ガンスリンガーガール 5人目の義体

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1名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:36:20 ID:CLSZzAaK
【懐かしい記憶、忘れたい事実…あふれる涙が過去を語る。】

ガンスリンガーガールスレ(エロパロ&文章創作板)
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1063912806

ガンスリンガーガール 2人目の義体(エロパロ&文章創作板)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1099669994

ガンスリンガーガール 3人目の義体(エロパロ&文章創作板)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115286133

ガンスリンガーガール 4人目の義体(エロパロ&文章創作板)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178375722/l50

2名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:40:55 ID:CLSZzAaK
テンプレ

■ガンスリ関連スレ
【義体】ガンスリンガーガールPart.6【少女】
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1188276793/l50

【薬物】GUNSLINGER GIRLスレ 7挺目【人体改造】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1146930153/l50

【作戦2課】GUNSLINGER GIRL【義体棟101号室】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1142944647/l50

GUNSLINGER GIRL ガンスリンガー・ガール 47挺目
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1179638722/l50

相田裕「GUNSLINGER GIRL」#60
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/comic/1188803580/l50


■まとめサイト
GUNSLINGER GIRL.‐二次創作物無断転載倉庫
ttp://tokyo.cool.ne.jp/gunslinger-girl/
がんすり保育園(保管庫)→ゴリラパワー
ttp://inpot55.hp.infoseek.co.jp/
MEDIA GUN DATA BASE(作品中に使用された銃器の解説あり)
ttp://mgdb.main.jp/pukiwiki/index.php?%A5%AC%A5%F3%A5%B9%A5%EA%A5%F3%A5%AC%A1%BC%20%A5%AC%A1%BC%A5%EB


■その他
JEWEL BOX(相田裕公式サイト。現在休止中。各種情報やイラストは不定期に更新)
http://www.remus.dti.ne.jp/~jewelbox/
月刊コミック電撃大王
http://www.mediaworks.co.jp/special/daioh/index.php
メディアワークス「GUNSLINGER GIRL」専用サイト
ttp://www.mediaworks.co.jp/d_original/gunslinger/index.php
TVA「GUNSLINGER GIRL」公式サイト
ttp://www.gunslingergirl.com/
北米版アニメ公式サイト(トレーラー有り)
ttp://www.gunslingergirl.tv/index.htm
ゲーム公式サイト
ttp://www.dimps.co.jp/gunslingergirl/index.html
3名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:43:20 ID:CLSZzAaK
なんか書き込めなかったんで、新スレたてました。
対応が間違っていたら、ごめん。
4名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 04:31:38 ID:mqqg+NZ5
>>1

どうやら前スレは落ちていた様なので、何も間違っていないと思います。
5名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:54:56 ID:KNif6hWd
>>1
6公社の十日物語:2007/10/03(水) 00:22:09 ID:Aos8dJNI
クラエスは、トリエラが本気で怒ってなんかいないことをわかっていた。
だから、トリエラのヒルシャーへのツンデレ状況に、
つい面白がってつっこみを入れたくなるのだった。
また、トリエラをからかうことは、ルームメイトである自分の特権だとも思っていた。

「それでね、アントーニオには、まず、私の口の中で激しく暴れてもらうことにしたの。
多分、彼は、女性にフェラされることすら、初めてだったかも。
だから、私も最大限の能力で奉仕したつもり。
彼のシャフトには口のみで愛撫し、彼の睾丸を両手で、やさしくもみしごいていったわ。
私の知る限り、男性の射精は、ペニスを愛撫すればそれでイイというものではないの。
わかるでしょ?単なる振動と摩擦だけで射精できるなら、
私たちのような高度な義体に複雑なプログラムを組まずとも、
ただのシリンダーデバイスがあればいいことになるわ。
義体が男性を抱くということの価値は、
男性が射精したいと思うような精神的な状況を創りだせるという点にあるの。
幸いにも彼は、私に強い関心をもっていたから、
私が彼にちょっと甘えてみせれば、彼の精神的欲求は、満たされたわ。」
「へえぇー、クラエスの甘え方ってさ、どんな感じ?」

ヘンリエッタが興味津々で聞いてくる。
クラエスは、ロウソクの炎で輝く眼鏡をわざと外し、
それを丁寧に折りたたんで眼鏡ケースに収める。
眼鏡を外したクラエスは、妖しい瞳をロウソクの炎で輝かせた。
そして、自分の髪の毛の先端を唇に咥えると、
それをスルリと横滑りさせ、舐めて見せた。
髪の毛が唾液の湿りできらきらと輝く。
きっと、彼の前でもそんな淫靡な仕草を見せたに違いない。
7公社の十日物語:2007/10/03(水) 00:24:28 ID:Aos8dJNI
「そう、こんな感じよ…」

クラエスの一人芝居が始まった。

“ねえ、あなたのものになるなら特別な思い出が欲しいわ。
新型生殖器の試験という名目のために普通に抱かれるなんて、
いやっ!あなたの女になったという徴を身体に残したいの。”
”クラエス、君は、僕たち若い技師陣のあこがれの存在なんだ。
僕だけのモノになれるわけないだろう?”
”やめてっ!私だって好きで、多くの男に抱かれてるんじゃないのよ。
だって、断れるわけないじゃない!
私には、命令に従うことが快感になるように条件付けされているのよ!
あなた以外の命令でも、喜んでこの身体を開くわ。
だから、他の人がしないような難しい命令をあなたにして欲しいの!
言って!他の人が考えないような、あなただけの愛し方を私にさせて!
あなたが創ってくれた、この生殖器を使うの初めてだから、
私には、あなたをこれで満足させる自信がないの。
…でも、こっちの方なら…きっとあなたを満足させられると思うの…
ねえ、私のここへあなたのミルクを注いで欲しいの…
ここなら、体外へ排出されないで、私の身体に吸収されるわ。
せっかくのあなたの愛を捨てたくないのよ…”
”そんな…く、口に射精だなんて、そ、そんな乱暴なことできるわけないだろ!
今まで、僕は、女性とつきあったことなんて無いんだ。
でも、だからこそ、女性には真摯な態度で臨みたいって思ってる。
君の身体を造るときも、その気持ちに変わりなかったよ。
君にとって幸せをもたらす身体になって欲しいって。”
”ありがとう。うれしいっ。
だったら、私、お礼をしないといけないわ。
新しい身体を造ってくれたお礼、ねっ?私に、あなたの味を覚えさせて!”
”クラエス…ホントにいいのかい?”
”ええ、そうして欲しいの…
あなたがそうしてくれれば…
私、忘れないわ。
あなたの匂い、味、形、大きさ…全てのデータを保存し続けるわ…”
”僕のって、大きくなるから、きっと飲みにくいよ。”
”大丈夫、絶対に上手に飲んでみせるわ!
あなたの大切な命のタネだもの。”
”君を乱暴に扱ってしまうかもしれないよ?”
”あなたが創ってくれた身体ですもの。壊れたりしないわ!”
”ほらっ、あなたのここが、私の中へ入りたいって言ってる…イイ匂いがしてる…”
8公社の十日物語:2007/10/03(水) 00:26:26 ID:Aos8dJNI
「…って感じよ。」
『きゃーっ!!クラエスのエッチぃ!』
「彼のモノを咥えたら、彼ったら、ものすごい勢いで腰を振り始めたわ。
フェラチオをしてあげる予定だったのに、イラマチオになっていったの。
彼のサイズは、すぐに大きくなって、私の口内には、収まらないようになったしね。」
「あれって苦しいよね。息ができなくなっちゃうもの。
いきなり喉奥へ射精されたら、味を愉しむ余裕なんてないよね。
ジャンさん、こぼすとすごく不機嫌になるしぃ。」
「私は、舌先を常に彼の銃口に接していたから、
射精のタイミングは、わかっていたわ。
カウパー腺液が先走り液として分泌されるでしょ?
精液の味を愉しみたいのなら、
亀頭部分を喉奥から唇先へと移動させておくのが基本よ。
予想通り、3分で口内射精できたわ!」
「早っ!!ジャンさんは、30分以上愛撫しないと射精してくれないよ。
それって、そーろーって言うんじゃなかったっけ?」
「私のテクが、イイからよ!
ふつうの男性は、こんなものよ。
でも、彼のすごさは、早さではなく、その量にあったわけ!」

トリエラとヘンリエッタも、リコに負けずに、身を乗り出してきた。

『精液の量?』
「そうよ。彼の射精は、1発で50ccぐらいはあったわね。
一般人の約10倍。私とのために何日も溜めてきてたみたい。
自慰を何日間も我慢するなんて、つらかったでしょうね。
ビュッビュッゥーって感じで量もすごかったけど、その粘性もとびきり濃くて、
最近飲んだ中では、極上の濃さとねばりだったわ。」

クラエスは、ミルクポッドをつかんで、ティーカップに注いでみせる。
それも、たっぷりと注ぐものだから、
紅茶の色は、みるみる乳白色のミルクティーへと変貌した。
そして、かき混ぜることなく、それを紅い彼女の唇の隙間へと注いで飲んで見せた。

「ふう。美味しいわ。ミルクをたっぷり入れて飲むのもたまにはいいものね。」
9公社の十日物語:2007/10/03(水) 00:28:30 ID:Aos8dJNI
クラエスのさっきからの挑発的なサインに、
リコもヘンリエッタもトリエラもまんまと誘導演出に乗せられていった。
義体は、テロリスト相手に視線誘導を仕掛けられないように防御する術を知っていたが、
クラエス先生には、とても敵わなかった。

「そ、それで、味はどうだった?
どんな精液でも美味しく飲めるんでしょ?彼の味は?三つ星?それとも二つ星?」

トリエラが、興奮気味に聞いてくる。

「そうね、味は…」

クラエスは、脳内データバンクに検索をかける。
過去、彼女の口で昇天させた男性の人数…
口内射精させたのべ回数…1発の射精量…粘性の濃さ…

「わたし好みの味ランクでは、第16位ってとこかしら。
残念ながら、少し蒼い匂いが強すぎ。
さわやかな童貞の味って感じかしらね。
一つ星にすら値しない味よ。
でも、彼が、私の口内で果てるとき、
”クラエスぅ!!”って叫んだところは、好感が持てたわね。」
「でも、量が多いってのは、やっぱり満足できた証拠かも!
ジョゼさんも、私と69したときの方が、フェラで射精させたときより多いもの。」
「それってさあ、1発目か2発目かの差じゃないの?
ヒルシャーさんなんか、1発目の量が2発目の10倍くらい多いよ。
だから、最初のは、飲んであげるんだけどさ…」
「トリエラは、2発目以降、飲まないの?
私、ジャンさんに、全部飲めって教わったよ。」
「あのね、リコ、精液は、もともと飲みものじゃないの!
あれは、正しくは、膣内に射精すべきモノで、
ちゃんと子宮までたどり着いて意味をなすのよ。
知ってるでしょ?赤ちゃんのでき方。」
10公社の十日物語:2007/10/03(水) 00:30:36 ID:Aos8dJNI
「ハイ!私は、そこもとられちゃったから、
トリエラみたいにわがまま言いません。
ジョゼさんがくださったものは、みんな美味しくいただいちゃいます。
子供を作れない私たちにとって、
お口への射精も膣への射精も同じ意味があると思います!」
「いい子ね、ヘンリエッタ。
担当官のものを飲むたびに幸福感を味わえるんでしょ?」
「もう、さいこーの幸せ!
ジョゼさんが出すとき、”ヘンリエッタぁ”って叫んでくれるから、
私もついつい気合い入っちゃうの!」
「ジャンさんは、膣に出したモノもちゃんと舐めとって飲めって教えてくれたよ。
トリエラは、お腹の方は、捨てちゃうの?」
「あのねっ!話の方向が違うでしょ!
担当官がそうしろと仰るのなら、私たち義体に拒否はできないの。
でも、クラエスが言うように、
私たちは、担当官のモノを美味しく味わえるように造られたんだから、そうしてもいいわよ。
ただ、口への射精と膣への射精は、意味が違うと思ってるの!」
「つまり、トリエラはさ、口よりも膣に出される方が好きなのよね。のろけてるぅー。」
「ち、ちがうわよ。どっちも好き!
ただ、1発目の量が多いから、膣に出されるとこぼしちゃうでしょ?
シーツ汚されるくらいなら、飲む方が、ましと思うからよ!」
「ハイ!今のトリエラの論には、問題があると思います!
担当官からの愛の証である精液で、シーツを汚すという表現は、
担当官への侮辱、ひいては忠誠心低下の疑いがあります。
クラエス先生、私ならジョゼさんの精液がしみこんだシーツなら、喜んで眠れます!
きゃっ!言っちゃったぁ…なんだか私、エロエロ少女って感じ?
ああ、こんなことジョゼさんに言えないわ!」
「私、ジャンさんの言うとおりにしてるだけで、別にエロくなんかないよ?
ジャンさんが、飲めって言うから、飲んでるだけ。
お腹に出された精液もきれいに舐めろって言うから、飲んでるだけだし。
仕方なく、やってるだけだよ。
でも、シーツにこぼしたりしたら、ジャンさん、すごく怒るから、こぼさないように飲むの。
私って、エロくないよね?」
「く、クラエス…は、話、戻して!なんか、頭痛くなってきたわ…」
11エロ小説は勃たせるだけじゃ駄目なんだぜ!:2007/10/06(土) 02:13:45 ID:Sr1wHCsq
>>1おつ
【懐かしい記憶、忘れたい事実…あふれる涙が過去を語る。】

無駄の無い簡潔なテンプレは好感が持てます。
…が、しかしこれは単行本Vol.4からの引用です。
引き継ぐなら安易にコピペで済ますのはいけませんね。。。。

書き手不在(というかスレ放置?)でスレが落ちたのは、
まあ仕方ないでしょうが新規に立てたのなら
「ガンスリンガーガール 5人目の義体」は、Vol.5の
【守りたいひと、守るべきもの】にすべきだったと思います。

あるいは、【褒めてくれないんですか―――命令通り…敵を倒したのに…】でも可。




では、わたしは『社会福祉公社』敷地内の夜間哨戒任務へ―――ROMに戻ります。ノシ
12名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 18:17:07 ID:xcC5zIFe
 
13名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 14:46:22 ID:Ot7fsNjY
age
14公社の十日物語:2007/10/27(土) 21:27:30 ID:NAUTn4ff
トリエラは、自分が常に義体たちの中で年長者として振る舞わねばならないと考えていた。
そのため、クラエスが、どんなにきわどい猥談を聞かせても、
自分だけは、冷静でいなければならないと思うのだった。

”担当官への忠誠心と愛情は似ている…。”

条件付けで、性的な嗜好から、本能的な行動原理までを縛られているというのに、
トリエラは、その条件付けと自分の自由意志とのジレンマに柔軟に対応できていた。
それは、担当官であるヒルシャーが、条件付けの投薬を極めて少なくしてきたことと、
トリエラの自由意志を常に尊重するようにしてきたからだ。
そのため、義体としての忠誠心が低下しても、
女としての愛情を強化することにつながっていた。
こうして目の前のクラエスが、悩むことなく男性と深い関係になれる姿を見て、
トリエラは、自分の意志で男性を選べることの幸せに気がつかされたのだった。

”欲望と愛情もすごく似ているんだ…”

条件付けで、性的嗜好すらも制御されていることさえ幸せだと感じる私たち…
自分に自由意志があったなら、どんな異性との出会いや喜びがあっただろうか?
でも、条件付けが、不幸だとは思わない。
だって、義体化されなければ、私たちは死んでいたのだから。
生き続けていく義体には、担当官とメンテナンスが必要だ。
そして、精神を安定させるためには、担当官とのセックスも必要なのだ。
少なくとも私たちの担当官は、男として超一流。
欲望を満たし、愛情を育むことに何の不満があろう?
ならば、年長者としての私の役目は、
みんなの条件付けと愛情を整合させてやること…なのかもしれない。
15公社の十日物語:2007/10/27(土) 21:30:45 ID:NAUTn4ff
「条件付けの甘いトリエラには、私の体験談は面白くないかしら?それとも、羨ましい?」
「だぁれが!羨ましいって?
ヒルシャーさんのだって、すっごく多いし、美味しいんだから!
彼って、避妊具使わないから、大変なだけよ!」
「トリエラも、ちゃんと味わって飲んでるんだね!
でも、ジョゼさんのも、とっても美味しいよ。
わたし、ごくごく飲んじゃうもん!」
「私、エロくないけど、お口に含んでかみかみして味わえって、ジャンさんは、言うよ?」
「リコってさ、食いしん坊だから、ジャンさんのもいっぱい飲んじゃうんだよね?」
「うん、エロくはないけど、たくさん飲むの好きだよ。ねえねえ、クラエスは、どうやって飲んでるの?」

クラエスは、リコのはしゃぐ姿に淫猥な笑顔を見せた。

「ふふっ、みんなに愉しんでもらってうれしいわ!
さあて、アントニオの精液は、量が多いし、濃いし、ただ飲むだけでも、テクニックが必要なくらいだったの…
それで、ただ飲むだけでは、彼に対する私の愛情を示せない。
そう、飲むのでなく、リコのように味わって見せることが必要だったわけ。わかる?」
「うん、わかるわかる!ジャンさん、わたしが、すぐに飲みこむと、すっごく不機嫌になるの!
男の人って不思議なんだよね。」
「それって、男の問題じゃなくって、ジャンさんの嗜好の問題よ。
ヒルシャーさんは、飲まずに、はき出してかまわないって言うんだけどさ、
やっぱり、担当官のものをはき出して捨てるわけにはいかないもの。
ついつい飲んじゃうんだよねえ。ああっ、もう、わたしって、何言ってるのかしら!
精液は、飲みものじゃないんだからね。ヘンリエッタもそう思うでしょ?」

ぼーっとしているヘンリエッタに同意を求めたトリエラは、『しまった』と思った。
ジョゼさんが、ジャンさんよりも常識人であることは間違いなかったが、ヘンリエッタなら、
使用済みのコンドームすらも蒐集しかねない非常識な義体であることを思い出したからだった。

”あっー早くジョゼさん帰ってこないかしら。
もう7日間も抱いていただいてないもの。
ジョゼさんの精液を冷凍庫に保存しておけばよかったな。
あの匂いを嗅ぐだけで、幸せな気持ちになれるのに。”

ヘンリエッタの表情は、恍惚とし、別世界へと入っていた。
そんなヘンリエッタの表情に満足したクラエスは、トリエラを無視して、話を続けた。
16名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 11:09:39 ID:gjcojxnC
 
17名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 15:27:23 ID:NZSOeFEe
ho
18公社の十日物語:2007/11/10(土) 23:35:23 ID:E2M6ArSf
「精液は飲みものじゃない…そう、そこが肝心なところよ。」

クラエスは、紅茶のおかわりをごくごくっと一気に飲み干して見せた。

「こうやって、飲みものなら自分の好みの味を選べばいいわ…。
でも、愛する担当官のモノなら、自分の好みそのものを変えてみせなければならないでしょう?
飲みものではないモノさえ、私たち義体はそれを喜んで飲み干す…私たちは、そう創られているのよ。」

一同は、固唾を飲んでクラエスの声に聞き入る。

「ねえねえ、クラエスは、アントーニオさんが、好きだから飲むの?」
「リコッ!そんなこと聞かないの!」
「平気よ、トリエラ。私には、もう失うモノなんて何もないもの。
失うことが怖いのではないの。怖いのは、自分が何もなさずに、仲間が死んでいくこと。
そう、私がもっと苦しい試験をこなしていれば、アンジェも長生きできたかもしれない…
私がもっと男女の愛情の深め方を研究していれば、マルコーさんと仲良くなれたかも…
だからね、リコ。私は、目の前の仕事を愛することができるのよ。
彼もその一つよ。彼を好きになってみせることも、私の仕事なの。」

クラエスは、長い舌を出して、唇の回りを一周舐めて、乾きを潤し、話を続ける。

「さて、射精されたモノをどうするか…だったわよね?リコ。」
「うん、そう。クラエスは、どうやって飲んでる?」
「そのまま味わって飲むなら、口にしばらく含んで、舌の上で転がしてから、ゆっくり飲み込むわね。
精液って、空気と触れると味も匂いも変わってしまうでしょ?」
「お口の中のザーメンを見せたりもする?」
「相手が望むなら、手のひらに出しても見せるわよ。そして、それを啜るの。
これを繰り返せば、白いゼリー状の精液が、唾液と混ざり合って半透明の液体になって、
飲みやすくなっていくわ。
でも、大切なのは、飲み方ではなく、出されたモノを愛おしく飲み込んで見せることよ。
こぼしたり、嫌がったり、まして、不味そうに無理して飲むことは、タブーよ。
男性にとって、女性が精液の匂いにまみれて喜ぶ姿は、征服欲が満たされて快感らしいわ。
それって、マーキングみたいで、動物的感覚よね。」
「わたし、ジャンさんの匂いに包まれるのって好きだよ?
お口もお腹もジャンさんでいっぱいになると、幸せな感じになるの。」
「私は、お口で飲む方が好きかな?
だって、ジョゼさん、シックスナインで私のあそこを舐めたまま、なかなか離してくださらないんだもん。
咥えたまま、続けて3回口内射精したこともあったかな。」
「つ、続けて3回!…ヘンリエッタ…どれくらいの時間、咥えてたわけ?」
「えっと、さっ…4時間ぐらい…ジョゼさん、最初の射精は早いけど、2、3回目は、時間かかっちゃうの。」
「よーするに、担当官みんなフェラ好きだったわけね。
クラエスの性技訓練が、口に偏ってたから、そうなったんじゃないかって思ってたけど、違ってたようね。」

トリエラは、他の義体たちとは違う特殊任務を与えられていたので、最近の性交は、全て膣内射精であった。
それは、膣内射精による義体の女性ホルモン量の変化と心理的安定との関係を探るための任務だった。
今後、女性生殖器を残したままの義体が開発されていくことから、妊娠の可能性を探るためにも、
生理のあるトリエラにその任務が与えられていたのだ。
ただし、現在のところ、条件付けの投薬による副作用から、受精卵着床の可能性は、まったくなかった。
それでも、彼が出す精液を体内へと導く行為は、任務ではなく、愛情を確かめ合う行為として確かなぬくもりを感じていた。
19公社の十日物語:2007/11/10(土) 23:38:19 ID:E2M6ArSf
「ねえ、トリエラはさ、フェラ嫌いなの?」

リコが、卑猥な質問をぶつけてくる。

「あー、嫌いじゃないけど、私は、彼の顔を見ながら、したいの!
もっとも、彼がどちらが好きかってのは、聞いたことがないんだけどさ。」
「へぇーっ、意外。トリエラなら、ヒルシャーさんの好み、しっかり把握していそうなのに。
私、ジョゼさんの好きな体位とか、性感帯とか、愛撫の方法とか…チェックしてるよ!」
「わたし、ジャンさんの言うとおりにしてるだけだけど。」
「まあ、担当官の性格もあるからね。
私たちは、それを読み取って、上手くやらなきゃいけないってことよ。クラエスもそう思わない?」
「さあてね。ふぅ、ちょっと、飲み過ぎちゃったわね。トイレ、行ってくる。」
「もう、ちゃんと帰ってきてよね。中途半端なままじゃ、欲求不満になるんだからね!」

義体寮の共同バスルームで、クラエスは、シルクの高級下着を降ろし、便座に座る。
溜まっていた尿を一気に体外へ排出する。
中枢神経が刺激され、かすかな快感が伴うこの本能的な行為…男性の射精も、こういう感覚なんだろうか。
同じ器官から違う役割の体液を排出させるなんて、どうにも男性生殖器には、謎が多い。

”まあ、女性の生理も体外への排出行為と考えれば、似たようなものか…”

ビデ洗浄を操作して、膣口部位をきれいに洗い流す。
今度は、確かな快感が伴う。水の勢いを最大にし、水流の頂点が快感部位に当たるよう座る位置をずらす。

”あんっ!イイっ…こうして、息抜きできるのって、女性の特権よね。”

クラエスの生殖器には、バージョンアップさせた3世代目が搭載されている。
処女貫通の痛みを和らげた他の義体たちの第2世代よりも、
さらに日常の性生活を向上させられるように、オナニーがしやすい。
短い時間で、すぐに感じることができた。
また、男性のようにいわゆるオカズがいらないので、外部刺激が与えられれば、
すぐに脳内の快楽中枢で、心拍数と体温を上昇させ、快楽物質の代謝が始まる。
肉体的な外観も、より本物に近づき、膣周辺から、バルトリン腺液が分泌され、男性性生殖器を受け入れやすくしていた。
また、少女らしく、左右周囲外陰部が盛り上がり、内部の神秘的なトンネルをスリット状に閉鎖して、
男性の亀頭部分を強力に締め上げることができた。
ここの括約筋には、義体に搭載されている人工筋肉の数倍の力で出力でき、
性交時、相手を抱いたまま、失神させることもできた。

”義体の役割が、命のやりとりをする以上、仕方ないとはいえ、私たちの幸せに、こういう機能は、いらないんだけどな…”

膣口から、したたる水滴をティッシュペーパーで拭きとり、新しい生理ナプキンをあてる。
古いナプキンは、捨てずに、研究所に提出しなければならない。
検体袋に日付時間を記入し、それをダストボックスに収める。
みんなと猥談をしていたから、いつもよりも分泌液が増えていることだろう。
それとも、自慰行為が激しかったと技師たちに判断されるだろうか?まあ、それは、報告書に書いておけばいいことか…。
立ち上がって、自分の汚物の色と匂いを見つめ、身体に異常がないことを確認する。
排水スイッチを押すと、それらは、水の渦となって吸い込まれていった。

”担当官なら、愛する義体の身体から出るモノなら、汚物でも味わってくれるものかしらね?
今度、トリエラに聞いてみようっと。”

部屋に戻ったクラエスは、他の義体たちの話題が、お互いの担当官の精液の味に変わっていることに気がついた。
20名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 03:34:07 ID:MQxMEKdr
21名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 09:08:26 ID:aVbT/vqz
ッシャ
22名無しさん@ピンキー
熟成・発酵させてるみたいなので
気長に待つ