戦隊シリーズ総合カップルスレ 6

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1名無しさん@ピンキー
こちらは戦隊シリーズの総合カップルスレです。
現在放映中の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』、前年度放映の『轟轟戦隊ボウケンジャー』等々、
戦隊作品のカップルについて マターリと語って行きましょう。
煽り・荒らしはスルー推奨。他カプ批判もNG。みんなを幸せにする修行をしましょう。


【ネタバレについて】
特撮板本スレに準じ、放映日当日・映画公開終了までのネタバレは控えてください。
もしスレ住人からの要望により、映画等のネタバレを投下する場合、
投下前にネタバレであることを明記し、NGワード用タイトルをつけること。
バレを見たくない人はあぼん推奨。


前スレ
戦隊シリーズ総合カップルスレ 5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176541347/

過去スレ
戦隊シリーズ総合カップルスレ 4(dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161010229/
戦隊シリーズ総合カップルスレ 3(dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/
戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114938210/
戦隊シリーズ総合カップルスレ (dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105953664/
【S.P.D】デカレンジャー総合カップルスレ【S.E.X】(dat落ち)
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080011602/

2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.arings2.com/

戦隊シリーズ総合カップルスレ保管庫

戦隊シリーズ総合保管庫
ttp://sentaieroparo.blog100.fc2.com/


地球署の図書館
ttp://tfb.fc2web.com/index.html
保管庫の避難所
PC版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/index.htm
携帯版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/i/index.htm
2名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 18:59:44 ID:LQTaCb6g
3名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 19:04:23 ID:9srHSDka
>>1超乙!
これからのスレの発展を祈りつつ、3げと。
4名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:29:50 ID:qea5nmao
乙です。
新スレ記念に獣拳ロン×メレ小ネタを投下。メレ視点。

理央×メレも挑戦しているがリンリンシー縛りがあるので難しい…
525話 -幕間- その1(獣拳ロン×メレ):2007/08/21(火) 22:31:36 ID:qea5nmao
それにしても一体この男は何者なんだろう。

気配を感じさせることなくこちらに近づくことが出来る上に
うさんくさげな、それでいて思わず耳を貸さずにはいられない
「耳寄りな話」を持ってくるこの男。
必要以上に体を寄せ、大げさな身振り手振りで顔を近づけて
話しかけてくるこの男はどうも苦手だ。

「と、とにかく!あのカクシターズブルーの兄を始末すれば
 汚名返上出来るってわけよね?
 やるなら早いに越したことはないし、今すぐ行くわ」
立ち上がり、足を踏み出した所でロンの顔がずい、と迫る。
「な、なによ、まだ話があるっていうの?」
「お待ちください。そんな泣き顔のまま出かけては…」
眦に柔らかなものが触れたかとおもうと涙をゆっくりと丁寧に舐めとられていく。
「ちょっ…!!…ひゃっ」
不意の、そして慣れない感触に思わず声が漏れてしまう。
「初心な反応が可愛らしいですね」
「な!!」
「…こんな魅力的な、しかも自分に思いを寄せているとわかっている女性が
 側に居るというのに理央様はどうしてメレ様を抱かないのでしょう?」
「!!!!!」
あまりの発言に言葉も出ない。
口をぱくぱくとさせていると睫毛と睫毛が触れそうな距離まで顔を寄せたロンが呟いた。
「リンリンシーだから抱けるはずが無い?」
唐突に突きつけられた事実に目を伏せ唇を噛みしめる。
わかっていることとはいえ、いざ他人から指摘されるとなると腹立たしい。
だいたいなんでそんなことまでこの男に言われなければならないのか。
「そ、そうよ、屍体を抱ける訳なんて無いじゃない!
 万が一そういう雰囲気になったとしても体が反応しないんじゃ
 どうしようもないでしょう?!」
声を荒げ、キッと目の前を見据えるとそこにあったはずのロンの顔が消えている。
それに気がついた瞬間、耳からゾワリとする感触が背中に抜けた。

625話 -幕間- その2(獣拳ロン×メレ):2007/08/21(火) 22:32:49 ID:qea5nmao

耳朶を軽く食みながらロンが問いかけてくる。
「…本当に体は反応しないんですか…?」
くすぐったいような、ぞくぞくとした感触が耳元を支配する。
リンリンシーとなってからは感じたことの無かったこの感覚。
戯れに自ら慰めようとしたことはあったが、
その時にはなにも感じなかったのに何故この男によって呼び覚まされるのか?
流されそうになりつつもなんとか踏みとどまると
ぴったりと体を寄せているロンを思い切り押しのけ石段を駆け下りた。
「は、反応なんてしないわよ!
 …もう行くんだから!追いかけて来ないでよ!!」
少し距離を置き、改めて真正面から見据え睨みつけるが
手荒に押しのけられたことを意に介していないかのように
ロンはとらえどころの無い微笑みを浮かべている。
「がんばってくださいね。…いろいろと」


理央様の為になるという話を持ってくるとはいえ、
肝心な所はぼかしているこの男。
何を目論んでいるのか今の所見当もつかない。
とはいえ、この男の「耳寄りな話」が何かしらのきっかけを与えてくれていることも事実。
話を聞かない訳にも行かないのが癪に障る。
そしてこうやってやり取りをしていても
とらえどころの無い様はまるで雲を掴むかのようだ。

…この男はやっぱり苦手だ。

メレはカツカツと石段を下りきると後ろを振り返ること無く臨獣殿を後にした。


                           <おわり>
7名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:57:37 ID:xH6ZrCde
>>5-6
GJ!メレのよろめき具合がよいです。ロンによって理央メレがいろいろ
発展しそう。

ゲキレンは今までのキャラが健全すぎて(個人的には理央メレも健全)なかなか
エロパロしにくかった感があるけど、ロンとゴウはそういう意味では期待の
追加メンバーな気がする。
8名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 23:46:44 ID:l/YT5fAu
>>5
GJ。ロン妖しすぎる

>>7
同意
その分16話は、激しく萌えたなー
9名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 23:53:30 ID:0ONvm7wR
>>7
せっかくの大告白大会の「好きだ!大好きだ!」も
ほのぼのすぎてエロどころか和むからなー

まーそれはそれで可愛くて微笑ましくて好きなんだが。
ゲキの3人は同じ布団で手つないで寝ててもやらしい雰囲気なさそうだw
よくてレツがちょっとドキドキするくらいか。
10名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:39:22 ID:+gaHEQYT
新スレ
11名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:40:52 ID:+gaHEQYT
すみません、間違って書きこんでしまいました。
新スレ嬉しいです、ありがとうございます。>>1

早速駄文を繰り出して恐縮ですが、光青桃をアップさせて頂きます。二人の初めての時ネタです。
まだ続きが書けそうなので、出来次第上げるかも知れません。とりあえずは第一章という感じで…。

お好みでない方は、光青桃「Baby Pink」でNG登録をお願いいたします。
12光青桃「Baby Pink」:2007/08/22(水) 00:43:31 ID:+gaHEQYT
その日は、意外と早くやって来た。
夢見ていたより、もっとずっと、あっさりと。

お風呂上がりにリビングでお茶を飲んで、ハルカに髪を乾かしてもらいながら、TVを見て少し喋って。
こんな風に、姉妹みたいに毎日を過ごす友達が傍にいるっていいな…小さな幸せを噛み締め、おやすみを告げて部屋を出た。

薄暗い廊下。
物音一つ立てず、生きているか心配になるタケルの部屋の様子を確認して、いつも何故かほんの少しだけ開いているケンタの部屋を通りがかりに閉めてやるのが、全員の無言の仕事。
アキラの部屋は…と窺って、モモコは気がつく。
自分の部屋の前を陣取る影。

「どうしたの?」

しっかり拭いて来なかったのだろう。髪から零れる雫が床を、彼のTシャツの肩を、しっとりと濡らしていた。
モモコは手にしていたタオルで、そっと思い詰めた表情を湛えた彼の髪を撫でつける。
「まったく、もう」
溜息をついて、鍵を開くと。
「入れてよ」
いつになく低い声が、耳のすぐ後ろから投げかけられた。

13光青桃「Baby Pink」:2007/08/22(水) 00:45:31 ID:+gaHEQYT
限界。
部屋に入るなり、アキラはそう言って崩れ落ち、
「…湯船に浸かって、のんびりしてたらさぁ」
恨めしそうな口調で語り始める。
「女風呂から、物音するじゃん。シャワーとか」
「は?」
急に何言ってんのこの子…モモコは身構える。
確かに浴室は男女隣り合ってはいるが、向こう側の物音についてなんて、考えたこともなかったから。
「あぁ、モモコかもって。そう思っただけで死にそうになるの、俺は」
貶している訳ではないだろう、多分。でも褒められている気にはなれない以上、戸惑いは消えないまま。
「なら、さっさと出ればいいじゃない?」
だから、的はずれな答えを返している。
案の定、アキラは盛大に首を振って、モモコの意見を否定した。
「違う〜!そうじゃなくて〜!」
冷たい雫を撒き散らす。
モモコは慌てて新しいタオルを取り、駄々っ子のように床に座ったままのアキラの前に屈み込んだ。
タンクトップを着ただけの無防備さが、どれだけアキラの脳天に響くか…そんなことに気づきもしなかったのは、彼女がまだ自分自身の持つ魅力に気がついていないから。

嘘みたいだ、とモモコは思った。
のしかかって来る熱さと重みで、背中が床にくっつくまでの数秒間。
アキラの恐ろしく真剣な眼差しから、目が離せなくなった自分のことを。
14光青桃「Baby Pink」:2007/08/22(水) 00:47:28 ID:+gaHEQYT
頭がぶつかる衝撃を覚悟した時、アキラの掌が後頭部を掬い上げた。
突然差し出された柔らかな枕が、そのままモモコを引き寄せる。
噛みつくように唇が重なって来ても、まだ状況は掴めないまま。
「ア、キ…!?」
ただ呼吸が、名前が、出てこないだけ。
背中側に肘をついて、必死で身体を起こそうとしたけれど、下肢にかかる異様な重さがそれを出来なくさせた。

次第に触れる唇の角度が、深度が変化を見せ始める。
目を閉じたアキラ。もう二度と開く気なんてない、とでも言うように強く。
「ぁ…」
ほんの僅かな隙間から呼吸を逃したら、何とも言えず甘く、柔らかい感覚が宿った。
それでやっと、モモコは気がつく。
生まれて初めてのキスを、アキラと交わし合っているのだと。

想い描いていたものとは、全然違った。
必死。相手はそんな風だし、自分は目を伏せられない。美しくも麗しくも何ともない、これが現実。
突然、しかも冷たい床に押し倒されたことも、予想外なんてレベルじゃない。
今まさに、心に描いていた理想のファーストキスの夢が崩れてしまった。
苦しい。そして、生々しい感触に侵されて、パニックの一歩手前だ。
15光青桃「Baby Pink」:2007/08/22(水) 00:49:39 ID:+gaHEQYT
だがモモコは次第に、今までで一番近くに感じられるアキラに、不思議な気持ちを抱き始める。
不自然に畳んだままだった足を開くと、招き入れられたように俊敏な動きで身体が入り込んで来る。
頭の下の掌は、相変わらずモモコを固い床の痛みから守ってくれていて、その分だけキスは激しくなって。

「モモコ」
ほんの少しだけ離れた唇の間で、吐息混じりの声がする。
潤んだ丸い瞳は、いつもより少し艶っぽく見えた。
少年の持つエロスというものがあるなら、これがそうかも知れない。
見つめられて、一瞬にして溶かされてしまいそうになった自分がいる。
「モモコ…」
耳元に唇が近づいて来て、舌が静かに這い始める。初めは、思わず笑ってしまうくすぐったさ。
だが、次第にもどかしく、物足りない感覚が現れて、モモコは気づかぬうちに身体を震わせてしまう。

髪を梳かれて、肩や腕、脇腹を撫で上げられて、アキラの押し止めようとしていた指先から力が抜ける。
「ふ、…ぁ…っ」
小さく声が零れてしまったのは、アキラの唇が首筋に滑り込んで来たから。
「や、だ…」
拒絶の言葉に、アキラはゆっくり顔を上げる。
既にいくつかの赤い痕が、花のようにモモコに捧げられていた。
16光青桃「Baby Pink」:2007/08/22(水) 00:50:52 ID:+gaHEQYT
「死にそうだって、言ったでしょ」
アキラは強気。でも、表情には影が滲んでいる。
「いつまで我慢しなきゃダメなの?戦いが終わるまで?」
直球の質問に、モモコは答えることが出来ない。別に、相手を黙らせるほどに確固たる制限を持っていた訳ではないから。
他愛のない、希望として胸に抱いていた想い。
その瞬間を、二十歳の誕生日の夜に迎えたいという、幼いままの夢。
今時、現役の少女でも思わないようなことを、言えるはずがない。

「俺が望んでるほど、モモコは俺と一緒にいたいとは思わないんだね」
アキラの、そんな気持ちは知っていた。強引に無邪気に、伝えられていたから。
だから、そんな彼にしては珍しい、弱気かつ排他的な物言いが引っ掛かった。
「そんなことない」
…絶対ない。
モモコはそれを強く念じて、アキラの瞳を見つめ返す。
分からない訳ではないだろう。これだけ強く、深いオーラを感じれば。

でも、理屈や仕種がそうだからって、だから何だ?
一番欲しい相手の姿、裸のままの内面を感じられなければ、意味なんてないんだ。

アキラから返って来る情熱は、やがてモモコに火をつける。
17光青桃「Baby Pink」:2007/08/22(水) 00:51:43 ID:+gaHEQYT
まさかこんなことになるなんて思ってもいなかったから、心も身体も、まだ落ち着き所が見つかっていない。
それを困惑と人は言うのかも知れないけれど、彼を欲しいと思う心は、確かに存在する。
まだまっさらなままのモモコの、それは一つの実感。

「優しくするから。って言っても、俺初めてだから、加減の仕方なんて分かんないんだけど…」
勝手な要求と労りが一つになった、つまりとても正直なその声に、モモコは笑った。
怖がりはする、未知の世界のことだから。
でもそれもアキラと同じだと思えば、それほど忌むものではないのかも知れない。
「あたしも、初めてなんだけど」
だから正直に、告げてみた。
「…。――えぇっ!?」
一拍間があって、心底素っ頓狂な声を上げるアキラ。
自分より年上ってだけで、皆円満に経験してると思うな、とモモコは心の中で毒づく。

「がっかりした?百戦錬磨のおねーさんじゃなくて」
「んー…」
アキラは、目にかかった自分の前髪を吹き上げて、黒目をきょろりと一周させ、答えた。

「すっごい嬉しい。だって、俺だけってことだもん」
18光青桃「Baby Pink」:2007/08/22(水) 00:52:46 ID:+gaHEQYT
モモコの身体を起こし、座らせる。
その細い両足を跨ぎ、片膝を付いたアキラは、まるで姫に生涯変わらぬ忠誠を誓うお伽話の騎士のようだ。

「大好きだよ、モモコ」

今度は優しく、触れるだけのキスが落ちて来て、モモコは自然に目を閉じていた。
初めて会った時からずっと、と、アキラは続ける。
そんなの嘘っぽい。でも、そんな戯言が伝わると信じて疑わない真っ直ぐな彼を、モモコもまた、たまらなく愛しいと思う。

「…ここだと、痛いんだけど」
ベッドを一瞬指差して移動を求めると、アキラは満面の笑みを浮かべて頷いた。
すぐに、自分より小さいはずのこの身体の何処に、と思わせるほどの力で抱き上げられて、柔らかなシーツの上に乗る。
乱れた髪を整えるように撫でて、アキラは片手でモモコを抱きしめた。そのシャツを掴んで、モモコは密かに深呼吸をする。

もう、後戻りは出来ない。
するつもりも、多分ない。
そんな覚悟を忍ばせて、そっとアキラに囁いた。

「電気、消して?」

その日は、意外と早くやって来た。
夢見ていたより、もっとずっと、あっさりと。

それは世界で一番好きな人と、永遠の一瞬を分け合う夜――。


<終>

19名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 01:01:12 ID:JanjkOFq
>>11
GJ!
青桃だけでなく、他メンバーの雰囲気も出てるとこがいい。自分は光は詳しくない
けど入り込める。ケンタ、ドア閉めろよw
で、続きお待ちしてます。
20名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 01:24:29 ID:imgP0Ifx
光青桃をまた拝見できるとは!
嬉しいです、ありがとうございます。

過去二作品を拝見した時にも思いましたが、>>19さんが
書かれているように、他の面々の雰囲気が出ているのも
いいですね。
続きが書けたらまたいらしてください。楽しみにしています。
21名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 02:35:37 ID:gr4JtucE
>>1
新スレ乙です。
22名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 19:46:31 ID:sLqX64rH
新スレ今北!
先ずは、>>1さん乙です!

>>5-6
後ろからの愛撫って、エロいっすね!メレがケナ可愛いっす。

>>11-18
また、光青桃が読めると思わなかった!GJ!
しかも、まだネタがあるなんて!もう、ネ申だ!
23名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 20:59:10 ID:mBfOobRH
光桃といえば、ようつべで念願の20話を見ることができた。
ボロボロになりながらも、生地を破ってハチマキ巻いて気力を振り絞って、変身なしで戦う桃ヨカタ。
倒れて赤にお姫様抱っこされるのも…(*´Д`)ハァハァ
最後巨大ロボが沈むのも圧巻だったし。
24名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:17:09 ID:kIKBf/EX
こんなこと書いたらいけないのかも知れないけど、ここの職人さんってサイトとか持ってないのかな?
すごく力のある人ばかりだし、もし活動してるなら、他の、エチなしな作品とかももっと読みたい。
最近は検索よけとか多くてうまくたどり着けないから、せめてヒントだけでも教えてもらえないかなあ…?>>職人様
25名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:36:14 ID:yc7cvWcy
エロを書いてるとはおおっぴらに言えない人とかも多いんじゃないか?
ここ匿名だから安心してエロ書けるって部分もあるし。

特撮専門のサーチとかで地道に探すのが一番じゃないかと。
26名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:41:59 ID:klJIGXIe
エロといっても、最近は本番なしの生殺しばっかりだし
別に人に見せても支障はないんじゃない?
市販のラノベよりここの方が余程控えめな気がするw
27名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 01:16:43 ID:FLsKeB9F
ここでヒント出したら検索よけしてる意味ないんじゃないかw
ただ、肝心の「特撮専門サーチ」自体が検索よけしてるんじゃないの、
という話もあるわけだが。それじゃ探しようがないよね。
28名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 11:33:09 ID:htgVDw+7
残暑厳しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
前スレでチーフとさくらにソープゴッコをさせた者です。
先日ゲキレンの映画を見に行って、何故か去年の映画でネタが降ってきたので、
残暑お見舞い代わりに落します。

冒険赤桃でエロあり。9スレ消費予定です。
前スレ491−493『所有欲』の続き。
ガラスの靴や、風水より先に映画自体は公開されていたと思うのですが、映画は具体的に
本編何話と何話の間と定義されてなかったと思うので(間違ってたら済んません)
勝手に風水の後に映画ネタを持って来てます。
赤桃嫌いの方はもちろん、風水の後に映画じゃ時制が変で嫌な方も鮮やかなるスルーを。
あと、誠実じゃない赤い人が嫌いな人もスルーお勧めです。
29所有時間1(冒険赤桃):2007/08/25(土) 11:34:43 ID:htgVDw+7
「つきあってくれ。」
 一日の仕事を終え、帰宅しようとしていたところに上司からそう声を掛けられ、詳しい内容
を聞く前に
「はい。」
 と返事をしてしまったさくらであった。

 つい昨日とんでもないプレシャスのお陰で、人生最悪とも言える酷い目に遭った明石が、
厄落としをしたいと言って、さくらと共に訪れたのは近所の神社。
 明石に取り付いた不運は既に解除されているはずなのだが、それでも妙に運勢や占いを気にしている。
普段は自信たっぷりで、傲慢ともいえる態度すら取る上司のそんな一面が好ましく、もっと
言えば可愛らしく思えて、さくらも特に異論は挟まず明石に付いて来たのだ。
 もっとも厄落としと言っても、神主さんにお払いをして貰う訳でも無く、ただ賽銭をあげて
手を合わせるだけであったのだが。
 折りしもその神社は夏祭りの日だったらしく、参道には綿飴やくじ引き、金魚すくい等の
様々な屋台が軒を連ねていた。
 子供の頃以来縁日なんて来ていないと言った明石に、今まで眺めるだけで来たことすら無い
と答えたさくら。それならばと、二人は縁日をめいいっぱい楽しむことにした。

「そう言えば、どうして私を誘われたのですか?」
買って貰ったタイヤキを胸に抱え、部屋まで送ってくれた明石に、今日ずっと疑問に思って
いた事を思い切って聞いてみる。
――たまたま近くにいたから。とか多分そんな理由なんでしょうけど。
「悪いことがあった後は、良い目を見ないとな。
だから好きな女と行った方がより効果厄落としのがあると思って。」
「・・・・・・はい?」
 脳に言葉が染み込むのに時間が掛かった。そして言葉は理解出来ても、その意味を解析する
のにまだ時間が掛かっている。
 そんなさくらが分かっているのかいないのか、
「オヤスミ。」
と一言告げると、スッと掠めるように、さくらが目を閉じる暇も与えず、彼女の唇を奪って
明石は自室に引き上げてしまった。
 それが5日前。
30所有時間2(冒険赤桃):2007/08/25(土) 11:36:17 ID:htgVDw+7
――たった5日で、ベッドに組み敷かれているのってどういう事ですか?!
 さくらの困惑をよそに、明石はさっさと作業を進めてゆく。
 その手際の良さは他人事ならいっそ惚れ惚れするのだが、如何せん今は自分の身に降り
かかっているのである。
 さくらは大いに・・・慌てた。
 
5日前に厄払いに行って以来、毎日仕事が終わると、食事に行こう、ドライブに行こう
と誘われて、今日は明日休みだから一緒にDVDを見る為に明石の部屋を訪問。
 本当はさくらの部屋に行きたいと言われたのだが、散らかってこそいないものの、女性の
部屋としてはあまりにも殺風景な自室を見られたくなくて、半ば強引に明石の部屋を訪れる
事にしたのだ。
 同じフロアの明石の部屋は、部屋の間取りも備え付けの家具も、基本的にはさくらの自室の
ものと同様で、違いと言えば色々なジャンルの、もちろん大多数を占めているのは冒険物なの
だが、本を納めた本棚ぐらいだった。
そしてさくらは、初めて入ったその部屋が何故かとても落ち着いた。
 キッチンを借りてさくらが夕食を作り、ビールで乾杯。酔っ払わない程度にアルコールを
堪能し、食後に二人ベッドを椅子代わりにDVDを見始めた。
 
 DVDの内容自体は、最近レンタルが開始された話題作で、二人ともそれなりに楽しんだと
思う。ただ、さくらにしてみれば、隣に座って映画を観賞している明石の手が自分の髪に触れ
たり、肩を抱いたりするのが気になってしょうがない。
 時々盗み見るように明石を見上げれば、本人は全く気にしていない様子でDVDを見ている。
 気にしていないと言えば、仕事中だってそうだ。
 初めてキスされた翌日、さくらは明石の顔をまともに見ることすら恥ずかしかったのに、
一方の明石は全く普段通り接してくる。それに釣られてさくらもいつもの様に業務をこなす
事が出来、もしかして昨夜の事は自分の夢だったのかと思い始めたら、仕事が終わって食事に
誘ってくる。そして、部屋に送るついでに「オヤスミ」のキス。
 そんな事を4日繰り返して今日に至る。
 
 DVDが終了した時、時計の針は12時を指していた。
「チーフ、それでは今日はこれで失礼します。ありがとうございました。」
 ベッドから立ち上がりかけたさくらの腕を素早く明石が掴み、
「今日は泊まってゆけ。・・・・いや、帰すつもりは無い。」
 そのままベッドに組み敷いた。
31所有時間3(冒険赤桃):2007/08/25(土) 11:37:15 ID:htgVDw+7
 部屋の戸口で交わす「オヤスミ」のキスは、ただ触れ合う感じのモノで、日を追う毎にその
時間が長くなってはいたが、大人のキスでは無かった。
 今は、角度を変え、柔らかく下唇を噛み、いかにも唇の味を味わい尽くそうとするかの様だ。
それがどういう意味を持つのか、まともな恋愛なんてした事が無いさくらだって分かっていて、
だから・・・・。
慌てた。

「まっ待って!!ちょっ・・・!チーフ!!」
「・・・なんだ?」
 口付けながら、器用にさくらの服を脱がしかけていた明石が、いかにも不満そうに動きを
止める。そんな明石を上目遣いに見やり、呼吸を整えることもままならないさくらが肩で息を
しながら、ここ4日ばかり胸中を占めていた質問を辛うじて行った。
「あ、あの・・・。こんな事って、その・・・。『そういう仲』の人達がするんですよね?」
「お前の言う『そういう仲』がどういう仲なのか俺には分からんが・・・、少なくとも俺達の
 仲でして悪い事では無いだろう?付き合っていたら普通の事だ。」
「・・・やっぱり付き合っているんですか?」
「不満か?」
「不満とかじゃなくて・・・。どういう状態か私にはよく分からなかったので・・・。」
 それは、正直明石の本心が分からなくて戸惑っていたと言うことで。
 不安そうな眼差しを向けるさくらに、明石はまるで泣いている子供を安心させる様な優しい
笑みを浮かべた。そして、「オヤスミ」の時の様な触れるだけの軽いキス。
「お前に好きだと言ったし、付き合ってくれも、ちゃんと言ったはずだ。」
 そう言った時にはもう、自信たっぷりで、傲慢な上司の顔になっていたが。
「・・・そんな事、いつ仰りました?」
「厄落としに行く前。お前だって承諾しただろう。」
 言われて、さくらは必死に記憶を辿った。
 仕事が終わって帰ろうとしたら、「つきあってくれ。」と言われて「はい。」と答えて、
それから一緒に神社に行って、お参りして、夜店を見て、それから部屋まで送って・・・。
 あれ?今、つきあってくれって言葉が出てきたような・・・?
「・・・もしかして、仕事終わってすぐですか?」
「そうだ。」
「・・・・・・分かりません!」
「これ以上は無いぐらい、ストレートでシンプルな言葉だったぞ。」
 これ以上の議論は無駄とばかり、再び明石が覆い被さろうとしてきた。
32所有時間4(冒険赤桃):2007/08/25(土) 11:39:45 ID:htgVDw+7
「もう一つ聞いて良いですか?!」
「なんだ?」
 今更逃げ出すなんて無理な事は分かっているが、それでもどうしても聞いておきたかった
ので、行為を中断されっぱなしでいっそ不機嫌そうな明石に、思い切って質問をぶつけてみる。
「・・・付き合って5日でこんな事するのって、・・・早くないですか?」
「人によりけりだろう?」
「でも・・・!わっ私、初めてで・・・。その、心の準備と言うか・・・」
「初めてな事については大体見当は付いていたし、そんな事はこちらが考慮する事だ。
 それに・・・、ミッション中でも準備無しでいきなり本番一発勝負だったことは今までも
あっただろう?これからだってそんな事が起こる可能性があるんだ。普段から慣れておけ。」
 そんな自分勝手でワガママな理論を振りかざし、明石は熱い唇で反論しようとするさくらの
口を塞いだ。

 さくらだって子供じゃない。世の中にはこういうキスがある事ぐらい知っている。でも知識
として知っているのと、実際体験するのでは大違いだ。
 わずかに開いた隙間から無遠慮に口内に侵入してきた舌。恐る恐る自分のそれを触れ合わせ
たら、ようやく獲物をモノにしたように、明石が喉の奥で笑った気がした。
 次第にぼんやりする意識。なのに、服を脱がそうと触れてくる手の感触だけは嫌にはっきり
分かってしまう。
 今の彼には自分はどう映っているのだろう・・・?
 強引極まりないやり取りの末に、彼の要求を受け入れてしまっている自分は・・・。

 服を脱がせていく段階で、さくらが泣きそうな顔で「明かりを消して下さい。」と懇願して
きた。明石の正直な気持ちとしては、その願いは却下。念願のさくらの身体をじっくり見る事
が出来ないからだ。
――だが、初めてだと言うし。それに朝まで所有時間はたっぷりあるんだ。
  後でゆっくり観賞させてもらう。

元々部屋の明かりはベッドサイドのスタンドライトだけにしていたので、消すのは容易い。
 さくらの願いを聞き届け、手探りで服を脱がせる。そして自分も。

 闇の中に仄白く浮かび上がるさくらの肢体は。
 その名の通りさくらの花びらのように。
 儚くて美しかった。
33所有時間5(冒険赤桃):2007/08/25(土) 11:41:37 ID:htgVDw+7
 唇が首筋を這い、耳朶を噛む。細い項に唾液の跡を残しながら軽く吸い付けば、堪らず
さくらが深い溜息を吐いた。
「っあ・・。」
 やがて胸の頂に辿り着き、舌先で赤い実を転がした時、初めて声を漏らした。
その声を聞いて、明石の戒めが一つ緩む。
もっと声が聞きたくて、夢中で胸をまさぐり形の良い膨らみを情欲のまま強く吸い上げ、
幾つも赤い跡を付けた。
「んっ!・・・やあ・・ああ!!」
 胸に顔を埋めたまま上目遣いに彼女を見れば、闇に慣れた目に、ぎゅっと眉を寄せ、固く
瞳を閉じた表情が見える。
 初めて経験する感覚に流されないよう必死に抗っているのか、左手でシーツを握り締め、
右手の甲を噛んで声を堪えようとしていた。
 そんな仕草が余計に明石を駆り立てる事も知らずに。
 
「あっ・・チーフ・・あん!!」
 熱い唇で、濡れた舌で、さくらの身体の何処にも触れていない場所は残さないかの様に、
愛撫を施していった。
 胸も、肩も、二の腕も、乱れた呼吸で少し上下が早くなった腹部にも、目に付く所全てに
自分の所有印を付けて。
 大きな手で腿を撫でたら、恥じらいからか、彼女は反射的に膝を閉じ合わせた。
「・・・さくら。」
 懇願するような声。
 その声にさくらが恐る恐る目を開くと、そこにはどうしたら良いか分からず、途方に暮れた
明石の顔。
――チーフのそんな表情、初めて見ました。
 思わず明石の顔に見入り、さくらが自分の膝に掛けられた手の感触を忘れかけた一瞬を
突いて、手が内腿に滑り込んできた。
 ニヤリ。
 口の端を吊り上げた、凄みのある、それでいてエロティックな笑み。それも初めて見た。
 騙された事を知ってもさくらには、もうどうしようも無かった。
 すぐに明石に翻弄されてしまったから。
34所有時間6(冒険赤桃):2007/08/25(土) 11:44:10 ID:htgVDw+7
 繁みを撫でたら、驚いて身体を起こそうとしたので、また口付けてベッドに縫い付ける。
 指で濡れて潤んだ秘唇を撫でたら、びくりと身体が震えた。
 そのまま奥の暗がりに指を埋め、ゆっくりと慣らしてゆく。
「っうん!・・・やっ・・・チーフ・・。」
 場所を確かめ、そそり立った欲望の芯を彼女に宛がったら、これからの事を予想してなのか、さくらが明石の逞しい肩にしがみ付いて来た。
「・・・大丈夫だ。」
 なるべく優しく。彼女が怯えないように。

「いっ!!・・・!!!!」
 ゆっくり身を進め、さくらが少しでも痛い思いをしないで済むように配慮はした。
でも、予想通り、いやそれ以上に中の締め付けが強く、半分程入り込んだ所で、それ以上
進めなくなってしまった。
 想像以上の快楽と、先に進めないもどかしさはいっそ苦痛にも感じ、明石は顔を歪める。
 しかし、さくらが感じている痛みは彼以上だろう。
 あまりの痛さに声を上げることすら叶わず、唇を噛み締め、明石の背に爪を立ててひたすら
耐えることしか出来ない。

「・・・止めるか?俺はそれでも良いぞ?」
「嫌!!止めないでくださ・・・。」
「しかし・・・」
「お願い・・・。もう少しだけこのまま・・・動かないで・・・。」
 
 さくらを抱きたいのは山々だが、だからと言って無理強いして彼女を苦しめたい訳ではない。
 正直、ベッドに押し倒してここまで持って来たのは計算通りだった。
 そしてさくらが処女だということも予測済み。
 しかし繋がった瞬間のさくらの反応と自分の悦楽は計算外で、下手をすると我を忘れそうな
明石が、いわば逃げの一手で掛けた言葉を、さくらが強く拒否した。
 予想外の展開。
 案外、冷静なのはさくらの方かもしれない。
 そんな考えに苦笑しつつ、明石は、さくらの健気な言葉に漸くいつもの自分を取り戻す。
 そして彼女の要求に従って腰を動かす事はしないものの、緊張を解き解すべく、かみ締めた
唇を舐めて開かせ、深く深く口付けた。
35所有時間7(冒険赤桃):2007/08/25(土) 11:46:44 ID:htgVDw+7
 相変わらず、貫かれた胎奥が痛い。
 そして、当たり前なのだけど、彼が男であることを生々しく感じる。
 でも、さくらの求めに応じて待っていてくれる事や、宥める様に口付けたり、優しく身体を
撫でてくれる事で、少しずつ余計な力が抜けてゆき、それを見計らったかの様に、ゆっくりと
明石が腰を揺らめかせ始めた。

「痛いか?」
「だっ・・いじょうぶです。」
 本当は苦痛に苛まれているだろうに、無理に微笑みを浮かべるさくらが本当に愛しい。
 だから心の中で詫びる。
 もう、我慢の限界だ。

 動きが徐々に早くなっていくのが分かる。慣れていない身体が悲鳴を上げそうだ。
 でも、涙で滲む視界で見上げた明石が、欲望を剥き出しにした純粋な牡の目をしていて、
恐怖を感じたのと同時に、そのあまりにも魅惑的で色気のある表情に見蕩れてしまった。
 そして、その双眸がただひたすらジッと見つめているのは、他でもない自分自身。
 それを自覚した瞬間、身体の奥底から感じたことの無い快感が湧き上がって、すぐさま
さくらを支配した。

「声を・・我慢するな。・・・ちゃんと聞かせろ。」
 このままだと快楽に流されて、自分が果てしなくふしだらになりそうで、せめて声を堪え
ようと指を噛んだが、明石はそれをあっさり外し、仕事をしろとでも言うかの様に命令した。
 すぐさまさくらは首を振って抵抗したが、今までで一番強く突き上げられ思わず声が漏れる。
「あん!!・・いっ・・んんっ・・・あっああ!!」
 一度声を漏らしたら後は歯止めが効かず、ひたすら甘い鳴き声を部屋に響かせてしまう。
 さくらの身体と共にその耳に快い声も、明石は存分に堪能した。

「・・・チーフ。・・・好きです・・。」
 涙を零しながら、恥じらいも何もかも捨てたさくらが、やっと明石に自分の気持ちを伝える。
「・・・やっと言ったな。」
 言われなくても分かっていたが。
 貪るように口付け、秘所と唇を繋げたまま高みを目指し腰を振り立てた。
「あっ!やあ!いや!!やっ・・・ああああ!!」
 涙交じりの声を上げさくらが果てた時、最後の締め付けで限界を迎えた明石が彼女の中から
自身を引き抜き、さくらの白い肌に欲望の証を飛び散らせた。
36所有時間8(冒険赤桃):2007/08/25(土) 11:49:02 ID:htgVDw+7
 目覚めは小鳥のさえずりでも王子様のキスでもなく、アクセルラーからのけたたましい
呼び出し音だった。
 寝ぼけ眼で慌ててジャケットを探し、その過程で隣にいた明石も起こしてしまい、ついでに
裸のままでいたのでそれを何とかしようと無理やりシーツを引っ張り身体に巻きつけたら、
シーツを引っぺがされた明石の裸体が目に入り、きゃあ!と悲鳴を上げつつネガティブ出現で
緊急呼び出しかと急いでアクセルラーに応答すれば、相手は予想外の人物だった。

「さくらさ〜ん。まだ来ないの?もうみんなとっくに集合してるよ?」
「・・・集合?」
「あっ!!忘れてたの?今日みんなでプール行こうって約束したじゃない!」
 思い出した。
 メンバー全員で休みが取れる日にプールに行こうと計画し、それが今日だったのだ。
 ここ最近仕事以外は明石の事ばかり考えていた所為で、すっかり忘れていた。
「そっそうでした!ごめんなさい!!」
「もう。一緒に水着だって買いに行ったのに!」
「本当にごめんなさい。もう先に行ってて下さい。私も後から行きますから。」
 プールは明石とさくらも参加すると菜月に約束していたのだ。それを反故にするわけには
いかない。
 いくら初めての後で、身体が重くても。

「じゃあ、菜月達スーパーでおやつとか買ってるから、その間に準備できる?」
「出来なくも無いと思いますが・・・。」
「それじゃ決まりっ。30分後にここ来れる?」
「努力します。」
「後ねえ、チーフも忘れてるみたいで、まだ来てないの。」
「・・・チーフには私から連絡します。」
 通信を切り振り返れば、シャツと下着を身に着けた明石が、ベッド壁に凭れながらさくらを
見上げていた。
 意味深な笑みを浮かべながら。

「二人とも風邪引いたことにしないか?」
「二人同時に風邪を引くなんて不自然じゃないですか。20分で準備して出て下さい。」
「たった20分で外出準備とは、ちょっとしたボウケンだな。」
 だったらもっと急いで下さい!という言葉を飲み込み、さくらは慌てて自室に戻った。
そしてダッシュで着替えと水着等もろもろの準備。
 なんとか30分後の集合には間に合った。
37所有時間9(冒険赤桃):2007/08/25(土) 11:53:19 ID:htgVDw+7
「あれ、さくらさん、なんか虫に刺されちゃったの?」
 水着に着替えようとしてシャツを脱ぎかけたら菜月にそう言われて、さくらは手を止めた。
「虫?」
 別に痒みは感じないなと思いつつ、菜月に指し示された脇腹をシャツを捲り上げて見れば、
確かに赤くなっている。でもこれは、虫などでは無くて・・・・!!!

「ねえ〜、さくらさんも泳ごうよ〜。」
「そうですよ。せっかくプール来たのに泳がないなんて勿体無いですよ。」
 さっきから、菜月と蒼太がしきりにさくらを誘ってくる。
 その気持ちは有難いし、新しい水着に明石はどんな反応を示すのか、興味もあった。
 実際、水着に着替える直前までは泳ぐ気もあったのに・・・。

「チーフもさくらさんの水着姿見たいんじゃないかな?」
「そうだよ!お洒落なビキニなんだから。そんなパーカー早く脱いじゃって!!」
 無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!!!!!!!!
 菜月はともかく、蒼太や真墨が見れば虫刺されなんて言い訳は絶対通用しない。
 何せ、普段から露出している首筋は辛うじて避けてくれたものの、胸も二の腕も背中も
腹部も足の付け根でさえ、明石が付けた跡が無数に残っているのだ。
 自室で着替えた時は気付かなかった。だって凄く慌てて急いで着替えたから。
 でも、明石はさくらがアクセルラーで応答していた時点で気付いていたのだ。
 だからこその、あの意味深な笑み。
――イジワル!

 いつの間にか、さくらが上着を脱ぎたくても脱げない元凶を作った男が側に立っていた。
 思わず恨みがましく見上げたさくらの視線を受け止めた明石は、彼女の耳元に顔を寄せ、
「水着を着ているとは言え、誰が他の男にお前の身体を見せたいと思う?」
 なんて、いけしゃあしゃあと言い放った。
 ということはつまり、これは昨夜から既に計画していた事で・・・・。

――どうかチーフが、少しぐらいは痛い目見ますように!!
  きっと私では仕返しなんて無理だから、神様でも仏様でも適当にお願いします!
 さくらはプールサイドで、心から祈った。

 でもその後、明石が父親から貰った大事な時計を無くして適当な願いが本当に叶ってしまい、
さくらは内心、やっぱり慌てたのであった。

                             END
38やっぱり反省職人:2007/08/25(土) 11:56:12 ID:htgVDw+7
以上です。
そして初っ端、いきなりsage忘れた自分は、砂漠でも放浪してきます・・・orz
それでは暑い日がもう暫く続くようですが、皆様体調など崩されぬようお過ごし下さい。

ps.>>24
   ちなみに自分はサイト持ってなくて、作品出してるのはここだけです。
39名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 13:30:39 ID:w6Yr+/YA
聞いてねえよw
そして自分で職人って言うなw
40名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 13:49:28 ID:fOKRZ24b
これが夏か…

>>38
GJ! 所有シリーズの初めてバージョン楽しかったです。
41名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:39:13 ID:aqRV9Qv7
>>38
すごく良かったぁ〜〜。
おまた濡れちゃいました。
変な事言う人は無視してくださいね。
楽しみにしてますので頑張ってくださぁい。、また覗きにきまぁす。
42名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 15:10:25 ID:uj+/9Jgb
>>41
「おまた」はよせw
43名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 17:01:06 ID:aqRV9Qv7
>>42
あ、ごめんなさい。
根がはしたないものでツイ…。
44名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:13:42 ID:emTUMqBZ
夏休みは今週で終わりなんだぜ☆


>>38
オチが映画に繋がるとは…GJ!!
45名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 21:40:43 ID:Vmd+Zlhg
いいっすねー!所有シリーズ大好きなオレとしては大満足です。オチが映画のオープニングってのもGJ!
46名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 07:49:29 ID:vUGfHg8C
今週はショボーンなペンギンが可愛すぎる
47名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 01:38:16 ID:3uggDlNS
ゴリラとペンギンに萌えた。
はしゃぐペンギンを大きく暖かく見守るゴリラ。
あの小屋で普段何してるのかと。
48名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 10:38:30 ID:5beJ8++2
ペンギンが、ラゲク様とは別の意味でえろく思えてきた。妖艶エロと明るいエロ。
ナースコスなんかされるとついつい人間体Verを考えてしまう。
マスタークラスにタイプが違うえろい女性を揃えてた獣拳とは何とけしからん拳法か。
49名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 13:00:06 ID:m5eY+Gtq
魔法の冥府神の女神二人も良いエロ神様でしたね。懐かしいなぁ。
50名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 22:57:49 ID:Lvicz/tX
>>48
さすが、心にケダモノを感じる拳法だというだけのことはあるぜw
51名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:58:51 ID:IA/yUUSV
ペンギン師匠、ランにお色気も伝授してやったってください!
あんなけしからんエロい太ももを遊ばせとくなんて勿体無い!!
52名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 00:34:00 ID:9E0vsy4n
ぬおぉぉぉぉぉ!!
久々の赤桃、しかも『所有シリーズ』!!
モエモエです!!!!
不滅の牙、かっこよすぎるーーー
53名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 04:29:42 ID:W+ZFfjY3
ペンギン師匠は、エロハンとの「獣拳武装〜」が、マジで朝8時前からこんなもの放送するのかけしからんもっとやれだったよな。
彼女は、エロハンのあの鼻があんな事やこんな事をしていたり、理知的ながら良く喋るゴリラ師匠が淡々と言葉責めしてるんだろうか。
そして彼女自身もそれを楽しんでいる感じ…正に獣拳とは心に獣を感じる拳法か!

>>48
ラゲク様とペンギン師匠って、同じようにナースコスさせて「お注射しましょ☆」と言わせるにしても、態度と言い回しが全然違いそうだなw
54名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 17:19:44 ID:aIfHRm2k
淫靡系エロゲーのヒロインと明快系エロゲーのヒロインみたいな感じだなw
55名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 18:12:32 ID:XmJHEUS7
ただ実際のプレーだと、ラゲクよりペング師匠の方が複数相手とかこなしてそうに思う。
あくまであっけらかんと明るくね。
ラゲクは一対一での濃厚な責めが似合う……かな。

もちろんあくまで個人感だけど。
どっちにしろラゲクの下乳は篠原さんナニヤッテンダw
56名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 04:03:13 ID:HgDjnzBd
獣姦合体ハァハァ

>>53
あくまで紳士的に言葉責めするゴリー先生いいよゴリー先生
57名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 11:37:59 ID:Kni5syXf
お前らアホだろwwwwwwww>ペンギン師匠談義
58名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 16:56:29 ID:URYl6HXL
デカ赤×黄のシューティングスターの続きが読みたい・・・
59名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 15:43:54 ID:e0Oxp1Ol
踊るアホウに見るアホウ
同じアホなら踊らにゃソンソン

エロパロは楽しんだ者勝ち〜
60名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 01:42:08 ID:8NubxvSx
今更だが映画観てきた。
何だあの理央メレっぷり。
公式からの提供で萌え死ぬかと思った。
61名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 13:41:57 ID:Ia88ytTu
自分もデカ赤黄もしくは
デカ黄桃読みたいです
62名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 03:01:00 ID:DtlQlz/T
>>60
毛皮かけるとこで鼻血が出るかと

しかし二人の間にはもれなくバエが
63名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 03:46:26 ID:ZYAIBxBq
いらん事まで実況する訳だなw
64名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 05:06:23 ID:5kqGYPfQ
昨日のメレのテンプレそのまんまなツンデレに吹いた。
映画の理央様も相当なツンデレだったが……

人間時代のバエが結構美形だったりして、メレに
「……なんでよりによってこんな姿になったのかしら」
とか思われてたりしたらそれなんて(ry
65名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 21:13:59 ID:l4ny7xLy
>>64
石田だからなwあながちありえないとも言い切れないんだよなあ…w
66名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 20:03:54 ID:f6IqWssw
何しろ格下と戦わない主義のメレが戦った相手だからな、バエ。
あれで結構な実力者のはずなんだよ。
67名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 01:15:31 ID:aDvuCTGD
前スレ埋まったようだな

前スレ833超ガンガレ
68名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 08:18:20 ID:fMQcyRAO
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176541347/833
まぁなんつーかアレだ
職人っつったってみんな趣味で書いてるだけだしプロでもなんでもないしさ、
多少のアレはあっても内容とか心情とかが伝わればそれでいいんでわ?
別に作文コンクールじゃないんだし、気楽に気楽に
69名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 22:39:11 ID:MQzLoC2D
ここ来てまだ三日目ぐらいの者ですが、保管庫のSSのクオリティの高さに驚きました。
特に「シューティング・スター」は感動しました。
よろしかったら続編を・・
70名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 02:03:00 ID:8YRVNSaw
もっと他にも、過去戦隊を書いてくれる神がお出ましになるといいな…。80〜90年初期とか。
71名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 05:40:57 ID:IewQVTRz
待ちage。
72名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 20:08:36 ID:bXp8WyxR
今年の男女比4:1か・・・なんという逆ハーレム
73名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 21:15:53 ID:IR3gAOxj
6人目初登場戦隊とか前の中国拳法戦隊とか、
男女比5:1も珍しくないけど
74名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 21:18:38 ID:JEc0rUZr
美樹さんを、時々で良いので思い出してあげて下さい…。

追加メンバーが入る様になってから、3:3が普通になったからな。
でも、ハリケンなんて、5:1だったぞw
75名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 21:59:04 ID:JEc0rUZr
連書きすまん

うはwwwwネタ被りな上、色々間違ってるわwww
76名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:45:07 ID:wFVSbBn8
豚切りすみませんが、大連の緑孔雀を書きましたので投下します。

・9レス消費予定
・設定は41話「クジャク大昇天」の最初でクジャクが白い衣装でしたが、その後湖に向かう間の話です。
・孔雀視点です。
・タイトルは「クジャク大昇天前夜」です。タイトル思いつかなくてまんまですいません。

エロ以前に、3人称の小説自体初めてなんでアレですが、よろしくお願いします。
77孔雀大昇天前夜(1):2007/09/10(月) 00:47:35 ID:wFVSbBn8
「クジャク、聖なるクジャクの涙の手がかり、やっと掴んだよ。」
「ホント?大五。」

−−−あと2本、羽飾りが落ちたら、私の命は尽きる…。

 大昔、村に伝染病が流行った時、あふれた雫を飲んだ人々が助かり、クジャクの涙を「お助け様」という入神として祀った。
 しかし、クジャクの涙は大地震で飲み込まれてしまったので、人々は孔雀明王の絵を飾った祠を建てた。
 その祠がある湖を目指して車を飛ばしてきたのだが、普段運転をしない大五だったので、渋滞の上に道に迷ってしまい、目的地に着いた時はすでに夜だった。
「クジャク、すまなかった。俺もお前みたいに飛べればよかったんだけど」
「飛ぶのには、気力を使うから…。」
 クジャクは、いつもの赤い戦闘スタイルの衣装ではなく、白いドレスのようなワンピースを着ていた。今にも倒れてしまいそうな美しいお姫様に、少しでも負担をかけさせないようにと大五は慣れない運転をしたのだった。
「本当に申し訳ない。運転はいつも亮がしているんだ。」
「手がかりが分かった訳でもうれしいわ。夜が明けたら行動しましょう。」
 それで、近くのホテルを手配したのだった。
 大五は律儀にシングルを二つ手配していた。チェックインを済ました後ホテルで食事を取ったが、会話はあまり弾まなかった。
 傍から見ると恋人同士に見えなくもないが、6000年の時空を超えて蘇った孔雀明王の化身と、24歳ペットショップ店員とでは、共通の会話を探すのが難しいだろう。
 しかし、二人とも口数が多いほうではなかったので、沈黙もごく普通の空間となっていた。
 ただ、クジャクは話したいことがあるのか、何度か大五に話を切り出そうとしていたが、結局切り出すことなく食事が終わった。
78孔雀大昇天前夜(2):2007/09/10(月) 00:49:47 ID:wFVSbBn8

「大五、…話があるの。」
「どうしたんだい?クジャク。」
 自分の部屋に戻ろうとした大五だったが、素直に部屋に入った。
 しかし大五は椅子には座らず、ドアのそばに立っていた。
 聖なるクジャクの涙のことだから、話はすぐに終わると思っていたのだろう。
 クジャクは、大五の視線を背後に感じながら、ガラス窓に手をかける。
 窓についた水滴を弄びながら、最初の言葉を選んでいたが、ようやく切り出した言葉は、意外といえば意外だった。

「ありがとう。」

「クジャク…?」
「6000年もの間、鏡化粧師に閉じ込められたのを救ってくれたのはあなただった。陽炎頭巾の灼熱地獄の中に吸い込まれた時も、あきらめないで脱出したのは…あなただった。今は私のためにクジャクの涙を探してくれている。」
「…。」
「そして、クジャクの涙の手がかりまで見つけてくれた。本当にありがとう。…でも、もう十分だから。」
「十分って?」
 クジャクが言っていることが理解できないのか、クジャクに近寄ろうとした。その気配を感じたクジャクは、振り返って真正面から切り出した。
「あなたのこと振り回してばかりいたから。…もう私のことは忘れて、新しい生活を歩んでほしいの。」
「クジャク、何言っているんだよ。ここまで来たら、最後までクジャクの涙を探すの付き合うよ。クジャクの涙を手に入れたらお前は助かるんだ。そして、一緒にゴーマを倒せばいいじゃないか。」
「…。」
ムリよ、と言いたかったが言えなかった。唇を噛み締めたまま、大五の熱い視線から目を外すことしかできない。
79孔雀大昇天前夜(3):2007/09/10(月) 00:51:42 ID:wFVSbBn8
 大五はクジャクの涙を手に入れれば、クジャクが助かると思い込んでいた。
 もちろん、この時は、クジャクも大五も、道士嘉挧からの残酷とも言える言葉を聞かされていない。
 でも、いつの頃かは知らないが、クジャクは自分の運命を徐々に受け入れ始めていた。

 仮にクジャクの涙を手に入れることができても、この汚れた大気の中で自分は生きていけるのか?
 もしクジャクの涙が一度しか使えない物だったら、自分の命よりも先にガラの頬の傷を…。

 でもこのことだけは、大五に言うことができなかった。

 そして自分の運命を受け入れ始めたことで、小さな欲望がクジャクの中に芽生えた。
 大五には「気力を使うから」と言ったが、実は移動自体それほど身体の負担はかからない。大五を置きざりにしても、クジャクの涙があるという祠に飛んでいけるはずだった。

 でも、そうしなかった。

 今夜ここに泊まることに素直に従ったのも、この小さな欲望のせいかもしれない。
 そんな欲望が、大五に伝わる訳がなかった。
「…やっぱり、俺、今から祠を探してくるよ。一刻も早くクジャクの涙を見つけないと。もう羽飾りも二本しかないんだろ?」
 大五は「行って来る」と小さく言ってから、ドアに向かった。
「ま、待って。」
ドアを開けて出て行こうとする大五に、声を振り絞って叫ぶ。
「行かないで!!!」
自分でも信じられないくらい無意識に叫んでいた。膝から崩れ落ちるのとほぼ同時に、「クジャクゥゥゥゥ!」と駆け寄る大五の姿があった。
80孔雀大昇天前夜(4):2007/09/10(月) 00:53:07 ID:wFVSbBn8
「大丈夫か?羽飾りは?」
と、クジャクを助け起こすと、必死に変色した羽飾りを探した。
落ちていなかったので、少しだけほっとしたようだった。しかし一刻も早くクジャクの涙を探したい気持ちと、クジャクのそばにいてやりたい気持ちが交差しているのか、苦痛の表情を浮かべて全身を小刻みに震わせていた。
「大五…」
クジャクは弱弱しく微笑んだ。
「クジャク…。やっぱり俺、探しに…。」
最後まで言わせない、と言わんばかりに、白くて長い指が、大五の袖をしっかりと掴んだ。
「クジャク…。」
「私は孔雀明王の化身。災いを滅ぼし、命の平和を願うのが役目…。でも、今だけは…」

「今だけは、そのことを忘れたいの。お願い、大五。忘れさせて…。」
大五も限界だったようだ。あっという間に強い力で抱きしめた。
ダイレンジャーの中でも細身な男のはずたが、信じられないくらいの強さで締め付けてくる。
でも大五の身体は、まだ小刻みに震えていた。「クジャク…クジャク…」とうわ言のように叫びながら、それでも力を緩めることはない。
大五の背中からもあふれるくらいの気力が放出された。少しでも全身いっぱいに受け止めたくて両腕を回すと、ようやく大五の震えも収まったようだった。
81孔雀大昇天前夜(5):2007/09/10(月) 00:54:42 ID:wFVSbBn8

言葉はいらなかった。

 クジャクはシャワーを浴び終えた。
 バスタオルを巻いて浴室を出ると、先にシャワーを浴びた大五がベッドの上でクジャクの羽を握り締めたまま瞑想していた。
「…。」
 気を散らさないように、音を立てないで歩いたつもりだったが、大五はいつの間にか瞑想を止めてクジャクを見つめていた。
 白いバスタオルを巻いたクジャクの白い肌は、バスタオルと一つに溶け込み美しさを際立たせていたが、大五は目に深い悲しみを浮かべたまま表情を変えることはなかった。
 クジャクを見つめたまま、右手に巻いてあるオーラギャザーにゆっくり手をかけると外した。同じように左手のオーラスプラッターも外す。
「大五…。」
 大五は無言のまま、サイドテーブルにオーラギャザーとスプレッダーをクジャクの羽と並べて置いた。



 まず顔のラインを確かめるかのように、そっと指先を走らせた。
 額から始まって、こめかみ、まぶた、頬…。さっき抱きしめられた時の激しさとは違い、その動きは割れ物を扱うかのような繊細さだった。
 そして、口角から顎のラインをたどり、反対側の口角から唇へ指を走らせるとクジャクの軽く開いた口元から舌が覗いた。
 ようやく大五の顔が近づいてきた。
 最初は、軽く唇を合わせるだけだったが、顔の向きを変えると、激しく舌をねじこんた。
 クジャクも弱弱しく舌を絡めるが、さらに激しく密着させるように、奥まで舌を入れてきた。
 右手はいつのまにか、クジャクの胸を包み込むように揉んでいた。親指と人差し指で固くなっている尖端を摘んでとがらせると、クジャクは唇を離して甘い声をあげた。
 呼吸がしにくかったのか荒く息をあげるクジャクの上唇を、軽く合わせるように吸った。
82孔雀大昇天前夜(6):2007/09/10(月) 00:55:55 ID:wFVSbBn8

 まるで唇に記憶として刻ませるかのように、クジャクのボデイラインを這っていった。
 大五の熱い息がかかるたびに、我慢できずに何度か甘い声をあげてしまう。
 感じている顔を見られるのが恥ずかしくて、手で顔を隠すように覆った。
 熱い息が胸元にかかった。
 左手で乳房を持ち上げ、乳輪をなぞるように舌を動かす。
 
 −−−早く舐めて…。
 
 恥ずかしいながらも、そう思わずには入られなかった。
 もちろん口には出さなかったが、願いが通じたのか大五はじらさずに口に含んだ。
「あぁ…」
 たまらず声をあげた。右手が、下腹部を通り越して、一番敏感な所を探し当てたのもある。
 右の胸を強く吸われながら、大五の指が十分に濡れている部分をさらにかき出した。最初は広範囲に指を動かしていたが、一番濡れている壷に指先が触れると、ゆっくりと進入していき上下に動かした。
「あっ…あぁ…」
 これ以上声を出さないようにと、自分の手で口を塞ぐようにしたが、その手の上に重ねるように大五は自分の左手を置いた。
 右手は相変わらず上下に動かしている。
 重ねたクジャクの手を優しく外すと、クジャクは舌を絡めて大五の指先を吸った。

 十分に濡れたことを確認すると、すでに固くなっている自分のモノをあてがった。
 指とは比べられない太さに、クジャクは太腿に力を入れてしまったが、乳首を強く吸われると力を抜いて大五を迎え入れる。
 一気に奥まで入れて、クジャクの表情に苦痛が消えるのを待ってから腰を動かした。
「はぁ…あぁ…大五…。」
 首を絡めるようにして抱きしめていた。息もかなり荒くなっている。
 大五は時折、クジャクの唇を重ね、腰を激しく動かしていった。
 クジャク…、大五…、お互いが名を呼び合っているうちに、すべてを放出した大五はそのままクジャクの肩口に顔をうずめた。
83孔雀大昇天前夜(7):2007/09/10(月) 00:57:09 ID:wFVSbBn8

 自分の内側にも大五の気力を感じ、クジャクは満たされた表情でぼんやりと天井を見つめた。
 それに反し、大五はクジャクの肩口に顔を埋めたまま、嗚咽を我慢するようにしていた。
「クジャク…。すまない…。」
 なぜ自分に詫びるのか、全く理解できなかった。
 
−−−謝らなきゃいけないのは、私の方なのに…
−−−あなたのこと、利用するだけ利用して、本当のこと伝えていないのに…。

 分からないまま、大五の後頭部をやさしくさすった。
「…幻覚を見せようとしたんだ。」
「幻覚?」
 大五は天幻星の名の通り、指先から霧を吹き出し敵に幻覚を見せて攻撃するのを得意としていた。
「幻なら、身体に負担をかけずに満足させることができるんだ。」
「大五…。」
「でも…俺…。やっぱりできなかった。早くクジャクの涙を見つけて助けたいのに…、どうしても我慢できなかった。幻じゃなくて、直に触れたかった。お前を抱きたかった。」
「さっき、瞑想していたのは、幻影を見せようとしたの?」
「あぁ…。」
 最後まで大五は葛藤していた。
 でも、結局クジャクの命よりも、自分の欲望を取ってしまった。
 オーラギャザーとオーラスプレッダーを外したのは、欲望を取ったことの表れだろう。
 二つのアイテムは大五の理性そのものだったのだ。
84孔雀大昇天前夜(8):2007/09/10(月) 00:58:28 ID:wFVSbBn8

 クジャクは上半身を起こした。
 幻じゃなくてよかった、と言ったら大五はどんな顔をするだろう?
 想像すると顔に笑みが浮かんだが、うつぶせになっている大五には見えないようだった。
「…なぜ、あなたの気力と共鳴したのか、私考えてみたの。」
 クジャクの言葉に、大五は顔をあげ仰向けに寝返った。
「赤橙黄緑青藍紫…。虹色の中で、一番真ん中にあるのが緑。だから共鳴したのかと思った…。」
「クジャク…。」
「でも、それなら6000年も待つことなかったと思うの。…仮にあなたが緑色の気力を持たなくても、私はあなたと共鳴したと思う。あなただから、共鳴できたの。」

−−−クジャクの羽を送った時から、あなたに抱きしめられたかったのかもしれない。あなたの腕の中で…。

 クジャクは静かに微笑んだ。
「クジャク…。」
 クジャクの顔が、ゆっくりと下がっていく。
 二人の顔が近づき、大五が目を閉じると、クジャクは唇を重ねた。
 下から全てを受け止めるように、大五も舌を絡めながら、クジャクの身体を抱きしめていた。
 最初で最後のクジャクからのキスだった。
85孔雀大昇天前夜(9):2007/09/10(月) 00:59:46 ID:wFVSbBn8

 夜が明けた。
 結局大五は、自分の部屋に戻らず、穏やかな表情で深い寝息を立てて眠っている。
 クジャクは大五を起こさないようにベッドから出ると、シャワーを浴びた。
 身体の所々に触れると、先ほどまでの熱い愛撫の感触が湧き上がってくる。

−−−大五、ありがとう。女としての喜びまで手に入れることができた私には、もう思い起こすことはない。後はクジャクの涙を見つけてガラの頬の傷を…。

 シャワーを浴び終えると、いつもの赤い戦闘服に着替えた。
 大五には黙って出ていくつもりだった。ここまで連れてきてもらって勝手だとわかっているが、後は自分一人でガラと決着をつける、そう決めていた。
 クジャクが浴室のドアを開けると…。
「大五…。」
 すでに身仕度を終えた大五が、入り口を塞ぐように立っている。
「祠の場所、案内するよ。」
 クジャクが黙って出ようとしたことに気づいているはずだが、そのことには何も触れなかっ
た。その代わりオーラギャザーをつけた手が、クジャクの手をしっかり握る。
「もう、離さない…。」
 低く聞こえないかくらいの小さな声だったがはっきりとクジャクの耳に届いた。大五に腕を引か
れるようにして部屋を出る二人。

−−−大五、ありがとう…。そして、ごめんなさい…。

 クジャクを助けたい一心の大五。
 自分の命よりもガラの傷を直したいクジャク。

 気力は十分過ぎるくらい共鳴しあっているのに、二人の気持ちは最後の羽飾りが落ちるまですれ違ったままだった。

<おわり>
86前スレ833:2007/09/10(月) 01:02:16 ID:wFVSbBn8
以上です。
本当にエロ以前に、文章が書けなくて投げ出したくなりましたが、
>>67さんや、>>68さんの「作文コンクールじゃないんだし、気楽に気楽に 」のおかげで
なんとか完成することができました。

この場をお借りしてどうもありがとうございました。
87名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 01:34:27 ID:DqvVji7s
>>86
GJです。
緑孔雀、当時かなり好きでした。
本編を思い出してどうにも泣けてきた…。
エロ部分もよかったです。ありがとう。
本編観たくなってきたなー。
88名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 12:55:28 ID:pPTtmenY
>>86
GJ! 自分も前スレ833は気になってたので、投下があって嬉しいです。
ラストの切なさが泣ける。

「〜た」の多用ということですが、現在形を織り交ぜればいいんじゃないで
しょうか。た、る、た、とか、た、る、る、とか、そんな感じ。
書き手スレのまとめサイトとかも参考にしてみては。↑この話題も確か
あったと思う。


しっとりした雰囲気にセンスを感じました。また期待してます!

89名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 18:02:30 ID:++bs53tr
ゴウとレツの近親相姦まだー?
90名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 08:20:11 ID:2C8oHj1Q
>>86GJ
切ない感じが良かったですよ。
91名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 12:33:15 ID:DBVTYVa7
ひさしぶりに冒険37話の堀西さくら子ちゃんの回を見たけど、
若林マネージャーと同一人物には見えないよなぁ。
でも、アップだと、やっぱり大五だったw
92名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 16:32:47 ID:/C9TuGfD
ボウケン黒×黄投下します。

シリアスですがドロドロはありません。

お目汚し失礼しますが、よろしくお願いいたします。
93ボウケン黒×黄 蛍-01:2007/09/13(木) 16:33:19 ID:/C9TuGfD

 唐物屋の女主人からまた古い蔵を整理するとの連絡を受け、菜月と
蒼太が人里離れた屋敷へ向かった。丸一日整理を手伝い、中でも高い
ハザードレベルを示した数点をSGSに寄託することを、女主人は
快諾してくれた。
 唐物屋の屋敷を辞したときには、もう日が暮れていた。

 帰りの車の中は、二人とも上機嫌だった。たまには、こんな楽な
ミッションがあってもいい。
 運転しながら、蒼太が思い出したように言った。

「そうだ、菜月ちゃん、蛍好き? この近くに、蛍が凄く綺麗な場所
 があるんだけど」
「蛍? 見たい見たい!」

 蒼太が山道に車を止め、しばらく歩くとせせらぎが聞こえてきた。
 藪を抜けると──

「うわあ……」

 闇に、黄色く白く、無数の光が点滅していた。見渡す限りの蛍だった。
 遙か上空から見下ろした都会のように見える。空気の澄んだ山頂から
見上げる、満天の星のようにも見える。
94ボウケン黒×黄 蛍-02:2007/09/13(木) 16:34:20 ID:/C9TuGfD

「まるで、宇宙にいるみたい……」
「でしょ? 今時これほど蛍がいる場所って、なかなかないんだよ」
 菜月に喜んで貰えて、蒼太も嬉しそうだった。

「今度、真墨と来るといいよ」
「え……」

 蒼太に言われて、うっとりしていた菜月は我に返った。

「ううん、ダメなの…… 真墨、蛍嫌いなんだよ」
「え、どうして?」
「せっかく闇に慣れた目が狂うからって、前に言ってた」
「そうなんだ。真墨もあれで、結構神経質なとこあるからね」

 間もなく、二人は車へと戻っていった。
 その後の車中で、菜月はちょっと黙りがちだった。

 SGSに帰還しサロンに入ると、もうそこは無人だった。

「じゃ、これ僕が処理しておくから。菜月ちゃん、先帰りなよ」
 蒼太の申し出に、菜月は戸惑う。

「え、駄目だよそんな……」
「でも、チーフも今日は、珍しく早仕舞いしたみたいだし── ねっ」
 そう言って蒼太がウインクしたので、菜月はちょっと赤くなった。

「え、でも、いいの?」
「いいの、どうせすぐ終わるし、今度真墨に奢ってもらうから。じゃ、
 また明日!」
 蒼太の方も、菜月に有無を言わせぬつもりのようだ。暫くの押し問答
の末、菜月は厚意に甘えることにした。

「ありがと、蒼太さん」
 蒼太に礼を言いながら、菜月はサロンを後にした。


95ボウケン黒×黄 蛍-03:2007/09/13(木) 16:36:01 ID:/C9TuGfD

 真墨に拾われてしばらくの間、菜月は暗いところが怖かった。夜の
闇の中で菜月が怖いと震えていると、真墨はただ見えないだけだよと
言って抱きしめてくれた。

『真墨は、見えるの?』
『見えるよ。俺には見えてるから、安心しろ』

 そう言う真墨の腕の中は温かかった。その腕の中で、菜月はよう
やく眠ることができたのだった。

 あの頃の真墨は、菜月にとって全てだった。強くて、優しくて、
何だって知っていて。真墨がいれば、何があったって大丈夫。
 ずっと、そう思っていた。


 今また暗闇の中で、菜月は真墨に抱きしめられている。
 あの時とは違う素肌をぴったり重ね合わせた抱擁は、それだけで
菜月の内に、じわり熱を籠もらせた。

 真墨の顔が、キスを求めるように近づいてくる。菜月はふと、自分
から真墨の口に吸い付いた。

「んんっ……」
 不意を突かれて、真墨が喉声を上げる。

「コラ」

 口を離すと、真墨がちょっと拗ねた。そんな真墨が愛しくて、菜月
は笑顔で見上げた。

「だって、真墨が大好きだもん」

 返事は待たずに、菜月は真墨の股間に顔を埋めた。声にならない
喘ぎが、菜月の耳に届く。
96ボウケン黒×黄 蛍-04:2007/09/13(木) 16:37:32 ID:/C9TuGfD

 唇で、舌で、真墨を弄ぶ。口腔全体に吸い付けると、真墨がびくり
と体を震わせる。

「菜月……」

 熱い吐息で名を呼ばれ、菜月は口を離さずに真墨を見上げた。紅潮
した顔が菜月を切なげに見下ろしている。震える長い睫が綺麗だと、
菜月は思った。

 下部に舌を密着させて奥まで吸い上げると、筋がひくひくと動くの
がわかる。真墨が自分の口に応えてくれるのが嬉しくて、菜月は真墨
を吸い続けた。


 塩の味がしてきた。次第に真墨が菜月の口中で膨張し、全てを咥え
込むと喉奥にまで達して、苦しい。

(ああ、おっきい……)

 口中に収まりきらないものを咥え舐めつくしながら、菜月はうっとり
と目を閉じる。

 欲しい。そう思って、さっきから体の奥がじんじんと熱い。きっと
中はもう蕩けてしまっている。

「真墨…… お願い」

 堪えきれず、口を離して真墨に訴える。

「ん…… 我慢、できないか?」
 真墨が抱き寄せてくれた。真墨は、汗だくだった。

 ベッドに腰掛けている真墨に跨り、真墨のものを濡れそぼった中心に
導いた。
 身を沈めると、満たされた悦びで思わず、頬が緩む。
97ボウケン黒×黄 蛍-05:2007/09/13(木) 16:38:21 ID:/C9TuGfD

「あぁあっ…… は……っ、あんっ、んっ、あぁ……」

 真墨に下から突き上げられて、菜月は恥ずかしげもなく乱れる。

 もっと快びたくて腰が振れる。して欲しくて胸の先端を差し出す
と、真墨が喰らいつき舌でねっとりと愛撫する。その快感に真墨と
繋がったところが、ひくひくと震えた。

 真墨の名を呼びながら、菜月は腕と中で真墨を抱え込む。真墨の
全てを感じていたい。

 真墨を受け入れたい。真墨に受け入れて欲しい。

 突き上げが激しくなってくる。菜月の喘ぎはもはや啜り泣きにも
似て、中は真墨を熱く絡み付き、捉えて離さない。

 堪えきれずに、真墨が喘いだ。

「菜月、イク……」
「来て」

 震える声で囁いた瞬間、菜月の躰が強張った。
 真墨が数度菜月を突き上げ、果てた。

 深い息を吐きながら、二人ともしばらく、繋がったままだった。


98ボウケン黒×黄 蛍-06:2007/09/13(木) 16:39:56 ID:/C9TuGfD

 蛍を見てはしゃぐ菜月に、真墨がぽつりと『蛍は嫌いだ』と言った
のは、いつのことだったろう。ただ覚えているのは、その時の真墨が
とても寂しそうで頼りなげで、それが菜月をとても不安にさせたこと。

 そしてまたそのずっと後、真墨は、蛍は死んだ人の魂が帰って来た
姿だと言った。

 蛍が嫌い。蛍は死んだ人の魂。真墨のその二つの言葉が菜月の中で
はっきりと結びついたのは、ボウケンジャーとなって初めて唐物屋を
訪れた時のことだ。

『お前は大人を盾にした』

 闇のヤイバのその言葉を、真墨は否定しなかった。

 そんなに深い心の傷を抱えながらも、真墨は菜月のことをいつでも
考えてくれていた。菜月はそれに、長い間甘えていた。それが当たり
前だと、ずっと続くことなのだと、菜月は勝手に考えていたのだ。

 真墨が姿を消して初めて、菜月はそれに気が付いた。後悔はしても
しきれない。再会したとき、菜月は必死だった。自分が真墨にして
あげられることをしよう、その一心で真墨に語りかけていた。

 だから、戻ってきてくれて、嬉しかった。
 吹っ切れた真墨が、カッコ良かった。

99ボウケン黒×黄 蛍-07:2007/09/13(木) 16:41:31 ID:/C9TuGfD

 シャワーを浴びて、真墨の隣に横になる。
 菜月はまだ起きていた真墨の顔を覗き込むと、思い切って言った。

「真墨……」
「ん?」
「今度さ、蛍、見に行こ」

 嫌な顔をするかもしれない。でも菜月は真墨の目を正面から見つめ
た。菜月は、本気だからだ。

 しかし真墨は嫌がらなかった。その吸い込まれそうな黒い瞳で、
菜月を穏やかに見つめ返す。

「今日ね、蒼太さんに蛍の綺麗なとこ、教えてもらったの。菜月は、
 真墨と行きたいの」
「菜月……」

 次の言葉を言うとき、菜月はちょっとだけ唇が震えた。

「きっと蛍も、真墨に会いたいよ」

 菜月がそう言うと── 真墨が、ぷっと吹き出した。

「もー、菜月マジメに言ってるのにぃ」
「悪い、だってお前が、真剣な顔でそんなこと言うから……」

 菜月は顔を赤くして抗議する。くっくと笑いながら、真墨が菜月
を力強く抱きしめた。
 しばらくそのまま、真墨は菜月を離さなかった。

「菜月、ありがとな」

 ぽつりと言った真墨の声は、いつもよりよほど優しかった。
100ボウケン黒×黄 蛍-08:2007/09/13(木) 16:42:58 ID:/C9TuGfD

 真墨の腕が緩んだ。微笑いながら菜月の顔を覗き込んで、言った。

「じゃ行くか。お前と一緒に、蛍見に」
「ホント? 嬉しい!」
「問題は、いつ休みがとれるかってことだよな」
「もー、それって行かないって言ってるのと、一緒だよぉ」
「ちょ、そんなこと言ってねえよ」
「じゃあ明日行こ! ね、決まり!」
「明日ぁ? お前、それいくらなんでも……」

 それ以上、菜月は真墨に言わせなかった。深い深いキスで口を塞ぐ。
 真墨は、降参してくれた。


 間もなく真墨が、先に寝てしまった。

 すぐ横で目を閉じた真墨の顔が見える。
 菜月はちょっとだけ、寝付けなかった。

「真墨……」

 これで良かったのかどうか分からないけど。菜月がいるから。
 菜月が護ってあげるから。

 心の中でそう誓って、菜月は閉じた真墨の瞼にそっとキスを落とした。

 夜はもう遅かった。真墨の寝息を聞いているうち、菜月もいつの間にか、
眠ってしまっていた。

<終>
101名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 18:12:38 ID:GW2vPnsa
>>92-100
冒険黒黄、GJ!です!
相変わらず、この二人は、可愛く仲良しな感じが良いな!
真墨の強引になりきれない所が、真墨らしくて良かった!
リードする、菜月も、ケナ可愛だ。
102名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 18:59:20 ID:3Krx9bgb
>>92-100
超GJです!
二人の余裕のない感じとお互いが心の支えになっているのが、
伝わってきてすごく良かったです。
すばらしい萌えと感動をどうもありがとうございました(´∀`*)
103名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 19:36:46 ID:XhXCWDhi
黒黄GJ!
ほんとにかわいいんだよなー、この二人。
>>98のくだりは本編を思い出してちょっとほろっときました。
ありがとう、楽しませてもらいました。そして蒼太もGJですw
104名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 02:21:51 ID:50NNEGfD
GJGJ!
とてもらしい、かわいい2人をありがとう!
105名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 00:52:42 ID:IQf4SsQn
久しぶりの冒険黒黄GJ!二人の感じが出てますねー。
106名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 17:36:03 ID:ntOCVRcy
光青桃書きです。
>>12-18の続きを投下します。

お好みでない方は、光青桃「Purple Butterfly」でNG登録をお願いいたします。
107光青桃「Purple Butterfly」:2007/09/15(土) 17:37:28 ID:ntOCVRcy
ここが世界の真ん中だ。
モモコの胸に耳を寄せ、心臓の音を聞きながら、アキラは思う。
規則正しい、でも結構早い?その鼓動が表す意味に、笑いを隠せない。

「…何笑ってんの」
不満そうに、恥ずかしそうに抗議するモモコ。
こんな声を聞くと益々からかいたくなるのは、ガキの証拠だろうか。

暗闇の中で見失なってしまわないように、アキラは手を伸ばす。
「きゃっ!」
柔らかく触れたのが何処かは分からないが、モモコは敏感に反応して身を引いた。
「何で逃げるんだよ」
「変なことしたら蹴る!」
「……。」
変なこと。どんなこと?
少なくとも合意の上なんだから、知識の上で知ってるのはすべて自然なことに過ぎないはずだ。

アキラは再確認する。
手順。呼吸。空間。
でもきっと、じきにそんなもの吹っ飛んでしまうということは目に見えていて。
時間を稼ぐかのように、何度ももそもそと身体の位置を動かし続けるモモコの上に、体重をかけた。
その表情を知ることは出来ないが、大丈夫。
しばらくすれば、暗闇でも目は見える。手探りも、始まってしまえばすぐ慣れる。そんな、時間が味方する感覚が後押しした。

押し返すように肩に触れていた手を、自分の首の後ろに回すよう促して、アキラは再びキスをする。
軽く啄ばんで何度も噛みつき、モモコの心のドアを叩いて。
味わうように唇の表面に舌を這わせると、モモコの身体が一瞬訝しげに強張った。
「…舌、出して」
自らの心臓はバクバクと、今にも破裂せんばかりに激しく脈打っているのに、出て来る声が冷静なことにアキラは驚く。
髪に指を埋めると、やっとモモコの身体から力が抜けて行って、薄く唇が開いた。
ゆっくりと舌を差し入れてみる。そこはあたたかで、不思議な世界。
モモコは素直に身を任せていたが、やがて普段の好奇心の強さの表れか、アキラの真似をするように舌を絡めて来た。
拙いながら、お互いを高め合う口づけはいつしか激しさを増し、呼吸すらも忘れさせる。
艶めかしい音が室内に、耳の奥に響いて、知らず知らずのうちに興奮が二人の背中を駆け上がった。
108光青桃「Purple Butterfly」:2007/09/15(土) 17:38:42 ID:ntOCVRcy
ずっとそうしていたいような、もっと求め合いたいような、どっちつかずの感覚。
アキラは唇を、そのまま肩に続くラインへと寄せる。
舌で触れると、モモコは身を捩った。
逃がさないように、押さえ込んだ身体に力を込める。
「んん…」
これ以上くすぐったがるまいと頑張っているのか、モモコが小さく声を洩らす。
「アキラ、遊んでるでしょ…」

遊んでません。
そう答える代わりに、タンクトップの上から胸に触れた。
「ちょっと…!」
抗議なんか、勿論聞けるはずもなく。
控え目と言うか慎ましいと言うか、掌に容易に収まってしまう胸。
多分自分にぴったりなサイズってことだと、アキラは妙な独占欲を燃え上がらせる。
それが、一気に大胆な行動を取らせた。

「きゃあぁっ」
裾を持ち上げ、その下に隠れていた胸を露にする。
いつの間にか闇に慣れていた目が、しっかりとその綺麗な形を、先端の可愛い色づきを捉えていた。
抵抗出来ないようにモモコの腕を押さえ、吸い寄せられるように小さな突起を口に含む。
舌で転がすうちにそれは形を変えて、触れられるのを待つようにくっきりとした輪郭を浮かび上がらせた。
「…いやぁ…」
切なげな溜息に、ゾクゾクする。
この世の中に、こんなにも柔らかな感触があったなんて。
アキラは反対側の胸の質感を、掌で味わう。先端は既にぴんと張って、そこに触れる度に強く反応するモモコに、密かにポイントを学んで。
「こう?」
片方を吸い、もう片方は指で摘むようにして聞くと、モモコは苦しげに呼吸をしながら首を振る。
まるで、一番の秘密をひた隠しにするかのように。
「隠せてないから」
苦笑して、アキラは更にその行為に夢中になる。
やがて、最後にして最大の秘密の部分へ、ゆっくりと進み出した。
「!?」
ボトムの上から触れただけなのに、モモコは怖がるように身体を震わせる。

アキラの感覚一つ一つが、面白いほどに冴え渡っていた。
触れた指先だけで、自分もこんなにも感じている。
それを裏付けるかのように、既にこれ以上ないほどに熱く勃ち上がっている自分自身。
頭がふわふわする。血液が足りていないのか、それともモモコに酔わされているのか…。
このまま倒れて死んで行けるなら、それはそれで男冥利に尽きるかも知れない。
まだこんなに若いのに。こんなこと分かるなんて変なの、と、可笑しくなってしまう。
109光青桃「Purple Butterfly」:2007/09/15(土) 17:40:03 ID:ntOCVRcy
ゆっくり、は、次第にままならなくなる。
全て剥がして、脱がせてしまいたい。
込み上げる情動を抑えきれなくて、意識を払う間もなく手が動いた。
「アキ…ラ、…んっ…」
この後に及んで、拒否なんかさせない。素早く唇を重ねたら、モモコは素直に受け入れてくれた。

――形としての抵抗、なのかな。
そう言えば、モモコも初めてだと言っていた。
だからきっと、アキラの一挙手一投足に声を上げるのは、彼女にとって必要な覚悟の儀式に違いない。
でも、本気でそれを言われるのは怖いから、キスをやめることが出来ない。
「は…ぅ、ん…」
モモコの手の中で遊ぶ、アキラの髪。掬われては散る、柔らかな情事の証。
モモコの下半身を覆う布に、そっと手をかける。
ボトムは足に引っかかって上手く下ろせず、膝の辺りで無理矢理引っ張って取り除いた。
スマートになんて無理だ。
分かっていたのに、まだ何処かでかっこよくあろうとするから、余計に縺れてしまう。

「わ…」
ふくらはぎや膝の裏側の感触のなめらかさに、思わず感嘆の声を洩らす。
こんな清らかさを、アキラは知らない。自分にはないものだから。
楽しみながら掌を這わせていたら、行き着いたのは腿の内側。
モモコを隠す、最後の布地。意識した途端に、アキラの本能が目覚めた。
「ぇ、え…?」
モモコの混乱。そのまま拒む間も与えず、一気にショーツを引き下ろす。
どういう訳か、今度はかなり上手く出来た。それがアキラの自信になって、大胆不敵な行動を促す。
軽く開かせた状態の足の間に膝を捻じ込み、唇を臍の辺りに寄せる。

「や…だ。やだ、アキラ…!」

多分モモコも、それが何処へ向かおうとしているかが分かっているのだろう。
情報ばかりが蔓延している世の中だから、人の心は後回しになる。こういうことも、その典型と言えるのかも知れない。
110光青桃「Purple Butterfly」:2007/09/15(土) 17:41:30 ID:ntOCVRcy
恥ずかしくて苦しい。
自分だけこんな恰好にされることに、納得出来ないモモコ。
でも、アキラはもう立ち止まってはくれない。それでもいいと言ったのは、確かに自分。

「あの。」
「…え?」
不満げな声に、モモコはいつの間にか閉じていたらしい瞳を開く。
「何なのさ、この手は?」
アキラの動きを拒むように、鬱血するほど強く彼を掴んだ手。
無意識に篭る力は、悪気などないだけに、より場を張り詰めさせている。
慌てて手を離したが、謝るのも何だか癪で、モモコは黙り込む。
気まずさが広がりかけた、次の瞬間。

「…ふ、ふは、あはははっ…!!」

モモコの身体が、まな板の上の魚のように跳ね上がった。
アキラが細い脇腹に手を伸ばし、思いっきりくすぐったからだ。
とめどない笑い声。
それはお互いの、最後のわだかまりを吹き飛ばして行く風のようで。

アキラは真上からモモコを見据え、言う。
「怖くないから」
「怖くない訳ないでしょっ」
反射的に事実を口にして、モモコは潤んだ目元を押さえた。笑ったせいだけじゃない、ちょっとチクリと痛む胸の奥。

受け入れる側と、挑んで行く側。根本的な違いがある以上、恐怖心は抗いがたく存在する。
そしてやっと、その訳がモモコ自身にも分かった。

これまで生きてきた自分と、別れなければならない瞬間だからなのだ、と。

モモコは起き上がり、思いきってアキラに手を伸ばすと、着ていたシャツを素早く脱がせた。
「…うぁ?」
「足上げて」
呆然とする彼には目もくれず、一心不乱に身につけているものを捨て去りにかかる。

初めて目にする、男の下着姿。その中が想像すらしたことのない事態になっていることにはさすがに気がついたが、そんなことで止まってはいられない。

はだかんぼ。綺麗に身包み剥がされた状態のアキラは、何が起こったのか全くわからないという風に座り込んでいた。
やがて、モモコに静かな笑みが広がって、そんな彼を強く抱きしめる。
111光青桃「Purple Butterfly」:2007/09/15(土) 17:42:28 ID:ntOCVRcy
アキラの身体は、自分とは比べ物にならないくらい熱かった。
一瞬その異質さに驚いたが、肌と肌がぴったりくっつき合う、気の遠くなりそうな心地好さが勝る。
「…やっと、落ち着いた」
自分自身に知らせるように、モモコが呟くと。
「俺だって、超ドキドキだよ?でもモモコに触れて嬉しいから、怖くなんかないからね」
アキラは言い切って、ぎゅっと抱きしめ返してきた。
それはどんな意地なのか、情熱なのか。
きっと自分にだけに捧げられる気持ちだということは伝わってきて、モモコは言い知れぬ歓びを噛み締める。

――あぁ、そうか。これが、「愛してる」ってことだ。

「…アキラがしたいなら、いいよ」
「そんなのやだ。俺だけの我侭になるなんてやだよ」
本当は、とっくに全部奪ってしまいたいのに。
そんなことは出来ない、したくないと思ってしまうのは、とても大事だから。
「大丈夫。あたしの我侭でも…あるもの」
触れて欲しくて、言葉には出来なくて。
結局同じものを抱えてる二人が重なり合うことは、とても自然なこと。
「なら、やめないよ?」
最後の猶予を与えたアキラに、モモコはキスでOKを伝えた。

再びゆっくりと押し倒され、止まないキスの雨。
触れてくる指先に、もう怖さは感じなかった。

「あ…」
自分でもよく知らない部分に、他人が触れるなんて。
許せるような、許せないような微妙な感覚は、相手がアキラだからこその反比例。

「モモコ…感想、聞きたい?」
「言わなくていいから」
どうせ、何と答えたらいいか分からないくらい、素直に卑猥なことを言うんだろう。
そんなこと知らされるまでもなく、自らの身体と感覚の変化で分かっているから、モモコは即座に拒否をした。

「んんっ…」
少し上のあたりに、一番敏感な部分があった。アキラは素早く見つけ出して、容赦なく摘み、転がしてくる。
「あぁ、あ…ん」
指がくるくると滑らせるように動くと、モモコは全身の毛穴が開いて目を覚ますかのような、寒気にも似た心地好さを感じた。
先が見えない不安と、柔らかく甘い刺激。それが人の言う「気持ちいい」ということだと分かった時、初めて力が抜ける。
溢れ出る声は、自分のものとは到底認めたくない。けれど、そう悪いものではないのかもしれない。
だって、アキラが歓んでいるから。
その分、情熱を籠めてモモコに触れてくるから、拒めるはずなんてない。
112光青桃「Purple Butterfly」:2007/09/15(土) 17:44:05 ID:ntOCVRcy
やがて、少し下に指が滑って行ったかと思ったら、熱いものが潜り込んできて、思わず腰に力が篭る。
「ふぁ…」
小さく混乱の声を出して、アキラを見て。
「すっごい狭い…」
言うな。抗議しようとしたら、その指先は思いもかけない動きを見せた。
くるりと回る。内壁を解すように引っ掻いて、くすぐって来る。

「ぅん、や…」
入り口のあたりを、痛みとの微妙な境界で震わされるのが堪らなくて、モモコは静かに声を上げた。
自分の感覚が何処にあるのか分からなくて、胸元で手を組む。
アキラはそれを跳ね除けて、ひっそりと揺れる胸の先端を口に含んだ。
「あ、ぁん…ん…」
頭の芯がぼんやりしてくる。
真綿のような快楽で包まれた理性が、こんなはずじゃないと警鐘を鳴らし続けているが、もう構ってなどいられない。
侵食されていく意識。
それでも何処かで負けまいと踏ん張っていたが、アキラのキスが、その最後の鎖を引きちぎる。
「あ…ふ、あぁんっ…」
見えない何かに、強引に天上へ押し上げられるようだった。背を反らせた途端、モモコは見知らぬ世界へ招かれる。
浮かび上がる感覚。けれど現実には、背中はベッドについたまま。
何?なんで?あたし今、何処に…?

「モモコ…ヤバ過ぎ」
自らの早すぎる鼓動と、乱れた呼吸の意味が分からないまま、モモコは大きく足を開かされる。
どうしてだろう。力が入らず、膝が笑っている。
恥ずかしさすらも置き去りに出来てしまうほど、もう完全にアキラの掌で踊らされていた。

「!?」
痺れるように甘い感覚を湛えていたその部分に、抗いようもない痛みを感じて、モモコは眉を顰める。
「ちょっと痛くなる、かも…」
アキラは呟くが、既にちょっとどころではないのだった。
身体を輪に例えたら、ちょうど真空状態になった中心に、目の覚めるような痛みの元がある。
裂かれるような、無理に押し入られるような、本能的な危機感。
無意識に逃げかけた腰を掴まれる。顔を上げると、片腕で抱きしめられた。
身長の割に筋肉質で、引き締まったその身体。
頬で胸の厚みを味わっていたら、ごめん。という小さな詫び声を聞いた。
113光青桃「Purple Butterfly」:2007/09/15(土) 17:45:26 ID:ntOCVRcy
やがて、これ以上ないほどの苦しみの瞬間が訪れて、モモコは歯を喰いしばるだけでは間に合わず、唇の隙間から低い悲鳴を逃がす。
力加減を失った苦悩でアキラの肩に縋りつき、唸りながらも必死に耐えて耐えて、耐え忍んだら。
「入ったぁ…」
吐息と共に呟いたアキラの全身は、汗でびっしょりになっていた。

…男の人も、こんなに苦しいんだ。
痛いのは女ばかりだと思い込んでいたから、モモコは不思議なものを見るように彼を見上げる。
追い討ちをかけるように切なげな溜息が聞こえて、髪を掬い上げる掌に耳をくすぐられて。
「どんな感じ?」
「…痛い」
「あ、そぅ…」
でもこれも甘美なものだと、不思議にモモコはうっとりと実感しているのだった。
努力の余韻か、それとも何かに耐えているのか、段々と荒くなるアキラの呼吸にジレンマを感じ取る。
…痛いって言ったから、我慢してるのかな。
真上からすっぽりと抱え込まれながら、いつもと違う目線を楽しんでいたら、少し余裕を持てるようになった。

「アキラ…好きにして?」
声をかけたら、申し訳なさそうに、恥ずかしそうに顔を歪めて笑うアキラを見たような気がした。
そしてその身体が、静かに動き始める。
甘く苦しげな呼吸。引き出されるのは、地の底を這うような苦しみ。
「う…っん、あぁ…!」
異物感がモモコの身体を容赦なく追い詰め、痛めつけるように打ち込まれた。
息をしようとすると突かれる。そのリズムで、酸欠を起こしてしまいそうになる。
114光青桃「Purple Butterfly」:2007/09/15(土) 17:46:15 ID:ntOCVRcy
が、張り詰めた感覚の向こうから、静かにやって来たものを得た時、モモコの身体に変化が起きた。

それは、少しだけさっき感じたものと似ていた。
苦しさの奥の方で始まる、柔らかな感じ。くすぐったくて優しい、心地好い感覚。
「は、ぁ…ん、あぁ、あん…」
夢中で吐き出す声はとめどなく、苦痛を快感へと変えて行く。

「痛い?」
「…だいじょ…、んっ、ああぁ…!」
知らなかったことは、こんなにも大きく凄いことだった。
だから人は抱き合うんだと、生命の謎すら解けたような気がした。
「アキラ…」
名前を呼んだら、誰よりも愛しいその人の唇で塞がれる。
声を出せないほど激しく絡む舌に、想いまで閉じ込められそうに思えて、爆発しそうな感情が興奮へと変換される。

零れ落ちる汗は、一体どちらのものだろう。
アキラの、この熱い体温と同じになって、このまま溶けてしまいたい。
そう思って腕に力を籠めた時、アキラの動きが早まった。

「ん…ん、ふ、っぁ…」
絶対にキスだけはやめない。
そんな意地にも似たアキラの想いの結晶が届いた時、モモコもまた、重く愛しい快感に全身を支配されて、痺れる身体をいっぱいに揺らしていた。
115光青桃「Purple Butterfly」:2007/09/15(土) 17:46:48 ID:ntOCVRcy
嵐の真ん中にいたみたい。
アキラの腕に頭を乗せ、引き寄せられながら、モモコは思う。
苦しかったはずなのに、いざ風に乗れたら、その中はうんと爽快で。

ちょんちょんとアキラの指先が、モモコの二の腕をつつく。
それは頬を通り、鼻を掠めて首に落ち、やがて胸元をまさぐり始めた。

ごちん。
「どうしたの?」
軽く拳を差し上げてから、一応聞いてみる。
「もぅ、聞くなら殴る前に聞いてよ」
大して痛くもないはずなのに、大袈裟な仕種でアキラは抗議した。
面白がって触っていた風な指先は段々と愛撫の様相を呈していて、モモコは思わず感じそうになる自分を押し殺した。
さっき覚えたばかりなのに、ずっと前から知ってたことみたいに覚えてる、身体って不気味だ。

「あのねモモコ。…もう一回、しよ?」
なんとまぁ、元気と言うか、現金と言うか。
「…いいよ」
でも、返していたのは肯定の3文字。
始めはキスからというのを譲りたくなくてアキラの頬を包んだら、当然だと言うようにその唇が重なってきた。

自分が、昨日までとどう違うかは、明日になってみなければ分からない。
でもアキラとの関係は、多分何も変わっていないだろう。
同じように笑って喧嘩して、戦って、そして、愛し合うだけだ。
それは、心で想い合うことの延長線上にあった、自然な行為で得た答え。

どう伝えたらいいか言葉を探して、モモコはやっと知ったような気がした。
アキラがくれた、無敵の言葉。
だからそれを返す、この夜と彼に感謝して。

「…大好きよ、アキラ」

きっとこれからも、ずっと。


<終>
116名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 18:38:21 ID:pBmZqAQe
最高
117名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 22:59:37 ID:njNIXd5J
>>106
G!J!
マスクマンのOPが脳内に自動再生。

>遊んでません。
アキラの↑心の声が地味にツボった。
118名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 03:06:59 ID:VG0ox17K
エロス

こういうねちっこい表現は久し振りだ
大変美味しゅうございました
119名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 21:54:07 ID:eRLXKPqA
光青桃良いよー!大好きだ!
初めて感が凄くイイ(・∀・)!!
120名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 12:46:07 ID:CLtuVviX
女の子に優しいケンがランにやさしくするシーン早くこないかな
121名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 18:03:17 ID:k5TlRl9N
>>106
GJ!二人とも初々しくてケナカワユス。
マスクは映画版しかみられないので馴染みが薄かったけど、気になるカプの一つになった。
早くあの頃の作品が全部DVDになるといいねぇ。
122名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 19:48:29 ID:xJGIOd0c
ボウケン黒×黄、>>93-100の続編を投下します。
シリアス、純愛系、エロあり の内容です。
お目汚し失礼しますが、よろしくお願いします。
123ボウケン黒×黄 聖母の涙-01:2007/09/20(木) 19:49:42 ID:xJGIOd0c
 菜月がまた唐物屋の女主人から連絡を受けたのは、もうすっか
り寒くなった頃のことだった。

「で、なんだって?」
「あのね、菜月に是非見せたいものがあるんだって。それで、
 それはプレシャスだから、菜月に見せてくれた後はSGSに
 持って行ってもいいって」
「へえ。どんな?」
「おばあちゃんは、内緒だって言ってた」

 その日一日外出をしていた真墨に、菜月は真墨の部屋で報告
していた。同じ仕事をしていると、どうしてもプライベートとの
切り離しは難しい。

「だから、真墨、一緒にいこ」
「コラ。そういうことは、思いつきで決めるんじゃない。
 仕事なんだぞ」
 無邪気に言う菜月に、真墨がちょっと厳しい顔で諭す。

「だって、おばあちゃんは今度の金曜日の、夜来てくれって」
「夜?」
「うん、その日の夜でないと見せられないからって。ね、いい
 でしょ。車だったらおばあちゃんちまで一時間くらいで行けるし、
 お仕事終わってから、二人でいこ」

 結局、その件では真墨が押し切られてしまった。
 半分仕事とはいえ二人で出かけるのは、夏に蛍を見に行って
以来、久しぶりだ。
 そうと決まって、菜月はちょっと嬉しかった。


124ボウケン黒×黄 聖母の涙-01:2007/09/20(木) 19:50:41 ID:xJGIOd0c

 電気を落とした部屋の中で、菜月は真墨に口を吸われた。
 舌が口中に這い込み、その温かく湿った愛撫が嬉しくて、菜月
も真墨に応えていく。

 角度を変え、唇を嬲り舌を絡め、その間にも真墨の掌が菜月の
躰を愛しげに撫でていく。菜月も真墨の躰に腕を廻し、素肌を
密着させるように抱きしめた。

「んっ、ん……っ、んん……」

 真墨の舌を味わい唾液を呑み下しながら、菜月は焦れていく。
 躰の奥が熱い。

 もっとイイことして。ねだるように腰をくねらすと、我慢しろ
とばかりに押さえつけられた。

「ますみぃ……」

 キスの合間に切なく呼びかけ、目で訴える。でも真墨は微笑っ
て、まだまだというように首を振った。

(もう……)

 それならと足の間に顔を埋めようとしたが、ひょいと体をかわ
されて、気が付けば真墨の下に組み敷かれていた。力は菜月の方
が強いのだが、体術ではまだ真墨に敵わない。

 押さえ込まれて、また口を吸われた。闇の中に口吻の水音が
いやらしく響き、それがまた菜月を昂ぶらせてしまう。

 頭がぼんやりする。下半身がじんじんと疼く。
 胸の先端がひどく敏感になり、真墨と触れているだけで菜月を
震わせた。もっと欲しくて胸を真墨に擦りつけると、真墨が喉奥
で笑っていた。

 いじわる。
 そう思って抵抗しようとしたが、腹に力を入れると体液がとろ
りと中を垂れ、その感触に痺れ、力は抜けてしまった。

 息が苦しい。切なくて切なくて涙が睫を濡らす頃、ようやく
真墨が口を離した。
125ボウケン黒×黄 聖母の涙-03:2007/09/20(木) 19:51:32 ID:xJGIOd0c

「菜月、顔真っ赤」
「…… わかってるもん」

 ぷっと膨れると、また真墨が笑った。

 真墨の指が菜月の中心を探ると、もうそこは音の立つほど濡れ
ていた。
 エロいな、と耳元で囁かれ、ひどく恥ずかしいのにまた感じて
しまい、びくりと躰が震えた。

「あん」

 真墨の指に犯され、思わず声が上がる。焦らされていた菜月の
中は真墨を歓迎し、奥へ奥へと導き入れるように蠢いた。指の
異物感と反応してしまう自分自身に責められて、菜月は喘ぎ、
真墨に縋りつく。

 真墨が菜月の腕をほどき、顔を足の間に埋めた。膨張しヒク
ヒクしているところに舌を当てられ、菜月は跳ね上がる。

 外は舌で捏ねられて、中は凄いところを擦られる。その快楽に
全身がカクカクと震える。声が止まらない。達する度にこぽりと溢れ

る体液を真墨が舐め吸い取るのが、恥ずかしい。

 不意に、舌も指も離された。真墨に口付けられ、自分の味を
味わわされる。下腹部に固いモノが当たり、口を繋げたまま
菜月が夢中で真墨の股間を探ると、それは既に膨張し反り返って
いた。期待に子宮がきりきりと悶える。

「おねがい」

 囁くと、真墨のそれがぴくりと動いた。
 真墨が体を起こす。
 中心に当てられ、奥までずぶりと、刺された。

「はう……っ」

 汗だくの真墨が覆い被さり、腰を激しく動かしてくる。
 菜月は真墨に足を絡め腰を動かし、躰の最奥で真墨を感じよう
とした。菜月の中は真墨を咥え込み、突き上げられる度に体液を
溢れさせ、ねっとりと包み込む。軽く達するほどに温かく、
柔らかく、真墨に纏わりついた。

 菜月の中も外も細かく震える。息が付けないほど荒くなる。

(あああ……)
 ぎゅっと閉じた目に、チラチラと光が飛ぶのが見える。
 くらくらする頭の隅で、夏に真墨と見た蛍のようだと思った。

「ますみっ」

 悲鳴にも似た声が上がる。真墨が痛いほど菜月を抱きしめ、
中でビクビクと震えた。
 じわり温かい液体が、二人の繋がりから、とろりと垂れた。


126ボウケン黒×黄 聖母の涙-04:2007/09/20(木) 19:52:28 ID:xJGIOd0c

 数日後。菜月は真墨と、唐物屋の屋敷を訪れた。言われた通り日が

暮れてからの訪問だった。

 車を止めた場所からさらに山道を上がり、屋敷の門をくぐる。
 女主人は、二人を歓迎してくれた。

「ねえ、菜月に見せてくれるものって、なあに?」
 菜月が尋ねると、女主人は次の間に置いてあった木箱を取って
きた。

「これよ。昔のつてで手に入れたの。菜月ちゃんに是非見せて
 あげたいと思って」
「え、わざわざ、菜月のために?」
「それ、SGSで持ってっちゃって、いいんですか?」
 二人の質問に、女主人は笑顔で答えた。

「いいのよ。私にとって菜月ちゃんは、孫のようなもんなんだ
 から」
 そう言いながら彼女は木箱を開けた。

 中には、純白に輝く玉が入っていた。

「これ、なあに?」
「『聖母の涙』っていうの。これに触れるとね…… もう亡く
 なってしまったけど自分のことを慈しんでくれた人の姿が、
 見えるのよ。例えば、お父さんとか、お母さんとか」
「え……」

 菜月は、女主人を丸い目で見つめた。

 彼女に、自分の生い立ちは話してあった。一瞬だけ見えた両親
の姿のこと、もう見ることは出来ないけどちゃんとその顔を覚え
たこと、そんなことも、話してあった。

 ただ、それでももう一度、両親の顔を見たかった。
 その気持ちは話さなかったはずなのに……

 菜月の様子に、女主人は少し心配そうに言った。
「菜月ちゃん。もしいいって言うなら、このまま持って帰って
 くれても……」
「ううん、そんなことないよ、菜月、嬉しい」
 菜月は、慌ててにっこり笑った。

「ただし、これも一回だけなの。それでもいい?」
「うん…… おばあちゃん、ありがとう」

 両親の姿を見られるのは一回だけ。

 でもそれよりも、自分のことをそこまで考えてくれる彼女の
ことが、菜月には嬉しかった。
 自分にそういう人がいることが、本当に本当に、泣きそうな
くらい、嬉しかったのだ。

127ボウケン黒×黄 聖母の涙-05:2007/09/20(木) 19:53:54 ID:xJGIOd0c

 このプレシャスは、新月の晩に使えるということだった。彼女
が訪問を夜に指定してきたのは、そのためだ。

 庭に出て、女主人がプレシャスを台の上に置く。

「ほら、菜月ちゃん」

 彼女に促され、菜月がおそるおそる、プレシャスに触れた。

「あ……」

『聖母の涙』が光る。その光に浮かぶ二人の男女が、菜月に
微笑みかけていた。

(お父さん…… お母さん……)

 十万年の時を経てなお、両親の想いが自分に寄せられている
のだ、そう思うと菜月は少し泣きそうになったが、なんとか
堪えて微笑んだ。

 菜月は幸せです。菜月を産んでくれてありがとう。その気持ち
が少しでも伝わるように。

 やがて光が弱まってきた。両親の姿も、少しずつ薄くなって
いく。
 菜月が思わず手を伸ばして二人に触れようとしたとき、ふと、
消えた。

「菜月」

 しばらくして、真墨がぽんと肩を叩いてくれた。良かったな、
とその手が言っていた。菜月は頷くのが、精一杯だった。
 唐物屋の女主人も、涙ぐみながら微笑み、頷いている。

「じゃ、回収するか」

 そう言って真墨が『聖母の涙』に触れた瞬間。

 突然、目が眩むばかりの光が放たれ、真墨を包んだ。

「えっ?」
「何?」
「まあ……」
128ボウケン黒×黄 聖母の涙-06:2007/09/20(木) 19:54:35 ID:xJGIOd0c

 光は周囲を煌々と照らす。辺りは昼のように明るくなり、その
天まで届かんばかりの光の中に、何人もの人影が浮かんできた。

 男達だった。

 日に焼けて厳つい体つき、顔に傷跡のある者、無精髭を生や
している者、ぼさぼさと伸ばした髪を無骨に束ねている者。

(あっ……!)

 思い当たった菜月は、はっと真墨の方を見た。

 真墨は、立ちつくしていた。

 男達は代わる代わる真墨に近づき、一見乱暴そうに、しかし
親しみを込めて真墨の肩を、頭を小突いている。皆その目に
優しい微笑みを浮かべているのが、菜月にも見える。

 次々と現れては消え、消えては現れるその男達を、真墨は
食い入るように見つめている。口元が少し動いているのは、
何かを呟いているのだろう。

 やがて菜月の時と同じように、光が弱まってきた。
 男達もそれを察し、真墨に向かって軽く手を振り、一人、
また一人、消えていった。

 光が消えた。人影が消えた。
 また、元の闇に戻った。

 しばらく、皆、口をきかなかった。


 沈黙を破ったのは、真墨だった。

『聖母の涙』をボックスに入れる。脇に抱えると、言った。
「唐物屋さん、プレシャスの回収に御協力していただき、
 ありがとうございました」
 一礼して、真墨はすたすたと歩き出した。

「真墨……!」
 菜月は少し慌てて、女主人の方を見た。
 彼女は柔らかい微笑みを浮かべ、頷いた。

「菜月ちゃん、行っておあげなさい」
「…… うん、ありがとう。おばあちゃん、また遊びに来るね」
「またいつでも、いらっしゃい」
 女主人に手を振り、菜月は真墨の後を追いかけた。

129ボウケン黒×黄 聖母の涙-07:2007/09/20(木) 19:55:35 ID:xJGIOd0c

「真墨、待ってよ」

 真墨の足はいつもよりよほど早く、菜月は夜の山道を転げる
ように走らなくてはならなかった。
 しかしもう少しで追いつきそうになった時、突然真墨が立ち
止まり、菜月は真墨の背中にぶつかってしまった。

 そのまま、菜月は真墨の体に腕を回した。

「真墨……」

 呼びかけてみたが返事はない。
 菜月は少し不安になり、真墨がどこにも行ってしまわない
ように、より力を込めて抱きしめる。

 あの光景が何を意味しているのか、菜月にもわかった。


 あの時、真墨は大人を盾にしたかもしれない。
 でも大人も、真墨の盾になってくれたのだ。

 真墨はあの人達に愛されていた。
 それが、本当のことだったのだ。


 菜月がなおも抱きしめていると、真墨の体がわずかに震えた。
 菜月は咄嗟に腕を放し、真墨の前に回り込む。覗き込むと、
真墨の見開いたままの黒い目から、涙がぼろぼろと零れ落ちて
いた。

「真墨」

 菜月の呼びかけに、堪えかねたかのように、真墨がぎゅっと、
目を閉じた。


 冬の、満天の星空の下。伊能真墨が声をあげて泣いている。
 菜月はそんな真墨を、いつもまでも抱きとめ、支えていた。

<終わり>
130名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 20:09:52 ID:v1bmRXNo
エロ場面が唐突過ぎて戸惑う
131名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 20:58:32 ID:+R9yKbtJ
>>122-129
GJ!何か、この二人を見ていると、ほのぼの幸せな気持ちになる。
良い話をありがとう!
自分的に、エロスレだから、エロ突入部分を唐突とは思わなかった。
132名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 07:37:14 ID:iUkZpClR
>>131
エロ突入前と突入後に、なにかワンクッション欲しかった。
この話だとなくても話の筋は通るし、
個人的にはエロに入る必然みたいなものが要る気がする。
エロ具合は文句ないから、尚更。
133名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 08:36:48 ID:OM+WBJgu
>>122
>>123
GJ!
自分はそんなに唐突とは思わなかったよ。
折り鶴の忍者は好きな話だったので、セツナスでした
134名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 03:06:27 ID:D1cJxdmy
投下待ちage。
135名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 13:36:37 ID:MKS1web3
前スレでデカレンの犬鳥の話してたけどもうしたら駄目?
136名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 15:03:03 ID:lcYbQxEK
いいんじゃね?
そうポンポンと作品が投下されるスレじゃないし、保守がてらすればいいと思う。
137名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 17:22:45 ID:gnKMOq/a
>>135
駄目と思う理由を50字以内で述べよ
そしてそれを題材にSS書け

雑談はネタの宝庫だ
138名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 01:34:38 ID:OxEizQWm
流れぶった切りすみません。
視点が定まってないしょーもないSSで恐縮ですが、光青桃投下させて頂きます。
一気に書いたので、あまりエロくないです…。

お好みでない方は、光青桃「Golden Circle」でNG登録をお願いいたします。
139光青桃「Golden Circle」:2007/09/29(土) 01:35:17 ID:OxEizQWm
秋、大きな月の下。
もう夜は寒いなぁ、日が暮れるのも早くなったし。

呼び出すのには慣れてない。
けれどいつも傍に誰かがいて、聞き耳を立てられているような気がして落ち着かず、募っていた不満。
二人っきりになれてるようでなれなくて、掴まえた端から時間は逃げて行く。

不確かなことに脅えるのは、もう嫌だ。
冷たいとか会えないとか、お互いに疑心暗鬼に苛まれるなんてごめんだ。
だからアキラはまだ来ぬ想い人を、都会の片隅の公園で待つ。
ぐらつきそうな闇に沈む代わりに、誰にも邪魔されずにいられるから。

ベンチから両足を投げ出すように深く腰掛けて、自らが吐き出す溜息の向こうの空を見る。
星、ちーさいや。田舎ならもっと、砂を撒いたみたいになるのに。
ポケットに両手を突っ込んでも、全然あったかくなんてなれなくて、だから余計にモモコに会いたくて。
背もたれの角に首を乗せ、目を閉じた。夜露で深まる緑の匂いを、思いっきり吸い込んで。

「アキラ?」
風のノイズを超えて、名前を呼ばれた。
慌てて目を開け、一瞬手前の記憶があやふやなことに気付く。
「凍死しちゃうわよ」
そんな大袈裟な。まぁ確かにこれが冬なら、天国の階段の一段目を昇っていたのかも知れないが。
「待ちくたびれたんだもん」
半ば寝呆けたような状態でも、弱みは見せたくない。
「ごめんね。タケルや長官と話し込んじゃって…」
「俺、待ってるって言ったのに?」
何でこんなに不機嫌なんだろう。反発の言葉が、面白いほど口をついて出てくる。
「もう来ないかと思っちゃったよ」

アキラのその言葉に、モモコは困ったような笑みを見せて、ぽん、とアキラの頭に触れた。
「拗ねボーズ」
誤魔化そうとしてる。アキラは更に臍を曲げて、モモコの手を外した。
「どうして怒ってるの?」
アキラの正面にしゃがみ、モモコは下から顔を覗き込む。
まるで幼稚園児と先生だ。絶対嫌がると分かっててこんなことをする彼女が可愛いから、余計に腹立たしい。
「その格好が気に入らない」
適当に言ってみたのに、それは意外と気持ちに近かった。
「何で?」
ミニまではいかないにしろ、短めのスカートで惜しげもなく脚線美を晒しまくっているモモコは、不思議そうに聞き返す。
「もう夜は冷えるんだよ?早く帰らなきゃいけなくなっちゃうじゃん」
「…はぁ?」
ちっとも分からないという風な答え。いや、だからさ。上手く言えない自分が悔しい。

「――とりあえず、座って」
掌に顎を乗せ、面白そうにじっと自分を見つめているモモコに言い渡すと、ヤレヤレ、と何処かで聞いたような単語と共に彼女は立ち上がる。
小憎らしい仕種を目の当たりにして、争うつもりなんかないのに一矢報いてやりたくなった。
腕を掴んで、顔を見て。
「確かにチビだけどさ。俺の方が力は強いって知ってる?」
手首を強く握ると、モモコは顔をしかめた。
140光青桃「Golden Circle」:2007/09/29(土) 01:35:52 ID:OxEizQWm
まるで熱い魂を宿されるみたいで、少し怖くなる。
くるりと身体が裏返ったかと思ったら、そのまま強く引き寄せられた。
落ち着いた先は、アキラの膝の上。
どうしようかと肩越しに振り返ると、モモコの髪を弄ぶように集めながら、彼はまだ複雑な表情を見せたままだった。
二人の関係のことは、誰も知らない。
だから邪魔をされていた訳ではないけれど、確かに最近色々な事情が重なって、一緒の時間が取れなくなっていた。
そんなことでいちいちクサっていたら身が持たない。そう諦められてしまうのは、結局哀しい年の功か。

――いや、違う。
そんなことでは揺らがないと信じているから、だ。

アキラの気持ちは嫌と言うほど知ってるし、自分の想いだって負けないはずだと思う。
だから、こうして不満を正直に態度に出されると、どうしていいか分からなくなってしまう。
受け止めるべきか、突き放すべきか。

気付かれないようにちょっとだけ溜息をついて、モモコは自らの身体を半周させると、アキラの方を向いた。
「困ったものよね、本当に」
少し苦しい体制だが、我慢出来ないほどではない。肩を引き寄せ、抱きしめてやる。
「アキラ、身体冷たい…。もしかして随分待ってた?」
「待ってない。ぜーんぜん待ってなんかない!」
全く真逆。一体何なんだろう、そのこちらの働きかけを潰すかのように不貞腐れた態度は。
…おねーさんを、あんまり甘く見るんじゃありません。
モモコはアキラを睨み、後ろ髪を一瞬強く引っ張った。
そして次の瞬間、耳に音を立ててキスをしたら、彼は飛び退きながら驚く。

「あら、耳弱い?」
「何すんだよっ」
対する声は、多分本人にも予想外なほどの動揺。
刺々しかった少年の、円い部分。それを見つけて、モモコは楽しくなってくる。
頬を撫で、うなじのあたりに唇で触れて髪を梳き、現れた耳朶に軽く歯を立てて。
アキラは、まるで魔法にかかったように拗ねた態度を潜め、モモコが動く度にひっそりと息をつく。
「素直になれば可愛いのに」
「…それ、褒めてない」
吐息の絡む反発は、逆効果でしかない。
モモコは鼻を寄せて、唇が触れ合う直前で離れる。
何度か繰り返すと、アキラは焦れた様子で重ねようとして来るが、叶えてはやらない。最後には、懇願するような表情。
141光青桃「Golden Circle」:2007/09/29(土) 01:37:01 ID:OxEizQWm
「キスして欲しい?」

こんなに危ういモモコの声を、初めて聞いた。それは理性を揺さぶる、悪魔の誘惑にも似ていて。
答える代わりに、唐突にモモコのスカートの裾を摘み、ひらめかせる。
「ちょっと!」
さすがにその行動は予想外だったのか、強く窘められる。
でも、自分の膝の上で浮いてしまっている足では蹴ることも立ち上がることも出来ないから、言葉だけの抵抗に過ぎない。
そのままジャケットに手を入れて、胸の膨らみに触れる。
「誰か来る、ダメ!」
さっきから体制は同じだし、本当にまずいならその時点でやめるはずだ。
一方的に色々仕掛けて来た人が、今更お預け食らわそうってのは犯罪に等しいね。
久々に触れた、ふわっとした柔らかさが面白くて仕方のないアキラは、直に触れたくなって服の裾を探す。
「…怒るわよ」
精一杯の怒りを含んだ、モモコの低い呟き。
はい、後で思いっきり叱られます。アキラはさっさと開き直って、その指は止まらない。

辿り着いたのは、カップに包まれたささやかな双丘のちょうど中心、所謂谷間の部分。
今日の下着は何色だろう。キャミソールの上から覗き込み、
「あ、ブルーだ」
嬉しさに加え、もう一つ気づいたことがあって、アキラはニヤリと笑って見せる。
「これじゃ、怒れないよねぇ」
呟きと共に、プチンと金属が弾ける音。外してくれと言っているようなものではないか、フロントホックなんて。
何も邪魔するものがなくなったその実りを、アキラは掌で味わい始める。
包み込むには、ちょうどいい大きさ。そして、押し返すように張りのある柔肌。次第にその真ん中が硬さを増したので、指先で摘んでみる。
「あっ…」
さすがにそれには我慢出来ないらしく、モモコは甘い声を上げた。
一応何があるか、誰がいるか分からないから、辺りへの警戒は緩めない。
が、夜も更けて繁華街の公園にやって来る人間なんてそうはいないだろうから、心配はいらないはずだ。
いたとしても、多分目的は同じ。他人に干渉する余裕なんかありはしまい。
「ん…ふあ、ぁん…」
掌で乳房全体を揉みしだきながら、先端を執拗に攻撃して行くと、モモコの息が弾み出す。

と、突然顔を仰向けにされたかと思ったら、唇が柔らかく重なり、舌が入って来た。
仕掛けたり拒否したり、忙しかったモモコのそれは諦めか、理性の捩れか。
どちらにしても、激しいキスという形で混乱を伝えられて、アキラに完璧に火をつけてしまったから同じこと。
片手で頭を引き寄せながら唇を貪り、胸への愛撫に熱を込めて行く。
142光青桃「Golden Circle」:2007/09/29(土) 01:37:44 ID:OxEizQWm
モモコが利き手側に横向きに座ったのも、きっと小さな運命の符号。
アキラはそっとスカートを潜り、その奥へ、底へと進んで行く。
腕を割り入れるようにして足を開かせ、中心の合わせ目を探って。
「あぁ…ん」
その潤みを掬った途端、切ない吐息がアキラをくすぐった。
触れられるのを待つように、膨らんだ蕾。
ほんの少しの刺激で、まるで泉のように蜜が溢れる。
愛玩するように円を描いて触れながら、再び唇を塞いだ。途端に、何とも言えず艶めかしい水音が、静まり返った辺りに響き渡る。
「びしょ濡れだね」
口を掌で押さえ、耳元で下卑た煽り。
クチュ。グチュ…ぴちゃん。
中へと差し込む指の本数を増やすと、更にその音はいやらしさを増す。

「はぁ…っあぁ、ん、ん…」
アキラの肩にしがみつき、モモコは愛撫に応え続ける。
舌が這い上がってくる。耳がくすぐったい。熱く柔らかな感覚が、ひどく魅惑的。
きゅっと、モモコの中が締まった。断続的に起こるそれで、限界が近いことを知る。
敢えてゆっくり指を送りながら親指で蕾を拾うと、モモコは更に激しく首に腕を絡め、声を上げる。
「あっ、はぅ…あ、や、いっちゃ…あぁぁぁんっ…!」
腕が背中を、儚く滑り落ちた。
アキラの肩に顎を乗せたまま、モモコの全身が一気に弛緩する。

呼吸が整うのを待つ間に、アキラはベルトとファスナーを外しにかかる。
「ちょっとだけ…立てる?」
僅かに引いた身体を支えてやり、すぐに跨がるように座らせた。
「柔らかいね」
関節といい肌といい、何とも言えず。開いた腿を撫で、褒めた。
特に答えは待たず、ずらした下着の隙間から、アキラは自身をモモコの中に埋め込んで行った。
「あ…やっ…」
少し引っかかる感じ。痛みがあったのか、モモコは怖がって腰を引く。が、両手で強く寄せて、逃げ場を絶って。
それでも、なるべくゆっくり。そう念じながら、徐々に包まれる感覚がたまらない。
「は…」
甘い吐息は、どちらから洩れたものだろう。
「…あったかい、中」
顔を見て囁くと、モモコは恥ずかしそうに目を伏せる。
そんな彼女を揺するように、アキラは動き出した。
143光青桃「Golden Circle」:2007/09/29(土) 01:39:52 ID:OxEizQWm
「んっ、ぁ、はぁぁんっ…!」
お互いの身体の形状そのままに、突いては引いて、求めて動いて。
寒いかな。気にしながらも服の裾をたくし上げ、胸の突起を口に含む。
「や…あん、あぁ、あっ…」
快感を持て余して軽く歯を立てると、逆に強く締め付けられて、アキラは息を詰める。

「ね…こっちも…」
モモコはゆっくりと服をはだけ、反対側の胸を露にした。
自ら先端を摘み、転がすように嬲って更なる快感を呼び起こす、いつにない大胆さ。
自分とは違う、細い指。その扇情的な動きから目が離せず、アキラはモモコの全てを味わいながら、煩わしいほどにほどのうねりに高められて行く。
やがて求めに応じて触れてやると、モモコは背を逸らして歓びを表した。
留まることを知らない蜜の音が、二人を撫で上げて行く。
「…っ、アキラ、きもちい…あ、あぁっ…」
もっと良くなって欲しくて、激しく突き上げる。

モモコの身体は、いつだって極上だ。他に経験がないから言い切れないが、もし別の女性を知ったとしても、彼女ほど自分に合う人はいないと思う。
今日は普段以上に魅力的で、深淵な艶姿。
それは、外でしているというスリル?仲間たちを気にしなくていいという開放感?一体どちらによるものだろうか。
肌寒さはいつの間にか吹き飛んで、汗すら滲んでいる。強い快感は、アキラを痺れさせて止まない。

「あぁ、はぁ、んっ、ん、あぁぁん…!」
終息が近い。モモコの方も同じだろう。
一緒がいい。いつだって、何処だって。

彼女の身体が浮いた分だけ、深く飲み込まれる。その更に奥を知りたくて、進んでは戻って。
「ん…、…イク…ッ…」
アキラの感覚が、急上昇して行く。
モモコ…!ぎゅっと肩を引き寄せて髪を絡め、唇を貪って。

逃げられないほどの快感が走ったのは、僅かな瞬間に過ぎない。
それでも二人同時に迎えたら、それは凄く幸せな一瞬の永遠になった。
144光青桃「Golden Circle」:2007/09/29(土) 01:40:52 ID:OxEizQWm
くどくどくどくど。
モモコは、さっきの宣言通りそれは見事に怒り、説教モードに突入した。
さっきまでの熱い、甘い空気は何処へ行ってしまったんだというほどに、止めようもなく白熱する。
「聞いてるの、アキラ」
街灯の下で尚色濃い、怒りのオーラ。
アキラは口を挟めないのか、挟んだらもっと長引くと学習しているのか、静かに聞いていた。
だが所詮頭の中は、某猫型ロボットに出してもらうなら、時間を早回しにする道具だなぁとか、下らないことを考えているのであろうことは想像に難くない。
あれもこれも、本当にもう。
モモコ自身も気付いていなかった不満が、誘爆を見たということだろうか。

「二度としないで、分かった?」
勿論自分も二度と許すまい、こんな危ないこと。
数多いる基地の関係者やら、敵の奇襲やら。油断したらあっという間にやられてしまう…色んな意味で。
「たった一度をたくさん、ってのは…ダメ?」
さすがアキラ、ちっとも妥協点の分からない提案。
「屁理屈は聞かない」

消し飛ばすように答えながら立ち上がり、モモコは自分の恰好におかしなところがないか、全身隈なくチェックした。
アキラに綻びがあったら元も子もないから、とりあえず整えてやらねばと思っていたら、彼は迷いも見せずベンチから腰を上げ、歩き出す。
ちょっと、あなたに怒る権利はないでしょう?

まぁ自分も拒まなかったし、切っ掛けを作ったと言われれば、そう言えなくもないけれど…。
アキラが謝らないのは、悪いことをしている訳じゃないというプライドだろうか。
行為自体を悪だと言うつもりはない。ただ、場所を考えて欲しい。
それを分かってもらえない限り、こんなことの繰り返しなんじゃないだろうか。

「モモコー?」

遠ざかる背中を、追いかけるのも癪で恨めしく見つめていたら、呼んだ?とでも言いたげに振り返る無邪気な影。
差し出す掌には、モモコが握り返すのが当然という自信がちょこんと、でも確かに乗っていた。

本当に何と言うか、あの子は。
常識や迷いさえ吹き飛ばす、小さな嵐のようで。

完全に巻き込まれた。
けれど今日は、一緒に空でも飛んだってことにしてやろうかと、モモコは言い聞かせる。

だって、ちょうど月の綺麗な夜だし、ね。


<終>
145名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 06:44:47 ID:oBfSe/5a
GJ!
か、かわいい…
146名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 13:24:02 ID:G9s5al9V
>>138
結論からいう

性欲をもてあました
147名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 18:31:24 ID:BT3PJazr
>>138-144
これはエロい。外で着衣で・・・(*´Д`)ハァハァ 
148名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 19:08:44 ID:ZkXaVEHR
やっぱり愛あるエッチはいいね
GJ!!
149名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 08:56:54 ID:0NLk3cvG
素敵な作品が続きますね
久しぶりにデカレンも読みたいな
職人様方、よろしかったら是非お願いします。
150名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 14:14:23 ID:/Dav5GGe
管理人様保管庫の更新有難うございました。GJ!
151名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:11:52 ID:e7uQqJ6N
保管庫の管理人様、更新乙です。いつもありがとうございます。
152名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:22:25 ID:EeqeIeEe
管理人様、お疲れさまで御座います。素敵作品を、また一気に読み返して来ました。ありがとうございます。
153名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 12:08:27 ID:8yfmlzSQ
保守あげ
やはり現行戦隊が盛り上がらないと雑談もさびれて来るのかと思ってみたり。
154名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 17:14:52 ID:nQx+ASJ0
ゲキって今のところ恋愛フラグたってんのリオメレだけか?
155名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 19:07:15 ID:Lwmf/pAL
つい最近まで板規制で書き込めなかった俺さんじょー
156名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 19:58:33 ID:RXGdi1dt
>>154
レツとランも微妙にフラグ立ってるような立ってないような。
あの二人の場合手をつなぐぐらいでもものすごい時間かかりそうだけどw
157名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 20:34:24 ID:NL9rF0ib
バット・リー師匠と骨董屋のおばさん・・・はダメっすかね?
ゲキチョッパーとメレ様というのもこの間のを見て面白いかなと思ったけど。

・・・自分はまったく書けませんが。
158名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:13:59 ID:O+gHMAEw
やっぱり戦隊は5人がいいなぁ。
ゲキはチョッパーとバイオレットが入ったけど、やっぱり3人+2人なんだよね。グリーン・サイとブラック・バイソンを思い出すんだよ。
リオメレが、ゲキレンジャー側だったら、もっと気合入れて見たんだろうけどな。
159名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 04:34:35 ID:SZFMRVG5
メレランかずえミキノコペンギン師匠ラゲク様…
女性キャラは魅力的なタマが揃ってるんだが、カプ成立してるのはリオメレくらいだもんな。
単発でもソリサマガとラスカルーツと、全て臨獣側だし。
160名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 09:29:36 ID:RHI/JVVC
>>159
>ラスカルーツ
ちょ、まてwwwwwww
161名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 10:16:23 ID:nRwpbGlr
ここんとこ、理央が「メレ、行くぞ」って言ってくれるのが嬉しい
162名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 14:24:57 ID:8i31X7Ts
ペンギン師匠の個人レッスンてのはどうだろう。
生徒はレツが妥当だろうか。
いや臨獣殿に家出する前のリオでも。
163名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 16:55:47 ID:q8VZwDfT
>>161
わかる。
メレの健気さが少し報われるよな
164名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:42:00 ID:382zTffL
流れ切ってすみません。ジュウレンの青桃が好きだった。ダンがメイにやたらとちょっかいだしてるのが面白くて。
165名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 01:36:21 ID:MQ83qEkp
>>157
おばさんはイヤだが娘時代ならおk
しかしリー師父はお堅そうだから難しいかも

理央様の姿でメレ様を追い詰めるロン、ってのが良かったけどね
次週のしがない浪人夫婦に萌え
166名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:06:14 ID:swgZQ9zT
流れぶった切ってすみません、光を書かせて頂いている者です。
いつも投下させて頂き、ありがとうございます。

ふと思い立って鳥人黒青を書いてみたので、保守代わりに投下します。
リアル以来見たような見ないような状態で記憶が曖昧な部分がありますが、
2号ロボが出て来る手前の内輪揉めの時期の感じです。
キャラ守れてるか(特にアコ)不安ですが…。

お好みでない方は、鳥人黒青「turn over」でNG登録をお願いいたします。
167鳥人黒青「turn over」:2007/10/10(水) 01:07:31 ID:swgZQ9zT
朝はそれほど得意じゃない。
けれど、通路ですれ違った彼の最低最悪なコンディションに比べれば、きっとまだ自分はマシな方だとアコは思った。

「おっさけくさぁ〜」
殊更に響く幼い声が、彼の頭を刺激する。
「…うるせぇ、ガキ」

こんな状態でも、バイクで帰ってきたんだろう。よく事故らなかったものだ。
正義の味方が飲酒運転なんてもっての外だと、竜が知ったら烈火の如く怒るだろう。
決して広くはない道。手を貸してやる気は端からないが、こんな酔っ払いのために自分が動いて道を空けさせられるのは、何だか腹が立つ。
フラフラと個室に消えて行く背中を見つめ、戸口に立つ。

「意外と打たれ弱いんだ、凱って」
つい先日衣替えになったばかりの夏の制服。お陰で腕が組みやすい。
「あぁ?」
ベッドに突っ伏しながら、聞き捨てならないという風に顔を上げる凱。
面白いほど簡単に釣れた。心に秘められた本音は「真面目で寂しがり屋のいい子」だし、と、アコはひっそりと笑う。
「ま、せいぜいお大事に〜」
ひらひらと手を振って、歩き出そうとして。

「待ちな」

呼び止められて振り向くと、凱が人差し指を上に向け、挑発的な仕種で自分を呼んでいるところだった。
「なに?」
声かけだけでは返事を返さないので仕方なしに踏み込んだ室内は、ただひたすらに煙草臭い。
体内の汚染度数が高まるような気がして、アコは顔をしかめた。
「ドア」
短い声の命ずるがまま、思わず閉ざして。
「何ってば、凱」
「お前、ここ出るまであと何分ある?」
「は?…20分くらい?」
慣れない部屋で見つけた腕時計で、時間を知った。
自由を気取る凱の部屋に時計なんてあること自体が不思議だが、大方貢がれて押し付けられたものだろう。それが証拠に、ただ放り投げられただけ。愛着のなさが窺える、ぞんざいな扱い。
「充分だ」
168鳥人黒青「turn over」:2007/10/10(水) 01:08:46 ID:swgZQ9zT
片頬で笑って見せて、凱は軽く身を起こす。
そしてあろうことか、アコの制服のスカートを乱暴に掴み、捲り上げたのだから驚くしかない。
「……ッ!?」
人間、あまりに意外な出来事に遭遇すると、声など出ないものだ。
アコは衝撃に目を見開き、息を止めて身体を硬直させることしか出来ずにいた。
「ほー、真っ白。なかなか純なこったな」
それは勿論、下着の色のこと。恥ずかしさか怒りか、一瞬にしてカッと顔を真っ赤に染めて、アコはその手を撥ね退けようとする。
が、凱はそれを見越していたかのように素早く封じた。
アコの太腿を指が這う。あっという間に合わせ目に入り込んで、掌が返されて。

「が、凱!何して…!?」
下着の上から軽くその部分を押されて、アコはビクリと反応する。
「敏感じゃねぇか」
吐き捨てるように言う凱。
更に蠢く指先はまるで虫のようで、怖気に似た震えが走った。
混乱で身体をこわばらせながら、アコは離れようと足に力を入れる。
すると凱は試すような触れ方をやめ、本格的に探る動きを見せた。
掌まで腿にねじ込んで、その分触りやすくなったそこに、指を踊らせる。
「ひゃ…あっ」
逃げなければ。殴ってでも蹴ってでも。
そう頭では思っているのに、肝心の身体は初めての刺激を知りたがっているかのように、ちっとも理性を受け入れない。
いくら香や竜や、色んなことが上手く行かずにイラついているからと言って、何で自分がこんなことをされるのか。
寒気がするほど腹が立っていた。だが、泣き叫ぶことが何故か出来ない自分自身に、アコは更に怒りを募らせる。

それが爆発しなかったのは、無表情な凱の瞳の奥に、どうしようもない淋しさを見たから。
ほんの一瞬、マッチが灯る程度の僅かな揺らぎ。
それはどういう訳か、アコの深層に確実に作用する。
所詮本気じゃないのだから、セクハラだのスケベだの言って離れて、忘れられるはずなのに…出来ない。
手首を掴まれ、乱暴にベッドに押し付けられながら、アコは自分の中にある、ほだされやすい甘さを初めて実感していた。
169鳥人黒青「turn over」:2007/10/10(水) 01:09:56 ID:swgZQ9zT
初めは時間限定の風俗みたいに吐き出して終わるつもりだったが、段々とこの腹立たしくも愉快な時間を楽しむようになっていた。
アコの願いなんて、所詮はただの理想論。答えは、言葉よりも遥かにくっきりと顔に浮かび上がる。
それは裏返せば、言葉だけでなら嘘をつけるということだ。訓練次第でいくらでも、思うままに。
――意外と面白れぇ。
ただの乳臭いガキだと思っていたアコの中にひっそり芽吹く、厄介な「女」の片鱗。

「そういやお前、ファーストキスもまだだって言ってたよなぁ?」
アコから視線を外さないまま、凱は指を伸ばし、再び刺激を忘れかけていた場所に触れ、中へと沈めた。
「あっ…!」
経験済みの女にはない弾力が凱の指を包み、押し返して来る。
おいおい…いくら何でも、狭すぎだろ?
ぐちゅりと音を引き出しながら、蜜を塗り付けるように中をかき混ぜる。
密かな笑い、そして驚き。
なかなか具合がいい。これは本格的に将来、アコは男泣かせかも知れない。

「あん、あ…!やだ、も…やめて…」
言えば言うほどに、高くなる水音。
無意識に尻の角度が跳ね上がり、時折小刻みな震えが走るのを、凱は見逃さない。
「キスもしたことねぇくせに、こんなに濡らしやがって」
凱の言葉はアコにとって、最早遠くから響く汽笛のように他人事。
人差し指を増やしながらぐちゃぐちゃにかき混ぜると、きゅっと中が締まる。
「ん、あぁぁ…」
一番反応の強いところを指で捏ねると、痙攣は更に細かいものになって、そこは千切れそうなほどに締めつける。

「ふぁっ、んん、あ…あぁぁんっ!」
お腹の真裏あたりのざらつきを弄び、背中が硬直するのを見た瞬間。凱の手を、アコから溢れ出たものがびっしょりと濡らした。
170鳥人黒青「turn over」:2007/10/10(水) 01:11:15 ID:swgZQ9zT
我慢の限界などという意識はなかったが、やはりそうだったのだろうか。
知らないうちに完璧に仕上がっていた自身を解放した手に、いつにない焦りがあって、凱は苦笑した。

「悪ぃが、ボランティアじゃないんでな」

熱く滾るモノを入口に押し当て、軽く揺すりながら入り始める。
正常位の方が女の身体に負担が少ないのは承知だが、別に労る義理はないから、本来の目的を完墜するまで。
「や、痛ッ…!」
逃げる腰を非情に引き寄せ、呑み込ませる。まるで道具のように。
「…痛い!いやぁぁッ!!」
割れ目を指先で広げるが、閉ざされた蕾は思いの他頑固で、凱の額に汗が滲み始めた。

あぁ面倒だ。一度離れて、ごろりとアコの身体を回転させた。
泣いている。それを知ったのは目視ではなく、重ねた唇に感じたしょっぱさから。

「んん…」
噛まれてもいいと差し込んだ舌を、意外やアコは受け入れる。今までで一番夢中な声を、隙間から響かせて。
「何だ、こういうやり方ならいいのか?」
煽るつもりの台詞は、上手く機能しなかった。とろんと溶けそうなアコの瞳を、目の当たりにしてしまったから。
「しょーがねぇな…」
再び深く口づけて、殊更ねちっこく舌を絡ませてやった。
口腔を探られる感覚が、たまらないらしい。薄い制服に包まれたままの腕は蝶のように舞いながら、時折強く凱の髪を掴んだ。

戯れに抱いた女は数知れず。
だが行為よりもキスに夢中になり、その癖抱きしめて来ない女は初めてだ。
普段は女の腕が巻きついて来た途端に容赦なく剥がす凱だが、鬱陶しいと思っていたそれも、ないと物足りない。

欲望の捌口としか言えない行為は、その実そんな意味すら持ってはいなかった筈なのに。
抵抗され、殴られればそれはそれ。諦めに身を任されても、それはそれ。
どちらにしても無気力。その只中で、惰眠を貪る手前に起こした気紛れ。
だから、誰でも良かった。たまたま手近に、女という生き物であるアコがいただけに過ぎない。

凱の胸の中には、叶わない想いがある。
それはただ一人、鼻持ちならない優雅さと、畏れ、竦むほどの美しさを持つ女に捧げられているもの。
本当に欲しいのは誰の抱擁かは明らかなのに、上滑りする感情が今一心に求めるのは、アコの腕が示す答え。
171鳥人黒青「turn over」:2007/10/10(水) 01:12:14 ID:swgZQ9zT
「抱けよ」

曖昧さをどう言葉にしたらいいか知らない凱は、そんな風に言い捨てることしか出来ない。
「…絶対嫌」
口づけに息を乱し、頬を染めて目を伏せながらも、最後の理性を失っていない強い声で、アコはあっさりと凱の差しのべた手を払い退けた。

怒りはない。ただ、見透かされたような気がした。
走りそうになる切なさを切り開くように、アコの足を持ち上げる。
膝に引っかかったままの下着を取り去る余裕も持てないまま、身体を折りたたむようにして、しとどに濡れたそこを露にした。

「や…ッ!」
何をされるかは、足首を掴む凱の手の異様な力と、あり得ない場所に感じる冷気で分かる。
抵抗など無駄だ。さっきは自らを守った身体のつくりも、今度ばかりは男を受け入れざるを得ないだろう。
恐怖と恥、怒り、悔しさ。その一方で、この程度のことだとアコは納得する。
こんなことの為に、友人たちは鬼の首を取ったような騒ぎを繰り広げているのだ。
誰それがヤッたのヤラないの。馬鹿馬鹿しいと何処かで思っていた、特定の愛を持たない自分。

――初めては大好きな人と、とか言うんじゃないだろうな?

そんな問いをつい肯定してしまったが、実は全くそんなことに夢など抱いていないと知ったら、凱はどんな顔をするだろうかと考えて、アコはようやく一矢報いたような気持ちになった。

力強く蹂躙して来る真上の男には、心底愛している女がいる。
どんなに汚れても、痛みをもたらされ切り刻まれても、煙だけを揺らして決して消えはしない、炎のような愛。
こんな最低なことをする男でも、心に何も抱かない自分よりは人として正しいのかも知れない。

大人しくなったアコの態度を諦めと取って、凱は押さえつける力を緩めた。
何も知らない無邪気さ。それ故に罪作りな桃色の潤みに、律義に屹立を保ったままの自身を当てがう。
アコは反射的に首を逸らし、背中を強ばらせた。喉が力を失い、声が出せない。
ただ吸い込む息に恐れを、見開く瞳に好奇心を乗せて、畳まれた身体の足の間から天井を見つめるのみ。
凱も、もう何も言わなかった。嘲笑う声も感想もないままに、ただアコの腰を掴み、その狭苦しい道を切り開く。
重圧を感じるのは女ばかりではないと知らせるように、熱く苦しげな呼吸。

172鳥人黒青「turn over」:2007/10/10(水) 01:13:08 ID:swgZQ9zT
アコは圧倒的な痛みで、既に気が狂いそうになっていた。
歯を喰いしばっても頭を振っても、シーツを掴んでも変わらない苦痛。ここから抜け出せるなら、怒りだって消してやる。
それでも、叫び出さなかったのは何でだろう。突き飛ばして逃げなかったのは何でだろう。
冷たい感覚に、血かも、なんて思える余裕は何だろう。
無感動。一つになっても尚。
こんな風にすることに、愛なんていらないんだ。そう思う自分が哀しく思えて、アコは腕を伸ばした。

どういう訳かその中に凱の肩が収まり、しがみ付くしかなくなる。
近づいた下半身が最後の圧迫を加えて来て、さすがに声を上げずにはいられなかった。
「あぁっ…!」
だがそれは、およそ痛みを伝える声音とはかけ離れていた。
アコ自身の驚きと、それを慌てて回収しようとする様を、凱は即座に見抜く。
そして動き出した。狭い空間の中を、まるで泳ぐように。
「ぁんっ!あ、は…っ!」
貫かれ、引いては押し寄せる苦痛。
背中を走り、喉の奥を引っ掻かれる感覚は、アコの呼吸を容赦なく奪う。
苦しい苦しい苦しい。
信じられない速度で送られて来る凱の腰を感じながら、掻き抱く腕に力が篭る。

「あぁっ…あ、あ、ぁん…!」
やがてアコは気付く。苦しさしかなかった奥の部分への刺激が、悦びに変わっていることを。
痛みが甘い。苦痛は変わらないのに、追い詰められて急かされた分だけ、火が灯るように良くなって行く。
「……ッ!」
目を伏せ、唇を噛む。額を隠す凱の髪が小刻みに揺れているのを、目の端で捉えた。
年齢差をあっさり超え、妙に幼く見えた顔。それは紛れもなく、アコが与えた快楽に酔っている。
五感の全てが、繋がっている部分に集まる。そこで見、そこで聞き、そこで話す。それは紛れもなく、凱とだけのもの。

「あ…ぁぁッ!」
突き立てられながら、ガクガクと揺らされる身体。あまりにも気持ち良くて熱い、狂気の享受。
やがてアコは、全ての理性と理屈を手放せる場所へと放り出された。
凱からほどける腕。荒い呼吸と、じんと重たい意識。腿に零れた生暖かいものに気付く余裕なんて、ありもしないままに。
173鳥人黒青「turn over」:2007/10/10(水) 01:13:39 ID:swgZQ9zT
かつて二人の間には、海があった。

誰にも興味がないし、誰の言うことも聞かない。勿論お互いなんて、完全に眼中にない。
その点に於いて、初めから凱とアコは妙に似ていたと言えるかも知れない。
だが、男と女、年齢、それに伴う経験の差は、あっさりと別のやり方を選べる凱に軍配を上げてしまった。
勝手な片割れが勝手な行動を起こした結果、アコは女にならざるを得なくなり、凱は一生消えない十字架を背負うことになって。

何もない日常に戻ることを決めた、そんな夏の始まり。

当たり前のように暑さが染み付いた頃のアコの初めて恋と、死という永遠。
そのあまりに過酷な運命に、凱は人知れず拳を震わせていた。
理由なんて分からない。或いはそんなもの、なくてもいい。情などと言い出したら、全てが終わるのだから。

そして、訪れる秋。
己の想いが成就し、アコのいつものからかいに赦しを見ることを、凱はまだ知らない――。


<終>
174名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 09:27:51 ID:EIWrfURU
GJ!
つーか、創作ペース速っ!
のってますねー。
175名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:04:51 ID:cPG8gmh/
ちょっと分からない部分があったりしたけどGJ。
特撮トレンディの割には凱は申し分なかったけど、竜がちょっと…というのもあったな。
それにアコが蚊帳の外だったので、凱のことひそかに好きとかそういう設定だったらよかったのにと当時思ってたり。
このスレで堪能できたので、うれしいです。
176名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:28:48 ID:YRAaI+UT
>166
久しぶりにこんな駄作見たw
177名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 01:48:46 ID:J5xrm2BC
お子ちゃまのあなたに

つ スルー検定
178名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 08:16:11 ID:pFscAU/W
個人的に愛情溢れるエロが好きなんで、どうぞよろしく^^
179名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 06:51:43 ID:2T6xAnWQ
鳥人めちゃくちゃ好きだったので読めて嬉しかったし個人的に黒も青も好きなキャラだったから尚更良かった!!GJです!!
180名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:43:00 ID:yi4OvyPw
待ちage
181名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 08:00:35 ID:6U9c2/uu
理央メレ似に燃えていいよね?答えは聞かない!!
182名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:00:18 ID:2ACLgH9w
安西先生…理央メレ+ロンの3Pが見たいです…
183名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 21:48:09 ID:q9TU0bSk
今日の時代劇風リオメレでも書くかな…。
ダメ亭主と健気な嫁になるだけだとかガタガタ言わないw
184名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 23:22:14 ID:nu26q58d
>>183
寧ろそれでw
おとなしく待ってます、全裸で。
185名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 14:02:58 ID:NICssEnZ
>>183
お待ちしてます。
186名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 14:18:57 ID:s25XI17f
>>183
楽しみに待ってます
187名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 02:05:13 ID:budxL86L
523とかずえのカプも読んでみたい
この二人が一緒の画面にいるとなんか和む
188名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 10:47:10 ID:Dv03946R
>>187
その際なつめの父親をどう扱ったらいいか悩む。
この先本編で出てこなければ離婚したとかでいいんだが。
15年前っていうとさすがに523が父親ってことないしなあ。
189名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 14:47:42 ID:Dv03946R
連投ですみません、保守代わりにゲキレン投下します。
動物師匠 象×ペンギン、お嫌いな方はスルーでお願いします。
ではよろしくお願いします。
190ラブラブゾワゾワ!ペンギン師匠(1):2007/10/17(水) 14:56:52 ID:Dv03946R

 深夜と言えども、スクラッチ社のあちらこちらではまだ明かりの
点いた部屋が多い。そのうち、最上階の一般社員が決して入れない
一部屋では、スクラッチ社スウェーデン支社長がひとりパソコンに
向かっていた。カタカタとキーを打つ軽快な音が部屋に響く。
 しかしその背後に忍び寄る、怪しい影──

「だーれだ!」
「きゃあああああああああああ!!」
 いきなり後ろから両胸を揉みしだかれ、ミシェルは色んな意味で
声をあげてしまった。
「ちょ……っ、エレハン、だめ……えっ」
「ダメなんかじゃないゾウ、ミシェルったら先っぽもうこんなに
 おっきく…… あたっ」
 背後のエレハンにミシェルの肘が打ち込まれた。

「あたし今仕事中なの。悪いけどまた今度にしてくれる?」
 ミシェルは嘴を尖らせてぷんと顔を逸らす。
「そーんなこと言って。久しぶりに会えたと思ったのにつれない
 ゾウ」
 甘え声を出すエレハンに対し、ミシェルの態度はツンドラ気候。
「遊んでるだけのあんたと違って、あたし忙しいの」
「えー、オレちゃんだって一応工場長の仕事してるゾウ」
 しかしミシェルは取り合わない。
「ねえ、ミシェル──」
 無視してパソコンに向き直ろうとしたところを後ろから、今度は
優しく抱きすくめられて、ミシェルは躰を僅かに震わせてしまった。
 エレハンがそれを見逃すはずもない。
191ラブラブゾワゾワ!ペンギン師匠(2):2007/10/17(水) 14:58:00 ID:Dv03946R

「ホントはミシェルだって……」
 言いながらエレハンがミシェルの右太腿をゆっくり撫でながら
持ち上げた。
「や…… だめ」
 ミシェルは身動ぎして逃れようとするが、エレハンの両手とその
長い鼻にしっかりと固定されてしまった。片手は腿を持ち上げもう
片方の手は胸の先を服越しに愛撫する。そして長い鼻先はミシェルの
スカートを捲り上げ、両足の間へと這い込んでいった。
「ほら、ココ濡れてるゾウ」
「は…… あぁ……」
 自在に動く鼻先が、下着の上からミシェルを責める。彼女を知り
尽くしている掌が、腿と胸を卑猥にまさぐる。間もなく彼女の腰が、
快楽を求めるようにゆらゆらと振れはじめた。

 少しずつ、彼女の体重がエレハンの鼻へと移っていく。ミシェルの
重みを鼻で受け止めながら、エレハンは鼻先を下着ごと割れ目へ押し
つけた。
「はぁあ…… っっ」 
 ミシェルの背が反れ、くたりと力が抜ける。ぐっしょりと濡れた
下着を鼻で降ろすと、エレハンは後ろからミシェルを抱えたまま腰を
降ろし、そのまま両手で彼女の腿を抱えて持ち上げた。
「!! ちょ、ちょっと、エレハンったら…… やぁん」
 エレハンの鼻に犯され、ミシェルはふるふると躰が震える。鼻は
難なく彼女のG点を探り当て、ぐいぐいと舐りつくし始めた。
 器用な鼻先が彼女の中で、柔らかな肉襞を掴む、揉む。開かされた
秘部はまた逆にきゅうと締まろうと蠢き、それが彼女を一段と悩ま
せる。
「あぁん」
 奥まで挿れられもうダメと思ったら、するりと抜かれてしまった。
やり場のない高まりに躰を震わせているとまた挿れてくる。何度も
繰り返されて、ミシェルはもう堪えられない。
「エレハン、ねぇ、おねがい……」
 か細い声を震わせながら、懇願した。
「イかせてぇ……」
「その台詞、ずっと聞きたかったゾウ」
 言いながら、エレハンが鼻先をミシェルの秘部へ挿し込んだ。
 ゆっくりとずぶずぶ入っていく様を、ミシェルは震えながら見つ
める。奥まで入ったそれが、いきなりミシェルを激しく責め立てた。
「ああん、ああぁん、いやあぁあ、あぁん……っ」
 象の鼻に登りつめらされ、躰がカクカクと痙攣する。
「ああ……っ、た…… タマゴうまれちゃうぅ……っ」
 びくりと硬直した後荒い息を吐きながら、ミシェルはエレハンの
上に柔らかく躰を預けた。エレハンは優しく、彼女の羽毛を撫でた。
192ラブラブゾワゾワ!ペンギン師匠(3):2007/10/17(水) 14:58:45 ID:Dv03946R

「ミシェルはやっぱり、可愛いゾウ」
「…… もう、バカ」
 そう言いながら、彼女はエレハンの膝の上に向かい合わせに座った。
「ねぇ…… エレハンは、いいの?」
 ミシェルが股間をまさぐると、見事に勃ち上がったものがある。
 彼女は服を脱がしてそれを剥き出しにすると、手で導きながら秘部
へあてがい腰を降ろした。
「あぁ……」
 今度はエレハンが声を上げる。ミシェルは足を広げ最奥まで挿し
入れると、エレハンをぎゅっと抱きしめた。
「ああ、ミシェル……」
 ミシェルの内部が柔らかくやさしく、とろとろの体液を纏いながら
エレハンを嬲る。奥にいくほど蕩けた肉襞が蠢いて、エレハンの先端
を包み込んだ。時折軽く締まる入り口がたまらない。
 ミシェルはエレハンを抱えたまま、動かない。しばらくの間そうし
ていた。気の狂いそうな感触に留め置かれ、エレハンは思わず、呻く。
「エレハンだって、可愛い」
 嬉しそうに笑いを漏らし、ミシェルが腰を動かしてきた。
「ああ、あっ、ミシェル……! そんなに動かしたら、もう……」
 ミシェルの激しい腰つきに、さすがのエレハンも目を閉じ汗を滲ま
せながら喘いだ。
「いいわよエレハン…… 来て!」
 ミシェルがすとんと腰を落とした。その羽二重のような肉襞がうねり
きゅうきゅうとエレハンを締め上げる。
「ああっ!」
 一瞬の激気の放出があった。
 二人の拳聖が、同時に果てた。
193ラブラブゾワゾワ!ペンギン師匠(4):2007/10/17(水) 15:00:02 ID:Dv03946R

「ねえ、どうして今まで冷たかったのさ」
 乱れた衣服を直してまた抱き合いながら、エレハンはミシェルに
尋ねた。
「オレちゃん寂しかったゾウ」
「だってぇ……」
 ミシェルは顔を赤らめて俯き、エレハンの立派な腹に『の』の字を
書いている。
「だって、何なのさ」
「だって…… エレハンたら、若いコばっかり追いかけてるんだもん。
 ミキとか、ランちゃんとか」
 ミシェルは少し恨めしそうにエレハンを見上げた。
「あたしのことなんか、厭きちゃったのかと思った」
「なーんだ、そんなこと!?」
 エレハンは目を丸くした。
「もう、そんなことってぇ……」
「オレちゃんは、ミシェルが一番だゾウ!」
 そう明るく言い放ち、エレハンはミシェルをぎゅっと抱きしめた。
 エレハンの腕の中で、ミシェルは嬉しそうに問い返す。
「ホント?」
「ホントホント! この四千年間、オレちゃんにはミシェルだけ!」
「…… エレハン、嬉しい!」
 ようやく機嫌が直ったミシェルがぎゅっとエレハンを抱きしめ返し、
その耳に固いキスを落とした。抱きしめたまま、ミシェルは囁いた。
「でも、エレハン」
「なぁに?」
「今の言葉、ウソだったら……」
「ウソ…… だったら?」
 さすがに四千年間一点の曇りなく潔癖だとまでは言えぬエレハン
は、心中ほんの少し焦って問い返す。
「ウソだったら…… あたしのアソコであんたの、捻り潰しちゃう
 から」
 ミシェルは、にっこり笑ってぱちんとウインクを落とす。
「ううっ……」
 ミシェルの口調は冗談めかしていたが、さすがに拳聖エレハン=
キンポー、その言葉の裏に潜む確かな激気を感じ取り、背筋に冷たい
汗を垂らしたのであった。
<終わり>
194名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:32:29 ID:4+ydgWKR
テラモエスwww
エロの中にGJあり
195名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 05:39:37 ID:CgME/k8n
GJ!
流石は獣姦武装〜をスーパーエロタイムでやってのけたふたりだw
196名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 14:56:29 ID:sp+0LOV1
エロスの中に笑いありwww
GJ
197名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:17:32 ID:wJkCrAxA
>>189-193
GJ!!
締める所が湿られていて、大変良かったです!ご馳走さんですた。
198名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:27:51 ID:LgNltIeO
>>188
15年前って本編で明言されてたっけ?
199名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 23:20:34 ID:EEVQCa7d
ボウケン赤桃銀桃どなたか…
200名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 03:26:47 ID:fo3j2ncF
保管庫の冒険赤桃で『サクラ咲く』を書かれてた職人様はもう書かないんでしょうか?かなり好きなんですが…。
201名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 03:29:14 ID:fo3j2ncF
間違えました。『サクラ色』でした。失礼しました。
202名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 05:30:07 ID:vL+b9oZg
↑で過去戦隊頑張ってる方がそうだと思ってた…
203名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 20:29:38 ID:3sMROeKX
ラゲク様は相変わらずえろいな!ケンへの絡みが素敵だよ!
204名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:53:08 ID:C9N5/Nme
>>187です。
勢いで自作したゴウ×ミキです。
メロドラマ・ちょっと女々しいゴウ兄さん・不倫モノが嫌いな方はスルーお願いします。
携帯からですので、読みにくいトコあったらゴメンなさいっ!!
205ゴウ×ミキ:2007/10/22(月) 00:55:51 ID:C9N5/Nme
「ミキ…まだ残ってたのか?」
「ゴウ?どうしたの、こんな時間に…」
「いや……ちょっと汗をかきたくてな。ロボタフにでも相手してもらおうと思ったんだが…」
もう夜の9時を回っている。
誰もいないと思っていたスクラッチ社にミキがいたことにゴウは驚いていた。
それでなくてもミキは家庭がある身だ。
夜はなにかと早く帰宅していたように思ったが…
ゴウの訝しげな視線にミキがクスリと笑う。
「今日はナツメがいないのよ。林間学校でね」
開いていたノートパソコンの蓋をしめ、ミキは椅子の上で背伸びをした。
「んー…っ、私はこれで終わりっ!……ねぇ、汗を流したいんたら、あたしが相手になるわよ?ゴウ」
「ミキがぁ?」
ゴウが思わずあげた素っ頓狂な声に、ミキは口を尖らせる。
「…なによ!?忘れてるようですから言っておきますけど、最初の頃はあたしの方が強かったんですからね」
ミキの反撃にゴウは苦笑しながら謝った。
「はは…そうだったよな。でも、力の差っていうか気迫の差のような気もしたな…なんてったってあの頃は現役の」
「あーっうるさいうるさいっ!馬鹿な事ばっかり言ってると帰るわよ!?」
プイっと椅子を回転させてそっぽを向いてしまったミキの肩に、ゴウがそっと手をかけた。
「怒るなよ、まいったな。」
両肩に置かれたゴウの手は優しく…ミキの体を撫でる様に動き、彼女の胸の前で組みあわされる。
ふと気が付けば…ゴウの顔はミキの耳元迫り、熱い吐息が横顔に微かに感じられた。
「ミキが相手になってくれるんなら…組み手じゃなくて、違う事で汗をかきたい…」
「…ゴウ!?」
自分を抱き締める男の腕に力が込められ、痛いほどだ…その痛みにミキはたじろいだ。
「………離してちょうだい…」
「…なんでだよ?」
ゴウの体が縋り付く様にミキに押しあてられる。
「俺は…俺の気持ちはあの時のままだ。当たり前だよな…時間が止まってたんだから……お前を好きだったあの時のままなんだよっ」
自業自得だけどな…と自嘲気味にゴウが笑う。
「ゴウ…」
「お互いの気持ちを確かめあって…間違いなく、幸せの絶頂だったぜ。だけど…目が覚めたら……お前は知らない誰かのものになってた」
「…………」
男にかける言葉が見つからない……ゴウが今感じているモヤモヤは、ミキも感じていたものだったから。
だからこそ、自分が愛していた…愛している男が何を言いだすのかはわかっていた。
206ゴウ×ミキ:2007/10/22(月) 00:58:41 ID:C9N5/Nme
「ミキの今の幸せを壊そうなんて思わない。だけど、俺と二人きりの時だけは…あの頃のミキに戻って欲しいんだっ…ミキ…ミキ」
返事を聞く事もなく、ゴウの唇はミキのそれをふさいだ。
「ん…ふ…」
侵入してくる熱い舌を始めは怖ず怖ずと…その内、ミキの方からも積極的に絡めていく。
クチュリ…粘ついた音が暫らくの間ひびいて……やっと唇が離れた時、ミキは力なく呟いた。
「きっと……こうなるんじゃないかと思っていたわ」
「ミキ…すまない」
うっすらと涙の浮かんだ目尻にそっと舌を這わせる。
「いいの、ゴウ。私もあなたを」
「ミキ」
ゴウはミキの言葉を優しく制した。
「言わなくていい…」
男の言葉にミキは目蓋を閉じる。
再びゴウの口付けを受けながら……昔と…いや、それ以上の熱く激しい炎に身を焦がされるのを確かに感じていた。


「きゃ…っ」
スーツのパンツを下着ごと一気に引き下ろされ、ミキは小さく悲鳴を上げた。
「もう…あいかわらずムードが無い男ね…っ」
「悪かったな、がっついてて」
ミキが自分の足元にうずくまるゴウの頭をペシリと叩いて抗議する。
それを無視して、ゴウは顕になった柔らかな陰毛の中に舌を差し入れた。
少し長めのそれを舌先で掻き分け、その下に息づく濡れた秘部がよく見える様に唾液で脇に貼りつけた。
「あ…ふ…」
ゴウの舌はまだ熱いソコには直接触れていない。
それでも、ゴウの獣じみた荒い…興奮しきった荒い息が焦らすように秘部を撫でる感触だけで、ミキの奥深くからトロリとした淫液が溢れてくる。
「狼だったからかな?鼻が利くようになってな…ミキのココはすげぇイヤラシイ匂いがする……こうして」
「あうっ!?」
「掻き混ぜてやると…もっと匂いが濃くなっていく…」
「あっ…あっ、あぁっあぁ…!」
ゴウの先端を尖らせた舌が、赤黒い花びらをこじ開け狭い肉の狭間に沈んでいく……
ゴウの髪の間に指を差し入れながら、もっと侵入を深くするためにミキの股は無意識の内に大きく開かれる。
207ゴウ×ミキ:2007/10/22(月) 01:01:18 ID:C9N5/Nme
「ゴウ…ッ、あぁあっ!!あん…そこ…ダメなの…ああっ!!」
コンコンと溢れでてくる愛液を音をたてて啜れば、ミキは椅子の背もたれが壊れそうな程にのけぞって嬌声をあげる。
「はぁ…嫌…っ、汚いわ…あはぁっ!!」
プックリ膨らんだ肉芽を歯で刺激してやると、一際激しく体を跳ねさせ…しばらくブルブルと痙攣したかと思うと、やがてぐったり体を弛緩させた。
「……なんだ、もうイッタのか?」
反応の良すぎる体…それは昔からだが、明らかに自分以外の誰かがミキの体に女の喜びを教え込んで開発している……それを感じ取ったゴウの腹の中に荒々しい嵐が生まれる。
「…………ゴウ…?あっ…!?」
まだ力の入らないミキの体をデスクの上に押しつけ、膨張しきった欲望を乱暴に突き入れた。
「あっ…ぐぅ…っ…ああぁああっ!ひっ…待って、ゴウ…痛…ああ…んっ!!」
ゴウの無茶苦茶な揺さぶりに、ミキは痛みを訴える。
だけれど、欲望を受け入れた肉壺は嬉々としてゴウの締め上げた。
…その反応にもゴウの嫉妬心は煽られる。
「くっ…ミキのが吸い付いてくるぜ。すぐに出ちまいそうだ…気持ちいいのか?中…熱い…」
「ああぁ…ダメェ…そんなに動かされたら…はぁんっ…壊れちゃうっ!!」
絡み付く肉壁を男根で殴り付ける様に腰を叩きつけた。
ガクガクと震える太ももをつたって、愛液が滴り落ちて床を汚し…もはやミキは上体を支える事ができず、デスクに突っ伏してただ快楽のままに喘ぐだけだ。
「あぐっ…あっ…ああ・あーっ!!」
上半身は今だにきっちりスーツが身に付けられていて、下半身だけが淫らにトロけている事がミキの羞恥心を煽り、倒錯的な快感にさらに鳴いた。
「う…っああっ」
急に感じた小さな異物感。
「…ミキ…、この穴は使った事があるか?」
「んぎっ…ひっ…な・ないわ…お尻の穴なんてっ…やっ、指を抜いて…!!」
ぐりっ…と、ミキのアナルに潜り込ませた指を回転させる。
「結構いけそうだな…ここに指を入れたら、前の穴もビクビク締め付けてきやがった…」
「いっ…」
「そのうち、ここの初めては俺がもらうぞ…ミキの初めては、全部俺が奪ってやるからな」
「うん…いいわ…っ、いいっ…いい…っ!!ああぁっっ…また…いくっ…いくっ…ゴゥ…ああぁあっ!!」
ミキの絶叫とシンクロして、ゴウも獣のような唸り声を発してミキの中に欲望を吐き出した…
久しぶりの射精の所為で大量のに放出されたそれを、ミキの膣は貪欲に一滴残らず飲み干すかの如く怪しく蠢いてはまだ内部に突き刺したままのゴウを呻かせたのだった。


ミキを家の前まで送って行った帰り道、ゴウは一歩一歩足を進めるたびに先程までの時間が現実味を失っていくのを感じていた。
乾いた自分の足音を聞きながら…明日会えるはずのミキの笑顔を思う。
早く明日になればいい…ミキが自分以外の誰かと過ごす時間が早く終わればいい……願うだけなら罪じゃないよな?
自分を嘲笑う男の背中を、うっすらと月が照らしだしていた。
208ゴウ×ミキ:2007/10/22(月) 01:06:45 ID:C9N5/Nme
以上です。
ミキの旦那は一応いることにしました。
いや、多分いるんだろうけど……このカプ好きには本当に旦那の存在がネックです。
209名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 01:14:30 ID:ZsCVHT1A
>188
実はなつめの父が523だと思ってる。
523とみきって同期じゃなかったっけ?
んで、ラブラブ→523失踪→妊娠発覚→シングルマザーで子育て
と妄想していた。
第一話や赤ちゃんになった回で?と思ってたんだけど、
「彼氏(子供の父)の弟」への態度とおもえば納得。

なつめの父のことは拳聖しか知らなくて、「なんで優しくしてくれるんだろう」と
憧れたりするレツ(兄と好みが一緒w)とか、
未だにみきは523に本当の事言ってないから、523は
「相手は誰なんだまいったぜ」と思いつつ聞き出せなくてモヤモヤとか、
なつめを523が助けたときにいろいろ考えちゃうみきとか、
いろいろ面白そうなんだけど、本編でまったく触れてないからなあ。

レツ→みき、転じてレツ→ランとかもいいなあ・・・。



210209:2007/10/22(月) 01:19:24 ID:ZsCVHT1A
>208
リロらずカキコしたらモエモエが!
GJ!今日は興奮してネレネ━━━(゚Д゚;)━━━!!!
211188:2007/10/22(月) 06:17:20 ID:dHzSrOQV
>>189そうでした、自分の勘違いっす…
>>205おお勘違いしてる間にktkr!!!!!萌え転がった回転止まらねえGJ!!
>>209そんなわけで自分も209氏説に賛成したい。いつか523父親説でやってみたいです。
本編で他人が出てきたら目も当てられないですが。
静岡なので昨日見た時代劇編、奥方がミキそっくりで動揺気味の523に萌えた。
212名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 06:29:52 ID:dHzSrOQV
安価ミスった189でなく>>198でした、すみません。
213名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 09:32:24 ID:R4wes/qq
>>187氏、GJ!
今一番読みたいと思ってたカプだよ、ありがとう!!

なつめの父親については自分も209氏説に賛成したい。
つかなつめが狼状態の523を怖がらなかったのがその伏線だと思ってる。
214名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 15:58:42 ID:bkEQVs1D
523が消えたのが15年前ぐらいじゃなかったっけ・・・?
ナツメは何歳?
215名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:10:26 ID:RsNjY6Qy
東映公式で確認
なつめは
>>美希の娘で、ダンスが大好きな小学6年生。
ゴウは
>>禁断のゲキワザ「獣獣全身変」を使ったため、十数年間、狼男として理性を失い彷徨っていた
一応計算あうな。問題は十数年間が正確にどれぐらいか、ですね
216名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 23:50:47 ID:0iTi718d
理央って何歳なんだよw

やっぱ523はミキが番張ってた頃のことも知ってるんだろうかw
217名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 04:14:38 ID:SxzoSotF
>>216
523が現役バリバリのミキを激獣拳にスカウトに来たとかいいね!
しかし更生したあとミキが入ってきて、後で知って仰天とかいうのもイイ。

最近このスレでもゲキレンが盛り上がってきて嬉しい。過去戦隊もいろいろ
混じって、まさにシリーズ総合スレ。
218名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 05:21:56 ID:3IWeoaK5
今週のビーストアーツアカデミーでのミキ大の字じたばたに不覚にも萌えた。
何故俺があんな年増に萌えなくてはならないんだ………

おやなんすかそのドラムスティックうわ近いちk
219名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 08:18:03 ID:vHX/Omza
そもそも理央ミキ523は同時期に修行してたんだっけ?
イマイチ時系列と理央過去がわからんが、
幼少でぬこに拾われ修行する理央と後から入った二人でトライアングルとか
今のカクシターズみたいな時期があり、バラバラになってそして対決!って
萌えるが何だその昼メロ展開。
ってことは、なつめの父が理央って可能性もあるのかだから臨獣殿に逃げたのかw
220名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 18:02:25 ID:1El8zR8t
ゲキの男衆が女性を抱きしめる時、どんなリアクションするかの妄想が沸いて出てきたので置いていく。

ジャン:背中からわーい、と飛びつく。もしくは肩上から腕回してむぎゅーっと。無邪気な子供っぽい感じ。
レツ:二の腕あたりを掴んで引き寄せて、向かい合ってしっかり抱擁。
ゴウ:腰に手を回して引き寄せ、背後から密着。胸の下で手を組んで、耳元に囁くのが似合いそう。
ケン:…この人、めっちゃ笑顔でさっさとお姫様だっこで連れて行く姿しか浮かびません。
221名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 21:26:42 ID:KPzzab3m
>>220
お前っ!
俺の頭んなか勝手に覗くんじゃねーよ!
222名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 21:35:52 ID:rGF0Z76Z
>>220
萌えた
出きれば、理央もお願いします。
223名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:30:30 ID:Iqi6b6eG
>>220
GJ!!
ロンもひとつお願いしたい。
224名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 06:05:14 ID:Q2sfP8oo
>>220
萌えたGJ!
225220じゃないけど:2007/10/24(水) 09:20:57 ID:1y6jv/D1
リオが女性を抱きしめるなんてことをするのは
自分が弱ってるときじゃないかと思った。
だから、そばに寄って来た女(メレぐらいだろうけど)を
そっと抱き寄せてしまうようなシーンを妄想。

ロンは後ろから、すーっと近寄って
耳元に顔を寄せながらするっと抱きすくめる、という感じかと。
226名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 11:55:49 ID:yoHJE5hp
舌舐めずりもお忘れなく

>>219
理央は拾われっ子だったのか……大映ドラマ展開、参ったぜ
ところで彼が若く見えるのは内功の賜物かと
227名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 15:23:01 ID:mbx8uT8H
すいません流れ読まずに豚切り
デカ緑→桃です。エロあんまりない。
46話後〜デカマジぐらいまでの間の話ってことで。
初心者なんで投下に不慣れあったらスマソです。
228刑事緑→桃「その先の彼女」:2007/10/24(水) 15:26:50 ID:mbx8uT8H
その想いに名前をつけるとしたら、たぶん、そう、それ。

いつも前を駆け抜けていく彼女のけたたましさと、
助手席で鼻歌に楽しそうな横顔と、デカルームの机で覗き込む鏡の化粧の顔と。
後ろを通りかかれば、ふっとわかる甘い香り。
彼女らしい、少し子供じみた、でも確実に女性である、香り。
そういうものといつも一緒にあれば、オレはそれだけでよかった。
よかったんだ、ずっと。

独り占めするつもりなんかなかった。それはオレにはふさわしくない気がしていたから。
そしていつか、彼女はオレをすり抜けていく。それは80%の確率の「予定」だったと思う。
自分のなかでは最初からほぼ決まっていたことだった。
抵抗するつもりも資格もない。卑下でもなければ諦めでもない。
それはもう、その想いはもう、そこにあるだけで満足だったのだ。
229刑事緑→桃「その先の彼女」2:2007/10/24(水) 15:30:07 ID:mbx8uT8H
しかしあの時、オレは動いていた。
自分がそれを失いそうになったからではない。
失うことは覚悟できていたはずだった。
ただ、知らないうちに、まるで使い捨ての電池みたいに、すべてを吸い取られ、
そのまま彼女自身が、不幸なまま存在自体をその存在そのものを地上から失くすことが耐えられなかった。許せなかった。
いや、それだけじゃ足りない。
言葉の全てを遣っても足りないくらい説明しきれない思いで、
それは否定しなくてはならないことだった。
彼女は仲間なのだ。同僚なのだ。後輩なのだ。
オレたちはチームで、彼女はいつも一緒のコンビなのだ。

そして、相手、でもある。

片想い、の。恋の。

230刑事緑→桃「その先の彼女」3:2007/10/24(水) 15:32:34 ID:mbx8uT8H
彼女を傷つけることはわかっていてあの男を消すことにした。
決して代わりになろうなんて思ったことはなかった。
だって、たとえ不幸な結末を迎えさせないためとはいえ
彼女を傷つけてしまうことにした張本人は、オレ。
まず第一、彼女に顔向け出来るわけもない。

急いてしまうままに、スワットモードで男に立ち向かった。
罪悪感と怒りとその両方を感じるきまり悪さとで、
早くD-バズーカをぶっ放したかった。

横をすり抜けていく、同じ装備の彼女を見たときは、
信じられなかった。

いや、言葉は軽い。あの時の気持ちは説明できない。

231刑事緑→桃「その先の彼女」4:2007/10/24(水) 15:36:26 ID:mbx8uT8H
あの男と将来の幸せを夢見ていた彼女を、
数時間前まで嬉しそうに、ずっとあの男のことを語っていた彼女を、デリートのために対峙させたのだ。
エリートで、少ししか会えないけれどすべてをかなえる優しい、
愛しい男。
彼女にとっての理想だった男を、
彼女は自分自身で決別するだけでなく、デリートまでした。

いくら詐欺師とはいえ、直前まで信用し、愛し、
未来を賭けるつもりでいた男のことを、
彼女は自身で消してしまった。
232刑事緑→桃「その先の彼女」5:2007/10/24(水) 15:39:17 ID:mbx8uT8H
それをさせてしまったオレには、
少なくともきっかけを作ってしまったオレには、
ただ申し訳ないという、それしかなかった。
あの男は詐欺師で、アリエナイザーで、
放っておけば彼女は命を落としていた。だから、オレは動いたのだ。
あの男のことを調べるまでは理性だったが、
そこから先は本能と条件反射だった。どうしようもないことだった。

たとえばあの男に連れ去られて、この先どこで一緒に生きていてもいい。
どうせろくでもないからそのうち彼女自身が男を許せなくなる。
あるいはそれに気がつかなくて、たとえば彼女も堕ちていく。
認められはしないことだが、まだそれでもいい。
オレは堂々と宇宙警察官として彼女を救える。
職務の中で彼女を救い、救うことで想いを過去か現在かにしてしまう。

だが。
233刑事緑→桃「その先の彼女」6:2007/10/24(水) 15:40:43 ID:mbx8uT8H
命を落としてしまうことだけは、絶対にさせてはならなかった。

その中で彼女を泣かせた。泣かせた以上のことをした。

これ以上重いことは、きっとこの先の人生でもあり得ないだろう。
彼女にも、そしてオレにも、だ。

2347刑事緑→桃「その先の彼女」7:2007/10/24(水) 15:44:26 ID:mbx8uT8H
白い肩先をシーツで隠して、彼女は向うを向いている。
電気は全部消して、と、無理に笑ったのがわかった。
それでも窓からの差し込みで、それが彼女だとわかる程度には明るい。
ベッドの上で、彼女は眼を閉じている。
すべての神経がこちらに集中しているのがわかる。

いつものポニーテールの髪は、さっき解かれて、
鈍い反射で艶やかに波打っていた。
235刑事緑→桃「その先の彼女」8:2007/10/24(水) 15:46:54 ID:mbx8uT8H
どちらにとっても見たことがなかった、遠くて近かった姿で、
オレたちは今並んでいた。
思い出すことが多すぎて、途方に暮れたように
静かになったオレを、彼女はずっと待っている。

代わりになるつもりはなかった。今も、それはない。
なるならば新しい何かに。
彼女にとっての新しい何かに。
すべてに。

オレにとって彼女がまた新しい、愛しいすべてになるように。

236刑事緑→桃「その先の彼女」9:2007/10/24(水) 15:47:55 ID:mbx8uT8H
ひと刷毛片手で頭を撫でて、そのまま彼女をこちらに向かせた。

一瞬目が合って、そこから先はもう、何もかも見なくなった。

237名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 16:18:15 ID:mbx8uT8H
刑事緑桃、以上です。寸止めでスイマセン…
お目汚し失礼しました。
238名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 19:04:39 ID:VvDAGPDu
職人さんGJ!続きも激しく気になる
239名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 20:11:19 ID:o3aG7Ias
>>227-237
投下ありがとう! 大好きだ刑事緑桃〜。
切ないなぁ、センちゃん。
240名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 01:25:29 ID:Jv80ObVH
>>219
正直その発想は無かった(なつめ父が理央)

幸せな恋人同士の523と美希、しかし美希に秘めた思いを抱いていた理央。
ある日ついにその限界が来て無理やり美希を強姦して逃亡。
523も行方不明となり、途方にくれる美希に訪れた思わぬ妊娠。
お腹の子の父親は、誰…?

ってそれなんて昼ドラww
241名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 15:19:18 ID:DP/sbpXU
で、ミキだけがオヴァさんになって
ヤリ逃げ男二人は若いまま

それなんてホラー映画
242名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:35:05 ID:L19fsiMP
デカ緑×桃GJ!!
個人的にはデカ赤×黄も激しく読みたいっす!
243名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 03:41:20 ID:JdKuKmHZ
自分も流れぶっちぎって済みません。
去年の映画ネタで、せっかくプールに行ったのに、さくらが泳ぐに泳げなくした者です。
冒険赤桃落します。6スレ消費予定。
『所有地』から、宇宙に行くまでの間くらいの出来事です。
でもエロ無しな上、甘くも無い。
赤桃嫌いな方は勿論、今回は蒼太が好きな方もスルーお勧めです。
244所有品1(冒険赤桃):2007/10/26(金) 03:44:01 ID:JdKuKmHZ
「あ〜!もう最悪!!」
 せっかくの休みなのに、デートはドタキャンされるは、いきなり雨には降られるは、トドメに部屋のシャワーが壊れて水しか出ないはで、人生最悪の日だよ。
 大体いくら急用が入ったからって、この最上蒼太のデートを断るなんて信じられないよ!!
 ・・・まあ、嘆いてもしょうがない。とにかく今はシャワーをどうにかしよう。

「済みません、チーフ。」
「気にするな。ゆっくり使って良いぞ。」
 チーフも今日休みで良かったよ。持つべきものは気軽に風呂を貸してくれる上司だね。
 でも、「ちょっと片付けるから5分待て。」なんて言ってたけど、そんなに散らかってた感じ
しないな。まあいいや。とにかく今はシャワーを浴びよう。

 あったかいお湯がこんなに気持ち良いなんて思ってもみなかったよ。なんせ、さっき頭から冷水シャワー浴びてきたばっかりだからね。
 さてシャンプーは、っと。
 ・・・これ、日本の女性は美しいとかってヤツじゃないの?・・・ 何で?!
もしかしてチーフ、色々頭皮に効きそうな商品試した果てに、行き着いたのがコレだった
とか?あのCMの豊かな髪に憧れて・・・。
いや、実際ミッションでずぶ濡れになった時なんか、上からチーフを見下ろしちゃいけない
なって思ってたけど、本人も気にしてたのか・・・・・。
 って、何考えてるんだ?!落ち着け。
 そうそう、蒼太!あれだよ、ボトルが赤いから、自分と一緒だな!とか、そんな理由だよ。
 ・・・多分。
 まあ、いいや。えっと、ボディーソープは・・・。また、肌がツルツルになりそうなモノを。
フローラルの香りって、あんた・・・。てっきり牛乳生まれの石鹸でガシガシ洗ってるとばかり思っていたのに・・・。
 
 体は暖まったけど、心が妙に冷えたな。
 いや、他人の趣味に口出ししちゃいけない。チーフにどういう思惑があって、あんなラインナップになったのかは知らないけど、それでも信頼できる上司であることに変わりは無いじゃないか。
 それより、早く髪乾かそう。ドライヤー・・・・、あった、あった。
 あれ?ドライヤーの下に何かある。
245所有品2(冒険赤桃):2007/10/26(金) 03:46:05 ID:JdKuKmHZ
 これって、くちばしクリップってヤツ?ほら、女の子が髪留めに使う・・・・。
 このサイズなら、けっこうロングの髪用だよね?
 ・・・あのシャンプーやらボディーソープって、もしかして?!

 こんな所に隠してたのか〜。5分待てって、これ片付ける為だったんだ。
でも、そんなに何でもかんでも洗面台の引き出しに仕舞っちゃダメですよ。
あ〜歯ブラシまで。埃が付いたらどうするんですか?
 えっと、コレが化粧水で、これは乳液だね。ふ〜ん。携帯用のじゃなくて、フルボトルで常備なんだ。
このポーチはメイク道具入れ?ちょっと失礼。
ファンデからマスカラまできっちり揃って。ここで毎朝メイクして出勤してたんだ。
いや、夜中の緊急出動もそうなんだろうけど。
 ・・・本当に良い物見つけちゃったなぁ!さて、これをどうしよう?

「お風呂ありがとうございました。」
「災難だったな。シャワーの修理は頼んだのか?」
「ここ来る前に。管理人さんに連絡したら、明日中には修理してもらえるように、業者さんに頼んでくれるそうです。」
「そうか・・・。ほら。」
「ありがとうございます。」
 風呂上りにミネラルウォーター用意してくれてるなんて、気が利きますね。
あの人にも、いつもこうやってサービスしてあげてるんですか?
「・・・何ニヤニヤしてるんだ?」
「えっ?にやついてます?」
も〜、そんな怪訝な、って言うより、気味悪そうな顔しないで下さいよ。
何でこんなに機嫌が良いのか、今教えてあげますって。
246所有品3(冒険赤桃):2007/10/26(金) 03:48:08 ID:JdKuKmHZ
「ところでチーフ。さくらさんとはいつから付き合ってるんですか?」
「・・・・・・。お前、何言ってるんだ?」
 おっ、とぼけるつもりですね。でも今、妙な間が空きましたよ?
 じゃあ、ここは男らしく、直球勝負と行きましょうか!
「これ、な〜んだ?ドライヤーの下にあったんですけど?!」
「・・・・・・!!!」
 うわ、今のチーフの顔、菜月ちゃん達にも見せたいなぁ。耳朶まで真っ赤になっちゃって。そんなに驚きましたか?
「それから、あんな所に歯ブラシまで突っ込んじゃダメじゃないですか。」
「お前!引き出し勝手に覗いたのか?!」
「あ、引き出しに色々隠してるんですね!そんな、勝手に家捜しする訳無いじゃないですか!」いや、本当は勝手に見ちゃったんだけどね。
 あ〜あ、頭抱えちゃって。今までの苦労が全てパアってやつ?
 でも、ちょっとカマ掛けただけで引っかかるなんて、ボウケンレッドともあろう者が
迂闊でしたね!!
「チーフ、これを貴方が使ってるなんて言ったら、今すぐ部下辞めますよ。 
 この髪留め、さくらさんの所有品ですね!」
「・・・・ああ。」
 何かこれって、刑事ドラマみたいだなあ。犯人に自白させる場面?
 丁度、テーブルに向かい合って座ってるのも、刑事と犯人の構図だよね。
 何はともあれ、こんな事で、チーフで遊べる日が来るなんて思いもよらなかったよ。 
 た〜のし〜!!
247所有品4(冒険赤桃):2007/10/26(金) 03:50:32 ID:JdKuKmHZ
「どうして隠したりするんです?別に悪い事じゃないのに。」
「隠してはいない。唯、報告する義務も無い。」
 ごもっとも。確かに、お互いのプライベートには干渉しないでやってきましたもんね。
「でも、凄いですね。さくらさんがチーフの事好きなのは分かってましたけど、貴方の気持ちなんて全く分からな・・・」
 ・・・いや、待て。まさか、そんな事。
「・・・チーフは本気じゃない?」
「本気だ。」
 良かった。いい加減な気持ちだったら、やっぱり貴方の部下辞めるところでした。
 そんな、怖い顔しないで下さいよ。さくらさんが大事な人だって分かりましたから。
 そうですよね。さくらさんは遊びで付き合える様な相手じゃないですよね。
 と言うか貴方の性格じゃ、冒険に忙しすぎるから、いい加減な女とわざわざ付き合う労力、
使うだけ無駄なんて考えそうですよね。って、これは穿ち過ぎか。

「仕事にプライベートは持ち込まない主義だ。俺もさくらもな。」
「それはよく分かります。でも・・・」
「何か起こったとき、俺が私情から判断したと取られては、チーフとして示しが付かない。
 何より、さくらがそれを望んでいない。」
 頬杖をついて、視線はテーブルのグラスに。でも、本当はグラスなんて見てないんだろうな。
 怒った顔はもうしてないけど、今度は何処か寂しそうで・・・・。

 本人の口から聞いた事は無いけど、チーフの責務は、こちらが思っている以上に重いん
だろう。実際、一つの判断ミスが、メンバー全員の命に関わる事もある。
 そして、時には代わりに指揮を取るサブチーフも同様で。
 だから余計に、仕事と私生活は切り離す。
 当たり前といえば当たり前だけど、実際、そこまで厳格に切り離すのは・・・正直キツイと
思いますよ。
 でも、暢気に職場恋愛を惚気られるような組織じゃないんですよね。ボウケンジャーは。
 そして、二人がチーフとサブチーフであり続ける限り、隠して無いなんて言いながら、
ずっと関係を隠し続けるんでしょうね。
 
248所有品5(冒険赤桃):2007/10/26(金) 03:52:05 ID:JdKuKmHZ
「蒼太、深読みするなよ。」
「はい?」
「みんなに何も言わないのは、任務に支障を来たす恐れがあるのも理由ではあるが、
 一番大きいのは、菜月達に騒がれるのが嫌なだけだ。」
「・・・もしかして、照れるんですか?」
「そう取っておけ。」
 ああ、いつものふてぶてしい顔が復活しましたね。
本心は兎も角、そうですね、恋人の事を聞かれると照れる方が、ずっと幸せな理由だ。
じゃあ、今照れさせてあげましょうか。

「チーフ、一つ聞いて良いですか?」
「何だ?」
「ぶっちゃけ、さくらさんと同棲してるんですか?」
「・・・・半分くらいな。」
 チーフ、基礎化粧品からメイク道具がフルセットで揃ってる状態で、半分は無いでしょう?
がっつり一緒に住んでる癖に!!
「で、いつから付き合ってるんですか?」
「質問は一つだった筈だ。これ以上意見も質問も受け付けない。」
 おっと、チーフ特権ですか。
 それ出されるとなあ。部下として従わない訳にはいかないよね。
 それに、シャワー借りに来ただけなのに、長居しすぎだし。そろそろ帰ろうか。
249所有品6(冒険赤桃):2007/10/26(金) 03:54:09 ID:JdKuKmHZ
「じゃあチーフ、質問には答えてくれそうにないし、もう帰りますね。」
「ああ。・・・そうだ、さっきの事は・・・」
「ただいま戻りましたあ。」
 あっ、さくらさん帰ってきちゃった!!
 
「お帰り〜、さくらさん。」
「・・・・。」
 多分、玄関開けて、僕の靴見た瞬間から石になってたんだね。
 完全に思考停止しちゃってるカンジ。こんなに満面の笑みでお迎えしてあげたのに。
「買い物してきたんですね。その魚、焼くんですか?煮るんですか?」
「あ・・・、チーフが煮付けを食べたいって言ってたから、煮ます。」
「煮付けねえ。いいなあ。ねえ、僕も一緒に晩御飯食べて良いですか?」
「えっ・・・、あ、あの・・・」
「ウソウソ。お邪魔虫はもう帰りますよ。」
 玄関から部屋を振り返ったら、またもや頭を抱えたチーフがいて。
 本当に私生活では抜けてますね。僕が来てる事位、先に連絡しとかないと。
 もっとも、思った以上に僕が長居しただけかもしれないけど。
 あと、部屋に帰る前に、コレも言っておかないとね。
「チーフ!口止め料は高く付きますよ!」
「・・・覚悟しておく。」
 
 我ながら気持ち悪いと自覚してるけど、廊下を歩きながら顔がにやける。
 今日は楽しかったなあ!!
 チーフだけじゃなくて、さくらさんの慌てっぷりも見事だったよ!
 デートキャンセルされて、雨に降られて、シャワー壊れて本当に良かった!
「あ〜!もう最高!!」

                                END

250名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 03:56:02 ID:JdKuKmHZ
以上です。お目汚し失礼いたしました。
次落す時は、エロ頑張ります。
あと、毎回毎回、チェックしてもやっぱりミスがあります。
つか、いきなり改行し忘れ見つけたよ・・・・orz。
ご指摘ビシビシお願いいたします。
251名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 07:53:42 ID:q3ZpFhsb
蒼太好きだけど面白かったよGJ!
252名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 08:50:39 ID:2GjMuqTS
なんだよエロなしなのに萌え萌えじゃないかよずるいよ。
くやしいがGJ!
253名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 12:59:58 ID:aL2MrHq+
これはこれで蒼太GJ!
このあとのチーフと姐さんのやり取りにも期待できますね〜
254名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 15:31:27 ID:FaZ1/e7u
所有品GJ!!全然面白かったですよ。萌えました。蒼太GJ!チーフと姐さんのその後も読みたいっす!
255名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 21:45:15 ID:H4eM6dJ4
所有シリーズの作者様、今回も新作ありがとうございます。
蒼太の性格がうまく表現出来ていたと思います。
次回、エロありでぜひお願い致します!
256名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 08:09:29 ID:nywZg+aD
所有品GJ!
>>牛乳生まれの石鹸でガシガシ洗ってる
…シャンプーまでそのまま石鹸で代用しかねないチーフワロタw
257名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 19:07:40 ID:JEfn3MdO
石鹸シャンプーはきちんとリンスしないとギチギチになるでー
258名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 19:10:32 ID:+wyG8RAg
だから脳天の毛がすくn
259名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 13:50:04 ID:TRT8Iphj
>>258
つ焼のり
つ増毛(してる様に見える)スプレー
260名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 14:23:04 ID:GPN29J9F
流れ切ってすまねえ
東映公式次回予告見て、レツメイン回wktwが止まらねえ…
これで美人三姉妹とまったく絡みませんでしただったら失望のあまり
怒臨気会得しそう。
261名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 17:02:32 ID:VVwKIe55
十数年ぶりに、俗世に戻ってきたゴウ。
今どきのグラビアやら、エロ本やらを見て(ケン持参)

「なんてこった、十年ちょっとの間にこんなに変わってるなんて・・・まいたっぜ」

なんて。
262名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 18:24:04 ID:S7ZbXjyK
雪国まいたっぜ
263名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 19:38:03 ID:Q0lgu+xu
なぜわざわざこのスレで駄洒落なのかと小一時ry
264名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 20:11:21 ID:VVwKIe55
261は
違→まいたっぜ
正→まいったぜ
ですた。OTZ
523ごめんよ。
265名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 02:04:56 ID:WtBabcEz
ラゲク様の追悼小ネタです。
もうあの下乳が見られないなんて……

設定はゲキレンと理央・メレ達が江戸時代に飛ばされて直ぐで、シャーフー×ラゲクが下地のマク様×ラゲクです。
266ラゲク様追悼小ネタ:2007/10/30(火) 02:05:33 ID:WtBabcEz
「おおぉ…ラゲク様……ラゲク様の淫液、おいしゅうございます」
「あははは…ムコウアちゃん、お前も好きねぇ……それ、そんなに美味しい?」
自分の股の間に膝をつき、顔を夢中で押しつけてくるムコウアを嘲笑う。
「あふぅん…溢れてきちゃうわぁ。ほら、もっと舌を奥まで入れて…あぁ、全部吸い尽くすのよ」
忠実に舌を懸命に動かす部下の愛撫に快感を感じながらも、物足りないと思う不満はいなめなかった。
(あん…もう…ダーリンなら私を散々焦らしたりして弄んでくれたのに…ダーリン位のテクニシャンっていないものねぇ…)
師を裏切った自分の周りにいるのは、力だけを求める奸な同士と従順な飼い犬…あぁ、躾のなってないカワイコチャンもいたわねぇ……愛した男はもういない。
「ラゲク様……もう、我慢できませぬっ!!どうぞ本懐を遂げさせてくださいませぇ…っ」
股間を膨らませて必死に懇願するムコウアをラゲクは無情にも杖で突いて自分から突き放した。
「駄目よ、ムコウアちゃん。ご褒美をあげるのは理央ちゃん達が過去の世界で朽ち果ててから……あなたはそれを見届けたら帰ってくるの。いいわね」
「…うぅ…承知いたしました…」
よろめきながらムコウアが去っていく。
ふぅ…とラゲクが肩を竦めると、背後に威圧感を感じて振り返った。
「相変わらず好色な女よのぅ」
「あら…マク様、お恥ずかしいところを」
ヒラヒラとスカートをはためかせてマクに一礼をしてみせる。
「好色だなんて心外ですわぁ…私だって受け入れる殿方は選んでいますのよ」
「ふん…ではワシではどうだ?拳聖どもはあまりにもふがいなさすぎて、この怒りのやり場に困っておったところだ」
ラゲクはマクの天を突く猛りを目で捕らえると、まだ淫らな炎が燻っている尻を軽やかに振りながらマクに近づいていった。
(ダーリンが闘えたらこんなに簡単にはいかなかったでしょうけど…あぁん、あのつぶらな瞳で睨み付けられてた頃が懐かしいわぁ)
心ではシャーフーの事を考えながらも木に手をついてマクの前に尻を差し出す。
何の前触れもなくマクの男根がラゲクの秘所を貫いた。
「あぁんっ…あぁ…!マク様ぁ…そんなになされては…あっあっ」
力任せの男の突きを、腰を大胆に動かして自分の一番感じるスポットへ導いた。
「あふ…溢れてきちゃうっ…奥の方から……ひぃああっ」
(ダーリンへの嫉妬心で私を抱きたがる哀れなマク様…んふふ、男の人って可愛いわ)
「あぁっ…マク様ぁっ!!…はぁんっ、ダーリンはもっと激しく腰を振って喜ばせてくれたんですよ…あぁっ、だから…もっとぅぅんっ!!」
ラゲクの言葉にマクは鼻息を荒くして女の尻を鷲掴みにし、こねくり回しながら自分の男根を更に奥まで押し込んだ。
ラゲクはマクと自分をもっと興奮させる為に嬌声を上げ続ける。
(ふふ…岩になっちゃったダーリンにも聞こえるかしら?)
そう思い、ラゲクは妖しく微笑んだのだった。


終わり
267名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 09:48:23 ID:9S3UVadL
エロくてGJ!
シャーフー×ラゲク編ありますか?
268名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 12:55:38 ID:EbnCD5G3
>>265-266
興奮した!GJ!!
ラゲク様は、本当に良いエロキャラでした…黙祷…。
今夜はアンコウ鍋にしよう。
269名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 16:47:14 ID:n1OB38T/
GJ!ラゲク様は最高だ!
くそう、もっと長生きすると思っていたよ…。
270名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:18:31 ID:WtBabcEz
>>265です。感想ありがとうございました!
シャーフーものは書きたいネタはあるからその内投下するかもしれません…いつになるやら。
271名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 03:59:39 ID:HvtlXHQ/
保管庫の管理人様、いつも乙であります!
272名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 08:55:10 ID:CpFeQJ4I
管理人様、保管作業お疲れ様でした。ありがたいです。
273保管庫の人:2007/11/01(木) 01:16:35 ID:r2n8dyoz
いつも「こんなに更新が遅れたら誰も気づいてくれないかな」と思いつつ更新して、
毎回すぐに反応があってこちらも本当にうれしいです。
本当にありがとうございます。

相変わらず改行や誤字などをまじめに見ていないダメな者ですが・・・。

今後も不定期にまとめて更新する形になると思いますが、
まだまだ続ける意欲があるので、ここがまた活気付いてくれることを願っています。
274名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:48:55 ID:yL5ICBYi
何か書きたいエネルギーはあるんだけど、戦隊はカクレンまでしか見てなくて
最近のは全然分からないし、何書いたらいいのか分からないんだよなぁ。そもそも書けるかすら…。
275名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 08:49:50 ID:qKGtiJP+
>>274はやれば出来る子age
276名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 11:43:26 ID:tGIH8Qof
>>274
別に作品の古い新しいはこの際どうでもいいと思うよ。
書けるのであれば別にチェンジマンとかゴーグルファイブあたりでも全然いいと思うけど。
277名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 02:10:52 ID:3BMXq3u+
書き方は人それぞれだが、俺もエロパロ今まで書いたことなくて、それ以前の文章が書けなくて悩んだが、
まず書きたいシーンを書いて、前後のシーンをつなげていった。
エロは書いたことなかったので、エロシーンは当然後回しw

投下してから知ったけど、このスレも勉強になったなぁ。
SS書きの控え室 71号室
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193139993/l50

とにかくメモでも一文でも書いて見たら軌道にのるかもしれないよ。
ガンガレ>>274


278名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 16:50:59 ID:x7J4IXUe
>>274          書いたのであれば悩まず投下すべし
279名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 00:01:35 ID:xVZAKveS
今日、噂の忠臣蔵の回の激を見た。

酒に酔ったリオに乱暴に抱かれるメレを障子の隙間から視姦してる
ロンという、変則3Pを妄想した。ロンがエロ過ぎて目玉が飛んだ。
280名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 09:23:16 ID:1Nqto2PD
今日の怪盗姉妹の見て思った事

シャッキーンとエロハンのセクハラ地獄により徐々に感じ快楽に溺れていく姉二人

そんな二人を後目にラブラブSEXな三女とレツ
281名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 20:36:12 ID:8ZlwOdZc
おまいがSSにしる。
282名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 02:38:06 ID:GgWumPFM
乳揉みとか太ももとかスカートぺろんとか凄すぎだろ、今回w
もういい歳だが、なんだか見てて照れてしまった。まいったぜ
283名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 16:55:05 ID:zjc3BG6z
個人的にはチャイナドレスで何度か脚を組み換える所がやばかったな
結構アップで映ってたし、朝っぱらからいいのかこれ?と思いつつ見てた
そして合コン中エレハンがエロハンに、エレハンマーがエロハンマーにしか
聞こえなくなっていた
284名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 17:23:31 ID:n3CSvdlI
>>283
エレ→エロはもはやデフォ

師匠たちの「でかくなった!!」は股間の事かと
もうすべてがエロパロの為にあったような回だった
職人さんたち頑張って過激気でも紫激気でも燃やして下さい
285名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 20:04:20 ID:9WMUSBLo
流れ切ってすみません、ボウケン蒼×風いきます。

・保管庫内での「シリーズもの2」の続きです
・どちらかいうとコメディ路線です
・前回投下時に「これで最後」とか言ったのにそうならなくてすみません

以上がダメな方はスルーでおねがいします。
ではよろしくお願いします。
286○Task××× 月夜の晩:2007/11/06(火) 20:12:13 ID:9WMUSBLo
 月の綺麗な晩だった。

 満月の晩、ダークシャドウの首領である幻のゲッコウは、必ず
どこかへ出かけ、一晩中帰って来ない。だからその晩はいつも、
風のシズカにとって、ひとりきりの晩だった。

 そのシズカは今、寝具の上で熱く切ない溜息をついている。

(ダメ、イケない……)

 最近蒼太とは会えていない。寂しい独り寝に堪えきれず、ひとり
慰めようとしたのだが、お馴染みのやり方ではもう、何度やっても
達することが出来なくなっていた。

 シズカは恨めしそうに足の間の枕を見つめる。ぎゅっと挟んで
躰を揺する、これがいつものやり方だった。

 男を知らない頃だったら、これで十分だったのに── 尤も蒼太
にそれを白状させられたときには『それでホントにイケるの?』と
驚かれたわけだが── 蒼太の言う通り、今ではもうこんなやり方
では、到底満足することができなかった。

 しかも何度か試みたせいで、躰は奥から火照り、欲は却って増す
一方。股が濡れている。下着も夜着も枕も濡れている。これでは
もう、眠ることすらできない気がする。

(ああもう…… こうなったら……)
 シズカは情けない顔でまた溜息をつき、じっと手を見つめた。

 今まで、自分で直接触れたことはない。なんか、怖かったし。
 しかしかくなる上は、蒼太がしてくれるのと同じようなやり方で
するしか── ない。

 意を決し、夜具の下を脱ぎ白く細い指を恐る恐る股へ滑らせる。
下着の上からじっとりと湿ったそこに這わせ、火照った躰をあやす
ように、ゆっくりと指に力を込めていった。

(ああ……)

 臍下に広がる快楽に、うっとりと息を吐き目を瞑る。下着は濡れ
て秘部にぴたりと貼り付き、くっきりと溝を浮き上がらせているの
を指に感じる。

「っ……」
 一瞬、躰がびくりと震えた。溝前の突起に指がかかる。撫でる
だけでは物足りなくて、爪で軽く掻いてみる。稲妻のような快楽が
躰を走り、思わず声を漏らしてしまった。

(でも………………)
 
 まだ、ここじゃない。
287○Task××× 月夜の晩(2):2007/11/06(火) 20:13:45 ID:9WMUSBLo
 奥の、体液を吐き出す入り口に指を当て、ゆっくりとめり込ま
せる。込み上げてくる快楽に堪らず、下着の中へと手を入れた。

 茂みの中に、しっとりと温かい場所がある。少しずつゆっくり、
一本だけ侵入させる。もう十分に蕩けたそこの感触があまりに柔ら
かくねっとりとしていて、シズカは少し驚いた。挿れた指に肉の
襞が、心地よく絡み付く。

 それでもまだすこし怖れながら、指を動かしてみた。くちゅりと
音を立てて襞のある肉壁を押す。

「ああぁ……っ」

 思わず閉じた目が開いた。全身を駆け抜ける快楽に躰が震え、
手にとろりと体液が垂れる。自分のナカに、こんな凄いところが
あるなんて──

 まだ少し震えながら、シズカは再びしっかり目を閉じた。股から
立ち上る愉悦に集中する。くちゅ、ぴちゃと水音を立てながら、
次第にその動きが大胆になっていく。

(あ…… これ、なら…… イケそう……)

 歯を食い縛っても声が漏れる。指の動きは小刻みになり、たまら
なくなって外の突起も捏ね廻す。快楽の大きな波が躰の内から盛り
上がってくるのを感じ、更にぎゅっと目を閉じた。

 気が付けば床に尻をつき、両足をはしたなく広げている。半開き
の唇から熱い吐息と喘ぎが零れる。

 あと少し。
 瞼の裏に浮かぶ男の名が、口から漏れ出た。

「ああ……っ、そー……たぁ……」

「── 呼んだ?」
「!!!」

 シズカの動きがぴたりと止まった。
 いちばん聞きたかった、しかしいちばん聞きたくなかったその
声に、恐る恐る顔を上げると──

 最上蒼太が、自分の正面に立っている。
288○Task××× 月夜の晩(3):2007/11/06(火) 20:15:02 ID:9WMUSBLo
 その姿を目にして石のように固まっているシズカに、蒼太が笑顔
で声をかけた。

「こんばんは」
「……………………」

 蒼太はなおも固まったままのシズカに近寄ると、腰を下ろす。
股に挿されたシズカの手を取り、体液の滴るそれを口に含むと、
ねっとりと嬲り始めた。
 こんな時だというのに、シズカは蒼太の口中のなめらかな愛撫に
感じてしまい、あ、と声が出てしまう。さも美味そうに舐る蒼太を
うっとりと眺めてしまう。

 たっぷりと味わった後、ちゅぱ、と音を立てて蒼太が口から指を
抜いた。
 シズカはにやりと笑った蒼太と目が合い、はっと我に返った。
 羞恥で血が上った顔をぱっと逸らす。

「シズカちゃん、イカなくていいの?」
「……………………」
「何だったら、続きをしてくれても──」
「むむむむ、無理無理無理無理……」

 ようやく口をきき頭をぶんぶんと横に振るシズカに、蒼太はぷっ
と吹き出した。

「じゃ、僕が手伝ってあげるよ」

 そう言うとあぐらをかいて座り、シズカを後ろから抱きかかえて
膝上に乗せる。下着を剥ぎ取り大きく開かせた足の間に、二本の指
を挿し入れた。

「はぁ……っ」

 ツボを心得た指にぐりぐりと責められ、あっという間に登りつめ
らさせた。ひくひくと躰が揺れ、体液がこぽりと溢れる。一瞬硬直
したシズカの躰が、力を失いながら蒼太に寄りかかった。

 蒼太の腕の中で息を荒くしながら、シズカは今更ながらこの状況
に、混乱していた。

「あっ、あんた………… 何しに来たの???」
「何しにって、夜這いに」
「よ、よば…………」
「シズカちゃん前言ってたでしょ、ゲッコウは満月の夜はいないん
 だって。だから来てみたんだけど──」
 言いながら蒼太は、シズカの内太腿を撫で上げた。
289○Task××× 月夜の晩(4):2007/11/06(火) 20:16:22 ID:9WMUSBLo
「やぁ……っ」
「来て良かった」

 耳朶にかかる蒼太の熱い息が悩ましい。蒼太の指はするすると
夜着のボタンを外しはだけさせ、下着を胸元から引き下ろす。乱れ
た衣服から、白く豊かな胸が零れ落ちた。
 指が胸の先端を軽く弄び、もう片方の掌は下半身をいやらしく
撫で回す。唇と舌が耳朶を舐め、時折軽く噛まれる度に、シズカの
嬌声が月明かりに谺する。

「可愛かったよ…… アンアン言いながら、夢中だったでしょ」
 首筋に唇をつけながら、蒼太が囁いた。シズカはただ身を捩り、
首を振るしかない。

「違うの?」
 言いながら、今度は舌を這わせてきた。
「あぁ……っ、あ、あぁ……」
 舌が首筋からうなじへ、背へと這う。胸の先をきゅっと摘まれ、
股に伸びた手が秘所をぱっくりと開かせた。冷えた外気に触れた
ソコが、熱い。

 シズカは観念した。
「そ…… そうよ……っ ん、んん!」
 認めたご褒美に、指で股の溝をひと撫でされた。

「僕、最後まで黙って見てようと思ったんだけど」
 今度は反対側の耳元で、蒼太が意地悪く囁いた。
「シズカちゃんたら僕の名前呼んでくれるから、我慢できなくて」
「きゃあっ」
 また溝がひと撫でされた。

「それにしても大胆だったね── 聞いてたヤリ方と違ったけど、
 もしかしてココに入った初めてのって、僕のじゃなくて、この
 指?」
「ちっ、違っ……、ゆび、挿れたの、はじめて……」

 くちゅくちゅと弄ばれて、焦れたナカがヒクヒクと震える。
 蒼太の指は、一向にそれ以上のことはしてくれない。既に一度
達しているそこは却って欲に昂ぶり、気が狂いそうなほど彼女自身
を焦らしている。

「ね…… お願い」
 荒い息の間に、シズカは懇願する。しかし蒼太は喉で笑って首を
振った。
「さっきみたいに、自分でシたら?」
「ばっ、ばか! できるわけなぃ………………」
 言葉の最後は涙声になってしまった。おねがい、おねがいと小声
で呟きながら、シズカの腰が悩ましげにくねる。

 蒼太が、体液の溢れる口に指を当てた。期待でナカがじんじん
と熱い。指は入り口で遊ぶように、ぴちゃぴちゃと音を立てた。
290○Task××× 月夜の晩(5):2007/11/06(火) 20:17:53 ID:9WMUSBLo
「── いつから、僕のことオカズにしてくれてたの?」
「なっ…………」
 あまりの設問に、シズカは目を丸くする。

「この間、聞きそびれちゃったんだよね」
 蒼太の指は相変わらず、入り口だけで遊んでいた。

「い…… い、え、ない……」
「でもホラ、言わないと」
 歯を食い縛って言い返すシズカに構わず、蒼太がまた指で水音を
立てる。
「あんっ」

「ココ、こんなに溢れてきてるよ── いつもよりずっと」
「あ、あ、あぁんっ」
「コッチだってこんなに大きくしちゃって」
「ひぃ……っ!」
「シズカちゃんて意地悪されるの、好きなんだよね」
「ば…… かっ、あ、あ……!」

 蒼太の指はシズカを高めるが、決してそれ以上はいかせない。
 ふるふると躰が震える。心臓が激しく脈を打つ。
 堪えきれずに目を閉じると、目尻から睫を伝い、滴がぽろりと
垂れ落ちた。蒼太が唇で、そのひと滴をすくい取る。

「ああっ!」

 突然、蒼太が捻り合わせた指二本を突き入れた。極限まで昂ぶっ
た躰に予期せず挿れられ、シズカは理性が吹き飛んだ。

「はあぁっ、はっ、初めて、会った…… 頃、からぁ……」
 くねくねと掻き回し犯す指に促されるように、シズカはホントの
ことを言ってしまった。

「そんなに前から?」
 蒼太は素で驚いたようだ。指の動きが止まり、引き抜かれてしま
った。そんな風に驚かれ、抜かれた指は惜しかったが、シズカも
少しだけ熱が冷めた。
 蒼太がシズカを抱え上げ、正面を向かせる。 

「どうして……?」
「だって……………… そーたが、カッコよかったんだもん」

 シズカは決まり悪げに目を逸らし、白状した。

 一瞬の沈黙の後、いきなり蒼太が押し倒してきた。
291○Task××× 月夜の晩(6):2007/11/06(火) 20:18:39 ID:9WMUSBLo
 唇に唇が押しつけられ、外も中も激しく舐られる。貪るような
口吻の間に、蒼太が自らの衣服を脱ぎ捨てていく。寝着を剥がされ
ふわっと腰を抱え上げられたかと思うと、中心を一息に貫かれた。

「はぁあ……っ、っ」

 欲しくて欲しくてたまらなかったモノをいきなり貰えて、シズカ
は一気に達してしまった。中がうねり、快楽の根源がとめどなく
ヒクついて絶頂が続く。蒼太は引き抜きもせずに堪えてくれた。
そのまま激しく突かれ、シズカは高まりに登りつめっぱなしだ。

 もうダメと思ったときに、引き抜かれた。息を付く間もなく躰を
返され、尻を高く抱え込まれる。恥ずかしい体勢をとらされて、
思わず抵抗しようと試みたが、もう足に力が入らない。

「ああああぁ……っ」

 後ろからまた一気に貫かれ、腰が動いてきた。先端で、根本で
擦られて、あまりの凄さにシズカは思わず腰が引ける。しかし蒼太
の腕が逃がしてくれず、更に激しく責め立てられた。

 いやだめ。おかしくなりそう。もう許して。いや、あああ、あ。
 ねえ、もっと。もっとちょうだい、お願いもっと。

 とりとめのない言葉が口をつく。体液が内股を伝うのがわかる。
 激しい快楽に全身を貫かれながら、飲み下しきれぬ唾液が口の
端から垂れ夜具に染み広がっていくのが、シズカの目にぼんやりと
映された。

「シズカちゃん、イクよ」

 蒼太が荒い息の間から囁く。
 シズカはもうただガクガクと首を振るだけだ。

 何度かの激しい突きの後、ぐいと尻を強く抱え込まれた。

「…… っっ!!」

 ビクッ、ビクッと跳ねる感触を中で感じる。
 ああ、イク、と真っ白になった頭の隅で呟いた。

 その後のことはもう、覚えていない。

292○Task××× 月夜の晩(7):2007/11/06(火) 20:19:20 ID:9WMUSBLo
 気が付けば、シズカは新しく引き直された床に寝かされていた。
 衣服も、下着以外は元通りに着け直されている。

 シズカは起き上がろうとしたが、下半身にあまり力が入らない。
 小さく呻くと、そっと伸びてきた腕に抱きかかえられ、蒼太の
あぐらの上にふわりと乗せられた。唇が柔らかく重なってくる。
 優しく舌が絡まり外され、蒼太が囁いた。

「お疲れ様。本当に今日、来て良かった」
「………………」

 今更ながら、シズカは消えてしまいたいくらい恥ずかしい。蒼太
の視線を避けるように、湯気の立つ顔を俯かせた。
 蒼太は構わず、上機嫌だ。

「シズカちゃんのエッチなとこ、たっぷり見せてもらったし──」
「う…………」
「またひとつ、『秘密』も教えてもらったし──」
「ううっ…………」

 思わず、口惜しい呻きが漏れる。今夜だけのことではない。
いつもいつもこうして『秘密』を白状させられて、今やシズカは
床の外でも蒼太に逆らうことができなかった。

 蒼太の掌がシズカの頬にかかり、顔を上へ向かされた。少し恨め
しげな視線が、蒼太に気付かれてしまったようだ。

「何、不満なの? じゃ、そうだな── 今度僕のひとりでシテる
 とこ見るっての、どう?」
「ななななっ、何言ってんのよっっ」
「それとも、シズカちゃんが僕を責めてくれるとか。楽しみだな」
 にやりと意地悪い笑いを浮かべ、蒼太が続けた。

「どんな風に責めてくれるの? でも、痛くしないでねっ」
「もおお………… ばかばかあ…………」

 力なく呟いて、シズカは蒼太の胸に顔を埋めた。

 あああ、正義の味方に、悪どさでも負けてる気がする。

 いろんな意味でへとへとのシズカは、しかし温かい蒼太の腕の
中で、それでもいっかと思ってしまうのだった。

 東に傾いた満月が、抱き合う二人を優しく照らしていた。
<終わり>
293名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 20:45:35 ID:abChNNsY
おおっ、青風だ! GJ!
確かに悪どさでも負けてる気がするw
本編での絡みがもっと観たかった組み合わせなので、
文章そのものと一緒に堪能しました。ありがとう〜!
294名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 21:43:34 ID:V1tTpoTz
黒い蒼太グーッジョブw
シズカも一途でカワイイな。

ついつい、途中でゲッコウ様が帰ってきて…などと妄想してしまった。
295名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 17:58:31 ID:WmU3Df91
GJGJGJ!

途中でゲッコウ様が帰ってきたとしても、
子孫繁栄のために、見て見ぬ振りしてくれるよwww
296名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:59:41 ID:cH/MhXEj
青風!GJ!
青黄も見たい・・・
297名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:05:57 ID:GgWr3CYt
>>285
意地悪そーたくん&シズカちゃん、すっごくエロかわです!
楽しませて頂きました、ありがとうございました。

冒険な流れになったところを失礼します、懲りずに光戦隊投下します。
あまりエロくないです、すみません。

お好みでない方は、光青桃「Gray Stain」でNG登録をお願いいたします。
298光青桃「Gray Stain」:2007/11/08(木) 01:06:28 ID:GgWr3CYt
雨雲はあっという間に街を飲み込み、バケツをひっくり返したような雨を降らせた。
天気予報すら伝えていなかった突然の出来事に、人々は静かな動揺を隠せぬまま走り出す。
が、結局全身ずぶ濡れになる事実に変わりはなくて、皆自らの不運と空の気まぐれを呪った。

「何なのよ、もうっ」
そしてここにも、怒りとも悔しさともつかない口調で、水を含んだ身体を引きずって帰還する女性が一人。
濡れて乱れた長い髪。下ろしたばかりのヒールの低いパンプスに、滅多に着ないワンピース。
全てが灰色の残像を背負ってしまったようで、モモコは溜息をついた。

「あ、降られたんだ」

後ろから見たまんまを指摘する、第二次性徴真っ只中のハスキーボイス。
よりによって、一番見つかりたくない奴に。
どうからかわれるか分かったものじゃないが、無視をすると余計に面倒なので、モモコはちょっとだけ強い視線で不機嫌を漂わせた。

「怒らないでよ。こっちだって同じ目に合ってんだから」
振り返るとアキラも、その発言が示す通り見事な濡れねずみ。
髪から垂れた水滴が頬を伝い、肩に落ちる。
染まりやすい濃い青のシャツを着ているから、悲愴さはより強い。

「…海が服着て歩いてるみたいね」
彼の青は、本当は空の青だけど。
あまりに悲劇的な二人分の喜劇を目の当たりにして、モモコは声を上げて笑い出した。
299光青桃「Gray Stain」:2007/11/08(木) 01:07:19 ID:GgWr3CYt
「で、何でこうなるのよ…」

脱衣所から、目の端で捉える湯気。一足先に放たれたシャワーが、浴室内の温度を上げて行く。
「風邪ひく訳にいかないんだから。水道代の節約にもなるし、一石二鳥ってやつだよ」
そう言って、笑顔でモモコのカーディガンを脱がせるアキラ。
「男女分かれてるんだから、それぞれに入れば何の問題もないでしょ?誰か来たら…」
「清掃中にしたし、がっちり鍵も掛けて来た。だいじょーぶ!」

“大丈夫だよという君の言葉が、一番大丈夫じゃない”
昔そんな歌があったなと、ふと思い出す。
あぁ、きっとこういう彼だったんだろうなんて、その主人公に同情。
「うわ、モモコ冷たいじゃん。ほら、早く入ろ?」
確かに秋の雨は、身体を正常に機能させるレベルの体温まで奪って行ったから、タイルに跳ねるお湯が恋しくはある。

仕方がない。モモコは覚悟を決めた。
さっさと温まって部屋に戻れば、ここで不毛な争いをしているよりも、遙かにリスクが軽減されると気が付いたのだ。

裸足になって、シフォン素材の裾をたくし上げ、脱ごうとして。
「待って」
背中に回ったアキラが、何故かブラのホックを外す気配。
「ありがと…?」
微妙な気遣いに疑問を抱きつつ礼を言うと、ごそごそとストラップを袖から引っ張り出して腕から外し、やがて器用にブラだけが取り除かれる。
「あ、俺すごい。出来るもんだね、やってみると」

そして背中側からお尻を、太股を、柔らかく空気を抱いたように広がる裾の上から渡り始める指先。
「何してんのよ!」
「お風呂入る準備」
だったら早く入って出ないと、と言いかけて、次の瞬間の衝撃に言葉を奪われた。
もつれる足を巧みに上げさせて、アキラはモモコのショーツを脱がせたのだ。全く何という早業。
「ちょっと、」
言いかけたモモコに、再びにっこり笑うアキラ。
「Go!」
背中を押され、シャワーに晒されて。
ただ1枚着たままのひらひら軽いワンピースは、簡単にお湯を吸い込んで貼りつき、モモコの細い身体のラインを浮かび上がらせる。
300光青桃「Gray Stain」:2007/11/08(木) 01:08:19 ID:GgWr3CYt
しまった、まずい。まず過ぎる。
アキラの誘いに含みがない訳がないと、これまで何度となく思い知らされて来たのに。
このままだと、きっとタダじゃ済まないことに…。

あり得ない!

浴室を出ようとするが、ドアの前で阻まれる。
「何処行くの。そのままだと湯冷めして、余計に身体に良くないよ」
「あなたの頭の中にあるものの方が、よっぽど悪性よ」
「何のことさ。モモコ、自意識過剰過ぎない?」
ベルトを外してシャツだけを脱ぎ去り、アキラは中に着ていたTシャツとボトムはそのままに、浴室内に入って来る。

「嫌そうだから、脱がさないであげたのに」
何が不満?と問いたげに、顎を上げる仕種。
「だからって、これじゃ身体洗えないし…」
「とりあえずあったまれば、何だっていいじゃない」
実に奇妙な格好のまま、シャワーを陣取って頭から被るアキラ。
濡れる髪をかき上げると、滅多に見ない額が現れる。
張り付くシャツが、身長の割に決して貧弱ではない肩のラインを、そのまま描き出していて。
透ける肌の色。早まる鼓動が信じられなくて、モモコは目を逸らす。

「ほら、冷えちゃうよ」
全身隈無くお湯を浴びせかけてくれながら、アキラは長い髪が絡まないように首の後ろで左右に分け、モモコの肩に掛ける。
ワンピース。着ていたって、そんなものでは何も隠せはしないという無力感に、裸よりも強い羞恥心を煽られて、最早されるがまま。
「どうしたの?」
急におとなしくなった彼女に、アキラは背中から声をかける。
「別に」
返って来る答えは、消え入りそうな素っ気なさ。

分けた髪の隙間から覗く、白い首筋。
「ふぅん?」
舌を出し、そこに噛みつくように唇を寄せた。
「ん…っ」
上半身を起こすような、敏感なモモコの反応。
「アキラ、だめ…!」
「スイッチってさ。見つけたら、押したくなるんだよね」
抱えるように前に伸ばした手で、服の上から胸を掴んだ。

「や…」
「やじゃない」
壁にモモコを押し付けて、情熱を知らしめるように見上げる。
「…ん、ぁん…」
正面から首筋を吸って、ヒップラインを探った。
抱きしめる腕の力は、身長差がある分強くなる。
301光青桃「Gray Stain」:2007/11/08(木) 01:09:22 ID:GgWr3CYt
「聞こえちゃう、から…」
「誰もいないって」
確かに仲間たちは、トレーニングに買い物にと、皆それぞれに出掛けているはずだ。
スタッフたちも、戦士5人の生活エリアには簡単に入り込めない規則になっているから、普段でもそれほど人の出入りは激しくない。
けれど、そんな事情を言い訳にしていいのか…理性と非日常的な状況の狭間で揺れ始める。

そんなモモコをよそに、アキラは頭の位置を下げ、服の上から胸を探り出す。
寒さか興奮か、既に輪郭を表していた膨らみの先端に噛みついた。
「や…だ…」
首を反らすと、熱いシャワーが容赦なく顔に降り注ぐ。逃げようとしても、素早く押さえ込まれて出来ない。
まるで陸に打ち上げられた魚のようなモモコ。
喘ぐ唇にアキラのそれが重なって、生命を分けるように舌が入って来る。
苦しさとキスの快感に、漂う感覚。
崩れ落ちることも許されないまま、壁に背中を預けて、アキラに縋りつく指先。
「は…、ん、っ」

止められないのは、アキラも同じ。
ぴったりと太股に貼り付いたスカートを退かし、モモコの身体の奥へと忍び込む。
まだ触れ始めたばかりなのに、そこは既にとろりとした熱い蜜を湛えて、更なる刺激を求めているかのようで。
「興奮してる?」

シャワーの網を搔い潜り、耳にぴったりと唇を付けて囁く。
「すっごいことになってるよ…」
恥ずかしさを押し殺すように、塞がれる唇。
夢中で奪って、奪われて、浴室内はきっと信じられないほどの熱気。

アキラは、ひと房掴んだ長い髪にぐっと噛みついて耐える。抗いがたい、モモコの魔性を。
「あぁっ」
立ったままの彼女の中に、沈む指。
いつの間に覚えたのか、それとも本能か、簡単に追い詰めて来るその動きを、モモコは腹が立つほど欲してしまう。
「あ、んぁ…はぁん…」
「いっぱい聞かせて、声」

シャワーはまるで、さっきの雨。
狂ったような勢いで二人を濡らし、包んで動けなくさせる。
今度はモモコの口元に耳を当て、アキラはその甘い声を直接耳に取り込む。
「そん、な…のっ、あ、ぁん…!」
「もっと。もっと声出して」
包まれたい。雨にも嵐にも負けない、強くて優しい彼女に。
302光青桃「Gray Stain」:2007/11/08(木) 01:10:07 ID:GgWr3CYt
「ん、…ア、キラ…」

荒い呼吸が自分のものだと、アキラは気付いていない。
彼の興奮と、それを引き出す自分自身の声は、どちらもなんて不思議なものなのだろうとモモコは思う。

心が欲しいがるのは、ただ一人の彼。
そして身体が欲しているものは、紛れもなく彼の…。

目の前の筋肉質な肩を強く抱いて、それを伝えた。
言葉はないままの要求に、アキラが見つめて来る。
困ったように、苦しみに耐えるように、唇を噛む。その何とも言えない甘やかな苦悩が愛しくて、モモコはそっと手を伸ばし、彼のボトムのボタンを外した。
が、濡れて重たくなった生地は扱いにくくて、なかなか上手く出来ない。

不思議と生まれて来た余裕に、軽く唇を重ねて微笑んで、モモコはしゃがみ込んだ。
「え…」
受け身だった彼女の突然の行動に、アキラは問わずにいられない。
自分の分身と言えるもの。モモコの眼前で露にされるのはあまりないことなので、さすがに恥ずかしさが溢れて来る。
「…あたしにだって、出来るんだから」
次の瞬間アキラは目を、そして置かれている状況の全てを疑った。

柔らかなぬくもりが、自分のその部分から駆け上がって来る。
紛れもなくモモコの口内にある自身を、信じられない思いで見つめる。
何が何だか分からないながらも身を任せているうちに、戸惑いは吹き飛んだ。
「は…」
あまりの気持ち良さに目を閉じて、ゆっくりと大きく吐き出される吐息。

無意識なのか、自分の頭に触れたアキラの掌に力が篭るのを感じて、モモコはいっぱいに彼のものを含み、舌を動かし続ける。
吸い込むようにすると、アキラの呼吸が荒くなった。
感じている。嬉しくて、苦しさよりも深く、愛撫を続けていたら。

「…も、おしまい。立って。挿れたい…」
303光青桃「Gray Stain」:2007/11/08(木) 01:11:05 ID:GgWr3CYt
言うが早いか、バスタブに寄りかからせて、腰を引き寄せる。
少し狭くなっていたそこに自身を当てがうと、モモコは反射的に逃げようとした。
濡れたワンピースの裾から零れ落ちる雫が、アキラの足を濡らす。
「あ…ッ…!」
探りながら進んだつもりが、すぐに制御出来なくなった。

口内とはまた違う温度と湿り気、そして締め付け。
何度しても、侵入する瞬間は好奇心でいっぱいになる。
やがて、二人の身体が繋がる。その確かさが…一番好きだ。

「あぁっ…」
全てを収めると、モモコは細い腰を弓なりに反らせて、切ない溜息をついた。
少し痛みがあったのかも知れない。謝る代わりに顔を覗き込んで、軽いキス。
動き出すが、バスタブの縁では手が滑るのか、モモコの上半身が不安定に揺れた。
身体を寄せたまま壁に向かい、手を付かせる。

突き上げられ、背中をぴんと伸ばしたモモコは、唇を開きながらも声を出せない。
自分の中の、今まで知らなかったところを刺激されて、痛みとも快感ともつかない感覚に戸惑うのみ。
「は…んっ」
今度は、くるくる廻るように掻き混ぜられて、全身に鳥肌が立つような心地好さ。
「これ、嫌い?」
熱い呼吸の合間に問われて、夢中で首を振る。
すぐにアキラの動きが過激さを増し、シャワーの音に急かされている気分で、モモコは壊れたおもちゃのように声を上げる。
「ふ、あ、はぁっ…、あ、あ…ぁんっ…」

止まない雨。出しっぱなしのシャワー。艶めかしい声。間断なく身体がぶつかる音。
全てがモモコの、そしてアキラの冷静さを奪う。注がれるのは熱。そして、何よりも深い愛しさ。
動きと感情がリンクする。それは、二人だから起こし得る奇跡にも似て。

やがて果てるまで、熱病のような交わりは続いた。

304光青桃「Gray Stain」:2007/11/08(木) 01:11:43 ID:GgWr3CYt
「うー、のぼせたぁー」
部屋着を纏ったアキラはそう言い、伸びをした恰好のままベッドに突っ伏した。
勿論モモコの方も、状態はさほど変わらない。ペットボトルの水に冷たさを求め、残りをアキラに差し出す。
少し身体を起こしてそれを飲み、再び横になる彼の傍らに、一緒に倒れ込んだ。
「夕飯まで、寝ちゃおっか」
本当はやらなければならないことがたくさんあるけれど、共犯者にしてしまいたくて、モモコはそう呟く。

アキラは何も答えない。
が、腕に乗せた彼女の頭を強く引き寄せて来たから、きっと賛成ということだろう。
随分あっさり落ちたものだ。戦士としてこれでいいのか…いや、アキラはこれでいい。ずっとこのままでいい。
“身体は小さく、年も若い。やることは子供っぽいが、何をしでかすか分からない意外性がある”
そう評されながらも、誰よりも着実に前に進んで、強くなっているのだから。

濡れた街は、まるで特大の灰色のしみ。
それをもたらすこの雨はもうすぐ止み、嘘のように美しく、短い夕焼けが待っている、のだが。
眠りに落ちた二人は、それを知らない。

代わりに見ているのは、手を繋ぎ合うお互いの夢――。


<終>
305名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 12:36:36 ID:2wgiJXSI
光青桃、GJ!でした!

この二人は、ラブくて大好きだ。情景が見える様な作風も好きっす!
306名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 13:31:02 ID:Wd9wHRvL
着たままってのがイイ
アキラ、年上のおねえさんをおいしく調理してるなあ
GJ!
307名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:46:07 ID:wCrwFWeT
光戦隊は観た事がなく
キャラも分からないけど萌えた!!
愛あるエロが好きだな‐
今度DVDあったら借りてみます。
308名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 19:32:39 ID:82ZI6bjL
>>307
この辺はソフト化暗黒時代で、DVDどころかビデオにも
なっていない作品が多いです。光戦隊もその一つ。

全部ソフト化したらきりがないかもしれないけど、好きな作品は
やっぱり出してほしいですよね。
DVD化を待っているうちに次世代DVDになっちゃう…。
309名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 23:20:25 ID:lsH3LarK
>>308
そうなんですか…orz
310名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 12:13:49 ID:kaQZq2p1
今週はメレ様!言ってる事がいちいちエロすぎ!!!ちびっこが何かに目覚めそうだ罠
311名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 12:29:27 ID:7bu4PTIE
うん、今週のメレさまには驚いた。
まさか理央の見てる前でロンの物凄くげんきな ア レ を受け入れるだなんて…!
312名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 15:52:17 ID:8cSbTCH3
「ロンの…すごく…げんき…何なのこれはっ…!」
313名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 12:46:47 ID:2Pptxeii
流れを読まずにエロなし投下します。
獣拳赤×ミキノコです。お嫌な方はスルーお願いします。
ではよろしくお願いします。
314ヒネヒネドキドキ! 豚の角煮(再)(一):2007/11/12(月) 12:48:18 ID:2Pptxeii
 なつめがスクラッチ社のオフィスに入っていくと、そこには
ジャン一人しかいなかった。なつめの姿を目にしたジャンは、
退屈そうだった顔をパッと輝かせた。

「よ、ミキノコ!」
「あれ、ジャン一人なの? 他のひとは?」
「みんなどっか行った。オレ、一人で留守番。最後にじゃんけん
 で、ケンに負けたぁ」

 そう言ってぶすっとしかめっ面を作ってから、ジャンはまた
にっこり笑った。

「でもミキノコ来たからオレ、ニキニキだ!」
「あっ………… そう」

 なつめはちょっと朱くなったのを見られないように、顔を逸らし
て返事をした。意地っ張りで素直に感情を出すのが苦手ななつめ
は、ジャンのこういうところが、いつでもちょっと気恥ずかしい。

 その時ジャンがフンフンと鼻をヒクつかせ、なつめが持っている
トートに目をとめた。

「お、それもしかして…………」
「あ! ちょっと、ダメ!」

 なつめの制止は間に合わなかった。獣拳使いの素早さで、気が
付けばジャンはもう中身を取り出している。

「やったああああ!! 豚の、かーくにーーー!!」
 両手を挙げて飛び跳ねた。全身で喜びを表現するジャンに、
なつめはなぜだか動揺してしまう。

「な、これ食べていいか?」
「え、ちょ、ダメっ」
「えーー、なんでー?? オレ留守番しててエラいだろ、だから
 食べていいだろー? なあミキノコー」
「だって、この間ゴウさんに作ってくるって、約束したのよ」
「え、じゃあオレの分は???」
「だから、ちょっとだけなら── いいけど」
315ヒネヒネドキドキ! 豚の角煮(再)(二):2007/11/12(月) 12:49:18 ID:2Pptxeii
 本当はたくさん作ってきたから、ジャンにだってあげてもいい。
 というより、最初からそのつもりでたくさん用意してきたのだ。

 ゴウはジャンほど食べるわけじゃない。これ全部もらったら、
却ってゴウは迷惑かもしれない。
 なのになつめは、何故だか出し惜しみをしてしまった。

 大好物を目の前にしてダメと言われて、ジャンはぷいっと口を
尖らせて回転椅子にどかりと座った。

(あーあ、あたし、またやっちゃった)

 なつめは心の中で、ひねくれた自分に溜息をついた。

 最近こんなことばかりだ。意味なくジャンに冷たくしてしまう。
 それでもジャンは変わらず自分に接してくれてるというのに、
一体あたし、どうしちゃったんだろう。

 くしゃくしゃの髪をなびかせながら、ジャンはくるくると
回っている。食べ物の恨みか、今日のジャンはいつもと比べても
不機嫌が続く。

「ジャン、あの──」
「ん?」

 見事なタイミングでぴたりと止まる。
 そんなどうでもいいところでジャンが今獣拳の最高峰にいるの
だと思い出して、なつめはちょっとドキッとした。

 ジャンはと見れば、もう不機嫌はきれいに止めていた。
 大きな口の両端を軽く持ち上げ、ちょっと動物っぽく小首を
傾げて、なつめの言葉を待っている。

「なんだ?」
「………………」

『やっぱり、ジャンがいっぱい食べてもいいよ』
 そう言いたかったのに、なつめはとうとう言い出せない。

「あの、そうそう、こないだうちの学校のバスケ部、地区大会で
 優勝したんだよ! 新一がね、すっごい大活躍して──」
「………… それ、知ってる。もうシンイチが教えてくれた」
316ヒネヒネドキドキ! 豚の角煮(再)(三):2007/11/12(月) 12:50:24 ID:2Pptxeii
 あれ?
 いつものジャンなら、もう少しテンション高いはずなのに……
 なつめが戸惑っていると、ジャンはまたくるくると回り始めた。

 気まずい空気が流れている。

(あたし、やっぱりジャンに冷たくしすぎたのかな…………)

 どうしてこうなっちゃったんだろう。前はもっと、ジャンと
楽しくやれてたのに──
 なつめは小さく溜息をついた。

 しかしふと気が付くと、ジャンが目の前に立っている。

「ミキノコ、シオシオか?」
「えっ」
「シオシオの顔、してる。オレ悪かった。ミキノコ、せっかく
 シンイチのこと教えてくれたのに、オレ……」
「ち、違うの、そうじゃなくて──」

 なつめは慌てて否定した。これ以上ジャンの優しさに甘えちゃ
ダメだ。ひねくれ者の自分に心の中で蹴りを入れて、素直な自分
を引っ張り出す。

「そうじゃなくて、あたしが悪いの。ジャンはいつもあたしに
 優しくしてくれるのに、あたしはそうじゃないから……
 ごめんね、あたしもジャンと仲良くしたいんだよ」

 一息に言ってしまって、心の霧がすっかり晴れた。
 よし、このまま、今なら言える。

「豚の角煮、いっぱい食べていいよ。ホントはジャンにも食べて
 もらうつもりで、たくさん作ってきたの…… 意地悪言って、
 ごめんなさい」

 なつめはぺこりと頭を下げて、でも照れくさくてすぐジャンに
背を向けようとしたが── できなかった。

(え? ええええ?)

 ジャンがなつめの肩を捉え、向きを変えさせない。ふわっと
体が浮いたような気がして、気が付くとなつめはジャンの腕の中に
いた。
317ヒネヒネドキドキ! 豚の角煮(再)(四):2007/11/12(月) 12:51:37 ID:2Pptxeii
「いーち、にーい、さーん、しーい、ごーお……」

 何故かジャンはこんなときだというのに、数をかぞえている。
 それも、出来るだけゆっくりと。

 十まで数えて、ジャンはなつめをパッと離した。
 自分を見下ろす顔がいつもより優しい気がして、なつめはまた
ドキドキしてしまう。

「ミキノコ、まだちっちゃいから、十だけだ」
「は????」

 顔を真っ赤にしながら、なつめは思わず聞き返した。

「なに、その十って?」
「ランとレツが言ってた、ミキノコはまだコドモだから、ギュウ
 ギュウするのは十までにしろって」
「えええ? ……って、なんであの二人がそんなことジャンに
 教えるの?」

 なつめの最後の言葉は独り言に近かったのだが、ジャンはその
疑問に答えてくれた。

「こないだレツとランが二人っきりのときギュウギュウってしてた
 から、オレはじゃあミキノコとするって言ったら、そう言ってた」
「えーーーーー!?」

 なつめは思わず叫んでしまった。ジャンの発言は突っ込み所が
満載で、何から問い返していいのかわからない。
 しかしジャンは全く気にせず、ニコニコしながらなつめの頭を
よしよしと撫でた。

「ミキノコ、早く大きくなれ。オレ、待ってるから」
「え?」
「そしたらオレたち、レツとランみたいに、いーっぱいギュウ
 ギュウの、チューだ!」
「……………………」

 耳まで顔が赤くなる。
 なつめはもう、何も言うことが出来なかった。

(てゆーかジャン、二人の何してるとこに踏み込んだのよ……)

 ジャンはもうそんなことは忘れたかのように、ウマいウマいと
言いながら、豚の角煮を口いっぱいに頬張っている。
 なつめは複雑な気分で、でも少し嬉しく思いながら、そんな
ジャンを顔を赤くしたまま眺めていた。


 そしてこれはジャンとなつめの知らないことだったが、事と次第
によってはジャンの後頭部に激獣レオパルド拳をぶちカマそうと
様子を伺っていた獣拳使いが約一名、部屋の外で、ほっと安堵の
ため息をついていたのだった。
<終わり>
318名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 14:12:18 ID:IFObCRKd
お、GJ!可愛いな。
さりげにレツランなとこにも萌えました。
319名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 15:00:58 ID:wp9dPtur
とりあえず母親公認(黙認)?
健全ほのぼの系、爽やかで良かったっす。

しかし>>310-312で「理央様の目の前でロンに性の秘術を施されるメレ様」を妄想
参ったぜ
320名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 18:04:09 ID:VEB6agHq
>>313-317
GJ!!です!
すげー可愛い可愛い可愛い!ジャン×なつめは良いな。
「ギュウギュウのチューだ!」に受けたw
しかし、レツラン、鍵くらい掛けろよw
321名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 19:19:14 ID:CqDqpEPT
>>320
鍵かけないのもファンタスティックテクニックの一環じゃないかと
322名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:38:22 ID:ZZB5nyF1
gj!

ジャンとミキノコ可愛いなー!和む。

レツランのギュウギュウを見たジャンは
パパとママの秘密を見てしまった子供って感じでこれまた可愛い。
お約束の

「レツ、ランをいじめるな!」
「いじめてない!」
「だってラン泣いてる!レツ、ランの上にのってラン泣かしてる!ラン、イタイタだ!」

な家族ネタが出来るなぁと思ったよ。
323名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:09:54 ID:QCaNdp+y
ギュウギュウのチュー・・・か、かわええw
ジャンがタフだから、なつめも大きくなると大変そうだ。

>>319
参ってないでキーボード打つべし打つべし。
324名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:52:10 ID:A5IqA5u+
ジャンなつgjです!
好きなカップリングだから、めちゃめちゃ萌えました。
ジャンは「早く大きくなれ」って言うけど、俺的にはこのままエチーでもじゅうぶry
325名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 06:22:52 ID:vp7x33eN
この展開で繰り出される獣拳レオパルド拳は、かーなーり強力そうだなおいw
でもレツランってるのはいいのかよかずえ。ともかくGJ!
326名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 11:52:52 ID:m/im41lA
何となくage
お見合い回、駆け付けたイエローに飛び付いたチョッパーにちょっと萌えた。
327名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 16:48:41 ID:Xy33Xycf
保守支援。
金曜日が休みなので、夕方になると東映チャンネルで何度目かのゴレンジャー試聴中だが、
緑桃のコンビが何かツボに入るようになって来た。人の萌えとは色々だなあ。
328名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:00:01 ID:7by0zMEK
レツが鏡越しにランの風呂上りとか着替えとかを見て・・・
なととチラッと考えた。
鏡があるところならどこでも見えるのかな。
329名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 18:00:58 ID:94cnB7bG
「格好いい」とか「頼りになる」とか
ラン→レツへの誉め言葉がすべて偽レツへの台詞だった件。

がんばれレツ。
330名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 12:08:37 ID:cg6MJ5RR
しかしゲキレンVSボウケンの情報でないね。
11月11日という噂があってwktkしてたのに、結局レツ双子回のバレ発表
だったし…

シルバーの中の人のお芝居に風の中の人も見に行ったってことはこれは
VSで風も出てると思っていいんだろうか。蒼風派としては無駄に期待を
高めてしまうよ。
331名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 13:01:19 ID:BjujAZvJ
>>329
鏡の世界から帰って来たレツが、あんな風にランに言われたくて、
頑張って辛い物を食べられる練習(修行?)していたら萌える。
そんな様子を、こっそり水を片手に、ランが覗いていたら、更に萌える。
332sage:2007/11/19(月) 19:44:23 ID:rGODYfQz
ミキさんの「まいったぜ」に禿萌。
でも結局なつめの父親は曖昧にしたままなんだろうな・・・・・
アバならともかくゲキでそれはやらんだろうし。
333名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 19:45:46 ID:rGODYfQz
うっかり名前に入れてしまった;
334名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 07:17:30 ID:ydTXSV8u
狼男の回でなんだか思わせぶりな展開だったよね。
個人的にはやって欲しい話だが、確かにやらなさそうではある。
335名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:55:54 ID:vEIJWAcn
>>332
sageさんwワロタw
336名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:31:08 ID:N1iz9Cq5
ジャンとなつめがいい感じでいちゃいちゃしてるのを眺めながら、
獣拳使いの男に惹かれるっていうのも遺伝かね?とかふと考える
美希さんを妄想した

父親候補は紫と理央と猫と以下略
337名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:40:13 ID:wVJBofl9
略された中に象や鮫やゴリラもいるんですね、把握
338名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 05:40:58 ID:wgRP9xOT
>>332
あちこちで言われてる「なつめの父親はゴウ」説で、
あの「まいったぜ」を考えると、結構深読み出来るよなと最近思う。
そう言う口癖をふざけて真似する位に親しいんだよな、とか。
339名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 06:52:47 ID:VSMIG4Hp
>>337
鮫wwwないないwww
とか思ったが、ミキって鮫のこと呼び捨てなんだよな。
340名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 15:52:32 ID:1ZJpJJgb
>>337
インパラも混ぜてあげてください
341名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 17:44:40 ID:cKnMpgiK
ガゼルだってば
342名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:33:49 ID:JjaQZgU8
なんか名前をちゃんと呼んでもらえない赤い人を思い出した。
ゴメン、戦隊の人じゃないからスレチだった・・・orz
343名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:48:24 ID:XRWAJ78i
>>342
赤の扉を選んだ人?
344名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 21:45:58 ID:B3LINdQ4
レツラン、ジャンなつ、ゴウミキが進んでいる中で敢えてゴウランを推奨してみる
そしてどうでもいいがジャン、レツ、ゴウ、ケンの中でゴウが1番まともな気がする(ベッド的な意味で)
ただ1度タガが外れたらすごそうだなとも思う。狼男だし。
ここまで書いて自分がゴウ大好きだってことに気付いた。
345名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 01:09:29 ID:mKqEphnP
自分もゴウラン好きだよー!

ジャンやレツだと →ランって感じだけど
兄さんだと ←ランって感じがする。
あんまり色恋に縁のなかったランちゃんがゴウ兄さん相手にドギマギしてたら可愛いなーとか思う。
346名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 01:34:29 ID:vFL5OvbH
レツランは気の合わない同級生的(だけど気になる こんな気持ちはなぜ?)でエロカワイイ
ジャンなつは着々と餌付けが進む中、ジャンの何気ない行動とかに成人男子臭を感じて
ツンとデレを反復横飛び左へ右へ〜ななつめがエロカワイイ
ゴウ美希はなつめの父親説が是でも非でもやけぼっくいに火がつきそうなところがエロすぐる

ゴウランは、周りにいる異性がほっとけない同級生と手のかかる弟(or息子)だった為に
突如現れた先輩格の大人の男に信頼と淡い憧れを抱くランちゃんがエロカワイイ
更になつめ父親説とかの噂を聞いてショック→恋心自覚コンボも付いたらもっとエロカワイイ
347名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 02:48:05 ID:/AvXZ6o5
>>344-345ゴウランというのは新しい視点だ、確かにランが女の子する相手って
オトナな523が相応しい気がする。
>>346指摘が的確過ぎて萌えた…

自分は基本的にジャンなつ、レツラン、ゴウミキという無難な組み合わせ推奨だが、
ふとこれみんな親戚になっちゃうと思った。そしてチョッパーが余ると思った。
ケンってどうなんでしょう。
348名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 02:53:54 ID:ViukRsMZ
チョッパーはメレやラゲク様など、敵役の女とは良く一騎討ちしてるんだよな。

ところで、メレはサチコを殺したものと思ってるんだろうな。523が助けたシーン見てないし。
ならば、セイセイでドウドウになれなかったケンに対して複雑な感情があるやもしれん…と捏造投下。
349名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 14:05:26 ID:lzuviIwn
ケンはメンチカツを買いに行くついでに、色んな子を摘み喰いしてそうw
若い子から熟女まで、幅広く。
350名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 15:40:15 ID:9TJAw9on
質問なんだが、なつめってレツとランの事は何て呼んでたっけ?
351名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 16:20:03 ID:UoxewYjy
普通にレツ、ランだと思う。
352名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 21:09:31 ID:rBmMqOX0
過激にファンタスティックテクニック

……ただ言いたかっただけ
353名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 22:49:15 ID:mKqEphnP
>>350
グレグレの回で、バイクで走り去るランを見て
「ランちゃん?!」って叫ぶなつめが居たような気がする


自分はお見合い回の必死なケンを見て、
案外と白黄もアリだと思った。
問題児と委員長は王道だと思うんだぜ。
354350:2007/11/22(木) 23:43:00 ID:vFL5OvbH
>351、353
d そう言われればなつめの性格上、
ランにはちゃん付けでジャンレツは呼び捨てにしそうな気もする
その説を採用して学び、高みを目指してみるとするよ

今更DVD特典映像を見てみたんだが、
スクラッチ中の人トークは青黄(むしろ黄青)者には相当美味しいと思った
本編じゃ到底聞けないような青→黄のエロ台詞を実地で再現された時には
いかがわしい妄想が滾って仕方なかったぜ
355名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 02:33:03 ID:GjC5lPdr
その内容kwsk
356名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 16:01:29 ID:eILSfEw9
1話の赤青黄の初対面、青黄の組み手シーンは
青勝利→「どう?僕のファンタスティックテクニック」という流れだったらしい
青(の中の人)「頑張ってやったのにカットされたw」と言ってた
それを受けて赤(の中の人)が「今ここでやってみたら」と提案、青黄がキモーイw言いながら実演
恥ずかしいのか、遠慮がちに黄(の中の人)の腕をニギニギしながら
必要以上に囁き声な上記の台詞は大変いかがわしかった
通し見しかしてない上、今手元にないから詳細が間違ってたらごめん

中の人の年齢が赤>黄>青なせいか微妙な力関係が微笑ましかったけど、
作中でなつめ以外のキャラの年齢設定はいくつなんだろう
青黄はスクラッチの社員なんだから二十歳過ぎくらい?
357名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 07:56:22 ID:RExz24JD
………パパ?
とんでもない所から設定が出てきたよ?
358名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 08:02:26 ID:DFxO5mnj
…まぁ…取りあえず…ジャンナツに萌えましょう!!
359名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 09:04:34 ID:dBzFfKkC
ファンタスティックな子作り修業…
360名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 09:10:18 ID:JJPt+0XS
パパ出ちゃった…

しかし、次回は523、ミキ、理央様の過去話があるから色々妄想できそうだ…………パパ出ちゃったなぁ(´・ω・`)
361名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 09:43:28 ID:ojBmjmN3
>>358
とりあえずジャンなつめに萌えました。
そして>>314-317を読み返してさらに萌え。
362名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 09:55:09 ID:zvlHOpkT
まさかジャンに向かって「えっち!」と怒鳴るなつめが見れると思わなかった
(あっさり泊まりに行くんだから、異性扱いしてないんだとばっかり)
他メンバーが「年頃の男女が」だの「色男」だの異性扱いなのも萌えた
ファンタスティックテクニックな子育て修行を夢見るレツに萌えた
それに「ハァ?」みたいな顔してたランちゃんにも萌えた
美希さんの放任子育てを理解してる風な兄さんにも萌えた

…いやしかしパパがいるならいると前もって(ry
363名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 10:05:50 ID:DFxO5mnj
……………………!実はナツメと今日出てきたお父さんは血が繋がって無いとか!……ポジティブすぎるか?
364名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 11:30:06 ID:RExz24JD
>>363
いやその可能性は充分あると思うよ。
あのふいんきでは旦那は普通の人(スクラッチの部外者?)みたいだし。

只、現状で美希に旦那がいて同居してるということは、
523とはおおっぴらに寄りを戻せないって事で、そっちにへこんでる俺。
365名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 11:33:51 ID:9QFNnzNZ
でもパパを呼ぶ時の邪魔くさそうな言い方だったから
ゴウにときめいてるかもしれん
366名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 15:20:37 ID:5CvKeDhd
パパはみきノパパ!
・・・ペアパジャマは着てた・・・
まいったぜ・・・
367名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 15:59:22 ID:T7Ti8ZfU
523がなつめパパ、を押したい自分としては
本スレで出た「あのパパは美希の父親」説を強く押してみる。
つまりなつめのおじいちゃん。

確かなつめと美希と「パパ」は色違いのお揃いパジャマだったよな…。
きっと一家そろっておそろいなんだ、きっとそうなんだ。
368名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 18:46:11 ID:9QFNnzNZ
劇的な展開なら
なつめはゴウ失踪後に判ったゴウの子
旦那さんは一般人だが
すべての事情を知ってな美希となつめを想って嫁にした漢の中の漢だったとか
369名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:29:48 ID:6+WYvxbG
みなさん、VSでかえってきましたよ
370名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:41:55 ID:1NsQ8ZOL
まってました。お帰りなさいww
371名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:20:59 ID:Lv89Vem1
ジャンなつ萌え いやむしろ、なつめ×ジャンだな
372名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:45:33 ID:F9PCuI+t
あのあとジャンは、ベッドに残ったなつめの残り香に、
ドキドキして寝付けなくて、結局、2日連続で寝不足になってると思うんだ。
373名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 02:38:50 ID:AU3elZSg
見える、俺にはあの後ジャンの部屋を家出先に認定して入り浸る(美希公認)
なつめが見えるぜ

とりあえずジャンなつめ妄想が高みを目指しやすくなった今日の話だった
374名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 13:36:39 ID:5DsyBq31
>>372
ジャンはきっと、野生的になつめの残り香で盛(ryと想像。
次回、家出の時は、なつめ気を付けろw
自分的には、今度いつ家出しようかと、どきどきしている、なつめ希望。
375名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 13:47:03 ID:01NULR23
しかしミキに旦那がいるならいるで、↑で推奨されてたゴウランが美味しく
なるじゃないか!

と思い直してみる。
376名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:58:02 ID:7+3Z+o97
空気を読まず523×ミキの不倫ネタカモーン!!と言ってみる。
377名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:25:34 ID:AU3elZSg
>375
ロングロングタイムアゴー、523は美希さんが好きだったけど
美希さんは別の男(今回登場のパパ)とケコーンしちゃった設定にすればいいじゃない

ラン「523は昔、美希さんのことを…もしかして、今でも?」
523「確かに昔はそうだった…しかし今は」
ラン「今は…?」
523「お前がいないとノーライフ」
(BGM:ボディガードのあの曲)
378名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:54:29 ID:jHSlXCPH
>>377最後ギャグに走ってどうすんだよwww
379名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 14:24:22 ID:6haWsUk2
>>377
ちょwwwwwテラワロスwww

でも、GJ!
(台詞はアレだが)こんな展開にならないとは言い切れない。
380名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 17:02:24 ID:1KDFAA1p
>>374
何たって母親公認だからなあ…
ミキの「ああ見えてもナツメは大人だから」ってのは、ナツメは大人だから
ジャンとやっちゃってても自己責任!ってことだよな。スゲー母親だ。
381名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:56:17 ID:ZDx34oEs
VS情報来たーーーーーー!!!

よっしゃ今からエロ妄想にはげもう
382名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:10:36 ID:n0+5zola
VSのバレ画像見て、妙に興奮してキタww
383名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 11:43:08 ID:/z1CPGUq
修行時代の523美希理央の立ち位置って、色々妄想膨らむんだけど…。
ゴウミキ本命だがリオミキもありなんじゃないかと思う。
384名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 13:31:21 ID:1/JecguJ
本スレで出ていた

「パパ」=523本人じゃないかってのに笑った。
385名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 20:43:10 ID:lW2Z1RpP
VS み な ぎ っ て き た

あと遅ればせながらDVD見たんだが
リオメレトーク…すごい燃料だ
386名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 01:16:43 ID:aZPwKHJD
>>385
おkな程度にkwsk
387名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 12:54:16 ID:/32se0ZF
てれびくんかテレマガかなんかのかずえのインタビューで
「なつめはゴウとの子供なんじゃないかと思ってたけど
それって昼ドラみたいですよね〜w」と言ってた。
やっぱり皆そうだと思ってたんだね。
388名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 19:59:19 ID:StndyN59
>>386
もう全体的にw

悪側二人っきりのトーク、しかもイスがぴったりで肩がくっつきそうなほど
フィルターかかってるせいかカップルシートにしか見えない

何巻か忘れたけど覚えてるのは
メレの中の人が正面から横向いたら、リオの中の人もわざとメレの方向いたままで
メレ「近い〜w」リオ「www」

ソリサとマガのバカップルぶりに
メレ「リオ様もメレをお姫様抱っこしてくれるんですよね♪」
リオ「え?まぁ、そのために筋トレしてますからw」

とか…あてられっぱなし


389名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:34:04 ID:3rTnCoSR
>>388
thx。文字で見ただけでもえる。
わがまま言わないから、本編で後一回だけでも、燃料投下はないものだろうか。
番組終わっちゃうよ。
390名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 12:24:19 ID:2fYrg4XY
つ最終回もしくは、お別れのシーン…


(つд`)
391名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 19:29:20 ID:zAH/PVLB
>>388
萌 え た
リオメレー
392名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 04:05:17 ID:nDkY6vyw
ラゲク様の課外授業が一番の萌えだったよ。
あの時メレを抱きとめたのをラゲク様は「部下に追い越される事への嫉妬」だと言ったが、それは違うと思うんだ。
そう解釈するのがこのスレ的だし、本スレでもそう言う意見の方が大勢だったと思う。
393名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 13:46:07 ID:LUHpLl6H
>>392
9話から萌えてる自分が通りますよ。
あそこで「メレだけは」って感覚が芽生えたと
だから見殺しにはできなくて限界突破したんだと
そう解釈しておりますです。

職人さん、激気魂を燃やして下さい!
394名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:21:53 ID:L3eW022o
臨獣トーク。
理央様がメレたんになついてて
尻尾ぶんぶんふってるワンコみたいで
テラカワユス

理央様のクセかもしれんが、
じーっと目をみて話を聞いてる姿に
ニヤニヤがとまらんwww
395名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 05:24:04 ID:PLqL4dxb
>>392
思えばあの頃から理央様は口達者な人に丸め込まれてたんだなあw
396名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 10:08:48 ID:g5+lmTC/
>>392
少なくとも、嫉妬だけの感情で止めたなら、
あんなに優しく横たえたりしないよね。
397名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 02:00:24 ID:iLXd5biE
VSの情報みたら冒険赤桃がすごく読みたくなりました。どうか職人様この願いを叶えてください。
398名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 16:06:43 ID:iKeknNaA
>>394
ぐはっ、かわええ例えだ 犬好きにはたまらん
しかし犬っぽいライオンって
ライオンぽい犬ならチャウチャウだけどイメージ違うしな
399名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 17:24:30 ID:9YpvO4WL
>>394
アンチスレですら臨獣トーク→新婚トークと称されてて吹いたw

至近距離で理央様の中の人じーっと見つめてるから
メレの中の人も照れて進行がおぼつかないようなとこがまたたまらん

>>397
アマゾンのあらすじ読んでwktk風のシズカも出るしいい燃料
vsレンタル解禁後、冒険赤桃祭起こりそうだ

400名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 17:26:41 ID:xdtplqT9
職人さん降臨待ちage
401名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 19:54:55 ID:ixlifqFF
>>398
猛きことチャウチャウの如しw

速攻餌付けされそうな理央様だな


冒険赤桃は本編が自分的に消化不良気味だったから
いきなりドカンと爆弾投下だw
しかもVSネタが
自分の妄想パターンその2くらいと被ってるあたり…
wktkすぎ
402名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 21:32:38 ID:iNb+l8M3
>>401
妄想パターン……いくつまであるんだろうかw
403名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 22:05:48 ID:qpAEHX+5
チーフの心情を疑似体験したい人は長谷川先生の大外伝を読もう!
404名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 01:55:39 ID:9wgd4Giw
VSでは冒険黒黄の行く末も気になる。
黒の中の人が「最終回で結婚してる設定が良かった」
なんて言うから妄想が止まらないんだぜ。
赤桃ほどではなくても、何か燃料投下が来たら嬉しいな。
405名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 12:59:34 ID:NEF1yWnR
>>404
m j d !
黒の人、青の人から(黒黄を指して)「ここはくっついて欲しいんだよね」
と言われたら、凄く嫌がっていたらしいのに、本人の口から、そんな
嬉しい発言があったとは!wktkして参りました!
黄には、是非に黄色のウエディングドレスで。
406名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 17:33:27 ID:ag8pMPoP
>>405
最終回間近の雑誌インタビューにその発言あったよ
その時も件の青「黒黄くっついてほしい」の時も一貫していやがる冒険黄に萌えたw

ファンへの配慮もありそうだが、ハイホビの冒険黄ゲキ黄対談では
冒険男メンバーは女扱いしないで「俺が俺が」wらしいから
いい仲間って感じなんだろうとほのぼのしたよ

407名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 17:34:53 ID:ag8pMPoP
IDが冒険銀でうれしい

…彼に幸せはないのだろうか
408名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 17:45:48 ID:GlubWXEI
えーちゃんにはあんなに綺麗なおかあさんがいるじゃないか
409名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 21:34:40 ID:iRyCBRWg
VSへのwktkがとまんない!
蒼太とシズカの二人が大好きだからシズカ出てくれて嬉しい限りだ
この二人もなんか進展あったらいいな

銀はゲキ黄と絡んだら面白いんじゃないかと勝手に妄想してる
空回り系真面目っ子とだらしない不良って雰囲気で
410名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 21:39:53 ID:85ZRkCRS
>>390
メレには、最後には流れ暴魔キリカみたいになって欲しいんだけど、
脳内に浮かんでくるのがお別れする姿ばかりなんだよ。
スクライドのシェリスばりの。
411名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:08:49 ID:wLgKJV13
>>410
自分はタイムのエンディングっぽい別れが浮かぶよ。

メレ消滅、理央様ひとりぼっちとかイヤだな。
412名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 02:23:39 ID:7+h2V8h6
VS情報来ていたんですね、もう3月が待ち遠しい限りです。
頭がやや冒険モードに入ったので、エロなし激短で恐縮ですが、赤桃を燃料代わりに。
かなりわけわかめな話の上、暗い二人です。すみません…。

お好みでない方は、冒険赤桃「やさしい気持ち」でNG登録をお願いいたします。
413冒険赤桃「やさしい気持ち」:2007/12/09(日) 02:24:28 ID:7+h2V8h6
冒険者たるもの、他人にどうにかしてもらおうなんて考えてはいけない。
期待も望みも夢も、自分で得るべきものだからだ。

恐らく、どんな人間も一線を画すであろう自分の性格の特殊性なんて、嫌というほど認識している。
冒険への渇望。次のステージへと膨らむ期待感。
盲目で貪欲な俺の態度が、どれだけ周囲を、そして仲間たちを困惑させてきたかも知ってるつもりだ。

だから、宇宙プレシャスを探索に行くと言った時の真墨と映士の驚きは想定内で、俺は何の動揺もなく、騒ぐ奴らを蹴り飛ばすようにかわした。
既に事情を知っていた蒼太たちは笑顔で見送ってくれて、穏やかな日常とも、感慨が薄いながらしばしの別れ。
彼らの笑みに隠された本来の意味も知らず、真墨たちが戸惑う様が滑稽だからだと信じて疑いもせず、旅立った直後に…どんでん返しは起こった。

そう、あの瞬間まで。
自分が誰かにしてやられるなんて、これっぽっちも思っていなかったんだ、俺は。

「明石さん」

大量の書類を抱えた彼女が、いつも通り生真面目に背筋を伸ばしたまま現れる。
「報告書の確認をお願いします。あと、こちらの書類の重複項目をチェックしておきました」
控えめながら、確実に書き込まれた赤いライン。
何ということだ。宇宙に飛び立ってから3度も、さくらに間違いを訂正されるなんて。

「すまない」
さすがに情けなくなり、溜息をつくと。
「…すみません」
彼女もまた、ハッとしたように目を伏せる。

不気味な沈黙が横たわる直前。
未処理のものがありますので、と呟いた後、さくらは足早にコックピットを後にした。

律義に閉まる自動扉が妙に癇に障って、俺は書類を頭上に放り投げる。
だが無重力空間では、紙片はあてどもなくふわふわと漂うだけ。
上手く行かない。
結局残るのは、そんな軋み。
414冒険赤桃「やさしい気持ち」:2007/12/09(日) 02:24:59 ID:7+h2V8h6
地球を出てから約2か月。
深遠なる宇宙、その未知の魅惑の中に、さくらとたった二人。

初めは何も思いはしなかった。
プレシャスを探すというのは、彼女が決めたことだと思っていたから。
けれどある日ふと、何故?と疑問を抱いてしまった日から、誘い込まれた迷宮。

組織のトップたるチーフ、そしてサブチーフ。
後者のポストは、未だSGS内部でも宙に浮いたままらしい。
前者に関して言えば、真墨に任せれば大丈夫だと信じつつ、無意識にさくらの存在を保険にしたのも事実だった。
彼女の生来の責任感、プライドの強さは分かっていたから、或いは俺以上の働きをしてくれるだろうと、虫のいい想いを同時に抱いて。
だから。
地味ながらも重要で、天職と言えるかも知れないそのポジションを投げ出してまで、このプロジェクトについて来た理由が、全くもって分からない。

かかる時間も、成果も不明。メリットなんかない、特に女性には。
或いは、ぐらついた足場でも平気で渡る俺への忠誠かとも、一応は考えた。
でも、一時の同情で決めるには、やはりあまりにもリスクが高すぎる。それを計算出来ない人間ではないはずだ。

「はぁ…。」
辞書に載っている意味そのままの溜息をつく。
業務的には助かっているのに、感情としては混乱している。
俺は他人の気持ちに、過剰な期待を抱かないから尚更なんだと思い到って、何という本末転倒。
415冒険赤桃「やさしい気持ち」:2007/12/09(日) 02:25:38 ID:7+h2V8h6
「お話したいことがあります」

そう切り出されたのは、報告書の転送期限を無事に守れた夜のこと。
一見ダイニング風に設えられた差し向かいのスペースで、最早味気なさにも慣れた宇宙食の夕飯を終えた直後だった。
「どうしたんだ?」
さくらのもたらす緊迫感に、どんな顔で返していいか分からなくて、俺は口角を無理矢理上げてその申し出を受ける。

「…私は、」
「うん」
「頑張りたいんです、この宇宙で。自分のためにも、みんな…の、ためにも」
意気込みの割に、何故か消え入りそうな語尾。
「でももし、それが単なる我儘だったら。人を巻き込んでいるとしたら、そんな自分を許せないです」
「…ほぅ?」
巻き込まれている記憶はないが、正直、彼女の言わんとしていることが掴めず、困惑してしまう。
当たり障りなく返す俺に、きっと感じているであろう、噛み合わない感じ。
さくらは顔を上げた。

「チーフ、命令してください。帰れでも残れでも…ご指示に従います」

言葉そのものより、随分久しぶりに聞いたような気がする呼称が、妙に耳にざらついた。
明石さん。そう呼んだのもさくらなら、チーフと敢えて役職を持ち出すのも、またさくらで。
呼び方に至る経緯にこそ意味があるのか、それとも単に便宜上のものかなど知りようもない、が。

「さくら」
声をかけたら、彼女は緊張そのままに、大袈裟なほど肩を跳ね上げて反応した。
青みがかった顔色。
震えているようにすら見える指先は、きっと冷たいに違いない。
416冒険赤桃「やさしい気持ち」:2007/12/09(日) 02:26:44 ID:7+h2V8h6
手を伸ばしたのは、我ながらどんな勇気か気まぐれか。
視線の底にある、二つの掌。
その重なりが、まるで磁石のように確かなことを、不思議に思いながら。

驚きに満ちるさくらの頬に赤みが差し、唇がかすかに動く。
言おうとしたのは、きっと俺の…役職ではなく、名前の方。
指先は語らない。だから何も読み取れはしないし、出来る訳がない。
そう思っていたのに、いい意味で裏切られている。

気持ちなんて、他人にどうにかしてもらえないのと同じくらい、どうにかしてやろうなんて愚の骨頂。
けれど、その不遜さを差し置いて、出来ることがあるとすれば。

「――ここにいてくれ」

チーフとしての命令ではなく、明石暁としての願いを伝えること。

そして、実感した。
校閲担当なんかじゃない。単なる話し相手でも、冒険者としてでもない。
例えば明日、例えば1年後。

俺は彼女がいなければ、困る。

それは、誰よりも深い存在として。

一瞬茫然としてから唇を結ぶ表情に、決して笑わず、完璧主義で無駄がない、出会った頃のさくらを思い出す。
だがそれが、遠く離れた過去であると示すかのように。
今の彼女は、心からの歓びを漂わせて、静かに微笑んだ。

――冒険の始まりだ。

胸を焦がされるような導きを感じながら、俺は触れた指先に力を込めた。


〈終〉
417名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 17:01:36 ID:paiFwX3g
見事なスレッドストッパーw
乙!
418名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 17:49:16 ID:Gtdb5Kc9
冒険赤桃あざーすっ!!久しぶりに萌えますた。
419名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 18:25:00 ID:grY6rJ8q
>>405
「H/E/R/O V/I/S/I/O/N」(一応検索よけ)25号に掲載されてた
座談会での発言。発売は最終回後だったけど、座談会自体は
六人が最終回の試写を見たすぐあとに収録されたそうです。

>>413-416
冒険赤桃ありがとうございます。VS楽しみだなー。
黒黄もどうにかなっててくれw
420名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 04:36:35 ID:Z80UYaC8
冒険赤桃が求められてたからって
書けば何でもいいって訳じゃないんですが。
421名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 08:42:12 ID:gSO0TnAm
つまり>>420>>416の続きのエロを読みたいというわけだな
422名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 12:46:48 ID:NDyqEICn
うむ気持ちはわかる。
なんといってもここはPINK板だし。
423名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 12:47:30 ID:NDyqEICn
書き忘れ。
しかし赤桃職人さん、ありがとう。
424名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 16:16:57 ID:4g14ois4
>>423
やさしいな。
425名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 17:16:18 ID:Z80UYaC8
気にせず次の職人さんカム。
426名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 03:44:53 ID:nU7KVN6t
初めて投下します。
こちらの仕組みがあまりよくわかっておりませんのであらゆる意味でご容赦を。
空気が読めなくてすみません。

ゴウラン、レツラン、二つ投下します。
緩い気持ちで見守って頂けると幸いです。
427深紫に光る真摯01 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:46:45 ID:nU7KVN6t
それはある日のスクラッチ社員寮。
ビルの谷間を吹き抜ける風が冷たく感じる晩秋。
紫と黒のジャケットに身を包んだゴウは
細い弧を描く月を眺めていた。

さて、どうするか。

先日の騒ぎで気が付いてしまった思い。
自分はどうやらチームのキャプテンに惹かれている。
最初はただ、チームメイトとしての好感しかなく、
自分たちを引っ張るキャプテンとして奮闘する姿に、
支えなくては、と思い始めた頃から。
多分きっとその頃から、そう、だったのだろうけど。
なかなか認めたくはなかった。

心破れて幾ばくの時も経っていないのに、
あっさりと別の誰かに心奪われた自分が許せなくて。

気が付けば過ぎ去っていた十数年間。
大切過ぎて、カッコつけすぎて、何も言えなかった代償は
彼女に家庭ができている事だった。

昔の自分は、美希に焦がれていて。
あの頃の自分は子供で。
レツを背負っている事で同世代より大人だと思っていた。
何も言わないのが、最上だと信じて。
また、言わなくてもわかってくれているだろうという甘えも
心の片隅に存在。
レツが一人前になったら。
そんな気持ちで、何も言えないまま迎えたあの日。
レツを置いていくことができたのも、美希がいたから。
そして自分に何があっても。
美希は自分を思ってくれている。
待っていてくれる。

それが思い上がりだと知った現実は胸を締め付けた。
美希は結婚していて、子供もいて。

もしもの世界なんてないけれど。
もしもあの時、ちゃんと気持ちを伝えて。
必ず戻るから待っていてくれと言ったなら
美希はどうしただろうか?
そんな事を考えては苦笑して。

いいじゃないか。
幸せそうな顔、してるじゃないか。

そう、美希はとても幸せそうで。
自分が口を挟む余地などなかった。
428深紫に光る真摯02 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:48:19 ID:nU7KVN6t
だから、美希への気持ちは甘く淋しい思い出に。
そして、ランへの気持ちは現在進行形で
少しずつ加速していた。

「全くなんてこった・・・。」
思わずそんな言葉を口にする。
こんな戦いのまっただ中でこんな気持ちが芽生えるなんて。
見合い騒動の時、最前線で自分たちを引っ張ったキャプテン。
強くしなやかで、ついていかなければならない気持ちにさせられる。
そして時折、抱き締めたくなる衝動。
彼女が頑張れば頑張るほど、
磨かれてゆく心に自分の恋心が映って。
思わず困ってしまうのもしばしば。
参ったぜ、は何度心の中で繰り返したか。
馴れ馴れしく彼女に触れるケンに嫉妬して、
躊躇うことなく甘えるジャンに苛立ち、
連れ添った長さを感じさせるレツにへこんで
それを繰り返す日常。
自分のポジションに迷いながら今に至るけど。
もう二度と、後悔するような事はしないと誓った。
何も言わずに終わり諦めるのは嫌だと。
だからといって今すぐ口にするのも躊躇う。
今はまだ、理央たちとの決戦のさなか。
自分の色恋沙汰で周りの環境が変化するのは避けたい。
断られても自分は何とかなるが、
逆に断った彼女が気を遣いすぎるだろう。
彼女はオネストハート。
素直で清らかな心の持ち主。
その心が曇るのは嫌だった。

さて、それなら折り合いがいいのは何処だ。
思案にくれつつ自室に戻ろうとした時だった。

「ゴウ、さん?」
薄い月光が一人の人物を照らす。
「ラン?」
まさか思い人が登場するとは思いもせず
ゴウは平静を装いつつ心を跳ね上げた。
「どうしたんだ、こんな夜中に?」
つかつかとランに歩み寄る。
「もうちょっとトレーニングをしようと思って・・・。
自分の部屋だと筋力トレーニングしかできないから・・・。
こう、結構いいイメージが浮かんだから、
それを実践してみたくなったんです!」
無邪気な笑顔。
「そうか。良かったら相手になるぜ。」
その言葉に笑顔は倍速で華やかに。
「はい!お願いします!!」
429深紫に光る真摯03 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:49:46 ID:nU7KVN6t
真夜中の組み手。
「はっ!」
冷たい空気を切り裂くようにランの蹴りが高速で繰り出される。
それに続いて突きも。
ゴウはそれらをかわしながら受け流し、
また自らの肘や膝を使った攻撃を。
どれだけの時間が流れただろうか。
「やっ!!!」
あまりにも夢中になりすぎたランは真剣になるあまり、
自分の蹴りをゴウにヒットさせてしまった。
「っ!」
スーツを着ていない状態のゴウに膝をつかせるには充分の本気。
「ご、ごめんなさい!!!」
大慌てでランはゴウに駆け寄った。
「全く・・・参ったぜ。」
鳩尾を押さえながらゴウは苦笑する。
「ホントにごめんなさい・・・。」
しおれてうなだれるラン。
「気にするな。それより今日はこれで終わりにしようぜ。」
そろそろ休む時間。
眠らなければ明日に差しつかえるだろう。
「はい。」
ランは素直に返事をするとゴウを支えようと
彼にぴったり寄り添った。
「おいおい、大げさだな。」
思わず身を退こうとするゴウ。
「だって、怪我させたの私だし・・・。」
泣きそうな顔がゴウを見上げた。
「こんなのたいした事ねーって。」
ゴウはランにそう言って微笑みかけると彼女から離れ歩き出す。
ランはその後ろを俯いたままついていく。
ゆっくり下りる階段。
たどり着いたゴウの部屋。
未だランは落ち込んだまま。
「大丈夫だって言ってんだろ?確かめるか?」
ゴウのその言葉に無言で頷いてくる。
ゴウは彼女を自分の部屋へ。
ほとんど何も置いていない空間。
ゴウはランの目の前でジャケットとTシャツを脱いだ。
鍛え抜かれた筋肉質の上半身が現れる。
ちなみにランが蹴りつけた部分はそこはかとなく青くなっていた。
「やっぱり・・・。」
ランは顔をしかめる。
「こんなの怪我のうちにはいらねーって。
明日になったら消えてる。」
「駄目です!ちゃんと手当しておかないと!」
しおれていた顔はきりりと引き締まった。
目に止まった救急箱をやや強引に所有者から奪い取ると
湿布と包帯を取り出す。
ゴウをベッドに座らせると自分は床に跪き、手当を始めた。
ゴウの胸元でポニーテールが揺れる。
真剣な眼差しがゴウの体を見つめ
細い指先が肌に触れて。
そのしなやかさと優しさに誘われるように。

つい、その手を握ってしまった。
430深紫に光る真摯04 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:50:35 ID:nU7KVN6t
「ゴウさん?」
ランが顔を上げた瞬間、重なる唇。

驚きでランの目が大きく見開いた。
手に持っていた包帯が床に落ちる。
抱き寄せられた戸惑い。

唇がゆっくりと離れた。
「悪い。つい、やっちまった。忘れてくれ。」
ゴウはランから手を離すと視線を逸らした。
苦々しい表情。

本当に、つい、だった。
愛おしくてどうしようもなくて。
抑えきれなくて。
思いを告げる前に行動を起こしていて。

どうかしてる。

真面目な彼女にいきなりなんて事をしたのだろう。
許されるとは思っていない。
だけど、戦いの最中である今だけは忘れてほしくて。

しばし、重苦しい沈黙が流れた。

ランはゆっくりと立ちあがる。
ゴウに背を向けて。
小さな肩が震えていた。

・・・そりゃ、怒るよな。
明日から気まずいかもしれない。
何をやってるんだ俺は。
そうなるのが嫌だからもう少しだまってるつもりじゃなかったのか。
後悔はもうしたくないから、
後悔しないように行動するんじゃないのか。
鉄の意思は何処へ消えた。
431深紫に光る真摯05 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:51:19 ID:nU7KVN6t
ゴウは心の中で自分に舌打ちする。
本当に馬鹿だ。
「・・・ラン、あのな。」
もう一度謝罪の言葉をかけようとして立ちあがり
彼女の正面に。
そして、見てしまった。
彼女の泣き顔。

・・・泣くほど、嫌だったのか。

誤魔化せるほど、甘くはなかった。
ゴウなりに心の落胆。
しかしそんな様子を微塵も見せず、ゴウはランに言葉を紡ぐ。

「今のはなかった事にしてくれ。
本当に悪かったと思ってる。」
何とか泣きやませたくて。
それなのに、ランの涙はあとからあとから溢れて止まらない。
ゴウは部屋を見回し普段使いのタオルを取り出すと
それをランに手渡した。
ランの顔が洗いざらしのタオルに埋まる。
これは完全に嫌われた。
さて、どうするか。
ゴウが思案にくれた時だった。

か細い声がタオルの隙間から零れる。
「・・・か?」
「ん?」
言葉が聞き取れなくて、ゴウはランに耳を近づけた。
「ゴウさんって、誰とでもこんな風にできるんですか?」
「・・・いや、まぁそう、だな・・・。」
嫌がられている相手に、
まさか本気で好きだから、などと言えるわけがない。
ゴウは言葉を濁した。
「私は・・・嬉しかった。」
「は?」
ゴウは一瞬、自分の耳を疑う。
でも。
「私は、嬉しかった・・・。
ゴウさん『も』私のこと好きなのかなって・・・。」
・・・今、なんて?
「でもそうじゃないってわかったらなんだか泣けてきちゃった。
ゴウさんにはついうっかりの出来事でも、
私は、ゴウさんの事好きです。
だから今日の事、忘れたくありません。
それって、迷惑ですか?」
堰を切ったように綴られる言葉の波。
432深紫に光る真摯06 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:52:12 ID:nU7KVN6t
ずっとずっと好きだった。
いつも頼りになる存在で。
ゴウがいるからキャプテンとして頑張れる。
みんなを引っ張っていける。
ゴウが支えてくれると信じているから。
私はキャプテンというタイプじゃない。
だけど、支えてもらっている限り鍛えたい。
キャプテンらしくあろうとして。
だから言えなかった。
ずっとずっと言えなかった。
自分の気持ちを閉じこめて。

「ゴウさんが、忘れたいなら忘れてもいいです。
でも、私は、覚えていていいですか?
迷惑、かけないし、明日からも今まで通り、します。
だから、ホントに・・・ごめんなさい・・・。」
ランの言葉がタオルに吸い込まれ消えていった。
呆然とするゴウ。
「参ったぜ・・・。」
思わず呟いてしまう。
「・・・そう、ですよね。参っちゃいますよね。」
ランは苦笑すると小さく頷いた。
「タオル、洗ってからお返しします。
今日の事は、頑張って忘れますから、ゴウさんも忘れてください。」
泣きはらした顔のまま、ゴウの隣をすり抜けようとする。
次の瞬間、ゴウはランの腕を掴んでいた。
「ゴウ、さん・・・。」
その意味を理解できず、ランは戸惑う。
抱き寄せられた事でさらに脳内は混乱。
頬に直接響いてくる心臓の鼓動。
「本当に、参ったぜ・・・。」
笑い混じりの声。
ますます意味がわからない。
「本当に、なんてこった。」
「ゴウさん?」
「あのな。」
ランの耳に熱い囁き。
「あの時言っただろ?『お前がいないとNO LIFE』」
「えぇ?」
「あれ、嘘じゃねーよ。」
433深紫に光る真摯07 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:53:03 ID:nU7KVN6t
嘘、なんかじゃない。
芝居混じりの本音。
あの時、どうしても見合いを成功させたくなくて。

瞬時に移り変わる表情。
笑顔から真剣な眼差しに。

「俺はランを俺の物にしたい。
意味はわかるよな?」
ゆっくりとランの頬にふれる。

「お前が、好きだ。」

もう、後悔したくないから。

「好きだから、ついやっちまった。」

親指で彼女の柔らかな唇をなぞった。
過去の気持ちなんてどこかに吹き飛んで。
今見えているのはたったひとり。

孤独な一匹狼が寄り添いたいと願う俊足の姫君。

「好き、って・・・。
それって、私も好きでいていいんですか?」
思いがけない告白にランはどこか間の抜けた問いを。
「おいおい、今更俺は振られるのか?」
ちょっとした茶目っ気。
「そ、そんなっっ!振られる、なんて事・・・!!
・・・そんな事、ない、です・・・。」
ランは顔を赤くしながら俯いた。
だいたい、さっきからドキドキしっぱなし。
素肌のゴウに抱き締められて、
あまりにもの恥ずかしさに逃げ出したいくらいなのに、
それプラス告白なんて、あり得なさすぎる。
こんな幸せ、あっていいのかわからない。
434深紫に光る真摯08 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:53:43 ID:nU7KVN6t
抱き寄せられたままもう一度口づけられる。
今度はきちんと目を閉じた。
ゴウも、さっきの突然な出来事を埋め合わせるように
小さな触れあいを何度も繰り返して。
舌を伸ばす。
ランの口を軽く開けさせると少し角度を斜めに。
ちりちりと舐めながらランの舌を探してそれを緩やかに吸い上げた。
生まれて初めてのそれにランは頭がぼうっとなる。
優しく肩を撫でられて。
だけど強く抱き締められて。
唇が離れるとその寂しさに声をあげてしまう。
瞼をあければ、ゴウが真剣な顔で自分を見つめていて。

「さっき、言ったよな。お前を俺の物にしたいって。」

その問いに、ランは小さく頷いた。

「少し、訂正する。
今すぐお前の全部を俺の物にしたい。」

その意味をランが飲み込むのに数秒の時間が必要で。
だけど。

迷わずに頷いた。
ゴウと、少しでも近づきたい。
435深紫に光る真摯09 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:54:23 ID:nU7KVN6t
シングルベッドが軋む。
口づけは途絶えることなく続いて。
それと同時にジャケットの前がはだけていく。
いつのまにかゴウの唇はランの首筋に落ちて
愛おしげに何度も圧力がくわえられていた。
Tシャツの中に男の手が伸びる。
柔らかく撫でられながら下着の金具がはずされて。
ジャケット、Tシャツ、下着の3つがひとかたまりとなってベッドの下に落ちた。
ランは思わず自分を抱き締めるようにして身をすくめる。
あっという間の出来事に自分はなすすべもなくて。
ただ緊張感とそしてゴウへの愛おしさだけが自分を支配していた。
「そんなに固まるな。犯罪者の気分だ。」
そんな言葉に慌てて自分の手をほどきその身をゴウにさらす。
ゴウの手がランの胸を掴んだ。
先端に舌が這う。
「・・・ん・・・?は・・・んんぅ・・・?」
さっきまで首筋に施されていた甘さや、
腕や背中を撫でられていたものとは少し違う、
強烈な刺激。
思わず身悶えする。
ゴウの腕にしがみつき、ただ震えて。
後から後から押し寄せる脳内のうねりを堪えるのに必死。
一方のゴウも自分の中の全ての暴走を必死でくい止めていた。
想像以上に清らかな体。
柔らかく張りがあって、ずっと触っていたくなるような。
目の毒、という言葉があるが、これはまさにそれで。
いや、毒というよりかは媚薬で秘薬。
のめり込まずにはいられない。
もう、手放せない。
ずっと零れ続ける彼女の甘い吐息に痺れて。
きっと『初めて』であろう彼女を労る事を忘れそうになる。
大体、思いを告げてすぐ、
こうなりたいと願った自分を受け入れてもらえるだけで驚きで。
だから、せめて少しでも。
436深紫に光る真摯10 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:55:03 ID:nU7KVN6t
今は切なくそして今まで見たことのない、
艶やかな表情が苦痛に歪むのかと思うと
ゴウの良心がちくりと痛んだ。
だけど、引き返せない、引き返さない。
ずっと自分の心を捕らえていた人を今度は捕らえる。
もう二度と後悔しないと誓ったのだから。

ずっと触れたかった太股に触れる。
何度も何度も撫でて。
スカートの中に手を。
さすがにランはしっかりと足を閉じていたけれど。
スカートのホックを外しながら下着ごとそれを抜いて
自分の衣類も全て取り払った。

やっと、ふたりの間に何もなくなった。
ゴウはランを抱き締める。
ただぎゅっと抱き締めて。
何度も口づけて。
ゆっくりと彼女の柔らかい足を片方、自分の肩に乗せた。
「ゴウ、さん・・・。」
ランの瞳がもうすでに涙で滲んでいる。
ゴウはランを安心させるように頷くと
自分の指を体の中心にある裂け目へ伸ばした。
その場所は涙より甘くとろけるような愛蜜を忍ばせている。
何度もゴウはそこを撫でて、小さな潤みを広げ始めた。
「んっっっんんーーーっ!」
堪えつつも悲鳴に近い声があがる。
「大丈夫か?」
思わず聞いてしまう。
この先に進んでいいのか。
今更ながら。
今更すぎるけど。
ランは。
小さく頷いた。
ゴウはランの両足を自分の両脇に押し広げ
彼女を肩から掬うように抱き締めた。
437深紫に光る真摯11 (ゴウラン):2007/12/12(水) 03:55:44 ID:nU7KVN6t
「俺でいいのか?」
もう一度問う。
「ゴウさんが、いいです・・・。」
か細くもはっきりした答え。

ゴウの楔がランの中にぐっと押し込まれた。

「んっっやっっ!!」
みるみるランの表情が変わる。
覚えたての快楽から一気に見舞われる苦痛。
ゴウに必死にしがみつき堪えようとして
どれでも堪えきれなくて体がねじり上がる。
またゴウも、自分の衝動を必死で押さえようとしつつも
先に進む気持ちを堪えきれず
狭く締め付けてくる場所を必死で押し切っていた。
互いの額に汗が滲む。
「ゴウ、さん・・・っゴウさ・・・っっっぁあっ!」
譫言のような声。
「ラン、悪い・・・っ!」
最後の一押し。
一つになれた瞬間。
満ちるのは重なる気持ち。
赤い血がシーツに染みこんでいく。
「ゴ・・・ウさん・・・。」
震え続ける彼女は痛々しい。
それでもきゅっと全てを堪える姿は愛おしく
このままこの姿を留めていたいような。
それでいて、もっと違う何かを求めたいような。
きゅっと締め付けて波打つ襞に顔をしかめながら
ゴウはランのほどけた髪に自分の指を差し込んだ。
「動くからな。」
「う、動く・・・?」
「あぁ。」
そういうとゴウは少しずつ動き出した。
あまりにも狭すぎるそこはゴウの楔の自由を奪い
なかなか好きなようにはさせてくれないけれど、
それと同時にこの上ない快楽を道連れにゴウの神経をなで上げて。
「っっラン!」
こみ上げるのは離さない覚悟と、滾るばかりの欲情。
一気にほとばしる熱い愛の種。
「ゴウさん・・・。」
切なげな眼差しが震えながらゴウを見つめる。

後悔なんてしない。
後悔なんてさせない。

固く心に誓って。

ゴウはランに口づけた。
438酔い明けの宵01 (レツラン):2007/12/12(水) 03:57:26 ID:nU7KVN6t
こちらのレツランは恋人設定になっております。





それはある日のスクラッチ社員寮。
美人三姉妹との大騒動があった日の夜。
「んーーーー・・・?」
レツは自室で重い瞼を開けた。
「あ、目が覚めた?
おはよう。ってもう夜なんだけどね。」
ラン笑顔でがレツの顔をのぞき込んでくる。
「僕は・・・。」
しばしレツは記憶を思いめぐらせた。
「酔っぱらって寝ちゃったんだよ、レツ。
ゴウさんとジャンがここまで運んでくれたの。」
その言葉に昼間の出来事がささささーーーと甦ってきて。
一気に顔が青くなる。
その表情、まさにファンタスティックブルーで。
「ラ、ラン、あの、えっとその・・・。」
「何?」
「ご、誤解しないで欲しいんだ!
ぼ、僕はただ、そのマスター達に誘われて!!
そ、それに、チェリーさんの事は・・・!!」
いわゆるあれこれを浮気だと思われたくなくて
必死に言葉を紡ぐけど。
当のランは首を傾げるばかり。
純粋にレツの看病のため、ここにいるようで。
「はい、お水。」
差し出されるミネラルウォーターのペットボトル。
御礼を言いつつちらっと彼女の様子を伺うけれど、
本当に、ちょっとの欠片も怒っている様子はなくて。
「少しはその・・・。」
「ん?」
「・・・もういいよ。」
439酔い明けの宵02 (レツラン):2007/12/12(水) 03:58:07 ID:nU7KVN6t
ちょっとぐらい、ヤキモチやいてくれてもいいのに。
悔しい。
自分ばっかり、嫉妬してる。
兄に、ジャンに、ケンに、マスターたちに。
自分以外の全ての男に嫉妬して
ぐるぐる頭の中を狂わせているのは自分だけ。
ランはいつだって何もわかっていない。
今だって不思議そうな顔で自分をのぞき込んでいて。
「ランって、本当に天然だよね。」
大きな溜息をつく。
「いっつも僕ばっかりだ。」
その無関心さに泣きそう。
もっともっと、独占しようとしてくれたっていいのに。
山ほど届くファンレターとか、
そういう物にももうちょっと敏感な反応を示してほしいのに。
信じてもらっている、といえば聞こえがいいけれど、
あんまりにもあんまりではないだろうか。
「どしたの、レツ?頭痛い?二日酔い?
もう、あんなに飲むんだもん。
信じられないよ。」
気前よくエレハンがカード払いしていたけど、
その値段に目が点になったとランは笑って。
「マスターエレハン、きっと明日正気に戻ったら
絶対に真っ青になるよね。」

だから、僕とふたりでいる時に、
別の男の話をしないで欲しいんだけど。

「ラン。」
「何?」

ランは返事をする。
次の瞬間にはベッドの上、レツの下の住人。
440酔い明けの宵03 (レツラン):2007/12/12(水) 03:58:49 ID:nU7KVN6t
「・・・あれ?」
まったくいつの間にレツは自分を組み敷いたのだろうか。
この辺り本当にファンタスティックテクニックだ、なんて思いながら。
ちょっと不機嫌そうな顔にランは疑問符。
「んー、と、レツぅ?」
「僕、まだ酔っぱらってるみたいだ。」
「えーーーー?だったら酔い覚ましの薬・・・。」
伸ばした手は遮られる。
「酔い覚ましの薬はここにあるよ。」
レツはやや強引にランに口づけた。
わざとらしいちゅくっと唇を吸い上げる音。
舌で口内を冒して。
「レツっ!?」
やや批判めいた声を尻目にランの服の隙間から
彼女の素肌に触れる。
「んっぁっ、あぁっっ!」
敏感な体が正直な反応を示し、躊躇いがちな声があがって。

この声を聞くことが出来るのは僕だけ。
この姿を堪能出来るのも僕だけ。

独占欲が満たされる瞬間。
それでもまだ足りない。

柔らかな胸を揉みながらその先端を親指と人差し指で摘んで
小刻みに揺らしながら甘く捻り、
Tシャツの中に顔を突っ込んで
固くなったそれを舌で弄んだ。
スカートの中に手を伸ばして下着の中に指を差し込むと
長い指で愛蜜が滲む熱く柔らかい隙間を出し入れしつつ
短い指で潤み輝く突起を執拗に押し回す。
「ん、レツ、レツぅ・・・っっ!」
甘い声と一緒に細い指がレツにしがみついてくる。
あとからあとから溢れてくる感情が堪えきれなくて。
ひたすらレツの名前を呼んだ。
それなのに。
レツは本当に欲しい物を与えてくれない。
ギリギリのところで、留まっている。
「レツ・・・。」
涙目で懇願すればちょっと意地の悪い顔が
自分のTシャツから顔を覗かせた。
「欲しい?」
「ん?」
「僕の事、欲しい?」
441酔い明けの宵04 (レツラン):2007/12/12(水) 03:59:35 ID:nU7KVN6t
「そ、そんなの・・・!」
「僕の事、欲しかったら自分で脱いで。
それから僕の服も脱がせて。」
いきなりの要求。
「レツ、そんなのっっ!!」
「できないならいいよ。
僕はランに触ってランが啼くのを聞くだけで気持ちいいから。」
そういうとまた執拗な愛撫を始める。
「レツ、レツ、レツ・・・っぅ!」
身悶えして、その名前を呼んで。
あぁ、もうちょっと、というところでその指と舌の動きは止まり、
火照りが収まりそうなところでまた動き出して。

「レツ、お願い・・・。」
うっすらと浮かべた涙。
普段より何トーンも高くか細い声。
震える体。
甘い水分にまみれた痴態。

「好きだよ・・・。」

ほら、また僕の負け。
本当にずるい。
そう言われたら、折れないわけにはいかないんだ。
それに、実はこっちもかなり限界だったし。

触るだけで、聞くだけで、満足できない所まで持ち上がっている気持ち。

鮮やかな手さばきで脱がせる衣類、脱ぐ衣類。

「僕も、だよ。」

大好きだよ。

ちゃんとわかって。
442酔い明けの宵05 (レツラン):2007/12/12(水) 04:00:12 ID:nU7KVN6t
願いを込めて貫く。
「ぁあっ!」
ランの体が一瞬、ふわりと浮いた。
それと同時にぎゅっとレツのかけがえのない一本を熱く締め上げて。

この瞬間が、互いを強く結びつける気がする。

何度繰り返しても飽きない行為。
何処まで先を突いても、この先がまだ在るような気がして。
もっと深い何かを探りながらいつもこうやって抱き合う。

大好きだよ。

とろけるような時間。
「酔っぱらいレツの馬鹿・・・。」
淡く微笑みながらランの指がレツの頬に触れる。
「僕はいつだって酔っぱらいなんだ。
ランがあまりにも魅力的で酔わずにいられないんだから。」
アルコールなんていらない。
君とこうしているだけで僕は頭の中がぼうっとする。

さぁ、一緒に行こう。
この酔いの最高点まで。
「レツっ!」
僕の名前を呼んで、僕にしがみついて。
愛しい女性が最高に綺麗な表情を見せてくれる。
僕のヤキモチなんてふっとばすくらい。
それと同時に僕は、熱い物も、彼女の上に吹っ飛ばしてしまった。
443名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 04:01:13 ID:nU7KVN6t
以上二つです。お目汚し及び空気読めなくてすみません。(逃走)
444名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 06:39:00 ID:KBcghTg0
レツラン、ゴウラン乙でした!
朝っぱらから読んじまった、まいったぜ!
ゴウランは、ゴウの切ない気持ちが、グッとキタ。レツランは、レツ、
もっと頑張れ!男を磨こうぜ!
とにかく、職人さんGJ!

あ、でも、次回から、メル欄にsageって入れて欲しいです。
445名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 08:07:09 ID:XGQi81es
乙!でも今度はポエムじゃなくてSSおながいします。
446名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 09:14:15 ID:hrTo00ZC
乙乙であります!
こういう綺麗にまとまったのも好きだけど
久々に濃いのも読みたくなってきた
447名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 10:00:48 ID:prlEAp41
内容は良かった!
しかし… 体言止めのオンパレードでだんだん読むのが辛くなった。
「溜め」の効果がある体言止めは、多用すると自己陶酔ぽくなる気がするのだが、どうだろうか。
448名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 11:07:59 ID:9rtjTuim
自分はきれいな文章がツボだったので、かなり楽しめたよ。
超GJ!
449名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 07:52:58 ID:kv/J8zLe
最近また活気付いてきたね イイヨイイヨー
次の職人さんどうぞー
450名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 11:18:18 ID:WwkKJ19c
じゃ便乗して久々に投下。
冒険銀桃いきます。

銀と桃が既に付き合っている、という設定で書いてます。
多分NG要素は無いと思いますが、もし不快に感じる人がいたらごめんなさい。
全14レス前後を予定、超長文で申し訳ないです。
題名は「男の世界」、よろしくお願いします。
451「男の世界」 冒険銀桃 1/14:2007/12/13(木) 11:19:16 ID:WwkKJ19c
「高丘さん」
「んぁ?」

ミッションを終えてソファに横たわりながら人参をパクついていた映士が
ふと見上げると、『あなたは馬ですか』とでも言いたげな視線で
こちらを見下ろすさくらが立っていた。

「はい、報告書。たまにはちゃんと書いて下さい」
「嫌だね」
「子供じゃないんですから」
「書きたくねえな」
「あなた、ボウケンジャーに入隊してまだ一度も・・・」
「つーことで、よろしく」

手馴れたもので、全く取り合う気のない映士が再びバフッと身を横たえ、
鼻歌交じりで再び人参にかぶりつく。

「・・・・・・もぉ」

映士の相変わらずの態度に、唇を尖らせて拗ねたような表情を見せるさくら。
それとほぼ同時に12時を知らせるメロディがサロンに鳴り渡る。

「・・・・もういいです。菜月、出掛けますよ」
「はーい、待ってましたぁ♪」

エアロバイクを漕いでいた菜月が嬉しそうにぴょんと飛び降り、
さくらの元へ駆け寄ってぎゅっと腕同士を絡ませる。

「どこか行くのか?」
「ええ、近くで海鮮レストランが最近オープンしたので、
今日はそこでお昼を一緒に食べようと菜月と約束してたんです」
「ねーーーっ♪」
「では、そういうことでしばらく出掛けてきます」

明石にそう告げると、未だソファに寝そべったままの映士を
さくらがちらと一瞥して、菜月と共にエレベーターへ乗り込んでいった。
452「男の世界」 冒険銀桃 2/14:2007/12/13(木) 11:19:56 ID:WwkKJ19c
「さぁ、残った男同士、寂しくラーメンでもすするか」

あらかじめ注文しておいたラーメンを4皿、明石がテーブルに並べると
4人衆が各々席に着き、いささか華やかさに欠いた昼食が始まった。

「・・・ところでよ」

ズルズルと麺をすする音が響く中、真墨が切り出す。

「さくら姐さんって、最近なんか感じ変わったよな」
「変わったって、何が?」

蒼太が蓮華でスープをすすりながら聞き返す。

「だってさ、さっきの見ただろ?あの程度で引き下がるなんて
前じゃ考えらんねーことだろ」
「そう言やそうだよね」
「それは相手が相手だから、というのがあるんじゃないのか?なぁ?」

明石が少し笑みを浮かべながら映士に視線を向ける。

「バカ言ってんじゃねえ。あいつはそういう公私混同はしねえよ」

阿呆らしい、とでも言いたげな様子で丼を持ち、
縁からグイとスープを映士が流し込む。

「まぁ確かに、映士に限らず僕らにもなんか丸くなったって言うか・・・」
「だろ?俺も最近さくら姐さんに怒鳴られた覚えがねえし」
「そうなのか・・・でも、やはりそれも映士の影響だろうな」

自分に対してはさくらは如何なる時も同じ態度で接してくるので
明石には正直ピンとこなかったが、それも良い傾向だと言いたげに
嬉しそうに口を揃えた。

「まぁ・・・・ああ見えて結構、根は優しいとこあるからな。
俺様に感謝しろよ?お前ら」

照れ隠しもあってか、映士がやや大袈裟に不遜ぶる。
453「男の世界」 冒険銀桃 3/14:2007/12/13(木) 11:20:41 ID:WwkKJ19c
「はいはい、ご馳走様」
「でもよ、あんなやり取りして後で気まずくならないのか?」

真墨が興味深げに映士に問う。

「あの程度でか?なるわけねえだろ」

即答する映士。

「さくらさんもそんなに怒った感じじゃなかったしね。
『・・・・・もぉ』とか言うの女の子っぽくて可愛かったなぁ」
「あ、俺も思った。ああいうのいいよな」
「普段表に出さねえだけで、あいつは元々可愛いんだよ」
「お前それノロケすぎだろw」
「うらやましがってんじゃねえよw」
「いや実際うらやましいよね、さくらさん美人だし」
「夜はもっと可愛くなるんじゃねえのかw」
「おう、そのへんの女シッポ巻いて逃げるぐらいかわいーぜw」

男集団特有の悪乗りが始まった。
ラーメンそっちのけで全員が・・・・と思いきや、
なにやら急に押し黙って様子のおかしい男が約一名。

「・・・・・のか?」
「え?」

騒いでいるところを不意に小声で呟かれ、
映士が振り返ると明石が真剣に表情でこっちを見ていた。

「・・・・夜はそんなに可愛いのか?」

うわ・・・こいつ目がマジだ。
ノリで喋ってんのに本気になってんじゃねーよ。

「ま、まあな。ところでよ・・・!」

妙に重苦しい雰囲気を察知して話題を変えようと、真墨と蒼太のほうを見る。
しかし時既に遅しだった。

「どんな風にだよ?」
「話だけでも聞きたいね」

こっちも真剣な眼差しに変わっていた。
454「男の世界」 冒険銀桃 4/14:2007/12/13(木) 11:21:44 ID:WwkKJ19c
「おめっ・・おめーらマジで聞き出そうとしてんじゃねーよ!」
「別にいいだろ?話ぐらい」
「他の女性と違ってさくらさんは未知の領域なんでね。興味あるってわけ」
「・・・・・・・・映士、話せ」

・・・お前ら童貞高校生かよ。
こんなにキラキラした目のお前ら見んの初めてだよ。

しかし正直、あのお堅いイメージのさくらがどんな"女"になるのか、
男なら興味が湧くという気持ちは理解できる。
それにこういう状況で『そんなの言えねえよ』と逃げようもんなら
根性なし、ヘタレ、卑怯者と後々までレッテルを貼られてしまう。
男・高丘映士。
ここでナメられるわけにはいかない。
男の世界とはそう言うものなのだ。

「・・・・しゃーねーな。お前らもっと寄れ」

ニヤリと不敵に微笑む映士。
真墨もニヤリ。
蒼太もニヤリ。
明石だけは真顔。

「そうでなくっちゃ」
「今なら誰もいねーしな」
「・・・・・・・映士、話せ」

テーブルを中央に、まるでスクラムを組むかのように4人が顔を寄せる。
455「男の世界」 冒険銀桃 5/14:2007/12/13(木) 11:22:45 ID:WwkKJ19c
映「で、なに聞きたいんだよ?」
真「プロポーションとかどうなんだよ。普段あんまり意識して見ねーけど」
映「いい、の一言だな」
蒼「胸とかどうなの?」
映「こんぐらいかな?結構あんぜ」

五本指をふに、と曲げて形を表現する。
ゴクリ、と明石の方から音がする、

映「全身すげー白くてよ、ウエストも締まってるし・・・申し分ないな」
真「出てるとこは出てるってか。理想だな」
蒼「エッチは?やっぱ奥手?」
映「まぁな。オトコ経験ほとんどねーから最初は俺がリードすんだけどよ、
  盛り上がってくるとああ見えて結構・・・」
真「好き?」
映「ああ、感度いいしな。ビックンビックンよ」
蒼「へぇ・・・なんだか想像つかないな」
真「あーいうタイプに限ってギャップあるって本当なんだな」

明石が微動だにせずテーブルの一点を見つめている。
明らかに妄想中だ。そっとしておこう。

蒼「さくらさんからもしてくれるの?」
真「お前それは突っ込んで聞きすぎだろw」
映「構わねぇよ。まぁ知識としてはあったみたいで一応してくれるんだけどよ・・・」
蒼「するんだ?」
映「でもまぁ慣れてねーから、ぎこちない感じなんだけど・・・それがまた、な?」
真「あー分かる」
蒼「めっちゃ分かる」
?「何が分かるんですか?」

「「「「うわああぁぁぁぁぁっ!!!!」」」」

4人が揃って椅子から転げ落ちる。
振り返るといつの間にかそこにはさくらの姿が。
456「男の世界」 冒険銀桃 6/14:2007/12/13(木) 11:23:46 ID:WwkKJ19c
「・・・何をそんなに驚いてるんですか?」
「いやっ・・・・あの、今のは・・・!」

普段滅多に見れない、うろたえた様子の映士。
完全に腰が抜け、床に尻もちをついている。

「・・・・今の?」
「あのっ・・・悪ぃ、すまね・・・」
「今のって何ですか?」
「えっ・・・?聞いてなかったのか?」
「ええ、みんな固まってるから何話してるのかと・・・それで声掛けたらうわっ、って」

ふうっ・・・と深い息が4人から漏れる。
危なかった。今のは本気で危なかった。
こんな話をしているなどとバレたら・・・ある意味ネガティブに襲われるより怖い。

「いや、何でもねえよ。ただちょっとした世間話だ」
「・・・そんな風には見えませんでしたけど?」

明らかに訝しんだ様子で4人を見回す。

「それよりよ、菜月は?」
「ああ、途中で牧野先生に呼ばれて一緒に行っちゃいました」
「そうか、メシ美味かったか?」
「ええ、まあ・・・」

なんとかその場をはぐらかし、再びソファに横になる映士。
わずかに首を傾げながら、さくらもサロンの隅にある自分の席へ移動する。

そして、残った興奮冷めやらぬ3人衆は、先程の映士の話を思い出しながら
さくらの後姿をつい目で追ってしまうのだった。
457「男の世界」 冒険銀桃 7/14:2007/12/13(木) 11:24:47 ID:WwkKJ19c
その日の夕方、勤務終了後。

「高丘さん。私が前買った材料、まだ冷蔵庫に残ってます?」
「あぁ、肉やら野菜やら色々あったな」
「それじゃお邪魔して、有り合わせで何か作りますね」
「悪いな」

などと言いながら二人で映士の部屋へ入り、ドアを閉める。
昼間の一件も事なきを得、上機嫌の映士がさくらの肩を抱くように手を乗せた。

「そうだな、今日は何か油っこいもんが食い・・・・・ぐふうっ!!」

突然だった。
映士の全身に激しい衝撃が走ったかと思うと、四肢の力が一瞬で抜け
そのままドサッ、と床に崩れ落ちる。

「・・・・なん・・・・だ?」

苦悶の表情で腹部を押さえ、上を見上げる。
すると、冷たい視線のさくらが無表情でこちらを見下ろしていた。

映士は何が起きたのかすぐに理解した。
これが噂に聞いていた・・・さくらのボディブローだ。
昔明石がくらったときの話を聞いたことがあるが、
さくらのパンチは即効性の上、ズシンと体の芯に衝撃が残るため
一度くらうとしばらくの間は手足の先まで痺れ、身動きが取れなくなるそうだ。

「・・・ど、どうして」
「身に覚えがあるでしょう?」
「昼間の・・・聞いてたのかよ・・・・・ぐふっ」
「ええ。あの場ではしらばっくれるしかありませんでしたけど」

ヤバい。
完全にキレてる。
映士の脳内で警鐘が煩いほどに鳴り響く。

「私、あんなに恥ずかしい思いをしたのは生まれて初めてです」

さくらが映士の体を起こし、ベッドにうつ伏せに寝せる。
458「男の世界」 冒険銀桃 8/14:2007/12/13(木) 11:25:48 ID:WwkKJ19c
「すまねぇ・・・つ、つい勢いで・・・・」
「別に謝って欲しいなんて、これっぽっちも思っていません」

そのまま映士の両手を後ろに回し、ポケットから取り出したハンカチで縛る。

「・・・お前、なにすん・・・・・・!」
「どのみち、絶対に許しませんけど」

ピシャリ、と冷たい声が映士に投げかけられる。
そしてゴロリと仰向けに転がされると、その上にブーツを履いたままの
さくらが馬乗りになった。

「ちょっ・・・待て、落ち着け。なっ?」
「誰がビックンビックンですって?」
「・・・・・!」

映士の背筋を、ツーッと冷たいものが流れる。

「同じ目に遭ってもらいます」
「・・・・同じ目?」

聞き返すと同時に、さくらがガバッとシャツを上に捲り上げ、
映士の上半身が露わになる。
反射的に体を起こそうとする映士。
そうはさせまいとさくらが上から覆いかぶさり、
押し倒しながら映士の乳首を口に含んだ。

「・・・っく!」

映士の体がビクッと震える。
それに構わず、更に先端を舌先で転がし、唇で吸い、
もう片方も指先で優しくこねくり続ける。

「・・・っおい・・・何考えてん・・・っだ・・・」
「同じ目に遭ってもらう、と言ったはずです」

予想外の攻撃。
しかもまるで別人のような、さくらの行動。
何がなんだか分からないまま、映士が身をよじって抵抗する。
459「男の世界」 冒険銀桃 9/14:2007/12/13(木) 11:26:49 ID:WwkKJ19c
「どうかしましたか?様子が変ですけど」
「・・・うるせえっ」
「フン」

そのまま、舌を鎖骨、首筋、耳元へねっとりと這わせていく。
その度に映士の背中を寒気にも似た快感がゾクゾクと走り抜ける。

「・・・・っくぅ・・あ・・」
「これ、あなたがいつも私にしていることですよね。気持ちいいですか?」
「・・・っの野郎」
「無理しちゃって」

さくらがクスッと笑みを浮かべ、映士を見下ろす。

「いくら悪態をついても、ここは素直ですね」

さくらの視線が下へと下がる。
まさか、と映士も同じく目を走らせると、とっくにその部分が
大きく自己主張をしているのが見て取れた。

「無理矢理されても感じちゃうんですか?呆れちゃいますね」
「だ・・・誰でもこうなるだろうが!」
「もしかして、こういうのが好きだったりして」
「バカ言ってんじゃ・・・・うあっ・・・」

反論も聞かずにさくらの細い手が盛り上がりを優しく撫でる。
形に沿って根元から先まで、優しく往復させると
映士の口から少しずつ荒い息が漏れ出す。

「もうキツそうですね」

そう言うとさくらが強引に下半身に纏っているズボンや下着を
脱がせ、再び膝の辺りの上に馬乗りになった。

「なんか、いつもより大きくなってません?」
「・・・・知る・・・か・・」
「菜月に教えてあげなくちゃいけませんね。高丘さんは無理矢理が好きだって」
「・・・・・調子に乗ってんじゃねぇぞ・・・」
「調子に乗ってるのはどちらですか」
460「男の世界」 冒険銀桃 10/14:2007/12/13(木) 11:27:49 ID:WwkKJ19c
そして再びさくらの手が伸び、今度は直接熱い男根を握ると
ピクン、と見て分かるほどそれが跳ねる。
そして先端から我慢しきれずに滲み出た汁を指先で掬い取ると、
周辺に満遍なく塗り広げていく。

「もうカチカチじゃないですか」
「ふうっ・・・っく・・・」
「"ぎこちない"かもしれませんが、許してくださいね」

さくらの手が上下に動き出すと、想像以上の快感が映士を襲い
背中がベッドからわずかに浮く。
間を置かずに、さくらの空いた片手が柔らかい袋の部分を
ゆっくりと揉み解し始める。

「あっ・・・あぁっ・・・!」
「ふふっ、あんまり声出すと外に聞こえちゃいますよ?」
まるで女の子みたいですね」

期待通りの反応に気を良くするさくら。
一方映士はそんな余裕など全くなく、まるでさくらの手の平の上で
転がされているような自分の失態に我慢できぬ憤りを感じながらも、
後から後から浴びせられる快感に何ら抵抗できずにいた。

「ちょっ・・・待て・・・」
「こうすると、もっと気持ちいいんですよね?」

手の動きを止めぬまま、顔を映士の足の間に沈めたかと思うと
はむっ・・・とさくらが袋の部分を口に含む。
その瞬間、もう限界かと思われた男根がさらに反り返り、暴れ始める。

「くぁっ・・・!な、なんでそんな・・っ・・・」
「色々と勉強しました。さすがに実際にするのは気が引けてたので
今日が初めてですが、効果はあるみたいですね」
461「男の世界」 冒険銀桃 11/14:2007/12/13(木) 11:28:49 ID:WwkKJ19c
そのまま吸ったり舐めたりを繰り返して刺激し尽くした後、
ゆっくりとそのまま竿のほうへと舌の感触が上がってきた。
根元、裏筋、くびれ、そして先端へ・・・。
チロチロとせわしなく、しかし念入りに刺激していくさくらの舌の感覚が
更に映士を追い詰めていく。

「う・・・あ・・ぁ・・・」

映士の額にはじっとりと汗が滲み、口が半開きになっている。
途中、何度か我慢できずに果てそうになったが、
その度に変化を感じ取ったさくらが絶妙な力加減でそれを阻止していた。
押さえつけられっぱなしの射精感が自分の下半身の中で
行き場を求めて暴れ回っているのが感じられる。
息はとうに上がり、訴えるような視線をさくらに投げかける。

「・・・ビックンビックン、ですね」

先端から口を離すと、さくらの表情がふと真剣なものに変わり、映士を見つめる。

「もう・・・勘弁してくれ・・・・頼む・・・」
「二度とあんなことは言いませんか?」
「・・・言わねえ、誓う。だからっ・・・・」

懇願する映士の表情を見て、さくらが映士の体に覆いかぶさり、
互いの顔を近づける。

「私は・・・・・何も自分が恥ずかしい目に遭ったという事だけで怒っている訳ではありません」
「・・・・・・・・・」
「私のこういう姿を見せるのは、世界にあなた・・・たった一人だけです。
でもそれを仲間とはいえ、軽々しく人に話されて・・・少し寂しかった」
「・・・姐さん」
「こんなことして、ご免なさい」

さくらが映士の背中に手を回すと、戒めをそっと解く。
462「男の世界」 冒険銀桃 12/14:2007/12/13(木) 11:29:51 ID:WwkKJ19c
「俺のほうこそ、すま・・・・・いや、ごめん」

その言葉にさくらの、さくら本来の笑顔が戻る。

「分かってもらえばいいんですよ。それに・・・」
「・・・?」
「それはそれとして、ちゃんと最後までさせてもらいますからね」

えっ?と呟く間にさくらが再び映士の下半身に顔を埋め、
いまだ反り返る男根にゆっくりと口に含んでいった。
唇と、内部で絡む舌のぬるりとした感触に再び映士の背が反る。

「っく・・・!・・ぁ・・・・」
「好きなだけ、出していいですからね」

そう呟いた後、さくらが頭を左右に傾けながらリズム良く上下に振り始める。
空いた手はしっかり男根の根元を握り、こちらも速い速度で扱いていく。

「さっ・・・・・!くら・・ぁ・・・」

たまらず映士が両手でさくらの頭を掴む。
力を込めて股間に頭を押し付けられ、喉奥まで竿の先端が届きそうになるが
さくらはそれに抗うことなく、じっと映士のよがる様子を見つめている。

「だめだ・・・もうっ・・・・!」

映士の言葉にさくらが僅かに頷き、ゆっくりと目を閉じる。
そして間髪入れずにさくらの口内へ大量の白濁が解き放たれた。

「・・・・っ!」

苦しげに、さくらの眉間にぎゅっと皺が寄る。
それでもさくらは決して口を離そうとはしない。
口の中で先端はあちらこちらに方向を変えながら暴れ回り、
最後の一滴が搾り出されるまでの間、ずっとさくらの
口内を汚し続けた。
463「男の世界」 冒険銀桃 13/14:2007/12/13(木) 11:30:52 ID:WwkKJ19c
「はっ・・はっ・・・・・はぁっ・・・・」

まるで空中を漂っているような、ふわふわした感覚。
全身が脱力し、指一本すら全く力が入らない。
荒い息を少しずつ整えながら、未だ残る快感の余韻に身を委ねる。

「・・・大丈夫ですか?」

不意に近くから呼びかけられる。
ゆっくりと目を開けると気遣うような視線でさくらがこちらを覗き込んでいた。
口を開く気力も無く、ただ問いに頷いて答える。

「はじめて飲んじゃいました。結構平気ですね」

さくらが口の周りや手についた白濁を、特に気にすることも無く舐め取っていく。
その仕草にドキッと心動かされるが、今はとても襲う気分になどなれない。

「それじゃ、これで仲直りという事で・・・私帰りますね。
このまま寝ないで下さいね?風邪引いちゃいますから」
「え・・ちょっ・・・」
「仕事に差し障りますから。今日はここまでです」

引き止めようとする映士に一方的にそう告げ、部屋を出るさくら。
そしてドアを閉める間際、周囲を確認してからさくらが小声で囁く。

「気持ちよさそうにしてる高丘さん、可愛かったですよ」

そういい残すと、ペロッとさくらが少し舌を出してドアを閉める。
程なくして少しずつ小さくなっていくさくらの靴音がゆっくりと消えていった。


「くそっ・・・調子に乗りやがって・・・」

ドアに向かって悪態をつく。
女に一方的に責められて、いいように手玉に取られて・・・。
心底胸糞悪い・・・はずなのに。

高丘流も堕ちたな、と自嘲するのが精一杯だった。
464「男の世界」 冒険銀桃 14/14:2007/12/13(木) 11:31:57 ID:WwkKJ19c
「よお、昨日は危なかったな」

翌朝、サロンに入った映士の肩を真墨が軽く叩く。

「うるせえ」
「何だよ、朝っぱらから機嫌悪いな」
「うるせえってんだよ」

真墨を無視し、ズカズカとソファに歩み寄って腰掛ける映士。
その表情は憮然とし、不機嫌そのものだった。

「どうしたの?あれ」
「さぁな。姐さんと何かあったんじゃねえか」
「・・・まさか昨日の件はバレてないだろうな?」

蒼太、真墨、明石が揃って遠巻きにこちらを見る。
そこへファイル片手にサロンへ入ってきたさくらが、スタスタと映士に歩み寄ってきた。
その場にしゃがんで映士と同じ目線になるさくら。
途端にやや伏目がちになる映士。

「おはようございます、高丘さん」
「・・・・・・あぁ」
「早速ですが昨日の報告書、まだ書いて頂いてないようですが」

昨日と同じように映士の前に書類を突き出す。

「・・・だから、俺は書かねえって」
「書いて頂けますよね?」
「・・・・お、俺は」
「ね、高丘さん?」
「・・・・・・・・・」

苛立ちと照れ臭さを感じながら、視線を上げてさくらを見る。
そしてこちらを伺うさくらのその表情は・・・あまりにも可愛すぎた。

「・・・・・・・・・・・ああもう!分かったよ、書きゃいいんだろ書きゃ!」
「「「嘘だろっっ!?」」」

ひったくる様にしてさくらから書類を奪い取ると、
バツが悪そうに皆に背を向け、ペンの尻で頭を掻きながら報告書を書き始める映士。
3人がその様子を呆気に取られながら見ている。

そして満足げに微笑むさくらが、映士に近寄りそっと耳打ちをする。

「昨日のお詫びにお弁当、作ってきましたから・・・一緒に食べましょうね?」


(了)
465名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 11:33:24 ID:WwkKJ19c
以上、長々と失礼しました。
好みに合わなかったらすんませんです。

率直な感想聞かせて頂ければ幸いです。
ではではー。
466名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 11:38:00 ID:kEvJGGJ6
さくら責めktkr!!!GJ!!
こんなの来ないかな〜と思ってたのでうれしいっす。
次回はもっといろんなコトさせちゃって下さい。
467名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 11:40:38 ID:Oa5o/Vw2
これは、なんと良い姐さん…!
GJです。
468名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 11:52:03 ID:zEDJwnbU
素晴らしい、GJです
好みのどツボを突かれました

しかしチーフが面白すぎるw
469名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 17:20:25 ID:72oV2fM9
ムチャクチャGJ!!だぁ〜〜〜!!
ジックリエロで、しかも愛ある銀桃!もう、土下座の勢いです!
たまらん!ありがとうございます!職人様!
470名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 17:38:33 ID:1OTFmRKz
GJでした! まさにプレシャス!
銀桃はもちろん、チーフはじめ他のキャラも特徴をよくつかんでおられて
蒼や真などの名前を割り振らなくてもどれがどのキャラのセリフか
ばっちり理解できました
いいもの読ませていただいて感謝感謝です!

しかし本当にチーフが面白すぎるw
471名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 19:11:03 ID:mYL6kjr6
笑いあり、エロあり、ラブラブありでお見事です
姐さん責めは初めて見たので、Hなくてもめちゃめちゃ興奮しました・・・
自分もこういうの書けるようになりたい
472名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 20:32:30 ID:a4o9o/ib
逆襲編希望w
473名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 03:35:01 ID:OxlyBFKc
自分も逆襲編希望ノシ
いやもうホント面白くてエロくてGJでした!
男4人の会話もすごく楽しかったw
474名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 14:22:11 ID:yM/nG8wm
自分も逆襲編というか、さくらさんが「ビックンビックン」な時が
どんな感じか、チーフ並に興味深々だ!
475465:2007/12/14(金) 16:07:36 ID:tX1J2CIi
映士責め編はそのうち書かせて頂きます
色々とご意見ありがとうございました

次の職人様カモンヌー
476名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 23:13:11 ID:zj6NQr6F
久々に来たら祭状態サイコー マジ職人さんGJ
ゴウラン、レツラン、冒険銀桃全て私の栄養になった!ありがとう!!
477名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 19:22:06 ID:jRY8/Abq
>>388にwktkして、とりあえず5巻のトークを見てみた。
以下ちょっとネタバレ



理央様の浮気を疑うメレ(の中の人)、可愛いすぎです
478名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 19:59:46 ID:a6u2ICqM
次週のミニスカサンタなメレ様が楽しみなんだ
479名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 03:30:18 ID:3S9Ukwkj
臨獣トーク見た
自分の目が腐ってるせいだろうが、巻ごとに進行していく2人の関係がたまらん

2巻 カップルシートがまだぎこちない初デート編
3巻 リオ様がチャウチャウ化し、メレ様がうちとけていく、屋外デート編
4巻 新妻の初々しさと色気がたまらない新婚編
5巻 どこまでもやってくれとなるバカップル編

次巻はもしや間男ロン出現でメレ様昼下がりの危機編になってしまうんだろうか
480名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 12:34:19 ID:lkgn4XUc
>>479
分かる!分かるよ!!
人がいちゃいちゃしてるの見て
何がうれしいんか自分も何度も見てしまう。
しかもにやにやしながら。
何であんなにかわええんだよ。二人とも。
481名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 12:47:28 ID:maORJFxr
うちの子、トークの理央見て絶句してた
すぐさまテレビ消して「よく似た人だったね」となだめた
482名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 12:55:47 ID:kR99eWe7
ワラタ
どんだけキャラ違うんだか

お子様にはショックだろうて
483名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 13:56:57 ID:lkgn4XUc
キャラ崩壊といえば
去年の不滅の牙も笑えた。
特にDVD最終巻の赤銀桃トーク。
チーフのとんでも発言に
ポカーンな銀桃が微笑ましかったw

まぁ、理央さま圧勝だが。
484名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 15:50:50 ID:sLo3tSE2
>>483
げっ。
あのチーフには銀桃の頭上に「!」「?」が飛び交っていたわけだが、
それ以上の破壊力なんか。
リオ最強かー。
485名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 17:03:33 ID:rhcJStop
DVDトークぶっちぎって済みません。
ちょい前に、蒼太を使ってチーフに対して大変失礼な考察をした者です。
冒険赤桃出来たので落とします。
全部で7スレ消費予定。宇宙行く前夜と当日話でエロ有りです。
赤桃嫌いな方だけじゃなく、男らしくてカッコいい赤い人が好きな方もスルー奨励です。
486所有率・明石編1 (冒険赤桃):2007/12/19(水) 17:05:25 ID:rhcJStop
「私がチーフを気持ち良くしてあげますね。」
 そう言って上から見下ろすさくらの瞳は酷く野生的で、狩りの獲物とはこんな気持ちだった
のかと、俺は背筋をゾクリと震わせた。

 2〜3ヶ月前から、だんだんセックスの回数が減ってきた。
 ほぼ一緒に住んでいるのに、疲れているからと同じベッドで背中を向けて眠ったり。
 1ヶ月前から、とうとうさくらは俺の部屋に来なくなった。
 原因は自分にある。
 さくらを、皆を置いて宇宙へ行ってしまう自分に。


「プレシャス探索の為宇宙へ行く事になった。3ヵ月後だ。」
 3ヶ月前、サロンで二人きりになった時、やっと打ち明けた。
 実はガジャ達の事が片付いてすぐミスターボイスから打診があり、その時から密かに
準備を進めていたのだ。しかし、問題はどのタイミングでさくらに話すのか。
 プライベートな時間に仕事の話をするのはルール違反。だから話すのなら仕事中。お互い
チーフとサブチーフである時に。尚且つ二人きりで。
 条件が会う機会を伺いながら、時には訝しそうにこちらを見るさくらの視線をかわしつつ、
時間だけが過ぎていった。
 そしてようやく打ち明けた言葉は、業務連絡としか言い様の無い味も素っ気も無い一言。
 だがこれで良い。これから更に重要事項を伝えなくてはならないのだから。
 ボウケンジャーのチーフとして。
487所有率・明石編2 (冒険赤桃):2007/12/19(水) 17:07:47 ID:rhcJStop

「俺はボウケンジャーを辞める。新チーフはサブのお前が引き継ぐのが本来なら妥当な所だが、
 俺個人の判断として真墨にやらせるつもりだ。
 お前は引き続きサブチーフとしてあいつを支えてやってくれ。
 それと、この話は出発ギリギリまで皆には内緒だ。あいつらは俺の命令を無視して
 絶対一緒に行くと言うだろうからな。」
「・・・・私なら貴方の命令に必ず従うから、教えて下さったのですか?」
 掠れた声。震える語尾。でも表情は凛として、キッとこちらをねめつける。さくららしい。
「仕事の引継ぎがあるだろう。流石の俺も、何もかも放り出して宇宙に行く程無責任じゃない。
 それに、仮に真墨に打ち明けてあいつに引き継いだとしても、あいつじゃどう考えても
 仕事を覚え切れないだろう。だからお前に引き継いで貰って、俺がいなくなった後真墨を
 指導してもらう予定だ。」
「・・・私も宇宙に付いて行くと言ったら?」
 零れ出す本心。
 仕事とプライベートを使い分けていても、その仕切りの隙間から俺への感情が溢れ出る。
 
 だから、いっそ冷たい声で突き放す。

「分かっている筈だ。
 ボウケンジャーから一度にチーフもサブチーフもいなくなって良いものかどうか。」
「分かっています。」
「俺は宇宙に行く。お前は地球に残ってサブチーフの責務を全うしろ。」
「それは命令ですか?」
「チーフとして、サブチーフへの命令だ。」
「・・・分かりました。」

 我ながらズルイ男だと思う。
 サロンにいれば、俺達はメンバーに対して責任のあるチーフとサブチーフだ。
 彼女は上司である俺に逆らったりはしないし、仲間の話を出せば反論出来る筈が無い。
 それが分かっていたからこそ、ここで打ち明けた。命令した。
 ボウケンジャーのチーフとして。

488所有率・明石編3 (冒険赤桃):2007/12/19(水) 17:09:41 ID:rhcJStop

 宇宙へ一人で行くと決めた以上、その決心が揺らぐ場面を作りたくなかった。
 例えば「行かないで」と女が縋る・・・・、まあ、さくらは決してそんな事はしないが。
 それでもプライベートな空間でそんな話をしたら、どんな事をしても付いて行くと言いかね
ない。二度と地球へ戻ってこられないかもしれない危険な冒険へ。
 そんな事は、リーダーとして許可することは絶対出来ないのだ。

 だが、明石暁個人としてはどうなのか?と問われれば、物理的な距離、それも途方も無い
二人の間の距離が、そのまま心理的な距離になってしまうんじゃないのか?とか、もっとその
前に、悲しむさくらを慰めるフリをした映士にサックリ取られるんじゃないか?とか、よく
考えれば、別に映士じゃなくたって真墨だって、蒼太だって男なんだからさくらとそういう
仲にならないとも言い切れないじゃないか?とか、そもそもビークルの整備士でもミュージ
アムのスタッフでも、自分がいない間にさくらに近づく男はゴマンといるじゃないか?とか、
実に情けない。
 あまつさえ、自分で勝手にさくらの新しい恋人を想像して激しく嫉妬している始末で、
それに気が付いた時には、我ながら愕然としてしまった。
 だから、好きな女に情けない自分を見せないよう、精一杯の見栄を張って、チーフとして
さくらに対峙したのだ。

 でも、見栄と虚勢で厚く覆った心の隙間から、こちらも本心が滲み出る。

「どうしても付いて来たいなら、ボイジャーに密航して来い。」

「・・・はっ?」
「勝手に俺に付いて来い。・・・そうだな、クリスマスの罰ゲームだ。
お前が付いて来るのに、俺は何の手助けもしない。お前も誰にもバレずに準備しろ。」
「・・・そんなの無理です・・・。」
「だろうな。冗談だ、忘れろ。」
 そうして心にまた蓋をする。蓋をしなくてはいけない。
 俺の身勝手な冒険にさくらを付き合わせてはいけないのだから。
489所有率・明石編4 (冒険赤桃):2007/12/19(水) 17:10:37 ID:rhcJStop

 出発の前夜、いつもと変わらない素振りで仕事を終え、部屋に引き上げる。
 エレベーターを降りてさくらに手を伸ばしたのは何故だ?
 お互いに明確な別れの言葉を言った訳では無いのに、彼女との事は自分の中で半ば自然消滅
しかけているはずだった。
 華奢な腕を掴む。
 それは多分、もうどうしようもない感情。
 自ら離れてしまう事を選択したくせに、押さえ付けても押さえ付けてもさくらをまだ求める
やりきれない感情。

 腕を捕られた彼女は、驚いた風ではあったがさりとて抵抗する事も無く、大人しく部屋に
付いて来た。
 そのまま、言葉も無く俺はさくらを抱いた。
490所有率・明石編5 (冒険赤桃):2007/12/19(水) 17:12:29 ID:rhcJStop

 さくらが上になるのは別に珍しい事じゃない。
 前だろうが後だろうが上だろうが、俺が望めば彼女はそれに従ってくれた。
 でも、ここまで積極的に行動した事はあったか?
 俺の戸惑いを他所に、さくらの腰が緩やかに動き出す。
 奥深く咥えていたソレを、腰を浮かせてほんの少し引き抜き、また腰を沈めて咥え込む。
 眉根を寄せて、唇から甘い喘ぎを漏らしながらゆっくりと。
 手を伸ばして、彼女の左手に絡ませた。腰の動きに合わせて揺れる形のよい乳房をもう
片方の手でぎゅっと掴み、彼女がその上から右手を重ねる。
 早まった腰の動きに、掌の刺激で硬くなった胸の頂を摘めば、堪らずさくらは声を零した。
「やっ・・・、あ・・ああ!チッチーフ・・・!!」
 
 もうすぐこの声も聞こえなくなる。
 宇宙へ行っても、お互いの状況報告を行う為の通信はするだろうが、これ程魅惑的で、
こんなにも切ない、俺の為だけの甘い響きはもう聞けない。
 次に聞くのはいつになるのか?
 その前に、そのチャンスすら残っていないんじゃないのか?

 身体の中心から湧き上がる快楽に浮かされながらも、頭は妙に冷静にそんな事ばかり
考えていた。
491所有率・明石編6 (冒険赤桃):2007/12/19(水) 17:13:51 ID:rhcJStop

「チーフ・・・、気持ち良いですか・・?」
「・・ああ。だが、何でこんな事?」
「・・・餞別です。」
 ・・・これが餞別か。
 だったらこっちも遠慮する事は無いな。

 深く繋がったタイミングを見計らって、いきなり強く突き上げた。
「やあっ!!ダッ、ダメッ!!わ、私がチーフをイカせてあげるのに・・・止めっ・・!!」
 気持ちだけ受け取って、尚も激しく突き上げる。欲望のままに。
 繋がった部分がぴちゃぴちゃと淫猥な音を立て、それにさくらの甘い鳴き声が被さる。
 もう宇宙の事もミッションの事も忘れて、ただひたすらこのプレシャスを貪った。

「ああっ・・・。もう・・。やあっ!イクっ・・ダメェ!!」
 俺の上で大きく仰け反り、絶頂を極めたさくらが倒れ込んできた。
 でも、俺の中心はまだ立ち上がったままで。
 まだ足りない。もっとさくらが欲しい。
「チーフ?」
 彼女を仰向けに横たえ、今度は俺が上になる。
 しなやかな足を肩に担げば、まだ達した余韻でひくついていた胎内に、俺自身がより
いっそう奥深く入り込んだ。
 さくらが小さく震える。

「次は俺の番だな。」
「えっ?あ・・。」
「餞別はたっぷり貰う。」
 自分の声がやけにケダモノじみてる。そう思った。

492所有率・明石編7 (冒険赤桃):2007/12/19(水) 17:14:58 ID:rhcJStop

 朝目覚めた時、さくらはもういなかった。
 昨夜の狂乱の跡は微塵も感じさせない静まり返った部屋。
 ・・・・どうやら彼女にとっては、本当にあれは餞別だったらしい。
 
 ボウケンジャーとして過ごした2年半の月日は、様々な思い出に彩られている。
 その中でも、さくらとの思い出が俺の中で驚くほどの所有率を占めている事が、
彼女には分かっているのだろうか?
 サロンを出てしまえばもう宇宙へ行くというのに、さくらは至って普段通り。
 俺との別れを少しも悲しんでいない様子だ。彼女の方がさっさと俺を吹っ切たらしい。
 もしかしてあの時の“冗談”を真に受けて・・・なんて甘い期待をしていたが、やはり
生真面目なサブチーフは、こんな未練がましい男より、自分の職務を優先したのだ。

 それでいい。それがさくらの選択なのだから。

「行ってくる。」

 俺は皆に、さくらに別れを告げた。

                         ・・・It continues to Sakura edition
493名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 17:15:53 ID:rhcJStop
以上、駄文失礼いたしました。
これの対になる話のさくら編を作成中です。年内には落とせるようがんがります。
ちなみに、毎回お願いしているのですが、落とす前によくチェックしているつもりでも、
やっぱりどこかにミスがあります。
気になる事等ありましたら、ビシビシご指摘下さい。
それでは今回はこれで失礼いたします。
494名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 22:32:08 ID:cTz6m6NO
所有シリーズ、投下をお待ちしておりました。
まさが「罰ゲーム」がこう来るとは思いもせずw
さくら編も楽しみにお待ちしておりますが、年末で何かと
お忙しい折、どうぞご無理はなさらずに。
ありがとう、GJでした!
495名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 00:29:32 ID:LeDBiaYK
おぉ!所有シリーズ新作がっ!!あいかわらずGJでした。姐さん編楽しみにしてますよー!
496名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 18:25:51 ID:tj3g/KOk
所有シリーズ作者様、いつもGJです。
続きを楽しみにしております!!
497名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 06:40:50 ID:WgxFE7i3
GJ!
餞別おいしゅうございました。
一生懸命な姐さんに萌えた!
498名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 07:58:01 ID:ZcMmPtiM
所有シリーズ、内容も文章もダレて来てる。
面白くないというか、無理矢理引っ張って書いてる印象。
ネタ切れならもう無理して書かないで欲しい。
499名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 09:01:39 ID:WgxFE7i3
GJ!
餞別おいしゅうございました。
一生懸命な姐さんに萌えた!
500名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 09:02:48 ID:WgxFE7i3
ごめん、二重投下しちゃった
501名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 09:33:05 ID:djWI63NB
>>498
同意しなくもない。
「シリーズ」ってなっちゃった時点で、信者獲得な印象でちょっと萎えてたのも事実。
力のある職人さんなんだから、自らを縛らずに書かれた方がいいのではないかと思う。
502名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 10:16:57 ID:fwzT5ZtD
>>501
禿同
一時の冒険赤桃の乱立から生き残った作品群なわけだけど…
内容的には正直言って最近もうおなかいっぱい、って感じだな。
新鮮味が無いし。あんまり面白くないんだけど。
ま、「所有」とあったらスルーすればいいんだけどね。


503名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 15:09:56 ID:0GGBe2ew
>>498
こういうレスあるとスレが荒れるから嫌いなら次回からもうスルーしろ。
所有職人様さくら編楽しみに待ってます。
504名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 15:32:54 ID:TCQz7JJm
>>402
じゃあスルーしてください。

職人さまGJでした。
505名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 15:35:10 ID:TCQz7JJm
すみません。>>502でした。
506名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 20:24:55 ID:m0PAGLeC
保管庫更新停止したな…
どうしたんだろ
507名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 20:29:34 ID:fAQKqbTj
この時期、皆忙しいと思うのだが…。正月休みにゆっくり見よう位の
余裕で良いじゃないか。
508名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 22:06:34 ID:s1GDP47d
師走に入り、ひとり歳末デカ祭り開催中の者です。
以下、刑事青桃を投下いたします。
やたら長いです、すみません

苦手な人はスルー願います。
509刑事青桃:2007/12/21(金) 22:07:35 ID:s1GDP47d
 プレゼント・フォーユー

「メリークリスマース!」
小さな破裂音と共に部屋に飛び込んできたのは、
襟元や裾に白いふわふわのついた赤いミニスカのサンタクロース。
めずらしく髪を下ろし、お揃いの赤いリボンで飾っている。
「ウメコサンタの登場でっす!」
クラッカーの音に一瞬身体を強ばらせたが、紙吹雪の向こうで
ポーズを決める彼女に、思わず笑みがこぼれてしまう。

日々地球の平和の為に奔走するデカレンジャー。
紆余曲折、色々あってやっと恋人となれた二人だが、仕事に忙殺され
二人きりになる事が滅多にない。
久しぶりに静かな夜、彼女の部屋へ訪ねていこうか考えていたところでの
うれしい訪問であった。

「少し気が早いんじゃないか、ウメコ」
「だって当日は夜間見回りに特別配備でしょ?パーティーしてる暇ないもん。
 終わった後にするよりは、先取りって事で!」
何が入っているのか、肩に担いだ袋はずいぶん重たそうだ。
読みかけだった本やコーヒーマグを片付け、テーブルの上へ袋を置くように促す。
「じゃーん!ちょっと小さいけどクリスマスケーキだよっ」
お店を開きだしたウメコを手伝って袋を覗いてみると、お菓子の海で泳ぐ赤いくちばし三兄弟と
目が合ってしまった。

「どうして梅ゴロー達も入ってるんだ」
「さっきお風呂に入ってて、どうしても一緒に行きたいって言うんだもん」
お風呂という単語に、ホージーの脳裏にウメコの身体のあれこれが浮かんできた。
最後にこの柔らかい身体を抱きしめて、甘い鳴き声を聞いたのはいつだっただろう。
今すぐに組み敷いて、この前途中で拒まれたけどもう一押しで許してもらえそうな
アレとコレをこうしてこうやってこんなにしてこう(ry  
510刑事青桃:2007/12/21(金) 22:08:32 ID:s1GDP47d

――落ち着け戸増宝児。
来てすぐ押し倒すような事は、クールな俺には似合わない。
がっついたりするなんてもっての外だ。
ここは大人のムードで順序よく盛り上げていくんだ。
自戒して軽く咳払いをし、くちばし三兄弟をテーブルに並べる。

「次の休暇、一緒だったよな。久しぶりに出掛けようぜ」
「うん。ホントに久しぶりだもんね、すっごく楽しみ!」
自分を見上げてうれしそうに微笑むウメコが可愛くて、思わず引き寄せて抱きしめた。
(抱きしめるのはいいよな)
誰への言い訳なのか、心の中でつぶやく。
(キスも、いいよな)
そのままやわらかい唇を味わおうと顔を近付ける。
あと少しで互いの唇が重なるというところで
「ちょ、と、待って」
ふいっとウメコがホージーの腕から逃げだした。

「ね、パーティー始めようよ。もうおなかぺこぺこ」
ホージーから遠ざかるように、わざとテーブルの向こうへ行くウメコ。
「あれ、あー、フォーク忘れてきちゃった!」
大げさに袋をひっくり返し、どうしようかなぁないなぁとわざとらしい独り言を
言い始める。
普段なら、抱き付いてきたりキスをせがむのは彼女の方なのに
どうして逃げてしまうんだろう。
やっと触れられた温もりがまた遠のいて、たまらない寂しさが腕に染みる。
急によそよそしくなったウメコに微かなイラつきを感じ、大股で彼女の
後ろに回るホージー。
511刑事青桃:2007/12/21(金) 22:09:24 ID:s1GDP47d

「ごめんホージーさん、フォークとりに」
「行くな」
また逃げようとした身体を捕まえて、強引に唇を奪う。
せっかく二人きりになれたのに、おあずけなんて御免だ。
こんな可愛い格好を、他の奴には見られたくない。
少し乱暴だったせいか、ウメコの唇は固く閉じられていたが
腕の力を少し緩め、何度も角度を変えてキスを落とすと
やっと力が抜けて抱きしめ返してきた。
「せっかく二人きりになれたんだ、行かないでくれよ」
「うん・・・・」

それにしても、ウメコが妙にモジモジしているのは何故だろう。
急に逃げてみたりよそよそしくなったり、何だか変だ。
風呂あがりなのは毎度の事だが、赤らんだ頬もいつものそれと少し違うような気がする。
(ん・・・・・?)
背中を滑らせた右手に、不思議な違和感があった。
外そうと思っていたブラのホックが、ない。
確かめるように何度か上下させても、やはりホックは見付からない。
道理でいつもより胸の感触が気持ちいいわけだ。
(ノーブラとはbaby、大胆だな・・・え?)
腰から下、丸いお尻の手触りも布一枚の隔たりしかないような。
・・・・・・・・・・・まさか。
512刑事青桃:2007/12/21(金) 22:10:02 ID:s1GDP47d

「おま、お前もしかして」
ホージーの焦った声を聞き、ウメコの顔がぼんっと火をふいたように赤くなった。
あわてて彼の胸に額をくっつけ、背中に回した腕に力を込める。
(健康法?はき忘れ?落としてきた?しゃぶしゃry)
頭を駆け巡る数々の言葉の中から、下品でないものを必死に選ぶホージー。
勘違いだったら殴られるかもしれない。
でも、そうじゃなかったら?
この混乱の奥で、ちょっと期待している自分がいた。
深呼吸をして、ウメコに問う。
「これ一枚しか、着てない?」

長い長い沈黙の後、胸元からくぐもった肯定の返事が返ってきた。
「過剰包装は、ダメだと思って・・・」
「かじょうほうそう?」
「だから、あの・・・・これ、プレゼントなの」
そう言ってウメコは、自分の髪にかかったリボンを指差した。

「わたしをあげる」

513刑事青桃:2007/12/21(金) 22:10:28 ID:s1GDP47d

俺は大人だ。
常に冷静沈着、クールに行動しパーフェクトに決める。
なのにウメコときたら、ドジで子供で無計画無鉄砲。
いつも俺を振り回す。俺は振り回される。
いつもそうだ。今だってそうだ。
格好良く決めようと思っていたのに、もう押し倒してしまったじゃないか。

嫌われないように色々と我慢してたんだ。
幻滅されないように自分を抑えてたんだ。
でももうダメだ。
俺が悪いんじゃない。ウメコが悪いんだ。
俺の為にこんな可愛い服を着て、プレゼントしてくれるんだから。
贈られたものをどんなにしても、文句は言うなよ?


笑われないかなってちょっと心配だった。
変なことするなって、呆れられるかもって思ってた。
でもホージーさんていつも冷静で、私と、その・・・する・・・時もなんかあんまり
変わんないっていうか、落ち着いてて何だかくやしかった。
だからびっくりさせたかったの。辛抱たまらんってならないかなって。
お色気ってどんなのかイマイチ分からないから、バンが読んでた雑誌に載ってたのを
真似してみたんだけど、これでよかったのかな?
514刑事青桃:2007/12/21(金) 22:11:16 ID:s1GDP47d

「やぁ、待って、あっ」
「待たない」
襟元のリボンを引き解いて、開いた喉元へ食い付く様なキスをする。
自分を押しのけようと無駄な抵抗をする細い手は、一つに掴んで
ウメコの頭上へ縫い付けた。
邪魔するもののない胸を、わざと服の上から揉みしだく。
少しずつ主張し始めた先端を布ごと摘みあげると、
子猫のような鳴き声をもらす彼女が可愛い。

「ほ、ホージーさんのえっち!」
「何だ、今頃気が付いたのか」
余りに急な展開にウメコが抵抗の声をあげるが、
ホージーは手も舌も休めずにしれっと言い返してきた。
太ももを撫で上げ、ウメコの秘所へ指を進める。
そこはもう零れる程に潤って、下敷きにした赤い服に染みが出来ていた。
「うわ・・・すごいな。まだ触ってもいないのに」
「やあぁ、そんな事言わないでよぉ」
「興奮してたのか?こんな格好で」
慣らしもせずに指を2本、秘裂の中へ埋める。
「―っ!」
白い喉が反り返って、声にならない悲鳴がもれた。
515刑事青桃:2007/12/21(金) 22:11:56 ID:s1GDP47d

ホージーの指が動く度に、ちゅぷ、ちゅ、ちゅ、と淫らな水音が響く。
「おとやだ、やぁ、やだ、音たてないでぇ・・・!」
手首を掴まれているせいで、自分の耳を塞ぐ事が出来ない。
指で秘裂を、音で耳を犯される。
恥ずかしさが快感を煽るのか、あっという間にウメコは絶頂へ追い上げられた。
一瞬遠のいた意識が戻り、自分を見下ろすホージーと目が合う。
とろんとした顔で、ウメコが言った。
「どうしてこんな、いじわるするの」

間の抜けた質問に、ホージーが苦笑する。
ウメコは自分がどれ程すごい事をしたのかまだ分かっていない。
それに、これは意地悪なんかじゃない。
「こんなになったのは、お前のせいだ。」
捕まえていた手を解き、ウメコの右手をそのま硬くなった自分へ押し付ける。
彼女が息を飲んだ。
今まで何度かセックスはしていたが、彼自身に直接触れたのはこれが初めてだった。
この熱いのがホージーさんの。
柔らかいような、でも、とても硬くて熱くて、はち切れそうになっている。
「お前が可愛いから、お前が好きだからこんなになるんだ」
「ほんと、に?」
「ここは嘘がつけないところなんだぜ」

恥ずかしいけどなんだかもう少し触ってたいな、なんて思っていたウメコだったが
ホージーの方はそうもいかない。
ウメコの手が初めて自分に触れて、それだけで暴発してしまいそうになったからだ。
そんな情けないザマになっては、末代までの恥である。
急にまじめな顔をして、ウメコの手を引き離し握り締めた。
「入れるぞ」
516刑事青桃:2007/12/21(金) 22:12:51 ID:s1GDP47d

秘裂にホージーの熱が当てられて、そのまま押し入ってくる。
「は・・・あ、あ・・・・!」
「く、う・・・」
待ち焦がれた甘い泥濘。ホージーの口からも快感のため息が漏れた。
反り返る背中に腕を差し入れ、ウメコごと起き上がる。
「背中、痛いだろ」
「こんなかっこ、ダメぇ・・!」
「ダメじゃない。俺がこうしたいんだ」
下から突き上げられ、拒絶の言葉は嬌声へ変わってしまう。
「あああんっ!あ、あ、やあっ」
目の前で、ウメコが鳴いている。
こんなにはっきりと感じている顔を見るのは初めてだ。
恥ずかしがるから、いつも明かりは最小限。
小さいウメコを下にすると、自分の影で本当に見えなかった。

紅潮した頬、苦しげに寄せられた眉。
半開きの唇は何度も繰り返すキスで濡れて光っていた。
指を舌を肌に滑らせると、それだけでウメコの締め付けはキツくなり
涙をこぼしながら身をよじらせる。
ぞくぞくと背中を堪えきれない愛しさが駆け上って、思い切り強く細い身体を抱き締めた。

「好きだ、好きだウメコ。好きだ・・・・」
うわ言のように繰り返し続けるホージー。
こんな彼は、見たことがない。
クールな表情はどこかへ消えて、熱に浮かされた様な瞳でひたすらにウメコを求めている。
うつろな瞳の中に映っているのは、ウメコただ一人。
求めていたのは自分だけじゃなかったんだ、とウメコの胸に喜びが溢れる。
身体だけでなく、心まで重ね合わせる事はなんて幸せなんだろう。
激しく揺さぶられながら、ホージーの頬に手を当てて自分からキスをする。
舌を差し込み絡め合わせて、上も下も繋がって。
517刑事青桃:2007/12/21(金) 22:13:23 ID:s1GDP47d

「ホージーさん、ホージーさぁん!あ、ああああっ!!」
大好きな彼の名を呼びながら、ウメコが昇りつめた。
搾り取るように収縮する肉壁が、ホージーの最後の我慢を押し流す。
「ウメコ・・・っ!」
切羽詰ったホージーの声と共に、自分の奥に熱い何かが叩きつけられる感じがした。
びくんびくんと震えて吐き出される熱を全て飲み込んで、微笑みながらウメコは意識を手放した。

気を失ったウメコを抱え上げて、繋がったままベッドへ向かう。
いつも一人で眠るベッドに、今夜は愛しい恋人と二人で
倒れ込む様にシーツの波へ沈んでいく。
先刻果てたはずのホージーはまだ硬さを保ったままで、まだまだ彼が眠るには
ウメコの協力が欲しいようだ。

柔らかで甘い、赤いリボンのかかった刺激的なプレゼントはクールな彼の心を暴き、
無邪気な彼女の計画は見事に達成されたのであった。
518刑事青桃:2007/12/21(金) 22:13:48 ID:s1GDP47d

おまけ

次の日の朝、空腹と身体の痛みで目が覚めた二人。
昨日手付かずだったお菓子やケーキを朝ごはん代わりにぱくつくウメコ。
「甘いものしかないのか・・・・・・ん?」
床に脱ぎ散らかされた自分とウメコのサンタ服を見て、嫌な予感がホージーを襲う。
ベッドの上でシーツに包まり、ご機嫌な彼女へ問いかけた。

「お前、着替えは?」
「・・・・・・・・・・・・・・忘れてきちゃった」
519名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 22:18:24 ID:s1GDP47d
長々と失礼しました。
本当は緑桃好きなんだけど、青いのもいいなぁと。

お邪魔しました。
520名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 23:11:57 ID:Ya6fWYky
GJ!!
久々の刑事、萌えますた!今度は黄絡みで書いて頂けると嬉しいかな〜なんて思います
521名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 00:55:18 ID:oR+Hhw6b
デカGJ!青桃に開眼しました
そしてホージーのbabyにふいたwww言いそうwww
522名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 06:20:57 ID:B2GlYx5o
ミニスカのみサンタかわいい!
↑の人と同じくbabyに吹いたそして萌えた。
523名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 14:01:12 ID:KJuiHSyL
自分もホージー萌え復活した。GJ!
スーパークールな彼が>「好きだ、好きだウメコ。好きだ・・・・」
うわーイイヨーイイヨー
524名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 15:35:20 ID:bXrNJVDK
GJ!
刑事青桃には特に思い入れがあるので
ものすごく萌えた…ありがとう!

525名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 20:17:03 ID:2hcrXGAc
ゲキのSSがもっと読みたい!の願いをこめてジャン×ラン投下させていただきます。
SS初挑戦なのでいろいろ至らないところもあるとは思いますがご容赦を…。
526ゲキ赤黄:2007/12/22(土) 20:17:40 ID:2hcrXGAc
ランがトレーニング室からシャワーを浴びて帰ってくると、オフィスにはジャンしか残っていなかった。
「みんなは?」
「もう帰った」
ジャンはランが出て行ったときと同じように、両親の形見のペンダントをひっくり返したり横にしたりと
飽きることなく眺めている。
「飽きないのねえ」
「おう」
それは、両親健在で今まで何不自由なく暮らしていたランにとっては絆と呼ぶにはひどく心細いもの
のように感じられた。
そのか細い絆にすがるジャンがひどく頼りなくも。

「あたしがジャンのお母さんになってあげようか?」
それは偽らざる気持ちだった。
最初は本当に母性本能だったのだ。
何にでも興味を示すジャンの質問にいちいち答え、あいうえおから文字を教え、手を引いて切符の買
い方を説明したりもした。
最初は嫌々だったが、だんだんとジャンが驚いたり感心したりする様子を見るのが楽しくなって来て、
気がついたときには教育はただジャンのそばにいることの口実になっていた。
「ランが俺のかあちゃんになったらどうなるんだ?」
「いつでも抱きしめてあげる」
「かあちゃんじゃないとだきしめちゃダメなのか?」
そういえばジャンはしょっちゅうみんなに抱きついている。
「そういうわけじゃないけど…」
「じゃあ、別にかあちゃんじゃなくていいだろ。ランはランだ」
そういってジャンはランを抱きしめた。
ソファに座ったまま抱きつくので、ジャンの顔がちょうどランの胸にあたり、ランは真っ赤になった。
「ランもホワホワだな」
527ゲキ赤黄:2007/12/22(土) 20:18:11 ID:2hcrXGAc
ほっぺたにやわらかいものが当たるのが気持ちいいのか、ジャンはすりすりとランの胸の谷間に頬を
寄せる。
もっと触れて欲しくてランもジャンの背中に腕を回し、引き寄せた。
ジャンの呼吸がジャケットを通して、ランの胸に熱を送る。
はぁ、と甘いため息がランの口からこぼれた。
「お母さんならジャンにおっぱいあげられるわよ」
もっともっとジャンを感じたくて、気がついたらそんな言葉が口をついて出ていた。

「おっぱいは赤ちゃんがもらうもんだろ」
知ってるぞ、と不満顔でランを見上げる。
「ジャンは赤ちゃんのときにもらえなかったから、いいのよ」
「そうなのか?」
ランは意を決してジャケットの前をはだけ、中のTシャツをたくし上げてブラジャーのホックをはずした。
かなり中途半端な状態だが、全部脱いでしまうのはためらわれる。
胸を目の前で晒され、言われるままにジャンはちゅ、とランの胸に吸い付いた。
「あ…」
思わず声が出たランにジャンはびっくりして動きを止める。
「ラン?大丈夫か?」
「あ、大丈夫、だから…」
潤んだ目で笑うと、ジャンはもう一度ランの胸に顔をうずめた。
ちゅ、ちゅと2・3度吸ってまた様子を伺うようにランを見上げる。
「もっと、吸って…?」
そう言われて安心したのか、ジャンはまたランの白い胸にしゃぶりついた。
交互に左右の胸に唇をよせ、頬ずりし、両腕はランをしっかりと抱きしめる。
ランも優しくジャンの頭をなでながら、うっとりと快感に身をゆだねた。
528ゲキ赤黄:2007/12/22(土) 20:18:38 ID:2hcrXGAc
しばらく静かな部屋に淫らな水音と衣擦れと吐息の音だけが流れていたが、やがてジャンが困ったよ
うに体を離した。
「ラン、俺なんか、へんだ」
「変、て?」
「なんか、あちい…」
「じゃあ脱いだら?」
「おう…」
言われてもたもたと赤いジャケットのボタンをはずしはじめるが、ジャンはボタンが苦手だ。
もたつくジャンを手伝おうとして、ランはジャンの下半身の異変に気づいた。
本能だろうか。ジャンは勃起していた。

気づいてないのか、ジャンは必死でボタンと格闘している。
「ジャン、ちょっとじっとして」
いつものようにランがボタンをはずすのを手伝ってくれるものと思ったのか、ジャンはボタンから手を
離してランに見せる。
ランは無防備になったジャンの股間をそっとなぞった。
「う?」
ランは男性経験があるわけではない。
家が厳しかったことと、学生時代は部活に就職してからは修行にあけくれて、そっち方面はとんとお
ろそかになっていた。
だから男性器の扱いなど、本で読んだ知識しかない。

それでもジャンのそばにいたくて。
ジャンとひとつになりたくて。
529ゲキ赤黄:2007/12/22(土) 20:19:09 ID:2hcrXGAc
ベルトをはずし、前をくつろげてジャンのペニスを取り出した。
と、本人と同じくらい元気よくそれは飛び出してきた。
「わ、なんだこれ。なんでちんちんこんなになってんだ?」
さすがに全く知識のないジャンに不安を覚えるが、ここまで来たらあとには引けない。
「いいからじっとして…ジャン、お願いだから」
おそるおそるジャンの怒張に触れると、とたんにビクン!とジャンの体が跳ねた。
その反応がかわいくて、少ない知識とありったけの勇気を総動員してやさしく指を上下させると、みる
みるうちにそれは固くなる。

「わ…」
眉根を寄せて快感に耐えるようにジャンが目を閉じた隙に、ランは愛液がベトリとついた下着を脱ぎ
捨てた。
ジャンに跨り、先端を入り口に当てると、また体の内部からはしたないものがあふれ出す。

「ジャン、好きよ」
そう宣言するようにささやくと、ゆっくりと体を落とした。
「ラ、ラン…?」
「あ、ん、んん…っ」
ずくずくと咥えこんで行くと、ジャンも無意識に腰を揺らせて挿入を助けた。
「あたしが、ジャンの家族になってあげる…」
「ラン」
「ぁ…っ」
根元まで飲み込んではぁとため息をつく。
少し腰を浮かせて、またゆっくりと落とす。
それを繰り返すうちに、ジャンも要領がわかってきたのか、自らも腰を突き上げて快感を得ようとし始
めた。
530ゲキ赤黄:2007/12/22(土) 20:19:39 ID:2hcrXGAc
「あ、あぁっ、ジャン、ふ、あっ」
ランの声に興奮したのか、ジャンが再びランの胸にしゃぶりついた。
「ひ…っ」
敏感な部分に歯を立てられランの背がのけぞり、ジャンを締め付けた。
「ラン、今の気持ちいい…もっとやってくれ!」
もっとと言われてもランも自分の体がどうなっているのかわからない。
つながっている部分に意識を集中させ、ジャンが気持ちよくなるように体を動かそうとするのだが、体
が言うことをきかない。
ただジャンにしがみついて、下からの突き上げに耐えることしかできなかった。
「や、あ…も…、だめぇ…」
くずれそうな体をジャンがささえ、お互いに夢中で体を揺らせた。
「ラン、へんだ、なんか、くる」
限界が近いのか、おそらく初めてであろう衝動に助けを求めるような声でジャンが訴える。
「ジャン、イイ、そのまま…っ」
「ラン…っ」
目の前が真っ白になった。

ビクン!とジャンが体を震わせると同時に、ランは体の中に熱いものが広がるのを感じた。
はぁはぁと浅い呼吸を繰り返しながらもう一度ジャンを抱きしめる。
「ジャン…」
「なんだこれ。修行か?すっげえ気持ちよかったぞ?」
「そう?よかった…」
行為の意味がわかっていないジャンに何と言って説明すればいいだろう。
「あたしがジャンのお母さんになるんじゃなくて、ジャンの子供のお母さんになるのよ」
とりあえずそう言ってキスをした。
(了)
531名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 20:20:46 ID:2hcrXGAc
お粗末様でした。
ゲキ大好きなんで、他の方のゲキSSももっともっと読みたいです!
532名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 20:59:01 ID:COidtghl
神GJ!!
ジャンラン好きなんで萌えたw
533名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 00:00:33 ID:Q7reIqJB
刑事青桃も激赤黄もGJGJGJ〜!!

最近、宝作だらけでワキワキだ〜!

ウメコのワンピ一枚だけってエロいな〜。そりゃ宝児も興奮するね!
534名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 14:07:45 ID:TX3xKv/I
メリークリスマスage
535名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:41:38 ID:kQV6dP0z
クリスマスオワタage
536名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 00:21:51 ID:haCPIOU2
念のため保守age
537名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 15:48:17 ID:7uml++e4
あれ、 凌辱スレ落ちてんの? という驚きage
や、個人的にはどうということもないんだけど。
538名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 17:06:11 ID:mrFLQqIT
陵辱スレは一回覗いたけど気分悪くなった。かわいそうで。
ああいうの好きな人もいるんだろうけど、自分はキャラクターが好きだからダメだな。
まぁここ覗いても気分悪くなる人いるかもしれないけど。

539名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 06:23:57 ID:jtr2NkLq
ところで、次回のゲキレンは予告を見ただけでもwktkしている。
いや、半裸の523はミシェルに一体何を習うつもりなんだね、と。
540名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 07:16:13 ID:AEUqdyw9
良作が続く中恐縮ですが、メガレン黒黄落とします。
キャラ設定が不安ながら、どうしても書いてみたくなりました。
541電磁黒黄「ポーカーフェイス」:2007/12/28(金) 07:16:49 ID:AEUqdyw9
「ねぇ千里。耕一郎とは、その後何かあった?」

背の高い耕一郎は、同じ制服の群れにあっても妙に目立つ。そう思っていたら、目の前のみくに突然問われ、千里は危うくお弁当のサンドイッチを取り落としそうになった。
「…はぃ?」
「前よりも仲良しになったかなー、と思って」
さりげなさを装いながら、本音は裏腹。
探るような目。ほんの少しだけ、自分より先に進まないで欲しいという傲慢さをもって、千里を揺さぶって来る。
でも、彼女を相手にしていると、そんな勝手さを許せてしまうから不思議だと思う。
きっと独特のキャラクターが持つ、独自の人徳。すぐに思惑がバレてしまう、そんな詰めの甘さもまたよし。
千里は気付かれないようにひっそり笑い、言った。
「何言ってるのよ。こんな忙しい時期に、何かがある訳ないでしょ。みくこそどうなってるのよ?」
「だってー。照れ屋なんだもん、瞬ってば。この間もね…」
結局惚気になるみくの話を上手にやり過ごしつつ、千里は思う。
真面目で四角四面、勉強だけの朴念仁。
いつも一緒にいる仲間から見たって、耕一郎は疑いようもなくそんな人間なのだろう。

決してそうじゃない。それを知っているのは校内で、いや、もしかしたらこの世の中でただ一人、自分だけ。
それでいいと思う。だからこそいい、と。
男も女も、余分な嫉妬も動揺もなく距離感を保って行くには、この程度の否定をしておいた方がいいのだ。

どうせ誰にも、私たちのことなんて分かりっこないしね…。

ちらりと耕一郎を窺ったら、携帯に彼からのメールが届いた。

放課後。
デジ研の部室では、きっと健太たちがいつも通りの大騒ぎをしているだろう。
進路をそちらに向けながら、直前に立ち寄るのは図書室。それは耕一郎が呼び出す、いつもの場所だ。

「遅いぞ」
書架の隙間。長い脚を邪魔そうに投げ出して出窓に寄りかかり、分厚い専門書をめくりながら、耕一郎は声だけで千里を迎えた。
「ごめんね、掃除長引いちゃった」
言いながら、夕日に照らされる彼の近くに立つ。
横顔を見つめると、文字を追いながら行って戻る眼球が、次第に落ち着きを失ったように彷徨い始める。
それでも、表面上はあくまでポーカーフェイス。落差こそ、独占欲に変わるとも知らずに。

「鍵は?」
音を立てて本を閉じ、顔を上げた。
その肩に掌を置き、耳元で囁く。
「閉めたよ」

律儀に、棚に本を戻そうとする耕一郎。だがそれは叶わず、バサッと音を立てて紙の塊が床に落ちる。
空っぽになった手。そこに自分を収めて欲しくて、千里は身体を寄せた。
542電磁黒黄「ポーカーフェイス」:2007/12/28(金) 07:17:22 ID:AEUqdyw9
人には磁石があるのかも知れない、と耕一郎は思う。
どんなに遠くにいても、千里を見つけたら。目を合わせたら。
そして一番近くで、顔を寄せ合ったら。
途端に、離れられなくなってしまうから。

心はすぐに、まるで同極同士がふわふわと互いを揺らすように不安定になって、何度溜息に彩られたか分からない時間。
千里に会いたいと思うと勉強が出来なくなるし、千里のためでもあると思えば恐ろしく集中出来る。
今日はどちらだろうと、日々半ば戦々恐々としながら机に向かっている耕一郎を、彼女は知らない。

「耕一郎」
優しい声。どれだけそれから逃げたくて、且つ欲しているか。
目を逸らせない自分が悔しい。負けている。甘ったれている。
「どうしたの?」
気がつけば、首に絡まっている千里の手。
また捕まってしまった、あっという間に。何と言う情けないときめきだろう。
緊張して固くなる様子を悟ってか、彼女の唇の端に浮かぶ微笑みは、妙に余裕と畏れを湛えていた。

誘うように伏せられた睫毛。背伸びする仕種。
それが何を意味していて、どんな求めなのかは分かっている。
なのに身体が動かないのは、無駄な意地か、朴念仁の本領発揮か…いずれにしても、もどかしげに千里の唇が耕一郎の頬に押し当てられるまで、そう時間はかからなかった。
唇の端に、顎のラインに、そして再び頬に。時折音を響かせる口づけは、耕一郎の身体を熱くする。

襟足を軽く掴まれ、ほんの少しだけ身体が傾いた。
額同士がぶつかり合う高さ。開いた千里の瞳に、とろりとした潤みを見つける。
「ね、…嫌?」
問いながらも、始めから答えを待つつもりはなかったらしい。
千里の指が、既に学生服の上からでも分かるほどに屹立していた耕一郎のそこを、そっと撫でて来たから。
寒気にも似た電流が、背中を駆け上がる。
それが一瞬甘い吐息を響かせたことに、彼は気づかなかった。
543電磁黒黄「ポーカーフェイス」:2007/12/28(金) 07:17:52 ID:AEUqdyw9
ファスナーを下げるだけでは、上手く引き出せるはずもない。ベルトに手をかけたものの、スムーズに外せない千里にいよいよ観念し、耕一郎は自ら戒めを解いた。
返す腕で肩を引き寄せ、強引に唇を開かせて舌を送り込む。
「ん!ふ、…ん――!」
突然主導権を奪いに行ったせいか、千里が苦しそうな声を上げる。
構わずに下唇を軽く噛み、舐め、味わい尽くしていると、肩に回した手にかかる負荷が強くなり始めた。
足を割るように腿を捩じ込むと、微かな震えを感じ取る。
彼女の身体から、自らを支えるだけの力すら抜け落ちて行っていることを悟って、耕一郎は壁際に追い詰めて背を付かせた。

唇を貪ると、段々と千里の息が上がって来る。
戸惑いがちに開く足。時々彼女のプリーツスカートと自身が擦れ合って、その心地好さに我を忘れそうになった。
思うままに手を伸ばし、下着の上からなぞる。何処かなんて確かめるまでもないくらい、そこは熱く濡れていた。
何だ、もう…。そう煽ってみたかったけれど、上手く言える自信がなくてやめる。万一、そっちも同じじゃない、などと返されたら、間違っていないとはいえ挫けそうだ。
きっとこういうことは慣れだと言い聞かせて、耕一郎は目前の千里の海へ潜り始める。

不器用に片手でショーツを引き下ろすと、既に蜜は零れ落ちそうなくらいに溢れていた。
凄いな。そんな感嘆を生唾と共に飲み込んで、併せ目に指を沈める。
「あん…っ!」
手前をくすぐり、敏感な蕾を探し当てて軽く嬲った。
「は、ぁっ…ん」
耐えきれない様子で眉を寄せ、千里は耕一郎の肩を強く掴む。
鍵を閉めた密室。二人きりとはいえ、唇を噛んで溢れる声を必死で抑え込む奥ゆかしさが、彼女の魅力だ。
だからこそ、そのギリギリの境界を壊してやりたいと思うのも、また事実。

耕一郎は指を伸ばし、更に奥へと進み始める。甘く全てを受け入れ、待ち望んでいるであろう内側へと、侵入するために。
「あぁっ!」
その中は、他の何処よりも熱く湿り、耕一郎の指を強く締めつけた。離しはしないと言うように。
充分に潤っているので抵抗は感じなかったが、解すように動かすと、千里はその通りに声を上げ始める。
まるで波が寄せるかのように、出入りする度に蜜が指に絡んで、ちゅくちゅくと艶めかしい音を聞かせた。
544電磁黒黄「ポーカーフェイス」:2007/12/28(金) 07:18:20 ID:AEUqdyw9
その時、突如きゅっと掴まれる自身。再び身震いを起こしながらも、存分に与えられる快楽に身を任せることにした。
千里は包んだ指先をゆっくり上下に動かし、先端に向かうに従って緩く力を込める仕種を繰り返す。
その度に、他人から与えられる刺激に慣れない耕一郎は息を荒げ、到達しないように自らを律する。

奥に沈めた指をぐるりと回して探り、軽く引っ掻いた。
「あ…!そこ、何か…」
もう一度同じ場所で動かすと、千里は耐えきれずに声を洩らす。
「んっ…あ、あぁ…!」
膝で止まったショーツは邪魔か、はたまたちょうど良い圧迫か。乱暴にならないようにしながら、激しく動かす。
千里の手が時々止まるのは、きっと自らの快感を追いかけ始めたから。
感じさせられるのは男冥利に尽きることだと、耕一郎は徐々に余裕を得る。

千里のブレザーに、空いている方の手を忍ばせた。シャツとブラの奥で触りにくくはあるが、ここも彼女の弱点。
まさぐって掴み、うっすらと先端らしき固さを感じる場所を転がす。
既に疼いていたそこは、ほんの僅かのもどかしい刺激すら、甘い痺れに変えて千里に届く。
「は、あ…ぅん…」
長くなった髪。艶が流れて、芳香が漂う。その場違いな清楚さに、耕一郎は火をつけられる自分を感じた。

今すぐに中に入って、千里を乱して、追い詰めて、壊したい。

――したい。

口には出せない欲望を込めて見つめ、僅かに下半身を揺らして求める。
545電磁黒黄「ポーカーフェイス」:2007/12/28(金) 07:18:45 ID:AEUqdyw9
千里は目を上げ、恥ずかしそうに少しだけ笑った。
普段と変わらない察しの良さ、利発さ。
彼女らしい凛とした視線に、欲にまみれた自分を知られたことが、一転、羞恥になって耕一郎を襲う。

そもそも今は放課後で、ここは学校で、自分はデジ研の部長且つメガレンジャーのリーダーであって、千里は制服を着たままで、自分も勿論そうで…。
襲い来る世の良識、常識。
引き戻しにかかる理性を、受け流さず律儀に受け止めるのが、良くも悪くも耕一郎という人物で。
「千里…」
謝り、離れようとした途端に、顔を掴まれた。

「だめ。ここまで来たら、もう逃がさない」

千里は素早く身体を入れ替えて、耕一郎を壁に押し付ける。
転びそうになって慌てて踏み留まるが、足先はじわじわ滑り、床に座り込んでしまう形になった。
舞い上がる埃が夕方の低い日差しに光って、膝をついた千里が影を作る。
そして、唇を奪われた。のしかかるほどの強さをもって。

「ん、ん――!」
苦しさに声を上げても、千里は離れないどころか、耕一郎の舌を引き出し、吸いながら絡める。
まるで別の場所への愛撫にも似たそのやり方に、混乱しながら揺れていた彼も、じきに惹き込まれ始めた。
「はぁ、…んっ」
男である以上は仕方がないが、男であるのが情けなくもなる貪欲さ。
千里は事もなげに、新たな誘惑に屹立した耕一郎のものに触れ、膝に引っかかったままだった自らのショーツを引き抜く。
「入れちゃうね」
可愛らしく、短く耳元で言い放ち、跨って腰を落として、濡れた自らの奥へと耕一郎を導く。
「あ…、おっきぃ…」
何度となく寄せては引いた興奮が、もう待つのはごめんだと言うように一気に走り出した。
546電磁黒黄「ポーカーフェイス」:2007/12/28(金) 07:19:19 ID:AEUqdyw9
耕一郎は千里の腰を抱き、前後に揺らしながら突き上げる。
「あ…!あぁ、あん、あぁっ」
しゃがんだままの小さな身体が、耕一郎の腿の上で面白いように跳ねた。
スカートをたくし上げると、背を逸らす度に、彼女の中に埋まった自身が映る。
溢れ、零れた蜜は音を立て、耕一郎の根本を濡らしていた。

手を伸ばし、繋がっている場所の手前にある蕾を転がす。
「あぁ!や、んっ…あぁん」
感じているのか、千里の動きが段々と鈍くなる。
紅潮する頬と、終わらない吐息に開いた唇。
伏せられた睫毛の艶っぽさを感じながら、耕一郎は更に奥へと動き始めた。

「こ…いちろ…、そこ…あぁっ!」
まだ到達していなかった千里の身体は、これまでないほどに耕一郎を貪り、求めて来る。
引かない熱、押し寄せる快感。
全く同じものではないけれど、お互いにそれを感じ、与えられることがこんなに幸せだと、知らなかった頃にはもう戻れない。

戦士として、仲間として。そんな風に気持ちを押し殺し、本来あるべき高校生としての生活を遵守しようとしたこともあった。
だが、ふとしたことから千里の気持ちを知って、二人で新たな扉を開いて。
自分にしてやれることは何だろうと、日々耕一郎は思っている。
試行錯誤している。混乱もしている。彼はとにかく、とても真っ直ぐだから。
けれど、好きだから離れられない。それだけは譲れないし、当然のことだと認めた途端、素直になる術を見つけられそうな気がした。

とめどなく溢れる吐息に、濡れた音が絡む。
自分の上で、懸命に動こうとする千里の重さ。それは快感よりも強く、遙かに深い愛しさ。

「…ッ!千里…!」

名前を呼んで、強く抱きしめて。
耕一郎は指先に絡む彼女の髪を梳いて、唇を重ねた。
547電磁黒黄「ポーカーフェイス」:2007/12/28(金) 07:19:55 ID:AEUqdyw9
はぁ…。
座り込んだまま、何度目かの溜息をつく耕一郎に、千里は身支度をしながら声をかける。
「まだ気にしてるの?大丈夫だってば」
「そういう問題じゃない。自分の甘さを反省してるんだ」
当然中での到達は避けたが、避妊もせず行為に及んだ自分が許せないと、欲望から醒めた途端に思い始めてしまったらしい。
過ぎてしまったことなのに、決して千里には感情的な負担をかけさせまいと抱え込む優しさが、既に彼女にとっては優しさになっていないことに、耕一郎は気づかない。

それは、お互いにまだ測りきれていない証拠の、少し哀しい思いやり。
「…一歩間違えば後悔よね、それって」
だから荒療治と知りつつ、千里は怒ったように言い放つ。慌てた風な耕一郎の顔に浮かぶのは、否定と困惑だった。
責任は、本来二人で背負うべきだ。
こういうことをするようになって、そしてこれからも続けて行くなら尚更。
それを伝えるために、千里は座り込む。

「私、少し前から基礎体温つけてるんだ。だから、ダメな時はちゃんと言うから大丈夫」
「そういうことじゃ…」
尚も言い淀む彼を遮り、手を取って握りしめる。
「真面目に考えることは大事だし、耕一郎らしいと思うよ。けど…女の子には、そればかりじゃ残酷だってことも分かって?」
夢ばかりじゃ生きていけない。けれど、時々は甘い世界に溶けたっていいだろう。
548電磁黒黄「ポーカーフェイス」:2007/12/28(金) 07:24:07 ID:jrSbuMgk
「さ、そろそろ皆のところに行かないと。ここも、いつまでも閉めっぱなしって訳にはいかないし」
ね?と促し、少し乱れた髪を整えてやって、千里は立ち上がった。
自分がのほほんとしている分、耕一郎が背負ってくれているのだということは分かっている。
そんな彼に、感謝と謝罪を捧げながら。

「千里」
ふいに手首を掴まれて、背中から回って来た腕に引き寄せられた。
話を終えた後、耕一郎がこういう行動を起こすことは珍しい。
驚きつつ、高鳴る心臓と共に嬉しさは募ってしまう。現金なものだと自分でも思うが。


「――責任、って言うか。何があっても、…なくても。俺はちゃんとするからな、色々と。これから先も…ずっと、それだけは信じて欲しい」

背後から、言葉を探しながらゆっくり響く声。
常に真面目すぎて意固地で、フォルムを崩すことが苦手な耕一郎。
だからきっと、物凄く頑張って言ってくれたに違いない。
見えないけれど、絶対に眼差しは真剣。
100回の「好き」よりも、1000回の「愛してる」よりも、不器用な彼らしい想いの結晶。


「…分かってる」

ありがとう。慈愛が胸に沁み込む。
微笑んで、千里は強く自分を抱き締める腕に、そっと掌を重ねた。


〈終〉
549電磁黒黄「ポーカーフェイス」:2007/12/28(金) 07:27:44 ID:jrSbuMgk
連投規制に引っかかり、最後は携帯から貼ったためIDが違います。読みづらかったらすみません。
また、作品内容をご不快に思われた方がいらっしゃいましたら、深くお詫び申し上げます。

今年も、こちらの作品の数々に楽しませて頂きました。本当にありがとうございました。

どうか良いお年をお迎えください。
550名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 23:27:27 ID:zK9eoEAM
>>541−548

GJ!!
待ってました。電磁ネタ しかも黒黄。ありがとうございます!!

クソ真面目な耕一郎の理性と本能の間で揺れる男ゴコロ サイコー!!
551名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 23:35:51 ID:mYL35cnc
エロ場面、二人の蕩け具合というか、実にトロトロねっちょりでGJ!!
メガレン知らないんだが朴念仁いいね!
552名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 00:08:11 ID:20pwnM9n
電磁黒黄GJ
服脱いでないのにエロいですね。
千里が高校生とは思えないッス。
個人的に電磁青桃も読んでみたいです。
553名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 01:15:20 ID:nxKKDbZR
所有率のさくら編も楽しみだなー
554名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 01:56:14 ID:iPXhJucm
いらね
555名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 01:59:41 ID:OVEmsFI1
>>554
おまえがな。
>>553
同意。待ち遠しいですねー。
556名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 20:59:13 ID:QoagRAIp
所有シリーズ、せっかくだから是非完結というか、本編ラストに
つなげてほすい。
557名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 01:06:53 ID:vrVqu3kk
早くも炎神黄緑に萌えてしまった…。
558名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 23:26:23 ID:aWvyktKq
先日冒険で騙され男の話を落とした者です。
騙し女編出来たので落とします。何とか年内に間に合いました。
冒険赤桃、全部で8スレ消費予定。
赤桃嫌いな方、所有嫌いの方は勿論、清純な姐さんがお好きな方もスルー奨励です
559所有率・さくら編1 (冒険赤桃):2007/12/31(月) 23:28:10 ID:aWvyktKq
「止めろ、汚いぞ。」
「汚くありません、チーフのだから。」
そう言って白濁した液体をもう一掬いして口へ持っていこうとしたら、手を掴まれた。
不満げに見上げる私の目の前に差し出されたのは、自ら放った精液を絡ませた長い指。
私は夢中でしゃぶり付く。ピチャピチャと音を立てて、上目遣いで彼を見ながら、彼の指に
舌を絡ませて。我ながら本当にイヤラシイ。
急に彼が、飛び散った残りを私のお腹に、胸に塗り始めた。まるでローションでも
引き伸ばすように丁寧に。
――でもそれって、動物が自分の匂いを付けて、マーキングしてるみたい。
 
今、彼は何をを考えているんだろう?
そして明日私の企みを知ったらどんな顔するんだろう?
560所有率・さくら編2(冒険赤桃):2007/12/31(月) 23:31:27 ID:aWvyktKq

「口止め料、チーフじゃなくてさくらさんから取り立てる事にしました。」
「えっ?」
「チーフと付き合ってるの黙っててあげますから、さくらさん、僕とデートしましょう。」
 そんな事を言う蒼太君と、口止めデートしたのが2ヶ月前。
 
 落ち着いた雰囲気の空間と美味しいカクテル。このバーは、蒼太君もとっておきの彼女
しか連れて来ないそうだ。
 薄暗い店内で、私達は付き合っている様に見えるかもしれない。
 だとしたら・・・こんな彼女だけは絶対嫌!!!
 だって、さっきから涙が止まらない。

 どうも私はアルコール摂取が一定量を超えると、何もかもぶちまけて泣きたくなるらしい。
 流石に外の店で声を上げて泣く事はしないものの、周りから見れば蒼太君が私を泣かせて
いる様にしか見えない。
 その事を非常に申し訳無く思っていても・・・・、涙は止まらなかった。

「酷いですね、チーフ。そんな命令するなんて。でも、さくらさんも泣く程辛いんだって
 ちゃんとチーフに伝えました?」
「そ、そんなの・・・、今、気が付いたんです。」
 彼は私をサブチーフとして信頼してくれたからこそ、宇宙行きの事を打ち明けて、後の事を
託してくれたのだ。だからその気持ちに応えなくてはいけない。
 しっかりしなくては。ずっとそう思っていた。
 でも、そんなのタテマエの感情。本当は・・・。
 蒼太くんに言われるまでも無く、離ればなれになってしまう事が泣く程辛かったのだ、私は。

561所有率・さくら編3(冒険赤桃):2007/12/31(月) 23:33:37 ID:aWvyktKq

 お気に入りのハンカチを涙でグショグショにして再び泣き出した私を、蒼太君はじっと
見つめつつ唐突に、
「さくらさんって、チーフの前で酔っ払った事無いんですか?」
なんて聞いてきた。
「・・・一緒に飲むくらいしますよ。」
「で、飲んで泣いたりは・・・」
「そんな事しませんっ!!」
 だって、彼の前では一本筋の通った西堀さくらでいたいから。
 こんな酔って大泣きする様な、みっともない姿見せたくないから。
 何より、酔いに任せて「側にいて」とか「一緒に連れて行って」とか、トンデモナイ事
口走りそうで怖いから。
 そんな泣いて縋り付く女にだけはなりたくない。
 私の芯がブレる事だけはしたくなかった。

「僕の前では大泣きしてるくせに。」
「そっそれは・・・、蒼太君は付き合いも長いし、仲間の中じゃ一番のパートナーだと
 思っているし、それに・・・何でも話して良いような気がするし。」
「それって男として、ある意味傷付くんですけど。」
「恋愛対象の異性として見ろって事ですか?」
「まさか!一般論ですよ。僕はあの人に睨まれたくありませんからね。」
 そこで蒼太君は一番大切な事を告げる為か、一呼吸。そして言葉を待つ私に徐に言った。
「大体喧嘩して絶対僕が負ける相手を、彼女にしたいなんて断じて思いません!」
「それはストレートに傷付くんですけど!」
 そしてお互い見合って、プッと噴出した。
「何であんなの好きになっちゃったんでしょう?」
「はは!チーフはあんなのですか!」
 泣いて泣いて泣きじゃくって、心が軽くなった。蒼太君のお陰だ。
 蒼太君は私の様子がおかしい事に気付いたから、デートに誘ってくれたのだ。
 デートという名の、二人だけの飲み会。
 性別なんて関係無く、命懸けの任務で安心して命を預けられる、最高のパートナー同士の。

562所有率・さくら編4(冒険赤桃):2007/12/31(月) 23:34:34 ID:aWvyktKq

 笑いながら残りのカクテルを飲み干していた私に、またもや蒼太君が唐突に言った。
「ねえ、チーフを嵌めてみませんか?」

 それからどこをどういう風に事を進めたのか不明だけど、蒼太君は牧野先生もミスター
ボイスも、あまつさえボイジャー改造スタッフまでをも味方に付け、結果みんなで私の宇宙
密航計画を応援してくれる事になった。
563所有率・さくら編5(冒険赤桃):2007/12/31(月) 23:35:54 ID:aWvyktKq

 口付けがだんだん熱を帯びてくる。舌を絡ませ、唇を吸い合い、唾液を滴らせ、お互いに
お互いを食べ合っているみたい。
 そんな中でも彼の手は忙しなく私の身体を蠢き撫で上げ、さっきの行為で鎮めた筈のお互い
の情欲を煽ってくる。
 身体にキスしないのは、やっぱり塗り付けた自分の精液なんて味わいたくないからだろう。
 その分キスがいつも以上に濃厚で、その刺激だけで私は昇りつめそうになってしまう。

 でも、もっと敏感な所にもっと強い刺激。
彼の指が私の中に入ってきた。
 掻き回し、内壁を擦り上げて出し入れする長い指に、思わず唇を振り解いて声を上げそうに
なったけど、すぐ追いかけてきた彼の唇に声ごと飲み込まれる。
 気付けば空いた左手は、また私の胸に、お腹に放ったモノを塗り付けた跡を滑っている。
 そして右手は足の付け根、内腿に。
 私がどれ程感じているのか教え込む様に、胎から溢れ出した愛液を塗りたくっていた。

 息継ぎの為か唇が離れた時、正直な感想。
「チーフ、動物みたいです・・・。」
「・・・人間だって動物の一種だろ。」
 そして足の間に身体を滑り込ませると、一気に私を貫いてきた。
「あっ!あああん!!」
 そのままリズミカルに動き出す。
 彼の揺れに合わせて、私もずっと喘ぎ続けた。
「・・・すごく締め付けてくる・・・。そんなに欲しかったのか?」
「やあっ!そんな事言わなっ・・あん!あっ、あっ、ああっ!」
 意識を集中させれば、私の胎の彼自身がどんな形をしているのか分かってしまうぐらいで。
 腕で彼の肩にしがみ付くみたいに、内壁が彼自身に絡み付いている。それも必死で。

564所有率・さくら編6(冒険赤桃):2007/12/31(月) 23:37:01 ID:aWvyktKq

「ウッ・・!」
 時々彼が低く呻く。
 いつ聞いても、それをとてもセクシーだと思う。
 過去に彼のそんな声を聞いた、私以外の女性に嫉妬するぐらい声だけで感じてしまう。
 チーフの行為中の声を聞けるなんて、何て特権。
 この権利を手放すなんて絶対しない。チーフがどう思おうと。

 足を肩に担ぎ上げられた。私が一番好きな体位。
 奥までいっそう深く繋がるから、本当に彼と一つに溶け合ってしまう感覚に陥られる。
「やっ!あっ・・あん!」
 最奥の壁に彼自身がぶつかる時、初めは少し痛い様に感じるけど、それが快感に変わって
ゆく過程が好き。
 お互いの秘所が擦れ合う感触も、荒々しい息遣いや呻くセクシーな声も、身体を深く折り
曲げて無理矢理キスする唇の味も、じっと見下ろすエロティックな眼差しも、汗と精液の
ソレ特有の匂いでさえ、彼の全てが私の五感を刺激する。全身で感じてしまう。

 突き上げが激しくなり、彼が上で大きく弾んだ瞬間、私は意識を手放した。

565所有率・さくら編7(冒険赤桃):2007/12/31(月) 23:38:09 ID:aWvyktKq

 外がほんの少し明るくなった時間、携帯の目覚ましアラームを慌てて止めた。
 隣をそっと伺い見ると・・・
――良かった。まだ起きてませんね。

 今日の準備の為、早々に部屋を出ようとしたけど、ふと目に留まった見慣れた箱。
 所有者に断りも無く一本拝借し、ライターで火を点けた。

――それにしても、死ぬかと思った・・・。
 いえ、昨夜の事じゃなくて、計画の準備で。
 
 仕事の引継ぎやら、改造ボイジャーについてのレクチャーやら、宇宙空間における
ミッションのシュミレーションやらで、ここ最近は寝る間も無い程忙しかった。
 その上、一ヶ月前真夜中に部屋に帰ったら、チーフが不機嫌な顔で「何してた?」って
問い詰めるし、答えられる訳が無いから言いよどんでいたら、
「また映士の所に行っていたのか?!」
 なんて物凄い邪推をして、それで大喧嘩になるし。
 じゃあ、いっそ密航計画は止めれば?と言っても、計画には菜月まで加わり、ボイジャー
改造スタッフも、私の居住用スペースをチーフには分からない様に作り上げてしまっていて。
 みんなよっぽどイベントが好きなのか、もうお祭り状態。
 やっぱり止めますなんて言えなくなっていた。そして、言わなくて良かった。

 灰皿でタバコを揉み消しながら、眠っている彼にそっと囁く。
「宇宙では二人とも禁煙ですよ、チーフ。」
566所有率・さくら編8(冒険赤桃):2007/12/31(月) 23:40:21 ID:aWvyktKq

「で、まんまと嵌められた訳か。」
「ドッキリ大成功です。」
 地球との通信をOFFにして、コックピットに座り込む彼の横に立ち事の顛末を説明したら、
自分が出し抜かれていた事が悔しいらしく、憮然とした表情をしてみせた。
 そして負け惜しみ。
「ドッキリは成功したが、罰ゲームは半分しかクリア出来ていないじゃないか。」
 確かに、誰にもバレずにとは言われたけど。
「そんなの無理じゃないですか。
 それにスタッフの皆さんが『手塩にかけたサイレンビルダー勝手に自爆させようとした
 ウラミを晴らしてやる!』って、大ノリで協力を申し出てくれましたし。」
 痛い所を突かれて、彼がまたもや渋い顔をする。
 そう言えば、旅立ってからまだ聞いていない。
「それで、チーフは私が付いて来て嬉しいんですか?嬉しくないんですか?」
「・・・俺は付いて来て欲しいとは言ってない。」
 相変わらずプライベートじゃ子供っぽい意地を張る。どうして素直になれないんですか?!

「じゃあ、もう脱出ポッドに乗って地球に帰ります。」
 半分冗談、半分本気で踵を返しかけたら、腕が伸びてきて彼に捕まった。
 昨日と同じ。まだ心が揺れていた私を捕まえてくれたから、付いて行く決心がついた。

「・・・愛してる。」
 何か言いかけては言葉を飲み込み、考えあぐねてようやく出てきたのは、至ってシンプルな
愛の言葉。
 でも、シンプル過ぎて、それに今まで言われた事が無かったから泣きそうになる。
「・・・何か、それで全て誤魔化そうとしてる感じがしますけど・・・。」
 泣く代わりに、最高の笑顔で。
「私も愛してます。」
 彼の心の中を、私への愛情が何%ぐらいの所有率を占めているのか分からなくても。

 本当にプレシャスが見つかるのか、そして再び地球に帰れるのかも知れない危険な冒険。
 それでも私は貴方にどこまでも付いて行きます。
 覚悟しててくださいね。明石さん。
567名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 23:42:07 ID:aWvyktKq
以上駄文失礼しました。そして所有のお話はこれにて終了です。
罰ゲームのネタを振った時点で、最後は本編ラストの姐さんのボイジャー密航で
終わらせようと決めていました。
本当は『所有地』のすぐ後にこの話を作る予定でしたが、ゲキ映画を見に行ってプールサイド
ネタが文章付きで降りてきたり、風呂に入ったらソープゴッコや赤いシャンプーボトルのネタ
が沸いてきたりして、こんなに遅くなってしまいました。

正直、一つのシリーズで数を落とすのはマズイと感じていたのですが、自分でサイトを
立ち上げる能力が無い事や、こちらへの投下のしやすさ、なにより総合保管庫で管理人様が
作品をキチンと預かって下さる事に甘え、最後までこちらにお世話になり済みませんでした。

読んで下さった皆様、本当に有難う御座いました。
良いお年をお迎え下さい。

それでは失礼いたします。
そして、自分以外の職人様の神作心からお待ち申し上げます。
568名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 23:55:13 ID:/1TY9Uwx
所有シリーズ職人様今まで本当に有難うございました!!全て堪能させていただきました!お疲れ様でした。
569 【大吉】 【664円】 :2008/01/01(火) 03:20:55 ID:F4a71pWK
今年も、このスレが平和で、神作品の宝庫になります様に(-人-)ナムナム
570名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 09:28:05 ID:iKrIJQvL
明けましておめでとうage。

所有シリーズ完結GJそして乙でした!
読み手の無責任な放談ですまないが感想を。なんつーか、後半男の
情けないしかし微笑ましい本音が好く書かれていて面白かった。
しかしそれが当初の横暴で黒いチーフという設定と融合しきれて
ないとこがあるかなという気がしなくもなかった。
情けなくも人間味のある感じが自分は好きなので、また頑張って
欲しいっす。
571名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 00:11:44 ID:Sz0IhLN+
刑事青桃よかったです。
一つツッコミいれれば
お風呂のお供のアヒルさんは親子。
ウメヨが母で
ウメゴロウ、ウメノスケが子ども達。
572名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 00:33:20 ID:TgTJNNeh
所有作者様、シリーズ完結ご苦労様です。
機会がありましたら、ぜひまた別の作品を投下して下さい。
今年一年このスレが荒れずに楽しめます様、
心から願っております。
573名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 09:41:01 ID:wfNDAfSn
保管庫の管理人様、保管作業乙です!
574名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 11:51:30 ID:9A1EAh9F
保管庫管理人様、いつもありがとうございます。本当にお疲れさまです。
575名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 10:14:03 ID:Le3oARvS
保守
576名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 17:26:04 ID:8181ZFD0
保守あげ

次の轟音は紅一点か… このスレ的に期待できるかな。
まだどんなのか知らないけど敵のおねーちゃんにも期待したい。
577名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 17:26:45 ID:8181ZFD0
あげてない…
578名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:50:24 ID:nRAI4XXD
ゲキレン読みたいな。
しかも、絶対少数派だと思うけど、ケン×メレ。
そしてケン×メレの次に読みたいのはロン×ラン。
書いても良いという心の広い職人様待ち。
579名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 08:03:03 ID:Jivf4XeM
敵×味方萌えの御方と御見受けした。
580名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 02:49:39 ID:DKFSxNj7
あぁ、メレ物読みたいなぁ…
581名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 02:54:25 ID:HrGjwfsl
デカ赤黄書いてくれる方募集
582名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 09:33:18 ID:UpYtf1l/
>>578
ロン×ランて初めてだ。凌辱まがいしか想像できん自分は
>>578氏の思うロン×ランがどんなのか知りたい(好奇心)
583名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 15:41:03 ID:ccJCI6q8
>>578
ケンメレはセイセイでドウドウな女の時の絡みがあるので想像はつくよ。
あのまま妹を殺したと思ってるメレが、ケンに引け目を感じてたら良いと思ってる。
584名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 19:30:37 ID:gm0ezAql
>>582
入りは凌辱でも良いと思うw
ジャン達に揺さぶりをかける為にランに手を出して、いつの間にか独占したくなっちゃったロンとか。
逃げたい筈なのに、カラダが反応してしまうランとか。
ありがちですけどw
>>583
同意です。

どちらにしろ、最後は愛情が芽生えて欲しいです。女としてはw
585名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 11:56:27 ID:MoyzuwVb
メレ物意外にすくないよな…
リオメレもいいけどロンメレが読みたい
586名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 18:23:41 ID:G1fSdQcX
メレみたいにあからさまに恋愛出されるとかえってエロパロ
書きにくいのかなあ。
よく原作がエロいとスレが過疎るらしいけど、それと同じことかな?
587名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 05:32:52 ID:rjXEhyXg
メレの双幻士は執事とメイドのコンビなので結構美味しいかと思った。
しかし馬執事はユニコーンでロリコーンだったので、あのメイドは守備範囲外だろうか。残念。

でもメイドさんはメレをお嬢様呼びしてもっと絡んで欲しい。
ラゲク様がメレに化粧したシーンには禿萌えしたもんで。
588名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 09:58:22 ID:ysCL+zXc
まだ見てない人がいるかもしれないから、



通じてないようで、通じてるね。メレの愛
589名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 14:33:51 ID:4v4WKvUA
メレはリンリンシー設定が厄介なんでは。
折角フェニックスなんて再生を期待させる力に目覚めたんだから
なんとかなってくれんもんかな。
今週のラスト〜予告を見てると余計そう思う。
590名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 16:56:11 ID:V4NdgSHh
ここで書く分にはリンリンシーだろうと何だろうと書いてしまえばいい
んじゃないのだろうか。

>折角フェニックスなんて再生を期待させる力に目覚めたんだから
>なんとかなってくれんもんかな。
>今週のラスト〜予告を見てると余計そう思う。
本編ではね、自分もそう思う。
591名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:01:10 ID:LTUs9OHx
理央も自分の中でメレがどれほど大きい存在になってるか解ってないよね…………だがそれがいい
592名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:23:30 ID:ysCL+zXc
メレの声で正気に戻る理央、なんていう燃料投下があるなんて、夢にも思わなかった。
予告を見る限り、来週も燃料投下がありそうで楽しみ。
593名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 01:54:38 ID:ZE7ZOo+U
次週予告画像の、並んで座って理央に話しかけてるメレの図がよろしい。
594名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 19:24:38 ID:zrtLPmmk
ひとつ知りたいのだが、メレはケンの事を
何と呼んでたかな?
595名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 09:27:08 ID:+/lSCuYb
ゲキチョッパーじゃなかったっけ?
赤青黄 カクシターズ
紫 ゲキバイオレット
白 ゲキチョッパー
596名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 22:27:40 ID:BGmdRfP6
サンクス!
カクシターズチョッパーって長いよなーと思って。
ケンの話が読みたいよー
597名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:36:53 ID:4DS50Plg
ケンの話読みたいね。
なんか、自分だけかもしれないけど、ケンには他の4人には無い色気を感じる。
598名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 08:21:17 ID:rb6PpBXM
お前だけ
599名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 10:30:23 ID:4MiK00k/
>>598
つまりケン萌えは>>597だけに許可すると言いたいわけだなこのツンデレさんめ
600名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 10:34:51 ID:xuR/l+C2
待て、それは
>(俺が好きなのは)お前だけ(なんだ>>597!)
という598の愛の叫びだ
601名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 14:01:20 ID:j1tmP2dR
今日のリオメレ萌えた
602名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 14:35:43 ID:Y36z+jGJ
萌えたね。
欲を出せば、覆い被さって欲しかったかも。
去年の青黄のように。
それにしても、来週もなんかありそうで楽しみだ。
603名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 14:43:49 ID:WC+0bblk
予告のメレ様やべえww
604名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 18:09:46 ID:kCDwEair
陵辱フラグktkr
605名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:21:33 ID:RD4BeqvV
神がくるのを心待ちしてる!
606名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:34:36 ID:VqDcL8KD
リオメレも良いけど、ここは一つロンメレ希望
607名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 02:27:17 ID:EUdY+ZFr
ロンに攻撃されてガーターベルトがぷちっと外れたメレ様に萌えた
608名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 22:52:37 ID:z1EkMIua
新戦隊がでるころになると、他の戦隊の話が減ってくるから淋しい。
未だに刑事桃受けに萌えてしまう。
609名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 00:54:42 ID:lnw4ldKs
>608
現戦隊にバリバリ萌えているが未だに刑事青桃にもバリバリ萌えてる
青桃だけじゃなく、刑事は桃も黄もどのカプでもわりと好きだった
どこをとっても関係性が萌えたというか
610名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 01:08:56 ID:4oU92OJ3
久しぶりにカーレンを見たら、
子供の頃は特になんとも思ってなかった赤とゾンネットに萌えた。
古い戦隊を見直すのも、逆に新鮮でいいね
611名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 11:30:52 ID:G4YA/uRl
>>610
カーレンも面白かったよな…赤×ゾンネ意外だと緑×黄が気になってました
612名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 23:46:39 ID:w2hDufIC
あまり挙げられないけどハリケンはどうだろう。鍬×青萌え。
あとシュリケンジャー×おぼろ… さすがにこれは少数派か…
613名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 10:52:41 ID:9m7yRcxB
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614名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 22:58:03 ID:+tUdFElK
保守
615名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 23:50:38 ID:CsX36usg
ロンメレをプチ陵辱っぽく書きたいんだけど、
メレが理央以外の男相手にアンアン悶えるところが想像できなくてムズい。
愛の力恐るべし・・・って俺の技量が足りないだけかw
616名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 00:20:34 ID:XBqGiEPF
>>615
是非書き上げてくれ。
陵辱は喘ぎを上げないように声を殺すのも萌えどころだと思ってる。
617名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 02:01:46 ID:rk4GzzkG
>>615
心は許してないけど、身体は反応するメレ様というのはどうでせうか?
期待して待っとります。
618名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 12:36:48 ID:OQbjbBfx
凌辱は、歯をくいしばって絶対声を挙げない所にエロスの醍醐味が
あると思ってます!あの予告からして、メレ様は口が切れる程くい
しばって我慢してそうだ。服も全裸ではなく所々破かれていれば、
倍率ドン!
619名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 19:46:54 ID:ngcE5MWV
>>618
>>服も全裸ではなく所々破かれていれば
理央メレとしても、それは、ちょっといいシチュエーションかも!!
ちょうど、理央様モコモコ着てるし。
620名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 20:11:32 ID:ngcE5MWV
>>615
肝心な事書くの忘れてた。
是非とも読みたいです。
wktkしております
621名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 09:54:31 ID:lxNm2It4
今日は本当によかった
メレ様おめでとう!
622名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 10:22:40 ID:motGytQL
なんですかね本編の燃料投下っぷりはw
強烈過ぎて自分の中の妄想が悉く吹き飛んでしまったwww
何はともあれ、メレ様おめでとうございます!
623名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 10:43:10 ID:Pa33PDpA
ジャン曰く「ロンがメレにひどいことしてる」

あんなことやこんなことが浮かんだのは俺だけでいい
624名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 11:53:38 ID:I4OEwF0P
いっしょに無限道に堕ちようか>>623
625名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 18:54:24 ID:M2MuiIoK
>>623>>624
「続きをはじめましょうか」だったか、ロンの台詞であったよな?
あれ聞いて、頭の中であんなことやこんなことされてるメレ様が浮かんできた俺も連れて行ってくれ
626名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 20:18:17 ID:I4OEwF0P
>>625
「苦しみの絶頂で消える所を理央に〜」の所でも、ちょっとそういうのを思い浮かべてしまった。

メレ幸せそうで本当に良かったんだけど、
予告提供バックの抱き合っているシーンが、
理央が悲しげで、メレが満ち足りた穏やかな表情を浮かべてるのがなあ。
627名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 21:21:42 ID:+/kws2RK
>>626
それ自分も気になった!>予告提供バックのシーン
気持ちが通じ合った二人をもっと見せて欲しいな・・・。
628名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 22:16:41 ID:VMpdmrp0
予告の不穏な空気がメレの蘇生フラグにならないかな…

デレデレなメレに「静かにしろ」というリオの声が優しげで萌えた
629名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 22:46:48 ID:/8snMots
ジャンピング土下座で頼む


誰かリオメレを書いて下さい
630名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:43:54 ID:jdjQ+WZU
>>629
仲間に入れてくれ。
もちろん、ロンメレ陵辱さんもwktkしております。
631名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 01:06:49 ID:shv0nLSB
メレは誰と絡ませても萌えるよね
自分的に
本命:ロンメレ(凌辱)
対抗:リオメレ(ラブラブ)
大穴:ケンメレ(身体だけの関係)
632名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 01:35:23 ID:iIDifvar
リオメレ本気で萌えた。
興奮のあまり食卓を叩きすぎて手が痛いよ…
リオメレ書いてみたいんだが、来週の展開が気になるなぁ。
まさか……な展開は、ないよな?ないよな?

ところで、リンリンシーって涙とか出ないんだっけ…?
教えてエロい人!
633名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 01:45:51 ID:jdjQ+WZU
>>632
確か、理央様に怒られて泣いてた回があるから、
涙は出るんじゃないだろうか。
634名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 09:51:45 ID:9ckFIGcf
個人的に「ジャンピング土下座」って単語が気になる>>629
635名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 10:33:18 ID:Utn1m1z8
漏れはスライディング土下座で頼む!
636名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 01:00:19 ID:ZcSGxhfJ
予告を見ると拳断を行うことを決めてから当日までは3日間あるはずだ。


ということは三日三晩リオメレは夜を共にするわけだから絶対に何か起こると妄想してみる
637名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 12:09:13 ID:7/6UrWdq
>>636
一日目:リオが上
二日目:メレが上
三日目:色々試してみる。
638名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 13:04:57 ID:uPAd1/c+
待て、リオはきっと童貞だぞ
639名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 14:43:04 ID:VRhx3LXi
覚えたばっかのほうが際限ないだろうwwww
640名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 15:39:55 ID:ebXSAvNW
>>632
良くも悪くも、そういう面倒な設定は一切ありません。

・大ダメージなど、何らかの原因で術の力が失われれば、生前の姿を保てずリンリンシーに戻る
・それさえできない状態になれば死者として土に還るのみ
・根本的に死者なので、妊娠などができるかは不明

真面目に考えると生者と死者には超えられない壁があると思う。
だからこそ理央のために生き返ることを放棄したメレの覚悟が生きる。
・・・・・・まあ、そこまで考えなくても「理央がいる限り術は切れない(むしろ死んでなお守護する)」とか
「生きてるのと同じで妊娠出産も可能!だから2人の愛さえあれば一切の障害なし!」とか
書き手さんの好きにすればいいと思う。
641名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 19:15:30 ID:DMXDBdJh
>>609
刑事ヲタだから時が経つにつれて寂しくなってくるよ…。
だれか書いてくれないかな、緑桃で。
642名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 20:17:16 ID:uPAd1/c+
>>640

しかしここまでくると次週の(いや最終回までか?)展開を
見守るまで、うかつに書けないよなあ。
643名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 21:26:39 ID:0y88U21j
>>626
気になって、録画見返してみた。
…メレ、ひょっとして動いてない?
wktkしてたのに、だんだん不安がつのってきた…
644名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 22:26:22 ID:ebXSAvNW
>>643
ゲキレンのテイストからいって、最終的にはメレ生存だと思うよw
仮に死んでも、すでに現時点で死人だから、復活はさせやすいしね。

フェニックスに変わったときは転生フラグだと思ったんだけどなー。
645名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 22:38:36 ID:VK1vyCQS
メレの中の人も次回は激動だって言ってるね
良い方に激動してくれることを祈ろう
646名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 23:03:25 ID:BDfoFxz6
>>637
>一日目:リオが上
>二日目:メレが上
というレスを見てすぐさま
リオ×メレ
メレ×リオ
という表記が頭に浮かんだのは自分だけでイイ。

しかし字面だけ見ると百合っぽいな。
647名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 20:23:43 ID:svPLJOeg
公式HPの写真を見て発狂した漏れが来ましたよ



リオメレ大好きだ
648名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 20:25:44 ID:svPLJOeg
↑上げちまったスマソ…
649名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 02:07:16 ID:78+SowxC
>>644
でも今回は先行最終回みたいなもんで、敵を全部倒して幸せ一杯なシーンをやった感じだよな。
だとしたら、本当の最終回で、また同じことはやらないんじゃないかと言う不安がある。
つまり、最終回には、理央かメレかどっちかは確実に死んでそうな気が…。
650名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 20:49:11 ID:RwuGy1+2
リオメレ萌えな流れの中、ケン幸子が読みたいなと言ってみる。
兄妹物苦手だけど、この二人は萌え。
651名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 08:08:31 ID:vowr7wm4
予想はしてたが悲しみの展開に目汁が止まらない
と同時に理央さまのデレっぷりにニヤニヤも止まらない
652名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 08:58:36 ID:rOxGeX4n
メレが傍にいて、もう一人じゃないから、
雨が止んだのかなと思った。
あのラストシーン。
653名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 10:20:02 ID:ah3dtX5a
まだ終わりじゃないと信じてる…
次回予告後の提供で理央メレいたし…… 。・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`) ウワーン
654名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 11:12:17 ID:LKUN89bn
>>652
全てを振り切ったのもあるし、メレが一緒に居るからってのもあるんだろうな。あのシーン。
うしとらのヒョウさん思い出したよ。ああこれ打ち込みながら目から汗が…。
655名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 11:57:14 ID:rOxGeX4n
メレが消えた後、理央が握った拳を口元に引き寄せるとこが、
ひょっとしてメレにキスしたのかなと思ってるんだけど、
フィルター掛かりすぎ?
あの手、メレの砂かかってたよね。
656名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 12:16:22 ID:Ppmbq9FZ
>>655
自分は素でそう思って、家族の手前なのに身もだえた。
美希相手に嫉妬メラつかせるメレが可愛かった…あのままスクラッチに居着いていたら、
美希と理央は何とも思ってないのに、一人で空回りしてぐったりしているんだろうな。
それをケンなり523に苦笑いされるんだ。そんなメレが見たかったよ…
657名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 15:07:35 ID:zWoJ+JTZ
大丈夫!きっと来週ロンの腹の中から元気な二人が出てくるよ!
でも目から汁が・・・・
658名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 15:44:46 ID:dC41jZet
>>655ここまで来るとリオメレに関してはどんなにフィルター掛けても
全くオッケーだよ
659名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 17:42:21 ID:Ot1uZvw0
>>656
そして、ケンに口説かれてるメレを見て、理央が悶々とした日々を過ごしていれば尚良い。
ケンは面白半分、メレは全く相手にしていないにも関わらず。
660名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 21:27:11 ID:UvlXo7bZ
涙が止まらないよ。
いっそ乱れた死後の世界をガンガン統一する臨終戦隊にでもなってくれよ。
661名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 21:58:10 ID:yDHd3UcC
それなんて志々雄
そしたらメレが由美か
662名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 22:23:43 ID:VOAg8I27
つくづく良いふたり、であった。
663名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 00:18:40 ID:71lvEO4e
9話・16話の頃は、あの2人が並んで、
ましてや、手をつないで歩く日が来るなんて思いもしなかったな。
メレが消えるシーンも、雨が上がるシーンも本当に綺麗だった。
664名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 20:48:13 ID:HlKLm25s
>>663
雨が上がって、理央の前にメレがいた時は本気で泣いた。今でも思い出すと視界が霞むよ…個人的に今回の特撮系(電王とゲキレンジャー)で最高の名シーン。
665名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 21:15:21 ID:7g+NYlK9
あんなんやられたら今からゴウゲキを期待してしまうじゃないか
666名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 21:56:16 ID:9jRj0jx0
その前にボウ対ゲキがあります!
667名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 23:34:34 ID:7g+NYlK9
ゲキボウはリオメレ死んでないからさ
何らかの形で復活するだろうからそこでイチャイチャしてくれるんじゃないだろうかと
668名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 12:21:26 ID:XbPnHGJ4
ゴウゲキって何だろうと30秒くらい悩んでしまった
669名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 12:25:28 ID:u5cfCucS
最後の3日間、どんな風に過ごしたんだろう。
想像するけど、形にならない。
670名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 16:19:02 ID:kSnYMvs7
縁側でゆっくり過ごす老夫婦みたいなイメージ
671名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 19:59:06 ID:nkSLl+hA
最後の手をつないで歩いていく背中を見て失楽園を思い出してしまったorz
672名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 21:23:10 ID:cLAYvpkm
>>671
ミルトンの方ならば、それは希望があるって意味だからいいんだよ!
673名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 00:24:16 ID:jfwwWaT6
誰か、リオメレを、リオメレを。
お願いエロい人。
自分は駄目だったんだo rz
674671:2008/02/06(水) 01:03:28 ID:/upxYDsx
>>672
残念ながら、古谷一行と川島なお美の方でつorz
まぁ、そっちは手はつないでなかったけど最後全裸だった。
675名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 17:38:43 ID:lE6HIp//
>>674
>>672がボケてんだから、つっ込んでやれよ
676名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 22:32:12 ID:U2Css0Nr
悲しみを紛らわそうと見ていた某ネタスレのせいで
理央様はコスプレ好きというイメージがついてしまった
そして理央様好みのコスプレしようとがんばるメレのイメージも
677名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 23:32:45 ID:FG1Bozz4
>>676
同じスレ見てるかも…。
何気にロンがメレの背中を押したりしてニヤニヤしてしまう。
理央メレ書いてみたくても、本編の衝撃が強すぎる。
まいったぜorz
678名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 21:35:51 ID:v/Zp6Bce
今日やっと、この間の回を見た!
もう、何だよ!リオメレ!物凄く分かりあっちゃってるじゃんかよ!
拳断の前日に、愛を確かめ合った事は確実だな。
ジャンからメレを受け取る時の抱き寄せ方に萌えた!
679名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 23:32:35 ID:88UKdYxe
リオメレがものすごく読みたい

だが今日スカイシアター行ったら、別腹扱いでランメレの2ショにときめいてしまった
なんという可愛さ
しかも何故かランがメレの腰というか尻を触っている場面があって動揺した
680名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 01:10:07 ID:sTIeXIKM
ゲキレン最終回前に妄想300%な本編後理央メレを勢いで書いてみたのにホスト規制くらったorz
681名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 02:24:49 ID:rxWKbd9m
ΩΩΩ<な、何だってー!?

放送後でも構わないのでお願いします!
682名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 08:17:35 ID:PuCHG+m7
おいおいなんだよレツとなつめがいい感じじゃないか。
683名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 10:02:11 ID:UmSys36S
俺はむしろ、レツが性犯罪者にならないか心配なんだぜw

しかしリオメレはちょっとでもいいから復活フラグ欲しかった。
信じてたのになor2
リオメレのエロい人、投下お待ちしてまする
684名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 11:09:22 ID:TKHk+djc
>>680
禿ながら待つ!
685680:2008/02/10(日) 21:08:53 ID:sTIeXIKM
勝手な解釈で生存設定・エロなしほのぼの(ごめん、エロ書けなかったorz)・バカップル
な理央メレでよければ頑張って携帯から投下する努力をしてみる!
686名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 22:42:04 ID:Vukcgtir
超待ってる。680頑張れ
687680:2008/02/11(月) 00:17:48 ID:D6+FG7wm
携帯からなので改行などがおかしくなってたらすみません。

獣拳理央×メレ

最終回からかなりの時間が経過してる設定です。
4レス消費予定。

苦手な人はスルーでお願いします。
688afterwards 1:2008/02/11(月) 00:22:43 ID:D6+FG7wm
 日が落ちると、森の気温は急激に下がる。今の時期ともなると、
夜は暖炉に火を入れないと過ごせないぐらいにまで冷え込む日も多い。
 赤々と燃える薪が火の粉を上げて爆ぜる音が、質素な部屋の中を
満たしていた。必要最低限のものしか置かれていない木の小屋は、
広くはないもののとても居心地のよい空間が形成されている。あの、
寒々しいだだっ広いだけの居城とは大違いだ。
 暖炉の前に隣り合って腰を下ろしている一組の男女がいた。
男は、先ほどから黙々と読書に没頭していて、女の方はそんな彼に
凭れてぼんやりと炎を眺めている。
「ねぇ、理央様」
 膝を抱えてぽつりと呟いた彼女に、理央は頁を繰る手を止め、どうし
た?と目で応じた。
「……ずっとここに隠れてるのもそろそろ退屈になってきました」
「だが、どうしろと言うのだ、メレ。俺たちは人前に姿を晒すわけにはいかないんだぞ」
「それは、そうですけど……」
 釈然としない表情で敷布に転がったメレを一瞥し、理央は本を閉じ
た。
 あの時、共に潔く死に逝く道を選んだはずだったのに、
世の中というものはどうやらそうそう上手く働くようにできていないらしい。
689afterwards 2:2008/02/11(月) 00:58:46 ID:D6+FG7wm
 血盟の代償――無間道

 一度幻気を得たがために輪廻の輪から外れてしまった自分たちは、
永劫に等しい時の流れの中に身を置く定めを負った。老いることも死
ぬこともできない。
 拭い去ることのできない罪を犯した者に相応しい報いだった。

 それから、理央とメレは獣源郷に近い森に居を構えた。
 暦を数えることをとうの昔に止めてしまったので、そうなってからどれほど
の時間が過ぎたのかは最早わからなくなっていた。
「仕方がないだろう。我慢しろ」
 宥めるように頭を軽く叩くと、それだけで機嫌を直したメレが胡坐を組
んでいた理央の足に頭を乗せてくる。
「でもここって獣源郷のすぐ近くですよ?誰かに見つかっちゃったらどうす
るんですか?」
 その可能性は十分にある。だからといって、彼らには他に行く当てもな
い。臨獣殿には火をつけたから跡形も残っていないし、再び戻る気もな
い。結局のところ、この深い森の中でひっそりと暮らしていくしかないの
だ。
「この暮らしは不満か?」
「不満ってわけじゃ……あ、でも理央様がいるからメレはちっとも退屈な
んかじゃないです!」
 誰にも邪魔されないで二人きりですもの、とメレは理央を見上げ、笑
った。
「そうだな」
 身を削るような闘いとは無縁の、穏やかで静かな日常をようやく手に
入れることができた。それを思えば、この現状も悪くない。 メレの言う通
りここにはリンシーたちもうるさいお喋り蝿もいない。本当に、二人だけ
だ。
690afterwards 3:2008/02/11(月) 01:00:13 ID:D6+FG7wm
 始めは、いつかこの生活に飽きるのではないかと多少危ぶんだ。不老
不死の命ゆえの苦しみに苛まれたあの龍の男のように。
 しかし、独りでは耐えられないかもしれなかったこの生活も、二人ならば
大丈夫だと信じられた。
 愛の力などと歯の浮いたような言葉は使いたくないが、メレの存在は
理央にとっての支えだった。
 ロンも、傍に誰かがいればあのように狂ってしまうことはなかっただろうか
と考えながら、理央はメレの髪に指を絡めて弄んだ。



 髪を梳く優しい感触が心地よく、次第にメレの瞼が下がっていく。
 眠いのかと問う声が降ってきて、緩く首を振った。
 もう少しだけ、この幸せで温かい気分に浸っていたかった。

 無間道に堕ちたことを、メレは後悔していない。血盟の時からその思
いは変わっておらず、仮初の身が滅びた後に再び目覚めて理央の姿
を見た時、むしろ堕ちてよかったとすら一瞬考えた。
 また彼の人の傍にあることができるという至上の喜び。

 そして何より、理央に抱き寄せられたこの躯は――温かかった

 本当の命ではないとわかっている。これは永遠の責め苦を受けるため
に与えられた命だ。
 それでも、嬉しかった。これで理央の心を、体を満たすことができる。そ
のためならば、何も恐れるものはない。全ては理央のためにあるのだから。

691afterwards 4:2008/02/11(月) 01:01:50 ID:D6+FG7wm
 メレは甘えるように理央の膝に頬を擦りつけた。
「このままでいても、いいですか?」
「……好きにしろ」
 何だかんだで、理央はメレの好きなようにさせてくれることが多い。でも、
今日は普段より甘いような気がする、とメレは暖炉の熱で融けそうな頭
で思った。
「何だか、今日の理央様はいつもより優しいです」
「気のせいだろう」
「そうです、かぁ……?」
何かを言い返そうとしたまでは覚えている。それを思い出せないままに、
メレの意識は遠のいていった。


 舌足らずに発せられた言葉が途中で途切れた。理央が覗き込むと、
メレは既に規則正しい寝息を立てていた。
「……眠たくないと言っただろう」
 若干の呆れが混じった溜息と共に呟かれた独り言は、果たして聞こ
えていたのか。メレが微かに頭を横に動かしたように見えたが、目を覚ま
す気配はなかった。
 起こすのは忍びないので寝かせておいてやるが、それではここから動けな
い。
 ゆっくりと上下する薄い肩を視界の端に捉えながら、理央は読みか
けていた典籍を手に取った。




〈了〉
692名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:06:46 ID:cEadTD2j
リアルタイムで投下キタ。
穏やかなリオメレごちそう様でした。
693名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:07:01 ID:HQfN5yn9
リアルタイム遭遇ktkr
GJ!!
やっぱりリオメレはいいなあ…!
694名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:07:58 ID:D6+FG7wm
以上です。
読みづらかったらすみません。
途中規制に引っ掛かって間が空いてしまいました…

そのうち、拳断までの二人の話とかも書いてみようと思ってます。
お目汚し失礼しました。
695名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:18:29 ID:FMuVLF3y
>>694
GJ!
夢にまで見た理央メレだ
幸せな気分をありがとうございました。
拳断までの3日間の話も楽しみにしております。
696名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:25:27 ID:5wxJdEBl
GJ!甘く穏やかなリオメレをありがとう!
拳断までの二人をwktkで待ってます!
697名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:36:18 ID:592Fc5dC
GJです!!
なんというかもう、幸せな二人をありがとう!!
拳断話待ってます!!
698名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:37:13 ID:592Fc5dC
sageるの忘れてました…。
ちょっと拳断されてくる。
699名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:51:49 ID:dtt3MR4B
リオメレ昇天のあと、
必要以上に責任を感じて落ち込むランを、
いつものへたれ返上して慰める(もちろん体で)レツを妄想した。
700名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 16:36:17 ID:xuJx81CW
>>694
GJ!いい話だ…
こういう何でもない話が幸せに読める幸せ。ありがとう。
701名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 21:03:38 ID:afLAbKnH
メレの最期見れなくて(録画はしてもらってるんだけど…)
最終回も見れなくて悔しさに転げまわってるところだったから嬉しかった
録画してくれた友人もリオメレにはまってくれてリオメレ萌え萌え中
702名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 23:08:46 ID:kVDFsVGa
>>699
誰か書いてくれないかな
レツランも大好きだ
703名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 22:33:00 ID:Y/nACGyr
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
704名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 01:14:08 ID:0X03Jr8U
業者は書き込むな
705名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 01:19:37 ID:818o6bmG
最終回、ジャンなつの自分には非常においしかった。
レツともいい感じだったけども、ジャンに気づいた瞬間の「あ」の満面の笑みといい、
「いってらっしゃい、マスタージャン」の言い方といい、
旅立ちの決意から、あそこに至るまでの妄想が止まらないww
というわけで、以下、妄想。


ジャンの旅立ちに対し「なんで!?」と突然のことに戸惑い、拗ねるなつめ。
最初はジャンがいなくなるのが嫌で嫌で、「仕方ない」というミキと喧嘩もしたりして、
ついには、ここにいて欲しいと言う為だけにジャンの部屋に突撃。
でも、そこで荷造りをするジャンの話を聞いているうちに、止められないことを知って、複雑な気持ちに。
行って欲しくないのと、ジャンの好きなよう生きて欲しい心に挟まれ、思わずないてしまうのだけども、
心配したジャンに優しい言葉をかけられて、さらに号泣するなつめ。
そこで39話を思い出し、
「ギュギューってすると、ホワホワになる!」と、なつめを抱きしめるジャン。
「旅に出て、オレもひとまわりデカデカになって帰ってくるから、なつめもデカデカになって待ってろ!」
の言葉に頷き、その日はそのままお泊り。スレ的に言えば、昨日はおたのしみでした的展開。
で、ジャンと同じく新しい道を開きデカデカになるために、なつめは激獣拳を学びはじめる、つまり花嫁修業に入る、と。



……近日中に、同じような内容のSSを書いてそうで怖い。
出来上がったら、上げてもいいかな…??
ジャンが帰ってきたら、すっかり女になったなつめを見てビックリだとか、
とにかく妄想が止まらないんだ……。
706名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 03:17:58 ID:S76PcSey
うわあああ何だそのジャンなつ!
けしからん!けしからん!!

お願いします読ませてください。orz
ジャンなつ大好きなんだよ
707名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 08:46:11 ID:yhhLBLqw
自分もお願いします!読ませて下さいorz
再会のジャンなつも是非読みたいです!

最終回はジャンなつ的に本当においしかったな〜
708名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 13:32:31 ID:0X03Jr8U
ここで唐突に忍風鍬×青を投下。

・「巻之三十八 魔剣とふうせん」の直後の話
・エロなし
・ハリケンを知らないと分かりづらいかも

以上がダメな方はスルーでお願いします
709魔剣とふうせん その数日後 1:2008/02/13(水) 13:39:43 ID:0X03Jr8U
「よ、来たな、お二人さん!」
 おぼろが明るく声を掛ける。一甲・一鍬の霞兄弟が、再調整の終わった
轟雷神を引き取りに、研究所までやって来たのだ。
 ほな早速説明させてもらおかと、おぼろが二人に図面を見せながら話し
始めた。
「迅雷流のパーツ、やっぱりいくつか外さしてもろたわ。パワー最優先の
 設計やから、合体となるとどうしても無理が出てな……」
 おぼろが一鍬を気遣わしげに、ちらと見やる。その視線に気付いて、
一鍬は頭を下げた。
「いえ、いいんです…… この前は無礼をして、済みませんでした」
「い、いやいや、そんな頭下げんでもええがな! 私も、悪い冗談言って
 一鍬ちゃん怒らせてもうて……」
 おぼろは慌てて、一鍬の謝罪を制した。いっそ雷神エネルギーも風神
エネルギーに総取っ替えしたろかときつい冗談を飛ばして、それが更に
事態を悪化させたのではないかと、さすがのおぼろも少し反省していた
らしい。
 一甲が改まっておぼろに向き直る。
「とにかく轟雷神は、これからもおぼろさんに全てお任せします。
 な、一鍬」
「ああ、兄者」
 よろしくお願いしますと、二人はおぼろに深々と頭を下げた。


710魔剣とふうせん その数日後 2:2008/02/13(水) 13:42:34 ID:0X03Jr8U
 その様子を遠巻きに見ていた鷹介、吼太、七海も、ほっとした笑顔を
浮かべる。ちょっと沈んだ場の空気を吹き飛ばすように、三人は騒々しく
声をあげた。
「な、二人とも昼飯まだだろ? ここで食ってけよ!」
「そうだよ! 疾風流特製カレー、出来てるぜ!」
「あたしたちで作ったの。隠し味が効いてて、すっごく美味しいんだ
 から!」
 一甲もニヤリと笑って応じた。
「お前等が作った? 食えるのか?」
「あ、言ったな! 絶対美味いって言わせてやるぜ!」
 一同がわいわいと賑やかになる中、七海は一鍬が静かに部屋を出て
行こうとするのに気が付いた。
「一鍬、どこ行くの? お昼食べてくでしょ?」
「ああ…… ちょっと外の空気を吸ってくるだけだ。すぐ戻る」
 そう言って出て行く一鍬の後ろ姿に、七海は少し心配になる。
「おい、七海、支度するぞ!」
 鷹介に声を掛けられたが、七海は振り向きざまに手を合わせた。
「ごめん、ちょっとあたし行ってくるから……」
 え、どこへ?という鷹介を残し、七海は一鍬の後を追いかけた。
711魔剣とふうせん その数日後 3:2008/02/13(水) 13:47:25 ID:0X03Jr8U
 外は、ぽかぽかといい天気だった。洞窟の口を出てすぐのところに、
一鍬はぽつりと座っている。人里離れた山奥の荒れ地には不釣り合いな
カレーのいい匂いが、辺りに漂っていた。
「一鍬」
 七海が声を掛けると、一鍬は少しだけ振り向いてまた俯いた。
「ここ、座るね」
 そう言って七海は、返事は待たずに一鍬の隣に腰掛けた。
 ま、こんな時はどうせ返事なんてしてくれない。七海も一鍬のことを、
その程度にはわかっている。
 しばらく一緒にただぽつんと座っていたが、ただそれだけというのにも
堪えられず、七海は思い切って話しかけた。

「一鍬…… まだ、この前のこと気にしてるの?」
「まあな」
 声をかけといて何だが、返事があったので七海はちょっと驚いた。

「俺は、兄者だけでない、お前等にも迷惑を掛けっぱなしだ」
 視線を下に向けたまま、一鍬は呟くようにそう言った。いつもの傲岸
不遜な態度はない。一鍬の背中が少し、小さく見えた。

「そんな、もういいのに」
「だがそれだけではない」
 一鍬はふうと息を吐き、空を仰いだ。
「親父が本当に、どうしようもない奴と思い知った── いや、知ってた
 はずだが、俺はどこかでまだ親父に期待していたのだ」
「……」
「俺は、馬鹿だ」
 一鍬はそう言って自嘲気味にふっと笑う。吹き抜ける風が、寒さに枯れ
始めた草をさわさわと揺らした。


712魔剣とふうせん その数日後 4:2008/02/13(水) 13:50:47 ID:0X03Jr8U
 七海は一鍬の横顔を見つめる。その顔はさっきよりもさばさばとして
いてしかし寂しさも漂わせていて、七海は何か言ってやらねばと思い
ながら、言うべき言葉を思いつかない。

 でも一方で、七海はちょっと嬉しくもあった。兄以外に滅多に心を開くことがない一鍬が、ここまで胸の内を明かしてくれたのだ。それが自分と
二人きりの場であることが、余計に好ましく思われる。

(一鍬……)
 さらさらと風になびく長髪、端正な鼻筋、遠くを見ている切れ長の瞳。

 七海はいつの間にか一鍬を熱心に見つめていたらしく、ふとこちらを
向いた一鍬と、かっちりと目が合ってしまった。

「あ、あのっ……」
「っ……」
 二人は同時に赤面し、同時に顔を背けた。

 七海は慌てた。そもそも一鍬を元気づけようと思ってここにいるのに、
あたしったら一体、何やってるんだろう?
 何か言わなくては、何か一鍬を元気にしてあげられることを──

 そのとき焦った七海の脳裏に浮かんだのは、幸か不幸か、吼太と吼太の
おばあちゃんの、微笑ましい思い出話だった。


「一鍬」
「ん?」
 七海に呼ばれて、一鍬は振り向いた。
 なぜか七海は袖を二の腕まで捲り上げ、肘を曲げその内側を一鍬に
見せていた。日頃はジャケットに隠れて目にすることのない柔肉の白い
輝きに、思わずはっと息を呑む。

 一鍬の動揺に気付かず無邪気に微笑みながら、七海はしなやかな細い
指で、その柔肉をぷにっとつまんだ。

「ほらっ、おしりっ!」
「!!!!!」

713魔剣とふうせん その数日後 5:2008/02/13(水) 13:53:39 ID:0X03Jr8U
 きゃーーっ!!という七海の叫びに、鷹介、吼太、そして一甲までもが
二人のところへ駆けつけた。
「どうした七海っ、ジャカンジャか!?」
「ちっ違っ、いい、一鍬が、鼻血ぃっ……! ねえ大丈夫? ねえ、
 ねえっっ!?」
「うわっ、こりゃ酷えな……」
 ぼたぼたと血の垂れる鼻を押さえた一鍬の革手袋が、血にべったりと
染まっている。
「おい七海、いくら一鍬に気合い入れる為とは言え、顔面パンチはやり
 過ぎだぞ!」
「そうだよ、そういう時にはビンタって、昔から決まってるんだぜ?」
「ちょ、何言って、あ、あたしそんなことしてないもん!」
「じゃ何したんだよ!」
 七海がうろたえながらちらと一鍬を見ると、血走ったその目がそれ以上
言うな!!!と命じていた。
「コラお前ら、そんなことより早く、ティッシュだティッシュー!!」
 一甲の叫びが、疾風の里に響き渡る。

 もうすぐ冬がやってくる。
 最後の強敵が現れる直前の、平和な一日であった。

 <終>
714708:2008/02/13(水) 13:59:42 ID:0X03Jr8U
KYならびにエロなしすみません。次にはエロ頑張ります。
715名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 14:36:19 ID:D8O0UJri
鍬七GJ!です!
未だに大好きなカプなんで嬉しかった!パンチの行には吹いたw
しかし、一鍬…そんなんじゃキスも出来ないじゃないかw
エロ期待してます!

>>705
大きくなったなつめに、ジャンが「んじゃ、結婚すっか?」という
台詞を言いそうだとwktkしながら、お待ちしております!
716名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 20:57:51 ID:k/gTbJeh
>>705
自分もジャンなつが非常に好きなので、プロットだけでも萌えましたよ!
SSも読ませて頂くのを首を長くしてお待ちしています。

あとジャンなつ好きの方へ。
当A公式のP日記のキャストクランクアップ時の写真は、一見の価値ありです。
717名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 21:59:23 ID:/l6w4P6b
鍬七GJです!
懐しいな〜。初めてハマった戦隊カプが鍬七だったなあ…
アバハリでの一鍬のはっちゃけぶりには当時フイタ覚えがあるよ
お前どんだけ牛好きなのかとw
718名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 06:53:21 ID:+a/tZvfI
>>716
> 当A公式のP日記のキャストクランクアップ時の写真は、一見の価値ありです。
見ました!花束渡してるのですよね。萌えた…
719名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 02:33:58 ID:dFdNvtvG
>>717
> お前どんだけ牛好きなのかとw
一体何があるんだw

VSといえばネタバレ見て萌え転がった!またボウケンが盛り上がりそうだな
720名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 03:07:45 ID:hLf2fdoi
修行48のサンヨにゴウとケン苦戦していたとき、ケンがランに「ありがとうランちゃん」と言っていたのに萌えた。 
実は相思相愛なんだけど、お互い気付かないとかそういう妄想をしてしまった。
721名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 22:29:14 ID:8iJeHU+h
ケンは妹がいるからかわからないが、女の子をちゃんと女の子扱いしてる気がする
「ランちゃん」て呼び方に何かこう…ときめく
722名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 22:49:17 ID:qvnhR16L
豚切りスマソ。
鶴姫ってロリになっちゃう?
特板見てたら、突然カクレンに再萌えしてしまって。
本編ではセイカイが告ってたが、自分はサスケとの組み合わせが好きだった。
年末だったかにCSでVSオーレンジャー見て、イケそうな気はしたんだが…。
723名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 01:22:37 ID:gXg6rSDw
ケン×ラン話に触発されて書いた小ネタを投下します。
キス止まりのエロ無し・時期は双幻士が暴れ始めた頃。
「激ケン×ラン お試し期間付き」という題です。

この組み合わせは不可という方・エロ無しは却下!という方、
スルーでお願いいたします。
724激ケン×ラン お試し期間付き 1:2008/02/21(木) 01:24:03 ID:gXg6rSDw
多くの社員が帰宅し、人気のないビルの廊下を歩く男が一人。

「ったくよぉ、まじめに修行をして疲れて帰ってきた息子に向かって
 『明日の朝一番の作業で使う資料をスクラッチ本社まで取りに行ってこい』
 だなんてひどい親父も居るもんだよなぁ」
ぶつぶつと文句を言いながら、慣れた手つきで特別室の扉を開ける。
「さっさと資料とやらを見つけて帰るとすっか…って、あれ?」
そこにはいつもは美希さんが座っている席でノートPCを前に突っ伏しているランちゃんの姿。
「あらら、女の子がひとりでこんな時間までいったい何をしているのやら」
そっと後ろに回り込んでノートPCの画面を見てみると、スクリーンセーバーが作動中。
どうやら眠ってしまってからかなりの時間が経っているようだ。
空調が効いているとはいえ、かなり冷え込むこの季節。
このままでは風邪を引いてしまうかもしれない。
俺は上着を脱ぎそっとランちゃんの肩に掛けると、頼まれていた資料を探し始めた。

725激ケン×ラン 2:2008/02/21(木) 02:08:47 ID:gXg6rSDw
「…あれ、これ…?」
ふと目を覚ますと、肩には白いジャージ。
これはどう見てもケンのもの。なぜここに?
えーと、今日はトレーニングを終えてから、美希さんからパソコンを借りて
幻獣拳使いの戦いの映像を見ていて、そして…

「あった!」
声に振り返ると段ボールの山の中から一冊のファイルを取り出して満面の笑みを浮かべるケンの姿。
「ケン!」
「あ。ごめん、起こしちゃった?」
ケンは見つけたファイルを机に置くと、ランの座る椅子の隣に立った。
「どうしたの?こんな時間に」
「ちょっとうちの職人様のお使いで資料を取りに」
「そうなんだ。お疲れさまです」
「そういうランちゃんはこんな遅くまで何をしてたの?」
「うん…幻獣拳についてなにか私でも調べられることはないかと思って見てたんだけど…」
思い通りに行かなかった作業を思い出して思わず苦笑してしまう。
「なかなかうまく行かなくて、気がついたら寝てしまっていたみたい」
「そっか…」
「気持ちだけが空回りしちゃって結局何の役にも立ってないみたい」
うーんと大きく背伸びをすると頭の上からケンが覗き込み、ぽつりとつぶやいた。
「…俺はこんな風に一生懸命頑張るランちゃんが好きだよ」
「またまた。がんばってる女の子みんなにそう言ってるでしょう?」
ケンにはこうやって、冗談で人を和ませる力があるよね…なんて思いつつ
くすくすと笑っているとすっと手を取られ、引き寄せ抱きしめられてしまった。
「!」

726激ケン×ラン 3:2008/02/21(木) 06:14:09 ID:n6jdiNLX
「さすがの俺も、こういうことは本気で好きな人にしかしないよ」

ケンは抱きしめたまま疑いのまなざしを向けたままのランにそっと唇を合わせ
る。
唇を離すとまだ疑っているかのようなランの視線が突き刺さってくる。
しかし胸に当てられている手に力は入っていない。押しのける気はなさそうだ。
続けて先ほどよりも長く唇を重ねてみる。

「…今なら、本格的につきあう前のお試し期間付きなんだけど。
 ランちゃんが思っているほど、俺、いい加減な奴じゃないよ?」

あぁ、きっと俺は今、猛烈に情けない顔をしているんだろう。
こうやってキスはしたけれどいつ拒否されてもおかしくないこの状況。
好きな女を腕の中に閉じ込めて、でも相手の気持ちはまだわからなくて。
さすがの俺もそんなときに自信満々で「O.K.」の返事を待って居られるほど能天
気じゃない。
唇を離してから俺の胸に顔を埋めたままだったランちゃんがそっと俺の顔を見
る。
もう一度、胸に顔をつけると、その両手をそっと俺の腰にまわした。

腰を抱かれて『O.K.』と取らない男がどこに居る?
「好きだ…ランちゃん…」
ランからの答えを待たずに右手で顎をとらえると薄く口を開かせる。
先ほどとは違う、深く穿つような口づけをかわす。

捩じ込んだ舌を絡ませて、歯の裏もなぞって。
上あごをつつくと腰に回された手に力が入って。
唇を軽く食むと潤んだ瞳で俺を見つめて。

もっともっと堪能したいところだけれど、
さすがにこの部屋でこれ以上はいろいろとまずい。
残念だけれど今日はこの辺りで止めますか。

俺は後ろ髪を引かれる思いで唇を離した。


ランの上気した顔を見て、キスを止めたことをちょっと後悔しつつ
もう一度しっかりと抱きしめると、良い匂いのする髪に顔を寄せて囁いた。
「改めて、これからもよろしくね」

小さく、でもはっきりと頷いたのはきっと気のせいなんかじゃない。

<おわり>
727名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 06:34:54 ID:gXg6rSDw
以上です。

文中の単語のどれかが規制ワードだったらしく
なかなか投下出来なかったので途中から題名も削除しました。

ネタ帳にエロありのロン×メレと理央×メレもあるので、
いつか出来上がったら投下したいと思っています。

激のカプはどの組み合わせも大好物&
自分の妄想だけでは限界があるので、
是非いろいろな職人さんの話を拝見したいです。

それではこれにて失礼いたします。
728名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 08:36:57 ID:5s9NE+g1
>>727
おー、GJ
この2人の組み合わせもおつですな。
ロン×メレ、理央×メレも楽しみにしております。
729名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 09:02:42 ID:/wqHTTqb
>>727乙です!続編や別作品も期待してます。

個人的に最近のエロ梨の流れは、燃えに萌えるえろえろワールドへの序章と思ってる。

>>722忍者なんだし15〜16オッケーじゃね?昔だったら適齢期だ。
730名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 02:34:52 ID:Az/zUVsG
731名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 07:01:22 ID:oRZrjWH1

さっさと死ね基地外。
あちこち貼ってんじゃねえよ、ボケ。
732名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 08:28:27 ID:5cxHlTvD
まだ二話目なのに、青黄の燃料投下があった件について。
733名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 09:39:04 ID:0s8wepxr
うむ。
どうみてもバカップルです本当にry

734名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 09:59:09 ID:nPeA9DcZ
世間の流れに乗れずに、なぜか周回遅れでリオメレ(と、ロンメレ)旋風が吹きまくり…止まらない妄想!
735名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 10:32:58 ID:v+/t7CGD
>>732
今年は、青黄かな。
>>734
理央メレも、ロンメレもいいよね。
終盤で、大規模な燃料投下があったからなー
736名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 10:37:38 ID:9pR1hdVi
>>734
おまいさんはスカイシアターに行くべき。
737名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 18:02:00 ID:v+/t7CGD
VSで、冒険黒黄少しは進展あるかな?
738名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 18:11:33 ID:6qzHiodX
自分も冒険黒黄が死ぬほど楽しみだw
赤桃は進展しててもしてなくても萌える自信がある
739名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 00:12:01 ID:XTLQdhGT
>>732>>735
同じく、今年は青黄を見守ろうと心に誓いました

出会いの場面、明らかに青は一目ぼれしてる!と思った私は、
フィルターかかりすぎてるのだろうか?
740名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 01:23:47 ID:EMCJs+YM
>>736
強風の中スカイシアターに行ってきたよ。
リオ様の夕飯の献立を考えつつ髪をくるくるするメレ様に萌えてきた。
リオ様に腰を抱かれて去っていくとか、かわいすぎる。
741名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 01:45:08 ID:kXdnJ4vI
>>739
男二人の名前を言うとき、「連、走輔」の順だった>黄
東映のキャスト紹介でも、なぜか青が博識プリンスで黄色が笑顔プリンセスだったから、まさかとは思ったが

ただ今年は、女性レギュラーが今のところ黄とケガレシア姐さんだけだから、
去年以上に不作になりそうな気がス。

ゲキは3人戦隊だったけど、ほかに女性レギュラーが多かったし、なによりリオメレロン(以下ry
742名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 11:05:33 ID:Qz+m5vsE
>>741
>女性レギュラーが今のところ黄とケガレシア姐さんだけだから、
ベアール… いや忘れてくれ
743名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 12:49:05 ID:f3lvCWOF
炎神の方も青黄が好きだ。一話目から黄に妹属性を感じてしまった。
また一年楽しそうだ!

そして、冒VS激は、冒黒黄に超期待!なんだったら一緒に住んでても
おかしくないな。wktk
744名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 16:19:10 ID:kpjvj4fS
GJな680に触発されまくって、ゲキ理央メレ。

臨獣殿放火後の二人ですが、
まだエロまで到達できませんでした。
け、健全すぎるこの二人…。

初めて投下するので
何もかも、おかしかったらすみません。
745理央メレ・1:2008/02/26(火) 16:23:58 ID:kpjvj4fS
 燃え盛る臨獣殿には、もはやなんの未練もなかった。
 朽ちてゆくかつての棲家を眺めながら、笑顔さえ浮かべた理央に、
メレは明るく声かけた。
「さっ、理央様、戻りましょう」
「……戻る? 何処へだ」
「何処……、って……」
 問いかけられて、メレはまだ背後で複雑な表情をしていたジャン
を見た。ジャンもはっとして二人の方へと駆け寄り、大仰な手振り
で喚きたてる。
「そうだ! 二人とももう、ゴハンもベッドもないんだろ? スク
ラッチに来るんだろ? 三日もあれば、レツとランの気も変わるか
もしれないじゃん!」
 ジャンの言葉には、理央もメレも何も返さなかった。
 理央はジャンの肩を押しやりながら、まだ炎が逆巻く臨獣殿を背
後にした。メレも慌ててそれを追う。
「理央!」
 今一度のジャンの叫びにも理央は振り返ることなく、歩を止めな
かった。代わりにメレがふと足を止め、ジャンに向かって呟くよう
に、しかしはっきりと言った。
「カクシターズの気持ちが変わったとしても……理央様の御心は変
わらないのよ」
 覚えておきなさい、と言い残し、彼女は理央の元へ駆けていった。
746理央メレ・2:2008/02/26(火) 16:25:29 ID:kpjvj4fS
「………そうは言っても……本当に、何処へ行くんですか? 理央様」
 深い森の中にあっても、理央の足取りに迷いはない。
 何処かあてがあるのだろうかと訊ねたメレに、理央はふと立ち止まった。
「不安か?」
 からかうような響きを含んだ声に、メレはかぶりを振った。
「いいえ! ――むしろ心強いくらいです。だって、理央様がいら
っしゃるのだから」
 全開の笑顔でそう答えたメレに、理央は少しだけ笑みを見せた。
「そう言えば、メレ。おまえ、江戸時代がどう、とか言っていなかったか」
「はい?」
「俺はあまりあの時のことは覚えていないが……おまえがそうした
いのなら、好きにしろ。俺たちは、どう暮らしていたんだ」
 ぼんっ、と。あるはずのない体温が、一気に上がっていく感覚を
メレは覚えた。
「ええええ、そ、それは……あの、ほら、理央様が記憶を失くして
いらっしゃったので、私、ちょっと嘘をついてしまっていたので…
…うう」
 焦って一人でその場を右往左往するメレの様子に、理央は首を傾げる。
「おまえが言い出したことだろう」
「そ、そうなんですけど。怒られるかな、と思いまして」
 一体メレは、どんな嘘をついていたのか。ますます理央は分から
なくなった。彼は短くため息をつく。そして、決まり悪そうに理央
の顔を見たり見なかったりしているメレを見つめて言った。
「今更だ。――三日しか、ないのだからな」
747理央メレ・3:2008/02/26(火) 16:26:50 ID:kpjvj4fS
 その言葉を受けてメレは胸のあたりできゅっと拳を結び、きっと
顔を上げた。
「理央様……申し訳ありません……メレは、江戸時代で、その……
理央様と、夫婦、っていうことに……なって、たんですけど……」
 メレの声はだんだんと小さくなり、最初は勢いよく上げた顔も、
最後にはすっかり項垂れてしまった。言ってしまったが最後、メレ
はもはや理央の表情を窺おうということもしない。
 呆れてものが言えないのか、すぐに降って来ると思っていた理央
の怒声がなかなか響かないので、メレは早口で補足した。
「め、夫婦と言っても、理央様は『貴様のような女と夫婦であった
という覚えは……ない!』の一点張りで、なんていうか、その。で
もなんだかんだでアンコウとか、私の手料理を食べてもらったり、
狭い長屋暮らしで、すぐ隣から理央様の寝息が聞こえたり。ああ、
あとロンの下衆野郎が邪魔さえしなければ、あとちょっとで理央様
と……!」
 メレは記憶を辿るうちに饒舌になり、はぁ、とうっとりと天を見
上げる。
「――あ」
 またやってしまった、とばかりに今度こそ、恐る恐る理央を見る
と、彼は額に手をやり、深いため息をついていた。
748理央メレ・4:2008/02/26(火) 16:28:43 ID:kpjvj4fS
 調子に乗ったことを後悔しながらメレは背筋を正し、コホンと咳
払いをしたあとで、神妙な声で言った。
「り、理央様。冗談はさておき……臨獣カメレオン拳のメレ、拳断
までの三日間、修行におともします」
 膝を折り、頭を垂れたメレに、理央は手を差し伸べる。その手を
取ることを少し躊躇っているメレを立ち上がらせて、彼は言った。
「この先に、俺が昔修行していた場所がある。泉もあるし、雨風を
凌ぐことの出来る洞穴もある。そこに行く。修行にはちょうどいい
ところだ」
「はい!」
「……もしおまえが食事を作りたくなったら……作ればいい」
「えっ?」
「それから、そんなに広い洞穴でもない。わざわざ離れて眠る必要性も、ない」
「ええっ?」
 理央の言にメレの口は何も言えずに、ただ空気を食んだ。
「行くぞ、時間を無駄にはできん」
 言うが早いか、理央は大きな歩幅で再び歩き始めた。
 急いでメレも彼の隣に並ぶ。
 そして彼を見上げて微笑んだ。
「三日しかないんじゃなくて、三日もあるんですよ、理央様」
 メレの言葉に、理央は小さく、「そうだな」とだけ呟いた。
「じゃあ、さっそくお食事は何にしましょう? 理央様って、好き
嫌いあるんですか? あ、ハエだけはオススメしませんけど」
 理央にあれこれ訊ねながら、メレは分かっていた。
 きっとこう返される。
「静かにしろ」
 と。柔らかい声音で。

<終>
749名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 16:34:10 ID:kpjvj4fS
お目汚し、失礼しました。

エロになれるのは、ここからなのに…。
一緒にまとめきれませんでした。

家でTVが見れたらエンジンかけて
みなさん一押しの青黄が早く見てみたいんですが
ムリそうなので、もうしばらくメレ萌え続けておきます。
750名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 16:36:40 ID:d/XSiV9a
理央メレGJ!何このいい雰囲気。
この後の三日間に期待!続きのエロよろしく!
751名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 17:51:52 ID:5Ttrjpdv
理央メレGJ!しどろもどろに説明するメレかわいいなあw
752名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 18:43:43 ID:Q4SvxPyQ
メレむっちゃかわいい!!
GJGJです。
そう、三日もあるんだ、メレがんばれ(いや理央がんばれと言うべきか)
753名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 18:46:32 ID:ONyrmNeI
GJGJ!悶えるほど萌えました!
よかったら続き楽しみにしてます!

リオメレはこの雰囲気がいいんだよなー
エロまで焦らされるのもまたたまらないぜ
754名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 21:21:33 ID:t6zxyo51
GJ!かわいい…!
是非是非続きをお願いします。
755名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 22:45:23 ID:E5WAPoev
しばらく来ない内に理央メレのみならずケンランまでも!!!!
個人的にケンとメレは誰と絡んでも萌えですな。ロンもいると文句無し。
756名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 07:00:22 ID:yvyISxRu
理央メレGJ!
回想シーンに超ウケた!メレ可愛いなぁ。理央も理央らしくてGJ!
757名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 11:42:01 ID:yunsD7Wb
そういえば冒vs激では菜月をナンパするケン、なんてものも見れるみたいですね。
758名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 14:22:31 ID:MpMMepNB
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://hostconfig.org/2ch/01_info.html
759名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 17:11:20 ID:wIsUBuPB
>>757
そこで嫉妬に燃え上がってケンを牽制もしくは粛清に入る真墨とか見れたら3本買う
760名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 19:47:31 ID:Rn4KCKG3
>>759
そこで嫉妬に燃え上がってケンを牽制もしくは粛清に入る真墨とか見れなくても
その妄想でSS3本書く


とかだったらネ申
761名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 21:03:18 ID:m6d7G6SU
ほのぼの銀×黄で、お兄ちゃん真墨がハラハラしてて、蒼太がにやにやしてる、
そんな内容なら俺も三本買う
762名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 22:49:07 ID:yzmFUfdx
自分は蒼太とシズカが楽しみだ
ここのSS見てすっかりはまってしまった
763名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 23:24:52 ID:ID0PE3m3
>>759
そこでケンと菜月の間に割って入るのはズバーン、に一票w
その後ろで青黒二人で菜月をガードしてたりするとかだったら3本(ry
764名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 23:30:27 ID:0+HxY1QT
>>760
3本は無理かもしれんけどSSは何か書きたい。がんばる…。
期待し過ぎて落ち込むとわかっていても冒険黒黄には期待してしまうw

あと、自分も蒼風が楽しみだ( ゜∀゜)=3最終回前話とこのスレでやられた!
765ゴーオンネタバレスレより:2008/02/29(金) 01:06:39 ID:hVFjdyZl
623 :名無しより愛をこめて:2008/02/28(木) 23:18:50 ID:jlJKnMC70
>GP-06 乙女ノココロ(3/23)
>脚本:武上純希 監督:竹本昇
>赤・黄メイン

このサブタイトルで赤・黄メインってことは、赤・黄に恋愛フラグ?
766名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 01:16:15 ID:Q42v2dtP
>>765
んー…そう決め付けるのも早計だとは思うが…
けどボウケンの赤桃もかなり初期からフラグ立ててたしなぁ…どうなんだろ。
767名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 03:09:25 ID:3inkPgLw
つーかネタバレすんな
768名無しさん@ピンキー::2008/02/29(金) 10:39:59 ID:/7Obyz8q
761に同じ

黒は妹を見守るお兄ちゃんに見える
ハラハラしながらも、黄の幸せを願う黒希望
769名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 12:06:36 ID:c5u3h8E/
>>764
>期待し過ぎて落ち込むとわかっていても
そんな人間のためのこの板このスレッドじゃないか。妄想で自分好みにぐんぐん
展開させようぜ。もちろん非黒黄な>>761>>768も、それ以外のカプ好きもな。

しかしまあボウケンもカプのいろんな組み合わせが楽しめるよなあ。
最近ではデカとボウケンかな、そういう意味で豊作なのは。

ゴーオンはカプ妄想以前にOPのベンベケベンベンが脳みそリフレイン。
770名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 12:22:27 ID:ggv8vpfE
>>766
EDでさくら姐さんの手をひっぱりあげてたしね>チーフ
ゴーオンもEDだと、黄が青にオレンジ?を投げていたが、赤黄でもお似合いそうだ。
轟音青は冒険青のように女性ゲスト担当のような気がス。
ただ、冒険青と違って隙が多そうだから、女難の話になりそうw

>>768
同意。付き合いが長すぎる故に妹のように感じる常識人ってイメージ。
それを知らずに無邪気に迫る冒険黄に、性欲と理性が格闘するお兄ちゃんてな感じを希望。
771名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:12:59 ID:7BNAVqG4
理央メレブームに触発されたので投下。
この2人でエロって難しいっすね…。
772理央メレ・1:2008/02/29(金) 22:13:58 ID:7BNAVqG4
臨獣殿は静寂に包まれていた。
禍々しいほどの臨気も消え失せ、リンシー達も土に還った。
ここにいるのは、理央とメレの2人きりだ。

「月、か…」
理央は久々に自室に足を踏み入れた。
明かりをつけようとしたが、月明かりが綺麗だと思い、理央はそのまま部屋の中へと進んだ。
頭首の部屋らしく豪奢な調度品が並んではいたが、理央にとってはただ眠るための場所でしかなかった。
それに、眠れば必ず見るあの悪夢が理央をこの部屋から遠ざけていた。

あの悪夢はロンが見させていた。
そのロンもゲキレンジャーと共に倒した。
「もう、あの悪夢(ゆめ)は見ないのだろうか…」
寝台に腰を下ろすと、理央はそのまま背中から倒れこんだ。

あの日からずっと、夜が来るたびに眠ることが怖かった。
だから、悪夢を振り払うために強くなろうとした。
「オレは…」
理央は月に向かって手を伸ばした。
そして月明かりに照らされた自分の手を見つめる。
「もう…引き返せはしない」
この手はもう血に染まっている。
773理央メレ・2:2008/02/29(金) 22:15:01 ID:7BNAVqG4
この手でどれほどの人間を殺した?
この手でどれほどの人間を苦しめた?
「ゴウ…、美希…」
歪んでしまった自分を引き止めようとした親友を、心の底では愛に飢えていた自分に愛をくれようとした人を、裏切り傷つけた。
それでも、昔のように自分を温かく迎えてくれた愛する人たち…。
「たとえお前達が許してくれたとしても、オレは…」
理央は自分が許せなかった。
闇に溺れ、力だけを求め、弱さを憎む心。
臨獣殿を復活させ、人々の悲鳴と絶望を集め、力としてきたこと。
それがたとえロンに植えつけられ、操られたものであっても、罪を犯したことに変わりはない。
「オレは、最後までお前達を悲しませることしかできんな…ゴウ、美希」
そう呟くと、理央の腕は力なく寝台へと落ちた。
774理央メレ・3:2008/02/29(金) 22:16:03 ID:7BNAVqG4
それからどれほどの時が経ったのかは分からなかった。
いつの間にかまどろんでいた理央は、開け放していた部屋の入り口に人の気配を感じて目を覚ました。
「メレか…」
どうした? と声をかけるが、返事はなかった。
メレはいつものチャイナドレスではなく、寝間着と思われる薄衣1枚だった。
「理央様…」
思いつめたような表情に、理央はなんとなくメレの思いを知る。
「こっちに来ればいい」
理央は微笑んだ。
もう、氷のような心はいらない。
こんな自分でも、愛をくれる人がいる。
今度こそ、この手を離してはいけない気がした…。

「…本当に、いいのか?」
嫌だと言われても、やめる気など更々ないのだが、訊いてしまう自分が可笑しかった。
メレに愛撫を施すたび、冷たい彼女の身体に自分の熱が移っていく。
自分がメレを侵食しているのか、それともメレが自分を浄化していくのか…。
「理央様…っ」
理性を手放し、本能の導くままにメレの身体をかき抱く。
突き上げるたびに、理央の背中に回されたメレの腕に力がこもる。
「もっと…もっと、理央様…理央様の、すべてを、メレに…っ」
背中に立てられた爪が皮膚を破る。
その痛みすら、理央には快感だった。
こんなにも自分だけを求めてくれるメレが愛しい…。
自分のすべてを受け止めてくれる、最愛の人。
「メレ…お前だけだ…」
意識が途切れる瞬間、メレの身体にないはずの体温を感じた気がした。
775理央メレ・4:2008/02/29(金) 22:17:04 ID:7BNAVqG4
そっとメレの頭の下から腕を外し、理央はまだ気だるさの残る寝台から抜け出した。
窓の外では、まだ煌々と月が輝いている。
あの悪夢を見ることもなく、穏やかに眠れたのはいつぶりだろう…。
理央はまだ深い眠りの中にいるメレを愛しげに見つめる。
もう、理央に思い残すことはなかった。

あとは自ら選んだ死に場所で、罪を贖うのみ…。

「それでもメレ、お前はオレについてくるのだろうな…」
目を閉じると、理央の頬を一筋の涙が伝った。
776名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:18:02 ID:7BNAVqG4
以上です。
どうやったらこの2人をエロにもって行くことが出来るのでしょうか?
助けて、エロ神様!
777名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:42:11 ID:VDtsRij9
4年に一度の日に記念投下、と思ったら理央メレー!!!
GJGJ!! この雰囲気から逃れられない。
自分も理央メレ続きのエロがあまりエロくなくて修正中です…
この二人には参ったぜ。

なので一旦休憩して、空気読まずに、まさかのケンメレ。
シリアスとは言えませんが苦手な人はスルーでお願いします。

778ケンメレ A Fair Affair? 1:2008/02/29(金) 22:43:31 ID:VDtsRij9
「ちっきしょー……!」
 普段はヘラヘラとした笑みを絶やさない顔を、苦々しく歪めなが
ら、ケンは頭をかきむしった。
 思い返すだに腹立たしい、操獣刀を奪われたあの瞬間。あの卑怯
な方法。そんな方法を使った、あの女。
 ほかのメンバーに知られないようにこっそりと、幸子が囚われて
いた倉庫にやってきたケンは、空のドラム缶を腹立ち紛れに蹴飛ば
した。
 もちろんもはやここには、刀を奪ったあの女――メレの足取りを
追う手がかりなど、残されてはいないと思っていたが。
「……!?」
 昨日幸子ではない何かが通りすがったキャットウォークを、緑色
の何かが横切った気がした。
「おまえ……!」
 次の瞬間、それはケンの目の前に姿を現す。
 両腕を組み、不敵な微笑を浮かべる女は、間違うはずもない。メ
レだった。彼女は徐々にケンに歩み寄り、ぐっと顔を近づけた。唇
が触れそうなほどに、近く。
「操獣刀が欲しければ、奪い取ればいいでしょう。出来るものなら
ね」
 ふん、と鼻を鳴らすとメレは踵の音も高く、ケンから遠ざかって
いく。
「おい、待てよ!」
 ケンは声を荒げて彼女の肩を掴んだ。
 それは拍子抜けするほど華奢で、一瞬力を緩めそうになるほどだ
ったが、思い直してさらに力を込める。
「放しなさい!」
「いーや、放さねーぞ。臨獣殿のねーちゃん。俺はあんたのこと、
ちょっといい女だと思ったのに、ありゃねぇだろ! え!?」
「ふん、おまえにどう思われようと関係あるものか」
 視線を逸らすどころか強く睨み付けられて、ケンはむしろ確信し
た。
「あんな方法……ホントはやりたくなかったんじゃねぇの?」
 畳み掛けるように問うと、噛み付くような声が返ってくる。
「うるさい!」
 やっぱり。
 ケンはわずかに安堵した。そして、それと同時に強い意志を持つ、
メレのジレンマに、どこか気分が高揚する。

779ケンメレ A Fair Affair? 2:2008/02/29(金) 22:44:16 ID:VDtsRij9
「今はどこにあるんだ、操獣刀。そんくらい、教えてくれたって構
わないんじゃねぇの?」
 それで帳消しにしようぜ、と持ちかけてみても、彼女は冷たい一
瞥をくれるのみ。
「……あんたも健気だな。そんなにいい男なんだ、なんてったっけ、
理央様? 羨ましいねぇ」
 その名前を出した途端、掴んでいた細い肩が震えるのをケンは感
じた。
「わかるなぁ、俺も好きな子にはぜーんぜん相手してもらえないわ
け」
 そう言うと、ほんの少しだけメレの表情が和らいだ。少なくとも
ケンにはそう見えた。
「というわけで、昨日の遺恨は恋の敗者同士、なかったことにして
やるから。刀の在り処だけ教えてくんねーかな。取り返しに行って
やっからよ」
「勝手に貴様と一緒に負けたことにするな!」
「お、その表情いいじゃん」
 揶揄するように言うと、メレは身を翻し、変身しようとした。し
かしそこは羽交い絞めにしてなんとか食い止める。
「こら待てって。せっかくなんだから、可愛いほうの顔と喋らせて
くれって」
 わざと耳元で囁くようにすると、腕の中の細い肩が再び震えた。
 ――お、脈有りなのか?
 眉を顰めつつ臨気を放出しようとしていたメレの気勢が、少し削
がれている。
「もしかすると、まだ持ってたり?」
 操獣刀を探すことを口実に、空いている左手でゆっくりと彼女の
身体のラインをなぞる。
 すらりと伸びた脚から、くびれた腰へ。光沢のある絹を通して伝
わる柔らかさ。ヒトのそれと何ら変わりない。むしろ、妖しいまで
に魅力的だ。
「この……カクシターズのくせに……っ」
「あっ、そういえばカクシタとは戦わない主義だったらしいね、あ
んた」
 それを思い出して聞きながら、ケンはチャイナドレスから覗く太
腿に指を這わせていく。深くスリットの入った彼女の服は戦うとき
に脚の動きを邪魔しないだろうが、こういうときには男の手助けに
なる。
「俺とは戦ってくれたってことは、俺はカクシタじゃないってこと
? だったらそいつは嬉しいな」
「自惚れるんじゃない! 私は……理央様のために」
 そこで言葉が途切れる。見れば彼女はますます眉を顰めて、唇を
噛んでいた。
780ケンメレ A Fair Affair? 3:2008/02/29(金) 22:45:08 ID:VDtsRij9
 いくら敵の女で、一途に思う相手がいて、自分は「女の子の涙は
見たくない」と思っていたとしても、目の前にいるいい女が、二言
目には違う男の名前を口にするのは、あまり気分がよくない。
 理央、の名前が出たところでケンはメレの芯を捉えて擦りあげた
のだった。
 それでも吐息のひとつも洩らさない彼女の様子に、もはや操獣刀
のことよりも、別の闘争心に火がつけられる。
 柔らかい肌の上を這うようにして、ケンの指が形のよいヒップに
触れる。ドレスラインを崩さないための僅かな布地でしか覆われて
いないそこを充分に堪能してから、布と肌の間に指を滑り込ませる。
 そうするとメレは何とかやり過ごそうとして身じろぎをした。
 その動きが余計にケンの指を導くことを知ってか知らずか、いず
れにしても、
「……やべぇ」
 臍の下にはもう熱が集まってきている。
 さっきはそっと撫でたに過ぎなかった場所を、今度は割れ目にそ
ってじっくりとなぞり、くっと肉を押し分けて指を入れると、くち
ゅ、と濡れた音がした。
「へぇ、ねーちゃん、あんた、ホント、人と変わんないなぁ」
 ケンが本気で感心して言ったににも関わらず、メレは険しい顔を
崩さず、ただ自分の身体を自身の腕で抱きしめて、何かに耐えてい
た。
「理央様ってな、こんなことしてくんないだろ? ここはひとつ、
今は俺を理央と思っ――」
「できるわけ……ないでしょう!」
 最後まで言うことさえ許されなかった。
 しかし彼女の言葉は、語気の強さこそ衰えていないものの、少し
荒い吐息が短く紛れていた。
「説得力ないぜ、ねーちゃん」
 まだメレの中を蠢き、ぷっくりと膨らんだ芽を捕らえている指先
たちは、彼女自身にきつく絡めとられては押し出されかける。その
たびにそこから漏れる水音は一層大きく、いやらしく響いた。
 ケンはもはや隙だらけのメレの肩から腕を回し、その豊かな胸に
触れる。絹の布越しの感触では物足りなくて、半ば乱暴に侵入させ
た掌でそれを捏ねるようにして楽しむ。
 メレの乳房に押し当てている掌はその先端に堅い蕾があるを感じ
ていたし、すっかり彼女の中に囚われてしまった指先は、どくどく
と脈打つような襞の動きと、溢れてくる蜜を堪能していた。
781ケンメレ A Fair Affair? 4:2008/02/29(金) 22:45:53 ID:VDtsRij9
 そして。
「ああっ……ん」
 ついに、ケンが待ち望んでいた甘い声が響いた。
 声とともに全身から力が抜けたメレの身体を支えながら、ケンは
なんとなく勝った気分になった。しかし、それも束の間。
「理央様……」
 それでも、最初から絶望的な恋をしている彼女は、そう呟いて唇
を噛み締めたのだ。快感を放ってしまったことによる後悔でもない。
そう、例えるなら、戦いに敗れて砂を噛む思いをしている戦士のよ
うな表情だった。
「俺の名前を呼んでくれとは言わないけどさ、やっぱりあんまりお
もしろいもんじゃないな」
 力の抜けたメレの身体を反転させ、くい、と顎を持ち上げる。睨
めつけられたケンは、逆に微笑を返してやった。
「でも、恋する乙女はやっぱそうじゃなくちゃな! あんた、やっ
ぱり可愛いよ」
 どうせなら、その黒獅子が言わないであろうことを、思うがまま
に言ってやろうとケンは言葉を重ねていく。その度に、メレの鋭い
だけの眼差しに、自分の大好きな「女の子」のそれが増していくの
が面白い。
 こんな女にあからさまな好意をぶつけられていて、これほど扇情
的な装いで傍にいられて、やましい気持ちの一切もないのだとした
ら、ちょっとだけ理央のことを尊敬してしまう、とさえケンは思っ
た。
「これならちょっとは嫉妬を煽れるんじゃねぇの?」
 そう言いながらメレの艶やかな唇に自身のそれを重ねようすると、
思い切り顔を背けられてしまった。
「えっ、こっちはナシ!?」
 まさか唇をこうも必死で守られるとは。
 それもケンの予想外だった。
「まっ、そういうプレイもいいかもしんねぇけど。あんた、自分だ
け気持ちよくなるってのはひどくね?」
「おまえが、勝手に!」
 すかさず蹴りを繰り出そうとしてくるメレの脚を撫で上げると、
彼女の内にまだ燻る絶頂の余韻は、簡単に彼女から力を奪ったよう
だった。
「くぅ……」
「ふん、相変わらずフェアじゃねーな」
 随分勝手な言い草だとケン自身も思ったが、その一言が効いたら
しい。
「言ってくれるわね」
「事実だろ」
「いいわ、その言葉、撤回させてあげる」
 自分の腕の中にいるままで、メレはいつものように不敵に、嫣然
と微笑んだ。
782ケンメレ A Fair Affair? 5:2008/02/29(金) 22:46:34 ID:VDtsRij9
 メレはゆるゆると屈んでいって、すっかり怒張しているケン自身
にそっと手を伸ばした。ジャージの上からでも指一本一本の動きに
それは丁寧に呼応して脈打った。
「お、おい?」
 焦るケンにメレは答えず、押戴くようにしてそれを引き出し、根
幹から確かめるように撫で上げていく。
 彼女はいつも身につけている緑の革手袋を口で外した。そんな仕
草さえも、これから彼女が行おうとしていることを、ケンにひどく
期待させた。
 熱い芯を支える彼女の掌も、ねっとりと先端を舐める舌も、やわ
やわと食む唇も、どこかひんやりとしている。
 その温度差と摩擦は、かつてないほどの快感を下腹部に凝縮させ
ていく。
 跪く格好になっているメレの両肩を、ケンは思わず強く掴んだ。
 それを合図にしてか、愛撫を加える速度が徐々に速くなっていく。
 もうほぼ限界まで追い詰められた自分自身は、メレの口腔内を隙
間なく満たしていた。舌を転がされるたび、唇をすぼめられるたび
に――さっき存分に玩んだ彼女の中で、果てたくなる。
「くあっ……ちょっ、もうそっちはいいからっ!」
 身体を離そうとしても、また新たな刺激を加えられてどうにもう
まく行かない。
 こいつ、さては……と思ったときには、双方の体液でてらてらと
光って見える彼女の指先に先端を、掌に芯を少しきつく、そして素
早く扱かれる。
 限界が、来た。
 そう思ったのと同時に、メレが身体を離して首を仰け反らせるの
をケンは見た。
 どっと疲れて四肢をついたケンをよそに、白い飛沫が艶やかな黒
髪からどろりと滴っているのを面倒くさそうに払いながら、メレは
冷笑する。
「これで同じでしょう。先んじようなんて、一万年早いのよ」
 その言葉が終わる頃には、彼女の姿はもう消えていた。
 結局、また負けたのか、とケンは肩を落とした。
「けど……これなら、まぁいっか……」
 いろんな意味で、すっきりした、負け方だった。
783ケンメレ A Fair Affair? 6:2008/02/29(金) 22:47:02 ID:VDtsRij9
「…………って! おい、俺!! 何から何まで都合良すぎ!」
 ガバ、とケンが身体を起こしたところは当然倉庫でもなんでもな
く、ゲキレンジャーとして与えられたスクラッチの自室。
 妖しくも可愛い女とのひと時は夢と消え、残っているのは。
「うわ」
 久々にやってしまった、白濁の液体。正直、この状態では見たく
ない。
「カッコわりー……」
 一人部屋なのになんとなくこっそり処理する方法をあれこれとめ
ぐらしながら、ケンは気だるく立ち上がる。
「んー、でもいい夢、だったかも」
 そう呟いて一人しまりのない顔をしたその瞬間、部屋のドアが乱
暴に叩かれた。
「こらーっ! もういい加減に起きなさーいっ!!」
「操獣刀を奪われた責任くらい感じろよ」
「修行行くぞ、ケン!」
「……寝起きの悪さもハンパないな。まいったぜ」
 言われて時計を見ると、朝の九時。
「や、もうちょっと寝てても……」
 小さい声で呟いたはずだったのに、どういう耳をしているのか、
扉の向こうのメンバーには聞こえてしまったらしい。
「強行突破するぞ」
 ゴウが静かに言う。本気だ。
 それは、今はやばい。
 とりあえず、ランが向こうにいることが分かっている以上、この
間抜けな起き抜け状態を晒すのは男子の恥。
「ちょっ、タンマタンマ!! すぐ起きるから!」
 こういうときに部屋が散らかっていると、ろくなことがない。当
面の後始末をしようにも、どこに何を置いたか咄嗟に思い出せない
のだ。
「何か焦ってるな……怪しい」
 そうこうしているうちにレツがいらない猜疑心を持ち始め、
「そうね。これは絶対に何か隠してるわ」
 ランまでそれに同調しだす。
「ちっ、違う! 操獣刀とか、臨獣殿のねーちゃんとか、なーんも
関係ないから! っていうか、お願い、レツかゴウは察して!」
「メレがどうかしたのか?」
 ジャンが言葉を拾うと、
「ますます怪しい。やっぱり強行突破だな」
 ゴウが決断を下す。
「……せーのっ」
「うわあああああああああああ」

 その日がケンにとっては何よりも辛い精神修養の一日となったこ
とは、想像に難くない。
784名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:52:36 ID:VDtsRij9
…ボウゲキのDVDで蒼風も楽しみだし黒桃も楽しみだし、
でもその祭りの前に理央メレを書き上げようと思っていたのに…
まったく需要のないケンメレもどき投下…メンチカツ食ってきます。
785名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 23:27:52 ID:IQoIwod6
>>784
黒桃って…どっちよ。赤桃なのか黒黄なのかw
ま、オレはVSは赤桃が楽しみでしょうがない
786名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 23:37:39 ID:lbk/Iy9T
赤桃、黒黄、蒼風、リオメレ
いろいろ楽しめるVSが待ちどおしい!
787名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 23:44:29 ID:VDtsRij9
>>785
素で間違えてた…敢えて言おう、赤桃も黒黄も両方だと。
早く3月になるように、寝るとしよう…
788名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 23:53:29 ID:o4HNyFJz
>>784
いいねーGJ!
突入された時にばっちり見られて
汚らしい物を見るような目で一日中ランにジト目で睨まれているといい。
789名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 00:00:01 ID:9aDOcLHg
>>776
綺麗で切なくて良かったです。
あー、もう本当にこの2人は幸せにしてやりたい
>>777
かつてこれほどまでに、エロかったメレはいただろうか。
いや、いない(反語)
メレにドキドキしながら、オチは笑ってしまいました。
ケン、なんて可哀想な奴w
790名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 00:36:21 ID:+h+0TAsF
>>784
GJでした!
ケンもメレもエロくて良い!
私の脳内では、ケンの「全然相手にされない好きな子」=ランだったんだけど、そういう事で良いですかw
791名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 18:46:47 ID:h2N0OJBd
轟音黒って明らかにムッツリだよな?
黄は菜月系か。無邪気に青とか黒を振り回してくれw
792名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 23:53:34 ID:L894vuHw

轟音黒はケガレシアねーさんあたりと
エロってもらいたいとオモ
793名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:58:01 ID:th8Sltww
黒が、青と黄にやった逮捕術が、カップル狩りみたいだったw
794名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 12:14:15 ID:KOyxNj1P
定番だが、蛮三人幹部で3Pっての期待。
795名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 08:41:20 ID:Nqw2q6ZN
今年は久々にプリキュアとのコラボCD出ないかな
そうすればクロスオーバーがすんなり書けるのに・・・
796名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 12:35:16 ID:dBfB/adD
>>764
青寝取られw
797名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 12:36:25 ID:dBfB/adD
>>764>>794
すまん
798名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 15:01:33 ID:dBfB/adD
>>794>>793
今気付いた、さらにすまん。
詫びに何か書いて投下する。
799名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 16:56:43 ID:bGe4RpjF
なんでもいいなら銀黄を一度読みたい
800名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 17:54:37 ID:iXCRP3ID
>>799
ボウケンの…だよな?
まさかと思うがガオってことはないよな。
801名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 20:06:40 ID:bGe4RpjF
ゴメン、ボウケンです。

ファンブックの「過去を知りたい者と過去を捨てたい者。鏡像のようなふたり」って
ページに萌えて黒黄より好きになってしまったんだよ>銀黄
802名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:38:57 ID:YhIgfAKF
自分も銀黄読んでみたいな。
どなたか職人様お願いしまーす!
803名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:55:55 ID:LuD3mdls
銀桃はだめですか
804名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00:28:22 ID:N9mGKzxh
いいよ。ってか映士逆襲編をいまだに待ってる俺、参上w
805名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 01:25:43 ID:p4HQ2hZ8
こないだのスカシアにチーフと姐さんがプライベートで来てたの見てかなり萌えた。並んで仲良さそうに話してた。
806名無しさん@ピンキー::2008/03/05(水) 01:37:17 ID:+nFcY5vo
銀黄希望多いんじゃん。
是非お願いします!
807名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 03:14:07 ID:w2YEji9Z
銀の中の人は温泉編で雨の中ミニスカでがんばる
黄の中の人を見て「強いな」と思ったらしい
その辺と過去の記憶云々絡めて書けなくもないかも
やってみますわ


本命はイバラ道の青黄だけれどもw
誰かプリーズ
808名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 04:39:27 ID:CkWYFt1P
青猫が本命の俺よりましだww
809名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 09:57:05 ID:0kjJiXbE
>>807を読んで
銀の中の人が雨の中でミニスカで頑張ってるのかと
一瞬誤読してしまった

そんな自分は黒黄本命だが青黄でも銀黄でも赤黄でも桃黄でも
なんなら金黄でも萌えられる自信がある
職人様お待ちしてます!
810名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 10:00:30 ID:R6KT8KCJ
黒桃に一番萌える俺が通りますよ。
イバラのとげが気持ちイイぜ!
811名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 12:44:37 ID:Nylo5ArO
>>804
自分も、物凄く楽しみにして待っている!

>>809
金黄とは!新たな萌えをありがとう!主従萌えでもほのぼの萌えも
おKだな。…難点は会話をずっと「ズンズン」でする事になるのか?
812名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 12:48:31 ID:in2Es+63
この流れなら言える
闇×風が好きだった
813名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 22:34:52 ID:DlS9SS3M
>>812
もう一人のぼく!
814名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 00:18:24 ID:AE9zO1om
>810
きみはいまひとりじゃない

「さくら姐さん」と微妙な年の差と微妙な身長差と呼び捨てにする姐さん萌えだ
815名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 18:37:08 ID:PQFoWBFl
流れを切って大変恐縮ですが、轟音青黄です。

・6レス消費予定
・黒緑が合流する前の話です
・本編には年齢設定ないですが、黄色は中の人と同じ16歳にしています。
・ヤってないです。
・本編のお気楽なノリじゃないです。

以上、合わない方はスルーでお願いします。


816轟音青黄「笑顔ノムコウ」1:2008/03/06(木) 18:38:51 ID:PQFoWBFl
車の中で食べるには、もったいないくらいの暖かな天気だった。
「連、今日のオムライスもすんごくオイシぃよ。」
満足げにオムライスをほおばる彼女を見て、外で食べればよかったな…と後悔したが、今回は二人で留守番だから仕方がない。


「じゃぁな!」
「連、早輝、戸締り気をつけてね〜」
今日は走輔の後輩がデビューする日だった。
本来ボンパーをサーキット場に連れて行く必要はないわけだが、
「また無茶なヤツラをスカウトできるかもしれないぜ!」
と、走輔が誘ったのだ。
ボンバーも、サーキット場が好きだったようで、喜んでついていくことになった。
ガイアークの反応をキャッチするボンバー不在で、不安を隠せない早輝に向かって、走輔がポンと肩を叩く。
「まぁ、まかせとけって。ガイアークが現れたら、俺様一人でぶった切ってやるぜ!」
「だから走輔一人じゃ不安なのに…。」
小さくつぶやく彼女の声は、走輔には聞こえなかったようだが、連は聞き逃さなかった。
…もちろん走輔には言わないでおく。
「じゃぁ、本当に行ってくるぜ。…うまくやれよ!」
走輔は、最後の部分だけ、連に耳打ちするように言った。
猪突猛進で自信家だが、これが彼なりの優しさだというのは十分伝わった。

817轟音青黄「笑顔ノムコウ」2:2008/03/06(木) 18:44:44 ID:PQFoWBFl
「あーん、太っちゃうよう。でも、連、おかわりー!」
「はいはい。」
早輝からオムライスが乗っていた皿を受け取る。
また卵を溶かなくてはならないが、連にとっては全く苦ではなかった。
こんなことで、彼女の笑顔が見られるなら…。
卵を割りながらもチラりと後ろを見ている。
連は気づいていた。
−−いつも笑顔を絶やさない彼女が、時折暗い表情を見せるのを。

2杯目のオムライスも完食し終えるのを見届けると、連は洗い物を始めた。
今回は定番のオムライスにしたけど、次はどんな卵料理にしようか…。
そんなことを考えていると、ふと背中に熱い吐息を感じたので、連は洗い物の手を止めた。
もちろん、二人しかいないのだから、吐息の主は分かっている。
彼女のイメージカラーに合うような柑橘系の甘い香り。
首だけ横を向けると、細い指先が自分の肩口を掴んでいるのが見えた。
服と一緒に中の肉まで掴まれて少し痛かったが、もちろんそんなことは口に出さない。
彼女の身体が小刻みに震えているのが、掴んだ先から伝わったからだ。
「どうかしたッスか?」
いつもの口調で言ったのは、内心動揺しているのを気づかせたくないから。
時折聞こえる小さく鼻をすする音。
顔は見えなくても、彼女が泣いているのは連にはよく分かった。
早輝は、連の背中に額をうずめたまま、震える声で言った。
「いつまで…、こんなこと続けなきゃいけないのかな?私たち。」
「えっ?」
「これからもずっと…、ガイアークが全滅するまで、キャンピングカーで生活しなきゃならないの?」
「…。」
「ガイアークが全滅しても、地球の環境が良くなるまで正義のミカタやらなきゃならないの?」
スマイル全開で明るい彼女の姿はそこにはなかった…。
818轟音青黄「笑顔ノムコウ」3:2008/03/06(木) 18:47:05 ID:PQFoWBFl
確かに連も楽天的な性格だが、今後の生活について、何も考えていない訳ではない。
ただ炎神たちと別れて普通の生活に戻ったとしても、大型二種免許の資格を生かして再就職すればいい、と思っていた。
問題はむしろ就職の心配より、元の生活に満足できるのか、というくらいだったが…。
だけど、彼女は違う。
まだ16歳の彼女は、普通なら実家で暮らし、学校で部活や勉強に励んだり、友達と遊びたい盛りのはずだ。
それがバイト先のサーキット場で、ガイアークと出会ったがために、「正義のミカタ」としてキャンピングカーでの生活をするハメになった。
いつまで続くか分からない生活。
いくら一通りの生活用具は揃っているとはいえ、紅一点でゆっくりお風呂にも入れないというのは、かなりストレスが溜まっているのではないか?
いつも笑顔を絶やさない彼女は、スマイルスマイルと言いながら…時には言い聞かせながら、明るく無邪気に振る舞っている。
でも笑顔という防御の奥に、誰にも見せない脆さがあるのを連は見抜いていた。
−−なんとかしてあげたい。
−−泣いている彼女を励まして、明るい笑顔を取り戻したい。
−−そんな自分にできることは?
この行動が「ズバリ正解」なのか分からなかったが、連は振り返って、両腕で包み込むようにして迎え入れた。
「連…。」
しがみつくようにして泣き始める彼女を、さらに力を入れて抱きしめる。
「大丈夫。僕も、走輔も…、スピードルもベアールもバスオンもボンパーも…、みんなで一丸となってガイアークを倒せば、元の生活に戻れるよ。
ご両親に会いたかったら、息抜きに実家に帰ったっていいじゃないか。」
何の確証もない言葉は、「正解」ではなかったようだ。
薀蓄なら、スラスラ言えるのに…。言葉は諦めて、連は彼女の長い髪に軽く触れた。
シャンプーのCMに出てきそうな艶やかなストレートを、よしよし…とさすってみる。
彼女が落ち着くまで、優しく撫で続けた。まるで赤ん坊をあやすように。
819轟音青黄「笑顔ノムコウ」4:2008/03/06(木) 18:49:44 ID:PQFoWBFl
ずっと額を押し付けて泣いていた早輝が、ようやく離れた。
「早輝?」
心配そうに顔を覗き込む。
その声に応えるように顔をあげた早輝は、背伸びして両手を首にからめていった。
グロスを塗った唇が近づいてくる。連は逃げずに、目を真っ赤にした彼女を見つめ返した。
軽く開いた口元に、押し付けられるような柔らかい感触。
たどたどしく進入してくる舌を前歯で軽く挟むようにして受け入れる。
連は、ゆっくりと瞳を閉じた。
身体中の血液が逆流してくるような感覚。
走輔のような熱血じゃないのに…。でも、自分が自分でなくなっていく…。
顔を右側へ向けて唇をずらす。
まるで車のエンジンがかかったかのようだった。
早輝の頭を動かせないように固定すると、唇で隙間なく塞いで、奥まで舌を侵入させていく。
「ん、んぅ…」
早輝が少し苦しそうだったので、今度は軽く何度も合わせるように、唇を重ねてみた。
背伸びしていた早輝の踵が徐々に床に着く。
逆に前かがみになっていった連は、早輝の身体が後ろに倒れないように支えながら、テーブルの上に寝かしていった。
身体を奥の方にずらして、宙に浮いていた両足もテーブルに乗せる。
横たわった彼女の身体を、体重をかけないようにして覆いかぶさった。
「連…。」
連の頬を捕らえた彼女の白い手。その上に自分の手を重ねると、空いた手で顔にかかった髪の毛をきれいに直した。
彼女の潤んだ瞳に吸い込まれそうになってくる。
そっと、頬の手を外すと、首筋に唇を這って行った。
「あぁ…っ」
ジャケットのファスナーを下ろし、強引にインナーをたくし上げていく。
キメ細やかな素肌に触れると、怖がらせないように優しく這っていった。
くすぐったいのか緊張しているのか、顔を真っ赤にして我慢している彼女を見ると、かわいくて…いとおしくて…我慢できなくなってくる。
さらにインナーをたくしあげると、黄色い花をあしらったブラジャーがのぞいた。
そっと下着の中に手を入れた。
やわらかな膨らみに、形を変えたくなるくらい強く握りたくなったが、それはやめて、顔をうずめていく。
「連…、連…」
さっきから何度もうわ言のように呼ぶ声。
口に含んだ小さな突起が、すぐに顔を出す。
くすぐったくないように、極力使わなかった舌を使って、口の中で何度も転がしていった。
手はそのまま、早輝のスレンダーな太ももへ伸びていく。
そして内側に侵入しようとした時−−。
手でブロックされた。
スイッチがいきなり切れたかのように、連の動きが止まったのは、消え入るような声を聞いたからだ。
「ごめんなさい…。…今、生理なの…。」
820轟音青黄「笑顔ノムコウ」5:2008/03/06(木) 18:52:55 ID:PQFoWBFl
「ご、ごめん…。」
まともに彼女の顔が見れなかった。一気に引き戻された現実。
頭の中に、今まで詰め込まれた薀蓄の数々が、怒涛のように押し寄せてきた。

−−これはやっぱり青少年保護育成条例に違反するのだろうか。確か対象は、18歳未満の未婚者だから早輝に当てはまるし、これは淫行になるのだろうか?
えーと何だっけ?「何人も、青少年に対し、淫行またはわいせつな行為をしてはならない。」
でも、待てよ?地方自治体の条例だから、都道府県によって微妙に違うわけで、キャンピングカーで生活している場合は、どこの県に…。

早輝はテーブルから降りると、連に背を向けて、自分の乱れた衣服を直していた。
「連のバカッ」
振り向きざまに言った彼女の表情は、今までで一番曇っていた。
「ご…ごめん、本当にごめん」
連は、あわててテーブルから降りて、ズボンを直しながら早輝に近づこうとする。
「馬鹿っ!」
「は、はいっ!」
まるで名前を呼ばれたみたいに直立不動になる連。
「どうして、あやまるのよぉ」
「ごめん…」
「馬鹿馬鹿ぁっ!全然分かってない!…まだ、一番肝心な言葉を言ってないじゃん。
女の子はね、たった2文字だけど、その言葉が聞きたいんだよ…。」
さっきまでおさまっていた彼女の目から、またポロポロと涙がこぼれてきた。

彼女に元気を取り戻すどころか泣かせてしまった。
これまでの自分の行為を思い返すと、本当にへこみそうになるが、やっと分かった気がした。
正解は、もっと単純だったんだと。
彼女の笑顔を取り戻すのは、料理やなぐさめの言葉じゃない。
ただ自分の気持ちを素直に表せばよかったのだ。
「いい加減な気持ちじゃないから。」
淫行だろうとなんだろうと、そんなものは関係ない。連は、しっかりと彼女の目を見て言った。
「早輝…、お前のこと好きだ。…だからツラいかもしれないけど、元気を出してほしい」
ずいぶん回り道したが、ズバリ正解だったようだ。
スマイルスマイルといつものように笑う彼女を、今度はしっかりと抱きしめる。


−−早輝、本当のことを言うと、サーキット場に通うようになったのも、君の笑顔が見たかったからなんだ…。

<おわり>
821名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 19:02:45 ID:PQFoWBFl
以上です。
予告を見ると雲行きが怪しそうなので、本編の引き出しが増えないうちに投下してしまいました。
轟音青黄は、冒険黒黄とはまた違った兄妹みたいな感じなので好きなので、このままいってほしいんですけどね〜。
822名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:36:24 ID:4hwPJ42d
萌え…!
823名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:44:16 ID:H9R8YiLZ
GJ!
824名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 11:12:19 ID:dsQwi2jb
禿萌えすぎる…!GJ!いいなあ青黄!
825名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 14:20:55 ID:VPAalniU
本編ではどうなるんかねぇ…
ここ数年毎年の如く公式でカプができとるんで楽しみでもあり怖くもあり、かな
826名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 21:00:19 ID:5UyahxnS
ケガレシア様と緑いい感じだった
827名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 00:24:53 ID:GxW8hfrz
>>825
再来週の黄色メイン話次第かな。
ただ青黄は、今は3人+2人戦隊を強調しているから、必然的に対にされているけど、
5体が合体したら、それも崩れそうな感じ。
ただ今週は、遠足気分で緑が黄の手をひっぱったりしてキャッキャしているのに萌えたw
828名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 02:08:05 ID:U0XhE91T
>827
そうだよな、何気に黄と緑も高校生カプっぽくて良いね。
それを見守る青は黄に惚れてて、微妙な気分で引率してるのかもしれないがw
829名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 14:40:23 ID:T+gqS/eR
ゲキVSボウ レンタル直前保守
830名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 17:40:37 ID:xZ+uPQF6
>>829
保守できてねーじゃんw
831名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 20:55:51 ID:9mH173/+
上げねば保守できぬと思っている人発見
832名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 22:43:34 ID:jJJn/6SY
春厨の時期だもんな
833名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 00:47:10 ID:coP5Xldj
まあまあ、マターリVSから生まれる名作を待とうぜ。
個人的には希望をこめて旧作も待っている。マジ赤桃とかデカ緑桃とか読みたい。
古いのもいいな、ゴレン緑桃とかゴーグル黒桃、チェンジ赤白とか良くない?古すぎる?
834名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 02:13:26 ID:F4WU7koy
>>833
時間赤桃が読みたい
835名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 10:19:45 ID:dvArtP2a
ゴーグルの方は俺も希望。あと、デンジ、バイオの赤桃も
836名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 12:01:58 ID:F4hMGa+c
ガオ銀白とか黄白とか読みたい!
カーレン赤ゾンネットも読みたい!
837名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 13:23:29 ID:BHaeZh5v
戦闘ケニア&アメリカ(二代目)
838名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:04:52 ID:ALP/RDIO
ゲキVSボウケン見てしまった。冒険赤桃良いよ。かなり萌えた。
839名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 03:32:00 ID:r341sJAO
>>833
ゴーグル黒桃にチェンジ竜魚とはなんというもう一人の自分。
古くてもいいものはいいんだ。

ダイナとオーレンのそれぞれの敵の王子王女も好きだ。
840名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 09:03:16 ID:Bvo//M7s
/ソ彡人ヾ  
リリ ・∀・)<バイトしてると同じ年頃の女の子と話せるし、楽しかったから…

. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       (リ人ヾ| ! . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ| |ー、 スマイル、スマイル…::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

ゴーオン本スレに貼られていたAAだがちょWWW黄の立場ナッシングWWW
この後ニブチン緑に「わたしだって女の子なんだからね!」
と迫る黄を妄想してヤバイ程萌えた。
来週は黄主役の恋バナだしwktkが止まらないぜ。
841名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 13:29:08 ID:S519iFSi
>>840
真っ先に自分も黄色が思い浮かんだ>同じ年頃の女の子と話せるし

でも、今年はホント難しい…。
女性キャラが少ないのもあるけど、それ以上に本編のあのノリとキャラの濃さのせいでうまく書けないよ。

来週の黄メインで、他のメンバーがどう黄を思っているか明らかになるらしいけど
全く予想がつかない…。大穴で黒来たりしてw
842名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 16:09:46 ID:kZGWsx5a
今のところ目に見える範囲での皆の黄に対する気持ちは、こんなとこでどうだろう。

赤:何も考えてない
青:メンバー中一番世話の焼き甲斐がある子
緑:おともだち
黒:どシロウトその3

こう見ると青が一番距離近いけど、黄→赤の片思いってのも話は盛り上がるかも(個人的見解)。
赤はレッドのくせしてまだメイン回ないし。
843名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 20:16:22 ID:U+Qq5nrn
VS、赤桃好きとして、嬉しいシーンが多かったけど、
リオメレ好きとしても、悪くなかったな。
結構密着度高かった気がする。
メイキングも萌えた。
844名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 20:47:03 ID:N9BjxJkQ
>>842
>赤はレッドのくせしてまだメイン回ないし。

来週は赤と黄がメインらしいが。
845名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 02:13:21 ID:O9CDAEop
>>841
東映ヒロインMAX見たけど逆みたいだった>黄色が仲間のことをどう思っているか

だけど、紅一点がデートするということで、尾行に参加しない青と緑の反応が気になるところかな。
自分の意思で行かないのか、赤からご指名がなかっただけなのか、最悪なのは青緑スルーでいきなり尾行画面にorz
846名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 13:09:15 ID:Eskd6Rz7
特板でたびたび出る炎神合体3P説に洗脳されつつあるw

炎神も人間も男女比とかキャラが生々しくないから
エロよりラブコメしか想像できないが
847名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 21:52:21 ID:d1u0Vkr3
豚切りすみません。大戦隊黒桃書いてみましたので投下します。
キャラを掴むのがかなり難しく、手探り状態なためエロなしです。
続きを書きたい気持ちは強いので、模索してみたいと思います。
黒が記憶喪失になってしまった26話をベースにしていますが、キャラや雰囲気が違ったらごめんなさい。
848大戦隊黒桃「闇に咲く花」:2008/03/19(水) 21:53:39 ID:d1u0Vkr3
「地球剣・電子銀河切り!」
一閃、炸裂。イノシシコングは滅び、悪の野望を打ち砕いた。
3機のメカをゴーグルシーザーに格納し、変身を解除する。束の間の安息の始まり。

「赤間、先に戻っていてくれ。俺たちはシーザーを点検して行く」
安堵と葛藤、そして疲れでぼぅっとしていたミキは、傍らで行われていた通信に顔を上げた。
全て回路をオフにし、手動に切り替えるのが、いつもの整備手順。だが今日の黒田は、電源を黙らせたところで手を止め、再びコックピットに深く座り、目を閉じた。
「黒田さん…?」
整備に着手する様子を見せないばかりか、寛ぐように延びをする彼を、ミキは訝しむ。
「心配をかけたか?」
疑念を払拭するように、投げかけられる問い。途端に空気にまで追いつめられているような気分に陥って、ミキは言葉を返せなかった。

イノシシモズーのショックガンにより、記憶を失ってしまった黒田。
仲間を忘れるということは、自分のことも忘れられてしまったということだという深い絶望に、ミキは一瞬にして身を裂かれた気分に陥った。
だが、追い回され、攻撃されても決して負けなかった彼の魂。
記憶喪失は芝居だったと分かった時の密かな安堵感を、ミキは忘れることが出来ない。
作戦参謀の腕に圧倒される仲間たちの後ろで、涙が出ないように必死に深呼吸をした、あの瞬間。
目の前にいる優しく強い男は、それを知っているのだろうか?

「答えないということは、そうだということだな」
一人呟いて納得し、次に黒田が起こすのは、ミキとの距離を縮めるための行動。
「……!!」
引き寄せた肩は、腕の中に軽々と収まってしまうほど細い。こんなに儚い身体で戦っているのかと、驚愕すらしてしまう。
「あの親子を救わねばならなかった。だが、それで君を苦しませたのは、俺の不徳の致すところだ」
黒田らしい、朴訥ながら真面目な物言いを、ミキは自らに染み込ませるようにして受け止める。
「分かって欲しいとは言えないが、…すまなかった」
頬に当たる彼のシャツの感触と、少しも衰えない掌の力が、生きていると実感させてくれた。
そう、確かにここにいる。命を重ね合えるのも、味方を欺いて戦った黒田の懸命な努力があったからだ。

「…怒っている、かな?」
何も答えないミキを覗き込もうとする。が、上向かせようとした顔は腕の中で反らされ、黒田は軽くショックを受けた。
作戦のためにしたこととはいえ、こんなにも信頼を失ってしまったのか。
「分からない…」
小さなミキの呟き。そこにあるのは迷い。
「黒田さん。許すも許さないもないことに、私は何て答えればいいの?」
彼女は視線を彷徨わせたまま、まるで歌うように苦悩を口にした。
「我侭になっていい。そんなに自分を抑えないでくれ。俺の前では」
849大戦隊黒桃「闇に咲く花」:2008/03/19(水) 21:55:48 ID:d1u0Vkr3
ミキと出会ってからの時間。それは、壊れそうな身体の中にある、凛々しい心に触れた日々。
仲間としての労りは、いつの間にか止めようがないほど深い愛情に変わっていた。
ミキも同じ気持ちでいてくれていると知った時の、奇跡のような世界の輝き。
だから、生き残りたい。
たとえ無茶をしても、また二人で笑い合えるように、この戦いを乗り越えたいのだ。

黒田はグローブを外し、指先をミキの顎に這わせた。今度は素直に上を向いた大きな瞳が、一心に見つめて来る。
自分が夜の闇なら、彼女はその中を零れ落ちる花びらそのものだ。
暗く黒い底は、降り積もる薄桃色の花に塗り替えられ、黒田の世界が変わる。

静かに交わした口づけ。
「黒、田さ…ん」
慣れないながらも懸命に応えるミキがいじらしく、愛おしい。
僅かな触れ合いは、求めるように服を掴む仕種に誘発されて、段々と深みを増して行く。
溶けてしまいそうな柔らかさとぬくもりに、軽い酩酊状態に陥る黒田。

と、ミキが小さく笑いを洩らした。何かと目顔で促すと、
「泥だらけね」
そう呟いて、頬をつつく。
ようやく、走り回って真っ黒になったままだったことに気がついて、黒田は苦笑するしかなかった。
「仕方がないだろう、必死だったんだ」
何故か言い訳めいた口調になってしまいながら、ミキの耳元に唇を寄せる。

「シャワーを浴びたら、君の部屋に行ってもいいかな?」

一瞬の間があって、ミキの頬が真っ赤に染まった。
一つ一つ重ねる触れ合いは、時に直接的なものになって、彼女を息苦しくさせる。
決して欲望だけではないつもりだが、こんな風に可愛らしく狼狽する姿を目の当たりにしてしまうと、それも自信がなくなる。
結局ミキには敵わないのだと、黒田は白旗を上げた。
「さあ、そろそろ戻ろうか」
立ち上がりかけると、細い指先に引き留められた。
「……。」
無言の中にこそ、100の言葉が潜んでいる。
ひたすらに篭る力、それは肯定。

参った。黒田は嬉しさの溜息を洩らす。まったく、こんなに甘やかされてもいいのだろうか。
「――待っていてくれ」
身を屈めて、頬に落とすキス。
長い睫毛を伏せてそれを受け入れ、ミキは静かに頷いた。


〈終〉
850名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 22:24:36 ID:xsuEZygh
GJ!
是非続きを!
851名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 02:08:24 ID:CRlikXvi
ゴーグル黒桃!夢のようだ!!
同じく続き待ってます!
852名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:12:24 ID:YOi/ABL4
元ネタ見てないけど楽しめた。かなりGJだぜ
そして上手いな。

現行本スレの最初の方にある轟音青黄のカップル説を読んだ後、本編を見てると果て無き萌えが自分を襲うぜ
853名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:20:43 ID:j0T64RcP
炎神黄&緑で誰かお願いします。
854名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 01:30:53 ID:OWMgYDvV
炎神書く上での難問が…。
エンジンソウルは単独でもしゃべれるみたいだから、外だと炎神がジャマしてイチャイチャできないw
855名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:01:19 ID:LBYL7R8w
>>854
炎神同士もいちゃつかせとけばいいんじゃね?
856名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 15:46:30 ID:d37AB8QR
853って範人&早輝?バルカ&ベアールV?
範人と早輝なら俺も見たい。おそらく童貞&処女だろうし「甘酸っぱい」っていうフレーズが似合いそうな
ストーリーが期待できそう
857名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 23:49:35 ID:jEkgnIoj
電磁青桃が読みたい
858名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 08:01:25 ID:istWrE6i
やべー、轟音赤黄超萌え!
最後の青黄の見つめあいも可愛かった。
早希は誰とでもからめそうだな
859名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 08:07:04 ID:tJloRdrb
レストランでの会話で「早輝と…したい」を「早輝とエッチしたい」と勘違いするソウスケとグンペイ
860名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 10:09:52 ID:Fh2uKhOQ
861名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 16:10:51 ID:AIknyRVI
VS。
さくら姐さん&メレのシーンのアングル素敵すぎ。要望分かってるな!!
ちょっと冒黄周辺は不満だけど、赤桃的には大満足!!
理央の騙されぶりは「あーあー(笑)」と失笑するしかなかったけど
ラストの理央メレに、今までとは違う方向性で萌えた。
862名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 00:48:14 ID:ffLzMzev
轟音レンサキです。
実は先週、予告の時点で妄想が広がり、書き上げてしまいました。
今日の本編で、赤も絡めたくなり、青→黄色(←赤)みたいに変えました。
・5レス消費予定
・エロはないのに無駄に長くてすみません。
863轟音青黄「オカン失格?」1:2008/03/24(月) 00:49:51 ID:ffLzMzev
「いいか、範人。ハンバーグは、ちゃんと空気を抜いて、小判型に形を整えたら真ん中に窪みを入れるんだ。」
「分かったよ。連って、卵以外の料理も作れるんだねぇ。」
連に教わるとおりに、範人は手際よくハンバーグの形を整える。
よく考えると失礼な発言をする範人だが、連は気にすることなく、
「ハンバーグの上の目玉焼きは、半熟にすると黄身がソース代わりになるんだ。」
と、料理の手も蘊蓄も休めない。
範人は、クレープ屋のアルバイトの一件から、連に対して絶大な信頼を寄せるようになり、料理もよく手伝うようになった。

外では、走輔と軍平がテーブルのセッティングをしている。
めったにない肉料理が嬉しいのか、黙々とセッティングする軍平とは反対に、
「メシまだかな。」
走輔は、自慢のコインを取り出して占おうとしていた。
「コラ!走輔!サボるとは何事かってんでぃ!」
すかさず、バスオンが走輔に噛み付く。
「ふんだ。お前らだって充電しているだけで、何もやってねぇじゃねぇか。」
走輔の言葉に、返す言葉もないバスオン。
「全くだ」
うんざりするように言ったのはガンバートだ。
「孤独を愛する俺が、なんでボンパーに繋がれて、外で充電しなきゃならないんだ。」
「だからぁ、早輝を元気づけようと、今日の夕飯はみんなで食べることになりよったんでしょ」
ベアールは相棒の早輝のことを、心から心配しているようだった。
864轟音青黄「オカン失格?」2:2008/03/24(月) 00:52:02 ID:ffLzMzev
そもそも、毎日卵料理しか食べない彼らが、目玉焼きハンバーグとは言え、夕食が肉料理なのは、非常にめずらしいことなのである。
それというのも、スピーカーバンキとの戦いで出会ったフルート青年の小川が、しばらく海外に行くというので、少し落ち込み気味な早輝を、みんなで元気づけるためだった。
連と範人が出来上がったハンバーグを運んで来て、食事の用意は終わったが、早輝は一向に現れない。
「そろそろ誰か呼びに行ってもいいんじゃないの?ボクは、今は繋がれているから行けないけど」
ボンパーは、お腹からコードで炎神たちとつながれているので、自由に動けなかった。
「俺も、いいや。」
真っ先に行きそうな走輔が、珍しく消極的だった。
「俺、行ったら、また傷つけるようなこと言っちゃうかも。ホント女って訳わかんねぇよな」
と、明るく笑うが、今回の件で自分のデリカシーのなさを、かなり気にしているようだ。
「反省するのはいいことだ。相棒と違って少しは成長したようだな。」
「どさくさにまぎれて俺にカラむなよ。ガンパー」
「ドをつけろ、ドを。何度言ったらわかる」
スピードルとガンパードによる丁々発止のやりとりが始まる。
走輔はイライラしながらコインをいじくっていたが、そばにいた連に気づくと命令した。
「連、お前行って来い。」
「え?走輔、行かなくていいの?」
「いいから…、行ってこい!」
連の表情が少し変わったが、走輔は全く気づかない。
「分かった。ちょっと見てくるっス」
ギンジロー号に戻ろうとする連に、範人がオカンに続け…とばかりに行こうとした。
「ねえ、待ってよ。僕も行くよ。」
その腕をしっかりと掴んで止めたのは走輔だった。
「お前は、ここにいろ!」
「はぁ。」
走輔の迫力に負けて、素直に椅子に座る範人。そんな走輔を見て、
「…バカなやつ。」
と軍平は、半ば呆れ顔で見ていた。
865轟音青黄「オカン失格?」3:2008/03/24(月) 00:53:53 ID:ffLzMzev
ギンジロー号の中に入ると、早輝はいつものように手鏡で笑顔の練習をしていた。
背を向けているので表情は見えないが、スマイルスマイルと言い聞かせているのが分かる。
「早輝…。」
鏡越しに連の姿が見えたのか、早輝はハッと気づいて立ち上がった。
「連…。」
「みんなの所に出てこれるっスか?」
背中越しに声をかける。
早輝は少しの間黙っていたが、ようやく振り返って連に見せた笑顔は、どう見ても作られた物だった。
「大丈夫だよ。今から行くから。」
連は、真っ直ぐ早輝を見つめたまま黙っている。
その視線に耐えられなくなったのか、早輝は、まくし立てるように話し始めた。
「今日は、ハンバーグありがとね。それにしても、連ってホント気が利くよね。あの時だって、耳栓まで用意しているなんてさすがだよ。私だったらそこまで頭回らない。」
「…。」
「でも、こんなことでみんな気を使わなくてもいいのにな。だって、征爾くんとは、この間食事をごちそうになってもらっただけで、別に何でも−」
「ムリしないでいいっスよ。」
連の言葉に、凍りついた早輝の笑顔。
相変わらず早輝は、連の顔を見ようとしなかった。
「悲しいときは思いっきり泣いていいんだよ。笑う時には笑って、怒る時には怒って…。」
そう言いながら、一歩ずつ早輝に近づいていく。
「…。」
早輝は唇を噛み締めて、下を向いている。
ほんのわずかだけど、後ずさりしているようだが、距離は縮まるばかりだった。
−−やめて。来ないで。優しくしないで。これ以上優しい言葉をかけられたら、どうかなっちゃうよ…。
「仲間にも、笑顔以外を見せなかったら、その笑顔は本当の笑顔じゃなくなるっス」
早輝は身構えるように固く縮こまっている。
−−お願い。優しくしないで…。
いつの間にか、ちょっと手を伸ばすと、すぐ触れる位置にいる。
今にも泣きそうな表情の彼女に、連は迷わずトドメを差した。
「よく…、頑張ったね。」
早輝の目から、ポロポロと涙がこぼれ落ちる。
身体を預けるように少し前に倒れると、そこにはちょうど連の胸があった。
866轟音青黄「オカン失格?」4:2008/03/24(月) 00:55:51 ID:ffLzMzev
「遅いね。あの二人」
沈黙を破ったのはボンパーだった。
「狭い密室で若い男女。情熱でそのままアルデンテにナイデンテ。」
「なんてこと言いやがってんでぃ。べらぼーめ!俺の兄弟は、簡単に女子に手を出すようなヤツじゃねぇってんでぃ」
バルカに噛み付かんばかりのバスオンに、「バスオン、怖いよぅ」とオロオロする範人。
「よし。ちょっくら様子を見てくるか。」
やっぱり走輔は、気が気でないようだった。
「やめろ。お前はまだ懲りてないのか。」
さすがに尾行に懲りた軍平が口を挟む。
「冗談に決まっているだろ!」
走輔はふてくされて、ガブ飲みし始めた。
雰囲気が悪くなったのを察して、あわてて範人が間に入る。
「まぁ連がついてるから大丈夫だよ。だって、連はみんなのオカンだもん。」
自分のことを振り返って、しみじみいう範人に対して、
「そいつは、どうかな?」
軍平が意味ありげに言った。その言葉に、走輔もハッとした表情になる。
「軍平?それってどういうこと?」
不思議そうに聞く範人に向かって、軍平は口をゆがめて笑った。
「本当に大丈夫なのか?ってことだよ。…もしかしたらツラいのはアイツの方かもしれないぞ。」
軍平は、愛読書の分厚い本をめくり始めながら、つぶやくように続ける。
「自分のことは後回しで、いつも周りのことばかり考えてやがる。自分の気持ちを抑えすぎて、いつか爆発しなきゃいいけどな。…バカなヤツらだ。」
範人は、なんとなく気になって走輔の方を見た。
走輔は、めずらしく軍平に噛み付かず、難しい顔をしている。
「連…。」
そうつぶやいてグラスをじっと見つめる走輔と、そ知らぬふりして本を読む軍平を、範人は「どうなってんの?」と思いながら見比べていた。
867轟音青黄「オカン失格?」5:2008/03/24(月) 00:58:02 ID:ffLzMzev
こんなに近くにいるのに…。
炎神たちが外で充電しているせいか、ギンジロー号の中は珍しく静かだった。
早輝のすすり泣く声だけが不規則に聞こえる。
そんな彼女を見下ろす連の表情に、いつもの柔和な笑みはなかった。
「やっぱり、あの人のことが好きだったんだ…。」
聞こえるか聞こえないくらいかの低くて小さな声。
−−早輝…。君はこれから先もいっぱい恋をして、いっぱい泣いて、そして大人になるんだね。
−−ますます綺麗になっていく君を、俺はオカンとして見守り続けることができるんだろうか?
…最初から意識していた訳ではなかった。
確かに、サーキット場で出会った時は、かわいい売り子さんだなぁと思っていた。
しかし共同生活で、近くにいるのが当たり前になったせいか、彼女と接しているうちに、妹のようにしか見えなくなっていく。
そんな「妹」が、めいいっぱいおしゃれして「女」に変身した。
そして勘違いとは言え、走輔が早輝の結婚を口走った時、連の中に今までなかった暗い感情が芽生えた。
自分と年や背格好が変わらないフルート青年に対する嫉妬−−−。
その時初めて、自分の気持ちに気づいたが、全てが遅すぎた。
好きになった女の子は、今自分の胸で、他の男のことを思いながら泣いている…。

思いを伝えてフラれた方がどんなにラクか?
彼女にあんなことを言っておきながら、連はこれからも自分の感情を封印していくことになるだろう。
彼女の笑顔を見たいから。
彼女と一緒に仲間として戦っていきたいから。
だけど…。今だけは、オカンとしてなく…。
連は無表情のまま、早輝の背中に腕を回す。
びくっとした反応を感じたが、ためらうことなく抱き締めると、抵抗や拒絶は見られなかった。
彼女はもしかしたら気づくかもしれない。
それでもいいと思った。
−−走輔…。他の男に取られる前に、俺が最初につけてやるっス…。
連は、彼女の長い髪を梳くように指を動かすと、額の上にそっとキスをした。
<おわり>
868名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 01:02:38 ID:ffLzMzev
以上です。sage忘れが1回ありまして、すみませんでした。
機会があったら赤黄や緑黄も書きたいので、本編の燃料投下に期待中です。
869名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 07:36:00 ID:YoVilp/3
GJ!!!
ありがとう、連早輝すっげえ読みたかった!!!
また何か書けたら是非お願いします
連がこの調子でどんどん気持ちしまい込んで
そして最後に爆発して押し倒してしまえばいいな
870名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 20:36:43 ID:pbcLNlhz
GJGJ!!青黄もえたっす!ごちそうさまでした!
871名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 10:05:58 ID:6LtE9gRy
なぁ、軍平も早輝にはかなりデレてると思わないか?
872名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 19:59:27 ID:+EUnlZXz
>>847です。大戦隊黒桃の続きが書けたので投下します。
あまりエロに重点を置けませんでした、すみません。
もしよろしければ読んでやってください。
873大戦隊黒桃「闇夜に香る花」:2008/03/25(火) 20:00:56 ID:+EUnlZXz
最初に好きになったのは、横顔だった。
神経質そうな顎のラインと、強気な眼差しが纏っていた、独特の厳しさ。
出会った頃は視線を合わせることなんて全くなかったのに、彼が隣にいるだけで、まるで鷹に射竦められたような気分に陥ったものだ。
その恐怖にも似た緊張感は、少し形を変えながら、今もミキの中にある。
それが苦しいばかりじゃなくなったのは、自分を求める彼の声を聞いてから。

「しかし、さすがに今日は消耗したな」
そう言って、黒田はミキの手を頬へと導く。泥を洗い落とした素肌に、ひんやりとした感触。
「大丈夫?早く休んだ方が…」
「おいおい、冷たいじゃないか」
彼女の顔が強張って見えるのは気のせいだと言い聞かせながら、腕の中に閉じ込める。
「…ずるい」
悔しそうな呟きに、黒田は苦笑した。

戦士として選ばれた日から、5人は未来科学研究所で寝食を共にするようになった。
それ以前は何処でどんな生活をしていたのか、お互い知っているようで殆ど知らないが、別に支障はない。大人の集まりなのだ、詮索は割に合わない。
だが、それはもしかすると盛大な言い訳に過ぎのかも知れないと思う部分が、黒田にはあった。
知り合う前のミキの生活。家族、友人、それ以上の存在。
知ることが怖かった。埋められない距離を感じてしまいそうで。

一方。今があればいい、そう思うことで嫉妬を遣り過ごそうとしている彼に対して、ミキが抱く不安。
こんな風に黒田と触れ合う資格が自分にあるのかというのは、彼女がまだ誰にも許したことのない聖域を持ってしまっているが故の自信のなさ。
他の女性と比べて、見劣りしていたら。満足に足るものを持っていなかったら。
揺れ動く心はデリケートで、内向的にすら映る姿勢。そして黒田が誤解をする、そんな密かなすれ違いの繰り返し。

「身体が冷たいな。湯冷めしたか?」
顔を覗き込み、額に手の甲を当てる。途端にミキの瞳が潤んで、今にも零れ落ちそうな切なさで満ちた。
そこに映る自分。生殺し。それ以外に言葉のない状態で、黒田は深呼吸をした。
これまで、多少の経験は積んで来た。慣れている女もいたし、素朴な女もいた。
だが、ここまで罪深いほどに純潔な女性には出会ったことがなかった。
彼女を汚したら、間違いなく自分は罪人になる。末路は磔か牢獄かは分からないが、逃げ出せないことだけは確かだ。
それだけの重責を受け止めることが出来るのかと、ミキと初めて口づけを交わした夜から、寝ても覚めても黒田は考え続けている。
戦いで死ぬより決定的な一撃となるであろう恋心に、全身で翻弄されていた。

ミキは普段から物静かな方だが、二人の時は無口に近いほど何も語らない。
どちらからともなく唇を合わせ、言い訳を作り出す時。心臓が跳ね上がる。暴れ回る。黒田にしてみれば青くさい、ミキにとってはどうしようもない、そんな緊張感。
いつかは、と思っていた。
彼女を自分のものにしたい。彼に全てを捧げたい。
そんな願いが自然に交差する時のために、黒田は自制し、ミキは緩やかに拒んだ、いくつかの夜。
874大戦隊黒桃「闇夜に香る花」:2008/03/25(火) 20:01:48 ID:+EUnlZXz
それなのに、今夜はどうしたことだろう。上手くかわせる自信が見出せない。
このキスが最後。そう線を引くタイミングが掴めず、戸惑う。

ミキは押し留めるように黒田の腕に触れたが、全く駄目だった。力が入らない。
黒田は唇で額に触れ、それを頬に、耳に滑らせて行く。再び唇戻り、拒否されるのは覚悟の上で舌を忍ばせてみた。
思いがけないことが起こったのは、その次の瞬間。
身体を固くしながらも、彼女はそれを受け入れたのだ。

混乱したのは黒田の方で、残る理性を総動員して、状況を立て直そうとする。
だが、黒田から学ぶかのようにぎこちなく行為を返して来るミキに、耐え忍んでいた欲望が逆流した。
「どうやら、逃れられないらしい…」
呟いた声は掠れていた。いつにない粗暴さを纏ったトーンに、ミキは本能的に張りつめる。

「逃がしてもらえない運命だとは、分かりきっていたことだがな」
彼が自嘲気味に笑うことの意味が分からなかったが、もう戸惑いで終わりたくはなかった。
目を閉じて、日に焼けた頬にキスをする。さっき黒田がしてくれたように。
「何て返したらいいのか、分からないけど…」
呟きながら、反対側にも咲く柔らかな感触。

「どんなあなたでも。私は、好きだと思うわ」
ミキが言い終わるのを待たずに、黒田はその身体を引き寄せた。
世界は止まっているのかも知れない。そんな戯言にも似た刹那に、二人の身体はベッドに沈んで行った。

立ち昇る、ミキの甘い香り。
畏怖をもって見上げて来る瞳の奥に、ほんの僅かに潜む好奇心。気づかれないようにそれを得た黒田は、大胆さを承知で首筋に吸いついた。
「!」
紅く華やぐ柔肌。そこを起点にして、唇を這わせ始める。
人一倍肉付きも皮膚も薄いミキの身体は、感度もいいのだろうか。そんな下卑た希望を抱いて、浮かび上がる鎖骨を舌で愛撫する。
「あっ…」
洩れた声は、まだ幼い衝撃に過ぎない。快さを表すものではないが、僅かながら弾み出している吐息は、黒田を優しく撫でつけた。
「明かりを消そうか?」
紳士な申し出は、ミキの覚悟を一瞬逆撫でした。だが、それは黒田が与えてくれた最後の拒絶の機会だと気づき、唇を噛む。
「…はい」
頷く。もう引き返せない。暗いオレンジに染まる壁に、恐怖と恥ずかしさを抱えたまま閉じ込められる。

目前に広がる天井。その手前に戻って来た黒田が、自らのシャツのボタンに指にかける。徐々に露になる、逞しい胸板。
お互い、隠していたものをこれから晒すのだと再び認識させられても、既に手遅れだ。
ミキは息を呑み、呆然と彼のシャツと素肌の境目を見つめるしかなかった。
黒田は腕を引き寄せ、自分の背中に廻すよう促す。遠慮がちな力加減が、慣れていないことを知らせていた。
875大戦隊黒桃「闇夜に香る花」:2008/03/25(火) 20:02:44 ID:+EUnlZXz
「…えっ!?」
前触れもなく、掌でブラ越しの胸に触れられ、ミキは驚きの声を上げた。いつの間にボタンを外されていたんだろう。
現われるささやかな膨らみと、いじらしいほどの彩り。その慎ましさこそがミキらしいと、黒田は思う。
隠すように丸くなりかける身体を押さえ、衝動を抑えられないままに先端を舐めとり、転がした。
「や…、く…ろだ、さん…」
背を走るくすぐったさと、熱く濡れた感触が、屈辱的なほどの羞恥を煽る。
だが、黒田の愛撫に合わせて洩れる吐息は止められず、ミキは気持ちの置きどころを探して身を捩った。

ただ単純に感じさせたいと、黒田は優しく舌で、指先で彼女を解して行く。
「ん、ぅん…」
しばらく繰り返すうちに、ミキの腰には蕩けるような重みがかかり始めた。
膝を割り入れ、ゆっくりと太腿へと手を伸ばすと、途端に動揺を見せながら、彼女は背中を突っ張る。
押し退けられないように固定しながら、黒田は慣れた手つきで魅惑的な肢体を切り拓いて行く。
耳や顎を撫で、リラックスさせながらボトムを取り去り、自身もシャツを脱ぎ捨てた。
またも衝撃に満ちた顔を隠さないミキだったが、前髪をそっとかき上げてやると、ぎこちなく少しだけ笑う。

「ゆっくり息をして、俺を離さずにいればいい。君は、」
――とても綺麗だ。
そう耳元で呟いて、賞賛と愛に満ちた口づけを送った。
ミキの中に生まれつつある興奮を引き出そうと、わざと音を響かせて口内を探ると、縋るように舌を返して来る。
肩を抱く掌は強い力を宿して、黒田の言葉に従い始めているのが感じられた。

ぼんやりと重たい雲の向こう。
肌理の粗い黒田の皮膚は熱く、筋肉の重みが心地好い。
行為と、溢れて来る愛しさに眩暈を起こしているうちに、身体の中心を探られるくすぐったさが、不思議な甘さに変わって行くのが分かった。
「全てを見せてもらっても、いいかな」
愚問ではあるが、問わずにはいられない。
「黒田さんも…見せてくれるなら」
ミキは、小さくそう答えた。
876大戦隊黒桃「闇夜に香る花」:2008/03/25(火) 20:03:59 ID:+EUnlZXz
「あ、…あん」
「力を抜いて。あぁ、そうだ…」
黒田は立てた膝をこじ開け、正解を告げるように囁いた。既に纏っていた全ての衣服を取り去り、ミキもまた最後の砦を残すのみになっている。
興奮が高まり、秘められた部分を指先で確かめる。
「んっ…」
切なげに身じろぎ、閉じかける腿を制して、ショーツに指をかけた。
露になったそこは、夜目にもほのかな桜色。隠されてしまわないよう、すぐに唇を寄せる。
「ふ、うん…ぁっ…」
彼女自身も知らないであろう部分を舌で捕えると、甘い蜜が溢れ出した。
恥ずかしそうに身を震わせながらも、懸命に応えようとする姿が可愛くてたまらない。

蕾を舐めとりながら、指で奥を探り始める。
骨張ったその熱に、ミキは痛みと違和感を感じて、無意識にお腹に力を込めて抵抗を見せた。
ゆっくりと内側を刺激しながらも、黒田は荒ぶり始める自身を抑えられない。
彼女にこんな艶めかしい一面があったのかと、感動に似た思いを抱く。
欲望よりも深く、興奮よりも強く走り出すのは、愛しい気持ち。

「ミキ…」
名前を呼ぶと、黒目がちな瞳が開く。
同じ景色を見て、ぬくもりを感じて。それだけのことがこんなにも幸せだと教えてくれた女性が、今自分だけを見てくれている。
彼女を失ったら、もう二度と恋をすることはないだろう。痛いほどに募る想いを、他の誰かから与えられるなんて考えられなかった。
もう止められない。黒田は身を起こし、ミキの足を持ち上げる。

「自然なこと?」
ふいにもたらされた問いかけに、少し驚きながら顔を上げた。
「当たり前のこと、なんでしょう…?」
ミキが何を聞きたいのか分からず、黒田は答えに詰まる。動きを止めると、震えをこらえるように指先を握りしめている彼女に気がついた。
怖がっている。それは当然だろう。けれどこの可憐な女性は、恐怖を自分の力で越えようとしている。
「特別だよ」
だから、自信を持ってそう答えた。どれだけ時を重ねても、ミキは自分の一番の宝だと。

「君を大事にしたい。こんなことをしておいて、何を今更と思うだろうが…」
「そんなことないわ」
言い終わらないうちに否定されて、一瞬面喰らう。
「言ったでしょう、私はどんな黒田さんでも好きって。これは…そういうことではないの?」
その言葉で、必要以上に力み過ぎていた自分に気づかされた。

特別なことは、いずれ自然なことになる。きっとミキはそんな日々を、受け入れられる自分自身を、求めているに違いない。
どうして彼女は、こんなにも凛としていられるのだろう。
このままでは、弱さを隠しきれなくなってしまう。何処までも甘えて、溺れて、抱かれて、壊したくなってしまうではないか。
「…少しだけ、我慢してくれ」
悪いのは、勝手なのは俺だ。そう呟きながら、黒田はミキの中へと進むべく、身体を開かせた。
877大戦隊黒桃「闇夜に香る花」:2008/03/25(火) 20:04:41 ID:+EUnlZXz
「ふ、…っ…」
恐れを打ち消そうと努めながら、ミキは吐息を洩らした。
鋭くはないが、途切れることのない鈍い痛みは中心を疼かせて、まるで治りかけの傷を無理矢理抉られるようだ。
奥に向かって来る熱さは、黒田自身の温度。
どんな戦いよりも辛い。たった一人で頑張らなければいけない孤独と羞恥に、ミキは固く目を閉じて耐えるしかなかった。

「痛むか?」
炙られるような苦痛はそのままだが、それ以上強い波は襲ってこないことに、声をかけられて気がつく。
「…あ、」
「うん」
眉を顰めながら問いかけようとすると、僅かに微笑みながら頷いて、彼が自分の中にいるのが分かった。

生涯一度の苦しみの後には、世界で一番愛している人と繋がり合える幸せがあった。
額に玉のような汗を滲ませながらも、ミキは嬉しそうに目を細める。
腰が浮き、ベッドとの間に現れる隙間に手を差し入れて、黒田は細い身体を抱きしめた。
「無茶をしてすまない」
期せずして、彼女の初めての男になってしまった。
それは喜びであり、自己嫌悪でもある事実。
ミキには、他にもっとふさわしい相手がいたんじゃないかと、今更後悔しても遅い。
反則と分かっていてもそうせずにいられない、それは黒田の恋慕のかけら。

腕の中のミキの身体は、白く細い受け月のようだ。
「…大丈夫、よ」
そう言われ、労るように背中を撫でられる。
その優しさを逆手に取るように、黒田の欲心が一気に溢れ出した。

悪者になると決めたんだ。心の中で呟いて、ゆっくりと身体を揺らし始める。
四方を囲む、狭いミキの内部。その強い締め付けで実感する、彼女にかかっているであろう負担。
溶け合う熱い呼吸と炎の中で、黒田はミキを見つめる。
「う…あ、…」
眉根の皺は深く、閉じられた目は闇に沈む。苦痛に満ちた表情。

だが少しして、そこに一つの光が宿るのを見た。
「あ…ん、あぁっ」
荒い吐息が、堪えかねたように甘い声音へと変わる。
そして黒田は、自らの身体で大きく渦を巻いていた心地好さに、残らず支配された。
「…は…っ」
そのあまりの快感に、声を出さずにはいられない。

激しいキスを交わし合い、高まって行く感情と悦楽。
「ずっと、こうしたかった…」
こんなに余裕のない彼を、苦しいほどに甘い声を、初めて知った。その歓びはミキの感度を上昇させ、苦痛は完全に消し飛ぶ。
「私、も…」

黒田の動きに合わせて引き、押される自分の中が、もどかしく熱気を帯びていた。
内側から広がる不思議なくすぐったさを、ミキは夢中で追いかける。
「ん、ふぁ…あぁぁっ…!」
溢れ出す欲望と愛情。
無我夢中で身体を打ちつけながら組み敷いて、めちゃくちゃにキスをする。
黒田の情熱はミキに包まれ、やがて砂のようにはらはらと零れ落ちて行った。
878大戦隊黒桃「闇夜に香る花」:2008/03/25(火) 20:05:11 ID:+EUnlZXz
嵐の後。
黒田が事後の処理を終えても、ミキは目を逸らしたままだ。
「ミキ」
髪に隠れた彼女の初々しい横顔を思いながら、黒田は微笑ましい気持ちになる。
「おいで」
少し前の自らの痴態に、どんな顔をしていいか分からないミキを、仰向けになった身体の上に乗せた。

「大丈夫か?」
頷いて、ミキはゆっくりと身体を伸ばし、鍛えられた筋肉に頬を寄せた。
耳をすませば、変わらず静かな夜。聞こえるのは黒田の声と、まるで風が鳴っているかのように力強い鼓動だけだ。
不思議な偶然によって、出会ってしまった自分たち。
惹かれ合ったことも含めて、運命だったと言えるようになりたいと、ミキは願う。
重なり合う体温の境目を埋めて、なくしてしまえたら。勇気を込め、黒田の肩を包み込んだ。

「私、重たいでしょ」
肩口で、綺麗に切り揃えられた黒髪が揺れる。指先で梳くと、懐かしい香りがした。
「全然。軽過ぎるくらいだ」
一体何だっただろう。思いを巡らせていると、再び彼女の声が響く。
「このまま…眠ってもいい?」

最初に好きになったのは、真っ直ぐな眼差しだった。
華奢な手足と、幼さの残る声が紡ぐ、彼女にしか出来ない気遣いの数々。
出会った頃はこんな風になろうとは思いもしなかったのに、彼女が傍にいないと、まるで世界でたった一人のような気分に陥ったものだ。
その恐怖にも似た孤独感は、少し形を変えながら、今も黒田の中にある。
それが切ないばかりじゃなくなったのは、自分を求める彼女の指先を感じてから。

伝えたいことがあった。ずっと愛していると、とても欲しかったと。
「…勿論」
でも上手く言える自信がなくて、黒田は短く肯定の言葉を返すに留めた。

控えめな性格ゆえ、滅多に他人に頼ることのないミキ。
だがこれからは違う。きっと自分に、素直に甘えてくれるに違いない。
自惚れてもいいだろうか。それは、いつか「自然なこと」になる「特別」に進み始めた証拠だと。

胸をくすぐる、彼女の吐息。それを感じた時、あぁ、と突然その事実に思い至った。
切なく優しい香りで、春ごとに黒田を包み込んで来た花。
「沈丁花、か…」
一人ごちると、何かと問うようにゆっくり顔を上げるミキの、艶やかな瞳と出会う。
「ん?――君のことさ」

幼いあの頃、もしかしたら既に予感があったのかも知れない。
いつか、同じように儚く可憐な面影を宿す、たった一人の女性に巡り会うのだと。

懐かしい花の思い出。
その花言葉が「永遠」であることを知るのは、もう少し先の未来。


〈終〉
879名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 21:49:48 ID:Pd+tTiry
なんて言うかもう・・黒桃があまりにも幸せそうでこっちも幸せ。
もうちょっとはじめてHの感じがあるともっと良かったかな・・でも有り難う!
880名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 06:35:27 ID:Wi4T4ifZ
GJ!!続き待ってました!
こういう甘甘なの読みたかったんだよ
881名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 06:41:40 ID:w1xJEOtB
>>861
> ラストの理央メレに、今までとは違う方向性で萌えた。

あのラストは正直萌える
てか本編であれやって欲しかったなあ
882名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 23:31:31 ID:AO8obt4m
883名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 00:03:52 ID:Apcd4lL2
獣拳リオメレ投下

・自分はリオメレ初めてですが他の職人さんに影響されまくってます
・拳断までの話です

合わない方はスルーでお願いします。
ではよろしくお願いします。
884道標01:2008/03/28(金) 00:08:58 ID:Apcd4lL2
 夜の風が頬を掠める。胸に清々しいその空気は、メレに獣源郷で感じたあの“気”を想い起こさせた。
 臨気に満ちた身に忌まわしかったはずのその感覚は今や穏やかに身中を駆けめぐり、示された道への標とも思えてくるから不思議だ。
(けれど今、私は何に因って生かされているのだろう……)
 幻気ではない。臨気でもないだろう。一度生を失った身に満ち、この瞬間に自分を自分たらしめているのは──

「メレ」
 彼女の思考は、穏やかに呼びかける声で途切れた。
「リオ様……」
 月明かりの中に愛しいひとが浮かび上がる。水を浴びてきたのであろう、リオの髪は濡れていた。慌てて手近にあった布を取り、滴が彼を冷やさぬようにと拭う。
 その手を取られ、引き寄せられた。
(あ……)
 気が付けば、唇が重なっていた。そのことを一瞬遅れて自覚したメレはつい身動ぎをしたが、固く抱いたリオの腕が離れていくことを許さなかった。
 暖かい。触れているところから、頬に掛かる息から、リオの体温が流れ込んでくる。その心地よさに身を委ねたい、しかし一方で身の置き所を見いだせぬほど恥ずかしい。
885道標02:2008/03/28(金) 00:10:01 ID:Apcd4lL2
 緊張に身を固くしていると、不意に顔が離された。
「どうした?」
 軽く笑いすら含んでいるような問いかけに、メレは咄嗟に顔を俯ける。
 しかし黙ったままなのは彼に対する無礼であるので、何とか口を開いて正直に答えた。

「だって…… 恥ずかしいですぅ……」
 その語尾が消え入ってしまうのも、また恥ずかしい。
「今更か」
 頬に手を添えられ、顔が上に向く。
「いつもはお前の方から纏わりついて来るだろう」
「っ! だ、だってそれは……」
 リオがこちらを向くことはない、その保証があって出来る戯れだ。いざ振り向かれて見れば、羞恥で逃げ出してしまいたい。
「おかしな奴だ」
 そう言ってまたリオが口を吸う。熱く湿ったものが唇をなぞり、メレに口を開けよと命じていた。震えながら唇を開くと、侵入した舌に絡め取られ、思わず喉声が漏れる。
 何かに縋るように手が動いてしまうが、大きな温かい手に包まれ、そっと指が絡められた。それだけで下腹から熱いものが立ち上り脳天を駆け抜け、メレの躰はゆるゆると弛緩する。

886道標03:2008/03/28(金) 00:11:17 ID:Apcd4lL2
 リオに柔らかく躰を預けながらうっとりと口を味わっていたメレだったが、ふと気が付いて、少し無理をして口を外した。
「何だ?」
 苛立ちが混じった声にメレは身を竦ませた。恐る恐る、上目遣いでリオに問う。
「あ、あの…… 私、冷たく、ないですか……?」
「ん?」
 リオはメレの言う意味がわからず一瞬訝しげに眉をひそめたが、直ぐに理解し吹き出した。
「構わん。俺が熱いから、丁度いい位だ」
「ホントですか? 良かっ…… きゃあっ!」
 無邪気に安堵の表情を浮かべたメレを文字通り押し倒し、リオが覆い被さった。口で口を蹂躙しながらメレの衣装を外していく。
 ぱさ、と躰を締め付けていた感覚がとれ、メレの乳房が露わになった。
「!!」
 メレは咄嗟に両腕を前に組む。リオはその腕を外そうと掴んできたが、一瞬込められた力はすぐに緩んだ。
「メレ」
 呼びかけられて、メレはぎゅっと瞑った目を開いた。闇の中から見つめるリオの目が、無言でするべきことを命じている。
887道標04:2008/03/28(金) 00:14:33 ID:Apcd4lL2
 それでも羞恥に囚われたメレが躊躇っていると、リオが身を屈め、メレの手首を咥え持ち上げた。熱い舌が肌を撫ぜる。命に従わぬ罰なのか、リオの歯がきりりと食い込み、メレの白い腕に痕を残した。

「あ…… はぁ……っ、あ、ああ、ああぁんっ」
 露わになった乳房に、リオが噛み付くように喰らいついた。頂を舐られ吸われ、片方は掌で痛いほど揉みしだかれる。喉を逸らしまだ湿っているリオの髪を掻き乱しながら、メレは与えられる刺激のままに声を上げた。
 身を震わせうねらせている間に衣服は取られ、留め具を外す音がする。ブーツを乱暴に脱がされてまた咄嗟に足を閉じようとしたが、リオがその身を割り込ませ、自らもまた衣服を脱ぎ捨てていく。
「リ、オ、様ぁ……」
 ふるふると首を振り所在なげにその名を呼ぶと、リオにまた口を吸われた。震える腕を肩に廻す。
「ん、んんっ…… ん……」
 リオの掌がメレの最後の砦に伸びる。舌で口腔を熱く犯されながら、メレは砦の内、その中心に疼く愛欲に身を捩る。
888道標05:2008/03/28(金) 00:16:10 ID:Apcd4lL2
 焦らすように、リオの手は内股を、尻を撫でさすり揉みしだく。欲に浮かされたメレの内臓がとろりとした蜜を吐き出し続け、布に染みきれずに尻へと垂れた。
「ん、んぅん…… ふぁっ……」
 口が外された。上気し潤んだ瞳がリオを見つめる。頭の芯までぼうっとして、考えられることはただひとつ。
「リオ様」
 そのひと言に嘆願を込め、メレはリオの掌を中心に導くように身を寄せた。願いは叶い最後の一枚が剥がされ、十分に潤った蜜壷に指が這い込む。
 水音の立つ内襞を磨られ乳房を吸われ存分に乱されながら、メレはリオの雄芯に手が触れ、先端からぬめるそれをきゅっと掴んだ。一瞬リオが身動ぎをし、メレをひたと見つめる。
 メレはリオの無言の求めに応じ、掴んだものを磨り上げた。吐息を漏らして切なげに閉じられる瞳に、リオの指を咥えたままのメレの中心が、液を滴らせながらひくひくと蠢いた。

「メレ」
 一瞬ぎくりとするほどの大声で名を呼ばれ、リオが再び覆い被さる。
 中心に熱いものを捻じ込まれ、メレは白い喉を逸らした。
「リ、リオ、様……っ」
889道標06:2008/03/28(金) 00:22:23 ID:Apcd4lL2
「メレ…… メレ、メレ」
 ぐいぐいと突かれ、その熱さに思わずリオに縋りつく。リオが自分の名を呼ぶその声は聞いたことのないほど切なく苦しげで、それが愛しさをいっそう募らせた。
 熱い。リオが、ではない、自分が熱い。この身に熱が宿っているのだ。
 リオ様、リオ様。私に手を差し伸べて下さった、ただ一人の御方。
 私に道を指し示してくれた御方。
 私に熱を持たせてくれたひと。
「リオ、様ぁ……っ!」
 メレの叫びと共に肉襞が内側でうねり、リオの雄芯を根本から締め上げた。
 獅子の唸りが耳元で聞こえ、数度激しく腰が叩き付けられる。

「メレ、メレ……」
 内でひくひくと蠢くのは、私だろうか、リオ様だろうか。
 リオに名を囁かれながら、メレは意識が遠のいていくのを感じた。


 メレが目を覚ますと、すぐ隣にリオがいる。
 ただそれだけで大きく安堵し、メレはリオの上掛けを掛け直した。
 すうすうと規則正しい寝息を立てている横顔を見つめているうち、メレは熱いものが胸に込み上げてくるのを感じる。
「リオ様……」
 堪えきれずにその名を口にすると、頬を流れるものがある。しかしそれは悲しみや絶望を意味するものではない。
 もう道は見えた、引き返すことはない。
 そして、この御方と一緒なのだから。

 拳断の儀式まで、あと二日。
 メレはリオにそっと口付けると、その隣に寄り添い、間もなく眠りに落ちていった。


<終>
890名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 00:26:08 ID:DPkJOsvP
リアルタイムで神の更新に立ち会ってしまった

GJです! 堪能させていただきました
道の向こうに終わりが見えているのが切ないけど
残された日々を幸せに過ごすことができたんだと想像して
胸が熱くなりました……
891名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 00:26:47 ID:Apcd4lL2
以上です
あんまり残り容量のこと考えてなかったんですが、次スレの時期ですよね…
892名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 10:07:10 ID:LSu5v6js
理央メレGJ!理央かっこよい!メレかわいいよ健気だよ!
エロ甘なんだけど切なさが漂っていて大満足でした!また宜しくお願いします。

486KBですね。そろそろ次スレですね。
893名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 13:40:32 ID:VH2o2gBb
ようやく今日見た赤黄回、赤黄萌えた!
しかし走輔のバカさには笑わせてもらった(いい意味)w
894名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 18:40:52 ID:phqLXxR+
次スレ用テンプレ案。
2ch保管庫は特撮系がなくなったようなので削っておいた。
みんなを幸せにする○○に入る単語を思いつかなかったので、代案をよろしく。


こちらは戦隊シリーズの総合カップルスレです。
現在放映中の『炎神戦隊ゴーオンジャー』、前年度放映の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』等々、
戦隊作品のカップルについて マターリと語って行きましょう。
煽り・荒らしはスルー推奨。他カプ批判もNG。みんなを幸せにする性戯ノミカタをしましょう。

【ネタバレについて】
特撮板本スレに準じ、放映日当日・映画公開終了までのネタバレは控えてください。
もしスレ住人からの要望により、映画等のネタバレを投下する場合、
投下前にネタバレであることを明記し、NGワード用タイトルをつけること。
バレを見たくない人はあぼん推奨。

前スレ
戦隊シリーズ総合カップルスレ 6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187689343/

過去スレ
戦隊シリーズ総合カップルスレ 5 (dat落ち)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176541347/
戦隊シリーズ総合カップルスレ 4(dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161010229/
戦隊シリーズ総合カップルスレ 3(dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/
戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114938210/
戦隊シリーズ総合カップルスレ (dat落ち)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105953664/
【S.P.D】デカレンジャー総合カップルスレ【S.E.X】(dat落ち)
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080011602/

戦隊シリーズ総合カップルスレ保管庫

戦隊シリーズ総合保管庫
ttp://sentaieroparo.blog100.fc2.com/

地球署の図書館
ttp://tfb.fc2web.com/index.html
保管庫の避難所
PC版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/index.htm
携帯版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/i/index.htm
895名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 00:53:16 ID:uPWwNnMs
おー、乙です!
みんなで○○のとこは… 自分も思い付かないや、↑でおkじゃないかな?
896名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 02:07:42 ID:/+3U58vk
「レース」でどうだろうか<みんなで○○
…ごめん、ベタすぎだなw
897名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 11:39:42 ID:ZhCMcF+7
ケガレシアさまの相手はどっちでも萌えるなーと思った
898名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 15:59:22 ID:oqeQraqe
なんで3Pヨロ!
899名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 00:15:51 ID:BNr6ZQj8
「皆を幸せに…」は、以前自分がスレ立てたときに、
蒼太さんの台詞をもじって付け加えただけだから、
別になくてもかまわないと思うよ
900名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 00:32:52 ID:JN7YlIn4
確かに、スレ3にはついてなくて、4は冒険、5と6は修行だね。
じゃぁ「カッコ良すぎるスレにしましょう」は?w
901名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 01:11:50 ID:9Wk+oDeb
スマイル満開!を忘れちゃいないかい?
902名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:21:25 ID:MSQ9OsCk
凄く萌えた。

439 名前:名無しより愛をこめて[sage] 投稿日:2008/03/31(月) 08:09:11 ID:kImJg8IQ0
ラストなんだし、最後ぐらい姐さんにチーフからのアプローチ
が多いという幸せがあってもいいよねw
ところで身体のっとられてる間も姐さんの意識はあった
のかな?

440 名前:名無しより愛をこめて[sage] 投稿日:2008/03/31(月) 13:46:50 ID:uNZZ1DwqO
体を乗っ取られてるふりをして明石に
(性的な意味で)迫るさくらw

441 名前:名無しより愛をこめて[sage] 投稿日:2008/03/31(月) 17:39:18 ID:iQicqZ6N0
>>439
多分のっとられてる間は意識はなかったと思う。
だからあの怪物が抜けた瞬間姐さん
倒れたんだろうし。

442 名前:名無しより愛をこめて[sage] 投稿日:2008/03/31(月) 21:20:27 ID:TOAY2ggC0
時々思い出したようにさくらの意識を外へ出して強迫観念を強めてみたり…
深層心理を読み取ってさくらの気持ちを口に出して嬲ってみたりと、鬼畜なことしてそう…
「抱かれてもいないのだな、この男に。なんならここで戯れに抱かせてみようか? 今なら従わせるのにわけはないぞ」
みたいな。
…書いててアレだが、ひでーな…
903名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 01:11:59 ID:RQkoTjPD
真墨と菜月の出会いについて語るボウケンジャー達

菜「なんで菜月に優しくしてくれたの?」
真「そ、それは・・・」
蒼「可愛かったからじゃないかな」
さ「不純な動機ですね」
明「・・・」

真「ま、まさか処女だとは思わなかったんだよっ!」
蒼「えっ・・・?」
真「だ、だってよ、あんなとこに真っ裸で倒れてたらその・・・、
色々された後だと思ったからついでにって・・・、そしたら血出るし
菜月は痛がって起きるし・・・中で出しちゃうし・・・」
菜「?どういうこと?」
蒼「あ・・・あーはは」
さ「・・・最低」

明「フッ・・・ちょっとした冒険だな」

真「うわぁぁああん」
菜「あっ、まってよ真墨ー!」
さ「ほっておきなさい」
菜「でも・・・」





ヤ「フッ、とうとう闇に目覚めたようだな・・・小僧」
904名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 09:20:42 ID:pFamjauC
なかなか立たないし残りも少ないので立ててしまいました。

次スレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207095178/l50
905名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 09:52:43 ID:wbk/FJom
具丈夫
906名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 09:53:25 ID:wbk/FJom
ごめん、上げてもうたorz
907名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 22:04:05 ID:DeGhEXKG
埋めついでに、亀レスでアレだけど、

>>871
黄色が小悪魔っぽく迫って、黒が「あ、あぁ…」みたいに受け入れる感じなら思い浮かぶけど、
黒のキャラの完成度が高すぎて難しいっス。>黒黄

ちなみに他は
赤黄は、お互い好きなのに、赤が鈍感で黄色の気持ちに気づかなく長期戦になりそうな正統ラブコメ。
緑黄は、年下扱いされていた緑がタメと知って、急に意識しちゃう黄と無邪気に誘惑する魔性の男路線。
青黄は、黄色が赤のことが好きなことを知りつつも、黄色に尽して得意の薀蓄で挿入前にイカせちゃうような無償の愛。

…ていうようなものを書きたいけど、本編があまりにもキャッキャほのぼのしているのでたぶん無理orz
908名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 06:11:20 ID:wCWy7CtO
>>907
諦めたらそこで終わりじゃないか! 頑張るんだ!
909名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 08:48:08 ID:1jYIS/Fh
>>907
赤黄は逆だとおも
910名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 09:08:42 ID:wCWy7CtO
>>909
自分の想いを恋心だとなかなか認めないというか認識できないおバカな赤って
考えるとあれでいいと思うよ。もちろんおっしゃる通り逆もアリ!

てか6話で黒の方が赤より女心がわかってるってのが笑えた。
「あ」って言ったの一番早かったよね?
911名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 10:12:11 ID:WyqAl4jv
確かに黄色も鈍感そうだ。
それで、他の3人がお互いが好きなことを気づいていたりするとか。
ただ、最終的に結ばれるのは赤かもしれないけど、
バージンGETは青か緑でイメージしつつある。
912名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 12:44:05 ID:3F2f7szP
俺はやっぱ黄と緑がくっついてほしいな。お互いまだバージンでキスするだけでもドキドキしてしまうようなそんなストーリーが見たい
913名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 13:35:28 ID:MIOHWX6U
役も同い年だったら、もっと萌えるんだけどな>緑黄

あと六話見てると青も黄色に好意もってそう。花嫁云々を聞いた後耳栓付ける時の複数そうな表情や、最後の黄色を見つめる時の優しい表情がいい。
「女の子だもん、デートくらい」のアレは今の関係で満足みたいな青の本心だと思う。
914名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:03:38 ID:pKoAdH9x
>891
しばらく来ていないうちに神降臨してた!!
理央メレGJ!!!
ネタ寝かせてたのに再び起きそうなのはロンのせいじゃなく、891のせいです。
915名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:05:18 ID:pKoAdH9x
久々でアンカー打ち方間違えた…
まいったぜ
916名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 09:10:14 ID:rYXyjFN8
528 :Sony Ericasama ◆2DoXBrZi1c :2008/03/29(土) 19:09:31 ID:RtgR7yKsO
全裸のりなたんの全身にいちごシロップをぬったくり、冷凍庫に3時間入れ、
それをペロペロ舐めながら溶かし進め、寒さに震えるりなを優しく愛撫し、
最終的には俺の肉棒でりなを熱くとろけさせたい。
917名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 09:11:17 ID:rYXyjFN8
552 :名無しより愛をこめて:2008/03/30(日) 23:13:30 ID:X+CgGx6a0
俺がりなの王子様になる!

毒リンゴを食べて仮死状態のりなを城に連れ帰る俺。
お姫様だっこしてベッドへ運ぶ。そしてパンティー一枚だけを残し服を剥ぎ取る。
俺もブリーフ一枚になり、りなのかわいらしい全身を舐めまくる。
くちびる、頬、乳房、乳首、腹、脚、足の指先まで・・・舌で優しく愛撫する
俺のペニスはブリーフの中でビクンビクン脈打ち、はち切れんばかりに激しく勃起している。
ブリーフには我慢汁のシミがひろがり、もう限界だった。
俺はブリーフを脱ぎ捨て全裸になった。
そして震える手でりなのパンティーを脱がした。りなの生まれたままの姿・・

りなはパイパンだった。
その瞬間激しく射精した。



553 :名無しより愛をこめて:2008/03/31(月) 01:19:52 ID:OrLIQ4sh0
立っていられないくらいの激しい手マンで攻めたい
「オマンコォ、オマンコが気持ちいいのっ」って言わせたい
918名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 09:12:41 ID:rYXyjFN8
531 :名無しより愛をこめて:2008/03/29(土) 21:56:41 ID:GqoOzujk0
りなカワイイよ・・・全裸で抱き合いたいよ
そしてあのエロイくちびるでチンポをチュパチュパしゃぶられたいよ
(;´Д`)ハァハァ たまんないよ・・りなの事考えるだけでフル勃起するよ・・・


536 :名無しより愛をこめて:2008/03/30(日) 03:05:48 ID:77kaZ8UE0
コスチュームのまま顔面騎乗してもらいたい
ミニスカの中の匂いと、汗で股間にペッタリ貼り付いたパンティの匂い、感触
それらを味わいながらおちんちんをしごきたい
そして、お互いに今の状況を実況しあいたい


538 :名無しより愛をこめて:2008/03/30(日) 07:30:32 ID:77kaZ8UE0
放送が始まるってのに、りなちゃんのスカートの中の匂い、
蒸れたパンティの匂いを想像して、おちんちんがギンギンだ
30分我慢出来るんだろうか?


543 :名無しより愛をこめて:2008/03/30(日) 09:28:46 ID:QTWIfD3h0
クマのぬいぐるみの中に俺の脳や内臓や生殖器など一式
全部移植してそのままりなたんに抱きしめられたい
919名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 09:13:25 ID:rYXyjFN8
513 :Sony Ericasama ◆2DoXBrZi1c :2008/03/28(金) 18:11:40 ID:Nyn7mthuO
>>486
やるんだったらちゃんとしろよw
ってことで引用させてもらうぜ

『スカトロファーストファック-Sex Abnormal-』
 作詞 >>486
編曲 >>397=俺
歌 逢沢りな

♪スカトロNo.1!
ぶちこめフェラードル!
 ブリブリ ブリブリ
 真っ黒アナルに
 ドクドク ドクドク
 コンドーム挿入GO〜!

 イキますビンビン
 クリはじんじん
 あえげハァハァ
 潮吹けピュッピュッ

 ピカピカボディーに精子とバイブをスロット・インすりゃ(フェラうまい!)
 渋谷のオヤジと援交で
 ダーティーチンポをぶっちこむさ
 前にも毛がないスカトロ戦隊ゴーカンジャー!!

 何本挿れてもまだまだたりねぇ
 イクぜ愛棒奥までも GO-IN !
920名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 09:13:52 ID:rYXyjFN8
514 :Sony Ericasama ◆2DoXBrZi1c :2008/03/28(金) 18:32:55 ID:Nyn7mthuO
ついでに。
『スカトロ戦隊ゴーカンジャー』
 作詞 Sony Ericasama
  歌 逢沢りな

♪スカトロまんびらきゴーカンジャー
 いち・に・さん・し・ゴーカンジャー
 スリー・ツー・ワン・レッツゴーカンジャー(強姦!)

 ((スカトロ戦隊!ゴーカンジャー!!))

 乗ってけ騎乗位!
 恥じらいまんびらき!
 肉棒チャージだ 無限の ピストン!

 やばそうな誘拐!
 へっちゃら屋外!
 したたる精子を頬張って飲む!

 (アッアッアッ!)

 1人で出来るさその指で
 バイブ オン!
 快感加速する!

 スカトロまんびらきゴーカンジャー!
 アクメのエクスタシーまっしぐら!
 君の胸にも出すぜ

 ブンブンバンバンゴーカンジャー!
 笑顔の顔射を目指すんだ!
 スカトロ戦隊ゴーカンジャー!(強姦!)
921名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 09:14:41 ID:rYXyjFN8
505 :名無しより愛をこめて:2008/03/27(木) 20:39:47 ID:cNlm9HYT0
りなの全身を白濁液でベトベトにしてあげたい


506 :名無しより愛をこめて:2008/03/27(木) 22:11:50 ID:WLHa8JxN0
りなたんの全身に蛍光塗料とはちみつを塗って一晩中森の中に
放置しておき、集まって来た小動物をカメレオンのように舌で
捉えて食したい。


507 :名無しより愛をこめて:2008/03/28(金) 00:29:04 ID:4szXAXG80
ウィルスになってりなたんの体内を縦横無尽に旅したい
922名無しさん@ピンキー
600 :名無しより愛をこめて:2008/04/02(水) 12:07:52 ID:vZPbscxm0
ピュアなりなたんのツルツルまんこをさすりたい

600 :名無しより愛をこめて:2008/04/02(水) 12:07:52 ID:vZPbscxm0
ピュアなりなたんのツルツルまんこをさすりたい

600 :名無しより愛をこめて:2008/04/02(水) 12:07:52 ID:vZPbscxm0
ピュアなりなたんのツルツルまんこをさすりたい

600 :名無しより愛をこめて:2008/04/02(水) 12:07:52 ID:vZPbscxm0
ピュアなりなたんのツルツルまんこをさすりたい

600 :名無しより愛をこめて:2008/04/02(水) 12:07:52 ID:vZPbscxm0
ピュアなりなたんのツルツルまんこをさすりたい

600 :名無しより愛をこめて:2008/04/02(水) 12:07:52 ID:vZPbscxm0
ピュアなりなたんのツルツルまんこをさすりたい

600 :名無しより愛をこめて:2008/04/02(水) 12:07:52 ID:vZPbscxm0
ピュアなりなたんのツルツルまんこをさすりたい