3 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 21:26:27 ID:/RTSDSZD
4 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:25:34 ID:jOcoCXsq
5 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:30:24 ID:KYgcedhq
即死回避しつつ>1乙
6 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:09:53 ID:KKNDxeRq
新スレを記念して
読んでみたいカップリングの投票をしてみるか
一条×今鳥にいっぴょ
7 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 02:50:09 ID:JykxFrK5
播磨×嵯峨野
まじよろしくたのんます
8 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 08:05:38 ID:MIF976p/
縦笛かおにぎり。テーマは初夜で。
いや、テーマはなんでもいいからおにぎりと縦笛が読みたいんです、はい。
妙子分が枯渇している
お前らそんなことよりまず前スレうめろよ。
東郷兄妹で。
縦笛をもう一押し読みたい気分
花井の記憶が戻らなかったとしたら、初夜まで雪崩れ込んでたりしてなw
14 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 19:55:55 ID:t8jF/fgA
カレーは??
奈良健太郎のエロパロ チン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
どーせ来るんだから聞かなきゃいい>カレー
17 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 01:06:52 ID:oGnR8bTW
>>9 妙子×妙○
なんだぜ
妙分が足りないのには大賛成だ
スマン上げてしまったorz
19 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 08:24:40 ID:gCEwODy7
>>12まとめの方乙。いつもがらGJ。
>>13同意。縦笛分希望。せっかく結婚式ネタまでやったのにウェディングドレスプレイの一つでもみないことにはおさまらん。
ひたすら超姉
>>12 まとめの方乙!
今鳥×一条まじたのむ
イチさんほんとなさすぎて飢えてるんだ
今×一か一×今かってのもあるよな
全然ないと思ってた一条の胸が実はCくらいあるんじゃないのかとおもってガン見してみる今鳥とか
その目線にドキドキしちゃう一条とか
そーゆーの?
一条は将来性あるからな。
今のうちに手を付けて、女性ホルモンが多量に分泌されるよう毎日がんばる今鳥。
24 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 17:40:53 ID:36EerpxC
一条は何気にどんなプレイでも受け入れてくれそう
制服の下には縄だけで登校させたり
ミニスカノーパンリモコンバイブで街中に放置
ナンパされてる最中にスイッチ入れたり切ったりしていじめるとか
>>19 お前のその傲慢さと強欲さで縦笛書く気が失せた。
つーかこのスレはどへんまでOKなん?
パラレルとかハードなやつとかインモラルなやつとかさ?
27 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 22:30:03 ID:gCEwODy7
>>25サーセンwwwかなり調子に乗りすぎた。今では反省している。
X'masに播磨が美琴をしーしーだっこして熟睡中の川田紳司の顔にウンコをプレゼントさせるSSが見たいです。
大晦日には播磨が「除夜の鐘」の代わりだと美琴の観音様を鬼ピストンで108000回突きまくるSSが見たいです。
正月には播磨が美琴と繋がったまま街中を獅子舞で練り歩くSSが見たいです。
クーマー
30 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 08:12:03 ID:PhxqaD9y
>>27半年ROMれよ
おれも縦笛が読みたかったから期待してたのに…
カレー復活の予感!
カレーさんはきっと来るよ
まじいらん
復活を望む声がこんなに・・・
カレーさんに届きますように!!!!!!!!
>>34 君だけだろw
おまえの自演いい加減にして欲しいんだけど
>32
いや、復活も何も死んだ覚えは全然ないが?
>33
待っててくれる君のためにこうして来たよ!
>35
届いてる。
>22
俺も今一が読みたい。
ところで前スレの全レスがまだ済んでないわけだが、まあそれは後からするから楽しみにしててくれ。
え?誰も楽しみにしてない?
と、いうわけで
http://www31.atwiki.jp/kokona/pages/19.html http://www31.atwiki.jp/kokona/pages/20.html http://www31.atwiki.jp/kokona/pages/21.html http://www31.atwiki.jp/kokona/pages/22.html の続きー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――
クリスマスイブの晩。
絶頂で失神してしまっていた愛理は、ホテルの豪華スイートルームのエントランスのソファの上で
荒い息をつく恋人に圧迫されて意識を取り戻した。
全身にしぶかせた熱い汗が冷える間もなく、愛理はソファの上で呆けていた体がふわりと持ち上げられるのを感じた。
与えられた快感によって柔らかく脱力した体が、硬い引き締まった筋肉に包まれる。
それはいわゆる『お姫様だっこ』の形で、背中と膝の裏に感じる播磨の腕の感触に愛理は陶然としてしまう。
いまだに身体の中心を熱くとろけさせているお嬢さまは、最愛の男に抱き上げられたまま寝室に運ばれている。
播磨の予想以上に広いスイートルームの中をその体勢のまま運ばれる愛理は、頬を押し付けてる胸板の厚さと熱さに
股間に女の子の液がこぽりとこぼれてしまうのを感じていた。
力強い腕で抱き上げられている。太くて、硬い筋肉質な腕。そんな力強い腕が、愛理の身体を抱き上げている。
沢近愛理というこの少女は、それだけで腰骨が甘く溶けてしまうのを止められない。
体中から力が抜けていく。恋人の腕の中で脱力していってしまう。愛理の身体は恋人のための人形になってしまう。
クリスマスイブのホテルのスイートルームで。
誰よりも愛しい男が。世界で一番愛している不器用な恋人が。
自分のことを抱き上げてベッドルームに連れて行ってくれる。
そんな乙女の甘い妄想が今、現実になっている。
ふわふわと宙に浮いているような感覚に泳いでいる愛理。
まるで全身に重力を感じないのは大好きな男の子に抱き上げられて運ばれているから。
愛理が大好きなバカの体温に包まれて、宝物のように大切に運ばれているから。
播磨の裸の胸板に抱かれながら愛理は、触れあう皮膚の内側に甘く痒いような
疼きを覚えてしまう。
――もっともっと、触れ合いたい。
――裸の肌と肌をこすりあわせたい。体温を感じあいたい。さっきみたいに汗ばんだ肌を押し付けて、
この大好きな男の体をもっと全身で感じたい。
そう思っている愛理の身体がふわりとシーツの上に降ろされた。
くたり、と力が抜けた身体をベッドの上に投げ出す愛理。
うまく力が入らない。
「お嬢」
愛理の体にのしかかってくる播磨がその力強い腕で、白くてほっそりしたあごを軽く摘む。
力の抜けた愛理の体はされるがままになってしまう。まるで人形のように、播磨の腕に従順になってしまう愛理。
肌が触れるだけで、体温を感じるだけで、この女の子はすっかり素直になりきってしまう。
筋肉質な播磨の体が、ベッドの上に横たわっているお嬢さまの体と重なる。
全裸のバカの肉体が、シルクのストッキングとロンググローブしか身に着けていない愛理を組み敷いている。
キスをするでもなく、愛理の滑らかな頬に触れてただ弄ぶ播磨。
その無骨な指のくすぐったさが愛理の肌の裏側に甘痒い幸福感を生み出していく。
「……お嬢」
播磨がそう呼んでくれる。
愛理は、それだけで恍惚の極みに達してしまいそうになる。
播磨拳児だけがそう呼んでくれる名前。
播磨だけがそう呼んでいい名前。
世界中で、ただ一人のひとだけが、そう呼んでくれる、そんな名前。
その声が、愛理の胸を締め上げるような切ない言葉を吐いてくれる。
「……愛してるぜ」
「……愛してるぜ」
以前の播磨からは想像もできないが、播磨は最近になってようやっと照れながらも
そういう甘い言葉を吐くようになっていた。
そんなに酔っているわけでも興奮の極みにいるわけでもないのにこんな甘い言葉を吐くのは
播磨にとっては苦痛に近いわけであるが、それでもこの粗野で無作法で不器用な男が
精一杯の愛の言葉を口にするのには理由がある。
それはなにより、そういう種類のセリフを言ったときの愛理の表情が播磨の心の琴線に
触れるからだった。
播磨がその言葉を口にした後の、愛理の輝くような瞳の色。
ほの赤く、薄い薔薇色に染まった頬。嬉しそうに緩んだ口元。
全身で高まる思いをどうしたらいいのかわからないような、周囲の空気を幸せなものに
変えてしまうくらいの嬉しそうな表情は、播磨の心を鷲掴みにする。
そんな愛理の表情を、この播磨拳児という男はこの上なく好ましく思っている。
だから、恥ずかしくても播磨はそういう言葉をベッドの上でだけは吐くことができるようになった。
すごい進歩である。
愛の言葉を囁かれたお嬢様は、とろんと蕩けたような瞳で射抜くように播磨をうっとりと見つめている。
その視線を播磨は嫌いではなかった。
いや、むしろその表情を好んですらいた。
その目で見つめられると、播磨はおかしくなってしまう。
胸の中がおかしい。ズキズキと痛み始める。そして突然叫びだしたくなる。
骨が折れるほど強く、このお嬢さまを抱き締めてキスして、胸を愛撫して、全身にくまなく
口付けをして、そしてケダモノのようにその身体を貪ってしまいたくなる。
できることならこの金髪の美少女を丸ごと食べてしまいたいという妄想に囚われてしまう。
播磨は知った。
この気持ちが『好き』だということを。
このお嬢さまと付き合い始めて二年以上経って始めて、鈍すぎるにも程があるが播磨は、
自分はこの女の子のことを心底好きなのだ、ということを実感していた。
だから「愛してる」という言葉をささやくことができていた。
本心の、心の底から本当に「愛してる」と思ってるからこそそんな言葉を吐くことができた。
播磨拳児は不器用な男である。不器用なだけに、ウソがつけない。
ただ大切で、大好きで、笑顔が好きで、声が好きで、柔らかい体が好きで、料理を作ってくれたり
部屋の掃除をしてくれるとこが好きで、ときどき怒鳴ってくるときの怒りのこもった声すら好きで、
抱きしめるととたんにおとなしくなってしまうしおらしさが好きで、キスしたときのほの甘い口の中の
匂いが好きで、髪や肌を嗅いだときのほのかな体臭が好きで、金色に輝く髪の毛が好きで、
くるくると表情を変えるその顔が好きで、睨んだり潤んだり甘えた色を見せたりする瞳の色が好きで、
握ると簡単に壊れそうなちっこい手のひらの柔らかさが好きで、エッチのときは自分の身体の下や上で
可愛らしく暴れるとこが好きで、手のひらからこぼれそうなくらいの大きさの乳房を掴んだときの甘い
吐息が好きで……
……要するに全部好きな、そんな女の子には播磨は本当のことしか言えなかった。
播磨は組み敷いている愛理の足を広げさせると、その両足の間に入り込む。
さっき出したばかりなのに、またガチガチに固く張り詰めている勃起を愛理の股の間の
柔らかな肌にこすり付ける。
すっかり濡れて肌に張り付いた薄い和毛の中の粘膜に、播磨のテカテカに張り詰めた亀頭が擦りつけられる。
「お嬢……」
そう囁く播磨の声に、愛理は胸の中に溢れるどうしようもない熱い滾りを感じていた。
このバカの言葉を聞くだけで、愛理は体の奥が熱く蕩けてしまう。
触れ合った肌から響く音が、愛理の芯を甘くほどいていってしまう。
「愛理」
顔を赤くしながら、播磨はそう囁く。
「……愛してるぜ」
播磨に、そんな言葉をかけられた。
愛理は全身の骨という骨が甘く溶けていくのを感じた。
顔も、首筋も腕も。体全体が芯から燃え上がるように熱くなっている。
目を細めて、涙で潤んでいる瞳で愛理は愛しい男を見つめる。
悦びに緩んだ口がその名前をつぶやく。
「ヒゲ…」
その言葉を口の中で転がすだけで、愛理はこの上ない幸福に浸ることができた。
「ヒゲ……」
「わ、わたしも……アンタのこと、好き……好き……だ、大好きッ……」
体に覆いかぶさってくる播磨を抱きしめながら、その口に、顔に、キスをする愛理。
播磨がこすり付けてくる男性器の感触に、愛理は快感が背筋を駆け上ってくるのを感じていた。
焼けるように熱いその男根が、愛理の粘膜を寛げる。
熱く蕩けた愛理の女の子の部分が、播磨の肉槍をゆっくりと、しかししっかり抱きとめていく。
柔らかい湿った粘膜をかき分けて播磨が入ってくる。
それだけで、愛理の体中の肌がほの赤く火照ってしまう。
体の奥から生まれる衝動が全身をプルプルと震わせる。
播磨の体の下で愛理は、唇をぱくぱくと動かしながら、声にならない声を漏らす。
そのきつい男性自身を何回も、何百回も受け入れているのにも関わらず愛理はその剛直の大きさに
震えを感じてしまう。
背筋をガクガク震わせながら、その張り詰めた肉竿の固さを粘膜で味わっている。
なんど受け止めても、慣れも飽きもしない播磨の勃起。
硬く張り詰めたその形が愛理の内側を押し広げ、二人の間の隙間をきっちりと埋めていく。
愛理はとろとろに蕩けた媚粘膜で、その形を喰い締める。
それだけのことで、愛理は無上の幸福を感じられる。
大好きな男の子が自分の体で満足してくれている、という想いが愛理の胸の中を
切なくさせてしまう。
紅茶の色の瞳を歓喜の涙で潤ませながら、愛理は恋人の充血しきった硬い欲情の証を受け止めていた。
膣の一番奥深くまで肉竿を深く突き入れられた後で、播磨は動かない。
愛理はそうされるのが大好きだった。
息もできないくらいの深い結合感を味わいながら、じわじわと子宮から広がってくる快楽に
全身を酔わせる。
一番深くつながりながら、大好きな男の子の陰茎の熱さと硬さを女の子の器官で味わっている。
それは愛理にとって、この上ない幸福だった。
播磨は一ミリも腰を動いていない。
びく、びく、と愛理の媚粘膜の中で脈動する男性器。
その播磨の鼓動を優しく抱きとめている愛理の女の子はその振動だけで
深い快楽の沼に沈み込んでしまう。
じゅん、と愛理の体の中で熱が増した。
それだけで瞳が潤み、息は浅く速くなっていく。
鍵穴にぴったりと合う鍵が差し込まれたときのように、愛理と播磨は密着していた。
播磨の肉竿に隙間なくまとわりつき、締め上げる愛理の粘膜。
その柔らかい肉襞をこじ開け、寛げるのは播磨の勃起。
愛理の瞳は幸福と快楽に潤んでいる。
ふたりの唇が引き寄せあうように近づき、キスが交わされる。
最初は小鳥がついばみあうようなキス。
そして、そのキスがじっくりと熱く舐りあうようなものに変わっていく。
愛理の頬にそっと播磨の掌があてがわれる。
そしてもう片方の手で愛理の掌を優しく握ってくる。
愛理はそれだけで、手指が融けそうなほどの快感を覚えてしまう。
愛理は播磨の唇を割って深くキスをする。
舌を吸いあい、唇を食みながら恋人の唾液を嚥下する。
熱いその液体を飲み込むと、愛理の身体は内側から発情してしまう。
まるでそれは媚薬であるかのように、飲み込んだ播磨の体液は愛理の消化器粘膜をジクジクと甘く炙っていく。
愛理の瞳は熱に呆けたかのようにとろんと蕩け、ただひたすらに恋しい男の顔しか映っていない。
播磨は腰を引くと、蜜壷深く挿し込まれた陰茎を一気にズリリと引き抜く。
「ふあぁッ!?」
蕩けた粘膜を擦りたてられ、愛理の腰に甘い電撃が走る。
何度つながりあっても、そのしびれるような切なすぎる感覚に愛理は耐えられない。
唇を唇で割られながら、唾液を流し込まれ、唾液を吸い取られる。
顎を摘まれたまま、愛理は播磨にされるがままにむさぼられている。
愛理の感じている顔が好きな播磨は、自然にこの女の子の好きなセックスの方法を覚えてしまっていた。
まず深く突き入れたら、動かない。
そのままキスをして、掌をぎゅっと握る。
耳元に愛理の内側の感想を囁くと、真っ赤になりながら羞恥と歓喜の混ざり合った瞳で
播磨を見つめてくる。
そしてキスをする。
キスがエスカレーションしていって、愛理が体の芯の熱さに耐え切れなくなり
組み敷いた体の下で腰をじりじりと自分で躍らせてしまうまで、播磨は腰をまったく動かさない。
播磨の大きな掌にも若干余るくらいに成長して成熟きっている愛理の乳房に触れると、その肌は吸い付くように
無骨な手指を受け止めていく。
重たげに播磨の手の中に埋まりこむ愛理のバストは、興奮で汗ばんだ肌の肌理を伝えてくる。
魅惑的なその膨らみは、播磨の手指に天上の触感を与えつつ、柔らかくもしっかりとした弾力のある手触りで
まだ成長過程にある芯の反発力を返してくる。
触れて、揉み、捏ねているうちにこのお嬢さまの小さな心臓が、とくん、とくんと脈を打っているのがわかる。
深く深く繋がったまま、愛理の乳房を掌の中で転がしながらキスをする。
その唇の感触も、唾液の味も、瞳の色も、播磨をより興奮させるための鍵でしかない。
焦れるように愛理の腰がそわそわと動きはじめたら、播磨は男根をゆっくりと引き抜く。
すると熱くとろとろになっているお嬢さまの内側の粘膜は播磨の亀頭を名残惜しげに
引き止めるように吸い付いていく。
その感触に播磨は腰の内側が消失してしまいそうなほどの快感を覚える。
そしてまた愛理の粘膜をこじるようにしてゆっくりと粘膜の壷に沈めていく。
ゆっくり、ゆっくりと焦らすような動き。
じっくりと粘膜の柔らかさを味わうように突き入れ、
粘りついてくるような襞の感触を楽しむように引き抜く。
その緩やかな動きの抽送の何回かに一回、急に一気に突き入れたり、愛理が驚くほど
素早く引き抜いたりするような動きを混ぜていく。
播磨の腰を追うように、愛理の腰がくねる。
抜かれる播磨の性器を追うように。
差し込まれる男根を迎え入れるように。
愛理の腰は無意識のうちに淫蕩なダンスを踊っていた。
そしてその度にこのお嬢さまは
「ふわぁっ」
というような切なげな悲鳴をあげる。
切なげな瞳を涙で潤ませながら、愛理は眉根を寄せて快楽に苦悶する表情を見せてくる。
首がくなくなと振られるとまとめられた髪が解け、金髪がシーツの上に広がる。
「あああ……っ……ヒゲっ……ヒゲェっ…」
白い喉を反らせながら、びくん、びくんっ、と愛理の体は震える。
そんな姿を見ると播磨はこの女ともっと深く繋がりあいたい、というどうしようもない欲求に駆られた。
より深く、もっと緊密に。
強く抱きしめて、誰よりも一番近い存在として繋がりあいたい。
だから播磨は組み敷いているこの金髪のお嬢さまの右足を抱え込むようにして、股間を深く打ち付ける。
それは「松葉崩し」の体位で、大きく割り広げられた股間の間に播磨は猛りきった男根を叩き込む。
一番深い所まで深々とつながったときの恍惚感。
子宮口の軽い感触までわかるくらいに播磨の肉竿を一番奥まで受け入れ、抱きしめ、締め上げてくる
愛理の肉穴。
播磨は愛理しか見えていない。
ここがどこかとか、今はいつかなんてことは意識の外に追い出されてしまっている。
ただ、自分とつながっている美少女の姿がすべてだった。
恥ずかしい。
愛理はそう思ってしまっていた。
恋人とはいえ、こんなえっちな顔や、声を聞かれるのは恥ずかしい。
「だ、だめ……こんな、こんな顔、見ちゃあっ――」
愛理のそんな叫びも、播磨の一言で封じられてしまう。
「お嬢」
そう言う播磨が顔を隠そうとした愛理の腕を掴む。
その瞬間、愛理は腕から力が抜けてしまう。
「お嬢」
つながり合った部位から焼けそうなほど熱いなにかが生まれる。
陰茎を食い締めながら、腕を握り締められて愛理は眩暈に近い恍惚に翻弄される。
播磨の亀頭の先端が愛理の身体の一番奥にキスをすると、それだけでこのお嬢さまは呆けた顔を
晒してしまう。
「だめっ、だめぇっ――」
「ダメじゃねえって。可愛いぜ」
「わ、私……えっちに、えっちになっちゃう」
「なっちまえよ」
「……」
「そんなとこも、俺は好きなんだからよ」
「…うそ」
「お嬢に……ウソなんかつかねえ」
気を抜くと一瞬で絶頂に達してしまいそうな、そんな快感をこらえながら播磨は
この地上の誰よりも愛している女に真情を吐露する。
それは目も眩むような衝撃で愛理の体の幹を麻痺させてしまう。
子宮口を亀頭の先端でノックされると、白くて甘い電撃のような響きが
愛理の脳裏を真っ白に焼き焦がしていく。
播磨の剛直が引き抜かれるとき、愛理の内側はその亀頭粘膜を握り締めるみたいにぴったりと食いつく。
どう締めれば播磨が気持ちよくなってくれるのかということを愛理は知っている。
生まれて初めて契った、そして唯一の男の身体を愛理はよく知っている。
一年以上にも渡って、幾度となく深く優しく、そして時には激しく愛し合った相手の身体を
愛理の肉体は十分に知っている。
愛理の身体は意識することなくその行為に没頭する。
播磨が引き抜くときに、腰の内側に力を込めるように締め上げる。
この馬鹿な不良が、快感に眉間の皺が深くなるのが愛理にはなにより嬉しい。
自分の体で、大好きな男の子を気持ちよくさせてあげられている。
その感覚は、それだけで愛理を夢心地にさせていた。
甘くほどけた唇は、声にならない快楽の悲鳴をあげている。
「ふ…ぅ…ふあぁっ……いひぃっ……ふああぁっ……」
触れ合った肌の内側がどんどん熱くなっていってしまう。
ジリジリと、炙られるような媚熱が愛理の肉体を責め苛んでいく。
胸がこね回されるように握られ、張り詰めてきた乳房がねっとりと甘い熱を発する。
播磨の大きな手のひらで蹂躙されるのは愛理は好きだった。
自分の身体で好きな男の子を喜ばせてあげられるという歓喜に酔いしれる。
だから、胸を愛撫してくる恋人の手のひらを愛理は愛してやまない。
こんなに揉まれて、何十回も、何百回ももみくちゃにされて。
おっぱいが大きくなってよかった、と愛理は思う。
掌の痕がつくくらい強く握られる。
指先で乳首の先端をこすり上げられる。
硬くなった乳首を摘まれながら、出ない母乳を絞られるかのようにおっぱいをもてあそばれる。
頭を反らし、シーツに深い皺を作る愛理は弓のように背を曲げながら身体の芯がビクン、と大きく震え
愛理はその頂点を徐々にゆっくりと越えていってしまう。
一番深いところに、硬く熱く充血しきった播磨の先端を受け止めながら。
敏感な乳首を思うがままに弄ばれて。
女の子の内側の襞を高く張り出したカリ首で擦られる。
大好きな男の勃起を受け入れながら、愛理は子宮がキュンと縮んでいるのを感じていた。
「お嬢……」
優しく頭を撫でられながら、激しく深く繋がりあっている。
「気持ちいいのか?」
一突きごとに、愛しむような気遣うような目で播磨が尋ねてくる。
その視線で見つめられた愛理は自分の身体が制御できないことに気づいた。
ただ、肩に手を廻し。
ひたすらに、胸板を、おっぱいを押し付け合い。
唇は、勝手にえっちな声を漏らしている。
くちゅ。
いやらしい水音が、愛理の股間から響く。
ちゅぷっ。
――えっちな顔を見られてる。
――我慢しきれない、えっちな声を聞かれている。
播磨以外の誰にも聞かせたことのない声を上げて、沢近愛理は必死に叫ぶ。
心の底からの本当の声を。
「ぜんぶ…ぜんぶ、あげるから…わたしの、ぜんぶ……あげる………アンタのだから…」
恋人に全てを捧げる誓いを口にしながら、愛理は眉根を寄せつつ絶頂の吐息を漏らす。
膣の内側が播磨の陰茎を吸いたてるように蠕動する。
お嬢さまの内側が播磨の肉竿にぴったりと吸い付く。
擦りたてるように、絞りたてるようにその肉襞は動き、播磨の爆発するほとばしりを
一滴残らず吸い取っていく。
もっと欲しい、と言うかのように愛理の内側が別の生き物のように収縮する。
脳裏が真っ白になるくらいの快感に、愛理の播磨は思わずうめき声を上げている。
その声を耳にしてさらに快感を昂ぶらせる愛理。
それはまるで合わせ鏡のように、興奮を無限に増幅していってしまう。
愛理の嬌声に興奮を昂ぶらせる播磨。
喜んでいる播磨にすべてを奉げたい気持ちになってしまう愛理。
その夜、愛理は甘い怨嗟の叫びをスイートルームの寝室に幾度となく響かせた。
愛理は金髪をシーツの上で振り乱しながら、限度を超した快楽の苦痛と陶酔の入り混じった吐息を漏らし、
その甘美な拷問を止めてくれるように何度も恋人に懇願しながらも恋人にしがみつき、キスと愛撫の
奔流のただなかに翻弄され尽くした。
しかし愛理の大好きな頭の悪い恋人はその乞う声を無視してこのお嬢さまを攻め抜いた。
汗と愛液でシーツを濡らしても一向に速度の衰えないピストン運動で。
際限のないキスで唾液を交換し合い、乳房を舐め乳首を吸い乳肌を甘噛みし、
このお嬢さまの全身に自らの刻印を記していった。
愛理はそれを止めてくれるように懇願しつつも、その快楽の頂点のさらに上目掛けて押し上げられる感覚を
待ち望んでいた。
キスと、愛撫と、抱擁と放出。
獣欲と恋心の渾然となった感情の虜になっている播磨はケダモノじみた欲望の頂点へと幾度も登りつめ
同時に恋人の耳元で愛を囁いた。
「お嬢、愛してる」
ホテルのフロアじゅうに響き渡る嬌声を叫びながら、愛理はついにその晩五回目の絶頂に達した。
首筋に、胸元に、無数のキスマークと甘噛みの痕を刻印されながら。
「好きっ…好きぃッ…大好きッ」
絶叫に近い嬌声をフロアじゅうに響かせながら、愛理は全身を痙攣させながらその頂点を越えた。
播磨の熱い欲望の滾りを赤く熱く蕩けきった粘膜で受け止めた愛理は、真っ白な灼熱で脳裏を焦がしつつ
幸福な暗闇の中に向かって堕ちていった。
白い光が愛理の目に差し込んでくる。
――ん……あさ…なの
寝ぼけまなこの愛理が目を開けると、カーテンの開いたままの窓越しに太陽が室内を照らしている。
室内。
いつもとは違う部屋。
屋敷の寝室でも、播磨のアパートのベッドの上でもない。
――そっか…ホテル…泊まったんだっけ
愛理が目にする窓の外のビル街は白い雪化粧をまとっている。
ホワイト・クリスマス。
隣にいる幸福な体温の感覚に、愛理は胸の中がジワリと暖かくなるような幸福を感じる。
大好きなバカな男の子と迎えるクリスマスの朝。
ずっと一緒にいられたクリスマスイブ。
愛理は昨晩のことを思い浮かべて頬を赤らめてしまう。
何度絶頂に達しても、そのたびにケダモノのように襲い掛かってくる播磨。
一匹の雄と化したそんな恋人に蹂躙される喜び。
思い出しただけで女の子の芯がズキズキと甘く震えてしまいそう。
ぴくぴくと瞼を動かしている恋人の顔を眺めながら、愛理はつい頬が甘く緩んでしまうのを感じていた。
大好きな男の子の寝顔を見ながら目覚めることのできる幸福。
それは愛理の手に入れたなかで一番暖かくて、嬉しい目覚めだった。
播磨の凶悪な瞳もいかつい顔も、こうして眠っていると子供みたいに可愛い。
「ん……」
播磨が目を覚ましかけている。
愛理はガウンを取りにいくにしても、裸のままだと恥ずかしいと思っている。
あれだけ裸で抱き合って、えっちをしているのにもかかわらず愛理は播磨に裸を見せることに抵抗があった。
そんな恥じらいをみせる愛理のことも播磨は好ましく思っているのだが、とにかくこのお嬢さまは
裸のままベッドの外に出るなんてはしたない事はできなかった。
愛理はベッドカバーを体に巻きつける。
きゅっ、とシーツの端を胸元に差し込むと、それは胸の谷間がいっそう深くなって、シーツの裾は
踝よりも長く絨毯に擦れるほどで。
それはまるでベアトップのロングドレスみたいだ。
ベッドから床に足を下ろすと、目を覚ました播磨が自分のことを見ているのに気づく。
「ちょっ……な、ナニ、見てんのよ!?」
愛理は急に恥ずかしくなってしまう。
今まで愛理がこの恋人にたいしてしてあげた様々な格好よりも、ずっと恥ずかしい。
頼み込まれたので仕方なく、全裸になってエプロンだけをつけてお料理をしてあげたときよりも。
小さすぎるスクール水着を無理に着て、前かがみになってポーズを取ってあげたときよりも。
胸がやたら強調されてるウェイトレスの制服のコスプレをしてあげたときよりも。
屋敷のメイドの制服を着て「ご主人さま」と言わせられたときよりも。
デッサンの参考だと言われスチュワーデスの格好をさせられて、最終的にはお口でご奉仕させられたときよりも。
どんな時よりも、ずっと、もっと恥ずかしい。
顔から火が出るくらい、恥ずかしくて、照れくさくて、嬉しかった。
「……なんかアレだな。アレみてえだな」
まだ寝ぼけている播磨のそんな声を聞きながら、愛理は心地よい羞恥の中にいた。
愛理が播磨の視線から逃げられないのには理由があった。
そんな目で見られると、気持ちがいいから。
コイツの目で身体を見てもらえるのが嬉しいから。
シーツしか身に着けていないお嬢さまの子宮は朝から熱く充血をはじめてしまう。
そんな愛理の心の中を知らない播磨は素直な感想を口にした。
「アレだ、ほら、教会とかに、よくいるじゃねえか」
愛理の胸は高鳴っていた。
――きょ、教会…って…
――う、ウェディングドレスみたいだなんて…
朝から昂ぶっている愛理には播磨の言っている『アレ』がステンドグラスに描かれた天使を指しているのに
気づくわけもない。
「あ、そうだお嬢」
うっとりと頬を染めている愛理を尻目に播磨はそう言ってベッドから下りると昨晩適当に脱ぎ散らかした
タキシードのポケットを漁っている。
裸の尻を愛理に向けたまま。なんて無神経な。
「おお。あったあった」
播磨はそう言うと、やっぱり全裸のまま愛理に歩み寄ると、小さな箱を見せた。
あー、と言いよどんでいる播磨。
とても言いにくそうだが、それでも播磨は意を決したように言葉を発する。
「…あのよ…………お嬢。コレはすげー安モンで、オメエが気に入るかどうかわかんねえけどな」
そう言いながら小さな紺色の箱を太い指で開く。
その内側には、銀色に輝く小さな指輪が光っていた。
「そ、その、なんだ。今日はクリスマスで、そんな日にはなんか贈るモンだ、ってこないだ
塚本が言ってて、いやその、塚本は関係なくて、いやそのただ、クリスマスには
プレゼントがつきものだってーから、その、アレだ。うん」
柄にもなく焦りまくっている播磨は、片手で愛理の手を掴む。
播磨にはまったく何の意識もなかった。ただ単に、無造作に掴んだだけだった。
愛理の左手を。
女の子の左手の薬指に指輪を嵌めるということの理由を播磨は知らないわけではない。
でも、アホな播磨は「右手ならいいよな」とか思いつつも愛理の左手を掴んでしまっていた。
向かい合うと右と左が逆になる、だなんて常識すら考え付かない。
真っ白で、すべすべで、白魚のような指。
そんな指が、播磨の手のひらの中で柔らかく解けている。
そして、その白くて細い指に、播磨なりに精一杯の奮発をして買った、安物の指輪をはめる。
金髪のお嬢さまの、左手の薬指に。
――左手の。
――薬指に。
――コイツが……指輪を、はめてくれた。
指が溶けそうな。指の骨が溶けてしまいそうな。
愛理は指だけじゃなくて、全身が甘いとろりとしたシロップのように蕩けていってしまうのを感じる。
視界の中で播磨の顔が歪んでいく。愛理はなぜだか、涙が溢れてくるのをとめられない。
「……こ、コレって……」
絶句する愛理。胸が熱くなる。胸がいっぱいになる。唇はぱくぱくと動くが言葉は出てこない。
愛理は、今まで感じたことのない恍惚の海の中にいた。純粋な白い幸福感に全身を洗われていた。
生まれてから18年の間、一度も感じたことのない喜びのただなかに愛理はいた。
指の付け根が、甘く震えている。そこから全身に広がる、純粋な多幸感。それはアルコールの酩酊のように、
この少女の全身をジリジリと甘く焼き焦がしていく。
愛理の瞳のふちにゆっくりと涙がたまっていく。
その涙は表面張力を越え、簡単に決壊してつややかな頬に涙の線を描く。
「こ、これって…」
「……その…俺の気持ちだ」
播磨はそう口にするが、そもそも前提が違っている。
播磨にしてみればただ指輪をプレゼントしているだけのつもりなのだが、愛理にとってはそれは
女の子にとって一生に一度クラスの一大イベントだったりするわけで。
――気持ち
――コイツの、気持ち……
愛理には体の芯から震えが生まれている。
播磨のいつになく真摯な視線に貫かれながら、愛理はどうしようもない恍惚のただなかに放り出されてしまう。
左手の薬指は心臓に直結しているという。
愛理はそんな言い伝えを心底実感していた。
播磨の手に掴まれた左手が熱い。
播磨の野太い指に摘まれている左手の手指が甘痒い。
左手の指輪から、愛理の全身に胸を焦がす甘い電流がビリビリと流れてしまっている。
この頭の悪い恋人の、精一杯の愛情の印の指輪が、愛理の心をジンジンと熱くさせる。
冷たい金属が、まるで愛理の心臓を直接炙っているかのように熱を持っている。
胸の奥底を焼け焦がしていく。
薄桃色の幸福のなかに浮遊させていく。
感激の涙が愛理の頬に川を作る。
「わ、私……これ……この指輪……一生、大切にするから」
その切情あふれるささやき声は、播磨の聞いたことのないような声だった。
その切ない声は、聞いている播磨の背筋を撫でるような甘い声だった。
感動に震えている、切なさと愛しさが混ざり合ったような、そんな甘い声。
頬を伝わる涙の線が、播磨の心の琴線を激しく響かせる。
宝石みたいな、この金髪のお嬢さまの奇麗な瞳がもっとさらに潤む。
その顔の愛しさに酔ってしまいそうになった播磨はついつい無神経な言葉を口にしてしまう。
「い、イヤ……その、なんだ。……こんなのは安モンだからよ……俺がもっと稼げるようになったら、
そんときにはもっとイイ指輪買ってやっから」
「ううん……コレでいいわ……コレが、いいの……」
ハシバミ色の瞳を歓喜の涙で飾りながら、愛理は最愛の男性の顔をまっすぐに見つめている。
「私……すごく……幸せ…」
その表情は、播磨が今まで見た愛理の笑顔の中でも、ひときわ美しく、
晴れやかで、優しい顔をしていた。
涙を漏らす瞳を閉じると、愛理はそっと顔を播磨に向ける。
薄ばら色に輝く頬。その中の、可憐な唇がなにかを待ちわびるようにすっと窄められる。
朝日を浴びて輝くふわふわの金髪の中のお嬢さまの小顔。形のよい頬。魅惑的に閉じられた瞼。
それが今、播磨拳児に向かって奉げられている。
そんなときどうしたらいいか、播磨は知っていた。
それは触れるだけのキス。
体温を感じあうキス。
唇が唇と触れあい、それだけで二人ともが高みに登って行けそうな、そんなキス。
天国に登りつめてしまうくらいの甘い、甘い口づけ。
唇がそっと離れたあとで満足そうな吐息を播磨の胸板に吹きつけながら、
スイートのベッドルームの中で、吐息を吸いあい、体温を感じあいながら、
二人はまるでチークダンスを踊るかのようにぴったりと身体を寄せ合っていた。
そんな幸福なクリスマスのプレジデンシャル・スイートのベッドルームの二人。
そんな二人にいつもどおりの慇懃な声が掛けられる。
「おめでとうございます、お嬢様」
「おめでとうございます、お嬢様」
瞬時に振り向く愛理。
そこには、深々とお辞儀をしているナカムラがいた。
「ななななな、ナカムラッ!?」
まったくもって無防備な、生まれたままの素の表情を恋人だけに見せていたこのお嬢様は
慌てて普段の表情を取り繕おうとする。
が、その呆けた笑みは簡単には覆い隠せない。
そんなご主人さまに、執事は語りかける。
「式の日取りはいつにいたしましょうか? ああ、その前に旦那様ともども、播磨様のご両親に
ご挨拶に伺わなくてはなりませんな」
頬を真っ赤に染めながら、このお嬢さまは執事に答えて言った。
「そ、そんな……結婚式だなんて……まだ早いわ。きょ、今日のところは、とりあえず……婚約しただけだから」
――ケッコンシキ!? コンヤク!?
なんじゃそりゃ!?と胸の中で驚きながら播磨は、腕の中の女の子の爆弾発言を正面から受け取ってしまうわけで。
播磨はすっかり困惑していた。
――えーと。アレだよな。コンヤクってのはケッコンのヤクソクのことで。
――いったいいつ俺がお嬢とコンヤクなんかしたんだ?っていうかプロポーズすら……
そこまで考えた播磨は、腕の中の愛理を見つめてみる。
愛理は左手の薬指でキラキラ光る銀色の輝きを、こちらもまた宝石みたいな輝きをもった
瞳でうっとりと見つめている。
――って、左手? お嬢の左手じゃねえか! それも薬指!
――左手の薬指って…おい!それってまずくねえか?!
自分のしでかした事の重大さに一瞬青くなった播磨だが、その驚きと衝撃がおさまるにつれ、
別の感情が生まれてくる。
――いや………………その、別に………………イイ……のか?………それはそれで……悪くねえ…かも…
婚約。結婚の約束。生涯掛けて愛することの誓い。
バカではあるが基本的にロマンチストである播磨は婚約というものをそんな風に思っていた。
それを想像するだけで、播磨は胸の中がなんだか暖かくなってくる。
この女とずっと、一緒にいられる。
朝起きてから、夜寝るまで。
どこかに出かけても、同じところに帰ってこれる。
――朝目を覚まして最初に聞く声がコイツの声で。
――目を開けて最初に見るのがコイツの顔で。
――誰よりも最初にこの女を見れることは、なんかスゲー嬉しいことのような気がする。
――それがどんな一日でも、それだけで耐えていけるような気がする。
――夜寝る前に最後に聞くのがお嬢の声で。
――目を閉じる間際に見る顔が、愛理の顔で。
――たとえどんな悪い夢を見ても、傍にコイツがいるというだけで、大丈夫な気がする。
そう考えるだけで、播磨は胸が熱くなってくるのを感じていた。
昨晩感じていた身を焦がすような熱い炎ではなく、すべてを優しく包むような
春の陽だまりの熱だった。
腕の中にいる恋人を抱きしめながら、播磨はそんな熱に全身を洗われていた。
播磨の腕の中のお嬢さまは、照れながらも執事に向かって言い放った。
「……それにね、私芸能界にデヴューすることにしたわ!」
「それはそれは」
完璧な執事はまったく動じない。
「うん……そんなに売れる必要はないんだけど。
とりあえず独身の間じゃないとアイドルとかってなれないみたいだし。
ま、花嫁修業みたいなものよ」
「左様でございますか。おめでとうございます」
ナカムラは慇懃にお辞儀をすると、言った。
「お二人の着替えはエントランスのソファの上に置いておきますので、どうぞごゆっくり」
完璧な執事らしく、音も無くベッドルームの扉が閉まる。
そして金髪の勝気で強気なお嬢さまは、大好きな男の子に抱きつくと、
まったくもって蠱惑的な微笑を浮かべながら再びキスをせがんだ。
その数ヵ月後、愛理がミス・ジンマガとしてデビューしたり
端整でありながら愛嬌のある表情とまだ成長過程にあるダイナマイツなボディで
すっかり人気が出た愛理は某男性タレントと噂になったり
ソレを知った播磨が密かにジェラシーに胸を痛めたり
その噂は事実じゃないのだけど、妬いてくれない播磨に愛理が不満を抱いたり
誤解が解けて愛情溢れる睦み合いに没頭したり
そんな未来が二人を待ち受けているわけだが、まあ、それはまた、別のお話。
以上にて完結であります。
ながながとお付き合いくださいましてありがとうございます。
読んでくれてる方の感想だけが書く原動力なのであります。いやマジで。
このオハナシの中では播磨とお嬢は行き着くとこまでいっちゃったw ので、
とりあえず旗はこれでおなかいっぱい。もう書きません。すくなくとも当分は。
今後はお約束どおりにおにぎりを書いてみようと思っております。
八雲スキーの方、お待たせいたしました。(まあ、それでもやっぱり書くのは相当遅いわけですがw)
余談ですが、以前講談社の忘年会にもぐりこんだときにミス・マガジンのお嬢さんたちが水着を着て
取引先やら関係各所のお偉いさんにご挨拶をしてる光景を見ていろいろ思うところがあってこんな展開になったわけでありますが
まあそれはそれでどうでもいいお話w
GJ 最高です
うわあ、講談社の忘年会に参加できるなんて、凄い人だねえカレーさんって。
やっぱ俺達パンピーとは住む世界が違うわ。
自演するならもうちょっと時間おいてから書き込もうぜ
いやコイツは次も旗を書く
間違いない
こいつは間違いなくアウトだわw
カレーいや夢枕よ
もうこないでくれ・・・他の作品のスレにいきなさい
わーい、カレーさんが来たーーー
しーーーーーんwwww
どうせまた旗思いつきました!とか言って書き始めるげんなり展開くるよ
>>53 GJです。
長い間お疲れ様でした。次回作期待してます。
いろいろ問題もありましたけど長編おつかれさまです。
次回作、期待してます。
まぁ長編終わらせたのは素直に凄いと思うわw
終わりよければ全て良しとも言うし、頼むよホントに
65 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 02:31:39 ID:ppf+E1vk
これで流れは良くなるね
アンチカレーが涙目なのが容易に想像できて笑えるw
>>66 66みたいな奴が一番ウザイんだよなぁ
笑われてるのはお前なんだよタコ
>>67>>68 アンチがこんなに早く食いついてきました
カレーさんを叩けなくなくなって残念でしたねw
>>69 アンチはお前だろw
書き込みよーく見返してみろよ、たった数レスだからアホでも理解できるだろ?w
うっわぁ・・・アンチじゃなくてもここまで真性旗だと痛すぎる
72 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 03:19:30 ID:A1h8cZZo
カレー乙
必死なアンチを見てるのが最高に楽しい
次も旗を書いてスレをもっとカオスにしてくれww
>八雲スキーの方、お待たせいたしました
お待たせしました、って凄いよなw
どれだけ自意識過剰なんだって話だもん
作家様気分もここまで来ると立派なものだわw
お待たせしすぎたのかもしれません
いやあ、カレーはまた旗を書くね!
旗はウンザリ
空気嫁
カレーが旗を書く言い訳
勝手に沢近と播磨がヤリ始めるだもん
おにぎりって何?
完結乙です。
次回作では、カレーさんに鉛筆物書いてもらいたい。
美琴のあのエロイ体をカレーさんのエロイ文章でエロく仕上げてもらいたい。
中だししすぎだろって指摘したら
ピル飲んでるって描写が出てきて笑ったけどな。
そんなわけでカレーさんは次、沢近妊婦バージョンで旗を書くと思うね!
81 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 17:00:28 ID:8mmeZ1f6
わかった、じゃあ間をとってカレー氏には縦笛を書いてもらうということで。
はい問題解決。
てか八雲のクリスマスの話まだ?カレーの所為で投下出来ないのか…?
このスレには3種類の人間がいる。
1カレー肯定派(※信者ではない。)
2カレー否定派(※アンチではない。)
3カレーは好きでも嫌いでもないがわざとカレー信者のような発言をし、
カレーにも他の住人にも迷惑をかける荒し。
4カレー
ちなみに俺は3番。
>>53 長編GJ!!!
お疲れ様でした。
次回作も楽しみにしています。
>>79 私も美琴ものが見たいです。
美琴や八雲を希望されて、どっちを書こうかと悩んでたらわかんなくなったんでまた旗を書いちゃいました><
だって播磨とお嬢が勝手に動き出すんだもん><
お嬢SS書いてもいいけど、その場合は播磨とミコチンや八雲、円、梢、冴子たちとの交わりを
影からおっそろしい顔で睨みつけながらも、悶々としているというシチュなら許可するゥ――ッ!!
>>83 カレーが好きだから信者的発言してる人もいるように思うぞ
ほとんどがアンチだとしても
もうカレーは書かなくていいだろ
話がこじれる
>83
ありがとう・・・ってあンた荒らしかよ!
っていうか、3種類っていっときながら4種類いるじゃん!
>80>84
それはない。
>79
ミコチンエロくていいよね。
早くも言ってることが変わってきたw
まぁどうでもいいじゃないの
もうちょいゆるくやろうぜ
92 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 17:24:42 ID:ExKuFrkI
つーか
カレー出現→荒れる
の流れはどうにかならんのか?このままじゃカレーが出る度にこんな事の繰り返しだろ
じゃあ、ここで谷センが見守る中、播磨×ゆりっぺの種付けの儀式をば(ry
>>88 カレー とりあえず終了乙!
次回作期待してる
今度こそおにぎりよろしく ずっと待ってんだ
好感度あげたくて書きたくも無いおにぎりを
書いてるカレーを想像すると笑えるw
そろそろハリハルこないかな
>>98 カレー叩きの空気を変えようとしてくれてるんだろ
ネタ振りって奴だ
カレー氏ね
103 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 20:49:14 ID:RErPSZgh
ここらでクリスマスネタがほしいなんて思う今日この頃…さぁ、クリスマスの似合うカップリングはどれだ?
>>103 あんた、IFスレでも恵んでくれとか言ってなかったか?w
小ネタくらい考えなしにガンガン投下してくれて構わんのだぜ
札泥だろ
107 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 17:48:25 ID:OIlbyYWB
さて、今週ので王道・おにぎりが消滅寸前なわけだが。
108 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:56:41 ID:MR+jtXKJ
妄想を形にするSSスレでそんな事言われても、意味無いんだが
本スレにいる派閥厨とかキャラスレの住民の事は知らんけどな
>>109 それはない。
まだ、花井と稲葉の方がいいだろう。
播磨ってだけである程度の需要はあるよ
というかネタにマジレスかっこ悪い
カレーさんまだー?
榛名自身も需要は出てきたぞ
だからハリハルも全然おk
だって天満以上のまな板具合だもんなwww
幼児体系好きな播磨は大好物だろ榛名ってwww
おや、お歳暮でも届いたのかな? ちょっと玄関見てくr(ry
播磨なのか兄貴なのか本人なのか
>112
ちょっとだけ充電させてくだちぃ
コテ使うのはSS投下する時だけにしろよ
>>116 いい加減に「カレーさんまだー」にばっか反応すんなよ・・・
119 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 18:56:18 ID:MmLVuxrG
充電などゆるさん
早く奈良健太郎のエロパロを書け!
>>121 ちくしょう。連敗だ。
ちょっと前までは、それは俺の仕事とか言わせてたのに……不覚!
何という過疎スレ。世間的に需要が終わった漫画はもう朽ち果てるだけかw
エロなんて書いたことのない俺がおにぎりを投下
とりあえず前半だけ
お見舞い外伝
「はっきりとした原因は分かりませんがどうやら機器の誤作動だったようです」
矢神病院のとある一角。医者や看護士、患者らが行き来するその空間。
非常ベルの通報を受けた警官や病院関係者達の前で、播磨と八雲は静かにその説明を聞いていた。
「だから俺や妹さんが原因なわけないつーの」
「……どうも、お手数おかけしました」
一時は大騒ぎとなっていた病院も今は静寂を取り戻しつつあった。播磨の放屁とベルの誤作動が重なり、
ほんの十分程度の時間ではあるが二人にはテロの疑いまでかけられていたのである。
あわや事情徴収、精密検査となりかけた播磨と八雲であるが事態の収束に従って余裕が生まれてくる。
「ったくせめて場所変えろっつーの」
余裕ができれば周囲を見る目が生まれてくる。患者らの視線を浴び続けるのは
神経が太い播磨といえど落ち着かないものがあった。
「じゃ、俺はとっとと退院するんで。この薬のニオイともおさらばだ」
「ああ播磨さん待ってください」
二人がこの場を早急に立ち去ろうとしたところを医者に呼び止められ、播磨はそれに応じ踵を返す。
耳に入ってくる単語から、最後の検査や退院手続きといった用事が残っていることを八雲は理解した。
背を向けていた播磨が振り向きいつもの調子で口を開く。
「妹さん、悪いけど」
「ハイ。では私は病室のほうを片付けておきますね」
「ん、頼むわ」
別にそこまでと声が出掛かった播磨であるが、八雲の性分を考え好意を受け取ることにする。
入院生活で私物がだいぶ溜まっている。荷物整理は看護士の仕事かもしれないが、自らも一応プロの漫画家である。
書いた原稿や用いた仕事道具は素人よりも経験者の八雲に扱ってもらいたいのだ。
(まあ妹さんなら原稿見られても大丈夫。他に特に見られても恥ずかしいものねーだろ)
(烏丸さんの言っていたこと。あれはどういうことなんだろう)
播磨の入院していた個室で八雲は考える。既に播磨の私物は持ち運べるようまとめた後だ。
衣類は洗濯されていたものを含め一つの鞄にまとめてあるし、漫画の資料と原稿はそれぞれファイリングしてある。
元々播磨の荷物はそう多くなく、見舞い品がたまっていることもなかったので早々に終わってしまった。
(歩行祭に来れないなら、姉さんに話したほうがいいのかな。でも播磨さんはどうするつもりなんだろう)
天満のことを第一に考える自分がすぐさま結論を出せないことに戸惑いつつ、八雲はそれ以上考えないことにした。
自分一人で決めなくてもいい。播磨に相談してからでもいいのだ。
(播磨さんといえば…漫画を諦めずに続けているんだ。よかった)
プロになる自覚を持っているようで、そう簡単に諦める様子はない。
例えお手伝いができなくなったとしても、彼が続けてくれるならそれだけで八雲は嬉しくなった。
やがて背後からの足音とカーテンがめくられる音に振り返る。
「おーもう片付いてる。妹さんさすがだな」
「あ、はい。播磨さんはもういいんですか?」
「おう。そのうち看護婦さんがやってくるから待ってろってさ」
播磨はそう話しながら当然のようにベッドに転がり天井を見上げる。
そしてサングラスの内側に指をはさみ目をこすり、あくびを一つ。
そのしぐさを見て八雲は一言声をかけた。
「あの……今のうちに着替えたほうが」
「お、そうだな。いや〜病院にいると漫画描くか寝るかしかなくてついクセでな」
八雲が播磨の着替えを差し出す。まとめられた荷物とは別のものだ。
播磨は照れながらも笑顔で受け取りまず上着を脱いだ。
少し前まで病人だったとはいえ、衰えを見せない筋肉質の肉体が露になる。
「眠気覚ましに熱いお茶でもどうですか?」
備え付けのものですが、と一言添えて八雲が湯飲みを差し出す。だがそれが災いした。
八雲の声だけに反応し、焦って伸ばした播磨の手が彼女の手の甲を強めに叩いてしまう。
「うあ熱熱ッ!!」
「す、すいません」
八雲の手から離れた茶が腹にかかり播磨は悲鳴をあげる。
「ふ、拭いてくれ!あちちち!」
慌ててシャツをめくる。だがまだ熱い。皮膚を焼かれるような痛みから逃れるため、
播磨は躊躇せずズボンを膝まで下ろした。
「動かないで下さい。ごめんなさい、本当に」
乾いた布巾を手に取り、手術痕を刺激しないよう八雲は丁寧にお茶をふき取りはじめた。
(ちっと、くすぐったい、な)
腹部に八雲の細い指が這う。生暖かい吐息がかかり、こそばゆい。
大声で叫んでしまったのが効いたのか、八雲は何度も謝罪の言葉を口にしていた。
(……まじい、この体勢)
自分自身は八雲の勢いに押され、肘を使って上半身を少し起こしているに過ぎない。
だが腹筋が全て見える程度には上は露になっており、下はトランクス一丁というあり様である。
そして八雲はベッドに全身を乗り出して、膝をつきながら上半身をかがめてへそのあたりに顔を寄せている。
おまけに彼女は手をしきりに動かして濡れた体やシャツを拭いてくれているのだ。
播磨はいつか見たAVの病院モノに似たようなシチュエーションがあったのを思い出してしまった。
(い、いかん!妹さんは俺を心配してくれてるんだ、変なこと考えるな!)
だが播磨はそう簡単に頭の切り替えができるほど器用な人間ではない。
熱さが引いてくるとなおさら余計な考えが頭をよぎる。
「んっ……ん」
(いや妹さん。変な声出さないでくれ)
腹の近くから八雲のか細い声が聞こえてくる。と同時に八雲の顎下あたりに位置する愚息が熱くなっていくのを自覚した。
やや紅潮した彼女の頬や半開きの口にいらぬ妄想をかきたてられる。
これはまずいと視線を少しそらせば、八雲の細い腰や形のよい臀部が目に入る。
まれに左右に揺れ、それもまた播磨を刺激する要素となった。
(うぅ、やばい、妹さんをこんな目で見たことなかったってのに。最近抜いてなかったのがまずかったのか!?)
このままではまずい。それを自覚しながらも、播磨は八雲の体から目を離すことができなかった。
(私……多分、すごいことしてる)
播磨が思わぬアクシデントに葛藤している間、八雲は考えていた。
最初は熱湯をかけてしまった申し訳なさから出た行動であった。
とはいえ播磨の反応はやや大げさなものだったらしい。
火傷痕になっているわけでもなく播磨本人に拭いてもらっても問題のない程度。
それでも一度拭くと言った手前、やらないわけにはいかない。
そして大した時間もかけず拭き終わったところで今の自分と播磨の体勢に考えが及んでしまった。
これではまるで彼に性的な奉仕しているようではないか。
(播磨さん、さっきから何も言わない。きっと意識してないんだ。これまでもそうだったし)
ならばふしだらな考えをしてるのは自分だけ、と恥じながら何度も拭いた播磨の腹を撫でる。
だがもう終わりましたと告げて離れればいいのに何故かそれができない。
わずかに視線をおとせば彼の男性を象徴するものがあるはずである。
少し意識するだけで頬が赤くなるのがわかった。それでも好奇心に負け少し顔を動かす。
(え……あ、もしかして)
シワと混ざり区別がつきにくいが、トランクスには確かにそれらしき形が視界の端に映った。
そしてそれは予想に反し形をはっきりとさせながら盛り上がりを増していく。
(播磨さんもそういうこと考えてる?……私で?ううん、きっと自然現象なんじゃ。でも)
もし私で感じているのなら……そう考えても八雲は不思議と悪い気分にはならなかった。
男子生徒から注がれる欲情の視線は精神的に苦痛ですらあったというのに。
(今日はちょっと強めの日。確かめたい……でももし視えなかったら)
播磨の気持ちは姉の天満にしか向いていないことはよく知っている。
もし今播磨が自分に感情を向けているとしればそれは肉欲に拠るものということになる。
(それでも視たい……播磨さんの気持ち。形はどうであれ、私を見てくれているんだろうか)
「すいません、ちょっと失礼します」
彼の心に踏み入ることを詫びる意味を込めて、八雲は意を決し播磨を見上げた。
【やばい妹さん気付いた? そんな顔で見上げられたらまた】
「あ」
思わず声をあげる。視えたのだ。彼の心が。姉に向けている気持ちとは違うモノ。他の男子らと大差ないモノ。
それでも彼は今自分を見てくれている。異性として意識している。それだけで八雲の心が熱くなる。
(…嬉しい)
一歩進むことができた。事故でも、やましい気持ちによるものだとしても、今はそれでいいと思えた。
万歳と両手を挙げて喜ぶことはできないが、それでも……
【いかんいか 、 】
「!」
そう思った瞬間彼の心が薄れていく。見えなくなっていく。待って欲しい。もっと見せて欲しい。
こんなあっけない終わり方を受け入れられる程、播磨の心が視えた喜びは八雲にとって小さいものではなかった。
「熱く、ないですか?ヒリヒリするとかまだ濡れてるとかないですか?」
「い!?ちょ、妹さん」
そういうと八雲は両手を播磨の体に這わす。腰、背、脇腹。指先でなぞり息を吹きかけ何とか播磨の気を惹こうとする。
「いやいや妹さん、もう大丈夫だって!後は自分でやるから」
「まだ熱いんですか?……ドコが、まだ熱いんですか?」
ここで終わってはいけない。こんな機会はもう二度とないのかもしれないのだから。
もう何も出来ないまま悔しい思いをするのは嫌だった。
「もう熱くないから!妹さんもう大丈夫!」
「…………嘘です。さっきから、その、ココが……」
「ッ――!」
さすがにまだ直視できないものの、八雲はそっと播磨の股間にそそり立っているテントを指差していた。
「……あのさ」
「……ハイ」
「……バレてた?」
八雲は顔を赤くしながらも、こくんとしっかり頷いた。
「これは、その、妹さん、誤解だ!」
「いえ……知って、ますから……本で読んで……」
恥ずかしい。恥ずかしすぎる。播磨は言葉も尽きたのか押し黙ってしまった。
「すいません、気付いたのは後になってからだったんです」
「あーそっか、あははは。……すまねえ、俺最低だな」
「だから責任、とりますね」
そう言うと八雲はもう一度身を乗り出し、先程と同じ体勢で播磨に体を寄せた。
「え!?」
「私で、こうなったんですよね。だから、責任とります」
再び反応を見せる播磨の分身が、八雲に最後の決意をさせる。
ドクンと播磨の心臓が高鳴る音が聞こえた気がした。
八雲はトランクスの隙間にゆっくりと手を差し込み、中に秘めたものに触れる。
「い、妹さん。無理にしなくても」
【嘘だろ!? 嫌なんじゃ 責任って、何か勘違いしてないか?】
「大丈夫です……嫌じゃ、ないですから」
再び視えた播磨の心が八雲を更に積極的にさせる。時間を置いたらまた視えなくなってしまう。
天満に強い想いを抱く播磨が冷静さを取り戻して拒絶するかもしれない。
焦りと期待が八雲の行動を加速させた。緊張しながらも取り出そうと指を動かす。
(硬いけど、まだ少し柔らかい。そして熱い……)
「妹さん…」
直に触れられ、播磨がやや情けない声を出す。八雲はソレをこちらに寄せようと再び指を動かした。
――ブルン
「きゃっ」
トランクスの隙間から勢いよく飛び出す播磨のペニスに八雲は驚く。
見たこともない、知識でしか知らないそれに触れている事実にやや呆然としながらも、
八雲は戸惑う播磨に少し微笑んで見せた。
「私、経験ないから……でも」
「え?あ、あぁ」
頑張ります。そう呟いて八雲はゆっくり顔を動かし、目の前の剛直にそっと口づけた。
「んっ……うぅん……ん……」
目の前の光景に播磨は半ば呆然としていた。
八雲とは夏休みの頃から知り合い、以後とてもよくしてもらっている。
本格的に交流が始まったのは漫画の相談に乗ってもらってからだ。
――ちゅぱ
一時は天満をはじめとした大勢に誤解されていたこともある。
それを裏付けていたのが、周囲に秘密で会っていたことや家に泊まって貰った事実である。
――チロ、チロ
だがそれらは全て別の目的があり、やましいことは決してなかったのだ。
確かにクラスメイトの男子達より話しやすい存在であったし、親しかった。
誤解されても嫌がることなく、自分の漫画のために尽力してくれたことに感謝していた。
これからもその関係は変わらないと思っていた。
――ちゅく、ちゅく
少なくともこんな関係になるとは夢にも見たことはなかった。
だが股下に伝わってくるぬくもりは今見ている光景が夢でも嘘でもないことを物語っている。
「播磨さん、どうですか?」
ふいにかけられた言葉に反応したように、下半身がビクンと大きく揺れる。その反応に八雲は笑顔を見せた。
あまり笑った表情を見せない彼女であるが、口元に垂れた涎がひどく淫らに見える。
【やばい……ビデオや本より、ずっといい】
「よかった。はふ、ん……ちゅ」
八雲の口から甘い吐息が漏れて、そのまま口淫が再開される。
ぎこちない動きであるが、一生懸命に舌で尽くしているのが分かった。
ちらちらとこちらの機嫌を伺うように上目遣いに視線を向けられて更に興奮が増してしまう。
彼女の舌が動くたびに、ぴちゃぴちゃと官能的な音が聞こえてくる。
最初に触れられたときより遥かに大きく膨らんでしまっていた。
「ん……どんどん、大きく……」
八雲は両手で肉棒を包み込んで、指で輪をつくるようにゆっくりと撫でる。
口に溜めた唾を舌にたっぷり含み、モノの先端に集中して舐め回した。
「っく……妹さん」
敏感なところを小さな舌で触れられる度に体が仰け反りそうになる。
「気持ちいいと……ピクって……動くんですね。あ、また」
「ああ……自分でするよりずっといい」
絶対におかしい、明らかに異常だと思いつつも播磨はこの場の雰囲気に飲まれてしまっていた。
見舞いに来てくれただけの、想い人の妹が自分の股座に顔をうずめている。
未経験の出来事にどう対応していいのかわからず全身がおぼつかない。
自身を包む生暖かい感覚に頭がくらくらしそうになる。根元から先端まで舐められると背中にゾクゾクする感覚が走った。
「あ、そこ。ちょっとくびれてるところを、そう。ゆっくり頼む」
気付けば播磨は八雲に要求していた。八雲は拒否することもなく従順に口を動かす。
「播磨さん……もっと思って、言って下さい……ん、あむ」
前後に動く八雲の頭をそっと撫でる。いいこいいこの動きをすると八雲はまた少し頬を緩めた。
「先から……汁が……ん」
未経験の行為に懸命になり、喜びすら見出している八雲。
奉仕を受けることにも慣れてきたのか、播磨にも戸惑いより新たな欲望が勝ってくる。
ごく、と生唾を飲み込んで彼は次の行動に出た。
(播磨さん?)
先程から頭を撫で続けてくれた彼の手が離れ、どうしたんだろうと八雲は播磨を見る。
彼女が播磨の心を読むのと、播磨がそれを行動に移したのはほぼ同時であった。
「ふぅっ!?」
播磨の腕は自分の頭から肩へ、外側に移動し乳房のほうに向かっていた。
そして手は服の上から胸を押さえつけている。
【胸 やわらけえ】
「は、播磨さん?あっ」
ごつごつとした播磨の手が、制服の上からぎゅ、ぎゅっと胸を強く絞る。
「俺からも妹さんに何かしねえと……な」
播磨は悪戯っぽく笑い、そうつぶやいた。
「ふ、ふぁあっ、播磨、さん」
「妹さん、気にしないで続けてくれ」
「は、はい…」
【なんてな】
ぐにゅ むにゅ
「んあ、あぁっ!?」
両手で挟んで播磨への奉仕を続けようとするが、乳房が荒々しい指先に蹂躙されて力が抜けてしまう。
播磨からは背中しか見えないにも関わらずリボンはいつの間にか解かれ、
制服のボタンが手際よく片手で外されていく。
そうしてるうちにも残ったほうの手に胸はむにむにとほぐされ、ゆさゆさと豊かさを強調のように揺らされる。
「はぁん、あ、あぁ……ふあ、はぁ」
未経験の行為をされる側に立ち、八雲はたちどころに前後不覚の状態に陥った。
(そんな。胸、ばっかり……播磨さんからなんて)
元々播磨の心が視たくて、自分を見て欲しくてはじめた行為である。
こちらから何かすることはあっても、播磨から何かしてくれることは想定外であった。
それは八雲という女に対し興味を持ってくれたということであるが、興奮し火照った八雲の脳はまだそれを認識しない。
先程の播磨同様に、今度は八雲が考えもしなかった事態にただただ流されるばかりとなる。
「妹さん、体起こしてくれ」
「はい……」
播磨の股間にうずめていた上体を起こされて、制服を乱したまま播磨と正面から向き合う。
「よっと。何とか手が入る…な」
「ん、待って…あぁっ!」
ボタンが取れて、播磨の大きめの手が入るだけの隙間ができる。
その隙を逃さず播磨の手が八雲の張りのある大きな胸に直接進入してきたのだ。
「あぁっ……ちゃ、ちゃんと脱ぎ……あふぅっ」
八雲の言葉を一切受けつけず、播磨は八雲の胸を揉みしだく。前のボタンがもう一つ外され両手が八雲の胸に侵入し左右を犯しはじめる。
ブラは乳房の大きさを強調するかのように下に押しやられ、制服の隙間から双乳が顔を出す。
人差し指に押しつぶされていた乳首が、指が離されると同時にピンと反発する。再びつぶされ、また解放される。
「うお、妹さんの胸が」
【固くなってる。妹さんの乳首が勃ってる】
「あっ……言わないで……下さい」
自らの哀願はまるで聞き入られず、指先で骨の髄まで弄ばれる。
ピンク色の乳首を強く摘まれる度に、体をビクンと震わせ弱々しい声を漏らす。
だがなぶられる度に八雲は体のどこかから何かが漏れてくるのを感じ取っていた。
とりあえずこれまで
後半は多分そのうち
カレーさんを馬鹿にしてるのか?
コピーするにしても劣化過ぎる・・・
>134
GJ!エロいっすね!
ヤクモンの心の動きが可愛ユスと思います
後半にも超期待☆
カレーって生きてて恥ずかしくないの?
神おにぎり降臨
これはひどい
アンチカレーの俺でも擁護できない
GJ! 後半を期待してます wktk
>>134 乙ー
だがしかし、書き逃げとかされると萎えるから早く頼む!
>>136 別にカレーアンチではないけどさ、コテ外して名無しで書き込んでも良いんじゃね?w
ん?wそんなに目立ちたかったの?w と誤解されても仕方無いお^^
142 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 18:26:59 ID:vtDprUh2
>>134GJ!これはいいおにぎりですなwww後半期待。
飢えるとクソまずい餌にもくいつくんだな
つまらんのはちゃんとつまらんと言うべき
とカレーが必死になって吠えています
という図式にしか見えないから困る
>>144 おまいこそ必死だなww
ちょっとはおとなしくしてろよ
なぜかカレーの味方は単発IDしかいないから困る
カレー一味って何がしたいの?
他のスレ行けよ・・・
ちゅ――っ
「んっ!?ダメです、胸……!吸っちゃ」
「悪ぃ……でもこりゃ刺激的すぎる」
病院にも関わらず、播磨は更に先の行為に手を伸ばす。
先程から弄ばれ淫らに形を変えていた八雲の右の乳房に口を這わせ、その先を吸い、転がした。
突然の刺激に八雲は思わず声をあげ抵抗してしまう。
ちゅっちゅっヂューッ
「は、播磨さん……待、待って、待――あぁっ!」
ビクンビクンと八雲の体が震え、バタバタと播磨から逃れようともがく。
だが播磨の太い腕が肩と腰に回っており、逃れることはできない。
(播磨さん、夢中になってる……大きいほうが好き…なの、かな)
本人の意志を無視し平均を上回る程に育ってしまった双丘。
男を誘うのには充分なそれに、八雲は初めて感謝した。
柔らかくたゆむ右の乳房は更に強く吸われ、播磨の唾液でドロドロにされる。
対照的に左のもう一つの豊かな膨らみは放置され、体を強く抱きしめられる度にぷるんと自己主張するに留まっていた。
稀に播磨の指先に触れられ先端からピリっとした信号を八雲に送る。
ちゅく、ぴちゃ、ぢゅく……ぢゅううぅっ
「そ、そんなきつく……んんっ!」
「あんまり声だすと人くるぜ」
小動物が大型の肉食動物から逃れようとも無駄なように、完全に組み伏せられた八雲の抵抗は無駄に終わる。
タラリと情けなく垂れ下がった涎が彼女の余裕のなさを表しており、その表情には情欲が強く表れ始めていた。
「ダメ……です、うぅん…そんな、だめぇ……はうぅっ」
口はともかく身体は既に抵抗を放棄してしまっていた。ばたついていた手は勢いを失い、播磨の背を抱きしめる形をとる。
もじもじと何かを求めるように擦りあう太腿の動きにねばつく音が混ざりだす。
その態度に気をよくしたのか播磨は再び口を開く。
「妹さん。そんなに嫌ならやめとくか?」
「え……」
同時に激烈な愛撫が止んでしまう。鷲掴みにされ、蕩けそうな快感を生んでいた乳房も元の均衡をとり戻す。
とたんに八雲は乙女の部分から痒みにも似た疼きを覚え、もどかしく体を震わせた。
あたかもじらすように反応を待つ播磨にたまらない寂しさを感じてしまう。
酸素を求める金魚のようにぱくぱくさせながら八雲は視線を愛しい人に向けた。
【う〜ん、ちょっといじわるか?】
播磨の真意をおぼつかない脳で理解する。いじわるです、という言葉をぎりぎりで飲み込んだ。
とうに抵抗は形だけのものになってしまっているのに、更なる従順を期待されている。
単なる性行為だけではない。肢体だけでなく心も強く求められているのだ。
憧れの相手にそのような想いをぶつけられれば、我慢比べをする余裕などあるはずもなく。
心の声を含めた二重の言葉責めは八雲にとって望むところですらあった。
期待されている返事を熱情の吐息とともに口に出す。
「はあ、はあ……播磨さん……っ」
靄のかかった頭で八雲は自らの欲望を吐露した。
「胸の先が……辛くて、切ないんです。もっと……!片方だけでなくて……左のほうも……!」
じゅっ――ぢゅっ――ぢゅ――!
「んふぅ…!もっと、もっと……あぁ」
突然の吸引に八雲は全身をガクガクと振わせた。口の端から熱い吐息と涎がこぼれ落ちていく。
自尊心を満たされ欲望のたぎりが湧いた播磨は一層強く八雲を味わう。
その動きに合わせ、八雲の豊かなふくらみもたぷたぷ波打つ。
先端に舌を這わされ、愛らしい部分をころころ転がされても、
頂で硬く尖る突起を甘く噛まれ、思うがままに吸われても、
八雲は恍惚の表情でそれを受け入れていた。
……ちゅぽん!
「ふうぅっ!……あぁん……」
色情の虜になった艶かしい声を挙げながら、八雲は荒く息を吐く。
その声にはまだ未練が残っていることは自身にも否定することができなかった。
「はあ、はあ、はあ……あぁ」
(こんな……こんなこと。でも、すごい)
八雲はぐったりと体を横たわらせ、弱々しい声を吐く。肩の動きにあわせ二つの膨らみが上下する。
播磨に徹底的に胸をいじられ、支えがないと立っていることもできない状態にまで追い込まれてしまった。
「妹さん、大丈夫か?」
【まだまだ。もっとやりてえ】
(やっぱりずるい。そんなこと思われたら)
八雲は大きく息を吸った。されるがままの関係をやめようと目を閉じ心を落ち着かせる。
「播磨さん、私…まだ大丈夫ですから。私からも」
(今、播磨さんの目にはどんな私が写ってるんだろう)
ぼんやりとした瞳を開いて播磨を見つめる。
【胸をもっと味わいたい】
【乱れた制服が色っぽい】
【濡れてるのかな】
【挟んで欲しい】
【出しちまいそう】
「んあ…播磨さ……ん。どうか」
欲情した心をぶつけられ、体の奥がじんと熱くなる。今なら何をされても受け入れることができる気がした。
「っく――妹さん!」
播磨は八雲を抱き起こし、片手を突き出す。そしてたわわに実る胸を掴み、円運動するようにこねくり回した。
続いて白くきめ細かいうなじに唇をつけ、ぺろぺろと舐める。
「ふぁ、はあ……気持ち、いいです」
もはや抵抗らしい抵抗は見せず、八雲は素直に感想を口に出す。
「ありがとよ。妹さん、こっち向いて」
【そういやまだキスしてなかった】
「あ……さっき、播磨さんのを舐めたので……んんっ」
言い終わるより先に、気にするなといわんばかりに八雲の小さな唇を播磨の口がふさぐ。舌が侵入し、口内を荒々しく犯し始めた。
「ふぅ!ううっ!?」
(播磨さん…嫌じゃない、のかな……)
八雲は戸惑いを覚えながらも、それに応え播磨の舌に必死で自らの舌を絡める。
歯茎の裏や口壁を攻め立てられ、播磨の唾液を容赦なく喉の奥に注がれる。
ぐちゅ、ぐちゅ、じゅぷと淫らな音が直接耳に響いてきた。
肺の中の酸素を全て吸い取られそうな感覚だが、それでも限界まで離したくないと八雲は強く思っていた。
じゅぱ……ぶちゅ……
【妹さんの唇も柔らけえ。コレにしゃぶって貰ってたのか。次は我慢できねえかも】
(トロトロした、いやらしい音……舌と舌が絡んで……大人のキス。播磨さんと……)
八雲の胸を積極的に揉んでいた播磨の手はいつしか動きを止めていた。
二人は自然と目を閉じ、お互いの唇に神経を集中させ、互いを通じ合わせようと何度も舌を絡めあう。
激しさは薄れたが、より美しくはあった。
くちゅ……ちゅ……
【……勢いでここまで来たけど、俺でよかったのか……?きっとファーストキスだろ】
(あなたは今……私だけを見てくれてる……それがとても嬉しいです)
本能のままに、互いのエキスを交換する。一口ごとに脳が焼かれ思考が止まっていく。
じゅぷっ……じゅっぷ……
肉欲と愛、熱量を孕んだ液体を播磨は八雲の口腔へ勢いよく撒き散らす。
八雲は一方的に与えられるそれを丁寧に拾い集め、喉に下す。こくんこくんという音が喉から漏れた。
お返しにと小さな舌を差し出し、余った液体を播磨に絡め取ってもらう。
それが終われば再び播磨から卑猥な音とともにねっとりと粘るものを送られる。
求められるままに、望むままに八雲は再び舌を絡め播磨の蜜を受け取った。
(あなたが求めるなら。求めてもらえるなら…例え今だけだとしても、私は何だって)
胸の先端に何かが当たる。触覚だけでそれが播磨の胸板だということがわかった。
やや海老反りになり胸部を押しつけやんわりと変形させる。心臓の鼓動を伝えるように。
背中に回されている指先へ、自分も手を伸ばす。接触した指と指が交互に絡み合い、優しく握り合う。
その間、二人は幾度となく濃厚なキスを繰り返した。
――ぷはあ
やがて限界が訪れ、どちらからということもなく唇を離す。
「はっ、は……妹さん、その大丈夫か?」
キスよりすごいことを先にしちゃったけど、と苦笑され八雲はクスっと微笑みかけた。
「……ハイ。…私、初めてが播磨さんで、嬉しかったです」
そして少しだけ播磨から距離をとり、ねだるように申し出る。
「あの……もう一つのほう、も……」
そのまま震える指で端をつかみ、申し訳程度にちらりとスカートを持ち上げた。
自分をどうか受け入れて欲しい。八雲は仕種でそう語った。
いつ誰が来るかわからない。だがここで止めるという選択肢はなかった。
こんなところで止められたら気がどうにかなってしまう。
だが更なる高みに達する前に、八雲は一つの願い事をした。
「あ、『妹さん』っつーのは……嫌か?」
「いえ、その、こういうコトをするときは……」
「ああそういうことか。わかった、『八雲』」
【そういやそうだな。悪い妹さん】
心の中まですぐには無理か、と八雲はそれを引きずることなく割り切って受け入れる。
そしてお願いを聞いてくれた彼を満足させられる体であることを芯の奥で願った。
「こう、ですか」
八雲は制服を脱がないまま、播磨に言われたとおりの格好をする。
仰向けにベッドに寝ると、その上に播磨が覆いかぶさった。両肘で少し上半身を浮かす。
すると両足は播磨によって左右にM字に押し広げられた。
薄布に隠されているとはいえ、男の欲望を誘うポーズをとらされる。
「あっ」
かっと八雲の頬に赤みが増す。播磨の視線がわからないことで逆に意識させられてしまう。
レースが通っているだけのシンプルな下着は既に飽和状態となっており、隠された叢がうっすらと見え隠れした。
「いも…八雲。辛くないか?」
「大丈夫…です」
体位の確認をしてから播磨は片手で自重を支え、もう一方の手を八雲の肉薔薇に近づける。
(あ……)
くちゅり。下着の上からわかるほどに、そこは豊かなもう湿原と化していた。
先程までの胸や口への行為の結果に満足しつつも性経験のない播磨には確信が必要だった。
ショーツの端に指を掛けて横にずらしそっと指を突き入れる。
「あん、指が……んんっ……!」
「もう充分みたいだな。八雲」
(播磨さん……触ってる。見られてる。あぁ)
ほんの少し指先を沈められただけで、溶けたバターのような愛液がピチャピチャと音立てる。
内部からますます蜜が漏れ出し秘所全体がつやつやと光る。
それだけで雌の性を強く刺激されてしまった。
ずぶ……
「は、播磨さん……あぁっ、そこ……はぁ!」
身体の割れ目にずぷずぷと播磨の指が侵入してくる。
一番感じる箇所を探そうと、深く浅くを繰り返し、まれに左右に広げられる。
「指…なか、に……!はぁんっ!」
【やばい、妹さん声大きい!こりゃ一回イかせたほうがいいか?】
「いも、じゃない八雲。静かにしてくれ」
播磨の口は自制を呼びかけつつも、指は止まることなく八雲の更に奥に侵入する。
(ああっ!そんな……ふうっ!)
悦びのしらべを口にしたい葛藤に駆られ、涙目で播磨を見つめる。
だがそれは雄の獣欲を更に刺激することにしかならなかった。
更に指が中を動き回り刺激を加える。八雲は切なげな表情を浮かべ体をくねらせた。
先程まで播磨が堪能していたふくらみはぷるんと左右に揺れて愛撫を求める。
二つの突起は硬く張り詰め、乳房とともにふるふると震えていた。
柔らかく瑞々しい肌には細かな汗が浮かび、細い腰が切なげにぐねぐね動く。
淫裂の隙間から熱い蜜がこぼれ、播磨の指といわず手をベトベトに染め上げる。
「んむぅ!んん……ん!むぅぅっ!」
文字通り指先一つで八雲の肉体は弄ばれた。リズミカルな動きが少女を官能の頂に登り詰めさせる。
自らの唾液でベトベトになっている両手でなおも口を覆い、
必死で喜悦の声を殺そうとする様は被虐に官能を見出しているかのような錯覚を播磨に促す。
そして声の代わりと言わんばかりに起伏に富んだボディラインが艶かしく動き、更なる欲望のパルスを送る。
【ぐっ……もう我慢できねえ】
播磨は腰をつきあげ、八雲をよがらせていた指を乱暴に抜き取る。
涙や唾液で濡れたもう一つの手も使い、八雲の尻を両手で掴む。
ぐにぐにと二、三度感触を味わって少しだけ持ち上げて、ショーツを乱暴に剥ぎ取る。
もはや遮るものは何もない。わずかに躊躇する理性を粉砕する最後の一手は八雲の口から発せられた。
「私、わたし……はりま、さん……おねがい…しま…す」
「すまん、八雲――!」
震える半裸の少女に播磨は襲い掛かる。もはや想い人の妹だという認識は消えた。
目の前の極上の獲物に、播磨は優しくも大胆に剛直を突き入れた。
――ずぷん!
処女の胎内を播磨の凶悪な男根が満たす。充分に濡れていたとはいえそこは異物に強烈な反応を返した。
狭く閉ざされた膣をごりごりと押し込み、強引に内部を変形させる。
異形のモノに八雲の処女幕は強引に突破され、赤い雫となり播磨自身に伝った。
「はあっ、あっ、あううぅぅぅ!」
挿入とほぼ同時に、普段の八雲からは信じられない程の熱い声が漏れる。
今時珍しいまでの貞淑を持っていた少女は熱い淫欲に支配されていた。
「ふうぅ、ああぁ!」
体の芯を貫かれ、焦点の合わない目をしたまま聞き取れない歌を口ずさむ。
摩擦熱に下半身が心地よく痺れ、男を受け入れている箇所に体中の熱が集い、うずく。
腹を押し上げられ酸素が流れ出す。体の形を播磨のモノに変えられている。
へその下あたりで未知の何かが何度も脈打ち、暴れまわっているのが分かる。
「うぐっ、はぁ、はあっ!」
播磨は獣のような息吹を隠そうともせず吐き出す。口の先から滴る欲望の一部が八雲の肌に落ちた。
だが彼女はまるで気付かないまま髪を振り乱し、腰をくねらせ、咥え込んだ雄をきつく締めつけている。
苦悶と恍惚がオーバーラップし頭の中をショートさせる。
「ふああっ!あん、んん―!」
だらしなく開かれていた八雲の唇は、播磨のそれに塞がれる。誰かに気付かれたかもしれない。
それを誤魔化すように、先程とは真逆の互いの舌すら噛みかねない熱いキスが生まれた。
播磨はそのまま両手で八雲の尻を強く抱き上げ、腰の動きに合わせ強く引き寄せる。
ずぶぅッッ……!
深遠を目指して柔らかい肉壁に何度も己を出し入れする。肉壺に根元まで打ち込み、先端をぐりぐり押し込む。
ギシギシとベッドが頼りなく軋むが、意に介さず思うがままに八雲を味わう。
熟れはじめた桃のような、しっかりと弾力に富む彼女の肉を堪能する。
やがて、尻を掴みながら沈みこんでいた自身の象徴を一度引き抜いた。
乙女の証と愛液がべっとりついており、二人の性器は互いに見たこともない姿を晒している。
「ふむぅぅッ!」
再び胎内に怒張したモノをねじ込む。八雲の苦痛交じりの声は快感にしかならなかった。
敏感な肉が心地よい圧力と温かさを感じさせ、包み込んでくる。
乳房の頂点をいじるたびに中がピクピクと震え収縮する。
それが少女を征服したという達成感を与えてくれた。
「んん!んんんっ!んむぅぅっ!!」
呼吸を封じられたまま灼熱の激情を出し入れされ、八雲は体をガクガク震わせ身悶えた。
触っているのが播磨の肌と分かるとガリガリと容赦なく引っかく。
感じたことのない激痛と快感が―狂いだしそうな熱い衝動が全身を駆け巡る。
それを口から外に発散できない苦しみからボロボロと涙が溢れかえった。もう解放して欲しい。思わず目を開く。
【もっと動きたい】【キツすぎ我慢できない】【誰か来たら】【ごめん八雲】【まずいごめん】
八雲の目に映った播磨の心。うっすらとだがそれを見た瞬間、少しだけ体が軽くなった気がした。
感覚が薄れ、理性がほんの少し戻ってくる。
(播磨さんも苦しんでる。私だけじゃないんだ……)
彼とて経験豊富ではないだろう。自分と同じく快感と理性の狭間で苦しんでいる。
元々自分から誘ったようなもので、よりによって病院でこのような行為を強いられているとも言えるのだ。
自分は、彼の元来の人の良い性格につけこんだだけではないか。
(播磨さんは姉さんが好きなのに……まっすぐで一途な人なのに……私の望みに応えてくれた)
上下の口を蹂躙されながらも、八雲はもがいていた腕を動かし、愛しい人の頬に沿える。
(……、播磨さん)
刺激を堪え、サングラス越しに彼の瞳を凝視した。内側からえぐられる痛みに下唇を噛む。
容赦なく浴びせられる悦びにもできるだけ反応をしないよう体を固めた。
首筋や胸にも愛が送られるが、歯を食いしばりそれを堪える。
「え、あ、八雲…」
「播磨さん、落ち着いてください」
気持ちが伝わったのか、獣と化しギラついていた彼の目に理性の色が戻る。
唇を離してもらい、大きく酸素を吸いこむ。戸惑う播磨に涙を溜めながら諭すように八雲は話しかけた。
「―はぁっ。私は、大丈夫…です。こんなことになって、ごめんなさい。
もう我侭言ったり…困らせたりしません。だから、播磨さんの好きにしてください」
「え…」
「もし…もし、播磨さんに後悔があるのならここで止めてもらって構いません。もちろん誰にも言いません。
だから、自分の気持ちを……考えてください」
肉欲も情熱も消え失せ真剣なまなざしで。たどたどしい言葉遣いで、だが懸命に八雲は播磨に話しかける。
「妹さん」
「私で、いいんですか……?播磨さんは…姉さんが……」
「!……う」
「姉さんが好きなのに…いいんですか?」
(小さくなっていく……抜けそう…)
それに合わせ、押し広げられた八雲の膣が収縮していく。
(…お預け。伊織みたいに、他の男の人だったらすごく怒るかもしれない)
だが八雲は播磨を信じていた。話せばきっと分かってくれると。
今更何をと思われるかもしれないが、彼に真剣に答えて欲しかった。今ならまだ引き返せる。
彼の本当に好きな人は塚本天満。自分はその妹に過ぎない。
その前提に目を瞑って事に及んではいけない。彼が姉を好きな事。誰よりも強く大事に想っている事。
――紛れもなく、自分はそこに惹かれたのだから。だからこそ嬉しかった。近づいてみようと思った。
感謝し、力になろうと思ったのだ。
「確かに天満ちゃんは今も好きだ。……けど。今の件は俺が望んだんだ。欲しいって。抱きしめたいって思った」
「……!」
思った以上に早かった播磨の返事に八雲は戸惑う。伝わらなかったのだろうか。
もし彼が肉欲に負け、天満への気持ちをないがしろにする男だったら。
彼に持っている感情を抱き続けることはできるのだろうか。だがその心配は杞憂に終わる。
「妹さんこそ、いいのか?天満ちゃんのことを諦める自信のない男だぜ」
「……はい!」
【ありがとう、八雲】
決定的なのは播磨の心に宿った一つの意志だった。肉欲の証は形を変えていない。この声は彼の愛によるものなのだ。
感謝してもし足りない。体が本当に繋がってしまう前に心のつながりを持てた事。
形容しがたいこの感情を、八雲は良く知る言葉にして播磨に伝えた。
「――播磨さん。大好きです」
八雲に挿入されたままの彼の分身がぴくりと動く。それが再開の合図となった。
――ずちゅ、ずちゅ
「あんっ、あふっ、中で動いて、ます…」
「ぐねぐねって、八雲の膣が、動いてるんだ」
「あぁっそんなこと……言わないで、下さい」
挿入したまま播磨はゆっくりと腰を振る。八雲の内部は敏感にその動きに反応し、
少しズラしただけでビクビクと形を変え、キュっと柔壁がソレを絞るように縮まる。
それを受けて播磨はもう一度深く腰を八雲に叩きつける。すると少しでも奥へ誘おうと再び八雲の膣がうねった。
全てを捧げるに足る男性を受け入れようと、柔唇は蜜を更に溢れさせ播磨を出迎える。
――じゅぷ、じゅぷ
「あは……あっ!あっ!」
八雲は播磨に抱きかかえられながら髪を振り乱し、体を弓のようにしならせ声をあげ続ける。
「熱くて……っ狭い!八雲、サイコウ……!」
「あァァッ…!播磨さん、のも…どんどん奥、に……!あ、熱い…」
美しい肢体がけいれんするように震え反応する。膣壁の蠢動を堪能しながら播磨は言葉でも八雲を責めたくなった。
「胸を握ったときの柔らかさと、下の締めつけが…たまらなく」
【やばい、声だけでも抜けそう】
「はぁっ…!播磨、さん。ちょっと、エッチ……です。んぁっ!ごめん…な、あぁっ!!」
腰の突き上げを一段と激しくされ、、八雲が背中に抱きつき悶えながら許しを請う。
拗ねたように八雲が目を瞑りぷいと向けば、隙ありとばかりに大きな口が八雲の桜色の首筋に吸いつく。
八雲がたまらず美声を漏らせばたちどころに播磨の接吻がそれを包む。二人を悦びの波が包む。
「んちゅ……ふむぅ、ああ…んむ…ちゅ」
播磨の日に焼けた肌と八雲の白い肌が妖しく絡み合う合う。
抽送する度に結合部から二人の体液が混ざり合ったものが零れ、病院のシーツをドロドロに汚す。
【絞り出されるみたいだ……強くしごかれてる…!】
「ん、ふうぅっ、播磨…さん…ああっ!」
心の声にまで文句をつけるわけにもいかないが、これについてもいつか話さないといけない。
三点を責められ、高まっていく官能の中で八雲はぼんやりとそう思った。
――ぶちゅっ ちゅぶっ
「あんっ、んんん、あ、ああ、ああぁっ…!」
「それじゃ、そろそろ……う、出る……出す……中にっ……!」
「はぁ、はあぁっ……!お願い、します……んあぁっ!」
播磨の突き出しのペースが早まると、八雲は悶えながら仰け反り胸を強調したような体勢をとる。
余った手で播磨はぐにぐにと八雲の胸をほぐすように揉んで刺激を送った。
「は、播磨さん…胸…そんな…ああ……もう、私もう!」
「出る…なかに……八雲、やくも―!!」
「んっ、んはあ、く、来る……!あ、ああぁぁっ――!!」
溜まりきった液体が播磨の先端に集い、一瞬大きく膨らませる。
――ドビュッ!!――ビュグッ!!――ビュヴッッ!!
八雲に注がれる、愛の証。灼熱の激流が流れ込む。秘密の花園が雄の匂いで満たされる。
「ああっ……はああぁっ……あぁ…」
最大限に勃起した男根が幾度となく大きく跳ねて、八雲の最奥に達する。
濃厚な播磨の種子が八雲の子宮に注ぎ込まれ、命の源を形成する。
それらを歓迎するように八雲の膣壁は細かく揺れ、締めつけ、包み込む。
――ドクン。ドクン。ドクン
播磨のモノはなおも脈打つ。その都度熱い液体が自分の一番奥に注ぎこまれるのを八雲は感じていた。
(あぁ……真っ白に、なる…播磨さんの、いっぱい、私の中に…)
脳天にまで走る心地よい感覚に唇を震わせ身を悶えさせる。
やがて硬直が収まり、八雲は力なく腕を投げ出し肩で大きく息をした。
「八雲…まだ、出る…」
「もっと、いっぱい…満たして……下さい。播磨さん。あぁ…」
精液と蜜汁の混ざり合ったものが、八雲の中心から糸を引いてしたたり落ちる。
(今日……大丈夫な日…かな…わからない…)
それでも二人は繋がったまま――最後の一滴を注ぐまで、播磨と八雲は繋がり続けた。
塚本八雲という少女が女になった瞬間だった。
「…播磨さん。私、幸せです」
数秒ほど気を失っていたのだろう。目覚めると八雲は満足そうに感想を述べ、そっと下腹部に手を当てる。
肉貝がヒクヒクと痙攣し、とぷとぷと白い液体がこぼれ落ちていた。
よほど体力を使ったのか、ぜーはーと荒く息を吐く播磨は、照れながら黙って頷く。
やがて二人はぬくもりを求めるようにぎゅっと手を握り重なり合う。
「……そろそろ、行きましょうか」
「ああ、そうだな」
余韻に浸るのもそこそこに二人は顔を見合わせて、照れながら上体を起こす。
達したときの声で誰かが気付いたかもしれないのだ。むしろ今まで誰も来ない事が奇跡に近い。
着替える前に、二人はもう一度だけ軽いキスをした。
――ピッピロピー
「「!?」」
突如流れたメロディに二人はあわてふためく。
「八雲のか?病院って携帯禁止じゃ」
「す、すいません…」
ベッドから跳ね起きて八雲は乱れた制服のまま携帯を手に取る。
「あ……姉さんからです」
「?お姉さんから?何て?」
やや顔を赤らめながら八雲はそっと携帯を播磨に差し出した。
『やっほ〜八雲。歩行祭のことなんだけど、2-Cは全員準備で忙しいから学校に泊まるね。
谷先生と刑部先生がついてるから大丈夫!八雲は家でちゃんといい子にしてるんだよ。
万石は録画しておいてね♪』
「2-C全員って…俺は?ねえ俺は?」
「あの」
「ん?」
完全に忘れ去られていることに涙する播磨に八雲が声をかける。
「播磨さん、刑部先生の家の鍵持ってませんでしたよね?」
「あ」
「……姉さんも戻らないですし……よかったら…」
おしまい
>>134 GJ
マジエロすぎ
欲望に突き動かされてるって状況が燃える
ちょと切ないとこがとくにはまりました
>>160 後編(?)の方もGJ
ただ播磨が流されていく過程と比べても、
八雲への微妙な心変わりがちょっとあっけないように感じました
他は普通にエロくて良かったです
162 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 19:12:59 ID:1fQ96u3S
>>160抜いた。マジエロすぎwwww
八雲の健気な感じがいいね、できれば第二ラウンドin塚本家期待。
163 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 19:16:31 ID:z7ozKsx4
>160
八雲が健気でエロいー!
いいねいいね
おまけの塚本家編を超期待♪
お前ら目を覚ませ
久しぶりだからって釣られるな
ID:dhzF6RAxさんのおにぎり最高や!最初からカレーのおにぎりなんていらんかったんや!
ということでカレーさんは引き続き旗をお願いしますぅ><
確かにカレーがやっぱ旗と言い出す可能性は高いな
>157
>【ありがとう、八雲】
このあとの一行がエロ杉可愛すぎ
あーもーヤクモン可愛いいい
エチシーンの描写にムダがなくて上手いですなあ
俺には真似できない
読んでると八雲の絵が浮かんでくる
>165-166
こーいうすごいの書かれちゃうと俺におにぎりが書けるのか?と不安になりますが
まあ足元に及ばないながらも頑張ってみます
>141
ごめん
おにぎりに神が降臨したな
こいつって何でいちいちコテハンでここに書き込むの?
マジで消えて欲しいんだけど
気になった所も多々有ったけど、エロパロスレではエロいってのが第一の条件だもんよ
よーやった、感動したでぇー
というわけでGJですた
カレーさん・・・
空気読んで!
て言うか
>141
ごめん
これってどっちに対してなの?
コテを付けてるということは・・・
職人が職人に賛辞を送るのが そんなに珍しい事なのかw
変なスレww
作品はどちらも極上なんだから、職人同士の交流も含め フラットに楽しもうぜ
数スレ前から覗いてる者なんだが、基本的なことを教えて欲しいんだが・・
「hauntedの中の人 ◆F57im1gMT.」氏は、なぜカレーと呼ばれてるの?
>>173 極上かどうかは読んだヤツの価値観含めた感想だからまぁ置いておく事にするが、
まぁアンチも儲も酷いSS作家だからな
ここ数スレを遡ってみればよく分かるわw
他のスレからすれば何ソレだろーけどな
>>174 本人に聞いてみれば親切丁寧に教えてくれる
アンチ以外のレスには基本全レスだからな
177 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 10:39:36 ID:D5I7U9P6
>>176 GJ!
過去ログも保存した方がいいかな?
保管庫ショボ杉ワロタ
180 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 19:26:56 ID:m3WoThaA
GJ保管庫! ↑のやつはただの荒らしだから気にしないで!
カレーが頻繁に現れてるね
そして擁護も頻繁に・・・
これって自演じゃないの?
カレーは「自演」って文字が読めないみたいだから言うだけ無駄
来たら「カレーいつもうぜえな」って書くだけでおk
カレーが読めないのは空気だよ
自分で自分にKYとか書いちゃうくらい調子乗りか頭が緩いのか分からんからな
あいつは空気読んだつもりになって自分にKYとか言ってるから余計に性質悪い
本当に空気読んでるなら二度とこないはずなのにね
もう終わったキャラだから
スクラン自体が終わった(ry
スクラン=沢近みたいに言うんじゃねえよ
スクラン自体はまだまだ終わってねえ
190 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 08:06:21 ID:6oPzlPM1
本編読むと物語自体は佳境みたいだけどなー。
王道orz
カレーさんのおにぎりまだかな?
>>190 王道がピンチになるのはいつものことだろ
だからこそ逆転しそう
193 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 18:24:54 ID:6oPzlPM1
>>192むしろ王道にチャンス到来!的なことあったっけ?
お父さん発言とかじゃね。
恋心ではないにしろ播磨のことが好きじゃん。
父以外の男への父性はスクランじゃなきゃ確定って言っても差し支えないフラグだからなぁ
男は母親に、女は父親にってのはもはや常識だから
196 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 04:52:05 ID:3gbUbe/b
王道はマジ勘弁
王道はバッチこいだ
ヴォイ!!
199 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:01:25 ID:M1cEPA72
セイセイセーイッ!!
王道でもなんでもバッチコーイ!ぶちこみプリーズフォーー!!!
おにぎりはまだ生きている!
201 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 01:36:05 ID:rPaHJDtL
今更ながらカレーの作品を読んでみた
正直どちらかといえば旗アンチの俺としては
反吐が出る作品だったわけだが、そういうのを除いて広い目で見れば
萌えるっちゃ萌える話だった。
まぁ、気が向いたら軽めのイマイチでも書いてくれ。
超ベリーハッピー
カレーさんまだー?
>202
褒めてくれてありがd
軽めのイマイチいいね
そのうち書きたい
>206
書き始めたけどご存知のとおり書くのものすごく遅いので気長に待っててくれ
ザ・自演だなw
よう屑ども。久し振りだな、寂しかったか?
210 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 04:44:15 ID:h8kNy0C2
>>209 ξ*゚听)ξ
<`/>^ヾヘ/>
{三}((ノ、ツ))}
{ニ}ゝd*゚听)^)
リ (_]っl:>
</_ハヽゝ
(ノノ
|
|^ヾヘ/>
|ノノ))ヾ
|听ノ)))
|と[) リ
|」j〉
|ノ
211 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 04:44:56 ID:h8kNy0C2
/ソ彡
//
//
(γ ̄ ̄ヽ、
((()リ从))ミミヘ、
∩从゚ー゚ ノリ ヾハ
ヽソ=リ水ハヽ ノリ
)_)⊂ノ
((播)⊂彡ソノリリ
(▼д) ((
( ⊃⊃ ∠ニ〉
\ヽヽ
∪∪
212 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 04:45:22 ID:h8kNy0C2
/ ∠
////⌒
レ///
トlイ r、ク__
\ヽノイ ー、\
/ //ハヽ ノ( ヽク
レ //|||ト、⌒ レYミ
レイ土ト、土ミヽ /バ\
_」fソ ヒシ7|jノ リハ
イ 人 、 ノjリ ノハリ
|/ /`ーイ7\ ノイ川
`/ /Lメ / /ヽノノハノ
V レ〃トイ / ヽ
| LハV / _」
ヽ ヽ/ /丶-イ/\
ノ | L/`-ヘ
こんな女いたなぁ
>>207 微妙に安価してないのって、関連含めてNGされるから?
いやただ自分をマンセーするレスがないからだろw
>>215 そうじゃなくて、
>>←普通はこうじゃん、でも
> ←こうしてるから安価になってない
カレーが普段どこ住んでるか知らないけど、こういう安価のつけ方って無いよなーと思って
専ブラ使いなんだろ
>
これは普通に使う
そうかね
まぁ良いか別に
過去スレを見てきたが
11話目から先はひどいな・・・
専ブラじゃない人やまとめとかで安価をたくさん使うスレに行かない人には馴染みがないのかもしれない
ギコナビやjane使いだけど、
>>←普通にこっちじゃね?
どんな専ブラ使っているんだ?
>222
Janeでもこんな感じに普通に使うだろ
ここにレス
を使ってると、普通にまとめてレスする時も>>を使わないかな
そこそこいろいろなとこ行ってるけど、普通に使う人はあまり見ないな
ココ何のスレだよ
アソミコ荒らしはカレーさんの地道な作品投下と原作の終焉があって
滅びた・・・
そして今度は荒らしを駆逐してくれた英雄である
カレーさんが滅ぼされつつある・・・
アソミコと旗はスクランの癌だからしょうがない
しかし、雑談になると伸びるなこのスレ
出る杭は打たれる
最初はカレーさん応援してたんだけどなぁー
ちょっとふざけすぎなんだよな
>>229 >最初はカレーさん応援してたんだけどなぁー
>ちょっとふざけすぎなんだよな
結構あるパターンだよな
カレーに関しては、自業自得としか思えない
>>226が言うように、本当に「荒らしを駆逐してくれた英雄」であっても、
自分が似たような存在になっちゃ意味ないだろ
そろそろ新作が欲しいなあ
カレーさんも次のおにぎりの出来でそれなりに名誉挽回できると思うが
今日も嵐で賑わってますな
こっちは天気がいいよ
荒らしに負けたスレの成れの果てか
テスト
テスト2
237 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:43:48 ID:cTYqy83z
絃子ハァハァ
238 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:46:39 ID:uqHoIuhr
まだなのかッ!?カレーの後輪はまだなのか!?
240 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 19:02:38 ID:apkwR3CI
あぁ、保守。
ユカラカキさんをいつまでも待ち続けます。
誰だっけ? 屋上の人か?
播磨ハーレムの人だろ
ハーレム万歳!
ハーレムは結構です><
顔文字使うなカス
ハーレムだっていいじゃない
248 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 01:41:26 ID:o/WuTcnU
てす
これはいい過疎ww
投下無いから自給自足でもすっかな。
251 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 10:46:17 ID:0+tkro7t
ほっしゅ
お前らがカレーさんを叩きまくった結果だね
彼の嵐耐性は異常だから無問題w
むしろムキる嵐のが哀れ
嵐耐性というかあいつ自身が荒らしみたいなもんだしな
本人今日も自演ご苦労様なこったな
258 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 02:51:57 ID:VoY5I/Z4
>>253-257 この一連の流れがすでにウザイ
他にスレ立ててそっちでやれよ、何スレ同じ事やってんだよタコども
最近、カレーの話題がないからって
自分からネタフリかよwww
カレーさんも堕ちたものだね
奈良健太郎きゅんのエロパロ書いてー!
>>260 おにゃのこ(ry
よし、勝ったぞ!好敵手!
ホント仲良いな、オマイラw
カレーさんまだですか><
265 :
スクランスレ住人に告ぐ:2008/02/09(土) 02:00:33 ID:Amnx70hf
ジーク・カレー!!ジーク・カレー!!
いいか蛆虫ども!自演するやつはカレーだ!自演しないやつはよく訓練されたカレーだ!
ホントこのスレは地獄だぜフゥハハハハァーーッ!!
隠れてないで出て来いよカレーw
267 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 21:24:36 ID:5xDeGwQw
オニギリもシリーズ化するのかね?
正直、あんま長いのはしんどくてイヤだなw
>>268 俺もそう思う。
なるべく速く短くまとめたい。
八雲マダー?
ちょwww本人www
極上オニギリ待ってるよー
>>269 消えろや
今までこそこそ隠れやがって!
平和になってからのこのこ帰ってくるなんて信じられん
お前のせいで寂れたんだぞ?
反省も無しとか消えろ!!!!
いつまでもスレ私物化してんなよ・・・
ここはお前のブログじゃねえんだってば
おにぎりもそれなりの長編を期待してる
>>272 おまえこそ消えろ!って言うか死んでくれ!
この状態が平和だと言うなら自分でスレ立ててそこにコモってろ!
>>273 おまえブログの意味知ってっか?
理解してからこい
276 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:30:42 ID:AyFc//0v
カレーさん何してはるんですかwwwwww
早くおにぎり長編お願いします。わりと長めのやつで。ツンデレな住民の方達がお待ちですぞ?
>>269 私はあなたがこのスレでしたことを忘れてないぞ?
はっきり言ってテロみたいなもんだね、あなたのレスは
ここにあなたの居場所はありません
カレーの自演は分かりやすいな>275
マンセーにしろアンチにしろ何か反応を返してる時点で自演か新規ってことがまるわかりだからなぁ
粘着がいるかぎり
このスレは沈む
カレーさんが現れたとたんに信者が・・・・・・・・
やはり(ry
>>280 そうだな。カレーには早く消えて貰わないと
283 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 18:26:24 ID:C7y2F5Uo
業者乙
カレーさんまだかな?
↓
カレー登場「もう少し待ってください」
↓
信者とアンチの闘争
↓
過疎
↓
カレーさんまだ(ry
無限ループだな・・・
このハメ技からいつ抜け出せるんでしょうね
グロはまずいだろうなぁ
タイトル欄にグロ入れるなりtxtにまとめてうpして投下すればいいと思うよ
hauntedの中の人も昔グロあり書いてなかった?
勘違いだったらスマソ
なんとなくカレーとは呼びたくないオレは絶滅危惧種
グロじゃないけど救いようのない暗い話は書いてみたい。
>>286 古い言い伝えにこうある
新しい職人が現れたときに呪いは解けるだろう・・・・と
強姦とかそういう話はないよな
ラブコメなせいか
さわちかのなく頃に
マダー?
ミコちん×オレなら書けそうなんだが、流石にそれはお呼びじゃないだろうしなあ。
わかってればいいんだ、うん
凌辱モノなら読みたい
>>294 その俺の名前を播磨にすればいい。
カレーの作品もそんなんだったから。
298 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 12:54:59 ID:5OmE0GWv
揚げ
299 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 16:53:39 ID:0A8cTF5R
300 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 17:38:20 ID:yWR/b6xj
縦笛なんぞ西本のケツに突っ込んでおいたよ。
花井の前で行われる播磨(以外でもいいけど)とミコちんのラブラブHが見たいです。
誰かお願いします。
西本がお尻で感じてました
というか播磨と美琴の関係はエロなしのほうが好きよ
カレーさんまだですかい?
303 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 16:46:58 ID:Gmc+hSbB
>>300やはり貴方とはわかりあえない…
むしろ、播磨・美琴・花井の3Pとは考えられないかね?西本の乱入も可。
じゃあ間を取って俺とお前のエロで
305 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 22:37:35 ID:Gmc+hSbB
306 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 22:39:11 ID:Gmc+hSbB
307 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 01:10:32 ID:cAGDnJc+
>>302 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カレー注意報発令!
カレーが来るぞ!
荒らしにとっちゃ、過疎=平和なんだなw
縦チュッパ マダー?
309 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 17:25:33 ID:Nd34DUj8
職人待ちage
310 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 03:44:40 ID:dIFvwdHB
本編そろそろ終わりかね
王道以外なぁなぁENDっぽいな
312 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 22:07:03 ID:QtY029sN
>>311縦笛はまぁ成立と考えてよくね?あとおにぎりも準成立。
いやおれの妄想・願望だけど。
いや、おにぎりは別に成立でもなんでもないでしょ
まだ播磨が天満以外に興味ないし
諦めても誰を選ぶかわからない状態どころか誰も選ばない可能性がかなりある
アソサラも準成立か
こうしてみると、それなりにフラグ回収されてんね
…この寂しさは何だ
超姉来い
316 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 02:35:36 ID:w4eX9mQa
カレー来い!!!!
俺はおにぎりだけあれば…
縦笛さえあればあとはどうでも?
んじゃ鉛筆で
奈良健太郎のエロパロまだー?
おにゃのこry
>>321 ちくしょう!やられた!
連勝記録がストップか…
>>322 いや、それは俺じゃないぞw
新たな参戦者があるとは…不覚orz
324 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 20:32:47 ID:lblQ4V4V
時代は携帯だろ
オニギリ待ちage
たぶんカレー逃げたんだろ
こうやっておにぎり達に期待を持たせる事によって今の旗の現状のことで復讐しているんだよ
それにこの前も出来るだけ短くしたいって言ってたことで明らかにやる気が無いことがわかる
カレーの話題はもうやめてくれ
リレーやってた時はまだ楽しかったのに…
このスレの荒廃っぷりときたら
みんなでカレーさんに謝らないか?
過疎すぎるだろ
331 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 09:19:06 ID:CTNcGYcc
確かに、良くも悪くもカレー氏がいたほうがスレは盛り上がってた。それに、あの人の作品は結構好きだったし。
ただ奴ァいらん自己主張が大杉たんでさァ、旦那方。
謝ってももう無理だろ
もう少し待とう!新しい作家が現れるさ
333 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 11:57:33 ID:gkK3H59u
カレーの言動なんて全然問題無いだろ
むしろ、スルースキルの良い手本だw
書き手が少ないのが問題なんだよな。
リレーがもちっと続いてればなあ。
それは同意…屋上の人とか来てくれないかなぁ
全ての責任は俺にある。
正直すまんかった。
少ないのも当然
書くたびに粘着する厨学生のせいでなw
カレーのことよりも奈良健太郎のエロパロを早く書いてくれ!
おにゃのこ
>>341 そんな中途半端な書き方で、俺の密やかな楽しみを奪わんでくれ・・・
343 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 02:24:25 ID:OCV+J63G
すみません出来心なんです
347 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 13:41:16 ID:jE8K6EzA
ROM組はけっこういるんだろうけど…過疎ってんな〜w
とゆーわけで点呼でも ノシ
ノシ
キモイことすんなよ
そんなことしたって意味ないだろ
自演だって出来るし、わざわざそんなバカらしいことしない人もいるだろう
350 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 14:37:14 ID:orGjhGyG
ノシ
ミコちんは俺の嫁ノシ
352 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 19:16:19 ID:Bcmhhdi2
ノシ
本編がいがいにも王道で終わりそうなヨカーンでびっくり。…というわけで王道もの希望。
真王道まっしぐらなんだが・・・次週を楽しみにするがいい・・・
354 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 03:54:05 ID:NbCMihwg
ノシ
ずいぶん見ないうちに進んだな
355 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 15:03:49 ID:JLDFupsx
ノシ
職人待ちage
ノシ
ミコちん凌辱ネタが大好物なんで誰か書いてくんないかなあ
具なしおにぎり
陵辱SSはほとんどないよな
何でだろ
359 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 11:07:46 ID:UAv879Ug
>>358それは、キレイナモノには、キレイナままでいてもらいたいからさ…
sageろやカス
同人だと鬼畜系けっこう多いのにね
まぁほとんどがヤクモン×名無しな気もするけど
シチュとか妄想とか皆で書きなぐってみないか
高野の話ないの?シリアスな時の高野が一番エロク感じるんだけど。
播磨と円の愛のないセックスが書きたい。
天満と結婚した播磨でおにぎり書きたい。
是非書いてくれw
イマイチのラブラブSS希望
367 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 19:31:00 ID:jereBFse
乱交ものがよみたいな〜、歩行祭の雑魚寝の体育館で勢いで、とか。
あぁ、穴という穴に肉棒を突っ込まれるミコチン…
>>367 その時、体育館のすみっこで今鳥は一条に・・・!
A.肉棒を突っ込んでいた
B.おいしく頂かれていた
C.コブラツイストで周防の所へ行こうとするのを阻止されていた
前に天満バカだけどそれとセックスは別という設定の播磨が
女キャラを喰っていくという構想の書き手さんがいた気がしたが
あれどうなったんだろう
敢えて こう言おう
hauntedの中の人マダー?
そんなこと書くとホントに来ちゃうから駄目><
>>370 三原・冴子→絃子→円→ミコちんと食べて、掌編で絃子やって次は裸エプロンのミコちんという所で止まってる・・・
あれだな、ミコちんは花井とか播磨みたいな絶倫性欲の餌食となって毎日毎晩毎朝何度も注ぎ込まれるのが似合うくらいエロいな。
奈良健太郎のエロパロまだぁー?
>>375 おにゃのこ(ry
っしゃーっ!!
久々ゲッツ!!
オメw
376と八雲おめでとう
八雲の誕生日なので八雲が播磨にプレゼントする話希望
・・・あれ?
やくもん愛されてるな
誕生日おめっとう
まだかよカレーさん
まさか、もうスレ見てないなんて事は…
383 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 22:44:27 ID:clkfinxr
てs
夏あらはここダメなのかな
カレー自演必死だな
カレー風味のオニギリまだかな〜
いい加減カレーはNGで
388 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 10:46:21 ID:8HdI685b
>384いいんじゃね?スレの活性化にもつながるし是非書いて〜
次スレから小林尽関連エロパロスレに変える流れか?
ちなみに夏あらじゃどんなカップルが人気あるんだろ
保守
カレー味のオニギリはまだなのか
音沙汰無さすぎて、いい加減不安だ、、、
不安なのはカレー本人だけだろwwwwwwwww
地道に布教活動しているカレーさんを見ていると泣けてくるw
それよか奈良健太郎のエロパロを!
ちなみに私は女性だ!
>>395 おにゃのこ(ry
…うそはいくない
とりあえず2連勝!
>>396 …やられた。ちくしょう!
なぜ、5分でカットインできるんだ!
絶対に次は俺が勝つ!
奈良「やっやめてよ! 吉田山くんっ」
吉田「うるせぇっ! 俺はもう我慢できねぇんだよ!」
奈良「ちょっ! やっ! 男同士だなんて、おかしいよ!」
吉田「ケッ、何言ってやがんだ。文化祭の準備をしていた夜に、お前はなにをやってたんだよ」
奈良「なにをって……」
吉田「知ってんだよ、お前が今鳥と寝たことぐらいな!」
奈良「なっ!? 何を言って……」
吉田「うらっ! ケツをだしやがれ」
奈良「わっ! あっ!」
吉田「くけけ……ぶちこんでやんぜ……オラァッ!!」
奈良「うぅっ!! ん! アッー!!」
次は中村×谷で頼む
谷「すいません、お忙しい中。え、と……愛理さんのお父さん、ですか?」
中村「いえ、執事の中村と申します。旦那様は多忙な為、私が代役にと申し付けられまして」
谷「あ、そうなんですか。……では、さっそく愛理さんの進路についてなんですが」
中村「……」
谷「愛理さんはとても優秀な生徒でですね、若干国語面が苦手なようですが、特に問題はないと思います」
中村「……」
谷「第一希望にもこのままいけば確実だと……と、あの、聞いてます?」
中村「……美しい」
谷「は? え、あの」
中村「もう私、我慢の限界ですぞ!」
谷「ちょっ! なっ!」
中村「はぁっ!」
谷「アッー!」
ちょwwwほんとに書くとかwww
そろそろ本命の嵯峨野×菅を、、、ゴニョゴニョ
NGワードは便利だな
菅「なぁ、嵯峨野」
嵯「んー? なに?」
菅「お前ってさ、付き合って奴いんの?」
嵯「えっ!? わ、私? ははは、そんなのいるわけないじゃん」
菅「ふーん……そっか」
嵯「そういう菅はどーなのよ?」
菅「いや、俺も結構頑張ってんだけどさぁ……サッパリっす」
嵯「まぁやっぱり菅だしねぇ」
菅「うるせーよ! おりゃっ!」
嵯「おー、3ポイント」
イイヨーイイヨー
>>398 死ね。
まともな奈良のエロパロ書いてくれる人を求む。
おry
「オーケーね、マックス、楽しむよ」
ボスが後ろからハーフジャパニーズこと沢近愛理をかかえ、ベッドに寝かせた。
いかがわしいクスリパーティーの会場から、意識朦朧となったハーフジャパニーズを連れて、このホテルに連れ込んだのだ。
「マックスは下脱がすね」
そういいながら、ブラウスのボタンを外していく。 俺もスカートのホックを探る。
不良仲間を束ねる俺たちのボスであるショーン。
素性はよく知らないが、端正な顔だちが上品な感じなので、それほど悪い家庭で育ったとも思えない。
ただ、妙なクスリを仕入れて来ては、イカレたパーティを開いている。
パーティにはショーンがナンパした女の子を参加させるのが常だ。
パーフジャパニーズもまたそういう一人で、珍しく清楚なタイプだ。(いつもはだいたいイカレた女子高生だ)
裕福な家柄で育ったお嬢様らしい。
ブロンドでロングのストレートヘアの美人で、スタイルもいい。イカレ女子高生をやるのと違って、なんとなく罪悪感がある。
「ヒュー、かっこいいね」
全裸のパーフジャパニーズのプロポーションを見て、ボスがはしゃぐ。
「今日のクスリ特別ね。媚薬入ってるよ」
こういう下らない単語ばかりよく知っている。
ボスはベッドの背あてにもたれかかり、くたっとなった全裸のハーフジャパニーズに後ろから手を回している。
「この媚薬ねー、特に乳首にきくよ」
ニタニタ笑う。
「マックス、見せるよ、おもしろいね。足ぜんぶ広げてね、おまんこ見るね」
まったくしょうがない人だ。俺は言われたとおり、ハーフジャパニーズのすらりとした足をM字に大きく広げた。
素晴しくきれいな女の子が目の前で性器を露呈している光景は、とても刺激的だ。
ブリーフの中の俺の分身は痛いほど怒張している。
部屋の中で、男二人は服を着たまま、ハーフジャパニーズだけが全裸で、それも大きく両足を広げているという状況が異常な興奮を誘う。
俺はハーフジャパニーズの無防備な陰裂に指先を延ばそうとした。
「ノー、ノー、だめよ。見るだけね、触るのナシね」
しかたなく、手を引き、ハーフジャパニーズの性器を観察する。
丘は高過ぎず低過ぎず、上部がうっすらと薄いヘアに飾られているだけで、陰裂の周囲はアヌスに至るまで無毛で、すべすべとしている。
陰裂の両側だけでほんのりと色が濃くなっているのが煽情的だ。
「じゃ、いくね」
と、ボスは、ハーフジャパニーズの形の良い乳房の上の両方の乳首をむにむにと指先で揉みはじめた。
乳首はすぐに固くなり、くたっとなったハーフジャパニーズの口元から軽いあえぎのような声が漏れる。
ボスはさまざまな指使いで、むにむにくにくにと執拗にハーフジャパニーズの乳首を揉み続ける。
ふと目を落とした俺ははっとなった。
先ほどまでは清楚なたたずまいを見せていた小陰唇が、ぽってりと膨らんで左右に開き、明るいピンク色の底部がきらきらと濡れた様子を覗かせている。
左右の小陰唇が会わさる上部では、包皮につつまれていたはずのクリトリスが膨らんで顔を出している。
「目離しちゃだめね」
言われるまでもなく、俺の目はハーフジャパニーズの性器に釘付けになった。
乳首への刺激だけでこんなに変化するとは思いもよらなかった。
「これからね。もっといいよ」
ボスは容赦なく、ハーフジャパニーズの乳首を揉む。
小陰唇はさらに膨らみ、複雑な構造の底部が完全に露出する。
キラキラと輝きながら、未知の軟体動物が歓喜にうち震えるがごとくぬめぬめとうごめく。
クリトリスはぱんぱんに膨らみきっている。
ハーフジャパニーズのあえぎはもう相当なものになっていたが、覚醒する様子はなく、また、手足にはまったくちからが入らないようで、M字に開いた足は俺が手をそえなくとも開いたまままったく動かない。
ただその中心だけがねっとりと動き続けている。
「もうそろそろね」
ボスが言うと、濡れた底部は今までの動きが変化し、やや下方が、きゅっきゅっと内部にへこみ、ふっと元に戻るという動作がくりかえされた。
あえぎはもう、感極まった声になっている。
動きは大きく、それにつられて小陰唇までもが開いたり閉じたりする。
三度ほど動きを繰り返したとき、動きの中心の奥から透明な液体が溢れ出てた。
液は会陰を伝わりアヌスを濡らす。
上部では痛いほど膨らみきったクリトリスがぴくんぴくんと脈打っている。
「ははは、いったね」
ボスが満足げにいう。
俺は極度の興奮に、はーはー息をしながら、やっとつぶやいた。
「はははじゃねーっつーの」
(完)
俺は極度の興奮に、はーはー息をしながら、やっとつぶやいた。
「(完)じゃねーっつーの」
またカレー一派か・・・・・
俺たちはまだカレーの幻影と戦ってるのか・・・
カレーカレー言うのは止めようぜ。
雰囲気を変えるためにも、見たい組み合わせでも語ろうか。
俺は播磨と高野姐さんか、お姉さん達が見たいな。
播磨と周防かな
周防が人妻だとなおよし
サラと花井で
おにぎりの目の前だとなおよし
一年生'S×播磨に一票
ヤクモンは除く
なんだここでは今月のマガスペはスルーなのか
俺たちはいつまで見えない敵と戦わなきゃならんのだ
>>417 何があったの?
単なる茶道部とかなら別にどうでもいいんだが。
奈良健太郎のエロパロを書け
おにゃのこ
播磨×周防×絃子でよければ…
NTRになるかもしれないけど
大好物ですので是非!
そのカプ新しいな
期待して待っとります!
奈良健太郎のエロパロを……
>>425 おにゃのこ(ry
勝ったな、ライバル。連敗脱出だ!
>>426 おめでとう。
だが最近はどうも俺たち以外の参加者が多いみたいだ(ちなみに
>>406と
>>421は俺じゃない)。
「奈良〜」って言ってるのも、最初の頃の人じゃないみたいだし・・・
まあ、このスレのちょっとした楽しみになってるみたいだからいいんだけどねw
428 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 06:53:55 ID:n8G5uDsp
カ〜レ〜ィ〜〜〜〜まだ〜(´・ω・`)〜
sageろ
奈良健太郎きゅんのエロパロ読みたい
おにゃのこ
最近頻度多いなwwwwwwww
もう完全に一人歩きしだしたな・・・
これはもう勝てない・・・orz
433 :
426:2008/04/17(木) 21:28:34 ID:gyEE7IPm
>>432 確かにな。しかし、これでは面白みが半減って感じだ。
>>431のやつは正確に言うと違うんだがな
おにゃのこ(ry
でないとよろしくないだけどな……
すげぇ!おらワクワクしてきたぞ!
保守
先生、
オレ
超姉が読みたいです
今の不良に戻ろうとしている播磨なら近八を襲ってもいいかな
奈良健太郎のエロパロを…。
おにゃのこ(ry
やっと成功だ
3 分 、て オ マ エ
443 :
創始者:2008/04/21(月) 16:41:42 ID:EXDct6eS
解説しよう。
奈良健太郎のエロバロ催促に対する正しいリアクションは、正式と略式があり、
正式の場合は、
(1)まず安価を打ち改行
(2)ひらがなで「おにゃのこですか?」と書く
つまり今回の場合であれば、
>>440 おにゃのこですか?
となるのであ〜る。
次に略式の場合であ〜るが、この場合は、
(1)安価を打ち改行
(2)ひらがなで「おにゃのこ」の後に続けて半角で「(ry」と書く
つまり今回の場合であれば、
>>440 おにゃのこ(ry
となるのであ〜る。
以上の正しい作法を踏まえた上で、正々堂々闘い合うことを期待するものなの
であ〜る。
以上。
奈良健太郎のエロパロを…。
おにゃのこですか?
お前ら楽しそうだな
447 :
創始者:2008/04/22(火) 05:03:01 ID:662j84BW
カレーさんもう来ないのか?
何かあったのか?
>>443 意味がわからなくておにゃのこ改造スレを見ていた俺をどうしてくれる
毎回、カレーさんに粘着してたのは僕です
精神が不安定であのような蛮行をしてしまいました
謝ります!本当に申し訳ありませんでしたorz
だから戻って来てくださいカレーさん!
カレー必死だなwwwwww
そんなに書きたいなら別人として書き始めろよwwwwwww
Wの数だけ悔し涙を流してきたんだね
ザマァwww
まあどうやら本編がカレー決着つけそうだからまた来るんじゃね?
それがいいか悪いかは別として
カレーはこのスレまだ見てるのか?
マガジンの連載、終わっちゃうのかなぁ
今更かもしれないが八雲に惚れた漏れ
俺が播磨になってたら迷わないんだが
文章に書くんだ
すみません、別所で少し浮気していた為、間が空きましたorz
播磨ハーレムシリーズ、リクエストされていた美琴の裸エプロンシチュ、書き上がったので投下します。
時系列的には12巻。
絃子から締め出され、天満の家→美琴の家→お寺→お見合いの流れになる場面です。
ちなみに、この時点では八雲ともえちぃ関係になっているので(塚本家を追い出されるのは本当に八雲とシてしまったから)、
次回作はそちらを書くと思います。次々回作でこの作品の続き、お嬢の登場となります。
(シチュ優先にした為、時系列を少し先にしてしまいました)
その間に、またシチュ優先の掌編を投下するかもしれません。
基本的に一話完結型にするつもりなので、気長にお待ち下さい(ぺこり)
朝。
囀る鳥の鳴き声が耳に心地いい。
身体中に溜まった疲れが、僅かながら癒えてゆく気がする。
ぼんやりした頭で、播磨はそんなことを思う。
(もう、朝か……)
周防工務店設計室。
徹夜で原稿を書いていたものの、つい製図台に頭をもたれたまま、眠ってしまったらしい。
「……三徹しただけあって、少しは進んだ……ん?」
朝の光に紛れて漂う良い香りに播磨の動きが止まる。
途端、ぐぅぅ〜っと腹の虫が鳴いた。
播磨は身体中の筋肉を総動員して、睡魔に浸っていた身体を動かし立ち上がる。
「腹……減った」
言った途端、もう一度腹が鳴る。
ぼんやりした頭のまま、匂いの元へ行こうと一歩踏み出したその時――。
「……はりまー、入るけど……いいか?」
何故か、妙に躊躇いがちな美琴の声が扉の向こうから聞こえてきた。
匂いの根源は彼女がもっているのだろう、扉の隙間からご飯の香りが漂ってくる。
断る理由等無かった。播磨はそそくさと原稿を纏めて製図台に伏せると、扉に向かって声をかける。
「おう!」
(クリスマス前に絃子に締め出された時にゃ、どーなるかと思ったが……周防ん家に転がり込めてラッキーだったな)
その代わり、作業着着用とサングラスを外すことを条件に出されたものの、寒空の下野宿するよりはずっとマシだった。
何より、編集長に厳命された120ページの原稿を執筆出来る場所というのは貴重だ。
そんなことを考えていると。
カチャ、という扉の開く音と共にご飯の香りが強くなる。――美琴が設計室に入ってきたのだ。
「助かったぜ、腹ペコでしにそ……どうぇぇぇぇぁ!」
礼を言おうとしていた播磨は、部屋に入ってきた美琴の姿を見て、奇声を発する。
美琴らしい、機能性を重視したポケット付きエプロン。
それだけならば、普通の格好だった。――しかし"それしかつけていない"場合、到底普通とは言えないだろう。
そのせいで、美琴の……太もも、二の腕、鎖骨、脇、そして――エプロンだけでは覆いきれていないたっぷりとした乳房。
その白い柔肉の曲線がエプロンを僅かにはみ出して、ちらりと見える様子が扇情的だった。
大きく布地を持ち上げているソレはノーブラなのか、先端の突起部分の場所さえ解る。
「あ……いや、に、似合わない――よな」
播磨の唖然とした視線に顔を真っ赤にして、美琴がオロオロと後ずさる。
「い、いや、似合う……と、思うぜ」
つい、その姿に突っ込むのも忘れて答えてしまう。
それほど美琴の"裸エプロン姿"は絶品だった。ノーブラのせいか学校の制服姿でさえ目立っていた乳房は、美琴が動くたびにたぷたぷとその存在感を示し、
エプロン布が絶対領域近くで窪み、その三角形を艶やかに示している。
三日間の禁欲&朝勃ち状態だった播磨には刺激が強すぎた。
否、こんなものを見せられれば、どんな状態ですら襲いたくなるに決まっている。
「そうか……あ、あはは。播磨、家に来たのに全然……その、私に手ださないから、さ。
こういう格好って、男は好きっていうし――だから、あー、その」
真っ赤になりながら、美琴は製図台の横にある作業机へ盆を置こうとする。
「うっ……」
その動作は播磨に横から見られながら、前屈みになるというもので……。
重力に従って、たぷんとした下乳が釣鐘状に大きく。そして――剥き出しの白桃が播磨の目の前に突き出されることになる。
(手ぇ出さなかったのは――)
原稿に集中する為。
美琴に魅力が無い訳でも、播磨に性欲が無い訳でも全く無かった。
「や、やっぱ着替えてくるな。今の事は忘れ……きゃぅっ!……ひっ、あぅ……ぁぁ」
播磨の大きな掌が、当たり前のように美琴のハート型の白桃を撫でていた。
「そのままでいいぜ……ったく。こんなエロイ尻見せられちゃ……」
ぐにぐにぐに。
柔らかな美琴の尻肉を楽しむ。
「こ、こら。播磨……ぁぁっ、くぅ」
「こうされたかったんだろ?」
「ちょっ、目が血走ってる、ぞ――ぁんっ、指……」
三日徹夜で禁欲、朝勃ギンギン状態で、性欲まみれの生活をしていた播磨が理性を保てる訳も無かった。
初めて美琴を犯した時の遠慮は全く無く、"美味しそうな獲物"を見つけた狼の瞳で播磨は極上の柔肉を堪能する。
ごつい指は既に尻だけでは無く、美琴の秘所を掠り、陰毛に隠れた"溝"を確かめるように往復している。
ぐちゅぐちゅと、あっという間に水音を響かせ始めた蜜壷に播磨の無骨な指が沈む。
「くぅ……ぁふ」
「もう、こんなにしてるのかよ」
「はぁ、仕方ないだろ――また、あんな風に犯されるかもって三日間……やぁっ、そこ……」
「犯されたかったんじゃねーのか?」
播磨はニヤリと笑うと、以前、美琴の膣を肉棒でイヤという程かきまぜた時に知った"弱点"を的確に責める。
膣孔の入り口天井、左。そこのざらざらをくっと指を曲げて小刻みに震わせると、美琴はたっていられなくなったのか播磨に抱きついてくる。
「ひっ、ぁっぁぁ、どうして――んっ、んんーー!」
エプロンに腕を差し入れて乱暴にその巨乳を揉みながら、既にビンビンに堅くなった赤みがかった桃色の突起を扱くと美琴の反応が激しくなる。
「はぁ……はぁ、テメーが悪い。こんな時に、とんでも無い格好しやがって」
興奮のあまり乱暴な口調になりながらも、美琴の柔らかな身体をまさぐる手はすべらかに動いてゆく。
特に大き目の乳輪ごと突起を責める指はひっきりなしだった。
手に伝わる重い乳房の感触、エプロンの布地がうねうねと動き、美琴の胸を蹂躪している掌と同じ動きをする様子。
それら全てが播磨の興奮を更に高める。
463 :
「播磨暴走す」 ◆57bPn7v4tg :2008/05/02(金) 02:10:13 ID:6vXGKRlG
「ひぅっ、ぁぁ、せめて朝飯を食べてか……くぅぅ!ちくび……ばっかり…はぅ」
「いや、こっちを"喰う"のが先だ。――ほら、ここも、な?」
ピンと乳首を指で軽く弾いてから、今度は乳房全体を乳絞りの要領で掴みつつ、美琴の顔を自分の股間へ押し付ける。
「ぁ――くぅん、すご、こんなおっき……く」
体育館裏で、この巨根で犯されたことを思い出したのか、美琴の瞳がとろんと蕩ける。
押し付けられたまま顔を外そうとはせず、そのまま愛しそうに頬すりまでし始めた。
「ふぅ……この胸、最高だな。絞り甲斐があるぜ」
「ぁん、ああっ!ひぅ――そんなしても、でな……ぃ」
抗議の声をあげる美琴だが、その響きは甘い。
「んじゃ、代わりに喰わせてもらうぜっと」
ジーっとツナギのチャックを全て下ろすと、朝勃ち+三日間禁欲+疲れマラ+美琴の裸エプロンで限界まで膨張した肉の棍棒が下着から顔をだしている。
「ひっ!な、なに……こ、れ。前とは比べ物にならな……い」
既に下着の用を果たしていないブリーフを脱ぎ捨て、全容を露にしたソレを見つめ、美琴は驚きに目を見張る。
そう。前に美琴を犯した時は、城戸円との情事後すぐ。播磨のソレも完全な状態ではなかった。
しかし今は――。
「周防。四つんばいになって尻を向けな。コイツで奥にたっぷり――」
播磨の理性の糸は引きちぎれ、獣そのものとなっていた。
ギラリとした狼のような瞳が、極上の獲物を見つめるような獰猛な色を湛えている。
「う……わ、わかった……こ、こうだろ?」
その瞳に見つめられ、美琴は素直にいう事を聞く。
ハート型の肉付きの良い白桃が播磨に向けられた途端。
ジュチュウゥゥゥゥゥゥ。
巨大な肉棒が美琴の蜜が溢れる秘所へ沈んだ。
「ひぅぅぅぅあぁぁ。ふと……ぃ、ひぐっ、あふぅ」
「すげぇ、周防の膣(なか)極上だ――たまんねぇ」
じゅぶり、じゅぶり。
播磨のモノが美琴の蜜壷をゆっくり出入りする。
あまりの太さ、長さに膣壁全てが高いカサのようなカリ首にこそがれ、子宮口を広げる程に奥に突きこまれる。
裸エプロンになった時点でかなり濡れ、播磨の弱点を的確に刺激した愛撫でほぐされた美琴の蜜壷は、限界まで欲望が詰め込まれた肉の棒を全て受け入れている。
しかし――。
「ひぁ……これっ、やぁぁぁ、うそっ。あたし――きゃぅぅ、いくぅぅ!止まんない、やあぁぁぁ!!」
「おらよっ、ここだろ?」
完璧な狼、天満と会う前の不良時代のような荒々しさを蘇らせ、播磨は夢中で美琴を貪る。
愛する恋人とする為の行為というより、どうしょうもなく溜まった性欲を極上の身体で発散するような獣じみたSex。
だが、その犯され方こそ、美琴が求めていたものだった。
肉棒を激しく打ち込まれ、エプロンの布地ごとたぷんたぷんと揺れる美琴の乳房を播磨の大きな右掌が絞り揉む。
左手は、日々拳法で鍛えているせいか見事にくびれたウエストをがっちり掴んで離さない。
「あっ、あっ、ぁぁ!またっ、イクゥゥ!!」
規格外の肉棒を咥え込んだ膣は、その逞しいモノを租借するように蠕動し、
尿道口からはお漏らしと間違えるほどの潮が、美琴の絶頂の度に放物線を描いて噴き零れる。
「すげぇな、周防。もらしっぱなしじゃねーか」
日々、イロイロな女性と情事に耽っているせいか、未だ余裕をみせながら播磨が獰猛な笑みを浮かべ美琴に囁く。
「ぁぁ、くぅ――だって、こんな――んんっ!播磨……ずる、そんな――おっき、きゃぁぁ!」
つぷぅ。
美琴の抗議の途中で、ウエストに添えていた左手を尻にもってくると、四つん這いなせいで丸見えな蕾へ沈ませたのだ。
事前にたっぷりと潮と本気汁を塗したせいですんなりと中指が吸い込まれる。
「こうやって、ここ、だ」
「いっっ!!やぁぁぁああああああああああ!!!」
ぷしゅうぅぅぅぅぅぅ。
カリ首で一番敏感な場所をこそがれた瞬間、お尻側から指先でソコを刺激された美琴は、悲鳴のような嬌声をあげて派手に絶頂した。
「くっ、よく締まる――うぅおおお!」
ぐちゃんぐちゃん!
何度もイキ続け痙攣を繰り返す美琴の膣へ、ぬめった愛液でとろとろに濡れた肉棒がラストスパートというように激しく出し入れされる。
「いいっ、いいっ!それ――うぁぁ!いくぅ、またイかされるっ!」
「イケっ、俺も――」
「ひっ、ぁぁ、妊娠……」
「母乳でるようにしてやるぜ」
「こ、らぁ――ぁぁぁぁあ!!でてるぅ」
どぷどぷっ!プシュゥゥゥ。ドクドク。
三日間禁欲していた濃い精液が、直接子宮口に当てられた鈴口から流し込まれてゆく。
「おぉっ、すげーーいい。便所で溜まったのだしてるみてーだ」
凄まじく失礼な感想を漏らしながら、播磨はずっぷりと美琴の膣へ埋め込んだ肉棒を痙攣させ放精する。
その間も、お気に入りの乳房を嬲ることは忘れず、搾乳するように掌でその巨乳を楽しむ。
「ひぁっ、ぁふ……これ、すごっい、よ。前より――ぁ、塗りつけるなぁ」
射精しながら子宮口でごしごしと先端を擦り付ける播磨へ美琴は甘く抗議するものの、その動きに合わせるかのように腰を動かしているので全く説得力が無い。
ちゅぴちゅぴ。
肉棒に残った精液を飛ばして、最奥へ流し込む。
「ぁふ。たっぷり……だした……な。うう、人をトイレみたいに言いやがって。ぁ、くふぅ」
「だって、よ。んっ、く」
「ちょっ!な、んでまた、大きくなるんだよっ」
「仕方ねーだろ。三日間も我慢してたんだ」
「くそー、やっぱり私はトイレかーー!」
「極上のな」
開き直った播磨がぐちゅりと美琴の膣で再び動かし始める。
「ぁぁ……んぁ。くっ、ぅ。そこ、いい」
「周防の最高だ」
「素直に喜べないって……んっんぅ」
「やっぱ、腰動かしてるじゃねーか」
「だって、こんなの――で、されたら」
ぐちゅん、ぐちゅん。
既に播磨は動かず、美琴だけが四つんばいになったまま肉棒を味わうため、ヘコヘコとお尻を前後に振っている始末だった。
「んじゃ、抜かずの二発目いくぜ!」
「ぁっ、もう、勝手にしろ」
◇ ◇ ◇
エピローグ
ぴちゃ、ちゅぷ。こくこく。
周防工務店製図室にモノを食べる音、飲む音が響いている。
「くぅ、周防、料理うめーんだな。ご飯の炊き具合が最高だぜ」
「ちゅぷ、んふっ――ぁ」
全裸で椅子に座り、美琴が持ってきた朝食にがっついている播磨。
その脚の間に――美琴が跪いて、愛液と精液に濡れた肉棒をしゃぶっていた。
ぴちゅん。
やっと美琴の唇から糸を引いて、逞しい肉棒が離れた。
「んちゅ……ちゅぴ。はぁはぁ……播磨の、また大きく」
うっとりと舌を這わせる美琴の膣からは白い液体が絶え間無く流れ、全身は白濁塗れ。
特に既にエプロンからはみ出ているメロンサイズの巨乳は精液でたっぷり汚れていた。
抜かずの二発、三発の生中だしの後、播磨は体力の続く限り美琴を裸エプロンのまま犯し続け、
一段落したところで、やっと朝食となったのだ。
しかし、その間も――美琴にしゃぶらせたまま。
「ああ、まだ"喰い"たりねぇからな」
「そうか。じゃあ、遠慮なく食べな。私も……んっ、ちゅぅぅ、あむ」
行儀悪く食べながら、美琴の頭に手を沿え、深く口腔へ沈ませる。
食欲と性欲。その欲望を同時に処理しながら、播磨は次はどのようにこの極上の"雌"を犯すか考えていた。
・
・
・
・
――。
播磨が正気に戻ったのは数時間後。
風呂に美琴と一緒に入り、そこで数発程"種付け"してスッキリし、
片手に腰を当てて牛乳を飲みながら、美琴に再び口で奉仕させ、射精した瞬間だった。
尚。
原稿は撒き散らされた精液と潮に濡れて使い物にならなくなっていた為、播磨は奇声を上げて、再び完徹モードに入ったのだった。
播磨に"使われ"、程よい疲労にうっとりしている美琴は苦笑しながら播磨の背中を眺める。
本当なら、製図台の下へ潜り込んでしゃぶりたい……等と、あの日以前の自分では考えられないことを思う。
「まあ、邪魔しちゃ悪いしなぁ……って、あれ、客?こんな時期に……誰だ?」
これで終了です。
トリップが途中変化したのは、ギコナビの操作を間違えたからですorz
エロだけの掌編の筈が妙に長くなってしまいました。
美琴と播磨はドロドロしないスポーツのようなえちぃを楽しんで、過激にイタすカップルになりそうです。
GJ一番乗り!
寝ようと思ったら寝られなくなった。
責任とってもらおうか。
GJ!
エロ巨乳GJ!
早速保管しました。
GJ!
朝っぱらから元気になってしまったじゃないか
ミコチンのエロさは犯罪です
超 G J
積極的な美琴って意外となかった気がする
てかエッロイわぁw
>>469 エ ロ 過 ぎ w
良いシチュが思いついたら、またミコちんで書いて欲しいわ。
しかしホントに待った甲斐があったよ。
乙でした。
ごちそうさまでした<__>大変美味しかったです。
>>469 (*^ー゚)b グッジョブ!!
やっと神がktkr
カレーさんがコテを変えて戻ってきたーーーーーーーー
GJ!!
このクオリティで奈良のエロパロを……
481 :
創始者:2008/05/04(日) 00:52:54 ID:08xEczV7
>>469 せっかく書いてもらったのですが
すいませんがレベル的にまだ保管庫には置けないです
もう少し丁寧な描写がほしいです
保管庫にカレーさんの作品が置いてあるので参考にしてください
面倒とは思いますが、本物の管理人さんはトリ宜しくです。
>>480 ええと、こっそり。
百合板のボカロ関連です。
>>481 久しぶりにやられた〜〜!
>>459 改めて読んで思ったんだが、播磨家なき子編って12巻だったのか…
そんな前なんだな。俺が初めて読んだあたりだ。
またカレー一派か・・・
まとめサイトの管理人騙るってのは、ちょっと悪質だね
通報しといた方がいいかも
諸悪の原因はカレー
またカレーとその粘着によって荒らされるのか・・・・・・・・・
いい加減にしろ
>>495 何で火病ってんのw
もしかして君が噂のカレーさんかい?
自演ってむなしくないw
俺が・・・俺がカレーだ
連合軍の上陸地点はカレーだ
「カレーの市民」って絵も(ry
私の私のカレーは、左利〜き〜♪
カレーはもういないよ
散々スルーして余裕見せてたくせにあまりの非難に逃げた腰抜けさ
クスクスw
カレー臭いなw
奈良健太郎のエロパロを…。俺は男だが。
506 :
創始者:2008/05/10(土) 18:03:18 ID:pKlEjVL8
507 :
3号:2008/05/10(土) 18:30:01 ID:024sB2m1
最近レベル高すぎてついていけねえwwwwwwwww
カレーさんの自演はもう見飽きましたw
>>創始者
速いよ。本当に。
最近勝てそうにないなぁ…
創始者(笑)
保守してくれてんだからほっとけほっとけw
ドS播磨とドM沢近で言葉攻めが読みたい
播磨が八雲をいろんな意味で痛めつけるんだけど八雲は逆らえない展開が読みたい
515 :
創始者:2008/05/12(月) 13:56:03 ID:0cNgpxHq
カレーさんカムバック!
今の無しね
ドンマイw
カレーさんのおにぎり楽しみだ
518 :
506:2008/05/13(火) 05:58:42 ID:OXMKy7jZ
>>515,516
おまえ、リアルでもそういうことやってるんだろ?
安価失敗したりとかなw
>>518 カレー信者さんですよね?
カレー批判をそらす為に奈良の話題を使うのやめて
>>520 奈良か…編集が他の漫画なら主人公とか柱で言ってたよな。
523 :
506:2008/05/14(水) 13:10:59 ID:VLWtewqj
>>520 は?
確かにカレーさんは応援してるけど
批判をそらすために奈良を使ってないよ
カレー批判してるやつらは頭おかしいんじゃないのか?
524 :
506:2008/05/14(水) 13:11:53 ID:VLWtewqj
本当に不愉快
もうここには来ませんね
奈良健太郎の主人公のエロパロを!
527 :
506:2008/05/15(木) 17:01:26 ID:Y18LQ0UF
前から気になってたんだが
>>525-526これって何がやりたいの?
荒らしみたいなものか?
偽者、本物関係なくやめれ
ここで奈良で遊ぶな
たしかに楽しく見られるのも一回や二回ぐらいだなw
やりすぎると荒しとかわらん
え?ただの基地外と思ってスルーしてたぜ俺
創始者とか頭おかしいだろ
オレは別に何とも思ってなかったけどな
てか、奈良云々のやりとりが無きゃ、このスレ落ちてたかも知れないじゃん?
批判レスが嵐のものとも限らんしね
創始者が仕切りたがりのKYなのはよく分かるがカレーとか阿蘇巫女に比べりゃいいんじゃね
アソミコやら独禁なんたらに比べれば全然マシではあるわな
もう戻っちまったが振られて荒れた状態の播磨を使えば
けっこうハードなエロパロもいけそうだ
>>532 俺はスレで遊んでるようでムカついてた
そんなことしなくても「保守」だけでいいだろw
いいから奈良健太郎のエロパロを
>>537どう?
自分が痛ましいほどのKYだと思い知った気分は?
奈良のエロパロマダー
はいはいおにゃんこおにゃんこ
創始者は荒しと変わらんなw
根性のネジ曲がった人たちがハイエナのように群がってくるスレでつねw
ここから新しい流れね!
創始者(笑)さんへ
めげないで新しい遊びを開発してくださいw
そこまで叩く事はないだろ・・・・・・
過疎スレになったここを良い雰囲気にしようとしただけなんだから。
「創始者」はちょっと調子に乗っただけなんだから許してやろうぜ
美琴レイプSSきぼん
548 :
創始者:2008/05/22(木) 11:59:01 ID:CMTNEMTA
馬鹿してごめん
SSマダー?
>>創始者
オレはROM組だったが、それなりに楽しんでた
気にすんなw
リレーしようぜリレー
>>550 こんな過疎スレで……な、なんという奇跡
>>551 ネタは?組み合わせは誰でいく?
俺は播磨×円に一票
ここはやはり超姉に一票
播磨×円 1
超姉 1
俺は…お姉さんズなら誰でも良いです!
菅×嵯峨野で
とりあえず
>>560までで多かったのでいこう
播磨×隣子
周防×麻生
サラ×麻生
そろそろ奈良健太郎×塚本天満を。
麻生と沢近に一票
じゃあ麻生がバッタバッタ女を堕としていくので行きます?
まぁ、それでいいんでない?
奈良健太郎きゅんのエロパロを…。
甘えるな!自分で書いてみせろ!
つーか誰も麻生書かないの?
俺も麻生に関しては読む気も書く気もないけど
リクした奴はちょっと挑戦してみたら?
イケメンでクールでキザなくせにむっつりな麻生が
女達を(それこそレギュラーキャラでも)堕としていくような話でもいいの?
まあ、いいんじゃない?
あんだけリクする人がいるんだから一応需要はあるんだろ?
誰も書き始めないなら俺書いちゃうよ?
どうぞどうぞ
カレーさん帰ってこないの?
信じていれば、必ず帰ってくるさ
>>469 二ヶ月ぶりに来たらなんか凄いのが投下されてました!
遅すぎるけど、GJ!かつ乙!です。
この後はお嬢が来るんでしたっけ?
ありそうでなかなか無い、播磨・ミコちん・お嬢の3Pっすか!?
576 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 10:23:05 ID:R7pGYR3I
沢近「天満、アンタの名前が雑誌に載ってたわよ」
天満「え〜〜本当!!」
沢近「ほらこれ」つ(コミックTENMA)
sage忘れた
578 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 01:01:39 ID:c2C8hCqt
保守
で、リレーはどうなったんだ
571が麻生を書くんでしょ
待つしかないんじゃない?
581 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 14:52:53 ID:z2s+6mu5
571じゃなくてもいいから、誰かナンカ書いてくれ、、、
sageろ
薄暗い教室に少女が1人。
「もーっ! 忘れるものするなんて私の馬鹿!」
ガサゴソと荒っぽい様子で机をさぐっている。
「加藤も加藤だよ! 明日提出の課題を今日渡すなって!」
必要以上大きな声でブツブツと独り言。
内心の心細さをごまかすためなのか。
ガタン
「!!!」
急に教室のドアが開く。
「……麻生じゃん。驚かせないでくれよ」
「……周防」
「こんな時間まで部活か?」
「……谷先生と話すことがあってな」
「部長も大変なもんなんだな」
「……」
薄暗い教室に沈黙が落ちる。
外ではポツポツと雨も降ってきた。
「もう少ししたら試合なんだろ? 頑張れよ」
「……」
雨の粒も大きくなり、ガラスにぶつかる雨音が強くなる。
「はぁ……私はもう帰るからな。雨も強いし麻生も帰り気をつけなよ」
教室を出ようとした周防の腕が掴まれる。
「なんだよ?」
答えは返ってこない。
「……言いたいことがあんなら言いなよ。 男らしくない!」
もうすっかり暗くなり麻生の表情も分からない。
「くっ、離せよ! 離せって!」
窓から閃光が飛び込む。青白く浮かび上がる見たことのない麻生の表情。
周防はごくりと唾を飲み込む。麻生がゆっくりと口を開く。
「お前の胸をドリブルさせろ」
完
寸止めながら、乙w
たまには播磨以外の男キャラの話も読みたいな
これってまともな麻生ファンや縦笛の人に怒られるような続きでもいいんかな
おk
いやこれリレーとして書いたんじゃないぞ…
これは581のレスを見て突発的にナウシカ見ながら書いたやっつけ小ネタだ
リレーやるのは571の作品を待った方がいいんじゃないか?
何だそうなのか
残念
それはそれとして
>>587の文章は悪くないと呟いてみる
小ネタでいいからサガスガのSS書いてよw
>>589 ありがと
正直言って本当にやっつけだからひとつでも乙を貰えたことにびっくりしたw
サガスガ、考えてみるよw
うはwww気長に待ってますwwww
カレーさんに比べたらカスな件
カレーさんに比べて自演が物足りないよな
そろそろ469氏の新作が読みたいな
そろそろカレー氏の新作が読みたいな
確かに、、、
マジでカレーさん何処行っちゃったんだろ
嵐のレスにめげるようなタマじゃないだろうに、、、やっぱスクラン飽きちゃったのかな?
自演、乙
とすら言われないオレは
>>596 まさかとは思うが、このスレを見てるのはオレ一人なのか!?
見てるだけなら多いと思われる
図太くてもやっぱ荒らしには地味に体力削られるべ
まあ充電したら戻ってきてくれるんでない
それと571さんはまだかな〜?
――リレー始め――
「――――本当に好きだったんだ」
菅は、自分の隣りでフェンスに寄り掛かったままそう呟いた、蒼空を見上げる親友を複雑な面持ちで見やった。
確かに彼が、周防美琴と付き合う事に自分は諸手を挙げて賛成をしていた訳では無い。
むしろ、負の感情も多分にあったと思う。
しかし、まさかこのような形で終局を迎え、これほど彼が落ち込むとは思ってもいなかった。
必死に涙を見せまいと上を向く親友を見て、菅はどう声をかけたらよいか迷っていた。
何か気の利いた事が言えるならいいのだろうが、そんなこと自分には無理だ。それは多分麻生にも分かっているだろう。
ならば、俺に出来る事はいつもの調子で軽口を叩き、彼がせめて気が紛れる雰囲気を作るだけだ。
「まあ、なんだ。女一人に振られたからってそんなに気にするなって。俺なんか両手で数えても足りないぐらいだぜ?」
「……」
「そうだなー、お前顔いいんだしこれを機会にキャラでも変えてみたらどうだ? いい気分転換になるかもだぜ」
「……なに、言ってんだ?」
「ほら、お前って硬派キャラだっただろ? だからこれからは今鳥的ナンパキャラで行くってわけよ」
どーよ、このアイディア! と胸を張る菅。
その言葉は菅にとって、ただ麻生を元気づけるためのいつもの軽口であり何も考えずに言っただけの物であった。
しかしその為か、それを聞いた麻生がぼーっとした顔で、それもいいな。と呟いた事に彼は気付く事が出来なかった。
なんか書いてみた。
これから二人を絡ませようが、バッタバッタ女子を孕ませようが次の人お願いします。
おっつー!
>>600乙
ついに黒麻生が始動したわけですね、わかります
菅に西本、石山に田中、梅津…
麻生喰いまくりだな
カレーさんが復活したときリレーやってると邪魔だな
カレー擁護を装ったスレ嵐も久しぶりだなw
慌てっぷりワロスwww
前のリレーの時の人が戻ってきてくれたらイイナー
誰もリレーしないのかよ
奈良健太郎のエロパロを書いてくれ!
>>600 「美琴、外は気持ちがいいな、開放感があるっていうか……」
「……麻生、公園でなんて……こんなところ誰かに見られたら」
「大丈夫誰も来ないって(多分な)……」
「……ねぇ麻生、あたしのこと本当に愛してくれてるの?」
「もちろんだよ、だから我慢できずにこんなところでも美琴と愛し合いたくなっちゃうんだぞ」
「そう…嬉しいな………」
「それよりほら早く脱いで……おっとニーソはそのままでいいよ。ほら早くパンツ下ろして股開いて」
「……(ひどいよ麻生……)」
「……美琴、もっと腰使って! そろそろイクよ。外でしてても出すのはちゃんと中だからね」
「……(わたし…また中に……)」
「ふぅ、気持ちよかったぞ美琴、んっどうした?」
「……麻生…今日は…危ない日だったのに……、ゴムしてくれないなんて酷いよ!」
「愛し合ってる者同士が愛を確かめ合おうっていうのにゴムなんて余計な物は二人の間に邪魔なだけだろ」
「……で、でも……」
「でもじゃないだろ。愛する美琴と直に触れ合いたいっていう俺の気持ちなんかどうでもいいってのか?」
「……そ、それは……せ、せめて中じゃなく外に……」
「……美琴は俺の愛の結晶を受け止められないっていうのか?
俺のこと愛してないのか? 俺は大好きな美琴に俺の全てを受け止めて欲しいぞ」」
「でも……赤ちゃんが……」
「大丈夫、いざとなったらちゃんと責任とるから」
「ほ、ホントに……それって……、うれしいな…ありがと麻生、あたし…いいお嫁さんになるね」
「あぁもちろんだ……(いざとなったら責任持って 俺がちゃんとおろす病院連れてってやるよ、最後まで責任持たないとな)」
「麻生…大好き」
「美琴、おれもだぞ(そろそろ野外も飽きてきたな、次はどんなプレイかね)」
……てな事があって、病院の出口で美琴と麻生は別れた……んダスか? これは菅にも聞いてみるダス。
カレーの嫌がらせだな
美琴カワイソスw
てゆーか、なりきりスレの西本の中の人かな??
誰か投下してくれよ〜
だからみんなでカレーさんに謝るしかないって!
(…ずっと…ずっと私が…)
やっと決心がついた。
私は…私はぬるま湯の様な関係でも良かったのだ。従弟の男の子が転がり込んで来た時、自分の気持ちは諦めていた感情に蓋をした。
…それで良かったハズだった。「おいっ! おいっ絃子! ナンのつもりだよ!?」騒がしく身動ぎしているのは…拳児君。…私の拳児君。
八雲君も沢近君も良い娘だと思う。
うん。そう、良い娘達だ。…彼らを見守っていてあげるべきだった!
だけど、もう辞めた。自分の気持ちにはウソをつけない…。
だから
だから…拳児君を…離さないことに決めた。
拳児君が眠っている時を見計らい、わたしは彼を拘束した。
混乱しているのか、目覚めた彼はベッドの上で暴れだした。
私は彼を慰めようとしたが上手くいかなかった。…結局、暴れ疲れたのか拳児君はグッタリしている。
「拳児君…。拳児君は私の事を好きだろう?
約束…忘れた? …私はずっと忘れてない」
「? 絃子…なんだよ? いつの話してんだ?」
拳児君はナニを言っているんだろう? 私の告白を忘れた? そんな事ないよね…?
あの時、私のファーストキスと告白を忘れるハズないじゃないか。
(…うん、彼は現状に混乱しているだけなんだね)
私はちょっと安心した。嬉しくなって彼の胸に飛び込む。
厚い胸、硬い胸 男の子の胸。私の…拳児君。「お おい絃子! 離せよ? 冗談…」
「…拳児君」私は彼の唇を塞ぐ。
彼の唇は硬く塞がれていたケド、しばらくしたら気持ちを汲み取ってくれて私を受けとめてくれた。
舌と舌が絡み合う。
(私の拳児君)拳児君の愛情を貪りあう。きっと彼も望んでいるから、私はブラウスを脱ぎ、ブラを外した。(拳児君。見て、私の… まだ誰にも見せてないのよ?)
女の武器… 卑怯な言い分なんだろうけど、私は自分の身体に自信はある。
私は裸の胸を拳児君の頭に押し付けた。
喜んでくれる。うん。男の子はそうなハズだ。(拳児君…)
胸の下で荒い息が気持ち良かった。
もっと気持ち良くなってね!
…もっと気持ち良くしてあげる!
(お姉ちゃんが気持ち良くしてあげるから! 拳児君大好きだよ!)
…胸の下で暴れる拳児君をもっと気持ち良くしてあげる。
私は…
私の拳児君を……拳児くん…好き…。
…END…?
…ヤンデレ絃子さんです。
拘束され、恥辱にまみれる播磨。
愛情と激情に狂う絃子さん。そして、播磨に対し自分の気持ちをぶつける八雲。
…ちなみに、沢近さんは出ません。
まあ、早くて来週に続き…になる予定です。
絃子良いよね。
乙〜
最近の絃子さん、さらに可愛くなってきてるなあ
乙です
久々の超姉投下に、全裸で待ち構える所存です
ヤンデレ絃子乙
絃子さんVS八雲をどうかやってください
この二人のガチ対決は予想つかない
奇襲の回は忘れてくれ
絃子さんが小姑っぽくいびるも
八雲は気にせず黙々と家事をするシンデレラな感じかな?
絃子さんは播磨の女性関連で負けっぱなしだからなあ
>>622 初めはガチ対決な筈なのに何故か何時の間にか意気投合してしまい
二人で仲良く播磨を搾り取る構図が(ry
カレーさんの方が何倍も良いな・・・
ぜんぜん面白くない
>>626 そりゃどーも。
…同じ素材を比較された上で批判されるんなら理解できるんだが、君の論旨は気分的なモノの発言だから、只の文句だ。
ならば、君はカレーさんか自分かと同じ素材を使ってSSを書いて、その上で批判してほしい。あるいは、ただ『面白くない』と一言コメントすべきだと思うんだよね?
まぁ、確かにヤンデレ系はこのスレ的に問題なんだと認識しているが…。
荒らしに反応する書き手とかもうね^^;
>>627 反応しないで無視しとけ
カレーを比較に出す奴は確実に荒らしだから
ちなみに俺はヤンデレ系大好きなんで頑張って投下続けて欲しい
奈良健太郎のエロパロを!ちなみに女ではない!
631 :
サガスガ薄命:2008/06/22(日) 23:34:25 ID:J/yDsSoE
日本勝利を祝して投下
三月とはいえ夜はまだ寒い。
今何時だっけ。
口から吐き出される白い息を見つめながらアルコールに浸かった頭はぼんやりとそんなことを考える。
「終わっちゃったね」
横から声が掛けられる。
いつから居たんだろうか。
2人掛けのベンチの隣にはいつの間にか嵯峨野が居た。
「ああ終わったな」
そうだ終わったんだ。
卒業式が終わって、クラスの打ち上げも終わって、その数日後に開かれたバスケ部の打ち上げも今終わった。
「寂しくなるね」
「3年間すげー楽しかったから余計になあ」
「だよねー。二年生の時のクラスなんかほんと濃かったし」
「播磨に花井に麻生や西本。どいつもこいつもただものじゃなかったからな。毎日退屈しなかったぜ」
「あはは、そのせいで舞ちゃん大変そうだった。ねえ、菅は高校生活満足した?悔いはない?」
「悔いか……」
この3年間本当に楽しかった。
それは嘘じゃねえ。嘘じゃねえけど。
「なーに、黙ってん……ってあんた何で泣いてんのよ!」
「彼女が欲しかった」
632 :
サガスガ薄命:2008/06/22(日) 23:35:14 ID:J/yDsSoE
はらはらと頬を伝う涙。
悲しいからじゃねえ、寂しいからじゃねえ、少し酔いが回っただけだ。
「え?」
「デートもしたことねえ。キスもまだだ」
呆れているのか嵯峨野からのリアクションはない。
なんて情けない俺。
「当然エッチもまだだ。正真正銘童貞だぜ。大学生活が不安だ。俺はこのまま一生童貞のまま死ぬかもしれん」
「……」
おい!頼むから何かリアクションしてくれよ!
どんどん情けなくなってきた、やべえ涙が止まらねえ。
「……ねえ。あんた私のことスキ?」
「は?」
「だ、だから菅が私のこと好きだっていうなら、あんたとしてもいいかなって」
「好きだ! 愛してる!」
「……あんたサイテーね」
「お、お前があんなこと言うからじゃねえか! ……ってかお前、俺のこと好きだったのか?」
「はあ? 冗談言わないで。私が好きなのはイケメンよ!」
こいつ……ズビシっ!と俺に指を突きつけて宣言しやがった。
「じゃ、じゃあ何であんなこと言うんだよ!?」
沈黙が落ちる。
ひじょーに居心地の悪い雰囲気だ。
それを打開しようとしたが結局先に口を開いたのは嵯峨野だった。
「一条やつむぎを見てるとさ。自分が本当に恋が出来るか不安になるの。だから色々経験したら分かるかなって」
そう言った嵯峨野の顔はどこか辛そうだ。
何か声かけねえと。
「お、おい」
「ゴメン! 変なこと言った。今のは忘れて!」
嵯峨野はベンチから立ち上がって歩き始めた。
おい、俺は千載一遇のチャンスを逃しちまったのか。
高校は卒業しても童貞学園ではダブっちまったのか。
単位か、単位が足りなかったのか、教えてくれ柳捻寺先生!
「何してんの?行こ」
「お、おう?」
しばらく惚けた様に嵯峨野の後ろ姿を見つめた後、俺は急いで後を追いかけた。
633 :
サガスガ薄命:2008/06/22(日) 23:36:15 ID:J/yDsSoE
バスローブ一枚に身を包んだ俺はベッドで端でガタガタ震えていた。
耳に流れ込んでくるシャワーの音、ガラス越しに映るなめらかなシルエット。
親父、今日あんたの息子は男になります。
大丈夫、何度もシミュレーションしたシチュだ。
AVだったら穴があく程見た。
バスルームから出てくる女を待つ俺。
彼女を自然にベッドに誘い、軽妙なトークでリラックスさせる。
始めは軽いスキンシップから徐々に露骨なものに変化させていく。
そして俺は獣になる、そうだ鷹になるんだ。
「ごめん、遅くなって」
いつのまにか目の前にさがのん。
濡れた髪、バスローブの隙間から覗く素肌。
「ひ、ひゅえ、そ、そんなことないですよ!」
だせえ、今の俺は途轍もなくだせえ。
「あはは、何で敬語なの? もっとリラックスしてよ」
「――!!」
あまりの恥ずかしさのせいか、気が動転した俺は嵯峨野を押し倒していた。
「痛っ。もっと優しく扱ってよ」
「す、すまねえ」
密着する体、漂う女の特有の体臭。
俺の海綿体のドクドクと血液が送り込まれていくのを感じる。
「ねえ、菅。……あんたのがすごい当たってるんだけど」
「し、仕方ねえだろ」
俺も嵯峨野も顔が真っ赤だ。
でも隙間から覗く胸元は白く、俺はそのコントラストにまた強く惹き付けられる。
634 :
サガスガ薄命:2008/06/22(日) 23:37:24 ID:J/yDsSoE
「なあ触っもいいよな?」
「だめ」
「なななな、なんで?」
「最初はキスしてよ。ほんとムードの読めない男ね」
そう言って笑う嵯峨野の唇はひどくこ惑的で俺を誘っているようだ。
言われるがまま嵯峨野に口づける。柔らかい。
その感触に感動して一旦唇を離すもまたすぐに嵯峨野の唇に吸い付いた。
始めは啄むようだったキスもそれに慣れてきた俺は恐る恐る嵯峨野の唇を割って彼女の中に俺の舌を侵入させた。
初めて経験する女の腔内は温かく、思っていた以上に気持ちのよいものだ。
ぎこちなく絡み付く彼女の舌の感触は俺のペニスをダイレクトに刺激する。
「んぁ……ぅ、ふ、ぅん……」
嵯峨野からも甘い声が漏れる。
その声が更に俺を煽る。
キスをしたまま嵯峨野のバスローブの前を開け、形のいいその胸に手を伸ばす。
大きさこそないが俺の手の動きに素直に反応して形を変えるそれに俺は夢中になった。
彼女の吐息も更に甘いものなり、その反応に気を良くした俺の手は彼女の下腹部へと向かった。
先に脱いでいたのだろう、既にショーツは無く、太腿の間に滑り込ませた指はあっけない程簡単に彼女の内部に到達した。
「ひっ!んっ……いやぁ」
その途端、嵯峨野が強く反応を返す。
彼女の粘液が膣壁が指に絡み付く、キツい程に俺の指を締め上げる。
あまりの興奮にこのまま射精しかねんと名残惜しいが彼女の体から解放する。
しかし離れたと思った二つの唇の間にはヌラリと光る唾液で橋が架かっていた。
その橋がプツンと切れるのを紅潮した顔で見つめていた嵯峨野が口を開く。
「ねえ、あんただけ服着てるなんてずるいよ。私にも菅のを見せてよ」
ああ、見てくれ。
大きくなった俺のモンスターを見てくれ。
お前のおかげでこんなに大きくなったぞ。
実際は標準サイズなんだが心無しか今日はやけに立派に見える相棒をバスローブの中から解放した。
その瞬間、嵯峨野が目を見張る。
635 :
サガスガ薄命:2008/06/22(日) 23:38:26 ID:J/yDsSoE
「それが私の中に入るんだよね。……いいよ、来て」
俺は逸る気持ちを必死に抑えながら彼女の淫裂にペニスをあてがう。
しかしなかなか上手く入らない。
「違う。もうちょっと下。……うん、そこ。っ痛!」
やっと彼女の挿入に成功するも、痛いぐらいに締め上げてくる。
シーツに血が滲む。
もう頭が真っ白で自分が気持ち良いかすら分からない。
「だ、大丈夫か? 抜いた方がいいか」
「ん、……大丈夫」
心配かけまいと、そう言いながらニコッと笑う彼女の顔はこれまで見たことがない程綺麗だった。
ああ本当に俺は最低な野郎だ。
すまねえ嵯峨野。
「嵯峨野! 好きだ! 大好きだ! 今度は嘘じゃねえ」
キョトンとした顔の嵯峨野。
たぶん俺の顔は真っ赤だろうな、顔が熱い。
数秒遅れて嵯峨野の顔も朱に染まっていく。
なんか林檎みてえだ。
嵯峨野は赤い顔のまま右へ左へ視線を彷徨わせた後、俺から目を逸らしたまま口を開いた。
「私もあんたのことけっこー好き……かも?」
ああ、抱きしめてえ。
そんな気持ちがこみ上げてきた。
完
636 :
サガスガ薄命:2008/06/22(日) 23:42:17 ID:J/yDsSoE
投下完了です
やっつけなんで誤字脱字はご容赦下さい
サガスガ書いてみると面白いけど会話とか難しいね
エロは手抜きでスマン
サガノンはいいけど菅って
>>616の続き
播磨 拳児が学校に来なくなって1週間が過ぎていた。
クラスメートも不振に思わなくもなかったが、彼が来ない事は以前にもあったので気にも止めずにいた。
…いや実は1人いた。級友ではなく、下級生であり拳児の恋人と目されている塚本 八雲が…。
彼女は拳児の描く漫画の原稿を手伝っており、その件でメールを送ったのだが、2日と返信がない事に不振を覚え 彼の自宅を訪れてた。
(播磨さん…何かあったのかしら?)
自宅マンションに赴き、呼び鈴を鳴らす。
…だが返事がなく、誰も出てこなかった。
(播磨さん?)八雲はこの状況を疑問に思ったが、流石に不法侵入は出来ようもなく、引き上げざるおえなかった。
その頃…
「拳児君…拳児君!」(私は拳児君に愛されている。拳児君、嬉しいよ♪)
それはあたかも雌の蟷螂が雄を捕食する様に、蜘蛛か網にかかった餌を喰らう様な光景であった。
手足を拘束された拳児に絃子はまたがり、拳児の剛直したぺニスを女の部分で締め付けていた。
初めての時は痛みだけを感じた愛の交換儀式は、回を重ねる度に感度が高まっていった。
今では拳児の部分がどんな反応を示すのか、全身で感じとる事が出来たし。自分の全てを拳児が喜んでくれていたのを感じていた。
口づけを交わし、乳房を与え、膣と子宮で愛を感じとる。これこそが幸せなんだと知った。
「拳児君! 愛しているよね? 愛してるって言って!」
「…(絃子…)…」拳児は呻くことすら出来ないほど責めたてれいた。
だが絃子には彼を感じていた。それ故に、彼の思いや言葉もちゃんと理解していた。
「愛してる…ありがと拳児君♪ 私も同じだからね♪」
愛しい男からの言葉にますます高ぶり、絃子の下半身は熱く濡れた液体にまみれた。
絃子は何度となく上り詰めた快感に満足し、ようやく拳児から離れた。
自分と拳児の愛情が混じりあった液体を舐めとり、何故か血の滲んでいる彼の手足を浄めた。そうした後、彼女はシャワーを浴び、拳児の為に食事を用意した。
「はい拳児君、あ〜んして♪」絃子は用意した食事を彼に与えようとしたのだが、拳児は口を開こうとしなかった。
彼女は不思議に思いつつ、ある事に思いいたった。
(そうか、甘えたいんだ♪)
拳児が口を開かないのが、それが甘えだと判断し、用意したスープを口に含み それを拳児に口移しで流しこんだ。
はい、二話終了です。
絃子さんやべえええw
八雲早く助けてあげて
>>639の続き
(…俺は…)拳児は全ての状況に混乱しきっていた。
いや、苦痛 焦燥 飢餓…快感 の全てに現実を認識出来ないでいたのだ。最初は理不尽な怒りがあった。ベッドに拘束され、口を塞がれたのでは無理もない。
…それが保護者であり、従姉の刑部 絃子であった事に当惑した。
いたずら…いや、お仕置きならばまだ理解できた。…目で判る、態度で判るのだ。だが、この時の彼女は全てが違っていた。……狂気…狂喜に輝く瞳は、拳児に根源的な恐怖を与えたのだった。
当惑の時間は直ぐに過ぎ去る。次に訪れたのは苦痛である。
衣服を切り刻まれ、ついでの様に露出した肌を…浅くではあったが…斬られたのだ。
浅く、広く、際限なく…。拳児の背中やベッドに当たる面以外には10pと無事な所はなく、鋏にナイフ 包丁で切り刻まれた。
「拳児君。…拳児君は誰が一番好き?」
絃子は眼下の想い人に尋ねた。しかし、尋ねられた方には応えるすべはなかった。理不尽な暴力に恐慌をきたしており、罠にかかった獣の様に全身で絶叫していたのだ。
絃子の質問は一晩中続いた。単調な質問…いや尋問と自然止血した部位を再び切りつけて出血を促す。
この時点で正気に戻れば、まだ落としどころがあったのだろう。だが、彼女は静かに狂いだしていた。
…拳児の性器に夢中になったのだ。
何故?
いやそれは本人に意識してではない。…言うならば必然であった。
暴力傾向があるとは言え、若さにみなぎった性的志向がノーマルな雄である。たちまち絃子の手と舌に反応した。
(絃子! やめろよ…やめてくれ!)切れ目のない苦痛に苛まれつつも、雄としての反応に恥ずかしさを覚えてた。しかし発言は叶わず、たちまちに爆発を許してしまったのだった。
…実は拳児には性交の経験があった。その際に口腔内に射精した事もある。
(…うぉぉ…絃子の手で出しちまった…。
…前はいつだった?
…まえ、は…
高野…)
異常な事態と射精の高揚感。拳児の脳はストレスに荷負荷に耐えらずブレーカーが落ちた。
一方、絃子には男性経験がなく、知識と勢いに任せ 愛する男の身体を弄んだのだった。
剛直する拳児の器官に嫌悪感はなかった。初めての感触に感動を覚え、指や手のひら、そして口の中に彼の存在を確認した。(拳児君…やっと私を受け入れてくれた♪)
血にまみれ、雄の臭いにまみれた愛する男の股間にむしゃぶりつつ、絃子は愛の生活が始まった事に喜びを感じた。
ちょ、高野ってww
播磨が殺される前になんとか助かって欲しいもんだ
>>641の続き
狂いゆく生活が始まった。
拳児は四肢を拘束されている為に、日常行動の全てが絃子の献身により処理されていた。
例えば食事…。基本的には流動食が用いられている。口枷をはめられ、咀嚼が終えるより流し込まれる。
当然熱くもあるが、料理は温かいほうが美味しく感じるので、冷めない様に食べてもらう。
…時には母鳥が小鳥達にする様に咀嚼したモノを口移しで与える。
絃子が職場へ向かう際には、水の入った瓶から口腔内のスポンジに流れこむ管を取り付けた。喉が渇けば水分を含んだスポンジに舌を使って圧迫し、必要な分の水分を送りこむギミックである。
食事はスポンジの代わりに直接タイマーにより、流される仕組みになっていた。
これはこれで苦痛を伴うが、排泄には恥辱が拍車をかける。
…すなわち、紙オムツと尿瓶を使ってだ。
「さあ拳児君。ちゃんと出しなさい。…大丈夫。自然な事だから恥ずかしくないよ?」
絃子は拳児の両足をM字開脚の様に広げさせ、尿瓶を彼の肛門にあてがった。日に何度か必要な排便がなかった為、便秘が良くない事は男女共通だから、浣腸を用いて強要させた。
人の営みとはいえ、赤ちゃんのように無防備なさまを晒さねばならない。しかし拒否すら叶わず、液状化した汚物を放出せざるおえなかったのだ。
拳児と同じく性癖等はノーマルであったが、彼の行為に嫌悪感を抱かず、絃子は汚物を処理してみた。
いや、その先すらあった…。
彼女は拳児の汚れを清めたのち、彼の菊座に舌を這わせた。
もはや理屈も道理もなく、絃子は拳児の全身を舌を使って感じる事にしたのだった。
拳児のもとを訪れたものの、諦めて帰るはめとなった八雲は迷いを見せた。
だが彼の携帯は応答すらなく、手がかりは潰えていた。
(…どうしよう…播磨さん)
不安はますます膨れ上がったのだが、所詮一介の高校生に過ぎない。
探す手段は…身内に尋ねる。知人の手を借りる。警察等の権力を用いるの三拓である。
しかし、最も有力な身内…刑部先生は「拳児君かい? あぁ心配ないよ。…うん連絡があった事は伝える」と言った。
だが、これが不安の元種だったのだ。…この時から彼女の態度に違和感を感じた。
いつもと変わらないクールな態度であったが、何かちぐはぐな雰囲気があったし、何より視線を合わせる事もなく、素っ気ない態度が変であった。
この時、部室には部長の高野も居り、彼女もまた刑部の態度に違和感をもったのであった。
ちょっと一言。このSSは『ミザリー』って映画のパクりだと思われるでしょうが、自分はこの映画は見てません。伝聞により虐待した事は知りましたが、むしろ『ボクシング・ヘレナ』がイメージにあります。
ヘレナかエレナかは忘れましたが、猟奇的ネタとして(実にチープでしたが)好きな作品です。
ボクシングとありますが、スポーツ系の作品ではありませんからね。
あと高野さんと関係があったと言う設定は、保険医の姉さんとの競合により、高野さんをチョイスしました。投稿時間がバラバラですが、今週中には終わらせます。
読んでいる方には申し訳ありませんが、もう少しお付き合いお願いします。
俺にはカレーのパクリに見えるがねw
消えろ
保管庫の中の人さん、有り難うございました。
ヤンデレ乙
続きが気になる。
つまらん・・・・・
カレーさんの爪の垢でも煎じて飲んどけ
まとめて書きあがってから投下しろ
1レスずつの連載作品とか荒らしかよ
そう言う投下方法が規定ならば投下しない。
勿論、間があく事には恥ずかしさを覚えている。
「全部書き上げてからじゃないと投下するな」なんてのは暴言だし
今の状態のこのスレに良作を投下してくれてることには心から感謝と敬意を表するが、
さすがに1レスずつというのは規定うんぬん以前にどこのスレでも嫌われるだろう
毎回1レスずつのところを数回ぶん溜めて数レスずつ、とかにはならんのか
>653
そんな規定はない。
そして今後投稿を止めると言うことも許されない。なぜなら俺が読みたくてたまらないから。
自分のペースで投下するがよろしい。
>>654さん
>>655さんの両氏に心からの感謝をします。
病気療養中でして、鎮痛剤や睡眠薬とかを使用しており、連投の集中力がなかった為ですが、はっきり言って言い訳にもなりません。
翌朝までに2本と最終を金曜未明までに終わらせる方向で頑張ります。
>>656まとめて投下しなきゃいけないなんて規定は当然無いし、
誰が何をどんな風に投下しても、難癖を付ける嵐は今後も絶えないと予想されます
それを理解したうえで、なお投下してもらえるのであれば・・・
貴方の作品は全力で支援するに足るものと信じます
これからも超ガンガレ!
と言いつつ、オレ的にはキャラに忠実なサガスガの方が好みだったりするw
>>656 無理はするなよ
よくあるパターンに期日が切れたから消える作者と作品ってのがあるが
そのスレ内で完結すればだいたいおk
尚、1つの作品を書き終わるまではROMだけでレスしないほうが良いかとも
>>644の続き
その日、刑部は早々に部室を後にした。
「…なにか…変なんです」
八雲の不安は増し、つい高野に口を開いてしまった。
「ええ、そうね…刑部先生、少し妙な感じだった…」
「…はい。…あの先輩…、播磨さんの事…」
八雲と高野の目が交差する。
高野は頷いた。「彼 播磨君は登校しなかった事が度々あったわ。…だけど…何かがおかしい。そう言う事でしょ?」
杞憂であって欲しい。だが精神的な支柱である姉は渡米し、先生はその態度に疑惑を感じており、今の自分に胸中を開けるのは高野だけであった。
「…始めはメールが来なかったんです。ですが…3日前からは電源も…」
「3日…? どうして早く…いえゴメンなさい」
高野は叱咤しかけたが、自分とて責任こそなかったが気に止めなかったのだ。(八雲に責はない…さて、どうする?)
八雲の不安が移ったか、高野にも彼の安否が気になった。
だが、部室では状況も読めない。改めて八雲から推移を聞き、二人で刑部の自宅に向かう事にした。
…高野と播磨の二人には級友以外ではほとんど接点がない…。だがそれは暗黙の了解の付き合いであった。
(播磨君…)高野の脳裏にありし日の情景が浮かぶ…。
(1年のある日…私は…)
過去のある時期、彼女にはある事情により、情事を強要されていた。
精神的に荒れており、校内において他人の秘密をあら捜しして、それを元に様々な取引を目論んでいたのだ。播磨との出会いはそんな時であった。
幾人かの男との肉体関係もその1つである。金品や情報をせしめる手段であった。
播磨に目をつけたのは彼の暴力性。今後必要となる反抗の為の捨てゴマ…であったはずであった。人気のない旧校舎の片隅で、播磨に膝まついて女としての手管を用いた。
(だけど播磨君は…)
結局、男女の関係は続かなかった。精神的には彼の心には意中の女性が居たからである。ただ予定通りに暴力装置としての彼は役に立ってくれた。
(彼は私を蔑まなかった。感傷もなにも持たず、私に利用されてくれた)
無言の契約。卑劣であり神聖な誓い…(彼とは貸し借り無しだとしても…)今は愛しい後輩の為でもある。行動が必要であった。
十数分後、二人は彼らのマンションの下に居た。
播磨(刑部)のバイクはあった。だがそれが在宅である証拠にはならない。
しかし周囲には明かりが灯る時刻である。
二人は夕闇に染まる壁面を見上げた。
…不安の1つが解消された。
続きます
続き!続き!
>>659の続き
「高野先輩…」「うん。先生に電気を付けまくる趣味がないなら…」
少なくとも、刑部に対し疑惑が確信に変わったのだった。
だがしかし、今訪れても門前払いは明確であろう。また警察を使ったとしても、明確な犯罪が立証されないのなら民事不介入によって有効打にはならない。しばし思案したが、刑部が自宅にいる以上なにも手が打てなかった。
「先輩。播磨さんは…どうして?」
八雲の顔に不安が色濃く広がってゆく…。しかし今は駄目である。高野は八雲を見据え 首を振った。
「…今は駄目だろう。八雲…今は待った方が良い。…判るよね?」
高野は驚愕に固まる彼女を引きずる様にマンションを後にした…。
絃子は幸せを満喫していた。
くだらない授業も部活の顧問も今からは関係ないのだ。
家には彼が居てくれる。そして精一杯自分を愛してくれるのだ!
今日の夕食は肉じゃがを用意した。
体調が悪いのかベッドから離れられない拳児の為に食事を運び入れる。
「拳児君。今日は肉じゃがだぞ? 好きでしょ♪ ほら食べさせてあげる」
彼女は異常なまでに上機嫌で身を起こした拳児に食事の世話をする。
だが、現実を描写するならば…
拳児は衰弱しきっていた。上半身は起こしていたが、それすらも拘束されており、両の指は何本も捻れ どす黒く変色いている。かろうじてシャツは纏っているが、血がにじんでいる。
下半身はさらに凄惨であった。先ほどまで紙オムツが履かされていたが、今は何もつけていない。
局部は綺麗にされていたが、太ももには何ヵ所も肉が抉りとられており、醜い赤黒い穴が開いているのだ。
膝から下、脛は奇妙なあり得ない角度を向いていた。おそらく、彼の足は立つ事も歩く事も出来ないであろう。…そういう状況である。
もはや、口を開く気力すらないのか、口の戒めが外されているのだが、力なく開いているままである。
そんな状況にあっても、絃子は機嫌よく彼の口に食物をねじ込んでいる。
だが彼には咀嚼すら出来ず、ボタボタと垂れ流していた。
「も〜拳児君。ちゃんと食べなさい? …あ そうか…やっぱりお姉ちゃんに食べさせて欲しいんだ♪」
絃子は納得すると彼に跨がり、唾液を絡めた口腔摂取に取り組んだ。
食事の合間には強壮ドリンクを何本も流しこます。
もう少しすれば、準備も万端となる。
…夜の時間が始まる。愛し合う二人の夢のような時間が…。
絃子は怒張する拳児の分身に指を絡めた…。
続く
続くなよw
つまらん・・・とにかくつまらん
カレーと違って人の意見を聞くならちゃんと勉強して来い!
乙。ガンガン続けてくれ。
播磨無事に人間として復帰できるんだろうか
続きが気になって仕方ない
乙〜
乙
突入はまだですか
しかし、播磨の状況がMを通り超えて悲惨すぎる
注意されても1レス投下やめないのねw
個人サイトでも作って勝手にやってりゃいいのに
>>661の続き
「高野先輩! どうして…」
「黙って…考えるから」
八雲の切迫した訴えは判る。だけどまだ駄目だった。
彼女を引きずりつつ、私は必死に打開策を求めていた。
(明日…明日の朝、先生が出た後に侵入する。…それが1番? うん。現状では他に何が出来ると言うの)
「八雲。落ち着いて。まず、もう一度播磨君の携帯にかけて見ましょう…。連絡がつかないなら、明日…先生の所に押し込む」
私の特技(とまでは行かないけど)にはピッキングの心得がある。
南京錠やシリンダー方式ならばどうにか出来る自信があった。「……駄目です。電源が入っていないか…連絡出来ません」
強張った八雲が携帯を握りしめて言った。
だが播磨君が自宅に居る保証はない。しかし誰かが彼の居場所を知っている確証もなかった。まして、巡りめぐって刑部先生に連絡されては余計にまずかった。
「いいこと? もし播磨君がどこかに出掛けたまま携帯にトラブルがあった。…それなら、もう1日2日は待ちましょう。
だけど…」
不安が背筋を震わせ、一息入れた。私も八雲と同じく緊張しているのだ。
「…だけど私には違うように思えて仕方ない。だから明日、先生の所に忍びこむわ。
不法侵入になるけど、それでも構わない。
…八雲。あなたは付き合わないでいてね? 学校に行って、先生が来ているか見張って欲しいの」
そう二人で行く必要ない。だから…
「駄目です先輩。私も一緒に行きます!」
私の思考を遮る様に彼女は言い切った。
その瞳には時折見せる静かに力が入っていた。
「ね 拳児君。気持ちイイ?」全裸の絃子が腰の上で蠢いている。もう時間の感覚もなく、苦痛すら感じなくなった…。
もはや空腹も喉の渇きも、鬱血した強張った背中の痛みも何もかもが違う世界の情景に思えていたからだ。
だがこれが現実である事は間違いなかった。
絃子との交尾。繰り返し強要されるセックスと彼女の囁き…。…俺には拒否する権利も力もなく、彼女が満足するまで身を委ねていた。
(…絃子…)もう止めてくれ! 何度も叫んだが口枷やテープを越えては届かなかった。
…もう気力も尽きた…。
狂ってしまえば楽になれる。そう思ったが…絃子の必死さが俺の中に何かを訴えかけていた。「拳児君…拳児君…」
切られずに残った左耳に彼女の舌がはい回り、俺の愛情を求めていた。
…絃子はひたすら俺を求める。苦痛も快楽もなく、ただ呻くしかなかった…。
続く
乙
>>667の続き
拳児君は良く眠っていた。
(私を求めて眠らせてくれなかったくせに)少し腹がたったが、それは私だけを愛してくれている証拠なのだ。だから、怒る以上に嬉しくて仕方がなかった!
本当ならば休みを取ってでも彼に愛されていたかった。しかし学年主任からあれこれ言い遣っているから休む訳に行かなかったのだ。
眠たさも疲労感も、今夜また癒してくれる。私は彼にキスをしてマンションを出た。
刑部先生が笹倉先生の車に乗りこんだ。
私と八雲は自主欠席を選び、先生のマンションの陰に忍んでいた。
昨夜、どんなに説得しても八雲が拒絶してしまい、二人て忍びこむ運びとなった。
「…先輩。刑部先生が行ったんだから…」
「うん。…いいか? 私たちは不法侵入をする。…覚悟はいい?」
彼女の発言を遮り、最後の確認をした。
昨夜は眠れなかったのだろう、彼女の目は少し腫れていた。
私は私の鉄則に従い、睡眠不足にはならなかったのだが、緊張はほぐれなかった。
しかし、これ以上後に引くことは許されない。たとえ犯罪であっても、播磨君の確認はすべきだった。
「行こうか!」「はい」
私達はマンションに入った。
…刑部先生と播磨君の居るマンションは造りは良いが、オートロックではない。その為簡単に部屋の前に着いた。
八雲に『いかにも学校へ誘いに来た』風に立たせ、私はシリンダー錠の解除を開始した。
…このタイプのピッキングは比較的簡単だ。コミックみたいに針金では無理だが、ピンセットの幅くらいの狭い板を二本使えば何とかなる。焦らず細心の注意を払い、シリンダー錠の内部を想像する。
プロならば数秒で開くが、私は素人だ。知識はあっても緊張が指を震えさす。…十数秒で開いた。安心してはいけない。いやトラップは無い筈だ。
小さく息をつけて八雲を見上げた。
「開いたわ。もう戻れない」
八雲は軽く頷いただけですませた。そう、もう戻れないのだ。
私達は素早く入りこんだ。
玄関は整然とされている。靴箱を確認すると、播磨君の物と思われるサイズの靴があった! 「は播磨さん。播磨さんは居ますか?」
八雲が声をかける。しかし返事はなかった。
思案するまでもなく、彼女は播磨君の部屋に向かう。
私は初めて訪れたので、彼女の背に付いた。
「…播磨さん…!?」
扉の一つを開けた八雲は絶句した。
(なに?)
棒立ちの彼女の肩越しに部屋の中を覗きこみ、彼女の絶句の意味を知った。
続く
携帯の能力かどうか連投は無理。
中途半端で終わらせるより、もう少し この場を使います。
何だこの基地外?
スレを私物化するな
カレーより性質が悪いやつがいるとわ・・・
>>669の続き
(播磨…さん?)
…ここは見知った部屋の筈だった。何度も来た部屋だった。
だが、脳が全てを認識出来ないでいたのだ。
何かが響いていた。…それが自身の絶叫である事に気付く事はなかった。
(…播磨さん? 播磨さん? 何これ…播磨さん…何これ!)
八雲が部屋に入った。直後、彼女は絶叫した。不法侵入の身である。騒ぎはまずかった。
急ぎ、彼女の口をふさぐ。そして彼女の恐慌を理解した。
…ここは異界と錯覚する惨状であったのだ。いや部屋はむしろ普通である。机にベッド、クローゼット。
だが床は血に汚れ、腐臭が淀んでいた。…そしてベッドには…播磨がいた。
「播磨君?」
八雲の絶叫。自分もつられ叫びそうになる。
しかし自身も級友には知られていない修羅場に居た経験があった。
故に…ベッドの人物が四肢を拘束された播磨だと認識した。
また瞬時に彼が重体である事も理解したのだ。八雲の絶叫は止まっていたが、頭を覆い膝をついていた。
(八雲、恐怖は同じだ!)強引に彼女を立たせ、頬を張った。「八雲! しっかりして! 播磨君を助けなくちゃいけないのよ? 目を開けて手伝って」
二発三発と張った所で八雲の目に力がこもった。
「せ…先輩? ごめんなさい。播磨さんが…播磨さんが」
「わかってる。ね、だから直ぐに動かなきゃ。…あなたは播磨君の容態をみて? 私は警察と消防に連絡するわ!」
直ぐさま行動に移れるのは八雲自身が持っている心の強さだった。こんな時にも関わらず、彼女の強さに喜びを感じた。
携帯を取り出しながら彼の容態を見てみた。
(播磨さん…生きてる!)
彼の容態は最悪であるのは間違いない。
全身ほとんどが切り傷に覆われていた。これは心配ない。
だが片耳は削がれ、両指の何本かは砕かれていた。それは両足の脛から下も同様で壊死が始まっていた。異臭の原因はこれだったのだ。
恐ろしいのは太ももである。そこには何ヵ所も肉が抉られていたのだった。
反面、彼の顔は憔悴の極みであったものの、きれいなままであり…初めて見る男性器の回りも傷一つない状態であった。
手足の拘束も早く処置しなければならなかったが、まず彼の口をふさぐ拘束具を外した。
「播磨さんっ! 私です。わかりますか?!」彼の視線は力なくさ迷っていたが、何度も呼び掛けた事でようやく瞳に光が宿った。
…しかし…彼の視線のその先…
携帯を手にした高野がいて、…もう1人の姿が…。
続く
>>673の続き
…結局、学校には行かなかった。勤務評価より拳児君との時間の方が大事だから。
「…拳児君?」私は驚きを隠せなかった。何故なら、私の居ない間に拳児君が浮気だなんて…!
浮気相手が二人もいる。両方見知った生徒だ。高野 晶と塚本 八雲…。
よりにもよって、茶道部! 私は事態の異常さに愕然となった。
「拳児君。…どうして浮気なんてするの?」
確かに拳児君は魅力的だ。八雲君も彼に好意を持っている事も知っている。
…高野までが居るのは予想の範囲外だが、やはり私の拳児君だから、彼に好意があったのだろう。
(私が授業にでなければ、この泥棒猫どもに拳児君を奪われていた?)
忌々しいガキが私を睨み付けている。…追いだせねば!
拳児君にまとわりついている八雲も不愉快だが、盗人猛々しい顔つきの高野が邪魔だった。
彼女は私から逃れ様と扉に回り込もうとしたが、私の方が素早く彼女を捕らえた!
(私の拳児君を惑わす雌犬風情が!)
彼女の顎を掴んで、壁に叩きつける。
力加減なしの一撃で高野は崩れ落ちた。
(播磨さん!)背後の異常事態が何なのかは、播磨さんの視線と高野先輩以外の気配でわかった。帰って来たのだ。
…刑部先生の怒声と「早く逃げて!」と叫ぶ先輩の声。
(逃げる前に播磨さんの拘束を解かなきゃならない)私は周囲に散らばる皿やナイフに目を走らせた。
背後から激突音。振り向くと壁に叩きつけられた先輩が崩れ落ちるさまを見た。
この瞬間、私の手にはベッドの足元に落ちていたカッターナイフを拾っており、返す刀で播磨さんの右足側を拘束するロープを切断できた!…刑部先生の方は先輩に蹴りを放っていて私から目を離していた。
(高野先輩…ごめんなさい!)非常事態ゆえに高野先輩をだしにしたのは利己的そのものだ。私は私の嫌らしさに不快感以上のものを感じたが、今は先に進む方を選んだのだ。
右足側が奇跡の様に切れたに対し、左側はしつこく硬かった。しかしどうにか繊維をたち切ってみせた。
途端、震えがくるほどの殺気が私を貫いた。
…比喩ではなく、私が持っている感応力だ。
しかし、もう負けていられない。私は渾身の気力をふるい、播磨さんの左手の拘束具に刃を突き入れた!
「妹さん!!」突然の声に私は播磨さんを見上げる。
…彼と目があった。
…
…次の瞬間、私の網膜に白魚の様な指が映り、視界が閉ざされる。これが私が見た最後の視界であった…。
続く
こえええええw
乙です続きが楽しみ
絃子さん正気に戻って〜w
八雲がリンチに遭う展開が見たい
別に八雲が嫌いというわけじゃないが
>>674の続き
(絃子…絃子ォォォーッ!!)現実的でない状況が続いていた。突然絃子に縛りつけられた日から、献身…凌辱…暴力が日常となったあの時から、俺は狂った世界に捕らわれていた。
だが、このまま朽ちていくのも、どこか納得していたのだ。
…ずっと考えていた…途切れがちな意識の中で、俺は絃子を追い込んだ原因を考えていた。…何かが纏まりかけていたのだが、今まで答えが見つからなかった。だが…だがしかし、目の前の地獄に…俺のクソみたいな頭は怒りに爆発してしまった!
「絃子…てめぇ何てコトしやがるんだ!」
高野に暴力をふるい、今、妹さんの両目を潰されたのだ。俺は吠えた。妹さんが自由にしてくれた左手に、彼女が使っていたカッターナイフを握った。
「拳児君。どうして怒るんだい? 私が居ながら、彼女達を引き釣りこんで浮気するからじゃないか。…そりゃあ君は人気者だよ? だけど、私達の家で浮気はよくない!」
絃子は妹さんの両眼に指を突っ込んだまま口を開いた。
正常じゃない。正常じゃないが現実はこうだった。
妹さんは恐怖に固まったまま、絃子に抗う事なく喘いでいた。俺は絃子を睨み付けながら、右手を捕らえてるワイヤーに刃を突き刺した。…だがカッターごときでは簡単にはいかない。
何度も何度も力が入らない左手で叩きこむ。
絃子はとりあえず興味を妹さんに向けていて、彼女を高野にぶつけた。そのまま何度も蹴りつける。
こういうのはチャンスとは呼ばない。しかし妹さんが高野を助けなかった様に、今やらなくてはならないのは自由の確保だった。
決して自由になったからと言って、すなわち解決とはならない。だが俺が縛られている状況だけでは解決すらならない。
カッターの刃はすぐ砕ける。だけど諦める訳にはいかない。
何度も何度も何度も叩きつけた。何度も何度も何度も何度も叩きつけるしかなかった。
…信じられない痛みも、跳んだ刃の破片で傷ついても、血が噴き出しても俺は諦めない。この時の俺はワイヤーを叩き切るひとつのハンマーだった。
…絃子の矛先が俺に向けられ、何時の間にか手にした包丁が俺の足に突き立てられたのと、俺がワイヤーの戒めから解かれたのは同時だった。
(目の前が暗い…そっか血が足りないもんな…。だがな播磨 拳児とあろう者が、そんな事で引くわけにはいかねぇんだよ)指が動かない。腕が上がらない。足が言う事をきかない…だから何だ!?
俺はもう一度吠えた。
続く
しばらく見ないうちにエログロパロ板になっとる
間違えて、洒落怖開いたのかと思ったぜ
続きが気になるから、しばらく張り付く事にしますたw
基地外作者死ね
ちょw絃子さん容赦ねえ。早く正気に戻って〜
>>677の続き
俺は残った気力で絃子に視線を合わせる。
この場に至っても彼女は上機嫌と怒りの混ざった奇妙な笑顔を浮かべていた。それは俺も同じな筈だった。自由になれた喜びと絃子に対する怒り。俺は久しぶりにただひとつの暴力装置に戻った。
「絃子…。何でかって聞かなぇよ? 俺の事はどうだっていい。…だかな、妹さんに手ぇ出したのは許さねぇぜ?」
体は全く自由に動かなかったが、どうにか腕の力で向きを変えた。足に刺さった刃物がさらに食い込んだが、気にする必要すら認めない。
(俺は女に手を出した事なかったが…もう関係ねぇな)
気力と体力を振り絞って膝立ての姿勢になる。ようやく俺達は対等に向かいあえたのだ。
「…拳児君…拳児君」絃子が涙を浮かべて口を開いた。
「ずっと好きだったんだよ? …君が弟分だった昔から…ずっと…」
絃子から怒りが立ち消え、素直な視線が俺を捕らえていた。
「君が私の後を追いかけてたよね? 君が慕ってくれてたよね? …嬉しかったんだよ? 迷惑じゃなかった」
彼女の言葉に、俺の怒りがフリーズした。
(…おねいちゃん!)(いとこ姉ちゃん!)(おい絃子!)(…絃子…さん)(…絃子)(絃子)俺は愕然とした。
(そうだ…俺は絃子を見上げていたんだ。…俺は絃子が好きだったんだ…。だが…あれは子供の感情で…)
初めは仲の良い姉弟だった。身近な異性でもあったし、頼れる…安心できる人だったのだ。
本当の異性、恋愛感情としては彼女は身近すぎて想像すら出来なかった。
(だから昔キスされた時、冗談かと思ったんだよな)
キスの思い出。自分にとっては恥ずかしいだけの思い出。だけど彼女にとっては違った…。
目の前に立つ鬼女…絃子は静かに泣いていた。そこに居たのは自分を、自分だけを見つめていた女性だったのだ。
(だが俺は勝手に居候して、何時も天満ちゃん天満ちゃんと言って騒いで、挙げ句 妹さんを連れ込んでいた…)
馬鹿か俺…。
「馬鹿だったんだな俺は…」
先ほどまでの怒りは消えていた。理不尽に怒っていた感情は、全く理不尽そのものだった。
…絃子が泣いていた。いや泣かしたのは俺だった事に気づいた。…俺が泣かしたのだ。俺が原因だったんだ。(俺が馬鹿やっていたんだ。それを彼女に迷惑かけてたのに気づかずにいた)めまいがして、俺はベッドから崩れ落ちた。
「ッ! 拳児君?」
素早く絃子が抱きついてきた。目の前がどんどん暗くなる。
…絃子…。
続く
>>681の続き
…絃子が泣いている。…頭が回らない…。…なんで泣くんだ?(あ ヤベ、少しとんでた?)落ちて頭が横になったせいか、少し意識が戻った。
見上げれば絃子が泣きじゃくっていた。
(そっか、俺はいつも絃子を見上げていたんだ…)
「…なあ絃子」口を開くのも疲れたが、どうにか喋れる。
「…その…俺が馬鹿だったんだな…。ゴメン…絃子」
「…絃子さんだろ…」
彼女は小さく怒る。たとえ小さくとも、俺を抱きしめて文句をつけるのは変わらなかった。
(そうだ! 妹さんと高野は?)
絃子に抱きしめられて視界が悪かったが、どうにか頭を巡らせる。
…誰かの足が視界に入った。
制服の靴下…が見える。…俺は視点を上に上げた。
(…高野)俺達の頭上に高野の姿が入った。
(良かった無事なんだ)
だが、高野の手には彼女が愛用するサバイバルナイフが握られていたのだ!
少しの間、私は意識を失っていた。軽い脳震盪の様だった。
少しだけ気分が悪かったが、事態は切迫している。
私は全身に異常ないか確かめ、体を起こす。
まず視界に写ったのは八雲の身体。自分にのし掛かるようにしている。
(生きて…いる。失神しているだけ?)
しかし、彼女の顔面には想像すら出来ない事になっていた。
(りょ…両目が…つぶされ…ている!?)
彼女の両目から血と体液が滴っていた。僅かに見える眼孔が抉られたのも確認出来たのだ。
(刑部先生そこまで! だけどまだ死んでいない)私はそっと彼女を押し退ける。そしてその向こうには…。(先生に播磨君?)
状況は把握しきれなかったが、播磨君がベッドから落ちていて、先生が抱えこんでいる事がわかった。
(いけない! このままじゃあ、播磨君が殺される!)
この状況からでは最悪の事が予測できた。
(播磨君が殺され、八雲も…私も…)あまり想像したくない未来予想図が思い描いたが、ここで死ぬわけにはいかなかった。私はもう一度、身体の異常がないことを確認し、そっと起き上がった。
私の懐にはサバイバルナイフ入っている。そっと取りだし、刑部先生の背後に回った。
(…私は…)
先生に対し、今まで感じなかった怒りが湧いてくる。
…私はナイフを振り上げた。
…初めて犯す禁忌に体が震える事もなかった。むしろ当然の行為…
…私は…
「殺すなっ!」突然叫び声が響いた!
>>682の続き
「んで、お前はどうしたい?」播磨君は足元の転がった男を示した。
どうするもこうするも無い。私はコイツに殺意をいだいていても死なすまでの覚悟は無かったのだ。
「もうこれで十分よ。これ以降は悪さをしないでしょうから」「ふん。…ま お前が決めたんなら俺ぁ構わないぜ」
「ありがと播磨君…」
(…そう、どんなに恨んでも…殺すのは出来ない)
…在りし日の光景が広がった。私は私の復讐を果たすべく策略を巡らし、一人の男を追い詰めた。
そして、暴力を行使させる道具…播磨君を使い。ようやく復讐を遂げたのだった。
「復讐っていや、殺すのもアリだろ? 俺に命じたら…やってやるよ」
「いいの…、その…貴方も私も汚れている。だけど…やっぱり…こんな事で小物を殺すなんて割りに合わないわね」
「ふん…」
そう、殺す必要なんて無い…。
「殺すなっ!!」
それは播磨君の叫び声だった。怒りと哀しみに満ちた叫び。その鋭さに私の手は止まった。
「…もう終わった。俺が馬鹿だったんだ。…いやそれよか先に救急車だ! 妹さんが大変なんだよ!」
彼も重体なのに、切迫しているのは八雲の事らしい。
(彼らしいな…だけど確かに八雲の事が)
私は刑部先生のふるえている肩に一瞥を与え、どこかに跳んだ携帯を探した。
播磨君と八雲は助かった。
共に痛ましさすら生ぬるい重症ではあったが(播磨君は手術のさいに心肺停止状態となったが無事生還した)一命はとり止めたのだった。
だが…
…だが八雲は両の眼球が破壊されたのだ、失明は免れ無かったのだ。
そして…播磨君は指のほとんどを失い、両足を切断するに至った。…内臓の幾つかにダメージを負ったものの、元来の体力のよさもあり回復に向かっていた。
私は脳震盪を起こしたが、後遺症もない。…皮肉な事に刑部先生は全く無傷だった。
…その刑部先生は私の通報により駆けつけた警察に逮捕された。虚脱した表情であったが真っ直ぐな姿勢をくずす事なく、パトカーに乗り込んだ。
おそらく罪は問われないと思う。心身耗弱が認められるだろうからだ。
(不条理だ。それが認められれば、播磨君と八雲はどうなる? 誰が責任をとるのだと言うの?)
しかし反面、播磨君は正しかったと思う。確かに殺人は良くない。
…私は播磨君に2度助けられた。…今度は私が助ける番だ。
(…だけど私に何が出来るんだろう?)答えは見出だせなかったが、何かできる筈だった。
続く
乙
>>683の続き
ずいぶんとボンヤリしてた。
見上げる光景はどうも病室らしい。
全身が痛いのはわかるが、麻酔でも効いているのか現実感がなかった。それに、あちこち繋がれているのか全く動かない。
…頭が働かない…。
「…………」
誰かの声で目が覚めた。
見上げたそこには高野が覗きこんでいた。
「播磨君…わかる?」
彼女はいつも変わらない無表情だった。…いや僅かに眉をひそめている。
どうも心配している様に見えた。
「…高野か。…よう元気か?」「馬鹿」
よく見れば無表情の中にも表情がある。今は苦笑に見えた。
「高野よぉ…迷惑かけたな」
そうだ。高野には迷惑をかけたのだ。(…? そうだ! 妹さんは?)
起き上がろうとしたが、彼女が押し留めた。
「今は安静にして。私は大丈夫だし、八雲も…彼女も命に別状はないから」
「おい!」
嘘だ。俺は見た…妹さんが…。高野はうなずいた。
「今は寝ている…。その規則が色々煩かったけど、君の隣に運んでもらったの」
(…?)僅かに首が動いた。なんとか視線を横に向けると、確かに隣のベッドには妹さんの姿が見えた。
高野が恥ずかしそうに口を開いた。
「君達は…まぁ…愛しあった二人だから、どうにか一緒に出来ないか? って押したのよ。…で、何とか納得してもらったワケ」
「おい高野? 何だよそれ…確かに妹さんは…その、何だな…世話になったが、別に…」
彼女の説明なら俺と妹さんはカップルだが…。(いやいや妹さんに失礼だろうが!)
俺の動揺を何と見たのか、高野のはニヤリと笑って見せた。
「大丈夫。八雲も同じ気持ちだと思うよ」
反論しようと口を開こうとしたが、高野の指がそれを止めた。「!」
次の瞬間、彼女の顔がアップぬり、俺の唇を防ぎやがった!
「な…ななな何すんだ!?」
「なんか、ね。…そう言えば、播磨君とキスするの初めてだよね」
(? …あ確かにコイツとキスって初めてだ)自分の初めてのセックス相手は高野だったのに、キスするのが初めてだった事に気づいた。
「…何てコトすんだよ?」
「フフッ…。馬鹿だよね私達。…あのね播磨君。私は君が…」「聞きたくない!」
「うるさい。ちゃんと聞いて。…私は君が好きじゃない」
(なんだよ、紛らわしいな!)「だけど君から離れない」
「はあっ!?」もう一度彼女が俺の口を塞ぐ。「まあ、後は八雲が起きてからね」
俺の頭は真っ白になった…。
続く
>>685の続き
「…高野…済まねぇが、もうお前の手伝いは出来ない…出来なくなったな」
「ええ。でもね、もういいの…君がさ、あの時『殺すな!』って言ったでしょ? …あれで何かわかった気がする…だから、もういいの」
高野のふっ切れた微笑は俺の中に染み込んだ。いつの間にか消灯時間となり、彼女は帰宅した。
俺は隣の妹さんの寝息を聞きながら暗い天井を眺めていた。
(そう、あの時俺は叫んだ)
暴力も殺人もたいして違いはない。高野の手を汚したくなかったのも理由があるが、何よりも絃子を死なせたくはなかったからだった。
(絃子を追い詰めたのは俺だ…罰を受けるのが俺じゃなきゃいけねえんだよ!!)
…どうにか右手は動いてくれた。それをかざしてみる。右手の指は人差し指と中指、親指が残っていた。
(それに妹さんの事だってある。
…俺がこれから先、何をしてあげれるのか分からねぇ)
…指を屈伸させる。痛みが広がるが自分の罪だった。俺は黙って受け止めていた。
(だがよ…何が出来るんだ?)もう一度妹さんを見た。麻酔が効いているのだろう。俺が目を覚ましてからは眠ったままだった。
意識はとうに戻っているらしい。だが余程の恐怖の為に恐慌状態が続いていたので精神安定剤と痛みの為の麻酔を与えられていた。
「…妹さん…済まねぇ」
つい口に出してしまった。
「播磨さん?」なんと妹さんを起こしてしまった。
「お おう妹さん…起こしちゃったな、済まねぇ…あ いや、それどころじゃないよな!
…済まない。
俺が馬鹿野郎だから、妹さんや高野に迷惑をかけた。
…それに、妹さん。あんたには…本当に申し訳ない。すまない。…許してくれなくてもいい。俺が出来る事ならなんだってやって償う!」
「…播磨さん? …そんな風に言わないで下さい。その、私だって…もっと早く気づけば」
「妹さん!」
俺は彼女を遮った。
「妹さん。元々原因は俺だよ。俺が絃子の事を…絃子に甘えてなけゃ、こんな事にはならなかった。
絃子だけじゃねえ。妹さんに甘えて、妙さんに甘えて、周防に世話になって、お嬢に迷惑かけて…
…どんなけ迷惑かけてきたんだよ!」
自然と涙が出ていた。喋りながら、俺は自分の情けなさに呆れた。
…いや、絶望せざるおえなかった。
何も知らずに甘えて、喧嘩して、バイク飛ばして、漫画に逃げて…何処までも愚かな自分に絶望した。
「…俺は…」
俺は最低だ…。
続く
すみません。今朝で終わらせる予定でしたが、あと1・2回かかります。
うおお、何だか予想外の展開に。
播磨と八雲生きていけるんだろうか
マジでつまらん・・・
いや、おれは続きを読んでみたい。
カレーに続くキチガイ作者が誕生してしまうとは・・・
作風変わりましたねカレーさん。
乙〜
俺はなんだかんだで楽しみにしてるよ
絃子さんが狂気至るまでの過程をじっくり書いても面白かったかも
完結期待してます
八雲が目をつぶされるだけの登場だったら笑えるが泣ける
チューくらいさせてやれ
>>686の続き
視力を失ってから1週間が過ぎた。
痛みは無くなったが、あの体験からくる恐怖は私の魂にヤスリをかけている。(見えないから余計に怯える…)何もかもが怖く、何もかもから逃げたかった。
喪失感から逃れてたかったし、孤独に…1人になりたくなかった。…だけど、私の側には播磨さんが居てくれていた。
この人が居てくれなかったら、私は私でいられない。
泣きわめきたい瞬間でも、播磨さんの存在が理性を守ってくれていた。
…そう。あの人特有の存在感を体感できていた…。
私の眼球が修復出来ない状態となっていたが、眼底にある受光器と呼ばれる器官(これが眼球のレンズを通して、脳内に映像を映しだす…と簡単に説明された)は無事だった事もあり、光の明暗は感じとる事も出来た。不思議な感覚を認識し始めたのは先日の事になる。
…モノクロの薄明かりの世界。それが私の視界…。その視界に光る物体(白抜きかな?)が存在している。
それは私の回りにいる人数分あったのだ。
…オーラと言えば良いかも知れない。またそれらはその人固有の形があり、色が見えた。
(播磨さんは固いイメージにチカチカと光が弾けている。高野先輩は細長く、柔らかな発散…こんな感じ)
それは光のダンスにも思えた。「…ね 八雲? …八雲どうかした?」
高野先輩が話しかけていた。
私はボンヤリしていた様で、先輩と播磨さんの会話を聞いていなかった。
「…あ あの済みません。…聞いてませんでした」
恥ずかしさに頬が熱くなる。
先輩と播磨さんの方から笑うイメージの暖かい色が流れてきた。
「八雲。も一度言うからね? …あなたと播磨君は同居しなさいって言ったの」
「………はい???」
多分、私の頭の上には疑問符が回ったいるに違いがない。
「おい高野よぉ…いくら何でもマズイだろうが」
播磨さんから、困惑っぽい光がグルグル回っている。
…少し楽しい気分になった。播磨さんは正直だから、いろんな光や色がダンスをしている。
「確かに行く所がなくなった。だけどよ! そんなんど〜とでも成るって!」(…播磨さん)そうだった。あの人の居場所はなくなったんだ…。
「播磨君? 言ってはいけないんだけど、君のこれからはどうするの? また学校に潜りこんだり、どこかの工務店に厄介になるの?」
「…そ そりゃあ…」
高野先輩の意図を理解した。これから先の播磨さんの生活の事。そして私の生活の事…。
…私は…
………。
続く
>>686の続き
視力を失ってから1週間が過ぎた。
痛みは無くなったが、あの体験からくる恐怖は私の魂にヤスリをかけている。(見えないから余計に怯える…)何もかもが怖く、何もかもから逃げたかった。
喪失感から逃れてたかったし、孤独に…1人になりたくなかった。…だけど、私の側には播磨さんが居てくれていた。
この人が居てくれなかったら、私は私でいられない。
泣きわめきたい瞬間でも、播磨さんの存在が理性を守ってくれていた。
…そう。あの人特有の存在感を体感できた…。
私の眼球は修復出来ない状態になっていたが、眼底にある受光器と呼ばれる器官(これが眼球のレンズを通して、脳内に映像を映しだす…と簡単に説明された)は無事だった事もあり、光の明暗は感じとる事も出来た。
不思議な感覚を認識したのは先日の事…。
…モノクロの薄明かりの世界。それが私の視界…。その視界に光る物体(白抜きかな?)が存在している。
それは私の回りにいる人数分あったのだ。
…オーラと言えば良いかも知れない。またそれらはその人固有の形があり、色が見えた。
(播磨さんは固いイメージにチカチカと光が弾けている。
高野先輩は細長く、柔らかな発散…こんな感じ…)
それは光のダンスにも見えた。
「…ね 八雲? …八雲どうかした?」
高野先輩が話しかけていた。
私はボンヤリしていた様で、先輩と播磨さんの会話を聞いていなかった。
「…あ あの済みません。…聞いてませんでした」
恥ずかしさに頬が熱くなる。
先輩と播磨さんの方から笑うイメージの暖かい色が流れてきた。
「八雲。も一度言うからね? …あなたと播磨君は同居しなさいって言ったの」
「………はい???」
多分、私の頭の上には疑問符が回ったいるに違いがない。
「おい高野よぉ…いくら何でもマズイだろうが」
播磨さんから、困惑っぽい光がグルグル回っている。
…少し楽しい気分になる。
播磨さんは正直だから、いろんな光や色が慌ててダンスをしている。
「確かに行く所がなくなった。だけどよ! そんなんど〜とでも成るって!」(…播磨さん)そうだった。あの人の居場所はなくなったんだ…。
「播磨君? 言ってはいけないんだけど、君のこれからはどうするの? また学校に潜りこんだり、どこかの工務店に厄介になるの?」
「…そ そりゃあ…」
高野先輩の意図を理解した。
これから先の播磨さんの生活。私の生活。
(そうか…)
続く
695は失敗。
エラーが出て字数の調整が失敗しました。
指の半分以上切ってて足を切り落とした播磨は
どう見ても障害者コース・・八雲といても足手まといが二人・・
>>696の続き
曇天が広がっていた。
久しぶりに帰えった自宅には拳児君の姿がなかった。
(あのガキ達に拐われたに違いない)
私は共にきた招かざる客人達…警察官達を咎めた。
だが警官達は誘拐された拳児君の事には触れず、何故か私の事ばかりを尋ねてくる。
(私は何度も何度も拳児君を拐った生徒の事を教えたのに!)…彼らは私を犯罪者の様に扱った。
(…それならそれで、考えがある…)
私はキッチンに向かい、連中の視線が離れた瞬間を見張らかって、使っていなかったガスの元栓を捻った。
ライターは戸棚にある…。私は公僕達を出し抜く機会を計っていた。
「播磨さん…。その…責任感は置いといて下さい。
…先輩の言った事、それが一番だと…」
高野が売店に出向き、替わりに妹さんが側にきていた。
目を覆う包帯が痛ましかったんが、それでも妹さんは変わりない態度でいてくれた。
…妹さんには欠点らしい欠点はない。だが余り上手く説明出来ないのか、喋り方はたどたどしい。
いや、勿論そんな事はどうだっていい。
(…問題なのは俺なんかが同居してどうするよ?
確かに、行くあてもない実家から追い出された高校生がどうにかなる訳じゃない。…それはわかってる!)
しかし妹さんと高野から受けた恩はわすれてはならない。どうやっても償うつもりだ。
身体の痛みの辛さよりも無策な自分の馬鹿さ加減が辛かった。
『責任とりたいなら、八雲と一緒になりなさい』と高野が告げた。
『指が不自由になったってペンは持てるわ。
義足や車椅子で動く事だってできる』
『それに八雲だって天満が居ない間大変なのよ? …私だっていっぱい手伝っあげる。
…だったら二人まとめて生活したら合理的よ』なんとも強引な話だった。
だから…迷う。俺に…そんな価値があるって言うのか?
不意に視線を感じた。あぁいや意識だな…。
妹さんが俺を見上げていた。
「…妹さん…」言葉が見つからなかった。
(………綺麗だな)同情じゃなかった。
確かに綺麗な娘さんだとは知っていたが、今まで感じた事ない思いが芽生えた。
「…あのよ…い妹さん…」
(上手く言えないな…)
私はあまり人と会話出来ない。同性なら、姉さんとならまだマシだ。
…だけど、男の人は苦手だった。そんな中で播磨さんは特別な人だったのだ。(播磨さん…)私は思いをぶつけなくちゃいけない。
とても綺麗で強い先輩がいる。負けたくない…。
続く
>>699の続き
(二人は食事規制なかったよね?)
高野は病院の中にある売店でデザートを物色していた。
『本日正午前、矢神町………にてガス爆発があり…』
売店のテレビから昼のニュースが流れていたが、それを彼女は聞いていなかった。
八雲は播磨のだす気配…オーラを見ていた。
(…播磨さん…なに…このイメージ?)
それは好意を感じさせる淡い光だった。
と同時に光の下の方から紅に染まる色がゆらゆらと瞬いているのにも気づく。(……あ)
…唐突に思い当たった。
それは…
(ヤベ! 妹さんに見とれてしまった!)
俺は思いもよらず彼女の『女』を連想してしまった。
雰囲気もある。だが、散々なぶられ続けてられた監禁生活の影響か、自分の中にある『男』が反応してしまったのだった。
…幸か不幸か男性機能に問題は無く。かつ女性不信ともならなかった為、ベッドに腰をおろしていた八雲に春情を覚えていたのだ。
そして、この病室は二人部屋。彼らの貸し切りである。扉は開かれていたが、カーテンが遮っているのみである。
「い…いいい妹さん…」
(何か話題はないのか!?)
「い妹…妹さん…(なんか言え!)…妹さん。妹さんが欲しい!」
(……あれ?)
播磨さんが動揺している。…それに…ちょっと…私を意識してくれている。
以前より多くの男性より好意(よりも欲望)の意識を散々と浴びせられてきたのだ。
だが、目の前の男は違った。
(だけど一度だけ…)
一度だけ、この男からの好意を感じた事があった。
(あの時は…一瞬だった)
今は微かではあったが、疑いのない色欲のイメージが彼から感じとらえた。
(播磨さん)
しかし、不快感はなかった。
高野の話の事もあったし、何より自分の中にも彼を求める気分もあったからだった。
(…妹さん…俺…)
意識を反らそうとしても、いやむしろ、彼女の唇に視線がいった。
「妹さん!」
何かが弾けてしまった。
訳のわからない初めての激情に、思わず彼女を抱きしめた。
…間違いなく視線があった。
雑念も驚愕も何もかもが混沌となり、その気分のまま唇を重ねたのだった。
(あらら…)
私はオカルト系を信じていない。だが病室から出てる異様な雰囲気は自分の定説を覆すには十分だった。
「溶けちゃっても仕方ないよね♪」
…アイスが溶けるのは時間じゃない。雰囲気に決まっているんだ。
…自然と笑みがこぼれた。
やっと終わり。
済みません。やっと終わりました。
なんか応援して下さった方には申し訳ないくらいグダグダです。
…喜んで批判受けますよ!
まあ、あれこれかいても仕方ないんで、一つだけ。
『絃子さんは生きてます』
もう続きはだしませんが、プロット上では彼女にも(本人にとって)ちゃんとしたエンドがあります。
一応死人は出してませんが、本当は二人ばかり死んでました。機会があれば、個人サイト作って完全版をアップしたいですね。
十数年ぶりの創作ゆえ問題ばかりでしたが、見て下さった全ての方(無意味な批判以外)に感謝いたします。
ネットの中では『台風伯爵』『タイゾウ』でうろうろ生きてます。
どこかで見かけたら石を投げてあげて下さい。では皆さん、ご機嫌よう。
GJ
まさかのおにぎりendとは…
スクラン二次創作では珍しいタイプの話で楽しませてもらいました
批判するとしたら視点変更が細かすぎる点かな
もう少し視点を固定してもよかったかと
あと個人的には播磨が作中で散々な目に遭っているから
これからの希望(ちゃんと漫画描けるとか)をもう少しはっきり提示して欲しかったかも
乙乙
かなりダークな作品で楽しめました。八雲の視点が面白かったです。
つまらん
これを絶賛してるのは馬鹿だろw
いや、面白かったな。GJ!
自演くせえwwwwww
スクランでは無いわなwwww
まぁわざわざ投下したことに対しては乙
次はスレを間違えないでくださいな
暗い話は苦手だけど乙でした
できれば次はもうちょっと明るい話を頼むw
オレも陰惨な話は勘弁な口なんだが、正直引き込まれました
でも、できれば次は純愛モノがw
つまらんに一票
カレーが読みたい
直球のおにぎりが読みたい
せめて二次創作では成立してほしい
今晩は。
賛否共々の感想有り難うございました。
終わってから色々言うのは反則なんですが、当SSの基本プロットは絃子×拳児(絃子オンリー?)の純愛系でした。
…でしたが、どうにも盛り上がりにかけてしまい、プロットから発生した本作へと成った次第です。
改編版を来週中にでも一晩かけて(連投出来ないので)投下します。
今度は一人称のみだから、も少し読みやすいかと思います。
>712
待ってるよ
オレも待つ!待ちまくる!
まぁ、見境いなく叩いてくるアフォ共がいないでも無い所だけどw今後もちょくちょく顔出してくださいな ノシ
具体的にどこがどう悪いと言うんじゃなくて、ただ単につまらんとか言う奴と、カレーの名を出す奴はただの嵐。
シカトするのが吉
1レス投下やめろっつってんのにいつまでも続けてたり聞く気ないんだから言うだけ無駄
>>712 この一週間毎日楽しみにしてた
改変版も期待してるよ
自己中な作者はいらんよ
応援してるやつはただのミーハーだろ
それか自演w
絃子SS
………拳児君は今日も帰って来なかった。
彼は時おり家を開ける。それはバイトであったり、バイクに乗っての遠乗りだったり、あるいは喧嘩の挙げ句に警察に拘置されたりだ。
…今夜も帰って来ない。理由は知らない…。
心配はしなかった。私は彼が死なない限り心配しない様にしている。
彼もまた現代の必須アイテムである携帯電話を持っている。
まあ、私の名義で買い与えた物なので正解には彼の所有物ではない。
…私は私の名義である点を利用して、彼の行動をモニターしている。
電池が無くならない限り、連絡がない場合にチェックしてるからだ。
…まもなく日付がかわる。どうやら今夜も帰って来ない案配だ。
生きているのは分かっている。だから、心配はしていない。
…しかし、私の本心は彼を案じている。だが私は認めない。
認めれば…認めてしまえば、彼を意識してしまうからだった。
拳児君は従弟。そして同居人、後見人として見守る存在。…故に干渉は控えて、意識しないよう振る舞っていた。
(そうでなければ耐えられそうにない…)
彼はある少女に恋をしていた。相手は同級生…正解には彼女を追って同じ高校を受験した結果…である。
しかし、恐らく彼の恋は実らない。
何故なら、彼女は別の男の子に夢中であるからだ。
洞察力の賜物、と言うより同じ女なのだ。恋に恋する乙女は盲目的にしか生きない事を知っている。
…雑念ながら拳児君に勝ち目はなかったが。
私の内心に変化が生じたのはその頃である。…いや、本当はもっと前から彼を意識していた。私にとって格好の弟分…が、異性として見てしまったのは、中学生も終わりの頃だ。
その頃に恋心が芽生えた。当然それなりに性欲も湧く。
(その時から自慰の相手が拳児君だった)
当時、私は痩せっぽっちの男の子の様だった。それが急に女の身体になり、自身の変化に心が追い付かないでいた。クラスの中のたち位置もあり、同学年の男子には魅力を感じる事がなく、私の目線は私を仰ぎ見る拳児君にいってしまった。
そして私の妄想に彼が存在する事になり、私の私を慰める指は彼の指となった。
(…拳ちゃん…好き…。拳ちゃんも好きだって言ってたよね)…はるか過去の情景…『おれイトコが好きだ!』『わかった。じゃケンちゃんを好きになってあげる!』
(他愛のない約束…それが全ての始まりだったんだ)
…日付がかわっていた。今日はもう帰って来ないだろう。
続く
>>720の続き
私は寝る前の洗顔に向かった。…洗面所の鏡にひとりの女が映っている。
(馬鹿な女だ。…拳児君は私を意識していないじゃないか)
鏡の向こうの女が睨みつけている。負けじと私も彼女を睨んでいた。
(待っていても王子様は来ないだぞ)
(なら、彼を奪えと?)
私は鏡に映る女に問う。
(お前がかつて自慰に耽った手管はなんだ? お前は女の身体を使って拳児君を誘惑してたじゃないか)
(昔は昔だ。今は違う…)
(…ならなぜ他の男を欲しがらない?)
(………)
鏡の向こうの女が、その手を胸に当てていた。いや乳房をまさぐり、乳首に刺激を与えていたのだ。
(欲しいと思う気持ちは変わってないんだろ? …なら…)
(拳児君は塚本が好きで…)
(分かっているクセに! あの天然ちゃんは拳児君を見ちゃいない!)
乳首に痛みが走る。だが、直ぐに快感へと代わった。
鏡に映る女は睨む目付きはそのままに、激しく胸をまさぐっていた。
(好きなんだろ? 欲しいんだろ? …ごまかして何かが解決するのか)
(…ごまかしてなんか…いない)
(拳児君が欲しいんだろう? あのコに犯されたいくせに!
あのコを自分のオトコにしたいって願ってるくせに!)
(私は拳児君…拳ちゃんの幸せ……)
(じゃあ、どうしてワザと隙を作った? 彼がいる横で着替えたりした?
シャワーはいつ浴びている?
彼の匂いに陶酔したのは何故だ!?)
(…!!)
意識がフラッシュバックする。
…私は確かに隙を見せた。
拳児君がリビングでくつろぐ横でブラウスのボタンを外した。あるいは彼が居るときにシャワーを浴びてみせた。一度は彼がトイレに入っている時にだ。
ワザと酔って介抱された事もある。
…そして…
…そして彼の洗濯物の匂いを嗅ぎ、彼のオトコの匂いに昂然とした事もあった。
それらは事実であるが、事実の一端でしかない。
同居している以上、生活サイクルは重なるものだし、見知った身内でもある。いちいち下着位でどうこう思わなかった。
だが、確かに…好奇心もあったのだ。
…知らず隙すらみせたのだった。
(…私は…)
煩悶する間にも乳房を揉みしだき、ショーツの中…叢の奥に指を差し込んでいた。
…鏡の向こうの女は惚けた笑みを浮かべ、身体を悶えさせていた。
「拳児君…拳児君…拳児君…」何時しか私は拳児君の名を呼びながら自慰に夢中となっていた。
私は喜んで拳児に抱かれる妄想に浸った。
続く。
>>722の続き
私は男性経験がない。
…正解に言えば…2度機会があったのだが、どうして決心がつかずに中断させたのだった。
かといって同性愛者でもない。高校時代からの後輩である笹倉 葉子とは多少の関係(本格的なセックスではなく、キスしたり愛撫しあう位)はあったが、結局のところ処女のままであった。…性欲が希薄でもない。
…だから…燃え立つ情欲になぶられ、自慰に耽っていたのだ。始めはまだ衝動的であっても理性があった。
しかし3度目となると、最早ケダモノ同然である。
気がついた時には洗面所が大変な状態になっていた。
…翌朝、職場に向かう事がとても辛かったのは事実である。
自己嫌悪と睡眠不足の為、私は不機嫌な表情のままであった。(馬鹿だな…まぁ仕方ないとは言え、頑張りすぎた…)
職員室で不機嫌な顔でいるのも教員としては問題なので、体調不良と言い訳して保健室に向かった。
保険医は朗らかな人気のある中年の女性である。しかし、この女医さんは近々退職されると言う話がある。
午前中はHR以外の持ちがなく、たっぷりと睡眠不足を解消できた。
…この日、放課後の部活の指導もそこそこに帰宅とした。
…洗面所には未だに女の匂いが漂っていた。
自己嫌悪がぶり返す。だが同時に、この匂いこそが自分の決意の証明であったのだ。
「…決めたよ…拳児君」
鏡に映るのは決意した自分。昨夜は逃避から自慰にふけた女がいた。
一瞥を送り、自室に入る。
裸になり化粧を改め、勢いで購入した淫靡系の下着をつける。(拳児君が見れば何と思うのかな?)
「だけどね…お姉ちゃんは後悔したくないよ…」
…拳児君の部屋に入った。普段から換気はうるさく言っているので男臭くはない。
しかし、間違いなく拳児君の匂いがあった。
(…拳児君…今からココで)
私は彼のベッドへ潜りこんだ。…さすがに男の子だった。濃密ではないが拳児君の体臭が染み付いていた。
(今から私の匂いをつけてあげる。…今から私ので汚してあげるからね)
私の胸は激しく高鳴った。彼の匂いに思考が鈍り、思うがままに昨夜の続きを始めた。
私は思っているよりいやらしい身体をしている様だ。
散々と発散させた筈の色欲は、なお衰える事なくはなかった。
階下でバイクの音が響いて来た。誰のか自問すら必要ない。…拳児君のだ。
(拳児君…)
私は期待に震えていた。間もなく彼が帰って来るのだ。
(拳ちゃん…お姉ちゃんを…)
続く
>>723の続き
「うぉっ! …なななんだよ絃子!?」
拳児君は驚いていた。見事な動揺ぶりに満足する。
…いや満足するのはここからだった。今から始まるのだ。
いつの間にか下着が外れており、私は全裸であった。
ベッドから身をお越し彼の前に向かいあった。
「…お帰り。拳児君」
「…なんだよ、何の冗談だよ絃子? ってか早く服を着ろ!」必死で目を反らす拳児君。
(駄目だよ…ちゃんと見て。私を見て!)
「お俺ぁちょっと出てくる!」回れ右で部屋から逃げようとする拳児君に抱きついた。
「…拳児君…。約束覚えてるかい?」
「? 約束…なななんだよ? 絃子なんか変だよ。なんかあったんか!?」
(このコは何時もこんなのだ。強がって、格好つけて…そのくせ動揺しすぎるんだよね。だけど…それがキミだよ)
彼に回した腕に力を込めた。これで彼は振りほどけない。
私は知っているのだ。彼は女性に力づくでどうこうしない。
「おい絃子っ!?」
「駄目…離さない。拳児君…約束だよ? 忘れた?」
「何だよ? 何なんだよ?」
声が裏がえっている。
彼の動揺は愉快であるが、そろそろ私を見て欲しかった。
「拳ちゃん、約束したよね…恋人になるって。だから…お姉ちゃん約束守るよ?」
「!?」
一瞬の隙をついて前に回り扉を塞いだ。
「…拳ちゃん。お姉ちゃんを好きにして。…お姉ちゃんを犯してもイイんだよ?」
やっと言えた。やっと思いの丈を伝える事が出来た。
…もっと早く言えば良かったのだ。逃げていた自分が恥ずかしかった。
だけど、もう過去の事だ。
…私はこれから拳ちゃんにかしずく。拳ちゃんのオンナになるのだ。
拳ちゃんもきっと喜んでくれるだろう。
固まった彼に抱きつく。厚い胸と体臭に彼の存在を強く感じた。
(…鼓動が早い。私のだろうか 拳ちゃんのだろうか?)
全身を強く押し付ける。お腹に何かが当たっていた。
…彼の腰の中心からだった。そう彼のモノが感じとれたのだ。…喜びが子宮から脳髄へとかけ上る。
「拳ちゃん…好きだよ」
「絃子…これは…その…!」
彼の唇を塞ぐ。一度舌で彼の唇を濡らし、僅かに開いたその中へ侵入した。
抵抗は少なく、彼の舌と重なりあう。
キスすら初めてなんだろうか、私に合わせられない。
…だけど構わない。今から始めて行けば良いのだから。
…彼の手をとり私の胸に導く。おずおずだった動きが、力強くなった事に私は幸せを認識したのだった。
終わり
以上です。
これのプロットに先日のヤツが続きました。
で、絃子ルートに分岐高野ルートとかあって、個別エンドとバッドエンドが(設定上)あります。
でやはり設定上ですが、トゥルーハッピーエンドとトゥルーバッドエンドがあったりします。まあ、このシリーズはこれにて打ち止めです。
オフィシャル上にある絃子の恋心とか、高野のミステリーとか、妹さんの想いとか自分なりに妄想した結論です。二次創作である以上、色々問題があるでしょうが…まあ勝手にやりました。反省すべき点は多々ありますが、全く後悔はありません。
最後に補記として、播磨の不具はほとんど解消されます。
義足や義手はSFの世界ほどではありませんが、かなり発展しています。
同様に妹さんにしても、義眼は間もなく実用化されます。
ストーリー上、ふたりには酷い目に合わせましたが、決して差別的な表現を示したい訳ではなかった事を改めて書いておきます。
絃子×播磨
高野×播磨
妹さん×播磨とのカップリングを書けたので、たいへん満足いたしました。
良くも悪くも作品を投下しましてご迷惑おかけしました。
乙
乙!
GJ!
つまらん作品を投下してくれてありがとうw
奈良健太郎のエロパロ投下頼む!
、は置いていてサガスガの続編希望
陵辱系が見たい
刑部センセか姉ヶ崎センセの調教ネタをお願いします!
センセが調教されるのかするのかどっちだ
どっちが調教される方?
播磨?それともお姉さんズ?
こんなスレでケコーンとは…
センセを雌奴隷に調教
それよりケコーンってナニね?
>>721さん、保管庫の方ありがとうございました。
>>737数秒差でレス付いたからでしょ
元々は完全に同タイムの場合のみなんだろうけど、
こんな過疎スレで、しかも同内容のレス付いたんだから十分結婚に値すると思われ
仕事中に携帯で何してんだ、オレorz
とはいえ播磨が調教できるほど器用とは思えない
741 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 20:22:16 ID:0gHDoKdj
本編のようなお嬢がみたい・・・
本編はまあなるようになってる感じなんだろうな
「旗派の旗揚げとハタハタの唐揚げ、いただけないのはどっち?」
byシュール君 from ウゴウゴルーガ
743 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 02:12:59 ID:bb/0Onex
保守
744 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 01:10:25 ID:tZZoWku1
そういえば昔S3'にあった『この海に寄せて』っていう播磨×隣子の小説が好きだったんだが、今日久しぶりに見に行ったら過去ログから流れてたんだ……
誰かコピペとかしてないだろうか
上げんな馬鹿
話はそれからだ馬鹿
うはっ、すまない。
sage忘れてたorz
過疎ってるから少しくらい上がっても平気なんじゃね?w
確かに良作が落ちてくのはなんか切ないよな
高評価の作品だけでも保管して欲しいな〜とは思うけど、新管理人さんもそこまでフォローするのは難しいよね、きっと
また盛り上がってほしいな
盛り上がって欲しいのは同意するけど、アンチとか粘着厨も沸くからなぁ。
おにぎりの同居話が読みたい
保守
保守
保守
おげっ
こんなにおいしい状態で本編が終わってしまう…
755 :
てりゃ:2008/07/17(木) 10:49:52 ID:DT9BaFOz
業者シネ
757 :
タイゾウ:2008/07/18(金) 22:53:21 ID:4cMJYESL
スクラン最終回とか今週の展開とかに怒りゲージが振り切れましたよ。
脳内補完の為、連休中にSSを何か投入します。
相変わらず連投できませんが、その件についての文句は聞けません。
>>757 申し訳ない。
今週の感想はともかく、最終回の感想は人それぞれだから、先の自分の発言はNGでした。
重ねがさね申し訳ありませんでした。
ヤンデレ八雲を頼む
デレデレ八雲でもいい
とにかく頑張ってくれ
今週はびっくりしたな。
つい先週までお嬢の偽装婚約の話とかやってて
そっちのケリもついてないはずなのに。
許婚はアレでケリついたようなもんだろ
旗以外にはどうでもいいこと
結局SS投下がなかった件
原作があんなんになっちゃったし投下はもうない
次スレ立てるのはやめとかないか
いやいやここはエロパロ、IFの場所
原作の方向性が変わっても途中からを創造すれば良いんだろ
俺は八雲が播磨とラブラブになるとか、原作を発展させたモノが読みたいぜ
終わる時は保守もなくなって勝手に終わるだろ
IFスレでも同じようなこといってた奴がいたな
覗かなければいいのにね、よー分からん
>>763 だったら見なければいいのだ
誰も来なければひっそりと終わる
わざわざ「やめとかないか」なんて言う必要はない
ところで757まだ〜?
768 :
タイゾウ:2008/07/22(火) 00:29:04 ID:C8BAVtrQ
「ごめんなさい…少し…疲れました」
愛ってなんだろう? 姉さんの様にひたすら前向きにいれば良いのか、烏丸先輩の様に秘めた思いを押し込む生き方が良いのか…。
…私にはわからなかった。…私に好意を持つ異性は大概が性欲まじりだった。それも愛の形だとは理解している。
(わからない…わからないよ…誰か教えて下さい…)
今、私の前には播磨さんが居てくれている。
(播磨さん…あなたは…あなたなら…)
「今夜は…一緒に歩いて下さいませんか?」
今はこの人に寄りかかっていたかった。
…私を特別視してくれないでいてくれる、この人なら…。
「あぁ…俺もさっき…ヒマになってよ」
播磨さんはそれだけ言い、歩きだした。
(何も言わないのね。…姉さんとどんな言葉を交わしたのかな…)
今、姉さんは烏丸先輩といる。それは播磨さんが送りだしたからだ。
(播磨さん…あなたは姉さんを諦めてくれたんですか?)
歩く彼の表情は見えない。だけど、その佇まいは寂寥感が漂っていた。
(そんな所に私は播磨さんにすがり付いたんだ…)
急に恥ずかしい感情が溢れてきた。思えばそれは自分が異性にはじめて示した行動だったのだ。
自分とて異性…男子に対して興味がある。誰かの恋人として、女として男性に抱かれる妄想に耽った事もあったのだ。
(…播磨さんは私をどう見てくれているんだろう? 私を女として見てくれるのかな)
女として…。そう思った瞬間、鼓動が早くなった。
…彼の背を見上げる。広く、厚い上背があった。
(そう言えばウェディングドレスの私をお姫様だっこしてくれたんだ…)
(もし…もしそれが現実になるのなら、私は播磨さんに抱かれるのね)
今までなら、それは妄想以前の空想であったが、今はそれが現実の手前にあるんだとわかる。(…私は好意を抱いているんだ…)
…胸に違和感を覚えた。それは胸の先端、2つの先端が過敏になっていた感覚だった。
(あ…)
姉さんの想い、烏丸先輩の想い…自分の想いに感情が高ぶり、はじめての想い描いた異性。
播磨拳児という男の存在に自分の中の女が反応したのだった。身体が火照ってきたのがわかる。その生々しさにとらわれ、傍らの男が何かを話しているのに気がつかなかった。
「………だからよ妹さん。もしアンタがその…」
(え…あ?)
「その…なんだ…言いづれェこったが」
(は播磨さん…何を言おうとしてるの)
鼓動がさらに速まった。
続く
私怨?
>>768の続き
「女としての気持ち的に問題がねぇなら…これから一緒にょ」「え…?」
月明かりの下、播磨さんの表情が強ばっているのが見えた。
(女としての気持ち…って、これから一緒に…って)
身体の火照りが耐え難く、意識せずジャージのチャックを引き下げていた。熱さを逃がすように、鼓動を伝えたいように…。(それってつまり…、その…私を……?)
頬の火照り、胸の痛み…そして…下腹部からそれらと違う熱い何かを感じていた。
(あ…あぁ播磨…さん)
「妹さんが烏丸のことをよ…まあ俺に無理して…」
「え?」
(なに?)
急に話がわからなくなった。
「あ…あの!」「いやァ、ホレさっきよ…烏丸のことが気になってたんじゃないかとさ…」
「あ…あれは違うんです! 全然違います!」彼の勘違いに思わず声を荒げてしまった。
(私が好きなのは…)
「…! 私が…好きなのは!」…衝動が私をつきだした。播磨さんの身体に飛びついたのだ。
もう知ってしまった。知ってしまったのだ。
(沢近先輩…私卑怯です。卑怯でいいです!)決めてしまった。覚悟を決めたのだ。後ろめたさは感じなかった。
…私は、ひとりの女として覚悟を決めた。
「私が好きなのは! 播磨さんです! 播磨さんが好き…好きです!
好きです!!」「!? お…おい妹さん…なに言って」
見上げなくても動揺しているのがわかる。私もそうなのだから!
私は彼の首に腕を伸ばし、しっかりと力を込めた。
(離したくないんです。私を…私だけを感じて下さい)
「妹さん…俺…俺は…天満」
「!」
言わせたくなかった。それ以上言わせては私は…。
もう衝動だけが私を動かすチカラだった。そのままに…そのチカラのままに、彼を引き寄せた。
後悔したくなかった。うつ向いての告白では駄目…。私は思いきって播磨さんに視線を合わせた。
…驚きに目を見張る播磨さんがいた。私にとってはじめての距離であったけど、絶対に必要な距離だから。
(播磨さん。私を見て下さい…。姉さんでもなく、沢近先輩でもなく…私を)
「…好きです。…播磨さん…私を見て…私を選んで下さい」
そのまま全身を押しつける。私の胸が彼のたくましい胸板で潰れる。
(感じて下さい。私の鼓動も何もかも!)
「い妹さん」
播磨さんの強ばった腕が私の身体に回された。(…播磨さん)「妹さん…」
(選んで下さい!)
「…俺は…」
(お願い!)
続く
乙
>>770の続き
>
(今、あなたは私をどう見ているんですか?)クラクラして思わず目を閉じてしまった。
その瞬間、私の唇に何かが重ねられた。
(!)
播磨さんの唇を感じた。…はじめて口づけ。
(これが…キス…)
不思議な感覚がそこにあった。誰かと…異性と触れあうなんて思っていなかった。
(…あぁ…播磨さんを感じる)わずかに位置がずれ、どちらともなく舌が唇の隙間から侵入を果たした。
頭が…思考が痺れたように働かない。ただ互いの息づかいと舌だけが生きていた。
触れあう舌が口腔内に広がり、私と彼が競いあうように求めあった。
…思考がおぼつかなくても、情欲を感じる事が出来る。
私の下腹部が…子宮が更なる欲望を求めていた。
(…濡れて…いるんだ…)
今まで異性の好意が私を辱しめてきた。
嫌悪し、絶望してきた女の性。だけど、今は違う。
…今は自分の性が全てを上書きした。
(…もう抗えない。だけどわかるよ。…私…今は播磨さんが欲しい)
彼が何を思っているのかはわからない。しかし、私の身体をまさぐっている。それで十分だった。
…嫌悪感は感じなかった。むしろ先ほどまでの自分なら考えられない程…積極的に胸を押しつけ、腰が押しつけていた。
男の手がジャージの中に侵入してくる。下着をまさぐり、そして素肌へとたどり着く。
(播磨さん…もっともっと触って下さい。もっと私を感じて下さい!)
情欲になぶられ、いやます興奮に脳が溶けていった。
舌は一瞬すら離れる事なく、手は素肌を這い、互いの秘所へと導かれた。
(あ? …これが播磨さん…の…)
はじめて触れる男性の性器。知識では習ってあるし、密かに回ってきたAVを見て、どんなモノかは知っていた。
そしてそれがどういう事に使われるのか間近に迫っているのに嫌悪感も無くなっていた。
自分を辱しめ、悩ませてきた事は過去へ押し流されたのた。
…今や播磨のソレは幸せになる魔法のアイテムに他ならない。硬くても柔らかみがあり、熱いソレは待ち望んでいた未来であった。
(これが…播磨さんの…、私の…な…か…に)熱く溶け出した情欲に流されていたが、不意に理性が現実に還せてしまった。
「…は播磨さん?」
「! うぉっ! す済まねえ妹さん!」
互いに正気に戻ってしまった。いや、熱量は変わらない。変わってはいけなかった。
「…その、服を脱いでもいいですか?」
流される? …違う。進むの。
続く
>>772の続き
もう引く気にはならなかった。夜明け前の森は寒くもあったが、全てをさらけ出す事に躊躇はなかった。
…最後まで行き着くのかどうかは判らない。だけど、自分の全てを見て貰いたかったし、播磨さんの全てだって見たかった。
(だけど…それだけじゃない…)
私の心の奥底では自分が卑怯である事はちゃんと認識していた。いや、だからこそ寒さを無視して全裸になった。
衣擦れの音が途絶えた。視線が私を捉える。
(…いつもなら、異性の視線が辛い…けど、今の視線は暖かいんだ…)
自分を捉える意識…播磨拳児という男の想いが流れてきた。
普段より熱く暴力的で、それでいて寒さをはね除けるように包みこむ柔らかい暖かさ。そして美しいと思ってくれている思考。
嬉しかった。
他の誰からも与えられなかった想いが確かにあったのだ。
「播磨さん…私…見て下さい。私だけを見て下さい…」
(そして…選んで…)
向き合った先に一糸纏わぬ男の姿があった。普段、夜中であっても外すことのないサングラスさえ無い、本当の播磨拳児という男がそこに居た。
「…妹さんよぉ…。イイんだな? 決めたんだな?」
播磨さんの言葉と思考が重なっている。初めてのオンナ。初めての行為。僅かな恐怖…そして情欲。
何よりも、私を…私という存在そのものをちゃんと見ていてくれている。
(…播磨さん、ありがとうございます。…絶対後悔しませんから!)
「あ…あの播磨さん。…その…妹さんって呼び方…、呼び方やめて下さい。姉さんの付属じゃなく…あの、その名前で…呼んで下さい…!」(…これで私の壁は全て取り払いました。播磨さん、後は…)…後はそう…。だけど、もう構う必要は認めない事にした。
一つは避妊。ちゃんと周期は測っていて、今なら大丈夫なハズ…。
…そしてもう一つ。いやもう決めたから、私はもう進みだしたから。
…だから先輩…そこで見ていて下さい。…じゃましないでいて下さい。
「あ、あのさ…妹さ…あ〜八雲さん…でイイか?」
「はい!」
播磨さんは不器用だけど真っ直ぐな男性。すぐに姉さんから代えてはくれないだろうけど、絶対に私を見てくれる人だから…。
(だから、私は躊躇わない)
「播磨さん…播磨さんの望むどんな事でも…して下さい」
私は今から…あなたに抱かれます。
私を愛して下さい。私だけを愛して下さい! 私だけの男でいて下さい!
(……ずっと…ずっといつまでも…)
愛してます
終わり
>>773の続きではなく、後書き。
尺が誤り、高野達が覗いているシーンはカットしました。
一応、これで終わりです。
今回の投稿は21刊の後日談として、@純愛系八雲 Aヤンデレ系八雲 B絃子の三本から選びました。
構想とか投下時間の制約から@を選び、ABは廃案です。まあBは…先日投下したやつの改改定版みたいなんで、あんまり意味なかったですからね。
あとヤンデレについては自分と周囲の捉えかたが随分違うんでねぇ…。まだまだ勉強不足ですよ。
とゆーところで逃走します。お粗末様でした。
乙 なんという寸止めw
保守
>>775 や なんと言うのか申し訳ないです。
エロっぽい描写は好きなんですが、エロ描写自体は好きになれないんですな。…人物がかけてないせいか、八雲が怪しい行動取りかけてたし、ページ埋めるまでには至らなかったしで、あそこで終わったワケです。
絃子と夏の1日を描いた「海の場景」っていうヤツがあるんだけど、やはりエロシーンが濃くないので書こうかどうか思案中です。
内容はぐっとシンプル。
高3の夏休み。絃子マンションに帰省してた播磨が絃子にせがまれ(強制)
どマイナーな小さな海岸まで遊びに行く話です。
ミニマムすぎで貸切状態の浜辺。流れは当然エロになります。播磨の胸中に絃子・八雲・妙とのエロ生活が横切ります。
ヘタレな播磨が結局流されて問題持ち越し。
とまあ、海に行ってエッチしただけの小話。
…さてさて多分どころか全くウケないだろーから書いても仕方ないんかねぇ。超姉おにぎり携帯保険医×播磨以外のカップリングは出来ないしなぁ…。
しかもエロ描写が微妙だし、どーしたモノやら…。
>>777 最終回がくそだったので、SS読んで憂さ晴らしさせてほしい・・・。
>>777 いっそエロパロでなくてIFスレ行ったらどうだろう
そっちのほうが向いてる気がする
ですよね。
でも
>>777で出したやつはエロ描写ありなんで、出すならココで投下します。それ以外でエロ描写ないSSならIFへ行きますよ。
保守
HOSYU
このスレの存在は知っていたがスレタイが『スクランスレ』だったので
そう言う良く似たタイトルの作品があるのだと思っていた
開いて読んだら、ウオォォォォーー!!
別に読む必要も無かった
で?
最終回にも出て来なかった奈良健太郎のエロパロを誰か書いて。
奈良………って無理だろ!
奈良………って誰だっけ?
幕張の人?
沢近家の執事さんだったかと
男子だと言うことしか覚えていない
たしか学園祭できぐるみを全部一人でやったキャラだったかな
奈良健太郎は最初は主人公並みの活躍だったぞ!
奈良も健太郎じゃなくてユージとかだったらもうちょっと活躍できたかもな
賢太郎だったらきっと活躍できたよ >奈良
犬太郎なら笑いを取れたかも
794 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:44:00 ID:+Zst+rgA
保守
奈良健太郎のことを絶対に忘れない……。
忘れないんだろうが活躍しないようでは
スクランのIFスレなんてまだどっかに存在すんの?
ロワっていうスクランの名前だけ借りたもののさらに二次創作とか
それスクランじゃねーじゃん
802 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 01:39:26 ID:M37SKp2c
保守
hountedの中の人、元気かな
特に断筆宣言も無かったから、リアでもふとした拍子に思い出して心配になったりする
「君が待っててくれる限り、必ず書く」と言ってくれた 数年前のあの日、
アンタは間違いなくヒーローだったよ
また、どっかのスレででも会えたらいいなw
そんじゃ、カラダに気を付けて!
アンタは間違いなくヒーローだったよ
みたいな台詞を何かで聞いたことがあるんだが、なんだったか
逃げた奴のことなんか思い出すなよ
つか終わってなかったのかアレ
何年やってんだと思ったものだわ
807 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:46:03 ID:ZjkPLO3x
保守
808 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 02:02:53 ID:O622KaZK
保守
最終回に出なかった奈良健太郎のエロパロを誰か…。
奈良「ぼ……僕、実は女の子だったんだ」
今鳥「……はぁ?」
奈良「ごめん、今まで騙してて……」
今鳥「ちょ、何言ってんだお前? 気持ちわりーなー」
奈良「……気持ち、悪い……だよね、気持ち悪いよね」
今鳥「こんな時間呼び出しやがって何かと思ったけど、うけねーギャグ聞かせるためかよー。はぁ、俺帰る」
奈良「ちょっ、待って! 待って今鳥くんっ!」
今鳥「なんだよー、俺忙しいですけどー」
奈良「どうしたら……信じてくれるかな?」
今鳥「まだ言ってんのかよー」
奈良「だって……!」
今鳥「しゃあねぇなー……じゃ、とりあえず胸触らせてみ?」
糸冬
そこで終わるのかよw
くだらねー!もっとまとものを書け!(#゚Д゚)ゴルァ!!
>>815 ホントに文句しか言わん奴だ
お前はどういうのがいいんだ?
>>813 つづき
奈良「…う、うん。いいよ、触って」
今鳥「じゃあ遠慮なく…って、冗談だよ! 誰がそんなキモイことするかっつーの!」
奈良「そんなぁ、たのむよ触ってみてよ!」ギュッ!
今鳥「こ、こら手を引っ張るなって、ちょっと、やめ…」フカフカ…
今鳥「(……はずむ感触……目眩…)」
奈良「……///」
今鳥「……えーと…じゃ、そゆことで…」
糸冬
ユカラキまだー
エロエロミコチンまだー
いい加減にしろ。もっと真面目に奈良健太郎のエロパロを書け。
>>820 テメェが書けや低脳! お望みのハーレムが見たいなら妄想でもしてろやボケが!
久し振りにIFスレのまとめにいって一日中SS読んでしまった……
824 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 08:30:39 ID:s+CYWPKL
ほしゅ
食品板から来ました
カレーおいしそうですね
しりとりしようぜ
しり↓
隣子
困った顔の八雲
悶絶する美琴
トチ狂った花井
イケイケ天満
摩耗した谷
肉奴隷と化した愛理
料理のできない絃子
子供を孕んだ美琴
友達のいない八雲
もっと欲しがる愛理
理不尽な天満
漫画家廃業した播磨
摩訶不思議な高野
罵って! お願い罵って絃子!
こんなになるまで何故放っておいたんだ……と、絃子は呟いた
ただ寂しくて、絃子の指はクレバスの奥へと差し込まれた。
たとえ今、播磨が部屋に入ってきても絃子はこの行為をやめないだろう。
今夜の刑部絃子は珍しく酔っている。
留守電の音だけが寂しく鳴っている。
暗い部屋に絃子は一人、そこはとても静かであった。
「たくっ、何してるんだ。絃子のヤローはよ」
電話を切った播磨は、画面を見ながら呟く。
「クリスマスだしバイト代入ったしで、一緒に飯でも食おうと思ったのによ。
どこほっつき歩いてやがるんだ? …まぁとりあえず家に帰って待つか…」
と、播磨はバイクにまたがり家路を急いだ。
「駄目だなぁ私は……」
絃子は一人自嘲した。部屋中に散らかるビールの空き缶が何だか哀れで面白くて、絃子は笑ってしまう。
「何をやっているんだろうなぁ、私は……」
はじめて彼を想い、一人指を走らせたのはいつだったろうか…
霞みのかかった頭で、ふとそんな事を考えてみる
だがその問いに答えるものは、絃子の中にすらいない
妄想の世界では、既に播磨の脈打つペニスが絃子の膣口に押しあてられていたから
播磨の侵入を待ち、潤み切った瞳をふせたとき…
『ガチャ』
牝の匂いの充満する、部屋のドアノブが廻った
「肌には自信が有るのに見せる人が居ないなんてね。 ウフフ」
全身を映せる姿見の前で全てを脱ぎ捨てて男を誘うようなポーズとる
その姿を3cm程度の超小型隠しカメラが捉えてるとも知らずに
先着順ということで
「た、ただいま……」
凍った空気の中で播磨はそれだけをやっと絞り出した。
正面に目を向けるとあられもない姿をした絃子。呼吸をする度に部屋中に満ちた女のすえた匂いが脳まで犯す。
視覚と嗅覚が……、いや五感全てが播磨の雄としての本能を刺激する。
これ以上ここにいたらやばいと、直感で判断した播磨はそそくさとその場を立ち去ろうとする。
「うん、俺は何も見てない。ここに絃子はいなかった。あいつに話があったんだがまたあとで……」
「待て」
ドアノブに手をかけ、そう言って部屋から出ようとした時、絃子の静止の声がかかる。
「待て」
先ほどよりも小さく、随分と弱々しい声だ。
絃子は俯き加減のまま播磨に近寄る。
近づいてくる絃子から播磨は食い入るように目を離せなかった。
どんな時も自分の中にあるはずの大好きなあの娘の笑顔が今は浮かんで来ない。
「い、絃子……」
「やっと帰って来たと思ったら、挨拶も無しか?」
クスクスと静かに笑う絃子。その姿はいつものソレとはかけ離れた物で、播磨は背筋に悪寒を感じた。
「随分遅いおかえりだね。どうせ君の事だからどこかの女とでもシケこんでいたのだろう?」
「し、シケこむって……何言ってんだお前?」
「しらばっくれないでもいいよ、今日はクリスマスだ。塚本君か、沢近君か……それとも、もしかして愛しの君とでも結ばれたかい?」
そう言う絃子は顔に穏やかな微笑を浮かべたが、播磨には何故かそれが単なる笑みではなく内にある何かを覆い隠す為の物である気がした。
「おい絃子、大丈夫か?」
「確認するまでもない、私は大丈夫だ」
絃子は穏やかな笑みを保ったままそう言った。
しかし、あまりに悲しい声だったので、播磨は言葉を失う。
「嘘ではないぞ……ほら…」
絃子は播磨の左手をとり、自分の胸に強く押し当てるとうっすらと頬を赤らめた。
「我が心臓はこんなにしっかりと鼓動を刻んでいるぞ……それに、こっちも…な?」
思わぬ不意打ちに、左手の感触に集中することしか出来ずにいた播磨は、今度は
右手の指先が触れている、ぬるっとして生暖かいものの正体に気付くのに数秒を
要した。
「ちょっ!? おま……」
待て、まさか、何故、など様々な言葉が播磨の脳裏に浮かぶがどれひとつ音にはならない。
播磨の意識と神経は右手に集中していた。
未知の感覚だった。そこはとろっとして、温かくて、やわらかくて、そして播磨をもっと欲しがるように絡み付いてくる。
「君はこんな状態でも何も思わないのかい?」
上気した声で絃子は問う。
「例えば……目の前の女を抱きたいとかさ? ……それとも私はそんなに魅力がないか?」
サングラスで播磨の表情は分かりづらい。
それでも播磨の呼吸が荒く激しくなっていることは播磨の耳元に顔を寄せている絃子にもよく伝わっていた。
だから自分自身も驚くような甘ったるい声で囁いた。
「今なら君に何をされても文句は言えないよ」
「よよっ、酔ってるのか!?そっ、そうなんだろ!いや、そうに決ま……」
絃子の発言を聞いた播磨は、半ば叫ぶように言う。
しかし、播磨は最後まで言い切ることはできなかった。
「た……」
「た?」
何故なら絃子がいきなり顔を真っ青にして、床に膝を付いたからだ。
「た、頼む……バケツ、持って来て……」
「お、おい! 絃子! 大丈夫か――って、おま」
「もう、ダメ……限、界……だ」
絃子は喉に手をやり、そして床に向かって思い切り――――
「うげ……」
吐いた。
おいw
お前らノリ良過ぎワロタwww
860 :
sage:2008/09/21(日) 13:54:08 ID:IU8gQPJe
おちの雰囲気はは本編色でてるw
これしりとりだったのか……初めて知った
気づくの遅い
末尾が「た」ばかりにならんように結構頑張ったんだぜw
つかエロパロでリレーやるといつもなかなか本番突入しない気がするw
いつかの携帯もなかなか入らなかったしな
まあぶっちゃけリレーのエロシーンは砂場の棒倒しだからな
棒が倒れかけてたところを引っこ抜かれた感じだなw
>>863 懐かしいな
あのリレーが自分のエロパロ初投下だ
前回は参加したけど今回は規制まきこまれ中で参加できなかったorz
規制解除された頃にはオチついてたしw
久々にエロ描きたかったけど残念
エロならいつでもかけるジャマイカ
870 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 18:30:47 ID:33Q/r5zn
あげ
donnna
872 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 03:54:19 ID:/wTmzTod
美琴の裸エプの続きまだ?
おにぎりが読みたい
ご無沙汰していました。
播磨のハーレムシリーズを書いていたユカラカキです。
>>456で書いた通り、今回は時系列を少し戻り、ヒロインは八雲となります。
ヤっている順番(時系列)としては
冴子・梢(カラオケ)→冴子・梢(屋上)→絃子(家で絡まれ)→円(体育館裏)→美琴(体育館裏)→絃子(朝フェラ)→八雲(今回の話)→美琴(裸エプロン)
裸エプロン後に、お嬢様登場予定です。
まずは、おにぎりから。
――部屋が暑い。
僅かに、汗が胸の谷間を伝う。
塚本八雲は目の前で執筆を続ける播磨に悟られないよう、熱い吐息を漏らす。
季節は冬。
冬休みも近づいてきたこの時期に暑い筈が無い。
八雲の体温を上昇させている原因は……播磨の"思考"だった。
「ホントにすまねー、妹さん。いつもいつも助けてもらっちまって……」
申し訳なさそうな声が八雲の耳朶を打つ。
同時に心の声も。
そうだ、助けてもらってるのに
こんなこと考えるな俺
妹さんの胸、でけぇ
ダメだ
もみてぇ
ヤメロ
梢みてーにたぷたぷと
考えるな俺!
集中し……
そんな場合じゃ
四つんばいにして――うおぉ、くそっ、勃つな!
情熱的な愛撫のように、八雲に欲情した"声"が心を犯しているのだ。
「ふぁ……」
つい、播磨の思考通りのコトを想像して、また甘い吐息が。
(播磨さん、こんなんじゃ……原稿……)
同時に全く進んでいない真っ白な原稿用紙を見て不安になる。
これを完成させなければ播磨は――。
◇ ◇ ◇
八雲が播磨から電話でヘルプを受けたのは数時間前。
慌てて指定された談講社26階の部屋へ駆けつけてみると……。
カーテンを腰に巻いて窓から逃げようとしている播磨が情けない顔で振り返っていた。
「インクをこぼしてしまって?
これはもう逃げるしかないとカーテンをくぐって窓から……。
でも、ここが26階だったことに気付いて途方にくれていたと……。
――じゃあ、とりあえず原稿を」
再生不可能な程にインクの染みた原稿用紙。
有名漫画家の原稿を滅茶苦茶にしてしまった。それはつまり――。
(なんとかフォローしないと、播磨さんの漫画家生命も……)
「頼む。助けてくれ妹さん!」
八雲に否応は無かった。
◇ ◇ ◇
その時は、普段通り何も聞こえず、何も見えなかった。
けれど、四足の小さな座卓に向かい合った時、播磨の瞳が胸元へ向けられた。
途端――"播磨の心"が視えるようになった。
自分に好意をもっている人の心が解る。その能力が播磨にも通じたという事は――。
戸惑い、そして紛れも無い喜びが八雲の心を覆った。
しかし、その声の内容は。
妹さんの胸――。
ぐっ、ナニ考えてやがる俺!
あいつらとは違うんだ
集中しろ
漫画に……
処理しねーと
冴子や梢を呼んだ方が
ちがっ
来てくれたのに 助けてくれるのに
失礼なコト考えるんじゃねぇ!俺!
妹さんは大切な――。
噂は知っていた。
播磨が、美人でスタイルの良い先輩二人を侍らせている。
可愛い子なら見境がない。硬派から軟派へ鞍替えした。
絃子先生や妙子先生とも関係している。デートしているのを見た――屋上でエッチしていた等等。
最近流れ始めた播磨の"噂"は酷く、実際、教室で女の子と連れ立っている様子をみたらしい姉の天満は、
「やっぱりお猿さんだったんだ!」と怒り心頭だった。
(……播磨さん。噂、本当に……)
心が痛む。
けれど、心の中で自分を特別に見てもらっていることもヒシヒシ伝わってくる。
だから――心は痛いまま、"嬉しい"という気持ちもまた、小さく芽生えていた。
それから十数分の間。
播磨は原稿用紙を目の前にしても筆は動かず、ただ己と葛藤していた。
播磨の八雲にに対する欲望、逆にどれだけ大切な存在かという力説。
欲望にねじ伏せられそうになる度、八雲のことを思いやる心もそれ以上の力強さで発露する。
それら全てが思念となって八雲を愛撫するように心へ入り込んでいた。
(熱い……)
憎からず想っている相手に、激しく求められ、気遣われ、絶対に傷つけないよう渾身の力で護られている。
その様子をずっと見せ付けられているのだ。
じわりと、身体が熱くなる。……下腹の辺りが特に甘い熱を帯びている。
「あの――」
「なっ、なんだ?妹さん!」
慌てたように播磨が返事をする。
少し前の思考は、矢雲の上半身を脱がした上、襲うように胸に吸い付いているところを
もう一人の播磨が一生懸命止めていた……という妄想だった。
「お話……自分で作るんですよね?」
頬を染めつつも懸命に話しかける。元の原稿用紙は真っ黒。物語の筋も覚えおらずネームも無い。
播磨は"自分で考えるしかねえ!!"と断言し、作業にとりかかったもののこの有様。
まずはコレをどうにかしなければならないのだ。
「お、おう!ちゃ、ちゃんと考えてるぜ」
「じゃあ、ラブコメの続きを……?」
「い、いや!それはダメだ!」
この状態でそんなもん書いたら――
播磨の思考が見えて、再び頬に熱が戻る。
「ホラ、似たものを描いたらニセモノってバレるだろ。ここはいっそ――甲子園だ!」
播磨がそう宣言した途端、八雲の目の前から"声"が消えた。
(あ、漫画の方に……?)
どうやら、漫画を描くための頭に切り替わったらしく一瞬で雑念が消えた。
見ると、すぐさま机に齧り付いてガシガシと物凄い速さでペンを動かしている。
――こういうところを見ると、八雲は彼のその情熱が少し羨ましくなる。
彼のこの姿がみたくて、自分はアシスタントを引き受けているのかもしれないとすら思う。
「よしっ!お次はバトルだ!!これが少年漫画の王道よ!!」
……情熱の方向は、かなり個性的ではあるけれど。
審判は魔王、ナインは操られて――等。
もはや甲子園とは全く関係無い構想を熱く語る播磨に気おされながら、八雲は、ほっと心の中で一息つく。
(もう大丈夫、かな?)
「……次はどうするんですか?」
「こーなりゃ、次は当然――お色気しかねぇぜ」
ドクン。
八雲の鼓動が少し前に視た播磨の"妄想"を思い出し、跳ねる。
「え……」
「俺は苦手なんだが、間違いなく人気はでる!」
何も見えない。どうやらまだ漫画脳のままらしい。
「ただ何を描けばいいかわからん……。妹さん何かいい手はねぇかな?」
「え……!?え……あの、じゃあ……」
頭に浮かぶ先程の妄想を振り払い、真っ赤になったまま八雲は浮かんだアイディアを囁くため播磨に近づく。
(……恥ずかしい)
八雲の提案は「相合傘」。
これには播磨も大いに照れていて、さっきのような淫らな妄想は一片も浮かんでいない。
それどころか――。
「そういえば……!前に読んだ漫画でこういうのあったぜ!」
八雲が近づいても全く動じず、漫画のコトだけで頭の中が占められているらしい。
ほんの少しだけ寂しく思いながら話を聞く。
主人公がヒロインとぶつかって押し倒してしまうという典型例を描きたい、とのこと。
「いける!これならいけるぜ!」
「で……でも、大丈夫なんですか?」
ベタ過ぎる展開もさることながら、あまり描く機会の無い構図は難しい。人体が重なるような形は特に。
「うーむ、実際にやってみて構図を掴めば大丈夫なはず!」
「え…」
「そのためには……やってくれるか、妹さん!」
純粋に漫画のことだけを考えているのだろう、"声"は見えない。
何より。八雲には……播磨の頼みは断れない。
播磨に見つめられると、どうしても助けてあげたくなってしまうのだ。
「あ……あの……ハ、ハイ……」
「よっしゃ、助かるぜ!!」
ぐっと握りこぶしを腰へ引いて笑みを浮かべる播磨。
そのサングラスに隠れた瞳が八雲を捉えた時――。
"声"が復活した。
あれ?
……なにやってるんだ、俺?
そんな形で妹さんに密着したら
ま、まて、落ち着け
考えるな考えるな!!
どわーーーー、復活しちまった!!
今
覆いかぶさったら 襲っちまう 絶対
ぐおおおぉぉ!
何か違う手を
そうだ!!!
そんな思考を爆裂させたかと思うと、播磨はずささっと八雲から離れて、畳に仰向けになった。
「さあ妹さん!!俺におおいかぶさってくれ!!」
下なら
襲われる方の格好だもんな
覆いかぶさられるなら
大丈夫なハズだ!
「………」
八雲の頬がみるみる熱を帯びてゆく。
(あ……れって)
視線の先には仰向けになったことで強調された足の間にあるモノ。
ソレが漫画脳から煩悩に切り替わった途端に膨張、今ではズボンを思いっきり押し上げ、その大きさを誇示しているのだ。
「あ!まず『あ』っていって転んでくれ」
まだ気付いてないのだろう、八雲から瞳を反らしたままの播磨から指示が飛ぶ。
「そうですか……『あ』」
自分でも棒読みだと思う声を上げて、ふわりと播磨へ向けて倒れ込む。
瞬間。獣のような男の香りが八雲を包む。
顔が近い、肌が近いのだ。
(ぁ……)
とくん。とくん。静寂の中、心臓の音が聞こえるような気がする。
妹さん
いい香り
喰いてぇ ダメだヤメロ
ぜってぇぇ、させねぇ
襲ったら
後悔 大切な――。
我慢 シロ
既に漫画脳は遥か彼方に消え去り、今、八雲の全身を播磨の欲望と理性が奔流のように駆け巡ってゆく。
(ぁ、播磨さん。こんなに私を……欲しがって……)
また、身体が熱くなる。
顔が、近い。肌が近い。良く視ると整った精悍な顔立ち。
もっと近づきたくて――つい、身体を沈ませてしまう。
たぷんと揺れる胸の先端が播磨の胸板へ。
うおおおおぉぉぉぉ
妹さん!近づきす
鎮まれ、ぐぁぁ!!
なんか、難しいこと考えろ俺!!
数式とかいいっていうよな?
いんいちが……なんだっけ?
うぁ、やわらけぇ
揉みしだきたい……吸いてぇ
やめろぉぉ
描き終えたら、絃子に頼んで
梢か冴子ん家でもいい いざとなりゃ城戸か周防に……
だから、妹さんには――
あんまりと言えばあんまりな播磨の思考に、八雲の心が燃える。
(播磨さんが、他の人の処へ……それは、いや)
力を抜き、身体全てを播磨にすっと預ける。
自分でも大きくなり始めたと自覚している乳房が、播磨の逞しい胸板でぐにゅりと形を変えた。
「はぁ……」
「ぬぉっ!!妹さ……」
「こんな、感じ――ですか?」
真っ赤になりながらも、そう尋ねる。
既に播磨の思考は欲望で染まりつつあり、腕は無意識か矢雲を抱きしめるように背に回され始めている。
「あ、いや……ぐっ」
「ぁ……」
そして、自己主張の激しいモノが丁度、八雲の足の間へ。
体重を預けるとぐぐっと熱を帯びた太いソレが、八雲の泉を制服のスカート越しに刺激してくる。
今や播磨のモノは完全にそそり勃っていた。
「妹さ……ん、逃げてくれ」
「え?」
苦しそうな播磨の声。
「すまねぇ、襲っちまいそうだ。俺ぁこんな男なんだ……ホント情けねぇ。頼む、逃げて、くれ」
サングラスが落ちる。
そこには泣き出しそうな播磨の瞳。
野生的ながら整った顔立ちに、悔しさを湛えた瞳の色。
トクン。トクン。
熱い気持ちが鼓動を早める。
思わず微笑が浮かんでしまう。
その瞬間、八雲の心は――解放された。
「大丈夫、です」
ぐっと腰を落として播磨の欲望の証と、自分の秘所を制服越しに密着させる。
「どわっ!」
「あの――苦しそうだから、その……こちらもお手伝いします……」
クスクスと美術室で会ったあの子の笑い声が聞こえるような気がした。
"この期におよんで、まだそんな言い訳?"と。
「手伝いって……そりゃ」
「播磨さんの。え……と、シたいよう……に、して下さい」
播磨の頭の中で繰り広げられていた妄想を思い出しゾクリと背筋が震える。
(私、あんな風に……)
突然、ぐっと身体が抱きしめられた。
「すまねぇ、ホント。妹さんには頼りっぱなしで……こんな」
ぐりっ、強く熱いモノが押し付けられる。
「ふぁ……だ、大丈夫……ですから」
顔が今までよりずっと近くなる、自然と瞳を閉じると。
唇に温かな感触。
(ファーストキス……播磨さんと)
やわらけぇ
傷つけないように
たっぷり犯してやる
やめろ!優しくだ
妹さんの気持ちを――
すまねぇ
もう、我慢は
うぉぉ 妹さん
好きだ
優しい でも天満ちゃんを
でも妹さんは ぐぉ 俺は――
混乱した思考の中で、播磨の欲望と好意と謝意が八雲の心を侵食してゆく。
唇を通すと、その感情はハッキリ把握出来た。
(好き……って想いが少しだけ……。ぁ――嬉しい)
ゾクゾクゾク。
数多の少女と関係を結んで、獣欲のままに貪っている男。今も八雲で性欲処理をしようとしている。
それでも、播磨の心に僅かな"好き"があるだけで、八雲の心は満たされてしまう。
その好意を播磨の心に残す為ならば何でもしたくなってしまう程、嬉しい。
(私――播磨さんが、好き。こんなに……)
まだ言葉にして伝えることが出来ない。だから――。
ちゅぴ……。乱暴に差し込まれる舌を迎える為、唇を開く。
"不器用ね。まあ、いいわ。面白い展開だし"
また、声が聞こえた気がした。
ここで前編終了です。
後編はエロエロ、甘甘三昧になる予定です。
この作品が終わった後は、ミコちんとお嬢様の親友丼をと考えています。
ではではー。
まさかの投下に感謝します
ヤクモン可愛えーのぅwww
乙乙
しかし八雲完璧にダメ男に騙されるパターンだ・・
ふぅ・・・・・・
乙だコンチクショー!
八雲かわいいよ八雲
ところで塚本家お泊りはどうなったんだ
>>885 GJ
もうここには誰も来ないのかと心配してました
つか前編だけでも十分エロスww
この播磨は次々に妊娠させて大変なことになりそうだw
前後編といわず前中後編にして欲しいな
896 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 07:51:34 ID:dhjuk3Nh
保守
冴子梢編もまた読みたいです><
ほす
この播磨には是非晶さんも攻略してもらいたい
900 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 22:27:35 ID:SSSPqOwp
保守あげ
カレーは本当にいなくなったな
真っ先に食われそうな妙さんはどうなんだろう
そういえば妙ちゃんいないな
>>903 実はもう播磨の子を孕んでいて、産休なんだ!!
晶だけじゃなく一条さんやサラ、ララとかも堕とされて気付けば天満以外名前の出てきた♀キャラを孕ませて欲しい
そしてようやく播磨と女性達の性活に気付いた天満に
「お、お猿さんだよ!!播磨くん!!」
と指を指されて欲しい
花井のハーレムとかないのかね
美琴晶つむぎ稲葉サラ、ってところか?>花井ハーレム
>>907 で、真面目な花井は正常位しかしなくて、野獣のような荒々しいHの播磨に寝取られるんですね?
わかります
ないなら書けばいい。誰も止めはしない。むしろ支援する
ところで肉じゃがマダー
むしろ花井のような優等生が女にのめりこみすぎて堕ちていくほうが萌える
対八雲見てるとあんま堕ちていきそうなのめりこみ方はしなさそうだけどなw
>>905 沢近の母親と祖母さんも孕ませて欲しいw
というか、沢近本人はまだお手つきじゃないんだっけ?
だったら、まずはお嬢をラブラブHで篭絡するしかないじゃないか!
ミコちゃんが一番好きな女キャラなんで、一連のシリーズは大好物だったけど、
原作でも脈アリの沢近をイチャつきながら孕ませる展開は来るものがある。
花井ハーレムに八雲はいないのかよw
播磨と花井にサンドイッチにされる八雲希望
播磨のハーレムに天満がいないようなもんだ
そりゃ本命ゲットできちゃったんならもう他の女子には行く必要がないからなw
ハーレムじゃなくてただの王道や袴にしかならん
播磨にしろ花井にしろ
本命がちゃんといるからこそ他の女子はみんな似たような扱いになって
そこにハーレム妄想をする余地が生まれるわけで
>>912 沢近の祖母さんっていくつだよw
ユカラキさんの書くキャラは本当にエロいな。
特にミコチンがあまりにエロいせいで自分も鉛筆でエロパロが書きたくなったじゃないか……
ぅpよろ
単発画でもかまわないと思うオレガイル
918 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 02:15:38 ID:jhCEXpwT
保守
鉛筆って絵じゃなくてカプの名前だろw
播磨が美琴に誘われて家に行った回はwktkして十年振りにマガジンを買ったもんだ
儚い夢だったがな…
夏休みの頃は「播磨の相談相手」ポジションに美琴がおさまると思ってたんだけどなあ
まさか八雲が播磨と絡んでくるとはw
923 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 17:26:52 ID:iiV62/Hj
Age
カレーももどってこんかね
ユカラカキ氏の播磨ならサラも美味しく頂いちゃうだろうよ
たしか、最終回間近で塚本家に播磨、八雲、サラの三人で同居したんだっけか
…………その設定で暫くやっていけば良かったものを……チクショウ
悔しいから妄想
・前から播磨と八雲の仲を怪しい(深い仲?)と踏んでたサラは出掛けた振りしてコッソリ戻る
・案の定、朝っぱらから台所でズコバコヤってる場面を覗き見てしまう
・シスターなれどもオープン且つマイルド気質なサラは興味深々に見つめる
・そんなサラの気持ちを極太明朝体でハッキリ捉えた八雲は播磨が一発中出ししたのを景気にサラに急接近
・不意をつかれてアワワなサラを羽交い締めにしてゆっくりレズりだす(レズ行為は沢近、周防、絃子、葉子、妙その他と経験済み)
・八雲「サラ…ずっと一緒に……いいよね?」
サラ「…ひ、ひょろまっへひぇ」
八雲「播磨さんの事…嫌いじゃないでしょ…?」
サラ「……………ぷ、ぷろばぶりぃ」
八雲「播磨さん」
播磨「皆まで言うな妹サン…(クワッ!)孕ませるぜえ!」
サラ「ひえっ」
八雲「播磨さんそれ違」
フウ、近い内にちゃんとして書こうかなあ
奇遇だな俺の妄想は
・同居を開始する播磨八雲サラ
・その日播磨は八雲とサラがレズっているところを覗き見
・サラに前を奪われそうになって拒否する八雲
・次の日サラは播磨と八雲を眠らせて監禁
・ほとんど脅迫状態で播磨に八雲を奪わせて、あらためて八雲をごちそうさまするサラ
フウこの三人はおいしい関係だぜ
時折お嬢が家に来る
八雲を食べてる播磨を目撃
お仕置きしたあと自分も食べられる
ここの住人の妄想力には舌を巻くぜぃ
929 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 13:01:45 ID:xkc59F/n
保守
花井関係は少ないね
エロにもっていきにくいのか?
花井はSS自体少ない
乙
しかし長いな・・・こんだけの量を書こうとするのはたいしたもんだ
エロパロならもうちょっとエロくていいと思う
乙
たしかに長い…エロパロなんだから心理描写は短いめでどうかと
各キャラの心理はともかくナレーターの考えは必要最小限でお願いしたい
なにせ俺は、ナレーターには思い入れがないんで
え〜とですね。Ifスレにも投下してるんですが、エロ描写のある純愛モノなんです。
結果、半端な描写になってしまい、申し訳ありません。
エロ成分が高いのは高野ルートです。もう少しお待ち下さい。
大作乙
確かにエロが足らんなw
まあ、Ifでやれる内容でもないし、こういうのもいいんでない
何も言われずとも勝手にくわえちゃう八雲はいい
一つ気になったのは高野と一番古い付き合いなのって沢近じゃなかったっけ?
エロ純愛もそれはそれでアリだわな
しかしエロパロである以上、エロ分には結構期待がかかる罠
+ 拳児×八雲がくっついて始まってる
+ エロ描写のある純愛モノ
――――――――――――――――――
A. 八雲との濃厚なストーリーの連続
どもです。
もちょっとだけ説明させてもらいます。
晶と沢近の矛盾ですが、本編とガイドの差異はもとより、イタリア編はカット。
かなり改変してあります。
第3期6話Cまでお待ち下さるよう願います。本当申し訳ありません。
GJ
なんというか晶と絃子の性格が変に感じる。
あと話の流れがどれも寸止めって感じで欲求不満感が…。
>>932読み物として普通に面白い
各ルートの完結まで付き合わせてもらいますw
八雲が〜(*_*)
>>943 あれもう見れるっしょ?
何故か途中すっ飛ばして高野ルート書いてるしw
なにやってんだかな
>>943 いちおう書き手さんの意思を尊重しようかと思ってw
まとめて読みたいってのもあるけど
あ〜どもです。読んでくださりありがとうございました。
『まだ見ないでね』は一応できてます。
ちょっと八雲が黒くなり、修正してまして今夜には八雲ルートできます。
上で書いた人いますが、高野の過去編もできてます。こちらはもう少し待ってくれたら幸いですが、読んでもらっても大丈夫だと思います。
乙です
そろそろコテ付けてみては?
八雲の黒さが修正されてる・・ちと残念
高野と傷害沙汰になって最後は自立した沢近に播磨を横から取られて欲しかった
949 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 03:17:37 ID:vXSqMu19
保守
寝とられモノってあり?
相手次第じゃね?
個人的にはあり
952 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 00:59:44 ID:C1nsfrMy
保守
寝取られだぁ?
大好物です、はい
天満を寝取る播磨でひとつ
やりかねんよ、奴は
沢近さんから播磨を寝とるヤクモンで一つ
ありだけどスクランで寝取られになりそうなのっているかな
沢近が吉田山に取られるとか?
女が男を奪うのは寝取りっていうんだっけ?
袴成立するが八雲が播磨に未練あってやっぱり播磨に転んじゃう展開が見たい
おまいらなにをいっている。
いまもっともタイムリーなネタは、妊婦のミコチンを播磨が寝取る話だろが!
公式でミコちんに花井の精子がドバドバ注ぎ込まれたわけですか
961 :
花摘み:2008/12/21(日) 22:09:10 ID:Ht2E0KDZ
意外と好意見が多いようなので寝取られモノ投下します
寝取られを知らない方に簡単に説明しますと
両思い、また片思い、もしくはいい感じな相手を他の人間に奪われるジャンルです
NTRとも言います
苦手な方はスクロールかNGしてください
内容は#231のIFでカプは一条×鈴木です
962 :
花摘み:2008/12/21(日) 22:11:21 ID:Ht2E0KDZ
平日の横浜中華街は陽が落ちていくにつれて少しずつ人影が増えていく。
「ごめんね。今日はつきあってもらっちゃって」
「いえ、私も今日は暇でしたし」
冬も半ば以上過ぎたがまだまだ日の出てる時間は短い。
既に薄暗くなった街を歩きながら一条は小さな不安に襲われていた。
(なんか……。言われるままついて来ちゃったなあ。用事があるとはいえ、これってデートよね)
今、一緒に歩いているのは今鳥ではなくバイトの先輩の鈴木だ。
一条にとって鈴木は信用の置ける先輩だ。
面倒見がよく、バイト中もずいぶん世話になっている。
しかし自分の想い人以外の男と二人きりでいて平気でいられるほど一条の異性との豊富では
なく、この状態に今鳥に対しての罪悪感を感じずにはいられなかった。
(今鳥さんが見たら……妬いてくれるかな? 放っておく? ……私がもっとオトナになれば振
り向いてくれるのかな)
それでも鈴木の誘いに流されるようについて来たのは今鳥に対して僅かに反感があったからか
もしれない。
これまで一条としては今鳥に必死にアピールしてきたつもりだ、その甲斐あって二人の距離は
確実に縮まってきたとは思う。
しかし今鳥が自分を女性として見てくれてるのかという不安があった。
彼の周りにいる女の子達は誰もが大人っぽく魅力的で、正直コンプレックスを感じていた。
963 :
花摘み:2008/12/21(日) 22:12:33 ID:Ht2E0KDZ
「ここだよ」
鈴木の後に従い、ぼんやりとした明かりの灯った階段を降りた先は一条には見慣れぬ空間で
あった。
テンポの良い音楽が響く室内には人波が揺れ、喧噪に満ちている。
天井からのカクテル光線に彩られる空間はどこか淫靡で薄暗く、同じ日本だとは信じられな
い。
実際、中には外国人も多く見られ、一条にとっては何もかもが未知の体験で言い知れぬ恐怖
に駆られた。
「緊張してる? 大丈夫ついててあげるから」
鈴木が自分の不安を察してか優しく声をかけてくれるが、それに答える余裕もなく、目の前
の異質な光景に視線を彷徨わせていた。
本当は今すぐ帰りたかった。
しかし鈴木の心情を慮るとそういかず、それに鈴木に対してそれなりの信頼はあった。
(わからない私……。平気……!? ホントに平気!? 今鳥さん!!)
今鳥は一条と鈴木へのむしゃくしゃを吹き飛ばすため、だれかれ構わずかけた誘いに唯一応
じてくれたのは自分の天敵とも言えるララだけだったが、彼女ともララの用事が終わってすぐ
に分かれた。
結局、暇を持て余した今鳥は冴子達と合流した。
目まぐるしく変わる今の彼女達の話題は中心は横浜に来ている有名なDJの話だ。
「横浜かー、行ってみる?」
女の子の一人が皆を誘うが、今鳥は乗り気なれなかった。
今日はなんとなく一条の顔は見たくない、横浜には一条がいるはずだ。
「やめよーぜ。俺、今日はあんま遠出する気になんねーよ。どっか近場楽しもうぜ」
964 :
花摘み:2008/12/21(日) 22:17:03 ID:Ht2E0KDZ
以上です。
今回は導入だということもあって短くてすみません。
内容も原作のトレースですが次の話からはオリジナルに分岐していきます。
なるほど、一条だったか
考えてみれば適任だね
今後、繰り広げられるであろう鬱展開に、早くも不安と期待が隠せないw
ここで聞くことじゃないかもしれんけど
この場合一条が今鳥でなく鈴木に転んではじめてNTR?
そだね
でも、今鳥視点じゃないと寝取られとは言わないと思う
一条視点だとただの浮気体験談w
別に一条視点でもNTRって言うけどな
>>932 今さらだけど面白い
続きに期待してます
7話のまだ見ないでくださいはいつになったら取れるんだ?
6話まで終わってるからもういいだろうに
最後まで書いた後で直したくなる部分だってあるだろ?SS書いたことないの?
オレ含む大抵の住人は書いたことないと思うけど
というわけで投下よろ
ユカラカキさんは次スレ建立の時を待っていると見た。
ユカラカキさんのミコちん妊娠SSが見たいです。
「おら周防、膣内に出すぞ!」
「うほっ、おほっ、妊娠確実ぅ!」
長編書くと整合性とかも出てくる大変なんかね
ユカラユキは播磨主人公のハーレムもの書いてた人。
冴子&梢→絃子→周防の順で落としたとこで止まってる
近雲編とか早く見たいぜ
近雲は落とすまでもないからなあ
むしろ落とされる側というかw
なるほど
じゃあサラとか?
>>977 ユカラカキさんは八雲編前編
>>874まではいっています。
後編を10月から全裸で待っててカゼをひきそうです。
>>978-979 大人のお子様ランチかwwww
恋愛的には落とす必要はなくても、性的に堕とす余地があるから楽しめそうだな。
普通ならただのラブラブHになるところを、播磨の遠慮なしの変態ドFUCKでイカされ中出しされまくる沢近と八雲。
沢近と八雲で競わせてみてもいいし、沢近とミコちゃんで播磨をめぐる因縁を再発させてもエロくなりそう。
その3人娘を泡姫にしてソープランドごっこさせるのもいいね。 プライドの高い沢近を商売女扱いするとか悶えるわ。
個人的に一番見たいシチュは家人の寝静まった周防工務店の風呂場で沢近orミコちゃんとラブラブ変態SEXかな。
朝、起こしに来たミコちゃんにのお早うの挨拶と称して抱擁&ディープキスをしながらの手コキを義務づけたり、
連休前に2週間のSEX禁止令を出した後、禁止期間明けの連休には3日間チンポを抜かずに生活したりするんだ。
そんなシチュエーションをユカラカキ氏のねちっこい文章で読んでみたいです。
播磨に色々命令される八雲が見たい
スクランは純愛が多いよね