な先生。
そんな、先生に騙された。

「やっと、わたしのコレクションの完成ね」
「コレクション?」
「先生の家はアパートでしょ?だから動物は飼えないのね。でも、橘くんに会えて良かったって思うのね」
きれいなお姉さんがするように石見先生は、メガネを人差し指でツンと上げながら、ささやく。
恐ろしい事に、石見先生の目は、授業中でも見せたことのないくらい真剣な目だった。

「ほら、これでわたしの『イヌコレクション』の完成よ。橘ハルくん、ようこそ」
と言いながら、バッグから取り出した、ホネのペンダントの付いた首輪をぼくの頸に付ける。
「せ、先生!」
「わたし、ハルくんと一緒にいられるなら、先生なんか捨てちゃってもいいわ!」
石見先生は、ぼくをいきなり抱きしめて、ぼくのにおいを楽しむように嗅ぎ出した。
205ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:41:21 ID:NRcRaNnD
「ハルくんが、二度と逃げられないようにしちゃうよ…」
「せんせ…」
ぼくの声を遮るように、石見先生の舌がぼくの口を塞ぐ。
あまい…。
とろけそうだ。
さらに石見先生は、ぼくの口の周りに舌を這わせる。

石見先生の髪がぼくの口にチロっと入る。気のせいだろうか、電車の中での匂いと違う、甘い味がした。
そのまま石見先生は、ぼくを押し倒してピレネー犬のクッションにぼくを埋める。
いつの間にか、石見先生は、丁度ぼくの股間の位置に頬を摺り寄せていた。

「…かわいい」
授業では絶対出さないような甘い声は、ぼくのイヌミミを狂わせるには十分すぎる。
制服のズボン越しに、石見先生はキスをしてきた。
「コレだけでおっきくなるなんて、ホント橘くんは、イヤらしい子ね」
違う。イヤらしいのは先生だ。と言いたかったが、石見先生は、問答無用にぼくのズボンをひき下ろす。
「おぱんつが濡れてるよ」
両方の人差し指でじりじりと、パンツを下ろす石見先生。一瞬、目が合ったが、恥ずかしくなってぼくは反射的に目を閉じる。

「1年2組出席番号13番。橘ハルくん、今日も元気いっぱいね」
急に、腰の辺りが寒くなった。ぼくは下半身丸出し。
わああ、先生見ないで!
ぼくは、慌ててぼくのわんこを手で隠し、後ろを向けて縮こまろうとしたが、
ぎゅっと尻尾を引っ張られて、元の仰向けにされてしまった。
206ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:41:52 ID:NRcRaNnD
「ほら、上のシャツも脱がなきゃだめでしょ。この甘えんぼさん」
石見先生が、僕のシャツのボタンを外すたびに、石見先生の前髪がぼくのお腹をなぞる。

まっ裸にされたぼくに石見先生は、ぼくの大きくなったわんこを『チョキ』の鋏で摘み、小刻みに動かす。
そんなに大きい動きでないのに、どうしてこんなに背筋が凍るほど感じるんだろう。
イヤらしい透明なハチミツが、ぼくのわんこの先っちょからトロトロっと湧き出している。その様子を石見先生は、お預けされたイヌのように見ている。

「ね、先生に『おあずけ』って言ってごらん」
「…なんですか…それ…」
「先生の言う事聞けないの?『おあずけ』っていってごらんなさい」
「お…おあず…け」
「だめ、待てない。先生は悪いわんこね。たちば…いや、ハルくん。わたしにお仕置きしてちょうだい」

ううっ。石見先生は、ぼくの固くなったわんこをぱくっと咥えている。うう…。
ぼくのわんこの先がヌルヌルする。石見先生の頭がゆっくり動く。その度にぼくは、初めて出すような声を出す。
「うう…はあ!くうん!くうん!」
「先生ね、ずっと26年間待ってたのよ。こんなにかわいいわんこが、お家にやって来るのをね。
わたしの初めての人は、やっぱりわんこじゃなきゃダメって、ずっと決めてたんだから。逃がさないよ」
いつも間にかに石見先生は、ティッシュを用意していた。
ビーグル犬のティッシュカバーがかわいい。その横には…ゴムって言うのかな。初めて見るな。

さらに、ぼくのわんこを舌でペロペロと舐めながら、ぼくの良い子の部分を壊そうとする。
栗色の髪が、僕のお腹にかかりくすぐったい。

ぴゅっ!!

ぼくのわんこから、何かが抜けていくのが分かる。…きっと、白いおもらしだ。
ある種の罪悪感が、ぼくにのしかかる。
お母さん、ごめんなさい。ぼくは、悪い子になってしまいました。
207ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:44:16 ID:NRcRaNnD
石見先生は、口を押さえながら起き上がり、二、三枚ティッシュを取り出し、
口と舌で搾り取った、ぼくの白いおもらしを吐き出す。
べた付きでイヤらしく光る、石見先生の口元は、もはや教師ではない。

「男の子の味って、こんな味なんだね。ハルくん、これから一緒にワンワンしようね」
ティッシュの横にあったゴムを石見先生は取り出すと、ちょっと光る口で袋を開ける。
中から出てきたのは、先っちょがイヌの頭になっている、えっちな『ゴム』だ。

「今日のために、ネットで買ってきたんだから。ドキドキしてきたな。
さ、ハルくん。お口でね、つけてあげるね。じっとしててね」
と、ぼくのあごを人差し指でなでながら、ゴムのわんこの先っちょをバナナのように咥える。
ところが、ぼくは、それどころでない。ぼくのイヌミミがぴくりと動き出す。
やっぱり!アレがやってくる!

「うーん!うーん!」
「大丈夫?ハルくん?」
ぼくは寝転んだまま、うなり出した。石見先生は、すこし心配そう。

ぼくの体が、熱くなりだし立ち上がろうとしても二本足で支えきれなくなった。
今までよりも毛深くなり、声も人間の物ではない。牙が切り裂くだけのものに変身する。
『ケモノ系』というより、まさしくケモノの姿。
「わん!」
完璧に、ただのイヌにぼくは、成り変った。
信じられないように石見先生は、マネキンのように固まったまま。

ぼくら『ケモノ系』が獣人の姿になっているのは、繁殖の為。
獣のままだと、獣同士でしか交配できないが、この姿の方が、ケモノとヒトと、
ケモノと獣と言うように、交配するフィールドが増えるのだ。
しかし、一旦射精すると、ぼくらはケモノの姿に戻り、しばらくは『ケモノ系』には戻れない。

(ふう、この姿の方が、楽だもんなあ)
「ハルくん!ハルくん?どうしたの?」
柴犬のクッションを握り締めたまま先生は、震えているのが見える。
先生はもちろん、その事を知らない。というより、知っているのはごくわずかな人間。
その名は…。

それはさておき、イヌの姿になってしまったぼく。
石見先生がびっくりしているうちに逃げ出さなければ、今度は何をされるか分からない。
「わんわん!!」
ぼくは、窓に向かって駆け出す。咄嗟に出た行動だった。
窓に体当たりしたぼくは、安アパートの薄っぺらなガラスを突き破り、月の輝く夜空へと体を宙返りさせた。
ガラスの破片が、キラキラと月の光を受けて輝く。まるで、魔法に掛けられたみたい。
きれいな光の雨を見ながらぼくは、アパートの庭の生垣にドサッと落っこちた。

「ハルくん!!待って!!」
ぶっ壊れた窓から、石見先生の声が聞こえる。
石見先生の目には、満月をバックにぼくが飛んでるシルエットが映ったんだろうな…。
ぼくは、一目散に家へ走った。
208わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/02(金) 07:47:17 ID:NRcRaNnD
初っ端、タイトル間違えた…。
もちろん、正しくは「ぼくと、アスミと、先生と。」です。

おはなしは、続きますが、続きの投下は、GW明けぐらいになると思います。
投下おしまい。
209名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 09:09:32 ID:8FJa8Fwp
GJ!
犬グッズだらけの石見せんせぇが可愛い。



終盤「獣姦でいいさ!」とちょっと思ったのは秘密な。逃げられたけど。
210名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 18:26:49 ID:iOkozWvo
ころころした文体が素敵。続きが楽しみです。
211名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 18:52:15 ID:c6deHI3R
犬好きの僕としては最高だワン
212名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 13:24:53 ID:DvJrGLAk
>>208
最初は「あれ? 犬耳ってスレ違いじゃね?」なんて思って読んでいたが、いい意味で裏切られた作品ですな。
文体もわざと子供っぽい雰囲気で書くことで独特の雰囲気を醸しだしている点も凄いと感じた。
続き待ってます。
213171:2008/05/03(土) 14:00:13 ID:w+bUbWKx
ほどほど=獣耳 ケモノ系平時=獣人 ケモノ系変化時=四つ足獣 ってことなんでしょうか
独自の世界観をつくりつつも説明臭くなくほんわか進んでいくのがいいですね
ショタの可愛さも凄い

>>198
>人間♂→豚獣人♂or♀
そういえば♂が良いのかそれとも♀の方が良いのでしょうか
214名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 14:22:46 ID:FihVDYqo
萌えられればどっちでもイケる。
ただしTS(性転換系)は好みが分かれる・・・・・・。

あとなんかこのスレには「誘い受け」とか叩く人いるから注意してね
215名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 17:37:05 ID:sdS8yKGa
でもま、そのままやって同性でやるかそれとも異性にするためにTSさせるかという二択だと
どっちも好みわかれそうだから確認したくなる気持ちもわからないでもない
作者の自由と言っても悩む時は悩むだろうしな

とりあえず俺はケモノならどっちでもいける
…「どっちでもいい」な返答こそ質問した側からすると一番困るかも知れんがw
216名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 19:59:22 ID:FihVDYqo
あ、そうか。そういえば攻め側♂だったのわすれてた……
いっそのこと攻めを♀の肉食獣にしちゃえばいいとおもうんだ。
217名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 13:33:15 ID:9fqgQDA3
♀攻めは姉妹スレの専門分野なんだぜ
218名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 13:56:22 ID:6Mre0Gzf
妹が獣だなんて、萌えた
219名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 15:17:37 ID:nJsyXtYq
ところで結局、単体の小説として頑張ってみるのか?
レスの応酬で進む文章プレイの続きも見てみたかったんだが

つーか俺もロールプレイングエロやりてー
文章上での擬似的なもんでもいいから、獣化させたりさせられたりしてー

オリキャラ板にも獣スレはあるっぽいが、獣化プレイはちょっと方向性違うかも知れないしな
220名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 08:18:28 ID:lxu6kKkz
妹が獣
ケモウト
221名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 08:46:35 ID:shvtmBrC
>220
弟が獣
ケモオト

って、区別つかんわ!
222名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 11:08:14 ID:6goWIZ9j
姉が獣
アネケ
223名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 15:20:53 ID:Noyfotb2
>>219
オリキャラ板にもう1個スレ立ててみるか?
それともどこかチャットでも借りる?
224名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 16:44:49 ID:nLImOr63
本当に需要があるかよく考えろ。
その後はスレたてたりチャット作ったり、好きにすればいい。
225名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 20:17:19 ID:xASMn6qI
>>223
立ててくれ
226わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:24:42 ID:nTXpLPFo
突然ですが、前回の「イヌケモショタ」の続きが仕上がりました。
それでは、投下します。
227ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:25:33 ID:nTXpLPFo
必死の思いで家に帰りついたぼくは、一晩明けると元の獣人になっていた。

奇跡的に大きな怪我はないが、体中が痛い。頸には石見先生から付けられた首輪が、まだ付いている。
窓から、朝日がぼくの目に突き刺さる。そろそろ学校に行かなくちゃ。でも…いやだなあ。
カバンは石見先生の家に置きっぱなしだし…。
とりあえず、予備のサブバックだけはあるので、これに教科書を詰めるか。
首輪をはずして、朝の準備を始める。今日も、なんでも無い一日だといいんだけど…。

「おっはよ!ハル」
アスミが元気よく家に迎えに来る。小学校以来の修身なじみ同士の習慣だ。
昨日、ぼくが恐ろしい体験をしたのも知らずに、能天気なアスミだ。
「ハル、元気ないよ。どうしたの?いつのも調子は?」
「…い、石見先生…」
「まだ、お説教のこと気にしてるの?もー、男の子なんでしょ!?」
と、アスミはぼくの鼻をツンと突付く。

「ウッ!」
「あ…ごめん。どうしたの?」
窓に体当たりした時に鼻を擦りむいた所が、まだヒリヒリする。どうしてかは、教えない。
「な、なんでもないっ!!」

一緒にぼくらはいつもの様に、通学路を歩く。
しかし、ぼくの足取りはオモリを付けられた囚人の様に重い。とかく、教室に行きたくないのだ。
「石見先生、びっくりしてるだろうな…」
その日以来、ぼくは石見先生のことが怖くなった。
初恋顔をしながら、ぼくをまた家に引きずり込んだりするのかなあ。
それにしても、昨日のジャンプで鼻が痛い。着地は上手くいったはずだが、体のあちこちが傷だらけ。
「ハルさ、何ブツブツ言ってるの?」
「なんでもないっ!」
ぼくは、アスミを置いてウサギのように駆けだす。イヌだけど。
228ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:26:06 ID:nTXpLPFo
「おはよう。橘くん」
石見先生が、ぼくのカバンと靴と、そして制服を持って校門で待っていた。
小首をかしげて、まるで待ち合わせをしている恋人のように、ぼくに手を振っている。

正直、もう石見先生に会いたくなかった。でも彼女は、ぼくの担任教師。
お仕事に関しては、責任感がきっと強いんだろう。石見先生は、お仕事人間だ。
だけど、お仕事からちょっと外れると、言っちゃ悪いが『ダメ人間』なんだろう。
例えば、どんな手術でも成功させる名医だけど、家に帰るとごろごろ寝てばっかりな
粗大ごみ扱いのダメ親父。そんな感じかな。

石見先生の持っている、ぼくの制服。周りの人間を誤解させるには、十分なアイテム。
先生じゃなかったら、噛み付いてやりたい気分だ。ムカつく!
「やめてください!先生!」
「だって、これがないと学校に行けないでしょ」
「そういうことじゃなくって…!」
石見先生は一体何を考えているのか。天然にも程がある。
少女のようなふりふりの付いた、お嬢様ちっくなワンピースがそれを演出する。

「先生、橘くんがあのままイヌになって、戻ってこなかったどうしようって思ってたのよ。
でも、ちゃんと戻ってきて、先生うれしいです」
ぽんっ、とぼくのカバンと制服をぼくに投げつける石見先生。
石見先生の香りが、制服にほんのりと付いていた。

「ハル!もう、待ってよお!…あっ、先生!おっはようございますっ!」
アスミが追いついてきた。ぼくは、必死に制服を隠した…つもりだが。バレなかったかな…。
「先に行くね!」
ぼくは、アスミを置いて先に教室に向かった。
先生とアスミは、何か話していた。
229ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:26:33 ID:nTXpLPFo
一時間目は、石見先生の国語。教壇の上の石見先生は、昨日の先生とまるで別人。
「このように、みなさんもたくさん本を読みましょう…」
と、言いながら石見先生は、日本語の楽しさを教えてくれる。
昨日は、ぼくに『オトナの世界』を教えようとしていたくせに。

うーむ、昨日のことで授業が身に入らない。ふわふわした感覚がする。
ノートが真っ白けだ。隣の席の板橋さんのノートをこっそり拝見。
当たり前だが、板橋さんはびっしりノートを取っていた。きっと、みんなも一緒。
と、ぼくだけが取り残されそうになっていると
「橘くん…、コレ」
板橋さんは、ノートの切れ端に書かれた小さな手紙をぼくに、こっそり渡してきた。
ぼくは、くんくんとその手紙の匂いを嗅ぐ。これは、ぼくのくせ。
送り主はアスミ。わざわざぼくの所までクラスメイトを介して送りつけてきた。

『ハルって、石見ちゃんのこと好きでしょ?石見ちゃんもハルのこと好きみたいよ』

どうでもいいことを、手紙で送りつけてくるなよ!
遠くに座っているアスミをキッと睨みつけるが、ちらっとぼくの方を見たアスミは、しかとしている。
(ムカつく!)
と、尻尾にきているぼくに、アスミからの二通目がやってきた。

『わたし、何でも分かってるんだから……ね』
なんだろう、この意味深な文句。と間をおかずに、三通目。

『わたしとデートをしなさい。今度の日曜日の午前11時、パチ公前ね』

え?
アスミは、全くもって遠回りなことをする。
230ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:27:00 ID:nTXpLPFo
約束の日曜日。
小さな私鉄の駅前にぽつんと立つパチ公の前は、いつもより静かだった。
いつもは、通勤通学でごった返す駅前。やはり休みの日は、歩いている人も少なく、
この町本来の顔を見せていた。ハトとぼくがパチ公の前に集う。

約束の時間、午前11時ちょっと前にぼくはパチ公前にやってきた。
時間までちょっとあるが、この「わくわくタイム」、ぼくは好きだな。
幼馴染みとは言え、生まれて初めてのデート。こんなぼくにでも、女の子から誘われるんだ。
なんだか、ぼくは自信が持てるようになってきた。錯覚かな。

ぼくがタン!と足で地面を思いっきり踏むと、ハトたちがバサバサと飛び立つ。
ハトたちの群れの中を掻き分けるように、遠くからアスミがパタパタとやってきた。
アスミがぼくの前に立つと、石見先生と同じ香りがした。
「あ、いい匂い」
「ふふふ。背伸びしてみたんだよ。この香水、高かったあ」
アスミが少し、大人に見えた。
それに比べて、ぼくはいつまで経っても子供のようだ。そんな自分になんだか嫌気がさしてくる。
そんなぼくはさておき、デートの主導権をアスミが握り始める。
「さあ、わたしとお買い物に付き合いなさい」
アスミは、ずばっとぼくを指差しながら、ふわりとミディアムショートの髪をなびかせた。
ハトたちは、とっくにどこかへ飛んでいっていた。
231ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:27:33 ID:nTXpLPFo
ぼくの手を引くアスミ。
小学生の頃からの付き合いだから、遠慮はない。だけど、二人とも『幼馴染み』という感覚だけなので、
はっきり言って、恋人の『こ』の字も意識は全くしていない。
だけど、知らない人から見たらどう見ても、初々しい中学生カップルなんだろな。
ぼくは、イヌっぽいけど。

「ハル、飴どーぞ」
「うん」
アスミは、ポーチの中から黄金糖をとりだし、ぼくにくれた。
「ハルがずっと待ってて、もしかして疲れてるんじゃないのかなあってね」
ワンピースの胸元を指でつまみながら、俯き加減でアスミは話す。
アスミがこちらをくるりと向くと、アスミの後ろにきれいな花がフワフワしているのが見えた。

アスミは相変わらず、面倒見がいい。
「これね、お店のホームページにあった『割引券』をプリントしてきたんだよ。誉めて、誉めて」
アスミがぼくの腕をつかんできた。
ぼくは、獣人なので他の人と違って体中に薄っすら毛が生えている。
アスミはそれを気に入って、ぼくをモフモフしてくる。たまーに、いたずらに
毛を引っ張ってのは、痛いからやめてくれ。
「ハル。今日も鼻が濡れてるね」
「うん」
ぼくの健康状態まで気を遣ってくれるなんて、至れり尽くせりだ。

ぼくは、どちらかというと友達は少ないタイプだ。
学校では、殆どアスミとくっついているか、一人ぼっちだ。
そんなぼくに、アスミが構ってくれる。そんなアスミを通じて、クラスの奴と話したり、
いじられたりしている。おまけにぼくには、『いじられ王子』なんてあだ名も付いた。
アスミが居なかったら、このクラスの事がトラウマになるだろう。
ま、石見先生という人もいるが…。
アスミといっしょに居ると、少し気が楽だ。あのヒミツの事を抜きにすれば…。
232ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:27:55 ID:nTXpLPFo
そんなヒミツはさておき、アスミはぼくを引っ張りながら、とあるファンシーショップへと入ってゆく。
周りは、メルヘンの世界。お客は女の子でいっぱいの店内。
男子は、ぼくのように連れられてきたって感じの人ぐらいしかいない。
ましてや『ケモノ系』なんぞ…。甘ったるい空気がぼくらを包み込む。
まるで、ぼくらがちっこくなってデコレーションケーキの上を歩いているようだ。

「このクッション、かわいい」
アスミが指を差したのは、ピレネー犬のクッションだった。
どっかで見たことがあると思ったら、石見先生の家にあった物と同じだ。
いやなことを思い出させられた。ちくしょう、ピレネー犬のバカー。

すこし、悲しい気持ちになっているぼくを小学生の女子の3人組が、ニヤニヤと指差して笑っている。
「なに?あれ?イヌみたーい」
「ゆりか、やめなよ!聞こえるじゃん!きゃはは!!」
「ちょーうけるぅ!」
ぼくが『ケモノ系』なのは、君たちを笑わせるためではない。
小学生という生き物は、どんな獰猛な野獣よりも残酷な生き物かもしれない。
ちびっこ3人組が放つ小さい矢がズキズキと、ぼくの背中に刺さる。

「ちょっと!あんたらね、人が傷つくこと大きな声で言うんじゃないのね!!」
ちびっこ3人組に雷を落としたのは、意外にもアスミだった。
「ご、ごめんなさい…」
迫力に押されたちびっこたちは、群れになってどこかへ消えた。
「まったく、最近のガキンチョったらあ」
やっぱり、アスミはオトナだ。
233ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:28:30 ID:nTXpLPFo
一通り買い物を済ませたぼくら。お昼ご飯がてらに喫茶店に行こうとアスミが駄々をこねる。
『中学生は入れてくれないよ』と、ぼくは不安になったが、
『わからないっから!』と、言い張るアスミの強引さに負けた。

裏路地を入ったところにある、古い喫茶店。民芸店も兼ねているのか、年代ものの陶器が棚に並ぶ。
「わたし、ネットで見つけたのよ」
事前調査の結果、この店に行こうって決めていたらしい。アスミは自慢気だ。
ぼくはオレンジジュース、アスミはアイスコーヒーを注文する。ますます、アスミがオトナに見える。
しばらくすると、気のいいおじさんが注文の飲み物を持ってきた。
「ここにおいてある焼き物、かわいいですね」
「おっ?お嬢ちゃん、気に入ったかい?お安くしとくよ」
「へへへ、ごめんなさい!お財布が今お腹すいてるんですう」
アスミは、気さくにおじさんと話していた。ぼくには、真似が出来ないな。

二人で飲み物を飲んでいると、突然アスミが話を切り出してきた。
「ハルさあ。ハルのヒミツを知ってるのって…クラスでは、ホントにわたしだけなの?」
「………」
「言えないの?」
「………」
ぼくのヒミツを知ってるのは…そう、アスミ。

.       ××××××××××××××××××××

それは、ぼくが小学5年生の頃。いわるゆ、思春期の始まり。
朝、目覚めたらぼくは、イヌになっていた。
今思えば、イヌになった訳は理解が出来るのだが、この頃は全く訳が分からなかった。
ぶかぶかのパジャマに身を包まれたぼく。股間のあたりがベトベトして、気持ち悪い。

「うわあ」
触ってみると、手が見たことのない液でべた付く。嗅いだ事のない生臭い匂いもする。
ぼくは、夢精をしていたのだ。こんな姿、親にだって見られたくない。
オマケにイヌの姿になっていたので、この日は、布団から出たくなかった。
早く、夜にでもなれ。
234ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:29:03 ID:nTXpLPFo
「ハールーくん!がっこう行こう!」
そこにやってきたのは、アスミ。ぼくがイヌになってるのも知らずに、学校へと誘いに来た。
ぼくの母が、申し訳なさそうに謝る。ぼくのせいなのに。
「ごめんね、ハルはまだ寝てるの。困った子ね」
「お任せください!わたしが起こしてあげます!」
玄関から、こんな会話が聞こえてきた。ドタドタとアスミの小さな足音が聞こえる。
お願いだから来ないで!!アスミ!

「こらー!ねぼすけハル!起きろー!」
ランドセルを背負った少女が、ぼくの部屋に入り込む。
「アスミ!帰ってよ!」
「ハルを起こすまで、帰らない!」
ぼくの願いも空しく、布団は捲り上げられた。
アスミは、イヌになって股をべとつかせるぼくを目の当たりにする。

「…ハル?」
ぼくは、泣いていた。アスミはくんかくんかと、何か匂いをかいでいる。
初めてかぐ匂いに、アスミは顔をゆがめている。
「ハルのばかー!」
アスミが駆けだす音だけが聞こる。

「どうしたの?ハル」
「お母さん…」
この日、ぼくは学校を休んだ。

.       ××××××××××××××××××××


「わたしも、始め信じられなかったけど…。こういう知識って後からついてくるでしょ」
「………」

「ねえ、ハルさあ」
「…なに?」
「ハルがイヌになる所…見たいなあ」
アスミの目は、石見先生の家に行った時の、先生の目と同じだった。
「え…だって、ぼくら…」
「いやなら、石見ちゃんとのこと…クラスのみんなにバラすよ」
235ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:29:37 ID:nTXpLPFo
折角、石見先生のことを忘れかけていたのに、アスミは残酷にもぼくを現実に引き戻す。
ぼくが泣きそうな顔をしてる間、アスミはちゅうちゅうとアイスコーヒーを飲んでいた。

「わたし、何でも知ってるんだから。ハルの事、なんでも知ってるよ。
この間の朝ね、石見ちゃんにね、試しにウソの質問を聞いてみたんだ。
『橘くんですね、夜にケータイに電話をしても出てくれないんですよ。居るはずなのになあ』って。
ホントは電話なんかしてないんだけどね。
始め、石見ちゃんは『何?』って感じだったの。それでね、わたし…
『ほら、夜になると橘くんって…ほら…ほら…さ!』って言ったらさ、
『そ、そうね。前足じゃ、ケータイを持てないもんね』ってさ。『前足』だって」
アスミは、魔女のように薄ら笑いを浮かべながら、はなしを続ける。

「石見ちゃんって天然だから、すぐにボロがでちゃうんだね。うけるー。
なんで、ハルがイヌになっちゃうこと、知ってるのかなあ。
きっかけが、オナニーやえっちだと言う事はともかく、
ハルの家族とわたしだけだよ。イヌに変身できるって知ってるのは。
最近、石見ちゃんと怪しいなって思ってたら、ハルもホント年上好きだね」

怖い!アスミが怖い!!

「わたし、絶対負けないからね。石見ちゃんに負けないから…」
テーブルに身を乗り出し、ぼくに顔を近付けてきたアスミ。
この間の、石見先生との件が甦る。もしかして、ぼくの心臓の鼓動がアスミに聞こえるかもしれない…。

「ア…アスミ?」
「……」
「う、うん…」
ぼくは、ペロリと舌で口の周りを濡らし、アスミを受け止める準備をする。
ぼく、『ケモノ系』でよかったよ…。
確かに、ケモノの格好はお気楽だけど、獣人の格好じゃないと、好きなニンゲンとちゅーできないもんね。
しかし、ぼくの顔に近づいたのは、アスミの唇ではなく手のひらだった。

「まだ恋人じゃないのに、キスなんかしないよ。バーカ」
アスミのびんたが痛かった。
236わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/07(水) 01:31:09 ID:nTXpLPFo
今日は、ここまでです。
次回は、週末過ぎぐらいかなあ。投下終了っす。
237名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 01:59:28 ID:hxLnx8y8
続きキター……ハル君がんばれマジ頑張れ
さ、最後まで読まなきゃGJなんていってあげないんだからっ。
238名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 15:34:37 ID:a/xbqEIN
女性に取り合いされてるハル君に対して、哀れむべきなのか嫉妬すべきなのか…w
むしろモテっぷりよりハル君の可愛さ自体に嫉妬。
チクショウ俺もモフモフな体に生まれていたら…!

ハル君がどちらの女性になびくのかわからないが、
どちらのものになっても弄り倒されそうなのが素敵だw
首輪が凄く似合いそうで萌えるので今度は外せないように鍵付きにしてしまえw
239名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 22:32:23 ID:JVi4gi6D
素敵すぎてショタに目覚めそうだ……
240名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 04:01:59 ID:Ao7Jf6VE
冬眠は

ちょっと早いぞ

五月晴れ
241名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 04:05:12 ID:qbbyvwLB
>>240
起きるには

ちょっと早いぞ

午前四時
242名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 04:19:24 ID:Ao7Jf6VE
何をいう

いまからおれは

冬眠だ
243わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:25:42 ID:2ddh3XAa
前回のおはなしで誤字を見つけてしまいました。詳しくは言いません。ごめんなさい。
では、お約束どおり続きの投下でーす。
244ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:27:23 ID:2ddh3XAa
相変わらず、ぼくはアスミに叱られたり、笑われたり、惑わされている日々を過ごす。
何度かぼくらは、デートっぽいこともした。一緒にソフトクリームなんかも食べたりした。
しかし、ぼくは飼いイヌのように、アスミから引きずられっぱなし。
負けん気が強くて、オトナっぽいアスミは憎らしくもあり、愛らしくもある。
教室でもアスミと話している時間が、以前より長くなってきた。それもこれも、これまでのデートのお陰。
アスミとの関係もただの幼馴染みから、ちょっと歩み寄った感じだな。
ぼくは、初めてヒトを好きになったんだろうか。

そんなワクワクスクールライフをぶち壊そうと虎視眈々と狙っている、
不埒な人物がぼくに近づいてきた。その人物とは。
そう。石見先生。
ぼくとアスミが一緒にいるのを見て、明らかに不機嫌そうな顔をする石見先生。
ヒマさえあれば放課後、アスミとぼくとを近づけない為に、
そしてぼくと二人っきりになりたい為に、ぼくに面倒くさい仕事を押し付けるのだ。
一応、あのヒトもオトナなのでわめいたりはしないが、あまりにもあからさま過ぎる。
ぼくが夜空を飛んだ日以来、石見先生はなんだかおかしい。

「はいはい。今日も元気に授業を始めますよー」
昼間の石見先生の顔をして、教室に入ってきた。この姿だけ見ているクラスメイトたちは、
きっと優しいお姉さん先生にしか見えないんだろうな。
でも、石見先生のキスの味を知っているぼくは、騙されないぞ。うん。
昼間の石見はちょっと違う、夜中の石見はもっと違う。

「はーい。今日はみんなの大好きな、抜き打ちテストをします」
うっ…。これでヘンな点でも取ったら、また呼び出しとか…って思うと気が気でない。
「石見ちゃーん!聞いてないよー」
「うはー、こんなことだったらズル休みするんだったよ!」
パニくるクラスメイトたち。サル山のサルのようにぎゃあぎゃあうるさい。
ぼくも同じく落ち着かないが、ここは、少し気合を入れてテストに臨む事にしよう。

「それでは、プリントが届いた人から、よーいはじめーっ!」
兎に角、習った事ばかりなので全部解けるはず、と自分に言い聞かせながらペンを滑らす。
イヌの血も持つぼくは、意外と記憶力には自信がある。自慢じゃないぞ。
コツコツと石見先生が教室を見回る足音に、ペンが紙を滑る音が入り混じる。
245ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:28:17 ID:2ddh3XAa
問題に集中していると、横から花の香りがしてきた。右ミミのあたりが仄かに体温を感じる。
横目で暖かい方を確認すると、見回っていた石見先生が、上からぼくの答案を覗いるのが見えた。
「(がんばって!)」
小声でぼくにだけ声援を勝手に送る石見先生。
「(問1の答えは『A』だよ)」
どう見ても、答えは『B』なのになあ。テンポ狂うな。
頭の中がゴシャゴシャしてパニくっていると、石見先生は去っていった。
と、石見先生の小脇に抱えている出席簿の間から、ぼくの机の上に薄っぺらいものがポトリと落ちる。
それは…

『放課後、保健室でね  石見』
と、ペンで石見先生の筆跡で書かれている『ゴム』の袋。
ご丁寧に句点の代わりに、イヌの足跡が書かれている。
(バカー!!)
顔が真っ赤になったぼくは、急いで『ゴム』を机の中に隠す。
ただでさえ、石見先生の顔を見ると、あの夜の事を思い出して集中できない上に、
こんな余計な事をされると、ぼくの椅子は針の筵になってしまうじゃないか。ヘンな汗が止まらない。
もうダメ。答えが全く分からない。ちくしょう。
いっその事、隣の席の板橋さんの答えをカンニングしてやろうか。
カチカチ動く漆黒の時計の針は、焦るぼくを冷酷無情に斬り付けていく。

「はーい。おっしまーい!後ろから集めてくださいね」
あーあ。ぼくの半分だけ真っ白の小テストは、取り上げられてしまった。
246ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:28:53 ID:2ddh3XAa
昼休み、ぼく一人で惰眠を貪っていた。
うつらうつらと舟をこいでいると、石見先生が珍しく先生らしいお小言を言っているのが
廊下から聞こえてきた。どうやら、アスミが叱られているらしい。ふーん。

「神岡さん。学校に関係のないものを、持ってこないでください!」
「石見ちゃん!ひどい!授業中に使っただけじゃない!」
「そ・れ・が・だめなんです!」
アスミが石見先生から、ケータイを没収されている。
石見先生だって、学校に関係ないもの持ってきてるくせに。ぼくは、机に突っ伏しながら毒づく。

アスミのケータイはさておき、ぼくは放課後に先生から保健室に来るように命令されていた。
いくらぼくがイヌだからって、石見先生がご主人様になろうって野望は、いささか無謀すぎるぞ。
行くと、絶対…わかってるんだ。でも…でも…、行かなかったら、後が怖いし。
一人で悶々としていても、スッキリしない。石見先生の声まで脳内再生されてきた。
周りのみんなは、楽しそうにはしゃいでいる。ぼくの悩みなんか解らないくせに。
プリプリしながら教室に戻ってきたアスミに声をかける。

「アスミ!」「ハル!」
ほぼ同時にアスミもぼくに声をかけてきた。
「ハル、なによ」
とりあえず先に、ぼくはアスミに悩みを打ち明ける。解決しなくても、話を聞いてもらえるだけマシ。
もちろん、『ゴム』の事は話していない。いくらなんでも、うら若き乙女にそんな事言えるもんか。
しかしお腹が痛くなるくらい、ぼくが悩んでいる悩みをアスミはあっさりと答える。

「トンズラしちゃえよ」
「…でも…」
「でも?」
「先生が…」
「ハルったら、ホント優柔不断!」
「……うん」
また、アスミに叱られた。本当に、アスミはぼくのことが好きなんだろうか。

「アスミこそ、何か話があるんじゃないの?」
「うん…放課後、ひま?」
「うん」
「じゃあ、話に付き合ってよ。放課後ねっ」
「何の用だよお」
「うるさいっ!黙って残ればいいの!」
なんだろう。昼休みの終わりを告げる鐘が鳴る。
247ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:29:48 ID:2ddh3XAa
「それでは、みなさんさよーなら」
石見先生は、能天気な声で帰りのホームルームを締める。
一緒に帰ろうとアスミの側に行くと、顔をしかめているアスミが、口を鯉の様にパクパクしていた。
(早くここから消えろよ。ノロマ)
「う、うん」
多分、こんな事を言ってるんだろう。
ぼくは、石見先生に見つからないように、教室の後ろから失敬する。

「神岡さん。ちょっといらっしゃい」
石見先生の声だけで、ドキっとするのは末期症状だろうか。アスミが石見先生に呼び出しされている。
「ふぁーい。わかりましたぁ!」
アスミの不満たらたらの声が、ぼくの後ろから聞こえてくる。
きっと、お昼に没収されたケータイを石見先生から返してもらったんだろうな。
とにかくぼくは玄関に向かう。

学校からの脱出に成功したぼく。このまま、ひょこひょこ保健室に行っていたら
石見先生のぬいぐるみにされていたんだろう。全くもって、アスミ様様だな。
248ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:30:13 ID:2ddh3XAa
その日の夕方、どうしても石見先生のことが気になり、こっそり学校へ行ってみる。
ホント、ぼくは人がいい。いや、イヌがいい。ぼくが呆れるくらいだから、これは本物だ。
アスミだったら、きっと野良犬を10匹ぐらい、保健室にけしかけて来るんだろう。
『きゃはは!石見ちゃん、ざまあみろ!』ってね。
夕暮れに浮かぶ学校に入り、保健室のある棟へ向かう。保健室の窓だけが明々と灯火が付いている。
中にいる石見先生に気付かれないように、こっそりと外から保健室に近づく。

こっそりと保健室の窓に近づくと、石見先生がポツンと居るのが見えた。
ベッドは、石見先生が持ってきたイヌのぬいぐるみでいっぱいに埋め尽くされている。
そのベッドに腰掛けた石見先生、わんこの中でしっかりと子犬のぬいぐるみをぎゅっと抱きながら泣いていた。

「ハルくん…わたしのハルくん…。どうして来てくれないの。わたし、悲しいよお」
イヌのミミは素晴らしい。ガラス一枚隔てていても、そんな嗚咽が窓を伝わって
ぼくのイヌミミに聞こえてくる。

「石見さん!なにやってるんですか!」
中年女性の声が聞こえる。保健の先生の声だ。
あはは、石見先生が叱られている。実に面白いワンシーン。イヌだけに。
しかし運悪ければ、ぼくと石見先生がワンワンしている所に、保健の先生が入ってくる可能性があったのだ。
そんな悲劇を考えるとゾッとする。剣呑剣呑。
249ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:30:42 ID:2ddh3XAa
先生の泣き顔が見ることが出来て、少し浮かれモードのぼく。
学校からの帰り道、ちょっといい事を思いついた。
たいしたことではないが、それは『アスミをデートに誘う事』だ。
この間は、アスミの方から誘われた。じゃあ、ぼくから誘ってもええじゃないか、と。
早速メールを送ろうかな。

宛先:神岡アスミ
題名:こんばんはー
本文:今度の日曜日、遊びに行こうよ。午前11時にパチ公前でどう?

こんなに短い文章なのに、打つのに間違えたりして結構手間取った。
では、送信…いや、ちょっと待て。大丈夫かな…、こんな文で。
今度こそ…いや、待てよ…。『遊びに』は『デート』がいいかな。いやいや、『遊びに』がいいな。
送信ボタンを押すのに、こんなに時間がかかるヤツは、ぼくだけだろうな。

うん。清水の舞台から飛び降りるつもりで、送信ボタンを押す。
あー!押しちゃった。まだ、自分の中で『ちょっと待て』と自分の声がこだまする。
ディスプレイの中でハトが手紙を咥えて飛んでいる。待ってくれえ!
そのハトを捕まえられるのなら、弓矢で射ころしたいよ。
今頃、アスミは何してるんだろうな。お風呂かな、ご飯かな、それとも…。
兎に角、返事が来るのが少し怖い。お日様も、そろそろ沈みかけてくる。

OKだったら、どこに行こうかな。水族館に行こうかな。
結構、楽しめるんだよな、あそこは。
『ほら、アスミ。水槽のガラスにペッタンコて顔を近づけてみて!』
『すごーい。海の中に居るみたい!あっ、横から魚が!』
だなんて会話をするんだ。へへへ。
250ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:31:11 ID:2ddh3XAa
と、妄想をしていると、ぼくのケータイがメールの着信を騒ぎ立てる。送り主はアスミ。
すごい!尻尾がちぎれそうなくらいブンブン動く。早速、内容を見てみよう。
いや…少し深呼吸するか。

送信主:神岡アスミ
題名:Reこんばんはー
本文:うん。OKだよ。わたし、楽しみにして待ってるね。

何度も、ケータイのディスプレイを見直す。うん、間違いない。
やったあ。ぼくは勝ち組。初めて、女の子をデートに誘ってしまったぞ。
今度の日曜日が楽しみだ。遠くでカラスがカアカアとぼくを祝福している。

その日の夜は、興奮してなかなか寝付けなかった。
日曜日は、2日後。体は持つだろうか?居間の時計が午前1時の鐘を鳴らす。
しかしそれ以前にぼくの頭は、アスミで一杯。すこしぼくのわんこが固くなっている。

それから、30分後。ぼくは、うとうととようやく眠りに付き始めた。
夢と言う妄想の中では、ぼくはアスミを思い通りにできる。真夜中の王様だ。
「アスミ…。かわいいよ…アスミ」

ぼくの妄想なのが残念だが、ぼくの部屋に今はアスミと二人っきり。
恥じらいながら俯いたり、指を咥える仕草は、いつも以上に乙女らしい。
だめだ!ガマンできない!ぼくは、少女にぎゅううっと抱きつく。少女は、ぼくを受け入れてくれる。
251ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:31:37 ID:2ddh3XAa
妄想の中のアスミは大人しい。いつもの様なやんちゃっぷりは微塵も見えない。
それに対して活発そうなツインテールが、いつものアスミを思い起こさせている。
夏を感じさせる白いシャツの制服に身を包んだアスミ。シャツ越しに、小さな胸があたる。

「ハル、ずっと一緒に…ね」
「う、うん」
ぼくは、アスミの唇にぼくのケモノっぽい口を近づける。
むにゅうっと舌をアスミの小さな口に滑り込ませ、甘酸っぱいアスミを味わう。
ざらつくぼくの舌は、アスミには気持ちいいんだろうか。そんな心配をよそに、
ぼくのわんこは向こう見ずな行動を取ろうとしていた。

そのままベッドにアスミを押し倒したぼくは、優しくアスミのシャツのボタンを外す。
やはり、下着は白いのかな…と、思いつつぎこちない手つきでボタンを外すと、ぼくの期待は裏切られなかった。
白地にわんこの足跡の刺繍が付いたかわいい下着。アスミは白い下着と対照的に顔がほんのり紅い。

「えっと…えっとお」
「ハル。わたし、だんだん熱くなっちゃった」
「う、うん。えっと」
「どうしたの?」
252ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:32:15 ID:2ddh3XAa
ぼくは、ブラジャーの外し方が分からない。アスミの胸と一緒にブラを上へ持ち上げたり、ひっぱったりしていると
アスミの甘い声が激しくなった。こんな声を聞いてしまったら、ぼくは焦ってしまうよ。
しびれを切らしたアスミ、あるのかないのか分からないアスミの胸の谷間に両手を当て
「ほら、前で止めてるのよ」
と、自分で前のホックを外してしまった。ぼくの泣きそうな瞳に、アスミの小さな胸が映る。

「あ…ごめん」
「もう、ハルったら。わたしがしてあげる!」
ぼくを抱いたまま、アスミはごろりと上下逆転。今度は、ぼくがアスミから攻められるのかな。

「別にハルの為に、脱がしてあげてるんじゃないんだからねっ!」
遠慮なく、アスミはぼくのベルトを緩め、ぼくの下半身をパンツだけにする。
気が付くと、アスミは短いスカートを巻くり上げ、ぼくの上にまたがって立っていた。
片足を上げうんうんと一本指でアスミは、パンツをずらしながら片方づつ脱いでゆく。
すこしえっちなフラミンゴに見下ろされながら、涙目のぼくは黙ってその光景を見つめていた。
ぎこちない動きにあわせて、アスミの元気そうなツインテールが無邪気に揺れる。

「なかなかパンツを脱がしてくれないから、わたしが脱いであげたんだよ。ハルのせいだからね!」
右手に白いパンツを持ったアスミ。バスガイドさんの旗ようにパタパタと翻させながら、
ぼくの顔の上にアスミのパンツを落っことした。かなりマヌケな姿のぼく。目の前がパンツしか見えない。
253ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:32:42 ID:2ddh3XAa
アスミの香りって、こんな香りだったんだ。と、お花畑に居る気分でいると、アスミがぼくのイヌミミを咥えはじめた。
アスミの髪がパンツの隙間から覗いたぼくの鼻にかかり、柔らかいシャンプーの香りがぼくを玩ぶ。
ほとんど目隠し状態のぼく。抵抗したら、もっとひどい目に遭いそうだな。
「ふーん。ニンゲンの耳たぶと違うんだね。ふむふむ」
「くううん。くぅん!」
「ホント、ハルっていじめ甲斐があるよね」

やめて!もう、ニンゲンに縛られたくないよ!しかし、非情にもアスミはぼくを支配する。
この子はアスミ女王だ。そしてぼくは、白いミルクを献上する名もなき民。女王は民を縛る為に、首輪をつけた。
「ほーら、わんわんわん!」
机の上にあった、石見先生の首輪をぼくに付けようとしているアスミ。かすかに石見先生の匂いがした。

「きゃはは!やっぱりわんこはこうでなくっちゃ!」
女王の高笑いが響く中、彼女の右足はぼくに献身を求める。
紺の靴下を履いた女王の足でツンツンとぼくの顎を突付き、主従関係を明確化する。
「だんだん、なんだか濡れちゃったみたい…。わたしって変?」
「くぅん」
「濡れた所はちゃんと拭かなきゃね」
アスミは愛でる様にポンとぼくを足で転がし、うつ伏せになったぼくに馬乗りになる。
尻尾をむんずと掴んだアスミは、愛馬にまたがり初陣に臨むやんちゃな女王さま。
柔らかい尻尾を太ももではさんでいる。ぼくの尻尾は、アスミのラブラブジュースで湿っている。
「ああん、こんなの初めてだよ…ハル」
そりゃそうだろうな。こんな『ケモノ系』、滅多にお会いできやしないもんね。
254ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:33:15 ID:2ddh3XAa
「ふかふかして、気持ちいい」
やんちゃな女王は、時折幼い少女の顔を取り戻す。しかし少女は、剣を相手に突きつける勇敢な女王の顔にキリっと戻る。
「さ、ハル。食べちゃうよ。わたしの言う事しか、もう聞けないんだからね」
ぼくの尻尾を十分玩んだアスミは、ぼくを元の仰向けに戻す。もう、アスミのやりたい放題。

「幼馴染みが初めてのヒトって、なんだか素敵ね。ハル」
そんなもんかなあ。少女漫画の主人公のように、目をキラキラさせるアスミをぼくは冷静に見ていた。
と、ぼくが油断をしていると、アスミがスカートを捲り、若草の萌えるナイショの草原をぼくに当ててきた。

えっ?今、入った?
制服を着たまま、アスミはぼくの上にまたがっている。
「いたたた…。ハル!痛いよお!」
こんなのアスミじゃない!って冷静なもう一人のぼくがささやく。アスミの甘い声がイヌミミに響く。

「どうしてハルは痛くないの!」
そんなこと言われても…と思っている矢先。ぼくのわんこの先から、抜けるものを感じた。
それと同時に、物凄い罪悪感がぼくに襲ってくるのがわかる。この間の石見先生の時のように。
アスミが腰を上げて、ぼくから外れようとすると白ーい何かがタラリと…

…と、ぼくは夢から覚めた。
折角夢の中なのに、リアル世界とちっとも変わらない。ちぇっ。

「ハル!学校行こう!」
居間の時計が午前8時を告げると同時に、アスミの声が玄関からする。
当たり前だが、夢の中のアスミと全然違う。声だけでも恥ずかしくなってきた。
仕方なくぼくは起きようとしたが、布団を跳ね飛ばす事が出来なかった。

「わん!わん!」
毛むくじゃらのぼくの体は、学校へ行くのを拒否させる。
パジャマの下の方が、ぼくの白いおもらしでべとつく。やっちまったよ、夢精だ。
四本足のぼくは『わん!』としか言えなくなってしまった。

「ごめんね。ハルは、午前中お休みしますって先生に伝えてくれます?」
「そうなんですか。お任せください」

お母さんが、ぼくを迎えに来たアスミに申し訳なさそうに、石見先生への伝言を頼む。
昨夜の事を思い出すと、アスミに会うのが少し恥ずかしくなってきた。
アスミはおそらく、ぼくが動けない理由について、既にカンづいてるんだろうな。
255ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:33:45 ID:2ddh3XAa
お日様がてっぺんに上がった頃。やっと二歩足で歩けるようになった。
『ケモノ系』に戻ったぼくは、のそのそと登校する。
学校は、ちょうど昼休み。他のクラスのヤツがぼくを指差して笑っている。ちくしょう。

「あっ。ハル、大丈夫?」
ぼくのクラスの前の廊下を歩いていると、アスミが横からひょいと顔を出す。
昨晩の夢のせいで、アスミの顔を直視できない。なんせ『女王』なので、直視する事は不敬なのだ。
「うん。ぼくは平気」
「そう、よかったあ。ハルさあ、聞いてよ!昨日の放課後、人が足りないからって
図書委員のお手伝いさせられたんだよ!石見ちゃんも人使い悪いよ!」

えっ?昨日、石見先生に呼ばれていたのは、もしかして?
「図書室の本棚の整理をするって、図書委員の顧問の先生から石見ちゃんに頼まれたんだって。
仕切る人が居ないって言って、わたしに白羽の矢を立てるなんて、わたしは石見ちゃんの飼い犬じゃありません!」
「ひどい飼い主で悪かったですね」
絶妙のタイミングで、石見先生が横から口を挟む。

「ご、ごめんなさい!」
アスミは非常にばつが悪そうだ。しかし石見先生、そんなアスミには全く興味がない。
「橘くん。おはようさん」
「ご、ごめんなさい。ちょっと、気分が悪くなって…」
「いいのいいの。橘くんが来てくれるだけで、先生うれしいです」

昼間の笑顔の石見先生は、アスミに思い出したように話しかける。
「そうだ。神岡さん、ハイ。もう授業中にいじっちゃいけません!」
「わっかりましたあ」
アスミは石見先生から自分のケータイを渡され、すこしふてくされた顔をしていた。
「じゃあ、ハル。わたし図書室に急ぐからまたね。もー!まだ片付けが終わんないんだからあ!」

アスミは、ケータイを握り締めひょいと立ち去る。
えっ?昨日は、アスミからメールの返事が返ってきたと思ったのに。
ということは、あの返信主はもしかして…そう、もしかしてなのだ。
返信主だと確実に思われる人物が、ニコニコしながらぼくの目をじっと見る。

「今度の日曜日、午前11時にパチ公前だっけ?」
石見先生はくるりと踵を返し、花の香りを振りまきながら廊下を歩いていった。
アスミだったら『実はウソでしたー!アハハ』って言う。そして、石見先生から脳天パンチを食らうんだろう。
ぼくには、そんなこと…できるわけがない。はあ。
256ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:34:20 ID:2ddh3XAa
「ふう、やっと終わったあ」
初夏に似合う長袖の制服を腕まくりをしたアスミが一仕事終えて、教室に帰ってきた。
ガラス窓にアスミは自分を映しながら、ちょっと傾いた胸元のリボンを直している。
ぼくは黙ってアスミを迎え、ちらっと横目でその光景を見ていた。
「しかし、どうしてメールの送信着信履歴、全部消えてたんだろう…。ね!ハル!」
急に呼びかけられたぼくはびくっとした。ぼくは、明らかに挙動不審なヤツ。
いつもよりぼくが縮こまっているのは、それもこれもアスミのせいだ。違うか。

「そうだ、ハルさあ。放課後、話があるんだけど…」
そういえば、昨日もそんな事を言ってたが、石見先生のせいで図書室に消えていたっけ。
「今じゃ…」
「ダメ!」
何時にない強気のアスミだったので、もうこれ以上は口を挟まない。はい、挟みません。
これ以上しゃしゃり出ると、アスミのびんたが待っているからなあ。我が身がかわいいしね。

放課後は、あっという間に訪れた。お昼から登校したぼくには、当たり前っちゃ当たり前か。
「アスミ!」
当の本人は、すこし『空気読め。バカ』って顔をしてのほほんとしている。
何の用事かぼくには、さっぱり見当が付かない。
「ハル!こっちに来て!」
ぼくは、腕を引っ張られながら教室を出る。

屋上への階段の踊り場。滅多にヒトは通らない。
アスミはぼくより3段ほど高い段に立ち、ぼくを見下ろしている。

「あのさ…。話、聞いてくれる?」
ぼくは、黙ってうなずく。アスミは両手で手すりを掴み、くいっと天井を見上げた。
なんだろう。なんだか、昨晩の夢のようになりそうでちょっと怖い。
トントンとアスミはつま先で階段の床を叩く音が聞こえたかと思うと、
アスミは不意を突く様に、ぼくの方にくるっと回わす。

「わたしと、付き合ってください!」
アスミのセリフにぼくの尻尾が反応した。
「すぐに返事が出来なくていいのよ。だって、ハルって優柔不断だから。
もし、OKなら今度の日曜日の午前11時、パチ公前に来て!約束ねっ!」
257わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/12(月) 15:35:34 ID:2ddh3XAa
今日はここまでです。投下終了っす。
258名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 16:33:59 ID:QU0qMqZ2
夢の中でまで弄られ気質のハル君が萌え過ぎる
雰囲気はほのぼのなんだが
状況自体は下手な昼メロ以上にどんどんドロドロになっているような…w
あと石見先生仕事しろw

>>219 >>223
某豚好き氏がチャットをはじめてみたみたいだが
259名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:10:52 ID:/7FcOIGl
>>257
ハル可愛いな…
完全に趣味広がったわ
260名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 16:04:18 ID:02wsVVEx
ケモショタがドストライクな俺歓喜w
続きが楽しみです!

ハル君の毛色とか色々気になる…
あと普段は獣人でいいんだよね?鼻濡れてるって書いてあったし。
それともイヌミミ?
261名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 00:43:14 ID:SYJyOiMv
>>260
そこは作者に答えを求めずに各自、自分の妄想の中のハル君を作り上げればいい。
この作品の醍醐味はそこにあるといっても過言じゃない。
そして、冷静に分析するとキャラがまったく違う女性を丁寧に書き分けている点を高く評価したい作品だと思う。

ここからは雑談になるが、SSで出た『街』のプレイ動画見て思ったんだが、
時間軸があってその中に複数の話がある手法ってどうだろう?
自分としては壮大になりすぎるかもしれないが、複数のエロパロを同時に読めて面白そうな気がする。
262名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 03:19:04 ID:XTNhu5FG
世界観を詰めるのがたいへんそうだな。どれだけ各自ばらばらのストーリーを纏められるか。
主人公だって多種多様だし、クロスさせなければ意味が無いような。

完成したら面白い作品はできそうだけどな。絶対
263名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 06:40:50 ID:DLoLwIpy
書き手としては創作意欲の湧く話題だけど、読み手としては混乱しそう。
ジャンルのせいもあるかもだけど実際に試みた作品がミステリーにあって、かなり混乱するらしい。

初めっから平行して語るのか、一本一本を同時間軸、同世界の別作品として書くかにもよるか。
前者をやるなら、登場人物の名前を視覚的にも音的にも区別しやすくすると良いかも。
件の作品は後者だけれど、二作はそれぞれ奇数章と偶数章のみで構成されていて、
交互に読むと完全に一本の時間軸(前者)になる仕組み。
264名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 21:59:03 ID:ppWFHBEv
ハルがサモンナイトのパナシェに変換されちゃう俺
265名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 14:08:52 ID:pw/3GUn1
>ハル=パナシェ
俺漏れもwww
イメージ的になんか合うのよね
266名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 17:59:27 ID:gpgtgX99
>>261-263
複数作者な話って、前もって設定を決めておかないと
各作者の作品の間でだいたい矛盾とか出てきちゃうし、
かと言って最初から会議するみたいに詰めまくって
設定や話の流れまでガチガチに決めてある作品なんて書いててあまり面白くない。
だからって設定が干渉しないようにと互いに関連性の薄い作品書いても
それはそれで複数作者ものとしての意味がなくてつまらないし…

よっぽどバランス感覚のある人がまとめ役になって
シェアードワールド的なものからはじめるか、
あるいはガンダム系みたいに
「まず世界観を描き出すメインストーリーを誰かが書き、
それに共感した人が外伝的作品を書く」
とか、工夫がいると思うよ

…まあこういうお祭り的企画って、行動して盛り上げたもん勝ちみたいなものなので、
行動前から変に糞真面目に考え過ぎる流れになってるあたり既に失敗フラグが…
267名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 20:05:32 ID:JRbG7cpA
そもそもどういった世界設定で書くかも趣味の出るところだからなあ。
268名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 20:00:42 ID:1YA5XOce
それは獣化がウイルスによって〜
むたいなシチュとかかな
過去作品で数人の人がやってるとおもったが
シチュも世界観も感染者の扱いもバラバラたけどね
(一方は特殊な障害者扱い、もう一方は結核みたいに隔離)
どちらも世界観ははっきりしているから
題材にはしやすいんじゃなかろうか

とか言うだけいってみる
269名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 22:07:05 ID:u1DcWtf5
>>261
もしも作者が一人で神に近い文章力を持ってたら成立するんじゃない?
270名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 22:23:37 ID:iSzKhCtu
最初から書く気もない奴らがグダグダとネガキャンしてるのみると腹立つな
271名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 04:38:03 ID:QUP/N+2M
書き始めてから取り返しが付かなくなるほどグダグダになるよりは
企画の段階ででスパッと切ってしまった方が数百万倍マシだ。
別に今の流れをどうにかしてまで新たな流れを作る必要はないだろう。
腹が立ったら書いてみな?どうせ投げっぱなしになるだろうから。

猫耳少女スレのように、共通した世界観を持ちそこから設定を掘り下げていく形式ならまだしも
同一ラインのストーリーをリレーってのはかなり書き手同士での妥協・調整が必要だからね。
272名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 05:24:02 ID:4b/IzCoj
誰も今の流れをどうにかしようとしてまで作ろうとはしてないだろ
自分が好きな書き手の作品が見れなくなるかもしれないから焦ってるのか?

企画の段階でスパッとって何様だよ
書きたい人は書けばいい話だ
273名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 07:27:30 ID:Zs9NJSdz
肩の力抜こうぜ、な
274名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 07:50:24 ID:/NmFkkxW
まあ、今までの作品群にもある程度の時間的繋がりがあるようにはみえるけど
275名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 09:08:07 ID:fHheNur8
何で必ず作品が投下されると突っかかる奴が出るんだ

純粋に楽しもうや
276名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 19:45:21 ID:Tu+sxyH6
今までのながれは「もし○○なら」という雑談であって
gdgdになるような企画をやろうとは言ってないはず。

なんだけど、な。うん

シチュエーションの話題(>>268みたいなの)がふくらんで小説書いてみました!
っつーのはいっぱいあるよ?このスレ。
だから積極的に言ってもらった方が書き手も助かるハズだと思うんだけど、どうだろう。
そういうのを妄想してwktkする俺って変態ですか。そうですか。
277名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 09:27:53 ID:qEOrqLmi
やったー携帯小説できたよー(^o^)ノ

 ───俺の名前はケン。低身長が気になる狼人の高校生。身長146cmいわゆる童顔キュート系の愛され(?)ボーイ♪
俺がつるんでる友達は背の高い幼なじみのテツコ、やたらと鼻のいいイナオ。訳あって追われの身のリン。
 友達がいてもやっぱり学校はタイクツ。今日も連中とちょっとしたゲームをやった。
マブダチ同士だとこんなこともあるからタイクツしないよね☆そんな時俺はいつも一人負けで罰ゲームを食らうことになっている。
勝てない自分への戒めってやつ?ヘタレらしさの強調とも言うかな!
 「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこくコスプレを着せさせられる。
278名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 09:29:12 ID:qEOrqLmi
「おいケぇン、ちょっとコレも着てくれない?」どいつもこいつも同じような服しか着せない。
コスプレ用の服はカワイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大の俺を見て欲しい。 「すいません・・。」・・・またか、とケモノな俺は思った。シカトするつもりだったけど、
チラっとコスプレの服のデザインを見た。
「・・!!」
 ・・・チガウ・・・今までの服とはなにかが決定的に違う。激しく野性的な感覚が俺のカラダを
駆け巡った・・。「・・(カワイイ・・!!・・これって運命・・?)」
服はセーラー服だった。着せられて発情されてリンカーンされた。「うわーやめろ!」フェ○チオをきめられた。
「ぐちっ!ぐちっ!ぐぽつ!」俺はイった。アッー!(笑)
279名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 12:11:10 ID:b4uRdkOe
ごめん、何故か心臓が痛いんだ
280名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 18:53:02 ID:a8MFaPDZ
スイーツ小説としては文章の破綻っぷりや主人公のDQN自己陶酔っぷりが足りない。
読者の生理的嫌悪感に訴えかけるような
「私って可哀相…でもそこも悲劇のヒロインっぽくて素敵♪」
という臭いをさせる心底ムカつくウザいオーラが欠けており
過剰な美化もされていない愛すべきヘタレキャラな雰囲気を漂わせていて
普通に萌えてしまう。

逆に言えば割と普通に読めてしまったGJ
つーかこんなんでおっきしてしまった俺って…
281名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 10:30:00 ID:n2WgE2bl
スイーツ小説って書くの難しいんだな。
村上春樹風のが書きやすいかもしれんね。
やれやれ、僕は獣化した。
282わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:09:04 ID:654s1Tq4
仕上がったので、続きを投下しますよ。
283ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:09:48 ID:654s1Tq4
「ちょっと早かったかな…」
アスミがパチ公の前で小首をかしげながら立っている。
ポンとスニーカーで小石を蹴る。ちょっと無理して買ったようなバッグを
袈裟懸けしている姿は、学校で見るアスミと全然違う。

「はーやっく、こーないっかなあ」
その横ではヘンな歌をうたいながら、石見先生がポーチを後ろ手に持って立っていた。
ポーチと一緒にブランド品の小さな紙袋を持ち、オトナの雰囲気を漂わせている。
ぼくはしばらく二人をじっと見ているが、お互い無視しているのか一言も話さない。
おそらく、二人とも存在を気付いているはずなんだけど、敢えて空気のように意識していないらしい。

石見先生は、黒いふんわりしたワンピース。編み上げのショートブーツがかわいい。
一方アスミは、白い薄手のパーカーを羽織り、少年っぽいいでたちだ。
オトナっぽい子供と子供っぽいオトナが待ち合わせ。二人とも全く対照的なのが実に面白い。
しばらくすると、わざと気付いたように、石見先生がアスミに話しかける。

「神岡さん。誰かと待ち合わせ?」
「石見ちゃんこそ、ずっとそこで誰かを待ってるみたいだけど?」
人差し指でメガネをツンと上げた石見先生は、隙を付いてアスミを挑発している。
二人とも目を合わせないのが、ものすごーくリアルなのだ。ぼくは、電柱の周りをくるくる回る。
「最近、石見ちゃんにも気になるお方が現れたらしいじゃないっすか」
やはりアスミが切り返してくるが、石見先生はその質問には答えなかった。
284ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:10:14 ID:654s1Tq4
「神岡さんって、教室の外では女の子らしいのね」
元来、負けず嫌いなアスミが黙っておくはずない。いつもはごく普通の女子として
スクールライフを過ごしていたアスミ。学校では『ほどほど』で通していたのだ。
そんなアスミの学校では見せない『やんちゃっぷり』を見抜かれたのかと思ったのか、
アスミはムキになって反論する。この子は石見先生のように、無視ができないのだろうか。
無視が出来ないという時点では、アスミもまだまだ子供のような気がする。
オトナの階段は、アスミにとって段が高すぎる。なんだかぼく、偉そうだな。

「ふふーん。石見ちゃんだって、わざわざ休みの日に待ち合わせするような人がいたんですね」
「わ、わたしだって、人並みに忙しいんです!」
「世間知らずのお嬢様も、人並みなことがあるんですか。石見さま?」
「世間知らずじゃありません!!」
「ふーん。石見ちゃんって怒ると、おこちゃまみたいなんですね。怖い怖い」
アスミは憎たらしい顔をして、ここぞとばかりに石見先生に3倍返しをする。
敵に回すと怖いけど、味方にすると頼りないのがこの子の恐ろしい所なのだ。

日曜日の午前中なので、全くと言っていいほど人通りがない。
時計の針は、とっくに11時を回っている。白い雲だけが流れてゆく。
約束の時間だけど、ぼくはまだまだ二人の観察を続けることにしよう。面白いし。

「遅いなあ…」
「来るのかなあ」
ハトが駅前にたたずむ二人の周りを囲む。
ぶわっと膨らんだハトが、石見先生がぼくを追い回すように、もう一羽のハトを追い回している。
そして、もう一羽のハトはぼくのように必死に逃げ回っている。
さっきから、風が強くなっているのか電線に止まっているハトが揺さぶられていた。

二人を観察するのも飽きてきたので、気分転換にちょっといたずらしてみようかな。
ぼくがハトの群れの中に駆け込むと、驚いたハトたちはいっせいに飛んで逃げる。
「きゃっ!」
アスミは声を上げて驚き、石見先生は頭を抱えてしゃがんでしまった。
二人の前を思いっきり横切っても、ぼくと気付かないようだ。痛快痛快。
285ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:10:44 ID:654s1Tq4
さて…みなさん、お分かりの通り、二人はもちろんぼくが来るのを待っています。
そしてぼくは、とっくにパチ公前に来ています。ただ、二人は全くそのことに気付いていません。
なぜかって言うと、ぼくは『イヌ』の姿になっているからなんです。ハイ。
朝、出かける前にちょっと自分で自分をワンワンしておいて、わんこの姿に変身させてもらったのです。
誰でワンワンをやったかっていうのは…言えません。ナイショです。気持ちよかったな…。
もちろん、『ケモノ系』に戻っても着替えられるように、尻尾に着替えを入れたバッグを引っ掛けておいてるんすよ。
これで準備万端。多分、二人とも直ぐに『橘ハル』と気付かないと信じておこうね。
こうしてしばらくの間、二人を観察させていただいている訳なのです。エヘへ。

そんな『わんこ』になったぼくはさておき…。
「あっ!来た来た!!」
突然、アスミが騒ぎ出す。しまった!ぼくの正体が見破られたのか!?
背中に冷たい物が走った瞬間、その言葉につられたのは、間抜けなオトナ石見先生。
「えっ?ハルくん??」

「バーカ。ハルはまだ来てませーん。石見ちゃん、わたしに釣られましたね」
「ちょ、ちょっと!卑怯じゃないの」
「薄々勘付いてたんだけど、やっぱり石見ちゃんは、ハルを待っているってことが証明されました。エヘっ」
アスミの挑発は、まだまだ続く。
「残念ですけど、ハルは今日ですね、わたしと約束しているんです。いつも一人ぼっちの石見ちゃん。
いつハルと約束したか知りませんけど、ハルが来てもあなたの所には来ませんから」
「来ます」
「来ません!!」
二人ともバカだ。岡目八目の目線だと、相当滑稽なんだろうな。
286ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:11:10 ID:654s1Tq4
そんな石見先生、とうとう無茶苦茶な事を言い出した。
「わたしの教え子だから、わたしが何しようと勝手でしょ!」
「やっぱり、石見ちゃんってバカだよね」
「バ、バカ?あんたの先生に向かってバカとは何よ!」
「『三歩下がって師の影踏まず』って言葉がありますけど、わたしは思いっきり石見ちゃんの影を踏んづけてあげますよ」
「あ、明日抜き打ちテストをしてやるから!」
「ハイハイ。じゃあ、その答案、ぜーんぶ白紙で戻してあげますよ」
言葉に出来ない憤りを石見先生は、足元に落ちていた空き缶にぶつけた。
おっと、ぼくの方に空き缶が飛んできた。とばっちりは御免こうむりたいなあ。

しかし、アスミは怖い。彼女は、昔から『ほどほど』なおしとやかさもあり、また時々やんちゃな女の子なのだ。
しかし、ほどほどの『たが』が外れると、アスミは何を言い出すかわからないのが恐ろしい。
なんて言うんだろう、アスミは『ヤマネコ』なのだ。
見た目は、何処にでも居るようなネコ。しかし、そのネコは普通のネコと違って気性は激しい。
一旦そのヤマネコに嫌われると、牙をがっと剥きだしにして襲い掛かり、容赦の無い仕打ちを浴びせかける。
アスミはそんな子。そう、そんな子なのだ。
そんなアスミの毒牙に、石見先生はメッタ打ちに遭ってしまった。ぼくが石見先生の立場だったら、絶対泣く。
ぼくもアスミだけは怒らせないようにしよう。そうしよう。
287ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:11:42 ID:654s1Tq4
と、突然強い風がびゅうと吹き、あたりの物を撒き散らす。
「きゃあ!」
石見先生のワンピースが風に煽られる。ぼくの目の前に、真っ白いパンツが露になる!

「わん!?」

いけない!なんだか興奮してきた!
今まで落ち着いた状態でイヌの姿で居られたのだが、残念なことに体は正直、
ぼくの体は、元の『ケモノ系』の姿に戻ろうとしている。体中の毛がすこしずつ薄らいできて
ぼくの骨がミシミシ音を立てて『ヒト』の物に変わろうとしているのが分かる。
腰の骨がよつんばになる事は、無理のある姿勢だと叫んでいる。
おそらく、あと3分で完璧にぼくは立ち上がるだろう。

「わんわん!!」
ぼくは駅のトイレにイヌの姿のまま駆け込む。駅員さんはキモを抜かしている。ごめんなさい。

大きい方のトイレに駆け込んだぼく。その小部屋の中で、ぼくは『ケモノ系』に戻った。
変身する姿は、幸い誰にも見られなかったよう。尻尾にはまだ着替えの入ったバッグが引っかかっている。
薄い落書きだらけの壁に寄りかかり、しばしの休息を頂くとするか。

着替え終わったぼくは、10分遅れで約束のパチ公前に向かう。
腕組みしているアスミの横で、石見先生は泣いていた。
ぼくがいない間に何があったかわからないが、何かがあったと分かる気がする。
取りえず、直ぐに顔を見せないでしばらく二人を見ておこう。
288ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:12:11 ID:654s1Tq4
「いい大人なんだから、諦めが肝心でしょ?」
「だって、だって…」
「いっときますけど、わたし口げんかでは負けないからね!」
「へえ…。く・ち・ではねえ…」
と、いきなり石見先生はアスミに脳天パンチしようと、ぶんと右手を上げている。
「石見先生やめて!!」
我慢が出来なくなったぼくは、二人のもとに駆けだす。

「ハル!来てくれたんだね!」
さっきまでいじめっ子の顔だったアスミが、キラキラと恋する少女の顔に戻る。
アスミは、ぼくの腰に手を回しきゅっと抱きしめようとする。アスミは柑橘系の香りがする。

むにゅ…。ちゅ。…突然、アスミの舌がぼくの口に入る。とろけそう…。
あまりにもいきなりなので、正直動揺している。ああ、甘いよお。

「ハルさ。この意味分かる?」
ぼくは、ぶんぶんと首を横に振る。
「前にさ、『恋人じゃないのに、キスなんかしないよ』って言ったよね」
「神岡さん!橘くん!やめなさい!」
「わたしのキスの意味、分かるよね?」
「分かるもんか、バーカ。橘くん!逃げなさい!」
「尻尾の先まで、愛してあげる。嬉しい?」
アスミの体温が伝わるぐらい、ぼくと引っ付いている。
お昼近くの往来で、ぼくたちは一体何をやってるんだろう。
しかし、アスミは心底幸せそうな顔をしているから、それはそれでよしかな。うーん。

「いたあい!!」
アスミの大声にびっくりした。頭を抱えて涙目になっているアスミ。背後には石見先生が。
「わたしね、イヌは大好きだけど、泥棒ネコはだいっ嫌いなのね」
「いったー!後ろから平手打ちなんて薄汚れたオトナだ!」
石見先生はもう一度、アスミの頭に平手打ちをした。
アスミの目から、光る物がポロリと垂れる。しかし、決して美しい物ではなかった。
「オトナは汚い!!」
「さっき、わたしの事『おこちゃま』って言ってたくせにね」
アスミは泣きながらうずくまり、ぼくはどうしようもなくなってしまった。
289ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:12:33 ID:654s1Tq4
二人が子供じみたケンカをしているうちに、平和の象徴のハトが駅前に戻ってきていた。
きっと、彼らも『くっだらないなあ』って思っているんだろう。
急にぼくの体が浮いた。空を飛ぶように、ふわりと浮いた。
なぜなら、石見先生がぼくを抱き上げて、駅の方に走っていったのだ。
「ちょ、ちょっと!!石見先生!ぐ、ぐるじいい」
「い、石見コラー!!」
「誰が待つもんか。チビ」
あまりにも考えがたい行動だったので、アスミも一瞬固まっている。兎に角、ぼくは苦しい。

石見先生が駅に向かう横断歩道を渡ると、たむろしていたハトがブワーっとはばたく。
追いかけていたアスミは、ハトの群れに行く手を阻まれ立ち往生。
その隙に石見先生は、駅舎にぼくを抱えて入り、あらかじめ買っておいたと思われる
切符を改札機に通し、ホームへ駆け込んでゆく。
電車は今か今かと出発の時をチャイムの音を耳にしながら、ホームで待っている。
駅入り口で焦って財布を捜しているアスミの姿が、だんだん遠くなる。
「コラー!石見!待ちなさい!!」
「さ、ハルくん。バカネコはほっといて、わたしたちでいっしょに楽しいデートをしましょうね」
ぼくと石見先生を乗せた電車は、アスミを置いてゆっくりと駅を立ち去った。
「メガネのバカー!!」
きっと、アスミはそう叫んでるんだろうな。きっと。

車中、石見先生は先ほど取り出した首輪をぼくに見せびらかす。
「さ、ハルくん。新しい首輪だよ」
「や、やめて下さい!」
「やめない。これはね、最新式の首輪でね、GPS機能が付いてるの。すごいでしょ?
これでハルくんが何処に行ったか、わたしのケータイで直ぐ分かるんだから」
「……」
抵抗すると、アスミのように頭をぶたれるかもしれない。
ぼくの首に最新式とやらの首輪が装着される。簡単に取れないように南京錠でロックされる。
ハイテクなんだか、アナログなんだか分からない。
290ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:13:00 ID:654s1Tq4
ガタゴト電車に揺られている内に、なんだか聞き覚えのある駅名のアナウンス。もしや…。
「さ、もうハルくん、絶対逃がさないんだから」
石見先生に思うがまま電車から下ろされ、住宅街の中を進む。
隙を見て逃げようかと思ったが、「恋人みたいにして歩こっ!」とぼくの腕を組む石見先生。
ちょっと上品なワンピース越しに、石見先生のちょっと大きいおっぱいがぼくの腕に当り、
よからぬモヤモヤがぼくの頭の中に沸いてくる。

石見先生に引っ張られて連れられたのは、見た目築30年の蔦の張った古アパート。
ぼくらは、その建物の中へと入ってゆく。
軋む階段を登り、中に連れられて入った部屋の表札は『201号室・石見』。
相変わらず、イヌグッズで埋め尽くされたこの部屋。以前よりも増えているようだ。
部屋の窓の片方は、『大分かぼす』と書かれたダンボールで塞がれていた。
「これで、わたしの『イヌ・コレクション』の完成ね」
まだ、この人は懲りてなかったのか!!

「さあ、ハルくん。今日は一日わたしの部屋で楽しく遊びましょ」
そういいながら、石見先生はよそ行きだったワンピースを脱ぎ出した。
青少年であるぼくの目前では、いささか刺激が強すぎる。
ぼくは、わざと見ないようにそして見えるように手で目を覆ったが、石見先生は
「まだだよ!まだ!おあずけ!」
と叫んでいる。逆に着替えている姿を見て欲しいのか、バカな先生に心底呆れる。

「はい、お待たせ」
パジャマ姿に着替え、柴犬のぬいぐるみを抱えて、すっかりお気楽モードになった石見先生。
ふんふんふんと、ヘンな鼻歌まで歌っている。さっきまで泣いていたくせに。
昼まっからパジャマ姿とはな。教師をしていなかったら、間違いなくニートになっていただろう。
ある意味、ぼくが石見先生を救っていると考えれば、ぼくもまんざらでもない。
しかし、石見先生の手法が強引過ぎるので、どう考えてもぼくの先生通信簿は、オール1になってしまうのだ。
291ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:13:29 ID:654s1Tq4
「先生、コレ」
「あっ?気付いた?先生ね、朝早くから並んで買ったのよ!」
最近発売されたテレビゲームのソフトが、あからさまにぼくに見つけて欲しげに床に置いていた。
「さっそくやってみましょ」
CDロムをハードに入れ、さっそくプレイ開始。

ソフトはこの度発売されたばかりのレーシングゲーム「CHU×2カート」。
プレイヤーはネズミ。スリッパ型のカートに乗り、家具や食器などの障害物を避けながら
家の中をカートで走り抜けるというもの。ぼくもちょっと、気になっていたゲームだ。
第1ヒートのスタート地点はキッチンのテーブルの上。テーブルを飛び降り、
隣のダイニングを経由し、廊下を走って玄関を目指す。

「負けないよ」
「…うん、ぼくも」
石見先生とぼくはコントローラーを持ち、スタートのシグナルを待つ。
ポンッ!
目の前のトースターから「START」と焦げ目が付いたパンが飛び出し、ぼくらはアクセル全開。
テーブルの上の果物をかわしながら、カートは爆走する。

ぼくらプレイヤーは、ネズミ目線なので普段のぼくらから見ると何でもない食器が、
ゲームの中では異様に大きく見える。おっと、ぼくのカートがリンゴにぶつかりスピンしているぞ。
「そりゃああ!」
石見先生のカートはいち早く、テーブルから飛び降り隣の部屋へ走り抜ける。
画面のカートと一緒に、石見先生も柴犬のぬいぐるみを蹴飛ばしながら、大きくジャンプする。
この技、結構やりこんでいると見た。

「きゃははは!!いけー!!」
石見先生は、子供のようにはしゃいでコントローラーをブンブン振り回す。
その度に、スリッパ型のカートはイスの脚にぶつかったりして、CGのネズミは振り落とされている。
いくらバーチャルとは言え、このネズミは哀れとしか言いようがない。ごめん。

「あっ!ネコ!ネコ!」
ダイニングに入ると横からネコが現れ、カートを追ってくるので、上手くまかなければクリア出来ない。
「この、こわっぱネコめ!こうしてくれるわ!!」
石見先生の顔が変わった。わざとカートにネコに体当たりさせ、ネコをメッタメタのボロボロにしている。
どうやらネコにアスミをダブらせている様だ。ネコの顔面にカートがぶつかり、鼻血を出している。
石見先生の頭にイヌミミが生え、尻尾が生えているのが見える気がした。

格闘の末、CGのネコは、頭の上に星を回しながらぶっ倒れてしまった。ネコに同情。
しかし、ゲームに夢中でアスミの事なんぞ忘れていたぼくは、何てひどいヤツなんだろうとも思った。
ぼくのケータイには、全く着信がないという事は、アスミは相当お冠なんだろうか。

「ふう。気持ちいいなあ、爽快爽快」
額に汗をにじませながら、隣の石見先生は笑っていた。メガネが曇っている。
こんなゲームではないことは承知なのに、石見先生はプレイの方向性を間違えている。
ゲームの開発者がこの事実を知ったら、どんだけしょげることか。
292ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:14:06 ID:654s1Tq4
気が付くと、ぼくは遊び疲れて寝転んでいた。もう、窓が赤く染まってきている。
隣で石見先生は、まだゲームをやっていた。石見先生の横には『パヤパヤビール』と書かれた缶が。
「ぼく、そろそろおいとま…」
「絶対、逃がさないよ!」
帰ろうとするぼくに向かって、先生の声が突き刺さる。石見先生の顔が赤い。
いきなり石見先生は、カーテンレールから伸びたチェーンをぼくの首輪の金具につける。
どっかと、ぼくはイヌだらけのベッドに押し倒される。

「へへへー。ハルくんね、まだわたしの夢を叶えてくれてないでしょ…」
知らないよ!そんなの!しかし、聞く耳を持たない石見先生、潤んだ唇をぼくの顔に近づけてくる。
石見先生に見つめられているぼくは、わざと目が合わないように首をすくめる。
オトナの色っぽい息が顔にかかると、ぼくはどうしようもなく興奮してくるのだ。
しかし、お酒臭い息が気になる。

「ハルくんね。この間、突然イヌになってわたし、びっくりしてたの。
夜になると、イヌに変身しちゃうんだもんね」
違う。まだ、石見先生は誤解をしているらしい。
アスミの何処から出たか分からない『ウソ話』に騙されっぱなしの石見先生。
「でも…。わんこになったハルくんも、カッコいいよ。ホレちゃった」
さっきもわんこになっていたのに、気付かない石見先生、呆れるくらい相当鈍い。
折角、ぼくの雄姿を思う存分見られていたのに。ひどいなあ。
そんな人のいい石見先生、片手に飲みかけのビールの缶を持ってぼくに迫って来た。

「ハルくんもどう?」
「い、いや。大丈夫です」
「先生のお酒が飲めないの?!」
ムリヤリぼくの口にビールの缶を押し当て、中のビールを注ぎ込む。
にがくて、炭酸の味がする。本当に石見先生は悪いヒトだ。
293ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:14:27 ID:654s1Tq4
目がグルグル回り始め、石見先生の声がぐわんぐわんと響いて聞こえる。
「あー!もう!!ずっとぎゅっとしてていい?わたし、これだけでも…しあわせ…」
髪の毛に石見先生のキスが降り注ぐ。ビンカンなイヌミミに舌を入れてくるので、
ぼくのわんこもだんだん熱くなる。完璧に石見先生とぼくは酔っ払っていた。

石見先生は、ぼくの目の前でパジャマを脱ぎ出す。見ていていいのか、ダメなのか分からない。
目をつぶっている間に、石見先生は真っ白の下着姿になっていた。なんだか、がまんできない。
「ねえ、ハルくんは女の子のブラの取り方って知ってる?」
「…先生、何言ってるんですかあ…?」
「先生が教えてあげる」

下着の前のホックを外す。ぷるんと、白いおっぱいがはじける。こんなに間近に見たのは初めて。
石見先生は惜しげもなく、おっぱいをぼくの顔に押し付ける。柔らかくもあり、息苦しくもある。

「わたしが飲ませてあげる」
石見先生は、お酒の缶をごくりと口に含み、ぼくに口移しでお酒を飲ませる。
唇が触れ合うと同時に、石見先生の前髪がぼくの顔にあたる。やわらかい先生の髪。
その間にも石見先生は、ぼくを指先でなでてくる。くすぐったいので暴れるぼくを、石見先生の太ももで締め付ける。

お酒は冷たかった。意外にも、唾の味はしない。
こぼれたお酒が足元に垂れる。
「あれ…?ハルくん?…寝ちゃったの??」
そのまま、ぼくはウトウトと夢の国へ…。ごめんなさい、ぼくは悪い家出少年です。
294わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/19(月) 19:15:43 ID:654s1Tq4
今日は、ここまでです。
ではでは投下終了。
295名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 20:48:44 ID:56g2VVS3
なんという三角関係…
個人的にはアスミを応援したい…
296名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 20:50:15 ID:2dEwJJlC
GJ!!
とりあえず先生は失踪するべき
297名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 21:56:49 ID:W02R0yMv
GJ!酔ったハルが可愛いな。
298名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 18:03:08 ID:AXuiaY8M
ハル君には激しく萌えるんだが、
「石見先生、知り合いのおねえさんくらいならともかく、
教師でこれはいくらなんでもDQN過ぎでは…」
と思ってしまう俺は娯楽小説読むのに向いてないんだろうか。
ハル君も女の子の涙見ておきながら流されるままゲームって、
優柔不断というよりむしろ頭の弱い子のような。ケモノ系ってそういう設定なのかな。

あ、いや、萌えるんですよ?作品はホント。
ハル君のケモノっぽい描写の一つ一つとか凄く可愛いし。

ただ、三角関係というより
「悪のラスボス石見にかどわかされて洗脳されかけてる犬少年を
正義のヒロインが救い出す話」
とかそんな図柄で見てしまってもいいのかな、というw
299名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 18:36:16 ID:Gnas8JYP
>>298
むしろハル君は大人っぽく見える。可愛い。
300名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 23:42:33 ID:ZM8bZrCv
石見先生派はいないのか?
301名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 00:20:26 ID:jhUEaUc/
うーん、相手の意思を尊重しない辺りが一歩間違うとミザリーになりかねなくてちょっと怖い
302名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 00:29:05 ID:9EHtQ8mE
かなり病んでるキャラに見えるもんな
ハルくんやアスミが割とのんきに構えてるから深刻そうに見えないけど
やってることは公私混同・職権乱用どころか既に犯罪レベルだし

全体的にほのぼのとしてる作品の雰囲気は実はカムフラージュで
ドロッドロな鬱展開やバッドエンドにもつれ込むんじゃないかと不安にならないでもない
303名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:38:59 ID:HEqJjsxj
あれ、俺、気づいたらマイノリティーになってました・・・悔しいですっ!!
304名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 13:26:15 ID:4MwWCJ/n
>>300 美人でエロければ問題ない。
305名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 16:18:17 ID:uqQYkEZR
もしリアルでケモノ系な娘がいたらと思うと人のこと言えないなあと思う
306名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 02:32:05 ID:Tx04JDAO
>>301
どのミザリー?
洞窟か、アウターワールドか、それとも言葉通りか、あるいは俺の知らないミザリーか…

石見先生はえろいのは大変結構ですが、教師としてはどうかと思いますw
307名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 02:40:32 ID:0cCVyC2S
スティーブン・キングの「ミザリー」だろ普通に考えて
308名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 05:11:02 ID:hjNBuAFy
>>188の続きマダー?
309名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:38:55 ID:LFPGJKGL
ストリーキング?
310わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:41:02 ID:bJ5a+41J
さて、今回でファイナルとなります。
皆さんのご意見、書き手としてとても参考になります。では投下します。
311ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:41:50 ID:bJ5a+41J
夜の10時過ぎ。
これから夜も更けてゆくという時間に、ぼくはふと目が覚めた。
当たり前だが、石見先生の部屋に居るのは変わらない。
横では、石見先生がだらんと横になっている。片手にはビールの缶。うーむ。
このままだと、本当に石見先生のぬいぐるみにされてしまう。
石見先生にずっと飼われて、石見先生の教師生活をも壊してしまいそうだ。

アスミはまだ泣いているんだろうか。平和そうな顔をして寝ている石見先生、
アスミの事をどう思っているんだろう。アスミをただのガキンチョにしか思っていないのだろうか。
けっしてそんな子じゃないぞ、アスミは。アスミは強い子。

反面にぼくは、弱い。本当に弱すぎる。
好きな子の事を守ってあげられないなんて、番犬として悲しすぎる。
ぼくは、アスミのことが好きだ。
でも…でも…
石見先生のことも、好き。二人にぼくの男らしい所を見せないと、何時まで経っても、ぬいぐるみのままだぞ。
でも、どうしよう…。二人に嫌われるのが怖いんだろうか…。
この部屋で、ぼくの言葉にうなずいてくれているのは時計だけ。
カチカチと、真面目に相槌を打ってくれる。でも、時計は何も教えてくれない。

ぼくは、ここで一大決心をする。

『逃げ出してしまえ』

石見先生には悪いんだが、もう誰も泣かしたくないんだ。悲しい思いをして欲しくないんだ。
ここはひとつ、石見先生にオトナになってもらって、ぼくは石見先生から独り立ちをさせてもらう。
逆だな、石見先生に独り立ちしてもらおう。決ーめたっと。
312ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:42:15 ID:bJ5a+41J
しかし、ここで邪魔なのがこの首輪。何でも石見先生が言うには「GPS」やらなんたらと言う
ハイテクが付いているらしく、バッチリとケータイでぼくの位置が分かるらしい。
じゃあ、逃げ出しても直ぐに捕まってしまう可能性、大いにアリじゃないか。
石見先生のことだから、きっと狂ったように追いかけてくるんだろうな。
普段はとろそうな顔をしているのに、平気な顔をしてゾッとすることをするのが、このヒト。
あまり刺激を与えないようにしなければいけない。うーむ。
アスミのように、『たが』が外れると何をしでかすか分からないヒトだからなあ。
でも、ホントはやさしい先生なんだけどな。

さて、計画の続きを練ることにしよう。
幸い、首輪から伸びるチェーンとベッドは、簡単なねじで止められてる。
ここまでは簡単に外せるので、問題はないな。
しかし、肝心の首輪は南京錠でガッチリ留められているのだ。
いくらガチャガチャしても、ガウガウ噛み付いても、ぼくの首から取れそうにない。
ぼくの首にぴったりとフィットし過ぎて、まるで『逃げたくないよ』と叫んでいるようにも見えるこの首輪。
まさか、アナクロに泣かされるとはなあ。困ったもんだ。
21世紀もまだまだ始まったばかりだし、しょうがないか。そういうわけじゃないか。

そんな事を考えているうちに、石見先生は寝言を言い出した。
「うーん。ハルくんだめよ…。そっちに行っちゃ…」
もしかして、ぼくの事を見透かしているんじゃないかと、一瞬ドキリとさせられる一言。
しかし、直ぐに寝返りを打って眠りこけた石見先生はもう、ただのだだっ子にしか見えない。
313ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:42:37 ID:bJ5a+41J
このヒト、やり方は荒っぽいけど、根は寂しがり屋さんなんだろうな。
一人にすると死んでしまうウサギのようなヒト。ぴょーんと跳ねても、周りはただの草原。
誰一人いないだだっ広い草原。そこに、にんじんが一つ。
ウサギはにんじんがだーいすき。それ、食べちゃうぞとウサギは追っかける。

にんじんは、『ワン』と鳴く。
にんじんは、尻尾を振る。
にんじんは、そう。ぼくだ。ハルだ。

絶対、逃がすもんかとどんな手を使っても、追いかけてくるウサギ。
その可愛そうなウサギは、どんな夢を見ているんだろう。
せいぜいぼくが出来る小さな優しさとして、石見先生にタオルケットをかけてあげることにした。
ウサギからは、ビールと花のいい香りがした。
おやすみなさい、ウサギさん。

チェーンまでは外せたのに、首輪だけ残されているぼく。
このハイテク首輪を外さないには、石見先生の手のひらの上のまま。ちくしょう。
だんだん、夜が更けていくのが悲しい。

時計の針は、どうしてこんなに冷酷なんだろう。
ぼくがいくら待ってくれって言っても、ちっとも待つ事を知らない長針と短針。
ぼくがいくら追いかけても、知らん振りでくるくると回り続ける秒針。

意外な事に、ぼくの疑問は時計が答えてくれた。
314ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:43:08 ID:bJ5a+41J
そうだ。これだ。知らん振りだ。
GPSでぼくの位置が分かっていても、知らん振りしてどんどん逃げよう。
これは、ぼくから石見先生に対する挑戦なのだ。戦いだ。
例え、見つかって連れ戻されても、コレは運命。ぼくの運が悪かったと思おう。
逆に、こうでもしないと一生アスミに会えないからなあ。

すこしクラクラする頭を抑えながら、ぼくは古いアパートの扉を開けて、こっそりおいとまする。
ぼくは、足には結構自信があるので、頑張れば11時前には家に着くだろう。
でも…でも…。アスミの事が気にかかる。アスミは泣いているんだろうか。

夜分を承知でアスミのケータイに電話する。
1コール、2コール…と、ぼくを焦らすのはアスミなのか、それともコール音なのか。
こんなに長く時間を感じるのはないだろう。留守電だけにはつながらないでおくれ。
もう一度かけ直そうと思った瞬間、電話からアスミの声が聞こえた。

「あっ!アスミ?」
「…なに?」
「お昼は、あのー」
「石見の方がいいじゃないの?」
「違う!ぼくを信じてくれないの?」
「……」
315ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:43:32 ID:bJ5a+41J
電話はどうして不便なんだろう。アスミの顔がわからないだけに、余計やきもきする。
素直に、ぼくの気持ちをアスミに伝える。余計なことは、もう言わない。

「あのさ、11時までにさあ、2丁目の公園に来てくれない?」
「…なんでよ」
「ぼく、アスミのこと…」
と、言いかけたと同時に電話は切れた。
アスミはこの事を承知したかどうかは、今は分からない。兎に角、ぼくは走るしか選択の余地はない。
そういっている間にも、雲は月に照らされ流れてゆく。ぼくの薄い毛皮でもすこし肌寒い。

ぼくがメロスなら、石見先生は王様、アスミはセリヌンティウスだ。
そういえば、先月の国語の授業でやったっけ。これも、石見先生の授業だった。
あまりにも愚直な主人公の事をぼくは始めバカにしていたけど
今はひしひしとメロスの気持ちが分かる。バカって最高だ。

走る。走る。結構走る。
夜の街を走るなんて、カッコいいじゃないか。走るぼくを誰かが待っている。
でも、待っているかどうかは…そんな確証はない。
きっと、アスミのことだ。
『あんたみたいな弱っちいいヤツは知らない』
なんて、言い出すかもしれない。そう言われちゃ、ぼくも笑うしかないな。
316ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:44:01 ID:bJ5a+41J
でも、駅前での涙は、ぼくにアスミへの深い思いを刻むのに十分だった。
石見先生の部屋でゲームをしたりした時も、アスミのことは頭にうっすら浮かんでいた。
でも、正直一瞬アスミの事を忘れそうにもなったのも事実だ。
ぼくは、恥ずかしい。恥ずかしいから怖いんだ。尻尾がくるんと隠れる。

そろそろ、2丁目に入る頃。公園はもうすぐ。
頭がぐらぐらするのに、よくここまで来れた。すこし気分が悪い。
こんな無理を承知で走るなんて、やっぱりバカだ。バカイヌだ。

ぼくとアスミは幼馴染みだから『2丁目の公園』で分かるはずだ。
そう言えば、初めてアスミと遊んだのもこの公園だった。
縄跳びしたり、ブランコに乗ったり…。懐かしい。
アスミはその頃、ぼくの尻尾を珍しがって引っ張ったりして遊んでたっけ。

そんな公園にたどり着いたぼく。気分が悪い、でもアスミももっとぼくより傷ついてるんだろう。
アスミは、居るだろうか…。居ても、なんて言われるんだろう…。
怖い。すごく怖い。
月明かりだけが、ぼくを優しく包む。
317ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:44:32 ID:bJ5a+41J
いない。

誰もいない。

居るのは、ベンチにネコが一匹。

ははっ。そりゃそうだ。夜中の11時だもんね。
ぼく、振られちゃったんだ。あーあ、石見先生と同じなのかな。
追いかけても、追いかけても逃げられちゃって、結局一人っきり。へへへ。
ぼく、もうダメだあ。女の子の気持ち、全然わかんないダメな子だ。
月も星もくるくる回って、ぼくの事をバカにしている。上等だ。思いっきり笑ってくれ。

「おーい!ネコやーい!ぼくと遊ぼうよ!!」
と、声をかけると、ベンチのネコは逃げてしまった。

「ネコがここにいるんですけどお?」
と、アスミの声がした?

「アスミ!来てくれたの?」
「来たくて来たんじゃないんだからね…」
パジャマ姿に突っ掛けを履いた、ツインテールのアスミ。
なんだかアスミは、いつもよりか弱そうに見えた。
318ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:45:02 ID:bJ5a+41J
俯き加減の少女は、すこし恥ずかしげに話し出す。
「ほらさ、わたしって子供だし、石見みたいに色気ないし…」
「そんなのじゃない!」

思いっきり、ぼくはアスミを抱きしめた…。
初めて、ぼくから女の子を抱いた。うん、初めてだ。

柔らかい。いい匂いがする。大事にしてあげたい。守ってあげたい。
そして…恋人にしたい。

そんな、子供じみたぼくの願望がふつふつと頭に浮かんでくる。

「知ってる?イヌは、3日飼うと一生恩を忘れないって事」
ぼくは、精一杯の言葉でアスミに思いを伝えようとする。
しかし、不器用なので何を言ってるのかさっぱりだ。
「バカ…」
アスミに怒られた。
「でも、分かるよ…。ハルのこと」
そして、初めてぼくから女の子に……キスをした。
オトナの味がしたかもしれない。

その後、ぼくとアスミはベンチに一緒に座った。
何か話さなくちゃ、と思うほど何も言葉が生まれてこない。
焦るぼくに、アスミが話を切り出した。
「ねえ、この首輪みたいなの何?」

あ、そうか。すっかり忘れていた。仕方ないので、事の顛末を話す。
「…ということで、堂々と逃げてきたんだ」
「やっぱり、ハルってバカだ!!」
「え?」
「石見のケータイ、盗んでくればよかったじゃん。位置も見れなくなるし」
あ、そうか。
ぼくは、ひどく赤面した。
319ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:45:26 ID:bJ5a+41J
「石見先生は、体調不良のためお休みです。代わりにわたしが教壇に立ちます」
そんな言葉で、今日の学校は始まった。
代わりの先生が担任を受け持つ。クラスはざわざわしている。
そんな日が何日か続いた。あの、甘えたような声が聞こえないのもさみしい。

事の真相を知っているぼくは、とてもいたたまれない気持ちになる。
石見先生、家で何しているんだろう。泣いてるのかな。それとも…。
「ねえ、アスミ。石見…」
「はあ?」

石見先生の事を話すと、気分を悪くするアスミ。当たり前か。
「それよりハル、早くその首輪取りなさいよ」
「だって、取れないんだもん」
「鍵ぐらいわたしが…」

ヘアピンを取り出したアスミ。ぼくの首輪の南京錠の鍵穴に入れて
しばらくゴショゴショしていると、パチン!と直ぐに南京錠は解き放たれた。
「ありがとう」
「100円」
「え?」
「冗談に決まってるでしょ。バーカ」
うん、いつものアスミだ。
320ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:45:46 ID:bJ5a+41J
「でも、ハルさあ。もう呼び出し食らわなくてせいせいしてるんじゃないの?
石見のヤツがいなくなってからさ」
「いや…そうじゃ…」
「ふーん」

呼び出しといえば、そういえばときどき校庭をウロウロしていた犬を見かけない。
その子を追いかけて、ぼくが飛び出したお陰で石見先生のお説教を食らうことが多かったぼく。
ぼくは、すっかりその子のことを忘れていた。思い出させてくれてありがとう、アスミ。
ところであのイヌは、石見先生がこっそり飼っているイヌなんだが、ご主人様と会えなくて寂しいんじゃないのかな。
老婆心ながら、心配だ。

お昼休み、石見先生が勝手に作った犬小屋を覗いてみる。
ははーん。ぼくは、この子が校庭に現れない理由が分かった。

「ハル、一緒にかえろ」
「ごめん。ちょっと…」
「もー!早く恋人らしい事しようよ!」
ぼくは、放課後に石見先生のアパートに寄ることにした。
石見先生にどうしても、伝えたい事があるのだ。アスミ、ごめんなさい。
321ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:46:08 ID:bJ5a+41J
石見先生のアパートは、いつものように静かに立っていた。
ぼく一人で、石見先生に会いに行く。あんな事をされたとは言え、石見先生が心配だ。
ホント、ぼくはヒトがいい。
外からは、201号室の窓だけダンボールでふたをされてるのが見える。
軋む階段を踏むのは三度目か。そしてぼくは『201号・石見』の表札の部屋の前に立つ。
もしかして『ハルくん!待ってたんだから!!』っていつものように捕まえられるかもしれない。
でも、なんだか放っとけないんだなあ。世話のかかる先生だ。

「ふう…」
ノックの前に深呼吸。
軽く扉を叩くと、意外にも直ぐ返事がした。
しかし、その返事は濡れた子猫のようにか弱かった。

「こんにちは」
髪の毛を切った石見先生が体操座りで、ピレネー犬のクッションに寄りかかっていた。
部屋はこの間より散らかっていて、女の子の部屋にしては雑然としている。

「ハルくん?」
「はい」
「わたしを叱りに来たんでしょ、分かってるんだからね。わたしはダメダメ教師よ。
教え子に嫌がることばっかりして、ソッポを向かれた恥じかき先生ね。
ハルくんに教える事なんか、なーんにも無いんだから…。ごめんね、ハルくん」

「ぼく…ぼく…」
「言わなくても分かってるって!わたしをビンタしに来たんでしょ!早くビンタしなさい!」
「あの…えっとお…」
こんな時に、何も切り返せないぼく。もう、どうにでもなれ。
322ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:46:33 ID:bJ5a+41J
「ぼく、先生の恋人になれません!!」
あーあ。ストレートすぎるって!なんのひねりも無い。バカだ。

いやーなく空気が流れる中、ぼそっと石見先生は口を開く。
「…そうね。ハルくんに嫌われちゃったね、わたし。悪い病気にかかってたのかな。
恋することなんて、初めてだったからね。必死になってグルグル回って嫌われて…」
すっかり、自分で自分を嫌いになってる石見先生を助けたいぼくは、あのことを話す。
石見先生には、役目があるのだ。ぼくのことなんぞ、どうでもいい。

「先生が学校で飼っていたイヌ。いますよねえ」
「…いたね…。うん」
「その子、仔犬を産みましたよ」
石見先生は、ぼくの方にくるっと向いた。

「4匹産みました。みんなかわいいです。でも、親イヌが寂しそうです。
お腹を空かしてるんじゃないかなあ。ご飯をくれるヒトが居なくなってしまってね。
そりゃ、こっそり先生が飼ってるイヌだから、誰もご飯なんか持って来ないっすよね
もっとも、お腹がおっきかたんだから、早く気付くべきだと思ったんですけど…」
「そうなんだ…」
「先生、この親子を…助けてあげて。お願い」

石見先生は、一粒の涙を流す。宝石のようにとは言えないが、キラリと光っている。
ぼくは、石見先生に近づきハンカチでそっと涙を拭いた。
「…ごめんなさい…生意気でした」
いつもの様な石見先生は、もう戻ってこないだろう。
明日、石見先生がやって来るかどうかは、ぼくは知らない。でも、カケなのだ。
石見先生との勝負だ。
全てを伝えたぼくは、部屋から出ることにした。しかし、最後の最後に伝えたい事があった。

「先生!」
「うん」
「ぼく。先生の事、好きです。だって…イヌの姿の事誉めてくれたのって、先生だけですから」
「そんな事、言ったけ…」
石見先生は忘れているけど、ぼくは覚えているぞ。
ぼく本来の姿、見てくれてありがとう。
先生、ありがとう。
323ぼくと、アスミと、先生と。 ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:46:59 ID:bJ5a+41J
次の日の朝は、いつもより暖かかった。
ぼくは、教室に行く前に石見先生のイヌの元へ行ってみる。

「よしよし、キミはかわいいねえ」
髪の毛を切った石見先生が仔犬たちと親イヌと一緒に戯れていた。

「先生!」
「あっ!ハルくん?こっちおいでよ。かわいいんだからあ!」
石見先生は、仔犬たちを我が子のように可愛がる。たぶん、石見先生は大丈夫だろう。

「わたしね…先生、やめようと思うの」
「え…」
「わたしは、先生に向かない。この子達を連れて、わたしのお家に帰るの。
わたしのお家って田舎の家でね、庄屋の家だったから大きいのね…」
石見先生がお嬢様って事は、当たっていたようだ。

「帰って、どうするんですか?」
「んー。わかんない!どうにかなるかな」
このヒトらしい答えだな、コレ。
石見先生は笑っていた。

さて、ぼくの新しい『飼い主』のアスミとは、うまくやっていけるだろうか。
幼馴染みとは言え、今は恋人同士。ちょっと特別な存在になったのかな
二人でこれからのスクールライフを楽しみたいな。
教室に入ると、アスミがぼくの机の前にいた。

「ハル!」
「うっ…なに?」
「ハルさ、どうして恋人らしい事しようって言わないの?」
「う…えっとお…」
「今日は、一緒にわたしと帰るんだよ!じゃないと…コレ付けるからね」
手にしていたのは、昨日外してもらった首輪だった。

石見先生…助けてよ…。


おしまい。
324わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/05/22(木) 22:48:38 ID:bJ5a+41J
おはなしは、これでおしまいでございます。
また、いつか。
325名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 23:25:53 ID:yoDkgSSR
やっぱりハルいいなぁ。GJ!こういうやわらかくて、誰もが優しい話が大好きだ。
326名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 01:35:31 ID:rYJZdIuu
GJ!
はじめのうちはラノベっぽくてなんか読んでなかったけど、いつの間にか読破しちまったぜ。
自分も修理に出したパソコンかえってきたらなんか書いてみようかね。
327名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 15:04:11 ID:WyNBve+1
ワンワン
328名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 17:39:30 ID:O3M06r1V
ハル君の物語の終わり方は素晴らしいものだったが、
俺は犬獣人になって美人教師に飼われてみたいものだとも思ってみたりする
いやむしろあの作品とは人口比率が逆で先生もクラスメートもケモノ系ばかりとか…
329名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 00:36:21 ID:i7jolVBn
もふもふ分が不足しています。
新作、続き、待ってるニャー。
330名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 11:17:08 ID:uRBwavjp
>>329
貴様猫だなっ!
もふもふしてやるっ
331名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 22:12:25 ID:m1bKP0w7
待て。
>>329をもふもふするのは漏れが先だ。
332名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 05:16:57 ID:Quuud96O
なんか、狼の獣人に犯されながら雌馬の獣人になって果てる夢を第三者視点で
見たんだが、これは何かの暗示だろうか?
それとも何か書けという事なのか…いや、ただ欲求不満なだけか……。
333名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 12:06:35 ID:lvAO5Cnf
その夢を俺にも見せてくれ
最近夢なんてみてないよ…
334名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 22:36:30 ID:1BFaBzcV
寝る前に保管庫の作品読んでたら某作品っぽい夢を見た
陵辱される側だったがちょっと幸せだった
335名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:39:23 ID:aYfaCgZk
小説の内容を考えてたらその妄想がそのまま夢に直行したことがある。二度くらい。
夢見たい人はおすすめ。ついでに小説に書き上げて投下してくれるといいな。
336名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:47:37 ID:9oXXUY1Y
>>334
いいなーうらやますー
俺も寝る前に読んでおこうっと!
337名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 13:45:13 ID:eAouuLq+
「ヨコハマ○出し紀行」のように荒廃した地球上で、獣人さんと二人っきりになってしまったら…

そんな夢を見た
338名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 20:17:16 ID:WmOoRF38
ttp://circus.nandemo.gr.jp/sakuhin/yaminabe/kemono.html
このゲームもう売ってないんかな。
339名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 00:04:10 ID:X8rTcAA2
ちょっと頑張れば手に入るレベルのゲームだよ
340名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 18:27:48 ID:W7pseKr3
入手する前に「どんなゲームなのだろうか…」と予想・妄想をメモしていってくれ
後で話のネタに使えるかも知れないんだぜ
341名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 03:30:32 ID:CHdMvLWx
妄想・予想
@『父親は学者で(中略)禁忌とされている飛行機の実験中に事故で死んでいる』
→「実験中の事故」とされているが実は何らかの陰謀。
A少女ラン・タンは主人公のリック・ザックに夢の手助けするために接近。しかし、村に来た本当の理由はこの主人公兄弟が目的だった。
B聡しい弟君は少女の陰謀に気付いているが、兄と少女の楽しそうな顔を見ると本当のことが言えない。
C兄と少女は一線を越えた関係になってしまい、少女はミッションを遂行出来ずに迷う日々。
Dそんな中、兄の飛行機が完成。いよいよ実験の日に、弟の病気が急変。夢か、弟か…。

みたいな妄想しかでけへん。ごめんなさい。
342名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 03:53:44 ID:f48e21uU
@ハンサムのリックは突如反撃のアイデアをひらめく
Aナップが来て助けてくれる
B助からない 現実は非情である
343名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 12:24:21 ID:2ATFgBzA
俺も持ってないけど、猫の地球儀みたいな話かなーと思ってる。
ランタンと主人公がギシギシニャンニャンしてる間に弟が殺されて、最後ランタンが出ていって主人公は空へ。

陸が、
344名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 17:07:14 ID:H6LlXlHB
外を目指すのが禁忌とされるのは、この場所が実は
「ニンゲン」の手によってケモノから人工進化させられた生物達の実験場である、
という事を悟らせないためのものだった。

真実を知る老人は
「ここから脱走する生物が出るようなイレギュラーが起これば
皆が実験場ごと処分される恐れが」とリックを諭すが、
リックは飼われるだけの生を拒否し外の世界を求める。

最後に立ち塞がる防衛システムをチェーンソーでバラバラにし
「これもいきもののサガか…」という断末魔を聞きながら新世界に立つリック。
老人が恐れていた報復攻撃は無かった。
旧人類は外宇宙に移民し既にこの星を去っていたのだ。

安心したのもつかの間、外にでてきた者達の間で
旧人類の遺産である超文明の力を求める争いが始まる。
交錯するビームの光が星空を彩る中、
リックは超文明の鍵を握る少女型アンドロイドを発見する。
「操作説明を行いますか?」「リック…傷みは、私を満たしてくれまs(ry



なんていう話ではないことだけは確かだな!
345名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 22:05:44 ID:K8roWyyw
おい、何か色々混ざってるぞw 一番下とかもろADAじゃねぇか!

罰としてお前最初のジェフティっぽい犬に獣化な。
346名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 22:08:06 ID:Fj02y0ci
でも一番最後はモッコスだろ

モッコスで間接的に思い出したがゼノギアスって結構な亜人・獣人萌えキャラ多かったな
347名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 02:10:17 ID:SADVLtUD
>>346
ハマーで人機融合鬼畜プレイですね、わかります
348名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 02:26:44 ID:gptyeBcC
バンス一家のやけにどろどろした家族ドラマも捨てがたい
349名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 17:02:56 ID:2x9lhv5i
ミァン「ふふ…人類をスファル化させるナノウィルスの散布は完了したようね
これでプロジェクトも最終段階に…」

フェイ「うわぁな、なんだこれは!?人類の多くがモフモフの亜人に!?」

ミァン「…どういうことかしらこれは?」
カレル「ヒトという生物に失望した私が癒されるにはこれしか無かったのだよ」


という展開ならよかったのに
350名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 17:48:41 ID:r8G+1LF1
ゼノギアスかぁ、懐かしいな、あれは名作だったディスク1までは・・・・
351名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 22:40:14 ID:XxvNWSy2
ソラリスの牢屋みたいなところは普通に怖かった。


元人間みたいな人が 改造されて 人間じゃなくなる。
しかも、中にはちょっと知ってる人とかも混じってて・・・

普通に気分最悪になったorz
352名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:00:18 ID:8FQ7L7Cx
ゼノギアスと言えばソイレントシステム……
353名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 12:39:02 ID:yzbMl9J2
「あの世界で牛系亜人や豚系亜人の姿をあまり見ない理由って・・・」って言うなよ!絶対言うなよ!

ミニゲームテントの鳥ピエロっぽい奴は亜人なのか仮装なのか
354名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 13:41:18 ID:WlwpQbDs
>>353
それ以前に缶詰工場が…
久々にやろうかな…。ゼノギアス。
355名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 13:48:38 ID:3aBDgekh
>>349
現エレメンツがダークエルフ・ロボ・ウサギ獣人・乙女座のシャカという組成なあたり
相当人間に絶望してそうですね
356名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 14:15:16 ID:yzbMl9J2
>>354
だから、
あの世界の亜人種=ソラリスの生体実験の成れの果て
なんだから、
例の工場の原料=廃棄実験体・改造不適合者・リアレンジ洗脳を繰り返して壊れた地上人
とかに「風味を良くするために」混じっててもおかしくはないよなって話。

・・・自分で言ってて気分悪くなった。

>>355
まあ現エレメンツはカレルレンよりラムサスの趣味っぽいがね。
「寄る辺のなかった彼女達を護った理由。
 それは健全なものではなかったのかもしれない。でもね・・・」
などとシタン先生は露骨に言っちゃってたが、実は純粋な慈悲と能力主義で選んだんだったらどうしよう。

あと乙女座のシャカ自重w
ケルビナ「天魔降伏」
357名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 17:42:24 ID:8vqLGTeq
適格者と同調すると、その人と融合して凄まじい力を与えると同時に
その人の姿をモフモフの亜人に変えてしまうという擬似ゾハル端末…
その名もアニマ・ルの器
そして器と同調できる因子を持つ適格者は
アニムス(アニ娘・アニ息子)と呼ばれるという…


とかなんとか
358名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 19:07:07 ID:yK4g79+s
>>354
缶詰工場の効果音を聞いてると気分が悪くなっていくからミュート(無音)で進めた。
ディスク2からの人→亜人ってのはなかなか良かったが。(一部亜人というよりエイリアンぽいのもいて)
359名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 03:22:19 ID:/0Becxa7
ゼノギアスはトラウマだな、属性持ちだけど
あの末期感がなんとも・・・
360ラノべの設定スレで拾った:2008/06/08(日) 20:19:31 ID:dTYL1SCO
213 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/06/08(日) 00:57:00 ID:t1sE1xin
ライカンスロープの階級
・獣神
 歳経た獣や自然の精霊の宿った動物、またはそれらの子孫。
 本来の姿は獣で、半人半獣や人間形態に化けられる。
 他者を獣徒や獣奴(後述)にできる。
 自然や同じ動物を操ったり、人間形態でもその動物を操ったりできる。
・獣徒
 獣神を崇めたり生まれつき魔力が強い人間が獣神の力を授かった者やその子孫。
 本来の姿は人間で、半人半獣にや動物に化ける。
 動物としての力を自在に操り、一般の動物(同属に限る)を操れる。
・獣奴
 獣神に呪われた人間や、その子孫。魔力が強ければ獣徒になる事もある。
 自分の意思とは関係なく、満月の晩などに半人半獣や動物形態に変身し、理性をなくして暴れまくる。
 獣神や獣徒に操られる。
 変身時には動物の能力を使える。

吸血鬼ばかりがもてはやされるので、
214 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/06/08(日) 14:53:19 ID:PlHJUBF9
>>213
そういえば昔俺も「フランケンシュタインの怪物」の女性版を考えた事があった。
(他に登場人物としてヴィジュアル系の吸血鬼っぽい少年などがいる。)
見た目は包帯をあちこちに巻いた傷だらけ(動きが鈍くて痛覚にも鈍感のためあちこち怪我をする)の女子高生、
身長が170代後半と女子にしては長身で、体重も60kg以上あるがっちりした体型の持ち主。
顔は傷こそあるが、醜いというほどではない(元は化け物みたいだったが整形した)顔色は悪く髪の色は黒く眼は茶色。
(ここは元ネタの「フランケンシュタイン」の怪物の設定より)
ガタイが良いので肉体派のように見え、事実怪力の持ち主だが小回りが効かない事もあって実際は運動オンチ。
むしろ読書家で、思索にふけるインテリ少女だったりする・・・という感じのキャラ。

元ネタの「フランケンシュタイン」でも、怪物は拾った本を読んでいるうちに「自分って何なんだろう?」
「何で自分は生まれてきたのだろう?」という人間にもまだ答えの出ない疑問に悩んでいる奴だったりする。
361名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 22:49:15 ID:n6OJUlDN
良い設定だな

では 誰かが文章化してくりゃれ?
362名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 23:24:18 ID:hQ2TJb8x
わっちは中二設定は嫌じゃ
363名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 01:57:26 ID:V8e1e1xT
ロレンス「うむ。それはいい儲け話だとおもうぞ」
364名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 15:24:07 ID:wIE1X+EO
わっちとセクロス中に無理やり麦を食わせるというわけか
ロレ山「ガバガバだな」
わっち「あやまりんす!!わっちにあやまりんす!!」
365名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 17:18:09 ID:ZvWcq6i5
狼と香辛料読んだことのない俺にネタ解説キボン
ケモノ度は耳尻尾どまりと聞いたので手を出してなかったが、違うのか?
366名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 18:12:21 ID:05Ob7ayZ
普段はケモノ耳と尻尾だけだけど
でっかくなると狼になるよ!

私はストーリーが好きだから小説しか読んでないよ><
367名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 20:08:44 ID:ZvWcq6i5
麦を食うとデカ狼になるって話なのか?>>364のネタは
368名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 04:27:33 ID:8i6asFTT
ふるもっふな獣人を妊娠させる展開を希望!
369名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 17:28:25 ID:XQg+eO1T
ふるもっふなケモショタをもっふもっふしてあげたいよー。
370名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 18:37:32 ID:FV/J2YgJ
ふるもっふな獣人になってぐっちょんぐっちょんにされたい

ところで、ゼノギアスとか狼と香辛料とか、ケモノ出る作品の話題は出るけど
意外に二次創作自体は少ないよなこのスレ
難しいのか?
371名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 18:43:20 ID:uJ9k12i/
「狼と香辛料」は専用スレがあるもっふもふ。
372名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:01:01 ID:MGDBTb1q
ゼノギアスも専スレあるし


個人的にはずっと前に専スレ消滅した陰陽大戦記ネタが見たいぜ
373名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:02:23 ID:FV/J2YgJ
いや、狼と香辛料に限った話ではなく、二次創作全般がなもっふもふ

というか、狼と香辛料にしろゼノにしろ、専用スレが有っても
元が人外メインでない作品だと本スレじゃ人外度高い作品ってヒかれね?
そういう場合はこっちのスレの方が向いてるんじゃないかと思うのだが

まあ中にはFFTAスレとか大神スレとか、人外ネタ大歓迎な空気のツワモノなスレもあるが
374名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 21:11:26 ID:ZODvhl3a
>373
基本的には気にすることはないと重鵜

専用スレで注意すべきは、ケモ度の濃淡よりカップリングの組み方。
太公望×四不象だの揚禅×太公望だの始めたらオシマイだ。
375名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 22:08:50 ID:FXb4MANk
>>374
え、ある程度以上に濃いのはこっちの方がよくね?
例えばFFも専用スレあるが、仮に前スレの「バロンの闇」とかを向こうに投下してたらドン引きだと思うぜ?
獣人・亜人としての魅力を中心に据えた描写ならこっち、キャラそのものを描くなら専用スレ、かな?

ところで後半で挙げてるカップリング例が唐突過ぎるんだが
腐か何かにトラウマにでもされたのかと
376名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 22:59:32 ID:MGDBTb1q
今の時期にいきなり藤竜版封神演義っていうのはびっくりするよな
377名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 18:05:33 ID:asQM+/4z
まあ四不象が萌えるのは確かだがな
絡ませづらいのも確かだが、
ダッキ三姉妹のキビ(漢字忘れた)が同族♀に変化して暴走の果てに逆レイプとか…

というかむしろ俺が如意羽衣欲しい
378はちみつレモン:2008/06/15(日) 05:14:34 ID:35xiX9ZU
379名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 23:51:17 ID:wnL7x6WV
>>378
炎上覚悟で載せたのは評価するが…正直、作品に力と時間をかけた方が良いよ。
あなたが何を求めて、人に何を魅せるのかが定まっていないのが一目見て分かるよ。
ここの部分は絵と一緒だと思うけど、まずはテーマを決めて、骨組みして、肉付けして、
余計な所を落として……
ちなみにテーマは深ければ深いほど良いってもんじゃない。
自分なんて、ここに中途半端に落とした後でああじゃないこうじゃないって感じで、流れを逃して
続きを落とすに落とせなくなってるし、話が脹らみすぎたからね…まぁ、悪い例として参考にしてほしい。
380名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:04:30 ID:L1n/3GBE
>>379
炎上するほど、人が来るジャンルか?
381名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:08:10 ID:1E4WcPo2
>>378
まあ、がんばって。
人様に見せる事はいいことだお。
もっふもふ分がご無沙汰太郎だよ。もふもふ欲しいなあ。
382名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 02:07:26 ID:urBTiWiA
>>380
…いや、まぁ、そう突っ込まれたらリアクションができませんよ。

>>381
もっふもふ分な…こういうのか?

ぴょこんと三角にとんがった耳…前に迫り出した大きい口…湿った鼻…息遣い……
姿は変わっても貴方の鼓動を感じ取れる事に安らぎを感じていた。
筋肉質な体のはずなのに獣毛のおかげでフワフワ,モフモフと包まれて心地がいい。
頬に暖かい何かがつたう…これは涙。あぁ、嬉涙が流れているんだ。
手の平の肉球で私の頬を傷つけないように、まるで危ない物を扱っているように丁寧に払う貴方の手。
そんな優しい貴方の大きな口に私の唇を重ねた。

ごめんでしゃばった…求めてるのはこんなのじゃないだろうな……うん。
383名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 02:10:47 ID:Q/aFUvKQ
続き激しくきぼんぬ
384名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 07:25:23 ID:Grxdss4l
>>378
リンク先の創作を見た。
とりあえず、短編をここで見せてちょーだいよ。
>>379氏のアドバイスを元に、ストーリーに何か展開があったら面白そう。
385名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 11:32:36 ID:i7JKrsIQ
>>384
いや、あの・・・以前からスレを見てるとわかるんだけど、
その人は元々この板に投下してたんだけど色々いざこざがあったんだよ。
それでまあ結局「これ以上スレの空気を悪くさせないで、自分のページ作ってやってくれ」
みたいなのが住民の総意になって。

まあその意を汲んで個人で活動を始めてくれたのはありがたいし、
これからもより良い方向へ頑張って欲しいと思っているのだが、
ここでスレに投下されると元の木阿弥になっちゃいそうなので、その・・・ちょっと・・・
386名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 15:51:52 ID:lSkY/Jx9
知ってる奴はレスしてない
387名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 13:56:44 ID:pVSJ9Bfk
ホラーテイストの獣化ものや異種間純愛、多種族のバトルもの、ラブコメ、ファンタジー、SF……
意外にも、今まで多種多様なジャンルで多くの獣作品が手広く書かれてきたが、

獣ミステリって可能なんだろーか?
と保守ついでに阿呆なことを口走ってみる


「両地点は深い崖で隔たれており遠回りせねば辿り着けない。この時間内での移動と犯行は不可能だ!」
「フッ、残念ですが……兎人の彼女なら崖など一息で跳び越せたのですよ!」
「な、なんだってー!!?」
……ミステリの重大タブーの一つである「特殊能力で犯行」ネタにあっさり抵触してグダグダになりそうだな……
388名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 13:57:38 ID:zy+1Nqb3
バカミスですね、わかります
389名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 17:24:34 ID:ey0vwUGn
>>387
昔、「眠り猫は魔法を使う」て小説があって
学園ミステリな感じで推理しながら物語は進んでいくんだが
ラスト、拳銃持った犯人の前で主人公ピンチ!な場面
どうするのかと思ったら、獣人化してボコりやがったw

推理絡みじゃないから>>387の言うのとは違うが
それを差し引いてもあんまりなオチだと思ったよ
390名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 17:45:46 ID:Wpaov2Gt
>>389
なんという糞ラスト。
クライマックスも何もあったもんじゃねぇw
391名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 17:51:27 ID:UU7kKaL2
獣人じゃないけど、昔の富士見ファンタジア文庫で二冊くらい出てたシリーズで
ファンタジー世界がそのまま近代化した舞台での犯罪捜査ミステリみたいのはあったな

エルフとドワーフの刑事のバディ物だったから獣人要素はそんなに強くなかったけど
コボルトの警官とか出てきたような気がする
392名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 18:52:20 ID:H2okvcnq
銃と魔法シリーズだっけ?
たしか人狼とかオークとかモンスターは多かったよね。

獣人が出てるだけでも満足するべきなんだろうけど
少しでもファンタジー要素があるとTFを期待してしまう悲しい性。
393名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:22:41 ID:dod7W4SS
こんなところで「ソード・ワールド」の話題を見るとは。

>391
「名探偵デュダ」とかゆーシリーズじゃね?あれは「ソード・ワールド」の世界だから近代化してない。

「ソード・ワールド」の最も残念なところの一つは、ライカンスロープがただの「銀以外の武器無効な動物」であること。
せめて2足歩行くらいは認めて欲しかったな。贅沢言えば、閃光を放ちながら空中で方向転換可能な体当たりを(ry
394名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:35:46 ID:iEf0xRxe
>>393
いや、>>392の言うとおり「銃と魔法」シリーズで合ってる
挿絵を草なぎ琢仁が描いてたからソード・ワールドとイメージが混ざっちゃってるんじゃないかな


ファンタジー世界が近代化ネタだと最近はpropellerの出した「Bullet Butlers」が白眉
あんなにダンディで男前なオークやリザードマンが出てくるエロゲは他に類を見ない
もはやミステリー関係ないけど
395名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:58:01 ID:q+gumCTa
>>394
今見てみたけどたしかにダンディだw
プーキーフーキーに惚れたww
396名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 18:28:47 ID:n8fkZI21
>>387
オチに「実は特殊能力犯行でした」を持ってくると最悪だけど
逆に「能力のせいで無実の罪を着せられそうになってる兎人の疑いを主人公が晴らす」
とかならアリじゃね?
397名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 18:42:20 ID:iEf0xRxe
あ、そういえば「Bullet Butlers」の小説版はちょっとミステリ風味(もちろん風味どまり)かも知らん

ワータイガーの主人公がお嬢様と一緒に豪華客船の海難事故を調査に行く話で
最後の方は超常現象と肉弾戦で解決されるし別に獣人なのは謎解きと関わってこないけど
「船が沈没する時にハーピィやドラゴニュートなど空を飛べる種族まで逃げ出せなかったのは何故だろう」
みたいな記述が入ったりするのが多種族混交世界ならではで、ちょっと面白かった
398名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:27:34 ID:SQTeDVFN
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1208025293/768

半角にあったが狼x赤頭巾

16色すげぇ
399名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 15:36:48 ID:apNuOMxd
非常に興味をそそられるが、どっかで落とせないものか
400名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 18:14:01 ID:M76yz3oF
http://ichijinsha.co.jp/iris/index.html

『Walhalla―ヴァルハラ―』
著者:流 星香 / イラスト:彩
流星雨が地球を襲った日…諸星昴は、両親を失った。流星雨を浴びても死ななかった唯一の生き残りとして研究対象となった昴は、若き天才科学者・嵯峨紫苑のもとに引き取られる。紫苑によって自分の価値と生きる目的を見出したが、それから10年後、再び惨劇は起こる――。
昴の中に眠る獣…それが目覚めた時、少年の葛藤と苦悩の物語がはじまる!
人類存亡をかけた、近未来ヴァイオレンス・ファンタジー始動!!

8月発売らしいが、この人婦女子向け作品以外の分野に手を出すと途中で投げちゃうからな……。
401名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 18:32:48 ID:OMFm88oe
堤抄子の「スターゲイザー」のパクリみたいなイントロだな
402名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 10:29:09 ID:+PwfT0GK
>>400
変身スレと被るが、この手の小説や漫画が最近結構多く出てるよな。
まだしばらく出る様だし、楽しみだ。
403名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 20:05:31 ID:PQ3/CGrN
>>402
そういえば健全系には獣化情報スレってないよな?
アニメキャラ板にあるのは過疎っているし、ラノベ板にはない。
404名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 20:17:18 ID:ggQqtopp
意図がわからないんだろうな
405名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 01:27:45 ID:dkSItFh1
ちょっと前にやたら難しい漢字の名前の獣人のエロ小説があったと思うんだけど、あれって保管庫に保存されてないのかな?
オーケストラやってるわんこが出てきて、ラブラブな展開になる話で、
犬×犬

狼×犬(恥辱)

犬×犬(最初の2人)
という順番だった気がする。
久々に読みたいと思って探してみても分からんかった…。
406名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 08:28:24 ID:yLm3D3+L
>>403
獣化が好きって時点で健全じゃないと思ってるんだったりなw
というのは冗談だが、
情報は、それでスレがなり立つほど獣化作品が無さそう。
結局雑談になるのならエロも話せるこっちの方が良いし。

それに、情報は獣化系のブログやサイトを見て把握してる人も多そう。
わざわざ2chに書かなくても分かってるよ、みたいな。
407名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 01:30:42 ID:2AEwuCrG
>>405
ええと3か4で乗ってた奴か。そういえばないね・・・。
どうしても読みたいならdat落ちスレ変換器に過去スレかければ読めるよ。
408403:2008/06/25(水) 01:35:00 ID:qBLjdX27
ライトノベルは獣化・獣人作品の宝庫♭1冊目
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1214325158/

ラノベ板に立ててみた
409名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 10:30:13 ID:+xhX1s8l
全年齢板からpink鯖へリンクなんてしたら、昔は袋叩きだったのに、
最近は当たり前なのか?
アリエネー
410名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 12:36:17 ID:X10xgLZB
なんでこのスレが>>1に書かれてるんだ
マジでありえん。厨流れこんできたらどうすんだよ
411名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 15:42:09 ID:p2aCJWM+
>>410
♂だけどな、とか、野郎ばっかだけど、なんて嘆きを見ると、
逆にこっち(とは限らんがpink)の住民があっちに流れてる気もするけどな。
健全板なら野郎の格好良い系とかもありだと思うが、
そんなのはあっちでもあまり求められてない様だ。

正統派獣化て2chじゃそんなに求められてないのかな。
健全板に今までスレが立たなかったり過疎ってたりってのは、
要はそういう事なのかも。
412名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 20:21:14 ID:Rd6cwmDv
>正統派獣化て2chじゃそんなに求められてないのかな
獣化自体が凄まじく狭くニッチなジャンルだということに気付いて下さい。

「『戦車が敵の攻撃を受けて砲身が20度くらいひしゃげてしまい兵士が恐慌状態に陥ってる図』って凄く萌えるんだけど
 一般板じゃ見ないよね。そんなに求められてないのかな?」
というくらいシュールです。

スレ立てる奴も需要と供給があるのかどうか考えてから立てろよ・・・
413名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 20:51:30 ID:7REr9cxd
>>412
そんな事言ったら獣化+エロなんてもっと狭くてニッチだと思うがw
そんなスレならここ含め他にもいくつかあるんだよな…
健全な獣化よりはエロの方が求められてるってのはある様に思う>>411
414名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 23:47:42 ID:YUuN36kb
>>413
そりゃ、獣欲や欲望の意味でのbeastは性欲の意味だしな
415名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 00:02:25 ID:WXmwI+pj
エロという欲求に直結しなければ、それが好きだと気付かない、もしくは、スレを必要としないのかもね。

あと、獣化+エロっていうけれど、非エロの変身描写でさえエロになり得る、
むしろエロはおまけぐらいの勢いだから、どっかで認識がずれている気がする。
罰とか呪いで変身させられるのって狼男以上に正統派、古典的だしね。

ここでされてる対比は、屈辱的な描写としての変身と、強化的な描写としての変身なのかな。
確かに後者を求めてる人は少ない感じだ。
416名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 00:10:20 ID:FAPqyFq5
獣化の存在が付属なのかメインなのかでも色々分かれるな
417名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 01:33:49 ID:SiDpZlZJ
ここんところ常連のSS書きさんたちの作品が見れなくなって寂しい。
某豚好きさんとか…いろいろ忙しいんだろうな。
418名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 07:07:16 ID:zQZ6v5bU
この前絵板で頑張ってたよ
419名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 18:10:30 ID:MvS2pfbe
全然関係ないが先日ナルニアの映画2作目見てきたが
あれはいいミノタウロスとケンタウルス萌え映画だな
420名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 23:59:27 ID:gACgJZiG
>>410
健全板でもネタ系スレだと、空気読まずに18禁ネタを強引に持ち込む奴がいるから、峻別の意味でh抜き注意書きつきで貼る例はある。
421名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 00:01:51 ID:gACgJZiG
[獣化]人間が人外に変身しちゃうスレ10[異形]
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1214385605/
[獣化]人間が人外に変身しちゃうスレ10[異形]
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1214385503/

分裂しとるがなwww

422名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 09:01:48 ID:ZAkZ6sYJ
>>421
他スレの話題ばかり降るのはさすがにないだろJK
423名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 18:31:16 ID:BTfiVTRv
>>419
同意!確かにかっこよかった!!映画はイマイチだが
424名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 18:38:18 ID:UmtKFCuz
ナルニアの前の監督作は確かシュレックだったっけ?

あの監督は絶対間違いなく亜人ケモ萌えの人だぜ
ヒロインの人間の女の子より脇役のショタセントールの方が何倍も可愛かったもん
425名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 18:43:55 ID:YRBa0ZUC
確かにアレはちょっと反則的な可愛さだった

だがとてもとてもおおっぴらにカワイイなんて感想を言えなくて俺涙目
426名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 05:55:44 ID:XBb+wAm3
>>424
いっちょ前に胸張っちゃってな、可愛かった

しかしあの様子だと、息子3人は城で…
427名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 20:18:06 ID:Xp46iEUW
>>426
ショタ仔馬はラストシーンで街に凱旋してくるナルニア軍の中にしっかり混ざってるぞ
人間の町民に手とか振られてはにかむ姿がやたらと可愛かった
428名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 20:44:13 ID:XBb+wAm3
>>427
あ、いやいや、あの仔じゃなくてさ
グレンストームの息子たちいたじゃん、もっとデカいの
ミラースの城から還って来たとき、彼の顔を見た奥さんが泣きだしたから、
ああ、あの時三人とも、門の中に残されてしまったんだ、って…

でも凱旋のシーンは見逃してた!
DVD出たら目を凝らして観てみるよ、ありがとう
429名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 00:17:06 ID:9N9eVSmU
犬になったムーンブルクの王女が野良犬に犯されて、嫌々ながらも感じてしまう話とか見たいのだが
このスレの範疇で良いんだろうか
430名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:56:41 ID:S1O1TneS
もちろん!ムーンブルクの王女にはお世話になったなぁ
431名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 04:12:16 ID:yE1siZAw
難しいラインだな。

「獣姦」なのか、「亜人」なのか、「変身」なのか、「ドラクエ官能」なのか…。
432名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 11:44:41 ID:x/HEH+za
じゃあ、どっかのSSの設定も会わせて町で夜な夜な男性に飛び付く
雌犬獣人の話で傷害被害とかは無いが、すぐ男とヤろうとするのでウザがられるが
住民は経緯を知ってるし正体もわかってるので退治できない

そこへ二人の勇者が現れ気を引きながらラーの鏡を見せようとした時
興奮した犬娘が鏡を引っ掻いたためそこに写ったのは犬と人の姿

結局、意識は戻ったものの犬獣人の姿は治らず冒険するはめに
あと発情持ち、、、、っての考えた!
433名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 21:51:31 ID:pXBLhu76
勇者(体力バカ)は、実は竜王の血を引いており、
いやー探しましたよ!は、虎獣人。

そんなDQ2があったっていい。
…え?それはDQじゃなくてもはやBOF?
434名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 22:34:39 ID:HJyYcksf
ハーゴンがシドーを呼び出して行おうとしていた儀式の内容は、実は全人類獣化の術だった、
という内容だったら即座に人間側を裏切りそうな俺。

馬化や猫化をやったバラモスや進化の秘法のピサロも、方向性によっては応援したいかも知れない。
8は未プレイでよく知らんのだが、小耳に挟んだ馬姫ネタは魅力的だな。
435名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 20:43:15 ID:+PATpT6p
6のラスト近くの街全体で動物化or石化もあるぞ
436名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 21:03:41 ID:sh98PJHV
7に村人全員動物になった村あったな
437名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 01:00:36 ID:d4m2+8WA
3では、バラモスの魔力で村人がリカント化ってのに萌えた。
あれはいい。マジで。
438名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 01:37:38 ID:3Ix/CUIG
>>437
3やったのに覚えてないわorz
どの辺かな?
439名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 02:35:53 ID:d4m2+8WA
>>438
ゲーム内にはそういう表記はないはず。
ドラクエ3の本関係でそういうの表記があったはず。
440名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 11:54:34 ID:YNhFxXNP

手書きイラスト描いてみた

http://nagamochi.info/src/up7275.jpg

441名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 18:03:30 ID:to/xbXT6
ブラクラちゅうい
442名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 00:18:57 ID:KIeH8I9j
猫の恩返しだが、「もう帰る気など起こさないよう、猫のちん○無しでは生きていけないような体にしてやる〜」
というアホな流れを妄想
443名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 00:24:19 ID:gEfTWyEp
ぬこチンといえば本物のぬこの雌でも嫌がる代物だというのに
444名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 00:26:53 ID:HzqGSvcm
あともう少しのところで本能を侵食されて、発情期に入る→朝チュンとか。
……猫の国って発情期迎えたらエラいことになるな。
445名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:37:28 ID:3ZH41lj6
この前友達の家に遊びに行くと玄関で2組の猫が交尾しててどうしようかと思った。
邪魔しちゃ悪いしでも近づかないとチャイムも押せないし。
446名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:48:01 ID:+x++J0Lk
混ざれ
447名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 21:01:23 ID:KIeH8I9j
>445
気をつけろ。その友達は強制獣化の手段を持っているに違いない。
実はその猫の片方は友達の手によって猫に変えられてしまった元人間で、
野良猫と交尾させられる公開羞恥プレイを強要されていたのだよ、恐らく。

おまいからの視線を感じつつ、「見ないでえぇぇ」と言いたくても言葉が出ず、
耐え難い恥ずかしさを感じながら快楽に悶えよがっていたのだろう、多分。
448名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 23:45:31 ID:a/BMEKF5
あーん。サモンのパナシェくんみたいな子が欲しいよお。
パナシェくんといろいろしたいよお。
449名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:05:27 ID:tB+tqSUv
>>447
だからか?そのとき留守だったんだよな。(鍵開けたままで)
どっかでこっそり覗いてたのかな?(ハァハァ言いながら)
450名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 04:08:29 ID:FVjcEL8l
>>449
そこは自ら獣化して猫と交わってたに違いないだろ。
友達は留守じゃなくて玄関にいたんだよ。
451名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 09:09:26 ID:YNzF8f3a
昔部活帰りに玄関で猫が交尾してたんだけど、あれは両親だったのか…

オスと目が合ってなんか気まずくなったからコンビニで20分くらい立ち読みしてから家に帰ったよw
452名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 13:35:57 ID:0qyh55Hz
・・・と言うことは、本人も知らないことだがその両親の下に生まれた>>451もまた、
自覚が無いが実は可変型の猫獣人だったり?
453名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 13:53:24 ID:dBV68AeJ
可変型って書くとなんかガシーンガシーンジャキーン!って感じで獣化しそうでヤダな
454名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 14:50:17 ID:hGKPRiNG
>可変型
つまりTFビーストウォーズですねわかります
455名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 22:15:16 ID:tB+tqSUv
>>450
なるほど、ってことは2組(計4匹)いたから片方が友達でもう片方が友達の弟さんってこともありえるのか。

>>453
獣化動画の効果音が可変型の音だったら吹くな。
456名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 02:18:24 ID:xvkuCoW0
しかし「可変型」以外に何かいい呼び方あるか?そういうの
457名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 02:19:39 ID:QwK/rLf+
トランスファーーーーーーム!
458名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 17:14:51 ID:EBS3U4HK
体型変化型?
459名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:20:01 ID:8dF4EviJ
変態型?(変身=変態と呼ぶらしいから)
460名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:55:42 ID:L/9cR34n
普通なら「メタモルフォーゼ」とか「変化(へんげ)」だろうな。


ブタ、カバ、サイ、ゾウ辺りへの変化を「メタボルフォーゼ」とか考えたオレはカバの餌食
461名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 21:26:02 ID:cub6HerU
型に捕らわれると思考が狭まると言う事だ
462名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 22:03:50 ID:7yq4/lLU
>>460
メタボりたくねーなw
でもW85cmから何だよな…
463名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 07:40:43 ID:2XC2ZbB1
メタボ検診は実は国家ぐるみの獣化プロジェクトなわけですねわかります
「診断の結果でご相談したいことがありますのでこちらに…」
と奥の部屋に連れていかれた人達が何故か帰ってこない、という
464名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 13:40:09 ID:obOs6bL7
強いケモノに獣化させるならわかるけど
メタボ、もといふくよかな方たちを豚・カバ・象などに獣化させてメリットあるのかw

それとも食べられちゃうのか?
465名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 19:27:54 ID:2bsXjEXx
待て、
豚はともかく、カバと象は人間を殺してる数、
哺乳類の第一位と二位だ。
事故死だけど。
466名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 21:46:06 ID:obOs6bL7
言われてみれば強いな
そういえば去勢してない豚も凶暴だったっけ
467名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 23:26:04 ID:f7rXx7VA
>メリット
ベタなネタだと、魔王だか異星人だか異世界人が密かに医局と繋がってて
戦力を増やすために人間を獣化させて、獣人なしもべにしてるとか?
獣化のエネルギーに適しているか何かで脂肪があった方が適性があるとか。
で、兵力増強のために繁殖にまわされたり、あるいはエロ調教されて本人が重装兵になったりする、と。

まあ
「メリットなんてねーー!!スカっとするからしてるだけなんだよこのボケー!!
 聖書にもあるぜ、右の頬に猫ヒゲ生やされたら、左の頬にも……」
とか言われてもそれはそれで構わんのだが。
468名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 02:01:11 ID:uOTUL9Qa
徴兵制がある世界。

その世界では徴兵された際に、獣化適性検査を受けなくてはならない。
大抵は狼や虎、獅子などが多いのだが、人によっては
豚や牛や河馬などの動物が適正として現れることもある。

泣いて駄々を捏ねても兵役中はその姿でいなくてはならないため
笑い者にされること間違いなし!みたいな?
469名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 02:20:49 ID:9dGCTdyK
カバ?カバは現地人がもっとも恐れる動物!
470名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 08:48:12 ID:akJEsp3a
>468
貴様、異世界の獣人だな?
「徴兵制のある世界」って、この国も60年ちょっと前はあったし、
近隣諸国は現役で徴兵制施行してる国ばっかりだぞ。

貴様のようなスパイはメタボルフォーゼでフォアグラのガチョウにしてやる!
471名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 18:28:25 ID:uOTUL9Qa
さりげなくメタボルフォーゼを使うなwww
誰がフォアグラなんかに……ウグッ!ゲッ!グゥエッ!!


グエッ、グエッ!グワッ!(なんで、なんでガチョウになって!?)
472名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 22:02:58 ID:UGaTVnjQ
フフフ・・・では次は立派に肥らせるために酒をたらふく飲ませてやろう。
むしろ飲み水の代わりに酒しか飲ませないくらいの勢いで。

肥りきるまでは、♂なら繁殖用に交尾、♀なら産卵な。
酒にも強力媚薬混ぜてあるし、
最初は嫌がっててもじきにガチョウとしての快感がクセになって段々と骨抜きに・・・フフフ。
473名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 01:38:29 ID:WbQXjfTO
グワッ!グワァ…(苦しいっ…!けど気持ち良いっ!)

時折、意識がはっきりするがろくに身動きがとれないほど
太らされててまた交尾&食事の繰り返し…



そんな生活もなかなかいいかも。
でも最終的には食べられちゃうのか…。
474名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 07:06:07 ID:Ox+i5qcd
家畜系で生存できそうなルートと言うと

1:脱走。行き着いた先が親切な人間の家か、それとも発情期のガチョウの群れかで更にルート分岐。
2:血統的特徴が優れていたり生産力があったりすることがわかって繁殖専用に。
3:被験体として選ばれ実験を繰り返される。何故か運良く(悪く?)穴に検査プローブを突っ込まれたりするエロエロな実験だけだったりする。
4:物好きな金持ちに買われペットに(性的な意味で)

どのルートでも最終的にはアヘアヘに堕ちそうですがね!
475名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 10:48:37 ID:2tg/EQCa
なんかジャンプの読み切りで兎が獣人になったぞ

なんだか動物が一定時間人型になる菌だとか
476名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 18:26:16 ID:0+57bxK4
あの画風で萌えはないわ…
獣人というか造形バランスが完全に低級ギャグだし

先週の牛ネタの奴はまだ良かったけど
477名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 00:55:47 ID:yhav35c0
獣化した人が動物の本能に引きずられたり段々侵食された言動をするのが好きなんだが、
理性を残して羞恥プレイをするのも好きなんだ。
うまくバランスをとれるポイントはないものだろうか。
478名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 00:59:40 ID:mgjn+4UD
少しずつ本能に引きずられ侵食されるが、
満月の晩がくるたびに完全に理性を取り戻してしまう。とかどうだろ?
逆狼男みたいな。

ちょっと違うがぞくぞく村シリーズの狼男はツボだったなあ。
479名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 06:58:02 ID:cq8LsC/y
意識だけは残ってるってのが定番の策かなぁ。羞恥プレイいいよね。
480名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:46:16 ID:UIAUK3xr
新人として載せたいけどあと一歩の勇気が踏み出せない
481名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 01:54:02 ID:QDE+uplw
おもいきって載せちまえ!

いや、載せてくださいお願いします
482名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 11:43:55 ID:M5B+KoTf
SSとは99%の努力と1%の勇気である。
483名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 13:22:47 ID:uDd1Cy0s
勇気のでない>>481叩いた奴は俺が獣化してでも守ってやるから投下してみれ!な!

とか言ってみる
484名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 23:21:41 ID:4IM9K6xi
>>480
自分自身が納得のいく校正さえ出来ていればおk。
匿名掲示板の作品にプロの人はだろうよ。(例外を除いて)
だから、リラックスして「書き込む」をクリックしようではないか。
485484:2008/07/14(月) 23:23:58 ID:4IM9K6xi
そして、書き込んだ自分自身が脱字…脳内変換で宜しくお願い致します。
486ケモショタとワンワン:2008/07/15(火) 03:37:28 ID:zePAJYyw
ちっちゃくてかわいらしいケモショタとワンワンしたい。

ケモショタの細くてなめらかな首筋をなめなめしながら首輪をつけて拘束したい。

ケモショタのちっちゃくてかわいらしい体をやさしく抱き寄せて、
耳元で彼が真っ赤になるくらいの恥ずかしいことばをささやきたい。

そして、ケモショタのやわらかいくちびるにちゅうをして、
そのままくちびるをはむはむしながらお口のなかを犯したい。

胸元やおなかや背中やおしりやしっぽをやさしくなぞって悶えさせたい。

「かわいいよ」っていいながらおもいっきりモフモフしたい。

ケモショタのおちん○んをしゃぶりながら、
自分のお○んちんをそのやわらかいお口でしゃぶらせたい。

ケモショタのおち○ちんをしごきながら、
かわいらしくていやらしいおしりにぶち込んで中でいっしょに果てたい。

そして、果てたあとも人格が壊れるまで何度も何度もイかせまくりたい。
487名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 12:04:58 ID:Zsluq3l8
よくわからん
488名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 20:32:07 ID:2mLoccaZ
>>486
数年したら、ごつごつむきむきのウーキー族・・・・そしたらどうするの?
489名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 20:50:37 ID:UMRddZtS
490名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 11:27:47 ID:QLcjG3bq
ケモショタは素晴らしいけど、アッーはちょっと…
491名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 00:39:40 ID:ewYSUnpq
最近投稿ねーな

完成させてからじゃないと投稿できないってのが結構ネックだよな
492名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 02:37:34 ID:Wxpidk0n
書く
見直す
恥ずかしくなる
消す

のサイクルを繰り返してるからな。
俺も何回やったことか。
493名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 21:08:47 ID:Whtx+Q67
そんな恥ずかしがらないでこっち来いよっ!!
494名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 21:45:21 ID:ysx32tP6
495名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 22:13:02 ID:ewYSUnpq
>>494
ただの願望にしか見えないしSSでもなんでもないだろ
496名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:00:46 ID:GGfyxtPi
>>480>>486だったら、泣く。
497名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:28:14 ID:2vFqvgn8
はじめまして

この話では半人半獣が原則です
狼♂×羊♀

戦闘シーン有り

498名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:28:50 ID:2vFqvgn8

『導入部』

「北の狐どもが南下し始めたそうなのです」

開口一番に羊の長はそう言った。
ちらりと自分の父親を見ると目をつぶって何かを考えているようで、
羊の長の隣に座る少女に瞳を向ければ……目があった瞬間ビクッとして俯いてしまった。

「つまり、俺たちにそなたらの村を守って欲しいわけだな」

その声を聞いた羊の長は首を立てに振った。それを見て父親はまたしばらく考え出す。
そしてしばらく考えた後に気になる要素がまだあるらしく、父親であるこの村の長は首を羊の長の横の少女へと向けた。

「それで………そちらを、と言うことか」

それを聞いた羊の長は首を大きく縦に振った。

「そうです。この子………ネリーをキーファ殿に………」

それを聞いた我が父はふむ、と声を出してから何かを考え始めた。


499名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:29:42 ID:2vFqvgn8

原因はここから東にある羊たちの村に狐たちが迫っている事らしい。
この村に住む我々狼の民と、東に住む羊の民は昔は仲が良かった。
本来なら食うものと食われる側の立場なのだが、この村のやつらは羊毛製品が大好きなのだ。
なので食べるよりは仲良くして羊毛を分けてもらおうと考えていたわけだ。
幸いにも西のほうでは集落が完全にできていなかったりする別の種族がうようよ居る。そいつらを食べていたわけだ。
だが、100年ほど前に大飢饉があったらしく食べ物に困ったうちらの先祖は羊どもに手を出してしまったらしい。
それ以来仲が悪くなってしまい、飢饉が終わって豊作が続いている今でも友好関係は断たれたままだ。

だが、ここに来て事情が変わった。羊たちの北に生息する狐どもが南下し始めたらしいのだ。
あいつらはグルメだと聞いたから、おそらく羊どもを食べたいと思ったのだろう。
それは困った、と羊の長は思ったらしい。なんせ奴らの目的は肉なのだ、羊毛あげるからお引き取りくださいとはいかないだろう。
そこで、また我々狼の民と友好関係になる事を望んだらしい。

そこでの手土産となったのが長の娘である少女、ネリーと言うらしい。
そいつを俺の嫁とすることで、今回の同盟を締結しようと考えているらしい。
500名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:30:12 ID:2vFqvgn8

「キーファ、お前はどう思う?」

「俺は別に構わないぜ。あの女からは村の女どもとは違って良い匂いがするしな」

ああ、そりゃ当然か。本来は俺らの食べ物となるんだっけか?

「うむ、分かった。ではこの件を受けるとしよう--------」


こうして、俺の嫁は決まったわけだ。

501名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:30:43 ID:2vFqvgn8

『その1』

一週間がたった。
あれから、数名を北の森へと偵察に向かわせたりと狐対策は着々と進んでいる。
で、俺の新婚生活だが………。

「ネリー、ちょいと出かけてくる」

「はっ、はい。いってらっしゃいませ」

………夫婦というよりご主人様と召使って感じだ。
なぜか敬語を使ってくるし我侭等もまったく言わない。それに自分はネリーの笑った姿をまだ一度も見ていない。
やはりいきなりこんなところに放り出されるのは怖いのだろうか。
まぁこの村にはネリー以外は全員狼だし仕方ないのかもしれないが。
そしてネリーはまったく外出しなかった。結婚式を終えてから一歩も外に出ていない。
ずっと家の中で羊毛を使った編み物をしている、まぁ編んでもらったマフラーは暖かいし、もうすぐ冬になるからちょうど良いのだが。
ともかく元気な姿を見ていなかった。かわいいのだがどこか儚い、それが今のネリーだ。



502名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:31:15 ID:2vFqvgn8

西での狩りを終えた集団がちょうど村に戻ってきたらしい。
そういえば自分の家の貯蓄がなくなりかけていたので明日あたり自分も狩りに行かないといけない。
そんな事を考えてたら目的地へと付いた。
村から少しはなれたところにある川辺だ。
そこからネリーの普段食べている草を探してもってきた大きめの籠の中へと入れていった。
あれからネリーは家から出ていないので、最初に溜めておいた草がなくなりかけていたのだ。
料理は、ネリーが肉を裂くのが怖いらしく自分がやっている。まぁ、草食だから仕方ないのだが。
ともかく草がなくなりかけていたので集めているのだ。

しばらく集めて籠の半分まで溜まった頃、おもむろに草を噛んでみた。
………苦い。傍を流れる川で口をゆすいで対処するが、まだ口の中に苦味が残っている。
流石に肉食の自分では草の味を理解するのは難しいようだ。また作業に戻ることにする。

家に帰るとネリーは俺が背負っていた籠の中を見て驚いたようだった。

「あの、おいしそうな草がたくさんありますけど………」

「ああ、草がなくなりかけてたから採ってきた」

それを聞いたネリーはびっくりした表情で俺を見つめた。

「え?な、なんでキーファ様が草を?」
503名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:31:50 ID:2vFqvgn8

「はぁ?お前の食べるものがなくなっちまうからだろ」

「そ、そんなの。言ってくだされば自分でとってきましたのに……」

それを聞いて思わずため息を吐いた。
それを見たネリーはビクッと肩を震わせたがおとなしくしている。どうやら次の自分の言葉を待っているようだ。

「夫は家族の食料をとってくる。妻は家事をして夫の帰りを待つ。普通の事だろ?」

それを聞いたネリーの瞳からはぶわっと涙があふれ出てきた。
びっくりして何か変な事を言ったかと考えていると、それに気がついたのか涙を拭きながらこう答えた。

「わ、私のような者でも、妻と言ってくださるのですか?」

「当然だろ。そんじょそこらの奴よりはよっぽどかわいらしいしな」

そう言って頭をなでてやるとネリーは少しだけだが微笑んだ。
なんだ、やっぱり笑っているほうがかわいいじゃん、こいつを嫁にして良かったわ。



その日からネリーは笑うようになった。
外出はまだしないが、家に帰ってきたときには綺麗な笑顔を見せてくれる。
掃除にも慣れたのかいつも家はピカピカだ。
504名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:32:24 ID:2vFqvgn8

そんなある日の事。
その日は村の者と一緒に狩りへと向かった。
そして村の北西あたりの森でで獲物を探しているとめったに見れない連中と出くわした。

狐だ。

中には銀狐や黒狐もいるがほとんどが金色の毛並みだった、そしてそいつらはまだ若いやつらだ。
その中で赤い毛と瞳を持つやつと目が合った。おそらくこいつがリーダー格だろう。
そして自分たちも村の若い者たちで来ている。つまり次世代と言うわけだ。
そして自分は長の子供、つまり次世代の長。そう、この集団のリーダーでも有るわけだ。
瞳が会ったそいつと、自分。二人は一瞬で理解した。

今この場に、狐と狼の次世代が集まっている。

そして冷静な思考とは別に体の中心は暑くなっていく。
この場で優位に立てることは、羊たちの村がどうなるかも関係してくるからだ。
それはお互いに理解している。そしてそのことに周りの連中も気が付き始める。
出会ってからお互いに動かなかったが、場の空気が一気に重くなった。

「名前を、聞いてもよろしいですか?」

そいつはやさしい口調で聞いてくるが、そこには隠しきれない殺気が含まれていた。
狐は狡猾な種族だ。この会話も一瞬たりとも気を抜けないだろう。
505名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:33:22 ID:2vFqvgn8

「キーファだ。てめぇは?」

「アスフェルです」

「そうか………ところで、最近聞いたんだが………てめぇら、羊たちにちょっかい出そうとしているらしいな」

それを聞いたアスフェルは、薄かった笑みを深いものへと変えた、そして手を上に上げると後ろに控えていた連中がいっせいに構える。
それを見た狼たちもいっせいに構えて、場は一触即発の空気へと変わった。

「だとしたら?」

挑発するように聞いてくる。

ドクン、と心臓が脈打つ音が聞こえる。

「俺の嫁さんはその村の出身でよぉ」

ドクン

体中がカアッと熱くなっていく。

「あいつの故郷を荒らされたく無いんだよ」
506名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:33:54 ID:2vFqvgn8

ドクン

そしてサアッと体が冷たくなっていった。

「まぁつまり………」

ドクン

「死んでくれや」

ウオオオォォォォッッッッ------!!

雄叫びを上げて突っ込んでいく仲間たち、そしてそれに答えるように自分に向かってくる狐たち。
先頭同士がぶつかり合って、鈍い音が森に響いた。
地の飛ぶ音や乾いた音があたりに響き渡る。
それに興奮を覚えた体を収めるために自分に向かってきた狐へと爪を向けた。
肉の潰れる音と断末魔が聞こえてきたが無視して腕を振り切った。

乱戦に告ぐ乱戦。

終わる頃に立っていたのはお互い数名づつだった。

「今日はこのぐらいにしとこうぜ、アスフェル」
507名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:34:34 ID:2vFqvgn8
それを聞いた狐は首を縦に振った。

「ええ。………次に合う時はおそらく父上たちと一緒でしょうが、そのときはよろしくお願いしますよ。キーファ殿」

動けるものに指示を出してアスフェルは北へと帰っていった。
同様に自分も部下へと指示を出すと死んでしまったものを供養してやり、村へと引き上げた。



「親父、今日狐の若い連中とやりあった」

自分の家から少しはなれたところにある家に入り、そう告げた。
父親はそれを聞いて驚いた顔をしたがまじめな顔になって言った。

「どのあたりだ?」

その後色々と聞かれて丁寧に答えていく。

「最後だ、おそらく狼と狐で全面戦争になるだろうが、次に戦う時はどうする?」

ニヤリと笑いながら言った。

「アスフェルは俺がぶっ潰す」

「うむ、それでこそ我が息子だ」

満足したように顔を振るともう帰っても良いと言われた。
508名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:35:04 ID:2vFqvgn8

家に帰ると、ネリーは俺が怪我をしていることに気がついたのかあわててタオルを持ってきた。
そして血を拭うと部屋にあった薬草を幹部に塗り始めた。

「一体何があったんですか?キーファ様がこんなに怪我を負うなんて……」

不安そうな顔で覗き込んでくる。その瞳を見ているとなぜか申し訳ない気分になってきた。

「狐どもとやりあってきたんだ」

それを聞いたネリーは驚いて何かを言おうとするが、
それのために自分は嫁いできたのだと気がついたのだろう。何も言わずに口を閉じた。
最終的にはただ一言。

「絶対、帰ってきてくださいね……」

フッと笑ってから言った。

「当然だ」


続く

エロ無くてスマン
509名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 01:05:36 ID:l5pQrU3L
わっふるー!
久方ぶりの投下ありがとう。GJ。
510名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 03:27:27 ID:ZfSaJUGb
作品キター!
続きに期待してます。
511名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 08:28:36 ID:3Dz1/3Ok
わっわっふる〜
512名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 23:31:41 ID:+kEfNwpd
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4003650

ニコ動でごめん
これを聞いて名古屋に引越ししたくなった
513名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 03:49:31 ID:uDENJYU+
死ね
514名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 05:13:27 ID:aWYUNVOf
なにこの新世界www。

ゴッツクてシャイなギャップ萌え肉食系彼氏とイケイケ草食系彼女のエロが読みたい!
515名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 07:10:33 ID:P8epJbSW
>>480だけど、完成しないと貼れないことに気づいてがんばって推敲中
今から言っとくとポケモンの獣人♂攻められ、相手はまだ決まってない
・・・アリなのかな、ポケモンって
516名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 07:14:32 ID:YIKsD/Oh
ポケモンは専用スレあったから、獣化要素なければ
そっちでやったほうがいいのでは?
517名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 08:22:34 ID:P8epJbSW
生ポケモンじゃなくて一応獣人化はしてる
無理っぽいなら作り直すかな・・・
518名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 13:14:09 ID:uoB14F4r
>>517
ポケ同士スレが無かった頃には
ここに融合変身なウィンディ化×キュウコンとか投下されてたこともあるし大丈夫じゃね?

まあ自分で合ってると思う方のスレに出せばいいと思う
519名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 01:14:08 ID:qXJDpXlV
グラエナとベルガーあたりがみたいな。グラエナはラストまで連れてた悪ポケだった。
520名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 01:16:48 ID:Wy0djzB0
某豚好きさんはもうココ見てないのかな?
521名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 07:31:31 ID:DAmAodVd
多分見てますよ。ミテマスヨー ミテマスヨー
多分、多忙だったり規制に巻き込まれてたり
西○維新読んで鬱ったりしてるだけですよきっと


…マジすんません
522名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 19:28:48 ID:k5DcJAjw
まんまポケモン→ポケモン板
人間体系ポケモン→ここ
みたいなことを勝手に自分で思ったのでここに上げることにしました
が、前述の通り無理だと思って消してしまったので書き直します
>>519
もし入れ替えができたらその2匹と差し替えてみます
できなかったらごめんなさい
523名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 22:34:53 ID:Wy0djzB0
>>521
王大人生存確認!!!
よかった見てたんですね!
時間ができて、モチベが高い時にでもまた獣化作品を書いて頂ける日を楽しみにしてます。
524名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 00:12:02 ID:jhdacj5B
モチベ待ちだけでなく、書きたくなるようなネタを振るという手もある
しかしミテマスヨーの上に西尾○新というのはヤンデレ過ぎではないのかw

>>522
消しちゃったのかもったいない・・・だが期待して待ってる
525名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 03:26:18 ID:Coea1jnw
無責任にネタを垂れ流すのも失礼な気がして躊躇してしまうなー
526名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 08:24:25 ID:nQOGOLkl
垂れ流がさないと話題が尽きそう
527名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 08:30:01 ID:Y30VqhFa
携帯書きだからどうしても時間がかかってしまう
528名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 21:21:08 ID:eAEKZWXi
案は練っているんだけどなあ。
ちゃんと納得いくものが書けるかな。
529名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 08:21:42 ID:2kbXHrbT
誰かこの空気を変える勇者はいないのか
530名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 08:36:01 ID:F710teFd
無理。
なぜなら書き終えてないから。
全部出来てから見せてクソミソに言われるのが怖くて書き直し繰り返して
そのうちめんどくさくなって放置ってパターン。

ある程度反応がないとやる気も起きないよ。
531名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 11:26:08 ID:lUW1VF0L
そうそう。
自分でもまだ納得いかないのに、お披露目なんて…
でも、空気は読むものでもあるし、作るものでもあるしなあ。
532名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 15:16:38 ID:/nvGvHnd
しかし「自分で納得がいかない」というのは、一見謙虚に見えるが、裏を返せばある意味
「自分一人だけで作品の良し悪しが判断できるなんて、
ご自分の書評眼によっぽど完璧な自信がおありなのですねわかります」
という話でもあるのかも知れない

「納得いかない」ってのは
「何か足りない気がするんだけど、実際何が足りないのかわからない
(わかってるならそもそも書けてるだろう)」
という感じのが多いだろうし、そういうのを一人で悩んでても答えは出にくいんじゃないのか
自信の無い作品こそ、人に見せて意見をもらった方が良いんじゃないかとも思う
失敗の許されないプロの場とかじゃないんだし

もちろん最低限のミスチェックや推敲は必要だが
もっと気軽に上げていいんじゃないかと思う
…それに、自信の無かった作品の方が、半ば投げやりにでも、
いざ上げてみると受けが良かったりする事もあったりするので
533名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 21:36:00 ID:2kbXHrbT
書いてる途中に妄想オナヌーしてしまって全く進まない
その妄想を文に出来ない自分が・・・もどかしいぜ・・・
534名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 02:40:54 ID:oJmfMAFa
>>533
スーパー賢者タイムでは何も書けんよ。
ガマンするか、催す前に書き始めるしかない。
535名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 03:32:26 ID:XYnBrQ1M
>>532
気持ちは分かるが余計なお世話だと思う。
遠回しに急かしたりしないで気長に待とうぜ。
気軽で良いって言うなら>>532が投下しても良いんじゃないか。
536名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 03:34:56 ID:Zs4w8uU5
それにしてもテンプレうっとおしいな
弊害しか出てない気がする
537名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 09:27:52 ID:CuYltwbW
>>536
小説スレでは大抵暗黙の了解になってたり常識になってるルールじゃないか?
538名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 09:31:55 ID:Zs4w8uU5
んなこたない
暗黙の了解とか常識のルールとかそんな言葉で正当化されても困る
そもそも前スレまではこんなルールなくても機能してたわけで・・・

要するに>>1は最悪ってことだ
539名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 10:46:52 ID:66hzQmgs
ただの普通の天婦羅にしか見えないんだけど
何か問題あるの?
540名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 11:05:08 ID:dLQZZHAI
テンプレそのもの問題よりは「書きながら」の解釈がトラブルの原因。
「書きながらの投稿禁止」ってのは別に全部書き上げてから投稿しろって意味ではなく、
メモ帳とか無しの起文即カキコを禁止してるだけの話だから、ストーリーが長いなら途中までの投稿は全くOK。
途中で詰まって悩んでる時に、詰まるちょっと前まで投稿して読者の意見を聞くのは、オンラインSSならあって当然。


と思うのですが、この解釈で何か問題がありますでしょうか?
541名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 11:51:18 ID:BRzZS27j
>>540
ああ、俺もこのテンプレのどこが問題なのかわからなかったが、
そういう誤解だったのか

俺もそういう解釈でいいと思う。続きモノが反対される流れなんてものも無かったし
542名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 12:27:06 ID:Zs4w8uU5
・書きながら投下しない。メモ帳などに書き溜めてから投下しましょう。
・『投下します』『投下終ります』『続きます』など、宣言をしましょう。
・すぐに投下できる見通しがないのに「○○は有りですか?」と聞くのは禁止です。
・作品投下以外のコテ雑談、誘いうけ・馴れ合いは嫌われます。

↑でも正直これいらなかったと思う。
はっきりいって余計なお世話だよ。
変な意図はなかったんだろうけど、なんかすごくやりにくくなった。
543名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 12:38:35 ID:OiprU8jA
適当というと言い方悪いかもしれんけど、
もっと柔らかい感じでいい気もするね
544名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 12:43:44 ID:CbykMDrD
>>542
余計なお世話ってのはともかく
理由もはっきり言わずに「なんかすごくやりにくい」と言われても
ただの我侭にしか聞こえないな

テンプレの何処が「やりにくい」のか、何がしたいのかを言ってくれないと
545名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 12:57:20 ID:Zs4w8uU5
ただの我が侭でいいよ。
言ったところで変わることはないだろうし。

こういう解釈をすればいいだろ?って言われるのがオチ。
546名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 13:33:20 ID:MMByZ5JL
それじゃあ>>542の発言の意図がよく分からない。
変更すべき点は変更して、次のスレをよりよくするべきじゃないの?
特に今回のテンプレは、前回のスレのゴタゴタによる修正だから、今回ので確定じゃないしさ。
547名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 13:48:42 ID:BRzZS27j
そもそもZs4w8uU5氏は何か作品を書かれてそういう事を言っているのだろうか
「執筆中・構想中の作品がテンプレに抵触しているので上げるに上げられない」
というならまだわかるが
548名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 14:02:44 ID:dLQZZHAI
>>545
解釈が変われば行動が変わる。文面に変化が無くても、実情に合わせて解釈を工夫することも重要。
解釈処置で実情を処理仕切れなくなったら、その時に改めてテンプレ文面を改善すればいい。

オレの職場なんか、解釈で言い逃れないと何時潰れか分かったモノじゃないし(´・ω・`)


うむっ緊急連絡だ!
549名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 14:05:19 ID:CbykMDrD
ただ漠然と欲求だけ言い散らかして
それが受け入れられなかったら
誰かのせいにして逃げる人に
一々構う必要ないと思うんだけどな

みんな優しいな
550名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:41:49 ID:Zs4w8uU5
なんでわざわざ煽るん?
みんなが優しいんじゃなくて>>549がおかしいだけじゃね?

自分も大概だとは思うけどさ
551名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:44:18 ID:Zs4w8uU5

×自分も
○自分でも
552名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:57:26 ID:BRzZS27j
否定するなら>>549に突っ掛かるだけじゃなくて
>>546-548とかに対してもちゃんと答えてもらいたいんだけど

結局、なんでもいいからケチをつけてスレの雰囲気を悪くしたいだけの荒らしなのか、
それとも真面目に話し合う気があるのか、
はっきりしてもらいたい
553名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:04:53 ID:Zs4w8uU5
>>552
結局は俺の我が侭だから修正しなくていいです
荒らすつもりはなかったんだが結果として雰囲気悪くしちゃってすみませんでした
ただ、日曜とはいえこんなに人がいたのには驚いた
こんなに人がいても誰一人として書かないわけだけど…


以下、いつもどおりの流れに戻ってくだちい
554名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:17:30 ID:Uc5J2jkB
ブーブー文句言うだけなら豚でも出来る。





・・・豚だったのかもしれんが。
555名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:28:19 ID:CuYltwbW
以下いつもどおりの流れに戻る前に、本人が我が侭と認めてるとはいえ、
せっかくこういうご機会なんだ、テンプレ修正案を出してみる。
コメントは>または【】で表記、修正箇所は《》で囲う。

・ママーリand常時sage推奨。とりあえず獣のごとくのほほんと、Hはハゲシク。
・荒らし・煽り・板違い・基地外は完全スルーしましょう。
・特殊なシチュ(やおい・百合など)の場合は注意書きをつけて投下。好みじゃない場合はスルー。
>以上そのまま。ここは問題ないかと。
・《掲示板の書き込み欄で即興で書かず》メモ帳などに書き溜めてから投下しましょう。
 《長編なら1話単位など、自分の好きなタイミングで区切って投下するのは構いません。》
・『投下します』『投下終ります』『続きます』など、宣言をしましょう。
 《これがない場合、割り込みや、閲覧者に終わっていないような印象を与えてしまうことがあります。》
・すぐに投下できる見通しがないのに「○○は有りですか?」と聞くのは《推奨されません》。
 《「○○」という事柄を書いていいかどうか迷っているのであれば、
 構想を簡単にまとめてそれを併記しつつ、どう迷っているのか明確にして相談する形を推奨します。》
・作品投下以外のコテ雑談、《【削除】》馴れ合い《など》は嫌われます。
>誘いうけってのは馴れ合いとは違うのか?俺の無知ならすまん。

全体的に項目に補足を追加。極力誤解のないものにしたつもりだが…
ここはこのほうがいいとかこれは俺の解釈がおかしいってところは突っ込んでくれ。
556名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:32:07 ID:dLQZZHAI
割と真面目な話をしたつもりだったのにぶっきらスルーしてくれやがった>>553はメタボルフォーゼで豚化の刑


>>555
テンプレ改正案の内容はとりあえず暫定賛成。議論の時期はレスが900越えた後でいいと思うが。

「誘い受け」ってのは、投下後に自虐的な反省を並べて他人のフォローを期待するような行動のことじゃなかったかな。
まあ、腹立つ人はいるだろうけど、投下人自身に「やっちゃった感」があると自然と出ちゃいそうだしな。


うむっ緊急連らブヒッ?
557名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:53:05 ID:MMByZ5JL
>>556
いや、作品投下前に、「〜〜で自信ないけど投下した方がいいかな?」みたいな、
相手にこちらの行動を促してもらうのを誘うこと。
内容がどうであれ、相手に促されてやったから否定はされまい、
っていう魂胆があると思われているのか、と嫌う人が多い。

SS書きの集まってるスレでは、書き手の心得としてやめるべき、とされてる。
558名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 23:00:33 ID:dLQZZHAI
そしてまた一つ、>>556-557に解釈の相違が生まれた。



投下前の水向けか、もし「投下しないでネタ振り逃げ」なら結構嫌だな。
559名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 01:38:29 ID:tN8/UB3y
ID:Zs4w8uU5には、スレ読み込んだら30弱のレスがついてて
「これは久々に投下きたか!!!!」と思った俺のときめきを返してもらおうか。

テンプレ案だが、改変してもらってこんな事言うのもアレだけど
別に要らん事をクドクドと書かなくてもいいと思うんだよな。今のままで十分機能してる。
ガキじゃあるまいし意図ぐらい読み取れるだろ。
下2つの「です・ます」の部分は少々刺々しくて改変の余地があるかもしれんが、そこだけだな。

気に入らないなら自分でスレ立て請け負ってから勝手に改変して非難浴びればいいんじゃね?
560名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 07:45:04 ID:ShVkpUrD
というか、実際Zs4w8uU5以外に「このテンプレはどうしても嫌だ」なんて人が
そう何人もいるのか?
今までなんの問題もなかったのに、こういう輩にいちいち迎合して甘やかすと
駄々っ子や我が儘なクレーマーを調子づかせることになって、逆に良くないと思うのだが
561名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 09:20:12 ID:0JtHZkjM
どちらかというと縛りの少ない方だと思うけどな、このテンプレ。
明文化されるとガチガチに守らなければいけないと思ってしまう
人間がネット世代には多いそうなので、
最後に「以上は行動の目安です」って入れときゃいいんじゃない?
自分の判断を加味して行動できない者のためにテンプレが肥大していく
と息苦しいスレになる。
562名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 15:01:04 ID:WIHJPsI+
事件は夜のトランシルバニアで起きた!

親に言われた夜の森に近付いてはいけないという言い付けを破り外に出てしまった少女ジェニファー(16)
だが彼女はスッカリその事を忘れていたため不用意に接近した次の瞬間、森から狼が飛び出してきたのだ
悲鳴を上げるジェニファーだが深夜の森には誰も助けには来ない、、、、無惨に引き裂かれるのを待つだけである



一年後、そこには元気に走り回る子ワーウルフがいた、、、、

ジェニファー「もう夜の森には勝手に一人では行かないよっ!」
563名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 15:23:47 ID:ShVkpUrD
>>562
それにしてもこの狼、ノリノリである

ベタなネタだが和んだ。職人乙w
564名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 18:06:16 ID:LOYja6wL
久々に見たわ、まる見えコピペ
ワロタがジェニファーならば「もう(ry 行かないわ」になるべきではなかろうか
女性バージョンが無いわけではないのだし
565名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 03:11:45 ID:larHKg9Z
イミフ
566名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 08:54:00 ID:M8DDsshe
あぁ ジェニファーは妊娠しちゃったのね

と別の解釈してた
567名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 12:54:37 ID:RZRQcB3Y
それはそれでアリじゃね?
568名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 23:11:21 ID:VfA7B8ig
あんたはジェニファー
あんたはジェニファー
あんたはジェニファー
「近寄らないで!」
569名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:11:08 ID:9+j1Xqwx
>>568
MGS2の雷電かw

・・・遺伝子強化して最強の兵士を作る「恐るべき子供達計画」とかゲノム兵開発とかの試作段階で、
動物の遺伝子入れられて獣化しちゃった兵士とか居たのかも、とか想像するとロマン。まさに性欲を持て余す。
570名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 07:02:12 ID:a3ngzB2p
PS2の獣王記ですね
571名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 19:25:03 ID:wJMh8d6p
>>569

MGS2を獣化した場合を妄想した。

スネーク=狼(いや、まんまでもいいんだとは思うけど
オセロット=山猫
雷電=グラエナっぽい犬
オルガ=ハスキー犬
フォーチュン=虎(むしろ兎か?
ソリダス=スターフォックスの指令官?の犬


ジョニー佐々木=猿


メタルギァマリサの影響でヲタコンがどうしてもでっていうに見えてしまう。
そして獣化と言われると犬猫虎しか思いつかない俺って一体。

あ、雷電は狐の方がよかったかな。


そいやゼルダやKH2でも獣化あったね。買った理由それだけだけど。
572名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:20:46 ID:c4fcra3E
あんた犬好きだなww

スネークの眼やら表情やらって、何か連想を起こす様な動物が居ないんだよな。強いて言えば猛禽くらいか
573名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:30:06 ID:q0jRJDLt
全く関係ないが、遺伝子と聞いてガッツ石松が昔、妙なことを言っていたことを断片的に思い出した。
『俺だって色々考えてるよ。例えば馬と鹿のクローンとかね』
574名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 22:11:43 ID:5mMsyhxq
戦争ものは基本的に犬系猫系が多そうな予感!
悲しいかな草食動物だと食べられちゃうからね

>>573
ホントに全く関係ないwww
けどなんか良いねその話w
575名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 08:44:57 ID:UwxCDc4U
>>574
アレクサンダー大王すら大苦戦させた古代インド軍の戦象部隊を知らないか?

そうでなくても農業の発展が人類に戦争の出来る余力を与えたと言われている。
それに瞬発力の肉食動物と持久力の草食動物では戦争という
長期的な視野が必要な戦闘に向いているのは草食動物の方だろう。
だから意外と獣人戦争では草食動物民族が戦争に明け暮れ、
肉食動物は傭兵や盗賊やレジスタンスとして細々と迫害されながら生きている、
というのが正しい姿かも。
576名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 10:25:22 ID:PMhVCMdn
たしかに数も草食の方が多いだろうし
577名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 11:44:08 ID:V74CzpMg
数で勝負という事になると、産めよ増やせよなエロエロ展開ですねわかります。
獣人に産ませるだけでなく元人間もじゃんじゃん獣化させちゃって、
敵国の捕虜を沢山連れて来ては獣化洗脳調教して
「ほらほら良く働いた者は褒美として交尾させてやるぞ!」
という言葉に逆らえない身体にするのですねフッヒー!

…皆様真面目に考察してるのに外道ですんません
578名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 12:14:03 ID:9LIP68nB
そういうのって大抵破綻するよね
ゾンビみたいに最終的にみんな獣化しちゃうw
579名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 12:58:15 ID:Q8m7hhuR
獣化と草食動物と肉食動物の比で思い出すのは
外国のHPに乗ってた「Wind Of Change」だな。
別の次元との融合によって、子供を除く全人類が
半獣化するってお話。結構長編で、外伝もいくつかでてる。
その小説内で、草食動物と肉食動物の比が10:1だったはず。
もちろん動物の特性は強く出てるが、さすがに食い合いはして無い。
580誇大妄想:2008/08/02(土) 23:19:45 ID:Y+SO0J3Y
雨に濡れてムシムシして頭ムラムラして思いついた妄想。
ついでに風邪引いて頭が沸騰しそうだよぉ…………

[わんわん]
「ハァ…………………」「どうかされたのですかご主人様」
「うっさい、ほっといて」「一人で悩んでても苦しいだけですよ僕に相談してくれれば」
「ほっとけっつってんだろ馬鹿犬。ワンワン言ってろ」「………………」
「…………わっ!!;…………ちょなにしとんじゃ馬鹿犬!!#;」
「わんわん(°w°)」「わんわんじゃねぇ!!#さっさと退け!!////#」
「わんわん(°w°)」「ha☆na☆se!!」
「わんわん(°w°)」「んぐぅ!?;…………ん………………あ……………」
「んぐんぐ(°w°)」「………ぷはっ!!;…………この…………腐れ犬がぁ…………/////#;」
「わぐわぐ(°w°)」「ふぁっ!?なにすんのよぉ!!結構気に入ってたのにぃ!!#;;」
「わんわん(°w°)」「痛っ!!…………揉む……………なぁ!!……………」
「わんわん(°w°)」「おま!?……止めろ!!ズボン引っ張るなぁ!!/////」
「わんわん(°w°=°w°)」「…………この………んぅ……後で……ひぅ……動けるように………あん……………なったら…………くぁ…………ただじゃ…………ひぁん…………おかないん…………ふぁぁ………だからぁ!!////…………あぁん」
「わんわん(ーwー)」「お前のことだぁ!!#…………ちょ…………おま;」
「わんわん(°w°)」「パンツに前足突っ込むなぁ!!////……………ひぅ!?;」
「わんわん(°w°)」「(そんな……………こんなのに…………感じる…………なんてぇ!!…………)」
「わんわん(。。)」「あ…………舐めるな……ぁ……………」
「わふわふ(。。)」「(体が…………痺れて…………動けないぃ……………)」
「わんわん(°w°)」「……………!!!;;;;」
「わんわん(°w°)」「止めろ!!それだけは…………それだけはぁ!!////;;;」
「わふわふ(。。)」「お願いだから!!そんなもの……………」
「わふわふ(。。)」「入れない……………でぇぇ!!////」
「わおーん(w )」「……………あぁあああああっっっ!!!!!/////;;;」
「わんわん(w°)」「駄目ぇ…………動か……………ない…………でぇ…………」
「わんわん(ーwー)」「ふぁ……………あん……………うぅ……………」
「わんわん(w°)」「あ……………そこぉ……………もっとぉ……………」
「わうわう(w")」「…………ぅんう……………すごぅい……………ふあぁん……………」
「わん………(w )」「……………え…………」
「わんわん(w )」「……………ちょ…………やだぁ……………」
「わぅぅぅぅ(w )」「…………中は駄目ぇ!!!…………」

アオーン

「ふぁぁあああああああぁぁあぁああぁぁぁぁっっっっっ!!!!!」

「フー……フー…………(w )」
「……………」
「……………くぅん?(w°)」
「………………中は駄目って……………」
「ビクッ!!(w°;)」「言ったでしょうがぁぁぁああああああ!!!!!#####」

クワォーーーーーゥゥゥン!!!!;;;;


「………グフゥッ!!……それで、結局何で悩んでたんですか?;」「んー…………♂猫飼おうかなぁなんて」
「それは僕は激しく否認します(ご主人様は僕だけの物だ……………)」「そう…………(まさかもう解決したなんて言えないよなぁ…………今後のためにも)」

end

女性×獣人犬♂の盗聴した会話

お目汚しスミソ

つか改行大杉で出来なかったし。読みづらくなってるかも知んないけど御免。Wiiだからコピペ機能が無い;
581名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 23:40:00 ID:gmVzigrv
中華皇帝の羊が遊牧民族の狼女戦士をいたぶる展開を妄想。
「おお、臭い臭い。肉を喰らう蛮族めらは匂いがきつくて堪らぬわ。
おい、女。肉が食らえなくて苦しいか。そうか、苦しいか。
仕方あるまい。朕の慈悲をもって臣下の肉棒を喰らわせてやろう。
これから汝は生きた虚勢機具として宦官の肉棒のみを喰って生きるのだ。」
582名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:00:51 ID:pgbEitIy
すごく…痛そうです……(カットオフされる人が)
583名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:04:07 ID:9LIP68nB
雄牛が自前のミルクを飲ませたり、豚が肉(奴隷)を食らったりするんですね
584(°w°):2008/08/04(月) 01:12:23 ID:1UO8Hdeb
火を放つと辺り一面香ばしい臭いが漂いそうだなぁ。
両方の意味で。


獣人の戦闘はやっぱり自前の爪とか腕力とかかな。いや、銃を撃つときに毛にトリガーのたぐいが引っかかって痛そうな気がして。

とりあえず毛深い獣人が使っても毛が引っかかる心配が無さそうな武器では、
ナイフや剣等の刃物、槍(神話でも使用しているところはあるし)
一部の銃火器(P90のようなトリガーをしている銃でしかも少し大型のタイプ。獣人になって手とか大きくなってそうだし。)

近代に近い設定で獣人で素手の状態で銃撃戦闘を行う際にはピストルではロシアのトカレフ、ライフルではシンガポールのCISモデルSAR21アサルトライフル、サブならP90、スナイパーライフルならワルサーモデルWA2000スナイパーライフルがよろしいかと。

まあ手袋すれば危険性は無くなるんだけどね。

俺としては獣人にはデザートイーグルや片手で対戦車ライフル、極めつけは両手にバルカン砲を持たせて撃たせたい。反動をものともせずに撃ちまくる軍人獣人を思い浮かべただけでもう脳がとろけそうだ!!



別に書く程の事じゃないと思うけど、一昨日雨の中帰ってきて妄想をここに書き連ねた後、頭が痛くなってきて早めに寝た次の日に狼になってました。身体的に。
既に心は狼だったので問題ありませんが。肉球だとキーボードが押しづらいと痛感しました。
今は手はなんとか戻ってきましたが。
585名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 01:18:07 ID:qJh2AU1q
顔文字きめえ
586名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 02:19:44 ID:BsU9ptvF
いま思ったことがある。
獣人って女の子にお○こ触らせてもらえないな、あんな爪伸ばしてるし
587名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 03:25:33 ID:1N12tkVC
>>586
舌が長いじゃない
588名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 13:32:20 ID:mPIQX5ha
呪いだか病だか、それとも人工ウィルスだかナノマシンだか
獣化因子が伝染するタイプの獣人・獣化潜入工作兵なら、存在そのものが一種の兵器だな

…強い獣人に獣化させてしまったら逆効果だが

>>586
指を深く入れたりはできなそうだが、肉球による愛撫とかは人間にはない感触で良さそう
…ヒヅメ系だとゴリゴリしてちょっと痛いかも知れないけど
589名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 13:47:45 ID:MLmPYvmb
>>480です
お待たせ・・・というほど期待もないと思いますが一応完成しました
受けも攻めも男の子です、いわゆる801というのかな?
受けの方はお兄様、修(しゅう)で、攻めの方は弟様、遥(はるか)と読みます
彼らの種類(犬とか猫とか)は個人の自由に想像してください
ただ、ちょこっと出てくるご主人様は人間。

「これ獣人じゃなくね?」という意見もあるかと思いますが初作品ですのでご了承ー
590名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 13:53:57 ID:MLmPYvmb
携帯書きなので読みにくい&誤字脱字があるかもしれません。


「遥ってさ、ほんとに雌みたいだよなぁ…ビビりだし声も高いし、泣き虫だし」
お兄ちゃんがいつものように僕を馬鹿にする。
「こ、声が高いのはお兄ちゃんもでしょ!…それに…それに…ぐすっ…」
「ほら、また泣いた」
「ご…ごしゅじんさまぁ、お兄ちゃんがあぁ…」
いつものパターンだ。
「遥、泣かなくてもいいから…修、いい加減に悪口はやめなさい」
御主人様の静かな声は、怒っている時には迫力になる。
「だって…いや、ごめんなさい…」
御主人様に怒られたお兄ちゃんは、いっつも僕より小さい耳を寝かせて反省した
態度をとる。
御主人様は分かってないけど、尻尾を見たら反省してないのはまるわかりだ。
今日こそは仕返ししてやる…。
そう思って、僕は今真夜中にお兄ちゃんの部屋の前にいる。
もちろんノックせずに忍び込む。
お兄ちゃんはすぐ近くで眠っていた。
持ってきたのは瓶と注射器と…とある服。
早速、瓶の蓋を開けて透明な液を注射器に満たした。
中身は即効性の睡眠薬。
手に入れるのにどれだけ苦労したか…。
なんて思い返す時間が勿体ない。
さっとお兄ちゃんの腕に薬を打ち込む。
案の定、注射の刺激で目を覚ました。が…
「ん…遥、こんな時間に俺の部屋で…なに…」
早速薬が効いたようで、それだけ言ってまた眠ってしまった。
「いつもの仕返し…」
僕はお兄ちゃんのぐっすり顔を見ながら笑ってやった。
まずは上着。
御主人様が買ってくれた僕とお揃いのシャツのボタンを、ひとつずつ外していく。
全部外し終わってお兄ちゃんの綺麗な上半身を眺める。
僕に負けず劣らず、ひ弱そうな身体をしてる。
胸に耳を当てれば、ふさふさした感触と一緒にトクトク心臓の音が聞こえてくる。
ずっとこのままでいたいけれど、時間は待ってはくれない。
耳を離して、今度はズボンをゆっくりずらしていく。
少しずつ、白い下着が見えてくる。
僕の心臓の鼓動が時間と共に速くなる。
…ダメだ、落ち着け。
体力は残しておかないといけない。
深呼吸してもう一度お兄ちゃんを見る。
はだけたシャツに膝まで下ろされたズボン、そしてまだ手付かずの白い下着…。
最高の眺めだ。
写真を撮ってしばらくオカズに使おう。
頭を冷やした僕はとりあえず服とズボンと下着をぱぱっと脱がし、お兄ちゃんを
生まれたままの姿にしてあげた。
再三、お兄ちゃんの姿を眺める。
なんだ、いつも僕を雌だ雌だと馬鹿にするくせに、肝心な所は僕より小さいじゃ
ないか。
何だか安心した。
とにかく、後はこの服を着せて終いにしよう。
明日から、お兄ちゃんは僕のメイドさんだ。
591名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 14:05:05 ID:MLmPYvmb
待ちに待った翌日の朝。
朝食の後部屋を覗くと、お兄ちゃんはちゃんとあの格好のまままだすやすや寝て
る。
と、下の階から御主人様の声がした。
「遥ー、そろそろ出発するけど、修と喧嘩しないようになー」
「わわっ…!」
僕はびっくりして思わずドアを閉めた。
「どうした?」
「な、なんでもないです、行ってらっしゃい」
「…?…まあいいや、帰ってきたらカットしてやるよ、じゃあな」
今日から二週間、御主人様は外国に出張。
その間僕はお兄ちゃんで遊び放題だ。
気を取り直してドアを開ける。
夜には気付かなかったけど、メイドさんの服とお兄ちゃんの銀色の毛がなかなか
マッチしてる。
さて、どうやって起こそうか…。
悩んだあげく、僕はスカートの上からお兄ちゃんのものを掴んでみた。
すると突然、お兄ちゃんが口を開いた。
「遥…遥ぁ…」
「へ?」
僕はお兄ちゃんを見た。
明らかに寝てる。
何だか気味が悪くなって僕はお兄ちゃんから手を離した。
代わりにデジカメで様子を撮っておこう。
どうなるのか楽しみだ。
すぐにお兄ちゃんの息が荒くなってきた。
同時にスカートの真ん中辺りに大きな膨らみができてきた。
「あれ?僕触ってないのに…」
中を覗くまでもなく、それはお兄ちゃんのものだとわかった。
「んっ…あっ…」
変な声まで出し始めた。
数十分そんな時間が続いた後、突然お兄ちゃんの荒い息が落ち着いた。
「うー…」
お兄ちゃんがゆっくり目を覚ます。と、同時に下の方でくちゅ、と音がする。
592名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 14:07:00 ID:MLmPYvmb
「またやっちまった…っえ!?は、遥!?」
かなり慌ててる。
「な、何でいるんだよ…つーか、なんだこの格好…?」
顔を真っ赤にして、なにやら自身の股間を覗き込んでいる。
もしかして、今のは…
「どうしたのお兄ちゃん?」
デジカメをしまって、笑って話し掛ける。
「いや、なんでも…」
何かあると察知した僕は、スカートの端を掴む。
「嘘つかなくていいよ…大丈夫、見てあげる」
「ば、馬鹿、やめ…」
お兄ちゃんは止めようとしたけど、僕は無視してスカートをめくり上げた。
と同時に、雄のあの匂いが鼻を突いた。
スカートの中は、お兄ちゃんの種でベトベトになっていた。
「うわぁ…」
「み…見るなぁ…」
「そういえばお兄ちゃんさ、夢精する時僕の名前連呼してたよね」
「い、いや、それは…」
「何の夢見てたの?」
「…」
お兄ちゃんは黙ったまま目を逸らす。
「こんなこと…かな?」
僕はスカートの中に頭を突っ込んで、お兄ちゃんのそれを舐めてみた。
スカートの中のお兄ちゃんの種が僕にベットリ付いた。
空気がこもるからスカートは上げておこう…
「馬鹿っ…!なにやって…」
僕はわざとぴちゃぴちゃ音を立ててお兄ちゃんのそれを舐める。
「やめ…ひっ…」
お兄ちゃんの尻尾から力が抜けるのが見えた。
「ご、ごしゅじんさまに…いいつけてやるっ…」
「へえ、じゃあ二週間ありったけ絞ってあげる」
「二週間…?」
「いや…」
黙ってればよかったかな…
僕はそれ以上何も言わなかった。
その後しばらく舐めたり吸ったりを繰り返していると、少し苦みが口の中に広が
った。
多分精液の味だろう。
「…そろそろいくの?」
お兄ちゃんは頷いた。
割と早く素直になってきたみたいだ。
僕はお兄ちゃんの根元を強く押さえてから、思いきり吸い上げた。
少しだけ白い液体が溢れたけども、大半は中でせき止めてやった。
593名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 14:09:40 ID:MLmPYvmb
お兄ちゃんは苦しそうな顔をする。
「ちょ…だ、ださせてよぉ!」
身体をびくびく震わせてお兄ちゃんが叫ぶ。
「まだまだ」
「な、なんでこんなことするの…?」
「いつもの仕返しだよ」
僕がそう言った後、お兄ちゃんは少し黙ってから口を開いた。
「ごめんなさい…もう…しないから…」
耳が垂れてる…のはさっきからで、尻尾も若干巻いている。
見た限りでは真剣らしいけど…
「だけど、これは今までの分だから…」
言葉はここで切ったけども、もちろん止める気は無い。
「お兄ちゃんが悪いんだからね」
僕はお兄ちゃんから口を離す。
想像通りのいい感じな流れだ。
「それより、お兄ちゃんが夢精なんかするから僕ベトベトなんだけど」
僕の言葉を聞いて、お兄ちゃんはゆっくり上半身を持ち上げた。
「ご、ごめんなさい…すぐに…」
メイド服のお兄ちゃんの顔が近付いてくる。
小さく出された舌が、僕の顔についた精液を少しずつすくいとる。
熱い吐息が僕を覆う。
「ずいぶん口調が変わってきたね」
「だ、だって…」
お兄ちゃんは舐めながら呟く。
僕はふうと小さくため息をつく。
「別にいいんだけど…」
あまりにも舌を出す面積が小さくて、なかなかお兄ちゃんの仕事が終わらない。
と、急に小さく唸り声を上げた。
「うう…」
「どうしたの?」
「あ、味が…」
僕はまたため息をついてお兄ちゃんを見た。
「お兄ちゃんのくせに…情けないなぁ」
「ごめんなさい…」
「誰だっけ、僕のこと雌みたいって言ったの」
「僕…です…」
ついに一人称まで変わってしまった。
「僕?いっつも俺って言ってなかった?」
「そんなこと…もう…」
しばらく沈黙が続いたものの一向にお兄ちゃんの作業が終わらないので、僕は一
旦突き放した。
「いいよもう…大体で」
「ごめんなさい…お、怒らないで…」
お兄ちゃんの態度が僕の神経を高ぶらせてくる。
なんだか僕が僕じゃないみたいに…ブレーキがきかない。
お兄ちゃんが僕の顔を覗き込む。
「は、遥…?」
もうダメだ。
「はる…ひぁっ!?」
僕は思いきりお兄ちゃんを押し倒した。
僕の性器がお兄ちゃんに、お兄ちゃんの性器が僕に触れる。
「僕が満足したら…許してあげる」


一応はここで終了です。
(無いとは思いますが)要望があれば続きは書きます
594名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 14:10:59 ID:JUp7RMnX
>>593
赤ID帰れ
595名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 14:13:12 ID:MLmPYvmb
>>594
赤IDとは?
無知な輩ですまない
596名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 15:31:38 ID:4gtXnhbf
>>594
自治厨帰れ
597名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 15:32:06 ID:Vf/jeY6S
>>595
ほっといていいよ。
赤IDってのは5回以上書き込みしてる人のこと。
長文読みたくないだけの人だ。もしくは来る板間違えてるか。
598名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 15:43:35 ID:JUp7RMnX
釣れるなよ
599(°w°):2008/08/04(月) 20:03:23 ID:1UO8Hdeb
流れを戻そう。


花咲じいさんの始めの所エロくね?

「ここ掘れわんわん」の所なんか特に
600名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 20:16:27 ID:l9wt67ZE
爺×ポチですか
601名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 20:41:03 ID:MnIC7HJB
どっちかって言うと
ポチX爺のほうが
602名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 23:23:59 ID:9fg9v66F
>>589
かわいい、GJ。でももう少しケモノ的要素が欲しいかな。
自分が別の属性持ってるからいただけるけど、そうじゃない人も多そうだ。

でもちゃんと続き書いてね。
603名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 12:27:31 ID:bjqA3uvh
>>589
GJでした!
801は守備外だったけど、ケモ兄弟の可愛らしさでこの続きが楽しみになった。
ので、ぜひ続編を
604(°w°):2008/08/05(火) 23:18:45 ID:+5rNUQWp
皆獣人とかの線引きってどこ?


私はとりあえず耳と尻尾付いてれば獣人。低脳は獣、かな。
オールマイティだから関係ないけど。


野球拳みたいに負けると体がどんどん獣化していくっての想像した。
ギブしたら戻れるかもしれないが相手の願いを叶えなければならない。
ギブしないでいると最終的に完全に獣化しちゃって戻れなくなり最終的に勝者の下僕になるって。


てか、さっき風呂入ってきたら髪の毛がなんか大量に落ちた。

えなに禿げるの?もしかして私本当は獣なの?冬毛から夏毛に変わるの?アヲーン


いや尋常な量じゃなかったから本気でそう思うしかなかった。
605名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 23:30:55 ID:XXgqSile
死ね
606名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 00:40:16 ID:oySaUDGo
>>602,603
感想どもです。
801はやっぱりちょいとハードル高いんでしょか。
俺の一番好きなシチュなんだけどな(´・ω・`)
続き希望は嬉しかったのだが、昨日携帯が御冥福になって目処が立ちませぬ
すまない・・・俺自身もできるだけ早い復帰を切に願う
607名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 00:59:47 ID:jjacDPro
801というかアッー的なのは前にも投下されてたよ。
どれもなかなか面白かった。

ちなみに俺は耳尻尾だけでは獣人とは言えない派。
608名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 13:44:42 ID:54aeVGJR
獣耳尻尾だけでも、それはそれであり(「わんことくらそう」とか)。
獣人だったら、もふもふ感は必須。あと愛らしさも
609名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 18:02:04 ID:nMQBo1yl
俺は全身もふもふじゃないと獣人とは言えないな
獣耳&尻尾だけでもいけるけどさ
610名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 19:24:49 ID:oySaUDGo
代機により携帯復活
>>607,608,609
一応そういうつもりで書いてるんだけども、伝わらないもので
絵でもないし、どうしたら表現できる?
611(°w°):2008/08/06(水) 20:24:13 ID:7cOoCOjv
>>610


いっそのことそうゆう表現かなぐり捨てて各個人の自由な脳内妄想で作らせたらいいのではないでしょうか。
ただ単に犬とか猫とかの表現だけで。

あ、貴殿が書いている小説のキャラの容姿設定のことです。流れ的に。

(余談ですが今犬と言われるとキノの旅の陸とか剣魔法学園モノのドワーフを思い起こします。あとクロノア。
612名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 20:27:54 ID:7x/Yl/Vs
コテつけるな
613名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 20:31:26 ID:7x/Yl/Vs
>>612追記

>>611
お前、このスレは初めてか?さっさと帰れ
>>1より
・作品投下以外のコテ雑談、誘いうけ・馴れ合いは嫌われます。
614(;w;):2008/08/06(水) 20:52:06 ID:7cOoCOjv
>>613

す、すいません;


でも帰る気はありません。しばらくROMます。
615名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 21:48:17 ID:26zWaw7g
死ね
616(°w`):2008/08/06(水) 23:17:46 ID:7cOoCOjv
死んで獣になれるのなら本望だよぉ


前世の記憶があればもっと
617名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:19:31 ID:ObEPHkcb
・作品投下以外のコテ雑談、誘いうけ・馴れ合いは嫌われます。
ROM以前に本当に帰れ
帰ってください、お願いします
618名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:33:58 ID:rAdAfQzq
過剰反応も嫌われます。
みんなケモノになっちゃえ。
619名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:36:38 ID:LX6XEOs6
朝起きたらチンコだけ獣だったんだ
620名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:44:55 ID:Y593Ibem
>>619
それはうらやましい
犬チン?馬チン?それともイルカチン?
621名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:47:34 ID:6JHj0jcg
昼寝して起きたら車が化け物になってたんだ
622名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:23:09 ID:KFyNzXNn
>>619
やる気マンマン乙。
623名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:28:08 ID:C/+9CC31
なあ、くだらない疑問が浮かんだんだが、獣人と犯るのは獣姦じゃないよな。
ゴリラと犯るのは獣姦だよな、じゃあ、しゃべるゴリラと犯るのは?
624名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:30:57 ID:75+JS3Wi
それをなんと呼ぶのかは知らんが元美少女のしゃべるゴリラなら十分いける
625名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:37:26 ID:OtN8OiPb
俺のチンコはゴリラ並だぜ!
626名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 01:14:27 ID:jzgv2y1F
>>611
うーん、なんというか・・・
ふわもふなイメージなのに、伝えられないんだよな・・・
自分で後から見てもただの耳尻尾ショタみたいだし。
627名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 10:11:43 ID:S+P37d4F
>>626
>彼らの種類(犬とか猫とか)は個人の自由に想像してください
と言わず、自分のイメージを前面に押し出して、
特徴とかをある程度細かく描写した方がかえって良いんじゃなかろうか
628名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 11:14:25 ID:KFyNzXNn
イヌとネコの獣臭さは違うからねえ。
尻尾の質も違うからここは重要だお。
629(°w°):2008/08/07(木) 19:11:02 ID:hgib41ep
前に話したポチ×爺のやつですか、とりあえず書いてます。
犬獣人♀と爺がヤる話です。

会話文がほとんど無いかもしれませんが、あった方がいいでしょうか;

内容がどうにもギャグ臭いです。駄目でしょうか。

Wiiでの書き込みになるので、全部書くのに遅くなりますがいいでしょうか。


聞きたいことはそれだけです。ご主人様。
630名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 19:27:31 ID:Mz/qHoPr
>>629
「いいと思うよ頑張れ」という返事を期待してそうな、そういう書き込みが「誘い受け」と言われるんだよ。
この板に来ているということはアンタ一応大人なんだろ。自分で判断して自分で全責任もって行動しろ。

Wiiでの書き込みというものがどんなもんで、どれだけ時間かかるか知らんが、
「書きながらの投稿禁止(メモ帳とか無しの起文即カキコを禁止)」だからな。
数レスに渡る作品で長くなるようなら、メモエディタのようなものにまとめ書いてから1章ずつコピペとか、
テキストファイルをどこかのうpろだに上げてアドレス誘導とか、携帯経由で書き込むとか、何らかの手段を使えよ。

・・・あえて反応してやったが、これだけ言ってまだ態度が変わらぬようならNG設定だぞ。
631名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 19:31:25 ID:OtN8OiPb
誘い受けよりもROMりますと言って全くROMってないとこが嫌だな
コテ外さないとことかも。
632名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 23:51:09 ID:QQYpUgq2
小説投稿サイトと便所のラクガキの区別ぐらいはしっかりと付けて欲しい所
633名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 00:06:35 ID:Puk+teVC
>>629

・特殊なシチュ(やおい・百合など)の場合は注意書きをつけて投下。好みじゃない場合はスルー。
・書きながら投下しない。メモ帳などに書き溜めてから投下しましょう。
・『投下します』『投下終ります』『続きます』など、宣言をしましょう。
・すぐに投下できる見通しがないのに「○○は有りですか?」と聞くのは禁止です。
・作品投下以外のコテ雑談、誘いうけ・馴れ合いは嫌われます。

これ音読してみて?音読ってわかる?声に出して読むことだよ!
634名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 14:06:03 ID:CCcSUfNT
>>627、628
そうなのか・・・それは俺の想定が裏目にでたな・・・
というのも、俺は「好きな獣人のタイプは人によってぜんぜん違うから、どんな人でも自分の好きなイメージで読んでもらえたらな」
と思ってそういう設定にしたわけなんだが。
わかった、ちょっとだけイメージ固定してみるわ。
635名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 15:09:53 ID:lXT3pwk4
微妙に違うかも知れないんだが、
人間に萌える属性が無かったせいで衣服や髪型に関する用語の知識がまるっきり駄目な俺・・・

ケモノ萌えの場合、動物的特徴とかふわもふっぷりを表現できれば、
衣服や髪型の重要度は比較的低く省略してしまってもそれほど問題は少ないとは言え、
「読者様の想像におまかせする」にも限界あるし、たまにはちょっとお洒落してる獣人の話とか書いてみたいんだが、
そういう用語って皆どこで覚えてくるのだろうか?

ファッション雑誌とか写真集とか見るべきなのかねぇ・・・正直、毛の抜け落ちたサルには興味ないんだけど。
636名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 16:02:24 ID:IgjZdsnZ
ファッション雑誌とか見ても、635が求めるような用語が出てるとは思えない。

「幼くなりがちなボヘミアンチュニックに、ぐっとパンチを効かせるキャンディカラー小物。
巻き髪のボリュームにも負けない大ぶりピアスが女っぷりも発揮」だの、
「お嬢様らしさと不良っぽさ、どっちも潜んでるのが私らしさ★」
なんて言葉に翻弄されて不慣れなファッション雑誌読むくらいなら
アフリカとかの民族について研究したような、学術系の本を読んだ方が良いんじゃないかな。
637名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 21:36:28 ID:mPg555r7
それで良いんじゃないか?と思った俺は間違いなくスイーツ

でも服装やおしゃれの類を表現した文章って、内容が簡潔すぎたり箇条書き的な連ね方だったりすると、
登場人物のセンスやらコーディネートやらが読み手の想像力を超えられないから、
結果どんなにお洒落な人物でも「この程度でお洒落なの?」みたいな感想を抱かれやすいと思う
どんな格好をしているのか想像するのが難しいくらいの、少しぶっとんだ表現の方がセンスの良さは表せると思うよ
638名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:04:23 ID:F8zlmymJ
俺も上のと同意見だが、それでも積極的に用語を収集したいなら虹か柿がいいと思う。
まあ、お洒落、っていってもいろいろ方向性はあるが、
俺的にはある日街角で出会った純白ワンピース&純白帽子の母娘以上に
「お洒落」と思うようなファッションを見たことがない。
単語は簡単なんだよ。でも未だにあんな感動を表せるような文章が書ける気がしない。
639名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 09:01:22 ID:j0+qUXha
まあ全ての人間がお洒落と思うものなど存在しないわけで
好きなようにやればいいさ
結論としては、獣人に中出しされて獣化というシチュに萌えるわけなんですよね
640名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 16:14:21 ID:emZhLQYj
お洒落というか、外見的要素を描写するボキャブラリが欲しいのだ。
「ワンピース」という単語の意味を覚えたのが服装より海賊漫画の方が先だったり
「キャミソールってなんぞ。きゃみそうる?キャミ魂?」
「で、スラックスとかオーバーオールってなんだ、食えるのか?」
ってくらい衣服用語が壊滅的なもんで
641名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 16:19:17 ID:emZhLQYj
しかし中出し獣化シチュ萌えというのには激しく同意
642名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 03:05:47 ID:h112hROj
村上春樹の本に出てくる横文字を拾っていけばそれなりに形になるんじゃないかしら
643名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 03:35:16 ID:t5ZTT65u
>>640
脱オタクファッションガイド
ttp://www.oxiare.net/
ファッション初心者(主にオタク)を中心としたオシャレガイド。

あと家ゲ板に脱ヲタファッションスレがあったけど初心者向きな説明があってわかりやすかった。

服のカテゴリの「単語」だけだったらラブandベリー(ちっちゃい子向けカードゲーム)のカードリスト見てみたりしてみたら?
あれはカードに印刷されているイラストと説明が書いてあっててわかりやすいし。ついでにおまいさんのいう「サル」見なくて済むし。
ttp://osharemajo.com/card/card0806_d.html
っていうか説明文がそこらのファッション雑誌とかわらなかったwwwスイーツ(笑)


>>639
ボテ腹になるまでたっぷり出すのが萌えです。
644名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 07:26:52 ID:C1w2iYLp
ラブ&ベリーのカード、参考にならねえww
手っ取り早く服の名称を知りたかったら、ヤフオクとかの『ファッション』の
カテゴリーを見てりゃ、大抵のはそろってると思うが。
645名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 23:22:40 ID:0LO3hk7A

普通に暮らしてた兄妹が突然なんかの研究所に送られて投薬されて獣人に
されて
始めは抵抗してたんだけどだんだん本能に支配されて妹と性欲を掻き立てる
日々に溺れていくけれど
なんとか自我が崩壊する寸前で助け出されるが、投薬のせいで獣化癖がつい
てしまい
両親に隠れてこっそり妹と性交を繰り返してしまうっていう感じの話が良いなあ


服装に細かく拘ったりした事は無いなあ。
そういやどうでもいいけど全身着ぐるみって結構背の低い人が着てるらしいね。
646名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 00:25:22 ID:5buPn4/s
某鼠の中の人とか、確か150くらいなんだっけ
おまけに性別もちゃんと合ってて、しかも実際に夫婦と言う
647名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 06:43:16 ID:ANM8L6Ek
アイザックとジルーシャのことか!
648名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:12:01 ID:LSSB7w+Q
チョコボが好きで、発売記念店頭イベントやゲームショウ等で何度か着ぐるみを見たんだが
かなり小柄だったな。チョコボは頭部が大きいバランスだからなおさら。
まあケモノ萌え的には、ここは
「中の人などいない!」と言っておくべきなのかも知れないけど…

…「中の人は着ぐるみより一回り小さいチョコボにTFして着てる」というネタだったりすると
体型に説明つくしロマンもあるが
649名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 22:39:50 ID:eoXNr0NN
>>647
なんだっけそのキャラ
650名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 15:08:57 ID:5MakQNf4
>>649
ワイルドアームズTV
651名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 17:30:32 ID:ZSvsiCp9
ああ、ネズミの中の人がリアル夫婦だったな
652わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:34:14 ID:tepWz0aM
久しぶりに、ここで投下します。
随分前ですが>>122氏のネタをヒントに書いてみました。
まずは序章。
653旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:34:39 ID:tepWz0aM
まったくウチのマリカさまってきたら!
ぼくの事を「お前はただのいぬっころのくせに、わたしに世話を焼きすぎよっ!」って罵るんだ。
ただのいぬっころって…、なんだかぼくの自慢の耳と尻尾に、ふっさふさの羽毛が悲しく見えてくるよ。
事の発端は、今日の食事を安く手に入れるために、ぼくが市場で値切っていたのを見て
「そんな貧乏くさい事はやめなさい!」ってマリカさまから注意されたこと。
長い旅、これからの生活を考えて、ぼくが必死に市場のおじさんと交渉していたのに、この一言全てがパー。
せっかく安くリンゴがたくさん手に入ると思ったのに、片手で持てるだけしか手に入らなかった。
ぼくはマリカさまのお世話をする為に生まれてきたのだから、マリカさまのお気に召すように
手となり足となりマリカさまのお気に入りにならなきゃいけない。
でもマリカさま、早く気付いて欲しい。ぼくとマリカさまがこうして旅をしている理由。
ぼくらが住み慣れた街を出て、当てもない旅に出る理由。

きっとマリカさまは今でもあのきらびやかな、光り輝くお屋敷に帰ることが出来ると思っているのだろう。
しかし、今となってはあのお屋敷は人の手に渡り、ぼくらの帰る所ではなくなっている事は、
若いマリカさまはご存知なのだろうか。いや、この聡い金色の髪の少女にはきっと分かっているはず。
かつて着ていた美しいドレスを捨て、みすぼらしいボロをまとって歩き、そっけない食事を繰り返してりゃ
ご自分の立場はもうお分かりだろう。ただ、ぼくに弱弱しい姿を見せたくない為だけで、
ツンツンと誇り高きお嬢さまを演じているに違いない。うん、きっとそうだ。
美人の条件は『ツンとしていること』って遠い東の国の本に書いていたっけ。誰の本だったかな。
654旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:35:03 ID:tepWz0aM
ぼくらのお腹を一杯にするには少なすぎる量のリンゴをかじりながら、
郊外へと続く一本道を二人して歩く。茜色の空がぼくらを照らし、長く濃い影を地面に落とす。
「リツ、今日は泊まる当てはあるの?」
「…それが、あの…」
「あるの?ないの?どっち?」
「…次の街まであと…」
「もういいわ。リツ、今日はここでお泊りよ」
「でも…大きな木しか見えませんよ。マリカさま」
「お前はその自慢の羽毛があるから寒くないでしょ。わたしはお前の羽毛で温まるから心配しないの」
ぼくの心配をよそに、結局今夜は大きな道はずれの木の元で野宿。
そんな生活を続けて約一週間。ぼくらは、一体何処へいくのだろう。
とりあえず、近くの木の枝を拾い猛獣よけの為に焚き木をする。
小さいながら、気休めの炎がぼくらの命を守ってくれる…ハズだ。うん。
ぼくの答えが正しければ答えてくれ、か細い煙よ。きみは何を思って空に舞い上がるのかい。

ぼくには白くでふっさふさの羽毛があるが、マリカさまはあいにく人間。今は夏を迎えているので
外はそんなに寒くは無いが、残酷な冬が来たらどうする気なのだろう。
もしかして、元来楽天家のマリカさまは何にも考えていないとか…なのか?まあ、どうにかなるだろう。いいのかよ。
「うふふ、あったかい」
そんな心配をするぼくを優しく包み込むように、マリカさまはぼくをギュッと抱きしめてわずかな安らぎの時を楽しむ。

若い女の子に抱きつかれるのは少しドキドキする。膨らみかけた小さな胸、甘い髪の香り。
どれをとってもぼくのような小さな少年を惑わせるのに、十分な人間の魅力。しかし、マリカさまはぼくのご主人さま。
忠実なるしもべには、ご主人様は『神』であるのだ。しかし…しかし…。
ぼくの顔にマリカさまの顔が近づくと、甘い息が掛かる。いけないと思いつつ、
ぼくのケモノの血が覚醒されてしまう。夜はまだ浅い。ゆらゆらと小さな炎が頼りなく揺れている。
しかし、ぼくの役目はこれから。お年頃の女の子を野宿させるのは、オオカミの前に肉を
ほったらかしにする位とても危ういことと言うのは、どんなに賢くない人間でもお分かりだろう。
ぼくの敏感な耳と鼻で不安な夜に襲い掛かる悪しき考えの者を嗅ぎ付けて、
ぼくの獰猛な爪で狼藉もの達を追い散らしてやる。
腐っても、ぼくはイヌの亜人。まだまだ子供のケモノだけれども、
マリカさまを苦しめるヤツは、ぼくの命を散らしてでも守り通してやる。
ぼくらの味方は、父上さまの形見の短剣とぼくの牙だけ。
不思議なもので、不安な夜を過ごすのにも慣れっこになってしまった。
655旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:35:26 ID:tepWz0aM
眩しい光が差し込む朝、行商の馬車が通りかかる。ガタゴトという車輪の音が聞こえてきたのだ。
ぼくの敏感な耳はこのときに役立つ。ばっと飛び起きたぼくは、馬車の前に飛び出して声をかける。
「すいませーん!お兄さん!!」
「んあ?なんだい、キミは」
「あの…ぼくらを乗せてくれませんか」
「…見ての通り、オレは商人。銭の音をさせないヤツとは相手しないんだよなあ。そこんところ、ヨロシク」
商人はまるで子供を見るような見下した目をしながら、牙のある言葉でぼくを傷付ける。
ぼくにもっと力があれば、ぼくにもっとお金があれば、ぼくにもっと勇気があれば…。
ちくしょう、ただの弱い子犬になってしまっている。悔しい、悔しい…。
「ちょっとねえ、お兄さん。ずいぶんとえらぶりっ子してるね」
「はあ。アンタなんだい」
「わたしの大事なリツを泣かせるなんて、あきんどの風上に置けなくってよ!」
さっきまで寝ていたマリカさまが眠そうな目を擦りながら起き出してきて、行商のお兄さんに食いかかる。
ぼくが止めようとマリカさまの前に出たが、付き返されてしまった。
マリカさまは一度言い出したら聞かないことは分かっている。そう。だから、ぼくはもう止めない。

「あんたねえ、商人だってね。じゃあ、あんたがこうやって客を追い返そうとしてる事を後悔させてあげるからね」
「何言ってるんだい、大バカヤロウ。貧乏くさい格好しやがって」
「遠い東の国の言葉で『客よし、店よし、世間よし』っての知ってる?真っ当な商売しなきゃ、
お客さんも来ないし、お店も繁盛しないし、商人仲間も離れてゆくし…。
このままの態度じゃあ、きっとあんたの所ね…今に潰れるよ」
「うるせえ!冗談じゃないよ!!帰れ!」
「…わたしの事…知ってるかしら…ハルクイン家第一子の…」
「な、なんですと!ハ、ハルクイン家の?こりゃまた失礼いたしました!」
そりゃ、国じゅうを股にかける行商人ならハルクイン家の事ならご存知だろう。
しかし、今のハルクイン家は以前のような栄華は微塵も無いはずなのに、どうしてこの行商人はこの事を知らないのか。
「ささ、お嬢さま。それに御者のお犬さま、どうじょどうじょ!」
まあ、とにかくぼくらは行商人の馬車に乗ることが出来た。運がいい。
この行商人が無知だったと言うことにしておこう、バーカ。今日も空が青い。

「あのね、リツ。わたしはまだ眠いからさ…気に食わないけど荷台の上で寝かせてもらうわね」
「はあ」
「バカいぬ!お嬢さまがお休みになるんだよ!」
いちいちムカつく行商人め。不渡りでも出して、破産してしまえ。
今日はまだ始まったばかり。嫌な気持ちで一日を始めるのは嫌だなあ。ぼくも寝ることにする。
なんせ、昨晩はマリカさまのことで、気が気でなかったから殆ど寝ていないのだ。
さて、こんな行商人と付き合ってられますもんか。おやすみ。
656旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:35:48 ID:tepWz0aM
お日様がてっぺんに昇るころ、馬車は歩みを止めていた。大きな街に差し掛かっていたのだ。
「おーい、街についたぞい」
「う、うーん。案外早かったのね」
「ささ、お嬢さま。お足元に気をつけて…」
「うーん。よく寝た…」
「イヌはさっさと降りる!」
本気で噛み付きたくなった。ぼくの牙をなめんなよ。
そんなぼくの心情なんぞ無視して、行商人は商売の為か何かを勧めてきたが、
ぼくらには生憎持ち合わせが無い。適当に理由をつけて断ると、行商人は残念そうな顔をしていた。
しかし、ここで引き下がらないのは商い人の往生際の悪い所。いや、鑑だろう…はっきり言って。
「あっしは『アキ』と申します。以後、お見知りおきを…」
「また、機会があったらお屋敷にいらっしゃい」
(にどとくんな、バカ)とぼくは小さく毒づく。
ぼくらは、行商人に言いたくもないお礼を言い再び歩き出す。しかし、ここは何処なんだろう。

見たことのない街、嗅いだことの無い空気、何もかもが初めて。
街の大きさは、ぼくらの街と同じくらい。石畳の広場に、馬車に商人が集い活気溢れている。
建物もハルクイン家とまではいかないが、結構立派なものばかり。流通・交通の要所と言った印象を受ける。
青空にはハト、地上にはヒト、ケモノ…。

ただ『ハルクイン家』のことは旅のもの以外は誰も知らないのだろう。
ぼくはおろか、ぼくらの街では名を知らぬものがいなかったマリカ・ハルクインは
この街ではパンに群がるハトと同じようなものであるのだ。ぽーんと蹴飛ばされても
文句の一つも言えない、ただの野良バトにすぎない。
「ねえ、リツ。のどが渇いたわ。ぶどう酒なんかないかしら?」
「マリカさま…そのようなものは…」
「ぶどうの美味しい季節よね?」
「はあ…かしこまりました!!」
ぼくは走る。ぼくは走る。マリカさまのために走る。人人人…、そして時々ケモノ。
おっと、目の前をぼくより小さなネコ獣人が走っていった。必死にパンを抱えているぞ。
「ごらぁ!!待たんか!盗っ人ネコめ!!」
追いかけているのは行商人・アキだった。あはは、面白い。世間様をなめんなよ。
657旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:36:11 ID:tepWz0aM
いつの間にかお日様もさよならして夜を迎える。さて…今夜の宿だが…。いかんせんお金が無い。
しかしこの夜は運良く、町外れの教会に泊まることが出来たのだ。
ぼくらの姿を哀れんだ教会の人が、心情を汲んでただで止めてくれることになったと言うから有難い。
マリカさまの(強引過ぎる)説得のお陰といっちゃ、そうかもしれない。まあ、ケセラセラってか?
屋根のあるところで寝るのは気持ちがいいとは、改めて気が付かされる。
特に何を信じているわけでもないぼくでも、神様とやらが神々しく見えてきた。ありがとう!
しかしぼくらが通されたのは、何も無い使い古された小汚い納戸。わずかばかりのわらを敷き、手持ちのボロ布で夜をすごす。
昨日よりかは、ましだな。誰も襲ってくる心配もないし、ぼくも安心して寝ることが出来る。
小さな窓からは月明かりがすっとお邪魔し、ぼくらが寝るまでのひとときを見守ってくれる。
「ねえ、リツ。起きてる?」
「いや…まだです」
「どうして、私たちって…旅してるんだろう…」
いまさら、ハルクイン家の悪夢の事を話すのは、マリカさまには酷すぎる。と、思っていた矢先…。
「旅立ちの日、お父様が『これからは、我がハルクイン家の名前だけでは世間は通らなくなる。
もっと、世界をこの目で見るように!』って言ってたわ。でも…わたし…だめじゃん」
(そんな話は初めて聞いた。きっと、マリカさまとご主人さまとだけの会話だったんだろうな)
「わたしったら…ことあるごとに『わたしはハルクイン家の娘よ!』ってホント…バカみたい。
お父様が聞いたら、泣いちゃうよね…。我が娘としてみっともないって…」
「マリカさま…もう。寝ましょう。きっと夢でいいことありますよ」
「うん」
金色の髪がふわりとぼくのふっさふさの耳と絡み合う。
658旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:36:34 ID:tepWz0aM
「…眠れない…」
「リツもなの?」
どうしてだろう。これからの不安なのか、それとも他の何かのせいか?胸騒ぎがする。
「リツ、いい?よく眠れますようにって、おまじないをしてあげるから、じっとしてて」
マリカさまは、ぼくの頬を両手で挟むとそっと顔を近づけると、甘いマリカさまの息がだんだん濃くなってくるのが分かる。
暖かい。うん、暖かい。マリカさまの白く優しい指が、ぼくのふわっとした頬を円を書くように撫でると、
いつもの甘いおまじないの合図だと、ぼくはしっかりと受け止めるのだ。
「くすぐったいよぉ」
「リツはいい子」
ぼくの口にマリカさまの舌が滑り込み、ケモノの牙を雫のような音を立てながら、
そして花の蜜のような甘さを漂わせながら、ぴちゃっと撫で回しているのが分かる。
薄っすらぼくが目を開けると、美しいそろった前髪がぼくの鼻を撫でているのが見え、
ぼくの血もマリカさまのためにと、いっそう沸き立つのであった。

「わん!わん!」
「ふふふ。リツったら、ただのいぬっころに戻っちゃったの?かわいい」
「わん!」
どうしてだろう。ぼくはイヌとヒトの血が交じり合った亜人だ。どうして、ケモノの血が
騒ぎ始めたんだろう。ぼくはマリカさまを守るんだぞ、マリカさまを喜ばせるんだぞ。
ぼくは衣を半分たくし上げられ、柔らかな毛に包まれたお腹をマリカさまに見せていた。
「リツのお腹って…ふっさふさで気持ちいい。どうしてこんなに白いのかな…。
ふふふ。わたしが悪い子にしてあげようか?ねえ?…リツを犯してあげたいな」

ケモノの匂いが揺れ昇るぼくの毛に、端正な顔立ちをしているマリカさまの顔がうずまり、
桜色に染まった頬に果物を口にする時のような色をした唇が触れる。
真っ白い草原に淫らな舌がつるりと舞い降りると、マリカさまのまわりにはその草原にお誂えの花が咲いている。
「マリカさま…もっと…」
「だーめ。きょうは、もう寝ちゃお」
マリカさまは気まぐれだ。いたずらっ子のようにくすくす笑いながら、
ぼくをぐっと引き寄せて寄り添うように眠りに入った。
659旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:37:13 ID:tepWz0aM
ぼくはガマンできず、はあはあとマリカさまを見ては悶々としていた。
頭がくらくらする。できれば、ずっとこのままでいたいくらいだ。
しかし、こんな時間こそすぐに壊されるのは、今昔の習わしである。

「おーい。いぬっころ!」
ぼくを呼ぶ声がするが、聞き覚えが無い高い声。誰?
ここには、ぼくとマリカさましかいないはずだ。他にいるのは教会の人。しかし、この声は
まるで少女のような声ではないか。教会に少女はいなかったはずだ。
起き上がると、見たこともない少女が一人。黒髪で黒いワンピースの色白な年端も行かない子。
奇妙なことに、その線の細さに相反するような大きな鎌を携えている。もしかして…
「君は?」
「わたしの姿が見えるのね。わたしは、死神」
ぼくのようなケモノには人間には見えない死神やらが見えるのだ。
みなさんもにゃんこやわんこが、時々じっとどこか見つめているときを目にしたことがおありでしょう?
そのときはきっと死神がどこかに舞い降りているんですよ。ぼくらの目は人間とはちょっと違うんです。
遠い東の国の話に『犬の目』ってあったけ、関係ないけど。
でも、なぜここに死神が?嫌な予感がする。ぼくの尻尾はくるりとお腹の方に隠れる。

「ねえ、この間…木の枝を燃やさなかった?」
そういえば、木の元で野宿をした時に焚き木をしたのを覚えている。
ゆらゆらと頼りない炎が脳裏に蘇った。
「あれね…。わたし達を呼び起こす狼煙だったのよね。だからずっと付いて来ちゃったの。エヘっ」
ムカつく笑い方をする死神だ。美少女だけになおさら。
660旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:37:36 ID:tepWz0aM
「で、ご用件は?眠いんだよお」
「実はね、そこのお嬢さんの魂…わたしにちょうだいってね…エヘヘ」
「ふざけるな!マリカさまを泣かせるようなヤツは…」
「死神の世界も競争世界なのよねー。仕事が一件も取れなかったら、上のヤツから何言われるかわかんないしー」
「だから、どうしてぼくらを巻き添えにするの?なんでだよ?」
「あーあー!聞こえない、聞こえない。わたしにとっちゃ、誰に当っても同じ事言われるんだけどね。
『なんでわたしたちが!』ってね。ホント、バカじゃないの?」
「………軽く言うな!今すぐやめろ。マリカさまを…いじめるな」
「無駄だよ。ま、わたしだって悪魔じゃないから3日の猶予はあげるね」
「…マリカさまの命を奪うくらいなら、ぼくの…」
「あらあら、わかっちゃいないのね。あんたらケモノは違うわ。
あんたらケモノは潔いわ。自分の死期を悟って、神の導き通りに天に召す。だけど、なによ!人間は。
自分たちだけ必死に生き延びようと、アレやコレやとムダにやれ不老不死の薬やと足掻いてみっともない。
だから私たちが親切に天へとお誘いしてるのよ、感謝しなさいよね。そう、わたしたちにねっ!
コレって人間界じゃ『運命』って言うらしいけど…くっだらないねえ、ホントばっかじゃないの?」

その言葉は、ぼくを本気にさせた。まるでマリカさまの事をバカにしているようで、
ぼくは我慢できなかった。憎い、死神が憎い。ホント…。
「きさま!!」
どさくさになったぼくは、なりふりかまわず黒髪の少女に飛び掛る。ぼくの牙を受けてみろっつんだ。
痛いぞお、ぼくが本気を出したら。しかし、身のこなし方は彼女の方が上だった。
661旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:38:02 ID:tepWz0aM
宙を空回りしたぼくはもんどりうって、どっかと扉に頭をぶつけてしまい、その音でマリカさまが起きてしまった。
「リツ!うるさいよ!」
「マ、マリカさま…だってだって」
悲しいかな、人間の目には死神が見えない。マリカさまの目には、ぼくがふざけて暴れているようにしか見えないのだ。
ぼくの尻尾をマリカさまが引っ張る。こんな事をされるのは、もうあとわずかになるかもしれないなんて…。
「じゃあ、またねー。間抜けなわんわんちゃん」
憎たらしい死神は、ヘラヘラと笑いながらその場を立ち去ってゆく。
追いかけようとしたが、マリカさまが尻尾を引っ張るので、無理なお話。

「リツ…、早く寝なさい。明日も早いよ」
「うん…。あの、マリカさま…」
「なに?」
「ううん。なんでもない」
まだまだこれからだと言うのに、死神に命を奪われてしまうなんて。
ぼくもマリカさまも同い年。だからこそ、若いマリカさまのこれからが消えてしまうことに
悲しみと憤りを感じるのだ。あの死神め、あの悪徳行商人にとりつきゃよかったのに。
そんな事をしらないマリカさまはすやすやと寝ている。起きている時はわがまま全開だけど、寝ている姿は麗しい。
この優しい寝顔を見るのもあとわずかと考えると、やりきれない気持ちがぼくを包み込む。
神様、ぼくに力を…。
662わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/14(木) 18:38:53 ID:tepWz0aM
近いうちに続きを投下します。
今日はここまで。
663名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 00:39:24 ID:iwYodvIt
いいね、こういう健気なワンコ従者とご主人様の話は大好きだ
お腹をモフモフされてる時の描写がすげぇツボに来た、エロすぎる
続きを期待…と書きたいとこだけど>122のまんまストーリーが展開すると
そーゆー経緯でコトに及ぶ訳で…素直にwktk出来ない俺がいる
664名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 17:29:33 ID:zdyddJ+L
だいぶ落ちてるね。
665名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 15:30:48 ID:PdrK91eJ
GJ!どっちもかわいいな!続きがきになる。
666名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 06:16:35 ID:tSjYMK2p
純愛や非エロもそれはそれで大好きなんだが、
たまにはひたすらエロいだけのものなんてあったりしないだろうかと思う今日この頃。
獣化淫乱発情乱交エロ交尾調教ーッ!ってくらい頭悪そうな奴。
667わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:40:13 ID:rS/PvEI9
続きがまとまりました。
>>663氏の曰く『まんま』を超えようと思う所存です。
668旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:41:22 ID:rS/PvEI9
なんでもない朝は、ぼくらをすがすがしい気持ちにしてくれるのか。
それとも、不安のどん底に落としてしまうのか。とにかく教会を後にして、ぼくらは旅を続ける。
マリカさまはぐっすりと眠れたせいか、心なしかいつもより明るく見える。
ぼくは夜の出来事のせいで、心なしかマリカさまの明るさが寂しく見える。
そのことを見抜いてかどうかは知らないが、マリカさまはボソっと一言。
「今日はリツ、元気ないわよ。これから一生懸命働かなきゃいけないのに…何かあったのかしら?」

言えない。言えないよ。マリカさまに死神が取り付いているって事なんて…
ん?『これから一生懸命働かなきゃ?』って何?
「リツ、もう…お金が無いの」
「!!!!」
「だから、この街に留まって少しばかりでもいいから働いて、お金を稼がなきゃいけないの」
この先は、言わなくても分かっている。ぼくがどうせ働くんでしょ。
苦労知らずのお嬢さまで、働くことすら知らないマリカさまが、自分から働こうとするわけが無い。
あんだけ一緒に暮らしてりゃ、そのくらいの性格はわかりますよー。

教会から少し歩くと、まだ眠気眼の街が見えてくる。ぼくらが近づくにつれて、街も目を覚まし
本当に少しずつだが、だんだんと小さな市場が出来上がってゆく。そういう街の中心部。
市場が街を造り、街が人を育み、人が市場を活気付ける。ケモノもまた然り。
街には多くのケモノが働いている。
農園から収穫したばかりの果物を売りさばくウサギ。もしかして、自分の羽毛じゃないのか?
って思うほど、決して品のよくない綿を運ぶヒツジ。さて、ぼくはどうしよう。
そういうものの、朝はまだ早い。これから街に血が通い出すのだから。
669旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:41:53 ID:rS/PvEI9
ぼくらが立っている側に、小柄な人間の少年が焼きたてのパンをかご一杯に抱えてやってきた。
そして手馴れた手つきで少年が抱えてきたパンを売りさばく準備を始めたではないか。
うん。この子となら話しやすそうだな。
ぼくも、マリカさまの為にこの街の人たちと働くんだ。ぼくも、街の中に溶け込まなきゃ。
ちょっとばかりの勇気を出して少年に話しかけてみる。

「あの…すいません」
「なんやねん」
「ぼくも…ここで働きたいんですが…いいですか?」
「??」
「あの…ぼくも一緒に働きたいです!!」
「商い、なめとんのか。いきなり来て『はい、どうぞ』って言うほど甘くありまへんで」
「そ、そうですね」
「帰れ、アホ」

と、振り返るとマリカさまが、びしっとぼくの方を腕組みしながら見つめていた。
ぼくの悪い癖は、引き下がりがいいところ。余り自慢したくは無いが。
うな垂れるしっぽの影が石畳に寂しく落ちる。どうしよう、ぼく。
もう一度話しかけようとしたが、少年のちゃきちゃき振りに圧倒されてしまって、
なかなか合間に入ることが出来ない。マリカさまにこんな姿を見せてしまうなんて…、泣いてしまいそうだ。
「なんや、まだおったんか。帰れや、ワン公」
ワン公で悪かったな。
670旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:43:07 ID:rS/PvEI9
「お願い。この子、何も知らないから…一からビシバシ教えてあげてくれませんか?」
マリカさまの突然のお願い。長い髪をふわっと手でなびかせると、花の香りが一面に舞い落ちる。
今までに見せたこともない上目遣いで、ボロ着の襟元を指で掴みいかにも『困った振り』をするマリカさま。
なんだろう。マリカさまはこんなことをする為に生まれたんじゃないだぞ。
きれいなお屋敷でお茶でも飲んで、音楽を奏でながら優雅な時をすごすための人なんだぞ。
この子憎たらしい少年よ、覚えとけ。
と、突然。
「おや?この子は新入りさん?」
「いらっしゃいませ!!焼きたてのパンですよ!」
キツネ色の美味しそうなパンを片手に、満面の笑みを浮かべるマリカさまは新鮮だ。
お屋敷に篭っていたら、こんな経験をすることなんぞ、ぜったいにないんだろう。

「…この姉ちゃん、なんや?」
「黙っとけ!」
「せやから…」
「黙っとけ!」
と、ぼくのイヌミミを震わせている間に、周りはヒト、ヒト、ネコ、ヒト…。
パン売りの少年は目を白黒させている。小生意気なヤツを見返してやったようで痛快、痛快。
いつのまにやらマリカさまは、小さなパン屋の看板娘になっていた。
671旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:44:00 ID:rS/PvEI9
「ふーん。姉ちゃんのお陰で今日は飛ぶように売れましたわ。おおきに」
なんだい、さっきまでの横柄な態度は。
「ごめんなさいね。わたし…勝手なことしちゃったかしら」
「いやいや!姉ちゃんのおかげで繁盛ですわ!これ、ワン公。この美人の姉ちゃんのおかげやからな。
それはそうと…、姉ちゃんは折角のべっぴんさんやのに、こんなボロ着てねえ…
雀の涙ほどやけど、取っといてくれ。ホンマに少ないのは堪忍な」
と、金の音がする小さな小さな麻袋をマリカさまに差し出す。
少し困った顔(のようなこと)をして組んだ手を口元に合わせ、ぼくと顔を見合わせているが、
マリカさま…ぼくはあなたの考えは全て分かるんですからね。
次の言葉は、マリカさまの腹のうちと正反対の事を言うんだろう、きっと。

「いいえ!そんなつもりじゃありません」
「ええから、ええから!『情けは人の為にならず』って言葉があってな」
殆ど半ば強引に、少年はぼくらにバイト代程度のお金を持たせてくれた。
深々とお辞儀をして、少年に感謝の意を伝える姿は気高きハルクイン家のすることなんだろうか。
少年よ、覚えていやがれ。

「困った時はお互い様や」
ところで、この少年。一体幾つなんだよ。
お金は少しばかり手に入った。が、命はどうだ。
672旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:44:51 ID:rS/PvEI9
兎に角お金は手に入った。不安といっちゃ、不安だ。
「ねえ、これからどうするの。マリカさま」
「決まってるじゃない。これを元手に増やすのよ」
簡単に言う人だ。そんなことできるわけないでしょ。
でも、あとわずかでお別れかもしれないマリカさまのためにぼくが精一杯で着ることは、『うん』とうなづく事。
「今後の旅のためですね。でもどうやって?」
「でね…、あとで分かるわ」
ふーん。行き当たりばったりなのはいつものこと。マリカさまの目のひかり方は尋常ではなかった。

今夜は昼間お世話になった、パン屋の小さな工房にお邪魔する。
空き部屋の片隅を借りて宿とするぼくたち。昼間の働きに感心してぼくらを泊めてくれた事に、
感謝しなくちゃならない。あのガキってば、嫌なやつだけどさ。

工房には、少年と師匠らしきオヤジさんが一人。なんだろう、夜遅くまで何かしてるよ。
夜も更けて、ふくろうの声だけが響く夜にぼくとマリカさま。何をすることと無く
ぼくは壁に寄りかかりうつらうつら、マリカさまは形見の小刀を月夜に光らせて見つめている。
眠くなったぼくは、マリカさまの誘いで表に出る。風に当りたいんだって。

外はもうすぐ秋だという事を告げるように、優しくひんやりとした風が吹き抜ける。
風は何も言わずにぼくの体中の優しい羽毛をなぞると同時に、月夜に照らされたマリカさまの髪が、ひらりとなびかせる。
とぼくに向かって小さく呟いた。
「わたし…もうすぐ死んじゃうかも」
673旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:45:58 ID:rS/PvEI9
ぼくのイヌミミがつんと立つ。ぼくのしっぽがくるりと前に丸まる。ぼくの鼻がヒクヒクと鳴る。
死神のことは見えていないはずなのに、何故死んでしまうことが?
どういうこと?

「わたしね。見えたのよ…死神が。すぐに信じてもらえないかもしれないけど、それはそれで聞いてね。
でね、リツと死神がわたしのことを話しているのを聞いちゃってね、
それでわたしもうすぐ死ぬんだなあって。そうゆうこと」
あっけらかんとした顔で話しているマリカさまだが、内容はそんなもんじゃないぞ。
しかも、マリカさまは人間だ。紛れもなく人間なのに、何故ケモノしか見えない死神が見えたというのか。
不思議そうな顔をするぼくへ、いたずらっ子のようにちょっと微笑むマリカさま。
ここまでばれちゃあ、仕方ないのか。ぼくがいかに無力だったかを詫びるしかないのか?
674旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:46:46 ID:rS/PvEI9
「マリ…」
「でも、心配しないで!わたしは死なない。ぜったいに!」
そう言うやぼくの脇を抱えて、ふっさふさのぼくの前髪に頬ずり。
いつもなら至福のときなのだが、今日に限っては胸騒ぎのとき。
「わたしはね…わたしが死神に負けないことを、今から証明してあげるから…リツ」

いつもの様にぼくを力いっぱい抱きしめて、優しく包みこむマリカさま。
くんくんとぼくの髪を嗅ぎ、野生の力を取り戻そうとしているのか。ぼくもマリカさまの
期待に答えたい。くんくんとマリカさまの首筋を嗅ぐ。
「リツったら、いつもよりいっぱいケモノの匂いがするよ」
「うん」
だんだん野生の力を取り戻してきた証拠。ぼくだって、ぼくだって…。
先に口付けをしたのはぼくの方だった。ざらついたぼくの舌は、マリカさまの蕩けるような
かわいい口の中につるりと入り、マリカさまのはじける桃色の舌と混じりあう。

ぼくの鼻が濡れているのは、元気の証拠。
その鼻でマリカさまの頬を濡らすと、くすくすと笑っていたマリカさま。
「くすぐったいよ」
「ぼくも」
「リツ、いい?こうしてリツと一緒にお遊びが出来るのも、今日で最後かな。
だから…うん。わたしは大丈夫。…泣かないから」
そんなマリカさまの目は月夜に輝いている。
675旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:47:33 ID:rS/PvEI9
マリカさまに似使わないボロをゆっくりとボタンを外そうとするが、
やっぱりぼくのケモノの手じゃあ、上手く外す事が出来ない。

「あん…うん」
「あれっ…あれっ」
「わたしが一緒に外してあげるから、焦らないでね。ほら」
ぼくのふっさふさの手をシルクのような肌触りのマリカさまの手が包み込むと、
少しずつボタンは外れ、純白の下着が見えると共に、小柄ながらも美しい果実のような胸があらわになる。

いけない。ここには月夜の明かりしかないのだが、ぼくの目にははっきりとその果実が映り、
イヌミミの後ろからこみ上げる、熱くたぎるのもに乗っ取られそうになるのである。
「ほら、リツも一緒だって言ったじゃない」
「う、うん」
マリカさまの不器用ながらも、ぼくをわるい子にしてしまうようにぼくの上着を脱がせ、
ズボンを下ろすとピンと元気良くぼくのわんこがはじけ飛ぶ。
やめて!指で突付かないで!
「…最後の、最後のありがとうね…」
上着と同じようにマリカさまと一緒に、ボロっちいマリカさまのスカートを下ろすと
下着姿でほとんど半裸のマリカさまが、月夜の草むらに横たわっていたのだ。
こんな所にいるべき方じゃないのに、こんな所にいるべき方じゃないのに…。
676旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:48:09 ID:rS/PvEI9
「いい?これが最後のわたしからの…言いつけになるかもしれないね。
だから…ちゃんと言うことを聞きなさい!リツ!」
いつもの様な強気な言葉ながらも、その声は不思議と潤んで耳に届く。
ごくりとつばきを飲み込み、ゆっくりとマリカさまの下着を捲ると…白く伸びた脚の付け根は
きらりと光るような物が見えたのだ。気のせいだろうか。

これでおしまいなんて、信じられない!ぼく、がんばってみなきゃ…。
ぎゅうっと抱きしめるぼくの腕は、マリカさまを暖めるため。
二つの果実をくすぐるぼくの舌は、マリカさまにケモノの血を戻すため。
月夜に光る女の子の芝生を潤すぼくの…ぼくのわんこは…何のため…。
「あふぅっ、あん!」
音を立てながら、マリカさまの胸をぼくの唾だらけにする。マリカさまの桃の香りと
ぼくのケモノの匂いが混じりあい、そして妖しく光るその小さな果実は、
ぼくたちを星空の中に浮かせて、まるで鳥になったような演出をしてくれる。

そんな事を考えているうちに、マリカさまはぼくの尻尾を掴み付け根をくすぐるように撫でまわす。
「うわん!わん!」
「だーめ!吠えちゃダメでしょ。リツ」
「わん!」
677名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 21:48:38 ID:hCsnjzbf
>>675
マリカ が 【マリオ】 に見えた
678旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:49:01 ID:rS/PvEI9
大事な人にしか触らせないぼくの尻尾を軽く掴み、親指で小刻みで擦られるだけで
目の周りに星が飛び交いそうになる。
「んんっ!あん!」
ガマンが出来なくなったぼくは、マリカさまの芝生をなめ回す。マリカさまは普段の違って
まるでケモノに近づいたかのように、言葉にならない声を出している。
そんな声は、まるでぼくがマリカさまの召使いと言うことを忘れさせるのに、異論はないだろう。

ぼくの唾液とマリカさまの愛液で触ると羽毛に粘りつく程の一筋の線。
はたしてぼくのわんこを受け入れてくれるだろうか。
「…命令よ。分かってるよね、リツ」
「う、うん。がんばってみるよ」
大事なぬいぐるみのようにぼくを抱え込むマリカさまの手で、静かに金髪の少女に跨ると
思ったほどするりとぼくのわんこが受け入れられているのに気付いた。

「リツ、お願いよ!分かってるよね!」
「……!」
小さな獣人に跨れているって言うのに、強気な少女はぼくに胸を擦るように命じる。
触れば触るほど、ぼくの知らないマリカさまが現れるのは不思議だ。
分かってるんだよ、分かってるの。でも頭でなくぼくの体が…。

「きゃん!きゃん!きゃん!」
「リツ!うるさいよ!」
「きゃうん!きゃん!」
ぼくが女の子に乗って、わんこを一筋の線に差し込んでゆらゆらする。
なのに、どうしてこんなにえっちな気持ちになるんだろう。
「きゃん!マ、マリカさま!!はあ!」

わるい子。
ぼくはわるい子。
大事な、大事なマリカさまをこんなに淫らにしやがって。
しかし、マリカさまは今までに見たことのない、最っ高の笑顔を見せてくれた。
ゆっくりぼくが腰を上げると、マリカさまを淫らにした白く粘つく液体が一緒にこぼれてくる。
「まだまだ外は暖かいわ。一緒に…ね!」
そういいながらぼくをぎゅうと抱きしめながら頭を撫でるマリカさまからは、
すこしぼくのようなケモノの匂いがした。

あと、2日。
679旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:49:34 ID:rS/PvEI9
翌朝、ぼくとマリカさまは一緒におきて、工房へと戻る。
もしかして、いなくなったと心配してるかもしれない。いや、朝の散歩に行っていたと言っておこう。
しかし、ぼくの腕に見たことない羽毛が付いているのはなんだろう。
ぼくは全身真っ白、その中に混じる銀色の羽毛。
そんな羽毛はさておき、今日も少年と一緒に街へパンを売りに。

なんだ、今日は閑古鳥が鳴きまくりじゃないか、ざまあみろ。
少年は昨夜はイヌの鳴き声がうるさかったとブーたれるが、それがぼくの声だとはナイショだ。
でも、昨日の繁盛っぷりは、やはりマリカさまの魅力でもっていたんだろう。

「ところで、あんたらは何でこんな所におるんや」
あんまり理由は言いたくはない。ぼくはウソが苦手だ。ぼくがマリカさまの方を見ると、
いつも間にか居なくなっていた。まったく、マリカさまってば!
街角を歩く人たちは、少年の店をふらりと見るだけ見て寂しそうな顔をする。
「なんだ、あの娘。今日は居ないのかあ。残念」
「でも、このいぬっころも愛嬌があってかわいいよ」
人間どもがぼくをじろじろと見つめまわすが、そんなことは全く慣れていないので、少し照れくさい。
こら!そこのガキ。しっぽを触るな。それを触らせるのは、大事なヒトにだけなんだぞ。
680旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:50:44 ID:rS/PvEI9
お日様がてっぺんに昇るころの事。
あとるお客がふらりとやってきた。彼はぼくと同じイヌの亜人の少年。この街ではイヌは珍しい。
少し大人びた口調で、ものすごいことを言い放つ。
「このパンをこっちの端からからこっちの端まで全部」
「ま、まいどっ!」
たいしたオトナ買いをする奴もいるんだと感心していると、外野から気になる声が聞こえてくる。
「もしや…あのさ…ハルクイン家の…」
「うん、お嬢様が病気の療養でここに来てるらしいよ」

別に、ぼくらの旅の理由はマリカさまの療養ではない。
理由もへったくれも無く、お屋敷からどさくさに飛び出したに等しいのだ。なのに、そんな噂が立っているとは。
しかし、次の一言でぼくに戦慄が走る。
「でもさあ、かわいそうだよね。ハルクイン家のお嬢様も、心の病だなんてね…」
「うん。とにかく静かな田舎町で暮らすがいいさ」
ハルクイン家の子供はマリカさまだけの一人っ子だ。
うん、生まれ時から一緒のぼくが言うから、間違えない…はず。
681わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/08/24(日) 21:51:35 ID:rS/PvEI9
今宵はここまでです。近いうちに続きます。
682名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:07:50 ID:TyYTLyyj
h
683名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 02:10:03 ID:j1LLiKdE
相変わらず可愛くていいなぁ・・・
684名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 08:42:42 ID:ciCpzpCt
ケモナーの人たちへ

新しくできた新板の創作発表板で
こんなSSスレがたってたよ

亜人総合スレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220443082/

獣人総合スレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220293834/
685名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 13:17:08 ID:9uJOmojU
エロパロ板とは言っても、このスレでは以前から純愛とかバトルとか
非エロ作品も多く書かれてたんだし、
今になって他板に立てられても…という気が
686名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 18:32:30 ID:hAkv5ewC
だな。全年齢向けだと精神年齢低い人がきそうで怖いし
687名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 18:38:44 ID:uyUF7LTT
久しぶりにFFタクティクスやってみた。

昔は特に何も考えずにおこなっていた
「敵をカエルにして無力化した後、
話術で『おどす』したり洗脳(『説法』『勧誘』)したり」
「チキン状態にした後にポイント稼ぎの標的として能力下げまくって
最後に石化させてそのままの姿で晒しもの」
…等の、FFTでは割と普通なはずの稼ぎ行為に対して
複雑な感情を抱くようになっていた…

あと、モンスターを仲間にする「調教」というアビリティがあるのだが
「敵人間ユニット→モルボル菌でモルボル化→調教」
っていうのもできるんだよな…

唯一の問題は、俺はモルボルには萌えられないということだが。
…チョコボ菌やポーキー菌があればよかったのに…
688名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 13:46:51 ID:3ykJQna7
人いないな


はっまさかみんな謎の組織に獣化されtうわなにをするやめ
689名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 01:24:50 ID:4znBVHq/
わんこ氏が書き終わるまでまったりしようかなとか思ってたら
停止してた
690名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 18:23:31 ID:3tzbRmPm
作品が来ないから過疎なのではない
過疎だから作品が来ないのだ

なんかネタ出そうぜーネタ
691名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 02:27:15 ID:292Rt/A8
某ボワール氏ですねわかります
692名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 10:42:45 ID:cdi0ItLL
猪♀×猟犬♂の逆レイプ
693わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/09/15(月) 00:59:01 ID:v7YXCeOw
間が空いてしまいましたが、ファイナルです。
694旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/09/15(月) 00:59:40 ID:v7YXCeOw
もうすぐ、死神の言う約束の日だ。
やつはきっと、力なく立っているだけのぼくをせせら笑っているのだろう。笑うなら笑え、
ぼくは非力だ。でも、マリカさまを傷付けるな。

いっぽう、マリカさまは何気なく一日一日を暮らしているようで、自分が死神に命を奪われてしまうかもしれない
という事を知っているのに、そんなの事をまるでぷいと投げ捨てるようにのほほんとしていた。
そして、いつもの様に小さなパン屋の看板娘を健気に演じているのであった。
今日も、空が青い。雲も白い。だけど、ぼくの心境は真っ黒だ。

「姉ちゃん、今日もありがとな」
パン屋の少年のねぎらいの言葉も、もはや聞きなれた感じ。
本当に一日一日がすぎて行くのは早い。逃げるように、お日様は地上に隠れ夕飯の時間に。
宿としてお邪魔しているパン工房に戻るぼくら。今日も一日お疲れ様と、オヤジさんはぼくらを労う。
パン屋の少年からささやかな干し肉を頂き、小さな小さなディナーを取る。
ゆっくりした時間はみんなに流れているはずなのに、ぼくにはとてつもなくびくびくした時間だけが流れる。

星の降るその晩、マリカさまから話があると。人気の無い大きな木下で、二人っきりになる。
不思議な事に、いつもの様な高飛車なマリカさまではなく、ただ一人の女の子の顔つきで、マリカさまはゆっくり話し出す。
695旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/09/15(月) 01:00:36 ID:v7YXCeOw
「あのね…いい?わたしの名前…。わかるよね」
「マリカ・ハルクイン」
随分と当たり前な事を聞きだすなあ、と思っていたぼく。しかし、予想外の答えが返ってくる。
「うん。じゃ、ないの」
そんなバカな。確かにマリカさまのフルネームは『マリカ・ハルクイン』のはずなのに。
一緒に暮らして、ずっと付きっ切りのぼくが言うのに。じゃあ、いったい何?

「わたしの名前は…無いの」
何を言っているのか、すぐには理解できなかった。しかし、次の瞬間
そのことを必死に訴えるように、マリカさまの頭からはぼくと同じようなイヌミミが生えていたのだった。
そのイヌミミは貴いマリカさまには似合わず、まるで卑しまれる者に見えてくるのが悲しい現実だ。
「わたしは、確かにハルクイン家に居る者だけど、わたしって本当は『居ないこと』になっているの。
その証拠はこのイヌミミに…ほらっ!しっぽも生えてきた!解るよね」
「…わかんないよ!!ねえ、マリカさま。ぼくに分かるように教えてよ」
「血を重んじるハルクイン家は、わたしのような者の存在を許しません。
わたしは、ハルクイン家の恥なんです。だから…本物のマリカがお屋敷から居なくなると
同じように旅をさせて…。うん。わたしは大丈夫」
696旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/09/15(月) 01:01:21 ID:v7YXCeOw
本物のマリカさま。もしかして、街の噂で聞いた『心の病』を抱えた少女のことなのか。
ぼくらのふるさとは、田舎だ。なのでハルクイン家は、街の誰もかもが知っている。
だが、田舎特有の閉鎖的な空間では、噂はあっという間に広がる。
いわんや悪い噂をや。それで、もともと居た『マリカ・ハルクイン』は
心に病を患ったことで途中からその存在を隠され、その代わりに
ぼくの大事なマリカさまを表向きに『マリカ・ハルクイン』としていたのだ。
体面を重んじる悪しき伝統ゆえの悲劇か。

しかし、そんなオトナのおはなしはぼくにはクソくらえ。マリカさまは、一人…。
なのだが、徐々に人間を失いつつあるマリカさまがここに居た。
みるみるうちに、マリカさま…もとい金髪の少女はイヌのような毛に包まれ始め、
二本足で立っていることすらやっとの状態だ。声もだんだん人間のものを失い始め、
もはやケモノに近づく姿は、ぼくには信じられない。しかし、これが現実。
「心配しないで。わたしは、もともとこんないぬっころの姿だったんだから。
元の鞘に戻ったことよね、くうん!!うん。正しいわ。だから、…わん!リツのこともよーく解る…し…」
完璧に声がイヌそのものになっていく。
涙で溢れるぼくの瞳には、ふっさふさの一匹のケモノ…いや、マリカさま。
ざわわ、と風が吹き大きな木の葉を揺らし、おなじようにぼくとマリカさまの毛並みを撫でる。
「今度は…わん!リツが…ご主人さまに…なる番よ…わ、た・・・」
ボロを身にまとった毛並みの美しいイヌがぼくの足元に擦り寄ってきた。
697旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/09/15(月) 01:01:59 ID:v7YXCeOw
「…負けたね」
後ろから小さな声がする。死神だ。月夜に照らされた彼女のワンピースは、悲しげに映る。
自分の企みをあっけなくひっくり返されて涙目になっている死神。震える声で、ぼくに向かって抗議する。
「ケモノになってしまうなんてずるっこじゃん!」
「ぼ、ぼく知らないよ!!」
昨晩のマリカさまとの一夜で、マリカさまのケモノの血が覚醒されたのだろう。
ケモノの命は死神には自由に出来ない。もともとケモノの血が流れていたマリカさまは、
死神の姿を薄々感じていたのかもしれない。そのことを確かめようにも、既にマリカさまは人間の言葉を操れない。

だけど、ぼくにはマリカさまが何かを訴えているようにも聞こえる。
「ねえ、わたし…どうしたらいいの?」
「黙っとけ!」
「これじゃあ、天上界に顔向けできないよお!!」
「黙っとけ!」
マリカさまの声が聞きたい。邪魔しないでよ、死神さんよ。
今夜はぼくとマリカさま、いやこのイヌっこと静かな夜を過ごしたいんだ。
今日のお日様が昇っている間は、元気良く店を盛り立てていたのにケモノになってしまうなんて
なんて残酷な運命。神なんか居るのだろか。
「死神なら居るよ」
「黙っとけ!」
698旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/09/15(月) 01:02:34 ID:v7YXCeOw
翌朝、工房ではちょっとした騒ぎだった。マリカさまが居なくなり、
代わりに一匹のイヌっこがいるもんだから、これをどう説明したらいいのやら。
ぼくの周りでくるくる廻るイヌっこを指差しながら、朝っぱらから少年と口論になってしまった。
「ワン公に食わせるエサなんか、ここにはあらへん!」
「なんだと!この子の悪口を言うな!」
「あんさんが勝手に連れてきて、なんやねん?」
少年が激昂するのも無理は無いな。ぼくは、もうここから出るしかないのかな…。

マリカさま、いや…イヌに変身したマリカさまは少年に擦り寄る。
言葉で表現できない分の感謝の気持ちを少年に伝えているつもりだろう。もういいよ、マリカさま。
これからはリツがご主人さまになるんだって、あの言葉が蘇る。さあ、命令だ。
「マリカ!やめ!!」
素直にマリカはぼくの声に従い、ぼくの元へ戻った。

「ごめんよ、ぼく…」
マリカさまの毛を優しく撫でながら、整えてやる。女の子なんだから、このくらいは気を使おうね。
マリカさまも心なしか寂しそうに見える。さて、そろそろお暇するかと思った矢先の事、
ぼくらの足元に干し肉が飛んできた。

「…これはな、別にあんさんたちに、くれてやろうって投げつけたんやないんやからな!
べ、別にワン公なんか…す、好っきゃないんやから!!」
商人は嫌いだ。みんなウソツキだから。
699旅人のうた ◆TC02kfS2Q2 :2008/09/15(月) 01:03:05 ID:v7YXCeOw
少年とオヤジさんに深い感謝をして、ぼくらは再び旅へ。
すると、どこかで見たことのある人間が、街の中を通りかかる。
どこかで見たことがあるはず、うん。でも、こんなにみすぼらしく情けないヤツは
覚えが無い。コイツは誰なんだ。
「お久しぶりですね」
「アンタ誰?」
「お忘れですか?以前、馬車で揺られて…」
アイツだ。行商人の『アキ』だ。
いくらか前に、旅の途中に馬車に乗せてもらい一晩寝床を貸してもらった商人だ。
しかし、この日の彼は商人の姿さえもしていない。やせ細って、苦労ばかりして疲れ果てた
名もなき戦士のよう。初めてあった時のようなぎらつきも無い。
「マリカさまのおっしゃるとおりでした。わたくしが悪うございました」
「何があったんですか?アキさん」
「実は、あずき相場に手を出しまして…。目論見どおりに行かず、このありさま。
今日の食い扶持もないんっすよ。せめて一握りの銀貨でもあれば…」

ぼくは、今まで溜めた金貨、銀貨の多くをアキに差し出した。
その時のアキのまん丸とした目は、心からの感謝に違いなかっただろう。
「えええ!?いいんっすか?でも、こんなにあっしは頂けねえ」
「イヌは恩を一生忘れないって、遠い東の国の言葉にあります。
これは、ぼくとここに居るマリカさまの気持ちです」
「マリカさまは…ここに居ないみたいだけど…兎に角、かたじけない!」
アキは美しい金貨、銀貨の音をさせながら深々とお辞儀をしている。
もういいや、何もかも振り乱してやれ。

さあ、帰ろう。ぼくらのふるさとに。
アキもパン屋の少年もオヤジも二度と会わないかもしれないけども、ぼくらはけっして忘れないだろう。
これからどうするかって、ぼくの小さな頭で考えても時間の無駄。
あとはなんとかなる、マリカさまの口癖だったな。
もはや、マリカさまの事をとやかく言うヤツらはいないだろう。ハルクイン家には未練は無い。
ふるさとの街で小さな部屋でも借りて、一緒にずっとずっと暮らしていこう。
これは、ぼくらからのマリカさまへの命令だよ。


おしまい。
700わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2008/09/15(月) 01:03:36 ID:v7YXCeOw
また、いつか。
701名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 06:56:38 ID:NzpCyA+E
切なくも温かい感じで素敵でした。良作をありがとう。
意思疎通が少し難しくなったかも知れないけど、
二人(匹?)が幸せになれるように願ってやまない。
702名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 20:37:37 ID:jlILmbkM
ハルクイン家に犬少女が生まれる→犬少女が獣化体質なことが明らかになったので存在が隠される
→マリカ(本物)が心の病にかかる→マリカ(本物)を隠し、犬少女を表に持ってきてマリカの身代わりにする
→マリカ(本物)失踪→家が破綻したか偽者を置いておく理由がなくなったか何かで偽マリカも追い出される→本編へ
・・・ということなのでしょうか?

何か物悲しいですが命があっただけ希望が残っているのでしょうね。GJです。
703名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 15:12:26 ID:UKCB9R4h
切ない気分になりつつも
「これからは春になるたび本能のままにより激しくわんわんするようになるのだろうか」
と不純な発想をする最悪な奴は俺だけでいい
ともあれ大作乙でした。GJ!


しかし作品の後だというのに本当に人いないな
例えROMでも、力作の後には労いの言葉一つくらいかけていくのが礼儀な気もするが
704名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 17:06:21 ID:6misyxGr
ナイスSSごちそうさまでした
次回作も楽しみにしています
705名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:49:27 ID:0R0ClNnj
マリカ(?)様の獣化は不可逆なのかね?
わんわんして本能が強くなったせいで戻れないのか、
戻ろうと思えば戻れるけど人型に戻るとすぐさま死神に持ってかれるのでわざと戻らないのかわからんけど。
何にせよ萌えた。良かったですわー。

ROMじゃなくて単純に人口減ったのかも知れないけど、仮にそうだとするともうこのスレ末期かな・・・
706名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 15:32:19 ID:tACT2CmZ
書くかも知れんからネタくれネタ
707名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 16:44:42 ID:Tsg7YMVP
>>706
じゃあ、子狐が母親のおつかいで○○袋を買いに行く話。
薬局の人間に、子狐の声が子供っぽいので、大人の証拠を見せろと言われ、
ドアの小窓から子狐が挿し込んだのはケモチン!
お店の人は微笑ましくなって、そのままゴム袋を被せてあげて、
おうちに帰った子狐は母狐と・・・・・・
708名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 02:43:59 ID:V5LLtZ5B
ふむ
709名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 05:48:08 ID:uokVZU++
>>706

人にモノ頼む時の態度じゃないだろそれ・・・(´・ω・`)
しかも書くかどうか未定なのか・・。
710名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 07:18:35 ID:xM2qyeN7
>>709
その意見には確かになと共感する面がある反面、なんか釈然としないものを感じる
711名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 08:50:46 ID:ll4IXHKG
>>710
ゴメン。俺自身も態度が悪かった。
気を付けます。
712名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 09:18:23 ID:X9etNAXb
>>707
不覚にも勃起した
713名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 06:58:39 ID:sjjnNH12
>>709
お前2ch等に向いてないよ
714名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 17:16:28 ID:+hy9TrFh
獣人と暮らすの大変だろうな、まず絨毯毛だらけになるしノミとかも大変だな。
風呂なんて一番最後に入ってもらわないと、残り湯変なもの浮いてそう。宿泊断る温泉旅館とかでてきそう。
あと残り湯洗濯に使えないな。
715名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 21:32:15 ID:NZTrcO5v
なんて小さな悩み!これならうまくやっていけそう
716名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 22:57:58 ID:+vqES0OU
>>714
健全な方に投下されてた狼のSS思い出した
717名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 00:53:21 ID:kvWAbOtk
ちょっとネタ思いついたから小説書きたいんだけど
さすがにケモショタ×ショタは無理か?
当方腐男子なもんで… あまりに需要が無いならロリで書くけど…
718名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 01:04:04 ID:UWk1u1Hf
個人的には好物。注意書きでもつけとけば?
719名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 01:36:02 ID:kvWAbOtk
それもそうだな
じゃこのまま書き進めるわ
まあ遅筆だからあんま進んでないんだがな…
720名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 11:00:45 ID:0ktNNdz/
>>707のネタ、自分で書いちまったよ。
書きかけてた人居たら、ゴメン。

獣100%になっちゃって獣人じゃないけど、ここでいい?
スレチなら「専用スレのないSS」スレ行くけど。
721名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 11:02:46 ID:uAUitKyP
ぜひここでお願いします
722 ◆aQkkEMo1oo :2008/09/23(火) 13:11:37 ID:0ktNNdz/
では、

【エロ内容】子狐×母狐(本番あり)
【ストーリー内容】「手袋を買いに」が元ネタだけど、どんな話だったか忘れた
【ターゲット属性】狐 (人間が読んでも楽しめると思います)
※近親相姦になりますが、中田氏ではありませんのでご安心ください
※獣100%です。獣人要素はほとんどありません(化身の術くらい)

近親相姦、獣100%がダメな人は、「○袋」or「◆aQkkEMo1oo」でNG


タイトル:「○袋を買いに」

723○袋 1/7 ◆aQkkEMo1oo :2008/09/23(火) 13:12:52 ID:0ktNNdz/
人の住む町から人間の足で歩いて五時間──カラス山の奥地には、
もう廃墟と化した小さな稲荷神社がありました。
神社を中心とした一帯は、かつて山あいの農村があったところ。
今は、自分たちがお稲荷さまのお使いの子孫であると信じている、
キツネたちの棲み処です。
彼らは「化身の術」の使い手で、
昔は人間の姿に化けて人の生活に紛れたりしていたものですが、
今ではすっかり生活圏も離れ、そういった交流はほとんど無くなってしまいました。

神社に一番近い洞窟には、二頭の親子狐が住んでいます。
母親「狐鈴(こりん)」はとても美しい雌狐です。
手入れの行き届いた赤い毛皮は、太陽に照らされると、キラキラと金色に輝きました。
新雪のような純白のお腹の毛。
その下腹部には、薄桃色の小さな膨らみが八つ、あります。
離乳期が過ぎて小さくなりかけた母親の乳房です。
今はもう冬の最中、普通であればとっくにつるりとした細いお腹に戻っているはずですが、
これにはわけがありました。
狐たちが巣立つのは、生まれた年の夏。
とても短い期間で、ひとりで生きていけるまで成長しなくてはなりません。
母狐、狐鈴の夫の雄狐は、子供たちがまだ小さい頃に亡くなりました。
狐鈴はひとりで四頭の子供を育て上げ、送り出しました。
ただ一頭、未熟児で育ちのとても遅かった息子、「ちょこ太」を除いて。
苦労の甲斐があって、つい最近まで乳を飲んでいたちょこ太も、
ようやく巣立った頃の兄弟たちと同じくらい、大きくなりました。
ちょこ太は甘えん坊で、母、狐鈴が大好きです。
母のふかふかした尻尾と優しく抱いてくれる胸の温かさ、ほんのりミルクの香りと、
甘い蜜のような花の香り(少し体臭の強い狐の一族は、狩りのとき、
獲物に臭いを悟られ易いのですが、この母狐は夫を失ってひとりで子供たちを育てるため、
花の匂いを纏ってみたりと、知恵を働かせていたのです)。
ちょこ太は母と一緒の時間がいつまでも続いたらいいのにな、と思う反面、
いつまでも心配をかけられない、早く自立しなくちゃという想いも募らせていました。
狐鈴の方も、早く子供を巣立たせて、
次のパートナーと子孫を残さなくてはいけないという、狐族の本能と、
夫の面影を一番良く残しているちょこ太を離したくないとの想いとの間で、
心が揺れていたのです。

724○袋 2/7 ◆aQkkEMo1oo :2008/09/23(火) 13:13:45 ID:0ktNNdz/
辛い別れを想像することを避けて、母狐は別のことを考えるように努めていました。
今は冬の真っ盛り、雪に包まれた山のしんとした冷たい空気の中で、
ふと春のことを想像しました。
(春になったら、代々守り続けている神社のお掃除をしなくっちゃ……)
もうボロボロになりかけた神社の境内、人間の姿になって、
綺麗に片付けようと思い立ちます。
ちょこ太も手伝ってくれるかな。
この子にも、化身の術は教えたけれど、上手く人間の姿になれるだろうか、
なんて想いを巡らせながら。
洞窟の中に、人間の落し物を拾い集めた道具がいっぱいあります。
何か足りないものはないか、と母狐は考えました。
(肉球、いえ、手のひらがふやけてしまわないような手袋が欲しいわねぇ……)

母狐は、ちょこ太を呼びつけます。
「ちょこ太、ゴム手袋を買ってきて欲しいのよ。
 人間の町まで、おつかい……、お願いできるかしら?」
「ゴム……袋?」
「お薬屋さんに売ってるからね。ほら、拾った人間のお金があるから。
 これで足りると思うけど……」
母狐は、息子の小さな手のひらにきらきら光る大きな硬貨を二枚、握らせました。
「おかあさんは一緒にこないの?」
「なんだか、ちょっと体が重くってねぇ……」
ちょこ太を独り立ちさせようという狙いもありますが、
本当に昨日からどうにもだるくって、体が重いのです。
ちょこ太は、そんな母親を見て、
「うん、分かった。待っててね」
と答えると、心配しないで、と目で合図を送って、洞窟の外に飛び出しました。

外はまだ夜。月明かりに照らされた新雪の砂のような粒がきらきらと光ります。
ざくざく、ぎゅっぎゅっと音を立てながら、小さい足で雪を踏みしめ、
子狐は駆けて行きます。
夜が明ける前に人間の町に着かねばなりません。
化身の術も、ちょこ太の腕前では長く持ちません。
人目に付かないうちに、買い物を済ませて帰る必要がありました。
薬局の主人はお人好しで、
早朝でも勝手口の扉の郵便受けからお金を渡せば商品を売ってくれるだろう、
と母狐に教わっていました。

──狐の足で二時間ほど走れば、もう町です。
降りてきた山の稜線が薄っすらと明るみ、町並みがぼんやりと浮かび上がります。
今年は雪が多いのか、人間の町も白く包まれていて、
子狐は冷たくなった足先を擦り合わせて、はあっと息をかけました。
立ち止まっていると体が冷えてきます。
とっ、とっ、と舗装路に足跡を残しながら歩くと、
お目当ての薬屋さんはすぐに見付かりました。

725○袋 3/7 ◆aQkkEMo1oo :2008/09/23(火) 13:14:35 ID:0ktNNdz/
「ごめんください。朝早くにすみませんが……」
ちょこ太は、コンコンと扉を叩くと、母親から聞いていた通りの挨拶をします。
すぐに、狐の言葉で喋ってしまっていたことに気付き、喉に化身の術をかけ、
今度は人間の言葉で同じ挨拶を繰り返します。
しばらくして、建物の中でゴトゴトと音がして、声が返ってきました。
「こんな朝から何の用だい?」
「えっと、えっと……」
ちょこ太は慌てながら、右手に化身の術をかけました。
人間の形になった手のひらに、硬貨を二枚乗せ、郵便受けに差し込みます。
「これで、あの……、ゴム? ゴム……袋をください」
「えっ?」
五百円硬貨が二枚、この値段で「ゴム」の「袋」と言われると……。
ははぁ、と薬局の店主は思いました。
ちょっと幼い感じのする声。
学生が親の目を盗んで「避妊具」を買いに来たのだと考えてしまったのです。
「そりゃあ、売るには売るけどねぇ……」
お金を受け取り、千円で買えるスキンにいくつか目星をつけながら、
店主はこの背伸びをしている若者に少しお灸を据えておこうと思います。
「どうにもお前さんの声は子供っぽいんだが。
 身分証はあるかい?
 スキンを買うなら、大人である証拠を見せてもらわないと……」
お買い物をするのに大人でなければならないなんて知らなかった。
それに、「ミブンショウ」って何?
ちょこ太はしまった、と思います。
化けた手のひらは大きく、大人の人間のもののように見えるかもしれませんが、
喉に術をかけたとき、声も大人になるようにしなければいけなかったのです。
「えっと、えっとぉ……」
どうしよう、とちょこ太はパニックになりました。
お金を返して、とも言えません。大事なおつかいに失敗したくないのです。
まるで追い詰められた瀕死の獲物みたいに、頭の中を昔の想い出が駆け巡りました。
早くに巣立ってしまった兄たちの言ってた言葉を思い出します。
「ここが剥けたら、大人の証拠なんだ」
そう言っておちんちんの見せ合いをしてたこと。
ちょこ太は、ハッとして自分の股間に手をやります。
見せ合いっこのときは、成長が遅くてひとりだけ小さかったちょこ太のそこは、
もうそのときの兄弟たちと同じくらいに、オスらしく、逞しくなっていました。
でも、かすかに記憶に残っている、お父さんのものよりは小さい気がします。
(そうだ!)
ちょこ太は、自分のおちんちんに化身の術をかけました。
お父さんと同じくらい、そこが大きくなるように。
しかし、不幸なことに──、
ちょこ太は狐と人間のおちんちんの形が全然違うことを知らなかったのです。

726○袋 4/7 ◆aQkkEMo1oo :2008/09/23(火) 13:15:31 ID:0ktNNdz/
次に、ちょこ太はおちんちんの皮を剥こうとしました。
もう手のひらは冷たくなっています。はぁーっと息を手に吹きかけてから、
股間に両手を当てました。
(なんだか、ドキドキする……)
こうしてそこを触るのはいけないことのような、
嬉しいことのような不思議な気持ちが湧き起こります。
「んっ!」
赤い粘膜のおちんちんの先端が鞘から飛び出し、初めて外気に触れ、
ビリッと痺れたような気がしました。少し怖くなって、息も荒くなります。
でも、急がないと、余計に怪しまれます。
ちょこ太は我慢して、ゆっくりと皮を剥きあげていきました。
引き伸ばされた皮がピリピリと痛みます。
ジンジンするほどの冷たい空気にさらされて、おちんちんの剥け出た部分も痛くなります。
その刺激に、ちょこ太のそれはムクムクと大きくなってきました。
(あっ、すごい。ぼくのおちんちんってこんな風になるんだ……)
自分の小さな体からは想像もつかない、
立派な赤い槍のようなものが股間に立ち上がっていました。
これなら、立派に大人の証明になる──。
ちょこ太は後ろ足で立つと、躊躇うことなく、
その赤い尖りを郵便受けの横長の穴に挿し込みました。

仰天したのは、薬屋の店主です。
(これは……!?)
もう一度手が差し込まれ、
懇願されれば避妊具の箱を渡してやろうと思っていた店主は、
まったく予想もしていなかったその「もの」を見て、
しばらく言葉を失っていました。
──しかし、犬を飼っていたことのある店主は、
なんとかそれが動物のおちんちんであることに気付いたのです。
(これは、犬……? じゃないな。
 犬にしては少し小さいし、さっきのは人間の手だった。あれは、そうか──)
店主はようやく、事態を理解します。
これは、カラス山の狐だな。まだあそこには狐たちが居るんだなあ──。
店主は幼少の頃、今は廃村となったカラス山の村に住んでいたのです。
化身の術を使う狐のことは、実際に見たことはないけれど、よく聞かされていました。
(去年は子供が生まれ過ぎたんだろうか? 狐が家族計画なんて──)
店主は可笑しくなって、クスクスと笑いを漏らしました。
渡された硬貨を指でチンチンと弾いてみます。
どうやら本物のお金のようです。
「どれ、きつ……、いやきみ、初めてで使い方が分からないだろう?」
「えっ? はい……」
ちょこ太はわけも分からず、店主の問いに答えます。
店主は箱からスキンを一袋、取り出すと、
ぴくぴくと小さく震える可愛い狐のおちんちんに、それをそっと嵌めてあげました。
ちょこ太は、おちんちんが薄い何かに包まれ、
少し締め付けられるのを感じていっそう胸をドキドキさせます。
なんだか、気持ちいいような気がして、
どくっどくっと心臓が大きく脈打つのが止まらなくなってきました。
「残りも大事に使いなさい──」
おちんちんを引っ込めると同時に差し出された小さな箱を受け取ると、
ちょこ太は股間から長いものを飛び出させたまま、
興奮を抑えきれないように走り始めました。

727○袋 5/7 ◆aQkkEMo1oo :2008/09/23(火) 13:16:27 ID:0ktNNdz/
──洞窟でちょこ太の帰りを待っている母狐、狐鈴は、ひとつのことに気付きます。
どうして昨日から、全身がだるいのか。熱っぽくて、息が荒くなっているのか。
(毎年経験してるのに、季節が来るまでは忘れちゃってるのよねぇ……)
冬は、そう、狐の恋の季節。
狐鈴は発情を迎えようとしていたのです。
まだ本格的な発情期ではありませんが、股間がずくずくと疼きだしたので、
狐鈴はゆっくり熱を取るようにメスの性器を舐めながら、
亡くなった夫のことを想うのです。
あのひとが生きていたら、今の生活はどうなっていただろうか──。
夫婦で暮らす狐のオス親は、子供が夏を過ぎて留まることを許さなかったでしょう。
ちょこ太は育ちきらないまま、追い出され、どこかで命を落としていたに違いありません。
(でも、あの子が一番、あなたにそっくりなんですよ──)
悲しみを押し隠すように性器を舐め続けた狐鈴は、
次第に気持ちよくなって、興奮が募っていくのを感じていました。
舌を離すと、あそこからねっとりした液体が染み出ていました。
そして、顔をあげたそこには──夫と一瞬見間違えてしまった──
おつかいから帰ってきたちょこ太が居たのです。

「ちょこ太──」
「おかあさん、ゴムの袋、買ってきたよ。
 お店の人が、使い方を教えてくれるって言って。
 でも、おかしいんだ──」
ちょこ太の差し出した箱を見て、
母狐は息子が何か別のものを買ってきてしまったことに気付きましたが、
それを問いただす間もなく、あるものに目を奪われてしまったのです。
「おかあさん、ぼく、なんだかドキドキが止まらなくって……」
ちょこんとお尻を着けて目の前に座っているちょこ太の股間には──
大きく飛び出した真っ赤なおちんちんが揺れていました。
狐鈴の胸も早鐘を打ち始めました。

お互い、体が熱くなって荒い息を吐きながら、親子の狐は向かい合い、見詰め合います。
自慰に近い行為をしてしまっていた母狐は興奮を抑えられません。
夫にそっくりな雄狐が股間を大きくして、目の前に居るのですから。
子狐は、洞窟に充満した発情の始まったメスの香りを鼻の奥に捉え、
それが何の匂いであるか知らぬまま、さらに興奮を募らせていきます。
すでに化身の術を解いたはずの股間は、立派なオスの狐のものでした。
(体はまだ少し小さいけれど、あそこはもうすっかり大人なのね)
ふと、優しい気持ちになった母狐は、子狐が持って帰ってきた箱と、
そのおちんちんに被せられている薄い透明の膜のようなものを観察して、
それが何であるかを悟りました。
「わたしはゴム手袋って言ったのに、よく聞いてなかったのね」
「えっ? ごめんなさい……」
いいのよ、と母狐は微笑みます。
あれは、人間が使う「避妊具」というもの。だったら──。
母狐はその間違いがもたらすひとつの魅惑的な帰結に心を奪われ、
気持ちを抑えられなくなりました。
「ちょこ太、ドキドキが止まらなくてもおかしくないの。
 それの使い方には、まだ、先があるんだから──」
「?」
母狐は、子狐の前で、白い毛皮と乳房の残るお腹を見せるように転がりました。
「これはなかなか教えてあげられることじゃないんだけど。
 ちょこ太、あなたにはできる。
 あなたが、お嫁さんをもらったときの練習なのよ」
体を起こし、ペロッと子狐の鼻の頭を舐めた母狐は、
くるりと後ろを向いてお尻を見せました。
「交尾をしましょう──」
「えっ……」

728○袋 6/7 ◆aQkkEMo1oo :2008/09/23(火) 13:17:19 ID:0ktNNdz/
尻尾を持ち上げ、少し赤く膨らんだ性器をさらした母狐を見て、
ちょこ太は、交尾という言葉の意味、自分の股間がどういう状態になっているのか、
これから二頭で何をするのか、全てを本能で悟りました。
「でも、だめだよ。ぼくたち、親子なんだから……」
「大丈夫。あなたがつけてもらったのは、人間の道具なの。
 交尾をしても、妊娠しないのよ。
 だから、親子でも、こうして教えてあげられるの」
とんでもない理屈だ、と母狐は自分でも思います。
狐の世界では、親子の相姦は許されないのだから。
それでも、我慢できない──。
ちょこ太も心の奥に背徳感を覚えながら、
それでも、目の前をついついと泳ぐように逃げる美しい雌狐のお尻に誘われ、
追い駆けてしまいます。
気付くと、動きを止めた母狐のお腹にぎゅっと抱き付き、
ちょこ太は湧き上がる衝動に任せるまま、腰を大きく振り始めていました。
おちんちんの先が、何度か母狐の股間を擦ったかと思うと、
すでに潤っていた肉の狭間に、吸い込まれるように突き刺さりました。
「おかあさんっ」
「ああっ、ちょこ太……」
おちんちんは、ぐいぐいと腰の動きに合わせて、
雌狐のお腹の中に潜り込んでいきます。
あっという間に根元まで飲み込まれ、感じる圧迫感に、ちょこ太はしばし陶酔しました。
(ああ、なんて気持ちいいんだろう……)
もっと深く挿れたい、もっと強く抱き締めたい。
ちょこ太の腕が母狐のお腹を掻くようにしながら締め付けると、
膨らみの残った乳房が刺激されます。敏感な乳房を擦られるたび、
母狐は息子のおちんちんを包んでいる部分をキュッキュッと締め付けました。
ちょこ太のおちんちんの根元が、犬科特有の大きなコブ状に膨らみ、抜けなくなります。
それと同時に、どくっどくっと弾けるような脈動がお腹の底から起こり、
おちんちんの先へと流れ、吐き出されていきました。
長く続く、狐の射精です。
「すごい、出てるよ……、おかあさん……」
お腹を内から叩くような強い射精の刺激にうっとりしながら、
母狐は小さく呟きます。
「おかあさんって、言わないで……」
「?」
「『狐鈴』って呼んで──」

振り向いた母狐と、驚いた顔の子狐の視線が交差します。
子狐──だったオスの狐は、頷いて、雌狐を抱いたまま、その額をそっと舐めました。
「素敵だよ、狐鈴……。とても、気持ちいい」

下腹部を突き上げる波のような衝動が収まると、
ちょこ太はそうしなければならないと本能の命じるままに、
体を狐鈴の背中から降ろし、くるっと向きを変えます。
犬科の交尾の姿勢。
お尻とお尻を向き合わせて、繋がったまま三十分ほど、お互いの鼓動を、
命が混ざり合う喜びを感じながら、このまま過ごすのです。
「ちょこ太、大きくなったね。
 尻尾だって、もう、おと……大人の狐と変わらない」
思わず「おとうさん」と言いそうになって、狐鈴はかぁっと熱くなります。
くねくねと自分の尻尾と絡み合う我が子の太い尻尾に、また夫の面影を感じた狐鈴は、
嬉しさのあまり、涙をポタポタとこぼしました。

729○袋 7/7 ◆aQkkEMo1oo :2008/09/23(火) 13:18:19 ID:0ktNNdz/
長い結合の時間が終わり、
ちょこ太のおちんちんが狐鈴のお腹の中からズルッと抜け落ちます。
狐鈴は、その瞬間、跳び上がりそうになりました。
交尾の終わったメスの狐は、
それまでオスの性器に繋がれ動けなくされたまま溜まり続けた嬉しさを、
一度に伝えようとでもするのか、オスの周りを転がるように、踊るように、
跳ね回るものです。
目にした者、誰もが心を奪われる、美しいダンスです。
狐鈴も、全身に喜びが満ち、駆け回りたい衝動に駆られましたが、
目を閉じてぐっとそれを堪えました。
(だめ、これはわたしが見せるものじゃないの。
 これで、子供を身篭るわけでもないのだし──)
母狐は、ずっと迷っていたことに結論を出そうと、心に決めます。
一仕事を終えて、寝そべっている我が子、ちょこ太の頬に自分の頬をすり寄せ、
こう、言いました。
「ちょこ太、わたしの教えられることはここまで。
 あなたのお嫁さんになる雌狐が、きっと、交尾の後、素晴らしいものを見せてくれる。
 だから、もう行きなさい……。
 ここを立ち去るのです──」

「えっ?」と思った、次の瞬間、腕に鋭い痛みを感じてちょこ太は飛び起きました。
さっきまで愛らしいメスの姿を見せていた母親が、豹変して、
ちょこ太に襲い掛かってきたのです。
「どうして? どうして……、おかあさんっ」
「ごめんね、わたしはもう、あなたの母親じゃない──」
わけの分からないまま、ちょこ太は体のあちこちを噛まれます。
あまりの痛みに、体が反射的に攻撃を避けようとしますが、
変わってしまった狐鈴の態度に戸惑い、離れることができません。
容赦のない、狐鈴の攻撃。
ちょこ太は、次第に、これが狐の習わしだということに気付いてくるのです。

子別れの儀式──種族の繁栄のため、本来なら夏に行われるこの行為は、
夫婦に次の子育てをする準備を、
そして子供たちには新しい生活をもたらすものなのです。
親狐は、ある日突然、愛する子供たちを自分たちのテリトリーから追い出すのです。

──狐鈴に追われ、洞窟から飛び出したちょこ太は、何度か振り返った後、
思いっきり駆け出しました。
風にさらされて、目元で冷たくなった涙がキリキリと痛みを生みます。
ちょこ太は泣くのをやめました。
気付けば、まだゴムの袋がおちんちんに被さったままです。
袋の先端は白い半透明の液体で風船のようになっていました。
立ち止まり、ゴム袋を外したちょこ太は、その袋の表面に残った、
母親の体から出たと思われるきらきらした液体をちょっと舐め、匂いを確かめます。

それはあの大好きだった母親の、ミルクと花の香りではなく、
胸をドキドキさせる、発情したメスの狐の匂いでした。

これから、狐たちの恋の季節──。
もう、振り返ることはありません。
ちょこ太は、ふっと吹き流れた風に誘われるように、強い足取りで雪を踏み締め、
歩き出しました。


おしまい
730名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 13:19:06 ID:0ktNNdz/
以上です。
731名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 14:21:30 ID:EKItkR/5
 あの書き込みをこの様にまとめるとは見事としか、良い作品ありがとうございました。
732名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 04:38:57 ID:ZCHgYHhS
ブラボー、ブラボー。ブラビッシモ。
733名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 05:19:20 ID:si3YtDPD
皆さんの支援よろ。

http://ameblo.jp/henka/
734名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 05:59:36 ID:Yii4DNRF
>>733
描写が丁寧なのは良いんだけどなんかgdgdしていて微妙感が。
短編読み切りの練習とかどう?
735名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 10:36:29 ID:oFdiuYsZ
あ、何だ本人からの投下か。便乗して危うく最近見つけた獣八禁ブログ晒すとこだった
736名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 11:29:42 ID:YZGdYogG
獣八禁とは上手いなwww
ただ本人が載せるのはともかく
何の関係も無い人のサイトやブログを勝手に2chに載せるのは基本迷惑になるから
そのブログを応援してるならやめとけ
737名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 15:20:10 ID:al6x5vix
少なくとも十年位前からある言葉 >獣八禁
738名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 22:03:28 ID:gkcwvL6D
>>729
>>707のネタ出しを見た時点ではギャグなイメージしか浮かばなかったが、
それにほのぼの・純愛エロ・感動要素まで入れてちゃんとした一作品に仕上げるとは何と言う奇才。GJ!
739名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 23:32:24 ID:EL3b31c1
狐鈴さんかわゆす
740名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 09:20:37 ID:/VLAwWXd
なんで狐のセックスなのにドキドキするんだろう。
そう思ったとき、ボクは作品の文章を思い浮かべて気付いたのです。
そうか、文章がうまいんだ。
なんでこの時間ないクサレ忙しいときに良作に出会って感動のGJ!
741名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 09:58:14 ID:um1ZJQo0
紛れも無い傑作。 (26歳フリーター)
742名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 15:53:26 ID:q+wJZZvp
まとめられるのが凄いわ
743名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 18:14:27 ID:1dnvF+8q
エロエロながら最後の展開で感動した(23才無職)
744名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 02:00:47 ID:TYZgAPYo
息子に読んであげたい作品。 (20才自営業)
745名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 04:44:07 ID:lOqzONJY
亀レスだけど

>>716
健全なほうの狼SSって何?
746名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 07:38:20 ID:XLuRGki0
狐萌えには堪らない内容なのに最後でやはり獣なんだなと思い知らされました。
(26歳会社員)
747 ◆aQkkEMo1oo :2008/09/28(日) 08:26:29 ID:9Xibz0wH
コメありがとうございます。励みになります。
でも、やっぱちょっとスレ違いなんで、狐の話題はここまでで。
「専用スレのないSS」スレで犬×犬も書いてるので、
獣100%が気に入った人は、どうぞ。

>>745
>>684に書かれてる創作発表板のスレのことだと思われ
748名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 20:52:01 ID:v2EQnkuL
俺には人に言えない秘密があるんだ。
・・・・・・・・・・・・・実は俺・・・・・カンガルーの袋で育てられたんだ。
749名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 23:45:55 ID:TYZgAPYo
構わん、続けろ
750名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 09:55:31 ID:iAg/zVz/
カンガルーっ娘は、おっぱいが袋の中にあって
見えないのがタマにキズだ。
751名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 17:48:40 ID:hboYhwkf
>>748
「人に言えない秘密があるんだ…」
→「ところで何故『人には言えない秘密』を君には打ち明けたんだと思う?」
→「それはね、『人には言ってない』から…。君はもう『人』ではなくなるからだよ!」

などという展開を妄想
752名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 22:19:59 ID:xOrh9lun
構わん、続けろ
753名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 22:25:18 ID:2AlkO2mz
>>752
もっと「実験中、獣化薬を打ち込んだ被験者が泣き喚いてるのを見てるマッドサイエンティスト」っぽく言ってくれ。
754名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 00:40:31 ID:K9qkidk5
「これが今度の実験体か」
「なんでも、負債は相当な額だったそうですよ」
「夢破れたり、か……だが、今回の実験で生まれ変わる」
「……“生きていれば”、ですが」
755名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 01:21:12 ID:IiFwsNkx
寧ろ獣人に対して酷い実験をしてみたいよ
756名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 01:27:47 ID:AVgvixrI
例えば?
757名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 01:33:04 ID:IiFwsNkx
えーと、薬漬け精神崩壊?
758名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 01:59:38 ID:K9qkidk5
近似種との交雑
それによる品種改良
759名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 02:24:35 ID:IiFwsNkx
寧ろ獣人と普通の獣を交雑させる
産まれてくるのは先祖帰りした奇形。だけど無理矢理産ませるとか
760名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 02:39:10 ID:siYekfNP
○月×日【晴れ】
今日は、獣人を苛める悪い奴ら人たちを捕まえた。
彼らになぜ獣人を苛めるのかその理由を聞いてみると、こう言った。
「なんでかって?そりゃー奴らはどうしようもない馬鹿だからさ。その癖に人間様と同じ土俵に上がろうとするから許せねえんだ。」
この言葉を聞いた途端、お師様は憤怒の形相でこう言った。
「そうか、ならば自らの身をもって知るのがいいだろう。醜い獣人となって永遠に世界を徘徊し続けるがいい!」
お師様の合図と共に、一点に集中し、魔力を高め、一気に解き放つ!




もくもくとした黒煙が消えかけた頃には辺りには誰もおらず、
そこには情けない顔をしたロバと牛と豚の獣人が泣き喚くばかりだった。
761名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 03:05:08 ID:K9qkidk5
縲豎�繧呈$繧区$繧玖ヲ励″縲∵ーエ髱「縺ォ遘サ繧句ァソ繧定ヲ九∬ア壹?ョ迯」莠コ縺後?オ縺斐?オ縺斐→鮠サ繧偵↑繧峨@縺ェ縺後i險縺」縺溘?
縲後d縺」縺ケ縲√?ア縺ュ縺?窶ヲ窶ヲ?セ??スョ?セ奇スッ?スカ?スイ縲∫エ?縺ョ雎壹∝鴻縺ィ蜊?蟆九?ョ縺比ク。隕ェ縺倥c繧凪ヲ窶ヲ縲?
縲繝ュ繝蝉ココ縺ッ辟。髢「蠢?縺ォ闕峨r雋ェ繧九?
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縲縺ィ險縺」縺溽央莠コ縺�縺」縺溘′縲∝スシ繧ら┌諢剰ュ倥↓闕峨r蜥蝴シ縺励※縺?繧九ゅΒ繧キ繝」繝�繧キ繝」縲?
縲後♀蜑阪i逵溷殴縺ォ縺ェ繧後h?シ∬拷鬟溘▲縺ヲ繧薙§繧?縺ュ縺?繧茨シ√s縺」?シ溘?
縲縺薙?ョ蛹ゅ>縺ッ窶ヲ窶ヲ縲?
縲雎壻ココ縺碁シサ繧偵ヲ繧ッ縺、縺九○繧九ゅ≠縺溘j繧貞羅縺主屓繧翫∵惠縺ョ譬ケ蜈?繧呈侍繧雁?コ縺吶?
縲娯ヲ窶ヲ縺ゅ▲縺滂シ√?
縲雎壹′謗倥j蜃コ縺励◆縺ョ縺ッ繝医Μ繝・繝輔□縺」縺溘?
縲娯ヲ窶ヲ縺ェ繧薙°縲∵э螟悶→縺?縺、繧ゅ→縺九o繧薙?ュ繝シ縺ェ縲?
縲後□縺ェ縲?
縲後@繧?縺ゑシ??シ貞狗岼繧イ繝?繝??シ??シ√?
縲繧ゅ→繧医j蜍慕黄逧?縺ェ逕滓エサ繧偵@縺ヲ縺?縺溷スシ繧峨↓縲∝、ァ縺励◆謾ッ髫懊?ッ逕溘∪繧後↑縺九▲縺溘?
762名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 03:36:13 ID:K9qkidk5
獣人化の呪文を唱えた。
貴様らは皆カワイイうさぎちゃんになってしまえばいい。
763名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 06:52:12 ID:mk4+D9M1
ばっちこい
764名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 07:32:51 ID:wG/HcqvP
>>761
う・・・ああ・・・!? なんだこれ、頭の中に直接・・・っ
な、なんだ・・・動物の鳴き声のような変な音なのに、言葉に聞こえる・・・意味がわかる・・・?
いや・・・これ、まさか、僕の方が動物になって・・・!?
だ、駄目だ。意識が遠のくくぁwせdrftgyふじこlp;@


表示>エンコード>Unicode(UTF-8)ですねわかります
765名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 22:51:59 ID:siYekfNP
>>762
特殊すぎて最初わかんなかったw
お返しありがとー
766名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 12:39:19 ID:d+JEX2tt
このスレ的に、過激なエロってどのくらいまで許容範囲なんだろう?
いや、獣人苛めの話題になってるからさ・・・
767名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 13:34:44 ID:MjuWGfBF
獣人苛め・・・SMって良いよね!

自分はエロければ何でもいいって人間だから他の人の許容範囲はわからないけど、
もし過激なの書いた時に心配だったら、注意書きしとけば大丈夫じゃないかな?
768名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 23:29:51 ID:QLrLt4HT
動物虐待!・・・・・はっ!!もしかして獣人殺しても殺人にはならないかも?動物愛護法違反?
769名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 23:32:01 ID:mBFjnT9f
殺しはやりすぎだろjk
770名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 00:46:05 ID:61aQD++m
ケモノを殺しちゃう展開も凄く好きだけどなぁ
なんかこうレイプしてレイプして精神的に追い詰めて、
アヘアヘし始めたら拷問系にシフトチェンジして正気に戻させて内臓とか
771名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 00:49:07 ID:RjXtbJP+
流石にそれはないお(^ω^;)
772名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 01:26:14 ID:lnkEGeOq
まあ、原則として「スレの決まりとしてこれ以上は駄目」というものは無いんだよな。
ちゃんと注意書きを添えてくれて、後はNG設定しやすいよう名前欄にタイトルでも付けてもらえれば。

「実際の雰囲気や需要としてはどの程度までアリなのか」というのは
>>1のエロパロ保管庫(オリジナル・シチュエーション>8号室)を参考にするといいと思うが、
あえて誰も行かなかった領域に挑戦するというのもそれはそれで良いかもしれない。

ちなみに俺個人は流血や汚物ネタは苦手だが、精神責めやエロ拷問は好き。
>>770の例だったらアヘアヘまで。
もしくは正気に戻した後に媚薬山盛りして、屈辱に涙を流しながらも自分でまたエロを懇願する方向に持ってく。
773名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 01:33:06 ID:NrMgKXJk
スカトロまでなら過去のSSにもあったはず。
描写が生々しくなかったら流血モノでも大丈夫だな。
774名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 03:16:18 ID:U8RnpixJ
言葉攻めされてる雄獣人がみたい
775名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 00:12:01 ID:QS1T/+tL
犬、豚、馬なんかは言葉攻めしやすいイメージがある。
けど自分で罵倒してるの書くと恥ずかしくなってくるんだよね。
776名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 18:53:20 ID:Br9y3Z7H
リアル動物を言葉責めしてみる

犬 … 大喜び
豚 … 餌に執心
馬 … 一瞥されて終わり

こんなイメージ
777名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 22:08:49 ID:XC0j2gJg
こりゃ恥ずかしくなるな
778名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 22:13:38 ID:QS1T/+tL
というか悲しくなるわ
そもそもリアル動物にやってどうすんの?って話だけどww
779名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 22:29:20 ID:Tlt/HKbt
犬獣人→薬漬けで強姦三昧。適度なところで薬断ちして、薬を求めて従順な犬奴隷になっている様子を嘲りながら言葉責め
豚獣人→閉じ込めて食べ物を与えず、ガリガリにしてから、
    腐りかけの残飯を足元になげつけて、それを貪り食う様子を言葉責め
馬獣人→サラブレットの自慢の脚を使い物にならなくした後、卵巣摘出。
    前も後ろもガバガバにして「これでお前は汚い穴すら価値がなくなった」と言葉攻め
780名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 22:33:32 ID:QS1T/+tL
鬼畜だが萌えてしまう・・・!!

豚をガリガリにするのだけは豚特有のぽっちゃりとした肉体への
罵倒ポイントが減るからちと寂しい気もするけど。
781名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 07:42:57 ID:187UsqRv
すんません、豚斬ります。

過激度について、色々と参考になりました>ALL
でもあんまり期待に応えられそうにない気がしてきたよ・・・orz

では、獣人を苛めるという流れで一本。

シェパードっ娘?、複乳付きです。
ちょっと過激かもしれませんので注意。本番はナシです。
愛も救いも無い話になってますので、
そういうのがダメな人は、「鉄鎖」でNGして下さい。


タイトル:「鉄鎖と褐色の獣1」


782鉄鎖 1/11:2008/10/04(土) 07:43:30 ID:187UsqRv
彼女──が、日本のTV番組の画面に現れたのは、去る2009年12月のことである。
21世紀最大の発見、と一時世界中を騒然とさせたその存在であったが、
熱し易く冷め易い現代の風潮により、
当初はさほど話題にならなかったのは仕方がないのかも知れない。
南米○ルーに属するア○デス山脈の高地に、独自の進化を遂げた獣人を見た──
日本のフリージャーナリストが報じた一つのニュース記事は、
おそらく生物学の世界に大きな影響をもたらしたに違いない。
「まるで、うちで飼っている犬がそのまま二本足で歩いているのを見るような、
不思議な感覚に陥った」と語るジャーナリストの言葉の通り、
その容姿は牧羊犬「ジャーマン・シェパード」に酷似していた。
犬そのものの頭部。少し太い首から下は、骨格のバランスが違うものの、
人間の姿と変わらなかった。それはエジプト神話の犬頭の神を思わせる。
全身を、これもシェパード犬と同じ、ブラックとタン(黄褐色)が入り混じった、
オーバーコートとアンダーコートの二層の毛が覆っており、
長く太い垂れ尾を持つ。
腰に刺繍の施された美しい布を纏っていることが唯一、
その生き物がただの獣ではないことを感じさせた。
彼らは、部外者に対して、言葉が通じないまでも親交を求め、
平和を強く愛しているようだったという。
驚いたことに、中にはスペイン語(※○ルーの公用語)を話せる者も居たのである。
すぐ後に、事実が明るみに出る。
彼らは、○ルー政府が以前からその存在に気付き、
外交上の切り札に利用価値があろうかと隠していた、
「地球上第二の知的生命体」だった。

世界中にその一報は流れ、騒動は過熱した。
世界各国からの突き上げを食らい、○ルー政府は情報を開示することになる。
やがて、国連の決議により、その異種族と人類の文化交流が行われることとなった。
彼らは、自らを
「グラン(当種族の言葉で、『二足で立つ者』の意)」
と呼ぶ。総人口1600弱の閉鎖された山域で暮らす、犬を祖先とする獣人だった。
代表が三名、選ばれた。
アニミズムを主体とする文化の彼らにおいて一番の知識を有する呪術家の夫妻、
「サナ(♂)」、「ネイ(♀)」の二名は、相互の文化研究のため○メリカ合衆国へ。
そして、グラン族の王女「ナウル」は、親善大使として、
数ヶ月ずつ、世界各国に順に滞在することになったのである。

783鉄鎖 2/11:2008/10/04(土) 07:44:12 ID:187UsqRv
ナウルが日本に来たのは、
グラン族の存在が公になってから一年以上も経ってからだった。
すでに人々の関心が薄れ始めていた頃である。
TVの画面に現れたのは、笑顔を振りまいて尻尾を振る、二足歩行の「犬」だった。
背丈は人間の平均より少し低く、
野生を感じさせる神秘的な獣人のイメージを期待していた人々からは、
「あれでは愛らしいペットの犬と変わらない」との失望を買った。
日本に来た当初のナウルは、王族らしい装飾も着けず、
彼らの民族衣装ともいえる腰布一枚を纏っただけの裸であった。
グラン族の女性は、人間と同じように胸部に二つの乳房がある。
それは乳頭が退化した擬似乳房であるとされていた。
一説には、人類との収斂進化(※隔絶された生物種が、酷似した進化を遂げること)
によって発達したものであって、機能はないという。
乳頭が毛に覆われて見えないため、猥褻感は感じられないはずだが、
保守層からの非難を受け、
ナウルはすぐに三角に折った白い布で乳房を隠すようになった。
(これは、ホテルにあったシーツを折り畳んで巻いただけだったそうだ。)
もっとも、二つの大きな乳房の下には本来の役目を持つ、
犬科に特徴的な八つの(こちらは乳頭がはっきりと見えるほどの)
小さな乳房が縦に二列、並んでいたのであるが。

TV番組の制作会社は当初、
「文明に触れた異種族の王女」といった方向で企画を立てていたが、
それはすぐに飽きられる結果となる。
グラン族は疑うことを知らず、また、感情を隠すことができない。
そして、普通の犬と同じように何にでも喜びを感じ、それをストレートに表現するのだ。
まるでバラエティ番組のリアクション専門のタレントのように、
何をしても、目を輝かせて尻尾を大きく振り、
「楽しい」「嬉しい」を繰り返すナウルに対する視聴者の反応は、
見た目が可愛いだけの女性芸能人に対するものと変わらなくなっていった。
彼女は、人に体をすり寄せて愛情表現をするのが好きで、
人目をはばからず、その場に居る人間誰にでも甘えた。
その表情は、アップで映されるとまるで犬にしか見えなかった。
ただ、人々がこの「もうひとつの知性」に対し、期待外れだと感じたのは、
あくまでも人間よりずっと知能の劣る犬の姿を重ねていたからである。

あるニュース番組のゲストに招かれたときのナウルの発言が、
グラン族に対する評価と、彼らのその後の運命を大きく変えることになる。
キャスターの女性が、何気なくナウルに問いかけた。
「ナウルは日本語、すごく上手だけど、どうやって覚えたの?」
ナウルはまた大喜びの表情を浮かべて答えた。
「辞書で覚えたんです。ほら、国語辞典?
 発音はね、五十音のテープを一度聞かせてもらって……」
質問をしたキャスター、そしてスタジオ、視聴者の全てが、一瞬その発言に凍り付いた。
「辞書を……、全部ですか?」
「日本に向かう飛行機の中で覚えたんですよ。
 もう13カ国語を覚えました。でも、あと40くらいは覚えないとね。
 まだまだ色んな国の人に会いたい。色んなこと、知りたいんです──」
ただの犬──と思われていた彼女の、真の姿がそのとき明らかになったのである。

784鉄鎖 3/11:2008/10/04(土) 07:45:10 ID:187UsqRv
その発言以降、日本はある種の熱狂に包まれる。
グラン族の能力を紹介する番組が組まれ、その中で、ナウルは恐るべき才能を次々と披露した。
あるときは、スイス製の最高精度の時計を十数分で分解し、
同じ時間で元通り動くように組み上げることもやってのけた。
それは人間では熟練の職人が何日もかけて、
それでも成功するか分からないほどの作業なのである。
肉球の付いた指は一見、不器用そうに見えるが、彼女は黒く鋭い爪を上手く使い、
人間の何倍もの早さと正確さで作業をこなすのだ。
ただ単に、記憶力だけが飛び抜けて高いのではないか、と応用力を試されたナウルは、
数式を自在に操り、数学の証明問題を難なく解いた。
頭脳だけではない。身体能力もあらゆる面で人間を凌駕していた。
筋力はその細身(毛皮で膨れては見えたが)の体に似つかわしくないほど強く、
砲丸をまるでお手玉のように扱った。
それは類人猿が檻の鋼鉄の棒を易々と曲げてしまう姿を連想させる。
跳躍は生身で軽く3メートルを超え、反射神経は野生の肉食獣に匹敵した。
様々なスポーツにナウルが挑戦する番組が、人気を呼んだ。
人間のプロのスポーツ選手が、彼女にまるで敵わなかったのである。
それはナウルだけの、つまり、グラン王族の特殊な能力ではないか、
との問いに彼女はまたこう答えた。
「私たちは、身分に上下を付けないんです。
グランの王族はただ、皆の意見がまとまらないときなどに決断を下す、
その程度の役割しかないんですよ。
だから、私のできることなどは、グラン族なら誰でもできます」
王と王妃にあたるナウルの両親は少し前に亡くなっており、
世界中には王族と紹介されているが、
今の自分は実質的には首長と呼ぶべき立場なのだと言う。
その首長がこんなところに居ていいのかという質問に、ナウルは
「それだけ、グランの社会は平和で、そもそも問題など起こらないのです」
と答えた。

日本での熱狂とは裏腹に、世界では危機を訴える者が多勢であった。
国連は水面下で有識者を集め、この事態について検討を行った。
万物の霊長として地球に君臨していたはずの人類より、
あらゆる能力において秀でた存在とどう対すべきなのか──。
一度の産子数と生涯の出産回数が犬に等しいものの、
アニミズム文化に留まることで人口が抑えられていた彼らが、
人類の医療技術と価値観を手にしたとき、二つの種族間のバランスは崩れるだろう。。
人類は、彼らに隷属する存在となりかねない。
国連の召集した委員会は、一つの結論を出し、その遂行を決議した。
地球上にあのような生物種は居なかったことにする──。
敵対という概念を持たないグラン族に対し、
杞憂にすぎない人間の一方的な思い込みで、彼らは排斥されることになったのである。

ナウルの日本滞在は期限を迎え、彼女は次の地、○メリカ合衆国に旅立つこととなる。
そこには、相互文化理解と研究のための使節になったサナとネイが居る。
久し振りに同胞に会えると喜んでいたナウルは、
しかし、その期待を粉々に打ち砕かれることになる。
○メリカではすでに徹底した報道管制と情報操作が行われていた。
陽気で純真で疑うことを知らない異種族の王女は、
その後、大衆の前に姿を現すことなく、消息を絶つ。
そして、あれだけ熱狂に包まれていた日本でも、雑多な情報の交錯する世の中で、
彼女たちの存在は、驚くほど急速に忘れ去られていったのである。


785鉄鎖 4/11:2008/10/04(土) 07:46:30 ID:187UsqRv
──どこからか聞こえる、ブーンという鈍い振動音が耳につく。
ハァハァという荒い息が一つ、そして押し殺したような呼吸の音が無数に響く。
目の前が真っ白なのは、
自分が強いライトの光に照らされているためだとナウルは気付いた。
そのライトの向こうに何者かが居るのだが、確かめようが無かった。
ナウルはその場から動けなかったのである。
記憶は、○メリカへ向かう飛行機の機内で止まっていた。
辞書で英語をマスターした彼女は、いつものことであるが、
その頭脳を激しく稼働させた反動によるものか、強い睡魔に襲われる。
使節として特別な待遇を受けている彼女は、
そのままどこかのホテルへ運んでもらっているはずだったのだが──。

ナウルは自分の置かれた状況をさらに確認する。
腰布は剥ぎ取られており、
日本に居たときに身に着けるようになった胸を隠す布も無く、全裸だった。
毛皮に包まれた身でありながら、羞恥を感じた。
昔から滅多に外すことのなかった腰の衣装が無いためか、股間が妙に涼しい気がする。
しかしそこの様子を確認することもできぬまま、
ナウルは現実を認識して体を硬直させた。
──両手に、金属の枷が嵌められている。
枷からは鎖が伸びており、伏せた姿勢のナウルの目の前に置かれた、
直径20センチほどの二つの金属球に繋がれていた。
驚いて顔を上げるナウルの眼前で、ジャラジャラと大きな音が鳴る。
太い猛獣用の鎖が首から垂れているのだ。
幅10センチほどもある硬いものが首を締め付けていた。
頭がグラグラするほどの重い金属の首輪が嵌められていたのである。
両脚にも枷の存在を感じた。それにも金属球が繋がれているようだが、
左右に離れた位置に置かれているそれは、ナウルが立ち上がることを許さなかった。
計四つの金属球は、内部は鉛で出来ており、それぞれ40キロはある。
グラン族の筋力をもってしてもそう簡単には動かせない重さだ。

眩しいライトの光の中から、人のシルエットが浮かび、
コツコツと足音を立てて近付いてくる。
パニックになって、首輪を外そうと揺さぶるナウルに、
冷たい調子の声が掛けられた。
「強い衝撃を与えない方がいい。
 その首輪の内側にはワイヤーが仕込まれていて、弾ける仕組みになっている。
 早い話が、外そうとすれば首が飛ぶということだ」
壁の反射光で、その人間の姿がぼうっと見える。
軍服を着た男の兵士だった。
ナウルも次第に知ることになるのだが、ここは軍の施設にある、
拷問のための部屋だったのだ。

786鉄鎖 5/11:2008/10/04(土) 07:47:02 ID:187UsqRv
「どうしてこんなことを……。
 外してください──」
犬のようにヒュンヒュンと鼻を鳴らしながら懇願するナウルの言葉を、
男は無視するように言った。
「ひとつ、確認したいことがある。
 何度もインタビューで答えただろう?
 お前たちの正確な男女別の人口を聞かせてもらおう」
「?」
質問の意図が分からず黙ったままでいたナウルの首輪の鎖が、
男の手によって引き上げられる。
次の瞬間、ブーツの先端が、ナウルの柔らかい左の乳房にめり込んだ。
ギャンっと悲鳴をあげて、ナウルは首を吊られたまま身を捩った。
涙に咽びながら、質問に答える。
「……男性780人、女性813人……、
 新しい子は次の春まで生まれませんから、これで……合っているはず、です……」
「よし、いいだろう」
鎖を放され、ナウルは床にどっと伏せる。
男は、光の向こうに薄っすらと姿の浮かぶ別の兵士としばらく言葉を交わしていた。
無線でどこかと連絡をしている。
そして、ナウルに向き直った男は、口元に薄ら笑いを浮かべて宣告する。
「ちょうど今、報告を受けた。
 牝のグラン、752頭を捕獲。牡は720頭の死亡を確認。
 昨年よりの自然死数、牝、牡共に59。頭数はこれでぴったりということだな」
ナウルは男の言葉の意味をすぐには理解できなかった。
ぼんやりとした頭で、計算する。
数に含まれていないのは、人間社会に滞在している、自分を含めた三人。
つまり、おそらくサナを除くグラン族の男性全員が死亡したというのだ。
にわかには信じられなかったが、恐ろしくなって、体がガクガクと震えだす。
「分かったか?
 馴れ合いの時間は終わりということだ。
 人類はグラン族をその管理下に置くことにした」
「……どうして?」
答えは返ってこなかった。

突然、正面のライトの照度が落とされる。
ナウルは、照明装置のすぐそばに、自分と同じように床に這わされた──
ナウルより少し体格の大きなグラン族の女性の姿を捉えた。
ナウルと同様に、太い金属の首輪と手足の枷、そして金属球に拘束された、
呪術師夫妻の一人、ネイだった。
「ネイ……、あなたまで、そんな……」
ナウルは呼びかけてギョッとする。
顔を上げたネイの目は虚ろで、ナウルを見ていなかった。
ずっと聞こえていたハァハァという激しい喘ぎ声の正体が彼女だったことに気付く。
涙と涎を垂らしながら、ネイは咽び喘いでいた。
「ネイ? どうしちゃったの?
 サナは? サナはどこ?」
取り乱すナウルを見て、
部屋に居た5〜6人の兵士たちが、下卑た笑いを漏らす。
「王女さま、お探しのものはここだぜ!」
兵士の一人が、ネイの背後に無造作に置かれていたビニールシートをざっと捲った。
そこにあったのは、ナウルのよく知る顔──
仰向けに転がされ、
腹と床のそこら中に白い粘液を撒き散らして硬直しているサナの姿だった。
サナは──死んでいるのだ。

787鉄鎖 6/11:2008/10/04(土) 07:48:21 ID:187UsqRv
ナウルは思わず身を起こし、駆け寄ろうとする。
手足の鎖がピンと張り、ナウルは床に叩きつけられるように倒れた。
兵士が「仕方ないな」と呟きながら、ナウルの尾を掴み元の位置へズルズルと引き戻す。
床を引き摺られながら、ナウルは手足の肉球に触れる、
床の何箇所にも付いている丸い格子のようなものに気付いた。
それは、血や体液、排泄物を水で洗い流すための排水口だった。
最初の男が、ナウルの頭をブーツで踏み付けながら言う。
「どうした、取り乱して?
 お前が招いた結果だ。
 お前が日本のTVに出るようになってから、この二匹には、
 グラン族統制のための実験台になってもらっていたのだ」
「私が……?」
「お前のおかげで、人類はこの地球の君主の座から引き降ろされずに済んだのだから、
 感謝しないといけないかもな」
「グランは──私たちはそんなことしません」
「人間はな、自分たちより優れた者の存在を認められないんだよ。
 見ろ、すました顔をして人間を見下してたんだろうが──」
兵士たちが、数人がかりでネイを繋ぐ鉄球を移動させている。
ネイは仰向けにされ、その股間が、ナウルの位置からはっきり見えるようになる。
性器を中心に、股間の毛が剃り上げられていた。
露出した肌は薄紅色に染まり、激しい興奮状態にあることを示している。
その表面を覆うヌルヌルした光るものは、
彼女が分泌した恥ずかしい液体に他ならなかった。
だらしなく開かれた股間の中央には、赤く腫れ上がった牝の性器が、
太いバイブレーターを突き立てられ、ヒクヒクと蠢いていたのである。
ナウルが目を覚ましたときから聞こえていたブーンという音は、
そのバイブから発せられていた。
ネイはハッハッと激しく胸を喘がせて快楽に悶えているのだ。
その酸鼻な光景に、ナウルは息を呑む。
そして、必死でネイに呼びかけた。
「ネイ、ネイ……、ナウルです。私のこと……、分からないの?」
しかし、ナウルがいくら叫ぼうとも、ネイは反応を示さなかった。
「こんなケダモノが、人より優れているだって?」
男が、ネイの膣からはみ出しているバイブを腹の中に蹴り込んだが、
ネイはその苦痛をすら性の刺激と感じているかのように恍惚の表情を浮かべ、
悶えるのだ。
彼女は変わってしまった。
聡明で知的で、ナウルの相談役でもあり信頼していたネイが、
このような姿になってしまうなんて──。
胸を締め付けられるような思いに、
ナウルは涙をぽろぽろとこぼしながら問う。
「二人にいったい……、何をしたの?」
「二頭にはある薬を投与した。
 グランは特定の物質を与えられると、性欲亢進症に陥るのだ。
 牝はこのように、死ぬまで欲情しっ放しだ。牡は──」
男は、サナの死体を指差した。
「精液を撒き散らしてほぼ確実に死ぬ。心臓に問題が出るようだな。
 こいつは心停止から何度も蘇生させた。
 投薬のたびに精液を噴き出して、そりゃあ、見事だったぜ。
 さっき、最後の薬を与えてやっと楽にしてやったがな」
788鉄鎖 7/11:2008/10/04(土) 07:49:18 ID:187UsqRv
聞かなければよかった。
ナウルは耳を塞いで、「やめて、やめて」と懇願するが、
男の足はその哀れな獣の手を踏みにじりながら、話を続けた。
「グランの集落は、一つの水源から全戸に水が引かれているらしいな。
 そして、お前たちは水分を頻繁に摂取する。そこに薬を放り込めばどうなるか。
 こうも上手くいくとは思っていなかったがな」
ナウルは愕然とする。
自分がテレビ番組などでグランの生活様式を語ったことが、
このように利用されてしまった。
いや、彼女だけでなく、サナやネイも問われずとも人間たちに教えただろう。
この国で、二人はどのような研究に参加していたのか、ナウルは知らないが、
請われれば、薬物に対する耐性などを自らの体で実験されることでも、
躊躇わず協力したに違いない。
それがグランという種族の性格なのだ。
男は、ナウルを見下し、くくっと笑う。
「発情した牝どもはすでに捕えてある。752頭分の枷とバイブを用意しなくてはな。
 グランの牝どもは、各国に研究用に分配される。
 どういう扱いを受けるかは知ったことじゃないが──」
「グランの……男性は……?」
「理解できないか? それとも、したくないのか?
 お前たちの種族は、牡を全て失ったんだ。もう、子孫を残すことはない」
ナウルは、考えまいとしていたことをはっきり宣告され、
悲しみが爆発したかのように、わっと声をあげて泣き出した。
グラン族は生命線を断たれ、行く末はひたすら人類に隷従し、
暴虐を甘受するのみとなってしまったのだ。
そして、遠くない将来、死滅する。
ナウルは、
長い歴史を紐解いても自らの種族がかつて経験したことのない事態に対処する術を知らず、
我を失った。
知能や身体能力が優れていても、心までが強いわけではない。
若く、まだ経験の乏しい獣人の少女は、
言い知れない不安に身を包まれ、ただ悲しみに打ち震えるのだった。

兵士たちは愛国心を人類全体への義務へと拡大させ、侵略者を排斥しようと努める。
そのためにはいくらでも残虐になれるのだ。
彼らはすでに、グランを同じ知性を持つ存在として扱っていなかった。

789鉄鎖 8/11:2008/10/04(土) 07:50:01 ID:187UsqRv
長い尾を体に巻き付け、身を丸めて嗚咽するナウルをよそに、
男たちは、サナの死体とネイを取り囲む。
「逆らわなければ、クローニングで種を存続させてやらなくもない、
 というのがお前たちに対する最大の慈悲だ」
だが、と言いつつ、男の一人がネイの首輪を掴み、その上体を勢いよく引き起こした。
大きな牝の乳房が惨めに揺れる。
丸裸にされた人間の女性の姿とさほど変わらぬその生き物を、
男は家畜のように扱った。
「この二頭の死体は、グラン族の成獣の標本にする。
 貴重な検体だ。解剖して調べ尽くした後にな──」
ネイは自分を待ち受ける運命を知らされ、ようやく正気を取り戻したのか、
悲鳴をあげ、暴れようとした。
しかし、股間のバイブから伸びるコントローラーを操作され、
振動音が強くなるとすぐに身を屈めて動けなくなる。
もはや彼女は快楽の虜であり、自由を奪うのに手はかからなかった。
彼女が完全に抵抗することを諦めたのは、男に
「サナと──お前の夫と同じところへ連れて行ってやる」
と囁かれてからだった。
ネイは小さく頷き、なすがままとなる。
ネイの手枷から鉄球が外され、鎖が短く詰められて首輪に連結される。
まるで犬がちんちんをするポーズそのものだ。
足の鉄球も外され、足枷の間に肩幅ほどの短い鎖が繋がれた。
ネイは首輪の鎖を引かれ、うねり続けるバイブをお腹に収めたまま、
よたよたとした足取りで部屋の外へ連れ出されていく。
ナウルは、ネイの身代わりに自分が解剖を受けると叫ぼうとしたが、
何度か立ち止まったネイが、そのたびに絶頂を迎えているのだと気付き、
訴えようとしていた言葉を飲み込んでしまった。
あまりにも惨めなその姿。
圧倒的な能力を持ちながら、抗うこともせず人間の軍門に下った一族の果ての姿。
すぐに自分も後を追うのだろう、とナウルは思った。

一瞬、振り向いたネイの視線が、ナウルの視線と交差する。
ナウルは、ネイがふっと自分に向けて笑顔を見せた──ような気がした。
グラン族の夫婦の絆は深い。ナウルは、それを誇らしく思った。
ネイはきっと、夫と同じ死を受け入れることを覚悟したのだ。

790鉄鎖 9/11:2008/10/04(土) 07:50:58 ID:187UsqRv
サナの死体も運び出され、部屋はいったん静まり返る。
ナウルは床に顔を伏せ、泣き続けていた。
男たちが再び何か行動を始めたことに気付き、ナウルは緊張する。
「ネイはすぐには殺さないさ。
 グランの牝は色々と楽しめることが分かったからな。
 お前はお前の心配をするんだ」
ナウルの目の前に、得体の知れない液体が注がれた金属の皿が置かれる。
「仲間の牝は全員、色キチガイになったっていうのに、
 王女さま一人だけ、まともな体ってのはいけないよなあ?」
目の前にあるそれが、
先ほどから話に出てくるグラン族を破滅させる薬であることは明白だった。
「カフェインやアリル化合物を配合した無味無臭の薬品だ。
 経口摂取、皮下注射共に効果がある。
 自分で飲めないというのなら、注射だ。
 体の一番、敏感なところに打ち込んでやろうか?」

それはナウルを襲う次なる苦悩へのステップだった。
グランの性欲を異常に亢進させる薬。飲めば、あのネイのように、
激しく喘ぎ、股間から常に発情の証の粘液を垂れ流す体になる。

それでも、飲まなくてはいけない──とナウルは思った。
男たちの言う通り、自分だけがこの受難を逃れることは許されない。
サナやネイ、そして全ての同胞たちの苦しみを思えば、
この身を性欲の塊にやつすことなど大したことではないのだと自分に言い聞かせた。
ふと、欲に囚われれば、
この現実から逃避できるのではないかという期待が自分の中にあることに気付き、
ナウルは、ハッとして頭を左右に強く振る。
そうではない。
正気を保って、この先起こること全てを我が身に受け入れることが、
仲間への償いになるのだ。
ナウルはゆっくりと皿に舌を近付けた。
(ああ、私もネイのようになるんだ──)
恥ずかしい汁を垂れ流して悶えるネイの姿が一瞬、脳裏を過ぎったが、
ナウルは意を決して皿に顔を埋めた。

ぴちゃっと音を立て、舌を巻き込むようにしてその悪魔の薬を喉の奥に送る。
「ひと舐めでいい。充分、効果がある──」
そう告げる男の言葉は、ナウルには聞こえていなかった。
液体を飲み下した次の瞬間、全身がカッと熱を帯びる。
ぞわぞわっと全身の毛が逆立ち、
禍々しいものがはらわたを掻き回すようにしながら腹部を満たしたかと思うと、
全身にその嫌悪感が広がり、それは激しい痙攣に変わった。
痙攣が治まった後も、体中を熱っぽさが包んだままで、自然に呼吸が荒くなっていく。
この熱はきっと、一生このまま消えないのだと思った。
ナウルは取り返しがつかない自分の体の変化に恐怖した。

791鉄鎖 10/11:2008/10/04(土) 07:51:38 ID:187UsqRv
脱力して喘ぐナウルに対し、男たちは次の仕置きを開始するのだった。
両手の鉄球が外され、代わりに天井から伸びる二本の鎖が結わえられる。
そして、ガラガラと滑車の音が聞こえ、鎖が引き上げられていく。
ナウルの体は直立し、胸の二つの乳房と腹部の八つの乳房が無防備に揺れる。
人間と違って肩の関節が左右に開き切らないグランの両手は、
招き猫のような手付きで吊り上げられる。
その滑稽な姿がより一層、ナウルを惨めにさせた。
足枷に繋がれた鉄球はそのまま、左右に離して置かれ、
ナウルがその股を閉じることができないように割り裂く。
「すぐに汚い汁でベトベトになるんだ。拭き易くしておいてやったぜ」
そう言われ、ハッとして視線を落としたナウルは、ネイと同じように、
自分の性器の周りと太股の上部の毛が剃り上げられていることに気付いた。
恥ずかしさのあまり、股下から尻尾をくるりと前に回して股間を隠す。
それは予測された行動だった。
「やっぱり尻尾が邪魔だよなあ」
兵士がそう言ってナウルの背後に回る。
背中の方でガチャリと音がした。
すでに尻尾専用の枷が用意されており、ナウルの太いフカフカした尾が、
天井から鎖で吊るされ、持ち上げられていた。
そうして、彼女の乳房と性器、お尻の穴は完全に無防備な状態で剥き出しになり、
衆目に晒されたのだ。
「獣のくせに、意外と小さくて慎ましい性器だな」
「前も、後ろも、粘膜は綺麗じゃないか」
「まだ若いんだろう? 人間では15、6といったところか?」
「さて、これから何をされるか、わかるか?」
ナウルは鎖に繋がれた体をブルブルと激しく震わせた。
純真で自分を誤魔化すことすらできない種族であるグランは、
感情を理性で抑えることなく恐怖を露にする。
人間の目には演技とも思えるほどの大袈裟な反応は、獣そのものだ。
それは、TVカメラの前で嬉しさに尻尾を千切れるほど振っていたのと同様の、
悲しいまでの種族の習性だった。

792鉄鎖 11/11:2008/10/04(土) 07:52:12 ID:187UsqRv
恐怖のあまり口を大きく開き、舌をだらんと垂らして喘ぎ、震え続けるナウルを、
不気味な沈黙が包んだ。
再び、強い照明がナウルの無防備な肢体を照らし上げ、残忍な宣告が行われる。

「これより、グラン族王女ナウルの調教を始める──」

調教、という言葉を聞いて、ナウルはまた怯えた。
首を大きく振りかぶり、
ライトに照らされて妖しいほどに美しく輝く褐色の毛並みを波打たせながら、
手足を割り開く鎖、首輪から垂れ下がった鎖を打ち鳴らす。
「お願い、やめて……、どうしてっ?」
恐ろしさに身を捩った彼女の股間から、チョロチョロと小便が垂れ、
床の排水口に吸い込まれていく。
「おっと、テイク1だ」
男の合図で、複数のカメラが回され、
ナウルの恥ずかしい姿が余すところなく映像に写し取られる。

「調教の様子は全て、ビデオカメラに収める。
 散々TVに出ていたお前だから、意味は分かるだろう?
 高慢な異種族の長が人間に屈服する様を映像にまとめろという指令だ。
 要は、見せしめだな。
 お前にとっては、仲間に対する贖罪になるんじゃないか?」
ただ自由を奪われ、
性をコントロールされることしか想像していなかったナウルは、
様々な苦痛がその身に与えられることを知る。

「人間を見下したことを、たっぷりと後悔させてやる。
 恥辱をその肉体に刻み込め」
男はそう言って進み出ると、
ナウルの胸に突き出た二つの大きな膨らみを鷲掴みにし、捻り上げた。
激しい痛みと共に、全身を痺れるような妖しい感覚が走る。
(ああ、薬の効果が……)
腹部の八つの乳房は張り詰め、乳頭が硬く勃っている。
未発達で陥没していた胸の乳房からも乳頭が淫らに頭をもたげ、
男の掌に擦られジンジンと疼く。
剥き出しにされた性器から溢れ出た粘液が、糸を引いて垂れ下がるのを感じ、
ナウルは絶望の悲鳴を上げた。

──これがナウルにとって救いの無い陵辱の日々のほんの始まりだった。
後に、大衆の目に再び彼女が触れるときには、
誇らしげに輝く褐色の毛並みを踊らせ、陽気に振る舞っていた、
美しく愛らしかった獣人の少女は見る影もなく、
無残な姿に変えられていたのである。


−鉄鎖と褐色の獣1 完−
793名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 07:54:31 ID:187UsqRv
以上です。

ゴメソ、一人殺しちゃった・・・
794名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 09:42:09 ID:N6L4kSiZ
乙。これはエロい。続きが楽しみすぎる
795名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 11:48:27 ID:y4vay+m6
重た過ぎてオカズとしては使えない・・・んだが話としてはかなりいいな。
国ごとの対応がなんかリアルだw

次はグ○ーンピースとの全面戦争ですねわかりま・・・いや、そうはならないか。
あれの訴える動物保護も結局は人間をトップとしての管理世界でしかないしなぁ。
796名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 12:41:54 ID:YiPX730f
反政府軍結成したくなるぜ!
世界中のケモナー技術者と彼らの能力で高性能戦闘ロボなんて
作れそう、器用・物覚え・力持ち条件はそろってるし

しかしジェノサイドとか人間は軽々しくやっちゃうのは有りそうで悲しいね
まあそのための情報規制か、だが規制しても逆に対抗できる組織には伝わっていたり
797名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 17:05:49 ID:SoprutvM
人間は人間より優れた存在を認めないからねえ…
仮にこんな存在が地球上にいたらこういう排除的結末になるのは確実だろうね。

好みが分かれそうだが、俺はこういう視点の話好きだぜ。
798名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 18:11:47 ID:ejSVudnl
>>796
だめだよ、機械に毛がつまってどうしょもない
799sage:2008/10/04(土) 22:02:02 ID:ywloSO6C
しかし国連・・・むしろ白人らしいやり方だな。そうやって
昔から他大陸の先住民を神の名の下で殲滅、隷属してった訳だが

願わくば抵抗組織が一矢報いる事を
800名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 22:03:39 ID:WNNi7ixj
sageれてないぞ
801名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 22:27:00 ID:tQ2yu4+V
ドジっ子萌え
802名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 22:50:10 ID:ywloSO6C
ウワァやってもうたorz
皆の衆スマンです・・・
803名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 23:00:27 ID:28Q+GkgA
もう遅いッ
804名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 01:14:55 ID:UTHLxBng
しかしながら頭のいい獣人なら人間と変わらないわけでそうなると凶悪な獣人が人間を排除しようと…みたいなのもありえるんだよな。話的にはそれはそれでいいかもだけど
世界がおまいらみたいなやつばっかりなら平和なのかなー
程よく狩って狩られてみたいなのが一番自然なのかもしれないけど
805名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 01:20:44 ID:x69vyEH/
程よく食って食われてがいいな(性的な意味で)
806名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 08:33:55 ID:4f0FE28t
メディアに出なくなって忘れ去られたっていうが、一部の人種は暴動起こしかねないなw
つーかファバードは向こうがのほうが本場だし
807名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 10:53:29 ID:92iIHAeK
獣人と人の友好のための学園ができました

ファーバート大学

スピリッツにケモノと人が暮らす科学漫画があったが動物の科学者がノーベル級の発明したあと路地で人権もないくせにと襲われた話が    
808名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 01:49:43 ID:okGd0Sl3
フィクションだというのはわかっているはずなのに半分本気で憂鬱な気分になってる俺アホス

エロ妄想だ・・・頭の悪いエロ妄想を数えて落ち着くんだ・・・
809名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 02:01:45 ID:Dsp2rfpx
>>808がエロ妄想してる間に獣化しますように。
さすれば少しは気が晴れるだろうて。
810名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 02:30:29 ID:uvB5JXpX
マジスマソ……
鉄鎖はラストで救いのある話になるはずですが……

連載形式のつもりはないので、次があるかどうか分かりません。
書き手の方は、割込みなどは気にせず、投下してください。


#ちょっと口直しにと、純愛竜×犬書いてみたけど、
これも鬱エンドになってしまった……

俺もうなんか重いのしか書けなくなったみたいなので
誰かほのぼのしたの頼む
811名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 04:12:00 ID:oy+5ySra
>>810
そういう時は、
1.期間を置く
2.鬱エンドになる前くらいから書き直す
3.現実は非情なんだから鬱でもいいやって事でそのまま載せる
4.自分以外の神が投下してくれる事を祈る
の4つの選択肢があるんだよ。
自分?
自分はリア充するまでは、どこにも落とさないと決めているただのNeetです。

…何か、自分で書いてて気分悪い駄文だわ。
まぁ、ほのぼのした作品を見る、あるいは読むとかする事で変わる事あるよ…と、
経験した事あるので言っておきます。
最後に長文スマソ。
812名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 07:54:48 ID:okGd0Sl3
>>809
んっ……はぁ……今日の妄想は具合が良いな……。
いつもより、なんか……感度がいい感じ……。
……う、ぐっ……もう、行く……ッ!
うはあッ!すご、今日は量凄い出てる……ッ!
あふっ、手、手止まんね、出てるのにとまんね、あはっ、たまら、んっ!
ちょ、ふはっ、きもち、痛気持ちイ、こすれすぎてちょ痛、ごりごりって、んぁあ!
ごりごりって、なんだコレ、指かたっ、なんか固っ、あ、でもいい、このごりごりした感じいぃい!
ひぐ、もう結構出てるはずなのに、止まらな、ああぁ!いく、いぐ、いブぅう!
気持ちよ過ブぎておかしくなりゅうぅうう!
んブぁっ、腹なんかカユ、かゆいとこ、かくと、気持ちブィいいい! つまむとコリコリして、まりゅで乳首みたいぃい!
あフはぁ……♪いいにおいぃ、どぴゅどぴゅしてゆ、じブんのにおいで、また興奮しちゃブゥウ。
んブはあ、なんか鼻がよくなったみたいら。広がった鼻の中がにおいでいっぱいぃ、もっと、もっと嗅ぎたいぃ……。
汁がびちゃびちゃって、すごい音してるのぉ……。すごいえっちなおと……びらびらした耳の中に響くぅブゥウウウ!
ブぐぅ、にくやほねが、ぎしぎしいう音まできこえてっ……しゅごい、しゅごブヒィイイイ。
……んブぁああっ!しり、おしりっ、なんかすご、きもちいっ!?
せぼねっ、せぼねのさきっぽが、んブゴぉおおお!せすじ、とおって、頭の先まで気持ちブヒいのが抜けブぐぅうう!
なにこれ、なにこゆぇぇえっ!?しっぽ!?しっぽなの!?
やら、やだ、おかしいっ!全身おかしいっ!
でもとまんなっ、もっと気持ちよくなっちゃブ!もうイってるのにさらにイっちゃブフゥウウウ!
らめ、頭おかしくなっ……!あ、来る、くる、来ブゥウウウウウウウウウウウ!!!
ブギヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイイィィイッ!!!



という妄想。
813名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 13:07:26 ID:njYmVOXk
実はケモナーに密猟されていたおかげで死んでない獣人がいて、ある時に村が壊滅してるの見てケモナー達の反乱が…
814名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 14:33:03 ID:3hBDtLoW
ゲームとかによくありそうだな
815名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 19:42:09 ID:SeTzYwkF
ケモナーたちの中にも米軍に対して「俺も混ぜてー」な奴らがいる筈
俺がそうだから。一匹自宅に監禁して同じような事したいよ
本物の犬と交配させて子供が出来るか実験とか
もちろんビデオにとって後で本人に見せる
毎日耳元で「どんな奇形が産まれるかなー」って囁き続ける
816名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 07:10:43 ID:VljBNi6m
だめだ!やっぱり獣はいじめちゃダメだ!

小動物とか可愛い奴を虐めたくなるのは人の性だが、ダメだ!
817名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 12:15:12 ID:dhp7KgdP
そういうとこは想像でカバーするんだ
818名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 17:55:09 ID:3lJZmYiR
ブー太郎が獣人ってホント?
819名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 20:03:11 ID:uJ+RUxkF
モフモフ
820名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 01:02:37 ID:IuWqkRMB
>>811
ありがとう。なんとか落としどころを見付けられた気がするよ。


竜人♂×犬人♀純愛
今度はキュートでフワフワ!な、サモエドっ娘のイメージです。
避妊手術?ネタが含まれています。
ダメそうな人は華麗にスルーまたはNGワード「虹卵」で。


タイトル:「虹色のたまご」


821虹卵 1/16:2008/10/10(金) 01:03:26 ID:IuWqkRMB
「テクラ、準備をしなさい──」
階下から、ご主人さまの呼ぶ声が聞こえる。
わたしは、「はーい」とひと声答えて、姿見の前に立ち、
全身を包む純白のふかふかした毛並みを、櫛で急いで整える。
ほっぺの毛とうなじの毛、綿の実のような尻尾の毛まで、
しっかり空気をはらんで触り心地のよいように仕上げる。
そこだけ少し短く刈り揃えた股間の毛の狭間から、ぷっくりと膨らんだ、
桃色の性器が顔を覗かせている。
この部屋の中でだけ着けることを許されている、ブレスレットや羽織布を全て外すと、
わたしは、青い金属の首輪だけを着けた、胸の乳房も露わな、
生まれたままの姿になった。
わたしたちの種族には決して外すことのできないこの首輪は──、
わたしがご主人さまのものである証なのだ。

城塞都市グラキアは、四方を野獣や蛮族の住む森に囲まれ、
他の都市から隔絶された地域に在る。
ご主人さまのような「竜人」と、そして、わたしたち「犬人」が共生し、
独自の文化を築いていた。
竜人は、人口のほんの数パーセントにも満たないが、高い知能と身体能力を持ち、
都市を治め、また、外敵からその圧倒的な戦闘力をもって、人々を守ってくれている。
彼らはその役目を果たすために大きな犠牲を払う。
低体温のため本来は活動量の限られた彼らは、
身体の活性を高めるために摩擦の多い服を着て体温を上げる。
それは、寿命を著しく短縮させる行為であり、数百年、
ときには千年以上も生きるはずの竜人が、数十年で命を終えるという。
彼らの庇護下で安全を保証された犬人たちにとって、竜人は畏敬の対象だった。
そして、あらゆる特権が彼らには認められている。
それは、ときには犬人の命を弄ぶことすら許されるほどのものだった。

竜人の男性は、身体を活性化させることで、極度に性欲が高まると言われている。
却って女性の竜人は、年に合計してほんの数日しか発情を迎えない。
余り余った性欲の捌け口として、
竜人は犬人の女性を「所有」することが許されていた。
それは、犬人にとってある種の名誉であるが、
場合によっては悪夢のような制度でもあった。

わたしは、犬人が成人となる13歳の春に、
その竜人の性欲処理のためのメス──隷獣──に選ばれた。
そのときのわたしは、名誉など感じることもなく、ただ、不安に包まれた。
竜人は、特に制限なく、何人でも隷獣を持つことができる。
そして、わたしたちの目には大きな違いは分からないものの、
竜人は雑多な種族の集団で、本当に尊敬してやまないような者も居れば、
粗暴で、残忍で、権力を欲望のために振るう者も居たのである。
裸で首輪を鎖に繋がれた何人もの隷獣を連れた竜人が、
そのメスたちを街中で乱暴に犯す様子を何度も見ていた。
制度に逆らった者が、公開処刑されることもある。
息絶えるまで、巨大な性器を持った四つ足の家畜の獣に犯される姿が、
衆目に晒される。
わたしは、自分の運命を呪ったものだ。
でも──、
今のわたしは、幸せに溢れて生きている。

822虹卵 2/16:2008/10/10(金) 01:04:00 ID:IuWqkRMB
主人となる竜人の前に引き出された隷獣の候補は、その場で首輪を嵌められ、
生涯、着衣や装飾品の類を身に着けることを禁じられる。
竜人は、メス犬の腕と足、そして乳房に牙を埋め、
その傷跡に自分の竜の鱗を、数日間貼り付けたままにする。
わたしの白い毛皮も、そのときは花が咲き乱れたかのように赤い飛沫で染まった。
竜の鱗から分泌される成分は、犬人の体を作り変える。
犬人のメスは、そのときより一生、発情し続けるのだ。
取り返しのつかない体になったことで、逆に不安を感じなくなったわたしは、
生涯、この竜の男性に仕えることを誓ったのだ。
青く輝く鱗のその竜人は、わたしよりずっと大きな体で、
鋭い爪の生えた手足と、美しく隆起した筋肉を持っていた。
わたしは、ご主人さまがいつも屋敷に居て物思いに耽る姿しか知らないけれど、
グラキアで最も博識な竜なのだという。
そして、その竜族特有の表情に乏しい顔の裏には、優しさが満ちていた。
初めて隷獣を手に入れたご主人さまは、わたしだけを養うことにしてくれた。
手足の傷跡はもう目立たなくなったけれど、
柔らかい乳房には今でもご主人さまの鋭い歯の跡が残っている。
それはわたしの、ご主人さまへの忠誠の証であり、誇りである。
抱かれながら、この胸の傷跡を撫でられるときは、
快感の神経を直接触られているかのようにゾクゾクするのだ。
わたしはきっと、幸せなひと握りの隷獣の一人だ。
わたしは、ご主人さまの愛を一身に受けている。

毛並みを整え終えたわたしは、次に、両足を軽く開いて、
膣に収まっていた細い棒をゆっくりと引き抜く。
黒檀(※緻密で硬い木材)を削って作ったその棒は、
ご主人さまと体を合わせているとき以外は常にわたしの体の中にあり、
意識をそこへ向けさせ、膣を締め付け続けることを強要する。
ご主人さまにいつまでも楽しんでもらえる体で居られるように、わたしが考えた工夫だ。
おかげで、何をしているときでも軽い興奮状態に陥り、感じ続けている。
身を屈めて、性器の周りの毛を舐めて整え、クリトリスを舌でゆっくり刺激する。
興奮しすぎないように、一人で感じすぎたりしてしまわないように、
注意を払って、ご主人さまが挿入するのに必要なだけそこに潤いを与える。
準備が整い、わたしは大事なおつゆをこぼさないようにキュッと入り口に力を入れると、
階段を降りてご主人さまの待つ部屋へ向かった。
竜人が暮らすのは建物の一階、隷獣は二階、と決まっていた。
それは隷獣が逃げ出さないようにする意味があるらしいのだけど、
私とご主人さまの関係においては、そんな心配はないのに、と思う。

823虹卵 3/16:2008/10/10(金) 01:04:40 ID:IuWqkRMB
白いシーツを被せた、中央に窪みのある交接用のベッドにわたしは優しく寝かされる。
ご主人さまは一日に何度も、こうして私の体を求めるのだ。
それに応えるのが、隷獣の役目。
短くてころっとした犬族の足をそっと左右に開いて、
ご主人さまが体を重ねる、荒々しくも優しいその動きを受け止める。
興奮と期待に薄っすらと桃色に染まった乳房を、ご主人さまの手がゆっくり揉みあげる。
わたしはその快感に小さく「あっ」と叫び、
緩んだ膣からとろりとおつゆが溢れ出たところに、
ご主人さまのペニスが潜り込んできた。
竜人の、不思議な、自在に動くペニス。
それは犬人のオスのものよりずっと長く、そしてずっと情熱的だ。
「テクラ──」
「はい」
わたしを見つめるご主人さまの竜の瞳は、縦に鋭く、長く、
静まり返った水面に映る三日月のようで、感情をはっきりと読み取ることができない。
本人もそれを分かっているのか、ご主人さまはわたしのことを言葉で褒めてくれるのだ。
オスとメスがこうして体を合わせているのに、かしこまった口調が少し可笑しいけれど。
「──お前はいつも性器を清潔にしているね。
 それに、締まりがよくて気持ちいい。
 隷獣を使い捨てのようにする輩も居るが、
 お前はいつまでも素敵な体でいてくれそうだ。
 何か努力をしているのだろう?」
わたしは、言い当てられてポッと頬が熱くなるのを感じる。
そして、請われたかのように、その褒めてもらえた場所で、
ご主人さまを優しく、何度も締め付けた。
ご主人さまは、気持ちよさそうにはあーっと息を吐く。
「私はこんなに愛されて幸せだ。
 ──お前を隷獣にできて誇らしく思う」
嬉しい。
くすぐったいような気持ちが全身に広がって、
特にご主人さまを受け入れている部分は激しく火照って気持ちいい。
「私たち竜人は、恒温動物でありながら、体温の水準は低い。
 犬のお前とこうして体を重ねることで、元気をもらっているようなものだ。
 感謝している──」
交尾が始まってから、今になってようやく、
ご主人さまの体はわたしと同じくらいの熱を持ち始め、
その動きは激しくなる。
腰が叩きつけられるように動き、くちゅっくちゅっとリズムを刻む。
わたしは、おつゆをいっぱい溢れさせて、ご主人さまが奥へ深く入れるように頑張った。
お腹の中で、変化が起こる。
「えっ? 今日はまだ……」
朝一番なのに、とわたしは言おうとした。
ご主人さまのペニスが二つに分かれていた。
ほとんどの竜人族は、
ひと目には一本に纏まっているように見える特殊な形状のペニスを持っている。
そして、これを使うのは、普段は就寝前の最後の交接のときだけなのに……?
ご主人さまのペニスは、わたしの体の中を同時に二箇所ずつ、刺激し始めた。
一本は、膣の内壁のひだのひとつひとつを楽しむかのように撫で、
もう一本は、慈しむように子宮の入り口をなぞり、
その先端を奥へと侵入させたりもした。
わたしは胎内のあちこちを一度に刺激され、その激しい快感に全身を震わせる。
しかし──、それを喜んで受け入れてはいられない。
わたしの方は、激しく体力を消耗してしまうのだ。
これでは、今日の後の仕事に支障が出る。
身の回りの世話や食事を用意したりすることは、
一頭しか隷獣を持たないご主人さまの下ではわたしの役目なのに──。

824虹卵 4/16:2008/10/10(金) 01:05:17 ID:IuWqkRMB
「だ……め、です……」
かろうじて絞り出した制止の声を無視して、
ご主人さまはその激しい体の内の愛撫を止めようとしなかった。
竜人のペニスは本人の意のままに動かせる。
本気になれば、わたしをイキっ放しの状態にしてしまえる。
「だ……、あぁ……、あっ」
感じすぎて、もう何を言おうとしても言葉にならなかった。
わたしは身動きが取れなくなって責めが終わるのをひたすら待つことになる。
それは、ご主人さまの気まぐれで、何十分も続くかもしれない。
永遠にやめないでいてほしいとも思う。
きっと、心も体も耐えられないだろうけど──。

「あっ、あっ、あっ、ああ、ああぁっっ!!」
いつ息をしているのか、いつ叫んでいるのか分からなくなるくらい、
目まぐるしく起こる快楽の波に翻弄され、そのうち、声も出なくなって、
ヒューヒューと息を漏らすばかりになった。
ご主人さまは、欲望の滾りを押し止めることをはばかりながらも、
苦しそうなわたしを気遣って、体勢を入れ替えて、わたしを体の上に乗せてくれた。
ご主人さまの上になって喘ぐわたし。
もう声も出せない。目を固くつむって激しい快感の奔流に耐えるわたしは、
それでも一生懸命、尻尾を振って嬉しさを表そうとした。
お前の綿の実のような尻尾が揺れるのを見るのが好きだ、
と言ってもらったこともある。
だから必死になって尻尾を振り続ける。
でも、いつの間にか意識を失っていて……。

気が付くと、お腹の中に、ビューッビューッと噴き出す熱い液体を感じていた。
ご主人さまの精。力強い竜の精は、そういう効果があるのか、
疲れ果てたわたしの意識をはっきりさせてくれる。

「ご主人さま……」
お腹の中の射精が収まって、わたしは崩れるように、
ご主人さまの、大きな筋肉の塊のような胸に抱きついた。
じわっと涙が出てくる。
この後、どうしよう。どうしてご主人さまは、朝からこんなに激しくしてくれたのだろう。
わたしが誘惑してしまって、ご主人さまはいつにも増して興奮されたのだろうか。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
謝るわたしの涙を、ご主人さまは鋭い爪の付いた指先でそっと拭き取ってくれた。
「違うんだ、テクラ。
 今日はこれで終わりなんだよ」
仕事もお休みだ、とご主人さまは言う。
「お前はまだ私の正式な隷獣ではないんだ」
「そうなんですか?」
その言葉にわたしは驚き、少し落胆するが、ご主人さまの説明に、すぐに気を取り戻した。
「お前が私の元へ来てから、三ヶ月になる。
 あまり知られていないのだろうが、
 三ヶ月が過ぎ、主人が気に入って初めて、
 隷獣には正式な持ち物となるための処置が施されるのだ」
「それじゃあ……?」
「お前は本当に私のものになるのだよ」
涙がまた、溢れ出してくる。
ご主人さまの説明では、この時点で隷獣として認められず、
犬人の社会へ戻される者も居るという。そうなれば、発情し続ける体を持て余し、
娼婦として生きるしか道はなくなるそうだ。
やはり、わたしは幸せなのだと思う。
しかし、その処置というものは、聞いたわたしの体を一瞬、凍りつかせた。

825虹卵 5/16:2008/10/10(金) 01:05:56 ID:IuWqkRMB
「断種処理をするんだ。
 見た目には何も変わらない。発情もそのままだ。
 ただ、お前は子供を産めなくなる──」

わたしはそのあまりにも恐ろしい宣告に、しばし呆然とする。
おそらく、隷獣の逃亡を許さないための処置なのだろう。
隷獣が主人の命令を拒むことは許されない。
残酷な運命の爪痕は、否応なくわたしの身に刻まれる。
ご主人さまがわたしをベッドから降ろしてくれる。
立ち上がろうとすると足がガクガクと震え、
わたしはふらつきながら、ご主人さまのお腹に抱き付いた。
「怖いかい? でも、隷獣に対する決まりなんだ」
性行為のあとで火照ったご主人さまの体。その優しい温かさに、
わたしは次第に気分を落ち着かせていく。
女性としての能力を奪われることに、恐れを抱きはしたが、
それはご主人さまに一生を捧げるわたしには、
そもそも必要のないことなのだと思い直す。
勝手に口が動き、わたしは自分から、
一刻も早く処置を行ってもらえるようお願いしていた。

「処置は専門の施術士が行うのだ。特別な能力を持った竜人だよ。
 自分で行って、そして私のところへ帰っておいで」
ご主人さまはそう言ってわたしを送り出す。
そのとき、このようにも言ったのだ。
「子供を産めなくなるのは、怖いだろう?
 お前は特に優しいメスだからね。
 そのまま逃げても構わない。首輪は、そう簡単には外れないが、
 お金を積めば解決することでもある」
手術代として渡されたお金で、自由になってもよいということだ。
首輪が無くなれば、わたしが隷獣だったという証拠はなくなる。
ただ、そんな選択肢が無いことは、
わたしにも、ご主人さまにも分かりきっていることだった。

──実に三ヶ月振りのことだった。屋敷から外に出たわたしは、身震いをする。
隷獣は裸で居なくてはならない。お金の入った袋だけを手にした、
首輪ひとつの姿で、わたしは人が行き交う日中の往来を歩かなければならなかった。
消え入りたくなるような恥ずかしさが身を襲う。
ご主人さまに愛されるようになってから、わたしの乳首は、
起きていても、寝ていても、発情してずっと勃ちっ放しなのだから。
毛を刈って露出した股間も、熱くなってぬるぬるしたおつゆを溢れさせている。
わたしは、ときおり立ち止まって、
それを衆人環視の中、舐め取らなければならない。
隷獣は、人前で直接自分の性器に手を触れることも許されていなかった。
いつか見た、街を引き回される隷獣の姿がまぶたに浮かび、泣きそうになる。
発情の匂いを振り撒きながら歩くわたしには、またひとつの不安がある。
裸なのだ。守ってくれるご主人さまも居ない。
欲情した犬人の男に襲われないとも限らなかった。
竜人のものに手を付ける馬鹿な犬はまずいないが、絶対とは言い切れない。
緊張に包まれたまま、わたしは教えられた道を涙を堪えて歩き続けた。
街には色とりどりの毛皮を持った犬人たちが溢れている。
犬族は多くの血統に分かれていて、体の大きな者、小さな者、
毛の長い者や短い者が居る。
わたしの白い毛並みは、その犬族の中でも特によく目立った。
人々の視線が、痛い。
裸で股間を気にしながら、ハッハッと息を吐いて歩く隷獣の姿に、
蔑むような目が向けられていた。
わたしはその惨めさにまた、震えた。

826虹卵 6/16:2008/10/10(金) 01:06:30 ID:IuWqkRMB
「テクラ? テクラじゃない?」
「ほんと? 久し振りねえ……」
突然、声を掛けられて振り向いたわたしの目に、懐かしい姿が飛び込んでくる。
白い毛皮の三人の犬人が立っていた。
あまり知能の高くない犬人にも、最低限の教養が必要であるとして、
竜人が建てた学校。成人するまでの間、そこで一緒に学んだ仲間たち。
イレーネ、ティア、タリアの三人だった。
彼女たちはわたしと同じ白い長毛の血統の犬人で、いつも一緒だった。
四人で並んだ後姿は、ふかふかの綿毛のような尻尾が皆そっくりで、
少し長身のイレーネを除けばほとんど見分けが付かないくらい似ていた。
今は──皆の方へ向き直ったわたしは、自分だけが裸であることを意識して、
思わず俯いた。
「恥ずかしがらなくていいよ、テクラ。
 竜さまにお仕えする仕事でしょ?」
「うん──」
快活なティアの声に、わたしは勇気付けられた。
「もう会えないかと思った。テクラ、綺麗になったね──」
「そうかな……?」
白い毛並みの下の、いつも興奮状態で紅潮した肌が透けて、薄桃色に染まった乳房を、
三人に見詰められている。自分でも、そこが宝石のように美しくなったと思う。
ティアが後ろからわたしに抱き付いて、首筋の襟毛に鼻を当てて、
匂いをんーっと吸い込む。
「いい匂い。テクラ、どんな化粧品を使ってるの?」
「ご主人さまに買ってもらってるの……」
「すごいね、尻尾もふかふかだし──」
わたしは充分すぎるくらいに幸せなんだと気付かされる。
再会を本当に嬉しそうにする三人。彼女たちはわたしを蔑んでいない。
それどころか、興味津々で、竜との暮らしについて聞いては感心してくれた。
一緒に食事をするのか。何を食べるのか。家事はどうするの? 水浴びはできるの?
ご主人さまはどんな竜なの? 優しいの? 厳しいの?
そして、どのように愛してもらえるの──?
わたしは、竜さまとの性の営みをつぶさに語る。
お腹の奥を探るように、優しく、長く、そして何度も愛してくれること。
「あ……」
話してるうちに興奮がつのって、剥き出しの股間からおつゆが垂れていた。
恥ずかしくて消え入りそうになるわたしのあそこを、ティアが優しく舐めてくれる。
「だめよ、ティア……」
「ほら、気にしない、気にしない。なんなら、わたしも服を脱ごうか?」
豪気で快活なティアらしい台詞に、わたしは安心して処理を任せた。
あたたかい舌がとても気持ちいい。
ティアはこう言ってくれた。
「こんなに想ってしまうくらい、素敵なご主人さまなんだね。
 いいなあ、わたしも何か充実した生き方を見付けたい──」
素敵な友人たちとの再会に、わたしはすっかり、昔の気分を取り戻していた。
「みんなは……、今どうしてるの?」
「学校を出てから、わたしはまだフラフラしてる。
 でもね、イレーネはもう働いてるのよ」
「へえ〜、さすがね……」
一番大人びてて、四人のお姉さん役のイレーネは、市場で目利きをしているのだと言った。
平和な城塞都市の中では、若い犬が働き口を見つけるのは実は難しいのだ。
「じゃあ、タリアは──」
わたしは、三人の一番後ろで、引っ込み思案にしているタリアを見る。
さっきから、少し気になっていた。彼女が抱えている花束。
昔と変わらず、はにかみ屋の彼女は、
両手で抱える綺麗な黄色い花の束の裏に顔を隠すようにして、にっこりと笑った。
「今日はね、タリアにプレゼントを買いに来たの。彼女──」
ティアが言う。
「結婚したのよ……」

827虹卵 7/16:2008/10/10(金) 01:07:05 ID:IuWqkRMB
わたしは、その場で凍りつく。正面に向き合う、わたしとタリア。
幸せそうに、可愛い衣装と花に包まれる彼女と、
乳房と性器を露わにして、今も軽い性的な興奮に支配されるわたし──。
「どうしたの?」
思わず、反射的に答えてしまう。
「わたしはこれから……、断種処理を受けに行くの──」

三人の、はっと息を呑む音。
わたしの目から、堰を切ったように涙がこぼれた。
犬人の女性としての能力を奪われる悲しさが、今になって溢れてきた。
「ごめんね、タリア。祝福してあげたいのに、わたし……」
嗚咽がこみあげる。
お腹の、これから機能を奪われる場所が、
キリキリと痛むような気がした。

「テクラ、泣かなくていい。
 あなたは竜さまに愛されているんでしょう?」
泣きじゃくるわたしの頭にそっと、手が置かれ、優しく撫でてくれる。
イレーネが、もう片方の手で、わたしの乳房をなぞるように、撫でる。
わたしを隷獣にしたご主人さまの牙の跡を、ゆっくり指が這い、
その形を確かめていた。
「素敵よ、テクラ。
 これが、あなたの愛の形なんでしょう?
 人には色んな生き方があるわ。
 どうして嘆く必要があるの」

悲しみが、すっと消えていく。
「うん、イレーネ。
 わたし、本当のご主人さまのものになるの──」

──友人たちに別れを告げ、わたしは先を急ぐ。
一度は恐れた処置だけど、わたしの中でそれは強い誇りへと変わろうとしている。
わたしはわたしの幸せを持っているんだ。
もう迷わない。

石造りの古い建物が、目的の場所だった。
中へ入ると、埃まみれの暗い通路に、知らない者の目にはがらくたのように思える、
いわゆる骨董品というものが、無造作に積まれている。
その奥から、緑に光る鱗の竜人が、姿を現した。
「ウルファのところの犬娘だね?
 よく来た」
ご主人さまより背の高い、細い目で笑いを浮かべたような顔の竜人に出迎えられ、
わたしはほっと一息つく。竜族の前では、裸でいても恥ずかしくなかった。
ご主人さまから預かったお金を渡すと、手術はすぐにでもできるということだった。
特に準備も要らないから、とその施術士は言った。
しかし、手術の方法を聞いたわたしは──激しい葛藤に襲われることになる。
「これができる竜は、グラキアには私しか居ないんだよ」
施術士は、竜族の体を暖める大きな外套を脱ぎ、そして腰に巻いた布をゆっくりと外した。
そこにあったのは、触手のように動く、
二本のペニス──。
ご主人さまのものより、少し細く、ずっと長く、
先端は尖っており、宙をゆらゆらと舞った。
「これを挿入して、子宮の内側から隷獣のメスの器官を殺すのだよ。
 痛みは我慢してもらう。なに、お腹の中の感覚は鈍い。
 発情の儀式を受けたときの乳房の痛みほどではないだろう。
 お望みであれば、同時ではなく、卵巣の片方ずつ処置して、
 余ったペニスで性器を刺激してあげてもいいのだが……」
828虹卵 8/16:2008/10/10(金) 01:07:45 ID:IuWqkRMB
ご主人さまのものになるために受けねばならない試練だとしたら、あんまりだ。
わたしは、思わずこう言ってしまった。
「お代はそのままお渡ししますので、どうか、どうか、
 手術をしたことにして見逃してください──」
「聞き捨てならないね。私が不正をするような竜に見えるかい?
 理由次第では、お前を公開処刑にかけることになるよ」
公開処刑という言葉に、ブルッと体が震える。
街に引き出され、下等な家畜に散々犯された後、殺されるのだ。
ふっと気が遠くなりながらも、わたしは必死に訴えた。
「処刑されてもいい……。ご主人さま以外の竜さまに挿れられるのはダメなんです。
 もし、間違いがあったら……」
「ふむ、主人以外の精液を入れたくない、か……」
施術士の竜は、ニュッと口元を引き上げ、細い目をさらに細くして、
笑みを浮かべたような表情を見せた。
いつも表情の乏しい竜族であるご主人さまと違って、
同じ竜族でもこのような表情ができる者が居ることにわたしは驚く。
ただ その笑みは犬人の笑みとはまた違うもののような気がした。
「可愛い子だね。
 安心しなさい。私がいったい何度、この手術を手掛けてきたか分かるかい?
 失敗はないよ。決してお前の体を汚さないことを誓おう──」
竜は、そう言って、あっと言う間にわたしの体を抱え上げると。
備え付けられていた小さなベッドに押し倒し、圧し掛かってきた。
「ああっ」
わたしの首の根と右足を押さえつけ、尻尾で左足を押さえて自由を奪い、
竜は腰を前に突き出す。
道中の羞恥にすっかり濡れそぼっていたわたしのそこは、何ら阻むことなく、
ご主人さまでない竜のペニスを受け入れていた。
「手すりを持ちなさい。その方が痛みをこらえられる」
配慮というより命令に近い口調で竜が言う。
わたしは、ベッドの左右に備え付けられた手すりをしっかりと握る。
そして、磔になったような姿で、されるがままになる。
長いものが、膣壁を擦りながら、どんどん奥へ潜り込んでくる。
突き当たりを押し上げられるような感覚の次に、ズンッと響く衝撃が走る。
子供を育てるための器官が、貫かれていた。
「子宮に挿れられるのは初めてかい?
 いや、入り口は少し緩んでいるな。ウルファも好きだねえ……。
 だが、こんな風に広げられるのは初めてだろう?」
触手状のペニスの先端が、わたしの子宮の入り口に、
まるで指を引っ掛けるかのようにしていることが分かる。
(だめ、刺激しないで……)
ご主人さまにもしてもらったことのない不思議な感触に、
わたしはハァハァと息を荒げてしまう。
子宮口は、ゆっくり横に引き伸ばされ、次に縦に、少しずつ広げられていく。
「痛い、痛い……」
「痛みの半分は思い込みだ。まだ始まったばかりだからね」
竜はさらに腰を突き出した。
長いものの残りが、ズッと突き込まれる。先端はうねうねと子宮の中を蠢いて、
さらに進む先を探っていた。ペニスの体積でお腹がぽっこりと膨らんでいる。
「ん、ふっ……」と、わたしは苦しい息を吐く。
お腹を掻き回される苦しさはしばらく続いた。
そんなわたしの苦痛をよそに、竜は楽しそうに解説する。
「ほら、卵管の入り口を見つけたよ。」
「今、貫通してるよ。張りがあって健康な卵管だ」
「そろそろ、大事なところに到達するよ……」
竜は突然、押し黙る。その様子に、わたしは手術が佳境に入ったことを知った。
顔を上げると、竜が真剣な表情で、意識を集中させているのが見えた。

「──今、卵巣と卵管を引き剥がしているところだよ」

829虹卵 9/16:2008/10/10(金) 01:08:54 ID:IuWqkRMB
犬族には医学の知識はない。自分の体の構造のことなど分からないが、
痛みが、取り返しの付かないことが起こったことを報せた。
お腹の右側、そして左側、それぞれにズキンと響く痛みが走る。
それは、一瞬で終わった。
意外とあっけないような気もしたが、
これでもう、わたしは犬人の子を孕むことはないのだ──。

まだ終わりではなかった。手術はそのあともしばらく続く。
まれに起こる自然回復を防ぐ処置だという。
「次は卵管を裏返して短く詰める。
 これがなかなか難しい……」
細い管を周辺の肉から引き剥がすらしく、
何度もじわじわと広がる激痛が私を襲った。
「辛いかい? 乳房を揉んで痛みを和らげてあげることはできるが──」
お前の答えは分かっているけれど、と竜は言った。
「わたしのこれは、ご主人さまのものだから……」
「やはりそうか。じゃあ、最後まで我慢するんだよ」

手術が終わって、わたしはベッドに腰掛けて休んでいた。
体の中で起こったこと。それは、わたしがご主人さまのものになった証で、
それは永久に消えないもので、痛みと引き換えに得た掛け替えのないものなのだ。
辛い気持ちは少しずつ、嬉しさに変わった。
少し意地の悪そうに見えた施術士の竜さまは、わたしの頭を撫でながら、
こんな風に言った。
「必死に私を刺激してしまわないよう、我慢していたね。
 そのいじらしさに逆に興奮してしまったよ。
 こんな隷獣が私も欲しいねえ……」
竜さまが、指の先ほどの小さな虹色に輝く「たまご」のようなものを取り出して、
わたしに見せた。
「お前のような従順で可愛い子にはプレゼントをすることにしている。
 お代には含まれない、サービスだよ。本来は恐ろしく高価なものなんだ」
その卵が何であるかの説明を受け、
わたしは喜んでそれを受け取ることにした。
もう一度、竜さまのペニスを受け入れることになることも承諾した。
「これを短くした卵管の突き当たりに押し込む。
 ちょうど、元々あった卵巣の代わりにするみたいにね。
 一度入れると、もうわたしのペニスでも外せない。いいかね?」
竜人は、再びわたしの体をベッドに寝かしつけ、
二個の卵と二股のペニスをわたしの膣に挿入した。
「……おっと、あまり締め付けないでおくれ。
 射精をしてしまうと取り返しのつかないことになる──」

わたしの体に、犬の卵巣の代わりに虹色のたまごが新たに与えられた。
この卵は、本当にわたしをご主人さまだけのものにしてくれるのだ。
わたしはそっとお腹に手を当てる。
この下に、あのきらきら光る美しい卵が、埋め込まれている。

全てが終わり、
ご主人さまに嬉しい報告をするため、わたしは帰路を急いだ──


830虹卵 10/16:2008/10/10(金) 01:10:04 ID:IuWqkRMB
──後悔は、してもしきれるものではない。
一瞬の出来事だった。
竜人の建物を出て歩き始めてすぐ、わたしは地面に転がされ、悲鳴をあげていた。
自分と同じ白い毛並みの犬人。
オスの犬人が、私を襲った。
普通に生きていれば、わたしは彼のような血統の人と結ばれて、
子供を育てていたのだろう。
逃げるのが遅れたのは、わたしの中に、
そういった人生への未練がまだあったためかもしれない。
あの花束を抱えたタリアの姿が、やはり羨ましかったのかもしれない。
起こったことの重大さに気付き、わたし絶叫する。
そのときにはすでに手遅れで、
犬人は発情して街をうろついていたメスを逃がさないように、仰向けに転がし、
剥き出しの乳房を握り潰していた。
わたしがご主人さまからもらった傷跡が破れ、血が吹き出るのを見て、
ご主人様の愛を穢してしまった自分を責める気持ちで頭がいっぱいになった。
そして、呆然としたまま、あの行為を許してしまったのだ。

犬人は、ペニスをわたしの体に突きたて、激しく精を放っていた。

妊娠する心配のないわたしの恐怖は、けれどもっと深刻なものだった。
あの施術士が、わたしの体の奥に埋めた「虹色のたまご」の効果を説明したときの会話が、
何度も何度も頭の中を巡った。

「精液には、個人個人で成分に微妙な違いがある。
 この卵は、最初に触れた精液の特質を記憶する性質を持っている。
 一度記憶が定着すると、その後、別の者の精液がこれに触れたとき、
 ある反応が起こる」
「どんな?」
「卵の表面が溶け出し、猛毒に変わるんだ」
「それじゃあ、最初にご主人さまにしてもらえば……」
「そうだ。お前はウルファとしか性交のできない体になる。
 ちょっとした愛の表現方法だな。
 どうだい? この卵を、体の中に入れるかい?」

ご主人さまだけに愛される体になれる──。
あのときの、尻尾を千切れんばかりに振って喜ぶ自分の姿を、
遠くから眺めているような気がした。

わたしは、ご主人さまだけに愛される存在に、なれるはずだった──


831虹卵 11/16:2008/10/10(金) 01:10:45 ID:IuWqkRMB
──二階の寝室でベッドに横たわったわたしを、ご主人さまが見守ってくれていた。
体はボロボロで、安静にしていなければならなかった。
無意識に抵抗を続けた手足は疲弊し、少ししか動かせなかった。
わたしは覚えていないが、あの後、複数の犬人たちに輪姦されたそうだ。
お腹の中の卵がどの男の精液を記憶したのかわからないが、
間違いようもなく、ご主人さま以外の誰かのものだ。
わたしはもう──ご主人さまに愛してもらえない。
もっと長く犯され続けていれば、定着の終わった卵の表面が毒に変わっていたのだろう。
イレーネたちがわたしを見つけて、助けてくれた。
ティアが、牙を剥いて勇敢に男たちを追い払ったそうだ。
あの気弱なタリアも、怯えながら、わたしの前に立ちはだかってくれたのだ。
友人たちのおかげで、わたしはこうして生きてご主人さまに会うことができた。
それだけが救いだった。
彼女たちにはいくら感謝してもしきれない。

「キュレネイには、首輪を外してお前を逃がすように言ってあったのだよ。
 発情を抑える薬も用意させたのに……。
 あいつめ──」
キュレネイとは、あの施術士の名前だった。
わたしはそれを聞いて驚く。
ご主人さまが、どうしてわたしを逃がそうとしたのかが知りたかった。
あんなに愛してくれていたのに、どうして?
ご主人さまが言う。
「近いうちに、私はここを離れる。
 遠くの都市で政治の顧問として呼ばれたのだ。
 行く先では、制度や考え方が違う。種族の構成もここと同じではない。
 お前を連れて行くことはできなかったのだ」
ご主人さまはわたしを一人で行かせ、そのまま永遠に別れるつもりだったのだ。
街に出て恥ずかしい思いをすれば、自分の立場に疑問を感じるのではないか。
そして、キュレネイの首輪を外すという提案をわたしが受け入れるだろう、と、
ご主人さまは考えたのだ。
しかしキュレネイは、わたしのご主人さまへの気持ちを汲み、手術を行った。
「すべて、裏目に出てしまった。
 許しておくれ──」
ご主人さまの瞳は、やはりいつものように静かに光るのみで、表情は分からない。
しかしその声は、わたしが初めて聞く、悲しみに沈んだものだった。

ご主人さまが、シーツを剥いで、わたしの体を眺める。
恥ずかしいと思った。
あちこちが傷だらけで、自慢だった白い毛並みも擦り切れたようにボロボロだった。
ご主人さまの大切なものにしてもらえるはずだったのに、
こうして汚してしまったことを、わたしは激しく悔やむ。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
そんなわたしの体を、乳房を、優しく撫でる、ご主人さまの手。
「ああ、こんなことになってしまったのに、
 どうしてお前の体はこうも魅力的なのか」
いつもは冷たいはずのご主人さまの手は、交接のさなかのように、熱い。
裂けてしまった乳房の傷跡を、ご主人さまの舌が優しく這う。
(こんなわたしを、可愛がってくれるのですか……?)
少しの時間離れていただけなのに、わたしもご主人さまが恋しくて仕方が無い。
あそこが、トロトロと蜜を滴らせている。
わたしはこうして愛撫してもらうだけで幸せだった。
でも、ご主人さまはわたしの体をもう楽しめない──

832虹卵 12/16:2008/10/10(金) 01:11:43 ID:IuWqkRMB
「もう、いいです。充分です……、ご主人さま……」
わたしの体には、虹色のたまごが埋め込まれている。
その効果は説明してある。それでも、ご主人さまは愛撫をやめなかった。
わたしは──心を決める。
仮にあのキュレネイがご主人さまのこと付け通りに、
わたしの首輪を外そうとしていたら?
──結果は何も変わらないのだ。
わたしはそれでもここへ戻ってきただろう。
わたしは、死ぬまでご主人さまと一緒。
離れることなどできないのだから。

「ご主人さま、抱いてください。あなたの腕の中で死なせて──」

無言のまま、力強い腕が、わたしを抱き上げる。
愛しいペニスの先端がわたしを貫く。
今までで一番激しく、そして優しく。
一度に内を満たしたご主人さまのペニスは、わたしの中の窪みの全て、
ひだの一つ一つを、慈しむように撫でていく。
何度も、何度も、まるでわたしの全てを、記憶にとどめておくように。
わたしも、震える腕を伸ばして、ご主人さまの鱗のひとつひとつを、
その下にある力強い筋肉の弾力を、肉球でなぞり、確かめる。
あと残りわずかしかないこの命の限り、あなたの全てを愛したい。

いつもしてもらっているような、ベッドの上でなく、
抱え上げられたまま貫かれているわたしは今、
ご主人さまの腕とペニスだけを支えに、宙に浮かされて、
激しく、優しく、揺さぶられている。
力の逃げる先がなく、ご主人さまの愛のすべてが、
わたしの体の中に叩き込まれていく。
なんて気持ちがいいんだろう。
わたしは激しくイッた。
押し寄せる波が途切れないように、ご主人さまが、そのまま何度もイカせてくれる。
今まで超えたことのない一線が訪れる。
わたしの体は激しく痙攣し、息をすることもままならないままイキ続ける。
苦しい。でも、嬉しい。このまま、止めないで──。

わたしは、遠のく意識の中、それでも必死に、ご主人さまを締め付けていた。
ご主人さまは、わたしが、最期のこのときを長く楽しんでいられるように、
我慢してくれていた。
それでもいずれ、限界が訪れる。
わたしの体は愛されればされるほど、それに応えるように動く。
ご主人さまを刺激する。
そうしたいがために、これまでの生を捧げてきたのだから──。

温かいものがわたしの中に広がっていく。
この竜さまに選んでいただいて、愛されて、幸せだ。
幸せ、だった。
(さようなら、ご主人さま──)

833虹卵 13/16:2008/10/10(金) 01:12:21 ID:IuWqkRMB
──別れを覚悟したわたしは、次に起こるはずのことが、
いつまで経っても起こらないことに気付き、背筋が凍る。

ご主人さまは、なぜ、抜こうとしないの?

お腹の底から不気味な不安の塊のようなものが湧きあがってくる。
わたしは、必死で両手を動かして、ばたばたとご主人さまのお腹に打ち付け、
早く抜いてと訴える。

知らないはずはないのに──。
わたしの体を冒す毒は、そう、
ご主人さまを道連れにするのだ。

だめ──
抜いて──

わたしの願いと裏腹に、ご主人さまのペニスは、
子宮を貫き、さらに奥へと挿し込まれた。

「分かっているよ……、テクラ」
驚いて見上げたご主人さまの顔は──微笑んで見えた。

青い竜人さまは、わたしを強く抱き締め、そのまま離さなかった──。










834虹卵 14/16:2008/10/10(金) 01:13:02 ID:IuWqkRMB
−エピローグ−

竜人キュレネイの屋敷はゴミで溢れている──
白い犬人の娘、ティアはそう思った。
「片っ端から捨てますからね」
「ああ、それは私の大事なコレクションなんだが……」
もう何年も触れられていないと思われるほど埃を積もらせておいて、
大事もないでしょう、とティアに言われ、竜人は困った顔で頭を掻いた。
竜族の中でも少し変わり者と言われているキュレネイと、
彼女は今、一緒に暮らしている。
「ティア……、しようか?」
「一日一回って約束ですよね。
 それよりお昼はどうします?」
「その辺の鳩でも捕まえて食べようと──」
ティアは呆れ果てる。
「竜人さまはもっと、文化的な生活をしてくださいっ」

暴漢に襲われたテクラを助けた後、
彼女は、テクラが受けた手術の内容を聞いた。
「虹色のたまご」の話──。
人の運命を弄ぶ竜人にひと言文句を言ってやろうとキュレネイを訪ねたティアは、
彼がその竜人の宿命──高体温を維持することによって起こる、
止め処ない性欲──と孤独に戦いながら生きていることを知ったのだ。
隷獣の断種処理を一手に引き受けながら、彼自身は隷獣を持たず、
被施術者の内に精を放つことも自分に許さず、
ひたすら、隷獣たちと主人の絆を深めるために尽力していた──
のではないか、とティアは思った。
「どうして、あのとき、テクラを助けてあげなかったんですか」
犬人に襲われ、犯されたテクラ。
キュレネイが見送っていれば防げたのではないか、と責めるティアに、
「それは……」と、竜人は言葉を濁す。
なおも食い下がるティアに、
竜人は照れくさそうにしながら、こう答えた。
「それは……、あの娘があまりにも可愛かったから──」
我慢できずに、自分で処理していたのだと言うキュレネイ。
ティアは呆気にとられ、次の瞬間、思わず吹き出していた。
憎めない相手だった。責めることなどできそうにない。
今ではよく知っている。変わり者ではあるが、優しい心を持った竜なのだ。
手先が器用で、いたずら好きで、
ときおり、呆れるような行動もするけれど──。
ティアは、彼が施術に専念できるように、自分の体を使うことを申し出た。
そして、キュレネイのもとで、隷獣たちの心のケアをしようと決めたのだ。
普通であれば竜を畏れ敬うばかりの犬人の中にあって、
ティアの身分をわきまえぬ態度を、キュレネイは気に入った。
隷獣になるのではない。あくまで犬人と竜人としての、不思議な同棲関係。
ティアはイレーネの言葉を思い出す。
これもまたひとつの生き方なのだ。

835虹卵 15/16:2008/10/10(金) 01:13:53 ID:IuWqkRMB
だらしのない竜人の生活を叱咤したティアは、突然、体を押さえつけられる。
自分の倍ほどの体格の緑色の竜が、その白い体を包むように抱いていた。
後ろから抱き締められると、その気はなかったのに、体がゾクッと疼く。
「だめ……。夜はもう……、してあげないからね」
口ではそう言うが、体は拒まない。
腰布を落とされたティアは、逞しい竜のペニスに貫かれる期待に身を震わせた。
ティアにも、テクラが「ご主人さま」に夢中になっていたわけがよく分かる。
おそらくもう、犬人の男性とは暮らせない。
その自在に動き、体の内の隅々まで愛してくれる竜のペニスは、
メスを狂わせる魅力がある。
しかし、ティアはすぐに自分の潤んだ部分に挿し込まれたものが、
いつもと違うことに気付いた。
「キュレネイ?」
体を離したキュレネイは、ティアの秘所に潜り込ませていたものを引き抜いて、
差し出した。
それは、竜のペニスを象った模型だった。
「指に嵌めて使うんだ。上手くやれば、本物のように動かせる。
 違和感があったかい?」
温度が低かったこともあるけど、何より形が違う、とティアは言おうとする。
自分が大好きなキュレネイのあそこと違う──。
「これは、私ではない。あいつのものとそっくりに作ってみたんだ」
「あっ……」
ティアは、キュレネイの意図に気付き、その模型のペニスを手に受け取る。

「あの娘が私を受け入れてくれればよかったのだがね」
竜人はふっと溜息をつく。
「あいつは、いつか必ずグラキアに帰ると言った。
 それまであの娘を、ずっと悶々とさせておいては可愛そうだろう?
 そろそろ、お使いに行ってるあの娘が戻ってくる頃だ。
 慰めておやり──」

竜人の言葉に合わせるように、屋敷の外からトントンと足音が響く。
「キュレネイさま、ティア、戻りました──」
朗らかな声とともに、白い毛玉が飛び込んでくる。
ティアはその、可愛く乳房を揺らし、
ふかふかした尻尾を大きく振り回す純白の隷獣を優しく抱きとめ、
言った。

「おかえり、テクラ──」


836虹卵 16/16:2008/10/10(金) 01:15:03 ID:IuWqkRMB
──キュレネイの部屋のがらくたを片付けていたティアは、
大きな宝石箱に詰められた無数の、「虹色のたまご」を見つけた。
特別なプレゼントと言いながら、こんなにあったんだ──と呆れる。
この卵はあのテクラを悩ませ、苦しめることになった元凶だ。
ゴミの袋にそれを放り込もうとするティアを、キュレネイが制止する。
「待ってくれ、それを作るのには相当な時間がかかったんだ」
キュレネイがそれを作ったのだと聞いて、ティアは驚く。
そして、
手術を受けに訪れる隷獣の心情を観察することだけが愉しみだった竜の手慰みとはいえ、
少し悪趣味だと思う。
たとえそれが、隷獣と主人の心を深く結び付けるものだとしても。

ティアはずっと聞くのを忘れていたことを思い出し、問う。
「結局、テクラの中であの卵はどうなったんですか?
 何人もの精液を同時に受けて、効果が無くなったとか……?」

キュレネイは、その質問には答えず、こう言った。
「これは、海辺の都市から取り寄せた貝の殻を磨いて作ったものなんだ。
 辺境にあるこのグラキアに送らせるのはなかなか大変でね──」
「何か、特別な貝殻なんですか?」
緑色の大きな竜は、背を丸め、恐縮しながら言う。

「……海でいくらでも採れる、ただの貝殻だ」
「キュレネイ……、捨てますよ──」


−虹色のたまご 完−

837名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 01:16:06 ID:IuWqkRMB
以上です。
838名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 01:28:33 ID:xCX9AdEA
キター
839名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 09:12:27 ID:ag6eJGLZ
設定もストーリーも好みだな。
GJ!!
840名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 12:38:32 ID:xCX9AdEA
前回の作品がアレだから
最初読んだけど、少し心配になってしまった。よ
841名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 12:45:47 ID:t2prU1fj
↑コイツ何が言いたいの?
842名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 13:06:11 ID:LYCPRdtr
勃起した。ってことだろ
843名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 21:09:28 ID:21hh5Z6a
俺も勃起した
844名無しさん@ピンキー
すげーよかった、表現力にシビれた、マジで夢心地の読後感
エロも溢れてたけど、それ以上に愛が溢れてて素敵だった
鉄鎖と褐色の獣と同じ作者さんなんですね
あっちの最後の方は、正直せつなくて読めませんでした
俺はハッピーエンドで終わる話が好きなので…
でも方向性が掴めたというので、鉄鎖の方も改めて読み直してみて
その2をお待ちしたいと思います
とても素晴らしいSSの投下ありがとうございました