スレから追い出されたSSを投下するスレ

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485もし○○○が男だったら 2:2008/03/08(土) 02:25:47 ID:hFgelVbd
 ミナミの手が、そそり立ったそれを扱いている。その手つきは先刻までのミナミからは
想像つかないほどに優しく繊細だった。
「ミナミくん、くぅっ、なんでそんなに上手いの」
 同性だからこそできる的確な愛撫は、ユタカをいとも簡単に昂らせた。
 ミナミは答えずに、ただユタカが歯を食いしばって快感に耐える様子を見つめていた。
「出ちゃう、ぼく、もう出ちゃうよ」
「出したいならいつでも出していい」
「ん、んっ……!」
 ユタカの硬く、熱い部分から精が迸った。それは飛び出た勢いのままにミナミを汚す。
 ミナミはそれを意に介すことなく、ユタカを押し倒した。
「ただそのままでいてくれればいい。おれのことを受け入れてくれればいいから」
「うん……」
 男子とは思えないほど可愛らしい容貌の少年がシーツを背にして潤んだ瞳でこちらを
見つめ、しかし男の象徴は立派に自己主張している。その様相は、見る者にある種の
倒錯感をもたらす。
 もちろん、ミナミも例外ではない。ミナミのそれも、熱くたぎっていた。
「ユタカ……」
 ユタカの中にそれを挿し入れる。同時に、ユタカの表情は快感に歪む。
「うぅっ、んっ」
 ユタカの表情も声も男の部分も、ミナミの行為で悦んでいることを示している。
 ミナミもまた、滅多に変えない表情が変わっている。クールなイメージとは裏腹に、
情熱的にユタカを見つめ、夢中になって抽送を繰り返す。
「ユタカ、ユタカっ!」
「ミナミく、ん、んっ!」
 ミナミの男の部分が、ユタカの中に己の欲望を解き放ち、二人同時にそのまま果てた。
 それでもミナミはユタカをいたわることを忘れない。快楽の中で夢うつつを彷徨う
ユタカを、しっかりと抱きしめる。果ててしまえばそれでお終い、などという男とは
違う、本当の優しさをミナミは持っている。
 ミナミはどんなユタカでも受け入れるつもりでいたが、受け入れてくれたのはユタカの
ほうだ。ただ強さを誇るだけの男とは違う強さを、ユタカは持っている。
「ありがとう、ユタカ……」
 乱暴にしてしまったことを少し後悔しながら、ユタカの強さと、自分を受け入れてくれた
ことに感謝した。


  ◆  ◇  ◆
486もし○○○が男だったら 2:2008/03/08(土) 02:27:23 ID:hFgelVbd
「どうかな?」
 質問したのは、ひより。質問の内容は、ひよりが描いた漫画の感想。
「濡れ場が弱いデス!」
 回答するのは、パティ。回答は、ひよりが描いたボーイズラブ漫画の感想。
 もし誰々が男だったらという女の子同士の雑談から出来た作品ならば男女での恋愛もの
になるのが自然な流れのはずだが、そこで何故男同士を描いてしまうのか、そこに突っ込む
者は誰一人としていない。
「もっとエロシーンにページを割いてクダサイ! もっとエロエロでガチュンと!」
「無理無理、私の知識じゃこれ以上の描写はできないよ」
 ページ数のことはともかく、16歳の女子高生では入手できる知識にも限界がある。手段
を選ばなければ方法がないわけではないが、それを実行するのは健全な高校生としての道
を踏み外すこととなるので、やるつもりはない。18禁の漫画を描いている時点で十分道を
踏み外しているような気もするが。
「残念デス。もしワタシが男だったらヒヨリに教えてあげられるのデスガ」
「それは……できないよ」
 一瞬、パティが男で自分が『教えて』もらうところを想像してしまった。
「デスガ、それに似たようなことはできマス」
「似たようなこと?」
「そうデス、これを使えば教えてあげられマス!」
 そう叫んだパティがいつのまにか手に持っていたのは、男性器を模した棒状の道具に
バンドを付けて腰に装着できるようにした器具――ペニスバンドであった。
「え、遠慮させてもらおうかな……」
 ひよりは青ざめて後退る。パティはその分前進する。ひよりが壁際に追い詰められる
のに時間はかからなかった。
「あの漫画は、もう一つ不満がありマス。なぜワタシが脇役なのデスか」
「あれはただなんとなく……」
 ひよりは怯え切っている。部屋の隅でガタガタ震えて命乞いしそうな勢いだ。
「次回作ではヒヨリが登場してワタシと恋にオチマス。そのための練習デス。今回は
正常位でしたカラ、次は騎乗位デスね」
「次描くの決定? っていうか私、逃げられな……アッー!」
 嗚呼、もしひよりが男だったらこんな目に逢うことはなかったのに。

 ……とは言い切れないかもしれない。合掌。


−おわり−
487名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:27:56 ID:hFgelVbd
というわけで投下させていただきました。お目汚し失礼しました。
488名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 10:48:36 ID:hFgelVbd
後で気付きました。
「騎乗位」は「バック」の間違いです。
自分は時々この二つの名前がごっちゃになってしまいます。
すいませんでした。
489名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 23:50:16 ID:garYaWGG
思いっきりニヤニヤしながら読んでたw
あくまでネタの範疇としてならこういうのもありだな。
490名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 10:19:05 ID:ke2uygtB
ほしゅ
491名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 07:09:46 ID:MGtXetFr
保守
492名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 02:38:22 ID:EXyaltLd
ほしゅう
493名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 10:53:39 ID:S0WoxN5T
保守
494名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 19:36:32 ID:J4ciHfQH
495名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 00:08:37 ID:vgHrWkw/
保守
496名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:04:09 ID:uLGAfLRZ
保守
497名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:51:24 ID:4mp7thmS
498名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:24:39 ID:tOOLij7C
ho
499名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 17:03:10 ID:4q7cIQy5
みなさんこんばんは。
なんとか桜の季節に間に合いましたのでめぞんスレに
不定期連載してたものの続編を投下します。
ちなみに異常に長いです。

タイトルは「A10 桜の下で (後編)」


ではどうぞ
50001/21:2008/04/13(日) 17:03:57 ID:4q7cIQy5
「時計坂駅〜」駅のアナウンスが駅構内に響き渡る。二人は電車を乗り継ぎ慣れ親しんだ時計坂駅
に降り立つ。
「なにか買い物とか行きますか?」駅を出た五代が何気なく尋ねる。
「そうですね……」響子さんが立ち止まり考える。すると響子さんの目がある建物に釘付けになる。
「あの……五代さん……?」
「なんですか?」
「あたし達、その……お役所にはいつ行きましょうか……?」
「役所……?ああ、届ですか。当日にって少し前に決めたじゃないですか」
「ええ……。でも、その……」
「どうしたんですか?」響子さんの何か言いた気な様子に五代が気になって尋ねる。
「実は……あたしさっきそこのお役所で名前の手続きしたんですけど……他の書類も一緒にまとめ
てたんで今全部持ってるんです……」
「そうですか」五代は響子さんの言葉の意味がとっさに理解できず間抜けな返事をする。
しかし、すぐにその言葉の意味に気づき思わずはっとして振り向く。
「ま、まさか響子さん、今から……?」
五代の言葉にこくりと頷く響子さん。
「もう……出しちゃいませんか?」響子さんが上目遣いで五代の顔色を伺う。
「五代さんとは一緒に行きたかったんです。……前のときはお義父さまに代わりに出していただい
たんで……」響子さんは俯いて言葉を続ける。。
「準備が整っているんならもう行っちゃいましょうか」五代はすっかり乗り気になる。
「いいですか……?」
「もちろんですよ」五代はそう告げると響子さんと並んで役所に向かって歩き始める。


「おれ達……もう夫婦なんですね……」たった今、二人で手続きを終えたばかりの五代が役所の玄
関を出てしんみりとつぶやく。
「ええ……」響子さんも合わせる。
「なんだか信じられませんね」
「ほんと、あたし達が夫婦なんて……。出会った頃は考えもしなかったわ」そういって響子さんが
五代を見る。
「あの頼りない浪人さんがあたしのだんな様になるなんて」思わずくすりと笑ってしまう。
「その頼りない元浪人さんにお嫁さんにしてくださいって言っちゃったんですもんね」五代が負け
ずにやり返す。他愛のない会話を繰り広げる二人。
「じゃあ五代さん、帰りましょうか」
「あっ、そういえば響子さんももう五代さんなんですよね」
「そういえばそうね。でもやっぱりすぐに呼び方なんて変えられないわ」響子さんが少し困った顔
になる。
「いいんですよ、最初は。少しずつ変えていきましょう」五代が微笑む。
「そうですね……あ・な・た」響子さんが少しおどけて言ってみせる。
「ああ……響子……」五代は逆にまじめな顔をしてみせる。
「ふふふ……」
「ははは……」
二人の笑顔が弾ける。

50102/21:2008/04/13(日) 17:04:21 ID:4q7cIQy5
「ところで響子さん。うち(一刻館)に戻ったら一の瀬さん達になんて説明します?」
「んーなんだか色々聞かれそうですね」
「おれ達がもう届けを出したなんて言った日には……」
「根掘り葉掘り聞かれて朝まで宴会ですね」響子さんが笑う。
「そうですよね……」五代がはぁ……とため息をつく。
「仕方ありませんわ、あそこがあたし達のうちなんですから」響子さんはさほど気にしていないよ
うだ。しかし、五代は響子さんと一緒になれた今日という日にいつものメンバーに邪魔されたくな
い。昨晩一緒にいられなかった分、二人でゆっくり話したいし、あわよくば……と思い始める。
「ねえ、響子さん、ちょっと寄り道していきませんか?」
「構いませんよ」響子さんがあっさりと頷く。
「響子さん、おれ……響子さんと夫婦になった今日という日はやっぱりその……」五代が少し躊躇
する。
「なんですか?」
「その、ずっと響子さんと二人っきりでいたいと言うかなんというか……」五代が少し照れる。
(何言ってるのかしら?)もちろん響子さんは五代の意図に気づくはずがない。
(そうだ、響子さんは鈍いんだ。わかるように言わないと……)五代は決意を新たにして口を開く。
「おれ、今日はずっと響子さんと一緒にいたいんで……誰にも邪魔されず二人っきりになれるとこ
に付き合ってくれませんか?」
「一刻館(うち)にかえればいいじゃない」響子さんがきょとんとした顔でこたえる。
(くぅ〜)響子さんのあまりの鈍さに五代が身悶える。
(や、やはり単刀直入に言わねば!)五代は覚悟を決める。
「響子さん、その……ホテルに行きましょう。おれ、今日は誰にも邪魔されずに響子さんと二人で
いたいんです」
「な……」響子さんが顔を真っ赤にして背を向ける。
「こんな街中で……やめてください!」響子さんがつぶやく。
「でもおれ……」
「五代さん!」響子さんが五代を睨む。
「すみません……」五代は響子さんを怒らせてしまったことに気づきいつもの癖で神妙に謝る。
「……別に謝らなくても……」響子さんもきつく言いすぎたかなと少し後悔する。
「いえ、いいんです……。帰りましょう」そういって五代が歩き始める。そんな五代の背中を見て
いると響子さんは申し訳ない気持ちになってくると同時に五代の気持ちもなんとなくわかるような
気がしてくる。響子さんも誰にも邪魔されたくないという思いは五代と同じなのだ。それに五代の
妻としてこれからは五代をもっと立てなければならないと思い直す。
「あの、五代さん……」響子さんが五代を引き止める。
「なんですか?」
「あのね……」響子さんは顔を赤くして俯く。
「どうしたんですか?」五代はそんな響子さんの様子を不審に思い尋ねる。
「その……あたしも五代さんの気持ちも、なんとなくわかりますし……」そうつぶやくと響子さん
は五代の袖をそっと掴む。
「えっ……?」五代は響子さんの豹変に驚く。
「あの……どこにでも……連れて行ってください」響子さんが俯いたまま声を絞り出すようにして
言う。
「無理しなくていいんですよ」五代は明らかに表情が硬くなっている響子さんを気遣う。
「大丈夫です。あたしはもう……五代さんの奥さんなんだから……」
「でも……」
「ほんとにもう大丈夫ですから……」響子さんが表情を和らげて五代の顔を見る。
「響子さん……」五代は響子さんが響子さんなりに自分に気を遣おうとしていることに気づく。そ
れを断るのも逆に良くないかもしれないと思うし、それになにより……五代はいつだって響子さん
を抱きたいのだ。
「わかりました、響子さん。じゃあ行きましょうか」五代はわざと明るく言う。
「はい……」響子さんは返事をすると五代と並んで歩き始める。
(響子さん、ほんとに無理してないかな……)五代は並んで歩きながら響子さんの様子を伺う。
「そんなに気を遣わないでください」響子さんが笑いながら言う。
「その、すみません……」夫婦になったとはいえどうも五代は響子さんに頭が上がらない。
(だらしないんだから!)響子さんは半ば呆れると同時にそんなところも五代らしいと思いなんと
なく納得する。

50203/21:2008/04/13(日) 17:05:12 ID:4q7cIQy5
そしてホテルの前にたどり着き足を止める二人。
「ほんと、えっちなんだから……」響子さんは手を後ろに組んで五代の顔を見上げいたずらっぽく
つぶやく。
「いや……その……」五代が頭をかく。
「いいから入りましょ!」響子さんは自ら五代の手を引く。やはり五代は響子さんにどこか遠慮し
てしまう。


「そういえば初めての時もホテルでしたね」響子さんはやはりラブホテルには抵抗があるようで少
し不満をこめてつぶやく。普通のホテルに泊まるよりお手ごろのため今後の生活を考えるとどうし
てもこうなってしまう。
「すみません……」五代は響子さんにジャンバーを脱がせてもらいながら謝る。
「大体結婚する前からあんなにしょっちゅうあたしのこと抱くなんて……。あたしはそんなに軽い
女じゃないつもりだったのに……」響子さんがぶつぶつと不平を言う。
「その……すみません……」五代は響子さんに全く頭が上がらない。
「まぁいいんですけどね、いまさら遠慮なんてしなくて」響子さんはジャンバーをハンガーにかけ
ながらつぶやく。
「じゃあ遠慮なく……」そういって五代が響子さんをぐいっと抱き寄せる。
「もう、そういう意味じゃないわ……」響子さんは形だけ少し抵抗してみせるが求められるまま五
代と唇を重ねる。
「すぐにそうやってごまかすのよね」
「夫が妻を抱きしめるのは当然じゃないですか」五代が反撃を開始する。
「そりゃそうですけどね……」響子さんの言葉の途中で五代がまたもや唇を合わせる。仕方なく響
子さんは目を閉じるがなかなか五代が唇を離してくれない。
やっと長いキスが終わると響子さんはうっとりしかける自分を励まし五代を睨む。
「シャワーくらい浴びさせてください」
「五代響子と音無響子の違いを一刻も早く確かめてみたかったんですよ」そういって五代が笑う。
「違うわけないじゃない、どっちにしろあたしなんだから」響子さんが呆れた顔をする。
「ええ、確かに違いません……」そう言って五代が瞳を閉じる。
「どうか……したの?」響子さんが五代の様子を不審に思って尋ねる。
「いえ、なんでもありません。……シャワーを……」五代が響子さんの背中を軽く押す。
「ええ……」響子さんはなんとなく違和感を感じながらもシャワーへ向かう。

五代は響子さんが浴室に入ったのを確認すると部屋を出てタバコの自販機の前に立つ。お金を投入
し自販機からタバコを取り出すと部屋から持ってきたマッチでタバコに火をつける。
「ゴホゴホッ……」あまりに久しぶりにすったタバコは少し刺激が強すぎたようだ。五代はイラつ
いた様子で灰皿にタバコをこすりつけ火が消えたのを確認すると、残ったタバコとマッチをゴミ箱
に投げ捨て部屋に戻る。

(五代さん、どうしたのかしら……?)シャワーを浴びながら響子さんはさきほど五代から漠然と
感じた違和感を思い出す。しかしシャワーから流れ出る熱いお湯が響子さんに些細なことを忘れさ
せる。風呂もない一刻館と比べると抱かれる前と後にシャワーを使えるのは響子さんにとっては夢
のようなことなのだ。

「五代さん、おまたせしました」響子さんが姿の見えない五代に声をかけるが返事はない。一体ど
うしたことかと考えていると五代が部屋の外から戻ってくる。
「五代さん、どこに行ってたんですか?」響子さんが当然の疑問を口にする。
「いえちょっと……」五代は歯切れが悪い。
「もう……あんまり時間もないことですし早くシャワー浴びちゃってください!」響子さんが五代
の背中を押して五代を浴室へと導く。
「わかりましたよ、響子さん」五代が笑いながら浴室に入る。しかし響子さんは五代と反対に驚い
た表情で閉じられたばかりの浴室のドアを見つめる。
(これ……タバコの匂い……?)響子さんは五代からタバコの匂いを嗅ぎ取る。本人にはわからな
いが、タバコの匂いというものはなかなか消えない。五代は浪人の頃にタバコを吸っていたがいつ
の間にか吸わなくなっている。
(五代さんがタバコを……。しかもこんな時に……)響子さんは何がなんだか分からない。
一般的にタバコを吸う理由はストレスの発散。つまり今五代は自分を部屋に残したまま外にタバコ
を吸いに行かなければならないほどのストレスを抱えているということになる。
(五代さん、どうして……?)響子さんは椅子に腰掛け五代の胸のうちを想像する。
50304/21:2008/04/13(日) 17:05:37 ID:4q7cIQy5
ガチャリ……
「お待たせしました。シャワーを浴びるとすっきりしますね」五代が浴室から出てきて笑顔で響子
さんの向かいのソファーに腰をおろす。
「やっぱり一刻館にもお風呂は無理でもシャワーとか欲しいですねぇ」五代は笑いながら響子さんに話しかけるが響子さんが自分の顔をじっと見つめていることに気づく。
「響子さん、おれの顔に何かついてますか?」
「いえ、そういうわけじゃ……」そうこたえると響子さんはまたも五代の表情を見つめる。

二人の間にしばしの静寂が訪れる。その静寂を破り響子さんが口を開く。
「五代さん、今何を考えているんですか?」響子さんがしっかりとした口調で五代に尋ねる。
「何って……それはおれの質問ですよ。おれがシャワーから出てきたら響子さん、なんだか怖い顔
して俺のこと見てくるから……」五代が当惑してこたえる。
「あたし、怖い顔なんかしてません!」響子さんが普段より怖い顔をして言う。
「やっぱり怖い顔してますよ。一体どうしたんですか?」五代が響子さんに聞く。
「じゃあ聞きます。さっきどうしてタバコなんて吸ったんですか!?」
「えっ……」五代が響子さんの言葉に驚く。
「さっき五代さんから昔やめたはずのタバコの匂いがしたんです」響子さんが五代を見つめる。
「そうですか」五代が軽く息を吐き出す。
「ちゃんと話さないと……ダメですよね?」
「当然です!」響子さんが五代を問い詰めるようにして言う。しかしその直後に響子さんの口調が
変わる。
「それにね……」
五代はその口調の変化に響子さんの言葉の続きを待つ。
「それに……キャバレーに行き始めたときみたいにあたしの知らないところで五代さんがまた一人
で悩んでいるんだとしたらあたし……」そういって響子さんが俯く。
五代はそんな響子さんの姿に本当に自分のことを心配してくれているんだなと嬉しくなると同時に
きちんと説明しなければと思う。
「わかりました、響子さん。ちゃんと話します」その言葉に響子さんが顔を上げる。
「実は自分自身の中でうまく感情をコントロールできない部分があって少しイラついてしまってい
たんです」と五代。
「……今日、惣一郎さんのお墓の前で言ったこと、あれは嘘じゃありません。あの時は響子さんが
いつ自分のところに帰ってくるか自信がなかったんです。だからこそどんなことがあっても響子さ
んを諦めずに待ち続けるって惣一郎さんに伝えたかったんです」そこまで言って五代は一呼吸おく。
「でも……響子さんと正式に夫婦になって、さっき響子さんを抱きしめたときについ思ってしまっ
たんです。なんで響子さんはおれから離れていこうとしたんだって」
「……」五代の言葉に視線を逸らす響子さん。
「惣一郎さんの前ではこんなにも早く響子さんが戻ってきてくれると思っていなかったからあんな
風に思いました。けれど実際にまた響子さんがおれの腕の中に戻ってきたらおれの中の醜い部分が
顔を出してきてしまったんです。だからそんな自分が許せなくてついタバコを吸ってしまったんで
す」

50405/21:2008/04/13(日) 17:05:59 ID:4q7cIQy5
五代の言葉に響子さんは俯いたまま顔をあげることができない。そんな響子さんに五代が優しく語
りかける。
「でも響子さんは気にしないでください。これはあくまでおれの気持ちの問題ですから」
「で、でも……」
「もう大丈夫なんです」そういって五代が響子さんに微笑みかける。
「えっ……?」
「さっき部屋に帰ってきて響子さんの顔を見たとき思ったんです。なんでこんなことに拘ったんだ
ろうって。だって、響子さんは今、確かに目の前にいるじゃないかって」
「五代さん……」
「だからそんな顔しないでください。響子さんにはいつも笑顔でいて欲しいんです」
「……でも、結局あたしが昨日結婚したくないって言ったのが全ての原因で……」響子さんが五代
を見上げる。
「もう大丈夫ですから」五代は響子さんを安心させようと優しく微笑む。その笑顔に……響子さん
は素直に自分の気持ちを言葉にし始める。
「五代さん、あたしね……昨日、一の瀬さんに五代さんが出て行ってしまうかもしれないって言わ
れて……初めてあなたを失ってしまうことの怖さに気づいたんです」
「響子さん……」
「この半年間、あなたにとても大切にしてもらって……あたしはそれが当たり前のことだって思っ
てしまっていたんです。本当は簡単には手に入らないって知っているはずなのに……」
五代は響子さんの言葉を固唾を呑んで聞き入る。
「でもね……五代さんを失ってしまうかもしれないと思ったときやっと思い出したんです……。あ
たしのことを本当に大切に想ってくれる人がそばにいてくれることの意味を」俯いたまま話す響子
さんの感情が昂ぶり言葉が少しずつ震え始める。
「……惣一郎さんを……失った日の記憶と一緒に……」そういって響子さんが言葉に詰まる。
「もういいです、もういいんです響子さん!」五代が響子さんに歩み寄り両肩を掴みもうこれ以上
話さないよう説得する。
「大丈夫ですから……」響子さんはそういって五代の手を払う。
「五代さん、あたしね、確かに一昨日の晩、惣一郎さんのことを吹っ切ったつもりでした。でも結
局そうではなかったんです。だから昨日、あんなことを言ってしまったんです。でも……でも今は
違うんです」そこまで言うと響子さんは顔を上げ五代を見る。
「うまく言えないけど……前より強いこの気持ちをなんて言えばいいのか……どうすれば五代さん
にわかってもらえるのか自分でもわからないんです」
五代はそんな響子さんに一瞬言葉を失う。
「初めてなんです。自分以外の人を……自分より大切に思うなんて……」響子さんの瞳から少し涙
が溢れはじめる。そんな響子さんの姿に五代は心を打たれる。
「響子さん、もう泣かないで……」五代が響子さんの涙を指で拭う。
「でも、あたし……」響子さんはまだ泣き止まない。
「響子さん、もうわかりましたから」そういって五代が響子さんを抱きよせる。
「ごめんなさい、あたし年上なのにあなたに頼ってばかりで……」響子さんは五代にしがみつく。
「いいんです、響子さんはおれの大事な人ですから。それにおれ、やっぱり響子さんに頼りにされ
たいですから」そういって五代が優しく抱きしめると、響子さんは心がゆっくりとあったまってい
くのを感じる。
五代は響子さんの様子が少し和んだのを感じ、少し重くなった空気を変えようとあることを思いつ
き実行する。
「響子さん、ちょっと失礼しますね」そういうと五代は自分にしがみつく響子さんを少し押し返し
その背中と足に手をまわす。
「えっ……何……?」

50506/21:2008/04/13(日) 17:06:27 ID:4q7cIQy5
響子さんは五代の意図が読めず慌ててしまう。しかし、五代は構わず響子さんを一気に抱き上げる。
五代に抱き上げられた響子さんはわけがわからず思わず体を小さくして五代にしがみつく。
「大丈夫ですよ、響子さん。もっと力を抜いてください」五代が響子さんの耳元で囁く。
そんな五代の言葉に響子さんはゆっくりと目を開く。すると五代が自分の顔を覗き込んでいること
に気づく。
「びっくりするじゃないですか!」響子さんは五代を睨むが笑って受け流される。そして自分がい
わゆるお姫様抱っこをされていることに気づく。
「下ろしてください」響子さんが思わずつぶやく。
「いいじゃないですか。今日は結婚記念日なんですからおれにもかっこつけさせてください」
そういって五代が響子さんを抱き上げたままベッドに向かう。そんな五代に響子さんはたまにはい
いかもと思い五代の首に両腕をまわし五代にニコリと微笑む。
「似合わないことしちゃって……」
「三鷹さんだったらこういうのが似合うんでしょうね」響子さんからさっきまでの沈んだ表情が嘘
みたいに消えていることに気づき五代はほっとしながら軽口を叩く。
「五代さんだって……結構似合いますよ」
「いいんですよ、気を遣ってくれなくて」五代が笑いながら言う。
(気を遣ってるわけじゃないのに……)そんなことを思っていると、五代はベッドに座る形で響子
さんを下ろし、自分もその横に腰を下ろす。そしてそのまま響子さんの体をぎゅっと抱きしめる。
「あっ……」五代に強く響子さんを抱きしめられ響子さんは思わず喘ぎ声をあげる。
「まだなにもしてませんよ」五代が響子さんからかう。
「そんなんじゃありません!」響子さんが顔を赤くして否定する。
「ははは」五代はそんな響子さんをとてもかわいらしくく思い、ついにやにやしながら響子さんの
髪を撫でる。
「な、なんですか……?」にやつく五代を不審に思い響子さんが五代に尋ねる。
「いえ、おれは響子さんが本当に好きだなあと思って」
「な、なんですか、いきなり……」五代の言葉に顔を赤くする響子さん。
「昔、響子さんにカセットテープを入れたラジカセを渡したことありましたよね」
「そういえばそんなことありましたね」
「さっき響子さんに自分の気持ちをなんて言えばいいかわからないって言われたとき、ついその時
のことを思い出しちゃいましてね」そう言って五代が笑う。
「……どういうことですか?」
「あの時、響子さんに怒った顔でラジカセ返されてテープを間違って渡したことに気づいたんです
けど……」
「あの時の中身は……園児あてですか……?」
「ええ、おれドジなんで園児へ渡す奴と響子さんに渡す奴を間違えちゃって。園児にひどくまじめ
なことふきこんだものを渡しちゃってあとで保護者に説明するの大変だったんです」
「あんな大事なときに間違えちゃうなんて……おかしいわ」そういって響子さんもクスリと笑う。
「そういえばあのテープどこにいったんだろ、あの部屋のどこかにあるはずなんだけど」五代が部
屋の様子を思い出そうとする。

50607/21:2008/04/13(日) 17:06:48 ID:4q7cIQy5
「五代さん……」
「はい?」
「そのテープは……管理人室に大事にしまってますから」俯いたまま響子さんがつぶやく。
「えっ……?」
「少し前に五代さんの部屋を掃除しているときに見つけたんです、あのテープを。別に深い意味は
なかったんですけど、たまたまラジカセが目に入ったから音楽でも入っているのかと思って何気な
く聞いてみたんです」
「響子さん……」五代が驚いた表情を見せる。
「最初はわからなかったんです、なんなのか。でも内容が内容だから何回も何回も聞いているうち
に……やっとわかったんです。これは……あたしが迷ってたあの時、五代さんが伝えたかった内容
なんだって」そういって響子さんが五代を見つめる。
「それ以来、あのテープはあたしが大切に保管してます」
「いや、その……」五代は驚きと照れで言葉が続かない。
「五代さん」響子さんが五代の名前を呼ぶ。
「は、はい……」
「あなたがあたしに笑いかけてくれると……あたしは心が落ち着いてとても幸せな気持ちになりま
す……」そう言うと響子さんは顔を赤くして視線を逸らす。その言葉があのテープで五代が伝えた
かった内容に対するこたえであることに五代は気づく。
「響子さん……」五代はただ響子さんを抱きしめる腕に力を込める。

お互いの肌の温もりを確かめ合い抱きしめあう二人。
「あのテープで好きとか愛してるとかそんな言葉じゃ言いきれないっていってましたよね」五代に
抱きしめられたまま響子さんは世界中で五代にしか聞こえない小さな声で語りかける。
「ええ……」
「でもあたしは女ですから……はっきりと言葉にして欲しいんです」
「……」
「だから……五代さんのいろんな気持ちを全部込めて……言ってください……」響子さんは五代の
胸の中で俯いたまま想いを伝える。
「響子さん……」五代が少し体を離し、響子さんを見下ろす形になる。
「おれ……響子さんのことが……好きです」
「……」
「響子さん、顔を上げて……」五代の言葉に響子さんが顔を上げる。
「好きです、響子さん」五代は響子さんの瞳を見つめ、そのまま唇を重ねる。

「んん……」響子さんの口から微かな喘ぎ声が漏れる。五代は響子さんの後頭部に手をまわし響子
さんの唇を自分に押し付け何度も何度も口づけを交わす。そしてゆっくりと……響子さんをベッド
に押し倒す。

50708/21:2008/04/13(日) 17:07:09 ID:4q7cIQy5
五代は黙って響子さんの帯をゆっくりとほどく。響子さんは目をつぶったまま五代のなすがままに
脱がされていたが、乳房をあらわにされると反射的に両手で乳房を隠してしまう。
「隠さないで……」五代は耳元で囁く。
響子さんは躊躇しながらも五代の言うとおり俯いたまま両手を下げる。
「とってもきれいです……」五代が感嘆してため息をつく。
「そんなに……じっと見ないでください……」響子さんが恥ずかしそうにつぶやく。
「だって……すごくきれいですから」五代が反論する。
「もう!あたしばっかり脱がせて不公平よ」響子さんが不平を言う。
「そんなに嫌がらなくてもいいのに……」五代は自ら裸になり響子さんに覆いかぶさると響子さん
を強く抱きしめる。直に触れる響子さんの乳房の弾力が心地よい。そして同時に抱きしめた響子さ
んの肩が、あまりに細く頼りないことに気づく。
<おれの言葉で響子さんはどんなに心細く不安に思っただろうか>五代は自分の先日の言動を思い
出し恥じる。そして自分が一刻館に戻ってきたときに響子さんがつぶやいた言葉を思い出す。

「よかった、戻ってきてくれたんですね……」

自分はなんと罪深いことをしてしまったのか。響子さんを不安にさせてしまうとは……。
五代は間近で響子さんをじっと見つめる。
「響子さん……」五代はまたもや響子さんと口づけを交わす。二度と手放したくない、それが五代
の偽らざる本心。そしてその五代の熱い想いは……口づけを更に情熱的にし、二人の舌がお互いを
求め始める。
「んん……」響子さんは五代とお互いの舌を擦り付けあっていると自然に喘ぎ声をあげてしまう。
そしてそのまま五代に舌を吸われ始めると自分の意思とは関係なく体が勝手に反応し始める。自分
の中の女が激しく男である五代を求め始めているのだ。

「ああ……」五代が響子さんの首筋に舌を這わせ始めると響子さんは自然と体をびくつかせてしま
う。いつも通りの五代の愛撫。しかしそれが響子さんにとっては最高の喜びなのだ。最愛の人に愛
されているという実感は何物にも変えがたい。
そんな響子さんの反応に気を良くした五代はゆっくりと……そして優しく響子さんの乳房を両手で
正面から愛撫し始める。すると響子さんの乳房が五代の愛撫によりその形をさまざまに変える。
実際のところ、響子さんは乳房を愛撫されてもそこまで快感を得るわけではない。しかし、大好き
な五代に胸を愛撫されているという事実に体が熱くなってしまい、徐々に性感を高められてしまう。

「はぁはぁ……」響子さんの息遣いが少しずつ、しかし確実に荒くなっていく。道行く男の目を惹
きつけずにはいられないほど大きいのに張りがある乳房を五代は思う存分に揉みしだく。
しかし、その愛撫が乳房のみで決して自分の最も敏感な乳首には愛撫が及ばないことに響子さんは
気づく。
(あたし、もしかして……焦らされてるの……?)響子さんが目を開き五代の表情を見ると……五
代が自分の表情をずっと伺っていることに気づく。
「響子さんの胸……いつからこんなに大きくなったんですか?」五代が無遠慮な質問を響子さんに
突如投げかける。
「し、知りません!」響子さんが顔を真っ赤にして顔を背けたままこたえる。
「響子さんのこの胸がおれだけのものだなんて……たまりません」五代はそうつぶやくとついに響
子さんの敏感な突起を刺激しはじめる。
「あん……」響子さんはその快感に堪えきれず思わず甘い声を発し始める。五代の指が乳首をつま
んだりさすったり引っ張ったりするたびに響子さんは無意識のうちに体をよじる。するとその度に
ベッドがギシギシと音を立てはじめる。つまりベッドが音を立てれば立てるほど、それは響子さん
が感じてしまっていることの証なのだ。

50809/21:2008/04/13(日) 17:07:36 ID:4q7cIQy5
「相変わらず……響子さんは胸が弱いですね……」五代が響子さんの乳房を両手で下から包み込む
ようの覆い、そのまま親指でクリクリと二つの乳首を同時にこねくりまわしながらつぶやく。
「んん……!」その刺激を我慢できず響子さんの口から熱い吐息が漏れる。
(やだ、すごく気持ちいい……)響子さんは思わずその快楽に身を委ねたい衝動に駆られる。
「響子さんの感じてる姿……相変わらずたまりません」五代がそうつぶやくと響子さんの顔が真っ
赤に染まる。
(は、恥ずかしい……)響子さんは自分のはしたない姿を五代の眼前に晒すことに抵抗を感じ、快
感に耐えようとする。
「その恥ずかしがって我慢しようとする表情がまた……」五代は響子さんの表情を眺めながら愛撫
を続ける。
「ああ……!!」響子さんが我慢しようにも我慢できず声をあげはじめる。その様子に五代は股間
が熱くなってくるのを感じる。それこそ五代が最も好むシチュエーションの一つなのだから仕方が
ない。そしてもっともっと響子さんの感じている姿を見たくなった五代は……響子さんの右の乳首
に吸い付く。

「はぁっ!!」響子さんが耐え切れずまたもや嬌声をあげ体をびくつかせる。
五代はいつものように舌で乳首を転がしたり舌先で乳首の頂点を刺激したりして快感を送り込む。
「くっ……」響子さんは必死に耐えようとする。しかし五代の舌業の前にあっさりと声をあげてし
まう。もちろんベッドも絶えることなくその軋む音で響子さんが感じていることを間接的に表現し
続ける。
(もう……我慢……できない……)響子さんは自分の体が完全に五代に屈服してしまったことを思
い知らされる。そんな響子さんの反応に満足した五代は逆の乳首にも同じような責めを施し響子さ
んの両の乳首を唾液まみれにさせる。もちろん先ほどまで舌で刺激していた乳首も忘れずに指で刺
激し続ける。

「ああ……」響子さんの口から絶えず喘ぎ声が漏れ続ける。もう響子さんは自分の声を抑える努力
すらしていない。響子さんは喘ぎ声を五代に聞かせ、体をびくつかせることで自分が感じているこ
とを五代に伝えることしかできないのだ。
五代はそんな響子さんの様子に次は右手の指を響子さんの最もプライベートな部分に這わせる。
「ひっ……」響子さんが激しく反応する。響子さんの秘所は本人の意思とは無関係に突然の侵入者
を手厚くもてなす。既にわかりきっていることではあるがそのぬるぬるとした感触に五代は響子さ
んが完全に欲情していることを確認する。

「響子さん……もうすっかり濡れてますよ……」五代は囁くように響子さんに伝える。
(あたし、そんなに濡れてるの……?)響子さんは五代の言葉により一層の快感を得はじめる。
「響子さん、これからですよ」五代はそう告げると右手の指を響子さんの中で折り曲げ指の腹で恥
骨ごと刺激する。
「あっ!!」響子さんはあまりに甘美な刺激に一瞬意識を失いそうになる。しかしベッドのシーツ
を掴みなんとか意識を保つ。
「響子さんの一番感じちゃうところは確かこの辺でしたよね……」五代は響子さんの反応を伺いながら響子さんの急所を探し始める。
「は、はあっ……!」五代がある部分を指で刺激すると響子さんが一際激しい反応を示す。
「ここですね」五代は得意気な表情でつぶやく。
「だ……だめ……」響子さんはあまりの快感に逆に拒否反応を示す。
しかし、五代はそんな響子さんの反応に秘所への愛撫を強める。
「はあああ……」響子さんは思わず体をのけぞらせる。左の乳首を五代の舌で刺激され……逆は五
代の左手で刺激され……秘所の最も敏感な部分は五代の指で遠慮なく刺激される。響子さんは成す
術もなく官能の世界に誘われてしまう。

50910/21:2008/04/13(日) 17:07:58 ID:4q7cIQy5
「響子さんの体……相変わらず最高です」あまりに抱き応えがあるそのしなやかな肢体に五代がつ
ぶやく。
「そ、そんなこと……言わないで……」響子さんが息も絶え絶えに抗議する。
「ほんとは言って欲しいっておれは知ってますから」五代はしたり顔でそうつぶやくと乳首から離れ響子さんの頭を左手で支えその表情を覗きこみながら愛撫を再開する。
(やだ、今日の五代さんすごくねちっこい……)響子さんは五代の愛撫がいつもと少し違うことに
気づく。いつもならもう挿入してくるタイミングなのにそのそぶりを全く見せないのだ。相変わら
ず五代の指は響子さんの秘所をゆっくり掻き回しもっと感じる場所はないかと響子さんの秘所を探
検し続ける。
(こ、このままじゃあたし……)響子さんは自分が追い詰められていることに気づく。このままで
は指と舌だけで達せさせられてしまう。しかも今、自分の顔を覗き込まれてしまっているためあの
瞬間の表情を五代にじっくりと見られてしまうのだ。もちろん響子さんのそんな心の中の葛藤など
お構いなしに五代の愛撫は続く。
「あ、ああぁぁ……」響子さんは頭の中が真っ白になっていく感覚に包まれる。五代は響子さんの
反応に気を良くして指を2本に増やしその動きを加速する。
「だ、だ、だめ……」五代が指を増やし加速したその刹那、響子さんは声を震わせながら一瞬、ての感覚をなくしてしまう。

五代は響子さんの表情とその手ごたえに響子さんが軽く達してしまったことを悟り指を引き抜く。
そして軽く息を弾ませる響子さんに優しく口づけする。
「あ……」急に五代に唇を奪われ思わず声をあげる響子さん。口づけのあとも自分を見つめたまま
の五代に気づき響子さんはなんだか照れてしまい顔を背ける。結局、あの瞬間の表情を五代にじっ
くり見られてしまったことに響子さんの羞恥心は激しく増幅し、まともに五代と顔を合わせること
ができないのだ。
(かわいい……)五代はそんな響子さんを思わず抱きしめる。照れて恥ずかしがる響子さんがとて
つもなくかわいいのだ。

「ひ、ひどいわ、あたしばっかりこんなにして……」響子さんが息を弾ませながらつぶやく。
「響子さんがあまりにかわいいから仕方ありませんよ」そういって五代が笑う。
「……かわいいはやめて。あたし……年上なんだから……」響子さんが強がりを言う。
「だめです」そういって五代はまたも響子さんに口づけする。
(もう……五代さんったら……)五代に抱きしめられ両手を五代の背中に回し唇を重ねていると細
かいことなどどうでもよくなってくる。今はただ、こうやって抱き合っていたいのだ。
「ねぇ、響子さん」五代が唇を離し響子さんの顔を見る。
「なんですか?」
「おれのことを好きって言ってください」五代は響子さんの言葉を求める。
「そ、そんなの……恥ずかしいわ」響子さんが躊躇する。
「おれ、響子さんに言って欲しいんです」
「もうあたしの気持ちなんてわかってるでしょ」響子さんはやんわりと拒否する。
「耳元でそっとつぶやいてくれるだけでいいんで。だっておれはさっき響子さんのことが好きって
いいましたよ」五代は響子さんを至近距離から見つめ言うように目で促す。
(子供みたいね)響子さんは仕方ないといった表情になる。
「……好き……」響子さんは五代の首に両手をまわし抱き寄せると五代の耳元で囁く。
「もう少し大きな声で」。
「……好きよ……」響子さんが観念して再度つぶやく。
「俺の目を見て……」五代が響子さんの顔を見つめながら再度求める。
「そんな……」響子さんが再度躊躇する。しかし五代の瞳に見つめられているとなんだかごまかし
てはいけないような気がしてくる。
「……五代さんのことが……好き……」響子さんはつい五代の求めるままに言葉を口にする。
「もう1回……」五代がさらに求める。響子さんは今度は躊躇せず口を開く。
「……五代さんのことが好き……大好き……」何度も好きと言わされ体だけでなく気持ち
までもが昂ぶってしまった響子さんは、思わず五代にしがみつく。

51011/21:2008/04/13(日) 17:08:20 ID:4q7cIQy5
「響子さんの体……相変わらず最高です」あまりに抱き応えがあるそのしなやかな肢体に五代がつ
ぶやく。
「そ、そんなこと……言わないで……」響子さんが息も絶え絶えに抗議する。
「ほんとは言って欲しいっておれは知ってますから」五代はしたり顔でそうつぶやくと乳首から離れ響子さんの頭を左手で支えその表情を覗きこみながら愛撫を再開する。
(やだ、今日の五代さんすごくねちっこい……)響子さんは五代の愛撫がいつもと少し違うことに
気づく。いつもならもう挿入してくるタイミングなのにそのそぶりを全く見せないのだ。相変わら
ず五代の指は響子さんの秘所をゆっくり掻き回しもっと感じる場所はないかと響子さんの秘所を探
検し続ける。
(こ、このままじゃあたし……)響子さんは自分が追い詰められていることに気づく。このままで
は指と舌だけで達せさせられてしまう。しかも今、自分の顔を覗き込まれてしまっているためあの
瞬間の表情を五代にじっくりと見られてしまうのだ。もちろん響子さんのそんな心の中の葛藤など
お構いなしに五代の愛撫は続く。
「あ、ああぁぁ……」響子さんは頭の中が真っ白になっていく感覚に包まれる。五代は響子さんの
反応に気を良くして指を2本に増やしその動きを加速する。
「だ、だ、だめ……」五代が指を増やし加速したその刹那、響子さんは声を震わせながら一瞬、ての感覚をなくしてしまう。

五代は響子さんの表情とその手ごたえに響子さんが軽く達してしまったことを悟り指を引き抜く。
そして軽く息を弾ませる響子さんに優しく口づけする。
「あ……」急に五代に唇を奪われ思わず声をあげる響子さん。口づけのあとも自分を見つめたまま
の五代に気づき響子さんはなんだか照れてしまい顔を背ける。結局、あの瞬間の表情を五代にじっ
くり見られてしまったことに響子さんの羞恥心は激しく増幅し、まともに五代と顔を合わせること
ができないのだ。
(かわいい……)五代はそんな響子さんを思わず抱きしめる。照れて恥ずかしがる響子さんがとて
つもなくかわいいのだ。

「ひ、ひどいわ、あたしばっかりこんなにして……」響子さんが息を弾ませながらつぶやく。
「響子さんがあまりにかわいいから仕方ありませんよ」そういって五代が笑う。
「……かわいいはやめて。あたし……年上なんだから……」響子さんが強がりを言う。
「だめです」そういって五代はまたも響子さんに口づけする。
(もう……五代さんったら……)五代に抱きしめられ両手を五代の背中に回し唇を重ねていると細
かいことなどどうでもよくなってくる。今はただ、こうやって抱き合っていたいのだ。
「ねぇ、響子さん」五代が唇を離し響子さんの顔を見る。
「なんですか?」
「おれのことを好きって言ってください」五代は響子さんの言葉を求める。
「そ、そんなの……恥ずかしいわ」響子さんが躊躇する。
「おれ、響子さんに言って欲しいんです」
「もうあたしの気持ちなんてわかってるでしょ」響子さんはやんわりと拒否する。
「耳元でそっとつぶやいてくれるだけでいいんで。だっておれはさっき響子さんのことが好きって
いいましたよ」五代は響子さんを至近距離から見つめ言うように目で促す。
(子供みたいね)響子さんは仕方ないといった表情になる。
「……好き……」響子さんは五代の首に両手をまわし抱き寄せると五代の耳元で囁く。
「もう少し大きな声で」。
「……好きよ……」響子さんが観念して再度つぶやく。
「俺の目を見て……」五代が響子さんの顔を見つめながら再度求める。
「そんな……」響子さんが再度躊躇する。しかし五代の瞳に見つめられているとなんだかごまかし
てはいけないような気がしてくる。
「……五代さんのことが……好き……」響子さんはつい五代の求めるままに言葉を口にする。
「もう1回……」五代がさらに求める。響子さんは今度は躊躇せず口を開く。
「……五代さんのことが好き……大好き……」何度も好きと言わされ体だけでなく気持ち
までもが昂ぶってしまった響子さんは、思わず五代にしがみつく。

51112/21:2008/04/13(日) 17:08:41 ID:4q7cIQy5
「ねえ、響子さん」響子さんがそんなことを考えているとは露知らず五代が声をかける。
「なに……?」響子さんは正気に戻って返事をする。
「おれ、響子さんも気持ちよくなって欲しいんです」
「えっ……?」
「響子さん、ちょっと体を動かして……」五代は上半身を起こすと響子さんの肢体を誘導する。
「こ、こんなの……恥ずかしい……」響子さんがつぶやく。俗に6と9の数字で表される体位にな
る。
「響子さん、続けてください」五代は響子さんの言葉を無視してお願いする。
「は、はい……」響子さんは諦めて頷くと五代のものを喉の奥までくわえ込む。そしてそのままゆっ
くりと頭を前後に動かし五代に舌と唇で快感を与え始める。
「や、やるじゃないですか、響子さん」五代はそうつぶやくと響子さんの最も敏感な突起を舌でい
たぶり始める。
「はあっ…!」響子さんは思わず声をあげる。五代は反撃とばかりに執拗に舌で舐め続ける。そし
て同時にまたも胸のふくらみに手を伸ばし、そのつぼみをくりくりと刺激する。
「だ、だめ……あたし、また……」響子さんは快感に流されはじめる。実は響子さんはもう……限
界なのだ。すっかり体が欲情してしまっているところに最も敏感な秘所の突起を舐められてしまっ
ては我慢できるはずがないのだ。
「だめですよ、響子さん。お口が留守になってますよ」五代が余裕の表情で響子さんを注意する。
「ご、ごめんなさい……」響子さんは我慢して再度五代のものを口にするがさっきと違い、五代に
与えられる快感に気を取られ集中できない。
「どうしたんですか、さっきの方がずっとよかったですよ」五代は指を秘所に挿入し響子さんに刺
激を与えながら響子さんを責める。
「そ、そんな……もう……やめてください」
「なにをです?」五代が楽しみながら尋ねる。
「そ、その……指を抜いて……ください……」
「どうして?」
「……」響子さんはこたえられない。しかし五代はこたえを聞くまでもなくわかっている。
「仕方ないですね」五代はわざとそうつぶやくと体を起こし膝立ちになると響子さんに自分自身を
見せ付ける。
「これならできますよね」五代は響子さんを引き寄せ自身を響子さんの目と鼻の先に突きつける。
響子さんを好きに弄ぶ感覚に五代のものは見事なまでにそそり立っている。
(ご、五代さんのこんなに……)響子さんは目の前でそそり立つ五代のものを見て、この構図に激
しく興奮する。6年もの間、自分が主導権を握っていたはずの関係は半年前五代に一刻館で初めて
抱かれた夜に崩れ去り……夜の生活では自分が五代に従わなければならなくなったことを改めて思
い出す。
「あんまり焦らさないでください」五代は興奮を抑えきれず大胆にも響子さんの唇に自身を押し付
ける。
「わ、わかりましたから……」響子さんは小さな声でそうつぶやくと……再度五代のものを口に含
み奉仕を始める。
五代は自身を包み込む響子さんの口の温かい感触に酔う。そして四つんばいのまま五代のものを口
に含み奉仕を続ける響子さんの姿に激しく興奮し始める。
「響子さん、よく表情を見せて……」五代は響子さんの頭に手を添えて表情が良く見えるように調
整する。
一方の響子さんは黙って五代に従い五代の顔を見る。少し前には毎回のことだったが……響子さん
を従わせる優越感に……五代に従わされる被虐の快感に……二人は激しく興奮する。

51213/21:2008/04/13(日) 17:09:04 ID:4q7cIQy5
ズチュッズチュッ……
響子さんの唾液と五代の我慢汁がいやらしい音を立てる。その様子に五代はもう自分が抑えられな
くなり響子さんの側頭部を掴むと欲望のままに腰を動かし、独りよがりな快感を得はじめる。
(最高だ!)五代が心の中で叫ぶ。響子さんの口を秘所に見立てて腰を振る行為に五代の興奮は最
高潮を迎える。

(の、飲まされる……)響子さんは五代の興奮しきった表情に久しぶりに飲まされるのを覚悟する。
五代が自分で腰を動かし始めるときは例外なくそのねっとりとした嫌な匂いを放つ精液を自分に飲
ませるときなのだ……。

しかし……響子さんが覚悟を決めた瞬間、五代の手から力が抜け響子さんの口から五代のものが引
き抜かれる。
「……?」驚いた響子さんが五代を見る。
五代は何も言わずに響子さんを仰向けに押し倒し体を密着させる。
そんないつもと違う五代に響子さんはどうしたことかと五代の様子を伺う。
「おれ、知ってるんですよ……」そういって五代が少しまじめな顔になる。
「な、なにをですか?」響子さんが五代に尋ねる。
「今日は……赤ちゃんが出来ちゃう日ですよね」
「えっ……」響子さんは五代の言葉に驚く。
「だから今日は響子さんの口じゃなくて子供ができるとこにださないといけません」五代が得意げ
に言う。
「な、なんでそんなこと知ってるのよ!?」響子さんが当惑して尋ねる。
「響子さんのことはなんでも知ってます」そういって五代が笑う。
「へ、変態!」
「響子さんがおれの子供を生んでくれるんならおれは変態でもなんでもいいです」
「もう……」
「じゃあいきますよ」五代が自身に手を添えて響子さんの大事なところにあてがう。
「ちょ、ちょっと待って」響子さんが抵抗する。今五代に抱かれてしまったらあっというまにイか
されてしまう。
「なに言ってるんですか、おれはもう我慢できません」五代は響子さんの抵抗を無視して一気に挿
入の体勢に入る。
「だ、だめ……」五代のものの先端が自分の中に入ってくる感触に響子さんは言葉だけでも抵抗し
ようとする。しかし五代はそのまま躊躇なく腰を進める。

ズズズ……
既に十分すぎるほどに潤っている響子さんの中に五代のものが何の抵抗も無く一気に分け入る。

「くっ……はあああああ……!!」響子さんは予想通り五代に入れられただけであっさりと一瞬意
識を飛ばしてしまう。乳首や秘所を弄ばれ既にいやというほど感じさせられてしまっているにも関
わらず五代に口で奉仕させられ、あまつさえまるで犯されるように口を五代のもので蹂躙されてし
まった。
フェラチオとイラマチオによるどす黒い快感は響子さんの体を激しく昂ぶらせ、挿入と共に響子さ
んをあっさり絶頂に導いてしまったのだ。

51314/21:2008/04/13(日) 17:11:12 ID:4q7cIQy5
「だからだめだっていったのに……」響子さんがうわ言のようにつぶやく。しかし、そんな響子さ
んの姿はさらに五代を興奮させる。
(響子さん、今……挿れただけでイったのか……)五代は響子さんの反応に驚きを隠せない。しか
し同時に男としての自信が体の底から湧きあがってくる。
「もっと……響子さんの声、聞かせてください」五代はそういうと響子さんへの責めを開始する。
(だめ、五代さんはまだ全然なのにあたしまた……)響子さんは五代の腰の動きにまたも意識が遠
のき始めるのを感じる。二度も達してしまった響子さんの体は貪欲に更なる快感を求め始ているの
だ。

(絶対に離さない)自分に抱かれて陶酔の表情を浮かべる響子さんを眼前に見下ろしながら五代は
心の中で思う。自身を包み込む温かさとその吸い付いてくるような感触に五代は至福の時間を過ご
す。響子さんの感触を愉しむことが出来るのは世界中で自分だけなのだ。

「ああ……五代さん……」響子さんの口から喘ぎ声が漏れる。
なんの工夫もない五代の腰の動き。だが五代に体を密着されると体だけでなく心まで五代に包まれ
ているような奇妙な安心感を得てしまう。この人の腕の中で果ててしまいたいと響子さんは心の底
から思い両腕を五代の首に回す。するとすっかり硬度を増してしまった乳首は五代の胸に擦られ響
子さんに新たな快感を送り込み……五代の荒い息をすぐ耳元で感じ五代も興奮していることに更に
興奮を深めてしまう。
(響子さん、ものすごく感じてる……)五代は響子さんのそのあまりに淫らな反応に改めて自信を
深め、これでもかと自身を響子さんに突き立てる。
「あっ……くあっ……!!」響子さんは五代のなすがままに喘ぎ声を発し続ける。響子さんの体は
もう深い絶頂を欲し始めているのだ。気を失ってしまうほどの激しいオーガズムを求め響子さんは
無意識のうちに五代のお尻に手をまわし自分の股間に五代のものを押し付け始める。五代はそんな
響子さんの反応に少し意地悪をしたくなり、いよいよというその瞬間、五代は腰の動を止める。
(な、なに……?)響子さんはわけがわからず五代を見る。
「響子さんの残念そうな顔が見たかったんです」響子さんと目が合った五代がそういって笑う。
「ふ、ふざけないでください!」響子さんが一瞬普段の調子に戻り五代を怒る。
「ふざけてなんていませんよ」そういうと五代は響子さんの両手首を掴みベッドに押さえつける。
「あっ……」響子さんは五代の逆襲に驚く。夜の営みでの五代は普段と違い大胆だ。響子さんが少
しぐらい嫌がっても自分の思うとおりにことを進める。その普段と違う強引さに響子さんはなぜか
反抗できない。いくら気が強いといっても響子さんもやはり女性、男性である五代に引っ張っても
らいたいのだ。もちろんその前提には五代への厚い信頼と愛情があるのはいうまでもない。
「どうして欲しいんですか?」五代が響子さんの顔を覗きこんで意地悪く尋ねる。
「……」響子さんは顔を背ける。さっきから顔を背けてばかりだ。
「すごくかわいいですよ、響子さん」五代はそう告げると響子さんに口づけをして自身の腰を回転
させて先ほどまでと違いじっくりと響子さんをいたぶり始める。五代のものによる秘所への堅実な
愛撫は響子さんを確実に高め……日ごろの理性を奪ってゆく……。
「気持ちいいですか……?」頃合を見て五代が響子さんに尋ねる。
「……」響子さんはただ黙ってこくりと頷く。
「次は……どうして欲しいんですか?」五代が再度尋ねる。その問いかけに……響子さんは自分の
望みを素直に告げる。
「もっと奥まで……突いて……」すっかり欲情してしまった響子さんが五代を見つめる。
「なにを……?」五代が意地悪く尋ねる。
「五代さんの……を」響子さんははしたなくも放送禁止用語を口にする。
「どこに……?」響子さんの口から思わぬセリフを引き出した五代が調子に乗って尋ねる。
「あたしの……に……」響子さんは五代が求めるままに卑猥な言葉を口にする。もう……我慢できないのだ……。
「わかりました」五代は激しく興奮したまま、響子さんの望みどおり響子さんの最奥部まで自身をねじりこむ。
「そ、そうよ……!」響子さんが五代の背中に回す手に力を込める。
「響子さん、いきます!」五代は響子さんを強く抱きしめながらピストン運動を再開する。
「き、来て……五代さん……」響子さんが顔をのけぞらせて五代を求める。
51415/21:2008/04/13(日) 17:11:35 ID:4q7cIQy5
グチュグチュと響子さんの秘所が卑猥な音を立てる。響子さんの秘所からは興奮のあまり泉のよう
に愛液が溢れ出している。そこを五代が……何の遠慮も無く自身で何度も何度も貫く。

「あっ……ああっっ!!」響子さんが五代の前でしか発することのない激しい喘ぎ声をあげる。そ
れは一刻館ではまず許されない甲高い喘ぎ声で響子さんはそんな声をあげてしまう自分自身にまた
さらに興奮する。
一方で五代は響子さんの激しい反応に興奮し始めるが同時にいつも響子さんが喘ぎ声を必死に我慢
していたのかと思うと申し訳ない気持ちになってくる。その分、今日は響子さんを心ゆくまで満足
させるつもりになる。
「ご、五代さん……イイ……」響子さんが途切れ途切れに五代に快感を伝える。
「響子さん……」五代はそんな響子さんをなんとしても自分より先にイかせたい。

「ご、五代さん、あたし、もう……」響子さんがそんななか限界を告げる。
「おれももう……だめです」五代はそうこたえると響子さんと唇を重ね、そのまま獣のようにピス
トン運動を繰り返す。そんな五代の責めに……響子さんはついに最後の一線をあっさりと越えてし
まう。
「んんん……んはああああああ!!!!」響子さんが甲高い喘ぎ声とともに先に全身を震わせ五代
は激しく締め付ける。
「うっ……きょ、響子さん……」五代もその締め付けに逆らわず響子さんの最も奥……子宮口に今
まで我慢してきた真っ白い精を流し込む。

ドクドクッ……

「ふぅ……」五代は響子さんに精をたっぷりと流し込み果てしない満足感を得る。
「はぁはぁ……」響子さんはおぼろげな意識の中、五代の動きが止まり自分の背中に回された手に
力が込められたことにより五代が射精したことを知る。
「あん……」五代は十分に余韻を愉しんだ後、最後まで精を出しきろうと軽く腰を振ると響子さん
はそれだけで甘ったるい声をあげる。そこがまたとてもかわいらしい。
「響子さん……」五代は響子さんを優しく抱きしめる。
「ご、五代さん……」響子さんは前後不覚のまま五代の厚い胸板にしがみつく。
「相変わらず響子さんは最高です」五代が響子さんの髪を撫でながらいう。
「そ、その五代さんだって……すごく……」響子さんが顔を赤らめる。
「もう少しこのままでいていいですか?」まだつながったままの五代はもう少し響子さんと一つに
なっていたい。
「はい……」響子さんがこくりとうなずく。
そのまま二人抱き合っていると響子さんが不意に口を開く。
「五代さん、あたしね……」
「……?」
「あたし……こんな風にあなたに抱かれていると……すごく幸せなんです。変な意地を張ったりし
ないで、あなたのことだけを考えている自分が一番……好きです」
「響子さん……」五代は素直な響子さんにたまらなくなる。そしてそれはある異変につながる。
五代は気づいてしまったのだ。自身があっという間に復活していることに。
「響子さん……」
「な〜に?」響子さんが甘えた声を出す。
「響子さんはもう満足ですか?」
「えっ……」
「おれ、その……」そういって五代が少し腰を動かしてみせる。
「な、五代さん、もうすっかり……」響子さんが驚きの声をあげる。自分の中で五代のものがすっ
かり戦闘体制を整えていることに気づいたのだ。

51516/21:2008/04/13(日) 17:12:34 ID:4q7cIQy5
「もう一回いきますね」五代はつながったまま体を起こすと響子さんの体も同じように起こし自分
を跨らせる。
「そ、そんな、あたしはもう十分……」響子さんが抵抗するが五代は響子さんの腰を掴みゆっくり
と下から突き上げ始める。
「ああっああっ……」五代に下から突かれまたもや嬌声を上げ始める響子さん。
(いやだ、あたし、またすごく感じてしまう……)
抵抗する響子さんを無理やり抱いて屈服させるのも五代の趣味の一つ。大体響子さんが本気で嫌がっ
ているなら五代にもわかる。響子さんは恥ずかしさから抵抗するそぶりを見せているだけなのだ。

「響子さん、下を見て」
「なに……?」響子さんが下を見ると……響子さんが五代を貪欲に飲み込んでいる光景がはっきり
と目に入る。
「おれと響子さん、ちゃんとつながってますよ」
「……」
「目を離さないで」そう告げると五代は下からまたも突き上げ始める。グチュグチュと響子さんの
秘所がまたも卑猥な音を立てはじめる。
(こ、こんな……)響子さんは自分の中に五代のものが何度も出たり入ったりする様子から目が離
せない。
「響子さん、手をおれの肩に乗せて……」五代は響子さんの両腕を掴み自分の肩に手を導く。
「そのまま自分で腰を振って……」
「はい……」五代との性器の結合を見せ付けられた響子さんは体の底から熱くなり、五代の求める
ままに腰を振り始める。もちろんその間も二人の性器の結合から目を離すことはない。
「どこを見てるんです?」
「……」響子さんは返事もせずに腰を振り続けていたが突如動きを止め五代に抱きつく。
「責任とってくれないと許さないんだから……」
「えっ……?」
「あたしをこんなエッチな女にして……。あたしが一の瀬さんみたいになっても……ずっと抱いて
くれないと許さないんだから……」響子さんが豊満な胸を五代の押し付けて言う言葉に五代は即座
にこたえる。
「もちろんです。おれの奥さんは響子さんしか……五代響子しかいませんから……」そういって響
子さんに口づけする五代。
「約束よ……」そういって五代にしがみつく響子さん。しかし五代はもはや我慢できない。一刻も
早く響子さんの中でイきたいのだ。
「響子さん……」五代は響子さんの体を反転させうつぶせにする。五代の動きに黙って響子さんも
お尻を掲げる。
「おれ……なにも言ってないですよ」五代が響子さんのおしりを軽く叩く。
「……」響子さんは言われる前からお尻を掲げてしまう自分が信じられない。
「じゃあ……えっちな新妻に……満足してもらいましょうか」五代は他愛もない冗談をいいながら
ゆっくりと響子さんに後ろから挿入する。

「はああっ……」響子さんは体を少し震わせながら自分の中に五代のものが自分の膣を満たしてい
く感触を愉しむ。
「やっぱり後ろからしたときの締め付けが最高ですね」
「いちいち……そんなこと言わないで……」
「そうですね、男ならやっぱり言葉じゃなくて行動で示さないと」五代はそういって響子さんを再
度満足させるために腰を打ちつけ始める。
51617/21:2008/04/13(日) 17:12:55 ID:4q7cIQy5
「あん……あっ、ああっ!!」五代が腰を送るたびに響子さんの口から声が漏れる。完全に昂ぶっ
てしまっている響子さんの喘ぎ声は先ほどと同じく大きく甲高い。
(やっぱり後ろからだと気持ちよすぎて……だめ……)
既になんどもイかされてしまっている響子さんの肢体は五代の責めの前にまたも絶頂を迎えてしま
う。
「おれはまだですよ、響子さん」五代は尻を掲げたままぐったりとベッドに倒れこんでしまった響
子さんの両腕を掴むと無理やり響子さんの体を起こしてピストン運動を再開する。
「もう……許して……。あたし、ほんとにおかしくなる……」響子さんが悲鳴をあげる。
「ダメです」五代は響子さんの悲鳴を無視して腰を振り響子さんに快感を与え続ける。
(毎回こんなことされたらあたし……虜にされてしまう……)そう思う端から響子さんは意識を飛
ばしてしまう。そしてそんな響子さんの痴態に五代も限界が近くなる。
(そろそろかな)響子さんの体を十分に愉しんだ五代は終わらせようと響子さんの腰をしっかりと
掴み激しく腰を……五代のものを響子さんに打ち付けはじめる。
「ご、五代さん、もう……許して……」響子さんは半ば放心状態で五代に突かれ続ける。
「くっ……」自分の全てを受け入れ、何度も恥ずかしい姿を見せる響子さんの姿に……五代はつい
に限界を迎え心置きなく精液を放出させる。

五代は響子さんのお尻を思いっきり自分に押し付けると最も奥に精液をドクンドクンと流し込む。
25歳の五代は2回目でもまだ大量の精液を流し込むことが可能だ。
(たまらないな……)五代は心の中で思う。あの響子さんを自分のもので前後不覚にして二度も精
液を流し込む。今度坂本に会ったら自慢してやりたいくらいだ。響子さんはもう名実共に自分の妻
なのだ。
51718/21:2008/04/13(日) 17:13:21 ID:4q7cIQy5
五代はゆっくりと自身を響子さんから引き抜くと枕元にあるティッシュで自身をきれいにし、つい
でに響子さんの秘所から流れる愛液もきれいにふき取る。そしてそのまま自分に抱きつかせると響
子さんが意識を取り戻す。
「五代さん……?」響子さんは一瞬状況が把握できない。しかし、腰がなんだか砕けてしまった感
じがして自力では起き上がれないことに気づく。
「また来ましょうね、一刻館じゃこんなことできませんから」そういって五代が笑う。
「えっち!」そういって響子さんは五代に背中を向ける。何度も何度も自分のはしたない姿を見ら
れて五代にあわせる顔がないのだ。そんな響子さんを五代は後ろから優しく抱きしめる。
「響子さんとこうしていられるならおれはえっちでも変態でもなんでも構いませんから」
「ふふふ……」響子さんは五代の言葉がおかしくてつい吹き出してしまう。響子さんだっていつも
と違い住人達の目を気にしなくていいのはやはり気楽で、だからこそあんなにも乱れてしまったの
かなと思い返す。
「でも子供ができちゃう日って……そんなこと知ってるなんて正直驚きましたわ」響子さんが変な
ものを見るような目で五代を見る。
「そりゃあ、家族計画に必要じゃないですか。それに……大体わかりますよ」五代が悪びれるどこ
ろかむしろ当然といった表情で言う。
「やっぱり変態ね」響子さんが笑う。
「それはないですよ、響子さん」五代が頭をかく。
「でも確かにたまにはこういうところに来るのもいいかもしれませんね、いつもと違うとこだとあ
たしなんだか……」そういって響子さんが赤くなる。
「響子さんに喜んでもらえて嬉しいです」
「それに、やっぱりシャワーを浴びれるのはいいわね。今はまだいいけど夏とかはきつそうじゃな
い」そう言って響子さんが笑う。
「はぁ……」五代がなんとなく頷くが、同時に少し複雑な表情になる。
「響子さん……」
「今度はな〜に?」響子さんが五代の胸に頬を寄せながら尋ねる。
「おれがだらしないばっかりに管理人をやめることもできず、風呂もない一刻館に住むことになっ
てしまってほんとにすみません」五代が響子さんの耳元で囁く。
「五代さん……」
「三鷹さんと結婚していればこんなことには……」
「馬鹿ね……」響子さんが五代に微笑む。
「自分が言ったことも覚えてないの?」
「なんのことですか?」
「ふふふ……あたし達はお互いが一緒にいたいから一緒にいるのよ。いつか、五代さんがあたしに
言ってくれたじゃない」
「響子さん……」五代は響子さんの飾らない言葉に自分への深い愛情を感じ言葉が出なくなる。
「あたしはね、三鷹さんじゃなくてあなたと一緒にいたいの」
「響子さん……」
「それにあたしはあそこが好きなんです。だってあそこはあたしがあなたと……そして他のみんな
と初めて出会った場所じゃないですか」そういって響子さんが五代に向き直って微笑む。
「そうですね、あそこで全てははじまったんですもんね」
「そういうことよ」そうつぶやく響子さんの脳裏に今までのさまざまな記憶が自然と思い出されて
くる。
518名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 17:13:57 ID:4q7cIQy5
次スレたててみます
519名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 17:17:51 ID:4q7cIQy5
立てれなかったんで次スレ立ったら続き落とします
520名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 17:50:42 ID:IohT5qOd
スレタイかえた方が良かったのかもしれないけど

スレから追い出されたSSを投下するスレPart2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1208076450/
521名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 17:54:59 ID:4q7cIQy5
>>520
ありがとう
522名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:04:27 ID:U9fj+ocq
523名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 16:00:35 ID:7Ge8o4B7
てす
524名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:37:11 ID:GwDHZwzQ
書けないの?
525名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 21:10:01 ID:8P8JK4FU
500kbで書けなくなる
今498kb
526名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 21:41:59 ID:83JbOenp
まだ書き込めるか
527名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 22:46:25 ID:GwDHZwzQ
それってどうやってみるの?>>525
528名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 23:00:14 ID:83JbOenp
500いったな
529名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 23:32:18 ID:YnO+AoGN
正確に言うと512kB(KB表記だと500KBだけど)

>>527
元スレ開いたり、専ブラの情報欄とか(あれば)見たり
直でスレ開くと下の方に
500 KB [ 2ちゃんねる 3億PV/日をささえる レンタルサーバー \877/2TB/100Mbps]
ってあるでしょ
530名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 00:34:11 ID:lq+wIInE
そろそろ、うめようか
531名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 14:01:40 ID:lq+wIInE
うめ
532名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:18:01 ID:lq+wIInE
埋めさせてもらうよ
533名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 18:31:10 ID:ZJ5NEaim
このレスで終わりかな?                                                                               
534名無しさん@ピンキー
(・∀・)