らき☆すたの女の子でエロパロ7

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1名無しさん@ピンキー
現在、アニメも放映されていてノリに乗っている「らき☆すた」でエロいの行ってみよ。



☆カップリングは自由
☆801は禁止(と言っても男キャラあんまいねぇ)
☆グロやSMなどの過激な内容は断りを入れてから投稿する
☆基本的に百合マンセー
☆荒らし、気に入らない作品はスルーで
☆投下した作品(SS、絵)を保管されたくない場合、前もってその旨を知らせておくこと



マターリはぁはぁしましょうか。
※480KBまたは950レスのどちらかに近づいたら、次スレの準備を。



まとめサイト(管理人と職人に感謝!)
ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1.html

前スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183120977/
2名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:41:17 ID:KlhAncLY
>>1
3名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:42:59 ID:+SunQLos
1乙
4名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:44:02 ID:ncam5vCz
1乙でガンス
5名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:44:08 ID:jJHx0vcy
>>1


出遅れたけど、つかさもかがみも誕生日おめー
6名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:44:28 ID:6RXS4Wu0
>>1
誰か例のAA張って
7名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:45:10 ID:jJHx0vcy
                          刀、           , ヘ
                  /´ ̄`ヽ /: : : \_____/: : : : ヽ、
              ,. -‐┴─‐- <^ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
               /: : : : : : : : : : : : : :`.ヽl____: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
     ,. -──「`: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : :\ `ヽ ̄ ̄ ̄ フ: : : : :/
    /: :.,.-ァ: : : |: : : : : : : : :    :\: : : : :: : : :ヽ  \   /: : : :/
    ̄ ̄/: : : : ヽ: : : . . . . . . . . . . .、 \=--: : : :.i  / /: : : : :/
     /: :     ∧: \: : : : : : : : : : ヽ: :\: : : 〃}/  /: : : : :/         、
.    /: : /  . : : :! ヽ: : l\_\/: : : : :\: ヽ彡: : |  /: : : : :/            |\
   /: : ィ: : : : :.i: : |   \!___/ ヽ:: : : : : : :\|:.:.:.:/:!  ,': : : : /              |: : \
   / / !: : : : :.ト‐|-    ヽ    \: : : : : l::::__:' :/  i: : : : :{              |: : : :.ヽ
   l/   |: : :!: : .l: :|            \: : : l´r. Y   {: : : : :丶_______.ノ: : : : : :}
      l: : :l: : :ト、|         、___,ィ ヽ: :| ゝ ノ    '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
      |: : :ト、: |: :ヽ ___,彡     ´ ̄´   ヽl-‐'     \: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ
        !: :从ヽ!ヽ.ハ=≠' , ///// ///u /           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      V  ヽ|    }///  r‐'⌒ヽ  イ〉、
              ヽ、______ー‐‐' ィ´ /:/:7rt‐---、       こ、これは>>1乙じゃなくて
                  ィ幵ノ ./:/:./:.! !: : : : :!`ヽ     ポニーテールなんだから
              r‐'T¨「 |: | !:.∨:/:./: :| |: : : : .l: : : :\   変な勘違いしないでよね!
               /: : .|: :| !:.!ィ¨¨ヾ、:.:/ !: : : : l: : : : : :.\

8名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:00:42 ID:W9q34+L8
  8∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞8
  8         美        8
  8         水        8
  8       劇 か        8
  8       場 が        8
  8         み        8
  8∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞8  
9名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:05:08 ID:JMwJ+yOO
さ〜あ>>1乙ざますよ!!
10名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:05:18 ID:C1tbLJOI
ずれてた…orz

11名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:09:17 ID:Bv3RL1w8
>>1乙でがんす
12名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:17:00 ID:PXICEMrf
>>1乙んでれ
13名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:28:27 ID:NzniXpI0
>>1乙ふんがー!
143-822:2007/07/08(日) 00:33:29 ID:GjSdLOkp
>>1
乙です

>>まとめ管理人様
前スレ676より投下させていただいた作品についてですが、
おまけ [のみ] 補完不要、という事です。書き方が紛らわしかったかも知れません・・申し訳ないです

もしよろしければ、作品のほうを追加で保管お願いします。
深夜に失礼致しました。
15名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:36:21 ID:0DOUInJK
乙でーすー。

さて、次は何を書くかなー。いや描くかな?
16名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:44:44 ID:+ipulcbl
VIPから来ますた


ここでは作品の読みづらいところの指摘とかしてくれる場所ですか?

VIPまったりスレやアニキャラ別のまったりスレでは指摘求めても指摘が全くないので……

前VIPで投下したのが読みづらそう(自分観。ただ修正しても違和感感じて、あー!みたいな)
なので、そういうとこ指摘してくれるなら投下したいっす
17名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:45:53 ID:jEQjEv4o
>>1さん乙じゅしたー。
18名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:58:23 ID:isBRHuZC
指摘するとこではなく適当にゆるゆるとSS書き込むところです

まあ、そのついでに頼めば誰か指摘してくれるかもしれないけれど、
指摘する側が正しい指摘できてるとも限らないし、
指摘できるほどの人がレスしてくれるかどうかも分からない
プロが集まって書いてるわけじゃないし
自分も指摘してと言われてもまともな指摘できないレベルかも

お願いされたら自分はちょっと気合入れて読むかもしれないけれど、
気合入れて自分の筆力叩きなおしたいならちゃんとしたとこに投下する方がいいかも
と、三流SS書きが言ってみます
19名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:01:56 ID:Bv3RL1w8
>>16
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152574312/
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/5301/ (外部)

そーいうのはこの辺でやるのが良いと思われる
20 ◆0iImM7mexo :2007/07/08(日) 01:02:07 ID:NzniXpI0
>3-822氏
いえいえ、ちゃんと伝わってますよ。
作品が保管されてないのは保管不要とこちらが判断したわけではなくて、
ただ単にてけてけかなたさん12(一つ前の投下SS)以降の更新をしてないだけだったり……。
昨日はかなたさんの投下直後に保管作業に入ったので、作業が終わってリロードするまで
「なかよしプリンセス」が投下されていることに気づけかなかったみたいですorz

明日の昼ぐらいまでにその点を踏まえてしっかり更新しておきますので、ご安心下さい。

ではノシ
21名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:09:04 ID:+ipulcbl
>>18
そうか……
レストンクス
>>19
上はアドバイス求めるの無理っぽそうな雰囲気だなwww
下のはテンプレ1で挫折した
22名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:17:49 ID:GjSdLOkp
>>20
こちらこそ早合点すいませんでした。
いつもまとめ管理のほう、お疲れ様です。これからもお世話になる事があるかも知れませんが、
よろしくお願いします。

新スレ早々失礼致しました。
23名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 02:32:55 ID:Bv3RL1w8
>>21
諦めるの早すぎだろw
24名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 05:14:37 ID:5OePNicn
さーて保管庫いって作品見てくるか。

間違いなくと感動とエロと悲しみとGJの無限コンボくらって死ぬだろうが。
らき☆すたで死ぬなら本望よ!
25名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 10:24:31 ID:0DOUInJK
ムチャシヤガッテ……(AA略)


保管数3ケタだもんなあ、テラオソロシス
26名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 11:08:11 ID:+ipulcbl
>>18>>23
やっぱ評価頼む
ただ投下する必要がなかったので興味ある人は飛んでください
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1180253888/315-316
携帯用
http://same.u.la/test/r.so/anime2.2ch.net/anichara2/1180253888/315-316
●非江口
●グロ表現あり
●ニレス(長編書くのがキツかったのでエンディングの部分だけww)
●VIPやアニキャラ別での多かった感想「鬱だがGJ」
文章の読み易さに全く自信がないので、そのへん指摘よろしく
27名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 11:17:56 ID:isBRHuZC
>>25
……ということで、みなさんのお勧めSSは何?

自分のお気に入りSS上位三つは
「二人の足跡 −アキハバラ1988−」
「私だけの"せんせー"」
まとめ未UPだけど前スレの704-708
28名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 13:23:32 ID:lnvocViH
>>27
どれも甲乙つけがたい、というのが正直な感想。

強いて自分のお気に入りを上げさせていただくなら
「あふ☆いやシリーズ」
「あまごいこなた、おもいでかなた。」
「パラダイス・カフェ」
「逆転裁判シリーズ」
「反逆のかがみ」
「こなたルートシリーズ」

…やってて気付いたんだ、上げ出すと止まらないことにwww
キリがないから、無理矢理終わっときますw
29名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 14:14:03 ID:hen1y7x5
>>27
おすすめだと・・・?
全部読むんだよ!全部!!
30名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 14:16:11 ID:Ilf3qN1t
>>26
マルチは消えろ
31名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 16:18:53 ID:CPdeo7uX
>>30
HMX-12「ぐすん……」
32名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 16:20:32 ID:CPdeo7uX
前スレ>>767
1889年生まれってどんだけー
33てけてけかなたさん:2007/07/08(日) 16:39:57 ID:CMIbwGik
「へー、なかなかよく出来てるキャラじゃない」
「あ、ちょっとかがみ、それはちょっと」
「どれ? うりうりうりっ」
 な、なんでマウスカーソルで服をつまむんですかっ!
『きゃっ、きゃーっ!!』
 しかも追いかけないでくださーいっ!!
 ううっ……私のPC内人生、最大の危機です……

−−−−− てけてけかなたさん その13・ともだち −−−−−

 うとうとしかけていたお昼前、画面の向こう側に誰かが入ってくるのが見えました。
 この部屋の主のこなたに、髪を両横でまとめている女の子。そしてリボンをてっぺんで
結んでいる女の子に、ほわんとしたメガネの女の子……昨日から来るって言ってたお友達ですね。
 その子たちの姿が見たかった私は、今日一日「ですくとっぷますこっと」として振る舞う
ことになったわけですが……こう、同じポーズでいるっていうのは難しいものです。
 相変わらず外の言葉は聞こえませんが、こなたが楽しそうに振る舞っているのを見ると
こちらも嬉しくなってきます。女の子が出てくるゲームばっかりプレイしていたので、
正直学校ではどうなのかしらと心配していたこともありましたから。
 ……うん? なんか、髪を両横でまとめている女の子と目が合っちゃいました。確か、
こうなったらこなたが「新しく入れた『ますこっと』」と言ってごまかすはずですが……
って、どうしてこっちに近づいてくるんですか?
 女の子はマウスを手にすると、マウスカーソルがこっちに来て……いたっ! い、
いきなりクリックでつつかれてしまいました。でも負けてはいられません。このまま直立
不動で――いたっ! い、いたいです。先っぽがとんがってますから、カラスのくちばしに
つつかれるみたいに……ん? 今度は私の服にするすると近寄ってきて、も、もしかしてっ?!
『きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
 もうダメです! 直立不動なんてしてられませんっ!! ドラッグで服がつままれて、
このままじゃ脱げちゃいそうですから、とにかく逃げましょうっ! 確か、どこかに逃げれば
よかったような……あっ、タスクバーの中でしたっけ! とにかく、そこに隠れてっと。
 タスクバーの中に逃げ込むと、女の子は残念そうに苦笑いして、こなたや他の子はまた
違う感じで苦笑いをしていました。もしかしたら、この活発そうな子がこなたがよく話題に
出す「かがみ」ちゃんなんでしょうか?
 その後はみんなでPS2のゲームをしていたり、夏休みの宿題をしたりして過ごして、
陽が落ちかけた頃になって帰って行きました。
 ちょっと不真面目だけど、みんなと一緒に楽しそうにしているこなたの姿は新鮮で、
そんなこなたの面倒を見てくれるようなかがみちゃんやリボンの女の子、ほわんとした
女の子がとっても頼もしく見えました。
『やー、お母さんゴメンね。災難だったでしょ』
 みんなが帰ると、こなたが苦笑いしながらIRCに接続してきました。
『ううん、大丈夫。マウスで追いかけられたのにはちょっとびっくりしたけれど』
『あはははは……かがみってば『こなたにそっくりでかわいいわね』って興味持っちゃって』
 だからといって、つつくというのはどうかと思うんですけど……
『でも、こなたの新しい一面が見れてよかったわ。みんなもいい子たちみたいで』
『そりゃそうだよ、私の大事な親友だもん』
 えっへんと胸を張るこなた。その姿はとっても誇らしげで、とっても楽しげでした。
『中でも、かがみちゃん……よね、私を追いかけていたのは。あの子はこなたのこと、
よく見ているわね。こなたがだらけるとツッコミを入れたりして』
『あー、もう学校でも遊びでもメールでもしょっちゅうだから』
『ああいう子が男の子でいたら、私も安心なんですけどね』
『ちょっ、お、お母さん、何言ってるの!』
 こなたは顔を真っ赤にして慌ててますけど、私は結構真剣なんですよ? やっぱり、
こなたには頼もしい子が側にいてほしいですから。
「……そりゃ……かがみは好きだから、私もいーけどさ……」
 ボソボソ何か言ってるみたいですけど、そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。
 ともあれ、こなたが平和な日常を送っているみたいで安心しました。      完
34 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/08(日) 16:42:46 ID:CMIbwGik
久々にPC-9801のHDDを整理していたらKISSという着せ替えソフトが出てきて、
久々に立ち上げて遊んでたら何か受信した。今は反省している。

未だに海外では人気らしくびっくりしたってことですよ。
35名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 16:44:21 ID:0DOUInJK
部屋の掃除を終わらせて、ニ○動回ってボケーとして、ラフ絵描いて専ブラ立ち上げたら
『てけてけ』の新作にリアルタイム遭遇GJ!

この際、ホントのことぶっちゃけちゃえばよかったのにw
36名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 17:51:01 ID:INMuljBY
>>33 GJ
やべぇ、ちょっと伺か立ち上げてかなたさんつついてくる
37名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 17:58:43 ID:WJ/8f6xm
>>33
ああ…このSSでもレズ設定かorz
38名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 18:02:17 ID:nmPE/r9e
後日、かがみ一人で遊びに来る

こなた「何か食料調達してくるね」

かがみ、ふとPCの前に座り、ポツリと一言

「え、えと、こ、こなたさんを私に下さい!…なんて、ね///」

かなたさん、盛大にお茶を吹く&ドアの向こうでこなたお茶をこぼす


こうですか?わかりません><
39名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 18:09:18 ID:BQUm1A2D
>>37
そう判断するのは早計じゃないか?
意中の子として好きなのか友達として好きなのか書いてないし。
40名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:05:19 ID:4oI0c+8p
前スレ>>774
超GJ
俺の求めていた柊姉妹モノはこれなんだよ!!
41名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:11:39 ID:MvqClLBJ
>>37 つ スレタイ
まあ、俺としては白石×あきらさまは別腹でガチですが
かなた×そうじろうもおk   
42名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:13:15 ID:joFQHGSW
>>37
てかレズ苦手ならこのスレは向かんぞ…
>>1にもあるように基本的に百合推奨だから。
43名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:24:37 ID:rVL/EYES
そうだよ、>>37はここじゃなくてvip逝けよ
あそこは百合成分低めだから
44名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:33:19 ID:GbhQcBYW
「らき☆すた」には男は出張るべきでないと思うのは俺だけ?
まぁ、白石×あきらさまとかも好きなんだけどさ。
45名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:44:43 ID:WOTJ7zdG
白石がキョン喋りする、
こなたルートが好きな俺もいるしな。
46名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:56:38 ID:mW4Z6Ahk
らき☆すたの人気・萌え要素は女の子同士の日常会話だからなぁ…
下手に本編に男子が居たら人気と萌えが下がる可能性がある。


まぁ、ここはエロパロだしオリジナルなキャラも出してみるのもありだと思う俺が居るんだが…
47名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 20:02:36 ID:EGfqpo84
保管庫見たら、あきら×白石が全部非エロで吹いた
48名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 20:13:44 ID:8Fnxlvyb
>>46
 特定のシチュのスレ(陵辱とか…)を除いて、オリジナルキャラが出ると
大抵書き手の『オレ願望』が投影されてて、作品としてイタイのが多いから
個人的には遠慮して欲しい。

どうしてもっていうなら最低限、注意書きは入れて欲しいな。
49名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 20:23:20 ID:A3TzaO/z
まぁ、いやならみなけりゃ良いだけの話ではある罠
50名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 21:35:48 ID:WOTJ7zdG
>>48
とくに女同士での萌え要素が強力にして強固なかがみで
俺系♂オリジナルなんてものを相方として出すなんてことがあったら、
よほど優れたものでないと高確率で反発嫌悪間違いなしだろう。
・・・・いや、優れたものであっても、悔し涙や、しっと団連発で
いいレスなどまず低確率だろうなと思うわけで・・・

(=ω=.)<さすがかがみん、レズツンデレ萌えの第一人者
51名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 21:36:15 ID:FzIlF4b0
>47
自分も吹いたw 萌えたはいいけれどエロに持って行きづらくて
先達はどうやったのかと見に行ったのに……w
別にエロでも問題ないよな? もそもそ書いてるんだが
52名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 21:43:53 ID:CMIbwGik
>>51
年齢とかの点で色々目をつむって、ウィークポイントとかを
足がかりにしていけばやれなくはないと思うんですけど、
やっぱり難しいですなー。一度書こうとやってみたけどなかなか……orz
53名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 22:06:05 ID:0DOUInJK
>>48

俗に言うメアリ・スーというやつですな…
54名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 22:12:24 ID:/3pnymEN
>>52
ここまで難易度が高いと、もう開き直ってエロだけー、
というのもアリっちゃアリかもしれないなと思う俺がいる。
55名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 23:23:46 ID:nqXCgK2K
てけてけかなたさんアナザー(眼前一杯酒誰論身後名編)

PC内のお母さんが酔っぱらった。
どうやら酒造メーカーのホームページを見に行ったらしい……
なんつーか、器用だね…

かなた「あらあらー♪こなたは今夜もいきなりネトゲ始めちゃったりなんかして!このこの!
     ネトゲせず今夜はネトケ、なんて言ってみたりしてからに♪
     ネトゲだけに言葉にトゲがあるって何の話しだ――!」 

こなた「おかーさん……Mr.Booシリーズとか見てたんだね……」
56名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 23:32:00 ID:0DOUInJK
どう見ても広川太一郎です 本当にそんなバナナーーーーっ!!
57名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 23:49:55 ID:HT0XPyiV
ちょwかなたさーーーーん

しかし、母親注視の下でネトゲはツライな…
58きゃんでぃ・がーる2:2007/07/09(月) 00:00:34 ID:CMIbwGik
「ららっらねぎー♪ きょうーもねぎー♪ どっろつっきあっさつっきふっかやっにしっもにった♪」
「またどっかのアニソン? キテレツとかそんな感じの歌よね」
 ネギを刻んでいると、隣で大根の皮をむいているかがみが呆れた感じで言ってきた。
「んにゃ? 『宇宙海賊ミトの大冒険』。8年前の深夜アニメの歌だよ」
「8年前って、私たちまだ小4じゃない。なんでそんな時代の深夜アニメを……」
「お父さんが録っててさー。朝にそれ見てお味噌汁作るときは、ずっとコレを唄ってたもんだよ」
「はー、筋金入りね……」
 ため息をつきながら、包丁で大根の皮をむき続けるかがみ。ピーラーを使わないのは、
料理がちゃんとできるようになりたいっていう意地のあらわれなのかね?
「今日はネギのお味噌汁だから、ついついね。あ、豆腐とわかめどっちがいい?」
「んー、つかさが豆腐は無いから買ってくるって言ってたし、わかめでいいんじゃない?」
「りょーかい。乾燥わかめでいいんだよね」
「そう。乾燥わかめだったら、戸棚の下のほうにあったはずよ」
「あらほらさっさー」
「もう元ネタを聞く余裕も無いわ……」
 むー、タイムボカンを知らないとは。ボヤッキーさんが全国の女子高生のみなさんに
呼びかけてるのにかわいそうですヨ?
 えーっと、戸棚に乾燥わかめっと……うん、あった。とりあえずはコレを入れましょっかねー。
「あいたっ」
「んっ? どったの? かがみん……って、ちょっと!」
 見ると、かがみは大根をまな板に落として硬直していた。右手の包丁はそのままだけど
……左手の指から血が出ちゃってる?!
「うー、やっちゃった……」
「やっちゃったじゃないよー、もうっ」
 ちょっと怒りながら、私はかがみの左手をとって、
「んーっ……」
「こ、こなたっ?!」
 かがみの親指に、ゆっくりと舌を這わせた。
「らめらよー? ひゃんほひほふへひゃひゃ」
 ホント、ダメだよ? ちゃんと気をつけなきゃ。
「ちょっ、ちょっと。そんな舐めなくても、自分で――」
「らーめ。ははみはろぢひはばふ」
 舌っ足らずになりながら、鋭く切れた傷口をぺろぺろと舐めていく。
 あれだけつかさに気をつけてって言われてたのにドジしちゃって。これくらい罰を与えたって、
バチは当たらないでしょ。
「もー、恥ずかしい……」
「ふふふっ、今度は気をつけることだねー。かーがみんっ」
「なんでそんなに嬉しそうなのよっ!」
 一旦顔を上げてみると、かがみの顔はすっかり真っ赤。そりゃーこんなかがみの顔を見れて
嬉しくないことなんてないですよっ。
「んー、まだまだ血が出てるから……もうちょっと。鼻血より少ないから舐めやすいねー」
「ううっ、『僕の血を吸わないで』じゃなくて『私の血を吸わないで』よ、これじゃ……」
 これまたちょっと古いラノベのタイトルが出てくるとは。かがみんもだんだん私に染まってきてますなー。
「お、お姉ちゃんっ!? こなちゃんっ!?」
「んー?」
「つ、つかさっ?!」
 相変わらずかがみの指をなめていると、つかさが台所の入口で硬直していた。おー、
かがみに負けず劣らず真っ赤だこと。
「こ、これは、指をちょっと切っちゃって、その、こなたが、勝手に」
「こっ、この間も言ったけど……私はっ、恋愛の形は自由だと思うよーっ!?」
「ちょっ、ちょっと待ってつかさーっ!」
 つかさは買い物袋を手にしたまま二階へと駆け上がって、かがみもその後を追って二階へと駆け上がった。
うーん、もうちょっとタンノーしたかったけど……残念。でも、次はしないでほしーもんやね。
 私はかがみの指の感触を思い出しながら、ぺろっと自分のくちびるを舐めた。
59 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/09(月) 00:02:58 ID:CMIbwGik
ぺろぺろ2回目です。

スキンシップ好きなこなたならやりかねんと思ってしまった自分はヨコシマすぎなんでしょう。きっと。
60名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:20:10 ID:ykbFJSx5
>>59
GJ!!
萌尽きた!!!!
61名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:27:56 ID:d0lTAVBL
>>55
酔っ払ったかなたさんが可愛過ぎるwww
もうかなたさんのイメージがてけてけシリーズのかなたさんで定着してしまったwww

>>58
GJ!
恥ずかしいといいつつ抵抗はしないかがみ…愛し合ってますなぁw
…こなたの言葉を解読するのに必至だったのは秘密d(ry
62名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:30:40 ID:oAm8NMtX
>>59
GJ!

冒頭の歌が川上とも子声で再生されたぜ!
63名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 01:03:12 ID:WGi5FUF4
>>59
さすがこなた、相手にネタが通じなくてもなんともないぜ
恥ずかしいネタほど萌えるものです

ところでアカイイトというゲームには包丁で切っちゃった指どころか
鼻血をすする場面がありますが
64名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 01:41:45 ID:nCbiRjZx
>>63
血を吸って大幅パワーアップするこなた…
その他諸々に血を狙われるかがみ…

やばい妄想が止まらながががが
65名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 02:07:18 ID:rDpFFdR0
>>64

「貴女も我々と同じヴァンパイアなら、わかるでしょう?
 所詮、その女は我々の力の源でしかない……」

「違うッ!聖なる血の持ち主だからじゃないっ!
 私は……かがみのことが……っ!

 ……だから、私はかがみの血には頼らない! 私の、私だけの力で……お前を倒す!!」
66名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 02:10:47 ID:oPLd+SgQ
今・・・ようやく・・全ての保管SSを・・・読み終えた・・・

カッ!(最後の力を振り絞り)

職人さん全作品にGJ!アンド本当に投下ありがとグフッ(力尽きました)
67名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 02:12:29 ID:nCbiRjZx
ちゃうねん。それアカイイトちゃうねん。
68名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 02:19:50 ID:GvAoEATn
>>66
乙。所要時間は22時間ってところッスか……本当にお疲れさんでした。
69バド:2007/07/09(月) 03:07:39 ID:7PO9PfIU
5レス程の白石×あきら投下します

・珍しくエロ有り
・当たり前だけどロリ
・白石微鬼畜

70怪談1/5:2007/07/09(月) 03:09:03 ID:7PO9PfIU
「―すると、どこからともなく水の滴る音と、そしてフスマを開く音が聞こえてきます」
「……」
「ぴちゃん、すー…ここでもない」
「……」
「その音は少しずつですが確実に近づいているようで…ぴちゃん、すー…ここでもない」
「………」
「そしてフスマがガラっと勢い良く開いて突き落としたはずの女がニヤリと笑って『ここにいたのかあぁぁぁ!!』」
「ひみゃあぁぁぁぁぁ!!」
ズドンっ!!
「ぐふぉあっ!?」
白石は怪談話のオチを話すと同時に、あきらの体重の乗ったボディブローを受けて意識が落ちた

71怪談2/5:2007/07/09(月) 03:10:04 ID:7PO9PfIU
「…あんたが悪いのよ」
「はあ…すみません、やりすぎましたか」
「まったく…アンタ調子に乗りすぎなのよ」
「申し訳ないです…ところであきら様?腕を離してもらえませんか?」
「…やだ」
ひなびた旅館の一室
白石はむし暑い部屋の中であきらをアグラに乗せて、抱きしめるようにテレビの前に座りこんでいた
「て言うかなに?あたしにベタベタされるのが嫌だっての?」
「いえ、それは僕的にとても大歓迎なのですけど」
「けどなによ」
「その…腕に胸、当たってますよ」
「……アンタいまさらそんな事気にするの?あたしの隅々まで見るどころか味わい尽くしてる癖に?」
「あきら様、それ直接的すぎます…なんと言うか、嬉しい反面照れ臭いんですよ」
「ふぅん…」
ニンマリとチェシャ猫の笑みを浮かべて後ろに手を回す
72怪談3/5:2007/07/09(月) 03:11:04 ID:7PO9PfIU
「こっちは素直なのにねえ?」
「ちょっなにしてるんですか!?」
「なにって、アンタのしてほしい事」
ニヤニヤしながら浴衣の中でソレを探り当て、小さく柔らかな手で包みこむ
ゆっくりと焦らすように、だがポイントを的確に刺激しながら、上目使いで顔を覗き込んでくる
「もうやる気まんまんじゃん」
「…あきら様も最近馴れて来ましたねー」
「攻められるだけって性に合わないからね。ほらほらどうよ?」
「はあ…では僕も」
すい、と彼女の襟元に片手を入れ僅かに膨らんだ柔肌を爪先で軽く撫であげる
「ひっ…ちょ、いまはあたしがぁんっ!?」
―つつ…さわさわ…
円を描くように表面を優しくなぞり抗議の声を押さえ込む
「あきら様やっぱり可愛いです。あ、鳥肌たってますよ?」
「っるさい!!」
「…コレ、好きですよね」
言いながらツボミのように小さいながらも自己主張している先端を、くりくりと転がす
その刺激に思わず手を止め腕を抱き締めてくるあきらに満足して、けれど指の動きを徐々に早めていく

73怪談4/5:2007/07/09(月) 03:12:06 ID:7PO9PfIU
「ふっ…うぅん…それ、だめ…」
「そうですか?でもほら」
「きゃうんっ!?やっ摘んじゃだめぇっ」
「今日は本当に敏感ですねー…」
「そん、なっこと、やぁ…ないわよばかぁっ」
「そうですか?ならこっちは…」
するすると手を下ろしていく
小ぶりな胸から細い脇腹、可愛らしいヘソを通り―
「…あ、浴衣だから下着履いてないんですね」
―開きかけた幼いソコに、触れた
74怪談5/5:2007/07/09(月) 03:13:05 ID:7PO9PfIU
「ふわぁっ!?やぁっ…ぁ…ぅんっ」
「もうヌルヌルですねー…音、聞こえます?クチュクチュって」
「いやぁ…は、くぅん…言うなぁ…ぁああっ!?」
指がクリトリスをかすめた瞬間、雷に撃たれたようにビクンっと体を跳ね上げる
「…もしかしてイっちゃいました?」
「…あぅ…聞くなよばかぁ…っふぁ!?だめっちょっまだぁあぁぁっ!?」
「ほんと、可愛いですよあきら様…いっぱいイってください」

絶頂に達した体に容赦無く苛烈な攻めを加え、涙目で悶える彼女を強く抱きしめる
華奢な体を鮮魚のように震わせ必死に腕にすがり付いてくるあきらを愛しく思い、思わず秘所を繰る指も複雑さを増す
「だめっ!だめぇっ!!あたっあたしっ!うあぁっ!?こわっ壊れるうぅっ!!」
「壊れても、いいですよ?」
「ふやっ!?あ、ふ、あぁぁっ!?っんくっ!!は、あぁっ!!」
連続する快楽の奔流は、それから10分程彼女の肢体を駆け回った
75バド:2007/07/09(月) 03:16:36 ID:7PO9PfIU
お粗末様でした(´・ω・`)

怪談ネタの非エロを書いてたらあきら様を苛めたくなった。反省も後悔もしている。
後日本番編を書くかもしれません

76名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 08:54:02 ID:tzJ0CzEr
NGワードで何も見えない
77名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 10:17:12 ID:z3ZnLKpn
>>76
恐がりさん乙w
784−601:2007/07/09(月) 11:47:10 ID:XMLR5kXL
えっと、こなたルートの続きですが、分量も多いし、なんかスレの流れ的にあまり好まれないように思いますので、ロダに上げました。
新規分+旧作分もテキスト形式でついてます。

○萌えドリルの特典の恋愛ゲーム風らきすたの続き妄想SSです。
○主人公は便宜上白石みのるという名前にしてありますが、各自脳内変換してお楽しみください。
○オリキャラ男ですので、嫌悪感を感じる方はスルーしてください。

ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=0000036451.zip
DLkey:konata
79名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 12:18:14 ID:Cuuo6xt+
かなり読みにくい…
メモ帳て…

でもまぁGJ
Σd(д・´)
80名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 13:51:28 ID:7PO9PfIU
>>78
PCないからまとめさんに期待(´・ω・`)
81名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 14:07:28 ID:ySG2s/bt
ついうっかり握り締めたパックジュースでこなたのレア物同人誌をダメにしてしまい
激怒したこなたにすげぇ侮蔑に満ちた横顔で
「もう二度とこのクラスに顔出すんじゃないわよ。巣に帰りな下衆女」
とか罵られてしまい絶望のあまり口を覆ってその場から飛び出したかなたのその後の切ない気持ちを持て余したオナニーとか読んでみたい




その後の仲直りも含めて
82名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 14:14:36 ID:mUMzFUQd
>>81
…飛び出したかなたのその後…
かなたじゃなくてかがみ?
83名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 14:29:09 ID:ySG2s/bt
間違えた…orz
84名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 14:31:04 ID:z3ZnLKpn
> 口を覆ってその場から飛び出した・・・

まで愕然としたかがみだったのに、次の瞬間「ぽふん!」と
音を立てて3頭身かなたさんになっちゃってオロオロしてる
脳内映像に吹いたw
85名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 14:34:32 ID:mUMzFUQd
>>84
相当てけてけかなたさん色に染まってるなw
86名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 15:22:29 ID:xMWQDeaz
>>81

こなたはそげなこと言わねぇだ!うわーーーーん!
87名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 15:35:47 ID:Cuuo6xt+
というかこなたのことだから
レア同人とかは大事に保存してあって
学校とかには持ってこないだろ
88名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 15:42:08 ID:CuutkQ4v
布教用・閲覧用・ぶっかk……いや、保管用と3冊用意するのがデフォだよね
89名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 16:07:32 ID:z2eNJpM2
むしろその同人(布教用)をかがみに見せて
布教活動+セクハラをしかねn…なんでもない><
90名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 16:17:36 ID:vRxCqFNd
「アチャー、これはもう読めないなー。仕方ない、かがみには本の代わりとして実践して貰おっか。
 ささまずは上を脱いでブラも外して〜」
「ちょ、何であたしがそんな事っ」
「同・人・誌! 同・人・誌!」
「……っ、わ、解ったわよっ!!」


こなたなら絶対この展開だろw
91名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 16:20:18 ID:Cuuo6xt+
>>90
それいい
誰か書け(人任せ
92名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 17:06:25 ID:/+1Oiey/
あくまで主観だけど、こなたは「レア同人誌」とかそういうのには興味がない気がする。
コレクターでもなければ転売ヤーでもなく、その同人誌がレアかどうかなども関係なくて、
絵柄とか作風とか作家の成長性とか、そちらを見ているような感じがする。

コミケでも、早朝から並んだりガッついた感じがないこととか、「彼女が買ったサークルは
急成長する」とまで言われているところから見て、人気サークルを追いかけるより、むしろ
「泡沫サークルの中から光る物を見つけ出す」事を楽しむタイプのヲタクに見える。

言い換えれば、「買った本が(勝手に)レア同人誌になっていく」タイプ。

……そういう意味で、手元にある「結果としてレア同人誌になったもの」にも執着はなさそう。
案外、不要になって中古ショップに持って行ったらドえらい買取価格がついて、本人のほうが
びっくりしたりしてw


……まあぶっちゃけ、十何年もコミケ通ってると、自然とこうなるんだけどなw
93妄想戦士こなた:2007/07/09(月) 17:52:08 ID:dNaGyFGx
こなたに無理やり誘われてコミケに来たかがみ。
開場ダッシュの際に誰か踏んだような気がしたが、
こなたに「止まると死ぬよ!」と言われたので放っておいた。

かがみ「噂には聞いてたけど、凄い人混みね。
これじゃ一歩も…あれ?こなた?」

ヒュン ヒュン
オタA「誰だ!?この人混みの中を力○徹並みのフットワークで駆け抜けて行くのは!?」
オタB「ま、間違いない!今年も来たんだ!
あの『青いアホ毛の女』が!!

そう、こなたはオタク業界では伝説化した存在なのである。
目にも留まらぬ早さで会場内を駆け抜け、一日で全サークルの同人誌をチェックする。
しかし、そこまでして彼女が買うのはわずか1、2冊。
彼女に買われたサークルがことごとく大手の仲間入りを果たし、中には商業誌デビューも果たした者もいる事から、
いつしか尊敬の念を込め「青いアホ毛の女」と呼ばれるようになったのだ。

こなた「むっ!!」ズザァァァァ
オタC「と、止まった!青いアホ毛の女が止まった!」
こなた「…いくら?」
オタD「うぅっ…さ、差し上げまする!!」
こなた「うむ!次回も期待しているぞ!」
オタD「ありがとうございます!青いアホ毛の女様ぁぁ!!」
かがみ「……」



>>92の「買ったサークルが急成長する」から電波を受信した。
後悔はしていない。
94名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 19:40:33 ID:gMD/Uaih
>>93
何故か趣味が世界征服の黄色メガネを思い出した
95名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 19:44:47 ID:nLPa0USQ
>>93
タイトルで悪!裂! な人思い出した
96名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 20:51:26 ID:9Wj7NAYS
悪!即!斬!
97名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 20:52:55 ID:Mk0iRfdK
>>95
つまりこなたの髪が青→黄→赤と移り変わって、赤くなった時が必殺こなたエンドのチャンスということでよろしいか。
98名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 21:05:42 ID:vu59gKwo
それなんてシャナ
99名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 21:39:08 ID:5IlVd6S4
>>97
アニメ版には、パワーこなた(赤)&マッハこなた(黄)の2フォームが登場。
(ただし、ストーリー後半では使われなくなった)

ということもお忘れなく。
100名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 21:47:38 ID:vRxCqFNd
>>99
コンナー! コナタルドシルエット!
101名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 21:47:52 ID:PmfqqVqI
>>99
むしろ赤くなって二刀流になったり青くなって魔法が強くなったり黒くなって…何の話をしているんだ俺は
102名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:00:19 ID:wfbh50Ip
SSを書こうかと思ってますが、このスレはこなかがが王道ですよね。
百合は百合でもちょっと異端なカポーでの投下を考えておりますが住民のみなさん的にはおkなのでしょうか?
103名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:01:41 ID:vRxCqFNd
>>101
そろそろダイバダッタの魂宿すか五つの愛の腕で世界を守りそうな勢いだなw
104名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:03:05 ID:vRxCqFNd
>>102
白石♀×そうじろう♀とかでないならカモーン!
105名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:04:29 ID:DC5P87ug
>>102
お伺いなんて立てずに、好きなのを書けばいいと思うよ。
106名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:05:04 ID:DC5P87ug
sage忘れスマソ
107名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:06:24 ID:PmfqqVqI
>>104
すごいカプ考えたなw

でも女体化の作品はあったから大丈夫だと思うが…でもそのカプは引くww
10893:2007/07/09(月) 22:14:42 ID:dNaGyFGx
やっぱり妄想戦士ヤマモトはマイナーだったか…?
109名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:15:05 ID:cs29T0iq
朝起きたら突然女体化した自らの身体に驚くそうじろうと白石。
そういえば昨日妙な物を飲んだ気がするが登校の時間が迫り学ランで家を出る白石。
同じく妙な物を飲んだそうじろうはとりあえず娘の服を借りて出版社へと向かう
夕方、学校である男子が女になっていたとこなたが父親に話すとそうじろうはその男の子をここへ連れてこいという
そして女体化した原因を調べるべく白石を呼びつけて相談しようとするのだが・・・
110名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:44:29 ID:BL7ezXyC
>>102
そういうこと言われると見たくなるなる(ry
気にせずカモン。
111名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:16:49 ID:NScRKI+E
ED集聞いたらかがこなに目覚めた
いじられこなたが可愛すぎるんじゃあああああ
112名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:26:01 ID:rDpFFdR0
>>111

これか(以下転載)-------------------------------------------
もおいーよ。もい〜よ…わかんないヨ!英語勉強すr…えぇ〜ちょっとぉ〜!リモコンとんないでよぉ〜!待ぁってよ〜!
ええ〜〜っ!…っぷえ、えと、ん、で、でぇ…あっ!ココわかんないわかんない!だて、ドラマサビしか流れないじゃん、ちょ
(略)トゥナイトがモンキーのマジックだヨ…おーらい、おーら〜い!ぼ、あ、うー!落ち着きマス、せーの
(略)……もおやめていいですか…?ちゃんとべんきょーするんで…はうっふっ
も、もんきーまっ もきまーじっ!まあじっく!
ほっお願いだから…と、t、とめてくれ…おねがいだかりゃ
ごめんなしゃいかがみ、かがみ、かがみぃ、ふ かがみぃ
----------------------------------------------------------

前のバレンタインキッスもすごい
あまりの暴れっぷりに、つかさがこなたに突っ込み入れてる。
「私が歌うから、ね」とか言って


たぶんそれが伏線で、プチ怒ったかがみが意地悪したんだろうなぁ
113名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:39:17 ID:z3ZnLKpn
ちょっとED集買ってくる
114名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:46:53 ID:I/teKSUO
俺は最初っからかが×こな派だぜ━━━━━━ッ!!
115名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:49:00 ID:nT2qWn3+
>>112
その部分聞いてちょっと勃(ry
116名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:50:30 ID:oAm8NMtX
>>108
心配するな。
アニメの即売会の回見た時、全く同じ事を考えた俺がここに居る。
117名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:54:24 ID:frDyXpoH
今日の投下は3作か。
久々に静かな一日だったな。
・・・・とか言えるのは異常な状況なんだろうかw
118名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:57:09 ID:PmfqqVqI
>>117
初代スレの過疎りっぷりといったら(ry
119名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 00:08:44 ID:uGXABtt3
カラオケはいろんなネタに使えそうなんだけどうまいこと出てこない

こなたが「金太の大冒険」とか「お万の方」を歌っても
ギャグにしかならないしなぁ

「きんたまけるーな きんたまけるーな きんたまけーるーなー」
「ちょっとこなた、何歌ってんのよ!」
「私の歌どっか変かな? 教えてかがみん(ニヤニヤ」
「うっ……」
120名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 00:40:37 ID:CQ/M9srB
「おまん〜子鹿に触るぅ〜」
「(/////;)」
「あ、子鹿かわいいよねー(^^」
「これは・・その・・昔放送禁止になったつボ(ry」
121名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 01:17:25 ID:cQ9qcX69
                   ___、、、
               ,,-―''':::::::::::::::ヽヾヽ':::::/、  誰  作   こ
   __,,,,、-‐-、,,      /::::::::::::::::::::::::::::::i l | l i:::::::ミ  だ  っ   の
 /:::::::::::::::::::::::ヽ、  /:::::::::,,,-‐,/i/`''' ̄ ̄ ̄ `i::;|  あ  た   お
/::_;;_::::::::_::::::_:::.-‐'; /:::::::::=ソ   / ヽ、 /   ,,|/   っ  の   は
/f ),fヽ,-、Tン‐'´,ノ | 三 i <ニ`-, ノ /、-ニニ' 」') !! は   ぎ
  i'/ /^~i f-iノ   |三 彡 t ̄ 。` ソ ハ_゙'、 ̄。,フ | )         を
,,,     l'ノ j    ノ::i⌒ヽ;;|   ̄ ̄ / _ヽ、 ̄  ゙i )
  ` '' -  /    ノ::| ヽミ   `_,(_  i\_  `i ヽ、 ∧ ∧ ∧ ∧
     ///  |:::| ( ミ   / __ニ'__`i |  Y  Y Y Y Y
   ,-"        ,|:::ヽ  ミ   /-───―-`l  |  //     |
   |  //    l::::::::l\    ||||||||||||||||||||||/  |     // |
  /     ____.|:::::::|    、  `ー-―――┴ /    __,,..-'|
 /゙ー、,-―'''XXXX `''l::,/|    ー- 、__ ̄_,,-"、_,-''XXXXX |
/XX/ XXXXXXXXXX| |         _,  /ノXXXXXXXXXX|


                                            rァ'フ"´::::::::::::::::::::::`ヽ.
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                    j`‐'              ‘ーィ     ヾ ;::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
                  、- ' 出   ク  き  き  L_     /-‐_ヽNヽ;:::ニニヽ:::::::::::::::l
            ,          _)   て  ビ  さ  さ   く     l、_/,.-`ゝ<:三三ミ:、::::::::::::|
        , ィ//____        )  行   だ   ま   ま   (_      〉゙iヒニフ,  i::r',ニヾヾ:::::::::::::
    /´ ̄: : :!: : : : : :.`ヽ   . ´)  け    `  は   か   ,ニ=-  r'  `ー '  .}::7,  l::::::::::::::::
┌ァ´/:/: :.l: ∧: :.!: : :`ヽ: \ .._)   っ          !! (_    〔_ヽ ー-- 、 j::{ ァ ノ::::::::::::::
Y´:{:/: : /__:イ:/  !__!、:.!: : :ヾーゝ....) !!           (      しィ´ ̄ ヽ 彡Tヽ::::::::::::::
{:::::/:{: /´/l/  l/ `}:|: : l: :}  .⌒)-、 ,. 、         〈         ̄ ̄ }_,. -‐リlハノヽ
`Y: イ:ャ≠rミ     r-=rァ: :|: :|     ′ ヽ/⌒'^´ヽ'⌒ヽ「    _,.  -──-<._x x x x x
 |∧!:/ r、:::|   トィ,.:} 〉: ト..⊂二,フ´二_''‐- 、_,.  -─r─'^ ー '´x x x x x x x x x x x x x x x
 |l: 込.弋シ    弋ツ{ }イ:|   r'   ‐-           | x x x l l x x x x x x x x x x x x x x x
 |:!:. ート、''''  。  '''ノl" l:.|  〈              | x x x | | x x x x x x x x x x x x x x x
 |:.ヽ: :| ` ァ-ャ<.  |: :l:.|  ..丶二ァー-‐' `  、    ! x x x l l x x x x x x x x x x x x x x x
 |: :.}: :| /l ></ ト、 |: :l.:|                ` ー-〉x x x ヾ、 x x x x x x x x x x x x x x
 |: :.|: :|/ |/}::::{ヽ!l V: :イ.:|               / x x x x x\x x x\x x x x x x x x x
 |: :.|: :| /| { .》::《 | |∧/ !:.|               | x x x x x x x\ x x x`ヽ、x x x x x x
122名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 01:19:31 ID:npm4upFH
>>119
敢えて(真意がわからないように)歌詞が外国語のラブソングを歌う
123名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 01:23:07 ID:npm4upFH
途中送信orz
>>119
敢えて(真意がわからないように)歌詞が外国語のラブソングを歌うというのもありかも
普通に歌えたりすると割と素敵な感じがする

そしてコンプ8月号のみなみが可愛すぎる件について
124名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 01:25:37 ID:tMrtTq6e
ここでこころはたまごを華麗に熱唱!
125名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 01:26:48 ID:5tqdcnyj
ツボイノリオ自重w(敢えて全部カタカナ)

七夕でかがみとつかさの誕生日でもある日にエロティカセヴン歌ってきたよ

こなちゃんも流石に知らないだろうし代わりに歌うつもりで。
126名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 02:27:56 ID:bc72IttP
こころはたまごってジェットマン?

さっき14話見たんだけど、ゆたかが入試当日にみなみに声をかけられて顔を赤くしてたってことは
正式にそういう傾向の性癖設定があるのかな・・・・・?ある訳無いと思うけど。
しかしゆたかは原作通りのいい子っぽい感じがよくでてるね。
見た後だと私がつい書いてしまったssのゆたかとかけ離れてるのがよく解って投下できない・・・
127名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 02:37:52 ID:IlYh3r8+
>>118
最近でこそこんなハイスピードで進んでるが、初代は終わるまで1年半かかったしな。
途中でアニメが始まって流れが加速してもこれだから、アニメ化がなかったら2年以上かかってたかもしれん。
128名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 02:40:27 ID:INwoaqJK
>>126
原作じゃあそこまで過度な反応してなかったんだけどね
アニメでのゆたかの心情を予想すると背が高くて美人さんで自分の無いところを全て持ってるような
人だったから憧れたんじゃないかと思う。「いいな〜っ」って感じで。
129名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 05:45:15 ID:ZGCNZA4x
みな×ゆたはその相互補完っぷりが萌える
1306-636:2007/07/10(火) 05:59:11 ID:o1igvezP
まとめサイト表記に従い、6−636と名乗っておきます。

さて、遅くなりましたが、先週土曜・柊祭のときに、中途半端に未完成で投下した「お勉強」の、
残りをようやく投下いたします。 5レス…になるはず、お借りします。

なお、話は、前スレの639(プロローグ)→735(1) , 736(2)からの続きとなっております。
131お勉強(3):2007/07/10(火) 06:01:09 ID:o1igvezP
「かがみ、なにもそこまで頑なに拒否することはないでしょ」
「いやいや拒否するって。こんな状況下だったら普通は」
かがみは目を閉じたまま反論する。まあ目を閉じてしまえば、同人誌攻撃は無効化されるし。
しかしこなたも負けてはいない。かがみが目を閉じている隙に、こなたからのつかさへの
プレゼントを開けて使える状態にすると、みゆきが押えているかがみの右脚と、つかさが押えている
左脚の間の、無防備になっている部分の手前に持っていった。そして―――
「スイッチオン♪」
こなたは、構えたもののスイッチを入れ、それに反応して振動を始めた小さなものを、かがみに当てる。
かがみが突然の刺激に驚き、声を漏らして目を開けると、こなたはスイッチをオフにした。
「あ、あんた、なんつーもの持ってんのよ!」
「ピンクローター。これ本当はつかさへのプレゼントなんだけど、先にかがみに使っちゃったよ。
ごめんね、つかさ」
「そんなもの誕生日プレゼントにするな!」
「いやいや、やっぱり18歳の誕生日てのは特別なものだしね。それに、コスプレより実用的
でしょ。つかさならきっとそのうち毎日のように―――」
「ちょっと待て、あんたの中のつかさのイメージって…?」
「さてかがみ、本題に戻ろうか。同人誌責めとピンクローター責め、どっちがいい?」
「ど、どっちもいやあぁ!」

涙目のかがみが叫んだ直後、つかさは、その部屋のドアが開いたことに気づいた。
ドアのところには、柊家の次女・まつりの姿があった。
「うおわっ!?」
この見た目、いや実際も極めてやばい光景を見られてしまった4人と、見てしまったまつりは、共に
しばらくの間、非常に気まずい沈黙の時を過ごすこととなった。その後、まつりがようやく動く。
「ご、ごめん。  ―――ごゆっくり〜」パタン。
…なんというタイミングの悪さ。これは確実にテンション急落。
132お勉強(4):2007/07/10(火) 06:02:47 ID:o1igvezP
「かがみー、ホントごめん。ちょっと調子に乗りすぎた」
「…ふん。」
「あぁー、そんな、永遠にデレが来ないようなきつい表情はやめてぇー」
こなたはかがみに懇願するが、かがみの表情はさらに険しくなる。
「かがみさん、ごめんなさい。その、私も、お調子に乗ってしまいました。は、反省しています」
「お姉ちゃん、私も謝るから。もう、ゆきちゃんとこなちゃんを許してあげてよぉ。」
つかさも懇願するが、かがみは無言のまま立ち上がり、ゆっくりと部屋から出て行った。
「あ…。」
三人は、かがみを追わなかった。きっとしばらくは何を言っても無駄だろう、という共通認識が、
そうさせたのだろう。
「でも…、…どうしましょう。」

それから、かがみが戻ってこないままおよそ10分。ここにきてつかさのターン。
「そうだ、こなちゃん。…あの、私にくれたプレゼントのことなんだけど、…結局あれってなに?」
「あのー、つかさ? 君は、空気というものを知っているかい?」
「えっ…と…、し、知ってるつもり」
つかさとこなたの間には、なんだか少々認識に差があるようにも思われる。まぁでも、この状況で
かがみに聞くよりはましか ←結論。
そして、そのことがこなたを再燃させてしまった。
「つかさ、「あれ」の正体を知りたいというのは本気かい?」
「う、うん…。」
「二度とここには戻れないよ?」
「え…!?そ、それってどんだけ〜」
「わかった。―――40秒で支度しな」
「無視ですか!?――で、支度って何すればいいの?」
「脱ぐ。」あまりにあっさりとこなたは答える。
「あ、あの、泉さん。私は、ここから先は見ない方がいいですかね?一応まだ誕生日前ですから」
「あー、まあどっちでもいいんじゃない?別に私は止めないよ」

 結局、みゆきは自己規制ということで別の方向を向いて座ったが、同じ部屋の中にいるので音だけは
しっかりと聞こえるはずだ。みゆきさん、それなりに興味津々なご様子?

「こなちゃん、これでいいの?」
つかさは、本当に上下下着姿になって正座。こなたは予想をはるかに超える事態に、興奮を隠し切れない。
「つ、つかさ!…え、えぇか?えぇかぁ?ええのんかぁ?」
こなたは、つかさへのプレゼント一式を取り出す。
実は、つかさにあげたものはピンクローター一つではなかった。
一つをかがみ用にすることを想定していたのか、はたまた他の理由があってか、こなたはちゃっかり、
二つ用意していた。さらにそれだけではなく、「アドバンスド・コース」として、男のイチモツをかた
どったタイプのモノも一つ、セットとしてあげていた。
「い、今新しいのを開けなくても、さっきお姉ちゃんに使ったものでいいよ…。」
「わかった。では始めようか、つかさ」
133お勉強(5):2007/07/10(火) 06:04:53 ID:o1igvezP
 「さっきかがみに使ったのを見てわかったと思うけど、これは振動でカラダに刺激を与えて、気持ち
いいことをするための物でね」
「マッサージ器みたいなもの?でもずいぶんちっちゃいんだね」
「ま、ある意味似たようなものかな。でも大きいものもあるよ。ほら、これとか」
「あ、ほんとだ」
「ところでつかさ、カラダに、触ったりしたら痺れるような感じとか、気持ちよくなる感じとかがして
くる場所があったりするんだけど、それは知ってる?」
「うーん…、あ、もしかして、ここ、とかのこと?」
「まぁ大体合ってるけど…、ちょっと細かいことになるので、ちょいと生で見せてもらいますよ、っと」
「えぇっ!?こ、こなちゃん、だめぇ、そんなとこ見ないでよぉ…恥ずかしいぃ」
「おぉー、つかさ、まだ結構薄いね。こりゃそっちの需要も…おっと違う。そうだ、こことか。えい」
「ひゃうぅっ!」
「うーん、やっぱりここは効くねぇ。――で、他にも、こことかもそうだよ。ほれほれ」
「んっ…ん」
「つかさって結構、感度いいのかな。ま、いいや。そういう細かいところを刺激するのにいいんだよ。
――こんな風にしてね」ぶいぃぃぃぃぃっ
「んふぅっ!」
「小さいから、その気になれば学校に持って行けるぐらいだし、あと、例えばかがみが寝ているうちに、
かがみのここに仕組んでおいて、起きたらそれを動かして…、なんていうワルイ事も…。」
「お姉ちゃんのほうが私より遅く寝て早く起きるから、それは難しいかな…。――で、こっちのは?」
「つかさ、どこかでそういう形のもの見たことない?―――保健の教科書とかで」
「え…? ―――…あ」
「わかったようだね。それの形に作ってあるから、男とのその、行いをだね、イメージしたりしながら
するとなおさら…」
「ふーん。…でもなんか怖いよ、こんなの挿れるなんて」
「まあそりゃしょうがないよね。だから最初はこっちで慣れたほうがいいかな。――さあつかさ、じゃあ
ちょっと練習しようか。そしてこれの虜になってしまうがいい」
「えぇっ、いきなり!?ちょっと待って、まだ心の準備がぁ」
「あ、こら。そこガードしたら使えないでしょ。ほら手どけて」
「ま、待ってよ、せ、せめて、こなちゃんが先にお手本見せてよ」
「え、わわわ私が!?いやいやいやそんな。ほらだってみゆきさんも聞いてるし」
「こなちゃん、そんなのずるい〜」

※ここまでしばらくの間、音声のみでお送りいたしました。

その時、再び部屋のドアが開く。かがみが戻ってきたようだ。が、部屋の中の様子を見て、またも
一瞬の沈黙。まあ無理もない。
「――何やってんのよ、あんたら」
「あ、あはは…」
134お勉強(6):2007/07/10(火) 06:07:35 ID:o1igvezP
「こなた。あんた、私にできなかったからって、つかさにまで手を出すとは」
「い、いやね、これは違うんだよかがみ」
「今まで捕まらなかったのが不思議なくらいね」
「お、お姉ちゃん違うの。今度は私からしてほしいって言ったから、だから、こなちゃんは悪くないよ」
下着姿のまま、つかさがこなたを弁護する。
「あ、あの、かがみさん。つかささんが言っていることは本当です。私も聞きましたから。」
みゆきも弁護するが、内容が内容だけに、かがみは呆然とするしかなかった。
「…。」
「お、お姉ちゃん?」
「…つかさ、とりあえず服着なさい。で、あとでちょっとおいで」

 その後、かがみの提案で、しばらく4人でゲームをしたり、テレビを見たり、こなたも作るのを
手伝った夕食を食べたりしながら、時間は夜を迎える。

「せっかく今日は七夕なのに、曇っていて星とか見えないね」
「こりゃ彦星も、さぞ「たまってる」ことでしょうなぁ。去年も確か曇りだったし」
「あんたはいい加減そういう発想から離れろ」

ということで、ここからは勉強会モードである。
「さてこなた、今夜は覚悟しなさいね。しっかりとしごかせてもらうわよ」
「まあ、かがみさんったら、そういうご趣味をお持ちですのね?」
「ここで『マリみて』モードに入るな!」
「でも今の発言、普通にグレーゾーンな気はするんだけど。―――はっ、さてはかがみ、私が疲れて
居眠りしてる間に、あんなことやそんなことを…!」
かがみは無視して、数学の問題集とノートを開く。こなたに対しては、これの効果はばつぐんだった。
あとの3人はちゃんと勉強している。ので、自分もちゃんとしないと、という心理がこなたにも働いた
ようで。

「いい?居眠りしたら死刑よ、死刑!」
「お、かがみもノリがよくなったね。ハルヒのアニメの二期決定記念?」
こなたは瞬間的に理解したが、つかさには絶大な効果があった模様。なんかオロオロしております。
 まあでもそんな感じで、かがみとつかさの誕生日の夜は平和に更けていった―――
135お勉強(7):2007/07/10(火) 06:10:39 ID:o1igvezP
―――はずだった。

 日付変わって、7月8日 1:50

「も、もうやめてかがみ。こなたのライフはとっくに0よ」
こなたは、かがみに正に、勉強で「しごかれて」いた。
「とっくに、つかさもみゆきさんも寝てるんだし、今日はこれぐらいにしとこうよ…。もう思考回路は
ショート寸前」
「まだネタをかますだけの余裕があるように見えるのは私だけかしら?さ、次の問題いくわよ」
かがみは容赦しない。というのも、これには理由があった。
「かがみぃ、せめて、ちょっと休憩させてよ。もう目が、目がぁ」
「そういやまだ言ってなかったっけ――― 一応これには、昼間のことその他諸々の今までのあんたの悪行
に対する報復の意もこめてるから、休ませてあげるわけにはいかないのよね。残念ながら」
 「そんなこと言ったって、―――もう無理。」
そういうとこなたは、後方に倒れるかのように床に寝転がって、そのまま寝息をたて始めた。


 どれくらい時間が経っただろうか。といっても、熟睡していたこなたにとっては、直後のような感じ
がしたのだが、とにかくこなたは、身体に異常な刺激を感じて、目を覚ました。そこは蛍光灯の真ん中
の豆電球だけがついた、暗い部屋だった。
(―――!? よくわかんないけどまだ夜だよね、もう一回寝るか)
その時には刺激は収まっていたので、睡眠欲に従おうとするこなた。しかし目を閉じたその時
ぶいぃ「ひゃおっ!?」ぃぃぃぃぃっ
さっきの刺激は気のせいとかじゃなかった。自らの下半身を震源とした強い刺激が、全身を駆け巡る。
 思わずあげてしまった声に反応するかのように、部屋の電気がつく。こなたは、誰かいるのに気づいた。
「か、かがみ…?つかさまで。―――てか、手に持ってるそれって、もしかして…」
「こなた、言ったでしょ?居眠りしたら死刑だって」
かがみの顔は、笑顔に見えるが、明らかに普段の笑顔とは違う。声も、なんだか怖い。
「つかさ、よく見ときなさい。こなたが『お手本』見せてくれるって」
「うん。――こなちゃん、がんばってね」
そう言うとつかさは、こなたの両腕をつかんで自由を利かせなくする。次の瞬間、いつの間にかこなたに
挿れられていた小さな異物が激しく震えだす。その刺激をこなたの身体は、「快感」と捉えはじめる。
一応、やめて、とは言うものの、効き目はない。自分でモノを取り外すこともできないし、そもそも、
それができたとても、今のこなたならしなかっただろう。そしてついに
「あ、あ、や、やめろって、マジ危ないって、あぁっ、い、ぁ、いく、う、んぅ―――――」

 ようやく戻ってきたこなたは、かがみになぜこんなことをするのか聞いた。
「あんた、私とつかさに、『そっち』色に染めようとして、同人誌とかこれとか持ってきたわよね。
…じゃあ、私たちが本当に影響受けて、そんな私たちにこうされるなら、あんたも、本望でしょ?
―――ま、もちろん『目には目を』の意味合いが強いんだけど。じゃ、第二ラウンドいくわよ」
「ちょ、『目には目を』って言ってる割に、比率が合ってないってば――あはぁっ!」
「心配しなくても朝までにはやめてあげるから、それまでの辛抱よ」
 
隣の部屋がこんなことになっていることを知るはずもなく、みゆきはまだ静かに眠っている。
                               【お勉強】Fin
136名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 06:13:31 ID:ZlmSyI1Q
リアルタイムで遭遇
なんというGJ
1376-636:2007/07/10(火) 06:16:23 ID:o1igvezP
はい、今度こそ終了です。お粗末さまでした。
どうせなら、もっと早く取り掛かって、8日の午前3時くらいにここまで投下したかったぜorz
138名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 06:27:23 ID:UmeM0a3T
GJっした!
次作も期待!
139名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 11:23:42 ID:Ajbd6DVA
ゆきちゃん…w
GJ!
140名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 12:03:33 ID:O6SvbUhT
返り討ちキタコレ!
どっちも「勉強」させるとは、倍返しにも程があるとw
GJでした。次もワクテカしながら楽しみにしています。

それでは、こちらも2レスほど投下いたします。
141名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 12:04:50 ID:O6SvbUhT
《ららららぶちーっ♪ らーららららぶちーっ♪》
 ……何をしてるんでしょう、こなたってば。
 バイトから帰ってくるなりぴょんぴょんと跳ね回って、買ってきたらしい何かをキーボードの
前に置いていったんですけど、これってなんでしょうか?
『何か買ってきたの?』
『あー、今度友達とボイスチャットをしようってことになってね。それでちょいといい
ヘッドセットを買ってきたんだよー』
 私からのメッセージに気付いたこなたは、軽やかにキーを叩くと箱からヘッドホンが
ついた
マイクを取り出しました。確かにしっかり作られたものみたいで、電源用のスイッチもついています。
 ボイスチャット……おしゃべり、ですか。
 私ができないことを楽しみにしてることに、なんだかちょっぴり寂しく感じてしまいました。

−−−−− てけてけかなたさん その14・こえがきこえる −−−−−

 普段、私はこなたとIRCで会話していますが、それは文字だけのもの。私が思っている
ことをただ記号として表しているだけ……嬉しくもあるけれど、虚しく思うこともあります。
 だけど、こうやってこなたが元気にしてる姿を見られるだけでも幸いなんですから、
贅沢は言えませんよね。
《ちょっとっだーけっ♪ まってねっ♪ へいっ!》
 何かを口ずさみながら、ケーブルを手にPCの後ろへまわるこなた。何かを唄いながら
作業してるんでしょうか?
「あなたにとどけスキスキテレパシー♪」
 そう思うと、なんだか本当にこなたの唄を聴いてるような気がしてきます……って、
こなたの……唄?
 私はきょろきょろと辺りを見回しましたが、プログラムさんたちは何も立ち上がってません。
サウンドがあるようなイベントもありませんし、一体……?
「さっきまーでーのみーらーくーるっ♪ かぁ〜むぅ〜ばぁ〜っくっ♪」
 ……こなた?
「さーてっ、接続も終わったし、とりあえずテストでもしてみますかねー」
 そう言って座ったこなたのくちびるの動きと、言葉が……きっちり、合っているみたいです。
『あ、あの、こなた?』
『うん? どうしたの?』
『今、あなた唄ってたわよね?』
『あー、なんか楽しみで、ついついねー』
 あははと笑うこなたの声も、私の耳に届く。これは……このマイクから聞こえてきたってこと?
『あのね、こなた。何かマイクに向かって喋ってみてくれない?』
『んー? ちょうどテストするとこだったし、いいよ』
 そう打ち込むと、こなたはすうっと息を吸って……
「かーがーみーのーツーンーデーレェェェェェェェッ!!」
『はうぅぅぅぅぅっ?!?!?!』
 う、ううっ、何故か画面の中にとっても大きく響いてきて、頭がくらくらします……
『ど、どしたの?』
『い、いえ、こなたの声が、とっても大きくて……』
『声?』
 しばらくきょとんとしたこなたが、マイクに向かって言葉を紡ぎ出しました。
「おかあ、さん?」
 初めてこの耳で聴く、こなたからの『お母さん』っていう言葉。
『ふふふっ。なあに? こなた』
 それがついつい嬉しくって、私も笑顔で応えます。
「ホントに、ホントに聞こえるのっ!?」
『ええ。こなたの可愛らしい声、ちゃんと聞こえるわよ』
 そう言うと、こなたのぽかんとした表情が緩んでいって……
「そんな、ホントに……あははっ、ホントに聞こえるんだっ!」
 あわててヘッドセットをつけながら、嬉しそうに笑ってくれました。       続
142てけてけかなたさん:2007/07/10(火) 12:05:58 ID:O6SvbUhT
『ええ、こなたの可愛らしい声、ちゃんと聞こえるわよ』
 そのメッセージを見た瞬間、私はあわててヘッドセットをつけた。
「そんな、ホントに……あははっ、ホントに聞こえるんだっ!」
『まさか、こなたの声を聴くことができるなんて……夢みたい』
 画面の中のお母さんも、嬉しそうに笑ってくれている。
 だけど……それは声じゃなくて、文字だけのメッセージ。
「ねえ、お母さん」
『なあに?』
 もしかしたら困らせちゃうことかもしれないけど、
「一緒に、おしゃべりしてみようよ」
 私は、そう言わずにはいられなかった。

−−−−− てけてけかなたさん その15・こえをきかせて −−−−−

 その言葉に、お母さんは苦笑いすると、
『私は、喋るっていうことを忘れてしまったから……多分、無理ね』
 そう言って、悲しそうに目を伏せた。
「むー、そんなこと無いと思うんだけどなー」
『最後にちゃんと喋ったのは、もう十八年前だもの』
 うーん、唄を忘れたカナリアみたいな感じかー……確かにブランクはあるかもしれないけど、
せっかくお母さんと話せたんだから、お母さんの声を聴いて、ちゃんとお母さんとおしゃべりしたい。
「こうなったら、予告ナシでお父さんを呼んでびっくりさせてみるとか――」
「そっ、それだけはダメーっ!!」
 ……ん?
「あ」
「……あの、おかーさん?」
「あ、あはははははは。なんか、喋れちゃったみたい……ね」
 私がジト目で見つめると、お母さんは頬に手を当てながらそっぽを向いて笑っていた。
 そして、ヘッドホンからは鈴が鳴るような心地いい声。
「もー、ちゃんと喋れるんじゃん。ホント、お父さんの名は偉大やねー」
「その事はなかったことにして……というか、そう君にはヒミツにしてね、絶対に」
「ふっふっふっ、どうしよっかなー」
「はぅ……」
 おろおろして、懇願するように見上げるお母さん。ううっ、そのちんまりとした姿で
見られてると罪悪感が……
「わ、わかったってば。お母さんにもちゃんと考えがあるんだろうし、呼ばないよ」
「本当、約束ですよ?」
 お父さんの名前を出すことを、どうしてここまで拒否するのかはよくわからない。
「でも、さ、私にだけ会って、お父さんにだけ会わないっていうのは……あんま、嬉しくないよ?」
「わかってるから……今は、まだそっとしておいて」
 儚げに笑って、小さく鈴が鳴るような声でお母さんがつぶやく。
「うん」
 私は苦笑いしながら頷いたけど、ココロの中はまだモヤモヤしたまま。
 まだとは言うけれど、お母さんが来てからもう一週間以上経っているから、そんなに、時間は無いはず。
タイムリミットまでには、お父さんにちゃんと会わせてあげたいんだけど……
「よーしっ! それじゃーそのかわり、今夜はとことんおしゃべりするからね!」
「えっ? お、おしゃべり?」
「お父さんのこととか、いっぱい聞かせてもらうんだもーん」
 その前に、今できるだけのことはしておこう。
「もうっ、こなたったら……わかったわ、初めてのおしゃべりだものね」
 しょうがないわねとばかりに、笑いながら言うお母さん。
 ――絶対、この声と笑顔をお父さんにも届けてあげるんだから。覚悟してよねっ、お母さん。   終
143 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/10(火) 12:08:56 ID:O6SvbUhT
「Love Cheat!」を聴いていたら何故かきっかけネタとして降りてきた。
宇宙麻雀に毒されすぎて今は反省している。


この話は妄想屋(仮名)さんのCGにインスパイアされて書いたものです。
ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza?cmd=upload&act=open&pageid=275&file=up3638.jpg

素敵なCGを描いていただいた妄想屋(仮名)さんに、深く御礼申し上げます。
144名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 12:35:54 ID:VR21aBX7
うわ、てけてけ二連発っていうかインスパイア返しキター!!
脳内で妄想屋さんのこなたと243さんのかなたさんが同時上映されて、えらい事になりました。

そしてお話もターニングポイントのようで。引き続きワクテカしつつ、GJ!
145名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 12:45:47 ID:RTV/Rei5
インスパイヤ返し、キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!

なんとなく浮いてた拙作の絵にSSをつけていただいて、感謝の極みです!
今ネタ切れ中ですが、みwwなwwぎwwっwwてwwきwwたww

……ただ、
かなたさんがそう君と逢わない(逢えない?)のには、何かとてつもなく
切ない理由があるんじゃないだろうか……
(逢ったら天国に帰らなければならないとか……)
そう考えると、仕事が手につきませんですよ、ええ。



かがみ「あんた、いつもSS書いてて仕事が手についてないだろ」
……こなたっ!あそこに悪魔が!悪魔がおるよっ!!(泣)
146名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 13:41:11 ID:1WGEMYkT
両氏ともGJ!

つかさ「やっとついたー」
みゆき「ここが金の魂の湯ですね」
こなた「略すときん○たまの湯」
かがみ「略すなー!」
147名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 13:48:18 ID:CQ/M9srB
天上界が総力を挙げて作り上げた故人降臨実験用プログラム「てけてけ○○さん」Ver.0.93。
Windows98SE〜WindowsVista、MacOS、Linux、果てはOS2、TownsOS等、幅広くカバー。

故人の魂を僅か32GB程度の性格・記憶・その他人格データとしてコンバートした後、
学習型AI部と音声合成部を組み合わせてエンコード、さらに2Dまたは3Dのアバターを付加して
パッケージングしたもの。

音声は、生成されたテキストデータを元にほぼリアルタイムでwavデータに変換、再生される。
(人格データを元に、本人の口調やイントネーションもほぼ完全に再現)

今の所、天国からしかインストールできず、自身がインストールされているC:ドライブをもフォーマット可能。
もしかしたらパーティション切り直してインスコされてるのかもしれん。何しろ天国仕様だから(´・ω・`)
148名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 13:51:40 ID:CQ/M9srB
泉家と天国は専用回線で接続されていて、仏壇がターミナルアダプタになってるんだきっと・・・
149名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 14:17:37 ID:9y6p5VwM
柊神社のやけくそ守の御利益です。
ルーターに貼るだけで、霊界とのアクセスが可能に!


・・・でも、かなたさんが生まれ変わって、違う姿で二人の元に現れるというのも悪くないな
150名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 14:32:28 ID:IoduM3Aw
>>147
それを人為的に再現するために開発されたのが、伺か上で動作する「てけてけかなたさん」である
・・・とか言ってみる
151名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 15:04:41 ID:RTV/Rei5
>>147
あのかなたさんが本人じゃなく、"故人を擬似的に再現したもの"……というのは、
あまりにも切なすぎやしないかと思うんだ……(´・ω・`)

もうさ、「天界版SKYPE」でいいんじゃね?
152そしてある日のカラオケボックスで:2007/07/10(火) 16:21:31 ID:BbXsMmeH
 いつでもそ〜ばに い〜るよ
 ことばじゃない ぬ〜くもりく〜れた そのであい ひつぜんかもね〜
 かなし〜みの さき〜には いつだって し〜あ〜わせがある しんじてる
 みらいの しぐなるにな〜って〜ゆく〜

「はい、お粗末さまでした」
「お姉ちゃん、気持ちがこもってて上手〜い」
「これも愛の為せる業でしょうね」
「残念、褒めても何も出ないわよ」
「そんな事言って、嬉しいのが顔に出てるよ。ね、こなちゃん」
「んむんむ。さっき歌にかこつけて胸の内をストレートに出してたし。あと声と息も」
「はいそこ、いちいち揚げ足取るの禁止」

「あら? これはどなたがリクエストなさったんでしょうか」
「あ、それ私が入れたやつだ」
「ええっと〜、『みらいよほうはいつもはれ』?」
「あーつかさ、その歌の『未来』は『あした』って読むんだよ」
「へぇ〜、なんだか落ち込んだ時に聴くと元気が出てきそうな歌だね」
「その昔、倒れるたびに強くなる機械仕掛けの刑事がいたの。これは人を愛し」
「こなた、私たちの誰にも通じない上に年齢を疑われるような事を言ってる場合?」
「……でも、かがみさんは何かご存知みたいですよね」
「そ、それはっ! こなたがいつも人の都合お構いなしにネタを振るからいつの間にか……ごにょごにょ」
「私のネタ振りについていこうと陰で必死に調べるかがみ萌え♪」
「うるさい。はい、さっさとバトンを受け取って」
「はーい。じゃ、張り切っていっくよー」

 ツイン・テールの 乙女の中に

「ふぇ?」
「泉さんのほう、歌いだしから表示されている詞と違うんですけど……」
「……なんか嫌な予感が」

 ツンとデレ このギャップ Oh かがみ!

「こらっ、私で変な替え歌を作るなっ!」

☆☆☆☆

機動刑事ジバンと聞いてネタの通じる人が居ることを祈りつつ初投下。
詳しい状況が分からないカラオケボックスの内側を音声から想像してお楽しみください。

そんでもってメインで書いている、何レス分いくか分からないほど長くなりそうな
かがみ・つかさの誕生日記念だったSS(でもメインはこなた×かがみ)が出来次第
また投下します。では、

※カラオケには行かないんで、冒頭でかがみが歌っていた『そばにいるよ』を始め
後者もカラオケで配信されているかは知りません。あしからず。
153名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 16:39:00 ID:VR21aBX7
>>152
第2条補足「場合によっては抹殺する事も許される」乙。

というか、白石EDにげんなりしていたので非常にタイムリーでした。GJ。
154名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 16:46:52 ID:tMrtTq6e
>>152
ヘビーメタルのボディの中に乙
クッシーの声で替え歌が再生されたぜorz
155名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 16:48:46 ID:1WGEMYkT
>>152



らき☆すた×クレしん
156名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 18:13:04 ID:Ajbd6DVA
>>152
乙ー
157名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 18:33:14 ID:USz8GEFU
空気読まず、こなパパ×こなたとか、
こなパパ×かがみとか読んでみたいとです。
158名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 18:37:40 ID:bLZ4iBvf
そいうの、かけんとです・・・つかさです・・・つかさです
159名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 19:09:31 ID:QrICn7pW
こなたとやったらかなたさんがヤンデレ化しちゃうんじゃないか
160名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 19:18:38 ID:naLPNcAK
エロじゃなければ書けそうだなあ、そうxかが。
悩める少女におじさんからのアドバイス、って感じで
161名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 19:21:20 ID:3JxWdwYQ
>>146
そうじろう「それは おじさんの きんのたま!」
162名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 19:22:29 ID:bLZ4iBvf
まぁ、そうじろうとこなた、これ以上ないってぐらい理想的な仲だから。
肉欲を介入させる余地がないんだな。
163名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 19:32:32 ID:WvnLe89A
今日も今日とて萌えるぜ…

>>161
あのおじさんも何気にシリーズ化してるのな
最新作やってたら出てきて吹いたw
164名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 19:54:28 ID:WtpfiDs5
165名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 19:56:29 ID:vYnAN5CP
>>164は萌えZOOM常連
166名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 20:08:04 ID:iBsXC0cs
>>164
知らなかった
買いたくなってきた
167名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 20:14:50 ID:TSBpla80
>>164
今日発売のコンプにも載ってたね
声とか攻略可能キャラとかどうなるんだろう

てか痴漢ってどういうことよ!?
軽くスルーされてるみたいだが……
168名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 21:33:54 ID:YkLrCTN8
>>147 貴様はウンズユーザーを怒らせた・・1パーテンション128M限界の
ウンズで32Gなど夢また夢、ウンズフレッシュでさえ800Mなのに・・・
169名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 21:49:32 ID:O6SvbUhT
>>152
やばい懐かしすぎるw リアルタイムで朝起きて見ていたなぁ……
ネタのチョイスGJでした。確かジバンは配信されてます。
エクシードラフトまでは唄った記憶があるので。

それでは、2レスほど微エロを投下させていただきます。
170きゃんでぃ・がーるR:2007/07/10(火) 21:51:47 ID:O6SvbUhT
 うーん、またやっちゃったかー。
 真っ暗な真夜中、ふと目を覚ました私の腕の中で、
「うみゅ……」
 こなたが私に抱きしめられながら、すやすやと眠っている。
 抱き枕にする癖がまた出ちゃうなんて……やっぱ、別々に寝たほうがいいのかしら。
 まあ、今日はおじさんがいないってことでつかさとみゆきが居間で寝てるから、気にしなくてもいいんだろうけど。
「まったく、こんなかわいい寝顔しちゃって」
 無防備なこなたのほっぺを、人差し指でぷにぷにとつつく。ホント、マシュマロみたいに
やわらかいんだから。えいっ、えいっ。
「む〜……」
 あははっ、嫌がってる嫌がってる。このままじゃ起こしちゃうから、ここまでにしときましょ。
 ほっぺに伸ばしていた腕を、またこなたの首へと絡める。あんま認めたくないけど、
抱きしめると確かにあったかくて気持ちよくて……思わず、きゅっと抱きしめちゃいたくなる。
「くー……」
 間近で聞こえるこなたの寝息も、穏やかで心地いい。ホント、いつもと正反対だわ。
 それじゃ、ほどいて起こすのも悪いから、このまま眠っちゃいましょうかね。
「にゅー……」
 こなたを軽く抱き寄せると、こなたはごそごそと私の胸に顔を埋めていった。あらあら、
甘えんぼなんだから……って、なんか胸元がごそごそってしてるんですケド?
 布が擦れる感触といっしょに、ぷち、ぷちと何かが外される音がする。しかも、なんか
スースーしてきて……あの、これってもしかして?
 恐る恐る胸元を見るとパジャマがはだけられていて、こなたのほっぺたが私の胸に押しつけ
られていた。ブラもしてなかったから、直接お互いの肌が触れているわけで……
「ちょ、ちょっと、こなた?」
 慌ててこなたを引きはがそうとするけど、こなたも私に抱きついて離れようとしない。
「んっ……こ、こなたってばぁ」
 すりすりと、ほっぺたをすり寄せるこなた。さわさわと擦るような感触が気持ちいいけど、
なんか、くすぐったいような、そうじゃないような……
 どうにかしようと考え込んでいると、胸の隙間からこなたの声が漏れてきた。
「おかー……さん……」
 甘えるような、か細い声。もしかしたら、夢でも見ているかもしれない……そう思うと、
起こすのもなんか悪くなる。それでも、なんとかパジャマは元に戻さないと。
 私はこなたの身体に回していた腕をそっと解いて、パジャマの胸元を閉じようとした。
「……あむっ」
「っ?!」
 ちょ、ちょっと、なんで私の乳首に吸い付くのよっ……!
「やっ、やだっ! ミルクなんて出ないのに」
「うにゅ、むにゅ……ふにゅ」
「あうっ……ちょっ、ちょっと……ふぁっ」
 くちゅくちゅとした水音がこなたのくちびるから漏れて、その度に私の背中にぴりっと
電気のようなものが走る。
 これって……キモチイイってこと……なのかな。
「だっ、だめだってばぁ……」
 言葉では拒もうとしても……私の手は、宙をさまよったまま。だめなのは、私のほうだ……
「んっ……はあっ、はあっ、ふぁっ……」
 ぴりぴりが……「キモチイイ」が、だんだん大きくなっていく……
 なんとなくむずがゆくなって、私は両脚をこすりあわせた。
「やだっ、ぬれちゃってる……」
 くちゅっと湿った感覚が、脚の合わせ目から伝わってくる。
171きゃんでぃ・がーるR:2007/07/10(火) 21:52:55 ID:O6SvbUhT
「もうっ、こなたってばぁ……はぅっ!」
 抵抗しようとしても、ちゅーちゅーと吸ってくるたびにあたまがぼうっとして……
「だめっ……んはっ、ふぁっ……はあっ、はあっ」
 からだにはしる「キモチイイ」を、もっともっとほしくなる。
 ぬるぬるしてきたあしのあいだも、いまはとってもきもちいい……
「んちゅ……ちゅぱっ……」
「もうっ……やだっ、いやぁっ……」
 そういいながら、こなたのあたまをだきよせる。もっと、もっときもちよくなりたいから。
 ちゅっちゅとすったり、ぺろぺろなめたり……こなたってば、まるでこねこみたい。
「ふぁっ、やっ……くるっ……きちゃうよぉっ」
 ぴりぴりがおおきくなって、なんどもせなかをはしっていく。
 そして、こなたがかりっとあまがみしたしゅんかん、
「ひゃっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 からだじゅうがびくんっ、びくんってなって……
「あうっ……ふぁぁぁぁ……」
 "キモチイイ"のなかに、ふかくおぼれていった……

  *   *   *

 ――がみー

 ……うん?

 ――かがみー

 ……こな……た?
 名前を呼ぶ声に気付いて、ゆっくりと目を開ける。
「やあ。おはよ、かがみ」
「おは……よ……」
 はっきりしない頭で、なんとか返事する。目の前にこなたの顔があるってことは、また
抱き枕にしちゃったか……
「かがみ、すごいカッコしてるね」
「ふぇ……って、えぇぇぇぇぇぇぇぇっ?!」
 言われてみれば、パジャマの前ははだけていて半裸状態。
「ちょっ、ちょっと、どうしてっ?!」
 私は混乱しながら、慌ててボタンを留めていった。えっと、昨日はこなたと一緒に寝て、
こなたが夢を見てたみたいで、その後は……や、やだっ、私、あのまま寝ちゃったの?!
「ふっふっふー。かがみんってば、私が隣にいるからってコーフンしちゃったのかな?」
「ち、違うってばっ! 昨日あんたが私のむっ……胸をしゃぶったんじゃないっ!」
「うぉうっ?! そ、そんなことしてないって!!」
 こなたがショックを受けている間に、毛布でカバーしながらズボンの中に手を入れてみる。
あちゃー、下着はぱりぱりになってるし、出ちゃったものがそのまま乾いてて気持ち悪い……
「『お母さん』って言いながら気持ちよく寝てたと思ったら、いきなり私の胸に吸い付いてきて
……ホント、さぞかしいい夢見だったでしょうね」
「そ、そりゃいい夢見てたけどっ、でもっ、そんなことしてないもん……」
 しどろもどろになりながら、だんだん声と一緒に勢いも小さくなっていくこなた。
「一緒に眠るの、しばらく禁止にしよっか」
「ええっ?! そっ、そんなっ、かがみんっ! それだけはやだよー!」
 からかうように言うと、こなたは懇願するように私の腕を揺すった。まあ、この子も
悪気があってやったってわけじゃないんだろうし、いい夢も見れたみたいだし、それに
……
「あははっ、冗談よ」
 ちょっとだけ気持ちよかったのも、確かだから。
「ふぇっ? か、かがみんっ、ホントっ?」
「そのかわり、今度吸ったりしたらオシオキだからね?」
「う、うんっ、わかったよっ! 絶対しないってばっ!」
 ぶんぶんと首を縦に振るこなたの表情は、わかりやすいほどにホッとしていた。
 さて、と……まずはシャワーを浴びて、今日はこなたをちくちくといじってみることにしましょうか。
私だって、やられてばっかりじゃないんだからっ!
172 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/10(火) 21:54:31 ID:O6SvbUhT
Rはリターンズ、あるいはR指定ということで……

それではノシ
173名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 21:55:36 ID:1WGEMYkT

こなたも今は亡き母親のことを思い出していたのですね


( ・∀・)<エロイな
174名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:03:48 ID:VR21aBX7
>>172
かがこな! 授乳(出ないけど)!! 嗚呼ーーーーーー!!!

いやもう。おっきさせていただきましたとも。あじゅじゅじゅしたー。
175名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:03:49 ID:ccH/HQ+m
乙です

お母さんを思い出してかおっぱい吸ってるこなたのほのぼの切なさと、
かがみのエロさが出ていいですな
176名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:23:00 ID:EyYzXpbO
>>172
>Rはリターンズ、あるいはR指定ということで……
ビーストウォーズかよw
まぁとにかくGJです
177名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:31:47 ID:npm4upFH
>>172
うぉぁ乙!何と素敵な母性愛とエロス……
178名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:57:12 ID:HGZNcpIU
>>164
なんだ、主役こなたの百合ゲーじゃないのか……
179名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:04:12 ID:ZDRlKjYw
>>164
え、ひよりん主役で妄想カップルを実現させていくゲームじゃないの?
180名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:56:19 ID:WvnLe89A
>>178-179
なに、1年生その他も攻略できるという噂だ、様子を見ようじゃあないか

そしてコンプ今月轟の見所はひかる先生の
「なー ふゆきー 結婚してくれー」
だと思う俺はいい感じに沸騰してきている気がする
181名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 00:25:52 ID:3oQweKL7
8月号はなんというか、こう、妄想という焼く前のパンみたいなものなんだよな
これからどんどんパン生地(ネタ)が膨らんでいくような……

アニメのほうは、冒頭のゆたか喘ぎ声脳内ループ再生で
トランス状態持続させるのに丁度いい
何でも書ける気になれる
182名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 00:34:39 ID:R7M8KBxI
鬱こなた。・゚・(ノ∀`)・゚・。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm586819
183名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 00:41:36 ID:p2kchIZV
>>180
俺がいるw三コマ目のふゆき先生の顔がまたいいんだw

でも俺が真っ先に思いついたのは

こなた「なーかがみー結婚してくれー」
かがみ「その台詞、たまには異性に言ってみたらどうなのよ?(私だけで101回目じゃない)」

だったりw

さて、三本目のみな×ゆたに癒されてくるか…
184名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 00:43:31 ID:qO2yfirR
>>178-179
こなた「偉い人は言いました『ないんだったら作ればいいのよ!!』ってね」
かがみ「あんたが真似するとシャレにならないからやめなさい」
185名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 00:43:44 ID:yZMN6QGO
>>182
ちょ、顔笑ってるって

ニコ厨は所構わずマルチするから好きになれない
186名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 00:47:15 ID:XsVy7H0/
アニメ板1懲罰送りになった模様
187名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:00:22 ID:f8cFjf4g
たった一つの命を捨てて
生まれ変わった オタクの体
親の期待をたたいて砕く
こなたがやらずも 誰かやる
キャシャーン!ダン!チャチッチャー ダンチャ!゙ry
188名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:21:14 ID:WASHpHqr
>>186
こんな時、何処で語ればいいか分からないの…
189名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:36:39 ID:RC3Hr2ps
小神麻雀3回戦東2局17順目っ・・・!ついに放たれたその牌・・・!

あきら「おおおおっ・・・!
ロンッ!ロンッ!ロンロンッ!ロンッ!ロォンッ・・・・・・!」
駆け巡る小神の脳内物質っ・・・!
βーエンドルフィン!チロシン!エンケファリン!バリン!リジン、ロイシン、イソロイシン!
「勝ったっ・・・!勝ったっ・・・!勝ったっ・・・!すなわち、次回から私が主役っ・・・!
ククク・・・!キキキ・・・!カカカ・・・!」
コナタ「・・・・・・たか・・・?小神あきら・・・!」あきら「え・・・?」
コナタ「聞こえなかったか・・・?小神あきら・・・!」あきら「?・・・」
牌を倒しているつかさの姿がっ・・・!「な、なにいっ・・・・・・!?」
つかさ「ロンッ・・・!バルサミコ酢ドラ1、頭ハネです・・・!」
あきら(ぐにゃ〜となり)「ぐっ・・・!」
愕然、呆然、唖然とした感じで「あ・・・あああ・・・ぐっ・・・!」
いきなりいきり立ち牌をつかさに投げつけるあきら「ぐおっ・・・!ぐおっ・・・!」
白石軍団「あきら様・・・!」「おやめ下さいあきら様・・・!」「あきら様っ・・・!」
あきら「がっ・・・!」床にひざまづくように倒れじゅうたんをかきむしる。「うぐぐぐっ・・・!」
コナタ「フフフ・・・鼻が鈍ったな・・・・・・小神あきら・・・!怯えているから・・・!」
ざわ・・・!ざわ・・・!ざわ・・・!

コナタ〜闇に降り立ったオタク…続かない



190名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:44:34 ID:TG5AHEGU
アカギネタに思わず噴いた
191名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:54:43 ID:fRjr3/uf
>>189
あきらはウザいから出さないで
192名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 02:01:10 ID:hg9tWZ6W
>>164
これって、この間発売したDSのゲーム初回版に付属していたやつだよね?
ボリュームアップして発売するのか。
193名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 02:09:49 ID:7DAFNvYs
こなた「皆さんこんにちは、らきすた班リーダーの泉こなたです」
かがみ(リーダー・・・?)
つかさ(いつの間に・・・?)
みゆき(学級委員の私は…?)
こなた「今日は忙しいところを呼びだして大変申し訳ないけど、
    とても大事な話なので聞いて欲しい」
かがみ「あれ?なんかいつもと違うな・・・」
こなた「昨日一人で、今後の我々の活動について考えていたんだけど、
    その前に大事なことを決めるのをすっかり忘れていたの。
    したがって、今日はその3つの項目を皆の話し合いで決定しなければならない」
つかさ「3つの項目?」
こなた「これだ!」

らきすた班のきまり事
・班の主だい歌(もってけ!セーラー服)
・班のシンボルマーク(ナウイキュートな)
・班のポーズ(トレンディさをえん出)
決定済み
・リーダー(私)
・返事

かがみ・つかさ「なにぃーーーーーー!?」
みゆき「忘れてましたね」
ゆたか「重要ですもんね!」
かがみ「どこがーーーーーー!?」

かがみ「全部どうでもいいことばっかじゃないか!」
つかさ「そんなこと決めてどうするの!」
こなた「いや、それは違うな。昔から言うでしょ?
『夏服がいいのです・・・結論』」

つかさ「クッ・・・かっこつけやがって・・・」
かがみ「何故泣くー!?」
194名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 02:12:11 ID:cZkDPC5M
ゆたかは自作の特製薬飲んでトリップするのかw
195名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 02:37:59 ID:RFMiitgo
>>194
駄菓子菓子ゆたかの『けんすいもどき』は萌えるだろう…
1964-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/07/11(水) 02:56:27 ID:lNqHJgBC
>>193
変な電波に従って作ってみたシンボルマークとポーズw
一応スレでポピュラーなカップリングでまとめてみたり(´・ω・`)
1974-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/07/11(水) 02:57:10 ID:lNqHJgBC
198名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 04:59:48 ID:R2Ug0Zk8
この時間帯なら言える!

俺の名前「つかさ」なんだぜ…
199名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 05:35:46 ID:p2kchIZV
「ゆたか」もいそうで困るな…どうしても、熱中時代のアノ人が真っ先に目に浮かぶ
200名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 07:01:15 ID:vZlz8y2S
>>198
じゃあお前は俺の嫁だな
201名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 07:15:48 ID:Lh6PKLf/
>>200
アッー!!
202名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 07:36:58 ID:WS+QWZdx
むしろ、苗字のほうでたっぷりいそうな「かがみ」
203名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 09:02:24 ID:qgzzCz9B
こなたは普通にいないだろうな…

あきらはかなり居るはず
204名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 10:50:05 ID:m2Mm5BAu
>>203

うちの弟が「あきら」だ。男だが。
205名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 11:07:36 ID:OALEg9xQ
>>199
昔だったら武か高木かのどちらかが浮かぶな
今はゆーちゃん一択だが
206名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 11:45:38 ID:ZDtnKdzX
>>199
ゆたかと言えば和田だろう・・・
暗黒時代の虎的に考えて・・・
207名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 11:45:57 ID:uazljA9D
そういや某王子と投票で争ってたな、ゆーちゃん
208名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 11:53:34 ID:fMvxorQz
>>205
高木、といえばブーちゃん一択ではないかと。

「♪俺は高木ブーだ〜!♪」
「ちょ、こなた、その歌ヤバイからストーーップ!」
「ああ、筋少とブー先生は和解してるからいいんだよん」
「へえ、そうなんだぁ。こなちゃん詳しいんだね〜」
「事務所のほうからクレームがついたそうですが、高木さん本人が鷹揚な対応をされたそうですね。
 後に、一緒にセッションしたりもされているそうですよ」
「ロックバンドにウクレレか……すごい世界になりそうね」

「……ふーっ、叫んだ叫んだ」
「歌ってたんじゃないのかよ」
「んじゃ次はねー、筋少つながりで『ノゾミ・カナエ・タマエ』いってみよー!」
「え〜〜い、鬱ソングはやめいっ!」
「ちぇー。……じゃあ、みゆきさんにバトンタッチ」
「わ、私ですか?

 ……ええと、それでは、中島みゆきさんの『う・ら・み・ま・す』を……」
「ゆ、ゆきちゃんまで!?どんだけー」
209名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 11:57:53 ID:fMvxorQz
ごめん、>>208は脱線気味。

会話文のみで「どれが誰の発言か」を表現できるか、テストしてみた次第。
210好きスキくらべっこ:2007/07/11(水) 12:16:03 ID:BmJsmFbI
「ねーねー、こなちゃん」
「んー?」
 休み時間になって、私はこなちゃんに気になっていたことを聞いてみた。
「こなちゃん、私のことって好き?」
「ど、どしたの突然?」
「いいからいいから。で、私のことって好きかな?」
「うん、もちろん好きだよ」
「ゆきちゃんは?」
「もちろん好きだってば」
「ゆたかちゃんは?」
「もちろん好きですヨー」
「じゃあ、お姉ちゃんは?」
 そう言うと、こなちゃんのほっぺたがポッと紅く染まって……
「そーりゃもー大好きだよー! いぢっててもかわいいし、いっしょにいるだけでたのしーし、
とにかく存在自体が反則なんだから! これが好きじゃなくてなんだってことですヨ!」
「そ、そっかー、あははははは……」
 ちょ、ちょっと好きってキモチがあふれすぎじゃないかな? こなちゃんってば……

 そして、今度は放課後。
「ねえ、お姉ちゃん」
「ん? なあに、つかさ」
 鷲宮駅からの帰り道、私はお姉ちゃんに気になっていたことを聞いてみた。
「お姉ちゃん、私のことって好き?」
「どうしたの? 一体。好きに決まってるでしょ」
「じゃあ、ゆきちゃんは?」
「もちろん好きよ、大切な友達だもの」
「まつりお姉ちゃんは?」
「あー、ちょっとだらしないところはあるけど、やっぱり好きね」
「それじゃあ、こなちゃんは?」
 そう言うと、お姉ちゃんの顔がボンッと真っ赤に染まった。
「なっ、何言ってるのよ突然! こなたとはそんなんじゃないんだからっ! というか、
いきなりそんなの聞いてくるなんて、ココロの準備が……とっ、とにかく、好きは好き
だけど、友達として好きなんだからねっ?! いい?! わかった!?」
「そ、そんなに顔近づけなくてもいいってばー!」
 ホ、ホントにふたりともわかりやすすぎだよーっ!?
211 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/11(水) 12:19:28 ID:BmJsmFbI
素直なこなたと素直じゃないかがみだとこういうのも正反対だろうなー
という電波を受信してダダ漏れになってしまいますた。

もしかしたらよくあるネタかも。
212名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 13:29:55 ID:62IVs2BR
>>221
毎度ながら貴方の書くキャラは可愛いすぐるGJ

それはそうとSoftbankBBが全鯖規制中。
今日は書き込み半減の予感。
213212:2007/07/11(水) 13:32:09 ID:62IVs2BR
>>211だったスマソ
214名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 13:55:34 ID:3oQweKL7
>>210
自爆かがみんに癒された
GJ!

ウィルコムが終わったと思ったら今度はソフバン規制ですか……
p2通したら書けるかな?
215名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 15:04:35 ID:q/qsYxtb
アニキャラ板のあるanime2鯖は、昨日からread.cgi停められてる&懲罰鯖行きの噂もあるし、
なんかここんとこ災難続きで・・・

ただ、原因が「ところかまわず実況するらきすた厨」だと言われているのは、
遺憾というか、悔しいというかorz

#本当は「同人板にDDoS攻撃があったため」らしいんだけど
216名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 16:50:40 ID:ZDtnKdzX
ネトゲを長くしてても私足が痺れない 夜更けに同人誌の本とか読むの
217名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 16:56:16 ID:vfJOaiHt
少女Kですか
218名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 19:54:48 ID:iQKRuCKw
>>211
GJ
萌えた
219名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 20:00:13 ID:PzWifR6K
すまん、スレ違いとはわかってるんだが、投稿日時順にこいつを見てくれ つД`)・゜・

ttp://www.nicovideo.jp/mylist/731912/1419240
220名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 20:05:41 ID:7l3ev+8l
ニコニコ動画貼り付ける奴いい加減にしてくれ。
221名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 20:12:29 ID:dSYWCNzc
ニコが誰でも見れると思うなよ
222名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 20:35:30 ID:3oQweKL7
nicovideo
nicopon
全角か半角のw4つ以上 は透明あぼーん送りにしてる
これでほとんどの荒らしや空気読まない草民を消せるから便利だ
223名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:30:02 ID:h+UOw/ag
「あきら」ゆーたらGo!Go!で、「高木」ゆーたら晃次様に決まっとるやろ、常識的に考えて…
224名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:30:44 ID:qLFJ8tnl
>>220
ニコニコ動画が誰でも「いつでも」見れると思うなよ
7時過ぎたら見れないんだちくしょう……
225名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:32:40 ID:ZwcOmJ6a
>>223
黒井先生乙ですw
226名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:36:25 ID:nQ/I0rz/
ニコの話がコレくらいにして今までどおりキュウリの話しようぜ
227名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:09:34 ID:xGSgAaTO
>>226
「キュウリを使う時はゴムをつけるかサランラップを巻くといいよかがみん」
「取りあえず何に使うのか、そこから話してみろ」
228名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:15:20 ID:4RV3C8p3
本誌掲載分で、こなたのみさおに対する呼称出ました!

「みさきち」だそうですw

ttp://up2d.unsymmetry.org/files/1184155409693.jpg



……ところで、会社の駐車場に、らき☆すた仕様の車が止まっていて激しく驚いた件について。
リアウインドウにメインキャラ4人(OP)、フュエルリッドにこなたのどアップ(CM)を貼った黒い車の人、見てたら私のところまで来なさい。以上。
229名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:24:28 ID:eCbdTqDZ
>>228
(みさお、みさお……そのまんまだとなんか味気ないし、みさっちはベタすぎるし、
さおっちじゃちょっと卑猥だし。あ、そーいや昔のニュータイプかエースかどっかで
そーゆー名前の主人公が出てくるマンガがあったような……あ、そっか!
エンジェリックレイヤーのみさきちだ!)
「例えば……『みさきち』は赤白帽で"ウルトラマン"とかやってたタイプでしょ」
「なにぃー? つかみさきちって誰だ!」

こうですか?! わかりません><
230名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:25:02 ID:OALEg9xQ
>>228
待てスネーク、それはひょっとして痛車の一種か?
231名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:27:06 ID:3oQweKL7
痛車のオーナーは
tp://moe-car.com/
ここで探してみるといい

Forzaにまで痛車が進出するくらいだから街中で見てもおかしくなさそう
232名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:28:28 ID:iQKRuCKw
>>228
単行本しか知らないんだけど
こなたとみさおって仲良くなったの?
233名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:28:44 ID:pgLcI/kn
>>228
情報感謝!
ついでに貴社の所在地と業務内容も教えてくれまいかw
234名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:29:06 ID:9bFQXSul
「ちょっとこなた、もうちょっと離れてよ〜」
「電車混んでるんだからしょうがないじゃん、かがみん」
「うん…あ、こら、こなた!」
「むふ〜、かがみんの胸、柔らかいなり〜」
「こ…こな…」



うん、満員電車に揺られて電波受信したんだ
特に深い意味はない(´・ω`)
235名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:31:22 ID:Ij2jdo6c
「みさきち」と聞くと別キャラを連想しちまうな

というかこなたニコ動やってんのかよw
236名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:34:12 ID:ZwcOmJ6a
酔っているせいか、「みさきち」が「みゆきち」に見えた俺は死んだ方がいいorz
237名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:36:40 ID:dSYWCNzc
>>236
お前は俺か
238名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:41:33 ID:3oQweKL7
>>228
これかと思ったけど車黒くないな
www.senakablog.com/archives/img3/2007-04-29-112.JPG
www.senakablog.com/archives/img2/2007-01-21-319.JPG
239名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22:55:10 ID:NSPe2tCb
みゆきさんに触った痴漢っていうのが、実はこなただったというオチを期待したんだがなw

「こなた〜あんたってば…」
「いや〜可愛くぷりぷりゆれるみゆきさんのお尻をみたら、つい悪戯心が…ね
顔を真っ赤にしてうろたえるみゆきさんがあんまりにも可愛くて、名乗り出るタイミングをはずしちゃったよw」
「あんたとは絶対、満員電車には乗らない。」
240228:2007/07/11(水) 22:57:29 ID:4RV3C8p3
>>232
みさおスレからの転載なんだ。俺も本誌は読んでない。すまない。

>>233
どこかにある地獄だと言っておこうorz

>>238
それではないようだ。すまない。


……持ち主さんが晒されたくないと思ってたら悪いので、これ以上はご本人の申請待ちということで。はぅ。
241名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:00:25 ID:aU3+sPze
>>232
きっとあれですよ。
かがみをめぐって争っているうちに何時の間にか友情が芽生えるとか言う黄金パターンの。
242名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:05:04 ID:4RV3C8p3
>>241

これでせうか(´・ω・`)つ【ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/270.html
243名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:21:34 ID:hg9tWZ6W
>>235
みさきちといえば、相沢不動産ですね。
244名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:28:50 ID:kxPd0FXl
てけてけかなたさんアナザー(朝日放送/松竹編)

そうじろうにも意地があった。
PCにインストールしていた18禁ゲームを『内部から消す妻』が存在する以上、
もう一基PCを組み上げ、彼女の手の届かぬ所に新天地を見出すしかない。
作業は順調であった。新しいHDDにOSを組み込み、動作チェックの後、そのテのゲームを
次々とインストールする。事前にサルベージしておいたセーブデータ等の移行も完璧だ。
全ては計画通り――― のはずであった。

誤算があったとすれば、『彼女』の力を過小評価していたことだろう。

デスクトップ上に並んだショートカットアイコンに、白い影が走る。
アイコンのひとつが、崩れ落ちるように消える。
そうじろう「な……!?」
再び画面上を走る白い影。それは狼の眼をした、かなたさん。
一瞬にして別のアイコンを背後から片腕で絞め上げる。
右手に光るカンザシが一回転し、アイコンの延髄(?)を鋭く貫く。
砕け散るアイコン。
呆然とするそうじろうの前で、彼女の華麗なる舞は続いた。
今度は、鋭く伸びた三味線の糸がアイコンを締め上げる。
いつの間にか平尾昌晃作曲のトランペット主体のBGMが流れている。
最後のアイコンは、口元を布で隠した彼女の脇差によって息の根を止められた。

こうして惨劇の夜は終わった……
耳を澄ませば、彼女の歌声が聴こえるだろう。哀しく。切なく。
(―――夏と思えば 秋が来て 秋と思えば 冬が来て……) 
Fin
245名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:33:14 ID:enGxKR3F
>>240
地獄と申したか

KISSばりにド派手なメイクをして歌うメイン四人を想像しちまった
だれか俺を地獄に落とせ
246名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:34:26 ID:iQKRuCKw
>>241
争ってもこなたの圧勝というイメージしかないw
247名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:43:27 ID:ZwcOmJ6a
>>244
ちょww必殺仕事人かよwwwwwwwwww
248名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 00:07:41 ID:b0FMqkwt
仕事人かなたさんだな(゚∀。)
249名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 00:09:11 ID:fSWU0Ea1
>>245
聖飢魔Uのメイク+衣装で蝋人形の館を熱唱する
メイン四人を想像した俺と一緒に地獄に落ちよう
250名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 00:13:09 ID:d1xkbgFJ
オナニーでイった時
つかさ「な、//なんかへんだよぉぉぉ///////」
 
こなた「オナニーサイコー!!!!!」
 
 
みゆき「あん//らめぇぇ//もうイっちゃうよぉぉぉ///////」
 
 
かがみ「あっ//あっ///あっ////…う゛/////////」
251名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 00:48:17 ID:icvDtvFp
>>244
わろすw

>>250
そんなこなたが大好きだw
252名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 00:48:31 ID:DNwBDo2P
>>250
       ハ     
      〃'ハヾヽ  
    ⌒q*・∀・)⌒ <エッチなのはいけないと思います
      |   |
253名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 00:50:19 ID:rZXoVg2H
>>249
こなたが「お前も蝋人形にしてやろうかー」って言うのを想像して萌えた俺もお供するぜ
254名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 01:17:59 ID:CBM7aL4N
test

>>214
まさか、規制がかかってたとは…(ウィルコム
255名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 01:31:17 ID:seuO0lCI
>>234
なり〜とか言うとホモみたいに見えるのはもう末期かな。
256名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 01:55:43 ID:osJydbuM
なんか過疎ってないか?
今までが異常なせいでそう思うだけだと思うがw
257名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 02:08:53 ID:Hy0DqXFr
>>256
ちょっと一息ついたというのもあるんだろうけど、
BIGLOBE東京・@nifty東京・YahooBB全部の規制がかかってるのも
影響してるのかもしれない。まあマターリしようよ。
258名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 02:09:46 ID:Uc/TEI74
>>245
そこでKISSかよw懐かしいな

>>256
いろんなとこが規制かかってるからじゃないか?
というかすでに3桁保管されてるのがすごいな
259名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 02:30:52 ID:icvDtvFp
投下された作品をスルーする事があるからじゃないか?
それがローカルルールだしコメ付かない作品を投下する方が悪いと言われればそれまでなんだが
仮に俺が何か投下してスルーされたらこなたに泣き付くぞw
260名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 03:13:59 ID:GpI8xUlR
ヒント 印刷所入稿 
(=ω=.).。oO(なんか規制厳しいや…でも、いきなりスペースでレッドカード喰らって
         販売禁止になったら目も当てられんからな
261名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 05:08:33 ID:aCILY7xT
そうか、そろそろ各種割引の期限が始まってる頃だな
262:2007/07/12(木) 08:37:06 ID:5zO+sIsO
 どうも、つい最近らき☆すたにはまった者です。勢いでSSを一本書き上げたので投下します。

 こなた×かがみ(若干みなみ×ゆたか含む)で非エロ、ラブコメでタイトルは「Surfer King」
 フジファブリックの同名の曲がモデルとなっております。
263Surfer King 1/7:2007/07/12(木) 08:38:57 ID:5zO+sIsO
「海だーっ!」
 高校生活最後の夏休み、こなたとかがみは二人で海に来ていた。
 これからテストや受験勉強で忙しくなるだろうし、少しぐらい二人の思い出を作っておきたかった。
 まだ午前中だが陽射しはかなり強く、既に多くの海水浴客が泳ぎ始めている。
「暑いわねー。よし、適当な場所にパラソル立てたら着替えて泳ごっか」
「そーだね。じゃあチャッチャとセットしてかがみの水着姿を堪能するとしますか」
「なっ、ば、バカなこと言わないの!」
「だってこの日をずっと楽しみにしてたんだもーん。」
「――っ、もう置いてくわよっ!」
 真っ赤な顔でそれだけ言うと、かがみは荷物を持ってさっさと砂浜へと降りていってしまった。それに続いてこなたも付いて行く。
 強い陽射しと潮風が心地良い。良い思い出が作れそうだ。


「よし、これくらいでいいかなっと」
 立てたパラソルを試しに少し揺らして、その強度を確かめる。深々と砂浜に刺さったそれは、ちょっとやそっとの力では倒れそうにない


 これで良しとかがみは頭の中でOKサインを出す。
「じゃあこなた、ビニールシート敷いて」
「あいよー」
 かがみに言われてバッグの中からシートを取り出し、それを立てたパラソルの下に広げる。これで場所取りは完了。
「こんなもんだね。じゃあ水着に着替えよーかがみん!」
「はいはいもー、少しは落ち着きなさい」
 無意味にテンションの高いこなたをあしらいつつ、二人は更衣室へ向かって行った。
264Surfer King 2/7:2007/07/12(木) 08:39:43 ID:5zO+sIsO
「うーん、やっぱり水着姿のかがみんは萌えるね〜」
「萌えるとか言うな! まったくもう…」
 そうは言ってもどこか満更でもなさ気な表情のかがみ。やっぱり褒められてるのだと思うと悪い気はしない。
「…そう言うこなただって、その水着似合ってるわよ。」
「そりゃそうだよ、かがみが選んでくれたんだもん。かがみの目に狂いは無いね」
 少し照れくさそうにそう言われて、こなたはその場でくるっと一回転した。
 こなたが着ているのはいつものスクール水着ではなく、水色を基調にした一般的なワンピース水着。
 先日かがみと一緒に買い物に行ったときに勧められて買った物だ。
 最初は買うつもりなど無く、今日もスクール水着のままで良いと思っていたのだが、かがみに強く勧められたことが嬉しくて買ってしま

った。
「じゃあかがみも水着になった事だし、早速泳ごう!」
「あ、ちょ、ちょっと引っ張らないでよ!」
 こなたはかがみの手を握ると、そのまま海の方へと駆け出した。
 こんな小さい体のどこにこれ程の力があるのだろうと思う位に手の力は強く、かがみは引っ張られる他無かった。
 そのまま何のためらいも無くこなたは海の中へ突っ込んで行き、二人もろとも水に足を取られて派手に水しぶきを立てて海の中へすっ転

んでしまった。
「ぶはっ、しょっぱ…!」
「やー、やっと海水浴って感じがするね」
「準備運動もしないでいきなり危ないでしょうが!」
「固い事言いっこなしだよかがみ。それそれっ」
「うわっ、こ、こらっ」
 説教しようとしてきたかがみを気にする様子も無く、更には水をバシャバシャと掛けだしたこなた。
 最初は防御する一方だったかがみだが、やがて我慢の限界を超えると防御を止めてそのままこなたの元へと素早く近付いた。
「おおっ?」
「いい加減に…」
 一瞬怯んだこなたをお嬢様抱っこで抱き上げると、
「しなさいっ!!」
 思いっきりぶん投げた。
「おおおおぉぉ!!」
 放り出されたこなたは宙を舞った後、そのまま海の中へと吸い込まれるように落ちていった。
 水中へ落ちたこなたはパニクってしまいバシャバシャとしばしの間もがいた後、何とか体勢を立て直して姿を現した。
「うう…まさかここまでやるとは…。さすがかがみ、恐るべし…」
「あんたが悪いんだからね」
 ジト目で睨み合うこなたとかがみ。だけど二人とも全身ずぶ濡れで、その姿は何だか少し滑稽で。
「…はは」
「…ぷっ」
 あははははは。
 二人とも声を出して笑いあった。その光景は、どっからどう見ても完全なバカップル…。
265Surfer King 3/7:2007/07/12(木) 08:40:45 ID:5zO+sIsO
 それから二人はひたすら海で遊びまくった。
 どっちが早く泳げるか競争したり、こなたが潜って綺麗な貝殻を拾ってきたり、ラジオの公開放送のロケを見たり、そのゲストであるバ

ンドの生演奏を聞いたり。
 そうこうしている間に時間は過ぎ、気付けば昼過ぎになっていた。
「うう、お腹空いた…」
「もうこんな時間か…。そろそろお昼にしよう」
「さんせー」
 一旦昼休憩を取ろうと、定番である海の家へ。
 そこで昼食をとった後、腹ごなしにと浜辺を散歩して回った。
「王様キドリのメメメメメリケ〜ン…♪」
「それ、さっきのあの曲?」
「うん。何だかインパクトあってついね」
「インパクトしか無い、って気もしないでもないけどね」
 他愛も無い事を話しながら、浜辺を歩いていく。しばらくそうしていると端の辺りまで来てしまい、人影もまばらになってきた。
 人が少ないせいか、泳いでいる人だけじゃなくサーフィンをやっている人もいる。
「さすがにここまで来ると人も少ないわね」
「そうだね。人が多いところじゃ危なくてサーフィンも出来ないし…ん?」
 ふと見てみると、そこには見知った顔があった。
 少し先にある緑色のパラソルの下にいる、赤い髪の小柄な女の子と、その隣にいる緑髪ショートのスレンダーな女性…。
 間違い無くみなみとゆたかだ。
「ゆーちゃんとみなみちゃんだ。おーい!」
「…あれ、お姉ちゃん? 柊先輩も?」
 こなたに呼ばれて二人がこちらに気付くと、二人とも駆け寄ってきた。
 二人とも水着の上にTシャツを着ている格好だ。
「奇遇だねえこんな所で。何してるの?」
「みんなで海水浴に来てたの。私はあんまり泳げないからここでゆっくりしてたんだ」
「へえ。みなみちゃんはどうしてたの?」
「…私はゆたかと一緒に休んでた」
「もう、気を使わないでみんなと遊んできても良いのに…」
「大丈夫。気なんて使って無いから。それに、ゆたかとこうしてるのも楽しいし…」
「みなみちゃん…」
 甘い、熱い。こなたとかがみに負けず劣らずな二人の空気にあてられそうになってしまう。
266Surfer King 4/7:2007/07/12(木) 08:41:31 ID:5zO+sIsO
(…こりゃあ邪魔しちゃ悪いかな)
(そうね、お邪魔虫はさっさと退散しましょ)
 ヒソヒソとそんな話を交わす。
「あれ、泉先輩と柊先輩。奇遇っスねー」
「泉センパイ、柊センパイ。コンニチハ」
「あ、ひよりん。それにパティ」
「田村さんにパトリシアさんも。そう言えば“みんな”って言ってたっけ」
 いざその場を離れようとしたら、タイミング良く(悪く?)残り二人であるひよりとパトリシアが海から上がってきた。
「二人とも何してたんですか?」
「ん。かがみと海水浴にね。ちょっとブラブラしてたらたまたま二人を見かけて」
「そうなんですかー」
「…ところでさっきから気になってるんだけど、パトリシアさんが持ってるのって…。」
 かがみがパトリシアの持ってる物をしげしげと見ると、それを見せるようにパトリシアは自分の横にそれを立て掛けた。
 何かの萌え系のイラストがプリントされた板のような物。
「これ? サーフボードですヨ。」
「サーフボードって、サーフィン出来るの?」
「チョットだけですネ。まだ波にノルくらいで」
「へー、すごーい」
 尊敬に近いような眼差しでパトリシアを見つめるかがみ。
 パトリシアは少し照れくさそうに髪を掻いた。
 だけど、そんな光景を見せられてこなたは面白くない。
「ほらかがみ、お邪魔虫はさっさと…」
「よければ少しお見せしましょうカ?」
 こなたの言葉を遮り、パトリシアが言う。その言葉に、かがみの目がますます輝く。
「いいの?」
「ちょ、かがみ…」
「ええ、オヤスイゴヨウです」
 それだけ言うとパトリシアはサーフボードを持ち直し、海へと走りだした。
 パトリシアのサーフィンは、本人は謙遜していたがはっきり言ってかなり上手かった。
 波に華麗に乗り、滑るその姿はかがみは当然、ゆたか達の視線も釘付けだ。
「カッコイイなぁ。ねえ、こなた」
「…うん…。」
 歯切れ悪く、曖昧な返事をするこなた。はっきり言って、つまらない。かがみが他の人間に心を奪われたのが嫌だった。
267Surfer King 5/7:2007/07/12(木) 08:42:12 ID:5zO+sIsO
 そうしてしばらくすると、パトリシアが戻ってきた。
「ドウデシタカ?」
 パトリシアがそう聞くと、かがみは盛大な拍手を送った。
 ただこなたは何の反応も無い。
「凄いカッコよかったよ! サーフィンってテレビぐらいでしか見たこと無いけどこんなカッコいいとは思わなかった」
「ソウデスカ。それはヨカッタ」
 かがみから賛辞を送られ、満更でもない様子で照れるパトリシア。
 海水と陽射しでキラキラと輝く金髪、悔しいくらいに決まっている。そんな中、こなたが黙って前へ出た。
「…パティ、ちょっとボード貸して」
「へ? 泉センパイ、サーフィン出来るんですか?」
「出来るよこれくらい!」
 少し声を荒げてそう言い、半ば強引にパトリシアからボードを借りるとそのまま視線を海へと向ける。
「なっ、こなた、あんたサーフィン出来るなんて一言も…」
「大丈夫。私はスポーツ万能だし、ゲーセンのサーフィンゲームで一位出したし」
「ゲームと現実は違うって…ってこなた待ちなさいよ!」
 後ろからかがみが引き止める声が聞こえるが、そんなの今のこなたには聞こえていない。
 かがみに見直させてやりたい、パトリシアに負けたくない、その二つだけがこなたの心を占めていた。
(えと、確かこの辺で…)
 ボードを水面に着けるとさっきのパトリシアの様子を思い出して、必死にその姿を真似ようとする。
 そして何とかその上に上がって立ち上がろうとする。が。
「おわぁっ!」
 立ち上がろうとした瞬間にバランスを崩し、そのまま海へとドボン。
 もう一度チャレンジしようと海面へ顔を出しボードにしがみつき、もう一度乗る。
 しかしこれもまた失敗して海へとドボン。
(このーっ!)
 もう一度、もう一度とトライするものの全然上手くいかない。
 波に乗るどころかボードの上に立つ事すら出来なかった。
「あれっ、ボードが…」
 何度目かのチャレンジに挑もうと海面に顔を出したが、ボードの姿が無い。
 どこに行ったんだ、と辺りを見渡す。すると、不意に後頭部に激しい衝撃を受けて目の前がフラッシュした。
 いくつもの星が目の前を飛び回っている。
(志村ー後ろ後ろー…かい…)
 薄れ行く意識の中、そんなしょうもないフレーズが頭を駆け巡っていった。
268Surfer King 6/7:2007/07/12(木) 08:43:01 ID:5zO+sIsO
(う…ん…)
 後頭部のズキズキとした痛みで目を覚ました。
 どれくらい気絶していたのだろうか、空はすっかり茜色に染まっている。
(…ああそうか…私…)
「…ははっ…」
 気絶した時のことを思い出して自嘲的な笑みを漏らす。
 かがみにいいところ見せようとしたら思いっきりみっともない所を見せてしまった。
 こりゃあパティにかがみを持って行かれたかな、そんなネガティブ極まることを思ってしまう。
「こなた、目が覚めたの!? 大丈夫!?」
 不意にかがみの声が聞こえて、慌てて体を起こす。隣を見ると、涙目でこなたを見つめているかがみと目が合った。
「かがみ…」
「大丈夫、痛いところ無い!? ねえ!」
「大丈夫だよ、もう平気」
 そういって少しだけ笑って見せた。でも、それもすぐに沈んでしまう。
「かっこ悪いとこ、見せちゃったね…」
「かっこ悪いとこ?」
「うん。サーフィンやろうとして失敗して…。みっともないでしょ?」
 自嘲的に笑ってそんな事を言う。自分らしくも無い、こんな弱音を吐くなんて。
「ううん、そんな事無いよ」
「えっ?」
 予想していたのとは違う答えに、思わず聞き返してしまう。
 かがみの瞳は真っ直ぐで、一点の偽りも無い。
「必死に何度も挑戦するこなたの姿、なんて言うかその…カッコよかったよ」
「かがみ…」
 少し顔を赤く染めて言うかがみに、こなたは全てのモヤモヤが晴れていったような気がした。
 それと同時に、自分が凄いバカらしく思えてきた。
「…私さ、パティにかがみを取られるんじゃないかって思ったんだ」
「パティ…パトリシアさんに?」
「うん。あの時のかがみ、凄くパティに惚れてるように見えたから…。だからサーフィンで見返してやろうと思って…」
「そうだったの…」
 思っていたことを全て告白すると、かがみがそっと頬に手を添えてきた。
 そのままお互いに見つめあい、目を閉じるとどちらともなく唇と唇を重ね合わせる。
 数秒間経って唇を離すと、かがみの方から口を開いた。
「大丈夫。私はいつだって、こなたが一番だから…」
「…私だって同じだよ」
269Surfer King 7/7:2007/07/12(木) 08:43:42 ID:5zO+sIsO
「あっ、お姉ちゃん目を覚ましたんだ。お姉ちゃ…」
 ゆたかがこなたに気付いて駆け寄ろうとしたが、みなみに肩を掴まれて足を止めた。
「みなみちゃん…?」
「…今は、二人きりにさせといた方がいい…。」
「…うん、そうだね」
 パラソルの下で微笑み合うかがみとこなたを見て、しばらく静かにしておこう。
 そう思って、二人はその場を後にした。



 その頃。
「ナイ! ナイ! 私のボードがナイ!!」
「もうそろそろ諦めようよ〜…私もうヘトヘトなんだけど…」
「ダメ! あのボードは高かったんだから!!」
「…だったらそんなボード持ってこなきゃいいのに…」
 気絶したこなたを助ける際、そっちに気が回りすぎてボードの事を忘れた結果、気がつけばどこかへと流れて行ってしまったそうだ。
「ってか、私も何で手伝ってんだろ…。つくづくお人好しってやつね…」
「ひよりん、もっとガンバッテ!」
「あ〜…」

<終>
270:2007/07/12(木) 08:47:15 ID:5zO+sIsO
 以上です。パトリシアとひよりんのキャラが今一掴めてないのでおかしいところもあるかもしれません。
 SSなんて書いたの数ヶ月ぶりだ…。またぶらりと書きに来るかも知れません。
 では、あじゅじゅじゅしたー。
271名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 09:31:28 ID:dUQ9LPLi
GJを送ろう
Σd(д・´)
272名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 12:18:39 ID:e8ZHywMD
ぐじょじょっす。
パティに関してはもう少しテンション高くするといいんじゃないかナー、と思ったり。
273名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 13:19:11 ID:7w/K1bFu
>>270
GJだっぜ!昼飯食いに来た店でニヤニヤしてたwww
274名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 13:41:57 ID:MTNK9qxP
ぐっじょぶ
仕事中に良いものを見た
275名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 13:45:07 ID:DKLjB/cR
>>270
GJです。パティはもうちょっとオーバー気味でいいかなという感じですけど、
それでも三組三様って感じで雰囲気が出てて面白かったです。
276名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 13:46:27 ID:tKTYiazf
GJ!ニヤニヤさせてもらった!

でも講義中だったからまわりに変に思われたかもw
277名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 15:25:18 ID:AbEBpwDm
アニメ板が見れないんだけど・・・・俺だけ・・・・?
278名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 15:29:14 ID:s7YIJl2N
>>277
>>186
板一覧更新してみると吉
279名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 16:14:28 ID:d1xkbgFJ
      _     _
  ∧_∧.ヽ(     )/  かがみん、こんな格好させて何するつもりなの?
 (=ω=./⌒|∨ ̄∨│
 ⊂ヽ⊂ニ( )ノ'ヽ( )
280名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 16:35:13 ID:nN644Qhc
運用情報スレより転載します。
------------------------------------
593 :動け動けウゴウゴ2ちゃんねる:2007/07/12(木) 14:27:04 ID:MXBIaIxs0
>>591
アニメ板・アニメサロンvip→ex21鯖
アニメ2板・アニメサロン→anime2板で負荷分散
してるんだけどdoujinn板のウィルス爆撃がどの程度のものか分からんから
今対処中らしい
------------------------------------
現在、
(1)アニメ板での実況によるサーバー負荷増大
(2)同人板へのウイルス爆撃
という、2つのトラブルが同時発生中で、read.cgiが停められているため、
HTML(トップからのリンク)ではアクセスできない模様です。

本スレやキャラ別スレがあるのはanime2なので、(2)が解決しない限り、
read.cgiを使わない方法……すなわち、専用ブラウザかケータイから
orzメニューでアクセスするしかなさそうです。

ここはpink板なので、アニメ板のようなトラブルは起こっていませんが、
現在、別件で大手プロバイダ(YAHooBB等)への全板規制も入っているそうで、
これが原因で、ここにもアクセス(書き込み?)できない人もいそうです。

早く問題が落ち着いて、また作品が大量投下されることを祈りたいです。
こんな状況下でも作品を投下してくれる職人各位に、GJと感謝を。
2814−601:2007/07/12(木) 17:02:03 ID:YnT9h0jf
こっそりと失礼します。4−601です。こなたルートの新しいの上げました。
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=0000036605.zip
パスは前と同じkonataです。

終わりが見えてきたのでもうひとふんばり。
GJをくださった方、保管庫の方で投票してくださった方、ありがとうございます。
掲載してくださっているまとめの方、いつもありがとうございます。
もう少しだけ、おつき合いくださると嬉しいです。
282名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:10:26 ID:TuToVd+U
GJだが、メモ帳でうpる理由が分からん。
283名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:13:34 ID:m2/i+dpd
>>282
長いと連投待ちがあったり割り込みがあったり、書き手としてはうpろだの方が手軽な面もある。
どうしてもメモ帳がイヤなら自分にあったテキストエディタなりビューアなりインスコすればいい。
いずれにしても読み手としては大した手間じゃないだろ。
284名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:17:01 ID:MtVK6xWt
しかし携帯の人は泣くしかないと言うのも事実
285名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:22:47 ID:hoLBV5Hq
txtでうpれば携帯の人も読めるんじゃなかったかなっと
286名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:25:19 ID:MtVK6xWt
zip開けたらだけどなー
287名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:28:22 ID:s7YIJl2N
.docも入っていたようだし、縦書きで見てもらいたかったのかもしれない

縦書き専門のビューワなら、smoopy+DFパブリをオススメしておく
2884−601:2007/07/12(木) 17:30:03 ID:YnT9h0jf
なんか、いろいろと申し訳ありません。
20kbほどあってレス数が多くなるのでうpろだにして、読みにくいという方がおられたのでテキスト+ワード形式
というのにしてみたのですが……
もっといいやり方あったら教えてくださると嬉しいです。
289名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:33:45 ID:MtVK6xWt
>>288
書き手の負担ばかり増えちゃって悪いとは思うんだけど、やっぱり深夜とかに
連貼りして頂けたほうが読み手としては死ぬほどありがたいのであります!
290名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:56:55 ID:nN644Qhc
連貼りのほうが、レスとか盛り上がっていいよね。

何十レスにもなるほどの大作だと、さすがに連投規制とかが大変だけど、
その場合は連作として何日かに分ければいい。
敢えて描写や場面を絞り込んで、数レスに収めるという逆転の発想もありかな。
291FLA1Adj179.tky.mesh.ad.jp:2007/07/12(木) 18:00:05 ID:/WYgBj94
まだ125KBしか使ってないから20Kあってもへっちゃら
支援が必要なら、こっそり迷惑をかけないように他スレで支援しますよ

デスラービクソ東京、アホBBも解除で今夜は盛り上がりそうだしね
292名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 18:02:28 ID:m2/i+dpd
>>291
とりあえず、fusianasanは抜いた方がいいなw
2934−601:2007/07/12(木) 18:06:48 ID:YnT9h0jf
えっと、その、たびたびすいません。
ジャンル的に百合じゃないうえにエロもないので、そういうの嫌いな方の目につかないように、というのもあったりします。

レスくださった方、ありがとうございます。次回があれば、みなさんのレス読んで考えてみようと思います。
294名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 18:10:52 ID:MtVK6xWt
>>293
このスレでエロじゃないのとか気にしてる人皆無だから全然おっけー
295名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 18:35:32 ID:ZkOCniAq
>>293
百合もエロも好きだけどあればいいって程度。読み手としての自分は
むしろそうでない方を読みたいと思ってる。
それにアニメ化より前の過疎っぷりを思えば、投下してもらえるだけでも有難いもんだ……。
296名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 18:44:17 ID:tKTYiazf
>>295
>それにアニメ化より前の過疎っぷりを思えば、投下してもらえるだけでも有難いもんだ……。

ものすごく同意
初期スレから読んでる身としては覗けばスレが動いてる今は嬉しくてならない
297名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 18:49:14 ID:DwMvsQuJ
最近はエロ・非エロ関係なく、
VIPやアニメ板のSSスレ=練習の場、登竜門
ここ=メインステージ
みたいな位置付けになってる希ガスのはおいらだけかしら。
298名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 18:50:12 ID:V8EpEHDR
まあらきすたでは百合以外受け付けられない俺みたいなのもいるのは事実だが、
別にレス飛ばして読むのなんてそこまで手間の掛かる作業でもないからどっちでもいいな。
299名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 18:57:24 ID:3KmYgbdP
面白ければそれで良いっていう雑食なんで、投下形式はどうでも。
4−601さんGJでした。
次も期待してますぜ。
300名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 19:43:50 ID:usbgQwjl
>>293

あとでゆっくり読ませてもらいます
301名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 20:06:55 ID:TuLAEK7t
>>298
お前は俺か


しかし非エロばかりでエロが少ないエロパロってのも珍しいがなw
302名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 20:09:02 ID:BIynbMXm
>>301
スレ数が50章もいってる某スレの事か?w
303名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 22:06:12 ID:MYgAi5fm
かなたさんがてけてけ化する霊着タイムはわずか0.05秒に過ぎない
では、霊着プロセスをもう一度見てみよう
304名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 22:10:43 ID:qp17g0Q/
私・泉こなたが宿題をさぼる横着タイムはあと30分の繰り返しに過ぎない
では、横着プロセスをもう一度「まともに宿題始めなさいよ!(かがみ)」
305名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:00:43 ID:31C0Nzdr
私・柊つかさが惰眠をむさぼる執着タイムはあと5分の繰り返しに過ぎない
では、執着プロセスをもう一度「いい加減起きなさい!それとも一人で群馬まで行く気?(かがみ)」
306名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:21:22 ID:LDRZW0+l
とらのあなHPでおたくかなたさん
ツンデレスレでツンデレかなたさん
調味料スレでバルサミコ酢かなたさん
Wikiで博識かなたさん

一人で主要キャストこなせるよ!!
307名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:26:24 ID:Uqrjze8y
かがみ(アンタもさこなた…アンタもつかさもまだ知らない
    まだ…本当の私を…
    マントの下に こーんな
    恥ずかしいコスチュームを着ている私をな!)
  
   (ああ〜〜出たい…本当はこの衣装で出たい!
    試しに上半身だけ出してみるか…
    イヤ…マズイマズイ!
    乳首んとこ花だもんな 上も下も花だもんな…
    あぁ〜〜〜出てぇな〜〜〜〜!)
308名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:58:06 ID:zZuIDaBB
>>307
うすた乙
309名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:01:28 ID:dmQdxjBT
7レスほど投下させていただきます。
以前から投稿させていただいている作品の続きです。
310名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:02:05 ID:j7QFtstm
ED集の木枯らしに抱かれてを聞いてて、あれがこなたからかがみに対する気持ちだという電波が…

ごめん、最近寝ても覚めてもこなかがのことばかりなんだorz
311てけてけかなたさん(1/7):2007/07/13(金) 00:04:09 ID:dmQdxjBT
「鶏の手羽って、どのくらい焼けばいいの?」
「表面がちょっとこんがりするぐらいね。火は中まで通さなくていいから、強火でさっとでいいわ」
「ん、わかったー」
 お母さんに言われたとおり、箸を動かす手を止めて表面に焦げ目をつける。
 鶏の脂がフライパンでパチパチとはぜて、香ばしい匂いがして……うーん、食欲をそそるねー。
「そろそろ返してもいい頃じゃないかしら」
「そろそろね」
 言われたとおりに手羽を裏返すと、こんがりとおいしそうな焦げ目がついていた。
「おー、これはなかなか」
「煮たときに、この焦げ目が香ばしさがつゆにも移って美味しくなるの」
「へえ、勉強になるよー」
 感心しながらテーブルの方を見ると、お母さんはにこにこと楽しそうに笑っていた。
 それを見てると、こっちも楽しいんだけど……
「あのさ、お母さん」
「なに?」
「そこ……狭くないの?」
 まさか、A6サイズのノートPCにまで入っちゃうとは。

−−−−− てけてけかなたさん その16・おもい −−−−−

「そうでもないわよ? いつもと違って新鮮でいい感じだもの」
「そ、そーですか」
 嬉しそうにウインドウに腰掛けているお母さん。それは私がよく知るWindowsXPのもの
じゃなくて、あんまり見たことがないシンプルな画面。
「そう君が大切にしていたものが、こうやって役に立ってくれるなんて」
「ホントだよねー……まさか、Windows3.1の中にも入れちゃうなんて」
 そう、お母さんは過去の遺産とも言える昔のWindowsの中にいた。

 どうにかしてお母さんといっしょに行動できないかなと思って、お父さんとの共同倉庫を
漁っていたら「PC-110」っていうちっこいPCが出てきた。80486SXっていうCPUにメモリが
8メガ、OSもWin3.1だしHDDが130MBってことで無理だろうなーって思ってたんだけど、
『大丈夫、住めば都ですよ』
 RS-232Cケーブルで私のPCと繋いだら、あっさりお引っ越ししちゃいましたヨ。今更
お母さんにはPCの常識ってのは通用しないと思ってたけど、まさかここまでとは……
でも、内蔵されてる電話機がマイクがわりにもなるし、A6サイズ630グラムっていう
小ささとちんまりとしたお母さんの姿がよく似合っていた。
312てけてけかなたさん(2/7):2007/07/13(金) 00:06:49 ID:dmQdxjBT
「もうそろそろ、入れちゃってもいいかな?」
「うーんと」
 ひょいっとPC-110を持ち上げて、私は画面をフライパンの中に向けてみた。
「そうね、そろそろお鍋に入れてもいいかも」
「うん、わかった」
 PC-110をテーブルに置いて、表面がこんがり焼けた手羽肉をひょいひょいとつゆが入った
深鍋へと入れていく。しょうゆと砂糖のいい匂いもするし、こりゃ絶対美味しくなるよ。
「あとは、生姜をスライスして入れるんだっけ?」
「ええ、風味付けにもなるし、ちょっとだけ日持ちも良くなるのよ」
「そっかー、確かにいい香りがつきそうだもんね」
 皮ごと生姜をスライスしていると、さっぱりとした匂いがあたりに漂ってきた。
「んじゃ、これも入れてっと……あとは、落としぶたをして煮ればいいのかな?」
「そうよ。でもその前に、灰汁取りを十分にするのを忘れないこと」
「はーい」
 その前に、お鍋の中をお玉でぐるのとかき回しておきましょーかね。ぐるぐるっと、大根も
つゆになじむようにして……おー、ちょっぴり飴色になってる。お父さんとゆーちゃんが
帰ってくる頃には、立派な鶏大根になりそーだ。
 途中経過に満足した私は、コンロが強火になってることを確認してからテーブルについた。
「お疲れさま、こなた」
 画面の中のお母さんが、私と同じエプロン姿でねぎらってくれる。そういえば、胸の
"PIYOPIYO"ってロゴ、どこかで見たことがあるんだけど……ま、いっか。
「いやいやー、まさか鶏大根でこんなに手間がかかるなんて思わなかったよ」
「意外と下ごしらえに時間がかかるのよ。でも、一度覚えればあとは流れ作業だから」
「そだね、色々参考になったよ」
「それにしても……こなたに『お料理を教えて』って言われたとき、びっくりしちゃった」
 そう、実は今回の料理は私がお母さんにお願いして実現したものだった。
「んー、やっぱりお母さんに料理を教えて欲しいってのは夢だったからね」
「私も、まさかこなたに教えてあげられるとは思わなかったわ」
「あははっ」
 嬉しそうに笑ってくれるお母さんを見ていると、私も笑いがこらえられない。
313てけてけかなたさん(3/7):2007/07/13(金) 00:09:17 ID:dmQdxjBT
「それに、お母さん直伝の味をお父さんに食べさせてあげたかったし」
「そう君、びっくりしてくれるといいわね」
 最初にお願いしたとき、お母さんはなかなか首を縦に振ってくれなかった。それは
お母さんの考えあってのことだったけど、それでもお願いし倒して、ようやく教えてくれた。
私だけがお母さんとふれあっているのは、どうしても心苦しかったから……
「確か『原稿のお供』だっけ。お父さん、鶏大根が大好きだったんだ」
 そして、その気持ちをお母さんに伝えて、教えてもらったのがこの「鶏大根」だった。
「これを出したら、たくさんご飯をおかわりしてたもの。『創作パワーが溜まるー』とか言って」
「あー、お父さんだったら言いそうだわ」
 今でもかがみたちが来るとき、みんなが作る料理でいろいろ言ってるもんねー。ありゃ
萌えのダダ漏れって感じもするけど。
「これからは、こなたがお父さんの創作パワーを充電してあげてね」
「うん、わかった」
 限りある時間の中で、私が出来ること……それはきっと、お母さんの想いを私がお父さんに
伝えてあげること。そのためだったら、全然時間を惜しんだりしない。
「あ、そろそろ灰汁が出てくる頃じゃないかしら」
「結構煮立ってるし、そろそろかもね」
 そう言って、私はまな板の上にタオルを置いてからPC-110をそこに乗っけた。これなら、
お母さんも様子を見られるかな。
「灰汁をすくうときは、いっしょに余分な脂を除いておくといいわよ。そうすると、
さっぱりした口当たりになるから」
「はーいっ。お、出てる出てる」
 お玉を手にして落としぶたを取ると、確かにちょっと濁ったあくが沸騰した泡の間で
漂っていた。んじゃ、これを丹念に取って……と。
「終わったら、味見しちゃっていいかな?」
「そうね、味を調えるなら今のうちがいいでしょうし」
 灰汁を捨て終わったあとには、飴色の澄んだつゆとそれが染みた大根に鶏手羽。お玉で
おつゆをすくって、一口飲んでみると――
「どう?」
「うんっ、大丈夫! このままで十分いけるよ」
 口の中に広がるのは、ちょっと甘めの醤油味とさっぱりとした生姜の香り。普通に店で
買ったつゆだけじゃ、こんなおいしさは出せないね。
「あとは、これでコトコト弱火で煮込めばいいってところかな」
「そうね。一時間ぐらい煮込めば十分に染みるはずよ」
 言われて時計を見てみると、今はもう夕方の六時。あと一時間ぐらいなら、みなみちゃんと
遊びに行ってるゆーちゃんも、打ち合わせに行ってるお父さんも帰ってくる時間だ。
「んじゃ、あとはまたーりしてよっか」
「そうしましょうか」
 コンロを強火から弱火にしたのを確認して、お鍋にフタする。さて、あとはゆっくり
お母さんとおしゃべりといきますかね。
314てけてけかなたさん(4/7):2007/07/13(金) 00:11:05 ID:dmQdxjBT
 
 *  *  *

「ただいまー。おっ、いい匂いがするな」
「あ、おかえりなさーい」
「おかえりなさいっ」
 ゆーちゃんとご飯の支度をしていると、珍しく私服姿なお父さんがリビングに入ってきた。
「しっかり用意してくれてるのか。偉い偉い」
「もう全部出来てるから、着替えてきたら早速ごはんにするよ」
「おう、了解っ」
 夕ごはんが楽しみなのか、鼻歌を歌いながら自分の部屋に行くお父さん。そりゃまー、
十分に楽しみにしてもらいますよ。
 ちらっと戸棚のほうを見ると、こっそり置いたPC-110のウインドウの隙間からお母さんが
こっちを見ていた。やっぱり、なんだかんだ言ってお父さんの反応が気になるみたい。
「んじゃ、そろそろメシにしよっか」
「ってお父さん、着替えるの早過ぎ!」
 さっき出て行ってから三分も経ってないのに、もういつもの作務衣姿だヨ!?
「わははは、脱いで着ればすぐだ。いやー、やっぱりコレが落ち着くわ」
「あ、あははは……」
 ゆーちゃんもすっかり呆れてるよ。とゆーか、絶対脱ぎ散らかしてるでしょ、コレ。
「まあ、もう出来るからいーけどさ。はい、席についたついた」
「ううっ、最近のこなたってば冷たい……おっ?」
 そう言いながらテーブルにつくお父さんの目が、大皿に釘付けになった。
「ほー、鶏大根か。懐かしいな」
「帰ったらテレビでちょうどやっててさ、手羽も安かったしいいかなーって思って」
 何気なく嘘八百を並び立てながら、ごはんをよそったお茶碗をテーブルに置いていく。
今日のごはんはアジの干物にキャベツのおひたし、タマネギのおみそ汁にメインの鶏大根と
しっかり出来たけど……ありゃりゃ、お父さんってばもう箸持っちゃってるよ。
「んじゃ、そろそろいただきましょーか」
 自分のお茶碗を置いた私は、テーブルにつくとそう言った。
「いただきまーす」
「いただきますっ」
「いっただきまーすっ!」
 言うが早いか、お父さんはあいさつをすると同時に鶏手羽を箸でつかんで、一気に口へと運んだ。
「……どう?」
 思わず聞いてみたけど、お父さんはじっくりと噛みしめているみたいで――
「美味いっ! 美味いぞっ、こなた!」
「うぉうっ?!」
 飲み込んだと思ったら、いきなり絶叫してきたよ。突然のことだったからドキッとしちゃった。
「久々だよ、こんな美味い鶏大根。俺も作ったけど、こんな美味さ出せなかったからなー」
「そ、そう? よかったー」
「うんっ、この鶏大根、とってもおいしいよっ!」
「そっかそっかー、二人とも好評でよかったよかった」
 ゆーちゃんも、ちまちまと鶏手羽をほぐしながら口に運んでいる。大根もつゆがしっかり
染みて、箸先だけで切り分けられるぐらいやわらかくなっていた。
315てけてけかなたさん(5/7):2007/07/13(金) 00:12:22 ID:dmQdxjBT
「そうそう、これってごはんがすすむんだよな。こなた、おかわり分炊いてあるか?」
「ちゃんと四合炊いておいたから、心配しなくても大丈夫だよ」
「おう、じゃあガンガン喰うぞー!」
 そう言って、お父さんは鶏手羽をほぐすとごはんごとかき込み始めた。って、ウチの
ガッコの男子生徒どもじゃないんだから!
「もー、お父さん、ちゃんと大根も食べなきゃだめだよ?」
「ん? ……お、おう」
 一瞬きょとんとしたお父さんだけど、すぐにまたごはんをかき込み始める。
 それじゃ、私も食べてみましょかねー……うん、美味いっ。ちゃんとつゆが鶏に染みてて、
確かにごはんにすっごく合うよ。
 そのままみんなでばくばく食べ進めていって、二十分近く経った頃には大皿の中はすっかり
空っぽになっていた。

「いやー、喰った喰った」
 満足そうに言って、お父さんがお腹をぽんと叩く。
「ほんと、おいしかったねー」
「お姉ちゃん、今度教えてね。私もゆいお姉ちゃんをびっくりさせたくなっちゃった」
「おっ、いいよー。どんどん聞いてくれたまへー」
 さすがお母さん直伝。お父さんもゆーちゃんもすっかり幸せそうになっちゃって。
ちらっと戸棚のほうを見てみれば、DOS窓の影からひょっこり顔を出したお母さんが
嬉しそうににこにこしてるし、ホント、作った甲斐があったってもんですよ。
「ちょうど筆もノッてきてるし、これでいいのが書けそうだよ」
「どう? 創作パワーは充電できた?」
「おうっ。って、なんかそれ、久しぶりに聞いたな」
「そうなの?」
「昔、かなたがこうやって鶏大根を作ってくれて、食べ終わって満足してると、今のこなたみたいに
『どう? 充電できた?』って聞いてくれてな。それに、大根のこともかなたによく言われたよ。
ちゃんと食べなきゃダメですよって」
 そう語るお父さんの笑顔は、とってもやわらかくて、
「そういえば……この味、かなたが作ってくれた味にそっくりなんだ。うん、久しぶりに思い出したよ」
 その目尻が、ちょっとだけ……ほんのちょっとだけ潤んだような気がした。
「おじさんにとって、想い出の味なんですね」
「ああ。昔々の、想い出の味だよ」
 そう、一言ひとこと噛みしめるように言うお父さんの姿を見た私のココロの中で、、ホッとすると同時に、
もう一つ別の気持ちが大きくなってることに気付いた。
316てけてけかなたさん(6/7):2007/07/13(金) 00:13:40 ID:dmQdxjBT
 
 *  *  *

「ふふふっ。そう君、だいぶ喜んでたみたいね」
「そだね」
 後片付けが終わって、すっかり真夜中。私は戸棚にあったPC-110を回収して、自分の部屋に戻っていた。
お母さんも、今は私のマシンに戻ってすっかりくつろいでる。
「今度は、こなたに何を教えてあげようかな」
 スピーカーからは、お母さんのわくわくしたような声。お母さんってば、すっかり
お料理教室が気に入っちゃったみたい。
 まあ、それはそれで嬉しいことなんだけど……
「あのね、お母さん」
「うん?」
「え、えっと……」
 言いたいことを言いかけて、一瞬ためらう。
 もしかしたら、お母さんのことを傷つけるかもしれない。でも……ちゃんと、言わなくちゃ。
「やっぱり……お父さんと会ったほうがいいんじゃないかな」
「こなた……?」
 呆然としているお母さんに、私は言葉を続ける。
「お父さん、お母さんの味に会えたみたいだってとっても嬉しそうだった。私も確かに
嬉しかった。お母さんが教えてくれた味をちゃんと伝えられたから。でも……それだけなんだよ。
私だけがお母さんと会って、お父さんは何も知らない」

『お母さんが教えてくれたんだよ』って、何度も言いそうになった。
 美味しそうに食べて、昔を懐かしんでいたお父さん。それを見て、何度も言いたくなって……
でも、こらえるしかなかった。
 信じてくれるわけがないだろうし、それ以前に私が言うべきことじゃないから。

「ダメよ」
 ぼーっとしていたお母さんの表情が、すぐに困った笑みへと変わっていく。
「この間言ったとおり、私たちは会わない方がいいの」
 それは、諦めにも似たようなはかない笑顔。
「そんなことないって!」
 だけど、私は絶対諦めたくない。
 もしもさよならをする日が来たとしても、それまでにお父さんとお母さんには、絶対会って欲しい。
317てけてけかなたさん(7/7):2007/07/13(金) 00:15:27 ID:dmQdxjBT
「いいえ。そう君と会ったら……きっと、私は作品作りの邪魔になってしまうから」
 そう……それがお母さんから聞いていた、お父さんと会おうとしない理由。
「私と会うことで、物語が書けなくなってしまうのは嫌なの。せっかく筆が進んでるのに、
今会って、私との想い出に縛られて、書けなくなってしまったりしたら」
「大丈夫だよ、お父さんは何度もスランプを乗り越えてきたんだもん」
「そう君は何度も壁にぶつかって、書けなくなってしまった時期もあったの。だから――」
「私だって知ってるよ!」
 思わず叫ぶと、うつむきかけていたお母さんがはっとこっちを向いた。
「私だって、お父さんの側にずっといたんだよ!? お母さんが見守っていたように、
私だってお父さんのことずっと見守ってきた! お父さんの苦しみだって見てきた。
書けなかった時でも、私の前では笑顔でいて、ずっとがんばってきたんだから!」
「こなた……」
「今は、ちょっとやそっとのことで書けなくなったりするお父さんじゃないよ。それに、
お母さんなんだよ? お父さんがこの世で一番大好きなお母さんなんだから、絶対に大丈夫だよ!」
 ずっと、お母さんのことを想っているお父さん。それは想い出になった今でも同じで、
お盆になれば迎え火を焚いて、お彼岸になればお墓参りをして、帰り道に時々思い出話を
してくれて……時々想い出に浸ったりもするけど、それでも前へと進んでいこうって
がんばってるんだから。
「うん、絶対大丈夫。だって、私たちは家族なんだもん」
「家族……」
 確信を込めて言うと、諦めで固まっていたお母さんの表情が少しずつやわらいでいった。
 長い間別れてはいたけど、私たちが家族なのには違いないんだから。
「万が一書けなくなったりしたら、私がとっちめちゃうよ。『生活できなくなるぞーっ!』って」
「そ、それはさすがにちょっと」
 またまた困ったように笑うお母さん。だけど、それはさっきの諦めの表情とは違う。
「だから、さ……お父さんと会ってみようよ。私も、いっしょにいてあげるから」
 もしもの時は、私が二人を支えてあげないと――
「あっ、あのっ……私も、いっしょにいますからっ」
「……えっ?」
「……へっ?」
 って、何でお母さんと私以外の声が?
 突然のことに固まって、ゆっくり横を振り向くと、
「ご、ごめんなさいっ! 突然入ったりして……」
「ゆ、ゆーちゃん?!」

 申し訳なさそうに笑いながら、ゆーちゃんがドアの隙間から顔を出していた。     続
318 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/13(金) 00:18:02 ID:dmQdxjBT
DSお料理ナビを見ていてつい、と思っていたら、あれ……?
い、今は反省している。


ちなみにかなたさんが入ってたPC-110、実は実在するマシンです。
ttp://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/news/9509/950925/pt110.htm
319名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:21:18 ID:sCZmf0GQ
>>318
お疲れ様です
GJ
うーん こなたがお母さんのことを言えないのは相当苦しかったと思うと
続きが気になってしかたありません!(なんであろうと続きは気になりますけどねw)
320名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:21:39 ID:lr2S7LoD
>>318
鶏大根食いたくなったじゃねーか!

GJ
321名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:26:02 ID:j7QFtstm
>>318
割り込み申し訳無いです…作品自体の間じゃ無かったのは不幸中の幸いでしょうか…orz


超GJ!!
料理を教えるかなたさん、教えてもらうこなた、そしてその料理を食べるそうじろう。家族っていいもんですねー。

こなたの心からの説得に感動し、最後のゆーちゃんの登場に驚き。

…続きへのwktkが止まらない!www
322名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:29:08 ID:i82KR+nU
>>318
イイハナシダナーGJ!
しかもゆたか気付いてたのかww

ウルトラマンPC懐かしすぎるw
323名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:29:16 ID:Tz1psl/v
>>318
くそぅ、何て引きだ! 続きがげっちゃ気になる!
GJ!

あー、なんか腹減ってきたw
324名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:30:25 ID:y9dxwD8Z
物語も佳境を迎えてきましたね。
最初の時点ではこんなに話が続くとは
思いも寄りませんでしたが。
台所の風景が伝わってくる描写が楽しかったです。

そしてPIYOPIYOエプロンwwww
325名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:32:27 ID:nyePcSvR
>>318
リアルタイム遭遇!(のくせにレスが遅いのは俺仕様w)GJです!
和やかな食卓、目に浮かぶなぁ。ちょっと早いが帰省したくなってきた。
そして終盤、これは…急展開!?続きが気になります!

そんなことより、さっきから外で雷が鳴りまくっててちと怖い。
まあ併せて電波も受信できそうな気がしなくもないが
326名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:40:11 ID:i82KR+nU
>>303
「リョウカイ、カナタンプログラム電送シマス」
ぴひゃひゃひゃひゃ・・・・きゅひきゅひーん!

「うわぉっ!?パソコンが火を噴きましたよっ!?」

>>304
灼熱のゆるゆるエネルギーが、こなたのマッタリンシステムにスパークする。
増幅されたゆるゆるエネルギーは、やる気しないエネルギーに転換され、
こなたの動きを止めるのだ。
「あと30分・・・あと30分・・・」

「いや、増幅も転換もすんなよ・・・・」

>>305
柊つかさは、台所から発射されるアチェートバルサミコエネルギーを浴びて、
僅か5分の惰眠を何度も貪るのだ。
「あと5ふんだけー。ほんとにー」

「・・・万能すぎだろバルサミコ酢」
327名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:42:02 ID:A4rsTWOX
GJ!
リアルタイムで見てたんだけど、2レス目のところで「まとめて読もう」と思って自重してますた。

PIYOPIYOとかウルトラマンPCとかゆーちゃん気づいちゃったかとかそう君と逢わない理由判明とか、いろいろwktkさせてもらいますた。
こういう続き物書きたいですなぁ……(と、遠い目をする単発屋)
328名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:54:25 ID:xES23/iV
山岡「やれやれ、こんな鶏大根をうまいと言っているようじゃ、
   ほんとに創作パワーが充電できるかどうか怪しいもんだ
   明日もう一度この場所に来てください
   こんな子供が作ったような鶏大根よりずっとうまい鶏大根を
   ご覧に入れますよ」
329名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 01:47:03 ID:ldKthivB
くりた「空気嫁」
330名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 02:15:34 ID:+ljP4vNJ
>>318超GJ!あんた今世界で一番光輝いてる!

ところでPIYOPIYOエプロン→ひよこエプロン→ひよりエプロン→ひよりんエプロンと滅茶苦茶な脳内変換が繰り広げられた。
まあひよりんエプロン着ながら鳥大根作るってのも乙だな。
331名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 02:19:09 ID:jAdYFmpG
>>318
GJ乙!
しかし、ウルトラマンPCとはまた懐かしい物を。。。
まあ、アキハバラの件よりは新しいかw

>>330
ひよりんエプロン=平面ひよりんがくっついちゃったエプロンってことでおk?
332名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 02:40:29 ID:oc/PR/Zo
>>318
乙です、GJ!
そしていよいよ危険な領域に突入か…

>>328
さあ、俺と一緒にガ板に帰ろうか
333名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 02:43:20 ID:HWbgtbWM
>>318
GJでした。鳥大根、作ってみようかな……
自分の創作パワー充電のために

いままでにない長編のてけてけかなたさんですね
これからの展開がより楽しみになってきます。
お父さんを思う娘と妻。これからの展開がとても楽しみです
って、ゆーちゃんにバレたぁぁ!! どうなるんでしょう
334名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 06:34:14 ID:czyZgkyL
>>318
GJです。

>HDDが130MBってことで無理だろうなーって思ってたんだけど
その昔、フロッピーディスク一枚に 収まってしまった、自称「電脳世界の魔王」
という方がいましてねぇ(w
335名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 06:37:43 ID:J8slSZMk
痴漢の巧みなテクの前に不覚にも感じ絶頂に導かれ痴漢プレイが病み付きになってしまう、こなた
なシチュを見てみたい
336名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 07:14:00 ID:KJ4MqHu8
>>318
GJ!!

鶏大根は美味しいよね
帰省で実家に帰ると毎回作ってもらうほど好きな自分w

そうじろうと似たように出されるとがっついてますし、そうじろうがかなたさんの味に似せようと頑張ってるように自分もお婆さんのつくった味に似せようとしたりしてるけどなかなか同じ味ってだせないw
337名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 07:38:16 ID:RXjyDcPo
DSソフト「かなたさんのお料理ナビ」の発売を希望する。

収録レシピ
・鶏大根
・鮎飯
・軍鶏鍋
・里芋と葱のふくめ煮
・田螺とわけぎのぬた
・蒟蒻と油揚げの白和え

こなた「……鬼平犯科帳?」
338名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 08:08:57 ID:0ybB93xY
てか、かなたさんはプログラム化しているわけではなくて、無機質に憑依している
だけみたいだから、ハードの性能は関係ないんだろう。
ルータの中にも住めるみたいだし。
339名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 08:09:37 ID:0ybB93xY
×無機質
○無機物

やっちゃっちゃorz
340名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 08:10:20 ID:QUDosY+d
>>318
てけてけ分補充! さらに家族愛も補充!
ゆーちゃん登場にワクテカしつつ、ぐじょーぶ!


そしてモバイルかなたさんという新しい地平にもワクテカが止まりません(こら
341名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 08:24:44 ID:UrqOvob5
>>334
カーンデジファー化するかなたさんが思い浮かんだ
342名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 08:31:15 ID:XvNQVYYB
あの暴走族がつけてそうなマスクとイカヘッドつけてわははははとかやってるかなたさん想像した
343名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 09:32:05 ID:Rbfx41R+
エロゲのデータを破壊する、泉父子にとっての電脳魔王。
344名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 09:59:32 ID:4Zw3muaO
>>343

かなたさんが魔王なら、こなたは魔物との混血児。
そしてあの運動能力・・・


あ、なんかネタ浮かんだ。うまくSSになるかな?
345名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 10:08:39 ID:FBwwGAlP
>>331
ド根性www
346名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 11:33:53 ID:i82KR+nU
ひろし:立木文彦
五郎:立木文彦
ゴリライモ:立木文彦
梅さん:立木文彦
南先生:立木文彦
町田先生:立木文彦
宝寿司の親方:立木文彦

ぴょん吉:くじら
京子:くじら
ヨシコ先生:くじら
モグラ:くじら

白石みのる:白石稔
347名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 13:37:06 ID:iMvAmkdz
>>346
立木とくじら自重w
348こなかがでしょでしょ?:2007/07/13(金) 14:30:03 ID:PLJ4m5Re
「次わたしーっ!」
「またおまえか! 少しは自重しなさいっ!」


「答えはーいつも貧乳の胸にぃーっ!」
「いきなり自虐的だなあんた。って言うかその歌はアリなの?」

「なんでだろー かがみを選んだ私でーすぅー!
 もーとまらなー! 百合神様から決ーめられーたけどー!」
「更にいきなりカミングアウトかよ!?」

「あーいびーりーっ! 自慰だーけじゃーつーまらなーいのー!
 ゆーるびーらーぃ! 感じるままー感じることだけをーするよーっ!」
「しかも性的な意味で狙われてる!? あたしの貞操大ピンチ!?」

「攻略でしょでしょ!? かがみがデレに変わる世界でー
 萌えがあるから攻めていーくのよ 誰の為じゃなーい!」
「攻略なのかよ!?」

「一緒にイッてくださーい! どこまでも淫らなー私を見てよねー
 泉姓になった 今日のかがみ綺麗ー! あいらーびんゆー!」
「こなたーっ!! は、恥ずかしい言葉禁止ーっ!!」
349名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 14:31:19 ID:CtBbzyso
>>346
白石タイムリープしてやがるww
350名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 16:43:09 ID:iWWXddH9
悪魔召喚プログラムだってDOSで動くしね
多分今なら携帯電話でも。
あれ、ならかなたさんも携帯電話に?

そうじろうの携帯が夜中に鳴り響き、着信ディスプレイには"かなた"の文字。
電話をとってみると、懐かしい声で「あなた」と……
続きは、ほのぼのと鬱の両方を考えてしまった
351名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 17:00:08 ID:k6GBQIX3
人型ロボットを乗っ取って、泉家に帰ってくるかなたさんを妄想した。
ASIMOだったらイヤスギだが、マルチとかほしのゆめみあたりならなんとか……
352名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 17:03:39 ID:NIdOXE/+
先行者
353名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 17:06:41 ID:KJ4MqHu8
>>351
個人的にはまほろさんがいいんだぜw
354名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 17:23:39 ID:nyePcSvR
>>348
これはいいwそのままの音声(伴奏つき)で脳内リピートされやがるw
355名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 17:34:27 ID:RXjyDcPo
>>351
かなた「そうくんただいま!不死身の身体を手に入れて帰ってきたよ♪」
そうじろう「そ、その白いスーツとヘルメットは…」
かなた「アンドロ軍団とだって戦えるよ!」
356名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 17:46:49 ID:i82KR+nU
>>351
かなた「そうくんただいま!今度はペンタゴナワールドの白いヘビーメタルだよ♪」
そうじろう「テラ懐かしい・・・orz」
357名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 17:51:02 ID:VD0wuTEG
むしろ宇宙を漂う機械集合体と融合し、ナメクジ星人の星を急襲すると(ry
358名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 18:05:38 ID:wIFZZUjR
>>351
かなた「そうくんただいま!今度は連邦軍のAD2519年製ロボノイドだよ〜これで人類絶滅しても安心だね♪」
そうじろう「や、レイディアントシルバーガンのネタはマニアック過ぎるかと…」
359名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 18:43:55 ID:FPyr5tkq
かなた「コーホー」
360名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 18:45:18 ID:bN7AXsvA
>>359
黒い子自重
361名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 18:48:50 ID:lr2S7LoD
かなた「そう君、あなたは堕落しました」

こなた「確かこんな字の…」『墜落』
362名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 18:57:12 ID:sysobmGw
墜落・・・
こちらのほうがあっているような気がするby鳥坂
363名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 19:08:44 ID:fP4fVmnV
>>358
このスレでシルバーガンネタを見るとは思わなかったw
364名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 19:33:45 ID:KJ4MqHu8
かなたさんAI搭載型第三次アームスr…

あれ?こんな時間に誰か来たみたいだ…
365名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 19:39:06 ID:iWWXddH9
母親のAI搭載ロボと聞くと3人乗りガンダムが思い浮かんだ
366名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 19:43:45 ID:EdzajcNn
天使:カナタ LIGHT−LAW
LV:43   物理・破魔・神経無効
        電撃・呪殺に弱い
HP:241
MP:279

力:7 LLLLLLL
魔:21 LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLL
知:17 LLLLLLLLLLLLLLLLL
体:8 LLLLLLLL
速:13 LLLLLLLLLLLLL
運:4 LLLL

メ・ディア
ディアラハン
タル・カジャ
デク・ンダ
マリンカリン

最近のかなたさん祭で何か受信した。反省はしてない。
AAは無理orz
367名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 19:51:04 ID:jidmcd0M
てけてけかなたさんの最終シーンはたぶんこんな感じだと妄想。

かなた「Release the restrain device.(抑制装置を解除します)」
かなた「Using the released power may result the possibility of destruction of the PC.
    (しかし力の解放の使用と同時にPCが崩壊する可能性があります)」
かなた「You did your best. Was I helpful for you?(あなたは最善を尽くしました。私はあなたのお役にたてましたか?)
かなた「I am deeply grateful to you.(ありがとう……)」
368名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 20:08:15 ID:SuL5lI/v
文法がわやくちゃですね
369名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 20:50:54 ID:FPyr5tkq
エキサイト翻訳乙
370名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 21:15:43 ID:y2WPowAg
こなた「飛〜び立てば〜亜空ゆく!エキサイト!」
かがみ「正しくはエクサイトな」
371名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 21:18:56 ID:XvNQVYYB
ゴリラ!ゴリラ!ゴリラ!
372名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 21:23:13 ID:23XNBWxv
かがみはこなたの嫁、つまり
こなたが仕事から帰ると、かがみが手料理を作って待っててくれてるわけか

そう、か が み の 手 料 理 が ・ ・ ・
373名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 21:25:53 ID:2777RfDE
こなた「♪みしょ〜ん あうたぁすぺぃ〜す♪」
かがみ「勉強はしたみたいだけど・・・相変わらず目茶苦茶な発音ね、あんたの英語は」


こなた「♪さてすふぁくしょ〜ん かがみ! すらんぐ〜る♪」
かがみ「ちょw」
374名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 21:43:32 ID:y2WPowAg
こなた「そーいえば遠い昔に『ザ・サティスファクション』っていうアダルトアニメがあって」
かがみ「知らん!」
375名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 21:48:54 ID:04YKqz9m
みゆき「私はそういうのには疎いんですがくりいむレモンとかいうものしか知らないんです」

かが・こな「 Ω ΩΩ <ナ ナンダッテー!!」
376名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 21:55:27 ID:AZDyoO+e
くりいむレモンは名前だけは知ってるのは結構いそうだが
377名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 22:05:34 ID:y9dxwD8Z
つかさ「ところで、今朝こなちゃんが真似してたのって何かのアニメなの?」
こなた「ああ、マリみて……マリア様がみてるっていうアニメ。原作は小説だけど」
つかさ「マリア様がみている? お姉ちゃん読んでるかな」
こなた「違う違う。マリア様が『みてる』だよ。そこは絶対間違っちゃいけないからね」

こんなやりとりがあったりして。
378名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 22:22:22 ID:PLJ4m5Re
>>377
「そうよつかさ。『マリア様がみている』だと違う物になっちゃうから注意しないと」
「ほぅ……かがみんは『みている』が何か知っているのかー。フムフム」
「あ、か、勘違いしないでよ! あたしも前に1度間違えた時に突っ込まれて
それで調べてみて、だからしってるだけで……ち、違うんだからねっ!!」
「ヌフフ、わかってるよかーがみん」
「そ、そんな変に悟ったような笑みを見せるなーっ!!」
379名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 00:40:51 ID:mWzbgIVR
ラノベタイトル間違えるかがみんなんて……

みゆきでエスカレーションだ>くりぃむレモン
380名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 00:44:33 ID:v+pyzuJH
ユキトンジャウー
381名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 01:35:58 ID:XSB5mKLD
「……久しぶりに流れも止まった静かな夜、皆様いかがおすごしでしょーか」
「まあ、そういう夜もあるわね……明日は休みだし、ラノベでも読みながらまったり行きましょ」

「細川俊之です」
「黙れ」
382名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 01:52:18 ID:iPTSBNYR
小ネタ、3レス投下させていただきます。
383私のファンタジー:2007/07/14(土) 01:52:59 ID:iPTSBNYR
現実主義だとか夢がないとか、そんなことは前からちょくちょく言われてはいたけど、
そんな私にもちょっとくらいはファンタジーっていうか、そういったモノへの少女的な憧れはある。
なんだかんだ言ったって朝のニュースの占いは横目でチェックするし、本当は流れ星に
お願いしたいことだっていくつもあった。だからもし、あのとき横につかさもこなたもいなければ、
私はわくわくした気持ちで両手をあわせて、ちょっとしたことをお願いしたに違いないのだ。
友達の前だと恥ずかしくて隠しちゃうけど、だって素敵じゃない?
織姫と彦星の物語だとか、友達が教室の隅でこっそりやってる恋占いとか……
私はね、本当はそういうのがすごく好き。

毎年のことだけど蚊との格闘と27度設定の冷房が欠かせない蒸し暑い夏も、そろそろ余韻を
楽しむ時期にさしかかっていた。最近になってようやく、長らくタンスに眠っていた長袖を出す
ことができて、もう少しでもみじが赤味を帯びる季節になったのを心持ち嬉しく思っていた
ある日曜の話だ。
そのころはもうセミも鳴かなくなっていたし、長い休みの間には朝ごはんのあとに食べていた
アイスクリームを冷蔵庫から出すこともなかった。
髪をセットすると私はシャツの上にジャケットを羽織って、足取り軽く待ち合わせの場所に
出かけていった。ひさびさにこなたと二人で遊ぶ約束をしたのだ。
あいつのことだから、どうせまたアニメショップとゲーム屋を延々巡るのに付き合わされるんだろう
とは思ったけど、それでも二人で会えるのが楽しみなのは着々とあいつに染められてるから
なのは分かりきってることで、それがちょっとだけ悔しくもあり、嬉しくもあった。
各駅停車の私鉄を乗りついで待ち合わせの公園に着くと、あいつはまだ来ていなかった。
「なーんだ」
実はこの時点で私もちょっと遅刻だったのだが、呼び出した側が相手よりも遅れるっていうのは
感心しない。携帯で連絡したが、やっぱりというか音信不通だった。
本当に携帯を持ってる意味があるのかちょっと疑問だ。
「……」
あのバカ。待たされるほうの気持ちも知らないで。
ベンチで足をぶらぶらせて、私はめっきり涼しくなった初秋の空気の中で目を閉じた。
384私のファンタジー:2007/07/14(土) 01:53:40 ID:iPTSBNYR
「ん」
ベンチの横で白い花が一本、横たわっているのを見つけた。
花壇にはない花みたいだし、どこかから飛ばされてきたのだろうか。
「……」
そっと手にとって、指先でくるくると回してみた。ほんの少しだけ気が晴れた気がした。
……せっかくだから、少し時間をつぶそうか。
「あの子は、私が……」
白い花びらに指を這わせて、私はその一枚をそっとちぎった。
「好き」
指を開くと、涼しい風に乗って花びらは蒼い空に舞い上がった。
「嫌い」
もう一枚。
「好き」
もう一枚。
「嫌い。好き。嫌い。好き……」
ゆっくり、ゆっくり、時間をかけて一枚ずつ。
もうとっくに、それこそ子供でもやらなくなった、漫画の中だけの御伽噺。
みんなには内緒にしてる、本当は好きな花占い。
私は、あの子が好き。でも、あの子は?
「好き。嫌い。好き」
小さい、たくさんの花びらを一枚、また一枚。
あの子は、私をどう思っているのかしら。

『わたしと、おなじきもちでいてくれてるのかしら』

「……なんてね」
自分の考えに苦笑しながら、少しずつ花びらを空に飛ばしていく。
ねえこなた。私、あなたのこと、大好きよ。あなたのことだから、どうせ気付いてないだろうけど。
だから、ねえ、こなた。ちょっと、ほんのちょっと、期待するくらいは、いいわよね?
385私のファンタジー:2007/07/14(土) 01:54:21 ID:iPTSBNYR
「好き、嫌い、好き、嫌い……」
「好き!」
「え?」
背後から伸びた子供みたいな指に、最後の花びらが握られた。
待ち人は、恥ずかしいタイミングでやってきた。
「えっへへー、かがみんが花占いとはねえ」
「なななな……」
小学生みたいなちっこい女の子は、いたずら猫みたいな笑顔で私の目を見詰めていた。
小さく跳ねると、私に背中から抱きついてきた。
「ねえねえ、誰誰?誰が好きなの?」
「だ、誰が教えるか!」
「えー、ねえ、誰なのー?私が知ってる人ー?」
「いいから、離れなさいよ!」
「あ」
「あ……」
こなたの手が開いて、『好き』で終わった最後の花びらが遠く知らないところへ飛んでいった。
いつまでも、いつまでも空を見詰めている私に、こなたはばつが悪そうに頬を掻いた。
「ごめん。せっかくの記念だったのにね」
「……まあ、別にいいけどさ。そんな顔しないの。ただの占いじゃない」
私は小さく笑って、こなたのおでこを軽く小突いた。
「そのかわりって言ったらなんだけどね。誰が好きかって、聞かないこと」
「ん。わかった。ごめんね」
「もういいから。それじゃ、行こうか。今日も楽しみましょ」
「う、うん!」
そっとこなたの手をとって、私はベンチから立った。
二人で歩き始めた秋のはじまりの公園。もうしばらくしたら、きれいなもみじで一杯になる。
そうしたら、また二人で来ようね。そのとき、もしかしたら。今よりもう少しだけ関係が進んでいたら、
あなたに教えられるかもしれない。私が好きな人……『それはあなたよ』ってね。

おわり
386名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 01:55:03 ID:iPTSBNYR
ありがとうございました。
387名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 02:02:34 ID:8YFXYVhR
>>386   有難うございましたッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
388名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 02:05:52 ID:ksO8YC5z
>>386
すばらしいかが×こなを見せてくれたあなたに最大限の感謝をっ!!
ちょーGJ!!!
389名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 06:00:47 ID:XdjWE0za
>>386ああああああああああほのぼの死にするぅぅぅ。GJ!
390名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 07:59:42 ID:ppmj8WoY
>>376
よゐこの有野がめっちゃ詳しい
391名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 10:02:39 ID:h5WdVK8c
これは可愛いかがこなですね。超GJ!!
392名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 10:52:09 ID:NSnXEbEv
>>386
ストレートなかがこなGJです。
花占いかー、懐かしいですな。隠れロマンチストなかがみならたしかにやりそうですね。


それでは、私も5レスほど投下させていただきます。あの作品の続きです。
393てけてけかなたさん(1/5):2007/07/14(土) 10:54:00 ID:NSnXEbEv
「えっと、あの……」
 申し訳なさそうに、ゆーちゃんが視線をそらす。
「あの、もしかして……聞こえちゃってた?」
「う、うん。いきなり『そんなことない』って聞こえて、どうしたのかなって思って、その……」
 思わず叫んじゃったからなー、この時間だとよく声も通るか。
「それで、見ちゃったと」
「う、うん」
 あー、そりゃマズったかも……ん? いや、別にヒミツにしてどうこうってわけじゃないし、
見ちゃったら見ちゃったで、こっちには好都合なんじゃないか?
「あ、あう、はう……」
「じゃあゆーちゃん、こっちおいで」
 突然のことでうろたえているお母さんを横目に見ながら、ゆーちゃんを手招きする。
 ゆーちゃんは小さくうなずくと、とてとてと私の横にやって来てPCの画面をのぞき込んだ。
「非現実的なことだから信じられないことだけど、よく聞いてね。
 今ココにいるのは、私のお母さん。お空からやってきて、ひょっこり私のPCに入っちゃったんだ」
「…………」
 私の言葉が聞こえたのか聞こえてないのか、じっと画面を見ているゆーちゃん。
「……?」
 それを見て、うろたえていたお母さんもだんだん落ち着きを取り戻して、二人で見つめ合う。
 そして、ゆーちゃんはにっこり笑うと、
「初めましてっ、かなたさん」
 そう言って、画面に向かってちょこんとお辞儀した。

−−−−− てけてけかなたさん その17・みんなのいえ −−−−−

「私、こなたお姉ちゃんの従姉妹で、小早川ゆたかっていいます」
「あの、え、えっと……」
 ゆーちゃんのあいさつに、戸惑うようにしてお母さんが私を見る。
「ダメだよお母さん、ちゃんとあいさつしなきゃ」
「そ、それもそうね……ごほんっ」
 咳払いをして、にっこり笑うお母さん。
「えっと、私はこなたの母で、泉かなたといいます」
 お辞儀したお母さんの顔からは、さっきみたいな不安や戸惑いの色は消えていた。
「ゆーちゃんのこと、よくこなたから聞いてます。そう君もこなたもお世話になってるみたいで……
ありがとうね、ゆーちゃん」
「い、いえっ! 私のほうがずっとお世話になっちゃってますからっ」
 恥ずかしそうに言いながら、ゆーちゃんがまたぺこぺことお辞儀する。
「あのさ、ゆーちゃん」
「なに? お姉ちゃん」
「その、さ……信じてくれるの? さっきのお話」
 あまりにも素直な反応に、ちょっと戸惑った私はそう聞いてみた。
「だって、さっきのお姉ちゃんの声、とっても真剣だったから。パソコンから聞こえてくる
かなたさんの声もとっても真剣だったし……それに、今こうやってかなたさんとお話してるんだもん」
 おおぅっ、なんて、なんて無垢な瞳と言葉と笑顔なんだっ!
「うー、だからゆーちゃんってば大好きだよー!」
「は、はうっ?!」
「……いいなー」
 たまらなくなってゆーちゃんを抱きしめると、お母さんがうらやましそうにつぶやいた。
394てけてけかなたさん(2/5):2007/07/14(土) 10:55:46 ID:NSnXEbEv
「えっと、それじゃあ……えいっ」
 そう言って、私の腕の中でくるっと回って画面に指をそっと沿えるゆーちゃん。
「……?」
「えへー」
 不思議そうに見ていたお母さんも、ゆーちゃんの笑顔を見ると画面越しに指をつき合わせる。
「あははっ」
 そしてすぐ、お母さんもココロが通じ合ったようににこっと笑った。
「おー、E.T.ですな」
 ぽわわんとしたその光景に、私の心もほんわかしていく。
 ほんとによかった、ゆーちゃんがここにいてくれて。
「それじゃあお母さん」
 すっかり表情が和らいだお母さんを見て、私はさっきの話の続きを切り出した。
「お父さんと、会ってみる?」
「おじさんだったら、絶対大丈夫ですよ」
 私もゆーちゃんも、確信を込めてお母さんを見つめる。
「くすっ……もう、しょうがないわね。二人には負けたわ」
 苦笑いしながら、お母さんは私たちをしっかり見つめ返してくれた。
「自分の気持ちにウソついちゃダメだってこと、よくわかったわ。二人の言葉を聞いてたら、
そう君に会いたくなってきちゃった」
「ほんと!?」
「ええ」
 にっこりと笑ったお母さんの顔に、もうかげりはない。
「そう君のPCをいろいろいじったことも、ちゃんと謝らないとね」
「PCを、ですか?」
「あー、ゆーちゃんはまだ知らなくていい世界だからねー」
 ちょっと首をかしげてるゆーちゃんはいいけど、
「こなた、ゆーちゃんをそのゲームの世界に染めたりしたらダメですからね」
「わかってるよ、ゆい姉さんからも厳しく言われてるし……」
 ううっ、お母さんってばそんなジト目で見ないでよ。
「まあ、それはそれとして」
 そんじゃま、本題に入りますか。
「えー、これから第256回『お母さんをどうやってお父さんに会わせるか会議』を始めまーす」
「えっと、それって今回が初めてじゃ……?」
「そこは流して」
 期待通りの返事をありがとう、ゆーちゃん。それに比べて、お母さんってばまた
おろおろしちゃってるよ。
「あ、あのー、普通に会えばいいんじゃ――」
「甘い! お母さんってば甘いっ! せっかく会うんだから、こういうのはちゃんと
お膳立てをしないと」
「え、えーと、そこまでしてもらわなくても――」
「だいじょーぶだって! ここには未来の絵本作家のゆーちゃんもいるし、エロゲ百戦錬磨の
私だっているんだから」
「わっ、私も?!」
「そーだよーゆーちゃん。どんどんアイデアを出してくれたまへー」
 ここまで来たんだし、せっかくだからお父さんをびっくりさせてあげないと。
「もう、こなたったら」
「お、お姉ちゃんってばー」
「恨むなら、私をこんな風に育てたお父さんを恨んでねー」
 そう言いながら、三人して笑い合う。
 うんっ。やっぱり、こうじゃなくちゃ。
395てけてけかなたさん(3/5):2007/07/14(土) 10:58:50 ID:NSnXEbEv
 
 *   *   *

 そして、次の日のお昼ごはんが終わった後。
「お父さんさー、この後って時間ある?」
 昨日練った作戦を、いよいよ実行に移すときが来た。
「ん? おー、昨日はぐっすり寝たし、昼寝はナシでちまちま書いていこうかって思ってたところだぞ」
 あー、昨日はお腹がぱんぱんになるまで食べてたもんね。それがかえって好都合だったけど。
「んじゃさ、その前にこれをインストールしといてよ」
 私はズボンのポケットからUSBメモリスティックを取り出すと、お父さんに手渡した。
「何だ? これ」
「ほら、用事があってもどうしても手が離せない時とかあるでしょ? その連絡用のツールを
入れておいたらどうかなって思って」
「連絡用のツールねー。まあ、確かに集中してるときにはちょうどいいかもしれんな」
 うなずきながら、メモリスティックをくるくる回すお父さん。あんまりお父さんには
必要ないものだから、珍しいのかな。
「インストール方法とかそこに入ってるし、もうゆーちゃんのPCには入れておいたから。
あ、そうそう。テストもしたいから、すぐにやってみてね」
「ああ、了解。そんなに手間はかからないんだろ?」
「もちろん。インストールしてちょちょいっと設定すればもうだいじょぶだよ」
「んじゃ、早速やってみますかね」
 手をひらひらさせながら、お父さんがノートPCのある居間へと入っていく。
「お願いねー」
 私もそれを見送ると、ぱたぱたと自分の部屋へと向かった。よーし、作戦開始だっ!
「ゆーちゃん、はじめるよー」
「はーいっ」
 途中、ゆーちゃんの部屋に声をかけると元気な返事が返ってきた。よし、これで準備は万端。
「お母さんっ、そろそろ始めるよ」
「う、うん」
 部屋に入って、PCの前に座りながら話しかけると、お母さんの表情はまた硬くなっていた。
やっぱり、緊張してるんだろうな。
「大丈夫だって、私とゆーちゃんがついてるんだから」
「……こなた、お願いだから、あんまりひっかきまわさないでね?」
 って、おーい! 私ってそんなに信頼ないデスカ?! 確かに前科はいっぱい、たくさん、
かなーりあるけどさー……
「わかってますヨ。私とゆーちゃんはあくまでもサポートに徹しますって」
 そう、これはお父さんとお母さんの再会のための場。私とゆーちゃんは、あくまでも
そのサポートなんだから。
「んじゃ、ソフトを立ち上げてと……あ、お母さんはまだいいからね」
「わかったわ」
 アイコンをダブルクリックして、今回の舞台になるソフトを呼び出す。うしうし、
ゆーちゃんもちゃんといるね。あとはコレで、お父さんが来るのを待つだけ――

13:08 *** SOUJIRO has joined channel #泉家

 って、来た!
396てけてけかなたさん(4/5):2007/07/14(土) 11:01:02 ID:NSnXEbEv
『ういーす』
 来て早々、お父さんがどっかの忘れ物野郎みたいなあいさつをしてくる。
『お父さん、いらっさーい』
『あ、こんにちはー。って、いつも家にいるのにおかしいですね、これじゃ』
 おーおー、ゆーちゃんもちょっと緊張気味かな? でも、ゆーちゃんらしいといえば
ゆーちゃんらしいか。
『いやいや。それにしても、IRCなんてまた懐かしいな』
『メッセだと登録とかめんどいし、コレなら軽いしねー』
 そう、私とゆーちゃんがが再会の場に選んだのは、IRCだった。
 私がお母さんと初めておしゃべりした場所で、お互い話せるようになるまでずっと
使ってきた大事な場所。『お姉ちゃんがとても嬉しかったなら、きっとおじさんも嬉しい
はずです』っていうゆーちゃんの言葉もあって、最終的にこの場所になった。
『確かに文字だけだからな。んじゃ、何かあったらコレで連絡ってことで』
『はーい』
『はいっ』
 話が終わりそうな雰囲気になるけど、まだまだ終わらない。
「お母さん、そろそろ行こっか」
「……そうね」
 意を決したように、お母さんが力強くうなずく。

13:12 *** Kanata has joined channel #泉家

 そして、その一行がウインドウ上に表示された。
『ん? 誰です?』
 訝しげなお父さんの言葉。でも、ここはまっすぐゴーだよ。
『お久しぶり、そう君』
『? ああ、かなたか。お久しぶり』
 きっと、これだけじゃ私たちのイタズラって思われるはず。だから……
「お母さん、がんばってね」
「うんっ」
 小さいうなずきを見た私は、そっとPCから離れて部屋を出た。そして、ゆーちゃんの
部屋のドアをノックする。
「ゆーちゃん、行くよー」
「はいっ」
 出てきたゆーちゃんの表情は、やっぱりちょっと緊張気味。そりゃそうだよね、これからが
本番なんだから。
 私たちは足音を立てないようにして、お父さんのいる居間へ近づいて――
「おりゃっ!」

 すぱんっ!!

「っ?!」
 思いっきりふすまを開いた。
「ど、どうしたんだ?! こなたもゆーちゃんも!」
 おー、びっくりしてるびっくりしてる。ただ音だけでびっくりしたのかもしれないけど。
「ん、ちょっとねー」
 そう言いながら、私たちはお父さんの両脇に腰を下ろした。
「ほらお父さん、会話が続いてるよ」
「え? だって二人ともここに――」
 その瞬間、ログ画面に一行の言葉が加わった。
『ふふふっ。そう君、そこにこなたとゆーちゃんがいるでしょ?』
「はぁっ?!」
「いるよー」
「いますよー」
 部屋から持ってきたマイクをそそくさとPCにつけながら返事すると、お父さんは
混乱してるのか私とゆーちゃんの顔を交互に見比べて始めた。
397てけてけかなたさん(5/5):2007/07/14(土) 11:04:20 ID:NSnXEbEv
『だから、もう一度……お久しぶり、そう君』
『……何かの冗談だろ?』
 やっぱり、文字だけじゃ信じられないみたいやね。でも、心配はしていない。
『それじゃあ、これでどうかしら。
 "そう君と私の物語を書いてくれて、ありかとう"』
 お母さんは、私たちが知らないお父さんをたくさん知ってるんだから。
「……かなた?」
 呆然としたように、お父さんの口からその名前がこぼれる。
「ええ」
 そして、ウインドウの影からちんまりとした人影があらわれて――
「本当に……本当に久しぶりね、そう君」
 優しく見上げながら、お母さんが優しく語りかけた。
「ちょっと、えっ、おい……か、かなたなのか?」
「もちろんです」
「プログラムとかそういうのじゃなくて、本当に……かなたなのか?」
「ちょっとお手伝いしてもらったりしてますけど、私は私ですよ」
 にっこりと笑ってみせるお母さん。その表情からは、私に見せるのとはまた違った……
大好きな人にやっと会えたみたいな、そんな嬉しさがあふれていた。
「でも、どうして……?」
「ずっと二人のことを見守ってきたごほうびを、神様からいただいて……それで、
二人の様子を間近で見たくて、少しの間、パソコンに居候させてもらっていたんです」
「パソコンに居候……って、俺のエロゲとか消したのって、もしかして?!」
「だって、そう君ってばそういうゲームばかりしてるんだもの。ちょっと嫉妬しちゃった」
 いや、あの削除のイキオイはちょっとどころじゃないですよ、お母さん。
「ちょ、おまっ! ああっ、まさか19年ぶりにまたやられるとは!」
 おでこに手を当てて、天を仰ぎながら嘆くお父さん。
「でも……まあ、仕方ないな」
 だけど、すぐにノートPCの画面に視線を戻した。
「かなたにやられたんだったら、しょうがないよ」
「そう君……」
 苦笑が混じったお父さんの笑顔が、だんだん明るくなっていって……
「おかえりっ、かなた」
「ただいま、そう君っ!」
 二人とも、あふれるほどの笑顔で向き合った。
 うん、よかった……二人の笑顔が見られたんだもん。ほんとによかった。なんだか、
目が潤んできちゃったよ。
 お父さんの肩越しに視線を移すと、ゆーちゃんがちょっと涙ぐみながら二人のことを見ている。
「ぐすっ……じゃあゆーちゃん、そろそろ行こっか」
「うんっ」
 私たちは涙をぬぐいながら、そっと立ち上がった。
「えっ?」
「二人とも、積もる話がいっぱいあるだろーし……私たちは、いっぱいお話ししたから」
「そうか……ありがとう、こなた、ゆーちゃん」
「いえいえ」
 いつもがんばってるお父さんだもん。お母さんといっぱい話すご褒美ぐらい、あってもいいよね。
「それじゃあ、ごゆっくりー」
「ごゆっくり」
 そう言いながら、私とゆーちゃんは居間を出てそっとふすまを閉めた。
 その瞬間に見えた二人の笑顔はとっても穏やかで、
「やっぱり、さ……お父さんとお母さんって、お似合いの二人だよね」
「うん、とっても素敵な二人だよね」
 あふれてくる涙に流されないほど、その姿は瞳の奥に強く焼き付いていた。

 本当に、二人を会わせてあげられてよかった。
 時間が無くなる前に、家族みんなが揃ったんだから。
 
398 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/14(土) 11:07:45 ID:NSnXEbEv
ようやく二人を会わせられた。
時間がかかって今は反省している。


やっぱり、今の泉家はゆーちゃんを含めて家族だよな、ということで。
399名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 11:23:56 ID:n+L/Pnt5
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm526666
おきらくカーニバル書き下ろし
400名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 11:28:44 ID:I9KWCDJe
GJ。
ただひたすらGJ。

このまま夫婦再会を拒否して、見守るというスタンスを固持するかと思ってたけど
会いたいってのもかなたさんの偽りのない本心だから……
401名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 11:40:44 ID:KQvm7WYZ
>>398
うおぉぉ!GJです!
ついにきたぞ このときが!この1しゅうかん なんども(ry

というか、このシリーズってまだ続くんだろうか?文脈云々から判断すると
次あたりにラストが来るような気がして…そのときは、きっと、涙なしには…
402名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 11:55:40 ID:C2I8Rcxa
ちょいネタじゃなかったのかてけてけシリーズ・・・(ノ∀`)
いつのまに感動長編に・・・・GJ!!
403名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 12:15:30 ID:hVc9PNjR
そうじろうさんとかなたさんが会えてヨカターヨ゚(゚´Д`゚)゜
404名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 12:22:42 ID:iJZ/zS6Q
>いつのまに感動長編に

先ほど受信した毒電波によれば、「てけてけかなたさん」は全39話。
最終回では恐竜級の最凶ウイルスと戦い、霊体衰弱で倒れたところに
天界の使者が迎えに来て「いつまでも人間界にいてはいかん」と諭され
最後に泉家のPCを修復して、赤い球体となって光あふれる天界に去っていく
感動的なシーンで物語は終了します。
405名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 12:27:41 ID:XSB5mKLD
再会、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

よかった……本当によかった……ううう(感涙)


こなた、ちゃんとIRCからログアウトしとけよw
406名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 12:28:37 ID:L7+qpWoj
407名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 12:30:30 ID:hegX/qZZ
>>398
ぐじょぉぉぉぶ!!
もうニヤニヤほんわかで狂い死にするとこでしたよ…

こなたやゆーちゃんだけじゃなくて、こっちまでグッときちゃいましたヨ…
408名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 13:08:50 ID:VkW6SMJ1
ここ最近良作揃いで逆に怖いわw

ところで、かがみとこなたのケンカが想像できない
本気のケンカはしなさそうで。

みゆきさんとこなたはもっとできない
409名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 13:33:09 ID:C2I8Rcxa
メロンブックスで今日から予約開始の「こな☆かがまんが ぷらす」。
このスレ的には食いつく人多そうな悪寒。
2冊予約したので報告に来たよ(`・ω・´)ノシ
410名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 13:35:04 ID:C2I8Rcxa
予約じゃなかった販売開始か´・ω・`)
411名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 13:47:31 ID:IiKZ6fPv
>>409
報告したからにはもちろんうpってくれるんだよな?
412名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 14:12:08 ID:C2I8Rcxa
>>411
いや、サンプル見て欲しい人は買えばいいと思うので上げる気はさらさら無い。
情報ってことで不要なら読み飛ばしてくれ。
413名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 14:27:37 ID:MirJRi1M
はいはい宣伝乙
414名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 14:40:54 ID:ehcTueL+
>>409
サンプル見てみたけどあれで年齢制限なしかよw
なんかすごそうな内容だな
415名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 15:12:22 ID:ElROUyhc
>>409
すごく・・・バカっぽい内容ですw
三日後が休日だから、行ってみようかな
416名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 15:18:29 ID:tgDpL389
こっちのこなた×かがみも好きだな。
http://www.imgup.org/iup417698.jpg.html
417名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 16:08:21 ID:Ju/15Z/w
一瞬こなたがゲボ子に見えたwww
だがいいな、コレ
418名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 16:20:34 ID:8MzDw5RK
>>416 何処で通販可能?
419名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 16:21:33 ID:Dy329VmB
>>416
これ物産展に出るのかな?
台風来てるけど出来るだけ行きたい……近場だし
420名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 16:52:52 ID:C2I8Rcxa
>>416
おお!これも欲しい
タイトルきぼん
421名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 17:06:13 ID:YFKwKqMY
東ガルのサンクリ本
虎、メロン共に売り切れ
本家で通販可能

つか何で今頃…
422名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 17:12:42 ID:NSnXEbEv
>>401
てけてけに関しては、もうちょいおつきあいいただければ幸いです。


なんかヘンな電波が降りてきたので2レス行きます。
423名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 17:14:33 ID:NSnXEbEv
 あっつー……
 雲で太陽がさえぎられてるとはいえ、こう蒸し暑いといやになってしょうがない。
午後の授業が始まる前に、ジュースでも買ってちょいと涼みますかねー。
「るるるー……」
 ん? 自販機まで来たはいいけど、なんか見知った顔が黄昏れてるような。
「おーい、ひーよりんっ」
「あ……泉先輩、こんにちはっスー……」
「おおぅっ?!」
 な、なんかすっごいドス黒いオーラが漂ってるよ?! 目の下にはクマがばっちり
出来てるし、ほっぺたもちょっとこけてるような……
「ど、どったの? むちゃくちゃ消耗してるみたいだけど」
「あ、あははー……太陽が、太陽が黄色いっス……」
 うわー、こりゃ相当重症だわ。

−−−−−−−−−−−−−−
 カオスレールTOBU
−−−−−−−−−−−−−−

「と、とにかくコレ飲んで。おねーさんがおごったげるから」
「あ、ありがとうゴザイマス……」
 急いで買ったリプトンレモンティーを渡すと、震えた手でストローを挿そうとする。
えっと、手がちょいと黒くなってるけど、これってもしかして……
「あのさーひよりん、もしかして、夏コミの原稿でもやってたの?」

 じゅるっ! じゅるるるるっ!! ずずずずずずっ……

 こくこくうなずきながら、超高速でテトラパックがへこんでいって、

 ぼこんっ!!

 うわー、一気に空気まで全部吸っちゃったよ。返事にしちゃ激しすぎるって。
「ぷはー……あー、ちょっと生き返りました。ありがとうございますー」
「いやいや、命が助かるぐらいなら紅茶一本安いもんですよ」
「うっ、わ、私、そんなにひどかったですか……?」
「今もちょいとやつれてるしね」
 さっきよりはずっとマシだけど、やっぱりボロボロなのは確かなわけで。
「さてはひよりん、徹夜で原稿やってそのまま学校に来たね」
「うう、図星っス……今日デッドラインだから、必死でノンブルと写植打ってました」
「大変やねー、この時期の描き手さんは」
 ひよりんのサークルはそれなりの規模だけど、本を出すペースもコンスタンスで、
描くお話もなかなか評判がいい。まあ、そこまでにはこうやっていろいろな苦労が
あるんだろうけどね。
「んで、今日は学校終わったら入稿? 結構大変だねー」
「いや、そうでもないんですよ。印刷所が西新井にあるから」
「西新井? ほー、そりゃまた近い」
 西新井ってのは糖武線の駅で、準急に乗れば糟日部から5駅と結構近い。
「学校帰りに行けるから、なかなか使いでがあるんですよ。印刷もかなりいい感じですし」
「あー、わかるわかる。4色カラーの表紙の発色がいいよね」
 なるほど、近場でいい印刷所ってのは作り手にとっては確かに宝物かも。
424名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 17:20:18 ID:NSnXEbEv
「でも、寝過ごさないようにしなきゃ……冬の時なんか、バスで眠っちゃってそのまま
池袋まで行っちゃいましたから」
「おおぅ、それは豪快な」
 そりゃー相当疲れてたんだろうね。今日も相当疲れてるみたいだし……大丈夫かな、ホントに。
「仕方ないから、印刷所に『閉店までには行きます』って電話して、そのまま乙女ロードで
パワー充電しましたよー」
「さすがひよりん、転んでもタダじゃ起きない」
 こういう前向きなところが、マンガ描きとしての大事なエンジンなんだろうね。
「でもさ、そう考えると……糖武線って、かなーりヲタ要素強いよね」
「ヲタ要素って、鉄っちゃん関係ですか?」
「いやいや、そーゆーことでなく」
 そう言いながら、買っておいたアンバサホワイトにストローを挿す。
「西新井に同人誌印刷所があって、その準急2つ前の新越谷にはアニメイト。逆に1つ
先の北千住にはたちばな書店があって、アニメイトは他にも柏や大宮にもあるでしょ。
それに、ゲマズも大宮」
「あー、確かに言われるとそうかも。それに、即売会会場もありますし」
「え? そなの?」
「西新井の準急1つ前にある草加に、徒歩0分でちっちゃい即売会会場があるんですよ。
他にも、柊先輩の家の近く……ああ、加須にも1つありますね。それと大宮にもあって、
ちょっと足を伸ばせば糖武宇都宮にもありますし、前は北千住にもありましたねー」
「へー、そうなるとどんどんカオスな路線って感じだね」
 さすがはひよりん、伊達にこみパの女王を目指してない。いや、ひよりんの場合は由宇と
彩の合いの子って感じカナ?
「それでもって、アキバも一直線だし……おお、そうなると錦糸町と渋谷のアニメイトにも行けるね」
「そういえば、最近じゃ幸手や鷲宮やここらへんにも何かの聖地が増えたとか」
「……ひよりん、それは触れてもいいもんか私も正直迷ってたんだヨ」
「そ、そうなんですか?」
 そこは自分らの自主規制コードに引っかかるとゆーかなんとゆーか。
「そーなると、ひよりんの回復スポットもずいぶんありそうやね」
「そうっスね……帰りにいろいろ癒されてきますかー」
 そんな話をしているうちに、ひよりんの顔にだんだん生気が戻ってきた。
「おお、その意気だよひよりんっ! 夏コミ楽しみにしてるからねー」
「はいっ! あ、あと、戻ったら小早川さんと岩崎さんにフォローしなきゃ」
「あんまり心配かけちゃだめだヨ? 自分を追い込んでパワーを出すのもいいけどさ」
「ううっ、肝に銘じておきますー……」
 でもまあ、ここまで来ればあとは大丈夫かな。いい作品、楽しみにしてますよー。
 さて、そっか……糖武線はけっこーなヲタ路線か。そっかー、イイコト聞いちゃったぞ。
くっふっふっふっ。

「ねーかがみんかがみん! 日曜になったら、北千住と草加と新越谷と柏と大宮にお出かけしないかいっ?!」
「うっ……な、なんかヤな予感するからよしとくわ」
「にょろ〜ん」
 あーもうっ! なんで察しちゃうかなっ! かがみんのばかーっ!!
425 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/14(土) 17:21:36 ID:NSnXEbEv
色々探してみたらゾロゾロ出てきて正直吹きました。
ある意味この路線が舞台になってて納得デス。
426名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 17:39:09 ID:Dy329VmB
GJGJ!

やっぱり自分たちの話題は規制ですかね
あとあとややこしいことになりそうですし……w
427名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 17:58:43 ID:C2I8Rcxa
>>425
貴方は電波の神様と専属契約でも結んでるのかと小一時間GJの嵐!
428妄想屋(仮名):2007/07/14(土) 19:06:45 ID:XSB5mKLD
>>425
GJ!
糖武線……恐ろしい路線(こ)っ!


みさおスレでヒントをもらって、一枚描きました。
つ【ttp://poya.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070714183110.jpg

芸名:「糟日部みさお・こなた」
---------------------------
1)ツカミのネタ
 @時事ネタや女子高生の日常ネタが主
2)本ネタ
 @こなたボケ、みさおツッコミ
 A徐々にノリツッコミへ移行、みさおの言ってることのほうが脱線しはじめる
 Bみさおボケ、こなたツッコミに逆転
 Cヒートアップし、どちらも相手にお構いなしに一方的にボケ会話をまくしたてる
  (相手の話を聞いていないかに見えて、ツッコミだけはお互いにちゃんとする)
 Dクライマックス、Cから引き続き一方的にボケているのだが、
  会話の長さが(計算して)ピッタリのため、お互いにツッこむ「なんでやねん!」が毎回ハモる
 Eネタ終了
---------------------------
……なんかこの二人、気が合いそうな気がしてならない俺ガイル。
429名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:00:25 ID:uPFUz7+s
三三三三三三三  (     | >>428
三三三三三     ))    |
三三三三)ミ,((^^彡ミ彡  /    きさまッ!今月のコンプを見ているなッ!
三三三三 ((三三  6)彡//\
三三三∩三ミl三三  /ミ彡 /) |  ついでにみさおスレにも投下したなッ!GJ!
三三三|彡ミ三l三 / \ / /、 |
三三三ヽ_)二 | ̄ ノ / ミl :l、\
三 /二 /ミ ‐v-― ´/ )ミ/ / /ヽ ̄ ̄ ̄ ̄
三/  ̄ /ミ   lミ   (_/ 三`´`´`´

まあ、かがみのクラスメイトで「こなたと似たようなポジション」の子だしなぁ、みさお
ある程度波長が合うのもやむなし…もちろん細かい点では色々と違うが
430名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:04:09 ID:iJZ/zS6Q
かなたさんの遺志は、平成29年9月9日に誕生する
9人の超人に受け継がれるとさっきお告げがあった。
431名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:14:32 ID:hegX/qZZ
>>425
にょろーんちょっと待てwww
あの路線、とんでもないんですねぇ…一つ二つ俺の地元にわけてほしい…
と、本州最西端の県に住む田舎っぺが言ってみるorz

>>428
GJ!!
こなたとみさおの漫才、是非見たいwww
そしてあまりに息がピッタリすぎてかがみが軽く嫉妬、とk(ry
432名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:39:23 ID:EruQH/2M
>>424
ちょw柏は漏れの出身地
433名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:43:53 ID:HVLDEwjg
俺松戸だぜwwww

アニメイトあるけどショボぎる・・・
434名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:21:29 ID:Ufhdk/7S
>>433
俺、今までROMってたけどこの話題は逃すわけにはいかん!
俺も松戸だ!柏はよくチャリで行ってる!高校、大学と糖(東)武線使ってる!
関係ないけど、会計チーフ全巻持ってる!
435名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:22:51 ID:zpfT0ppv
>>430
――――アフリカ!!(AA略
436名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:24:52 ID:HVLDEwjg
松戸ら辺のやつ多いんだなwwww
だから何ってわけじゃないけどな
437名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:51:21 ID:8Bq4HVNd
>>430
ちょwアストロwww

ゆーちゃんとか、直球見送っただけでふっ飛ばされそうだw
438名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:11:59 ID:B+HoKcuE
錦糸町のアニメイトが出てくるとは・・・。
でもあそこ目立たないんだよな・・・。
439名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:24:57 ID:fwHBXjt4
今日みたいな日は

こなた「やぁ、奇遇だね。って、ずぶ濡れてんじゃん、かがみん、傘どうしたの?」
かがみ「仕方ないでしょ、急に降って来たんだから」
こなた「かがみん、台風接近してるの知らなかったの?」
かがみ「うるさいわね、ところでアンタ傘持ってないの?」
こなた「うんにゃ、一つしか持ってないんだよ」
かがみ「傘一つしか持ってないの?使えないわね」
こなた「そ、なんだ・・・・よかったら一緒に入っt、ってうわっ!」
かがみ「隙あり!ヘヘッ、もーらい!!」
こなた「ガキみたいな事しないでよ・・・」
かがみ「ヘヘッ、私が特別に傘に入れてあげるわ。行きましょ」
こなた「私の傘だよ・・・」

みたいなフラグ立つの?
440名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:27:54 ID:sX/RvN0q
A.D2007 7.14 18:00 アダルトショップ前

かがみ「…じゃ、いっちょう行きますか」
みゆき「やっぱり入るんですかぁ?」
こなた「やってやるぜぇ!かがみのためにぃー!」
つかさ「あ、行っちゃったよ…」
かがみ「みんな!行くよ!」
441名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:29:26 ID:y5AUEEoB
津田沼だが錦糸町や松戸にアニメイトがあるのは初めて知ったわ
ともに別の目的でしょっちゅう足を運ぶところではあるが
442名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:33:18 ID:C2I8Rcxa
>>439
「「うひゃあああっ!」」

一歩外に踏み出した途端、傘は暴風によりひしゃげて飛んで行ってしまった。

「か、かがみん!こなた飛んじゃう!」
「なんかあやしいセリフはやめろ!ていうか髪を引っ張るな!」
「抱きついて我慢だ、ぎゅ」
「ど、どこ掴まってんのよーっ!(////;)」
「ど、どこ掴まればいいの?」
「お腹とか・・・」
「・・・・ちょと太っ」

ばこん

「・・・・・・・イタイヨー」
「ほ、ほら!早く帰るわよ」

「(でもちゃんと手は繋いでくれるんだねかがみん♪*=ω=.)」
443名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:40:50 ID:Ufhdk/7S
>>441
松戸は旧バンダイミュージアムの地下1階にさりげなくある。
444名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:44:20 ID:VkW6SMJ1
かがみ様がSに目覚めるのはいつですか><

>>439 >>442
雨の日が好きになった
445ブライアン:2007/07/14(土) 22:44:42 ID:UgAhv1GY
こんばんは、そして初めまして。
らき☆すた歴浅い上、らき☆すた二次作品初挑戦なので緊張です。それでは

題名:Thanks

こなたお姉ちゃん達が陵桜学園を卒業して数年・・・
私達もついに卒業を迎えおのおのの人生を歩み始めた。
え?その前にこなたお姉ちゃん達はどうなたったかって。ご、ごめんなさい。
つい自分の説明が先になっちゃって、最近ますます唯我独尊のゆいお姉ちゃんに似てきた気がするよぉ・・・
ああ、いやこっちの話です。四人はそれぞれの別の道を選んだみたいです。
446ブライアン:2007/07/14(土) 22:48:48 ID:UgAhv1GY
こなたお姉ちゃんの大の仲良しだったかがみ先輩は大学の法学部を卒業し、
今は熱血弁護士として売り出し中、何か格好良くて憧れちゃうな。
447名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:50:33 ID:UgAhv1GY
かがみ先輩の双子の妹で同じくこなたお姉ちゃんのお友達のつかさ先輩は調理師学校を卒業した後、
私やこなたお姉ちゃんがよく立ち寄る喫茶店の見習いパティシエとして頑張っています。
時々こなたお姉ちゃんと一緒に様子を見に行くんだけれど、その一生懸命さが伝わってきて思わず
見てるこっちが緊張しちゃう。
448ブライアン:2007/07/14(土) 22:51:56 ID:UgAhv1GY
最後にこなたお姉ちゃんが完璧超人や歩く萌え要素とか不思議な言葉を言って羨ましがっていたみゆき先輩。
でも確かに完璧超人という言葉は先輩に合っていました。
日本最高峰といわれるK大医学部を主席で卒業して直ぐに
マスコミに期待の天才女医師と称されて注目されている。
まだインターン研修中なのに本当のお医者さんになったらどうなるんだろうとちょっと怖くなったけど、
やっぱりお姉ちゃんが言う
449ブライアン:2007/07/14(土) 22:53:07 ID:UgAhv1GY
そして、肝心のこなたお姉ちゃん。
正直私が一番びっくりした人生を選んだ人だった。
何とお姉ちゃんはそうじろうおじさんと同じ作家さんになっちゃたんです。
ゆいお姉ちゃんじゃないけれど本当に「びっくりだあ」。
本人の話によると偶然応募した作品がコンプティークの偉い編集さんの目にとまり、
連載が決まってしまい、めでたくライトノベル作家・泉こなたの誕生・・・という訳なのです。
ね?びっくりでしょ?人生そんなに美味くことが進むのかなぁ。ゆいお姉ちゃんにしろ、こなたお姉ちゃんにしろ、
本当にうちの家系はすごいなあと実感する今日この頃です。
450ブライアン:2007/07/14(土) 22:54:28 ID:UgAhv1GY
お姉ちゃん達の紹介はこれくらいにして・・・肝心の私達に触れていく事にしましょう。
では改めて、私はこなたお姉ちゃんの従妹・小早川ゆたかです。
よろしくお願いします。私には三人の友達が居ます。
そう、お姉ちゃん達と同じ四人の仲良しグループなのです。
451名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:55:08 ID:r9vLfsnq
割り込みで悪いけど、できるだけ下げような。
452ブライアン:2007/07/14(土) 22:55:30 ID:UgAhv1GY
お姉ちゃんを知る人や私の友達が所属していたアニメーション研究部の部長・
八坂先輩によると「泉こなたとその愉快な仲間たちの再来だ」だそうです。
それだけお姉ちゃん達が学校中で有名だったという事実を知り、嬉しい反面、
お姉ちゃんの趣味を思い出し、悪い意味で有名だったどうしようという不安も
わいてきました。
453ブライアン:2007/07/14(土) 22:59:02 ID:UgAhv1GY
普段は泣かない、というか感情の起伏をあまり見せないあの人が涙を一杯に
流して私に抱きつき「卒業したくない」と何度も囁きました。私は嬉しくて
彼女以上に泣きました、喚きました。恥も外聞も関係なく、私達四人は気が
すむまで涙を流し、泣き続けました。
454名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:00:24 ID:KQvm7WYZ
>>445
まだ途中かも知れんが言わせてくれ。
1レスに30行40行ぐらいは余裕で入るから、数レスを一つにまとめる、という
ことも考えてみてはどうだい。
455ブライアン:2007/07/14(土) 23:00:45 ID:UgAhv1GY
その後に待つもの、それはそれぞれ違った道・・・一番避けたかった、
嫌だった運命。皆も思いはそうでした。でも運命には逆らえない。前
に進むしか方法は無い。私達は一歩を踏み出しました。
その四人の名は、私・ゆたかと親友の岩崎みなみ、田村ひより、パトリシア=マーティン―――
456ブライアン:2007/07/14(土) 23:11:31 ID:UgAhv1GY
ちょっと変わってていつも漫画を描いていた田村さん、マニアックな
事ばかりを知っていてこなたお姉ちゃんと気が合っていたパティさん、
そして私の事を一番気遣ってくれたクールで格好良いみなみちゃん・・・
本当に彼女達は永遠の友、まさに「親友」だった。
あれ?ごめん、ちょっと涙が滲んできちゃったよ。説明の途中に泣く
なんてちょっと情けないな。何故なら私は・・・ああ、その前にその
後の私達がどうなったか、知りたいよね?もちろん、教えてあげるよ。
まずは田村さん。彼女はどうしても漫画を描きたいらしくて東京の専
門学校へ行ってしまった。そして見事卒業。かなり在学中に無茶をした
らしく卒業はギリギリだったらしいんだ。何をしていたのかはお姉ちゃんに
聞けば一発で分かったが、何故か怖くて聞かなかった。いや、聞けないって
言った方がいいかな?だって、お姉ちゃんの不敵な笑みが怖かったんだもん。
今は「ひよりん」のペンネームで連載を目指し、原稿片手に出版社を駆け回っている。
早く田村さんの連載作品が見たいと毎日胸をわくわくさせています。
次にパティさん。何と彼女、母国でも指折りの名門校に主席合格してしまっ
たのです。ちょっとびっくりしました。いや、かなり失礼な言い方かもしれな
いけれど、だって、パティさんっていつもマニアックな話してるか、エッチな
パソコンをやっているかしかしてなかったからあんなに頭いいとは思わなかっ
たんだ。本当に人は見かけによらないって現実にあるんだね。今は卒業間近で
論文作成に明け暮れており、就職先は秘密だという。別に聞いても良かったん
だけど、その時に見せた笑みがあのお姉ちゃんが田村さんの事を聞いた時に見
せた笑みと似ていたのでやっぱり怖くて聞けなかった。本当にあの笑みは
何なの!?やっぱり、マニアックってこわいよ!オタクッてこわいよぉ!!
そして、最後にみなみちゃん。卒業の時に普段は見せない涙を見せて私に
抱き付いた彼女が選んだ道は東京大学進学。彼女を知っている人達は
「親のレールに乗せられ可哀想に」と噂していたが、
本人は「やりたいことがある」だそうです。
みなみちゃんはセンター試験も本試験もすいすいと通っていき、
見事合格したと最初に私に報告してきた。親友が合格したのも嬉しかったが、
最初に報告してきたのが自分だという事がもっと嬉しかった。
その時改めて、私とみなみちゃんが決して誰にも切り離せない絆で
結ばれている正真正銘の「親友」なのだと再確認し、涙した。
彼女も心なしか涙声だったような気がした。
そう、同じ親友である田村さんにもパティさんにもしなかった事・・・
それがお互い涙声での合格報告だった。
パティさんと同じく論文作成に追われ、
流石に忙しくて目が回るとこの前メールで愚痴っていた。
みなみちゃんでも愚痴るんだと笑ってあげたら
『ゆたか、あとでオシオキ』と返ってきて思わずに苦笑いしてしまった。
本当にみなみちゃんは可愛いんだからと思ったから・・・
その返事として『みなみちゃん、就職とどうするの?』と送ると
しばらくの間が空き、私が聞いてまずい事だったかなと心配していると、
彼女の答えはあの日、T大を受ける時に言った時とほとんど同じだった。
『やりたい仕事がある・・・』
私はそれ以上聞かなかった。それが今のみなみちゃんの心境なら
私がとやかく言う資格はないから、干渉する意味はないから。
いや、私の中のみなみちゃんの人物像を貫いてほしかったという
のも少しある。そう、クールで格好良い一匹狼のみなみちゃんで
変わらないで居続けてほしいという願いを込めて、私は最後に
みなみちゃんに送った。単純だけど一番相手に伝わる言葉を―――
『信じているから』
その日、私はまた涙を流し、嗚咽をしたのでした。
457ブライアン:2007/07/14(土) 23:12:39 ID:UgAhv1GY
そして、最後に私の番・・・
これだけ引っ張っといて何だと思う人もいるでしょう。
何故なら私が最後にならなくてはならないのはちゃんとした
理由があるから。それは―――
458ブライアン:2007/07/14(土) 23:20:16 ID:UgAhv1GY
「ゆたかー、電話よ」
「はーーーーーーーーーーい」
ゆたかは最新式のノートパソコンをパタンと畳むと、
母の声がする一階へと向かっていった。
「ありがとう、お母さん」
「ゆたか、無理してない?担当さんも心配してたわよ。
この前熱出したばかりだからって桃缶を送ってきたわよ?」
「うわ、いっけない。そんな気遣わせてたんだ。お母さん、
教えてくれてありがとう。あとで担当さんにも編集さんにもお礼言っておくね」
「分かったから、早く電話に出たら?」
「あっ、そうだ、もしもし?代わりました、ゆたかです」
それまで朗らかな顔だったゆたかの顔が真剣なものになった。
「はい、わざわざ自宅までありがとうございます。
私の携帯電話でよろしかったのに・・・。あっ、知らない番号が掛かってきたら出ない・・・確かにそうですよね。
色々と物騒な時代ですから、仕方のない事ですよね」
電話の相手はゆたかが言う『担当の人』だった。しかし・・・?
「はい、病気の方はもう大丈夫です。お気遣いありがとうございます。
先日は別の社の担当にも迷惑をかけて、本当に頭が上がりません」
どうやら別口の『担当』らしかった。
「はい、はいはい。順調に進んでおります。はい、無理はしていません」
丁寧語を巧みに扱い、ゆたかは対応していくのだが、次第にその顔が曇りだした。
「あの・・・体の事を気遣ってくれるのは嬉しいのですが、
あまり体調の事には触れないでくれませんか?
確かに新人賞授賞式で『あんなこと』を仕出かして過敏になるのは分かりますけれど、でも・・・」
「いやいや、君の場合は体が資本だから。体調を整えて、執筆に励んでください」
「でも気遣いすぎはやめてくださいね?」
尚も体調を気にする担当にゆたかは杭を打った。
「分かりました。それでは執筆活動頑張ってくださいね、YOU先生!」
「はい、毎度ありがとうございます」
向こうが切れるのを確認し、ゆたかは受話器を置いた。
本当に礼儀作法に関して彼女は完璧なまでだった。
その場にみゆきが居たら思わず「ほわー」などという
間の抜けた声を上げながら感心しているであろう。
「ふう・・・」
ゆたかは一休みをする事にし、ダイニングテーブルに座り、
母が用意してくれたホットミルクを手に取った。
「新人賞授賞式・・・確かにあれは凄かったわね。
あんな受賞者、あなたが初めてなんじゃないの?」
台所の方で夕ご飯の支度をしている母がそう言い、
ゆたかはミルクを噴き出した。
「も、もう!お母さん!!あれは仕方なかったんだよ。
前日に興奮して眠れなくて、それで結果的に体調が悪くなって・・・それで・・・」
「期待の新星が前日に興奮して寝れない。
遠足を待ちきれない小学生みたいね。うふふ」
「お・・・お母さん!!も、もう意地悪ーーーーーーーーーーー」
「むふふ、でもなかなか居ないよね。
授賞式の当日に顔を真っ青にして倒れちゃう人なんて。
私でさえ、新人賞の授賞式はカチコチに緊張したって言うのにぃ。
今時流行りのラノベ作家・こなた様からは想像も出来ないでしょ〜〜〜〜〜〜〜〜?」
459ブライアン:2007/07/14(土) 23:24:36 ID:UgAhv1GY
「それは言わないでっていってるのに、うわあ、お姉ちゃん、いつの間に!!」
ゆたかの背後には青い腰までの長い髪をした小柄な女性が
チェシャ猫顔で不適に笑っていた。そう、言わずとも分かるだろう、こなただ。
「こなたお姉ちゃん、久しぶり・・・っていうか、今ここにいていいの?」
「おひさ!と言っても、一ヶ月前だけどね。
最近、編集が調子乗ってきてさ。なかなかOK出してくれないからムカついて抜け出してきた」
「あ、あはははは」
呆れ笑うゆたかを他所にこなたは彼女が
飲んでいる途中だったホットミルクをごくごくと飲み干し、
ふいーっと一息ついた。何だか疲れているように見えた。
「お姉ちゃん、もしかして疲れてる?」
「ちょっとね。ネタが浮かばなくてさ。といっても、
どっかの作家みたいに90%他作品をパロッてたり、
どっかの漫画みたいにオーバーリアクションで料理を食す描写を書くのも嫌だし・・・
ねえ、同業者としてこの気持ち分からない?」
「うーーーーん、私はまだまだ未熟中の未熟だから。
お姉ちゃんになんか手も届かないよ。だから、何も私は言えない」
「にゅーーーーー、ゆーちゃん、それは嫌味にしか聞こえんよ?
処女作が全国一斉発売、しかもベストセラーでどこの幼稚園を探しても存在し、
アメリカ・フランス・韓国の三カ国で既に翻訳化計画が始まっている
売れ売れの人間が何を言う!?」
「お、お姉ちゃん。それ過大評価しすぎだよぉ」
こなたは頭を掻き乱しながら、唸った。
「ああん、もう・・・って私がこの言葉を使ってどうするんだ!!
かがみんに怒られるだろう・・・ってそれは置いといて。
ゆーちゃんは逆に自分を過小評価しすぎなんだよ!謙遜するのはいいけれど、
あまり萎縮しすぎると嫌味に聞こえて嫌われちゃうよ?」
「そ、そうなのかな?」
「そうだよぉ、ゆーちゃんは凄い!!凄まじい!!
だから自信を持っていいんだよ!
そう、いいんだよ〜〜〜〜〜〜〜(BY志村)ってね、
ああ、また脱線しちゃった。とにかく、あの作品を見て、
お父さんでさえ唸り声を上げたんだから間違いない!」
「お姉ちゃんならまだしも、そうじろうおじさんまで・・・」
呆けるゆたかの背中をバンバンと叩きながらこなたは笑いに笑った。
「そうそう、そんなんじゃ、君の最愛の人に嫌われちゃうぞぉ?」
次の瞬間、ゆたかの顔がボンッと茹蛸のように真っ赤になり、
こなたと母親は腹を押さえて笑った。
「ゆーちゃん、分かりやすすぎ」
「あははっ、ゆたか。あなたは本当に昔から変わらないわね」
「うわあああああん、もう!!二人の意地悪!!物凄い意地悪ーーーーーーーーーーー」
ゆたかは顔を真っ赤にしたまま階段を上がっていってしまった。
その様子を見て二人はため息をついた。
「おばさん、本当にゆーちゃんが元気になって良かったですよね」
「そうね、まさか自分から何になりたいって言い出すとは思わなかったわ。
しかも私達が予想もしなかった職業にね」
「やっぱりうちの家系は侮れないって事ですね。
まさかゆーちゃんまで作家になるとは・・・本当にびっくりだあ」
そう、ゆたかは絵本作家になったのだ。
460ブライアン:2007/07/14(土) 23:28:15 ID:UgAhv1GY
何気なく描いたゆたかの絵本をひよりが自分の同人即売会に持って行ったところ、
爆発的な人気が出てしまったという。
その中で偶然にその場に居合わせた大手出版社の編集者の目に入り、
ゆたかは絵本作家にならないかと誘われたのだ。
もともと絵本を書く事が得意で、
それを唯一の自信と思っていたゆたかにとっては
天にも昇るほどの嬉しい報告であり、彼女が作家を夢見るには時間が掛からなかった。
しかしゆたかの病弱さや気の弱さなどを考えた両親は当然の事ながら猛反対した。
さらにこのゆたかの進路には普段は大らかで優しい
そうじろうやこなたをも反対させる事態になった。
ゆたかは自暴自棄になり、生まれてはじめての家出をし、路頭を彷徨った。
その最中で起こる病気の発作、目の前が真っ暗になり、
恐怖心に満たされながら彼女は倒れ・・・なかった。
彼女を受け止める存在が現れたからだ。
そう、みなみだ。ゆたかはまた彼女に助けられたのだ。
事情を説明し、葛藤・迷走するゆたかにみなみは一言言った。
「ゆたかのやりたい事をやればいい・・・私も自分のやりたい事をやるから」
それだけだった。でもそれだけで良かった。
ゆたかは泣いた。卒業式以来になるか、久しぶりに喚きながら人目もはばからずに泣いた。そして何度も何度もみなみにゆたかは「ありがとう、ありがとう」と囁くのだった。
その後、普段ゆたかとは思えない気の強さで両親達を納得させた。
その様子はまるで何かが乗り移ったのではないかと
思うほどの変わりようで皆が圧倒された。
そして、自らの名前を『YOU』と変えて取り掛かった創作活動・・・
やはり一筋縄ではなかった。
夜を通しての過酷な作業、襲ってくる眠気、
いつ体調が崩れるか分からないと言う恐怖心、
色々なものがゆたかにプレッシャーとなって圧し掛かってきたが、
彼女はみなみの言葉を思い出し、その全てを振り払い、絵本を書き続けた。
そう、自分を勇気付けた『やりたい事をやればいい』という言葉を頭に入れて。
そして完成した絵本。
461ブライアン:2007/07/14(土) 23:30:09 ID:UgAhv1GY
それは自分達四人を題材にしたものだった。
ある四つの国にそれぞれお姫様が居り、彼女達は仲良く
集っては遊んでいたのだが、国の戦争により離れ離れになってしまう。
一人は敗戦国として国を追われ、二人は勝利国の奴隷として
働かされる毎日を送る。そんな時が何年も続き、
お互いの事を忘れ掛けた時、ついに過去の戦争の精算命令が下り、
四人は再び会えるという単純なものだったが、これが空前の高評価を得た。
そしてマスコミに『期待の新星』と銘打たれて受賞したK社絵本部門新人賞。
授賞式で卒倒するという彼女の様子は伝説となり、
絵本界の宝を重宝しなくてはいけないと
K社を筆頭に各社が彼女の体調に細心の注意を払うと言うのが現在までの経緯だ。
本当に高校時代のゆたかにはありえないものだった。
しかし現に彼女は絵本を執筆し続けている。
こなたが先に言ったように処女作は世界進出も決まっている。
本当に凄まじいの一言だ。
しかし彼女は一切の自慢をしない。それどころか自分はまだまだと言う始末だ。
このいき過ぎた謙虚さは後で逆風になる。こなたと同じ事を思ったH社は彼女に
新たな執筆の道を切り開かせた。そうそれは・・・
462ブライアン:2007/07/14(土) 23:32:04 ID:UgAhv1GY
ゆたかは慌てるようにパソコンを開き、電源を入れた。
すぐに縦書きの原稿用紙に設定してある
マイクロソフトWordが画面に現れた。そして彼女は軽快に指を叩き始めた。
『・・・それは、私が今まで紹介人間無しには
今の自分はなかったと思います。だから私は自分を最後にしようと思いました。
しかしこれは決して謙遜ではありません。
これは私に関わってきた全ての人に対しての感謝を送るためです。
時々、私を笑わせてくれた親友の田村さんとパティさん、
病弱だった私を気にかけ助けてくれた二人のお姉ちゃん、
私を育ててくれたお父さんとお母さん、そして人生の「親友」のみなみちゃん。
本当に・・・本当にありがとう。心から感謝します。
そして、最後にあの時絵本作家になる事を諦めなかった私自身・・・
あなたに一番の感謝を送りたいと思います』
最後にそう書き記して、ゆたかはため息をついた。
「馬鹿だな、お姉ちゃんも。私だって、それなりに成長をしてるんだよ。
そう、着実に自分の殻を割っているんだよ・・・
さあ、これがどういう結果をもたらすか分からないけど、
今日から私は絵本作家のYOU先生じゃなく、
絵本作家兼エッセイストのYOU先生になるんだぞ!!」
万歳をしながらゆたかははっきりとした声でそう叫んだ。
そして、それと同時に彼女の携帯電話の着信音が鳴り響いた。
曲はみなみがよく弾いていた曲「トロイメライ」・・・
ゆたかは迷わず手に取った。
「もしもし、ゆたか。久しぶり・・・執筆の調子はどう?」
「お久しぶり、みなみちゃん。今最高のが出来上がったところだよ。題名はね・・・」
一呼吸置いてゆたかはゆっくりと言った。

【Thanks】

463ブライアン:2007/07/14(土) 23:32:56 ID:UgAhv1GY
長々と本当に失礼しました。
464名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:36:41 ID:l+mXYyXQ
リアルタイム遭遇!
GGGGGGGGGGGGGGGJ!!!!!

…ところデ、『オシオキ』ってどんなのですカ、みなみサン?w
465名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:41:50 ID:FAJ3f195
>>463
GJ!
みんな幸せに暮らしてそうでいいな
466名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:42:36 ID:Dy329VmB
新人さんいらっしゃ〜い
とりあえず乙です

携帯からだったのかな?
sageとか行数とかは、次があれば、その時気をつけてくれればいい
できればどれほどの長さになるのか、レス数をあらかじめ宣言してくれるとありがたいかな
あとは

467ブライアン:2007/07/14(土) 23:48:16 ID:UgAhv1GY
>466さん
どうも、こんばんは。PCからです。
すみません、慣れていないもので、長さとかレス数入れ忘れてました。
次から気を付けます
468ブライアン:2007/07/15(日) 00:02:04 ID:aFZBuD8t
パティの呼び方をかなり迷いました。
気付いてみると二人が会話しているのがあまり見かけられなかったから・・・
「パトリシアさん」でもよかったんですが。あえて、パティというあだ名に「さん」をつけて
パティに「あだ名に『さん』付けするって変だよー」というツッコミを入れられる
ゆたかを想像して書きました。
このところ、どうでしょう?
469名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 00:23:16 ID:MJLJkQXX
>>468
長い作品、本当に乙。

次は区切りのいい所で改行とかしたらきっと良くなる。文字と文字が詰まってたら人間って読むのが面倒に感じるらしいし。

あと、自分で仕込んだネタを突っ込んでもらえなくても、自分から振らないほうがいいかも。
見つけてもらえるように誘導するのもきっと腕の見せ所!

…と、自分自身たいしたレベルじゃない俺が言ってみる。下手くその戯言だから、参考書程度にドゾー

470名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 00:25:03 ID:0lPVwmOi
助言を素直に聞くブライアン萌
471ブライアン:2007/07/15(日) 00:27:34 ID:aFZBuD8t
>>469さん
助言ありがとうございます。
凄くためになりました。次の作品に活かしたいと思います。
472名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 00:28:28 ID:4poXOkQN
こなた「ブライアンといえば10cmの爆弾だよね」
かがみ「……あんた、いつの生まれだ」

力作乙!血は争えないんですなあ。
473名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 01:09:02 ID:spaRB66d
ブライアンといえばシコたんやろ、常s(ry…

まあ、神宮で頑張ってくれや。その節はサトが世話んなったしな。
474名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 01:46:32 ID:aA1tO01x
>>463
GJでした!
まああれだ、改行うんぬんとかは、そのうち慣れていけばいいと思うよ。
俺も初投下時は、読みにくいと言われたもんだ。

…とかえらそうなこと言えるほど上手い文は書けない俺だが、ちょっと>325
の雷と、今うちのエリアに最接近中の台風から受信した電波を変換してみる。
2レスほどお借りしますね。
475嵐の夜に(1):2007/07/15(日) 01:51:18 ID:aA1tO01x
【嵐の夜に】
『台風4号は、午後9時現在、千葉県館山市の西30kmの海上にあって、時速35キロの速さで北東
に進んでいるものと見られます。中心付近の気圧は975hPa、中心付近の最大風速は30m――』
柊家一同は、居間に集まり、番組の予定を変更して台風情報を延々と伝えているニュースを見ていた。
家の外は、暴風域がかなり近くまで迫っているだけあって、風がかなり吹いている。雨戸を閉めていても、
何かが風で飛ぶ音や、樹木が揺れて葉がこすれる音、電線が鳴る音なんかが聞こえる。また時折雨も
降っているようで、その音が聞こえる。―――そして、つかさの震える音も聞こえる。
「つかさ。怖いのはわかったから、やたら私にひっついてくるのはやめてくれ。暑苦しい」
かがみが呆れ顔で言うと、つかさはようやくかがみの腕を掴んでいた手を離した。

「まったく、あんたは大げさすぎるのよ、ほんとに」
しばらく後、寝る前になって、つかさの部屋でかがみはつかさに言った。
「じゃ、私も寝るから。夜中にトイレ行けない、とか言って起こさないでよね。おやすみ」
そう言い残してかがみは、自分の部屋に戻った。
 そのしばらく後、夜の空をほんの一瞬明るく照らす光が見え(つかさの部屋等には雨戸はなかった)、
数秒後に轟音が鳴り響いた。それとほぼ同時、柊家にはつかさの悲鳴にも似た叫び声が響いた。
 「お、お姉ちゃ〜ん!」つかさはすぐさま、かがみの部屋に駆け込んだ。

「ほんとに…あんたは小学生か!」
かがみは、自分と一緒の布団にもぐりこんでいる双子の妹に対して言った。
「だってぇ…お姉ちゃんは怖くないの?」
「全く怖くないって言ったら嘘だけど、…少なくともあんたの行動は、高校3年生のものではない」
外は相変わらず強風が吹いていて、雨戸のない窓には圧がかかっているのがわかる。突風が吹いた
ら割れるんじゃないか、と思う瞬間もある。雷の鳴る音も時折聞こえる。先日見た、落雷による火災の
ニュースが頭をよぎる。まさか…とは思うけど、その確率は完全な0ではないのも確か。
(つかさには強く振舞っているけど、…悲観視するって、結構怖いものね)
かがみがそんなことを考えたとき、突風が吹く音が聞こえ、同時に部屋が真っ暗になった。
「えぇっ!な、なに!?お姉ちゃん!」
停電らしい。つかさは気が動転して、すぐ側にいるはずの姉の体にできるだけ密着しようとする。
「あーっ、だから暑苦しいって!というか落ち着きなさい!ほら」
そう言いながらかがみは、手探りで携帯を探し出し、顔の前で開いた。待ち受け画面の明かりが、
かがみの顔を照らす。それを見てつかさは安堵の表情を見せた。そのうちに、部屋の電気も点いた。
476嵐の夜に(2):2007/07/15(日) 01:56:34 ID:aA1tO01x
 「わたしね、本当に、わたしが妹でよかったなぁー、って思うよ」
「いや、姉とか妹とかいう以前に、高校3年でこれはどうなの、って思うけどね」
結局今夜はつかさと一緒に寝ることにしたかがみだが、一応そのことは言っておく。
それを聞いてちょっと申し訳なさそうな顔をしたつかさを見て、さらにかがみは続ける。
「それに、…来年の今頃も一緒にいられるとは、限らないんだからね?」
かがみにはかがみの、つかさにはつかさの進路というものがある。そして、それを目指すためには、
避けて通れないこと――例えば、親しい人との別れ――それが一時的にしろ、が少なからずあるはず。
「そっか――― でも、あんまり実感わかないね」
「私も、まだあんまり実感ないけどね。今自分で言って、初めて自覚したみたいな感じ。」
かがみは、さっきより少し声を明るくして、笑って答える。それを見て、つかさも笑顔を見せる。
 そういえば、外がだいぶ静かになった気がする。まだ台風はそんなに遠くに離れていないはずだから
一時的なものかもしれないが、風も雨も、雷も、今はほとんど止んでいるようだ。

 「はぁ、そろそろ眠くなってきたよ。お姉ちゃん、おやすみ。」
「おやすみ、つかさ。」
そう言ってかがみは、つかさの頭を少しなでてやった。
 「あ、そうだつかさ、そろそろ電気消していい?寝るにはまぶしいと思うんだけど」


 次の日…は祝日だったのでその次の日。久しぶりに、雨の心配なしに登校ができる、いい天気だ。
こなたは、ゆたかと共に、糟日部の駅前で待つかがみ、つかさの許にやってきた。
「おーっす、かがみ、つかさ」
「こなちゃん、ゆたかちゃん、おはよー」
「あんた、今日は普段よりテンション高いわね」
「まあね。―――ほら、台風が来てる時って、なんかテンション上がんない?」
「あんた、そういう不謹慎な発言は控えたほうがいいと思うぞ」
諭すかがみ、うなずくつかさのどちらも無視して、こなたは続けた。
「まあそれは大した理由じゃないけどね。週末だったから学校が臨時休校になるわけでもなかったし、
そもそも過去形だし。――いや実はね、台風の夜、雨風とか雷の音に怯えたゆーちゃんが私の部屋に
来て、『こなたお姉ちゃん、一緒に寝ていい?』って言ってきて!で、一緒に寝てあげたんだけど、
寝顔とかもうすごいかわいいの、あれはもはや『萌え』ってレベルじゃねーぞ!ってくらい――」
「うわぁ!こなたお姉ちゃん、もう言わないでぇ!」
こなたの発現に顔を赤くしたゆたかが、こなたの口に手を当てて、それ以上言わないように頼む。
それを見て、つかさは、顔だけで笑っていた。
477名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 02:01:42 ID:OEaoJ0//
GJ!
甘えんぼつかさかわいいよつかさ
なんだかんだ言って一緒に寝てあげるかがみかわいいよかがみ
従姉を萌えさせるゆたかかわいいよゆたか

こなたは「みゆきさんと組むと」って言ったけど
むしろつかさと組んだほうがいいと思うんだ
478名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 02:06:19 ID:aA1tO01x
はい以上です。うっかりしてたぜ…>474の時にタイトル告知すんの忘れてた。
さらに>476で【Fin】つけるのも忘れた…。お粗末さまでした。

 さて、うちのエリアではそろそろ(ようやく)、らきすたの時間だ。
先日調子に乗って買ってしまったチョココロネでも用意して待つとするか。
479名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 03:39:05 ID:GWaRZlun
>>270
相当こなたなメメメメメリケン!
480名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 04:12:15 ID:nxHSp54x
>>478GJ!
なんか名作続きの悶え続きで疲れて眠くなってきたよパトラッシュ・・・

もしよければこなゆたサイドも書いて頂けませんか?時間があったらで構いませんので・・・
481478:2007/07/15(日) 10:36:26 ID:aA1tO01x
台風が過ぎて天気が回復したんで、今日は久々に洗濯ができたぜ…。

>>480
>07/15(日) 04:12:15
その時間なら眠くもなりますってwというのはおいといて、
こなゆたサイドは皆さんに脳内補完してもらって…でもいいんだけど、あの終え方は、書くよ、
という自分へのフリに見られても仕方ないか。ある程度想定していたことではあるし。
明日は祝日で休みだし、期待に沿えるほどのものができるかは分からないけど、書いてみますわ。
482名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 11:00:07 ID:akugBahL
>>445-450
を読んでると、俺もしっかりせなならんなーと
思い始めた。夢や目標がある人ってやっぱ
生き生きとしてるし魅力的だな。
483名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 14:17:59 ID:Cgp0rTmE
ニコ厨といわれても構わん。俺は貼るぞおお!
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm617401

まあ、このスレの住人なら既に見てる気もするが・・・
484名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 15:24:39 ID:1oUNOYJV
>>483
最近こなかが派からつかかが派に目覚めそうだから困る
4854−601:2007/07/15(日) 15:50:34 ID:BhylJqHu
 前回レスくださった方、ありがとうございました。
 今回で一区切りということで、スレに投下させていただきます。
 13レスお借りします。

○萌えドリル特典のゲーム体験版の続きを勝手に妄想したSSです
○前回までの話は保管庫を参照してください
○男キャラは便宜上白石みのるとなっておりますが、各自脳内変換してお楽しみください。
○苦手な方はスルーしてください。
486こなたルート・Lucky 5ive Star(1/13):2007/07/15(日) 15:51:42 ID:BhylJqHu
 脳味噌を掻き回すようなけたたましい目覚ましの音で俺は目を覚ました。口から意味の分からないうめき声
を漏らしながら、手を伸ばして目覚まし時計を一発ぶん殴る。それで睡眠を妨げる超音波は綺麗に消えて無く
なった。
 よし、それじゃおやすみ。
 というわけにはいかないのだった。俺はかろうじて、ぎりぎり最後の一線で理性を取り戻し、顔を上げた。
 あー、と呻いて大きくあくびをする。ついカッとなって暴行してしまった目覚まし時計は俺に抗議をするよ
うにうつ伏せに倒れていた。今は反省している。と思いながら起こして時間を確認すると、休日ではない、平
日にアラームが鳴る時間。そう、アラーム設定をカットしないで寝たのは俺だ。つまり、目覚ましがなったの
は俺がそうしたからだ。
 ああ、まったく。
 毛布を蹴り上げると、体を起こす。このままずっと寝ていたい気分だったが、そうもいかない。むしろ今日
引き籠もってしまえば、それで本当に終わりだろう。
 ああまったく、難儀なもんだ。
 少しぐらいヤサグレてても許されないだろうか。そんなことを考えながら着替えて、階下に降りる。いつも
通り洗面を済ませて、朝食を食べる。いつもの席。隣にこなたはいない。当たり前のことではあるけど。
 朝食を食べ終え、財布しか入っていない鞄を肩にかけて家を出る。車庫から自転車を引っ張り出して、サド
ルに座る。左手で右肩を押さえて、毒されてるな、と苦笑い。
 いい気なもんだ、と俺は思う。本番までの練習は今日と明日を残すだけ。舞台自体はまあ、通してなんとか
できるかなというところまでは来ているが、俺は今それよりも別のことに意識がいってしまっている。本当に
いい気なもんだ。きっとこうなるだろうから文化祭が終わるまでは動きたくなかったのに、結局この有様。
 なんとかなるか?
 なんとなするさ。そうしなきゃいけない。俺にとっても、たぶん、こなたにとっても。
 さあ、行こう。
 俺は地面を蹴って、自転車のペダルを踏み込んだ。
487こなたルート・Lucky 5ive Star(2/13):2007/07/15(日) 15:53:08 ID:BhylJqHu
 もし街中でUMAでも発見したら、こんな目で見てしまうのではないか。そんな風に俺を見ている姿が、そ
こにはあった。家まで行ってやろうと思っていたのだけれど、途中の道で掴まえられたのは帰って好都合なの
かもしれなかった。さすがに女の子の家に上がり込むのは勇気がいる。いや、勇気とかそういうレベルの話じ
ゃないような気もするけど。
「よう」
 あ、固まってる。まあいいか、と思いながら俺は自転車の向きを変える。進行方向。コイツの向かう方向だ。
「ちょ、待って、昨日の今日だよ?」
「そうだな」
「なんでそんなふつーなの」
「と言われてもな。柊姉に引っ張ってこいって言われてるし」
「それだけ?」
 俺は肩を竦めて、笑って、その言葉には答えなかった。やっと回ってきた俺のターンだ、好きなようにやら
せてもらうさ。
 なあ、こなた。オマエがそうやってたみたいに、さ。
「もし、それだけだ、って言ったら?」
 俺がそう言うと、こなたは唇を尖らせて黙る。それが面白くてまた俺が笑うと、さらに不機嫌そうな顔にな
る。それがまた楽しい。無限ループのように回っていく感情。こなたは俺から目を逸らしたまま、自転車の後
ろに飛び乗った。俺の肩に手をかけて、後輪のステップに足をかけて。いつもの場所、いつもの重さ。
 ペダルを漕ぐと、一秒前の風景が後ろに流れていく。ロクに油も差していない車輪は、軋んだような声で抗
議する。まあ、今日でも帰ってきたら油差してやるからもうちょっと我慢しろ。そんなことを考えながら、自
転車は俺たちを運んでいく。
488こなたルート・Lucky 5ive Star(3/13):2007/07/15(日) 15:54:10 ID:BhylJqHu
 こなたは黙り込んだままで、俺も喋らないままで、駐輪場に自転車を止め、二人で改札を潜る。電車に乗り、
いつもより空いている電車の中を歩き、空いている座席に座る。
「何怒ってんだ?」
「怒ってない」こなたはふうっと息を吐く。「怒ってるわけじゃないけど……」
「迷惑か?」
 こなたはその言葉に答えずに、小さく俯いた。肯定したようにも、否定したようにも見える。長い髪が、そ
の動きに合わせて小さく揺れた。サイドから流れた髪が、俺から見えないようにこなたの表情を隠す。まるで
髪までちゃんと本体の意志を汲んだような動きだった。
 糟日部駅に着くまでの、そう長くない時間、そのまま俺たちは電車に揺られていた。がたん、と揺れて、肩
がぶつかる。離れて、もう一回触れて、そして、その後はずっと触れたままだった。こなたは何も言わなくて、
俺も何も言わなかった。こなたの表情は相変わらず見えなかったし、俺もそっちに視線を向けたりはしかなっ
た。何故かそうした方がいいような気がした。
 不意に、こなたの方から感じる圧力が増す。何故かぐいぐいと押してくるこなたの肩を、やり過ぎないよう
にして押し返す。
「何だよ」
「べっつにー」
「ほほー」
「みのるが邪魔なだけだもん」
「はん、人の半分で十分だろ」
「……三分の二くらいだもん」
「五十歩百歩って諺知ってるか?」
「五十歩の人は五十歩目で踏みとどまったんだヨ」
「言ってろ」
 そんな小学生レベルの会話をしているうちに、いつのまにか降りる駅に到着する。耳障りなブレーキ音を立
てて電車が停止する直前に、こなたは立ち上がった。それと同時に、俺の右手も一緒に持ち上がる。なんだ、
と思ったら、俺の右手首が、こなたの左手に握られていた。
「……行こ」
 引きずられるように俺は電車の座席から立ち上がって、文字通りこなたに引きずられながら電車を降りた。
ホームに降りてちょうど三歩歩いたところで、こなたは俺の手首から手を離す。けれど、歩む速度はそのまま。
 こなたの掴んでいたところを、反対の手で軽く叩くと、俺はその小さな背中を追いかけて歩き出した。
489こなたルート・Lucky 5ive Star(4/13):2007/07/15(日) 15:55:27 ID:BhylJqHu
「ええと、それでは、練習を始めましょう」
 集まったメンバーの前で、高良さんがそう宣言する。が、誰も動かない。動けないと言った方が正しいか。
いきなりそう言われてもどうしたもんだか。視界の端っこで誰かが、はあ、と嘆息した。そちらを見ると、柊
姉が左足を引きずりながら歩み出て、高良さんの隣に並び、俺たちの方に向き直った。
「はい、それじゃあ道具班はステージの準備ね。それできたらすぐ通しでやるから役者班は各自声出し。小道
具は小道具で、ちょっと押してるからどんどん進めて。はい動くっ」
 ぱん、と柊姉の手のひらが鳴る音で、みんなが動き出す。高良さんがリーダーなら柊姉は裏ボスって感じだ
な。そしてああいっておいて、口出ししちゃった、と少し後悔したようなそぶりを見せているあたりがなんと
も彼女らしい。そんなことを考えていたら、ぱしん、と頭を叩かれる。すぐ目の前に柊姉の顔があった。
「ボケっとしないの。主役なんだから、しっかりしてよね」
「もう一人の主役にも言ってやってくれ、それ」
「こなたの方がしっかりしてるんじゃない?」
 まさか。柊姉にそう認識されているなんてショックで倒れそうだ。この学校って屋上あったっけ?
「……ほんっと、ノリが同じよね」
「心外だ」
 誰と同じなのか知りたくないからあえて聞かないけれど、とても心外だ。
 柊姉は何か疲れたようなため息を吐く。影のボスとしてはいろいろ気苦労があるんだろう。なかなか察して
あげることはできないが心と体の健康には気をつけて欲しいものだ。
「ツッコむのもダルいわ……」
 ふう、と彼女は息を吐く。
「大丈夫なのね?」
「今更だろ」
 今更ダメだっていったところでどうにもならないだろう。もうこんなところまで来てしまったんだ。「でき
る」って言うしかないじゃないか。
 それに。
「最後まで、やりたいんだ」
「そう」
 柊姉は「しょうがないわね」とでも言わんばかりの顔をして腰に手を当てる。
「やっぱり私のせいで巻き込まれたみたいなもんだから、一応気にはしてたの」
「前も言ったけど」両手を広げて、俺は言った。「気にしないでくれ。もう手遅れだ」
「手遅れ?」
「そう、手遅れ」
 意味が分からない、と柊姉は首を傾げる。手遅れなんだよ、と俺は思った。いつからなんてことはもう分か
らないけど、ここまできてしまったらもう手遅れなんだ。他の奴にこの場所を譲ってやる積もりなんて、もう
無いんだ。
 首を傾げている柊姉の視線が動く。俺から、俺を通り過ぎて、その後ろに。それを追いかけるようにして振
り向くと、そこにはこなたがいた。俺が振り向いたことに、なぜか少し驚いているようだった。
「こなた?」
「あ、かがみと話してたんだよね?」
 ごめん邪魔しちゃった? とこなたは自分の髪を触る。
490こなたルート・Lucky 5ive Star(5/13):2007/07/15(日) 15:56:56 ID:BhylJqHu
「いや、もう終わった」
 そう言って柊姉に視線を向けると、急に振られてきょとんとはしていたが、とりあえず頷いてくれた。
「どうした?」
「ん、ちょっと台詞合わせて読みたいなって」
「わかった」
 それじゃ、と柊姉に向かって片手を上げる。彼女は俺に向かってにやりと笑うと、
「なるほど、手遅れなのね」
 と言った。何が、とは言わず、それだけを。まったくどうしようもないことに、その通りなんだ。いつの間
にこんなことになっちゃったんだろうな。本当に不思議でしょうがない。
「何が手遅れ?」
 こなたが俺を見上げてそう聞いてくるけれど、答えられるはずもない。俺は肩を竦めて黙秘権を行使し、柊
姉はにやにや笑いを消そうともしない。
「さぁな」
 柊姉のにやにや笑いはまあ客観的に見て魅力的であると言ってもいいような気がするのだけれど、それが向
けられている対象が自分だということを考えるといつまでも見ているのはさすがにしんどい。そんなわけで俺
はこなたの背中を押してさっさと退散することにした。
「なに? ねえ、手遅れってなんのこと?」
「気にしない気にしない。ハゲるぞ」
「みのるのハゲー」
「オマエは俺を怒らせた」
「きゃー」
 別に俺はハゲてるわけじゃないんだ。うん、本当に。でもさ、なんかそう言われると落ち着かないものがあ
るというか。生え際とか気にしてる訳じゃないんだ。家系的にも大丈夫だし。でもなんかムカつくのはもうY
染色体に組み込まれた本能というものなんじゃないだろうか。
「白石くん」
 狐のような身軽さでさっさと逃げていくこなたを追いかけようとした俺に、柊姉の声がかかる。走り出そう
とした姿勢のまま、俺は顔だけをそっちに向けた。
「こんど、詳しく聞かせてもらうからね?」
 満面の笑みでそんな恐ろしいことをおっしゃる彼女に、俺は曖昧な笑みで答えた。その時が来たら俺は全力
で逃げることにしよう。逃げ足にはそれなりに自信はあるんだ。いろいろ彼女にしゃべる役はこなたにやって
もらおう。なんだかあることないこと吹き込みそうな気はするが、現状の誤解以上のものにはきっとならない
だろう。
「ごめん、ちょっとどいてー!」
「うらー、待ちやがれー!」
 道具を準備したり台詞合わせをしていたりするみんなの間を縫ってご迷惑をかけまくりながら、結局柊姉が
キレて怒鳴りつけてくるまで、俺とこなたは体育館の中を走り回っていた。
 うん、あとでやっぱり怒られて二人で正座させられたのだって、きっと些細なことだ。
 でも高良さんの笑顔が怖かったから、今後は逆らわないようにしようと思う。
491こなたルート・Lucky 5ive Star(6/13):2007/07/15(日) 15:58:28 ID:BhylJqHu
「こなちゃん、白石くん、こっちきてー」
 正座から解放されて、二人してパンチドランカーなボクサーのようによたよた歩いていると、そんな声に呼
ばれる。
「つかさ?」
 こなたが声のした向く。俺もそれにならってそっちを見た。そこには、じゃーん、とか自分で効果音をつけ
て、服を広げている柊妹がいる。
「わ、これ衣装?」
「そうだよー。できたんだよー」
「おお、つかさすごい!」
 飛ぶようにしてこなたが柊妹に駆け寄り、いくつかある衣装を次々に手にとっては眺める。俺もせめて自分
が着なければならないもの位はチェックしておこうと、二人の傍に歩み寄る。明らかに女性物は違うとして、
残っているのはなんか襟元にフリルついたシャツ。まさかこれを着ろというのか。
「あ、いいね」俺が手にしたものを見て、こなたが言う。「これ着て、アレやってよ。『異議あり!』って」
 検事の方か。そういえばこんなのついている服インナーに着てたような気がする。こなたの方はいろいろく
っつけたドレス風の服。ワンピースでも改造したんだろうか。
「うん、私の昔のだけどね」
 柊妹が言う。まあ、ジュリエットの体格を考えたら十分だろう。俺のそんな思考を読んだのか、こなたは頬
を膨らませる。
「成長してるもん」
 はいはい、と流して、俺は衣装の中に紛れた一つの小道具に気付く。む、これは。
「お?」
 それを手に取った俺を、こなたが覗き込む。やっぱり反応したか。
「これは」
「アレか」
「アレだね」
「やっぱりアレか」
 アイコンタクトと単語トークで意思疎通をする俺たちを、柊妹が目を丸くしてみている。
 まあ要するに、俺が手に取ったのは、おそらく仮面舞踏会のシーンで使うであろう、仮面だったのだ。そし
て仮面といえばアレだ。そう、アレしかない。
 真夜中の一等星のように、こなたの瞳が輝く。
492こなたルート・Lucky 5ive Star(7/13):2007/07/15(日) 16:00:12 ID:BhylJqHu
 メリハリというのは大切だと思う。いくら休日だからといって一日中ごろごろしていると本当に何も残さず
に休日が終わってしまうのと同じように、物事には緩急が必要である。一日中ごろごろしているよりは、ちょ
っとでも外に出て何かをした方が、一日は充実したものになる。それと同じことで、練習の中にもちょっとし
た潤いが必要だと思うんだ。
「……だからってそんなアドリブはいらないのよっ!」
 俺の屁理屈を一蹴して、すぱん、と頭を丸めた台本で叩く柊姉。違うんだ、台詞を全部トミノ語にアレンジ
したのはこなたの仕業なんだ。俺は言われるままに従っただけなんだ。
「私がんばったヨ!」
「無駄な方向に頑張りすぎだ!」
 ちなみにここにいるメンバーには大受けだったことは強調しておこう。なにしろラストシーンは「それはエ
ゴだよ!」「ユニヴァァァァス!」とかいいながらロミオとジュリエットが戦う超展開だ。そりゃオルファン
だって宇宙に飛び立って石ころ一つガンダムで押し返してみせるさ。エンドクレジットには超監督泉こなたの
名前が必要だな。
 練習後の余興としてはなかなかだった。むしろこっちを気にしすぎて本当の練習がいつの間にか終わってい
たような感じだ。まあその結果俺とこなたは本日二度目の正座を強いられているわけではある。
「かがみー、足痺れた」
「反省しなさい」
「はんせー」
「同じく、反省」
 右手を伸ばして、項垂れて、反省のポーズ。古いな。
「あんたらはほんっとにもう……!」
 ぎりぎりと台本を絞りながら、呻くように声を出す柊姉。ちなみに高良さんは練習終了の報告に職員室へ行っ
ていて不在だ。だからこそ決行したとも言えるけど。
 まあいいじゃん柊ー。面白かったよ? 明日リハーサルできるし、大丈夫だって。劇自体はちゃんとできて
たじゃん。つうか、本番おまけでこれやらね? それとなく周囲からのフォローが入って、俺はうんうんと頷く。
やっぱり俺たちのやったことは間違いじゃなかった。でも本番でやるのは勘弁な。
「本番、本当に頼むわよ?」
「間違ったらアドリブで」
「するなっ!」
 とりあえずツッコミを入れてから、はあ、と大きなため息を吐く柊姉。
493こなたルート・Lucky 5ive Star(8/13):2007/07/15(日) 16:01:58 ID:BhylJqHu
「ほんっとに、手遅れなのね」
「まあな」
「言っとくけど、褒めてないから」
「ありがとう」
「褒めてないっ」
 言うだけ言って、柊姉はくるりと振り返り、声を上げる。
「じゃ、今日は終わるよ。もうすぐみゆきも戻ってくるから、片付けしちゃおう」
 おー、とばらばらな返事が上がり、ぱたぱたとみんなが後片付けに走っていく。俺たちはどうしたらいいん
だろう。ひょっとしてこのまま正座か。ひょっとしなくてもそうなのか。そう思いながら柊姉を見ると、俺の
視線を鼻で笑い飛ばしてさっさと遠ざかっていく。自主的に反省を形で表せってことか。
「面白かったー」
 隣で同じように正座されられているこなたは、本当にそう思っている声で、言った。俺もまったくもって同
感だ。
「みんなノリノリだったネ」
 その通りだった。その場のノリで俺たち以外の役者も乗ってきてくれたから盛り上がったのだ。みんなトミ
ノ好きなんだな。それが何より驚きだ。
「なんか俺、もう本番終わったような気がする」
「ああ、わかるわかる。萌え尽きたぜ真っ白によ、ってカンジだよネ」
「なんか漢字違くないか?」
「合ってるよ?」
「そうか」
 それならいいけど。あんまり不用意に『萌え』って言うもんじゃないような気がするからな。いや、特に意
味はないんだけど。
「さて」
 足を崩して、俺は立ち上がる。ほとんど感覚がなくなってる。きっつい痺れが来そうだ。
「あれ?」
「片付け手伝ってこよう。たぶん、それでいいだろ」
「そうかな」
「いいんじゃないか?」
「そうだネ」
 それじゃあ、と立ち上がろうしたこなたが体育館の床にころんと転がる。髪の毛が増えるわかめのように地
面の上で波打っていた。ぽかん、と俺はそれを見ている。
「……どうした」
「足痺れて、立てない……」
 情けない声で、こなたはそう言った。笑って俺が手を差し出すと、その手に掴まって、こなたはよろよろと
立ち上がった。
494こなたルート・Lucky 5ive Star(9/13):2007/07/15(日) 16:03:41 ID:BhylJqHu


 帰り道。
 駅で反対側に乗る高良さんと別れ、電車の乗り換えで柊姉妹と別れ、結局俺はこなたと帰ることになる。ま
あ、いつも通りといえばいつも通りだ。みんなといるときは全然普通だった、むしろいつもよりもテンション
高いくらいだったこなたは、今は口数も少なくなって、どこか不満げに唇を尖らせている。
 どうした、とは俺は聞かなかった。俺の感じていることが正確なのかどうかなんて分からなかったけれど、
今は黙っておくのがいいと思った。二人で電車を降りて、改札をくぐり、駅から出る。昼下がりの日射しはま
だまだ夏の名残を残していて、地面に伸びる影すら暑そうに喘いでいるように見えた。
 俺は自転車を、駅の駐輪場から引っ張ってくる。こなたはそんな俺をじっと見て、その後視線を逸らすと、
歩き出した。
 今ここで俺が自転車に乗ったまま、こなたを追い越していったらどうなるんだろう、と一瞬だけ思った。こ
なたの背中を見ながらそんなことを思った。そして、その背中は、俺がそうすることを最初っから想定してい
ない背中だった。
 俺は口元に苦笑いを貼り付けると、自転車を押してこなたの後を追う。少し駆け足で隣に並ぶと、そのまま
速さを揃えて歩いていく。
「今日は、なんか、なし崩し的に普通にしちゃってたけど」
 足音だけが響く。俺のスニーカーがアスファルトの上を滑る音。こなたのローファーがアスファルトを叩く
音。時期を少し間違えた蝉が断末魔のように無く声。
「……なんで、いつも通りなの?」
 その言葉を、俺は危うく聞き漏らしてしまうところだった。ああ、と吐息のように言葉を吐く。
「今更変えられないだろ」
「その気があれば、簡単じゃない?」
「そうかもな」
「でも、そうしないんだ?」
「そうだな」
「怒ってるんじゃ、ないの?」
「俺は」こなたが足を止めたから、俺も足を止める。「こなたが何を言いたいのかわからないな」
「私も」こなたは言った。「みのるがどうしたいのかよくわかんない」
「そうか」
「そうだよ」
495こなたルート・Lucky 5ive Star(10/13):2007/07/15(日) 16:05:16 ID:BhylJqHu
 簡単なことなのにな。そんなの、簡単にわかっても良さそうなものなんだけど。
 ただ、オマエがやったことの逆をやってるだけなんだ、って。
 そんなの、ちょっと考えたら簡単に分かりそうなものなのにな。
「なあ、今度のルールはどうする?」
「ルール?」
「ほら、前のは俺がこなたに好きだって言ったら終わりだっただろう? 次のルールも決めないとな」
「え、あれ、終わった、ん、じゃ?」
「ばーか」
 エンディングを迎えて、二人は幸せになりました、もしくはバッドなエンドを迎えました。はい終わり。と
はいかないんだよ。わかれ。選択肢を間違えました、はい終わり、なんてことはないんだよ。いい加減理解しろ。
 それよりも何よりも。
「勝手に終わらせるな」
 俺の言葉が終わってから、深呼吸三回分ほど時間が流れる。
「う」
 こなたは目を逸らして黙り込む。俺はこなたから目を逸らさなかった。不思議と俺の感情曲線はフラットの
状態を保っていた。変に高揚してもいなければ、言葉を忘れるほどに意識が白んでいるわけでもない。まして、
目の前の現実に悲嘆しているわけでもない。どうしてだろう。こなたを見ながら、俺はその原因を考えている。
 だってそうだろう? 俺はもうとっくに、自分の意志は伝えてあるんだ。選ぶのはこなただ。こういう考え
方ってずるいのだろうか?
 だいたい、今日のあれを『普通』と言っちゃう時点でもう終わってるんだよ。気づけ。客観的に見て今日の
あれのどこが『普通にしてた』んだ。それこそ普通に考えるなら、どこからどう見ても、
 俺は小さく頭を振った。
「うー……」
 こなたは小さく、おなじみのうめき声のようなうーを呟きながら、顔を上げて俺を見る。どうしようもなく
不満そうだ。ふくれっ面、というのはまさにこう、という感じの顔。
 一歩。距離が詰まる。
 俺はこなたを見下ろす。
 こなたは俺を見上げる。
496こなたルート・Lucky 5ive Star(11/13):2007/07/15(日) 16:07:17 ID:BhylJqHu
「そっか」こなたはふにゃ、と表情を崩す。「いつの間にか、私が攻略されちゃってたわけだ」
「ずっと狙ってたんだ」俺は笑いながら、言った。
「専用ルートだネ」うんうん、とこなたは頷く。「いつ共通ルートが終わったんだろ」
「そんなもん最初からなかったんじゃないか?」
「いやー、まさか、自分が恋愛シミュのヒロインになるとは」
「女性向けだったら主人公だな」
「確かにネ」
 こなたは笑うと、くるりと体を回転させる。翻った彼女の髪が一瞬俺の視界を覆って、それが通り過ぎた後、
こなたは自転車に手をかけていた。俺はその要求を飲み、自転車に跨る。地面を蹴ると、両肩にささやかな重
さ。
 軋むような悲鳴を上げながら車輪は回る。家に着いたら油差してやらないとな、と俺は思い出す。
「まあ、私たち風に言うなら、」
「言うなら?」
「愛だよね、愛!」
「意味わかんねえ」
 愛とか言うな。
「考えるんじゃない、感じるんだヨ、みのる!」
「知るか」
「それが愛なんだヨ」
 ふもっふ。ふもふも。ふもっふ。前にもやったな、これ。二番煎じはダメだよな。
「こんなこと言うとアレかもしれないけど、たぶん、みのるって趣味悪いよ?」
「お互い様だろ、それ」
「そうかな」
「そんなもんだろ」
 自慢じゃないけどモテたことなんかないしな。好きな子は昔はいたけど、自分からあんまり関わっていけな
かったし。付き合うなんてそれこそ夢のまた夢、という感じだ。
「ねえ」
「ん?」
「悪くないよ」
「そうか?」
497こなたルート・Lucky 5ive Star(12/13):2007/07/15(日) 16:09:24 ID:BhylJqHu
「うん、すっごく、悪くない。悪くない気分」
 その言葉に、俺は苦笑。それ俺のうつってるだろ。でも、そういうのだって悪くない。
 自転車はやっぱり、俺の家をあっさりと通り過ぎて加速する。
「なんだろう」
「何が?」
「よくわかんない」
「それはわかんないな」
「うん、わかんないね!」
 あはは、と後ろで笑い声が聞こえる。俺も笑い出したくなる。けらけら笑いながら自転車二人乗りで走って
いく二人組。正気を疑われそうな光景だな、と思う。
 よく分からない。よく分からないけど、分からないままでいようと思う。そのうち分かるさ、なんてしたり
顔で誰かが囁く。そんなことだって、たぶん悪くはないんだ。
 こなたの家が見えてきて、俺はスピードを緩めた。自転車はゆっくりと運動エネルギーを落としていき、そ
れがゼロになったところで前進を止める。
 俺の肩に置いた手を支点にして、こなたは自転車のステップから飛び降りる。とん、と着地して、その一瞬
後に髪の毛とスカートがふわりと降りた。
「ね、新しいルール考えた」
「言ってみろ」
「今度はね」こなたは両手を空に放り投げる。「みのるが、私に好きって言わせるの!」
「それ、そっちから提案するってなんかおかしくないか」
「気にしない気にしない」
「ちょっとはしろ」
「そう簡単に言ってあげないよ?」
 いや人の話をもうちょっと聞こうよ。くるくる回るの止めようよ。
「はねーはねー」
 その元ネタわかんないし。てか、それもきわどいな。
「ん、これダメだったか」
 ちょっと落ち着きなさい。置いてけぼりは良くないですよ?
「寂しい?」
「そういうことではない」
 決してそういうことではないのだ。別に元ネタが知りたいわけではないんだ。ほら、信じなさい。
498こなたルート・Lucky 5ive Star(13/13):2007/07/15(日) 16:11:45 ID:BhylJqHu
「はいはい、ポニテ萌えでフラグ回収王のみのるくん」
 うん、アレだ。上手く言えないんだけど、そのネタはたぶんアウトだ。
「悪いけど、俺の萌えポイントはロングのストレートなんだ」
「お?」
「お?」
 ち。失言だった。取り消すから嬉しそうににやにや笑うのは止めなさい。ものすっごくいたたまれなくなる
から。よし、今日はもう帰ろう。それじゃまた明日な。
 そう言って自転車の向きを変えようとした俺を、ちょいちょいとこなたが手招きして呼び止める。自転車か
ら降りるのもめんどくさかったので、顔だけをこなたの方に寄せた。
「なんだ?」
「明日、リハーサルだよね」
「確かそうだったな」
「じゃ、リハーサルの、予行演習」
「なんの、」
 視界がすべてこなたの顔で埋め尽くされ、俺は言葉を失った。失ったというのはつまり、俺の名誉のために
詳しくは描写しないが物理的な意味で口が使えない状態にされていたということだ。目の前のこなたの瞳の真
ん中に、星のような小さな光あった。こなたの瞳に映っている間抜けな顔をした俺の中にもその星が写ってい
た。
「――――」
 こなたがゆっくりと、離れていく。風の音かと錯覚するような小さな声が俺の鼓膜を震わせた。
 俺から離れたこなたは、感触を確かめでもするように自分の唇に触れると、表情を緩めて、「じゃ、明日ね!」
と言って俺の返事も聞かずに家の中に駆け込んでいた。
 突然の成り行きに思考を停止させたまましばらく呆然としていた俺は、頭が回り出すのと比例して、おかし
くて笑い出したくなった。
 やられた。
 肩を竦めて、空を仰ぐ。
 昼間の空に星でも見えないかな、なんてことを考える。
 こなたが小さく残していった言葉のことを考える。
 さて、これで新しいルールを考えないといけなくなった。さっきのは反則みたいなものだから、今度こそ本
当に俺のターンだ。せいぜいこなたが困るようなルールでも考えてやろう。
 俺はペダルを体重をかけて押し込むと、のんびりと帰路を辿り始めた。とりあえず、キスするときは目を閉
じるもんだということぐらいは、明日会ったときに伝えてやろうと、俺は思った。
4994−601:2007/07/15(日) 16:13:54 ID:BhylJqHu
 終わりです。
 スレ違いのSSを容認してくれたこのスレの住人の方々と、保管庫まとめの方に感謝です。
 だいたい120kb、五万五千字くらいになってました。
 長々とおつき合いくださり、あじゅじゅじゅしたー。
500名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 16:38:37 ID:MJLJkQXX
>>499
もうアレだよ、GJすぎだよ!
くっそー…白石フルボッコにしたいのに、物語に満足してできない俺がいるよ…

本当に乙でしたー!
501名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 16:59:39 ID:BbMN+BIQ
>>499
長編乙。百合信者だから読んでないけど長文を書く大変さは解る。乙
502名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 17:00:44 ID:g1AWyEQ7
>>501
お前は俺か
503名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 17:06:18 ID:BbMN+BIQ
>>502
「お前は俺だ!俺も!この通りの様だったんだ!」


そう言えばヘルシング8巻買ってない…
504名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 17:56:01 ID:c8ZHFFL+
>>499
本当にGJ!乙でっす
505名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 18:43:25 ID:1jbZTJ0s
> いや人の話をもうちょっと聞こうよ。くるくる回るの止めようよ。
>「はねーはねー」
> その元ネタわかんないし。てか、それもきわどいな。

生霊こなた乙wwwwwwwwwwwww
テラカワイスwwwwwwwwww
506名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 18:50:28 ID:aZlEqlNJ
>>499
テラGJ!
良いもの読ませてもらった。
とりあえず白石フルボッコだが、良い話だった。
しかし、これでますますこの物語における、
みのるの声優が杉田で固まりそうな勢いだ。
507名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 19:56:12 ID:flLqSf1G
俺×こなた信者うぜー。
そんな長編妄想してまで、こなたとくっつきたいか乙


そういう奴は、同人かPS2で出るゲームだけで妄想しとけよ。無駄に流して迷惑極まりないな
508名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 20:09:27 ID:g1AWyEQ7
>>507はツンデレ
509名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 20:09:57 ID:dHfugUan
>>507
百合アンチ乙
510名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 20:10:33 ID:BbMN+BIQ
>>507
スルー力を身につけろ、若者よ
511名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 20:33:21 ID:RBWAZ8kr
( ´∀`)
512名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 20:54:02 ID:UdKfrLBM
『てけてけかなたさん・ゼロ』

あの娘か
ああ 知ってる 話せば長い 古い話だ
知ってるか?
萌えキャラは3つに分けられる
ツンデレ
知的
天然
この3つだ
あの娘は――確かに萌えのエースだった

彼は『泉そうじろう』と呼ばれる小説家
私が追う『ある人物』の元亭主

10年前
世界を巻き込んだアニメブームがあった
その空に軌跡を描き 歴史から消えた少女がいた
畏怖と敬意の狭間で生きた一人の少女
私は『彼女』を追っている
そして
『泉そうじろう』の言葉で物語の幕は上がる

――あれは 雪の降る寒い日だった
513名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 20:55:01 ID:D1tlge7N
みんな、こう考えるんだ。 
そいつは白石みのると書いて、しろいしみのると読むと!!
514名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 20:58:06 ID:ml0j05e3
俺の嫁と書いて、かがみんと読むきん
515名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 21:05:46 ID:BbMN+BIQ
>>514は書き込み途中でアホ毛の女を主犯とする不特定多数の方々に抹殺されたようです。
516名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 21:12:23 ID:g1AWyEQ7
>>515
こなた「フゥゥ――……初めて…………人をやっちまったァ〜〜〜〜〜〜♪
    でも想像してたよりはなんて事はないな
    そしてオレに向かって『かがみは俺の嫁』だなんて言えるヤツは
    もう これで誰ひとりいねーからな…」

かがみ「こなたの覚悟が!『言葉』でなく心で理解できた!」
517名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 21:22:02 ID:gu/D7Qlm
>>515
シムラー、瀬戸の花嫁
518名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 21:23:28 ID:ml0j05e3
>>515-516
まだ生きてるわwwwww
お前らの妄想力に吹いた
519名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 21:34:57 ID:4poXOkQN
マッキー乙

ところで、槇原の「まだ生きてるよ」は歌詞が狂ってる件について
520名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 22:03:52 ID:oCOVMiDd
ここはBBSPINK エロパロ板 

ドーン  ……パラパラパラ

こなた「……オタ殺しが板に付いてキタヨ……」
かがみ「でも…ヤらなきゃヤラれるのよ」
つかさ「あはははー…墜ちちゃえ墜ちちゃえーーやったーこれで80pointだよぅ」
かがみ「あの娘は、もう壊れちゃっているし……もう戻れないわね」
こなた「あたしは戻るよ……生きて、3000億ポイント稼いでここを出る、秋葉に帰るのだよ」
かがみ「……そう…頑張ってね、それまで生き残れればの話だけど…右上方Su-34 4機よ」
つかさ「ば… る… さ… み…四機ね、これでまた100pointGetだよ」
かがみ「行くわよ!つかさ、こなた!かぶられてるけど関係ないわ、ぶっ叩くわよ!」

こなた「ラジャー」
つかさ「どんだけー」

ここはBBSPINK らき☆すた88 淑女達の戦場。

…みゆきさんは、入隊直後脱走して銃殺……
521名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 22:39:57 ID:e733OHDL
>>520
つかささんの数の数え方がアレな件
522名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 23:01:04 ID:zakrc6gD
続きものの短編、6レス投下させていただきます。
523てけてけかなたさん(1/6):2007/07/15(日) 23:02:13 ID:zakrc6gD
 つらつらと文章が書かれたテキストファイルを、少しずつ、ゆっくり眺めていく。
 そこに綴られた物語は、私たちをモデルにしたお話。
 私とそう君が出会った幼い頃から始まって、私が亡くなって、娘が成長していくという内容。終わりがどうなるかはまだわからなくて、まだ感想を言える段階じゃない。
 だけど今、これだけは言える。

「うーん……ちょっと話し言葉が硬すぎるかしら」
「えっ、マジ?!」
 ああっ、ノートPCを投げちゃだめですよっ!!

−−−−− てけてけかなたさん その18・にちじょう −−−−−

 私がいるデスクトップPCの前に来るとき、そう君ってばノートPCを布団に放り投げて
しまいました。布団だから、あまり心配はないと思いますけど……
「ちょっ、どこっ、どこっ?!」
「ああっ、顔近づけすぎですってば!」
 画面まで数ミリぐらいなんて、目を悪くしちゃうのに。
「ごめんごめん、でも、そんなに表現が硬かったか?」
「地の文ではいいけど、私たちはこういう話し方はしなかったでしょ?」
 テキストエディタのスクロールバーをぐいぐい引っ張ってから、その部分を指し示す。
「『私たちは誓う。この先、共にいることを』って、確かに話の雰囲気からしたらいいかも
しれない。でも、口にして話してみると……どう?」
「うーむ……確かに。高校生にしちゃ硬すぎる話し言葉だな。よし、今直しとくか」
 そう言うと、そう君は表情を引き締めてその言葉をちょいちょいっと直していきました。
「『私たちは誓います。この先、一緒にいることを』……そうね、こんな感じのほうがいいかも」
「そっか。しかしいかんなー、担当の池原さんにも口酸っぱく言われてるのに」
「仕方ないわよ。普段硬めの物語を書いていたら、そういう癖になっちゃうもの」
 そう君のテキストファイルはほとんど見ましたけど、確かにサスペンスものを書いていたりすると、
どうしてもそういうシリアスな文章になってしまいますから。
「それはそうだけどさー……うーん、かなたにも言われるぐらいだから、相当なんだろうな」
「冷静な目で見ているから、と言ってください」
「かなたってば、ホントに手厳しい」
 高校時代、そう君が物語を書いていると知った私は、よくこういう風に読んではそう君に
感想を言っていました。感想と言っても、今みたいに文章の指摘などが主ですが。
「しかし、そう言われると身が引き締まるよ。よーし、続きもいっちょがんばりますかね」
「がんばるのはいいけど、もう朝よ?」
「へ?」
 画面越しの部屋には、カーテンの隙間から外の光が射し込んでいました。
「あちゃー、もう朝か……仕方ない、朝ごはんの用意が終わってからにするか」
「ダメっ! ちょっとは寝ないと、身体がもたないわ」
「いや、そうは言われてもなぁ……」
 少し寂しそうな笑みを、私に向けるそう君。
「大丈夫、焦らないで。まだ時間はあるもの」
 書けなくなるっていう心配は無くなりましたけど、なんだか今は逆の方向で心配です……
「健康第一、ですよ」
「あははっ、わかったよかなた。ごはん食べたら、ちゃんと仮眠するからさ」
「それならいいです」
 本当、そう君ったら私に似て心配性なんですから。
524てけてけかなたさん(2/6):2007/07/15(日) 23:03:29 ID:zakrc6gD
 
 *   *   *

「いただきます」
「「「いただきまーす」」」
 そう君のあいさつで、私たちもあいさつをする。
 私はそう君の隣に乗せられたノートPCの中にいて、何も食べられないはずなのですが……
「いやー、試してみるもんだね」
 私の目の前には、何故かみんなと同じほかほかのお料理がありました。
「まさか、デジカメで撮影したら中で物質化できるとはな」
『試しにやってみようよ』とこなたが今日の朝食をデジカメで撮影して、画像ファイルを
このノートPCに転送したら、何故かいい匂いがしてぽんっとお料理が現れて……
ここに来てからいろいろあったけれど、まさかこんなことまで出来るなんて。
「あのっ、よかったら食べてみてくださいね」
「ええ、しっかりいただくわ」
 今日の朝ごはん当番・ゆーちゃんの言葉に、私もにっこりうなずく。
 今朝の献立は豆腐と油揚げのお味噌汁にあじの干物、だし巻き卵にキュウリの塩もみと、
シンプルだけどしっかり作られたもの。私がよく作っていた朝ごはんの献立にそっくりです。
 わくわくという感じで見てくれるゆーちゃんに応えるようにして、だし巻き卵を一口……
あっ、卵の甘みと出汁の香りが、口の中でちゃんと広がっていきますね。
「ふわふわしてて、とってもおいしいわ。焼き具合もちょうどいい感じよ」
「ほっ、ほんとですか?!」
 ほっとしながら、嬉しそうに笑うゆーちゃん。
 そして、次にお味噌汁を口に運んで……うん、おいしい。
「お味噌汁も、ちゃんと合わせ味噌とお出汁の風味が効いてるわね」
「よかった、かなたさんにそう言ってもらえて」
 久しぶりで、懐かしいこの世の味。まさか、もう一度みんなと味わえるなんて……
そう思うと、自然と頬がゆるんでいきます。
「よかったね、ゆーちゃん。私も夕ごはん当番だから、お母さんに食べてもらおうっと」
「んじゃ、その次は俺な。みんなでかなたに腕前を披露しようじゃないか」
「あ、いいですねっ」
「あらあら」
 楽しそうな三人の姿に、私も笑いをこらえられませんでした。
 やっぱり、にぎやかな食卓っていいですね。
525てけてけかなたさん(3/6):2007/07/15(日) 23:05:31 ID:zakrc6gD
 
 *   *   *

 ――ここで誓う約束は未来の道しるべ
 ――地図を辿って同じ夢を探しに行こう

「ふぃ〜、終わったー」
 朝ご飯が終わったあと、私はこなたがしているゲームをじっと見ていました。
「ラストシーンの二人の姿、とてもよかったわね」
 スタッフロールといっしょに流れていくエンディングテーマを聞きながら、こなたと顔を見合わせます。
「お母さん、すっかり見入ってたね」
「つ、つい……」
 こなたはといえば、ドリームキャストのコントローラーを握りながらにやにやと笑っていて……
ううっ、もしかして全部お見通しですか?
「でも……こーゆー風に時を越えた想いってさ、なんかいいよね」
「そうね。強い想いはとっても印象深いから」
 ぽつり、ぽつりとつぶやきながら、ゲームの内容を振り返る私たち。
 わざわざこなたがドリームキャストをPCに繋いで「そーゆーシーンは無いから大丈夫」と
プレイしていたのは、雪が降り続ける村の物語。その言葉を信じていっしょに見ていたけれど、
確かにいい物語だったと思います。数百年の悲恋と現代での成就が、ちゃんと描かれていて。

 ――必ずまた逢えることいつでも信じてた
 ――永遠に変わらないこの思い 切なさごと抱きしめて

「お母さんもさ……ずっと、お父さんのことが好きだったんだよね」
「ええ、ずっと」
 自身を持って、ゆっくりうなずく。
 ちょっとえっちで、ちょっと妄想癖で、ちょっと女の子好きすぎるそう君。だけど、
優しくて、ずっと側にいてくれて、私を支えてくれたそう君のことが、今でもずっと好き。
「それに、こなたやゆーちゃんのことも大好きよ」
「あははっ、私も大好きだよー」
「ちょっ、こ、こなたったら」
「照れない照れない」
 もうっ、マウスカーソルでなでなでしてくるなんて。
「それで、このゲームはこれで終わりなの?」
「うーん……あと一つメインシナリオがあるんだけど、なかなか気が進まなくてね」
 そう言いながら、こなたが視線を宙にさまよわせる。
「でも、お母さんがいるなら大丈夫かな」
「私がいれば?」
「うん」
 小さく頷いたこなたは、私のほうを向いて少し寂しげに微笑んだ。
「家族をテーマにしたシナリオらしいから」
「ああ……」
 やっぱり、そういうお話はちょっと苦手なのかもしれません。今の私もどっちかというと
苦手だけど……ここまでのいいお話を振り返ってみると、大丈夫かもという気持ちもあります。
「それじゃあ、プレイしてみてもいいかな?」
「ええ、いいわよ」
「んじゃ、行くよー」
 そう言うと、こなたはタイトル画面に戻って「New Game」を選択しました。
526てけてけかなたさん(4/6):2007/07/15(日) 23:06:26 ID:zakrc6gD
 
 *   *   *

 ゆっくりと流れる、街中の風景。
 夕陽に照らされた景色は昔とがらっと変わっていて、少し寂しい気もしますが……
「かなたさん、ほんとにそこで大丈夫ですか?」
「ええ」
 いっしょにいてくれるゆーちゃんのおかげで、久しぶりに楽しいおでかけができそうです。
「うーん、ちょっと狭そうな気もするんですけど」
「そうでもないわよ。案外、この中って広いから」
「そ、そうなんですか」
 今私がいるのは、ゆーちゃんの携帯電話の中。そして、開いた状態のまま胸ポケットに
入れてもらっています。こなたが無理矢理添付メールに入れたから、ちょっと来るときに
酔っちゃいましたけど、イヤホンマイクで会話できるのは便利ですね。
「それで、今日のお買い物は何にするの?」
「えっと、お姉ちゃんからお願いされたのは豚の挽き肉に餃子の皮、それと茄子とピーマンに
にんじんと、あとキャベツにねぎですね」
「ふうん……多分、餃子に麻婆茄子ね」
「えっ? 確かに餃子はわかりますけど、どうして麻婆茄子ってわかるんですか?」
「昨日、ちらっと麻婆の素が置いてあるのを見たから。そっか、今日は中華かー」
「お姉ちゃん、基本的にどんな料理もできるみたいですから」
「そうね、この間の鶏大根もよく出来ていたし」
 今朝みたいなことができるってわかれば食べたかったけど……残念です。
「私も、お姉ちゃんみたいにできるようになりたいです」
「きっと大丈夫よ。ゆーちゃんも、立派なお嫁さんになれるわ」
「お、お嫁さんだなんて、そんな……」
 あらあら、照れちゃって。でも、ゆーちゃんらしいですね。
「ゆいちゃんもいいお婿さんに出会ったみたいだし、ゆーちゃんもきっと幸せになれるわよ」
「お姉ちゃんのこと、知ってるんですか?」
「もちろん。結婚したての時、よく遊びに来てくれたもの」
 あの頃はまだ小さくてやんちゃだったゆいちゃんが、もうお嫁さんだなんて……本当、
時が経つのは早いですね……
「そうなんですか……あのっ、よかったらお姉ちゃんとも会ってくれませんか?」
「ゆいちゃんと?」
「はい、最近よく来てくれるんですよ。きっとかなたさんがいるって知ったら、喜ぶと思いますから」
 うーん、本当はあんまり他の人とは会いたくないけれど、ゆいちゃんはあまり
動じない子だから『びっくりだ』の一言で済みそうですし……
「そうね、私もぜひ会いたいわ」
「本当ですか?! じゃあ、あとでお姉ちゃんに電話しますね!」
「ふふふっ、お願いね」
「はいっ!」
 あらあら、嬉しそうにはしゃいじゃって。少し体が弱くても、心が元気なら大丈夫ですね。
これも、ゆいちゃんのおかげなのかもしれません。
527てけてけかなたさん(5/6):2007/07/15(日) 23:07:25 ID:zakrc6gD
 
 *   *   *

「お疲れさま、そう君」
「おお、かなたか。こなたさすがに寝たのか?」
「ええ」
 日付が変わってかなり経った頃、そう君のPCに移動してみると、相変わらずそう君は
執筆活動にいそしんでました。
「そう君はどう?」
「ああ、今一段落ついてな。ちょっと見直していたところだ」
 そう言いながら、コーヒーを飲むそう君。確かに容量が増えていて、だいぶはかどっているみたいです。
「って、かなた……なんか目が赤くなってないか?」
「えっ?」
 あらら、さっきできるだけ涙は拭いたはずなんですけど……
「ごめんなさい。さっきまでこなたといっしょにゲームしてて、エンディングでちょっと
こらえられなくなって」
「ゲームって……かなたが? ギャルゲーを?」
「ええ。こなたに誘われて、ついね」
「へー、かなたがギャルゲーをね」
 意外そうに言いながら、そう君が私を眺める。確かに昔はプレイしてるとすねちゃいましたし、
ここに来てからはポイポイとアンインストールしてましたから。
「なかなかよかったわ。そーゆーシーンは無かったし、お話も……家族のお話で、
いろいろ考えるところがあったし」
「それって、こなたが躊躇してたやつか」
「プレイする前、確かにそう言ってたわね。でも、私がいれば大丈夫かもって」
「なるほどね」
 そう君も心当たりがあるのか、思い出しているかのように視線を宙に向けます。
「最近は、ああいうゲームもあるのね。ちょっと感心したわ」
「そうだろ? なかなかストーリーがいい作品もあってな、ついつい買っちゃうんだよ」
 得意げに言うそう君だけど、やっぱり心に引っかかることもあって、
「でも、えっちすぎるのはダメよ? この間ハードディスクをお掃除した時、私よりも
ちっちゃい女の子のゲームとかあったけど」
 やっぱり、そういうゲームは嫉妬しちゃいます。
「い、いやっ、でも最近はプレイしてないって! これ以上は何もないぞ?!」
「わかってますよ。ここのところは作品につきっきりだもの」
 確かにインストールされてる形跡はないし、プレイしてるような形跡もありません。
「うん。おかげで、もうすぐ第一稿が上がりそうだよ」
 そう君の表情からは、確かに充実しているような、楽しんでいるような……
「みんなに、いっぱい創作パワーを貰ったし」
 そんな覇気みたいなものが、画面越しでも感じるほど。
「それに、かなたが読んでくれるからな」
「……うんっ」
 その穏やかな笑みに、私はいっぱいの笑顔でうなずいた。

 高校生の頃に初めて読んだ、そう君の優しいお話が好きでした。
 切ないお話も、楽しいお話も、少し、悲しいお話も。
 時が流れて久しぶりに読んだお話は、あの頃以上に文も表現も巧みになって……だけど、
やっぱりそう君らしさはそのままで。

「だって、私はそう君の最初のファンだから」
 それが、私の誇りの一つ。そして……
「……ありがとう、かなた」
 そう君のお話は、ずっと私の宝物。

 だから、大切に読ませてもらいますね。そう君。
 
528てけてけかなたさん(6/6):2007/07/15(日) 23:08:44 ID:zakrc6gD
 
 
 ――ところでそう君、そのUSBメモリに入っているソフト……

 ――な、何かな?

 ――今気付いたんだけど、これって昨日インストールしたのね。

 ――ソ、ソンナコトナイデスヨ?

 ――しかも、このタイトル……今テレビでやってる、魔法少女モノじゃない。

 ――って、なんでかなたが知ってるのさ?!

 ――原稿が終わるまで、禁止ですからねっ。

 ――へ? アンインストールするんじゃ……

 ――こなたから、いいソフトだって聞きましたから……

 ――じゃあ……

 ――…………

 ――原稿終わったら、いっしょにプレイしよっか。

 ――……ばかっ。

 
529 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/15(日) 23:11:08 ID:zakrc6gD
かなたさんがいる日常のお話ということで。

一部、住人の皆様からインスピレーションを得たネタもあります。ご了承ください。
530名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 23:11:22 ID:KaNsHBRJ
なんと心の温まるお話、仕事中だというのについGJしてしまう
531名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 23:15:25 ID:GGBa28Ew
>>499
すごくGJ!
続編や後日談があれば、個人的に見てみたいです。
532名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 23:37:37 ID:gu/D7Qlm
>>529
GJ!!
料理ならデジカメでPCの中へ入れるのか
これは念願の2次元! ディスプレイに入れるなら、バラバラにして料理されてもいい!!

最近は規制が弱くなったとはいえ、こういうのもあるからな……
www.nya-taloda.jpn.org/2MB/src/mamitasu07586.jpg
かなたさんが怒るのも無理ない……か?
533名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 23:51:19 ID:jG1l7bWO
>>529
GJです。
こなたがしてたのは、『SNOW』ですね。

>今テレビでやってる魔法少女モノ
そうさん、それはもしかしなくても、リリカルなあの子のやつですか?w
534名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 23:52:10 ID:4fd3UdvK
>>499
GJ!!
535名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 23:54:38 ID:4poXOkQN
スレが伸びてるからもしやと思ったが……あいかわらずええ話や……GJ!


考えてみると、かなたさんが戻ってきたのはいいタイミングだなぁと思った。
思い出に涙するほど近くはなく、記憶の彼方に置き忘れてしまうほど遠くもない、そんなタイミング。

いつか別れの時が来るんだろうけど、その時もみんな、笑って送り出してあげられそうな、そんな感じがする。
こうして再び会えたんだから、何十年かの後に三度会える、と思えば……
536名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 23:58:07 ID:eGaK2hFM
かなたさんとの別れを想像したら頭の中で微笑みの出発が流れてきた。
つω;`)…ゥゥッ
537名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 00:01:33 ID:ihJizw3b
>>525
それはw俺の大好きなwwフレーズだwww
538名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 00:02:27 ID:0kIUHaNT
>>529
ほんとGJです、心が温まります

しかしゆいねーさんはかなたさんにあってもほんとに『たはー姉さんびっくりだ!』で済みそうでワロタw
539名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 01:02:06 ID:zgoYkJ5Y
>>529
GJ!!
いつも胸が暖かくなる話をありがとうございます。

最近かなたさんが消えてしまう時を想像してしまう俺がいる…orz
かなたさん消えないでぇぇぇぇ…
540名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 01:34:50 ID:jk/vNcni
>>529
とても(*・∀・*)イイ
ゆい姉さんの反応が楽しみだ。
541名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 01:52:16 ID:OVvuPXpB
今週はネタてんこ盛りwwwwwwww
542名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 01:55:19 ID:ZTRynDRP
このスレ住人なら思わず反応するようなネタもあったしね
543名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 01:59:34 ID:FmmTTYsp
アニメはいろいろ妄想しやすいように百合分補給してくれていいなww
544名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 02:21:48 ID:0PYxlzck
ライブのシーンでメチャクチャ感動した!
545名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 02:55:55 ID:lVX+tnwo
>>529あ・・・あんたのせいで顔がずっとにやけて周りから変な人に見られちゃったじゃない(////)

そ・・・そりゃ作品は最高だったけど・・・


でっでもあんたの事なんて大っきら・・・ ・ッッ


大好きなんだからばかぁ!!(////)
546名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 03:11:53 ID:OVvuPXpB
背景組もやっと活躍できるかな?
547名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 03:59:13 ID:v89igiza
今週のかがみはヤバイ!
このスレには火にガソリンを注いだようなもんだ…
548名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 04:02:00 ID:T6DkSdbw
ほんとさ、かがみはあらゆる意味でこなたの嫁過ぎると思うんだ…
そのうち萌え死にしそうだよ俺…
549名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 08:06:32 ID:RF93eTW3
最終的に、かなたさんは消えちゃうのかなあ……

その際は、続編「帰ってきたかなたさん」をお願いしたい。
オイル怪獣とヘドロ怪獣の戦いに巻き込まれたこなたに、
光となったかなたさんが降臨、一体化するという展開で(謎
550名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 09:30:21 ID:ASMwgHXZ
>>549
「私はかなた。私の使命はヲタク社会を脅かす、あらゆる敵と闘うこと…」
551名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 09:59:21 ID:JZSmUDGq
>>550

カナタ隊員、ヲタクに染まっちゃったのかw
552名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 10:50:30 ID:GqhvyUcL
まあ、あのような娘もいることだし、
元々素質があったということで d(=ω=.)
553名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 11:16:12 ID:JZSmUDGq
かなたさんはかなたさんで、エロゲギャルゲとは違う路線のヲタクに染まりそうではあるな。
ここの流れでもあったけど、PC方面とか。

萌え方面ではない漫画について、こなたと熱く語るシーンが見たかった……
こなたも萌えばかり読んでるわけじゃなさそうだし(ex:無間の住人)
554名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 11:49:40 ID:Yk092Lam
今週は、かがみんはこなたの嫁って感じだったな
555名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:11:24 ID:Dka3iGzp
便乗支援
ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up18744.jpg


既出だったら謝る
556名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:18:01 ID:rObYVbHI
>>555
それ絵はどこの人?
ちょくちょくその作風見るんだけど
557名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:19:09 ID:CSJ8T1Gc
>>555
既出とかいう以前になんの脈絡もないな
しかも自作じゃなくて転載だし
558名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:26:52 ID:JZSmUDGq
石恵さんだな。

線の細い絵が描けるひとはうらやましい・・・
559名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:51:28 ID:MYQi5zZ5
ライブのかが姉と妹こなたにニヤニヤが止まらんかった
560名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 14:19:54 ID:62Qsuk7+
…最近こなかが百合同人誌、SS、イラスト増えてきて…ありがたすぎる
他人のサイトからの転載は…やヴぁいよな…こなかがちゅー絵の至高の画が
とある場所にあったのだが…!
561名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 14:22:11 ID:GlhcQYvH
kwsk!!!!!1
せめてヒントだけでも…
562名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 14:39:01 ID:0/RLaZEm
>>560
単にそこのサイトのURLを載せればいいんじゃない?
563名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 14:55:24 ID:BiNVfdXb
>>562
ご法度。ヒント程度に留めておけ
564名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 15:20:17 ID:Zmes5VPx
晒せないのなら最初から話題にしない方がよくない?
荒れるし。
565名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 15:31:12 ID:DE9d4EYg
虹板で画像晒せばいいよ
566名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 15:39:43 ID:3SneYoxa
なんか>>560あたりから流れがおかしいな…
話戻そうぜ
ここは晒すかどうかについて討論する場所じゃない

今週は激奏時のかがこな分が
俺に絶大なるダメージをあたえた
危うく萌え死にするところだったZE
567名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 15:45:18 ID:RBO0T/H/
角煮でやるといいと思うよ!
568名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 15:48:19 ID:3SneYoxa
誰かwktkなSSを俺に…自分じゃ描けないもんで…
精神が萎えて死んでしまいそうだ…
569名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 15:51:19 ID:BiNVfdXb
>>568
描けないのなら、書けばいいじゃない
570名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 15:55:14 ID:Zmes5VPx
571名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 16:02:08 ID:fC91tV4S
>>569
SSって難しいじゃんキャラの把握とか起承転結とか繋ぎとか
何度か練習してはみたんだがどうもうまくいかん…
絵なら描けるんだが文章はどうも苦手で…すまん

>>570
すでに知ってて読んでる
自分好みのカップリングだけだけど
572名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 16:03:23 ID:fC91tV4S
わざわざ教えてくれたのにすまん
573名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 16:39:00 ID:JZSmUDGq
前スレがお星さまになりました。
ここはまとめサイトがあるから、安心して見送れるな。

とかいいつつちゃっかり保存してる俺。
574名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 19:11:54 ID:G0H4YKyJ
>>571
ならば絵を描くのじゃよー

それを見た他の人が、絵を元にSS書くかも知れんし。
575名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 19:16:34 ID:hlbVj/4Q
流れを読まずに投下します。二レス程度。
みさお→かがみっぽいもの。非エロです。
苦手な方はスルー願います。
576はんぶん不思議:2007/07/16(月) 19:18:09 ID:hlbVj/4Q
 それはいつものように、あやのとみさおの二人で勉強をしていた時のことだった。
「つ〜か〜れ〜た〜」
 いつものように速攻に勉強にだれるみさおであった。
「みさちゃん、早すぎるわよ」
 あやのは机の上でだれきっているみさおを窘める。
「うん、わかってるんだけどさ……」
「どうしたの?みさちゃん」
 あやのは訝しげに声をかけた。あまり悩まず、さっぱりした性格のみさおにしては、珍しいことである。
 みさおは「うー」、と唸った後ぽつりとつぶやいた。
「なあ、あやの。柊って私のこと嫌いなのかな……」
「どうしてそう思うの?」
 あやのは優しく諭すように問う。あやのが見る限り、かがみがみさおを嫌っているようには見えなかったからだ。
「ちびっこには、何もしなかったのになぁ」
 無意識なのだろうか、みさおは右頬をさすりながら言う。
「あ、この間の事ね」
「……うん」
 少し前の事である。ダイエットをしているというかがみのお腹をつまんだのだが、
みさおは叩かれ、同じようにつまんだこなたは叩かれなかったのである。
577はんぶん不思議:2007/07/16(月) 19:19:51 ID:hlbVj/4Q
 単にコミュニケーションの差であるとか、二番煎じであったからとか、そんな問題では無いほどショックであったのだ。
「何か変なんだ。あれからずっと柊の事ばかり気になるんだ」 みさおは思わず頭を抱えて、机に突っ伏した。
「最近あまり元気じゃなかったから気になってたけど」
 あやのには、それは変と言うより、
「まるで恋ね」
 そう思えた。
「え〜!」
 みさおはがばっと顔を上げ、心底嫌であるように言う。
「相手はあの柊で」
「ええ」
「……女同士だよ?」
「あら、愛の形は色々あるものよ」
「……あやの、私で遊んでないか?」
「あら、そんなことないわよ」
 全く無いと言えば嘘になるが、本音であった。
 それにあやのから見れば、かがみの方も、みさおに対しての感情が、友情では無い別の感情があるように思えたのだ。
578はんぶん不思議:2007/07/16(月) 19:21:10 ID:hlbVj/4Q
「確かめてみたら?」
「何を?」
 あやのの問いにみさおが突っ込む。それに対してあやのは優しく答えた。
「好きかどうか、よ」
「嫌いか、じゃ無いのかっ」
 みさおは思わず突っ込んだが、『好きか』と聞くのと、『嫌いか』と聞くのであれば、
『好き』の方がましな気がしたのだ。
 だがみさおは――
「むー。何だかもういいや」
 元々が悩んだりが苦手である。これ以上悩んだところで、話が進む気がしなかったのだ。
「この気持ちが『恋』だってあやのが言うくらいなら」
 背筋を伸ばしてストレッチをしながらも、そのまま寝ころんでしまう。
「もう『変』でいいや」
 そう結論づけて、目を閉じてしまった。
 悩み疲れたのだろうか、みさおはそのまま眠りに落ちてしまった。
「あらあら」
 あやのは驚きながらも、みさおらしい結論に思わず笑みを浮かべる。
 みさおが風邪を引かないように、毛布をかけながらもあやのは感じていた。
 いつかはその気持ちに決着をつけるときが来るのだ、と。
579名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 19:23:19 ID:hlbVj/4Q
以上です。三レスになってもーた。
四巻ネタですが、フラグキターとか思ってしまいました。
580名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 19:24:16 ID:Is2krATs
「あ、パティ〜こっちこっち!」
「Hi! コナタ、おはようございますデス」
「うん、おはよう。頼んどいたアレ、ある?」
「もちろんデス! 今日のカタログと、昨日の同人誌デス」
「わざわざごめんね」
「トンデモない! 昨日はタイフーも吹き飛ばすほど、盛り上がったデス。
 Boys Loveを手にしたフジョシは、無敵なのデス!
 それに、ここまでの代金は、コナタが出してくれたではあーりませんカ。
 ワタシ、very very嬉しかったデス!」
「喜んでくれたんならよかったよ」
「Yes, ワタシ、ここ気に入りまシタ!! 地名も“Otaku Tokyo”とは、なかなかやりますネ!
 その正直なネームにゴールドメダルを差し上げたいデス!」
「いやいや、オタクじゃなくて、オオタクなんだけど……」
581名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 19:25:17 ID:Is2krATs
ごめん、ちゃんとリロってなかったから直後に投稿しちゃったorz

糟日部物産展行ってきて電波が少し来たので書いてみたコネタ
大田区→Otaku→オタクは高校時代に出身訊かれてよくからかわれた実話です
582名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 19:37:53 ID:hlbVj/4Q
>>581
いやいやお気になさらずに。
otakuと大田区には天地の差が。なんだかoootakuとか書いてしまいそうだ。
あとは御殿場とおてんばでからかわれた事ならあった。

改行ミスがありました。
「何か変なんだ。あれからずっと柊の事ばかり気になるんだ」
 みさおは思わず頭を抱えて、机に突っ伏した。
583名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 19:43:34 ID:BYHO0h+J
>>579
さりげなく超短編横から読ませていただきやした
これはみさ×かがというよりみさ×あやですな
姉妹じゃないけど姉妹っぽさが出ててGJ!
584名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 20:57:59 ID:pqM/w10O
>>579
なんだか、みさおのかがみへの想いの芽生えって感じですね。
それを優しく見つめるあやのがまた良き感じで。GJです。

>>581
パティなら本当に言いそうですなー。GJです。

>>582
ちょwおおおたくw

それでは、1レス投下させていただきます。
585きゃんでぃ・がーる3:2007/07/16(月) 21:01:05 ID:pqM/w10O
「ふぃー……やっぱり夏はアイスですなー」
 ボーッとアイスモナカをかじりながら、沸点寸前のアタマでそんなことをつぶやいてみる。
「まだ梅雨だってのに、こう暑いとかなわないわ」
 向かい側に座ってるかがみも、ぐったりしながらしろくまバーをぺろぺろ舐めていた。
いくらクーラーがあるとはいえ、外へ一歩出ればもう地獄なわけで……
「コンビニなんかはボロもーけなんだろうね。これだけ暑いとアイスがガンガン売れて」
「そう? その分クーラーや冷蔵庫も強くするから、とんでもない電気代になってそうだけど」
「あー……それもそうやね。ウチも夏場はヘタしたら一万五千円ぐらいになるから」
「それは使いすぎだっての」
「ほら、お父さんってば物書きだから、暑すぎると思考停止に陥って商売にならないのですヨ」
「だからクーラーを強くするわけ? でも、健康にはあんまり良くないんじゃない?」
「うん、私も担当さんも口酸っぱく言ってはいるんだ。途中夏バテにもなるんだけど、
何故かコミケあたりになると私もお父さんも体内が強化モードになってハイ健康」
「あんたらはどこぞの改造人間かっ!」
 いやー、お祭りモードってのはあるんやね。どこぞの人魚古代歌詞みたいに強化されて。
「ま、そんなわけでお父さんも必死だよ。その分稼がないといけないから」
「悪循環じゃない、それって」
「世間様に物語を還元できるだけいーかと」
 編集さんもその分ひーこら言って泣いてるけどね。いつもすいませんね、某飯田橋の皆さん。
「そーいや、そのアイスって初めて見るけどどんな味?」
「えっ? 普通のミルクかき氷って感じだけど」
「よかったらさ、ちょいとだけとっかえっこしてみない?」
「とっかえっこって……そ、それって」
「ん〜? 間接キスとでも言いたいのカナ?」
「や、そ、そうじゃなくて……」
 おー、かがみんってば顔が真っ赤になっちゃって、かわいーねー。
「じゃあいいじゃん、私のもあげるからさ」
「……しょうがないわね」
 私がアイスモナカを差し出すと、かがみも照れながらしろくまバーを差し出してきた。よし、交換交換。
 ぺろぺろちゅーとさっそく舐めてみると、確かにミルクのかき氷って感じで甘くてさっぱり。おー、これまたいいアイスですなー。
「って、こなたってばなんて食べ方してるのよっ!」
「んー? ぺろちゅー舐め。舐めて吸ってで二度おいしいのだよ」
 こう、ぺろぺろっ、ちゅーとやるのがポイントなんですヨ。溶かしてから吸う、溶かしてから吸うって感じで。
「け、けど、なんとゆーか、その……ちょっと、えっちっぽいってゆーか」
「むー、失敬な」
 まあ、確かに参考元が参考元だからえっちく見えるかもしれないけどさ。エロゲだって
役立つときはあるんだってば。
「はうぅ……」
 ぺろぺろちゅーちゅー舐める度に、かがみの顔がゆだってゆく。もう、そんなにえっちく
思うなら、顔をそらせばいいのに……って、私のモナカ!?
「ちょ、かがってばずるいっ! 私のモナカ全部食べちゃったじゃん!」
「えっ? あ、えっと、これは、その」
 あー、ぼーっとしてるうちに食べちゃったんだ。でも、かがみんの口の端にまだちょっと
チョコとバニラがくっついてるから……んっと、ぺろぺろ、ちゅっと。
「んっ……こ、こな――ふぁっ?!」
 むー、かがみってばこんなにつけちゃって。今度はくちびるをぺろっと舐めて、ちゅーっとな。
「くふふっ、おいしーねー」
「ちょっ、おまっ、ひ、人のファーストキスを……んむっ」
「あふっ……私だって、ファーストキスだもん。んっ……」
 ちゅっちゅとくちづけして、かがみの口をふさいじゃう。えいっ、全部食べた罰だっ!
「ふぁうっ……」
 そう思いながら、かがみのくちびるをぺろっと舐めた、その時……
「先輩、こんにちはっス! 差し入れ……で……ス……」
 あ、ひよりん。そーいや、ゆーちゃんのとこに遊びに来るとか言ってたよーな、そんな気が……
「はぷしゅっ?!」
「……ふぅ」
「わーっ! ひよりんっ?! かがみんっ?!」
 一瞬の間の後、ひよりんは鼻血を吹き出して、かがみんは目をぐるぐる回してぶっ倒れた。
くうっ、二人にはちょっと刺激が強すぎたか。
 ついでにお目覚めぺろちゅーもしたら、かがみからほっぺたぎゅーぎゅーを喰らって……うう、愛が痛い……
586 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/16(月) 21:03:05 ID:pqM/w10O
そのまましゃぶるのと、ぺろちゅー舐めするのと、どっちもどっちな感じがしますが、
ネコっぽいこなたは後者っぽいということで。
587名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:05:38 ID:G0H4YKyJ
>>586
ただでも暑いのに、よけい熱くなっちゃったじゃないか! GJ!
588名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:09:35 ID:CgnzsDDB
>>586
乙です

萌え死んだw
589名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:10:50 ID:zgoYkJ5Y
>>579
みさお→かがみ、有り得るはずなのに何故か新鮮でした!いつかみさお×かがみになるのかな…?
590名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:13:23 ID:zgoYkJ5Y
>>579
みさお→かがみ、有り得るはずなのに何故か新鮮でした!いつかみさお×かがみになるのかな…?

>>581
Otaku吹いたwww
…リロってがロリってに見えたのはひみt(ry

>>585
むぅ…エロスは少ないはずなのになんだこのエロさは…
ひよりん同人誌書いてるわりに耐性弱くて可愛いよひよりん
591名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:45:15 ID:ZTRynDRP
>>589
みさおがかがみに抱いている感情は
こなたのそれと同じだとするなら、みさおは間違いなく……!

>>581
ちょwwww

>>585
気分を落ち着かせてゆたかの部屋に戻ったら、
ゆたかとみなみが似たような状況になっていて
もう一度ぶっ倒れてしまったり。
592名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:46:01 ID:JZSmUDGq
同人誌描くような人は、えてして妄想力(もうそうちから)が暴走しがちなわけですよ。

てかGJ!こういうエロなら少年誌に載っても大丈夫!w
593名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:46:21 ID:gaL2993i
>>586
ねこなたに萌え悶えた
594本スレから転移:2007/07/16(月) 22:07:49 ID:DpCrQsWb
595名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 22:37:02 ID:JZSmUDGq
よく考えたら、こなたの(ネタでやってない)マジ顔って初めてじゃね?
596名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 22:55:44 ID:gBgc/Dpx
>>585
テラGJ
思わず転げまわった(..´▽`)

>>574
分かった
ちょっと描いてくる(..´▽`)
597名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 23:12:06 ID:oZc8LCLg
あきら様×白石きぼん
598名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 23:18:06 ID:gwMDVvOw
俺も一緒にきぼん。
今週のあきら様はすげぇ可愛かった
599名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 23:36:54 ID:GqhvyUcL
>>595
しかも猫口じゃないしな。
600名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 23:43:44 ID:fn92u/9X
ちいいっ、水曜0時放映の地域の人間にはヤキモキし過ぎるぜ!
後24時間ちょっとか…。
601名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 23:47:53 ID:hITP4cU/
>>597>>598
ちょっと書いてくる
602名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:08:08 ID:FiSPvLP2
なんとなくで描いてたらこんなんできた
誰かこんな2人なSSを書いてくれ

http://up.spawn.jp/file/up33870.jpg
(ちょいエロス?)

構成が微妙なのは
初めて描いたアングルだからっすよ
603名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:12:00 ID:P2nps7v6
>>602
ぶはっ!
GJ
604最早:2007/07/17(火) 00:12:08 ID:6yFhvgmo
↑みwikiさんメガネ外すといいなあ
605名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:14:14 ID:IV6/WYaK
こ、これはいい絡み……ハァハァ
606名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:15:48 ID:FiSPvLP2
>>604
つか×こな描いたつもりだったのに(あほ毛とかで分かると思ってた)…
みwikiに間違えられるとは…
もっと絵の勉強しなきゃ…
607妄想屋(仮名):2007/07/17(火) 00:15:50 ID:IV6/WYaK
つ【ttp://poya.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070717001150.jpg

角川ストーカー文庫 >==================

□> ラベンダーシャドウ4
機械仕掛けの異邦人(エトランゼ)

========================================================
ミラーの前に現れたのは、幼なじみと瓜二つの機械の少女。
ミラーは彼女を守れるか?
========================================================
[ 著者 ]
日向 こなた
イラスト:ひよりん

[内容]
久しぶりに故郷の町へ帰ってきたミラーは、ヒアと名乗る少女をかくまう。
彼女は、宿敵である犯罪組織「エステニア」が作り出した、要人暗殺用の
アンドロイド。ミラーはボスの指令に背き、ヒアを連れて孤立無援の逃避
行を開始する……


――――――――――――――――――――――――――――――――
「え、ちょ、聞いてないよ〜ひよりん!」
「えー?だって今回、ヒアのキャラデザ任せてくれるって言ったじゃないスか(ニヤニヤ)」
「だ、だからって、よりによってまんま私じゃん……かがみに見られたらなんて言われるか……」


----------------------------------------------------
#『あふ☆いや』の最終話で出てきた、あの本のようですw
608名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:16:18 ID:9bRdrGfZ
眼鏡を外すと正反対な性格になるみゆきさん・・・

・・・ん?上尾先生?
609バド:2007/07/17(火) 00:19:17 ID:TyLqr7AQ
あきら×白石投下します

やっぱり非エロですが許してやってください(´・ω・`)
610チケット 白石side1/4:2007/07/17(火) 00:20:15 ID:TyLqr7AQ
今日のあきら様はどこか変だった
収録中にミスしたり、なんて事は無かったのだけれど、待ちの時間はともかく打ち合わせの時でさえも上の空で、体調が悪いのかと聞くと怒られたりもした
機嫌が悪いと言うよりは何かに気を取られてたと言うか
どことなく焦っていたような
まあ気にしても仕方無いか
本当に体調が悪い訳じゃないみたいだし、あきら様にも他人には言えない悩み事とかあるんだろうし、言える事なら僕にも言ってくれるだろう
そう思って楽屋に入ると、案の定と言うかいつも通りと言うか、あきら様は一つしかない椅子で可愛らしく腕と足を組んで僕を睨み付けてきた

611チケット 白石side2/4:2007/07/17(火) 00:21:36 ID:TyLqr7AQ
「お疲れさまです」
「遅い」
「すみません…ADの方と少し話をしてまして」
「…まあいいわ。アンタもいろいろあるでしょうし」

ふとした違和感
普段なら『あぁん?アンタはあたしのアシスタントでしょ?あたしを最優秀しないでどうするのよボケ』くらい言われるはずだけど
やっぱり上の空と言うか何かに気を取られてると言うか…
ええい、考えたって仕方ない。聞いてしまえ

「すみません…あの、何かあったんですか?」
「別に何もー…ああ、そう言えばチケットとかもらったわね」
「チケット?」

椅子ごとくるりと回ってカバンから取り出して指に挟んでヒラヒラ見せてくれる
あれは確か…二駅離れた所の遊園地?

「ファンから貰っちゃってねー。棄てるのも悪いしどうしようかなーってさ」
612チケット 白石side3/4:2007/07/17(火) 00:23:47 ID:TyLqr7AQ
「はあ…行かないんですか?」
「んー…どうしよっかなーってさ。アンタは行きたい?」
「僕ですか?うーん…一人で行くのはちょっと」
「ほう。一人じゃなかったら行くと」
「ジェットコースターとか結構好きですし。やっぱり乗り物とドリルは男の夢なんですよ」
「ふぅん…イマイチよく分からないけど行きたいのね?」
「ええまあ」
「じゃあ行こっか。明日オフだし」
「…僕と、あきら様がですか?」
「これペアチケットだし、ってなに不満でもあんの?」
「いえ滅相もないですっ!!ただその、良いのかなぁと」

言いながらこめかみをポリポリする
後ろを向いてるから表情がわからない分、なんだか得体の知れないプレッシャーを感じる
あきら様と遊園地に行けるなんて夢みたいに嬉しいんだけど、やっぱりいつもとノリが違うのはかなり怖い
…て言うかもしかして

「…あきら様、誰を誘うか迷ってたんですか?」
613チケット 白石side4/4:2007/07/17(火) 00:25:42 ID:TyLqr7AQ
「ばっ…違うわよ!!あたしはそんな事で悩む程ヒマしてないってのってだから行くの行かないのどっち早く決めろ!!」
「勿論あきら様が良ければ行きますっ」
「ったく…良くなかったら誘わないわよ。まあ最初からアンタ以外誘ってないけどさ。ともかく行くのね?なら9時に駅待ち合わせ。分かった!?」
「分かりましたっ!!」
「なら行ってよし」
「お疲れさまでしたっ!!」

深々と頭を下げて楽屋を出て、自分は何をしにここに来たのだろうと疑問に思う
…まあいっか。
今日は早めに寝て明日に備えることにしよう。遅刻なんてしたらどうなるか分からないし
結局あきら様がなにを悩んでたのかは分からなかったけど、それも明日聞けばいい話だし

でも何か大事なことを聞き逃した気がするけど…
気にしても仕方ないか
614名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:26:55 ID:f229E5GP
>>585
>>「ちょ、かがってばずるいっ! 私のモナカ全部食べちゃったじゃん!」

これって誤字か?
それとも、名前を縮めてしまうくらい好感度が上がってるのか?
615バド:2007/07/17(火) 00:27:35 ID:TyLqr7AQ
お粗末様でした(´・ω・`)
あきらsideも近い内に書くつもりです

今日は待ちに待ったらきすた放映日だ(`・ω・´)
616名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:33:31 ID:FiSPvLP2
>>615
仕事はえぇなぁ…
GJ!!
617名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:35:30 ID:yNoUYDFy
はええwww
618名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:43:56 ID:YX6z44o7
>>606
髪の先っぽがカールしてるからみゆきさんっぽくなる。


>>615
早いよw
619名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:56:37 ID:Ve4hvbq3
最近、かがこな分が足りない
620名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:59:56 ID:FiSPvLP2
寝てるから仕方ないんだが…物理法則的に…

そして空気を読まずに
>>602のときのかがみ

http://up.spawn.jp/file/up33886.jpg
621名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:01:05 ID:LoVV6GNB
602が見れない……もう消えた?
622名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:02:14 ID:FiSPvLP2
あれ…おかしいな…もっかいうpしてくる
623名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:06:47 ID:nMuok6SK
620も消えてるな…
624名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:08:29 ID:Qs+egjK2
620はテンポってるだけじゃない?
625名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:09:03 ID:FiSPvLP2
つかさの部屋で「つか×こな」
http://up.spawn.jp/file/up33889.jpg

そのときのかがみ
http://up.spawn.jp/file/up33891.jpg
626名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:14:35 ID:FiSPvLP2
今度は見れる?
627名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:15:50 ID:dI88Gp+3
せっかくだからオレも張っておくか。
http://i-get.jp/upload500/src/up8126.jpg
以前、原作スレでひろったやつ。
628名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:20:47 ID:LoVV6GNB
>>625
今度は見れた、ありがとう!
エローイ
629名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:23:45 ID:MaugjsW2
>>620
>>625
こなた髪はストレートなので、寝ころんでも毛先だけくにゅくにゅ曲がることは無いかも
だが絡みには萌えたGJ
630名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:38:38 ID:Xl5bzC6F
エロいSSが読みたいんだがここじゃスレ違いみたいだな
ところで俺はどの板に行けばいいんだ?
631名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:41:37 ID:LoVV6GNB
自分で書くか、とりあえずまとめサイト行けば良いと思うよ。
632名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:50:10 ID:FiSPvLP2
最後に>>625のときのみゆ吉(テラ盗撮)
http://up.spawn.jp/file/up33898.jpg

最後の最後にものすごく雑なのを…
俺の駄目絵に付き合ってくれてありがとう
633名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:52:23 ID:Qs+egjK2
あー、なんか>>630の言いたいこと分かった。
ここのSSはストーリーの比重が多いから、エロとしては比較的ライトなんだと思う。
で、>>630はなんかすごいハードなガチエロがみたいと。
634名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:57:59 ID:EMsCD3pX
欲しいものがあるなら自炊汁

エロパロ版のエロい人のご金言です
635名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 03:10:14 ID:WtU+eEcl
>>625GJ!
PC壊れてて見れないのかと焦ったが、ファイルシークのお陰で見れた。
見れて本当によかったと思う位エロいな。



こなつかエロいよハアハアハアハア(*´Д`)=з

シコシコ
636名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 03:27:59 ID:y6FgRzqD
今週の激奏のシーンで凄く切なくなった。
でも百合だからか、って言われるとそうでもない気がする。何でだろう?
637名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 10:17:39 ID:R5DO62HR
>>636

百合フラグというより、かがみの友情に素で感激した俺。
クラスが決まるまでは茶化してても、結局別になってしまった時の
こなたの沈んだ口調がまたよかった。
「読まれてたかぁ」とか言いながら、こなたの方もすごく寂しそうな感じで。

その後の「でも、かがみだけ三年間別のクラスだったね」もしかり。
638名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 11:15:06 ID:RZQLfGOG
15話は、百合とか友情とかっていう分類では扱えないくらいの
こなかがのお互いに対する思いやりっぷりに感動だったんだZE☆
639名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 11:50:55 ID:os3JjfXP
彼女らの思考パターンは、関西人のそれをベースにすると理解しやすかったりする。

・会話の基本はオチョクリとツッコミ
 傍から見るとまるでケンカを売ってるように見えるが、どちらも根に持っていない。
・会話には"オチ"をつけるのが基本で、相手はそれにツッコミを入れるのが一種の礼儀
 自虐(はいはい、どうせオタクですよ、変ですよ)に持ち込んででもオチをつける。
・『それはそれ、これはこれ』という気持ちの切り替え
 地上げ屋が、立ち退きを迫っている店に「またうまい飯食わせてや」というような矛盾が成立する。
 「こいつマジムカつく!」とまで言いながら、またすぐ普通にこなたと話すかがみの心理状態はこれ。
・基本は人情
 不真面目と誤解されがちだが、オチャラケた言動は、相手を楽しませようという意志の現れ。
 席を替わってやるシーンとか、デレというより"人情"や"親切"に近い感じがする。

首都圏の住人が関西人のメンタリティを持っている、というのも変な話だけど、
漫才とかで会得した呼吸なのかもしれんね。
640名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 12:24:57 ID:FiSPvLP2
>>639
それがどうかしたのか?
結局なにが言いたいのか分からんのだが
641名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 12:29:19 ID:Py3J5pQ7
こんな事言っちゃへったくれもないけど、元(原作)が4コマだしね……

場所を換わってやったのは姉としてというか、母性愛(?)のようなものと解釈している
642名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 12:31:08 ID:2cXR6B18
そろそろ夏休みが始まるな
643名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 12:34:42 ID:MaugjsW2
そんな理屈は要らんのですよ。
かがみはこなたの事が可愛くて大好きなのであり、
こなたもまたかがみの事が大好きなのです。
ただそれだけの事。
644名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 12:34:52 ID:OifQ0/i9
>>640
二人はいいコンビってことじゃないかな
あまり高圧的というか、突き掛かったような発言は……
645>>640:2007/07/17(火) 12:40:42 ID:FiSPvLP2
>>644
あぅお、そんなふうにとららえられていたか…
そういうつもりではなかったのだが
でもそう感じてたのならすまぬ…
ただ素で分からなかったからね…
文字だとどうも心情までは伝わらないもんだね
646478:2007/07/17(火) 13:10:27 ID:wIRBXaW7
ここらでちょっと流れをぶった切りますよ

ここにきて、「嵐の夜に」こなゆたサイドをようやく投下してみます。
では2レスほどお借りしますね
647嵐の夜に こなゆた(1):2007/07/17(火) 13:14:37 ID:wIRBXaW7
【嵐の夜に こなゆたサイド】

Yahoo!JAPANのトピックスの最上段には、『台風4号 房総半島に上陸』とあった。
その文字をクリックし、中の記事を表示する。台風情報の概要と、進路予想図と、関連記事リンク。
 ここまで見て、こなたはため息をつく。
「はぁ。どーしてわざわざ週末に台風が来るかなぁ」
平日に来たら、学校が臨時休校になるかもしれないのに、ということだ。学生にはありがちな発想だが、
不謹慎な発言である。
 窓には、雨を伴った強風が吹きつけている。そして時折、雷の轟音が、窓を越えて部屋の中に伝わる。
(けっこー近いね。こりゃPCの電源切ったほうがいいかな)
そう思ってこなたは、インターネットのブラウザを閉じ、パソコンの電源を切った。もし使用中に停電
でも起こったり、雷が原因でパソコンが壊れたりしたら大変だ、という考えが浮かんだのだ。
 そうするとこなたは、暇を持て余してしまう。今日は日曜、明日は祝日。普段なら徹夜でネトゲ、と
いうところだが、今パソコンの電源を切ってしまった。――深夜アニメの時間まではまだ3時間ある。
それまで一旦寝るのもいいか。…いやでもそれは死亡フラグ。ならここでまさかの勉強?→却下。
「ひまだなぁ〜」こなたは、ベッドに寝転がり、そうつぶやいた。
その時、部屋のドアを誰かが弱々しくノックするのが聞こえた。こなたは起きて返事する。

「あれ?ゆーちゃん。もう寝たと思ってたけど、どうかした?」
「あ、あのね、こなたお姉ちゃん、…今日、一緒に寝ていい?」
目を少し潤ませて、ゆたかはこなたに聞いた。こうかはばつぐんだ!
「え、ど、どしたの?部屋にカヤキスレビタ(黒い悪魔)でも出た?」
「えっと、…こんなこと言ったら笑われちゃうかもしれないけど、その…、雷とか、怖くて…。」
ゆたかは、うつむいて、顔を赤くしながら恥ずかしそうに言った。アニメなら、顔の周囲に汗かなにか
が飛んでいるように描かれていることだろう。
 これを見たこなた、ゆたかの願いを断ることができるはずはなかった…はずなのだが、そこで同時に
意地悪な心が生まれてしまったようだ。
「ゆーちゃん、―――もし私が、だめって言ったらどうする?(ニヤニヤ)」
「ええっ!?そんなぁ〜…お願いだから、今日だけだからぁ!」
本気にしたゆたか、涙目になりながらこなたの肩を掴んで、揺さぶりながらお願いした。
「うわわわわかったから、一緒に寝てあげるから、そんな強く揺さぶるのはヤメテ〜」

「ゆーちゃんてさ、ホントかわいいよね」
一緒の布団の中で、まだ時折鳴っている雷に怯えているゆたかを見ながら、こなたは言った。
「…か、かわいい?」
「うん。子供っぽくってさー、なんか、放っておけないっていうか、こう――」
「むーっ、子供っぽいとか言わないでよーっ!」
こなたの発言を遮って、ゆたかは頬を膨らませて怒って見せるが、こなたはゆたかの頬を指で突きながら
「おやおや、雷が怖くて一人で寝れない、って泣きついてきたお子様は、どこの誰でしたかな〜?」
と、ゆたかの再反撃を不能にする手で応戦した。
648嵐の夜に こなゆた(2):2007/07/17(火) 13:20:00 ID:wIRBXaW7
「おやすみー、ゆーちゃん」
ゆたかがおやすみモードに入りつつあることに気づいたこなたがそう言うと、ゆたかは目を閉じたまま、
寝息のような音に交えて、こなたおねえちゃん、おやすみなさい と小さく言った。
 でも、こなたの目はむしろ冴えてしまった。今ぐらいがこなたの活動時間帯なのもあるが、加えて
(あうぅ、ゆーちゃんの寝顔…可愛いなあ!しかもこんな至近距離で!独り占めしちゃうのはもったい
ないな。写メでも撮っておきたいぐらい…あ、でも撮るときの音でゆーちゃん起きちゃうか。かくなる
上は、できるだけ鮮明に記憶にとどめておくこととしようか)
という思考が働いた、というのも大きかった。
とりあえずこなたは、間違って手を出したりしないよう自制しながらしばらくゆたかの方を見つめて
いたが、そのうちに防御不能の『やつ』に屈し、寝息をたて始めた。

 少し開いていた部屋のドアが、そっと閉まる。部屋の外には、ガッツポーズをする男の姿があった。
そうじろう「俺の人生って、勝ち組だよなぁ…!」


 翌朝。風がまだ残るものの、天気は回復して空には青空が戻り、朝の光でゆたかは目を覚ました。
しかし、隣にいたはずのこなたの姿はそこにはなかった。代わりに、カタカタと軽快な音が聞こえる。
「こなたお姉ちゃん、もう起きてたんだ。早いね」
「あ、ゆーちゃん起きたんだ。おはよー。」そう言って、こなたは一旦パソコン画面に目をやった。
「いやー、結局夜中のアニメ見逃しちゃって。で、しょうがないからそれからネトgふぁ〜あ」
こなたがあくびを終えたのを見て、ゆたかが一言、こなたに言った。
「こなたお姉ちゃん、ありがとう」
いきなりそう言われたこなたはきょとんとして、そしてもう一度あくびをした。
                                【Fin】
649名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 13:20:56 ID:xJ1L+/Sc
>>645
「文字だけじゃ上手く心情まで伝わらないよね」
「まぁ確かにね。相手の声質や表情、態度から心情を読む割合が高いからね」
「そうそう。だからかがみん、告白とかする時はちゃんと相手の前に立ってしなくちゃダメだよ」
「余計なお世話だ! だいたい何でいきなりそうなる」
「いやぁ何となく、ね」
「あ、そ」
「……」
「……」
「…………」
「…………何よ、そんなじっと見つめて」
「待ってるのだよ」
「何を」
「かがみんの告白」
「するかっ!!」
650478:2007/07/17(火) 13:24:29 ID:wIRBXaW7
はい以上です。
ずいぶんぐだぐだになった感があるけど、まあ納得いかない方は脳内補完で、ということで。
駄文失礼しました。
651名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 13:26:39 ID:xJ1L+/Sc
>>646
リロードしてなくてSS直後にネタ落としてしまった、すまない。
そしてGJ!ゆーちゃん可愛い!それを目に焼き付けるこなたも!
俺もそうじろうになりたいぜ……。
652名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 13:57:43 ID:FiSPvLP2
空気を読まずに
塗ってみた
http://up.spawn.jp/file/up33945.jpg
653名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 14:27:42 ID:f229E5GP
>>651
自重しろ!
654639:2007/07/17(火) 15:16:27 ID:os3JjfXP
わけわからん考察で、スレのふいんき悪くしてスマソorz

そして職人の皆様GJ!
655名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 16:31:59 ID:WOTzkwJi
男キャラ一人作って1つ書こうと思ってるんだが(RAvish Romanceで )、
やっぱ男キャラは白石にした方がいいんだろうか?
656名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 16:56:36 ID:FiSPvLP2
>>655
白石、そうじろう、みゆき兄、あやの彼氏
のなかから選ぶといい
オリジナルでもいいと思うが…

というか百合好きの人は見ないだろうし
見る人は男の方は誰でもかまわない(女の子の誰と絡ませるかが重要)だろうから
好きにすればいいと思うさΣd(д・´)
657名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 17:09:15 ID:4hzAVvBu
>>650
ゆーちゃん可愛いよゆーちゃん
こなたのお姉さんなオーラも出ててGJでしたー!

>>651
…かがみん告白しないの?
と、こなたの言葉を代弁しt(ry
658名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 17:15:13 ID:FiSPvLP2
>>657
「――――告白…しちゃえばよかったかな…(ボソ」
「?…どったのかがみん?」
「な、なんでもないわよ!!」
659名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 17:16:20 ID:aluvxQG/
>>650
いやいや、GJ!!甘えん坊モードのゆーちゃんに萌えたw

 ありそうで意外に無い、こな×ゆたのちょっとイイ感じのやりとりをありがとうございました。
660名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 17:39:33 ID:tnHk0i90
こたなが痴漢されゲームでの撃退法を試みるが返って逆効果で逆上した痴漢に荒々しく責められ絶頂してしまう
こたなVS痴漢魔って言うのを妄想してみた
661名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 17:43:51 ID:MaugjsW2
またかなたさん側の親戚の登場か・・・
662名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 17:46:59 ID:GlQXXLwu
>>630
昔百合エロばかり書いていた職人がおってな…



…あの人どこいったのかなぁ。
663名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 18:23:10 ID:zswA/vtk
>.656
男体化つかさ
664名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 18:43:04 ID:FiSPvLP2
>>663
誰と絡ませるつもりだ
665名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 18:52:08 ID:OifQ0/i9
ドジっ娘・妹(末っ子)・天然etc.
これを男に変換すると、どうもショタになっちゃうんだよな……
666名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 19:30:04 ID:Py3J5pQ7
誰か兄弟のいるキャラが他に居なかったっけかな……と
探してたらひよりに兄がいたみたいだ
名前とか絵とか出てないけど

課題で製本ってシチュがよくわからんが、大学生?
667名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 20:19:50 ID:XZGrPmE3
>>666
美大生とかじゃないか?美大出身でないからなんとも言えんが

兄弟ならみさおやこうにもいるね
(義)兄ならきよたかさんやそう君もそうだな
668名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 20:25:26 ID:dI88Gp+3
>>637
普段はきついこといったり、バカにしあったり
してるけど、いざというときは優しく支えてくれる。
そういう関係ってうらやましいね。
かかみとこなたは表面だけの友人付き合いじゃなく
本当に親友と呼べる仲なんだろね。
あのやりとりでちょっと目頭が熱くなったオレ。
669名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 20:38:32 ID:FiSPvLP2
>>668の文面だけで涙腺ゆるむ
2人が出会ったきっかけはどうだったのか知らないけれど
今のこの友情は一生ものだね
高校を卒業してもずっとねww
670名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 20:57:36 ID:tJqF/AiI
あるサイトに行ったら、こなたにかがみがデレまくる二次創作4コマ漫画が
始まっていたんだ。なんだこの破壊力は!

俺は魔界を見た!ヽ(`Д´)ノ
671名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 20:59:28 ID:TD8lNyb4
柊家の母のかわいさは異常
672560:2007/07/17(火) 21:10:06 ID:V+eSN/0O
>>670 …俺のコメントがどれだけアレだったか…今痛感したッ!!!  ;;
673名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:19:14 ID:FiSPvLP2
>>670
あのさぁ…前にもレスったんだが
URL晒せないならそういう話すんな
荒れるから
674名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:23:29 ID:7rqqyoRK
>>673が荒らし始めたからもうそういう話はしないように
675名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:25:28 ID:Dd1Uo5/u
美大生の俺が通りますよ

>>666,667
課題が実習作品なのは当然で、グラフィック専攻のヤツならよく本にして持ってくるよ。
俺は平面じゃないんで作らないけど
676名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:28:16 ID:tJqF/AiI
すまねえ。
「このHPは実写系アダルト、犯罪支援サイトを除いてリンクフリー」
って書いてあるからリンク貼るぜ。いいよな?

http://www117.sakura.ne.jp/~nyano/
677名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:30:29 ID:FiSPvLP2
男体化つかさはどうなった
楽しみにしてたのに(ω・`)
678名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:32:11 ID:Py3J5pQ7
>>675
フォローどうもです
>>677
ごめん、俺が話そらしたばっかりに……
679名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:35:28 ID:FiSPvLP2
いや…無理やり流れ変えようとしただけだから気にしないでくれ

というか>>676知ってるサイトでびっくりだぁ
680名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:41:45 ID:dI88Gp+3
>>676
かがみ、カワエエ〜。
堪能した。ありがとう。


だが、タマ姉の方でハァハァしてしまったのは
ナイショだ!!
681名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 22:33:09 ID:GlQXXLwu
         /: : : : : : : : : : : : : : : `ヽ
        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ---、
     /::了弋___: : : :/: : : : : : : : : : :.〉: : : : : `ヽ.__ヽ___,
  /::::/ 7::::::::{: :`>': : : : : : : /: : : : :/ト、: : : : : : ヽ---rイ´
  {:::::::: | /::::::::::::∨ /: : : : : : /: : : : :/:.:| !: : : : : : : : \:::ヽl
  ヽ::::: |.!:::::::::::: /: :{: : : : : //: : : : ,イ: :/ |:ト、 : : : i: : : : ヽ::::〉
    \|l::::::::::::/: :,イ: : : : ィ7ー-、 / |: / |:.! ,X: : :}: : : : : :.V
     /l、::::: / / |: : : :/ イ: : /  !/  l:.|´ ∨ |: : :i、.: : !
.    l: :l ̄ |/r‐、l: : :.//|/      |/__ ,ィ.: :|: : :|ヽ: : :!
    l : :!: : :.:.{ ヽ.|:.:.:/ヤ乍牙气     斤ァ/ハ:|: : :l  \|
.   | : :!: : :.! ト、_.l/  {:辷.ソ       辷/{: :∧!: :/
.    | : :l: : :.l≦ミヽ ヽ ,,¨ ̄     ,.    }/:.:!:.∨|  あててんのよ
   l : : ! : /    \\\ .____(^ーァ____,. イヽ:.!: :.:.:|
    | : : l:.:,'     ,.ヘ_と}_}_}_]≧、  `ヽー┴‐-、:|
    | : : l:.|    '"´       ヽヽヽヽ- 、      }!
    | : : l:.{                {:.:{:.:{:.{  〉      {--―ァ
    |: : :.l:.|ヽ、             }:.:}.:.}.:}ィノ____〉<´
    |: : :.:/ /\_______,. -‐一'¨´i ̄¨´:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
    |: : / /:.:.:./:.:.:./:.∧:.:./:.:.:.:,イ:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.丶:.:\.:.:.:.:.:.:.\
    |: :.{  {:.:.:/:.:.:./:.:(__):!:.:.::./ |:.:.:.:.:.: ∧:.:.:.:.:.ヽ:.:.ヽー----ゝ
    |: :.l/ !:.:.!:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.、l:.:.:/ .!:.:.:.:. /  ヽ/:.: i:.:.:.:ヽ
    |:.:/  .|:.:.!:.:.:.l:.:.:.:.:.:../「:メ、__,|:.:.:.:/ 、_/ ヽ:.:.:.|:.:.:.:.:.i
    l:/   |:.:.! :.:.!:.:.:.:.:/ |/_ |:.:./  ____ ∨:|:.:.:.:.:.|
    |{   |:.:.!:.:/!:.:.:./|≡≡≡ .!./   ≡≡=.ト、ト、:.:.:.:|
    |: >、___|:.:从_|:.:./: |            ’|:.:.|:∧:. |
    |/  /|:/:.:.:!|:/:.:.:.! xxx    __    xx ノ:.:.l/ ∨    む、胸があたってるんですけど…
682名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 22:44:46 ID:qB0EWvE6
>>676のサイト、しばらく見ない間にこなかがに転んでたのか
これは夏コミが楽しみだ
683名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:28:30 ID:FiSPvLP2
なんの前触れもなく降りてきた

こなたの日記

○月×日
 私には同性趣味はないと思ってなんだけど…どうやら私は
 かがみを好きになってしまったようだ…どうしよう…
 うん、悩んだままなんて私らしくない…
 だから明日告白しようと思う

○月△日
 放課後、屋上にかがみを呼び出して告白した
 少し間があった後、かがみは私の前から走り去ってしまった
 …嫌われてしまったのだろうか…明日顔を合わせるのが辛い

 かがみが走り去るとき、扉のところに黄色いリボンが見えた気がしたけれど
 …たぶん気のせいだろう

○月*日
 今日かがみたちと合流した直後、かがみが返事をくれた…噛んでたけど
 かがみも私のことが好きだったらしい
 だったら昨日みたいな生殺しはやめてほしい
 だからその腹いせに今日はべったり甘えちゃった

 それにしてもかがみの後ろにあ○りらしき人影がいた気がしたんだけど
 気のせいだったんだろうか
684名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:29:11 ID:FiSPvLP2
かがみの日記

○月×日
 今日こなたの様子がおかしかった
 話しかけても上の空だったり突然赤くなってそっぽ向いたり
 …つかさは「あれは恋する女の子の風体だよ」とか言っていたけど
 まさかこなたに限ってそれはないだろう
 …でももしそうだったらどうしよう…こなたが誰かのものになったところを想像して
 胸が苦しくなる

 ――少し早いけど今日はもう寝よう

○月△日
 こなたに告白された
 まさか恋の相手が私だったなんて…
 返事は決まっていたはずなのに…なぜか逃げてしまった
 どうしよう、どうしよう、どうしよう
 こなたに誤解されたかもしれない…なんで肝心なときに私ってだめなんだろう
 ――明日なんとしても言わなきゃ
 ――私も好きだって

 …屋上から出るとき、足元にバルサミコ酢が転がっていた
 なんだったんだろう

○月*日
 こなたに気持ちを伝えた…噛んだけど…
 これで私たちも晴れて恋人同士だ
 思わず踊り転げそうになったけれどなんとか理性でこらえた
 今日は恋人同士初日なのでめいっぱい甘えてしまった

 そういえば今日つかさが髪を染めていてびっくりした…なにかあったのだろうか?
 ――それにしてもなんでピンク?もしかしてみゆきのことが好きなのだろうか?
685名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:30:45 ID:FiSPvLP2
つかさの日記

○月×日
 今日こなちゃんの様子がおかしかった
 それもお姉ちゃんに対してだけ…
 お姉ちゃんは鈍感だから気づいていなかったみたいだけど
 どうしよう…お姉ちゃんにフラグが立ってしまったようだ…
 こなちゃんは私のなのに

○月△日
 お姉ちゃんとこなちゃんが先に帰っててとか言ったので
 帰ったように見せかけてストーキングした…
 ゆきちゃんにバルサミコ酢ってメールを送っておいた

 こなちゃんがお姉ちゃんに告白していた
 テラヤバスって思った
 でもお姉ちゃんは返事もせずに疾走した…あまりの速さに瞬動かと思った
 …どうして私じゃないのだろうか、髪の色が同じだからかもしれない
 髪の色が変わればこなちゃんも私の方を振り向いてくれるかもしれない
 そう思ったので私は髪を染めようと思う
 ――ピンクに

○月*日
 お姉ちゃんとこなちゃんが恋人同士になった
 燃え尽きてしまった…真っ白に…髪の毛ピンクだけど
 でもこなちゃんがこっちを凝視していた
 ktkrとか思ったけどすぐに見ぬ振りしてた
 どこで選択肢を間違えたのだろうか
 腹いせにお姉ちゃんを太らせちゃおうと思う
 ――バルサミコ酢で
686名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:31:25 ID:FiSPvLP2
みゆきの日記

○月×日
 今日つかささん、かがみさん、泉さんの様子がどうもいつもと違うようでした。
 こなたさんはなんだか大人しかったですし、かがみさんはすごくそわそわしてましたし
 つかささんに至ってはいつも以上にお弁当がお酢臭かったです。
 心配です。

○月△日
 今日は泉さんとかがみさんが先に帰っていてほしいと言っていたので
 つかささんと帰ることになりました。
 …しかしつかささんが見当たりません、少し探しているとつかささんから
 「バルサミコ酢」というメールが来ました。
 取り合えず私はつかささんのメールの通り先に帰っておくことにしました
 つかささんは本当にお酢が大好きなようですね。

○月*日
 今日はすばらしい日です。
 お友達の泉さんとかがみさんが恋人同士になりました。
 世間一般でいう普通ではないかもしれません。
 でも私はお2人を精一杯応援していきたいと思います。
 泉さん、かがみさん…本当におめでとうございます。

 ――話は変わりますが、つかささんがピンク色になっていました
 ――制服と同じ色でマッチしていて、すごくかわいかったです。
687名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:36:04 ID:FiSPvLP2
以上
何でこんなの書いたんだろうか…
お目汚しすまん…少し反省
688名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:38:37 ID:1nxxzQNI
GJ!なんかいい感じだ。
欲を言えばもう少し煮詰めて欲しかったかも。
689名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:39:29 ID:NOg5qZUY
>>686の装備するアンテナ感度に萌えた。
漏れのアンテナもそろそろ替え時かもしれんw
690名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:49:03 ID:OifQ0/i9
なんで>>685だけ抜けてるのかと思ったらつかさvipperだったのか……
NG探しに悪戦苦闘したがGJ
691名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:00:53 ID:f229E5GP
>>681
当てるほど胸ないだろw
692名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:01:31 ID:7Qr0cCg8
かがみんって意外に胸がある設定じゃなかったっけ?
693名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:02:24 ID:Qs+egjK2
自分のアンテナはロボアニと特撮ネタしか受信しないからなぁ…。
また、なにか受信したら書いてみよう
694名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:11:36 ID:O2FaZXUC
つかさだけ性格変えてしまった…
後悔はしていない

かがみって胸ランク中だったよね?
確か
695名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:12:37 ID:ZZVoT5x1
かがみは確か胸は平均レベルじゃなかったっけ?
696名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:14:39 ID:HojLlr52
よし
こなた、ちょっと調べてきて!
697名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:25:35 ID:ELpd9V2k
4巻23頁より
胸ランク:中
*ないと思われがちっスけど、意外とあるっス

とのこと
698名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:26:38 ID:+oDqjHd2
>>696
【審議中】

        ∧,,∧ ∧,,∧
   ∧,,∧ (´・ω・)(・ω・`)∧,,∧
  ( ´・ω)(∧,,∧) (∧,,∧(ω・` )
   l U l (  ´・) (・`  )l と ノ
   .u-u (   l). (l   ) u-u'
        `u-u'   `u-u'

【ない】
          ゚・ *:  : *・
      *・ ゜゚・ * :  .。. .。.:  *゜
   * ・゜ ゚・ *: . .。.: *・ ゜゚  ・ *  :..
 。. ・ ・*:.。 ∧,,∧  .∧,,∧   .:* ・゜     
    ∧∧(´・ω・`)(´・ω・`)∧∧
   (´・ω・`).∧∧) (∧∧(´・ω・`)  
   | U (´・ω・`)(´・ω・`) と ノ
    u-u (l    ) (    ノ u-u
         `u-u' `u-u'

699名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:29:13 ID:LJxOKL6l
>>698
おいこらwwww
700名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:33:59 ID:O2FaZXUC
(=ω=.)つ【http://up.spawn.jp/file/up34089.jpg
「証拠素材をミッションコンプリート」
701名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:37:26 ID:3nzyXSwz
        、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了   なに>>698?かがみの胸がない?
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)  それは無理矢理貧乳だと思い込むからだよ
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    逆に考えるんだ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ   「『みゆきさんよりは』ない」
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-…、 ) |       と 考えるんだ
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_ 
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `……´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ
702名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:39:43 ID:O2FaZXUC
>>701
なんという説得力
感服せざるをえない
703名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:43:37 ID:nW50vSDc
>>687
KOEEEEEEE!!
何気にバルサミコ酢で意思疎通できてるみゆきさんはタダモノではない。

>>701
流石です、卿!
704名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:44:49 ID:ELpd9V2k
てめえは俺を……と書こうとした俺を701が丸め込んでしまった
なんというみwikiさん並のスルー能力だ
705名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:54:30 ID:H0KagGDV
ライブのかがみに席を譲ってもらった時の無垢な目のこなたを見て
汚してやりたいと思ったのは俺だけじゃないはず
706ロイズ:2007/07/18(水) 00:55:52 ID:DWXOZubA
こなかがのエロも投下しても良さげ?
707名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:04:33 ID:po9j+KRZ
>>614
んがっ?! やってしまいました……

「ちょ、かがってばずるいっ! 私のモナカ全部食べちゃったじゃん!」
 ↓
「ちょ、かがみってばずるいっ! 私のモナカ全部食べちゃったじゃん!」

の間違いです。保管時に訂正していただけると嬉しいです。


というわけで、お詫びに1レス投下させていただきます。
708名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:05:54 ID:po9j+KRZ
と思ったら先客の方がいらっしゃるようなので、待機しておきます。
709名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:14:21 ID:1MTx2ePF
>>706
待ってますー


>>607
もはや別人w
って、別人(?)なのか。
710名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:33:41 ID:po9j+KRZ
25分ほど待機しておりましたが、まだ投下が無いようなのでお先に投下させていただきます。
711好きな人の名前は…?:2007/07/18(水) 01:36:37 ID:po9j+KRZ
「きょうちゃんとかかがみ様とか、ホントにあんたはいろんな呼び方するわね」
 放課後、みゆきさんの委員会が終わるのを待ってると、かがみがげっそりした顔で言ってきた。
「ああ、言っとくけど『きょうちゃん』はつかさの発案だからね?」
「……ホントなの? つかさ」
「ふぇぇっ?! あ、あれは話の流れで思わず言っちゃっただけで!」
 ありゃりゃ、やっぱり身近な人でもかがみの眼光にはひるむんですなー。
「まあ、つかさらしいといえばつかさらしいか。問題は、それを実行に移したこなたのほうだろうし」
「ちょ、きょ、共犯者は無罪デスカ!」
「つかさはあくまでも教唆。実行をするのもしないのもあんた次第のはずなのに、あんたってば
思いつきですーぐ実行するんだから。ちょっぴりオシオキしてみようかしら」
「んがっ?!」
 そう言うと、かがみは私のほっぺたをぐにゅぐにゅといじくりまわしてきた。
「ひょっ、ひょっほー!」
「あらあら、よく伸びること。それにやわらかいわー」
「ううっ、嬉しいよーなフクザツなよーな……」
「うりうりうりうり」
 この柔らかさが、もーちょっと私のムネにあればいいんだけど……まあ、かがみんが
いじくってくれてるならいいか。やさしくしてくれてるし、楽しそうだし。
「しかし、呼び名かー。つかさは『つかさ』しか思い浮かばないし、こなたもつかさが
言う『こなちゃん』ぐらいしか思い浮かばないし。そう考えると、つかさってばホントに
こういうのがよく思いつくわね」
「うーん、なんとなく……こう、雰囲気っていうのかな? そんな感じの呼び方がいいかなって思って」
「確かに『こなちゃん』ってのはちんまりとした感じがするし、みゆきの『ゆきちゃん』
っていうのは清楚って感じがするものね」
「そ、そーゆーわけじゃ」
「失敬だなー」
 人のほっぺた弄りながら言うセリフかね、それ。
「だったら、こなたの呼び名を考えて呼んでみよっか? 私にしたように」
「ふぇ?」
 な、なんでいきなりそういう流れになるのカナ? って思ったけど、かがみがまた
ほっぺたをぎゅーぎゅーしてきてしゃべれないっ?!
「例えば『こーちゃん』とか」
「むー」
 それはあまりにも平凡すぎやしませんか。
「それじゃ『なたちゃん』とか」
「むーむー」
 そんな先っぽが突き出た鉈を笑顔で振り回してるような名前はヤです。
「ダメ? じゃあ『こたちゃん』とか」
「むーむーむー」
 いくらムネのなりとかはこうでも、私はオンナノコなんだけどなー……
「わがままねー。だったら『たーちゃん』とか」
「むーむーむーむー!」
 アレが伸びるジャングルの王者みたいな名前はイヤだって!!
「そう? じゃあ名字のほうからとって『ズミちゃん』とか」
「む〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?!??!?!?!」
 そんな某文化放送で頭頂部だけ髪を残してアンテナ状に固めてたアナのよーな名前だけはっ! それだけはっ!!
「わ、わかったってば。いつもの呼び名のほうがいいのね?」
「う、うみゅ〜」
 ぷはっ、ようやくかがみの指から解放された……というか、かがみんってば精神的にじわじわ責めてくるんですな。
「あんたも、ちょっとはいじられる気分がわかったでしょ?」
「ううっ、できるだけ自重します……たぶん、おそらく、きっと」
「って、やる気まんまんじゃない」
 ふっふっふっ、かがみにはこういう反応があるからやめられんのですヨ。
「とりあえず、いつも通り『かがみ』って呼んでくれたほうがいいわ。『こなた』もそうでしょ?」
「確かに、改めて言われるとそーだね」
 なんとゆーか、いつも呼ばれ慣れてるほうが心にじんわりと来るとゆーか、そんな気分。
「んじゃ、いつも『かがみん』って呼んでるように、私も『こなたん』って呼んでくれる?」
「自重するって言ったのはどこのどいつよ! ……もうっ、いつもの呼び名のほうが好きって言ってるのに……」
「ううっ、かがみんのけちんぼー」
 って、最後に何かつぶやいてたみたいだけど、気のせい……で、いいのかな?   (完)
712 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/18(水) 01:39:15 ID:po9j+KRZ
名前ミスを指摘されたのを見て「しまったー!」と思いつつ、
「呼び名かー」と突然ボンと出てきたナゾのネタです。


ちなみに「ズミちゃん」とは、某文化放送系アニラジによく顔を出してる斉藤一美アナのことです。
713名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:40:34 ID:1MTx2ePF
引き出し多いなあ
GJ
714名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:50:32 ID:JQjVCFej
>>706
おぉー、久々のこなかがエロかw
wktkしながら待ってます
715名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 02:16:13 ID:veKOiDuW
>>701

反論できる術がありません。
感服いたしました
716名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 03:09:43 ID:nU7lO9B5
>>683-686
つかさの弁当はいつも酢飯なのか?
バルサミコ酢って太るのか?
いろいろ疑問は残るがGJ

だが、いちばん笑ったのは>>690


>>712
なたちゃんGJ!
雛見沢村にいっぱいいそうだ
717名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 04:23:53 ID:X/guGgxf
>>711 GJ
>>706 久々の…!えろこなかが!  待ってますぜ!
718ガチャ☆ピン ◆e65aP.7ZpY :2007/07/18(水) 04:46:26 ID:7+xIG8YE
まいどー、SS持ってきましたぁ
・非エロ
・明るめ
NGは「御祭礼」でお願いします
719御祭礼 ◆e65aP.7ZpY :2007/07/18(水) 04:47:38 ID:7+xIG8YE
冷たいコーヒー。つくつくぼうしの声。
泉こなたと、田村ひよりはとある喫茶店に居た。
「あぁ、そりゃ難儀っスねぇ。」
「本当だよ・・・っと。こんな与太話しにきたんじゃなかった。さて、本題なんだけど」
「・・・ひよりん、君の腕を見込んで頼みたい事があるだよね。」
「頼みたい事、ですか?」
うむ、とこなたは頷き、懐から茶色い封筒を取り出すとそれをひよりに手渡す。
「なっ!?これは・・・」
その封筒に入っていたのは諭吉軍団。某車買い取り専門店も真っ青だ、とは言いすぎか。
「頼めるかな?」
「い、一体何を・・・」
ひよりがそう訊いたその瞬間、まるで虎の如き輝きを目に湛え、こなたは言い放った。
「かがこな、祭り・・・」
「かがこな祭り・・・?」「かがこな祭りじゃー!!」
「わっしょいわっしょい!!」「まぁーつりだ」「わっしょいわっしょい!!」
「まーつりだまつりだ」「わっしょいわっしょいわっしょいわっしょい!!」
「かぁがこな」「そーれそれそれ」「まぁつーりぃ」「お祭りだー!!」
720御祭礼 ◆e65aP.7ZpY :2007/07/18(水) 04:50:32 ID:7+xIG8YE
「と、いうわけだよ。」
「ピーヒャラピーヒャラ!!」
「いや、二番とかいいから。」
「え?あ、そ、そうっスか・・・」
「まぁともかく、期待してるよ。シチュは何でもいいから。絡みも入れといてね。」
「あ、ちょっ、こなたさん?」
ひよりが止める間もなくこなたは去ってしまった。
稀に常識デストロイな人になっちゃうのが珠に傷か
そんな事をひよりが考えていると、気付けば集まる視線、唖然、呆然。
そう、ここは喫茶店なのだ。大事なのはそこ。それを忘れちゃいけないと思う。


プルルルルルルップルルルルルルッ ガチャ
「はいこちら埼玉市警生活安全課ぁ」
「何中学生みたいな事言ってんスか。例の原稿できましたよ。」
「おぉうっ、さすがひよりん!仕事が早い!今から取りにいっていい!?いい!?」
「いえ、そっちの方に用事があったからついでによってきますよ。ってか着きました。」
「おぉ〜っ!もはやひよりんは神の領域!ありがとう!ありがとう!」
721御祭礼 ◆e65aP.7ZpY :2007/07/18(水) 04:51:38 ID:7+xIG8YE
プツッと回線が切れると、こなたの家の中から何かえらい音が聞こえてくる。
バタバタバタビタン「あっ、こけた」
ガラガラ「ようこそ女神ん!」
「勝手に合成しないでください・・・で、これなんですが・・・」
女神が原稿らしきものを差し出すと、こなたはそれをブン盗った。女神から。
「・・・なんだかなぁ。で、こなたさん、ちょっと」
「ん?どしたの?」
こなたはひよりの原稿を大事そうに抱えている。
それはもう、幾千億のお金になろうかというほどの宝物のように。
(最初から決めてたけどやっぱりそうしよう)
「これ、返します。」
そういってひよりは、こなたから預かったお金を返した。
「え?いや、いいよ!原稿料だよ、原稿料。遠慮しないでよ。」
「いえ、私も楽しかったですし、何よりそこまで喜んで貰えれば、それで・・・」
「ひよりん・・・」
「それに、万が一柊先輩にばれた時、お金を貰ってたなんて知れたらもう」
ちょっと苦笑いも含んだ照れ笑い。それは自分の恥ずかしセリフに対してのものだった
が。「・・・素直になれないっ娘萌え!」
「はい!?」
722御祭礼 ◆e65aP.7ZpY :2007/07/18(水) 04:52:39 ID:7+xIG8YE
「もう、ひよりんたら、フラグ立てる相手に私を選ぶなんてねぇ。」
「でも私はかがみがいるからねぇ。難しいよぉ?」
「・・・あの、帰っていいっスか?」



おまけ(後日談)
「ん?何これ・・・」
「んー?どしたの?って、ヤバッ!」
「ちょ、何よコレ!これってあたしと、あ、あんたじゃないのよ!」
「あ、いや、それは・・・」
「こんなの、普通に違法でしょ!?誰よこんなの書いたのは!」
「あ、ぅ・・・ごめん、かがみ。私がお願いして書いて貰った・・・」
「・・・へ?あんたが、お願い?な、何で?」
「ごめん、私が、そうしたかったから・・・ごめんね、やだよね、こんなの・・・」
「な!べ、別にやだなんていってないでしょ?私はただ、こんなのが出回ってるのかと」
「え?・・・嫌じゃないの?それ、18禁だよ?私が書いてって言ったんだよ?」
「だから、嫌じゃないってば!・・・全然、嫌じゃないわよ・・・」
「かがみん・・・わかった!私も大好きだよ!しよ!今すぐしよっ!」
「は!?あんたちよっと、コラ!何を・・・脱がすなぁっ!!」
「かがみ〜ん!!」
723ガチャ☆ピン ◆e65aP.7ZpY :2007/07/18(水) 04:55:48 ID:7+xIG8YE
以上です。
至らないところ等あればぜひご教授下さい。
724名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 07:09:57 ID:5w9cYVXw
エロが少ないそうなので15話見た勢いで書いてみた
する事してるのにドエロにならなくてごめん、
かが×こなになるかと最初思ったら出来上がったら
こな×かが
この後、3レス使います

>>705
そういう野郎にこなたがヤラレルシチュも好きなんだけどなー
725名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 07:11:40 ID:5w9cYVXw
今は夜の12時。二時間前に突如こなたからかかってきた電話の内容は、
『ねえねえかがみ、急に歌いたくなったから今からカラオケにいかない?』
こんな時間に電話してきても、つかさはそろそろ眠る時間だし、みゆきさんは遠くてどのみちもう寝るはず。
ま、まさか…こなたってばこんな時間からだなんて、何考えてんのよ、私を誘い出す狙い?ま、まさかね
『この時間から行ってくれそうなの、かがみしか居ないしさ』
忘れてた、あいつってばほんとに友達少ないんだった…
そして、私はOKの返事をして急いで着替えてこなたと落ち合った。

「かがみー、こっちこっち」
私がこなたのアンテナを見つけたのと同時にこなたが私を見つけて声を出し手を振って存在を教えてくれている。
「先に来てるなんて珍しいわね」
「だってさ、今の私は燃えてるからね、もうここでじっと待ってるのさえ惜しいよ、
 さ、かがみレッツゴー」
こなたが私の手を取って駆け出す。手を繋いで走る事に、ほんの数分、店までの事だけど私の心臓は急激にドキドキした。

店に入って
「それじゃナイトコースでお願いします」
こなたはテキパキとなれた感じで受付を済ませる。
よくもまあ、その背丈で夜間の利用ができるものねと疑問に思いながらも、こなたの後について部屋に入る。
薄暗い照明、高校生が普段利用しない時間帯だけに、普段と感じが違う気がする。
それに今はこなたと…二人きりだし…
「ナイトコースってなによ?」
「閉店の6時まで歌い放題なんだよ」
私が、カラオケで徹夜かよ!と突っ込む前にスピーカーからカラオケが鳴り出す。
「ちょ、あんたまだ歌本も開いてないでしょ、いつのまに!」
「歌いたい曲の番号くらい覚えてるものだよ、かがみ。ドリンクとか注文しようよ」
こなたは機嫌良さそうに歌いだす。器用に歌いながらドリンクと食べ物の注文もリモコンで行っている。
またスタートから置いてけぼりだ。
そりゃ、歌を歌いたいからってのは判ってたけどさ、せっかくの二人きりなんだし、それに長時間のコースなら、
もうちょっと余裕をもってもいいんじゃないの?
リモコンでドリンクを注文し、しぶしぶ歌本をめくって探しているとこなたの3曲目で注文の品が届いた。
『ごゆっくりご利用下さい』、店員はちょっとイケメンだったかも。
「かがみー、楽しんでるかい?イエーーイ!」
「い、イエーイ」
楽しんでるこなたに不承不承あわせ、二人しかいないんだし、ちょっと自信の無い曲の練習もいいかなって
いつもの調子でちゃかすだろうから無理そうならそこで切ればいいしと思って、選曲してリモコン送信っと
ピッ、『予約がいっぱいです』
「ちょっとあんた!先に10曲めいいっぱい予約入れてるんじゃないわよ!」
そんなこんなでようやく私の番も回ってきて、一息ついた頃には日付が変っていた。
12時、シンデレラが戻る時間かあ。
脈絡もなくそう思っていた時に
「かがみー、かがみぃー」
「なによ、いきなり背中にのってくんな!動きにくいでしょ」
「かがみもこれ飲んでよ、おいしいよー」
こなたが飲みかけのコップを私の口の前に持ってくる。
緊張してこなたの口をつけた部分から一口。今までに飲んだ事の無い不思議な香りがしている。
私は抱きつかれている事と、間接キスってことにドキドキして、そんな細かい事は後回しになっていた
「ん、何、これ変った味ね。そう言えばさ、私不思議だったんだけど、よくあんたの見かけで入れたわね」
「ほれほれ、もっと飲みなよー♪」
やたら上機嫌だな、こいつ。口当たりよくて美味しかったので今度はもっと飲むことにした。
「それはね、これを使ったのさ」
こなたが出して見せてきたのは身分証明書、しかも20歳?!
「ぶはっ、あ、あんたコレ、偽造じゃないの」
「まー、まー、かがみん、鉄の意志の前には障壁はないのだよ」
「あ、あんたねー…」
726名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 07:12:23 ID:5w9cYVXw
あれ?なんだか変だ。顔が熱い。そりゃこなたがいつもよりも抱きついてくるから体が熱いけど。
でも、でも…それだけじゃない何か…
「ね、あんた、このジュース…」
「あ、それぇ?カクテルだよ、飲みやすいでしょ、せっかくだしさ注文してみたんだよお」
嘘?!それじゃ、ああ、なんだかクラクラしてきた。
こなたの顔を振り返って見てみると、薄暗くて気づかなかったけど顔が赤い、そして目がすわり気味だ。
出来あがってんじゃないの?
「さあ、まだまだ夜は長いよっ、かがみっ」
体勢が不安定なところでさらに乗りかかるようにされて、ソファの上に押し倒される形になった。
私より小さなこなたに押し倒されるなんて!不覚!
どうせなら私が押し倒すべきだったのに…いいや、違う違うのよー!
アルコールが入ったせいか判断力が危ないのか、普段抑制していたものが出やすくなってるのかしら
あれ、って事は、もしかしてこなたも?
「かがみ、一人でトリップしちゃだめだよー、ンチュー」
ハッと気づいた時にはこなたの顔が超目の前で口を尖らせて迫っていた。
まずい、こんな形でキスだなんて、もっとロマンティックな方が私は…
そんな考えも、私の唇にこなたの柔らかい唇の感触が当たって――――思考が停止した

な、ながい、いつまでキスしてるのよ…だ、だめ…
呼吸が上手くできなくて、それが余計に酔いを全身に回っていくのを助ける。
「かがみ……キスって…気持ちいいね」
こなたに見つめられて、動けなくって、思わず小さくうんと呟いた。
「チュ……ん……」
こなたの唇が再び重なって、二度目で甘くなった私の唇をこなたの舌がつついてきて
次の瞬間には私の中に入ってきていた。
「あ……こな…た……」
いつのまにかこなたの背中に腕を回して抱きついていた。
伴奏だけ流れていたカラオケも止まって部屋はBGMが流れ照明は暗い状態に変っている。
「ん……んんぅ……チュク…」
こなたの舌が口の中で蠢いて、甘く気持ちいい感覚が頭全体に広がってふわっとした気分になっていく。
送りこんでくる唾液をごくんと飲み込んで、また一枚何かがはじけた気がした。
気づけばこなたの唇が離れ、間にかかった糸が切れて顔に落ちる。
「かがみ…今度はかがみから…してみてよ…」
「…あ……うん…こなたぁ…」
離れているのが寂しくて、また唇を重ねる。
今度は私からさっきのを思い出して舌を頑張って入れてみる。意外と難しくて一生懸命こなたの中を味わおうとした。
こなたはキスしながらも、私の体を触ってきた。最初は服の上から…
そして服の裾から直接こなたの手が愛撫してくる。それでも途切れないようにさっきよりも懸命にキスを続ける。
こなたの手が私のブラをずらして胸に当たり、最初は確かめるように、それからむにゅっと確かに揉んでくる。
我慢できなくて、キスが終わってしまって離れた私の口から喘ぎ声が漏れていた。
「あっ……ん……こなた……あぁ……」
「……かがみ…感じてるんだ………私の手で……嬉しいよ……もっと見たいな…」
「…ばか……んっ…………なんで、そんなに……あんた……慣れてるのよ…」
こなたの指が感じて尖ってきたのを見つけて執拗に攻めてくる。
体の奥からじ〜んとたまらなくなって力が抜けて抵抗ができなくなっていった。
「…それはね…ギャルゲーのたまものかも」
「ふぅぅ……また……あんたは…はぁ……こういう時…で…も………」
「こんな事が…あるかなって思って…参考にやってたから…ね…」
「……ばか……誰でも……よかったんでしょ……」
そういったらこなたの顔がぴくっとして、それまで優しかった刺激がきついものに変った。
乳首を摘まれてくりくりと遊ばれる。電気が頭の奥まで走った感じがして全身が大きく跳ねた。
怒ったの、こなた??
不安が横ぎった。
「誰でも……じゃないよ……かがみの…かがみの事を思って……たんだよ…
 だから……かがみ…お願い…」
そのこなたの顔はとても真剣で…私は……もう何も必要なかった
「…わかった……こなた………私……私ね………………あんたが好き…」
最後の言葉はとても小さくて音になっていなかったかもしれない。
727名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 07:13:21 ID:5w9cYVXw
こなたが、私の上で服を脱ぎ始めた。こなたが肌着も脱いで小学生と言ってもいいくらいのかわいい胸が見える。
だけど、私にとっては…とってもかっこよく見えて、
そしてこなたの手が私に伸びて、服を脱がしにくる。
抵抗せず協力しながらこなたの手で脱がされるだけで、頭の中が、もう、もう!
脱がされて胸を見られている頃には、頭から湯気が出てそうでそれまで見られてるんじゃないかって恥ずかしくなった。
「かがみ…綺麗だよ…」
褒めすぎよと返したがったが、直接見られながら胸を揉まれ、口からは甘美な刺激によって喘ぎ声しか出なかった。
「…こ…な……たぁ……あ…あっ…」
こなたが私の胸にキスしてきて、こなたの舌が胸の膨らみの上を這っていく。
手の刺激とは違う感覚に、私の体の奥が応えてショーツを湿らせていく。
「あ…ぅ………や………はぁん……ああっ……変に……なりそうよ……」
息も苦しくなって、目の端に涙が溜まってくる。
ソファの上でこなたの愛撫に反応して体が小さく何度も跳ねる。
「…ひゃ………あ……はずかしいよ……」
こなたの手がスカートにかかって下ろしだした。
「かがみ…今の私は…ノンストップだよ……覚悟してね…」
覚悟って覚悟って覚悟って!
こなたの手が私の同意を待つように止まる。その時間に耐えられなくて腰を浮かして脱がし易いようにした。
スカートがなくなって直接空気が太股に触れ、こなたに染みを作った下着を見られたことに逃げ出したくなった。
だけど、
「もう……こうなってるんだ……かがみ…もっとしようね…」
こなたの手が素早くショーツの上から重なりさすってくる。
もう、その刺激で腰が抜けたようになって
「……い……言わないで…よ…こなた……」
顔を両手で隠した。
こなたの手がショーツにかかって、最後の一枚も…
今、こなたの前で全裸を見せている、そのことで頭がいっぱいになって顔を見せれなかった。
「かがみのここ……ん……チュッ」
こなたにキスされた!あそこを!!
あまりのショックに体がビクンと震える、なのにこなたの息が、唇の熱さが、舌がきて、
私の下半身はこなたの愛にとても素直に応えて、蜜をこぼすのがわかって、
もうどうにでもしてって思った時に、こなたの手で閉ざしていた手を退かされて、
その視界の中には、こなたの優しい瞳が私を見ている、そして
「かがみ…かがみと…ずっと…こうなりたかった……」

二人が瞳を閉じて、顔を近づける、そうして二人は繋がった。
ソファの上で二人抱きしめあい、肌を重ねる。
こなたの手が花弁を優しく動いて、私を今まで体験した事の無い快感へと導いていく。
そりゃ、一人でした事がないと言えば嘘になるけど、これはそんなものと比べることも出来ないくらいに、
気持ちよくて素敵で、こなたの指が中まで入った時少し痛かったけど、それもすぐに快感に変った。
「こなた……こなたぁ……はぁぁん……こなたぁぁ…」
胸と胸を擦りあい、こなたの温もり、重さ息遣いを体全体で感じて。
こなたに導かれるままにアソコからは音が響いて、何度も何度も波が押し寄せて、
私はこなたと新しい歌を確かに歌った。そしてデュエットはクライマックス!
私は場所も忘れて大きく跳ねてこなたにしがみつき、今までにない声を張りあげた。
間奏は素敵な余韻。
後奏は抱きしめあったままのキスの交換の嵐。
時間を知らせる電話のベルがなるまでたっぷりと感じあった。

慌てて服を整えて、店員と顔を会わせないように終始俯いて店を出た。
店の外は朝日が昇っていてまぶしかった。
「明るいわね……疲れた…けど……心地いいわ……」
二人の新しい日を祝福しているような気がした。
「ね、かがみ。徹夜で何かするのって病み付きになりそうでしょ」
私は苦笑しながらも
「…そうね」
と愛おしい人に飛びっきりの笑顔を向けた。
728名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 07:30:03 ID:PhI4iwb0
>>676のサイトって、>>409が紹介してた同人の作者サイトだな
729名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 07:56:18 ID:zNCp5PzH
>>724
GJだ!エロがしっかりと書けるのは素敵だと思う。あと、最後の、歌に例えた表現とかいいな。
それにしても偽造って偽造って偽造って!こなたって、こういうときだけ凄まじい知性と情熱を(ry
730名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 08:33:03 ID:nW50vSDc
>>724
朝一番からなんてエロス。
これはGJと言わざるを得ない。
731名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 10:00:39 ID:O2FaZXUC
>>687だが、15話みて受信した

○月●日

 今日いつもの4人でライブに行った
 こなちゃんは小さいので前が見えなかったらしく、隣でひょこひょこ跳んでいた
 あまりのかわいさに私も飛びそうになった
 取り合えず理性という名のリミッターで踏みとどまった
 そのまま見ていたかったのに
 お姉ちゃんが席を交換してしまったので
 こなちゃんが私の隣ではなくなってしまった

 よ け い な こ と を

 こなちゃんは私のなのに
 お姉ちゃんなんか座っちゃえばいいのに
 でもその後のこなちゃんのマジで恋する5秒前的なフェイスに
 ksk wktkしたからまあ良しとしようと思った
 でもやっぱり腹いせにお姉ちゃんを太らせようと思う
 ――バルサミコ酢で

※これは俺のつかさに対する愛情表現です
 けしてつかさが嫌いなわけではありません
732名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 10:02:45 ID:JWZMbyKD
「これは激励の言葉です」
を連想してしまってワロスGJ
733名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 10:24:56 ID:Am535Jmj
kskって何?
734名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 10:28:20 ID:TbUHt01U
>>691-700辺りのかがみの胸の話で何か受信した。
書くの初めてのなので、この時間までやってても半分も書けなかった。
今は講義を受けながら死ぬほど後悔している。
735名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 11:08:56 ID:E/YeXh6T
>>733
加速って意味らしい
詳しいことは俺もわからないんだけど
>>734
wktkしながら待ってる
736名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 11:20:31 ID:pr3Yyy8v
>>733
ksk=加速。
スレの進行速度を上げる時とかに使われるね。
(「10分で1000まで行ったら○○うp」みたいなスレとかで)
他によく出てくるのは

kwsk=詳しく
wktk=ワクテカ
gdgd=グダグダ
ktkr=キタコレ
sneg=それ何てエロゲ
737名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 11:36:16 ID:E/YeXh6T
>>736
いろいろ情報サンクス
次の日記とかに使わせてもらう
SS書けないから…ネタで妥協
738名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 11:59:15 ID:NP5e7cOF
なんというこなかがの応酬…これはGJせずにはいられない
739名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:04:18 ID:cM61YcLs
ちょっと設定でお尋ねしたいことが。

1.陵桜のモデルってドコの高校だっけ?
2.そこの高校の一般受験での倍率や偏差値はどんなもんか。

よろしければご教示を…。
740名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:16:39 ID:E/YeXh6T
>>739
埼玉県春日部市の春日部共栄高校がモデルらしい
偏差値とか倍率は自分で調べてみてくれ
…めんどくさがりですまん
741名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:17:36 ID:PhI4iwb0
>>739
アニメでは作者の出身校、春日部共栄高等学校がモデル。
原作では特にモデル高校の描写は見あたらない。

こなたやつかさが「よく受かった」と言われてたり、
みゆきレベルの優等生が都内から入学してるくらいなので、
レベルは比較的高いと思われるが偏差値等は不明。
進学校である事はかがみのセリフから明らか。
742名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:20:00 ID:S4vMluno
>>739
アニメのEDにも出る通り元になっているのは春日部共栄高校のはず
偏差値とかはちょっとわからない。
743名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:20:26 ID:PhI4iwb0
>>739
ああ、モデル高の偏差値か・・・

春日部共栄高校(文理)偏差値63
春日部共栄高校(特進)偏差値67
春日部共栄高校(選抜)偏差値69

ttp://hischns.seesaa.net/
744名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:23:48 ID:cM61YcLs
お二方ともdクス


そっか春日部共栄か!!各方面のスポーツが強いことで有名だよなー。
高校野球なんか過去に甲子園出場経験もあるしな(今年の夏は確か昨日で負けたが)

俺も正確には分からないが、確か偏差値も倍率も高かった記憶がある。
ちょっと本屋の受験コーナーで立ち読みしてくる ノシ
745名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:25:11 ID:cM61YcLs
リロード忘れた スマンコ

746名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:28:04 ID:x0WT3AC/
俺の記憶が確かなら67くらいだったか?
一般で受験して落ちたイヤな思い出が…
747名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:29:48 ID:cM61YcLs
おまけに途中でレスするしな。ちょっと吊って来るorz

>>740-743本当に感謝。
当時の俺じゃ文理すら5足りん。
こんな中でトップ張るみゆきさんや上位のつかさはバケモノだし、こなたやつかさもそんなにおバカさんじゃないこともわかった。
748名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:36:11 ID:ELpd9V2k
2005年度用のデータだと(特進は)67
普通科文理は合格圏が60〜64
2006年度用のデータだと8Bでほぼ確実の偏差が62
どうも今は下がってるみたいだ

妹の受験案内書借りた
2005年度用:高校受験案内(学習研究社)
2006年度用:首都圏高校受験案内(晶文社)
749名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:41:20 ID:po9j+KRZ
共栄、自分が高校受験した当時は、まだ中堅校って扱いだったなー。
近隣のS玉栄・D協S玉とかと同じような扱いだった。
まだ偏差値が公式にあった頃で58かそこらだったから。
今じゃ高嶺の華だっていうからビックリだよ。
750名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 12:55:42 ID:rUbn0qaT
>>747
確かにつかさが上位なら本気で驚くなw
751名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 13:23:57 ID:cM61YcLs
かがみファンに俺殺されるw

生きててごめんなさい o...rz
752名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 15:18:58 ID:sZaj/DFH
雪の中共栄を受けに行ったのも今はいい思い出


まあ結局は蹴って県立高校に行ったんだが
753名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 15:34:07 ID:cwtUz9ne
つかさやこなたが高校で落ちこぼれたのは、受験でレベル的に無理しすぎたからか・・・
754名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 15:42:19 ID:PhI4iwb0
>>753
かがみはつかさに合わせてちょっと妥協した・・・というのはあるのかもw
で、つかさはお姉ちゃんと同じ高校に行きたいが為に頑張ったと。
755名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 15:47:36 ID:Am535Jmj
>>上位のつかさは
これほど違和感をかもし出す表現も、他にない
てか、かがみの間違いだろwww
756名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 15:59:27 ID:x8XuwMdf
こなたは勉強できるのにやらないタイプだな
いっつも赤点スレスレの成績なのに、なぜかいい大学受かるっていう
757名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 16:05:24 ID:HjK3FtBE
みwikiかがみんつかさについては納得出来るが・・・
こなたは?家から近いワケでもないのになんで陵桜?

誰かさんとの出逢いの予感があったから?
758名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 16:05:57 ID:ZZVoT5x1
>>757
お父さんにゲーム機買ってもらえるからじゃなかったっけ?
759名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 16:06:47 ID:PhI4iwb0
>>756
「一夜漬けが得意」で、かがみに「納得いかねぇ」て言われるような点取ってるのに
成績が悪いていう設定がイマイチよくわからん・・・

テストの度に一夜漬けで点を稼いでるんじゃないのかなぁ

みゆきの「普段通りを心がけて・・・」の回で外したとしても、一度や二度いい点
取っただけなら「一夜漬けが得意」とは言わないと思うのだがなー。
760名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 16:12:18 ID:qNaAKdc6
多分、「納得いかねぇ」の時は
父と何か賭けてたんじゃないか?
761名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 16:47:32 ID:HzovqH2W
休み明けテストはかがみの宿題写す際にインプットするからやたらと点が良い。
対して小テストや定期テストみたいに日常的な予習復習が必要なテストは、後者など連日一夜漬けはだれてくるから、最低限スレスレの分だけやっておく。

所謂、『できるけどやらない子』の典型だな>こなた
762名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 16:53:33 ID:x8XuwMdf
>>759
一夜漬けはヤマが外れたら無勉強に等しいからなんじゃなかろうか
にしても一晩の勉強で80点台とかどんだけー
763名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 16:59:12 ID:PhI4iwb0
>>761>>762
できるけどやらないにはハゲドウ
ヤマ掛けというより、範囲丸暗記ぽい気がする・・・

>>460
ソレダ!!
恒常的に点が良くなるとそうじろうの「アメ」が無くなる事を知ってて
普段は平均以下の点をむしろ狙って取っているのかも・・・・
764763:2007/07/18(水) 17:07:25 ID:PhI4iwb0
×>>460
>>760
間違ぃた
765名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 17:14:18 ID:cwtUz9ne
>>757
中学時代、苛められていたので、同じ中学の人間がほとんど受験しない陵桜を受けた




なんて設定だとヤダな。
766名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 17:28:46 ID:zNCp5PzH
>>759
テストの点はそれなりにいいが、平常点で減点(居眠り・宿題etc)…てのはどうだろう
767名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 17:29:12 ID:rUbn0qaT
>>757
ランクとは別に賭けをしていたとか。
「ブレザーならばメモリ増設、セーラー服ならグラフィックボードも追加だ!」
「乗ったっ!!」
768名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 17:31:23 ID:ELpd9V2k
>>765
その理由まるっきり俺だorz

1巻147頁に手書きで小さく
『ちなみにこの学校はPS2とパソコン』って書いてあったけどね
自分としてはDランクのDCのほうが欲しい
769名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 17:33:43 ID:ELpd9V2k
147頁→047頁
。,、
770名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 17:35:02 ID:IREk+aoW
>>757 >>765を見て思ったけど、幸手から陵桜(共栄)ってそんなに遠くないぞ?
急行・区間急行なら幸手・杉戸高野台・東武動物公園・春日部で行けるし、
あとあの周りでそれなりの学校というと春日部女子・春日部東ぐらいしかないし、
春日部女子は陵桜以上。越谷北とか行くと遠くなるだろうし、それ以外の周辺校は
ゴニョゴニョゴニョゴニョだから、そういう成績なら陵桜ってのは妥当な線だと思うよ。
771名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 17:47:10 ID:sZaj/DFH
>>770
越谷北はせんげん台だから春日部からスクールバスの共栄とそんなに時間的な差はないよ
772名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 18:15:25 ID:po9j+KRZ
>>770
K谷北のレベルはそれ以上、というか県内有数だったような……

話題は変わって、2レスほど投下させていただきます。
>>585の直接的な続きになります。
 
 泉先輩の家で、ゆったりと過ごす昼下がり。
 ふとゆたかの顔を見てみると、頬あたりちょっと紅くなっているのに気付いた。
「ゆたか……熱があるの?」
 私がそう聞くと、ゆたかは笑顔でふるふると首を振る。
「ううん。今朝寝過ぎちゃって、まだ体がぽかぽかしてるだけだよ」
「そう……それなら、いいのだけど」
 いつも強がらず、正直なゆたかが言うのだからそうなのだろう。
「でも、無理は禁物」
「うんっ、ちゃんと気分が悪いときは言うから。いつもありがとう、みなみちゃん」
「……どういたしまして」
 優しいゆたかの笑顔に、私の表情も自然とやわらかくなる。
「だけどね、最近は体の調子もほんとにいいんだよ。学校を休むことも少なくなったし、
前より外にお出かけすることも多くなったんだ。みなみちゃんや田村さんともお出かけ
できるようになったしね」
「……なら、よかった」
 ゆたかが健やかに過ごせているのなら、私もとても嬉しい。ゆたかには、いつも元気で
あってほしいから。
「もうちょっと元気になったら、がんばって体力つけないと」
「……その時は、私も手伝う」
「えっ、いいの?」
「うん……いっしょに、がんばろう」
「ありがとう、みなみちゃん!」
 ぱあっと、陽があたるようにゆたかが笑う。
 この笑顔のためだったら、私はどんなことだってする。
「だから、ゆたかが元気になるために……」
 そう言ってから、私はくちびるを近づけて、

 ちゅっ

 ゆたかのおでこに、そっとくちづけをした。
「み、みなみちゃん?」
「私からの、おまじない」
 少しでも、元気を分けてあげたいから。
「みなみちゃん……」
 満面の笑顔で、ゆたかが私に抱きついてくる。
 そして、私もそっと支えて……ぎゅっと、抱きしめた。

 いつだって、ゆたかのことを守ってあげる。
 小さい彼女の体を抱きしめながら、私はそう強く誓った。

 
「自重ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! 自重しろっ! 自重っ! 私ってば自重しろっ!!」
 あーもーダメだダメだダメだっ! さっきあんなシーンを見ちゃってから全然妄想が止まらない!
とゆーかリアルであんなことに遭遇するなんて、泉先輩と柊先輩は私に妄想の漂流物と
鼻血の海で死ねってことっスか! あまりにも二人して無防備すぎるっス! もっとこう、
慎ましやかなのが百合の世界のオキテのはずっス!
 顔を水でばしゃばしゃ洗ってみたけど、真っ赤な顔はいつまで経ってもおさまらない。
鼻血は両方に詰めたティッシュのおかげで治まってるけど、時たまポタポタとなるから
少しずつ替えないといけないし……うう、まさか萌えシチュにリアル遭遇するだけで
こんなになるなんて。
「しかも、そのせいで小早川さんと岩崎さんで脳内リアルタイム作画までしちゃうし……
でもっ、これはさすがに自重しなきゃ!」
 もう一回、ばしゃばしゃと水を顔にかけてクールダウンさせる。まだまだ紅いけど、
さっきよりはずっとマシかな。

 ――うひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ?!?!
 ――おー、かがみん起きたねー

 って、まだあの二人は何かやってるんですか。泉先輩は確かに攻めって感じですけど、
時々柊先輩と攻守交代しそうな……ああ、こういうのがリバーシブルって言うんですね。
なるほど、これまた描き甲斐のあるカンケーで……
「って、ちっがーーーーーーーーーーーう!!」
 だめだだめだだめだ! 全然妄想が止まらない! とゆーかいつもより200%増し?!
もうホントにいーかげんにしろ! 私のアタマ!
「と、とりあえず、アタマを冷やすのが先決っスね!」
 血で染まっていた洗面所をキレイにしてから、私は台所へと向かった。そして、冷凍庫を開けると、
6個セットのカップアイスがちゃんと入っていた。よかった、泉先輩が入れておいてくれたんだ。
 手にしてみると、ひんやりとした冷たさが伝わってくる。これをみんなで食べてるうちに、
私はアタマを冷やさせてもらいますかね。

 ――あんなことしたのはこの口かっ! この口かっ! この口かっ!
 ――ふぇぇぇぇぇぇんっ! やめへっ! やめへっ! くちがのびる〜〜〜〜〜!

 ……や、泉先輩のところには後に行きましょ。なんかまた自爆しそうな気がするっス。
とりあえず、私と小早川さんと岩崎さんの分のアイスを手にして、と。
 冷凍庫のドアを閉めた私は、そのまま小早川さんの部屋へと歩いていった。

 ――ゆたか……熱があるの?
 ――ううん。今朝寝過ぎちゃって、まだ体がぽかぽかしてるだけだよ。
 ――本当に、大丈夫?

 ちょっと聞き耳を立てると……なんか、さっき妄想したようなセリフが? あはは、
まさか気のせいっスよ。気のせい。そんな百合シチュ、何度もリアルタイムで遭遇する
ようなもんじゃないっスよね。あはははははは。
「お二人さん、アイス持ってきたよー」
 そう言いながら、元気よくドアを開けると、
「あ、田村さんありがとうっ」
「……ありがとう」
「っ?!?!?!?!」
 岩崎さんと小早川さんがおでこをくっつけあって、私を横目に見て……
 二人の顔面距離は数センチ、いや数ミリ、いやおでこは密着中、つまりは0ミクロン。
二人の体温がお互いに伝わって、お互いのぬくもりが交わって、そして、もしかしたら
そのまま二人の唇がががががががガガガガガガガピーピーピーピーデンジャーデンジャーデンジャーデンジャー
「はぷしゅっ?!」

 ぶしゅうぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!

 鼻腔、決壊しまスっ!
「わっ?! 田村さんっ!? 田村さんっ?!」
「た、田村さん……?! だ、大丈夫?!」
 ああ、もういいっス……このまま、鼻血と百合妄想の海の中へ……くふっ、くふふふふ……がくっ。
775 ◆cj23Vc.0u. :2007/07/18(水) 18:21:20 ID:po9j+KRZ
>>591氏のレスをヒントにして書いてみました。

おでこで熱を測るというのは、ある意味でこちゅーよりも凶悪な見た目かもしれません。
776名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 18:44:01 ID:FK/URkLi
これは良い食後のデザートだ。GJ
777名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 18:50:40 ID:hQXmH2p5
1-808です。
規制が解除されないのでいくつかまとめて投下します。
パスは全て「laki」

あきら×白石の非エロ。バレンタインネタ。
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=0000037019.txt

こなた×かがみの非エロ。※『マリア様がみてる』を知らないと分かり辛い部分あり。
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=0000037020.txt

三国志パロディ。非エロ。※流血等、多少暴力的な描写あり。
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=0000037021.txt


読んで下さった方、ありがとうございました。
778名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 19:36:58 ID:zSHo/XL2
そういえば保管庫、非エロかエロかで分けてほしいな。
エロパロにいるのにオマエはなんだって言われそうだが、どちらかというと非エロだけを読みたい。
779名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 19:38:12 ID:xkEXGk6+
一応別れてるぞ
780名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 19:40:30 ID:TVkB/PtT
>>778
カップリング別で検索すればエロと非エロである程度別れてる
781591:2007/07/18(水) 19:45:37 ID:jluvAin7
>>775
うおぅ、俺の妄想が具現化されてるとは!
GJですよ旦那。

>>777
ちょいと後で読ませていただきます。
782名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:12:26 ID:EJnDhAM7
てけてけかなたさんアナザー「てけてけ五つの誓い」編

天界へ、光となって帰って行くかなたさん。
その光を追いながら、こなたが叫ぶ――!

「ひとつ、ネトゲ徹夜明けのまま学校へ行かぬこと!」
「ひとつ、天気のいい日は部屋から出ること!」
「ひとつ、道を歩くときには車に気をつけること!」
「ひとつ、他人の宿題ノートを頼りにしないこと!」
「ひとつ、土の上を裸足で走りまわって遊ぶこと!」
  
聞こえるかいお母さあぁぁぁぁぁぁ――ん!!
さようなら――!お母さあぁぁぁぁぁぁ――ん!!
さようならぁぁぁ―――!


               +

                   (終)
783名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:15:35 ID:GQq8CYc5
>>782
君にも見える天界への道
784名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:16:42 ID:xkEXGk6+
遠く離れて 地球に一人
エロゲの始末に 使命をかけて
785名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:34:49 ID:O2FaZXUC
>>782
映画「ゴースト」
を思い出したのはきっと俺だけじゃないはずだ
…だいぶ古いが名作
786名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:36:31 ID:f1vI5I3x
萌える容姿の 幼女主婦
泉家の評判 耳にして
帰ってきたぞ 帰ってきたぞ かなたさん

んで>>549に戻るわけだw
787名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:36:42 ID:TPKDI/YI
>>783-784
(中略)
帰ってきたぞ 帰ってきたぞ
かなたさん
788名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:38:04 ID:GQq8CYc5
帰マンのテーマソングは普通に名曲だから困る
789名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:39:30 ID:pr3Yyy8v
個人的には没主題歌の方が好きです、とマニアックなことを言ってみる
790名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:41:05 ID:jud+QQSi
突然ですがこのスレ的にみなみ×みゆきの需要とかある?
791名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:42:25 ID:xkEXGk6+
戦え!もなかなか…
あと、主題歌じゃないけど、夕日に立つウルトラマンとか

と、もっとマニアックなことを言ってみる。
792名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:47:06 ID:JfRBw1rM
保管庫を管理されている方へ
「しがねぇ義理のチョコが仇」のタイトルが間違っています。
793名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:50:19 ID:nd5dXoRj
>>790
2巻102Pの絵で妄想炸裂ファイアー可能な俺、参上!
ガンガン書いてくれ!
794名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:53:06 ID:jud+QQSi
>>793
実は俺もその絵ではまったんだww
よし、じゃあ書いてくるノシ
795名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:53:49 ID:O2FaZXUC
>>790
新しいね!!いいよ!!
wktk
796名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 21:23:02 ID:zNCp5PzH
>>775
GJ!
ひよりん、同人とか描くならもうちょっと耐久力上げたほうがよくないッスか?
ま、 だ が そ れ が い い、と言ってしまえばそれまでだがw

>>770
タイミングを逸し今頃再び蒸し返し。

>幸手から陵桜(共栄)ってそんなに遠くないぞ?
俺の地元では、春(糟)日部駅〜幸手駅(鉄道の営業キロで11.5キロ)と同程度、もしくは
それ以上の距離を自転車通学してたやつも、数クラスに一人ぐらいはいたような。自分含め。
 地図で見る限り、陵桜(共栄)は春(糟)日部駅より結構南にあるようだから、単純比較は
できないかもしれないが
797名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:00:14 ID:M4mB+7bi
>>777
GJ!今回もとても面白かったです。最近あまりスレに来てなかったけどSS読んで安心しました。

関係ないけど今スレは1000まで行きそうな感じ
798名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:07:29 ID:LQvNeKDf
>>796
>ひよりん、同人とか描くならもうちょっと耐久力上げたほうがよくないッスか?
同人で描くのと生で見るのでは違うかとw
799名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:14:54 ID:JfRBw1rM
保管庫を管理されている方へ
重ね重ねすみませんが、三国志の方も、サブタイトルの後ろの「〜」も付けて貰えますか。
後ろに「〜」付けるのに何か問題があるようでしたら、タイトルとサブタイの間は空白にしておいてください。
800名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:26:52 ID:O2FaZXUC
>>797
前スレとかと比べるとやっぱりSSの数が少なくなってるからね
みんな以前ほど降りてこなくなったんだろう…
801名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:37:48 ID:CkgYLe14
イヤ、前スレの消化スピードは普通じゃないからww
勢いが90より下回らないエロパロスレなんてありえないから

日に3〜4本投下が当たり前なんて、どんだけ〜〜
802名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:42:23 ID:K5EHkJEz
夫のあの人が時に野心を抱き 鬼畜なエロゲを楽しむ時に
君はどうする 君はどうするか 君は
(ゲーム内のキャラが)蹂躙されて 黙っているか

いまだ出撃 かなたさん
スーパー霊体 かなたさん

フォルダー削除 決まったぜ
消すぞ Dドライブの エロゲー軍団
てけてけ てけてけ てけてけ てけてけ かなたさん


>>800
まあネタも出尽くした感が若干……

ただいま出張先(インドネシア)。ホテルに帰るとやることもないので、SSのネタ考えてます。
近々にみさxこな投下予定。
803名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:47:32 ID:O2FaZXUC
>>790 >>802

今日は新しい絡みが2つも増えました
喜ばしい限りです
今後のエロパロスレの繁栄を願って乾杯
804名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:48:44 ID:xkEXGk6+
>>802
インドネシア…大変でしょうがお仕事頑張ってください。
805名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:55:06 ID:ELpd9V2k
雑談が多かったかもしれないな
ネタにも電波にもならないレスばっかりだし、
20日のみさきち誕生日も没ネタしか出来てないし、
自重しろ、私……orz

>>802
音響カプラでも使っているのでしょうか?
体調を崩さないようお気をつけて……
806名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23:20:08 ID:H0KagGDV
ライブシーンを見てから、百合暴走かがみ×実は無垢なこなたの妄想が広がって止まらない俺はどうすればいい?
807名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23:22:20 ID:xkEXGk6+
>>806
you!書いちゃいなよ!
808名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23:22:26 ID:pr3Yyy8v
>>806
実は俺もそういう系統で書いてるとこなんだが…
中々上手くまとまらんのよねー…
809名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23:27:14 ID:JFSvC9me
最近すごく降りてくるのにPCがぶち壊れて書けない。
誰か受け取ってこの電波。
810名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23:44:10 ID:id9BklfK
>>809
つ携帯
つリアルメモ帳
811名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23:45:41 ID:xAEYslwi
>>705
オレは、かがみにふいにされた優しさに思わず感極まって
泣き出しちゃうシチュをまっ先に思い浮かべたな。

ライブ後のアノシーンで。

「どーした、こなた。さっきから黙ってるけど。」
「・・・がと。」
「ん?なに、はっきり言いなさいよ。」
「・・・あり・・・がと。席・・・代わってくれて」
「なによ。たいしたことじゃないわよ。ちんちくりんのアンタが不憫に見えただけよ。」
「あたし・・・かがみにはいつも迷惑かけたりからかったり、怒らせてばかりなのに、
困ってるときは、こんな・・・やさしくしてくれて・・・わたし、わたし・・・うっうっ・・・」
「バカ!なに泣いてんのよ。こなたらしくないわね。そんなことくらいで・・・」
「ごめん・・・ごめんね・・・わたしこういう優しさに慣れてなくて・・・うう・・」
「やれやれ、しょーがないわね。泣きたいんなら泣きなさいよ。ほら、おいで。」
「うう・・・うわーん!!かがみ、かがみぃ・・・」
「かがみぃ・・・ずっとそばにいて・・・」
「よしよし。もうしばらく抱きしめてあげてるから」
「(・・・こなたもこんなふうに泣くときあるのね・・・)」

思いついたのをざっと書いたからこの程度なんだけど、
読み返すと・・・オレ、疲れてるのかな。
812名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23:49:19 ID:QTAqEVS3
熱い思いがあれば、携帯からでも投稿出来るさ。
というわけで、全九レスほど投下します。
こなた×かがみっぽいもの。非エロです。
苦手な方はスルーでお願いします。
813伝説の少女:2007/07/18(水) 23:50:11 ID:QTAqEVS3
 それはこなたが柊家に遊びに行ったときの事だった。
 約束の時間よりも少し遅れて着いたが、まあ問題は無いだろう。
「お、つかさ、こんちはー」
「こなちゃん、こんにちは。先におねえちゃんの部屋に行っててもらえる?」
 ちょうどつかさが飲み物の用意をしているところだった。
 あとで持っていくから、と言うつかさを見送りながら、こなたはかがみの部屋へ向かった。
「しっつれいしまーす」
 ノックをしながら部屋に入る。そのときのかがみは珍しくシューティングゲームをしていた。
「おっ、珍しいね」
「……」
 こなたが声を掛けるが、かがみは返事をしなかった。続けて声を掛けようかとも思ったのだが、
(……真剣だ)
 それはかがみが本を読んでいる時に似ていた。今声を掛けたところで、まともな返事は得られそうになかった。
 下手なちょっかいを出して、かがみの機嫌を損ねるのも何だし、こなたはしばらく見ている事にした。
814伝説の少女:2007/07/18(水) 23:51:08 ID:QTAqEVS3
 やがて一面が終わったのか、一息ついてこちらの方を向いた。
「あ、こなた来てたんだ。ごめんね」
「本当だよねー。せっかく遊びに来たのに放置だなんてさ」
 少し拗ねてみせて、かがみをからかってみる。
「う。ご、ごめん。そんなつもりじゃ無かったんだけど」
 慌てるかがみもかわいい。こなたはそんなことを思っていた。
 あまりからかうのも悪いので、話題を変えてみる。
「私を放っておくほどのゲームは何かな〜」
 あまり変わってないのは気のせいだろうか。かがみもばつの悪そうな顔をしていた。
「……私が悪かったわ」
「わかればよろしい」
 胸をはってやたらと誇らしげなこなたの返事に、かがみは半眼となってにらむ。からかわれた事に気づいたのだ。
 だがかがみはあえてそれを流した。このままではこなたのペースになってしまう。
「あんたが遅いから先に始めたんだけど」
 かがみはそう言い訳しつつ説明する。
「虫姫さまっていうシューティングゲームよ」
 かがみはシューティングゲームが好きであるが、同好の士がいないせいか、あまり遊んでいる姿を見ない。
815伝説の少女:2007/07/18(水) 23:52:10 ID:QTAqEVS3
 ちなみに虫姫さまとは、レコ姫という名の主人公の、CAVE制作、タイトーが移植販売を手がけた、アーケードゲームの移植作品である。
「へー、何か難しそうだね」
「オリジナルモードならそんなに難しくないと思うけど……」
 そう言いつつ、かがみは続きをすることにした。
 そうしてまた一面をクリアした辺りの事だった。
「おお」
 こなたが一つぽん、と手を打つ。
「思い出したよ、かがみん」
「……何を?」
 かがみは正直言って、こういう態度のこなたがまともな事を言うとは思えなかった。
 しかし聞かないわけにもいかなかったので、プレイを続けながらも聞いてみたのだ。
「穿いてないのだよ」
「? 誰が?」
「レコ姫さまが」
「……何を?」
「ぱんつを」
 『キャァァー』と、画面上のレコ姫が墜落していく。かがみが動揺したせいだ。
「ち、ちょっとあんた何言い出すのよ!」
 かがみはゲームにポーズをかけながらこなたに叫んだ。
「そんなの、見える訳ないじゃない!」
 際どいイラストはあるものの、見えるような物があれば、一般作だし問題である。
816伝説の少女:2007/07/18(水) 23:53:25 ID:QTAqEVS3
「いやいや、確かにイラストではわからないけど」
 得意げにこなたは語る。
「以前に、限定販売のフィギュアつきサントラCDがあってだね」
「……CDだけなら欲しいわね」
「そのレコ姫さまフィギュアが穿いてなかったのだよ!」
「調べたのかよっ!」
 かがみは全力で突っ込んだが、
「ふっふっふ。人間は好奇心の生き物だよ、かがみ君」
 あっさりとこなたに流されてしまう。おまけに、格好つけて「チッチッ」と指まで振っていた。
「そういう問題かよ……」
 こなたは、かがみがジト目で見ているのに気づき、一応の言い訳をしてみる。
「いや、私が調べた訳じゃないよ。ネットで見ただけだから」
「……別に私に言わなくてもよかったと思うの」
 かがみはため息をつきつつ、ソフトを片づけ始めた。これ以上遊べる気がしなかったからだ。
「あれ、片づけちゃうの?」
「あたりまえだ!」
 片づけているかがみを見ながら、こなたはネコ口になり、あることを考えていた。
817伝説の少女:2007/07/18(水) 23:54:16 ID:QTAqEVS3
 かがみの背後にそっと近寄り――
「うりゃっ」
「きゃあっ」
 ジーンズに手をかけた。ベルトを緩めようとして、かがみの猛烈な抵抗を受ける。
「ちょっとこなた、何するの!」
 その抵抗を軽く流しながら、
「ぱんつ、脱いでみない?」
 こなたはそんなことを言ってみる。
「嫌に決まってるでしょ!」
「答えは聞いてないけど♪」
「やめんかー!」
 かがみはこなたから逃れようとするものの、うまく力を受け流されるせいか、はたまた謎の萌え力のせいか、歯が立たない。
 気がつけばベッドの上に押し倒される格好になっていた。
(……まずい)
「ふっふっふ。脱いでみれば新たな力に目覚めるかもよ」
 こなたはそう言うが、それは痴女だ、とかがみは思った。
 ぎりぎりとこなたを押し止めるのが精一杯のかがみには返事が出来なかったが、こなたは構わずに続ける。
「三倍早くなったり、一秒間に十六連射とか、セブンセンシズに目覚めるかも」
「どれもいらんわっ!」
 かがみは力一杯否定をしたついでに、こなたを押し退けようとしたが、やはり動かなかった。
818伝説の少女:2007/07/18(水) 23:55:13 ID:QTAqEVS3
「あ。ぱんつを脱いだ後、ズボンは穿いていいからね」
「何か、余計悪い気がするぞ」
「いーじゃん、何か減る訳じゃないし」
「減る! いろいろと!」
「むー」
 かがみは、こなたの小さな体のどこにこんな力があるのだろうか、と思う。たまには普段に使え。
「そんなに新たな力に目覚めたいなら、自分でやれ!」
 それは、かがみにとって苦し紛れの一言であったが――
「おお」
 こなたはぽん、と手を打ち、ベッドから降りると、自分のズボンに手をかけた。
「それもそうだね」
「え゛」
 思いも寄らぬこなたの行動に、かがみは固まってしまう。
 カチャカチャ、という音で我に返り、こなたを止めに入った。
「やめんか!」
「いーじゃん、今度はかがみのが減る訳じゃ無いし」
「減るの! つかお前もやるなっ」
 二人は先ほどと同じ様な会話を繰り広げる。
 しかし残念ながら、全力の戦いの後のかがみには、あまり力は残されていなかった。
 こなたのズボンがあえなく引き下ろされようとした時、彼女は来た。
819伝説の少女:2007/07/18(水) 23:56:20 ID:QTAqEVS3
「お姉ちゃん、こなちゃん、お茶が入った……よ?」
 ノックをして入ってきたのはつかさである。
 そこで見た物は、
 乱れたベッド。
 乱れた衣服。
 ――無理矢理引き下ろされようとするこなたのズボン。
 正確にはかがみが阻止しているのだが、『誤解をするな』と言う方が無理な状況であった。
「えーと、あの。つかさ、これは違うの」
 固まったままかがみはつかさに声を掛けるが、つかさは何故か妙に潤んだ瞳で、顔を赤くして言った。
「……こなちゃんには優しくしてあげてねっ」
 そしてそのまま、いつものつかさでは想像のつかない素早さで、走って消えていった。
「…………」
「……えーと。誤解、されてる?」
 呆然とつかさを見送るかがみに、こなたは声をかけるが、かがみには何も言えなかった。
820伝説の少女:2007/07/18(水) 23:57:32 ID:QTAqEVS3

「はぅっ、そうだったんだ……」
「いやいや。信用しちゃだめよ、つかさ」
「んにゃ、案外いけるかもよ」
「お前は黙っとけ」
 何とかつかさの誤解を解くことが出来、三人はつかさの部屋でまったりしていた。
 かがみの部屋はカオスな事になっていたからだ。
「ぱんつと言えば、ぱんつ穿かない健康法ってあったよね」
「へー」
「まだこだわるか」
 こなたは未だにぱんつに拘っているようだ。つかさは興味があるようだが、かがみはもう関わりたく無かった。
「廃れたんだから、効果なんて期待出来ないわよ」
 かがみはそう否定するが、
「……三倍速くなれるなら、やってもいいかな」
 つかさは思わずつぶやいた。
『いやいやいや。無いから』
 こなたとかがみの突っ込みが重なった。
821575:2007/07/19(木) 00:00:22 ID:Ftec5ll7
以上です。読んで下さった方、ありがとうございます。
かがみがシューティング好きという設定なので、オーソドックスな物にしてみました。
ぱんつ穿いてない姫さまは本当ですが、つかさが不憫だ。
822名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:07:00 ID:KhIdkru8
>>821
GJすぎて逝きかけた
つかさの「こなちゃんには」の「には」の部分
が気になって仕方がない

まあ普通に友達だからって意味だと思うのだが…

かがみが以前つかさを襲ったときに
やさしく出来なかったから…
みたいな考えが浮かんだ俺は病院に行ってくる
(´・ω・)ノシ
823名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:08:05 ID:vOisLb2D
シューティングといえば斑ry

GJ!
824名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:23:14 ID:O/Z/Sh2W
>>821
GJ!
シューティングか、最後にクリアしたのは確か雷電Uだな
825名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:30:31 ID:KhIdkru8
SS書けないから絵を描こうと思ったんだが
ディープ(キス的な意味)なのとかどうだろう?
ってかエロパロだから大丈夫かな?
826名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:33:42 ID:ZSlr7cJF
>>825
無論OKOK。
801以外ならの話だがw
827名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:35:26 ID:O+u8MR6K
池袋をネタになんか書いてください
駅から東口に近道の裏道通ってMAN-ZOKUの前通って恥ずかしがるとか
828名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:37:50 ID:BBEzMPcT
この板で斑鳩だのシルバーガンだのの字を見るとは思わなんだ
829名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:38:17 ID:KhIdkru8
>>826
かがこなの予定
830名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:46:44 ID:dsg6amSP
保管庫の人、見てるならアポロの続きリンク切れてるのどうにかしてくれ
あと幾つか繋がってないのも、修正してくれると助かるんだが
831名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:47:55 ID:vOisLb2D
>>828
まぁ、一番好きなのはウル警なんだけどね
832名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 01:12:22 ID:UUOFYOHA
GJ!!!!!!
ベタで済まないが、つい突っ込んでしまう。

>つかさ「……三倍速くなれるなら、やってもいいかな」
赤い人かよ!!
833名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 01:36:49 ID:2vfmsfQN
つかさ「シューティング?ファンタジーゾーンなら何周でもできるよー
    5面ボスのポッポーズ、逃げ回らずに正面から戦って倒すよ?」
こなた「……何歳?」
834名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 01:47:30 ID:KgF8coqY
何か降りてきた

こなた「バルサミコ酢って変換しようとしたらさー」
「はいはい。どうせ巫子が出てきたとか言うんでしょ?」
こなた「うんにゃ。バルス見越すになったザマスよ」
つかさ「目を隠すでがんす?」
みゆき「ムスカー」
かがみ「まともに会話しなさいよっ」


ガンスとふんがーがどっちか分からない
曖昧サーセン
835名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 02:01:40 ID:ty2A+awS
シューティングといえばこれでせう

つ【ttp://poya.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070520124916.jpg

……すいませんorz
てか、かがみって『トリガーハート エグゼリカ』とかプレイしたりするのかな
836名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 02:02:59 ID:4v9MdvgH
>>821

(・∀・)イイ!!

乙!
837>>825:2007/07/19(木) 02:19:24 ID:KhIdkru8
取り合えずは出来上がったっすよ
SS職人さんにせめてものお礼
いつもすばらしいSSありがとうございますww

http://up.spawn.jp/file/up34304.jpg
(エロス?)
なんか駄目絵っぽくてすんまそ
塗りは苦手なんです(ω・`)
838名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 02:25:07 ID:hBxQWNCF
さて倍率の話で少々気になったのだが・・・・




みさみさは意外に頭いいのか?
839名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 02:29:10 ID:bF5DUiCE
>>838
お前の頭の中のみさお像、
あずまんがの神楽とだぶってるだろ?
840>>825:2007/07/19(木) 02:31:54 ID:KhIdkru8
>>838
みさおはつかさと同じタイプなんじゃないか?
あやのと同じ高校行きたいから
がんばって勉強したんだがいざ入ってみると
難しくて授業についていけないとか
841名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 03:02:54 ID:t9mnjZK9
>>821
ぐじょーぶっ!
どんな職人が書くつかさもタイミングが良過ぎることにワロタwww

>>822
…オレガイル
おまえが病院に行くなら俺も行かねば…
明日朝一で一緒に行こうか
842名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 03:24:08 ID:nSrCQrTU
>>839
メガネとがずり落ちてたし!
843名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 03:34:13 ID:4v9MdvgH
>>837

デスクトップにしたら親にみられた。
「あんたどういう趣味してるのよ」
とか言われた
844名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 03:59:04 ID:6K5lyPUo
大佐、ほんとに投下していいのですか?

かまわん、やれ!!
845メスィドール:2007/07/19(木) 03:59:52 ID:6K5lyPUo
「そういえばさ、小学校の頃8月の中あたりにさ、学区の七夕集会みたいのがあったんだけどさ。あれって何だったの
 かな?」
梅雨も明け、蝉の声がけたたましく鳴き始めた頃。期末も終わり、学校内は夏休みに向けたインターバル的な雰囲気に
包まれている。学生達はここぞとばかりに、一夏の思い出の為のプラン制作に勤しむ。それはこなた達4人も同様であり
他愛もない会話を挟みつつ、まだ見ぬ夏のバカンスに想いを馳せていた。
そんな中でこなたがふと疑問を洩らしたのだった。
「何だった?って私が知るわけないじゃない」
「あれ〜?みんなの所ではやらなかったの?」
長年疑問に思っていた、八月中旬に執り行われる七夕っぽい謎の行事。その疑問をぶつけた訳だが、返ってきたのはこ
なたにっとて想像外のものだった。
「私達の所ではなかったよね」
「うん、そうね。聞いた事もないわ」
「じゃ、みゆきさんは」
「残念ながら。私の所でもそう言った事は行っていませんでした」
「え〜!うちだけだったの!!」
小学校時代に誰しもが経験していると、こなたは思い込んでいた謎の行事。それが特殊なものだと知って、驚きを隠せ
なかった。そもそも、なぜこなたがこの七夕っぽい行事を疑問に感じているかと言うと、
「だいたい、なんで八月に七夕集会があるのよ。七夕って7月じゃない」
「そこなのだよ、かがみん。七夕なのに何で八月にやるのかずっと疑問に思っていたわけよ」
「だいたい、記憶違いじゃないの」
「う〜ん、それは無いと思う。こうね」
そう言いながら立ち上がったこなたは、両手を天に高々と掲げ、一杯に広げてみせる。
「夜空に突き刺さる、竹飾りをよ〜く覚えているから」
「だからさ、それが7月の話を、8月と勘違いしてるんじゃないの」
「う〜ん、確実に夏休み中の話だと思ったのだが。う〜ん」
「たぶん、泉さんの言ってるのは8月で合っていると思いますよ」
「え、みゆきさん何かしってるの」
「おそらく、陰暦での七夕、ではないでしょうか」
「陰暦って旧暦だよね」
「ええ。現行の太陽暦と陰暦とでは約1ヶ月のずれがありますから」
「それで、こなたの小学校では旧暦の7月7日、つまり8月の真ん中で七夕を祝ってた、って訳ね」
「ありがとう、みゆきさん!長年の疑問が解けたよ!!」
喉の奥に刺さった鰯の小骨が綺麗に取れた様な、晴々とした顔でみゆきに礼を言う。
「でもさ、なんでうちの小学校では陰暦で祝ってたのかな」
「えっと、それは私でも分からないです。すみません」
こなたの長年の疑問に明快な答えを出したみゆきだが、流石にその理由までは知らなかった。むしろそれが当然であり、
その疑問は学校に直接問わなければ正しい答えは出ないだろう。

「…そっか、旧暦の七夕かぁ〜」
846メスィドール2:2007/07/19(木) 04:00:39 ID:6K5lyPUo
「よく集まってくれた、諸君!!」
8月もお盆を過ぎた頃、残暑厳しく蝉がワシャワシャ喧しく鳴くとある日に柊姉妹は泉家に呼ばれていた。何をするかは
全く何も聞かされてない。かがみは、どうせ宿題を写させて欲しくて呼んだのではないかと予想していたのだが、部屋
に通されてもその素振りは全く見せず、突然椅子の上に立ち上がると演説じみた事始めたのだ。
「みゆきさんは家の都合で来れなかったが、まぁ良い!これから諸君にはあるミッションを行なってもらう」
「ちょっと、こなた」
拳を握り締めて、声を張り上げて話すこなたを制しようとするが
「しゃらっぷ!!!!そこ私語は慎みなさい!!」
悦に入っているこなたには何の意味もなさなかった。
「これから、我々が行なう事、それは…」
一旦ここで止め、すぅ〜と息を吸う。そして一気に吐き出し、その息吹に言葉を乗せる。
「七夕を祝う事だ!!!」
外からは蝉の鳴き声が雨霰と聞こえて来る。残暑の厳しい日差しは全身に汗をもたらす。お盆も過ぎた今日は8月19日。
旧暦で表せば、7月7日、七夕である。

「暑い」
「なんかさ、学校以外で体操服着るのって恥ずかしいよね」
こなたに言われて動きやすい格好、つまり体操服に着替えた2人。ちなみに下はジャージなので暑い事この上ない。
ちなみに、この体操服はこなたの物で動きやすい服を持って来ていなかった2人に貸したのだ。ただ、体操服のサイズが
明らかにこなたのサイズより大きいのが気になると言えばそうだが。なんとなくそれは聞かない方がいいような気がし
たので、深く突っ込んでではない。
「待たせたな、皆の衆!」
妙に時代劇染みた声色で玄関から出てくる。大きめの甚平を羽織り、手にはノコギリ(刃先はタオルで巻いてある)を
持つ。腰までもある長い髪は後頭部で結っており、所謂ポニーテールである。本人は侍のつもりなのだろうが、どう見
ても小姓にしかみえない。
「ちょっと待った」
「え、何。第一声は、遅参の段御免なり、がよかった?」
「そうじゃない!!!」
こなたの格好、喋りは突っ込みどころ満載なのだが、とりあえず今どんなゲームに嵌っているかは明白である。
「あんたさ、私達に動きやすい格好とか言いながらなんであんたは動きにくそうな甚平なの?しかも大きいし」
「大きいのは仕方ないよ、これお父さんのお下がりだもの」
父親のかよ!と心の中で突っ込んでおいて、こなたの話の続きを聞く。
「それに動きにくいのは、こう…」
そう言って何処に持っていたのやら、やや長めの紐を取り出す。その紐をたくしあげた袖に引っ掛け、背で十字を結び
同じようにたくしあげた反対側の袖に引っ掛け結ぶ。
「たすきを掛ければ無問題!」
「こなちゃん上手〜、もーまんたい」
今更感の漂うセリフと共に親指を突き出す。嫌味の無い笑顔をするこなたに毒気を抜かれたかがみは、はぁ〜と溜息を
洩らす。
「そうかい……。でこれからどうするの」
よくぞ聞いてくれました、とばかりに目を輝かせて拳を天に突き上げる。そして声高らかに宣誓する。
「我が生涯に一遍の悔い無し!!」
一瞬無音と無色の世界が広がった。
「帰っていいか」
「くちなし??」
「冗談だってば。ほらなんかさ、こう、拳を突き上げると言いたくなるじゃん」
「ならん!」
「ま、今度はちゃんと言うからさ」
再び、拳を突き上げ叫ぶ。
「ミッション 笹飾り用の竹を取ってくる!!」
ご丁寧に口でぶおぉ〜と法螺貝の真似までしている。
「はぁ」
終始はてな顔だったつかさ、嫌そうな顔のかがみ、そして何かを遣り遂げた顔のこなた。無論、やるのはこれからの訳
だが……兎にも角にもここに3人の少女による、インポッシブルでダイハードなミッションがスタートしたのかも知れ
ない。
847メスィドール3:2007/07/19(木) 04:02:43 ID:6K5lyPUo
「ちょっと、あんた。何よここは!」
「いやぁ〜家の近くで竹生えてるのここしかなくてねぇ〜」
「だからってこんな所で…と言うか許可取ってるの」
「う〜ん、大丈夫じゃない?」
「いいわけあるかぁー!!」
「お、お姉ちゃん〜」
「つかさ?」
「た、助けてぇ〜」
「つ、つかさぁぁぁぁぁ!!!!」


こなたが自分の家の前で世紀末覇王の物真似をしてからおよそ2時間後。
こなた達は見事に竹を手に入れて泉家まで戻ってきた。こなたの部屋に帰った3人は竹を隅に立てかけて、それぞれベッ
トや床に倒れこんだ。
「いやぁ〜まさかこんな事になるとは」
ベットに突っ伏したこなたがそう洩らす。
「あんな所行けばこうなるって予想出来るでしょ!!」
床に手を付き肩で息をしているかがみがそう突っ込む。ちなみにつかさは壁に背を預けて座り込んでいる。
「小学校くらいに行ったきりだったしね」
「おい!下見ぐらいしろよ!!」
3人が竹を取りに言った場所は、雑木林の奥にある竹林だった。夏と言う事もあり、下草が生い茂り膝から下は完全に隠
れてしまっていた。当然、虫は大量発生しており、あちらこちらを挿すだけでなく3人の心胆を寒からしめた。そして、
件の竹林の先は崖になっており、それに気付かなかったつかさは落ちそうになった。かがみとこなたのお陰で落ちる事
は辛くも避けられたが。
そんなこんなで、3人の体力はごっそり持っていかれたのであった。
だが、無論これで終わりではない。
「う〜ぃりぃぃぃぃ」
気だるそうに、ベットから起き上がり机の引き出しから紙の束を取り出す。
「さぁ、また戦が始まる」
テーブルの上に紙の束――折り紙と短冊を置く。
「ミッション 笹飾りを作る!!」
また、口で法螺貝の真似をする。
2人とも顔を上げ、テーブルの上の折り紙と短冊を一瞥した後さらに顔を上げてこなたを見上げる。
溜息を一つ吐き、顔を見合わせた後テーブルに向かう。この愛すべき友人との想い出をまた一つ積み重ねる為に。
848メスィドール4:2007/07/19(木) 04:03:29 ID:6K5lyPUo
「こなちゃん、星上手〜」
「実はヒトデです」
「え?」
「つかさが元ネタ知ってるわけないでしょ」
「…かがみってやっぱりオタクだよね」
「な、これはあんたが……」

「つかさは短冊に何書いた?」
「お料理うまくなりますように、って」
「おお、頂点を極めても更にその先を見据える、か。さすが達人!」
「も〜、こなちゃん褒めすぎ」
「で、かがみは」
「わ、私は別に普通よ」
「そー言われると余計見たくなるなぁ〜」
「あ、こら近づくな!!」
「あ、え〜と。“卒業しても4人いつまでも仲良くしたい”だって」
「つ、つかさぁ〜」
「かがみん、かわいい〜」
「そう言うあんたはどうなのよ」
「私?私はPS3が値下げしますように、って」
「あんた、他にないのか」

「ど〜でもいいけど、こう言うのって先端に付けたほうが願いが届きそうじゃない?」
「ほんと、どうでもいいな。あんま関係ないんじゃない、だいたい願いを叶えるのは本人の努力でしょ」
「……かがみ、もうちょっと夢持とうよ」
849メスィドール5:2007/07/19(木) 04:04:08 ID:6K5lyPUo
およそ一刻ほど。
部屋の中央には、星、天の川、短冊などで飾られた竹が鎮座している。煌びやかに飾られたそれは3人での制作にしては
十二分すぎるほど立派なものだった。
ちなみに、3人はすでに体操服(+甚平)から私服へと着替え終わっている。
「さて、出発しますか」
外は既に日が傾き、宵闇の涼しい風が室内に入ってくる。雲一つない青空でまさに絶好の七夕日和だ。
「出発って、庭先でやるんじゃないの」
「ほらさ、広い所で伸び伸びとやりたいじゃん。それに星がよく見えた方が」
「うん、私も。綺麗な星空の下でやりたいな」
「つかさ、あんたまで」
こなただけでなく、つかさまで賛成の意を唱える。とすればかがみもこれ以上何か言うのは野暮になる。
「しょうがないわね」
いかにも仕方ない、という返事。だがかがみは始めから反対する気もなく、またその理由もなかった。メンバーの良心
との心得がそうさせるのだろう。こなたに言わせれば、ツンデレの一言で終わってしまうが。
「で、どこでやるの?遠い所はいやよ」
「う〜ん、じゃ、私の出身中学でやる?」
「じゃあ、って……つーかいいわけ?」
「ま、ちゃんと片付けて痕跡なくせばいい事だし」
「おい」
行き先も決まった所で、早速出かける支度をする。笹飾りはビニール袋で覆い、お菓子や飲み物、そして花火などを袋
に詰める。花火は、派手な音がするものや打ち上げ式の物は全て外し、手持ち系ののんびり楽しめる物だけを持って行
くことにした。
「やっぱさ、近所迷惑になりたくないじゃん」と言うこなたの配慮からだ。無論、バケツ、ゴミ袋持参だ。
そうじろうからの手厚い送り出しを受け出発する。格闘技経験のあるこなたが不審者相手に後れを取ることはないが、
やはりそれでも心配するのが親心。最後はこなたを嫁に送り出すが如くに泣いていた。本当に嫁に行く時は一体父はど
うなるのか、そう考えるといささか心配を覚えるこなた18歳であった。
850メスィドール6:2007/07/19(木) 04:04:54 ID:6K5lyPUo
満天とは言い難いが、街中に比すれば十二分に星が瞬き煌く空。天の川も薄らとその姿をみせる。
持って来た笹飾りは朝礼台の脚の一本に結びつけ、今は風に揺れつつ天を衝く。
校庭の片隅に転がっていた机を洗い、上に布を被せテーブルクロスとする。その上に持参したジュースやお菓子を並べ
る。懐中電灯で机の上を照らすのも忘れてはいない。
「プラネタリウムはいかがでしょう」
「いや、本物だから」
「ねぇ、お姉ちゃん。織姫と彦星ってどれかな?」
「あ、私も知りたい」
「えっと……」
2人に頼まれたかがみはすぐに真上を向く。
「上に明るい星が三つ見える?」
「「う〜ん、何とか」」
「その三つが夏の大三角形で、その内の一番高い位置にあるのがベガ。つまり織姫ね。それでその反対側、地上近くに
 見えるのがアルタイル。これが牽牛、彦星ね。で真ん中にあるのが白鳥座のデネブ」
「へ〜そっか。今年は2人は会えたのかな?」
「そうだといいわね」
「…う〜ん、どうせならもっと分かりやすく、あの家のアンテナから数えて何番目の星、って教えて欲しいな」
「1人で数えていろ」
「そこはバカだなぁ〜って言って欲しかったな」
などと他愛もないことを喋り、天体観測を続ける。
星は彼女らを虜にし、幾星霜の世界に誘う。美しき輝きの世界に。
「あ、そだ花火やろ。花火」
「うん、そうね。何からやる?」
「線香花火!」
「いきなりかい!!」

遠くからは虫の声が聞こえる。秋の訪れを微かに伝えながら。

夜風は心地良い風をもたらす。夏の熱気を掃うように。

星々は天高くより見つめる。花火に興ずる少女達を、そして風に揺れる笹飾りを。
851メスィドール7:2007/07/19(木) 04:05:52 ID:6K5lyPUo
「あら、こんなところで、こんなことしていいのかしら」
突然話しかけられたのは、花火も終わり片付けを開始しようとしたその時だった。
一瞬、学校関係者かと思い3人はそろって変な汗を掻いた。このまま、校内に連行され延々とお説教を聞かされる。それ
で済めばよいが、もし高校に通報されたら……。
ゆっくりと振り返るとそこにいたのは

白く光輝く人

正確に言うならば白いワンピースを着た若い女性であった。ただ、あまりにもワンピースの白が鮮やかだったので輝い
ている様に見えたのだった。白い大きな帽子をしている為表情を窺い知る事は出来ない。ただ、自分達に不振な眼を向
けてはいないような気配がした。年は自分達より3、4歳くらい離れているのではないかと思われる。
突然の闖入者に対し、つかさは目を白黒させ、こなたは俯いてだんまりを決め込んでる。どうやら、真っ当に対応出来
るのはかがみだけらしい。
「えっと、ですね」
とは言え、この状況では咄嗟に返答は出来ない。適当に言葉を見繕うとするが、ほとんど見つからない。
3人の狼狽する姿を見て、いたずらが成功した子供のように女が小さく、くすり、と笑う。
「ふふふ、いいのよ。別に誰か言ったりしないから。それに私も似たようなものだし」
はたと考えてみればそうだった。学校関係者じゃなければこの女性も招かれざる客、だと。
「ただし、ゴミはちゃんと持ち帰ってね」
「はい、それはもちろん」
小さい子を窘めるように言う。それ程歳が離れているとは思えない女性に子供扱いされているのに、何故かかがみには
不快感は無かった。寧ろ、どこか心地良い物でさえあった。何故だろうと思うも、結論はでない。ただ、この女性の雰
囲気がそうさせたのであろうか。
「七夕パーティー、ってのかしら」
「ええそうです」
女性はゆっくりと笹飾りの所まで歩みを進める。笹に吊るされた星の一つを手に取るとそれを優しく撫でる。
「……なつかしいわ」
「え?」
ちいさな呟きが耳に届くもそれは泡の如くすぐに消えてしまう。
「でも、こんな時期に七夕を祝うなんて、どうして?」
星の飾りから手を放しかがみ達を見つめる。優しく温かく。
まだ、帽子の奥の顔は見えない。
「それは、こなた…こっちの小さい子ね、が今日突然言い出したのよ。夏休み前にみゆき…今日はいないけど私達の友
 達が、旧暦の七夕のことを話していたから、たぶんそれで思い立ったんじゃないかな〜って」
「そうなの。それはきっと星達も喜んでいるわ。きっと」
女の纏う雰囲気がさらに和らぐ。きっとその帽子の下で微笑んだのだろう。
ゆっくりと、かがみ、つかさ、こなた、と顔を巡らせ、その視線は脇の机へと注がれる。
机の上には2リットルのジュースのペットボトル、紙コップ、ポッキー、コロネそして一目で自家製と判るチョコチップ
クッキーが紙皿に載せられていた。
女が特に興味を引かれたのが、自家製のチョコチップクッキーであった。一つを摘むと、かがみ達に向き直り。
「これを作ったのはどなた?」
「あ、わ、私です」
返事をしたのは混乱状態から解けたつかさだった。ちなみにこのクッキーこなたの家に行く事を聞いて自宅で作って来
たものだ。
「とてもお上手ですね」
「そ、そんなこと無いです。趣味程度ですし……」
「食べていいかしら」
「あ、はい!」
つかさの許可を取ってから女は摘んだクッキーを口にした。サクサクした食感チョコの甘み、ほのかなバターの香り、
それは趣味のレベルをすでに越えている完成度だった。
「うん、やっぱりおいしい。これは自信を持って良いわよ」
「え、あ、はい」
少々頬を染め頷く。いつもは身内や友達にしか配ってなかった。この女性が第三者、全くの他人としてつかさの料理を
初めて食べた物であり。その感想はつかさの初めての他者からの評価だった。
クッキーを食べた後、2人に断りジュースをコクコクと飲むと女性は。
「あまり、長居するのも野暮だから、そろそろ私もかえるわね。3人も遅くならない内に」
紙コップを机に置き、3人に近づく。

その帽子の下はやはり見えない。
852メスィドール8:2007/07/19(木) 04:13:16 ID:6K5lyPUo
「最後に一つ」
ゆっくりと顔を廻らし、質問する。
「今は楽しい、幸せ?」
非常に単純でありながら、深い質問。だが3人の答えは決まっている。
「うん。お姉ちゃん、こなちゃん、ゆきちゃん、皆といたら楽しいし出来るならずっと一緒にいたいよ」
「1人喧しいのがいるけど。ま、それを含めても楽しいし。会えて良かったを思っているわ」
「私は……」
ずっと、俯き黙っていたこなたが、始めて声を洩らした。
「かがみがいて、つかさがいて、みゆきさんがいて、おとうさんがいて、ゆい姉さんがいて、ゆーちゃんがいて、黒井
 先生がいて……毎日が楽しいし、幸せだよ。たとえ……」
声が震えていた。声だけじゃない、肩が手が足が、それこそ全身が震えていた。
「…たとえ、お母さんがいなくても、わたし幸せだよ」
真っ直ぐにこなたは女性を見つめた。手を強く握り締め、全身を震わせ。

顔は見えない。こなたのも女性のも。

「…そう。なら、よかった」
こなたの返答を聞いた女性は3人の脇を通りその場を去ろうとする。だが、
「最後に、あなたの名前。名前を教えてください」
それは叫びだった。こなたの悲痛な思いを籠めた。
歩みを止め、振り返る女性。

こなたを見つめる。様々な想いを籠めた目で。

こなたも見つめる。歪む視界で彼女の姿を捉える。

数秒の交錯の後に女性はゆっくりと手を挙げて、人差し指で天を示す。
「これ以上は教える訳にはいけません」
そう言い、手を下ろすと闇の中に消えていった。

「どういうこと?」
「?」
かがみとつかさには女性の意図が掴めなかった。
だが、こなたには伝わった。
「……そらの……」

風が舞い、笹飾りを揺らす

何枚も書かれた短冊が踊る

その内の一つは頭頂部近くに掲げられてる

とても古びた短冊に籠められた

その願いは


     おかあさんにあいたい


願いは届けられたのだろうか
彦星と織姫に届いたのだろうか

そう、そらのはるか

「………かなた………」
853名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 04:14:40 ID:6K5lyPUo
以上です。
稚拙な文で申し訳ない。もっと精進せなば……
854名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 04:17:39 ID:vOisLb2D
リアルタイムで見させてもらったよー。
なんかこう、胸が切なくなったよ。GJ!
855名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 04:21:46 ID:zqCoHaVJ
初のリアル遭遇!GJです
こなたの願い、届いて良かったな…

俺も8/19に友達誘って七夕を祝って見ようと思う
856名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 04:22:10 ID:LGfN0bK3
>>853
GJ。

他に言葉がない。
857名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 04:25:18 ID:bF5DUiCE
>>853
全俺が泣いた。
GJ、明け方だが星が見たい気分になったよ。
858名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 04:29:30 ID:vOisLb2D
西の空に明けの明星が輝く頃ry
859名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 04:30:16 ID:6K5lyPUo
ありがとうございます、皆様
是非、空を見上げ無数のキラ星を堪能してください
では
860名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 05:22:01 ID:fiRmkeny
>>858
宇宙人だろうと人間だろうと、こなたはこなたに変わりないじゃないの
861名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 05:24:21 ID:Q9KqjLBy
>>777
兵法マスター!GJの大攻勢!

とりあえず、近くのゲーセンで三国志大戦 や ら な い か ?
862名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 05:32:02 ID:PK9yt3vI
お前は朝までネトゲをやりすぎた、お前の体はもうボロボロだ。
後一度やればお前は……
863名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 06:37:03 ID:ODtw5Yzc
>>835
やばい、こなた@クルの胸以外ツボにはまった……。
DC版を買って大分前から遊んでいるけど、もうあの3人が
こなた、つかさ、かがみにしか見えなくなっちゃうじゃないか。
864名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 07:36:21 ID:AMMu923F
>>853
切なくて優しい、良いお話でした。ぐじょーぶ!
865>>825:2007/07/19(木) 09:59:23 ID:KhIdkru8
>>853
ヒトデで吹いたコーヒーを返してほしい
最後の最後で目から失った水分を返してほしい

すごく…GJです…(ぅд;`)
866名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 10:02:25 ID:KhIdkru8
>>843
ってかなにやってんだお前ww
867名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 10:25:51 ID:tBe7W3Ja
>>843
親がいるときにこんなとこ見ようとするなよwww
868>>825:2007/07/19(木) 10:33:26 ID:KhIdkru8
>>843
の勇姿に感服したので貼り
こっちならまだセフセフか?

http://up.spawn.jp/file/up32799.jpg
869名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 10:34:05 ID:2vfmsfQN
>>843の人気に嫉妬wwww
870名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 11:02:39 ID:KgF8coqY
>>853
鳥肌たったくらいGJ
871名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 11:20:34 ID:DEMuszX4
>>843
気にするな、俺もケータイの待ち受けにしてた時期g(ry

>>853
GJ!!
あと、8月19日にGJw(超個人的理由
872名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 11:56:54 ID:WuC1wFZt
>>830
? こちらで確認した所、普通に繋がったのですが…
ルート分岐の所ですよね?

>幾つか繋がってないの
orz
すみません、教えていただけると助かります。
あと、新しくトップページ下部にフォームを用意したので、
今後は誤記とかリンク切れとか、そちらの方で報告頂けるとありがたいです。
流石に一人で全てを把握するのはなかなか困難なので……
873名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 12:59:11 ID:EeMyZvMa
>>872
すまん俺もリンク切れになるんだが
874名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 13:02:54 ID:SGKtx7vA
>>873
何処から何処をクリックするとどうなる、とかURLを書き添えてちゃんと説明しないと堂々巡りになるだろ
>>872が読めないのか・・・・
875名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 13:11:11 ID:EeMyZvMa
>>874
さっき試してみたんだけど、PCサイトビュアーを使うと閲覧できた。
けど、携帯から直接アクセスして分岐のリンクに飛ぶとアポロのの冒頭に戻る
分かりにくくてすまんがorz
876名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 13:33:53 ID:Rh04UUDw
URLが (略)/?page=%E3%82%A2%E3%83...(略)になってるのが原因かな?
他のは /pages/47.html みたいにhtmlを指定してるから
877名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:24:05 ID:UUOFYOHA
>>853
GJ!!!!!

何故「青空」が脳内再生された。
878名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:25:56 ID:wyYR1qaG
>>863
「巨乳はステータスだ!希少価値だ!」

つかさとエグゼリカの親和性は異常
髪の色まで同じ
879名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:26:36 ID:KhIdkru8
変なの受信した

ナレーションはほとんどないので
音声でお楽しみください(音声もないだろ
名前書かないと誰が何言ってるのかわからなくなるんで
言葉の前に名前付けます
880名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:27:27 ID:KhIdkru8
ぎゃぐ☆すた

今日は7月7日
柊かがみと柊つかさの誕生日
泉こなたと高良みゆきは柊家にお呼ばれしたようです

ガチャリンコ
かがみ「いらっしゃーい」
つかさ「いらっしゃいw」
こなた「おー、お誕生日おめでとーつかさとかg(ry」
かがみ「略すな!」
つかさ「ワロス」
みゆき「(・ω・`)」
みゆき「お誕生日おめでとうございます。かがみさん。つかささん。」
かがみ「ありがとー、みゆきw」
つかさ「ありがdw」
みゆき「それとこれ、つまらないものですが」
つかさ「わー、NA☆N☆DA☆RO」
みゆき「あけてみてくださいw」

ガッサゴッソ
かがみとつかさは包みをあけた

つかさ「わー、ペアの耳輪だぁwww」
かがみ「Σ(゚д゚ )」
かがみ「…き…きれいなイヤリングねぇwありがとみゆきw」
みゆき「喜んでいただけてヨカタヨ」
こなた「Σ(゚ω゚.ノ)ノ」
こなた「…そ…それでは私も差し上げてしんぜよう」
つかさ「wktk」
かがみ「わー…なんだろう…」
881名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:28:05 ID:KhIdkru8
つかさ「バルサミコ酢だぁww」
かがみ「…つかさバルサミコ酢いっぱい持ってなかったっけ?」
つかさ「これはもってなかったんだぁwwありがとうこなちゃん大事にするねw」
こなた「うむ」
つかさ「このコナミコ酢」
こなた「う、うむ」

かがみ「私のはなんだろう?」
みゆき「すごく…おっきいです…」

かがみは目にも止まらぬスピードで包みを引きちぎった

こなた「Σ(゚ω゚.)」
かがみ「…姿見?」
こなた「いいでしょそれぇww高かったんだよぉ、大事にしてねぇww」
かがみ「…鏡とかけたんじゃないだろうな…?」
こなた「ソンナワケナイヨ」
かがみ「なんでカタコトなのよ…」
みゆき「かがみさんの姿煮ですかw」
つかさ「おいしそうだねw」
こな・かが「Σ(゚ω゚.ノ)ノ(゚д゚ノ)ノ」

かがみ「と、取り合えずあがってよ」
こなた「あいよ〜、おじゃましま〜す」
みゆき「おじゃ〜しゃす」
かがみ「…」
こなた「あ、あとでゆーちゃん達も来るから」
かがみ「え!?ちょっとそういうことはもっと早く行っておいてよ!!」
かがみ「ケーキとか足りないかもしれないじゃない」
こなた「フヒヒwサーセンww足りないときは私がケーキになるから許して?なんて」
かがみ「おk許す」
こなた「…え」
つかさ「バルサミコ酢の出番だねww」
みゆき「ねーよ」
つかさ「ゆきちゃんのくせにぃ」

4人は―――かがみの部屋に――たどり――着いた
882名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:29:46 ID:KhIdkru8
こな・つか・みゆ「「「Open The Door」」」
かがみ「…」
かがみ「け…ケーキはみんなそろってからの方がいいわよね」
こなた「だね〜」
みな・ゆた・ひよ「呼んだか?」
4人「「「「Σ(゚д゚ノ)ノ(゚ω゚.ノ)ノ(○д○ノ)ノ ヽ(ヽ゚д゚)←つかさ」」」」
こなた「ずいぶん早かったねぇw」
ゆたか「うんw地球が自転してるからねw」
かがみ(関係ないと思うな…)
こなた「じゃあみんなそろったしケーキ食べy」 バタンヌ
みなみ「ゆたか!?」
ゆたか「…ごめん…みなみちゃん…力…使いすぎたみたい…」
かがみ(何の)
みなみ「ゆたか…」
ゆたか「ごめん…みなみちゃん…」 パタンヌ
みなみ「ゆたか…ゆたかあぁぁああぁあああぁあぁぁぁあぁああぁ!!!!」
かがみ(環境の変化についていけない)
みなみ「ゆたかをよくもおおぉぉおぉおおおぉぉおおぉぉおぉぉお!!!!」
かがみ「え!?私!?」
みなみ「ゆたかの仇ぃいいぃぃいぃいぃぃぃいいいぃいぃい!!!!」
かがみ「きぃーーーやぁーーーーーー!!!!!!」
こなた「みんなケーキ食べるよね?」
つかさ「うんw」
みゆき「もちのろんろん」
ひより「もちろんっすw」
みなみ「ゆたかも食べる?」
ゆたか「うんwケーキだーい好きww」
かがみ「!!」
こなた「じゃあケーキ切るね」
かがみ「…」
こなた「悪!!即!!z」
かがみ「はい、7等分したわよ」
こなた「…」 orz
みゆき「それじゃあ皆でいただきましょう」
こなた以外「「「「「「いただきま〜す」」」」」」
883名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:30:33 ID:KhIdkru8
みゆき「おいしいですねこのケーキw」
こなた「ですよね〜」
つかさ「うんw…でもちょっと塩加減が足りないかな?」
かがみ「ケーキだからね」
ひより「ふおぉおおぉ!!うまいっす!!うまいっすよおおおお!!」
みなみ「おいしいねゆたか」
ゆたか「そうだね、プロテインだね」

つかさ「そういえばこなちゃんケーキになるんじゃなかったっけ?」
かがみ「あ、そうだった…危うく忘れるところだったわ」
こなた「そ…それはケーキが足りなかったときでしょ?」
かがみ「む…それは…そうだけど…(こなたけーき…」
つかさ「お姉ちゃん、なぜか知らないけどここにロープが落ちてるよ?」
みゆき「かがみさん、なぜかは分からないのですけどここにガムテープが」
かがみ「ktkr」
こなた「ちょ、おま」

かがみはロープとガムテを装備した
束縛力 +10
呪縛力 +12

かがみ「ねぇ〜いいでしょこなた?減るもんじゃないし」
こなた「減るよ!!いろいろ!!ちょ!!こらかがみん!!HA☆NA☆SE」
884名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:31:15 ID:KhIdkru8
つかさ「八丁味噌がいいよねw」
かがみ「何の話?」
つかさ「お姉ちゃんの話だよw」
かがみ「接点あるのか?」
つかさ「接点tだよw」
みゆき「この点は出ねぇ〜よ」
こなた「ねぇみんな、これやらない?」
つかさ「あ、面白そうだねwwその縦穴式住居ww」
こなた「かすってもいなけどね」
かがみ「なんなのそれ?」
こなた「これはアンバランスと言ってだね、順番に好きなブロックを抜き取って、上に積み上げていって
    最後に崩しちゃった人が負けっていう単純なゲームなのさw」
かがみ「へ〜面白そうね」
こなた「でしょでしょ?んじゃ決まりwwやろ〜ww」
みゆき「チェックメイトですよつかささんww」
つかさ「ゆきちゃんなにか勘違いしてない?まだ私のバトルフェイスは終了してないよ?」
かが・こな「…」

こなた「さぁ〜さぁ〜次はかがみんの番だよぉ〜ww」
かがみ「わっ分かってるわよ!!」
みゆき「3分間待ってやる」
(ん〜こことったら崩れちゃうな…でも他のところも同じようなもんだし…
あ、でもこっちの方が傾き方からしてダメージ少ないかも…)
つかさ「…」
かがみ「よし決めた!!いくわよ!!」
つか・こな「バル酢」
 ドンガラガッシャン
かがみ「…」
こなた「かがみんの負けぇ〜〜〜ww」
かがみ「ちょ!今のいんちきでしょ!?」
こなた「私たち何もしてないも〜んw」
かがみ「くっ!」
みゆき「目がぁ〜〜〜目がああ〜〜〜(´3д3)」
885名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:32:05 ID:KhIdkru8
ひより「向こうはなんか盛り上がってるっすねぇ〜」
みなみ「うん」
ゆたか「私たちもなにかやろうよww」
ひより「そうだねwwなにやろっか?w」
ゆたか「ここにモデルガンがあるんだけど、かくれんぼとかどうかな?」
ひより「…モデルガンの用途が気になるっすね…遠慮しとくっすよ…」
ゆたか「そっかぁ…じゃあみなみちゃんやろww」
みなみ「えぇえぇぇぇ↑」
ひより「マスオさん自重汁」
ゆたか「じゃあどうするの?」
みなみ「私はゆたかを見ていられればいい」
ゆたか「みなみちゃん…私はこなたお姉ちゃんを見ていたいの」
みなみ「うん…分かってる」
ゆたか「…それでも…いいの?」
みなみ「かまわない…ゆたかがそうしたいのなら」
ひより「前触れなくシリアスに突入するのはやめてほしいっす」
つかさ「牛乳入れた後はすぐ食べないと水分すっちゃってぐちゃぐちゃになっちゃうよね」
ひより「シリアルじゃないっす」
886名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:33:00 ID:KhIdkru8
こなた「今日は楽しかったよかがみんww」
かがみ「そ?……っていうかアンバランスやってるときから言おうと思ってたんだけど
    クリーム拭いて服着たほうがいいわよ?」
こなた「おっといけない」
みゆき「目がぁ〜〜〜目がああ〜〜〜(´3д3)」
かがみ「みゆきも眼鏡つけた方がいいわよ」
みゆき「ギガァ〜〜〜ギガァア〜〜〜(´3д3)」
つかさ「みんな気をつけて帰ってねww」
ゆたか「はいw今日はありがとうございましたw」
みなみ「ご馳走様でした」
ひより「お世話になりましたっすw」
みゆき「テラァ〜〜〜テラァア〜〜〜(´3д3)」
こなた「かがみんつかさじゃ〜に〜」
ゆた・みな・ひよ「「「さよなら(っすw)w」」」
みゆき「おやすみなさいかがみさんつかささんw」
かがみ「はいよ」
つかさ「みこす〜w」

かがみ「そういえば後からきた3人はプレゼントくれなかったわね」
つかさ「あ、私預かってるよw」
かがみ「あ、そうだったんだ」
つかさ「これがひよりちゃんからお姉ちゃんに」
かがみ「かが×こな本…」
つかさ「わたしはつか×こな本だったよぉw」
かがみ「じゅるり」
つかさ「お姉ちゃん?」
かがみ「何でもないわ。次のは?」
つかさ「これがみなみちゃんから」
かがみ「ブラジャー?」
つかさ「わたしも同じやつ、寄せて上げるやつみたいだよw」
かがみ「どういった意味があるのかしら」
つかさ「寄せるほどもなかったから仇を討ってほしいんだって」
かがみ「…あの子そんなに仇が好きなのかしら」
つかさ「それでこれがゆたかちゃんから」
かがみ「…パンツ?しかももう使ったようなやつ?」
つかさ「私もパンツだよwこなちゃんが履いたやつだって」
かがみ「じゅろす」
つかさ「パンツうにょ〜ん」
887名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:33:43 ID:KhIdkru8
以上
ただただ反省
なんでもないただのネタの詰め合わせじゃないか
落ちもないし
888名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:34:55 ID:4OWernOL
>>887
「」の左に人物名を入れずに書ける様になるとなおよし。
今のままではVIP臭いです。
889名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:37:01 ID:FoJgHwcV
ちょ、まてよー
890名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:37:54 ID:vOisLb2D
つまり台本小説は極力避けるってことだな


まぁ、ここに一本しか投下してない俺が言うのもあれだけど
891名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:38:15 ID:mnUe17sH
なんか懐かしいノリでワロタwww

まぁ人物名は……頑張ってくれ
892名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:38:26 ID:ZSlr7cJF
すまん、途中まで読んでたが
訳分からなくなって挫折した…
893>>887:2007/07/19(木) 21:41:23 ID:KhIdkru8
本当は名前入れないでやりたかったんだけど
どうしてもワロスとかktkrのネタ入れたかったから…
「ワロス」まで書いて自分でも誰が言ってるのか分からなくなってしまったんorz
894名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:42:10 ID:wyYR1qaG
テラシュールwww
読者置いてけぼり感がたまりませんなw
二度目はなさそうだけど・・・
895名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:44:55 ID:SGKtx7vA
改めて、口調や口癖のトレースって重要だなと感じる・・・
896>>887:2007/07/19(木) 21:48:14 ID:KhIdkru8
>>894
すまんネタわからなすぎたかも
ムスカとか2chとかウルウルとか荻野とか遊戯王とかパッションとか
ネタ詰め込みすぎたかも…
誰か俺を殴ってくれ
897名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:49:38 ID:vOisLb2D
トレースって結構難しいんだよなぁorz
オリジナルばっかやってると特に

初めは最悪こんなのでも(自分は)いいと思う
つかさは言った
「ねーこなちゃん」
それにこなたは答えた
「ん〜」
みたいなの。そこに行動の描写を挟んでいくとか。
ノートになにかを書きとめながら、つかさはこなたにたずねた
「ねーこなちゃん」
「ん〜」
とか。
まぁ、自分もまだまだ初心者ですが参考程度になれば
898名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:49:55 ID:mnUe17sH
>>896
俺はお前の勇気に花束をやりたいくらいだが
899名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 21:51:12 ID:ZSlr7cJF
>>896
とりあえず、問題点はそこじゃない、とだけ言っておく。
900名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 22:19:58 ID:dvQ9SiGQ
創作のお供にと頼んだPHSが届いて『中にWindowsMobile6が入ってて、
専用プレイヤーがあるけど古いからダメだろー』とか思いながらちくちくいじってみたら、

ttp://ranobe.com/up/src/up202069.jpg

思いっきり麦茶吹いた。


>>853
こなたの純粋な願いが届いた、という気持ちに胸を打たれました。
母がいたからこその「今の幸せ」という感じですね。
素晴らしいお話、本当にありがとうございました。
901名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 22:26:39 ID:qoYZu5tS
>>900ちょっ!マテ。WinMでも動くのかよw
902名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 22:28:26 ID:qwuu/ZSe
>>896
そんなに気を落とすなよ
少なくとも、俺はニヤニヤしながら楽しめた

勢いに任せて走り抜けるのは、若さの特権だと思うぜ?
903名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 22:29:34 ID:SGKtx7vA
>>900
SUGEEEE!!
うちの[es]はWM5だがちょっと調べてくるw
904名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 22:55:49 ID:qYASpm23
俺のiPAQ(WM2003)でも導入できたwww
905Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/07/19(木) 23:10:18 ID:Zcvggujh
OK、小説の神様が舞い降りてきたようだ。
TU-KAどうみてもエロの神様です本当に(ry


枯れ木も山の何とやら、楽しんで頂ければ幸いであります。
でわでわ、ゆーちゃん×みなみちゃん小説第二段、
Shifting Heart -episode2-をどうぞご賞味あれ。
906Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/07/19(木) 23:11:13 ID:Zcvggujh
「おはよう、みなみちゃん」
「おはよう、ゆたか」

 ある日の学校。朝、二人が交わすいつもの言葉。
……ちなみにひよりはというと、

「うわぁぁ! 締め切り今日だーっ!!」
残念ながら徹夜三日目でそろそろ学校のことなど頭から欠落し始めていた。
両親曰く、余りの絶叫と集中オーラで部屋に入ることもできなかったとか。
「……何とか間に合ったけど、走馬灯が見えたっス」
とは、翌日のお話。

見回した教室は、まだ時間も早く誰も居ない。
深閑とした教室の中で、二人は何ということもなしに見つめあった。

誰もいない。まだ誰も。ちょっとくらい──うんうん……
お互いにお互いを想っていても、ここは学校。
おふざけや冗談ならともかく、女の子同士でカップルなんて……



ガラッ。
「うひゃぁっ!」

丁度一人の制服が教室に入ってきた。
気がついてゆたかが時計を見ると、たっぷり10分も経過していた。
振り返ってみなみを見ると、その顔はほんのり紅潮していた。

でも。
「ゆたか、顔、赤いよ。大丈夫……?」
「え、あ、だ、大丈夫だよ」
自分まで紅潮していた等とは露知らなかったゆたかであった。

ちなみに、これで噂が真実の姿へと近くなったのは言うまでも無い。



3時間目は体育。それもバレーボール。
コートの中をあちこり動き回り、ボールをジャンプして迎え撃つなど、
到底ゆたかにはできない。従って隅っこで休み、見学する。
はずだった。今年は、今回は、いつもと違う。
今回は、見学する場所が違った。みなみがその長身を活かして次々とサーブを決める、
そのコートの隣だ。

「みなみちゃん、がんばれー!」
ゆたかの応援にみなみは応え、一際大きいジャンプとスパイクで誰をも取れない一撃を放ち、
一点を自らのチームに入れた。
みなみはゆたかへと振り向き、微笑む。そしてまた強烈なサーブを打つ。
その繰り返しだった。

が、それでいくつか不満が出てきた。全く勝負にならないという相手チームの愚痴以上に、
「私も打ってみたい」というチーム内の発言が増えてきたからだ。
無論これに逆らって、「勝つ」ことを目標としない授業に対してずっとサーブをやる道理も無い。
「うん、いいよ。ごめんね、私ばかりで」と快くボールをクラスメイトに預けた。


悲劇はそこから始まった。
907>>896:2007/07/19(木) 23:12:10 ID:KhIdkru8
みんなアドバイスサンクス
ちょっと突っ走っちゃった感があるので
こんどは少し癒されるの書いてこようと思う
908Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/07/19(木) 23:12:36 ID:Zcvggujh
サーブ主がみなみでなくなったのに気をよくして、今度は相手チームがどんどんと点を入れ始めた。
みなみも必死になって返すが、勢いづいた上に力のある男子のスパイクは中々かわせない。
そんな折、ある男子の一撃がみなみの腕を捉えた。
「あ……っ!!」

ボールはネットの向こうではなく、あらぬ方向──よりによってゆたかの方向へ──飛んでいった。

上がる悲鳴。立て続けに起こるどよめき。
何より、その中で呆然と全てを眺めていたみなみが、誰の目にも痛々しかった。
だが彼女は機転が早い。ハッと我に帰るが早いか、
ゆたかを抱き上げて保健室へと猛烈な速さで走っていった。

余談ながらそこにいた陸上部によれば、是非とも勧誘したかったとか。



「……ん、あれ、私、体育館で……? あ、みなみちゃ」
「ゆたかっ!!」
みなみはゆたかの身体をひしっと抱きしめた。
華奢で小さなその身体を、思い切り。
「ごめん、ごめんね、ゆたか。私が、私がボールを……」
慌てふためいて、目から溢れ出した大粒の涙を拭おうともせずに、
ただひたすら、ゆたかの身体にしがみ続ける。

みなみが初めて見せた、ゆたかへの涙だった。
「ごめんね、ごめんね……」

寡黙な口と一見して冷たい風貌の所為で、友達らしい友達はいなかった。
男子からは「暗くて冷たくて……近寄りたくない」と陰口を叩かれた。
一時期、そんな自分が嫌で無理に明るく振舞ってみた。
そうしたら今度は女子に「愛想を振りまいていい顔をしているブリッコ」と言われ、
完全に孤立した。

嫌で嫌で、部屋でひっそりと泣いた。何度も何度も枕を濡らした。
自分が生まれついた星を呪うほどに何度も何度も泣き腫らした。

そんな時に出逢ったのがゆたかだった。
最初は、入試の日に受験していた誰かの妹、それくらいの気持ちだった。
否、それ以上の感情など、持ち合わせられるはずも無かった。
この時既に心は凍っていた。いっそ高校なんて行きたくないとさえ考えていた。
だから彼女に会ったことも、ハンカチを渡したことも、一時の親切として
完全に心の中から消し去っていた。

ところが彼女はまた現れた。今度は自分の同級生として。
"暗くて、冷たい"はずの自分に、温かい笑顔を向けてくれて、「ありがとう」と言ってくれた。
その時にみなみは気付いた。自らの卑屈さに。
自分が前ではなく地面を向いていたことに。

いつの間にか、周りの言葉に合わせて"暗くて、冷たい"自分を演じていたことに。


その日からみなみの中で、ゆたかという誰よりも大切な友達ができた。
友達どころではない、親友──もっと、もっと大切な人になった。
それがいつしか「好き」という気持ちに変わっていた。
それはどんどん、「大好き」に変わって、そして誰よりも大きな、「愛」になった。
もちろん、ひよりも好きだし、もっと後で仲良くなっていった人達も、
皆みんな好きなことには変わりない。
それでも、ゆたかだけは特別だった。特別な「大好き」だった。
909>>896:2007/07/19(木) 23:12:45 ID:KhIdkru8
うわ…割り込みすまんorz
910Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/07/19(木) 23:14:02 ID:Zcvggujh
どれくらい経っただろうか。みなみの涙が涸れた頃、ゆたかはみなみに言葉を掛けた。
それまでは、強く抱きしめてくるみなみに対して、暖かく背中に手を回しているだけだった。
「みなみちゃん──いいんだよ」
「え……?」
ハッと顔を上げるみなみに、ゆたかはゆっくりと答える。
「いいんだよ。私はそんなに痛くないし、ただの事故だって事も分かる。
 あの時ボールが飛んできたのに避けられなかった私が悪いんだし、
 みなみちゃんが飛んできたボールを返せなくても、何も悪くない。
 ただ、ちょっとだけタイミングがずれちゃっただけなんだよ。
 私は大丈夫だから、元気出して。ね?」
「ゆたか……ゆたか……」

みなみは、ゆたかに危害を加えた、『その事だけ』に係留して泣いていた訳ではないことを、
泣かれていた当の本人は知っていた。
自分がほんの些細なことで、消え去ってしまうのではないか、
自分に嫌われてしまうのではないか。
「みなみ」という存在が、「ゆたか」を大切に想う資格を失うのではないか。
そんな脆い心を携えた、本当の"岩崎みなみ"を知っている小早川ゆたかであるからこそ、

「じゃあ、私がみなみちゃんのこと何にも思ってないって、証拠見せてあげる」
「え──

心からの口付けを交わすことができたのだった。



夕方の保健室。既に保健の先生も学校を後にし、暮れ時の紅が辺りを包んでいる。
野球部やサッカー部の怒号が遠くに響き、教室に残っておしゃべりを楽しんでいる生徒が
そろそろ帰ろうという頃に、二人は保健室のベッドで愛を確かめ合っていた。

「ん……ちゅぱ……みなみちゃん……」
「んん……ゆたか……」
二人のキスが終った後に引く銀色の糸はどこまでも切れることなく長く、
それさえも重力に引かれて落ちる前に、二人の口は、舌は再び交じり合う。
ちゅぱちゅぱと淫靡な音を立てて、ゆたかの積極的な舌にみなみは翻弄されて、
キスは延々と続く。

「みなみちゃん……」
「なに……?」
「胸、大きくなれた……?」
「ううん、まだ……」
そんな小さな言葉の端から、心遣いではない、本当の愛の声が聞こえる。
そしてその声を出す口が、小さく動いた。
「じゃあ、私が大きくしてあげる」
911Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/07/19(木) 23:15:20 ID:Zcvggujh
ゆたかは体操着の裾からスルリと手を滑り込ませて、みなみの胸をサワサワと擦り始めた。
悲しきかな嬉しきかな、みなみの洗濯板にはブラジャーは不要、
だからしてゆたかは思うがままにみなみの双丘を──厳密には大平原を──蹂躙できた。

そんな大平原にも、小さな蕾がある。
ゆたかはその桜色を、柔らかくつまんだ。
「ゆたか、やめ……ふぁっ」

みなみの懇願にも関らず、乳首をこねくり回すゆたか。
その頂を更に責めるように、体操服の上から舐めるように、ゆたかは口を付けた。
途端に喘ぎが大きくなるのも構わず、少しずつ自己主張を強める突起を吸い上げた。

「みなみちゃんの体操服、ちょっと汗の匂いがするね」
「そっ、そんなこと言わないで……恥ずかしい……」

恥ずかしさなど露知らず、ゆたかはみなみの体操服を捲り上げて、
すっかり充血した乳首へとまた口を進めた。
周りからゆっくり焦らすように。噴出す汗を舐め取るように。
じっくりと突起を避けるように、しかしそのスレスレいいとこをチョンチョンと舌で突くように。
何ともみなみにとっては生殺しの舐め方をされた。

「ゆ、ゆたか……」
「どうしたの、みなみちゃん?」
「お、おねがい……」
「ん?」
リズム感を含んだ『ん?』に対し、みなみは震えながら哀願する。
「お願い……もっと、もっと気持ちよく、して……」
「みなみちゃん……いいよ、気持ちよくしてあげる」

ゆたかは遂にみなみの乳首をその口の中へと入れた。
そしてそのまま、舌で優しく舐める。
途端に大きくなるみなみの声をよそに、ゆたかの胸責めは止まらない。
裏側のザラザラした部分で擦り上げたり、そうかと思えば堅くなった蕾を舌先で弾いたりした。


そしてゆたかが手を軽く動かすと、みなみの下着に触れた。
そこはもうしとどに濡れぼそっており、乳首よりも敏感な突起がショーツからでさえも分かるほど、
存在を主張していた。ゆたかはそれに優しく触れる。
すると、みなみは可愛く「ひぁっ!?」と声を出して、ガクガクと震えた。

「気持ちいいんだね、みなみちゃん」
「はぁっ、はぁっ、ゆたか、ゆたか……」

ゆたかは今度は焦らすことなく一気にショーツを降ろした。
現れたのはショーツとの間にもう一本の銀糸を引く、もう一つの口があった。
愛液でテラテラと淫らしく濡れるその場所は、みなみにとってゆたか以外には見せられない場所だった。
……それでも。

「は、恥ずかしいよ、ゆたか……」
「ダメだよ、みなみちゃん。ちゃんと──

──ちゃんと気持ち良くなってね。
912Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/07/19(木) 23:16:25 ID:Zcvggujh
ゆたかはみなみの秘裂に指を這わせた。
クチュクチュと音を出して、「もっともっと」と誘うようにヒクつく。
蜜がベッドに滴り落ちる度に、ゆたかは自らの指を舐め取る。
「ふふっ、みなみちゃんの、おいしい」
「そ、そんなこと言わないで……恥ずかしい……」

もうみなみの言葉は何処吹く風。
尿道口をチョンチョンと突いて、その縦スジを上下に擦り上げる。
その度にクリトリスへと触れるゆたかの指に、みなみは何度も声を上げた。

「ふふっ、みなみちゃん。ここ、すごくコリコリしてる」
そう言ってゆたかは敏感な突起を摘み上げた。途端……
「あっ、あっ、ああぁぁぁっ!!」
みなみは身体を大きく海老反りにして何度も身体を揺らした。
そしてそのリズムに合わせて、蜜壷から蜜が零れ落ちる。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ、はぁっ……」
「イッちゃったんだね、みなみちゃん。でも──

──でも、まだ終わらないよ。


遂にゆたかはみなみの秘芯へと、強烈で執拗な責めを開始した。
この前の初体験ではおっかなびっくりで怖くてできなかったことだ。
それは、こなたが──こなたが「えっ!? まさか!!」と言い出すのは、随分と経ってからだ──
持っていた件の百合小説を半分コピーしてきたテクニックだった。
それでも、性に疎く敏感なみなみには耐えられない程の快楽であった。

まずは突起へと愛液をまぶしてぷるぷると、振動を与えるように小刻みに指を動かす。
それにみなみが慣れたと見ると擦り上げては摘むといった行為を繰り返す。
そしてお次は蕾を覆う皮を剥き上げては戻し、剥いては……と扱く。
特に最後のはみなみには効いたらしく、何度も愛液を連続してトロトロと流し、声にならない声を上げた。

……だが。
ゆたかも意地悪なもので、ここまで来てまだ一度もイかせていない。
絶頂に至る声を敏感に聞き分けては指を離し、波が引きかけたら津波のように快楽を与える。
何度も近くにいて、何度も声を聞いて、そして何度も思い描いた像のままに、
そう、ゆたかの思いのままに、みなみは翻弄されていた。

そしてまた今、ゆたかの思い通りになる。
ヒクヒクと震えてコリコリになったクリトリスに、ゆたかは口をつけたのだ。
その瞬間、みなみは一際大きな声を上げて絶頂に達した。
……が、そこからゆたかの苛烈な責めが始まった。
乳首の時と同じように、いやそれ以上の強さで、突起にしゃぶりつき、舐め上げ、
甘噛みし、歯で擦り上げ、舌で突き、そして吸い付いた。
身をよじって逃げようとするみなみだが、圧倒的快楽の前には指一本動かすことができない。
ゆたかが舌を一走りさせただけでビクンと愛液を流し、
ゆたかが歯を少し立てればビクビクと身体を痙攣させた。
何度も何度もイッた。回数など途中から忘れてしまった。

最後にゆたかが自らの秘唇をみなみのと合わせてきた時には、もう熱くて熱くて仕方が無かった。
ピクピクと嬉しそうに震える突起同士が擦れ合い、再会を喜ぶ度、二人の「上の口」からは歓喜の声が漏れ出た。
感覚は既に熔けていた。炎に焼き焦がされ、蜂蜜をかけられたように粘ついた「下の口」同士が
深い深いキスを交わす度に、震える指先はお互いをしっかり繋ぎ止めて離さなかった。

「みなみちゃん……好き、大好き、大好き……!!」
「ゆたか……私も、大好きだよ、ゆたか……!!」

燃え上がる愛情と性情の炎が、二人を一つにした。
最後の最後に搾り出した絶頂の声は、長く長く尾っぽを引いていた。
913Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/07/19(木) 23:18:17 ID:Zcvggujh
「はぁ、はぁ……も、もうこんな時間だね……」
「ゆたか……早く帰らないと、家の人に怒られるよ」
「それはみなみちゃんも一緒じゃないかな?」
「うーん、……そうだね、ふふっ」
小さく、鳥が啄むようなキスを交わす。そこには眩しく輝き炎上する閃光はなく、
静かに時の中に佇む暖炉の炎を思わせる、暖かい愛情だけがあった。

「さて……これ、どうしようか……」
「どうしよう……ね……?」

愛の痕跡は思ったよりも深い傷跡となり、学校のベッドそのシーツを抉っていた。
「おもらし」と言ってさえも通用しないような粘液と毛髪。それ以前に保健室に垂れ込めるこの匂い。
ごまかすのは不可能に思われた。


「……やっほー」
「うひゃぁっ!!」
そこに現れたのはこなた。
聞けば、夜遅いのに帰らない、みなみもまだ帰っていないと岩崎家より聞いて、
心配になって飛んできたとのこと。

「うーん……なるほど、なるほど。お盛んですねぇ、若い人たちは羨ましいですじゃ」
「な、な……」
みなみは口をパクパクさせて、愛する人の従姉を見る。
ゆたかも似たり寄ったりで、こなたを呆然と見つめていた。

「あー、そういうこったろうと思ったよ。大丈夫、こっちには処理班がいるから。
 ゆーちゃん達は気にせず帰っていいよ」
「しょ、処理……?」
「早く帰った、バレても困るんだよ!?」
「わ、分かったよおねえちゃん。みなみちゃん、行こう?」
「う、うん……」


余韻も何とやら、そそくさと二人は退室して行った。
こなたはその背中を見えなくなるまで見送ると、徐に声を大きくした。
「ゆい姉さん、かがみ、出番だよ〜」

物陰からヒョイッと出てきたのは、晴れてこなたの恋人となったかがみと、
ゆたかの姉であるゆいだった。
「しっかしダンナと初めて愛を確かめ合ったのが大学行ってからだっていうのに、我が妹は……」
「ゆいさん、今は自分の境遇を嘆いてる場合じゃないですよ」
「さっさと処女を捨てた"女"に言われても納得できるかー!!」
「ゆい姉さんゆい姉さん落ち着いて、今は後処理だから」
「しっかし、派手にやっちゃってくれたわね」
「我が妹ながらびっくりだ……ま、今は後処理だわね。では」

この場で最年長のゆいが、布告する。
「お片づけ開始ー!!」
「「ラジャーッ!!」」



何を勘違いされたのかは、翌日を待たなくとも既に野球部の噂になっていた。
「頼むから勘違いしないでくれ……」とかがみが叫んだかどうかは、定かではない。
914Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/07/19(木) 23:27:31 ID:Zcvggujh
今回は事情により何分の一とか付けられませんでした。
PC環境が変わるとここまで不便とは。

何でもいい、このクオリティで「すげぇ」とか思った人は俺に、
俺にみなみちゃん分の更なる補給を!!(黙れ


ところで、暫く来ない間に凄い絵師様が光臨されているようですが。。。
某しゅ○厨がいる某スレとか、
「ちいさなむねのゆめ」……間違えた、「ちいさなほs(ry
とかで絵を描いてるあなたですねっ!!
絵が描ける皆さんは至極羨ましい限り。



>909氏
いやいや、構いませんよん。その代わりちゃんと読むんだっ!(酷


そんな感じで。またムラムラしたら書こうと思う。
寡作なFoolish Formだがどうか生暖かく見守っていて欲しい。
多分次もゆーちゃんみなみちゃんだ。だが攻め受け逆転の可能性がある。
どっちに転ぶかは小説の神様次第だ。

では、このスレの幸せを願って、また会う日まで皆様お元気で。





追伸
書いてる時間のお陰で単位落しが半分確定しちゃいました。まる。
915>>896:2007/07/19(木) 23:30:31 ID:KhIdkru8
>>914
2回も割り込んでしまって
ほんますいやせんm(_ _;)m

すごく…GJです
またどうぞよろしくお願いします(д・´)ゝ
916名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 23:53:12 ID:Rh04UUDw
>>914
なんというサービス精神……
ROMのために自分の単位を犠牲にした行動ッ!
ぼくは敬意を表するッ!!
917名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 23:53:16 ID:nWcG+t6d
>>914
なんというGJ、そしてGL…。
しかし、名前が“ゆたか”である処の自分としては激しく複雑w
そして………ファイト…!

それでは自分も久々に、『らき☆すたクエスト』を投下します。
今回は書いてたら少々長くなってしまったので、前後編に分けて前編のみ投下します。
3レスお借りします。
918らき☆すたクエスト第三章・前編(1/3):2007/07/19(木) 23:55:55 ID:nWcG+t6d

━━━ドガァァァァァァァン!!!!

 前振れは無かった。
 突然、目の前が真っ白になって、強烈な轟音と熱風と黒煙が、私達に降りかかってきた。


『かつて糟日部は全ての世界を治めていたのじゃ。
 しかし、戦争が起こって、多くの人々が死んだ。
 そして、海の向こうに通じる、旅の扉を封じ込めたのじゃ』


 糟日部の城下街で、あるおじいさんに聴いた話。
 その話に出てきた“旅の扉”を解放する為に、私達はそれはもう頑張りに頑張って、
 その為に必要なアイテム、“魔法の珠”をゲットした。
 そんで早速、旅の扉のある“誘いの洞窟”に来て、
 魔法の珠を、行き止まりの壁にぽっかり開いてた穴に填め込んだまでは良かったんだけど…。

「げほっ、げほっ……。あー…みんなだいじょぶ?」
「まあ、一応ね…。服とか髪とかは凄い事になっちゃったけど…」
「び、びっくりしたぁ……」
「本当ですね…」

 まさか、壁に埋め込んだ珠がいきなり爆発するなんて思わなかったヨ。
 こーゆー時のパターンって言えば大抵、眩い光を放ちながら壁が開いていくとか、
 突然何処とも知れない場所に飛ばされるとかなのにさ。ホント参っちゃうよねー。
919名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 23:59:51 ID:qoYZu5tS
>>914
>単位落しが半分確定しちゃいました。まる。
住人はその行為に感動した。

冗談ウキで再履修で何とかなるかな。
選択なら、別のを取ればいいしw
920らき☆すたクエスト第三章・前編(2/3):2007/07/20(金) 00:01:33 ID:nWcG+t6d

「うわ。何これ、あちこちボロボロじゃない」

 解かれた封印の先にあった階段を降りると、そこには方々に枝分かれした通路と、
 それを形作る、だけど、あちこちが崩れた石の床と、ヒビ割れた緑色の壁があった。
 緑色の壁……クズ翡翠か何かかな? 何か殺人事件のトリックに使われて、逆に犯人を特定する決め手になりそうな感じがする。

「長い間封印されていましたからね……最短距離も通れなくなってしまっています…」
「ゆきちゃん、道知ってるの?」
「ええ。だいぶ小さい頃の記憶ですけど、ごく簡単な道程でしたから。…ですがこれでは…」

 そう言いながら、みゆきさんは少し先の空間に広がる、長い地割れに視線を落とした。
 地割れはご丁寧なコトに、みゆきさんの言う「最短距離」の通路左右の壁を繋ぐ様にできっちり続いていて、
 オマケに、その幅も飛び越えれそうに無い程にあった。

「迂回するしかないってコトだねー。みゆきさん、他の道は分かる?」
「残念ながらそこまでは……申し訳ありません」
「虱潰しに回り道を探すしか無いって事ね……って!」

 溜め息を吐きかけたかがみが突然、何かに気付いた様に、横手に鎖鎌の鎌の部分を投げ付けた。
 慌ててその先を見ると、通路の陰から覗く派手な羽が、鎌の刃で壁に縫い付けられていた。
 どう見ても人面蝶です。本当にありがとうございました。

「おお、かがみんお見事!」
「ありがと。でも、やっぱりモンスターもいるのね…」
「昔はいなかったんですが…」
「うぅ……大変そう…」
921らき☆すたクエスト第三章・前編(3/3):2007/07/20(金) 00:04:51 ID:QqfyweFU

「後は、右の通路の扉を開けて、真っ直ぐ進むだけです」
「いやぁ、長かったネー。私ゃもうヘロヘロだよ……もうホイミの1回も唱えられないや」

 長い間人の手が入ってなかったせいか、洞窟の中はモンスターだらけだった。
 バブルスライムやアルミラージとかだけならまだしも、
 今まで見た事の無いモンスター達はどれも手強くて、私達はすっかり消耗しちゃってた。

「まあ、私のMPと薬草のストックはまだ余裕があるし、何とかなるんじゃない?」
「そうだね。もしいざとなったら、外に出てすぐにキメラの翼使ったらいいし」
「ここを抜ければロマリアは目と鼻の先ですから、キメラの翼は使わなくても大丈夫だと思いますよ」
「あ、そなんだ。どんだけー?」
「祠を出れば、もう城下街が見えるぐらいの、本当に近くですから、
 モンスターと遭遇する事もまず無いと思います」
「そりゃありがたいねー。流石にもう眠いし、着いたらすぐに宿屋に行きたいヨ…」
「そうね。んじゃ後一息、さくっと行っちゃいましょ」
「ハイハイ、それではご開帳といきますか」

 目の前の一際デカい扉の鍵穴に、盗賊の鍵を差し込んで回す。
 すぐにカチリと音がした。

「じゃ、開けるよ〜」

 古びた扉がギイィと軋んだ音を立てて、ゆっくりと奥向きに開いていく。
 すぐにもわっとカビっぽい臭気が漂ってきて、目の前には───モンスターの御一行様がお待ちでした。
922名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 00:09:45 ID:69oD/Tj4
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了   なに?>>914 らきすたのせいで単位を落した?
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)  
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    逆に考えるんだ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ   「単位よりらきすたの方が大切だ」と
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |       考えるんだ
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
923名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 00:09:54 ID:QqfyweFU
はい、今回はここまでです。
お読みくださった方、ありがとうございました。

尚、らき☆すたのネームドキャラと原作(DQV)の主要キャラの数を比肩すると、圧倒的に後者の方が多い為、
今回省かれたナジミの塔のエピソード同様、今後も省かれるエピソードが多少あると思います。
その為、原作をプレイされていない方には、些か解り難い展開・描写等ある事をお詫び申し上げます。
どうかご了承くださいませ。

商人の町のエピソードはちゃんとやりますのでご安心をw
924>>896:2007/07/20(金) 00:12:12 ID:fVXVwRjA
>>923
なんかもう小説とか出しちゃえばいいですよ
GJ×∞

>>922
また出てきたか…
毎度ながらあなたの一言には
説得力がありすぎます
925名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 00:18:08 ID:dQtmDwYs
>>923
GJ
早くも商人の町が楽しみになってきたw
926名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 00:30:43 ID:S3OUYnTE
亀レスだが>>900
アドエスすげー
927名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 00:43:10 ID:5ppk6pGC
ttp://vista.crap.jp/img/vi8485034195.jpg
ttp://vista.jeez.jp/img/vi8485032332.png
ぶっちゃけ同じこと考えてる人はいるんだなって思った
928名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 01:32:36 ID:1Rs7k0l+
ゆたかテクニシャンだよゆたか
ハァハァ
929名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 02:03:55 ID:ETnJqS7X
>>914
何と言う黒ゆたか。

これだけ元気なら、体育出ても大丈夫じゃない?w
930名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 03:13:31 ID:TdZLWnWw
投下します。
みのる×あきらでエロ無しです。
9314/1 PM0:00:2007/07/20(金) 03:14:14 ID:TdZLWnWw
その日、あきらの機嫌は絶好調だった。
収録中に駄目元承知で呟いてみたライブ企画。それがまさか通ってしまうとは。
本編に出演する筈が風邪をこじらせ、せっかくのチャンスをふいにしてしまったことを随分と長い間引き摺っていたのだが、
自分の為だけに用意された大舞台に立てるのだからそれも小さなことに思える。
OKが出た直後は目を見張ったが、直ぐにテンションが鰻登りになってしまい、
そうして盛り上がったまま廊下をスキップして控え室に飛び込んだ。
鼻歌を歌いながら備え付けの冷蔵庫を開き、オレンジジュースのペットボトルを手に取る。
興奮し過ぎてからからになってしまった喉を潤すべく、
行儀が悪いと思いながらもコップに注がずにそのまま口を付けた。
「失礼しまーす」
ごきゅごきゅと喉を鳴らしてジュースを飲んでいると、
あきらよりも入念にスタッフ一人一人に馬鹿丁寧に収録後の挨拶を済ませたみのるが部屋の扉を開いた。
直ぐさまペットボトルを口から離して机の上に置くと、あきらはポケットからクラッカーを取り出す。
とてとて、と足音に効果音が付きそうな位に軽い足取りで後ろ手に扉を閉めるみのるに駆け寄る。
9324/1 PM0:00:2007/07/20(金) 03:15:33 ID:TdZLWnWw
何事かと首を傾げるみのるの顔面に向かって、
「ライブイベント決定、おめでとぉー!!」
あきらはクラッカーのしっぽを思い切り引っ張った。
人に向けて発砲してはいけません、との注意書きを完全に無視している。
おもちゃの割には耳をつんさぐ大きな破裂音に、みのるはあきらが笑ってしまう程体をびくつかせた。
降り注ぐ色とりどりのテープがみのるの頭の天辺に不時着して足の爪先に落ちるその様は、
今のあきらにとってはカラフルな雨が降っているように瞳に映った。
「あきら様ぁ……これ、誰が掃除するんですか?」
みのるは鼓膜を直撃した破裂音にじんじんと痛む耳を手で覆い、
足に絡まるテープを見下ろして情けない声を上げた。
いえどうせ僕が片付けるんですけどね解ってますよ、とのみのるの呟きは無視して、
あきらはポケットの中からもう一つクラッカーを取り出した。
頭に絡み付くテープを払っているみのるの手を背伸びして強引に掴み、小さな筒を握らせた。
次に椅子の上に立ち、そこから机の上に移動して、中央で仁王立ちする。
もちろん登る前に靴は脱いである。
9334/1 PM0:00:2007/07/20(金) 03:16:28 ID:TdZLWnWw
はやくやはく、とたっぷり余った袖をあきらが振り回すと、
みのるは手の中の物を見て彼女がして欲しいことを会得したのだろう、
たまにしか見れない彼女の年相応の振る舞いにへにゃりと笑った。
「おめでとうございます、あきら様!」
斜め上に向けて発砲された紙テープは、あきらのピンク色の髪のとげとげした部分に二本程絡み、
それ以外は机やら床やらに落ちていく。
ただしあきらの安全の為に、みのるは彼女がしたのより大分距離を取ってクラッカーの紐を引っ張っていた。
「あーりがとぉー!」
既にライブで一曲歌い終わったかのように手を頭上高く降り、あきらはぴょんぴょん飛び跳ねた。
床より高い足場でそれをされると見ている側としては冷や冷やものである。
紙テープを踏んづけてバランスを崩し、滑り落ちて床に叩き付けられやしないか、と心配するのと、もう一つ。
「………あの、あきら様、大変言い難いんですけど……スカートの中見えてしまいますよ」
言ってから、どこ見てんだよボケ!
との怒号と共にキックが飛んで来るかもしれないことに気付き、素早く身構える。
しかし、
「いいもーん!スパッツ履いてるから」
9344/1 PM0:00:2007/07/20(金) 03:17:42 ID:TdZLWnWw
等と的外れな答えが返って来た。
そうでなくて、もっとこう根本的な恥じらいを、
と云々言ってもあきらは全く聞く耳を持たないだろう。
「とにかく落ちたら危ないですから、降りて下さいよー」
「そんなに鈍臭くないもん、あんたじゃあるまいし」
ぶつぶつ言いながらも、気が済んだのかあきらは割とあっさりと机から降りた。
「ライブ、ライブかぁー……」
靴を履き直さずに椅子に腰掛け、肘を机に付いて両方の手の平で頬を押さえる。
鼻歌を歌いながら、身長が足りずに床に届かず、
宙ぶらりんになっている足はぱたぱたと交互に前後させる。
何時に無くご機嫌なあきらにみのるはさっきから情けない笑顔しか出てこない。
幼い頃から大人の世界で生きてきたせいで、
表舞台以外では滅多に見せない年齢に相応しい無邪気なはしゃぎっぷりが可愛らしい。
しかし、あきらをここまで浮き浮きさせるライブ企画にOKが出たその日付が厄介だ。
「まさか、これもエイプリルフールの嘘じゃないよね?」
そう、今日は四月一日。嘘を付いたって笑って許される日。
もしこれが嘘だとしたら笑って許すどころか、あきらはこれまでに無く荒れ狂うだろう。
9354/1 PM0:00:2007/07/20(金) 03:18:30 ID:TdZLWnWw
「さぁ…?」
残念ながら、今回の企画がスタッフからあきらへの、
綱渡りのような命を賭けた嘘では無いという確かな証拠は今のところ一つも無い。
「ぶー」
頬を支えていた手が腕ごと机にべったりと張り付く。
頬を膨らませ、大きな目で睨み付けられると、機嫌を損ねてしまったかと焦ってしまう。
ここで自分が太鼓判を押してもそれで企画が本物だと証明される訳では無い。無いのだが。
「いえ、きっと絶対やりますよ!」
「だよね!」
ぱあっ、とあきらは一気に顔を輝かせ、冷蔵庫に駆け寄ると、
そこからサイダーのペットボトルを取り出してみのるの前に勢い良く置いた。
「小神あきらライブイベント決定を祝してぇー」
オレンジジュースのペットボトルを高く掲げたあきらに合わせるべく、
みのるは慌ててサイダーのペットボトルの蓋を開ける。
「かんっぱーい!!」
あきらの元気な声と、ぶつかったプラスチック容器の中の二色のジュースが数滴弾けた。

午前十一時五十七分。
先程とは打って変わって一言も喋らずに、
数分前からずうっと壁に掛かった時計の秒針を目で追うあきらがそこにいた。
紙テープは既にみのる一人の手によって片付けてある。
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時計版の上を回る中で、一番長いその針が一周する度に分針が動く。
時たまその分針も確認しながら、他の物は一切目をやらずに時計だけを見つめるあきらに、
みのるは時計の何がそんなに面白いのかとぼんやり考えながら自分もそれを見つめる。
十二時に近付くに連れて、あきらはそわそわと体を揺すり始めた。
見たい番組でもあるのだろうかと思ったが、だとしたらもうテレビを付けていてもいいだろう。
先程のお祭り騒ぎの賑やかさはすっかりなりを潜め、テレビも付けず会話も交さず、
あきらの意図が掴めないままに並んで時計を見つめているこの空気はみのるを不安な気分にさせた。
かちっ、と音がして一番短い針の上に分針と秒針がぴったりと重なる。
午前から午後になったその途端、あきらはずっと見つめていた時計版から漸く目を離した。
重苦しい空気がやっと動き、ほっと息をついたみのるを真正面から見据えて一言。
「私、嫌いじゃないよ」
「………へ?」
唐突過ぎる言葉に固まる。
あきらに何かを好きか嫌いかなんて聞いていないというのに、いきなり嫌いじゃないと言われた。
9374/1 PM0:00:2007/07/20(金) 03:20:50 ID:TdZLWnWw
一体何が嫌いでは無いのか。
答えは意外にも直ぐに出た。
「あんたのこと、嫌いじゃないよ」
「それは……どうも……?」
嫌われないに越したことは無いのだが、何故なんの前触れも無しに唐突にそれを言うのだろう。
と、そこまで考えて、ああ、エイプリルフール、とカレンダーを見直すまでも無く気付く。
嫌いじゃないというのは、けれど好きでもないというのとイコールで結ばれているものだ。
あきらの普段のみのるに対する扱いを見ていると、
それは好きじゃない相手にすることにばっちりと当て嵌まる。
では、嫌いじゃないが嘘だとしたら、その反対であることを言いたいのだろうか。
つまり、嫌いだと。
「表ではああやって弄り倒してるけど、ほんとは応援してるよ。陰ながらね」
だとしたら、質の悪いいたずらだ。
今回でみのるだけ番組から降板だというのだって心臓に悪かったが、
しかしあの時は直ぐに種明かしをしてくれた。
エイプリルフールの嘘だよー!と心底楽しそうな笑顔で人差し指を突き付けて。
いくら皆から好かれるのが仕事のようなアイドルでも、人間なのだから相性の合う合わないは当然ある。
9384/1 PM0:00:2007/07/20(金) 03:21:52 ID:TdZLWnWw
それは仕方が無いにしても、応援しているという言葉が嘘だとすると、それは。
「い、いやですねー、あきら様ったら。微妙にマジとも取れちゃいそうな嘘は止めて下さいよぉ」
どうしても卑屈な考えに持って行ってしまう自分に嫌気が差し、
慌てて明るい声を出してあきらに遠回しにやんわりと釘を差す。
「どうせつくならもっとこう、ありえねーって直ぐに解るようなスケールの大きい方が、
ついてるあきら様もつかれる僕も楽しいでしょう?」
ぎこちなく意思を伝えると、あきらはぱちぱちと数回瞬いた後、俯いて黙り込んだ。
怒らせてしまったのだろうか。
先輩であるあきらに後輩であるみのるが意見したのが許せないのかもしれない。
無言で静かに怒りを溜めているのだとしたら、それは怒鳴り散らされるのより数万倍も恐ろしい。
「あきら様……?」
恐る恐る目の前のつむじに声を掛けると、ばね仕掛の人形のようにあきらは頭を跳ね上げた。
横の尖った髪がぴょんと揺れる。
大きくきらきらとした瞳の真中にみのるの姿を映し、彼女は一言。
「あきら、みのるおにーさんだーいすき!!」
呆気に取られてぴくりとも動けなかった。
9394/1 PM0:00:2007/07/20(金) 03:28:21 ID:TdZLWnWw
ぽかん、と口が逆三角形を描く。
無言の数秒間を迎え、やっと我に返ることが出来たかと思えば、
そう、それですよ、そういうスケールの大きな……、
となんとか言葉を紡ごうと努力した結果に出た声は、笑ってしまう程震えていた。
ついたあきらは満足そうな表情をしているが、つかれた自分は全く楽しくなかったのだ。
こんなもやもやした気持ちになるのなら、あんなこと、言うんじゃなかった。

同日同時刻、別所。
「あ、ねぇあんた知ってる?」
「なーに?」
「エイプリルフールってさ、一日中嘘ついていいんじゃなくて、
それが許されるのは午前中だけなんだって」
「へぇー、てことは午後からは嘘ついちゃいけないの?
それは初耳だなぁ。で、ソースはどこにあるんだい?かがみん」
「ソース…?食堂にあるんじゃない?」
940名無しさん@ピンキー
読んで下さった方、ありがとうございます。
それでは。