☆☆☆ 本当はHな桃太郎2 ☆☆☆

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1名無しさん@ピンキー
桃太郎(18禁版)を語るスレです。
書き手さんを待ちつつのんびりまったりいきましょう。
あらしはスルーで。

前スレ
☆☆☆ 本当はHな桃太郎 ☆☆☆
2名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:08:18 ID:eNSphfGf
保管庫はたぶんhttp://sslibrary.gozaru.jp/に収蔵されると思います

勝手に立ててごめん。でも童話スレ荒れに荒れてたので。
102氏はこっちに投下してくれると助かります。
3名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:23:36 ID:/x+sqhhS
4名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:27:33 ID:eNSphfGf
>>3
ごめん、入れたつもりが忘れてた。ありがとう。
5名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:38:36 ID:UvZAi1tb
一乙。
なんだかんだで早速荒れたな…。

とりあえず俺は102氏の降誕を待ち続けるぜ!
6名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 02:04:23 ID:KbqtopMh
今まで通り、のんびり楽しみにしているよ
7名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 01:24:31 ID:qWfaubxJ
一乙ーそしてのんびり102氏を待ちたいところ。
前スレ埋めなきゃなー
8名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 01:36:40 ID:kApVre0C
乙。
102氏には頑張って続き書いてもらいたい。凄く楽しみにしてる。
いいパソに巡り会えると良いな!
取り敢えずキジいいよキジ。
9名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 02:35:35 ID:kFR+LHIL
童話スレ荒らしてたのまちがいなくたった一人だな…
10名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 01:11:21 ID:Af6j0bSC
しえん
11名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 23:23:06 ID:K14MSgEm
102氏と桃子に
つ湯たんぽ

冬の必需品(*´Д`)ヌクヌク
12名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 23:32:57 ID:QFhrgVwQ
まだかなまだかな〜
13名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 23:45:18 ID:iZnF15e8
102氏を待ちつつ保守ー
他の職人さんも出てきたらいいな
14名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 06:48:32 ID:OftSVjow
「板が変わったのか…!みんな迷わず来てますか?」の気持ち保守
15名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 04:59:12 ID:rz4MarOL
迷わず来てます、の報告保守。

保管庫に作品収蔵されてたね。管理人さんありがとう。
16名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 14:22:52 ID:1AkH+WVX
保守
17名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 23:45:43 ID:NEWRFVy4
保守
102氏まさか移転したこと知らないとかそういうことじゃないよな?不安
18名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 09:08:32 ID:doE5WGRu
保守
19名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 18:02:18 ID:cnRD9K75
保守
20名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 00:11:37 ID:Wla1UVnG
ほっしゅ
21名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 17:47:35 ID:Wpd5lzdm
のんびりと保守
22名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 23:27:48 ID:FXSYi6EX
待ちわびて、保守
23名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 08:39:27 ID:rP8tLh3i
下がりすぎだから、上げる…!
24名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 11:38:14 ID:55cEwLYe
保守
25名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:28:52 ID:MZ2GTKDw
誰も…いない…
26名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 01:18:50 ID:AAORAqU8
1ヶ月かぁ
27名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 13:59:04 ID:sitWuL0q
点呼でもとる?


1
28名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 21:58:15 ID:NSTUpxVP
にーですよ
29名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 23:17:11 ID:JS9sDdHJ
102さん…3。
30名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 23:40:56 ID:NiUK2T/I
4…
31名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 00:02:20 ID:AAORAqU8
ごー
32名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 00:19:32 ID:lI3Ad/tP
ろーく!
桃太郎って古今東西いろんな創作もので桃太郎が女だったら〜とかお供が女だったら〜とか
鬼とデキてたら〜なんてのが描かれてるからエロパロ向きな気がする

…だから誰か…
33名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 02:35:49 ID:bwI55RvI
ななー
34名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 01:18:04 ID:EmZavvG6
はーち
102さん、まってますよ〜〜!
35名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 09:04:05 ID:JyqFBiL8
9 
自分にも文章を書く力があったら前座でもしたいくらいの間だな…
36名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 06:47:46 ID:DWHE3RWy
>>28です
保守ですよ
37名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 16:56:50 ID:g6t34YO8
もう3月だよー!
年度末で忙しいのかな…
体調など崩されてないことをお祈りします。
38名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 03:29:03 ID:8AdlE4LZ
そうか、年度末だもんな。忙しいよな。
…そう信じてる。
39名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 09:01:03 ID:6AIk3gkY
落ちそうなのであげ
40名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 11:05:56 ID:AmH+cAPm
なんだこのスレはwww
41名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 16:05:43 ID:DSmP6idv
www
42名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 22:31:35 ID:tkWeijox
保守
43名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 20:18:31 ID:ZI27cEDm
ほー
44名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 20:21:41 ID:vVVkTs5L
大変大変!大ニュースだよ!
一週間くらい前に友達と渋谷に行ったんだけど、なんと亀梨くnを見かけましたぁ!私は大×100000000000ファンだったんで、写メめっちゃ大量に取ってました。
でね、亀梨くnが勢いよく走ってたんで、それに追いかけて私と友達も走ってたんです。そしたら、暗い路地の方入ってたんで、どこ行くんだろう・・・と思ってたんです。
そしたら亀梨くnは携帯をとりだして「着いたから早く来いよ!」と言い携帯を閉じました。
すると数秒後、違う方向から綺麗な女性が出てきました。誰でも憧れるような長くてサラサラな髪でした。背も高くて、きっとモデルさんじゃないかと思います。

そしたら、二人とも何もしゃべらずに周りをキョロキョロして、人がいないことを確認し、亀梨くnが女性のスカートに手を入れたんです!!
私はその瞬間から携帯でムービーを撮りました。
二人は一言も声を出さずにやっていました。
いつの間に亀梨くnはズボンとパンツを脱いでいて、私は亀梨くnのアソコを見てしまいました。
しかも女の人はほぼ全裸でした。二人のアソコはヌメヌメで、しかも女の人は全身ベトベトでした。
20分くらい経って、二人は洋服を着て、何も無かったかのように無言で分かれていきました。
すっごく驚きました。
 
 
そのムービーをみなさんにも特別に見せようと思います。けど、それなりの価値があると思うので、このレスをコピって7つの板に貼ってください。
すると不思議なことにココ↓
[                               ]
にアドレスが出てくるんです。
ですが一部のパソコンでは9つ貼らないと出てきません。
よくこんなレスがあって、私はいつも試すんですが、できません。
だけど、このレスは本当に成功するんですよ。
私の友達13人中12人ができました。

ただ一つ言いますが、このムービーはすごく過激です。亀梨くnのアソコもくっきり丸見えです。

そういうのを覚悟して見てください。

45名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 21:57:42 ID:PbQ+u/8X
せっかく童話スレ用に一寸法師を書いていたのだが、どこに投下すればいいのだろう?
46名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 22:52:25 ID:/6KQhPG9
こっち行くといいよ
どちらも同じ趣旨。ふいんきの合う方を選ぶべし

スレから追い出されたSSを投下するスレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161043643/l50
【うpろだ】専用スレのないSS【代わり】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185814173/l50
47名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 01:18:39 ID:zcAGdO+c
>>45
例のスレに見切りを付けた書き手さんたちが 新しいスレを立てるとか言ってたね
まあ 実際どうか分からないけど
102氏だけを待ってるのは ご当人にも負担かと思うので自分はここで読みたいが
他の住人の意見はどうなんだろ  …桃太郎限定だと存続がキビシくないか?
48名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 11:10:34 ID:z1yfQCRW
>>47
個人的にはその意見に賛成だけど、
こっちを追い出したと思ってる向こうのスレ住人が黙っていないだろうなとも思う。
事態が収束するまで、しばらくはこの状態で様子見しておいた方が良いんじゃないかな。
49名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 19:22:25 ID:RMoS+oDX
うん、もうしばらく静観するほうがよいと思う。

まったり保守しつつ、102氏&他神を待とうじゃないの。
50名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 19:27:19 ID:pw/RUcNe
>>47
通りすがりだが。
混ぜるな危険、少なくとも今は枠を広げるのをやめとけ。
何にでも噛み付く真性がいて確実にアンチ女体。
そいつが流れ込んでくるとオモ。

投下がなくて存続が厳しいなら、スレは淘汰していくのが普通かと。
んでスレがなくても、SSを書いたら掲示板一覧から合うとこ探して投下すると思うけど。
少なくとも自分ならそうするし、その中で一番読み手のいそうなとこに落とす。
悪いけどここ保守ばっかで萌え話もネタも、つか、なんもなくね?
51名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 21:49:29 ID:zcAGdO+c
47だけど
そだね。無責任な事言ってすまんかった

とりあえずこのままでヨシ、なるようになる(良い意味で)
52名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 23:29:43 ID:RMoS+oDX
なんか萌話でもするか?

…とか言ってなんだが、自分は桃太郎のシチュに特に萌えはしない。
ただ単に102氏のファンで、桃子イヌイの話を死ぬほど読みたいだけ。
女体とか全然まったく関係ない。
続きが読みたいよお〜。


つか、2ヶ月イヌイ挿入しっぱなしだぜ…。
53名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 10:27:01 ID:sz2GB2TO
>>50
なにが通りすがりだよID:hTadjtuQ
ID代わったからって善人装ってきれいごと抜かすな糞AA荒らし

下四行には同感だけどな
あそこが荒れた発端は元々102の迂闊な誘い受けが原因だし
102が降臨すれば絶対ここは修羅と化す
ID:hTadjtuQに限らず102を恨んでる書き手や読み手は一杯いるぜ
102はよ来い
54名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 12:51:59 ID:xaDuG/wt
>>47
ID:hTadjtuQが潜伏している限り、スレは立てないから安心汁。
基地外AA荒らしは他スレでも絶賛罵倒され中。
せっかくそろえた良職人さんを不快にさせたくないから、新スレ立てる時にはもっと慎重にやる。
絶対102みたいな空気嫁内馬鹿は来ないでくれ。
このスレ含めて隔離スレは隔離スレらしく、消えるか難民板にでも引き篭ってろ。
もっともあそこにはここも含めたヲチスレが、ずっと前からあるけどな。

少女マンガスレが軒並み閉鎖してるのに未練たらしいったらありゃしない。
55名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 14:30:21 ID:+oVQt6kU
また湧いた
場所を弁えないお前が空気読めないとか偉そうに言うな
スレ汚しが
56名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 17:11:33 ID:4jvPWzIL
場所を弁えない
場所をわきまえない
ばしょをわきまえない

そういう事はまず102に教えてやれYO
102が余計な提案する迄は
なんとかスレの均衡は保たれていたんだ

場所?弁えてるとも
ネタもないちょっと煽ればファビョりだす
スルー体制のカケラも品性も無い
腐の集まる隔離スレだろここ
57名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 17:13:17 ID:0GgxCBNH
スレ保守しないですむからよかったネ

さあ、ここで第2ラウンドのゴングを鳴らそうゼ!
58名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 17:28:18 ID:dpyvHj6u
だよな
今までは女体化くるなアンチがついてもあそこまで荒れる事もなくなんとなく暗黙の了解になっていた。
だから過疎でも安心して見ていられたのに、102の提案に有無も言わさず
102様のおっしゃるとおり!的流れになるってかなり不自然
このスレからも荒らしに来てたとしか思えない
初期からのあそこの住人はあんなにしつこく食い下がったり、いきなりスタンドプレーする馬鹿もいなかった
何度注意してもage投下をやめないダメダメ書き手がage続けたせいかとも思ったが、それでも不自然
あっちになだれ込んで便乗してたんだろ?このスレの腐婆共
いや元からなだれ込んでいたのか、まあスレ落とされた今はどうでもいい

ここがどうしょうもない過疎スレだとわかっていたし、
それでも地道に隔離スレでやって行くというから見逃してやってたのに>>47の発言にキレた
あそこが潰れてからずっと、ここに102が沸いたら叩いてやりたいやつらがこのスレを見ている
そのことだけは忘れるなよお前ら
59名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 20:18:12 ID:9a+lsh66
>スレ汚しが 
ワロタ。
元々肥溜めより臭いスレで汚すもなにもないだろう
逆に浄化されるんじゃね?
60名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:09:59 ID:G10NlS7I
き、きもちわる〜
61名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 04:38:26 ID:dY4r4aZF
www
62名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:43:29 ID:wKP0R0XQ
保守
63名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 23:04:41 ID:OXWKbiO+
まったり投下まち
64名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 00:00:35 ID:ijwRJwoK
www
65名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 02:09:20 ID:hgB6mylt
保守
66名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 02:28:44 ID:8ctM7z/R
まったり待ちつつ保守
67名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 00:39:42 ID:ubPwhUgs
保守
68名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:02:04 ID:Y6sXX+y1
保守
69名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:26:27 ID:QTpPvzsF
ドンだけ保守すればいいんだ
70名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 02:30:05 ID:UVm6XsqL
保守
71名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 02:47:52 ID:0R2+YKJY
保守
72名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 23:38:34 ID:87E/f3L1
3ヶ月
73名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 18:35:57 ID:KL2UtLCk
隔離スレ保守
74名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 19:08:22 ID:Xuz9qsd2
通りすがり保守
75名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:58:32 ID:XmE3pHPh
保守
76名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 02:00:31 ID:0OkTyuU7
保守
77名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:01:20 ID:f0emjr6H
hosyu
78名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 03:59:10 ID:6Brjj7CG
エロだけを求めていた保管庫で何気なく開いて一気に読んでしまった
色々大変そうだが、とにかくイヌイと桃子の行く末が知りたい
最後まで読みたい保守
79名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 10:38:22 ID:4Nj05hRb
もう作者さんあきてこないんじゃないの
80名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 12:37:11 ID:zW99q17R
悲しいこと言うなよ…
いつまでも待ってるんだからね!
81名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:11:28 ID:vejEsWOK
結末待ってます
82名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 22:41:16 ID:IjmVtZGc
待ってますあげ
83名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 11:06:26 ID:jJIwKi8C
保守
84桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:18:45 ID:ovk5jh5W
女体化
ショタ
複数プレイ
鬱展開

苦手な人はスルーお願いします
長い続き物なので前スレか保管庫見てから呼んで下さると嬉しいです
保管庫 http://sslibrary.gozaru.jp/

みんなごめんなさい
それからありがとう、ありがとう!ありがとう!!

続きです↓
85桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:20:20 ID:ovk5jh5W
 世界が歪む。
 湧き出る涙ごしの風景は目の前の美しい女の姿さえも歪めて、イヌイはそれが耐えられず目を閉じる。
 まぶた裏の桃子は変わらず少女の微笑みでイヌイを慰めてくれたが、それ故にいっそう熱く涙はこぼれ続けた。
 濡れた頬を風が撫で、それは冷たくイヌイを凍らせた。
 二人をつなげたままの肉の楔だけが熱く、未だ先端を大きく腫らして少女にしがみついている。
 これは俺自身だ。これこそが俺の今の姿。なんと情けなく、みっともないのか!
 イヌイはすぐにでも桃子から離れて一人になりたくて胸中で叫ぶ。
 なにかもっと恐ろしいことが起こる予感に身が竦む。妖獣のこうした勘は今まで外れたことがない。
 恐しいこと?何が?この無敵の妖獣銀狼のイヌイが…俺はいったい何を恐れてみっともなくも涙を流しているのだろう。


「目を開けて、イヌイ。」
 小さく暖かい少女の手のひらが凍った妖獣の頬を挟み、一瞬のゆるみをもたらし、重いまぶたがぴくりと動く。
 だがイヌイは頑にその帳を開くまいと首を振る。
 「私を見て。お願い、イヌイ。」
 哀願の声は、だがイヌイの知る桃子のものでは既にない。
 獣の本能でイヌイが拒むもの、同時に楔を打ち込んだまま離したくないただ一人の己のつがいの正体を、イヌイはもう気づいていた。
 とっくに知っていた。
 出逢ったときから桃子は桃岩属の、本性に淫の気を満たす桃岩の娘だ。

「私を感じるために食べてくれたんじゃなかったの?」


 天啓のようなその言葉に、静かに獣は息を吐き、ゆっくりと、ただゆっくりとまぶたを開けた。


 真っ白な体を濃い闇に浮かばせて、一人の女が毛深い己の腹に座っていた。
 桃子はなんの感情の色のない瞳でイヌイを見つめている。
 きれいな女だな、イヌイはただそう思った。
 美しい…むしゃぶりつきたくなる色香を撒き散らし、甘い熟した吐息を吐いて俺を呼ぶ、桃岩属の若い泉。桃子という名の。

「お願い。泣かないで。」
 思いがけずその声は慈しみに溢れ優しかった。
 両の銀の目から流し続けていた涙をふき取りもせず、ただ桃子を眺めるイヌイにそう言ったのは。
 わずかに口元を歪ませ笑う獣のかわりにその涙を拭ってやったのは。
 イヌイの知る少女の桃子で。
 それは。
「ごめんね…。」
 そのつぶやきが最後だった。

・・・・・・・・・・・・・・・

86桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:25:26 ID:ovk5jh5W
「おいでマサルくん。」

 穏やかにそう言って草むらの陰に目をやると、そこにはぼんやりと赤金茶の光を放つ小猿。
 なにかに憑かれたように目は爛々と異様に輝き、口は半開きにはあはあと荒い息を吐いている。
 先刻からこちらを注視していたのは明らかだが、呼ばれてもその体は震えるばかりで草むらから
出てこなかった。
 その様子に桃子は自分が跨がり対面に座り合う銀狼を伺い見ると、その光で桃子を射抜くような
怒りに燃える目があった。だがそれを見て桃子は微笑み再び草むらに目をやり幼い妖獣を呼ぶ。

「いいのよ、来て。こっちに…マサルくん。」

 その声にすでに艶が混じる。子供とはいえすでに発情期の光を漏らす雄に、その声に逆らうことなど
出来るはずもなく、マサルはおずおずと草むらから出てこちらに歩み寄る。
 前屈みに長い両の手で股間を押さえ、すり足で隣に来た小猿を桃子は優しく慈愛に満ちた目で、イヌイは
悲哀と途方に暮れた目でそれぞれ見上げた。

「イ…イヌイのおじちゃん…、ぼ…僕…。」
「手をどけてマサルくん。」

 イヌイに跨がる桃子のすぐ傍らに立ち尽くす小猿は、桃子のその声に泣きそうな顔でイヌイを見る。
 イヌイは何も答えず、可愛がってきた自分の息子のような幼子の股間に目前の桃子が顔を寄せるのを
ただ見ていた。

 女に押さえる手をはずされその行方に困りながら、だがそれが守っていたものに熱い息がかかると、
小猿は膝をがくがくと振るわせつつも、抗い難い快感にキイイと高い嬌声をあげた。再びはあはあと
息を乱し泳ぐ目をなんとか異変が起こりつつある自身の股間におろすと、美しくて優しい大好きな
桃子お姉ちゃんが、小さな口に自分の熱く尖るアレを含んで柔らかい舌で転がしている。マサルは初めての
途方もない快感に目も離せずにそれを凝視した。いつも自身で擦るときのようにうっとりと目を閉じて
酔いたいが、自身の尖りに快感を与える女の媚態がいっそう快楽を増幅させると知って、マサルは真剣な
面持ちで一生懸命目を見開いている。

 イヌイのそれと違って小振りの含みやすい肉茎だった。桃子は根元から丹念に舐め上げ先端に至ると
ぱっくりと銜えて、吹き出したぬめぬめした雫を口内に塗りたくるように動かした。ちゅぽんと口から
滑り出させてまた根元から…を繰り返し、そうするたびにだんだん硬さを増していく肉棒を何度も出し入れする。
マサルの息は既に荒い鼻息と共にフンフンと闇に煩い。

 イヌイはいつの間にか座った後ろに手をついて、目前のいたたまれない光景から逃げるように顔を
遠ざけていた。だが桃子を繋げたままの腰の楔は静まるどころかむしろいっそう硬く張り出し熱い。
当然そのことに桃子も気づいているだろうことが、イヌイは何より腹立たしかった。

「あ…あああっ、お姉ちゃん…桃子お姉ちゃん!…凄い…!」
 マサルは全身を駆け抜ける快感に痺れ酔いつつも、でも…と小さくつぶやいてイヌイの顔を伺おうと
振り返る。
「おじちゃん…イヌイのおじちゃん…いいの?お姉ちゃん…おじちゃんのって…いいの!?」

 無言のイヌイの表情は強ばっていて闇に遠かった。

 マサルには父にも兄にも等しい存在。生まれた時から自分を見守り愛おしんでくれた、力強く逞しく、
厳しく、おっかない、そして優しい、誰よりも尊敬する銀狼のイヌイ。その彼がわずかに眉根を寄せ、
一文字に結んだ大きな口の端がひくひくと戦慄いているのが見て取れた。
マサルの問いに彼が何も返さなくとも、どうするべきかは明白だった。


87桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:28:31 ID:ovk5jh5W
「…お姉ちゃん、やめて。」

 動揺に震える手で漆黒の小さな頭を押しのけると、すぼめられた赤い口から自身の尖りが
じゅるりと音を立てて抜け落ちた。それの与えた快感と光景の淫猥さをなんと表せばいいのか!

 その絵がマサルのどんぐりの眼に飛び込んだと同時に、股間から体を駆け抜けた稲妻は、
小猿の頭に白くスパークし、その瞬間マサルはようやく掴んだ躊躇と抑制を手放し、はああ、と
情けない声をあげた。と共に、吐き出された先端からびゅくと白濁の汁が噴き出し、それは紅潮した
桃子の頬と鼻先にかかりどろりと垂れた。

 立ちすくんだままの小猿のがくがくと震える足の間には、吐き出してなおいっそう屹立を強め、
腹の毛にめりこむばかりに直立する幼い雄の陰茎。そのまま誰の手にも何をされるわけでもないのに、
その先から再びドックリと体液が吹き出るのを認めたマサルは、生まれて初めての忘我の中、ただ
わあわあと泣き出すしかなかった。

 もうおしまいだ。イヌイのおじちゃんに嫌われる。きっと嫌われた。嫌われた!嫌われた!!

 吹き出る涙と嗚咽を塞ぐことも忘れて、小猿はただ草原の闇に棒立ちに、そして絶望に泣き続けた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
 イヌイの銀の光がそれを包むように照らしていた。
 その様のすべてをイヌイはどこか遠くに眺めるようにうつろに見ていた。
 桃子はあいかわらず感情のない顔で、だが顔にかかったマサルの液を片手で拭うと、一瞬イヌイを
見やって、そして目を伏せそれらをすべて舐めとった。
 桃子からの淫の気はまだ満ちている。
 大人になったばかりの若い妖獣は、幼子のように泣きながらもそれに反応して体から発情期の光を
波立たせている。自身のあげるその鳴き声に共鳴するように不安定に揺らめいている。
 そして情けないことに、まったく情けないことに未だ桃子の熱い肉に埋めたままのイヌイの自身は、
それらを眺めてさらに傘を硬く腫らせてそこから抜け出る意思はみじんもない。

 サルトルと同じ、本来誇れる希有な金の光なのに…。

 哀れだ。
 イヌイはようやく沸き上がった憐憫の情に、胸を締め付けられうめいた。
 不思議と桃子に怒りは湧かなかった。
 マサルが自分をどのように慕ってくれているか知っている。
 この子にこんな泣き声をあげさせたのは、この淫乱な桃岩ではない。
 ……俺だ。
 桃岩がこういう性と知っていて、それでも愛してしまった俺の罪だ。

「泣くな、マサル。」
 イヌイは泣きじゃくり立ち尽くす小猿に手を伸ばす。
「俺が怒ったと思ったのか?馬鹿なやつだな。」
 だらんと下がった長い手を引き、強引にしゃがませた。
 いつものようにいがぐりの頭をくしゃくしゃと乱暴になでてやる。
「馬鹿なやつだ…マサル。泣くな、もう大人だろう。泣くな、怒ってない。怒るはずもない。」
 いつもと同じ優しいイヌイの声を頭上に聞いて小猿はぐすぐすと鼻をならしながらもおそるおそる
顔を上げた。
 そこには今までと同じ…。
 まだ父の生きていた頃、当たり前に頼れる大人の男二人に守られて、毎日を生きる術に不安に
思うことも腹を空かすこともなかった、何も考えずただの子供でいられた頃……。
 桃子と出会う前の銀狼のイヌイが穏やかに笑っていた。
「おまえが食って俺が怒る訳がない。そいつは桃岩だ。」
 イヌイの視線は流れそいつへ向かう。

「一緒に食おう。」
88桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:32:25 ID:ovk5jh5W
 きっぱりとしたイヌイの言葉に小猿は何の返答も出来なかった。

 なんでだろう。さっきからなにか悲しい。どうしてこんなに涙があふれてくるのかな。
 イヌイのおじちゃんは優しくて、怒ってなくて、桃子お姉ちゃんは僕に気持ちいいことをしてくれる。
 それなのに。それだから?わかんない!

 相変わらず湧き出る涙と鼻水でくしゃくしゃになりながら、イヌイにうながされるままにマサルは
桃子のたわわな乳房にその泣き顔を埋めた。
 桃子は今までと同じ親和な声色で、きちゃないなあ、マサルくん、お顔ぐちゃぐちゃで真っ赤っか!と
笑いながら、柔らかい手のひらで子供の顔を拭いてやる。そうしてましになったその赤い顔に小さな唇を
這わせ、やがてそれはマサルのそれと重なりちゅうちゅうと音を立てて泣き声ごと吸い上げる。
 その信じられないほどの気持ちよさ。
 そう感じる自分のすぐ後ろでそれを促すイヌイへの後ろめたさに、まだ大人になりはじめたばかりの
マサルは「考える」ことを止めるしか出来なかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


「あ…あぁん。」

 甘ったれた桃子の声が二匹の妖しを獣に戻す。
 厚みはまだ薄く幼さの残る柔らかいマサルの手のひらは、大きさだけはイヌイほどと同じく、
大きな乳房をすくいあげるように掴んで交互にそれを繰る。血管が青く浮き出るほど真っ白な肌は
すでに桃色に上気しうっすらと汗ばみ、またその香りはまさに白桃を握りしめたように熟れて甘い。
興奮に鼻を鳴らしてむしゃぶりつく小猿の熱い舌がその汗をべろべろと舐めとり、そうしながらも
突き出た乳首をくりくりと器用に指先でいたぶられる様はいやらしく、見ているイヌイをも昂らせた。
まるで自分がそうしているかのように、またそうされて戦慄く桃子の快感も自分のもののように
イヌイは感じていきり立つ。その立ち上がったものはすでに熱く蠢く肉の中にある。もっと、もっとと
誘われるまま、イヌイは腰を突き出し杭を打ち付け始めた。

「っひ…っゃあああっんん…ああん!」
 快楽に蕩けた桃子の声も漏れ出る息も、甘く濃く、金と銀の光に包まれて淫猥な光景は猥らさを
増していく。自分一人で責め立てる時よりも早く、密に、桃子は絶頂の高みをとおに越え、今はただ
快感の宙に放り出されるままその身を揺らしていた。

「お姉ちゃん…っ、桃子お姉ちゃん!気持ちいい?気持ちいい!?」
 イヌイに下から突き上げられ揺さぶられるリズムとは、まったく違う動きでぐにぐにと双丘を
揉み続けながら、なにか急き立てられるようにマサルは桃子を覗き込み言葉を吐かす。
「ぅんっ…あっあっ…うん!気持ちひ…いいよう!マサルくぅん…んん。」
 蕩けゆるんだ口元は、嬌声の隙からしゃべろうとすると、麻痺した舌が絡んでつっかえ、
開いた端からよだれが垂れ落ちる。その甘汁を腹を空かせた小猿のまだ未熟な舌先が啜りとり、
小さな唇をさらに割り、不器用に蠢く。ふやけきった桃子の柔らかな唇を甘噛みしてべしゃべしゃと
啜ると、それがまた快感を呼び起こし桃子はいっそう嬌声を高くした。

「マサル、くわえさせてやれ。欲しがってる。」

 背後からのイヌイの指令に一瞬戸惑うも、すでに知ったその行為を思い出しマサルは言われるままに
立ち上がり、自らの股間を桃子の濡れた唇にあてがった。
 反り返り腹にめり込む肉茎を引きはがし口腔に押し込むと、ぬめる小さな舌先が中で待っていて、
ちろちろと先端を刺激する。ぐるりと棒を一周して奥から根元に這いあがってくる。
「あっお姉ちゃん!いい!ああ!すごい、すごい、いい!!」
 急速な昂りに労りも忘れてマサルは桃子の絹の黒髪を掴むと、女の小さな頭を揺さぶり
がつがつと腰を打ち付ける。
89桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:34:06 ID:ovk5jh5W
 その勢いに苦しげにうめき、顔を歪める桃子を眺めてイヌイもさらに昂っていった。
「おまえもイイんだろう、桃子?」
 突き上げる腰の振動を早めてイヌイもまたうわずった声で訊く。
「中が…ぐちょぐちょだ。俺に噛み付いて、蠢いて…いやらしい。イイんだろう?」
 返事の代わりに中の肉がきゅううと男を締め付け、ぐちゅりと接合部からいやらしい液が漏れる。

 ふいにひゅうと音を立ててわずかに強まった風に遅れて青草がざわめいた。マサルに捕まれ
乱された桃子の真黒い髪が揺れ、片の乳房を隠した。
 さっきまで揉まれまくって熟れた大きな乳房にかかった黒髪の間から、つんと尖った乳首が
その頂だけ覗かせ、それは熟した木の実のように摘まれたいとイヌイを誘う。
 横たえていた半身を起こしイヌイはそれを口に含んだ。
 今までの桃岩の女を食べてきたように、そうすることが当たり前のように。
 張りのある弾力を二、三度ついばみ、それからイヌイは女と目を合わせた。
 子供のそれを口に押し込まれ苦悶の表情を見せる女はわずかに瞳を潤ませて、その大きな棗の眼に
銀狼を映していた。

 桃子。

 いやらしい桃岩め。

 おまえは何を見たんだ。

 同族はおまえに何を伝授した!?


「この淫乱。」

 突き出す乳首を両の指で下からさすりあげさすりあげ、そして爪先で潰す。
 桃子は一瞬辛そうに固く目をつぶり、大きく仰け反ると、はああん、という声と共に小猿の陰茎を
吐き出す。埋め込んだ肉棒が締め上げられイヌイも身震いしてその快感を共有する。

「簡単に達くんだな、この淫乱!」
 イヌイもまた競り上がってくる放出の欲求になんとか耐えつつ、動きを止めた腰の代わりに
わし掴んだ乳房を乱暴にこねくり桃子を責めた。
「……イ…」ヌイ、と。
 そう言おうと動きかけた唇を塞ぐ。
 まだ足りないとばかりに小猿の陰茎が掴まれ押しあいあう乳房の谷間にねじ込まれる。
 秘部と口腔、そして乳房を犯されなお乱れ、きりきりと締め上げていく桃子に大犬は苛立った。
「まだ足りないか。」


90桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:36:27 ID:ovk5jh5W
 わかっていた。
 今まで食ってきたどの桃岩も、すべての桃岩が満足を見せたことはない。達しても達しても、
求められるまま甘露の泉を吹き出させ、妖獣に餌を与え続ける。それが桃岩属だった。
 桃子だけが。
 同族伝授される前のおまえだけが、俺に抱かれて満たされてくれた。そうして俺をも満たしてくれた。
 だが今はもう…。

「…もっとか?」
 ねっとりと舌を合わせて獣は食事を再開した。
 顔を傾け大きな口でこじ開けるように唇をこすりつけると、開いた穴の中でひらひらと肉厚の花弁が舞い、
それを追うように口中に舌を挿し入れると舌全体に覆うように沁み込む甘い蜜。あとからあとから溢れる
唾液を啜ってその甘露の露に酔う。
 マサルの両手は二つの鞠を手のひらに握りこみ、ぐにぐにと形を歪ませ挟んだ自身を摩っている。
 地に着いた腰を再び突き出すように揺らすと、女は「ああ」と高い声を、合わせた口の端から漏らし、
同時に接合部から水音を立てた。
 埋め込んだままの肉の楔がさらに熱く、その身を固めて立ち上がっていく。
 中から突き上げるその杭に突かれるまま女は身を弾ませて、硬く腫らしたそれと密着していた膣腔で
一瞬ずるりと肉棒が大きく動くと、それを機にじょぶじょぶと大きな音をさせ揺れは激しさを増した。

「あっ……あんっ…あん!ああ…ん!!ゃああっん…ん…んんぅ!」
 その嬌声すらもはや餌のように、ただの一声も漏らさぬように口中に納め飲み込んで。闇雲に口を吸った。
 マサルはさっきのイヌイを見て覚えたのか手のひらの鞠に爪を立て、絞りだされた頂の尖りに陰毛を
こすりつけるように自身を擦る。
 深く奥へと突き上げる肉塊にたまらず膝立ちで腰を浮かせ逃れようとする女の尻を掴んで引き戻し、
さらに深くねじ込み叩きつける。
 狂ったような獣の動きに悲鳴を上げることも許されずまた桃子は達した。
 中の肉はきゅうきゅうと楔を締め上げ、痙攣にわななく白い体を男はなおも離さず、マサルごと抱えて
そのまま青草に組み敷いた。
 どっさりと地に投げ出された柔らかい体に覆いかぶさり、仰け反るのどに牙を立てる。
 女は自由になった唇から、あーーと甲高い音を漏らし、ビクビクと身を揺らす。
 よじる細い肩を抱え込んで、存分に白い首を味わうと、獣は再び唇を奪いぐちゅっぐちゅと口腔を嬲る。
 はひはひと、震える息も絶え絶えに、自分を責め続ける逞しい腰にそれでも足を絡めてくる猥らな女。
 達したばかりの締め付ける秘部に、ぐいぐいとなおもねじ入れられる男の自身の動きに、それでも
反応を示し感じ続ける果てのない淫蕩。

 どうすれば!

91桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:38:08 ID:ovk5jh5W
「もっとか、桃子!」

 最高で最悪なそれはただの食事。
 ああ!
 これは食事だ。
 桃子、俺は違う。俺はおまえを…。
 こんなふうに食うなんて…!

「この淫乱!ならばもっと乱れてみろ!欲しいと言ってみろ!欲しいだけくれてやる!」
「あ…ああぁん…もっと…っ。」
 吠えるようなイヌイの罵声に桃子の嬌声がかぶさる。
「まだ悦いのか、どうしようもない淫売だ。もっと、どうして欲しい?何が欲しい、桃子!」
「あんっ、あっ、あっ…ああん!」

 桃子はもはや熱い鉄のように硬く突き刺し焼き付けるイヌイの棒に、的確にいい所を責められ
それに狂う。自身の快楽の声に乱れていく。芳醇な桃子の気が満ちて、あたりの空気はどろりと重い。
小猿は何度目かの精を胸に放っている。二匹の獣の発情の光は今や煌々として闇に目映い。イヌイ自身
自らの体を駆け巡る快感に限界を感じて焦る。
「桃子…っつ!」
「ああ、もっと…そう、もっと、も………、タキジさぁんっ!」

 その声に、一瞬にしてイヌイの心が凍った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 今まで食ってきた桃岩の中でも最高にうまい、最悪な食事。
 その胸中とは裏腹に満たされる妖力に、金と銀の光は燦爛と闇を割く。
 そこに綺羅綺羅と玉虫の光を散らしながらその鳥は降り立った。
「ああ…キジのお兄ちゃん…。」
 ひくひくとその身を快楽にまかせつつぼんやりとマサルがつぶやく。

「嫌だなあ、こんな光の前ではまるで私はみすぼらしい。」
 言葉の意味するところなどどうでもいいかのように、美しい雉の雄鬼はいつもどおり微笑んでいる。
 光の照らす草原に足をつけると同時にちらと大犬に目をやり、さらににっこりと笑いかける。
 戦意など思いつきも出来ぬ銀狼の呆然と凍った顔を見て、ほんの少し目を伏せた。イヌイはそれに
気づきたくもなかったが、どのみち拒む気力は既になかった。俺が哀れだなんて、誰より俺が思っている。
…なんて馬鹿馬鹿しい。

「呼ばれたので参上しましたよ、桃子さん。」

92桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:40:55 ID:ovk5jh5W
 イヌイに貫かれたまま組敷かれ、マサルに胸を奪われたまま、青草に横たわる桃子の頭部に
膝まづき、顔を覗き込むついでに口づけた。
 イヌイの胸が痛まなかったと言えば嘘になる。だがもうわかりきっていたことだ。

「…タキ…ジさん…。」
「おやおや、まったく…こんなに、すっかり蕩けて。」
 さすがのタキジも溢れる桃子の淫蕩な気に、たまらない、というように唇の重ねを擦り汁を啜る。
「どうして欲しいですか?」
 
 とろんと惚けた桃子の瞳に映る自分の少し欲情した姿に苦笑しつつ、タキジは訊いた。
「…食べて。」
「どこをです?彼がまだ食事中だ。」
 わかっていながら訊く。
「どこでもいい…。」
「以前嫌がったところでも?」
「うん…。」
「どこでしたっけ?」
 くつくつと笑いながら桃子の上半身を起こす。後ろから羽交い締めるように、そして首筋から耳に
その薄い唇を這わし耳元で声を潜めてささやく。
「欲しいなら言えと、その銀狼も言ってたでしょう?」

 ずっと見えいたのかよ、と心中でごちたところでイヌイの感情はすでに岩のように動かない。
「おしり…。」
 桃子はつぶやいた自分の言葉に羞恥を覚えてぞくりとする。中の肉が締まりそれはイヌイに晒される。
「おしりに入れて…入れて、後ろから突っついて掻き回して…、食べて…!」
     「淫乱。」
 イヌイとタキジの声が同時に重なった。
 桃子はふたたびぞくりと身を縮め、顔を赤らめイヌイを見た。
 イヌイは桃子と目を合わせたがそれだけで、それ以上何も言わずにただ腹立たしげに腰を突き上げた。
「ん…ああぁあっん!」
 それをおかしそうに微笑み見て、タキジはその細腰をするりと桃子の尻の下に滑り込ませた。桃子と
マサルを挟んで向き合うように位置したイヌイとタキジは一瞬膝をぶつけて互いに顔をしかめると、
暗黙の承諾の中桃子を抱き上げ宙に浮かす。
 桃子は胸にマサルを挟んだまま両足をイヌイに抱えられ、割れた二つの尻肉を背後からタキジに
掬われ、不安定なその身を震わせた。

「ここですね。」
 タキジのビロードの指先がそっと桃子の後ろの腔を撫でた。ひくん、と体を揺らしその小さな穴を
すぼめると、それは皺を強めてタキジの指先に心地好い。
 鳥の愛撫に甘いため息を漏らした桃子に制裁するようにイヌイは杭を奥までねじ込み、大きく割った
股間の快楽の尖りに自身の恥骨をぶつけて揺らした。
「ああああああっああっ!」
 急に這い上がった違う快感に悶えて桃子が声を上げた。


93桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:43:54 ID:ovk5jh5W
「いい声だ。」
 続けてさらに菊門の周りを撫で摩るタキジの指先からは、羽根間からの媚薬がにじみ、
あっという間に桃子は後ろの快感に脊髄をしびれさせる。腰が溶けるようだった。
「こんなところもイイなんて、なんていやらしい桃岩さんでしょう、桃子さん。」
 なめらかだか決して細くない男の指先を秘腔に突っ込まれ、まわりを揉みほぐしながらそれは
徐々に奥へと滑っていく。その行為が媚薬を塗り込まれることでもあり、桃子の硬く誰をも
拒んできたその孔をみるみる蕩かし迎え入れるに十分にする。その愛撫に反応する桃子の体は
はからずも既に迎えているイヌイの肉をも刺激して、イヌイはさらにぐちゅぐちゅに愛液を溢れさせる
桃子を存分に突いた。

「あっあっあうっ、や、あ、はあぁんっ!ああああああんっんん!」
「あっ、あううう、桃子おねえちゃん、いやらしいっ!」
「もう十分ですね。入れますよ。」

「ん、ひっぃ…ん、やああああぁああっ!!」

 鳥の細身の陰茎は、それでも桃子の菊門に収まると熱く壁を圧迫し、桃子は後ろから貫かれる
初めての感覚に脳髄が溶けそうに麻痺していく。どっと汗が吹き出る。
 はじめは緊張に硬くしていたその孔が徐々に緩み、鳥の管から出た潤滑の液が抽送を容易にし、
まさかの部分を擦り上げられ桃子はもう正気ではいられない。宙吊られ浮いたまま三匹に揺さぶられ、
上も下もわからない。全身を男たちの手が、口が、熱い欲望が、撫で摩り掴み揉みしだき食んでいる。
誰がどこをどうしているかなどもうわからないし、またどうでもよかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 固く目を閉じ感覚に身を任せると、熱く焼けた火掻き棒があり得ない桃子の内側を往復して、
その快感は額まで貫いていく。
 律動にぶるぶると震える胸の谷間にもまた、小猿の熱い肉茎が尖っている。既に何度も吐き出された精に
べとべとになりながらなお肉を擦り、桃子の敏感なその先端を器用に親指で繰っている。その小刻みな
動きに小さな稲光のような快感が体内に散っていく。
 そしてずっと、ただそれだけは確かなこと、逞しい男根で埋め尽くされたままの前部は…。

 ああ、イヌイ。

 大きいの。

 私のここ、ここは全部、全部イヌイ…!

 腹に突き出そうなほど乱暴にその欲望をぶつけられて。
 恥ずかしいほど大きく足を広げられて、なぶるように淫芽を捏ね繰るこの骨もイヌイ!

 その開いた傘、浮き出た血管さえも感じて桃子は涙した。

94桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:45:52 ID:ovk5jh5W
 ああ、これはイヌイなの。イヌイも感じてる。気持ちいい?イイ?
 私の中…イイ!?
 …好き?
 好き……っ!!

「あっ、あっ、桃子お姉ちゃんーー出ちゃう…おっぱいにまた、出ちゃうよう〜!!」
 マサルのあられもない声に気づくとぶるぶる揺らされる胸が張るように気持ちいい。
「く…ああ、桃子さん…イイ。すごい熱い…この私が…狂いそうだ。」
 初めて聞く乱れたタキジの吐息まじりの声に意識を後方に奪われると、とたんに背筋を貫いていく
脳が痺れるような麻酔。
「あ、あ、やああ、そんな、おしりの奥…奥まで…っ。」
 ごりごりと奥を擦られると同時にタキジの指はぐにぐにと尻肉を揉み、時に張り切った
入り口の孔にそろそろと指を這わせてそれがたまらなく、ぞくぞくと快感を覚える。
 三匹の獣に同時に与えられる違った快感に桃子は蕩けきりゆさぶられるままに、奪われるままに、
食われるままに…。ぐったりとその身を預けている。
 誰に?
 ふと我に返り、その声がないことに不安を覚えて目を開いた。
 そこに自分の身を任せきる妖獣の銀の光を感じて安堵に悦楽する。
 
「イヌイ……。」
「呼ぶな。」

 冷たい声に一瞬身をすくめ、桃子は男を見た。
 が、同時にたくましい腰をぐいと押し付けられ、男の恥骨がさらに桃子の肉芽をつぶし、稲妻のように
駆け上がった快感に「ひああっん」と声をあげさせられる。その声を収めようと再び噛み付かれた
大犬の牙が、今度は容赦なく桃子のふやけた唇の肉を裂いた。
 傷みと血の味を二人で味わった。
 裂けた唇から噴出す血が治まるまでそれを啜って、妖獣はいっそう獣の興奮をあらわになおも
冷たく言い放つ。
「俺の名を二度とそんなふうに呼ぶな、淫乱。」

 桃子は目を合わせたまま息を呑む。
 涙が吹き上げてきて眼は熱を含む。
 それなのに、ひっきりなしに自分の体を貪る妖獣達の与える猥らな刺激は、その潤んだ瞳に
愉悦の色を浮かべさせ、それを見つめるイヌイの瞳をさらにさらに凍らせていく。
 桃子はその変化を文字通り目前に、ただ見つめるしか出来ない!

 イヌイはそんな桃子を冷めた目で睨みつけ、そのまま上半身を離すと、桃子の両足首を持ち大きく
広げて持ち上げた。

95桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:47:27 ID:ovk5jh5W
「っやぁっ!」
「嫌じゃねえだろ、このインランがっ!」
 眼下に露になった女陰の花弁がぱっくりと開いているのを見て声を荒げる。
「こんなふうに食われても気持ちいいんだろ桃岩は!?」「あっ、……やぁっああ!」
 股が裂けるほどに大きく広げられた自分の恥部を恥じて桃子はイヌイを止めようと体を起こしかけるが、
間に小猿を挟んでそれは届かない。後ろのキジは桃子の両の手を取り、それを揺すって乱暴にがつがつと
腰を打ち付けている。イヌイと奪い合うように桃子の臀部の孔の抜き差しを激しくすると、その著しい
快感に仰け反って悲鳴を上げるしか桃子は出来ない。
 最後の羞恥とイヌイへの背徳の心が桃子から消えていく。
 その波立つ心が凪いでいくのを桃子自身が不思議な感慨を持って享受していた。

 私は悲しいのだろうか。
 …嬉しいのだろうか。 
 伝授された時きめたもの。
 望んだことだ。
 これでいいんだ。
 イヌイに嫌われても…
 私はこうするしか出来ない。
 桃岩だから。
 淫乱だから…
 だからこう出来る!
 これで、これでいい! 
  
 気持ちいい!
 
 それでも一番桃子を狂わすのは、前部から本能のままに雄の欲望を打ち付けてきた、大犬の動きだった。

「イイんだろ!?こうされて!」
 ずん、と奥に鈍い振動を受け、そこからじんわりとかゆみに似た快感が広がる。
 そのまま奥を掻き回されて。
 一気に引き抜くそれがまた、勢いを強めて叩きつけられる。
 その抽送も、憎しみに似た猛りも、全部、全部。
 イヌイ。イヌイ…!
 愛してる。大好き……!!
「ん…ああぁ、イイ!気持ちイイ!気持ちいい、…イイのぉーーっ!」 

「…あっ!あああああ、ああーーー…!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

96桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:48:30 ID:ovk5jh5W
 ……俺もイイ!桃子!!
 この世にこんな快楽の園があるなんて!
 だがこれは…こんな境地は…
 ただの獣の雄としておまえを食む。
 腹の空くままに貪り食う、満足。
 きれいな女を泣かせ戦慄かせ狂わせて蹂躙する、満足。
 満足!
 では、だったらあれは…
 おまえを想うことで得た、あの心は…

 あれはいったいなんだったのか



                
「イイのか、こんなにされて!」              「あああーーーーっっ!」

「こんなふうに食われて!」           「ああっん、や!イイ!イ、イーーん!!」

「ぐちょぐちょだ!」                 「ひっ…!あ、あ、あ、っ!」

「ほら!ここだろ!?この奥の…ほら!ほら、ここだ!」    「あ、あ、あ…ひ…だって…んっ…」

   「……こ・の・イン・ラン・!」 


   「イヌイだから…イヌイだからだよぅ!…あっあっあっあっ…ーーーっ…!!」



「あああん、桃子おねえちゃあああんっつ!」
「…桃子さ…、いきます…あ、っ!」
「-------------------…………っっ。」

「………っ桃子!」   

      

 闇に光る、四匹の、ただの獣。
 それぞれの体がそれぞれがくがくと痙攣し、それぞれの欲望を想うままに放つ。
 光は強まり、桃子は熱い獣の精を外から中から受け、恍惚に意識を手放した。


「桃子……」
 イヌイはわずかに開いた眼の隙間から、ぐったり弛緩して遠のいていく桃子の赤く染まった体を見て、
ああ、あの秋桜のような色だと愛おしく想った。

        ーーそれでもお前にこの花を……

 桃子。
 そう思ったあの時が
 たぶん俺は一番幸せだったのだ…。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

97桃子とイヌイ:2008/06/11(水) 23:54:58 ID:ovk5jh5W
 どれくらい時が過ぎたのだろうか。
 はあはあと未だ乱れる吐息の漏れる中、桃子の体が揺れ、その下からするりとタキジが抜け出すのを
目の端に移して体を起こすと、タキジはこちらを一瞥することなくそのまま、玉虫の羽根を羽ばたかせる
こともなくすうっと闇夜に消えていった。
 泥棒みたいなやつだ、とイヌイはわずかな敗北感とともにタキジを見送ると、自分も疲労感の残る身を
起こして座る。まだ結合したままで、大の字に足を割る桃子とのつながった部分を眼下に見た。
 噛みつかれるような締め付けはまだ残っていた。
 だがしこるような充血がすでに感じられないことに、己も深く達したのを悟ってイヌイは桃子に
打ち付けていた腰を引くとそれはずるりと音を立てて抜け落ちた。縮こまった自分の分身は桃子の
愛液につかりきってくたくたのまま、そろそろと腹の毛に潜り込んでいった。
 マサルは桃子のすぐ横に、やはりぐったりとうつぶせて転がっている。
 その未だ金茶に放つ発情期の光だけがぼんやりとイヌイと桃子を照らしていた。
 自分の体から放っていた銀の光はすでにない。
 発情期の終わりをイヌイは知った。
 こんなに早く終わるのもはじめてのことだったがイヌイは不思議には思わなかった。
 終わったのだ。
 それだけだった。

 大きく開きさらされたままの嬲られ続けた桃子の秘部が赤く痛々しく、いたたまれなくてイヌイは
足を閉じさせその太ももをなでた。
 数度の絶頂に張り詰めた筋がひくひくとつっており、イヌイは眉をしかめて何度も足を優しく
なでさすった。
 弾む張りの娘の肉が手のひらに吸い付くように波うち、そのたびに内におさめたイヌイ自身を
じゅるじゅると啜るような中の肉壁の動きを思い出させて、イヌイを快楽の沼から引きあげずにいた。
 行為の後の空間。
 充満した蜜の甘い匂いはまだ闇にただよっていた。

 なんという…
 なんという匂いだろう。
 今までの桃岩もこんなに甘い匂いをさせていたのだろうか。
 桃子だからだろうか。
 そう感じるのは俺だけだろうか…

 足を撫でる手を止め、そっと離す。
 それの動きになんの未練の仕草もない。
 イヌイは草むらに意識を喪失させ横たわる桃子を最後にただ眺めた。

 愛した。
 桃岩でないただの娘のおまえを。
 そうして手に入れたこの世に生まれた孤独からの解放を。
 あのほのぼのと満たされた面映い心地を。
 俺のつがい。

 桃子

 もうおまえをこのように想うことはないだろう。

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今回はこのへんで
                         いろいろ悩みましたがゆっくりとでも
                         続けてよさそうならここで続けさせて下さい

98名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 00:16:40 ID:0tAHcbDS
待ってて良かった。
GJでした。
なんだか悟っちゃった二人はどうなるんだろう。
続きも楽しみに待ってるよ。
99名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 00:52:52 ID:5x1ye+m9
信じて待っててよかった……
本当に本当によかった……ううっ
100名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 00:59:36 ID:gaVyphMK
ずっと待ってました! 読ませてくれてありがとう。
続きも楽しみにしてます。
ありがとう、ありがとう、本当にありがとう!!!
101名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 10:03:49 ID:UYT+Uu3U
>>84
他スレ荒らしが図々しく降臨記念age
こんなキモい文章を臆面もなく合流とかわざわざいいにくるどんだけ厚顔無恥なんだ
一生隔離されて晒されてろ
102名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 10:15:32 ID:dWJ0B7aB
>>84
キモイ、自己陶酔ポエマーな体言止めがウザい。
自己主張の激しい同情クレクレと自己語りと誘い受けご苦労様。

他スレに迷惑だからこの閉鎖スレから今後一切出てこないでね^^
103名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 10:49:52 ID:AqTC394v
すっげーエロくてよかった
感動した
時間かかってもいいからじっくり書いてください
いつまでも待ってる!
104名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 14:35:35 ID:vLEkFS5k
たった1人の為にスレ遊ばせておくなら自サイト立ててやればいいのに。
他の職人追い出して他スレを荒らして悠々自適かよ?
>>84の恥知らずさと粘着自演にマンセー
105名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 19:50:03 ID:03VYBvLs
うわあー……エロい、でも切ないなあ
お久しぶりです、他の人も書いてるけど待ってて良かった!
GJ!!!
106名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:07:28 ID:HQtzp5/f
                        > いろいろ悩みましたがゆっくりとでも 
                        > 続けてよさそうならここで続けさせて下さい


                             こういう書き方は、
                                       かなりウザい。

                                          自己陶酔ポエム乙。 
107名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:50:26 ID:KfcKR+cz
待ってました!!
続きが気になって仕方がなかったんですよ〜
これからもごゆるりと続けて下さいまし
108名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 01:06:06 ID:/BaygkxF
自分以外にも桃子の人をこれだけ待ってた人がいるのが嬉しいな
再度まったり待ちつつ他の職人さんの投下も待ってるんだぜ
109名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 08:19:58 ID:bC+H4jSz
>>98 2008/06/12(木) 00:16:40 ID:0tAHcbDS
>>99 2008/06/12(木) 00:52:52 ID:5x1ye+m9
>100 2008/06/12(木) 00:59:36 ID:gaVyphMK

>>102 レス2008/06/12(木) 10:15:32 ID:dWJ0B7aB
>>103 2008/06/12(木) 10:49:52 ID:AqTC394v

>>104レス2008/06/12(木) 14:35:35 ID:vLEkFS5k
>>105 2008/06/12(木) 19:50:03 ID:03VYBvLs

>>106レス2008/06/13(金) 00:07:28 ID:HQtzp5/f
>>107 2008/06/13(金) 00:50:26 ID:KfcKR+cz
>>108 2008/06/13(金) 01:06:06 ID:/BaygkxF

へばりついてるな・・・クス
110名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 11:01:10 ID:DtvRflER
まったり投下待機
もう半年でも一年でも待てる気分だよ
111名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 23:09:41 ID:73IsA51G
待ってた連呼する割にはまともな感想は1個もないのな
自己陶酔ポエムとは言い得て妙
批評がつけば意固地に待ってましたのリピートレス
それしかレス出来る出来じゃないもんな

ボキャブラリー貧困
文章作法無視
構成目茶くちゃご都合主義展開

所詮他スレ荒らす書き手なんぞこんなもんよ
112名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 23:19:43 ID:dX0thJX7
空気読めない作文書きが必死に自我を守ろうと
スレにしがみついて自演乙と言われてもしょうがないレスばかりだな

自演乙と言う場面なのか? ハズカシス。
113名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 23:20:47 ID:73IsA51G
sageるなヴォケ
114名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:55:31 ID:zgY27TCm
自演乙の典型的スレはここですか?
115名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 13:41:37 ID:67PExafI
保守
116名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 00:50:11 ID:r2F8GskJ
うわああ!待っててよかった。帰ってきてくれてありがとう。
ゆっくりでもいいです。ずっと待ってる。
117名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 18:21:43 ID:5/PKDtIs
最近ひさしぶりに戻ってきた自分勝ち組!
狂おしい待ち時間なしに続きよめるとは。

エロくて切ないとか最高じゃんか
この続きも楽しみにしてます…。

118名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:16:09 ID:t+SbiiKi
涙ぐましくしつこい自演乙age
119名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 20:21:42 ID:slj3yXM0
ほしゅ
120名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 20:53:32 ID:y9c/UBTm
保守
121名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 01:15:23 ID:3aVR4waG
保守
122名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 06:41:38 ID:EMj17w95
保守
123名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 00:44:11 ID:636eiuks
保守。
ここって鬼のお姫様・鬼の一族の誰か×桃太郎とか、
桃太郎そっちのけで犬×雉とか猿とか、そういうのもいいのかな。
ふと思っただけなんだけど。
124名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 02:23:26 ID:3c7BfclY
前はそういうのもあった
125名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 22:14:46 ID:JKGkQzDM
>>123
いいと思うよ
面白そうだ、是非読んでみたい
126桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 02:41:37 ID:CaewoSte
女体化
ショタ
鬱展開

苦手な人はスルーお願いします
>>97の続きです
・・・・・・・・・・・・・・・・

 おずおずと触れたその岩は、思いがけずほどほどに熱を持っていた。

「温かい…それになんかしっとり…。」
「お前がぐずぐずしてるからもう十分準備できちまった。」
「準備?」

 そして触れた手から満ちて駆け上る淡紅の光。
 気がつくと桃子はそこに居た。


 暖かい、目映いが決して不快ではない輝く光の大海原に漂う。目の前も上も下も、あたりを満たす光は
空でもなく密でもなく、外でもなく中でもない。それはまるで桃子と同じもので出来ている。いや、私が
その一部なのだと桃子は悟った。
 驚きから自我を取り戻すと、発光の世界のそこここにキラキラと光る粒があることに気がついた。
 あれが種。
 一つ一つがかつて生きていて、今も生きている。ただ静かに待っている。

「あ…。」
 桃子は足下をゆっくり通り過ぎていった小さな一粒を目で追った。
 私はあの粒を知っている。
 あれは。…あれは?

「マサルくん…?」
 
 いや違う。
 あれはマサルの源。
 かつてサルトルと呼ばれたマサルくんのお父さん。
 そしてそのすぐ横でやはりゆったりと流れていく、あれがマサルのくんのお母さん…。
 本当のお母さん。
 また知ってる種を見つけた。あれは私を食ったヒヒのお父さん。
 私が食べた雉のお母さん。
 懐かしい。村のおじいさんとおばあさんの、おじいさんとおばあさん。

 きらめく光の種一つ一つが今生きてるなにかの源で
 犬もいた。雉もいた。いろんな猿も、いろんな人も…

 ああ、だけどイヌイは
 
「イヌイの種は…遠いなあ…。」
127桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 02:42:35 ID:CaewoSte
 ねえねえ、イヌイのお父さんを抱いているあなた
 どうしたらそこまで泳いでいける?
 私が経てきた経験を
 辛さも悦びもわかってくれたらあげるわよ
 だけどお父さんじゃだめよ 近すぎる
 弱い子供になっちゃうわ
 もっと遠くの もっともっと原初のイヌイの種はどこ?
 もっともっと遠くにあって もっともっとたくさんの桃岩の経験を
 あなたも知れば 経験をつめば辿り着けるわ
 クスクス 大変だよ 他のもっと近くの種にしたら?
 それより岩になってみんなの泉になったら?
 その方が辛くないよ その方がたくさんの種を抱けるわよ
 水蜜みたいに
 ううん、私はイヌイがいいの イヌイじゃないと嫌なの
 桜桃みたいね 辛いわよ それでもいいの?

 …………

 桜桃…そうだったの
 あなたはそうやって…それでもマサルくんを生んだのね
 そうだよね
 大好きな彼がこの世に生まれた孤独に泣いているのなら
 私も…私もそうしたい
 イヌイの子供を産みたいな 
 …そう クスクスクス 可哀想ね
 可哀想ね、でも でも、うらやましいな うらやましいな、がんばって
 がんばって、桃子 桃子、ここまで ここまで、  お  い  で  …
 

 そうしてあの人がこの世界に生まれてきたことを
 みんなで繋げていきましょう
 私は、私たち桃岩属はそのための
 この世界の泉で、守りの大地で、海ー産みーなのだから


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・


128桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 02:45:50 ID:CaewoSte
 ぴいぴいというけたたましい鳴き声に桃子が目を覚ますと、あたりはすっかり明るくなって
晴れ晴れと広がる大きな青空。青々とした草原が朝の爽やかな風にたなびいている。
 ぱちぱちと二度瞬きをして、香ばしい匂いに跳ねるように身を起こした。

「あっ、桃子お姉ちゃん起きた?朝ご飯出来てるよぅ〜。」
 一番近くの木陰の奥からのんきな小猿の声がした。
 草原の草の切れ目の土を堀り、火を起こしたかまどの焼き石の上に黄金色のケイキがあった。
 木陰の奥の少し離れたところに水蜜の岩が、昨夜見た時と同じくただの割れた岩のたたずまいで
そこにあり、その後ろからやはり何も変わらぬ子供らしい仕草のマサルが顔を出した。手に雉の雛の
一匹をつぶさぬようまあるい拳で包みつつ、餌をやっているところらしかった。
 反射的に目で探した彼の姿はどこにもない。
 そう知って、だが桃子の心は何の痛みもなかった。
 なんとなくそれはわかっていたことだ。ただこの垂涎を誘う良い匂いと小猿の存在がわずかな期待を
桃子にさせた。小さな息を吐き立ち上がるとぐう、と腹が鳴った。食欲はないのに、と乾いた笑みが
桃子に浮かぶ。いつのまにか襦袢を着ていることに気づいて、桃子ははだけた前合わせを直しつつ下を向いた。
横たわっていたのは、若い青草の固まりの上に柔らかい絹の着物を敷いたベッドだ。イヌイが作ったのだろうか。
そう思う一瞬、乾いた空洞の心に小さな刺を見つけた気がした。それに気づかないふりをして、桃子は
イヌイのくれた藍の着物に身を包んだ。

「おはよう、マサルくん。先に食べてもいい?」
「もちろんだよう。それ全部桃子おねえちゃんのだよ。僕は…。」
 語尾が朝の風に流れながら小さく消えていく。

 僕は 昨日の 桃子お姉ちゃんので おなかいっぱいだから…

 岩陰に半分見えた耳が後ろからでも赤く見える。
「おいしかった?」
 桃子の問いにそれはさらに赤く染まる。頑に振り向きもせずせっせと餌をやるマサルを桃子は可愛らしく思う。
かまどの端に腰を下ろして焼き石のケイキをつまむ。ふかふかのそれを二つに割るとほっこりと甘い香りの
湯気をあげ、それごと口にほおりこむと、とろけるようにうまかった。そばには陶器の器にしょうがを摺った
お茶も用意されており、それもまた、ケイキと共に桃子の心も温めてくれた。
「ケイキもおいしいよ。ありがとう。マサルくんが作ってくれたんでしょう?」
 小さないがぐり頭が縦に揺れるのを見て、もう一度ありがとうと言う。
 動いてみてわかったが、三匹に同時に食われた体は疲労を残してぐったりと重い。関節はみしみしと痛かった。
 はじめてイヌイに抱かれた時みたい。
 体の痛みは気持ちとは逆に同じだ。同じだろう?と言った彼の言葉を思い出し桃子の顔が曇る。
「マサルくん、私今日はちょっと疲れているから食べたらもう一度寝ようと思うの。でもお昼ご飯は
一緒に食べようよ。だからもしお昼の時間になっても起きなかったら起こしてくれる?」
「うん、わかった。」
 今度は声が返ってきた。桃子は暖かく甘いショウガ茶を飲み干すと、さっき着たばかりの藍の長着を
再び脱いでベッドに戻った。襦袢のひもを緩めて横たわり伸びをして自身の体を見ると、四肢のあちこちに
赤い食い跡があり、それは以前彼に付けられたものとは違う。目を閉じるとほんの少し泣いてしまった。
そのまますぐにまた桃子は眠りに落ちていった。 

129桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 02:48:24 ID:CaewoSte
「お昼だよ。」
 マサルの声にスッキリと目を覚ます。
「おはよう。ありがとうマサルくん。こんどこそ、起きるね。」
「寝起きがいいねえ、お姉ちゃん。」

 二度寝だからね、と笑いながら、二人連れ立って川へ向かった。
 冷たい川の水で顔を洗っていると、桃子の横で熊笹の包みを開くマサルの姿が目の端に映った。
 なんだろう。
「お昼ごはんは鱒のお寿司だよ〜う。」
 うきうきとした声で自慢の一品を桃子の方へ向ける。きれいなピンク色の魚が熊笹の深緑に映える。
「お寿司?」
 怪訝そうな桃子にマサルの顔がぱあっと輝き得意げに語りだす。
「食べたことない?酸っぱいご飯と魚だよ。お米を発酵させて生のお魚を保存してるの。これはねえ、
いいことがあったときに食べるごちそうなんだよ。海のお魚でよく作るんだけど鱒のもおいいしいよ!
フナでも作るけどそれはちょっと臭くて僕は苦手なの。いい感じに発酵してて今日が食べごろだよ。
濃いい緑茶と食べるとすっきりしてもっとおいしいんだ〜。お姉ちゃんが桃岩ちゃんの仲間に会えたら
みんなで食べようと思って仕込んでいたんだって〜。」
「イヌイが?」
 桃子の問いにしまったといった顔でマサルがうつむいた。それはそのまま答えだったがどう言って
いいかわからず困った顔で黙り込む。いたいけな子供の顔だった。
「…おいしいんだよ?」
「うん。」
「今日食べるのが一番おいいしいんだ…だから…。」
「うん。一緒に食べよう、マサルくん。」
 二人は河原に並んでお互いの顔を見ず、ただ時々思い出したようにおいいしいね、と言い合って
ピンクの魚を口に運んだ。

 イヌイがいない。
 それだけでマサルと桃子の関係はほんの少しだが変わったように桃子は感じた。もちろん昨夜の
行為のせいもあるのだろうけど。
 いないのはあきらかに桃子のせいだ。だがそのことをマサルは桃子を責めたりしない。もしかして
自分が寝ている間にイヌイとなにか話し合って決めたのだろうか。イヌイを追ってきたマサルはそれを
どう思っているのだろうか。何も言わないマサルは自分が思うより実は大人なのかもしれない。
 寂しいだろうに、私を責めないのね。イヌイと一緒に自分を放り出し旅立つ事も出来ただろうに。
 イヌイがそれを許さなかった理由は一つだけ桃子にも思い当たる。彼がそのつもりでなかったとしても、
桃子はそうするつもりだった。

「ごちそうさまでした!」
 五つほどあった笹の包みをきれいに平らげて二人は笑い合った。気落ちした時はなにか食べるのがいい。
満腹は心を明るくする。
「おいしかったね!」
「うん、おいしかった!お茶もおいしかったよ、マサルくん。」
「手と口のまわりがごはんでべとべとだよう、お姉ちゃん。」
「マサルくんもべとべとだよ〜。」
 姉弟のように顔を見合わせて笑い合って、手を洗おうと立ち上がり川に向かいかけたマサルの手を
桃子が掴んで引き止める。その子供に似つかわしくない大きな手のひらを桃子がぺろりとなめた。

130桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 02:50:48 ID:CaewoSte
「お魚の味がする。」
 マサルの顔がみるみる赤くなり、あわてて拳を握って引っ込める。が、桃子が手首を離さないので、
その行動はそのまま桃子を自分の身に引き寄せる行為になった。

 いきなり目前にきた桃子と目を合わすと、美しい顔が真っ赤な自分を笑っている。
「ごはんつぶ、ついてるよ。」
 小さな赤い口がマサルの口端に噛み付いた。
「も…桃子お姉ちゃん…?」
「ごちそうさま。今度はマサルくんが食べる番。」
 合わせられた唇からぬめる舌が差し込まれ、同時に桃子の吐息がマサルの口中を満たした。

 今お寿司を食べたばかりなのに。
 桃子お姉ちゃんの息は甘い果物みたいな匂いがする。

 妖しの力の源でもあるその甘い唾液を流し込まれると、体の中心が熱くなり、競り上がる何かに戸惑い
マサルは桃子を押しやり唇を離した。唾液が糸を引き、切れた一瞬、マサルののどに冷たく雫がはじけた。

「食べないの?」
 妖艶に笑う桃岩は昨夜の桃子お姉ちゃんだ。マサルは昨夜を思い出しさらに体を熱くする。
「も…もうお寿司でおなかいっぱいだから…。」
「うそばっかり。妖力の胃袋は別腹だって、前にイヌイが言ってたよ。それに…。」
 桃子の白魚の指が短い毛に覆われた腹を這う。お昼の明るい日差しにぼやけて見えないが、マサルの金茶の
体毛はうっすらと金の光を放っている。マサルの初めての発情期はまだ続いている。
「私も食べたい。これ…。」
 二人の体の間ににょっきりと生えたキノコのようなそれを桃子の手が覆うと、マサルは一瞬ああんと
ため息をもらして慌てて腰を引く。
「だめ、だめだよう桃子お姉ちゃん!」
「なんで?昨夜もしたよ。おいしかったよ。妖獣はここからも桃岩を食べられるんでしょう?」
「そうだけど…!」

「マサルくん、お母さんが壊れた時の音思い出すから、桃岩のあそこ食べられないんでしょう?」

 桃子は逃げるマサルの腰に抱きつくように両手を巻き付け、自分の脚間にそれを押し付けた。
「だったらこれで食べたらいいんだよ。私とイヌイがしてたの見てたでしょう?」

 桃子の秘部は着物越しでもそことわかるほどすでに匂いたっていた。ぐりぐりと押し付けられる
先端への刺激とともに昨夜の桃子の痴態を思い出し、マサルはゴクリとのどをならした。 
「で…でも…、いいんだ僕は、桃子お姉ちゃん、時々お口吸わせてくれたらそれで…あと、おっぱい
触らせてくれたらそれで…!」
 一瞬取り付かれた妄想を振り払うようにぶんぶんと首を振る。
「あと少し、先っぽ舐めてくれたらそれで…ううん、やっぱりおっぱいだけでいい!」
 急に、マサルは自身に湧いた欲望の猛りをごまかすように桃子の胸をわし掴んでやみくもに揉み始めた。
今度は桃子がああんとうめき、その声に吸い寄せられるようにマサルは桃子に口づけた。

131桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 02:53:58 ID:CaewoSte
 昨夜も啜った桃子の小さな舌を吸い上げると、いっそう猛りだした自身の鈴口から何かが溢れてきて、
それが風に晒され先端が冷える。冷たいそれを暖かい、熱いなにかにおさめたいという思いつきにいらだち、
マサルは桃子の胸をさらに激しく揉みしだいた。だが渇望は強くなる一方で、足りない何かをうめようと
マサルは桃子の着物の合わせを強引に開く。ふんわりと立ち上がった胸の匂いに鼻を鳴らせて顔を埋める。
大好きなおっぱいのにおい!

「あ…あん、マサルくん…。」
 覆いかぶさってきた妖獣の身を支えきれずに桃子は傾き、あわや河原に倒れ込むところを小猿の長い
しっぽが桃子の足下をすくい上げ、一瞬宙に浮いた桃子の体をマサルが抱き上げるような形で、気づくと
膝に乗せられ座っていた。
 寸敏な猿の妖獣は見上げると男の顔をしていた。

「知らなかったよ、力、強いんだね。」
「妖獣だもん、体は小さいけどね。」

 自分と同じくらいの大きさの女を膝抱きするとおっぱいが目前に。マサルは下にまわした長い手を
着物の身八つ口からすべりこませて、開いた着物から白桃の胸を持ち上げた。さっき食べた鱒のような
ピンクの乳頭がぴんと突き出され、迷わずマサルはそれを口に含んでしゃぶり上げる。もう片方の手で
双丘の残りをわしわしと捏ね繰ると腕の中で女体が跳ねる。
「ん、あ、あっ、ああん、マサルく…ん…っ。」
 桃子の声はすでに鼻にかかって甘い。口にこりこりと尖るものを転がしては甘噛みして、だがマサルは
その口中の気持ちよさと同時に不満げないらだちを募らせる。いつもはそれで十分な自分がもっと、と
欲する声をあげているのにすでに気づいていた。

 いつもは嫌がる桃子お姉ちゃんが僕に答えて身をくねらせてる。イヌイのおじちゃんに責められていた
ときみたいに、甘えた声を出してくれて、それはとても嬉しいし、気持ちいいし、だけど、…だけど…!

「…だけど、一番の妖力の元はここでしょう?マサルくん…。」

 はあ、と息を乱した桃子がすがるようにマサルの顔を抱き込み、そこに目を向けさせる。
 いつのまにか乱れた着物からは白い太ももが露にむき出しており、その奥の翳りがちらりとのぞく。
 見ないようにしていたそこからはすでにわんわんに濃い香りが立ち上がっており、とっくにマサルの
意識を釘づけていた。

「いいのよ、食べて。」
「…だめだよ、桃子お姉ちゃん…。」
 果実の誘惑に、それでもなお躊躇する。それが甘露とわかっていても、妖力をあげるに必要なものと
知っていてもどうしても!

「…怖いんだよう……。」

 生まれた時に絶望の音を聞いて、それがまだ耳について離れない。
 その音を聞いた場所が母のそこなのだ。

132桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 02:56:47 ID:CaewoSte
「大丈夫だよ、みんな、妖獣はみんなそうして大きく強くなるんだよ。マサルくんも、お母さんのことで
怖いのわかるけど…。食べれるようにならなきゃあ、生きていけないよ?」
「わ…わかってるけど…っだめだよ。」
「だめだよ強くならないと…前もヒヒに襲われたでしょう?マサルくん、絶滅危惧種で珍しくて、本当は
すごく強くて…だから。同族が食べたら強くなる種で…食われちゃうよ?死んじゃうんだよ!?」
「大丈夫だもん、食われないもん!僕には…っ!」
「いつまでもイヌイは守ってくれないよ!?」
「ああん?なんだあ、食事中かよ〜ちぇ〜〜。」

 声に二人が同時に振り向くと、逆光に黒くずんぐりとしたシルエット。
 河原を見下ろす土手にたっていたのは一匹の、まだ少年の熊の妖獣だった。


・・・・・・・・・・・・・・・


「いいにおいがすると思って走ってきたのに〜。なあなあ猿くん、その後でいいからおいらにもその
桃岩ちゃん食わせてくんね?せめて染み古反だけでも!このへんずーっと桃岩なくてさあ、腹ぺこなんだよ〜。」
 遠慮のない小熊の声にマサルは不機嫌そうに顔をしかめた。
「だめだよ、桃子お姉ちゃんは僕の桃岩ちゃんなんだから。誰かの連れてる桃岩は食っちゃだめだって
知ってるでしょ。」
「そこをなんとか!若者を助けると思ってさ〜、てか君もまだ子供じゃんか。大きくならなきゃ
いけない身はお互い様だろ、助け合おうよ〜。」
 そう言いながら小熊はひょこひょこと小走りで近寄ってくる。腹へりに桃子お姉ちゃんのいいにおいだ。
たまらないのはわかる。わかるけど図々しいやつだ。

「桃岩ならもう泉になったのがあっちの草原にあるよ!」
「いいわよ食べて。このお猿さん物足りなくて。」

 重なった声にぎょっとして振り返る。
 マサルの膝からおりて座り直した桃子が、自ら帯を解き着物を脱いだところだった。

「桃子お姉…ちゃん?」
「だってマサルくん食べてくれないじゃない。私、もうこんななのに…。」
 そう言ってさらに襦袢を止めていた紐を解く。はらりと開いた前合わせに胸の谷間とへそと、すでに
濡れそぼった茂みが並んだ。
「うっひょ〜〜い!そうこなくっちゃ〜〜あ!」
「だめだよ!」
 駆け寄る熊を泣きそうな声でマサルが制する。
「濡らすだけ濡らして食べてくれないのよ、このお猿さん。そういうの、桃岩にとってせつないのよね。
小熊さんかわりに食べてくれる?」
「マジで?おまえ食べないの?こんなうまそうな桃岩を!?ばっかじゃん〜。いやいや、喜んで!」
「だめだって!この熊野郎、寄ってくんなあっちいけ!桃子お姉ちゃんは…っ!」
「食べないんならおまえのじゃないんだろ?」
「桃子お姉ちゃんは…!」
 そうだよ、お姉ちゃんは…!!
「イヌイのおじちゃんのなんだからだめーー!!」

 山中の河原に小猿の声がこだまして響いた。
 反響は一瞬で、あたりは再びさわさわと川の流れがただ、聞こえていた。
 マサルの叫びに驚いて身を震わせたのは熊だけで、桃子は。
 振り返ってマサルが見た桃子は。
 …ただ笑っていた。


・・・・・・・・・・・・・・・


133桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 02:59:22 ID:CaewoSte
「ん…ああん、そんないきなり…っん!」
 
 ぺちゃぺちゃと音を立てて小熊は桃子の股間に頭を突っ込み、すでに溢れた蜜を舐め上げる。

「あああ、すごい!すごい、うまい!生き返る〜。」
 じゅると啜り上げ、口の周りに着いたそれも舌なめずりで舐めとって、また顔を埋める桃子の脚は
M字に開かれそれを受け止めている。

「んあ、やああぁんっ、そんな奥っあん!」
 大口を開け食らいついた女の股の泉の亀裂に長い舌を差し入れて、桃子の腰を持ち上げ奥を奥まで
掻きとるように舐め回す。ひとしきりすでに潤った甘露を食い尽くすと、小熊はもっととばかりに
桃子の敏感な尖りを攻め始めた。さっきまでの荒々しい舌の動きとはまったく打って変わってささやかな、
繊細な微動でつくつくと肉芽をいじられると、桃子から湿ったため息が漏れて泉はまた溢れ出す。
ぐちゅぐちゅと汁ごと捏ねくるような音を立て、熊は食事に熱中していた。

「上手だね小熊さん。」
「蜜を舐めるのが熊の本分さ。こんな甘いのは初めてだけどね。」

 マサルはその行為をはじめは食い入るように見ていたが、今はいたたまれず背を向けていた。
「おい、猿くんよう。ただそこに居るんだったら手伝ってよ。おぱーいくらい揉めるだろう?」
 元気が出てきたのか調子に乗った熊の声にむかついて睨みつけると、カモンと桃子が手招きする。
 行きたくない訳ではない。熊が股間に吸い付くたびにふるふると身を震わす桃子の大きな胸が
たゆんたゆんと揺れている。あのおっぱいが大好きだ。
 だがマサルは再び顔を背けて背を丸めた。震える肩を見て泣いているのだと桃子は気づいた。

「マサルくん。」
 マサルは首を振る。
「マサルくん、おいで。一緒に…食べて。」
 ずずず、と汁を啜り上げる音がして耳を塞ぐ。
「気持ちいいよ?マサルくん。」
「やめてよ桃子お姉ちゃん…!」
 耐えきれず声を上げる。
「そんなのお姉ちゃんじゃない!桃子お姉ちゃんじゃない、そんなの…っ!」
「そんなの、淫乱みたい?」

 声に一瞬の曇りを感じてマサルは振り返った。
 そして、仰向けに横たわったまま腰を高々と抱えられ、まんぐりがえしの形で秘部を嬲られている
桃子の姿を見た。
「淫乱なんだよ、桃岩は、みんな…あっ。あ、あ、あ、イク…熊さん、そこ、ああーー…っ。」
 目を閉じて、上気に頬を染めた桃子の声は発情のメスの声で、マサルは股間を固めて
しゃがみ込んで動けない。
 いやらしい、いやらしいよう桃子お姉ちゃん。本当は僕だってああしたい!そうなんだ、本当は…
なのになんで…。
 泣きながらただぶんぶんと首を振る。お母さんのことだけじゃないんだ。僕が躊躇うのは…!

「…暇ならなにか甘い果物取ってきてよ。」
 ひとたび絶頂に持ち上げられ、はあはあと息を乱した桃子が言った。
 なおもやまない熊の食事に、辟易したような顔を少しして、桃子はマサルに救いの手を差し出した。

「この熊さん、上手だから。何回もイカされそう。きっと疲れちゃうから…、そうね、前みたいに
ぶどうがいいな。取ってきてマサルくん。」

 マサルは涙でぐしゃぐしゃの顔のまま無言でうなずくと、小さな声で、ここで待っててね、
どこにも行かないでねと言って、それからダッと河原の土手を駆け上がっていった。



134桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 03:03:40 ID:CaewoSte
「なんだあ、このままおいらの桃岩ちゃんになってくれると思ったのに。」
 すっかり元気を取り戻した小熊が股間からようやく顔を離して桃子に言った。
「そんなにあの小猿がいいの?」
「おいしいものをよく知ってるのよ。それに料理も上手なの。」
「ちぇー。」

「ところでまだ食べるの?」
 顔中を桃子でべちょべちょにしたまま、今まで放りっぱなしだった桃子の胸をぐにぐに揉み始めた
小熊に少し驚いて桃子はきいた。もうずいぶん元気になっているようだし、もういいのでは、と桃子は思う。
見せつけるマサルがいない今、もともとそんな気分でもない。
「なにいってんだよ、今からじゃん〜。」

 え?と思ったとたんくるりとうつぶせにされ、後ろからのしかかられて桃子はぎょっとした。
 尻タブの冷たさに熱く、燃えるような鉄塊を感じて肩越しに振り返る。
 その身と同じようにずんぐりとした黒い塊がそそり立っている!

「あ…。」
「気づかなかった?昼間だし、おいらの光はほら、黒いもやみたいだろ。」
「や、やだ…。」
「はらぺこだしどうしようかと思ったよ。せっかくの発情期なのにメスにも桃岩にも会わなくてさ〜。」
 高く尻を持ち上げられ陰唇に押し付けられたそれがなんなのか桃子はやっと理解した。

「十分濡れてるしもう入れていいよね。いっただっきま〜す!」
「いやーーっ!!」

 がっ、と後ろ足で蹴り上げると、熊の大きな体が宙に舞う。土手まで吹っ飛んだ獣はどっさりとその身を
土に落として、うう、とうめいた。

「な、なんなんだよう、なにすんだよ!おいら丁寧に前戯しただろう〜?」
 うらめしそうな声でまたひょこひょこと近寄ってくる黒い獣に桃子は戦慄した。
「なんでだよ〜さっきまであんあんよがってたじゃん〜。」
「だって…。」

 だって嫌だ。それをあそこに入れるなんて。
「入れるのは嫌…。」
 あそこは彼の…彼だけが…。

「さっきの小猿には食べてっていってたじゃん〜。」
 桃子の肩がびくんと揺れる。そうだ、マサルくんにはそうするように言えたのに。
「いろんな獣とするのが桃岩の経験積みじゃないの〜?」

 まったくそうだ。
 桃子は同族伝授の時に知った、同じ桃岩たちの過去視を思い出して肩を落とした。
 自分は経験を積んで成熟するのだと誓ったではないか。大変だよってみんな言ったけど、けど誓った。
 目的の原初の彼の種は遠くて、私がそれを手に入れるには、これからもっともっと途方のない数の
経験を積まなきゃいけなくて…。これはそのはじめの一歩にすぎないのだ。

「ごめんなさい。」
 また蹴り飛ばされたらかなわねえと、こわごわ近寄る小熊に桃子は自らうつぶせになり、どうぞと
尻を向ける。赤くつややかに光る陰唇がむき出され、熊は簡単にまた肉棒を腫らした。

「うまそう。」
 差し出された尻に本能的にかぶりつく。ひくん、と桃子の身が震えた。
 肉づきのいい丸い尻肉に舌を這わせながら、人差し指でくにくにと陰芽をいじる。桃子の秘壷から
再び半透明の愛液があふれ、その匂いは萎えかけた妖獣の欲望を再び喚起する。外陰唇を大きく広げて
赤い肉をさらすとそこにとろりと蜜が垂れ、熊はべろべろとそれを舐めとった。
 わずかに口を開けた入り口に二本の指を突き入れる。ひっと桃子が声を上げ、それが嬌声に変わるまで、
熊は包皮ごと陰芽をくわえ口中でぐじゅぐじゅとしゃぶりつつ、突き入れた指を出し入れした。快感は
あっという間に桃子を支配し、二度目の絶頂は熊の指を締め付けた。
135桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 03:07:39 ID:CaewoSte
 間髪いれずに締め付けられる指で強引に中をかきまわし、見つけた出っ張りを指の腹でこすりあげると、
桃子は達したばかりの掠れた声でいや、いやと喘ぎながらわあと潮を噴き出させた。
 桃色に染まった太ももにたらたらと水を垂らし、指を抜くとぽっかりあいた秘孔がひくひくと戦慄く。
「たまんねえなあ。」
 熊はうっとりした声でつぶやいた。
「さっきはちょっと驚いたけど、あんたいい桃岩ちゃんだあ〜…。」
 膝立ちで桃子の腰をとらえると、あてがった亀頭をくわえこむように孔が開く。
 それでもその太い肉塊を一気に差し入れられたとき、痛みに桃子は泣いてしまった。
 痛いのは心だったのかもしれないけれど。


・・・・・・・・・・・・・・

 
「あ、ああーーーー…っ!」

 高々とあがる嬌声は桃子の白いのどを震わせて青空に消えていく。
「うう、う…っ、ばか、そんな絞めると…出ちまう、あ、あ、でるっ!」
 桃子の細い腰を掴んだ毛むくじゃらの指に力が入り、打ち付ける腰は一気にリズムを速めて桃子を攻める。
 「で、る…うぅっ、うーーーっ!!!」
 熊の低いうなり声とともに中の肉塊がぶわ、と一気に大きく腫れたと感じた瞬間、それははじけて
桃子の内部にびちびちと散った。

「…ぁーーーーー……っ…!」
 声にならない叫びは代わりに涙となって桃子の瞳から溢れ、同時に桃子は犯された自身の膣腔が猥らに
その肉を震わすのを感じた。快感は本物だった。ただ彼の時と違うのはそこに歓びがないだけで。
体は悦んでいる。
 淫乱だ、本当に。
 涙は溢れて止まらなかった。
 
「ああ、うん、あんたすごい、すごいイイよ桃岩ちゃん!たまんねえ、たまんねえよ、イイよ!」
 欲望を吐き出してぐったりと、桃子の背に倒れ込んだ小熊の手が後ろから桃子の胸をわし掴んで、
がしがしと揉む。はあはあと快楽の余韻に切らせていたいたはずの息に、再び欲情の鼻息がふんふんと
混じる頃には、肉塊は既にその身を起こしてまた硬さを強めて大きく腫れる。
「うそ、や…、あ、ああぁあっ!!」
 くい、と突き上げられて中の快感のスポットをまた攻められる。
 同時に両の乳首をつままれ、桃子は大きく仰け反った。この時とばかりに片側の脚を後ろから
抱えられ、仰け反ったまま大きく脚を開かされる。再びぱんぱんと乱暴に腰を打ち付けられ、桃子は
がくがくと痙攣した。

「これ、これやりたかったんだ。ツバメ返しって言うらしいぜ。気持ちイイだろ、桃岩ちゃん。」
「イ、やあ、あ、ひっ、…ああっん!!」
「いやじゃないだろ、イイだろ!?」
「や、…イっ…っつ!」
 乳首の次はここだと、熊の指は後ろから打ち付けられ突き出された陰芽をつまみ、ひねりあげる。
「ーーーーー……っ!!!」

 何度目かの絶頂に目の奥を白くスパークさせ、桃子は全身を脱力させ、もうなんの抵抗も出来ない。
 ただ攻められる内部の肉壁だけが、桃子の意思とは真逆に熊の肉棒をもっともっとと愛撫する。


136桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 03:13:55 ID:CaewoSte
「あああーー、最高だぁ、またでるぅーーっ!あ、あ、またでるゼ、桃岩ちゃん!」
「…め、も、許してっ、許して…、やああーーー。」
 ここだろう、と内側の天井をざりざりと擦るそれは、ぱんと身を張らせて今にもはじけそうだ。

 嫌だ、また犯される。またそれに、快楽に、悦んでしまうの…嫌だ!

「いやっ、…イっつ…!」
「桃岩ちゃんもイイ!?イイだろ!?ああ、でる…っつ!!」
「やあぁあああああっ!!」    いやっ、
「で、る、ううーーーっっ!!!」    …イっつ…
「あああーーーー…っ……」    …イヌイ!!

 ドビュっと、吹き出したそれが内壁をえぐるかのように熱く、勢いしぶいて桃子の身を震わせる。
 先に出したそれとともに中を満たし、ゆっくりと体に染みていく、それ、を桃子の肉は悦んでいた。


・・・・・・・・・・・・・
 

「なあ、やっぱりおいらの桃岩ちゃんにならねえ?蜂蜜だけは不自由はさせないぜ?」
 おいら上手だろう?よかっただろう?そう何度も桃子に訊ねては、ごめんね、と返され、小熊はしぶしぶ
河原を後にした。


 気づくと日が傾きかけている。ずいぶん長く交わっていたような気がする。
 マサルくんはまだ帰ってこないし、もう今日はこのままこの河原に泊まる事にしよう。一歩も
動きたくない。

 桃子は小熊との行為のあと終わりだといわんばかりに羽織った襦袢を再び脱いで川に入った。水は
切るように冷たかったが体を洗いたかった。
 思い切って全身を水につけて体中を擦った。顔も頭も洗った。それから自分であそこに指を突き入れ広げ、
水を飲み込ませては立ち上がってそれを流しだした。
 何度も何度も。
 寒さに鳥肌を立て、がちがちと歯をならしても、桃子はそれを夢中で繰り返した。

 ピューイと鳶が鳴く声に我に返って空を仰ぎ見た。
 川の流れと野鳥の声と。
 それから桃子の自身の内なる声を。
 聞いてしまった。もうだめだ。

「イヌイ、いるんでしょう?」

 呼びかけに答える者はなく、あたりはただ、さわさわと川のせせらぐ音と遠くで野鳥の声が
するだけだった。

「見てたんでしょう、イヌイ!」

 今度は声を張り上げた。

「私が、淫乱で、どうしようもなくいやらしい桃岩だって、見て笑ってたんでしょう!?」
 涙が吹き出す。
 ばしゃんと水音を立て桃子は川中の大きな岩にすがりつくように倒れ込んだ。

「本当はいるんでしょう!?」

 わあ、と声を上げて涙があふれるにまかせた。
 押さえていた気持ちが、また絶望にうちしがれようとも、そうあって欲しいという願いが桃子に
確かにあった。それを叫ぶ。
137桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 03:18:35 ID:CaewoSte

「いてよ、イヌイ!そばにいてよ!!嫌いでいいから…!こんな、淫乱な桃岩ってなじっていいから…!
愛してくれなくていいから!ただの、餌でいいから……!!」

 あなたがいない。それだけでこんなにも悲しい!悲しいの!何も望まないよ!ただ、それだけなの…!!

「そばにいてよ、イヌイーーー……」


 どんなに耳をこらしても、返ってくる声も気配もなく。抱きついた岩を介して川の流れと自身の
嗚咽だけが世界だった。わかっていたことだ。ばかみたいだ。自分で選んだくせに悲しいなんて。

 冷たい水に体を投じてもこの身が清められる事がないように、イヌイはもう帰ってはこないのだ……。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


川色の中、全身を水に沈めた桃子の体だけがぽっかりと白く、水面に映した月のように遠目に揺れていた。
近寄ると水の流れに揺れる長い黒髪が足下に愛おしげに絡む。それを心地好いと感じる俺はどうかしていると
思った。もうとっくに、おかしくなっている身で今さらだが、と笑う。

 熊の執拗な攻めに疲れた体だ。
 昨夜の疲労も残っていただろう身で。
 馬鹿な娘だ、桃子。
 女も桃岩も冷えには弱いと、前にも教えただろう。

 雉を捕らえた時のように首根を掴んで川から引き上げると、両手足をだらりと弛緩させたまま、
ざばあ、と水揚げされる白い肢体。さっきまで快楽に赤く染まっていた様が、今は見間違うほどに青白く、
赤い唇は紫に震えていた。
 少し迷って横抱きすると、氷のように冷たい体にぎょっとする。
「阿呆。」
 仕方なく胸に抱く。
 昨夜も抱いた、柔らかいその体を、もう懐かしく感じてイヌイは顔をしかめた。

 ……そばにいてよ、イヌイーーー……

「阿呆…。」
 もう一度イヌイはつぶやいた。


 ふさふさの尾の毛で水滴を拭き取りつつ川をあがるとちょうどマサルが帰ってきた。
 小猿は一瞬足を止め、取ってきたぶどうの房を放り出すと慌てた形相で駆けよってきた。
「どっか怪我したの、桃子お姉ちゃん!?」
「いや、体を洗ってて冷えただけだ。馬鹿だからな、こいつ。気をつけてやれ、マサル。」
 冷えた女を小猿に押し付けて、イヌイは早々に立ち去ろうと背を向けた。
「待ってよ、イヌイのおじちゃん!!」
 冷たい桃子を腕に抱いたままマサルは大犬を追って駆け寄る。だがイヌイは振り向かなかった。
「やっぱり変だよ、こんなの…こんなの僕、嫌だよう。」
「嫌だじゃない。嫌ならとっととやれ。桃岩をちゃんと食えるようになるまで、俺はおまえと旅を
共にはしてやらないからな。」
「なるよ!なるからさあ…!…でも!」
今朝もした押し問答だ。
「…でもそれは他の桃岩ちゃんで練習するよ…。今度はちゃんと…まじめに練習するから…発情期の
今なら出来ると思うから、だから…。」
「わざわざ他の桃岩探さなくたって調度いいのがそこにいるだろう。おまえにとっても最初に興奮した
こいつで練習するのが一番いい。こいつもそれを望んでいただろ?経験値あがるしな。」
「だって桃子お姉ちゃんは…っ!」
 堂々巡りだ、だけど。
 青ざめた顔でマサルは言わずにはいられない。
138桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 03:23:30 ID:CaewoSte
「やっぱり桃子お姉ちゃんは…イヌイのおじちゃんのでしょう?」
「馬鹿。桃岩はみんなの桃岩だ。」
 イヌイの返答もやはり今朝と変わらなかった。

 「馬鹿はおじちゃんだ…!」
 立ち去ろうと土手をあがるイヌイに向かって、…大好きなイヌイのおじちゃんに向かって、マサルが
本当の意味で馬鹿と言ったのは生まれて初めてだった。
「本当は誰にも食わせたくないくせに…触らせたくもないくせに!本当は僕にだって…だからだろう!?」
 マサルはたった今見たものの方を遠く指差しイヌイに詰め寄った。
「そこに転がってた、あいつ殺ったの、おじちゃんでしょ!?」

 土手を上がりきったところでのマサルの詰問にイヌイは振り返った。
 だが夕日に逆光で、マサルにはイヌイの顔は見えない。
「そこで死んでた、あの熊、殺したのおじちゃんでしょう!?」

 ぐったりした桃子を抱いた腕に力が入る。マサルはいつのまにかぼろぼろと泣き出していた。
「わかるよ、今まで何度もおじちゃんが殺した妖獣見てきたもん!それに僕だってあいつ殺して
やりたかった!僕らの桃子お姉ちゃんにあんな事…っ!」
「あんな事はこれからもたびたびあるぞ。なんせこいつは淫乱な桃岩だからな。」
「殺っちゃうほど嫌だったんでしょう!?桃子お姉ちゃんが誰かとなんて…食ったあいつが
許せなかったんだ!すっごいやきもちやきなんだ、イヌイのおじちゃん!!」
「マサル。」
 イヌイの声は日暮れ始めて陰を乱した逢魔が時の山中に、不釣り合いな優しさでマサルの耳に響いた。
それがいっそうマサルの不安感をあおりマサルは涙を止めることが出来ない。

 ああ、おじちゃん!イヌイのおじちゃん、どんな顔して言ってるの!?
 僕はもう、おじちゃんに昨夜みたいな顔をさせたくないんだ。
 見たくないんだ…!
 だけどこんなこともして欲しくないんだ…!
 許されない、業外の事!

「ただ、むかついただけだ。おまえはこんなマネするなよ…。」
「イヌイのおじちゃん…!」
「いいか、そいつは餌だからな。みんなと食い分ける、ただの、餌だ。取り違うなよ…。」

 俺のように。

 最後の言葉は自らを哀れんでいるように笑って聞こえた。
 日の落ちる最後の明かりとともにその声が消えていくのを、マサルはもう追わなかった。


 いつの間にか日は落ちきり、あたりは星の空に包まれ始めた。
 桃子を抱いたまま立ちすくんでいたマサルは、はたと気づいて慌てて桃子を河原におろし
着物をかぶせて暖める火を起こす。するべきことがあることが今はありがたかった。
 ふいごを吹くたびにぼうと強まる炎のゆらめきに、何かが狂っていく不安を覚えてマサルは首を
何度も横にふり続けた。
 イヌイのおじちゃん…!おじちゃん自身、どうしようもないの?わかってても
やってしまったことなの?同族でもない妖しを食う意味でもなく殺す。ただの私怨で。
なにとも思ってなかった者をただひとときの殺意で!
 銀狼のイヌイ…父とも兄とも思ってる。世界で一番大好きで尊敬している彼は、強くて、優しくて、
世界の理を教えてくれる、矜持を尊ぶ男の中の男だった。こんなことを自分に許すはずもない男だった…!   
そうさせてしまう桃子を彼はいずれ憎んでしまうだろう。

 火はとっくに大きく強く、かまどに燃えていたがマサルはふいごを吹くのがやめられなくて、巻き上がる
すすのせいにして涙を流し続けた。
 夕日にとけ込むように消えていった、イヌイの残像がマサルの目にいつまでも残っていた。

139桃子とイヌイ:2008/08/03(日) 03:30:50 ID:CaewoSte
以上です。今回はこの辺で。

>>123読みたいな 
個人的には桃太郎そっちのけで犬猿雉、百合とか
男装少女隊犬猿雉が鬼に捕まって助けにいく桃太郎とか
考えていた時代もありました(それがこんなことに…)   
140名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 04:20:32 ID:Odt5xR/9
おおおおお……これからどうなるんだ切ないよ展開が切ないよ
141名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 10:08:21 ID:RHjj1LfG
相変わらずエロい。
今回はマサルがよかった。イヌイも桃子も好きだから今の立場が辛かろう。
それぞれに葛藤があって、本当、この後どうなるんだろ。
142名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 16:33:10 ID:yDx+zSFD
素晴らしいエロ。なんというエロ。
イヌイが切ないな…口では色々言いながらも桃子には優しくていい。
ほんと、展開が気になるよ
143名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 02:59:44 ID:QS4EqBel
ふおおおおGJでした……!! 相変わらずねちっこいエロ描写に感嘆しまくりです
殺されてしまった熊哀れw
144名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 01:21:30 ID:x7B3SLMB
保守
145名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:39:05 ID:y+O0IgXR
GJ!続き楽しみに待ってます
146名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 01:35:32 ID:fqKm9bEW
保守
147名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 00:55:54 ID:NY7vTP7Z
保守
148名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 19:12:43 ID:0+fth8ZA
ほす
149名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 22:20:31 ID:FZGDyqmd
続きがっ読めるまでっ保守るのをっやめないっ!
150名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 10:12:10 ID:Ckr3OyN5
続き待ち保守
151名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 23:11:17 ID:t2njMTIS
保守
152名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 18:36:36 ID:/Nu+0h3J
ほーしゅ!
153名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 19:21:49 ID:DfTOvajU
保守
154名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 01:27:41 ID:JwxqfjRv
ほっしゅ
155名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 21:08:19 ID:gP+4TxvQ
保守ついでに小ネタでも。
犬(♂)と雉(♀)
雉は微妙に擬人化なので苦手な方は注意。むしろ獣姦注意かもしれない。



***

 ふ、と息をつくと同時、ぬるりと羽の先に蜜がつく。体はまだ熱い。
 自慢の翼が己の体液で色を変えてしまったのを、雉は物憂げに見つめた。
「桃太郎さまぁ……」
 明日はとうとう鬼ヶ島だ。桃太郎との旅も最後になるだろう。雄雄しい瞳や優しい言葉を
思い出すだけで体は火照り、思わずもぞもぞと腰がくねる。
 玉虫色の翼は鳥そのものだが、体は女体のそれだ。体が火照れば腰は動くし、熱に脳が
しびれるような、焦燥感ともいえる飢えが襲ってくる。
 欲しい。柔らかな羽では物足りない。どうせ体が人間の女なら、指もそれならよかったのに。
 他の物の怪、狐狸妖怪とは美しさが違うのだと、そう自負していた体をうとましく思うのは初めてだ。
 もう一度は果てた後だというのに、雉は再び羽を足の付け根に伸ばした。

「いい匂いだなァ」

 ぎく、と肩が強張る。息すらも一瞬止まった。けれどおそるおそる首だけを後ろに巡らせた雉は、
自分のすぐ後ろに立っていたものを見て、すぐに脱力した。
「いい匂いがずうっとしてるから、何かと思いました」
 桃太郎のそばで寄り添うように休んでいたはずの、白い犬がそこにいた。
 柔らかそうな尻尾をぱたぱたと揺らしてこちらを見つめる様は可愛らしいといえなくもないが、
なにぶん体が大きすぎる。
 桃太郎さん、桃太郎さん、と主にうるさくまとわりつくこの犬っころが、雉は大嫌いだった。
 普通の犬に毛が生えた程度の力しかないくせに、彼は主人に特に信用され、また可愛がられて
いたからだ。それに素直でまっすぐな性格も何だか気に食わない。
 開いた足を閉じもせず、雉はふんと鼻を鳴らしてみせた。
「何よ。邪魔しないでよね。さっさとあっちいって」
「でも……こんなにいい匂いがしてたら寝れないんです」
「寝なさいよ。やあね、ガキのくせに一丁前に色気づいちゃって」
「あのぅ、舐めてもいい?」
「ばーか。ダメに決まって、んっ」
 太ももを撫でる感触に、雉は思わず声を漏らした。見れば、犬の熱い舌がぬるぬると太ももを
なぞっている。
「何してんのよっ! バカ、やめろっ」
「だってすごくおいしい」
「ひゃあんっ」
 遠慮も知らないこの犬っころは、ふっくらとした雉の肉丘を一気に舐めたのだ。長い舌が陰核をこすり、
雉は体を震わせる。内側からとろりと蜜があふれ出るのを自覚してしまい、体がかっと熱くなった。
「あ、また出てきましたねえ」
「うるっさい! も、離せぇ……!」
 ごめんなさい、と素直に謝りながらも、犬は行為をやめようとしない。
156名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 21:09:21 ID:gP+4TxvQ
 ハッ、ハッ、と荒い息が陰唇にかかる。それだけで雉の背中にぞくぞくと快感が走る。早く
触ってほしい、舐めてほしいと、体がうずいているかのようだ。
 舌先が花びらのような陰唇をめくる。雉はびくびくと震えながら喉をのけぞらせる。
「やっあ、やだ、んんっ」
 犬の前足がぐ、と太ももにのしかかる。無意識に力が入っているのか、爪の先が雉の柔らかな腿を
引っかいた。その痛みさえ、今の雉には快感になってしまう。
「うわあ、あふれてる……」
 犬の感嘆したような声に羞恥がよみがえる。慌てて足を閉じようとしたが、間に犬の体があるので
それもままならない。ふさふさとした毛が内腿を撫でるばかりで、結局体のうずきを大きくさせるだけだ。
 舌がちろちろと陰唇についた愛液を舐めとっていく。
 鋭い牙の先が時折陰唇にぬるりと当たり、このまま噛み切られでもしたらどうしようという恐怖と、
しかしどこかでそれを望むような甘い焦燥が同時に雉を襲う。焦らすような舌の動きに雉の腰はうねり、
閉じようとしていたはずの足は犬が舐めやすいように大きく開かれていく。
 そして犬の舌が膣口に触れた。
「っ、やん……」

 舌が膣の中にねじこまれる、そのしびれるような快感を期待して雉が甘い声を上げたそのとき、舌は
すっと遠ざかってしまった。
「え」
「す、す、すみませんでしたぁぁ!」
 見れば、犬がすっかり勃起してしまった自分の分身を隠すように前かがみになって――ほとんど土下座の
ような体勢だった――泣きそうになっている。
 体を起こしつつ、雉は呆気に取られたように犬を見つめた。状況がうまく飲み込めない。
「な、何でやめるのよ」
 問いただすような雉の口調に、犬はますます小さくなった。
「だって……ずっといやって言ってるし、あの……ごめんなさい」
「はあ?」
「嫌がってる人にむりやりこんなことするなんて、僕は……。最低ですっ!」
 どうやらこの段階になってようやく正気に返ったらしい。
 しかし、こんなところでやめられては困る。いまだ雉の内部は快感を欲してひくひくと収縮しているのだ。
 艶めいたため息をつきそうになりながら、雉は精一杯のしかめっ面を作って犬を睨みつけた。
「アンタねぇ……こんなことしてタダですむと思ってんの?」
「ご、ごめんなさいぃ!」
「許さないわよ、絶対。……ね、だから」
 言いながらゆっくり足を開く。ぐっしょりと濡れた陰部が犬の目にはよく見えるはずだ。
 案の定、犬はおろおろと落ち着きなく視線をさまよわせている。
 自身の指先で陰唇を撫でながら、雉は口付けをねだるように唇をとがらせた。
「きて。気持ちよくしてぇ……」

 こうして、犬と雉はほとんど一睡もしないまま、鬼ヶ島突撃の朝を迎えたのだった。



おしまい
157名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 11:50:07 ID:+/y0mPlk
>>155-156
犬カワユスwwwwwwwwww
GJ!!!
158名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 18:17:03 ID:Q+kg3etl
雉のツンデレぐあいがツボでした
GJ!!
159名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 00:54:32 ID:yhcIUgPD
GJ!結合部分も読みたかった〜〜
160名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 03:20:07 ID:XPCgR43r
ひさびさに来てみたら良作が投下されてたwwなんというサプライズ
気が向いたら続編書いてくれ
161名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 17:43:54 ID:ZoPDlV74
保守
162名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 02:03:19 ID:th+Jj6m3
ほしゅっ
163名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 06:59:42 ID:9CWmu0kC
保守しよう
そろそろ上げるべき?
164名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 12:45:25 ID:kYAzfDbq
保守
165名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 15:22:14 ID:b3V68m/n
はひふへほしゅ
166名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 04:00:07 ID:YaM7bvWT
爽やかボーイッシュな村娘サルコと
忠義心厚い抜け忍くのいちイヌコと
ほ〜らイカせてみりゃれな女王様巫女キジコ

……を
病弱ひ弱ながらその才能にあふれた桃太郎が淡々と言葉攻め
鬼が島で健康になる薬を手に入れるまでみんな処女
みたいな話を書きかけて放置してるが需要はあるか
167名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 14:17:33 ID:5bjhTTBS
まて!
…せめて指責めくらいは入らないかな?
168名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 02:06:14 ID:FS8J3hQB
>ほ〜らイカせてみりゃれな女王様
なのに処女!何それすごい萌えるな。寸止めの美学をぜひとも見せてくれ。
169名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 02:11:42 ID:uDO+UVBR
>>166を待ちつつ保守
170名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 21:57:49 ID:twt997HM
保守
171名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 17:34:20 ID:EMecjuqO
保守
172名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 23:36:50 ID:0oSlTzNI
保守
173名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 04:15:07 ID:TwlAS3Ah
あけましておめでとう。
174名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 00:28:11 ID:IxikupN8
ほす
175名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 01:02:02 ID:0bnbT/ay
初めてこのスレ見つけて貪るようにまとめ読んだw
イヌイさんの続き楽しみにしています
176名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 09:34:13 ID:13Z+PZ6g
102さん元気にしてるんだろうか。
どんなにゆっくりでもいいから完結するまで見たいな。
新規さんも増えるといいな。>>166すごい気になるし
177名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 00:47:56 ID:nskKZPpn
保守
178名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 10:11:47 ID:oA5O5gUk
ほっしゅ
179名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 12:00:59 ID:9ZbygIO9
保守
180名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 01:47:47 ID:/XKbVMNs
180
181名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 00:54:56 ID:3caQ3qFX
まだかな… ほしゅ
182名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:16:13 ID:fDWRByRC
まだかなまだかな〜♪
183名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 23:55:03 ID:3caQ3qFX
ほす
184名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 19:27:24 ID:VYnT6Isx
おにたいじはまだか?
185名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 02:25:15 ID:Hd6ZS8m7
明日からじゃない?
186名無しさん@ピンキー
今日?