1 :
名無しさん@ピンキー :
2008/04/09(水) 20:47:43 ID:NiFPzk9G 懐かしのラムネスレです。 ダ・サイダー&レスカ、ラムネ&ミルク、ココア等エロ話込みで色々語りましょ
|::::ノ ヽ、ヽr-r\ /_____ ヽ / . _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二\ | ─ 、 ─ 、 ヽ | | /ー'7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', \ | ・|・ |─ |___/ / '"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! i\ |` - c`─ ′ 6 l / ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,\.ヽ (____ ,-′/! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ \ヽ _ ∧∧∧∧/,' ノ !' /// ///i .レ' ,' ノ !'" ,___, "' i .レ' \/< ゆ >. ,ハ 'ー=-' 人! ( ,ハ ヽ _ン 人! \< し っ > )>,、_____, .イ ハ ,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ. < 予 て .く > )',.イ ヽ、__ノ 「ヽ.レ'ヽノ ――――――――――――――― .< い り >――――――――――――― }、、ヽ ヽ∨:.. ..:../:l::..ト :..:......、ヽ < 感 く > 'r ´ ヽ、ン、 イ :ハ|ヽト、l. ト| |.:..:/:,イ/ }:}:./lハ:.ト:..:..:ト| /∨∨∨∨\. ,'==─- -─==', i イ/ r=ミ{小|レ┐:l:イ ==j/ =={ハ:ハレ┐ / .i| i |li. .\.. i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | |ーーi xx.Y | /Y:.{ xx r‐ ォ xx }:{く ノ / r' i |l i|t., \.レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| {__.ノ ノイ:∧.ハ从、 {__.ノ ノ:l:l } / /__, 、.__ゝ._ \!Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | ァァ壬 リj/ 人 ヽトト7マフ フ{ハ::ハ|./ i (ヒ_] ヒ_ン ヽ \.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ≧≦ハ i / \ j .ノ_≧≦zハ リ / .|'" ,___, "' ヘ \ 、 ,イ| ||イ| / :::::::::::::`V V´:::::::::::::::::` / .! ヽ _ン l \ ー--─ ´ルレ レ´
3 :
名無しさん@ピンキー :2008/04/10(木) 19:50:36 ID:aCYSKoAY
オレは今!猛烈に!熱血してる!(性的な意味で) 犯ってやるぜ! こうですか、わかりません
4 :
名無しさん@ピンキー :2008/04/10(木) 22:01:32 ID:z7d1KQx6
VSベースのNGキャラネタはおk?
VS騎士ラムネ&40炎もOK?
即死はさせん
なんという予想外のスレ 個人的にダ・サイダーとレスカは大好物だ
CDドラマのレズってレスカを思い出した… レスカ×ミルクだったけど
>>11 ココアのナレーションで、聖ハラハラ女学院で(ry
VSはあまり好きではなかったけど、 囚われのレスカをダ・サイダーが助けに行くというシチュエーションは好きだった さらに、ずっと一緒に育った二人が、 片や女王として即位し、片や冒険の旅へと、道を別った経緯とか妄想すると萌える 特にレスカは、ダーと一緒にいることに固執していたようだし(小説版とか)、 ダーはレスカが一緒にいるのが当たり前くらいに思ってそうだから
VSのなにがキライって、ダ・サイダーとレスカの扱いの酷さですよ! 最後のほうでチューしたからって、それで帳消しになると思うなよ! …でもレスカが洗脳されてダ・サイダーがそれをなんとかするという従来の逆パターンは萌えるかもしれんww
>>14 わかる!わかるぜ!
つーか、クイーンサイダロンが1話だか2話だかでぶっ壊されるとか、その時点でもう!!
(でも吉崎版のダ・サイダーはかっこいい)
そこで、
>>13 の妄想ですよ
あとはVS後のダ・サイダーはどうするのか?とかね
「やっぱり俺様がいないと駄目だな!」と言いながら、気まぐれに城に居ついてみたり
結局退屈になってまた出て行こうとするけど、レスカが復興に頑張ってるのを見てやめてみたり
エロパロスレの雰囲気じゃないww
クイーンサイダロンのかっこ良さはガチ ダーもレスカもツンデレ同士すぎてエロに辿り着ける気がしないw ラムネとミルクどころかココアにだっていつの間にか先越されてそうだ
裸のレスカに「抱いて!」て迫られても ダジャレでスルーする男だからなダーは。
>>17 で電波を受信した
「カフェオレおねーさまー、最近、ラムネスが○○して欲しいみたいなんだけど、
あたし何かうまくできなくてー……。
おねーさまなら、経験豊富そうだから、コツとかわかるよね!教えてよー!」
「え!?も、もちろんよ!!当たり前じゃなーい!
そ、それじゃあ……、やだ、もうこんな時間?仕事に戻らなくちゃ、また今度ね!」
「えー!もう!絶対今度教えてよー!」
「(何、あいつらもうそんなことしてんの!?まだガキのくせに!!)」
その後、コツを会得するために、ダーに夜這いをかける、見栄っ張りなレスカ
ダーに経験があるのかどうか、まずはそこからだww
物心ついた頃からドンハルマゲの元で育ち 長いこと異性はお互いでしか知らない状況…いいなw 昔はラムネ×ミルクに萌えてたものだが、一回り前に「息子」が公式に現れてからは Hの結実がアレだと思うと妄想の甲斐がなくなってなあ… 御供×チチとかうさぎ×衛とかなんかもう侵さざる存在じゃん?w
二次創作で子供ネタやりすぎるとアイタタタだが 公式の子供が……な場合はどうすればいいんだろうなw 妄想萌え語りしたいがなにせTVシリーズ放映時消防だったから 記憶が曖昧だ でも凄く好きだったことは覚えてる
そういえば、あかほりって今なにしてんの? しばらく名前を聞かないけど。
つサクラ大戦
25 :
名無しさん@ピンキー :2008/04/30(水) 12:21:05 ID:g2vTRNUm
スレ上昇ヤリパンサー!!
26 :
sage :2008/04/30(水) 21:05:26 ID:azIQSn/5
保守
レスカはあれで意外とエチーのときは受身だと萌えるなー
保守
あかほりってドラゴンボールとかの脚本も描いてたんだな。
NGはメカに移動とか生活に役立つも船とか車両?とかあり 着替えとか風呂とか何とでも出来た感があるが VSってどうしてたんだろうねー、聖なる力でリフレッシュで綺麗にか? やはり野外で着替えとか…考えるとエロイよねぇ。
朝風呂とユッタリ浸かっていた三姉妹だが… 風呂あがり、眼鏡眼鏡と探して裸で野外へ出て行ってしまうココア それをあわてて追うタオル一枚巻いただけのミルク 暢気に「騒がしいわね」と風呂から裸のままリビングにレスカ しかしそこには珍入者ダサイダーが、モロ見られてしまうレスカ
hosyu
ポン8兄弟×くのいっちゃんとか… アサーム×ココアとか… お仕置きロボ×レスカ… いいのが思い浮かばない…
ミルクに何時も浮気を邪魔されるラムネ、何か弱みを握れないかと
ミルクの留守中部屋を漁っているとミルクが帰宅し。
慌てて身を隠そうと…クローゼットに潜むラムネ
l∀`)こそーりミルクの動向を見ていると…
ラムネの浮気に対する愚痴を言い出し一頻り罵詈雑言言った後突然何故か静かに
ラムネあまりの言われように身を乗り出そうとするが…
静かになっていると思っていたがなにやらヒソヒソ言っている様子
まだ言うかぁと、がしかし何か様子が変なミルク
色っぽい声と共に布ズレの音、揺れるベッド…
>>33 つタッチ
「ふぁ…んっ…ラムネ…指で摘んで…ひゃん…」
スカートの中に手を入れて下着の上から自分のクリトリスを弄り始めるミルク
「ん…も、もっと…もっと弄って…」
染みのでき始めた下着を脱ぎクローゼットののほうに放り投げる。
上半身を起こしながらクローゼットに背を向けて、
「あっん…んっ、いいの…いいのぉ…」
……って、
>>34 タッチってリレー形式ですか!?
36 :
名無しさん@ピンキー :2008/05/25(日) 17:34:49 ID:jQOtzAwT
ダーレス熱が上がってきた dvdとかレンタルで見ないね
あかぽりスレ上げたの同一人物か
ほしゅ
DVDBOX再販おめ
ラムネ&40
41 :
34 :2008/07/03(木) 20:29:42 ID:jfhcwPOf
「お・お・お・お・俺は今猛烈に欲情しているー」と叫んで
クローゼットから飛び出そうとした寸前突然ドアが…
「ういーす、ただいまー、ラムネーパパのご帰還だー」
と、ほろ酔い加減のラムネパパが部屋に入り込んできた。
状況説明
(着崩れした服から胸も掘り出しスカートもサイドのチャックを開き
既に脱げ取れいる状態、丸出しの下半身、ミルクどうなる)
>>35 いやなんか話が始まらないので冒頭だけでもと思って(汗
ダーリン保守するじゃん
今は亡きアニメ雑誌で、ダーとレスカの子供を主人公にしたうそんこ企画があったなー ダーレスは今でも萌えるぜ ほっしゅ
ラムネ宅で) 大変よラムネー お風呂を借りてたココア姉様が風呂上りその姿のまま眼鏡を探して 徘徊してたと思ったらどうも勝手口から外に出ちゃったみたいなのよ。 急いで追いかけたんだけどもう姿が見えなくて… 見つけたのはバスローブだけ…裸のままどこかに消えちゃったのよー なんかDION規制くらって書き込めないぞっと
保守だみゃー
連載はいいんだけどchaccuみたいにヒロインも陵辱の犯り方も 同じなのが続くと飽きられるんじゃないかと思う。 にびなもみたいに1話は陵辱、2話ではオナニーと言うように エロの犯り方は変えて行くべきだと思う。(それか3話で終了にするか)
tws
∧ ∧
( ・∀・) よーしよし
O ⌒ヘ⌒Oフ ))
(
>>244 ( ・ω・)
しー し─ J
∧ ∧
( ・∀・) よーしよし
O ⌒ヘ⌒Oフ ))
(
>>244 ( ・ω・)
しー し─ J
保守よりあげた方がいいのか? 昔を思い出して覗きにきて思い出した ドン・ハルマゲに性欲があったら幼女レスカにあんなことやこんなことを…とか 秘書っていうくらいだから今もそうだったりしてなーとか 懐かしい
ドン・ハルマゲって、さらってきた子どもたちを学校に通わせたり、 なんか普通に教育してるのがすごく不思議だったw エロパロ的にはアリアリですな。>幼女にあんなことこんなこと
53 :
名無しさん@ピンキー :2008/09/07(日) 00:48:00 ID:/dnKg4Jb
ダ・サイダーってTVの時のほうがレスカに対して素直だった気がする。 ツンデレになったのってOVAと小説からじゃね? TVだとレスカに「キライよ!」って言われた後「何でキライとか言うんだー!」ってマシンガンぶっぱなしてたよね。
テレビの時はガキくさかったしなあ。特にハラハラワールド編は やつも大人になったんじゃね? 素直に好きなんていうのなんててれくせーぜ!ってな感じでさ でもレスカも同様なんで一向にいい感じから進まない件 そういや、ラムネスとミルクなんて結婚して子供までいるっていうのにあの程度だったよなあ さっさと縁結べばいいのに でもメタコが泣くか
吉見 三浦 吉原 下柳 安藤 金村 ゴンザレス 石川 館山
縮小わっしょい!! \\ 無能わっしょい!! // + + \\ 倒産わっしょい!! /+ _____ _____ __ + . + ////\ ////\ /\ \ + (´∀` ∩(・∀・ ∩)( ^Д^ ) + (( (つ ノ(つ 丿 (つ つ )) + ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) ) (_)し' し(_) (_)_)
* + * * * + * + * * * * + * * n ∧_∧ n n ∧_∧ n .n ∧_∧ n n .∧_∧ n n ∧_∧ n (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(=^ε^=)E)←DQN n ∧_∧ n n ∧_∧ n .n ∧_∧ n n .∧_∧ n n ∧_∧ n (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) + n ∧_∧ n n ∧_∧ n .n ∧_∧ n n .∧_∧ n n ∧_∧ n (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) (ヨ(* ´∀`)E) Y Y Y Y Y Y Y Y Y Y
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒( ^ω^ )( ^ω^ ) ⌒ヽ^ω^ ) ( ・ω・(つ⌒と つ⌒と) ^ω^ )/⌒ヽ (つ⌒( ^ω^ )( ^ω^ )/⌒ヽ ^ω^ ) /( ^ω^(_.__つと_(_.__つと_)^/⌒ヽ/⌒ヽ ( ^ω( つ⌒ヽ __ _( ^ω^ )・ω・ ) ( /⌒ヽω^ )_____|i\__\と )/⌒と) ( ^ω^ )と_※ ※ |i i|.====B|ヽノ(=^ε^=)←DQN (つとノ`ー/⌒ヽ|\\|_____◎_|_i/⌒ヽ / ⌒ヽ  ̄( ^ω^| | ̄ ̄ ̄ ̄ |( ^ω^ )^ω^ ) (つとノ\|_____|(つとノ (つとノ
t
ほすあげ
9/26 ラムネ&40DVDBOX発売 今回のは廉価版だから密林とかなら22,000円くらいで買えるよ。 なんかこのスレ住人は既に全員もってそうだけど。
それ知って大喜びも金がない件 お金入った時まで残っていてくれ、たのむうううううううう!
65 :
名無しさん@ピンキー :2008/09/27(土) 16:22:09 ID:GP+VzIFZ
念の為保守
自分自身がどうしても見てみたくてダレスに挑戦中だが… 何かを間違えないとエロにたどり着かんよこの二人。 こんなのダーでもレスでもねぇ!ってならんとキスもせん。 誰か助けてください。
そのダーでもレスでもないというのをちょっとおじさんに見せてみなさい
68 :
名無しさん@ピンキー :2008/10/13(月) 17:04:37 ID:BbilBcDX
ダーレス待ち
69 :
名無しさん@ピンキー :2008/10/26(日) 11:41:16 ID:T3DJD2uD
妄想はいくらでも出てくるのに、文章にできないとは… このまま過疎りそうだね
過疎スレなんざ、いくらでもある その妄想をぶちまけるんだ!
71 :
カセット妄想 :2008/10/28(火) 21:12:13 ID:oBlkuZAZ
過疎を防ぐため、昔自分が妄想した話をつれづれに。 昔々、発売された最後のカセットのお話の続きを妄想してたのを思い出した。 本当に変な妄想なので、嫌な方は【カセット妄想】を飛ばして下さい。 アセロラ…だったか名前を忘れてしまったが偽の三姉妹(ラムネス&ダ・サイダーの理想の三姉妹) が本来の三姉妹を徐々に乗っ取っていく話。 まぁ、最終的にハッピーエンドで終わるわけだけれど… もし、あのまま三姉妹が偽三姉妹に乗っ取られていたら? やっぱり【本来の三姉妹】が良いとラムネス&ダ・サイダーが気づいた時にはすでに遅く、 【本来の三姉妹】は二人に関することは世界を救った勇者様であるということ以外は 全て記憶が消えてしまっていた。 ミルク&レスカの傍には、二人の理想であったラムネス&ダ・サイダー(人物的には 先代に近い)がおり、本来のラムネス&ダ・サイダーは世界の英雄ではあるが、 ミルクとレスカの思い人ではなくなっていた。 自分たちの失ってしまったものに気づいて愕然とするラムネス&ダ・サイダー。 頼みの綱のココアは他国に講師として長期滞在しており、またココアも二人の記憶を失っていた。 (あくまでも勇者としての記憶しかなく、姉と妹の恋人だったという記憶は消えている) その後なんだかんだといろいろあってミルクの記憶が戻る。(ここら辺覚えていない)
72 :
カセット妄想 :2008/10/28(火) 21:13:19 ID:oBlkuZAZ
ただ、問題はレスカであった。 本来、超のつく意地っ張りであるレスカ。 ダ・サイダーを思い出すためのキーワードは全て揃っているのに、記憶が戻らない。 偽レスカに対するダ・サイダーの自分への接し方の違い、自分よりも偽レスカの方がいいと言われたこと… 幼い頃、ドン・ハルマゲに攫われダ・サイダーだけが心の支えだったレスカ。 それは大人になっても変わらず、レスカは忘れてしまっていても心の奥底では一番大切な支えであった。 その一番大切にしていたダ・サイダーから「偽レスカのほうが良い」と言われたこと… レスカを支えるものがポッキリと折れた瞬間だった。 (もう、二度と傷つきたくない。ダ・サイダーのことなんて忘れてしまえばもう一度強い自分に戻れる) レスカは自分を守るために二重三重に強固に記憶をブロックしてしまい、レスカが元の記憶を取り戻すための ダ・サイダーにまつわるキーワードは、レスカの心を更に頑なにしてしまうキーワードとなり諸刃の剣であった。 そして、ダ・サイダーはふと気付いた。 レスカが自分の送った指輪をしていないことに。 愕然とするダ・サイダー。その場でレスカに詰め寄るが、 レスカは今の自分ではない自分の話をいくらされても困るし、今の自分の思い人はただ一人(偽ダ・サイダー)だけ。 あの指輪の話を聞いた今では、身につけることはできない… このままでは、本当にレスカを失ってしまうと確信したダ・サイダーは夜中にレスカの寝所に忍び込む… という穴だらけの設定で妄想していた。 しかし、肝心の忍び込んだあとは経験地0では創造不可能の領域だった…。 (せいぜい軽めのハーレクィンぐらいしか無理) 大変なお目汚し失礼いたしました。 次の方、どうぞ。
73 :
名無しさん@ピンキー :2008/11/18(火) 04:11:10 ID:0SD+ngeN
ほす
では妄想を。 聖なる三姉妹の長女レスカは、仇敵ドン・ハルマゲの監視下に置かれていた。 隣にいるのはダ・サイダーのみ。ドン・ハルマゲの監視が厳しく学校で友達を作ることも許されなかったので、 年相応のことを教えてくれる女性などももちろんいない。 ダ・サイダーとレスカは、自分の体のことなど学ぶ機会もなく成長する。 ある日、レスカは自分の足の間から血が出ているのに気付く。 何ら予備知識の無かったレスカは驚き、死を感じて泣きながらダーに報告、 ダーも驚き慰めつつ、レスカの足を流れる血を拭っていく。 やがて止まったその血に対する疑問を、ダーは素直に保護者=ドン・ハルマゲにぶつけた。 地獄の始まりだった。 初潮を迎えたレスカは、ドン・ハルマゲ配下の下賤のものたちに与えられる。 どこか気品のある美しい顔立ち、豪奢な金の髪、年端のいかぬ華奢な体に、 下卑た者たちが群がる。 何をされているのか解らないながらも、レスカは恐怖し、助けを求めた─ダ・サイダーに。 しかしダ・サイダーは動かなかった。陵辱されるレスカをただ見ていた。 ダ・サイダーの出方によって、レスカの運命が決まるとドン・ハルマゲに告げられていたのだ。 レスカを救いたければ手を出すな、そして目を背けるな、と。 それがドン・ハルマゲの復讐だった。 日々、レスカは男たちに汚されていく。 ダ・サイダーは助けることも、見ない振りをすることもできずにそこにいる。 その日の陵辱が終わった後、レスカはダーに恨み言を言うでもなく、ただ腕にすがって泣いた。 しかしレスカは段々涙も見せなくなる。 沈黙しがちになったふたり。ある時、ダーが以前の様につまらないダジャレを言うと、 表情の無かったレスカから笑みが零れた。 当然の成り行きとして、レスカは誰の子とも知れない子を身篭る。 同時に、勇者ラムネス再臨の報が齎された。 実はここからが、ハルマゲの真の復讐だった。 妊娠が解って半狂乱のレスカを呼びつけるハルマゲ。泣き叫びながら 産みたい、堕ろしたいと支離滅裂に叫ぶレスカを陵辱する。 ハルマゲの魔力に絡め取られたレスカをどうすることもできず、ダーはまたただ見ていた。 ハルマゲの魔力を乗せた精がレスカの最奥に放たれ、 子供の命を触媒として、レスカは呪われた。 (物理的に子宮が破壊されたか、呪われたかはお好みで。呪われただけなら救いはある) レスカはもう子供を望めない。レスカの子供は全てゴブーリキの因子を孕むからだ。 そしてレスカは壊れた。 目覚めたとき、レスカは何も覚えてはいなかった。 初潮前の記憶しかなかった。だから自分に女性のしるしが訪れないことに気付かない。 以前のように明るく笑うレスカを抱きしめて、それでもダ・サイダーは泣いた。 無力な自分を呪いながら、それでも声なく泣き続けた… それから間もなく、ダーにヘビメタコが下賜された。 ダーはレスカに触れられない。自分が触れれば、レスカはあの日々を思い出してしまうかも知れない。 それを見ていることしかできなかった、非力すぎる自分も。 それはどちらも、ダーには耐えられないことだった。 姉妹に囲まれて幸せに笑うレスカを眩しく見つめながら、ダーは己の心を殺す。 その心を、他ならぬレスカに求められていても。 なーんてな。
75 :
名無しさん@ピンキー :2008/11/27(木) 01:27:49 ID:xHlUA641
テラダークwwww その発送は無かったわ。最後あたりからがかなり萌える。 小中でハマってただけあって、今妄想しても結構ピュアなんだよな〜 新しいネタありがトンww
76 :
名無しさん@ピンキー :2008/11/27(木) 14:05:25 ID:prQ5ICWu
フレッシュ自体がエロ作品
ここはNGスレだからフレッシュは除外かな?
できればVSも考えたくない
79 :
名無しさん@ピンキー :2008/11/30(日) 16:34:51 ID:Kk03nnKr
ダサイダーのギャグを考えるだけで鬱になる。 ダサいギャグが思いつかない。すごいぜ、ダサイダー&脚本家。
駄洒落を言わないダ・サイダーはダ・サイダーではないが、エロパロに駄洒落を持ち込むと途端にエロパロの空気がぶっ壊れる なんという諸刃の剣…
>>80 そこでピロートークですよ
いい感じにオチがつく
レスカに恋愛相談するも、その怪しい答えにダーとレスカのツンデレ振りを確信したミルクが ダーに媚薬(実は普通に酒。カルーアミルク程度)を盛る、というくらいしか思いつかない。 ダーの騙され易さから見てすんなりいくかなと。 ばくばくと波打つ心臓、ひたすら熱くなっていく体、そこにミルクに呼ばれたレスカがやってくる。 「ダ・サイダー?!どうしたの?」 駆け寄り、ダーの腕を取るレスカの香り、その肌の柔らかさがダーを刺激して… 「媚薬にやられるとは、俺の軟びゃくモノ!」
83 :
名無しさん@ピンキー :2008/12/01(月) 07:55:10 ID:dI0d/qIS
ダ・サイダーさん、こんなとこで妄想してないでレスカ押し倒してきてください
あほかりって外道と呼ばれてエロネタ好きだけど基本抜けないからね そう・・小説版ランス
ランスの小説版はあかほりじゃないだろ あかほりはOVAとCDドラマ ランスOVAはダーレスがセクロスしてたな…
87 :
名無しさん@ピンキー :2008/12/04(木) 23:38:17 ID:sP39a7Jg
88 :
名無しさん@ピンキー :2008/12/06(土) 20:14:26 ID:CWh60Xuj
ダーレスって名前だったよな・・・確か。 なんという紛らわしいw
>>88 そんなキャラ出てたっけ?
>>86 は
ランス=矢尾
ゲストヒロイン=松井
でセクロスしてたってことだろう
アウト連載の文庫化をいまだに待っている訳ですが ダーミルもアリじゃね?とか
>90 ダーミルがセクロス ↓ 実は同時進行でラムレスもやってた ↓ 互いにばれる ↓ 修羅場 という毒電波を受信した
ほす
最近の悩みは、国を捨てたカフェオレとサイダーがごく普通の家庭を築きつつ コブーリキの遺産封印の旅から帰る度に 寂しかったカフェオレと狂おしいほど奥さん愛なサイダーが激しく愛し合っている 話を考えてしまうことです 純愛なのにねー
>93 よくわからんが、とりあえずその考えを文字にしてみ
姫始めマダー?
「サイダー様、今夜は姫初めとやらをなさいますの?
好きあう男女ならば必ずすることなのですって
……あら、なぜ飲み物を吐かれて……大丈夫ですか?」
「ひ、ひひひひひひ姫。誰からそんなことを……」
「お父様ですわ」
「ヨ、ヨッコーラ陛下ですか……
(何を考えていらっしゃるんだ、あの方はああああああ!)」
「なんでも、殿方に全てを委ね、お任せするのだとか……
そなたは姫で愛する殿方がおられるのだから、当然だと」
「へ、陛下……
(自分の娘になんということを吹き込まれるか!)」
「ね、サイダー様。いつからいたしましょうか。お父様がおっしゃるには
夜になって皆が寝静まる頃がよいとのことですが、気分が盛り上がって
いるならばそのままやってしまってもよいとおっしゃってましたのよ
……サイダー様、なぜ頭を抱えていらっしゃいますの?
頭が痛いのでしたら、何かお薬を持ってまいりますけれど……」
先代熱が高いのでこっちにしたが、やはり無理があったな
>>95 、猛烈にすまん
>96 ワロタw 初代は初代でありだと思うw 2代目だとココア以外普通に姫始めなんて知ってるだろうし。
98 :
名無しさん@ピンキー :2009/01/24(土) 00:46:22 ID:MRmOeE6c
DXのダ・サイダーのデレデレぶりを見ると… ダーレスの初セクロスはDK直前何だろーかと思う
EXからDXの間って数ヶ月だっけ? だとしたら、その間にやってるのはちょっと性急すぎると思う。 ただし小説にあわせて、EX〜DXの間に ダサイダー外伝→ラスト・ラスト→レスカ外伝 が挟まってたらやっててもおかしくはなさそう。 そうなるとDXでTVシリーズを3年前って言ってるのが計算合わなくなるが。
面白そうだな、保守
>99 DXのOPでレスカが指輪してたんで、普通にレスカ外伝→DXだと思ってた。 ラムネスのゴールドとのピンクな夢よりも デレデレなダ・サイダーの夢ん中の方が見たかった…
伝説の ぶちゅ→「うぅん、レスカ人前で……」ですな 見てた時激しく突っ込んだものよ おまえら、何をやってたんだと でも案外やつらは恋人関係が完全に樹立しない限りはいたさない気がする キスは前世ドリームに感化されてようやくやったくらいだしなあ 夢もせいぜいレスカがぷちゅっと頬にキスしてくれたくらいか ダ・サイダーめ、ナンパなくせにかわいい奴 ラムミルはもう進みすぎて何も言えんw 前世不成立だから成立→結婚も早かったのかね
>101 >DXのOPでレスカが指輪してたんで、普通にレスカ外伝→DXだと思ってた。 っていうのが正しい気がするんだけど、そうすると時間がおかしいという矛盾ができる。 スタッフが適当にやったんだといえばそれまでだがw 素直に(?)ゴールドの夢を見ていたラムネス、他の女に会いに来てるのにレスカの夢を見たダ・サイダー、 ってとこに勇者二人の恋愛感(浮気感かな)の違いが見えて面白い。
>99 >102 >103 の意見を聞くと やはりDX直前は無理がありそーだ…… これじゃいつまで経ってもエロにならないw
ダーレスでやろうとするから無理があるんだ。 ココアだ、ココアがいる。 眼鏡を取ったら美少女、服を脱いだらナイスバディを妄想するんだ。
ココアって普通に巨乳扱いされてなかったっけ? >104 セクロスはどうかわからないけど、やっぱりEXからDXまでの間に進展はあったと思う。 何もなかったらダ・サイダーもあんなにデレてないだろう。 それに、勇者ズの行動を浮気だと断じていたけど、ミルクはともかく ダーレスは付き合ってなかったらあんなに素直に「浮気」という言葉を受け入れないと思う。 相手に対する好意をちょっと指摘されただけでムキになってたくらいだから。
107 :
名無しさん@ピンキー :2009/02/01(日) 21:01:19 ID:5Uf5z1oJ
そんな考察はストレートフラッシュ並みにぶっちぎりで 無視して、 「中学あたりで引き離されてた二人が、勇者討伐の命で再会して なんかもやもやしつつも、うへへへへへ」 っとか妄想してた当時リア高の私が通りますよ
え、何このスレ腐女子しかいないの?
>108 大丈夫。LD-BOX持っとるオヤジなワシもいる。
よく分からないけど、漫画版のオカカは可愛い 異論は認める
こんなスレあったなんて超嬉しい エロ無しでもいいならそのうちなんか書こうかな キャラ崩壊しないダーレスエロが難しすぐる リア中のころ大人のおねーさんだと思ってたレスカが 考えてみりゃあ所詮10代の小娘だったわけだし すれてても人生経験なんてたかが知れてる罠
手元に「コミックボンボンスペシャル(76) 完全保存版 NG騎士ラムネ&40」ちう本があってな。 アタマについてるポスターの表裏にいるレスカがやたらとめんこい。 「どんだけダ・サイダーに惚れてるんだよ!」とツッコミたくなるくらいに。
2chで何を言ってるんだお前は。
>>114 なつかしー
漏れそのムックだけ持ってるんだよ
今考えると不自然なほどデレてるなw
>115 戦友。場所がどこであれ、タテマエというものは必要だよ。 >116 同じモノ持ってる人ハケーン。 裏は、ダジャレとともにポーズを取るダ・サイダーをレスカが惚れ惚れと見上げとる。 それを見たラムネスとミルクがあきれている。という構図。 残念なことに、うちのMAXがA4のスキャナでは読み取れん。
>111 小娘だからこそ、ころっと騙せるんじゃね? まぁダサイダーくらい馬鹿だと誰も騙せなさそうだけどw あるとしたら知性じゃなくてノリと勢いと体力だな。
ダ・サイダーとレスカで。と思っていろいろ考えてみたが、こいつらが男女の営みに 足を踏み入れられるようになるには、結婚でもしないとダメな気がしてきた。 あげく、初めての夜に結ばれるはずが、失敗ばかりでタイヘン。みたいなノリで。 そんなんでよければ書いてみる。まあ、キャラ崩壊せずに書ききれるかは微妙だけどな。
裏三姉妹が聞きたくてしょーがない
が、俺は今猛烈に〜に入ってるドラマのラストもなかなかいい感じじゃないか!
ダ・サイダーは自分の一言でレスカがこんなにも一喜一憂することをもっと考えた方がいいと思うよ!
>>119 超待ってる
がんがれ
漏れも今何かが降りてきていて、本番は無しなんだけど事後小説が投下できそうな予感
キャラ崩壊?考証?ナニソレ?な出来だけど
>111 漏れも昔はレスカが大人に見えて、ダーに迫る妄想ばっかりしとったんだが、 最近妄想すると、レスカがマグロ化するww ミルクはラムネスに命令されて何でもやりそうだが、 レスカってフェラすら出来なそう・・・ >120 漏れも裏三姉妹聞きたいし 猛烈に事後小説が読みたいww
>119も>120も超待ってる。
>>121 「え〜、ラムネスが、どうしてもって言うならぁ、し・て・あ・げ・る♪」
「そっ、そんなこと、できるわけないでしょ!こっ、このあたしが、何でそんなこと!(本当は恥ずかしくてできない)」
このくらいノリの差がありそうだなーと思った
>>121 ダ・サイダーとしてもあまりリードされない方がいいんじゃないかw
漏れは童貞説を推すwww
120だが今書いてるからしばし待ってくれ
大きなミスが無ければ今夜か明日の予定だ
漏れとか言ってるのなんなの? タイムスリップでもしてきたの? とりあえずやめるか消えてくれよ。
126 :
120 :2009/02/10(火) 21:57:09 ID:FLxY49wR
やっと終わった… ココア視点の一線を超えたらしい二人の様子と、問題の朝の風景 ラブ「コメ」にはならなかったわ 期待しないで読んでください
1 最初に気付いたのは、カフェオレお姉様のネグリジェが変わったことでしたわ〜 今までお姉様は、人目を気にせずスケスケの色っぽいお寝巻きを 愛用なさってまして、それが王家の支持率の2割ほどに影響しているというのが、 もっぱらのウワサでした〜。それが、ある時から普通の布地のものを着るようになったんですの。 月一で開催されている恒例の、アララ国王女夜間国会(※)でも、 ガウンなんか着てらして…(※パジャマパーティーとも言う) それで記憶を遡ってみますと、一番最近にダ・サイダーが 短い冒険に出かけていたときに、お姉様の様子がおかしかったことに思い当たりました〜 カフェオレお姉様のお誕生日のこともあって、 お姉様は久しぶりに連休を取ってましたでしょ〜? あの日、いつもお休みの日は昼頃に起きてくるお姉様が、 珍しく朝食においでになって。でもお休みの日くらいは 部屋でゆっくり食べたいと、何故か大量に食料を持って行かれたんです〜 当時は、カフェオレお姉様にもミルクの食欲がうつったのかしら〜と思って気にも留めませんでしたわ〜
2 その日、朝食の席にはダ・サイダーさんもいなくて、ご存知のとおり彼は 国王直属の親衛隊隊長として、カフェオレお姉様の護衛を特に任されていますわ〜 だから、お姉様の休暇に合わせてお休みを取ることは、珍しいことではありません〜 そして、その休暇の間にふと冒険に出かけてしまうこともよくあることなんですが〜 今改めて考えてみますと…ねえ? 買い物好きのお姉様が、疲れているからといって、 その日一日中ほとんど部屋から出なかったのも「出たくなかった」のが正しいんじゃないかと思いますわ〜 それで〜不自然に思ったミルクが、ダ・サイダーの部下たちに探りを入れましたところ、 今回の冒険は、「ある意味今までで一番のでかいヤマだった」…らしいですわ。 でもま、そんな兆候は、後から取って付けたようなものですわね〜 何より、隠しているつもりでしょうが、お二人の甘〜い空気でバレバレですわよね〜 あ、一応言っておきますが〜、カフェオレお姉様が自分から打ち明けるまでは、 どうかそっとしておいてあげて下さいね〜 二人とも、とっっっても恥ずかしがりやなんです〜ああ見えて… では、よろしくお願い致しますね〜
3 いつも起きる時間が近付いて、習慣付けられたレスカの体は勝手に覚醒の準備を始める。 大きな窓に取りつけられた、繊細なレースのカーテンを通りぬけて朝の日差しがレスカに降りそそいでいた。 春のやわらかな日差しは、閉じた瞼を飾る、長い睫の上でキラキラと反射した。 (眩しい…今日はまだ起きなくてもいいのに) 王女としての仕事をするようになってから、この時間に起きるよう覚えこまされた体をうらめしく思っていると、 ふと濃い影が顔上に落ちて朝日に晒されていた肌が癒される。 同時に覚醒しかけたレスカの意識はゆっくりとまどろみ、思考が意味をなさなくなってくる。 眠りに落ちる瞬間の心地よさに思わず、傍らにずっと感じていたぬくもりに擦り寄った。 だが沈みかけた意識は、レスカの名前を呼ぶ声に再び引き戻されることになる。
4 「レスカ」 人に起こされるのはあまり好きではないのに、不思議と腹が立たないのはその声がレスカの大好きな声のせいだろうか。 「レースカ、俺様は腹が減ったぞ」 覚醒に抗う意識とは裏腹に、驚かさないようそっと呼びかける低い声に誘われて、レスカはそっと目を開けた。 「オハヨ、レスカ」 寝起き特有の、少し掠れたダ・サイダーの声だ。こうして同じベッドで朝を迎える関係でなくても、 昔から何度も耳にしていた聞きなれた声なのに、レスカは今更頬を染める。動揺を隠してなんとか挨拶を返した。 「…おはよう」 まだ少し眠そうなダ・サイダーが、片肘をついてレスカを見下ろしていた。いつもは眼光鋭いキツイ目が、 今はやわらかくレスカを見つめている。長い髪が朝日を遮り、あらわになった首筋に目を奪われる。 跳ね上がった鼓動を隠したくて、思わずさっき擦り寄っていた場所に顔を埋めて、その瞬間に後悔する。 お互い裸の肌と肌が直接触れ合う感触と、彼の自分より熱い体温を感じてしまい、逃げ出したいほど恥ずかしくなる。 昨夜、汗に濡れてもう離れないのではないかと思うほどぴったりと重ねあった肌も、 今はもうその名残を残してはいない。耐えきれずレスカがベッドの反対側に逃げる。 クィーンサイズのベッドは広くて、端の方は冷えきっていた。寒い。でも離れた体温を恋しいと思うより早く、 逃げた柔らかな肌を追いかけてダ・サイダーはレスカを背後から抱き締めていた。
5 「なぁ、腹減ったって」 「もう、こ、こんな時までムードが無いんだから」 「ムード… そういえば最近TVで見ないよなあ」 「へ?」 「織田ムード(無道)」 「…ハハ…」 いつもの癖でつい乾いた笑いがこぼれるが、こんな風に穏やかな声で、 しかもこんな風に睦言のように囁かれては、おなじみのくだらないダジャレでさえ、 この甘い空気を払拭してはくれなかった。しかし、一線を超えてすべてを見せ合った後でも、 今までと少しも変わらないダ・サイダーにレスカは安堵する。そのお日様のような笑顔に励まされ、 レスカは抱きしめられたままダ・サイダーと向き合い自分も笑いかけた。 ダジャレよりも彼の揺るがない強さに笑みがこぼれる。 「ご飯食べてくればいいでしょ。多分ちょうど朝ご飯の用意ができてる頃よ」 いつものようにダジャレに呆れかえらないレスカを、ダ・サイダーは目を細めておかしそうに見つめている。 「ここで二人で食おうぜ」 「…あたしに持って来いってこと?」 正直今、妹達と顔をあわせて動揺しない自信が無い。 「いーや、俺様が行くぜ?ただし、俺様がこんな朝っぱらからおまえの部屋に出入りしてるのを見られてもかまわんならな」 レスカはぐっと言葉に詰まる。いいわけが無い。
6 「いじわる」 精一杯目に力を込めて上目遣いに睨んでも、目元を赤く染めたままではいつもの迫力は無い。 数瞬、何かを考えるように口をつぐんだダ・サイダーは、まるで内緒話をするように顔を寄せてそっと尋ねた。 「…意地悪だったか?」 一瞬考えて、何のことを聞かれているのかわかるとレスカは、彼女の豊かな胸まで震えるほど 鼓動を高鳴らせた。思わずいつものように目の前の顔を殴り倒してしまいそうになるが、 彼が普段あまり見せない真摯な表情の中に、かすかに心配の色を覗かせているのを見てなんとか踏みとどまる。 変わらぬ笑顔で安心させてくれたかと思えば、こんな見たことのない顔も見せてくる。 物心ついてからの人生の大半を一緒に過ごしてきたというのに、昨日今日でどれだけ彼の初めての顔を見て、 そして見せてしまったのだろう。レスカは小さく首を振って、否を伝える。 「そうか」 「…うん」 ダ・サイダーは照れ隠しのように素早く額に口付けると、ふと思い出したように切り出した。 「そうだお前、もうこのネグリジェは着るなよ」 ベッドの下に落とされた二人分の服を軽く顎で示す。 「?なんでよ?」 「…言わなきゃわからんのか。ならせめてあの格好でうろつくのだけはやめてくれ」 「ダ・サイダー、…それって」 「わかったな」 少し怒ったように念を押すダ・サイダーに嬉しくなって、レスカは笑いながら頷く。 「俺はけっこううるさいぞ、こういうことには。…後悔するかもしれんぞ」
7 「そんなことあるわけないじゃない!」 間髪容れず否定したレスカに、一瞬驚いてから苦笑する。なんて俺様らしくない台詞だろう。 「…そうか」 「そうよ」 みたび頷くレスカに、ダ・サイダーは幸せそうに微笑む。レスカも一緒になってしばらく二人でクスクス笑うと、 そのうちどちらともなくゆっくりと目を閉じた。そのまま鼻の先が触れて、離れないまま滑らせて行き、 唇を重ねる。触れるだけの口付けを交わしながら、ダ・サイダーは手探りでレスカの手をとり指を絡ませる。 清冽な朝の光の中、欲情をともなわない口付けは、何かの誓いのようだった。 おしまい
>120 リアルタイムで読ませてもらった。GJ!と言わざるを得ない。 なんというか、この2人は歳くっても純愛してそうな感じがする。 ラムネスとミルクの場合は、その、ちょっと、言えない。 ところで、>119のネタがおそろしく膨らんでいるのだが。 保存したテキストファイルのサイズが10k超えてるが、ようやくイチャイチャし始めたくらい。 まあ、なるべく早めに書き上げて投下できるようにがんばる。
>>134 アリが10匹〜
何が大変だったかってダ・サイダーのダジャレだよw
119も超待ってるぜ
がんがれ
>120 乙&GJ! レスカって蓮っ葉ぶってるのに乙女だよなw
上でもちょっと話してたけどダーレスの初セクロス時期は 本編→EX→外伝→EX2→外伝2→EX3→外伝3→DX→VS ↑ この辺 が通説なのかね? 今見返してたらDXとVSではやたらダーが身体的なセクハラ発言してんだよな お姫様抱っこして太ったか?とか おまえは体重増えたのがわかるほど日常的に抱っこしてるのかと VSはまあ普段から裸に剥いて触りまくってるとしか思えないこと言ってるし 個人的には本編以前からセフレでメタコ参入で途切れて 好きになったら逆に手が出せないってのもありかなと思うけど
しばらく来てなかったら神が来臨しておられたか ありがたやーありがたやー
VSでラムネを知った人間だけど、 萌えたのはダ・サイサーとレスカだったなあ あの頃はまだツンデレって言葉はなかった気がするが ダーレスはよいツンデレ割合だった
アニメ本編に出てきたダ・サイダーの理想の女性像って しとやかなレスカって感じじゃね?金髪だしw レスカ結構ダジャレにも理解があるし
>137 セフレか。 NG本編の敵時代のレスカって、ダーの補佐ってポジションでいいんだよな? だとしたらダーの体の調子を整えるのも仕事のうちってことで一つ。
>>140 小説でそのダジャレ男に変貌したのさえ
根本原因が「笑えなかったレスカが俺のダジャレで笑ったのが嬉しかったから」とかあったよな
普段は名漫才コンビのようなくせに
どこまでいってもその奥にはレスカがいるあいつが好きだ
>>141 本当はハルマゲの秘書だったらしいけどなw
何やってたか想像つかんけど
>>142 何気に一途だよな
17話でココアに一目惚れしてたけどw
聖なる三姉妹とか後付け設定だったらしいけど
予定通りに進んでもダーレスくっつく予定だったのかね
ダ・サイダーが寝返って、レスカはどうする?的な話も見てみたかったな
打ち切りじゃなきゃどうなってたかは非常に気になるところだが、 今となっては実は打ち切りバージョンで良かったとかそういうことだろうか
レスカ覚醒の所がすごくいいからそう思わざるをえないな ムックに載ってるボツ設定は大体がボツでよかったねと 思うようなのばっかりだもんな ボツになったあらすじくらいムックに載せてくれればよかったのに
>146 kwsk
話の流れをぶった切るように、>119の中の人が通りますよ。 大変だ。ダー×レス書いていたはずなのに、ラムネスとミルクがしゃしゃり出てきて、 いつのまにか二本同時進行になってる。おかげで、テキスト容量ドン。さらに倍。って感じだ。 アホみたいに長い。保存したファイルのサイズが25kもある。どうすんだ、これ。 というわけで。 結婚して晴れて夫婦となった各カップル。 お互い初めてでどこかぎこちないダー×レスと。 お互いを知り尽くしているラム×ミルのお話。 ダー×レスはいらない。という方は、「はじめてのよる」を。 ラム×ミルはいらない。という方は、「熟練者の夜」を。 そもそも、お前の作品はいらない。という方は、「ウエディング・ベル」を。 それぞれNGワードに登録してくだされ。 したっけ、今から投下する。
アララ国は近年まれに見る祝賀ムードに包まれていた。 先の国王、ヨッコーラ三世のご息女であり、現在はアララ国の女王であらせられる カフェオレ陛下と、勇者ラムネスとともに妖神ゴブーリキを倒した、勇者ダ・サイダーの 結婚式が執り行われているからだ。 実は、勇者ラムネスと王妹ミルク姫の結婚式が、わずか三ヶ月前にあったのだが、 今回の盛り上がり方は前回の比ではなかった。 なにしろ、勇者ラムネスは妖神ゴブーリキを倒したドキドキスペースの救世主で あったが、彼の姿を見たものはほとんどいない。 また、ミルク姫も勇者ラムネスを追ってマジマジワールドに行ってしまったため、 同じく露出が少なくなっていて。 いわば、名前を聞いたことはあるが、姿を見たことが無い有名人のような存在になって いたため、二人の結婚式は十分に祝福されたものではあったが、民の盛り上がりという 面ではいまひとつだった。 だが、カフェオレ陛下と勇者ダ・サイダーは、前者は普段から慈愛に満ちた聖母の ような態度で民に接してくれるし、後者も妖神ゴブーリキの残党や残された破壊兵器の 封印などで活躍が伝えられていたため、市民からすれば、二人はより身近に感じられて いた。その結果がこの高まりだった。 まあ、カフェオレ姫がネコを数十匹被って馬脚をあらわさないでいたり、勇者ダ・サイダーが 相変わらずダジャレと武器をこよなく愛していたりするのは、世間一般にはあまり 知られていないからかもしれないが。 泣いて喜ぶヨッコーラ三世と、先に結婚したラムネスとミルク。それに、目下のところ ヨッコーラ三世の唯一の悩みの種となったココア姫。その他、多くの人々に祝福され ながら、カフェオレ陛下と勇者ダ・サイダーの結婚式は厳かに進んでいき、初日の行事は 無事に終了した。 純白のウエディングドレスに身を包んだカフェオレ陛下と、同じく純白のタキシードに 身を包んだ勇者ダ・サイダーの姿は、それはもう美しく輝いていた。 カフェオレ陛下の姿を見たココアが、「あ〜ら。お姉さま、ステキですわ〜」と、思い。 勇者ダ・サイダーの姿を見たヘビメタコが、「ダーリン!ウチと結婚してくれなきゃ 嫌じゃん!嫌じゃん!……でも、そんな姿のダーリンも、カッコイイじゃん! ブス姉ちゃんにはもったいないじゃん!」と思わせるくらい。
夜。 すべての式典を終え、あとは休むのみとなった勇者ダ・サイダーとカフェオレ陛下。 式典が終わり、いずれもネコをかぶるのを止めているので、今後はダ・サイダーと レスカに統一する。 二人はそれぞれの部屋に帰ろうとしたのだが、さりげなく侍女に止められた。 冷静に考えれば、二人はすでに夫婦となっているので、同じ部屋で休んでも何の 問題も無いのだが。 結婚した後でも、そんな考えに至らないのが、この二人なのかもしれない。 そして、促されるままにレスカの部屋に脚を踏み入れたレスカとダ・サイダー。 室内に何か違和感を感じて、部屋に入ったところで固まる。 実は、ダ・サイダーも用事やら何やらでレスカの部屋を幾度か訪れているのだが、 これまでのレスカの部屋とは、どこか違う。 間違い探しをやらされているような気分になってきた二人が気づいたのは、レスカが 使っているベッドが、およそ五割増しのサイズに増えていることだ。 ベッドが変わったのだろう。 それまでのベッドでも、大人が三人くらい大の字になって寝れそうなサイズなのに。 式典でお飾りのように衆目にさらされていたため、窮屈な衣装を脱ぎ捨てたいのだが、 お互いが気になって仕方ない。 結局、ベッドの両側に座って、互いに背を向けて着替えてみたり。何かと意識しあって ぎこちない雰囲気が漂う。 ちなみに、侍女に指摘されて二人がレスカの部屋に向かってから。これまでの間に、 ダ・サイダーとレスカの間に交わされた会話なし。 長い沈黙に耐え切れなくなったのか、意を決して口を開く。 「あ、あのさ」 「その、なんだ」 ほぼ同時。 「ダ・サイダー。あんたが先に言いなよ」 「レスカ。お前が先に言えよ」 またまたほぼ同時。 レスカがじっと待っていると、ようやくダ・サイダーが口火を切った。 「その、汗を、流してくる」 「あ、うん。行ってらっしゃい」 レスカはそう答えて。自分もずいぶんと窮屈な思いをして、汗もかいたことに気がつく。 「あ、あたしも行くよ」 「そうか。じゃあ、行くか」 「うん……」 お風呂に入る支度を整えて。城の浴室まで、二人で歩き出す。
一方、ラムネスとミルクもミルクの部屋に宿泊することになっていた。 まあ、すぐにマジマジワールドに戻るのもかったるい話なので、結婚式終了後は旅行と いうことにして、少なくとも二〜三日は滞在する予定だ。 ダ・サイダーとレスカと違い、式典の主役ではない二人は、開放されるのも早かった。 おかげで、すでに入浴も済ませて準備万端。 そんな二人は、今日の式典を振り返るのに忙しかった。 「それにしても、カフェオレお姉さま。綺麗だったなー」 ミルクがうっとりとした目つきでつぶやく。 たしかに、今日のカフェオレは淑女の見本と言えるような立ち振る舞いを見せていた。 純白のドレスを身にまとい、はにかむようにうっすらと笑みを浮かべている姿は、普段の レスカを知っている身からすれば、まるで別人。 「ダ・サイダーも、普段のダジャレ男が嘘みたいだったしなー。なんて言うか、馬子にも 衣装ってやつ?」 ラムネスがぼんやりと天井を見ながらつぶやく。 そんなラムネスは、自分の結婚式で同じような感想をダ・サイダーに言われている事を 知らない。 長い髪を後ろでしばってまとめ、純白のタキシードに身を包んだダ・サイダーも、 いつになく真面目でシリアスだった。 傍らで泣くヘビメタコの姿も、印象的ではあったが。 不意に、視線を感じて自分の胸に顔を埋めるミルクを見る。 こちらを見上げて、微笑んでいるミルク。 「まあ、わたしの旦那様に比べたら、格段に劣るけどね」 素面のときに言われたら、赤面しそうなセリフが出てきて。 「そうだね。どれだけ着飾ってみても、僕の姫の魅力にはにはかなわないと思うな」 同じようなレベルのセリフで答えるラムネス。 見つめ合う二人。 「ラムネス……」 「ミルク……」 二人の世界、完成。 ラムネスはミルクを抱きしめる腕に力を入れると、ミルクの唇を奪った。
城にある浴場の、男湯と女湯に分かれて。ダ・サイダーとレスカはそれぞれ複雑な 思いを胸に秘めたまま、とりあえずゆったりと風呂につかってみた。 だが、この後のことを考えると、疲れが取れるどころか、かえって緊張で疲れが 増していく。 そんな感覚にとらわれたダ・サイダーとレスカは、身体を洗うだけ洗うと、湯につかる 時間もそこそこに、風呂からあがってしまった。 どちらも待つことなく、出口でタイミングよく出会えた二人は、そのままレスカの 部屋へと歩いて戻る。 ダ・サイダーがそっと右手を出してきたのを見て、レスカは嬉しくなった。 左手をそっと伸ばして、手をつなぐ。 たったそれだけで、心が満たされる。 ミルクの部屋に二人が差し掛かると、わずかに開いた扉の向こうから、微かに声が 聞こえる。 ダ・サイダーとレスカは、特に聞こうとしたわけではないのだが、「はぅん!」という 一際大きな声が耳に入った途端、思わず二人とも声に耳をすましてしまう。 「やだ、もう、ラムネスったら。そんな、とこ、ダメ。だったら。あン!」 ミルクの声だ。 普段のミルクからは想像も出来ないような艶のある声で、呼吸も少し乱れている。 室内で何が行われているのか、大体想像がつくわけで。 ダ・サイダーとレスカの顔が、どんどん赤く染まっていく。 「な、何やってるの、あの二人は」 「まさに色ボケだな、まったく。せめて、きっちり扉を閉めてからにしろってんだ」 とはいえ、夫婦なら当たり前の夜の営みで。 ラムネスとミルクは、年齢で言えば後輩だが、そっち方面の経験で言えばはるかに 先輩なので。 扉の隙間から、中をうかがおうとするレスカ。 「な、何やってんだ!」 小声で制止しようとするダ・サイダーに、レスカが答える。 「な、何してるのかな。と思って」 いや、わかるだろ。 二人が扉の隙間から覗き込むと、ベッドの上で絡み合う男女のシルエットが浮かぶ。 気まずい沈黙。 何も見なかったことにして、扉をパタンと閉めた。 「と、とにかく、戻ろうか。湯冷めしちまうぜ」 「そ、そうね……」 そう言いながら、足早に立ち去る二人。 そんな二人を追うように、部屋の中からはどんどん艶を増すラムネスとミルクの声が 漏れてくるのだった。
二人とも完全にスイッチが入っているので、思いっきり乱れる夜になりそうだった。 扉はわざと隙間を空けていて、風呂帰りに通るであろうダ・サイダーとレスカに 情事の一端を覗かせようと思っていた。これはミルクの発案。 「だって、カフェオレお姉さまとダ・サイダーじゃ、互いに見つめ合ったまま動けずに、 そのまま朝を迎えそうだもん」 これはラムネスも納得。 ああ見えて意外と純情で晩熟な二人なので、何か強烈な後押しがないと、いつまでも ベッドの上で向かい合わせに座りながら、指でシーツに『の』の字を書いていて。 気がつけば、そのまま朝を迎えていそうだ。 まあ、俺たちが愛し合う姿を見るなり、声を聞くなりして、きっかけが生まれてくれれば いいんじゃないかな。 昔と比べて、かなり育ったミルクの胸を揉む。 育てた原因は、主にラムネス。 これまで幾度マッサージしたことか。 やはり、刺激を与えれば大きくなるのだ。間違いない。 服をはだけて、あらわになったミルクの胸を、舌先でやさしく愛撫する。 先端の突起が徐々に隆起して硬くなる。それを、軽く噛む。 「はぅん!」 ミルクが大きな声で鳴く。 右手は下腹部に。 ショーツの中に手が侵入し、ミルクの茂みをかきわけて奥に触れる。 ミルクの呼吸が乱れ始め、声が艶を増す。 指先が入り口を。指の腹がひだに隠れた小さな蕾を刺激する。 指先が濡れてきたのを確認してから。ミルクのショーツに手をかける。 露出したミルクの秘所。 ラムネスの顔が近づいていく。 「やだ、もう、ラムネスったら。そんな、とこ、ダメ。だったら。あン!」 ダメ。と言うわりに、ミルクのそこは準備が整っていて。 舌でそっと肉ひだを掻き分けると、顔を出した小さな蕾を包むようにして舐める。 「きゃう!んッ!」 ミルクもわざと声を出している。扉の向こうに気配があるので、盛り上がっている 雰囲気を感じ取ってもらわないと。 パタン。と扉が閉まる音。続いて、パタパタと足音が遠ざかるのが聞こえた。 さて、どうなることやら。 ダ・サイダーとレスカの幸運を祈りつつ、ラムネスとミルクは自分たちの行為に 没頭していった。
レスカの部屋に戻った二人。 あとは寝るだけ。なのだが、ベッドの上で向かい合わせに座った状態で、互いに視線を 合わせることもできずに、互いにシーツに『の』の字を指で描いている。 これから、ラムネスとミルクがしていたような行為をするのかと思うと。 恥ずかしくて、顔も合わせられないのだ。 でも、相手の様子も気になる。 視線を上げる。 目が合う。 沈黙。 行動を起こしたのはダ・サイダーだった。 やはり、こういう場面では、男が主導権を握らないと。 と、考えているのかまではわからないが。 「レスカ……」 そう言いながら近づくダ・サイダーを見て、レスカは思わず身体を硬直させた。 怖い。わけではないと思う。 いや、怖いのかもしれない。 そっと自分を包み込む感覚。 ふと目を開けば、ダ・サイダーの肩と髪の毛が目に入る。 抱きしめられいた。 やさしく。 レスカは、そっと、ダ・サイダーを抱きしめかえす。 愛しい。 「ダ・サイダー」 呼んだ名前が、とても甘く感じられて。 長く、長く抱き合った後、身体を離して互いを見つめる。 目を閉じるレスカ。 ダ・サイダーは間違えなかった。 レスカの唇に、自分の唇を重ねる。 心が揺れる。揺さぶられる。 目の前の女が。男が。愛しい。
唇が触れ合うだけのソフトキスで、もう、頭がとろけそうになる。 長い間、触れ合っていた。至近距離で互いの呼吸が混ざり合う状況に、レスカの心臓は 鼓動が早まる。 唇が離れたとき、あまりの名残惜しさに思わず声が漏れた。 見つめあう、ダ・サイダーとレスカ。 いつになく真剣なダ・サイダーの顔。 惚れなおす。 次に触れた唇は、少し乱暴で。ちろちろと、ダ・サイダーの舌がレスカの唇を味わう。 その、くすぐったい感覚に誘われるように、レスカも舌を差し出してダ・サイダーの舌と 触れ合う。 身体が雷で打たれたかのような感覚が襲う。 ダ・サイダーの舌が、甘い。 お互いに、ぎこちなく舌を交わしていたが、意を決したダ・サイダーの舌が、レスカの 口腔内にすっと進入してきたことで、状況が一変した。 お互いを激しく求め、舌を絡めあう。何かを考える余裕も無くなり、ただ貪るように 互いの口の中を味わう。 ダ・サイダーの手が、自分の腰のあたりでそわそわと動いていることに気がついた。 手から伝わる暖かさが心地よい。でも。 レスカはそっとダ・サイダーの手に自分の手を重ねて、ダ・サイダーの手を導く。 自分の胸に。 ダ・サイダーの手が、自分が触れている場所に気づいて、一瞬固まる。 そして。 そっと、やさしく、レスカの胸を愛し始めた。 「んッ!うあッ!」 ディープキスとは違う、新しく、より刺激的な快感に、レスカが思わず声を漏らす。 自分でもこんな声が出るのかと思うくらい、艶のある声で。 ダ・サイダーの身体が離れる。 離れないで欲しい。と思うレスカを、ダ・サイダーの心配そうな顔がのぞき込む。 「だ、大丈夫か?痛かったのか?」 声も、真剣そのもので。どこか、不安げな様子。 「う、ううん。その、き、気持ち、よかったから」 言ってるそばから、顔が朱に染まっていくのがわかる。多分、耳も。 ダ・サイダーはレスカをそっと抱きしめると、そのままベッドに押し倒す。 レスカは思う。ああ、これから、いよいよなんだ。
そんな初々しい男女の交わりは、とっくの昔にしているラムネスとミルクの二人は、 ダ・サイダーとレスカが見たら、羞恥で顔を真っ赤に染めそうな勢いで行為に臨んでいた。 横たわるラムネスの逞しく膨張したモノを、ミルクは口に含み。 自分の上に跨るミルクの、ミルクの髪の色とほとんど変わらない色合いの秘所に、 ラムネスの舌が這う。 お互いのどこが感情を昂らせる場所なのかを熟知している二人だけあって、その行為は 激しかった。 ラムネスの指がミルクの入り口から奥を刺激する一方で、隠れた蕾を見つけ出した 舌が、唇とともに蕾を優しく攻めたてる。 「ひゃうん!」 ミルクはここが好きなんだよなー。と思いながら。 ミルクの手がラムネスの袋の部分を愛でながら、舌は竿の部分を上下になぞり、不意に 先端の敏感な場所をすべて口に含むと、吸い上げながら舌で鈴口を中心に嘗め回す。 「うあッ!!」 ラムネスはこれに弱いのよねー。と思いながら。 お互いの快楽を呼ぶ場所を探りあい、刺激しあう。 顔は見えない。だが、声が、息が、快感の度合いを伝えてくれる。 場所がわかれば、あとは、刺激のパターンに変化をつけながら、そこを中心にして。 敏感になっているので、ただ腿の内側を触られるだけでも、喜びにつながる。 ミルクは、自分の身体の奥が、ラムネスを欲しているのに気がつく。 自分が口で愛しているものが、欲しい。 ちゅぽん。と音を立てて、ラムネスのモノから離れて。 ラムネスの顔を見る。 「ねえ、ラムネス。そろそろ……」 ミルクお得意の、上目遣いのおねだりポーズ。 ラムネスは、上になっていたミルクをそっとベッドに横たえると、上から覆いかぶさった。 慣れたもので。手を添えることなくミルクの入り口に自分の先端をあてがうと、 そのまま奥へと入り込む。 「ふ、あ、あッ!」 ミルクの腕がラムネスの首から背中へと回り、きゅっと抱きしめる。 その仕種に、ラムネスは、ミルクの可愛らしさを再確認する。
口づけと胸へと愛撫が続けて。レスカの呼吸は乱れて、肌はしっとりと汗ばんできた。 そろそろ、次のステップに進みたいところだが。 だが、問題が。 ダ・サイダーは思った。一体、どうやって脱がすのだ?この服は? 力任せに破るのは簡単だが、いくらなんでも。それは。 困っているダ・サイダーに、レスカからのおねだりが。 「ダ、ダ・サイダー。あ、あたし、もう……」 瞳の潤んだレスカに見つめられて、ダ・サイダーの胸の鼓動が一層早まる。 血圧メーターはすでに振り切れた状態。 突破口が見つからないので、今できることをしているしかなく。それが、レスカの おねだりにつながっているわけで。 「ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ……」 うなり始めるダ・サイダー。 「ど、どうしたの?」 心配そうに問いかけるレスカに。 「『ヌ』が千個で、ヌがセン」 思わず、ダジャレに逃げるダ・サイダー。 レスカはため息。 レスカは身体を起こすと、背中のあわせを結んでいる紐を引く。 支えのきかなくなった夜着が、レスカの肩からはらりと落ち、豊かな胸とそれを包んだ ブラが顔を出す。 今日はウエディングドレスを着ていたこともあり、肩紐のない純白のブラ。 レスカは背中に手を回したまま、ホックを外してブラも外す。 少し上向きの、形のよい乳房が露出する。 その様子を、じっと視線を外さずに見とれているダ・サイダー。 素直に思う。こいつ、こんなに綺麗だったか? ダ・サイダーの視線を感じて、レスカは急に恥ずかしくなったのか、胸を両腕で 隠すように覆う。 「ダ・サイダー。あんたも……」 レスカにうながされて、ダ・サイダーも自分の服を脱ぎ始める。 ひたすら筋肉の量を増やしたマッチョとは違う、引き締まった筋肉質の身体が現れる。 そのダ・サイダーの胸板に、そっと頬を埋めるレスカ。 触れ合う肌と肌。 その温もりが心地よい。
ラムネスとミルクは、ダ・サイダーとレスカをその気にさせるために、自分たちの 声や姿で盛り上げてみる。という当初の目的をどこかに忘れて。今では自分達の 世界に没頭していた。 どう動けばミルクが喜ぶかを知っているラムネスは、同じパターンを長く続けない ように、常に動きに変化をつけていた。 半分も差し込まないで入り口を責めていたかと思えば、一気に突き入れて奥を責める。 先端から根元までの長いストロークを見せた後、奥に突き入れたまま、入り口を支点に かき回す。 ミルクの中でラムネスが暴れるたびに、ミルクから甘い声が漏れる。 その声がラムネスとミルクを興奮させて、さらなる喜びを求めようとする。 ラムネスはミルクの上半身を抱き寄せる。結合したまま向かい合わせに座るような 姿勢になり、今まで受動的だったミルクが、ラムネスの腰の動きに合わせて腰を動かす。 それはラムネスにとっても、ミルクにとっても、さらなる刺激となり、背中をぞわぞわと 這い上がる快楽が、身体の細部に駆け巡る。 「ラムネス、き、気持ち、いい?」 「ミルクは?」 問いかけに問いかけで返すのは反則だと思うが。ミルクはラムネスを抱きしめることで 返答にした。 深い口づけを交わす。 ラムネスが上半身を寝かすと、ミルクはラムネスの上に跨る状態に。 今度はミルクが主導権をにぎり、ラムネスの上で自分の思うがままに動いていく。 深くつながったまま前後に動いたり、腰を浮かしては落とす。 「ラ、ラムネス。好き、大好き!」 「お、俺もだ、ミルク!」 上体を倒してラムネスの胸に飛び込んだミルクを受け止め、今度は下からラムネスが ミルクを突き上げる。 めまぐるしく変わる体位は、まるでアダルトビデオの収録のようで。 上になっていたミルクの身体を横に倒しつつ回転させて、お互いベッドに横になりながら、 ミルクの背後から突きたてる。 そのままミルクをうつぶせにさせて、お尻を突き出すような姿勢をとらせる。これまでの間、 ずっと結合したままで、一時休憩なし。
腰のあたりにとどまっていた夜着を、ダ・サイダーはレスカの足元へと動かす。 それにあわせて、いつの間にかショーツまで下ろされはじめて。 視線が、レスカの顔から胸を経由し、下腹部へ。 そして、レスカは気づく。 今までも事故や何やで胸を見られたことはあったが、流石にここはない。 それに、今、そこはダ・サイダーを受け入れるために、その、すごく濡れている。 はしたない姿を見られたくない。 するすると足をつたって脱がされる感覚に、顔を両手で覆っていやいやと首を振る。 「ダメ、見ないで!」 すべてを脱がされて、生まれたままの姿となったレスカ。 それを、ダ・サイダーが見つめている。 耳まで真っ赤にしたダ・サイダーが。 「その、綺麗だな」 と、呟いた。 レスカもそれにつられて頬を染める。 「……バカ」 唇が重なり、舌と舌が絡み合う。 レスカの胸の先端を、ダ・サイダーの指がもてあそび。 右手の指が、レスカの秘所を探る。 割れ目を掻き分けるようにして潜り、入り口のあたりに侵入してくる。ダ・サイダーの 指が動くたびに、ぴちゃぴちゃと湿った音が聞こえてくる。 レスカは、羞恥で紅く染まった頬を見せまいと、ダ・サイダーを抱きしめる。 ダ・サイダーの指の腹が、レスカの陰核を強く刺激する。 「ああッ!」 それまでの艶のある声から一転し、少し苦しげな声に。 「い、痛かったか?」 「す、少し……」 ダ・サイダーの耳元で、レスカがささやく。 「もう少し、優しく、ね」 レスカの声に、ダ・サイダーの秘所への愛撫が、ソフトで優しいものに変わる。 レスカは快感に襲われて。あえぎ声と荒い呼吸で、準備が整ったことをダ・サイダーに 告げていた。 ダ・サイダーも。レスカも。覚悟を決める。 いよいよだ。
ダ・サイダーの先端が当たっているのがわかる。 だが、場所が。 その、後ろの方で。 「そ、そこじゃない!」 「ん?」 レスカの声に、ダ・サイダーの動きが止まる。 「もう少し、上」 「す、すまん」 ダ・サイダーの先端が、正しい位置に当たって。 レスカが、こくんと頷く。 「無理はするなよ。痛かったら、やめるからな」 心なしか、ダ・サイダーの声も震えている気がする。 「い、一気にやって。中途半端にされると、その、殴っちゃうかもしれないから」 ダ・サイダーの手が髪に触れて、そっと梳くように動かしながら、頭をなでてくれて。 ちょっとだけ、心が落ち着く。 「い、いくぞ、レスカ」 「うん……」 頷くと同時に、ダ・サイダーのモノがレスカの中に侵入してきた。そして、そのまま 一気に奥まで貫く。 「痛ッ!」 ものすごく痛い! と思ったのは、ほんの一瞬だった。 ミルクから「あまりの痛さにラムネスを思いっきり殴って蹴っ飛ばして、気絶させて しまいそうになった」と聞いていたので、自分もダ・サイダーを殴ってしまうような痛みに 襲われるかもしれないと思っていたのだが。 ダ・サイダーが十分に愛してくれたおかげで、レスカが十分に受け入れる体制になって いたことが幸いし、レスカの初めてはさほど痛みを伴わないものとなった。 それでも、ズキズキと脈動するような痛みがレスカを襲う。 ダ・サイダーが心配そうな表情でレスカを見下ろしている。 「大丈夫か?」 「う、うん。平気。でも……」 ダ・サイダーの頭に両腕を伸ばし、そっと引き寄せて。 「もう少し、このままで、いて」 ダ・サイダーと結ばれている。という事実が、レスカの胸を満たしていた。 はっきり言える。 私は、幸せだ。 触れ合う肌の温もりが、痛みを和らげてくれるような気がした。
もう一方のカップルは。 いくら慣れているからとはいえ、すでに結構な時間をかけてお楽しみ中な二人は、 そろそろお互いに限界に達しようとしていた。 先にその兆候を見せたのはミルク。 ラムネスに常に奥を刺激される一方で、左手は胸を。右手は陰核と襞を絶え間なく 愛撫され続けている。 一定のパターンがあるのは、奥をトントンとつつくものだけで。入り口が竿によって かき回されたり、胸や秘所への愛撫は手を変え品を変えの大騒ぎで、快楽が全身を かけめぐる。 やがて、何も考えることができなくなり、頭の中が真っ白になる。 身体が小刻みに震え、ミルクがラムネスを迎え入れている部分が、激しく脈動する。 それが、ラムネスの限界を誘った。 「ミルク、そ、そろそろ」 ラムネスに声をかけられて、途切れ途切れの意識の中で、ミルクは愛する人の名前を呼ぶ。 「ラムネス……ラムネス!」 後背位からに対面側位移り、最終的には正常位に落ち着く。 やはり、最後は愛する人の顔を見ながら達したいのだ。 ラムネスの動きはさらに速くなり、ミルクは身体を包む快感にすべてを奪われている。 「う、あッ!!!」 引き抜こうとしたラムネスの腰を、ミルクの脚が絡め取る。抜き取ることもできないまま、 ラムネスはミルクの奥に吐き出してしまう。 「ミ、ミルク……」 「ラムネス……」 とろんとした瞳でラムネスを見つめるミルク。 ラムネスの呼吸は荒く、肌にじっとりと汗が浮き出ている。 するり。とミルクから抜いたラムネスの肉棒は、ゴムで覆われていて、先端の精液溜りを 白濁液が満たしている。 コンドームを外すと、精液が逆流しないようにきゅっと結ぶ。 第一ラウンド終了。 ミルクの腕が、ラムネスに伸びる。 唇を重ねて。 ラムネスは、第二ラウンドの準備にとりかかる。 夜はまだこれからだ。
つながっているだけで十分に幸せなのだが。 男は、つながっているだけではダメだと聞いた。その、動かないといけない。と。 レスカは意を決した。 「ダ・サイダー。その、動いても、いいよ」 レスカのその言葉に、ダ・サイダーが躊躇いを見せる。 しばし固まって、熟慮したうえで。 「……痛いと思ったら、言えよ」 レスカは頷く。 ダ・サイダーが、ゆっくりと動き始めた。 痛いのは痛いのだが。 耐えられない痛みではない。 それに。 何か、別の感覚が、伝わってくる。 快楽かもしれなかった。 ダ・サイダーが奥へ奥へと入ってくるときに。中の一部分に触れると、なんだか、 気持ちがいい。 その場所に、ダ・サイダーの先端があたるように、レスカも腰を動かして調節する。 それが、ダ・サイダーにとっては予想外の刺激となったようで。 「うッ!」 思わず声を漏らす。 ゆっくりとした、ぎこちない動きだったが。 レスカには、痛み以外の何かを感じさせ。 ダ・サイダーが達するには、十分な動きとなった。 「レスカ、もう……」 ダ・サイダーの動きが少し速くなる。 「き、きて。ダ・サイダー」 ようやく、痛みに慣れてきたレスカが、ダ・サイダーを抱きしめようとする。 その瞬間。 レスカの奥に突きこまれたダ・サイダーの肉棒から、精が吐き出される。 びくん、びくん。と脈うつたびに、大量の白濁液がレスカの中に溜まっていく。 呼吸も荒く、しっとりと汗ばんだお互いの身体を重ねる。 レスカから引き抜き、横たわるダ・サイダーの胸に、レスカは飛び込んだ。 レスカを、ダ・サイダーが抱きしめる。 そっと髪をなでる。 どちらが言い出したわけでもなく。お互いに見つめあうと、そっと唇を重ねた。
朝。 レスカが目を覚ますと、目の前には引き締まった胸板があって。 視線を上に上げると、ダ・サイダーの寝顔が見える。 可愛い。 レスカが目覚めた気配が伝わったのか、ダ・サイダーも目を覚ます。 正確には、ダ・サイダーは先に起きていたが、レスカを刺激しないようにと、 目を閉じてじっとしていたのだけれど。 いつになく爽やかな笑顔で、ダ・サイダーが。 「おはよう。レスカ」 いつになく素直な笑顔で、レスカが。 「おはよう。ダ・サイダー」 二人が。 朝、目覚めたのと同時に、こんな会話を交わすなんて。 可笑しくて。 二人で、声を出して笑う。 そして。 目を閉じたレスカの唇を、ダ・サイダーがそっと奪った。 おはよう。のキス。 ほぼ毎朝の習慣となるキスの、第一歩だった。 もう一方の朝。 ラムネスは、自分の腕の中で眠るミルクを見ていた。 こうしていると、本当に可愛いよな。 自分の最愛の人の寝顔を、じっと見つめる。 起きて口を開いていると、ときどき「ミルクさん?」と問いかけたくなるような 言動があったりするが、まあ、それはお互い様な気もするし。 あと、夜のミルクも可愛いな。うん。 普段のミルクからは想像できないようないい声で乱れてくれるし、などと 思っていると、ただでさえ朝で元気な姿を見せるラムネスのモノが、さらに 膨張する。 「あ、ラムネス。おはよー」 寝ぼけ眼のミルクの姿を見た瞬間、ラムネスの理性が吹き飛んだ。 「ミルク〜〜〜〜〜〜!!」 「ちょ、ちょっと、ラムネスってば。ダメだよ」 襲い掛かってきたラムネスを両腕で制しながら。 「オレは今、モーレツに欲情しているッ!!」 よりにもよって、そんな言い方しなくても。 「ダメだってば。だって、今日もカフェオレお姉さまの結婚式の式典が……」 「俺たちがいなくても、結婚式は進むって。大丈夫さ!」 「だ、ダメだってばぁ!」 抵抗するミルクだったが、自分もどこかで求めている部分があり。 気がつけば、互いに身体を重ねていた。 カフェオレ陛下と勇者ダ・サイダーの結婚式は、この後も数日間にわたって、 いくつかの行事をこなしていったのだが、ラムネスとミルクの姿が、見えたり 見えなかったりしたという。
以上。 めちゃめちゃ長い話に付き合ってくださった方、ありがとうございます。 小説書いたあかほりさとるさん的な文体にしようかと思いましたが、自分には書けません でした。あの軽いノリは、俺には無理だ。 そのため、全体的に堅苦しい雰囲気かもしれませんが、どうかご容赦を。 ここから書いた中の人の日記。作品読んで嫌悪感を感じた人は、スルー推奨。 自分。実は、他にもいくつかのスレで作品投下してます。 ダ・サイダーとレスカが思った以上に純情で行為に及びそうもないので、焚きつける ためにラムネスとミルクを召喚したら、もっとひどいことになりました。 まるで中学生か、ヘタすれば小学生くらいの恋愛感情っぽいダー×レス。当然、行為も 大人しい。というか、お互い初めてっぽいので仕方ない。 一方で、年齢的には高校生ないし大学生くらいのラム×ミルが、お前らAVに出演してる つもりか?と問い詰めたくなるくらい、これまで描写したことのないような過激な行為に 走り始めて、中の人を驚かせました。 俺、こんな描写もできるの?みたいな感じで。 彼らをエロパロで動かすのは難しいな。と思いました。 ダー×レスは動かず、ラム×ミルは暴走しすぎで。 次の人もがんばれ。超がんばれ。
乙です。 ダーレス可愛いな。ラムミルは笑ってしまったw
>119 エロパロ板に相応しいクォリティと長さに感動した!! ラムミルの原作通りっぽさにも感動したw バージンでバージンロードを歩くレスカイイヨイイヨー ラムミルはドラマCDでも途中までやらかしてたりするけど ダ・サイダーの異性を絡ませたエロネタってほとんどないから アプローチからしてすでに動かしにくいよなw VSのダーを見てると慣れれば強引に運んでくれそうだが ともあれGJ、そしてお疲れ様でした 119先生の次回作にも期待!していい?w
おお。
久々に覗いたら良いバレンタインプレゼントが!!GJ!
ラムミルに笑ってしまったwww
ところで、VSってそんなにダサイダーが積極的な感じ出して
たんだっけ??
一応見てた気するけどさっぱりダーレス絡みが無かった記憶
しかなくて、思い出せねー!!
>>137 みたいな台詞あったら激燃えててたはずなのに!!
>>167 VSのダーレス絡みはアニメだとたぶん12話だけw
その時洗脳担当を差し置いて洗脳されてるレスカをくどいて元に戻そうとするんだけど
金に汚くて〜云々「最近足太いし腹は出てきたし」って言ってて
腹はともかく足が太いってよく考えてみるとえろくね?
製作側にそんな意図無いんだろうけど彼女のボディライン把握してるって
やることやってるんだな…と思ったんだ
GJくださった皆様、ありがとうございます。>119の中の人です。 つらいよ。ダ・サイダーのダジャレを考えるのがつらいよ。 ダ・サイダーにあんなにすごいダジャレ言わせる脚本書いた小山さん、すごすぎるよ。 「となり村のサヨちゃんがイモ食ってブー。つまり、サヨ、オナラ」なんて、思いつかないよ。 あと、他のスレのときと違って、ラムネの登場人物は動きが予測できない。 なかなか筆が進まないというか、キーボードをテンポよく叩けない。 …という愚痴。 次回作は…。 >137と>141あたりを参考に、ちょっと性格を変えて挑んでみようかな。と、思うけど。 まあ、正直、あまり期待しないでいただきたい。
170 :
167 :2009/02/14(土) 23:56:50 ID:Tz3RaggU
サンx!
なるほど、そういやそんなシーンがあった気する!!
当時純情なリア中だったためそこまで妄想できてなかったwww
たしかケロロのサクーシャの漫画版では、そこそこに萌え要素があったような。
どうでもいいが、
>>123 の妄想がさっきからグルグルするw
>119 乙&GJ! あいしてる!
>119 GJありがとう!!これでしばらくニヤニヤして生きていける!! VSの2話 レスカの身を案じるシリアスダーに熱血した奴はいないのか… あれだけで十分オカズになるんだが
>>172 アニメでは心配するのかw
漫画版でもダ・サイダー伝説でも敵の心配しかしてなかったから
アニメでもそうなのかと思ってたwww
>173 コミックスでは笑ってる暢気なダーが、 アニメではあらぬ方向を見て想いを馳せるシリアス ダーになっているのだ アニメVSはあまり好きくないが(駄作とは思わないが、NGを想うとどうもジレンマが…) ダーレス的にはいいオカズである。 12話〜14話はダーレスの宝庫。
>>174 へえ〜
今度ネット配信ででも見てみるわd
VSを受け入れきれないのは同意だけど、あんまりにも飢えてるもんで最近VS関連もさらってる
SS書こうと思うにあたってVS含めた年表作ってみたんだけど
やっぱりダーレスの関係についてはいまいち整合性が無いんだよな
そもそも脇役だからあんま考えられてないんだろうが
VSの録画をしていたVHSのビデオテープを、置く場所が無いからと キレイさっぱり捨ててしまった俺様が通りますよ。と。 そんなにダーレス満載だったんだったら、とっておけばよかったなぁ…。
イヤイヤイヤ「満載」ではねーよw 間違いなく
>177 したっけ、「過積載」? と、ボケてみる。 性格変えたら変えたで、キャラ崩壊がおきそうだ。 難しいな、ダーレス。 …という愚痴。
>178 過積載なのはファンの期待だった件(つД`) 色々叩かれてるようだがやっぱり自分にとっては 当時のあかほりは神だな、と改めて思う ダ・サイダー関連話とかは特に
>175>176 すまん。>178のいう通り満載ではないんだ。 だが、13話あたりの戦闘でレスカがダーを応援したり、渇入れたり、褒めたりと レスカの声があるのとないので、こうも違うのかとそれだけでニヤニヤしてしまうんだ。 ダーVS戦闘だと空気だからさ…。レスカの声はオアシス。 14話でもシリアス ダーが見れる。
という書き込みを見て、さっそく配信されてるものを探してみたが ほっとんど2日間の視聴とかなのな… DLさせてくれよ… NGは楽天とかでできるのに。
VSはCDも萌えるよ。特に3枚目はダーレス好きには最高。 思わせぶりな態度のダ・サイダーにプロポーズを期待するレスカ、 そして期待通りのオチw ラムミル夫婦も良い。
>>180 おk
12〜14話ピンポイントで行くわ
以前最終回見たときはダ・サイダーがあまりにかっこよすぎて
逆に悲しくなってしまったしなw
>>182 3枚目だけ近所の中古屋に売ってなかったんだよな
でも聞いたこと無いダーレスがあると知って嬉しい
>181 ツタヤは1週間だったと思う。 DLさせてはくれないけどな。 14話のダ・サイダーシリアスはアホかってくらい見返したw メタコの超せつなげな「ダーリン…」もたまらん。
>ラムネの登場人物は動きが予測できない。 仕方ねえべよ いきあたりばったりで脚本書いてたんだし ミルクの大食とかダサイダーのダジャレとかの由来話読んだ時は唖然とした
>185 でもそのいきあたりばったり後付けしまくりが 何故か神懸り的に機能したのがNGだよな…
>185 ワシも、いきあたりばったりでSS書いていいかのう? >186 ワシも、後付け設定がバッチリ機能するスキルが欲しいのう…。 >169で宣言したネタの筋道が見えてきた。 もう少し寝かせて、たっぷり妄想が膨らんだら、キーボードに叩きつける。
>>187 おおwktkして待ってるぜ
無理しないでがんがってくれ
セフレ言い出したヤシなんだが採用されて嬉しいぜ
漏れはセフレにならない幼い日の過ち編を考えてたんだが口調とか性格設定で詰まってるw
ところで今ロリとか厳しい?こういうスレでもはっきり年齢とか書かない方がいいかな
>188 TV版じゃダ・サイダーとレスカは15と16だったっけ? 一応、リアルでは「18歳未満同士ならイチャイチャしても問題無し」らしいけど。 みんな、あんな外見だけど18歳以上ってことにすればいいのか!?
>>189 ありがとう、なるほどー
なら大丈夫かな
まー一応勇者来臨の○年前とかってしとくかw
しかし酒は飲んでるわエロネタはあるわ
今となってはドラマCDは色んな意味でアウアウwww
煽りとかじゃなくてマジで漏れとかやめて欲しいんだけど・・・ 本当気持ち悪い。
NG設定とかすれば?大人なんだからさ
ダサイダーとラムネが電車の中で寝てる女の開脚を毛蟹呼ばわりしてたCDはさすがにキツかった あとレスカに拷問とか浣腸しようとするやつ男も女もノリノリだったよな……
あったあったw でもそれ聞いたの結構大人になってからだったから 表現の下品さは置いといて随分ささやかなことに喜んでんなーと思った>毛蟹 裏三姉妹の二人が期待してることとかもさ…あまりにも志が低くてwww まあだから笑って許せるんだろうが
>193 なんと言うお下品。まあ、らしいと言えば、らしい気もするけど。 というわけで、「男も女もノリノリだった」というあたりを、詳しく。
>>195 193じゃないけど、たしかアイ○゙ル伝説のパロで
継母と姉に苛められるレスカ
縛り→蝋燭→艦長(未遂)
ラストのはハァハァしながらラムネスがしようとするw
ダーは何故か参加しない
レスカも責められてる時悶えてるんだよな 浣腸の時やたらと気の乗った声だしててちょっと退いたぜ
>196,197 なんとなく、暴走っぷりを理解できた気がする。わざわざありがとう。
>>197 中の人が中の人だしなw
でも感情込めてやってくれるから
レスカが素直にかわいい時は凄く可愛い声出しててすげえと思うよ
なんだか賑わい初めてテラウレシスwww
>>188 幼い日の過ち読みてーーー!!!
年齢書かなければOKな気ガス
裸でwktkしてる!!
サイカフェのセクロスって 性教育のビデオにできるくらい模範的なセクロスなんだろうな…
ダサイ氏は、一度覚えて枷が外れたら、 二人きりのときは割りと情熱的に求めそうだけどな。
はっきりスケベだからなw DXのCDのダーの嘘あらすじがレスカに赤ちゃんが出来てる設定で 身に覚えがあるのかなーと思っちゃったよ
ちんこの大きさ比べてた気がするが まさか勝負になるほど大きさに差が無いのかあいつら もしそうだった場合ラムネのがジャイアントなのか それともダサイダーのがリトルリーグなのか
ダ・サイダーは平均よりやや細いが長い ラムネスは平均より大きいがやや短い みたいな感じがする
>>204 ラムネスは父親があきらかにでかそうだ
ダ・サイダーあんなに自信過剰で短小だったら笑えるが
英雄になるためには童貞であることが必要だって合田さんが言ってたから(ry
でもココアが中々って感心してたから二人ともシメジってことは無さそうだな
おまいらCDBOXとかとっくの昔に聞いてんの? レスカの初恋話があるじゃねーか おいおい幼い日の過ち編手直しケテーイだおwww
>>207 いや、その必要はナイル川。
さあ、アップするんだ!!
俺は結構DXのカセットが好きだな。
あの囁きがなwwww
>>208 そういう訳にもいかりやチョースケ
レスカ可愛かったからなー
DXのカセットて?
DXのCD?それともカセットブックのどれか?
初恋話ってどれ? 小学生の頃のダーにどきどきしますって作文のやつ? でも本来なら一緒だったのは子供の頃だけで、 学校に通うようになってからは男女別でずっと会ってなかったんじゃないっけ。 んでTVシリーズが始まる頃に再会してタッグ組まされたと。
>>210 それそれ
>学校に通うようになってからは男女別でずっと会ってなかったんじゃないっけ
これ、完璧に会って無いって話あったっけ?
学校は別々だったみたいだが…ホイホイ城から通ってたのか?w
何で二人をさらってきておいて殺さなかったのかっていう穴を
使って話を作ってみようと思ったんだお
学校に通わせてくれるなんてドンハルマゲけっこうイイ人ね
いくらなんでも一般知識ないと使えないからじゃね? 悪いことの為なら教育くらい施すでしょ、あのハゲは
その時にもっと悪人になるような教育も施せただろうに ハゲは意外と常識人
ハゲはいい人だよ 不屈の精神で何度でも勇者ラムネスともども復活してくれる 漏れらのためにw
>>182 CDやっと買ったぜ
ココアとか特に口調が変わってて寂しかったけどダーレスには萌えた
夜ダ・サイダーがレスカの部屋に来て、誰も聞き耳立ててないところで
改めてプロポーズするところまで脳内再生された
しかしラムネスいい旦那すぎる
NGの勢いだったら子供一人だけってことは無いよなあw
異世界人(?)同士だから妊娠しにくいとか
…その発想は無かったわw でもそういうのもありだな
まあアララ王家の人って見た目からして明らかに人間じゃ無いしな エルフ?
確か三姉妹の母親(3年に一度しか目覚めない、若い外見の美人)がエルフ耳、 ヨッコーラ王は丸い普通の耳なんだよな
レスカさん外見もエルフっぽいね 姫モードだと特に
ものすごく久しぶりに、>119の中の人が通りますよ。と。 >169で宣言した「ダー×レス実はセフレでした」ネタをを連れてきましたよ。 以前書いた結婚初夜ネタは、完全に忘れてお読みいただければと思います。 正直、ラムネ&40のキャラは動かしにくい。理由はうまく説明できないけど。 なので、ある種の実験作として書き上げてみようと、がんばってみた。 あ、NGワードは「素直になりたい」でお願いしますね。 では。
気がつけば、自然とそうなっていた。 年齢も近いし、身近にいる異性は、お互い以外にいなかったのだから。 交わした約束は、至極簡単。 身体が疼いたら、お互いに慰めあおう。 たったそれだけ。 いつもは向こうが勝手に訪ねてくるから、あたしから訪ねることなんて、ほとんど ない。それに、あいつが訪ねてくる頃には、私も身体が疼いていたりするから。 そういう意味では、意外と、あたしとあいつは相性がいいのかもしれない。 ―― 素直になりたい ―― 今日は、珍しくあたしからあいつの部屋を訪ねた。 なんだか眠れなくて。 扉をノックする。 しばらく間があいて。 扉が開くと、あいつが顔を出した。 「……何だ。レスカか」 「何だとは何よ!」 失礼な言い方に、頭に血がのぼる。 「こんな『夜中』に、何の『ヨーナンカ』?」 "ン"の部分を小さめに発音した部屋の主は、いつもと変わらぬご様子で。 「いや、ちょっとね……」 急に怒りが冷めたので、無視して部屋に踏み込む。 その様子に、あっけに取られてるあいつ。 「オ、オレ様の華麗にして素晴らしいギャグを無視するなー!!!!!」 怒って懐からマシンガンを取り出す前に。 あたしは、あいつの胸に頬をよせた。 「ダ・サイダー……」 「レ、レスカ!?」
左手の小指の先を、ダ・サイダーの下唇にそっと押し当てる。 それが、合図。 とまどっていたダ・サイダーの表情が、急に冷静さを取り戻す。 「なんだ。そういうことか」 「……悪い?」 問いかけたあたしに。 「いや」 わずかの間、上を見上げてから。じっとあたしを見つめて。 「珍しい。と思ってな」 珍しいわよ。 あたしの方からお願いしたことなんて、片手の指の数に満たないんだから。 あんたは両手両足でも足りないけどね。 ダ・サイダーの唇に、自分のそれを重ねる。 舌と舌が絡み、甘い香りが鼻腔をくすぐる。 唇の隙間から、互いの呼気が漏れる。 ダ・サイダーの腕が、あたしの腰に伸びてきて。 二人の身体が、唇と同じように重なり合う。 その温もりが心地よい。 ダ・サイダーの手のひらが、腰から下に降りて。 あたしのヒップを慈しむように撫でる。 「ん……」 思わず漏れる、甘い声。 服と下着の隙間から、ダ・サイダーの指が侵入してくる。 そのものには決して触れずに、まわりを刺激して、あたしがじれったくなるのを 待っている。 ズルい。 もう、限界。
少しでも早く肌が触れ合えるように。と、服を脱ぎ捨てる間も、もどかしくて。 脱がし脱がされていく服の上から、お互いが一番反応する部分を探しあう。 ダ・サイダーは、男性自身の先端はもちろんのこと。実は、胸の先端を舐められる ことに弱かったり。 あたしは、女性が一般的に喜ぶ場所は当然として。首筋やうなじ、それから耳を 愛されてしまうと、立っていることもできないくらい、力が抜けてしまう。 そう、知っているから。 お互い、快楽のために遠慮の無い刺激を与え合う。 着ているものを次から次へと床に投げ捨てた結果、あたしたちは一糸まとわぬ姿で、 立ったまま抱き合い、愛し合っていた。 先ほどから、ダ・サイダーの先端が、あたしの入り口あたりで自己主張をしている。 密着する肌と、お互いの香りが、互いの心を昂ぶらせる。 不意に、ダ・サイダーが離れて。 薄れていく温もりを求めて、抱きつこうとした瞬間。天地がぐるっと動いて。 ひょい。と、お姫様だっこの姿勢に。 「え?」 ダ・サイダーを見上げる。 「立ったままでもいいけどな。おまえ、辛いだろ?」 そう言うと、あたしをベッドへと運んでいく。 ベッドにそっと寝かされて。 そのまま、上に被さってきた。 あたしの胸の敏感な部分が、ダ・サイダーの舌によって責められて。 「んんッ!」 あたしの喉から漏れた声が、やけに響く。 唾液によるひんやりとした感覚と、指では与えられないなめらかな刺激がやってくる。 自分でも、そこが徐々に隆起して固くなっていくのがわかる。 ダ・サイダーの頭が右から左に移り、舌先だけの愛撫から、口で胸全体を吸い込む ような勢いで咥えたかと思うと、口腔と舌で先端を挟みこんでくる。 「あ……んッ!」 唾液で濡れて硬くなった部分を、ダ・サイダーの指の腹が、そっとつまみあげる。 胸を襲う刺激に耐えていると、別の場所からさらなる喜びが脳を叩いた。 あたしの肉襞をダ・サイダーの指が掻き分けて、入り口や小さな蕾を探すように蠢く。
「だ、駄目。そ、そこ……」 「ん?」 あたしの声を聞いてたくせに。 「駄目じゃなくて、そこがイイんだろ?」 恥ずかしいことを言わせようとする。 あたしが何も言わずにいると、少し意地の悪い顔を見せてから。 胸から離れて、下腹部へと移動して。 あたしの一番敏感な部分に、舌で触れた。 「ひゃ、うンッ!」 自分の声の大きさに、思わず指を噛む。 ダ・サイダーの舌は、先ほどまで指が行っていたのと同様に、あたしの奥を探そうと、 襞に隠れた部分を探り出すために、激しく動いていた。 「う、はぁん……あッ!」 自然と漏れる自分の声が、次第に艶を増していくのがわかる。 舌先をすぼめて、入り口から奥に突き入れられたり。 蕾全体を舌でつつむようにして、入念に舐めてみたり。 耐え切れない。 舌が、離れる。 「相変わらず、いい味と香りだな」 真顔で。そんなことを言われて。 「バカ!」 ダ・サイダーの頭を、力いっぱい太腿で挟んだ。 サービスを受けてばかりでは悪いから。 身体の向きを変えて、ダ・サイダーの元気なモノとご対面する。 先端に、唇で。 ちゅ。 指と舌で複雑に組み立てた、下腹部から訪れる刺激が、少しだけ中断する。
あたしは、両手と口と舌で、ダ・サイダーの分身をやさしく愛していく。 袋を手のひらで包み。 竿をしごきながら。 口腔内に含んだダ・サイダーの先端に開いた口を、舌でツンツンと刺激。 キュッ!と吸い上げて。 「うッ!」 ダ・サイダーも、感じてくれている。 ペースをあげていく。 ダ・サイダーがあたしを愛し、あたしがダ・サイダーを愛してる音が、室内に響く。 大量の水分を含んだ、恥ずかしい音が。 指と舌を使って、どこまでも快楽を貪っていこうとする。 すでに呼吸は乱れきり、荒れていた。 愛されている部分を中心に、全身を喜びが支配している。 その喜びの強さを伝えようと、さらに相手を愛して。 それが、相手からさらに伝わってくる。 喉の奥から漏れる艶のある声。 高まる快感。 肌が汗ばみ、互いの香りが興奮をさらに強めていく。 たまらない。 「レスカ。そろそろ……」 ダ・サイダーの声に、それまで愛していたモノを放す。 ダ・サイダーの鈴口とあたしの下唇の間に、糸の橋がつながって、離れた。 ころんと横になり、両手でダ・サイダーを受け入れる。 「来て。ダ・サイダー」 ダ・サイダーが、自分の下半身に対して、何かごそごそ手を動かす。 それを終えたダ・サイダーの顔が、あたしの至近に迫って。 唇を重ねる。 唇が重なると同時に、ダ・サイダーがあたしの中に入ってくる。 奥へ、奥へと。
実際には一瞬だったその行為が、とても長く感じた。 唇は重なったまま。ダ・サイダーが、あたしの一番奥まで届いている。 深くつながった状態のまま、唇と舌で愛を交換する。 頭が、ヘンになりそう。 唇と身体を離したダ・サイダーが、あたしの中で動き始める。 深く、浅く。決して単調にならないように、変化をつけながら。 深く突き入れた状態で、先端を上下左右に暴れさせてみたり。 完全に引き抜いた状態から、浅く侵入するのを繰り返してみたり。 あたしの反応を見ながら、一番喜ぶ方法を探している。 「ん……んんッ!」 漏れそうになる声をなんとか押し殺したものの、それがいいと言ってしまったも 同じで。 ダ・サイダーは、奥を中心に組み立てながら、浅い部分も刺激する。という動きで あたしを攻めたてる。 気がつけば、自然と手が伸びて。ダ・サイダーを抱きしめていた。 ダ・サイダーの手も、あたしの肩をしっかりつかんで、奥へ突き入れるための 手がかりにしている。 触れ合う肌と肌。 汗がべたついて気持ち悪いはずなのに。それすらも気持ちいい。 耳元で、ダ・サイダーの呼吸が一段と荒くなっていることに気がつく。 あたしも、そろそろ。 「ダ・サイダー。も、もう……」 ダ・サイダーの動きが激しくなり、あたしの肩をつかんでいたはずの左手が、 いつのまにか下腹部に伸びて。結合部に近いあたしの敏感な部分に、強い刺激を 与えた。 「ん、あ、ああッ!」 あたしが達するのと。 「う、うッ!」 ダ・サイダーが達するのは、ほぼ同時だった。 ダ・サイダーの身体が、あたしを被うように包んでいる。
恋人のように肌を重ねるのは、ここまで。 事後の余韻に浸る間もなく、あたしは身支度を始める。 「……行くのか?」 「あたりまえでしょう。こんなところ見つかったら、お仕置きロボのお仕置きじゃ 済まないわよ」 「そうだな」 ダ・サイダーが少しだけ見せた、残念そうな表情。 「じゃあ、またね」 それが、この関係の最後だった。 翌日。ダ・サイダーは、守護騎士クイーンサイダロンを我が物にするために、 ドン・ハルマゲ様からヘビメタコを下賜された。 それは、いわば、身近に監視者ができたようなもので。 そんな状況にあって、お互いの身体の疼きをおさめるために、互いの部屋を訪ねる。 なんてことは、できるはずがなく。 そこで一度崩れた関係は、その後、取り戻すことができなかった。 身体を重ねる機会は無くなったけど。 かわりに、心を通わせる機会は増えて。 気がつけば、あいつを好きになっていた。 それは、ご先祖様の影響もあるかもしれないけど。 あたしは、あいつのことが好きだ。 だから。 もう、言えない。 ただ、身体を重ねよう。なんて。 今は、もっと違うものが欲しいから。 でも。 それは、言えないと思う。 あいつの背中を見るたびに、ため息がこぼれる。 あーあ。 あたしも、もう少し、素直になれたらいいのに。 「好きだよ」 なんて、あいつに言えるくらい。
以上。 レスカの視点に固定して書いてみた。 今まで投下したSSは、第三者の視点であるか、当事者や第三者をぐるぐると移動して 書いていたので、何かこう、全体的に未熟感が漂っていると思います。はい。 もうひとつ、実験してみたことがあるけど、文章を単調にして、 ペースを乱してるような気がする。ダメだったかも。 あと、レスカのキャラ崩壊してね?とか、ダ・サイダーのダジャレ少なくね? というツッコミは、甘んじて受け入れます。 さあ、次のターンは君だ! …と、振ってみる。
>>230 待 っ て ま し た
テラ乙鰈
エロシーンだけでも萌えなのに
ラスト切ないのが更にイイ!!(゚∀゚)b
体から始まってしまって余計拗れるってシチュいいよね
レスカのキャラも風呂に一緒に入ろうとしてた頃のレスカだったら普通にありだと思うよw
>230 乙そしてGJ! 待ってたよー!
>119の中の人じゃよ。GJくれた人、ありがとうねー。 書きにくい理由は、放送当時リア中だった頃の、純粋で甘酸っぱい気持ちが 邪魔しているのでは。と愚考。 リア高ないしそれ以降に触れた二次創作は、それなりに書けているので、 余計、そんな気がするんじゃよー。 まあ、DVD-BOXでも見ながら次のネタを考えてはみるが、出てくるかどうか…。 しばし様子見じゃな。というわけで、次の方、どうぞー。
>>233 わかるわかる>書きにくい
まだ2次創作とか知らない頃純粋に好きだった作品だから
できるだけキャラ崩壊させたくないってのはあるかな
ネタっていうかあかほり氏が遠い昔に書く予定だったVS後のダ・サイダーの話って
叙事詩のオデッセイがモチーフって言ってたんだな
ネットであらすじ読んだが、ダーレスに当てはめるとテラモエス
さすが目の付け所が違うと思ったよ…
せめて山場だけ書きたいなと思ったり思わなかったり
でも守護騎士の戦闘描写なんて無理だろーなーwてかあかほりさん書いてホシス
235 :
名無しさん@ピンキー :2009/03/05(木) 04:41:49 ID:ny2CdTNB
>>234 オデッセイが気になってググってしまった。
行方不明になったダ・サイダーを待ち続けるレスカ。
やがて感情も表さなくなり表情もいつしか消えてしまう。
しかし城にはそんな姫に対して求婚者が押し寄せる。
それではと、ダジャレで姫を笑わせる事が出来た者と結婚すると
条件をつけるが誰一人笑わせる事が出来ない。
ある日ボロボロの衣服をまとった謎の男が現れて、無表情のレスカに対し会心のダジャレを…
…こうですか!?わかりません><
萌えるけど素直にクイーンサイダロンを呼び出せた者のほうがいいんだろうか…
山場だけでもいいから書いておくれ!
ちなみに私はリア小でラムネにどっぷりはまった。いまだに最萌えカプはダーレスだったりするから
先日このスレを見つけたときは嬉しかった!
>>234 元ネタの旅先で会った美人に惚れて一年過ごし、子供まで作っちゃって、
部下に急かされようやく旅立つ、という辺りがどうなるのか…
まあメタコがいるから心配ないな!
>>235 ちょ、おま、天才www
素直にここはクィーンサイダロンだろうなあと思ってたw
でも初めて会った時との絡みでダジャレも感動するかもなあ
>>237 どこぞの姫様と絡むのは予定調和だが体の関係はやめて欲しいわw
また記憶喪失になってたりしてな
だめだ。代休とった日にスレなんてのぞくもんじゃないな。 >234-235での妄想が止まらなくなったじゃないか。 >234さんが山場だけでも書き込んでくれないか、wktkして待ってみる。
>233 お疲れさまでした! えろくて萌えますたw ダー様手慣れてるお! てかこれ、続き行けそうじゃね?両思い編までいけそうじゃね?
>119あたりの人じゃ。空気も読まず、まかり出るぞ。 >234-235さんや。オデュッセイアと、申されるか。となれば、こんな感じかのう。
大邪神アブラームの復活を阻止したダ・サイダー。 本来なら、すぐにでもレスカの元に帰りたいところなのだが。彼は、ふたたび記憶を 無くし、ドキドキスペースを彷徨っていた。 アララ国では、ダ・サイダーはアブラームとの戦いのさなか、命を落としたと 信じられていて。レスカは、最愛の人を失ったショックで心を閉ざしてしまった。 それをいいことに、アララ国を乗っ取ろうとする人々が策動していた。 彼らの目的は、カフェオレ陛下の婿になり、アララ国の実権を支配すること。 偶然にもその計画を知ってしまったココアは、どこにいるかもわからない ダ・サイダーを探すため、旅に出る。 紆余曲折の末に、ダ・サイダーを発見したココア。 しかし、ココアを見ても、ダ・サイダーの記憶は戻らない。 だが、レスカの名前を出した途端に、ダ・サイダーの表情に変化が現れる。 これ幸いと、ココアはレスカの写真や動画、はてはフィギュアまで取り出し、 ダ・サイダーに突きつける。 すべてを思い出したダ・サイダーは、ココアとともにアララ国へと戻る。 スキュラのようなものや、セイレーンのようなものに襲われつつ、なんとか無事 アララ国に戻ったダ・サイダーたちだったが、アララ国はカフェオレの婿選びの祭典の 真っ最中で、恥ずかしながら帰ってまいりました。で解決できそうな雰囲気ではない。 ダ・サイダーとココアは共謀し、身分を偽って、レスカの婿選びに参加することにする。 ボロボロの黒いマントに身を包み、放浪者同然の姿で婿選びイベントに参加する ダ・サイダー。 衛兵に門前払い扱いされそうになるが、ココアが書いた紹介状により、とりあえず 参加だけはできることに。 カフェオレ陛下の婿は、新たな勇者としての素質を持っていること。 などという回りくどい理由をつけてしまったため、選考基準はクイーンサイダロンを 操れること。であった。 アララ国乗っ取り犯たちは、リーダーが"カフェオレ陛下ご成婚問題対策委員会"の 委員長にあることをいいことに、共犯者の某王子を特訓に特訓を重ねさせて、 クイーンサイダロンの基本動作はもちろん、車庫入れ、縦列駐車、坂道発進など複雑な 操作も可能なように仕立て上げていた。 当然、カフェオレ陛下の婿は、その王子になるはずだった。 だが。 唐突に現れた黒い放浪者が、すべてを台無しにした。 縦横無尽、自由自在にクイーンサイダロンを操るその男は、訓練用の標的はおろか、 リーダーが暴走させたココア製作の秘密兵器(欠陥アリ)を、ヤリパンサーに変形 させたクイーンサイダロンで粉砕してしまう。 放浪者が相手というのはマズいだろう。ということで一同は放浪者が来たこと自体を 無くそうとしたが、放浪者は委細気にせず、陛下に一度だけお目にかかりたい。 と申し出る。
ご成婚問題対策委員会のメンバーに、王子を筆頭とする求婚者たちや、放浪者と 謁見の間にて面会したレスカだが、その顔はまったくの無表情で。心を完全に 閉ざしてしまっている。 そんなカフェオレに、放浪者は遠慮なく叫ぶ。 「レスカ!!!!!!!!」 「そんなに暗い顔をしてたら、いかんぞう!」 ボロ布の中から取り出した人体標本から、さらに胃と肝臓を取り出して見せる。 「オレ様好みの美人が台なしだ」 さらに懐から取り出した女神像は、壊れているのか台座部分が欠けている。 あまりの展開に、言葉を失う謁見の間にいる人々。 だが、玉座をしめるレスカの表情に変化が現れる。 放浪者の肩から、黄色いヘビが飛び出す。 「ダーリン!やっぱダーリンのギャグは最高ジャン!」 「そうか、そうか。草加煎餅!」 目深に被ったフードの奥で、バリバリと煎餅をかじる放浪者と、不意に現れた 黄色いヘビの漫才は続いている。 玉座にあったカフェオレが、放浪者に向けて駆け出し。 ボロボロのマントを脱ぎ捨てて、中から一人の男が姿を見せたのは、ほぼ同時だった。 両手を広げた男のもとに、カフェオレが飛び込む。 「ダ・サイダー!」 勇者、無事帰還。 事ここに至っては、アララ国の乗っ取りなど不可能で。 こっそり逃げ出そうとするリーダー。 それを、共犯者の王子が止める。 「約束が違うじゃないか!」 その一言は、何らかの共謀があったことを露見させるには十分で。 ココアの証言もあり、乗っ取り犯たちは一網打尽にされる。 「おしおきが必要だな」 そう宣言するダ・サイダー 「ヨイショロボ!」 「何ですかい?タイショー!」 「久しぶりにおしおきロボに戻って、仕事を満喫するがいい!」 「ガッテンで!」 かつての仕事に戻るおしおきロボ。 レスカは、戻ってきたダ・サイダーに平手打ち。 「あたしをずっと放っておいた罰よ!」 そして、抱擁と口づけ。 「そして、これが、ちゃんと戻ってきてくれたご褒美……」 照れるふたり。 「ただいま。レスカ」 「おかえり。ダ・サイダー」 しばし視線を交わした後、ふたりは再び、唇を重ねた。
…ってトコかのう。 まあ、これはあくまでもプロットで、ワシの単なる妄想じゃが。 (省略されました。続きが読みたい方。または、詳細を読みたい方は、 各自、心の中で妄想してみてください。
>242-243 GJ!!神じゃあ、神が降臨なされたぁぁ!! ダジャレとクイーンサイダロンをうまく絡めた見事な展開。 台なしうますぎて一瞬気付かなかったぜ。 119の人はあかほりよりいい小説書いてくれるんじゃないか? そして229の続きで両想い編なんて書いてみないか? エロ切な話に萌えてしまった人が通りますよと。
>>244 腹痛いwww
すげえよおまい!インクレディブルだよ
本編ktkr!!ってかんじだよ
自分(234)も長々と厨二病話書いてたけど出しにくいおw
もちっと校正してほとぼりが冷めたころに投下するお
247 :
名無しさん@ピンキー :2009/03/06(金) 01:30:35 ID:UogbfsCm
>>244 うはwwGJ過ぎて鼻血が出そうな235です。
ダ・サイダー、ダジャレも上手いしかっこええええ!!
ダ・サイダーだと発覚した後のレスカの反応が、らしくて禿げ萌えです。
しかし続きを心の中で妄想してみたら、萌えすぎてもう眠れなくなった。
どうしてくれる、神よ…。
どうせその後、城で帰還パーティが盛大に催されるけど、
主役のはずの二人の姿がいつの間にか見えなくなってるんだろう…!
だけどみんな探したりはしないし、レスカの部屋の前でいつも警備している兵士達も
その日の夜はあえて警備に立たなかったりするんだろう…!
自分も
>>229 の両思い編希望しますよと。
ドラム好きの俺はここでは異端?
>>242 読みに1日何回もスレに来てしまう件www
>119の中の人じゃよー。 偉そうに言えた身分ではないことを、十分に承知した上での話じゃよ。 普段の手順を踏んでないので、アラの目立つプロットじゃが。 まあ、プロットだけなら、意外と手早く書けるからの。 さらに、オデュッセイアをベースにしてよいとなれば、なおさらじゃ。 今、見直すと、「台なし」の部分は、単なる女神像よりも、 レスカを思い出させるためにココアが使ったフィギュアを再登場させて、 以前あったはずの台座が無い。とかにしたほうがよさそうじゃ。 「オレ様好みの美人」にも、かかるしの。 そんなものでも、皆様に喜んでもらえたようで、何よりじゃ。 というわけで、あれはあくまでもプロット。お話のベースにすぎん。いわば骨格じゃ。 これに、執筆という血肉を通わせる作業が必要なのじゃが、ワシは、できれば >234さんのネタを読ませていただきたいので、>242-243の執筆はしないつもりじゃよ。 かわりに、セフレ後に純愛でくっついたダーレスという、かなり無茶な要求に 答えてみようかと思うが。正直、あの二人が、素直に告白しあってヨリを戻す なんてことは、これっぽっちも想像できん。 よって、かなりの力技になると思うがの。 まあ、期待しないで待っててくだされや。
>248 さあ、その思いをキーボードに叩きつけるのじゃ! >4-6あたりで、VSもOKみたいなお話が出ておるでのう。
ダーレス続編も実はVS準拠だしな
>246も出すもん出せ! 熱いうちに打てとかいうしw 待ってるから!
>>253 打ってるけど終わんねーお、自分設定厨だし
粗筋だってのに段々長くなってきたわ
NGのTV版直後だと、みんな未成年じゃからな。 OVAあたりなら、ダ・サイダーとレスカはセーフな年齢になるかのう。 ココアさんも、ぎりぎり結婚OKな年齢になっとったかの? その点、VS近辺なら、NGの登場人物は大体OKな年齢になっとる。 …よな? >254 wktkして待っとるぞい。
>255 VS時のダーレスは普通にやってただろ。 みたいなレスをVSスレで見た記憶がある。
>>255 ラムネスとミルクがどういう扱いなのか忘れたが
ハラハラワールド側はダーがハタチだよな確か>VS
EXの2年後ってことになっちゃうんだけど…
すでにカフェオレ女王だったけどヨッコーラパパはどうしたんだろ
VSはいろんな時代から人を召喚してるんだったかのう。 ラムネスとミルクは、少なくともラムネードが生まれる前のを連れてきた 気がするんじゃが…。結婚式前じゃったかの? ヨッコーラパパは…。 心配じゃー。心配じゃー。の心労が祟って、身罷られてしもうて…。 …だったら嫌すぎるのう。素直に引退しただけだと思いたいわい。
>>258 本当に死んだのかと思ったw
心労が祟ったとしても長女がハタチの歳で死ぬには早すぎるわな
漫画では産まれる前のを連れてきたみたいだけど
ラムネスとミルクが三代目置いて里帰りしてるドラマCDでは時間ずれてないみたいだお
本編はぶっちゃけちゃんと見てないからわからないな…
ダメだ。VSは手元にコミックがあるだけで、TV版がどうだったのかが思い出せない。 誰か、wikiに掲載されてる以外のネタで、TV版VSの思い出を語ってくれ…。
>>258 確か小説ではアブラーム侵略時には旅行に行ってたはず>パパ
>>260 wiki長すぎて読む気が失せるw
フィルムブックなら全部あるでよ
ほとんど読んで無いけど
今ちらっと見たらなんで神霊騎士にダーが必要なのか書いてあった
どうでもいいけどダ・サイダーの目、ハイライト無い方がいいよね
なんかラムネスもダ・サイダーも釣った魚に餌やらないたちだよな
VSの小説は紆余曲折の末にラムネスでなくラムネとして 愛するようになっていたミルクが感慨深かったなあ…
>260だが。なんとなく把握。 たしかに、あのアドバイザーロボットはダメダメだった記憶がある。
PQはダメダメ ラムネードはヘタレ パフェはうるさくて カカオは奇行に気絶 NGに比べるとみんな性格が悪め?時代のせいかな でもそれよりレスカが敵にすぐ降参するのが許せなかったな… NGで培った根性はどこいったのかと
前よりもキャラクターの特性を出そうとして失敗したんだろ 敵のダンディーとリップも酷いもんだった
より記号化が進んだって感じだったよな てかほぼ記号そのもの
フィルムブックなんだけど 2巻のカバー折り返し部分に書いてあるレスカがテラエロス 奇乳になってないレベルの巨乳で他は細くて大変眼福 これで太っただなんだ言ってるダ・サイダー贅沢すぎる
太ったと文句つける→レスカ体型改良に磨きがかかる→ (゚Д゚)ウマー
>271 「やだ…ダ・サイダー・・・あっ」 「…ん?何でだ」 「アタシ、重いっ…から やぁ」 「オマエ、、そんなこと気にしてたのか」 「・・・だ、誰のせいよ! あっ…ん」 体型を気にしてるレスカにわざと騎乗位させて楽しむダーを妄想してしまった。
萌えるな むしろいつもしてるから体重の変化がわかるのかもしれん 騎乗位で恋人の体重を測れる男ダ・サイダー
逆に搾り取られて、ダ・サイダーの体重は軽くなるという・・・
血圧測定不能でも血管切れないから腹上死は無いな
ダ・サイダーは絶倫そうだ 血圧うp、アニメで見るたびポックリ行きはしないかとやや不安になるw
>276 ダ・サイダーにこそ、勇者の年齢制限欲しいよな(ラムネスは17歳までだっけ?) レスカの体重増加=乳がでかくなってる だと思う。
OVA(DX)見てると、ダ・サイダーもレスカも血管切れてるんだよな 本当にポックリ逝かないか心配だ・・・
ところでVSのあかほりの小説って一冊しかでてないよな…? 続きでねえ〜ってそのままなんだが、いつの間にか出てたりしてないよな?
>>279 ネット回っててもそれらしき情報は無いね
その一冊目すらなかなか手に入らないわけだが
公式のラムネ新作読みてえなー
自分はXXも読んでないんだけどあかほりのと全然テンション違うんだよな?
ラムミルダーレスっぽい描写って入ってる?
10年以上しつこくあかほりのばっかり繰り返し読んでたからXXは受け入れられなそうだ
>281 そいつが噂の「ふれないでください」か 乙乙 >ダーミルの結婚式シーン これどうも地雷っぽいんだよなw 見たいような見たくないような
>>282 ダーミルってこんなんだったと思う(以下XXネタバレ?)
ミルク「退屈だからダ・サイダーにくっついて視察に来たけど、この地方の料理サイコー!
え?これより美味しい『式典限定』激ウマ特別料理がある!?
じゃあ、ここにいるダ・サイダーとすぐ結婚式する!」(←美味い料理に我を忘れた)
迎えにきたレスカ「何してんのよ、あんたたちー!!(結婚式乱入、フルボッコ)」
ダ・サイダー「俺様、何も悪くないのにー!!」
>283 dクス うけるなw ダ・サイダーテラカワイソスwww
285 :
名無しさん@ピンキー :2009/03/28(土) 15:29:31 ID:BX+FdSCc
チェェンジ! サムライオン!
いきなりなんだよw
>>234 ですが、校正が永遠に終わらないのでそろそろ諦めて投下しようと思います。
※くどいし長いしエロは無いです。これでもあらすじなんだけど
うまくイメージがわいたとこだけ詳しく描写みたいな感じ
※
>>234 はラムネ以外のロボアニメはほとんど見た事無い。そんな人間の書いた戦闘シーンなのでそのつもりで
VS後の話なのに、漫画は読んだがアニメはほとんど見て無いっつか記憶が無い
※ダ・サイダーの冒険も考えたけどバッサリ切りました。本気の浮気とか誰も見たくないもんね…
つか奴はレスカ含め惚れられるの姫ばっかだなwなんという逆玉ディスティニー
※本文中の「ラムネス達」は仮です。VS後設定だしパフェカカオでもラムネスミルクパフェカカオでもいいと思います。
つかラムネスの年齢どうなってるんだろ。キンスカ出したかった
NGワードは ΟΔΥΣΣΕΙΑ で4649
大邪神アブラームのもたらした災厄もまだ記憶に新しく、 いまだ蹂躙の爪痕も癒えていないアララ国に、再び不穏な空気が満ち始めていた。 ドキドキスペースの神官たる位置付けのアララ国だが、 先の大戦でかつての神話は崩れ去り、勇者なくしてはその立場を守りきれないことが明らかになってしまった。 戦に疲れ果て、治安が悪化する中で、アララ国の小国ながら歴史ある文化、所持する守護騎士、 そして豊かな財産が一部の好戦的な国や集団に目をつけられるのは時間の問題だった。 とはいえ、うかつに手を出せばユラユラ銀河帝国を始めとする、 アララ国に恩ある国々が助けを買って出るおそれがある。 しかし、アララ国を狙う輩はやがて気付いてしまう。 戦死が報じられた勇者ダ・サイダーは、アララ国の女王であるカフェオレ陛下の恋人でもあったことに。 勇者と恋人を同時に失ったあわれなカフェオレ女王の夫の座に、 そしてアララ国の王座に、国家の守護を理由に求婚者達が押し寄せた。 初めのうちはそれらの誘いを片っ端から断ってきた女王だったが、 ほどなく不幸な問題がもちあがる。アララ国内の空や近宇宙で、 集まった求婚者達の船が諍いを起こすようになったのである。 小競り合いは日々拡大し、指揮官をもたぬ守護騎士たちだけでは 手に負えなくなってくるのは時間の問題だった。 そしてカフェオレは女王としての決断を迫られる。 大破したクィーンサイダロンはそのカケラを全て集められ、 タマQ達のおかげで元通りに修復されて守護騎士の間に眠っていた。 しかしクィーンサイダロンを体内に保持できるヘビメタコはダ・サイダーとともに行方不明である。 タマQではクィーンサイダロンをコインにすることはできなかった。 何より、ボディが修復されてもクィーンサイダロンは、もう誰の呼び声にも答えることは無いのだった。
ある夜、その守護騎士の間でレスカはひとりクィーンサイダロンと向き合っていた。 「ハイ、クィーンサイダロン…元気?…なわけないか」 そこにかつての神々しさはなく、クィーンサイダロンの意思も、勿論ダ・サイダーの気配も残ってはいない。 それでもレスカは、まるで昔からの友人に会ったかのように話しかけた。 アララ国の危うい状況のこと 内外に存在する不穏分子は、自分との婚姻で国を奪おうとしていること このままでは復興もままならず、最悪の事態もありうること ダ・サイダーを信じていること 待っていること 愛していること 国を、ダ・サイダーが帰る場所を守りたいということ … (ダ・サイダーは王になるつもりなんて無かっただろうに) レスカはクィーンサイダロンを抱きしめて目を閉じる。 涙は出なかった。ダ・サイダーはいつか帰ってくるからだ。 それはレスカにとって信じるとか信じないとか以前の問題だった。 ただ、今の自分にはもう待っていられないという、ただそれだけのことで。 まったく不本意だが、女王としてやっていくと決めた以上、責任を放り出して 逃げるわけにはいかなかった。そう、最後にダ・サイダーを見送ったときも、 同じ事を考えていたんだっけ… 沈黙が続く。聖なる三姉妹である自分が願えば、クィーンサイダロンを 蘇らせることができるかもしれないと思ったのだが、やはりだめなのか。 (ダ・サイダーの甲斐性なし!バカ、アホ、オタンコナス…) 後ろ向きな思考はやがて方向を変え、怒りに姿を変えていく。肝心な時にそばにいない恋人に向かって 思いつく限りの罵詈雑言を並べていると、突然守護騎士の間にクィーンサイダロンの咆哮が響いた。 気付くとレスカ達はまばゆい光に包まれている。クィーンサイダロンはレスカの思いに答え、 深い眠りから目を覚ましたのだ。 レスカは明朝、クィーンサイダロンを最もうまく操れた者を夫にすると公式に発表した。 アララ国を守れる新たな勇者こそ、アララ国の王に相応しいとして。 その発表に遡ること数ヶ月前、ココアはかつての勇者であるラムネス達に連絡を取り、 行方不明であるダ・サイダーの捜索を依頼していた。彼女もまた、ダ・サイダーの生存を固く信じているのだった。
アララ国王選考会の期日が目前と迫るころ、ラムネス達とダ・サイダーは辺境の星で無事再会を果たす。 ダ・サイダーにアララ国の危機を伝え、急遽帰路につくことにした一行だったが、 一刻も早くダ・サイダーの無事を伝えようと久しぶりにココアに連絡を取ろうとして、アララ国の異変を知ることになる。 その頃アララ国は、ある公爵家が編成した新親衛隊に王家周辺の警護を任せていた。 そしてそれは出入国機関を主にというのを建前にして、その実ほとんどの行政機関が 彼らに護衛という名目で監視されていた。 国を出入りするものは通信波まで検問する徹底ぶりで、増加した入国者から王族の安全を確保するために、 選考会までの間だけと押し切られたのだが、結局のところ議会の承諾なく 独断で王の選考会の発表をした女王や、水面下でなにやら画策しているらしいココア姫と その周辺を監視するためのものだった。 国家の危機に議会が何も手を打たなかったわけではなく、彼らはいちはやく、 しかし他国を刺激しないよう秘密裏に、カフェオレ女王の結婚相手を独自に選定していた。 権力の綱引きの結果の政略結婚だったが、ダ・サイダーを信じて態度を変えない女王を ゆっくり説得するつもりでいたのが仇となり、結局計画は頓挫してしまうことになる。 彼らも彼らなりに国の将来や女王を慮っての行動だっただけに、女王と議会の関係は一気に悪化する。 議会はダ・サイダーという求心力を失った親衛隊を再編成することで、王家を守るとともに 行動を監視し閉じ込める檻を作ったのである。その指揮をとり、新親衛隊隊長に就任した人物こそ、 議会に多大な影響力を持つ公爵家の次男であり、カフェオレ女王の婚約者になるはずだった男だった。 ココアが作った船に設定されていた彼女直通の通信波は既に繋がらず、 正規のルートで連絡を取ろうとしても、混乱を避けるために身分を隠しているラムネス達では、 一見で王族につなげてもらえる筈も無かった。補給に寄った星で偶然、 アララ国がカフェオレ女王の夫として新たな勇者を選ばねばならないという事態に陥っていることを知り、 激昂したミルクとダ・サイダーは身分を明かしてでも無理矢理連絡を取ろうとする。 更にはその辺の高速艇を盗んで(借りるだけと主張)、一刻も早くレスカの元へ駆け付けると言い出したが、 そうして焦る一行を、詳しい状況がわからない以上、正面から行っても突っぱねられ 更なる警戒を生むだけかもしれないとタマQが諌める。 アララ国に確実に潜りこむ方法はただ一つ、身分を隠し求婚者の一人として選考会にエントリーするしかない。 レスカは、闘技場を隅々まで見渡せるビップシートのうちの一つの中にしつらえた豪華な椅子に座って、 公式の祭典用のドレスで試合を眺めていた。美しく化粧がほどこされた顔は気品を湛え、 女王としての威厳に満ちていたが、内心は冷たい絶望に満たされていた。 今日ほど頭上の王冠と、長いマントが重く感じられたことは無い。 階下では自分の夫を選ぶための催しが佳境を迎えていて、早ければ数刻後にも自分の夫が決まるというのに、 まるで現実感がなかった。何度も他の方法があったのではないかと思い、何度もこうするしかなかったという 結論に辿りつく。ダ・サイダーはこのことを知ったら怒るだろうか。でも何か言う前にまず一発殴ってやろうと思い、 自分らしさをまだ保っていられたことに安心して、少し気分が軽くなる。
長い間ドン・ジェノサイに虐げられていたせいで線の細くなった横顔は最近ますます痩せてしまって、 それをぼんやり眺めながらココアは、先代のカフェオレ姫はこんなだったのかしらと詮無いことを考えていた。 こんな状況だというのに姉は気丈にふるまい、決して弱みを見せようとはしない。今しがた、当然のように 参加していた公爵家の次男が試合を終え、まるで自分が選ばれることが既に決まったかのような態度で 挨拶に訪れたのを、やんわりと素早く追い払う手際は昔から変わらない、気の強い彼女らしいものだった。 (ふん、優男が…×××へし折ってでも好きにさせるもんか…!!) 結婚するということはたいていの場合、無条件に体の関係もついてくるということである。十代の頃の 蓮っ葉な様子からは想像しにくいが、レスカはダ・サイダー以外の男に体を許したことは無かった。 恋人同士となった今では、他の男にはそういう目的で手を握られるのも嫌だったが、女の身で、更に 閨での駆け引きに疎いレスカには、波風立てずに体の関係を拒みつづけることはあまりに難しい仕事に思われた。 今回の件で、公爵家の次男が温室育ちの柔和な外見に似合わぬ頭の切れる男だとわかり、 不安はいや増すばかりである。 公爵家の次男の成績が抜きん出ていたのは事実で、ココア達の身動きが取れないのをいいことに、 事前にクィーンサイダロンの操作練習をしただろうということはすぐにわかった。目を覚ましてくれた クィーンサイダロンの想いを踏み躙られたような気がして、力の及ばぬ自分がもどかしくてココアは唇を噛み締めた。 この一年あまり、姉にとっては本当につらいことの連続だっただろう。これ以上、女王と国とを好きにさせるわけには いかないのに。 (せめて、連絡が取れれば〜…) ビップシートから見上げる空に、ラムネスやミルク、そしてダ・サイダーの顔が浮かぶ。それだけで、わずかだが 力が湧くのを感じた。きっと間に合う。彼らは勇者なのだから。いざとなったら自分が何とかして時間を稼いでも 間に合わせてみせる。自分だって勇者の端くれなのだから。 闘技場は立ち見をしても間に合わないほどの人出で、多くの国民は新たな勇者を迎えるという明るい話題に沸き立ち、 試合を楽しんでいた。ダ・サイダーの生死が不明な状態で選考会を行うことを不満に思ったり、カフェオレ女王の 心中を慮り素直に喜べない人々も少なくは無かったが、せっかくの祭に表だって騒ぎたてる者はいなかった。 選考方法はクィーンサイダロンに乗った求婚者が、ランダムに選ばれた守護騎士の中の一体と戦い、 その戦闘技術にカフェオレ女王・ココア姫を含めた審査員がその場で点数をつけるという流れだった。 女王たちと審査員には望遠鏡は与えられず、クィーンサイダロンに乗りこむ人物の顔や細かい仕草は 並の視力では遠すぎて見ることができない。審査を公正に行うため、点数が決まってから巨大モニターに 参加者の顔のアップが映し出されることになっていた。テスト前の参加者は、審査員たちにはせいぜい 背格好や歩く仕草がかすかに見えるだけである。
今闘技場に入ってきた参加者もそうだった。しかし頭からすっぽりと暗い色のマントをかぶった彼の衣装では、 たとえ近距離であろうとも顔はおろか髪の色さえわからなかっただろう。見るからに不審者だが、 国や民族で外見や風習が異なるため、服装で参加できないということは無いよう配慮されていた。 それに警備の全般を指揮する新親衛隊が、この選考会中に限っては、守護騎士がそろう闘技場で 人間一人が何をできるわけでもないと、そもそも高をくくっていたせいもある。 黒衣の参加者はクィーンサイダロンの全身を見ることができる位置で止まり、しばらくの間じっと見つめていた。 そしておもむろに走りだすと、クィーンサイダロンの頭部から差し出された光の中に包まれる瞬間右拳を高々と突き上げた。 ココアは、その優秀な頭脳が答えに辿りつく前に、思わず隣に座る姉の方を見た。レスカはサイドテーブルが 倒れるのもかまわず立ちあがり、半円の形に張り出したビップシートのバルコニー部分に走り寄るところだった。 柵を掴んだ細い手が小刻みに震えている。 「カフェオレお姉様…!」 ココアが名前を呼び終えるのを待たず、レスカは長い儀礼用のマントを乱暴に取り去るとバルコニーの柵を越えて 飛び降りた。カフェオレとしての理性が、こんなことはしてはいけない、絶対に後悔すると訴えていた。それでも、 手も足も、心も…なにもかも言うことを聞いてはくれなかった。 柵を越えて階下に消えたレスカに驚いて侍女達が小さく悲鳴をあげる。ココアも顔色を無くしてバルコニーから 身を乗り出すが、しかしそこは昔取った杵柄である。彼女は無事に一般観客席の通路に着地すると 既に闘技場に向かって走り出すところだった。姉の安全を確認すると、ココアはすぐに侍女達に静かにするよう 目配せをした。幸い、新親衛隊所属の兵のほとんどは婚約披露パーティーの準備に駆り出されていて、 今は出入り口の外に見張りが2人残っているだけである。レスカの行動が知られるのは少しでも遅い方がいい。 「…どうやら〜、間に合ったようですわ〜」 古参の侍女達は何が、とは聞かなかった。その一言で女王の行動の理由を察すると、即座に自分たちの職務に戻った。 主の、大切な人の帰還に、安堵の涙を浮かべて。ココアの視線の先には、陽光を反射して黒く輝く機体があった。 それは今までとは比べようも無く、文字通り魂を得たように神々しく輝いていた。 クィーンサイダロンに乗りこんだ黒衣の男は、すぐにうっとおしいマントを取り去り、念の為装備していた鼻眼鏡も外した。 長いブランクがあるにもかかわらず、操縦席は何もかも自分の体にぴったりで、やはり自分の愛機は クィーンサイダロンなのだと実感する。懐かしいコクピット内を深い緑色の瞳で見渡すと、彼にしては珍しく しんみりとした様子で、謝罪の言葉を口にした。 「悪かったな…またよろしく頼むぜ」 「うちもいるじゃん!また会えて嬉しいじゃんじゃん!」 サド目に長髪、自信に満ちた不適な笑み。彼こそが紛う事無きクィーンサイダロンの真のパートナー、 勇者ダ・サイダーであった。 「クィーンサイダロンに搭乗して真打登場…!」 敵に気取られないよう、小声で飛ばした久しぶりのダジャレに、メタコも口に旗を咥えて振ることで賞賛した。
そうこうするうちにダ・サイダーの対戦相手が決まったらしく、少し離れたところにポーン8兄弟が横一列に 並ぶところだった。彼らは個々の攻撃力こそ弱いが、守護騎士のことを知り尽くしているがゆえの連携の取れた 攻撃は的確で、今までポーン8兄弟に当たった参加者達は手も足も出なかった。 「ポーン8兄弟か…丁度いいぜ」 ダ・サイダーはそう呟くと、開始の号令が響くと同時にすばやく鞭を取りだし、あっというまにポーン達を絡め取ると 彼らを空高く放り投げた。今までの参加者とは段違いの技術に、観客席から歓声が上がる。最後にポーン達の リーダーである一郎を捕まえ、コクピット近くに持ってくると、周囲に聞こえないよう彼だけに自分の正体と、 ある作戦を手短に伝えた。 ラムネス達が選考会のことを知ったとき、ダ・サイダーが参加することに決まったはいいが、運の悪いことに 参加者登録の締めきり時間が間近に迫っている状況だった。やはり高速艇を盗むしかないという結論に 傾きかけたそのとき、やはり補給に寄っていたらしい巨大な船から懐かしい声が降ってきた。選考会と その後の式典に来賓として招かれていた、かつての甘えん坊皇帝、スウィート・フォン・シロップ・ユラユラ皇帝である。 これ幸いと彼の主艦に同乗させてもらい、ワープを多用したおかげで無事時間に間に合うことができた。 しかしアララ国に向かう道中、シロップからアララ国の更なる危機についての情報を得ることになる。 アララ国の一連の騒動に乗じて、勇者に恨みを持つものたちが徒党を組んでアララ王家に報復を企んでいる というのである。シロップは微力ながら勇者不在のアララ国の助けになればと、艦隊を引き連れてやってきたのだという。 ただ、敵の規模など詳しい情報は無く、艦隊は当然ほとんどが無人機であるため、威嚇以上の効果は無いだろうと いうことだった。それを聞いたラムネス達はシロップの側近として入国し、件の事件のあと再編成された シロップ直属の影の軍団の手を借りて、テロを未然に防ぐために独自に動いている筈だった。 ダ・サイダーはポーン一郎に観客や来賓をなんとしても守るよう伝える。一郎は反撃しようとしていた兄弟たちに、 彼らの言語でダ・サイダーの言葉を伝え、更に待機中の守護騎士たちにも手分けして知らせに行く。 メカにしかわからない言葉をあやつるポーン達にはまさにうってつけの仕事だった。 さてどうやって敵を炙りだそうか…考えをめぐらせながら闘技場をぐるりと見渡したダ・サイダーは、 その良過ぎる視力で信じられないものを見つけ、驚愕する。 「んな!?」 闘技場の塀に沿ってレスカが、まっすぐこちらに走って来ていた。 「あ…んのじゃじゃ馬が!」 「…ブスねーちゃん、相変わらず無茶するじゃん」 (もう気付いちまったのか) ヘビメタコは呆れ顔だが、ダ・サイダーは口調とは裏腹に、思ったより早くレスカの無事を確認できたことに 安堵の表情を隠せない。だが、彼女に気付いたのはダ・サイダー達だけでは無かった。 「ダーリン!左前11時の方向に高エネルギー反応じゃん!」 「何!?」
モニターには多数のミサイルがこちらへ向かって飛んでくるのが映し出されていた。いくつかあるビップシートは、 王族を含めどの貴人がどの席に座っているかわからないようになっていたため、ダ・サイダーはすべての ビップシートを守るよう指示を出した。そんな中、闘技場に単身飛び出してきたレスカが攻撃の対象になるのは 当然の結果だが、ダ・サイダーはこのタイミングと規模に疑問を覚えた。レスカ一人を狙うにしては 大規模過ぎる攻撃である。隙をつけばもっと大きな被害を与えることができただろう。なによりこの厳しい警備の中、 どうやってこの大量の重火器や弾を持ちこんだのか。しかし次々と発射されるミサイルは、ダ・サイダーに ゆっくり考える時間を与えてはくれなかった。 そのころ、隠し通路の中で通信機で連絡を取る人物がいた。テロ集団に攻撃の許可を与えたのは、 今現在国の通信系統を支配している人物…公爵家の次男だった。当初、彼はテロ集団と取り引きし、 襲いかかる敵から観客を守るという三文芝居を計画していた。しかし先ほど会った時にもなびく気配も無い カフェオレ女王に半ば白け始めていた次男は、彼女が闘技場に飛び出して来たのを見つけると、 観客達の前で亡き者にするという作戦に切り替えたのだった。何より勇者ダ・サイダーの帰還が彼の決断を後押しした。 クィーンサイダロンの操縦の難しさを思い知った彼は、ダ・サイダーの操るクィーンサイダロンを見て、 すぐに勇者が帰ってきたことに気付いた。なにより、普段冷静で淑やかな女王の無謀な行動が その直感を裏付けていた。確立は低かったが、女王の危機にダ・サイダーが帰ってくる可能性も考えていた次男は、 さすがに真の勇者様は違うと皮肉げな笑みを浮かべる。勇者様には女王を守れなかった責任を取って頂こう。 そう決めると、根回しの為に隠し通路を足早に去っていった。隠し通路に潜む、いくつかの影にも気付かずに…。 レスカを狙ったミサイルはすぐにダ・サイダーによって打ち落とされたが、精度の悪いミサイルは何発かは 予測のできない動きをして四方に散っていく。しかし客席を守る守護騎士達も危なげなく誘爆させ、 観客に被害は及ばない。ただ守護騎士達の予定外の行動と、尋常で無い爆発の連続に観客席に ざわめきがおこりはじめる。当然すぐに避難させると思われた新親衛隊は逆に騒ぎを沈静化し、 危険を理由に闘技場から出るのを規制しはじめた。新たな王を集まった観客達に知らしめるためには、 まだ帰らせるわけにはいかないという新親衛隊隊長の命令だった。 レスカは異常事態に気付いて僅かに立ちすくんだが、ミサイルが自分に向かって発射されていることを 認識すると、ヒールを脱ぎ捨て更に急いでクィーンサイダロンに向かって走り出した。レスカの知る限り、 この世で一番安全な場所だ。打ち落とされたミサイルの破片が頭上をかすめて、辛うじてひっかかっていた 王冠を弾き飛ばし、爆風と火の粉でドレスはあちこち焦げてボロボロにになっていく。ダ・サイダーも 一刻も早くレスカを拾うために、ミサイルを打ち落としつつ彼女の方へクィーンサイダロンを走らせる。 もはやレスカだけにとどまらず、闘技場内に無差別に放たれるミサイルに防戦一方の中、ダ・サイダーは ポーン達に発射元に向かうよう指示を出す。
レスカがあと少しでクィーンサイダロンの搭乗範囲内に入れるという瞬間、ポーン達が抜けて手薄になった 場所を抜けてミサイルが接近する。ミサイルとの距離が近すぎて、ここで打ち落としてはレスカもただでは 済まないと判断したダ・サイダーは、咄嗟にクィーンサイダロンで弾の雨から彼女を覆い隠すように屈みこんだ。 今までで最大規模の爆煙が上がる中、炎とは違う赤い光が煙に反射してきらめいた。 コクピットの中を硝煙の臭いが一瞬満たし、すぐに消えていく。降り注ぐミサイル攻撃も、クィーンサイダロンの中に 入ってしまえば、今は僅かに爆発の振動を伝えるだけである。間一髪、爆発にまきこまれる寸前に クィーンサイダロンへ吸い込まれたレスカは、奇跡的に大きな火傷も怪我もなく、無事ダ・サイダーの腕の中に現れた。 しかし襟元のレースや、乱れた金髪の後れ毛などあちこちが爆風のせいで焦げていて、正装用の豪華な衣装が台無しだ。 普段は汚れるから嫌だの、面倒だから嫌だの言うくせに、ここぞという時は躊躇わない。ダ・サイダーは まだ燻っている小さな火を手で叩いて消してやりながら、ゴブーリキとの最終決戦の時を思い出す。 「全く、無茶するぜ」 小さく縮こまったまま動かないレスカをそっと引き寄せながら呟くと、その途端にすごい勢いで顔を上げられる。 その勢いのままレスカは、スレスレのところで頭突きを避けられほっとしているダ・サイダーの襟元を引っつかむと 力任せに締め上げた。 「ぐぇ」 「ヘイブスねーちゃん、会ったら早速暴力じゃん!?全く全然成長してないじゃん!」 「…ッどっちが…!!」 とっさに食いついたヘビメタコだったが、レスカの顔を見ると驚いたような顔をしてダ・サイダーのマントの中に引っ込む。 「帰って早々ブスの顔は見たくないじゃん」 そう、ひとこと言うのは忘れなかったが、ダ・サイダーの首を締めるレスカの顔を見て、 彼女としても思うところがあったのかもしれない。 レスカはそれ以上言葉をつなげることが出来なかった。この一年余りの間に胸に溜めこんできた思いが 奔流のように渦巻いて、言葉などとても出てはこなかった。そのかわりに目から大粒の涙が溢れ出し、 レスカはどうしたらいいかわからず両手で顔を覆って、そのまま大声で泣いてしまいたい衝動を堪えた。 ダ・サイダーは、こんな時まで縋りついて泣くことも出来ない、何より愛しい意地っ張りの頭を引き寄せると、 自分の肩のあたりに強く押しつけ、耳元で小さく謝罪の言葉を囁いた。 だがコクピット内の甘い雰囲気を余所に、闘技場の上空には、敵の母艦らしい巨大な宇宙船がゆっくりと 近付いて来ていた。中央部分にかかげた巨大な砲身にはエネルギーが徐々に充填されつつあることが レーダーで確認できる。この大きさの主砲を打たれればもちろんのこと、エネルギー充填中にヤリパンサーで 貫いて爆発させても、闘技場に多数残る観客達は無傷ではいられないだろう。闘技場の騒ぎとパーティーの準備で 警備が手薄になったせいで、ここまでの接近を許してしまった新親衛隊はしかし、この異常事態に 空を呆然と見上げることしか出来なかった。
「レースカ」 いきなり明るく呼ばれて、レスカは思わず顔を上げる。そこにあったのは昔から変わらない晴れ晴れとした 爽やかな笑顔で、思わず目を奪われる。その隙をついて、ダ・サイダーの顔が近付いてきたと思うとそのまま いきなり口付けられた。こんな状況で、いきなりの深いキスにレスカの頭の中が真っ白になる。思わずうっとりと 身を委ねそうになったレスカだが、ダ・サイダーの血圧メーターが振り切れるチーンという音で現実に引き戻された。 「やってやるぜ!ヤリパンサー!」 煙幕に隠れて変形を遂げたヤリパンサーは、地面を蹴って戦艦に向かって空を駆けていく。ミサイルの集中砲火を 受けながら無傷で飛び出したヤリパンサーに観客は沸き立ち、その声援を背にダ・サイダーはヘビメタコのナビで 母艦の推進器をもぎ取りつつ、そのまま止まらずあっというまにアララ国のはるか上空まで駆け上っていく。 勢いを殺さないまま旋回して狙いを定めたヤリパンサーは、今度は重力の力を借りて流星のように高速で降ってくると、 城下町の建物の屋根スレスレの高さをかすめて母艦の横っ腹に突っ込んだ。思ったより丈夫なつくりの母艦を、 それでも貫いて壊してしまわないように、母猫が子猫を運ぶ慎重さで牙を引っ掛けると、追尾ミサイルの攻撃を ものともせず母艦をそのまま宇宙空間まで押し上げる。重力圏内を抜けたと同時にエネルギーの充填を終えた戦艦は、 推進器を壊され身動きの取れないまま自分の発射したエネルギー砲の衝撃で何も無い宇宙空間に向かって どこまでも飛んでいく。メタコにインストールされた惑星分布図で、何万光年という単位で何も無い宇宙空間が 続くのが確認済みだ。帰ってきた時には改心していますようにと合掌しつつ、ダ・サイダーはすでに 米粒の大きさになった戦艦を見送った。 レスカは夢の中で深い悲しみの中にいた。懐かしくて、切なくて胸が苦しい。抜け出したいのに、 悲しみは底無し沼のようにレスカを絡め取って逃がさない。 「レスカ!!」 急に鮮烈な声音で名前を呼ばれて、意識は泥沼から引き上げられる。目を開けるとそこはまだクィーンサイダロンの コクピットの中で、ダ・サイダーの腕の中、心配そうに顔を覗き込まれているらしかった。何故かレスカの視界は ぼんやりと霞んでいて、瞬きした途端、目に溜まった涙が頬を零れ落ちるのを感じて、レスカは自分が 泣いていたことを知る。上昇下降を繰り返す超高速での移動に耐えきれず、僅かな時間だが意識を失っていたらしい。 「起きたか?寝ながら泣き出したから何事かと思ったぞ」 目元を拭いながら溜息をつくと、酷く泣いた後のように吐息が細かく震えた。クィーンサイダロンはレスカが気を 失っていたからだろうか、殊更ゆっくりと地上を目指しているようだった。 「夢を、見てたの…。どんな夢かは忘れたけど」 「……」 「なんて顔してるのよ。別にあんたが泣かしたわけでも無いのに」 とは言ってもレスカを泣かせる心当たりなどありすぎてわからないほどあるダ・サイダーは、つい難しい顔をして 黙りこくってしまう。 夢の意味などダ・サイダーにはわからなかったし、自分の力の及ばぬ場所で泣かれても手の出しようがない。 それに、久しぶりに会ったというのに泣き顔ばかり見ている気がして、何よりそれがおもしろくなかった。
「レスカ」 「なによ」 珍しく真面目な顔で名前を呼ばれ、まだ涙に濡れた瞳のままレスカはついダ・サイダーに見蕩れる。でも、レスカは ダ・サイダーのこの表情には見覚えがあった。 「おまえ…」 「「太ったんじゃねえ?」」 「…」 「…プッ」 見事に二人の言葉が重なり、ダ・サイダーは完全に不意をつかれた顔でレスカを見る。それがあまりにマヌケな顔で、 レスカはこらえきれずに笑い出した。何かにつけこうやってレスカを怒らせて気をまぎらわせようとするのが この男の常套手段だ。いつもはわかっていても怒ってしまうレスカだったが、「いつも」だった日常が懐かし過ぎて、 愛しくて、怒りよりも笑いが込み上げる。 「そのマヌケ顔!…もうその手にはひっかからないわよ」 まだ涙で濡れてきらめく瞳で、泣いた気配を残しつつも晴れやかに笑うレスカは、久しぶりに目にするダ・サイダーには 眩しすぎて、たまらなくなる。笑った拍子に零れた涙を唇で拭うと、笑いをおさめて見上げるレスカの髪をかきあげ、 そのまま引き寄せ口付けた。とっさに逃げようとしてダ・サイダーの胸に当てた手は、すぐに縋るように 服を強く握り締めることになる。舌までたっぷりと絡める深い口付けに、レスカは心も体も熱くなるのを感じる。 こんなに容易く波にさらわれる自分が悔しかった。レスカの抵抗が無いのをいいことに、時と場所もわきまえず いたずらを始める右手を捕まえて唇を離す。 「こんなところでっ…じゃなくて、…もうあんたなんか待ってないって思わないの? 今日はあたしの結婚相手を決める大会なのよ」 ダ・サイダーは黙ったまま、捕まれた右手はそのままに、激しい口付けのせいで乱れてしまったレスカの口紅を 左手の親指で拭い取る。レスカも、自分の口紅が移ったダ・サイダーの口元が急に恥ずかしくなり、ドレスの袖で やや乱暴に拭いてやる。 「だから帰ってきたんじゃねーか。俺様が優勝だろ?女王サマ。 わりーな、一生に一度のモテ期を台無しにしちまって」 「大きなお世話よ!」 わざと晴れの催しだということを強調したレスカに合わせて、ダ・サイダーも何も知らない挑戦者のように振舞う。 鼻でも摘んでやろうと思った左手は、掴んだままだったダ・サイダーの右手に絡めとられ、一年前と変わらず 薬指に輝く指輪に熱い唇が押し当てられた。この指輪も、弾幕の中をかいくぐり真っ直ぐダ・サイダーに 向かってきた態度も、刺々しい言葉よりも何より雄弁に、ダ・サイダーを愛していると訴えているようなものだった。 「遅れたおしおきは、後にしといてあげるわ…」 少しだけ寒気を残す負け惜しみを最後に、おとなしく腕の中に収まったレスカは、もう一度キスをしようと目を閉じた ダ・サイダーへ、彼が一番聞きたかった言葉を囁く。 「おかえり、ダ・サイダー」
蛇足 苦しいほど強く抱き締められて、触れ合えなかった長い年月を埋めようとでもしているかのような長い口付けに うっとりと身を任せていたレスカだったが、遠くかすかな歓声に気付き目を開ける。離れたくないと駄々をこねる体を なだめて唇をほどきモニターを見ると、観衆の声援の中、ボロボロになった闘技場の真ん中に守護騎士たちが 集まっていた。アッサームの手の上で手を振るココアも見える。少し離れたところでは簀巻きにされた テロの犯人達が転がされている。レスカ達には判別がつかないが、その中にはしっかり公爵家の次男の姿もあった。 ラムネス達の手柄である。 「これ以上は…あとで、な」 「…バカ…」 ダ・サイダーはかすかに息を乱した声で、レスカの耳元に囁く。照れ隠しに顔を背ける彼女の、真っ赤に染まった耳も、 小さく呟く拗ねたような照れ隠しも一年前のままで、 「…と思ったがこのままどっかにしけこむか?」 つい口を滑らせたダ・サイダーの顔面にすかさず飛んできたレスカの張り手も、一年前と変わらぬ強烈さだった。 おわり
読んだ人本っ当にお疲れ様でしたw もう最初考えた話と全然違ってきちゃったお 書いてる途中にNG見たりVSのムック読んだりして更に混乱した ネタ元通りだとはレスカ気付かないんだけど…あくまでコンセプトってことでひとつスルーして下さい 変装したメタコにメカつながりでココアだけが気付いてってのも考えたんだけど あとVS後ってことを考慮するとメタコ優し過ぎると自分でも思う でもDXくらいのメタコが好きだ また投下することがあったら今度はちゃんとエロが書きたいお ではお目汚し失礼しますた
300 :
名無しさん@ピンキー :2009/03/30(月) 09:02:12 ID:x+ucDAOJ
GJGJ!!!!!!!!!!! やっべえ、今から仕事なのに萌えすぎて手に付かないwww 今度オデッセイ読むかな。 感想いっぱい言いたいけど、今会社なのでwww エロも待ってるおw
>>299 凄い。素晴らしい。萌えすぎて泣きそう
思わず飛び出して行っちゃうレスカが可愛い!
ダーもしっかり決めてくれるし本当最高です
エロも楽しみにしてます
もうすぐレスカの誕生日だなぁ
302 :
234 :2009/03/30(月) 18:57:37 ID:mav+lMGg
>300>301
ありがとう
あんな長いの読んでくれてありがとう
>300自分はオデッセイ本編なんて読んでないおwあらすじしか
仕事から帰って来て読み返したらミス発見orz
>>296 後半のクィーンサイダロンはヤリパンサーの間違いです
普通にすげーと思った。 GJ!
>234さん キタコレ。 何?何なのコレ?GJすぎるじゃない。 オデュッセイアをうまく自分なりに消化して、ステキなお話になってますよ。 イヤ スバラシイ!!! 楽しく読ませていただきました。 うむ。ワシも負けてられませんな。がんばりますぞ! (規制で書き込めない>119の人より)
305 :
234 :2009/03/31(火) 01:25:27 ID:cw4KLdwy
みんなに楽しんでもらえたみたいでがんがったかいがあったよ
しかし小説書きの人は大変だね…
最初コクピット内でおっぱじめようかと思ったんだけど
あまりにもクィーンサイダロンに申し訳無くて自重したwww
ではそろそろ名無しに戻ります
>>119 の人、新作楽しみにしてるお!がんがってください
いやぁマジでぐっじょぶだ。 ヤリパンサーのシーンなんてテーマが頭に流れたよースゲーよ。 自分の頭の容量が少ないせいで、流れたテーマが侍恩だったのはヒミツだがな!
>>305 さくーしゃのそんな意図は関係なしに
俺の中の槍パンサーの中では、大変な事が
繰り広げられてるわけだが。
>307 クイーンに謝りながら投下すれw
Q:全くよー色ボケ勇者ども人の中でチュッチュチュッチュやりやがって K:アドバイザーロボもいるっつうの 少しは自重汁 Q:もうね ラブホ代わりにされるのも時間の問題っつうかね K:テラヤバスwwwもうそうなったら敵ん中放り出すwww Q:wwwパネェwww勇者カワイソス(´・ω・`) K:でも漏れらもフルボッコだ罠www なんちゃってw 正直すまんかった
ネラ守護騎士wwww それもvipwwww
漏れなんて言うVipperはいないけどな。
何かの実況みたいで こういうのも嫌いじゃない
中でギシアンしてるの実況する守護騎士www
ちょwそれ新しいwww
スジは通ったが、投下するにはまだ荒削り。週末には投下できるようにがんばりますわ。
おお 期待しつつ待ってるぜ 全裸で
>315のを期待しつつ、前座を投下してみる。 ホントはレスカの誕生日に投下したかったんだが・・。 ダーレスで、NGとVSの設定をごちゃまぜにして書いてみた。 VSの終了後の話。 NG外伝の内容と VSでレスカとココアがさらわれたを知ってれば多分、読めるかと……。 NGワードは もう一度、そこに
3代目勇者・ラムネス達の活躍によってアブラームは消滅し、再びドキドキスペースには平和が訪れた。 枯れ果てた草木はまた生い茂り、死んだものも眠りから覚めたかのように目を開けた。 後に、人々はこれを勇者(ラムネス)の奇跡と呼んだ。 そして、この男も奇跡を受けていた。
「おい…レスカは?」 アララ国に戻ったダ・サイダーはついさっきまで隣にいた恋人の姿を見失っていた。 「カフェオレお姉さまなら〜先ほどお城に向かいましたわ〜ほら〜」 ココアが指を指した先には、必死で城へ向かって走っているレスカの姿が見えた。 ヘビメタコは「早速ブスは宝の心配でもしてるジャン!」と相変わらずの野次を飛ばす。 ダ・サイダーもきっとそうなのだろうと思ったが、平和が戻ったというのにまるで泣き出しそうなレスカの必死な顔に、 自然と自分の足も速度をあげ、城へと向かった。 「ダぁ〜リン、あんなブスなんかほっとくジャン」 「べ、別に俺様はレスカの心配なんてしとりゃせん!親衛隊長として城の安全をだな……」 言い訳がましいダ・サイダーにヘビメタコは「やってられないジャン」と、不貞腐れ気味に彼の肩のゲートに消えた。 ダ・サイダーがコホンと咳払いをして、ゲートに引っ込むヘビメタコを引き止めなかったのは、彼なりにヘビメタコに悪いと思う部分があっての事。 つまりはレスカが気になって仕方がないのだ。 ダ・サイダーは宝庫の前までやってきたが、そこにレスカの姿はなかった。 「ありゃ?」 続いて彼女の宝石のコレクションがしまってある自室を覗いたが、来た気配すらなかった。 では一体どこへと考えていると、いつの間にか瓦礫を踏んでしまっていた。 城の中は致命的な被害はないようだが、所々アブラーム軍の攻撃によって破壊されていた。 特に被害が酷そうなのはダ・サイダーの目の前にある女王の間だ。 兵士が最後まで守っていたであろう扉の半分は無残に床に転がっていた。 「派手にやったもんだぜ…」 あの時、自分がいればという後悔がダ・サイダーの胸をチクッと刺激したが、中に人影を見つけて直ぐに痛みは治まった。 中にいたレスカは玉座には座っておらず、しゃがみ込んで床のあちこちを見ていた。 (探し物か?) 「お〜い、レ・・「あったぁ!!」 ダ・サイダーの声はレスカの歓喜の声にかき消された。 いきなりの大声に驚いたダ・サイダーだったが、レスカが手に持っていた物に更に驚き、目を見開いた。
アブラーム軍が攻め込んできた日の朝、聖なる三姉妹の力なのかは分からないが、何となく嫌な予感はしていた。 そんな時、カフェオレ‐レスカはギュッと心の支えを祈るように握るのだ。 ドン・ジェノサイはそんなカフェオレ女王の強い目を見ると、左手首を掴み、抵抗する彼女の指から簡単に心の支えを奪い、床へと投げ捨てた。 レスカは痛いよりもまず先に、手首から邪悪なエネルギーを感じる。ドン・ハルマゲよりも深い、沸騰した湯のように沸き立つ負の力。それが手首から注がれたような気がした。 勇者もいない、支えも奪われた。レスカは一瞬で絶望感に陥った。 ドン・ジェノサイがカフェオレの手首を開放すると、そのまま女王は膝を付いた。 「どうか、命ばかりはご勘弁を……」 そのまま、カフェオレ女王はココア姫と共に次元城へ連れ去られてしまった。
レスカは安堵の表情で、見つけたそれをギュッと手で包み込んだ。 あの誕生日から、アブラーム軍に囚われるまで、いつも左薬指にはめていた指輪。 ダ・サイダーから貰ったこの指輪は、ふたりの絆、レスカの心の支え、そしてぼんやりではあるが未来への約束を形にした物だった。 ふと、しゃがみ込んでいたレスカに影ができる。 顔を上げると、目の前に神妙な顔をしたダ・サイダーが黙ってこちらを見つめていた。 「ダ・サイダー……」 レスカの声に答えず、ダ・サイダーはレスカに向かい合うように座り込むと、レスカの手から指輪を取り上げた。 「!?ダ・サイダー!返してよ!!」 レスカの左手がダ・サイダーに向かった。 ダ・サイダーは伸びてきたレスカの左手をそっと捕まえると、この男にしては非常に静かな声でこう言った。 「じっとしてろ」 落ち着いたダ・サイダーの声と目にレスカの動きが止まる。 ダ・サイダーは右手で指輪を持つと、ゆっくりとした手つきでレスカの左手薬指に指輪をはめた。 「……ぁ」 それは当たり前のように、前と変わらずピッタリとはまった。 貰った当時は自分でココと勝手に決めてはめた物が、今、ダ・サイダーの手によって再びはめる場所を決められた。 それはある種、神聖ささえ感じられた瞬間だった。 (本当にココで良いの……?) いつも、最後の方で何となくはぐらかされていた答えが完成したような気がした。 みるみるうちに真っ赤になっていく自分の顔を上げると、自分に負けないくらい真っ赤な顔のダ・サイダーと目が合った。 「レスカ……」 「…ダ・サイダー」 お互いの名前を紡いだ唇が触れ合う。 次元城で再会をした時のようなものではない、熱く、深いくちづけ。 体中を駆け巡る熱と鼓動と快感に、ふたりは更に貪るようにキスをし、抱き合った。
静かで、ふたりの息遣いしかなかった空気に、次第に遠くから物音が聞こえてきた頃、やっとお互いを解放することが出来た。 きっと城の者たちが場内に入ってきたのだ。じきに此処にも人が来るだろう。 少し荒くなった息を整えながら、ぼんやりと考えるレスカの腰に手が回された。ダ・サイダーのものだ。 「ちょ…ダ・サイダー」 ダ・サイダーの手をどけようとするが、今度は彼のもう一方の手がレスカの胸へとたどり着いた。 一瞬ビクっとレスカは震えたが、反射的なビンタが飛んでこなかったのを良しと捉えたのか、 ダ・サイダーは両手をセクシャルに動かすといつもの不敵な笑みを浮かべた。 「部屋、いこうぜ」
「ばか」 「スケベ!」 「もっと上手い誘い方はないの!?」 レスカの頭の中に過ぎった言葉はこんな感じだった。 だが、不器用ないつものダ・サイダーが愛しくて、そっとダ・サイダーの胸にもたれ掛かった。 「連れてって」 「…了解」 ダ・サイダーはレスカを優しく抱きかかえると、自室の方へと姿を消そうと立ち上がった。 女王の間か出ようと歩くこと数歩、瓦礫に足を取られバランスを崩し、ダ・サイダーは壁に顔面をぶつけてしまった。 レスカを壁から守ったのは流石だが、ぶつけたショックで鼻血が出てしまったのは、この男らしいと言ったところか。 「ちょっと!大丈夫?ダ・サイダー!?」 「服に血が付いちまった…あっ、そーだ!!!レスカ、結婚(血痕)してくれ!!」 「…!!!ダジャレで言うことかーーーー!!!!」 ようやく、ドキドキスペースに平和が訪れた日の事だった。
読んでくれた方は本当にありがとう。 ダ・サイダーのダジャレ…難しい メタコ好きだけど、上手くフォロー出来なくて申し訳ない気分になった。 レスカ誕生日おめでとうございました。 ……315に期待しよう。
>>325 リアルタイムで投下の瞬間を拝ませてもらった!
非常に乙でした
以下超ネタバレ感想なので読んでない人注意
やっぱり指輪は最終的にはダ・サイダーにはめてもらいたいよな!
VSは改めて資料見たけど、指輪してないんだな…目の付け所にGJと言わざるをえない
NGスキーとしてはややひっかかる命乞いもうまくフォローしてくれてるし
必死なレスカテラカワユス
ダジャレもGJwwwいいプロポーズだったwww
いやー寝る前に萌えさせてもらったwいい夢見られそうだぜ
>325 前座なんてとんでもねえ。萌えが詰まったGJなSSでしたぜ。 左手薬指の指輪、いいよね。うんうん。 自分からはめてあげるなんて、ステキすぎるよね。うんうん。 ところで。 ラムネのエロパロで難しいのは、ダ・サイダーにいかにも彼らしいダジャレを 言わせることだと思う。
325だが、>326、>327読んで感想までくれてありがとう。 自分は、VSでNGの細かい設定が受け継がれなかったのが一番ショックだったから 指輪のないレスカ、最初のレスカの命乞いが凄く嫌だった。 命乞いは置いといて、捕らえられた時ボロ着せられてた→すると指輪は没収か! と考えてこの話が生まれた。 パロで大事なのは、ちゃんとそのキャラの性格を把握して書いてるかだと思うんだが、 ダ・サイダーの場合はダジャレまで絡んでくるから一番難しいよなー 難しいからこそ楽しいんじゃないか!頑張ろう!!
>>328 おつおつ
失敗した続編持ちアニメって一作目に培った経験とか絆とか設定を
まったくチャラにしちゃった…みたいなの多いような
そういやレスカは垂れ目も受け継がれてないね
ところで、ここの神小説。 どっかに保管してる?
>330 保管庫やまとめサイトは、まだ誰も作って無いと思うよ。 皆様、お久しぶりじゃのう。>119の中の人じゃよ。 >315はワシでしてな。他の作者さんを期待した方には、誠に申し訳ないことをしました。 反省の意味をこめて、ちと投下させていただきますぞ。 >223-229を前提にした、二人のその後のお話ですぞ。 NGワードは「君に逢えてよかった」で。
室内に、男と女の声が響く。 日常の会話といった雰囲気はまったくなく。その、言わば、非日常。 男と女の愛の営みの中、交わされる艶のある淫らな声。平たく言えば、喘ぎ声だ。 その声の響きを聞けば、誰もが二人は限界に近いと思うだろう。 「い、いくよ……」 「き、きて……。きて!」 座った男の上に、女が背中を向けて腰掛ける姿勢で繋がっていた二人は、 女が腰を深く沈めた瞬間に、互いに達した。 男の精は女の奥に放たれて。 女の身体は、男の胸に飛び込むような勢いで、背中が反る。 男の左手は、精を放つ間も女の左胸を愛しつづけているし、女の右手は、 自分の右胸を愛し続けていた。 快楽で飛びかけた意識が戻ってくるのと、身体がベッドに倒れていくのは、 ほぼ同時だった。その瞬間、繋がっていた部分が、するりと外れる。 「あん!」 女の喉から、自然と声が出てしまう。 ぱったり倒れた男の胸に、自分の頬をよせながら。女は愛しい男の顔を見上げる。 「ラムネス……」 名前を呼ばれた男が、女に答える。 「ミルク……」 そっと、抱きしめあう二人。 互いの愛を深く確認しあった後、いつも他愛のないおしゃべりをするのだが。 今日の話題は、なぜかダ・サイダーとレスカの話であった。 「お姉さまも、もっと積極的になればいいのに」 「むしろ、ダ・サイダーが押さないとダメなんじゃないかなぁ……」 ラムネスは、ミルクの髪をなでながらつぶやく。 「あの二人、素直じゃないからなー」 「お姉さまは意地っ張りだし、ダ・サイダーは、鈍感が服を着て歩いているような ものだもんね」 「普通に考えて、告白なんてできそうにないよな」 「ダ・サイダーも、お姉さまもね」 ため息。 「なにか、きっかけがあれば別だと思うけど……」 「きっかけ、ねえ……」 ミルクの表情が、小悪魔のようににやける。 「ねえねえ、ラムネス。こんなの、どうかな?」 ラムネスの耳もとに口を近づけて。小さな声で計画をささやく。 「……面白そうじゃん!」 「ねえ。早速、やっちゃおっか?」 「そうだな。善は急げって言うしな!」 くすくすと笑いあいながら。何事かを企む二人は、それぞれ準備を始めた。
アララ国の親衛隊長として、やるべき最低限の仕事を終えたダ・サイダーは、 明日に備えてそろそろお休みモードに入ろうとしていた。 そんなダ・サイダーを、扉をノックする音が引きとめる。 誰だ?こんな時間に。 そう思いながらも、扉を開く。 そこにいたのは、ラムネスの嫁(当選確実)。ミルクであった。 「何だ、珍しいな。オレ様に何の用だ?」 ダ・サイダーは、ミルクの顔しか見ていなかったのだが、視線を下げると、 なんとも目のやり場に困る姿をしていた。 ほとんど胸しか覆っていない、短すぎるタンクトップ。 どうも、ブラをつけていないようで、ミルクの胸の形がなんとなくわかる。 下半身は、それはショートパンツと呼ぶのが正しいのか?と疑問に思うくらい、 生地が極めて少ないデニムのパンツを履いていた。 素肌の露出過多。 まあ、ミルクがそんな姿をしているのは、これまでに見たことがないので、 ある意味ドキドキしてしまうのだが。 残念なことに、女性が素肌を過剰に露出するというのは、 誰かさんのせいで慣れっこになっている。 「ちょっと、相談があって……」 わずかに顎を引き、もともとダ・サイダーよりも身長が低いのに、 さらに上目遣いを強調して。男なら、十人中、八人は「嫌だ」とは言えなくなるような 表情にのせての"お願い攻撃"だ。 にもかかわらず。 「オーケー、オーケー。まかせてオーケー!」 ダ・サイダーはあまりにも定番過ぎるダジャレで返答すると、ミルクを部屋に 招きいれた。 ダ・サイダーはイスを勧めたが、ミルクはベッドに腰掛けた。 整ったシーツの上に、指で"の"の字を書きながら。視線は足元の床を見ている。 ダ・サイダーが相談の内容について問いかけようとしたとき、ミルクはそのままの 姿勢で口を開いた。 「最近ね。ラムネスが、『オレたち、マンネリ気味だよな』なんて言うの……」 ……ちょっと待て。何の相談だ? こんな時間に、夫婦の倦怠期を乗り越える方法について語り合うのか? この場合、ラムネスとミルクはまだ正式な夫婦にはなっていない。ということは、 考慮に入れないことにする。 今まで、視線を足元に投げていたミルクが、顔をあげて、ダ・サイダーをまっすぐ 見つめた。 「だから、他の人とすることで、新たな刺激を得たいの……」
えー。 要約すると、不倫のお誘い。というところか? このバカな話を、いかにして断ろうか。そんなこと考えるダ・サイダー。 ミルクは先手を打った。 「だから、ね。ダ・サイダー……。お願い」 ダ・サイダーの胸元に飛び込み、下から見上げつつ、瞳と唇を艶やかに潤ませて。 男なら、百人中、九十九人は間違いなくオチる。先ほどよりも強力な"お誘い攻撃"に、 ダ・サイダーも、心が傾きかける。 そのとき。 ダ・サイダーの脳裏で、誰かの声が再生された。 「バカ!」 雷光のように。視界にほんの一瞬だけ、その声の主が現れる。 それは、金色の髪に赤い瞳の女だった。 ダ・サイダーは踏みとどまった。百分の一の男になれたのだ。 そんな彼を、先ほどの声の主にかわって、褒めてあげたい。 「ダメだ。ダメだ、ダメだ!ダメだぁーーーーーーッ!!!!!」 絶叫とともに、ミルクのお誘い攻撃を振り払う。 「ふ、不倫なんて、とんでもない! 絶対にダメだッ!」 ダ・サイダーの左手で、風鈴がチリンと清んだ音を虚しく響かせる。 だが、そんなダジャレではミルクも引き下がらない。顔をよりダ・サイダーに近づけて。 「わ、私じゃ、ダメなの?」 視覚に頼るだけではなく、聴覚や嗅覚まで動員してのお誘い攻撃が始まった。 しかし、ダ・サイダーの心の砦は、一瞬開きかけた扉を強固に閉じて、 徹底防戦の構えを見せる。 「いくらオレ様に魅力があるとはいえ、それはダメだ!」 その言葉に、そうじゃないだろ。と、一瞬たじろぐミルク。だが、それでも 攻勢をやめない。 「私に、魅力が無いから?」 ミルクの瞳は、今にも泣きそうなくらい潤んでいる。 「それは、違う」 間近に迫ったミルクの顔から、逃れるように退きつつ。 ミルクに魅力が無いわけではない。その証拠に、最初の一撃でグラつきかけた。 だが。 「オレ様には、心に決めた女がいるからだ!」 ミルクよりも魅力的な女を、ダ・サイダーは知っている。その女を、泣かせたくない。
その言葉を聞いた瞬間、ミルクはそれまでの仮面をすべて脱ぎ捨てた。 「で、その、心に決めた女って、誰? ねえ、ねえ、誰のこと!?」 その目は、ゴシップ記事に餓えている奥様のようで。 ミルクの豹変振りと、いきなりの質問にたじろぐダ・サイダー。 そんなダ・サイダーに、とどめの一撃が。 「カフェオレお姉様!?」 そのものズバリの名前を言われて、ダ・サイダーは轟沈した。 「バ、バカ言え。だれが、あんなヤツ……」 照れ隠しに否定してみるが、一度見せてしまった隙を見逃すようなミルクではない。 気がつけば。なぜか、説教が始まっていた。 それも、夜這い。というか、不倫のお誘いにきたはずの相手から。 どんな話の流れだ。などと、反論する余裕すら与えられない。 「大体ね。お姉様は素直じゃないんだから。アンタが引っ張ってあげないと、 いつまでたっても恋人未満よ!」 ビシッと、指を突きつけられる。 それは、たしかに、そうだろう。 ダ・サイダーにも、そんな認識はあった。 レスカは、正面切って素直に「好き」とか「愛してる」なんて言えるタイプじゃない。 では、ダ・サイダーはどうか? 自分で言うのもなんだが、あまり女心とかに敏感なタイプではない。それに、自分から 「好き」とか「愛してる」なんて言うのは、照れに照れてしまって言えそうにない。 つまり、ミルクの指摘は的を射ている。 そして、ダ・サイダーは指のほかにもうひとつ、突きつけられているものがあった。 レスカと結ばれるには、お前が行動するしかないのだ。と。 もう一度、心に問う。 オレ様は、レスカのことをどう思っているのか。 それほど、時間はかからなかった。 オレ様には、あいつが必要だ。 ダ・サイダーの表情が変わる。そして、すくと立ち上がり、ミルクを置いてどこかへ 足を進める。 そんなダ・サイダーの後に、ミルクがついてくる。 「なぜ、ついてくる!」 そう怒鳴るダ・サイダーだが。 「なんだか、嫌な予感がするの……。ダ・サイダー、走って!」 「お、おう!」 いつになく真剣な表情を見せるミルクに気圧されて。ダ・サイダーはレスカの部屋へと 急いだ。
一方。 ラムネスはレスカの部屋の扉を叩いていた。 反応がないので、もう一度叩こうとしたとき、ようやく中から返答が戻ってくる。 「誰?」 「ああ、オレ。ラムネスだけど!」 さらに間が空く。 やっぱり、もう一度叩かないとダメ?と思ったとき、扉が少しだけ、開いた。 その隙間から、嫌そうな表情を隠すこともなく、レスカが顔をのぞかせる。 「こんな時間に、どうしたのさ? それに、ミルクはほったらかし?」 グチを言いつつ、妹の心配をするところは、やはり長女なのだろう。 ラムネスは、表情を引き締めて。 「そのミルクのことで、相談があるんだ……」 レスカは、ラムネスの表情をじっと観察して。 「それじゃあ、ここで話すのもなんだから。まあ、入りなよ」 と言いながら、扉を開いてラムネスを招き入れた。 レスカは、部屋に備えてあるティーポットを取ると、手早く紅茶を淹れ始めた。 普段から習慣づいているのか、手並みは熟練者そのものだ。 素晴らしい香りを漂わせるカップを渡されたラムネスは、一口飲んでみた。 ほどよい渋みがたまらない。 「それで、どんな相談?」 自分自身も、カップに口をよせながら問いかけるレスカに、ラムネスは訪問の理由を 思い出す。 「実は、ミルクが――」 要件を切り出そうとしたとき、レスカの姿が目に入ってしまった。 レスカは、大きめなガウンを羽織っているので、素肌の露出はほとんどない。 だが、前あわせが少し開きぎみで、そこから、肌が透ける夜着が見える。 それが問題だった。 夜着の下に、レスカの胸をつつむ下着が、ちらっと見える。 それはミルクが普段つけているふりふりレースの可愛らしいものとは違い、 いたってシンプルなものだ。 だが、それがかえって、レスカの雰囲気にピッタリ合っていて。 ドキドキする。 ミルクでは味わえない大人の魅力。とでも言えばいいだろうか。 ラムネスの理性の糸は、あっさりと切れた。 結果、ラムネスは、レスカの部屋を訪ねた理由を完全に忘れ去り、暴走した。 「オレは今、モーレツに、レスカにメロメロ〜〜〜!!」 そう叫びながら詰め寄るラムネスの表情に、身の危険を感じたレスカが逃げ出す。 「な、何考えてるの!ミルクのことで相談ってのはどうしたのよ!」 問いつめるレスカ。だが、問いつめられる側は聞いていない。 「いや、大人の魅力って、いいな〜。って!」
「バカか、お前は!」 女王陛下の寝室がいかに広かろうと、室内での鬼ごっこでは、逃げられるスペースが 限られている。レスカは、よりにもよってベッドの側でラムネスにつかまってしまった。 問答無用で抱きしめられる。 「やめんか、この、色ボケ小僧!」 いつものキツい平手打ちを見舞える距離ではないので、腕を二人の身体の間に入れて、 ラムネスから逃れようとする。 離れない。 アララ国の女王陛下に夜這いをかける。という、かつて前例の無いおバカな相手だが、 ラムネスは腐っても勇者だった。それに、男と女という、体力や腕力での圧倒的な差がある。 首筋に、ラムネスの唇が触れる。 レスカは、男と女の営みから久しく遠ざかっていたから、弱い部分をせめられると。 「ひゃ、うッ!」 思わず、声が出てしまう。 身体を、久しぶりの刺激が駆け巡ると同時に、激しい嫌悪感を覚えた。 嫌だ。 違う。 あたしは。 あたしは、こんなこと、したくない! 「嫌!」 なんとか逃げ出そうと、必死に暴れる。 だが、ラムネスは強く抱きしめて離そうとしない。 ――襲われる。 そう思った瞬間、レスカは叫んでいた。 「た、助けて……ダ・サイダー!!!」 瞳が涙で潤み始めたそのとき、扉が勢いよく開いた。
姿を見せたのは、レスカがたった今、名前を呼んだその人だ。 「レスカ!!!!!!」 全力でレスカのもとに駆け寄ると、レスカを束縛しているラムネスを引き離す。 そして。 レスカを自分の胸に抱きしめながら、ラムネスからかばうように隠した。 「ラムネス!てめぇ、何しやがる!!」 そう叫ぼうとしたダ・サイダーだったが、地獄の釜の底から響くような別の声に、 完全にタイミングを失った。 「ラァ〜〜〜ムゥ〜〜〜ネェ〜〜〜スゥ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」 声がする入り口を見れば。声の主の桃色の髪が、完全に逆立っている。 地響きのような効果音が聞こえてきそうなその剣幕と、その声に。 暴走していたラムネスは、一気に現実に引き戻された。 「ミ、ミルクさん!? ど、ど、ど、どうして、こちらに!?」 一歩一歩、ミルクがラムネスに近づこうと床を踏みしめ進むたびに、 アララ城を揺るがす重低音が発生する。 ラムネスの前に立ったミルクの目は、釣りあがっていた。 それに対して、ラムネスは視線を泳がせてミルクを直視しないようにする。 というか、直視できない。怖すぎて。 ミルクは、そんなラムネスの胸倉をつかむと、ガクガクと揺すりはじめた。 「ラムネス!! 今、お姉様を、襲おうとしてたでしょ!!!!」 間違いない。 かなり、ご立腹。 「そ、そんなこと、あるわけないじゃないですか! 芝居ですって、芝居!!」 生命の危機を感じたラムネスが、全力で首を横に振りながら否定する。 揺するのはやめたが、胸倉はつかんだまま、詰問は続く。 「お姉様の胸、触ってなかった!?」 「誓って触ってません! 僕は、ミルクさん一筋ですってば!!!」 ラムネスは、あわてて床に正座して姿勢を正すと、ミルクを必死に拝み倒す。 そんな風に、必死に謝る姿をしばらく眺めていたミルクは、大きなため息を吐いた。 そして。 「ちょっと、こっちに来なさい!!!」 ラムネスの耳を、思いっきりつかんで引っ張る。 「ミ、ミルクさん! ちょっと待って! み、耳は……耳はぁ〜〜〜〜〜っ!!!!」 絶叫しながら、強制的に退場させられるラムネス。 二人が去った室内は、まるで暴風雨が過ぎ去ったあとのようであった。
残された二人は、それを呆然と見送っていた。 ダ・サイダーに肩を揺すられたレスカは、ダ・サイダーの顔を見る。 「大丈夫か!?」 そう呼びかけるダ・サイダーの目は、いつになく真剣だった。 その視線に、言葉が持つ単純な意味を越えた思いが含まれているように感じ取った瞬間。 レスカの頬を涙がつたった。 「あ、れ?」 思わずこぼれた涙に、どうすればいいかわからずに戸惑う。 なぜ、涙が出たのか。わからない。 わからないから、止められない。 止まらない。 そんな不意の涙にうろたえるレスカを、ダ・サイダーはそっと抱きしめた。 彼女の金色の髪に頬をよせながら、幼子をあやすように頭をなでる。 その心地よさに誘われて、レスカはあふれるままに泣いた。 どれくらい、泣いたのだろう。 どれくらい、抱きしめてくれていたのだろう。 顔を埋めた服は涙で濡れて、ひとつの模様を描いている。 これ以上、甘えるわけにはいかない。そう思ったレスカは、ダ・サイダーの胸から 離れようとする。抱きしめる腕の力はそれほどでもなかったので、簡単に抜け出せた。 身体を少し離して、抱きしめる腕の主を見上げる。 「ありがと。ダ・サイダー」 そう言ってなんとか笑顔を作ろうとするレスカに、ダ、サイダーが迫った。 重なる唇。 驚くレスカをよそに、ダ・サイダーは腕にさらなる力を入れて、強めに抱きしめる。 まるで、二人が離れることを恐れるかのように。 抱きしめる力は強いが、唇はあくまでもやわらかく、そっと触れている。 力強いが、優しい抱擁。 誰かからこんな風に抱きしめられるなんて、久しくなかったし、 それが、自分の胸の内に長く住み着いた男であるなんて、想像もしなかった。 ――いや、少しは想像していたかも。 だが、そこから先の展開は、レスカの想像の外にあった。 ダ・サイダーが、耳元でささやく。 「これからもずっと、オレ様が、おまえを側で守ってやる」
これまでに、「別に、オレ様と一緒にいてもかまわんぞ」とか、 「一緒にくるなら、くればいい」なんて言われたことはあったが。 「ずっと」や「側に」は、あまり聞いたことがない。 その言葉の意味を考える。 それって、もしかして――。 渦巻く不安の中に浮かぶ、わずかな期待を取り出して、問う。 「あたしの、側で?」 「ああ」 即答。 「……ずっと?」 「ああ」 わずかに頬を染めたダ・サイダーは、やはり迷わずに答えた。 ずっと、あたしの側にいてくれる。 その意味を、とある儀式の宣誓に使われる言葉を使って聞いてみる。 「……死が、ふたりを分かつまで?」 問われた男は、さらに頬を染めながら、少し照れた表情で。 「そう、なるな」 軽めの返答。 だが、ダ・サイダーの目は真剣そのもの。 間違いない。 かなり婉曲な表現ではあるが、それは、ふたりの永遠を誓う、愛の告白そのものだ。 その意味に気がついた瞬間、再び、レスカの頬を涙がつたった。 「あ、ああ。ちょっと待て! そ、そこで泣かれたら……」 再び泣き始めた相手を、どのように扱うべきかわからずに、挙動がおかしくなる ダ・サイダーを、今度はレスカがしっかり抱きしめた。 今度の涙の意味は、自分の心が痛くなるくらいよくわかっている。 だから、止められない。 止まらない。 ただ、あふれる涙とともに見せた笑顔は、まぎれもない本物だった。 普段から女心――特にレスカの――には鈍感だと評されるダ・サイダーも、 その表情を見れば、どのような涙なのかは理解できた。 だから、そっと差し出されたおとがいに対して、何をすればいいのかを間違えなかった。 再び、触れあう唇。 それは、心と心を結びつける口付けだった。
互いの気持ちに気づいてしまった今、心のつながりをさらに確かなものにするために、 身体のつながりを求めてしまうのは、無理もないことで。 レスカは、はるか昔に交わされた、ある約束を思い出していた。 ――身体が疼いて仕方ないときは、左手小指の先で、相手の下唇に触れる―― それを、ダ・サイダーが覚えているかは、わからない。 なにしろ、自分ですら忘れかけていた約束だ。 欲張りだな。と思いながらも、抱きしめていた左腕を離して、合図を送ろうとする。 そんな彼女の下唇に、優しく触れるものがあった。 ダ・サイダーの、左手の小指の先。 見れば、ダ・サイダーの顔は耳まで真っ赤に染まっていて、恥ずかしさからか、 視線を少し外している。 「ダ、ダ・サイダー?」 驚いた表情のレスカをちらりと見て、言い訳めいた言葉を漏らす。 「お前が覚えているかはわからんが、その、今のオレ様は、そんな気分でな……」 いつになく、照れに照れまくっている。 それが、とても愛しくて。 「覚えていて、くれたんだ……」 左手の小指の先で、下唇に触れる。 続いて驚いたのは、ダ・サイダー。 「……嬉しい」 それで、十分だった。 次に重なったのは、唇というよりも舌だった。互いの舌を求めて激しく絡み合う。 胸に触れられて、まるで雷に打たれたかのような刺激が全身を走る。 かつて、身体を重ねあったときとは、まるで違う。 心臓の鼓動が、相手に伝わってしまうのではないかと思うくらい、早い。 何気なく触れたダ・サイダーの胸板から、自分と同じくらいに早く打つ心音を感じ取った レスカは、絡まった舌を思わず外して、その表情を見た。 ダ・サイダーが、興奮してる。 そして、あたしも。 着ているものは夜着にすぎないので、身体をきつく隠すようなものではない。 だから、その気になればすぐに脱げてしまう。 お互いの服に手をかけて、今では下着姿となったふたりは、長らく離れていた時間と 距離とを埋めようとするかのように、求めあった。
レスカはダ・サイダーの肩に顔を埋めることで、かろうじて立っていられた。 ダ・サイダーの左手は胸にある。右手は抱きしめるために背後にまわされていたのが、 そのまま背後から腿の付け根のあたりに伸ばされる。 今では熱をおびている、自分ですら久しく触れたことのないその部分を、布地の上から 容赦なく刺激される。長らく味わうことのなかったその悦楽に、頭の中が次第に焼かれていく。 レスカは急に恐ろしくなった。直接触れられていないのにもかかわらず、これだけの 快楽を与えられている。もし、直接触れられることになったら、どれだけの喜びが全身を 駆け巡るのだろうか。 休むことなく続けられる愛の行為に対して、レスカは、左手でダ・サイダーのモノを 包みながら、そっと撫でまわしているのがやっとだった。 呼吸は荒さを増してゆくが、喜びの声だけは漏らさぬようにと、必死に耐える。 なぜ、耐えるのか。 多分、声を出した瞬間に、何もかも忘れて欲望に身を任せてしまいそうだから。 それに、はしたない女だと、思われたくないのかもしれない。 その抵抗も、耳から首筋にかけてキスされたことにより、あっけなく崩壊してしまった。 「あ、んッ!」 淫らな喜びを示すその声を合図にしたかのように、ダ・サイダーの行為は激しさを増す。 唇が。指が。舌が。肌が。 レスカを求めて、彼女の身体に少しでも触れていようとするかのように蠢く。 足に力が入らず、自分の身体を支えられなくなりそうになる寸前に。足をひざ裏で すくい上げられて、肩はしっかりと支えられて、抱き止められる。 いわゆる、お姫様だっこ。 愛しい男を下から見上げつつ。こんな光景、前にも見たことがあるな。と思いながら、 レスカはされるがままになっていた。 ベッドにそっと横たえられて。 レスカの下腹部へと顔を移そうとするダ・サイダーを、レスカは思わず呼び止めた。 「待って、ダ・サイダー……」 呼び止めたものの、その理由は言えない。 もう、今すぐにでも結ばれたい。だなんて。
レスカに呼び止められて、今、まさに秘所を味わおうとしていたダ・サイダーは、 声の主の顔を見た。 その瞬間、ドキッとする。 潤んだ瞳と、それに負けぬくらい艶やかな唇。頬は朱にそまり、吐息は荒い。 その表情を言葉に訳せば、「お願い。欲しいの……」と、なるだろう。 下腹部に行きかけた上半身を引き戻し、再びレスカと唇を重ねる。 いよいよだ。 だが。 男女関係について、鈍いうえにどこか古風なところのあるダ・サイダーは、 物事には順序があると信じている。結婚前に身体を重ねてしまうのは、 若い男女であれば仕方ないとは思うが、それでも、やはり守らねばならないものがある。 だから。 後悔していた。 大事なものを忘れている。 ――明るい家族計画の必需品を。 これから部屋に戻って取りに行くのは、間抜けすぎる。 すでに準備万端なレスカに、「コンドームあるか?」と、ムードも無く聞くのは、 どう考えてもダメだろう。 直前になって躊躇うダ・サイダーに、何を探しているのかを悟ったレスカが、声をかける。 「そのままでも、いいよ……」 ――効果はバツグンだ。 その言葉に、これまで守ってきた信念がグラつきかける。 そんなダ・サイダーの視線の中に、ベッドの枕元に置かれた妙に可愛らしい缶がおさまった。 缶に貼り付けられたピンク色でハート型の付箋には、丸くて可愛らしい文字で、 「お姉さま、がんばって! ミルク」と書いてある。 手を伸ばして取ってみる。蓋をあけて中をのぞくと、それは、ダ・サイダーが 探し求めていたものだった。 うん。出来のよい義理の妹(予定)を持つことができて幸せだ。 右手で装着する間に、鼻と唇でレスカの耳とうなじをくすぐる。 普段なら、ただくすぐったいだけのその行為も。心と身体が昂っている今なら、 敏感な部分を刺激されるのと同じような効果をおよぼすから。
「いくぞ……」 耳元でささやかれて。レスカは、触れ合う頬ごしに、承諾のサインを送る。 入り口にあてられていたモノが、レスカの奥を目指して入ってくる。 早すぎもせず、遅くもない。 先端が一番奥に達した瞬間、全身を貫く喜びにおそわれる。 「あ、ああッ!」 嫌でも声が出てしまう。まるで、自分は淫らな女だと証明するかのように。 いつの間にか、ダ・サイダーの手が自分の肩と頭とを抱きしめていることに気が付く。 触れ合う肌と肌。 自分がされているのと同じように、愛しい男の背中と頭を抱きしめる。 「ダ・サイダー、好き……。好き!」 その言葉を口にしただけで、これまで経験したことのない快感が全身を駆け回る。 今ではかなり昔の話だが、二人で情を交わしたことは何度もある。 それはまぎれもなく、男と女が交わす営みであった。 ゆえに、それに相応しい快楽を得ることができていた。 だが。 過去のいずれの行為も、今日のこれほどに喜びを感じたことはない。 なぜ。 その答えは? 息も荒く、背中に玉のような汗が浮き出てきたダ・サイダーが、レスカに叫ぶ。 「オレ様もだ、レスカ。お前が、好きだ!」 その言葉を聞いただけなのに。ただ、つながっているだけとは思えないくらいの悦楽が レスカを襲う。 そう。 それが、答えだ。 お互いを、心から愛しいと思う気持ち。 それが、二人をこれまでにない喜びに導いているのだ。 ダ・サイダーが、少しずつ動き始める。 なんの技巧もない、ただ前後するだけの動きなのに。 たまらない。 頭が、おかしくなりそうだ。
ダ・サイダーも、とまどっていた。 昔、あれほど身体を重ねたというのに。様々な技巧を試しあった仲だというのに。 その頃の経験を、何一つ生かせていない。 結合部から響く音は、ひどく淫らで。 互いの香りが混ざって、やたらと鼻腔をくすぐる。 レスカは自分がどれほどの快楽を感じているのかを必死に隠しているが、 その姿がとても可愛らしく、また魅力的で。 それらが、激しく心をゆさぶる。 まるで、媚薬でも飲まされているかのようだ。 初めて交わる男女のように、動きはどこかぎこちなく、行為はいたって単純だ。 奥に突き入れ、引き抜く。 ただ、それだけなのに。限界が、もう、すぐそこに来ていた。 「レ、レスカ。そ、そろそろ……」 情けないが、自分が限界に近いことを伝える。 だが、レスカも同じような状況だったようで。 「あたし、も……も、もう、ダメ!」 ダ・サイダーの動きにあわせるように、レスカの動きも速く、激しくなってゆく。 奥の奥に届いた瞬間、レスカの身体が弓のように反る。 「は……あ、あッ!」 漏れる言葉と同時に、ダ・サイダーを受け入れている場所が、激しく脈動する。 それが、引き金となった。 「う、あ!」 背中を貫くような感覚と、目の前がチカチカとする錯覚とともに、ダ・サイダーは 欲望の証を吐き出していく。その都度、ダ・サイダーのモノはレスカの奥で暴れる。 その動きが、レスカに伝わって。 レスカは、抱きしめた相手の頬に幾度もキスをして。 ダ・サイダーは、その唇を奪った。 つながったまま、しばらく余韻を楽しんでいたのだが。 正しい使用方法を守るため、ダ・サイダーはレスカの中から引き抜いた。 「んッ!」 レスカの喉が、喜びの悲鳴をあげる。 白濁液に満たされた義妹(予定)のプレゼントを手早く外すと、きゅっと結んでから、 ポイと投げ捨てる。 一度達したはずなのだが、ダ・サイダーのモノはまだまだ元気で。 レスカも、受け入れる準備が出来ている。 誰が言い出したわけでもないのだが、再び、二人は互いを求め始めた。 大丈夫。義妹(予定)からのプレゼントは、あと五つある。 いくら激しくても、これを全部使い切ることは無いだろう。
朝。 昨夜は乱れに乱れて、まるで獣のように互いを貪りあった二人は、互いに見つめあっていた。 レスカは、ダ・サイダーの胸に頬をよせて。愛しい男を見上げる。 ダ・サイダーは、レスカの頭をそっと撫でながら、愛しい女を見つめる。 そっと、唇を重ねてみたい。そんな衝動にかられたりするが、今は、これでいい。 ただ、触れ合っているだけで。 レスカは、愛する男の胸板に左手をそっと乗せた。 行為の最中にしたように、ダ・サイダーの胸の鼓動を感じてみたくなったのだ。 手のひらから伝わるのは、微かな鼓動と、たしかな温もり。 そんな感触を味わっているレスカの左手を見たダ・サイダーが、ぽつりとつぶやく。 「次の指輪、用意しないとな……」 その言葉に、レスカは敏感に反応した。 今、レスカが左手の薬指にしているのは、以前、ダ・サイダーから誕生日プレゼント として貰ったものだった。 サイズがぴったりの指輪を贈っておきながら、レスカが迷わずはめると、 「そこはまだ早い!」なんて言われたものだが。 「次の、指輪?」 期待の眼差しで見つめると。 「おそろいのヤツを、な」 明らかに照れているが、素直にきっぱりと言い切ってくれた。 「今日の公務、サボっちゃおうかなぁ……。あまり大事な案件はないし……」 思わず言った後で、少し後悔した。いくらなんでも、女王の発言としては、かなりマズい。 でも。 「……たまには、いいんじゃねえか?」 きゅっと抱きしめられて、耳元でささやく言葉は、それを肯定してくれる。そして、 その理由まで。 「その、早ければ、早い方がいいし、な」 ダ・サイダーの声は、恥ずかしさからか、少し震えていた。 だからこそ、思いが伝わる。というものだ。 レスカは思う。 ダ・サイダー。あんたに逢えて、よかったよ。
一方。 同じく朝を迎えてマジマジワールドへと帰る、ラムネスとミルクは。 ミルクは、つやつやと瑞々しい肌で、笑顔をふりまき。 ラムネスは、半ば干からびた肌と頬のこけた顔が、まるで亡霊のようであったという。 後日。 ミルクがレスカに語ったところによると、「ラムネスは『ミルクへの一途な愛』を 証明するために、一晩で八回戦という過去最高記録を達成した」そうだ。 ……合掌。
以上です。
グッジョブグッジョブ!
ウッヒョオオオオ!! 119さん…期待を遥かに上回る神作ですた つか感動した!全米が泣いた!! (15)では思わず脳内で結婚行進曲が流れたぜ ダーレスが神なのはいつものことだが 毎回ダ・サイダーのダジャレも上手すぎwwwあかほり級www それにラムネスもミルクも原作通り過ぎてフイタwww まじでまじでお疲れ様でした!
新作キテター(・∀・)
しかも前の続きじゃーん
>>348 GJ、そして乙!( ・∀・)っ旦~
ハッピーエンド最高
GJ!!!!!!!!!! ラムミルテラワロスwwww ところで、上にも出てるが、保管庫いるかねえ
GJ下さった方、ありがとうね。>119の中の人じゃよ。 さて、次―― ***** >119の中の人は、レスするためにキーボードを叩いていた。 そろそろネタも尽きてきた。次は、どうしよう。 VSにでも手を染めるか? 手元の資料はコミック版しかないので、ちと不安ではあるが。 しみじみ悩む>119のPCのディスプレイが、切れかけた蛍光灯のように瞬き始める。 「ん、何だ? 7年使ってるオンボロCRTが、いよいよ壊れちまったか?」 伝家の宝刀、斜め45度のマッハチョップで叩いて直そうかと思った瞬間、 壊れかけたディスプレイはひときわ激しく輝いた。 真っ暗だった部屋が、いきなり明るくなる。 「うわ!」 眩しさに、思わず目を閉じる。 目を閉じても眩しさを感じる>119の頭の中に、誰かの呪詛のような声が響く。 かなり低い男の声だ。 ――ゴッキブリブリゴブーリキ……。ゴッキブリブリゴブーリキ……。 ゴッキブリブリゴブーリキ……。ゴッキブリブリゴブーリキ!!!! ディスプレイが光を失うと、そこには人影のようなものが浮かび上がっている。 今度は、男の声がはっきりと聞こえてくる。 ――>119よ。 貴様が別のスレで普段投下している、えげつないブラックなネタを、 NG騎士ラムネ&40エロパロスレに投下するのだ。 純愛系SSの投下を待っている住人たちに、阿鼻叫喚の地獄絵図を見せるがよい。 彼らの怒り、悲しみ、絶望といった負の感情が、ワシの復活をより早めるであろう! フフフ……。ははははははは!!! 声の主の不敵な笑い声が、>119の頭に響く。 ディスプレイが再びNG騎士ラムネ&40エロパロスレを映し出したとき、>119の額には 黒い紋章のような痣が浮き出ていた。 目はどんよりと曇り、瞳は赤く染まっている。 「はい、了解であります。ドン・ハルマゲ様……」 間違いない。額のあれは、ドン・ハルマゲ印。 後に、スレ住人の大顰蹙を買う、ブラック>119誕生の瞬間であった。
>>353 期待しつつも・・・
セ イ ン ト ボ ム !!
…という妄想。次回のネタがどうなるかは、わかりません。 保管庫はどうなんじゃろね?嬉しいような、恥ずかしいような…。 他の作者様や、スレ住人の皆様の判断におまかせします。
>>354 GJwww
>>355 えげつないブラックなネタというのが気になるwww
とはいえ自分も2ちゃんだからこそ投下できる(ファンサイトでやったらドン引きされるであろう)
ギリギリ萌えられるネタってのをいろいろ考えたりしてたがな
フェチもの・ダブルパロ・オナヌー
あと裏三姉妹後の仲直りえっちとか これは普通だけど
>えげつないブラックなネタ ダサイダーがハルマゲをレイプするとかそういうのではないだろうな
>ダサイダーがハルマゲをレイプするとか それはある意味読んでみたいw ラムネス+ダ・サイダー+三姉妹の5Pネタとか?>えげつない(ry
けしからん! もっとやれ!
どんなえげつないネタだったとしても リミッター振った全盛期のあかほりには敵わない気がするw
えげつない… フタナリ、ロリしょた、ネトラレ ソフト&ハードSM、ッアー …大人になったな…俺も
>セ イ ン ト ボ ム !! 「どうやら守護騎士じゃなかったみたいだミャー」 「うわ、もっと凶悪になっちゃったよ!」 >ダー様がマルハゲ様を… 801ネタを投下するつもりはないから、そこは大丈夫。 アクセル全開で暴走すると、中の人自身がドン引きするので、 多分、そこまではしないと思う。しないんじゃないかな。 ま、ちょっと覚悟はしておけ。 それでは、また。
>>362 ちょ
おま
洗脳し直しケテーイ
>ダー様が マ ル ハゲ様を…
364 :
耳フェチ :2009/04/14(火) 02:26:32 ID:KxlHRfzt
ちょっとダーレスで耳フェチ書いてみた 初めてこういうの書いたけど、正直ラムネには似合わないなあ ちゃんとキャラを書いてないせいもあるけど… ちょっとダークっぽいしなんでもいいって人だけ読んでください ドン引きしたらめんご NGワードはまんま 耳フェチ で
365 :
耳フェチ :2009/04/14(火) 02:29:21 ID:KxlHRfzt
無骨な指よりよほど器用に動く舌先が、耳輪の内側をゆっくりと尖った耳の先に向けて辿っていく。 同時に熱い息を耳元に感じてレスカは肩を竦めてかすかに仰向いた。 彼女は幾重にも重ねたクッションの上に、なかば押し倒されたような形でダ・サイダーに よって左耳に濃密な愛撫を受けていた。 尖った耳の先端に辿りついたダ・サイダーはそのまま口に含める所まで大きく咥えると 舌と口腔全体で思う存分愛し始めた。着衣はすでに乱れていて、剥き出しの下半身は 本能的な衝動のまま、お互いの性器を擦り合わせる動きをしていた。しかし、二人の異常な興奮は、 性器に与えられる刺激によるものではなく、耳への執拗な愛撫に起因するものだった。 左耳を存分に味わったダ・サイダーは自らの唾液で艶かしく光るそこをうっとりと見つめると 放っておかれたもう片方の耳を左手でゆっくりと撫で始めた。 赤く染まった耳に白く浮き出る軟骨を優しく愛撫し、耳朶を人差し指と親指でつまむように くすぐるとそのまま中指を耳の穴に軽く挿し込む。もちろんレスカの小さな耳の穴にはダ・サイダーの 太い指は入ることが出来ないが、入口をなだめるようにくりくりと優しく撫でられる動きに レスカは震える唇から、吐息混じりの切ない喘ぎ声をあげる。同時にさきほど熱い舌に愛されて いた左耳もまだ飽き足らないのか、愛撫が再開される。 ちゅっと音を立てながら耳珠を吸われる感触は、レスカにクリトリスを愛撫された時の記憶を 呼び覚ます。しかし、快楽の粒を直接愛撫されるよりもずっと深い快感がレスカを襲い、 すでにしとどに濡れているレスカの下半身は更に愛液を滲ませた。 赤く濡れた唇からはひっきりなしに喘ぎ声が溢れ、耳元に吹きかけられるダ・サイダーの乱れた 吐息と混ざってレスカはわけがわからなくなる。 擦り合わせていたはずの下半身はいつのまにか繋がっていて、卑猥な水音が途絶えなく部屋に 響いている。ダ・サイダーは彼自身と左手の中指、そして舌でレスカを犯し、特に舌に初めて感じる レスカの耳の穴の感触はかつてない興奮を呼び起こし、ありえない欲望までも揺り起こす。 「ここに、突っ込んでやろうか…?」 我を忘れたような囁きに、レスカは薄目を開けると熱を湛えたダ・サイダーの瞳と視線を絡ませる。 だがダ・サイダーはすぐに視線を外すと両耳の愛撫に戻ってしまう。 更に激しさを増す愛撫に喘ぎながら、レスカは頭の片隅で、入れていいと言おうと思ったのに、 と少し残念に思っていた。でも言ってしまえば、ダ・サイダーだって聞いてしまえばきっともう 止まることは出来ない。膿んだ熱に浸されたような狂気に、最後まで侵食されてしまう。 二人は三ヶ所で繋がりながら、同時に悦楽の頂点を極める。倒錯の蜜が絡んだ快感は深く、 意識はそのまま深みに落ちていった。
366 :
耳フェチ :2009/04/14(火) 02:30:18 ID:KxlHRfzt
以上!
>366 イイヨイイヨー。ダー様、ナイス変態紳士だよー。 スレが賑わってきて、いい感じだねぇ。
>>366 いいねえ。好みの変態ぷりだww
これぞエロパロ板!!
ダーは絶対フェチだと思う
で、レスカさんは涙目で抵抗しつつ
最終的に受け入れちゃう
370 :
耳フェチ :2009/04/15(水) 02:07:07 ID:k7jzsYTW
>>367 >>368 >>369 おまいら…こんな短い話にもGJをありがとう
髪・唇・足フェチなんかもいいよねw
今度はレスカかミルクに杯になってもらうか女体盛りなんてラムネっぽくて
いいと思うんだが、あんまり読んだことないからできれば誰か書いてくれ
レスカはやっぱりワカメ酒より谷間酒かね
ホモホモワールドを訪れたダサイダーの華麗なる冒険というのを練りまわしてるが どうも本編のあのノリは再現難しいなあ
ダー様掘られるん?www
>370に触発された。突発で書いたので、推敲もろくにしてない。 「ところでレスカ。ワカメ酒というものを試してみたいのだが」 「え? 何よ、ソレ」 「いや、実はな、かくかくしかじか……」 ワカメ酒についての事細かい説明に、徐々に頬を朱に染めてゆくレスカ。 「な、なに考えてんの、あんたはーッ!」 見事に決まる平手打ち。 そして。 気が付けば、ダ・サイダーの手元には一升瓶。 きゅっとよせて上げたレスカの胸元には、かぐわしき液体がたゆたう。 ダ・サイダーは、器にわざと唇が触れるようにして。音をたてつつ、すすりながら飲む。 「ん……」 とはいえ、一息ですべて飲みきれるわけもなく。 また、器の構造上、いつまでも容れておけるわけもないわけで。 胸の谷間から、ごくわずかではあるが、下へ下へと酒が漏れてゆく。 ようやく、すべてをすすり飲んだダ・サイダーは、レスカの身体にこぼれた酒を、 舌で丹念に舐めとってゆく。 「ふ、あ!」 舌の温かさと、揮発するアルコールがもたらす冷たさに。おもわず声を漏らすレスカ。 さらに。 ぴったりと閉じたレスカの足の付け根に、傾けられた一升瓶からトクトクと音を立てて、 ほとんど濁りの無い清らかな酒が注がれる。 身体のお手入れについては手抜かりの無いレスカであるから、自分ではぴったりと 足を閉じたつもりでも、太腿と付け根と股の間に、三角形の隙間が開いてしまう。 その隙間は、男からすれば、たまらなく魅力的な隙間なのだが。 今回の目的には、少々厄介な隙間なわけで。 その隙間をなるべく減らそうと、正座を少し崩して座り、なんとか器を作っている。 「ほう、これが……」 レスカの作った器の中には、レスカの髪のと同じ色で、きちんと整えられた アンダーヘアーが、酒のなかでゆらゆらと揺れている。 その様から、ワカメ酒などと呼ばれるわけだが。 「……もずく酒?」 「なんでもいいから、この恥ずかしい行為をさっさと終わりにしなさいよ!」 レスカは、自分の秘所がやたらと熱っていることにとまどっていた。 アルコールが、刺激しているのだろうか。 そんなレスカをよそに、ダ・サイダーはワカメ酒をすすって、本日の目的を達成しつつある。 全部飲みきったはずなのに。 そのまま、肌に残った酒のすべてを舐め取ろうとするダ・サイダー。 その中には、当然、レスカの秘所も含まれるわけで。 レスカの足を強引に開き、襞をかきわけるように、ダ・サイダーの舌が入り込んでくる。 「あ、ダ、ダメよ……。そんな……」 だが、ここまできてしまっては、お互いに止まらない。 結局、ワカメ酒をきっかけに、うふんあはんに突入してしまう二人であった。
>>373 グッジョォォォォォォッブ!!!
いやー言ってみるもんだな〜
良いつまみと酒をありがとう
こいつらきっとこれから癖になるね。間違い無い!
>370に触発された妄想の続き。例によって推敲など一切していない。 「じゃあ、ミルク。準備はいい?」 「……本当に、やるの?」 頭をおさめると、膝から下がはみ出てぶら下がるくらいのテーブルに、一糸まとわぬ 姿で寝かされて。 胸と下腹部を必死に隠していた手を、そっと外されてしまう。 ラムネスは、皿の上に無造作に盛り付けたカットフルーツや、搾り器に入った状態で 売られているホイップクリームにホイップチョコといった、スイーツな食材を準備していた。 女体盛りと言えば、海の幸。 しかし、人肌にあたたまった刺身を、美味しく召しあがれる自信が無い。 それこそが女体盛りの醍醐味。と言われてしまうと、それまでなのだが。 まあ、オレたち、素人だし。 ミルクという天然の器に、それらを丁寧に盛り付けていく。 ホイップクリームで胸を飾りつけ、先端を完全に包む形でクリームを盛ると、 その上にチェリーを乗せる。 お腹やおヘソのあたりは、ホイップチョコで下地をつくり。 カットフルーツを見栄えよく並べていく。 最後の仕上げに。 ミルクの足を、わずかに開かせて。 秘所を覆い隠すように、ホイップクリームを塗ってゆく。 「つ、冷たぁい……」 甘えた声のミルク。 だが、本番はこれからだ。 キレイに盛り付けた器を、懐から取り出したデジカメでパチリと一枚。 やっぱり、キレイなものは残さないとね。 「え、ちょっと、ラムネス?」 ミルクが少し身じろいで、抗議の声をあげようとする。 「動いちゃダメだよ、ミルク!」 それをあわてて静止してから。 美味しそうなその器ごと、いただいてしまう。 手を使わないのは、わざと。 口と舌を駆使して、フルーツとホイップクリームないしチョコを少しずつ食べる。 当然、残したりしないように、器がキレイになるように、最後は舐めとってしまう。 「く、すぐっ……たい」 ヘソのまわりやわき腹にキスをされ、舐められて。 だが、まだメインにはたどり着いていない。 ラムネスは、胸の双丘の片方に狙いを定め、クリームごと器を味わう。 先端をチェリーごと口に含み、クリームがなくなるように食べてしまう頃には、 ミルクの奥から愛の証が流れ出ていて。被っていたクリームの一部を流し落として しまっていた。 なくなりかけたその部分のクリームを、襞の奥に隠れたものまで丁寧に舐めて。 最後に、イチゴを入り口に差し込んでから、口で吸い出して食べる。 すべて美味しく召し上がってから、ミルクを見てみると。 「ラ、ラムネス……」 ミルクの表情は、艶っぽく。すでに準備完了を伝えていた。 結局、ラムネスは、盛り付けていた器まで美味しくいただいた。 しかし。 あたしもやってみたい。というミルクによって、今度は自分が器にされてしまうのは、 また後日のお話。
べ、別に、これは、【ブラック>119のえげつないネタ】だったりしないんだからね。 ちょっと、妄想してみたくなっただけなんだから!
>>373 ・375
GJGJGJGJ!!!
ナイス妄想、えげつなくなんてないYO!
それぞれのカプに対応したプレイが見事だと言わざるを得ない。
だがもっと黒くってもいいんじゃねぇ?だからかましておくよ。
ブ ラ ッ ク ボ ム !!
378 :
374 :2009/04/16(木) 00:04:25 ID:1drNPj7E
>>376 途中で邪魔してしまってすいませ…orz
改めて乙
ちょっと恥らうミルクかわゆす
ラムネスバージョン見てみたいw
>378 >373投下した時点では、>375のネタは浮かんでなかったので大丈夫。 ゲーム立ち上げた瞬間にピンと来て、ゲーム放置したまま書いたから。 ラムネスは…。 ミルクがラムネスのモノを美味しく食べようと、ホットチョコをかけてちょっぴり火傷。 半泣き状態で「ごめんね、ラムネス」言いながら、舌でペロペロと冷却&消毒。 くらいの微弱電波しか受信できてない。 …ドン・ハルマゲ様の指令に戻ります。じゃよ。
380 :
330 :2009/04/16(木) 01:26:20 ID:GmPJofhm
乙です 自分も詳しくないんですが、ページは今の感じでいいんじゃないでしょうか ただ長文投下した側から見ると、一続きの話を(リレーじゃなく)一人が投稿してる場合 レス番号とIDは頭か後ろに「>1-3 ID:・・・・」みたいにまとめて文中は省いた方が 読みやすいんじゃないかなとおもいますた 注文つけてすまん
>330 まとめサイトの管理はものすごく大変だと思いますが、がんばってください。
念のため鳥つけてみた。 >> 381-382 サンクス! 参考にして修正しつつ頑張ります。 注文はがんがんつけてくだちい。 自分だけじゃわかんねーので…
乙です 出先でケータイで読むのにも便利だw
圧縮近そうだし保守っとく
上げなくて大丈夫かね?
順位は関係ないよ。最後の書き込みからどうなってるかだけ
スレを見つけようと「ラム」で検索したら なんか妙な符合を感じるスレ二つでワロタ
ラムネ誕生日おめ
そういやそうだな ギリギリセーフ ラムネスおめー
391 :
名無しさん@ピンキー :2009/05/13(水) 20:59:45 ID:xX44wFhm
保守
VSの単巻売りDVDを見てきたんだけど、レスカだけ表紙飾ってないのな。 泣ける・・・。
mjd 切ないな… 全くVSでのレスカの冷遇っぷりったら無いよなw
いいか VSなんてなかったんだ わかったな
でもダーレス両思いは良かった 恋人同士にはなって欲しいんだけどなんか想像つかなかったから もうちょいそういうシーンが見たかったけど
かなり落ち着いた両思いになってたな。 レスカ、久し振りに帰ってきたダーにも超冷静だったし。
そのあとさりげなく腕組んでるんだよな! かわいいよレスカ あー今更ながらダ・サイダー伝説の映像化をキボンする
スパロボ参戦決定だというのに全然反応無ぇw
住みわけ
ふむ。
スパロボNEOには、リューナイトも参戦してるし、エルドランシリーズも参戦してる 参戦しても違和感無くなったのは喜ばしい事だ(個人的にワタルがハブられたのはショックだが) しかし、ここまで低年齢化してると、ダ・サイダーが浮くな
レスカの方が年上だろ?
403 :
名無しさん@ピンキー :2009/06/19(金) 07:13:14 ID:g1N3uvkY
ダ・サイダーとレスカ、15と16じゃん ・・・と思ったが、エルドランシリーズって、全員10歳前後なんだよな アデューですら14だし
ドモンくんがいるじゃない!!!!
ダ・サイダーは中二くらいなんだな…。リアル中二病かw 中二が小学四年生と張り合ってたなんて… DXでは高校3年と中1か…やっぱ精神年齢低いんだろなww
ここじゃなきゃどっかのスレでも話題になってたけど ハラハラワールドでは育ってきた環境が年功序列っていう概念が薄いんじゃないか みたいな結論になってたような 年齢<<能力 みたいな 精神年齢が低くないとは言わないけどなw
今回のスパロボ参戦作見ると、レスカ年下少年食い放題?
今回はレスカのお眼鏡にかなうほどの美形いなくね?w
テレビシリーズの時点ではレスカの理想は宝石人間だからな…
あの二人ってTVシリーズの時、そんなに若かったのか いや、そうだよな… なんか自分の中で大学生相当ぐらいなのかと勝手に思っていた ケバさとかで
ラムミルはともかく、ダーレスはキスするようになったら すぐ最後まで行きそうな気がするんだけど どーよ
そもそもテレビシリーズだと主人公ヒロインが10歳だから15,6でも相対的にオジンオバン扱いされるんだ。
ダーレスはエロにしようとすると、 ダーの精神年齢がガキすぎ&天然鈍感すぎて行動が想像できない… 結構ベタベタに甘えそうとか思うけど
うぅ〜んレスカ人前で〜♥ だしなw 割りきっちゃえば二人っきりの時はベタベタするかも
あんなでかいのがくっついてきたら邪魔そう
レスカは意地っ張りの見栄っ張りで姉属性で女王様なので、 人前では絶対デレなさそう
レスカのその属性たちが好きすぐる!w
418 :
名無しさん@ピンキー :2009/07/08(水) 09:24:07 ID:XVy8IkbR
あげ
419 :
名無しさん@ピンキー :2009/07/10(金) 03:34:04 ID:71EmFr3E
レスカのツンデレにかむぱい!! 女王のツンデレにもへもへ。。。 漏れはあしたゲオにポリ男の小説買いにいくっす。
小説無事に買えたかい
ダーは外伝でレスカの服、破ってたけど、サイダロンから降りた後、襲わなかったのか・・・・。
ですよねー! 自分も50回くらい思った 作中で一線超える可能性が1番高かったのがあそこだと思う レスカはかなり密着して膝に座ってたけど ダーは体は反応してなかったのかとか
メタ子いるのにそれはまずいw
メタこは半日くらい気失ってるよ きっと
気を使って、気を失ってるのか
426 :
名無しさん@ピンキー :2009/07/13(月) 01:30:16 ID:Z/lv+T7v
小説買ってきたでよ!ダ・サイダー伝説ヤバい、マジヤバい。映像化キボンヌ。無理か。無理だな。
たまに考えるぜ…いくら位あったら可能なのかなってw
レモンがラムネードの子供と見せかけてダサイダー&レスカの子供だったらな〜w
626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/11(土) 22:31:25 ID:???0
ラムネ単品でゲーム化しないかなあ
RPGで希望
627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/11(土) 22:34:10 ID:???0
むしろ恋愛シミュレーションw
サクラ的な
628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/11(土) 22:46:42 ID:???0
えり子やようこも参戦だな
629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/11(土) 23:10:41 ID:???0
キツネとタヌキだぞ
630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/11(土) 23:32:58 ID:???0
<<627
よし、ダ・サイダーを落とせるなら買おうw
632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/11(土) 23:57:18 ID:???0
カスガーノとガラシャーンがわりと好き
633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/12(日) 01:16:21 ID:???0
>>630 普通に考えたらラムネスかダーでプレイヤー選んで
女の子を落とすとかだけど
今はオリキャラで誰かを落とす方が人気出るのかね?
634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/12(日) 02:46:23 ID:???0
ダ・サイダーをプレイヤーに選んで
外伝のごとく、色んな星々を巡り色んな冒険をして数々の美少女に惚れられ
レスカにやきもきさせたり拗ねさせたり本音を引き出したり、ツンデレを心行くまで楽しみたい
635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/12(日) 22:43:32 ID:???0
マルチエンディングなんだよな
トゥルーの結婚ENDからレスカは女王、ダーは一人で旅立ってしまう
離ればなれのBADENDまで5個は欲しい
何がしたいのん?
ダ・サイダー伝説を読むと、アドレナリンが最高潮になる
あなどれないぜ絶好調
勇気がーすべての(ry ダ・サイダー伝説は最高なんだけど 全体的にダ・サイダー→レスカな気持ちの描写が不足してるんだよな VS後の小説でそこんとこが書かれる予定だったんだろ? もーーーあかほりー
逢引行くのにダーはいちいちメタコにガムテしたり、 バレバレな言い訳したりして置いてくんだろうかと思うと なんか切ないと同時に萌えるw
DXのメタコは割と認めてる感じじゃね? NGで段々仲良くなったように見せかけてVSでまたいがみ合う関係に逆戻りしてるけど 夜も一緒に寝てるんだもんなあw もうどうしろと
もう仲良く3Pでいいじゃん メタコの活用法がイマイチ思いつかないがw
新しいなwww誰か小説を… なかなか使い勝手の良さそうな形状ではあるんだが ダーに使うとなるとな
>夜も一緒に寝てるんだもんなあw kwsk
>>438 ギザギザハー塔の時に、「ダーリン毎日うなされてるじゃん」とか言ってたから
一緒(の部屋)に寝てるんじゃね?
ヘビメタコ(蛇でロボ)は、人間のセックスを理解しているのだろうか 1 わかってないけどヤキモチ派 愛しのダーリンとブス姉ちゃんが、仲良さそうなことをするのは全部ムカツク! 2 十分理解して切ないよ派 人間のセックスの精神的・肉体的意味を分かってる上で、やめて欲しいじゃん! 3 交尾は理解、人間のセックスの情緒とかわからないヘビ派 ブス姉ちゃん、ダーリンの子供を生む気じゃん!?させないじゃん! 4 生物の交尾?それ何?ウチはロボじゃん派 ダーリンの子供はうちが産むじゃん!ココアに頼んでみるじゃん!! メタコちゃん(前世)の記憶があって、2番目だったら悲しいにも程がある
≒2 かな 十分理解してる派 CDの流れでいくなら記憶は無いとおも ダーレス結婚するとしたら本妻(メタコ)が性欲を満たすための妾(レスカ)を 容認するような気持ちでおkすると思う
なにその解釈吹いたw でも確かに本妻はメタコっぽいよな 懐の深さ含めてw
いやなんとなくw あの二人の性格からいって、表面的に和解することはないかなと思って。 メタコは最後まで意地を張り通して、うちが本妻じゃん!って言いつつ 内心は認めててそれなりに祝福しそう ダーが浮気した時だけ協力するとかほんと1号2号って感じだよな
捕手が保守した
>>444 ダーリン、サイコーじゃん!イカスじゃーん!
ぬーわっはっはっは! そうだろう、そうだろう! では、そんなオレ様をもっと喜ばせるために、オレ様が宇宙の美少女たちと にゃんにゃんするSSをもっと投下するのだ! ……レスカには内緒だぞ! ……ああ、レスカとはいかんぞ そんな人前で恥ずかしいではないか ああいうことは二人きりでするのがいいのだ
ダー様浮気らめえええええええ
なんだよ
>>446 のダー様に萌えちまったじゃねーかw
そんなダー様ですが、先程レスカさんに書き込みがばれ、 顔が変わってしまうほどボッコボコにされました が、下の続きを読まれると乙女のごとく頬を染められ、 「……ばか……」とダー様を抱きしておしまいになられたとか 翌日、なぜか非常にご機嫌麗しくもつやめいて美しいカフェオレ姫様と 「……し、しぼりとられるかと思った……げふ……」とゾンビのように 死相あふれる親衛隊長のお姿が!
まーったく、あのブス女 ダーリンを殺す気じゃーん うちだったら、もっと優しくぬめるようにダーリンを天国へいざなってあげられるじゃん
しかしメタコではダ・サイダーを未知の快楽へと誘うことになってしまう
とりあえずメタコをガムテープで封印するダー様 「よし、これでレスカの部屋に・・・・」
453 :
名無しさん@ピンキー :2009/08/05(水) 00:47:06 ID:bABirlcE
レスカ涙目
それちょっと前に詳細希望されてたな
ココアは愛玩動物にされたというのに、レスカは掃除係で犬に噛まれる有り様・・・ もし、ダ・サイダーが助けに来ていたら、いつもの4割増でデレたに違いない
レスカに再会したときのダーの第一声「レスカ〜」が可愛すぎる …にしてもチューぐらいで赤くなる二人ってどうなの?と心配になったw
なんだそれ何話? VS敬遠してたけど借りてみるかな
過度な期待はいかんが、 12話と13話と最終話はダーレス好きなら見て損は無い むしろ個人的にVSはそこだけでいい
>>457 同意
わりと必死だよな
VS小説だとお互い好き合ってはいるんだけど
気持ちを伝えてないって段階みたいだから…まあそういうことだw
>>458 12話かな
でもあまり期待してはいけない
ええっ!!!マジでか??? 恋人同士認定されてたからてっきり… ラムミルと比べるとおっせええええええーーーーー!!!!! …ダー様童貞確て(ry
>>461 まあアニメと漫画も展開違ったし、当然小説も違うだろうから
二人の進展っぷりにも差があるかも知れないがw
今確認したら「冒険してるころからそういう仲だったが
どちらも意地っ張りではっきり気持ちを伝えてはいない」とあった
伝えてないだけでやることやってるかもしれないしネ!
アニメVSが嫌いな人にも、コミックス版(ケロロの吉崎観音)はお勧めする 特にダ・サイダーが好きな人には是非
VSよりもXXを・・・・・・
気持ち伝えあってないのにNGとかEXのイラストだと 抱き寄せてたり、膝枕とかやたらラブラブなの多いよな…
>>467 しかしDXではラムネスと一緒に浮気しに・・・
なんつーか、意識せずにラブラブなことやってる気がする。ダー様とレスカ。
なんかもうわからん。 萌えたぎって書いてしまい、せっかくなので投下。 エロまでいかなかったけど、夏コミ、 インテが終わったらまた戻ってくるおw 甘め、肉体関係成立後でラブラブ目指してみた。 キャラ崩壊してたらすまん…。
しんと静まり返った深夜のアララ城。 この城の主にして王女カフェオレの自室には 未だこうこうと明かりがともっていた。 室内には、サラサラとペンを走らせる音だけが心地よく響く。 レスカは残務を終わらせようと、眠たい目をこすりながら 必死にペンを走らせているところだった。 かすかに聞えるのは、窓の外の虫の声。 そして、時々そよそよと心地よい夜風が窓から入ってくる。 窓の外には月明かり、そして夜の闇を彩る満天の星空。 夜の静寂につつまれ、まるで世界と切り離されて 夜に溶けていくかのような錯覚に陥る…。 「なぁなぁなぁなぁなぁなぁ〜レスカ〜」 …わけもなかった。この男のせいで。 疲れて現実逃避に走っていたレスカの幻想を打ち砕いたのは、他でも無い。 宇宙一の自信過剰、ミラクルバカ、ダ・サイダーだ。 深緑の瞳に整った顔立ち、長い髪を無造作に流して 豪奢なソファにすらりと長い足を伸ばして座る姿は、 美青年と言っても過言ではない。 …残念なことに、とても眠いのだろう。 重くなった瞼を必死にこらえながらも、 だらしなく開かれた口がせっかくのルックスを台無しにしていた。 「何よ!さっきからるっさいわね!!!」 レスカはバンとペンを机に置き、 ソファでこれまた高そうなクッションを抱えて、 大あくびをするダ・サイダーを睨み付けた。 「だって〜ふぁああ〜〜〜」 とまた大あくび。と同時によだれがだらり。 「ああああああ!!!あたしのクッションになにすんのよ!!!!!」 「んあ…ああ、わりぃわりぃ」 「大体、なんであんたがここにいるのよ!こちとら忙しいのよ!!!手伝いもしないで、邪魔すんなら出て行きなさいよ!!!!」 「………………ぐぅ」 「寝るななあああああああ!!!!」 ついにキレたレスカがダ・サイダーの胸倉をつかんでぐわんぐわん揺らす。 仕事のストレスも溜まり、イライラは最高潮だった。 「だって〜オレ様、もう死ぬほどねみぃんだよ〜〜〜〜〜」 「だ・か・ら!!部屋帰って勝手に寝ればいいでしょ!!!!」 「…やだ」 ぷいっとダ・サイダーが顔を背ける。 「キィーー!!!んなに子供みたいなこと言ってんのよ!!!! じゃあ、もういい!!そこで大・人・し・く寝てなさい!!!!」 「…それもやだ」 またしても口を尖らせるダ・サイダー。 「あんたねぇ…いったい何がしたいのよ…いやがらせ?」 ぴくぴくと震えるこめかみを押さえながら、 ほんの一瞬レスカが視線をそらした瞬間、 ぐいっ!!! 「ぎゃああぁあ!!!!」 ふいにレスカの腕が引っ張られ、バランスを崩した。
「ちぇ…相変わらず可愛気の無い声」 ふっとレスカが見上げた先にはダ・サイダーの顔。 気が付くとすっぽりとレスカの体はダ・サイダーに抱きしめられていた。 「ぬぁあ!いきなり何すんのよ!!!離しなさいよ!!」 「…やだ」 「離せったら離せー!!!!」 「やだったらやだーーー!!!」 一通り暴れてみたレスカの顔は真っ赤。暴れたせいではなく、最初から。 「…っとに…なんなのよアンタ…ちょっと変よ…」 言ってみてレスカは気づいた。そうだ変なんだ。 考えてみれば、ここ数日忙しくてダ・サイダーとはまともに顔をあわせていなかった。 今日もいつの間にか勝手にダ・サイダーが部屋に入り込んでいなければ 会うこともなかったかもしれない。 そして、レスカは入ってきたものの、特に何もするでもなく ぼーっとレスカの仕事姿を眺めていたダ・サイダーを先ほどまでは気にも留めていなかった。 ちらりとダ・サイダーの顔を盗み見る。 見慣れた横顔は、かすかに怒ったようにむくれている…というか、これは。 「…アンタ…もしかして…拗ねてんの…?」 じとっとレスカがダ・サイダーを見上げる。 目があったダ・サイダーの顔がとたんに赤くなる。 「バッ…!!!オレ様が拗ねてる…!!!???宇宙一余裕のある男と 謳われるこのオレ様が!?そりゃなんつーか、 最近ろくに喋ってもなかったし…あ、べっ…別にお前が忙しそうにしてるから、 拗ねてるとかそんなんではないんだからな!ただ、ちょーっとばかし、 お前仕事しすぎじゃねーかとかオレ様をもっと構えとか、 あ、いや!そんなこと思ってもいないんだが、ほらさ、働きすぎっていうか、 そんなの似合わなねーっつーか!あ、でも別に拗ねてなんかいないぞ!拗ねてなんか!!!!」 これにはレスカもポカンと目を丸くする。 要約すると、働きすぎを心配しつつ、構ってほしかった…のか??? 「フッ…だから、今日はオレ様が添い寝をしてやろーかなーとか…」 なにが「だから」なのだろう。 ダ・サイダーは今まさに駄々漏れた本音を自分では気づいていないのか、 前髪をかきあげてかっこつけてみせた。 …が、頬はまだかすかに赤い。 「添い寝…そいね…そう〜いいねぇ〜!なんてな!!!」 シーン… 慌ててつくろうように飛び出した駄洒落はいつものように静寂を呼ぶ。
が、次の瞬間。 「…プッ…アハハハハ!!!!」 「な、なにが可笑しいーーー!!!!」 いつもなら「笑え〜!!!」と怒鳴るところだが、 今日は爆笑されてダ・サイダーがうろたえた。 「だって…あんた…あはは! 構って欲しかったくせになんでそんな偉そうなのよ!!!」 「だ!だから、別に拗ねてなどいないって言ってるだろーが!!」 「アハハー!…アハ…はいはい」 「何がはいはいだ!!」 「…もう、仕方ないから一緒に寝てあげるわよ」 「えっ!?…おっ…おう!って!仕事はもういいのか?」 ほんの一瞬ぱあっと輝いたダ・サイダーの顔を突っ込むのは さすがに可哀想だと思ったのでレスカはそっと自分の胸にだけしまい微笑んだ。 「いーわよ。今日はもうしこたま働いたからいい加減、きりつけるわ」 そう言ってまたニコッと笑うレスカ。 極上の笑顔を向けられて、目を白黒させるダ・サイダーを尻目に レスカは上機嫌でニコニコしていた。 (可愛いとこあんじゃないの…) と、このまんま、ただレスカを抱きしめて爆睡するダ・サイダーもらしいと思うが、 もうちょい頑張ってみる。さて、原稿に戻る。
久々の神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!! 乙乙!滾った! なんかドラマCDを思い出すテンションの高さで ものっそ良かった! 年上っぽさがうまく出てるレスカもちょっとガキっぽいダーも可愛いw はー萌えさせていただきますた
来てた! ダサイダーツンデレすぎワラタwww いつもGJです
いいものを読ませてもらいました。ありがとう。 原稿ガンバレ。そして、続きもがんばってくれると、とてもうれしかったり。
せっかくだから。 >119の中の人は、3ヶ月近い規制のおかげで、1度心が折れたらしいよ。 今はリハビリのために、ちっとも黒くない話を書いてるみたい。
リハビリ待ち保守!
ほしゅ〜
482 :
名無しさん@ピンキー :2009/09/03(木) 23:51:27 ID:0kcRfwRf
ほしゅ
483 :
名無しさん@ピンキー :2009/09/06(日) 05:21:56 ID:eBwx2kyG
うわーラムネなつかしい!!
スパロボNEOにシルコーンが出た!! これで守護騎士オール出演の希望が出てきたぞ!!
お久しぶりです。>119の中の人です。 すでに旬を過ぎた感が漂う微妙なネタを持参しました。 また、端々に暴走してしまった雰囲気が漂ってます。閲覧注意です。 テキスト容量はおよそ32kB。19分割となります。 また、以下のキーワードに地雷臭を感じた方は、 NGワードに「ただ一度だけ、あなたに」を登録してください。 キーワード ・浮気・不倫・擬人化・あくまでもブスねーちゃんと呼び続ける では。
部屋に据付の姿見に、自分の姿を映してため息をつく女性が一人。 いや、女性とは言ったものの、彼女はそもそも人じゃないし、本来であれば性別の 区別も無いロボットだ。だからと言って、メカだのメスだの言うならば、本人はいたく 怒るだろうが。 ゆえに、いろいろと面倒な説明は省いて、今後もずっと"人"扱いすることにする。 ピンク色の髪に、勝気そうなつり上がり気味の目。緑色の首輪がアクセサリな彼女の名は、 ヘビメタコ。ダ・サイダーの正妻(自称)にして、頼れる相棒だ。 彼女のため息の理由は、自分の容姿にあった。 自分も、あのブスねーちゃんと同じように、人間の女性の姿をしていたら。今頃は。 性格もガサツで、とてもダーリンとは釣り合わないブスねーちゃんの代わりに、 自分がダーリンの愛する妻の座をバッチリ確保していたに違いない。そう思う。 とはいえ、ドン・ハルマゲによって作られたロボットの身である自分が、人間と同じ 身体を持つなど、無論、ありえないことで。 でも。 ヘビメタコは、鏡に映った自分の姿を見て、再びため息をつく。 ダーリンが、夜中にこっそり部屋を抜け出して、ブスねーちゃんの部屋に行って 何をしているのか、ヘビメタコは知っている。人間の男女が交わす、愛の営みを。 だから。 ただ一度だけでいい。ダーリンと、互いのすべてを通して愛し合いたい。 もし、自分が人間の女なら、ダーリンと愛の喜びを共に分かち合えるのに。 それが、妄想に過ぎないことは、十分に理解している。 それが、切ない。
そんなヘビメタコの背後に、誰かが立っていた。だが、この部屋には他に誰もいないはずだ。 「だ、誰じゃん!」 振り向きつつ、口からマシンガンを出して、背後に立った不審者に向けて発砲しようとする。 だが、なぜか、弾は出なかった。 その理由はわからないが、背後に立つ人物の容姿を見たヘビメタコは、最初よりも 警戒心をゆるめていた。そこに立っているのは、見知らぬ人物ではなかったからだ。 脅かされた腹いせに、少しきつめの口調で問いただす。 「で、ココア。あんた、ここでなにしてるじゃん?」 そこには、聖なる三姉妹の次女、ココアが立っていた。 とはいえ、本人とは認めがたい絶望的な違和感もある。 本来はゆったりと身体を包むものなのに、これは逆に体型を引き立たせるような 姿になるという、ちょっと不思議な白いトーガに身をつつみ、口のあたりに豊かな 白ヒゲを付けている。その姿の意味が理解できない。 そんなコスプレ姿のココアが、口を開いた。 「私は〜、ココアじゃ〜、ありませんことよ〜」 そんな、普段のココアそのままの声色と口調で否定されても困るのだが。 誰かのふりをしたいなら、せめて、その肩口で切りそろえた青い髪と、牛乳瓶の 底のように分厚いメガネと、うらやましいくらい抜群なプロポーションという、 あからさまな特徴を消してからにして欲しい。 「ココアじゃないなら、あんた、誰じゃん?」 再び問うたヘビメコタに、奇抜な服装のココアは微笑を浮かべながら名乗る。 「申し遅れましたわ〜。私〜、神様です〜」 「はぁ!? 何言ってんじゃん?」 自称、神様なココアは、ヘビメタコのあからさまに呆れたという態度をものともせずに、 その場ににこやかに立っている。 非常にバカバカしいのだが、ヘビメタコはそのシチュエーションに少々付き合ってやる ことにした。脅かされた挙句、このような問答は不愉快極まりないのだが。 「……で、こんな夜遅くに、ウチに何の用じゃん?」 さらに問いただすヘビメタコに、神を名乗るココアは答えた。 「あなたの願いを、叶えて差し上げますわ〜」
「願いって、何じゃん?」 疑いの眼差しで問うヘビメタコに、ココアのようなものは笑顔で答える。 「人間の姿に〜、なりたいんでしたわよね〜」 「なっ! な、な、な、な。……何、言ってんじゃん!?」 ヘビメタコは動揺した。なぜ、ココアが、つい先ほど胸の内で繰り広げたくだらない 妄想を知っているのか。 「だ〜か〜ら〜。私は〜、神様なんですことよ〜。何でも、知っていますわ〜」 まるで、心の中を読んだかのように、神(自称)は瓶底メガネの向こう側にうっすら 見える瞳を、微笑みで糸のように細くしながら、言うのだった。 神様らしきものは続ける。 「今なら〜。この、魔法のステッキで〜、あなたを、女の子の姿にして、さしあげますことよ〜」 神と名乗るココアが白トーガの懐から取り出したものは、一昔前の魔女っ子アニメで 主人公の女の子が持っていそうな、なんとも安っぽい感じの古ぼけたステッキだった。 身体に密着するようなトーガのどこに、それを格納するスペースがあったのかは、 あえて問わないことにする。 「べ、別に、そんなのいらないじゃん!」 場の流れ的に、ヘビメタコの意思を完全に無視して話が進みそうだったので、 自分は神だと主張するココアの申し出をあわてて拒絶する。 だが、ココアがコスプレしているようにしか見えない神様は、ヘビメタコの意思を 完全に無視して話を続けていく。 「それでは〜、いきますわよ〜。ティラクル・ラミカル――」 「ちょ、その呪文はマズいじゃん!」 どこかで聞いたことのある呪文を唱え始めたココアのような神様に、 「製作会社が違う」とか、「そいつはとんでもないお転婆魔女だ」とか、 「そもそも、その娘さんはステッキなんて使わない」とか、どうでもいいツッコミを 心の中で入れつつ。ヘビメタコは、事態の急進行を止めるために、なんとか呪文の詠唱を 阻止しようとするのだが、不確定名:神様はまったく聞く耳を持っていない。 そして、ヘビメタコの制止もむなしく、ステッキを振るう神様の呪文は最後まで 唱えられてしまった。 「シャルル・ルルー!」 ……違うんかい!
ヘビメタコの心のツッコミは相手に少しも届かぬまま、儀式は強引に進行していく。 「女の子に、なれ〜! ですわ〜!」 神様がその言葉を発したと同時に、ヘビメタコの身体を激しい稲妻が貫く。 実際、ステッキから放たれた稲妻としか思えないような膨大なエネルギーが、 ヘビメタコを現在進行形で襲っている。 「し……、し〜〜び〜〜れ〜〜る〜〜じゃ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」 激しい電撃を浴びて徐々に薄れゆく意識の中で。ヘビメタコは、ココアに似た神様は、 実は、悪魔なのではなかろうかと真剣に考えていた。 気がつくと、天井を見つめていた。 どれくらい、ぼーっと見つめていたのだろう。 なんだか、とても酷い目にあった気がしなくもない。 ヘビメタコは、倒れていたベッドの上に無造作に座ると、ピンク色の髪をぽりぽりと 掻きながら、ひとつため息をついた。 ――ん? 今、何か、絶対にありえない行為をしたような……。 ヘビメタコは姿見へと駆け出した。そして、大きな鏡に自分の全身を映す。 そこには、いかにも勝気そうな女性が立っていた。女性と言うよりは、少女と呼ばれる ことをつい最近卒業した娘。というあたりだろうか。聖なる三姉妹と比較すると、 ブスねーちゃんより下、ココアより上といったあたりだろう。 ちょっと荒れてボサボサだが、ツンツンと立ち上がったピンク色の髪。瞳がちょっと 釣り目がちなのが気になるが、眦から伸びた睫毛が印象的だ。顔立ちは大抵の男性を 虜にできそうな整ったものだし、それに、プロポーションはブスねーちゃんには多少劣るものの、 出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいるという、まあ、及第点以上のスタイルだ。 そんな彼女は、黄色い袖無しの革ジャケットに、白のハーフパンツ。それに、ピンク色で 可愛らしいビスチェ型の服を着ていた。肌はそんなボーイッシュな外見にぴったりな、 ちょっぴり日焼け気味というべき色あいだし、その肌の色が、首もとにある緑色の首輪を 引き立たせている。
「……これ、誰じゃん?」 両手で頬を撫でるという感覚を、初めて味わいながら。ヘビメタコは、鏡に映った 自分の姿を確認するかのように手で触れていく。 「あなたですわよ〜」 傍らに立ったココア似の神様が、ヘビメタコの肩に手を置きながら微笑む。 人間の女性となった自分の姿をじっと見つめているヘビメタコに、ココア風神様は 使用上の注意点を述べ始める。 「いいですか〜。その姿に〜、変身していられるのは〜、明日の日の出までですわよ〜」 その言葉に、思わず壁にかけられた時計を見て、現在時刻を確認する。 「……九時間くらいしかないじゃん!」 神様かもしれない人なのに。もう少し、融通の利く時間設定はできないのだろうか。 そんな理不尽な神様の、ほぼ一方通行な説明はまだ続く。 「それと〜。あなたの正体が〜、誰かに、気づかれてしまった場合は〜、とんでもない ことになってしまいますから、注意してくださいね〜」 「と、とんでもないことって、どんなことじゃん?!」 「それは〜。私の口からは、とても申し上げられませんことよ〜」 視線を逸らして明後日の方を見ながら、説明責任を完全放棄するココアな神様。 それでは、何も言っていないに等しく、ただ不安を煽るだけだ。 「とりあえず〜、呪いのようなものとでも、思っていてください〜」 どんな恐ろしい結果になるのかは結局わからず仕舞いだったが、とにかく、自分が ヘビメタコだということがバレてしまわないように、いろいろと注意して行動する 必要があるようだということは認識できた。 さて、人間の姿になって、してみたいことは? 改めて確認するまでもない。もう、決まっている。 決意を新たにするヘビメタコに、神様からの最後の警告が伝えられる。 「時間もありませんので〜、早め早めの行動を、お勧めしますわ〜」 そうだ、確か、あと九時間しか無いのだった。 急がねば。
とはいえ、急ぐと言っても、愛しのダーリンはブスねーちゃんの部屋で逢引中だ。 多分、男女間の愛の行為に及んでいるだろう。そこに乱入するのか? いかにして時間を有効活用するか、真剣に悩んでいるヘビメタコだったが、 いきなり扉を開けて室内に踏み込んできた人物が、すべての悩みを解決してしまった。 ダ・サイダー。 ヘビメタコが世界一。いや、宇宙一かっこいいと信じて疑わぬ、愛しのダーリンである。 ダーリンは明らかに驚いている様子だった。 無理もない。 時刻は夜。ドン・ハルマゲとの戦いが終わり、まあ、その後もいくらかドタバタは あったものの、そこそこ平和な日々を送っているアララ国とはいえ、王城の警備は 万全なはずだ。なのに、見知らぬ女性が自分の部屋にいるとあれば、驚いて当然だ。 ヘビメタコはそう思った。 だが、ダ・サイダーは違ったらしい。 恐ろしいほど素早くヘビメタコの手を握ると、片膝をついて手の甲にそっとキスをする。 「お嬢さん。このような場所でどうなさったのですか? 何かお困りの事があるのでしたら、 何なりと私にお申し付けください……」 そして、八重歯のあたりをキラリと光らせた笑顔が向けられる。 ダ・サイダーが自分のお眼鏡にかなった女性を見たときに必ず出る、一種の条件反射と 言ってもいいナンパモード。 それは、ヘビメタコの頭から理性を吹き飛ばすには十分すぎる破壊力だった。 普段はそれを誰かにしている姿を見ているだけだが。今は、その行為は自分に向けられている。 そう、自分に。 気がつけば、ダーリンの胸に飛び込んでいた。かなり大胆な行動だと自分でも思う。 だが、あの笑顔を見せられては、仕方ない。 見上げると、そこには愛しのダーリンの顔が。 その表情は、困惑といったところだろうか。
「ダー……」 いつもの通り、ダーリンと呼ぼうとしたとき、ヘビメタコの脳裏にふざけた姿をした ココアのような神様が発した忠告のひとつが再生された。 「自分の正体がバレてしまったら、大変なことになりますわよ〜」 バレたらどうなるかは教えてもらえなかったし、そもそも、その言葉を信じていいのかも よくわからない相手だったが、忠告は忠告だ。 ヘビメタコは、自分の正体を隠すために、普段なら使わないような口調を心がけようと考えた。 当然、ダーリンもダーリンとは呼べない。 「ダ、ダ・サイダー様……」 ひそかに慕う男性を目の前にした女性なら、そう呼ぶかな? などと考えながら、 名前を呼んでみたのだが。 ダ・サイダーは、あきらかに挙動不審になりつつあった。 意外なことに、ダ・サイダーのナンパ成功率は極めて低い。何しろ、ヘビメタコは ダーリンにこれ以上悪い虫がつかないようにと、ナンパモードを発動したダ・サイダーに対して、 何かとツッコミを入れてくるし、そこにレスカがいようものなら、嫉妬交じりの平手や拳が 飛んできたりするからだ。 だから。 かつてないハイペースでゴールにたどり着きそうな今の状況は、未体験のものだった。 それが、ダ・サイダーの不安感を煽り、若干引き気味な姿勢を取らせる。 ヘビメタコにとって、状況は不利になっていた。 それでもなお、ヘビメタコは、今、切り込まなければならない。 許された時間は、わずかなのだから。 こんなときは、どうすればいい? わからない。 だから、出来ることをするしかない。 自分の愛しいと思う気持ちを、ダーリンに素直にぶつけるのだ。
「ずっと、ずっと、昔から。私は、ダ・サイダー様をお慕い申し上げておりました」 若干、警戒心の浮かんだダーリンの凛々しい顔に向けて、ヘビメタコは必死に訴える。 「もう、時間が無いのです……。残された時間は、今夜だけ……」 正確には、明日の日の出まで。 「だから、日が昇るまでの間だけでよいのです。ダ・サイダー様。私を、愛しては いただけませんか?」 ヘビメタコのその言葉に、その思いに、嘘や偽りは含まれていない。 そのまま、しばらく見つめあった二人だったが。 ダ・サイダーの表情が、困惑や警戒といったものから、真剣で真面目な雰囲気に 変わっていく。 ああん! ダーリン、カッコイイじゃん! ヘビメタコが、これまでに幾度繰り返したかわからぬダーリンへの惚れ直しをする間に、 ダ・サイダーの片腕が腰のあたりに回されて、しっかりと支えてくれている。 「何か、事情があるのですね?」 ダーリンはいつになくシリアスになっている。口調は普段の砕けたものとは違い、 完全に紳士モードだ。ダジャレが飛ぶ雰囲気すら感じられない。 それが、ちょっとした距離感を生んではいるが。 それでも、ヘビメタコを受け入れようとしてくれている。 「は、はい!」 思わず、肯定の返事をしてしまった。 まあ、こちら側の事情と言えば、ダーリンと愛の一夜を過ごしたいという願望と、 その願望を形にできそうなのが、明日の日の出までの間だけ。というものだが。 そんな事情であっても、事情には違いない。 だから、間違ってはいないのだ。 それまで、じっとヘビメタコの目を見ていたダ・サイダーが、少しだけ、微笑を 浮かべてくれる。 「わかりました。お嬢さんのご希望にそえるよう、私も努力しましょう」 ダ・サイダーは覚悟を決めたようだ。
ダ・サイダーは、ヘビメタコを支えている手とは反対の手を肩にそっと置き、 ゆっくりと自分の方へと引き寄せていく。その誘いに、ヘビメタコは素直に従った。 そして、軽くあごを上向かせながら、目を閉じる。 唇に、そっと触れるものがあった。 ダーリンの唇。 やわらかい……。 ただ、唇と唇とを重ねるだけの、子供たちが交わしそうなキスではあったが。 ヘビメタコにとっては、それまでにダーリンと交わしたことのあるキスとは比べ物に ならないくらい、ステキなものだった。 これまでに、ヘビメタコとダ・サイダーって、キスしたことあったっけ? という疑問は、この際関係ない。例え、それが他人から見れば単に唇がぶつかっただけの ものであっても、ヘビメタコにとって、それはキスだったのだから。 そのキスが。何度も、何度も重ねられる。 ただキスを受け入れるだけのヘビメタコだったが、唇以外から新たに加わった刺激に、 身体が自然と反応してしまう。 ダ・サイダーの手のひらが、ヘビメタコの胸を包んでいた。 優しく。全体を手のひらで押しつつ、ビスチェの生地越しに、中指の腹が先端の敏感な 部分を探るようにして動いている。生地が厚く、なかなかその目的を果たすことは できなかったのだが、それでも十分すぎるほどの刺激がヘビメタコを襲う。 気がつけば、ヘビメタコの頬は紅潮し始めて、呼吸も若干乱れつつある。 それまで、ほとんど離れることのなかった唇が、離れた。 互いに見つめあう。 ああ、いよいよだ。 そんな感慨にふけるヘビメタコを、ダ・サイダーの不意の質問が襲う。 「ところで、君の名は?」 聞かれろかもしれないとは思っていたが、なんと答えるかは決めていなかったヘビメタコは、 その質問にすぐに答えることはできなかった。 だから、じっくりと考えてから、自分なりの結論を出す。 「ただ一夜の相手ですから。きっと、聞かずにいたほうがよろしいですわ」 「ふむ……」 偽名など考えている余裕はないし、自分の名前を正直に伝えるわけにもいかない。 だから、名前では呼ばぬように頼んだ。
黄色い皮の袖なしジャケットが、肩と腕からするりと抜ける。 そのまま、ダ・サイダーの手はピンクのビスチェの背中についたジッパーを引きおろす。 すると、中から、ビスチェの下にきちんと隠れるように布地の使用を控えたブラが 顔を出した。このブラも、ビスチェよりはちょっぴり薄めのピンクだった。 ダ・サイダーの手のひらが、その中へと強引に侵入してくる。 生地越しに触れられるだけでも、女としての喜びを十分に感じることができていたのに。 特に敏感な先端を中心に、乳房を包み込むように触れられて、それが押しつぶしたり つまんだりするように動き始めては、我慢などできるはずもなかった。 「あ、ふぅん……」 少し鼻に抜けるような声が自然と漏れる。 胸を弄ばれながら、導かれるままに後ずさりすると、それ以上後ろには進めなくなる。 それが何かを確認する間もなく、押し倒されて。 押し倒された瞬間は恐怖を感じたものの、ダーリンはしっかりと身体を支えてくれて いて、ふわりと着地した先はダーリン愛用のベッドだった。 ブラの下で悪戯していた手がするりと抜かれたかと思うと、膝の裏に手を差し込まれ、 くるりと身体が回転する頃には、ヘビメタコはベッドに正しい方向で寝かされていた。 その上から覆いかぶさるように、ダーリンが組み敷いている。 ヘビメタコは、胸の鼓動がさらに高まるのを感じていた。 フロントホックのブラはあっさり外されて、横になっていともつんと上向いた 張りのある胸が天を突く。ダ・サイダーの愛撫によって硬くなったその先端は、 まだ穢れを知らぬ桃色で、その存在を控えめに主張していた。 空気にさらされてひんやりとした感覚が包むヘビメタコの胸を、別のひんやりが襲った。 ダーリンは胸に幾度か口付けすると、舌先で複雑な軌跡を描きながら徐々に先端へと 近づいていく。舌の通った唾液の跡が冷たい。 そして、ダーリンの舌が頭頂部へと到達した瞬間、ヘビメタコの身体を稲妻のような 感覚が貫いた。 背中が弓なりに反り、息が止まる。
ピンク色の先端を舌で円を描くようになぞったかと思うと、硬くすぼめた舌先が、 先端を胸の中へと押し込もうと力を込めてくる。かと思えば、いつの間にかダーリンの 口に含まれた桃色の果実は、その甘さを味わいたいと言わんばかりに吸われ、 軽く噛まれ、踊るような舌先で激しく乱打される。 当然ながら、生まれて初めて経験する感覚に、ヘビメタコは戸惑っていた。 それが何かを理解する暇もなく、ダーリンは次のステップに進んでいた。 胸を舌と指先で弄んでいる間、ずっと髪を撫でていてくれたダーリンの手が、 指先で身体をくすぐりながら、少しずつ下へと降りていき、気がつくと、 下腹部のあたりまで降りていた。 その指先が、ハーフパンツのボタンとジッパーにかかり、ヘビメタコの認識力が 落ちている間に、するりと足首のあたりまで脱がされてしまう。 露出したのはブラとセットなピンク色の可愛らしいアンダーショーツで、 控えめなふりふりフリルによって飾られている。 ダ・サイダーは、その生地越しに、ヘビメタコの隠された淫裂に触れた。 その部分に触れられたとき、胸とはまた違う感覚に襲われていた。 痺れる。 頭が、考えることを否定する。 下着越しの愛撫をたっぷりと繰り返し、生地に染みが浮いてきたところで、 ダ・サイダーは邪魔なそれを脱がさぬまま、布地と肌の隙間に指を差し込むと、 控えめな茂みの中に隠された裂け目に向けて指を這わせていく。 直接の刺激は、ヘビメタコを更なる喜びに導いた。 ダ・サイダーの指がぴったりと閉じた割れ目をこじ開けて、奥に隠れた肉襞をなぞり、 そのさらに奥に隠れた陰核に触れられると、頭が真っ白に焼きつきそうな感覚に襲われる。 初めて経験するその感覚が恐ろしくて、ヘビメタコは無意識のうちに首を振っていた。 声を出してしまわないようにと口は固く結ばれて、目もきつく閉じられている。
少しだけ、ダーリンが伝える愛の行為が大人しくなったことで、ヘビメタコは今、 どんな状況なのかを把握する余裕ができた。 ダーリンは、少し困った表情でこちらを見ている。 「君は、その……。初めてか?」 ヘビメタコの反応に察するものがあったのか、問いかける。 「は、はい……」 黙っていたり、嘘をついても仕方が無い。ヘビメタコは正直に答えた。というより、 これまでずっとヘビ型メカとして生きてきたのだ。人の姿になったのは当然これが初めてで、 そのため、いかなることもすべて初めてなのだと言っていい。 「……いいのか?」 ダーリンは、一夜の相手に純潔を捧げるということで、本当にいいのかと聞いているのだろう。 答えは決まっている。今さら、確認するまでも無い。 「ダ・サイダー様になら……。いえ、ダ・サイダー様だからこそ……」 頬を染めながら、あなたにこそ捧げたいのだと言われて、どんな反応をすればいいのか。 ダ・サイダーは迷わなかった。 「わかった。もう、聞かない」 改めて覚悟を決めたダーリンは、再び激しくも優しい愛の行為に戻っていった。 ヘビメタコは、それに敏感に反応する。 全身が喜びに震えているのが、焼かれるような快楽に支配された頭でもわかる。 襲い続ける刺激が変わったように思えて、ヘビメタコは、恐る恐る目を開けると、 新たな刺激が襲ってきた下腹部へと視線を動かした。 ダーリンが。 太腿の間に顔を埋めて。 舌で。 ヘビメタコの奥からあふれる愛の証を、啜るような音をたてながら味わったかと思うと、 あふれ出る入り口に、舌先が進入してくる。 入り口を思う存分に舐った舌先は、ヘビメタコの愛液とダーリンの唾液によって 艶やかに濡れたまま、肉襞を掻き分けるようにして上へ上へと昇っていき、 襞によって保護された小さな蕾を探し出し、それをつつくように舐めながら、 覆い隠した襞から露出させようとする。 指によって外側から刺激され、舌によって直接刺激されたヘビメタコの陰核は、 徐々に充血して大きさを増してゆき、ダーリンが舌を器用に使った結果、その隠れ家から 顔を出していた。 ダーリンは、その愛らしい蕾を唇で包むと、軽く吸ってさらに引き出しながら、 舌先でトントンと優しくノックする。
人と違い、その場所に特に思い入れの無いヘビメタコでも、その愛し方がとても 恥ずかしくなるほど刺激的なものであることは理解できた。 自分がダーリンから伝えられる愛の行為によって、奥からとめどなく溢れる愛液を、 音をたてて吸われることに羞恥を覚えたし、人間の女が発する香りをいやというほど 漂わせていることに、顔が真っ赤に染まっていくのがわかった。 ヘビメタコの女性の部分は、舌の他に指も加わって、大騒ぎとなっていた。 まだ男を知らぬ狭い入り口の、ほんのわずかに奥に入ったあたりを、震える指が 刺激を与えているし、舌はといえば、先ほどから露出したヘビメタコの蕾に夢中になっている。 それらの行為が与える悦楽を、ヘビメタコはただ感じるだけですごしていた。 自分も、ダーリンを愛したいと思うが、そんな余裕はまったくない。 そして、ダーリンはといえば、初めて男を経験する女性に対して、無理を言うつもりは 無いらしく、ただひたすらに、最初に知る男によって与えられるであろう痛みを 感じないようにと、惜しみない愛を伝えてくる。 ヘビメタコは狂いかけていた。 ダーリンが与えてくれる、ものすごい量の愛を伝える行為によって。 その結果、初めての女性はもちろんのこと、一般の女性でもなかなか感じることが できない頂点へと、ヘビメタコは導かれつつあった。 ダーリンから伝えられる喜びに脳が焼かれ、何も考える余裕が無いヘビメタコであったが、 そんな自分の状況を把握することすらかなわぬ頂へと押し上げられた。 絶頂。 伝えられる大きすぎる快楽のあまり、目はチカチカと眩惑され、何もわからなくなる。 「あああああああああッ!!!!!」 遠くから聞こえるようなその声が、自分が発しているものだということにすら気づかない。 呼吸も荒く、全身をしっとりと汗が包んでいる状態で、ヘビメタコは意識を取り戻した。 まるで、自分が宙に浮いているような。何もかもが自分から切り離されたような感覚。 それは、許容量を大幅に超過した愉楽がもたらす喜びの極みだった。 そんな余韻にひたっているヘビメタコの唇を、ダーリンが奪った。先ほどまで 自分の秘めた花園に埋もれ、愛の証に塗れた唇から、ヘビメタコの香りが漂う。 唇を分け入って侵入してきた舌を受け入れると、不思議な味がした。
そのまましばらく舌と舌を絡ませて、ダーリンの逞しい胸板と、ヘビメタコの たわわに実った双丘とが重なり、わずかに潰される。そして、下腹部に触れている何か。 それが何かを悟れるくらい、ヘビメタコの意識も戻っていた。 見上げれば、ダーリンはいたって真剣な表情でこちらを見下ろしている。 「さあ、力を抜いて……」 そうささやかれて、ヘビメタコはダーリンを受け入れるべく、身体の力を抜こうとした。 とはいえ、ダーリンの愛の大攻勢によりすでに脱力気味であったので、逆に力が入った ようにも思えるが。 きゅっと優しく抱きしめられて、耳元にきたダーリンの唇が、そっと告げる。 「いくぞ」 そして。 ヘビメタコの入り口にあてがわれたダーリンの固く聳え立つ男性自身が、 奥を目指して侵入を始めた。 ロボである自分にはまったく関係の無いことだったので、記憶にはほとんど無いのだが。 それでも、経験者たちから聞いていたものに比べれば、それほど痛みは感じなかった。 男性のモノを受け入れる準備が、十分に整っていたからかもしれない。誠心誠意努力して、 ヘビメタコを愛してくれたダーリンに感謝すべきだろう。 それでも、ひりひりとした微かな痛みはあるけれど。 だが、そんな痛み以上に襲いくる感覚は、先ほどまでの外側から与えられた喜びとは違う、 新たな種類の喜びだった。 自分の中に侵入した硬いモノが、自分を押し広げながら奥を目指して突き進む。 そんな、自分を押し広げられる感覚が、淫らな喜びを運んでくる。 たまらない。 奥を愛される喜びとともに、ヘビメタコの脳裏にとある思いがよぎる。 あのブスねーちゃんは、ダーリンによってこれほどの喜びを与えられているのかと。 嫉妬の炎が芽生え、激しく燃え上がりそうになるが、それもすぐさま消えた。 いずれにせよ、今、ダーリンが愛してくれているのは、自分なのだと。 そう気づいたヘビメタコは、ブスねーちゃんへの嫉妬を一時的に忘れ去り、 この愛を交わす行為に没頭することにした。
完全に貫かれたヘビメタコだったが、ダーリンのモノは根元まで入っているわけではない。 ダーリンのモノを完全に受け入れられるほどの奥行きと広さが無いからだ。 だが、それは、ダ・サイダーのモノが、常時きゅっと締め付けられていることを意味する。 事実。ダ・サイダーの動きは止まっていた。 ひとつは、破瓜の痛みを感じているであろう女性への配慮として。 もうひとつは、あまりの締め付けに、動けばすぐにでも達してしまいそうだという事実から。 比べてはいけないとわかっているのだが、ダ・サイダーはどうしてもレスカとこの娘とを 比べてしまっていた。 レスカはしっくりくると言うのが最も適していると思えるくらい、ダ・サイダーを 全体で包み込むようにして受け入れてくれる。根元まで挿し込むと、先端が レスカの奥を突き上げ、前後に動けば、内側に刻まれた幾重にも重なる襞が、 絶妙な刺激を与えてくれる。 一方、今、愛を交わしているこの娘は、全体的に締め付けるように包んでくるうえに、 入り口の締め付けと中ほどに抵抗と呼んでいいほどの締まりがある。 中の感覚はまだ味わいつくしてはいないが、挿入時の感触は天井がざらつくようなものだった。 そんな比較をされているとは知らず、ヘビメタコは自分の中を満たしている ダーリンの熱い肉棒の感触を味わっていた。 同時に、聞きかじっていた知識から、ダーリンが動いていない理由を察する。 「わ、私は、大丈夫ですから……。どうか、続けてくださいませ……」 ダーリンは、初めてのヘビメタコを気遣って動けないのだと悟ったのだ。 それは、半分は正解だったのだが、もう半分は違っていた。 だが、そんな気遣いを受けた以上、ダ・サイダーもこのままではいられない。 経験者としてしっかりとリードすべく、組み敷いた娘へと語りかける。 「痛くて耐えられそうになかったら、ちゃんと言うんだぞ」 ダ・サイダーは、入ったときよりもゆっくりと出て行き、先端が入り口のあたりまで 戻ったところで、再びゆっくりと侵入する。ヘビメタコの反応を見つつ、 自分とも相談しながら、探るように動き始めたダ・サイダーの動きが、少しずつ早くなっていく。 ただ入れられているだけでも、これまでに感じたことのない快楽だというのに、 ゆっくりとしてはいるが、しっかりとした動きが加わったことで、その喜びが激しさを増す。 すでに、痛みよりも、ダーリンの動きがもたらす快感の方が強い。 ヘビメタコは、自分が感じている喜びの大きさを、自然と溢れる嬌声によって伝える。
きつく締め付けてくるヘビメタコの秘所に包まれていながら、かなりの時間を使って 愛を伝えていたダ・サイダーも、限界が近づいていた。 それが、肌と肌が少しでも広く触れるようにと、密着するように抱き合う ヘビメタコにも伝わった。ダーリンの呼吸は荒くなり、背中には汗が浮き出ている。 それに合わせて、ヘビメタコは自分の中にある願望を素直に伝えた。 「お、お願いです……。中に……。中に、ください!」 しがみつくように抱きつきながら、愛しい男が放つ欲望の証を自分の奥にくれと懇願する。 「だ、だが、君……」 ダ・サイダーも流石に躊躇う。ただ一夜の逢瀬を求められたとはいえ、そこまでして しまったら、後でいろいろ問題が発生しないか心配にもなるだろう。 ヘビメタコは、自分の唇でダ・サイダーの唇を塞ぐと、その先を言えなくした。 そして、唇を離すと、精一杯の表情でおねだりしてみる。 その表情を見せられたダ・サイダーは、とにかく、彼女が望むままにしてやるのが 一番なのだと悟った。 ダ・サイダーの動きが一層激しくなり、ヘビメタコも先ほど感じた淫らな喜びの頂点に 近づきつつある。。 気持ちいい……。 こんなに。 好きで、好きで、たまらない。 結合した部分から伝わる全身を貫く喜びに、ヘビメタコは思わず言葉を漏らしてしまった。 「ダー、リン……」 漏らしたヘビメタコも、自分が抱いている女がヘビメタコだと知らずに、 愛と優しさをもって奉仕中のダ・サイダーも、それに気づいていない。 ダ・サイダーの腰の動きは初めての相手に対するものとしては不適切なほど激しく動き、 彼女が望む奥の奥へと放つべく、ラストスパートをかけていた。 ヘビメタコは、再び浮遊するような感覚と、何も考える余裕がなくなるほどの喜びを 感じながら、背中を大きくそらして。 ダ・サイダーは、背中に娘の爪が食い込むのにも気づかずに、自分のモノを最深部まで 突き入れて、大量の白濁液を流し込む。 呼吸は乱れ、肌は汗で張り付くような状況で。互いに寄り添い、抱き合いながら。 どちらが求めるでもなく、まったく自然ななりゆきで、二人は再び、お互いを求め始めた。
まだ空が明けきらぬ、朝と夜との境界線。いわゆる黎明の時が訪れていた。 昨夜、互いを激しく求め合った二人は、浅い眠りを繰り返しながら、今を迎えていた。 特に、ヘビメタコは、疲れよりも嬉しさが勝っていて、寝不足などどこかに 置き去ってきたかのようだ。 ダ・サイダーは、胸に頬をよせる娘のピンク色の髪を、そっと手で梳いてくれている。 幸せだ。 そんなヘビメタコだったが、ダ・サイダーの手の動きが止まったことに気がついて、 その表情を探ろうと、愛しい男の顔を見上げた。 そこには、昨日から継続中の、いつになく真剣モードなダ・サイダーがいた。 「なあ、君。ひとつだけ、聞いておきたいことがあるんだが……」 「……なんですか?」 愛しのダーリンは、いたく真剣な眼差しで見つめてくる。そのあまりの美しさに 心臓の鼓動が高鳴ると同時に、何を言われるのかが気になって、胸がドキドキする。 相乗効果で、ヘビメタコの胸の鼓動はいつになく早くなり、頬は朱に染まっていく。 ダ・サイダーは、しばし迷いの表情を浮かべると、再び真剣な表情でつぶやいた。 「実は、君によく似た人というか、その、知り合いがいて、な……」 「はい……」 知り合いとは、まさか。 あれだけがんばって自分の素性を隠したのに。気づかれてしまったのか? だが。ヘビメタコは思う。例え、どんな呪いがかかってもいい。昨夜を共にした女が 自分であることを、ダーリンに気づいて欲しい。 「……お前、ヘビメタコか?」 思いは、届いたようだ。 ダ・サイダーの呼び方と口調が、これまでの他人行儀なものから、普段ヘビメタコに 対して使われているものに変わっっていた。 それが、ヘビメタコには嬉しくてたまらなかった。 もう、呪いなんてどうでもいい。真実を告げてしまいたい。 ヘビメタコは、自分が浮かべられる最高の微笑みを向けながら、愛しい人に答えた。 「ダーリン……。やっぱ、ダーリンは最高じゃん……」 ダ・サイダーの胸にそっと飛び込み、唇を重ねる。 触れ合うだけの口付けを交わす二人を、窓から射し込む柔らかな朝日が照らしていた。
気がつくと、天井を見つめていた。 どれくらい、ぼーっと見つめていたのだろう。 なんだか、とてもステキな夜を過ごせた気がしなくもない。 ヘビメタコは、ナイトキャップをかぶったままの姿で、ベッドとして使っている籠と ふかふかクッションに別れを告げて、にょろにょろと這い出ていく。 ――ん? 今、何か、普段どおりの手馴れた行為をしたような……。 姿見の前に立つと、そこには見慣れた姿があった。 ツンツンと立ったピンク色の髪。釣りあがった目。緑色の首輪に、黄色いヘビの身体。 それは、いつもどおりの普段の姿だった。少なくとも、人間の女のそれではない。 何か、ものすごい内容の夢を見たような気がする。 神様のコスプレをしたココアの道具で、人間の女に姿に変えて、ダーリンと深い愛を交わす 熱い一夜を過ごす。 思い出すと、ちょっとだけ顔がにやけてくる。 あれは、ちょっと。いや、かなりいい夢だった。 夢であることが、残念なくらい。 ふと室内を見渡すと、大きなベッドの上で、愛しのダーリンが半裸に近い姿で眠っている。 その姿を見て、ヘビメタコはちょっとだけ照れた。 ダーリンの服の乱れ方から、あの夢が、実は現実だったんじゃないか。などと思ってしまったのだ。 そんなダ・サイダーにするすると近寄り、ヘビメタコはそっと頬にキスをしてみた。 その胸に秘めた愛しさを、密かに伝えるために。
とはいえ、夢にしてはかなりリアルな夢だったので。ヘビメタコは確認のために ココアの部屋を訪ねた。部屋とは言うが、広さや設置してある多数の工作機械などから、 雰囲気は工場に近いものがある。 ヘビメタコは、機械の下に入り込んで、何か作業をしているココアを呼んだ。 「あ〜ら〜。珍しいお客様ですわね〜」 メガネを外して、顔に浮き出た汗を首に巻いたタオルで拭く。 相変わらず、メガネを外すとえらい美人さんだ。頬に機械油らしき物がついているのが彼女らしい。 挨拶もそこそこに、ヘビメタコは訪問の理由を単刀直入に切り出す。 「あんた、変なステッキ持ってないじゃん?」 「ステッキ、ですか〜」 「ロボットが、人間になったりできるようなステッキなんじゃん」 「残念ですが〜、今は、持ってませんわ〜」 「……今は? って、どういう意味じゃん?」 ヘビメタコは聞き返す。 「三日いただければ〜、作ってみせますけど〜」 ああ、たしかに。ココアなら、意外なほど簡単に作ってしまいそうだ。 確認したいことはすでに聞いた。少なくとも、ココアはあのステッキを ――作れる技術があるとしても――持っていないらしい。 ならば。あれは、きっと、夢だったのだろう。 だが。 ヘビメタコは、微笑んだ。 夢でも、いいじゃないか。 「……作りましょうか〜」 恐ろしいことをさらっと言ってのけるココアの問いかけに、ヘビメタコは答えた。 「いや。いらいないじゃん!」 そんなものがなくても。ダーリンはあくまでも愛しのダーリンだし、そんなダーリンは いつでも自分を必要としてくれるのだから。 そんな幸せそうなヘビメタコの姿を、ため息混じりに見つめる姿がある。 青い髪のおかっぱ頭に、瓶底のようなメガネをかけ、口元に白い付け髭をたくわえた、 目のやり場に困る白トーガに身を包んだ女性だった。 「はぁ〜。やっぱり〜、せっかくの出来事を、夢オチだと信じてしまう呪いは、 恐ろしいですわね〜」 ……確かに。
以上です。 かなり悪ふざけが過ぎたように思いますので、 次はもう少しマトモなお話を持ってきます。 ダー様、ダジャレをひとつも飛ばしてないですし。 それか、黒い話かなぁ……。 いずれも、規制が入らなければの話ですけどね。 それでは。
>>507 乙ですた!!
リアルタイムで投下を見られて大満足w
メタコは切ないよね。・゚・(ノД`)・゚・。VSの最後は幸せそうだったけど
ともあれいいお話をありがとうでした!
次作にも期待してますw
自分は
>>453 (もうリンク切れてる)のベッタベタな続きを
ダーレスで考えてたんだけど、着地点が定まらずボツった
脳内でレスカが全然ダ・サイダーを許してくれないんだよねwww
>>507 ひいいぃいい!猛烈に乙!!
ダーリンがカッコよすぎるじゃん!!!
メタコが実際に人間だったらレスカ完敗だよ…ww
そこはあれですよ 「男なんてみんな、都合のいい女がいいんだよ」の流れ
遅れてすまんー。
>>470 です。
先の話に沢山レスありがとう。
あと、どうでもいいけどここに投下したのはこの前がはじめてっす。
レスもらえたのを励みに頑張って続き書いてみた。
ヌルいうえにギャグっぽいけど今はこれが精一杯。許して。
>>471 の続きです。
「…って!!!あんた死ぬほど眠いんじゃなかったのよ!!!!!」
さっきの笑顔はどこへやら。
レスカはいつもの怒りの表情で自分に覆いかぶさるダ・サイダーを睨みつけた。
対して、今度はダ・サイダーが満面の笑顔。
「男を部屋に入れといてそりゃないだろ〜」
自室のシャワールームで軽く汗を流し、寝巻きに着替えたレスカを
ダ・サイダーはあっという間にクィーンサイズのベッドに押し倒したのだ。
「あんたが勝手に入ってきたんでしょうが!!!」
「この際いーじゃん。こまけぇことは」
と言いながら、そそくさとレスカの寝巻きに手をかける。
「ちょっと!!!あたし明日も早いの!!!疲れてるの!!!!」
「まぁまぁまぁ、そんなの分かんなくしてやるから」
いいながら、レスカの首筋に口付ける。
「ひやっ!!」
久しぶりの感覚に体が勝手に反応する。
そりゃ…その…全然、まったく期待してなかったといえば嘘になるけど…
レスカの意地っ張りが炸裂し、自分にすら嘘をつかないと気がすまないでいた。
ダ・サイダーがするりとレスカ寝巻きを剥ぎ取ると、
レスカの豊かな胸があらわになる。あわせて自分も上着を脱いだ。
細いながらも引き締まった体に一瞬レスカが視線を奪われる。
ダ・サイダーはその隙に今度は唇を重ねながら、手は優しく胸を揉みはじめた。
そして、胸に顔を寄せるとあっという間に胸の突起に舌を絡ませた。
「あっ…ちょっと…やだって…」
レスカの静止も聞かず、ダ・サイダーは舌先で転がしたり押しつぶしたりする。
それに反応するように、かすかにレスカの腰が浮き、揺れる。
「ああっ…やっ…!!」
「嫌ってことはねーだろ…?」
言って、レスカの下半身に手を伸ばす。
指でなぞると下着の上からかすかに濡れているのがわかる。
「これでも?」 にやっと笑うダ・サイダー。 「〜〜〜〜っ!!!!!!」 声にならない声をあげてカーッと真赤になるレスカ。 いつもこうなら可愛いのに…と言ったら殴られそうだったので、 ダ・サイダーは自分の心の中でつぶやいた。 「なにさ…っ。自分だって…」 恥ずかしさで顔を真赤にしたレスカは、 細い指をダ・サイダー自身を伸ばしつ、となぞる。 かすかに触れるだけで、質量を増したそれの硬さが分かった。 「…オレ様がこんなもんだと思ってんのか?」 ニヤっと笑うダ・サイダーが憎らしい。 こと人生においては全力で空回りしていたり、 ドジ踏んだりするのにこーいうことだけは器用なのが不思議だ。 行為の時レスカは、いつも恥ずかしいやら嬉しいやらで、わけも分からず翻弄される。 それが少しだけ癪だった。 「そうだ!」 言うが早いかレスカは向かい合って自分に覆いかぶさるようにしていた ダ・サイダーの胸をぐいっと押した。 「へっ!?」 不意をつかれたダ・サイダーは後ろにのけぞり尻餅をついた。 すかさず今度はレスカがダ・サイダーに覆いかぶさる。 そして、あろうことかダ・サイダーの股の間に顔を寄せたのだ。 「なっ!!!レスカ!!!」 これには、さすがのダ・サイダーも面くらった。 その隙にレスカはズボンのチャックをするっと開ける。 「ちょ…!やめろレスカ…っ!!!」 ダ・サイダーの静止も聞かず、あっという間に熱をもったそれに唇を寄せる。 正直、どうすればいいのかよく分からないレスカはとりあえず 何度もそれについばむようなキスを落としてみた。 「うあっ…レスカ…ちょ!わっ…!」 レスカがこんな事をするのは、はじめてだ。 見た目の割に中身が乙女なレスカは、色恋沙汰になるととたんに消極的になるし…。 新鮮な気持ちとあの!レスカが自分のものを…と思うだけで ダ・サイダーは下半身に急速に熱が集まるのを感じた。 レスカはダ・サイダーのものが反応してるのが分かり今度は舌をはわせてみる。 最初はちろちろと遠慮がちに先端部分を、徐々にその形をなぞるように 下から上へと舐めてみた。何度か繰り返すと、今度はあからさまに反応がある。 ぐぐっとダ・サイダーのものが大きくなった事が少し嬉しい。
「…気持ちいい?」 ちろり、と艶かしく赤い舌をのぞかせて上目遣いで見上げるレスカ。 レスカさん!!それは反則ですーーーー!! ダ・サイダーは心の中で叫びながら、目の前がかーっと赤くなるような錯覚を覚えた。 正直、これだけで今にも達してしまいそうだ。 そんなダ・サイダーの葛藤は露知らず、レスカの行為はどんどんエスカレートしていく。 意を決して、今度は先端を口に含んでみる。 が、すぐに苦しくてむせた。 「けほっ…けほっ…」 「お、おい…だから無理すんなって…」 ダ・サイダーがむせたレスカの背中を慌ててさする。 こんなに健気で献身的なレスカを見るのははじめてだ。 いつも殴られ蹴飛ばされ、あごで使われているダ・サイダーにとって これはもう感動ものだ。うん、正直ちょっと泣いた。 …が、そんな事を思ったのもつかの間。 優しく背中をなでていた手を急にパシッと跳ね除けられた。 「いいから!ちょっとあんたは黙ってて!!!!」 ものすごい剣幕で怒鳴られる。前言撤回。レスカはレスカだ…。 ダ・サイダーはあっさりしょげて黙りこんだ。 レスカはというと、自分もダ・サイダーを感じさせてあげているという行為に 夢中になりはじめていた。 「あむ…ん…」 必死に咥えながら嘗めたり吸ったりを繰り返し、ぎこちなく頭を上下に動かし始める。 拙い動きが逆にたまらない。 「…ん…はぁ…あ…」 合間にもれるレスカの悩ましげな吐息。加えて、くちゅくちゅと音をたてはじめ、 ダ・サイダーの理性はもう振り切れる寸前だった。 あああああーーー!!!このままではイカン!!!!
「レスカ!もーいい!!いいから!!」 ダ・サイダーがぐいっとレスカの肩をつかんで、引き離す。 「んあっ…」 つっとレスカの赤い唇から名残惜しそうに唾液の糸が引く。 行為に没頭していたせいか、ダ・サイダーを見上げる頬はピンク色に染まり、 目はとろんと潤んでいる。 ああ、もう駄目だーーー!!! ダ・サイダーはたまらず衝動的にレスカを押し倒した。 「ダ・サイダー…?」 艶っぽい声が自分を呼ぶ。 濡れた唇に誘われるように ダ・サイダーは何も言わず強引に唇を重ねた。 「んっ…う…」 すぐに舌を唇にすべりこませからめる。 ダ・サイダーは音がたつほど激しくレスカの舌を求めた。 唇を重ねながら、レスカの秘所に手を伸ばす。 先ほどの行為のせいか、すでにそこは十分すぎるほど濡れている。 指を差し入れて、入り口付近をなぞりくちゅっとかき回した。 「あっ!ああっ!」 とたんにレスカの甘い声がもれる。もう限界だ。 もっとこの声が聞きたい。 完全に余裕が消えうせたダ・サイダーは激しくレスカの奥に指を突き入れる。 「ああっ!んん!ダ・サイダー!急すぎ…っ!!あっ!」 ダサイダーはそんな声もお構いなしに、指を動かしながら 今度は胸の突起に唇を寄せて吸い上げた。 「んんっ!!ひやっ!や…あっああ!!」 くちゅくちゅとひっきりなしに音を立てる自分のそこが恥ずかしいのに、 レスカは声も抑えることができなくなりどうにかなりそうだった。 「レスカ…」 ダ・サイダーが顔を寄せ耳元で囁く。 そしてレスカのつんと長い耳を甘く噛んだ。 「やっ!…やあっ…!!」 敏感になっている耳を刺激され、びくっと体が跳ねるのが分かる。 息が耳にかかるだけで、かすれた低い声が耳元で囁くだけで 意識が飛んでいってしまいそうで怖い。 反射的に体が逃れようとしても、 ダ・サイダーはがっしりとレスカを捕らえて離さなかった。 「もう…入れてもいいか…?」 耳元で囁くダ・サイダーの顔は見えないが、声がかすれている。 ダ・サイダーもそうとう余裕が無いのがわかった。 「…いちいち聞かないでよ…バカ…」 言いながら、レスカはぎゅっとダ・サイダーを抱きしめた。
「やぁ、あ、ああっ…!」 逃げるように揺れる細い腰を引き寄せ、ダ・サイダーは乱暴に 自分の腰を打ちつける。 「あ、ダ・サイダー…っ!だめっ…だめえっ!あ…!」 いつもより激しく揺さぶられて、押し寄せる快感の波が怖い。 レスカは涙を浮かべて必死にダ・サイダーの背中にしがみついていた。 荒い吐息と艶かしい水音がお互いの理性を更に奪っていく。 「は…あ…レスカ…」 「ああっ!…あ…耳元で喋らないでっ…っ!」 「…なんでだ…?」 「…なんででもよっ!…あっ」 ピンときたダ・サイダーはわざとレスカの耳に息を吹きかける。 とたんに、上がる嬌声。 さらに繋がった部分がきゅっと自分を締め付けるのが分かった。 なるほど。 「耳が弱いとは新しい発見だ」 「やだっ…違うってっ…!!」 へぇ…と言ってダ・サイダーはレスカかの耳たぶを舐め、 今度はその形をたどるように舌先を滑らせた。 「やっ…やあああっ!」 「さっきビックリさせられたから、コレは仕返しだ」 耳に響く音と刺激で、レスカはもう限界だった。 涙をこぼしながら、いやいやとする姿がなんとも男心をくすぐる。 しかもこれが、昼間はつんけんしたあのレスカなら余計だ。 さらに追い討ちをかけるようにダ・サイダーは耳の愛撫を続けながら 深くレスカの腰に自信を打ちつけた。 「そんな締め付けるなよ…レスカ…」 わざといやらしく、とびっきりのいい声で耳元に囁く。 「んあっ!やっ…もお…やだあ…っ!!!」 「っ…くっ…!」 限界をむかえたダ・サイダーが一層深く奥を突く。 同時に、レスカも意識を手放した…。
少し肌寒く清浄な空気がアララ城をつつむ朝。 やわらかな日差しが差し込み、いつものように穏やかな朝だ。 「おねーさまぁ!!!!」 そんな平和な空気を打ち破って、 バタン!と勢いよく扉を開けて入ってきたのは、末姫のミルク。 「…ミ〜ル〜ク〜?人の部屋に入る時はノックしなさいって何度いったらわかるのかしら」 こめかみをピクピクと震わせながら部屋の主は ベッドの上に上半身を起こして一人で座っていた。 「ぶすねーちゃん!ダーリンがいないじゃん!!昨日も部屋に帰って来て無いみたいじゃん! !どこ行ったか知らないかじゃんーー!!!????隠したらただじゃおかないじゃんーーー !!!」 ぴょこんとミルクの肩から顔を出したのは青い顔をしたヘビメタコ。 「知らないわよ…どっかほっつき歩いてるんでしょ?」 「ブスねーちゃんはともかく、うちを置いていくなんてダーリンがするわけないじゃん!うわ ああああーん!ドゥワーーーーリンーーーーー!!!!」 「皆起きてきてくれなきゃ、朝ごはん食べられないじゃない!もー!!!あたし、お腹すいた ぁあああ〜〜〜〜!!!!!」 「朝っぱらからウルサイのよあんたらーーーーーーー!!!!」 レスカの絶叫が城じゅうにこだまする。 騒がしい、いつもどおりのアララ城の朝だった…。 「あ〜おはようございます〜おね〜さま〜」 大分遅れて、ココアが顔をのぞかせた。 「ほら〜ミルク〜もうダ・サイダーはほおっておいてご飯にしましょう〜」 「わーい!ご飯ご飯〜〜〜!!あ、カフェオレおねーさまもいい加減起きてきてよ!!」 「あ、うん。ごめんごめんすぐ行くわー」 「うわぁ〜〜〜〜ん!ドゥア〜〜〜リン!!!!!」 そんなこんなで、騒がしく嵐は過ぎ去った。 「…はぁ…」 安堵したようにレスカが息を漏らした、その時、 「あ、そうですわ〜」 いつの間に戻ってきたのかひょこっとココアが顔を出した。 そして一言。 「ダ・サイダーも気が済んだらおねーさまを離してあげてくださいましね〜」 それじゃあ、と微笑みながらココアは去っていった。 残されたレスカはただただ青ざめるしかなかった。 「…やっぱり怖いなココアは…あの眼鏡になんか仕込んでんじゃねーか?」 布団の下に隠れていたダ・サイダーがいつの間にか顔を出して ベッドの上でひじをついて寝転がっていた。 「…っきいいいいいーーーー!!!何呑気な事言ってんのよ、 ほら!急いで着替えるわよ!!!」
ぐいっ 「わぁっ!!」 立ち上がろうとしたその手をあっさり捕まえられ、レスカがよろける。 そしてあっという間にダ・サイダーの胸に引き寄せられた。 「もう一回」 「はぁ!????」 「ココアは「気が済んだら」って言ったんだぜ。オレ様ぜんっぜん気が済んでねーから」 「ふざけないでよ!!!…っう…」 怒りに振り上げた手をつかまれ、抗議しようとした唇はあっさりとふさがれてしまった。 「愛してるぜ。レスカ」 言いながら今度はまぶたの上に唇を落とし、微笑んだ。 「…っ…バッカじゃないのあんた…」 微笑むダ・サイダーの顔が優しく輝いて見えるのはきっと朝日のせいだ。 そうじゃなければ、こんなバカ…。 「もう、あとであのクソ爬虫類にどやされても知らないんだから」 「大丈夫大丈夫。メタコは俺のこと愛してるからな」 「あ、そ」 人の胸に顔うずめながら言う台詞か…。 まったくどーしようも無いバカなんだから。 それでも。 もう少しだけこの幸せな時間に浸っていたいと思いながら、 レスカは観念して身をまかせた…。 おわり。 ひい。恥ずかしい。エロスって難しいな。 あ、ダジャレ忘れたーーーーー!!!不覚…。 ヌルいうえに拙い文章で色々すまん。 読んでくれた方に感謝。
>>511 待ってた!超待ってた!!!
ヌルくない、ぬるくないよー
つか上手いんだけど…!ダジャレ無くてもセリフまわしとかすごい原作っぽくてうますぎなんだけど!
強引でレスカ大好きなダ・サイダーに激しく萌えました!
お互い好きすぎるだろこれ…
こういうの書けないので正直うらやましい(自分
>>287 なんだよ…)
おっしゃ!やる気でたわ
近いうちに投下できるようがんがる
ΟΔΥΣΣΕΙΑの続きかベタな話か
>>453 の落とし前のどれか!
イイヨイイヨー。 お口でご奉仕なレスカイイヨー。カワイイヨー。 このスレも、投下する書き手さんが増えてきて、いい感じだねぇ…。
ちょ 萌え なにこの神降臨 月曜の気だるい昼休みが天国に変わったぜ 今は詳しく感想書けないけど、乙乙!>470の人
最高だ!今俺は神を見た!乙! 帰り電車でニヤニヤ抑えるの苦労したぜ もうな本物がここに居るよー!! ダーの「そんなの分からなくしてやるから」が最高だ! ありがとうありがとう
献身的なのにレスカはレスカなのがステキ過ぎる! 470さん萌え投下有難う
>>470 GJ!
GJ!!
2本あわせて激しく萌えさせていただきました。
ダジャレ抜きでもこんなにダーっぽくなるんだな。
すげえ。
>>470 の人です。レス沢山ありがとう。
原作っぽいと言われてすごく嬉しい。
NEO参戦で燃えあがってここ数ヶ月昔の小説とか引っ張り出して
読んだりしてたらこうなった…。
とにかく笑ったり萌えたりしてくれたのならなにより。
ダーはふっきれたらベタベタになると思うが持論。
でもやっぱりケンカップルな二人がいいみたいな妄想を詰め込んだ。
あと誤字あったぜ…スマソ。
他の方の投下も待ってる!ブラックボム!
>>470 GJ!ちょーGJなんだぜ!!
CB3のセリフを踏襲してたりとか台詞回しがいちいち本物くさいとか、
ふっきれたらベタベタとかやっぱりケンカップルとか
470とは仲良くなれそうな気がするんだ。
ここが2でなければ(ry
良い物読ませてくれてありがとう。本当にありがとう。
スパロボ参戦と聞いて、懐かしくなってキャラのラクガキとかしてみたんだが、 ハラハラワールド編のレスカのコスチュームって、改めて見るとエロいな。 前はロングスカート風なのに、後ろはフンドシ風とか、実にけしからん。 レスカの後姿ばっかり描いては消して描いては消して…を繰り返してるw
保管庫の中の人は元気かなあ…
このスレは投下された作品が意外と多いからねぇ。 10レス以上の長いのもあるし、保管作業は大変だと思う。 wiki形式だったら、誰でも保守可能だけど、 今度は荒らされる危険性が高まるという罠。 保管庫の中の人。大変だと思うけど、がんばってください。
ゆっくりでよいのでまとめ期待してる 神たちの新たな投下も待ってる 幸せなのもダークなのもどんとこいだ
>>470 大分遅いがGJ!!
萌 え た ぎ っ た
ベタベタでケンカップルなんて理想すぎるんだぜ
余談だが、VSの話がカケラも出てない時期の話だからかもしれんが、
DXの時のダーレスはもう出来上がってるように見えたんだが……?
あの話でのダ・サイダーの浮気は、レスカと出来てる上でのポーズにしか見えん
寝言でレスカ言ってたり、レスカを助けに来たときのダーの態度とか、
なんかもう出来てんだろコレとか確信してたんだが
レスカが葛藤なくお仕置きしてるから、一応両思いになってるんだろうと推測 ラムネスの夢よりダ・サイダーの夢の内容が知りたいw DXつながりだけど、DXの世界って、EXの事件が無くって TV本編終了後もラムネスはだらだら行ったり来たりを繰り返してた世界っぽいよな TVから3年後って言ってるしミルクが普通にアララ城にいるし シングルの方のCDドラマは更にパラレルっぽいしw
いや、ミルクだって里帰りくらいするだろ というか別に矛盾するとこないし、なんでパラレルよ? CDはパラレル
DXは普通にレスカがベッピーンに付き合ってる宣言してない? むしろVSがパラレルだからあれと繋げようとするのが無理
宣言つうかブチギレ だがあれがかわいいw その直前、昔馴染みにバレんのはちとハズい ってんでごまかすのもかわいい きっと若い頃はダーがいけてないとか 二人で話したりしてたんじゃないかなぁ などという妄想サーセン
>>535 ダ・サイダーが情けない男だから隠すっつーより
照れくさくてっぽいのが萌えだよな
同じ元ヤンなのにレスカは仲良しでベッピーンは仲悪かったとか
おもしろい人間関係だ
メモリアルブック発売ケテーイ記念!
ってのは嘘だけど一つ小話を投下
予定してた話と大分変わってダーレスに出歯亀ミルクです
神降臨の後だししょんぼり度が更にうpな駄文です
いい題名が思いつかないので、ダメな人はIDでもNGワードにしてください
ではよろしく
537 :
1 :2009/10/04(日) 03:25:20 ID:OR95S6vB
アララ城には、食料庫が3種類ある。 一つは、ミルクのための食料庫で、1ヶ月間の搬入量が決まっているが、 ミルクはここにある食料なら自由に食べることができるし、ある程度のリクエストも可能である。 二つ目は有事の際のための保管庫で、日持ちのする穀物を中心に蓄えられていて、ココアの作った 頑丈な認証鍵と兵士が1人守っている。ミルクにはこれは突破することができない。 そして三つ目は城の者たちのための食料庫である。城で生活する全ての人々の食事はもちろんのこと、 各種パーティー料理も賄うためそこに保管されている食材の内容は、 三種類のうち最も豪華で食材の種類も豊富だ。そしてこの食料庫の場所は、決まっていない。 ミルクは今、城用の食料庫である第三食料庫を探してさまよい歩いていた。 時刻はもうすぐ午後11時を回る頃である。この食料庫の制度は、 国の予算の無駄をできるだけ省きたいレスカが、ココアと二人で知恵を絞って考え出したものだった。 マジマジワールドへ留学中のミルクは、ラムネスの浮気や十分とは言えない日々の食事量にストレスが溜まると、 ふらっと帰って来ては城の備蓄だろうとパーティー用の材料だろうと、警備兵の目を盗んでは食材を食い散らかして、 満足すると帰って行く。そのため、月々の予算変動は大きく、レスカを中心とした財務部や、食料の管理を担当する部署にとって 頭の痛い事態になっていた。安定した予算を組むため、またせめて貴重で高価な食材だけは守るために、 ココア特性の転送装置を組み込んだ食料庫を設置したのである。この第三食料庫はキッチンが併設されているため、 搬入口と食堂にのみ認証コード付きの転送装置がつながるようになっていて、当然ミルクの操作は受けつけない。 そしてミルクがマジマジワールドに行っている間に、こっそりと場所を変えられてしまうのだ。いかなミルクとはいえ、 場所が変わるたびに地下まで含めた城の無数の部屋のドアを、ひとつひとつ破壊してまわることはできない。 当時、久しぶりに故郷を訪れてみれば、好きに食欲を満たせないこの制度に当然憤慨して反対したミルクだったが、 後出し的にミルクの部屋に隣接した食料庫の建設を交換条件に出され、しぶしぶ頷いてしまったのだった。 とはいえ今現在、明晩行われる、来客のための晩餐会用のご馳走が、そこで作られているという情報を手に入れたミルクは いても立ってもいられず、嗅覚を頼りにふらふらと部屋を出てきてしまったのだ。
538 :
2 :2009/10/04(日) 03:25:35 ID:OR95S6vB
「あ〜ん、やっぱり見つからないぃ〜」 お姉様のケチ、年増!とレスカが聞いたら晩餐会への出席さえキャンセルされそうな悪口をつぶやきながら、 ミルクは薄暗い廊下を歩いていた。この辺りの部屋は普段使わないものが放りこまれている倉庫が多く、 兵士の姿もほとんど見えない。抱えてきたパンなどをもぐもぐやりながら歩いていると、 自分の咀嚼音に混じって話し声が聞こえたような気がして、立ち止まる。 「カフェオレお姉さまの声…?」 もしかして、食料庫で指示とかしてるのかも?ミルクはぱぁっと顔を輝かせると 話し声の聞こえた辺りの部屋のドアのノブをそっと回した。 予想に反してそこは今まで見てきた部屋と同じ、うっすら埃の積もった物置用の部屋で、 蒼い月明かりが背の高い棚や布の掛けられた荷物を照らしている。がっかりしたミルクだったが、 レスカの声に続いて聞こえてきた声に色めき立つ。 (これはー…もしかして、逢い引き!?) 息を殺して荷物の間から覗くと、予想通りそこにはレスカとダ・サイダーが人目を忍ぶように二人っきりで話しているのが見えた。 「………でしょ」 「にしたって………!」 こんな誰も来ない部屋にいてなお、声のトーンを落として話しているらしく、ミルクにはほとんどその内容が聞き取れない。 しかし期待に反して、二人の間に甘い雰囲気は無く、二人とも表情は見えないが、逢瀬を楽しんでいるわけではなさそうだった。 (な、なんか揉めてるわね…) 下手に見つかると藪をつついて蛇を出しかねない状況に、ミルクは先ほどよりさらに息を殺して 部屋を出ようとドアの方に体を向けた。 「バカ…!」 その瞬間、静寂をやぶるようにレスカの声が響いて、ミルクはビクリと硬直する。見つかったかと焦って 二人に目を向けると、月明かりの中、一つの影に重なった二人がいた。
539 :
3 :2009/10/04(日) 03:25:46 ID:OR95S6vB
「早く、…早く帰って来なさいよ、あんたならあんな内乱、ちょろいもんでしょ」 「まかせろよ、このドキドキスペース一の勇者、ダ・サイダー様にまかせてオーケストラ!」 軽口とは裏腹に、普段の二人からは想像もできないくらい、ぴったりと体を寄せ合い、お互いを強く抱き締めている。 レスカの両手はダ・サイダーの背中を掻き抱き、ミルクのいる場所からは見えなかったが、 ダ・サイダーがしっかりとその頭を胸に抱き込んでいるらしく、レスカの声はくぐもって聞こえた。 「…ふふ、バーカ…その調子で怪我でもしてきたら、ただじゃおかないんだから」 「いいぜ、帰ってきたら存分に調べさせてやるよ。…ベッドでな」 背中に回された細い手が、いやらしいことを言うダ・サイダーを叱るように軽く殴る。 しかし、その手はそのまま彼が着ているタンクトップの裾から入りこみ、感触を楽しむように撫で上げた。 「……ダ・サイダー…」 「…レスカ」 (お、おねーさまったら結構大胆なのね…きゃーきゃーあんなことまで) 出ていこうとしたことも忘れて、ミルクはドキドキと胸を高鳴らせ、耳を澄まし目を凝らす。 (今後のためにも、ちょっと勉強させてもらっちゃおっかな〜…) ダ・サイダーの体が目隠しになっていて全ては見えないが、かすかな衣擦れの音とともに、 レスカが身につけていたショールや腰紐、ブラジャーなどが次々と床に落とされていく。 その間途切れず口付けをしながら、露になった胸を愛撫していたダ・サイダーは、 早くも足が立たなくなってきたレスカを正面から抱え上げると、近くの布のかかったテーブルの上にそっと座らせた。 少し角度が変わったせいで、ミルクからもしっかりとレスカの姿が見えるようになる。 夜用の、簡素な部屋着は腰の辺りまで引き下げられ、白い素肌が月明かりでひときわ青白く浮き上がっている。 鮮やかに色づいた乳首や、悩ましげに眉を寄せたレスカの上気しているはずの頬も耳の先も、 月明かりのせいで白く冷たく輝いて見えた。
540 :
4 :2009/10/04(日) 03:26:09 ID:OR95S6vB
(いいなあ…お姉さまは) 月光に白く浮かび上がるレスカの上半身は、普段姫たち専用の湯殿で目にするよりもずっと美しく、 少し乱れた呼吸にあわせてかすかに震える、形の良い大きな胸から細くくびれた腰へと続くそのかたちは、 普段から見慣れているはずのミルクですら、無意識に咽喉を鳴らしてしまうほど色っぽい。 大きな乳房が、ダ・サイダーの無骨な手に惜しげも無く揉みしだかれてかたちを変える。 「やん…はぁ、は……ッ」 その極上の体を捧げられている幸せな男はやがて、乳房の柔らかさや頂点に咲く紅点の甘さを、 唇や舌で思う存分愉しみはじめる。 (ダ、ダ、ダ・サイダーったらあんなに…) 初めて見る他人の交歓に、ミルクは魅入られたように目が離せない。柔らかなふくらみに顔を埋めながら ダ・サイダーは、胸の谷間に近い場所に長いキスをする。白い肌に一際目立つ、赤い痕が刻まれる。 「こいつが消える前には、戻ってくるさ」 「ダ・サイダー…」 レスカは感極まったように、ダ・サイダーの頭をその豊かな胸に抱き締めた。 ミルクはまだ知らなかったが、明日の夜到着予定だった使節団が、補給に寄った星で偶然内乱に巻き込まれたという 情報が、緊急通信によって知らされたのは、ほんの2時間ほど前のことだった。 二人はこの訪問の準備のためずっと忙しくしていて、ここしばらくはゆっくり話すこともままならなかったのだが、 前日の夜になってやっと取れた空き時間に久しぶりの逢瀬を約束していた。もはや日常茶飯事になっている 小さな喧嘩も珍しく勃発せず、やっと二人っきりの時間を楽しもうとしていた矢先の出来事だった。 宇宙へ飛び立つ技術を持ち、ドキドキスペースを救った勇者が守るアララ国は、使節団を救うため 出撃を余儀なくされることとなった。諸々の事情で夜明けを待たず、あと数時間でダ・サイダーは 旅立たなくてはならない。だが緊急事態に浮き足立った部下達は、つまらないことでも レスカやダ・サイダーの部屋まで指示を仰ぎにやって来る。彼らを振りきり、良く言えば部下を信じて、 二人はこの部屋に一時避難して一緒に過ごすはずだった夜のかわりに、つかの間の別れを惜しんでいたのである。
541 :
5 :2009/10/04(日) 03:26:21 ID:OR95S6vB
胸に顔をうずめるように抱き締められたのをいい事に、ダ・サイダーはそのまま口を使っての愛撫を再開する。 身を屈めて細くくびれたやわらかな腹を舌で辿りつつ、下腹部まで降りた唇はいったん肌への愛撫を止めて、 体を起こすとレスカの唇を奪った。ゆっくりと舌を絡めて、そうして大きな声を封じながら、 右手はレスカの腰にまとわりつくようにわだかまるドレスの中へ、素足の柔らかさを楽しみながら侵入していく。 腿を撫で上げられる感触とその後に来るであろう快感への期待に、口を塞がれたままレスカはきつく閉じた瞼を震わせた。 ミルクからは、今ダ・サイダーが何をしているのかはまったく見えない。小さな水音を聞いたような気もするが、 レスカの荒い息遣いと衣擦れの音がかき消してしまう。 「あ、や、ひらかない、でッ―やだ、やッ」 (な、ななななななにを!?) 塞がれた唇を振りほどき、高い声が上がる。ダ・サイダーに縋りついているレスカの上半身はびくりと仰け反り、 両足はダ・サイダーの体を挟みこむようにぎゅっと閉じた。 だがそんな些細な抵抗などものともせず、ダ・サイダーは左手で膝を大きく割り開き、行為を続ける。 二人が身じろいだ瞬間、月明かりにちらりとレスカの両足の間、奥深くにダ・サイダーの右手が差し込まれているのが見えた。 ミルクはくらくらする頭で、自分のそこの構造を思い浮かべようとするが、開かれ、大きく痙攣する レスカの足から落ちた靴の音が思いがけず大きく響き、ミルクの思考の邪魔をする。 「レスカ…」 「…ん…」 やがてドレスの中から手を抜いたダ・サイダーは、自分の首にしがみついて熱い息をこぼすレスカの瞼に 合図のキスをすると、下半身を密着させるように更に体を引き寄せ、そっとそのまま机の上に押し倒した。
542 :
6 :2009/10/04(日) 03:26:51 ID:OR95S6vB
息をすることも忘れたように見入っていたミルクだったが、これから行われるであろう展開を悟り、我に返る。 さすがにこれ以上はまずい。まず過ぎる。しかしミルクが急いで部屋を抜け出そうと身じろぎした途端、 下腹部に今まで感じたことの無い感覚が走りぬけ、かくりと膝の力が抜けた。咄嗟に股間を手で強く押さえる。 目の前の情事にばかり目が行って気が付かなかったが、目の前で繰り広げられる二人の愛の営みに触発されて ミルクのそこは熱をもち、じんじんと痺れるような疼きを伝えていた。 ミルクはまだ、男性経験は無い。もうずいぶん前から、ラムネスにならすべてを許してもいいと 気持ちだけは準備万端なのだが、自他ともに認める色ボケなラムネスはいわゆる純情プレイボーイで、 キスはともかくそれ以上のことは、ミルクが期待するほどの進展はしていなかった。日本の住居事情を考えれば、 親と同居している未成年が、ゆっくりとそういう行為を楽しめる状況ではないせいもある。 未知の感覚に力の入らない体に耐えているうちに、ダ・サイダーとレスカはいつのまにか深く重なり、 部屋には揺れる二人の体に合わせて、レスカの体を支えている古いテーブルがかすかに軋む音が響いていた。 (お姉さまが…ダ・サイダーがあんなふうになるなんて) レスカは終始反応を抑えていて、派手に嬌声を上げることも、大袈裟な痴態を見せることもなかったが 二人が十分に高ぶっていることは、その濃密な空気が知らせていた。艶かしく揺れる腰も、 弾む吐息も、二人の状態を雄弁に物語っている。 (ダ・サイダーって…案外上手い、のかな) ダ・サイダーの、僅かに上気した普段見せないような真摯な横顔や、不規則に跳ねあがるレスカのつま先から目が離せない。 指先ひとつ滑らせるだけで、レスカの白い肌が震える。ダ・サイダーの思うままに揺さぶられ、 いいように翻弄されているレスカが、助けを求めるように手を伸ばし、ダ・サイダーの肩に縋りつく。 お互いを呼ぶ声は途切れ途切れで、その響きさえ二人の行為に更なる熱を与えるようだった。
543 :
7 :2009/10/04(日) 03:28:00 ID:OR95S6vB
そうして一緒に高ぶっていく様は美しく、ミルクは体に蟠る熱に引き摺られるように、目の前の情事にうっとりと酔い痴れた。 ミルクが今まで経験したことのある、ラムネスとのじゃれあうような触れ合いは、僅かにくすぐったさを感じるだけで、 今体を支配している腰の抜けるような疼きは、初めて経験する感覚だった。ラムネスの技巧の未熟さ、好きな相手と体を繋げる快楽、 そして自分の体が開発されていないということを経験的に知らないミルクには、 手探りで適当に手を滑らせているだけに見える愛撫で、あの、実はとても純情な姉をこんなにも乱しているダ・サイダーは、 ミルクの知るアホなダジャレ男ではなく、引き締まった体に色気を纏った、見知らぬ大人の男に見えた。 「っ…、ダ・サイダッ…あ、ん」 「は…いい、ぜ、レスカ…」 「バ…カ!ァ、…あ…!」 ミルクがぼうっとしている間にも二人の行為は続き、レスカは段々と声を抑えられなくなってくる。 荒い吐息にレスカの切羽詰ったような声が混じるようになると、ダ・サイダーは体を倒し、 レスカの声ごと飲みこむように深く口付けた。そうして全身で強く抱き合うと、程なく二人は何度か大きく痙攣し、 同時に頂点に駆け上った。それを見たミルクは、きつく手で抑えた股間を中心に、ひどく熱く、 えもいわれぬような快感が漣のように体中を満たすのを感じた。 目が眩むようなその感覚が過ぎ去るまで、ミルクはこの濃密な空気に囚われたように動けなかった。
544 :
8 :2009/10/04(日) 03:29:24 ID:OR95S6vB
二人の荒い呼吸の音だけが響く中、ミルクはふらつきながらもなんとか立ちあがる。 取り落としてしまった食料も、忘れずに手に持った。もう一度そっと二人を窺うと、 まだ余韻冷めやらぬ様子で、幾度も口付けを交わしている。その隙にミルクはそっとドアを開けると、 静かに廊下に出ることに成功した。 (見ちゃった…見ちゃったみちゃった見ちゃった!結局ぜんぶ……しかもあたし…) 深夜の廊下はさっきよりも冷えこんでいたが、顔は真っ赤に火照っていてまったく寒さを感じない。 少しでも動くと下腹部の濡れた感触が気持ち悪かったが、まもなく部屋から出てくるだろう二人に 追いつかれるわけにはいかなかったので、縺れる足で必死に走った。やがて無事に部屋にたどり着くと、 ミルクはすぐさま自分用のバスルームに飛びこみ、服を着たまま熱いシャワーを浴びた。血の繋がった姉と、 ミルクにとっても近しい人間であるダ・サイダーとの交わりは、自他ともに認める耳年増なミルクにとっても あまりに刺激が強過ぎた。熱い湯を浴びてもなかなか高ぶった心と身体が静まらない。ぐっしょりと濡れた下着も、 今見てしまった情景も全て洗い流してしまいたかった。 そうしてバスルームから出てくると、ミルクは濡れた髪もそのままに自分のベッドに倒れこんだ。 極度の緊張状態が長時間続いたせいか、酷く疲れていた。乾いた毛布とパジャマの感触が気持ち良くて、 やっと少し気持ちが落ち着く。体に残った熱を吐き出すように深い溜息をつくと、ミルクはそのまま気絶するように眠りについた。 濡れた髪のまま眠ったせいか、昨夜の出来事のショックか。 ミルクはそれから一週間ほど高熱をだして寝こむことになる。幸か不幸か周囲の反応は、 来客用のご馳走が中止になったのがそんなにショックだったのかという見当外れなものばかりで、 ミルクは夜な夜な夢に見るようになってしまった、ダ・サイダーとレスカの愛し合う姿に憔悴しながらも、 ホッと小さな胸を撫で下ろすのだった。 おしまい ダ・サイダーのダジャレ、ズルしてすまんw ミルク視点にする為にずいぶん削っちゃったぜ あとで気が向いたらダーレス視点のエロだけ抜き出して手直しして うpするかもしれないし、しないかもしれないw
そうそう昔馴染みの三人なとこやレスカの照れがいいよね
って
>>536 にレスろうと思ったらまさかの神降臨!GJ!もえた…もえしんだ
カッコヨス!話の背景や部屋の情景もさることながら
純情ミルク視点で大人な二人がたまらん!
ダジャレバカが色気ある大人の男とかときめいた
個人的にもかぶる解釈沢山で(ラムミル未経験とか城生活とか)そんなとこも楽しかった
おかげさまで寝れねぇwwよいものをありがとう…!
>>536 仕事の休憩中に読んでしまって、
その後の仕事はずっと顔ニヤニヤしっぱなしだったじゃないかGJ!
耳年増ミルクかわいいよ、ありがとう、本当にありがとう!
>>545 さん同様、 色気のある大人の男 表現にときめいた。ダジャレバカにもwww
ダーレス視点のも読みたいよ!読ませてクレヨン!!
一番気になるのは、ダーは本当にミルクに気付いてなかったのか?って点なんだ!
>.536 まずは激しくGJしておきますね。いいものを読ませていただきました。 がっつり大人な関係のダーレスに、まだ純情なラムミルってのもいいなぁ…。 本来なら、年齢的にもそんな関係なのが正解なんだろうけどね。 俺の脳内で繰り広げられる妄想だと、純情度がダーレス>>>ラムミルで困る。 ところで、ダーレス視点でのSSも期待していいのかい?
>>536 おおお大人じゃあああああああああ。
でも基本は純情なのもいいですね。
食料漁りや食糧事情も笑ったっす。
>>536 GJ!GJ!
萌えっぱなし!!
設定や背景がすごく自然で、あっというまに最後まで読めた。
このダーレスが、俺の中での公式にさせていただこうと思う。
550 :
536 :2009/10/04(日) 23:02:29 ID:OR95S6vB
みなさん たくさんのレス ありがとう 暖かい感想にも感謝感激 このお礼はダーレス視点のを頑張ることでかえさせて頂きたいと思います いつも設定厨なので設定背景が自然とかGJとか言われるとすごく嬉しい ミルクは、バリバリヤってる設定でもいいんだけど 同じ家に住んでると逆に進展しにくいんじゃないかなと思って今回は歳相応ですw ダ・サイダーがミルクに気付いているかどうかは、プロット段階で結構悩んだんだけど 何かしら気付かせると更に余計なエピが増えちゃって「エロパロ」と離れすぎちゃうので切り捨てました それにさ…「エロパロ」で見られてるのに気付くって、3Pフラグじゃん? またはこの後追いかけてダーミル無理矢理フラグじゃん? カフェオレ王女を崇める会会員としては、三姉妹に後々遺恨を残す展開は避けますたw では、また執筆がんばる
>536 すげぇ。GJ 普通に最初の倉庫設定読んだだけで凄いと思ったw
ここの住人は、基本はラムネスもミルクもダ・サイダーもレスカも 童貞処女で本命とやって一生本命のみ?だよね? レスカは遊んでるかと思ったんだが、誰より乙女で純情とか後付けされたからな 非常にGJだけども
馬場ラムネくんが、ミルクのことを忘れて13歳で既に童貞卒業してたらあるいは……
・最近、マンネリ気味だな。と思ったダーレスとラムミルが、それぞれスワッピングを提案 ・いっそのこと4人で仲良く楽しむ ・無防備すぎるココアさんに、理性が飛んだラムネスorダ・サイダーが暴走 ・あえて勇者二名と聖なる三姉妹以外の作中登場人物同士で 俺の貧相な想像力では、この程度しか思いつかない。
>>553 EX2で純情プレイボーイとか補正されてたが、EX冒頭のノリじゃあやっててもおかしくないよな
>>554 上2つ以外はどうにか阻止の流れにしないとラムネのノリが損なわれちゃいそうだw
まあエロパロならなんでもアリだけど
裏三姉妹が成立してたらリアルで4番目だな…
自分もベースは
>>552 だがノッてみる
1・恋の手ほどきわんつーさんし!なレスラム(レスカ攻)
2・ラムネスにあえなくて切ないの…!慰め系ダーミル(大人ダー発展系)
3・ガミタコラス(下半身タコのあれ)にチェン精神憑依し再度ダ・サイダーへ復讐(レスカ触手フラグ)
4・中身が子供すぎるシロップとの好奇心と遊びのあやまち(未経験ミルク)
5・実は正義の巫女だった山姉妹。満たされぬ勇者への片恋からダークサイドへ
→現世にて金→ミルク、銀→レスカに精神憑依しての復讐と成就
1、2は大人な方が寸止め
3、4はパートナーが助けに入る
5は…なんか愛の力で…
謝りたくなってきた。
実にけしからん。 もっとやりなさい。
>>556 触手ktkr
しかし触手は、見るんだったら絵がいいよな
その1、逆ならネタがあるんだよw
ラムネスがちょっとだけちょっとだけで陥落するやつ
見るだけ、ね?レスカの綺麗なカラダ、見たいな〜
これ以上は脱がさないからさ〜、ちょっとだけ!
ダイジョビダイジョビ、指だけ指だけ〜
みたいなwww
でもニーズも無いだろうし、あんまり真面目に考えたくないからボツでw
>>552 ダ・サイダーはメタコが本命じゃないか?w
>>557 サーセンwww
>>558 そういうライトなノリもいいなw 押しに弱いレスカ萌える
触手とか言っておいて何だが
軽めなエロコメでもマジはいってても
最後は基本カプがなんだかんだで2424がいいとは思ってるんだ…
誰か書いてくんないかな
>>554 の「いっそ4人で〜」って流れだと、レスカ総受の方向に妄想が膨らんでしまうのは俺だけでいい。
562 :
536 :2009/10/12(月) 01:34:01 ID:dj/Cj9Mk
結局基本カプしか書けなくてサーセンw ダーレスバージョンできまった すっかり別物です… 前作の文章を引き継ぎつつ話作るのって難しいな、勉強になった 連載できる人ってすごいわ 前作の雰囲気を壊してたらすまん、どうか別物として見てくれ…矛盾あったらごめん 読みたくない人は前と同じくIDをNGでおねがいします ところで上の流れで考えたんだが、サイダー×レスカってどうよ? または先代ラムネス×現代ミルク 体はダ・サイダー、意識はサイダー レスカを姫扱いしてみたい
>558 ニーズならここにある。 それ読みたいマジで。 >562 先代と現代のミックス(・∀・)イイ!! ね。 姫扱いされ慣れてない現代の姫がさぞや焦るだろうw
564 :
1 :2009/10/12(月) 02:02:35 ID:dj/Cj9Mk
明日の夜到着予定だった使節団が、補給に寄った星で偶然内乱に巻き込まれたという情報が、 緊急通信によって知らされた。二人はこの訪問の準備のためずっと忙しく、 ここしばらくはゆっくり話すこともままならなかった。 前日の夜になってやっとできた空き時間にこっそり逢う約束をして、 それをバネに忙しさを乗りきってやっとゆっくりお互いの顔を見られた、そんな矢先の出来事だった。 宇宙へ飛び立つ技術を持ち、ドキドキスペースを救った勇者が守るアララ国は、 使節団を救うため出撃を余儀なくされることとなった。諸々の事情で夜明けを待たず、 あと数時間でダ・サイダーは旅立たなくてはならない。だが緊急事態に浮き足立った部下達は、 つまらないことでもレスカやダ・サイダーの部屋まで指示を仰ぎにやって来る。彼らを振りきり、 良く言えば部下を信じて、二人はこの部屋に一時避難して一緒に過ごすはずだった夜のかわりに、 つかの間の別れを惜しんでいた。 「先方の国王直々のお願いなんだから、しょうがないでしょ」 「にしたって!ここまで迅速にやらなきゃなんねー必要がどこにあんだよ」 「……間違っても、最悪の事態は避けなきゃならないわ。そうでしょ?勇者様」 ダ・サイダーは反論しようと咄嗟に口を開くが、諦めて口を噤む。行儀悪く舌打ちして、大きな溜息をついた。 ゴブーリキとの戦いのせいで国交を断絶していた先方の王家は、いまやそうでない国の方が 少ないのかもしれないが、ドキドキスペースを救った勇者ラムネスと勇者ダ・サイダーの大ファンだった。 普通に考えたら、自国で采配した方が早く使節団を救助できるような場所と規模の内乱で、 わざわざアララ国に助力を要請してきたのは、勇者の実力を間近で見たいという、少々不謹慎な 動機があるからだろう。 ダ・サイダーとて、使節団を助けに行くこと自体には文句も不満も全く無い。 不安に震える彼らの前に颯爽と現われて、瞬く間に内乱を鎮静する。悪くないシナリオだ。 ダ・サイダーの名声は更に広まるだろう。それでも。 「…へーへー、全くモテる男は辛いぜ」 勇者だって一人の男であるがゆえに――特にアララ国に所属する勇者二人は、欲望に忠実すぎることは 周知の事実である――身分上、そしてダ・サイダーとレスカの意地っ張りな性格上、 なかなか持つことが出来ない二人きりの時間をふいにされた切なさに、恨み言の一つも吐きたいというものである。
565 :
2 :2009/10/12(月) 02:02:48 ID:dj/Cj9Mk
「おまえは来ねえのかよ」 「―無理よ、今回は」 王女のくせに戦闘経験豊富な三姉妹は、今回はアララ国から通信で戦況を見守り、 場合によっては後発で補給部隊を指揮することは決定事項になっていた。その準備だって人手がいるのだ。 「だよなあ…せっかく」 ダ・サイダーの気配が近付き、月明かりが翳る。レスカが警戒する前に、素早く腰を抱き寄せると耳元に囁いた。 「今日はたーっぷり可愛がってやろうと思ってたのによ」 「バカ…!」 耳元で、吐息混じりに口説かれて、逆らえずダ・サイダーの腕の中に飛び込む。 レスカとて、離れたくない気持ちは同じなのだ。 「早く、…早く帰って来なさいよ、あんたならあんな内乱、ちょろいもんでしょ」 「まかせろよ、このドキドキスペース一の勇者、ダ・サイダー様にまかせてオーケストラ!」 恋人同士になっても、二人きりの時間でも、少しも変わることのない愛しいバカを抱き締める。 レスカより熱い体が、もっと強く抱き締め返してくれる。 「…ふふ、バーカ…その調子で怪我でもしてきたら、ただじゃおかないんだから」 「いいぜ、帰ってきたら存分に調べさせてやるよ。…ベッドでな」 ダ・サイダーの背中に回された細い腕が、いやらしいことばかり言うなと叱るように軽く殴る。 しかし、その手はそのままタンクトップの裾から入りこみ、感触を楽しむように撫で上げた。 「……ダ・サイダー…」 「…レスカ」
566 :
3 :2009/10/12(月) 02:03:00 ID:dj/Cj9Mk
「う…」 浮気しないでよ、と言いかけてやめる。今日出発する精鋭部隊には、わずかながら女性も含まれている。 先方の使節団にだって、どんな美女がいるかわからない。しかし、戦況的な心配はほとんどないとはいえ、 戦地に赴く直前に、また喧嘩になるのも避けたかったので、レスカはギリギリでこらえる。 「しねーよ。」 しかし見透かされている。 「今回は」 なぬ!? 「もとい。決っっしてそんなことはせん。未来永劫」 レスカが全く信じていないジト目で睨む。 「レスカ、ある所に非常に巨乳好きな男がおったそうな。ある日、そいつの友人がオススメの写真集を訊いたところ、 そいつはこう言った。「見ない?栄子(未来永劫)」」 「……」 レスカは目を伏せ、わなわなと震えながら眉間に深いしわを刻む。キレるまでのカウントダウンが始まっているようだ。 「まー、そのためにもだ」 原作に忠実なギャグ落ちに終わりそうな展開を回避するため、ダ・サイダーは慌てて誤魔化すように レスカを引き寄せると、至近距離で目を覗きこみ、レスカの好きな声音で囁く。 「今はめいっぱい…な?」 言葉とともに抜け目なくブラジャーのホックを外される。誤魔化されるものかと睨みつけても、 キスと一緒に囁かれた言葉はレスカの体の芯をつたい、腰の辺りに落ちてまず一つ目の、火を灯す。 ダ・サイダーはレスカが身につけていたショールや腰紐、ブラジャーなどを次々と床に落としていく。 レスカもダ・サイダーの服を脱がせようとしたが、思いとどまる。 ダ・サイダーはこれから暫く部下達との共同生活なのだ。親衛隊隊長兼、特別任務の指揮官としての 個室は当然用意されているだろうが、城での生活のようにはいかないだろう。 なによりダ・サイダーには隠そうという配慮が無い。いつものように我を忘れて、背中に爪を立てるわけにはいかない。
567 :
4 :2009/10/12(月) 02:03:10 ID:dj/Cj9Mk
性急なキスと愛撫に、レスカの体はすぐに弛緩してしまい、膝がかくりと抜ける。 ダ・サイダーはレスカの体を受けとめると、近くの白い布のかかったテーブルに座らせた。 「やだ、ちょっと埃っぽいじゃない…」 いい雰囲気をぶち壊すレスカのセリフに、ダ・サイダーは気勢を削がれて肩を落とす。 結局似た者カップルである。しかしダ・サイダーがこのくらいでめげる男であるはずがない。 「あのな……。…申し訳ございません姫様、他に適当な場所がありませんでしたので。どーかお許し下さい」 「し、しょうがないわねえ」 芝居がかった口調だったが、真面目くさった顔で手の甲にキスまでされて、レスカはまんまと頬を染める。 レスカがダ・サイダーのどういう顔に弱いのか、もうバレてしまっている。しばし見つめ合い、同時に吹出す。 「何やってんだか」 「全くだぜ」 そのまま自然に、唇を重ねる。本当はどんな場所だっていいのだ。二人でいられるなら。 小さな音を奏でながら唇を吸い合い、戯れるように愛撫する。やがてお互いに舌を絡めあう頃には、 中断していた愛撫は更に熱を増して、二人は行為に没頭していった。 レスカの部屋着は腰の辺りまで引き下げられ、白い素肌が月明かりでひときわ青白く浮かび上がる。 鮮やかに色づいた乳首や、悩ましげに眉を寄せたレスカの上気しているはずの頬も耳の先も、 月明かりのせいで白く冷たく輝いている。いつも肌をさらすのはたいてい、天蓋のついたベッドの カーテンで覆われた薄暗い空間で、夜とはいえ煌煌と光る月明かりに隅々まで照らされたレスカの裸体に、 ダ・サイダーは思わず見惚れる。これをすべて思うままに汚して、鳴かせてもいいのは自分だけなのだと、 普段は忘れている独占欲が顔を出す。 「やん…はぁ、は……ッ」 強い衝動に逆らわず、ダ・サイダーは紅く色づき、誘うように膨らみはじめた乳首に震い付く。 舌で固くなった感触を転がすように楽しみ、豊かな乳房のふくらみを舐め上げる。 ソープの香りの狭間からわずかに立ち上るレスカの甘い匂いに、理性が焼き切れそうになる。
568 :
5 :2009/10/12(月) 02:03:24 ID:dj/Cj9Mk
激しい胸への愛撫に翻弄される意識を必死にたぐりよせ、レスカも何とかこの快感をダ・サイダーに返そうとする。 が、この態勢では大したことはできない。だからせめて、ダ・サイダーのつややかな髪を梳く。 ろくな手入れもしないのに、枝毛も切れ毛も無いつややかな髪を、イイコイイコするように撫でつけてから、 一房手に取り指の間からサラサラと零れ落ちる感触を楽しむ。顔を伏せて旋毛に近い所に口付けると、 レスカと同じシャンプーの香りがして、なんだか可愛いくて笑う。あまり経験の無い体位で、 あまり見ることの無いダ・サイダーの頭を見下ろすのは新鮮だった。 「…んっ…」 胸に落ちる小さな痛みに、レスカは吐息を漏らす。ダ・サイダーが、胸の谷間に近い場所に、 ほのかに赤い痕を刻んでいた。 「こいつが消える前には、戻ってくるさ」 「ダ・サイダー…」 普段は、レスカはその立場上、体に痕をつけさせない。好きな相手が、自分に残す愛したことのしるし。 レスカとて、それが嬉しくないわけではない。わずかな期間とはいえ、別離を前にしたこんな夜だけは、 ぎゅっとダ・サイダーの頭を抱き締めて、怒り出すことなく素直にその喜びを伝えるのだった。 いつものように怒られないことに気を良くしたダ・サイダーは、そのまま口でレスカの体を味わっていく。 身を屈めて細くくびれたやわらかな腹の感触を堪能し、ゆっくりと下腹部まで降りた唇は いったん肌への愛撫を止めて、体を起こすとレスカの唇を奪った。突き上げる欲望に逆らわず、 柔らかな太腿の感触を楽しみながら、右手をドレスの中に侵入させる。 手探りで素早く下着を脱がせようとしたダ・サイダーは、下着の形状を確かめた途端、密かににやけた。 レスカは腰の両脇で紐を結んだ下着、つまりヒモパンを穿いてきたのだ。無防備な下着に込められた、 意地っ張りなレスカの精一杯のお誘いに、ダ・サイダーのボルテージも血圧も一気に跳ね上がる。 今クィーンサイダロンのコクピットにいたら間違い無くヤリパンサーに変形できる。 (ご期待通り、とびっきり気持ち良くしてやるからよ!) 期待してない!と噛み付かれそうなので、心の中だけで宣言すると、ダ・サイダーは蝶々結びにされた 結び目を一気に紐解いた。 もう片方の結び目はそのままに、既に潤みをおびていることを確かめるように指を泉に浸し、 こういうことだけ呆れるほど器用に動く指先は、慎ましく閉じられた襞をこじあけぬめりを全体に広げるようにくすぐった。 「あ、や、ひらかない、でッ―やだ、やッ」 敏感な部分に近づくダ・サイダーの指にそっと耐えていたレスカは、いきなり隠された部分を開かれて、 その羞恥とひやりとした外気が入りこむ冷たさに背を逸らす。 二人が体を重ねるようになってから、まだそれほどの時間は経っていない。まだダ・サイダーを受け入れることに 慣れていないレスカのそこを、溢れ出す蜜の滑りを借りて念入りに愛撫する。閉じるレスカの足を 大きく開かせながら、ダ・サイダーは指先に感じる熱い体内の感触に目を閉じて、熱い吐息を逃がした。
569 :
6 :2009/10/12(月) 02:03:37 ID:dj/Cj9Mk
「レスカ…」 「…ん…」 体内を探られる感触に、ダ・サイダーの首にしがみついていたレスカの瞼に合図のキスをして、優しく腕をほどく。 「もう少し、足、開けるか」 興奮に、ダ・サイダーの呼吸がかすかに乱れている。そんなことにさえ煽られて、レスカは羞恥に強張る両足を、 導くにまかせて更に大きく割り開いた。腿の内側にダ・サイダーの体が割りこむのが恥ずかしい。 逃げ出したいくらいなのに、さっきまで指で弄られていた場所がたまらなく切なくて、 レスカは手元の布を強く握り締める。強請ってしまいそうな衝動を、せめて堪える。 「ダ、サイダー…、ァ、ア…あ…ッ!」 レスカの内心の葛藤にも気付かず、ダ・サイダーはゆっくりと体を押し倒すと、位置を合わせて いきり立った自分の切っ先でレスカの入口を探る。熱く濡れた粘膜と触れあう感触に逸る体を宥めて、 ゆっくりと深く体を重ね合わせた。 (あー…足りね…) 断続的な甘い痺れが体の中心からわき上がり、全身を満たしていく。しかし、ダ・サイダーの心は いまいち満たされなかった。 人一倍秘め事に慎重なレスカは、いつもと場所が違うせいで終始反応を抑えていて 派手に嬌声を上げることも、大袈裟な痴態を見せることも無い。もちろんレスカがとても感じていることは、 ダ・サイダーは十分にわかっている。しかし、鍵がしっかりかかり、厚い壁で守られている レスカやダ・サイダーの自室で致す時は、レスカも安心してもっとたくさん可愛い声を聞かせてくれるのに。 久しぶりのせいか、戦地に向かうダ・サイダーに付いて行けないせいか、今日はいつもよりずっと素直でしおらしいのに。 (チクショウ、ただじゃおかねえからな) せっかくのスイートタイム、せっかくのツチノコなみに貴重なレスカを十分に堪能しきれなくて、 ダ・サイダーは方向性の定まらない怒りを湛える。そのせいで思わず強く揺さぶってしまったのか、 レスカの荒い吐息に切羽詰った声が混ざってくる。そろそろ限界が近いようだ。
570 :
7 :2009/10/12(月) 02:03:58 ID:dj/Cj9Mk
「っ…、ダ・サイダッ…ア、…ふっ」 体を重ねるたびに深まっていく快感と、おさまるどころか更に募る恋心に、レスカは耐えきれず涙を零す。 揺さぶられる快感に、理性はとうに塗りつぶされている。ダ・サイダーが抱え上げていたレスカの足は いつのまにか腰にしっかりと絡みつき、律動に合わせて無意識にタイミングを合わせている。 そんな恋人の痴態に、ダ・サイダーは愛しさが込み上げる。 「はッ…いい、ぜ、レスカ…んな好きか?オレ様のことが」 「バ…カ!ァ、…ん、も…」 「…ッ…あぁ、…オレも」 条件反射のように返される悪態とは裏腹に、レスカの体内は素直にダ・サイダーの言葉に応えて、 きつく絡みついて愛の証を冀う。近付く終わりの気配に、ダ・サイダーは意地っ張りなレスカの口を覆うように、 深く口付けた。声を漏らさない為に必要なこととはいえ、体中を駆け巡る快感の逃げ場所を封じられ、 レスカは形の良い眉をしかめて苦しげにダ・サイダーの背中に縋りつく。 ダ・サイダーも壊してしまいそうなほどレスカを強く抱き締めて、最後の予感に目を閉じる。 全身であますことなく抱き合って、二人は同時にめくるめくような快感の頂点に駆け上った。 使節団とともに派遣されてきていた曲芸団は、半人半獣の少女達で構成されていた。 アララ国王家親衛隊きっての精鋭部隊の活躍に感激し、心酔する彼女らにほだされたダ・サイダーは、 ついうっかりレスカとの約束を意識的に忘れることにする。いったん自国に帰るという使節団を、 本星まで護衛することをとびっきり格好つけて高らかに宣言したところを、 後続部隊の大艦隊を引き連れて、直々にやってきたレスカに丁度傍受された。 ついさっき、驚くべき強さと機動力でもって内乱を見事平定した勇者は、 アララ国の清楚でたおやかだと名高い姫に耳をつままれ、公衆の面前で引き摺られて行く姿を晒すことになる。 のは、また別のお話 おしまい☆彡 もっとライトな文章が書けるようになりたいお…
>>563 サイレス萌えるよね!
2代目ラムネスはわりとミルクを姫扱いできそうだけど
ダ・サイダーはちょっと多分無理だもんなw
>>562 まさかのリアタイ投下ァァ待ってましたダーレス視点!
めっちゃもえた!挟まれるギャグも声出して笑ったわwww
でもって詩的な表現なのにちゃんとエロいすげーエロい
吹き出しちゃうとか足りねーとか精一杯のお誘いとか、ミルク視点じゃ解らなかった所たまらーん!
そしてサイレスも燃えるんだぜ☆
カフェオレ王女を崇める会入会したいぜ
>>562 そのサイダー×レスカってのは
お互い自分のちゃんとしたパートナーだと勘違いした上での行為なのか
それとも別人だと判った上での行為なのか
その辺気になる
ダー(inサイダー)に姫扱いされてワタワタするレスカは可愛いと思うんだが
サイダーがカフェオレ姫知ってからは、姫以外とイチャコラ出来る器用な人だとは思えないんだけどどうよ?
とかレスろうと思ったら投下始まってた!!
いーねいーね、今回もいーね!
ケンカップルだけどちゃんと甘くて、でもナチュラルな二人で、オチまでしっかりついててGJ!
別物じゃねーじゃん、ちゃんと前作引き継いでるじゃんお見事だよ!
ガーターベルトにストッキングってのも良いけど、ヒモパンも浪漫だよね
こりゃミルクにゃ刺激強いわ
そういやレスカの趣味って下着集めだったよな、と ふと思った
>>562 さん、いつも楽しませてくれて本当にありがとう
好みの文章過ぎてマジお友達になりてえよ
すばらしい…まんまレスカでダサイダーなもんだから、 違和感なくひたすら没頭できるので、余計にニヤニヤしてしまうよ。 アラブ人のアリが倒産!
おまいら…宵っ張りだなw
つかありがとう。・゚・(ノД`)・゚・。良かった引かれなくて
こんなくどい駄文にありがとう
余計なギャグに気力注いで本分(エロ)がおろそかにw ある意味原作通りか
とにかくおまいらがニヤニヤできたんなら本望です
>>573 自分的サイレスネタバレになるけど
エロの最中に降臨
サイダーはレスカの中にカフェオレを見つける
レスカは外見はダ・サイダーだし、意外に似てることに驚く
結局ボーダーレスみたいな感じ
あとはエロパロってことでダーレスでできないド甘いエロ
一夜の夢
と思いきや次の夜もktkrwww←オチ
みたいなw
エロパロ板でしかできないネタってことで考えててあんまり深く掘り下げてないんだ、スマソw
たまにはラムミルも読みたいお…
残念ながら今脳内がラムレスのターン なんかビッグウェーブキター
ラムレス楽しみだ!
ぜひ基本カプとは違う表情を見せる二人を
しかし賑わってきて嬉しいぜ
>>575 の「エロパロ板でしかできない」
になんか開眼した
需要ないかもしれんがタコチェンレスか
金銀乗っ取りやってもいいだろうか
別シチュでって考えただけのネタだし
今まで読み専だったから皆みたくうまくいかないと思うけど…
>>575 自分573だけれども回答ありがとう
ボーダーレスか、それイイね!四人とも幸せならこっちも幸せだ
「ダーレスでできないど甘いエロ」ってのも期待度上がるお
つかオチ読みてえwww
>>578 開眼者ktkr
タコチェンレスって妙に語呂がいいなw
金銀乗っ取りも切なそうな予感全開だけどすげえ気になるんで
ぜひやってみてくれまいか
上手い下手が問題じゃないんだよ、燃え滾る情熱があればイーンダヨ!
つーわけでwktkして待ってる!
とんでもない勢いでラムレスが出来てしまいました
>>563 のレスを見て、そこに至るまでの過程がな〜、動機が無いよな、と思ってたんだが
本スレで XX の文字を見てキタタターボでプッツーンしてしまいました
リアルタイムではまってなかったのでXXは読んで無いんだけど
どうもダ・サイダーとミルクの結婚式があるそうで…
ならラムネスとレスカでこっそりワルイ事する理由があるじゃん! なんつって
XXの前後状況まったく無視、ただ結婚式があって、レスカはとても傷ついただろうな、
ということだけで妄想してます
ただ、キャラ解釈が、ちょっと不充分かも…
NGワードは「ラブレス」 www
でも根底にあるのはダーレス(ラムミル)で、最後まではやってませんのであしからず
とりあえず
>>563 に捧ぐ!完璧ラムレスじゃなくてすまんけど
581 :
ラブレス1 :2009/10/13(火) 00:15:28 ID:/NQAMx0k
「それで、この惨状なわけね」 ラムネスの部屋は足の踏み場も無いくらい、買い物袋で埋め尽くされている。 レスカのストレス発散の結果である。 今回はハラハラワールドでの買い物だけでは満足できなかったらしく、この有様だった。 これだけの量を買うには、かなりの大金が必要だと思うのだが、 どうやらホーカイグループのプラチナカードを持っているらしい。 どういう交渉で手に入れたのやら。 これだけ買い漁って、しかし当の本人はというと、テンションはどん底らしく さっきからラムネスのベッドに突っ伏して動かない。物欲をいくら満たしても、 傷ついた心は癒されなかったらしい。 「…あんたは何とも思わないわけ」 ぼそっと聞かれて、何のことかしばし考える。 「…ああ、ミルクのこと?んー、まあミルクの食欲の凄まじさは よーくわかってるからねぇ。ハハハ…」 ラムネスは乾いた笑いをこぼす。実際、話を聞いた時も、 激しく呆れただけでほとんど腹は立たなかった。 普段、ミルクの食欲の被害を一身に受けているせいだろう。 むしろ、巻きこまれたダ・サイダーに同類的な同情を覚えたくらいだ。 「ふーん、…お優しいことね…」 こちらを見もせず、気の無い返事をかえす。ラムネスは小さく溜息をつくと、 せめてそっとしておいてやろうと、立ちあがってドアの方へそっと向かった。 「ラムネス…あたし、魅力無い?」 「へっ!?」 レスカはいつのまにかベッドの上に起き上がり、ぺたりと座りこんでいた。 「あいつは、ずっとそばにいても、手ひとつ出して来ないわ。 あたしがこうして落ちこんでても、何に傷ついてるのかも全然気付いてくれない…」 「レスカ…」 「あたしはただの相棒で…女として、気にかけるほどのこともない、存在なのかな…」 いつも気の強い光を放っている目は伏せられて、淡い色の睫が小さく震えている。 迷子になった子供のような、あどけない表情に胸を突かれて、 ラムネスはレスカの隣にそっと腰掛ける。 「そりゃ、あんたにとっちゃ、あたしなんて年増のオバサンなんだろうけど」 普段なら決して出ないような自虐的なセリフを吐くレスカに、 こりゃ重症だとラムネスはそっと手を伸ばす。
582 :
ラブレス2 :2009/10/13(火) 00:15:44 ID:/NQAMx0k
「自分で言っちゃダメだろ、そんなこと。 …オレが、何っ回もレスカの変装に骨抜きにされたの、忘れちゃった?」 うつむいたレスカの頬にそっと手をあてて、優しく問い掛ける。 「ラムネス…」 「オレが、確かめてやろうか?レスカが、魅力ないのかどうか」 「え…」 「あ、別に無理にとは言わないぜ。今と同じこと、あのバカの前で言ってみろよ。 きっとイチコロだから」 ラムネスはフォローのつもりだったのだが、ダ・サイダーのことが話題に出たせいで、 レスカの表情が強張る。 「…いいわ。確かめて…ラムネス」 ラムネスがカーテンと部屋の鍵を閉めに行っている間に、レスカはシャツのボタンをすべて外し、 その勢いで一気にスカートのファスナーを引き下げた。 「オレが脱がしていい?」 レスカの言葉に、まじかよ!?と一瞬動揺したラムネスだったが、 すぐに気持ちを切り替えると、弾んだ声で聞いてきた。 さすがにそれはどうかと思ったので、レスカは自分で脱ぐと言って景気良く下着姿になった。 もともと、自信の無いのはダ・サイダーに関することだけで、 見せるのは自分でも惚れ惚れするほどの、磨きあげた自慢の体だ。 しかもヤケになっている今、レスカに戸惑いなどなかった。 「おぉー…さっすが、ないすばでー」 鼻の下を伸ばして、ラムネスが賞賛する。深い赤の、レースをふんだんに使った 下着はレスカによく似合っていて、完璧な美しさだった。 (にへヘ、眼福眼福) 降ってきたような僥倖に、ラムネスは内心お祭り状態だ。 しかし、落ちこんでいるレスカの手前、表情には出さない。 「…そうよね。」 「うん、男としたらほっとけないレベルだよ、これは。見る目がないな、ダ・サイダーは」 手放しで褒められて、レスカは僅かに表情を緩めて、小さく頷く。
583 :
ラブレス3 :2009/10/13(火) 00:15:56 ID:/NQAMx0k
「…で、それだけ?」 「…は?」 「もう、脱がないの?」 レスカの目が見開かれる。 「あ、あんたねぇ、これ以上なんて」 僅かに体を引くレスカの腰を捕まえて、ラムネスはここぞとばかりに攻める。 「いいじゃん、ここまで来たら。見るだけ。ね? レスカの綺麗なカラダ、もっと見たいなぁ〜」 背徳的な匂いのする行為に似合わぬ、明るい声でねだられてレスカはうっかりほだされる。 ダ・サイダー以外に、見せる。その小さな裏切りめいた行為が、 傷ついたレスカの心を少しだけ慰めるような気がした。 見るだけ…ならまあ、いいか。 レスカは手を背中に回し、ブラジャーのホックを外す。形の良い乳房が、露になる。 頂点を飾る2つの果実は、そそるような桃色でラムネスは無意識にのどを鳴らした。 「すごく…キレイだ、…レスカ」 さっきまでの明るい雰囲気が嘘のように、低く色めいた声で言うやいなや、 ラムネスはレスカの乳首を口に含んだ。 「っあ!ラ、ラムネス…!なに…ッを」 両手の指を絡めて抵抗を防ぎ、両の乳首を乳輪ごとたっぷりと舌で愛撫する。 「ア、あ!嫌、ラムネス、やめ…ッは、あぁ…!」 力の抜けたレスカの体をたやすく押し倒すと、胸の谷間からショーツに包まれた 下腹部まで、軽いキスを繰り返して降りていく。たまに胸に戻っては、 感じやすい頂点をきつく吸い上げ、レスカの抵抗を紛らわすのも忘れない。 胸を激しく愛撫される初めての快感に、レスカはうっかり夢中になりかける。 ラムネスはレスカが没頭し始めているのを見て取ると、手をほどき素早く足を開かせると、 下着の上から局部を大胆に舐めあげた。 「あぁ!あ!や、あああ!」 下着ごしとはいえ、熱く濡れた舌で敏感な快楽の芽を攻められ、レスカは大きく仰け反る。 好きな男以外に無理矢理股間を口で愛撫されて、しかも感じてしまっているという、 あまりの背徳感に体はかえって燃え上がってしまう。 「イヤ…、ねえ、やだ…!ラムネス…!」 掠れた高い声が、やめて欲しいと懇願する。
584 :
ラブレス4 :2009/10/13(火) 00:16:06 ID:/NQAMx0k
「大丈夫、これ以上脱がさないよ。キモチイイでしょ?今だけ、全部忘れて感じてなよ」 今だけ忘れて。その言葉にはっとする。 同時に、今まで枯れてしまったように出なかった涙が、一気に溢れた。 レスカは胸に込み上げる激情に嗚咽を漏らしながら、体を駆け巡る快楽に身をまかせる。 「レスカ、可愛いね。肌もキレイだし、こんなに感じやすいし」 ラムネスは柔らかな臀部を撫でながら、ショーツの隙間から指を入れる。 「声もすっげえソソる」 レスカの愛液でとろとろになったショーツを僅かにずらして、中指をレスカの中に突き入れた。 「―ッ!」 異物感に、レスカが息を詰めて、体を竦ませる。 指一本とはいえ、初めて体内を犯される恐怖にボロボロと涙が零れた。 「ダイジョビダイジョビ、指だけだから」 いいながら、ゆっくりと出し入れを繰り返す。 レスカの感じる部分を探すように、ぐるりとかき混ぜる。 敏感な部分を舌で攻められ、内部をくすぐられ、部屋にはレスカの喘ぎ声が絶え間なく響く。 「どこもかしこも、可愛くてたまんない…レスカ」 体に施される愛撫に、そして耳に優しいラムネスの声に心を慰撫されて、 レスカは一気に絶頂に上り詰めた。 「あ…んた、…どこ、で覚えたの?…こんな、こと」 息の整わないレスカが、快感に溶けた目でラムネスの方を睨む。 瞬きするたびに零れ落ちる涙が、更に男を誘うようだ。 「にひひ、こっちには色々といい教本があるんだよん」 いわゆるエロ本、ハウツー本である。 「もう…、人を…練習台にするんじゃないってーの…」 レスカが悔しそうに言うのを、ラムネスは悪びれることなく笑う。 「あ、バレてた?いやぁ、でもそれだけじゃないよ」 レスカの目を見つめて、明るく言う。 「レスカが、かわいかったから」 さっきの雰囲気が、嘘のように。
585 :
ラブレス5 :2009/10/13(火) 00:16:20 ID:/NQAMx0k
「どーする?レスカ」 横たわるレスカの上に圧し掛かって、これから挿入するかのように足を抱え上げる。 「最後まで…、しちゃう?」 二人の局部を隔てる布はそのままに、ピストン運動をしているようにレスカを揺らし、 セックスの真似事をする。 レスカはさすがに、全て許す気はなかったが、 こんなことをされても不思議と危機感は感じなかった。 ラムネスの服の中で漲ったモノが、布ごしにあたる。 レスカは目を閉じる。目の前で自分を押し倒しているのはラムネスだとわかっていても、 瞼の裏に浮かぶのは、青い髪にきつい眼差しを持つ、 レスカにとってたった一人の男だった。 今、こうしているのがダ・サイダーだったら…そう考えただけで、 先ほどラムネスに導かれた快楽よりも、もっと深く圧倒的な何かが、 レスカの背筋をゾクリと粟立たせる。 バカでも鈍感でも、たとえレスカのことを好きでなくても、 どうしようもなく愛しい、ダ・サイダー。 レスカは、どこか吹っ切れたような顔で目を開けた。 ラムネスの心に住む少女に似たルビーの瞳が、 キラキラといつもの力を取り戻す。ラムネスのいつも変わらぬ、 燃えるような強い目をしっかりと見つめて、レスカはゆっくりと首を横に振った。 ラムネスはあっさりとレスカの上から退くと、 レスカの汗で張りついた髪をかきあげてやりながら、優しい目で見つめる。 「レスカ、すっげえ可愛かったし、色っぽかったぜ。 もっと自信持てって。あいつは基本的におこちゃまなんだよ」 5歳も年下のラムネスにそう言われたと知ったら、 きっと烈火のごとく怒るだろうが、結局そういうことなのだろう。 「本気でダ・サイダーに愛想尽かしたら、また来てよ…待ってるから」 「嘘吐き。…でも、ありがと」 レスカは身を起こすと、ラムネスの頬に軽くキスをした。 ラムネスは最中にレスカの唇にキスをしなかった。 それだけで、本気では無いのがわかってしまう。
586 :
ラブレス6 :2009/10/13(火) 00:16:30 ID:/NQAMx0k
「でも、ラムネス…それ…」 「あぁ…ま、自分でどうにかするけど」 ラムネスの股間はまだ膨らんだままだ。 レスカは自分だけ気持ち良くしてもらってばかりで申し訳なく、 何より年上としてのプライドが許さない。 でも、初心なレスカはどうしたらラムネスが気持ち良くなれるのか、見当もつかない。 方法はなんとなく知っていても、できるのだろうか、自分に? 「じゃあさ、実はオレ、諦めかけてた夢があるんだけど。レスカ、叶えてくれる?」 「夢?」 「うん。じゃ、ハイ、ここ座って。それでー、こうして、ここを…」 「え、ラ、ラムネス…あ、あの…」 ラムネスは、ベッドに座ると足の間にレスカを座らせ、 豊かな胸の間に固くなったモノを挟みこませて、しっかりとレスカに胸を寄せて固定させた。 「ほんで、そのまま上下に擦ってくれる?」 「う、うん」 レスカはぎこちなく胸を揺する。 「…はッ、きもちいー…最っ高」 ラムネスは息を乱しながら、必死にラムネスを慰めるレスカの姿を目でも愉しむ。 (ほんとは口でもして欲しいんだけど…ま、いっか) 初心な相手に色々と教えて、自分好みに仕込んでいくのもいいなあ、と男のロマンに浸る。 先端からにじみ出た先走りがレスカの谷間に零れて、イヤラシイ音を立てる。 ぬめる感触が生々しく、快感を煽った。視覚的な刺激も相俟って、程なく限界を感じる。 「、ク…ッ」 レスカにかけてしまわないように、ティッシュで胸の谷間からのぞいている先端を包むと、 小さく声を詰まらせ、白濁をその中に吐き出した。 胸に挟みこんだラムネスが何度か震えて果てたことを知ると、 レスカは座りこんで大きく溜息をついた。知らなかった世界を垣間見て、 頭がくらくらする。こんなところで、こんなことを。 人間の欲望というのは、全くもって果てしない。
587 :
ラブレス7 :2009/10/13(火) 00:16:42 ID:/NQAMx0k
「でも、諦めかけてた夢ってアンタ」 さっさと後始末をして、萎えたモノをしまうラムネスは、ふて腐れたように口を尖らせる。 「…だーってさぁ…ミルクの胸…」 「バカね、ミルクだってそのうち大きくなるわよ。あたしとココアの妹なのよ? なんなら…あんたが育ててあげなさいよ」 「…そっかぁ。そだね」 ミルクの将来を想像したのか、ラムネスがうっとりとレスカの胸を見る。 誰彼かまわずこの膨らみに惹かれるのは、男としたら仕方ないのかもしれない。 「風呂入ってきなよ。下着の替え、あるんだろ?」 山とつまれた買い物袋をあごで示す。全く抜け目ない男だと思う。 そんなことまで見越していたのだろうか。一体いつから? 衝動買いした荷物の中には、幸い下着も一式揃っていた。 可愛い下着を買っておいて良かった。なんとなく。 レスカがざっとシャワーを浴びて戻ると、ラムネスは小さな無線機のようなモノを持っていた。 あれは、何ていったっけ… 「レスカ、グッドタイミング!今ミルクからケータイに連絡が来たぜ」 今の今まで、レスカとあんなことをしていたというのに、 あっけらかんとミルクの話題を出せることに呆れる。 レスカは末の妹に心の中で謝るとともに、油断のならない男に惚れてしまった彼女に同情する。 それでも、きっとラムネスはダ・サイダーのように迂闊に恋人を傷つけることはしないのだろう。 ギリギリ許されるところまでしか、見せないのだろうと思う。 知らないでいいことも、世の中にはあるのかもしれない。 どこか達観してしまったような気持ちで、写メールを見せながら笑うラムネスを見る。 小さな写真には、鋭い目をさらに吊り上げて部下達を叱るダ・サイダーが写されていた。 「『お姉さま欠乏症で、ダ・サイダーの機嫌が限界。 兵士のみんなが可哀想だから、お姉さまに早く帰ってくるように言って』…だってさ」 別れ際、レスカはラムネスにもう一度礼を言った。 「今日は、なんだかありがとう…ラムネスはいつも、どうしようもなくなった時、助けてくれるわね」 レスカはホイホイ城での一幕を思い出す。ダ・サイダーを助けたくて、 必死に訴えたレスカを、あっさりと信じてくれたのだ。 伝説のことがあったにしても、酷いことをたくさんしてきたのに。 「そりゃあ勇者ですから!オレにまっかせなさーい! …でも、レスカの勇者は他にいるだろ。これからは、ちゃんとあいつに助けてもらいなよ。 あ、今回みたいなことなら、何度でもオッケーだけど…でも次は、譲らないからね?」 ニヤニヤとイヤらしい笑みを浮かべる。でも。 「最後までする気なんて、なかったくせに」 レスカがポツリと呟く。 「そんなことないよ〜?買い被りすぎだぜ、レスカは」 ラムネスはただ、いつも通りの顔で微笑んだ。 紛う事無き、勇者の顔で。 オシマイ なんかいい話っぽくまとまってしまったwww ギャグですから!ただのえろですから! どうか笑って許してください…
こんな夜中にけしからんものを…。 楽しませていただきました。GJでございます。 投下、増えてきたね。イイヨイイヨー。
>>580 ちょ、すげえ、寸止めなのにエロくて尚且つ後味サッパリだな
ラムネスのエロ紳士っぷりが末恐ろしいよ
レスカの乙女っぷりにももえた…
素敵作品あざーっした GJ!
禿GJ!!!! 実に実によかったぜラムレス。期待以上だ! ちゃんとラムミルでダーレスなのにちゃんとラムレス。恐るべしラムネス…。 流されすぎないレスカもまたイイネ。連日神降臨で寝れねえwww あざっす!
ラムネスのエロおちゃめ紳士ボーイっぷりが 理想すぎて禿げ萌えたGJ!! やつはやっぱりいい男だなー。旦那にするならラムネスだなwww
おまいらありがとう! 読んでくれた人ありがとう >後味サッパリ dくす!後腐れの無いような話にしたかったんだ やっぱり後々遺恨を残すようなのはさ… エロシーンも、本当はもっとエロかったんだけど ラムネのテーマはやっぱ愛だし(ラムネス若いしw) あまりにも胸焼けのするようなのもどうかと思ったので、こんなんなりました 他の住人の投下も待ってるぜ!
593 :
563 :2009/10/14(水) 23:10:51 ID:DLT37oH+
ちょwww捧げられたwww >580 超GJすぎる! 堪能させてもらいました。 ラムネス本物の勇者だな。 ラムレスだけど根底のラムミル+ダーレスを崩さないとか凄いわ。 いい話過ぎて最後じーんと来たよマジでw いいもの読ませてくれてありがとう!
>>580 最高だった!
特に「欠乏症」のくだりは思わずにやりとしちまったよ。
楽しませていただきました。ありがとうっ!
自分は今、DX後VS前でダーが旅立つ前日にようやくレスカと初エチ
って妄想で書いてる。
完成したら投下する予定でいるが、至らぬ点も多々あるかもしれない。
初投下ということで、そのときは生ヌルく見守ってくれ
最近のこのスレはどうしたんだ ダーレスはレベル高いしエロいし燃えるしで ラムレスもダーレスとラムミルとラムネ自体が益々好きになった 職人さん達がんばってくれ
>>594 全裸で正座して待ってる
誰だって最初ははじめてさ〜
>>595 スパロボとDVD効果かねえ
昔からずっと好きだけど同人やるようなラムネ仲間もいないし話せる友達もいないし…
って人が今は2ちゃんがあるからちらほら集まってきてるのかもしれない
まあ自分のことなんですけどね
ここが無かったら創作なんてやらなかったと思う
プチオンリーでもあったら同人誌作りたいなー リアルタイム放映中は二次創作なんて知りもしない小学生だったけど ダサイダーとレスカにやきもきしていたのだけは記憶に残ってる
当時はリトルロマンスの影響で先代ラムミルに夢中だった そして今はダーレスに 年取ると好みが変わるもんだね
俺はむしろここの神作品たちを編集して同人出版したいよ… 逆に昔はこーゆー作品無かったし
無かったの?昔は結構本出てたのかなーとギリギリしてたのに
同人自体はあったよー ただいわゆる完全男性向けエロ(三日目)か 全年齢向けの普通の話やギャグとかで、 ここで見れるようなキャラや設定生かした 「らしいエロ」ってあんまなかった気がする だから手元に欲しいなと思った
なるほど… ネットで見られるラムネの男性向けっつったらあまりにもあれだしなw 公式のせいなんだろうけどwww 自分は設定いかさなきゃ話が出て来ない質だけど ただのギャグでも全年齢本でも欲しいよ〜 ところで今ちょっと先代ラムミルに挑戦中 ダーレスばっかりでもなんだから… でもあの二人だから、悲恋が先立ってあまりえろくならないよ
男性向けはあれはあれでひとつのロマンなんだろなw この板は皆キャラや世界ありきだから 自分は凄く楽しませてもらってる ここが男性向けでないとは言わんがw ネットもいいが本の良さってあるよなやっぱり… って先代ktkr 良いじゃないか切な系のエロ! 正座して待つ
604 :
594 :2009/10/18(日) 04:34:09 ID:2YXn3PbV
>>594 です。
完成したので投下しようと思う。
なんかキャラ崩壊しているような気がしないでもない。
ごめん。
少しでも不安を感じる方は 最後で最初の夜 を避けてくださいな。
あと、ダーの駄洒落が難しすぎるよ
どうにもできなかったご勘弁を。
しとしとと静かに雨の降る音が聞こえる。 レスカはその夜、自分の居室で執務室から持ち帰った書類を上の空で読んでいた。 「はあ……」 無意識のうちにため息がこぼれおちる。 そんな自分の行いにわずかながらの悔しさを感じ、レスカは書類の束を机に叩きつけるようにして置くと席を立った。 そうしてそのまま豪奢な天蓋のついた寝台へと向かう。 (アイツ……。まさか、あたしになにも言わずに行くつもり?) ため息をもう一つ。 レスカは寝台に倒れ込みそのまま柔らかな羽毛の枕に顔を伏せた。 ことの発端は今日の午後。数日前から里帰りで城に滞在しているミルクとささやかな茶会をしていたときのことだった。 姉妹二人での和やかな――主にラムネスに対するミルクの可愛らしい愚痴だったりしたのだが――会話のさなか、ミルクがふいに神妙な顔つきになった。 「カフェオレお姉さまが思ったよりも落ち込んでないようでよかった」 そうぽつりと呟いた末妹の言葉にレスカは首を捻る。 ミルクがなにを意図してそんなことを突然言い出したのかわからなかったのだ。 「落ち込むってなにを?」 レスカがそう問い返すと、ミルクはなにか思うところがあったのか、最初の真剣な顔つきを一変させてあははと笑った。 「な、なんでもない。急に変なこと言ってごめん。最近、お姉さまってば仕事に追われてるって聞いたから心配になっちゃっただけ」 誰が見ても明らかな作り笑いを浮かべたミルクの態度に、レスカはむっと眉を寄せる。 なにか隠している。 そう直感した。 「なによ? ハッキリ言いなさいよ」 「別になんでもな――」 「ミルク!?」 強い口調でその名を呼ぶと、ミルクはぴんと背筋を伸ばした。 それからしばらく、レスカがミルクを問いつめると彼女は仕方なさげに重い口を開いた。 「実は……ラムネスからちょこっと聞いたんだけどね……」 しどろもどろに語られた話はこうだった。 『ダ・サイダーが冒険の旅に出ようとしている。それも明日、城を発つらしい』 その話を聞いた瞬間、レスカは困った様子で眉尻を下げたミルクの顔をただ呆然と見つめることしかできなくなってしまった。 ミルクやラムネスがわざわざそんな嘘をつくとは思えない。 十中八九、本当の話なのだろう。 「お姉さまはとっくに知ってると思っていたから……」 そう続けたミルクの言葉を耳にしながら、レスカはきつく拳を握りしめた。 (そんな話し聞いてないわよ。……あんのバカ!)
茶会が終わった後、レスカはダ・サイダーに真偽を確かめに行くべきか散々迷った。 考えに考え抜いて出した結論は、公務に没頭すること。 そんな大事な話、ダ・サイダーはちゃんと話すはずだ。自らの口で伝えにくるはずだ。 話しにこないのは、きっとやむを得ない事情があるのだろう。 なにがあっても結局のところ、ダ・サイダーを信じているからこそ出した結論だった。 それなのに――。 「ダ・サイダーのバカヤロー……」 枕に顔を埋めたまま、レスカは小さく呟いた。 広間の時計が11回鐘を鳴らしたのは随分と前のことだ。もうすぐ時計の針が日付変更線を越える。 「アイツがどこへ行こうと関係ないんだから……。勝手にすればいいのよ」 嘘だ。 そんなこと本気で思うわけがない。 強がってみても、ほんの少しだけ目頭が熱くなる。 レスカはきゅっと唇を噛みしめた。 静かに振っているはずの雨の音がやけに大きく耳に届いていた。 その頃、ダ・サイダーはレスカの居室の前で30分近い時間を過ごしていた。 どうしても言っておかなければならないことがあって来たはずなのに、どう切り出せばよいものかと考えあぐねていたのだ。 (まいったな……) 目の前の重厚な扉をじっと見つめて心の中で呟く。 明日、この地を離れる。 たったそれだけのことを言うだけなのに、どうしてこんなにも自分の心臓はやかましい鼓動を繰り返すのだろうか。 そもそももっと早い段階で告げようと思っていた。それがこんなギリギリまで引き延ばすことになったのは理由がある。 顔を見て話したら決意が揺らぎそうだったからだ。 旅に出ることは少し前――ちょうど、レスカがアララ国の女王に即位した頃に決めた。 もちろん迷いがなかったわけではない。本心を言えば、彼女を充分に守れる距離を保っていたかった。 しかし、女王として懸命に公務をこなすレスカを見ているうちに思った。 自分は守っているつもりだったけれど、本当は守られていたのではないか? と。 先の大戦以降、いや、ずっと昔からいつだって触れようと思えばすぐ届く場所にレスカはいた。彼女が近くにいることが当たり前だった。 レスカの存在を感じるたびに心の奥底で安堵していた自分がいることに、今更ながらに気づいてしまったのだ。 もしレスカがいなくなったら、自分は立っていられなくなるかもしれない。 彼女は女王としてしっかりと己の足で地面を踏みしめているというのに。 このままではいけない。ダ・サイダーはそう思って旅立ちを決意した。 (あーっ! いかんいかん!) 自分らしくない辛気くさい空気を払拭するため大きくかぶりを振り、ダ・サイダーは意を決して手を伸ばした。 コツコツコツ、と扉を叩くと中から小さく返事があった。
「よっ」 ほどなくして顔を出したレスカに、ダ・サイダーは至って平静を装い片手を上げた。 と、そこで気づく。 じっとこちらを見上げてくるレスカの目元がうっすらと赤くなっていることに。 「泣いて、たのか?」 恐る恐る問いかけると、レスカは顔をしかめて首を横に振った。 「なんであたしが泣いてなきゃならないのよ」 「でも、眼が赤いぞ?」 「これはっ! ……単に書類を読み過ぎただけ。で? なにか用なの?」 「ああ、まあ……」 ダ・サイダーは頷くと懐から枝葉付きの果実を取り出し、つんと顔を背けたレスカの眼前に差し出した。 「なによ、これ」 「梨だ」 「は?」 果実――梨を受け取りながらレスカが大きく目を見開く。 こちらの意図が通じないことに若干むっとしつつ、ダ・サイダーは枝葉の部分を指さした。 「“葉”と“梨”つまり、話しがあってきた」 「…………」 ダ・サイダーがそう告げると、レスカは唖然とした様子で束の間梨を見つめ、次いでそれを後ろへぽいっと放り投げた。 「ああっ!」 思わずダ・サイダーはそう叫んだが、レスカの方は意に介さない風で扉を更に大きく開ける。 「とりあえず入ったら?」 レスカに促されて、ダ・サイダーはゆっくりと一歩踏み込んだ。 「話しってなによ?」 部屋の中に入ってきたダ・サイダーを振り仰ぎ、レスカはそう訊ねた。 なんの話しかは予想がついていた。たぶんミルクから聞いた件だろう。 心の中で、ようやく話しに来てくれたという嬉しさと最後通告をされるような嫌な気分とがない交ぜになる。 「明日でもいいようなことだったら承知しないからね」 すとん、と寝台に腰を落としながらダ・サイダーを見上げると、彼はその森の空気を閉じ込めたような色の瞳にいつになく真摯なまなざしをたたえていた。 レスカは我知らず息を止め、じっとダ・サイダーの視線を受け止める。 いつものように、オチが「太ったんじゃないか?」などという気配ではない。 これは、本気の目だ。 数瞬の沈黙ののち、ダ・サイダーはおもむろにレスカの隣に腰を下ろした。 「――明日、ここを出ようと思ってる」 そう言ったダ・サイダーの声は耳を澄ましていなければ聞こえないほど小さなものだった。けれど、その口調は強い意志が込められているかのようにハッキリしたものだ。 ミルクから話しを聞いていたはずなのに。 ある程度の覚悟はしていたつもりなのに。 ダ・サイダーの口から紡がれた言葉というだけで、ほんの一瞬、レスカの中で時が止まった。 「そ、う……」 懸命に声を振り絞って言えたのはたったそれだけだった。 それ以上なにか言おうとすれば、胸の奥がぎゅっと引き絞られるような痛みを襲われる。 けれど、ここで泣くわけにはいかない。 泣けばきっとダ・サイダーを傷つける。なにより自分の存在がダ・サイダーの枷になることだけは避けたかった。 「驚かないのか?」 「あっ、当たり前でしょ! あんたが親衛隊なんて狭い世界でちまちまやってる男じゃないことなんて、とっくの父さんで気づいてたわよ。バーカ!」 声を裏返しつつも、レスカは口早にそう言うとじろりとダ・サイダーをねめつけた。 そして、大きく息を吸い込むと同時にダ・サイダーの手に自分の手を重ねる。 「別にあたしは止めやしない。行きたきゃ行けば? 思う存分好きに暴れて、気が済んだら――」 「レスカ……」 「ちゃんと無傷で帰ってきなさいよ」 そう告げた直後、レスカは思い切りダ・サイダーの手の甲をつねり上げた。 「いっ! ででででででででっ!!」 目尻に涙を滲ませて絶叫するダ・サイダーを横目にレスカは小さく苦笑する。 惚れた弱みだ。 あんな真剣な目を見てしまったら、引き留めることなんてできやしない。 「どんな結果になっても、あたしはあんたにおかえりって言ってあげるから安心して行ってきな」 指先に込めていた力をぱっと抜いて、レスカはその口元に心からの笑みを浮かべた。 瞬間、ダ・サイダーが切なげに眉を寄せる。
「レスカ……っ!」 名を呼ばれたかと思えば、強く抱きしめられていた。 「ちょっ!」 突然の出来事に反論するより早く視界がぐるりと回る。 「ダ・サイダーっ! なに考えて――」 気がつけば寝台の上に組み敷かれていた。 レスカは大きく抗議の声を上げようとしたが、 間髪入れずに深い口づけが降ってきたため先の言葉は全てダ・サイダーに飲み込まれてしまった。 噛みつかれた唇から、ダ・サイダーの一生懸命な気持ちが全身に広がる。 「――オレ様はやっぱり、おまえには敵わんらしい……」 ゆっくりと顔を離したダ・サイダーがぽつりと呟いた。 「なあ、レスカ……」 「な、によ?」 深い口づけの気恥ずかしさからダ・サイダーを直視することができず、レスカはついと視線をそらした。 「おまえのこと、全部もらってもいいか?」 しかし、次のダ・サイダーの言葉にレスカは大きく目を見張り、再び深緑の瞳と視線を絡ませる。 その先にあったダ・サイダーの顔は眉を寄せ、どこか困ったような表情を浮かべていた。いつもの無駄に偉そうな王様然とした態度など微塵もない。 「これからそばを離れる男の台詞じゃないことはわかってる。しかし、どうしても欲しいんだ」 ダ・サイダーの発した“全部”がなにを意味しているのかはすぐにわかった。 決して冗談で言われたのではない彼の本心。 レスカは言葉で答えるかわりにそっとまぶたを閉じ小さく頷いた。 束の間置いて、顔の間近にダ・サイダーの気配を感じる。 次いで、唇に確かなぬくもり。 その口づけが始まりの合図だった。 時間がゆっくりゆっくりと流れていっているような気がした。 ささやかな雨の音が聞こえる中、衣擦れの音がやけに大きく響いた。 しかしそれ以上にダ・サイダーの耳に届いていたのは自分の心臓の早い鼓動だ。 上着を寝台の下に投げ捨て、ダ・サイダーはレスカに顔を近づけた。 「震えてる、のか……?」 ダ・サイダーの問いかけにレスカはなにも答えなかった。 ただじっと身を硬くしている。 腕の中で震えるレスカを安心させる方法を考えようとしたが、緊張のためかなにも思い浮かばずダ・サイダーは自分自身に苦笑した。 「悪いな……。オレ様もあまり余裕がないのかもしれん……」 そう囁きながらできる限り穏やかな口づけを落とす。 短い口づけのあと、ダ・サイダーは彼女の顎の線をたどってその首筋に顔を埋めた。 そして今度は耳の後ろから首筋を通って鎖骨へとささやかな愛撫を繰り返す。 白い肌を舌先で撫でるたび、レスカが身体をほんのわずかこわばらせたけれど、 ダ・サイダーは気づかぬふりをして片手を夜着の下へと滑り込ませた。 「――っ」 やわい膨らみを下からすくい上げ、ほんの少しだけ指先に力を込めるとレスカが短く息を呑む。 レスカが漏らす些細な吐息一つ一つに耳をそばだてながら、肌という肌に絶え間なく口づけを落とす。 そうしてゆっくりと、今の自分にできる精一杯の繊細さでレスカの身体から衣服を抜き取り、 その白い肌を目の当たりにしたとき、ダ・サイダーの鼓動は最初よりもずっと早まった。 「その……なんだ。嫌だったりつらかったりしたら言えよ?」 ダ・サイダーは自分の緊張を誤魔化すためにもそう告げたのだが、レスカがきつくまぶたを閉じたままこくりと頷いたものだから、我知らず喉が鳴った。 レスカのそんな仕草は想定外だったからだ。 思わず身体が反応しそうになる。 (ヤバイやばいヤバイやばい――)
深呼吸を一度して気持ちをなんとか落ち着けると、ダ・サイダーは改めてレスカの肌に唇を滑らせた。 首筋から鎖骨、胸にかけて、丹念に舌を這わせ時折やんわりと噛みつく。 そのたびにレスカが白い喉を反らせて最初よりも甘みをおびた吐息を漏らす。 「ぁ……、っん……」 胸の頂まで舌を撫でつけた所で初めてレスカの口から吐息以外のものが零れた。 その声にダ・サイダーは己の腰の奥が熱くなる感覚に襲われた。 「んんっ……」 要領を得たダ・サイダーは性急とも言える手つきでレスカは豊かな乳房を鷲掴むと、淡い色づきのそれを歯と唇で甘く咬んだ。 「あっ、ん……っ」 いやいやするように首を振ったレスカがあでやかな嬌声を上げたのを確認し、ダ・サイダーはそのまま空いている片手を脇腹から下へと撫で進めていった。 その動きは下着の線に到達しても止まることはなく、指先で薄い布地を持ち上げる。 会話をする余裕なんてなかった。 口を開けば、後で消し去りたくなる様な恥ずかしい台詞を口走ってしまいそうだったのだ。 「あっ……、や、だ……、ちょっ?」 指先をひっかけて脚から下着を取り去ろうとした瞬間、レスカが不安そうに細い声を上げた。 「ダ……サイダーっ! あんた、なんか慣れて、る?」 「は?」 膝の間に手を伸ばそうとした矢先、耳に届いた吐息混じりの言葉は心外以外のなにものでもなく、ダ・サイダーは顔をしかめた。 真っ赤になってこちらを睨むレスカと目が合い、ダ・サイダーはますます表情をこわばらせる。 「おまっ……なんでそんなこと言うんだ!?」 「だって、なんか手際がいい気がして……」 「ったく……。だったらガチガチに固まってる方がよかったのか?」 本当ならそうなっていてもおかしくないほどだ。 正直、今にも心臓が口から飛び出すんじゃないかというくらいせわしない鼓動を繰り返している。 「そういうわけじゃないけど――っえ?」 まだ何か言いたげだったレスカを見て、ダ・サイダーは一つ息を吐き出すと彼女と目の高さが合う様に這いずり上がった。 そうしてレスカの手を取り、その手の平を自分の左胸に押しつける。 これ以上は押し問答になるだけだと思っての判断だ。 「これでも、まだ“慣れてる”なんて言う気か?」 「あ……」 ダ・サイダーの言葉にレスカが一瞬だけきょとんとし、その後、なにかに気づいた様に瞳を大きくした。 胸にあてたレスカの手に、ダ・サイダーは自分の手を重ねる。 大きく拍動する心臓。 ダ・サイダー自身、自分でも驚いてしまう程の生の証しが、レスカの手の平を通して伝わってくる。 「あたしと、一緒……ドキドキしてんの?」 「いちいち言わんでいい」 照れ臭いのと男としての立場上、ダ・サイダーはそう短く言い置き、今度こそと目的の場所へ腕を伸ばした。 レスカの身体をベッドの上に組み敷いたまま、膝から上、太ももに沿って手の平でなぞり更に奥へと指先を進める。 閉じられた亀裂を開いて、指の腹がぬかるみに到達した瞬間、ダ・サイダーは思わず頬の筋肉をゆるめた。 「レスカだって人のこと言えないだろ」 「あっ! やっ、ん!」 身体の中心に隠された花心を探り当てて爪を立てないようにやんわりと撫でる。 先刻よりも高く、甘い声がレスカの唇から零れたのでダ・サイダーはゆっくりと慈しむように指先を動かした。 「ひ、あ! やめっ……。ダ・サイダー、そ、れ……やめ、てっ!」 「なんで?」 「は……っ……だ、って……」 きつく眉を寄せたレスカの瞳は涙を滲ませて鮮やかな朱に染まる。 まなじりに浮かんだ透明の粒を、ダ・サイダーは舌先ですくい取り、そのまま頬や額に口づけを落とした。 「本気で嫌だってんならやめる」 「ちが……。そうじゃなく、て、なんか、ムズムズする……っ」 レスカが大きく身体を震わせながら涙を滲ませた声を発した。 怯えや緊張とは明らかに違う、なにかを凌ぐようなレスカの反応を見た時、 ダ・サイダーの中でそれまで必死に取り繕っていた見栄やら意地やらがどこかへ吹き飛んだ。
「ふ……っんぅ……!」 体内に侵入してきたダ・サイダーの指の感触は想像していたよりも苦痛ではなく、悲鳴とは違うものが上がりそうになった。 それでもレスカは衝動の赴くまま声を解放することは出来ず、唇を結んでこみ上げてくる嬌声を耐えた。 「我慢するなよ。聞かせろ」 「で、でもっ……んぁっ……!」 なにか言おうとしただけで、普段と違う高い声が漏れそうになる。 それが恥ずかしくて聞かれたくなくて、レスカは口元を手で覆おうとした。 けれど、それもすぐさま、ダ・サイダーに手首を掴まれて寝台に押しつけられる。 睫毛の影さえもくっきりと浮かび上がらせる明かりの中で、ダ・サイダーは整ったその顔に艶を帯びた表情を浮かばせていた。 月の青白い光りを思わせる髪がわずかに乱れている様だったり、どこか冷たくも熱くも見える挑発的なまなざしだったり。 その姿を目の前にしているだけだというのに、レスカは背筋を走る言い知れぬ感覚を味わうこととなった。 腰から下が痺れてしまったように言うことを聞いてくれない。 身の内を掻き乱される度に意思とは別に身体が跳ねる。 耳に届く卑猥すぎるこもった水音が自分のうちから奏でられるものだなんて信じられなかった。 「痛くないか?」 「んっ……あぁっ!」 自分の中に今、一体何本の指が入っているのかはわからない。 けれど、はじめよりも質量の増えたそれは内側をじわじわと拡げるように蠢いて、レスカは頷くことでしか応えられなかった。 痛くはない、ただ熱くて――ダ・サイダーが少し指を動かすだけで、甘えるような声ばかりが零れてしまう。 「……レスカ」 「はぁ……な、なにっ……?」 名を呼ばれ、レスカはかすれた声を返した。 窺うようにのぞき込んできたダ・サイダーが困ったように眉を寄せる。 「挿れてもいいか? おまえの声、腰にくる。挿れる前にイッちまいそう……」 ずる、と指を引き抜いたダ・サイダーの言葉にレスカは朦朧とする意識で頷いてみせた。 直後、大きく脚を開かれてその間にダ・サイダーが身体を押し入れてくる。 それを見ているのはなんとなく恥ずかしくて、レスカは視線を天井へと移した。 レスカがそうしてじっとしていると、カサカサとなにかの封を切る音が聞こえてきた。 不思議に思ったレスカは恐る恐る顔を上げてみる。 と、その拍子に、避妊具をつけようとしていたダ・サイダーのそれを真正面から直視してしまった。 「あ……」 初めて見る屹立したそれはある意味衝撃で、レスカは一気に顔が熱くなるのを感じた。 圧倒的な質量。 とてもじゃないけれど、アレが自分の中に入るなんてあり得ないとさえ思う。 呆然としたレスカに対し、ダ・サイダーは最初とは打って変わった余裕のある笑みを浮かべて、レスカの肩をそっと押した。 再び寝台に仰向けになったレスカの脚の付け根にぬるりとなにかが触れる。 「……少し我慢だぞ」 「う、ん……」 腰の後ろに回ったダ・サイダーの両の手に力が込められたと思った直後、身体の中心に熱い楔が打ち込まれた。 「いっ!! っあ……」 ダ・サイダーが肌を密着させてくるのと同時にレスカの体内が軋んだ音を立てる。 指だけの時には感じなかった熱を伴った激しい痛み。 下から突き上がってくる圧迫にレスカは歯を食いしばって耐えた。 「レス、カ……?」 「だ……じょ、ぶ……だからっ!」 気遣うように顔を歪めたダ・サイダーの肩口に、レスカは唇を押しつけてかぶりを振った。 少しでも痛みを散らさなければ身体の力を抜くことも出来ない。 「耐えられなくなったら咬んでもいいからな」 激痛に震える身体をダ・サイダーに強く抱きしめられる。 自分の唇に触れた肌を言われるままに咬むことなど出来るはずもなく、かわりにレスカはダ・サイダーの首に自分の腕を絡めてしがみついた。 「……んっ! ダ・サイダっ……」 「悪い。――でも、オ、レ様、本当は……ずっと前から……こうしたかった」 「あっ! は、あぁっ!」 「これで……っ、全部、オレ様のもの、だ……」 「なっ、に? 聞こえなっ……」 ダ・サイダーの半身が根元まで呑み込まれただろう時、レスカはたまらずダ・サイダーの背に爪を立てた。
しばらくの抽送の後、薄らいだ痛みの中に、レスカは不可解な甘い痺れを覚えた。 「あ……っ……」 「良くなって……きた、みたいだな……」 荒い息づかいに乗せて、ダ・サイダーが眉を寄せたまま笑んだ。 「わかんな……けど、あんまり痛くな、い……」 「濡れて、きてんの……わかるか?」 「あっ、っ、……っ!」 挿入時の痛みで引いてしまった潤いが、再び溢れ出したことにレスカ自身気づいていた。 律動的な動きに合わせるように淫猥な音色が徐々に大きくなっていく。 内腿が冷たく感じるのはきっと染み出した蜜の残骸。 「レスカ。顔、隠すな」 「や、だっ……。見ない、でよっ……。今、ぜった……変な顔して、るからっ……!」 「そ……なこたねえよ。――すげぇ……可愛いぞ」 「バ、カ……っ、あっ……、んぅっ!」 普段ではあり得ないダ・サイダーの言葉にレスカは思わず顔を反らそうとした。けれど、顔を覆っていた腕を掴まれ逃げ場を失う。 そのまま指を絡められ、深く口づけられてしまうと抗議の言葉すら思い浮かばなかった。 身体の奥も、口腔内も、なにもかも貪られるように持って行かれてしまう。 涙で霞んだ視界ではダ・サイダーを捕らえることすら難しかった。 「ひゃぅっ……んんっ! あっ、あぁっ!」 「っ……! も、う、もたねぇ……っ!」 一際、苛烈さを増したダ・サイダーの動きにレスカは息を呑んだ。 「っ――……!」 「あ、や、だっ! なに、これっ……っ!」 ゾクゾクと背筋を駆け上ってきた官能にレスカは弓なりに身体をしならせた。 四肢が突っ張る。 意識もあやふやなまま、レスカはダ・サイダーと繋いだ手を握りしめた。 それと同時、レスカの最奥に突き入れられたダ・サイダーの半身も抑えていた欲を解放させた。 ◆ 繋がりをほどいた後、束の間の安息を二人でまどろんだ。 いつやんだのか、雨音はもう聞こえなかった。 朝が来れば、それはダ・サイダーとの別れ。 熱く甘い時間が終わって急速に訪れた寂しさにレスカは身体を丸めた。 「……寝たか?」 自分を抱きしめていたダ・サイダーの腕が離れ、レスカは閉じたまぶたの向こうがわに気配だけを感じていた。 もしも今、ダ・サイダーの顔を見てしまったら引き留めてしまいたくなる。だから、レスカは眠ったふりをした。 レスカのその演技に気づいているのかいないのか、ダ・サイダーが言葉を続けた。 「朝まで一緒にいたいが、そんなことしたら行けなくなりそうだ」 独り言のように呟かれた言葉にレスカは息が止まりそうになった。 嫌な言葉をもらったわけじゃない。むしろ嬉しいはずなのに、胸が苦しくて心が締めつけられる。 少しでも表情を変えれば寝たふりに気づかれてしまう。 レスカは寝返りを装ってダ・サイダーに背を向けた。 そのままじっとしていたら、ふいに闇が濃くなった。 「オレ様が帰ってくる場所はここだけだ。ずっと愛してる……」 耳のそば、頬の真ん中程にあたたかいものが触れた。 それは、消え入る程小さな声で囁かれた言葉と穏やかな口づけ。 ダ・サイダーの気配はすぐに離れて、次いで扉がそっと開かれる音が聞こえた。 ダ・サイダーの気配が完全に部屋から消えたのを理解した途端、レスカはこみ上げた嗚咽を我慢できなくなった。 行かないでなんて言えない。 彼の決意は本物だったから。それに自分には女王としての責務がある。 かみ殺した泣き声が静寂に吸いこまれる。 今だけ。今だけだ。 ひとしきり泣いて日が昇ったら、笑って「いってらっしゃい」と告げよう。
一部改行を失敗した。 読みにくくて申し訳ない。 視点変更は空改行後にしてあるけれど わかりにくかったら、それも申し訳ない。 先人たちの傑作にはもちろん及ばないが 誰か一人でも楽しんでくれたら嬉しいぜぃ 最後に、ダーレス万歳!
>>594 GJ!!グッジョーーーブ!!!
つか切ねえ。・゚・(ノД`)・゚・。
レスカカワイソス
しかし文字通り初々しい初夜、堪能させて頂きました!
ダジャレもおkじゃないか!いいそう、超いいそうwww
でも切ねえ。・゚・(ノД`)・゚・。
これで吹っ切れてVSのデレダ・サイダーに続くわけですね
あのデレは既にヤッてる自信の表れというw
>>594 GJ!GJ!!
朝っぱらからけしからん。
もっとやってください。
まさかエロパロで泣かされるとは…。
ほんと良いもの読ませてもらった。
ありがとう。
>>594 GJ!初々しさと切なさとえろさと…愛!
大変よいものを朝っぱらからありがとう
キャラ崩壊してないよ、おkおk
ダ・サイダーが攻め攻めなのも好きだが
戸惑いつつ突き動かされる感じ、良かった
616 :
594 :2009/10/18(日) 16:13:51 ID:10a4Mxgr
ありがとうっありがとうっ! みんなの優しい言葉に目から変な汁が出てきたよ ありがとうでした。
このスレの神率は異常 タイトルを「最初で最後の〜」と読み違えてアンハッピーエンドかと思って ちょい鬱気分で読み始めたけど 凄く良かった
せんせえ、
>>594 さんに泣かされました。
うわあぁぁん、なんだよ切ないじゃんか!なのにしっかりえちいじゃないか!
ダーの、『レスカを守ってるつもりで守られてる』とか
レスカの『足枷になりたくない』とか
二人の想いにすごい、 あー… ってなった!!
そして最初からそのつもりで避妊具用意してきてるダーをカワイイと思ったw
旅立ってから城に帰り着くまで二年かかるのかと思うとより切なさ増す作品だなぁ
無事再会したら、にどめのはじめて気分だな
想像したら微笑ましくなった
GJすぎる良作品ありがとうでした!
ここに投下してくれる神達はみんなラムネって作品を愛してくれてるよな
それが嬉しい
最近の連続神降臨に気が抜けず 毎日来てしまうのは自分だけではないはず 今後も期待してます
煽るなよwww 619もがんがれ
期待かけすぎると職人さんのプレッシャーになって逆に投下し辛くなるからな
そうだな、すまん。悪気はないんだ ちっと自重するわ
期待よりかさー↑みたいにネタのみでも雑談してれば職人さんがまた拾ってくれたりするんでないかい リクエストとか重いものでなく たまには女性がイニシアチブ取るネタはどうだとか たまにはレスカに年上の意地を見せて貰いたいよねーとか 三姉妹で一番床上手は誰だろうとかw
サーム×ココアとか読みたいなぁ
えー、今先代話書いてるものですがちょっと難航しています NEO発売までに行けるかどうか… それに、先代話は悲恋なのでこのまま他の方の投下が挟まれなければ 悲しい話が続いてしまいそうなんですね つーことで小話投下します ダーレス、もしもシリーズ 「チンコン歌のとき完全な恋人同士だったら」 2レスほどの短いギャグですw 軽く読み流してください ダメな方はIDのNGワード登録をお願いします
「ダ・サイダー、好きなのよ、あんたのことが!もうたまらないの! 身体が火照ってしょうがないのよ!だから、お願い、あたしを抱いて!」 「レスカ、おまえ…」 ダ・サイダーは困ったように髪をかきあげたが、観念したように溜息をついた。 「…しょーがねーな、一回だけだぞ」 「ダ・サイダー!」 顔にぱぁっと笑顔を浮かべて、喜んでダ・サイダーの胸に飛び込もうとする レスカの腕を捕まえると、ダ・サイダーはくるりと体の向きを変えさせる。 そして近くの窓枠につかまらせて腰を大きく後ろに突き出させた。 一糸纏わぬ姿でこの体制は、かなりはしたないことになる。 「あ、あの、ダ・サイダー…?」 「そうゆっくりもしてられんのだから我慢しろ。…ったく昨夜もやったってのに」 「!?」 いまだ二人に体の関係が無いことを前提としていたプログラムが、 予想だにしない爆弾発言にうろたえる。 「ダ・サイダー、お、お願い、一回でいいの…まずは抱き締めて…」 レスカは切なげにダ・サイダーに懇願して、すぐさま修正プログラムが ダ・サイダーがレスカを抱き締めるよう誘導する。この態勢では攻撃できないからだ。 「ぁあ?後だあと。ほれ、尻をもっとこっちに突き出せ」 ダ・サイダーは右手の手袋だけを口で無造作に外してその辺に放ると、 レスカの剥き出しの背中を一撫でしてから張り出した双丘の狭間に向かう。
「あんッ」 予備動作なくいきなり性器を撫で上げられ、レスカが甘えるような声で鳴く。 抱かれたくて準備万端な女の体を、ディティールまで凝って再現しているのか、 レスカの襞の奥は滴るほどに濡れていて、ダ・サイダーの指の動きを滑らかに助ける。 「おまえ、いつからこんなんだったんだ…?ぐっしょりじゃねぇか」 こんなに準備万端なら、ならさなくても大丈夫だろう。 ダ・サイダーは自身のモノを取り出すと、僅かに芯の通ったそれを二、三度扱き、 硬度を持たせてからレスカのソコへ宛がう。 「あ、待って、ダ・サイダー!嫌!ちょ、ちょっと、待てっつってんだろコラ!」 「おまえが抱けっつったんだろーが。帰ったらゆっくり可愛がってやるから、今はこれで我慢しな」 「…!!」 ゆっくりとダ・サイダーの先端がレスカの中に入っていく…… と思われたとき、ダ・サイダーを強い衝撃が襲った。 「どわぁぁぁぁぁぁ!!??」 ハッと気付いて目を開けるとダ・サイダーは床に寝転んでいて、殴られたであろう頭が ズキズキと痛みを訴えている。少し離れたところにはレスカが顔を真っ赤にして立っていて、 肩で息をしている。 「な、何考えてるのよ!!また立ったまま寝てると思ったら、そ、そ、そんなとこ大きくして、 しかも取り出そうとするなんて!!!!」 ダ・サイダーには訳がわからない。たった今セックスをしようとしていた相手は怒り狂っていて、 全裸だったのにしっかりと服を着ている。 「ん、なんだレスカ、早えな、もう服着ちまったのか?肌に色ぬっただけじゃねえのか?」 行為が中断したことよりも、まず疑問に思ったことを聞いてみる。レスカの豊かな胸を掴みながら。 「なにしやがんだ、このスケベ!」 バキッ! 「ぎぇぇぇぇぇぇぇっ!」 顔を真っ赤にしたレスカの張り手が飛び、ダ・サイダーが床に沈んだ。 「ったく、ダ・サイダー……なにもこんなところで……」 なんちゃってw
おおあの時の神様おはよう。生産力凄いな と思ったら、ちょ、2レスでなんというエロス 強引さがたまらん…! あの二人らし過ぎるオチwwwGJ!
ほわおあああーGJ! エロスギャグ大好きだww 強気なダーもいいねぇいいねぇ!
ども、
>>556 です
誰も期待してないだろうけど本当にタコチェンレスやってしまいました
あの時はノリで基本方針以外の絡みネタを考えただけだったんだ…
本物みたいな神作が投下される中、空気読まない触手陵辱本当にすいません
>>625 に乗っかるわけじゃないが毛色違うってことでひとつ
しかし何よりヌルイ。ごめん。
初投下なのでミスやルール不足もあるかもしれない
NGワードは「アルラウネの宵」で
それではよろしくお願いします…。
混濁していた意識が徐々に浮上する。 覚醒は身体のだるさと鈍い頭痛を伴っていて、レスカは昨晩 そんなに呑んだっけ、とぼんやり思いながら瞼を開けた。 (………えっ……?) 視界に入ったのは見知らぬ薄暗い部屋だった。 壁紙は所々剥がれ朽ち、家具に掛けられた白布はもう永いこと払われた様子もない。 そんな没落貴族の館といった一室で、埃っぽい広いベッドに彼女はひとり横たわっていた。 慌てて身体を起こそうとして自分の両手が後ろで拘束されている事に気付き、 一気に意識が覚醒する。 (何これ…あたし…さらわれた?) 記憶が曖昧だった。更に身体に力が入らない。薬でも嗅がされたのだろうか。 今日は…久々に予定の合ったダ・サイダーと二人で城下町に出掛けた。あれは昼過ぎ。 くすんだ室内へ壊れた雨戸から僅かに刺す西日に気付いて眉をひそめる。 レスカは鈍い頭を振って記憶を辿る。 街の路地を曲がった…自分を探すようなダ・サイダーの声は聞こえた…それから… はっとした。適当に若い女をよからぬ理由でさらうなら、 すぐそこに連れの男が居るような自分が狙われたのは不自然ではないか。 (つまり標的は…あたし?) 出口や武器を、と思い辺りを見回したものの、まともに動かない身体では無理だと悟る。 なんとか身を起こしベッドが寄せられた壁に背を預けるのがやっとだった。 時間を稼ぐしかない。 まだ街に居るか、城に帰ったかは判らない。だけど必ず、陽が落ちても帰らない自分を ダ・サイダーは不信に思う筈だ。それまで… (あんたが居ながらなにやってんのよ…バカ…。早く来ないと…承知しないから) その時ギィッと床が軋む音が廊下から響いた。 とっさに鋭く振り向いた瞬間に視界が揺れ、しつこい薬の作用に舌を打つ。 (ちっきしょ…一体どこのどいつよ!) 軋む床音がいよいよ部屋前まで近づき、ガチャリと派手な音がして 古めかしい扉がゆっくり開かれ…同時に差し込む燭台の灯りがその人物を照ら出した。 「…気がついたか…?久しぶりだな、レスカ」 「………!あんた…!」 そこに居たのはレスカに強烈な印象とかつてない憎しみを抱かせた男。 そしてもう滅んだ筈の男だった。
「───チェン!」 レスカが思わず呼んだ名に、その男…アグネスト・チェンバレンはニヤリと顔を歪めた。 「そうだ。俺だ…会いたかったぜレスカ…覚えてくれていたとは、心が躍る」 「あんたっ…一体…なんで」 「そんな事はどうでもいいだろう。大事なのは俺とお前がこうして再会してる事だ」 「それこそどうでもいいわ! ここはどこ? 一体これはどういうつもりよ!?」 吸血鬼のような長く重いローブに身を包んだチェンはすぐには答えず、 これ見よがしに扉に錠を下ろすとレスカのベッドの側で立ち止まった。 「知りたいか?」 「はん、どうせダ・サイダーに復讐するつもりなんでしょ。 にしたってまたあたしを人質にするなんて、なっさけないわねぇ」 レスカはあえて挑発的に言い放った。 半分は本心からだが、半分は彼の激高しやすい性格を思い出したためだった。 囚われの身を嘆くだけではどうにもならない。今はわずかでも情報が欲しい。 例えそれで殴られようとも、助けをただ待つただの虜囚にはなりたくなかった。 しかし意に反してチェンはくつくつと喉の奥で笑うだけだった。 妙に落ち着いた態度でいながらレスカを見る目つきには昏い熱が込められている。 あの時とは違う…と、違和感にレスカの心が少しざわつく。 (一体何を考えてるのよ?) 何か罠を用意しているにしろ、ダ・サイダーの枷になる訳にはいかない。 自分が卑怯な手段の道具になることもまっぴらごめんだ。 そんな敵意と警戒を剥き出しにしているレスカに向かって、チェンはゆっくりと口を開いた。 「残念だが不正解だ。答は……今度こそ、お前を俺のものにするためだ」 「……は…?」 その意味を理解して、バカなことを、と言いかけたレスカだったが、 バサリと翻ったローブの裾から現れたモノに目を奪われて思考が停止した。 (……なに…あれ…) 「ガミタコラスという帝国を知っているか?そこの住人は皆こういった身体をしてるらしい」 思い出した。昔出会った、非常にインパクトある身体をした人間。 まさにあの時見た光景と同じ。 チェンの下半身はウネウネと動く蛸の足そのものだった。
直感が急速に警告を鳴らし出した。 プライドが高く様式美にこだわるサディストのチェンが、何故かガミタコラス人になっている。 ダ・サイダーなら確実に爆笑していただろう。けれどレスカは笑えなかった。 この状況、朽ちた廃屋に女をひとり連れ去って───挙げ句この男はなんと言った? (ちょっと…冗談じゃないわ…!) 「そう怯えた顔をするな、レスカ」 改めて自身の身体がレスカに衝撃を与えたことを見てとると、 チェンは満足げに瞳を細め、その特異な足をずるりと器用に動かして彼女に近づく。 「なぁレスカ。覚えているだろう?昔からお前が気に入っていたと言った事を」 「ち…近寄んじゃないわよ!」 嫌悪感がじわじわと膨らんできた。 燭台の頼りない灯りは異形の陰影を際立たせ、それが更に認めたくない恐怖を煽る。 ただの男であったのならレスカはここまで危機感を感じなかったであろう。 頭で考える前に生理的な何かが強い警告を発していて、それがレスカを焦らせていた。 大蛇の様なチェンの足がベッドにかかる。燭台に照らされ影が奇形に広がった。 本能的に後退ったレスカの足首に、思いがけない速さで伸びた一本が巻き付いた。 「―――!」 かろうじて悲鳴を堪えたレスカの様子にチェンは益々笑みを深め、ゆっくりその身を進める。 彼女の脚を拘束したそれを意識して震わせると、伝播したかのようにレスカが息を飲むのが判った。 悪くない。 「…触んじゃ…なっ…離せ…!」 「そう嫌がるな…あの男にも、もう抱かれたのだろう?」 レスカの頭に瞬間的にカッと血が昇った。 羞恥より怒りを感じていつの間にか目前まで来ていたチェンをきつく睨み付ける。 「だったらなんなの!あんたには…」 「関係あるさ。お前の身体が、奴より俺を選ぶようになる」 「な…──────!?」 両脚に異形が絡みつく。 と思った瞬間にはもう、脚を左右に割り開かれ、ぴんと張ったドレスのスカートを裂かれていた。 ウエストに帯のように巻き付いたそれは胸元の緩いドレープを巻き込み、 豊かな胸のカーブに下着の線が浮くほどきつくドレスごと締め付ける。 あまりの言い様に言葉に詰まった。そんな一瞬に次々と伸びたチェンの足がレスカを淫らに拘束する。 「!!! は…離し…っ!」 巻きついたそれが、ゆっくりとうねる。時折先端が蠕動するようにうごめく。 肌に感じる生暖かい柔らかさと、ひたりと吸い付く吸盤の感触。 振り解こうとしても未だ身体に力が入らない。 …それどころか───
「口は塞がんよ…お前の声が聞きたいからな」 勝ち気な顔に隠しきれず浮かぶ怯えの色に、チェンは薄く笑う。 「お前のその口が、奴より俺がいいと言うようになるさ」 「ふっ…ふざけんじゃないわ…!」 怒りに輝く深紅の瞳は美しかった。彼を睨んだその瞳が、次の瞬間大きく見開かれる。 「…っんっ!」 レスカの両胸にチェンの足がそれぞれ巻きつき、乳房を絞るように締め上げた。 服の上からでも見事さがわかるレスカの柔肉が歪められる。 そのままゆっくり周囲をなぞるように蠕動しながら徐々に先端を頂へ近づけてゆく。 「や…っめ…ッ―――!」 堪えようの無い程の嫌悪感を感じ、怒りに血液が沸騰しそうだというのに、 両脚と胸に巻き付いた異形はレスカの身体に確かな快感を送り込んで来ていた。 人の手ではあり得ない感触に予測がつかないからといって、こんなことがある訳がない。 心も頭も完全な拒否をしているというのに。 「く…ぅっ……あ!」 薄いドレス越しに下着と肌の間へ潜り込まれて、敏感な頂を強く弾かれた。 更にそこをきつく締め上げられて思わず声を上げてしまう。 「こんな風にされたことはないだろう?」 「んっ……!」 チェンはレスカの反応を楽しみながら、ドレスの胸元を長く伸びた己の手の爪で縦に切り裂いた。 そのまま深い胸の谷間に触れるのかと思いきや、また別の足を這わす。 (嫌だ、嫌だ、嫌だ…っなんで…!) 胸にずるりとしたモノが張り付いた、と認識するまえに悲鳴を上げそうになる。 それ程にチェンの足の感触は不快だった。なのにその不快感も、 素足より更に肌の奥に踏み込まれた嫌悪感も、不自然な快感の波に紛れてしまいそうになる。 蠢くそれの先端が双丘を探り、頂点の色付きを確かめるように弾いてはなぞる。 肌に貼り付た吸盤があちらこちらを強く吸い、赤い刻印を落としてゆく。 必死で声を押し殺すものの、重ねられるそれに感度が高まる自分の身体が信じられない。 「感じてるんだろう…?お前にはとびきりのを使ったからな」 「!!あんた…っ!」 身体が動かない事も記憶が曖昧だったのも、そして今、望まない快感を無理矢理与えられてるのも…! 「さすがに俺の身体は刺激が強いかと思ってな…慣れるための時間が惜しいだろう?」 「……!」 レスカの脚を拘束すると共に太股の内側で蠢いていたチェンの足が、ずるっと奥へ這い伸びた。 その先端が潤んだ下着の上から敏感な紅珠を探り当て、強く擦り上げる。 「ぃ――……っ!」 「素直になれ…こんなに濡れてるじゃないか…?」 下着から溢れ零れる蜜ごと、そこをわざと音高く愛撫する。 自身の卑猥な水音に一層朱に染まるレスカの頬や、きつくよせた眉、堪えきれず漏らす声。 それらは彼女の身体そのものよりチェンの昏い欲求を充足させた。
「ぅっ、く…ふぁッ…」 息が上がるのを止められない。 自分の表情を観察するかのように見つめる目の前の男に、かつてとは別種の怒りがこみ上げる。 「あん…った…最低…っ」 ぴたりと全ての動きが停止した。 「…あの時は…あんたはダ・サイダーを倒したと思ったから、あたしにあんな事、言ったんだろ…」 忘れもしない、彼を失ったと思った絶望感と後悔。 あの時のチェンの言葉には、答えるどころか考える価値すらなかった。 まさかあれより最低な行為があるなんて。 「ダ・サイダーに勝ったから…超えたと思ったから…あん時も十分卑怯だったけど、 まだ…マシよね…っ今の、あんたは、最低の、クズよ」 直後、ほぼ全身に絡んでいるチェンの足が強くレスカを締め上げた。 「あうっ!」 「レスカ…あまり俺を怒らせるな」 骨が軋み息が詰まる。けれどもレスカには痛みの方がまだ良かった。 女であることすら後悔しそうな責め苦よりは。 「…ぅ…はぁっ! はっ、はぁ、は…ぁっ…」 緩んだ戒めが再びレスカの身体を蹂躙してゆく。胸の蕾を吸盤に強く吸われて、 胎内に侵入してきた異物にかき回されて、荒々しく襲いくる波に理性が溶かされそうになる。 身体は既にどうしょうもなく反応してしまっていて、快感に抵抗する術がない。 間違いなく失わない、怒りと憤りの感情だけがレスカがすがりつける自分だった。 「楽しめばいいじゃないか…痛い思いはしたくないだろう?」 再び余裕を取り戻したチェンの言葉に、おもわずレスカは瞬間的に笑いそうになった。 自分を力で蹂躙して。そうして自分のものに出来ると思っている。 それで、ダ・サイダーに勝ったつもりでいるのだ。この男は。 「たの、しむ…?…あっは、おあいにく様ねっ………… あんたのコレより、…ダ・サイダーの指一本の方が、よっぽど、感じるわ」 再び、チェンの動きが停止した。余裕ぶった笑みが今度こそ消え失せる。 「身体が…どんなに反応したって…あたしは絶対、あんたの心に反応しないわよ… わから、ない、の?…無駄だって」 まだ全てを諦めてはいないが、…覚悟は決めた。 それをレスカは言葉にした。例え最後まで身体を奪われても屈服はしないと。 「………どこまでも!」 まるで怒りが目に見えるようにチェンの身体から禍々しい気配が膨れ上がった。
奴の何より大事な花を踏みにじってしまいたかった。 自分という闇の、その底まで堕ちた彼女を、あの男に見せてやりたかった。 綺麗な花が、欲しかった。 ───────── 突如、破裂音と共に部屋の扉が吹き飛んだ。 瞬時に振り返ったチェンは、舞う埃の中に人影を見つけ声を荒げる。 「ダ・サイダー………!」 なぜここが分ったのか。今まで気づかれず近づいてこれたのか。そんな事は気にならなかった。 ダ・サイダーの姿を見た瞬間にいくつもの嵐がチェンの心に巻き起こる。 何よりも遂げたかった復讐を、それでもチェンは諦めなかった。 今己が手にある花を奴の目前で散らしてしまえばいい。───俺のものにも、ならない花なら。 しかし、そこを動くな、さもなくばこの女の――― と、お決まりだが効果的な台詞を吐く時間すら、チェンにはなかった。 「…ぁ…」 全てを見ていたレスカにすらそれは瞬き一つの間の出来事で、自分の白昼夢ではないかと思う程だった。 ダ・サイダーが素手でチェンを殴り飛ばしただけだったのだが、非現実的だったのは 人には不可能と思える速度でダ・サイダーがチェンに迫った事と、 殴られたチェンが人形のように高く部屋を舞った事。 そしてそのごく短い滞空中、チェンの身体から抜ける様に現れた影が、 ダ・サイダーが素早く閃かせた刀に切り裂かれて霧散させられた事。 ドサリと重い音を立て部屋の隅に落ちたそれは、 チェンとは似ても似つかないガミタコラス人だった。 振り返ったダ・サイダーの凄まじく鋭い眼光にレスカの身がすくむ。 自分は悪くないと思っても、その視線に謝りたい気持ちが勝手に膨れ上がって、 助かった安心感も彼を信じていた事も、全て凍りつきそうだった。 なのに、彼が居るというだけで火が付いた身の内の欲求が、まともな思考を苛む。 名前を呼んで、すがりついて、初めて感じた恐怖を吐露しながら泣いてしまいたい。 縛られた手、未だに満足に動かせない荒らされた身体。今すぐ逃げ出してしまいたい。 整理のつかない感情がレスカの中で渦巻いて、時が止まったようだった。
暗い室内に踏み込んだ瞬間、ダ・サイダーは目に飛び込んできた光景に我を忘れた。 かつて自分の身体を貫いた刃にすらこれほど感じなかった激情。 痛みとか苦しみとか、分類して認識することすら不可能な、なにか。 そして敵を前にして記憶が飛んだ事などもこれまでなかった。 ───刀を収めた澄んだ音で我に返る。 気を失っているらしい哀れな依り代を見、そこには既に チェンの邪悪な気配がないことだけを確認すると、ダ・サイダーは振り返った。 無残なレスカの姿に、視界が赤く染まる。 破かれたドレス。乱れた髪。力無く壁にもたれたその身体。 燭台の僅かな灯でも見てとれる、蹂躙されたであろう痕。 言葉にならない自分の激情に突き動かされるまま近寄った、その瞬間のレスカの表情。 はっきりと身を竦ませたそれに怒りを感じる。こんな表情をさせてしまった、自分に。 ダ・サイダーが何か言うまで、何も言えない。 そう思ったのに、強く全身を抱きしめられて、彼の体温と確かにここに居る身体を感じて、 レスカは入り混じった感情の奔流に押し流されるように口を開いた。 「ダ・サイダぁ…っ…お…遅い、のよ…この、バカっ…」 嗚咽が混じる。こんな時でもまた本心でない言葉しか言えない自分がいやになる。 ありがとう。怖かった。そう言いたいのに。 ダ・サイダーからのいらえはなく、抱きしめられた腕に更に力がこもるだけで、 ただ強く感じるのは彼の全身から立ち上るような、怒りの気配だけ。 (怒って…る…) そう思ったとき、レスカの中で制御できない感情の高ぶりが理屈を超えた。 「…ダ・サイダー…っ…ご…ごめ」 「謝んじゃねえ!!!」 鋭い声で遮られて、言葉も涙も止まる。 「謝るな!!! っ…頼むから。………謝るのは俺だ…悪かった。悪かった。悪かった。 遅くなっちまって…いや、こんな事になる前に…お前を、護れなくて」 ゆっくりと、その言葉がレスカの心に染み入る。 辛そうに吐き出されたダ・サイダーの声色も、痛いほど抱きしめられた身体も。 言葉に不器用なのはお互い様で、幾度も重ねられる「悪かった」に止まった筈の涙がまた溢れた。
ダ・サイダーの手がレスカの頬を伝う涙を優しく拭う。 けれど目を合わせた彼は妙に無表情だった。 そのまま顔を上向きにされて、彼が唇を重ねようとしていることに気づき、 「だめっ!」 思わず顔を背けた。 胎内の不自然な火が苦しい。キスをされそうになっただけで燃え上がったそれが恐ろしい。 このままでは、自分がどんな事になるのか分からない。 しかしダ・サイダーは一瞬だけ動きを止めたものの、強引に唇を重ねてきた。 「んんっ! ぅ…――!」 レスカの中で必死に堪えて来たいくつもの砦が次々に壊れゆく。 口付けだけで電撃のような快感が身体を貫き腰が跳ねた。熱い疼きが彼を求め切なげに震える。 「───ふあぁ…はっ、はぁ…あッ…」 「…レスカ………? お前…何を、された?」 さほど深いキスではなく、ダ・サイダーとしては謝罪と、 全てを終わらせ受け入れる最初の約束をこめた…そういうつもりだった。 しかし明らかにおかしいレスカの反応に思わず問いかけてしまい、 言ってしまってからまた怒りがぶり返しそうになる。何を、などと。それをレスカに言わせる気か。 (落ち着け、オレ様がこれ以上レスカを追い詰めてどうする) すまん、言わんでいいと訂正しようとして、やたらぐったりしたままのレスカの異常に気が付いた。 「おい…? しっかりしろ、レス…」 「ぁあ…っ…ダ…サイダぁ……」 とけるような声で名を呼ばれ、こんな時だというのに腰にずくんと重い熱が響く。 潤んだ瞳が揺らぎながら見つめてくる…これをあの男も見たのか? 「…薬…で、身体が…おかしいのよ…動け、ない、の」 助けて。 まるでそう続きそうな。その意味。ダ・サイダーは全てを理解した。 同時に、無理矢理蓋をした筈の激情が容易く再燃し、全身が焼けてしまいそうになる。 「…シャワー…浴び、たい…きもち、わる、い…」 熱っぽい声で途切れ途切れにレスカが呟く。身体が動かないと言ったその口で。 ダ・サイダーはレスカを横抱きに抱え上げた。
廃屋に見えたのはあの部屋が荒れていたからのようで、 思いのほかまともな邸内は暫く使われていない金持ちの別荘といった様子だった。 そんな人の気配のない暗い廊下をレスカを横抱きにしたダ・サイダーが進む。 一分一秒でも早くあの部屋からレスカを連れ出したかった。 しかし理性を総動員して彼女を抱き上げたものの、甘い吐息を間近で聞かされ続けた ダ・サイダーの中には、もはや理性も常識も欠片とて残っていない。 今すぐ抱いてしまいたい───その欲求とダ・サイダーは必死に戦っていた。 腕の中のレスカの色づいた肌、ここをどれだけ、と思うだけで身が焼かれる。 (だめだ、だめだ、だめだ…) 今の自分では彼女が欲するものを優しく与える事など出来そうもない。 優しく愛してやりたいのに。そうすべきだとも、思うのに。 かろうじて境界を越えずに居られるのは、踏み込んだときに自分を制御出来ず 壊してしまいそうな怖さのためで、その勝手すぎる理由にまた怒りを感じる。 だが、腕の中で時折乞うように身を震わすさまや、立ち上る肌の匂い、伝わる体温の高さが 今も行き場の無い情欲にレスカが苛まれていることを伝えてきて、 ダ・サイダーの理性をじりじりと焦がしてゆく。 ───────── 今更薬の効果が強くなってきたのか、頭にぼんやり霞がかかったようではっきりしない。 ダ・サイダーが立ち止まった気配に続いて聞こえた、勢いのよい水音にレスカは驚いた。 「え…?」 「湯は出るな……」 驚いたものの、思いがけず低く呟かれた声がぞくりと腰に響いて言葉を忘れた。 湯音が響くそこは広く豪華な浴室だった。床に置かれた燭台が徐々に立つ湯気に弱い光を投げ、 天窓から差す星明りと相まって、妙に幻想的な雰囲気に仕立て上げている。 「ちょっと待ってろ」 床から一段高くなった大理石の広いバスタブ。ざっと流されたそこにレスカはそっと下ろされた。 (……ダ・サイダー……?) キスの刺激で堰が切れ、口に出してしまった言葉の意味。果たしてダ・サイダーは理解しているのか。 …していて欲しいのか。自分でも分らない。はしたなく疼く身体が後ろめたい。 助けて欲しいのに、あんな事の後でそれを望むのは罪な気がした。 未だ険しい表情のダ・サイダーに、もう一度助けて欲しいなどと望むのは。
レスカが戸惑っている間にダ・サイダーは上着を脱ぎ、刀と燭台を傍に置くと 彼女の脚の爪先から熱いシャワーを浴びせはじめた。 不器用な彼のいつにない献身的な態度が少しおかしいような、…負い目を感じるような。 それでも肌に残る不快感が洗い流されるのは気持ちが良かった。 (…上書き…されてる、みたい) 同じところを滑るダ・サイダーの手。 愛しい男のものだというだけでありえない程の歓喜が肌の下を伝い来る。 切なく疼く欲求が呼吸のように自然なことに思えてきて、 更に思考が痺れていくのをレスカはぼんやりと感じていた。 裂かれた上にシャワーに濡れた無残なドレスにダ・サイダーはそっと手をかけた。 未だに彼の表情からは険が取れず、怖い程強い視線でレスカを見つめている。 だが、彼女の瞳はゆらゆらと揺れる頼りない燭台の灯を反射するだけで、視線に意志は無い。 「はぁ………っ…」 既にレスカは声を堪えることを忘れ、彼の手の動くままに甘い吐息を漏らしている。 それでも次第に穏やかになるレスカの表情に、ダ・サイダーもわずかながら落ち着いてきていた。 もう少し。もう少し自分を取り戻したら。 シャワーを浴びたいと言った事もそれはそれでおそらく本心で、こうしている間に レスカも自分を取り戻したら、その時にちゃんと優しく包んで全て忘れさせてやりたい。 ───胸元を見た瞬間だった。 流れる湯の中、上気した白い肌にそれとは違う、くっきりとしたいくつもの赤い痕。 膨れ上がる何かをもう抑えることはできなかった。 暴力的な欲求に飲み込まれ、ダ・サイダーはそこへ唇を寄せた。 「あっ───!」 夢心地の柔らかい彼の手に熔けていた身体に、鋭い針を突き立てられたよう。 強く吸われた胸元に思わず目を落とし───ダ・サイダーが何のために何をしたかを悟った。 あの時あいつにされたことが鮮明に思い出されて、今更の羞恥に心が震える。 「………なにを、された」 再び問われた言葉、けれど意味は違う。低くかすれた声にはもう隠す気もないような怒りの色。 「あ……ちが、…あいつの…足…が…んっんんっ! ああっ!」 唐突に両胸を下から掬われ、強く食い込む指と送り込まれる刺激に瞬間的に意識が飛ぶ。 柔肌を、色づき熟れた頂の蕾を、残された痕を、ひとつひとつ全て覆うように ダ・サイダーの唇と舌とが強く荒くなぞってゆく。
「全部教えろ。…俺が、消してやる」 酷いことを言っている。きっとレスカは耐えに耐えたに違いないのに、 自分を待っていたに違いないのに。 こんなに荒々しい感情をレスカに覚えるのは初めてで、なのに戸惑うどころか 逆らえない状態の彼女に残酷な悦びまで感じている。 レスカの身体も記憶も全て自分で塗りつぶして一片たりとも痕を残したくない。 胸の愛撫はそのままに、高まる声ごと飲み込むようにダ・サイダーはレスカに口付けた。 強く舌を吸って口内を侵し、その度に漏れる吐息もひとつとて零さず幾度も。 バスタブの床に組み伏せられ、激しく愛撫される悦びにレスカは逆らわなかった。 いつもの夜以上の声を上げてしまっているのに、恥らう余裕も無い。 そうして堕ちそうになるたびダ・サイダーにひとつひとつ言葉で確認されて、 その都度引き戻されて堪らなく恥ずかしく泣きたくなるのに、重ねられる愛撫を欲してしまう。 「…ここは」 「あっ───あああ───」 どうにも疼いて切ないそこに、とうとう、指を一本、二本、と差し挿れられ。 欲してやまなかった刺激が全身を貫き、いっそ達してしまいそうな程の波が押し寄せた。 「ひぁんっ!」 答えの無い彼女を咎めるように指が体内の弱い部分を強く刺激する。 反射的に首を振ると、指の動きがやや弱められた。 「…何も、されてないか…?」 言葉でなんて答えられない。荒い息をつき、再度小さく震えにまぎれて首を振る。 「最後までか」 また、首を振る。 「わかった。消してやる…忘れろ」 「あ、あっ───!」 激しく動く指に荒々しく快感が高められていく。 ダ・サイダーに抱きついてしまいたいのに許してくれない。乱れる自分を熱く見つめる視線を感じる。 恥ずかしい。けれど全部を知りたいと言うダ・サイダーに胸が高鳴る自分ははおかしいのだろうか。 幾度目かの深い口付けの後「ここは」と尋ねられ、レスカはゆらゆらとかぶりを振った。 (………そうだ…キスは…されなかった) 始終チェンは異形の足で蹂躙するだけで、人の形をしている両手でも触れなかった。 そのことに、何がしかの想いが乗せられていたのかもしれない。 一瞬だけレスカはそう思った。けれど時は戻らず道は既に分かれている。何年も前に。 そしてそれを選んだのは自分自身なのだ。ダ・サイダーもレスカも、チェンも。
思うが儘に乱れるレスカに激情は更に増して、楽しむどころか苛烈な程に 追い立ててしまう行為が止められない。自分にしか見せないレスカがもっと欲しい。 それを彼女が拒まないことに、支配しているという暗い満足感があることに気づく。 出続けているシャワーの湯よりよほど熱く融解したレスカの中を存分に指と舌で味わった後、 ダ・サイダーはレスカの耳に口を寄せ囁いた。 「…全部俺のだ…いいな?」 熱く脈打つ彼をあてがうと、やがて来る快感を期待してかレスカが全身を震わせ、小さく頷いた。 強く閉じられていた瞼がわずかに開かれ、彼を見つめる。 その涙に濡れた瞳と視線が絡んだ瞬間。 唐突に愛しさが溢れ、ダ・サイダーは思わず進めようとした身体を止めた。 胸中の黒い嵐が急速に引いてゆく。 困ったように荒い息をつくレスカが耐えきれないとばかりに腕を伸ばしてきて、 ―――ダ・サイダーはたまらず強く口付けると、舌を差し入れながら彼女の体内に侵入した。 「んぅっ!………っ、ん───!」 急激な挿入にびくんとレスカが全身で反応し、その熱い体内が彼をきつく断続的に締め付けた。 背に立てられる爪を感じて、全て持ち去られそうになるのをこらえる。 レスカの四肢に走る波を感じて、たった今彼女に蓄積された快感が限界を迎え達したことを知った。 体内に打ち込まれた硬い熱に快感が全身で誘爆する。 耐えようと思ったのは一瞬で、レスカは全て忘れて波に飲み込まれた。 …徐々に凪いでゆく甘い痺れに浮上させられると共に、まだ自分の中で 猛りを失わないダ・サイダーの存在感が急激に意識されて、今更乱れすぎた事が恥ずかしい。 こんな事は初めてだった。 見上げたダ・サイダーが甘い瞳で見つめてる。 基本的に単純なくせに、こんな時だけ優しいような意地悪なような、レスカにしか見せない、 けど彼女も読み切れない複雑な表情を浮かべて。
「いったのか? 可愛かったぜ」 「!!ばっ…」 言わないでよと口に出す前にダ・サイダーが、く、と顔をしかめた。 汗と水滴に濡れ上気した様子が色っぽい。はぁ、と熱い吐息がひとつレスカの胸に落ちる。 「はっ…おま…今、んな締め付けんな…やべぇだろ」 「だから言わな、あ、やっ、ばかっ、まだ動かさな…っ」 深くまで埋められた彼の強い脈動にレスカの身体が勝手に反応する。それに連鎖するように彼もまた。 「う、そりゃ、こっちの台詞だっ…こっちはお前と違って…」 「や、でも、ぁぁっ…こんなすぐ、だ、め、だってばぁっ…!」 それが体内で更に大きさと強さを増したように感じられて、まだ痺れの残る身体に 再びじわりと快感の波が押し寄せてきた。引き下げられたボーダーラインは容易く突破されてしまう。 とうとうダ・サイダーが堪えきれないとばかりに、レスカの両足を高く抱え上げた。 「まっ、て、ぁっ! …だめ…!」 「殺す気か…っ…待てる、訳ねェだろ…!」 「あ、ぁぁ!」 ―――反響する声が天窓に高く響いた。 (かなわねぇ…) いつの間にかレスカも自分もまるで普段の夜のようで、わずかに気遣う面はあれど そこにぎこちなさは皆無だった。 ダ・サイダーは脱衣所の天窓を見上げ、その白み始めた空に、闇は深まり過ぎてもやがて明ける訳か? などと思う。あの狂おしく凶暴な感情がどんなものだったか、もうよく思い出せない。 浴室にて自力で再度シャワーを浴び直しているレスカに追い出されたダ・サイダーは、 ふと気付いて自分のシャツとコートを勧めた。なにせ彼女には衣服が無い。 「その前になんか拭くもんはない訳? ったく気が利かないわね」 「おめェなぁ。…おら、ここらに掛かってたこの布で我慢し…」 「バカっ入ってくんな!」 カーン。 燭台が脱衣場まで飛んできて見事彼の額に命中した。 「でっ!!〜ッ…拭くもん持ってこいっつったのはおめェだろーが!!」 「るっさいわよバカ! スケベ!」 毎度な暴言を吐きながら濡れ髪のままレスカが姿を現す。 彼のシャツを着、薄手のコートをロングスカート風に腰に巻いて、いっそ颯爽と。
ダ・サイダーを軽くにらむ、いつも通りな彼女のツンとした表情。 その生きた瞳は力強く輝いていて、改めてダ・サイダーはそっと安堵の息を吐いた。 「おし、んじゃあ帰っか」 「ん…ダ・サイダー」 「あ?」 「ありがと。助けてくれて」 まっすぐに見つめられてそう言われた。 (…助けられたのはオレ様だぜ) 歪んだ闇に煮詰つめられた彼女への想いに支配され、自力では戻ってこれなかった。 助けに来た筈なのに自分が救われた気がする。 彼の怒りやら何やらの感情とは別に、きっとレスカは自分が間に合わなくても 心折れることはなかったのだろうなと思った。 「おう」 もう少し言いようもあった気がしたが口にするにはやや複雑だったので、 ダ・サイダーは彼女の頭にぽんと手を置き、微笑んでみた。 ちょっと眉を下げレスカも笑みを返す。 一体どうしてダ・サイダーが助けに来れたのかをレスカは尋ねなかったし、 彼ももう、原因などを探る気は失せていた。 それでいいとダ・サイダーは思う。突き詰める必要は感じない。 だがそれとこれとは別の話だ。二度とあんなレスカを見るのはごめんだ。 そして、魔物のような激情に支配されるのも。 館の外に出た頃には朝焼けに空が染まり始めていた。 その清浄な空気のなか、折られた花は自力で前を向き、再び強く凛と咲く。 そのために必要な水が自分であることに、ダ・サイダーは気づいていない。 終。
645 :
556 :2009/10/24(土) 16:53:13 ID:aamYXhNt
以上です イザ書き出したら…とても…別人… ダジャレひとつ入れられない筆力にめそり。無駄に長いし。 そもそも基本方針を貫きつつ陵辱ネタってのが問題でした タコはビジュアル想像すると実はかなり間抜けだし… 全然エロパロぽくないね。精進したいです。 スレ汚し失礼しました 読んでくださった方ありがとう
>>556 触手は苦手だけど後半がすごい良かったので読んでよかったです!
GJ!
>>630 乙!GJ!!みんな初投下なのにレベル高杉
蛸足のキモさとちょっとホラーっぽさが混ざって
レスカの脅える描写とか、リアルで良かったです!こういうのすげえ好きwww
ホラー→エロとか吊り橋効果があるよね
切羽詰った感とか、ダ・サイダーが助けに来るタイミングもサイコーですた
ダ・サイダーの方がいいってセリフも超カコイイ!!レスカ様!
しかも風呂エチー
風呂エチーはいいね!水も滴るいい男だしね。いちいちセリフがエロカコイイよ
なのに素面になると同時に尻に敷かれるダ・サイダーw原作通りwww
素敵作品、感謝です
>628>629
625です、読んでくれてまりがとう
つか神様ってなんぞwwww
生産力があるのは15年超えの妄想だから…駄目人間でサーセンwww
チンコン歌、抱きつかなくてもやることはやれるよねっていう(ry
またエロギャグ思いついたら投下するおwww
>>630 すげえ、すげえよ!!最初はどんなギャグ話になるかと思いきや、まさかのダーク展開。
レスカは凌辱されても折れなくてかっこいいし、ダーもSっ気たっぷりでかっこいいし、
何よりお風呂ゑちっつーシチュにもえた。いいよね、お風呂場ゑち。終わった後に追い出されるダーもナイスwww
ダーからレスカへのふかぁい愛情を感じた。あと独占欲の高さも。
台詞回しがかっこよすぎて悶えますた…良作GJ!
妄想…もしもダー伝がオトナ向け作品だったら、んで二人出来上がってる設定だったら、
『チェンに凌辱されたレスカを、救出後にダーが慰める』的な流れもあったんだろか?
出来上がってなくても、それでレスカに対する想いに気付くとか…無いか。サーセン。
>>660 で
>>556 です
ラムネらしくない世界観ぶっこわれもいいとこだというのにおまいら…
(´;ω;`)ブワッ ありがとうありがとう
上のほうのブラックボムの余波と
>>575 のエロパロ板でしかできないネタ でこうなりまった
結局ダーレスだけど!
今読み返すとちと最後焦って畳みすぎたおorz
夕暮れから朝日とか時間むちゃくちゃだwww
反省点多々あれど ありがとうありがとう!!!
>>646 苦手なのに読んでくれたのか!ありがとう!
むしろ後半のダーレスのがメインっていうwww
読んでよかったとか泣くわ…
>>674 キモコワをやりすぎないように でもエロスに と気をつけたつもり
んでこんなネタでもレスカらしくとか考えたらあんな台詞出てきたり
そう言って貰えると嬉しいんだぜ!!!
風呂いいよね風呂 もっと風呂っぽさも出したかったけど
感情描写ばかりになりがちな自分orz
言葉攻め とか 抑えきれない気持ち とか大好物でサーセンwww
そちらさんの作品も毎度楽しませていただいている
ゆっくりがんばってくれ
>>648 ギャグだと思うよなタコだしなwww
書き出すまで方向性決めてなかったんだがダークになっちまいました
ダーレスも相当自分の思い込み入りまくりだが
喜んで貰えたのなら嬉しい つか安心したwwwネタがネタだけに
他の皆さんの投下も楽しみにしつつ退場!おそまつ。
安価ミスwww 660って未来だよ!
>>630 ですた
嬉しい言葉にテンションおかしかったんだ…orz 連投長文色々スマソ
執筆的な意味でやってやるぜな人多くなってきたのでネタおいときます。 ・レスカさんのおしりのアザ 城に帰ってからも確認と称して何度も人目に晒されたに違いない ・レスカとダ・サイダーの子供時代の映像がなんで見られるんだ? ラムネッカに盗撮機能でもあるのか?
>>630 GJ!!!あんた…神だよ…
初投下などと嘘をつくな!嘘つきにはGJ責めだぞ
ここは神がいっぱいいるなぁ 菅沼絵と矢尾ボイス松井ボイスで脳内再生しやすいw
やっぱダサイダーレスカが一番人気か 昔からこの二人が好きだったけど
ラムミルも好きだしラムネはどのキャラも好きだけど 一番萌える…というか「お前らどうにかなっちまえよ!!」 って思うのはダサイダーとレスカ
なんつーか「足りない」感が絶妙なんだよね ラムミルよりギャグオチが多くてあーもうちょっと欲しいなって毎回思ってて なのに意識してないところでラブラブっぽい描写がされてたり。 個人的に怪盗スカッシュの話で判明したレスカが飯の仕度をしている事実と それを(多分)こっそり見ているダ・サイダーってのに萌えたなー
シーラカンス号でラムネス一行を追跡していたころから、 料理当番はレスカだったのだろうか。 ラムネス一行はココアがしていたのかな。
ホイホイ城でどんな生活してたか想像もできないが ある意味ずっと一人暮らしみたいなもんだし、少しは料理もできそうだよね、レスカ
出来そうに見えないのに実はやれる というところがイイ
>レスカの料理
そう考えるとラムネスは災難だなwww ダ・サイダーよかったな
>>652 今更だがGJありがとう!
マジ初です超ビビってたですありがとうありがとう
普段はお城なんだから作る必要もない品 ダ・サイダーが、冒険に行くとレスカの手料理が食べられるから こっそり楽しみにしてたりすると可愛い
662 :
名無しさん@ピンキー :2009/11/10(火) 03:15:13 ID:75COaOP/
あげ
ラムネ懐かしいな! ダ・サイダーって初代サイダーとカフェオレの末裔だとばかり思ってたんだが wiki見てみたら違うの? 小説版でカフェオレ王女がサイダーに迫ってサイダーが止めるシーンが好きだったよ 今考えるとお前らまだセクロスしてなかったのかと思うが未だに清い関係というのが萌える ダーレスも外伝くらいまではそんな感じだとイイな 当時リア厨だったから寸止めエロ描写にムラムラしてたなあ 狭いコックピットで膝に乗って二人乗りとか。初代も似たようなことしてるといい。
多分末裔だと思う>ダ・サイダー wiki見て無いけど違うこと書いてあるんだ? >カフェオレ王女がサイダーに迫ってサイダーが止めるシーン 「ギザギザハー塔の〜」かな? 悪夢を見せられるやつ スレ住人は皆いまだに寸止めエロ描写にムラムラしておるよw そして我慢できず自家栽培にいたっているwww
666 :
空気を読むのが下手な人 :2009/11/13(金) 14:28:27 ID:15Iq1IJu
俺ラムミル見たいのにラムミル少ねぇ・・・・。
読みたいと思ったらまず自分からだ!
ラムミルも好きなんだよ ただラムミルは放っといてもイチャラブしてるだろうけど ダーレスは放っとくと焦れったいから何とかしたくなるんだ だからラムミルはお前が書け
ほしゅ 皆今はNEO祭かね 声あり台詞にニヨニヨすんぜ
NEOやってるノシ 文も書きたいんだけどさw せっかくのお祭りに乗れないと寂しいしね エロにはあまり結びつかないけどNEOのストーリーでも妄想が止まらないwww
NEOは援護攻撃や援護防御のかけあいメッセージでいちいちニヤニヤしてしまう これはヤバイ
そうそう、ついキンスカクィーンハルクを近くに配置してしまう 戦略の幅が狭まってしょうがないwww
ココアもエース入りさせたw ラムネ関連スレ見たいけど、NEOネタバレが気になって発売日以降見てない。 安心して見れるのここだけだ。
なっつかしー
NEOが健康的でエロが浮かばないw しかしダーレスの萌えがオリジナルなやりとりに多い スタッフ絶対ダーレス好き居るだろ
NEOネタでエロは難しそうだね 普通のネタはあるがNEOが忙しくて小説書いてられん
洗脳されたダ・サイダーの戦闘中の台詞パターンの多さに感動した 声つきだし ヘビメタコとのキスはなかったけど! で、洗脳ダ・サイダー×レスカとか考えちゃった…
>>677 同じように感動したがそれは盲点
さぁ投下するんだ
洗脳モードのヤリパンサーのセリフとかNEOのオリジナルだしな めっちゃ感動したわ
イオニア内でやったらあまねにデバガメされるよね?
>>680 見るなって言っておけば見ないみたいだけどなw
天音実況エロかあ
ラムネ熱が再燃してスレを探してみれば こんな楽園があったとは…!!! 俺は今猛烈に感動している じっくり読ませてもらうぜ
「「楽園へようこそ 私達はあなたのような方を お待ちしておりました」」
子供心にダ・サイダーとレスカの関係は何か好きだったな
ここの人たちのレスカの脳内再生は、 EXDXあたりのヤンキー純情姐さんと、 お姫様ルックのどっちが多いですか?
シチュによる けどDXのが多いかな レスカの愛の物語もこの服装だったし
設定が城ならお姫様、王女様ルック。 それ以外はDXか、小説外伝みたいな少し髪が伸びた感じ。
マジマジワールドに遊びにきてるときはEWパンク風 ダーと冒険中は外伝 お城ではEXや外伝の姫モード アララ城プライベートでDX かなぁ 割と勝手な服考えたりしちゃうけどこれ↑準拠
マジマジワールドに遊びに来てる時は 三姉妹がスカート捲くれ上がってるイラストのピンクのワンピースとか 熱血必勝英雄伝異聞のピンナップカレンダーで着てるスーツなんかを着せてる スーツ意外に似合ってて好き
>>690 モンローなあれ絵的にも大好きだw
スーツも同意。結構何でも似合うよな
EXうち間違えた…EWてなんだ。サーセン
>>691 勇者sがパンツ見てるしなw>モンロー
欲を言えばダ・サイダーも普通の服着て欲しかった
スーツレスカは隣のすごいパンクな格好してるダ・サイダーと
服のテイストが真逆なのに何故かお似合いでとてもイイ(゚∀゚)
熱血必勝英雄伝異聞を持ってない自分涙目
熱血必勝英雄伝異聞を当時間違いなく買ったはずなのに、家のどこにあるかわからない自分もっと涙目 15年くらい前だし捨てたかも知れん。 あうう……
ここの小説でもえて、ほんのりえちぃ?ダーレス描いてしまった で、ちょっと聞いてみたくなったんだけど 投下した作品で想像して絵を描かれるのって、作者的にどんな感じなんだろうか? 描いたのをどこぞに出すわけじゃないけど、気になったもんで
>>695 人にもよるだろうけど、まずは誰の作品かも言ってみては?
嬉しいと言ってくれる人もいるし、
どこぞに出すわけでもないなんていわず見せてほしいと言ってくれる人もいるかも。
ほかのスレでも似たようなことあったなあ。
お互い了解あれば保管庫にセットで保管されたりすることもあるようだし。
ここのスレは和気藹々だからそんなに心配いらないと思うよ。
自分は見たいなあw自分の書いたのだったら 絵柄とかいろいろ問題あるだろうけどね
自分も同じくここの作品で描きたくなってたけど 作者さんからしたらどう思うのか気になってた 自分も後日お伺いたてるかもしれない
すごいおもしろいネタ(自分的に)思いつくと すぐ形にしてここに投下しようか いつか日の当たる場所で発表するのにとっておこうか すごく悩む
投下した後に総集編を出版すれば万事かい〜けつ
エロパロに落とした作品をサイトに載せる人いるし後々オンかオフで再録でもいいんじゃ 個人的には小説は本の形態が好きだからぜひ同人誌にして欲しい サイト持ちなら教えて欲しいくらいだ ここが2でなければry
>エロパロに落とした作品をサイトに載せる人いるし そうなんだ!? それは自分は無理だな…名無しだからこそはっちゃけて投下できるんだよ… でも同人誌にして欲しいには同意w 誰か知らん振りしてアンソロジーとしてシュパーンしてくれないかな
住人と作者の同意が得られるなら来年夏に申し込むぞ 編集だってしちゃうぞ 本代は印刷費÷部数で設定するぞ 嫌な人もいるだろうからあまり盛り上がるのは自重しとくが
>>703 勇者ktkr
自分は超同意だが(でももう一回校正させてほしい)
本当に作者本人かどうか確認が取れないのが難点だな
でも一応2ちゃんに投下した文章は保存・引用・転載されてもしょうがないことになってるんだっけ?
あと(参加費+印刷費)÷部数でいいんじゃね?
705 :
695 :2009/12/18(金) 02:42:59 ID:jPPsHwmX
695です
696・697両氏の優しい言葉に甘えて言ってみる
>>470 氏の、
>>518 の最後の部分なんだけども、ただ、全然やらしくないんだよね
さっぱりえろくなくなっちゃったんで、そういう意味合いでもどうかなーと思ったんだ
>>703 貴方は勇者か
そんなん発行されたら大喜びで買いに行ってしまうぞ
以前投稿した一人ですが、個人的には絶対に勘弁してください。
それこそ、
>>703 さんが「ラムネエロ小説アンソロジー」サイトでも作って、
執筆者を募集するなりして製作されたらいいと思われます。
そしたら
>>706 のは外してもらえばいいんじゃない
まだネタ段階なんだしやりたい人がやるだけなんだから
新たに企画を立てる必要はないと思う
途中送信してしまった
>>704 >でも一応2ちゃんに投下した文章は保存・引用・転載されてもしょうがないことになってるんだっけ?
著作権的な問題で言うなら、掲示板運営者(ひろゆき)及び運営者が指定した者のみ、
それらが許可されています(書き込み規約参照)
スレの著作権はあくまで投稿者たちにあり、まとめサイトはあくまで「ログ保管」の位置づけだそうです。
とはいえ、所詮2chの書き込みですし、どの作品が私のものか証明することもできません。
発行者様のモラルに期待します。
つーかさ、自作品をそ知らぬ顔してサイトに再録する作者はいても、
スレの無差別再録でアンソロジー出版はさすがに聞いたことないわ
>>707 例えば「このスレの作品は全部私が投下しました!」と、誰かが大嘘をつくとします。
それは明らかに嘘ですが、運営や書き込みログを確認できる人以外、
本当に嘘だと証明できません。
同一日のIDが違う書き込みだって、自作自演かもしれません。
そんな曖昧な状態で発行してリスクを負うより、最初から企画を立てて、
アンソロジーを発行した方が問題が起こらないと思うのですがいかがですか?
ここの住人はいい人多そうだし、そうそう嘘申告もないと思うぞ それに嘘申告されてから騒げばいいことだし まあここまで強行に反対されれば、やりたい人も萎えるだろうけどなw 声の大きいもの勝ちだし
自分は同人発行別におk派だから 話が潰れたとしてもとりあえず自分の投稿レスを書いておくわ 今出先だから帰ったらになるが
>>703 だが
騒ぎになりそうだから取り急ぎ
本で欲しい人いるかも?よい作品に燃えたよな
と思っての発言で、悪意はないことは分かってくれ
作者と住人がオーケーなら
嫌な人がいるかも
とつけたのは706のような人もいるだろうから
最低限のフォローのつもりだった
嫌な人のをやるつもりはなかったし
名無しでネットだから良いという意向なども解る
だから無差別出版とまで言われるとちと切ないな…
だが実際作者特定は困難だし
二次とはいえ著作者には敬意はらいたいから
やっぱり難しいかね
サイト立てて掲載可の方だけ募集しても
かたりを判別する方法ないのもわかってるから
騒がせてすまんかった
連投すまん 同意者、あるいは期待した人 ありがとう 反対者にはすまんかった リスクも最もだし18禁は出版者明記義務だし やっぱり難しいよな 今まで通りスレをマッタリといってくれ
無断で掲載・発行はまずいけどアンソロ公募はいいかもな 何か作品つくりたいくらい好きでもラムネでスペース取って個人誌発行だと ハードル高いけどアンソロなら気軽に参加出来るし 投下した作品も掲載してもいいって職人さん本人から申告あった場合載せさせてもらうとかさ
前自分が書いていたスレで(いまここには書いていないよ) アンソロ小説本やったことあります。 どういう経緯か参考までに書いておきます。 コテトリのある職人がほとんどのご長寿スレで、 職人の一人に同人活動もしている人がいた (サイトもちで本スレでもそれは知られていた人) ↓ 代々の職人にスレ上でアンソロ執筆者募集をかける ↓ 数人がコテトリ状態で挙手する ↓ 発起人さんがしたらばを借りて本スレにリンクつける ↓ 2と同じトリップ使えるところで本人確認しつつ、 参加意思本の方向性を大まかにきめる ↓ それぞれしたらばに捨てメアドを置いて、 発起人さんがPW制掲示板への招待メールを送信する ↓ PW制掲示板で職人しか見られない状態にして、 詳細な内容や担当パートを詰める ↓ テキストデータもアップできる掲示板だったので、 書いたものをそのままメモ帳状態のままアップする ↓ お互いの内容を読みつつ調整しあい、(連作形式だったので)完成 ↓ 発起人さんのメアドにテキストデータを送信し、発起人さんが整形、フォント統一などワードで編集、 印刷に↓ 販売などすべて発起人さんのサークルにおまかせ
ここの人はみんなコテトリないから、 ここに書いたかどうかやどれを書いたかが完全に自主申告になってしまうけれど、 完全新作ならそう問題はないかな。 ちなみに↑で書いたスレでは絵描きさんも数人コテトリで出入りしていて、 その人たちが挿絵担当で同時に挙手してくれたので、 発起人さんが画像データも編集していました。
折角だから自分もスレに何か書こうかな。 俺は今猛烈に何か書きたくなっている!
>>719 どれが719の書いた作品なの?
一部の文章については自分が書いた証拠っぽいものを
見せてあげられるので(こちらだけ出すってことはしないけど)、発言は慎重にね
>>719 >>720 終わった話をほじくり返すのやめれば?
証拠を提示し合って、それを巡ってまたここで喧嘩するの?
>>719 が本物の作者でも、編集者は再録はもうやらないって言ってるんだし、
そんなに本出して欲しいなら、自分で責任もって勝手に出したらいいじゃん
>>721 自分の考えは>718の通り
ただの煽りだって嫌疑をかけられたらスルーするわけにはいかないでそ
ところでスレ容量が721までで434KB
容量の限界は500KB
少し長い話を投下する人が来るとすぐ限界になってしまうので
今のうちに次スレの相談をしたいんだけど、テンプレとかどうする?
前スレのアドレスを載せるくらいでいいのかな
保管庫のULRはあってもいんじゃね?>テンプレ あとは特にローカルルールもないし絵板やうpろだもないし カプと傾向を投稿前に言ってね くらいか?今までも職人さん大体宣言してるが
テンプレ案乙 NGは別に入っててもいいんじゃないか 1にシリーズ全部おkって書いてあれば充分だろ
>>724 乙
ちと他板の1を覗いてみた 余所は結構しっかりしてんだなw
ここはそんなにはいらんだろうが 補足するなら
-----
エロ話込みで色々語りましょう
・投稿者は作品投下前にカプと傾向を書いて下さい
-----
語る時にカプ傾向言えとは誰も受け取らないだろうが一応
NGとVSはそう言いきって良いか微妙なとこかもな
個人的には 今までの雰囲気のNGキャラのVS設定も可くらいがベター
転載本?に関して(ほじくり返しという人もいるし、容量が残り少ないのにゴメン) 投稿規制に巻き込まれ、スレに書き込めない人のために、今後似たような話が出たら、 確認期間や意見交換期間を長めにとったり、メール窓口や2ch以外の確認方法もあった方がいいと思う と、以前1ヶ月以上の規制で、歯がゆい思いをした自分が言ってみる(このスレでは読み専です)
>>728 そういう対応策はそういう話題が次に出たときに
忠告すればいいことなんだからそろそろ黙ろうぜ
字数が心配だがスレ数は守護騎士にイピョ
ところでサイカフェがいつ一線を越えたかを妄想してたら
夜が明けそうだ
形になったら文章練って投下しにきます
転載本に限らず2ちゃん以外の相談場所はあってもいいのでは 容量の限界もみんながみんな気にするわけじゃないだろうし 急に書けなくなった時の、せめてスレタテ宣言する場所とか
絵も投稿できる板とか借りて 絵描きたいとかの要望も取り入れつつ 避難掲示板としても使うとかだと過疎は防げるかも だが今度はその場所を長期スパンで 管理提供する人間が必要になる問題が テンプレに入れる前に試し運用してからのがいんでない
>>728 普通のレスだったら容量はまだまだ大丈夫だよ
スレ立て宣言だけならどっかのチャットでもいいだろうけど
いろいろやるなら今までの2ちゃん経験からするとやっぱりしたらばかなあ
絵はうpろだをリンクすることで対応できるし
>>729 サイカフェも大好きだ
ぜひ頑張ってくれ
特に避難所的なものはいまのところいらないんじゃないかと思うが ものすごい荒れてるわけでもないし、結構人がいるから 過疎って落ちたりもしないだろうし 絵についてもテンプレにうpろだ張っておいて 「絵投下したらレスでお知らせしてね」でいいような ところで保管庫の人はまだいるんだろうか このスレ落ちる前に保管されてない残りのSSを どっかに移しておくべき?
自分も含め何人かは専ブラだろうからログの心配はとりあえず無い 避難所は過激な人がスレにいるとすぐ追い出し場所になるから 落ち着いたスレには本当は無い方がいいんだけど 待合所としてならあった方がいいと思ってる 丁度1000で終わるわけじゃない特殊な使い方してる板だから 容量超えて焦って立てて、スレ重複するのもみっともないし したらばなら簡単に設置できるから自分が借りてきてもいいと思ってる いらないようなら消せばいいし
個人的に避難所は今のところは大丈夫かなと思う
そういや絵の投下ってないんだね
エロ可ですぐに流れてしまわないうpろだ紹介してあったら絵師さんも投下しやすいのかも
文字数に余裕があるならパートは同じく守護騎士に1票
>>729 サイカフェ好きなので形になるのまったりとお待ちしてます!
ここまでの意見をまとめると画像UP掲示板があれば解決しそうだが自分はよくわからん 誰かフリーので使った経験のある人いないかな スパロボ本スレの画像掲示板とかどうやって借りてるんだろう
久しぶりに来たらなんだこれ 708の先走りっぷりに引いたわ 表面上仲よさげだったここももう駄目かもわからんね
>>738 が来なければ大丈夫
画像貼られないのはエロ画像=角煮 エロ小説=エロパロだからだろ
絵の投下が無いのは、身バレの可能性が高いからだと思う 古いジャンルだし、文ならともかく絵をそれなりに書ける人は特徴が出ちゃうから… キャプってコラしたりGIF作ったり絵柄出さずともできることはあるんだけど
次スレの話が出てきて慌ててログを補完した 専ブラ入れようか悩み中
次スレ案かたまるまで他の話題振らない方がよいのか?
個人的には避難所とかはテンプレに入れず次スレで仮運用試し
次スレ案は
>>727 で良いと思う
エロパロ何十スレと見てきたけど避難所があったスレなかったし、 今ここで必要とも思わないからいらないけど 特に反対するほどの理由もないからとりあえず黙って見てる ほとんどの人はそうじゃね
エロパロではあんまり遊ばないけど
ログ倉庫に避難・感想用掲示板があるのは見たことある
でも画像掲示板を借りられる有志もいないようだし
普通に立てる流れになるんじゃないかと
>>742 今442KBくらい
とりあえずテンプレも意見出終わったみたいだし、もういいんじゃないかな>他の話題
進みがゆっくりだからもう少し使ってから次スレ立てないとgdgdになりそうだし
絵だけど、自分の場合は勝手に描いていいのかわからなかった
フツーにエロ二次なら他板なんだろうが
ここに投下された作品を描きたいと思った場合
作者さんに許可貰ってここに投下?
みたいな事していいのか迷ってたんだよね
そんな訳で以下作品の作者さんにお伺い
>>332 >>373 >>471 >>537 描いても良いだろうか?作品に超燃えますた
でも作品の雰囲気壊れるかもしれんから
描かれるの嫌だったらスルーしてくれ
>>745 >>537 ですがもちろんおkです
絵心無いのでうらやますぃ
完成したら、良かったら見せてください
(もちろん強制ではないし、描かなかったとしても催促はしないです)
全年齢の他板でのことだけど、二次ssメインの某キャラスレでこういうやり方してました。
もとは雑談だったのが、たまたまうまい人が多く出てきて実質ssメインになったという
ちょっと変わった経緯なので参考程度に。
テンプレ入りしている外部リンクがかなり多くて
・原作全体を対象にしたss専用投稿所を健全・18禁の両方で用意
・同様に、健全・18禁両方でうpロダ
・原作全体の避難所(なりきりスレなどまで受け入れ)
・シリーズものの原作なのでシリーズ全体対象のss保管所
・スレ独自のss保管所
うpロダや投稿所の健全とエロ以外は別の人がそれぞれ管理していました。
規制に巻き込まれやすい環境の人が投稿所に投下して、コテトリ状態で携帯から
「投稿所にss置いたのでよかったら読んでください」ということもありました。
スレ独自のss保管所管理人さんがあとで投下所の管理人さんにOKもらって、
投稿所のssをスレ保管庫にも保管したりしていました。
スレ数は守護騎士でいいと思います。
>>740 リア小中でハマったあとに、ラムネ以外で絵を出すことがあった人なら
身バレを気にすることなく、燃えが再燃して描いてくれるってこともあると思いますよ。
久しぶりの>119です。 >745さん 自分の作品に萌えていただけたのでしたら、もう、思う存分に、 その萌えを絵に叩きつけてやってくださいませ。 自分のは、>332と>373かな? ところで、同志たち。 思うがままに暴走しまくった結果、気がつくと70kBを超えるモノになったのだが。 あと少しで完成しそうなのだが。コレ、どこか外部にファイルをうpして、 リンク貼ってご報告となりそうな予感。 そのときは、すまんね。
俺は今猛烈に
>>748 さんを楽しみに待っている!
一回のレスで文字数が多いss系スレって、1001いかなくて容量いっぱいになること多いですよね。
自分ちのプロバイダで次スレ立てられたことがないので
(ご近所さんで同じバイダ使っている人に困ったちゃんがいるらしい・・・・・
次スレ自分は立てられないと思うから他の方にお任せします。
別の話題というとそうさのう、
「レスカそんな人前で」の詳細な内容をみんなで初夢の報告代わりに小ネタで出し合うとか。
>>749 人前じゃない場所ではあれやこれや経験済みなのか、
その段階では夢(願望)でしかないのか、まずそれが問題だ!
>>745 >>471 です
久々にのぞいてみたらえらく大変な事になってますね…
ちなみに自分なんぞの文章を描いてくれるのは大歓迎です!
>>705 でもあげていただいていたのに、承諾が遅れて申し訳ないです…
蛇足ですが自分も本当は駄目絵描きではあるけど、
絵描きのはしくれなので絵板はあれば嬉しいな
絵関係の話はうpしたい人が自発的に動くまでほっとけ 絵師じゃない・管理する気ない外野が騒ぎすぎ
テンプレに入れる関係があるから、「騒いでた」んじゃなくて 「相談してた」んでしょーが 一時限りのうp場所より専用の方がいろいろ都合がいいんだからさ
需要ありそうだから作ってみたぞ
まだ色々設定中なんで意見募集中 絵板の1にレスくれると嬉しい
http://pig.oekakist.com/lumne2ch/ 大事そうなことは
・60日間書き込みがない掲示板は自動的に削除
・保存件数最大50件
・画像投稿可/200KB(最大解像度:1024x768)
あと細かいことは絵板の方に色々書いてくつもり
>>752 745だけど許可ありがとう!
投下は絵板使わせてもらいます がんばる
おまいらあけおめ 帰省でダ・サイダーの誕生日スルーしちまったのが悔しい 帰省中に携帯規制くらってた奴多そうだ なにはともあれ今年も妄想に励むぜ
あけおめ
>>745 ですが
>>373 を描かせてもらい絵板に投下しました
119の中の人!さん!
許可ありがとう 新作も楽しみにしてます
自分連投になってもあれなのでまた暫くしたら
他の作品描かせてもらおうと思います
>>759 おーつ乙!!
イイネイイネー堪能させて貰いました!
再現率すごい
個人的には連投とか気にせずどんどん投下してほしい
しかし保守しないと落ちるなら、絵の感想は絵板にレスした方がいいのかな?
で、絵板ってスレごとに保守しないと落ちちゃうんだよね
それで50スレまでってことだよね?
てことは絵ごと絵師ごとにスレ立てないで今の2スレ状態で進めて行った方がいいのかな?
絵板のレスはこっちでいいのか?
ダーレスの姫初めはいつかのー。と思っていたら、
>>759 乙!GJ!!
まさかのマンガ形式もえた!
表情がえろくて素敵でしたごちそうさま!!
>>759 乙乙!!
新年早々いいもん見さしてもらった!!
ナイスおっぱいだった
>>760 絵の保存庫兼ねて長く使っていくつもりなら
759の立ててくれたスレを絵専用にして
感想専用のスレを立てて、それぞれいっぱいになったら
次スレを立てる形式にしたらどうだろう
レスつけれる最大許容値が12000byteだから
スレの用途が決まってればスレが容量いっぱいになっても
スムーズに次スレ移行できると思うんだが
>>755 遅レスで悪いんだけど、この板エロ禁止じゃないかな?
全年齢ならいくらでも作れるけど、レンタルでエロOKは探したけど無かったんだ
(普通はアダルトおKの自サイトサバにCGI設置)
裸くらいじゃ削除は無いだろうけど、あからさまな18禁はまずいと思う
>>760-762 投稿数の上限が50かと。どっかに1レスでも新規投稿入れば保守れるよ
あと、この板はレスで画像追加出来ないと思った
>>759 もずくワロスw GJ!
>>763 説明トン
他スレの保管庫とかまわってみたんだが、www.uploader.jp/は?
2chエロパロ板SS保管庫が使ってるとこ
規約見たけどアダルト不可とは書いてない(見逃してたらすまん
一応借りてみたんで、ここでいいなら提供する
ただ携帯は対応してない
連投すまん一応補足 いまの絵板でエロ自重ぎみでいくならスルーしてくれ ユーザー登録しただけでまだなんもしてないんでw
絵板@管理です
>>763 規約は読んだがアダルト不可っての
三次の風俗や出会いについてだと思い込んでた…
運用考えてくれた人にもすまんことした
>>764 調べたり借りたり乙乙!
絵師たちが絵板でなくロダでよいなら
絵板で無理して微妙な運用になるより
>>764 のロダがよいと思う
SSの大作データでうpとかも出来るし
借りた絵板どうする?
規制された人も書き込めるし
相談場所が欲しいって意見も前にあったから
暫く置いておこうか?
規制でのカキコとか避難所として使えるのはいいよね 既に投下があることだし、個人的にはあった方がいいと思う 書きたい絵がガッツリエロはうpろだ、それほどえろくないのは絵板でもいいんじゃないかな
768 :
763 :2010/01/05(火) 01:36:08 ID:mi2KZVI0
>>764-765 乙です。そこは自分も借りてるけど、パス付きにも出来るし大丈夫かと
絵板設置可能な人が居なければ提案しようかと思ってたよ
オエビツール使わない場合は画像掲示板って手も有るけど、アダルト広告がうざいかもなので
>>766 エロアニメとかエロゲ方面もアダルトでござるw
個人的には
>>767 さんに同意の方向で宜しくお願いします
スレの方向性としてエロ以外はNGとかじゃないなら、絵板の方が使いやすいと思うよ
改めて設置&管理乙です
>>769 乙です、充実してるなぁ
絵板がエロじゃなくても投下おkみたいなのでそのうち支援に行きたいです
>>769 乙かれさまです
なんかオラわくわくしてきたぞ…!!
どちらかというとブラックよりな>119の中の人です。 早速、ロダを使わせていただきました。 >332-347からの派生で、ラムミル。 心のおもむくままに暴走した結果、72kBという大容量となりました。 普段の作風を期待している方にとっては、期待はずれかもしれません。 ダウンロードのパスワードはNG40です。
絵板@管理です 色々やらかしてすまんかった 絵板生かす方向了解っす テンプレ等の誘導もあざっす こっちも後ほど説明文とか足したりしときます
>>772 ちょ、超大作乙…!
じっくり読んでくる
>>772 大作乙&GJ!ミルクさんの悪魔っぷりに大笑いさせて貰った!
自業自得とは言えラムネス合掌…
なんだかんだ言って、こっちもこっちでラブラブしてて安心した。
で。大笑い反射で一枚描いたんですが、絵板に貼っちゃっても宜しいでしょうか?
>>772 堪能させてもらいました!
てかすっげえ…なんつうか勉強になり(ry
口で脱がすって…いいよね…
ラムネスもこういうお仕置きなら本望に違いない
でも結局ラブラブなところがラムネらしくて良かった
>>772 乙!
サイズもだが内容もいろんな意味で大作だったw
もえさせてもらった!!
ラムミルは甘えたり甘やかしたりってのが
すごく素直でかわいいな
ダーレスのツンデレ同士?も好きだが
素で甘いこと言えるしできるラムミルに今回目覚めた
>>773 どんまいあんま気にすんな!
絵板もあればほんと便利だし、エロくなくても
いちゃいちゃしてる絵は結構需要あると思うのでw
管理頑張ってくれ、保守やばそうなときは協力します
規制解除キタコレ。 皆様、ご感想ありがとうございます。>119の人です。 目指したものは特濃エロ。 少しでもエロスを感じていただけたのなら、喜びもひとしおでございます。 ただ、テキスト量が多目なので、数日に分けて読んだほうがいいかもしません。 あ。イラスト描いてくださるステキ絵師さま方へ。 思うがままに描いて、即座にうpしていただければと思います。 こっそりお持ち帰りさせていただきますので。 …次回はもう少し黒いの持ってくるよ。多分。
>>778 特濃だった…乙!コンデンスミルクとハチミツってかんじw
読むだけで虫歯になりそうな密度むんむんですごかった ごちです
そして濃いけどエッチに前向きで明るいのがラムミルらしくてかわいい
毎度119さんの笑いどころがツボります
ブラックボムの炸裂も楽しみにしておりますw
>>778 ラムミル分堪能出来ました、GJ!
長いのに読みやすくて読み終わるのがもったいなかったくらいです
次も楽しみにしております!
絵板に保守がてら投下しました〜
この程度なら規約に引っかからないよな…、たぶん
781 :
名無しさん@ピンキー :2010/01/09(土) 10:10:58 ID:H8xHD4Yz
保守
>780さんの絵板のイラストを見て触発された。 ろくに推敲してないけど、この場をちょっと借りますよ。
そのときだった。 激しい衝撃と振動、それに騒音とが重なって、アルミホエール号をゆさぶる。 久しぶりの冒険に気が緩みがちなラムネスの操縦するオーニタイザー号が、 あまりにも勢いよく接舷してきたのだ。 「のわっ!」 「キャッ!」 いくら勇者とはいえ、震度六強近い揺れをいきなり喰らえば、多少はバランスを崩すもの。 それでも、身体がわずかに揺れただけのダ・サイダーは、やはり勇者の中の勇者ということなのだろう。 だが、レスカはそうはいかなかった。 一番最初の突き上げるような激しい揺れに、完全にバランスを崩して倒れそうになる。 そんなレスカの姿を視界に認めたダ・サイダーは、これまた勇者に相応しい行動を取った。 レスカが倒れないように、腕を伸ばしたのだ。 だが、レスカを抱き止めたと思った瞬間、続いて訪れた激しい横揺れが襲う。 流石のダ・サイダーも、これには咄嗟に反応できなかった。レスカを抱きかかえようとしたことで、 体勢が崩れていたからだ。 その瞬間、ダ・サイダーにできたことは、レスカと床の間に身体を滑り込ませて、 レスカが硬い床に身体を打ち付けないように守ってやることだけだった。 ぼふ。 軽い衝撃。 床に倒れたにしては、随分とやさしい衝撃だった。 硬い床に打ちつけられることを予想し、身構えていたダ・サイダーは、 少し拍子抜けした気分で固く閉じていた目を開いた。 目の前には。 エメラルドグリーンのメッシュが入った、金色の髪がある。 レスカの髪だ。 「おい、レスカ。大丈夫か!?」 「あ、うん……」 呼ばれてついと顔を上げたレスカと、ダ・サイダーの視線が重なる。 そこで、ふと気がついた。 自分達が、ベッドの上で身体を密着させているということに。 レスカはダ・サイダーの胸元に頬を寄せるようにしているし、二人の足は絡まって、 ダ・サイダーの右足をレスカの太腿が挟むような形になっている。 豊かなレスカの胸は、ダ・サイダーに押し付けられて潰れているのだ。 まるで、心から愛し合う男と女のように、ぴたりと抱き合う姿勢に気づき、 二人の頬は一瞬にして朱に染まっていく。
レスカからすれば。日々の鍛錬によって見事に引き締まったダ・サイダーの胸の硬さと温もりが心地よく。 ダ・サイダーかれすれば、普通の女性よりは鍛えられているものの、 やはり女性としてのやわらかさや柔軟さを失っていない、レスカの胸や太腿の感触と温かさが嬉しくて。 思わず、そのままでいたくなる。 だが、そんな二人の口には出せない思いは、ほんのひと時の夢にすぎなかった。 バァン! けたたましい音と共に開かれた扉の向こうから、ミルクが飛び込んでくる。 「おねーさ……」 そして、室内の光景を見て、固まる。 その後から室内へと入ろうとした二人のうち、ラムネスはミルクと同様に凍りつき。 ココアは、微塵も動揺することなく室内へと歩みを進める。 一方、まるで逢瀬の現場に踏み込まれたかのような状況に陥ってしまったダ・サイダーとレスカの二人は、 同じようにベッドの上で凍り付いていた。 凍りつく室内の空気。 その空気に一人だけ気づいていないココア。 最初に動いたのは、レスカだった。 あわてて身体を起こしてダ・サイダーから離れようとするが、時すでに遅し。 抱き合う二人を見てにやりと笑ったラムネスとミルクは、ダ・サイダーとレスカ、 ラムネスとミルクの中間地点に立つココアの腕をそれぞれ引きながら、ゆっくりと後ずさる。 そして。 「「ごゆっくり〜」」 見事なハーモニーを重ねて扉を閉めようとする。 「バカ! ち、違うんだってば!」 「これは、オレ様がバランスをクツシタからだ!!!」 あわてて口を開いて弁解を始めたレスカと靴下を握り締めたダ・サイダーの二人を、 ラムネスとミルクはニヤニヤ笑いで見送りながら、ぱたんと扉を閉めてしまった。 残された二人。 とはいえ、そのまま二人でいる時間を楽しめるほど、ダ・サイダーとレスカの二人は、 自分の気持ちに素直ではなくて。 結局、無言で離れあった。 ほんの少し、躊躇う気持ちを残しつつ。
>784の名前入れ忘れちゃった。ちょっとしたアクシデント (2)が入ってると思ってね。 小説版EX3やレスカの愛の物語あたりの時期で、ゴブーリキの負の遺物を探しに出た一行の、 旅の途中のちょっとしたアクシデントとして書いてみた。イメージと違かったらごめんね。 あと、エロ無しで申し訳ない。
>>783 くつしたフイタwwwww
GJ!エロなしでもおkおk 二人らしくてニヨニヨした
絵→SS という逆輸入というのもありなんだねー
活気付いてきたなあ
>>783 イイ!!
絵にピッタリだとオモタ
「ごゆっくり〜」とかこれを見てるみんなの心の声だな!www
絵板とか感想書いて頂けて嬉しいです!
また折を見て投下するつもりです
>>783 「ただの事故」とだけしか想定してなかったのでこんなに話を広げて頂けて非常に嬉しいです、GJ!
実は外伝3の二人を穴が開くほど見ながら描いてたのでびっくり
いいもの見させていただきました
775です
>>772 で一枚投下させていただきました、ありがとうございます
エロ絵ではないのであしからず
>>783 すげーニヨニヨした、GJ!
ラムミルの「「ごゆっくり〜」」とか、表情と声が脳裏に浮かびましたw
>783-784書いた>119です。なんだか好評なようで何より。 でも、絵師さまに何のことわりもなく、いきなりの投下でごめんね。 このスレから派生した絵板なんだし、互いに描いて書きあって。 そんな交流があってもいいかな。って思ったの。 思い込んだら止まらない、暴走超特急な中の人だから。 >788 レスカの愛の物語は、ダーレスの起爆剤だと思います。読んでてニヤけてきます。
久しぶりに小説6冊読み直した 先代ココア姫とサームに萌えた…のはいいけど何も浮かんでこない… 先代カップルたちも好きなんだが、妄想するのが難しいなぁ
>>792 自分も先代(と言うか前世モノに弱い)好きだが
ダーレス以外が悲恋(?)のせいか、なんとなく聖域っぽい綺麗さがあるな
厨くさいのを承知で書くが 鬼/束/ち/ひ/ろの「私とワルツを」って超サイ←カフェじゃね? もちろん個人的なイメージだけど
TRICKの印象が強すぎるから、自分にはイメージ無理
スパロボNEOで知ったが、かなり妄想できるなこれは。
>>796 そっか
トリックの主題歌なのか…
>>797 いらっさい
かなり萌えの宝庫だよ
NEOは実際のTVシリーズの頃の関係よりずっと
ダーレス意識して挟んでくれてると思った
>>798 その曲知らなかった自分にはなかなか来るものがあったよ
いいサイカフェイメージだった
また規制続いてるのか過疎ってて寂しいな
>>799 レスd
初聞きはおおおおお!と思ったよ
馴初めはカフェオレから…って知った当時は興奮したからw
みんな鋭意製作中
…だといいな
ネタはあるんだがまとめる時間が中々ね
前はしばらく賑わったし波あるんじゃないかな 自分は今レスカ攻なシチュを妄想してるが なかなかうまくいかない
絵板管理人さん、管理乙です
>>801 レスカに攻めさせてやるもっと攻めなダ・サイダーシチュも
年下弱気なダ・サイダーでもいいねいいね
自分はゆるいダーレス拘束プレイを妄想して一人でハァハァしてるwww
拘束は…いい…
絵板@管理です
エロマルチポストが多く串とか若干制限かけました
掃除追いつかず時々見苦しいかも、すまんです
なんか不具合あったら絵板のメルフォから連絡下さい
>>802 あざっす
こっちもエロだけになかなかワード制限が微妙w
>>803 マルチポスト激しいな…
忙しいだろうにまじで乙です
成年向け同人誌で レスカとミルクがどっちが早く男を落とせるかを競って (それぞれダ・サイダーとラムネスが相手) エロい格好したりして対決する〜っつう内容の物無いかな
バレンタインネタ、何か無いかな…
806に触発されて、勢いだけで書いてみました。 ダ・サイダーとレスカのお話です。 ちっともエロくないですごめんなさい。 短いのに読みにくいですごめんなさい。 以下こっそりと投下。
808 :
1 :2010/02/14(日) 20:23:34 ID:vcCnjhT3
2月13日、アララ城のとある一室にて。 「もぐもぐ……あら、これおいしいじゃない」 「ミルク〜、つまみ食いしている場合じゃ〜、ありませんことよ〜」 「そうよ。今日中にチョコ、作らなきゃなんないんでしょ」 「あっ、そーね。いけないいけない。つい味見のほうが楽しくって」 「作り方教えて欲しいっていうから手伝ってあげているのに、 本人がこの調子じゃあね。一体いつになったら出来上がるのかしら」 実は、明日のバレンタインデーのために、城内の厨房のひとつで、 ミルクがチョコレートを作っているところであった。 ラムネスに手作り本命チョコを渡そうと意気込んだまではいいが、 困ったことに、ミルク本人は全くの料理オンチである。 最初は一人で頑張ってみたものの、どうにもうまくいかない。 そこで、姉二人に協力を頼み、指導を仰いでいるところだった。 「でも〜。意外といえば意外ですわよね〜。 カフェオレお姉さまが、実はお料理が得意だなんて〜」 「別に得意ってわけじゃないわよ。家庭科は大の苦手だったし。 ただ、料理だけは、一応一通りのことが出来るってだけ」 「本当に意外よね。人はみかけによらないっていうかー」 「それが人にものを教わる態度かっ」 「それにしても〜、マジマジワールドには面白い習慣があるんですのね〜。 殿方にチョコレートを渡して、愛の告白をするだなんて〜」 「でしょ?この時期デパートに行くと、世界各国のおいしいチョコが いーっぱい売っているのよ。 こんな素敵な習慣、アララ国にも取り入れてほしいわね。 あ、でもそのときには、男性から女性へ渡すってことにしてもらいたいなあ。 でないと、あたしがチョコ食べられないじゃない」 「……所詮、色気より食い気か」 「なによ、お姉さま」 「まあまあ、二人とも〜。ほらミルク、作業を再開しますわよ〜」 「そうだったわ。腕によりをかけて、とびっきり美味しいチョコを 作ってやるんだから。まっててね、ラムネス」 「はいはい。頑張りましょ。じゃあ、今度はこれを湯煎にかけて」 「はーい」 その部屋の明かりは、夜遅くまで煌々とともっていた……。
809 :
2 :2010/02/14(日) 20:25:56 ID:vcCnjhT3
日付変わって、2月14日。アララ城内のダ・サイダーの私室を、 レスカが訪ねてきた。 「ダ・サイダー、いる?」 「おう、レスカか。入れよ……って、なんだ?そのでかい箱は」 「あー重かった。はいこれ、あんたに」 「なぬ、オレ様に?」 レスカが両腕で抱えてきたのは、赤いリボンに包まれた大きな白い箱であった。 箱の上部にはマジックで「ダ・サイダーへ」となぐり書きされている。 ダ・サイダーは素直にそれを受け取ると、テーブルの上におき、 しゅるっとリボンを解いた。 箱を開けると、中から茶褐色のいびつな物体があらわれた。 硬質な光を放つその表面には大きく「義理」と白い字で書かれている。 ところどころからイチゴやらクッキーやらが覗いていることからすると、 一応は食べ物のようである。 「……おい、レスカ。これはなんだ?」 「チョコレート。ミルクからよ。バレンタインデーだからね」 「はて?バレンタインデー?」 その様子から察するに、ダ・サダイダーは、バレンタインデーの存在を 知らないらしい。 (知らないなら知らないでいいんだけどさ) と、レスカは心のなかで小さく呟く。 「マジマジワールドの習慣で、なんでも、日ごろ御世話になっている人に、 感謝の気持ちを込めてチョコをあげる日なんですって」 「へー、感謝の気持ちねえ」 ダ・サイダーは指先でチョコをつつく。扱いが、完全に不審物に対するそれである。 (ミルクのやつ、あきらかに失敗作をよこしたわね……) 我が妹ながら、なかなかいい性格をしている。
810 :
3 :2010/02/14(日) 20:32:13 ID:vcCnjhT3
「あ、そうだ。ダ・サイダー、こっちも」 レスカは、両掌の上にのせて、今度は中くらいの白い箱を渡す。 こちらには青いリボンが丁寧にかけられ、カードが添えられている。 ダ・サイダーが受け取ると、それは、箱の大きさに不釣り合いなほどの ズッシリとした重みがあった。 こちらもテーブルの上において、中身を確認する。 箱の中からあらわれたのは、きっちり左右対称ハート型の物体だった。 表面には整然と「LOVE」の文字が並ぶ。 「……おい、レスカ。これはなんだ?」 「チョコレート……には見えないわね。小型のメカっぽいけど。 それは、ココアからよ。バレンタインデーだからね」 「バレンタインデー?」 (ココア、これチョコじゃないじゃん!) と、レスカは心のなかで激しくつっこみながら、添えられていたカードを手に取る。 「えー何々、日ごろお世話になっております。バレンタインデーにちなんて、 ハート型の可愛らしい武器を作ってみました。 これならば、確実に相手のハートを射止めることができると存じます。 使い方ですが、LOVEの文字を押しますと、それぞれ……」 レスカの言葉を最後まで聞かずに、ダ・サイダーが「L」の文字を指で触る。 ぽちっという嫌な感触がして、可愛らしいハートの尖端部から 勢いよくレーザービームが発射された。 「うわっ!!」 ダ・サイダーは、間一髪でそれを避けると、自分が元いた場所に目をやった。 焼け焦げた絨毯からぷすぷすと煙があがっているのを見て、顔色が変わる。 「なっ、なんつー危険な物をよこしやがる!!」 (L…はレーザーのLか……おいおい) 我が妹ながら、なかなかおそろしい性格をしている。
811 :
4 :2010/02/14(日) 20:35:45 ID:vcCnjhT3
「あ、あのさ」 少しだけ、レスカの鼓動が早くなる。 「最後に、もういっこ。コレ」 レスカは顔を赤らめながら、小さな小さな白い箱を、掌の上にのせて突き出した。 それにはただ、シンプルに黄色のリボンがかけられているのみである。 ダ・サイダーは不審そうな表情で受け取ると、注意深く中身を確認する。 箱の中からは出てきたのは、小さなトリュフチョコレートだった。 正方形の箱に、きれいに4つ収められている。 「……おい、レスカ。これはなんだ?」 「一応、チョコレート。その……あたしから。ほら、バレンタインデーだからさ」 「ったく、何だよ。バレンタインバレンタインって」 (知らないとはいえ、少しは喜べ!この鈍感!) と、レスカは心のなかで拗ねてみる。 ダ・サイダーは並んだチョコをひとつ取り上げると、ヒョイと口に放り込んだ。 「うむ……これはなかなか……」 「そう?」 「うん、うまい」 レスカの表情がぱあっと明るくなる。 「ただ、このチョコ、オレ様にはチョコっと甘すぎるような……」 「え?そう…かな?……結構甘さ控え目にしたんだけど」 少し俯いて考え込むレスカの顔を、ダ・サイダーが覗き込んでくる。 「なあ、レスカ」 「なに?」 「味見してみる?」 と、ダ・サイダーが不意に口づける。レスカの唇に、甘いものが広がる。 突然のことに固まってしまったレスカを、ダ・サイダーは易々とベッドに押し倒す。
812 :
5 :2010/02/14(日) 20:38:18 ID:vcCnjhT3
押し倒された衝撃で、レスカは我に返った。 「ちょっ…ダ・サイダー、あんたなにすんのよ」 「だってさ、今日はバレンタインデーなんだろ?」 何が「だって」なのか、全然わからない。 ただ、ダ・サイダーは、組み伏せたレスカを見下ろしながら、 にっこりと優しく微笑んでいる。 無垢な少年が垣間見える、この表情にレスカが弱いことを知っているのだ。 (ダ・サイダーってば、もう……ずるい……) そんな顔を見せられたら、抗えない。 ダ・サイダーが、今度はゆっくりと唇を重ねてくる。 唇の上の甘いものが、体のなかに広がっていくような気がした。 これから、きっとお互いを味わうことになる。 甘い時間の訪れを感じながら、レスカは愛しい人をそっと抱きしめた。 「……ねえ、ダ・サイダー」 「なんだよ?」 「あんた、バレンタインデーって何の日か知ってるの?」 「もちろん」 ばっかみたい。最初からからかわれていたのか、自分は。 「あれだろ?チョコをくれた子を押し倒していい日!!ラムネスが言ってた!!!」 「そんな日あるわけねーだろっ!!」 「え?」 おしまい
おお。これはステキなバレンタインプレゼント。GJです。 つか、ラムネスはダ・サイダーに何を吹き込んでいるんだ。
>>808 グッジョブ!ナイスバレンタイン!
ミルクとココアもそれぞれいい味だけど
お互いを味わうとか…禿萌な言い回しにときめいたぜ
806です。
>>807 呟いただけなのに、あなたなんていい人だ!
ナイスバレンタイン、ハッピーバレンタイン!GJ!
無垢な少年が垣間見える…とかの言い回し好きだなー。表情が目に浮かぶ。
ラムネス、本命と義理の説明した上での吹き込みなんだろうか。笑った。
ココアのレーザー武器、地味にツボッたwwww危険すぎるwwww
807です。エロ無しなのに、皆様あたたかい言葉をありがとう。嬉しいです。 他の人も書いていたけれど、ダ・サイダーでエロって難しいね。 頑張って書こうと思ったのだけれど、自分の力量不足も相まって、 また洗脳されてんのかよってくらいの別人レベルで変態紳士になるか、 「どどど童貞ちゃうわ」って感じにキョドってなかなかエロに持ち込めないか、 極端に針がふれてしまって困ったので、結局エロ無しに逃げますたw ダ・サイダーは、普段からじゃんじゃんレスカを押し倒すべき。 異論は認めたくない。
>>817 テラ乙ですた
>ダ・サイダーでエロって難しい
禿 同
原作サイドで完璧にダ・サイダー→レスカな描写がわずかすぎるせいもあるとオモ
ダ・サイダーはなにげにレスカよりよほどツンデレだと思う
ラブラブになってるらしいVSでも本編はカッコつけてたり
ちょっと台詞まわしがブレてる感じであんまり参考にならないし
自分の中で「レスカにぞっこんなダ・サイダー」を作るのがまず大変
原作通りのデブ落ちも好きなんだけどね…
カセコの「でも愛してるぜ」を思い出してもうた あの口調は卑怯だ
>>819 カセットやCDのダ・サイダーは変態なプレイもニヤニヤしながらやれそう
あかほり小説のダ・サイダーは童貞だな多分
>カセットやCDのダ・サイダー それは声優効果だなw
>>820 の 変態なプレイ 発言で剃毛プレイを受信したが
剃毛は変態プレイに含まれるだろうか?
受信はともかくそれを尋ねる事自体
>>822 の境界線が心配にだが
そこはひとまず置いといて書くといいと思います思います
恐怖と羞恥に裏打ちされた変態プレイ萌え
824 :
名無しさん@ピンキー :2010/03/04(木) 19:45:05 ID:S9PRuLki
変態じゃない、正常
保守
エロ有りでダ・サイダーとレスカに再挑戦してみた、807です。 拙い文章ですが、まずは前半をこっそり投下。 ダ・サイダーが、やっぱ別人だな。 それでも構わないという方のみ、どーぞ。
827 :
1 :2010/03/11(木) 00:23:00 ID:J47OHCnJ
その夜、アララ城では、あるパーティが開かれていた。 大広間の瀟洒なシャンデリアの下、招かれた客たちは、 杯を手に談笑したり美味しい料理に舌鼓を打ったりと、思い思いに楽しんでいる。 そんな中、アララ王国第一王女カフェオレは、さきほどから一人の人物を探していた。 (おかしいわね。ダ・サイダーったら、どこ行ったのかしら) さっきから目で探しているのに、その姿が全然見当たらない。 少し前に可愛らしい雰囲気の女性客と談笑してたのは見た……けど、もしかして、 そのまま二人どこかでヨロシクやってるんじゃないでしょうね。だったら承知しないわよ!! 「どうかしましたか、カフェオレ姫」 突然、肩に手が置かれ、目の前の男性客が顔を寄せてくる。 なんかわかんないけど、今日はセクハラまがいのことをしてくるヤツが多いのよね。 いくらこのあたしが美しいからって、あんたら調子にのってるとぶっ飛ばすわよ。 とはいえ、今のあたしはお姫様。鉄壁の笑顔で、ひたすらに耐えるしかない。 「い、いえ、別に。おほほほほ」 「そうですか。姫、ささ、もっと近くでお話を……」 言葉とともに、男の手が腰に伸びてくる。さすがにこれは我慢ならない。 身をひるがえして手から逃れると同時に、ハイヒールの踵で相手の足を踏みつける。 一瞬ヒキガエルみたいな声が聞こえたのは気のせい気のせい。 「あーら、ごめんなさい。わたくし少し呑み過ぎてしまったのかしら、足元が覚束なくて。 あちらで水でも呑んでまいりますわね〜〜〜」 ちょっとわざとらしかったかな、と思いつつ、レスカは男に背を向けて歩きだす。 少しでいいから、この場から離れたい。気分転換に外の空気でも吸おうと、 レスカは大広間から続くバルコニーへ一時退避することにした。 大広間とはガラス扉とカーテン一枚で隔てられただけなのに、バルコニーはとても静かだった。 踏み出したヒールと石の床が擦れ、固い音を立てる。 静寂を破るその音に、長い髪を揺らしなが振り向く影があった。ダ・サイダーだ。 こんな場所にいたとはね。探しても見つからないわけだ。 「なんだ、レスカか」 「なんだとは何よ。あんた、こんなとこで何やってんの」 他に誰もいないので、レスカはついつい口調がぞんざいになる。 「ん?見てわかんだろ。オレ様は今モーレツにサボっている!!」 はあ。こうも堂々と言われると、怒る気が失せる。
828 :
2 :2010/03/11(木) 00:27:49 ID:J47OHCnJ
バルコニーの手すりに寄りかかるダ・サイダーの隣に立ち、ひんやりとした夜風に目を細める。 こうしていると、さきほどまでの不快な出来事が洗い流されていくようだった。 しかし、傍らのダ・サイダーは、ちらちらとこちらを横目で窺っている。こいつも今日はなんか変ね。 「何?言いたいことがあるなら、ハッキリ言いなさいよ」 「う……その……レ、レスカ。実は、おまえに聞いてほしいことがある」 ダサイダーの表情が真剣なものに変わる。その真摯な深緑の瞳に捕らえられ、 思わず鼓動が速くなり、続く言葉を期待してしまう。 「今日のおまえの服、ケバイぞ」 「ぬわんですってぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」 口と同時に手が出て、レスカの両手がダ・サイダーをぎりぎりと締め上げる。 惚れた弱みとはいえ、毎度だまされる自分が憎い。あたしのバカ! 「ぐえっ!待て!い、今の間違い!間違いだってば!」 「何が間違いなのよ!このドアホ!」 「えーと、その……あのな、今日のおまえの服、エロイぞ」 予想もしていなかった言葉に、思わず手から力が抜けてしまう。 「ゴホゴホ……ぐるじがっだ……」 「い、いきなり変なこと言わないでよ!」 「変じゃねえよ。事実だ事実。あのなあ、オレ様は心配して言ってやってんだぞ。 ハッキリ言うけどな、今日のおまえの服、なんだか妙にエロくてかなわん」 「あのね、こういうドレスは可愛いっていうのよ。ピンクだし、レースもついてるし、露出も控え目だし。 これをエロイだなんて、あんたのセンス、おかしいんじゃないの?」 「オレが言いたいのはそういうことじゃなくて……まあ、服自体は可愛いかもしれんがな、 ぴったりと身体の線が出ていて、ギャップがかえってエロイというかイラヤシイ感じなんだよ。 今日の客の中にも、そういう目でおまえを見ているやつがいたんだぜ。少しは気をつけろってんだ」 そう言うと、ダ・サイダーはプイと視線をそらしてしまった。 へー、心配、ね。ダ・サイダーらしくないセリフだけど、ちょっと嬉しいかも。 わずかに赤くなったダ・サイダーがなんだか可愛らしくて、意地悪な気持ちが湧いてくる。 「ふうん。ね?今日の服って、そんなに色っぽい?」 「……」 「ねえったら。ねえ、どうなのよダ・サイダー」 そういいながら、わざと身体を密着させる。 大体いつもあたしがこいつに振り回されてばっかりなんだもん。 これくらい仕返ししてもいいわよね。
829 :
3 :2010/03/11(木) 00:30:49 ID:J47OHCnJ
「もう、聞いてんの?」 「あーーもーーーうるせえな!!」 ちょっとからかいすぎたかな、と思った次の瞬間、ダ・サイダーがレスカを強く抱きしめる。 抗議の言葉をあげるより早く、ダ・サイダーの口がレスカの口を塞ぐ。 その熱く深い求めを受け止めているうちに、わずかだが身体が熱くなってくる。 これ以上は駄目。いけない。 懸命に身をよじり、どうにかして二人のあいだに隙間を作り出し、強引に唇を離す。 でも、零れる息が荒いのまでは、うまく隠せない。 「ちょ、ちょっと……ダ、ダ・サイダー。駄目だったら。誰か来たらどうすんのよ」 周囲は暗くてよく見えないし、実際人も来なさそうだけど、だからっていいわけじゃない。 でも、その言葉を聞いたダ・サイダーは、にやりと笑う。 「そうか、わかった。誰か来たら止める。それまで続けようぜ」 それだけ言うと、再び強引に唇を重ねてくる。 ほんとはもう少しだけ続けてほしかった自分の気持ちを見透かされたようで、恥ずかしくてたまらない。 重ねられる唇に抗おうとしても、快楽が羞恥に勝り、体が弛緩する。 自分を求めてくる舌先を、受け止め、味わい、求め返す。 それを待っていたかのように、ダ・サイダーの右手が、ゆっくりと降りてくる。 その厚い掌は、薄い布地越しに稜線をなぞり、背中から腰、腰から臀部、そして太腿へと移動する。 しばし身体を味わうかのごとく動いていた手だったが、腿の外側で一旦止まり、 今度は指が器用に動いて身体を覆う布を手繰り寄せる。 不可解な動きの意味は直ぐに分かった。 (そういえば、今日のドレスって、スリット入ってた…) 作られた隙間から躊躇なく手が侵入してきて、柔らかい腿の内側を撫で上げる。 「…んっ…」 指先が下着に触れる。下着の上から何度も割れ目を撫でられると、切なさがこみ上げてくる。 敏感な突起を下着越しに引っ掻き、わずかに足らない刺激で執拗に弄ぶ。 しばらく悪戯を続けた後、その意地悪な指は、下着と肌の隙間から侵入し、 既に湿りはじめている入口に辿り着くと、そのままぴたりと止まってしまった。 ダ・サイダーはようやく唇を離し、低く甘い声でレスカに問いかける。
830 :
4 :2010/03/11(木) 00:36:51 ID:J47OHCnJ
「このオレ様を挑発してくれた責任、とってもらわねーとなあ。 な。レスカ、どうしてほしい?」 ダ・サイダーの声がどこか嬉しそうで、それが本当に憎たらしくてたまらない。 結局、またあたしばっかり翻弄されている。悔しい。 「なあ、レスカ?」 「……う……」 「なんだよ?」 「…………ダ・サイダーの…ドスケベ」 「あのな……。恥ずかしいのもわかるが、たまには頑張って何か言ってくれてもいいんじゃねえの。 もっと素直にさあ。どうされたいとか、どうだったとか。 オレとしても、いろいろ言われたほうが、その、嬉しいわけで……」 「……わ、わかったわよ。頑張って…みる……そ、そのうち……」 ダ・サイダーは呆れた表情を隠さない。もう、そんな簡単に素直になれるなら、苦労してないわよ! 「ったく。何も言わねえなら、オレの好きにしちまうぜ」 レスカの答えを待たずに、ダ・サイダーが指を奥へ突き立てる。 急な快楽は痛みに似ていて、レスカは思わず歯を食いしばる。 「大丈夫か?」 「う、うん」 意地悪をしたかと思えば、急に優しい声でそんなことを言うんだから、ずるい。 そのままゆっくりと指を抜き差しされ、内側から甘くかきまわされているうちに、 じんわりとした痺れが広がり、身体の芯がとろけそうになって力が入らなくなる。 倒れてしまいそうで思わずダサイダーの腕にぎゅっとしがみつくと、きちんと腕で身体を支え返してくれる。 「は…あっ……んんっ……」 淫らな声と、淫らな水音だけが、薄闇の中に響く。この快楽と悦びを、一体どう言葉で伝えたらいいというのだろう。 自分には、熱に潤んだ瞳に精一杯の想いを込めて、ダサイダーを見つめることしか出来ない。 嬉しい。気持ちいい。恥ずかしい。けれど、もっと愛されたい。 ダサイダーは優しい瞳でレスカの視線を受け止めると、軽く指を曲げ、レスカの弱い部分を押す。 指先で撫で上げられ、圧迫され、緩急をつけて攻め立てられると、 今までとは段違いの快楽に、腰のあたりがきゅうっと熱くなって、呼吸がひどく乱れ、なお一層激しく――――― というところで、不意に背後で扉の軋む音がする。
831 :
5 :2010/03/11(木) 00:42:28 ID:J47OHCnJ
「あ〜の〜、カフェオレお姉さま〜?いらっしゃいますか〜?」 のんびりとしたココアの声に、思わず二人とも直立不動の体勢になる。 居ない振りも出来ず、ややうわずった声でレスカが答える。 「ど、どうしたの?ココア」 「カフェオレお姉さま、ここにいたんですの〜。探しましたのよ〜。 ちょっとお客様がお待ちでして、申し訳ありませんが、早くきていただけませんこと〜?」 「わ、わかったわ。今行くから」 「あら?ダ・サイダーさんもいらしたんですのね〜。お邪魔してすみませんですわ〜」 パタンと扉が閉まる。情事の熱が一瞬にして消え去る。 ちょっと、どころじゃなく、気まずい。ああああ、もう、ダ・サイダーの顔が見られない。 レスカは顔を真っ赤にしたまま、衣服と息を急いで整える。 「ダ・サイダー……あの、そういう訳だから」 「あ?」 「先戻るわ。じゃ、じゃあね」 ダ・サイダーの返事も聞かず、その場から逃げるように歩き出す。 仕事中だったというのに、甘い快楽に易々と絡めとられた自分が恥ずかしい。 いや、ほんとに恥ずかしいのは何だったっけ。 もっと別のことだったような気もするけど、これ以上は考えたくない。 「レスカ」 レスカが扉に手をかけたところで、ダ・サイダーが呼び止める。 その声が明るく軽快で、あまりにもいつもと変わらないものだから、ついうっかり振り返ってしまう。 「な、なによ」 「……またあとでな」 それだけ言うと、ダサイダーはにんまりと笑いながら手を振った。 その意味するところが、一瞬にしてレスカにも伝わる。バカ!バカ!ダ・サイダーのスケベ!! 「フンっ!!勝手にしな!!」 そう言い放つと同時に大広間へ駆け込み、ぴしゃりと扉を閉める。 大きく深呼吸して顔をあげ、不思議そうな表情のココアに、美しいカフェオレ姫の笑顔でこたえる。 パーティーはあと少し。頑張らなくちゃ。
以上で、前半終了です。 寸止めのまま、後半につ・づ・く(裏三姉妹風に)。
リアルタイムGJ! 後編を全裸で待ってる。 …スレの容量が気になるところだな。
>>826 うっひょおおおお
乙乙乙萌えすぎる
そして続きが待ち遠しすぎて悶絶
ダ・サイダー別人じゃないよ!いい感じに吹っ切れてるダ・サイダーだと思うよ!!
でもいいとこで水差して悪いが今491KBなんだ
後半が前半より長いなら次スレに投下した方がいいかも
テンプレ
>>769 でいいなら明日の朝にでも立ててくるがどうする?>>住人
容量超えるとカキコできなくなるらしいから
特に物言いがつかなかったら勝手に立てるのでよろ
807です。 推敲途中ですが後半のほうが長いんで、 834に次スレお願いしてもいいですか。 テンプレはお任せします。 後半投下は明後日くらいにしようかと(予定)。 喜んでもらえて嬉しいぜ。がんばる!
>>826 いい仕事してますねえ!
ダ・サイダーかっけえし、レスカかわいいし!
レスカの「そのうち」はいつだ?レスカ頑張れ。ちょー頑張れ。
後編正座して待ってる!!
>>834 次スレお任せします。
837 :
834 :2010/03/11(木) 08:24:22 ID:mpeMyDY3
>>826 GJ!後半に期待だぜ
>>837 朝から元気だな。朝だからかw
乙
あとはこっち埋めかね
埋めた方がいいのか落とした方がいいのかわからんな