NG騎士ラムネ&40エロパロ

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790名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 01:23:35 ID:AhdXbQzS
775です
>>772で一枚投下させていただきました、ありがとうございます
エロ絵ではないのであしからず

>>783
すげーニヨニヨした、GJ!
ラムミルの「「ごゆっくり〜」」とか、表情と声が脳裏に浮かびましたw
791名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 14:36:38 ID:ohNbwU2t
>783-784書いた>119です。なんだか好評なようで何より。

でも、絵師さまに何のことわりもなく、いきなりの投下でごめんね。
このスレから派生した絵板なんだし、互いに描いて書きあって。
そんな交流があってもいいかな。って思ったの。
思い込んだら止まらない、暴走超特急な中の人だから。


>788
レスカの愛の物語は、ダーレスの起爆剤だと思います。読んでてニヤけてきます。
792名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 02:20:02 ID:v0IhLwOC
久しぶりに小説6冊読み直した
先代ココア姫とサームに萌えた…のはいいけど何も浮かんでこない…
先代カップルたちも好きなんだが、妄想するのが難しいなぁ
793名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 06:13:00 ID:TUd0maVo
>>792
自分も先代(と言うか前世モノに弱い)好きだが
ダーレス以外が悲恋(?)のせいか、なんとなく聖域っぽい綺麗さがあるな
794名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 21:20:24 ID:Ej0WZ99o
とりあえずどうぞ
ttp://age2.tv/up1/img/up7698.jpg
795名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 23:20:28 ID:G0uO1A0e
厨くさいのを承知で書くが
鬼/束/ち/ひ/ろの「私とワルツを」って超サイ←カフェじゃね?
もちろん個人的なイメージだけど
796名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 15:37:56 ID:LDqJXaoe
TRICKの印象が強すぎるから、自分にはイメージ無理
797名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 16:21:45 ID:x3TfDjcd
スパロボNEOで知ったが、かなり妄想できるなこれは。
798名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 23:42:42 ID:ns5gs0O4
>>796
そっか
トリックの主題歌なのか…

>>797
いらっさい
かなり萌えの宝庫だよ
NEOは実際のTVシリーズの頃の関係よりずっと
ダーレス意識して挟んでくれてると思った
799名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 00:57:56 ID:j0adkfkM
>>798
その曲知らなかった自分にはなかなか来るものがあったよ
いいサイカフェイメージだった
また規制続いてるのか過疎ってて寂しいな
800名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 02:23:07 ID:bsv4fZMP
>>799
レスd
初聞きはおおおおお!と思ったよ
馴初めはカフェオレから…って知った当時は興奮したからw

みんな鋭意製作中
…だといいな
ネタはあるんだがまとめる時間が中々ね
801名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 23:34:42 ID:spVANqrZ
前はしばらく賑わったし波あるんじゃないかな
自分は今レスカ攻なシチュを妄想してるが
なかなかうまくいかない
802名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 00:24:46 ID:gtspaSBh
絵板管理人さん、管理乙です

>>801
レスカに攻めさせてやるもっと攻めなダ・サイダーシチュも
年下弱気なダ・サイダーでもいいねいいね
自分はゆるいダーレス拘束プレイを妄想して一人でハァハァしてるwww
拘束は…いい…
803名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 13:05:13 ID:gQqAUnq7
絵板@管理です
エロマルチポストが多く串とか若干制限かけました
掃除追いつかず時々見苦しいかも、すまんです
なんか不具合あったら絵板のメルフォから連絡下さい

>>802
あざっす
こっちもエロだけになかなかワード制限が微妙w
804名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 21:27:38 ID:ne05E1lX
>>803
マルチポスト激しいな…
忙しいだろうにまじで乙です
805名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 02:10:28 ID:G+aDrd15
成年向け同人誌で

レスカとミルクがどっちが早く男を落とせるかを競って
(それぞれダ・サイダーとラムネスが相手)
エロい格好したりして対決する〜っつう内容の物無いかな
806名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 02:17:32 ID:uB/CWBnQ
バレンタインネタ、何か無いかな…
807名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 20:14:28 ID:vcCnjhT3
806に触発されて、勢いだけで書いてみました。
ダ・サイダーとレスカのお話です。
ちっともエロくないですごめんなさい。
短いのに読みにくいですごめんなさい。

以下こっそりと投下。
808:2010/02/14(日) 20:23:34 ID:vcCnjhT3
2月13日、アララ城のとある一室にて。

「もぐもぐ……あら、これおいしいじゃない」
「ミルク〜、つまみ食いしている場合じゃ〜、ありませんことよ〜」
「そうよ。今日中にチョコ、作らなきゃなんないんでしょ」
「あっ、そーね。いけないいけない。つい味見のほうが楽しくって」
「作り方教えて欲しいっていうから手伝ってあげているのに、
本人がこの調子じゃあね。一体いつになったら出来上がるのかしら」

実は、明日のバレンタインデーのために、城内の厨房のひとつで、
ミルクがチョコレートを作っているところであった。
ラムネスに手作り本命チョコを渡そうと意気込んだまではいいが、
困ったことに、ミルク本人は全くの料理オンチである。
最初は一人で頑張ってみたものの、どうにもうまくいかない。
そこで、姉二人に協力を頼み、指導を仰いでいるところだった。

「でも〜。意外といえば意外ですわよね〜。
カフェオレお姉さまが、実はお料理が得意だなんて〜」
「別に得意ってわけじゃないわよ。家庭科は大の苦手だったし。
ただ、料理だけは、一応一通りのことが出来るってだけ」
「本当に意外よね。人はみかけによらないっていうかー」
「それが人にものを教わる態度かっ」
「それにしても〜、マジマジワールドには面白い習慣があるんですのね〜。
殿方にチョコレートを渡して、愛の告白をするだなんて〜」
「でしょ?この時期デパートに行くと、世界各国のおいしいチョコが
いーっぱい売っているのよ。
こんな素敵な習慣、アララ国にも取り入れてほしいわね。
あ、でもそのときには、男性から女性へ渡すってことにしてもらいたいなあ。
でないと、あたしがチョコ食べられないじゃない」
「……所詮、色気より食い気か」
「なによ、お姉さま」
「まあまあ、二人とも〜。ほらミルク、作業を再開しますわよ〜」
「そうだったわ。腕によりをかけて、とびっきり美味しいチョコを
作ってやるんだから。まっててね、ラムネス」
「はいはい。頑張りましょ。じゃあ、今度はこれを湯煎にかけて」
「はーい」

その部屋の明かりは、夜遅くまで煌々とともっていた……。
809:2010/02/14(日) 20:25:56 ID:vcCnjhT3
日付変わって、2月14日。アララ城内のダ・サイダーの私室を、
レスカが訪ねてきた。

「ダ・サイダー、いる?」
「おう、レスカか。入れよ……って、なんだ?そのでかい箱は」
「あー重かった。はいこれ、あんたに」
「なぬ、オレ様に?」

レスカが両腕で抱えてきたのは、赤いリボンに包まれた大きな白い箱であった。
箱の上部にはマジックで「ダ・サイダーへ」となぐり書きされている。
ダ・サイダーは素直にそれを受け取ると、テーブルの上におき、
しゅるっとリボンを解いた。
箱を開けると、中から茶褐色のいびつな物体があらわれた。
硬質な光を放つその表面には大きく「義理」と白い字で書かれている。
ところどころからイチゴやらクッキーやらが覗いていることからすると、
一応は食べ物のようである。

「……おい、レスカ。これはなんだ?」
「チョコレート。ミルクからよ。バレンタインデーだからね」
「はて?バレンタインデー?」
その様子から察するに、ダ・サダイダーは、バレンタインデーの存在を
知らないらしい。
(知らないなら知らないでいいんだけどさ)
と、レスカは心のなかで小さく呟く。
「マジマジワールドの習慣で、なんでも、日ごろ御世話になっている人に、
感謝の気持ちを込めてチョコをあげる日なんですって」
「へー、感謝の気持ちねえ」
ダ・サイダーは指先でチョコをつつく。扱いが、完全に不審物に対するそれである。
(ミルクのやつ、あきらかに失敗作をよこしたわね……)
我が妹ながら、なかなかいい性格をしている。
810:2010/02/14(日) 20:32:13 ID:vcCnjhT3
「あ、そうだ。ダ・サイダー、こっちも」
レスカは、両掌の上にのせて、今度は中くらいの白い箱を渡す。
こちらには青いリボンが丁寧にかけられ、カードが添えられている。
ダ・サイダーが受け取ると、それは、箱の大きさに不釣り合いなほどの
ズッシリとした重みがあった。
こちらもテーブルの上において、中身を確認する。
箱の中からあらわれたのは、きっちり左右対称ハート型の物体だった。
表面には整然と「LOVE」の文字が並ぶ。

「……おい、レスカ。これはなんだ?」
「チョコレート……には見えないわね。小型のメカっぽいけど。
それは、ココアからよ。バレンタインデーだからね」
「バレンタインデー?」
(ココア、これチョコじゃないじゃん!)
と、レスカは心のなかで激しくつっこみながら、添えられていたカードを手に取る。
「えー何々、日ごろお世話になっております。バレンタインデーにちなんて、
ハート型の可愛らしい武器を作ってみました。
これならば、確実に相手のハートを射止めることができると存じます。
使い方ですが、LOVEの文字を押しますと、それぞれ……」
レスカの言葉を最後まで聞かずに、ダ・サイダーが「L」の文字を指で触る。
ぽちっという嫌な感触がして、可愛らしいハートの尖端部から
勢いよくレーザービームが発射された。
「うわっ!!」
ダ・サイダーは、間一髪でそれを避けると、自分が元いた場所に目をやった。
焼け焦げた絨毯からぷすぷすと煙があがっているのを見て、顔色が変わる。
「なっ、なんつー危険な物をよこしやがる!!」
(L…はレーザーのLか……おいおい)
我が妹ながら、なかなかおそろしい性格をしている。
811:2010/02/14(日) 20:35:45 ID:vcCnjhT3
「あ、あのさ」
少しだけ、レスカの鼓動が早くなる。
「最後に、もういっこ。コレ」
レスカは顔を赤らめながら、小さな小さな白い箱を、掌の上にのせて突き出した。
それにはただ、シンプルに黄色のリボンがかけられているのみである。
ダ・サイダーは不審そうな表情で受け取ると、注意深く中身を確認する。
箱の中からは出てきたのは、小さなトリュフチョコレートだった。
正方形の箱に、きれいに4つ収められている。

「……おい、レスカ。これはなんだ?」
「一応、チョコレート。その……あたしから。ほら、バレンタインデーだからさ」
「ったく、何だよ。バレンタインバレンタインって」
(知らないとはいえ、少しは喜べ!この鈍感!)
と、レスカは心のなかで拗ねてみる。
ダ・サイダーは並んだチョコをひとつ取り上げると、ヒョイと口に放り込んだ。
「うむ……これはなかなか……」
「そう?」
「うん、うまい」
レスカの表情がぱあっと明るくなる。
「ただ、このチョコ、オレ様にはチョコっと甘すぎるような……」
「え?そう…かな?……結構甘さ控え目にしたんだけど」
少し俯いて考え込むレスカの顔を、ダ・サイダーが覗き込んでくる。
「なあ、レスカ」
「なに?」
「味見してみる?」
と、ダ・サイダーが不意に口づける。レスカの唇に、甘いものが広がる。
突然のことに固まってしまったレスカを、ダ・サイダーは易々とベッドに押し倒す。
812:2010/02/14(日) 20:38:18 ID:vcCnjhT3
押し倒された衝撃で、レスカは我に返った。
「ちょっ…ダ・サイダー、あんたなにすんのよ」
「だってさ、今日はバレンタインデーなんだろ?」
何が「だって」なのか、全然わからない。
ただ、ダ・サイダーは、組み伏せたレスカを見下ろしながら、
にっこりと優しく微笑んでいる。
無垢な少年が垣間見える、この表情にレスカが弱いことを知っているのだ。
(ダ・サイダーってば、もう……ずるい……)
そんな顔を見せられたら、抗えない。
ダ・サイダーが、今度はゆっくりと唇を重ねてくる。
唇の上の甘いものが、体のなかに広がっていくような気がした。
これから、きっとお互いを味わうことになる。
甘い時間の訪れを感じながら、レスカは愛しい人をそっと抱きしめた。

「……ねえ、ダ・サイダー」
「なんだよ?」
「あんた、バレンタインデーって何の日か知ってるの?」
「もちろん」
ばっかみたい。最初からからかわれていたのか、自分は。
「あれだろ?チョコをくれた子を押し倒していい日!!ラムネスが言ってた!!!」
「そんな日あるわけねーだろっ!!」
「え?」


おしまい
813名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 21:29:59 ID:FJstE1R0
おお。これはステキなバレンタインプレゼント。GJです。

つか、ラムネスはダ・サイダーに何を吹き込んでいるんだ。
814名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 22:41:25 ID:jpi7XHzr
>>808
グッジョブ!ナイスバレンタイン!
ミルクとココアもそれぞれいい味だけど
お互いを味わうとか…禿萌な言い回しにときめいたぜ
815名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 00:44:30 ID:fo+tsKvG
806です。

>>807
呟いただけなのに、あなたなんていい人だ!
ナイスバレンタイン、ハッピーバレンタイン!GJ!
無垢な少年が垣間見える…とかの言い回し好きだなー。表情が目に浮かぶ。
ラムネス、本命と義理の説明した上での吹き込みなんだろうか。笑った。
816名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 15:56:02 ID:7pL4yFVg
ココアのレーザー武器、地味にツボッたwwww危険すぎるwwww
817名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 22:36:52 ID:Zkd7++GG
807です。エロ無しなのに、皆様あたたかい言葉をありがとう。嬉しいです。

他の人も書いていたけれど、ダ・サイダーでエロって難しいね。
頑張って書こうと思ったのだけれど、自分の力量不足も相まって、
また洗脳されてんのかよってくらいの別人レベルで変態紳士になるか、
「どどど童貞ちゃうわ」って感じにキョドってなかなかエロに持ち込めないか、
極端に針がふれてしまって困ったので、結局エロ無しに逃げますたw
ダ・サイダーは、普段からじゃんじゃんレスカを押し倒すべき。
異論は認めたくない。
818名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 23:00:41 ID:+knL4iYp
>>817
テラ乙ですた

>ダ・サイダーでエロって難しい
禿 同
原作サイドで完璧にダ・サイダー→レスカな描写がわずかすぎるせいもあるとオモ
ダ・サイダーはなにげにレスカよりよほどツンデレだと思う
ラブラブになってるらしいVSでも本編はカッコつけてたり
ちょっと台詞まわしがブレてる感じであんまり参考にならないし
自分の中で「レスカにぞっこんなダ・サイダー」を作るのがまず大変
原作通りのデブ落ちも好きなんだけどね…
819名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 14:01:34 ID:8S+7dOPQ
カセコの「でも愛してるぜ」を思い出してもうた
あの口調は卑怯だ
820名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 19:30:45 ID:wQrZUcPq
>>819
カセットやCDのダ・サイダーは変態なプレイもニヤニヤしながらやれそう
あかほり小説のダ・サイダーは童貞だな多分
821名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 12:26:56 ID:+6BEhBaw
>カセットやCDのダ・サイダー
それは声優効果だなw
822名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 22:39:14 ID:+oL42gvt
>>820の 変態なプレイ 発言で剃毛プレイを受信したが
剃毛は変態プレイに含まれるだろうか?
823名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 20:04:21 ID:XHVNL+SU
受信はともかくそれを尋ねる事自体>>822の境界線が心配にだが
そこはひとまず置いといて書くといいと思います思います
恐怖と羞恥に裏打ちされた変態プレイ萌え
824名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 19:45:05 ID:S9PRuLki
変態じゃない、正常
825名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 15:30:26 ID:F70ocveh
保守
826名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 00:21:05 ID:J47OHCnJ
エロ有りでダ・サイダーとレスカに再挑戦してみた、807です。
拙い文章ですが、まずは前半をこっそり投下。

ダ・サイダーが、やっぱ別人だな。
それでも構わないという方のみ、どーぞ。
827:2010/03/11(木) 00:23:00 ID:J47OHCnJ
その夜、アララ城では、あるパーティが開かれていた。
大広間の瀟洒なシャンデリアの下、招かれた客たちは、
杯を手に談笑したり美味しい料理に舌鼓を打ったりと、思い思いに楽しんでいる。
そんな中、アララ王国第一王女カフェオレは、さきほどから一人の人物を探していた。

(おかしいわね。ダ・サイダーったら、どこ行ったのかしら)
さっきから目で探しているのに、その姿が全然見当たらない。
少し前に可愛らしい雰囲気の女性客と談笑してたのは見た……けど、もしかして、
そのまま二人どこかでヨロシクやってるんじゃないでしょうね。だったら承知しないわよ!!

「どうかしましたか、カフェオレ姫」
突然、肩に手が置かれ、目の前の男性客が顔を寄せてくる。
なんかわかんないけど、今日はセクハラまがいのことをしてくるヤツが多いのよね。
いくらこのあたしが美しいからって、あんたら調子にのってるとぶっ飛ばすわよ。
とはいえ、今のあたしはお姫様。鉄壁の笑顔で、ひたすらに耐えるしかない。
「い、いえ、別に。おほほほほ」
「そうですか。姫、ささ、もっと近くでお話を……」
言葉とともに、男の手が腰に伸びてくる。さすがにこれは我慢ならない。
身をひるがえして手から逃れると同時に、ハイヒールの踵で相手の足を踏みつける。
一瞬ヒキガエルみたいな声が聞こえたのは気のせい気のせい。
「あーら、ごめんなさい。わたくし少し呑み過ぎてしまったのかしら、足元が覚束なくて。
あちらで水でも呑んでまいりますわね〜〜〜」
ちょっとわざとらしかったかな、と思いつつ、レスカは男に背を向けて歩きだす。
少しでいいから、この場から離れたい。気分転換に外の空気でも吸おうと、
レスカは大広間から続くバルコニーへ一時退避することにした。

大広間とはガラス扉とカーテン一枚で隔てられただけなのに、バルコニーはとても静かだった。
踏み出したヒールと石の床が擦れ、固い音を立てる。
静寂を破るその音に、長い髪を揺らしなが振り向く影があった。ダ・サイダーだ。
こんな場所にいたとはね。探しても見つからないわけだ。
「なんだ、レスカか」
「なんだとは何よ。あんた、こんなとこで何やってんの」
他に誰もいないので、レスカはついつい口調がぞんざいになる。
「ん?見てわかんだろ。オレ様は今モーレツにサボっている!!」
はあ。こうも堂々と言われると、怒る気が失せる。
828:2010/03/11(木) 00:27:49 ID:J47OHCnJ
バルコニーの手すりに寄りかかるダ・サイダーの隣に立ち、ひんやりとした夜風に目を細める。
こうしていると、さきほどまでの不快な出来事が洗い流されていくようだった。
しかし、傍らのダ・サイダーは、ちらちらとこちらを横目で窺っている。こいつも今日はなんか変ね。

「何?言いたいことがあるなら、ハッキリ言いなさいよ」
「う……その……レ、レスカ。実は、おまえに聞いてほしいことがある」
ダサイダーの表情が真剣なものに変わる。その真摯な深緑の瞳に捕らえられ、
思わず鼓動が速くなり、続く言葉を期待してしまう。
「今日のおまえの服、ケバイぞ」
「ぬわんですってぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
口と同時に手が出て、レスカの両手がダ・サイダーをぎりぎりと締め上げる。
惚れた弱みとはいえ、毎度だまされる自分が憎い。あたしのバカ!
「ぐえっ!待て!い、今の間違い!間違いだってば!」
「何が間違いなのよ!このドアホ!」
「えーと、その……あのな、今日のおまえの服、エロイぞ」
予想もしていなかった言葉に、思わず手から力が抜けてしまう。

「ゴホゴホ……ぐるじがっだ……」
「い、いきなり変なこと言わないでよ!」
「変じゃねえよ。事実だ事実。あのなあ、オレ様は心配して言ってやってんだぞ。
ハッキリ言うけどな、今日のおまえの服、なんだか妙にエロくてかなわん」
「あのね、こういうドレスは可愛いっていうのよ。ピンクだし、レースもついてるし、露出も控え目だし。
これをエロイだなんて、あんたのセンス、おかしいんじゃないの?」
「オレが言いたいのはそういうことじゃなくて……まあ、服自体は可愛いかもしれんがな、
ぴったりと身体の線が出ていて、ギャップがかえってエロイというかイラヤシイ感じなんだよ。
今日の客の中にも、そういう目でおまえを見ているやつがいたんだぜ。少しは気をつけろってんだ」
そう言うと、ダ・サイダーはプイと視線をそらしてしまった。
へー、心配、ね。ダ・サイダーらしくないセリフだけど、ちょっと嬉しいかも。
わずかに赤くなったダ・サイダーがなんだか可愛らしくて、意地悪な気持ちが湧いてくる。

「ふうん。ね?今日の服って、そんなに色っぽい?」
「……」
「ねえったら。ねえ、どうなのよダ・サイダー」
そういいながら、わざと身体を密着させる。
大体いつもあたしがこいつに振り回されてばっかりなんだもん。
これくらい仕返ししてもいいわよね。
829:2010/03/11(木) 00:30:49 ID:J47OHCnJ
「もう、聞いてんの?」
「あーーもーーーうるせえな!!」
ちょっとからかいすぎたかな、と思った次の瞬間、ダ・サイダーがレスカを強く抱きしめる。
抗議の言葉をあげるより早く、ダ・サイダーの口がレスカの口を塞ぐ。
その熱く深い求めを受け止めているうちに、わずかだが身体が熱くなってくる。
これ以上は駄目。いけない。
懸命に身をよじり、どうにかして二人のあいだに隙間を作り出し、強引に唇を離す。
でも、零れる息が荒いのまでは、うまく隠せない。

「ちょ、ちょっと……ダ、ダ・サイダー。駄目だったら。誰か来たらどうすんのよ」
周囲は暗くてよく見えないし、実際人も来なさそうだけど、だからっていいわけじゃない。
でも、その言葉を聞いたダ・サイダーは、にやりと笑う。
「そうか、わかった。誰か来たら止める。それまで続けようぜ」

それだけ言うと、再び強引に唇を重ねてくる。
ほんとはもう少しだけ続けてほしかった自分の気持ちを見透かされたようで、恥ずかしくてたまらない。
重ねられる唇に抗おうとしても、快楽が羞恥に勝り、体が弛緩する。
自分を求めてくる舌先を、受け止め、味わい、求め返す。

それを待っていたかのように、ダ・サイダーの右手が、ゆっくりと降りてくる。
その厚い掌は、薄い布地越しに稜線をなぞり、背中から腰、腰から臀部、そして太腿へと移動する。
しばし身体を味わうかのごとく動いていた手だったが、腿の外側で一旦止まり、
今度は指が器用に動いて身体を覆う布を手繰り寄せる。
不可解な動きの意味は直ぐに分かった。

(そういえば、今日のドレスって、スリット入ってた…)

作られた隙間から躊躇なく手が侵入してきて、柔らかい腿の内側を撫で上げる。
「…んっ…」
指先が下着に触れる。下着の上から何度も割れ目を撫でられると、切なさがこみ上げてくる。
敏感な突起を下着越しに引っ掻き、わずかに足らない刺激で執拗に弄ぶ。
しばらく悪戯を続けた後、その意地悪な指は、下着と肌の隙間から侵入し、
既に湿りはじめている入口に辿り着くと、そのままぴたりと止まってしまった。
ダ・サイダーはようやく唇を離し、低く甘い声でレスカに問いかける。
830:2010/03/11(木) 00:36:51 ID:J47OHCnJ
「このオレ様を挑発してくれた責任、とってもらわねーとなあ。
な。レスカ、どうしてほしい?」
ダ・サイダーの声がどこか嬉しそうで、それが本当に憎たらしくてたまらない。
結局、またあたしばっかり翻弄されている。悔しい。
「なあ、レスカ?」
「……う……」
「なんだよ?」
「…………ダ・サイダーの…ドスケベ」
「あのな……。恥ずかしいのもわかるが、たまには頑張って何か言ってくれてもいいんじゃねえの。
もっと素直にさあ。どうされたいとか、どうだったとか。
オレとしても、いろいろ言われたほうが、その、嬉しいわけで……」
「……わ、わかったわよ。頑張って…みる……そ、そのうち……」
ダ・サイダーは呆れた表情を隠さない。もう、そんな簡単に素直になれるなら、苦労してないわよ!

「ったく。何も言わねえなら、オレの好きにしちまうぜ」
レスカの答えを待たずに、ダ・サイダーが指を奥へ突き立てる。
急な快楽は痛みに似ていて、レスカは思わず歯を食いしばる。
「大丈夫か?」
「う、うん」
意地悪をしたかと思えば、急に優しい声でそんなことを言うんだから、ずるい。
そのままゆっくりと指を抜き差しされ、内側から甘くかきまわされているうちに、
じんわりとした痺れが広がり、身体の芯がとろけそうになって力が入らなくなる。
倒れてしまいそうで思わずダサイダーの腕にぎゅっとしがみつくと、きちんと腕で身体を支え返してくれる。
「は…あっ……んんっ……」
淫らな声と、淫らな水音だけが、薄闇の中に響く。この快楽と悦びを、一体どう言葉で伝えたらいいというのだろう。
自分には、熱に潤んだ瞳に精一杯の想いを込めて、ダサイダーを見つめることしか出来ない。
嬉しい。気持ちいい。恥ずかしい。けれど、もっと愛されたい。

ダサイダーは優しい瞳でレスカの視線を受け止めると、軽く指を曲げ、レスカの弱い部分を押す。
指先で撫で上げられ、圧迫され、緩急をつけて攻め立てられると、
今までとは段違いの快楽に、腰のあたりがきゅうっと熱くなって、呼吸がひどく乱れ、なお一層激しく―――――
というところで、不意に背後で扉の軋む音がする。
831:2010/03/11(木) 00:42:28 ID:J47OHCnJ
「あ〜の〜、カフェオレお姉さま〜?いらっしゃいますか〜?」

のんびりとしたココアの声に、思わず二人とも直立不動の体勢になる。
居ない振りも出来ず、ややうわずった声でレスカが答える。

「ど、どうしたの?ココア」
「カフェオレお姉さま、ここにいたんですの〜。探しましたのよ〜。
ちょっとお客様がお待ちでして、申し訳ありませんが、早くきていただけませんこと〜?」
「わ、わかったわ。今行くから」
「あら?ダ・サイダーさんもいらしたんですのね〜。お邪魔してすみませんですわ〜」

パタンと扉が閉まる。情事の熱が一瞬にして消え去る。
ちょっと、どころじゃなく、気まずい。ああああ、もう、ダ・サイダーの顔が見られない。
レスカは顔を真っ赤にしたまま、衣服と息を急いで整える。
「ダ・サイダー……あの、そういう訳だから」
「あ?」
「先戻るわ。じゃ、じゃあね」
ダ・サイダーの返事も聞かず、その場から逃げるように歩き出す。
仕事中だったというのに、甘い快楽に易々と絡めとられた自分が恥ずかしい。
いや、ほんとに恥ずかしいのは何だったっけ。
もっと別のことだったような気もするけど、これ以上は考えたくない。

「レスカ」
レスカが扉に手をかけたところで、ダ・サイダーが呼び止める。
その声が明るく軽快で、あまりにもいつもと変わらないものだから、ついうっかり振り返ってしまう。
「な、なによ」
「……またあとでな」
それだけ言うと、ダサイダーはにんまりと笑いながら手を振った。
その意味するところが、一瞬にしてレスカにも伝わる。バカ!バカ!ダ・サイダーのスケベ!!
「フンっ!!勝手にしな!!」
そう言い放つと同時に大広間へ駆け込み、ぴしゃりと扉を閉める。
大きく深呼吸して顔をあげ、不思議そうな表情のココアに、美しいカフェオレ姫の笑顔でこたえる。

パーティーはあと少し。頑張らなくちゃ。

832名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 00:46:43 ID:J47OHCnJ
以上で、前半終了です。
寸止めのまま、後半につ・づ・く(裏三姉妹風に)。
833名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 01:01:51 ID:mlK+27Op
リアルタイムGJ!
後編を全裸で待ってる。

…スレの容量が気になるところだな。
834名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 01:19:49 ID:mpeMyDY3
>>826
うっひょおおおお
乙乙乙萌えすぎる
そして続きが待ち遠しすぎて悶絶
ダ・サイダー別人じゃないよ!いい感じに吹っ切れてるダ・サイダーだと思うよ!!

でもいいとこで水差して悪いが今491KBなんだ
後半が前半より長いなら次スレに投下した方がいいかも
テンプレ>>769でいいなら明日の朝にでも立ててくるがどうする?>>住人
容量超えるとカキコできなくなるらしいから
特に物言いがつかなかったら勝手に立てるのでよろ
835名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 01:43:05 ID:J47OHCnJ
807です。
推敲途中ですが後半のほうが長いんで、
834に次スレお願いしてもいいですか。
テンプレはお任せします。

後半投下は明後日くらいにしようかと(予定)。
喜んでもらえて嬉しいぜ。がんばる!
836名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 03:08:17 ID:O1glFCjS
>>826
いい仕事してますねえ!
ダ・サイダーかっけえし、レスカかわいいし!
レスカの「そのうち」はいつだ?レスカ頑張れ。ちょー頑張れ。
後編正座して待ってる!!

>>834
次スレお任せします。
837834:2010/03/11(木) 08:24:22 ID:mpeMyDY3
838名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 09:25:18 ID:w6ObBfkv
>>826
GJ!後半に期待だぜ

>>837
朝から元気だな。朝だからかw


あとはこっち埋めかね
839名無しさん@ピンキー
埋めた方がいいのか落とした方がいいのかわからんな