保守
午後居残り補習授業…。。。。
51 :
あおい:2007/06/18(月) 01:43:43 ID:gjAu3Rfj
保守のかわりに投稿するけどいいですか?
(他人の意見は聞かない性格だからOKだと勝手に解釈)
エロ無しで悪いけど
「……どうやら2課のロレンツォとローザは、
早めの夏期休暇を貰って海外出張に
出掛けているらしいな?」
「しかし、避暑地でバカンスを楽しんでいるわけじゃなく
何やらフリーランスの情報屋を使って裏取引を行っているようだ。
内務省時代からロレンツォは仕事熱心な奴だったが、…いや褒めてるわけじゃない。
……もし利敵行為に繋がるようなら部長に報告しなきゃならんがな」
「2課の内偵調査のためにあらかじめ配置しておいた654号によるとだな、目撃された場所はここだ。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1146930153/」
「現在、公安部にも照会中だが、工作員653号というのは所属不明だ。皆目わからん」
「奴は既に消されてしまった641号が握っていた情報を受取る手筈だったのだが、
どうも会合の時間には間に合わなかったようだ。残念なことにな」
「かわりに暗号解読を果たした657号(654号)は、655号(653号)へデコード後の情報を渡しているが、
先週末以降、全ての定時連絡を絶っておる」
「……生死については不明だが無事なら必ず姿を現すだろう。何しろ”死んだふり”が上手いからな。
…奴は情に甘くて軟派な性格だったが、今回に限っては罠だと見抜いて承知で庇ったのかもしれん。
諜報関係に携わる人間だからって非情・冷酷とは限らん。が、奴の人脈は把握しきれてないからな。
もしかしたらかつての仕事仲間だった可能性もあるので経歴の再調査を命じておいた」
「ただ情報入手に失敗した653号の生死は不明だ。2課の連中に拘束された可能性が高い」
つづく……かどうかはわからない。。。。
うおっ気持ち悪い
ああ、お前がなw
…ロレンツォ2課長、暗号文が長すぎます。
もっと簡便なのか短文で難しくてもヒントがあれば何とかなりますが、
今回のは単行本派じゃないと理解不能です。
デコードできる要員は限られていますし、
これでは解読・DLされるまでに消えてしまいので
興味があっても不特定多数の住人には入手できません。
というより、コアなファン層のみをターゲットにして
情報流出を狙っているのかもしれませんが、
ここでやるのは既にスレ違いだと思うのですが?
…職人がいないと廃れてしまうー
今後の課題:
ペトラがサンドロの弟子なら
サンドロが誰とでも寝られるように、ペトラも誰とでも寝られる女にならないとね。
そのためにはエロエロな訓練をしないといけないなあ。林間とか
乱交とかスワッピングの間違いじゃね?
「さて,準備をしておこうか。」
「何をなさいますの?」
「しっ!たぶんこの会話は,もう聞かれてるはずなのだよ。」
「えっ!まさか,この部屋に盗聴器が?そのような電波は確認されていませんが。」
「盗聴器ではない。この作戦は,わざと情報を漏らし,こちらで情報の出口をコントロールするのが目的だ。」
「敵は,それを承知で情報を盗みにくるのでしょうか?」
「それを承知で,情報を受け取るエージェントは,優秀な者なんだろうな。」
「わかりました。それでは,情報の内容は漏らさず,情報の概要だけを与えるということですね?」
「そうだ。ローザは,賢いな。」
「わたしだって,社会福祉公社の義体メンバーですから。」
「そうだったな。それじゃあ,ぼちぼち始めよう。」
ジョゼさんて何でも知っているんですね の後に続く「台詞」
http://www3.axfc.net/uploader/12/so/N12_29092.zip.html
62 :
砂漠の砂粒:2007/07/08(日) 21:35:11 ID:nQEUVAY/
ロレンツォ二課課長殿からの暗号を受信してみたが…。えらい量だ…。
どの勢力であれ、情報管理の甘い組織は存続できない…。
誰が見ても罠だな…。こんなのに引っかかる奴はいるのだろうか?
いや、ありえるな…。でなへれば、俺が公社に鞍替えする事も
無かったろう…。
『自由なる槍騎兵』に所属していた俺は、『障害者の自立支援の
美名の下、少女に性的虐待を行う組織の闇を暴け』との指令を
受けていた。信頼していた相棒と供に、公社の機密を狙ったが…。
返り討ちに遭い、相棒も失った。今にして思えば、全ては罠だった
のだ…。あのクライアントは、一課の工作員だったに違いない…。
正直、一課と二課の対立は目に余る。今でも、一課の面子を見る
と、最高の相棒にして親友だったあいつの敵を取りたくなる。
だが、この世界に生きる俺たちには、感傷に浸る権利は無い…。
そうだろ?相棒…。
公社二課専属となった今の俺としては、この罠に掛かった間抜け
供を拘束し、その背後を探るだけだ…。尤も、一課の連中が網に
かかったら、堂々と「裏切り者」として処刑してやろう…。同じ公社
に所属する御前の敵をとるには、これしか手が無いからな…。
『罪無き者・無抵抗の者を傷つけない』
『クライアントに深入りしない』
『信義なきクライアントに死を』
それが、俺たちの信念。甘かろうと何だろうと、これだけは譲れない。
そうだろ?相棒…。
さて困ったものだ…。
経験値不足で淫靡な文章が書けない。
やはり読者のティンコを勃たせるには脳内補完では限界があるようだ。
ここは任務と割り切ってもっと数をこなしてみなければ…
nya-
67 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 03:03:03 ID:RhfvTZbR
ほしゅ
ホ
69 :
公社の十日物語:2007/08/17(金) 11:52:47 ID:bokQi/pD
第一夜
「皆さん、今夜ここにこうしてお集まりいただいたのは、
今は亡き私たちの友人アンジェリカが天に召されてしまったことを追悼する為です。
そう、私たち義体には、同僚が死んでしまっても悲しまない、悩まない、固執しないという条件付けがなされているわ。
だから、悼む必要はないかもしれない。
でも、私たちが、義体であり、戦闘を使命としている以上、死は、私たちの身近にあるの。
だから、死を恐れず、生を愉しむことこそが、アンジェへの弔いとなる。」
クラエスは、芝居がかった口調で、円卓の周りをぐるりと一周する。
ヘンリエッタ、リコ、トリエラ、クマのぬいぐるみ(アンジェリカの陰膳)の後ろを通過するとき、軽く肩をたたいていった。
外は、真夜中である。
今日は、トリエラとクラエスの部屋で、みんな、夜な夜な話し開かそうと決めていた。
くだらない話や淫らな話で、アンジェリカの霊を弔うつもりなのだ。
本当は、違う意味もあるかもしれない。
ジョゼやジャンやヒルシャーやベリサリオらにとっては、義体が安定して動作することに興味が集中していた。
精神的に落ち込んだ義体よりは、友の死を糧にして、より精神的なたくましさをもった義体であることが要求されている。
こうして、夜中の追悼会を開きたいと言えば、彼らにとっては、前向きな行動として認知されるだろう。
そのことは、私たちの権利を確保することにもなるはずだ。
『使い捨てなどにはならない』
『私たちが死んでもデータが残る』
『ならば、私たちの生に対して最大限の福祉を期待しよう』
クラエスは、そう考えていたのだ。
70 :
公社の十日物語:2007/08/17(金) 11:54:42 ID:bokQi/pD
「ねえねえ、どんなお話をするの?
やっぱりアンジェリカとマルコーさんの大人の関係についてかな?」
ヘンリエッタが目をきらきらさせて、期待している。
「そう、それもいいわね。
みんなが知らないだけで、彼らは、男と女の関係にあった…義体技師たちを喜ばせそうな話ね。
でも、そういう話は、彼女の口から直接聞きたかったわ。
死者を冒涜しないように、今日は、私たちの話をしましょう。」
みんなの視線が、一斉にクラエスに集まる。
だって、クラエスには、担当官がいないのだから。
まさか、指導監督官のジャンと何かあったのか!そういう疑問と興味が沸いたのだ。
「…あの、ジャンさんと何かしたの?」
心配そうに、リコが聞いてくる。
彼女は、嫉妬をしているのではない。
リコは、おそらく義体たちの中で最も担当官に忠実な義体である。
もし、ジャンに愛人ができても、リコは、それを悩まない。
リコの関心は、ジャンの行動を支え、妨害する者を排除することに関心が集中していた。
もしも、クラエスとジャンが、抱き合っていたら、それをじゃましないように配慮するだろう。
それが、リコの愛し方だった。
「ふふっ。あの人を満足させることができるのは、世界でリコただ一人よ。
私には、不特定多数の義体技師たちとの接触があるの。
一人の男に囚われてるみんなとはちがうわ。」
一同は、ティーカップを持ち上げ、ごくごくと紅茶を飲み干す。
トリエラが、ティーポットからおかわりを注ぎ分けていく。
「どうかしら、私の性体験談、聞きたくなくって?」
「はい、聞きたいです!ねえねえ、男と女の関係ってセックスのことよね?」
ヘンリエッタが無邪気にはしゃぎ出す。
「そういうのってよくわからないけど、ジャンさんに身体を触ってもらうのは、幸せだよ。」
リコが、さらりと言ってのけた。
「身体を触るって…殴られるってことじゃないの?」
トリエラが、心配そうに聞き返す。
「ううん、ジャンさんはね、二人きりの時、とってもやさしくなるの。
みんな、知らないだけだよ。このまえなんか、ベッドの上で…」
わっふる!わっふる!
72 :
公社の十日物語:2007/08/19(日) 20:09:16 ID:xdPQ5uS6
「ストップ!!順番を間違えないで!私が一番よ。二番目はリコ。三番目がヘンリエッタ。
そして、妊娠臨床試験をするかもしれないトリエラが最後ね。」
「ちょっ!あなたね、何言ってるの!そんな話、ここでしなくたって!」
「みんなは、知られていないと思っているでしょうけど、ここにいる全員が処女ではないのよ。
もちろん、義体化後に担当官と経験しているの。
だから、お互いの秘密を話して、今後の夜の営みに役立てようというわけ。どうかしら?」
全員がお互いの顔を見合った。なんと、知らないうちにやっていることはやっていたのだ。
「えっと、どうしてクラエスは、みんながそうしていたことを知っているの?
私とジョゼさんだけの秘密だったのに。」
初を装ったヘンリエッタが女の顔になって、クラエスに問いかける。
自分が一番ススンデル!
そういう自負があっただけに、全員が経験者であるというのは、ショックのようだった。
「私は、みんなの義体データを統合し、一般化していく過程で、一部の記憶もデータとして共有するの。
義体技師が気づかないような日常データの中にみんなが秘密にしておきたいと思うデータが、
ホログラム圧縮されて、私の脳内で展開されるのよ。
だから、わかってしまうの。
みんながそのことを隠しておくことは、社会通念上、正しいことだし、そのことを自慢げに語らないのは、
清楚で美しいことなんだけど、お互いの幸せを赤裸々にさらけ出すことも、
私たちの生き方を向上することになるんじゃないかしら?
きっと、アンジェリカもそういう話をしたかったと思うの。
ううん、彼女は、ずっとマルコーさんとシリアスでストイックな関係でいたわ。
だからこそ、彼女は、みんなが幸せになれたことを聞きたいはず。
例え、それが、生身のセックスでなかったとしても、義体として得られる幸せの一部ではあるわ。
この身体で、男を喜ばせることができるのも、私たちの生きる悦びではなくって?」
クラエスは、みんなの顔を見渡し、OKのサインを見て取った。
「それじゃあ、始めましょう。一人の若き義体技師と少女の物語よ。」
73 :
公社の十日物語:2007/08/19(日) 20:11:07 ID:xdPQ5uS6
クラエスが、部屋の電気を消して、円卓中央のロウソクに火を灯した。
「彼の名前は、アントーニオとしておきましょう。
彼は、若くて、すばらしい才能を持った義体技師。
でも,まだ童貞だったの。
私は,既に何十人もの男と仕事で寝ていたから、私の方が年下なのに,彼よりも年長者のように振る舞えたわ。」
「あの、ドウテイって何?」
リコが、すかさず質問する。
「ドウテイってのは、まだ男性経験のないことを言うのよ。」
「正確には、男性の未経験者を童貞と言い、女性の未経験者を処女と言うのよ,ヘンリエッタ。」
「そっか、まちがえちゃった!やっぱりトリエラは、詳しいね。」
「別にエロいことだけ詳しいんじゃあないのよ!」
クラエスは、席に座り、肘をつき、眼鏡にロウソクの炎を映し出しながら、語り続けた。
「数年前、みんなのボディを、自慰行為もしくは性行為ができるようにする企画が、技術部で持ち上がったの。
それは、戦闘義体としての性能を向上させるほど、精神的な安定感が得られなければ、
その高性能も維持できないことが、エルザ事件で判明したから。
担当官からの愛情は、私たち義体の栄養分みたいなもの。
ならば、担当官から物理的な快楽を与えてもらえる性交渉の機能を義体に追加することは、急務だったわけ。
もっとも、あなた方三人は、下の口よりも先に、上の口での体験が早かったようね。」
義体たち三人が、口元に手をやって、よだれをぬぐうような仕草をした。彼のモノを思い出したのだろう。
「みんなが、そうであったように、私も口からトレーニングを積んでいったわ。
みんなが無意識に担当官のモノを咥えていったのは、私の蓄積経験情報がそうさせたのかもね。」
クラエスは、紅茶をストレートで飲み干した。
「クラエス先生って、すごいと思っていたけど、想像以上に学んでいたわけね。
そう言えば、私が初めて、咥えたときも、ヒルシャーさんが、『上手すぎる!』って不思議がっていたものね。
あれって、クラエスのデータが生かされていたんだ…」
「ねえねえ、リコもジャンさんの咥えたことある?」
「咥えるっていうか、飲み込むってカンジだよ。」
「あーっ、みんなちゃんとやってたんだ!私だけがジョゼさんとラブラブだと思ってたのに!」
クラエスは、笑顔で、ヘンリエッタを見つめた。
ボッカッチョの作品はイタリア文学の宝石だと思うよ。
このメンバーでどう順列組合せしたら十話になるのかと思ったけど
検索してみたら本家は百話あるということなので…
75 :
公社の十日物語:2007/08/20(月) 21:29:15 ID:NlmJGV8M
>>74様
感想レスありがとー!
ちゃんとデカメロンだとわかってくれたんですね。うれしー。
でも,さすがに百話まではとても…
でも,人数分は,書く予定です!
まだ,進行中なので,リクエストに応じます!
やっぱ読者がいると,執筆意欲が沸くものね!がんばるよー。
76 :
公社の十日物語:2007/08/20(月) 21:32:15 ID:NlmJGV8M
「それが、あなたのいいところよ。
夜は、淫らな妻。昼は清楚な妹が、ジョゼさんの好みなんだから、日常はそれを貫くこと。
いいわね?」
「うん、そうしているよ。でも、なんかくやしいな。
ジョゼさん、私の舐め方が上手だってほめてくれたもの。
あれって、私ではなくって,クラエスの努力の成果だったんだ…」
「ヘンリエッタぁ、ここでもう一度よーく勉強して、ジョゼさんにしてあげればいいのよ。
わたしも、そのつもりで聞いているよ。
確かに、私がしていたことが、クラエス先生に開発されていた技だったことは、ちょっとくやしいけどね。」
「ほめ言葉として受け取っておくわ。続けるわよ?
ボディの生殖器開発が臨床試験に入った頃のことよ。
若くて、イケメンの義体技師が,何人か私にあてがわれたの。
彼は,そのうちの一人で,女性生殖器開発の専門技師だったの。」
クラエスは,両手で髪を後ろにかき分けて,淫らな話にふさわしい目と唇で,みんなを見つめた。
「そう,彼は童貞のくせに,私のあそこを美しく機能的に造ってくれたってわけ。おもしろいでしょう?
当然,私のボディに搭載する前に,彼のモノで実験や測定を繰り返していたはずなんでしょうけど,
彼が快感に感じていることが,私にとって快感とは限らないものね。
ふふっ。彼って,真面目な人だから,きっと何百回も機械の穴を相手に自分のモノを挿入して,
試験していたんでしょうね。
それを想像しただけで,もったいないことをしないでって!言いたくなるわね。」
クラエスの話は,内容がエロいのに,話し方は,説明的だった。
かえってそれが,みんなの性的な感性をより刺激していた。
「ねえねえ,もったいないって,精液のこと?」
「しっーリコ!黙って聞いてよ!!いいとこなんだからさ。」
トリエラは,さすがに,その程度の話では,あまり感じていないようだ。
しかし,ヘンリエッタとリコは,興奮で舞い上がっていた。
それをわかった上で,クラエスは,二人が話について来ていることを確かめながら,語りを調節していた。
77 :
公社の十日物語:2007/08/20(月) 21:34:19 ID:NlmJGV8M
「ここで質問。
彼は,自分が造った生殖器…まあ,この場合,外部生殖器と内部の膣までの部分のことね。
これを私に搭載して,自分自身で試したみたくなるわけ。技術者の性よね。
彼は,私との性交を望み,その機能が十分に発揮できているかを私に確認しないといけない。
私の条件付け上,命令されれば忠実に実行するというのに,
彼は,わざわざ,私に頭を下げてお願いをしに来たわけ!
まあ,彼にとっては,プロポーズみたいなモノだったのかしら。
さて,なんと言ったでしょう?」
妖しい瞳で,クラエスがヘンリエッタに回答を求めた。
「えっと,『ぼくとセックスしてください』って,かな?」
「あの,『ぼくとベッドへ行きませんか?』かな?」
「なんか,直接的すぎるわ。そう,技術者らしく,『ぼくと合体してくれませんか?』ってところかしら?」
「ふうん,みんなそれぞれ想像力たくましいわね。
でも,残念。彼は,こう言ったの。
『僕が造ったものが,君を満足させられるかが知りたいから,僕の身体の一部を挿入させて欲しい』って。
なかなか即物的でしょ?」
「きゃーっ,なんかむっつりスケベ!」
「素直に,入れさせろ!って言えばいいのに。」
「おしかったなあ,やはり技術オタク系の言い方だね。まあ,真面目な感じはするわね。」
「それで,一応,データ取りのための性交渉をすることになった訳なんだけど,彼が初めてなわけでしょ?
周囲の技師たちが気を遣っちゃって,私たち二人きりで測定できるようにしてくれたの。
私は見られても気にならないけどね。
それに,どのみちビデオ記録はするし,
プライバシー保護で,顔にはモザイクがかかるから,外部に流れても問題ないし。
膣内射精しても子供ができちゃうこともないしね。」
「でも,それまでのクラエスは,口でしかしたことが無かったわけでしょ?
それじゃあ,処女喪失の大切な日だったわけじゃない!
処女と童貞だなんて,うまくやれたわけ?」
トリエラは,自分がヒルシャーに抱かれたときのことを思い出す。
”トリエラ,心配しないで,力を抜いて。僕に任せればいい…”
彼はそう言って,私の中に入ってきたっけ…耳年増のクラエスなら,どうしたかしら?
トリエラは,それを想像しておかしかった。
78 :
公社の十日物語:2007/08/30(木) 00:19:47 ID:50jbLsaq
「上手くやれるわけないでしょ!
私は、そのときまでに、口やおしりでの性交渉トレーニングを積んできたわ。
まあ、個人的に愉しみながら、その任を果たしてきたつもり。
だから、愛がないとかつまらない文句を言うつもりはないの。
セックスは、快楽があればいい。でも、相手が童貞で、こちらが処女となると、
快楽よりは苦痛かなって、構えてしまうわ。
ご丁寧なことに、行動プログラムにも手が加えられて、処女性交では、
痛みを伴うようになっていたし、なんと、処女膜まで形成していたんだから!
それはもう大変な作業になったわよ!」
「そりゃあ、ご愁傷様でした。
でも、彼、アントーニオだっけ?そんなに真面目な人なわけ?」
「真面目って言うか、他の技師たちにも言えることだけど、
特異才能をもった人って、どこか人間的な欠陥があるのよ。
彼の場合、欲求をストレートに表に出せないような感じかしら。
私たち義体って、そういう人間的な欲求を条件付けで制御されてるから、かえって親しみがわくわね。」
「へぇークラエスでも、男の人を好きになるんだ!」
「ヘンリエッタ!彼が好きなのではなく、彼のもたらす快楽が心地いいだけよ!勘違いしないで!」
「好きと心地いいは、具体的に、どう違うの?」
「リコ!今日はそこを議論するんじゃないの!
その童貞義体技師VS処女試験義体の続きを聞きたいわ。クラエス先生っ!」
「私にもメンツがあるから、今までの蓄積データを総動員して、
彼のモノへ先制口撃の愛撫を加えたわよ。
過去に、私の口で平均3分以上耐えた者はいないわ。
まずは、戦闘の主導権を握ることが大切だもの。
むやみに新型生殖器に、つっこまれたんでは、データ収集どころではないものね。
それに、だいたい、私っていつも、筋肉や骨格の耐久試験で、激痛を与えられているんですから、
こういう時ぐらい役得があってもいいんじゃなくって?」
「ふつうの人間でも処女貫通は痛いっていうしねえ…そんなに痛かった?大量出血したとか…。」
「まあ、出血はなかったわ。でも、痛みは…」
79 :
公社の十日物語:2007/08/30(木) 00:22:59 ID:50jbLsaq
クラエスが紅茶を一気に飲む仕草から、
よほど痛かったのだろうとヘンリエッタとリコは想像した。
実は、この痛みが大きすぎるということがわかってから、
彼女たち3人への処女貫通の痛みは、搭載時から取り除かれ、
快感だけが伴う機能に変更されていたのだ。
「わたし、初めてだったのに、すっごく気持ちよかったよ?」
「うん、私もジャンさんが乱暴にすればするほど、なぜか気持ちよかった。」
「うん、わたしも痛みはなかったっていうか、イイ思いさせてもらったわ…、
ごめん、みんなクラエスでの実験データが元になっていたんだ。
私たちだけイイ思いしてたんだ!」
「そう、その通りよ!私がこーーんなに痛い思いを味わってるんですからね!
みんなには幸せになってもらいたいものだわ。」
トリエラが、クラエスのティーカップに紅茶のおかわりをすばやく注ぐ。
ヘンリエッタは、クッキーの缶から、クラエスの皿に新しいお菓子を並べる。
リコは、クラエスの前のテーブルを布巾できれいに掃除を始めた。
「そうそう、そういう具体的な行動がうれしいわね。」
義体仲間たちは、クラエスから聞かされる甘美な性の体験談…否、義体開発秘話に聞き入った。
クラエス先生のおかげで、幸せな日常が提供されていたことを改めて、感じていたのだ。
「さて、処女の痛みは、さらなる快楽への扉を開ける代償みたいなもの。
耐えるのもやむなしってものね。
それよりも、私はこれから幾多の男たちと交渉を重ねるわけだから、
特定の義体技師に思い入れをしても始まらないし、だからと言って、
せっかくの処女貫通のデータをいい加減にするのも試験義体のメンツとして嫌なわけよ。
いろいろな男たちからの貴重なデータを重ねることこそ、いい仕事ってものでしょう?」
……なんか読者が抱いているイメージを損なっているような。
まあ年頃の女の子だし、常に生死の瀬戸際にいるのだから
彼女たちも見てないところでは自慰行為ぐらいはしていそうだが?
「条件付け」譜面書き換えの不完全さもあって
記憶を消去する処置を受けて洗脳されていても無意識に
クラエスは頑なまでに操を守るタイプなんじゃないかと?
文章は上手いけどなんか違うと思う。
(これは個人的な見解だから気にせんでくれ)
「クラエスは俺の嫁」と書きたくなる気持ちもわかるし
クラエス総受けの話にするため設定で無理をしてしまう気持ちもわかる
大人になるってこういう事なのかな
以前俺が義体のY談話をリクエストしたせいかもだ。
海より深く反省。
84 :
公社の十日物語:2007/09/08(土) 22:54:29 ID:Wqv8/IDD
>>81-83 わーいっ久しぶりのレスありがとうーっ。
御批判も大歓迎です。
だって、素人の私の文章がファンの皆様に受け入れてもらえるわけがないもの。
ただ、ここで、エロパロを書くこと自体は、批判されるべき行為ではないと
思います。そういうスレッドなんですから。
だから、よろしければ、いっしょにストーリーを考えていただければうれしいです。
クラエスは、私の好きなキャラなので、ひどい目に遭わせて捨てたりはしません。
どうか御容赦を。
それでは、続編をどうぞ。
85 :
公社の十日物語:2007/09/08(土) 23:06:10 ID:Wqv8/IDD
クラエスは、ごくりとのどを鳴らして紅茶を一口飲みこむ。
まるで、その行為が、アレを飲んでいるかのようにして見せたのは、
わざとに違いなかった。
「そうね、クラエスには、担当官がいないわけだからねえ。」
トリエラが、同情するような言い方をしたことが、気に障ったかのように、
クラエスは、トリエラを意識して、意地悪そうに話を続けた。
「ふふっ、もしも、任務で寝ることを想定すれば、私たち義体は、
担当官の命令で誰とでも寝られなければ務まらないでしょう?
まあ、今のところ、ヒルシャーさんが、それを強要するとは、思えないわね。」
「私、ジャンさんの命令なら、何でもできるよ。」
「あっーそう言うと思った!」
「リコはさ、ジャンさんが他の誰かと寝ていても、何も感じないわけ?」
「よくわかんないけど、ジャンさんがそうしたいというのであれば、
それは仕方がないと思うよ。
私、おっぱいないし、毛も生えてないし。」
「ふむふむ、これって、条件付けの差かもね。ヘンリエッタは、どうなのさ?」
「私は、ジョゼさんが誰かを好きになっても、私のような機械の身体では、
ジョゼさんを満足させる自信がないもの。
ジョゼさんがふつうの女性を好きになっても、仕方がない…と思うの。
嫌だけど…」
「私なら、他の女の臭いをつけてきたヒルシャーさんなんて、口も聞きたくないな。
まあ、さすがに、命令に逆らうことまではしないけどね。
任務で、他の男と寝るなんて、考えたくもないわ。」
クラエスの猥談は、当初の目的通り、みんなの意識を高揚させることに成功していた。
クラエス自身が、ここまで自分の性体験を積極的に話すとは思ってもみなかったのだが、
みんなが明るくはしゃいでいるのを見ていると、そんな恥ずかしさも消えていったのだ。
今を愉しむことが必要なのだ。
86 :
公社の十日物語:2007/09/08(土) 23:22:08 ID:Wqv8/IDD
「あのね、担当官が他の女に走ることは、あり得ないわ!
彼らが、既に、みんなの身体の虜になっていることは、私には、わかってるの。
みんなに搭載されている生殖器は、担当官の生殖器の大きさ・形・動きを学習して、
より快楽を向上させるタイプなの。
まあ、並の娼婦の技術では、かなわないはずのものよ。
一度味わえば、生身の女の身体では、もう満足できないレベルのものに仕上がっているの。
安心するといいわ!私たちに抱かれた男たちは、間違いなく私たちの身体に溺れていく…
そうなるように私が調整していったんだからね!そこまでにしていく作業は、ホント大変だったのよ!」
クラエスが、アントーニオ個人との情事を説明せずに、自分の体験談を語っていたのは、
彼を恋人としてではなく、単なる訓練の相手として認識していたからだろう。
トリエラには、それがわかっていた。
担当官のいないそんなクラエスを可愛そうだと思うこともあった。
しかし、それで、彼女が愉しんでいるなら、それもいいかもと思えた。
私たち義体にだって、娯楽が必要なのだ。
クラエスは、長めの棒状のクッキーを手に取り、紅い唇の隙間に頬張った。
「例えば、男性にとって、一番気持ちがいい体位ってわかる?
それは立位よ。排尿の感覚と射精の感覚は似ているの。
女性を便器のようにして、射精することで、ある種の支配欲が満たされるんでしょうね。
それに、立位では、男性側が積極的に腰を振れるでしょう?
女性側も頭全体を振動させたり、手でしごいたりする自由度が保てるし。
まあ、両者の共同作業で射精に導ける利点があるでしょう?
さらに言えば、男性は、女性が咥えている顔を見下ろし射精できるし、
女性は、性的興奮の絶頂にいる男性の顔を見上げて、
射精されたモノをむせずに自然な形で嚥下できるのもいいところね。
他にも、髪の毛をつかんだり梳いたりする感触を愉しんでもらったり、
頭部全体を抱きかかえる安心感を感じてもらったり、
股の下の睾丸をもみしごいてもらいながら、
同時に肛門部位への愛撫を加えるなんてことも可能よ。
だから、私は、この体位で、することが多いわね。」
「ああ、なるほどね、それで私もその体位ですることが多いんだ。」
「私の場合、ジャンさんを椅子に座らせて、することが多いよ。
ポジション的には、立位に近いのかな?」
「わたしは、69が多いかなあ。ジョゼさん、わたしのあそこ舐めるの、大好きなの…」
「ヘンリエッタぁ、のろけてるぅー」
「ちがうもん、ジョゼさんが舐めたいって仰るから…」
保守
ホ
ッ
ヘ
し
93 :
公社の十日物語:2007/09/17(月) 10:30:45 ID:zBoUFjkR
クラエスは、ヘンリエッタがはしゃいでいる様子をうれしそうに眺めていた。
自分の苦しみや痛みの代償として、
ちゃんと仲間のQOLに貢献できていることが、クラエスの自尊心を高めていた。
「さて、私が、彼を立位で射精させることには、他にもねらいがあったの。
主導権を握って、搭載された新型生殖器の機能を
十分に試したいということもあったのだけれど、生殖器といっても、
命を育む機能はなく、男性を愉しませる機能に限定されているような器官なわけ。
私が最も知りたかったのは、女性にとっても愉しめる機能がどうなっているかってことよ。
痛いだけの代物をみんなに使ってもらうわけにはいかないでしょ?」
そもそも、この生殖器開発のねらいは、義体たちのメンテナンスの必要性から始まっていたが、
開発スタッフが全員男性技師であったために、
女性側にとって快楽をもたらせるようなものなのかを判断することは、
クラエス自身にかかっていた。
仮に、クラエスが、痛がっても、男性側にとって快楽であれば、
そのまま採用されてしまうかもしれない。
それでは、自分の仕事を果たしたことにならない。
クラエスは、そう思っていたのだ。
「だから、彼には、私の口で満足してもらって、私の体内に入ってきたときは、
私を満足させるためだけに、動いてもらいたかったってわけ。
彼にとって、最初に、最高の射精感を味わってもらえれば、2回目の射精までには、
ゆっくり時間が保てるし、私に申し訳ないって気持ちを持ってもらえるでしょう?
それに、彼にとって初めての性行為に、テクニックを求めても不憫だもの。
私の指示通りに抱いてもらうためには、彼に私の実力を認めさせる必要があったのよ。
だって、条件付け上、私は、彼らに逆らえないようになっているんだから!」
94 :
公社の十日物語:2007/09/17(月) 10:33:04 ID:zBoUFjkR
クラエスは、口に頬張ったクッキーを”ボキッボキッ”と噛み砕いて、
咀嚼し飲み込んだ。
「それでさ、彼は、あなたの口で満足できたのかしら?」
トリエラは、クラエスの淫猥な仕草にあわせて、問いかける。
「愚問ね。私の口で満足できない男なんていないわ。
私の口・唇・舌・喉の動きは、プロの娼婦千人以上の動きをモーションサンプリングし、
さらに、私自身でプログラムの修正を重ねたものよ。
そのコピーが、あなたたちのモジュールに移植されているから、
その性能は、知っているでしょう?
ただし、オリジナルの私の動きには、さらにパワーが1/fゆらぎを与えられているから、
男性を飽きさせないような動きができるの。
担当官専用の義体と不特定多数を想定した実験体との差よね。」
みんなもクラエスをまねて、棒状のクッキーを口に頬張ると、
それをピコピコと動かしながら、行儀悪く食べて見せた。
リコは、同時に3本を咥えている。
「ねえねえ、クラエスは、お口に出された精液ってどうしてる?
ジャンさんは、飲めって教えてくれたよ。」
リコが、ぼりぼりとクッキーを噛み砕きながら、問いかける。
95 :
公社の十日物語:2007/09/17(月) 10:34:44 ID:zBoUFjkR
「飲むわよ。当然でしょ!」
「わぁークラエスって、ザーメン飲めるんだぁ!
あれって飲むものじゃないんでしょ?」
「何感心してるの?ヘンリエッタだってちゃんと飲んでるんでしょ?」
「うん、だーい好きなジョゼさんのだもの、ちゃんと飲んでるよ。
だって、ジョゼさんのお役に立つには、ふつうの女の子じゃダメなんですよ!」
「私たち、ふつうじゃないでしょ?」
「コホンっ、ちゃんと美味しく飲めるように、
私が、味覚と嗅覚センサーの嗜好調整まで行ってきたからよ。
上手に飲んでくれなきゃあね。
もしも、義体の視覚・聴覚がダメになっても、
嗅覚・味覚で担当官を認識できるようにしているわけ。
汗や精液の匂いや味だけでも、忠誠認識が完了できるってわけよ。」
「へぇー、匂いや味までが、担当官を認識する基本要素になってたんだ。
顔とか声とかだけじゃあなかったのね。全然、気がつかなかったなぁ。」
「もちろん、通常は、声と顔による認識プログラムがロードされてるわ。
でも、夜間戦闘で、無線が使えないときや、
あるいは、囚われたときなどを想定してるわけ。
トリエラなら、わかるでしょ?ヒルシャーさんのコロンの香…、汗の味…、体液の匂い…」
「ジャンさんからもいい匂いがするよ!」
「ジョゼさんだって、コロンぐらいつけていらっしゃるわ!」
「汗臭かったのはさ、マルコーさんぐらいだよね。」
『言えてるーっ!』
「でも、アンジェリカって、そういうところも好きって言ってたから、あれも条件付けだったのかなあ。」
「いいえ、アンジェリカは、一番条件付けによる強制が、浅かった義体よ。
彼女には、そういった条件付けによる忠誠心の強化は、少なかったの。
私が、試験体になる前にロールアウトした義体だったから、開発初期の負担が、大きかったようね。
彼女のデータがあったからこそ、私たちは、長生きできているのよ。」
みんなが、一瞬静かになる。トリエラが、紅茶を啜り、雰囲気を和らげた。
「でもさあ、担当官の精液まで、美味しく味わえるんだから、
私たち義体って、担当官にとっては、理想の女なわけよね?
これで、余所の女に走るんだったら、嫉妬ぐらい感じてもばち当たらないわ。
ヒルシャーさんが、私以外の女を愛するなんて、許さないんだから!ヘンリエッタもそう思わない?」
「でも、エルザみたいに、ジョゼさんを縛りたくないなぁ。」
「縛られてるのは、私たち義体の方なわけ。彼ら担当官じゃないわ!」
「トリエラは、ヒルシャーさんのこと、嫌いなの?悪口をよく言うけど…」
「ふふっ、トリエラは、今度、ヒルシャーさんからたっぷりと子宮に精液を注いでもらって、にん…」
クラエスの嘲笑に、トリエラがじろりとにらみつけた。クラエスもそれに反応して、
「おっと、こわいわね。私の話、続けるわよ?」
「ホッヘ、手榴弾!」
「リコ、今だ撃て」は失敗w
97 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 17:41:17 ID:MaJMx/Hq
age
98 :
名無しさん@ピンキー:
どんな顛末を迎えるのか?
期待あげ