【おむつ】幼児女装小説 2冊目【園児服】

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1名無しさん@ピンキー
可愛い男の子に幼い女の子の格好をさせたりするスレです。

ジャンルに沿っていれば男、女、ふたなり等の絡みは全てOK
2名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 19:51:51 ID:1bLa3aES
2げと
スレ建て乙
3名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 20:24:48 ID:XnPedfyx
1乙

前スレ
【おむつ】幼児女装小説【園児服】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173416419/
4名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 07:04:12 ID:oUGWRJWe
というわけであげておこう
5名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 09:08:22 ID:yQdrh3SE
この程度の設定や展開のレベルでは、ありがちな二次創作の域を出ず、趣味で書き続けて下さいとしか言えません。
文章のレベルも、素人の手慰みにしか過ぎず、特にこの作者の能力の評価すべき部分は無い様に思えます。
ネーミングのセンスの無さ、デザインのセンスの悪さも含めて…ダメだよこれ、としか言い様がありません。
6名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 10:03:43 ID:e3UqBhKx
20さんいいよいいよー!
すごく抜けるw
書いてて自分でたったりしますか?
7名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 11:27:17 ID:UYBPE8p5
ダラダラ書きすぎなんだよね。
どうでも良い部分が長すぎて肝心な部分が短い。
オムツに漏らすとか射精する部分を長く書いて
情景の部分は今の5分の1でいい。長く書こうとしすぎ。
もったいぶって書いてるのかな?
話がなかなか進展しないから飽きてくる。
あと、ありきたりな言葉もやめたほうが良い。
8名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 11:33:55 ID:FTnn7q9e
↑かわいそうな人
9名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 12:34:50 ID:p527tYUO
ワクワクテカテカ
10名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:11:03 ID:U335EJkg
>>7
YOUも小説書いちゃいなYO!
11名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:40:52 ID:pObqegau
>7
は煽りか荒らしのようにも見えるが、
>どうでも良い部分が長すぎて肝心な部分が短い。
>オムツに漏らすとか射精する部分を長く書いて
>情景の部分は今の5分の1でいい。長く書こうとしすぎ。
の部分に関しては同意する

しかし、ヌけるようなのを書くのが(作者の)目的ではなくて、
まるで一般小説かドラマのような情景を沢山書くのが
作者の好きな事ならしょうがない。
幸い、今の作風で儲は一杯いるようだし。
12名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 14:13:40 ID:p527tYUO
ぶっちゃけ他に投下する人もいないし長くても構わない
むしろカモン
1320 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/25(月) 05:59:56 ID:DOC3Esa1
スレ建て乙

無駄に長いというのは自分でもそう思うんですけど、悪い癖みたいなもので、簡単には治らないかも
で、進めさせていただきまつ
1420 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/25(月) 06:01:58 ID:DOC3Esa1
「あ、あの、お姉さん」
 自分の手をぎゅっと握って顔を伏せる晶の背中を二度三度と優しく叩いてから、徹也が、これ以上はないくらい真剣な
表情で美也子の顔を見上げた。
「生意気を言うようですけど、晶ちゃんのこと、そんな言い方ってないと思います。そりゃ、晶ちゃん、お店の人にちゃんと
挨拶できなかったかもしれないけど、でも、それって、行儀が悪いからっていうんじゃないと思います。お姉さんだって言
ったじゃないですか。晶ちゃん、内気で人見知りが激しいって。それって、お行儀が悪いのとはまた別の話だと思います。
晶ちゃん、お行儀が悪いんじゃなくて、初めて会った人とどんなことを話していいのかわからなくて、それで、僕の後ろに
隠れちゃったんです。それって、そんなにいけないことですか? そりゃ、大人になってもそのままとかだったら考えなき
ゃいけないけど、だけど、晶ちゃん、まだ小学校の五年生なんですよ。それも、春休みが終わってやっと五年生になるん
ですよ。やっとのこと小学校の高学年になるような子が、それも内気で引っ込み思案な子が、初めて会った人とお話する
のが恥ずかしくて隠れちゃうことくらい、いいじゃないですか。――ぼ、僕、そんな晶ちゃんが大好きです。世間慣れして初
めての人とも上手に話を合わせるような晶ちゃんより、引っ込み思案ですぐ僕に頼ってくれる晶ちゃんの方が可愛いと思
います」
 二つ年上でしかも自分よりもずっと背の高い美也子にそう訴えかける徹也の姿は、誰の目にも凛として映った。
「ありがとう、徹也君。妹のことをそこまで思ってくれて、私、とっても嬉しいわ」
 緊張した顔でこちらを見上げる徹也に向かって、美也子は穏やかな声で応じた。
 少し生意気なことを言い過ぎたかなと後悔しかけていた徹也の顔に安堵の表情が広がる。
「そうね、晶ちゃんはまだ小学校の五年生で、内気な子だもの、初めて会った人とご挨拶するのが精一杯かもしれないわ
ね。私ったら、ついつい晶ちゃんのことを自分と同い年の高校生だって勘違いしちゃってたかもしれない。それで、ちょっと
言い過ぎちゃったかもしれないわね」
 美也子はそこでいったん言葉を切り、徹也の肩越しに晶の顔に目をやってから、おもむろに続けた。
「でも、誤解しないでね。私、決して晶ちゃんのことが憎くてあんなこと言ったんじゃないのよ。徹也君も同じみたいだけど、
晶ちゃんのことが可愛くて可愛くて仕方ないの。だからこそ、大人になった時のことを考えて、今からもう少しだけ躾を厳しく
した方がいいのかなとか思って。でも、いいわ。厳しく躾けるのは六年生になってからにして、これからあと一年間はたっぷ
り甘えさせてあげる。淳司お姉さんや智子お姉さんと教育実習で会う時にはこのおどおどした性格を少し直しておかなきゃ
いけないけど、それまでは、私や徹也君にべったりの甘えん坊の晶ちゃんでいさせてあげることにするわ。徹也君だって、
晶ちゃんに甘えてもらいたいんだもんね?」
 美也子は、晶のことを庇いたてる徹也の目を正面から見て、最後の方は少しひやかしぎみの口調で言った。
15名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 07:26:02 ID:OLrOfPnz
…今日もお休み?(´・ω・`)
1620 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/25(月) 07:43:48 ID:DOC3Esa1
「え、えーと、まぁ、そうですけど……」
 美也子の穏やかな表情に緊張が解けた徹也は、再び照れ臭そうな顔になって言葉を濁した。
「晶ちゃんもそれでいいわよね? これから一年間は、お姉ちゃんや大好きな徹也お兄ちゃんにたっぷり甘えられるのよ。
それとも、あと二年で中学生になるんだから、今からでもきちんと躾けてあげましょうか?」
 さかんに照れる徹也の肩越しに、美也子は晶に向かって念を押すように言った。
「……あ、あたしは……」
 念を押されても、晶は顔を伏せて曖昧に首を振るばかりだ。
 お姉ちゃんや徹也お兄ちゃんにたっぷり甘えられるのよ。その甘い誘惑の言葉は、けれど、うっとりするような甘美の響
きの裏側に、本当なら一年近く年下で高校の同級生の美也子を姉として慕い、自分よりも年下で同性の徹也に頼りきる、
惨めな存在に堕ちるようにと晶に命じていた。その一方で、きちんと躾けてあげようかという言葉は、その意味を強めて、こ
れまで以上に容赦ない仕打ちを与えるわよと告げている。どちらかを選べと言われて、晶がそれに応じられるわけがない。
「じゃ、それでいいわね。晶ちゃん、これまで以上にたっぷりお姉ちゃんに甘えていいからね。お姉ちゃん、晶ちゃんのこと、
これまでにないくらい可愛い可愛いしてあげる。その手始めに、可愛いお洋服を着せてあげなきゃね。今着ているサンドレ
スも可愛いけど、それって私のお下がりだし、お家にあるお洋服も殆どお下がりばかりで可哀想だものね」
 美也子は晶の返事を待たずに勝手に決めつけると、さりげない口調で続けた。
「私はまだ高校生だし、部活が忙しくてバイトなんてできないから、可愛いお洋服を買ってあげるっていっても、そんなお金
なんて持ってないのよね。でも、その代わり、ママにお願いしておいてあげたのよ。晶ちゃんに新しいお洋服を買ってあげた
いから助けてってお願いしたら、ママ、すぐにオッケーしてくれたの。これまでお下がりばかりで可哀想だったから、たっぷ
り買ってあげなさいって言ってくれて。だから、お金の心配もしなくていいし、急に晶ちゃんのお洋服が増えてもママに叱ら
れることもないのよ。よかったね、晶ちゃん」
 普通に聞いているだけなら、美也子のその言葉に特別な意味があるとは思えない。智子にしても徹也にしても、美也子の
計らいで晶が新しい洋服を買う許可を母親から貰えたらしいと知って、よかったねとでもいうように顔をほころばせるだけだ。
けれど、当の晶にとって、それは、とんでもない意味合いを持つ言葉だった。美也子は晶をからかってそう言っているだけか
もしれない。しかし、もしも美也子の言っていることが本当だとしたら、美也子は母親に、この奇妙なおままごとのことを話し
たということになるのだ。
17名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 08:25:39 ID:7yCHtDeS
今日も話は進展無しと

(・ω・)/

FUCK
18名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 11:05:18 ID:S1CNQgkX
その間はおむつをつけて寸止め!
19名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 12:36:08 ID:OLrOfPnz
>>17
言わば言葉責めだからなぁ、これはこれでこのジワジワ感がいいと思うんだけど。
おむつやおもらしなら他にもスレ有るからそっち行けば?
20名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:27:31 ID:FEkjP8Dx
羞恥プレイは背景やデティールが重要なのでは・・・
少なくとも自分は人間関係や周囲の様子が事細かに書かれていたほうが
オムツの場面に展開されたときの興奮の度合いが違ったり。

そんな理由で20さんの書く文章は好みです、頑張ってください。
21名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 03:36:56 ID:3Todkyq6
GJ!
2220 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/26(火) 05:16:11 ID:4ZIYy9KA
「……マ、ママが……?」
 いつもの晶なら母親のことを『母さん』と呼ぶところだが、幼い女の子のふりをするため、美也子に合わせて『ママ』と呼
びつつ、おそるおそる聞き返した。
「そうよ、お姉ちゃんがママにお願いしておいてあげたのよ。ママ、晶ちゃんがどんなに可愛らしくなってお家に帰ってくる
か、楽しみにしてるわよ」
 美也子は、一言一言を強調するようにゆっくり晶に言い聞かせた。その口ぶりから察するに、美也子がこの異様なおま
まごとのことを予め母親に話し終えているのは間違いないようだ。
 晶は、、町内会が主催する日帰り旅行に出発する際、バスに乗り込みながらふと振り返って晶の顔を意味ありげにじっ
とみつめた美也子の母親の瞳が異様にきらめいていたことを思い出した。そう、あの時の母親の瞳には、おままごとをし
ようよと言い出した時の美也子の瞳に宿っていたのと同じ光が宿っていたに違いない。
 晶の体がぞくりと震えた。

「さ、こちらへどうぞ。晶ちゃんにお似合いのお洋服がみつかるといいんだけど」
 そう言いながら茜が五人を連れて行ったのは、小学生や中学生といった年代の女の子向けの衣類を揃えたガールズ
のコーナーだった。
「へーえ、いろいろあるんだ。自分が子供の頃のことなんて憶えてないし、妹がいるわけじゃないから、ガールズコーナー
にどんな洋服があるかなんて気にも留めなかったけど、こうしてみると、随分と可愛らしいデザインのから大人びたデザ
インのまで、本当にいろいろあるのね。晶ちゃん、どんなのが似合うかな」
 色とりどりの衣類が並ぶガールズコーナーの一角で、智子が声を弾ませた。
「あの、僕、晶ちゃんには、うんと可愛いのが似合うと思います。晶ちゃん、内気で引っ込み思案で、妹キャラだから、本当
の年よりも可愛らしい感じのがいいと思うんです」
 衣料品店でもボーイズコーナーはともかくガールズコーナーに足を踏み入れるのは初めてなのだろう、徹也は、どこか
落ち着かない様子であたりをきょときょと見まわしながら、それでも自分の主張をはっきり口にした。
2320 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/26(火) 06:45:37 ID:4ZIYy9KA
「ほーお。中坊、おまい、やっぱり、ペドでロリの気があるの決定な。それと、一つだけ注意しといてやるけど、妹キャラに夢
見過ぎなのは大概にしといた方がいいぞ。おまい、リアル妹いないだろ? 俺なんて弟も妹もいるから、よぉくわかんだよ。
な、妹属性は捨てて、ここはペド・ロリ属性だけで我慢してみ? な?」
 徹也に向かって、からかうように淳司が言う。
 それを、智子が冷ややかな目つきで睨みつけた。
「こらこら、淳司、中学生を相手になにバカにこと言ってんの。だいたい、あんた、さっきから、ペドやロリって言葉を何度も口
にしてるとこみると、あんたこそ、そんな属性持ちなんじゃないの? なんなら、ここにある子供服、私が着てデートしてあげ
ようか?」
「ちょ、待てよ、智子。おま、それは痛すぎだぞ。ここにある洋服、どうみたって中学生までだろが。大学生どころか、高校生
でも着ねーよ、こんなの。それを着た智子を連れて町中を歩くだなんて、それなんて罰ゲームだよ。こういうのは、晶ちゃん
みたいなかーいい女の子が着てこそ絵になるんだよ。そういう意味じゃ、中坊の意見、間違ってないな、うん」
 どこまでが冗談でどこまでが本気なのかわからない淳司と智子のやり取りだが、二人とも、晶の正体を微塵も疑っていな
いらしいということだけは確かなようだ。
 徹也と手をつないだまま茜につき従って連れて来られたガールズコーナー。そこに陳列してある衣類の数々は、程度の差
こそあれ、基本的にはどれも可愛らしいデザインのものばかりだ。淳司の言う通り、合うサイズのものがあっても、高校生に
もなれば恥ずかしがって身に着けるのを躊躇うに違いない。いや、高校生どころか、どちらかというとシックな装いを好む中
学生や小学校でも高学年の子なら、自分から進んでは選ばないかもしれない。そんな幼い装いがお似合いの女の子として
見られているのだと改めて思い知らされ、晶の顔が羞恥の色に染まる。
「ま、たしかに晶ちゃんは典型的な妹キャラかもね。濡れた紙おむつのまま徹也お兄ちゃんに抱っこしてもらって泣きじゃくっ
ちゃうなんて、妹キャラじゃないとできないもんね。それも、とびっきり甘えん坊のとろとろの妹キャラじゃないと。ね、茜お姉
さんもそう思うでしょ?」
 美也子は晶の羞恥をこれでもかと煽って言い、ひょいと首を巡らせて茜に同意を求めた。
2420 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/26(火) 08:42:44 ID:4ZIYy9KA
「え、ええ……まぁ、可愛らしくて幼い感じだから、みんなが妹にしたくなっちゃうってのはわかるわよ。それはわかるけど、
でも……」
 美也子に同意しかけた茜だが、途中で言葉を濁してしまう。
「あ、紙おむつのことは気にしないでください。茜お姉さん、晶ちゃんがスカートの下にショーツじゃなくて紙おむつを着けて
るの、知ってますよね? さっき晶ちゃんが倒れそうになった時、ちょっとだけスカートが捲れ上がって紙おむつが見えちゃ
ったでしょ? 茜お姉さんが見逃さなかったの、私、わかってるんだから。でも、みんなは晶ちゃんの紙おむつのことを知ら
ないだろうと思って、晶ちゃんのことを気遣って、そのことを口にしないでいてくれたんですよね? でも、いいんです。ここ
にいるみんな、晶ちゃんの紙おむつのことはとっくに知っていますから」
 途中で口をつぐむ茜に向かって、あっけらかんとした口調で美也子は言った。
「え、あ、みんな知ってるの? ――そう。なら、いいんだけど」
 茜は幾らかほっとしたような幾らか呆気にとられたような顔で曖昧に頷いた。
「ええ、みんな知ってるんです。トイレが間に合わなくて汚しちゃった紙おむつ、さっき取り替えてあげたところなんです。そ
の時、みんないましたから。でも……」
 美也子はしれっとした顔で言うと、すっと目を細め、晶の顔を見据えて言った。
「でも、茜お姉さんが晶ちゃんの紙おむつのことを知ったのは、晶ちゃんが倒れそうになった時じゃありませんよね。もっと
前から知ってますよね。だって、前もって私が電話で説明しておいたんだもの」
 その言葉に、晶がはっとした表情で美也子の顔を見上げた。
 それに対して美也子はにっと笑ってみせ、まるで幼児をあやすような口調で晶に言って聞かせる。
「どんなお洋服が晶ちゃんにお似合いなのか、見た目はお姉ちゃんたちが選んであげればいいけど、そのお洋服が晶ちゃ
んの体にぴったりフィットするかどうかは茜お姉さんにアドバイスしてもらった方がいいわよね? だとしたら、身長とか体重
とか胸囲とかの数字だけじゃなく、晶ちゃんがいつもどんな下着を着けているかちゃんと知っておいてもらわないといけない
じゃない? パンツルックはもちろんだけど、スカートでもちょっとタイトなのだと、下着のラインが出ちゃうことも珍しくないの
よ。だから、いつも厚めの生地でできたショーツを穿いてるのか、それとも薄いショーツなのか、そういうことも予め知ってお
いてもらった方が、ちゃんとしたアドバイスを貰えるのよ。だから、紙おむつのことも知らせておいたの。最近の紙おむつは昔
に比べると薄めにできているらしいけど、それでも普通のショーツに比べれば少しは厚いし、特に、おしっこを吸った後だと吸
収帯がぷっくり膨らんじゃうもの、そういったことも考え合わせてサイズを合わせてもらわなきゃいけないものね」
25名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 11:34:48 ID:1u7vBx/o
焦らしプレイをされている気分になるぜ
は、早く続きを…
26名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 12:41:53 ID:VuwwkEc2
ラスボス、ママだったとは…(//▽//)
27名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 17:41:44 ID:IahuSEmK
ママに女装+おむつを見られて幼児調教…
考えただけで理性が飛ぶ
2820 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/27(水) 04:51:27 ID:OGOkpskU
「本当を言うと、私がおむつのことを前もって教えてもらっていたこと、晶ちゃん本人に知らせていいものかどうか迷ってい
たのよね。おむつのことを教えてもらってるのを晶ちゃん本人に言っておいた方がサイズ合わせはスムースにいくんだけ
ど、初めて会う私がおむつのことを聞いてるよって晶ちゃんが知ったら随分と恥ずかしがっちゃうんじゃないかな、どうしよ
うかなって。でも、美也子ちゃんがそう言ってくれるなら、迷わなくてもいいわね。おむつのこと、みんなも知っているみたい
だし、だったら、それに合わせてきちんとサイズ合わせをした方がいいわね」
 言葉を途中で飲み込んで少し困ったような顔をしていた茜が、晴れ晴れした表情で晶に話しかけた。
 茜が繰り返し何度も『おむつ』という言葉を口にするたび、下腹部を包み込む不織布の少しごわごわした感触が改めて
思い出され、晶の羞恥をそっとくすぐる。
「もうすぐ春休みも終わりだから、どの学校も制服の発送は終わってるし、もうサイズ直しのお客さんも一段落ついたて、
たっぷり時間をかけてつきあってあげられるから、どんなことでも遠慮しないで言ってちょうだいね。昔からのお得意様の
美也子ちゃんの言うことだったら、大概のことはなんとかしてあげるから」
 茜は、頬をうっすらとピンクに染める晶の顔から美也子の顔へ視線を移してそう言うと、
「じゃ、こっちへ来てちょうだい。前もって美也子ちゃんから電話で教えてもらっていた晶ちゃんのサイズに合わせて何着か
選んでおいたの。どんなお顔をしているのか、どんな雰囲気の子なのかまではわからないから適当に選んでみたんだけど、
似合うかどうか、みんなで見てちょうだい」
と続け、先に立って歩き出した。

 茜が五人を連れて行ったのは、店の奥の方の壁際で、試着室がある一角だった。
 二つ並んだ試着室の奥に衣類を載せたワゴンが置いてあるのが美也子の目に留まった。
2920:2007/06/27(水) 06:20:11 ID:OGOkpskU
「あ、これですね、茜お姉さんが前もって選んでおいてくれたお洋服」
 衣類の載ったワゴンを目にするなり美也子はたっと駆け寄り、一番上に載っている洋服をつかみ上げて、晶の目の前で
さっと広げた。
「へーえ、かっわいいんだ。そういうのって、卒業式とかでも着られそうね」
 美也子が晶の目の前で広げた淡いピンクのボレロを見て、智子が顔をほころばせた。
「うん、そうなのよ。こんなふうに、純白のブラウスや、このボレロと同じ色合いのジャンパースカートなんかと組み合わせ
ると、女の子らしい可愛らしさとフォーマルな感じが両立する装いになるの。今の季節にいいかなと思って選んでみたんだ
けど、サイズはどうかな?」
 美也子に続いて茜もワゴンのすぐそばに立つと、淡いピンクのポリエステルでできたノースリーブのジャンパースカートと、
袖口が細かなフリルになった長袖の純白のブラウスを左右の手に持って、優雅な仕種で広げてみせた。
「あ、そうそう、私も小学校の卒業式はこんな格好をしてたんだっけ。でも、小学校を卒業する時にはもうかなり背が高くなっ
ちゃってて、既製服だとそのままじゃ合わないからって、茜お姉さんに無理を言って仕立て直しをお願いしたの、今でも憶え
てる。晶ちゃんは附属だから卒業式は制服で、こんなお洋服を着るチャンスは滅多にないけど、お友達の誕生日パーティー
とかにも着て行けるから、持っていて無駄にはならないわよ。サイズが合ったら買ってあげるから、ほら、試着してみようね」
 美也子は茜の言葉に大きく頷いてから、左腕の手首にボレロを引っ掛け、右手で晶の手をつかんで試着室の方に引っ張
った。
「い、いや!」
 晶は激しく首を振って、美也子の手を振り払おうとする。
 高校生の男の子の身でありながら小学生の女の子が卒業式で着るような洋服に身を包んだ姿をさらすなど、羞恥以外の
なにものでもない。
 けれど、本当のことを知らない淳司や智子、それに徹也にしてみれば、美也子の手から逃れようとする晶の様子が、内気
で引っ込み思案な性格のために羞じらの仕種をみせているのだとしか思えない。
「さ、着替えてらっしゃい、晶ちゃん。今でも可愛い晶ちゃんがおめかしをするとどんなに可愛らしくなるか、徹也君に見せて
あげるのよ。とびきり可愛らしい晶ちゃんの姿を見せつけて、徹也君が他の女の子になんてちっとも目を向けなくなるように
しちゃうチャンスなんだから」
 試着室に連れて行かれまいとして徹也の手を力いっぱい握りしめる晶の肩にそっと掌を載せて、智子がやんわりと言って
聞かせる。
3020 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/27(水) 07:58:10 ID:OGOkpskU
「智子お姉さんの言う通りよ、晶ちゃん。大好きな徹也お兄ちゃんを他の女の子にとられたりしたら悔しいでしょ? そんな
ことにならないよう、今のうちに晶ちゃんの魅力を存分にアピールしとこうね。だから、ほら」
 美也子はうっすら笑って再び晶の手を引っ張った。
 そこへ、徹也の声も割って入る。
「そうだよ、晶ちゃん。今着ているサンドレスも可愛いけど、他の洋服を着ている晶ちゃんも見てみてみたいな、僕も。あ、う
うん、晶ちゃん、今のままでもとっても可愛いよ。他のどんな女の子と比べても晶ちゃんは一番だよ。僕が他の女の子の
こと好きになるなんて絶対にないよ、約束するってば。でも、お洒落をした晶ちゃんも見てみたいんだ。僕の可愛いガール
フレンド、どこまで可愛くなるのかなって、男の子だったら誰でも思うんだから、それは仕方ないよ。だから、ほら、お姉さん
に着替えさせてもらっておいで。僕、どこへも行かずに待っててあげるから」
 徹也はそう言って、それまで握っていた晶の手を離した。
 晶は尚も握り返そうとするのだが、徹也がすっと手を引っ込めてしまったものだから、それもかなわない。
「や、やだってば! 晶から手を離しちゃやだってば、お兄ちゃんたら!」
 美也子に手を引かれ、それでも後ろを振り返って徹也に向かってしきりに手を伸ばしながら金切り声をあげる晶。
「あらあら、妹さん、徹也君だっけ、ボーイフレンドのことが大好きなのね。着替えをするのにちょっと離れるだけなのに、そ
の間も我慢できないほどだなんて」
 尚も徹也にすがりつこうとする晶の様子を見て、茜がくすっと笑った。
「そうなんですよ。元々は徹也君の方からつきあってくださいって言ってきたんですけど、いつのまにか、晶ちゃんの方が徹
也君にぞっこんになっちゃって。今じゃ、どんなに短い間でも、徹也君と離れたがらないんです。妹、内気なとろこがあるか
ら両親もとっても大切にしてて、箱入り娘みたいにして育てて、だから男の子とつきあったことなんて一度もなくて、徹也君と
のおつきあいが始まって、今までの反動が出ちゃってるのかもしれませんね。でも、初めておつきあいした相手が徹也君み
たいに優しくてしっかりした男の子でよかったと思います。悪い男の子にナンパでもされてたら、男の子とのおつきあいに免
疫のない晶ちゃんのことだもの、ころっと騙されちゃって、いけない子になってたかもしれない。だけど、徹也君はしっかり者
で明るくて、だから、私も応援してるんです。応援して、少しでもたくさんデートをさせてあげたくて、それで、お出かけ用のお
洋服をたくさん買ってあげたいんです」
 美也子は、まだ諦め切れない様子で徹也に向かって手を差し伸べる晶の横顔にぞくっとするような流し目をくれながら、け
れど口調だけはいかにも優しげに、茜に対してそう説明した。
31名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:22:02 ID:g0LRX923
アドバイスっていうとアレなんだが、ちょいと指摘させてくれ。
同一会話文中で、ずっと「徹也君」って言い続けるよりも、
途中から「彼」とかに変えたほうが自然な感じの文になると思う。
全体的に、人称代名詞や指示代名詞が少ないから冗長な感じを受けてしまう。
3220 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/28(木) 04:08:17 ID:xY/Z+Kqi
「そうなの。だったら、お似合いのお洋服、たくさん買ってあげてね。代金のことは、美也子ちゃんが選んだのだったら幾ら
で払いますよってお母様からこちらにも連絡をいただいているから心配しなくていいみたいだし」
 茜は、晶を試着室の入り口に立たせてサンダルを脱がせ始めた美也子の後ろ姿に声をかけて穏やかに微笑んだ。

「さ、まずはサンドレスを脱ぎ脱ぎしましょうね。胸元にジュースのシミが残って、スカートがおしっこで濡れたサンドレスの
ままいつまでもいるのは可哀想だものね。ほら、おとなしくしててちょうだいね」
 子供が保護者と一緒に入ることを想定して設計してある試着室は、大柄な美也子と晶が二人で入っても決して窮屈な感
じがしない。晶を強引に試着室に連れ込んだ美也子は幼児言葉でそう言いながら入り口のカーテンを手早く閉じると、幅
の広いリボンふうになっているサンドレスの肩紐の結び目を解いた。
 そうして美也子が手を離すと、支えを失ったサンドレスが晶の足元にふわっと舞い落ちる。
 サンドレスを脱がされた晶はたちまちにして、淡いレモン色のジュニアブラとピンクのハート模様の紙おむつという屈辱に
満ちた姿を美也子の目にさらす羽目になる。
 羞恥のために熱くほてってうっすらと赤く染まった体がなまめかしい。
「とっても可愛いわよ、晶ちゃん。お洋服を着ている時も可愛いけど、こんなふうに下着だけになった時なんて、それこそ妖
精みたいでとっても可愛いわ。とてもじゃないけど、この紙おむつの中に立派なおちんちんを隠しているなんて思えないほ
ど、ちゃんと女の子してるわよ、晶ちゃんてば。それも、いつおもらししちゃうかわからなくていつまでもおむつの外れない
妹キャラの女の子。うふふ、徹也君が一目で見初めちゃうのも仕方ないわね」
 美也子は、あらわになった紙おむつの上からペニスの先をさわっと撫で、晶の肩に顎を載せるような格好で囁きかけた。
声をひそめてはいるものの、耳をそばだててよく注意して聞いていれば試着室の外にも聞こえるような、そんな声の大きさ
だ。
「や、やめてよ、そんな言い方するのは。それに、声をもっと小さくしてくれなきゃ、外に聞こえちゃうよ」
 晶はなけなしの気力を振り絞って美也子に抗弁した。いや、抗弁などという堂々とした行為などではない。弱々しく声を震
わせながら、今にも泣きだしそうな顔で懇願したというのが本当のところだ。
 
33名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 05:01:53 ID:1/eErLEg
とにかく最高。
3420 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/28(木) 06:04:53 ID:xY/Z+Kqi
「あら、外に聞こえちゃまずいことがあるの?」
 美也子は晶の肩に顎先を載せたまま、晶の両脚の間に掌を差し入れ、ペニスをゆっくり揉みしだきながら、ねっとりした
口調で言った。
「だって、だって……お、男の子だってことがばれちゃう。晶が本当は男の子だって、みんなに知られちゃうもん。――あ、
やだ、そんなとこ触っちゃ駄目」
 咄嗟に身を退きつつ、けれど、美也子の逞しい手から逃れられる筈もなく、なすがままにされながら、晶は喘ぎ声で言っ
た。
「そう、晶ちゃんが本当は小学五年生の女の子なんかじゃなくて高校二年生の男の子だってみんなに知られちゃうのが恥
ずかしいの。そうよね、高校生の男の子がジュニアブラをしてハート模様の紙おむつだなんて、とっても恥ずかしいよね。
それだけじゃなくて、紙おむつの中に隠したおちんちんをこんなにおっきくしちゃう変態さんの男の子だなんて知られたら、
恥ずかしくて恥ずかしくてたまんないよね」
 美也子は紙おむつの上から晶のペニスをなぶる手を休めることなく動かし続けながら、絡みつくように言った。
「お部屋でお姉ちゃんのお下がりのショーツを穿かせてあげた時から数えて、晶ちゃんがおちくちくをおっきくしちゃうのは、
これで何度目かしらね。見た目は可愛らしい女の子なのに、こんなに何回もおちんちんをおっきくして白いおしっこをおも
らししちゃうなんて、晶ちゃんは本当に淫乱な子ね。徹也お兄ちゃんを一目でたぶらかしちゃって、さっきは徹也お兄ちゃん
に抱っこしてもらったまま、紙おむつを本当のおしっこで濡らしちゃうだけじゃ物足りなくて白いおしっこでべとべとに汚しち
ゃうようないやらしい子なのよね、晶ちゃんてば。やれやれ、徹也お兄ちゃんたら、見た目に騙されて、とんでもない困った
子をガールフレンドにしちゃったわけね。晶ちゃんが本当は自分よりも年上の男の子で、すぐにおちんちんをおっきくしちゃ
うような淫乱な子だって徹也お兄ちゃんが知ったらどう思うかしら。晶ちゃんのこと嫌いになっちゃうかな。それとも、こんな
に感じやすい敏感な晶ちゃんのこと、もっともっと好きになっちゃうかな」
 薄いカーテン一枚だけで外界と仕切られ、いつ誰に中の様子を覗かれるかしれたものではない試着室。その中で実際の
性別と本当の年齢にはまるで似つかわしくない下着を着けた姿を同級生の女の子の目にさらすという異様な状況が晶の被
虐感を煽り、その被虐感に下腹部が疼いてならない。そのせいでこれ以上はないほど敏感になってしまっているペニスが、
美也子に弄ばれて、いやらしくむくむくと頭をもたげ始めた。
 紙おむつに抑えつけられながらも窮屈そうに身をくねらせて蠢めくペニスの蠕動の様子が、吸収帯を通して美也子の手に
はっきり伝わってくる。
35名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 07:26:58 ID:NkM+pg3z
にしても何回チンコ勃つんだw
3620 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/28(木) 07:27:52 ID:xY/Z+Kqi
「あらあら、言ってるそばからこんなにおっきくしちゃって。本当にどうしようもないくらいはしたない子ね、晶ちゃんてば。で
も、替えのおむつはもうないんだから、今度は白いおしっこをおもらししちゃ駄目よ。それにしても、念のためにと思って用
意しておいた替えの紙おむつを二枚とも使っちゃうなんて、はしたないだけじゃなくて、とんでもなくオシモが緩いのね、晶
ちゃんは。高校生のくせしてお出かけの間におむつを二度も取り替えなきゃいけなんだなんて、このままだと、一生おむつ
の小っちゃな女の子のまま、パンツのお姉ちゃんにはなれないわね」
「……も、もうやめて。もう、我慢できなくなっちゃうよぉ……」
 息遣いばかり荒くて何を言っているのかよく聞き取れない喘ぎ声を漏らし、晶はどこかうっとりしたような目で、すぐそばに
ある美也子の横顔を見た。
「いいの? やめちゃっても本当にいいの?」
 美也子は少し意地悪な口調で言い、紙おむつの上からペニスをいたぶっていた手の動きを止めて、晶の内腿をすすっと
撫でた。
「ああん、や、やめな……」
 美也子の部屋で女児用ショーツを穿かされてペニスを責められた時と同様に、じんじん痺れるような下腹部の疼きに耐え
かねて、思わず晶は身をよじり、やめないでと『おねだり』しそうになってしまう。その言葉を途中で飲み込むのに、どれほど
の気力が必要だったことだろう。
「本当はやめてほしくないのよね? 最後までちゃんといかせてほしいのよね? 感じやすくて淫乱な晶ちゃんが途中で我
慢できるわけないもんね? いいのよ、してあげても。替えのおむつはもうないけど、すぐ下のフロアにドラッグストアがある
から、白いおしっこで汚しちゃっても買いに行けばいいんだもの。晶ちゃんくらいの体の大きさの子が使える紙おむつは、赤
ちゃん用のに比べれば確かに種類は少ないけど、それでも、いろいろ置いてあるのよ。晶ちゃん、今はピンクのハート模様
の紙おむつだけど、花柄とか水玉模様とかあるし、色も、薄いブルーとか白色とかあって、探せば、このジュニアブラに合う
レモン色のだってあるかもしれない。自分のおむつだもの、晶ちゃんだって、自分の好みのを選びたいわよね? いいのよ、
最後までイッちゃっておむつを汚しちゃっても、お姉ちゃんがドラッグストアへ連れて行ってあげるから。ドラッグストアで、自
分の好きな紙おむつを選ぶといいわ。あ、それとも、徹也お兄ちゃんに選んでもらおうか? 徹也お兄ちゃんもどきどきする
でしょうね。だって、デートのたびに、晶ちゃんがスカートの下に自分が選んで紙おむつを着けてくるんだもの。さ、どうして
ほしい?」
 晶の下腹部の疼きが弱まらないよう内腿を撫で続けながら、美也子は晶の耳朶に熱い吐息を吹きかけた。
37名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 16:47:36 ID:smxt4Zxe
おむつの上から大きくさせられて我慢するのは無理…
お姉ちゃんに懇願しちゃうよね。
3820 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/29(金) 03:44:12 ID:fvknQIEs
「……」
 どうしてほしいの?と訊かれても、晶には答えようがない。このまま精液を溢れ出させてしまえば、ドラッグストアへ連れ
て行かれて、他の買物客たちの好奇の視線を浴びながら紙おむつを選ばされることになるし、かといってペニスをいさめ
ようにも、じんじんと痺れるような下腹部の疼きが鎮まる気配はない。
「さ、遠慮しないで思った通りのことをお姉ちゃんに話してごらん。どうしてほしいの、晶ちゃん?」
 美也子は強い調子で返答を促した。
「……」
 が、晶は力なく首を振るばかりだ。
「やれやれ、困った子ね。そんなことも自分で決められないなんて」
 美也子は鼻で嗤ってそう言うと、それまで晶にぴったり寄り添わせていた体を退きぎみにして、晶の左右の内腿の間に
差し入れていた手をすっと引き抜き、笑いを含んだ声で続けた。
「そんな困った子を悦ばせてあげることはないわね。それに、いつまでも愚図愚図していると、何かあったのかって外のみ
んなに怪しまれちゃうかもしれないし。おちんちんを気持ちよくさせてあげるのはこのくらいにして、茜お姉さんが用意してく
れたお洋服を着てみましょう。ま、女の子の格好をすることが大好きな晶ちゃんだもの、新しいお洋服を着たら、おちんちん
がもっと元気になっちゃうかもしれないけど」
 美也子の手が離れても、下腹部の疼きがおさまる気配はない。晶は奥歯を噛みしめ、恨みがましい目で美也子の顔を上
目遣いに見上げた。
「何をそんなに怖い目で見てるの? そんな目をしなくても、してほしいならしてほしいって素直に言うだけでいいのよ。晶ち
ゃんが可愛くおねだりしてくれたら、お姉ちゃんはいつだってしてあげるんだから」
 晶が『おねだり』を口にできないことを充分に承知していながら、美也子は挑発するように言った。
 じらされ、言葉でなぶられて、晶の下腹部がますます切なく疼く。
 今の美也子にとって、晶のペニスから精液を溢れ出させることなど雑作ない。もうしばらく紙おむつの上から揉みしだいて
やれば、すぐにでも果てるだろう。けれど、そんなにあっけなく終わってしまってはあまり面白くない。美也子が手を離したた
めに疼きを鎮める術を失った晶のペニスはこれからも敏感なまま放置されることになる。そんな状態で、何着かの女児服を
試着するために下半身をひねったり脚を上下させたりすれば、どんなことになるだろう。今にも暴発しそうになっている淫ら
な肉棒をいさめるのに、苦悶と快楽とが混じり合った表情を浮かべた晶がどんなふうに身悶えするのか、その様子を存分に
楽しむつもりの美也子だった。しかも、着替えの途中で精液が溢れ出してしまっても、その責は晶にある。美也子がその手
で搾り取ったわけではなく、自身のいやらしい欲望を抑えきれなかった晶が自らペニスを脈打たせてしまった結果以外のな
にものでもないのだ。それでまた一つ、美也子は晶をなぶる口実を新たに手に入れることができるのだった。
3920 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/29(金) 06:16:53 ID:fvknQIEs
「じゃ、茜お姉さんが晶ちゃんのために選んでくれたお洋服を着てみようね。はい、最初は下着から」
 晶の恨みがましい視線を正面から受け止めつつ、美也子はすっと腰をかがめ、試着室に入る時に茜から渡されたバス
ケットに手を伸ばした。バスケットには、最初に試着することにしたフォーマルな装いの衣類が一式入っている。美也子が
先ずつかみ上げたのは、シルクでできたスリップだった。
「ほら、可愛いスリップもちゃんと用意してくれてる。すべすべでとっても肌触りがいいわよ。早く着てみたいでしょ? さ、
お手々を上げて」
 美也子はバスケットから取り上げたスリップを自分の二の腕に掛けて、晶の両手を万歳するように上げさせた。
「そうそう、いい子ね、晶ちゃんは。いい子の御褒美に、すべすべのスリップを着せてあげるからね。ほら、こんなに可愛い
スリップなのに、なにをよそ見してるの。自分に似合うかどうか、ちゃんと鏡で確かめなきゃいけないでしょ?」
 同じノースリーブの下着でも男物のランニングシャツなどまるで比べ物にならないふんわりした可愛らしいデザインの女
児用の下着が目の前でひらひらするのを直視できずに顔を伏せてしまう晶。そんな晶の顎先に人差指を掛け、くいっと持
ち上げてこちらを向かせ、ひやかすように美也子は言った。
「それとも晶ちゃん、下着まで徹也お兄ちゃんに似合うかどうか見てもらうつもりだったの? いいわよ、カーテンを開けて
徹也お兄ちゃんを呼んでも。なんなら、着替えの間ずっと一緒にいて見てもらってもいいのよ」
「……や。そんなの、や!」
 いくら徹也が爽やかな少年とはいえ、バスの中で晶のブラを覗き込んだことからもわかるように、性的なものに対する興
味が旺盛で性欲を持て余しぎみにしている年代の男の子だ。晶のことを自分よりも年下の少女と信じて疑わない徹也に
下着姿をさらしたりすれば、それこそ、ぎらついた目で舐めるように胸元から下腹部にかけてのラインを眺めまわされるに
決まっている。そう思うと、ぞくりと恐気をふるってしまう。けれど、また、それと同時に、下腹部の疼きがまるでおさまらず感
じやすいままになっているペニスが再びいやらしく蠢き出すのを止められないでいるのも事実だった。晶はなんだか、美也
子の企み通り、本当に自分が小学校五年生の女の子に仕立てあげられてしまうような気がしてきて、思わず体を震わせて
しまった。
「そうよね。晶ちゃんはおしとやかで清楚な女の子だもん、大好きなボーイフレンドに下着姿なんか見せられないわよね。
それも、紙おむつをこんなにいやらしく膨らませた恥ずかしい下着姿なんて」
 試着室は、カーテンになっている入り口を除いて、三方が大きな填め込みの鏡になっている。美也子は晶に少しお尻を
突き出すようなポーズをとらせ、鏡に映る股間の様子を見せつけた。お尻を後ろに突きだした姿勢で鏡に映る晶の両脚の
間は、吸収帯の厚みのためだけではないのが一目でわかるほどに紙おむつが膨らんでいた。一見しただけではそれが何
の膨らみかはわからないだろう。けれど、そうと思ってよくよく目を凝らせば、その膨らみが、女の子が股間に持っている筈
のない或る器官の形をしていることが見てとれる筈だ。
4020 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/29(金) 08:06:45 ID:fvknQIEs
「だったら、恥ずかしい下着姿を見られて大好きな徹也お兄ちゃんに嫌われないよう、急いでお洋服を着なきゃね。紙おむ
つの膨らみさえ隠しちゃえば、どこからどう見ても可愛らしい女の子なんだから、晶ちゃんは」
 美也子は、後ろの鏡に向かってお尻を突き出させていた晶を改めて試着室の真ん中に連れて行って背筋を伸ばさせた。
それからおもむろに頭の上からスリップをすっぽりかぶせ、すっと裾を引きおろす。
 首筋から肩口、胸元から腹部へとふんわり舞いおりてゆくすべすべしたシルクのつるんとした肌触りが、恥ずかしくも心
地よい。
「うふふ。スリップを着るだけで、またイメージががらっと変わっちゃった。本当、晶ちゃんは可愛らしい格好のさせ甲斐があ
るわ。生まれながらの着せ替え人形ってとこね。ほら、鏡を見てごらん」
 美也子は、スリップを着せた晶の肩に手を置き、入り口に向かって左側の鏡の正面になるよう、くるりと体の向きを変えさ
せた。
「あ……」
 填め込みの大きな鏡に映る自分の姿を目にするなり、晶は唇を僅かに開いたまま、呆然とした表情で鏡に見入ってしま
った。少女と見紛うその恥ずかしい姿から一刻でも早く目をそむけようとするのだが、なぜか、鏡の中で儚げに佇む自分の
姿から目を離せない。
 スリップの丈は腰骨の少し下あたりまでの長さで、紙おむつのウエストギャザーが隠れるくらいだ。肩紐は、さっきまで身
に着けていたサンドレスの肩紐に比べると幾らか幅が狭く、細かなレースの縁取りがしてあって、見るからに少女向けの仕
立てになっている。シルクの薄い生地を透かしてジュニアブラが見えるスリップ胸元は、ジュニアブラのカップのせいで微か
に膨らみ、左右のカップを結ぶ線よりも少し上のあたりにあしらった小振りの飾りリボンが少女めいた清楚さを強調している。
 ジュニアブラと紙おむつだけの時には幼女めいて見えた晶の姿が、スリップを着用すると、幼女から少し成長した少女に
変貌していた。そう、試着することになっているフォーマルな装いに似つかわしい、小学校の卒業式に臨むくらいの年代の
女の子そのままに。まして、背筋を伸ばして立つとペニスの膨らみは両脚の間に隠れてしまうから、鏡に映る晶の姿を見て
も、その本当の年齢と実際の性別を言い当てられる者など一人もいないに違いない。
4120 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/30(土) 05:17:04 ID:/BWC8T/K
「そんなにじっと見てるなんて、晶ちゃん、女の子の格好をした自分がよっぽど気に入っちゃったみたいね。でも、こんな
もんじゃないわよ。晶ちゃん、お洒落をさせてあげればあげるほど、いくらでもどんどん可愛らしくなる素材なんだから」
 そうやって並んで鏡に映っている姿は、まだ一人では着替えも満足にできない甘えん坊の妹と、そんな妹のことがいと
おしくてついあれこれと構ってしまう姉といった、仲のいい姉妹そのままだ。
「さ、次はこれね。うふふ、茜お姉さん、私がお願いした通り、可愛いのを選んでくれてる」
 晶に寄り添ったまま長い腕を伸ばして次に美也子がバスケットからつかみ上げたのはブラウスだった。それも、OLが
会社の制服の下に着るような直線的なカットのブラウスなどではなく、全体的に丸みを帯びたラインで、袖口が細かなフ
リルになった、いかにも少女向けといった可愛らしいデザインのブラウスだ。襟も周囲をフリルで縁取りした幅の広い丸襟
で、襟の真ん中あたりにあしらった子犬の刺繍が愛らしい。
「これを着たら晶ちゃん、今度はどんな感じになるかな。一枚一枚着せてくのが楽しくて仕方ないわ」
 美也子は大きな瞳をきらきら輝かせながら、ブラウスの袖を晶の腕に通した。

 しばらくして、試着室のカーテンが内側から開いた。
 それまでお喋りに興じていた四人の目が一斉に試着室の入り口に向き直る。
 全員の目がこちらに向けられたのを確認してから、美也子が晶の体を入り口のすぐ近くへ押し出した。
「やだ、晶ちゃん、とっても可愛い。私もこんな妹が欲しくなっちゃった」
「ほーお。こりゃ、中坊には勿体ないくらいだな」
「うん、よく似合ってる。よかったわ、見立てがうまくいって」
 試着室の奥から姿を現した晶の姿を見るなり、智子、淳司、茜の三人が声を弾ませた。
 が、一人、徹也だけは晶の姿を食い入るようにみつめたまま黙りこんでいる。
「どうしたの、徹也君? こういうお洋服、徹也君はあまり好きじゃなのかな?」
 四人の中で一人だけ言葉を発することなく晶をみつめたままじっとしている徹也に向かって、晶のすぐ横に歩み寄った
美也子が声をかけた。
「……う、ううん。そんなじゃないんです。気に入らないどころか、その逆で、それで何も言えなかったんです」
 床よりも一段高くなっている試着室の入り口に立つ美也子の顔を振り仰ぐようにして見上げた徹也は激しく首を振り、少し
考えてから口を開いた。
「本当に僕なんかでいいのかなって不安になって。こんなに可愛い晶ちゃんだもの、好きになる男の子はいっぱいいるに
決まってる。頭のいい男の子もスポーツ万能の男の子もすごく気の利く男の子もいっぱいいるに違いありません。なのに、
なんの取り柄もない僕なんかが晶ちゃんのボーイフレンドになってもいいのかなって……晶ちゃんにふさわしいボーイフ
レンドは他にいるんじゃないのかなって、そんなふうに思ったら何も言えなくなっちゃって」
4220 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/30(土) 06:13:44 ID:/BWC8T/K
「そう。そんなふうに思っちゃったんだ、徹也君。でも、他にふさわしい人がいるんじゃないかと思ってくれたっていうのが徹
也君らしい優しさの表れなんだと思う。晶ちゃんのことを本当に心の底から大切に思ってくれているからこそ、自分でいい
んだろうかって心配になるんだと思うの。でも、そんな徹也君だからこそ、私は晶ちゃんとおつきあいしてほしいんだけどな。
内気で引っ込み思案で私がいなきゃ何もできない晶ちゃんのこと、そこまで真剣に思ってくれる徹也君に守ってほしいんだ
けどな。――あ、そうだ。徹也君、もう少しこっちへ来てちょうだい」
 不安そうな表情を浮かべる徹也に向かって美也子は微かに首をかしげて言い、すっと目を細めると、手招きをしてこちら
へ呼び寄せて、晶の目の前に立たせた。
 そうしておいて美也子は、おもむろに晶の方に向き直ると、わざとらしい優しげな声で言う。
「晶ちゃん、徹也お兄ちゃんのほっぺにキスしてあげなさい。徹也お兄ちゃんは晶ちゃんのことを大好きだって言ってくれて
るし、晶ちゃんだって徹也お兄ちゃんのことが大好きでしょ? 徹也お兄ちゃん、喚きちらしていた晶ちゃんを落ち着かせよう
としてキスしてくれたわよね? 泣きじゃくる晶ちゃんのこと、自分の洋服が涙で濡れるのも気にしないでしっかり抱っこして
くれたよね? そのお礼に、今度は晶ちゃんが徹也お兄ちゃんにキスしてあげるのよ。みんなが見ている前で唇どうしは恥
ずかしいでしょうけど、ほっぺならいいでしょ? 晶も徹也お兄ちゃんのことこんなに大好きだよって言って、ほっぺにチュッ
してあげるといいわ。そしたら、徹也お兄ちゃん、元気を取り戻してくれるから」
「……そ、そんな……」
 思ってもみなかった美也子の言葉に、晶の顔が今にも泣き出しそうに歪んでしまう。
「徹也お兄ちゃん、どんなことがあっても晶ちゃんのことを守ってみせるって言ってくれたでしょう? でも、それに甘えてば
かりじゃいけないのよ。年下の女の子の晶ちゃんが年上の男の子の徹也お兄ちゃんを守ってあげるのは無理かもしれない。
でも、励まして元気づけてあげることはできる筈よ。晶ちゃんを守るために必死で頑張って、それでへとへとになっちゃった
徹也お兄ちゃんを元気づけることが、晶ちゃんにできるたった一つのお礼だと思わない? 今の徹也お兄ちゃんには晶ちゃ
んのキスが一番の励ましになると思うんだけどな」
 声こそ優しげだが、美也子のその言葉が決して逆らうことのかなわぬ命令だということを晶は直感していた。それを拒みで
もしたら、どんな目に遭わされるかしれたものではない。この場で紙おむつをずりおろされ、いやらしく蠢く肉棒をみんなの目
にさらす羽目にさえなりかねないのだ。
4320 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/30(土) 07:18:17 ID:/BWC8T/K
「晶ちゃんはお利口さんだもん、お姉ちゃんの言ってること、ちゃんとわかるよね?」
 美也子は念を押すように言った。それが最後の通告だということは、火を見るより明らかだ。
 逃れられる場所はどこにもない。
 晶は浅い呼吸を何度か繰り返してから、躊躇いがちに膝を折った。そうすると、床よりも一段高い所にいる晶の唇と、床
に立っている徹也の頬とが、ちょうど同じ高さになる。
「ほ、本当に僕なんかでいいの、晶ちゃん?」
 ぎゅっと瞼を閉じておずおずと唇を寄せてくる晶の様子に、感きわまったような声が徹也の口をついて出た。
「こら、野暮だぞ、中坊。せっかく女の子の方からキスしてくれようって時くらい静かにしてられないのかよ」
 淳司がひやかす。
「こら、バカ淳司。あんたこそ黙ってなさい」
 それを諫める智子の声。
 そこから先は、声を出す者は一人もいなかった。
 しんと静まり返った衣料品店の店内、微かに聞こえるのは、今にも消え入りそうな晶の声だけだ。
「……お、お兄ちゃん。晶ね、晶もね、お兄ちゃんのこと、大好きだよ。だから、ずっと一緒にいてね。あ、晶、まだ小っちゃ
いからこんなことしかできないけど、これで元気を出してね。お、お兄ちゃんが晶のこと好きって言ってくれるより、もっとず
っと、晶、お兄ちゃんのこと大好きだから。まだ小学生だからほっぺにチュッしかできないけど、ごめんね……」
 晶の耳元に美也子が唇を寄せて囁きかける言葉。晶は、それをそのまま口にするだけだ。
 けれど、いつしか、なんだかそれが自分の気持ちを言葉にしているような錯覚にとらわれてくる。
「……あ、晶、小学五年生になってもおむつの外れないだらしのない子なんだよ。トイレに間に合わなくておむつを濡らしち
ゃう、いけない子なんだよ。それでもいいの? 徹也お兄ちゃん、そんな晶でも大好きでいてくれる? お姉ちゃんがいない
と自分だけじゃ何もできない、甘えん坊で内気な晶だけど、そんな晶のこと嫌いにならない? 晶がほっぺにチュッしたら、
お兄ちゃん元気になって、また晶のこと守ってくれる?」
 最初は美也子から口移しで言わされていた言葉が、いつの間にか美也子が囁きをやめているにもかかわらず、美也子の
企みによって胸の中に芽生えさせられた徹也への依存心が触媒になって、晶の口をついて次々に紡ぎ出される。
「約束するよ、晶ちゃん。僕たち、いつまでもずっと一緒だよ」
 徹也は何度も睫毛をしばたかせて言った。
「約束だよ、お兄ちゃん」
 羞じらいに満ちた声でそう言った直後、晶の唇が徹也の頬に触れた。
4420 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/30(土) 08:57:55 ID:/BWC8T/K
 晶の声も途絶え、今度こそ店内が完全に静まり返る。
 静寂の中、徹也の頬におそるおそる唇を押し当てた晶だが、すぐにはっとしたように大きく両目を見開いて体を退いてし
まった。 
「どうしたの、晶ちゃん。恥ずかしがらずに、もっと長い間キスしていてもいいのよ」
 晶がすぐにキスをやめてしまったのが不満そうに、美也子は片方の眉を僅かに吊り上げて、けれどわざとらしくも優しげ
な笑みを絶やすことなく言った。
「だ、だって、お兄ちゃん、お髭が……」
 晶は、許しを乞うような言い訳がましい口調で応じた。
 発育途中でまだまだ幼さの残る徹也の顔だが、間近で見ると、もう既に髭が生え始めている。けれど、まだ髭を剃るの
が毎日の日課になっているわけではなく、何日かに一度、思い出したように父親のシェーバーを借りて適当に処置するだ
けだ。そんなだから、剃ってから何日か経った日の夕方になると、見た目はそうでもなくても、柔らかな唇には、ちくちくと
髭が痛い。その痛みのため、晶は反射的に身を退いてしまったのだった。
「あ、ごめんね、晶ちゃん。女の子の晶ちゃんにはわからないかもしれないけど、男の子はみんな、僕くらいの年になると
髭が濃くなってくるんだよ。これまではあまり気にしなかったけど、晶ちゃんが痛がっちゃ可哀想だもの、明日からは毎日
ちゃんと剃るようにするよ。でも、なんだか照れ臭いな。毎日ちゃんと髭を剃るなんて、なんだか、ちょっと大人になってみ
たいでさ。――だけど、そうだよね、大人になんなきゃいけないんだよね。こんなに可愛いガールフレンドを守ってあげよう
とすれば大人になんなきゃいけないんだよね。可愛いガールフレンドの柔らかい唇が髭でちくちくしないよう、身だしなみに
気をつけるちゃんとした大人になんなきゃいけないんだよね」
 徹也は、晶の唇に人差指の先を気遣わしげに押し当てて言いい、自分を戒めるように呟いた。
 そんな徹也の言葉に晶の心が乱れる。徹也は「男の子はみんな髭が濃くなるんだよ」と説明した。けれど、大半の男の
子はそうでも、中には、大人になっても体毛や髭が薄いままという男も子も少なからず存在する。晶もそんな男の子の一
人で、股間の茂みも、とてもではないが『茂み』とは呼べないほどまばらにしか生えていなかったため、あっという間に美
也子の手で剃り落とされてしまったほどだし、ノースリーブのサンドレスを着せられても処置が必要なほどに脇毛が濃い
わけでもない。ぱっと見には顔が女の子にしか見えないのも、丸っこい童顔のせいもあるけれど、産毛しか生えていない
つるんとした肌のためというのが主な理由だった。そんな晶の目には、本当は年下の徹也が、なんだか自分よりも大人に
見えてたまらない。なんだか、まるで自分が、徹也よりもうんと年下の無力で頼りない女の子になってしまったように思え
てたまらない。そうして、その思いが、徹也に対する依存心をますます大きく膨らませるのだった。
4520 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/30(土) 10:23:45 ID:/BWC8T/K
「そう、お髭が痛かったの。だったら仕方ないわね」
 美也子は、顎から頬にかけてうっすらと髭の生えた徹也の顔と、それとは対照的なつるつるの晶の顔とを見比べ、くすっ
と笑って頷いてから、徹也の方に向き直って声をかけた。
「どう? こんな短いキスじゃ、晶ちゃんの気持ちが伝わらなかったかしら?」
「あ、いいえ。とっても嬉しかったです、晶ちゃんのキス。僕でいいんだ、こんなに可愛い晶ちゃんのボーイフレンドが僕でい
いんだって実感できて、本当に嬉しかったです」
 徹也は晴れ晴れした顔できっぱり応え、試着室の入り口に佇む晶の姿を改めてまじまじとみつめて言った。
「さっきは変なこと言っちゃってごめんね、晶ちゃん。みんなが可愛いって褒めてくれてるのに、僕は何も言ってあげられな
くて本当にごめんね。ちょっと遅れちゃったけど、今から言うね。晶ちゃん、とってもとっても可愛いよ。そのお洋服、晶ちゃん
によく似合ってるよ。サンドレスの時よりちょっぴりお姉ちゃんになったみたいで、もうすっかりレディだよ。晶ちゃんに負けな
いよう僕もちゃんとした大人になるから、ずっと一緒にいようね」
「ありがとう、徹也君。そう言ってもらえると、妹も喜ぶわ」
 美也子は試着室の入り口から徹也に向かってにこりと微笑みかけ、すぐそばに佇む晶の顔を見おろして言った。
「ほら、お返事はどうしたの、晶ちゃん。せっかく徹也お兄ちゃんがこんなに優しいことを言ってくれてるのに、晶ちゃんから
は何もないの?」
「……あ、あの、ありがとう、お兄ちゃん。ちょっぴりだけどお姉ちゃんになったみたいって言ってもらえて、晶、とっても嬉しい
の。……そ、それと、ちょっとしかキスしてあげられなくてごめんね」
 美也子に強要され、弱々しい声でそう応える晶。
「はい、よくできました。でも、せっかく新しいお洋服を着てるんだから、お口で言うだけじゃなく、お洋服に合わせて可愛らし
くお辞儀をしてみせなきゃ駄目よ。ほら、こんなふうに」
 晶の言葉が終わるや否や、美也子はそう言って、晶の両手に自分の腕を重ね、真新しいジャンパースカートの裾をつかま
せて左右に引っ張りあげるような格好をさせ、軽く膝を折り曲げさせた。お芝居を終えたばかりの小学生くらいの女の子が舞
台の上から客席に向かって愛くるしい仕種で挨拶をする、そんなポーズだ。
4620 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/30(土) 11:11:19 ID:/BWC8T/K
 袖口と襟にフリルをあしらった純白のブラウスと淡いピンクのジャンパースカートに身を包み、その上にジャンパースカ
ートと同じ生地でできたボレロをまとった晶が羞じらいの表情でそんなポーズを取ると、子供服のファッションショーにデビ
ューしたばかりの子役モデルがういういしい仕種で客席に向かって挨拶をしているように見える。だが、それはなんと羞恥
と屈辱に満ちたファッションショーだろう。
「そうよ、そんなふうに、お洋服に合わせて身のこなしを変えるっていうのも女の子としてのたしなみだから、これからもちゃ
んとしましょうね。おとなしいお洋服を着ている時に騒ぎまわったり、逆に活発なお洋服を着ているくせに変におしとやかに
したりしたら、まわりから変な目で見られちゃうからね。デートの時、そんなことになったら、一緒にいる徹也お兄ちゃんにま
で恥をかかせることになるんだから、気をつけなきゃ駄目よ。――徹也君、妹が変なことをしたら、遠慮しないでどんどん叱
ってちょうだいね。徹也君は中学校の三年生で、社会常識っていうのも一通りは身につけてるでしょうけど、妹はまだ小学五
年生で、これまで殆ど外出したことがなかったから、突拍子もないことをしちゃうかもしれないの。年上の男の子なんだから、
優しく守るだけじゃなく、時々は厳しく叱ってあげてちょうだいね。そうすることで、晶ちゃんは少しでも早く素敵な女の子にな
ってくんだから」
 美也子は晶の頭を優しく撫でながら、徹也に向かって穏やかな声で言った。
「わかりました。晶ちゃんが聞き分けの悪い子になった時は、きちんと叱ってあげます」
 徹也は真っ白な歯を輝かせて爽やかな笑顔で応えた。
「じゃ、よろしくね。さ、次はどんなお洋服かしら。茜お姉さん、どんなお洋服を選んでくれたかしらね。またちょっと着替えさ
せてくるから、徹也君も楽しみに待っててね」
 美也子は徹也に軽く頷いてみせ、茜から二つ目のバスケットを受け取ると、再び試着室のカーテンをさっと閉じた。

「ひ、ひどいよ、美也子ったら。どうして俺が中学生の男子のほっぺたになんかキスしなきゃいけないんだよ!?」
 カーテンが閉じ、入り口付近から試着室の真ん中あたりまで戻ると同時に、晶は美也子に食ってかかった。もっとも、食っ
てかかったとはいっても、本気で逆らったりしたらどんな目に遭わされるかしれたものではないから、おどおどした様子で拗
ねたように頬を膨らませるくらいのことしかできない。それでも、思わず男言葉に戻っているところをみると、徹也の頬にキス
をさせられたのがよほど屈辱だったに違いない。
4720 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/30(土) 12:01:11 ID:/BWC8T/K
「そんなこと言うけど、晶ってば、満更でもなさそうな顔してたじゃない。私が口移しの台詞を言い終わっても、勝手に「お兄
ちゃんお兄ちゃん」って呼び続けてさ、本気で徹也君のこと好きになっちゃったんじゃないの? だいいち、ファーストキス
の時なんて、うっとりした目をしちゃってたし」
 晶が男言葉に戻ったのに合わせて、美也子も晶のことを妹扱いせず、いつものように同級生の男の子に対する喋り方に
戻って、からかうように言った。
「そ、それは……」
 美也子の指摘に対して、晶は何も言い返すことができない。
「でも、いいのよ。キスまでなら許してあげる」
 おどおどと目を伏せて口をつぐんでしまう晶の様子を面白そうに窺いながら美也子はそう言い、意味ありげに少し間を置
いてから続けた。
「でも、それ以上は絶対に許してあげない。キスまではいいけど、それ以上のことは絶対にさせない。だって、晶は私の可
愛いお嫁さんになるんだもん。お嫁さんの体が汚されちゃうのを黙って見過ごす馬鹿なんていないわよね?」
「お嫁さん……? 俺が、美也子の……お嫁さん?」
 美也子の口をついて出た思ってもみなかった言葉に、晶はきょとんとした顔になってしまう。
「そうよ。法律じゃ十八歳になったら結婚できることになってるから、高校を卒業したらすぐに式を挙げようね。たっぷり可愛
がってあげるから心配は要らないわよ。うふふ、早く卒業式の日が来ないかな〜。あと一年もないけど、待ち遠しいなぁ。ね、
晶も待ち遠しいよね? 一日でも早くウェディングドレスを着たいでしょ? でもって、タキシードを着た私にお姫様抱っこをし
てもらいたいよね? 晶、どんなウェディングドレスが似合うかな。ちょっとロリ系の顔してるから、ちゃんとしたフォーマルの
やつじゃなくて、スカートはうんと短くした方が似合うかもね」
 美也子は晶のボレロを脱がせ、ジャンパースカートの背中のファスナーを引きおろしながら両目を輝かせた。
「ちょ、ちょっと待って。それって、どういうことなんだよ?」
 おままごとをしようよと言い出した時もそうだが、何の説明もなく勝手に盛り上がる癖が美也子にはあるようだ。晶は裸に向
かれる羞恥も忘れて、ぽかんとした顔で訊いた。
「あ、うちのママのことは心配しなくていいのよ。世間じゃ嫁姑の問題はあるみたいだけど、お隣さんどうしで、うちのママ、晶
が小さい頃からよく知ってるから、遠慮することなんて何もないのよ。私が晶をお嫁さんにするって言ったら、ママ、とっても
喜んじゃって、一日でも早く花嫁修業を始めさせなさいって、そりゃもう張り切っちゃって。このおままごとにしても、晶に可愛
い女の子になってもらうためのお稽古だってママが言い出したことなのよ。あ、もちろんパパも喜んでるわよ。あの可愛い晶
ちゃんがお嫁さんに来てくれるんだって、鼻の下を伸ばしちゃって、もうでれでれ。晶んちのパパとママもノりノりで、話はトン
トン拍子に進むし、本当によかったわ」
 疑問に答える気配はまるでなく、美也子は一人で納得して、晶が着ているブラウスのボタンを外し始めた。
48名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 12:53:04 ID:2lrKrqEv
徹也とラブラブになって欲しいが、やはりそうなるか…
バレても付き合ってくれそうなんだがなぁww
4920 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/30(土) 14:24:00 ID:/BWC8T/K
「だから、もうちょっときちんと説明してくれよ。だいたい、俺、美也子から結婚を申し込まれた記憶もないぞ?」
 ブラウスに続いてスリップも脱がされ、思わずジュニアブラのカップを両手で覆い隠しながら、晶は怪訝な顔で重ねて
訊いた。
「だって、晶がどう思うかなんて関係ないのよ。だから、わざわざ晶の気持ちを聞くなんて手間もかけなかったの。お部屋
で私、言ったよね? 今度は私が晶のことを守ってあげるんだって。一生に渡って守ってあげるには、結婚するのが一番
なのよ。だから、晶は私のお嫁さんになるの。私がそう決めたから、もう決まったことなの。――あ、今度のはセーラース
ーツだ。そっか、さっきはどっちかっていうとフォーマルな時用の洋服だったから、今度は遊び着ってわけね。さすが茜お
姉さん、TPOまでいろいろ考えてくれてる。えーと、セーラースーツの下に着せるのは、この縞柄のTシャツね」
 美也子は、白地にマリンブルーの横縞が入ったTシャツをバスケットから取り出し、晶に両手を上げさせた。
「私、昨年の秋の地区リーグで随分と頑張ったのよ。そしたら、それを見ていてくれた人がいたの。たぶん晶も知ってると
思うけど、実業団チームとしちゃ割と有名なチームのスカウトの人でさ。高校を卒業したら来なさいって早々と内定をもら
っちゃったんだ。条件もかなりよくて、もしも怪我や病気なんかで選手としてはプレーを続けられなくなったとしても、その
時は会社の広報担当部署に配属してきちんと社員として仕事を続けさせてもらえるんだって。体育系の大学へ行くことも
考えてたんだけど、卒業を待たずにこういうおいしいお誘いを受けちゃうと、もう気持ちはそっちへ傾いちゃってさ、はいって
返事しちゃったの。でもって早々と一生の仕事がみつかったわけで、だとしたら、早めに結婚相手を決めといてもいいかな
ぁなんて。でも、結婚して現役を引退なんてイヤじゃない? それに、せっかくいい条件でスカウトしてくれたチームにも迷
惑がかかるし。だから、結婚するにしても、私が現役でプレーし続けられる相手だってことが絶対条件なのよね。つまり、
結婚しても、私は世間の奥様みたいな家事は一切できないから、私の代わりに家事をしてこなしてくれような人じゃないとっ
てことになるのね。簡単に言うと、普通の夫婦とは役割が反対になるってこと。要するに、私が旦那様で、私と結婚する人が
お嫁さんになるってこと。そんな人、近くにいないだろうなって思ってたんだけど、これが意外とすぐ近くにいたのよね」
 美也子は、マリンブルーの縞柄のTシャツの上にコバルトブルーの生地でできたセーラースーツを着せながら、はっとし
たように顔を振り仰ぐ晶の目を正面から覗き込んだ。
「そう、晶のことよ。前から晶のこと、女の子みたいだなって思ってたの。エプロンとか着けて料理なんてさせたら、とっても
よく似合うだろうなとか。それに、中学生になった頃には、それまでお兄ちゃんぶってた晶と私、立場が逆転しちゃってたじゃ
ない? そう思うと、晶のこと、私のお嫁さんにしたくてしたくてたまらなくなっちゃって。それで、チームのことも晶のことも何
も隠さないでパパとママに相談したら、最初はちょっとびっくりしてたみたいだけど、話を進めてるうちに、だんだん二人とも
乗り気になってきちゃって。パパもママも、私みたいな大女だけじゃなくて、もっと可愛らしい、見るからに女の子らしい娘も
欲しかったんだって。でも、いろいろ事情があって子供は私一人しかできなくて。だから、晶が家に遊びに来るたびに二人と
も喜んでたのよ。晶、男の子だけど、見た目はまんま女の子で、私と晶が仲良さそうにお喋りしてるとこなんて、私に妹がで
きたみたいだって。だから、私が晶をお嫁さんにしたいって言ったら、念願の女の子ができるみたいなノりで、二人して嬉しそ
うにしちゃって」
50名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 19:44:10 ID:kHPrYo44
なんと・・・・・美也子の独占欲と将来設計は底なしかww
51名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:06:49 ID:NnBk4QNU
wktkwktkwktkwktk
妙なリアリティがあってイイ!
52名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 01:45:37 ID:c9yPjAEL
たのしく読んでます。晶ちゃん、よかったね。おしあわせに〜
5320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/02(月) 04:24:37 ID:X2eVZZLR
 普通、セーラースーツというと、おヘソのあたりまでの丈のトップと、男の子ならハーフパンツ、女の子ならキュロットや
スカートといったボトムに別れているものが多い。けれど、茜が試着用に選んでいたのは、トップの丈が長く採ってあって、
それだけでスカートにもなっているような、ワンピースみたいな仕立てになったセーラースーツだった。真っ白な幅の広い
襟がアクセントになっていて、大きく開いた胸元から、下に着たTシャツの横縞が見える、いかにも夏物らしい解放的なデ
ザインだ。しかも、三分袖の袖口には可愛らしいイルカの刺繍がしてあって、小さな女の子が喜んで着そうな可愛らしさも
併せ持っているから、夏の女児服の定番になること請け合いといった感じの仕上がりになっている。
「その後、いろいろ相談して、何日か間を置いて、今度は、うちのパパやママと一緒に晶んちに行って、やっぱり隠し事なん
て全然しないで私の気持ちをみんな話したんだ。で、その時にわかったんだけど、晶んちのパパとママは、うちと逆でね、
逞しい男の子が欲しかったらしいの。私、見ての通り大女でしょ? バスケ三昧だから腕も脚も逞しくなっちゃって、顔は女
の子してるけど、いつのまにか、全体の雰囲気は男の子っていった方がいいかもしれないくらいになっちゃって。それで、
さすがに最初はびっくりしてた晶んちのパパとママも、新しい息子ができると思えば悪くない話だねって言ってくれてさ。あ
と、結婚したら晶んちと私んちと二週間ごとに両方の家で暮らしますって言ったら、それならどちらの家も寂しくなることは
ないねって喜んでくれて、結局、私の望み通りの展開になったってわけなのよ。」
 美也子は、セーラースーツの裾をきゅっと引っ張り、スカートの乱れを整えながら、晶がまるで知らない経緯を説明した。
「ちょ、ちょっと待てよ。なんだよ、それ。なんだか、俺の知らないところでそんなおかしな話をどんどん進めちゃって、俺の
気持ちはどうなるんだよ? それに、俺んちと美也子んちと二週間ごとに行き来して生活するだって? けど、美也子んち、
引っ越しちゃうんじゃなかったのかよ? 引っ越しちゃうから思い出に残るおままごとをしたいって言って俺に女の子の格好
をさせたんじゃなかったのかよ?」
 晶は、呆然とした表情で美也子の顔を仰ぎ見た。
「だから、さっきも話した筈よ。このおままごと、晶の花嫁修業の一環として私のママが言い出したことだって。お嫁さんにな
ってもらうんだったら、晶にはちゃんと女の子らしい振る舞いを身に付けてもらわなきゃいけないわねって。でもって、女の子
の気持ちをちゃんとわかってもらわなきゃいけないわねって。そのためには、晶を女の子として育て直すのが一番ねって。
その手始めが、このおままごとなのよ」
 美也子はしれっとした顔で言った。
5420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/02(月) 05:34:32 ID:X2eVZZLR
「じゃ、じゃ、引っ越すっていうのは……嘘だったのか?」
 晶の顔に困惑の色が広がる。
「うん、嘘だよ。ああでも言わないと、晶、女の子の格好なんてしてくれなかったでしょ? パパの同僚の人が転勤するこ
とになったって聞いて、それで思いついたお芝居だったの」
 なんでもないことのように美也子は言って、ぺろっと舌を突き出してみせた。それから、少し悪戯めいた表情を浮かべて
からかうように付け加える。
「でも、よかったじゃない。女の子の格好をしてバスに乗ったおかげで、大好きな徹也お兄ちゃんと知り合えたんだから。
私が女の子の格好をさせてここへ連れて来てあげたから、晶、ボーイフレンドができたんだよ。少しは感謝しなきゃバチが
あたるわよ。――さ、できた。大好きな徹也お兄ちゃんに可愛いセーラースーツ姿を見てもらおうね。お兄ちゃん、なんて言
って褒めてくれるかしら。とってもお似合いだよって言ってくれるといいわね」

 再び試着室のカーテンが内側から開いて、ワンピース仕立てのコバルトブルーのセーラースーツを着た晶が姿を現した。
「うん、とっても可愛いよ、晶ちゃん。さっきはちょっとお姉ちゃんぽい格好だったけど、今度はなんだか活発な女の子って
いう感じがして、とってもいいよ。晶ちゃん、内気だから、活発そうに見えるお洋服を進んで着るといいんじゃないかな。そう
したら気持ちも明るくなって、はきはきした子になれると思うよ。おとなしい晶ちゃんもいいけど、まだ小学生なんだから、ま
わりの目なんて気にしないくらいほどお転婆さんでもいいんじゃないのかな」
 最初の試着の時とは違って、今度は真っ先に徹也が声をかけた。自分のガールフレンドがどんどん可愛くなってゆくの
が嬉しくてならないというふうに、顔も瞳も明るく輝いている。
「ほら、徹也お兄ちゃんが褒めてくれてる。ちゃんとお礼を言わなきゃいけないでしょ? お礼を言って、さっきのお洋服の時
みたいにご挨拶なさい。あ、でも、さっきはフォーマルなお洋服だったからおしゃまな感じのご挨拶だったけど、今度のセー
ラースーツは活発な遊び着だから、元気いっぱいにご挨拶するのよ。どうすればいいかな――そうだ、片足で立って体をく
るっとまわしてごらんなさい。いくら体育が苦手でも、それくらいのことはできるわよね。もう五年生だものね?」
 美也子は晶の背後から両肩に手を置き、いかにも優しげな姉といったふうを装って言った。
「……あ、ありがとう、お兄ちゃん……」
 晶はぽつりと呟くように言ったきり、おどおどした様子で顔を伏せてしまう。
5520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/02(月) 06:49:16 ID:X2eVZZLR
 まるで自分の知らないところで進められていた企み。美也子の母親が荷担し、晶の両親も乗り気だとあっては、その企
みから逃れられる可能性など万に一つも有り得ない。目の前で屈託のない笑みを浮かべている徹也もまた知らず知らず
のうちに美也子の企みに巻き込まれた一人だと思うと、とてもではないが目を合わせることなどできない。美也子としては、
最初から徹也を狙っていたわけではないだろう。徹也がバスに乗り合わせたのは偶然だ。けれど、偶然の結果とはいえ、
高校生の男の子のボーイフレンドに仕立てあげられたと知ったら、徹也はどんな思いを抱くことだろう。晶に『恋する女の
子』の気持ちを経験させるための相手としてたまたま美也子に選ばれたのが自分だと知った時、徹也の胸に去来するのは
どんな思いだろう。それを考えると、晶としてもいたたまれない気持ちになってくる。徹也に対する依存心でいっぱいの胸の
片隅に、徹也に対する憐れみの念が芽生える。いや、それは憐れみの念などではないのかもしれない。自分がどんな立
場に置かれているのかもまるで知らぬまま一途に好意を寄せてくる徹也のことが、たまらないほどいとおしく感じられられる
と言った方が近いのかもしれない。本当に憐れまれるべきは自分自身だということにも気づかぬまま、晶の胸がきゅんと切
なくなる。
「さ、次はご挨拶してごらんなさい」
 美也子が、晶の肩に置いた手に力を入れた。
「……あ、晶、元気にご挨拶するから見ててね。上手にできるかどうか、ちゃんと見ててね。それで、ちゃんとできたら、上手
だよって褒めてね。約束だよ、お兄ちゃん」
 一瞬だけ逡巡して、けれどじきに決心を固めた晶は硬い声で徹也にそう言うと、子役のモデルさながらぴんと背筋を伸ば
して片足立ちになり、両手で勢いをつけてくるっと体をまわしてみせた。
 その途端、セーラースーツのスカートが空気をふくんでふわっと舞い上がる。
 それに気づいた晶が慌ててスカートを押さえようとするのだが、体が勢いよく回転している最中だったため、大きくバランス
を崩してしまった。
「危ない!」
 倒れそうになった晶の体を支えたのは、一目散に試着室の中へ駈け込んだ徹也だった。
 徹也は、首をのけぞらせて仰向けに倒れそうになる晶の体を正面から抱きすくめ、力いっぱい手前に引き寄せた。その拍
子に、首をのけぞらせていた反動で、晶の顔があっという間に徹也の目の前に近づいてきて、そのまま唇と唇が重なり合っ
てしまう。
5620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/02(月) 08:07:01 ID:X2eVZZLR
 反射的に身を退こうとする晶。
 だが、徹也は晶の背中にまわした両手に力を入れ、そのまま離すまいとする。
 なんとも表現しようのない表情を浮かべ、晶は左右の掌を拳に握りしめて徹也の胸元を叩き始めた。けれど、本気で徹
也の抱擁から逃げようとしているのではない、まるで拗ねて甘えるような叩き方だ。
「そうだよ、晶ちゃん。まだ小学生なんだから、そんなふうにお転婆でいいんだよ。ほら、もっと叩いていいよ。晶ちゃんが
幾ら叩いても、僕はちっとも痛くなんてないんだから。晶ちゃん、このセーラースーツを着せてもらっている間、お姉さんと
口喧嘩をしてたよね? 声が小さくてどんなことを言い合っていたのかまではわからないけど、口喧嘩をしてるのだけはわ
かったよ。何が原因でどんな喧嘩なのか、晶ちゃんたち姉妹のことだから、それは聞かないでおくね。その代わり、僕の
胸なら幾らでも叩かせてあげる。僕の胸を叩いて気が済んだら、お姉さんと仲良くするんだよ。いいね?」
 徹也は、重ね合わせていた唇をそっと離し、甘えたような仕種で自分の胸を叩く晶の手首をつかんで、優しく言い聞かせ
た。
 興奮のあまり声が大きくなって試着室の外へも言い争いが漏れ聞こえていたと知って怯えの表情を浮かべた晶だが、諍
いの内容までは伝わっていないとわかって、僅かながら安堵の色が混ざる。
「さ、いいよ。幾らでも叩いていいからね、遠慮するんじゃないよ」
 いったんは晶の手の動きを封じていた徹也だが、年長者ぶった様子でそう言って微笑んでみせると、晶の手首をつかん
でいた手をそっと離した。
「ばかばかばか、お兄ちゃんのばかぁ! お、お兄ちゃん、本当のことなんて何も知らないくせして、澄ました顔なんてしちゃ
って。ばかばか、お兄ちゃんなんて大っ嫌いなんだからぁ!」
 自分の知らぬところで進められていた企みに対する怒りや恨みや羞恥や屈辱や、自分でもどうしてどうしていいかわから
ぬ切なさや被虐感といった感情がない混ぜになって、晶の体を衝き動かす。しかし、華奢な晶がどんなに叩いてみても、徹
也の胸板には、さほどの衝撃を与えることができない。それも、力いっぱい叩くのではなく、甘えたような仕種で形だけ拳を
振りおろしているのだから尚のことだ。
「晶ちゃん、さっき、僕のほっぺにキスをして僕を元気づけてくれたよね。今度は僕がお返しに晶ちゃんを元気づけてあげる。
お姉さんと口喧嘩して苛々してる晶ちゃんの気持ちをすっきりさせてあげる。いいよ、そのまま叩き続けて。でも、お顔はこっ
ちに向けてね。お手々は気の済むまで僕の胸を叩いていていいから、その間、お顔をこっちに向けるんだよ」
 徹也は両手の掌で晶の頬を包み込むようにして自分の方に向けさせて、いったん離していた唇をもういちど重ね合わせた。
5720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/02(月) 09:28:35 ID:X2eVZZLR
「……ばか、お兄ちゃんの……ば……か……」
 徹也の唇で塞がれた晶の口から途切れ途切れに言葉が漏れ出る。けれど、決して本心から非難しているのではない、
徹也の胸板を叩くのと同様、徹也に甘えきっている様子がありありの口調だ。
「馬鹿でいいよ。僕、晶ちゃんのためだったら幾らでも馬鹿になれるから」
 徹也は口を少しだけ離してそう言い、改めて、これまでより強く唇を重ねた。
「ん……」
 驚いたように大きく両目を見開いた晶だが、やがてうっとりしたように瞼を閉じ、それまで徹也の胸を叩いていた両手をお
ずおずと徹也の背中にまわして爪先立ちになる。踵の高いサンダルを履いていた時は二人の身長は殆ど同じだったが、
試着室に入るためソックスだけになった今、徹也の方が幾らか背が高い。重ねた唇をますます強く重ね合わせようとする
と、どうしても晶が無意識のうちに爪先立ちになってしまうのだ。
(それでいいのよ、晶。そうやって徹也君とラブラブになればなるほど、晶は女の子としての振る舞いを身につけて、女の子
としての気持ちを自分のものにするようになってくんだから。そうして、私のお嫁さんにふさわしい可愛らしい女の子に変わ
っていくといいわ。ウェディングドレスに身を包むだけで感激の涙を流しちゃうようなうぶで無垢な、ひとかけの穢れもない純
真な子供みたいな女の子になるのよ。そのために、ママと私が力を合わせて晶を女の子として躾け直してあげる。これまで
生きてきた男の子としての人生を忘れさせるために、女の子として育て直してあげる。小学生の女の子として徹也君といちゃ
いちゃするだけじゃなく、もっともっといろんな経験をさせてあげる。いろんな経験をして、ちゃんと女の子になって、そうして
私のお嫁さんになるのよ。私のお嫁さんになったら、徹也君の唇で穢されちゃったその真っ赤でぷにぷにした唇を私の唇で
綺麗に清めてしてあげるから、今は遠慮しないでキスを楽しむといいわ)フォーマルな装いから子供っぽいセーラースーツ
に着替たせいで少女というよりは幼女めいてさえ見える晶と徹也とのキスシーンに冷たい視線を送りながら、美也子は胸の
中で呟いた。
 美也子が艶然とした表情でみつめる中、徹也の体に身を寄せて爪先立ちをしている晶が、次第にもじもじと内腿を摺り合
わせ始める。
(あらあら、とうとう我慢できなくなってきちゃったみたいね。晶ってば本当に淫乱で堪え性のない子なんだから。でも、キスを
している相手のガールフレンドが、興奮してあそこをぬるぬるに濡らしちゃうんじゃなく、立派なおちんちんから白いおしっこ
が出ちゃうのを我慢するためにもじもじしてるんだなんて知ったら、徹也君、なんて思うかしら。愛液で紙おむつをぬるぬるに
しちゃうんじゃなくて白いおしっこで紙おむつをべとべとに汚しちゃうんだなんて知ったら、どんな顔をするでしょうね)
 両脚の内腿をもじもじと摺り合わせながらいやらしく腰を振る晶の様子をみつめる美也子の目には、淫靡な炎がゆらゆらと
揺らめいていた。
58名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 09:46:45 ID:p8IfEaxW
まさかばらす気か!?
59名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 12:39:47 ID:MYYvG82p

つかこりゃあいよいよ井上晶「君」はあぼーんだな。
家で美也子のママンの手ほどきで花嫁修行…
60名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 19:12:58 ID:lhpRztXu
これ読んでるとなんだか背徳感が満ち溢れてくる
61名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:23:54 ID:Jak/rmGg
晶ちゃん羨ましす
62名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:46:27 ID:ux3z8Jsl
すごい構想力と文章力だと思います。つづき楽しみ〜
63名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 00:42:35 ID:RCqLsBKz
倒錯っていいなァ…
64名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 01:31:04 ID:haNtlodv
お尻の穴とかお浣腸でいじめてほしいなあ
6520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/03(火) 03:43:47 ID:0MwEXahC
 晶がしきりに内腿を摺り合わせ始めたことは、体をぴったり寄り添わせている徹也もすぐに気がついた。
「どうしたの、晶ちゃん? ひょっとして、おしっこが近いんじゃないの?」
 もじもじした仕種から晶がおしっこで紙おむつを濡らしてしまったことを思い出した徹也は、静かに唇を離すと、すぐそこ
にある晶の顔を気遣わしげな表情でみつめて言った。
 おしっこ。確かに、晶はおしっこを漏らしそうになっていた。けれど、本当のおしっこではない。美也子の手で煽りたてられ
たまま鎮まることなく我慢してきた下腹部の疼きにとうとう耐えられなくなってきて、白いおしっこを今にも溢れ出させんばか
りになっていたのだ。美也子の手で最後までいかせてもらうことなく行き場を失っていたいやらしい疼きが、新しい女児服
に着替えさせられるたびに腰をひねったり両脚を上げ下げしたりしているうちに自分の太腿で擦られてますますペニスをい
きりたたせ、幼い少女そのままぎこちない手つきで徹也の背中を掻き抱くようにしてキスをされて、もうとてもではないが堪え
られないところまで追いやられてしまっていたのだった。
 けれど、それを言葉にすることはできない。
 晶は徹也と目を合わすまいとして再び瞼をぎゅっと閉じ、爪先立ちをしている踵を更に高く上げて、自分の顔を徹也の顔
に押しつけた。それは、初めて経験したキスに余韻に酔いしれて、もっともっととせがむ少女そのままの姿だった。
「駄目だよ、晶ちゃん。そりゃ、僕だってもっとキスをしていたいけど、でも、晶ちゃんがトイレへ行きたいんだったら、そっち
を先に済ませなきゃ。このままだと、また紙おむつを汚しちゃうかもしれないんだろ? そしたら、お姉さんに叱られちゃうん
じゃないの? そんなことになったら僕も責任を感じちゃうよ。晶ちゃんのおしっこが近そうなのに、それに気づいたまま何も
してあげられなかったなんてことになったら、年上のボーイフレンドの僕の責任だよ。だから、ちゃんとトイレを済ませておこ
うね。一人でトイレへ行けるようになったら、おむつも外れて、どんな所でもデートしに行けるようになるんだから。晶ちゃん
は聞き分けのいい子なんだろ? だから、ね」
 徹也は幼いガールフレンドを気遣う年長者のボーイフレンドそのままの口調で言って、セーラースーツのスカートの上から
晶のお尻をぽんぽんと優しく叩いた。
 徹也にとっては何気ない動作だったが、我慢に我慢を重ねていた晶にとっては、それは、とどめを刺されるのと同じだった。
 今にも爆発しそうにして紙おむつの中でひくひくと蠢いているペニスが、紙おむつの上から徹也の手で責められて、もうこ
れ以上は堪えられなくなってしまう。
6620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/03(火) 05:50:23 ID:0MwEXahC
「ばか、お兄ちゃんのばかぁ!」
 甘えるように言って、閉じていた瞼を開き、恨みがましい目で徹也の顔を見てから、もういちどぎゅっと瞼を閉じて、晶は
徹也の胸に顔を埋めた。それまでもじもじ摺り合わせていた左右の内腿をぴたっと閉じ膝から下を開いた内股ぎみの状態
で、もう爪先立ちをする力もなく、踵をぺったり試着室の床につけて、徹也の体にすがりつくようにして立っているのが精一
杯だ。
「ど、どうしたの、晶ちゃん!? ――お、お姉さん、晶ちゃん、どうしちゃったんでしょう。やっぱり、おしっこなんでしょうか?」
 急に膝から下の力が抜けてしまったかのように体をもたれかけさせてきた晶の様子に驚いて、徹也は晶の背中を撫でさ
すりながら、助けを求めるように美也子の顔を見上げた。
「ううん、たぶん、おしっこなんかじゃないと思うわ。妹、これまで男の子となんかつきあったことがなくて、だから、キスなん
て初めてのことで。それで、めろめろになっちゃったんじゃないかしら。初めてキスをする小学生の女の子をこんなにしちゃ
うなんて、徹也君てば見かけによりずテクニシャンなのね。どこでそんなお勉強をしたのかしら?」
 美也子は少しだけ考えるそぶりをしてみせてから言い、最後の方は少しばかり徹也をひやかした。
 晶が今、一般的には『射精』と呼ばれるおもらしの最中だということは、美也子の目には火を見るよりは明らかだった。け
れど、取りあえず、おしっこで紙おむつを汚してしまっているわけではない。
「本当ですか? 本当におしっこじゃないんですね? でも、もしもおしっこだったら、僕のせいなんです。ボーイフレンドの
僕がもっと早く気づいてトイレに連れて行ってあげればよかったんです。だから、おしっこだとしても晶ちゃんを叱らないであ
げてくださいね。デートのたび、僕が気をつけてあげます。まだおむつ離れできないことをわかってて晶ちゃんをガールフレ
ンドに選んだんだから、みんな僕の責任なんです。叱るなら僕を叱ってください。お願いします」
 これ以上はないくらい真剣な面持ちで繰り返し念を押す徹也。
「お、お兄ちゃん……お兄ちゃんの、ば・か」
 徹也の胸に顔を埋めたままの晶のくぐもった声が微かに聞こえてきた。「ばか」と言いつつも、それまでよりも更に尚のこ
と徹也に甘えきっているのが明らかな、どこか舌足らずな口調だ。
「お兄ちゃんのせいなんかじゃないよ。晶がおむつを汚しちゃっても、そんなの、お兄ちゃんのせいなんかじゃないよ。みんな、
晶が悪いんだよ。お姉ちゃんに叱られるのは晶だけでいいんだよ。なのに、僕を叱ってだなんて、そんなこと言うお兄ちゃん、
ばかだよ。晶のせいで叱られるなんて、お兄ちゃん、どうしようもないばかだよ。ばか、お兄ちゃんの……ば・か」
 舌足らずな声でそう言いながら徹也の胸に顔をこすりつける晶の様子は、まるで仔猫みたいだ。それも、まだ生まれて間も
ない愛くるしい雌の仔猫。
6720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/03(火) 06:59:14 ID:0MwEXahC
「だから、言っただろ? 僕、晶ちゃんのためだったら幾らでも馬鹿になるよって」
 しきりに顔を胸元にこすりつけて甘える仕種をみせる晶の背中を尚も撫でさすりながら、徹也は面映ゆそうな顔つきで言
った。それから、いかにも気遣わしげな様子で、けれど晶が恥ずかしがらないよう、さりげないふうを装って念を押す。
「でも、本当におしっこじゃないの? まわりには他のお客さんなんていないから恥ずかしがらなくていいんだよ。もしも濡
れたおむつのままだとお尻が気持ち悪いんだから、ちゃんと話してごらん。おしっこは大丈夫なの?」
「……お兄ちゃんのばか」
 訊かれても、晶はそんなふうにはぐらかすしかできない。本当のおしっこではないけれど、美也子が言うところの『白い
おしっこ』で紙おむつの中をべとべとに汚してしまったばかりなのだ。他になんと応えようがあるだろう。
 代わりに横合いから応えたのは美也子だった。
「さっきも言ったけど、おしっこじゃないわ。だって、おしっこだったら、おしっこを吸収した紙おむつの吸収帯がぷっくり膨れ
る筈だもの。見たところそんな様子はないし……」
 美也子はわざと冷静な口調でそこまで言い、晶が精液を全て溢れ出させてペニスが萎える頃合いを見図って、こう付け
加えた。
「なんなら徹也君、自分の手で確かめてみるといいわ。晶ちゃんのスカートを捲り上げて、紙おむつを触ってみて。それで、
お尻の下あたりの吸収帯が膨れてなきゃおしっこじゃないことがはっきりするから」
「え? ぼ、僕が晶ちゃんのおむつが濡れてないかどうか確かめるんですか? ……ぼ、僕が?」
 思ってもみなかった美也子の言葉に、徹也の顔が真っ赤になった。
「そうよ。だって、徹也君、晶ちゃんのボーイフレンド兼お兄ちゃんでしょ? おむつ離れしていない小っちゃな妹みたいなガ
ールフレンドを持ったのが運の尽きだと思って、それくらいのことはして欲しいわね。だいいち、デートのたびに私がいつも
一緒だとウザいだけでしょ? 私がいなかったら、晶ちゃんのおむつが濡れていないかどうか確かめられるのは徹也君しか
いないじゃない。まさか、見ず知らずの人に晶ちゃんのおむつを確かめさせるつもりじゃないでしょうね?」
 美也子はなんでもないことのように言って、おおげさに頷いてみせた。
「あ、ああ、そうか。そうですね、言われてみれば、そうですよね。ぼ、僕がお姉さんの代わりに晶ちゃんの面倒をみてあげる
ことになるんですよね。確かに、そうですよね」
 徹也は、美也子に対して応えるというよりも自分自身に言い聞かせるようにして何度も小さく頷き、自分の胸に顔を埋めた
ままの晶に向かって優しく言った。
「じゃ、あの、お、おむつが濡れてないかどうか確かめておこうね。もしも濡れてたら急いでお姉さんに取り替えてもらわなき
ゃいけないから。ちょっと恥ずかしいかもしれないけど、これからは僕が確かめてあげることが多くなりそうだから、今のうち
に慣れておこうね。すぐに済むから、ちょっとだけじっとしてるんだよ」
6820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/03(火) 08:11:50 ID:0MwEXahC
 徹也の言葉に応える代わりに、晶はますます深く徹也の胸に顔を埋めた。その仕種が、徹也にはたまらないほどいとお
しく感じられる。まさか、自分の胸に恥ずかしそうに顔を埋めておむつが濡れていないかどうか確認してもらうのを待って
いる幼いガールフレンドが本当は高校生の男の子だなんて思ってもみない。
 徹也はおそるおそるといった様子でセーラースーツのスカートの裾を左手で捲り上げ、晶の背中を撫でさすっていた右
手をゆっくりおろして、両脚の間にそっと差し入れた。
 途端に、晶の体がびくんと震える。精液を放出し終えたばかりで、力なく萎えたとはいえまだまだ感度だけは敏感な状態
にあるペニスの先が紙おむつの上から徹也の手に触れて、思わず感じてしまったのだ。
 だが、それを羞じらいの仕種と受け取った徹也は、晶の耳朶に唇を押し当てるようにして、なだめ言い聞かせる。
「ごめんね、晶ちゃん。女の子の晶ちゃんが、こんなところを男の子に触られたら恥ずかしいよね。でも、おむつが濡れて
ないかどうか確かめなきゃいけないから、その間だけ我慢するんだよ」
 そう言い聞かされた晶は、小さくこくりと頷くと、まるで徹也の首筋にかじりつくようにして体をもたせかけた。これ以上へん
に身悶えしたりすれば正体を見破られる恐れがある。そう思うと、徹也の言葉に素直に従うしかない。しっかり者のボーイフ
レンド兼お兄ちゃんに諭され、愛くるしい仕種で可愛らしく頷いておむつの濡れ具合を確かめてもらう晶の姿は、小学生どこ
ろか、まだ幼稚園にも通っていない年端もゆかぬ幼い女の子そのままだ。この姿を児童公園で知り合った美優が見たら「や
っぱり私の方がお姉ちゃんね。ほんと、晶ちゃんはおむつの赤ちゃんなんだから。なんでも私が教えてあげなきゃいけない
んだから、大変で仕方ないわ」と、おませな口振りで言うに違いない。

 晶が喘ぎ声を漏らしてしまいそうになるのを必死の思いで我慢し、小刻みに震える左右の膝頭を互いに触れ合わせている
うちに、ようやくのこと徹也の手が止まった。とはいえ、吸収帯がおしっこを吸収して膨らんでいないかどうかを確かめ終えた
ばかりで、右手の掌は晶の両脚の間に差し入れれたままだし、左手はスカートを捲り上げたままだ。
「吸収帯の様子、どうだった?」
 徹也の手の動きが止まったのを見て取った美也子が短く訊いた。
「はい、あの、大丈夫みたいです。なんだかわからない膨らみをちょっと感じたんですけど、おしっこを吸って吸収帯がぷに
ぷに膨らんでいるわけじゃないみたいだから、おもらしじゃないと思います」
 どうやらおしっこは大丈夫らしいと判断して、徹也は安堵の表情で応えた。けれど、まだ指先に残る妙な感触に、怪訝な
表情を浮かべて、ついひとりごちてしまう。 
「……でも、あれって何の膨らみだったんだろう。女の子の恥ずかしいところをあまりいじりまわすのはいけないと思ってすぐ
に手をどけたからよくわかんないけど、でも、何だったんだろうな」
69名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:44:48 ID:RCqLsBKz
ちんこ3本たった
70名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 03:46:01 ID:w/FvIuT1
しかし途切れず書けるのは凄い。

気が向いたらショーツでのお漏らしキボン
7120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/04(水) 03:46:52 ID:+cYzEaOC
 徹也がひとりごちたその声は美也子の耳にも晶の耳にも届いていた。二人とも、徹也の指に触れた奇妙な膨らみの正
体が何なのか、すぐに思い当たる。徹也の指先に奇妙な感触を残した膨らみというのは、精液を溢れ出させて力なく萎え
たペニスに違いない。精液を放出する前のいきり立ったペニスだったら、紙おむつの吸収帯の上から触っても、そん存在
がはっきりわかるほどだったろう。けれど、ペニスがこそこそと縮こまる頃合いを見計らって美也子が徹也におむつの具
合を確かめさせたおかげで、『なんだかよくわからないちょっとした膨らみ』で済んだわけだ。
「ま、いいや。――晶ちゃん、おもらししちゃってたんじゃないってわかってよかったね。でも、おしっこをしたくなったら遠慮
しないで言うんだよ。僕だって女子トイレへ行くのは恥ずかしいけど、可愛い晶ちゃんのためだったら、そんなことくらいで
恥ずかしいなんて言ってられないもん。いつでも大急ぎで連れて行ってあげるから、恥ずかしがらないでちゃんと教える
んだよ。そうしていれば、いつかおむつ離れできるに決まってるんだから」
 徹也は気持ちを切り替えるためにぶるんと首を振ると、お兄ちゃんぶった様子で晶に言った。
「ほら、お礼とお返事はどうしたの?」
 おむつの具合を確かめるためにスカートを捲り上げていた左手と晶の両脚の間に差し入れていた右手を徹也がようやく
元に戻すのを待って、美也子が晶に言った。
「……晶の、お、おむつが濡れてないかどうか確かめてくれてありがとう、お兄ちゃん。そ、それと、おしっこしたくなったら
すぐに教えるから、晶をトイレへ連れて行ってね。……いつまでもおむつ離れできない赤ちゃんみたいなガールフレンドで
ごめんね。でも、嫌いにならないでね。約束だよ、お兄ちゃん」
 美也子に促されて伏し目がちにそう言う晶の頬がうっすらとピンクに染まっているのは、どうやら、羞恥のためばかりでは
なさそうだった。

「すごいじゃない、晶。完全に女の子してたわよ。いったいいつの間にあんな演技力を身に付けちゃってたの? この調子な
ら、文芸部を辞めて演劇部に入り直した方がいいんじゃない?」
 もういちど改めて智子たちにセーラースーツ姿をお披露目し、茜から三つめのバスケットを受け取って入り口のカーテンを
閉めるなり、美也子は晶をひやかした。徹也に甘える晶の様子が演技だけではないことを、冷徹な美也子の目は見抜いて
いる。自分が仕組んだ企み通りに晶の心の片隅に『女の子の晶ちゃんとしての自我』の小さな芽が萌えいでつつあることは、
とっくにお見通しだ。それを充分に承知しながら、晶がどんな反応をするのかを見たくてわざと『演技』という言葉を口にしたの
だった。
7220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/04(水) 05:38:13 ID:+cYzEaOC
「……そ、そんな言い方……」
 試着室の入り口から離れた晶は、下唇をぎゅっと噛んで美也子の顔を見上げた。恨みがましいというより、どちらかとい
うと、今にも泣き出しそうなうるうるした目つきだ。
「ん、どうしたの? 徹也君、晶ことをすっかり小学生の女の子だって信じきってるわよ。高校生の男の子のくせして中学
生の男の子をそこまで騙し通せるだなんて、すごい演技力じゃない。私、晶のことを褒めてるつもりなんだけど?」
 美也子は尚もとぼけてみせる。
「……あ、晶、徹也お兄ちゃんのこと、騙してるんじゃないもん。晶、そんないけない子じゃないもん。なのに、そんなこと言
うなんて、お姉ちゃんのいじわる!」
 フォーマルな女児服に身を包んで徹也の頬にキスをさせられた時には屈辱のあまり思わず男言葉に戻ってしまった晶
が、自分で気づいているのかいないのか、いつのまにか、再び少女めいた喋り方になっていた。けれど、それは美也子に
強要されたものでは決してない。晶の心の奥底に芽生えた少女としての自我の萌芽がそうさせているのだ。
「そう、晶は――晶ちゃんは、そんなに徹也お兄ちゃんのことが大好きになっちゃったの。晶ちゃん、女の子してたんじゃな
くて、女の子になっちゃってたのね。ごめんね。お姉ちゃん、晶ちゃんの気持ちに気づいてあげられずに変なこと言っちゃ
った。晶ちゃん、女の子なんだよね。女の子のふりをしてるわけじゃないんだよね。徹也お兄ちゃんに対する気持ち、演技
なんかじゃなくて本気なんだよね」
 自分の思惑通りにことが進んでいることに胸の中で笑いを噛み殺し、美也子は、晶のことを同級生の『晶』ではなく幼い
妹の『晶ちゃん』に呼び方を戻して、わざと優しく言った。
「あ……ち、違う。違うんだ、お、俺は……」
 不意に我に返ったかのようにはっとした顔になった晶は、ついさっきの自分の言葉を否定しようと激しく首を振った。
 けれど、美也子は確実に晶を追い込んでゆく。
「いいのよ、晶ちゃん。初めて男の人を好きになったことをお姉ちゃんに知られて恥ずかしいのよね? でも、いいのよ。ど
んなに内気で幾ら引っ込み思案な晶ちゃんだって、女の子なんだから、いつかは男の人を好きになるものなのよ。お姉ち
ゃんがいなきゃ何もできない甘えん坊の晶ちゃんだって、ゆっくりゆっくり成長してボーイフレンドもできて、それで素敵な
レディに変わってくのよ。だから、恥ずかしがることなんてないの。恥ずかしがるどころか、胸を張って自慢しなきゃ。『お姉
ちゃんはまだだけど、晶はもうボーイフレンドができちゃったもんね。いつもお姉ちゃんに甘えてばかりの晶だけど、ボーイ
フレンドができるのは晶の方が早かったもんね』そう言ってお姉ちゃんを羨ましがらせるくらいでいいのよ」
 思わせぶりに含み笑いを漏らした美也子は、そう言って晶の言葉を遮るのだった。
7320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/04(水) 06:37:55 ID:+cYzEaOC
「違う。そんなじゃないんだ、俺は……」
「あらあら、女の子がそんな乱暴な言葉遣いをしちゃいけないでしょ? 『僕っ娘』はまだいいけど、『俺っ娘』なんて、お姉
ちゃんは許しませんからね。だいいち、そんな乱暴な言葉遣いじゃ、徹也お兄ちゃんに嫌われちゃうわよ。それとも、晶ちゃ
んのおむつが濡れてないかどうか優しく調べてくれた大好きな徹也お兄ちゃんに嫌われちゃってもいいの?」
 尚も言い募ろうとする晶の言葉を、美也子は艶然とした笑みを浮かべて再び遮った。そうして、わざとらしく今になって気
づいたふうを装って続ける。
「でも、困ったわね。晶ちゃん、本当のおしっこをおもらししちゃったわけじゃないから紙おむつの吸収帯が膨らむことはな
かったけど、白いおしっこで紙おむつの内側はべとべとして気持ち悪いんじゃないの? 次のお洋服に着替える前に、下
のフロアのドラッグストアへ連れて行ってあげようか? 好きな紙おむつを選ばせてあげるわよ?」
 そう言われて、けれど晶には、返す言葉などない。
「あら、急にだんまりなの? でも、早めに取り替えないと、もっと困ったことになっちゃうのよ。白いおしっこで内側がべと
べとに汚れた紙おむつのままだと、晶ちゃんが本当は男の子だってこと、徹也お兄ちゃんにばれちゃうかもしれないんだ
から。それでもいいの?」
 美也子はひょいと腰を曲げ、首をうなだれる晶の顔を下から覗き込むようにして言った。
「え……?」
 美也子が何を言っているのか、咄嗟にはわからない。晶はぎょっとしたように大きく両目を見開いて、すぐ目の前にある美
也子の顔を凝視した。
「本当のおしっこに比べて白いおしっこは量が少ないから、吸収帯がぷっくり膨れることはなかったわけよね。でも、量の問
題より前に、そもそも、白いおしっこは粘りけがありから吸収帯には吸い取られないのよね? だから、紙おむつの内側は
いつまでもべとべとしたまま。このまま、白いおしっこが晶ちゃんの体温で温められ続けたらどうなると思う? それに、最近
の紙おむつ、中が蒸れないよう、通気性も良くなっているそうね。つまり、それって、紙おむつの中の匂いが外へ漏れやすい
ってことにもなるわけじゃないのかな?」
 美也子は、まるでクイズを楽しんででもいるかのような気軽な口調で言った。
 その言葉を耳にした途端、笑顔の美也子とは対照的に、晶の顔が見る間にこわばってゆく。
「徹也お兄ちゃんはもう中学校の三年生だもの、もちろんオナニーの経験もあるでしょうね。その時に嗅いだ匂いと同じ匂い
が晶ちゃんの紙おむつから漂い出てきたら、徹也お兄ちゃん、随分と不思議そうな顔をするでしょうね」
 美也子は、セーラースーツのスカートの上から晶の紙おむつをぽんと叩いて、くすっと笑った。
7420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/04(水) 07:40:42 ID:+cYzEaOC
「そんな……そんな……」
 内側に精液が付着した紙おむつを着用したままにしていれば、晶の体温で温められた精液の青臭い匂いが紙おむつの
生地を通して外に漂い出るのは時間の問題だ。美也子が言っている言葉の意味は晶にもすぐわかった。けれど、どう対処
すればいいのか、それがまるで頭に浮かばない。
「だから言ったでしょ? ドラッグストアへ連れて行ってあげようかって」
 美也子はすっと腰を伸ばし、右手の甲を腰骨に押し当てて、今にも泣き出しそうになっている晶の顔を見おろした。
「や、やだ。そんなの、恥ずかしい。たくさんのお客さんがいるお店で紙おむつを選ぶだなんて、そんなの、晶、恥ずかしい
もん。そんな恥ずかしいこと、晶、できないもん」
 それまで伏せていた顔をおずおずと上げ、助けを求めるような目で美也子の顔を振り仰いで、晶は無力な少女そのまま
の口調で言った。徹也に対するのと同様、美也子に対する依存心も胸いっぱいに膨れ上がってきているのは間違いない。
「でも、新しいおむつを買ってこなきゃ、もう替えのおむつは残ってないのよ。持ってきた紙おむつ、晶ちゃんが二枚とも汚し
ちゃったんだから」
 美也子は、サンドレスを脱がせる時に晶の肩から外して試着室の隅に置いたままになっている小物入れの鞄を指差して、
わざと困ったように言った。
「助けてよ、お姉ちゃん。晶、どうしたらいいの? 晶が本当は男の子だってわかったら、お兄ちゃんに嫌われちゃうよぉ。晶、
そんなの、やなんだから。お兄ちゃんに嫌われちゃったら、晶、どうしていいかわかんないよ。だから、助けてよ、お姉ちゃん。
このままじゃ、晶、このままじゃ……ふ、ふぇ〜ん」
 晶の瞳から涙の粒がこぼれ出た。
 いったん溢れ出した涙の雫はとどまるところを知らず、次から次へと晶の頬を濡らし続ける。
 迷子センターで徹也の首筋にしがみつきながら涙をこぼした時よりも尚いっそう幼児じみた仕種で泣きじゃくる晶の目の前
で、美也子が大きく両腕を広げた。
「晶、晶、どうしたらいいの? やだよ、お兄ちゃんに嫌われるなんて、そんなのやだよ。晶のこと助けてよ、お姉ちゃん。お姉
ちゃんてばぁ」
 大きく広げた腕の中に晶が飛び込み、美也子の豊かな胸に顔を埋めて尚も泣きじゃくる。
「そう、晶ちゃん、徹也お兄ちゃんのことがそんなに大好きなんだ」
 美也子は、それこそ、自分の感情を持て余して手放しで泣きじゃくる幼い妹をあやすように晶の背中をぽんぽんと優しく叩
いて、おだやかな声で話しかけた。
7520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/04(水) 08:21:42 ID:+cYzEaOC
「大好きだよ。晶、お兄ちゃんのこと、大好きだよ。晶がおもらしでおむつを汚しちゃっても叱らないし、おむつが濡れてな
いかどうか優しく調べてくれるし、晶が泣いちゃったらチュッして泣きやませてくれるし、晶がジュースをこぼしちゃったらお
洋服を丁寧に拭いてくれるもん。ほ、本当は晶の方が年上だけど、お兄ちゃん、晶より背が高くてお髭が生えてて、だから
やっぱり、お兄ちゃんは晶よりお兄ちゃんなんだもん。一人じゃ何もできない晶のことずっと守ってあげるって言ってくれた
もん。そんな優しいお兄ちゃんのこと、晶、大好きなんだもん」
 晶は美也子の胸に顔を埋めたまま声を震わせた。
 女の子の格好を強要されてあまり時間が経ってない頃の晶は、自分が実は男の子だと知られる羞恥や屈辱から、正体
を見破らることを恐れていた。けれど、今こうして美也子の胸で泣きじゃくっている晶は、自分の正体を知られて徹也に嫌
われることになるかもしれないという怯えに身を震わせているのだ。
「晶ちゃん、すっかり女の子になっちゃったんだね。中学生の男の子に甘えたくて仕方ない、小っちゃな女の子になっちゃ
ったんだね。お姉ちゃん、そんな晶ちゃんが大好きだよ。こんなに短い間に甘えん坊の妹みたいな可愛らしい女の子にな
っちゃった晶ちゃんのこと、お姉ちゃんは大好きだよ」
 自分の思惑通り、いや、それ以上に女の子めいて変わってゆく晶の髪をいとおしそうにそっと撫でつけ、美也子は甘い声
で囁きかけた。
「そんな可愛い妹が泣いてばかりいちゃ可哀想だもの、いい方法を教えてあげる。おむつを取り替えなくても晶ちゃんが本
当は男の子だって徹也お兄ちゃんに知られない、いい方法を教えてあげる。だから、お姉ちゃんの言うこと、ちゃんと守る
のよ」
「本当? 本当に、そんなことができるの?」
 まだ美也子の顔に顔を埋めたまま、けれど、つい今し方より明るい声で、晶はおそるおそる訊いた。
「本当よ。晶ちゃんがお姉ちゃんの言う通りにできたら、白いおしっこの匂い、徹也お兄ちゃんに気づかれずに済むのよ」
 美也子は、晶の二の腕をつかんで体を優しくそっと少しだけ後ろに押しやり、すっと膝を折って晶と目の高さを合わせると、
見る者の魂さえ吸い取ってしまいそうなほど大きな瞳を輝かせて言った。
「今から、本当のおしっこのおもらしをしちゃいなさい。紙おむつの中に、本当のおしっこを出しちゃいなさい。本当のおしっこ
で、紙おむつの内側をべとべとに汚している白いおしっこを洗い流して、そのまま吸収帯に吸わせちゃうのよ。白いおしっこ
だけだったら粘りけがあって吸い取れないけど、本当のおしっこと混じり合えば吸収帯が吸ってくれるから。そしたら、もう、
白いおしっこの匂いが外に漏れ出ることはなくなるんだから」
76名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 10:42:25 ID:aBUvZYv1
その発想はなかったわ
77名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 12:12:58 ID:a334joU3
わざとおもらしなんて美也子の作戦すばらしい
78名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 18:55:47 ID:N+QUbtF+
美也子は孔明の生まれ変わり
79名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 19:59:32 ID:JgzUe4J1
むしろ後の孔明
80名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 01:10:08 ID:YgGZ/3bi
気持ちいいんだよなアレww
8120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/05(木) 03:41:55 ID:iqU0Q1W8
「え? で、でも……」
 思ってもみなかった美也子の言葉に、驚きのあまり涙も止まってしまい、晶は唇を半分ほど開いたまま困惑の表情を
浮かべて言葉を失った。 
「何をそんなに驚いてるの? 晶ちゃん、お姉ちゃんの言う通りにできるんじゃなかったの?」
 美也子は眼光鋭く晶の目を正面から覗き込んだ。
「だ、だって……だって、わざとおもらしだなんて……」
 自分が口にした『わざとおもらし』という言葉に頬を真っ赤にしながら、晶はおどおどした様子で目をそらした。
「いやならいいのよ。おもらしするのが恥ずかしくてできないなら、それでもお姉ちゃんはちっともかまわないんだから。
徹也お兄ちゃんに嫌われて泣いちゃうのはお姉ちゃんじゃないんだものね。じゃ、いいわ。次のお洋服に着替えて、似合
うかどうか徹也お兄ちゃんに見てもらいましょう。じっくり見てもらって、白いおしっこの匂いに気づいてもらうといいわ」
 美也子は冷たく言い放って膝を伸ばした。
「そ、そんな……別の方法ないの? ねぇ、新しい紙おむつを買いに行くんじゃなくて、わざとおもらしするんでもない、も
っと別の方法を教えてよ。ねぇ、お姉ちゃんてば」
 晶はすがるような目で美也子に助けを求める。
「あらあら、何を言ってるの。そんなに都合のいい方法が幾つもあるわけないでしょ? わざとおもらししちゃうのが一番い
い方法なのよ。だって、本当のおしっこでおむつを汚しちゃったところは迷子センターで見られちゃってるんだから、もう一
回見られても恥ずかしくないでしょ? それに、あの時のおもらしから今まであまり時間が経ってないから、おしっこはそん
なに溜まってないわよね? だったら、おしっこはみんな吸収帯が吸い取ってくれるから、紙おむつを濡らしちゃった上に
横漏れしちゃったおしっこの雫まで見られちゃう心配はないじゃない。ということは、恥ずかしさはあの時よりも随分と減る
ってことになるわよね。それに、おしっこをみんな吸収帯が吸ってくれたら、逆流して沁み出す心配はないから、お家に帰
る間くらいは新しいおむつに取り替えなくても大丈夫よ。そうすると、ドラッグストアでおむつを選ぶ必要もなくなるし。ほら、
これ以上の方法なんてないじゃない?」
 美也子は幼い子供に教え諭すようにそう言い、セーラースーツの生地を見透かしてしまうような目つきで晶の下腹部を
みつめて続けた。
「いつまでも愚図愚図してると、白いおしっこの匂いがどんどん強くなるわよ。匂いがおむつ外に漏れ出すまで、もうあまり
時間がないんじゃないかな。徹也お兄ちゃんが匂いを嗅いだらどんな顔をするか、楽しみね」
8220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/05(木) 05:45:18 ID:iqU0Q1W8
「……」
 そう言われて、晶は何も言い返せない。
 何も言えず、けれど、少しだけ迷ってから、小さくこくんと頷いて、覚悟を決めたように両手をきゅっと握りしめる。
「この方法が一番だって晶ちゃんもわかったみたいね?」
 美也子がさりげない口調で念を押した。
 それに対して晶は、無言のまま、もういちどこくんと、さっきに比べれば少しだけはっきりと頷いた。
「じゃ、お姉ちゃん、見ててあげる。晶ちゃんが上手におもらしできるよう応援しながら見ててあげる。だから頑張るのよ」
 優しくそういう美也子の言葉は、何気なく聞き逃せば、幼い妹のトイレトレーニングを応援しているようにしか聞こえない
かもしれない。だが、早くおむつを卒業して一人でトイレへ行けるようになろうねと応援するのではなく、トイレを使うのが
当たり前の晶に向かって、おむつの中に上手におしっこをおもらししようねと促しているそれは、なんと奇妙なトイレトレー
ニングの応援だろう。
「……あ、晶、お兄ちゃんのことが大好きだもん。大好きなお兄ちゃんに嫌われないようにするためだったら、ちょっとくら
い恥ずかしくても平気だもん。晶、お、おむつの中に上手に……上手に、おもらしできるもん」
 とてものこと本当は高校生の男の子の口から発せられているとは思えないほど舌足らずで甘えん坊な声。年上のボー
イフレンドを想う幼い少女の気持ちが伝わってくるようで、健気にさえ聞こえる。
 晶はぎゅっと瞼を閉じ、左右の拳に力を入れた。
 必死の思いでいきりたっている様子がありありとわかる。
「頑張れ、晶ちゃん。頑張って、おむつの中におしっこを出しちゃうのよ」
 しっかり者の姉さながら、奇妙なトイレトレーニングの応援を続ける美也子。
「晶が本当のおしっこでおむつを汚しちゃっても、お兄ちゃんは叱らないもん。大丈夫だよって優しく慰めてくれるもん。で
も、白いおしっこの秘密がばれたら、お兄ちゃんに嫌われちゃう。だから、本当のおしっこでおむつを汚しちゃうんだもん。
それでもって、おもらししちゃって泣いちゃったら、よしよししてもらいながらチュッしてもらうんだもん」
 晶は自分に言い聞かせるように呟いて下腹部に力を入れた。
 けれど、我慢我慢を重ねた上でのどうしようもないおもらしではなく、意識してのおもらしだから、おしっこを迸り出させる
ためにペニスに力を入れると同時に、膀胱の筋肉を緩める必要がある。これまでの人生でおしっこはトイレでするものだと
いう意識と習慣が身に付いている者には、それは、思うほど簡単なことではなかった。
8320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/05(木) 06:40:11 ID:iqU0Q1W8
「やだ、このままじゃ、白いおしっこの匂いが強くなっちゃう。やだよぉ、お兄ちゃんに晶が本当は男の子だって知られて嫌
われちゃうぅ。や、やだ、そんなことになったら、晶、晶……」
 晶の口調がますます幼児めいてくる。同時に、落ち着かぬ様子で地団駄を踏み始めた。けれど、尿意に耐えるために幼
児が無意識のうちにそうするのとはまるで逆に、思ったようにおしっこをおもらしできない苛立たしさのあまりだった。
「駄目よ、晶ちゃん。そんなに暴れたりしたら、どうしたのかと思って、みんながお外からカーテンを開けちゃうかもしれない
でしょ? そんなことになったら、晶ちゃんがわざとおもらししようとしてるところ、徹也お兄ちゃんにみつかっちゃうわよ」
 美也子は晶の肩にそっと手をおいてなだめた。
「だって、だって……」
 わざとおもらししちゃいなさいと美也子に言われた驚きで一度は止まっていた涙が再び晶の頬を濡らした。
 おもらしでおむつを汚してしまって流す涙ではなく、おむつの中におもらしできない苛立たしさのために溢れ出る、それは
奇妙な涙だった。
「そうね、おむつが外れてこれまで、おしっこはちゃんとトイレでしてきたんだから、急にまたおむつにおもらししようとしても
難しいわよね。じゃ、こうしましょう。晶ちゃんをお姉ちゃんのお膝の上に座らせてあげる。それで、晶ちゃんは、トイレの便器
に座っているんだって考えるようにしてごらん。お姉ちゃんのお膝を便器だと思えばいいの。そうしたら、いつもトイレでしてる
みたいに上手におしっこが出るんじゃないかな」
 顎先に人差指を押し当てて何やら考えていた美也子が、唇を「へ」の字に曲げて涙をこぼす晶にそう言って、すっと膝を折
り、試着室の床に正座した。
 そうして、傍らに佇む晶の体を引き寄せ、自分の太腿の上に晶のお尻が載るよう脚の上に座らせる。晶の右の頬が美也子
の顔の前にくるよう晶の体を横向きにして両脚を伸ばさせる、そんな座らせ方だ。
「いい? 今、晶ちゃんはお家のトイレにいるのよ。お家のトイレの便座にお座りしているの。今日はたくさんおむつを汚しちゃ
ったわね。でも、今はちゃんとトイレにいるのよ。晶ちゃん、おしっこが出ちゃうよってお姉ちゃんに教えてくれたの。だから、こ
うしてトイレに連れて来てあげたのよ。晶ちゃん、お利口さんだもの、ちゃんとトイレでおしっこできるよね? もう小学五年生
のお姉ちゃんだもん、上手にトイレでおしっこできるよね?」
 美也子は晶の右耳に唇を寄せ、暗示をかけるように甘ったるい声で囁きかけた。
8420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/05(木) 07:43:52 ID:iqU0Q1W8
「晶、トイレにいるんだ……晶、小学生のお姉ちゃんだもん、トイレでおしっこするんだ……晶、赤ちゃんじゃないもん、お
姉ちゃんだもん、上手にトイレでおしっこできるんだもん」
 晶は美也子の言葉をなぞるようにゆっくり口を動かし、美也子の胸に体をもたせかけた。
「そうよ。晶ちゃんは今、トイレにいるのよ。おもらししちゃって大好きな徹也お兄ちゃんに笑われないよう、ちゃんとトイレ
でおしっこしようね。さ、あんよの力を抜いて。あんよの力が抜けたら、次はお尻の力も抜くのよ。そうして、お腹の力も抜
いてごらんなさい。幾らいきんでも、おしっこは出てこないわよ。お姉ちゃんがしっかり支えていてあげるから、体中の力
を抜くといいわ」
 美也子は晶の体をそっと手前に引き寄せ、おヘソのすぐ下のあたりをセーラースーツの上からぽんぽんと優しく叩いた。
 晶の下腹部がびくんと震えたのは、その直後のことだった。
「……出ちゃう。お姉ちゃん、出ちゃうよぉ」
 試着室の床に正座した美也子の脚と直角に交わる方向に両脚を伸ばした格好で美也子の太腿の上にお尻を載せてい
る晶が、おずおずと体を捻り、美也子の首筋に両腕を巻きつけて、美也子の頬に自分の頬を押し当てた。真っ赤な唇から
漏れる吐息が熱い。
「いいのよ、出しちゃって。晶ちゃん、ショーツじゃなくて紙おむつを着けてるんだもの、そのまま出しちゃっていいのよ」
 さっきまでは晶に対してトイレにいるんだという暗示をかけていた美也子だが、おしっこが溢れ出そうだとわかると、晶を
現実に引き戻すため、少し意地悪な口調で、わざと『おむつ』という部分を強調して言った。
「……あ、晶、おむつだったんだ。小学生のお姉ちゃんなのに、おむつだったんだ。上手にトイレでおしっこできないから、
恥ずかしいおむつだったんだ。や、やだ、出ちゃう。おむつにおしっこ出ちゃうよぉ」
 どこか夢見心地な表情で切なげに喘ぎ声を漏らし、晶は美也子の首筋にしがみついた。
「そうよ。晶ちゃんは小学五年生にもなっておむつの外れない恥ずかしい甘えん坊の赤ちゃんなのよ。でも、お姉ちゃん、
そんな甘えん坊の晶ちゃんが大好きよ。一人でトイレへも行けない甘えん坊な妹の晶ちゃんのことが大好きで仕方ない
の。徹也お兄ちゃんだってそうに決まってる。徹也お兄ちゃん、小学五年生の女の子をガールフレンドにしたつもりだった
のに、本当は、いつまでもおむつ離れできない赤ちゃんをガールフレンドにしちっゃてたのね。でも、徹也お兄ちゃんも、そ
んな晶ちゃんのことが大好きに決まってる。そうじゃなきゃ、おむつが濡れてないかどうか、優しく調べてくれるわけないも
の。よかったわね、晶ちゃん。いつまでもおむつが手放せない赤ちゃんのくせにみんなに好きになってもらって。ううん、ひ
ょっとしたら、いつまでもおむつ離れできない甘えん坊の赤ちゃんだから、みんな晶ちゃんのことをかまいたくなるのかもし
れないわね」
 美也子は、茜の下腹部を優しく叩いていた右手を動かし、そっと両脚の間に差し入れた。
 紙おむつの生地を通して、生温かい液体がじわじわと広がってゆく様子が微かに感じられた。
8520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/05(木) 09:18:32 ID:iqU0Q1W8
 高分子吸水材でおしっこをゼリー状に固めて沁み出しを防ぐ仕組みになっている紙おむつだが、尿道から溢れ出るお
しっこを即座に吸い取れるというわけではない。吸収帯が吸ってゼリー状に固めるまでに幾らか時間がかかるのはしよう
がない。その間、おしっこは不織布を濡らしながらじわじわと広がってゆくのだが、普通は男の子の場合だと紙おむつの
前の方から濡れてくるのに対し、晶のペニスは美也子の手で強引に後ろの方に折り曲げられて紙おむつに押さえつけら
れているため、おしっこが溢れ出ると、お尻の方からじくじく濡れてくるのだった。女の子がおむつの中におもらしをしてし
まった時の濡れ方に近い。
「やっぱり晶ちゃんは女の子だったのね。だって、お尻の方がたくさん濡れちゃってるもの。でも、そりゃそうよね。中学生
のお兄ちゃんにべったり甘えちゃうような子が高校生の男の子なわけないわよね。小学生のくせにまだおむつの取れない
甘えん坊の女の子だから、徹也お兄ちゃんのことが大好きになっちゃうのよね」
 そうなるように仕組んだのが自分だということはおくびにも出さず、美也子は紙おむつの表面をあちこち撫でまわしなが
ら、晶の羞恥をくすぐるように言った。
「あん、やだ。そんなとこ触られたら、晶……」
 次第にぷにぷにと膨らんでくる吸収帯にペニスを押さえつけられながら、美也子の言葉に何も言い返せず、晶は、切な
げな喘ぎ声を漏らすことしかできないでいた。

 試着室のカーテンが内側から引き開けられるのは、これで三度目だ。
 美也子に手を引かれて晶が試着室の入り口に姿を現した途端、外で待っていた四人が揃って感嘆の声をあげた。洋服
の見立てに関してはプロである茜までもが感に堪えないというように嬌声をあげてしまうほど、おどおどした様子で試着室
の入り口に立つ晶の姿は愛くるしかった。
 中学生になったら恥ずかしくて着られないよと公園で香奈たちに評されたサンドレス。ついさっき試着させられたのは、そ
んなサンドレスと同じくらい子供っぽいデザインのセーラースーツだった。中学生どころか、ひょっとしたら小学生でも高学
年の女の子なら着るのを躊躇ってしまうかもしれないほど子供っぽい雰囲気に仕立てられた夏向けの遊び着だった。
 晶が今身に着けているのは、そんなセーラースーツと比べても尚いっそう子供っぽさを強調した、見るからに可愛らしい
デザインに仕上げたアリスタイプのエプロンドレスだ。普通、アリスタイプのエプロンドレスというと、エプロンの下に身に着
けるワンピースはブルーの生地で仕立ててあることが多い。けれど、試着室の入り口に佇む晶が着せられたエプロンドレ
スのワンピースは、ピーチピンクの生地で仕立ててあった。しかも、その色合いだけでも子供っぽさというより幼さが強調さ
れるところにもってきて、ウールとポリエステルとの混繊だろう、決してうすっぺらでない柔らかそうでいかにも肌触りのよさ
そうな生地そのものが、いかにも幼い子供向けといった雰囲気を際立たせている。
86名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 00:28:25 ID:aZULFdy2
憂いオーghjkljjkjk:;ghjkll、l。、mんbxmm
8720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/06(金) 03:53:33 ID:fNf+4KhZ
 しかも、ワンピースの胸元には大きなリボンがあしらってある上に、丸っこいパススリーブが全体のふんわりしたラインと
相まって柔らかな雰囲気を漂わせている。エプロンは少女らしい清楚さを強調するためになんの飾りもない抜けるような
純白の生地でできていて、背中から斜めにまわした生地と腰まわりの生地とが背中で大きなリボンの結び目になっている
(ちなみに、こんなイメージ: ttp://item.rakuten.co.jp/catherine/cc/ )。
「うわっ。とっても可愛いよ、晶ちゃん。最初のも二番目のも可愛かったけど、これが一番似合ってるよ」
 初めてエプロンドレス姿を見た時の興奮が醒めやらぬかのように、少しうわずった声で徹也が言った。
 確かに、徹也の言う通りだった。小学校高学年の女の子向けにデザインされたフォーマルな装いさえ、今の晶からは、幼
い女の子が無理に背伸びをして大人びた格好をしているような印象が感じられた。それに比べれば夏向けの遊び着である
セーラースーツはいかにも年相応という感じではあったものの、いつもおどおどしている晶が着るには、いささか活発で解
放すぎるデザインという感が拭えない。そんな二着に対して、ワンピースの袖口に細かなフリルをあしらい、エプロンにはラ
ッフルをたっぷりあしらった、幼稚園にあがるかあがらないかといった年代ないしは小学校の低学年くらいの年代の女の子
向けにデザインされたアリスタイプのエプロンドレスは、これ以上ないくらい晶に似合っていた。特に、美也子の言葉にいざ
なわれるまま自分の意志でおむつをおしっこで汚してしまった晶にとって、これ以上似つかわしい装いは他に見当たらない
に違いない。
「本当に、とってもよく似合ってるわ。私がこう言うのもなんだけど、まさかこんなに可愛らしく着こなしてくれる子がいるなん
て思わなかったくらいよ。手間をかけて一から縫い上げた甲斐があるわ」
 徹也の言葉に、茜が大きく頷いて同意した。
「え? 一から縫い上げたって、これ、既製品じゃないんですか?」
 自分のすぐ横に立って晶の姿を満足そうにみつめている茜に向かって、徹也が少し驚いたような声で尋ねた。
「そうよ、私が縫い上げた一品物なの。最初のフォーマルな洋服は150サイズと160サイズがメインだし、二番目のセーラ
ースーツは100サイズから160サイズまで揃ってるんだけど、このエプロンドレスは既製品だと140サイズまでしかないの。
だって、ぱっと見てわかる通り、いかにも小さな女の子向けっていうデザインでしょ? 150サイズや160サイズを着るよう
なお姉ちゃんになると、恥ずかしがってなかなか着てくれないのよ。だから、置いといても売れないし、メーカーも定番アイテ
ムのラインナップには入れてないの。でも、晶ちゃんがどんな子なのか美也子ちゃんから電話でおよそのイメージを教えて
もらって最初に思いついたのが、このエプロンドレスだったのよ。ちょっと内気で甘えん坊な女の子だっていうし、まだおむつ
が外れてないっていうし、だったら、小学五年生のお姉ちゃんでも、こういうのが似合うんじゃないかなって。それで、電話で
教えてもらった寸法に合わせて縫ってみたの。でも、よかった。サイズはちょうどだし、なにより、こんなに似合ってるんだもの」
8820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/06(金) 06:13:11 ID:fNf+4KhZ
「あ、そうなんですか。でも、やっぱりすごいや、こんなの作っちゃうなんて。僕、今のところ制服は既製サイズで間に合っ
てるけど、もしもサイズ直しとかしなきゃいけなくなったら、その時はよろしくお願いします」
 茜の説明に、徹也が納得顔で頷く。
 けれど、納得できないのは晶だ。「一から縫い上げた」といった茜の言葉に何か引っかかるものを感じた晶は、おずおず
と美也子の仰ぎ見ると、声をひそめて尋ねた。
「お、お姉ちゃん、晶たちがこのお店へ来るってこと、いつ、茜お姉さんに知らせたの?」
「ん? どうして、そんなことが気になるの?」
 美也子は幾らか腰を曲げ、晶と頬を触れ合わさんばかりにして訊き返した。
「だって、このお洋服を作るの、一時間とか二時間とかじゃできないんでしょ? 晶、お裁縫のことはよくわかんないけど、
二日とか三日とかかかるんじゃないの? なのに、晶たちがこのお店に来た時にはもうこのお洋服がワゴンの上にあった
よね? それって、つまり、お姉ちゃんは何日も前に茜お姉さんに晶を連れてくから用意しておいてねって連絡してたって
ことでしょ? おままごと、急に思いついたんじゃないの? ずっと前からおままごとをするつもりだったの? ずっとずっと
前から晶に女の子の格好をさせるつもりだったの?」
 晶は、恨みがましさと陶然とした感情がない混ぜになった、どこか切なげな声で重ねて訊いた。
「あら、そんなことにちゃんと気がつくなんて、晶ちゃんはお利口さんね。うふふ、さすが、お姉ちゃんご自慢の妹だわ」
 美也子は含み笑いを漏らし、難しい算数の問題が解けた幼い妹を褒めそやすように二度三度と晶の頭を撫でて言った。
「そうよ。あれは確か、二月の終わりころだったかな。私と、うちのパパとママ、それに晶ちゃんのパパとママが集まって、晶
ちゃんを私のお嫁さんにするっていう相談がまとまってすぐ、うちのママが茜お姉さんにお願いしてくれたのよ。こんな身長
でこんな体重で、こんな可愛い顔をした子を連れてくから、お似合いのお洋服をたくさん用意しておいてくださいねって。もし
も既製品で適当なのが見当たらないようなら、費用は幾らかかっても構わないから、オーダーメイドで作っておいてください
ねって。――あ、そうそう。おむつのこともその時に知らせてもらっておいたのよ。まだおむつが外れてないから、スカートの
サイズはそのことも考え合わせて選んでおいてくださいねって」
 美也子が最後にさりげなく付け加えた言葉に、晶は、はっとしたように両目を大きく見開いた。
「お、おむつ、今日の午前中に買ってきたって言ってたじゃない。まさか使うことにはならないでしょうけど念のために買って
きたって、お姉ちゃん、お部屋で言ってたじゃない。なのに、なのに……あれって嘘だったの!? 最初から晶におむつを使わ
せるつもりだったの? 晶におむつを使わせるつもりで、前もって用意していたの!? おむつのこと、お姉ちゃんのママだけじ
ゃなくて、晶のパパとママも知ってるの!?」
 今にも叫び出しそうになってしまうのをかろうじて堪えて、晶は声を震わせた。
8920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/06(金) 07:09:35 ID:fNf+4KhZ
「そう、晶ちゃんの想像通り、晶ちゃんのパパとママも、おむつのことは知っているわよ。晶ちゃんを女の子として育て直す
ためにどうしても必要な物なんですって説明してわかってもらったの。だから、お家に帰って、うちのパパやママ、晶ちゃん
のパパやママに会っても、おむつのことを知られるんじゃないかってびくびくしなくてもいいのよ。だって、みんな、とっくに
知ってることなんだもの」
 美也子はくすっと笑って、紙おむつの上から晶のお尻をぽんと叩いた。
 いくらおしっこは吸収材がゼリー状に固めるとはいっても、紙おむつの内側の表面が完全にさらさらというわけにはゆか
ず、濡れたおむつを身に着けている間は、じっとり湿った感触が下腹部を包み込むのは避けられない。その湿っぽさが、晶
に、ついさっき自分の意志でおむつの中におもらししてしまったのだという恥ずかしい事実を改めて思い出させる。
「さ、お喋りはこのくらいにしておきましょうね。いつまでもひそひそ話を続けていると、何を話してるんだろうって怪しまれて、
晶ちゃんの正体がばれちゃうかもしれないもの」
 振り仰いでいた顔を伏せ床に視線を落としてうなだれる晶の耳元からそっと顔を離しながら、美也子は悪戯めいた口調で
最後に付け加えた。
「晶ちゃんが本当は高校生の男の子だってことも、茜お姉さんには連絡してあるからね。だって、そうしないと、お洋服を見
立ててもらうのに差し障りがあるもの。晶ちゃんくらいの身長がある女の子って、たいがい、おっぱいも少しは膨らんできて
いるものなのよ。でも、晶ちゃんはジュニアブラのカップでかろうじて膨らんで見えるけど、本当のところはぺったんこじゃな
い? そうすると、身長と体重から選んだお洋服じゃ、胸元がすかすかになっちゃうの。お姉ちゃんのお下がりのサンドレス
を着せてあげた時もそうだったでしょ? それで、徹也お兄ちゃんにブラを覗かれちゃったんだもんね。それに、どんなに華
奢に見えても、晶ちゃんは男の子。本当の女の子と比べると、骨格から違うから、どうしても肩幅とか広くなっちゃうのよ。そ
んなだから、既製品で可愛いお洋服があっても何カ所かは仕立て直してもらわないといけなくて、前もって連絡しておいた
の。でも、心配することはないわよ。茜お姉さん、客商売のプロで、お客さんの秘密は絶対に口外しないから」
 そういう美也子の言葉に、もうどこにも逃げ道が残っていないことを痛いほど思い知らされる晶だった。

「晶ちゃん、お姉さんと何を話してたの? なんだか悲しそうなお顔をしてるみたいだけど、私の見立てが気に入らなかった
かな?」
 美也子が口を閉ざすと同時に、少し心配そうな顔をした茜が話しかけてきた。
 けれど、自分の正体を知っている茜と目を合わせることなど到底できる筈もなく、晶は顔を上げられない。
9020 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/06(金) 08:32:23 ID:fNf+4KhZ
 顔を伏せたまま押し黙る晶の代わりに応えたのは美也子だった。
「ううん、そんなことないですよ。妹、茜お姉さんの見立ててくれたお洋服、どれもみんなとっても気に入ってるんです。た
だ、このエプロンドレス、ちょっとスカートの丈が短いみたいで、それで恥ずかしがっちゃってるんです。――そうよね、晶
ちゃん?」
 晶が茜と目を合わせられないわけを充分に承知していながら、美也子は、それをわざと別の理由と取り違えてみせ、晶
の体を鏡の方に向き直させた。
 わざとおむつを汚してしまったことばかりに気に取られ、どんな洋服に着替えさせられたのかさえわかっていなかった
晶だが、美也子の言葉にひどい不安を覚え、首をうなだれたまま、おそるおそるといった様子で、鏡に映った自分の姿に
上目遣いで視線を向けた。
 途端に晶は驚いたような顔つきになり、慌ててスカートの裾を引っ張りながら悲鳴をあげてしまう。
「や、やだ! こんなの、やだ! 見えちゃう、おむつが見えちゃうよぉ」
 晶が金切り声で叫ぶ通り、茜が縫い上げたエプロンドレスのスカート丈は随分と短く仕立ててあった。膝上20センチくら
いだろうか、間違いなくマイクロミニに分類されるほどの丈の短さで、しかもパニエ内蔵式なのか、手で持ち上げなくてもふ
んわりと広がっているから、紙おむつが幾らかスカートの裾から覗いてしまっている。スカートの下に身に着けているのが
普通のショーツならかろうじて隠しおおせるのかもしれないが、股ぐりが深く横漏れを防ぐギャザーの目立つ紙おむつだと、
どうしても幾らか見えてしまうのだ。セーラースーツを着た時よりもエプロンドレスを身に着けた時の方が随分と晶が愛くる
しく見えたのも、丈の短いスカートの裾から僅かに紙おむつを覗かせたその姿のためなのは間違いない。それは、時おり
町中などで見かける、足の運びを妨げないようわざと丈を短くしたスカートをおむつでまん丸に膨らませてちょこちょこ歩き
まわる小さな女の子に通じる、幼女特有の可愛らしさだった。
 そのとびっきりの愛くるしさに徹也たちは感嘆の声をあげたのだが、当の晶はたまったものではない。自分が今どんな格
好をさせられているのか知った途端に悲鳴をあげて、無駄とは知りつつ、丈の短いスカートの裾をしきりに引きおろそうとす
るのも無理からぬことだった。
 けれど、身をかがめてスカートの裾を引っ張り続ける晶の慌てふためいた様子をよそに、茜と美也子は落ち着き払ったも
のだ。
 二人は無言で意味ありげに目配せを交わし合い、美也子が晶の肩に手を置くと同時に、茜が、試着室のすぐそばに置い
たワゴンから純白の生地をつかみ上げた。
91名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 09:30:20 ID:RBq5gxjH
美也子すげー・・・
92名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 11:31:07 ID:Im0Dic58
これは萌えざるを得ない
93名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 12:22:07 ID:A2FFcJLt
ううむ…
成る程、オムツ→おもらし→幼児回帰は再生のイニシエーションと言う事ですか。
深いなぁ…
94名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 21:40:16 ID:H3xuZZh1
美也子は、晶のことを本当に『男』として好きなのか。

もしそうだとしたら、精神まで女性化し、半ば幼児退行を起こしつつある晶を見て、抵抗を覚えないのか。
互いの両親まで巻き込んだプロポーズなんて、サプライズを用意している以上、結婚の決意までは本気なのだろうが……。

どうも、最近の展開を見ていて思うのだが、美也子の意図が、晶の調教というよりも、己のサディズムから来る欲求で、彼の『男』としての自我を、ただ単に破壊したいだけに思えてしまう。

もはや晶の『女』としての自我は、徹也をパートナーとして選びつつあるし、それを見越して、あるいは容認しながらも、嬉々として着せ替えごっこにいそしむ美也子の姿には、晶との結婚生活を望む一人の女性というイメージがほぼ、浮かび上がってこない。


早い話が、もう少し、『女』として晶くんを愛する美也子の心理も描写してくれたら、さらに萌えれるだろうなぁ、という意見です。
気に触ったらシカトしてね。
95名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 23:47:55 ID:QguBxAki
96名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 23:53:01 ID:aZULFdy2
ば、バカな…イメージ通りすぎる…
gj
97名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 02:52:02 ID:cyBTOYtm
素晴らしい!
おむつ姿の晶くんも期待してます!
98名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 03:38:13 ID:m1o5ejMf
激しく同意!
ぜひお願いします。
9920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/07(土) 04:01:54 ID:SnlD9UWW
>>94
>もう少し、『女』として晶くんを愛する美也子の心理も描写してくれたら
これについては、もう少しだけ待ってみていただけますでしょうか。一応、それらしいシチュも書きたいなと思ってはいます
ので。ただ、94さんが思っておられるような情景とは幾らか違った内容になってしまうかなとも思いますけど

>>95
(敢えて全角で)GJ!
SS書く時、この顔が浮かんで離れなくなるんだろうなwww
10020 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/07(土) 04:05:05 ID:SnlD9UWW
「ほら、おとなしくなさい。そんなに暴れちゃ、ますますスカートが捲れ上がって却っておむつが丸見えになっちゃうわよ」
 美也子は晶の肩に置いた手に力を入れ、改めて茜の方に向き直させた。
「ごめんね、晶ちゃん。私ったら、これを入れ忘れたままバスケットをお姉さんに渡しちゃってたみたい。スカートは短いけ
ど、これを穿けば大丈夫よ」
 晶が自分の方を向くと同時に、茜は、ワゴンからつかみ上げた純白の生地を両手でさっと広げてみせた。
 茜が両手で広げ持った生地に目を凝らす晶の頬が見る間に真っ赤に染まってゆく。
「へーえ、かっわいいんだ。うふふ、晶ちゃんにとってもお似合いだと思うわよ。これを穿けばおむつも隠せちゃうし、可愛
いオーバーパンツを用意してもらってよかったわね」
 そう、美也子が笑い声で言う通り、茜が晶の目の前で広げてみせたのは、ショーツの上に重ね穿きして、スカートが捲
れ上がってもショーツが見えてしまわないようにするためのオーバーパンツだった。けれど、小学生の女の子が穿くような
オーバーパンツではなく、綿だろうか少し厚手の純白の素材でできた、お尻に三段の飾りレースをあしらい、股ぐりがフリ
ルになった、まだおむつ離れできない小さな子供の紙おむつやおむつカバーの上に穿かせるような幼児向けそのままの
デザインのオーバーパンツだ。とはいえ、サイズは幼児用などではなく、160センチ近い身長のある晶でも余裕を持って
穿けるのが一目でわかるほどの大きさに仕立てたオーバーパンツだった。
「晶ちゃんがまだおむつだって聞いて、スカートはなるべく短くした方がいいんだろうなって思ったの。だって、スカートが長
いと、おむつを取り替えてもらう時に邪魔になるものね。ただ、うんと小さい子ならともかく、もう小学五年生のお姉ちゃんな
んだから、スカートの裾からおむつが見えちゃったら恥ずかしがるだろうなって考えて、エプロンと同じ生地でオーバーパ
ンツを作ってみたのよ。エプロンはラッフルたっぷりなんだけど、レースは使ってないの。その代わり、オーバーパンツには
飾りレースをうんと奮発してみたの。これなら、スカートが捲れ上がっても、ちっとも恥ずかしくない筈よ。ううん、それどころ
か、わざとスカートを持ち上げて中を見せたくなっちゃうほど可愛らしく仕立ててみたつもりなんだ。晶ちゃんが気に入って
くれると嬉しいんだけどな」
 茜はそう言って晶の目の前でオーバーパンツをこれみよがしにひらひらと振ってみせてから、視線を上に移し、美也子に
向かって言った。
「妹さん、電話で聞いていた時のイメージより、ずっと可愛らしいじゃない。このエプロンドレス姿なんて、宣伝用にうちのポ
スターに使いたいくらいよ。今は時間がないから写真を撮るわけにはいかないけど、腕の立つカメラマンを呼ぶから、一度、
手空きな時にでも来てもらえないかしら。それで、ポスターの評判がよかったら、うちで取り扱ってる女子用の制服もみん
な着てもらって、学校に配るパンフレットに使うのもわるくないんじゃないかな。きっと、磨けば幾らでも光る子よ、美也子ち
ゃんの妹さん」
10120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/07(土) 05:31:41 ID:SnlD9UWW
 茜は『妹』を『い・も・う・と』とわざと一音一音を強調して言い、改めて晶の顔に目を向けた。美也子と違って茜には晶を
なぶるような気持ちなどないのかもしれない。ただ、日頃の退屈な日常からは想像もつかない面白そうな情景に立ち会っ
て、ついつい晶のことをからかってみたくなっただけかもしれない。けれど、当の晶にしてみれば、本気でなぶられるのに
も、気楽な気持ちでからかわれるのにも、どちらにも差異などない。何か言われるたびにびくびく怯えて身をすくめてしま
う晶にとっては、ほんのささいな一言一言が、これでもかと羞恥を煽りたてる屈辱の言葉なのだから。
 それに、茜は冗談半分でからかっているだけだったとしても、それを口実に美也子が何を言い出すかしれたものではな
い。
 現に、茜の言葉を耳にした美也子はすっと目を細めて、何やら思案に耽る顔つきになっている。
「……お、お姉ちゃん、晶、早くパンツを穿きたいよぉ。おむつが見えたままなんて恥ずかしいから、早くあの可愛いパンツ
を穿きたいんだってば、ねぇ、お姉ちゃん」
 茜が口にした写真撮影の件を美也子が本気にするのを防ぐために、晶は咄嗟の判断で、甘えた声を出して身をよじった。
小学生どころか幼稚園児でも身に着けないようなオーバーパンツを紙おむつの上に重ね穿きするなど、羞恥のきわみだ。
けれど、美也子の気持ちを写真撮影の件から引き離すにはこうするしかない。晶には、可愛らしいオーバーパンツを一目
で気に入って早く穿かせてほしいとせがむ幼女を演ずるしか他にできることはなかった。
「よかった。晶ちゃん、オーバーパンツを気に入ってくれたのね」
 幼女めいた口調で言う晶の言葉に、茜が意味ありげな笑みを浮かべた。
 そのなんとも表現しようのない笑い顔に、晶はひどい不安を覚えた。なんだか、自分が罠にかかった小動物にでもなって
しまったかのような心細い気持ちになってくる。
「そう、晶ちゃん、茜お姉さんが作ってくれたオーバーパンツがそんなに気に入ったの。早く穿かせてって自分からおねだり
するほど気に入っちゃったのね」
 美也子は、それまで思案顔だったのを元の顔つきに戻して、けれど目はすっと細くしたまま、ねっとり絡みつくような口調
で言った。
 その時になって晶はようやく、茜がポスター撮影のことを言い出したのが面白半分にからかっているだけなどではないの
だということに気がついた。あれは、晶が自分からオーバーパンツを穿きたいと言うように仕向けるために、予め美也子と口
裏を合わせておいた企みに違いない。幼児が紙おむつやおむつカバーの上に穿くようなデザインのオーバーパンツを穿か
されるのを嫌がって晶が抵抗するのを防ぐために予め仕組んでおいた企てとしか考えられないのだった。
10220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/07(土) 07:39:37 ID:SnlD9UWW
 それに、試着はもうこのエプロンドレスが最後で、ワゴンの上には他の衣類は一枚も残ってない。それなのにオーバー
パンツをワゴンからバスケットに移し忘れるということがあるだろうか。要するに、茜は美也子と語らって、わざとオーバー
パンツを入れ忘れた最後のバスケットを手渡したのだ。試着室の中で普通に着替えさせるだけだったら身に着けるのを固
く拒むかもしれない恥ずかしい重ね穿きを晶に自ら進んで着用させるために。
 けれど、しかも、晶の味わう羞恥は、それだけではなかった。
 美也子は目を細めたまま、試着室の前にいる徹也に向かってこう言った。
「徹也君、妹にこのオーバーパンツを穿かせてあげてくれるかな。妹、徹也君にべったりだから、穿かせてもらったら大喜
びすると思うのよ。それとも、そんな手間のかかる女の子のお世話なんてやきたくない?」
「や、やだ……お兄ちゃんにパンツを穿かせてもらうだなんて、そ、そんなの……」
 徹也に話しかける美也子の言葉を聞くなり、晶は丈の短いスカートの裾をさっと押さえて口ごもった。
「あら? おむつが濡れてないかどうか優しく調べてくれる徹也お兄ちゃんのことが大好きなんじゃなかったの? だった
ら、パンツを穿かせてもらえて嬉しいでしょう? なのに、何を今更そんなに恥ずかしがってるの。それとも、恥ずかしがっ
てるふりをして徹也お兄ちゃんの気をひくつもりなのかしら? あらあら、晶ちゃんたら、いつのまにそんな恋愛テクニック
を身に付けつっゃたのかしら。実は、見た目に似合わぬ小悪魔ちゃんだったかしらね、私の可愛い妹は」
 咄嗟に身を退こうとする晶の肩を両手で押さえつけ、わざと意外そうな表情を浮かべて、美也子はくすっと笑った。
「だって、だって……」
「ま、いいわ。今は晶ちゃんの気持ちを聞いてるんじゃなくて、徹也君がどう思っているかを聞いているんだものね。どうな
の、徹也君、妹にパンツを穿かせてあげてくれる? 妹、内気で照れ屋さんだから、なかなか本心を口にできないのよ。だ
から代わりに私がお願いしてるんだけど、妹のおねだり、かなえてあげてくれる?」
 尚も言い募る晶の言葉にはもうまるで取り合おうともせず、美也子は徹也の顔を真っ直ぐ見おろして言った。
「……僕が穿かせてあげます。お姉さん、さっき、晶ちゃんのおむつが濡れてないかどうか僕に確かめさせてくれましたよ
ね。知り合ったばかりの男の子に大切な妹さんのおむつを確かめさせるなんて、お姉さんは心配で心配でたまらなかった
と思います。紙おむつの上からだっていっても、僕の手がどこか変なところを触るんじゃないかって心配だったと思います。
でも、デートのたびにいつもお姉さんも一緒にいられるわけじゃないんだって、僕が晶ちゃんの面倒をみなきゃいけないん
だって言って、僕におむつを確かめさせてくれましたよね。だから、僕、晶ちゃんにパンツを穿かせてあげます。恥ずかし
いおむつが見えないようにするパンツ、お姉さんがいない時は僕が穿かせてあげなきゃいけないんだから、今も僕が穿か
せてあげます。僕に妹がいてそんなことに慣れてたらいいんだけど妹なんていなくて、上手じゃないけど。それに、実の妹
でもない晶ちゃんにパンツを穿かせてあげるなんて本当は僕も恥ずかしいけど、でも、ちゃんとしてあげます。僕がパンツ
を穿かせてあげれば、晶ちゃん、スカートの中のおむつを誰にも見られずにすむんだから。僕、どんなことがあっても晶
ちゃんを守ってあけるって約束したんだから」
 一瞬だけ逡巡の表情を浮かべたものの、すぐに徹也は美也子の視線を正面から受け止めてきっぱり応えた。
10320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/07(土) 10:18:51 ID:SnlD9UWW
「そうよね、徹也君だって、女の子にパンツを穿かせてあげるなんて恥ずかしいわよね。なのに、妹の無理なおねだりを聞
いてもらってごめんね。――ほら、徹也お兄ちゃんはああ言ってくれてるわよ。徹也お兄ちゃんだって恥ずかしいのを我慢
してくれてるんだから、晶ちゃんも少しくらい恥ずかしくても我慢して徹也お兄ちゃんにパンツを穿かせてもらいなさい。じゃ
ないと、スカートの裾からおむつを覗かせたままバスに乗ることになるのよ」
 美也子は徹也に向かってにっこり微笑みかけてから、晶の体を試着室の入り口ぎりぎりの所まで押し出した。
「ちょっと待って、お姉ちゃん。おむつを覗かせたままバスにって、晶、このお洋服を着て帰るの? お家から着てきたサン
ドレスに着替えるんじゃないの?」
 美也子の言葉を聞き咎めた晶が、強引に前方に押しやられながら、かろうじて首だけで振り返って金切り声をあげた。
「何を言ってるの、晶ちゃんてば。サンドレスは晶ちゃんがジュースをこぼしたせいで胸元とスカートの裾がシミになっちゃ
ってるし、スカートの後ろの方はおもらしのおしっこで濡れちゃってるじゃない。そんなのでバスに乗ったりしたら恥ずかしく
てたまんないわよ。だから、せっかく着替えたんだし、みんなよく似合うよって言ってくれてるんだから、このお洋服を着て
お家に帰るに決まってるじゃない。これでお家に帰ったら、きっとママも可愛いって褒めてくれるわよ」
 美也子はこともなげに応える。
「で、でも、サンドレスは駄目でも、このエプロンドレスじゃなくって、もっと他のお洋服でもいいんでしょ? ……最初のお
洋服だったらおむつも目立たないし、季節もちょうどだし、あれでもいいでしょ? ね、晶、あれがいい。晶、最初のがいい
んだったら」
 高校生の男の子の身でありながら幼い女の子そのままの格好をさせられるのだから、試着した洋服はどれも恥ずかしく
てたまらない。けれど、その中ではまだ最初のフォーマルな装いが一番目立たずにすみそうに思えて、晶は、試着室の端
ぎりぎりまで押しやられても尚のこと懇願するように言った。
「そうなの、晶ちゃんは、徹也お兄ちゃんから『ちょっぴりお姉ちゃんになったみたいだよ』って褒めてもらったお洋服がいい
の。でも、そうよね、なかなかおむつ離れができなくて私がいなきゃ何もできない甘えん坊の晶ちゃんは、これまで、お姉ち
ゃんになったねなんて一度も言ってもらったことがないから、そんなふうに言ってもらうとすごく嬉しいよね。でも、我儘ばか
り言ってちゃいけないのよ。このお店は晶ちゃんの貸し切りじゃないんだから、いつ他のお客さんが入ってくるかわからない
の。試着室にしても、これまでにたっぷり使わせてもらったんだから、もうそろそろ他のお客さんのために空けておかなきゃ
いけないのよ。晶ちゃん、もう五年生になるんだもん、そのくらいのこと、ちゃんとわかるよね? お利口さんだもん、お姉ち
ゃんの言う通りにできるよね?」
 お姉ちゃんの言う通りにできるよね――わざと優しく言い聞かせる美也子のその言葉が実は決して拒むことのかなわぬ命
令だということを、晶は痛いほど身にしみて思い知らされてきた。
104名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 15:33:54 ID:SnlD9UWW
「う……ん」
 わざとのような優しい口調で言い聞かされて、晶は力なく返事をするしかなかった。我侭を母親に注意された幼児さなが
ら、拗ねたような様子で微かに頷くしかなかった。
「そうよそれでいいのよ。――お願いね、徹也君」
 美也子は晶と徹也に向かって交互に言い、茜に対してそっと目配せしてみせた。
「じゃ、これをお願いするわね」
 いささか緊張した面持ちで頷く徹也の手に、茜が純白のオーバーパンツを手渡した。
「……はい」
 晶は更に緊張した顔つきでもういちどぎこちなく頷くと、すぐそばに立ってパンツの穿かせ肩を身振りで説明する茜の方を
ちらちら見ながら、オーバーパンツのウエストゴムを両手で引っ張って伸ばし、晶のすぐ目の前の床に膝立ちになった。
「さ、転ばないよう徹也お兄ちゃんの肩に手をついて右足を上げてるのよ」
 徹也の準備が整ったのを見て取った美也子が、茜の手首をつかんで両方の掌をそれぞれ徹也の左右の肩に載せさせ、
徹也の体に体重を預けるよう指示してから、晶の足首を半ば強引に持ち上げた。
 そこへ、徹也がオーバーパンツの右の股ぐりを通す。
 続いて左足を股ぐりに通してから、徹也は慎重な手つきでオーバーパンツを引き上げ始めた。
 その徹也の手が止まったのは、オーバーパンツの左右の股ぐりが膝頭を過ぎてすぐのことだった。
 最初はきょとんとしたような顔つきになった晶の顔に怪訝な表情が浮かび、ついに、あっと叫び出しそうになると同時に、
オーバーパンツをゆっくり引き上げていた両手がぴたっと止まってしまったのだ。
「晶ちゃん、ひょっとして……」
 おそるおそる顔を上げた徹也は、自分の肩に手を載せて倒れないよう体重を預けている晶のおどおど揺れる瞳を気遣わ
しげに見上げて、言いにくそうな様子で声をかけた。
「……エプロンドレスに着替えさせてもらっている間におもらしをしちゃったんじゃないの? なんだか、紙おむつの吸収帯
が膨らんでいるみたいだし、それに、うっすらとだけど、紙おむつの内側が黄色く染まっているように見えるんだけど」
 途端に晶の顔が真っ赤になって、慌てて徹也の肩から手を離し、スカートの裾をぱっと押さえて、その場から逃げ出そう
とする。
10595:2007/07/07(土) 19:59:56 ID:w0Nyv7Jn
相変わらず美也子の格好は判らないので適当です。昼飯前に描いてみた物は今ここを見てみたらちょっと違ってた。

http://www.gazoru.com/g-d231b972ed3db57fd2556e77f0218e57.jpg.html
http://www.gazoru.com/g-5bf04659cceb423942d3bad93e49065b.jpg.html
106名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 20:15:50 ID:OpUjq8Xl
>>105
(*´Д`)ハァハァGJ
10795:2007/07/07(土) 21:37:21 ID:Nz/qaePz
もう一枚。

http://www.gazoru.com/g-ebc2f4d6c2b72ac1480ae9b29ef42ed9.jpg.html

こんなの見たら・・・・
108名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 21:44:32 ID:OpUjq8Xl
>>107
(*´Д`)ハァハァ100万回保存した
10995:2007/07/08(日) 00:05:58 ID:z04XVECh
ごめんなさい、107のやつ、修正しました。
http://www.gazoru.com/g-1324f3082bbab659425b9b7c35d3b92f.jpg.html

こちらに変更。
110名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 02:02:09 ID:zYMTe4uK
文章、イラスト最高です。良スレに巡り会えた幸運をしみじみかみしめてます。
111名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:45:16 ID:6bjteCb2
神や…神やでェ…
112名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 20:42:10 ID:22BJFZdY
またお漏らし?リアルおしっこ?
113名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 20:48:03 ID:22BJFZdY
わざとお漏らししたんですね、スマソ
11420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/09(月) 03:46:20 ID:6kGs9qJF
95氏、何枚もイラストありがとうございます
特に>>109のアングルは最高。色使いも優しい感じだけど、パステルかな? それとも、色鉛筆とか?
11520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/09(月) 03:47:31 ID:6kGs9qJF
 けれど、膝のすぐ上まで引きあげられたオーバーパンツが邪魔になって、思うように脚を動かせない。
 試着室の入り口から二歩もさがらない所で両脚がもつれ、晶は尻餅をついて仰向けに倒れてしまった。咄嗟に手をつ
いて上半身を支えたから背中や頭を床に打ちつけることはなかったものの、ただでさえ丈の短いスカートが、尻餅をつい
た拍子にぱっと捲れ上がって、内側がうっすらと黄色に染まった紙おむつが丸見えになってしまった。
 トイレ前でのおもらしとは違い今回は量が少なかったおかげでおしっこは全て吸収帯が吸い取っていたため、不織布か
ら沁み出して試着室の床を濡らしてしまうといったことにはならずにすんだ。けれど、おしっこを吸った紙おむつが尻餅を
ついた時にたてたぐじゅっという音が、いやでも晶の羞恥を掻きたてる。
 今にも泣きだしそうに瞳を潤ませ、床に両手をついてかろうじて上半身を起こした姿勢でエプロンドレスのスカートをお腹
の上まで捲り上げ、膝にオーバーパンツを絡ませて、吸収帯がぷっくり膨らんだ紙おむつをみんなの目にさらしている晶
の姿は、まだおむつ離れができなくて、あんよもおぼつかない幼い女の子そのままだった。
「大丈夫かい、晶ちゃん!?」
 セーラースーツ姿で倒れそうになった晶の体を支えた時に続いて再び試着室に掻け込んだ徹也は、じわっと涙を溜め
た目でこちらを見上げる晶に向かって、気遣わしげな早口で声をかけた。
 それに対して、自分の意志で汚してしまった紙おむつをその場にいる全員の目にさらした羞恥で何も言えずにいる晶は、
ただ、こくんと頼りない様子で頷くばかりだ。
「そう、よかった、どこにも怪我がないみたいで」
 晶が小さく頷くのを見て徹也は安堵の溜息をついたが、すぐに真剣な表情になって、晶のすぐそばに詰め寄った。
「でも、着替えさせてもらっている間におもらししちゃったこと、どうしてすぐお姉さんに教えなかったんだい? お姉さんに
教えておむつを取り替えてもらってたら、濡れたおむつで尻餅をつくこともなかったのに」
「……だって、だって……」
 聞きようによっては厳しく叱責しているようにも取れる徹也の真剣な声に、晶は返す言葉がなかった。まさか、自分が本
当は男の子だということを徹也に知られまいとしてわざとおむつをおしっこで濡らしたのだとは口が裂けても言えない。
「おもらしのこと、妹は私にちゃんと教えてくれたのよ」
 涙に潤む目で徹也の顔を見上げ唇を震わせるばかりの晶に代わって、とりなすように美也子が言った。
 そう、美也子の言う通り、晶は、これ以上ないくらいはっきりした形で、おもらしの事実を美也子に知らせていた。なにしろ、
美也子の太腿にちょこんとお尻を載せた格好で、まるで小さな子供みたいに美也子に抱きかかえられたまま紙おむつを濡
らしてしまったのだから。
11620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/09(月) 05:25:38 ID:6kGs9qJF
「あ、そうだったんですか。晶ちゃん、おもらしのこと、お姉さんにちゃんと教えてたんですか。――ごめんね、晶ちゃん。
僕、てっきり、おむつを濡らしちゃったことを叱られるのがいやでお姉さんに教えなかったのかと思って」
 美也子の言葉に、徹也が少しばつのわるそうな顔になる。けれど、じきに怪訝な表情を浮かべると、幾らか遠慮がちな
様子で美也子に訊き返した。
「でも、だったら、どうして晶ちゃん、濡れたおむつのままなんですか? たしか、その鞄に替えのおむつが入っているん
ですよね?」
「うん、お家を出る時、たしかに、替えのおむつを入れた鞄を妹に持たせたわよ。でも、替えのおむつは二枚しか用意して
なかったの。まさか、そんなに何度もおもらしをしちゃうなんて考えなくて、二枚で足りるだろうなって思ったの。でも、妹、
ここへ来る途中の公園でもおむつを汚しちゃって、その後、ショッピングセンターでもトイレに間に合わなくておむつを濡ら
しちゃって。そこへ今度のおもらしだから、取り替えてあげようにも、もう替えのおむつがなかったのよ。これは私のせいで、
妹が悪いんじゃないのよ」
 なんとなく腑に落ちない顔つきで試着室の隅に置いたままになっている小物入れの鞄を指差す徹也に対して、美也子
はそう説明した。
「そういうことだったんですか。だったら、仕方ないですね。――本当にごめんね、晶ちゃん。僕、早とちりしちゃって、なん
だか晶ちゃんを叱るみたいなこと言っちゃって」
 徹也は美也子に向かって小さく頷き、晶の背中に手をまわして上半身を優しく抱き起こしながら、おだやかな声で言った。
「……う、ううん……」
 背中に触れる徹也の手がとても頼もしく、温かく感じられる。晶は、羞恥のためではなくぽっと頬を赤らめて、長い睫毛
を震わせた。
 そんな二人の間に、美也子のどこか冷たい声が割って入る。
「だけど、私の言う通りにしてドラッグストアへ行っていれば、濡れたおむつでいることはなかったのよね、晶ちゃん? 晶
ちゃんがおもらししちゃってすぐ、お姉ちゃん、言ったよね? ドラッグストアで新しい紙おむつを買ってあげるから大丈夫
よって、お姉ちゃん、晶ちゃんに言ったよね? なのに駄々をこねてドラッグストアへ行かなかったのよね、晶ちゃんは」
 その声に、はっとしたように晶が美也子の顔を振り仰ぎ、徹也の表情がどこか険しくなる。
「お姉さんの言ってることは本当なの? せっかくお姉さんが新しいおむつを買いに連れて行ってあげるって言ってくれた
のに、晶ちゃん、それを断っちゃったの?」
 一拍だけ間を置いてそう言う徹也の声は真剣そのものだった。
11720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/09(月) 07:18:51 ID:6kGs9qJF
 いったん穏やかな顔つきに戻った後で再びきつく問い質す徹也の迫力に押されて、晶は何も答えられなかった。ただ、
怯えたような表情を浮かべて、よく注意していないとわからないほど微かにおどおど頷くだけだ。
「駄目じゃないか、晶ちゃん! そんなじゃ、駄目なんだよ!」
 突如として、晶を叱責する徹也の声が店内に響き渡った。
 激しい口調に気圧されて、晶はびくんと身をすくめてしまう。
「どうして、お姉さんの言ってくれたことをちゃんと聞けなかったの!? どうして、ドラッグストアへ行かないなんて駄々をこね
たりしたの!? もう五年生なんだから、何をしなきゃいけないのか、もっと考えなきゃ駄目じゃないか!」 
 徹也は、晶の背中にまわしていた手を横に移し、今度は晶の肩と二の腕との間くらいのところを鷲掴みにして、尚も叱責
した。
「……だ、だって……」
 本当は高校生の男の子の身でありながら、いつまでもおむつ離れできない小学生の女の子としてドラッグストアへ連れて
行かれて他の買物客たちの目の前で自分の使う紙おむつを選ばされる羞恥と屈辱。けれど、それを徹也に告げるわけには
ゆかないもどかしさ。
「……い、いいもん。もういいもん。どうせ晶、お姉ちゃんの言いつけを守れない悪い子だもん。晶、いけない子だもん。それ
でいいもん。な、何よ、何よ、お兄ちゃんたら。本当のことなんて何も知らないくせに、晶を叱ってばかりで。お兄ちゃん、晶
のこと嫌いなんでしょ!? 晶のこと嫌いだから、そうやって晶のこと叱るんでしょ!? いいもん、だったら晶だってお兄ちゃんの
こと嫌いだもん。お兄ちゃんなんて大っ嫌いなんだもん!」
 決して真実を告げることのかなわぬ苛立たしさと腹立たしさに、とうとう晶の感情が爆発する。晶は両目からぼろぼろ涙を
こぼしながら、目の前にいる徹也の胸元を叩き始めた。セーラースーツ姿で徹也の胸を叩いた時のような甘えた仕種ではな
く、高ぶる感情にまかせた分別のない叩き方だ。
 本当は年下とはいえ、晶よりも僅かながら背も高く意外と筋肉質の徹也だから、華奢な晶の手の動きを止めるのはさほど
難しいことではない。肩と二の腕との間くらいを鷲掴みにしている掌を下げ、肘をつかんで力を入れれば、晶の手の動きを簡
単に封じることができる。けれど、晶のことを自分よりも四つ年下の小学生の女の子と信じきっている徹也にしてみれば、幼
いガールフレンドの顔を苦痛に歪ませることなど到底できない。

11820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/09(月) 08:11:29 ID:6kGs9qJF
 徹也はもう何も言わず、気の済むまで晶に自分の胸を叩かせることにした。
 もう何も叱責などせず。
 もう一言もたしなめもせず。
 もう偉そうに教え諭すこともせず。
 しばらくそうしておいて、不意に徹也は晶の二の腕をつかんでいた両手を再び晶の背中にまわし、左右の腕を交叉させ
て、晶の上半身をぐいっと引き寄せた。
 二人の体が接近して、晶の手の振りが小さくなる。けれど晶は徹也の胸を叩くのをやめない。まるで意地にでもなった
ように、涙の粒を次々に溢れさせながら、ぽかぽかと徹也の胸を叩き続ける。
「晶ちゃん、本当に僕のことが嫌いなの?」
 徹也は、すぐ目の前にある晶の涙に濡れた瞳を正面から見据えて、一言一言を区切るようにして言った。
 はっとしたような顔になった晶の両目からますます激しく涙が溢れ出し、徹也の胸を叩く手の動きが次第に遅くなってゆ
く。
「そうだね、僕、晶ちゃんのことを叱っちゃったね。そんな僕、晶ちゃんに嫌われても仕方ないよね」
 徹也は左手を晶の背中にまわして上半身をこちらに引き寄せたまま、右手の掌で晶の頬を包み込むようにして、静かな
声で言った。
「でも、わかってほしいんだ。僕は晶ちゃんのこと、大好きだよ。僕が晶ちゃんのことを嫌いになるなんて、そんなことある
わけないよ。僕が晶ちゃんを叱ったのは、晶ちゃんに、自分自身を大切にしてほしいからなんだ。濡れたおむつのままい
たら、おむつかぶれになっちゃうかもしれないんだろ? 晶ちゃんのすべすべのお肌がおむつかぶれで真っ赤に腫れちゃ
って晶ちゃんが痛がるなんて、そんなの、いやだよ。だから、どんなに恥ずかしくても、おむつが濡れた時はすぐに取り替
えてもらわなきゃいけないんだよ。それが自分自身を大切にすることになるんだよ。そのことをわかってほしくて、ついつい
叱っちゃったんだ。本当は優しく丁寧にそう説明すればよかったんだけど、恥ずかしさに負けて自分の体を大切にしてくれ
ない晶ちゃんがどうしても我慢できなくて……」
 そこまで言って徹也は照れ臭そうな表情を浮かべ、息を深く吸い込んでから、頬を紅潮させて続けた。
「……だって、晶ちゃんの体は晶ちゃんだけのものじゃないんだよ。晶ちゃんは僕の大事な大事なガールフレンドで、だから
晶ちゃんの体は晶ちゃんと僕のもので、それで、晶ちゃんには自分の体を大切にしてほしくて……僕、どんなことがあって
も晶ちゃんを守ってみせる。どんな時でも晶ちゃんを大事にする。だから、晶ちゃんも自分のことを大切にしてほしいんだ。
僕が晶ちゃんのことを大切にするのと同じくらい、晶ちゃんも自分で大切にしてほしいんだよ。だって、僕が大好きで大好き
でたまらない晶ちゃん自身のことなんだから」
11920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/09(月) 08:47:35 ID:6kGs9qJF
 そう言って徹也は晶の瞳をみつめた。
 晶の両目からますますとめどなく涙の粒がこぼれ出る。
 晶はおずおずと肘を曲げ、それまで徹也の胸を叩いていた両手の拳を自分の胸元、ジュニアブラの左右のカップの間
くらいのところに押し当てて、こくんと頷いた。
「よかった、わかってくれたんだね。こんな説明、小学生の晶ちゃんには難しいから、わかってくれるかどうか心配だった
んだけど、やっぱり晶ちゃんはお利口さんなんだね。さすが、僕が好きになっちゃったガールフレンドのことだけあるや。
それじゃ、晶ちゃんも僕のこと、嫌いなんかじゃないんだね?」
 徹也は晶の脇の下に両手をそっと差し入れ、その場にゆっくり立たせながら、叱責した時のことが嘘みたいな優しい声
で囁きかけた。
 晶が、これ以上はないくらい大きく頷く。
 けれど、とめどなく溢れ出る涙が途切れる気配はない。
「もうそろそろ泣きやまなきゃ駄目だよ、晶ちゃん。いつまでも泣いてると、大きなお目々が流れてなくなっちゃうかもしれな
いよ」
 その場に優しく立たせた晶のスカートの乱れを直してやりながら、苦笑混じりの顔で徹也がからかうように言った。
 それに対して晶は、そっと爪先立ちになると、泣き笑いの顔をして
「……チュッして。お兄ちゃんが優しくチュッしてくれたら泣きやんであげる。晶、お兄ちゃんがチュッしてくれるまで絶対に
泣きやんであげないんだもん」
と、甘えきった様子でせがむのだった。
「本当に甘えん坊なんだから、晶ちゃんは。いいよ、チュッしてあげる。唇にチュッしてあげるから、もう泣きやむんだよ。泣
きやんだらパンツを穿かせてあげるから、一緒にドラッグストアへ行こうね。ドラッグストアで、甘えん坊の晶ちゃんにお似
合いの可愛い紙おむつを買ってあげる。CDショップで新譜を予約するつもりだったんだけど、どれがいいか選んでいるう
ちに迷子のお知らせで晶ちゃんの名前が呼ばれて、慌てて迷子センターへ行ったから、まだ予約が終わってなくて、だか
ら、お金が残ってるんだ。紙おむつって幾らくらいするのか知らないけど、あまりたくさん入ってない包みなら買ってあげら
れると思うよ。だから、僕が晶ちゃんの紙おむつを買ってあげる。――でも、初めてのプレゼントが紙おむつだなんて、晶
ちゃんはいやかな?」
 徹也は晶の後頭部を両手の掌で包み込んで、あやすように言った。
120名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 09:28:23 ID:6qcVdu50
ぽかぽかぱんちか…
あれはいいものだ
121名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 13:03:53 ID:ZrBz0BUG
これってえっちはないの?
122名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 16:00:13 ID:pWsilZLX
えっち自体はなくてもじゅうぶんえっちじゃないか
12320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/10(火) 03:51:34 ID:WgFDUU81
「恥ずかしいもん。初めてのプレゼントが紙おむつだなんて、晶、とっても恥ずかしいもん」
 恥ずかしいと口では言いながら、涙のせいだけではなくどこかうっとりしたように瞳を潤ませて晶は徹也と唇を重ね、徹
也の唇で口を塞がれたために少しくぐもった声で続けた。
「でも、恥ずかしいけど、嬉しいんだもん。お兄ちゃんがプレゼントしてくれるんだったら、晶、ドラッグストアについてく。だ
から、晶に似合う可愛いおむつを選んでね。約束だよ、お兄ちゃん」
 そう言って晶はますます高く踵を上げ、自分の胸元に押し当てていた拳を開くと、両腕を徹也の首筋に絡めた。そうして、
すっかり甘えきった様子でこう付け加える。
「だけど、『初めてのプレゼントが紙おむつだなんて、晶ちゃんはいやかな?』って訊くなんて、お兄ちゃん、まだまだ晶の
気持ちがわかってないんだね。晶がお兄ちゃんのことどれだけ好きなのかわかってたら、『初めてのプレゼントは紙おむ
つだよ。それでいいだろ』って男らしく堂々と言ってくれる筈だもん。もっともっと頑張って晶の気持ちがわかるようにならな
いと、お兄ちゃん、晶のボーイフレンド失格だよ?」
 そう言われた徹也は面映ゆそうな表情を浮かべて、こんなふうに応えた。
「さっきまで泣いてばかりだった甘えん坊が生意気なこと言うようになっちゃって。よぉし、そんな生意気なことを言う子に
はお仕置きだ。もうそんな生意気なことを言えないよう、口を塞いでやる。ほら、これでどうだ」
 悪戯めいた口調でそう言った徹也は、これまで以上に力を入れて晶の唇と自分の唇とを重ね合わせた。
 今度こそ、晶は言葉を失ってしまう。けれど、晶の顔に浮かんでいたのは、決して苦痛の表情などではなかった。

「やれやれ。すっかり、恋する女の子しちゃってるじゃない、美也子ちゃんのフィアンセったら。どこからどう見ても、絶対、
高校生の男の子には見えないわよ、あれじゃ」
 徹也と晶の様子を見守っていた茜が、いつしか試着室から出てきて自分の傍らに立った美也子に向かって、半ば面白
そうに、半ば呆れたように言った。
「正直、私もびっくりしてるんです。晶、女の子の格好をさせたら似合うだろうなとは思っていたけど、まさかこんなに可愛
い女の子になっちゃうなんて。それに、まさかこんなに早く女の子の気持ちを自分のものしちゃうなんて。徹也君に涙を拭
いてもらいながらキスをせがむところなんて、ほんと、甘えん坊の妹キャラ確立ですよね」
 茜と並んで二人の様子にじっと目を凝らしながら、美也子は冷たくほくそ笑んだ。自分の仕組んだ企みが予想以上の結
果をしめしているのを目の当たりにして満足しているのが、茜の目にもありありだ。
12420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/10(火) 05:45:03 ID:WgFDUU81
「でも、いいの? このままだと、フィアンセの晶君を徹也君に取られちゃうかもしれないわよ。あの二人、はたから見てて
も熱々じゃない? フィアンセを中学生の男の子に寝取られるなんて、女の子としちゃ、これ以上ないくらいの屈辱なんじ
ゃないかしら」
 どこまで本気で心配しているのか、それとも美也子のことをからかっているのか、どこか挑発するような口調で茜が言っ
た。
「それは大丈夫です。私が晶に許してあげるのは、キスまで。それ以上のことは絶対にさせません。もっとも、それ以上の
ことをしたとしても、結局は晶、私の元へ帰ってくるに決まってます。私のことを慕って、私のことが恋しくて。そう思うからこ
そ、私たちの結婚式用の衣装、前もってお願いしておいたんです。晶に似合う可愛いウェディングドレスと私にぴったりの
凛々しいタキシード、存分に腕を奮って縫い上げてくださいね」
 美也子は片方の眉毛を僅かに吊り上げて含み笑いを漏らした。
「へーえ、すごい自信だこと。――でも、晶君が徹也君になついて離れない時はどうする気? 万が一って時のことも考え
ておく必要もあるんじゃないかしら?」
 茜の目が冷たく光った。
「その時はその時。晶は徹也君にプレゼントしちゃいます。でもって、晶と徹也君をまとめて私のペットにするだけのことで
す。雌と雄、番(つがい)の愛玩動物としてね。幸い、雌の方はおむつにも慣れてきたみたいだから、室内で飼っても粗相
の心配はないでしょう。雄の方は、まだこれから体も大きくなるでしょうから、番犬にでもするのがいいかな。普段は別々に
飼って、さかる時だけ一緒にしてやれば満足すると思いますよ。それに、雌の方も本当は雄だから、仔が生まれて変に繁
殖する心配もないし。たっぷり、番(つがい)で可愛がってあげることにします」
 うふふと笑いながらそう応える美也子の目は、けれど茜の瞳よりも冷たい光を帯びて、決して笑ってなどいなかった。

                           * * *

 それから小一時間が経って、茜が経営する衣料品店の営業用の自動車が、美也子の家の前に停まった。
 茜が晶のために前もって用意していた衣類は試着した三着だけではなく、全部だと大きな紙袋が十個ほどにもなってし
まうため、とてもではないがバスでは持って帰れないということになり、茜が直々に家まで送り届けることになったのだ。も
ちろん、衣類の入った紙袋だけでなく、晶たちも一緒に。
12520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/10(火) 06:41:05 ID:WgFDUU81
 美也子の家が近づくにつれどくどくと激しく脈を打ちだした晶の胸の鼓動は、車が家の前に停まり、家の窓に明かりが灯
っているのを目にした瞬間、最高潮に達した。日帰りのバス旅行に出かけた両親たちよりも先に家に戻ることができれば
自分の洋服に着替えることができるかもしれないと微かな望みを胸に抱いていたのが、家の明かりが灯っているのを見て
両親たちが既に帰宅していることを知り、エプロンドレスを着た羞恥に満ちた姿をさらすしかないのだという無言の宣告を受
けたのだから、羞恥と屈辱に胸を震わせてしまうのも無理はない。
「それじゃ、荷物を運びがてら、美也子ちゃんのお母様にご挨拶してこようかな。こんなにたくさん注文していただいたんだ
もの、お礼も言いたいし」
 そう呟いて運転席からおり立った茜は、トランクルームのドアを開け、ぎっしり詰め込んだ紙袋を両手に一つずつ提げて
門扉に近づいた。
「あ、私も手伝います。妹のために心をこめて見立ててもらったお洋服なんだから」
 助手席からおり立った美也子は茜の先回りして門扉を開き、それから、こちらもやはり両手に大きな紙袋を一つずつ持つ
と、後部座席に二人並んで座っている徹也と晶に向かって
「お姉ちゃんたちが荷物を運んでいる間、仲良く待っているといいわ。晶ちゃん、少しでも長く徹也お兄ちゃんと一緒にいた
いでしょ? 荷物はお姉ちゃんたちにまかせて、仲良くお話しているといいわ」
と言い残して、改めて茜のあとを追った。
「今日はとってもいい日だったよ。まさか、晶ちゃんみたいな可愛い子と知り合えるなんて思ってもみなかったし、その上、
晶ちゃんが僕のガールフレンドになってくれたなんて、今でも夢を見てるんじゃないかなって思っちゃうほど最高の一日だ
ったよ」
 徹也は、美也子の後ろ姿を見送りもせず、晶とつないだ手をきゅっと握って照れ臭そうに言った。
 次々に様々な女児服を着せられた晶にとって屈辱のファッションショーが終わった後、映画のこの日最後の上映回を観
るといって最上階に戻った淳司たちと別れて、美也子と晶、それに徹也の三人は、茜の運転する車に乗り込んだ。道順か
らいえば徹也の家の方が美也子の家よりもショッピングセンターに近いから徹也が先におりるのが本当なのだが、どうして
も晶を家まで送って行くと言い張ってきかない徹也のために茜が気を利かせ、先に美也子の家にまわることにしたおかげ
で、二人は今こうして、静かな住宅街の一角に停めた車の中で別れを惜しむことができるのだった。
12620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/10(火) 08:06:25 ID:WgFDUU81
 けれど、照れ臭そうにしながらも明るい表情の徹也とは対照的に、晶の方は、いつ泣きだしてもおかしくないような物悲
しげな顔をしている。美也子たちが荷物を全て運び入れてしまえば、その後はいよいよ自分が家の中に連れて行かれ、
羞恥に満ちた姿を美也子の両親の目にさらすことになるのだと思うと、気が気ではない。しかし、晶のことを美也子の妹
だと信じきり、目の前に建っているのが晶たち姉妹の家だと思い込んでいる徹也には、晶の胸の内など微塵も窺い知る
ことはできない。
「駄目だよ、晶ちゃん、そんな顔しちゃ。離れ離れになるのは僕も寂しいけど、明日になったらまた会えるんだから。明日
は晶ちゃんのお友達の香奈お姉ちゃんや美優お姉ちゃんたちと一緒に公園で遊ぼうね。お洋服をいっぱい買ってもらっ
たみたいだし、その中には可愛い遊び着もたくさんあるんだろうな。明日、晶ちゃんがどんな格好で公園に来るか、今か
ら楽しみなんだよ、僕。だから、晶ちゃんもそんなに寂しそうにしないで、明日のことを考えて元気を出さなきゃ駄目だよ。
そんな寂しそうな顔をしてちゃ、晶ちゃんのお母さんだって、何があったのか心配しちゃうよ。大好きな晶ちゃんの大事な
お母さんを心配させちゃうなんて、それが僕のせいだったら、僕だって悲しくなっちゃうじゃないか」
 晶の表情が曇っているのが自分と別れるのが寂しいからだと思い違いをした徹也は、両方の掌で晶のぷっくりして少女
めいた頬をそっと包み込んで優しく言い聞かせた。
「……晶、晶ね、お家に帰りたくないの。晶、ずっとお兄ちゃんと一緒がいい。このまま、お兄ちゃんのお家に連れて行っ
てもらっちゃ駄目?」
 徹也の温かな手に触れ、感情の高ぶりに耐えかねて、晶は切々と訴えかけるように言った。
 晶が本当は高校生の男の子だと知る由もない徹也の家族の目になら、少女そのままの自分の姿をさらしても、温かく
受け容れてもらえるのではないかとふと思いついたのだ。自分の正体を知らない徹也の母親なら、息子が初めてできた
ガールフレンドを家に連れてきたのだと信じてやまず、一泊くらいならさせてくれるのではないかと、美也子の家に連れ
こまれることにひどい怯えを覚えた晶は、およそ現実離れした望みを抱いてしまったのだった。
「いい加減にしなさい、晶ちゃん。僕は中学生だし、晶ちゃんはまだ小学生。淳司さんと智子さんみたいな大学生のカッ
プルならともかく、僕が晶ちゃんを家に泊めてあげるなんてことできるわけがないだろう? そりゃ、そんなふうにできた
ら僕も嬉しいけど、でも、そういうことは大人になってからじゃないと駄目なんだよ。僕、晶ちゃんに言ったよね、もっと自
分を大切にしなきゃいけないよって言ったよね? このこともそうなんだよ。僕にとって晶ちゃんはとっても大切な人だ。
だから、ちゃんと晶ちゃんがお家に帰れるよう、無理を言って道順まで変えてもらって見送りにきたんだよ。晶ちゃんはこ
のままお家に帰らなきゃいけないんだよ。お家に帰って、新しいエプロンドレスが可愛いねってお母さんに褒めてもらわ
なきゃいけないんだよ。僕、お姉さんと約束したんだ。晶ちゃんが我儘ばかり言って聞き分けのない悪い子の時はきちん
と叱ってあげるって約束したんだ。だから僕、晶ちゃんを叱ってるんだよ。晶ちゃんのことが大好きだから叱ってるんだよ。
僕の気持ち、わかってくれるよね? 晶ちゃん、お利口さんだもん、わかってくれるよね?」
12720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/11(水) 03:50:07 ID:l8Y3XlmA
 徹也は、優しい口調ながら、けれどきっぱりと晶を叱責した。
 今や、二人の年齢は完全に逆転しまっていた。本当は高校二年生の晶だが、中学三年生の徹也にそんなふうに叱られ
てしょげ返る姿は、見た目通り小学五年生の女の子そのままだ。いや、徹也に対する依存心を胸いっぱいに膨らませて
甘える様子は、幼いデザインのアリスタイプのエプロンドレスがよく似合う幼稚園児といった方が近いかもしれない。
「……うん、わかった。ごめんね。晶、聞き分けの悪い、いけない子だったよね。我儘ばかり言ってごめんね、お兄ちゃん」
 徹也にたしなめられて、晶はぽつりと言った。
 返事はしたものの、表情は暗く曇ったままだ。
「よかった。やっぱり晶ちゃんはお利口さんだね。じゃ、お利口さんのご褒美と、それに、寂しそうな顔をしてる晶ちゃんを元
気にしてあげるオマジナイをしようか」
 徹也は、両手で晶のすべすべの頬を包み込んだまま明るい笑顔で言った。
「オマジナイ?」
 きょとんとした顔で晶が聞き返す。
「そ、オマジナイ。試着室で晶ちゃんが泣きやまかった時、涙を止めてあげただろ? あのオマジナイ、元気を出すのにも
とってもよく効くんだよ」
 徹也はそう言いながらそっと顔を近づけた。
「あ、じゃ、オマジナイって……チュッのこと?」
 晶の顔が少しだけ明るくなった。頬がうっすら赤くなって、僅かながら瞳が輝く。
 けれど、その表情はまたたくまに再び暗くなってしまう。もうすぐ美也子の家に連れて行かれることになるのだという怯え
に加えて、男の子の身でありながら年下の男の子にキスをしてもらえると知った瞬間に心ときめかせてしまった自分自身
に対する嫌悪感めいた感情が心の中に湧きあがってくる。
「そうだよ。いつまでも泣きやまない晶ちゃんを泣きやませて、生意気なことを言うくらい元気にしてあげることのできたオマ
ジナイ。生意気な口をきく晶ちゃんのお口をしっかり塞いじゃったオマジナイ。今から晶ちゃんを元気づけてあげるオマジナ
イ。それはみんな、同じオマジナイ。そう、キス――チュッのことだよ」
 徹也の顔がますます近づいてくる。
12820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/11(水) 05:41:26 ID:l8Y3XlmA
「で、でも……」
 晶は力なく首を振った。
 キスをしてもらえると知って思わず心ときめかせてしまうほど、見た目だけでなく心まで女の子に変わってゆく自分が
怖い。ここでもういちどキスをされたら、それでまた『自分の中の女の子』がますます大きな存在になってしまうに違いな
い。
「お家の前だと恥ずかしい? けど、試着室や迷子センターじゃ、みんなが見ている前でチュッしちゃったんだよ。だから、
大丈夫だよ」
 晶の胸の内など知る由もない徹也はあっけらかんとして言った。
「……あ、晶でいいの? お兄ちゃん、晶なんかで本当にいいの?」
 心の中の少年の部分と少女の部分とがせめぎ合う中、晶の口をついて出たのは、そんなどこか物哀しく聞こえる弱々
しい声だった。自分でもそんな言葉を口にしてしまうなんて思いもしなかったが、自分が心の奥底にそんな想いを秘め持
っていたのは、否定いようもない事実なのだろう。
「晶、おっぱいなんてぺったんこだよ。男の子って、お姉ちゃんみたいな大きなおっぱいの女の人がいいんでしょ? そ
れに晶、いつおもらししちゃうかわからないから、パンツじゃなくておむつなんだよ。男の子って、レースふりふりの可愛い
パンツを穿いた女の子とか、黒のレースみたいなちょっとエッチなパンツを穿いた女の人がいいんでしょ? 晶、どっちで
もないんだよ。……本当に晶なんかでいいの?」
 それに対して徹也は、晶の目の前でにっと笑ってみせ、それまで頬を撫でさすっていた両手を晶の背中にまわして言っ
た。
「なにを言ってるんだよ、晶ちゃんたら。そりゃ、大きなおっぱいの女の人が好きなヤツ、友達にもいるよ。だけど、僕は大
人っぽい女の人よりも、晶ちゃんみたいな可愛い女の子が好きなんだ。淳司さんたら僕のこと、ロリとかペドとか言ってか
らかってたけど、正直に言うと、そんな気がひょっとしたら僕にもあるのかもしれない。だって、エプロンドレスを着た今の
晶ちゃん、背の高さを無視しちゃえば、幼稚園にあがるかどうかの小っちゃな女の子みたいだけど、僕、そんな晶ちゃん
のことが可愛くて仕方ないんだ。あ、ドン引きしないで聞いてよ。ブラウスにボレロっていうちょっぴりお姉ちゃんぽい格好
も可愛いいと思うし、だから、ロリとかペドとかは冗談だってば。それに、晶ちゃんだって、あのお姉さんの血をひいてるん
だもん、成長するにつれておっぱいだって大きくなるよ。これから先、デートを重ねるたびに少しず晶ちゃんのおっぱいが
大きくなってくのを見られるんだもん、最初からおっぱいの大きな女の人とつきあうより、絶対に素敵なことに決まってるよ。
あ、だから、そんないやらしい意味なんかじゃないってば。晶ちゃんの着てる物を無理矢理破って見るつもりなんかじゃな
いんだってば」
12920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/11(水) 06:24:37 ID:l8Y3XlmA
「本当? お兄ちゃん、お姉ちゃんより晶の方が可愛いって本当?」
 そんなことを口にするつもりなんてない。頭は強く否定しているのに、胸の奥底からふつふつと湧きあがってくる奇妙な
感覚が晶の口を勝手に衝き動かしてしまう。
「うん、僕は晶ちゃんの方が何万倍も可愛いと思うよ。お姉さんは可愛いっていうより、美人って言う方が当たってるんだ
よね。えーと、なんていうのかな……あ、そうそう、クールビューティーっていう感じ。動物で言うと、豹みたいなところがあ
るじゃない? それに比べて晶ちゃんはキュートって表現すればいいのかな、柔らかくて丸っこくてふんわりしてて、仔猫
ちゃんみたいな感じで」
 徹也は大きく頷いて言い、晶の下腹部にちらと目をやって続けた。
「それに、おむつのことも気にしなくていいよ。黒のレースのパンツなんて僕には刺激が強すぎるし、レースふりふりのパ
ンツも可愛いかもしれないけど、晶ちゃんにはギャザーたっぷりの紙おむつが似合ってるんだから。ドラッグストアで選ん
であげた水玉模様の紙おむつなんて、どこにでもあるようなパンツよりずっと可愛いと思うよ。その上に穿いたオーバー
パンツがふっくら膨らんでるのも可愛らしいし。紙おむつを使っちゃったら、また買ってあげるからね。僕、もう、新しいCD
なんてどうでもよくなっちゃったんだ。お小遣い、なるべく使わないようにしてデートの費用にまわすよ。それで、もしもまだ
残ってたら、新しい紙おむつを買ってあげる。おむつが外れるよう、二人で頑張ろうね」
「やだ、お兄ちゃんのエッチ」
 座席に座っている間に自動車の振動で捲れ上がってしまったのだろう、徹也の視線を追って、スカートの裾からオーバ
ーパンツが三分の一ほど見えてしまっているのに気がついた晶は慌てて両手でスカートを引きさげた。けれど、ただでさ
え丈を短く仕立てたエプロンドレスだから、オーバーパンツを完全に覆い隠してしまうことはできない。普通のショーツとは
違って、紙おむつの上に重ね穿きしたオーバーパンツはふっくらと丸みを帯びて膨らみぎみだ。その様子が、どこか妙に
なまめかしく見える。
「晶ちゃん、すぐに顔が真っ赤になるんだね。知り合ってからだけでも、晶ちゃんの顔がこんなふうに真っ赤になるのはこ
れで何回目なのかな。でも、そんな恥ずかしがり屋さんの晶ちゃん、とっても可愛いよ」
 晶がこれまで何度も顔を上気させたのは、とてつもない羞恥のせいだ。けれど、真実を知らない徹也の目には、それら
はみな、幼い少女にふさわしい羞じらいの仕種としか映らない。
13020 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/11(水) 07:17:44 ID:l8Y3XlmA
「あ、ごめんごめん。女の子のパンツを見ちゃうなんて、僕、本当にエッチだね」
 徹也は苦笑混じりに言った。が、すぐに真剣な表情になると、晶の顔を正面から見て続ける。
「でも、エッチなのは僕だけじゃないんだよ。男の子は誰でもエッチなんだよ。だから、晶ちゃんみたいな可愛い女の子が
一人で、特に、寂しい場所を暗くなってから一人きりで歩いたりしたら、とっても危ないんだよ。だから、デートのたびに僕
が晶ちゃんをお家まで送ってあげる。どんなに回り道になっても、絶対に送ってあげる。そのために、晶ちゃんのお家がど
こにあるのか知りたくて、無理を言って道順を変えてもらったんだ。いいね? どんなことがあっても、暗くなったら一人で
出歩いたりしちゃ駄目だよ。絶対にお家の人と一緒に出かけるんだよ。お家の人がいない時は、僕に連絡するといい。ど
んな時でも晶ちゃんを迎えにきてあげるから。いいね? 僕の可愛い晶ちゃんが他の男にひどい目に遭わされるなんてこ
とになったら、僕、僕は……」
 そこまで言って徹也は声を詰まらせ、荒々しく晶の体を引き寄せた。
「お兄ちゃん、守ってね。どんなことがあっても晶のこと守ってね、約束だよ、お兄ちゃん」
 強引に体を引き寄せる徹也にまるで抵抗する気配もみせず、お兄ちゃんお兄ちゃんとうわごとのように繰り返しながら、
晶は徹也と唇を重ね合わせた。
「大好きだよ、晶ちゃん。ずっとずっと一緒にいようね」
 唇を重ね合わせたせいでどうしてもくぐもった声になってしまうが、それをまるで気にするふうもなく、徹也は繰り返し言っ
た。
「晶もお兄ちゃんのこと大好きだよ。ずっとずっと一緒にいたくてたまんないよ。でもね、晶、晶……」
 晶もくぐもった声で応じながら、けれど、最後の言葉は途中で飲み込んでしまう。
 晶、おむつの中におちんちんを隠してるんだよ。それでも好きになってくれる?――思わず口に出してしまいそうになりな
がらかろうじて飲み込んだ言葉はそれだった。
 美也子の企みによって容赦なく与えられる羞恥も屈辱も、自分の気持ちがどんどん女の子めいて変わってゆくことに対
する恐怖も、徹也と唇を重ね合わせている間だけは忘れることができる。今の晶にできるのは、薄い胸をとことこ高鳴らせ、
切ない想いに胸を満たしながら、徹也の腕にいだかれたまま口づけを交わして、束の間の夢見心地の時間に身を委ねるこ
とだけだった。
131名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 09:36:48 ID:jUTtc+S5
もうここまでくると性転換して幸せになって欲しいww
132名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 11:33:26 ID:4Az++Mvx
>>131
激しく同感
133名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 12:15:12 ID:eBwT4qi0
どんどん危うくなって行くな
(´・ω・`)
13420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/12(木) 04:10:31 ID:k2Gt5lVJ
(お兄ちゃん、晶のこと、可愛いよって言ってくれた。お姉ちゃんより可愛いって言ってくれた。それに、おむつのことは気に
しなくていいよって言ってくれた。新しい紙おむつ買ってあげるって言ってくれた。――そうだ、晶、今、お兄ちゃんに買って
もらった紙おむつを着けてるんだ。幼稚園の女の子が着るみたいなエプロンドレスのスカートの中、おむつが取れない小っ
ちゃな女の子が穿くみたいなオーバーパンツの下に、お兄ちゃんが選んでくれた水玉模様の紙おむつを着けてるんだ)
 うっとりした表情で目をつむり、徹也のなすがまま唇を重ね合わせながら、晶は胸の中で呟いた。
 ――試着室で徹也にオーバーパンツを穿かせてもらってから、晶は階下のドラッグストアへ連れて行かれた。そこで自分
の気に入った紙おむつを買いなさいと美也子から命じられたのだが、大勢の買物客がいる中、聞こえよがしに大声でそう命
じられた晶は、弱々しく首を振って顔を伏せるばかりだった。そんな晶を自分の体で買物客たちの目から隠し、陳列棚に目
を走らせてしばらく迷った後、学童サイズの紙おむつのカラフルなパッケージを手に取ったのが徹也だった。徹也はその後、
レジで自分の財布から紙おむつの代金を払い、ドラッグストアから少し距離をとった所で、自分の後ろにつき従ってとぼとぼ
歩く晶の方に振り向いて、優しい声で
「吸水性とか肌触りとかどれがいいのかわからないから、とにかく模様が可愛いのを選んでみたんだけど、どうかな。ピンク
のハート模様も可愛いけど、水玉模様も、これから暖かくなっていく季節に合ってていいと思うんだ。これ、プレゼントするか
ら、お姉さんに取り替えてもらうといいよ。……僕が取り替えてあげるわけにはいかないもんね」
と言って、紙おむつのパッケージを差し出したのだった(レジの係員は徹也の買った紙おむつをビニール袋に入れてくれよう
としたのだが、レジを済ませたという印になるテープだけ貼ってくれればいいですよと言って美也子がビニール袋を断ったも
のだから、恥ずかしい紙おむつのパッケージは裸で剥き出しのままだった。エコに協力するためよと言って美也子は笑った
が、そんなものは口実で、晶の羞恥を煽るためなのは火を見るより明らかだった)。
「どうしたの、晶ちゃん。一人じゃ自分の使う紙おむつも買えない甘えん坊の晶ちゃんの代わりに徹也お兄ちゃんが買ってく
れたのよ。それも、自分のお小遣いで。ちゃんとお礼を言わなきゃ駄目じゃない」
 通路の片隅で立ち止まり、けれど、なかなか紙おむつのパッケージを受け取ろうとしない晶のお尻をオーバーパンツの上か
らぽんと叩いて美也子は言った。
13520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/12(木) 05:40:56 ID:k2Gt5lVJ
 それまで首をうなだれていた晶はようやく顔を上げたが、内側がうっすらと黄色に染まった紙おむつを見られ、その紙お
むつの上に優しくオーバーパンツを穿かせてくれた徹也とは、恥ずかしさのあまり、目を合わせることができない。まして、
そんな徹也の手から『学童(女子)用Mサイズ』と大きな文字が印刷された紙おむつのパッケージを受け取るなど、羞恥の
きわみだ。
 けれど、「ほら、何をぐずってるの」と再び美也子がオーバーパンツの上からお尻を叩くものだから、おしっこを吸って膨
らんだ紙おむつが下腹部の肌ににぐじゅっとまとわりつく感触に耐えかねて、思わず手を伸ばしてしまう。
 その後、紙おむつのパッケージを手に提げた晶を連れて美也子が向かったのは、茜の店だった。ドラッグストアがあるフ
ロアの女子トイレでおむつを取り替えられるのではないかと怯えていた晶は、何も言わずに通路をエスカレーターに向かっ
て歩き出し、上の階に戻って茜の店の方に歩を進める美也子にほっと胸を撫でおろした。けれど、そんな美也子の行動は
晶の胸の内を慮ってのことなどでは決してなく、ショッピングセンターの買物客で混み合う女子トイレの個室でおむつを取り
替えるより、茜の店の試着室でおむつを取り替えてやった方がより強烈な羞恥を晶に味わわせることができると判断しての
結果だった。
 ドラッグストアからエスカレーターに向かう長い通路をゆっくり歩いている間中、行き交う買物客たちの視線は一つの例外
もなく晶に集まった。身長から判断すれば小学校の高学年ないしは中学生らしき愛くるしい顔をした少女が、幼稚園にあが
るかあがらないかくらいの年頃の幼女にお似合いのエプロンドレスを着ている姿だけでも人目を惹くに充分なところに持っ
てきて、その少女が手に提げているのが紙おむつの剥き出しのパッケージなのだから尚更だ。ぱっと見た瞬間は幼い妹の
ために紙おむつを買いにきたのかなくらいに思った買物客も、パッケージに大きく印刷された用途とサイズをしめす文字を
見れば、それが誰の使うものかはすぐに判断がつく。その瞬間、買物客の大半は好奇に満ちた表情を浮かべて、晶の様子
を更に注意深く観察し始める。そうして目を凝らせば、否応なしに、飾りレースと股ぐりのフリルが可愛いオーバーパンツが
丈の短いスカートの裾から覗いていることに気がつく。しかも、晶の下腹部を包みこんでいる紙おむつはおしっこを吸って吸
収帯がぷっくり膨れているものだから、その上に重ね穿きしたオーハーパンツもまぁるく膨らんで、殊更に注目を浴びてしま
うのだった。
13620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/12(木) 06:58:01 ID:k2Gt5lVJ
 しかも、その状態は、エスカレーターに乗った後も続いた。いや、エスカレーターの乗った後の方が、晶の下腹部に向け
られる視線はきつく辛かった。通路とは違って、スカートの裾から覗くオーバーパンツを目にしたのは、晶たちの後ろに乗
り合わせた、せいぜい三列目くらいまでの人数だけだった。けれど、人数こそ少ないものの、晶の下腹部を後ろ斜め下か
ら見上げるような格好になるから、丸く膨らんだオーバーパンツを殆ど丸見えに近い状態で覗き込まれることになる。サン
ドレス姿で徹也と並んでエスカレーターに乗った時と比べてスカートの丈が短い上に、パニエを内蔵しているためスカート
全体がふわっと広がっているところに、おしっこを吸って内側から膨らんでいる紙おむつと相まって、とてもではないが雑誌
で隠すのは無理だった。後ろ斜め下からスカートの中に向けられる視線を遮ることのできる物があるとすれば、晶が手に
提げている、紙おむつの四角のパッケージだけだろう。けれど、そのパッケージをお尻の後ろにまわすことはできない。そ
んなことをすれば、オーバーパンが丸く膨らんでいるのは、その下に着けた紙おむつのせいですと自ら告白するようなもの
なのだから。
 そんなふうにして数え切れないくらい大勢の痛いほどの視線を浴びてようやく戻ってきた茜の衣料品店。だが、ここにも
更なる羞恥が待ち受けていた。美也子は、さっきまで恥ずかしいファッションショーの舞台として使っていた試着室で晶の
おむつを取り替えると言い出したのだ。茜が経営する衣料品店はショッピングセンターにテナントとして入っている店舗だ
から専用のトイレがあるわけではなく、用を足すには、そのフロアの共用トイレを使うことになる。だから、晶のおむつをトイ
レで取り替えようとすればどうしても買物客で混み合う女子トイレに連れて行かざるを得ないが、それでは晶が恥ずかしが
って可哀想だから、なんとか、人目の少ない店内で取り替えてあげたい、それには試着室が一番便利だからというのが美
也子の説明だった。大勢の目がある共用トイレでのおむつ交換だけはどうしても避けたい晶は、美也子の提案に渋々なが
ら頷くしかなかった。まさか、それが、トイレでおむつを取り替えられるのに比べて尚いっそうの羞恥を味わう結果を招くこと
になるとは露ほども思わずに。
「あらあら、こんなにぐっしょり濡らしちゃって。晶ちゃん、セーラースーツを着てた時、徹也お兄ちゃんにおむつの様子を調
べてもらったよね? その時は大丈夫だったのに、そのすぐ後、エプロンドレスに着替えさせてあげている最中におもらしし
ちゃったのよね。徹也お兄ちゃんが調べてくれている最中におしっこ失敗しちゃってたら、徹也お兄ちゃん、びっくりしちゃっ
たでしょうね」
 晶を試着室に連れて入り、入り口のカーテンを閉めた美也子は、オーバーパンツを引きさげ、濡れた紙おむつをずりおろ
すなり、さも驚いたように大声を張り上げた。試着室の中と外とは薄いカーテン一枚で隔てられているだけだから、美也子
の声は徹也の耳にもはっきり届く。
13720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/12(木) 08:29:29 ID:k2Gt5lVJ
「や、やめてよ、お姉ちゃん。そんな恥ずかしいこと大声で言っちゃやだってば」
 美也子の声に続いて、晶の声が微かに聞こえた。わざとのような大声の美也子とは対照的に、羞じらいに満ちて弱々し
い声だ。
「言うだけじゃなにも恥ずかしくなんてないわよ。恥ずかしいのは、小学五年生にもなっておむつを汚しちゃうおもらしそのも
のよ」
 嵩にかかって決めつける美也子の声。
 そんなふうに、徹也がそれとなく聞き耳を立てていることを承知の上で美也子は次々に恥ずかしい言葉を晶に投げかけ
続けたのだった。おしっこに濡れた紙おむつの内側の様子、おしっこを吸った吸収帯がどんなふうに膨らんでいるのか、下
腹部をお尻拭きで綺麗に拭う時に晶がどんな顔をしているのか、ベビーパウダーをはたかれて晶の下腹部がうっすらと白
化粧を施される様子、そんな恥ずかしいことを微に入り細を穿つように、晶が実は紙おむつの中にいやらしく蠢く肉棒を隠し
持っているという事実以外は細大漏らさず、試着室の外にいる徹也たちに言って聞かせる美也子だった。これがトイレの個
室なら、ドアに阻まれて声の通りは幾らかでもわるくなるだろう。それに、そもそも、美也子の声が届く範囲に徹也がいる筈
もない。薄いカーテンだけで遮られた試着室だからこそ、おむつを取り替えられる晶の羞恥に満ちた様子が事細かに徹也
たちの耳の入ってしまうのだ。その時になってようやく晶は後悔したものの、もう手遅れだ。今さら、自分の痴態を徹也の脳
裡から消し去ることなどできない。
 そうしておむつの交換を終えると、美也子は晶を試着室の入り口付近へ連れ出して、さっとカーテンを引き開けた。とても
ではないが、徹也と目を合わせられない。晶は顔を伏せたまま、丈の短いスカートをしきりに引っ張り続けるばかりだった。
 だが、美也子は晶の胸の内など知らぬげに、しれっとした顔で
「はい、徹也君が買ってくれた新しいおむつに取り替えてあげたわよ。パッケージの写真だけじゃわかりにくいから、晶ちゃん
に似合うかどうか、しっかり見てあげてね」
と徹也に言って、晶の体を入り口ぎりぎりの所まで押し出してしまう。そう、おむつは取り替えたものの、オーバーパンツは
穿かせずに美也子は晶を徹也の目の前に引きずり出したのだ。
13895:2007/07/13(金) 01:14:51 ID:F6e/KQbP
お話しとはちょっと並びが違うと思うけど、身長差を考えていたらこうなってしまいました。

http://www.gazoru.com/g-88534c05000febfb5ac79b5b8dccf101.jpg.html
13920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/13(金) 06:07:19 ID:fXatr+tG
↑ 毎回すばらしいイラスト多謝
それにしても、「さっき、突然思い立って」こんなイラストを描けるというのがすごい
14020 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/13(金) 06:08:23 ID:fXatr+tG
「あ……は、はい」
 かすれた声で返事をする徹也。ガールフレンドのおむつ姿を目の当たりにして、うっすら頬を赤く染め、どぎまぎしてしま
うのも仕方ない。しかも、幼いガールフレンドの下腹部を包み込んでいる水玉模様の紙おむつが、ついさっき自分が選ん
で買ってあげた物だから尚更だ。
「やだ、そんなにじっと見ちゃやだ……」
 いかにも恥ずかしそうに声を震わせるのは晶の方も同じだ。短いスカートの裾から見える恥ずかしい下着を間近で覗き
込まれていると思うと、顔中が熱くなってくる。けれど、晶の声から感じ取れるのは、羞恥だけではなかった。ドラッグストア
で大勢の買物客がいるのに、臆することなく紙おむつを選んでくれてレジまで待って行き自分の小遣いで支払いを済ませ
てくれた『優しくてとっても頼りになる年長のボーイフレンド』に対する依存心がますます大きくなって、徹也に頼りきってい
るのが明らかな甘ったれた様子がありありと感じ取れる。スカートの裾を押さえる仕種にしても、徹也の保護欲に訴えかけ
んばかりに媚びを売るように身をくねらせながらだ。じろじろ眺めまわされて、いつ紙おむつの中に隠し持っているペニスの
膨らみに気づかれるかもしれないと気が気がではないのだが、そのどきどき感さえ却って被虐感を煽って、晶の胸を切な
くさせていた。
「どうやら、満更でもなさそうね。これからは紙おむつの見立て、徹也君にお願いしようかしら。妹も、私が買ってあげた紙
おむつより、徹也君が選んでくれた紙おむつの方が嬉しそうな顔をしてるし。じゃ、あとはこれを穿かせてあげてね。これも
徹也君に穿かせてもらった方が嬉しいみたいだから」
 しばらく二人の様子を窺った後、美也子が徹也に手渡したのは、おむつを取り替える時に脱がせたオーバーパンツだっ
た。ドラッグストアへ行く前に徹也の手でオーバーパンツを穿かされる時に晶の顔に浮かんでいたいかにも恥ずかしそうな
表情。あの表情をもういちどじっくり眺めて楽しむために、美也子は自分の手でオーバーパンツを穿かせず、紙おむつ姿の
晶を徹也の目の前に立たせたのだった。
 その後、晶は再び徹也の肩に手を載せてオーバーパンツを穿かせてもらい、茜の運転する車で美也子の家まで送り届
けてもらったのだが、その間中ずっと、徹也と手をつないだままだったのは言うまでもない――。
141名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 07:07:24 ID:M/uCGFx1
>>20さん
>>95さん
毎回楽しみに読んでます。
ありがとうございます。
途中からこの板をみつけて、前半読めてないのが残念orz
14220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/13(金) 07:26:18 ID:fXatr+tG
 荒々しく力まかせに唇を重ねるばかりの、いかにも物慣れしていない、ぎこちないキス。
 晶は、そんな徹也の口づけに応じてしまう自分が怖かった。このまま気持ちがすっかり小学生の女の子になってしまい
そうで、ひどい不安を覚えてしまう。
(だって、だって、仕方ないんだもん。晶、お兄ちゃんのことが大好きになっちゃったんだもん。お兄ちゃん、晶のおむつを
選んでくれて、優しい手つきでパンツを穿かせてくれて、晶が寂しがらないようにチュッをしてくれて……そんなお兄ちゃん
が大好きになっちゃったんだもん)
 晶は自分自身に対して言い訳をするかのように胸の中で呟いた。そんな、口に出して誰かに聞かせる言葉ではない、胸
の中の呟きさえ、今はもうすっかり幼い女の子めいた口調だ。
(お兄ちゃんに買ってもらった紙おむつを着けて、その上にお兄ちゃんにオーバーパンツを穿かせてもらって、こうしてお兄
ちゃんにチュッしてもらってるんだ、晶。ずっとずっとこんなふうにしてられたらどんなにいいだろう)
 すっかり女の子らしい仕種でそっと両目を閉じ、徹也の腕にいだかれ、可愛らしく首をかしげて口づけを交わす晶。
 けれど、そうしているうちに紙おむつの中でペニスがいやらしく蠢き始める。
(や、やだ。こんな時に――お兄ちゃんにチュッしてもらってる最中に、そんなになるなんて……)
 これまでも徹也の胸に顔を埋めたりキスをしたりするたびに、下腹部が切なく疼いてペニスが蠢いた末、精液をとろとろ
溢れ出させて紙おむつの内側をべとべとに汚してしまっていた。それと同じことが今また晶の身に起ころうとしている。
 男性を受け容れるための女性の下腹部の疼きとは違う、ペニスから精液を迸らせるための男性そのものとしての下腹の
疼き。その疼きに、晶は、自分はやはり男のなのだと思い知らされる。いくら少女めいて徹也に甘えてみても、下腹部にい
やらしい肉棒を隠し持ち、決して男性を受け容れることのできない存在なのだと。
(抱っこして、お兄ちゃん。晶のこと、もっと強く抱っこしてよ、お兄ちゃん。お兄ちゃんに抱っこしてもらっている間だけ、晶、
自分が男の子だってこと、本当はお兄ちゃんより年上の高校生の男の子だってことを忘れられるんだから)
 それまで徹也のなすがまま、ただ、徹也から唇を重ね合わされるだけだった晶が、自分の方から徹也に体をもたせかけ、
唇を重ね返した。
 ジュニアブラのカップのおかげでかろうじて微かに膨らんで見える胸を徹也の胸元に押しつけ、徹也の首筋に絡めた両手
を交叉させてすがりつく様子は、年上のボーイフレンドと過ごす時間を少しでも濃密なものにしたいと願いつつも、まだ自分
の気持ちを上手に表現することのできない幼い女の子そのままだ。おむつの中でいやらしく蠢くペニスの存在を自覚すれば
するほど、それを忘れようとでもするかのように気持ちだけが却ってますます女の子らしくなってゆく晶の瞳は、今にも溢れ
出しそうになっている涙に潤んでいた。
 
14320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/13(金) 07:45:12 ID:fXatr+tG
>>141

前スレ、まとめてテキストファイルにして保存してあるから、もしもどこかアップローダを教えてもらえるなら、うpできますよ
14420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/13(金) 09:11:20 ID:fXatr+tG
 このまま時が止まってしまえばいい。けれど、そう思う晶の願いが叶う筈もない。こつこつと窓を叩く音が聞こえ、その直
後、車のドアが外から引き開けられてしまったのだ。
「別れを惜しむのはもうそろそろいいかな? これでも気を利かせて、荷物を運び入れてからも少し待ってあげたんだよ」
 ドアの端に手をかけたたまま、ひょいと車の中を覗き込んで、ひやかすように美也子が言った。
 それまで二人きりの時間に浸りきっていた二人が現実に引き戻されて、反射的に体を離す。ダッシュボードの時計にち
らと目をやると、車が止まってから、もう二十分間ほどが過ぎていた。
「いつまでもずっと一緒にいたいのはわかるけど、徹也君もそろそろお家に帰らなきゃね。明日は朝から一緒にいられる
んだし、今日はこのくらいでいいよね?」
 美也子は諭すように言って、晶の手をつかんだ。
「ほら、いらっしゃい、晶ちゃん。晶ちゃんのせいで徹也お兄ちゃんが夕飯に遅れて、帰りが遅いってお兄ちゃんのお母さ
んに叱られちゃ可哀想でしょ? それに、そんなことになったら、晶ちゃんがお兄ちゃんのお家に遊びに行っても、お母さ
んがいい顔をしてくれないかもしれないじゃない? 大好きなボーイフレンドのお母さんに嫌われちゃったら、晶ちゃんも
困るものね」
「や! 晶、お兄ちゃんと一緒がいい。ずっとずっとお兄ちゃんと一緒がいいの!」
 晶は金切り声をあげて、美也子の手を振り払おうと身をよじった。
 それを押しとどめたのは、
「あ、駄目だよ、晶ちゃん。もう暗くなってきたから、お姉さんの言う通り、僕、もうそろそろ帰らなきゃいけないんだ。あまり
遅くなると、もう外出しちゃいけませんって母さんに叱られちゃうかもしれない。そんなことになったら晶ちゃんとデートする
こともできなくなっちゃうから、今日はこのへんで帰るね。その代わり、明日はたっぷり一緒にいようね。公園の場所は教え
てもらったし、絶対に遅刻しないよう注意するよ。晶ちゃんも遅刻しないよう今夜は早めに眠らなきゃいけないから、ほら、
もうお家に入りなさい。僕の夢を見ながらぐっすり眠るんだよ、いいね?」
と優しく言って晶の肩にそっと手を置いた徹也だった。
 だが、感情の高ぶりを抑えられない晶は、そんな徹也に対しても、きつい言葉を投げかけてしまう。
「なによ、なによ、なによ。お兄ちゃんたら、晶と一緒にいるより、お母さんと一緒がいいの!? お母さんに叱られるのがそん
なに怖いの!? だったら、いいわよ。さっさとお家に帰ればいいじゃない。お家に帰って、優しいお母さんに甘えてればいい
じゃない。晶、そんなマザコンのお兄ちゃんなんて大っ嫌いなんだから」
145名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 18:49:37 ID:0ku9cUoQ
晶ウザくなってきたな
依存しすぎでバットエンドにならなきゃいいが…
146名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 20:16:51 ID:gYxwcne9
晶は変態男に犯されて壊れるべきだ。
147名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 00:39:58 ID:ipXbahf7
その展開をやったら、おわっちゃうよ、
ここは、晶のけなげな苦しみと悶えに
背徳の快感を感じなきゃ、
萎えた後も女の子の姿と振る舞いを強要されるのって
つらいよね、がんばれ晶ちゃん
14820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/14(土) 04:22:36 ID:4J5QWOLO
「マ、マザコンて……まさか、そんなことを言われるなんて思わなかったな」
 少し困ったような顔になった徹也だが、晶を優しく説得するのはやめない。
「違うんだよ、晶ちゃん。僕は、母さんに叱られるのが怖くてそんなことを言ってるんじゃないんだ。そんなじゃなくて、僕の
帰りが遅くなって、それで、その原因が晶ちゃんだって母さんに思われるのが困るんだよ。僕と晶ちゃは今日はじめて知り
合ったわけだから、当たり前だけど、晶ちゃんと母さん、まだ一度も顔を会わせてないよね。まだ会ってもいないうちから、
僕の帰りが遅いことで晶ちゃんと母さんの仲が悪くなっちゃうと、僕だけじゃなく、みんなが困るんだよ。だって……」
 それまでは優しい声で話していた徹也だが、ここにきて少し言い淀んだ後、照れ臭そうに顔を赤らめて続けた。
「だって、このまま僕と晶ちゃんがおつきあいを続けて、それで、いつか大人になって、晶ちゃんをお嫁さんにしたいなって
なった時、うちの母さんと晶ちゃんの仲が良くないと、まわりの人たちもいろいろ困るだろ? そりゃ、僕はいつだって晶ちゃ
んの味方だよ。母さんの好き勝手にはさせないよ。でも、やっぱり、嫁姑の問題っていうのは少しでも小さい方がいいわけ
だし……だから、その……」
「お嫁さん……? お兄ちゃん、晶をお嫁さんにしてくれるの!?」
 照れて最後の方は口の中でもごもご言う徹也の言葉を途中で遮るようにして、晶がぱっと顔を輝かせて聞き返した。
 が、じきに首をうなだれ、肩を落としてしまう。
「でも、駄目だもん。晶、お兄ちゃんのお嫁さんになんてなれないもん。晶、晶はね……」
 紙おむつの吸収帯に抑えつけられながらもいやらくし蠢くペニスの存在をありありと感じつつ、晶は物哀しげな声でぽつり
と言った。それまでの金切り声が嘘みたいな、しゅんとしょげ返った声だ。
「え? どうして駄目なんだい? そりゃ、小学生と中学生だから今はまだ無理に決まってるけど、これからずっとおつきあ
いを続けて大人になったら、ちゃんと結婚できるんだよ。その頃には晶ちゃんのおっぱいも大きくなってるだろうし、おむつも
外れてるに決まってるよ。だったら、僕のお嫁さんになるのに何の問題もないじゃないか。あ、もしもおっぱいが大きくなって
なくても、僕、ぺったんこの子も好きだし、おむつ離れできないままだったら、その時は僕がお世話してあげるから。それとも、
僕のこと嫌いになっちゃった?」
 晶の反応に少なからずショックを受けたようで、今度は徹也が沈痛な面持ちで問い返した。
149名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 05:29:37 ID:ifip1n32
選択肢が出てきそうな状況になってきたな。どうなるか・・・
15020 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/14(土) 05:37:31 ID:4J5QWOLO
「……ごめんなさい。さっきは、マザコンとか、お兄ちゃんなんて大嫌いだなんて言っちゃってごめんなさい。晶、お兄ちゃ
んと別れるのが寂しくて、つい……でも、晶がお兄ちゃんのこと嫌いになるわけなんてないんだから。ずっとずっと一緒に
いたいに決まってるんだから。……でも、お嫁さんにはなれないの。大人になっても絶対に……」
 晶はスカートの裾を両手できゅっと握りしめて声を震わせた。
 涙の雫が一つ、手の甲に落ちて、小さな無数の雫になって飛び散る。
「晶ちゃん……?」
 本当のことを何一つ知らない徹也には、晶の涙がどんな意味を持っているのかを知る術はない。
「ごめんね、徹也君。妹、内気で引っ込み思案なところに持ってきて、ちょっと感情の起伏が激しくなることがあるの。さっ
きみたいに喚きちらしたかと思うと、こんなふうにわけもなく泣きだしちゃうことがあるのよ。でも、一晩ぐっすり眠れば落ち
着くから、明日はたっぷり遊んであげてね。うんと可愛い格好をさせて公園へ連れて行くから楽しみにしてて。あ、そうそう。
お弁当も持って行くから、芝生の上でみんなで食べようね。徹也君、おにぎりとサンドイッチ、どっちが好き?」
 取りなすような、わざとらしく明るい美也子の声が割って入った。
「え……ああ、だったら、サンドイッチの方が好きです」
 どう対処していいのかわからず、すすり泣く晶の様子をただぼんやりと眺めながら、徹也は気のない返事をした。
「じゃ、とびきり美味しいサンドイッチを用意するわね。――さ、こっちへいらっしゃい、晶ちゃん。泣いてばかりいないで、今
度こそ本当に徹也お兄ちゃんを見送ってあげるのよ」
 美也子は改めて晶の手をつかんだ。
 もう抵抗する気力も残っていないのか、晶は美也子のなすがまま後部座席の端まで引き寄せられてゆく。
「ほら、抱っこしておろしてあげるから、おとなしくしてるのよ。本当にいつまでも甘えん坊の赤ちゃんなんだから」
 美也子は座席の端まで引き寄せた晶の体を軽々と抱き上げて車外に連れ出すと、そっと地面に立たせて、車のドアを閉
めた。
 それとほぼ同時に茜が運転席に乗り込んでエンジンをかけた。
 ゆっくり動き出した車のリヤウインドウに顔を押しつけるようにして徹也が大きく手を振る。
 だが、美也子に抱かれて地面におり立った晶は手を振り返せないでいた。今にも精液を溢れ出させそうにしているペニス
をなだめるのに必死で、手を振るどころか、思わずその場にへたりこんでしまいそうになるのを堪えて両脚を小刻みに震わ
せながら立っているのが精一杯だったのだ。
15120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/14(土) 06:56:14 ID:4J5QWOLO
「ふぅん。今度は、白いおしっこが出ないように我慢してるんだ。これまでは徹也お兄ちゃんに抱っこしてもらったりキスし
てもらったりしたらすぐに白いおしっこを出しちっゃてたのに、ちょっぴりだけど、おもらし癖が治ってきたのかしらね」
 その場に立ちすくみ走り去る車を目だけで追いかけるしかできない晶に向かって、くすっと笑いながら美也子が言った。
 晶はびくんと体を震わせ、おそるおそる、傍らに立つ美也子の顔を見上げた。
「気がついてないとでも思ってたの? うふふ、可愛い妹のことはなんでも知っているのがお姉ちゃんなのよ。荷物を運び
終わっても晶ちゃんと徹也お兄ちゃんのキスがなかなか終わりそうになかったから、二人が仲良くしてるとこ、茜お姉さん
と一緒にゆっくり見物せさてもらったわよ。その時の晶ちゃんの顔をよく見ていれば、白いおしっこが出ちゃいそうなんだな
ってことはすぐわかったわ。晶ちゃん、これまで何度も白いおしっこをおもらししちゃったでしょ? その時の顔を思い出せ
ば、気がつかない方がどうかしてるわよ。でも、これまでは出ちゃいそうになるとすぐイっちゃってたのに、今度は随分と我
慢してるのね。本当のおしっこもこのくらい我慢できるようになれば、濡れたおむつを二度も徹也お兄ちゃんに見られちゃう
ようなことにならなかったのにね」
 紙おむつの中でいやらしいペニスがのたうちまわっていることも、けれどまだ精液を溢れ出させていないことも、全て美
也子にはお見通しだった。おそらく、これまでと違って今回はなぜ晶が簡単に射精してしまわないよう耐えているのか、そ
の理由さえ、美也子は見透かしていることだろう。
 徹也の胸元に顔を埋めたり、唇を重ねたりするたび、徹也は自分が完全に女の子として扱われていることを実感し、そ
の倒錯感から下腹部をじんじん疼かせてきた。下腹部の疼きはまたたく間にペニスをいきり勃たせ、精液を溢れ出させた。
高校生の男の子でありながら小学生の女の子として扱われ、中学生の男の子から幼いガールフレンド扱いされることで、
想像もつかないような倒錯感と被虐感が胸の中いっぱいに膨れ上がり、それが奇妙な異形の悦びに姿を変え、歪んだ性
欲となって晶の下腹部を締め上げた結果だった。けれど、徹也に対する依存心がいつしか心の奥底に芽生え、それが成
長するにつれてどんどん気持ちが女の子めいて変わってゆき、とうとう年下の同性である徹也に対する切なく狂おしい恋
心を抱くようになった晶は、最も男らしい性欲の発露の形である射精という行為を忌避するようになっていた。見た目は幼
い女の子で、気持ちも少女めいて変わってきた今、生殖機能を備えた雄であることを最も端的にしめす射精という行為に
対して、限りない嫌悪感を抱くまでになっていたのだ。今や晶の気持ちの中では、その行為は、徹也から愛される資格を自
らの手で捨て去ることと同義になっていた。
 いつか堪えきれなくなって、遂には精液で紙おむつの中をべとべとに汚してしまうかもしれない。けれど、せめて今のうち
だけは――徹也を乗せた車が見えている間だけは、白いおしっこで紙おむつを汚してしまうのはどうしても避けたかった。
下腹部を包み込んでいる水玉模様の紙おむつが徹也から貰った初めてのプレゼントだから、尚のこと。
15220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/14(土) 08:25:11 ID:4J5QWOLO
 悲痛でさえあるそんな晶の想いに対して、美也子は「ちょっぴりだけど、おもらし癖が治ってきたのかしらね」と、まるでか
らかうように言ってのけたのだ。
「……ひどい。お姉ちゃん、ひどい!」
 両脚を小刻みに震わせ、両手の拳をぎゅっと握りしめ、涙で頬を濡らしながら、晶は、傍らに立つ美也子の顔を振り仰ぐ
と、恨みがましい声で言った。
「晶がこんなになっちゃったの、お姉ちゃんのせいなんだよ。お姉ちゃんが晶に女の子の格好をさせて外に連れて行ったり
するから、晶、徹也お兄ちゃんと知り合って、お兄ちゃんのこと大好きになっちゃって……でも、晶、本当は男の子だからお
兄ちゃんのお嫁さんになんてなれなくて。晶、高校生の男の子なのに、中学生のお兄ちゃんのことが大好きになっちゃって、
なのに、大人になってもお嫁さんには絶対なれなくて……晶、これからどうしたらいいのよ!? 晶、これからどうやって生きて
いけばいいのよ!?」
「そう、そんなに辛いんだ、晶ちゃん。気持ちはすっかり女の子で見た目も女の子なのに、身体は男の子のまんまだもん、
辛いよね、晶ちゃん。でも、私がちゃんと責任を取ってあげる。だから、晶ちゃんは何も心配しなくていいのよ。安心して、お
姉ちゃんにまかせておきなさい」
 口では『辛いよね』と繰り返しながら、けれど同情するような表情など浮かべる気配もなく、まるで、きゃんきゃん吠える子
犬を見るような目で晶の顔を見おろして、美也子は静かに言った。
「お姉ちゃんが責任を取るって……?」
 涙ながらに晶が聞き返した。
「お姉ちゃん、晶ちゃんに何度も言ったよね? お姉ちゃんが晶ちゃんをお嫁さんにしてあげるって何度も言ったよね? もう
うちのパパやママ、晶ちゃんのパパやママのお許しもいただいてるって教えてあげたよね? それがお姉ちゃんなりの責任
の取り方よ。高校を卒業してすぐ結婚式をあげて、私が実業団チームで練習や試合で頑張っている間、晶ちゃんは可愛い
エプロン姿でお料理やお洗濯をして私の帰りを待っていればいいの。でもって、空いた時間は好きなご本をいっぱい読んで
いればいいのよ。晶ちゃん、文芸部でこ本を読むのが大好きだから、そんな生活は夢みたいでしょ? それで、ずっとずっと
私のことだけ考えていればいいのよ。徹也お兄ちゃんのことなんてみんな忘れて、私のことだけを。いつだって、どんな時だ
って、私が晶ちゃんを守ってあげる。だから、晶ちゃんは私のことだけを想っていてちょうだい」
15320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/14(土) 09:16:38 ID:4J5QWOLO
 美也子はわざと優しくそう言ったが、腰に右手の甲を押し当てた姿勢はいかにも威圧的だ。
「や、やだ。……晶、お兄ちゃんがいい。晶、徹也お兄ちゃんのお嫁さんになりたいの!」
 最初は怯えたような表情でぽつりと言うだけだったが、最後の方は、再び感情が高ぶってきたのか、激しく首を振りなが
ら、金切り声で美也子の言葉を遮る晶。
「あらあら、いつのまにか晶ちゃんたら、すっかりお兄ちゃん子になっちゃって。ちょっと前まではお姉ちゃんにべったりで
お姉ちゃんがパンツを穿かせてあげてたのに、ちょっとお兄ちゃんに優しくしてもらっただけで甘える相手を変えちゃうんだ
から現金なものね」
 美也子はわざと呆れたようにそう言っておおげさに肩をすくめてみせると、意味ありげな笑みを浮かべて、それまで自分
の腰に押し当てていた右手を晶のスカートの中に滑り込ませた。


15420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/14(土) 09:19:21 ID:4J5QWOLO
↑ レスエディタに入力中、間違って送信してしまいました
>>153は無視してください
本当にスマソ
15520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/14(土) 09:59:49 ID:4J5QWOLO
 美也子は口ではわざと優しくそう言ったが、腰に右手の甲を押し当てた姿勢はいかにも威圧的だ。
「や、やだ。……晶、お兄ちゃんがいい。晶、徹也お兄ちゃんのお嫁さんになりたいの!」
 最初は怯えたような表情でぽつりと言うだけだったが、最後の方は再び感情が高ぶってきたのか、激しく首を振りながら、
金切り声をあげて美也子の言葉を遮る晶。
「あらあら、いつのまにか晶ちゃんたら、すっかりお兄ちゃん子になっちゃって。ちょっと前まではお姉ちゃんにべったりでお
姉ちゃんがパンツを穿かせてあげてたのに、ちょっとお兄ちゃんに優しくしてもらっただけで甘える相手を変えちゃうんだか
ら現金なものね」
 美也子はわざと呆れたようにそう言っておおげさに肩をすくめてみせると、意味ありげな笑みを浮かべて、それまで自分
の腰に押し当てていた右手を晶のスカートの中にさっともぐりこませた。
「や! そんなとこ触っちゃ駄目!」
 咄嗟に晶は美也子の手を振り払おうとして身をよじる。
 けれど、もう限界寸前まで達しているペニスにそれ以上の刺激を与えまいとすると、どうしても体の動きは小さくなってしま
い、余計な力を入れることもできないため、美也子の手を拒むことはかなわない。
「口ではなんとでも言えるけど、身体はどうかしらね。晶ちゃんが本当にお兄ちゃん子になっちゃったのかどうか、調べてみ
ましょうね。本当に徹也お兄ちゃんが大好きだったら、お姉ちゃんがどんなにおちんちんをいじっても、白いおしっこをおもら
ししちゃうなんてことはないわよね? お兄ちゃんの乗った自動車が見えなくなるまであんなに我慢できたお利口さんの晶ち
ゃんだもん、まさかお姉ちゃんの手でイっちゃうだなんてはしたないことはしないわよね?」
 スカートの中にもぐりこんでお尻の方にまわりこんだ美也子の手はもぞもぞと蠢き、晶の両脚の間に割って入ると、オー
バーパンツと紙おむつの吸収帯の上からもはっきりそれとわかるいやらしい膨らみに触れた。
「やだ、やだってば、お姉ちゃん。そんなとこ触っちゃやだってば。そんなとこ触られたら……」
 いったんは甲高い金切り声をあげた晶だが、美也子の大きな手でオーバーパンツと紙おむつの上からペニスを包み込ま
れると、途端に身をすくめて口をつぐんでしまう。
「そんなとこ触られたらどうなっちゃうのかな? ちゃんと最後までお姉ちゃんに教えてちょうだい。晶ちゃん、パンツじゃなく
ておむつだけど、お口のきけない赤ちゃんじゃないんだから、どうなっちゃうのか教えられるよね?」
 美也子は、ペニスの膨らみを包み込んだ掌の腹を晶の下腹部にぐっと押しつけるようにして、甘ったるい声で囁きかけた。
15620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/14(土) 11:43:03 ID:4J5QWOLO
「あん……やだ、駄目だったら。そんなとこ触らないでって言ってるのに……」
 今にもへなへなと地面にへたりこみそうになりなるのをかろうじて堪えながら、晶は弱々しい声で訴えかけた。
「だから、触られたらどうなるか教えてごらんって言ってるのよ。きちんと教えるまで、絶対にやめてあげないからね」
 美也子は掌の腹を晶の下腹部に押しつけたまま、吸収帯に沿ってゆっくり前後に動かした。
 吸収帯を覆う不織布がペニス全体に絡みつき、美也子の掌が前後するたびに、ペニスの付け根から先端へと、刺激を
受ける部位が次第次第に移ってゆく。
「そんな、そんなこと……あ、いやぁ……」
 晶の体がぴくんとのけぞって、悲鳴じみた喘ぎ声が口を衝いて出る。
「あら、まだ教えられないの。ふぅん、可愛い顔をしてるくせに意外と強情なんだ、晶ちゃんてば。じゃ、これでどうかな」
 美也子は掌全体でペニスを包み込むのをやめ、人差指と中指を揃えて、晶のお尻の穴の付近に這わせた。
 普通、いきり勃たったペニスは体の前の方で反り返り、凶々しく鎌首をもたげるものだ。けれど、晶のペニスは美也子の
手で強引に後ろ向きに折り曲げられた状態で紙おむつの中におさめられてしまったものだから、エレクトした今も、吸収
帯に抑えつけられた状態で両脚の付け根の間を通ってお尻の方に向けられたまま窮屈そうにのたうちまわっている。そう
して、その先端が、ちょうど菊座のあたりにあった。
 美也子は人差指と中指の先で、晶の肛門近くにあるペニスの先をオーバーパンツと紙おむつの上から挟むようにしてつ
まみ、中指の腹でくりくりと撫でさすった。
「お、お願い……お願いだから、そんなことしないで。お願いだから、お姉ちゃんてば……」
 それまで小刻みに震えていた晶の両脚がいつしかがくがく震え出し、いつのまにか、荒々しく肩で呼吸をし始めていた。
「とっても感じやすいのね、晶ちゃんのお尻。ひょっとしたら、これなら徹也お兄ちゃんを悦ばせることもできるかもしれな
いわよ。だったら、徹也お兄ちゃんのお嫁さんにもなれちゃうかな」
 美也子はひやかすように言ってくすくす笑った。
 美也子が二本の指で責めているのは、もちろん、お尻の穴などではなく、ペニスの先の部分だ。けれど、いきり勃った
ペニスの先端がちょうどお尻の穴の近くにあるため、もしも二人の様子をこっそり覗き見している者がいれば、その者の目
には、美也子が二本の指で晶のお尻の穴をいじっているように見えることだろう。それも、激しい運動の邪魔にならないよ
う髪を少し短めに切り揃え、180センチを超える身長と引き締まった体つきの持ち主である美也子が、160センタあるかな
いかの身長しかない上に華奢な体つきをした、スカート丈の短いピーチピンクのエプロンドレスを着た晶のお尻を責めてい
るのだから、変質的な青年が幼い少女に淫らな悪戯を強要しているようにさえ見えるかもしれない。
15720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/14(土) 15:44:10 ID:4J5QWOLO
 身をよじって喘ぎ声を漏らす晶と、晶の手首をねじ上げるようにして自由を奪い、執拗に下腹部を責めたてる美也子。二
人の体は、性別と年齢とを完全に入れ替えた状態で淫靡に絡み合っていた。
「や、やだ……そんな変なこと言っちゃやだ……」
 いよいよ自分の足では立っていられなくなってきて、晶はどこかうっとりしたような声で言って美也子にしなだれかかっ
た。
「何が変なことよ。あんなに徹也お兄ちゃんのお嫁さんになりたがっていたから、感じやすいお尻でよかったわねって褒め
てあげたのに。ほら、これはどう?」
 美也子は、もたれかかってきた晶の体を引き寄せると、人差指でペニスを責めながら、中指をお尻の穴に突き立てた。
さっきは冗談で言ったただけだが、今度は(お尻が感じすいのねとからかった時に晶が浮かべたどことなく甘えるような表
情にピンとくるものがあって)半ば本気だ。オーバーパンツと紙おむつの上からだから、中指が実際にお尻の穴に入ってし
まう筈はないけれど、まさか美也子がそんなことまでするとは思ってもいなかった晶は不意をつかれ、下半身をびくんと
震わせてしまった。
「んう……」
 たまりかねて美也子の胸に顔を埋めた晶の口から、くぐもった喘ぎ声が漏れる。それは、不意をつかれた驚きや、羞恥
だけでなく、明らかに性的な高ぶりの混じった、聞きようによってはひどく甘ったるい喘ぎ声だった。
「やだ、晶ちゃんたら本当に感じやすいんじゃない。晶ちゃん、本当にお尻で感じちゃうんだ。うふふ、いい子ね、晶ちゃん
は。これなら、私のお嫁さんになっても心配いらないわ。たっぷり可愛がってあげるから楽しみにしてなさい」
 二本の指で晶のペニスと菊座を同時に責める美也子は、みるからに淫らな笑みを浮かべて囁いた。
 女子ばかりの体育会系部活動。合宿ともなれば、男の子たちが想像もできないような淫靡な話題が幾つも飛び交うし、
ほんの悪戯心や好奇心から、レズっぽい行為に走ることも少なくない。もちろん、本気で百合なカップルができてしまう場
合はきわめて希だが、かなりきわどい行為がいとも平然と行われたりもする。そんな中、美也子も、同性を悦ばせるため
の知識を身につけたり、同性から与えられる悦びを身をもって味わったこともある。それで本気になって同性しか愛せない
体になってしまうといったことはなかったけれど、同性を愛するという行為に対する禁忌が随分と薄らいでしまったのも事
実だった。自分が女の子でありながら、男の子である晶を自分の『お嫁さん』にするという発想も、そんな下地から生まれ
出たものだし、実際に一緒に生活し始めれば、自分がタチになり、男の子である晶をネコに仕立てた倒錯の性行為を強い
るつもりでいるのだが、それに対しても、これっぽっちも罪悪感は抱いていなかった。
 そんな美也子にとって、お尻でも悦ぶタイプの子であることが明らかになった晶は、まさに、無慈悲な雌蜘蛛の巣にかか
った哀れな蝶々に他ならない。
158名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 15:48:38 ID:4J5QWOLO
「どう、気持ちいいでしょう? おちんちんをいじられるのも気持ちいいけど、お尻も気持ちいいでしょう? 私のお嫁さんに
なったら、毎日こんなことをしてもらえるのよ。こんふうに、おちんちんとお尻を同時に可愛がってもらえるのよ。だから、
徹也お兄ちゃんのお嫁さんになりたいだなんて言わないで、私のお嫁さんになりなさい。徹也お兄ちゃんが晶ちゃんを守っ
てくれる何倍も何十倍も私が晶ちゃんを守って可愛がってあげるから」
 美也子は晶の耳元に囁きかけながら、ペニスの先端の一番感じやすいところを人差指の腹で撫でこすると同時に、中指
をお尻の穴の周囲を這わせ、時おり、菊座に指先を突きたてていたぶった。
 お尻が敏感というわけではない者でも、そんなふうに二つ所を同時に責められては、堕ちてしまうのも時間の問題だ。ペ
ニスをどくどくと脈打たせ、菊座をひくひく震わせる羞ずかしい姿で精液をとろりと溢れ出させてしまうしかない。それが、最
初からペニスは暴発寸前で、感じやすいお尻の持ち主である晶だから尚更のこと、もうどうしようもない状態まであっという
間に追い込まれてしまう。
「たっぷり可愛がってあげる。どんなことがあっても私が守ってあげる。だから、晶ちゃんは私のお嫁さんになるのよ」
 美也子はもういちど繰り返し言って、ペニスと菊座をなぶる指の動きを早めた。
 晶の耳には、美也子の声に「どんなことがあっても僕が晶ちゃんを守ってあげるから、ずっとずっと一緒にいようね」と言っ
てくれた徹也の声が重なって聞こえた。二人が繰り返し何度も晶に向かって言ったその言葉は、子供の頃、晶が美也子に
向かって繰り返し言ったあの言葉そのものだった。子供の頃はお兄ちゃんぶってそんなふうに繰り返していた晶が、今や、
同級生の女の子と、二つ年下の男の子から、それとまるで同じ言葉を言われる立場に貶められてしまったのだ。
(助けて、お兄ちゃん。このままだったら晶、いけない子になっちゃう。このまま汚れて、お兄ちゃんのお嫁さんになれなくな
っちゃう。だから、助けて。晶のこと助けてよ、お兄ちゃんたらぁ!)
 下腹部の疼きがどうしようもなく高まるのを痛いほど感じながら、晶は胸の中で徹也に救いを求めた。
 だが、茜の運転する車に乗せられて自分の家に向かった徹也が戻ってくる筈もない。
「晶、いけない子になっちゃうよぉ!」
 くぐもった悲鳴をあげながら、晶はますます深く美也子の胸に顔を埋めた。
 ペニスがどくんと脈打ったのは、そのすぐ後のことだった。
159名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 19:35:34 ID:/Qe4+ldR
待望のおしり責め。
16095:2007/07/14(土) 21:42:23 ID:FNm345BG
ドレスの下の「内部図解」(笑

http://www.gazoru.com/g-dad144743488b6f8f0f96b28ab07e2f4.jpg.html
161名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:22:19 ID:ifip1n32
ハァハァ
162名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 02:34:38 ID:8EgFeMPl
20さんの小説は好きだが、他の小説も見たいのでとりあえずネタ振っとく。

担任の女教師に「私の娘になって」といわれ、
おむつを着けられ、おもらしを強制され、浣腸され、オッパイを飲まされる。

次第に身も心も女の子の赤ちゃんになっていき……
163名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 02:35:35 ID:ZI3qeQ7S
なかなかすごい展開、乙です。
152のラスト7行みたいなプロポーズ
されたら、私なら、うれしそうにこくんと頷く
おしりで愛し合うのはちょっとだけど・・・
徹也だって浮気するだろうし、
美也子をふったらどうなるかがおそろしい
164名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 10:15:04 ID:F1weuZWl
徹也のことを愛してるんじゃなくてずっと守ってくれるなら誰でもいいのか…
165名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 11:43:33 ID:gqCsm7Pq
>>20さん
楽しませて貰ってマス。
141さんとは別人なのですが、もし良かったら前スレのtxtファイルのアップお願いできないでしょうか?

ttp://trans.s6.x-beat.com/
のろだにお願いします(一応関係はあるよな?w)
16620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/15(日) 14:35:30 ID:ETqgDRz/
>>165

うpしました
tr0156.zip

よろしければ、141氏もこちらからどうぞ
167165:2007/07/15(日) 14:39:47 ID:gqCsm7Pq
早速のうp感謝です。
ありがとうございました。
168141:2007/07/15(日) 16:29:28 ID:XoQPxAVe
>>20さん
>>165さん

感謝です!さっそく読んでます。
あれからアップローダーとかググッたのですが詳しくなくてすいません
どうもありがとうございました。
16920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/15(日) 18:05:18 ID:8E1T/ipF
>>160

あ、駄目だ
こんな可愛い子をイヂメてるのかと思うと罪悪感がひしひしとwww
170名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 19:24:46 ID:ZI3qeQ7S
罪悪感がひしひしと・・・
しらないうちにキーボードをたたき、構想を紡いでいるですよね(笑)
晶ちゃんのハッピイエンドと、そこに至るまでの過酷な荊の道、
わくわくしながら続き期待してま〜す
171名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 19:30:10 ID:ZI3qeQ7S
>>164
そうです。結婚ってそういうものですよね。美也子のこのものすごい愛を絶対受け入れるべきだと思います。
17295:2007/07/15(日) 20:23:20 ID:k4tO5bFD
17395:2007/07/16(月) 01:11:32 ID:Gzn20Sz7
連続になってしまったようですが、

こういう所までこの話しはいくのだろうか?という、期待を込めて。

http://www.gazoru.com/g-20177f5d177576553f9e236c40ec736a.jpg.html
174名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:56:51 ID:ExhSRWAD
今日はお休み?

まさか新潟…?
175名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 13:24:40 ID:gvMZtS7R
176名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 15:31:56 ID:gZty8TZG
単に休日なので家族サービスの日なのだと思いますよ、きっと。
177名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 16:59:41 ID:ExhSRWAD
そうか世間では休日か
毎日がホリデイだからわかんなかった


アハハ…('A`)
17895:2007/07/16(月) 17:19:04 ID:oSn9Eh4O
173を色づけ。

なかなかうまく描けないのでまた直すかも。

http://www.gazoru.com/g-d5872dc2ee0c846eaae8a815eed91786.jpg.html
179名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 19:59:11 ID:f45DWF/l
いつもすばらしいイラスト、一読者として感謝です。
20さんも創作再開、お待ちしています。
いじめじゃなくて、美也子なりの晶への愛情表現ですよね。
180名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:46:06 ID:WRR1S9J7
素晴らしい…20さんと>>95さん
18120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/17(火) 04:08:17 ID:eI34BzBu
ケータイから書き込み

ぇーと、パソからだと「公開proxyからの投稿は受け付けていません」というメッセージが出て書き込みできないんだけど、ひょっとして、規制くらってるっぽい?
18220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/17(火) 06:36:24 ID:dFShMLwO
 お尻の穴が自分の精液でぬるぬるに濡れる様子をありありと感じながら、晶は、美也子の豊かな胸に顔を埋めたまま、
上目遣いに美也子の顔をおずおずと見上げた。
「出ちゃったのね、晶ちゃん。強情を張って言葉でちゃんと教えないから、どうなっちゃうのか実際にやってみせることにな
っちゃうのよ」
 今にも崩れ落ちそうになる晶の体を力いっぱい抱き寄せて、少し意地悪な口調で美也子は言った。そうして、勝ち誇った
ような笑みを浮かべると、こんなふうに続けるのだった。
「わかってるよね? 徹也お兄ちゃんにキスしてもらっておっきくなったおちんちんだけど、そのおちんちんから白いおしっ
こを出させてあげたのはお姉ちゃんだってこと、わかってるよね?」
 美也子が何を言おうとしているのかは晶にもわかった。
 わかったけれど、それを認めるのは胸が痛い。
 上目遣いに美也子の顔を見上げる晶の瞳が再び涙で潤む。
「徹也お兄ちゃんは、晶ちゃんに恋する女の子の気持ちを知ってもらうための練習台なのよ。晶ちゃんが可愛らしい女の
子になるための仮のパートナーでしかないの。いいわね? 徹也お兄ちゃんとのおつきあいは、私のお嫁さんになるため
の予行演習なのよ。それを忘れたら晶ちゃん自身が辛くなるんだから、気をおつけなさい。今も辛い? そう、辛いよね。
でも、この辛さを乗り越えたら、晶ちゃんはまた一歩、女の子に近づくことができるのよ。そうして、私のお嫁さんになるため
の花嫁修業の最初のステップが終了することになるの。一日でも早くウエディングドレスを着て私にお姫様抱っこしてもら
いたいでしょ? その日を夢見て今日から毎日、可愛らしい女の子になる練習を頑張ることね」
 美也子はそう決めつけて、まだとろとろと精液を溢れ出させている晶のペニスをオーバーパンツの上からぽんと叩いた。

                          * * *

 玄関のドアを引き開けた美也子は、身を固くする晶の肩を抱いて強引に家の中へ連れ込んだ。
 廊下の端には美也子と茜が運び入れたたくさんの紙袋が所狭しと並んでいて、その内の幾つかを手に提げて廊下の奥
に向かって歩き出しかけていた美也子の母親・京子が、ドアの開く音に気づいて、くるりとこちらに振り返った。
 美也子ほどではないにせよ、おそらく身長は170センチ前後あるだろう、その年代の女性としてはかなり恵まれた体格の
持ち主だ。
18320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/17(火) 06:37:47 ID:dFShMLwO
あ、書き込みできた(`・ω・´) シャキーン
18420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/17(火) 06:41:19 ID:dFShMLwO
「あ、やっと入ってきた。最後の紙袋を持ってきた後、茜さんと一緒に出てってからちっとも戻ってこないからどうしたのか
と思っちゃったじゃない。何かあったの?」
 振り返った京子は、僅かに首をかしげて美也子に言った。
「うん、ちょっと。晶ちゃんがボーイフレンドとばいばいするのを嫌がって、ぐずっちゃってたのよ。それをなだめすかすのに
手間取っちゃって」
 美也子は、自分の背後に身を隠す晶の体を強引に京子の目の前に押しやった。
「あらあら、そうだったの。ふぅん、ボーイフレンドと別れるのを嫌がってぐずっちゃってたの、晶君」
 その時になってようやく晶の存在に気がついたとでもいうように京子はわざとおおげさな仕種で晶の顔に視線を移すと、
普段見知っているのとはまるで違う装いに身を包んだ晶の姿にまるで驚く様子もみせず、どこか楽しげな口調で、ひやか
すように言った。
 晶の体がぞくりと震えた。
 そんな晶の反応を楽しむかのように、京子がくすっと笑って続ける。
「荷物を運びがてら、美也子がおよそのことは教えてくれたわよ。晶君、女の子になったばかりなのに、もうボーイフレンド
ができちゃったそうね。しかも、ファーストキスもすませちゃったんだって? 晶君、自分は高校生の男の子なのに、ボーイ
フレンドになってくれた中学生の男の子を『お兄ちゃん』って呼んで、べったり甘えきってるんだって? やれやれ、困った子
だこと。美也子のお嫁さんになってくれる大事な体だっていうのに、二股かけて別のいい人をつくるだなんて、あまり感心で
きることじゃないわね。でも、ま、いいか。今日から私が晶君のことを貞淑な女の子に躾け直してあげるから。――楽しみに
しているといいわ、晶ちゃん」
 最初のうちはいつもと同じようにお隣の男の子である『晶君』と呼んでいたのを最後は『晶ちゃん』と呼び方を変えてそう言
う京子の目が妖しく輝いた。
 ほんの短い会話(いや、晶は一言も発していないから、実際には京子の一方的な発言か)で、晶は、美也子が言っていた
のが決して冗談などではなかったことを改めて思い知らされた。晶をお嫁さんにしてあげる。うちのパパもママも賛成してく
れたわよ。そう言った美也子の言葉は、どれも本当だったのだ。今は確認する術はないけれど、おそらく、晶の両親が賛意
をしめしているというのも嘘や冗談ではないのだろう。
 晶は、自分がどこにも逃げ場のない篭の中の小鳥になってしまったという事実を、これ以上はないくらい明確な形で目の
前に突きつけられてしまったのだ。
18520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/17(火) 08:34:16 ID:dFShMLwO
「あらあら、そんなに怖がることはないわよ。躾け直すっていっても、ちっとも怖いことなんてないんだから。晶ちゃんの花
嫁修行は二年間かけてゆっくり進めるから、あまり無理をすることはないのよ。最初の一年間は、花嫁修業っていっても、
お料理とかお裁縫とかのお稽古は全然しなくていいの。その代わり、私や美也子にたっぷり甘えてちょうだい。私のことは
姑じゃなく、本当のお母さんだと思ってほしいの。美也子のことは旦那様じゃなくて実の姉だと思ってちょうだいね。つまり、
最初の一年間、晶ちゃんは、井上家の長男じゃなく、この遠藤家の次女として生活することになるのよ。そうやって、女の
子としての振る舞いや仕種や気持ちを自分のものにしてちょうだい。そんなふうにして最初の一年間ですっかり女の子に
なったら、いよいよ二年目が本格的な花嫁修業ね。この間に、家事一切を晶ちゃんに教えてあげます。特に、我が家のお
味噌汁の味は徹底的に教え込んであげるから、結婚した後は晶ちゃんがご飯をつくるのよ。わかったわね? 要するに、
最初の一年間は女の子修行で、あとの一年間が花嫁修業ってことになるわけなのよ」
 怯えと、幼い女の子そのままの自分の姿を幼馴染みの母親に見られる羞恥とをない混ぜにした、なんとも表現しようの
ない表情を浮かべる晶に、京子はわざと優しく言った。そうして、ちらと美也子の顔に視線を走らせると、声を弾ませて、こ
んなふうに続ける。
「美也子はこんなだから、なかなか可愛い格好をさせられないし、お料理を教えてあげるっていっても部活が忙しいからっ
て逃げ回ってばかりで。でも、今日から晶ちゃんがうちに来てくれることになって、本当、娘がもう一人できたみたいで嬉し
いわ。晶ちゃんなら可愛いお洋服を着せてあげてもすごく似合うから可愛がり甲斐があるし、お料理やお裁縫を教えてあげ
ても素直に言うことをきいてくれそうだし。美也子が晶ちゃんをお嫁さんにするって言い出した時はびっくりしたけど、こんな
可愛らしいお嫁さんなら大歓迎だわ。あ、そうそう。私のことは『お母様』だなんて他人行儀な呼び方しないで、『ママ』って呼
んでちょうだいね。晶ちゃんのことは昔から知ってるし、お嫁さんっていうより、実の娘として可愛がってあげたいから。女の
子修行の間だけじゃなく、花嫁修業が始まってからも、実際にお嫁さんになってくれた後も『ママ』って呼ぶのよ」
 そう言って京子は、妖しい光を瞳に宿しつつも、おだやかな笑みを浮かべるのだった。
「ところで、パパは? テレビの音も聞こえないみたいだけど、日帰り旅行から帰ってきて、またどこか出かけたの? せっ
かく晶ちゃんが可愛いお洋服を着て帰ってきたからお披露目してあげたかったのに」
 京子の言葉が途切れ、晶が何も言えずにいるせいで一瞬だけ静けさが戻ってきた時、ふと気づいたように美也子が言っ
た。そういえば、たしかに、美也子の父親である友康が家の中にいる気配がまるで感じられない。
18695:2007/07/17(火) 09:15:55 ID:Abqbgwuj
ラストはここかな?て感じで寝る前にパッと・・・・

http://www.gazoru.com/g-8c023d2c31edb4eb4f432f21911d5851.jpg.html
おむつはしてるけど・・・・
あと、前回のカキコの物のちょい変更分
http://www.gazoru.com/g-df705fbab6092f93911ade94afd958de.jpg.html
本当はどちらも真っ白でいきたかったんだけど。素材感を出す腕が無いので、こうなりました。
187名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 13:15:47 ID:HcIWQA22
>>185
美也子の父親も晶の両親も
地下室で幼女調教済みとか。
晶の両親は旅行先で拉致され
おむつ幼女調教とか。
ガクガクガクブルブルブル
18820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/17(火) 14:00:31 ID:eI34BzBu
>>186
いつもいつも素敵なイラストthx
けど、
〉ラストのイメージ
って、プ、プレッシャーがぁぁぁwww


ところで、>>181で書いたのと同じ症状が出て今またパソからは書き込めない状態が続いてまつ
うちのプロバ(so-net)のせいなのだろうか?
189名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:16:51 ID:2oD3EkWP
規制に巻き込まれたのだと思います。
私も経験しました。下記画面の方法で解除できるはずです。
2〜3日かかるとありますが、1日で解除できました。
おためしください。

http://info.2ch.net/wiki/index.php?%A5%D7%A5%ED%A5%AF%A5%B7%A4%B8%A4%E3%A4%CA%A4%A4%A4%CE%A4%CBPROXY%B5%AC%C0%A9%A4%CB%B0%FA%A4%C3%A4%AB%A4%AB%A4%C3%A4%BF%BE%EC%B9%E7%A4%CE%C2%D0%BD%E8%CB%A1
19020 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/18(水) 03:17:49 ID:taINoPDk
>>187
その発想はなかったわwww

>>189
情報thx
今は普通に書き込めるようですが、また同じようなことになった時は利用させていただきます
19120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/18(水) 03:18:52 ID:taINoPDk
「ああ、お父さんなら、バスをおりてすぐ、晶ちゃんのお父様と一緒に馴染みの小料理屋さんへ行っちゃったわよ。明日は
会社で早朝会議があるっていうのに、本当は自分が呑みたいくせして、晶ちゃんのお父様を慰めてあげるんだとかなんと
か理由付けちゃって、本当に困った人なんだから」
 京子はそう言って、紙袋を持ったまま肩をすくめてみせた。
「え? 晶ちゃんのパパを慰めるって、どういうこと?」
 京子の言葉に、美也子はもうひとつ納得できないようで、訝しげな表情を浮かべて重ねて訊いた。
「あら、だって、『我が子を嫁に出す男親』って、昔から寂しいものだって決まってるでしょ? いくら乗り気でも、いざ実際に
その日が来れば寂しくて仕方ないんじゃないかしら。本当だったらうちの人こそ、娘を嫁に出す男親の寂しさをたっぷり味
わう筈だったのに、どういうわけか立場が逆転しちゃった分、晶ちゃんのお父様の気持ちは痛いほどわかりすよってバスの
中でも盛り上がっちゃって。まだご近所には秘密なんだから、まわりの人たちをごまかすのに、晶ちゃんのお母様も私も一
苦労だったわよ。今ごろ、美也子がメールしてくれた晶ちゃんのエプロンドレス姿の画像でも見ながら二人してわいわいやっ
てるんじゃないかしら」
 京子はしれっとした顔で説明し、晶の顔をまじまじとみつめて付け加えた。
「でも、たしかに、晶ちゃんのお父様、お寂しいでしょうね。いずれは一人息子のもとにお嫁さんを迎え入れるものだとばかり
思っておられたのに、その一人息子が嫁いじゃうことになっちゃったんですもの。それも、まだ高校へ通っているうちから、女
の子修行と花嫁修業のために嫁ぎ先で生活することになっちゃったんですもの。でも、二年間の修行が終わってきちんと籍
を入れた後は、うちと晶ちゃんのご実家と交互に生活してもらうことになっているからご辛抱していただかないとね」
「あ、そういうことか。そうだよね、晶ちゃんのパパ、寂しいよね。でも、晶ちゃんをお嫁さんにくださいってお願いした時は、私
のこと息子が一人増えるようなもんだからって笑って言ってくれたし、大丈夫よ、きっと。だけど、やっぱり、晶ちゃんのウェデ
ィングドレス姿を見たら泣いちゃうのかな。晶ちゃんと手を組んでバージンロードを歩く時、どんな顔するんだろ。ちょっと意地
悪だけど、今から楽しみになってきちゃった」
 京子の重ねての説明に、美也子は納得顔で含み笑いを漏らした。
19220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/18(水) 05:27:10 ID:taINoPDk
 自分の父親のことをすっかり『花嫁の父』扱いされて、晶は唇を噛みしめるしかなかった。
 けれど、晶の恥辱はそれだけでは終わらない。
「荷物は私が片づけておくから、美也子は晶ちゃんをお風呂に入れてあげなさい。晶ちゃん、公園でお姉ちゃんたちにた
っぷり遊んでもらって汗をかいてるでしょうから」
 一言も言葉を発することができずにいる晶の様子を面白そうに眺めながら、京子はさりげなく言った。
 その言葉に、晶の表情が変わる。
 それを見た京子は、横目で晶の様子を窺いながら、なんでもないことのように美也子に言った。
「それに、おしっこのおもらしが二回と、白いおしっこは数えきれなくくらい何度も失敗しちゃったんでしょ、晶ちゃん? 綺
麗に洗ってあげないと、おむつかぶれになっちゃうわよ。美也子の可愛い妹で、将来は貞淑なお嫁さんになってくれる晶
ちゃんのお尻が真っ赤に腫れちゃったら可哀想じゃない」
 はっとしたような顔で晶は美也子の顔と京子の顔を見比べた。
「そうよ、私がママに話したの。荷物を運びながらもそうだけど、お出かけ先からも何度もメールでね。もちろん、サンドレ
ス姿の晶ちゃんや新しいお洋服を着た晶ちゃんの可愛らしい写真も添えてね」
 美也子がすっと目を細めて頷いた。
「美也子から届いたメールの画像を初めて見た時、本当にびっくりしちゃったわ。晶ちゃんのことだから、女の子の格好を
させてもちっとも変じゃないだろうなとは思ってたけど、まさかと思うくらい可愛らしい女の子になっちゃってたから。晶ちゃ
んのご両親も目を丸くして驚いてらしたわよ。自分たちの高校生の一人息子が、まるで小学生の女の子になりきっちゃっ
たんだもの、それも無理はないけどね」
 京子はそう言うと、改めて、廊下の上から晶の体をまるで無遠慮に眺めまわして続けた。
「美也子からのメールで前もって知っていたから晶ちゃんが玄関に入ってきた時もびっくりはしなかったけど、でも、こうし
て実際に見てみると本当に感心しちゃうわね。エプロンドレスがこんなに似合う高校生の男の子なんて、日本中を探しても
絶対いないでしょうね。それに、スカートの裾から見えるオーバーパンツの可愛いこと。美也子から聞いたんだけど、その
オーバーパンツの下、徹也君とかいうボーイフレンドにプレゼントしてもらった紙おむつなんですって? 知り合った日の内
に下着をプレゼントされるなんて、すみに置けないわね、晶ちゃん。このぶんだと、美也子もよっぽど頑張らないと、お嫁さ
んを徹也君に取られちゃうかもしれないじゃない。やれやれ、困ったことだこと」
19320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/18(水) 06:36:32 ID:taINoPDk
 口では「困ったこと」と言いつつも、まるで困ったような表情もみせず、京子はむしろひやかすように軽くウインクしてみせ
てから、更にこんなふうに付け加えた。
「私としてもいつまでも晶ちゃんのエプロンドレス姿を眺めていたいけど、せっかく女の子になったんだから、汗臭いままだ
と可哀想だものね。それに、おむつかぶれになっちゃったら見るだけで痛々しいし。もっとも、おむつかぶれで赤く腫れちゃ
ったお尻にお薬を塗ってあげるのも育児の楽しみの一つだったりするんだけど。私、子供が大好きで、何人でも子供が欲
しかったの。でも、いろいろ事情があって、美也子しかできなくて。しかも、その美也子がこんなでしょ? せめてもう一人は
可愛らしい娘が欲しくて欲しくてたまらなかったのよ。だから、本当、晶ちゃんがうちに来てくれて大喜びしてるの。育児の楽
しみをもういちど味わえるし、娘のために可愛いお洋服を選んであげる楽しみも味わえるんだもの、なんて幸せなのかしら」
 京子は『育児の楽しみ』というところを妙に強調してそう言うと、すっと目を細めた。
 そんなふうに目を細くして晶の様子を窺うところなど、いかにも似たもの母娘といったところで、晶は背筋に冷たいものが
走るのを止められないでいた。
「じゃ、荷物の整理はママにまかせて、晶ちゃんはお姉ちゃんがお風呂に入れてあげるわね。さっき白いおしっこをおもらし
しちゃったばかりだから、早くしないと、本当におむつかぶれになっちゃうもんね」
 身を固くする晶の胸の内などまるで知らぬげに、美也子がくすっと笑って言った。
 それを聞いた途端、京子が顔をぱっと輝かせて言う。
「あら、晶ちゃんたら、またおもらししちっゃてたの? 前もって私が買っておいてあげたハート模様の紙おむつを三枚も汚
しちゃった上に、ボーイフレンドにプレゼントしてもらった紙おむつまで汚しちゃうなんて、まるで赤ちゃんじゃない。でも、い
いのよ。そんな赤ちゃんの晶ちゃんだからこそ、育児の楽しみをもういちどたっぷり味わえるんだものね。ボーイフレンドに
プレゼントしてもらった紙おむつはまだパッケージを開けたところだし、私が買っておいてあげた紙おむつもまだたくさん残
ってるし、それに……」
 それにと言いかけて、京子は意味ありげに微笑んで言葉を飲み込んだ。
「あ、あの紙おむつ……ハート模様の紙おむつ、叔母さんが買って……?」
 京子が口を閉ざして一瞬の間が空いた直後、こわばった表情で晶が聞き返した。
19420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/18(水) 08:05:45 ID:taINoPDk
「そうよ。あの紙おむつを用意したのはママなのよ。女の子修行の間、晶ちゃんを私の妹として育て直すんだったら、おむつ
離れしていない小っちゃな子供の時からやり直させた方がいいんじゃないかしらって。私は晶ちゃんのこと、小学生くらいの
年ごろの女の子として躾け直すつもりだったんだけど、ママが、どうせだったら、もっと小っちゃい年齢の頃の女の子として
の経験もさせた方がいいわよって。今になって思うと、ママの言う通りだったみたいね。だって、パンツでお出かけしてたら、
晶ちゃん、おもらしのたびにスカートまで汚しちゃってたに決まってるもの」
 それ以上は何も言おうとしない京子に代わって、横合いから美也子が応えた。
 自分を幼い女の子に仕立て上げることに熱心なのが美也子よりもむしろ京子の方だと知って、晶は、果てしない絶望感で
薄い胸をきりきりと締めつけられるような思いを抑えられなかった。

                         * * *

 浴室に隣接する脱衣場。
 オーバーパンツを引きおろされ、エプロンドレスを脱がされて、その下に着けていたスリップとジュニアブラも美也子の手に
よって脱がされた晶は、徹也がプレゼントしてくれた水玉模様の紙おむつだけの姿で、壁に填め込みになっている大きな鏡
の前に立ちすくんでいた。
 ぽっちゃりした体型の幼児が紙おむつだけを身に着けている姿は見るからに可愛らしいが、華奢な体つきの晶が細っこい
腕を体の前で交叉して胸元を隠し、紙おむつだけの姿で立ちすくんでいる様子は、それを見る者の胸に限りない加虐感を掻
きたててやまないほどになまめかしく見える。
「そうやって恥ずかしそうにおっぱいを手で隠す仕種を覚えちゃうなんて、もうすっかり女の子ね、晶ちゃん。それで、この可
愛らしいぺったんこの胸にはどんなおっぱいが付いてるのかな。ほら、お姉ちゃんに見せてごらんなさい」
 晶の体から剥ぎ取った洋服やインナーを脱衣篭にまとめて入れ、晶の目の前に立った美也子は、怯えた様子で身をすくめ
る晶の細い手首をつかむと、両手を強引に体の横におろさせた。
 必死の面持ちで抵抗する晶だが、頭一つ背が高く引き締まった体をしている美也子にすれば、それこそ赤ん坊の手をひね
るようなものだ。
19520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/18(水) 09:18:06 ID:taINoPDk
「うふふ、きれいなピンク色なんだね、晶ちゃんの乳首。そうよね、まだ小学生なんだもん、黒ずんでたりしちゃおかしいよ
ね。でも、あらあら、こんなにぴんと勃っちゃって。お姉ちゃんにおっぱいを見られて感じちゃってるのかな」
 美也子は、晶の両腕を押さえつけ、あらわになった乳首を視線で嘗め回すように目を凝らして、甘ったるい声で言った。
「そ、そんな……」
 両手を体の横にぴったり付けた格好で押さえつけられながらも、晶はその場から逃れようと身をよじった。
 その力なくもがく弱々しい様子が却って美也子の加虐的な欲情を刺激する。
「姉妹の間でなにをそんなに恥ずかしがってるのかしら、晶ちゃんたら。なかなかおっぱいが大きくならない妹のことが心
配で様子を確かめてあげているんだから、少しの間くらいおとなしくしてなさい」
 美也子はなんとも表現しようのない笑みを浮かべてぴしゃりとそう言うと、自分の顔が晶の胸元と高さが同じなるようゆっ
くり腰をかがめて、上下の唇の間から真っ赤な舌を突き出した。
「や、やだ……そんなことしちゃやだってば……」
 美也子が何をしようとしているのか理解した晶は、幼児がいやいやをするように激しく首を振って、尚も身をよじった。
「ほら、おとなしくなさいったら。晶ちゃんのピンクの乳首がどれだけ感じやすいのか調べてあげるんだから。それを調べる
ためには指よりもこっちの方が柔らかくて敏感だからいいのよ」
 美也子は晶の両腕を自分の肘の内側で押さえつけ、両手の指を晶の背中で組んで引き寄せた。
 ぴんと勃ったサーモンピンクの乳首がすぐ目の前に迫る。
 美也子の真っ赤な舌が延びて、右の乳首に触れた。
「ひっ!」
 晶の口から悲鳴じみた喘ぎ声が漏れて、体中がぶるっと震える。
「うふふ。可愛い声で啼くのね、晶ちゃん。それに、とっても感度が良さそうだこと。さ、その可愛い声をもっとたくさんお姉ち
ゃんに聞かせてちょうだい」
 いったん晶の乳首から舌を離した美也子はねっとり絡みつくように言って、今度は左の乳首を舌の上にそっと載せた。
「んぅ……」
 何かを我慢するような切なげな喘ぎ声が晶の口を衝いて出る。
196名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 19:54:46 ID:1agy5+Ds
キタ━━━━━━(;゚∀゚)=3━━━━━━!!!!!
197名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:13:06 ID:ztrRnZDc
アクセス回復おめでとうございます。
このあと、徹也が晶を美也子母娘から救う展開もあるかな・・・
でも、やっぱり晶は美也子の愛から逃れられないかな?
いろいろ楽しく読ませていただいてます。
198名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22:38:10 ID:tZpC0ici
>>197
徹也との恋愛練習を終了させるため
晶の秘密を徹也にばらすが
それでも徹也は晶を愛し続けたため
交通事故を装って徹也は金玉をつぶされ
晶ともども幼女調教を受ける、
というBadEndを妄想したりする。
199名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:00:15 ID:gLSO9D99
ママさんの「育児」が楽しみだ(*´Д`)
200名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:03:43 ID:SyiVE+0z
20さんのSS読んでたら自分も何か書きたくなってきましたw
201名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:14:26 ID:66u1pYtf
>>200
是非!!
202名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:15:57 ID:66u1pYtf
>>201
すまねえ、ageちまっただ……
20320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/19(木) 03:34:43 ID:nBRZIMLR
「いいわよ、その調子でもっと啼くのよ。ほら、これでどう?」
 美也子は、舌の先で左の乳首をころころと転がした。
「はぁ、んふぅ」
 晶の口から熱い吐息が吹き出して、体がのけぞった。
 体がのけぞったせいで、いやでも乳首が美也子の舌にますます強く押し当てられる。
「あらあら、随分と積極的だこと。そう、晶ちゃんは乳首が感じやすいかどうか調べて欲しいだけじゃなくて、お姉ちゃんに
たっぷり可愛がってもらいたいのね。いいわよ。可愛い妹のおねだりだもの、お姉ちゃんがたっぷり可愛がってあげる。そ
の代わり、晶ちゃんは可愛い声でもっと啼くのよ。いいわね?」
 舌の上に晶の乳首を載せているせいで少しくぐもった声になりながらも美也子はにっと笑ってそう言うと、それまで舌の
先で転がしていた乳首を口にふくんで優しく吸った。
「や! やぁぁぁ!」
 晶の体がますます大きくのけぞって、まるで言葉にならない喘ぎ声が脱衣場の空気を震わせる。
「私のお嫁さんになるまでの女の子修行と花嫁修行の間に、もっともっと乳首を感じやすくしておこうね。結婚してすぐは無
理だけど私がチームの中で安定したポジションを取れるようになったら、その時は子供も欲しいよね。生むのは私で仕方
ないけど、育てるのは晶ちゃんの役目よ。だって、私が旦那様で晶ちゃんがお嫁さんだから、子供からすれば、私がパパ
で晶ちゃんがママになるんだもの。晶ちゃんのぺったんこの胸じゃお乳は出ないから哺乳壜で粉ミルクってことになるけど、
いつもいつも哺乳壜だけじゃ赤ちゃんが可哀想だもの、お乳が出なくてもいいから、自分のおっぱいを吸わせてあげる習慣
も身に付けておくのよ。いいわね? 赤ちゃんがお腹を空かせて泣き出したら、まずママである晶ちゃんのおっぱいをふくま
せてあげるのよ。その後、哺乳壜で粉ミルクを飲ませてあげるようにするの。母子のスキンシップが一番大事だってこと、晶
ちゃんも知ってるよね? そのために、今からおっぱいを感じやすくしておくのよ。そうすれば、赤ちゃんに吸ってもらった時
とても気持ちいいから、赤ちゃんの口に自分のおっぱいをふくませるのを絶対に忘れなくなるから」
 こちらも洋服と下着を全て脱ぎ去ってしまい一糸まとわぬ姿の大柄な美也子が、水玉模様の紙おむつだけを身に着けた
晶の体を抱きすくめ、まるで膨らみのないおっぱいの乳首をちゅうちゅうと音を立てて吸っている姿は、形容のしようがない
ほど悩ましく淫靡で、これ以上はないほど淫らな欲情をかきたてる光景だった。
20420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/19(木) 05:31:25 ID:nBRZIMLR
 それからしばらくピンク色の乳首を唇と舌で責めた後、美也子は、晶の背中を抱きすくめていた手をそろりとおろし、右
手の人差指と中指を紙おむつの上からお尻の穴のあたりに這わせた。
 吸収帯の上からも、ひくひくといやらしく蠢く膨らみがはっきりわかる。それが、乳首をなぶられて我慢できずにいきり勃
たせてしまったペニスなのは言うまでもない。
 美也子は晶の乳首から静かに口を離した。
 乳首が美也子の唾液に濡れ、蛍光灯の光をてらてらと反射する。
「乳首だけじゃなくて、おちんちんまでびんびんになっちゃってるじゃない、晶ちゃん。いくら感じやすい方がいいったって、
ちょっとはしたないんじゃないかしら。このぶんだと、赤ちゃんにおっぱいをふくませてる間もおちんちんを大きくしちゃいそ
うね。ほんと、なんて淫乱でなんていやらしいママなのかしら。それに、庭先で白いおしっこを出させてあげたばかりだっ
ていうのに、またこんなに大きくしちゃって、なんて堪え性のない女の子なのかしら」
 晶の乳首から口を離した美也子はすっと腰を伸ばし、右手で紙おむつの膨らみを揉みしだいた。
「くぅん……」
 晶は、今度は体をのけぞらせるのではなく、美也子に体重を預けるようにもたれかかって、生まれたての仔猫みたいな声
を漏らした。
 美也子が押さえつけていた手を緩めると、それまで体の横にぴったり付けていた両腕を伸ばし、美也子の背中に巻き付け
ると、真っ赤に上気した顔を胸元に押しつけ、何度も頬をこすりつける。
「そう、そんなに気持ちいいの。おっぱいをいじってもらった後おちんちんをいじってもらうのがそんなに気持ちいいの。晶ち
ゃん、おちんちんもおっぱいもお尻の穴も、どこもかしこもが感じやすいんだね。いいわよ、お嫁さんになってくれたら全部を
たっぷり可愛がってあげる。夜通し、これでもかってくらい可愛がってあげる」
 美也子は晶の耳朶に熱い吐息を吹きかけながらそう言った。
 晶が、せがむようにますます強く美也子の胸に頬をこすりつける。
 と、美也子が不意に意地悪そうな笑みを浮かべ、晶のペニスを揉みしだく指の動きを止め、右手をさっと紙おむつから離し
てしまった。
 
20520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/19(木) 07:10:17 ID:nBRZIMLR
「え……?」
 急に手が離れたことを知った晶は、豊かな胸に頬を押し当てたまま、上目遣いに美也子の顔を見た。
「あら、どうしたの? 私がおちんちんをいじると、晶ちゃん、やだやだって泣き喚いてたでしょ? 可愛い妹の泣き顔なん
て見たくないからおちんちんをいじるのをやめてあげたんだけど、それがどうかしたかしら?」
 晶の瞳に明らかな失望の色が浮かぶのを見て取った美也子は、顔に浮かべた表情そのまま少し意地悪な口調で言っ
た。
「……」
 それに対して、晶は返す言葉がない。その代わり、顔いっぱいに失望の色が広がってゆく。
 美也子はしばらくの間、口をつぐんでいた。
 口をつぐんで待ち、何かを訴えかけようとして晶の唇が微かに動いた瞬間、
「して欲しいんでしょう? 気持ちのいいこと、もっとして欲しいんでしょう? ちゃんと最後までいかせて欲しいんでしょう?」
と、部屋で晶に女児用のショーツを穿かせて初めてペニスをなぶった時に口にした言葉をそのまま再現して言った。
「やめ……ないで。……お願いだから……」
 もうこれ以上は目を合わせていることができず、晶は美也子の胸に顔を埋めて、くぐもった声で弱々しく懇願した。
「だーめ。そんなおねだりの仕方じゃ、お願いはきいてあげない。もっと大きな声でお願いしなきゃいけないでしょ?」
 美也子は再び部屋で言った言葉を繰り返した。
「……お、お願いだから、あ、晶に気持ちのいいことしてください。……このままだったら晶、変になっちゃうから、だから、ち
ゃんとしてください。お願いだから……お姉ちゃん」
 こちらも部屋での懇願そのまま、晶はすがるようにして言う。
「うん、わかった。せっかくの可愛い妹のおねだりだもの、優しいお姉ちゃんとしては放っておけないわよね。じゃ、気持ちの
いいことを続けましょう。ただし、紙おむつの中はもう庭先での白いおしっこのおもらしでべとべとに汚れちゃってる筈だから、
おむつを外して続きをしようね。その方がおちんちんも窮屈じゃなくていいでしょ?」
 美也子は妖しく瞳を輝かせてそう言うと、紙おむつに向かって両手をすっと伸ばした。
20620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/19(木) 08:42:22 ID:nBRZIMLR
 京子が前もって買っておき美也子の手で晶の下腹部を包み込んだハート模様の紙おむつとは違って、徹也が晶にプレ
ゼントした水玉模様の紙おむつは、パンツタイプではなく、前部をテープで留めるタイプだった。美也子はそのテープを力
まかせに手前に引いた。
 テープを剥がす無機質な音が脱衣場に響き渡って、晶は、自分の下腹部が紙おむつに包み込まれていることを改めて
思い知らされる。
 前部に合計で四枚付いているテープが外れ、晶が両脚を広げぎみにすると、紙おむつがパサッと音をたてて脱衣場の
床に落ちた。と同時に、それまで紙おむつの中で窮屈そうにしていたペニスがいきり勃ち、晶の股間で鎌首をもたげる。
 ペニスの先から、強引にお尻の方へ折り曲げて押さえつけられていたせいで完全には放出されなかった残りの精液が
とろりと溢れ出て、晶の両脚の間に落ちた紙おむつの上につっと滴り落ちた。
 それを見た美也子はその場に膝立ちになると、床に落ちた紙おむつを拾い上げ、まだとろとろと精液の雫を滴らせている
ペニスの先にかぶせて何度か前後に動かし、残っている精液を搾り取るようにして綺麗に拭きあげた。
「や……!」
 ただでさえぎりぎりのところで踏みとどまっているところにペニスの先を紙おむつで撫でさすられて、晶はなまめかしく喘
いで身をよじってしまう。男性の象徴であるペニスをいたぶられているというのに、その喘ぎ声は女の子めいて、身をよじる
仕種は、秘部をまさぐられて痴態をさらす少女そのままだ。
「まだよ。まだ我慢なさい。お風呂場でもっともっと気持ちのいいことをしてあげるから」
 美也子は、自分の胸に顔を埋めて感きわまったように首を振る晶の耳元に、それこそ幼い妹をあやすように囁きかけ、
内側に精液がべっとり付着した紙おむつをようやくペニスから引き離すと、再びすっと立ち上がり、晶の背中を右手で優しく
撫でさすった。
「さ、これでいいわ。じゃ、お風呂場に行きましょうね。気持ちのいいことをしてから、何度もおしっこを失敗しちゃった晶ちゃ
んのここを綺麗に洗ってあげる」
 一糸まとわぬ身で、晶が胸元に頬をこすりつけるたびに乳房を刺激され、今や自分も乳首をぴんと勃てて、美也子は紙
おむつをくるくると丸めながら息を弾ませ、左手で晶の股間をさわっと撫でた。
207名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 00:46:26 ID:629bySOD
GJです!
お風呂場にwktk
20820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 05:11:39 ID:bGKnu1Hu
 顔だけでなく体中を熱くほてらせて互いに抱き合う美也子と晶の姿は、しっかり者の姉と一人では何もできない幼い妹
以外の何者でもなかった。ただ、幼い妹である筈の晶の股間でいきり勃つ醜悪な肉棒を除いては。

 浴室にはバスチェアが二つ並べて置いてあった。
 だが、一方のバスチェアにお尻を載せた美也子は、晶にもう一方のバスチェアを使わせることなく、自分の太腿に晶の
お尻を載せさせて横抱きにした。
 美也子が膝を上げ、太腿を下げぎみにすると、横抱きにされた晶は自分の体をいやでも美也子の体にもたせかける格
好になってしまう。身長は美也子の方が頭一つ高いのだが、こんな座り方をすると、美也子の太腿にお尻を載せている
ぶん晶の見かけの座高が高くなって、二人の胸元どうしがちょうど同じくらいの高さになった。
「ほら、見てごらん。晶ちゃんとお姉ちゃん、こんなにおっぱいの大きさが違うのよ。でも、仕方ないよね。お姉ちゃんは高
校二年生だけど、晶ちゃんはまだ小学五年生だもの。まだおっぱいがぺたんこで、ジュニアブラがぶかぶかでも仕方な
いよね。だけど、心配することはないのよ。晶ちゃんの乳首、とっても感じやすいもの、すぐにおっぱいも大きくなるわよ」
 美也子は、くすくす笑いながら浴室の鏡を指で差し示した。
 鏡には、大柄な美也子と、美也子の太腿にお尻をちょこんと載せて座っている小柄な晶、二人の姿が微かに湯気にぼ
やけながらもくっきり映っている。ぴんと張りのある豊かな乳房の持ち主である美也子に対して、僅かな膨らみも見当たら
ない薄い胸板にピンクの乳首をこりこりに固くして勃たせている晶。女性らしく丸みを帯びたシルエットながら引き締まった
体つきの美也子に対して、なで肩で全体に線が細く華奢な体つきの晶。180センチを越える身長の美也子に対して、美也
子の太腿の上に座らされてようやく座高が一緒になるほどに背の低い晶。全てを自分の企み通りに進めてゆく美也子に
対して、美也子のなすがままにされるしかない晶。鏡に映った二人は、性別も年齢も何もかもが逆転してしまった、奇妙で
対照的な存在だった。
 美也子に促されて鏡をちらと見た晶だが、自分のあまりにも惨めな姿に、すぐに目を伏せてしまう。
 けれど、それもほんの束の間のことだった。
20920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 05:49:14 ID:bGKnu1Hu
 うなだれる晶の耳元に美也子が
「そうだ、おっぱいを大きくするためにマッサージをしてあげようか」
と言って両手で左右の乳首を包み込んだため、びくんと体を震わせ、思わず両目を大きく見開いてしまったのだ。
「年ごろの女の子は放っておいてもおっぱいが大きくなってくるもんだけど、形とかを気にするなら、ちゃんとお手入れをし
なきゃいけないのよ。お肌はつるつるにしとかなきゃいけないし、綺麗な形のおっぱになるようバストアップのマッサージを
しなきゃいけないし。それに、小学生の晶ちゃんにはまだ早いかもしれないけど、もう少し大人になったら乳癌の心配もし
なきゃいけなくなるし。乳癌を早くみつけるためには、毎日自分のおっぱいをマッサージする習慣をつけておくといいのよ。
毎日マッサージをして、変なしこりがないかどうか気をつけるの」
 美也子はそう言いながら、掌の腹で晶の乳首の先をこりこりと撫でまわし、五本の指で乳首のまわりを揉みしだいた。
それが決して口で言っている通りのバストアップのマッサージなどでないことは晶にもわかる。ぴんと固く勃った乳首を刺
激して晶の下腹部を更に疼かせるための淫らな行為だということは明白だ。けれど、その手から逃れることはかなわない。
圧倒的な体格の差がある上に、羞じらいの表情を浮かべながらも、どこかうっとりした目つきで、晶自身がその淫らな行為
を受け容れてしまっているのだから。
「でも、本当にいいのは、一緒に住んでいる愛する人に調べてもらうのが一番らしいわ。自分じゃついついおざなりになっち
ゃうかもしれないけど、恋人とか旦那様だったら、心をこめてパートナーのおっぱいをマッサージしてくれるから見落とす心
配が減るんだって。だから、晶ちゃんのおっぱいはこれから毎日、私がマッサージしてあげる。ぺったんこのおっぱいが早
く大きくなるように、それと、大事な晶ちゃんが乳癌にかかってないかどうか調べるために。今日からずっとお風呂は二人一
緒に入るのよ。でもって、お姉ちゃんのお膝の上にお座りしておっぱいをマッサージしてもらうのよ。毎日そうすること、忘れ
ないって約束できるわね?」
 晶が体をすり寄せてくる様子を満足げな表情で窺いながら、美也子は有無を言わさぬ口調で言った。
「や、約束する。……約束するから、最後まで……最後までやめないでね。お願いだから、お姉ちゃん。晶のこと、最後まで
イかしてちょうだいね、お姉ちゃん」
 際限なく高まってくる下腹部の疼きに我を忘れたかのように、晶は甘えた声でおねだりを繰り返した。
21020 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 07:15:14 ID:bGKnu1Hu
「そう、ちゃんと約束できるの。本当にお利口さんで可愛い妹だわ、晶ちゃんは。御褒美にちゃんと最後までイかせてあげ
るわね。それに、さっさと済ませちゃうんじゃなしに、なるべく長いこと楽しませてあげる。気持ちのいいことは少しでも長い
方がいいもんね?」
 美也子は含み笑いを漏らしてそう言うと、言葉とは裏腹に、晶の胸を揉みしだく手をぴたっと止めた。
「お、お姉ちゃん……?」
 脱衣場に於いて絶頂を迎える寸前に美也子の手がペニスから離れた時の失望感がありありと甦ってくる。晶は、助けを
求めるような潤んだ瞳で美也子の顔を凝視した。
「大丈夫、ちゃんと最後までしてあげるから、そんな泣きそうな顔はしなくていいわよ。こうやっておっぱいをマッサージする
だけじゃ味わえないようなもっともっと気持ちのいいことをしてあげるから心配しなくていいの」
 美也子は幼児をあやすように言うと、鏡の脇に置いてある、シャンプーやリンスの容器が並んだ小物台に手を伸ばして、
一見したところでは帽子みたいにも見える何やら円形の物をつかみ上げた。
「今から体中を綺麗に洗いながら気持ちのいいことをしてあげる。頭も洗ってあげるから、ほら、これをかぶってちょうだい」
 美也子は晶の髪を結わえているカラーゴムを二本とも手早く外し、その代わりにとでもいうふうに、小物台から取り上げた
円形の帽子みたいな物を晶の頭にすっぽりかぶせた。
「ほら、こうしておけば頭を洗う時、シャンプーがお目々に入らずにすむでしょ? 小っちゃい子は大人に頭を洗ってもらう
時、こうやってシャンプーハットをかぶせてもらうのよ。晶ちゃんの大きなお目々にシャンプーが入って痛い痛いって泣いち
ゃったら可哀想だもんね」
 そう、美也子が晶にかぶらせた物は、幼児が頭を洗ってもらう時にシャンプーやシャワーの湯が目に入るのを防ぐために
頭にかぶるシャンプーハットだった。それも、何重ものプリーツになった幅の広い縁や頭にかぶる中心部分が薄いピンク色
で、可愛らしいアニメキャラをあしらった、小さな女の子用のシャンプーハットだ。
 大柄な美也子の脚の上に座って頭にピンクのシャンプーハットをかぶり、どこかきょとんとした顔つきをする晶の姿は、小
学生の少女どころか、まだ幼稚園にあがるかあがらないかといった年ごろの幼い女の子そのままだった。
「は、恥ずかしい。……晶、小っちゃい子じゃないのにシャンプーハットだなんて、とっても恥ずかしいよぉ」
 おそるおそる鏡に目を向けた晶は、鏡に映る自分の姿を確認するなり、どこか甘えたような声で言って弱々しく首を振った。
21120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 08:24:38 ID:bGKnu1Hu
「うふふ、恥ずかしいよね。晶ちゃんは小っちゃい子なんかじゃないよね。もう小学五年生のお姉ちゃんなんだもん、シャ
ンプーハットなんて恥ずかしいよね」
 美也子は、「小学五年生のお姉ちゃんどころか、本当は高校二年生のお兄ちゃんなのにね」という意味を言外に匂わて
言い、晶の羞恥をくすぐってうっすらと微笑んだ。
「でも、晶ちゃんはいつまでも私の可愛い妹なのよ。お外では徹也お兄ちゃんとデートする小学五年生のお姉ちゃんだけ
ど、お家の中じゃお姉ちゃんがいないと一人じゃ何もできない甘えん坊の小っちゃな妹のままでいいの。だからお姉ちゃん
が体を洗ってあげるし、頭も綺麗綺麗してあげるの。だったら、シャンプーハットのこと、そんなに恥ずかしがらなくていい
んじゃないかな? それに、私たちに子供ができて、赤ちゃんが大きくなって一人でお座りできるようになったら、今度はマ
マの晶ちゃんが子供の頭を洗ってあげることになるのよ。その時、どんなふうにして洗ってあげれば子供が嫌がらないか、
それを身をもって体験しとくのも必要なことなんじゃないかしら」
 そう諭すように言った美也子は、晶の返事を待とうともせずにシャワーのコックを捻った。
「きゃっ!」
 不意にシャワーの湯を頭から浴びて、晶は驚きの悲鳴をあげた。今や、咄嗟の悲鳴も女の子そのものだ。
「ほら、シャンプーハットをかぶっていてよかったでしょ? かぶってなかったらお湯がお目々に入って、今ごろ晶ちゃん、
えんえん泣きじゃくってたかもしれないんだから」
 美也子は尚も晶の頭の上からシャワーの湯を浴びせかけながら恩きせがましく言い、しばらくそうしておいてから、シャ
ンプーの容器を持ち上げた。けれど、それはいつも美也子が使っているシャンプーではなく、赤ん坊や幼児の敏感な肌に
合わせた成分でできたベビーシャンプーだった。まだ容器が真新しいところをみると、晶のために京子が買っておいた物
に違いない。
「でも、シャンプーハットをかぶっていても絶対に大丈夫ってわけじゃないから、シャンプーの泡が入らないよう、お目々を
ぎゅっとつぶっていてね。お姉ちゃんが綺麗綺麗してあげるから、その間おとなしくしているのよ」
 今度も晶の返事を待とうともせず、晶のことをすっかり幼い妹扱いしている態度をありありとしめして、美也子は容器のノ
ズルを押し、掌に受けたシャンプーを晶の髪になじませて、優しく両手を動かし始めた。
21220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 10:12:05 ID:bGKnu1Hu
 美也子が両手を動かすたびに、敏感な肌にも優しいという謳い文句通り、きめの細かい泡が無数に湧きたって、晶の頭
をあっという間に真っ白な泡で包み込んでしまう。
 やがて純白の泡はシャンプーハットのツバを越え、その縁からぽたぽたと滴り落ちるまでに増えた。
 シャンプーハットから滴り落ちた泡は晶の太腿を濡らし、そのまま両脚の肌を伝い落ちて、美也子の下半身をもうっすら
と白く染めてゆく。
「さ、シャンプーはこのくらいでいいかな」
 充分に泡だったシャンプーの様子を見て美也子は独り言めかして呟くと、今度は、ボディソープの容器と柔らかなスポン
ジを持ち上げた。ボディソープも、シャンプーと同様、京子が晶のために買い揃えていたに違いないベビーソープだ。
「シャワーで流すのは後にしてこのまま体も洗っちゃうから、もう少しの間おとなしくしているのよ。あ、でも、このままだと洗
いにくいところがあるから、お姉ちゃんのあんよからおりて自分で立っちしてちょうだいね。いつまでもお姉ちゃんに甘えてい
たいでしょうけど、少しの間だけだから我慢できるよね」
 美也子は羞恥を煽るようにわざと幼児言葉でそう言うと、晶を自分のすぐ目の前に立たせて、ベビーソープをスポンジにし
み込ませた。
「まだお目々を開けちゃ駄目よ。今お目々を開けたらシャンプーの泡が入っちゃうから、ぎゅっと閉じたままにしてるのよ。で
も、お目々を閉じたままだと転んじゃうかもしれないから、ほら、お姉ちゃんの体につかまっているといいわ。うん、そうそう。
そうやって、ころんしちゃわないようにしておこうね。そうよ、あんよはお上手よ、晶ちゃん」
 美也子は晶の手首をつかんで自分の腰のあたりにつかまらせ、まるで伝い立ちができるようになったばかりの幼い子供を
褒めるように言った。
 初めて足を踏み入れる美也子の家の浴室。目を閉じたままでどこに何が置いてあるかもわからず不安で胸がいっぱいに
なる中、まだあんよもおぼつかない幼児のような扱いを受ける屈辱も忘れて、美也子の体にしがみつくしかなかった。
 美也子は、自分に頼りきってすがりつく晶の様子に相好を崩し、満足げに頷くと、ベビーソープをしみ込ませたスポンジを晶
の首筋に押し当てた。
 首筋から細い肩、華奢な背中から薄い胸板、男の子のわりに腰骨の張ったウエストまわりと、スポンジを持った美也子の手
が動くのに合わせて、晶の体がきめの細かい純白の泡に包まれてゆく。
21320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 11:12:31 ID:bGKnu1Hu
 やがて晶の全身を真っ白な泡まみれにしてしまうと、次に美也子は自分の下半身にスポンジを押し当て、両脚の付け根
から膝のすぐ上までを泡で包み込んでから、ようやく手の動きを止めた。
「さ、もっと体を近づけてごらん。晶ちゃんがお待ちかねだった気持ちのいいことをしてあげるから」
 スポンジを小物台に戻した美也子は、晶の背中に両腕をまわして、それまでも自分の体にしがみついている晶の体をぐ
いっと抱き寄せた。
 と、美也子が両脚を開きぎみにして立っていたため、いきり勃つ晶のペニスが、美也子の両脚の間に割って入るような格
好になって、そのまま左右の脚に挟みこまれてしまう。これで二人の背の高さが同じくらいだったら性器どうしが触れ合うと
ころだが、実際には頭一つ以上も身長差があるため、美也子の脚の付け根のすぐ下に割って入る結果になったのだった。
「ん……」
 もういつ絶頂を迎えてもおかしくないほどにエレクトしているペニスを美也子の両脚の間に挟み込まれて、晶は感きわまっ
たような喘ぎ声を漏らした。
 これまで女性の裸体を見たこともない晶にとって、美也子の豊かな乳房を目の当たりにするだけでも下腹部がうずうずし
て仕方ない。それが、一糸まとわぬ姿の美也子がまるで警戒する様子もないどころか、むしろ晶をそそのかすようにして目
の前に立ち、しかも、ベビーソープのきめのこまかい泡にまみれたつるつるの両脚の間にペニスを挟み込んで晶の体を抱き
締めているのだからたまらない。
「どう、気持ちいいでしょ? 私、チームで安定したポジションを獲るまでは絶対に子供をつくりたくないの。だから、晶ちゃん
と結婚しても、普通の男の人と女の人がするようなセックスは当分の間お預けよ。幾ら避妊していても、万が一っとこともあ
るからね。そんなつまらない間違いで妊娠しちゃって、レギュラーの座をつかむ前に現役から外されるなんてことになっちゃ
たまらないもの。だいいち、晶ちゃんがお嫁さんで私が旦那様になるんだから、意識して子供をつくろうって決心を固めた時
以外は普通のセックスなんて変だしね。そうよ、結婚したら晶ちゃんがネコで私がタチ、そういう立場なのよ。でも、晶ちゃん
だって本当は若い男の子。たまにはちゃんと性欲を発散させてあげなきゃいけないわよね。そんな時は、今みたいにしてあ
げる。今みたいに、両脚の間に晶ちゃんのおちんちんを挟んで気持ちよくさせてあげる。部活の中でもエッチなことに一番詳
しい子に教えてもらったんだけど、こういうの、素股って言うそうね。さ、びんびんに大きくなっちゃったおちんちん、初めての
素股で可愛がってあげるわね。私のお嫁さんになったら、こんな気持ちいいこともしてもらえるのよ。今から楽しみでしょう?」
 想像したこともなかった快感に思わず体をのけぞらせてしまう晶に向かって真っ赤な舌をちろと突き出してみせてそう言う
美也子の姿は、真っ赤な目を潤ませていやらしく蠢く、どこか白蛇めいた淫らさに満ちていた。
214名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 12:41:59 ID:iZUV1njg
(`・‐ω・)/
21520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 13:51:52 ID:bGKnu1Hu
 晶の息遣いが一瞬のうちに荒くなる。
 けれど、美也子の淫らな行為はそれだけでは終わらなかった。美也子は、体をのけぞらせる晶の背中を左手で抱き寄
せながら、右手を晶の後頭部に移して、こちらも力まかせに引き寄せると
「さっきは私が晶ちゃんのおっぱいを吸ったけど、今度はそのお返しに、お姉ちゃんのおっぱいを吸わせてあげる。晶ちゃ
んが赤ちゃんにおっぱいを吸わせてあげる時、赤ちゃんはどんなふうにママのおっぱいを吸うのか、それも自分で経験し
ておくのが一番だものね。さ、いらっしゃい。晶ちゃんみたいなぺったんこのおっぱいじゃない、ちゃんと膨らんだおっぱい
がどんなものなのか、ゆっくり味わうといいわ」
と笑い声で言い、自分の乳首を晶の唇に押し当てたのだ。
 晶は拒んだが、美也子の手から逃れることは到底かなわない。
 張りのある乳房の先端にぴんと勃った乳首が晶の唇を強引にこじ開けるようにして口の中に入ってくる。
「んぐ……」
 豊かな乳房を顔に押しつけられる息苦しさに、晶はくぐもった喘ぎ声をあげた。
 その時の唇と舌の動きが乳首を刺激して、美也子の顔にうっとりしたような表情が浮かぶ。
「んふぅ、おっぱいを吸われるのがこんなに気持ちいいものだなんて今までちっとも気がつかなかったわ。部活の合宿な
んかで冗談半分に女の子どうしおっぱいをいじり合ったりするけど、さすがにこんなのは初めて。すっごく気持ちいいのね、
こういうのって。私が吸ってあげた時、晶ちゃんがいやらしいよがり声をあげちゃったけど、今ならその理由もわかるような
気がするわ。結婚したら、二人でおっぱいの吸い合いっこをしようね。晶ちゃんが私のおっぱいを吸っていい気持ちにくして
くれたら、その御褒美に今度は私が晶ちゃんのおっぱいを吸ってよがり声をあげさせてあげる。これでますます楽しみが
増えて、私のお嫁さんになるのがいよいよ待ち遠しくなってきたでしょ、晶ちゃん? でも、気持ちいいことはこれだけじゃな
いのよ。今日は晶ちゃんが私の妹になってくれた特別の記念日だから、もっともっと気持ちのいいことをしてあげる。今日は
晶ちゃんの女の子修行が始まった大事な日だから、もっともっと気持ちよくさせてあげるわね」
 こちらも幾らか息遣いを荒げて美也子は言いながら、晶の背中を支えている左手をそっと下におろした。
21620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 15:09:32 ID:bGKnu1Hu
 強引に咥えさせられた乳首に晶の意識が集まっている隙に、美也子の左手は、純白の泡にまみれたお尻に触れた。美
也子はそのままじわじわと掌をお尻の丸みに沿って這わせ、お尻の穴に指先が触れると、中指の腹で肛門の縁を円を描
くように何度か軽くくすぐってから、人差指を菊座に突き立てた。
「あむ……」
 思いがけない美也子の行為に、再び晶の体がびくんとのけぞる。
 けれど美也子は晶の後頭部を押さえつける右手に力を入れて、乳首から口を離させない。
「晶ちゃん、お尻も感じやすいんだったよね。紙おむつの上からだとちゃんと可愛がってあげられなかったけど、今なら裸
だから、たっぷりいじってあげられるわよ。それに……」
 自分も乳首を吸われて上気した顔にうっとりした表情を浮かべながら、美也子は甘ったるい声で言って、晶の菊座に突き
立てた人差指に力を入れた。
「それに、今はスムースに指が入るものね。ほら、駄目よ、そんなにお尻に力を入れちゃ。緊張しないで、余分な力を抜いて
ごらんなさい」
 ベビーソープのきめの細かい柔らかな無数の泡が指のまわりに柔らかな膜をつくって、緊張のあまり肛門を固く閉ざす晶
のお尻の穴にさほど抵抗なく人差指が吸い込まれてゆく。ちょうど、上質のローションをたっぷりつけたようなもので、晶もあ
まり痛みは感じていないだろう。
 美也子は、同じ部活で一番の耳年増という噂の同級生からいつか聞かされた「お尻ってさ、何かが入ってくる時よりも、お
尻の穴に入った物が抜けてく時に一番刺激を受けるんだって」という言葉を思い出して、第一関節まで差し入れた人差指を
少し鈎型に曲げてじわっと引き抜いた。
 途端に晶の下腹部が震え、膝ががくんとなる。
「やっぱり、晶ちゃん、お尻も感じやすいのね。いいわ。今日は特別な記念の日だから、もっともっと可愛がってあげる。ど
うせだから、気持ちいいことしながら、体の外も中も綺麗にしちゃいましょう。ほら、こうやって指を動かし続ければ、ベビー
ソープの泡がどんどんお尻の穴に入ってくわよ。この真っ白な泡で、お尻の穴の中も綺麗にしちゃおうね。可愛い晶ちゃん
には、体の外も中もどっちも綺麗でいてほしいもの。お姉ちゃんが晶ちゃんのこと綺麗綺麗してあげてる間、晶ちゃんはお
姉ちゃんのおっぱいを吸っていていいからね。ぐずったりむずがったりしないよう、お姉ちゃんのおっぱい、たっぷり吸ってい
いんだからね」
 目の下の涙袋をうっすらと赤く染め、あやすように言って、美也子は晶のお尻の穴に突き立てた人差指を何度も差し入れ
たり引き抜いたりを繰り返した。
21720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 15:13:34 ID:bGKnu1Hu
明日と明後日の土曜・日曜はお休みさせていただきまつ
今週は月曜も休んで、半分ほどの日しか書いてないけど、カンベンしてやってください

では、みなさん、よい週末を
21820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 16:32:55 ID:bGKnu1Hu
↑ と書いておいてすぐに前言撤回というのもなんだけど、もう一編だけ書き上がったから、これだけうpしておいてから、
いよいよ週末モードに入りまつ

では、あらためて、よい週末をお過ごしください
21920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/20(金) 16:34:01 ID:bGKnu1Hu
 美也子の指が出たり入ったりするたびに、ベビーソープの純白の泡がお尻の穴に流れ込み、微かに色づいた液体にな
ってじくじく滲み出しては、晶の脚の付け根から膝の裏側を伝って浴室の床に滴り落ちる。
 美也子は人差指でお尻の穴を責めながら、自分の両脚の内腿をきゅっきゅっと擦り合わせた。
 そのたびに、美也子の両脚の間に挟み込まれた晶のペニスが揉みしだかれる。
「いや……いやぁ!」
 想像もつかない下腹部の疼きに、美也子の乳首を口にふくんだまま、晶は甘えるような仕種で首を振った。
 その拍子にシャンプーハットのツバから滴り落ちた泡が美也子の首筋を濡らして乳房の表面を伝い流れ、乳首に達した
かと思うと、乳首を咥える唇を伝って晶の口の中に流れ込んだ。
 きめの細かい柔らかく真っ白な泡が乳首を伝って口に中に流れ込んだ瞬間、晶は、美也子の乳房から母乳が迸り出た
ような錯覚にとらわれた。もちろん、妊娠などしていないしセックスの経験さえない美也子の乳房から母乳が溢れ出る筈が
ない。それに、シャンプーの苦みの強い味は母乳とはまるで別物だ。けれど、力まかせにむしゃぶりつく乳首から唇を伝っ
て口の中に流れ込んだきめの細かい無数の泡の柔らかでまろやかな感触は、憶えている筈のない、赤ん坊の頃に母親の
乳房を無心に吸ってむさぼり飲んでいた母乳の感触と、晶の頭の中で確かに重なり合ったのだった。
 美也子が強引に後頭部を押さえつけるまでもなく、晶は自ら進んで豊かな乳房に顔を押しつけ、もうそれ以外のものは意
識の外に追いやってしまいでもしたかのように、それまでよりもずっと激しく美也子の乳首をちゅうちゅうと音をたてて吸い始
めた。
「そうよ、それでいいのよ。お姉ちゃんのおっぱいをたっぷり吸いなさい。気がすむまで、いつまでもいつまでも吸っていてい
いのよ。うふふ、お姉ちゃんのおっぱいを吸ってくれる晶ちゃん、なんて可愛いのかしら。一人じゃ何もできなくて、いつまで
もおむつ離れできない上にいつまでも乳離れできない小っちゃな赤ちゃんなのよ、晶ちゃんは。お出かけする時は小学五年
生のお姉ちゃんだけど、お家の中じゃ、幼稚園にもあがっていない小っちゃな妹なのよ、晶ちゃんは。赤ちゃんの妹だから、
ずっとずっとお姉ちゃんに甘えていていいのよ。赤ちゃんだから、おむつもお姉ちゃんが取り替えてあげる。赤ちゃんだから、
むずからないよう、お姉ちゃんがおっぱいを吸わせてあげる。いいわね? 晶ちゃんは赤ちゃんに戻って一から女の子に生
まれ変わるのよ。女の子に生まれ変わって、今度はお姉ちゃんの可愛いお嫁さんになるのよ。お嫁さんになって、子供がで
きたら、今度は優しいママになるのよ。その間中、ずっとずっと私が晶ちゃんのことを守ってあげる。だって、私は晶ちゃんの
お姉ちゃんで、晶ちゃんの旦那様だもの。晶ちゃんはずっとお姉ちゃんだけのもの。誰にも渡したりしないんだからね」
 美也子はますますうっとりした表情を浮かべて、人差指をさっきよりもずっと深く晶のお尻の穴にずぶっと差し入れ、直腸
の中の様子をさぐるようにくねくねと動かした。
220名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 00:14:02 ID:elWiaTqB
20さんも良い週末をおすごしください。
来週、続き楽しみにしています。
22195:2007/07/21(土) 00:50:38 ID:v/vOinGe
お風呂に入る直前。おむつ取っちゃうとビミョー。
http://www.gazoru.com/g-6882c3a064c4858c427f94cb8ac0bef8.jpg.html
222名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 10:36:02 ID:/UW6yrvI
95氏、相変らずイメージ通りで感謝しております。
もし希望を聞いて頂けるのであれば、前スレ2141〜220のおむつコキを
描いては頂けないでしょうか。
傍観者の勝手なお願いで甚だ申し訳ありません。
22395:2007/07/22(日) 17:17:09 ID:hz3Jlvhz
前回でもそうだったんだけど、おむつを外して、モロだしは文章だけにしておいた方がいいような希ガス。
http://www.gazoru.com/g-866866e09a376c8bddf66e259cafedb4.jpg.html
という事でこんな絵になってしまいました。
・・・公園の公衆トイレにはあり得ないくらいの贅沢な設備になってしまいましたが、現物を知らないので、こうなってたらいいな、感が強く出た絵になってます。ご勘弁を。
224名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 20:32:24 ID:H4MrdhrA
>>223
車でちょっと行ったところにあるジャスコにならある。
22595:2007/07/22(日) 22:32:16 ID:9t4rq8es
車も無ければ、近くにジャスコも無い。出来る事なら写真を撮ってあげてもらえると参考になるけれど。
22620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/23(月) 03:45:35 ID:a8He5DYQ
 と、腸壁を通して指先に触れるものがあった。
(あ、これかな。これが、エッチなことに詳しい子が言ってた『前立腺』とかいうやつなのかな。これをいじってあげたら男の
子は誰だってすごく気持ちがよくなるそうよって教えてくれた前立腺なのかな。うふふ、小っちゃな妹の晶ちゃんも本当は
私と同級生の男の子だもん、たまには男の子として悦ばせてあげなきゃね)
 限りなく高ぶる欲情で胸をいっぱいにしながら、美也子は、前立腺とおぼしき器官の表面を腸壁を通して人差指の腹で
撫でさすった。
 途端に、瘧にでもかかったように晶の体がぶるぶる震え、膝から力が抜けて、美也子が体を支えてやらないと倒れてしま
いそうになる。
(あらあら、すごい効き目だこと。これなら、晶ちゃんが聞き分けのよくない悪い子になっちゃった時、言うことをきかせるの
に使えそうね。そうだ、お風呂からあがったら、早速ママにも教えてあげようっと)
 予想以上の効果に美也子は満足そうに頷くと、それ以上は前立腺をいじるのをやめ、鈎型に曲げた人差指で晶の菊座を
内側からじわじわ責めながら、淫らな笑みを浮かべて、両脚の内腿をゆっくり擦り合わせた。
「……出ちゃう。白いおしっこ出ちゃうよぉ……」
 美也子の乳首にむしゃぶりついたまま呻くように晶がそう言った直後、ペニスの先からとろりとした液体が溢れ出て、美也
子の内腿を伝い落ちた。それは、正確に言うと、精液ではないかもしれない。一日の内に何度も射精を強要され精嚢にはも
う精液が残っていないのに体の内側から前立腺を責められて容赦なしに搾り取られたせいで、殆ど精子が含まれていない
精漿だけみたいな色の薄い液体だった。
 粘りけはあるものの見た目は本当におしっこみたいな殆ど無色に近い生温かい液体が内腿の間をとろっと伝い落ちる感触
に、美也子の感情が高ぶる。
「晶ちゃん、これですっかり赤ちゃんになっちゃったね」
 熱くほてった顔で、美也子は晶のお尻の穴を責めていた指を静かに抜きながら言った。
「ち、違う。晶、赤ちゃんなんかじゃないもん」
 美也子が指を抜いた瞬間もういちどぶるっと下腹部を震わせて、晶は拗ねたような口調で言った。
22720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/23(月) 06:32:01 ID:a8He5DYQ
「あらあら、赤ちゃんじゃないだなんて、無理してお姉ちゃんぶっちゃって。そうね、小っちゃい子はみんな、少しでもお兄ち
ゃんぶったりお姉ちゃんぶったりしたがるものよね。でも、ころんしないように抱っこしてもらって、おっぱいを吸いながらお
もらししちゃうような子が赤ちゃんじゃなくて何なのかしらね」
 美也子は晶のお尻を軽くぴしゃんと叩いておかしそうに言った。
 そう言われて、晶には返す言葉がない。
 シャンプーハットをかぶって美也子の豊かな乳房に顔を押しつけるようにして乳首を咥え、今にも倒れてしまいそうにな
るのをかろうじて支えてもらった状態で、既に力なく萎えようとしているペニスからぽたぽたと生温かい体液を漏らしている
晶の姿は、とてものこと高校生などではなく、もやは小学生でさえなく、自分では何もできない赤ん坊そのままだった。
「晶、赤ちゃんじゃない。晶、赤ちゃんなんかじゃないもん」
 今の晶にできるのは、拗ねたように頬を膨らませてそう呟くことだけだった。

                         * * *

 その後、シャワーで体中の泡を洗い流としてもらい、金魚やアヒルのオモチャを浮かべた浴槽で幼児みたいに「ひとつ・
ふたつ……とお」と数を読むことを強要されてから脱衣場に戻った晶は、洗った髪を乾かしてもらって今度はサクランボで
はなくチューリップの飾りの付いたカラーゴムで髪を結わえられて廊下に連れ出され、階段を昇って二階へ連れてゆかれ
た。
「あ、ほらほら、駄目よ。ちゃんとしてあげるから、じっとしてなさい」
 階段を昇りきって二階の廊下を二歩ほど進んだところで、美也子はぴたっと足を止めた。手を引いて連れて歩いている晶
の体に巻いたバスタオルがずり落ちそうになっているのに気づいたのだ。
「一階の廊下で一回、階段の途中で一回、これで三回目ね、タオルをちゃんとしてあげるのは。本当に手間のかかる困った
ちゃんだこと。でも、仕方ないよね。晶ちゃん、胸がぺったんこだから、タオルが引っかかるところがなくてすぐにずり落ちちゃ
うんだもの、仕方ないよね」
 晶の正面にまわりこんだ美也子は、乳首とおヘソの間くらいのところまでずり落ちてしまったタオルの上端を脇のすぐ下ま
でわざとゆっくり引き上げ、晶の体に巻き付けたタオルの重なり部分をきゅっと締めつけ直しながら、からかうように言った。
22820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/23(月) 08:11:22 ID:a8He5DYQ
 たしかに、美也子の言う通りだった。美也子は乳房が豊かだから、体に巻き付けたタオルの端どうしを乳房の上で軽く
重ね合わせておけば、まずタオルがずり落ちることはない。それに対して晶の場合、少しくらい強めにタオルの端どうしを
重ね合わせても、階段を昇ったり歩いたりしているうちに、するっとずり落ちてしまうのだ。しかも、実は晶の羞恥をくすぐる
ために、すぐにずり落ちるよう、タオルの端どうしを重ね合わせる時、美也子がわざと緩めにしているということもあるから
尚更だ。それにしても、まるで膨らみのない胸元から下を大きなタオルで覆った晶の姿は、いかにも、幼い妹が体の発育
のいい姉に憧れ、大人びた仕種を真似ているかのように見えて、微笑ましくさえある。
「さ、できた。いくらぺったんこの胸でも、おっぱいが見えちゃったら恥ずかしいもん、ちゃんとないないしておかないとね」
 タオルを直してやった美也子は笑いを含んだ声でそう言うと、改めて晶の手を引いて二階の廊下を歩き出した。

 美也子が住んでいる家の二階には部屋が三つ並んでいる。
 最も階段に近い位置にあるのが美也子の部屋で、他の二つは空き部屋だった。美也子の両親は揃って子供好きで、最
低でも子供は三人つくるつもりにしていて、二階の部屋は全て子供部屋にあてる予定だったのだが、いろいろ事情があっ
て結局のところ、できたのは美也子一人だけだった。それでも、例えば父親の友康にオーディオに凝るといった趣味でもあ
れば残りの部屋もそれなりに活用されることになったのかもしれないが、あいにく京子も友康も無趣味な部類の人物で、美
也子が使っている部屋以外は二つとも、これまで主のないままの状態が続いていたのだ。
 が、空き部屋だったのは昨日までのこと。
「はい、今日からここが晶ちゃんのお部屋よ。晶ちゃんの女の子修行が始まることになってすぐ、パパもママも大張り切り
でお掃除して家具を運び込んでいたから、素敵なお部屋になってるわよ。楽しみでしょう? さ、見てみようね」
 美也子は左手で晶と手をつないだまま、美也子の部屋のすぐ隣の部屋のドアを右手で引き開けた。
 昨日までは空き部屋だったその部屋が、今まさに、晶という新しい主を迎え入れる瞬間だ。
「……!」
 大きくドアが開いて部屋の様子をおずおずと見渡した瞬間、晶は、信じられない物を目にしたような顔つきになって息を飲
んだ。
 その部屋は、内装も調度品も、まさしく小学生の女の子が使うにふさわしいしつらえに仕立てられていた。
229名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 15:00:55 ID:cXnmxmYk
wktkwktk!!!!
230名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 20:53:08 ID:blhD3cby
晶を、一度、両足を入れる穴が開いてて、股間をおおう
ゴムパンツ?つきの浮き袋で、お風呂か海水浴させてください・・・
もちろん、美也子お姉様のやさしい?まなざしの中で
23120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/24(火) 05:50:09 ID:VJLkuTJL
「じゃ、中に入って、もっとよく見てみようね。何か足りない物があるようならすぐママかパパにおねだりして買ってもらわな
きゃいけないんだから、ちゃんと確かめるのよ」
 思わず身を退く晶だが、美也子の鍛えあげた腕で背中を押されては抗しきれない。
 渋々ながら足を踏み入れたその部屋は、ぱっと見の印象通り、まさに、小学生くらいの女の子用の子供部屋そのもの
だった。
 壁際には本棚と整理タンス、子供用の鏡台やハンガーラックといった家具類が並んでいるのだが、本棚には、いかにも
小学生の女の子が好んで読みふけりそうな少女マンガ雑誌やコミックス、それに、カラフルな表紙のティーンズ向け小説
の単行本といった類の出版物が立てかけてあるし、整理タンスは淡いパステルピンクの木製で、側面にはアニメキャラが
描いてあるといった具合だ。鏡台は整理タンスとお揃いなのか、まるで同じ色合いの木でできていて、使わない時に鏡を覆
う大きな布地には、タンスの側面に描かれているのと同じアニメキャラがプリントしてあった。ハンガーラックにしても、金属
パイプとなんの飾り気もないビニール生地とを組み合わせただけの無愛想な物ではなく、下部がオモチャやちょっとした小
物類を入れておける整理箱になっていて、その上に丸みを帯びた木製のラックを填め込んでハンガー掛けにしてあるとい
った調子で、とにかく何から何まで、家具類は全て、小学生くらいの年代の女の子が好みそうな物が並んでいるのだった。
もちろん、机も例外ではない。日ごろ晶が自宅で使っている質素な机とはまるで対照的な、卓面と脚、引出や本立といった
部材の一つ一つがそれぞれ別の色でカラフルに塗り分けてある上に、少女マンガで人気のあるキャラクターを大きく描いた
デスクマットが卓面には敷いてあるという、どちらかというと今どきでは珍しいくらいゴテゴテした感じの女児向けの学習机だ
った。
 しかも、調度品のどれもが新品ではなく、どこかリサイクルショップで買い求めたのだろう、何年間も使い続けてきたのが
明らかな、細かい傷や微かな塗装の色落ち、シールを剥がした跡などが見受けられるような物ばかりだった。たしかに、調
度品が新品ばかりなら不自然な感じは拭いきれないが、使い古した数々の調度品に取り囲まれ、カッターの傷跡が残る机
で教科書を広げる晶の姿を目にすれば、物心ついてから今までの時間をこの部屋で過ごしてきたのだろうと自然に思えてし
まうに違いない。
23220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/24(火) 06:27:56 ID:VJLkuTJL
「いいわね? 新学期が始まったら、晶ちゃんはこの机でお勉強するのよ。いくらお外では小学五年生ってことになってい
ても実際は高校二年生なんだから、学校から帰ってきたら、この机で高校の教科書を広げてお勉強するのよ」
 部屋の雰囲気に気圧されて体を固くする晶の様子を面白そうに眺めながら、美也子は、魔法少女のイラストが大きく描
かれたデスクマットを指先でとんと叩いて言った。
 それを呆然とした表情でみつめる晶は何も言い返せない。
 徹也に対する依存心と美也子に対する屈服感から、いつしか自分のことを本当に小学五年生の女の子と思い込みかけ
ていた晶。だが、美也子の無慈悲な言葉が、そんな晶を容赦なく現実の世界に引き戻す。美也子は晶に対して、あなたは
本当は高校生なのよ。高校生の男の子のくせに小学生の女の子格好をして、中学生の男の子のことを好きになっちゃっ
た変態さんなのよと冷酷に告げたのだ。
 唇を噛みしめ、拳を握りしめる晶。だが、チューリップを模した飾りの付いたカラーゴムで髪を結わえ、湯上がりの体に巻
きつけたタオルが今にもずり落ちそうになっている姿では、まるで迫力がない。見た目は、怒りや屈辱に身を震わせている
少年などではなく、何やら姉から注意を受けて拗ねてしまい今にも泣きだしそうにしている幼い女の子でしかないのだから。
「でも、あまりしゃかりきになってお勉強をする必要はないかもね。だって、晶の進路はもう決まってるんだから、大学入試
なんて関係ないものね」
 美也子は鈎型に曲げた人差指を晶の顎にかけ、伏せがちの顔を上げさせた。
「晶は高校を卒業すると同時に私と結婚するのよ。結婚して、私の可愛いお嫁さんになるの。だから、定期試験なんて、な
んとか進級できて、ぎりぎり卒業できる程度の点数さえ取っておけばいいのよ。それでいいんだから、ちっとも難しいことじゃ
ないでしょ? そのくらいだったら、ひょっとしたら、予習も復習もしなくてもいいかもしれないわね。授業をきちんと受けてい
れば、そのくらいの点数なら取れそうだもんね。だったら、この本立に高校の教科書を並べる必要もないってことね」
 右手の人差指を晶の顎に掛けたまま、美也子は左手の人差指で、学習机の端に造り付けになっている上下二段の本立
を指ししめした。
 美也子が冗談などでそう言っているのではないことは、その目を見れば明らかだ。
 高校を卒業した後の進路を自分のあずかり知らぬところで決められてしまっているのだという事実を改めて思い知らされ、
晶の表情に絶望の色が浮かぶ。
23320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/24(火) 07:13:34 ID:VJLkuTJL
「あらあら、悲しそうな顔しちゃって。ひょっとして晶、大学に行きたかったの? そっか、部活、文芸部に入るくらいだもん、
どっか文学部にでも行きたかったのかな。でも、我慢してよ。私だって、実業団チームに入ってすぐにレギュラーになれる
とは思ってないんだ。一年ですむのか二年かかるのかわかんないけど、レギュラーになれるまではいろいろ落ち込むこと
も多いと思うんだ。そんな時、家に帰ってきても可愛いお嫁さんがいないんじゃ、余計にもっと落ち込んじゃうに決まってる。
だから、晶には、いつでも私を玄関でお帰りなさいって迎えてくれるよう、ずっと家にいてもらいたいの。大学なんて行った
ら、コンパだとかサークルだとかで、帰ってくるのが遅くなるに決まってるもんね。それに、こんなに可愛い晶のことだもん、
男子学生が放っとく筈ないじゃない。幾ら結婚してるってわかってても、人妻の色香に惑わされてなんてシチュにならない
とも限らないじゃん。だから、おとなしくお家にいてちょうだい。その代わり、空いた時間は好きなだけ本を読んでいていいか
ら。読みたい本があったら幾らでも遠慮しないで買っていいから、お家で旦那様の帰りをじっと待つ貞淑なお嫁さんでいて
ちょうだいね」
 美也子はようやく晶の顎から指を離し、こちらを見上げたままの瞳をじっとみつめて言った。
「でも、そんなの、確かに、私の身勝手な言い分だよね。それはわかってる。わかってるから、交換条件も出すわ。私が安
定したレギュラーの座を手に入れて、それで子供ができたら、その後なら大学へ行ってもいいってことにしましょう。ほら、
時々新聞なんかに出てるじゃない。ちょっと遅れて夢を達成みたいな見出しで、若い子たちに混じって大学に通うことになっ
た奥さんの記事とか。あんな感じで頑張ればいいじゃない。それに、大学へ行く時に赤ちゃん連れだったら、さすがに男子
学生も言い寄ってこないでしょうしね」
 最後の方は少し悪戯めかした口調でそう言った美也子は、もういちど本立に目をやった。
「あ、そうそう。新学期になったら、附属小学校の教科書も揃えてあげなきゃいけないんだっけ。徹也お兄ちゃんが晶ちゃん
のお部屋に遊びにきて、机の本立に並んでるのが高校の教科書だったらびっくりしちゃうもんね。晶ちゃんの正体がばれな
いよう、附属小学校の五年生用の教科書と副教材とノートを揃えとかないとね。だから、毎日ちゃんと小学校のお勉強もしな
きゃいけないわよ。高校のお勉強は、さっきも言った通り殆どしなくてもなんとかなりそうだけど、小学校のお勉強さぼると困
ったことになるかもよ。だって、お部屋に遊びにきた徹也お兄ちゃん、附属の生徒がどんなお勉強をしてるのか興味津々で
晶ちゃんの教科書やノートを見るに決まってるもの。でもって、ノートが白紙のままで、教科書のページには一本の折り目も
ついてないってわかったら、徹也お兄ちゃん、随分と不思議がるでしょうね。不思議がって、どういうことだいって晶ちゃんに
尋ねて、それで、晶ちゃんの正体がばれちゃうかもしれないのよ。同じ部活の子の妹が附属に行ってて五年生になるそうだか
ら、毎日、授業がどこまで進んでるのか聞いてきてあげる。それに合わせてちゃんと教科書を読んで、大事なところはマーカ
ーをひいて、ちゃんとノートにも書き写さきゃ駄目よ。そうすれば、徹也お兄ちゃん、晶ちゃんが本当に附属小学校の五年生な
んだって信じてくれるから」
23420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/24(火) 08:25:16 ID:VJLkuTJL
 本立の方に顔を向けてそう言った美也子だが、再び晶の顔に視線を戻すと、何かを思い出したかのようにおおげさな仕
種でぽんとを手を打ち、
「附属っていえば、あれのサイズ合わせもしとかなきゃいけないんだったわね。お店で試着したお洋服はどれもぴったりだ
ったから、あれも大丈夫だとは思うけど」
と独り言のように呟いて、くるりと体をまわし、晶に背を向けて整理タンスの方に歩き出した。
 そのわざとらしい振る舞いに、晶はいやな予感を覚えてならない。
 果たして、晶の悪い予感は的中した。
 待つほどもなく晶のそばに戻ってきた美也子が両手に捧げ持っているのは、上着とベスト、ブラウスとスカートといった、
一組の洋服類だった。
「これも茜お姉さんに手直ししてもらったのよ。車にたくさん紙袋を積んで運んでもらったでしょう? あの中の一つに入っ
ていたのを、私たちがお風呂に入っている間にママが片づけておいてくれたの。たぶん大丈夫だと思うけど、もっと手直し
が必要なら少しでも早く連絡しておいた方がいいから、明日にでもサイズを合わせてみましょうね」
 美也子はそう言いながら、整理タンスの中から持ってきた洋服を丁寧に広げ、一組になった洋服類を一枚ずつハンガー
に吊しては、壁際に置いてあるハンガーラックに掛けていった。
 やがて一揃えになってハンガーラックに並んだ洋服類の正体に気づいた晶は思わず息を飲んだ。
 それは、晶も通学時のバスや電車の中で何度か見かけたことのある、附属小学校の女子児童が身に着けている制服だ
った。全体的にふんわりしたラインと丸襟が愛くるしい純白のブラウス、細めのプリーツをたっぷりあしらった紺色の吊りス
カート、なにかの木の実を模したボタンが印象的なベスト、丸いパフスリーブが目立つ曲線的なシルエットのジャケット、膝
のすぐ下まで届く長さのシルクのハイソックス。それは、上品さと可愛らしさとを兼ね備えた、附属小学校の女児用の制服
に間違いなかった。しかも、色で学年を区分する胸ポケットのエンブレムは、五年生を示す銀色の糸で縁取りが施してある。
「これで、ますます徹也お兄ちゃんをお部屋に呼ぶ楽しみが増えるわね。附属小学校の制服を着た晶ちゃんが徹也お兄ち
ゃんにお勉強を教えてもらっているところを想像するだけで、もう、可愛くて可愛くてたまんないわ、お姉ちゃんとしちゃ。晶ち
ゃんは何を教えて欲しいのかな。徹也お兄ちゃん、いいとこを見せようとして、どんな科目でも喜んで教えてくれるでしょうね。
算数の分数計算を教えてくれるかな。それとも、漢字の書き取りかな。社会科の地図記号かもしれないわね。もちろん、本
当は高校生なんだから、晶ちゃんの方がなんでもよく知ってるわよね。でも、それに気づかれちゃ駄目よ。わかってることで
もわかんないふりをして徹也お兄ちゃんに甘えないと、晶ちゃんの正体がばれちゃうかもしれないんだから。わざと長いこと
考えて何度も書き直して、それでやっと分数計算を一問だけ解いて、それが正解で徹也お兄ちゃんに頭を撫でてもらったら、
うんと嬉しそうな顔をしなきゃいけないのよ。わかってるわね?」
 スカートとジャケットのシワを伸ばしながら、目だけは晶の顔をじっと見据えて美也子は言った。
235名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 09:28:31 ID:Uh1Og6ps
かつてないほどの長編だがまだ一日経ってないんだよなw
236名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 22:01:41 ID:rQ5C0aXE
ほんと、すごい作品だと思う。
237名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:49:20 ID:17HarhWQ
文章力の向上が目覚しいでつね
wktkです
238名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 02:25:05 ID:vxymzZVl
これ裁判起こせば一発で勝てんじゃね?
239名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 03:50:20 ID:/4HvzXWP
誰も起こさないよ
24020 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/25(水) 05:40:37 ID:ZYVnGzCi
「それとも、徹也お兄ちゃんと会う時は、学校の制服なんかじゃなくて、可愛いお洋服を着たいかな。だったら、それでもい
いわよ。茜お姉さんのお店で試着させてもらったお洋服だけじゃなくて、他にもたくさん用意しておいてもらったんだから。
いっぱい紙袋があったでしょ? それもみんな、いつでも着られるようママがきちんと整理してタンスの中に入れておいて
くれてるわよ。今日はもう夜だから無理だけど、明日、制服と一緒に、他のお洋服もサイズを確かめておきましょうね。どん
なお洋服があるか、今から楽しみにしておくといいわ。それと、今は春物しか買ってないけど、もう少ししたら、今度は夏物
を揃えないとね。夏物のお洋服は晶ちゃんに選ばせてあげるから、子供向けのファッション雑誌でも見て、どんなのがい
いか考えておくのよ。あ、そうだ。夏物のお洋服を買う時、水着も買っとかなきゃいけないわね。附属小学校の指定のスク
ール水着と、デート用の可愛い水着。でも、晶ちゃんは、水着の下におむつをしなきゃいけないから、茜お姉さんにお願い
して特別につくってもらわないといけないかな。おむつの上からでも窮屈じゃないボトムと、ぺったんこの胸をごまかす上げ
底パッド入りのトップの組み合わせになりそうね。大丈夫、パレオ付きのにしたら、おちんちんの膨らみを隠すのも難しくな
いわよ。でもって、晶ちゃんは殆ど外出なんてしなかった内気で引っ込み思案な女の子っていう設定だから、泳ぎは全然
苦手のカナヅチさんってことにしといた方がいいわね。そしたら、徹也お兄ちゃん、晶ちゃんを浮き輪につかまらせて優しく
泳ぎを教えてくれそうだもんね。それとも、浮き輪じゃなくて、幼児用のフロートに乗せて遊んでくれるかな。ほら、晶ちゃん
も知ってるでしょ? ぱっと見は普通の浮き輪なんだけど、手でつかまれるように輪っかの端に取手がついてて、でもって、
輪っかの中がすっぽり空いてて体を入れるんじゃなくて、ビニールシートが張ってあって、脚だけが通るように穴が二つ空
いてる型の浮き輪。形は丸とか四角とかボートみたいなとかいろいろあるみたいだけど、小っちゃな子供が一人で乗れるよ
うになってる、あれよ。うん、そう、最近じゃ時々、そんな浮き輪に小っちゃな子供を乗せてお風呂で一人で遊ばせているう
ちに転覆して溺れちゃったってニュースにもなってたよね? あれに晶ちゃんを乗せて流れるプールとか波の出るプールと
かで遊んでくれるんじゃないかな。大丈夫、転覆しそうになったら徹也お兄ちゃんにしがみつけばいいんだし、もしも転覆し
て溺れちゃっても、徹也お兄ちゃんだったらきちんと人工呼吸もしてくれそうだから。よかったわね、晶ちゃん。ぺったんこの
おっぱいを隠してるブラを外して心臓マッサージをしてもらって、野次馬がたくさん集まってる目の前で口移しの人工呼吸
をしてもらえるのよ。大勢の目の前でおおっぴらにキスしてもらえる上に、感じやすいおっぱいを揉んでもらえるんだもん、
高校生の男の子のくせに小学生の女の子の格好をして、小っちゃな女の子用のセパレーツの水着の下におむつをつけて
悦んでる変態さんの晶ちゃんにとっちゃ、たまらないシチュだよね?」
 これから誰の目を憚ることなく晶を徹底的に女の子扱いして生きた着せ替え人形みたいにできる悦びに、美也子はいつ
になく饒舌だった。
24120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/25(水) 06:19:36 ID:ZYVnGzCi
 そんな美也子とは対照的に、浴室から連れ出されてからこちら、晶は一言も発せないでいる。ほんの冗談みたいにして
始まったおままごとが、ごっこ遊びなどではなく、これから先の人生を変えてしまうきっかけになったのかと思うと身震い
が止まらない。
「あ、寒いのかな、晶ちゃん。でも、そうよね。夏でもないのに、お風呂からあがってタオル一枚でずっといるんだもん、体
も冷えちゃうよね。私と違って晶ちゃんは華奢だから尚更だよね。いつまでもこんな格好でいないで、早く着替えさせてあ
げなきゃいけないわね」
 ジュニアブラも紙おむつもオーバーパンツも着けずにタオル一枚だけだから、下腹部がすーすーと頼りなく、まだ四月
の宵先とあって、浴槽に肩までつからされて温まった体も、いつのまにか冷えてきていた。けれど、晶がぶるぶると小刻
みに体を震わせているのは、決して寒さのせいなどではない。そんな晶の胸の内に気づいているのかいないのか、美也
子はわざと優しげな口調で言うと、再び晶の手を握り、廊下に向かって歩き出した。
 足早に部屋を出ようとする美也子の行動に、晶の顔に訝しげな表情が浮かんだ。
 美也子はさっき、茜の店から車で持ち帰った紙袋は全て京子が部屋に運び入れて、中身は残らずタンスに収納したと言
っていた。だったら、タオルの代わりに身に着ける衣類は全てここに揃っている筈だ。なのに、なぜ晶をこの部屋から連れ
出そうとしているのだろう?
「あらあら、きょとんとした顔をしちゃって。でも、不思議がることはないのよ。実は、晶ちゃんのために用意しておいたお部
屋はここだけじゃないの。もう一つ奥の部屋も、晶ちゃんに使ってもらうためにきちんと手入れしてあるのよ。今、ママは、
そっちの部屋で着替えの用意をすませて私たちが行くのを待っているの。あまり待たせちゃいけないから、さ、急ぎましょう」
 美也子は晶の顔に浮かんだ表情の意味を瞬時に読み取ってそう応え、開いたままになっていたドアから晶を引き従えて
さっさと廊下に歩み出た。そうして、静かにドアを閉めると、どこに隠し持っていたのか、小さな人形を手にして、人形の背中
から伸びている紐の先端に付いている吸盤をドアの一番上の端に押し当てるのだった。
 人形は、フェルトとおぼしき柔らかそうな布でできていて、ベビーピンクのワンピースに純白のエプロンを組み合わせたア
リスタイプのエプロンドレスを着た、まん丸顔の少女の姿を模した仕上げになっていた。
24220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/25(水) 07:12:45 ID:ZYVnGzCi
 人形が身に着けている純白のエプロンには、ベビーピンクの糸で『あきらのべんきょうべや』という文字が刺繍してあっ
た。『晶の勉強部屋』ということだろう、細い糸を使っているようだが、繰り返し何度も針を通したらしく太い文字で刺繍が施
してあって、少し離れた所からでも、文字ははっきり読み取れる。
 それが部屋の主が誰なのかを示す名札の代わりになるものだと瞬時に理解した晶は、人形に向かって慌てて手を伸ば
した。エプロンドレス姿の晶をモデルにしたのが明らかな人形、それもエプロンに晶の名前をくっきり刺繍した人形が晶を
この家から逃さないための封印のように思えて、思わずドアからもぎ取ろうとしたのだ。
 けれど、小柄な晶がどんなに背伸びしてみても、ドアの一番上の端までは手が届かない。
 身をよじり、ぴょんぴょん飛び跳ねてみても、結果は虚しかった。
「あらあら、駄目よ、晶ちゃん。そんなに暴れるから、ほら、またタオルがずり落ちそうになっちゃってる。それに、この人形
を用意してくれたのはママだから、勝手に外したりしたらママに叱られちゃうわよ。ママ、昔からちょっと少女趣味なところ
があって、こういう可愛い小物でいろいろ飾りたてるのが大好きなんだけど、私はそういうのが大の苦手で、いつもいつも
拒否ってたのよ。そのたびにママ、寂しそうな顔をしてたんだけど、女の子修行と花嫁修業のために晶ちゃんをうちに引
き取ることになったら大張り切りで、いろいろ手作りしたりしてるみたい。だから、晶ちゃんはママの趣味につきあってあげ
てちょうだい。だいいち、今からお姑さんの機嫌を損ねたりしたら、お嫁さんになる晶ちゃんが一番困ることになるのよ。マ
マ、おしとやかそうな顔をしてるけど、怒らせたら怖いわよ。だから、今のうちに御機嫌をとっとかなきゃ」
 爪先立ちになる晶の肩を両手で押さえつけながら、お転婆な妹をたしなめる姉そのままの口調で美也子が言った。
 尚も諦めきれない目で人形を見上げる晶だが、大柄な美也子の手で体を押さえつけられては、これ以上どうすることも
できない。渋々といった表情で手を伸ばすのをやめ、ずり落ちそうになっているタオルを直す美也子の手元を悔しそうにみ
つめるしかなかった。

 二階の廊下に沿って三つ並んだ内の最も奥の部屋。
 その部屋のドアの前で、美也子は別の布製の人形を手にした。さっきの人形と同様、童顔の晶をモデルにしたのが明ら
かな、丸い顔の可愛らしい人形だった。先に吸盤の付いた紐が背中から伸びているのも、真ん中の部屋のドアにぶら下
げた人形と同じだ。
24320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/25(水) 08:04:06 ID:ZYVnGzCi
 けれど、身に着けている衣類はまるで別物だった。
 真ん中の部屋の人形はアリスタイプのエプロンドレスという少女らしい格好をしていたが、奥の部屋のドアの前で美也
子が手にした人形は、一見したところベビードールみたいなデザインのパジャマを着ていた。いや、よくよく目を凝らして
見てみれば、ベビードールふうのパジャマなどではなく、胸元と裾にたっぷり飾りレースをあしらったクリーム色のベビー
ドレスだということがわかる。しかも、丈がかなり短く仕立ててあるせいで裾から下着が三分の一ほど見えているのだが、
股ぐりのところにホックが付いた水玉模様のその下着は普通の女児用ショーツではなく、明らかに、赤ん坊のお尻を包
み込んでいるような可愛らしいおむつカバーだった。それに加えて、ベビードレスの胸元を淡いレモン色のよだれ掛けが
覆っているという、少女どころか幼女、それもまだあんよもおぼつかないくらいの年ごろの赤ん坊そのままの装いだ。
 はっとした表情で晶は更に目を凝らし、クリーム色のベビードレスにくっきりと刺繍してある文字に視線を走らせた。
 真ん中の部屋の人形と同じベビーピンクの糸で刺繍を施した文字は『あきらのいくじしつ』と読み取れた。
 一瞬は意味がわからなかった晶だが、京子が玄関で口にした「育児の楽しみをもういちど味わえるし」という言葉を不
意に思い出して顔色を失った。
 まさか、そんな……。けれど、人形のベビードレスの『あきらのいくじしつ』という刺繍に当てはまるのは、『晶の育児室』
という文字以外に思い浮かべることができない。
 唖然とした表情を浮かべる晶の目の前でわざと大きく人形を振ってみせてから、美也子は、真ん中の部屋でそうしたよ
うに手を伸ばし、赤ん坊の装いに身を包んだ人形を奥の部屋のドアにぶら下げた。もちろん、晶の手が届かないよう、ド
アの一番上の端だ。
「あ、二人ともやっと来たの? こっちはもうすっかり用意が済んでるっていうのに二人がなかなか来ないから待ちくたび
れちゃったわよ。さ、早く入ってらっしゃい」
 二人の気配を察したのだろう、部屋の中で晶の着替えの手筈を整えて待っていた京子がドア越しに声をかけてきた。
「ごめんね、ママ。晶ちゃんの体を洗ってあげるのに意外と時間がかかっちゃって。でも、たっぷり時間をかけたおかげで
晶ちゃんの体、すっかり綺麗になったわよ」
 美也子は「体の中もすっかり綺麗にね」という意味を言外に匂わせて京子に応え、晶の顔を見おろした。
 浴室での痴態をまざまざと思い出した晶は、おずおずと顔を伏せるしかなかった。
24495:2007/07/25(水) 16:21:45 ID:fqS5c3Ps
飾られた人形をイメージ。

http://www.gazoru.com/g-3f4991603392644ec60a15e08f9591ce.jpg.html
http://www.gazoru.com/g-5affc678a96fe5dbb60b4d7c9cbfbf0f.jpg.html
http://www.gazoru.com/g-b4f848b9f1d2525e5b01c1dc70628058.jpg.html

ベビードール風の物は、文章を良く読んでなかったので、違っちゃったし、刺繍で表現は絵にするときついので、プレートを下げる事にしてしまいました。
今は晶の為に付けていますが、本来は着ている物で部屋を区別すればいいので、プレートは一時的な物扱いです。
基本の人形は一度型紙を作って量産出来る感じで、着替えをその都度作る体にしたので、下着はオムツだけ付けてます。


こんな理屈を考えて描いた訳では有りませんが、描いた物を並べたらこんな感じがいいのでは、と。
245名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:25:54 ID:IwMmPrLT
20様 浮き輪フロート 感謝で〜す。
24620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/26(木) 06:12:16 ID:KvRF286o
「さ、入るわよ。こっちはどんなお部屋になっているか、晶ちゃんも自分のお目々でしっかり確かめておきなさい。なんたっ
て、これからずっと生活する自分のお部屋なんだから」
 美也子は左手でドアを引き開けると同時に、右手で晶の背中をとんと突いた。
 美也子は軽く押しただけのつもりかもしれないが、小柄な晶にしてみれば思いり突き飛ばされたようなもので、外から内
装を確認する余裕もなく、気がつけば部屋の中に押しやられてしまったといった感じだ。
「いらっしゃい、晶ちゃん。今か今かと待っていたのよ。遅かったから体も冷えちゃってるんじゃないの? 風邪をひくとい
けないから、急いで着替えましょうね。さ、ここにお尻を載せて体をごろんしてちょうだい」
 おだやかな口調でそう言う京子の言葉にいざなわれ、晶は首をうなだれたまま、声のする方におそるおそる顔を向けた。
 が、京子が「ここにお尻を載せて」と言いながら優しく掌でぽんぽんと叩いている布地の束を見た途端、きゅっと身をすく
めてその場に立ちすくんでしまう。
「ほら、どうしたの。急いでおむつをあてとかないと、晶ちゃん、いつおもらしをしちゃうかわからないでしょ? おしっこでお
部屋の床や廊下に温かい水溜まりができてもママはちっとも困らないけど、おしっこをおもらししちゃうところをママや美也
子お姉ちゃんに見られたら晶ちゃんが恥ずかしいんじゃないの? だから、早くおむつの上にお尻を載せてちょうだい。ほら、
バンビちゃんとかリスさんとか、動物さんがいっぱいの可愛いおむつよ。さ、いつまでもお姉ちゃんに甘えてばかりいないで、
可愛い動物さんのおむつにお尻を載せるのよ」
 京子は、身を固くして力なく首を振るばかりの晶の反応を楽しむように、何度も『おむつ』という言葉を繰り返し口にしなが
ら、床に敷いたバスタオルの上に重ねて置いた布地の束をぽんぽんと叩き続けた。
 そう、京子がぽんぽんと優しく叩いてみせているのは、動物柄の布おむつの束だった。それも、仕立てたばかりの真新し
い布おむつではなく、美也子が赤ん坊の時にお世話になっていたのを大事に残しておいた、使い古しの布おむつだ。
「ほら、いらっしゃいったら。このおむつ、美也子お姉ちゃんのお下がりなのよ。晶ちゃんの大好きな美也子お姉ちゃんが赤
ちゃんの時に使っていたおむつなの。大好きなお姉ちゃんのお下がりのおむつだもの、晶ちゃん、気に入ってくれるに決ま
ってるわよね? でも、お下がりだと晶ちゃんが拗ねちゃうかもしれないと思って、ちゃんと一枚一枚愛情を込めて晶ちゃん
のお名前を刺繍しておいてあげたのよ。これなら、晶ちゃんが気に入らないわけないわよね?」
247名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 06:12:37 ID:YLpdM6v7
>>244
なんかアニメフィギュアみたいでヤだ
24820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/26(木) 06:21:04 ID:KvRF286o
>>244
仕事早っ!
人形のイラストが出てくるとは思わなかったから、(いい意味で)意表をつかれまつた。いつも多謝

>>245
実際にプールや海に連れ出された時の情景を描かればいいのですが、なかなか強引に季節を進めるのも無理っぽい
感じなので、とりあえず、こういう形でカンベンしてやってくらはい
24920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/26(木) 07:10:44 ID:KvRF286o
 美也子は手の動きを止め、布おむつを一枚つかみ上げると、それを晶の目の前に突きつけた。
 何度も洗濯を繰り返して使い込んだのだろう、見るからに柔らかそうなドビー織りの動物柄の布おむつ。その端には、ド
アにぶら下げた人形の洋服に刺繍を施したのと同じ色の糸で『えんどうあきら』という文字が刺繍してあった。
「最近いつも夜遅くまで何をしてるんだろうって思ってたけど、そっか、ママ、おむつに晶ちゃんの名前を刺繍してたんだ。
これなら、お洗濯をして干してる時、風に飛ばされてどこかのお家の庭に落ちても、すぐに届けてもらえるわね」
 動物柄の布おむつに刺繍された自分の名前(それも、苗字は『井上』ではなく『遠藤』になっていた)を見せつけられては
っと息を飲む晶とは対照的に、美也子はまじまじと刺繍をみつめ、ぱっと顔を輝かせた。
「美也子が生まれる前に生地を買ってきて自分で布おむつを手縫いしたことを思い出して、晶ちゃんにも何かしてあげられ
ないかなって考えて、思いついたのがこの刺繍なのよ。お姉ちゃんの時にはわざわざおむつを手縫いしてあげたのにママ
ったら私の時には何もしてくれないんだからって晶ちゃんが拗ねちゃうといけないし、なにより、ママの手で何かしてあげる
っていうのが一番の愛情表現だものね。ま、赤ちゃんとママとのスキンシップの第一歩ってとこかな」
 京子はすっと目を細めて頷いた。
 何も事情を知らない者が京子と美也子との会話を耳にしたとしたら、待望の妹ができて大はしゃぎの姉と、生まれたばか
りの二番目の娘にも最初の娘と同様の愛情をたっぷり注ぎ込んで育てようとしている母性愛あふれる母親との微笑ましい
言葉のやり取りにしか聞こえないに違いない。その『待望の妹』や『生まれたばかりの二番目の娘』というのが実は高校生
の男の子だなどとは夢にも思わないだろう。
「私が赤ちゃんの時のおむつを誰かが使うなんてなんだか恥ずかしいけど、晶ちゃんだったらいいわ。可愛い妹にお下がり
のおむつを使ってもらえるなんて、お姉ちゃん冥利に尽きるものね。さ、ママの言いつけ通り、風邪をひかないうちにおむつ
をあててもらおうね。ほら、早くこっちへいらっしゃい」
 晶の横に立っておむつの刺繍に目を凝らしていた美也子が、すっと前にまわりこむと、手首を鷲掴みにして晶の体を力ま
かせに引き寄せた。
「や、やだ! 赤ちゃんみたいにおむつだなんて、そんなの、やだ!」
 それまでずっと口をつぐんでいた晶だが、そのままでは体に巻き付けたタオルを剥ぎ取られ、ドアにぶら下がっている人形
みたいにおむつをあてられてしまうとわかると、金切り声をあげて足を踏ん張った。
25020 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/26(木) 08:08:31 ID:KvRF286o
 が、却ってそれがいけなかった。
 両足を踏ん張り、おむつの所へ連れて行こうとする美也子に抗うものだから、体中に余計な力が入り、ただでさえ緩め
に留めてあったタオルの重なり部分がすっとほどけて、そのままタオルがずり落ちて、晶の華奢な体があらわになってし
まう。
「や! こっちを見ないで!」
 美也子の目には何度も裸体をさらしているとはいえ、それに慣れることなど決してない。まして、今は京子の目もあるの
だ。手首を美也子につかまれているため、両手で股間を隠すことはできない。晶は反射的に膝を折り、腰を曲げることに
よって体全体で下腹部を覆い隠そうと身をかがめた。
 けれど、そのせいで両足の踏ん張りがおろそかになり、力まかせに手を引く美也子に抗うためにお尻を突き出すような
格好で体重を後ろにかけていたものだから、僅かなことでバランスを崩して、今にも仰向けに倒れそうになってしまう。
「あらあら、まだあんよも上手にできない赤ちゃんだったのね、晶ちゃんは。そんな赤ちゃんの晶ちゃんにはおむつがお似
合いなんだから、いつまでも駄々をこねてないでママにおむつをあててもらおうね。いいわ、お姉ちゃんが抱っこしておむ
つの所まで連れて行ってあげる。本当に手間のかかる赤ちゃんなんだから、晶ちゃんは」
 体のバランスを崩した晶の背中とお尻に美也子が咄嗟に手をまわし、もうすっかりお馴染みになってしまったお姫様抱っ
この姿勢で晶の体を抱き上げた。
「ち、違う。赤ちゃんなんかじゃない。晶、赤ちゃんなんかじゃないもん!」
 これまで何度も経験してきたお姫様抱っこだが、いざ胸の高さまで抱え上げられると、いつ床に落ちるかもしれないと不
安になって、思わず美也子の首筋にしがみついてしまう。美也子が晶の体を床に落とすようなことをする筈がないと頭で
はわかっていても、いかにも硬そうなフローリングの床を目にすると、ついつい体が動いてしまうのだ。そのために下腹部
が丸見えになってしまっているのだが、そこまで気をまわすゆとりもない。口では「赤ちゃんじゃない」と金切り声をあげつ
つも、無毛の股間を隠そうともせず大柄な美也子の首筋にしがみついてお姫様抱っこの格好で横抱きにされる小柄な晶
の姿は、まだあんよもおぼつかない赤ん坊そのままだった。
251名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 09:40:55 ID:wy6meVBN
毎度いい感じだ!
しかしこれだけ長編だと「〜な晶が実は高校生の男とは〜」と「〜したばかりの〜そのものだった」には飽きがきたかもw
252名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 21:18:35 ID:IwMmPrLT
すごい展開、乙です。
好きな人の使い古しのおむつあててもらえる晶、うらやましい・・・
25395:2007/07/26(木) 22:15:19 ID:83ygm9Ki
人形、描き直してみました。
http://www.gazoru.com/g-dd384622fe95f28edd8e43842f77e00d.jpg.html
いかがでしょうか?
25420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/27(金) 03:41:34 ID:0yKvjfrD
>これだけ長編だと「〜な晶が実は高校生の男とは〜」と「〜したばかりの〜そのものだった」には飽きが
正直言って、自分でも、表現が使いまわしになってるなぁと心を痛めていたりする(´Д⊂
20よ、新しい表現を思いつかない己の無能を恨むのだな――と、とりあえずは自分を茶化して開き直ることにするけど(´・ω・`)
25520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/27(金) 03:42:39 ID:0yKvjfrD
「あらあら、まだそんなことを言ってるの、晶ちゃんてば。晶ちゃんは間違いなく赤ちゃんなのよ。考えてもみなさい。公園
でお兄ちゃんたちやお姉ちゃんたちに遊んでもらっている最中に紙おむつを汚しちゃうような子が赤ちゃんじゃなくて何な
の? ショッピングセンターでトイレに間に合わなくて紙おむつを濡らしちゃったのは誰だったかしら。それも、たくさんおも
らししちゃっておしっこが紙おむつから滲み出しちゃってあんよまで濡らしちゃうような子が赤ちゃんじゃないって? 徹也
お兄ちゃんに抱っこしてもらってえんえん泣きじゃくりながら紙おむつを汚しちゃったのも晶ちゃんだったよね。お姉ちゃん
のあんよに座っておしっこをおもらししちゃうような子なのよ、晶ちゃんは。それに、お風呂場でお姉ちゃんのおっぱいを吸
いながらおもらししちゃうし。これでもまだ、自分のこと、赤ちゃんじゃないって駄々をこねるつもりなのかな?」
 美也子は、それこそ本当の赤ん坊をあやすように晶の体を軽く揺すぶって、わざと優しい口調で言った。
「で、でも……でも、赤ちゃんみたいに動物柄の布おむつだなんて……」
 美也子に言われて自分のこれまでの数々の羞恥に満ちた情景が頭の中に鮮やかによみがえってくる。晶は脳裡に浮
かぶ痴態を振り払おうとして首を振るのだが、その仕種がまた晶を無力な幼児めいて見せるのだった。
「ふぅん、布おむつがいやなんだ、晶ちゃん。じゃ、紙おむつだったらいいのかな。紙おむつの方がいいんだったら早く言
えばいいのに。晶、紙おむつが大好きだから、布おむつじゃなくて紙おむつにしてくださいって。徹也お兄ちゃんがプレゼ
ントしてくれた水玉模様の紙おむつにしてくださいって」
 美也子は晶が弱々しく口にした言葉の意味をわざと意地悪く取り違えてみせ、尚も体を優しく揺すぶって言った。
「でも、駄目なのよ。ショッピングセンターでトイレに間に合わなくておもらししちゃった時、おしっこがたくさん出て紙おむつ
から滲み出しちゃったでしょ? それを考えると、学童用サイズの紙おむつだと(小学生にしちゃ)体の大きな晶ちゃんのお
しっこをみんな吸い取るのは難しいのかもしれないの。かといって、病人とかお年寄りとかの介護に使う成人用の紙おむ
つなんて模様も色使いも味気ないから、可愛い晶ちゃんにはちっとも似合わないし。だから、布おむつを使うことにしたの
よ。布おむつだったら枚数を増やせば少しくらいおしっこの量が多くても吸い取ってくれるし、だいいち、おむつもおむつカ
バーも可愛らしいデザインのを選べるもの。おむつはお姉ちゃんが赤ちゃんの時のお下がりだけど、おむつカバーは茜お
姉さんに頼んで可愛い生地を使って新しく作ってもらったのよ。だって、こんなに体の大きな赤ちゃんが使うおむつカバー
なんて、普通のベビー用品のお店には置いてないものね」
 京子が準備したおむつのすぐそばまで歩み寄った美也子は、ゆっくり膝を折り、晶の体を静かにおろした。
25620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/27(金) 05:50:30 ID:0yKvjfrD
 晶が今日の夕方にショッピングセンターで紙おむつからおしっこを横漏れさせてしまったことが布おむつを使わせること
になった理由だとしたら、茜に依頼して前もって大きなおむつカバーを用意してもらっていたことは説明できないし、京子
が前もって布おむつに晶の名前を刺繍していたこととも矛盾する。そう、京子と美也子は最初から晶に布おむつを使わせ
るつもりだったのだ。紙おむつよりも布おむつを使わせることで晶をより徹底的に赤ん坊扱いすることができ、晶の羞恥を
より強く刺激することができるからなのは言うまでもない。ショッピングセンターでのおもらしは口実に過ぎない。だが、最
早、そんな簡単なことに気づく余裕さえ晶の気持ちからはなくなっていた。
「や、やだ。晶、赤ちゃんじゃない。赤ちゃんじゃないから、おむつなんてやぁ〜」
 動物柄の布おむつの上にお尻をおろされそうになって、晶は両脚をばたつかせ、両手にこれまで以上に力を入れて美
也子の首筋にしがみつくばかりだ。
 その様子を見ている京子が、いかにもおかしそうに言う。
「そんなに力いっぱい美也子の首筋にしがみつくなんて、晶ちゃんたら本当に甘えん坊さんなのね。どうしようもないくら
いお姉ちゃん子で、どうしようもないくらい甘えん坊の赤ちゃんなのね。だから、ほら、大好きな美也子お姉ちゃんのお下
がりのおむつをあてましょうね。お下がりのおむつをあてたら、これからずっと、まんまの時もおねむの時も、お姉ちゃん
の優しさがお尻から伝わってくるわよ」
 京子は晶にそう言いながら、美也子に向かって目配せをした。
 美也子が軽く頷いて、床から三十センチほどの所に留めていた晶の体を布おむつの束の上にそっとおろす。
「あん……」
 不織布の少しばかりごわごわした感じがする紙おむつに比べて、使い込み何度も洗濯を繰り返した布おむつの肌触り
は想像もしていなかったほど柔らかだった。言葉にできないほど柔らかで、ふんわりとお尻を包み込むみたいだ。想像外
のその柔らかな感触が晶の羞恥をこれでもかとくすぐる。
「どう? 美也子お姉ちゃんのお下がりのおむつはとっても柔らかいでしょう? とっても柔らかくて、美也子お姉ちゃんに
お尻をそっと撫でてもらっているみたいに気持ちいいでしょう? よかったわね、晶ちゃん。晶ちゃんはこれからずっと、お
姉ちゃんのお下がりのおむつをあてていられるのよ」
 初めて経験する布おむつの感触にうっすらとピンクに染まった晶の頬が、『お姉ちゃんのお下がりのおむつ』と何度も繰
り返し言う京子の言葉にますます赤くなる。
25720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/27(金) 06:42:25 ID:0yKvjfrD
「それじゃ、今から、大好きな美也子お姉ちゃんが赤ちゃんの時に使っていたおむつを晶ちゃんにあててあげるわね。すぐ
にすむから、おとなしてしてるのよ。晶ちゃん、お利口さんだもん、おとなしてしてられるわよね」
 美也子がすっと身をかわし、その代わりに京子が床に膝をつくと、晶の左右の足首を左手で一つにまとめてつかみ、そ
のまま高々と差し上げた。晶の体が丸く曲がって、それこそ、赤ん坊がおむつを取り替えてもらう時そのままの姿勢を取
らされることになる。
「や、やだ! 赤ちゃんじゃない。晶、赤ちゃんじゃないから、おむつなんて駄目〜!」
 美也子ほどではないにせよ年代の割には力強い京子の手で足首を高々と差し上げられてしまったために両脚の自由は
利かないものの、晶は上半身をくねらせて、その場から逃れようとするのをやめない。
「大好きなお姉ちゃんのお下がりのおむつをあててもらえるっていうのに、何をこんなにむずがっちっゃてるのかしら、晶ち
ゃんたら。でも、ま、仕方ないかな。赤ちゃんは裸でいるのが大好きで、窮屈なおむつをあてられるってわかったら逃げよう
とするのが普通だものね。そういえば、美也子だって、お風呂あがりにおむつをあててあげようとしたら、おぼつかない足取
りのよちよち歩きのくせに、壁に伝い立ちをして逃げまわってたっけ。うふふ、あの時とまるで同じ育児の楽しみを味わえる
なんて、晶ちゃんが美也子のお嫁さんになるために花嫁修業と女の子修行に来てくれて本当によかったわ」
 京子は、晶のお尻の下に敷き込んだ動物柄のおむつの位置を細かく合わせながらいかにも楽しそうに呟き、すっと目を
細めると、美也子の顔を見上げて言った。
「晶ちゃんがむずがってるから、天井のあれのスイッチを入れてあげてちょうだい。それと、小物入れから、晶ちゃんの喜び
そうな物を持ってきてあげてちょうだいね。赤ちゃんがおむつから逃げまわるのは仕方ないけど、いつまでも裸ん坊のまま
だと本当に風邪をひいちゃうから、これ以上むずからないよう晶ちゃんをあやしてあげてちょうだい」
「うん、わかった。それじゃ、最初に天井のあれのスイッチを入れてあげるね。あれの音を聞いたら、晶ちゃん、少しはおとな
しくしてくれるかしら」
 京子に言われて頷いた美也子は、晶の頭があるあたりに移動し、天井から伸びている紐を引いた。
 と、かろやかな音楽が流れ出し、星の形を模した飾りや木の実を模した飾りや小さな人形たちが、晶の頭の上で輪になっ
て踊り出した。
25820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/27(金) 08:01:04 ID:0yKvjfrD
 床の上に用意してあった布おむつにばかり気を取られて部屋の内装にはまるで意識を払わなかった晶だが、不意に
聞こえてきたかろやかな音楽と頭の上で廻り踊り出した人形や飾りに、それが天井に吊ってあるサークルメリーだとい
うことに気がついて、はっとしたような表情で部屋の様子を見まわした。
 晶が今いる部屋は、四方の壁をパステルカラーの壁紙で明るい色調に彩られ、壁際には純白の木製のベビータンス
や、それと同じ色合いの小物入れが据えてあって、その横にはオモチャ箱が置いてあり、床の上には幾つものヌイグル
ミが無雑作に置いてある上、天井にはサークルメリーが吊ってあって、取り替え用のおむつの束を入れた藤製のバスケ
ットがベビータンスの前に置いてあるという、典型的なベビールームだった。
 部屋の内装がどんな具合になっているのかを見て取った瞬間、美也子がドアにぶら下げた人形に刺繍してあった『あ
きらのいくじしつ』という文字の意味を改めて思い知らされ、晶の顔がこわばる。
「やっと気がついたみたいね、晶ちゃん。そう、ここは、晶ちゃんを一から女の子として育て直すために晶ちゃんを赤ちゃ
んに戻してあげるためのお部屋なのよ。女の子がどんな生活をしているのか、言葉や文字や図解で説明してもらっても、
本当は男の子の晶ちゃんには表面的なことしかわかってもらえないに決まってる。だから、いったん赤ちゃんに戻って、
これまでの生活を今度は女の子としてやり直すのよ。考えてごらん。男の子の晶ちゃんは、おしっこを立ってするよね。
おちんちんを便器に向けて勢いよく出しちゃえば、それでおしまい。でも、女の子はそういうわけにはいかないのよ。例え
ば男の子みたいに立ったままだとおしっこがどこへ飛んで行くかわかったものじゃないから、きちんと便座に座ってしな
きゃいけないし、した後は、ちゃんと拭かないと雫が残っちゃうの。こういうの、言葉で説明したら表面的にはわかったつも
りになるかもしれないけど、自分の体で体験したわけじゃないから、どうしても実感としてはわからないままなのよね。今
日は私が晶ちゃんのおちんちんをお尻の方に折り曲げて紙おむつで押さえておいてあげたから、おもらしした時、前じゃ
なく後ろの方から濡れてくるんだってことがわかったでしょう? それが、その通りまんまってわけじゃないにしても、女の
子がおもらししちゃった時のパンツの濡れ方に近いのよ。でも、そういうのって、実際に経験してみないと、なかなかわか
らないことなの。私たちが結婚して子供ができたとして、子供が女の子だったら、ママになる晶ちゃんが女の子としての経
験を積んでないと大変なことになっちゃうのよ。自分で女の子としての経験をしてこなかったママだと、女の赤ちゃんにお
むつをあてる時は後ろの方を厚めにしなきゃいけないんだってこともすぐには気がつかないでしょうし、子供が大きくなっ
て一人でトイレへ行くようになったとして、うんちの後お尻を拭く時は紙を後ろから前へ動かすようにしないと雑菌が尿道
に入っちゃうかもしれないのよって注意してあげなきゃいけないんだけど、おしっこをおもらししてパンツやおむつが後ろの
方から濡れるんだっていう経験をしていないママだと、つまり、女の子はお尻の穴とおしっこの穴とが近くにあるんだよっ
てことを身を以てわかってないママだと、そんな注意をしないままトイレトレーニングを進めちゃうかもしれないものね。だ
から、そんなことのないよう、晶ちゃんにはこれからの女の子修行の一年間、女の赤ちゃんとしての経験もたっぷりしても
らうことにしたの。ここはそのためのお部屋で、そのためにママが私のお下がりのおむつに晶ちゃんの名前を刺繍してくれ
たんだし、茜お姉さんにお願いして晶ちゃんにお似合いのおむつカバーをたくさんつくってもらったんだから」
 紐を引っ張ってサークルメリーのスイッチを入れた美也子は、こわばった晶の顔を見おろしながらそう言って、壁側に置
いてある小物入れの引出を引き開けた。
25920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/27(金) 09:25:52 ID:0yKvjfrD


× 紙を後ろから前へ
○ 紙を前から後ろへ
260名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 18:17:56 ID:jcTe1HtA
理想郷だ…
黄金郷だ…
桃源郷だ…
晶いいなあー…ウラヤマシス
26120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/28(土) 03:48:59 ID:JyZ5mLwm
 想像もしていなかった美也子の説明に、身をよじってその場から逃げ出すことも忘れ、唖然とした表情で天井を見上げ
るばかりの晶。天井に吊ったサークルメリーのくるくる廻り踊る人形たちを目にする者が本当の赤ん坊なら、きゃっきゃと
声をあげて喜ぶことだろう。けれど晶にとっては、羞恥を煽りたてる屈辱の玩具だ。しかも、茜が用意していたたくさんの
紙袋の中には晶の体に合わせて縫い上げた大きなおむつカバーも入っていたのだと聞かされて、とてものこと心穏やか
ではいられない。ショッピングセンターの一角にある衣料品店で顔を会わせた時にはもう茜は晶が布おむつをあてられて
下腹部を赤ん坊そのまま可愛らしいおむつカバーで包み込まれることを知っていたのだ。あの時、美也子の手で女児向
けの衣類を何着も試着させられていた晶のことを茜はどんな顔をして眺めていたのだろう。そう思うと、身をすくめるしか
ない。
「サークルメリーだけじゃご機嫌が直らないみたいね、晶ちゃん。何をそんなにむずがっているのかわからないけど、これ
でどうかな? 赤ちゃんはみんなこれが大好きだから、これを咥えさせてあげるとご機嫌が直ると思うんだけど」
 壁際に置いてある小物入れの前から戻ってきた美也子は、晶の頭がある場所のすぐ近くに膝をつくと、引出から取り出
した何やらゴム製の小物を晶の唇に押し当てた。
 一瞬は反射的にそれを咥えかけた晶だが、赤ちゃんはみんなこれが大好きだからと言って美也子が唇に押し当てた物
が何なのか気づくと、激しく首を振り、三分の一ほど口の中に入ってきていたそのゴム製の小物を慌てて吐き出してしまっ
た。それは、赤ん坊や、まだ幼稚園にあがる前くらいの幼児が好んで口にふくむ、シリコンゴムでできたオシャブリだった。
「あら、赤ちゃんはオシャブリが大好きな筈なのに、どうして晶ちゃんは嫌がるのかしら?」
 晶がゴムのオシャブリを吐き出すのを見て、美也子はわざとおおげさに不思議がってみせ、しばらく何やら考えるふりを
してから、ひとり納得したように続けた。
「あ、ひょっとして、お口の中に腫れ物か何かできちゃってるのかもしれないわね。それが痛くて、本当は大好きなオシャブ
リを咥えられないのかも。大変大変、急いで調べてあげなきゃね」
 わざとらしく「大変大変」と繰り返しながらも実はまるで大変そうではなく、むしろ面白そうになんとも表現しようのない笑み
さえ浮かべて、美也子は晶の口に向かって両手を伸ばした。
「あぐ……」
 美也子が左手で強引に唇をこじ開け、右手の中指と人差指を口の中に突っ込んだ直後、晶はいかにも苦しそうな呻き声
をあげ、自由にならない体をのけぞらせた。
26220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/28(土) 04:24:36 ID:JyZ5mLwm
「でも変ね、それらしい物は一つも見当たらないんだけど。もっと念入りに調べてみないと駄目かな」
 晶の口の中に腫れ物などできていないことは最初から承知の上で、美也子は尚もわざとらしく怪訝そうに呟き、二本の
指を揃えて晶の舌をぐいっと更に強く押し下げた。
「ぐ、あぐぅ……」
 さきほどにも増していかにも苦しそうな晶の呻き声が京子と美也子の耳に届く。
 風邪や扁桃腺炎の診察を受けた経験のある人ならわかるだろう。診察の際、咽喉の奥まで観察する妨げにならないよ
う、医師は、圧舌片という金属製のヘラみたいな器具で患者の舌を抑えつけるのだが、その時の苦痛は筆舌に尽くし難い。
舌を強引に下顎に押しつけられ、嘔吐中枢が刺激されて、空えずきが出たり呼吸ができなくなってしまうのだ。美也子は
今、口の中に腫れ物ができていないかどうか調べるという口実で、自分の指を圧舌片に見立てて晶の舌を強引に押し下
げることによって、激しい苦痛を与えているのだ。
「きちんと調べたつもりだけど、やっぱり腫れ物はみつからないわね。だとしたら、さっき晶ちゃんがオシャブリを吐き出し
ちゃったのは、たまたまだったのかしら。じゃ、もういちど咥えさせてあげて様子をみてみようかな。これでちゃんとオシャ
ブリを口にふくんだらさっきのはたまたまだったってことになるけど、もしもまた吐き出しちゃうようなら、もっともっと念入り
に、それこそ喉のずっと奥の方までを調べ直してみなきゃいけないってことになるわね」
 三十秒間ほど晶の舌を下顎に押しつけておいてから、ようやくのこと右手の指を口から抜き、晶の顔のすぐ近くに転がっ
ているオシャブリを拾い上げて、美也子は呟いた。
 けれど、それが独り言などではなく、晶に向かって言い聞かせているのは明らかだ。言葉こそ穏やかだが、その裏には、
今度またオシャブリを吐き出したりしたら、容赦なくもっと長いこと舌を下顎に押しつけてたっぷり苦しませてあげるわよと
いう意味が隠されていた。そう、美也子は、口の中を調べるのを口実に、オシャブリを嫌がる晶に対して苦痛に満ちたお仕
置きを与えたのだった。
「さ、晶ちゃんの大好きなオシャブリよ。今度は上手にちゅうちゅうできるかな」
 美也子はわざとらしい幼児言葉で言って、晶の唇に再びゴムのオシャブリを押し当てた。
26320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/28(土) 06:16:30 ID:JyZ5mLwm
 けれど今度は、さっきみたいに力まかせに押し当てたわけではなく、オシャブリの先をそっと唇に触れさせるといった程
度だった。オシャブリを咥えなければどんな目に遭わされるか身をもって思い知らされた晶にはそれで充分だという判断
だ。そして実際、一瞬だけ迷ったものの、待つほどもなくおずおずと唇を開いて、美也子が手にしたオシャブリを口にふく
む晶だった。
「そうそう、お上手よ、晶ちゃん。やっぱり、さっきのは何かの間違いだったみたいね。そうよね、赤ちゃんの晶ちゃんがオ
シャブリを嫌がるわけないわよね。でも、オシャブリだけじゃご機嫌が直らないかもしれないから、これも持ってきてあげ
たわよ。これも赤ちゃんが大好きなオモチャだものね」
 美也子はおおげさな仕種でぱちぱちと両手を打ち鳴らしてみせ、オシャブリと一緒に小物入れの引出から取り出した円
筒形の玩具を晶の目の前に差し出した。
 それを目にした晶の顔が屈辱に歪む。
 美也子が晶の目の前に突きつけたのは、プラスチック製のガラガラだった。
「さ、これをお手々に持って。駄目駄目、ちゃんと握るのよ、ほら」
 オシャブリを口にふくまされただけではすまない屈辱に、晶は両手を自分の胸の上に重ね合わせて拳を握りしめ、美也
子が強引に持たせようとするガラガラを拒んだ。美也子が押しつけ、身をよじって晶が拒むたびに、ガラガラが揺れて、か
らころと軽やかな音をたてる。
「あらあら、オシャブリはちゃんと咥えられたのにガラガラは持てないなんて、晶ちゃんはまだお手々が上手に動かせない
小っちゃな赤ちゃんだったのかしら。ママもお姉ちゃんも、晶ちゃんのこと、あんよはちゃんとできるくらいに大きくなった赤
ちゃんだと思ってたんだけど、本当はまだお手々も上手に動かせないような、うんと小っちゃな赤ちゃんだったのね。だった
ら、一人であんよなんて、まだまだ先のことね。だって、お手々も動かせないってことは、壁にお手々をついての伝い立ち
もまだできないってことだもの。それじゃ、お出かけの時はベビーカーに乗せてあげないといけないかしら。あんよのできる
お姉ちゃんだったらエプロンドレスやセーラースーツを着せてあげても自分でちゃんと歩けるからいいけど、あんよのでき
ない小っちゃな赤ちゃんじゃ、おむつだけの裸ん坊さんでベビーカーに乗ってるのがお似合いね。何も着ないでおむつだけ
着けてベビーカーに乗った晶ちゃんを公園に連れて行ってあげたら、美優お姉ちゃんたち、可愛い可愛いってほっぺをこ
ちょこちょしてくれるでしょうね」
 美也子は少し呆れたように、けれど決して語気を荒げることなくそう言いい、わざと優しく振る舞って、もういちどガラガラを
晶の右手に押しつけた。
 諭すような静かな口調とわざとらしい優しい身のこなしに、却って晶は、美也子が冗談なんかでそんなことを言っているの
ではないと思い知らされる。これ以上ガラガラを拒み続ければ、美也子は本当に晶をおむつだけの姿でベビーカーに乗せ
て外へ連れ出すくらいのことはするに違いない。それも、晶が逃げられないよう体を滑り止めのベルトで固くベビーカーに縛
り付けた上で、美也子自身は誰かの目に留まらぬようまだ人の行き来のない早朝に児童公園に連れて行き、そのまま放置
するくらいのことはやってのけるだろう。これまで受けてきた仕打ちのことを思い起こせば、それは火を見るより明らかだ。
26420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/28(土) 07:24:17 ID:JyZ5mLwm
「それとも、やっぱり晶ちゃんはあんよのできる大きな赤ちゃんかな。だったら、ガラガラも持てるよね?」
 美也子は、これで最後よとでもいうふうな口調で言って、ガラガラを押しつける手に力を入れた。
 晶は一度だけ大きく息を吸ってから、右手に押しつけられたプラスチック製のガラガラをそっと握った。
 ガラガラを持った晶の右手に美也子が自分の掌を重ねて大きく動かす。
 からころ。
 からころ。
 天井で廻るサークルメリーと、晶が手にしたガラガラと。両方から流れ出るかろやかな音色が、晶の胸を満たす恥辱
などまるで知らぬげに、優しく育児室に満ちてゆく。
「それでいいのよ。とってもお上手よ、晶ちゃん。じゃ、ちゃんとガラガラを振ることができた御褒美に、気持ちいいことをし
てあげるわね」
 しばらくの間からころと鳴るかろやかな音色に耳を傾けいた美也子だが、晶の手の甲に重ねていた自分の手を胸元に
引き戻すと、軽い身のこなしですっと立ち上がり、晶の足首を高々と差し上げたままにしている京子のすぐ隣に膝をつい
た。
「晶ちゃん、お尻が感じやすいだもんね。お尻をいじってもらうと気持ちよくなっちゃうんだもんね」
 美也子は笑いを含んだ声でそう言うと、京子が足首を高々と差し上げているせいで丸見えになっている晶のお尻の穴
に中指を突き立て、まるで遠慮するふうもなく、そのままずぶずぶと差し入れてしまった。
「あん……」
 突然のことに晶は思わず唇を半開きにして、口にふくんでいるオシャブリを落としてしまいそうになった。
 それに気づいた美也子が
「駄目よ。オシャブリを落としたりしたら、もういちどお口の中を調べるわよ。さっきよりずっと時間をかけて丁寧に」
と言って脅す。
 晶は慌ててオシャブリを咥え直し、ぎゅっと目を閉じた。
「うふふ。お利口さんね、晶ちゃんは。お姉ちゃんの言いつけをちゃんと守れるなんて、とってもお利口さんの赤ちゃんだ
わ。その御褒美も兼ねて、うんといい気持ちにさせていげるからね」
 唇を離れてこぼれ落ちてしまいそうになったオシャブリを晶がかろうじてもういちど口にふくんだことを確認した美也子は、
お尻の穴の周辺を指先でじわじわと責めたてた後、浴室でそうしたように前立腺の感触を求めて中指をそろそろと伸ばし
ていった。
26520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/28(土) 08:14:38 ID:JyZ5mLwm
 そうして、やがて腸壁を通して前立腺を探りあてた美也子は、その表面を中指の腹で静かに押し始めた。
「ぐ、ぅぐぅ……」
 浴室でと同じ、いや、幼馴染の母親の目に痴態をさらしているのだという思いがあるために浴室での時以上に、想像を
絶する快感が体中を駈け巡る。
 思わず漏らしてしまいそうになる喘ぎ声を、晶はゴムのオシャブリを噛むことでかろうじて押し殺した。
 けれど、美也子の指使いは執拗だ。男性がそれ以上はないくらい感じやすい器官を優しく妖しく撫でさする。
「ぁんんぁ……」
 幼馴染の母親にいやらしい喘ぎ声を聞かれるわけにはゆかない。いや、そんな羞じらいよりも、むしろ、はしたない快楽
の声をこの母娘に聞かれたら、それを口実にどんな責め苦を与えられるか知れたものではないという恐怖めいた感情の
ため、晶は唇に更に力を入れてオシャブリをきゅっと噛むしかなかった。
 が、それまで味わったことのない妖しい快感は、瞬時もやむことなく容赦なく晶を責めたてる。
 からころ。
 からころ。
 ペニスからとろりと精液を溢れ出させる姿を京子の目にさらすまいとしてとめどない快楽に抗い身をよじる晶の手が無意
識に動いて、ガラガラがかろやかな音色を奏でる。
「とっても可愛いわよ、晶ちゃん。ちゅうちゅう音をたてながらオシャブリを吸って、自分のお手々でガラガラを振ってるとこ
なんて、本当に赤ちゃんみたいでとっても可愛いわ。――あ、いけない。赤ちゃん『みたい』なんて言っちゃった。晶ちゃん
はママの大切な次女で、お姉ちゃんの可愛い妹の赤ちゃんなんだよね。なのに、『みたい』だなんて言っちゃって本当にご
めんね。ごめんなさいの意味も込めてもっともっと気持ちよくしてあげるから、お姉ちゃんを許してちょうだいね」
 美也子はらんらんと目を輝かせてそう言い、前立腺の表面ををつんとつついた。
「くぅぅぅん……」
 ちゅうちゅうとオシャブリを吸いガラガラを持つ手を振ることでかろうじて喘ぎ声を漏らすのを我慢している晶だが、あまり
の快楽に耐えかねて、思わず、生まれたての子犬みたいに鼻を鳴らしてしまう。
26620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/28(土) 09:10:30 ID:JyZ5mLwm
 今のところ精液を溢れ出させることだけはなんとか堪えていたが、晶のペニスはもういつ爆発してもおかしくないほどに
いきり勃っている。
「ふぅん、そうやって気持ちよくさせてあげるのが晶ちゃんにとっての御褒美なのね。そうね、小っちゃい子は叱ってばかり
じゃいじけた性格に育っちゃうから、きちんと言いつけを守れた時はちゃんと褒めて御褒美をあげなきゃいけないわね。美
也子ったらいつの間にかすっかりお姉ちゃんらしくなっちゃって、これなら晶ちゃんを女の子として育て直すのもうまくいき
そうだわ。ママも頑張るから、二人で晶ちゃんを可愛らしくておしとやかで貞淑でお上品な、遠藤家の嫁にふさわしい素敵
な女の子に生まれ変わらせてあげましょうね」
 晶のお尻の穴に中指を差し入れ直腸の腸壁越しに前立腺を刺激して晶を身悶えさせている美也子の手元を興味深げ
に覗き込みながら、京子は感心したように言った。そうして、何を思いついたのか、くすっと笑うと、
「どうせだから、お姉ちゃんだけじゃなく、ママも晶ちゃんに御褒美をあげようかしらね。二人でしてあげた方が、もっともっ
と気持ちよくなるに決まっているものね」
と誰に言うともなく呟いて、替えのおむつが入っている藤製のバスケットに手を伸ばし、こちらは動物柄の代わりにハロー
キティの絵をプリントした布おむつを一枚つかみ上げた。
「お尻はお姉ちゃんにいじってもらっているから、ママはおちんちんを可愛がってあげるわね。うふふ、女の子りくせに、そ
れもまだおむつ離れできない赤ちゃんの女の子のくせに、こんなにおちんちんをおっきくしちゃったら、晶ちゃんだって恥ず
かしいわよね。だから、恥ずかしくなくなるようにおちんちんが小さくなるお手伝いをしてあげるわね。遠慮しないで出しちゃ
っていいのよ。晶ちゃんの恥ずかしいおちんちんから出てくるいやらしいおしっこは、美也子お姉ちゃんのお下がりのおむ
つで綺麗にしてあげるから。ほら、キティちちゃんがいっぱい描いてある可愛いおむつでしょ。このおむつが、晶ちゃんのい
やらしいおしっこを吸い取ってくれるのよ」
 左手で晶の足首を差し上げたまま、京子は、びんびんにいきり勃ったペニスに布おむつをかぶせ、そのまま布おむつの
上から右手の指をペニスに絡ませた。
 美也子の指でお尻の穴と前立腺をなぶられ絶頂寸前だった晶はたまらずひゅっと喉を鳴らし、びくんと腰を震わせた。
26720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/28(土) 10:11:51 ID:JyZ5mLwm
 どこか力まかせなところのある美也子の手の動きとはまるで違う、手慣れた様子の京子の指使い。たまらないほど感じ
やすくなっているペニスの先をふわっと包み込んで優しく撫でさする使い込んだ布おむつの柔らかな感触。もうとっくに絶
頂に達していてもおかしくはない下腹部は痛いほどに疼き、晶はあっという間に昇り詰めてしまった。
 ペニスがどくんと脈打つ様子が、柔らかな布おむつを通して、京子の手にはっきり伝わってきた。
 同時に、晶の菊座が美也子の中指をきゅっと咥えこむ。
 その瞬間、それまで聞こえていたオシャブリをちゅうちゅう吸う音と、ガラガラのからころ鳴る音がぴたっと止まった。聞こ
えてくるのは、天井で廻るサークルメリーの奏でる優しいメロディだけだ。
 ペニスの先に覆いかぶさっている布おむつに小さなシミができて、じわじわ広がってゆく。
「出ちゃったのね、晶ちゃん。遠慮なんてしないで、たっぷり出しちゃうといいわ。晶ちゃんがおもらししちゃったいやらしい
おしっこはママがキティちゃんのおむつで綺麗にしてあげるから、何も心配しなくていいのよ」
 京子はあやすように言って、とめどなく溢れ出てきてペニスの表面を伝い落ちる殆ど無色の前立腺液の雫を、布おむつ
で拭いてゆく。
 いかにも幼い子供に接するようなその優しい口調が却って晶の屈辱と羞恥を煽りたててやまない。
「晶、晶……」
 おしゃぶりを咥えているために幾らか呂律のまわらない口調で何か言おうとする晶だが、それ以上は言葉が続かない。
ぎゅっと閉じていた瞼を開けたかと思うと、大きな瞳をみるみる涙で潤ませ、どう行動すればいいのかまるでわからなくな
ってしまったのか、再びちゅうちゅうと音を立ててオシャブリを吸い、右手に持ったガラガラを力なく振り始める。
「もうすっかり赤ちゃんになっちゃったね、晶ちゃん。お風呂場じゃ、お姉ちゃんのおっぱいを吸いながらいやらしいおしっこ
をおもらししちゃったよね。でもって今度は、オシャブリをちゅうちゅう吸って自分でガラガラを振りながら、動物柄のおむつ
の上にねんねしていやらしいおしっこをおもらししちゃったんだよ。それに、おもらししちゃったいやらしいおしっこを、キティ
ちゃんのおむつでママに綺麗綺麗してもらってるんだよ。こんな子が赤ちゃんじゃなくて何かしらね。もう自分でもわかって
るよね、晶ちゃんは赤ちゃんだって。お姉ちゃんの可愛い赤ちゃんの妹だって。まだまだ当分の間おむつ離れできないおも
らし赤ちゃんだって。オシャブリとガラガラが大好きでママやお姉ちゃんがいないと何もできない甘えん坊の赤ちゃんだって」
 ひくひくと痙攣する肛門からそっと抜いた指をウェットティッシュで拭きながら、美也子は、涙で頬を濡らす晶の顔をいとお
しそうな眼差しでみつめて言った。
26820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/28(土) 11:56:27 ID:JyZ5mLwm
「ち、違うもん。晶、赤ちゃんじゃないもん。晶、小学校のお姉ちゃんだもん、赤ちゃんなんかじゃないんだもん。晶、晶…
…ふ、ふぇ〜ん」
 それまでも間隔を置いて涙の粒を溢れさせていた晶だが、美也子に決めつけられて、どこか拗ねたような、どこか甘え
たような口調でそう言うと、今度はぼろぼろと涙の雫をとめどなくこぼし始めた。それは、まるで手放しで泣きじゃくる幼児
を見ているかのようだった。
 けれど、そんなふうに泣きじゃくりながらもオシャブリを咥えたままなのが美也子の与えたお仕置きのためだけではなさ
そうに思えるのは気のせいだろうか。

 その後、動物柄の布おむつをあてられ、水玉模様のおむつカバーで下腹部を包み込まれて、胸元と裾に飾りレースを
たっぷりあしらったクリーム色のベビードレスを着せられた晶は、ドアにぶら下がっている人形とまるで同じ赤ん坊の装い
に身を包まれることになった。丈の短いベビードレスのふんわり広がった裾から水玉模様のおむつカバーを三分の一ほ
ど除かせているところも同じだし、オシャブリを咥えたままだと口の中に唾が溜まりやすくなってそれがよだれになってこ
ぼれるかもしれないといって着けさせられた淡いレモン色のよだれかけも、まるで人形と同じだった。違うところがあると
すれば、美也子と京子どちらかの許可がなければ吐き出すことが許されず咥えたままにしておくよう厳命されたオシャブ
リを口にふくんでいるところと、かろころとかろやかな音を立てるガラガラをずっと持たされているところ、それに、ふんわり
まとめた髪が崩れないよう頭にかぶらされたボネットタイプのベビー帽子といったところだろうか。
「さ、できた。晶ちゃん、自分がどんなに可愛らしい赤ちゃんになれたか、自分のお目々で見てみたいでしょう? ちょっと
だけ待っててね。すぐに美也子お姉ちゃんが鏡を持ってきてくれるから」
 ボネットタイプのベビー帽子の紐を顎の下できゅっと結び終えた京子は、部屋の隅に置いてある姿見の鏡を運んでくる
よう美也子に指示をして、髪を結わえたカラーゴムに付いているのと同じチューリップの飾りがくるぶしのあたりに付いた
短めのソックスを晶に履かせてから、ベビードレスの乱れを整えてやった。
「はい、お待たせ。自分がどんな赤ちゃんになったか、ゆっくり確かめるといいわ」
 京子が晶にソックスを履かせベビードレスの乱れを整えている間に姿見を押してきた美也子は、晶の正面に鏡を置くと、
キャスターをロックしてから再び部屋の隅に行き、もう一台の姿見を押して戻ってきた。そうして、今度のキャスターは晶
の体の真後ろからほんの僅か横にずれた位置に固定する。
26920 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/28(土) 12:03:27 ID:JyZ5mLwm
--------------------以下、チラ裏--------------------------------------------------------------------

う〜ん、ちょっとここまで徹底的に赤ちゃんの格好をさせるというのは、読んでいただいている方の中でも好き嫌いが出て
しまうかなとは思ったのですが、つい勢いで書いてしまいました。幼児女装というスレタイからも外れてしまうかなという不
安もあるのですが、しばらくの間ご辛抱していただければ幸いかと

--------------------以上、チラ裏---------------------------------------------------------------------
270名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 12:27:21 ID:T1RorYW/
相変わらず最高です
頑張ってください。
271名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 16:02:34 ID:30XhQOKx
描写が食傷気味で飽きてきたっすw
272名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 16:02:41 ID:2lNcCnQg
最高!!
273名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 16:48:06 ID:PrCTa4Ou
>>272
自演で自画自賛うざいお
274名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 17:19:54 ID:jkDNjUV3
夏だなぁ・・・・・・

>>269
個人的にはこういうのも大好きです

それにしても晶の精液は底なしかwww
275名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 17:49:01 ID:U1HOFCeE
バレバレな自演擁護見苦しいなw
276名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 19:35:52 ID:PkXuZrEo
いいよーいいよー!
277名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 20:07:39 ID:lfEXHOjh
うざ
278名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 22:33:09 ID:rSxDcJDo
荒らし気にする必要なし。頑張って下さい。
279名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:49:49 ID:QxvvU+qi
そうそう、20様ほどの作家は2ちゃん広しといえどもいません。
95様のイラストとあわせて、最高のスレです。
思う存分書いてください。
28095:2007/07/29(日) 00:04:07 ID:kTTzbyLT
寝る前の1枚。
http://www.gazoru.com/g-eff06014823357a1856e7b0e24652b60.jpg.html
ドレスのバリエーションが無いねー(笑
281名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 00:35:31 ID:ID8XxogY
gj!!!
これが楽しみで生きてます。
282名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:16:23 ID:7DpgWKz1
いいけど、どうでも良い描写が多すぎ。途中から少し飛ばした。後、長すぎ。
イラストはイメージしやすくなるし、gj
283名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:32:15 ID:P9ABn/0S
かと言ってさっさと書いて話が終わるとこのスレも終わりそうだから今のままでいいと思うよ
284名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 07:42:28 ID:0gAXsnuC
おちんちんタックで女のこの股間にされるの?
28520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/30(月) 03:53:26 ID:TTQ5J1w3
 本来、鏡という割れやすい物は怪我の元になるおそれがあるため、子供がいる部屋にはなるべく置かない、あるいは、
置くにしても子供の手が絶対に届かない所に置くというのが原則だ。けれど、『あきらのいくじしつ』と名付けられたこのベ
ビールームには大きな姿見の鏡が二つ置いてあった。それが、晶自身に自分がどれだけ羞恥に満ちた格好をしてるの
か直接確認させるためなのは言うまでもない。大きな鏡が二つ、対角線上の部屋の隅に置いてあれば、晶がどちらを向
いてもたいていは鏡が視界に入り、いやでも自分がどんな姿をしているのかを目にせざるを得なくなる。幼児用の衣類
特有の柔らかな肌触りや通気性が悪くてすぐに蒸れてくるおむつカバーの内側のじめっとした感じで触覚に、ベビーパ
ウダーの甘い匂いで嗅覚に、サークルメリーやガラガラの音で聴覚に、そして、絶えず鏡に映る自分の姿を見せること
で視覚に、つまり晶の五感の内の四つの感覚に対して、自分が今やすっかり赤ん坊になってしまったのだという事実を
常に思い知らせるための道具として京子がベビールームに運び入れたのが、二つの姿見の鏡だった。更に付け加えて
おくなら、五感の内の残り一つである味覚についても、京子が何やら企んでいるのは言うまでもないところだ。
 その鏡を今、美也子は晶の体を挟んで前と後ろ、真向かいよりも幾らかずれた位置に相対して置いた。こうすると、完
全に正面から向き合わせた合わせ鏡にするのと違って、晶は簡単に自分の姿を前からも後ろからも少し体を捻れば斜
めからも見ることができるようになる。胸元を覆う大きなよだれかけも、たっぷりあてた布おむつのせいでぷっくり膨らん
だおむつカバーのためにベビードレスのお尻のところが丸く膨らんで裾がたくれ上がる様子も、晶が足を動かすたびに
短めのソックスのくるぶしのあたりに付いたチューリップ形の飾りがゆらゆら揺れる様子も、ボネットタイプのベビー帽子
からはみ出た後れ毛がふわふわ舞うところも、いやでも全て目に入ってくることになるのだ。
「どう、自分のお目々で確かめた感想は? 私はとっても似合ってると思うけど、晶ちゃんも自分でそう思うでしょ?」
 二つ目の姿見のキャスターもしっかりロックし終えた美也子が、晶の斜め後ろの位置から声をかけた。
 名前を呼ばれて晶が反射的に振り返る拍子にベビードレスの裾が空気をふくんでふわって舞い上り、それまで三分の
一ほど覗いていた水玉模様のおむつカバーが殆ど丸見えになってしまう。
「きゃっ!」
 おむつカバーがあらわになる様子が鏡に映り、それを目にした晶は、慌ててベビードレスの裾を両手で押さえた。もちろ
ん、悲鳴をあげたせいでぽろりと落ちてしまいそうになるオシャブリを急いで咥え直すところも、二枚の鏡にくっきり映って
いる。
28620 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/30(月) 05:52:33 ID:TTQ5J1w3
 スカートの裾を押さえるために慌てて両手を動かしたため、ガラガラがそれまでより大きな音をたてて、晶の羞恥を切な
く煽った。
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいわよ、晶ちゃん。だって、晶ちゃんは、やっとのことよちよち歩きができるようになった
ばかりの赤ちゃんなのよ。公園でも町中でも、それくらいの頃の赤ちゃんがお母さんに手をつないでもらって歩いていると
ころを見たことがあると思うけど、赤ちゃんは恥ずかしがったりしていないでしょう? そうよ、そんな子たちと同じ、恥ずか
しいっていう気持ちをまだ感じない年ごろの赤ちゃんなのよ、晶ちゃんは。ほら、お姉ちゃんと比べてみるとよくわかる筈よ」
 晶の慌てふためく様子を見てくすくす笑いながら、美也子が晶のすぐそばに立った。
 まだ着替えていなくて体にタオルを巻き付けただけの美也子だから、体格の良さが一層際立って見える。一見しただけ
で意思の強さを感じさせる顎の形、豊かに張った乳房、太くはないのだが決して華奢というわけでもなく程よく引き締まっ
た筋肉質の脚。それら体の部位の一つ一つがまるで晶とは正反対だった。全体に丸っこい童顔、細いうなじと薄い胸、見
るからに華奢な細っこい腕と脚。お腹がぷっくり出た幼児体型というわけではないものの、見る者全ての保護欲を掻きた
ずにはおかない全体に線の細い体を、おつむのせいでぷっくり膨れたおむつカバーと丈の短いベビードレスに包まれた晶。
鏡に映るそんな対照的な二人の姿は、年の離れた姉妹というよりも、どうにかすると、美也子の言う通り、若い母親と年端
もゆかぬ幼い娘にさえ見える。
「さ、あとはこれを穿かせてあげればおしまいね。晶ちゃん、ほら、可愛いパンツですよ。可愛いパンツを穿いておむつカバ
ーを隠しちゃおうね。美也子お姉ちゃんの言う通り、晶ちゃんは赤ちゃんだからおむつカバーが見えても恥ずかしくない筈
なんだけど、でも、本当は赤ちゃんじゃないから恥ずかしいよね? だから、可愛いパンツで恥ずかしいおむつカバーをな
いないしちゃおうね」
 向かい合わせに置いた鏡の間に並んで立つ二人の様子を満足げに眺めながら、京子が、ベビータンスの引出から取り
出したオーバーパンツをひらひらと振ってみせた。
 オーバーパンツとは言っても、茜の店の試着室でエプロンドレスの下に穿いたのと同じ物ではなく、ベビードレスと同じク
リーム色の生地でできた、少し股上の深いオーバーパンツだった。
28720 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/30(月) 07:43:02 ID:TTQ5J1w3
「じゃ、今度はお姉ちゃんが穿かせてあげるね。よかったわね、晶ちゃん。茜お姉さんのお店じゃ徹也お兄ちゃんにパンツ
を穿かせてもらって、お家に帰ったらお姉ちゃんに穿かせてもらえるのよ。それにしても、高校生の男の子が中学生の男
の子や同級生だけど十一ケ月年下の幼馴染の女の子にパンツを穿かせてもらうのって、どんな気持ちなのかしら? で
も、仕方ないよね。パンツを穿かせてもらわないと、恥ずかしいおむつカバーが丸見えになっちゃうんだもんね」
 京子の手からオーバーパンツを受け取った美也子は晶の足元のすぐ前に膝をつき、目の前のおむつカバーと晶の顔と
を交互に見比べて言った。
「じゃ、ころんしちゃわないようママが支えてあげるわね。高校生なのにあんよができるようになったばかりの赤ちゃんの晶
ちゃんが尻餅をついて痛いよ痛いよってえんえん泣いちゃわないように」
 美也子が床に膝をつくと同時に、京子が晶の背後にまわりこみ、後ろから手を伸ばしてベビードレスの裾をぱっと捲り上
げた。
 大柄な二人の手にかかっては、逃れることはかなわない。
 美也子と京子のなすがまま、晶は、それこそ自分では何もできない本当の赤ん坊のように、手取り足取り、オーバーパ
ンツを穿かせてもらうしかなかった。ベビードレスもよだれかけもボネットタイプのベビー帽子も、そして、このオーバーパン
ツも、茜が特別に縫い上げた物なのは間違いない。試着室で茜が自分の仕立てた赤ん坊の装いに身を包まれた晶の姿
を胸の中で想像していたのかと思うと、たまらない気持ちだった。
 そんな晶の胸の内などまるで知らぬげに、二人はいかにも楽しそうに、まるで着せ替え人形で楽しそうに遊んでいる少女
のような表情さえ浮かべてオーバーパンツを穿かせてゆく。
 けれど、二人が晶にオーバーパンツを穿かせるのは、おむつカバーがあらわになる羞恥を少しでも軽減してやるためなど
ではない。むしろ、その逆。晶の羞恥をますます煽り、自分の下腹部が布おむつとおむつカバーで包み込まれているのだ
という恥ずかしい事実をよりいっそう強く思い知らせるためだった。
 小さな赤ん坊と違い、本当は高校生である晶のおしっこを吸い取るには、布おむつが十枚くらいは必要になる。それだけ
たくさんの布おむつを覆うおむつカバーはどうしてもぷっくりと膨らんでしまって、いくらおむつカバーの上にオーバーパンツ
を穿いたとしても、膨らみまで覆い隠すことなどできるものではない。柔らかな素材のオーバーパンツが丸く膨らんでベビー
ドレスの裾から覗いていれば、その中におむつをたっぷりあてておむつカバーで包み込んでいるのは一目でわかってしまう
から、羞恥が軽減される筈がない。むしろ、股ぐりのフリルとお尻の飾りレースが愛くるしいオーバーパンツが丸く膨らんで
いる様子は、その中にどんなおむつをあてているのかと見る者の想像を掻きたてて尚更に晶の羞恥を煽る効果を強めるの
だ。
28820 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/30(月) 09:08:50 ID:TTQ5J1w3
 それに加えて、おむつカバーの中のじっとり蒸れた感触。吸収帯以外の不織布の部分は意外に薄くて通気性も考慮さ
れている近ごろの紙おむつとは違い、厚めにあてた布おむつをおむつカバーで覆ってしまうと、通気性はまず期待できな
い。それでも、病院などで使っているような医療用・介護用のおむつカバーなら内側をメッシュにするなど幾らかは通気
性をよくしようという工夫もこらしてあるのだが、晶に使わせるおむつカバーを京子が茜に注文した時、通気性のことは一
切考慮しなくてもいい、むしろ通気を妨げる素材を選ぶよう指示したから尚のことだ。しかも、そんなふうにただでさえ内側
が蒸れやすいおむつカバーの上に、おヘソの上まですっぽり覆ってしまうような股上の深いオーバーパンツを穿かせたら
おむつカバーの内側がどんなことになるかは想像に難くない。夏とは違って夕方や夜になれば気温が下がる清々しい気
候の春とはいえ、おむつカバーの中はあっという間に蒸れ、じっとり湿っぽくなってくるのは防げない。こんな状態でおむつ
の中におもらしを強要し続ければ、二週間もしないうちに晶の下腹部はおむつかぶれで赤く爛れてくることだろう。そうなっ
て痛みや痒みに耐えかねた晶に「おむつかぶれの薬を塗ってください」と懇願させるのも一興だ。或いは、エプロンドレス
の幼女姿で皮膚科の医院に連れて行き、大きな体に似合わぬおむつカバーを医師と看護婦の前で広げ、外見からは股
間にそん物を隠し持っているとは信じられないペニスをさらしておむつかぶれの治療を受けるよう強要するのも面白いだろ
うか。
「さ、できた。これで恥ずかしいおむつカバーはないないしちゃったし、お腹が冷えて風邪をひく心配もないわよ。じゃ、お姉
ちゃんも着替えてくるから、ママと一緒にちょっとの間だけ待っててね。着替えたら下の階まで抱っこして連れて行ってあげ
るから、まんまにしましょう。お姉ちゃん、お腹ぺこぺこ。晶ちゃんも早くまんまにしたいよね?」
 京子があれこれと想像を巡らせている間に晶にオーバーパンツを穿かせ終えた美也子は、ベビードレスの裾を何度か引
っ張って乱れを整えてからすっと立ち上がり、ぷっくり膨れたオーバーパンツの上から晶のお尻をぽんぽんと叩いてくるり
と体の向きを変え、ドアに向かって歩き出した。
「それじゃ、お姉ちゃんが着替えの間、晶ちゃんはママと一緒に待ってようね。何をして遊ぼうか。ガラガラをもっと振ってみ
る? それとも、ヌイグルミのクマさんと遊びたいかな?」
 ドアを開けて廊下に出て行くタオル姿の美也子を見送りながら、京子は晶の体をぎゅっと抱きすくめた。
 が、晶は身をよじり、美也子の後ろ姿に向かって助けを求めるように、かろうじて自由になる左手を伸ばして金切り声をあ
げる。
「や、行っちゃやだ、お姉ちゃん。晶、お姉ちゃんと一緒がいい。お姉ちゃんと一緒がいいの。だから、行っちゃやだってば、
お姉ちゃん」
28995:2007/07/30(月) 18:37:37 ID:DTZfy/hR
やっぱりオーバーパンツもいいなーと。
ということで。
http://www.gazoru.com/g-1a4ff6d3a245e9ed3985c047b40ec1ce.jpg.html

この作品が完結したら、描いたイラストを引き取ってくれる人がいたらいいな(笑
手許に置いておくのは大変。
全てA4サイズだからファイルに入れてるけど、何せ狭いとこにすんでるから
29095:2007/07/30(月) 23:48:11 ID:jeVv5ibu
オマケのもう1枚。
文とは関係無い、思いつきです。
http://www.gazoru.com/g-a51ebe3e488f747759b941bed588edaa.jpg.html
29120 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/31(火) 04:00:58 ID:Cc/th92j
95さん、本当にいつも素敵なイラスト感謝です。どれも楽しく拝見しています
で、もしもな我儘が許されるなら、ベビードレスのデザイン、ウエストの部分をあまり絞り込まない、全体に的にふんわり
したラインのが個人的には好みかな、と。あ、いえ、もちろん、95さんの好きなように描いていただければ、それで充分に
素晴らしいのですが、もしもお手空きの時間ができるようなら、試しに一枚、そんな感じのイラストを見せてもらえたら幸
い至極ということで(つか、へりくだった言い方をしつつ、結局はリクエストしてる自分www)

>描いたイラストを引き取ってくれる人がいたらいいな
送る方も貰う方も本名を明かす必要が……
いざ、いでよ。勇気ある若人たちよ
29220 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/31(火) 04:02:01 ID:Cc/th92j
 が、かろうじて自由になっていた左手もすぐに京子が押さえつけてしまう。
「美也子お姉ちゃんは着替えの間、ちょっと自分のお部屋に戻るだけなのに、そんな短い間も待ってられないなんて、本
当に晶ちゃんはお姉ちゃん子なのね。ママ、ちょっぴり妬けちゃうな」
 晶の体に腕を絡みつかせ、京子はわざと呆れたように言った。
 お姉ちゃん子。そう、確かに、その言葉は間違っていない。羞恥に満ちた姿で外へ連れ出され、想像もできないくらい恥
ずかしい目に遭われるうちに、徹也に対してと同じくらい美也子に対しても奇妙な依存心を抱くようになってしまった晶だ
から、京子が『お姉ちゃん子』と言うのもあながち見当違いではないだろう。
 けれど、晶が京子の手から逃れ、すがるように美也子の後ろ姿に向かって手を伸ばしたのは、美也子に対する依存心
のためだけではなかった。美也子に対する依存心というよりも、京子と二人きりで部屋に取り残されることに対する恥辱の
ためだった。恥辱――お隣さんで幼馴染の女の子母親の手で赤ん坊めいた格好をさせられる屈辱と、その姿をまじまじ
と見られる羞恥。
 だが、微かに美也子は振り向くこともなくドアを押し開けて部屋を出て行ってしまう。
「晶ちゃん、憶えてる? 晶ちゃんが小さかった頃、私がよく面倒をみてあげたのよ」
 自分の部屋に向かって廊下を遠ざかってゆく美也子の足音を掻き消すサークルメリーのかろやかな音色が満ちるベビ
ールーム、床にお尻をおろし、晶のお尻を膝の上に載せて、京子が穏やかな声で話しかけた。
 一瞬、羞恥に満ちた自分の姿も忘れて、晶がこくんと頷く。
 京子の言う通り、共働きで育児に専念できない晶の母親の代わりに、隣のよしみということもあって、専業主婦の京子が
随分と晶の面倒をみてくれていた。母親が予め冷凍しておいた母乳を哺乳壜で飲ませたり、おしっこが出ていなくても汗
の湿気で肌が荒れないようこまめにおむつを取り替えたり、お昼寝の時間には添い寝をして背中を優しく叩いて寝かしつ
けたりもした。もともと子供好きということもあり、京子にとって晶の面倒をみることは決して負担などではなく、むしろ、うき
うきするような楽しい時間だった。
29320 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/31(火) 06:01:19 ID:Cc/th92j
 そうこうしているうちに京子は自分も妊娠していることに気づき、可愛い物が大好きという性格の持ち主な上、お隣の子、
つまり晶が男の子ということもあって、自分の子は女の子がいいなと思いたち、胎児性別検査の結果を教えてもらったと
ころ、果たせるかな待望の女の子と告げられ、親戚や友人たちにいそいそと知らせてまわった結果、予想以上にたくさん
のお祝い品を贈られることになった。身内も友人たちも京子が可愛らしい物が好きだということは充分に知っているから、
お祝いの品も、よくあるような新生児用の肌着の詰め合わせや出来合いのギフトパックといった生まれたての赤ん坊向け
の実用的な衣類は一切なく、少し気が早いものの、子供が一歳とか二歳とか要するに可愛い盛りに着せるようなサイズ
の、しかもいささかオーバーデコレーション気味の洋服の類ばかりになってしまった。早々と贈られた可愛らしい女児用
のベビー服を目の前にして、それを着た自分の娘がどんなに可愛らしくなるのか想像するのも母親ならではの楽しみな
のだが、やがて、想像だけでは飽き足らなくなってくる京子。一日でも早く愛娘に可愛らしい装いをさせたくてうずうずして
いるのだが、肝腎の娘はまだお腹の中だ。職場で気分転換できる共稼ぎならともかく、専業主婦でお腹に子供を宿してか
らこちら殆ど家の中に閉じこもりきりになっている京子だから、一度こうと思うと、そのことばかりをずっと思い抱くようにな
ってしまうのも仕方ない。妊娠十ケ月目を迎えた大きなお腹をさすりながら溜息をつきつつふと傍らに視線を転じれば、晶
が安らかな寝息をたててお昼寝をしているのが目に留まる。もともと赤ん坊の顔というのは男の子も女の子もぱっと見た
だけでは区別がつかないものだが、殊更に晶は女の子と見紛うばかりに可愛らしい顔つきをしていた。
 そこで京子の胸の内に悪戯心がむくむくと湧き起こってきたのだった。
 京子は晶が着ているパジャマを脱がせると、あれこれ迷った末、一歳児用のスカート付きロンパースを贈答用のカラフ
ルな紙箱から取り出して、それまでのパジャマの代わりに晶に着せてみた。月齢九ケ月の赤ん坊に一歳児用のベビー服
が少しばかり大きいのは否めないものの、洋服の中に体が埋もれてしまうような幾らかだぶっとした感じが却って可愛らし
く、女の子顔の晶にはその女児用のベビー服が想像以上によく似合って、晶自身とベビー服とが互いに可愛らしさを引き
立てあっているようにさえ見えたものだ。それに気をよくした京子は、母親が晶を迎えに来るまで着せ替えごっこに興じ、
生まれてくる我が子のために贈られた女児用のベビー服をあらかた晶に試着させて悦に入っていたものだ。しかも、まる
で悪びれる様子もなく、女児用のベビー服に身を包んだ晶を抱き上げて、迎えに来た母親に手渡したりさえした。もっとも、
それで晶の母親が気を悪くするというようなこともなかった。昔から赤ん坊を褒める時はそれが男の子だとわかっていても
「女の子ですか、とっても可愛いですね」と言うのが相手の気持ちを良くさせるお世辞になるくらいだから、自分の息子が女
の子の格好をしていても眉をひそめたりするわけはないし、むしろ、可愛らくなった愛児の姿に思わず嬌声をほどだ。
29420 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/31(火) 06:57:47 ID:Cc/th92j
 その日以後、京子の家に預けられている間は女の子の格好をさせられるのが晶の日常になってしまい、それは、京子
の娘、つまり美也子が一歳になるまで(つまり、贈られた女児用のベビー服を本来の受け取り主である美也子が着られる
ようになるまで)続いたのだった。
 まだ二歳になる前までのことだから、それを晶が憶えている筈はない。けれど、お隣さんどうし仲良しで、何かというと互
いの家族を招き合っている井上家と遠藤家、ちょっとしたホームパーティと洒落込むことも多く、そのたびにどちからの父
親か母親が昔のアルバムを開いたりして、古い写真を披露することも珍しくはない。その時に決まってお披露目されるの
が、女児用のベビー服を着た晶の写真だった。スカート付きロンパースの丸いお尻を振って壁に伝い立ちしている姿、丈
の短いベビードレスを着て京子に抱っこしてもらっている姿、レースふりふりのワンピースを着て自分の父親に肩車しても
らっている姿、キャミソールふうのベビー服を着て母親の膝にお座りしている姿、写真に残っている晶は、どれも、まるで
女の子にしか見えない可愛らしい姿ばかりだった。特に、ピンクのリボンを髪に付けてお姫様ふうのベビードレスを着た二
歳前の晶と、それを一回り小さくしたような同じデザインのベビードレスを着た一歳の美也子が並んで写っている写真は、
どこからどう見ても二人が姉妹にしか見えないかった。
 記憶にはない。けれど、写真という形ではっきり記録に残っていて、それをことあるごとに見せつけられては、晶もそれが
事実だということを認めるしかない。互いに家族を招き合っての誕生日パーティやクリスマスパーティ、お雛様パーティや
子供の日パーティのたびに女の子の格好をした姿をくっきり収めた写真を見せられて――ひよっとしたら、それが、小さい
頃に晶がしきりとお兄ちゃんぶってみたりヒーローぶってみたりする遠因になっていたのかもしれない。僕は女の子なんか
じゃないんだぞ。僕はお兄ちゃんで、とっても強い正義の味方なんだぞ。興味深げに写真に見入る、自分よりも十一ケ月
遅く生まれた美也子にそう訴えかけるために。
 そんなふうにして美也子が一歳になる時には鎮まっていた京子の悪戯心。けれど、長じるにつれ、美也子はどんどん背
が高くなり、女の子らしい可愛い洋服を着せることが次第に難しくなっていった。それに、もともと行動的な美也子だから、
体の動きを妨げるオーバーデコレーションの洋服を避ける傾向が幼い頃からあったものだから、京子はすぐまた欲求不満
になってしまう。その欲求不満を解消するために目をつけたのが、再び晶だった。美也子は自分で晶をお嫁さんにするん
だと決めたつもりなのだろうが、ひょっとすると、それは、そうするように美也子が永年に渡って美也子に対して囁きかけた
きた結果とは考えられないだろうか。
29520 ◆JSxcaNkD96 :2007/07/31(火) 08:08:38 ID:Cc/th92j
「あの時の晶ちゃん、とっても可愛かった。知り合いに写真を見せても、写っているのが男の子だなんて、誰も気がつかな
かった。私が説明してあげても、みんな、なかなか信じてくれなかった。それくらい可愛い女の赤ちゃんだったのよ、晶ちゃ
んは」
 京子は、膝の上に座らせた晶の手に自分の手を添えてガラガラを静かに振りながら言い、ふっと溜息をついて続けた。
「赤ちゃんの時は美也子も可愛かったのよ。サイズは違うけど晶ちゃんとお揃いのベビー服を着せてあげたら、まるで姉妹
みたいで。けど、成長期に入った途端ずんずん背が伸びて、あとは晶ちゃんも知っての通り、可愛いお洋服なんてちっとも
着てくれない、バスケ三昧の、男の子だか女の子だかわからないような子になっちゃって。でも、晶ちゃんは美也子と違っ
て、高校二年生になる今も昔とちっとも変わらない可愛いらしさのまま。本当、晶ちゃんのお母様が羨ましくてたまんない
のよ、私。だから、晶ちゃんには私の娘になってもらうことにしたの。美也子と結婚してくれたら、自然にうちの子になってく
れるものね。それも、美也子のお嫁さんだから、私の可愛い娘に。晶ちゃん、二歳になるすぐ前から昨日までの間は男の
子として育ってきたけど、それは何かの間違いなのよ。そう、神様の手違いに決まってる。だから、今日から私が晶ちゃん
を育て直してあげる。神様の手違いを正して、本当はそうでなきゃいけない女の子として育て直してあげるわね。そのため
に、赤ちゃんの頃からやり直すのよ。女の子修行の一年間で女の子に生まれ変わって、後の一年は花嫁修業に励むのよ。
二年間もこの家で過ごせば、結婚してもすぐ家風に馴染んで、どこに出してもおかしくない遠藤家の若奥さんになれるから
心配することなんてないのよ。美也子がぜんぜん興味を持たないお料理もお裁縫もお洗濯も、家事一切を私が責任をもっ
て仕込んであげるから安心していいのよ。でも、そんなことを習う花嫁修業が始まるまでの一年間、女の子修行の間は、
何も考えずに私や美也子に思いきり甘えていればいいの。だって、晶ちゃんは女の子修行の間中、小っちゃな女の子に戻
って生活するんだもの。一年間かけて、赤ちゃんからちょっとお姉ちゃん、幼稚園児から小学生、それに中学生になって、
最後には女子高生になって、本当の年齢に追いつけばいいの。その時、晶ちゃんは実際の年齢の女の子に生まれ変わっ
て、女の子修行がおしまいになるの。わかったわね?」
 わかったわねと言われて、けれど晶が頷く筈がない。
 それでも、京子は晶に返事を強要する様子はみせない。もうすっかり晶は自分の手の内だという意識が京子に悠揚迫ら
ぬ態度を取らせているのだろうか。
29695:2007/07/31(火) 16:51:44 ID:T33YVk/u
絵が上手く無いので、思ったように描けませんが、イメージの一部でも表現出来ていれば・・・と思います。
http://www.gazoru.com/g-e131b7c6fe577886877470102291f75d.jpg.html
297名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 17:16:51 ID:fP9fIUKH
きもいんだけど・・・
298名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 17:31:22 ID:TNpGbAlJ
今日も暑いな
299名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:49:25 ID:VJ5phxmw
まあ・・・ 夏だしね・・・
300名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 21:42:20 ID:PKs3rqzO
95様
今回は、晶の妖艶な感じがでていて、いいなあと思います。
いつも、楽しみにしています。
301名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:09:39 ID:UJLQLyiM
とてもGJです!!
やたらセクシーですね!
302名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:33:34 ID:GW0SN3xX
1行の文字数が多すぎる上に、
適度な隙間も無いので真っ黒で読みにくいです。
303名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 03:02:19 ID:HODmHLwE
なんか少女化しただけじゃん。
Mプレイならもっとハードにするべき。
30420 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/01(水) 03:55:22 ID:oYIQMHyN
>>296

我儘に応えていただいて恐縮しています
で、どうせだから95さんの好意に甘えて更に身勝手なことを言わせてもらえるとするなら、296のイラスト、飾りレースの
数がちょっと多すぎかなというのが自分の感想だったりします。スカート部分の裾と胸元には是非とも欲しいのですが、
裾のすぐ上&そのまたすぐ上の飾りレースは省略した方がすっきりして自分がイメージしている物に近いかな、と
せっかく描いていただいてこういうことを言うのは気がひけるのですが、280、289、296の中から選ぶとすると、自分の場
合は298が一番のオキニということになりそうです。晶の左腕でお腹まわりの飾りレースが隠れたせいですっきりした感じ
に見えるからでしょうね
ただ、これはこちらの一方的な好みですので、もしもこれからもイラストを描いていただけるなら、95さんの思うように描
いていただくのが一番です。上に書いた感想は自分の一方的な思い込みだねというくらいに軽く受け取っておいてもら
えると幸いです

それと、イラストを見て思ったのですが、ベビー帽子はかぶせない方がよかったかもと自分としては反省しきり。帽子をか
ぶせるとごちゃごちゃしてウルサい感じになってしまったかもです。文章の方は今さら訂正もできませんが、イラストを描
いていただく際は、そのあたりのところ、95さんの感性でよろしくです

それにしても、あの画像掲示板、このSSをモチーフにしてくださった写真をうpしてくれる人までいて、専用掲示板と化して
きているようなwww
30520 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/01(水) 03:56:27 ID:oYIQMHyN
「じゃ、晶ちゃんが赤ちゃんだった時に一番嬉しそうにしていた遊びをしましょうか。伝い立ちはまだできなかったけど、這
い這いで自由に動き回れるようになったのが嬉しかったんでしょうね、こんなふうにしてあげるとすごく喜んでいたのよ、
あの頃の晶ちゃん」
 返事を求めるでもなく穏やかな声でそう言った京子は晶を膝の上から床におろすと、晶が持っていたガラガラを自分が
持ち、正面に置いた姿見の横に移動して、その場に膝をついた。そうして、怪訝な顔で事の成り行きを見守る晶に向かっ
て、おおげさな身振りでガラガラを振ってみせる。
「ほら、ここまでいらっしゃい。ちゃんとここまで這い這いで来ることができたらガラガラを返してあげる。ほぉら、晶ちゃん
の大好きなガラガラよ」
 京子が手を振るたびにガラガラからかろやかな音色が流れ出て、静かな波紋になって育児室の中に広がってゆく。
 からころ。からころ。
 十六年も前の、まだようやく這い這いができるようになったばかりの赤ん坊の頃の記憶など残っているわけがない。残
っているわけがないのに、晶の胸を妙に切ない想いが満たしてゆく。切なくて甘酸っぱくてぼんやりしているくせに妙にき
らきらした、なんとも言いようのない、記憶とは呼びようのない無意識の断片。
「どうしたの、晶ちゃん。あの頃の晶ちゃん、こんなふうにガラガラで呼んであげたら、急いで這い這いして叔母ちゃんの
いる所へ嬉しそうに来ていたでしょ? ほぉら、からころからころ〜」
 耳で聞くというより、胸に直接しみこんでくるようなガラガラの音色。
 憶えている筈がないのに全身を包み込むセピア色の思い出。
 それまで床にぺたんとお尻をつけて座っていた晶だが、改めてガラガラの音色に聞き耳を立てると、おずおずした様子
で両手と左右の膝を床についてお尻を上げ、四つん這いの姿勢になった。
「そうよ、それでいいのよ、晶ちゃん。そのままここまでおいで。這い這いで上手にここまで来たら、御褒美をあげるから」
 からころ。からころ。
 サークルメリーの奏でるメロディに重なって聞こえるガラガラのかろやかな音色が優しく晶をいざない導く。
30620 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/01(水) 05:21:31 ID:oYIQMHyN
 晶はぎこちない身のこなしで手と足を動かし、おそるおそる這い這いを始めた。
 顔を振り仰ぎ、さかんに京子が振り鳴らすガラガラをみつめ、お尻をぴょこんと後ろに突き出した四つん這いの姿勢。
 不意に、一枚の写真に写った光景が晶の脳裡をよぎった。晶と美也子が小さいうちは何かというと誰かが引っ張り出し
てきてみんなで眺めた昔のアルバム。けれど、それも、小学校の三年生になる頃には晶が断固として拒むようになった
ものだから、いつしか人目に触れる機会はなくなってしまった。晶の脳裡をかすめたのは、そのアルバムに収められた一
枚の写真に写った自分の姿だった。写真の中で幼い晶は、女の子みたいに髪をカラーゴムで結わえられ、胸元を淡いレ
モン色のよだれかけに覆われた丈の短いクリーム色のベビードレスを着て、大きなお腹をした京子の振るガラガラの音色
にいざなわれるまま、嬉しそうな顔をして這い這いをしていた。そう、まさに今の晶とまるで同じ、おむつで丸く膨らんだオ
ーバーパンツをベビードレスの裾から覗かせた姿で、目の前に座っている京子のもとを目指して。
 京子のいる所を目指して進むと、大きな姿見の鏡に自分の姿が映ってしまうのは避けられない。しかも合わせ鏡になっ
ているから、前の鏡の一部には、後ろの鏡に映っているのと同じ光景が映り込んでいる。二枚の鏡は、まるで十六年前に
戻ってしまったかのような晶の姿を様々な角度からくっきり映し出していた。その中を、オシャブリを咥えているせいで絶え
ず口の中に溢れてくる唾がよだれになって唇から流れ落ちないよう意識しながら這い這いを続ける羞恥。けれど、なぜだ
か、京子が振り鳴らすガラガラの音色に導かれるまま這い進むことをやめられない。

 羞恥と被虐感に胸を満たしながら、やがて京子のもとにたどりつく晶。
「うふふ。昔と同じ、とっても這い這いがお上手ね、晶ちゃん。それじゃ、約束通り、晶ちゃんの大好きなガラガラを返してあ
げるわね」
 それまで膝立ちになっていた京子が、晶が目の前まで近づくと、床にお尻をつけて両脚の膝から先を左右に開いた『ぺっ
たんこ座り』の姿勢になって両手を伸ばし、自分の膝の上に晶を迎え入れ、ふたたびガラガラを握らせた。這い這いをさせ
る前は晶の背中を自分の胸にもたれかけさせていたが、今度は、横抱きの格好で自分の膝の上に晶のお尻を載せて座ら
せる。
 そんなふうに晶の体を横抱きにして自分の膝の上に座らせた京子は、掌で晶の頬をそっと包み込むと、顔を胸元に抱き
寄せた。
30720 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/01(水) 06:43:19 ID:oYIQMHyN
 豊かな乳房が晶の横顔に触れた。豊かだが、固いばかりの美也子の乳房とは違って、張りと柔らかさが同時に感じられ
るような、出産と授乳の経験がありありとわかる、そんな乳房だ。
「晶ちゃん、憶えてる? 晶ちゃんのお母さん、忙しい中、少しの時間も惜しんで自分のお乳を搾っていたのよ。お乳を搾っ
て、小分けにして冷凍庫で保存していたの。叔母ちゃんは、晶ちゃんのお母さんに頼まれて、冷凍してあるお乳を融かして
哺乳壜で晶ちゃんに飲ませてあげていたのよ。晶ちゃんのお母さん、今じゃすっかり落ち着いたけど、その頃はとっても忙
しくて、でも、忙しいのに、ちょっとの時間も惜しんで、晶ちゃんのためにお乳を用意していてくれたのよ。お母さんのお乳っ
て、赤ちゃんが病気にならないようにする免疫成分とかも混じってるし、それになにより、愛情がいっぱい詰まった、赤ちゃ
んにとっては最高の栄養なの。だから、晶ちゃんのお母さん、できるだけ粉ミルクを飲ませないよう頑張ってたのね。でも、
体質なのか、あまりお乳は出ない方だったかな。出にくいお乳を、それでも、晶ちゃんのためだって、泣きそうな顔をして搾
ってるところ、叔母ちゃんも何度か見たことがあるわ。そりゃもう、怖いくらいの顔でね。けど、本当に子供のためを思ったら
お母さんって怖い顔になるんだって、叔母ちゃん、勉強になっちゃって。だけど、そんなふうに頑張っても、晶ちゃんがお腹
いっぱいになるくらいのお乳は出なかったのね。だから、どうしても幾らかは粉ミルクのお世話にならなきゃいけなくて。そ
の時のこと、今でもはっきり思い出せるわ。晶ちゃんたら、お母のお乳だと自分から進んで哺乳壜の乳首を咥えるくせに、
粉ミルクを入れた哺乳壜だと、ちっとも乳首を咥えようとしなかったのよ。お腹が空いて泣いてるのに、いくら叔母ちゃんが哺
乳壜をお口に入れてあげても、すぐに乳首を吐き出しちゃって。大人にしてみたら同じような物にしか思えないけど、赤ちゃ
んにはちゃんとわかるのね、自分のお母さんのお乳と粉ミルクの違いが。それを見て叔母ちゃん、すごく感激しちゃって、自
分の子供は絶対に母乳だけで育てるんだって胸の中で誓ったりしてね。でも、感激するのはいいけど、実際はとても困っち
ゃったんだけどね。だって、もう冷凍のお乳が残ってないって時でも粉ミルクをちっとも飲まないで泣いてばかりだったんだ
もの。それで、叔母ちゃん、ちょっと悪戯心を起こしちゃってね――」
 左手で横顔を自分の胸元に押しつけたまま、京子は右手でブラウスのボタンを外し始めた。
 はっとして晶が上目遣いに京子の顔を見上げたが、そんなことまるで気に留める様子もない。
 京子は手早くボタンを外してしまうと、ブラウスの胸元を大きくはだけた。
30820 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/01(水) 07:37:09 ID:oYIQMHyN
「晶ちゃん、憶えてる? 晶ちゃんがなかなか粉ミルクを飲んでくれないから、叔母ちゃん、自分のおっぱいを晶ちゃんに
吸わせてあげたのよ。自分のお母さんのおっぱいとは違うってことが赤ん坊ながらにわかったのか最初は吸ってくれなか
ったけど、ちょっと強引に口にふくませてあげたら、粉ミルクの哺乳壜とは違って、そのまま吐き出きもせず、初めはびっく
りしたような顔で、でも、いつのまにか安心しきった顔で、ちゅうちゅう音をたてて吸ってくれたのよ。でも、まだ美也子を生
んでいなかった叔母ちゃんのおっぱいからお乳が出る筈なんてなくて、でも、晶ちゃん、一生懸命に吸ってくれたのよ。そ
うして頃合いを見計らって粉ミルクの哺乳壜をお口に入れてあげたら、今度はあまり嫌がりもせずに哺乳壜の乳首を吸っ
てくれたの」
 京子は昔を懐かしむようにそう話しながらブラのフロントホックを外し、豊かで張りのある乳房を晶の顔に押し当て、生娘
と見紛うばかりのピンクの乳首を口にふくませた。
 浴室で口にふくまされた美也子のぴんと勃った乳首とはまた異なる、口の中にまるで違和感なくすっと滑り込んでくるよ
うな舌触り。
「それからも粉ミルクの哺乳壜を咥えさせる前には叔母ちゃんのおっぱいを吸わせてあげていたのよ。それで、晶ちゃんが
ずっとおっぱいを吸ってくれたおかげでしょうね、美也子が生まれた後、お乳がたくさん出て、結局、おっぱい離れするまで
美也子は叔母ちゃんのお乳だけで育てることができたの。晶ちゃんに叔母ちゃんのお乳を飲ませてあげることはできなか
ったけど、最初に吸ってくれてお乳が出やすくしてくれたのは晶ちゃん。それに、贈り物に頂戴した女の子用のベビー服を
殆どみんな最初に着たのも晶ちゃん。自分も赤ちゃんのくせして、生まれたばかりの美也子をあやそうとしてくれたのも晶
ちゃん。その頃の叔母ちゃん、晶ちゃんのことが自分の娘みたいに思えて仕方なかったのよ。晶ちゃんが長女で、美也子
が次女。晶ちゃんがお姉ちゃんで、美也子が妹。叔母ちゃん、そんなふうに思いながら、二人の面倒をみていたの。晶ちゃ
んのお母さんのお仕事が落ち着いて、晶ちゃんをうちで預からなくてもよくなる日まで。ううん、預からなくてもよくなった後
も、晶ちゃんがうちに遊びに来てくれた時や、美也子を連れて叔母ちゃんが晶ちゃんちに遊びに行った時も、ずっとずっと
晶ちゃんは叔母ちゃんの気持ちの中じゃ、いつまでも叔母ちゃんの娘だったのよ。それに、寝ぼけながら叔母ちゃんのおっ
ぱいを吸う時は、晶ちゃん、いつでも自分のお母さんのおっぱいを吸ってるんだって勘違いするのか、叔母ちゃんのことを
『ママ』っと呼びながらおっぱいを吸ってくれたから尚更ね。だから、もういちど叔母ちゃんのことをママって呼んでちょうだ
い。甘えた声でママって呼びながら叔母ちゃんのおっぱいを吸ってちょうだい。さ、どうしたの? 晶ちゃんはママの可愛い
赤ちゃん。美也子のお姉ちゃんだけど、まだおむつが外れない、おっぱい離れもできない甘えん坊の赤ちゃんなのよ。だ
から、ほら」
30920 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/01(水) 09:12:31 ID:oYIQMHyN
 美也子は、それまで頬を包み込んでいた左手を晶の後頭部にまわし、更に力を入れて抱き寄せた。
 晶の唇と舌がおずおずと動いて、初めはびっくりしたような顔で、でも、いつのまにか安心しきった顔で、ちゅうちゅう音を
たてて京子の乳首を吸い始めるようになるまで、さほど時間はかからなかった。
「そうよ、それでいいのよ、晶ちゃん。晶ちゃんは赤ちゃんだもの、思う存分おっぱいを吸いなさい。おっぱいを吸いながら、
叔母ちゃんのことをママって呼ぶのよ」
 京子は、ボネットタイプのベビー帽子からはみ出た晶の後れ毛をそっと撫でつけながら、あやすように囁きかけた。
「……マ、ママ……ママぁ、晶のママぁ!」
 憶えている筈のない京子の乳首の感触。けれど、口にふくむなり、うっとりしたような表情が晶の顔に浮かんでくる。促さ
れるまま晶は叫ぶように言って、京子の乳房にむしゃぶりついた。
 そこへ、ドアが外側に開いて、デニムのハーフパンツにざっくりしたトレーナーというラフな装いに身を包んだ美也子が戻
ってきた。
「ママが晶ちゃんのことをお姉さんで私のことを妹だって思ってた話、私も何度か聞いたことがあるわ。晶ちゃんたら自分も
赤ちゃんのくせして、なんだかお姉ちゃんぶって私にオシャブリを咥えさせたりもしてたって。だけど、晶ちゃんが三歳にな
るかならないかって頃から急に自分のことを男の子だって意識するようになっちゃって、私に対してもお姉ちゃんぶるんじゃ
なくてお兄ちゃんぶるようになっちゃって、随分と寂しい思いをしたってことも何度も何度も繰り返し聞かされたわ」
 二人がいる所までゆっくり近づいてきた美也子は、京子の乳首を口にふくまされる時に晶の口から落ちて床に転がったオ
シャブリを拾い上げ、晶の唾に濡れたゴムの乳首を冷たい目で眺めながら言った。
「でも、そんな寂しい思いをするのも昨日までのこと。今、晶ちゃんはママの娘に戻ったのよ。ママが町内会の日帰り旅行
へ出かけている間に、私が晶ちゃんをもういちどママの可愛い赤ちゃんに戻しておいてあげたのよ。だから、もう寂しくない
でしょ、ママ?」
 京子に向かって気遣わしげにそう言う美也子だが、その瞳には、どこか哀しげな陰が宿っていた。大きな瞳に陰を宿した
美也子は、ふっと溜息をつくと、こんなふうに続けて言った。
「ママの口から出るのは、いつだって晶ちゃんの名前ばかり。実の娘の私より、いつもいつもずっとずっと晶ちゃんのことを
気にかけて、冬になったら晶ちゃんが風邪をひかないかしら、夏になったら日焼けをして晶ちゃんの綺麗なお肌がシミにな
らないかしら、秋になったら晶ちゃんが寝冷えをしないかしら、春になったら変な人が多くなるから晶ちゃんが女の子に間
違われて痴漢に遭ったりしないかしらって心配して。そんなふうに、いつだって、晶ちゃん晶ちゃんの繰り返し。だから、私
は、実業団チームからの誘いをすぐ受けることにしたのよ。さっさと将来の生活を安定させて、晶ちゃんをお嫁さんにするた
めに。そうすれば晶ちゃんはまたママの娘になるんだもの。それでいいんだよね、ママ? ママは晶ちゃんさえいれば、そ
れでいいんだもんね?」
310名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 09:58:33 ID:d213QRey
ドロドロしてきたなw
311名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 18:18:51 ID:8tdy6hZ9
修羅場キターーー(゚O゚)ーーー!!
31295:2007/08/01(水) 22:00:13 ID:1eCIWQ2Q
衣装をちょっと変更してみました。
http://www.gazoru.com/g-e86c2a7dc74b20dce374b11a460b6481.jpg.html

他の三人は、晶の年代別のイメージ・・・・になっていないか(笑
313名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:49:06 ID:uVUk5JO/
なっていますねw
前のお洋服もかわいかったけど、
今度の方がシンプルで、晶をひきたてています。
唇も朱を入れない方が、幼女らしくていいですね。
31420 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/02(木) 05:37:55 ID:gHvratFU
 抑揚のない、聞く者の背筋に冷たい物が走るような口調で京子にそう言った美也子は、京子の乳房に顔を押しつけて乳
首を吸っている晶を見おろし、含み笑いを漏らしながら呟くように付け加えた。
「あらあら、本当にすっかり赤ちゃんになっちゃって。さっきまではお姉ちゃん子だと思っていたのに、あっと言う間にお母さ
ん子になっちゃって、ママにべったりなんだから。でも、ママに甘えきっておっぱいを吸う晶ちゃん、可愛いったらありゃしな
い。ほんと、ついつい苛めちゃいたくなるほど可愛い赤ちゃんだこと」
 どこか嘲るような美也子の口調と、京子のことをママと呼び乳首にむしゃぶりついている姿を見られた羞恥に、晶は美也
子と目を合わすことができず、京子の胸にますます深く顔を埋めてしまう。
「駄目じゃない、美也子。美也子の話し方が怖いから、ほら、晶ちゃんが怯えちゃって。――よしよし、そんなに怖がらなく
ても大丈夫よ。美也子お姉ちゃんが可愛い晶ちゃんを苛めるだなんて、そんなことするわけないでしょ。だから怖がらなく
ていいのよ」
 京子は、晶の横顔をいとおしげな目でみつめ、軽く体を揺さぶってあやした。
「ほら、今だってそう。ママ、今も晶ちゃんのことばっかり気にかけて。でも、ま、いいわ。私だって晶ちゃんが憎いわけじゃな
い。こんなに可愛い晶ちゃんだもの、ママの愛情を独り占めしちゃうのも無理はないと思う」
 美也子は呆れたようにひょいと肩をすくめてみせ、なにやら含むところのありそうな口調で言った。
「それは仕方ないけど、その代わり、私が晶ちゃんを苛めちゃうようなことがあっても、それも仕方ないと思うんだ。男の子っ
て、好きな女の子をついつい苛めちゃうんだってね? 好きな女の子の気をひこうとして、でもどうすればいいかわからなく
て、それで却って苛めちゃうことがあるんだってね? それと同じ。私も晶ちゃんのことが大好きだから。赤ちゃんの頃はお
姉ちゃんぶってて、少し大きくなると今度はお兄ちゃんぶってて、なのに今はお姉ちゃんでもなくお兄ちゃんでもない、可愛
い甘えん坊の赤ちゃんの妹になっちゃった晶ちゃんのことが大好きだから。今日一日だけで、私というお姉ちゃんと徹也君
というお兄ちゃんの妹になっちゃった晶ちゃんのことが大好きだから。美優お姉ちゃんや香奈お姉ちゃんや恵美お姉ちゃん
から年下の妹扱いされる晶ちゃんのことが可愛くてたまんないから」
 そう言って美也子はすっと腰をかがめ、京子の胸に顔を埋める晶に向かって両手を伸ばした。

31520 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/02(木) 06:41:46 ID:gHvratFU
「さ、ママのおっぱいはそろそろおしまいにして、まんまにしましょう。いつまでもママのおっぱいを吸っていてもお乳は出な
いからお腹が空くばかりよ。一階のダイニングまでお姉ちゃんが抱っこして連れて行ってあげから、さ、おいで」
 そう言って両手で晶の体を絡め取ろうとする美也子。
「……マ、ママがいい。晶、ママのおっぱいがいいの……」
 美也子の指先が体に触れた瞬間、乳首を吸ったままのくぐもった声で晶は言い、京子の首筋に両手でしがみついた。一
瞬、ガラガラがからんと短く鳴る。
「ふぅん、さっき私が部屋を出てく時は、お姉ちゃん言っちゃやだって泣きそうにしてた晶ちゃんなのに、いつの間にかママ
の方がよくなっちゃったんだ。やっぱり晶ちゃんは小っちゃな赤ちゃんだったのね。ママのおっぱいが恋しくて仕方ない、い
つまでもおっぱい離れのできない甘えん坊の赤ちゃん。こんな子がつい最近までお兄ちゃんぶってたなんて思うと、おか
しくてたまんないわ」
 美也子は片方の眉をぴくんと吊り上げて、さも呆れたように言った。
「そ、そんな……」
 思わず晶は抗弁しかけるものの、返す言葉がみつからなくて、すぐに力なく言い淀んでしまう。
「美也子ったら、またそんな怖い声を出す。いいじゃないの、もう少しこのままで。晶ちゃん、ママのおっぱいなんて久しぶ
りのことなんだから、気のすむまでたっぷり吸わせていげてもいいんじゃないかしら。それとも、ママのおっぱいの感触を
思い出した晶ちゃんが美也子のおっぱいなんて見向きもしなくなりそうなのが悔しくて、少しで早くママのおっぱいから晶ち
ゃんを引き離そうとしているのかな? 美也子、お風呂場で晶ちゃんにおっぱいを吸わせてあげたって言ってたわよね。で
も、ママのおっぱいを吸ったら晶ちゃん、美也子のおっぱいの感触なんてすぐに忘れちゃうかもしれない。それが心配なん
じゃないのかしら?」
 乳房に顔を埋めて押し黙ってしまう晶の後れ毛を優しく撫でつけながら、京子が挑発ぎみに言った。
 瞬間、美也子と京子との間に、目に見えない火花が散る。
 父親と息子との間柄とは違い、母親と或る程度まで成長した娘との間柄は、親子というよりも友達みたいな関係になりや
すいという。仲がいい時はべたべたで、その逆に、些細なことですぐに互いをライバル視するようになるらしい。が、今の美
也子と京子との睨み合いは、そんな母娘関係のせいというよりも、拾ってきた愛くるしい仔猫の面倒をどちらがみるか、二
人の内どちらが飼い主にふさわしいか、その立場の奪い合いの結果と表現した方が正確なのかもしれない。
31620 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/02(木) 06:49:09 ID:gHvratFU
>>312
ドレスのデザイン変更、お疲れさまです。やっぱ、個人的にはこっちの方が(・∀・)イイ!!
それと、小さい頃の晶たちの中にちゃんと男の子の格好をした晶がいるのがGJでつ
イラストは普通に趣味? それとも、或る程度は仕事がらみ? 興味津々ですが、プライベートな事は華麗にスルーが吉かな

31720 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/02(木) 07:55:10 ID:gHvratFU
「晶ちゃんはどっちがいいの? お姉ちゃんに抱っこしてもらってまんまを食べに連れて行ってほしい? それとも、おっぱ
いがいいの? 晶ちゃんが選ぶといいわ」
 しばらくの沈黙の後、冷え冷えした空気が流れる中、このままでは埒があかないと直感した美也子が、いったんは伸ばし
た腕を引き戻してぽつりと晶に言った。
「そうね、それなら公平だわ。どっちにするか、晶ちゃん選ばせてあげましょう」
 美也子の提案に京子が即座に賛意をしめした。美也子のことを睨みつけつつも同じことを考えていたに違いない。つまる
ところ、互いをライバル視するほどに似たもの母娘というのは間違いなさそうだ。
「……」
 どちらと問われて、すぐに答えらる筈もない。晶は、二人の視線を痛いほど感じつつ、京子の乳房に顔を埋めて押し黙る
ばかりだ。
「あらあら、お口もきけない小っちゃな赤ちゃんだったのかな、晶ちゃんは」
 乳首を吸うばかりでいつまでも返事をしようとしない晶に、京子と美也子が同時に言った。二人の声が綺麗なユニゾンに
重なって晶を急きたてる。
「……お、お……」
 やっとのこと、晶の口から弱々しい声が漏れ出た。
 それを耳にした二人は、さっきの息の合ったユニゾンが嘘みたいに、今度は
「お姉ちゃんがいいのね!?」
「おっぱいがいいのね!?」
と口々に言い張って譲らない。
 けれど、それから更にしばらく躊躇してから晶が口にしたのは、まるで思いがけない言葉だった。
「……お、おしっこが出ちゃう……おしっこが出ちゃいそうだから、トイレへ行かせて」
 いかにも恥ずかしそうに頬を赤く染め、二人と目を合わせないようにしながら晶が言ったのは、お姉ちゃんでもなく、おっ
ぱいでもなく、おしっこという言葉だった。
31820 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/02(木) 09:16:48 ID:gHvratFU
「え……?」
 思ってもいなかった晶の言葉に、美也子と京子は一瞬きょとんとした顔を見合わせ、続いて、どちらからともなく、くすく
す笑い出した。
 途端に、それまで二人の間に流れていた冷たい空気がどこかに消えてしまう。
 そうして、ひとしきりさも面白そうに笑い合った二人は、再び声を揃えて晶に言った。
「トイレなんて行かなくていいのよ。晶ちゃんは赤ちゃんだもの、おむつの中におもらししちゃっていいんだから」
「だ、だって……」
 声を揃えてそう言う二人に、晶は京子の乳首を口にふくんだまま弱々しく首を振った。
 茜の店の試着室で美也子に抱かれてのおもらしを強要されてから、まだ二時間も経っていない。いつもの晶なら一度
トイレへ行くと、次のトイレまで三〜四時間ほど保つのが普通だ。けれど、日射しのある所はともかくまだ日陰に入ると底
冷えのする季節、下腹部がすうすうする慣れないスカート姿で気の早い冷房の利いたショッピングセンターの中を連れま
わされ、家に戻ってからも風呂上がりにタオルを体に巻き付けただけという湯冷めしやすい格好にされていたため、芯か
ら体が冷えて、いつもになくトイレが近くなってしまったようだ。しかもショッピングセンターの喫茶店でたっぷり飲まされた
オレンジジュースのせいで、いったん感じた尿意は、普段とは比べようもないほど急激に高まってくる。もうすぐにでも我
慢の限界を迎えそうだという思いに耐えかねて恥を忍びつつ口にした懇願に対して二人から返ってきたのが「おむつの中
におもらししちゃえばいい」という容赦ない言葉なのだからたまらない。
「だってじゃないでしょ? 晶ちゃん、本当のおしっこや白いおしっこで、紙おむつを三枚も汚しちゃったのよね? だったら、
今になっておむつの中におしっこを出すのを嫌がるなんて変じゃないかしら」
 京子は晶の頬が羞恥と屈辱とに赤く染まる様子に目を凝らしながら、自分の膝の上に座らせて横抱きにした晶の股間を
オーバーパンツの上からぽんぽんと叩いて言った。紙おむつの時と同様ペニスはお尻の方に折り曲げて十枚の布おむつ
で押さえつけているため、前の方から股間に触れても、それらしい膨らみの感触は、それと注意していないと掌に伝わって
こない。
「そうそう、ママの言う通りよ、晶ちゃん。ショッピングセンターでトイレを待つ間に我慢できなくなっておもらししちゃったのは
仕方ないと思うけど、試着室でお姉ちゃんが抱っこしてあげたままおもらししちゃったのは、自分でそうしようと思ってのこと
だったよね? あの時、晶ちゃん、わざと紙おむつの中におもらししちゃったんだよね? だったら、今もおむつの中におも
らししちゃっても、ちっとも変じゃないわよ。あの時はお姉ちゃんが抱っこしていてあげたけど、今度はママに抱っこしてもら
っておむつの中におもらししちゃうといいわ。ママに抱っこしてもらって、ママのおっぱいを吸いながら、おむつを濡らすのよ。
紙おむつより布おむつの方が濡れた感じがわかりやすいから、お尻の方からおむつが濡れてじめっとした肌触りがじわじ
わ前の方に広がってく様子をちゃんと経験しておきなさい。そうやって、女の子がおもらししちっゃた時の濡れ方を体で憶え
るのよ」
 美也子は、腰をかがめた姿勢で床に膝をつき、二人と目を合わすまいとして京子の乳房に顔を埋める晶の瞳を真下から
覗き込むようにして言った。

31920 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/02(木) 09:21:18 ID:gHvratFU
明日の金曜日、こちらの都合でお休みさせていただきます
土曜日にはまたうpできると思いますので、その時にはまた飽きずにおつきあいください
では
320名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 18:19:14 ID:vKvyGIZI
お疲れ様です。
続きもがんばってください。
321名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:07:13 ID:JyVcvNZ/
ゆっくり休んで、
続き、たのしみにしてま〜す。
32295:2007/08/03(金) 00:40:00 ID:iNqm35yU
単なるイメージです。
http://www.gazoru.com/g-7c0dfec18dd34872c9f402b252ab1187.jpg.html
続きを楽しみにしてます。
323名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 01:34:27 ID:XW5jTYtk
お二人さん乙でござりますー
32495:2007/08/03(金) 16:41:25 ID:2oYTUnzV
描きたくなったら仕方が無いので、誰かに何と言われても・・・・・
http://www.gazoru.com/g-4a2f3088490e14737a84e162581d2f3d.jpg.html
http://www.gazoru.com/g-e8ecc69a257899db5601abdeceb702d8.jpg.html
325名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 17:54:55 ID:zrAgN1pf
>>324
もう、いくらでも描きたくなるのキボンヌ
326名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 22:50:17 ID:DgK9PBhY
そう、95さんは、最高の絵師です。20さんと、ベストコンビ
32795:2007/08/04(土) 01:12:17 ID:4sUWgiSL
チョーテキトーな部屋。
カメラ側の壁に物置棚が有るのかな?
http://www.gazoru.com/g-ec815032009904ff70ed191c990138ef.jpg.html
32820 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 05:26:17 ID:BG51XT55
うはっ。イラストが増えている
324のイラスト、二枚とも、これまでのおどおどした垂れ目ぎみの晶君と違って、どこか小悪魔的な目つきになっている
のがよいです。SSを書く時、京子さんのブラ、いっそ、授乳用の前あきブラという設定にしておいた方がよかったかな
あと、327。そうだよなぁ、ベビーベッドの象徴は、なんたって、サークルメリーの下に置いてあるベビーベッドだよなぁ。
ま、ただ、晶君が横になれるほど大きなベビーベッドの調達は難しいと思ってSSでは省略してしまったけど、95さんのイ
ラストには遠慮なく登場させてほしいでつ。SSとイラスト、微妙に設定が違うという方が、いろいろ想像も掻きたてられて
いい感じになるかなと思いますので
32920 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 05:27:40 ID:BG51XT55
「や! おむつにおもらしなんて、そんなの、や! 晶、トイレなの。晶、赤ちゃんなんかじゃないから、トイレへ行っておし
っこするんだもん」
 自分のことを赤ちゃんなんかじゃないと言いながらも、いつのまにかすっかり幼児言葉に馴染んでしまった晶は、拗ね
たような表情で首を振った。
「あらあら、まだそんなこと言ってる。何度も説明してあげた筈よ、何度もおむつを汚しちゃった晶ちゃんは赤ちゃ……」
「ま、いいじゃないの。せっかく晶ちゃんがおしっこを教えてくれているんだから、トイレへ行かせてあげましょう。おしっこ
を教えてくれたのに何もしてあげないんじゃ、それこそ本当にいつまでもおむつ離れできない赤ちゃんのままになっちゃ
うかもしれないんだから。美也子だって、いつまでもおむつのお世話にならなきゃいけないお嫁さんだったら困るでょう?」
 晶におむつへのおもらしを強要しようとする美也子の言葉を京子が遮った。
「え……? だって、ママ……」
 思いもしなかった京子の言動に美也子は一瞬きょとんとした顔つきになり、続いて、せっかく手に入れた玩具で遊ぶの
を禁じられた子供みたいな表情を浮かべて、いかにも不満げに言葉を返す。
「ママだって、晶ちゃんが赤ちゃんになってくれて嬉しいんじゃないの? なのに、どうして……」
「いいからいいから、今回だけは晶ちゃんをトイレに行かせてあげましょう。自分が一人でちゃんとおしっこができるような
お姉ちゃんなのかどうか、晶ちゃん本人にわかってもらうにはそれが一番なんだから」
 抗弁する美也子をやんわりたしなめた京子は、意味ありげに軽くウインクしてみせると、まるで謎々でも楽しむかのよう
な口調でこう続けた。
「でも、トイレは一階の廊下の一番奥にあるから、そこまで歩く間、晶ちゃんの体が冷えちゃうかもしれないわね。春とは
言っても、まだまだ夜になると底冷えするから、ひんやりした廊下を一番奥まで歩いてくうちに体の芯まで冷えちゃわな
いかしら。そんなことになって晶ちゃんが風邪をひいちゃったら可哀想だから、せめて手足の先だけでもあったかくしてあ
げないといけないわね。足はソックスを履いてるからいいとして、お手々にも厚めの手袋を着けさせてあげた方がいいん
じゃないかしら」
33020 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 06:34:50 ID:BG51XT55
「あ、そっか。うん、そうだよね。晶ちゃんが体を冷やしちゃったら可哀想だもん、手袋を着けてあげないといけないよね。
さっすが、ママ。女の子を二人きちんと育てた育児の経験者は細かいところに気がまわるわ」
 京子に対して対抗心(あるいは、極端にではないにせよ、憎悪をさえ)抱いている美也子だが、晶を赤ん坊扱いする算
段になると、話は別だ。似たもの母娘の本領発揮と言うべきか、京子が言外に匂わせる意味をすぐに理解すると、にっ
と笑って、ベビータンスの前に歩み寄った。
「ママ、これでいい? これなら寒くないよね?」
 ベビータンスの引出をしばらくごそごそしてから美也子がつかみ上げたのは、厚めの生地でできた一組の手袋だった。
それも、五本の指を自由に動かせるようになっている普通の手袋ではなく、丸い袋みたいな形をしたミトンという種類の手
袋だ。その上、幼稚園児くらいの子供が着けるミトンなら親指と他の四本の指とは別々になっていて大きな物をつかむく
らいの簡単なことはできるような仕立てになっているのに対して、美也子が京子に向かって差し出したのは、それこそ簡
単な袋みたいな形をしていて、五本の指をひとまとめにしてすっぽり覆ってしまうような仕立ての、ベビーミトンという種類
のミトンだった。もともとベビーミトンというのは、赤ん坊が無意識のうちに自分の顔や肌を掻きむしって柔らかな皮膚に
傷が付くのを防ぐ目的で着けさせる手袋なのだが、それでも赤ん坊がむずがらないよう、なるべく指の動きを妨げない柔
らかな生地でできている。ところが、美也子がベビータンスからつかみ上げたベビーミトンは、晶の手の大きさに合わせる
ため本当の赤ん坊用のとは比べ物にならないほどのサイズに仕立ててあるだけではなく、可愛らしい柄がプリントされて
いて見た目は可愛らしく仕上げているものの、指の動きをかなり押さえつけてしまうのが明らかなほど厚手の生地ででき
た、特製のミトンだった。
「うん、それでいいわよ。それにしても、茜さんたら、どんな物でも縫い上げちゃうのね。あの人にかかったら、できない物
なんてないんじゃないかしら」
 京子は感心したように言って、美也子に向かって大きく頷いた。
「じゃ、トイレへ行く前に可愛い手袋でお手々をないないしちゃおうね、晶ちゃん。これで寒くなくなるから安心ね」
 ベビータンスの前を離れた美也子は京子の背後にまわりこむと、京子の首筋にしがみついている美也子の手を強引に
引き離し、両方の手を分厚いミトンで覆い包んでしまった。
 いやな予感を覚えた晶は身をよじって抵抗したものの、京子に体を抱きすくめられ、美也子に手首をつかまれて自由を
奪われてしまっては、それ以上の抵抗はかなわない。
33120 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 07:25:05 ID:BG51XT55
「さ、できた。暖かいようになるべく厚めの生地でつくってもらったミトンだから、ちっとも寒くないでしょ?」
 晶の両手にミトンを着けさせ、晶が勝手にミトンを外してしまわないよう裾紐を手首にしっかり結わえた美也子は、ミトン
の上から晶の手を何度か撫でさすって言った。
 美也子は「暖かいように」と言ったが、それは口実に過ぎない。茜の縫い上げたミトンが厚い生地でできているのは、指
の動きを押さえつけ、晶の両手から自由を奪い去るためだ。しかも、赤ん坊にベビーミトンを着けさせる時はなるべく指を
動かしやすくするため掌を開いた状態で着けさせるのだが、美也子は晶に掌を拳に握らせた状態でミトンを着けさせたも
のだから、尚更まるで指の自由が利かない。ミトンを着けている間中、晶は掌を拳に握ったままの状態に置かれ、コップ
をつかむといった簡単な動作さえできなくさせられてしまったのだった。
 見た目だけは可愛らしいベビーミント。けれど、その正体は、晶の両手から自由を奪う拘束具に他ならない。いや、拘束
具は、ベビーミントに限ったわけではなかった。布おむつとおむつカバーもまた、お尻の方に向けて強引に折り曲げられ
たペニスを両脚の間に抑えつけておくための拘束具だし、ゴムのオシャブリは口の動きを抑制するための拘束具だと言っ
ても間違いない。それになにより、ベビー帽子やよだれかけ、ベビードレスといった赤ん坊の装いこそ、その羞恥に満ちた
姿のままでは一歩も家の外へ出られなくするための拘束着そのものと言えるだろう。決して肉体の自由を奪うわけではな
いけれど、羞恥の念でもって晶の心の自由を奪い去る、考えようによってはこれ以上ないほどの完璧な拘束着。
 急激に高まってくる尿意に耐えかねてトイレへ行かせてほしいと懇願した晶だが、京子と美也子との会話の内容に何や
ら怪しげな雰囲気を感じ取ると、たちまち表情をこわばらせ、いちどは美也子によって引き離された両手をまわして、もう
いちど京子の首筋にぎゅっとしがみついてしまった。
「じゃ、用意もできたみたいだからトイレへ行きましょうね、晶ちゃん。ちゃんとおしっこを教えられたお利口さんの晶ちゃん
だから、この後トイレへ行って一人でおしっこをできたら、もうすっかりお姉ちゃんね。お姉ちゃんになれたら、恥ずかしい
おむつとはばいばいできるのよ。よかったわね晶ちゃん、おむつ離れできて、パンツのお姉ちゃんになれて。御褒美に可愛
いパンツをたくさん買って上げるから、今度はママと一緒に茜お姉さんのお店に行きましょうね。ほら、どうしたの? おしっ
こが出そうだからトイレへ行きたいって言ったのは晶ちゃん自身なのよ。いつまでもママに甘えてないで、さ、急いでトイレ
へ行きましょう」
 再びぎゅっと首筋にしがみつく晶に向かってわざと優しく言って、京子は膝を伸ばしながら晶の体を後ろに押しやった。
33220 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 08:28:32 ID:BG51XT55
 体を後ろに押しやられてもまだ京子の首筋に両手を絡みつかせる晶だが、両方の手が左右別々にミントで包み込まれ
てしまったせいで互いに指を組むこともできず、しがみつくのもままならない。その状態で京子の上半身がすっとのけぞ
ると、唇が乳首から離れ、両手もいとも簡単に首筋から引き離されてしまう。
「晶、ママのおっぱいがいいの。おしっこ、後でいいから、おっぱいがいいの」
 膝を伸ばしてその場に立ち上がる京子に向かって、すがるようにそう言いながらしきりに両手を差し出す晶。
「駄目よ、晶ちゃん。おっぱいを後にして、トイレに行きましょう。トイレへ行って、ちゃんとおしっこをできたら、ママ、たっぷ
りおっぱいを吸わせてあげるあげる。だから、おむつを汚しちゃう前にトイレへ行きましょうね。――それとも晶ちゃんは、
一人でおしっこができるお姉ちゃんになりたくないのかな? ふぅん、晶ちゃん、いつまでもおむつの赤ちゃんのままでい
たいんだ? でも、いいわよ。晶ちゃんが自分でいつまでも赤ちゃんでいたいって決めたら、ママもお姉ちゃんも晶ちゃん
のこと、ずっとずっと赤ちゃん扱いしてあげる。高校生の男の子の晶ちゃんのこと、いつまでもおむつ離れできない甘えん
坊の女の赤ちゃんとして扱ってあげる。それでいいのね?」
 京子は晶の顎先に人差指の先をかけてくいっと持ち上げるようにし、瞳を正面から覗き込んで言った。そんな仕種も似
たもの母娘そのまま、いや、今どきの表現で双生児母娘といった方がふさわしいだろうか。
「そ、そんな……」
 京子の手で顎先を持ち上げられているせいで顔を伏せることもできず、京子の鋭い眼光に気圧されて、晶の瞳に諦念
の色が浮かんだ。
「さ、行きましょう。お姉ちゃんがお手々をついなであげるから、ころんしないように気をつけるのよ。晶ちゃん、あんよは上
手になったかな。一人でトイレまで歩いて行けるかな」
 京子の傍らに立ち、晶の瞳に浮かぶ諦めの色を見て取った美也子が、京子に向かって差し伸べた晶の手を横合いか
らつかんで、ドアに向かって歩き出した。
 美也子に強引に手を引かれて、晶も渋々のように歩き出す。
 たっぷりあてた布おむつのせいで両脚が開きぎみになってしまい、足の運びがいつものようにはスムースにゆかない。
ぷっくり膨れたおむつカバーのせいでベビードレスのお尻のあたりを丸く膨らませ、ふわふわ揺れるベビードレスの裾か
らオーバーパンツを覗かせておぼつかない足取りで歩いて行く晶の後ろ姿は、ようやくよちよち歩きができるようになった
ばかりの赤ん坊さながらだ。
33320 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 09:50:33 ID:BG51XT55
「はい、廊下に出るわよ。お部屋の中は床にカーペットが敷いてあるから大丈夫だったけど、廊下は滑りやすいから気を
つけるのよ」
 美也子は、それこそ幼児に言うように注意を促してから、晶の手を引いて廊下に歩み出た。
 晶が体のバランスを崩して悲鳴をあげたのは、ドアにぶら下がっているベビードレス姿の人形に見送られて部屋をあと
にし、三歩も進まない内のことだった。
「ほら、言ってるそばからころんしそうになっちゃってる。んとに晶ちゃんはまだあんよも上手にできない赤ちゃんなんだか
ら」
 今にも仰向けに倒れそうになる晶の手を手前に引き、もう片方の手を背中にまわして支えてやりながら、美也子はわざ
と呆れたように言った。
 けれど、晶が倒れそうになったのは、晶の足取りがおぼつかないためなどではなく、京子が履かせたソックスのせいだ
った。幼い女児用のデザインを模しつつも晶の足のサイズに合うよう京子が茜に依頼して特別につくらせたソックスの素
材は滑らかな肌触りに優れるシルクなのだが、底の部分は特に滑りやすいシルクのサテン生地になっていた。そのため、
カーペットの上はともかく、ぴかぴかに磨き上げた木の廊下に出ると、ちょっと気を緩めただけですぐに足が滑ってしまう
のだ。有り体に言って、このソックスも、晶の両脚の自由を奪うために京子が茜に依頼して用意させた拘束具の一つとい
うわけだ。
「だって、だって……」
 自分のことをまるでよちよち歩きも満足にできない赤ん坊みたいに言われた晶は、それがソックスのせいだと言い訳をす
るためにおどおどした様子で口を開いた。
 けれど、言い訳の言葉が最後まで続くことはなかった。
 不意に晶の瞳がじわっと潤んで唇が小刻みに震え出し、それ以上は言葉が途切れてしまう。
 足を滑らせた瞬間、倒れまいとして踏ん張ったせいで下半身に余計な力が加わって、我慢の限界ぎりぎりに達していた
尿意に耐えかねて、ペニスの先からおしっこの雫が溢れ出てしまったのだ。すぐに力を入れ直し、緩みかけた膀胱の筋肉
をかろうじてもういちど引き締めることには成功したものの、幾らか漏れ出たおしっこの雫が布おむつに滲み込み、ペニス
の先端のあるあたりを中心にしてお尻の方までじわっと湿っぽい感触が広がったものだから、言葉を失い、今にも泣き出し
そうにしてしまったのだ。
33420 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 10:45:39 ID:BG51XT55
「お目々にいっぱい涙なんて溜めちゃって、いったいどうしたの、晶ちゃん? あ、ひょっとして、トイレが間に合わなかった
のかな?」
 何でも見透かしてしまいそうな目で晶の下腹部をじっと見据えながら、美也子はからかうように言った。
「な、なんでもないもん……」
 それに対して晶は、幼児じみた言葉遣いでそう言って力なく首を振るのが精一杯だった。
「そう? なんでもないの? なら、いいんだけど。じゃ、今度こそころんしないように気をつけて歩くのよ」
 これまでの行動から、それが晶の精一杯の強がりだということは美也子にも充分にわかっている。それをわかっていな
がら、敢えてそれ以上は追究しようともせず再び美也子は晶の手を引いて歩き出した。
 が、そこからあまり進まない所でぴたっと足を止めると、腰をかがめて晶と目の高さを合わせ、
「ひょっとしたら、いつまでも私がお手々をついなであげているから、晶ちゃん、あんよが上手にならないのかもしれないわ
ね。一人でトイレへ行けるお姉ちゃんになるためのお稽古だもの、ここから先はあんよも一人で頑張ってみた方がいいと
思うの。ころんしそうになったらちゃんと受け止めてあげるから、ほら、一人であんよしてごらん」
と諭すように言って、さっと手を離してしまった。
 それまで美也子の手にすがってよちよち歩きを続けていた晶が、不意に支えを失って、再び倒れてしまいそうになる。
 晶は慌てて身をよじり、真ん中の部屋のドアに正面から体を預けるようにして、ようやくのことバランスを取り戻した。けれ
ど、その間に再び下腹部に余計な力が加わって、更にじわっと布おむつを濡らしてしまう。
 と、ドアに体を預けて立ちつくす晶の耳に、ぱんぱんと手を打ち鳴す音が聞こえてきた。
 体はそのまま首だけを巡らして音のする方に顔を向けた晶の目に映ったのは、腰をかがめたまま盛んに両手を打ち鳴ら
す美也子の姿だった。
「ほら、ここまでいらっしゃい。あんよは上手、晶ちゃん。あんよは上手、晶ちゃん。ほらほら、お姉ちゃんはここよ。お手々
のなる方へいらっしゃい」
 廊下の端、もうすぐ先は階段というあたりに立った美也子が、まるで幼児にするのと同じように、晶に向かって両手を打ち
鳴らし、ここまでおいでと誘っているのだ。
33520 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 12:01:21 ID:BG51XT55
 ドアに体重を預けるようにしてもたれかかっていた晶が、おそるおそるドアに手をついて、おぼつかない足取りでゆっくり
横歩きを始めた。手を打ち鳴らして名前を呼ぶ美也子に促されてというわけではなく、ますます高まる尿意に耐えかね、
いつまでもその場に立つ尽くしているわけにもゆかないという切羽詰まった思いでトイレに向かうためだ。けれど、傍目に
は、ようやく伝い歩きができるようになったばかりの幼児が姉に名前を呼んでもらってあんよのお稽古に励んでいるように
しか見えない。しかも、遅々として歩みの進まない、見るからにおぼつかなげな足取りのあんよのお稽古だ。
 ドアや壁に手をつきながらも晶の足取りがおぼつかないのは、滑りやすいソックスのせいもあるが、それに加えて、両手
を包み込んでいる分厚い生地のミトンのせいというのも大きい。それぞれの指を自由に動かせる普通の手袋ではなく、五
本の指をまとめて覆ってしまうベビーミトンでも、本当の赤ん坊がそうするように薄めの生地でできたミトンを掌を開いた状
態で手に着けているのなら、ドアといわず壁といわず、僅かな突起でもあればそれをつかむことで体を支えるもできるのだ
が、晶の手は掌を拳に閉じた状態で分厚いミトンに包まれてしまっているため突起物をつかむことができず、体重を支え
ようにも前のめりの姿勢でドアや壁に手をつくことしかできないせいで、思うように足を動かすことができずにいるのだ。丸
く膨らんだオーパーパンツに包まれたお尻をひょこんと後ろに突き出してドアや壁に伝い立ちをし、よちよちと歩みを進め
る晶の姿は、まさに、年端のゆかぬ、まだ当分はおむつ離れもできそうにない幼い赤ん坊以外のなにものでもなかった。

 たっぷり時間をかけてそれでもようやく、おぼつかない足取りで美也子の待つ位置に辿り着くことのできた晶だが、廊下
の先に続く階段を目にするなり、絶望的な表情で身をすくめてしまう。
 廊下と同じようにぴかぴかに磨き上げられた木製の階段と、ミトンに覆われた手では絶対につかむことのできない太め
の手摺り。何段もおりない内に足を滑らせ、階下まで転げ落ちてしまうのは火を見るより明らかだった。
 かといって、このまま立ちすくんでいるばかりでは、動物柄の布おむつをおしっこで濡らしてしまうことになる。
 晶は、すがるような目で美也子の顔を見上げた。
「そんな悲しそうな顔をして、どうしたの? 頑張ってここまであんよして来られて、晶ちゃん、とってもお利口さんだったわ
よ。さ、もう少し頑張って、今度は階段をおりるお稽古をしようね。階段をおりちゃえば、あとは一階の廊下をあんよするだ
けでトイレだもの、パンツのお姉ちゃんになれるのももうすぐよ。パンツのお姉ちゃんになれたら、徹也お兄ちゃんとデート
する時、鞄に替えのおむつを入れてかなくてもよくなるのよ。だから、さ、頑張ろうね」
 晶が階段に足をかけるのを躊躇っている理由を充分に承知していながら、わざと明るい声で美也子はそう促して、晶の
背中をとんと押した。
33620 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 13:08:05 ID:BG51XT55
 その勢いで、晶の足が廊下を踏み越え、階段にかかりそうになってしまう。晶は両足を踏ん張って、ようようのこと廊下
の端に踏みとどまった。けれど、その拍子にまたおしっこの雫が溢れ出し、ますます布おむつを濡らしてしまう。一度目
と二度目のおしっこが既に冷たくなりかけているところに溢れ出たばかりの生温かいおしっこが混ざって、なんとも表現し
ようのない湿っぽさがおむつカバーの中にじくじく広がる様子がはっきり感じ取れる。特にお尻のあたりに触れる布おむつ
はもうじとっと湿っていて、その感触を意識の中から追い払うことができない。
「……だ、抱っこしてよ、お姉ちゃん……」
 屈辱にまみれた顔で下唇を噛み締めたまま力なく言う晶の蚊の鳴くような声が微かに聞こえた。
「え? なんですって? よく聞こえないわね。大きな声でもういちど言ってごらんなさい」
 微かながら晶の声は美也子の耳にも届いたし、何を言っているのかも聞き取れた。けれど、わざと聞こえなかったふり
をして、屈辱に満ちた懇願を再び晶に口にさせようとする美也子。
「晶を抱っこしてよ、お姉ちゃん。晶、一人じゃ階段をおりられないから、抱っこしておろしてほしいの。階段をおろしてもら
ったら、あとは自分であんよする。だから、早く抱っこしてってば、ねぇったら、お姉ちゃん」
 一瞬だけ躊躇った後、もういつ我慢の限界を超えてもおかしくない尿意に耐えかねて、晶は繰り返し懇願した。
「ふぅん。晶ちゃん、まだ階段も一人でおりられないような小っちゃな赤ちゃんだったんだ。いいわよ。お姉ちゃんが抱っこ
して一階までおろしてあげる。でも、ふぅん、晶ちゃん、そんなに小っちゃな赤ちゃんだったんだ」
 美也子は鷹揚に頷きながらも、「晶ちゃん、小っちゃな赤ちゃんだったんだ」と意味ありげに繰り返すと、ハーフパンツの
ポケットに手を突っ込んで、ベビールームの床に落ちていたのを拾い上げたオシャブリを取り出し、それを晶の口に押し当
てて言った。
「そんなに小っちゃな赤ちゃんだったら、ずっとオシャブリを咥えていてもちっとも変じゃないよね。階段も一人でおりられな
いような小っちゃな赤ちゃんだったら、オシャブリが大好きだもんね。いいわよ、お姉ちゃんが晶ちゃんを抱っこして階段を
おろしてあげる。その代わり、晶ちゃんはずっとオシャブリを咥えているのよ。まんまの時とおっぱいの時以外は、ママかお
姉ちゃんがいいって言わない限りは、いつでもオシャブリを咥えているのよ。わかったわね?」
 ようやくのこと解放されたと思って安堵していたオシャブリ。赤ん坊の象徴であると同時に、唇と舌の動きを抑制される恥
辱の拘束具をまた再び口にふくまされるのかと思うと、惨めで泣き出しそうになる。けれど、今の晶に、それを拒む術など
ありはしない。
33720 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 13:57:32 ID:BG51XT55
 美也子の手で唇に押し当てられるまま、晶はおずおずとゴムのオシャブリを口にふくんだ。途端に、口の中にじわっと
唾が湧き出してくる。
「やっぱり、赤ちゃんの晶ちゃんにはオシャブリがお似合いね。オシャブリをちゅっちゅしてるところなんて、最高に可愛い
わよ。ずっとオシャブリを咥えてると口の中に唾が溜まりやすくなって、それがよだれになってこぼれるかもしれないけど、
ちゃんとよだれかけをしているから大丈夫よ。いくらよだれがこぼれても、よだれかけが吸い取ってくれるから、せっかくの
可愛いベビードレスが汚れる心配はないのよ。だから、遠慮しないでよだれをこぼすといいわ、小っちゃな赤ちゃんの晶ち
ゃん。――じゃ、抱っこしてあげるから、おとなしくしてるのよ」
 美也子は、晶が着ているベビードレスの胸元を覆う淡いレモン色のよだれかけを縁取りしているフリルのレースを指でつ
っとなぞりながら甘ったるい声で言って、すっと腰をかがめ、晶の体を横抱きに抱き上げた。
 体がふわっと浮いて、階段がすぐ眼下に迫る。落とされまいとして、晶は美也子の首筋にしがみついた。ミトンのせいで
左右の手の指を絡み合わせることができないぶん余計に不安になり、力いっぱいすがりつくようにして美也子の首筋に腕
を巻き付けてしまう。それは、大好きな姉に甘えてしがみついて離れない幼い妹そのままの姿だった。美也子の抱き方に
しても、お姫様抱っこの時は晶の背中と膝の裏側を支えていたのだが、今は、前方下向きに伸ばした手で背中を支え、も
う片方の腕は前方上向きに伸ばしてそのまま晶の体に巻き付けるようにし、それからお尻を支えるといった、赤ん坊を横
抱きにする抱き方だから尚更のこと晶が赤ん坊めいて見える。
「それじゃ、おりるわよ。暴れたら落ちちゃうからおとなしくしてるのよ」
 美也子はもういちどそう言い聞かせてから、静かに階段の踏み板に足をかけた。
 再び体がふわっと浮くような感じがして、晶がますます強く美也子の首筋にしがみつく。
 と、晶のお尻を支えている方の美也子の手がもぞもぞ動いて、中指が股ぐりを押し広げるようにしてオーバーパンツの中
に入ってきた。しかも中指の動きはオーバーパンツだけにとどまらず、続いてバイアステープを押し広げ、おむつカバーの
中にまで入ってくるのだった。
「やだ、そんなことしちゃやだ」
 美也子の手を振り払おうとして、晶は思わず身をよじる。
 だが、それに対して美也子が
「ほらほら、そんなに暴れちゃ落ちちゃうわよ。ここから落ちたら、とっても痛いなじゃないかしら」
とおかしそうに言って、体を抱いている手を引っ込めようとするそぶりをして脅すものだから、結局のところ美也子のなすが
ままにされるしかなかった。
33820 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/04(土) 14:03:48 ID:BG51XT55
すみません、今度は明日・明後日・明々後日(日・月・火)をお休みさせていただきます
完結が近いつもりなのに、急にばたばたと用事が立て込んでしまって
手空きの時にはケータイででも覗かせていただこうと思いますが、パソに触れる時間はないと思いますのでご了承ください
では、来週の水曜日にお会いしたいと思います
339名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 14:17:24 ID:2Qcp8vFQ
はい、ゆっくり休んで、続けてください。
完結といわず、連作きたいしてま〜す。
34095:2007/08/04(土) 16:34:56 ID:G45yRIXl
お話しとは少し(?)ズレますが、思い付いた着替えものを描いてみました。
http://www.gazoru.com/g-d6a7a252f0677416aafab0f38ff73a5a.jpg.html
http://www.gazoru.com/g-c49ad717c68e8515de92a62b44f9a3fb.jpg.html
34195:2007/08/04(土) 21:40:27 ID:OCO/QqRb
342名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 01:27:03 ID:SUt5z/R7
徹也いらんな。邪魔な気がする。
着替えものは、どこが女装なんだか。
全体がいいだけに、期待はずれが多い。
343名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 22:50:11 ID:9ZJ1GOK4
ほんとに、徹也要らなくなっちゃいましたね、
でも、美也子によって、晶の発情道具として、お呼びがかかるかもw
ところで、341のイラストみたいな小さな後ろボタンがたくさんという幼女服って、いいですね、
自分一人では着れなくて、脱げなくて、
着せて貰ったり、脱がせて貰わないといけない・・・・・
男の子なのに無理矢理女装させられているというのがいいと思います。
344名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 00:25:56 ID:iulBnzCR
http://trans.s6.x-beat.com/

tr0161.zip

余計なことかな、とも思ったけど、一番最初から8月4日の337番まで
一気に読みたい&保存したい人はどうぞ。

支援、チラ裏、余計なチャチャその他を削り、20番さま指示のものを始め、
気がつく限りの誤字脱字を訂正したテキスト。
345名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:23:15 ID:M87dPbl7
>344
編集者乙

というか某所の別館みたいにどこかに中の人の妹分の中の人とかがサイトうわぁっなsだあ;ls
346名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:50:31 ID:PRQOUpZH
>>344
乙!!!ありがたいです
34795:2007/08/06(月) 09:16:43 ID:RkLpmwmz
上げているページのカキコをみて・・・・
http://www.gazoru.com/g-0ed7d6dc6cbe11dfb734d8c0fe1e7777.jpg.html
顔については、あまり気にしないで欲しいなー。
その時の一番描きやすい形で描くのが楽なので、コロコロ変わっちゃうから(笑
34820 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/06(月) 09:58:24 ID:zMf733je
>>344
ありがとうです
これで心おきなく誤字脱字できるから、この後もよろ

>>347
こういうのを見ると、遠慮なくリクしてしまいそうになるから困るwww


今日はお休みの予定でしたが、午前中の用事が午後に移ったりとか、いろいろあって、少し時間ができました
とりあえず、2編くらいだけでもうpできればと
34920 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/06(月) 09:59:44 ID:zMf733je
 おむつカバーの中にもぐりこんできた中指は、もぞもぞと這いまわってお尻のあたりに届き、様子を探るように尚もくね
くねと蠢いた。
「――さっき、トイレに間に合わなかったのかなって訊いた時、なんでもないって晶ちゃんは答えたよね? だったら、これ
は何かしら。お姉ちゃんの指が、なんだかじっとり湿っぽいんだけどな?」
 美也子は、ペニスの先からお尻までの、最も濡れているあたりの布おむつを指先で撫でまわしながら少し意地悪な口
調で言った。
「……なんでもない。なんでもないったら、なんでもないんだもん……」
 美也子の首筋にしがみついたまま、晶は、おもらしをみつかった幼い子供さながら、拗ねたように言って美也子の胸元
に顔を埋めた。
「そう、なんでもないの。だったら、お姉ちゃんの指が濡れてるのは、おしっこのせいなんかじゃなくて、汗なのかもしれな
いわね。うん、そうよね。トイレをちゃんと教えてくれるお利口さんの晶ちゃんがおもらしなんてしちゃうわけないもんね。一
人でおしっこができるお姉ちゃんの晶ちゃんがおむつを濡らしちゃうわけないもんね。もしもまたおむつを汚しちゃったら
徹也お兄ちゃんとデートする時もずっとおむつで、鞄の中にはたくさん替えのおむつを入れてお出かけしなきゃいけない
ってことをよく知ってる晶ちゃんがおむつをびしょびしょにしちゃうわけないもんね」
 美也子は中指をおむつカバーの中に差し入れたまま、横抱きにした晶の体を軽く揺さぶって、わざとらしくおおげさに頷
いてみせた。
 美也子の一言一言が晶の胸に痛い。

「さ、ついた。じゃ、あとはまた自分であんよできるわね?」
 ゆっくりした足取りで一階の廊下におり立った美也子は、階段をおりる間ずっとおむつカバーの中に差し入れてじっとり
濡れた布おむつの上から晶の下腹部の肌を撫でさすっていた中指をようやく抜いて、晶を壁に向かって立たせた。
 再びお尻を後ろに突き出して壁に手をつき伝い立ちの姿勢をとらされた晶は、両足を踏ん張った拍子にまた溢れ出そう
なるおしっこを、唇を噛んで耐えた。が、上下の歯が実際に噛みしめたのは唇ではなく、美也子に咥えさせられたオシャブ
リだった。ゴムのオシャブリを噛んだ時のきゅっと鳴る音が、壁に手をつかなければ立っていることさえ難しいおぼつかな
い足取りと相まって、晶の恥辱を煽りたてる。
35020 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/06(月) 10:35:09 ID:zMf733je
 晶はかろうじて最初の一歩を踏み出した。
 けれど、二階の廊下を伝い歩きした時と比べて更におぼつかない足取りでしか進めない。ますます強くなってきた尿意
のために下半身に力を入れることができず、お尻のあたりのじとっと濡れた感触のせいで両脚がいやでも開きぎみにな
ってしまう。
 それからもかろうじて二歩三歩と今にも倒れそうなおぼつかない足取りで歩みを進めた晶だが、力なく首を振ると脚を止
め、絶望的な表情でしばらく壁をみつめた後、壁に手をついてゆっくり腰を曲げ、膝を折って、のろのろと四つん這いの格
好になった。このまま伝い歩きを続けていてもとてものこと間に合わないのは火を見るより明らかだ。少しでも早く確実に
進むには、這い這いの姿勢を取るしかなかった。
 からころ。からころ。
 屈辱の表情で廊下に四つん這いになった晶の耳に、かろやかな音色が聞こえてきた。
 それまで晶の後ろを歩いていた京子が、晶が四つん這いの姿勢になったのを見て取ると、さっと前方にまわりこんで、
ベビールームから持ってきていたガラガラを振り鳴らしたのだ。
「こっちへいらっしゃい、晶ちゃん。晶ちゃんはまだあんよは上手じゃないけど、這い這いは上手だもんね。赤ちゃんのお
部屋でガラガラを振って呼んであげた時、晶ちゃん、とっても上手に這い這いでママのいる所まで来れたもんね。だから、
また頑張ろうね。ほぉら、からころからころ〜」
 二階の廊下で両手を打ち鳴らして晶を呼んだ美也子に代わって、今度は、ガラガラを振り鳴らしてみせる京子。
 一刻も早くとトイレに向かって這い進む晶だが、傍目には、ガラガラのかろやかな音色にいざなわれれるまま母親の待
つ場所へ這い這いで進む赤ん坊としか映らないだろう。
「そうそう、お上手よ、晶ちゃん。ほら、こっちよ。ママはこっちよ」
 まん丸に膨らんだオーバーパンツに包まれたお尻を左右に振りつつぎこちない動きで手足を動かして這い這いでゆっく
り進む晶が近づくたびに、京子はガラガラを振り鳴らしながら後ろへさがる。
 何度も何度もそんなことを繰り返して、ようやくトイレのドアが目の前に迫ってきた。
 硬い木の廊下を這い進んだせいで膝が痛くてたまらない。開いた掌ではなく拳に握ったままミトンで覆われた手で体重
を支えるものだから、指がずきずき痛む。けれど、そんなことを気にしているゆとりなどない。
35195:2007/08/06(月) 21:29:07 ID:7Pf73uTs
352名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 22:19:26 ID:1yeATpYQ

いつもながら萌えなイラストですな。天才っす。

35395:2007/08/07(火) 22:32:05 ID:Qc3mM/wT
モロそのものを描くのも楽しいのですが、他人が見た時にそう見えないように加工してあるのも(絵にしたら単なるコスプレと変わらないけど)描きたくなって、1枚。
http://www.gazoru.com/g-e34fabb26642033481cb3b979010c48e.jpg.html
35420 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/08(水) 04:52:33 ID:4X83jcRS
>>353
しっぽがないと寂しいかも
やっぱ、バイb……あ、いや、そんなことするとスレタイからどんどん離れていきそうだからマズいかwww
35520 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/08(水) 04:53:42 ID:4X83jcRS
 晶はトイレのドアのすぐ前で膝立ちになり、両手をノブにかけた。
 が、拳に握ったままミトンで包まれた手ではノブを握ることができず、つるっと滑ってしまう。
 ようやくトイレにたどり着くことができて少しばかり安堵の表情を浮かべた晶の顔がみるみる曇り、何度も何度もドアの
ノブに手をかけてはそのたびに繰り返し手を滑らせて、あせりの色を通り越し、今にも泣き出さんばかりになってくる。
「お、お姉ちゃん、ドアを開けて……トイレのドアを開けてよぉ。じゃないと、晶、晶……」
 何度やっても同じ結果しか得られず、絶望的な顔つきで振り返った晶は、面白そうにこちらの様子を窺っている美也子
の顔を振り仰ぎ、今にも消え入りそうな弱々しい涙声で訴えかけた。
「あらあら、さっきは抱っこしてほしいっておねだりして、今度はドアを開けてほしいっておねだりなの? ちゃんとおしっこ
を教えられるようになって少しお姉ちゃんになったのかなって思ったけど、やっぱり晶ちゃんは自分じゃ何もできない甘え
ん坊の赤ちゃんのままだったのね。そんなじゃ、デートする時も鞄の中にはたくさん替えのおむつを入れてお出かけしな
きゃいけないわよ。でも、男の子の徹也お兄ちゃんじゃ布おむつを取り替えるのは難しいから、デートの時は紙おむつに
しなきゃいけないかな。そうね、せっかく可愛い水玉模様の紙おむつをプレゼントしてもらったんだもの、デートの的はあ
れを鞄に詰め込んでいくといいわね」
 美也子は腰骨に手の甲を押し当て、軽く腰をかがめて晶の顔を見おろした。
「……」
「そんなに晶ちゃんを苛めちゃ駄目よ、美也子。おしっこを教えられるようになっただけでも少しはお姉ちゃんになったんだ
から、ちゃんと褒めてあげなきゃ。小っちゃな子はちょっとしたことでも褒めてあげると、次はもっと頑張ろうって思って少し
ずつ難しいことができるようになるのよ。だから、今は、おしっこを教えられるようになったことをもっと褒めてあげないと。
そうすれば、今度は階段を一人でおりられるようになろうって頑張るし、次はトイレのドアを自分で開けられるようになろうっ
て頑張るのよ。赤ちゃんはそんなふうにしてちょっとずつちょっとずつお姉ちゃんになるんだから、叱ってばかりは感心しな
いわね」
 美也子に対して一言も言い返せないでいる晶を庇うように、ガラガラを振る手を止めて京子が言った。
 が、その庇い方がいかにも晶を赤ん坊扱いしている様子がありありで、当の晶は却って尚更に羞恥をくすぐられてなら
ない。
35620 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/08(水) 05:32:26 ID:4X83jcRS
「あ、そうか。うん、そうだったわね。小っちゃい子は叱ってばかりじゃ駄目だよってよく言うもんね。わかった。じゃ、お姉ち
ゃんがドアを開けてあげる。さ、これでちゃんとトイレに入れるから、自分でおしっこできるよね?」
 京子にたしなめられ、わざと明るく言ってドアのノブに手をかける美也子。
 が、ドアが開くのを待ちかね、壁に手をついてトイレに足を踏み入れた晶の顔がこわばってしまう。分厚いミトンに包まれ
た自由の利かない手ではオーバーパンツを引きおろせないことに、その時になって気づいたのだ。
 オーバーパンツのウエストゴムに指をかけることができず、強引に引きおろそうとしても、ウエストゴムと肌との間に拳の
ままの手を差し入れるのも不可能だ。それに、もしもオーバーパンツを引きおろすことができたとしても、ミトンを着けた手で
は、おむつカバーの股ぐりに付いているスナップボタンを外せるわけがないし、おむつカバーの前当てや横羽根を留めてい
るマジックテープを引き剥がすことなど到底かなわない。
 尿意に耐えかねて、これまではトイレへ来ることで頭がいっぱいだったが、ようやくトイレにたどり付いた今、更に非情な
現実に直面し、絶望的な表情を浮かべて、晶は便器の前に立ちすくむばかりだ。
「どうしたの、晶ちゃん? 急がないとおしっこが出ちゃうわよ」
「おもらししちゃったら、これからずっとおむつの赤ちゃんよ。わかってるよね、晶ちゃん」
 こうなることは最初からわかっていたのだろう。京子と美也子は声を揃え、くすくす笑いながら言った。いや、こうなること
がわかっていたというよりも、こうなるよう仕組んだといった方が正確だろうか。
「……パ、パンツを脱がせてよ、お姉ちゃん。……おむつを外してよ、ママったらぁ……」
 トイレの壁に手をつき、お尻を後ろに突きだした情けない姿で便器の前に立ちすくんだまま、瞳を涙に潤ませて晶は懇願
した。
「あら、変なことを言うわね、晶ちゃんてば。ママもお姉ちゃんも、晶ちゃんをトイレへ連れて行ってあげるって約束したけど、
それ以上のことは何も言ってないわよ。晶ちゃん、おしっこを教えられるお利口さんのお姉ちゃんだもん、自分でおしっこで
きるんでしょう? 抱っこして階段をおろしてあげたんだし、トイレのドアも開けてあげたんだもの、あとはみんな自分ででき
るでしょう? だいいち、誰かにパンツを脱がせてもらったりおむつを外してもらったりじゃ、そんなの、赤ちゃんとまるで一
緒じゃない。ママ、晶ちゃんがお姉ちゃんになれるからって、トイレへ行かせてくれたのよ。なのに、赤ちゃんのまんま、自分
でパンツも脱げない、自分でおむつも外せないんじゃ、トイレへ来た意味がないんじゃないかな。そんな赤ちゃんのままだ
ったら、おむつを汚しちゃえばいいんじゃないのかな」
 美也子は冷たく言って、トイレの入り口から、晶に向かって両手を伸ばした。
35720 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/08(水) 06:23:37 ID:4X83jcRS
「や、やだ……晶、トイレがいい。晶、トイレでおしっこするんだもん。おむつにおもらしだなんて、そんなの、やだもん」
 ゆっくり近づいてくる美也子の手を避けようと身をよじりながら晶は金切り声をあげた。
 が、決して広くはないトイレの中、滑りやすいソックスと分厚いミトンで手足の自由を奪われてしまっている晶が逃れら
れるわけがない。
「でも、いつまでもトイレにいても仕方ないでしょう? いくらトイレでおしっこをするんだって言っても、自分じゃパンツも脱
げないし、おむつを外すこともできないんじゃ、いつまでそこにいてもどうにもできないじゃない。だから、こっちへいらっし
ゃい。お姉ちゃんが優しく抱っこしてあげる。お姉ちゃんに抱っこしてもらっておむつを濡らすのよ。いつまでもおしっこを
我慢してちゃ体によくないから、ほらったら」
 美也子は身をよじる晶の体に両腕を絡ませて軽々と抱き上げ、トイレの外へ連れ出すと、そのまま背後の壁際までさ
がってから、晶を廊下に立たせた。
「やだ、トイレがいい。晶、トイレでおしっこなんだから」
 トイレから連れ出され、廊下に立たされた晶は尚も諦めきらない様子で、見るからに清潔そうな便器に向かって手を伸
ばし、美也子の手を離れて歩き出した。
 けれど、体を支える物が手近な所に何もないまま足を踏み出したものだから、あっという間に姿勢を崩してその場に尻
餅をついてしまう。
「……!」
 晶の口が大きく開いて、声にならない悲鳴があがった。
 咥えていたオシャブリがよだれの糸を引きながら胸元に落ち、腹部を滑って、そのまま、だらしなく左右に大きく開いた
両脚の間に転げ落ちる。
「おむつなんていやなの。晶、おむつにおしっこなんていやなんだから……晶、赤ちゃんじゃない。赤ちゃんなんかじゃな
いんだから……」
 まだ諦めきれずに弱々しく呟きながら、トイレの中に見える便器に向かって力なく腕を差し伸べる晶。
 唇を動かすたびに、口の中に溜まっていた唾がよだれになって唇の端からこぼれ出し、頬を濡らして顎先から滴り落ち、
ベビードレスの胸元を覆うよだれかけに薄いシミをつくってゆく。
35820 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/08(水) 07:38:22 ID:4X83jcRS
「晶、赤ちゃんなんかじゃないんだったら!」
 それまでの弱々しい声から一転、不意に晶が悲痛な叫び声をあげた。
 その直後、晶の目がぎゅっと閉じ、腰がぶるっと震えた。
 尻餅をついた拍子に、とうとう我慢できなくなくっておしっこを溢れ出させてしまったのは誰の目にも明らかだった。それ
も、おしっこの雫を幾らか溢れ出させてはそのたびに膀胱の筋肉をかろうじて緊張させてきた『おちびり』ではなく、膀胱
にいっぱい溜まったおしっこがとめどなく流れ出る『おもらし』だ。
「それでいいのよ、晶ちゃん。いつまでもおしっこを我慢してちゃ体に悪いから、たくさん出しちゃおうね。自分でパンツを脱
げなくて自分でおむつを外せない晶ちゃんは赤ちゃんなんだから、おむつを汚しちゃっても、ちっとも恥ずかしくなんてな
いのよ。でも、ちゃんとおしっこを教えられるようになったんだから、いつかはパンツのお姉ちゃんになれるわ。だから今は
無理をしなくていいの。たっぷり時間をかけて、ゆっくりパンツのお姉ちゃんになればいいの。晶ちゃんはこれから先、当
分の間は赤ちゃんのままでいいのよ。ママの可愛い次女で、美也子お姉ちゃんの甘えん坊の妹の赤ちゃんでいいんだか
らね」
 そういう京子の言葉に、今度は晶の目から大粒の涙がこぼれた。瞳を潤ませるだけでかろうじて我慢していた涙も、おし
っこ同様、とうとう堪えられなくなって、ぼろぼろと溢れ出したのだった。
 ぎゅっと閉じた目からは涙をこぼし、半開きになった唇の端からはよだれの筋が滴り落ち、おむつカバーの中はおしっこ
でぐっしょりの晶。その姿は、たしかに、おもらし癖の治らない小学生でさえなく、自分ではまだ何もできない無力な赤ん
坊そのままだった。

 その後、おしっこをみんな出しきった晶は美也子と京子の手でおむつを取り替えられることになるのだが、おむつの交換
は廊下で行われた。それも、便器がよく見えるようなるべくトイレに近い場所にバスタオルを敷き、その上に寝かされて、晶
はおむつを取り替えられたのだった。
「ちゃんとおしっこを教えられるようになって、少しお利口さんになったわね」
「今度またおしっこを教えてくれたら、その時もトイレに連れて来てあげるからね」
「でも、一人でおしっこができるようになるのはいつかしら。自分でパンツを脱いで自分でおむつを外して一人でおしっこを
できるようになるのは、いつのことかしらね」
「それができるようになるまで、おしっこを教えられても、おむつの赤ちゃんのままね。せっかくトイレへ連れて来てもらって
もトイレに間に合わなくて、トイレの前でおむつを取り替えてもらう赤ちゃんのままなのよ」
 口々にそう話しかける二人の言葉が耳に届いているのかいないのか、バスタオルの上に寝そべって足首を高々と差し上
げられた姿勢でおむつを取り替えられる晶の泣き声はいつまでもやむことがなかった。
35995:2007/08/08(水) 08:37:09 ID:XkjGz1kt
別バージョンではしっぽも描いてたんだけど、なんかただのコスプレっぽかったし・・・・

お話しに関係無く、そのうちに気が向いたら描くかも知れませんが。ここに発表するのかは判りません。
36020 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/08(水) 09:02:45 ID:4X83jcRS
                        * * *

 おむつを取り替えられた晶が次に連れて来られたのは、クリームシチューのいい匂いが部屋中に満ちたダイニングル
ームだった。
 ダイニングルームのテーブルに向かって置いてある椅子は四つ。遠藤家は三人家族だから四つの内の三つは家族用
で、残り一つが来客用ということになる。晶もこの家に遊びに来るたびに、美也子の椅子の横に並んだ椅子に腰かけて
父親や母親と一緒に紅茶やジュースを飲むことが多く、来客用の椅子といっても実差質的には晶の専用と言ってもいい
ほどになっていた。
 けれど、美也子に手を引かれてダイニングルームに足を踏み入れた晶の目に映ったのは、見慣れた来客用の椅子で
はなかった。家族用の三つは晶も見知った椅子のままなのだが、殆ど晶の専用になっていた来客用の椅子だけが姿を
消し、その代わりに、白い木製の椅子が置いてあったのだ。
 それも、ダイニングルーム用の普通の椅子などではなく、肘掛の部分が座面よりも前に伸び、一枚の板が左右の肘掛
を跨るよう取り付けてあって、その板の所々に食器やコップを置くための四角や丸の窪みを付けた、赤ん坊を座らせて食
事を与えるためのベビーチェアだった。
「すっかり遅くなっちゃって、お腹が空いたでしょう? まんまを食べさせてあげるから、あの椅子にお座りしようね。椅子
は新しいけど、晶ちゃんがお座りする場所はいつもと同じ、お姉ちゃんの隣よ」
 美也子は手を引いて晶をベビーチェアのすぐそばに連れて行き、脇の下に手を差し入れた。
「や、やだ。こんな赤ちゃんの椅子なんて、やだ!」
 美也子の手で抱き上げられながらも、晶は身をよじって、ベビーチェアに座らされることを拒む。
 けれど、よだれかけにうっすらとシミをつくり、オシャブリを咥えて、ぷっくり膨らんだオーバーパンツをベビードレスの裾
から覗かせた姿の晶が抵抗しても、聞き分けの悪い赤ん坊が拗ねて手足をばたつかせているようにしか見えない。
「あらあら、まだそんなことを言ってる。晶ちゃんは赤ちゃんなのよ。赤ちゃんだから赤ちゃんの椅子にお座りして、赤ちゃ
んのまんまを食べるのよ」
 美也子は含み笑いを漏らしてそう決めつけると、抵抗にもならない抵抗を続ける晶をベビーチェアに座らせた。いや、座
らせたというより、押し込んだといった方が正確だろうか。晶が座らされたのは、特別に肥満ぎみの赤ん坊用のをどこかで
探してきたのか、普通のベビーチェアに比べれば座面も広く、窪みを設けたテーブル代わりの板と背もたれとの距離も長
めにとってある、やや大ぶりのベビーチェアだったが、いくら華奢とはいえ身長が百六十センチ近くある晶を座らせるには
充分な大きさがあるわけではない。すんなり座らせることはできず、いきおい、デーブル代わりの板と背もたれとの間の隙
間に強引に体を押し込む形になってしまうのだ。
361名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 20:04:56 ID:To7CMZ4+
いつもお疲れ様です。
次もがんばってください。
362名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 21:48:56 ID:frmElRvc
同じく、毎日楽しみにしています。
晶 かわいそうというか、うらやましい。
36395:2007/08/09(木) 01:23:18 ID:ukOu5Q5q
いす、高さは気にしないでね。
http://www.gazoru.com/g-06f1e29346c6a1656b0e40acb9ea3ad7.jpg.html
364名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 02:43:55 ID:wIPLO2OD
トイレも行けずにおっきい方はどうすんだ?
まぁ、作者はスカ苦手みたいだから、
決して書かれる事はないのだろう…
365名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 03:26:27 ID:TFZN0HpJ
女装なのか排泄プレイなのかSMなのか
いまいちはっきりしないな
これじゃただの少年の少女化。
36620 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/09(木) 04:53:35 ID:OA0PLQHe
 余裕があるとは決して言えない狭い隙間に体を押し込まれると、自力ではベビーチェアから抜け出すことはおろか、そ
の場に立ち上がることさえできなくなってしまった。本来は幼児に食事を与えるための愛くるしい家具さえ、晶にとっては
拘束具以外の何物でもなくなってしまう。
「今日は朝から日帰り旅行だから、昨日からシチューを煮込んでおいたのよ。あとはサラダとパンだけの夕飯だけど、た
まには簡単に済ませてもいいよね」
 京子は皿にシチューをよそい、グリーンサラダの皿を運び、ざくっと切った切り口にガーリックバターを塗って焼いたバ
ケットをトースターから取り出しながら、ごく自然な、まるで変わったことなどない、日常のありふれた一齣そのままの口
調で言った。その言葉を聞いているだけでは、赤ん坊の装いに身を包んでベビーチェアに座った高校生の男の子が目の
前にいるなどという異様な光景の中の振る舞いとはとても思えない。それはまるで、この非日常の光景が今日からはご
くありふれた日常の光景に置き換わるのだと、穏やかな口調で、けれどきっぱりと決めつけているかのようだ。
 京子の席と美也子の席の前にシチューとサラダとバケットの皿が並ぶのに、あまり時間はかからなかった。
 だが、晶が座らされたベビーチェアに取り付けられたテーブル代わりの板の上にはまだ何も載っていない。
「はい、お待たせ。赤ちゃんの晶ちゃんに大人と同じ物を食べさせるわけにはいかないから、ちゃんと別に用意しておいた
のよ。お口の中をヤケドしないよう、ふうふうしておいてあげたから、このまま美也子お姉ちゃんに食べさせてもらうといい
わ」
 自分たちの夕食の皿を先に並べ終えてから京子が運んできて、これ見よがしにわざとゆっくり晶の目の前に置いたのは、
プラスチック製の幼児用の食器だった。小さな子供が指を怪我しないよう角を丸めた四角形の、中を仕切りで幾つかの区
画に分けた、純白の食器だ。仕切りで区切った区間には、それぞれ、乳白色のスープ、緑色をしたべとべとの食物、ご飯
の粒がかろうじて見て取れるほど薄い粥といった、ぱっと見ただけで普通の食事とは違っていることがわかる食物が盛り
つけてあった。
「体に優しいように香辛料を使っていないチキンスープと、黄緑色野菜のペースト、それに、無塩のお粥さんよ。これなら、
赤ちゃんの晶ちゃんにも食べやすいでしょう? ドラッグストアのベビーフードのコーナーで瓶や缶に貼ってある内容表示
を一つ一つちゃんと見て選んでおいてあげたんだから」
 幼児用食器に盛りつけられた食べ物に対して探るような目を向ける晶に、食物を一つずつ指差しながら京子が言った。
36720 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/09(木) 05:51:28 ID:OA0PLQHe
「これでわかったよね? ママが晶ちゃんのために用意してくれたのは離乳食、おっぱい離れしたばかりの赤ちゃんが食
べるまんまよ。もっとも、ママやお姉ちゃんのおっぱいが大好きでなかなかおっぱい離れできない晶ちゃんにはまだ早い
かもしれないけどね。だから、離乳食だけじゃなくて、こんなのも用意してくれてるのよ。ほら、これなら、おっぱいが大好
きな晶ちゃんには離乳食よりもお似合いね」
 京子が立っている場所とはベビーチェアを挟んで向かい側に立った美也子が、透明の丸い瓶を振ってみせた。ミルクを
七分目ほど満たして先にゴムの乳首が付いたそれは、赤ん坊に飲み物を飲ませる時に使う哺乳壜だった。
「お腹も空いてるでしょうけど、お風呂上がりで喉も渇いてるでしょ? 先にぱいぱいを飲もうね」
 美也子はもういちど哺乳壜を振ってみせると、体をのけぞらせて身を退く晶の口からオシャブリを取り上げ、代わりに哺
乳壜の乳首を押し当てた。
 が、晶は頑なに唇を閉ざし、ゴムの乳首を口にふくもうとしない。
「あらあら、ミルクの哺乳壜を嫌がるなんて、本当の赤ちゃんの頃からちっとも変わってないのね。じゃ、こうしてあげる。晶
ちゃん、本当の赤ちゃんの時は、こうしてあげた後だと哺乳壜からミルクを飲んでくれたものね」
 哺乳壜の乳首を押し当てられたまま唇を開こうとしない晶の様子に、京子はぱっと顔を輝かせてブラウスのボタンを外し、
ブラのフロントホックを手早く外すと、右側のカップを下にずらして豊かな乳房をさらけ出した。
 少し汗ばんだ京子の乳房からは、どこか甘酸っぱく、どこか饐えたような匂いがした。
 その独特の匂いに、憶えている筈のない幼い頃の記憶がぼんやりと浮かんでくる。それまでのけぞっていた晶の体がい
つしか前のめりになり、無意識のうちに唇が半開きになる。
「そうよ、それでいいのよ。さ、ママのおっぱいを吸いなさい。おっぱいを吸ったら、美也子お姉ちゃんに哺乳壜のぱいぱい
を飲ませてもらうのよ。ぱいぱいを飲んで赤ちゃんのまんまを食べて、晶ちゃんは可愛い赤ちゃんに戻るのよ。今度は汗臭
い男の子なんかじゃなくて、甘い匂いのする女の子になるのよ」
 京子は、出産の経験があるとはとても思えないピンクの乳首を晶の唇に押し当てた。
 ぷりんとした感触が唇に触れた瞬間、晶がはっとしたような顔になり、弱々しく首を振った。
 幼い頃の記憶に急きたてられて京子の乳房に顔を埋めてしまいそうになる自分と、なけなしの理性でそれを押しとどめよ
うとするもう一人の自分。
36820 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/09(木) 06:55:31 ID:OA0PLQHe
「あら、ママのおっぱいが唇に触れてもそのまま吸おうとしないなんて、ちょっとはおっぱい離れの時期が近づいてきたの
かしら。でも、そうよね。最後はしくじっちゃったけど、おしっこを教えられるようになったんだし、赤ちゃんの晶ちゃんも少し
ずつお姉ちゃんになってるのよね。じゃ、おっぱいはやめておいて、まんまを食べさせてもらいなさい。赤ちゃんのまんまを
たくさん食べて、パンツのお姉ちゃんになれるといいわね」
 弱々しくながらも乳首を口にふくむことを拒む晶の様子に京子はわざとおおげさに感心してみせ、美也子に向かって目
配せをした。
 それに対して美也子は軽く頷き返すと、ベビーチェアに取り付けられた板の丸い窪みに哺乳壜を立たせ、その代わりに、
食器と同じプラスチックでできたスプーンを手にして、乳白色のスープを掬った。
「熱くないようにママがふうふうしてくれているから、このまま飲んでも大丈夫よ。ぱいぱいを飲みたくないんだったら、代わ
りにスープから始めようね」
 美也子はスープを掬ったスプーンの先を晶の唇に押し当て、そっと傾けた。
 が、赤ん坊の食べる物である離乳食を赤ん坊そのまま他人の手で食べさせられる羞恥に、晶は口を閉ざしたままだ。
 それでも美也子がかまわずスプーンを傾けるものだから、スプーンの先から流れ出たスープが行き場を失い、晶の顎を
濡らして胸元に滴り落ち、うっすらとシミのついたよだれかけに更に大きなシミをつくってゆく。
「あらあら、てっきりおっぱい離れできそうだと思ったのに、ママの思い違いだったのかしら。スープもちゃんと飲めなくてよ
だれかけを汚しちゃうなんて、やっぱりまだ離乳食は早かったみたいね」
 スープがこぼれてよだれかけを汚してしまったのは、決して晶のせいではない。それのことを充分に承知していながら、
さも晶がまだ離乳食も早い小さな赤ん坊だと決めつける京子だった。
「でも、どうしようか、ママ? 哺乳壜のぱいぱいは嫌がるし、離乳食もまだ早いんじゃ、晶ちゃんには何をあげたらいいの
かしら?」
 京子に調子を合わせ、こちらもわざと困ったふうな顔をして自分の顎先に手の甲を押し当てる美也子。
「ま、いいわ。ばいばいと赤ちゃんのまんまとどっちがいいか、晶ちゃんに決めさせてあげましょう。ひょっとしたらまだお腹
が空いてないのかもしれないから、もう少し様子をみることにして、私たちは先に夕飯に食べちゃいましょう。ぱいぱいかま
んまか、どっちかが欲しくなったら晶ちゃんが教えてくれる筈だから、気長に待てばいいのよ」
 京子は何やら含むところのありそうな目でベビーチェアの座面をちらと見て言い、美也子に向かって意味ありげに微笑ん
でみせた。
36920 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/09(木) 08:00:49 ID:OA0PLQHe
「あ、そうね。私たちがあせっても仕方ないし、晶ちゃんにどっちがいいか決めてもらえばいいのよね。うん、じゃ、私たち
は先に夕飯にしましょう」
 京子がベビーチェアの座面に向けた視線の意味を瞬時に理解した美也子は、にっと微笑み返して大きく頷いた。

 晶がしきりに身をよじるようになったのは、美也子たち母娘が夕飯を食べ終え、食後のお茶の時間を楽しみ始めて間も
なくのことだった。ベビーチェアの狭い隙間に押し込まれ、どんなに体を動かしても立ち上がることさえできないのは充分
わかっている筈なのに、少しでも姿勢を変えようとでもするかのように、しきりに体をくねせら、身をよじる。
「どうしたの、晶ちゃん? 何をそんなにむずがっているのかしら?」
 晶の異変に気づいた京子は、湯気のたつティーカップをテーブルに置くと、ベビーチェアのすぐそばに歩みよって、わざ
とのような優しい声で訊いた。
「ひょっとして、オシャブリが欲しいのかな。そうよね、晶ちゃんはオシャブリが大好きだもの、少しの間でもオシャブリを咥
えてないとお口が寂しいのよね。でも、ちゃんとまんまを食べ終わるまで、オシャブリはお預けよ」
 美也子は、自分の席に腰をおろしたまま、すぐ隣のベビーチェアに閉じ込められてしきりに身をよじる晶に向かってオシ
ャブリを差し出してみせ、からかうように言った。
 けれど、晶は、もじもじと体をくねらせながらも押し黙ったままだ。
「おちんちんが痛いんでしょ? おちんちんが痛くて我慢できないのよね?」
 晶が口を閉ざしたままなのを見て取ると、くすっと笑いながら京子が言った。
 思いがけない京子の言葉に、はっとしたように大きく両目を見開いて、晶が顔を振り仰いだ。
「晶ちゃんのおちんちん、お尻の方に向けて折り曲げて、おむつで押さえつけているから、椅子に座ると、どうしても体重が
かかっちゃうのよね。柔らかなソファに座っているとか、硬い椅子でも短い間なら我慢できるでしょうけど、このベビーチェア
みたいな木の堅い椅子に長いこと座っていると、体重がかかり続けてどんどん痛みが増してきて、とうとう我慢できなくなっ
ちゃうわよね?」
 京子は晶の顔とベビーチェアの座面とを交互に見比べ、微かに首をかしげて言った。
37095:2007/08/09(木) 08:40:51 ID:nK16v3xR
ちょっと修正。
たいして変わらないけれど、気分の問題。
http://www.gazoru.com/g-42e9c4c62007735b5999240d05cd1062.jpg.html
37120 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/09(木) 08:57:56 ID:OA0PLQHe
 晶がしきりに身をよじるようになったのは、京子が指摘した通り、ペニスを後ろ向きに折り曲げられた状態で木製の硬い
椅子に座らされたために痛みが増してきて、我慢できなくなってきたせいだった。これが、木製の椅子でも、児童公園の
ベンチに座った時のように体の自由が利くなら姿勢を変えて痛みを和らげることもできるのだが、窮屈なベビーチェアで
はそれもできず、痛みがいや増すばかりだ。
「ここから出して。赤ちゃんの椅子からおろしてよ、ママ。痛いし恥ずかしいし、もう赤ちゃんの椅子なんて嫌なんだから。
だから、ここからおろしてよ、お姉ちゃんってば」
 自分の口からペニスの痛みを訴えかけることは憚られたものの、その事実を京子が告げた後なら躊躇うこともない。晶
はテーブル代わりの板に手をつき、少しでもお尻に体重がかからないようにして、肩で息をしながら二人に懇願した。
「そう、おちんちんが痛いから赤ちゃんの椅子から出してほしいの」
 京子は晶の懇願を復唱して言い、その直後に冷たく首を横に振って続けた。
「でも、駄目よ。晶ちゃん、まんまもぱいぱいも残したままでしょ? そんなお行儀の良くない子のおねだりなんて聞いて

げられないわね。まんまとぱいぱい、残さずみんな食べ終わらない内は赤ちゃんの椅子からは出してあげられないの
よ。どうしても赤ちゃんの椅子からおりたいのなら、まんまとぱいぱい、さっさと食べちゃいなさい。――いいわよ、美也子、
食べさせてあげて」
「や、やだ……そんな……ママ、ママってば……お願いだから、お姉ちゃんってばぁ」
 晶は尚も首を振って叫び声をあげた。
 と、美也子が椅子から立ち上がって哺乳壜を持ち上げ、叫ぶと同時に半分ほど開いた晶の口にゴムの乳首を突っ込ん
だ。
「むぐ……」
 不意に口の中に突っ込まれた哺乳壜の乳首に舌と唇を押さえつけられて、晶は言葉を失った。
 それでも諦められず二人に向かってベビーチェアの戒めから解放してくれるよう懇願するために強引に舌と唇を動かし
た拍子に、哺乳壜の乳首からミルクが流れ出る。
「あ……」
 思いがけず流れ込んできた生温かいミルクの感触に晶の口がだらしなく開き、唇の端からミルクが白い条になって溢れ
出した。
372名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 14:34:37 ID:BZnKkm9n
目が滑る
373名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 21:56:51 ID:4U29/frm
>>364
おっきいほうが無くて、どこがおむつ小説か!
374名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 00:55:45 ID:AwtM0EIZ
晶はそろそろウンコしなきゃね。
375名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 01:59:40 ID:Fx8RFeoB
お浣腸我慢させられるとかが良いな…
376名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 02:02:13 ID:Fx8RFeoB
その後、お外で散歩に連れ出されてベンチで交換とか…
377名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 02:22:09 ID:aXGgllTo
幼児って言うか乳児?
37820 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/10(金) 05:39:01 ID:DwmDWax9
「うふふ、まだ哺乳壜のミルクも上手に飲めない赤ちゃんだったのね、晶ちゃんは」
 美也子はおかしそうに笑いながら、溢れ出たミルクを、ベビードレスの胸元を覆っているよだれかけの端でそっと拭った。
 そんなふうに徹底的に赤ん坊扱いされながら、そうする他にベビーチェアから抜け出る方法がないことを思い知らされ
た晶は、離乳食と哺乳壜の食事をたいらげるしかなかった。

                       * * *

 いつのまにか季節はすっかり夏になっていた。それも、太陽がぎらぎら照りつける夏の真っ盛りだ。
 セパレーツの水着を着た晶は、股間の膨らみをパレオでかろうじて隠しながら、幼児用のフロートに跨って波間に浮か
んでいた。逞しく日焼けした徹也がフロートを押して、沖合に向かってずんずん泳いで行く。
「お兄ちゃん、浜からあんまり遠くへ行っちゃ危ないよ。晶、泳げないから、深い所は怖いよぉ」
 晶は時おり後ろを振り返り、沖合に向かってフロートを押し泳ぎ続ける徹也と、次第に遠ざかってゆく砂浜とを見比べて
声を震わせるのだが、徹也は晶の言葉になどまるで耳を貸す様子もなく、
「大丈夫だったら。晶ちゃん、泳げないから、海水浴に来ても普段は砂浜のすぐ近くでぴちゃぴちゃ水遊びしてるだけなん
だろう? それじゃ可哀想だから、お兄ちゃんが少し深い所まで連れて行ってあげるんだよ。砂浜の近くの水はぬるいけど、
少し深い所まで行けば水も冷たくなって、すごく気持ちいいんだよ」
と笑って、ますます強く水を蹴るのだった。
 ビニール製の底板にお尻を載せ、底板に開いた二つの穴に脚を突っ込んだ格好で乗る幼児用のフロートだから、普通
の浮き輪と違って、全身で水の温度を感じることはできない。それでも、二つの穴を通して水中に浸した両脚と、穴から侵
入してきて底板の上に溜まった海水に浸る下腹部は、水の温度がどんどん下がってゆく様子をはっきり感じ取っていた。
徹也の言う通り、砂浜の近くの海水は照りつける太陽とヤケドしそうになるほど熱い砂に温められてぬるま湯みたいにな
ってしまっているのに対して、海の深さが二メートル近くの場所になると急に水温が下がって、下腹部がきゅんとなる感じ
だ。けれど、そんな水の冷たさを気持ちいいと感じるのは徹也のように泳ぎが達者な者に限られ、不安定なフロートに乗せ
られて幾らか下半身の自由も制限されてしまっている晶にしてみれば、陸地から随分と遠ざかってしまったのだという事実
を突きつけられ、不安をかきたてられて仕方ない。
37920 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/10(金) 06:30:03 ID:DwmDWax9
「でも、もう足がつかないんでしょう? やだ、怖い。砂浜に戻ろうよ。ねえったら、お兄ちゃん」
 晶は怯えた顔で振り返り、尚もフロートを押して泳ぐ徹也に訴えかけた。
「本当に心配性なんだから、晶ちゃんは。大丈夫だったら大丈夫だよ。もう少し行くともっと水が透明になって綺麗なんだ
よ。だから、そこまで行ってみようよ」
 晶の不安をそう言って笑い飛ばす徹也。
 だが、その直後、晶の不安が現実のものとなった。それまで穏やかだった海面が不意に波立ち、思いもしなかった大波
が押し寄せてきたのだ。
 激しい波に木の葉のように弄ばれ、あっという間にバランスを崩して転覆してしまうフロート。
「助けて、お兄ちゃん。助けてよ、お兄ちゃんってばぁ!」
 転覆したフロートの底板に両脚を突っ込んだまま体の自由が利かない晶は息も絶え絶えに助けを求める。
 だが、徹也からの反応はない。
 やがて息もできなくなってきた晶は、必死の思いで手足をばたつかせるばかりだった。

「――ちゃん、どうしたの? 何をそんなに暴れてるのよ、晶ちゃんてば」
 誰かに繰り返し名前を呼ばれ、背中をとんとんと叩かれて、ようやく晶の目が覚めた。
「夢……?」
 ぎゅっと閉じたままの瞼をぴくぴく震わせて呟く晶。
 だが、呟き声はくぐもっていて、息苦しさはまだ続いている。顔を水の中に突っ込んだように完全に呼吸ができないという
わけではないが、鼻も口も何かに圧迫されて、息を吸うのも息を吐くのも思うようにならない。
「そうだったの、怖い夢を見ていたのね、晶ちゃん? でも、もう大丈夫よ。ここはお姉ちゃんのお部屋。晶ちゃんはお姉ちゃ
んと一緒にねんねしているのよ」
 更に二度三度と晶の背中を優しく叩きながらそう話しかけてくるのは、確かに美也子の声だ。
 その声におそるおそる瞼を開けた晶の目の飛び込んできたのは、美也子の豊かな乳房だった。
380名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 06:50:48 ID:wzR7X9tl
いや、そんな無理やりフロートのシーン入れんでも(´・ω・`)
38120 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/10(金) 07:37:53 ID:DwmDWax9
「晶ちゃん、憶えてる? 最初はなかなか寝つけなかったのに、オシャブリの代わりにお姉ちゃんのおっぱいを吸わせて
あげたら急にお目々がとろんとしてきて、そのままおねむになっちっゃたのよ。その後はとっても気持ちよさそうにすやす
や寝息なんかたてちゃって。それに、わーい海だぁとか、待ってよお兄ちゃーんとか寝言を言ってみたり、なんだか嬉し
そうにうふふって笑ってみたり。ひょっとして、徹也お兄ちゃんに海水浴に連れて行ってもらった夢でも見てたのかな?」
 瞼を開けた晶の瞳を覗き込んで、ひやかすように美也子は言った。
 そう言われて、晶は、夕飯の後すぐ美也子に抱きかかえられて二階へ連れて行かれ、「慣れないうちは一人でねんね
するのが寂しいでしょうから、お姉ちゃんが添い寝してあげるわね」と囁きかけられて美也子のベッドに寝かしつけられた
ことを思い出した。夕飯を食べ終えて本当にすぐのことだったが、「小さい子はもうおねむの時間ですよ」と京子に急きた
てられ、美也子の手でベビーチェアから抱き上げられて、普段からはとても考えられない早い時間、ベッドに寝かされて
も眠れるわけがないのに、トレーナーを捲り上げた美也子に乳首を口にふくまされた途端、とてもではないが僅か半日の
間に味わったとは思えないほどの想像を絶する羞恥と屈辱に満ちた出来事に精も魂も尽き果て、不覚にも乳首を吸った
まま寝入ってしまったのだった。
 そうして、美也子の言うように、徹也に誘われるまま海水浴について行った夢を見たのだ。高校生の男の子の身であり
ながら夢の中にまで中学生の男の子である徹也の姿を思い浮かべてしまったという事実に、晶は、とてものこと言葉で
は表現できない恥辱を覚えてならない。けれど、寝言とはいえ徹也の名を呼んでしまったのでは、美也子の指摘を否定
することもできない。
 海水浴の夢。
 そう、あれは全て夢だった。
 不意に晶の顔が歪む。
 夢だった筈――なのに、まだ下腹部に残る冷たくじっとりしたこの感触は何なのだろう。
 夢の中の息苦しさは、美也子の乳房に顔を埋めていたせいだ。なら、夢の中で感じた海水の冷たい感触が、目を覚まし
た今も下腹部にありありと感じ取れる、その正体は何なのだろう。
38220 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/10(金) 08:37:19 ID:DwmDWax9
「でも、最初は嬉しそうに笑ってたのに、急にお手々とあんよをばたばたさせて暴れだしちゃったよね。それに、お姉ちゃん
の体にぎゅってしがみついたりして。楽しい夢だったのが、急に怖い夢に変わっちゃったのかしら?」
 美也子は続けて話しかけるのだが、その声は晶の耳には届いていなかった。いや、届いてはいるのだが、下腹部のじっ
とり冷たく濡れた感触に心を奪われる晶には、美也子の言葉に反応しているゆとりもなかったのだ。
「どうしたの、晶ちゃん? なんだか怖い顔をしてるけど?」
 話しかけても返事のない晶の様子に、美也子は訝しげな表情を浮かべて背中をとんと叩いた。
「な、なんでもない……なんでもないったら」
 美也子の執拗な問いかけに弱々しく応えるしかない晶。
「そう? 本当になんでもないの? 晶ちゃんは甘えん坊さんの可愛い妹なんだから、何かあったら遠慮しないでお姉ちゃ
んにおねだりしていいのよ。だけど、晶ちゃんがなんでもないって言ってるんだったら、ま、いいかな」
 美也子は、もういちど晶の目をじっと見てようやく納得したように言い、おもむろにベッドの上に上半身を起こして続けた。
「じゃ、ちょうどお目々が覚めちゃったことだし、おむつが濡れてないかどうか確かめておこうか。おむつが大丈夫だったら、
もういちどお姉ちゃんのおっぱいを吸いながらねんねするといいわ。今度は怖い夢を見ないよう、お姉ちゃんがずっと背中
をとんとんしていてあげるから、楽しい夢を見るのよ」
「……!」
 美也子の言葉に、晶は声にならない叫び声をあげ、腕枕の上で激しく首を振った。
「あらあら、今度は急にむずがっちゃって。小っちゃな子はどんな行動を取るかわからないっていうけど、本当ね」
 美也子はわざと呆れたように言ってくすりと笑い、左手で腕枕をしたまま、右手の指を晶のオーバーパンツの中に差し入
れ、更に指をもぞもぞと這わせて、おむつカバーの差し入れた。
 途端に、美也子の眉が吊り上がる。
「あらあら。おむつ、ぐっしょり濡れちゃってるじゃない。このままじゃお尻が気持ちわるいもの、早く取り替えなきゃね。でも、
よかったわ、確かめておいて。濡れたおむつのままねんねさせてたら、おむつかぶれになっちゃうところだわ。――それに
しても、ねんねしてまだ一時間半も経ってないのにおねしょでおむつを濡らしちゃうなんて、晶ちゃん、おしっこが近いのね。
このぶんだと、これからもこまめにおむつの具合を確かめてあげなきゃいけないかしら」
 右手の指をおむつカバーの中に差し入れたまま、きらきらと瞳を輝かせて美也子は言った。
383名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 11:27:24 ID:AwtM0EIZ
晶のウンコまだー?
384名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 13:10:50 ID:4XEfzBCZ
おまいら用のオムツが発売されるぞ

〜大きいお子さまでもゆったりはけて、下着のように快適な紙おむつ〜
『ムーニーマン スーパーBig』新発売!
http://www.unicharm.co.jp/company/news/2007/07aug-2.html
385名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 18:20:44 ID:qN4bjxyJ
>>384
下着のように快適?それは駄目でしょう
下 着 の よ う に 快 適 で は
386名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 20:19:05 ID:laLJUr1f
フロートの海水浴の夢、乙&感謝です。
ふと思ったのですが、フロートみたいにビニールのパンツの穴にお足を入れて
胴回りは、テーブルになっていて、そこからでている
柱状のものの下に付いた車輪で移動する
ベビーチェアってありますよね。
2Fで晶を入れて、階段をおりられなくて、おむつにおもらし
とか、
美也子・京子母娘の言いつけを守らなくて、
胴回りをテーブルで固定されたまま放置・おもらしなんて
どですか?
387名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 21:20:06 ID:191TXw0U
>383
現在、直腸の中で熟成中です。

おむつの交換時に
「あら、今日はまだ出ていないのね」
と美也子ママに浣腸座薬を入れられてしまう晶。
勿論、おむつをきっちりと当てられて
特製ミトンもデフォ。
便意と脱げないおむつに30分格闘した挙句に、
自分の極太便に肛門を犯されながら
射精おもらしもしてしまう晶。
便の量と重さに重く垂れ下がるおむつ。

なんて、シーンは今後絶対に書かれないので、
自分の脳内でお楽しみ下さい。
388名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 03:02:24 ID:uBok9fCr
そうかー、そんな夢のようなシチュが書かれる予定なのか・・。
ますます神懸ってっきたな。
38920 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/11(土) 04:03:43 ID:79PvPKOO
 夢というのは不思議なもので、必ずしも時間の経過に合わせて光景が展開するものではないらしい。細切れの一瞬一
瞬の光景が時間や空間とは関係なく無意識の中に浮かんでは消え浮かんでは消えするのを、目が覚める時に脳が一
連の記憶として再構成するのだという。その過程で、原因と結果との奇妙な入れ替えも起こると言われている。「水に浸
かる夢を見るとおねしょをする」とは昔からよく言われることだが、それをぱっと聞いただけでは「水に浸かる夢を見た」か
ら「おねしょをした」、つまり、夢が原因でおねしょが結果というふうに考えてしまいがちだが、実は、それは逆の関係にあ
るらしい。要するに、「おねしょをしそうな予感」があって「(おねしょに関係ありそうな現象として)水に浸かる夢を見て」そう
して実際にパンツを濡らしてしまうという過程を取るのが事実なのだということらしい。あるいは、もう少し極端な場合だと
「おねしょをしてしまって下腹部が冷たくなってきた」から「水に浸かる夢を(きわめて短い時間の内に)見て」、その短時間
の夢があたかも実際のおねしょよりも前のことであるというふうに脳内時間を遡ってフラッシュバックし、目が覚めた後の
記憶として残るといった過程を取る場合も珍しくないという。
 実は、晶が見た海で溺れるという内容の夢も、そういった過程を経て脳に記憶として残ったものだった。
 美也子の乳首を吸いながら晶が眠りに墜ちて一時間と少しが経過した頃、薄めに煎れたお茶の入った大ぶりの湯飲み
を手にした京子が部屋に入ってきた。京子の姿を認めた美也子が晶の体を軽く揺さぶったり小さな声で名前を呼んだり
して晶がすっかり寝入ってしまっていることを確認すると、京子は晶の体にかかっている掛布団をそっと捲り上げ、オーバ
ーパンツを膝まで引き下げて、おむつカバーを開き、手にした湯飲みを静かに傾けて、中に入ったお茶で動物柄の布おむ
つを濡らしていった。お茶は体温と殆ど同じくらいの温度になるようぬるめてあったから、京子の手で布おむつが濡らされ
ても、晶はまるで気づくことなく、すやすやと気持ちよさそうな寝息をたてたままだった。大ぶりの湯飲みいっぱいのお茶で
晶の下腹部を包み込む布おむつを濡らした京子は、慎重な手つきでおむつカバーの股ぐりのスナップボタンを留め、前当
てをマジックテープでしっかり留めてからオーバーパンツを引き上げ、お腹の上まで捲り上げたベビードレスの裾と掛布
団を元に戻したのだった。これで、眠りから覚めて下腹部のじとっとした感触に気づいた晶は、てっきり自分がおねしょを
してしまったと思い込むことになるわけだ。まさかと一瞬は思っても、誰かの手でおむつカバーを開かれたら、うっすらと黄
色に染まってぐっしょり濡れたおむつがあらわになるのだから、信じざるを得ないだろう。おしっこ特有のアンモニア臭がし
ないことにも、よくよく見れば本当のおしっこの色とは微妙に違っていることも、気持ちが動転していては気づくことはある
まい。
39020 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/11(土) 06:07:16 ID:79PvPKOO
 そんなふうにまるで本当におねしょをしてしまったかのように仕組まれ、おしっこ代わりの最初はぬるかったお茶が次第
に冷たくなってきて、晶は海で溺れる夢を見ることになったのだった。それも、夢という現象に特有な時系列の曖昧さと断
片的な記憶の奇妙な絡み合いによって、徹也に海水浴に連れて行ってもらい、セパレーツの水着姿で幼児用のフロート
に跨るというシチュのもと。
「とりあえず、今は少しでも早くおむつを取り替えてあげないとね。さ、抱っこしてあげるから赤ちゃんのお部屋に行こうね。
赤ちゃんのお部屋で、晶ちゃんがむずからないようサークルメリーであやしてあげながら新しいふかふかのおむつに取り
替えてあげる」
 自分たちの仕組んだ人為的なおねしょのせいで晶が困惑と羞恥とがない混ぜになった表情を浮かべる様子を面白そうに
眺めながら、美也子は晶の体を横抱きにして抱え上げた。

 ベビールームの一角には、いつでもおむつを取り替えられるよう、大きなバスタオルが敷きっ放しになっている。美也子は
その上に晶を寝かせ、細い紐を引いてサークルメリーのスイッチを入れた。
「それと、これね。おむつを取り替える間はお姉ちゃんのおっぱいはお預けだけど、オシャブリがあるから寂しくないよね?」
 美也子は、晶の体を抱き上げる時に一緒にベッドの枕元から拾い上げておいたオシャブリを晶の口にふくませてから、ベ
ビータンスの前に置いてある藤製のバスケットを引き寄せ、床に膝をついた。バスケットには、予め十枚を一組にして重ねて
用意してある替えの布おむつとベビーパウダー、お尻拭きの容器といった物が入っている。
「すぐにすむから、おとなしくしてるのよ。晶ちゃんは聞き分けのいいお利口さんだもん、じっとしてられるよね」
 美也子は、それこそ幼い赤ん坊をあやすような口調で話しかけて、京子から教えられた通り、晶の両方の足首を左手でま
とめてつかみ、そのまま高々と差し上げた。
 と、ベビールームの裾がお腹の上まで捲れ上がり、オーバーパンツが丸見えになる。
 美也子は左手で足首を差し上げたまま、右手だけでオーバーパンツを膝のあたりまで引き下ろした。すると今度は、たっ
ぷりあてたおむつのせいでぷっくり膨らんだ水玉模様のおむつカバーがあらわになった。
 美也子はおむつカバーの股ぐりに付いているスナップボタンを右手の人差指と親指で手早く外すと、おむつカバーの前当
ての端に指をかけて手前に引いた。マジックテープを剥がすベリリという音がベビールームの空気を震わせて、自分の下腹
部がおむつカバーに包まれているのだという羞恥に満ちた事実を改めて晶に告げる。
39120 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/11(土) 07:18:07 ID:79PvPKOO
 外した前当てを晶の両脚の間を通してバスタオルの上に広げ、左右の横羽根どうしを互いに固定しているマジックテー
プを剥がすと、僅かに黄ばんでぐっしょり濡れた動物柄の布おむつがさらけ出される。
 その間、晶は美也子のなすがままだった。それがまさか京子と美也子が仕組んだ偽りのおねしょだとは気づかず、眠り
こけている間におしっこを漏らしてしまったのだと思い込んでいる晶には、屈辱と羞恥のあまり、美也子に抗う気力など微
塵も残っていない。
(すっかり自分がおねしょをしちゃったって信じてるみたいね、晶ったら。目が覚めている間は白いおしっこと本当のおしっ
このおもらしで紙おむつと布おむつを何度も汚しちゃって、今度はおねしょで布おむつをびしょびしょにしちゃったんだもの、
これで私たちの言うことにはまるで逆らえなくなる筈。さ、次はどうやって赤ちゃん扱いして楽しもうかな)
 胸の中でそう呟き、思わずこみ上げてくる笑いを噛み殺す美也子だったが、ふと奇妙なことに気づいた。僅かながら、ア
ンモニアの匂いが混じった尿臭がふわっと鼻をくすぐったのだ。
(どういうこと? 晶のおむつが濡れているのはママが用意したお茶のせいなのに、どうしておしっこの匂いがするの? う
うん、思い違いなんかじゃない。あまりきつくない、よほど注意していないとわからないほどうっすらとだけど、確かにこれ、
おしっこの匂いだわ。本当にどういうことなの?)
 美也子はくんくんと鼻を嗅ぎ鳴らし、うっすらと笑みを浮かべていた顔に今度は困惑の表情を浮かべた。
 そうして、不意に、思ってもみなかった事実に思いが至る。
(まさか……そんな、まさか。でも、この匂い、そうとしか考えられないわ)
 ふと脳裡をよぎった考えを半信半疑に反芻しつつ、美也子は腰をかがめ、ぐっしょり濡れた晶の布おむつに鼻を近づけた。
 注意して嗅ぐまでもなく、おしっこ特有の匂いは、たしかに、目の前の布おむつから立ちのぼっていた。しかも、それと注
意して目を凝らすと、湯飲みのお茶だけではそんなに濡れないだろうことが明らかなほど、おむつがぐっしょり濡れている
のがわかる。
(あらあら、晶ったら、本当におねしょをしちゃったんだ。夕飯の時、無理矢理ミルクをたくさん飲ませてやったけど、あれが
利いたのかしら)
 美也子は驚きを隠せない表情で、けれど、胸の中でくっくっくっと妖しく笑いながら、呆れたように小声でひとりごちた。
 美也子が呟いた通り、夕飯の時、ベビーチェアに座らされた晶は、食器に盛りつけられた離乳食をたいらげた後も、哺乳
壜のミルクは何度もお代わりを強要され、遂にはげっぷと共に口から溢れ出そうになるほど大量に飲まされていた。最後の
方は息も絶え絶えになりながらも、哺乳壜のミルクを飲み干さない限りはベビーチェアから解放されず、そのせいで、ペニ
スが自分の体重に押し潰されそうになる苦痛に耐えかねて、仕方なくゴムの乳首を吸い続けたのだった。
 京子と美也子が晶に大量のミルクを飲ませたのは、水分を多く摂らせておしっこを近くさせ、おむつを汚す回数を増やすた
めだった。その効果がこれほど早く現れるとは美也子にしても予想外のことだったが、自分たちの企みが着々と成果をあげ
ていることに、妖しい悦びの色を隠せない。
39220 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/11(土) 08:04:06 ID:79PvPKOO
 普通なら、いくら水分を多量に摂ったとしても、高校生の晶がおねしょをしてしまうなど有り得ないことだ。けれど、美也
子の手によって小学生の女の子そのままの格好をさせられてからこちら、晶の心の奥底に芽生えた被虐的な悦びと、京
子たちが仕組んだ偽りのおねしょに起因する夢見とが混じり合って、晶に実際のおねしょをさせる要因になったのだろう。
文字通り、おしっこ代わりのお茶が、おねしょの誘い水になったというわけだ。
 ま、いずれにしても、その原因はともかく、晶が眠っている間におむつをおしっこで汚してしまったという事実だけは歴然
だった。
「晶ちゃん、自分でもわかってるよね? 晶ちゃんはお姉ちゃんのおっぱいを吸いながらねんねしてる間におねしょでおむ
つを濡らしちゃったのよ。晶ちゃん、自分のこと、赤ちゃんなんかじゃないって何度も何度も言ってたよね。でも、ねんねの
間におねしょでおむつを汚しちゃうような子が赤ちゃんじゃないわけないよね? おっぱいを吸いながらおむつを汚しちゃう
ような子は赤ちゃんに決まってるよね?」
 美也子は、ぐっしょり濡れて晶の肌にべっとり貼り付いている布おむつをゆっくり手前にたぐり寄せながら、笑いを含んだ
声で念を押すように言った。
 それに対して、晶からの返事はない。だが、返事がないということは、美也子の念押しを否定する声さえあげられないと
いうことでもあるのだ。
「さ、新しいおむつよ。新しいとはいってもお姉ちゃんのお下がりだけど、でも、ママが晶ちゃんのお名前を心を込めて刺繍
してくれたから、今は晶ちゃんのおむつなのよ。さっきは動物柄だったけど、今度はキティちゃんのおむつにしようね。甘え
ん坊の赤ちゃんの晶ちゃんにはとってもお似合いよ」
 美也子は、手前にたぐり寄せたおむつを小ぶりのポリバケツの中に滑り込ませ、バスケットからつかみ上げた新しいおむ
つの束を晶のお尻の下に敷き込んだ。
 べっとりと気味悪く肌にまとわりつくぐっしより濡れたおむつの代わりに春のお日様の光をたっぷり浴びてふわふわに乾
いた新しい布おむつがお尻に触れ、晶の羞恥をそっと掻きたてる。
「新しいおむつは気持ちいいでしょう? ふわふわのおむつはお肌に優しいでしょう? これからずっと、おもらしをしちゃう
たびに、ふわふわの柔らかなおむつに取り替えてもらえるのよ。嬉しいよね、晶ちゃん? 嬉しくて嬉しくて、身も心も赤ちゃ
んの頃に戻っちゃうよね?」
 羞恥で真っ赤に染まった顔に、けれど、どこかうっとりしたような表情を浮かべる晶に、美也子はわざと優しく言った。
39320 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/11(土) 09:17:33 ID:79PvPKOO
 足首を高々と差し上げられているために、晶の下腹部は、お尻の穴まで丸見えになってしまっている。もちろんペニス
も例外ではないのだが、海で溺れる夢を見たせいか、ペニスは美也子の手で飾り毛を剃り落とされて無毛になった股間
にだらしなく垂れ下がってしまっているばかりだ。
 それを目にした美也子の胸に悪戯心がむくむくと沸きあがってくる。
「あ、そうだ。ママ、言ってたっけ。赤ちゃんは健康管理が大事だから、こまめに体温を測ってあげなさいって。そうね、せ
っかくだから、今のうちに体温も測っておいた方がいいわね」
 独り言にしては大きな声で晶の耳にもはっきり届くよう言った美也子は、バスケットの中にベビーパウダーの容器と並べ
て置いてあるプラスチック製の細長い容器を持ち上げると、親指の先でキャップを外して、中から体温計を取り出した。そ
れも、脇の下に差し入れて体温を測るタイプの体温計ではなく、肛門に挿し入れて測定するようになっている小児用の体
温計だ。
「じっとしているのよ、晶ちゃん。暴れたらガラスが割れて怪我しちゃうからね」
 脅すように言って、美也子は体温計の先端を晶の菊座に押し当てた。
 晶は一瞬びくっと腰を震わせたものの、ガラスが割れて怪我をするかもしれないという美也子の脅しが利いて、すぐにお
となしくなってしまう。実際は、安全性を最大限に考慮して製作された小児用の体温計だから、滅多なことで壊れることは
ない。だが、家庭用品や育児用品に関してまるきり知識のない晶にとっては、美也子の言葉が全てだった。
 形も素材も滑りやすくできている体温計を晶の肛門に挿し入れるのに、さほど労力は要らない。あまり力を入れずに挿し
入れるだけで、あとはスムースに滑ってゆく。だが、美也子はわざと手こずっているふうを装って、何度も体温計を挿し入
れたり引き抜いたりを繰り返した。もちろん、そうすることで肛門をじっくり刺激するためだ。
 それまで股間にだらんと垂れ下がっているだけだった晶のペニスが、やがて、ひくひくと蠢き出す。美也子の目論見通り、
お尻の穴をすべすべした感触の体温計で責められて下腹部が疼きだしたのだ。
「いいわね、じっとしているのよ。怪我をしてお尻の穴をお医者様に診てもらうなんてことになったら、晶ちゃんも恥ずかしい
でしょう?」
 ペニスが蠢きだしたのを見て取った美也子は、もう体温計を引き抜いたりせず、そのままずぶりと肛門に挿し入れて、今
度は、肛門を内側から掻きまわすようにして、体温計の端をぐりぐりと動かし始めた。
39420 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/11(土) 11:12:56 ID:79PvPKOO
 それまではひくひくと蠢くだけだったペニスが、いつしかいやらしくのたうち始め、むくむくと身を起こしだす。
「この体温計は三分計だから、最低でも三分間はおとなしくしてなきゃ駄目よ。早めに抜いちゃうとちゃんと計れないから
気をつけないとね」
 ぐりぐりと動かしていた体温計をようやく安定させ、肛門に更に深くずぶりと挿し入れて美也子は言った。
 が、三分計といった美也子の言葉は嘘だった。ただでさえ体を動かしたくてたまらない幼児が肛門に体温計を挿し入れ
られたまま三分間も我慢していられる筈がない。本当はもっと短時間で体温を測れるようになっている。けれど、美也子
は、肛門を体温計に刺し貫かれた晶が言葉にできないほどの羞恥の表情を浮かべ、身を焦がすような屈辱に耐えている
姿を少しでも長く楽しむために、わざと長い時間がかかるように言ったのだった。
 もともと肛門が性感帯の一つに数えられているところにもってきて、浴室とベビールームで美也子にお尻の穴に指を突
っ込まれて前立腺を責められるという経験をした晶だから、いつしか肛門を責められることにひどく敏感になっていて、お
尻の穴を体温計に刺し貫かれたままいると、下腹部の疼きがどうしようもないほど強く切なくなってくる。
 ついっきまでは惨めたらしくだらんと垂れさがっているだけだったペニスが、今や、鎌首をもたげていきりびんびんに勃
つまでになっていた。
「あらあら、晶ちゃんてば、おちんちんをこんなにおっきくしちゃって。女の子の赤ちゃんのくせして、なんてはしたないのか
しら。それに、おちんちんがこんなだと、おむつをあててあげられないじゃない。この様子だと、ママがしてくれたみたいに、
おむつでおちんちんを可愛がってあげて小さくしてあげなきゃいけないみたいね」
 自分でそうなるように仕向けたくせに、そんなことはおくびにも出さず、美也子はしれっとした顔でおかしそうに言うと、バ
スケットの中に束にしないで入っている布おむつを一枚つかみ上げて、晶の股間にいきり勃つペニスにそっとかぶせた。
 肛門をなぶられ下腹部を切なく疼かせてひどく感じやすくなっているペニスの先に柔らかな布おむつが触れた瞬間、晶
の体がびくんと震えた。喘ぎ声をあげそうになるのを我慢するために噛みしめたオシャブリがきゅっと音をたてる。
「そうそう、そんなふうにおとなしくしてなきゃ駄目よ。ちゃんと体温を測る間、オシャブリを吸ってサークルメリーから流れる
メロディを聴いて、おとなしくしてようね」
 美也子は、布おむつの上からペニスをきゅっと握り、握った手をゆっくり上下に動かし始めた。
39595:2007/08/11(土) 17:20:02 ID:fjmHWLrd
暑いので1枚。
どっちがお好み?
http://www.gazoru.com/g-5e9a129fb2a1a620412cc8b7d1b4211a.jpg.html
396名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 16:14:25 ID:tLZOzE7M
今日このスレを初めて見ましたが作者さんGJです!頑張ってください。
397名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 15:33:49 ID:vZyB9FOL
晶はいつウンコしてるのかな?
398名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 21:57:50 ID:nwD68riS
>>397
<フェチ>
●おむつ大好きな人●14
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1133973732/
【おしっこ】恋人がオムツしてる人【ふきふき】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1075886770/
【哺乳瓶】ベビー用具フェチ【おしゃぶり】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1066400470/
オネショする女の子が好き
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1074718829/
みんなでおむつしよう PART2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1124879075/
<SM>
熟女を幼児調教・part2.2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1085331435/
幼児化調教受けている人している人V
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1114432962/
<風俗全般>
幼児プレイが出来るお店
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/club/1056903123/
<ヌード・エロ本>
幼児・おむつプレイ雑誌
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/nude/1101027823/
<えっちねた>
オムツで躾けて下さい
http://sakura01.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1116787032/
<オナテク>
オムツでオナニー
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/onatech/1121188825/
399名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 22:27:26 ID:3O+l1NSj
>>397
ウザイから消えて^^
400名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 22:47:56 ID:/44ieF7D
羞恥のお浣腸プレイ。
401名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:11:11 ID:jaVv1p2r BE:393439853-2BP(0)
作者お盆休みかな?
40220 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/20(月) 03:28:48 ID:UXIt9hk0
 パソが家族との共用という事情があって休みの間はSS書けませんでした
 で、お盆休みも終わって久々に再開なわけですが、今週はいろいろあって、うpできる日とできない日とがバラバラにな
りそうでつ。うpできる日でも1編とか2編分くらいしかできないかなと思いまつ。終盤に向かって出し惜しみをしているわけ
ではありませんので、そのあたりご理解いただければ幸いかと

↓ ということで、さりげなく再開
40320 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/20(月) 03:29:52 ID:UXIt9hk0
 お尻の穴を冷たい体温計に刺し貫かれた、同じこの部屋で京子になぶられた時よりも更に恥ずかしい姿で美也子の手
によって布おむつの上からペニスを責められ、まるで堪えようもなくあっという間に晶は絶頂を迎えてしまった。
「あらあら、もうイっちゃったの? 晶ちゃん、白いおしっこやいやらしいおしっこをおもらししちゃうの、今日だけで何回目か
しら。なのにそんなに早くイっちゃうなんて、おむつでおちんちんを可愛がってもらうのがよほどお気に入りなのね。いいわ、
じゃ、おむつを取り替えるたびに気持ち良くさせてあげる。赤ちゃんはおむつを取り替えられるのがいやで逃げ回ることが
多いけど、晶ちゃんは聞き分けのいい素直な赤ちゃんだから、その御褒美に、おむつを取り替えてあげるたびに体温を測
ってお尻を気持ち良くしてあげて、それから、おちんちんも可愛がってあげる。ママとお姉ちゃんの言いつけを守ってちゃん
とおむつの中におもらしできるようになった晶ちゃんへの御褒美よ」
 最初にどくんと脈打って、それから後はひくひくと力ない痙攣を続けるペニスを布おむつの上からきゅっと握ったまま、美
也子は唇の端を吊り上げて目を細めた。
 それに対して、晶は弱々しく首を振ることしかできない。このままでは、日に何度おもらしをしてしまうかしれたものではな
い。そのたびに菊座を責められ、ペニスをなぶられて異様な快楽を体に教え込まされでもしたら、それこそ、その快楽を待
ちこがれるあまり自ら進んでおもらしをしてしまうような身体になってしまわないとも限らない。いや、そうなってしまうのは
明らかだ。自分自身でそれがわかるからこそ、首を振るしかなかった。けれど、それで美也子の手から逃れられるわけな
どないということもまた明らかだった。
「いいのよ、そんなに遠慮しなくても。いずれ晶ちゃんは私のお嫁さんになって、私と愛の営みを交わすことになるのよ。そ
の時、晶ちゃんは私の愛情をお尻の穴で受け止めることになるの。だから、今のうちにお尻の穴を感じやすくしとかなきゃ
いけないのよ。そのためには、お尻を気持ち良くするのと一緒におちんちんを可愛がってあげるのが一番だと思うんだ。つ
まり、これは、聞き分けのいい晶ちゃんへの御褒美でもあるんだけど、同時に、将来の花嫁修業とを兼ねているのよ。わか
ってるよね、晶ちゃんは女の子修行と花嫁修業を断ることなんてできないんだってこと? 私の可愛いお嫁さんになるため
の修行を拒否することはできないのよ。だから、おむつを取り替えるたびにお尻とおちんちんを一緒に可愛がってあ・げ・る」
 一日の内に何度も精液を搾り取られた晶の精嚢には、もう僅かな前立腺液しか残っていなかった。美也子が、布おむつの
表面に小さなシミになって浮き出た前立腺液をさっと拭い取ると、晶のペニスは前にも増してだらしなく股間に力なく垂れ下
がるばかりになってしまう。
40420 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/20(月) 06:42:07 ID:UXIt9hk0
「さ、これで、おむつをあてるのに邪魔になる物はなくなったわね」
 美也子は、股間に垂れ下がる晶のペニスをどこか蔑むような目でちらと見て、独り言っぽく、けれど晶の耳にもはっきり
届くように呟いてから、刺したままにしておいた体温計を無雑作に引き抜いた。
「ん……」
 晶の口から微かな喘ぎ声が漏れ、同時に、オシャブリがくちゅっという音をたてた。
 こまめに体温を測らなきゃというのは口実に過ぎないから、晶をイかせてしまえば、もう体温計に用はない。美也子は目
盛りにちらとだけ目をやり、おざなりな口調で
「36.3度か。ま、そんなもんかな」
と呟いただけで、パッケージから引き抜いたお尻拭きで体温計の先端を軽く拭うと、容器にしまってバスケットに戻し、その
代わりに、ベビーパウダーの丸い容器をつかみ上げて蓋を開けた。
 どこか懐かしいふんわりした香りが漂い出て、部屋中の空気が甘く染まってゆく。
 天井に吊ったサークルメリーがかろやかなメロディを奏でる中、様々な愛くるしい家具に囲まれた育児室の床に敷いた
バスタオルの上に横たわった赤ん坊が、重ねたおむつとおむつカバーの上にお尻を載せてちゅうちゅうとオシャブリを吸い
ながら足首を高々と差し上げられておむつを取り替えてもらっているその光景は、一見したところでは、どこにでもありそ
うな穏やかで微笑ましい日常の一齣に過ぎない。ただ一点、ベビードレスをお腹の上まで捲り上げられて新しいふかふか
のおむつをあててもらっている赤ん坊が実は高校生の男の子だという事実を除いては。
「さ、ぱたぱたも終わったし、新しいおむつをあてようね。これもお姉ちゃんが赤ちゃんの時に使っていたお下がりのおむつ
だけど、ちゃんと晶ちゃんのお名前が刺繍してあるのよ」
 ベビーパウダーで晶の下腹部に薄化粧を施した美也子は、丸い容器をバスケットに戻して、晶のお尻の下に敷き込んだ
布おむつの束の端をそっと持ち上げた。
 布おむつのあて方には二通りの方法がある。一つは、股当てのおむつと、それと直角に横当てのおむつを、アルファベッ
トの「T」の字形に組み合わせて使うあて方だ。元々はこのあて方が主流だったのだが、横当てのおむつが脚の付け根を
圧迫して股関節脱臼になりやすいということで、現在は殆ど使われていない。それに代わって主流になったのが、股当て
のおむつだけを使う方法だ。このあて方だと赤ん坊は思うように両脚を広げることができるため股関節脱臼になるのを防止
できるし、股当てに加えて横当てのおむつを使うあて方の場合は横方向にずんぐりした格好になるのに対して、股おむつ
だと横方向にはさほど膨らまないから、見た目もすっきりして、お洒落なベビー服を着せて楽しむにはもってこいだ。
40520 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/20(月) 08:12:44 ID:UXIt9hk0
 京子が茜に依頼して特別につくってもらった大きなおむつカバーも、股おむつ用に仕立ててあった。昔ながらのずんぐ
りしたデザインのおむつカバーも晶の屈辱を刺激して面白いのだが、現代ふうのおむつカバーを身に着けさせることで、
自分が今、どこにでもいるたくさんの赤ん坊と同じ格好をしているのだということを晶に実感させるには、こちらの方が効
果的だろうと判断してのことだ。
 そうして、それが思った以上の効果をあげたのも事実だった。本当の赤ん坊だと、月齢が24ケ月でも、一度に使う布お
むつの枚数はせいぜい三枚くらいなのだが、晶の場合、おしっこを全て吸収しようとすると最低でも十枚くらいのおむつ
が必要になる。それだけたくさんの布おむつを両脚の間に挟むようにしてあてるものだから、どうしてもお尻がぷっくり膨
らんでしまうのだが、横当てを使わないぶん、横方向への膨らみがないものだから、却ってお尻の後ろ方向への膨らみ
が目立って、おむつカバーの上にオーバーパンツを穿いても、ぱっと見ただけでその中におむつをあてていることが丸わ
かりになってしまうのだ。それに加えて、たくさんのおむつのせいで両脚が開きぎみになるのを避けられず、ぷっくり膨れ
たお尻を後ろにぴょこんと突き出しておぼつかない足取りでよちよちと足を運ぶ赤ん坊そのままの歩き方を強要すること
になって、晶に、自分の不様な姿をこれでもかと思い知らせる結果になるという効果もあったのだ。
 美也子は、両脚の間を通して持ち上げたおむつの端をおヘソのすぐ下に留めてから、それまで高々と差し上げていた
晶の足首をバスタオルの上に戻し、布おむつの位置を細かく調節すると、おむつカバーの左右の横羽根を持ち上げて、
これもやはりおヘソのすぐ下あたりで布おむつの端を押さえつけるようにして重ね合わせ、互いをマジックテープでしっか
り固定した。そうしておいてから、おむつカバーの前当てを横羽根に重ねて、互いが離れてしまわないようこちらもマジッ
クテープで留め、次に、左右の股ぐりに付いているスナップボタンをぷちんと留める。
「あとは、はみ出ているおむつをおむつカバーの中に押し込むんだったっけ。そうしないと、せっかくおむつが吸い取った
おしっこが横漏れしちゃうからちゃんとしなきゃ駄目よって、ママ、念押ししてたわよね」
 美也子はそう呟き、わざと考え込むようなふりをして手を止め、晶の顔を覗き込んだ。
 初めてこの部屋で晶に布おむつをあてた時と、トイレのすぐ目の前の廊下で晶のおむつを取り替えた時、京子は美也
子に布おむつのあて方をことこまかに説明していた。微に入り細を穿つように丁寧に説明したのは、初めて布おむつを手
にする美也子のためというのもあるが、本当のところは、ぎゅっと目を閉じるばかりの晶に、自分が今なにをされているの
かを手に取るように細かく説明するためだった。ほら、こんなふうにおむつがシワになっているとおしっこを吸い取りにくく
なるからね。ほら、晶ちゃんは女の子なんだから、お尻の方から濡れるようにおちんちんを後ろに折り曲げておくのよ。ほ
ら、だから、余分に一枚、折りたたんだおむつをおちんちんの先のあたりに重ねておくと漏れにくいからね。ほら、おむつ
カバーからおむつがはみ出していると、そこから横漏れしちゃうのよ。目を閉じていてもその光景が目の前に浮かび上が
ってくるほどに懇切丁寧に説明する京子の声はいやでも晶の耳に届き、羞恥を煽りたてた。美也子もまたそれを真似て、
これまでの手順を細大漏らさず声に出して口にしつつおむつを取り替えることで、晶が羞恥の表情を浮かべる様子を存分
に楽しんでいるのだった。
40620 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/20(月) 23:11:29 ID:UXIt9hk0
「さ、これでいいかな。これで横漏れしないかな」
 美也子は、おむつカバーの裾からはみ出ている布おむつを親指の腹で丁寧におむつカバーの中に押し込みながら、
晶の耳にもしっかり届くような声で呟いて、おむつカバーの具合をしげしげと観察した。
 美也子の視線を痛いほど下腹部に受けつつも、晶には、オシャブリを噛みしめることしかできない。
「うん、よさそうね。でも、おむつを取り替えてあげただけじゃ駄目かな。おねむの前に、よだれとミルクでシミだらけになっ
ちゃったよだれかけも取り替えてあげた方がいいかしら。あ、だったら、ついでだから、ベビー服も別のに着替えさせてあ
げようかな。そうね、ベビードレスだと裾が捲れ上がっちゃってお腹が冷えるかもしれないから、そんな心配のないベビー
服に着せ替えさせてあげた方がよさそうね。茜お姉さんが晶ちゃんのためにどんなベビー服をつくってくれたのかも見て
みたいし、うん、そうしましょう」
 美也子は、これも、独り言というよりは晶に聞かせるつもりで言ってぽんと手を打ち鳴らし、膝まで引きおろしていたオー
バーパンツをおむつカバーの上に引き上げてから、ベビータンスに歩み寄ると、一番上の引出を引き開けて、一着の大き
なベビー服をつかみ上げた。
 美也子が取り出したのは、トップとボトムがつなぎになっているロンパースという種類のベビー服だった。体の動きが盛
んになってくる年頃の赤ん坊に遊び着として着せることが多いのだが、トップとボトムがつながっているためお腹が冷える
心配が少なく、寝相のよくない幼児のパジャマとしても重宝がられるベビー服だ。上下がつながっているということで、おむ
つを取り替えるたびに一々脱がせる必要があるように思われるかもしれないが、股間にボタンが幾つか並んでいて、それ
を外すとお尻のあたりが大きく開くようになっているため、おむつを取り替えるのにさほど手間取ることもない。しかも、美
也子が引出からつかみ上げたロンパースは、ボトムのまわりが丈の短いスカートになった、一目で女の子用ということが
わかるロンパースだから、美也子の手元に不安げな視線をちらと向けた晶の顔には、たちどころに羞恥の色が浮かぶ。
「ベビードレスも可愛いけど、このロンパースも可愛いわよ。晶ちゃんにきっと似合うと思うから、さ、着替えさせてあげるわ
ね。あ、でも、その前によだれかけを外さなきゃいけないわね。ほら、お手々を引いてあげるから、おっきしてちょうだい」
 引出からつかみ上げたロンパースを両手で広げて出来具合を確認した美也子は、可愛らしい仕上がりに満足そうに頷
き、晶の手を引いて上半身を起こさせた。

407名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 02:10:58 ID:0u6OfX60
晶のウンコお漏らし
書いて。射精ネタ飽きた
408名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 02:21:20 ID:S1jOpjOG
やっぱオムツとかいったら浣腸だよなあ。
409名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 04:08:29 ID:h/Mk0Gm8
大はきつい
410名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 05:42:31 ID:xq2rjDFY
スカトロは趣味じゃないけど、
羞恥シチュとしてなら浣腸・おむつにウンコお漏らしは大コーフン!!
話の流れ的にも「ウンコ出てない→浣腸」はありじゃないかな。
411名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 08:50:17 ID:elhuiEte
エネマ調教スレにいくべし。
412名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 11:24:22 ID:XPhhGh61
おむつかぶれ→ローション
413名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 08:07:28 ID:jLAtaaSS
クサレ批評はもう結構!
414名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 08:14:33 ID:tutBEPOS
晶がウンコしてないんだけど…
しかも展開ループしてて飽きる。
415名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 10:58:31 ID:fwOrRXhi
晶の視点なのか、美也子の視点なのか
傍観者なのかはっきりしない。
責めでいきたいなら美也子でいったほうがいいと思う。
アナル責めはいいと思うよ。やっぱ次はウンチかなあwだって一番エッチではずいことでしょ。
416名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 11:43:18 ID:tutBEPOS
>>415
それも言えてる。

俺的には射精やおしっこ責めより、ウンコネタのが
新鮮みがあると思う。ウンコネタはあまり書かれないからな。
417名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 11:55:23 ID:IILdaYfr
育児にウンチはつきものだよね
それを嫌悪しているようでは、美也子の愛情もたかが知れてる
418名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 12:09:44 ID:h/LXBvHv
でも変態えっちレベル?は上がってるよね
おむつ、射精、おしっこおもらし、お尻の穴いじめ
(最初はおちんちんおっき、どぴゅみたいなパターンが多かったから)
次はどうしても浣腸とかうんこを期待してしまう
419名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 12:21:05 ID:J+Bh2Q0B
20の小説秋田から誰か別の書いて
420名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 14:10:55 ID:tutBEPOS
ウンコが嫌なんて言ってたら子供なんて育てられない
けどね。20氏、この際ウンコネタを書くのはどうだろう?
浣腸しなくて自然便でもいいから。オムツってそのために
あんだろ。
421名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 14:36:52 ID:oP3vn3Cd
男の子のウンチプレイってないよね
女の子はいっぱいあるけど
422名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 16:23:36 ID:0EpEP4ao
まあまあ要望、批判はこれくらいにしようぜ
調教スレの二の舞にはなりたくないよ
42395:2007/08/22(水) 22:40:01 ID:zsF8IoS5
女装と幼児化が目的なので、射精やおしっこをさせて、おしっこなどは、周りの人に一定の不快を与えずに本人の羞恥心を煽るのにいいやり方だと思って読んでます。
うんちネタはお手軽な方法だけれど、小説では表現が単調なものが多いからそれは「浣腸→うんちをした」でこの小説は良いと思ってます。
絵も描きたいとは思っていないし。
読みたく無い人は暫くここを見なければ良いと思いますが、いかが?
42420 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/22(水) 22:44:17 ID:RKyBDmhi
 バスタオルの上にお尻をぺたんとつけるような格好で晶を座らせた美也子は、薄いシミが幾つもついたよだれかけを外
し、背中に並ぶ後ろボタンを外してベビードレスを脱がせると、その代わりに吸水性の良さそうな生地でできた襟付きTシャ
ツを着せ、その上に、ベビータンスから取り出したスカート付きロンパースを着せた。左右の肩紐を互いに背中で交叉させ
て胸当てにボタンで留めてしまえば、ミトンによって自由を奪われたままになっている晶の手では勝手に脱ぐことはできな
い。もっとも、たとえ勝手に脱ぐことができたとしても、他の衣類もロンパースとさして変わらないような女児服ばかりだから、
代わりに進んで着ようと思うような洋服があるわけではない。かといって、衣類を身に着けなければ、おむつカバーが丸見
えの屈辱に満ちた格好でいるしかないわけだから、晶には選ぶべき途など何一つ残されていないのだった。
「さ、あとはお股のところに付いてるボタンを留めればおしまいね。なんのためにこんなところにボタンが付いてるか、晶ち
ゃん、わかるかな? お利口さんの晶ちゃんだもん、きっとわかるよね?」
 ロンパースの左右の肩紐を二本とも胸当てに留めてから床に膝をついた美也子は、ロンパースの股間に並ぶボタンがよ
く見えるように正面にある姿見の鏡を少し上に向けて、笑いを含んだ声で言った。
 育児に関する知識などまるでなく、幼児の衣類がどんな仕立てになっているのか知る由もない晶だが、そのボタンがな
んのためのものなのかについては直感的に理解していた。理解していたが、それを口にすることはできない。成人した者
の衣類には絶対に必要ではないそのボタンのことを「おむつを取り替えやすくするために付いているボタンです」などと、自
分の口で説明できるわけがない。
 押し黙ったままの晶の胸の内などすっかりお見通しなのだろう、美也子はくすっと笑ったきりそれ以上は何も言わずにわ
ざとゆっくり股間のボタンを留めてゆき、そうして、真新しいよだれかけを晶の首に巻きつけた。
 よだれかけの紐がきゅっと結ばれる様子を痛いほど感じつつ、晶は、鏡に映る、女の子の赤ん坊そのままの格好にさせ
られた自分の姿から目をそらすことができないでいた。この半日の間に、小学生の女の子が着るようなサンドレス姿を強要
され、続いて、小学校の卒業式にふさわしいようなボレロとジャンプスーツという女児用のフォーマルな装いに身を包まれ、
その後は、低学年の女の子が夏に喜んで着そうなセーラースーツを身に着けさせられ、そうして、幼稚園くらいの女の子
にお似合いのアリスタイプのエプロンドレス姿にさせられ、しかも家の中では、おむつカバーが丸見えのベビードレスや、お
むつを取り替えやすいように股間にボタンが並んだスカート付きロンパースといった女の子の赤ん坊そのままの姿に変身
させられた、美也子と京子の企み通り、どんどん年齢を逆行させられてゆく自分の姿に。
425名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 01:02:06 ID:ZOFxDXr5
>>423
幼児化が目的なのにウンコしないって
すごく変な話ですね。あなたが一方的に
決めることではないと思います。描きたくなきゃ
描かなくていいですよ。
426名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 01:22:13 ID:d29TF9yM
おむつにウンコもらすのはいいかもね
427名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 01:26:32 ID:2j0Xq06Q
これだけ細かい表現をしている小説において
「小説では表現が単調なもの」
って、今までの細かい表現を全否定するかのような発言だなw
428名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 01:51:05 ID:dYtSIHpk
ここって”可愛い男の子に幼い女の子の格好をさせたりするスレ ”なんだろ?
ウンコさせようがさせまいが作者の自由。
今の展開で満足してる奴もいるし、自由に書いてもらえりゃいいんじゃね?
出来ない人はそういうの自分で書くか、人が書くの待ってるかすりゃいいんでは?

>幼児化が目的なのにウンコしないってすごく変な話

そう?一方的に決められても…
429名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 02:25:04 ID:ZOFxDXr5
>>428
バカだね。オムツするような幼児がウンコ
漏らさないのほうがおかしい。
一方的ではなく一般的に考えて。



これだけ多くの人が
ウンコネタ望んでるんだし、作者も少し考えてみたら?
これだけ細かい描写ならば、完璧目指そうよ。
もったいない。
430名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 02:26:46 ID:dALyK10i
小説なんだからウンコしなくてもいいんじゃね?
まぁ、射精ネタには飽きてきたが・・・
431名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 04:16:21 ID:dYtSIHpk
>>429
この作品で晶がオムツをしている理由は小便のお漏らし癖だとしっかり書かれている訳ですが?
晶は小学生(小学生は幼児には入らないが)にさせられているんだからウンコ漏らすって歳でもないでしょ。
一概には言えないが、一般的に考えてさ。

一般的に考えたら小学生がオムツ=小便お漏らし癖(しかも作品中でそれが原因でオムツしていると明記されている)
わかる?
432名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 09:28:04 ID:ZOFxDXr5
>>431
小説ちゃんと読んでないでしょ?お前の読解力無さは
すでにわかっているから、そんなに馬鹿さを披露しなくていいよ。
20氏の小説には所々に小学生未満のまだ「あんよもやっと」のような
晶を描いている部分が多くあるけど、これも小学生なんですかね?
小説中に小学生ではなく幼児、それもオムツが当たり前の年頃
の幼児を描いている部分が多くある。よってウンコ漏らしを描いても
何ら違和感のある作品にはならない。あと「一般的に」小学生に
オムツといったらオネショ癖だよね。
433名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 09:50:14 ID:dcKhukfl
外野が騒いでいたら20が書きづらい件について
434名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 10:23:28 ID:2j0Xq06Q
おむつの理由がどうであれ、トイレ禁止されてりゃ、ウンコも
できないよね。
晶の性格からしたら自ら便意を進んで告げられるとも思わないし、
百歩譲って告げられた所で、美也子が「ハイ、そうですか」と
ばかりにトイレを許可してくれるとは思えない。

20さん的には、(小説として起こさなくていいので)設定的に
晶の大きい方の始末はどのように考えてましたか?
(まさか、晶はウンコしない、とか尻から出るのはファンタジー、
とかそういう電波設定でない事を祈るばかりです…)
435名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 15:09:47 ID:VucZUy2d
ウンコ漏らしは萎えーな人も多いだろう。(オレもその一人)
作者さんがその意向なんだからそれでええやん。

オレだって我侭言わせて貰えば、主人公が男に萌えーなシーンなんて
ヲエーさ。(自分、なりきって読みふけってたからショックで一時寝込んだよw)
でも作品は第一に作者のもの。意にそぐわない所は脳内返還でGo-さ。
436名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 19:46:59 ID:HQAAgIl3
多分ずっとしていないから、限界来たら差恥の治療が待っていると期待してみるよ。
437名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 20:32:11 ID:+ZCa6rOn
>423
>あなたが一方的に決めることではないと思います。
そうだな。かといってキサマが一方的に決めることでもないな。
438名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 22:26:20 ID:WqhUHOw/
この作者は昔から大の方はNGなヒトだからな。
カケカケって言っても、趣味に合わないもんを書いても、求める側の
納得するものが出来るとは限らんぞ。
読まされたほうは、出来の悪い描写にがっかり、書いたほうは無理し
たのに悪評にうんざり、では仕方が無いだろう。

こういうSMとかフェチとか入ってるもんは、作者自身にその嗜好が
ないものを求めても、上手くはいかんと思うよ。
439名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 22:34:34 ID:I2eiMGjT
無理やり浣腸する話より、ゆるやかに便が出た や 下剤を服用するようなった
といった高木さんの小説的 表現が 自然だね。

浣腸話なら 腐るほどあるしね。それでは萌えなくなってる。
44020 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/23(木) 22:45:41 ID:54zfQM4e
 ウンチおもらしについてですが
 前スレでも簡単に触れたように、自分としては正直なところ、大系の描写が得意ではありません。得意でないというか、
もう少し正確に言うと、ウンチに対するフェティシズムを持ち合わせていないので、そもそも書こうという気になれないと
いうのが本当のところです
 幼児にウンチおもらしは付き物だyoというご意見はその通りだと思います。うまく描写できれば、スカトロな表現が出て
きても不自然ではないとも思います。ただ、「それに関する表現があってもいいよね」というのと、「それに関する表現がな
ければ変だ」というのとはイコールではありませんよね? 幼児のウンチおもらしは自然な現象です。でも、かといって、
幼児の行為・仕種・振る舞いを全て残さず描写しなきゃいけない、というのはちょっと違うかな、と。だから、これからも自
分としては大系を作中に書き入れることはないと思います
 ただ、まぁ、SSとしては表現しなくても、生理現象だから、実際に全然せずにすむとも思いません。そのあたりについて
の言い訳もしておきます。勝手気ままに2スレも消費しながら書いてきたSSですが、作中の時間は、昼下がりの美也子
の部屋から始まってまだ半日ほどしか経過していません。で、その日の朝に晶がちゃんとトイレをすませているなら、今
日一日はウンチをする必要はないだろうと。で、明日や明後日になったとしても、急激な環境の変化のせいで便秘になっ
ちゃってウンチをしないという設定も有りじゃないだろうかと(もっとも、書き手さんによっては、「便秘を口実に浣腸を強要
できるじゃまいか、ううジュルジュル」ということにもなるのでしょうがww)。そういうふうに、ウンチ描写をできるだけしない
ですむようにズルをしているわけです、はい。
 けど、このままの状態が続くのなら、いずれは晶もウンチをしたくなるでしょうね。その時は、「ウンチは、したくなったら
教えてちょうだい。ちゃんとオマルを用意してあげるから。おしっこと違ってウンチおむつの後始末は大変だもの」と京子
なり美也子に言わせるかな。実際、乳幼児と違って、大人の量のウンチというのは、普通におむつをあてているだけじゃ
外漏れを完全に防ぐのは無理だし、もしも外漏れを防ぐことができたとしても、赤ちゃんみたいにお尻を拭っておむつを
取り替えてあげるだけで済むということには絶対にならないから、SSでの描写以上にリアル生活が悲惨なことになって、
萌え萌え言ってられなくなるわけで

 以上、チラ裏みたいなものですが、自分なりの思いです
 表現のいたらないところや誤解を招くかもしれないところもあると思いますけど御了承ください

 それにしても、このスレ、意外とたくさん人がいるのかな? 自分としては、10人くらいの方を相手に細々と書いてきた
つもりなんだけど
441名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:23:17 ID:2j0Xq06Q
苦手な話題なのに、詳細な公式見解をありがとうございました。
なるほど、オマルですか、上手いですね。
でも、晶の性格からすると、相当便意が切羽詰まらないと
言い出せないのでしょうね。
下手すると、我慢している最中に廊下で滑って転んで、
そのショックでムリッ、ともしかねない…
と脳内想像しておきます。
442名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 00:34:59 ID:ma7DWyFv
エネマスレは浣腸専門だから自然便とか下痢お漏らしは書けないんだよね。
だけどオムツも詳しくないからわかんないし、いっそショタスカスレ作るか。
443名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:41:39 ID:7X+pmCrO
便秘を解消する為に浣腸でなくても、お出かけするときを狙って下剤仕込んで(ry
なんてのも萌えるね。

昌は下痢おもらししたとしか思えなく、
口実はうんちの匂いが凄いとバレちやうからとかで、
お出かけでいつもより多くのオムツを当て、
裏ゴムかばー&裏ゴムブルマーで漏れないから、
帰るまでうんちの感触、長時間効く特別な薬の効果を味わうことになったり、
帰ると、もう出ないようにしようねとか言われ浣腸されて我慢できるまで、
何回も浣腸されるとかも萌え。

もちろん、うんちが拭いたくらいじゃ綺麗にならないから、
お風呂でお下の髭剃りはガチ
444名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:48:08 ID:7X+pmCrO
もちろんそれだけ浣腸すると、当然渋りが出て翌日は何回もうんちしたくなるから、
おまるに何回もまたがることになるだろうね。

おちんちんの向きが悪くて、おしっこをひっかけてしまい、
対策と称して、又恥ずかしいことをされたり(ry
445名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:55:03 ID:9LoK5pKs
>>442
ショタスカ既に無いか? と思ったらお下品板だった。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/ogefin/1153546040/

>>443
前スレ77付近で既に下のおけけはなくなってるぞ。
いろんな意味で20たんの書いたものちゃんと見とけー
446名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 02:35:06 ID:ma7DWyFv
オムツSS書くのに必要な資料があれば誰か教えてほしい。
かならず投稿しますよ。
シチュエーションとか好みもできれば書いてもらえると嬉しいです。
447名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 07:06:01 ID:JrpVP+la
なぜかどこのスレでも、執筆者が1人しかいないと
一部の人間が「このシチュを書いてくれ」とうるさく騒ぎだすんだよなぁ
448名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 09:01:09 ID:H8HUJC8U
まあ、それだけ沢山の人が見てるってことだよね
449名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 10:26:46 ID:J4HFEMxg
>>447
一部というよりは多くの人がって感じかな。
450名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 15:17:27 ID:9QrbsX17
もう次スレ立てたほうがよくないかな。
451名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 16:27:53 ID:lKEszVnn
>>449
同じ人間が何回も書いてるだけかと。
延べ人数で3桁くらい要望があっても、実人数は2桁行くか行かないか、程度が多い。
ソースは脳内だが。
452名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:54:40 ID:J4HFEMxg
人数的に
ウンコネタ萌え>ウンコネタ萎え
453名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 14:46:16 ID:O0LTmRL6
ほんの2,3人がしつこくンコンコ言ってるだけだろ

自分で書いて自分でカいてろ!!
454名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 16:42:59 ID:qzaCnzcU
ゴッキーの自作自演荒らしだからみんなかまわないように。
455名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 17:17:46 ID:yUOla6mA
20さんどうか続きを・・・。
ご自分の好きに書いてください。
456名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:46:57 ID:fezXQDsM
こうやって自己中に自分の思い通りにならないからってわめくウンコ共のせいでまた貴重な書き手が失われる・・・
20さんが書かないって行ってるのにまだわめいてるゴミはさっさとスレから出てけばいいのに
457名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:47:49 ID:fOGiQNom
晶のオムツにうんこもらしまだ?
458名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 21:20:58 ID:cAskHz/R
だから、20さんの公式見解読みなさいってw
小説かくのってすごく大変で、エネルギーいりますよね。
私も別スレで1度書きかけて、未完でこけました(笑)
20さんは、すごい力量のある方だから、だいじょうぶとは思いますが、
疲れの出やすい時期なので、無理せず、書きたいことだけ書いてください。
いつも応援しています。
459名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 21:31:05 ID:03xNQyOs
20氏、ウンコ漏らし書いちゃえよ。
こんだけニーズあんだから。
460名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 22:17:42 ID:Zpy9zs1v
>>453
ご同感です。自分にあったストーリーは自分で創作すべきです。
それが世界で唯一のおいしい話になるのです。

皆さん 一冊ノートを作って書いていきましょう。

村長
461名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 23:10:03 ID:mEoOIMde
夏休みもあと1週間か・・・
462名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 23:22:33 ID:Zpy9zs1v
今日は 高円寺で 阿波踊りだべ。

463名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 23:27:10 ID:wSea7Vy4
まぁ、それだけ20氏が期待されている、って事だろうな。
期待されなければリクも出ないよw
それに応えるかどうかは別問題として、苦手だからといって
完全にスルーせずにきちんと公式見解を出した20氏には感服する
464名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 23:27:55 ID:BJ64Hg0J
もうこのスレおしまい?
465名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 23:34:04 ID:wSea7Vy4
20氏も忙しいんでしょ?
気長に待ちましょう
466名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 03:30:37 ID:+rFkMCX/
20氏は大丈夫だよ、某大手のオムツ小説家だから、それくらいの力量はあるはず。
46720 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/27(月) 06:27:40 ID:IdAfIlzh
「うふふ。これも晶ちゃんにとっても似合ってるわよ。さすが、古い写真を何度も見直してママが選んでつくってもらっただ
けのことのあるわね」
 ロンパースの股間に並ぶボタンを留め終え、向かい合わせに置いた大きな鏡に映る晶の姿と、すぐ目の前にある晶自
身の姿とを何度も見比べながら、美也子は満足そうに目を細めた。
 美也子が生まれる前や生まれて間もなくの頃、京子は、美也子へのお祝いとして贈られたベビー用の衣類を晶に着せ
て楽しんでいた。その姿はすっかり女の子で、京子の夫だけでなく、晶の両親さえ、その愛くるしい姿に目を細め、ことあ
るごとに写真に撮影していた。そのたくさんの写真に写っているベビー用の衣類の中から、特に晶に似合いそうなのを選
んで、京子は茜に作成を依頼していたのだった。
「さっきのベビードレスも、このロンパースも、生まれたての私にはまだ早いからって、一歳になったばかりの晶ちゃんが
先に着ていた時のベビー服をそのまま、今の晶ちゃんにぴったり合うよう大きくしてもらったそうよ。だから、こんなに似合
ってるのね」
 満足そうな表情を浮かべた美也子だが、すっと細めた目が、なにやら妖しげな光を帯びたように見える。美也子は何か
含むところのありそうな口調で続けた。
「小さい頃はそんこなことちっとも知らなくて、仲のいい幼馴染みが可愛い格好をしている写真を見せられてもなんとも思
わなかったんだけど、あれは小学校にあがるちょっと前くらいの頃だったかな、事情を知って急に悔しくなってきたのは。
だって、本当は私へのプレゼントの可愛いお洋服を、お隣どうしとはいえ、よその子に先に着られちゃったんだもん。それ
も、男の子に。物心ついたら、悔しくなってくるのも当たり前だよね? うちのママ、とにかくなんでも可愛い物が好きで、
せっかくもらったベビー服をたまんなくなって晶ちゃんに先に着せちゃったんだけど、ま、その気持ちもわからないでもな
いのよ。わからないでもないけど、でも、それで私の悔しさがまぎれるってこともないわけで。それで、悔しいのと同時に、
ちょっぴり恨めしい気持ちも湧きおこったりなんかして。――ママに対して。そうして、男の子のくせして女の子の赤ちゃん
用のお洋服がとっても似合ってて可愛らしくお澄ましのポーズなんか取って写真に写ってる晶に対して。しかも晶、子供
の頃はすっかり年上ぶってみせて、美也子ちゃんのことは絶対に僕がずっと守ってあげるねなんて、ナマ言っちゃってさ。
赤ちゃんの時はスカート付きのロンパースを着ておむつで膨らんだお尻を振りながら廊下を這い這いしてたくせに」
46820 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/27(月) 08:55:33 ID:IdAfIlzh
 妖しからん光をたたえた瞳でそう言ってから、美也子は、この部屋に入ってきた時と同じように晶の体を横抱きに抱き
上げた。
「さ、これでお腹が冷える心配もないから、ぐっすりねんねしようね。さっきみたいにお姉ちゃんのおっぱいを吸いながら
楽しい夢を見るといいわ。おねしょをしちゃっても、おむつをあててるから大丈夫よ。おむつが濡れちゃったら、またお姉
ちゃんが取り替えてあげる。だから、何の心配も要らないのよ。ずっと昔と一緒、晶ちゃんは可愛いベビー服を着て楽し
そうにしていれば、それでいいんだから」
 美也子は、晶のお尻を支える右手をぽんぽんと動かして、わざと優しく言った。
 丈の短いベビードレスを着せられている時でも、通気性のよくないおむつカバーの上にオーバーパンツを穿かされて、
おむつカバーの中はじとっと湿っぽかった。それが今度は、オーバーパンツの上に、お腹が冷えないようにと上下がつな
ぎになっているロンパースを着せられたものだから、おむつカバーの中は更に蒸れてくる。そのじっとりした湿った感触
がこれから先、一時もやむことなく、晶に対して、下腹部がおむつに包み込まれているのだという羞恥に満ちた事実を知
らせ続けることになるのだ。
「正直言って、今でもちょっとはママのことと晶ちゃんのこと、恨めしく思ってるのよ、私。でも、私の甘えん坊の妹になっ
て、それから私の可愛いお嫁さんになってくれるなら許してあげる。ママだって私のことが憎くて先に晶ちゃんにお祝いの
お洋服を着せたんじゃないってことはわかってる。晶ちゃんが可愛くて可愛くてたまらなかっただけのこと。だから、晶ちゃ
んがずっと私と一緒にいてくれるなら、私、ママのことも許せると思う。いいわね? 晶ちゃんはこれからずっと私と一緒に
いるのよ。私のことだけを想って、私のためだめにお料理をして。でもって、私だけに甘えるの。そのお稽古のためだった
ら徹也お兄ちゃんとのデートも許してあげる。明日は公園で楽しいデートよね。晶ちゃん、お家の中じゃ赤ちゃんだけど、
徹也お兄ちゃんとデートする時は小学生のお姉ちゃんになるのよ。それから、公園で美優お姉ちゃんと遊ぶ時は、赤ちゃ
んじゃないけどまだ幼稚園へは行っていない小っちゃな女の子になるの。そうやって、いろんな年代の女の子としての経
験を積み重ねるの。だけど、最後は私のところへ戻ってくるのよ。ま、そんなこと、言わなくてもわかってるよね。本当は高
校生の男の子だもん、おむつをあてた小学生の女の子としていつまでも徹也お兄ちゃんとおつきあいを続けられるわけな
んてないってこと、お利口な晶ちゃんにもよぉくわかってるよね。それで、いろんな年代の女の子としての経験を重ねて女
の子修行を終えたら、今度は花嫁修業を始めるのよ」
 瞳を輝かせてそう言いながら、美也子は晶を抱いてベビールームをあとにし、自分の部屋に戻って行くのだった。
46920 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/28(火) 06:35:34 ID:RUOHHlt4
                      * * *

「――しなさい。ほら、おっきして、まんまにするわよ。今日は朝から公園で徹也お兄ちゃんと楽しいデートなんだから、い
つまでもねんねしてないで、もうおっきしなきゃ駄目よ」
 美也子に声をかけられ、体を揺すられて、ようやく晶が目を覚ました。
 ぼんやりした意識の中、自分がどこにいるのか一瞬わからない。けれど、無意識のうちに瞼を擦ろうとして顔に触れたミ
トンや、口にふくんだオシャブリの感触に加えて、通気性のよくないおむつカバーの内側のじとっと蒸れた肌触りに、すぐ、
昨日の出来事がありありと甦ってくる。
「やれやれ、やっとおっきしたわね、晶ちゃん。おねむの間中ずっとお姉ちゃんのおっぱいを吸ったままだったこと、憶えて
る? お姉ちゃん、先に起きようとしたんだけど、晶ちゃんがおっぱいから離れないから大変だったのよ。でも、オシャブリ
を咥えさせてあげたらなんとかおっぱいを吸うのをやめてくれて。もうすっかり赤ちゃんに戻っちゃったみたいね、晶ちゃん
てば」
 先に目を覚ました美也子は、もうパジャマを脱いでいて、ジーンズと木綿のシャツというラフないでたちでベッドの側に佇
み、コットンシャツの胸元をこれみよがしに大きくはだけて面白そうに言った。
 昨夜、ベビールームでおむつを取り替えられ、ベビードレスからロンパースに着替えさせられた晶は、美也子のクイーン
サイズのベッドに連れ込まれ、美也子に添い寝をしてもらってぽんぽんと背中を優しく叩かれながら寝かしつけられたのだ
った。そんな赤ん坊じみた扱いに恥辱のきわみだった晶だが、短い間に自分の身に降りかかってきた想像もできないような
様々な出来事に精根尽き果てる直前だったから、いつしか美也子の乳房に顔を埋めて寝息をたててしまい、先に美也子が
ベッドから床におり立ったことも知らず、こんこんと眠りこけていたようだ。
「でも、そうよね。晶ちゃん、おむつの赤ちゃんなんだもん、オシャブリが大好きでもちっとも変じゃないわよね。その証拠に、
ほら――」
 なんとも表現しようのない笑みを浮かべた美也子が、やおら掛布団を剥ぎ取るようにして晶の体を抱き上げ、そのまま窓
際に歩み寄ると、二重になっているカーテンをさっと引き開け、窓の外を指差して笑い声で言った。
「――ほら、見てごらん。勝手口を出てすぐの所が洗濯物を干す場所になっているのよ。あそこに何が干してあるか、晶ち
ゃんにもわかるよね?」
47020 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/28(火) 08:45:41 ID:RUOHHlt4
 美也子が指差す先、二階にある部屋の窓から見おろす場所は敷地の中でも日当たりが良く、勝手口から出てすぐと
いう便利さもあって、洗った洗濯物を干すのに重宝している。朝早くから京子が精を出したのだろう、その物干し場にたく
さんの洗濯物がそよ吹く風に揺れている様子が見える。
 物干し場の中でも勝手口に近い方に干してあるのは、京子や美也子、父親の物など家族の衣類だった。そうして、部
屋に近い方で風に揺れているのが、晶が身に着けていた物ばかりだった。よだれかけ、ソックス、ベビードレス、そうして、
たくさんの布おむつ。昨日のうちに晶は布おむつを二度汚していた。回数だけでいえばたった二回だが、一度にあてるお
むつが十枚の束になっていて、お尻の方にまわしたペニスの先にあたる場所に更に一枚おむつを折りたたんで重ねてあ
て、おもらしをしてしまった後はおしっこの雫を拭き取るのに一枚ずつ別のおむつを使うから、たった二度の粗相とはいえ
合計で二十四枚のおむつを汚したことになる。この枚数は、本当の赤ん坊だと七回分くらいのおもらしおむつに相当する
から、物干し場は布おむつでいっぱいになってしまっていた。そのおむつの中に、一枚だけ、《カードキャプターさくら》の
バックプリントがついた女児用ショーツが混ざっているのが妙に目を惹く。それは、昨日の昼下がり、この部屋で強引に
穿かされた美也子のお下がりのショーツだった。美也子の手でペニスをなぶられ、その中に精液を溢れ出させてしまった
ショーツを、京子がたくさんの布おむつと一緒に洗濯して、物干し場に掛けたパラソルハンガーに吊したに違いない。たく
さんの布おむつの中で一枚だけ遠慮がちに風に揺れる女児用ショーツ。それは、なんだか、お姉ちゃんぶりたくておむつ
を嫌がって強引にショーツを穿かせてもらったものの、結局おしっこを母親に教えることができなくておもらしでショーツを
汚してしまい、心ならずも再びおむつに逆戻りせざるを得なかった幼女の生活ぶりを無言で物語っているかのようだった。
 窓ガラスを通して布おむつが見えた瞬間、晶はいたたまれない気持ちで咄嗟に目を閉じ、顔をそむけた。
 が、美也子に抱かれたままだったため、顔をそむけた先にあるのは、美也子の豊かな乳房だった。図らずも晶は美也子
に横抱きにされて乳房に顔を埋めるような格好を自らとってしまったわけだ。
「あらあら、本当に晶ちゃんは甘えん坊さんなんだから。おねむの間中ずっとおっぱいを吸ってたのに、まだ満足できない
の? でも、まんまが先よ。ちゃんとまんまを食べられたら御褒美におっぱいを吸わせてあげるから、それまで我慢してな
さい。ほら、おっぱいの代わりにオシャブリを咥えてるでしょ? 今はこれで我慢してちょうだいね」
 美也子は、それこそ本当の赤ん坊をあやすように、晶のお尻をぽんぽんと叩いてわざと優しい声で話しかけた。
471名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 10:21:42 ID:N96hYWv7
>ほら、おっきして、まんまにするわよ。

またお○んちんもおっきしてたりして
472名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 13:00:51 ID:5ZjdJyaW
グダグダな展開のループ。
もう20のは飽きた。グダグダグダグダ
473名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 13:05:02 ID:mIqmCDY3
なげーよ。
474名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 13:06:53 ID:IYwETtJo
おまぃらそう思ったら己の妄想をウプるチャンスですよ!

つーか長いのはもう御約束だ。それより最近は途中で放棄されちゃうのが習いになりつつあって
そっちの方がやばい。

とにかく完結するのを待ち望んでる人は大勢いるはず。
本家のもこれが完結するときっと続編が始まるはずだと期待してる人多いはず(w
475名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 14:24:52 ID:R4LRUhCF
今朝はおむちゅは大丈夫かな?
476名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 15:48:17 ID:5ZjdJyaW
おい20!飽きた!
なんとかして〜
477名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 20:06:56 ID:vI6cOgb/
いい方法がある。

>>476が書くんだ。
478名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:25:04 ID:uM9S6UUz

続編1  晶・徹也ラブラブ編。

美也子の監視下でデートを重ねる晶と徹也。やがて本気で徹也を愛する
ようになった晶が、ついに真相を告白する。驚愕する徹也。だが徹也も晶を
愛していた。ある日、美也子の目を盗んで、ついに結ばれた二人。
だが結ばれた瞬間、鬼のような形相の美也子が二人に迫る…!

続編2  つがいで調教編。

引き離される晶と徹也。美也子は浮気の罰として、晶に性転換を強制する。
全てに絶望した晶は抵抗することもなく、手術を約束させられる。
一方、徹也も決断を迫られていた。晶の性転換を中止するには、晶の夫に
ふさわしい男児に、徹也自身も変わらなければならないと。
悩んだ末に徹也は…。


てな、展開があればいいな、と。
勝手な妄想、ゴメンなさい。
479名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 02:01:43 ID:XcS1XZzN
次スレ立てようとしたけど無理だった・・・
誰か頼む
48020 ◆JSxcaNkD96 :2007/08/29(水) 07:00:23 ID:5CStQrYS
お節介かも知れませんけど、新スレ建てました

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1188338286/l50
481名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 12:02:32 ID:JuDTtZqq
>>480
乙!!
482名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 12:23:32 ID:zMmuN/GK
>>476
もう20氏は移動した。
さぁ残りは476ちゃんの好きにしていいのよ。
さぁすきなだけうんちしなさい、うんちのおもらし好きなんでしょう?
483名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 19:27:42 ID:BzCSNaE0
じゃあ俺の妄想でも各課
484名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 03:40:23 ID:edKdZSNk
>>476 期待age
485名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 03:41:02 ID:edKdZSNk
(´Д`)
486名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 07:20:38 ID:01kqxw7c
どうしたウンコ乞食共、もうおしまいか
全くクソ文句しか垂れねぇクソ野郎共奴。
487名無しさん@ピンキー
埋め