撲殺天使ドクロちゃんエロパロスレッド5(゚∀゚)

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1名無しさん@ピンキー
――これは、ドクロちゃんたちの、愛と友情と血みどろの物語。

おかゆまさき著の電波系ギャグ小説、
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪ な、撲殺天使ドクロちゃんのエロパロスレです。
おかゆまさき氏の作品である、びんかんサラリーマンや撲殺教師ドクロ先生なども、こちらへどうぞ。

【ドクロ先生とのおやくそく】
・SS投稿が無いときの雑談など、利用方法はなんでもOK。
・感想は、書き手さんの糧であり、明日への活力になります。できれば、SSには感想を書いてあげましょう。
・煽り、荒らしは、華麗にスルー。
・接着、溶接には、すべからく木工用ボンドを使用すべし。
・速乾タイプ、普通、夏用、冬用、安全対応住宅用ボンドは、常に手元に置くべし。
・木工ボンドの素晴らしさを、世界に広げるべし。

過去スレ、関連スレは>>2あたり。
2名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 12:42:03 ID:0ACxFqwz
美智子
3名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 16:45:02 ID:rkRymOmb
>>1
乙!!
4名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 18:50:31 ID:HzIApSRl
>>1
乙カリボルグ
5名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 18:55:42 ID:sXqfaELY
誰か保管を頼む。
6名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 21:52:53 ID:7EfWi6gR
新スレ建て乙
7名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:13:40 ID:pkICsNFd
>>1

略してDS
8名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:57:22 ID:x5/T2DF9
(前スレ)
撲殺天使ドクロちゃんエロパロスレッド4(゚∀゚)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142814734/

(保管庫)
2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/

9名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:16:41 ID:BNOCiow4
初代スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083725302/l50

2代目スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115472095/l50

3代目スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133200382/l50

ライトノベル板(本スレ)
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1174410290
本スレには、関連スレがいっぱい貼ってあるんで、そこから飛んでくださいませ。

メディアワークス公式
ttp://www.mediaworks.co.jp/d_original/dokurochan/index.php

アニメ公式
ttp://www.bin-kan.com/
10名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 00:18:22 ID:xq3oMQxw
誰も来ないとはどういうことかね
11名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:32:08 ID:tBUQ76BA
エロなしでもおk?
なら書けるかも。
12名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:38:40 ID:BYyhUWIa
おk、書いてくれ
13名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:58:47 ID:UlhQf26J
エロくなくとも萌えられりゃおk
14名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:50:49 ID:tBUQ76BA
題名【ドクロちゃん】
こんにちは。
草壁桜です。

近頃、ドクロちゃんに撲殺される回数が多い気がしてなりません。今日の朝も…

「今日の朝ご飯はお姉さまの好きな赤いウインナーですよ」

「わーい、パクパク」

「ドクロちゃん、そんなに急がなくても…」
「あ!桜君、そのウインナーいらないの?」

「いるよ。食べるよ。って!なんで僕の分を食べてるの!?おかしいよ!
ねぇ?ドクロちゃん、人の物は勝手に盗っちゃいけないって教わらなかった?!しかもドクロちゃん、まだドクロちゃんの分のウインナー残ってるよね?」
「桜君は心がちっちゃいなー。そんなんじゃ立派な大人になれないよ」

僕だって大好物では、ないですが赤いウインナーは好きです。
なので僕はドクロちゃんのお皿に手を伸ばしその上に乗っているウインナーを僕の口に、ほうりこみました。

「あれぇ…桜クン?どうして僕のウインナーを食べているのかな?」

ドクロちゃんだって、僕のを食べたじゃないか! あぁ…なんで?なんでエスカリボルグを?間違ってないよね?僕は間違ってなよね? ねぇザクロちゃん…?え?何、その目は
まって…まって…ドクロちゃん!謝る謝るかグボベァ

好評なら続きを書くが…
駄文だな。
15名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:09:43 ID:tMd3btCX
心意気は認めるが、まあ、アレだ。
16名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:13:07 ID:M7atyiaK
僕の中で何かが変わりました。
あの日から僕はドクロちゃんのことを好きなってしまったのです。
静希ちゃんのことは…好きでした。
1日10回以上は静希ちゃんのことを考えていました。※ひとり交換日記
※(僕→静希ちゃん【になりきった僕】→僕→【静希ちゃんになった僕】
を中学1年の頃から続けてきたのです。
でも僕はドクロちゃんを好きになってしまった。
―そう、あの日から。

17名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 03:20:26 ID:ux4bQOJW
ドクロちゃんと静希ちゃんの心がいれかわったあの日から
18名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 14:44:53 ID:yFLrtbWY
>>17
何も変わっとらん…!w
19名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 17:57:37 ID:D5lAFANP
いきなりだけど、ドクロちゃんの人気下がってるってホント?
20名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 18:08:17 ID:jXFimFf5
いままでドクロちゃんのこと、あまり好きではなかった。
サバトちゃんが好きだったが9巻を読んでドクロちゃんを好きになりました。
21名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:24:55 ID:ux4bQOJW
俺的には
ドクロちゃん>(嫁の壁)>南さん>田辺さん>サバトちゃん>ザクロちゃん>静希ちゃん>ベノムちゃん
って感じだな。
もとからドクロちゃんスキーだが、9巻でさらに愛が深まったのは間違いない。
「撲殺されるのにいいの?」とか言ってるやつはドクロちゃんのこと全く分かってない。
22名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 01:08:03 ID:+XRVH0Tt
>>21
つまりもまえはドMだな
23名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 22:44:14 ID:/vJnfmyn
保守
24名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 03:38:31 ID:Duimnh/d
エロ入れるかは未定だが、今ドクロ×桜の純愛SS書いてる。
もしかしたら投下するかも。
25名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 07:44:16 ID:SF1QSnTE
期待して待ってる。
エロパロ板とはいえ別にエロ無しでもおkだからがんがれ。
26名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 22:50:08 ID:sEwR+D16
>>24
エロく無くてもパロければおk
27名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 17:34:37 ID:mWiUoloI
照れ屋で寂しがり屋のドクロちゃんが出てくるなら、濡れは何でもおk
エロなくてもおk……けど原作ぐらいのお色気はいれてくれ。
28ハァハァ:2007/06/13(水) 17:37:40 ID:TdPjaX0/
私とチャットHしませんか??
29ハァハァ:2007/06/13(水) 17:38:50 ID:TdPjaX0/
いないの〜??

30名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 22:53:56 ID:jRJ1sc7+
>>29
市ね
31名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 23:29:26 ID:E2/V6k1k
無論エロいに越したことはないが、エロくないても全くおk
3224:2007/06/13(水) 23:38:39 ID:/a94/CZi
>>27
分かった。参考になるから希望とか言ってくれると助かる。
もちろんうpしたあとも思う存分批判してくれると次回に続くかもしれないし。
今大学生なんだが、某陸の孤島と呼ばれる大学のヲタク系サークルに所属している…(って何か特定されそうで怖いな…)
んだが、その会誌に載せるかもしれんから、割とマジメに書く。つもり。
SSとか書くの初めてだけど、書き始めは快調。
何か長い文章になってスマン。
33名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 23:44:19 ID:sepRVddg
ハンバーグ責めかそれともおはぎ責めか…
34名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 18:48:53 ID:7oFfwg3t
マックフルーリー責めで
35名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:38:50 ID:7vSO1GDO
>>19
まあ、南さんとザクロちゃんが2巻以降人気を伸ばしているから相対的にそう見えるかも知れん
でも俺は社会科のテストのネタでドクロちゃん嫌いになったがな
36名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:13:47 ID:VcE0xFoZ
ふつーに馬鹿だよなぁ
あと、ライトノベル作品はほとんどが
キャラ設定を馬鹿や頭良いってにするには、学校の成績だよな
37名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 01:46:21 ID:jkdjKOY4
>>35
何巻の話?
38名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 10:52:00 ID:kWJGSdjc
このスレも結構前からあるけど、いまだにザクロちゃん×ドクロちゃん出てないな…
羞恥心丸出しのドクロちゃんを、冷静で淡々とした口調のザクロちゃんがエッケルザクスで責めたてる。
っていうやつ、誰か書いてくれ。……濡れタオルだし、ドクロちゃんも気持ちいいと思うんだ……
39名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 20:17:54 ID:Gt2/Axvq
>>35-36
ドクロちゃんの魅力は、ああやって自分がやりたいことを何のためらいもなくやっちゃうとこだと思う。
それがあってこそ、ドクロちゃんの自分に素直な性格が引き立っわけだし。
それに桜くんに怒られたらちゃんと反省するし、根はいい子。
いい意味でも悪い意味でも放っておけないタイプ。

とドクロちゃんを擁護する意見を言ってみる。
40名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 19:53:32 ID:Bv8IksOp
>>39
反省どころか逆切れの方が多いと思うんだが。
ドクロちゃんを表す言葉は「理不尽」ぐらいしか思いつかん。
41名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 20:29:12 ID:68lDWyCl
だがそれがいい
42名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 18:52:53 ID:PQyr/ZGI
>>37
何か忘れたけど、ドクロちゃんが桜君のテストと自分のテストと摩り替えて
ドクロちゃんが90点ぐらいで
桜君が10点以下だったという話。
ドクロちゃんは最悪だな。

しかし9巻を読んで良い子だなと思った。
43名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:18:54 ID:ZVYVMZUu
>>42
テストすり替えるくらいいいじゃん。
可愛いげがあって。
それよりかは桜くんの右腕をトイレに流したときのが酷いと思ったけど。
44名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 20:29:18 ID:2iirsW1A
よく考えりゃ2−Aでレベル高い女子は皆危険な状態に・・・・・
45名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 22:13:46 ID:YRukP+EC
つまり本編でも南さんが黒く!?
46名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 23:19:46 ID:fX+2FzUz
ヤンデレ静希ちゃんが出るのか!?
47名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 14:51:11 ID:Fd3Srx6S
あんだけ欲望丸出しの2−A男子が何も手を出さないところに、パワーバランスを感じる・・・・・・
48名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:40:54 ID:iVAaLgPh
「ドクロッポイ」って同人読んだら気分悪くなった。
好きなキャラが凌辱されると心が痛いなあ…
49名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 04:14:35 ID:rV42KAgV
>>48
禿同
俺はそれを見て、ドクロちゃんにハマった。
しかしハマった後に見るとショックだな。何気に絵が上手いからな。
50名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 18:52:27 ID:s7l3TO7J
クラスメイト陵辱モノも悪くないと思う今日この頃
51名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 19:46:20 ID:VVTKR+XI
神よ降臨してくれ。
52名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 23:26:07 ID:pYtdZTGf
かみはばらばらになった
53名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 08:07:48 ID:A0bPn0TY
ぴぴるぴるぴるぴるるぴ〜
54名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 13:14:45 ID:6BOnrvcD
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜
55名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 20:49:44 ID:mg2ZErkU
>>48
同人読んだ事ない
565-24:2007/06/30(土) 02:00:40 ID:z9aVfjbj
>>24です。
書いてるSSが終盤に差し掛かりました。
もうすぐ完成。
今まで職人さんが書いてきたモノとはかなり毛色の違ったモノになると思う。
SS初体験ってこともあり、かなり色んなことが挑戦だ…
結局エロは入れることにしました。
んで、何が辛いって、実経験がないのが辛いです^^;
おっぱいってどんな感触がするの?!
女性器ってどんな構造なの?!それって気持ちいいの?!
誰か教えてー。

エロゲの濡れ場などを参考にしつつ頑張ってみる。
57名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 21:35:27 ID:fNouoWz7
>実経験がないのが辛いです^^;

>>56よ、風俗という選択肢は無かったのか…
ちくしょう、目から>>57汁がでるぜ(つД`)
58名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 20:50:57 ID:UCXnac5s
田辺さんモノって需要あり?
59名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 21:24:27 ID:BN9QtEg0
>>58
ないわけがなかろう。
このスレでは割と上位。
60名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 02:23:14 ID:6q6mjLeV
>>56

ガンガレ
桜総受けSSってないかn(ウワナニスルヤメr
61名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:16:35 ID:5D6PKMES
濡れはドクロちゃんを全力で(ry
62名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 19:50:17 ID:dsufp5+j
田辺さんて黒そうで結構純情っぽい
63名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 21:11:52 ID:6q6mjLeV
ドクロちゃんもいいけど個人的には
桜×静希かな
桜×南×静希が一番すきだけど
>>61 ドクロちゃんよりザクロちゃ(Ry
64名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 20:24:34 ID:5JDPkCsj
>>63
田辺さんは駄目か?
65名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:07:02 ID:nOtbuO4W
>>64
田辺さんモノは、楽屋裏で田辺さんが嫉妬した静希ちゃんと南さんに地獄以上の恐怖を味わされることになるから…。
あと、宮本に手を出すと小野さんが(ry
665-24:2007/07/03(火) 23:10:20 ID:pxLVNvU7
>>24です。今から投下します。
〈カナカナカナカナ…〉

ひぐらしのなく夕暮れ。僕は一人の天使の少女を待っていました。
「ドクロちゃん遅いなー」
ここは僕が育った埼玉県からは遠い町の、家から通えない、ちょっと遠くの大学の広場のベンチ。
この大学はその広大な敷地と自然がとても多いのが特徴です。
まだ六月の後半だというのに、セミたちは早くも活動を開始しました。

ふと、気付けば、『光の桜くん』騒動から6年以上が経過していました。
あの頃がとても懐かしく感じられます。
あれから色々なことがありましたが、天使たちによる襲撃は、『光の桜くん』以降はこれといって大きなものはありませんでした。
今の僕がいるのも、あの天使のおかげ…と言えるのでしょうか。
それはサダカではありません。

しばらくすると、目の前を流れる人工の小川にかかった橋を渡ってくる、金色の輪っかを頭上に浮かべた少女が、その小さいながらも出ているところは出ている身体を揺らしながら、スキップでこっちにやってきました。
「あ、桜くん」
ドクロちゃんと並んで歩いていた長髪で黒髪な毒舌少女が僕に気付きました。
「こんにちは。南さん。そしてドクロちゃんキミってヤツは…」
「あれ?桜くん?もしかして待っててくれたの?」
「もーっ!ドクロちゃんが朝いっしょに帰ろうって言ったんでしょ?僕は6限に講義が終わるドクロちゃんを5限からずっと待ってるんですよ?!」
「もーっ!桜くんは寂しがり屋なんだからっ!えへへっ!いいよっ!いっしょに帰ろう?」
くそ、何でこの天使とはマトモに会話が成立しねぇんだ。
「あれ?南さんはドクロちゃんと講義いっしょだったの?」
そういえば南さんを見るのは久しぶりかもしれません。
南さんと西田とは、たまたま同じ大学なのです。
中学・高校時代、吹奏楽部で英語を得意とする彼女はてっきり、音楽系か外国語系の大学に入学するものと思っていた僕は、大学に入ってからいっしょだと気付いたときには少々びっくりしたものです。
「そんなわけないでしょう。生物と社会がいっしょの講義なんてそうないわ。中央図書館に本を返却しに行ったらドクロちゃんがいたから、いっしょに帰ろうって誘ったの」
「そうだったんだ…」
この天使は、講義を途中で抜け出して図書館にいたようです。
「ドクロちゃん、図書館なんかで何してたの?」
「本読んでたのー!」
「何の?」
「『おとこのことおんなのこ からだの…」
「ストッォォォップ!言わなくていいから!大きな声で!なんか通行人の皆さんの動きが一瞬止まっちゃったでしょ?!
って大学図書館にもあったんだその本?!なんでその本ばっか読むのさドクロちゃんは!」
「でもボク生物学部だよ?」
「何か生々しいから言わないでよそういうことは!僕も生物学部なだけ余計にイヤだよ!」
考えてみれば、僕は得意の生物を活かしてこの学部に入ったのですが、それを天使たちが容認してくれたのは意外でした。
ドクロちゃんだってそうです。
てっきり彼女は僕をこの道から逸らすために僕といっしょにいるものと思っていましたが。
ていうか受験勉強が割とスムーズに行えたこと自体が奇跡です。
そりゃあちょっかいをかけてくるドクロちゃんという障害を乗り越えるための、聞くも涙、語るも涙の努力かいあって、ということを補足しておかねばなりませんが。
ドクロちゃんが何で入学できたか?
それは僕の口からは言うまいて(歯の神経とかの話になるので)
「じゃあ、わたしは宿舎に帰るから」
「あれ?南さん宿舎なんだ。僕たちはアパートなんだ」
「もしかして、いっしょに住んでるの?」
「え…あー…」
「うんっ!そうだよー」
僕が返答に窮しているとアホ天使があっさり言いやがりました。
「!(南さん)」
「あー!もうそういうこと軽々しく言わないで!何かあらぬ誤解を生みそうで怖いよ!特に南さんの場合は!
…ってアレ?南さん?どうしたのドクロちゃんのうしろに隠れて…え?何でドクロちゃんはエスカリボルグを構えてるの?
何かいつにも増して理不尽な展開じゃない?やめてやめて!そんなフルスイングなんかしたら僕ぅがっ!〈ズガァァ!〉」

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

このとき初めて気付いたのですが、ここのところ、ドクロちゃんは撲殺する回数がめっきり減っていたのでした。

これは、天使の少女と人間の少年が繰り広げる愛の血みどろ物語の、その幸せな結末の物語。

   ★

「ただいまーっ!」
ドクロちゃんが何故か僕らの住まいであるアパートの一室の玄関を反復横跳びします。
そんな天使の少女を見ていると、僕も思わず笑みがこぼれます。
「もう。大学生になってもドクロちゃんは全然変わらないね。大学楽しい?」
「うんっ!とっても楽しいよっ!…ねえねえそれより桜くぅん」
ドクロちゃんが甘い声を発します。
これはいつものアレをしろとの合図。
「今日は一緒に帰って来たのに何だか変だけど…うーん…しょうがないなあ」
そう言って僕が腰をかがめると、ドクロちゃんが飛びついてきて、軽く唇を重ねてきました。
〈ちゅっ〉
「んーっ。おかえりなさいのちゅー!えへへぇ」
そう言ってドクロちゃんは〈にへーっ〉と締まりのない笑顔をすると、僕の持っていたスーパーのレジ袋を持ってキッチンに駆けて行きました。
やっぱりキスをしてあげると機嫌が良くなるようです。

え?超展開すぎて話について行けない?
すいません。別にドクロちゃんと恋人に至るまでの過程をすっとばしたとかそういうのではないのです。
ていうかドクロちゃんとは一応同棲してはいますが、恋人でも何でもありません。
どちらかと言えば保護者と子供の関係と言ったほうが正しい気がします。
弁解するわけではありませんが、過去にこんなことがありまして…

【回想シーンスタート】
それは僕らが高校に入学して間もないある朝のことでした。
「はああああああああああああああああああああああーッ」
「もーッ、最近桜くんタメ息ばっかりー。ちっちゃい女の子に相手にされなくてもボクがいるんだからそんなに落ち込まなくてもいいのにー」
「突っ込むのもメンドクサイけど…違うからね…ていうか『タメ息』って書き方すると何だか鬱度が2割ほど増すね…どうでもいいけど…」
このときの僕は、静希ちゃんがアメリカに留学してしまい、さらには告白も叶わず、まさに人生のどん底を味わっている真っ最中。
これから僕は何を楽しみに生きていけば…
「桜くん?大丈夫?どこか痛いの?」
ドクロちゃんが悲しそうな顔で僕の顔を心配そうに覗きこみます。
ドクロちゃんと言えども、女の子に心配をかけるわけにはいきません。
そこまで落ちぶれてしまっては、草壁桜の名が廃るというものです。
「ありがとうドクロちゃん。でも、大丈夫だから」
僕が精一杯の笑みを返すと、天使の少女は本当に嬉しそうに
「よかったー。ボク、桜くんがもうボクと遊んでくれなくなると思うと夜も眠れなくて…」
ドクロちゃんがよそ見をしながら横断歩道を渡ろうとしたとき、僕の目に飛び込んできたのは、赤信号と天使の少女に突っ込んでくるダンプカー。
「なっ…!」
〈ぷあああん!〉
「っ…ドクロちゃんっ!」
とっさに僕はドクロちゃんの体を僕のほうに抱き寄せました。
〈がきん!〉
〈ごおおおぅっ!〉
僕とドクロちゃんの前歯がかちあったのとダンプカーがドクロちゃんの後ろ髪をかすって通り過ぎたのはほぼ同時。
「ぃ痛アアアアッ!HAGAアアアッ!…ってドクロちゃん大丈夫?!怪我とかしてない?!」
「うん・・・桜く…ん」
何故かドクロちゃんの頬は赤くて
「ドクロちゃんっ!高校生タル者信号くらいキチンと見なさってんんん?!」
気づくと再びドクロちゃんの潤んだ瞳が目の前にあってッ!?
「んっ…ちゅ…こえきもひいい…」
「んっ、ちょっ、ろふろひゃんッ?!にゃにおしゅりゅー!」
【回想シーンおわり】

あれ以来ドクロちゃんはキスの気持ちよさを覚えてしまって、ことあるごとに僕にキスしてくるのです…
僕も「こういうことは軽々しい気持ちでしちゃイケナイんだよ?」と何度か諭したのですが、あの頃の僕の精神状態も相成り、結局「僕以外の人にしちゃダメ」なのと「人前でしない」のを条件に、(エスカリボルグで脅迫され)許してしまい、今にいたるというわけなのです。
まあキスが気持ちいのは否定しませんが。
計らずもアレが僕のファーストキスだったのですが(何も言うな)、何というか脳を溶かされるような感じがしまして、体がジンジン熱くなってくる感じなのです。
まさに麻薬のような気持ちよさです。
こうやって人は快楽に身を委ねていくのですね。
何というコトでしょう。

   ★

〈トゥルルルルルルルー〉
「桜くーん!南さんから電話ー」
「ん?南さんから?何だろ?」
僕が未だ残るドクロちゃんとのキスの感触に集中力を削られながらもレポート作成に精を出していたとき、ドクロちゃんが受話器を持って〈ペタペタ〉と裸足で走ってやって来ました。
「もしもし。僕だけど。南さんどうしたの?…え?明日?」
話し中だというのに、パンティにぶかぶかのTシャツを着ただけのドクロちゃんが背中によじ登ってくるものですから胸が背中に押し当てられてロクに会話に集中出来ません。
「う…うん…分かった」
〈ガチャリ〉と僕が受話器を置くと
「南さん何だって?」
ドクロちゃんが興味ありげに聞いてきました。
「ちょっと学校関係で連絡がね。それでちょっと明日は出かけるから、お留守番頼めるかな?」
「えー!ヤダー!明日は桜くんと『二人ごせろトーナメント』をやろうと思ってたのにー!」
「そのお誘いは謹んで辞退させてもらうよ。あ、この前借りたビデオ、ドクロちゃんまだ見てないよね?あれでも見てれば?」
「うーん」
「あ、それよりそろそろ夕飯の支度しなきゃ。ドクロちゃん手伝って?」
「うんっ!(冷蔵庫を覗きこみながら)マヨネーズと冷やし木工ボンドとびんかんサラリーマンソーセージで何か一品作れるかなー?」
「それはもはや料理ではない何かだよ…」
大学生になって、少し嘘が上手くなったような気がします。

   ★

「桜くん遅い」
会うなり彼女はそう言いました。
「ご、ごめん…朝からドクロちゃんが駄々こねて…結局ごせろ一回付き合わされて…」
朝から全力疾走で僕は息も絶え絶えですよ。
「会うなりそんな話だなんて無粋ね」
「え?」
「何でもない。行きましょう」
僕は昨日電話をくれた南さんから「いっしょに出かけよう」というお誘いを受けました。
いわゆるデートとのお誘いというやつです。
ドクロちゃんとどこかに遊びに行くのを除けば、女のコと二人きりのおでかけは静希ちゃんと映画を観に行って以来です。
しかもアレは結局ドクロちゃんに邪魔されましたし。
今回も邪魔に現れる可能性は無きにしもアラズ。
ですが、何だかんだで彼女ももう大学生。空気を読むことも大分覚えました。そう信じます。
それよりも僕は南さんが僕をデートに誘ったその意図が未だに掴めません。
今までの態度からして、どちらかと言えば嫌われているとばかり思っていましたが。
「南さん、今日は誘ってくれてとても嬉しいんだけど…あの…こんなこと聞くのも無粋かもしれないけど、どうして僕を?」
「桜くん。切符。七百円」
「え、あ、ハイ」
僕が切符を買うのを見届けると、相変わらずのポーカーフェイスで〈スタスタ〉と歩いて行ってしまうものですから
「あ、ちょっ、まっ」
僕が小走りで後を追うハメに。
一応男というのもあって、情けない気分になります。
「…桜くんは、嫌なの?」
早足で歩いていた南さんが唐突に口を開きました。
「…え?」
「わたしとデートするのは、嫌?」
「え…あ、いや、デートかどうかはともかく、南さんとは最近会ってなかったし。特に大学に入ってからは・・・だから、久しぶりに会えたから、いっしょに出かけられるのは、嫌じゃないよ。いや、むしろ嬉しいな。あ、嬉しい、です」
南さんは目を丸くして驚いたような表情を見せると
「ふふっ」
〈くしゃっ〉と顔を綻ばせて、小さく笑いました。
久しぶりということもあるのでしょうが、彼女のこんな表情は本当に珍しいと思います。
南さんもやはり女の子、というか、一般基準からすればかなりの美人に類するのでしょうが、笑った顔は素直に可愛いと思いました。
「桜くんはやっぱり面白いわね。変わらない。でも、嘘でもわたしとのデート、嬉しいって言うくらいの気遣いはないのかしら」
「あ、ご、ごめん…」
そういう南さんも、やっぱり昔のまんまで。
何だか中学の頃を思い出して切なくなりました。
「それで、今日はどこに行くの?」
考えてみればデートコースは聞かされていません。
というかこういうのは普通男がエスコートするものなのでしょうか?
早くもマイナスポイントでショックでかいです。
しっかりしなさい!草壁桜!もう大学生でしょ!
「とりあえず東京に行きましょうか。見たい展示会があるの」
南さんが主導権を握るようで安心したような不安が増幅するような。
「そう言えば南さん、絵とか好きなんだよね?」
「よく知ってるわね」
「昔誰かに聞いた気がしてね。あ、それに中学のとき、みんなで美術館行ったじゃん。あの時、南さん、少し嬉しそうにしてたから」
「そうかしら。本当はわたしは桜くんと二人で行きたかったんだけど」
「え?」
ちょうどその時、ホームに電車が入ってきて、彼女の言ったことが聞き取れませんでした。

電車に乗ると、当然隣同士の席に腰を落ち着かせるわけですが、ドクロちゃん以外の女性とこんなに近い距離にいるのは本当に久しぶりな気がします。
ていうかさっきから何かにつけてドクロちゃんと関連づけてしまいます・・・
ドクロちゃん以外の女性との付き合いがないせいでしょうか。
そういえばドクロちゃん、ちゃんと家で大人しくしてるかなあ…
少し心配です。
「桜くん?」
「へ?あ、ごめん。何?」
そんなことを考えていたら、少しぼーっとしてしまっていたようです。
「ドクロちゃんと暮らしてるって聞いたけど、何か変なことしてないでしょうね」
ちょうど似たようなコトを考えていただけに、心を読まれたようでドキッとしますよ?!
彼女は読心術でも持っているのでしょうか。
「いや全然。何だかんだでドクロちゃんガード固いからねー…っていや、別にやましい気持ちはありまセンヨ?!」
「あら意外。スケベな桜くんがドクロちゃんといっしょに暮らして何もしないなんてね。相当溜まってるんじゃない?体に悪いわよ?」
「公衆の面前でスゴイこと言いますねアナタは…」

   ★

そんな下らないことを喋りつつも、目的地の美術館に到着し、「この絵、三回見ると死ぬらしいわよ」とか言いながら南さんは僕に強制的に美術館を三周させたり、
クレヨンで描かれた『ブラックホール』なる絵を発見して僕は内心背筋が寒くなったりしつつ午前中を過ごし、南さんチョイスのオシャレなカフェテラスでお昼を頂くことにしました。
「南さん楽しそうだね。こう言っちゃなんだけど、南さんって中学のときはもっと寡黙なイメージがあったケド」
「あら、わたしは今も昔も寡黙なままよ」
そう言って南さんは少し頬を赤らめると
「わたしはね、桜くんとのデートだから、楽しいの」
「ぇ」
何でしょう。
何か今胸がキュンキュンしましたよ?!
「そ、そうなの?そう言えば、まだ聞いてなかったけど、どうして南さんは今日、僕を…?」
「女の子が男の子をデートに誘う理由って、そんなに沢山あるかしら。…少なくともわたしは、遊びで恋愛はしたくないから。真剣よ」
「え、それはどういう…」
「だから、わたしが桜くんを好きってコトよ」
南さんが上目づかいで僕の反応を窺がっています。
…………というか全くの予想外の緊急ニュースですよ?!
一応南さんとは長い付き合いですが、全くそんな素振りは…いや僕が鈍感だっただけか?!
僕に静希ちゃんという思い人がいたために盲点だったのかも知れません。
何にせよこの場の男としてどんな行動をとればいいのでしょう?!
ここまで0.2秒間の思考です。
「桜くん、わたし、このあとはここらへんで買い物したいんだけど。普段東京なんて来ないし…付き合ってくれる?」
「あ、も、もちろん。むしろ喜んでッ?!」
ていうか僕、女の子からマトモに告白されたの初めてだよ?!きゃーどーしよー
落ち着け。落ち着いて素数を数え
「桜くん?おいて行くわよ?」
「あ、スイマセン」

   ★

そんなこんなで時間は過ぎ、駅に着いたときには、日も落ちかけていました。
「今日は本当にありがとう。桜くん。付き合ってくれて。楽しかったわ」
「ううん。こっちこそ、誘ってくれてありがとう。また何かあったら連絡してよ。今度はドクロちゃんもいっしょに。じゃあ、南さんは宿舎だったよね?」
そう言って僕が南さんとは違う方向に行こうとしたとき
「待って」
南さんが呼び止めました。
「え?何?」
「わたし、桜くんのコト、好きって言ったわよね」
そういえば、そうでした。
…正直僕は迷っていました。
南さんのことは嫌いではありません。
むしろ好きかもしれません。
中学のときから彼女とは知りあいですが、彼女のクールビューティな容姿は男子から絶大な人気を誇っています。
いつもは寡黙に振る舞っていますが、今日見せたような女のコらしい一面も持っていたりします。
でも、安易に彼女のキモチを受け止めてしまっていいのでしょうか。
「桜くんは、わたしのコト、どう思ってるの?」
「南さんのコトは、もちろん嫌いじゃないよ。でも…」
二人が沈黙してから、ずいぶん長い時間が経ったように感じました。
駅から出てくる通行人に少し邪魔そうな顔をされます。
「はあ…」
南さんが、重いため息をつきました。
「聞くまでもなかったかしらね。…桜くん、今日わたしといてあんまり楽しそうじゃなかったし」
「そんなことはないよ!今日は南さんといっしょで、楽しかった」
今日、僕はつまんなそうな顔をしていたのでしょうか?
今日、南さんといて楽しかったのは事実です。
「それでも、もしかしたら、って思ってね」
南さんが言葉を続けます。
「本当は、昨日会ったとき、分かってたの。でも、こうでもしないと納得できなくて。ごめんね、桜くん、迷惑だったよね?」
南さんが泣きそうな顔をします。
「南さん…」
一瞬気まずい沈黙が流れたあと、

―僕は納得できないよ―

どこからともなく、声がしました。
気がつくと、僕たちのすぐそばに、西田が薄笑いを浮かべながら、佇んでいました。
「に、西田くん…」
南さんが驚いた声を発します。
全く気配がしませんでした。いつの間に近寄ったのでしょうか。
「女性は執念深いって聞いたケド、南さんの彼への愛は、そんなモノだったの?たったの六年で薄らいでしまうモノだったの?」
「…違う。六年でも、百年でも、わたしが桜くんを好きであることに変わりはない。でも、桜くんがわたしのこと、見てくれないんだから、しょうがないじゃない…」
最後のほうはほとんど涙声でした。
突然の西田の登場にとまどいつつも、僕は南さんに何と声をかけていいものやら困ってしまいました。
「僕は諦めない。今一度言うよ。桜くん、好きだ」
「だから何度も言うように西田は男でしょ?!僕もこう見えて男だよ!日本では男同志の結婚は認められていませんっ!」
「それは法律上での話だよ。全く下らないな。『愛する』という行為に男も女も関係ないよ」
「本気なのか…」
「もちろん。ずっと言ってきたと思うけど」
どうやら西田の気持ちは本物のようです。
そうでないとしたら大した演技です。
どうでもいいけど一度に二人の男女に告白されて、僕の頭は大パニックですよ!
あああ、何か南さんは道に座り込んで泣き出しちゃうし!
誰かフォローを入れてー。
「だから、ドクロちゃんは邪魔だったんだよ」
「え?」
ふいに西田が声を発しました。
聞き捨てならないことを聞いたような気がします。
不穏な空気が、流れ始めます。
「知ってると思うけど、天使がこの世界に存在を繋ぎ止めておくための大きな要素の一つとして、魔法のアイテムの使用ってのがあるんだけどね?」
「えええ?!知らないよそんな新設定は?!ダメだよ原作者に無断でそういう設定追加したら!」
「試しに“あんまり撲殺すると、いつか桜くんが復活出来なくなっちゃうよ?”って言ってみたんだ。ドクロちゃん、こういうコトに関しては、素直だからね。彼女、最近撲殺しないでしょ?」
「なっ…!」
そういえば最近撲殺の回数が目に見えて落ちている気はしていました。
…どうして、そんなことを。
「で、でもそれなら『天使の憂鬱』が発症するんじゃ…?それに『ルルティエ温泉』もあるし…!」
西田はその女の子みたいな整った美少年顔で満面の笑みを作ると
「『天使の憂鬱』っていうのは、存在消滅の本当に初期状態らしいね。『魔法のアイテムの使用停止』は、人間で言えば呼吸を止めるのと同じようなものなんだってよ。
消滅の進行度合いが速すぎて、『天使の憂鬱』は通り越しちゃうみたい。『ルルティエ温泉』の効能も、ほぼ気休め程度のものなんだって。
辛かっただろうね。魔法のアイテムってのは、ほとんど無意識に発動するものらしいから、制御は難しいんだ」
「お、おい…何で…お前…そんなこと…」
「何で知ってるのか?そんなこと、魔法のアイテムのエキスパートのザン・・・」
「そんなことを言ってるんじゃない!」
力の限り叫びました。
西田がわざとらしく驚いた表情を作ります。
「どうしてドクロちゃんにそんなことをするのかって聞いてんだよ!どういうつもりだ!西田!」
一気にまくし立てて、ハッとします。
「まさか、また洗脳されてるのか…?!ヒルドスレイフが・・・」
すると西田は肩をすくめて
「残念ながら、僕はいたって正気だよ。桜くん」
西田は口の端を三日月のように持ち上げると
「ねぇ、桜くん」
目尻を怪しく歪ませて
「僕のコト、見て…」
何だコレ。吐き気がする。
「そうそう。僕の計算からして『タイムリミット』は今日の六時ジャスト。今は五分過ぎだね」
「くっ…!」
それを聞いて、僕は西田を殴りたい衝動を抑えつつも、あらん限りの力で走り出しました。

そして駅前には二人の男女が、同じ男を愛した二人が、残されました。
「どうしてそんなことを…」
「どうしてそんなことを?愚問だね南さん。桜くんが好きだからに決まってるじゃないか」

   ★

「はあっ、はあっ…」
走りながら、僕は考えていました。
「っ…どうしてあのアホ天使はっ、…はっ…、迷惑ばっかりかけるんだっ…」
あの天使は、地球は自分中心に回ってて、何でも自分の思い通りになると思っているし、僕を誘惑するし、コトあるごとに撲殺するし、迷惑ばっかりかけるし反省もしないし。
「ドコもいいとこなんてないじゃないかっ…」
なのに、何で今、僕はこんな苦しい思いをしながら走っているのでしょうか。
何だかずいぶん前にも似たようなことがあった気がします。
あんな天使、いなくなってせいせいするのに。
どうして…ッ!

どうして今日、南さんをフったのか。
あんな魅力的な女性は、なかなかいないでしょう。
大学生にもなって、彼女いない歴=年齢ですよ。くそっ!
静希ちゃんにまだ未練があるからでしょうか。
…多分、違う。
思い出してみます。
今日僕は一日何を考えていたか。

―ドクロちゃん、僕がいなくて寂しくないかな―

そんなことばかり考えていました。
いつの間にか、ドクロちゃんのことが頭から離れなくなってました。

―ボクね、大学にも、桜くんと行きたいの―

―ねえねえ桜くん?―

―もー桜くーんっ―

―えへへっ、さーくらくんっ―
ドクロちゃんと、ずっといっしょにいたい。
他に、理由なんかない。
「うっ…くぅっ…はっう」
気づくと、僕は走りながら泣いてました。
何て情けない。
自分の気持ちに初めて気がつきました。
嫌だ。ドクロちゃんがいなくなるのは、嫌だ。

僕はアパートの階段を三段飛ばしで一気に駆け上り、自分の部屋のドアを勢いよく開け放ちました。
「ドクロちゃんっ!」

―おかえりーっ!どうしたの桜くん?そんなに息を切らして―

ですが、期待していた声は聞こえてきませんでした。
「ドクロちゃん?」
その家は、気味が悪いくらい静かで
「ドクロちゃん、ドコ?」
冷蔵庫の低い機械音だけが、冷たく響き渡り
「帰ったよ?ドクロちゃん?…………あ、そっか。いないフリでしょ?もうドクロちゃんはー。ははは。今日はずっと留守番させて、僕が悪かったよ。参った。降参。分かったからもう出てきて?ドクロちゃん」
…何でこの家、こんなに静かなんだよ。
「あ!おみやげがないから怒ってるんでしょ?実はどら焼き買ってきたんだよ!ホラ…」
どうして、いないの?
返事を、してよ。
いなくてもいいときだっているのくらいなのに。
「ねえ。ドクロちゃん。ねえ。ねえってばああああああああああああああああ!」

   ★

「・・・桜・・・くん?」
天使の少女はどこかも分からない、色のない海を漂流していました。
彼女はエスカリボルグの使用頻度を抑えてから、自分の存在が急激に薄れていくのを感じていました。
でも、それもいいとも思いました。
自分は天使なのに、天使による神域戒厳会議、ルルティエの一員なのに、神様の言うことを無視して、六年間も好き放題やってこれたんだから、十分すぎるほど楽しい人生だったじゃないか、と。
「…桜くん…」
草壁桜。彼のことを思うと胸が温かくなりました。
そのまま、溶けてなくなりそうなほどに。
「桜くん…怒ってるかな…ボク、ちゃんとお留守番、できなかった…えへへ…桜くんの声…もう一度…聞きたかったな…」
薄らいでいく意識の中で、彼の温かい声を聞いた気がしました。

   ★

「議長!」
「どうしたザクロ」
ここは、人間が犯すことのできない領域、天界。
ここは、人間が犯すことのできない領域、天界。
彼女、喪服に身を包んだ漆黒の長髪の天使、バベル議長が治める機関、ルルティエ。
「お姉さまの存在が…ッ!」
「分かっておる」
「ルルティエの、仕業なんですか?草壁桜の抹殺に、お姉さまが邪魔だから…?」
「今回の件には我々は一切関与しておらぬ。『パンドラの言葉』は、しばらくはドクロと草壁桜を共に行動させ、様子を見よ、と命令を下しているからの。
…ふむ…恋慕、というやつじゃろうな。人間とは複雑怪奇な生き物じゃのう…」
「ど、どうすれば…」
「人間であれ、天使であれ、『存在する』ということは『認識される』ということじゃ。それは『思われる』と言い換えても良い。
ドクロに最も近しい人間が、どれほどドクロのことを『思って』おるのか。『言霊』じゃよ。『言葉』には、『力』が宿る。『力』はいかなる世の法則をも、覆そう」
「お姉さまは、このまま消えるのですか…?」
「それは草壁桜しだいじゃろうな」

   ★

もう一度だけ、奇跡を起こして下さい。
まだドクロちゃんといっしょにいたい。
まだドクロちゃんに言いたいことが沢山あるんだ。
彼女ともっと話したい。
彼女の笑う顔をもっと見たい。
どうか、どうか、もう一度、夢を、見させて下さい。

ドクロちゃんに、会いたい。

僕が育った埼玉県からは遠い町の、家から通えない、ちょっと遠くの大学。
その広大な敷地と自然がとても多いのが特徴です。
いつか、天使の少女が、少年と二人で通いたいと言ったそんな大學の近くに建つ、あるアパートのある一室に、細い光の筋が幾本、空から降りて来ました。
そして、ふいに白い羽が無数に舞い、揺れ、光に溶け、

―少女の姿を、象りました―

そんな光景に、僕は膝をついて泣いていました。
「天使だ…」

ある日を境に、平凡だった僕の生活は一変しました。
机の中から飛び出してきたのは、頭の上に金色のわっかを載せた、自分の妄想から抜け出したような、とびっきり可愛い、女の子。

彼女の名は―

「ドクロちゃん!」

「ぅ…桜くん…?」
「ドクロちゃん!ドクロちゃん!どこ行ってたの!心配しましたよ!?」
全力で駆け寄って、天使の少女を優しく抱きあげます。
「どうしてボク、ここに?」
「何言ってるの!ここがドクロちゃんと僕のお家でしょ?!」
「でも、西田くんが、これ以上桜くん撲殺したらダメだって…ボク、必死に我慢して…」
ドクロちゃんが瞳を潤ませます。
「いい!好きなだけ撲殺して下さい!もういい加減撲殺は慣れたよ!」
「でも、撲殺したら桜くんに嫌われるって…」
「そんなわけないでしょ!もしそんなことでいちいち嫌ってたら、もうとっくに愛想つかして未来に強制送還してますよ!」
「え?」
「ドクロちゃんのことが好きだから、許せるんだよ」
僕の本心を、言いました。
「え…桜くん…今…何て…もう一回、言って…」
天使の少女は涙目です

「ドクロちゃんのことが、大スキ」

ハッキリと言ってあげました。すると、その可愛らしい顔が、〈くしゃっ〉と崩れて
「うっ…うっうっうっ…うーっうっうっ」
ドクロちゃんが、嗚咽を漏らして泣き出しました。
「もう、何泣いてるのドクロちゃん。こんな恥ずかしいこと言わせといて、ちゃんとドクロちゃんの気持ちも、教えてよ」
「桜くんが…ひっく…好き…っく…いつも言ってるのにーっ!!…今日だって、今日だってずっと一人で寂しかったんだからねっ!桜くんのバカーっ!」
そしてドクロちゃんが取り出したトゲつきバット・エスカリボルグの先端が音壁を破壊し、〈ぃぱぁん!〉と気持ちのいい音とともに、僕の身体は血煙りと化します。
「あっ!桜くん!」
びっくりした天使がその無骨な神具で舞を踊ります。
すると優しい光が部屋中に満ちて

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

魔法の擬音でアイシャルリターンした僕は、ドクロちゃんのその小さな体を抱きしめ
「ドクロちゃん…もう、どこにも行かないで…」
「うんっ!桜くんも、だよっ!」
そして自然にお互いの唇を重ねます。
「んっ…んんーっ…ちゅっ…」
これがディープキスというやつなのでしょうか。
お互いの舌が、貪るように口内を蹂躙します。
「ん…ちゅぱ…んっ…ひゃくらくん…ひゅき…ん…」
「んっ…んっ…ぷはっ」
お互いが唇を離すと、銀色の橋が二人の口を結びました。
「さ、桜くん…ボク、何だかヘンな気分に…」
ドクロちゃんが真赤になってモジモジしています。
「うん…僕もそんな感じ…」
少しの間の沈黙があって、
「ボクね、ずっと、初めては桜くんがいいって、思ってて、ね」
「う、うん…」
「桜くんは、ボクじゃ、イヤ?」
「イヤなわけ、ないじゃん。ドクロちゃん・・・っ!」
「んっ…」
再び、天使の少女の唇を奪います。
いっつも僕を誘惑するようなことをしていますが、ドクロちゃんもきっとこういうコトは経験はないでしょう。
不思議と、がっつくような気持ちは起こりませんでした。
キスを続行しながらも、服の上から、そっとドクロちゃんの膨らみにに手をおいてみます。
「んっ!?…あっ…」
ドクロちゃんが可愛らしい反応を示し、堅く目を閉じます。
そっと指先に力を入れてみると、〈ふにゅっ〉と埋もれてしまいます。
さすがは八十五センチというだけはあります。
何だか柔らかいんですけど、弾力といいますか、少し抵抗がありまして、全く未知の感触です。
まさにミクロコスモス。
「あっ…はっ…やぁん」
何だかドクロちゃんが気持ちよさそうな声を上げます。
胸を揉まれると気持ちいいんでしょうか。
「ドクロちゃん、コレ、気持ちいいの?」
耳元で囁いて聞いてみます。
「うん、うんっ。あっ、あっ…桜くんもっと…」
ドクロちゃんが気持ちよさそうにしてると達成感というか満足感というか充足感というか、何だかとても嬉しい気持ちになります。
そういうわけで僕はもう少し激しくドクロちゃんの双丘(丘というか山だけど)をこねくり回してみます。
「あっ、はっ、これ気持ちいい…んんっ」
何だかドクロちゃんばっかり気持ち良くてもズルイ気がするので唇を奪って彼女の口内を蹂躙します。
やっぱりキスは気持ちいいです。
特にディープは半端ないです。思考がフッとびそうです。
「んんーっ…ぷはっ、桜くん、ちょっと待って…」
「ん?何?どうしたのドクロちゃん」
キスを途中で止められて僕はちょっとがっかりです。
「胸がね、服に擦れてちょっと痛いの。服、脱ぐから、ちょっと待ってて?」
「あ、ご、ごめん」
「桜くんも、服、脱いで?」
「う、うん…どうせなら部屋に行こうか…よく考えたらここダイニングだし…」
「それじゃあお部屋にゴー!」
ドクロちゃんが急に元気な声を出します。
「ド、ドクロちゃん恥ずかしいよ…」
「もーっ!男のコが恥ずかしがってどうするのーっ?ボクがリードするからはやくはやくぅ」
「いや、流石にこういうときぐらいは僕にリードさせて…」

部屋に入ると、六月といえど、少しムッとした空気が。
「じゃ、じゃあ脱ぐね?桜くんも…」
「うん…」
二人がぎこちなく服を脱ぎ始めます。
心臓がバクバクいってます。
ドクロちゃんが愛しい、というのもあるのですが、女のコの目の前で服を脱ぐのがこんなに恥ずかしいとは。


そして僕とドクロちゃんは生まれたままの姿になりました。
何だかドクロちゃんは驚いたような顔をして、興味ありげにジロジロと僕を(主に下半身付近を)見ていますが、僕はすっかり目を奪われていました。
美しい。
素直にそう思います。
ドクロちゃんのスタイルがズバ抜けていいというのもありますが、女性の肌がこうもきれいなものとは知りませんでした。
古来より裸婦が美の象徴として描かれるのも納得がいきました。
いっぽう僕は、絵に描かれるような筋骨隆々とした肉体ではありませんでした。タハー
「ドクロちゃん…きれい…」
「あんまり見ないでよぅ…恥ずかしいよ桜くぅん…」
そんな恥ずかしがるドクロちゃんがただひたすらに愛しくて、僕はゆっくり彼女に歩み寄ると
「んっ」
キスをしました。
そして、そのまま二人で倒れこむようにベッドに寝転び、ドクロちゃんの下半身の秘裂に手をそっと触れました。
「んひゃっ?!」
ドクロちゃんが素っ頓狂な声をあげます。
「さ、桜くん…」
ドクロちゃんは涙目です。
「ドクロちゃん、僕のも触ってみて…」
ドクロちゃんが恐る恐る、といった様子で僕の怒張に手を触れます。
「あ…何か脈打ってるー…ちょっと怖いー…」
ドクロちゃんが不安そうな顔をします。
「大丈夫だよ、ドクロちゃん。んっ…」
ドクロちゃんの頭を撫でながら、キスをすると、少し安心したような顔します。
僕はドクロちゃんの秘裂と胸を愛撫しながら、
「大丈夫?」
と聞いてみます。
「うん、大丈夫、だと思う…」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「ど、どうするの?」
「ボクに言われてもわかんないよーっ」
「うーん…ドクロちゃんはどうしたいの?」
「じゃあボクが上―っ!」
「ええええ?!そうなの?!普通ハジメは僕が…」
「ボクが上なのーっ!」
「ぃぃぃぃぃぃぃい痛い痛いイタイイタイイタイ!分かった分かった!分かったから全裸で寝技は勘弁して下さい!」

僕がしぶしぶベッドの上に仰向けになると、ドクロちゃんが僕の上に仁王立ちします。
「何だかなあ…」
初めてがこんなんでいいんでしょうか。
でもこのアングルはドクロちゃんのアレがバッチリ見えるので、考えようによってはこっちがリードすることも可能です。
しかし改めて見ると、やっぱりドクロちゃんはきれいです。
何だか興奮してきました。
心臓が再び高鳴ります。
「じゃ、じゃあ、行くよ?」
ドクロちゃんが覚悟の眼差しで頬を上気させつつ、ゆっくり腰を降ろしてきます。
〈つぷ〉と怒張の先端が秘裂に埋もれました。
「ぃぎっ」
ドクロちゃんの表情に苦痛が見られます。
「ド、ドクロちゃん?!大丈夫?!」
「う、うん…ちょっとびっくりしただけ…んっ…」
〈ずぶずぶ〉と怒張が埋まって行きます。
ドクロちゃんは歯を食いしばって耐えているようです。
やっぱり初めてでこんな体位はおかしいのでしょうか。
ドクロちゃんに手が届かないので安心させてあげることもできません。
「んんんーっ」というドクロちゃんの声とともに僕とドクロちゃんは完全に一つになりました。
荒い呼吸をするドクロちゃんがぐったりと僕の胸に倒れこんできました。
「ドクロちゃん大丈夫?よく頑張ったね」
ドクロちゃんの頭を優しく撫でてあげます。
「えへへぇ…疲れたぁ…」
「ドクロちゃん…好きだよ…愛してる…」
「うん…ボクも。嬉しい…んっ」
その天使の可愛い顔を引きよせて、精一杯の愛を込めて、キスをしました。

   ★

……大きな空と、銀色に光る一面のフェンス。
「楽しみだなぁ」
ふと、そんなことを呟いていました。
私は水上静希。
中学の卒業式の日、私はそのままアメリカへと渡りました。
「間もなく、本機は着陸態勢に入ります。シートベルトをお締めになって―」
あれからずいぶん経ちましたが、今日は中学のときの友達が空港に会いに来てくれるそうです。
「桜くん、か…」
一人の少年が、いました。
草壁桜。
彼はどうしてるだろうか。
彼のコトを、私はどう思っていたのだろうか。
彼は普通の男のコと違って、とても輝いて見えました。
それは、きっとあの天使の少女が来てから。
「やっぱり、天使なんだよね。ドクロちゃんは」
あの少女のことを思い出して、思わず微笑ましい気持ちになりました。

飛行機と空港を繋ぐ長いエプロンを歩き、待ちあいスペースに出て、みんなの姿を探します。
「あっ!静希ちゃんだーっ!」
クリクリのロリータボイスが響き渡ります。
「みんな。久しぶり(静希ちゃん)」
「水上さん、久しぶりね(南さん)」
「水上、久しぶりだなー(宮本)」
「し、静希ちゃん…お帰りなさい…(ちえりちゃん)」

「静希ちゃん。お帰り」

「あっ……」
桜くん、と言おうとして、一瞬、言葉がつまります。
「もう。みんな彼氏が出来てるなんてひどいよー。あ、南さんはまだかな?」
「え?宮本の野郎と小野さんは中学のときはもうカップルじゃなかったっけ?ドクロちゃんが僕にくっついてるのはいつものことだと思うケド…」
「分かるわよ。何か二人とも、初々しいカンジ。ズルイんだー」
桜くんとドクロちゃんが二人そろって真赤になります。
そのまま見つめあってしまいます。
「何かつまんないの。私もこの夏新しい出会いないかな?南さん誰か紹介してよー」
「あ、それよりもし疲れてなかったら、このあと行こうと思ってるトコがあるんだけど…」
歩きながらふと、みんなの姿を見渡してみます。
みんな変わってないなぁ…
桜くんはやっぱり面白い。
ドクロちゃんは相変わらず元気みたい。
宮本くんとちえりちゃんは、そういえば私と桜くんが間を取り持ったんだっけ。すっかり理想のカップルになっちゃってる。
南さんは、昔から思ってたけど、堂々としてて、とっても綺麗な女性だ。これからもっと女性らしさに磨きがかかるのかな。
でも、一つだけ気付いたことがある。
みんな、歩き出してる。

「もーっ!人前でイチャつくのはダメって言ったでしょーっ!少し自重しなさいドクロちゃんっ!」
「えー?でもー」
静希ちゃんが帰ってきたこの夏休み、いや、これからの人生、僕たちは、色々なことをして色々なことを想うのでしょう。
そんな時間を、この天使の少女とずっといっしょに過ごせたらいいな。そんなことを、思いました。
845-24:2007/07/03(火) 23:52:10 ID:pxLVNvU7
以上です。自分の中にあるドクロちゃんの愛を吐き出してみました。
要望があれば続編書きます。多分恋人同士になったドクロちゃんと桜くんの夏休みになると思います。
不評だったら…修行してきます。
何せ初めてなので至らないとこだらけでしょうけど、感想あればよろしくお願いします。
85名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 00:39:25 ID:2W9rCVuO
コーヒー噴いたwww
86名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 01:14:33 ID:2P/9nWbe
GJ!
87名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 01:40:36 ID:c+xGU1jS
コーヒーどころか血涙g(

それでも俺はザクロちゃんのほうg(

>>64
田辺さんは結構レアだからGJ(
88名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 01:55:17 ID:MWOX1r09
GJ!そう俺の中の全米が叫んだ。
89名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 12:08:00 ID:dVAqfCWK
西田が出てきたときは思わず吹いてしまったw
だけどうん、いいよ。GJ!
元がライトノベルなだけに、文章を書くにも気を遣うと思うけど
続編も期待!
905-24:2007/07/04(水) 12:37:53 ID:+s6JM+v+
西田はホモなだけに、僕の中では●ヴァのカヲルくんのイメージがあったんで、悪役になっていただきました^^;
西田好きな方、もしいたらごめんなさい。

あと自分で気になったのは、フられた南さんへのフォローがないままエピローグにも出演していただいてるあたりでしょうか…

基本的にドクロちゃんスキーによるドクロちゃんスキーのためのSSなので、他のキャラ好きの方は楽しめないかも…

悪いとこでもいいので感想いただけると嬉しいです。
91名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 18:19:19 ID:oTHZD3ib
やばいな・・・超久しぶりにGJだ・・・西田黒い・・・だがまたそれがいい・・・

これで田辺さん書いてくr(yr
92名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 13:27:05 ID:gL4kxduh
あまりにも早く、挿入にいってしまったと思う。

ドクロちゃんはせっかく巨乳キャラなんだから、
そこを生かした胸責めををもっと入れるべき。

まあ、読み専が色々勝手なこといってしまったが、スルーしてくれておk
93名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 15:02:24 ID:iiw6lPSP
なんか、それぞれのキャラのよさが出ている気がした。
そのノリで、南さん書いてくれないものだろうか
94名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 22:22:34 ID:b48hBdGh
田辺さん派の同志結構いるな・・・・・コレを期にどなたか・・・・・・
95名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 17:19:44 ID:4ErIfRcO
幸せ桜ドクGJ。
読後感がいいね。

同じくドクロスキーなんで触発されて私も書いてみたくなったよ。
読後感悪い感じのを。
96名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:42:09 ID:0oaALwES
>>95
ドクロちゃんです 〜谷川流の場合・完全版〜
を期待してもいい、ということですか先生!?
97名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 13:43:49 ID:Y/Qv0UYX
ドクロちゃんです 〜谷川流の場合・完全版〜
あれは途中で終わるのはおしい話だった…
985-24:2007/07/09(月) 16:21:27 ID:/I+AC5Xh
恋人桜&ドクロの夏休みを書き始めた。
二回目ということもあって筆の進みが速いの何の。
今回は田辺さん&ザクロちゃんにも登場してもらおうと思ってる。

最近9巻の最後の
「ドクロちゃんが僕の前から姿を消してしまう三日前の物語」
って煽りが気になってしょうがない。
おかゆ先生はドクロちゃんそろそろ完結させるつもりなのかな。
ドクロちゃん終わったら俺は何を生きがいに生きていけば…
99名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 19:25:06 ID:xolE50VH
ドクロちゃんが終わったら陸上少女静希ちゃんが始まり、
静希ちゃん視点で大切な愛しい幼なじみが、未来からやってきた泥棒猫に奪われていく様子が描かれる。
スピンオフとか本当に出ないかな。サバトちゃんや南さんで
100名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 20:48:34 ID:FgGU58GA
>>98
田辺さんキタwもうその名前が出るだけで嬉かったりする俺は病気
期待してるッス!!
101名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 02:36:14 ID:8ovigSMd
>>99
南さんスピンオフ=ぼくたちのみなみさん
では?
102名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 17:25:09 ID:28Jfs356
>>101
もう南さんのスピンオフが出てるなんて!電撃読んでないから知らなかった。
もし、新刊に載らなさそうなら是非kwsk教えて下さい。
しかし、南さん4巻からすごい出世したなぁ…とりしもさんに気に入られると出番も増えるらしいし、挿し絵も結構多いし…
弓島さんや田辺さんの出番をもっと
103名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:06:39 ID:8ovigSMd
>>102
電撃hpで連載してる南さんが主人公の四コマ漫画。
主に田辺さんにからかわれて照れた南さんが桜くんをイジメる。

前に掲載された「応答せよ!びんかんサラリーマン!」とか「ふたりはなめこじる」とかは単行本化の予定はないのだろうか。
104名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 08:05:50 ID:W8zGd28Y
>>103
ありがとうございます。
しかし、桜くんは普通に格好良いな。ラノベにありがちな鈍感主人公でも桜くんなら全然違和感ない。
105名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 18:03:33 ID:Qu5pHCn8
つーか、あの年でいじめられてるのに好意に気づけたら凄いw
106名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:35:30 ID:5y82VGGW
桜くん「いぢめる?」
107名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 03:28:45 ID:7tnqmO6r
やっぱ時代は南さんだな。
108名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 08:27:12 ID:Q/kStqKd
今更だが9巻読了。
バベルちゃんの添い寝イラストで鼻血が止まらない……www

ナコトケブルで淫夢とか、バベルちゃんの肉布団とか、前スレでネタになってたのか気になる
109名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 18:14:09 ID:Hz6X/FoA
>>108
前スレでは、ザンスにスレ止められたり、黒南さんの犠牲者が多発したり光の桜くんとか田辺さんの方がネタになってたと思う。

淫夢とかの発想はなかった、今考えると極上のネタだよ。
110名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 03:04:58 ID:Lv03r3F8
ドクロちゃん、ザクロちゃん、サバトちゃん、静希ちゃん、南さん、弓島さん、(田辺さん、西田、バベルちゃん、ベノムちゃんetc、etc)
桜君は何気に凄いハーレム築いてるな。
111名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 03:13:18 ID:TPtDr4Sd
>>110
その半数から被殺害経験有りというMハーレムだな
112名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 03:50:31 ID:eMQr4TKf
ゲーム版ドクロちゃんおもすれー^^
好きなキャラ以外攻略する気が起きないのはデフォですか?
113名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 15:09:58 ID:xw5pm5Hl
ゲームは恋愛感情があるかどうかわからないザクロちゃんが攻略できて、
恋愛感情があるとハッキリわかってる南さんが攻略できなかったのが疑問だった。

いや、ザクロちゃんは好きだけどね。
114名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 15:17:44 ID:mvWzdOb0
ボイスのないキャラを攻略するのもどうかと
115名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 21:53:54 ID:OoRkk/Ns
うん、やっぱりドクロちゃんでしょ。

星座占いもドクロちゃんだったし
116名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 00:04:58 ID:/2+xvEtM
保守
117名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 03:48:00 ID:WxunGR18
ゲームスレがないのでここで言うけど
ゲーム版ドクロのドクロちゃんEDに感動した。
「桜くんもずっとボクといっしょにいてくれる?」
に萌え死にそうになった。

あとボーナスルートの12歳の世界ワロタw
12歳のドクロちゃん&ザクロちゃん&南さん&田辺さん可愛いw
118名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 11:12:18 ID:UDD8UD//
>>117
そのゲームやってないからよく知らんが、それじゃザクロちゃん成長しちゃってるな。
119名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 12:14:50 ID:WxunGR18
>>118
外見年齢が12歳
120名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 15:56:08 ID:gVKrDWZ/
文才あまりなくて、経験も未熟な俺だけど……

なんか過疎ってるし、俺自身ドクロちゃん好きだからしばらく書き続けてみるよ。

ネット繋がってなくて、投下出来るチャンス少ないけど……
121名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:06:09 ID:EUCcCK7K
>>120
どなた?
122名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 13:44:03 ID:NncTXPwJ
>>121
昔そこそこ盛りがってた頃にちまちま投下してた者です

田辺さんのリクが多いのでそっちの路線で書いています。
123名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:41:16 ID:EEjEXyLP
新世界の神となるんだ
124名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:03:22 ID:ECNUnKt50
『そっちの路線』に一票
125名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:57:28 ID:JRsvb2Te
”そっち”というと…
田辺さん男体化→アッー!
126名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:55:38 ID:j91Ilz5t
投下します。
時間がなくてエロ無しの段階ですが。

どうも、最近唐突に現れた「光の桜くん」に存在を脅かされるも、クラスメートとの「絆」により、存在を取り戻したナイス☆ガイ、草壁桜です。
今言ったとおり、僕は「光の桜くん」に存在を抹消寸前にまで追い込まれました。――しかし。
僕とクラスメートとの間に蓄積されていた「友情」という名の絆。そして、僕をギリギリで現世に繋ぎとめた、ドクロちゃんとの「愛情」という名の絆。
これにより、僕は「光の桜くん」を打ち倒し、日々に復帰することができたのです。
この事件により、僕はみんなとの絆を再確認することになりました(でも何故か目から鼻水が出るのは単行本9巻参照)。
いつも僕を撲殺していた、理不尽な天使ドクロちゃんも。僕の周りで最も常識人且つ、僕が想いを寄せてる静希ちゃんも。
なんだかんだいっていつも僕の見方な宮本も。いつもクールで僕を虐げる南さんも。何を考えているか分からない田辺さんも。
挙げていればキリがありません。とにかく、僕は周囲と想像以上に強い絆で結ばれていたのです。
そして、そのことを改めて強く感じさせる出来事が勃発したのは、そう遠くもない一週間前。
僕の「絆」は、自分で想像していたよりも複雑で、見えない所で絡み合っているということを強く認識させられる出来事。
その日を境に、僕の平穏な日常は少しずつ狂っていくのでした。
――これは、明日を掴み取るために必死に手を伸ばし、やがて朽ちる物語。

127名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:57:26 ID:j91Ilz5t

「光の桜くん」との死闘を終え日常に回帰してから、三日後の出来事。
三日前のことなどみんな忘れたように、各々話に華を咲かせている明るいクラスに、僕は挨拶をしながら入ります。
「おはよう!」
続いてドクロちゃんも、
「おはよう♪」
そういいながら自分の机へと向かいます。ドクロちゃんと隣の、結構居心地のいい席。
天使が邪魔してくるので、授業に集中などできませんが、それでも楽しい席です。
「日常とは、尊きモノ也」と思いながら席に座ると、話の輪から外れてこちらに近づいてくる一人の少女。
見間違える筈もありません。彼女なら200ヤード離れてたって認識できます。
何故なら、何故なら、彼女は僕の大好きな、静希ちゃんだからですッ!(ひゅーひゅー!熱いぞ!草壁桜ぁ!)
頭の中のもう一人の僕が囃し立てるなか、挨拶されて最も心地がよいとされる、自分から半径3m内に入ったその瞬間ッ!もう既に行動は終わっているんだッ!
「おはよう!静希ちゃん!」
決まったァッ!クリティカル!パーソナルスペースを尊重し、かつ親近感の得られる絶妙な距離かつ、相手の返しやすい距離!ナイス☆桜!
僕の華麗な挨拶が決まった静希ちゃんは案の上、笑顔で軽く右手を振りながら、
「ふふ。おはよう、桜くん」
いいぃー笑顔頂きましたァ!もうこれで今日一日は絶好調!朝の占いで11位で開運☆アドバイスが貰えなかったことなど頭の中から削除です。
どうでもいいことなど吹き飛ぶ彼女の笑顔。汚れが、汚れが落ちていくよぉ……。
しかし、いつまでもデレデレしてると天使に悟られます。朝の幸せタイムはコンマ1秒で済ませます。
「桜くん、体の調子は大丈夫?ほら、前あんなことがあったばかりだから。……私、桜くんが居なくなったら、生きていけない、から」
ああ、神様。僕はどうしてこんなに幸せなんでしょう。静希ちゃんに体の調子を心配して貰えるなんて……ッ!
しかも、3日前のことで。彼女は本当に優しいです。優しすぎます。
まあ、「……」からあとは僕の頭の中で静希ちゃんが恥ずかしくて言えない言葉を代弁してあげたものですが(てへっ☆)。
ふと、背後に気配。失念していました。僕としたことがクラスの空間認識を怠るなんて。速く、速く挨拶をッ!
「静希ちゃんには挨拶をして、私には無し?酷いのね、桜くん」
「あはははは!酷いなー、桜くんは!」
この声は、南さんと、田辺さん!唐突に接近してきては僕を打ちのめす毒舌コンビ!まずい、速く対応をッ!
「お、おはよう!二人とも。いい、天気だね!AHAHAHAHAHA!」
その瞬間。南さんが拳を振り上げ、そのまま下へ振り下ろすッ!
128名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:58:16 ID:j91Ilz5t
僕は南さんの腕を傷つけないように配慮しつつ、自分のダメージを最低限に抑えること意識しながら、腕をクロスさせ十字受けの構えッ!
しかし、いつまでたっても僕の腕に衝撃は訪れません。油断して、ガードを緩めた瞬間。
<ズドンッ!!>
南さんの腕が机に叩きつけられます。僕、彼女に何かしたっけ……?
机の上からゆっくりと手をどかす南さん。手のあった場所には、一枚の紙。
<ビックンビックン>怯える僕を指差し、田辺さんはさぞ可笑しそうに、
「あはははは!何してるの?桜くん!」
そんな彼女と対照的に、凍りつくような表情で僕を睨みながら南さんは言います。
「……手紙。後で読んで」
……え?それだけ?
きょとんとした僕は、咄嗟に、
「え、あ、ああ!後で読んでおくよ!」
そう返します。
そのとき、僕は何で彼女はこんなことをするんだろうな、位の軽い疑問しか持っていませんでした。
だって、僕は知る由もないのです。静希ちゃんが普段見せないような表情で南さんを睨んでいることなど。
気まずい空気が流れていることなどまったく気付かない僕を、田辺さんが嘲笑します。
ですが、僕は彼女が嘲笑しているということにさえ気付かないのです。
そのとき。教室のスピーカーからチャイムが鳴ります。その音を合図に、皆は話を中断し、各々の席に戻ります。
教室が完全な沈黙に包まれるまで、僅か1秒。リバースエンドを使ってないのにこのタイムは非常に優秀です。
ドアががらがらと開き、先生が入ってきました。――また今日も日常が始まったんだな、とこの頃になってようやく思うのは何故でしょうか?

〜そして、放課後〜
最後の授業、「6限」を終え、学校の束縛から解放されました。
「桜くん、帰ろ!」
さっきまで熟睡していた天使が目を覚まし、無邪気に微笑みかけてきます。
「あ、うん。じゃあ、静希ちゃんを呼んで……ッ!?」
僕が静希ちゃんと一緒に帰宅しようと誘おうとした、その瞬間。
冷たく、黒い、殺気が僕を背後から貫きます。それは紛れもなく、「恐怖」。
後ろをみると、そこにいたのは……南さんッ!?
ありえません!僕は彼女に何もしてないのに、この殺気はありえません!何?僕が何?ホワッツ!?
必死に思考する僕。彼女とあったつい最近の接触記録を遡ります。すると、脳の電気回路はあるものにたどり着きます。
それは、
「そうだ、て、手紙……ッ!」
思い出した瞬間、「手紙のことを忘れてなんかいないよ?ほら、女の子から貰った手紙を人前で読むなんて紳士じゃないしね☆」という顔をして、何気なく手紙を読みます。
そこに書いてあったのは、シャーペンによる走り書き。内容は、
「放課後、可及的速ヤカニ体育館倉庫ヘ移動。後、待機。」
129名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:59:16 ID:j91Ilz5t
僕が、深い深い眠りから目を覚まして最初に見たものは、
「知らない、天井だ……」
ここは何処だろう。まだ眠気のさめない脳で必死に考えます。
そうして気付いたのは、今僕はベッドにいるということ。しかも、知らない、誰かのベッド。
だんだん脳が覚醒してきて、いつもと匂いも違うということに気付きます。
――それは、嗅いでいると無理やり興奮させられるような、艶やかしい匂い。
僕は、焦りました。何故なら、いつの間にか知らない人のベッドで寝ていたということ。
そして、この匂い。普通のシャンプーとかの匂いなら問題ないのですが、明らかに変です。
呼吸をする度に、頭が朦朧とし、鼓動が高まり、それに、息子が……。
何故か以上に興奮している頭で必死に考えますが、まったく記憶の整理ができません。
確か僕は、南さんに体育館倉庫に呼ばれて、ドクロちゃんをうまく丸め込んで……
そうだ!ドクロちゃん!
いつまでも家に帰らないと、不審に思ったドクロちゃんはどんな行動を取るか。そう考えると、少し頭が冴えてきます。
とりあえず、状況を確認しないと。
そう思った僕は、まず布団から出……れませんでした。
「うわぁっ!?」
膝を曲げ、手で体を支えながら体を起こす。こんな簡単なことが出来ませんでした。
何故なら、右手は左手と、右足は左足と縛られていたからです。
「な、なに、これ……」
しかし。僕はうろたえませんでした。――そう。僕は、縄抜けのスキルを持っているッ!
両手両足の縄抜けなんて、初歩の初歩!異常な精神状態でも朝飯前です。
手を数回捻ると、縄の緩みが出てきます。その緩みから手を通して、片手完了。
片手の抜けた縛りなんて、何の意味もありません。手についてた縄をその辺に投げ、次は足の解除。
こちらも、手が使えれば楽勝です。同じ要領で……完了。
四肢の自由を得た僕は、ベッドから這い降ります。
僕は何故か、そこで違和感を覚えます。それは、
「あれ?ベッドから降りたのに、あの匂いが、まだ……」
そう。ベッドから降りたのに、まだあの匂いが続いているのです。速くこの部屋から脱出しないと……!
130名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 12:00:04 ID:j91Ilz5t
部屋は、僕の部屋と同じ位の広さ。内装は、気取り過ぎないカジュアルでシンプル。
机の上に鏡やブラシなどが置いてあることから、女の子の部屋ではないかと予想されます。
速くここから出ようと、ドアノブに手をかけ、ドアを開きます。
ドアが45度位開いた所で、何かに詰まるような間隔。埃でも溜まっているんだろうか。
そう思い、僕は強く力を込めると、<ピンッ>と音が聞こえ、何かスプレーのようなものが散布されました。
それを僕は回避できる訳もなく、思い切り吸い込んでしまったその瞬間。
さっきから漂っていた不思議な匂いは、これのせいだったと気付きました。
恐らく、このスプレーのようなものから少しづつ漏れていたのだと思います。
そして、その匂いをモロに吸った僕は。平衡感覚を保ってられなくなり、思い切りぶっ倒れました。
倒れたときの音が下で反響しています。どうやらここは2階のようです。
僕の正常な思考は、そこで途切れました。それ以降の僕は、本能のままに生きる野獣とさして変わらない存在です。

〜その頃の南さんと田辺さん〜
「待ってて、お茶淹れてくるから」
南さんはそう言うと、キッチンの方へと消えていく。
私は、微妙に気まずい空気に萎縮しながら部屋に座る。私の後ろでは、覆面をした男達が直立している。
なんとなく邪魔だ。もう用は済んだし、日も沈む頃だ。帰らせてもいい。
「あ、もう皆は帰っていいよ。ご苦労様。また何かあったら頼むから、そのときは宜しく!」
私がそういうと、男達は肩の力を抜き、覆面を剥ぎながら玄関へと向かっていった。
あ、重要なことを忘れていた。彼を帰らせる前に、一仕事させなきゃ。
「あ、××××君は少し待って。最後に一仕事あるから」
名前を呼ばれた男が、一瞬で硬直し、周りの男達にもそれは一瞬伝染した。
しかしすぐに覆面を装着し、姿勢を正すと、
「何をすれば?」
私は部屋の電話を指差しながら、
「えっと、その電話を使って……あ、」
そうだ、勝手に人の電話を使ってはいけない。彼女に一言いわないと。
「南さん、電話借りるね!」
返事は無い。聞こえなかったのか、もしくは私が聞こえなかったのか。
まあいいや。電話をかけることは前から決まっていた、絶対必要なプロセスだから。
「そこの電話を使って桜くんの家に電話をかけて欲しいの。」
男は無言で頷き、親友の電話番号をプッシュする。
131名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 12:00:39 ID:j91Ilz5t
速いスピードで聞こえる電子音が、彼と桜くんの仲の良さを物語っている。
「内容は、『桜くんは今日ウチに泊まります。』というような内容ね」
彼は返事をしない。もう電話が繋がったんだろう。
「もしもし、××××ですけど……、草壁さんのお宅ですか?」
電話の相手の声は聞こえない。でも、今の時間と桜くんの個性的すぎる家族構成を考えると、ザクロちゃんだろう。
「あ、ザクロちゃん。桜、今日さ。俺んちに泊まるから、桜の両親に伝えといてくれないかな」
当たりだ。あのザクロちゃんのことだ、しっかり伝えてくれるだろう。
これで両親は桜くんは××××君の家に泊まりに行ったと信じ込むだろう。
「はい、ありがとう。じゃあ、また」
電話を終えると、××××君はこちらを見てきた。帰宅許可を求めているのだろう。
「あ、もう帰っていいよ。お疲れ様」
そういうと、彼は踵を返し、玄関の方へと消えていった。
そのとき。つまらなく、単調な物音が部屋に響いた。
南さんにはどうやら聞こえていないらしい。それにしても南さんはお茶をいれるのに何分かかっているんだろう。
お湯を沸かして、カップを温めて……
まだ時間はかかりそうだ。私が見に行こう。
久しぶりに南さんの家の階段を上る。前お泊りにきたとき以来だ。
それにしても、さっきの音はなんだろう。何か、人が転んだような、そんな音。
桜くん、暴れすぎてベッドから落ちたかな?
ふと、2階が見えてきた所で漂ってくる、異様な匂い。
甘いような、酸っぱいような。それは2階に近づくにつれて、はっきりとしたものに変わっていく。
この匂いを嗅ぐたびに、私の意識は朦朧としてくる。だけど、とりあえず状況を確認しないと。
そして、2階に着いた私が最初に見たものは、床で呻いている、桜くん。
「え、え?な、何?どうなってるの?縄は?そして、この匂いは、は、ひ……」
息遣いがどんどん荒くなっていく。何故か異様に興奮し、アソコが熱くなる。
何が、どうなってるのか、分からない。もう、たってられない。自分のこの欲望を今すぐ満たしたい。
私は、もつれる足でなんとか窓を開け、ドアの開いている部屋の換気扇を回す。
そこで、緊張の糸が一瞬緩み、私は桜くんの横に倒れた。
〜その頃の南さんと田辺さん、終り〜
132名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 12:01:58 ID:j91Ilz5t
僕は、何をしているんだろう。体が熱い。熱い。ひたすら熱い。
頭の中は、性欲で埋め尽くされている。おかしい。何故か性的なことしか考えられない。
それに、体の性感帯がびんかんになっている。足を動かして足掻く度に肉棒が太ももに擦れて、普段では考えられない快楽が僕を包む。
あ、ああ、駄目だ、この欲望の波に飲まれたら、取り返しのつかないことになる気がする。
速くここから抜け出さないと、そう思い、辺りを見回し、僕の目に留まったのは、
「田辺、さん……」
荒く息をしながら横たわる、ッ!
その時、僕の体に異変が起きました。田辺さんを見た、その瞬間。今まで朦朧としてた頭は、「田辺さんと性行為をする」
ということで埋め尽くされ、力の入らなかった足には、普段考えられないような力が宿ります。
背筋をバネにして飛び起き、田辺さんを抱えて、部屋の中へ。
どうして僕はこんなことを。そんなことは、頭に浮かんでさえきません。
田辺さん田辺さん田辺さん田辺さん田辺さん田辺さん…………。
目の前の少女が愛おしくてしょうがない。速く自分色に染めたい。自分一人のものにしたい。
息遣いの荒い少女を、ベッドに下ろします。そして、着ている邪魔な衣服に手をかけ……
そこで、田辺さんは目を覚ましました。


推敲してないので、お粗末な文章ですが。
読んでいただけたら幸いです。

133名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 12:48:51 ID:GfkPE7Vi
桜総受けキターーーーーーー!!!!!
桜君視点のほのぼのした日常の裏では、ドロドロした桜君争奪戦があるという発想が今まで全然出てこなかった。
修羅場を愛する者としては、こんな極上のネタに今まで気付かなかったことが本当に悔やまれるよ。気付かせてくれて本当にありがとう。
桜君が皆に感じる絆と、皆が桜君に向ける感情とのギャップの違いが凄くイイ。
134名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:22:18 ID:cep/nbQK
いいGJだ・・・(大塚ボイス

田辺さんモノを求め続けたかいがあった・・・・
1355-24:2007/08/01(水) 00:04:39 ID:Apgr6zxK
>>126-132
テラGJ。「お粗末な文章」?俺なんか足元にも及ばないような文才ジャマイカ。
でも田辺さん黒化&三日後ネタ、先にやられた・・・
俺が今書いてるのどうしようか。

次回予告的なコトすると、
ようやく手に入れたドクロちゃんとの日々に、怪しい影が見え隠れする。
楽しい夏の海でのバカンスで、彼女が本性を露にする!
「三日後」に一体何があったのか!
次回、「ドクロafter〜season summer〜」に、期待するな。
136名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 19:26:56 ID:6ZgDpfmd
超期待×∞

田辺さんものは幾つあってもイイw
137名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 16:38:03 ID:DKAVLkdA
誰か…南×桜を頼む。
138名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 06:01:21 ID:1xns2JXK
桜×田辺書いてる者ですが、長編になると思います。
その間に希望するカプやシュチェなどあったらレス下さい。
139名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 08:09:46 ID:bx/jVCE6
じゃあ、静希ちゃんに逆レイプされる桜君や、ドクロちゃんの一撃で記憶喪失になる桜君(こっちのカプは何でもいいです)とか。
140名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 22:21:51 ID:q+r8RFbh
>>138
長編とわ・・・期待が40倍に膨れ上がりましたw
141名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 12:32:56 ID:Ua7BuPci
田辺さんの長編は初めてだ。

クリスマス大会のプレゼント交換のときに、桜君のプレゼントを全力で狙うヒロイン達等の桜君総受けを希望します。
自分で書くとヤンデレ系になる。
エロ書ける人は、それだけで尊敬に値すると思うので、長編にしても短編にしてもエロがなくても全然構わない。
1425-24:2007/08/06(月) 23:58:34 ID:8eXiIF2t
投下開始
143ドクロafter〜season summer〜 1/12:2007/08/07(火) 00:00:35 ID:8eXiIF2t
〈みゃんみゃんみゃんみゃんみゃんみゃー〉

今日も今日とてセミさんたちは元気です。
何故なら季節は『夏』!
悪意を感じるほど熱い日差しの熱射光線が僕を心地よい夢の世界から引きずり出しました。
「あっつぅ…」
苦言を漏らしながらもダルイ身体を覚醒させて、上半身を起こし、あくびをします。
平和な朝です。
しだいに五感がハッキリしてきます。
〈くちゃ〉
唐突に感じる下半身の滑り気。
この身に起こっている異常事態を認識します。
「あ、おひゃようひゃくらくん」
天使の少女が僕の布団の中からひょっこりと顔を出しました。
「ドクロちゃん?!」
彼女の名前はドクロちゃん。
未来からやってきた天使です。
何故か僕と同棲生活を送っていて、今では仲睦まじい恋人同士だったりするのです。
そんな彼女が朝も早よから僕の下半身にある突起物をうっすらと額に汗を流しながら口に含んでいるのです。
信じられますか?
僕は未だに信じられません。
「ドクロさん?!コレは一体何のマネ…」
「ひゃくらくん、きもひいい?」
そう言いながらもドクロちゃんは目を閉じてお口を〈ちゅぱちゅぱ〉と上下させるのです。
「うくっ…気持ちいいよドクロちゃん…と言うよりコレはむしろ快楽地獄でッ…!」
ウワサには聞いていましたがコレこんなに気持ちいいんデスカ?!
上目づかいで僕を見る幼い容姿のドクロちゃんは可愛くもエロさを秘めています。
口内の滑り気のあるひだが僕の朝立ちした怒張を擦り上げます。
病みつきになりそうな心地よさが下半身を包みます。
哀れなるかな世にはびこる童貞たちよ。
「んっ…んっ…ちゅぱ…ッ…ちゅ…ひゃくらくん、出すときは言ってね?」
そう言うとドクロちゃんは自分が着ているTシャツをたくしあげてその豊満な胸を露にします。
「わっ!ドクロちゃん?!」
「えへへー。行くよ桜くーん。んっ……んっ……」
ドクロちゃんは胸の間に僕の怒張を挟み、口にくわえると再び上下運動を開始します。
「うッ…ちょっ…コレ気持ちよすぎ…もう出ッ?!」
我ながら早いッ!早すぎるぞ少年ッ!
違います。断じて違います。ふい討ちにも近いこの攻撃がイケナイのです。
144ドクロafter〜season summer〜 2/12:2007/08/07(火) 00:02:08 ID:7WzRFMkN
決して僕がハイスピードボーイなワケでは…
「ドクロちゃんッ!」
「ちゅっ…んちゅっ…んんーっ」
怒張が天使の口内に収まった状態のまま僕は子供の素を放出してしまいました。
それをドクロちゃんが〈んくんく〉と飲んでくれている辺りに彼女の愛を感じます。可愛い。
「ド、ドクロちゃん?!大丈夫?苦しくない?」
精液を飲むという行為がいかに苦しいかは男の僕でも想像に難くありません。
「うんっ!大丈夫。桜くんのならボク、平気だよっ!」
口端から精液をたらしながら、まさに天使という形容詞がふさわしい笑顔を僕に向けてくれます。
「もう、ビックリしたよ。朝からどうしたのドクロちゃん」
朝からニコニコ、元気一杯のドクロちゃんの頭を撫でながら口をティッシュで拭ってあげます。
「えへへっ。起きたら桜くんが隣で気持ちよさそうに寝てたから、ちょっとイタズラしたくなったのー!」
「最初のうちはもうちょっとソフトなのがいいなあ…お、お目覚めのキスとか……」
「じゃー、おめざめのちゅー!んちゅっ」
ドクロちゃんがふい討ちで僕の唇を奪います。
「うわっ、苦ッ?!」
甘いハズのキスはときどき苦かったりしたのでした。

これは、恋人同士な天使と人間が送る夏のワンシーンな物語。

   ★

皆さんは『夏』と聞いて真っ先に何を思い浮かべますか?
僕は海です!夏と言えば海なのです!
間違いありません!
「というワケでやって来ました宮本家」
「何か文句あんのか」
「さ、桜くん、ドクロちゃんおはよう…」
「おはようございまーす!」
ドクロちゃんが相変わらずのスマイル100%でちえりちゃんにご挨拶します。
今日はみんなで宮本所有のワゴン車に乗って海に行くのです。
大学とは言わば最後の学生としての思い出を作れる場所なのです。
今のうちに沢山思い出を作っておかなければきっと後悔するのです。
決して作者のことを言っているのではありません。
「おひゃー!みんな早いねー。待った?」
〈てけてけ〉と向こう側から歩いてくる6年経っても変わらない、イタズラ好きな子狐の様な雰囲気を持つ少女の名前は田辺さん。
隣にいる冷静沈着を守る寡黙な黒髪長髪毒舌少女は南さん。
「……何か今失礼な人物紹介が受けた気がするわね。桜くんは罰としてわたしの靴の裏を舐めなさい」
145ドクロafter〜season summer〜 3/12:2007/08/07(火) 00:03:44 ID:7WzRFMkN
「重ッ!?僕の罪はそんなに重いの?!そして気持ちのいい朝の僕に対する第一声がソレ?!」
「じゃあ桜くんはボクにちゅーをする刑に処するー!」
「関係ない!キミには全くもって関係ない!可愛らしく言ったって人前でちゅーはダメなんだからー!って、ちょ、ドクロちゃんんんーっ?!」
ドクロちゃんが僕に飛びつき、腕を首に回すとその可愛らしい唇を僕の唇にあてがいます。
…無理やり奪われた…人前で…もうお婿に行けない…
「桜くんはボクがお婿にもらうのーっ!」
「ぎゃあああ!ギブギブ!例によって喉仏押さないでドクロちゃん!今度こそ物理的にお婿に行けなくなっちゃうううう!」
ドクロちゃんが僕に過激にじゃれついてきます。
恋人になってからというモノ、ドクロちゃんの僕に対するスキンシップはますます過激なモノになりつつあるのです。
というか何だか周りの視線が冷たい気がするのは気のせいでしょうか。気のせいではありませんね。
現に南さんが物凄い形相で僕を睨んでいます。
どす黒いオーラが見えて来ましたよ?
「痛ッ!南さんが小石をぶつけてきた?!」
そうこうしてるうちに
「すみません、皆さんの分のお弁当を作っていたら遅くなりました…」
「みんなおはよう」
凛とした二重音声が奏でられます。
春の女神が降臨したかのゴトキ優しくも厳しいたたずまいの、頭に輪っかを浮かべた軍服の女性はザクロちゃん。
そして、どこかのアホ天使とは似ても似つかない、正に日本男子の理想の女性像をこの世に再現したかのような女性は、静希ちゃん。

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

「何でみんな僕のモノローグを勝手に読むの?!ヒドイ!プライバシーの侵害だ!セーフガードを発令します!」
「セーフガードは緊急輸入制限措置のコトでしょう。桜くんは難しいコトバをうろ覚えしないの」
「もーっ、桜くんにはボクがいるでしょーっ!」
「言いたいコトも言えないこんな世の中じゃ」
「ポイズン(南さん)」
「ぐはぁ!(毒を食らって倒れる僕)」
「これでみんな揃ったみてぇだな」
「それじゃあしゅっぱーつ!」
今回の物語はそんな8人でお送りして行きます。

   ★

〈ごうんごうんごうん〉イン宮本ワゴン。
ドクロちゃんは僕の膝の上に座ってご機嫌そうです。
僕は暑い上にそろそろ足が痺れてきたのですが。
「あーっ!海見えてきたー!」
興奮したドクロちゃんが僕の膝の上で〈ぎしぎし〉と跳ねます。
146ドクロafter〜season summer〜 4/12:2007/08/07(火) 00:06:49 ID:7WzRFMkN
傍から見るとヒワイに見えないこともないですね。
「相変わらず桜さんと仲がよろしいんですね。おねえさま」
精神年齢がようやく十五歳に達したザクロちゃんが何の疑いもない純真で無垢な笑みをこちらに向けます。
「えへへへー」
ドクロちゃんが意味深な笑いをこぼします。
「ボクはねー桜くんとねー…(もじもじ)…ザクロちゃんにはちょっと刺激が強いかなっ!もーっ桜くんたらッ!」
「痛い痛い!せまい車内じゃ撲殺できないからって高速でひじ打ちしないでドクロちゃん!脇っ腹がなかんずく痛い!」
考えてみるとドクロちゃんとデートはまだしたことがありません。
今度は二人きりで海に来てみるのもいいかもしれません。
「それにしてもザクロちゃん、会うのは久しぶりだね。お母さんとお父さんは元気?」
僕とドクロちゃんが家を出たので、今家にいる家族は両親とザクロちゃんだけです。
お盆くらいは帰省しましょうか。
「ええ。お二人とも、お元気ですよ。不必要なくらいに」
「不必要なくらいに?!なに不必要って!僕とドクロちゃんがいないだけでそんなに開放的になってるのあの二人は?!」
「本当はサバトさんとザンスさんもお呼びしたかったのですが、お二人とも都合が悪いようです」
ザンスは呼ばなくていいです。
「そういえばサバトちゃんはいったん未来の世界に帰ったんだっけ。どうしてるのかな?」
「しばらくは他の任務に勤しんでいたのですが、最近『パンドラの言葉』が不調でして、天使たちの任務はここのところ停滞しています。今回もわたくしは本来なら短期の任務の予定が
あったのですが、キャンセルされました」
『パンドラの言葉』という単語に、背筋に嫌な汗が流れます。
「それは…まさか、またルルティエが動き出してるってこと?」
窓の外をご機嫌に眺めていたドクロちゃんもザクロちゃんに訝しげな表情を向けます。
「いえ、どういうわけか、『パンドラの言葉』は『あの騒動』以来桜さんの抹殺について『保留』といった命令を出し続けています。他の任務についても最近は同じような傾向が見ら
れます。『パンドラの言葉』に何らかの異常が起こったか、未来が著しく平和なものに変化したか……桜さんにしても、わたくしたちにしても、後者のほうが好ましいのですが、未来の世界
は現状として、とてもピリピリしています」
ほっと胸をなで下ろします。
「ふーん…大変なんだね。まあ僕が狙われないなら何よりかな。それよりそんなこと言ってもいいの?なんか機密事項っぽいけど」
「はい。わたくしはおねえさまと、桜さんの味方ですから。議長もそれを理解しています」
147ドクロafter〜season summer〜 5/12:2007/08/07(火) 00:08:21 ID:7WzRFMkN
ザクロちゃんが味方というのは頼もしいですね。
いつ天使が僕の命を狙いにやってくるか分らない身としては、味方は多いに越したことはありません。
何より天使は力持ちです。
天使たちの上下関係はよく分りませんが、ドクロちゃんとザクロちゃんの家系である『ジャスティリア家』は相当の名家で、代々優秀な天使をルルティエに配しています。
それに加えて僕の抹殺任務は当時であれば優先度が相当高い任務です。
その任務に向かったドクロちゃん・サバトちゃん・ザクロちゃんは天使の中でもかなりのエリートであることがうかがい知れます。
そんなドクロちゃんと僕が恋人になったのは、奇跡とも言えます。
そう思うと自然と、膝の上に座るドクロちゃんにまわした腕に力が入ります。
「桜くん……」
ドクロちゃんが優しく僕の手を包みます。
「桜くんは、ボクが守るから」
「うん。ありがとう、ドクロちゃん、ザクロちゃん」
なら、僕もドクロちゃんを守れるように頑張らなきゃ。
ドクロちゃんが泣いてる顔は、見たくない。

   ★

澄み渡る青い、どこまでも青い空から〈にゃあにゃあ〉とカモメだかウミネコだかの鳴き声が聞こえます。
それに伴い潮の香りがする海風が頬をくすぐります。
見れば〈ざざんざーん〉と打ち寄せる波。
季節は夏。夏と言えば
「海だぁーっ!」
〈ぴょーん〉とワゴン車から飛び降りたドクロちゃんが言うが早いか、そう叫びます。
「きれいだねーっ!来て良かったかも(田辺さん)」
「本当、綺麗だね。日本の海水浴場って汚いイメージがあったけど(静希ちゃん)」
静希ちゃんが少し驚いた顔をします。
アメリカの海はどんな感じなんでしょうか。
「宮本くんが見つけた穴場…(ちえりちゃん)」
「じゃあ早速更衣室に行くか。考えてみれば今回男は俺と桜だけか。行くぞ桜。なに桜汁出してんだ。」

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

「ありがとうドクロちゃん。危うく夏の海の魔力に飲まれるところだったよ」
「桜くん、ボクの水着楽しみにしててねーっ!」
そういうとちょっぴり頬の赤いドクロちゃんは女性陣五人の方に〈てててて〉と小走りして行きます。
正式に恋人になってから何だかドクロちゃんが可愛く見えます。
いえ、可愛いことは前から可愛いのですが、恋人補正がかかるというか、ひいきしちゃいますね。
女の子は水着姿を彼氏に見てもらいたいものなのでしょうか。
紳士の振舞いが大事ですね。
148ドクロafter〜season summer〜 6/12:2007/08/07(火) 00:09:34 ID:7WzRFMkN
「宮本引きずるな!分かった!お前と二人きりになるのが嫌だと正直に言おう!だから引きずるのを止め…」

   ★

太陽に熱された浜辺にビーチパラソルを立てて、荷物を〈どさっ〉と置きます。
「ドクロちゃんたちはまだみたいだな。それにしても宮本、よくこんなとこ見つけたな。こんな綺麗なトコなのに割とすいてるし」
「小野さんと毎年来てるトコなんだよ。世間じゃまだ夏休み入ってないとこ多いからすいてんだろ。平日だしな」
宮本がバスタオルを砂の上に敷いて、その上に腰を降ろします。
その隣に僕も座ります。砂の熱さが伝わってきます。
最近ドクロちゃんが僕にべったりなので、オトコ二人で話すコトはなかなかありません。いい機会です。
「お前、小野さんと長いけど、そろそろプロポーズとかしないのか?」
二人は同居こそしていますが、まだ夫婦にはなっていません。
「まあぼちぼちな…………お前と水上には、感謝してるよ。……お前はドクロちゃんとどうなんだ?見たところ、付き合い始めたみたいだが」
宮本がクーラーボックスから缶ジュースを取り出して〈ぐいっ〉と煽ります。なんかオヤジ臭いなコイツ。
「僕も、ドクロちゃんとは長いからな。でも、これからはもっとドクロちゃんを大切にしようと思うよ」
「ハイハイ。のろけ話を聞きてぇんじゃねえよ。あれ以来『天使』は?」
「お前、一応僕の心配してくれてんのな」
「気がきくようになっただろ」
そう言って缶ジュースを一本僕に投げてよこします。
「特にねーよ。心配すんな」
女の子との会話では味わえない頼もしさを感じます。
たまには野郎とも話すものですね。
「桜くーんっ!」
「え?」
そのときでした。
音のドップラー効果をともなって聞こえるくりくりボイス。
振り向けば砂に突き刺さる旗をゲットする要領で、超光速で僕の胸に飛び込んでくるは頭に輪っかをのせた天使の少女。
光のドップラー効果、青方偏移で青い炎が見えますよ。
「ぐほぁっ!」
名投手がアンダースローした球のごとく僕は浜辺を低空飛行。
本来ではありえない距離を飛行したのち〈ずさささささー〉と頭で浜を削りながらようやく止まります。
「熱い熱い熱い!頭が熱い!(後頭部をさすりながら)ドクロちゃん?!バカンスだからってはしゃぎすぎだよーっ!」
149ドクロafter〜season summer〜 7/12:2007/08/07(火) 00:11:07 ID:7WzRFMkN
「だってボク、桜くんに会えなくて寂しくって……」
「たかだか三十分やそこらで毎回こんな感動の再会をやってたら僕の身が持たないよ!もう、ドクロちゃんはー」
そう言うと僕の体に乗っかっているドクロちゃんの頭に腕をまわして引きよせて、軽くキスをします。
「このくらいで勘弁して?」
「も、もう桜くん…」
ドクロちゃんがぽーっとした顔をします。
ドクロちゃんを助け起こしてあげて、砂を払い落としてあげます。
「あっ!桜くん、ボクの水着見て見てー?可愛い?」
砂上でドクロちゃんが〈くるり〉と一回転します。
相変わらずあらゆる意味で危険なカラダですね。
ドクロちゃんの水着はツーピースの黄色いビキニ。
黄色は彼女のエネルギッシュさと夏の爽やかさと相まってとっても似合っています。
何より〈ボン・キュ・ボン〉な彼女のカラダの胸元に視線が行ってしまいます。
相変わらず、すごい。
ドクロちゃんの大げさな動きにあわせてその胸も過剰に上下するのです。
健康そうな白い肌が太陽に反射して眩しいです。
浜辺の男たちの視線が痛いですよ?
「うんっ、ドクロちゃんとっても可愛い。流石は僕の彼女なんだからっ!」
「えへへ、桜くんの水着も可愛いーっ!」
「僕の水着も可愛いの?!そこはかっこいいと言って欲しかった!」
「えへへー、桜くん大好きー」

「何か二人結界が一つ増えたわね…(南さん)」
更衣室から出てきた女性陣がビーチパラソルの下に〈どさどさ〉と荷物を置きます。
「南さん、わたしたちはわたしたちで楽しもうよー(田辺さん)」
「私とザクロちゃんも混ぜてよー(静希ちゃん)」
「混ぜてよー(ザクロちゃん)」
「ザクロちゃんキャラ違う……(田辺さん)」
「あれ?小野さんは?(宮本)」
「み、宮本くん……」
「お」
女性陣の背後よりおずおず出てきたのはちえりちゃん。
緑色のツーピース。
心なしか気合いの入った水着姿です。
瞬時に宮本とちえりちゃんの二人結界が発動します。
同時に女性陣四人からどす黒いオーラが立ち上ります。
「え?何?何でみんな僕を睨むの?い、いけないよ女の子四人で男の子一人を囲むなんてーっ!何でドクロちゃんまでそっちの包囲網に加わるの?!ちょ、やめ、くすぐっちゃ、やめるんだあーっ!」

   ★

いくら彼氏といえど体力には限界があるのです。
150ドクロafter〜season summer〜 8/12:2007/08/07(火) 00:12:37 ID:7WzRFMkN
「恋人の定番と言えばコレ!」とドクロちゃんが提案した遊びはいたってシンプル。故に奥深い、『水をかけあう』といったモノでした。
最初は乗り気だった僕ですが、ドクロちゃんの満面の笑みを見た時点で気付くべきでした。
ドクロちゃんの手より噴射される水鉄砲は超水圧のハイドロカッター。
その手が海面をすくい上げればタイダルウェーブが発生します。
かくして林間学校やプールでの悪夢が再現されたのです。
そんな夏の陽気にますます元気がリミットブレイクなドクロちゃんの相手をするのに疲れ果てた僕は、静希ちゃんたちにドクロちゃんを任せてパラソル下のクーラーボックスに入った缶ジュースを取りに来ました。
「桜くん」
声がした方を向くと、そこにいたのは田辺さんでした。
「田辺さんもジュース取りに来たの?何がいい?」
「うーん、そうね。わたしはカルピス」
「えーと、ハイ、カルピス」
「ありがとう」
二人がパラソルの日陰に腰を降ろします。
隣で〈ぷしっ〉と缶のプルタブを上げる音が聞こえます。
――田辺さんですか。彼女とは中学以来なので大分久しぶりです。
昔話にでも花を咲かせましょうか?
「桜くんさ」
何を話せばいいものか、と逡巡していると、隣の彼女が先に言葉を発しました。
「彼女のコト、フったんだ」
「…………」
一瞬、何のことかと思いましたが、すぐに思い当たります。
「ドクロちゃんと、付き合い始めたんだね」
「うん。ドクロちゃんには、もういなくなって欲しくないから。ドクロちゃんに、そう言った」
「ふーん」
遠くに潮騒と、鳥の鳴き声、そして女の子たちが楽しそうに遊んでる声が聞こえます。
潮風が一陣、頬を撫でました。
「田辺さん、いつだったか、僕に『本当は誰が好きなの』って聞いたよね」
「うん、聞いたよ」
「その時に話していた女の子ってさ……」
「うん。わたし」
「……え?」
海はいつだって静かです。風に任せるまま。
事務的に繰り返される潮騒が聞こえます。
「そ、そうなんだ。てっきり、南さんのコトかと思ってたんだけど……その、何かごめんね」
「ううん。それは桜くんの決断だから。いいの」
田辺さんも、僕のことが好きだった。
中学時代、彼女はいつも南さんといっしょにいました。
僕のことについて、二人の間でどのような会話がなされていたのでしょうか。
全然そんな実感はないのですが、僕、意外にモテるのでしょうか。
151ドクロafter〜season summer〜 9/12:2007/08/07(火) 00:15:36 ID:7WzRFMkN
複雑な気持ちです。
「ねえ、桜くん『三日後』のコト、覚えてる」
「え?『三日後』?」
唐突にそう言った田辺さんの方を向いた僕の表情が、凍りつきます。
海を眺める田辺さんの瞳は、冷たく無感情なものでした。
「み、『三日後』って、田辺さんが僕にその話をした、三日後ってコト……?」
「ううん。違う」
田辺さんの無機的な視線は自分の足元に移ります。
「上書きがなされるはずだった日の、『三日後』」
「…………え?」
硬直。田辺さんの言ってることは分かりませんが、『上書き』という言葉は僕を心の底から震え上がらせるのに、十分な力を持っていました。
機械的に繰り返される潮騒の音が、鼓膜に響き、不協和音を奏で始めます。
ざざーざざ、ざ、ざざざざざざざざざざざ
「た、田辺さん、ソレ、どういうこと……?あの日の三日後に、何かあったっけ……」
動揺を隠せません。呼吸が、荒い。
「やっぱ知らないか」
田辺さんが立ち上がります。
「ここは『三日後』がない世界だもんね」
立ち上がった田辺さんが振り向いて僕を見ます。
照りつける太陽に対して逆光で、影の差す彼女の顔を認識したその瞬間、恐怖という感情が体中を虫のように這って行きます。
「大丈夫よ」
その表情には見覚えがありました。
「まだ『彼女』は来てないから」
そう言うと田辺さんは海に走って行きました。

まるで、あの時の西田のような眼をしていました。

   ★

「輝け第一回…」
「はい、ビーチバレーやろうねー」
浜辺が思っていたより空いていたので、適当な場所を確保して、僕たちはビーチバレーをすることにしました。
僕の隣にはありあまるエネルギーを持余してうずうずしているドクロちゃん。
ネットの向こう側から南さんが不満そうな顔を僕に向けます。
「ねえ桜くん、『びーちばれー』って何?おいしい?」
「え?ドクロちゃんビーチバレー知らないの?!」
「うんっ!わかんない!」
ドクロちゃんは「おしえておしえて」とばかりに僕の腕を引っ張ります。
「いたたた!わかったわかった!えーと……簡単に説明すると、ビーチバレーは1チーム二人の選手で対戦するんだけど、室内のバレーボールみたいなポジションは定められてない
んだ。ボールへの接触は3回まで。相手コートにボールを返して、相手がボールを戻せなければ得点になるんだ。1セットごとに2点をリードして二十一点先取する3セットマッチで、2
セット先取した方のチームがその試合の勝者となるんだ。あ、3セット目は十五点先取だよ?第1・第2セットは、両チームの合計点が7の倍数になるごとに、第3セットは5の倍数ご
とにコートチェンジを行なうんだ。」
152ドクロafter〜season summer〜 10/12:2007/08/07(火) 00:17:17 ID:7WzRFMkN
ちなみに組は僕とドクロちゃん、南さんと田辺さん、静希ちゃんとザクロちゃん、宮本と小野さんです。
まるで元から決まっていたかのような組み分けですが……
「ドクロちゃん、分かった?」
「わかんなーい!」
満面の笑みでお返事してくれます。
「ですよねー」
ドクロちゃんといっしょに「ねー!」なんて笑い合っていると
「今回はドクロちゃんにも分りやすいルールでやるから大丈夫だよ」
と田辺さん。
「題して『ゲルニカ☆ビーチバレー』」
南さんは満足げです。
「やっぱり名前つけるんだ……でも良よかったねドクロちゃん。ルール簡単だってよ」
「よかったー!」
ドクロちゃんがうれしそうに僕を見上げます。
何か小さい娘を可愛がる父親の気持ちになってきましたよ?
「それで、どんなルール?」
「トーナメント形式でコートチェンジはなし。五点先取」
「以上?」
「以上」
「ドクロちゃん分かった?」
「わかんなーい!」
「ですよねー」
このさいドクロちゃんにはこのゲームの趣旨さえ分かってくれればいいです。
「あのネットの向こう側に手首でボールをはじき返すんだよ。線の外にボールを出しちゃダメ」
「りょーかーい!」
とりあえずドクロちゃんは攻撃要員です。
捕球や指示は僕がやりましょう。
「じゃあゲームを始めるよー」
「よし子い!」
「誰?!」
田辺さんがゲーム開始を宣言します。
コートの外では静希ちゃんたちが固唾を飲んで……見守ってはいませんね。
ビーチパラソルの下でザクロちゃんのお弁当をいただいてます。
「ってああああ?!何で僕たちがやってるのに食べ始めちゃうの?!待ってよ僕も……」
「スキあり」
「え?」
振り返った瞬間目の前に上がるは砂煙?!
こ…これは…
「一点」
「何で南さんは僕が後ろ向いてる間にサーブしちゃうの?!ていうか今ボールの軌道が見えなかった!ナニコレ!」
153ドクロafter〜season summer〜 11/12:2007/08/07(火) 00:18:47 ID:7WzRFMkN
「南さんすごーい」
みんなが南さんに称賛を送ります。
「この日のために血のにじむような特訓を……」
「してないでしょ?!いったいどこでバレーボールやったの南さん!白状なさい!」
「スキあり」
「あー!またサーブしたよこの人!くそう!早くも二点取られたッ……!」
南さんのサーブにスキはありません。
ボールが着地した音はもちろん、南さんの腕がボールに触れた音さえ聞こえません。
これはいったいどういうコトでしょうか。
「人間の五感のうちの一つ、『聴覚』はわたしたちの支配下にある。『いつ』サーブしたか分からなければボールの軌道を追うのは難しいわよ」
何ということでしょうか。
「これが吹奏楽部の力なのかッ……!」
「桜くーん!負けちゃうよー」
ドクロちゃんの『天使眼』でもボールの軌道を見極めるのは難しいのでしょうか。
こうなったら、奥の手です。
「桜くーん!死ぬ準備はできたー?」
田辺さんが勝ち誇った表情でニヤニヤしています。
「宮本!『アレ』をよこせ!」
僕はパラソルの下で小野さんと仲良くお弁当を食べている宮本に叫びます。
「ほらよ」
宮本がぞんざいに投げた『ソレ』をつかみ、目にあてがいます。
そう、それは『アイマスク』。
「あはははははは!桜くん自ら『視覚』までつぶしちゃったよー!もうウケ狙いに走ったの?罰ゲーム何にしようかなー?」
田辺さんが〈きゃたきゃた〉とお腹をかかえてこっちを指さしていますが
「『夜』を補足した」
僕は本気にならせていただきましょう。
「私は、夜の仮面。自らの視覚を食らい、自らを飼いならす」
「桜くん……?」
ドクロちゃんは不思議そうな顔で僕を見ています。
そう、『見える』。
五感が一つ、『触覚』をフル稼働。
否、限界突破。
『風』が『見える』!
「あはは!そろそろ死になって!アデュー桜くん」
田辺さんのサーブ。
南さんの『ソレ』と同様、サーブ時に音はしません。
「くたばれー!」
田辺さんが発する声さえも『空気の振動』として伝わってきます。
ボールを中心にうずまく風……そこかッ!
「拘束制御術式・第三号、第二号、第一号、解放」
僕が向かったのはドクロちゃんがいるコートの右側。
砂を蹴り、今この一瞬、風と同化します。
頭から飛び込み、右腕をめいっぱい伸ばすと、その手首にちょうどボールのランディングポイントが重なります。
「当たれえー!」
154ドクロafter〜season summer〜 12/12:2007/08/07(火) 00:21:12 ID:7WzRFMkN
〈ばしん〉
右腕に衝撃。
ボールが激しく回転しながら宙を舞います。
「ドクロちゃーん!」
あとはドクロちゃんが、その人並み外れた怪力でボールを相手コートに叩きこめばフィナーレです。
「ってアレ?!ドクロちゃんがいない?」
見れば、ドクロちゃんはみんなと仲良くランチブレイクを楽しんでいるじゃないですか。
「うおおおおおおい!」
そうこう言ってるうちにボールは着地してしまいました。
かつてない脱力感が僕を襲います。
「あああああ?!ドクロちゃん?!僕のパートナーとしてそのテイタラクはどういうことなの?!……え?“ボクと桜くんは一心同体”?ダメだよ一心同体でも僕一人じゃあっ!くそう!
こうなったら次のサーブで挽回を……あれ?何で南さんも田辺さんもコートにいないの?ねえ、何で二人ともいっしょにお弁当食べてるの?“もう五回桜君のコートにボール落と
した”?何てことするのアナタたち!ダメだよこれはフェアじゃあないッ!もう一度だ!もう一度僕と勝負を……」

   ★

遊び疲れた僕がパラソルの下で休んでいると、やがて夕暮れが訪れます。
「桜くーん!」
聞こえるのは聞きなれたロリータボイス。
僕が大好きな、この世界で一番可愛い女の子の声です。
「桜くん、みんなもう着替えに行っちゃったよ?早く行こう?」
「え?みんなもう帰り支度始めちゃったの?ひどいよう僕に一言も言わないで……」
「桜くーん!早く来ないとおいていくよー!」
見れば天使の少女は笑顔でこっちに「はやくはやくー」と手を振っています。
「待ってよドクロちゃーん!」
急いで彼女を追いかけます。
「あははははは、桜くーん!こっちこっちー!」
「もー、ドクロちゃん速いよーっ!」
海の水平線には太陽が沈みかけ、海面を茜色に染め上げています。
海も、砂浜も、何もかもが輝いていました。
僕とドクロちゃん。
笑いあいながら夕闇の中を走って、じゃれあって。
このまま時が止まればいい。本当にそう思います。
「ドクロちゃん、つかまえたッ!」
天使の夕焼けに染まった、白い肩を抱き寄せます。
『あっ……』
お互いが言葉を失います。
愛は沈黙。
どこかでそんな言葉を聞いた気がします。
「んっ……」
ドクロちゃんを抱き寄せて、愛を確かめるように、深い口づけを交わしました。
「今度は、二人で来ようか。ドクロちゃん」
「うんっ!ボク、桜くんといっぱいおでかけしたい」
幸せは、当たり前じゃないから。
手に入れた幸せを、離さないように。
僕はドクロちゃんの手を、堅く握りました。
1555-24:2007/08/07(火) 00:28:07 ID:7WzRFMkN
投下終了です。
エロ少なめですいません。
夏→秋→冬→春でシリーズっぽいことを予定しております。
秋はエロくしますから撲殺はご勘弁を。
また、短編も書いていこうと思ってます。

アニメ第二期シリーズは4エピソードしかないそうで、絶望した!
156名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 23:19:09 ID:USyQeGH2
GJをありったけ贈ろう。
157名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 23:38:58 ID:gN1eMb1r
おかゆさんこんな処でなにやってんの!……と疑いたくなるほど雰囲気出てますね。
しかも何ですかこのけしからん程のラブりっぷりは。
続きも短編も大いに期待してます。
158名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 00:24:18 ID:bs4TBivM
159名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 13:20:14 ID:qSxbz975
死んでくれとしか言いようがないな
160名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 02:17:58 ID:KJxof+J7
>>158
やってみたけど、ひぐらしのキャラクターは出てこない、利用してるのは
雛見沢という土地、オヤシロサマと鬼隠しの設定、連続怪死事件はない。
あとはそこにキャラクターを当てはめてっていう感じ、ストーリーは
悪くないと思う、ただひぐらしとドクロちゃんをくっつけて二次創作って
ところが反感買いそうな悪寒
161名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 02:19:40 ID:KJxof+J7
追記であとEDにyouのアレンジを使ってる、もしかしたら他のも
使ってるかもしれない
162名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 16:58:06 ID:q+u7q3w+
過疎ってるなあ・・・
DSやI巻ネタなど、話すことはいくらでもあろうに。

新キャラのゼブルちゃん・ダチュラちゃん、キャラデザの段階だけど、どうよ?
163名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 23:57:18 ID:OXkbicvV
電撃読んでないからヤメテーと言いたいとこだけど、ネタバレがありなら引っ込みます。
164名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 23:58:24 ID:OXkbicvV
↑スレ的に、という意味です。
165名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 01:05:47 ID:NHE0bdxQ
ピピルピルピルピピルピ〜♪
166名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 01:17:43 ID:wwsUshBz
>>163
おかゆさんはI巻から初の長編に挑むので、現在は電撃hp誌上での連載はしてないから、俺も知らないよ。
電撃hpでI巻では新しい天使のゼブルちゃんとダチュラちゃんが来て、ドクロちゃん
を未来の世界に連れ戻す話らしい、ということが載ってた程度。
とりしもさんのキャラデザのラフが載ってた。
あと、桜くんとザンスが共同戦線張ったり、未来の世界に行ったりするらしい。
つまりI巻はまるまるシリアス展開?
167名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 23:57:09 ID:zFInlkXE
>>165
偽物乙

>>166
かもしれんな…しかし新キャラは片方ゴテゴテ、片方スッキリし杉で
対照的だったな
168名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 19:19:09 ID:isSaHW6T
>>126氏のSSの続きを読みたい・・・・・
長編になるんだよなwマジで楽しみなんだが、焦れてそれが快感になってきた
169名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 17:10:11 ID:Oh8IO6fm
10巻っていつ発売なの?
170名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 23:51:30 ID:mMj8h6D8
いつも道理なら9月発売になるはずだけど、9月発売の新刊予定の欄には載ってなかった。ライトノベルは知らないが、コミックスなら載っていなくても発売することがたまにあるから、何とも言えない。
171名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 01:21:56 ID:Fixhf6Nr
>>169-170
10/10発売。内容は

ドクロちゃんをしのぐ性格を持つ天使が登場!しかも二人!?
未来から新しい天使ゼブルちゃんとダチュラちゃんが到来。
ルルティエの命により、桜くん抹殺のためかと思いきや……
二人の目的は、ドクロちゃんの強制帰還!?
ぴぴるぴると大長編で贈る最新刊!
当然ザンスは良いヤツです!

だそうだ。
172名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 05:39:43 ID:iUBkebdk
蝿の王にチョウセンアサガオか
173名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 16:52:41 ID:3hhZMGNd
ザクロちゃんって何カップだろ?
174名無し野郎:2007/08/20(月) 16:56:40 ID:3hhZMGNd
173 俺も思う
175名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 02:54:15 ID:z/jaPyw+
( ゚Д゚ )
176名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 13:03:40 ID:6z/TmQEo
>>173
Cくらいと勝手に予想
177名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 18:32:11 ID:nH2jlFtx
小説の挿絵を見るとそれどころではない希ガス
178名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 20:39:38 ID:IgjbfaH/
犬は三歳でもう大人

つまりそういうことです
179名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 21:40:02 ID:zAZarzWG
みゃーん
180名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:42:23 ID:diOg1Qhc
>>176
二期の1話見ると、Cでは足りなすぎる。
E、いやもしかすると富士山カップかもしれなくぁせrftgyふじこlp


181名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 01:24:21 ID:dQEIWPEZ
アニメではドクロ<ザクロに見えるが、原作ではほぼイコールに見える。
182名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 13:08:15 ID:paQy9TGe
ザクロちゃんのはもう魔乳。
ドクロちゃんぐらいがちょうどいい。
183名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 11:36:11 ID:yKSwNhtk
過疎age
184名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 12:42:27 ID:Nj5MPx3U
過疎苦
185名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 00:36:09 ID:0JhwmzlH
ドクロちゃん二期見たいけど……南さんが最高。
1865-24:2007/08/24(金) 00:46:13 ID:n7cN+FVH
過疎ってるようなので、今書いてる短編の最初の部分だけ投下してみるてすつ。
アドバイスなど頂けるとありがたいです。
187Life with angel 第一話 1/?:2007/08/24(金) 00:52:10 ID:n7cN+FVH
第一話『もしもドクロちゃんが「ぴ」と「る」以外しゃべれなかったら』

中学二年の健康優良児、草壁桜とは僕のコトです。
コンゴトモヨロシク。
窓の外では小鳥が〈ちゅんちゅん〉と僕に気持のいいモーニングコール。
上半身を起こし、のびをしながら今日という一日に期待に胸を膨らませます。
「ぴ〜……」
振り向けば押入れのふすまを開ける、頭に〈きらり〉と輪っかを浮かべるエンジェルな寝起きの女の子。
「おはよう、ドクロちゃん。今日は早いね」
学校の日は、たいていは僕がドクロちゃんを起こすという危険キワマリナイ橋を渡るハメになるのです。
「ぴ?」
「ん?どうしたのドクロちゃん、変な声出して」
ドクロちゃんは発声練習でもするように自分の喉に手をあて、「ぴー」と声を発しています。
「ぴーぴー!ぴぴるぴー!」
「おわあ!何で復活の呪文唱えながら僕の首を絞めるの!あがががが……ザクロちゃーん!おかあさぁーん!ドクロちゃんが朝から僕を亡きモノにしようと……」
一体どうしたというのでしょうか。
ドクロちゃんは急に僕にすがりついて(首を絞めて)涙目で「ぴー」とか「ぴるるー」とか言っているのです。
変なのはいつものコトですが、今朝のコレはタダ事ではありません。
程なくして〈ドタドタ〉と階段を駆け上る音。
「おねえさま!桜さん!一体何が……」
外見は十九歳だけど、心はまだまだ九歳なザクロちゃんが〈がちゃり〉とドアを開ければ、目に飛び込んでくる惨状。
床に敷かれた僕の布団の上でドクロちゃんはマウントポジション。
涙目で僕の身体を〈がくがく!〉と揺らしているのです。
「失礼しました……」
再び〈ばたん〉とドアが閉ざされます。
「待たれえー!コレは決して中学生の朝の情事とかそんなんじゃあない!何でザクロちゃん涙目なの!違うって言ってるでしょ!」
決死の思いでドクロちゃんのマウントポジションを解き、走り去ろうとする妹天使を必死に説得します。
「聞いて、ザクロちゃん。ドクロちゃんの様子がおかしいんだ」
「……おねえさまが?」
188名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:54:30 ID:sPHlewYS
ドクロちゃん好き少ないの?
189名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 02:32:49 ID:oA0/NJ8e
>>187
GJ!続き頼む。

ドクロ=南>サバト≧バベル=静希=ザクロ
190名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 22:11:08 ID:Z9RLgUDl
自己を保ったままのサバト作品が少なくて俺涙目
191名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 00:27:20 ID:FM9tURoh
サバトと翠の喋り方が似ている……

サバトの方がマシかな。
192名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 00:47:18 ID:5ihDk2Kq
アニメのザクロちゃんが、ローション混ぜる手つきといい、湯船への入り方といい、どう見ても泡姫です。
本当にありがとうございました。
193名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 18:51:01 ID:wMMWu/cq
りぴるの作者はどうみても南好き
194名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 22:47:11 ID:g4OYWbit
>>192
kwsk
195名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 01:40:06 ID:dP1KZpiW
とりあえず>187の続きに期待
196名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 01:14:21 ID:0YXLOWWX
保守
1975-24:2007/09/03(月) 02:37:00 ID:iFIKU8E4
保守ついでに駄文垂れ流し。

バイトやら大学のサークル活動が忙しくてエロパロ書く時間が…
今月中には少なくとも短編は書き上げる。

実を言うと「ゆめにっき」というゲームにハマったため、一度書き上げた短編が凄く鬱展開になったから大幅修正を試みてる。

あと長編は最初からかなりエロが濃厚な感じで自分でもちょっと食傷気味になって筆が止まってる。
こっちも田辺さん凌辱展開とかあったんだけど、収拾つかなくなるから修正。

何か意見くれるとありがたいです。
198名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 02:57:47 ID:klCCLhiN
age
199名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 12:37:07 ID:GFej21fU
きをつけー、れいっ!
 こんにちはっ、とつぜんですがっ!
 いまからあたしとすーぱーせっくすたいむ!
 よーっし、じゃあいきなりおちんちんなめなめしちゃうぞー。
 ちんぽふぇらふぇらみふぇらふぇら!
 あわせてふぇらふぇらむふぇらふぇら!
 すごーい、どんどんかたくなっておっきくなってるー……
 うあっ、やあっ、びくびくってしてきたぁっ!
 んほーっ、せーしでたっ、ぴゅーって、ぴゅーって!
 んああぁぁあっ、せーしのにおいかいだら、おまたっ!
 おまたがぬれぬれになっちゃってしゅごっ!
 じゃあ、つぎはいよいよおまんこにずっぽしずっぽしっ!
 だいにかいせんもイケルよね? だいにじおまんこたいせんっ!
 だいにじすーぱーおまんこたいせんあるふぁぁぁああっ!
 あたしうえっ、きじょーいがいいっ!
 こちんこちんのおちんちんをもって、いれます、いれますっ!
 ちゅぷっって、はいった、ちんぽがはいった!
 うあうあうあっ、ろでおっ、ちょおろでおっ!
 しんど7でしんどおおおっ! しんどおぱっくでしびれちゃう!
 うほっ、おしりゆびでぐりぐりしちゃだめっ!
 けちゅあなをほっちゃだめ!
 ほっちゃ、ほっちゃ、ホアーっ、ホアアアアアアーッ!
 そのままぐんぐんつきあげて、したからうえにっ……
 んっ、したからつきあげるのしゅごっ、しゅごっ!
 ずんずんっ、げ、げ、げこくじょおおおぉおぅっ!)
200名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 17:25:24 ID:S8/IN+j3
>>197
俺的には田辺さん路線の変更がなければ大丈夫・・・
けど自分で納得いかんのだったら無理する必要はない
201名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 19:09:01 ID:/lP60xuP
>>197
夢日記大分前にやったけど
あれは鬱というより、サイケだと思う
それは置いておいてw
気楽に書けばいいと思いますよ
完結するまで書いてくれれば何も文句はありません。
202名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 17:39:08 ID:1xQB554e
>>197
田辺さん陵辱をものすごく見たい俺が居る
同志は居ないのか?
203名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 17:47:26 ID:uitXA6DR
君は、いないと思うのかい?
204名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 22:17:52 ID:i04jR6ok
休日に外出したら、弓島さんにバッタリ遭遇して、家に案内されて
睡眠薬を盛られて眠っている間に弓島さんに犯されるという電波を受信した
205名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 22:25:04 ID:ZZ//yTw3
>>204のせいで、人権をとことん無視される桜君が読みたくなった
206名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 23:09:07 ID:03wczWPg
>>202よ、俺は仲間だ

収拾つかなくなる程の展開でヨロシ

207名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 21:29:48 ID:6tdNL7zP
過疎ってるな・・・・・

田辺さん陵辱見たいぞ
208名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 21:33:19 ID:9+gXTIRW
俺は見たくない。好きな子が陵辱されるところなんて。

だが、してる側なら見たいw
209名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 22:39:44 ID:jse4YU0H
バベルちゃん凌辱を読みたい。
210名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 17:21:25 ID:oX3mNae3
まぁとりあえず>>5-24氏に期待
211名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 13:12:24 ID:6WVhV6Qh
>>126氏の作品はどうなったんだろうか

あれも田辺さんモノなだけに気になる・・・
212名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 20:37:29 ID:Lp76dwk2
そろそろ体育祭の季節か。何の競技やっても惚れ直されてしまう桜君を幻視した
213名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 01:42:18 ID:JXwo1j4K
最近王ムルの声が若本で自動再生される
214名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 04:07:01 ID:6EbYcp5d
さぁくらくぅうん、おぉこまりのよぅだぁねぇえ
215名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 01:30:39 ID:1jh65U/m
王ムル「う〜ん、おっぱい(゚3゚)」
2163-102:2007/09/13(木) 17:49:22 ID:fDcUxh9X
僕は湯船の中に身を埋めていました。
昼下がりに入る風呂というものもなかなか乙なモノで、普段お風呂場が見せる景色とは一味違う景色は僕に新鮮な感動を与えてくれました。
「桜ぁ、入るよー?」
お風呂の外からザクロちゃんの声が聞こえてきます。
何を隠そう、僕は欲望の命ずるままにザクロちゃんの身体を汚した罪に問われ、この妹天使と湯浴みをするという普段なら嬉しい刑罰に処されることになったのであります。
本当に「普段なら」喜んで受けるべきことなのですが、ザクロちゃんの年齢設定が19歳になってしまったらしく、僕と妹天使のパワーバランスが完全に逆転してしまったのです。

がちゃり―

ドアノブが回転して、ドアが押し出されると、妹天使が僕のいるバトルフィールドに侵入してきました。
「おまたせぇ」
「なんで姉ちゃんタオル持って来てないの!?」
「いいじゃない、別に…。桜だって持って来てないし」
「いや、ま、そりゃそうですけどねぇ…」
ザクロちゃんはバスタオルすら持たずにお風呂場に入ってきました。
当然、彼女を包むものは何も無く、彼女の芸術品のように儚くも麗しい身体を隅から隅まで観察できちゃいます。
嗚呼、雪のように白いあなたの身体は今の僕には眩しすぎるよぉ。
「それとも桜は姉ちゃんの裸を見て、何か邪なことを考えちゃう変態さんなの…?」
ザクロちゃんは実に可愛げに首を傾げて僕の顔を覗き込むのでありました。
いえ、姉上様がさようなことをなされるので、わたくしめに邪な感情が芽生えてしまうのです。
「ほら、姉ちゃんも入るから少し空けて」
妹天使はかけ湯を済ませて、湯船に入ろうとしていました。
僕は幾分窮屈な体育座りをして、スペースを作ります。
そういえば前にザクロちゃんと入浴したときには、このときザクロちゃんがすっ転んで、その後で散々嬉しい目にあったことが脳裏によぎりました。
「はぁぁぁ…」
ザクロちゃんは湯船に入るなり、オヤジ臭い台詞を口にしました。
妙なトコロで抜けてるのは前の設定から受け継いでいるようです。
「ねぇ、桜」
「なに? 姉ちゃん」
「昼間に入るお風呂ってのも、なかなかいいものだと思わない?」
「うん、なんだか夜のプールに入ってるみたい…」
「夜のプールかぁ、うんうん確かに桜の言うとおりかもねぇ。でも、桜って夜のプールに入ったことあるの?」
「ううん、しにがみの出てくる小説に書いてあったから、たぶんこんな感じなんだろうって…」
「ふうん、まあいいわ。桜って昔から想像力が逞しい所あったよねぇ、『1人交換日記』とか…」
一瞬、確かに、世界いや全宇宙が1秒時間を進めることを躊躇いました。
「エ? ナンノコトデスカ?」
「だからぁ、『1人交換日記』」
「ダカラァ、ナンデシッテオイデナノデスカ?」
「ん〜、お姉ちゃんは桜のことなら何でも知ってますよぉ?」
妹天使は笑みを浮かべて僕の頭を優しく撫で撫でするのでありました。
2173-102:2007/09/13(木) 17:50:01 ID:fDcUxh9X
「ねぇ、桜。そっち狭いでしょ?」
「ううん、大丈夫だよ…」
「もっと、こっち来てもいいんだよ…」
ザクロちゃんがかすかに頬を紅く染めて僕を見つめていました。
「で、でも、大丈夫だから」
「あーっ、もうっ!こっち来なさい」
ザクロちゃんは僕の右足を左手で、左足を右手で掴むと、そのまま自分の方へ足を引っ張り始めました。
僕の両足は妹天使の体を挟むような格好になりました。
「どう? これで少しは広くなったでしょ!」
「う、うん、そうだけど…」
確かにさっきと比べて閉塞感は無くなりましたが……、
結果として、女の子の前で股を開いているわけで、なんだかドキドキしちゃいます!
それに足がザクロちゃんの体に触れぬ様にと、普段使わぬ神経を張り巡らせてしまうので、僕のピュアなハートが熱暴走しちゃいそう!
「それじゃあ、姉ちゃんも…」
ザクロちゃんが僕の両足のスペースに足を割り込ませてきました。
真横からのシルエットだけを見れば、睦み事の真っ最中にも見えなくは無い構図になってたりします。
「実は姉ちゃんも狭いと思ってたの…。それに、こうでもしないと一緒にお風呂に入ってる意味無いでしょ☆」
「『意味無いでしょ☆』ってねえ、あなた。意味ってどういうこと? それに最後の☆は何なの?」
「本当は分かってるくせにぃ、お姉ちゃんにそんなこと言わせたいの?」
「いや、ほんとにわからないよ!意味って何ですか、ザクロせんせ――」
「はいはい、男の子が細かいこと気にしないのぉ」
ザクロちゃんが僕の唇にそっと指を添えてきました。

さっきまでは緊張とかそんなのしか心に無かった僕でしたが、長い時間同じ状況下に置かれると人は慣れてしまうものです。
しかし、平穏な時間というのは長くは続きませんでした。

―ふにゅり
「はぅっ!?」
突如現われた下半身への感触に平穏を奪われます。
「姉ちゃん…!?」
「あらら、ごめんね。桜のが大きいから足が当たっちゃったみたい☆」
なんてことを言いながら、ザクロちゃんは下半身への足でのマッサージを続けていました。
「とりあえず、足止めて! 姉ちゃん謝罪する気全然無いでしょ?」
「はいはい、わかりましたよぉ。じゃあ、桜もその大きくしたの、元に戻してよ」
2183-102:2007/09/13(木) 17:50:36 ID:fDcUxh9X
僕は息を止めて、印を結び始めました。
臨兵闘者皆陣列在前―
「あれ〜、桜の全然小さくならないよぉ?」
「なぜだ…!? なぜ効かぬ…」
ふと、妹天使の方を見ると彼女の頭上で輝く金属の輪がいつもより一段と輝いて見えます。
「おのれぇ、計ったなぁ!?」
以前にも僕に使われた人の性欲を増進させる魔法が今僕に使われていることに気がつきました。
天使の魔法の前では中学生が修行で体得した忍術など児戯に等しいシロモノでした。
魔法の毒が回ってきたのか、性欲が加速度を上げて上昇していきます。
胸の鼓動がいつもの半分の間隔になっていました。
ザクロちゃんはというと、目を閉じてまた何かブツブツと唱えています。
金属の輪が光ると、優しい光を帯びた風がザクロちゃんの身体に巻きついていきました。
「さっき桜にかけた魔法、自分にもかけちゃった…」
「ザクロ姉ちゃん、魔法はきっとこんな私的なことで使っちゃいけないんだよ…」
「いいの。おしゃべりはこれでおしまい…。姉ちゃん、ドキドキが止まらないよぉ…」
ザクロちゃんは頬を紅潮させて、僕の目を大きな瞳で見つめていました。
「ねぇ桜、続き…してもいい…よね?」
「うん…」

ザクロちゃんは足での愛撫を再開させます。
妹天使は足の親指と人差し指を息子に引っ掛けて、上下に足を動かしていました。
「あぁぁ、ねえちゃん」
「桜のビクビクってしてる、それに熱いよぉ…」
「ねえ、先っぽの方も…」
「ふふ、まだ我慢なさい。いきなり感じるところを責めるなんて野暮じゃないの…」
今度は踵を使って、息子をすりつぶす様に弄ってきました。
「うっ、ちょっと痛いよ…」
「でも、それが気持ちいいんでしょ?」
「…うん」
「もぉ、変態なんだから…」
ザクロちゃんは足裏を使って、裏筋を丁寧に擦り上げます。
彼女の足が往復するたびに、快感の電気が身体を突き抜けていくのでありました。
「桜の、すごく硬くなってる…、それにビクビク震えてるね。そんなに姉ちゃんの足がいいの…?」
「うん、もう最高です…」
「ありがと、桜…。今度は両足でしてあげるね」
ザクロちゃんの足によって息子を完全包囲されると、息子全体から快感の波が押し寄せてきました。
「あぅぅっ…」
「女の子みたいな声出して…、ほんとにかわいいなぁ、桜は。それそれぇ!」
「だって、姉ちゃんの足が気持ちよすぎて…」
「先っぽの方もいじめてあげるね…」
妹天使の足が亀頭を絡め取ると、容赦の無い刺激を送り込んできます。
「もうぬるぬるのお汁が出てきてるねぇ…、お風呂の中でもすぐにわかっちゃうよぉ」
「うぅぅ、だって…」
「もっと強くしてほしいよね?」
「え…えっと」
「どっちなの? もっと気持ちよくなりたいの? それともこのまま終わってもいいの?」
「もっと…もっと気持ちよくなりたいよ」
ザクロちゃんは妖艶な笑みを浮かべていました。
それは年端も行かぬ男の子を弄ぶかのような笑みでありました。
「いいよ、もっと気持ちよくさせてあげる…」
妹天使は右足で分身を鈴口を責め、左足でサオを扱き上げていきます。
「あぁぁぁぁ、ねえちゃん…」
「すごいビクビクしてる、イキそうなの?」
「ねえちゃん、イキそうだよぉ!」
「いいよ、濃い精液たくさん出してぇ…」
「ねえちゃん、イク…ねえちゃん!」
「ほらっ、早くイキなさい! 精液出るところ、姉ちゃんに見せて…」
「うぅぅぅ、ねえちゃん! ねえちゃん! あぁぁああぁっ」
「すごい暴れてる! イクんだね、桜」
「あぁぁぁぁあぁあ!」
2193-102:2007/09/13(木) 17:51:11 ID:fDcUxh9X
白濁液がお風呂のお湯の中に放射されていきます。
「すごい、2回目なのにこんなに出るなんて…。桜は絶倫だねぇ」
「ねえちゃん、すごい気持ちよかったよ…」
「そっかぁ、よかった。かっこいいよぉ、桜ぁ」
ザクロちゃんが僕を抱き寄せて、頭を撫で撫でしてくれました。
嗚呼、幸せです。

僕が幸せのぬるま湯に浸っていると、お風呂場の外からお昼の12時を告げる時計のチャイムの音が流れてきました。
そのチャイムが鳴るや否や眩い光に視野が奪われました。
その光の発光元は目の前にいる妹天使でありました。
眩い光が収束するとザクロちゃんは目をパチパチさせて、顔をカァーッと紅くさせました。
「ど、ど、ど、どうしてわたくしが…は、はだかで…、桜さんと…」
ザクロちゃんがどうやら1つのステータス異常を回復させたものの、また新たなステータス異常を獲得してしまったようです。
「あ、桜さん…ごめんなさい! すぐ離しますから…」
妹天使は丁寧に僕をさきほどの位置に戻しました。
「あ、あの…桜さん……。わたくしは、いったい何を…?」
「ザクロちゃん…ここじゃあ、あれだから…とりあえず、上がって落ち着いてから話そう、ね?」
ひとまず、この戦場から退却して、相手と距離を取り、講和に持ち込むことにしました。
ザバァという音とともに僕は立ち上がり、お風呂場から出ることにしました。
2203-102:2007/09/13(木) 17:51:46 ID:fDcUxh9X
―ガシッ
湯船から出ようとした僕の右手をザクロちゃんが掴んできました。
「待ってください、桜さん…」
「どうしたの? ザクロちゃん」
「な、何故だかわからないのですが、身体が、疼いてしまって…桜さんに鎮めて頂きたいのです…」
ザクロちゃんは瞳を潤ませ、頬を紅くして、僕の視覚に直接的に訴えてきました。
そういえば、元に戻る前のザクロちゃんが自分にも性欲を増幅させる魔法をかけたとか言ってたっけ…?
「桜さん…、わたくしではダメですか…?」
うあぁぁあ、全然ダメじゃないよ! ザクロちゃん! 全然大丈夫だよ、ザクロちゃん!
ザクロちゃんの可愛いおねだりに息子も調子を取り戻してきちゃいました。
「ううん、ダメじゃないよ、ザクロちゃん。一緒にえっちなことしようか?」
「はい、桜さん」
僕は再び、先ほどのポジションに戻りました。
「ザクロちゃん、今日は僕に任せてもらってもいい?」
「はい、桜さん。お願いします…」
僕はザクロちゃんを抱き寄せて、妹天使の抱き心地を味わいます。
ザクロちゃんも僕の背中に手を回してきました。
「あぁ、桜さん、あったかいです…」
そんなザクロちゃんの髪を撫でて、髪に隠れていた可愛らしい耳に息を吹きかけます。
「ひゃぅぅ、桜さん…」

顔を上げて、僕を見つめてきた妹天使と目が合うと、ザクロちゃんはその大きな瞳を閉じて、唇を近づけてきました。
僕もザクロちゃんのリクエストに答えるように唇を啄み始めます。
妹天使の唇の甘美な感触に頭の中が桜色に染まっていきます。
僕はバードキスをやめて、ザクロちゃんの上唇を貪るように愛撫します。
妹天使の身体がピクッと反応しました。
僕はそれが嬉しくて、口に含んだザクロちゃんの上唇をクニクニと愛撫してます。
「ふぁっ、ん……んん」
ザクロちゃんの口から漏れてくる切なげな喘ぎ声が僕をますます昂ぶらせてしまいます。
僕は彼女の口に舌を忍び込ませて、ザクロちゃんの口腔粘膜を舌先でくすぐるように舐め回します。
「しゃくらしゃん…あむ、んっ!」
僕の焦らす様な舌使いにもどかしさを感じてしまったのか不意にザクロちゃんが舌を僕に伸ばしてきました。
僕がザクロちゃんの舌を受け止めると、ザクロちゃんは舌を僕のに巻きつけてきました。
二枚の舌が複雑に絡み合って、1人の少年と1人の天使はさらなる高みへと上がって行きます。
「はぁ、んっ…んんぁ…、くぅ…ふぁぁ」
ザクロちゃんは顔全体を紅く染めて、甘くて熱い吐息を振りまきながらも、夢中になって舌を絡めてきます。
僕も頭の芯が痺れるほどに甘美で危険な刺激をさらに求めるように深く深く舌をザクロちゃんの中に入れていくのでした。
妹天使も自身の舌を僕の舌の腹に激しく擦り付けてきます。
2人の舌が激しく動けば動くほどに多量の唾液が湧き出てきます。
あふれそうになった唾液をザクロちゃんの口に少しずつ流し込みます。
「んんんっ…んむ…、んくっ、んんっ、んく」
ザクロちゃんは何のためらいも無く僕の唾液を飲んでしまいました。
僕は静かに唇を離しました。
妹天使がどこか焦点のあっていない瞳で僕を見ていました。
2213-102:2007/09/13(木) 17:52:22 ID:fDcUxh9X
「ザクロちゃんはキスが好きなの…?」
「はい、なんだか…桜さんと1つになってるみたいで…」
「もう1回…しよっか…?」
「はい…」

僕たちは再び口付けを再開させます。
さっきまであった興奮が覚めやらないのか、ザクロちゃんは積極的に舌を絡ませてきます。
僕も妹天使の熱にほだされるように舌をザクロちゃんの中に深く深く挿入します。
僕たちはさらに激しく舌を往復させます。
ぐちゅぐちゅと唾液が弾けるような音が狭いお風呂場に響いて、それがさらに興奮を引き出します。
「はぁ、あっ…んぁ、んんっ、んぅぅ」
ザクロちゃんが僕の口の中に入ってきて、さっき僕がやったように粘膜を舌で愛撫しています。
妹天使の情熱的な舌使いで身体の芯がとろりと溶けそうな感覚が身体を支配して、次第にザクロちゃんのペースになってきてしまいました。
僕に任せてなんて言ったのに、ザクロちゃんのペースに翻弄されるなんて思いもしないことでした。
でもザクロちゃんのなすがままにされて、身体が溶けそうなほどに熱くなっている今の状況を変えるなんて勿体無い事はできません、いやしません。
「んっ、んんぅ…んむぅ…、んふぅ…ふぅ」
ザクロちゃんが唾液を流し込んできました。
僕はその生暖かくてほんのり甘い唾液を味わうように飲み込んでいきます。
なんだか身体が芯から熱くなってくるような感覚が僕を包み込んでいました。
ザクロちゃんが口を離すと僕と妹天使の間に一本の糸の橋ができていました。
「ザクロちゃん、すごくよかったよ…感じちゃった」
「桜さん…わたくしも、身体が熱くなってきちゃいましたぁ…」

僕はザクロちゃんの秘所にそっと指を這わせます。
「ひゃぅ!桜さん…」
「ザクロちゃん、すごく濡れてるね。ザクロちゃんのここ」
ザクロちゃんの下の唇は僕の指を容易くくわえ込んでしまいます。
「はぁ…指が、あぁ、桜さんの指が…入ってくる」
「何もしてないのにこんなに濡らすなんて…ザクロちゃんはえっちだねぇ」
僕は妹天使の耳元で囁き、妹天使は紅い顔をさらに紅く染めてしまいます。
「だってぇ…んんっ、桜さんが…あぁぁん、桜さんがぁ…」
ザクロちゃんの熱く湿った吐息が僕の顔に当たるたびに僕も新たな興奮を憶えます。
僕の指が新しい所を擦るたびにザクロちゃんは身体をビクビクと反応させます。
もうそろそろかなと考えて、僕は指をザクロちゃんから引き抜きました。
「あぅぅ…桜さん」
「今度は僕もザクロちゃんがほしくなっちゃった…」
「え…?」
「だからぁ、僕もザクロちゃんと一緒に気持ちよくなりたいなぁ…」
「……ですよ」
ザクロちゃんがボソッと呟くように言いました。
「桜さんと一緒なら…わたくしは…いいですよ」
「いいの? ザクロちゃん」
「はい、わたくしも…桜さんが欲しいです」
妹天使が熱っぽい上目遣いで僕を見つめています。
なんでアナタは僕のストライクゾーンにばかりボールをコントロールしてくるのですか?
ザクロちゃんを抱きかかえるようにして、腰を持ち上げると、自分の息子が入るように照準を合わせます。
妹天使の中に入ることを確信すると、腕の力を少しずつ抜いてザクロちゃんの腰をゆっくりゆっくりと下ろさせます。
2223-102:2007/09/13(木) 17:52:57 ID:fDcUxh9X
「あぁぁ、桜さんの先っぽがぁ、当たってます…」
ザクロちゃんの媚肉が僕の息子の先端をぎゅっと包み込んでしまいました。
「ザクロちゃん、すごく気持ちいいよぉ…」
お風呂の中だからか、いつもよりもすんなりと入っていきます。
僕の息子が入っていくたびにザクロちゃんは甘い吐息を吐いて、身体を震わせます。
「ふぅぅ、はぁあ…気持ちいいですかぁ…?」
「うん、すごくいいよ…。ザクロちゃんの中、ぬるぬるしてて…すごい締め付けてくるよぉ…」
とうとう僕の息子がザクロちゃんのいちばん深いところを捉えました。
「あぁぁ、桜さんの…いちばん奥に当たってます…」
「ザクロちゃんの、また締め付けてくるね…」
「だって…桜さんと、1つになってると思うと…すごく嬉しくて、つい…」
僕とザクロちゃんはそのまま今を楽しむように身体の動きを止めます。
身体を動かすのを止めているのに、身体の芯からなんとも言えない充足感が溢れてきます。
「ザクロちゃん、僕…動いてないのにすごく気持ちいいよ…」
「はい、わたくしも…同じ気持ちですよ」
「もっと気持ちよくなろっか…?」
「…はい」
僕は下からザクロちゃんを突き上げます。
しかし、お湯の抵抗があっていつものようにはいきませんでした。
それでもザクロちゃんがいつもよりも感じているように見えます。
「あっ、はぁぁ…桜さん、あぁん…」
「ザクロちゃん、そんなに気持ちいいの…?」
「はぁ、うぅぅぅん…!」
ザクロちゃんも自ら腰を振り始めました。
そんな妹天使が可愛過ぎて、僕は思わず妹天使の唇を奪ってしまいました。
ザクロちゃんも僕の口付けに応えるように、キスを返してきました。
その間も腰を振るのを忘れたりはしません。
妹天使が腰を振るたびに僕の息子を何度も何度も凄まじい力で締め付けてきます。
「あぁぁん、桜さん…んんっ、ふぅうううん…桜さん!」
「ザクロちゃん、すごく気持ちいいよぉ…」
地上戦と違って、快楽の波がじくじくとせり上がってきちゃいます。
妹天使は僕に腰をぶつけると、息子を根元まで咥え込んでいるのに、それでも足りないのか腰を擦り付けてきます。
「はぁぁ、桜さん! あぁぁん、はぅぅ」
「ザクロちゃん…すごくいいよぉ、もっと気持ちよくしてぇ」
妹天使は快楽を貪るように激しく腰を振ってきました。
僕もそれに応えるようにさっきよりも強く腰を打ち付けます。
「あぁぁ、桜さん! んぁああ、桜さん、きちゃいます!」
「ザクロちゃん、僕もそろそろ…」
じわじわと押し寄せる快楽の波が津波の如き速さで僕に迫ろうとしていました。
自然とザクロちゃんを抱きしめる手に力が入ってしまいます。
「あぁぁ、ザクロちゃん…。僕も限界だよぉ」
「あぁぁあ、さくらさん…イッちゃう…あぁぁぁん!」
ザクロちゃんは絶頂が近いのか僕の息子を情け容赦無く締め付けてきます。
「さくらさん、んぁあぁ!イッちゃいますぅ…、桜さん! あぁぁぁあ!」
「ザクロちゃん…中に…中に出すよ」
「はいぃ、あぁぁぁ、桜さん! きてください…、わたくしのなかに! あぁあああん…」
「あぁぁ、ザクロちゃん!」
息子が痙攣すると、白濁液を9歳の天使に容赦なく発射していました。
「あぁぁぁ、熱いのが…奥に当たってます」
白濁液がザクロちゃんの最深部に当たる度に小さい絶頂に達してしまったのか、妹天使は何度も身体をビクビクと痙攣させていました。
2233-102:2007/09/13(木) 17:53:32 ID:fDcUxh9X
僕とザクロちゃんは繋がったまま、抱き合って、性交の余韻に浸っていました。
「はぁぁ、桜さん…」
「どうしたの? ザクロちゃん」
「なんだか、すごく幸せな気分です…」
そんな妹天使が可愛くて、頭をなでなですると、ザクロちゃんはどこか安心したように僕に身体を預けてきました。

僕がお風呂場から上がると同時にドッと疲労感が襲ってきました。
多分、気苦労からくる疲労感です。
僕はパジャマに着替えて自分の部屋に戻りました。
押入れから布団を出して、寝ようとしたところ、妹天使が部屋に入ってきました。
ザクロちゃんはいつかのように大きな枕を抱きかかえるように持っていました。
「桜さんは、これからお休みになられるのですか?」
「うん、そうだよ。なんだか眠たくて…」
「そうですが…。わたくしも少し眠たくて…。ですから、その…」
「一緒に寝よっか?」
僕がそう聞くとザクロちゃんは顔をぱぁっと明るくさせて
「はい」
と嬉しそうに答えました。

1人の少年と1人の天使が1つの布団の中に入っていました。
ザクロちゃんはもう規則的な寝息を立てて、僕の腕を枕にして寝ていました。
僕もそんなザクロちゃんの可愛らしい寝顔に癒されながら、眠りの世界に入ろうとしていました。

続く???
2243-102:2007/09/13(木) 17:54:11 ID:fDcUxh9X
原作読み直したら、書きたくなってしまいました。
それではまた。
2255-24:2007/09/13(木) 23:33:05 ID:gaOlBXuI
>>216-224
3-102さん、過疎ってる中の投下乙です。
ザクロちゃんへの愛が伝わってきて、よかったと思います。

短編と長編は同時執筆というカタチで進行させてます。
どちらも九月中には完成予定。
短編はドクロちゃん凌辱展開(鬱じゃないよ)、長編は西田&田辺さんVS桜くん&ドクロちゃんのガチバトル。
誰が喜ぶんだコレ・・・
226名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15:53:01 ID:41+Ng4k7
3-102さんGJでした〜
ザクロちゃんはいいですよねえ・・・
そして今本当に人がいないのねここw
227名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 18:00:25 ID:RX+oMhz3
もっといろいろと書いてくれる人がいれば…
228名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 20:39:51 ID:ytJ0HuT8
うさみみドクロちゃんって需要ある?
2295-24:2007/09/15(土) 23:40:55 ID:mjnZNFJC
>>228
超あるですよ。
ドクロゲイン超期待sage
230名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 19:54:19 ID:8z6UBUzj
ドクロちゃんと桜君の読ませてもらったけど、健全な恋人さんどうしって感じですごくよかったです!
231名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 09:28:59 ID:EpPW38Tg
やべぇ…俺も書きたくなった。
素人でもかけるかな?
232名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 11:58:20 ID:RbRkWpqn
>>231
大丈夫だ!別スレで俺も初めて書いてる!
233名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 14:01:04 ID:N/LBMJ5W
>>231
大丈夫、書きたいと思ったときがはじめる時

ところでカップリングは?
234名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 14:12:31 ID:EpPW38Tg
スマン。何しろ小説とかも初めてだから、カップリングとかの意味がわかんない。orz
基礎用語とか教えてくれ!!
235名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 15:22:09 ID:9ao4lvUg
静希ちゃん×桜くん、とか南さん×桜くんといったカップルの総称。
これは本の一例で、基本的に攻め×受け。この場合、静希ちゃんや南さんが攻めで桜くんが受け。
攻めとか受けとかは、主導権を握っているか、握られているかの違い。
236名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 15:52:37 ID:9ao4lvUg
言い忘れてたけど、感情の大きさによっても左右する。主導権を握っていなくても、両思いでなくても、攻め側が一方的に受け側に好意をもっている場合でも、たまにカップリングが成立することがある。
普通の片思いレベルだと、攻め→受けだけど、ヤンデレレベルまで行くと攻め⇒受けを通り越して攻め×受けがなぜか成立している。
説明がわかりにくいと思うけど、
色んな興味のあるまとめサイトにいったら、こういった傾向がたまに見つかると思う。
2375-24:2007/09/17(月) 16:07:55 ID:ECGSLSjZ
>>234
難しく考える必要はないですよ。
このスレにいるってことはドクロちゃんという作品に少なからず興味を持っているってことですよね?
であれば、妄想(こんなシチュあったらいいな〜など)を少しはしますよね?
それをそのまま文章にして、更に膨らませればいいだけです。

エロパロだからといって、エロが主軸である必要はないですよ。
自分が好きなキャラの話だと、途中で投げ出す確率は低くなるかも。
内容はどうあれ、まずは書き上げるのが上達の秘訣だと、かのおかゆ先生もおっしゃってましたよ^^

素人意見ですが参考になれば。
238名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 16:29:27 ID:EpPW38Tg
アドバイスアリガと!!
早速書きたいけど、ちょっと用事があって9時まで外出。
書き上げるのは時間がかかりそう。スマン
239名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 18:29:31 ID:W2mmuas+
>>231
がんばれるといいなwある意味このスレの超過疎を解消してくれたわけだしw
240239:2007/09/17(月) 18:33:50 ID:W2mmuas+
ところで今更だが>>202に賛同
241neojehuty:2007/09/17(月) 20:21:49 ID:Z8eicL9P
ちわ。
>>231です。
雨が降ったので、予定していた時刻より早く帰ってきました。なるべく早く仕上げたいと思います。
242名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 21:49:24 ID:N/LBMJ5W
wktkしながら待ちます
2435-24:2007/09/18(火) 01:53:05 ID:gCdCQ99O
三連休で暇が出来たんで、気合いで終わらせてみました。
予告していた短編を投下します。
244Life with angel 第一話 1/11:2007/09/18(火) 01:58:36 ID:gCdCQ99O
第一話『もしもドクロちゃんが「ぴ」と「る」以外しゃべれなかったら』

中学二年の健康優良児、草壁桜とは僕のコトです。
コンゴトモヨロシク。
窓の外では小鳥が〈ちゅんちゅん〉と僕に気持のいいモーニングコール。
上半身を起こし、のびをしながら今日という一日に期待に胸を膨らませます。
「ぴ〜……」
振り向けば押入れのふすまを開ける、頭に〈きらり〉と輪っかを浮かべるエンジェルな寝起きの女の子。
「おはよう、ドクロちゃん。今日は早いね」
学校の日は、たいていは僕がドクロちゃんを起こすという危険キワマリナイ橋を渡るハメになるのです。
「ぴ?」
「……ん?どうしたのドクロちゃん、変な声出して」
ドクロちゃんはなぜか発声練習でもするように自分の喉に手をあて、「ぴー」というような声を発しています。
「ぴーぴー! ぴぴるぴー!」
「おわあ! ちょっと何で復活の呪文唱えながら僕の首を絞めるの! あがががが……死ねる死ねる……ザクロちゃーん! おかあさぁーん! ドクロちゃんが朝から僕を亡きモノにしようと……!」
一体どうしたというのでしょうか。
ドクロちゃんは急に僕にすがりついて(首を絞めて)涙目で「ぴー」とか「ぴるるー」とか言っているのです。
変なのはいつものコトですが、今朝のコレはタダ事ではありません。
程なくして〈ドタドタ〉と階段を駆け上る音。
「おねえさま! 桜さん! 一体何が……」
外見は十九歳だけど、心はまだまだ九歳なザクロちゃんが〈がちゃり〉とドアを開ければ、目に飛び込んでくる惨状。
床に敷かれた僕の布団の上でドクロちゃんはマウントポジション。
涙目で僕の身体を〈がくがく!〉と揺らしているのです。
「失礼しました……」
再び〈ばたん〉とドアが閉ざされます。
「待たれえー! コレは決して中学生の朝の情事とかそんなんじゃあない! 何でザクロちゃん涙目なの! 違うって言ってるでしょ!」
決死の思いでドクロちゃんのマウントポジションを解き、走り去ろうとする妹天使を必死に説得します。
「聞いて、ザクロちゃん。ドクロちゃんの様子がおかしいんだ」
ゆっくり振り返る妹天使。
245Life with angel 第一話 2/11:2007/09/18(火) 02:00:04 ID:gCdCQ99O
「……おねえさまが?」

   ★

「そういうことですか」
姉であるドクロちゃんに朝ごはんを食べてくるように促した、軍服を着た天使はうなずきつつそう言いました。
「ど、どういうこと?」
「天使はニンゲンと違って不安定な存在ですので、こう言ったコトはよくあります。おそらく、お姉さまの心を乱す何かが、昨日あったのだと思います」
「心を乱す何か?」
「おねえさまは昨日起こった何かに精神的にショックを受けたのですよ。わたくしたちルルティエの天使はつらい修行を受けているので、おそらく相当のことなのでは……」
僕は首をひねります。ドクロちゃんにとって相当なショック。何でしょうか。
何かドクロちゃんにとって、それほど大切なコトに関係していると思われます。
「うーん……何だろう? マヨネーズ?木工ボンドにびんかんサラリーマン……」
僕がドクロちゃんがショックを受けそうなコトガラを羅列していると、ザクロちゃんがソレをさえぎって口を開きました。
「おねえさまが何より大切にしている、大好きなものがありますよ」
「え? 何?」
そんなものがあったでしょうか。ドクロちゃんが木工ボンド以上に大切にしてるモノって……
「桜さん、アナタです」

   ★

普段の通学よりも少し遅い時間。
朝のホームルームはとっくに始まっている時間です。
いつもの通学路はやけに静かで。
「ぴるるるー♪」
隣にはこんなときでも笑顔を絶やさない天使の少女。
このときばかりは彼女は本当の天使なんだと実感させられます。
「ドクロちゃん、僕が絶対治してあげるから、心配しないでね」
「ぴー!」
そう言って僕の腕に抱きついてくるドクロちゃんを見ていると、何だか微笑ましくて、そっと彼女の頭を撫でてあげます。
ザクロちゃんにああ言われてから、昨日僕がドクロちゃんに対してとった行動を一つ一つ確認してみましたが、特に思い当たるコトはありませんでした。
言われてみれば、ドクロちゃんは二言目にはいつも「桜くん」と口にしていた気がします。
自分勝手だけどとっても寂しがりな彼女のキモチは、身近ゆえに気が付きにくいのかもしれません。

誰もいない下駄箱空間。
遠く生徒たちの声が聞こえるということは、ちょうど朝のホームルームが終わる時間でしょうか。
246Life with angel 第一話 3/11:2007/09/18(火) 02:01:56 ID:gCdCQ99O
階段を上り、僕たちの教室のある階に到着し、僕とドクロちゃんが廊下を歩いていると後ろからかけられる声。
「よう桜、それにドクロちゃん。二人そろって重役出勤か?」
いかにも運動部な爽やかスマイルを僕たちに向けるのは宮本でした。
朝から気持のイイやつです。
「ドクロちゃんがちょっと大変なことになって……朝のホームルームで先生、何か言ってたか?」
「いや、何も言ってねーな…………というか半分寝てた。すまん。くはは」
「お前に聞いた僕がバカだった……」
仕方ありません。バカは放っておいて、朝の連絡事項は静希ちゃんにでも聞くとしましょう。
「しかしお前ら並んで歩いてるとカップルみたいだぞ? いやマジで」
「なっ!」
宮本の言葉にドクロちゃんは「ぴぴぴー」とか言いながら頬を染めて後頭部をかいていますが、僕としては堪ったものではありません。
何故ならここは静希ちゃんもいる学校内。
いつ誤解が生じるか分かったものではありません。
ドクロちゃんと気持ち三歩距離をとります。
「ほら、ドクロちゃん、早く教室入ろう?」

僕はそのときのドクロちゃんの悲しげな表情に気付くことができませんでした。

   ★

国語、数学に音楽と、いつもに増して言っていることがニンゲンからかけ離れているドクロちゃんですが、何故だかソレらを難なくコナシ、今は夕暮れ、放課後です。
茜色に染まり、遠くから部活にいそしんでいるであろう運動部のかけ声や、吹奏楽部の楽器の音が小さく聞こえる教室で、僕は天使の少女と二人きりでいました。
僕は誰もいないコトを確認し、ゆっくりとドクロちゃんに話を始めます。
「ドクロちゃん……」
「ぴ?」
天使の少女は不思議顔。されど僕と二人きりなのが嬉しいのか、どこかうきうきした様子。
僕は今日ずっと、授業のあいだだって、僕が昨日犯した過ちについて考えていました。
けれど答えは出てきませんでした。
ドクロちゃんは未だに「ぴるる?」などと言いながら、うつむく僕の顔をのぞき込んでくるのです。

〈ぱた〉

頬を伝い、机の上に落ちた水滴。
それは間違いなく僕のモノでした。
「いやだよ……どうしてドクロちゃん、何もしゃべってくれないの? ……ねえ、ずっとこのままなの? いつもみたいに僕のこと“桜くん”って呼んでよ……」
247Life with angel 第一話 4/11:2007/09/18(火) 02:03:15 ID:gCdCQ99O
この一日、たった一日で僕は実感するコトができました。
誰かが自分のコトを呼んでくれる。ソレが、どんなにかけがえのないコトなのか。
一度せきを切れば次から次へと流れる涙。
ドクロちゃんまでがうつむいてしまいます。
元気さだけがとりえなのに。ドクロちゃんにこんな表情をさせてしまう僕はつくづく最低なヤツです。
「ドクロちゃん、ごめんね? ……やっぱり僕、わからないよ。何がキミを傷つけたのか。……僕が悪いコトをしたのなら、ハッキリ言ってくれてかまわないよ。だから……」
途切れるコトバ。
うつむいていた天使の少女は急に〈ぱっ〉と顔を僕に向けると、
「もうっ! しょうがないんだから! 桜くんは!!」
〈にこっ〉と僕に向かってスマイル。
同時に繰り出されるのはおなじみの鋼鉄バット。
ドクロちゃんの言葉に反応する間もなく、ソレは僕の脳を頭部より〈ごめるり〉とこそぎ落しました。
脳信号が途絶え、鮮血をまき散らしながら千鳥足で教室のイスや机にぶつかりながら〈がっしゃあん!〉と倒れる本体。

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

「いきなり痛いじゃないか! どうしてキミのために涙を流す僕の頭部を黒光りする鈍器で引っ叩くの?!」
「だって、桜くんが女心が分かってないから……」
「だからってエスカリボルグは…………え……?」
硬直。渇いていく涙。だって、今目の前にいるドクロちゃんが
「アナタ、しゃべれるようになったの?!」
「ボクは最初からしゃべれるよ? 桜くん」
そのくりくりボイスで発せられる“桜くん”という単語。僕の名前。
「そういうコトを言ってるんじゃない! 今朝からさっきまでドクロちゃんは『ぴ』と『る』しかしゃべれなかったでしょ?!」
「うん。桜くんを反省させるために、ボクとザクロちゃんで、桜くんを騙すお芝居をしたんだよ? 桜くん、引っかかった? えへへっ!」
「何でそういうコトするの?! 僕は本当に心配したのに! 純情な中学二年生のココロを持てアソビましたね?!」
僕の説教も終わらぬうちに、ドクロちゃんは〈くるり〉と後ろを向いてしまいます。
「待ってよ! まだ話は……」
「ねえ桜くん」
いつもと違う声色。それは、悲愴漂う声。
「昨日の放課後のコト、本当に覚えてないの?」
「え……?」
身体に電気が走ったようでした。
それは脳に焼きついた昨日の記憶。

   ★

それはドクロちゃんを校門で待っていた放課後のコト。
248Life with angel 第一話 5/11:2007/09/18(火) 02:04:39 ID:gCdCQ99O
「あーもう! 一体いつまで待たせるつもりなんだよ!」
帰りのホームルームが終わってはや三時間。
「ボク、ちょっと用事があるから、校門で待ってて(はぁと)」と言ったドクロちゃんが校内から出てくる気配は未だありません。
さすがにガマンの限界というものです。
部活をし終えて、帰り始める生徒たちも、少し目立ち始めました。
このような人通りの多いトコロで待ち合わせをするのは非常に気が引けるのです。
もうすぐ陸上部に所属する静希ちゃんだって来るかもしれません。校門で待ち合わせなんてシチュエーションを彼女に見られた日には自殺モノです。
「よう桜」
跳び上がる心臓。唐突に後ろから僕に声をかけた人物の姿を確認するために後ろを向けば
「何だ宮本か」
「何だとは失礼なヤツだな。何だ?彼女と待ち合わせか? 相変わらず仲がいいな、お前ら」
僕は三時間も待たされて少しイライラしていたのかもしれません。
「なっ……! 仲がいいワケないだろ! 毎日毎日ドクロちゃんのワガママに付き合わされる身にもなってみろ! もう、うんざりだよ!」
肩をすくめて
「そうかよ。じゃあな」
そう言って帰途につく宮本の背を見送り、十分ほどして現れたドクロちゃん。

思えばそのとき彼女の眼が、少し赤かった気がしました。

   ★

「……あ……聞い、て、たんだ……」
今さら、取り返しのつかないコトを口走った自分に気がつきました。
過去に戻ることが出来たなら、その自分を力いっぱい殴りたい気分です。
ドクロちゃんがいなかったから、とか、そういうコトではありません。
ワガママばっかりで、いつも僕に迷惑をかけるドクロちゃんだけど、彼女がいっつも僕のコトばかり考えているってコトぐらい、いつもいっしょにいれば分かってたハズなのに。
「ねえ、ドクロちゃん。ごめんね? 僕、別に本気であんなこと言ったワケじゃないんだ。ただ、ドクロちゃんに待たされて、少しイライラしてたんだ。僕がどうかしてたよ。ごめんねドクロちゃん」
謝ってもどうにもならないけど。気づけたことは大事だと思うから。
「桜くんは、静希ちゃんのコトが好きなんだよね?」
それでも彼女は振り向いてくれなくて。
突然発せられる脈絡のない質問。
でもそれはどこか鬼気迫る声で。
しばらくして僕が返した答えは、
「…………うん」
249Life with angel 第一話 6/11:2007/09/18(火) 02:06:06 ID:gCdCQ99O
嘘をつくことなんか出来ません。
誰よりも真っすぐなドクロちゃんに嘘をつくことが、彼女に対してどれほどの裏切りになるのか、言うまでもないから。
「桜くん、ボクのこと、犯していいよ?」
「え……?!」
ドクロちゃんが僕のほうを向けば、すでにはだけられている制服。
「なっ……! ドクロちゃん、何やって……!」
「ボクはね、桜くんのコトが大好き」
僕の言葉をさえぎって発せられるドクロちゃんのキモチ。きっとドクロちゃんの、初めての告白。
「だから、ボク、桜くんに犯されても平気だよ? ほら、気付いてくれたお礼。静希ちゃんと桜くんが恋人になったとき、ちゃんと女の子のコト知ってたほうが安心でしょ?」
きっと、ドクロちゃんは昨日のあのときから、このシナリオを考えていたのでしょう。
その上でザクロちゃんと相談して、僕のキモチを確かめるようなコトをしたのです。だって今のドクロちゃんの眼差しは、真剣そのもの。覚悟ができていなければ、こんな表情はできません。
そして、これがきっと僕のキモチを確かめるための最後のステップ。
「ドクロちゃん……」
しかし僕の下半身は正直に反応を示し、『ドクロちゃんを犯す』という黒々とした欲望が心に満ちます。
少しずつドクロちゃんに歩みより、ついには興奮した僕の鼻息が肌で感じられるほどの至近距離。
「優しくできないからね?」
ドクロちゃんは数秒うつむき、
「うん。桜くん、来て……」
僕に向けられた表情は、今までの、どのドクロちゃんの笑顔とも違った、卑屈な笑み。
彼女のこんな表情は初めて見ました。

ドクロちゃんを机の上に押し倒し、教室に誰もいないことを確認し、すでにはだけられたドクロちゃんのワイシャツの胸元から、乱暴にブラジャーを〈びっ〉と引きちぎります。
自らを守るモノを失い、解放されたドクロちゃんの二つの大きなふくらみが〈ぷるんっ〉と、ブラジャーを引きちぎられた勢いで激しく上下、重力に逆らうかのごとくその存在を主張します。
ドクロちゃんは横を向き、頬を赤く染めています。
張りのあるふくらみの先端には綺麗な薄桃色の突起。いつも際どい格好をしていても、決して見せたことのないドクロちゃんの胸が、今、一糸まとわぬ姿で僕の目の前に晒されている。
その事実が僕の興奮を最高値まで高めます。
思春期の男の子が女の子に「いいよ」と言われて正常な精神状態を保てるでしょうか? 答えは『否』。
僕の心臓は初めての体験に激しくロデオされ、今にも破裂せんばからに超速のビートを刻んでいます。
「ぃひゃあっ!」
鼻息も荒く、僕がドクロちゃんの突起を口に含み、飢えた子どものように貪ると、ドクロちゃんが嬌声を上げました。
「あ……はっ……桜くんがボクのおっぱい吸ってる……えへへ……」
250Life with angel 第一話 7/11:2007/09/18(火) 02:07:26 ID:gCdCQ99O
それは最早、快楽に身を任せた少女の声。
そんな普段とは違うドクロちゃんの艶やかな声に、僕の興奮は止まることなく、口に含んでいないもう一方のふくらみに手を伸ばし、手のひらで揉みしだきます。
「ん……きゅっ……桜くん……」
ここぞとばかりに僕はドクロちゃんの胸を堪能しつくました。

どれくらいの時間がたったでしょうか、僕が口を離したときには、ドクロちゃんはすでに呼吸も荒く、グッタリしていました。
初めての体験にドクロちゃんは胸だけで何度か果ててしまったようでした。

再度、教室に誰もいないことを確認すると、僕は早まる気持ちを抑えきれず、自分がはいているトランクスをズボンごと一気にずり降ろしました。
「きゃっ?! 桜くん?!」
せっかくの機会です。『アレ』を経験しないワケにはいかないでしょう。
僕の下半身の怒張はすでに真っ赤に充血、脈打ってます。ドクロちゃんはさも恐ろしいものを見るかのような目つきで僕のソレを見ています。
「ドクロちゃん。僕の、ドクロちゃんの口で気持ち良くして」
命ずるまでもなく、ドクロちゃんは机の上から身を起こし、僕の正面にしゃがみこみます。
しばらくうつむいた後、顔を真っ赤にしながら口を開け、おずおずと舌を出し、先端を舐めます。
「さ……くらくんの……おちんちん……」
最初は怖がっているようでしたが、まるで呪文か何かのように僕の名前を繰り返し口にしては、しだいに僕のソレを愛でるかのように、両手でしごき、丁寧に舐めまわして行きます。
ドクロちゃんの小さな舌が〈ちろちろ〉と僕の敏感なとこを余すとこなく、舐めます。
「うっく……」
漏れたのは僕の声。僕だってこんなことされるのは初めてです。あまり長くは持ちそうにありません。
「ドクロちゃん、口に含んで……」
そう言うとドクロちゃんは素直に僕の棒状のソレを〈かぷっ〉とスッポリと口内に含みました。
そして僕の内にわき上がる支配欲。ドクロちゃんの口内を犯したい、という欲望。
「んぶっ! あっぐ……んっ!」
僕はドクロちゃんの頭を両側から〈がしっ〉と鷲づかみにすると、そのまま縦に激しく動かし、ドクロちゃんの口内への抽挿を繰り返します。
「あっんぶっ……はふは、ふんっ……ふふひひほ……」
彼女の唇、そして口内の頬の湿った肉が僕の怒張を激しく擦り上げます。
「うぐっ……ドクロちゃん……!」
ドクロちゃんの頭を抱き抱え、僕の怒張を彼女の小さな口内の奥に突き刺します。その瞬間、僕の尿道を一気に駆け上がってくる射精感。

〈びゅっびゅーっ〉
251Life with angel 第一話 8/11:2007/09/18(火) 02:08:36 ID:gCdCQ99O
音が聞こえるほど、大量に僕は自らを彼女の中に放出しました。
「うぶっ……んんーっ!」
ドクロちゃんが目を見開いて、一瞬苦しそうにしますが
「んくっ……んくっ……んっ……こくっ……くぴっ……」
目を閉じ、大切な飲み物であるかのように、僕の精液を飲み込み始めます。
最後まで精液を体内から絞り出し終えた僕は、ゆっくりドクロちゃんの口内から怒張を引き抜きます。
彼女の口端から〈どろり〉と流れる僕の白い精液。
彼女は泣くのを必死に我慢しているような表情をしていますが、それは逆に僕の興奮をより高める結果となりました。
再びドクロちゃんを机の上に押し倒し、スカート下のパンティに手をかけます。
「あっ! 桜くん……ッ!」
ためらいもなく一気にパンティを下します。
〈つーっ〉と長くドクロちゃんのソコからパンティに糸がかかります。
「いやああああ……」
ドクロちゃんが両手で顔を覆い、顔を左右に振ります。
「ドクロちゃん、僕のくわえながら、感じてたんだ。Hだね……」
「ち、違うもん! ボクは……」
ドクロちゃんの言葉も聞かず、ドクロちゃんの腰を両腕で〈がしっ〉と固定し、未だその狂暴な形状を保つ怒張を彼女の濡れた秘裂に〈ぴとっ〉とあてがいます。
「あっ! 桜くん待って! まだ……」

〈ずぶっ〉

ドクロちゃんの言葉を無視し、怒張を一気に彼女の最奥まで突き入れます。
「あっぐ……ああああーっ!! 痛いいーっ!!」
ドクロちゃんが体を仰け反らせ、両手で机を力一杯掴んでいます。
一瞬遅れて〈つーっ〉と結合部から流れてくる赤い液体。
「うっ、ううーっ……痛いよぅ……」
やがてドクロちゃんは〈はらはら〉と涙を流し始めます。
構わず自らの欲望を満たすため、腰のピストン運動を開始します。
「いっ……たいっ……! 桜、くん……! 本当に痛いの……ちょっと待って……ッ!」
抽挿を繰り返すたびにドクロちゃんと僕の恥骨がぶつかり合って〈ぱんっぱんっ〉と激しい音が教室に響きます。彼女の奥に突き入れるたび、怒張の先端、尿道口がドクロちゃんの子宮口に当たるのを感じます。
「いっ……あっ……さ、くらくん……ボク、壊れちゃうよっ……!」
未だ体中に走る激痛に耐えるように苦渋に顔を引きつらせたドクロちゃんが、必死に僕に訴えかけます。
「はっ……はっ……」
252Life with angel 第一話 9/11:2007/09/18(火) 02:10:42 ID:gCdCQ99O
もう何も考えられない。
まるでドクロちゃんが僕の自慰のための道具であるかのように、彼女の痛みも顧みず、機械的な動きを繰り返すのみ。それでも
「あっ……ぐ……さ、く、らくん……桜く、ん……桜くんッ……!」
うわ言のように僕の名前を繰り返し、やがて恍惚とした表情で僕の機械的な運動を受け入れ始めるドクロちゃん。
「イクよッ……! ドクロちゃんッ……!」
「あっ! 待って桜くんッ! 中は……ッ!」

〈ぴゅっびゅーっ、びゅくっ〉

「あっ! やっ、は……! 熱いッ……! 桜くんのが、ボクの中にッ……!」
「うっく……はあっ……」
ドクロちゃんの中に、僕は自分の全てを吐きだしました。

コトの後、僕は乱れた自分の制服を元通りに整えました。
ドクロちゃんはまだ乱れた制服姿のまま、机の上に横たわり、〈はらはら〉と涙を流しています。
僕はゆっくりと彼女に歩み寄り、隣の机に腰掛け、
「ごめんね、ドクロちゃん」
彼女の目を見て、そう言いました。
「うっ……ううん。ボク、桜くんのコト、好きだから。だから、大丈夫だよ?」
努めて明るく振る舞おうと、いつもの笑顔を僕に向けてくれるドクロちゃん。
そんな彼女の両肩の側に両手をつき、ゆっくりと顔を近づけ、

〈ちゅっ〉

唇を重ねました。
「え…………?」
ドクロちゃんが驚いた顔をしています。
「僕、やっぱりドクロちゃんのコトが好きみたい」
驚く彼女にそう告げました。
「え……え?」
戸惑うドクロちゃん。
「あはははっ! ドクロちゃん引っかかった? ごめんね。痛かったでしょ? でも僕だっていつも撲殺で痛い思いしてるんだから、おあいこだよね?」
「え……何で……? 桜くんは、静希ちゃんのコトが好きなんじゃ、ないの……?」
「ドクロちゃんが来るまではね。……もう、ドクロちゃんのせいなんだから。いつもドクロちゃんが僕にべったりくっついて来るから、好きになっちゃったじゃん……」
照れ隠しに一気にしゃべったものの、やはり恥ずかしくて、赤面してしまいます。
「でも、今までそんなこと一言も……」
「うん。今日、ドクロちゃんがしゃべれなくなって、改めて気付いたから」
「じゃあ、何でさっきあんなコト……」
「だってドクロちゃんが“犯して”なんて言うから、僕、頭に来て。……あんな悲しいコト、言わないでよ。……でも、ドクロちゃんも僕のコト騙したし。本当にごめんね?」
253Life with angel 第一話 10/11:2007/09/18(火) 02:12:41 ID:gCdCQ99O
そう言った僕は、ドクロちゃんの小さな肩を抱きよせます。
「ドクロちゃん、好きだよ…………ってアレ? 何でうつむいたまま肩を震わせてるの? ちゃんと僕の顔を見……」
「…………たかった」
「え?」
「痛かったんだから―――ッ!」
〈りるめご〉と僕のアバラから脳髄を根こそぎ削りとったのは何でも出来ちゃうバット☆エスカリボルグ。僕の意識はブラックアウト。走馬灯の上映会。
「えへっ……えへへっ……桜くん……」
再び両の眼よりこぼれ落ちる涙。でも、それはとても暖かくて。天使の少女は胸を締め付ける幸福感に戸惑い、頬を染め、カラダをもじもじさせています。
ドクロちゃん? キミの愛しの彼のお肉が冷めちゃいますよ?
「あっ! ボクの桜くん! どうしてこんな……待ってて! ボクが、ボクが今すぐ……!」

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

天使の少女が魔法のステッキよろしくバットを〈くるるる〉すれば茜色の放課後の教室に満ちる幸せの光。
教室の窓より射しこむまばゆい白い光が厚い雲を形成し、教室を優しく包み込みます。
しだいに雲が晴れ、そこより爆誕するのは光に包まれた中学男児、草壁桜(14)。
「桜くんっ!」
イチローのレーザービームなみの速度で復活した僕に衝突し、抱きついてくる天使の少女。
「ねえ、ドクロちゃん?」
「なあに? 桜くん」
さっきまでの涙はどこへ行ったのやら、いつもの天使の笑顔を僕に向けてくれます。
「もう一度、キスしてもいい?」
「んー?……」
ドクロちゃんはイタズラっ娘のように、僕から一歩距離をとり、脚を〈くねくね〉させて、
「しょうがないんだからっ! 桜くんはっ!」
そう言って僕に再び歩み寄り、顔を上げて、目を閉じます。
僕はその可愛い天使の顎を指で持ち上げて
「んっ……」
契りを交わしました。

   ★

「そっか」
小さくつぶやく。
教室の扉の影に隠れ、一部始終を見たわたしは、何だか、妙に納得した気分だった。
何だか、そんな気はしていた。
普段からあの二人を見ていれば、誰だって分かることだろう。
「何だろうこの気持ち」
254Life with angel 第一話 11/11:2007/09/18(火) 02:13:42 ID:gCdCQ99O
廊下を歩きながら、胸をうずまく複雑な気持ちに戸惑う。
しばらく歩いていると、下駄箱のほうから歩いてくる黒い長髪の女の子。南さんだ。
「……? 静希ちゃん? どうしたの?」
彼女にしては大変珍しく、慌ててわたしに駆けより、心配そうに声をかけてきます。
「…………え?」
気がつけば、頬を伝う水滴。
指で拭い、それが眼からこぼれたものだと気付きます。

……そっか。わたし、失恋したんだ。

薄暗い、下駄箱が並ぶ昇降口が、やけに寂しく感じられました。

-fin-
255名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 02:17:51 ID:LKwMHmhg
>>243-254
GJー
2565-24:2007/09/18(火) 02:21:15 ID:gCdCQ99O
以上です。
ドクロちゃん大好きだけど、涙を流しながら卑屈な笑みを浮かべるドクロちゃんの顔が脳裏をよぎったので書いてみた作品でした。
反省はしていない。
あと、ドクロちゃんが『ぴ』と『る』しかしゃべれない、という設定は、以前アニメ2板のスレのほうで、住人たちが何気なく話していた内容からヒントを得ました。
そちらの方々にも感謝。

今回気づいたことは、短編書くのが意外に難しいというコト。
どうしても急ぎ足になっちゃう。
長編だと「あー、次やればいいや」って出来るんだけど、短編だと全部詰め込まなきゃいけないし、短くまとめなきゃいけないというジレンマ。

長編のほうもがんばってますよ。大分収拾つかない展開に突入。
相変わらず妄想垂れ流しの駄文ですが、そんなんでも読んでいただいて感想いただけるのが嬉しくて止められない。
257名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 02:22:40 ID:LKwMHmhg
>>256
おつ!
258neojehuty:2007/09/18(火) 05:18:55 ID:AOoFhGFg
>>256
GJです!
259名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 08:35:19 ID:5kk2drCI
18禁ゲーム以外の同人誌が苦手な俺が、ノーマルアニメの18禁短編小説を全部読んでいた。

桜(主人公)とドクロちゃん(メインヒロイン)との純愛系なら、許せる!感動して、自分でもなに言っていいかわかんねぇや。
260名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 16:01:29 ID:wAxpaRgT
>>259
安心しろ、俺にはその気持ち理解できる!
261名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 20:02:12 ID:5kk2drCI
>>260 ありがとうございますm(_ _)m
うれしいです!
262名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 20:51:01 ID:6aYATpX+
>>254
GJ。最高だぜ!
263名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 18:29:38 ID:hFTmGLbu
久しぶりに来た

お二方ともGJすぎ
264名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 02:07:42 ID:kmoLc9pQ
うる星やつらを思い出した
265名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:34:49 ID:9Go1k+b2
南さん凌辱を頼む……
266名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 13:21:05 ID:D4mru8au
>>265
そういやありそうでないね。見てみたい!!
267名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 14:15:07 ID:CKxjnrl5
田辺さん凌じょ(ry
268名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:11:36 ID:QT53cgv7
桜くん凌辱とかどうだ!
269名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:45:18 ID:MM8spo74
残念ながら本編で何度も黒くて堅いものを挿入されています
270名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:58:14 ID:imLMFj4w
菜月さんは需要あるの?
2715-24:2007/09/23(日) 03:27:36 ID:DDq5F6Ut
>>270
いままでなかった発想!面白そうですね。ぜひ!

連投ですいませんが、長編の秋編が完成したので、こんな深夜ですが投下します。
272ドクロafter〜season autumn〜 1/13:2007/09/23(日) 03:28:46 ID:DDq5F6Ut
虚ろな目を虚空に向ける初老の男。
崩れた壁の間より差す陽光。
ホコリの舞う灰色の廃墟ビルの大広間には、ところどころ破れた三人がけの緑色のソファーがある。

〈こつ、こつ――〉

そこに腰かける男が面は上に向けたまま、眼球を正面に回すと、品の良い足音が広間に響いた。
「見つけたぞ、草壁桜」
この場所にはおよそ不釣り合いな、清潔な身なりをした、黒い和服を着た女性。
その切れ長の瞳で「草壁桜」と呼ばれた男を睨み、
「神の領域を侵す数々の薬の開発、および天使の拉致・監禁行為。許されることではない」
「く、くっくっく……」
何がおかしいのか、男は肩を震わせ、喉にひっかかるような笑いを漏らし始めた。
「草壁桜、我々神の使いは貴様に神罰を下しに来た」
黒髪の喪服の女性の背後からは、険しい表情をした、頭上に光る輪を浮かべた人間がさらに数人出てきた。
「遅い」
ひとしきり笑った男が初めて口を開き、そう言った。
「あんたら、天使だろ。何でこんな遅いのさ」
「……『あの天使』が最後に起こした厄介事の処理に手間取っての……。だが、それももうじき終わる」
「何ッ?! 彼女はまだ……?」
ソファーに深く腰掛けていた男は女の言葉に過剰な反応を示し、バネのごとく上半身を跳ね起こし、身を乗り出した。
「……彼女の公開処刑はお前にも見せたハズだがの」
女のその言葉を聞くと男はがっくりと頭を垂らし
「あんたらダケは許さない……」
そう一言、つぶやいた。
まるでボロ雑巾のような服を身にまとった男は、その汚れた指先で、傍らにあるパソコンのキーボードを操作した。
「遺伝子操作によって生まれた究極生命体。あんたらを一掃するために僕が作り出した」
突然天使たちの背後の壁が、大きな音をたてて崩れると、そこから大量の飛行生物が部屋に入ってきた。
「なっ……これはっ……!」
鷲ぐらいの大きさのその生物は、もはや生物と呼べるのかも分らないグロテスクな姿をしていた。
人工的な配色をしたその群れは低速で飛行し、天使たちをかく乱した後、まるで元からいなかったかのように、跡形もなく消えうせた。
「消えた……?」
女がそう呟いた瞬間、他の天使たちに異常が起こった。
273ドクロafter〜season autumn〜 2/13:2007/09/23(日) 03:29:56 ID:DDq5F6Ut

〈ぱんっ〉

「うわあああああっ!」
天使たちの全身の皮膚が、泡立ち、破裂し始めた。
「くっ……!」
超高速で飛行し、正体不明の攻撃をしてくるそれをかいくぐり、女は男の胸ぐらをつかんだ。
「わらわの娘は……サバトはどこじゃ! 言え!」
男は生気のない瞳で女を一瞥すると、
「見たい? もう原型を留めてないケド」
何でもないことのように、そう言った。
「何……?」
男が再びキーを操作すると天井が開き、そこから『何か』が〈どさっ〉と女の目の前に降って来た。
「うっ……あ……」
それは体中を解剖された、頭に羊のような角を持った少女であった。
しばし目を見開いて言葉を失っていた女は、その場にうずくまると、胃の内容物を盛大に吐き出した。
「う……うおえええええっ……うっ……ど、どうしてこんな……こんな、ことを……うっく……」
女はみっともなく泣きじゃくっていた。
「あんたらはあの日、『僕を』殺したんだよ。あの日、僕は彼女が、ドクロちゃんが僕にとってどれだけ大切だったかに気付いた。ドクロちゃんは僕の全てだった。それを殺したあんたらを許さない。だから、僕は亡霊なんだよ。あんたらを呪うためだけに存在している」
そう言った男の右腕が、破裂した。
「これは復讐なんだよ」

   ★

「いぃーち、にぃーい……」
湯気曇る浴室。
僕とドクロちゃんは二人仲良くバスタイムです。
ガス代の節約というワケではないですが、もう恋人同士だから気兼ねなく二人でお風呂に入れます。
きっかけは、僕が一番風呂をいただいているときに全裸のドクロちゃんが浴室に飛び込んできたコトです。
拒む理由もないので、こうして今に至るワケなのですが、
「数ヶ月前までは考えられない状況だなあ……」
当のドクロちゃんは今、お湯の満ちた浴槽の中で、僕の脚の上にお座りして、数を数えているのです。
「ごぉーお、ろぉーく……」
数ヶ月前なら彼女のオールヌードを見ただけで、僕は命の花を散らしていたコトでしょう。
頭の上には輪っかが〈きらり〉。
暗銀色の髪の毛は艶があり、手入れが行き届いています。
色白で瑞々しい肌はお湯につかって、ほんのり桃色。
どこをとっても申し分ない僕の自慢の彼女、ドクロちゃんのリーサルウェポン、最強伝説にして空前絶後、四面楚歌で四捨五入な、彼女の自己主張が過ぎる胸が、―いえ、このさい『おっぱい』と言い切りましょう―が〈ふよふよ〉と水面に揺れています。
274ドクロafter〜season autumn〜 3/13:2007/09/23(日) 03:31:03 ID:DDq5F6Ut
「じゅーう、じゅーいちっ!」
湧き上がるイタズラ心。
果たしてドクロちゃんは僕のコトをどこまで許してくれるのか、気になるトコロではあります。
「んー? どうしたの? 桜くん」
黙っていた僕を怪訝に思ったドクロちゃんが数えるのを中断します。
僕は決死の覚悟でその八十五センチを

〈ふにゅん〉

後ろからそっと掴みます。
ヘブン。
手のひらより脳に電気信号で送られるその感触。
脳を支配するフレーズはすなわち、
―おっぱいって素晴らしい―
一瞬な永遠を楽しみ、そして撲殺に備える僕ですが
「あんっ、もう桜くん……」
以外にもドクロちゃんは僕を撲殺することはしませんでした。
「あれ? ……胸、触られても、ドクロちゃん、平気なの?」
「何で? ボク、桜くんの恋人だよ? あんっ……ねえ、桜くん、もっと触って……?」
感動しました。
男、草壁桜、ついにやったのですね。
ドクロちゃん、何て可愛いんでしょう……ッ!
「そんなこと言ったら、もっとイタズラしたくなっちゃうよ、ドクロちゃん……」
背後からドクロちゃんの胸の桃色の突起をつまんであげると
「ひゃあん! ……あっあっ、胸が切なくて、気持ちいいよお……」
僕の上でドクロちゃんが嬌声を上げ、よがります。
そんなドクロちゃんを見てると、ますます彼女への独占欲は膨らんでいくばかりです。
「あっ……桜くん……」
「ん?」
何故か急にドクロちゃんは顔を真っ赤にします。
「当たってる……」
見ればすっかりエレクト状態なマイ・サン。
「ご、ごめん……ドクロちゃん」
僕も何だか照れくさくなります。
「ううん。ねえ、桜くん……」
ドクロちゃんはお湯の中、体制を変えて僕の方を向くと、
「んっ……ふっ……ちゅっ……んっ……んっ……」
柔らかくて可愛らしい唇で、ディープキスを食らわせてきます。
「後でボクと、いっぱいしよう?」
僕の肩に頭を預け、耳元でそう囁きます。
「ドクロちゃん……」
僕は、世界一幸せな男です。

これは、幸せな世界にほころびが生じ始める物語。

   ★
275ドクロafter〜season autumn〜 4/13:2007/09/23(日) 03:33:30 ID:DDq5F6Ut
闇に浮かぶ白い肌。
薄暗い寝室に二人きり。
「桜くん……ボク、すごいドキドキしてる……」
目の前には濡れた暗銀色の髪をしたドクロちゃんが、両手を自分の胸に押し当てて、恥ずかしそうにうつむいています。
そんな可愛い天使の少女に歩みより、
「本当だ……」
そっと抱きしめます。
抱きしめた彼女から、温かい体温と共に〈とくんとくん〉と鼓動が伝わってきます。
「桜くんは、ボクを見て、ドキドキする?」
僕の胸に顔をうずめて、安心したような表情で、そう問います。
シャンプーの優しい香りが鼻腔をくすぐります。
「ドクロちゃんみたいな可愛い女の子が目の前にいて、ドキドキしないわけないでしょ?」
ドクロちゃんの頭をゆっくり撫でながら、僕もドクロちゃんを抱きしめて、幸せを噛みしめます。
「んっ……」
ドクロちゃんが僕の顔を引きよせて、瑞々しい唇を重ねてきます。
僕はそのまま力を抜いて、ドクロちゃんを腕に抱いたまま、背後のベッドに倒れこみます。
〈どさっ〉
ベッドの上で二人の身体が重なり、なおもキスは続きます。
「んっ……んっ……」
どのくらいそうしていたでしょうか、しばらくすると彼女は唇を離し、何か物言いたげに僕を見つめます。
「……じゃあ、脱がしてもいい? ドクロちゃん」
「うん……」
ドクロちゃんは恥ずかしそうにしながらも、どこか嬉しそうな表情をします。
今のドクロちゃんはTシャツに下着一枚という格好。
僕も同じです。
僕が下から彼女のTシャツをたくし上げようとすると、ドクロちゃんは両腕を上げて脱がしやすいようにしてくれます。
〈ぷるんっ〉
Tシャツといっしょに途中まで持ち上げられた彼女の大きなおっぱいがこぼれ落ちます。
そんな光景に少し目を奪われていると、
「桜くんは、胸が大きい娘が好き?」
ドクロちゃんが不思議そうに聞いてきます。
かつての僕=ロリコン疑惑よりくる疑問でしょうか。
それはとても心外です。
「僕は、ドクロちゃんが好きだよ」
お返しに僕はそう言って、ドクロちゃんの胸の薄桃色の先端にキスをします。
「もう、桜くんはそうやって上手いこと言ってー……あんっ! もう、桜くん強く吸いすぎー!」
ドクロちゃんが僕の頭を〈ぽかぽか〉叩きます。
手のひらでその大きな胸を包み、ゆっくり揉んでみます。
「あ……んっ……桜くん……」
親指と人差し指で乳首を優しく愛撫しながら、首筋に舐めるようなキスをします。
276ドクロafter〜season autumn〜 5/13:2007/09/23(日) 03:34:30 ID:DDq5F6Ut
「ひゃん……桜くん、それ、すごく気持ちいいよ……」
僕のつたない愛撫でも、ドクロちゃんはちゃんと感じてくれているようです。
しばらく乳首をいじっていると、少し堅くなってきたような気がします。
何かの本で読んだ気がしますが、本当に堅くなるんですね。
それだけドクロちゃんが感じてくれていることに、僕は何だか嬉しくなります。
「はっ……はっ……桜くん……大好き……」
僕が愛する女の子は僕のことを好きだと言いながら、僕の腕の中でしだいに呼吸を荒くしていってます。
彼女をもっと僕の色で染めてしまいたい。
そう思い、彼女の綺麗な色をした乳首を、僕の口に含みます。
「ひゃっ! ……さ、桜くん、赤ちゃんみたいだよぅ……」
ドクロちゃんは真赤になりながらも、目を堅く閉じて、ベッドのシーツを握りしめています。
口の中で乳首を舌でころがすように舐めまわしてみます。
「やあっ! だ、だめだよ桜くん……! そんなにしたら、ボク、イっちゃうよぅ……! ……あっ……はっ……はっ……」
僕は開いてるもう片方の手でも胸を愛撫します。
「あっ……だめっ、だめ……本当に、本当に来ちゃうよぅっ……やっ……あああーっ!」
ドクロちゃんは僕の頭を両腕で抱きしめると、身体を弓なりにして、そのまま果ててしまったようです。
「はあっ……はあっ……はあっ……」
ドクロちゃんは荒い呼吸を繰り返しながら、僕にもたれかかって来ます。
「もう……ひどいよ桜くぅん……胸だけでボクをイかすなんて……」
「気もちよかった?」
「うんっ! 桜くん上手〜! どこかで習ったの?」
ドクロちゃんが〈にぃ〜っ〉と半眼で僕を睨みます。
「僕が身体を許すのは、ドクロちゃん以外にはいないよ?」
「えへへっ! 浮気したらダメだからねっ! ボクの初めても桜くんだったんだから、ずーっとボクだけと遊んでくれなきゃ嫌だよ?」
そう言ってドクロちゃんは、僕にはもったいないくらいの笑顔を向けてくれるのです。
「うん。ドクロちゃんとしか、しない。でもね……」
ドクロちゃんの顎を持ち上げて、軽くキスをします。
「遊びじゃなくて、僕は本気ですよ?」
「もうっ! さすがは布団の上では常勝無敗の桜くんなんだからっ! ねえねえ、続きも、して?」
ドクロちゃんが、まるで猫のように僕の腕に頬ずりして続きをせがみます。
「じゃあ、横になって?」
「うんっ!」
277ドクロafter〜season autumn〜 6/13:2007/09/23(日) 03:35:53 ID:DDq5F6Ut
僕がそう言うと、ドクロちゃんは素直に布団の上に仰向けに横たわります。
「可愛いよ。ドクロちゃん」
僕のそんな言葉だけでも彼女は敏感に反応し、頬を染めてくれます。
「えへへへっ、ありがとう桜くん」
そう言って彼女は恥ずかしそうにゆっくり両脚を開くと
「挿れても、いいよ?」
闇の中でよりいっそう映えるドクロちゃんの健康的な白い両脚が印象的です。
ふとももの付け根、彼女の可愛らしい恥部にはうっすらとしか生えていません。
そんな普段からは考えられないドクロちゃんの姿に、僕の身体は息子に大量に血液を送りこみ、海綿体はハガネのゴトク。SAN値は絶賛低下中。
ビーストモードにギアチェンジ。
されど彼女をいたわり、愛すことも忘れてはナラズ。
「挿れるよ、ドクロちゃん」
「桜くん、手……手ぇ握って……」
ドクロちゃんは挿入されるのが怖いのか、必ず挿入前に手を握るよう懇願します。
「んっ……あっ……桜くんが入ってくる……」
〈ずぷぷぷ〉と埋もれて行く僕の怒張。
完全に怒張が埋もれば先端に彼女の子宮口を感じます。
僕もドクロちゃんもここで一息。だって二人はまだまだこんなの慣れてないのです。
「……桜くんと、合体しちゃったぁ……はぁ……はぁ……桜くん……好きぃ……」
ドクロちゃんが囁きます。
僕は彼女を安心させるため、繋がったまま彼女を抱きよせ、優しく抱擁してあげます。
僕の胸板で二つのふくらみが柔らかに形を変えます。
「じゃあ、ドクロちゃん、動くよ?」
「ねえ桜くん?」
耳元で囁かれる、いつもの元気一杯な声とは少し違った甘い声。
「何? ドクロちゃん」
「ボクのこと、メチャクチャにして? 桜くんのコト、もう忘れられなくなっちゃうくらい」
……思わず目頭が熱くなってしまったではありませんか。
男、草壁桜。キミが望むトコロへどこまでも誘おう。
「ドクロちゃん、そんなこと言って、カクゴは出来てるんでしょうね? ……んんっ……」
彼女は返事をするかわりに僕の口を彼女の口でふさぎました。
もうあともどりは出来ません。
二人の恋の片道切符がたった今発行されたのですッ!
僕はドクロちゃんの小柄だけど張りのあるヒップを両手で抱き抱えると、そのまま立ち上がりました。
「ひゃあっ?!」
びっくりしたドクロちゃんは慌てて僕の首に腕を回します。
278ドクロafter〜season autumn〜 7/13:2007/09/23(日) 03:37:17 ID:DDq5F6Ut
「さ、桜くん、こんな格好でするの?」
そう、彼女はまさに今、僕に抱っこされているような状態。早くも腕がつりそうなんですが、これがいわゆるエキベンなる体位です。
「ドクロちゃんは、イヤ? イヤなら止めるケド」
「もうっ、桜くんったら……」
ドクロちゃんは頬を膨らませながらも、両脚を僕に絡めて落ちないようにしっかりホールド。
これでもう僕とドクロちゃんは離れたくても離れられません。
彼女が落ちないコトを確認して、僕はゆっくりと抽挿運動を開始します。
「やあっ……はっ……これ、すごい奥まで当たるよぅ……あっ、あっ、あっ……」
僕の動きに合わせてドクロちゃんの膣壁は激しく脈動し、僕を絞り取ろうとします。
「あーっ、あっあっ……桜くん、桜くん……ボクのお腹、桜くんのが、かき回してるよ……すごいよっ……んんっ……! ちゅっ…んちゅ……」
彼女の唇を奪って貪るようなディープキス。
激しい動きに連動するように僕とドクロちゃんの舌もお互いの口内で自由に暴れまわります。
「んあっ……足りないよぅ……もっと、もっと桜くんが欲しいよ……ッ! …あんっ、んっんっんっ……」
あまりに激しい動きに僕の下半身はそろそろ限界を迎えそうです。尿道をゆっくりと這い上がってくる射精感。
「んっ……ドクロちゃん、僕、そろそろ……」
「んふっ…ふっ……うん、出してッ……いいよ。中に、ボクのお腹の中に桜くんの全部出して……」
「え? 大丈夫なの……?」
「うんっ! 今日は大丈夫だよ? ……あっ……だから、早くちょうだい?」
僕は腕もそろそろ限界なので「えいや」とばかりにピッチを上げます。
うねり、僕の怒張を〈きゅっきゅっ〉と締め付けるドクロちゃんの膣内。
射精感はすぐ先端に到達。カウントダウンに入ります。
「やっ……はっ……ボク、またイっちゃいそうだよッ……! ……あっ、ああーっ! 桜くんっ!」
ドクロちゃんが声を上げて〈ぎゅーっ〉と僕を抱きしめます。
「うっ……ドクロちゃん……ッ!」
どうやらイってしまったドクロちゃんの膣がかつてない力で僕を締め付け、そして僕にも限界が訪れます。
先端からほとばしる僕の子孫たち。
中に放出するというあまりの気持ちよさに失神しそうです。ついでに抱きつくドクロちゃんの万力のような腕の力に背骨も折れそうです。
さようなら僕精子。新たな冒険に向かったキミたちに一つ言いたい。彼女は今日は安全日。
「ああーっ……桜くんの木工ボンドがーマヨネーズがー……いっぱい……」
「ちょっとドクロちゃん大丈夫?!」
恍惚とした表情でぶつぶつとヒワイな単語をつぶやくドクロちゃん。
僕の息子さんは「これでもか、これでもか」とばかりに未だ精子を彼女の中に〈ぴゅるぴゅる〉放出しています。つか、ぶっ倒れそう。
279ドクロafter〜season autumn〜 8/13:2007/09/23(日) 03:38:23 ID:DDq5F6Ut
言うまでもなく僕の体はグロッキー。
ドクロちゃんを抱いたまま布団に背中から倒れこみます。
「ぐぐぐ……イササカ本気を出しすぎた……」
これもドクロちゃんが愛しいがユエの行いですが、明日は確実に筋肉痛でしょう。腕の感覚がありません。ついでに背中も。
「ん……? アレ? ドクロちゃん?」
見れば彼女は僕の上にまたがり、未だ繋がったままの局部を見ています。
「ドクロちゃん、もう抜いてもいいよ?」
「やだ。ボクまだ抜きたくない」
「ぇ」
嫌な予感。
「桜くん、ボクまだ全然足りないよぅ。桜くんはまだまだイケるクチだよね?」
「無理ですイケません! 何言ってるのドクロちゃん! アナタいつからそんな絶倫に……ってだから問答無用で動かないでー! いたたたた! 尿道が痛い?! 二回戦なんてまだムリぃッ! ぃぎゃああああぁぁぁ………」

   ★

あの後結局二回戦、三回戦と付き合わされ、尿道はズキズキ、合計三回子供のもとを体内より放出した僕はすっかり干からびました。
最後に彼女のアソコから僕のアレを〈ずるり〉と引き抜けば〈どろり〉と中より溢れる木工ボンドではない何だか妙に白い流体。
二人とも全身汗だくなので、再度シャワーをあびようと声をかけても返事はなし。
見れば穏やかな寝息を立てる天使な少女。
仕方なく抱きかかえて風呂場に運べば彼女の気分を損ね真っ赤に乱れ咲く僕の四肢→ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪→仲良く洗いっこ。

余韻を味わうためにもう一度布団の中でハダカで抱擁すれば、こんどこそ僕の胸の中で穏やかな寝息を立て始めるドクロちゃん。
美しい白い肌を惜しげもなくさらすドクロちゃんはまさに天使そのものです。
ふと、『月に帰らないかぐや姫』なんてフレーズが頭に浮かびました。
こんなにも幸せそうな顔で眠る姫に、帰って欲しくない。
そんなことを思っていたときでした。
穏やかな表情で眠っていた彼女が突然苦しげな表情を見せたと思えば
「いやああああーっ!! 桜くんっ! 桜くんっ!」
〈がばっ!〉と身を起こし目を見開いて悲鳴を上げるドクロちゃん。
「ド、ドクロちゃん? どうしたの?」
「あ……桜くん……」
〈つー〉と天使の頬を伝うのは一筋の涙。
やがて彼女は僕に抱きつき、嗚咽を漏らし始めます。
280ドクロafter〜season autumn〜 9/13:2007/09/23(日) 03:39:52 ID:DDq5F6Ut
そんな彼女の頭を優しく撫でながら
「怖い夢、見たの?」
「うん……うん……とっても怖い夢……桜くんがいなくなっちゃう夢。……うーっうっうっ……えうーっ……桜くん……いなくなっちゃヤダぁ……」
「大丈夫だよ……僕は、ここにいるよ? ぜったいドクロちゃんを一人にしないから。……ね? ……ずっといっしょだよ……」

   ★

秋。紅葉は燃えるような彩で大学の木々を染めます。
本日はお日柄もよく、突き抜けるどこまでも青い空。
休日はよくドクロちゃんとお出かけするようになりました。
大学公園を歩く僕の腕に抱きつきご機嫌なドクロちゃんは、白いブラウスにベージュのカーディガンを羽織り、赤い大きなリボンは胸元を強調。ワインレッドに黒の線が入ったミニスカートをはいています。
そんな少し秋めいてきた彼女の出立ちに僕のハートは高鳴りっぱなし。僕たち、いわゆるカップルなのですか?!
見れば公園には少なからず男女のペアが見受けられます。思わず彼らに「ほら見て? 僕の彼女はこんなに可愛いんだよ?」と自慢したくなりますがここはグッとガマン。
〈はらはら〉と舞う落ち葉の中、ドクロちゃんと目が合います。
『あっ……』
お互い赤面。しばしの沈黙。
もどかしくなった僕はドクロちゃんの唇をそっと奪います。ってきゃー! 何やってんの僕―?!     パブリックスペースですよ?! イケナイよこんなのー!
「もーっ! 桜くん……人前だよ?」
ドクロちゃんは頬を染めつつ人差し指を立てて僕のほっぺに「めっ」と突き刺します。
ドクロちゃんのあまりの可愛さに彼女を拉致りたい衝動を抑えつつも歩いていればたどり着く目的のベンチ。
ここは僕とドクロちゃんのお気に入り。
目の前には立派な大木が力強く広げた枝葉を綺麗な赤に染め上げています。
ベンチに二人で腰をかければ、ドクロちゃんが持っていた袋から取り出したのは、少し大きめの可愛らしい布に包まれた長方形の物体。
「えへへー、じゃあ、開けるね?」
何を隠そう今日はドクロちゃんがお弁当を作ってくれたのです。
信じられませんか?彼女は実は料理上手。
作るときに僕が隣で材料の監視さえしていれば、「ボクって以外に家庭的なんだよ?」なドクロちゃんなのです。
特に彼女が作るマヨネーズは絶品。皆さんにご賞味いただけないのが残念なくらいです。
「わあ、すごくおいしそうだね。ドクロちゃん」
いっしょに手伝ったとはいえ、改めて感動を覚えます。
281ドクロafter〜season autumn〜 10/13:2007/09/23(日) 03:41:14 ID:DDq5F6Ut
豪華さはないけど、素朴で可愛らしい盛り付けはいかにもドクロちゃんらしいです。
カロリーが全体的に高そうなのが難点でしょうが、ドクロちゃんの彼氏を自称する僕は日常的に、より多くのカロリーを必要とします。
このカロリーの高さはドクロちゃんの彼氏である証と言えなくもありません。
「あのね、アレがいっぱい入ってるから。ほら、ボクのー……桜くんに対するー……ね?」
「もう、ドクロちゃんはー」
何とも憎いコトを言うじゃないですか。
僕が天使の少女のおでこを拳で〈こつん〉とすると、ドクロちゃんはいまさら自分の言ったことに恥ずかしくなったのか、後頭部をかきながら頬を染めています。
「じゃあー……桜くん、お口開けて? ボク、あれがやりたいよぅ」
ドクロちゃんはフォークでウィンナー(ソーセージではない)を刺し、マヨネーズを少しつけて僕の口の前に持ってきます。
言いたいコトは理解できます。僕が素直に口を開けたそのときでした。

〈ひゅっ〉

一陣の風が僕の頬を撫でました。
「っつ……?」
一瞬遅れて頬に鋭い痛み。どろっとした何かの液体が頬を伝い、指で拭ってみればソレは
「え……血……?」
「桜くん!!危ないッ!」
「え?」
ドクロちゃんがその言葉を発した瞬間、天地が逆転。
僕はドクロちゃんに胸ぐらをつかまれ、地面に押し倒されていました。

〈とっ、とっ、とっ〉

目が釘付けになったのは、一瞬前まで僕がいた場所に突き刺さる畳針状のモノ。
「なっ……これは……ッ?!」
「微睡弄御ヒルドスレイフ……?」
「あっちゃー、ハズしたかー」
「!」
明るげな女の子の声がした方を向けば、そこには狐を思わせる、ひょうひょうとしたたたずまいの女性。
「田辺さん?!」
ここにいるハズのない人物が、そこにはいました。
地元である埼玉の大学に通っているハズの彼女が、なぜここに、という疑問よりも、最初に目が行ったのは彼女が手にしている棒状の物体。
「ナニ、それ……吹き、矢……?」
明らかに笛とは違った、暗殺用に作られた武器。
それが今彼女の手に握られている事実と、先ほど僕を襲った針の相関関係は、言うまでもありません。
「桜くんッ!」
ごく自然な動作で吹き矢を口元にもっていったので、反応が一瞬遅れました。
282ドクロafter〜season autumn〜 11/13:2007/09/23(日) 03:42:07 ID:DDq5F6Ut
ドクロちゃんに押されて僕は針の直撃を免れましたが、ソレは代わりにドクロちゃんの右腕に刺さりました。
「あぐっ……! っ痛ぁいーっ!」
「なっ……ドクロちゃん?! 大丈夫?!」
僕はすぐに起き上がって彼女を助けようとしますが

〈ばしん〉

腕が払われました。ドクロちゃんの右腕に。
「え……? ドクロちゃん?」
「え? あ……何、コレぇ……」
そこで僕が目にしたものは明らかな異常事態。
ドクロちゃんが、彼女自身の右腕に〈ずるずる〉引きずられています。
〈キッ〉と田辺さんを睨めば彼女は満面の笑み。
「桜くんに当てるつもりだったんだけど……まあこれもおもしろいから、いいかな」
「田辺さん?! これは一体どういうことなの?! 何で……!」
「ああ、これは『微睡弄御ヒルドスレイフ改』って言うの。脊髄じゃなくても、刺さった箇所から徐々に体の自由を奪うの。面白いでしょ?」
それを聞いて驚愕したドクロちゃんは歯を食いしばって左手で力いっぱい右腕に刺さる針を〈ずるり〉と引き抜きます。
「ドクロちゃん! 大丈夫?! ………田辺さん、どういうこと? 何で僕たちを……それに、そのアイテムは何?! どこでそんな危険極まりないモノを手に入れたの!」
もしザンスならあのクソ野郎、後で絶対コロス。
「んー、教えてもいいけど、とりあえず桜くんを殺そうかなって。ムカつくし」
「なっ……!」
信じられません。信じろというほうが無理です。
だって、僕と田辺さんは
「……どうして、そんなこと言うの? 僕たち、友達じゃないの?」
「そう思ってるのは桜くんだけかもよ。あははっ」
「久しぶりだね。桜くん」
新たな男の声。田辺さんの背後から現れた彼は
「に、西田……」
あの西田がいました。
「彼女に説明を求めてもムダだよ。だって、説明する必要がないから。もうすぐこの世界はね、なくなるんだよ」
見れば西田の頭上の木の枝からつり下がっているのは、いつか見たミラーボール。
忘れるハズもない、最悪の光景。
悪夢だとしか、思えない。
「一つ教えると、正確には僕たちは僕たちじゃないんだ。僕は『光の西田』。彼女は『光の田辺』さん。『この世界を破棄しに来た者』。任務はキミたち二人のどちらかの抹殺。僕はこの『枷繰白昼夢エルクスナウト改』でドクロちゃんを始末する」
頭上のミラーボールが回り、光を発せば、公園にいた人たちがそれぞれナイフを片手に、虚ろな目でこちらに歩みよって来ます。
283ドクロafter〜season autumn〜 12/13:2007/09/23(日) 03:44:19 ID:DDq5F6Ut
「桜くん! 下がってて! ボクがすぐにこんなこと終わらせるから!」
……始末? ……ドクロちゃんを始末するって抜かしたのか? この電波野郎は。
「あははっ! 桜くん、ドクロちゃんに守られてばっかで情けないね。そんなんじゃ彼氏失格だよ〜?」
僕がドクロちゃんを守らないで、誰が守るというのでしょう。
「黙って! ボクが大好きな桜くんのコトを悪く言ったら、ボク、田辺さんでも許さない!」
そして少女が持つのは黒く光る鋼鉄の金棒。
……僕は、一体何をしている?
「さあ殺れ。あの少女を、僕の桜くんを奪った泥棒猫に制裁を!」
西田が狂気の笑みを張りつかせて合図すれば、いっせいにドクロちゃんに襲いかかる武装集団。
「くっ……!」
ドクロちゃんは必死に彼らの悪意を持ったナイフをエスカリボルグで捌きますが、数が数なだけにかなり苦しそうです。
「さて、このスキに桜くんを殺っちゃおうかな……ッ!」
彼女が筒に息を吹き込めば
「ああっ! 桜くんっ!」
再び僕目がけて飛んでくる殺意の針。
それを防ぎに駆け寄ったドクロちゃんに再び洗脳針が突き刺さります。
「あっぐ……ッ!」
身もだえるドクロちゃん。
ドクロちゃんが、苦しんでる。目の前で。
こんな、こんな――

こんなことは許されない。

僕が面を上げれば音を立てて始まる空間崩壊。
ガラスのゴトク崩壊した空間の先に現れたのは――闇。
「深夜率一五〇%観測」
訪れたのは、夜。
「ドクロちゃんは、僕が守る。僕のドクロちゃんを傷つける愚者は、夜をもって僕が制裁する」
「さ、桜、くん……?」
ドクロちゃんが驚いた表情で僕を見あげます。
「ドクロちゃん、ちょっと痛いケド、我慢してね?」
そう言って僕はドクロちゃんの側に跪き、そっと針を抜いてあげます。
「もう大丈夫だから。誰にもドクロちゃんを傷つけさせない。だから、ここで休んでて」
彼女の頭を優しく撫でてあげます。
こんないい娘が傷つくなんて、許せるワケがない。
「うん。桜くん、ボク、桜くんのコト、信じてるから」
「何やってんのよッ!」
田辺さんの怒号とともに飛来する無数の針。
こんなものは、夜の支配下においては何の意味もなさないのに。
僕が右腕を虚空に薙げば、〈めりめり〉と音を立てて持ち上がる地面が、針というあまりにちっぽけな凶器を防ぎます。
284ドクロafter〜season autumn〜 13/13:2007/09/23(日) 03:45:06 ID:DDq5F6Ut
「なっ……!」
「彼女を傷つける意思のある者、ことごとく斬り刻め」
「こっ……これは一体ッ……!」
西田が狼狽しています。
田辺さんは苦虫を噛んだような表情。
「『夜桜』」
舞い散る無数の『落ち葉』。
色とりどりのソレは僕が腕を西田と田辺さんに向けるのを合図に、純白の枕と化し、破裂。
そば殻をまき散らし、ニードルガンのように二人を襲います。
「きゃああっ!」
「くっ……こんなハズじゃ……」
〈きゅんきゅん〉と耳障りな音を発し、回避不能な攻撃を全身にあび、身を刻まれ、徐々に体中に亀裂が入る二人。
身体が崩壊し始めた田辺さんが声を絞り出すように言いました。
「……桜くん、もうすぐ『彼女』が来るからね……そのときはよろしく言っといて」
西田はこの期に及んでも、僕に微笑んでました。
そして〈がらがら〉と音を立てて完全に二人とも消滅しました。

   ★

「何だコレはッ……!」
魔法のアイテムを使い、ルルティエから一部始終を見た喪服の天使は驚愕に身を打ち震わせました。
全く予想していない事態が、今地上で起きている。
「『光』……だと」
6年前、ルルティエが『パンドラの言葉』に命じられて送った『光の桜』とは別種のモノであることは明確だった。
『別次元から来訪した寄生生物』。そう表現するのが最も正しいだろう。
「この世界の神が……沈黙した……?」
「その通りです」
天使の声に呼応したのは、弓道着に身を包んだ小柄な少女。
「それで、お主達はそちらの『神』に命じられて、ここにいると? ユミシマチカとやら」
「はい。 三塚井ドクロと草壁桜の抹殺は、わたしたちにお任せ下さい」
ときどき思う。

この世界に神様はいるのだろうか。

―to be continue―
2855-24:2007/09/23(日) 03:49:54 ID:DDq5F6Ut
以上です。
バトルはRPG編の厨臭さを再現しようと思ったんですが・・・難しいですね。
田辺さんと西田のキャラ壊しすぎた・・・ごめんなさい。

一気に二作品書いたので、また少し間が空くかと。
短編第二弾は夏祭りでドクロちゃんとデート。
長編冬編は・・・静希ちゃん好きな人ごめんなさいな展開。
286名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 07:35:48 ID:71xQWisr
>>285 GGGJJJ!長編は久しぶりだぜ!朝からいいの読ませてもらったよ!
287名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 13:00:19 ID:Hj5glJjx
>>285に期待。GJ。ありがとう。
288名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:10:26 ID:IndSGOyX
>>126のヤツはそろそろ出来るのかな?
長編になるっていってたしな・・・・・・
289名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:43:16 ID:/0/jZaKV
田辺さん受けって珍しいと思うので・・・・
恋愛相談を口実に桜くんに体をいいようにされる田辺さんモノでも書いてみようかと思います
290名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:22:01 ID:DMpzHDCu
wktk
291名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 15:45:48 ID:AcO/P0rY
(゚∀゚)ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
292名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 00:51:40 ID:cLMMnYMC
なんという過疎なんだwww
293名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 02:37:03 ID:PBtJw3hp
投下が少なきゃ過疎にもなるさ。
だが安心しろ。書き込まなくとも俺は毎日ここをのぞきに来ているのだよ。
294名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 02:44:00 ID:AEA8Rz/+
そりゃあ常にスレ開いてますから
295名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 11:50:20 ID:cLMMnYMC
田辺さんもの投下しちゃいます。





といいたいところだが俺は人類史上稀に見るPSP厨だから投下にも時間がかかるん。

初めてだし。
296名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 14:11:05 ID:pKlpoDB/
期待してる
297名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 15:13:01 ID:e6Pfch97
>>228マダー?
298名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 21:35:51 ID:cLMMnYMC
pc戻るまで待つしかないorz
299名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 21:37:23 ID:cLMMnYMC
pc戻るまで待つしかないorz
300名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 22:01:38 ID:pKlpoDB/
予定のシチュはどんなん?
301名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 01:50:03 ID:ACcr21ND
「だめっ!桜くんボクもうだめぇ!あぁぁぁぁぁ……!!」
甲高い声をあげつつ、僕のモノをすごい勢いで締め付けるドクロちゃんの膣内。
ぐったりとして息を荒げているドクロちゃんを軽く一突きすると面白いように反応する。
徐々に動きを加速させていくとドクロちゃんは悲鳴に近い喘ぎ声をあげ、もう辞めてと懇願するが僕は止めない。

というようにドクロちゃんをイカせまくるSSを切に、切に読みとうございます(*´Д`*)
302名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 18:35:17 ID:Y4WOuXB1
>>301
それだけ書けるならぬしゃが書けwww
303名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:37:39 ID:NyoOQnD7
ザクロちゃん希望
304名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 13:20:34 ID:45W1ocHm
とりあえずpc戻ったんで田辺さんモノ投下しちゃいます。
305名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 13:47:46 ID:45W1ocHm
「桜君は、これでいいのかな?」
僕は俯いたまま目の前にいる少女の話を聞きます。
「ぼ、僕は…本当は・・・」



―この物語はある一人の平凡な少年と、二人の少女が織り成す恋の物語。

 

 秋のある休日、僕は珍しくドクロちゃんの妨害もなく心地よい朝を
迎えることができました。
「珍しいな…。あ、さてはドクロちゃんまだ寝てるのかな?」
僕がそう思い襖に手を掛けピシャン!と勢いよく開けたその時でした。



ぼくはまたとびらをしめました。



「ねぇ、ザンスさん、ナニヲシテオラレルノデショウカネ?貴様ぁぁぁっ!」
ザンスさんはドクロちゃんに添い寝をするような形でそこにいたのです。
僕はピンキーモヒカンの天使のわっかを手前に引きました。
自分の被害なんて関係ありません。
するとわっかが正に鋭い音をたててピンキーなモヒカンをスパッと斬りました。

「アー!ミィの自慢のモヒカンがぁぁっ!」
ザンスさんは切れたモヒカンを抑えながら言います。
「今日はドクロちゃんとザクロちゃんに伝言があるので来たザンス!
 ちょうど落ちた場所が場所だったザンsぐぶぉぉっ!」

 ザンスさんの必死の弁解もむなしく僕に殴られました。

「もう伝言だけ伝えるザンス!えっと、至急ルルティエへの帰還を命ずる。
ザンス!もう帰る!」
あ、本当だったんだ伝言。
とりあえず心の中でごめんなさい。とだけ言っておきますか。

「なんかあったの?」
あ、ドクロちゃんおきてたのね。僕はピンキーモヒカンとの出来事を話しました。
「そっかぁ…ルルティエに帰らなくちゃいけないのかぁ・・・」
あ、ザクロちゃん。
「ルルティエへの帰還ですか、仕方ありません。命令ですから。」
「ちょとの間寂しくなるね。」
「うん。」
「またすぐにあえますよ。……多分」
「あれ?いま小声で多分っていったよね?今絶対言ったよね?」
最後にとても不安になる一言を残してドクロちゃんとザクロちゃんは去っていきました。
306名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 14:08:07 ID:45W1ocHm
 あの二人はきっと大丈夫ですよね。きっと戻ってきますよすぐ。
さて、今は両親もまたどこかへ行ったみたいですし、僕も出かけるとしますか。
 
僕は着替えるとザクロちゃんが作ってくれていた朝ごはんを食べて
誰もいない家に「いってきます。」とだけ言い残して家をあとにしました。
「出たのはいいけど、どこにいけばいいかな・・・とりあえず久しぶりに
駅前でも行こうかな。」
今の所持金は6000円、特に不自由はない金額でしょうし、あの天使もいないので
滅多に減ることはないでしょう。

//////

 そうこうしている内に駅前に着きました。とりあえず大きな店にでも入るかな。
と、百貨店の入り口に行くとそこには見覚えのある顔。
「あれ?そこにいるのは田辺さんかな?」
不幸(?)なことにもばったりと田辺さんと遭遇してしまいました。田辺さんは
まだ僕の存在には気づいてはいないようです。と、とりあえずばれない内に違う場所へ、

こんなことした僕が間違っていたのね。

「桜くん、今私のこと見て逃げた?」
やっぱりばれました。
「や、やあ田辺さん。」
僕はぎこちなく片手を上げます。
「あれ?ドクロちゃんはいないんだ。」
「実はね…」
とりあえず僕は朝の出来事を話しました。
「つまり、ドクロちゃんとはしばらくの間会えないのね。」
「うん。」
いつ帰ってくるかは分かりませんが…
「どうかした?」
突然田辺さんが少し俯き加減だった僕の顔を覗き込んできました。
ちょっとドッキリです。
「それじゃぁ、私の買い物に付き合ってよ。」
「え?」
「買い物!男の子がいれば色々助かるの!それに心配しすぎだよ。
私が言えることじゃないけど心配いらないって!
だから今日は楽しもうよ、ね?」
・・・まぁ確かに気にしすぎかな。とりあえず励ましてくれた田辺さんに感謝です。
「ありがとう、田辺さん」
「じゃ、行こ。」
「うん。」
307名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 14:37:16 ID:45W1ocHm
//////

結構疲れました。
死ぬかと。僕をコロス気ですか、貴女は。 
もう3時を回っていました。僕の資金は…あれ?ヘッテルヨウナキガシマスネ
キノセイカナ?3000円?オカシイナ?
「桜くん、つき合わせちゃってごめんね。」
「いいよ、おかげで色々と楽しい思い出ができたから。」
「12歳…沢山見れたの?」
「なんで田辺さんはそればっかり言うのさ!」
くそぅ!田辺さんが男だったら、男だったらぁぁ!
「あ、あの、ちょっとさ、言いたい事があるから店、でよ。」
明らかにさっきの田辺さんのトーンとは違う、小さな声で言ってきました。
どこか不安げな表情で「…ついてきて」とだけいって店をでました。


//////


 夕方、時間はもう四時を回りました。秋が近づいているのか、肌寒く感じてきました。
着いた先はアバランチ公園。
「話って何?」
静寂を破った一言。実はここにくるまで田辺さんと僕は一言も話していないのです。
だって、きまずいんだもん!
「あのね…」
もしかして、今になって色々といってくるのでしょうか。実は買い物の間、
田辺さんは不思議なことに特になにも毒づくことはなかったのです。
あ、さっきの「12歳沢山見れたの?」発言はなしで。
「わ、私ね、今までさぁ、桜くんに結構変な事言ってきたから…その…ごめん!
…学校じゃ言いづらかったから…」
「え?いや、僕は気にはしてないよ。それに謝ってくれたの凄い嬉しいよ。」
「ごめん…もう、言わないから。」
深く頭を下げてきた田辺さん。なんか僕が悪い事したような感じになっている雰囲気に
が…
「あ、あとね、もうひとつ、あるの。」
あるぇ?まだあるようです。え?お前空気よめって?KY?
知らんよそんなこと。
「わ、私ね、桜くんのことがね…」
ここまできたらあの言葉しかありません!
でも僕はいいませんよ!待ちます。僕は待っちゃうのです!え?自重しろ?
知るかぁぁっ!
と、まぁこんくらいドキドキしてるワケですよ。だって、さっきまで普通だったのに
急に田辺さんの顔みたらドキがムネムネしてくるんですもの。
その、素直に可愛いです。微妙に頬が朱くなってるとことか、俯いてもじもじしてるとことか。
あぁ!!!抱きしめてやりたい!え?自重しろ?俺はいたって平常心さ。


少しの間をおいて放たれた言葉。
「好きなの。」

そりゃもう可愛いのなんのって。あれ?俺キャラ変わってる?気のせいだよ。

その可愛さに圧倒されて、
「いいよ。」
と言ってしまったのです。
頭の中でまとまりがよくついてないまま、空気よみすぎたと、反省。
308名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 14:56:44 ID:45W1ocHm
//////

 月曜日、今日は朝早くから静希ちゃん母から連絡があり、今日は休む
とのことです。
「静希ちゃんになんて言おうかな、田辺さんのこと。」
田辺さんと付き合っている事知ったらどういう反応するかな。

 ドクロちゃんがまだ帰ってきてないので一人で学校に行くことになりました。
家からでるとそこには田辺さんが…
「ってなんで僕の家知ってんのさ!?」
「いいじゃん。あれ?静希ちゃんは来てないの?」
やけににやけた顔で僕に言ってきました。
…てことは、分かってきやがったなこのあほ毛娘め。

「風邪だって。」
「むふふ・・・」
 なんですか、その目は?今は朝なんd


 あるぇ?たなべさんがぼくのくちにくちをつけてるよぅ?


「っうわ!」
僕はびっくりして口を離してしまいました。死んじぢゃえ!今の僕!
中途半端にキスされたせいか、『もう一人の僕』が反応をし始めました。
てか、今のファーストキスね。
……実は大人のキスがしたかった僕がここにいます。

「桜くん、どうしちゃったの?凄い元気じゃん。もしかして焦らされるの
弱いタイプ?」
言われたー!で、でも今のなんか誘ってた感が…
《じゃぁ、のってやろうぜ!》
僕の頭の中では緊急集会が開かれています。
《だめだって!これから学校だし!》
《戦闘開始!》
《僕の話聞いてよ!》
僕は中学校生活初めてのサボタージュを決行致しました。
さらば、真面目な僕、いや、俺。

「あれ?昨日もう言わないとかいってなかった?」
「へ?あ、いや、その……」
「学校、一日サボったって平気さぁ。」
「あ、え、えぇ!サボるの!?」
「うん。親、今日は夜までいないし。」
内の親がいないから僕がこわれるのです。馬鹿親め。
「入ろう。」
「え?う、うん。」

309名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 14:59:44 ID:45W1ocHm
すみません。現在進行で投下してしまって。
出来上がっていたのですが、なんせ携帯の方にあったので。
なんせ初めてですから、妄想の産物としかいいようがない文に…
次回は、とりあえずこの続きを。あと買い物の時の物語も書いていいるので。
3105-24:2007/10/02(火) 20:06:05 ID:N/ZIvTPg
>>304-309
Nice story.
確かに場面が切り替わるのが速いので、買い物などのシーンを挟んだほうがいいかもしれんね。
さて俺もそろそろ書き始めるか……
311名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:13:37 ID:ha4NzbL9
GJ!
静希ちゃんが休んでいたのを、つい深読みしてしまう
312名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:11:13 ID:h2baFBmU
GJ!!田辺さんモノ渇望してた・・・・・・
313名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:10:20 ID:5UJiyG/u
GJだぜ。期待。
314名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 22:45:35 ID:y0+o8m2Y
期待アゲ。
315名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:51:17 ID:WO/QqEY0
10巻発売してたから買って読んだぜ。
というアゲ
316名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 02:40:27 ID:pDhLKVEV
>>285
遅だが超GJJJJ!!
もうね…ドクロちゃん可愛い杉ですよ(´д')ハアハア
このシリーズも最高だが、これ終わっても是非桜ドク書いてくれ!!!
このスレではマイナーCPらしいけど…
やっぱ一番これが萌えるんだぜ!
317名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:35:58 ID:W1KBfEPe
10日発売じゃ?
318名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:32:58 ID:U5/tnWRU
>>317
早いとこだったらもう売ってる。TSUTAYAでは6日にはもう売ってたらしくて今日見たら最後の一冊だった。

弓島さん可愛いよ弓島さん
319名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 01:54:02 ID:M8kKXPE1
読了,なかなか楽しかった
320名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21:23:59 ID:UDWdJx+f
321名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 14:03:58 ID:6rRjA3Ig
サバトちゃんの長編か、弓島さんの短編は欲しかったなぁ
けど、宮本×ちえりちゃん以外のカップリングが成立しなかったから、色んなキャラのカップリングの可能性が残されてて本当に良かったよ
おかゆさんGJ!
322名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 21:59:47 ID:NDUCr8KE
期待アゲ
323名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:25:54 ID:NO9NorsV
なぜ10巻が発売されたのにこうも過疎なのか。
原作が終わった今こそエロパロが求められるのではないか。

立ち上がれ同志諸君。
324名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 17:22:19 ID:8Z2gZeH9
ドクロちゃんは一区切りなだけで完結したわけじゃないよ
実際、電撃のドクロちゃんの紹介の所には全10巻じゃなくて、1〜10巻って書いてある
おかゆさんは、次書くときは中学生じゃないかもしれないって言ってるけど、静希ちゃんや南さんが桜君のいない高校選ぶわけないけど、ただ宮本の3巻の発言だけが心配だ
325名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 21:23:34 ID:MpAlofUG
信じられん過疎りだな

>>305のSSはどうなったんだ?誰か教えてくれ
326名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 23:56:45 ID:KAT3z+WC
ここらで新キャラのSS誰か頼むよ。
ドクロちゃんでもいいけど…
327名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 20:28:11 ID:uu5UuSIc
高校編は弓島さんの出番があることを祈りつつ11巻をひたすら待つ
328名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 23:17:07 ID:mQ8EGc4e
>>326
じゃあ弓島さんの俺は大人しくしてます
3295-24:2007/10/26(金) 05:03:57 ID:ysw2h32b
エロパロの冬編書いてたらこんな時間になってた。
過疎ついでに進行状況。

冬編、いつもに増して長くなりそうです。
エロは薄め。バトルメインです。
弓島さん、静希ちゃん、サバトちゃん、ザクロちゃんが大変なことになる予定です。

相変わらずの妄想垂れ流し文ですが、もう少しお待ちを。
過疎を打破する起爆剤になるように頑張ります。
330名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 11:10:33 ID:umO4/5kI
楽しみにして待ってる
331名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 14:44:50 ID:IjR+8igc
>>エロは薄め
原作ぐらいのエロは入れてくれ
期待してる(;´Д`)ハァハァ
332最早:2007/10/27(土) 22:27:50 ID:C5tC10Be
人気SSの前菜として>>228で言ってたうさみみドクロちゃんSS投下します。
注※
・このSSのドクロちゃんには何故かうさみみが生えています。

それではどうぞ。
333最早:2007/10/27(土) 22:29:31 ID:C5tC10Be
どうもこんにちは。いつもクールでちょっとおませなナイスガイ、草壁桜です。
そんなナイスガイな僕も起きがけの布団の中ではただの眠たげな中学生。
その見かけも中身もぼさぼさな頭をシャキッとクールダウンするために押し入れの中でグースカ寝ながら
「うぅん…桜くぅん、もうお腹いっぱいだよぉ…」
とロリロリヴォイスでベタな寝言を言っている天使を二階に残したまま僕は洗面所へと向かいます。
洗面所で歯を磨き、顔を洗ったらうがい、という我が家の暗黙のルールにのっとりうがいをしていると

「ふぁ〜…桜くん、おはよー。」

と、後ろからのあくび混じりの朝のあいさつ。

「はい、おはよう。ドクロちゃん。」

振り返るとそこには先程のロリ天使、寝ぼけ眼のドクロちゃんがおりました。
僕に朝の挨拶を終えたドクロちゃんが洗面台の僕の隣に来て歯磨きをし始めます。
スプライト模様の歯みがき粉を着けた歯ブラシをかわいいおちょぼ口の中に入れて<しゃかしゃか>。
お口を大きく開けて奥歯を<しゃかしゃか>。
歯ブラシを動かすと同時にドクロちゃんの頭の上の白いお耳も<ゆらゆら>揺れます。

「?どうしたの桜くん?ボクの歯磨き何て見て…」

こちらの視線に気付いたドクロちゃんが僕を見て首をかしげました。頭のうさぎ耳も合わせて<ぴくん?>と動きます。

「あ、いや!何でもない!何でもない!アハハハ…」

何でなんでしょう、ドクロちゃんのハミガキなんてミツメてっ!
これじゃあまるでドクロちゃんの歯磨きを見てヨロコんじゃってるヘンタイじゃありませんか!

「…?変な桜くん…」

ドクロちゃんはそう言って歯磨きを再開しました。
……ホント変ですね。何でドクロちゃんの歯磨きなんて見てたんでしょう?
そんな疑問をイダきながら僕は洗面所を後にするのでした。

『うさみみ うさみみ うさみみ うさみみ うさのみみだよドクロちゃん!』


「おあアあアぁァアあアァアあぁァ!!!???」

う、うさみみだぁ!?
タイトルのおかげでトンデモナイ事に気付いた僕は一目散に洗面所へと逆戻り!

「どっ…ドウシタのソレぇ!?」

僕は思わずドクロちゃんの頭を指差します!そこにあったのはSo、うさみみ!
うさぎの耳、英語で言えばバニーイヤー、ドイツ語になると……知りません。
右の耳は<ビョイーン>と直立しているのに対して、左の耳は<たらん>と力無く垂れている、いわゆる、「ロップイヤー」。
そのうさぎ耳はドクロちゃんの肩まで切り揃えた髪によく合っていて……
とにかく、ドクロちゃんの頭にはうさぎのお耳が二つ、<ぴょこん>と生えていたのでした。

334最早:2007/10/27(土) 22:30:31 ID:C5tC10Be
「ふぇ?」

ドクロちゃんは現在置かれている状況がイマイチよくリカイ出来てないみたいです。

「いや、頭頭!!耳耳!!」
「?頭?耳…?」
「ああもぅ!鏡見て鏡!」
「かがみ…?」

そう言って鏡とにらめっこするドクロちゃん。しばらく鏡を見つめていた…次の瞬間!!

「あ、あぁ〜っ!!」

なんとドクロちゃんが今更ながら驚きの声を上げたではないか!

「うわ〜!!凄い凄い!うさみみだぁ!」

しかもこの天使、ノリノリである!

「いや、少しは不安になろうよドクロちゃん!と言うかなんなのその耳!?」
「ねーねーザクロちゃん!!みてみて、うさぎの耳はえてきたー!」
「無視ですか?ていうかそんな『生えてきた』ぐらいの軽い反応でイインデスカ!?
ちょ、待ってよドクロちゃん!そんなウキウキルンルンでエスカリボルグを振り回さないでっ!
削れるから!こんな狭い空間で鉄の塊縦横無尽に振り回されたら身体削れるからぁー!!…」

これは、僕と、突然うさみみが生えてきた天使のいきなりえっちな物語。

学校のチャイムが鳴った数分後、僕はシサクの海をドンブラコとゆられながら考えていました。
いやはやしかし、一体何故ユエドクロちゃんの頭にうさみみが生えてきたのでしょう。
ドクロちゃんはもちろん、ザクロちゃんに聞いてみても、

「私にも分かりません……一応調べてみますがよいお返事はできないと思います…」

とお手上げのようです。
とにかく、何故ドクロちゃんに耳が生えたのかが分かるまで学校に行かせるのはまずいと今日は学校を休ませました。とてもだだをこねていましたが。

「珍しいね。ドクロちゃんが風邪で休みだなんて…」

僕の隣で静希ちゃんが驚きをハラませた声で言います。
ちなみに、ドクロちゃんは風邪で休みという事になっています。仮病ですねスイマセン。

「……今桜くん、『静希ちゃん、孕ませ…』って思ったでしょ…?」
「誤解されるような事言うのやめてよ!『静希ちゃんの驚きをはらませた声がキコエる』って思ったの!!
とゆうか何!?南さんは僕の思考がヨメるんですか!?」
「まぁ…水上さんを孕ませたうえに私をヨメにするの…?
………水上さんが可哀想。」
「なんでだよ!どうしてそこまで想像できるの!?いや、これ想像通り越してモウソウの域にトウタツしてるよね!?」
「やだぁ、桜くんてば私達で妄想しちゃってるんだ〜、……ヘンタイ。」
「なんでそうなるの!?妄想してるのは南さん!僕はなんにも考えてない!それに私達って田辺さん会話にサンカしてなかったよね!?なんで田辺さんの事を……
うわっ!!よくみたらみんな僕を白い目で見ているゥ!?なぜだっ!!なぜ僕だけコンナ目に!?
ねぇ助けてよ静希ちゃん…てなんで静希ちゃんまで顔赤くしてそっぽ向いちゃってるのさ!別に静希ちゃんをどうこうしたいだなんて思ってません!!
くそぅ!これはイワユル四面楚歌ってヤツですか!?僕に味方はいないのか!?アアッ痛い!教室の全ての視線が痛いよぉ!!……」

335最早:2007/10/27(土) 22:31:22 ID:C5tC10Be
さて、いつのまにか学校も終わって夜になり、夕食と入浴を終えた僕は二階へ続く階段を登っていました。時間のたつのは早いですね。

「……あ゙ーづがれ゙だ…」

もう宵も近し、あまりの疲れに濁音爆付け中の健全な中学校二年生十四歳の起きている時間も後わずか。
僕には深夜アニメをタシナむ人間ではないのでこのクラス全員の冷ややかな視線をこの身いっぱいに受けて疲れたマイボディーを休ませるとしましょう。
<ガラリッ>
とマイルームの入り口のふすまを開けると、そこにはマイ布団に顔を赤くして熱にうなされて横たわり、胸元をはだけさせるように服を着くずしているうさみみドクロちゃんのスガタがぁあァあぁアぁァァぁア!!??

「ちょっ、どどどっどうしたのドクロちゃん!?」

僕は具合が悪そうなドクロちゃんの元へと駆け寄ります!ちらりと見えるおへそや谷間に<ドキリ>としてしまいますがそれどころではありません!!

「うわっ!!凄い熱だよ!?大丈夫!?」

そう、ドクロちゃんの身体はうさみみのツマサキからうさぎの耳の先端まで、まるで焼け石のように湯気が出そうなほど熱くなっていました。
……仮病を使ったカミサマからの罰なのか、ドクロちゃんは本当に風邪を引いてしまったみたいです!
両親が町内会の福引きで当てた長期の沖縄旅行へ(七箔八日)へ行っている今、ここにいるのは天使の姉妹と僕だけ、大変です!
僕はもう一人の人員、ザクロちゃんを呼ぼうと部屋から飛び出して、

「待っててドクロちゃん!今ザクロちゃん呼んできてあげるかブァ!!」

……いこうとした所まではよかったのですが、飛び出す一歩手前でドクロちゃんに右足首を<ぐいっ>とつかまれて、僕の身体はマサカリのように地に叩きつけられました。顔が非常に痛いです。

「いてて……ど、どうしたのドクロ……ちゃん?」

突然のドクロちゃんのコウドウに、僕は痛い顔をさすりながら振り向くと…ドクロちゃんが熱で真っ赤になった顔に付いている潤んだおめめををこちらに向けていました。
336最早:2007/10/27(土) 22:32:07 ID:C5tC10Be
僕はそのドクロちゃんの視線に思わず背筋を<ゾクリ>とさせてしまいますが、なんとか次の言葉をツムぎます。

「あ、あの…その……離して…くれない、かな…?」
「……っちゃやだ……」
「…え?」

…聞き取れないほどの小さなコエで、

「いっちゃやだよぉ……」

ドクロちゃんは、そう言いました。

「いっちゃやだって…ドクロちゃん、不安なのは分かるけど、ひどい熱なんだから、ザクロちゃん呼ぼう?ね?」

僕は弱気になっているドクロちゃんを優しくタシナめます。
でもドクロちゃんはただ<フルフル>と頭を横に振るだけ。いうことをきいてくれません。
「…ちがうの…」

違う?ドクロちゃんの言葉を疑問に思った僕はそのボリュームのある片方の膨らみへとぉおォぉオおをぉォを!?

「うぃはうっ!?」

僕はあまりの衝撃にオモワズ声をあげてしまいます!
なんと、ドクロちゃんが僕の手をむ、むむむ胸に引き寄せていたのです!!
それと同時に伝わる、ドクロちゃんの胸の柔らかい<ぷにゅぅ>という感触と<トクンットクンッ>と大きく脈打つ心音。
ドクロちゃんから手のひらに伝えられる、思春期男子にはシゲキが強すぎる感覚情報に脳内はパンク寸前です!!

「ドッ、ドクロちゃん!?いったいどのようなオツモリなのですか!?コンナコトされたら僕は…僕はぁアぁぁぁっ!?」

なんとドクロちゃんは胸をさわっているだけでもリセイをタモたせるのに大変だというのに、更に僕にシダれかかって来たではありませんかッ!!

「聞いて、さくらくん……ボク、こんなにドキドキしてる…」

……おっしゃる通り、ドクロちゃんの心臓は、胸に手を触れていた時よりもしっかりと、そして力強く<ドクンドクン>と脈うっていました。
が!!僕の心臓はその音の三倍の速さと大きさ(当社比)で<バク!バク!バク!バク!>と脈打っているんです!!決して獏(夢食べるあれ)の大群に出会っておバカになっている訳ではないのです!!
そしてドクロちゃんのカラダの熱さ、柔らかさに触れている内に、僕のコカンの紳士は先程から熱膨張を開始。今では久しぶりに会った甥っ子を見て「まぁ大きくなって……」と言っている奥様のセリフがよく似合う程のビッグサイズになっていました。

337最早:2007/10/27(土) 22:33:06 ID:C5tC10Be
「ど、ドクロちゃ…」
「さくらくぅん…ボク、なんだかカラダがアツいの…なんでかわかんないけど、せつない、せつないよぉ、さくらくんっ…」

非核三原則が施行されているはずの埼玉にいる僕の耳元で、核兵器がサクレツした気がしました。
核兵器の使用で僕の脳内は絶賛放射能汚染中。僕はドクロちゃんのハダけたパジャマに手をかけて、一つづつプラスチックのボタンを外してゆきます。

「…っ!?…さ、さくらくんっ?なにしてるの…?」

ドクロちゃんはなにがなんだかって感じで僕のサギョウを見ています。

「ドクロちゃんが…そんな風に僕をユウワクするドクロちゃんが悪いんだからね?」
「ユウワクって…あ、きゃっ!!」

嗚呼さよなら健全な理性、そしてこんにちは不貞な獣欲。天使を押し倒した僕はドクロちゃんのパジャマの前を解き放ち、そこにバッチリ存在する質量と柔らかさの乙女のカタマリに手を伸ばし、<ふにゅぅ…>と指を侵食させました。

「んぁ…っ!さ、さくら、くんっ…!!」

沈み込む指と比例するように発せられるドクロちゃんの声。
気を良くした僕はもっとその声を聞こうと指に力を込めてさらにドクロちゃんの胸を<やわやわ>と揉みホグします。

「はぁっ…!!や、あ、ふぁあ…っ!!ひっ、あっ、あぁっ!!」

予想通り、ドクロちゃんはロリロリヴォイスをさらに甘く煮詰めた様な声をあげます。
僕はもっともっとドクロちゃんの甘い声と、このメイジョウしがたいこの感触をよりアジわうために、攻めを強めてみることにしました。
今まで<やわやわ>だったものを<きゅっきゅっ>と握ってみます。

「はっ…!!ああん!んっ、あふっ、ひぃん!!や…やぁあぁっ…!!さくら、くんっ!やめ、てぇ…ボクっ、変にぃ、へんになっちゃうよぉ……!!」

……これは予想以上の成果。ドクロちゃんの体はもうカンノウの渦によって溶け切っている様です。
僕はドクロちゃんの胸を揉みながらドクロちゃんの耳に息をフきカケける様に語り掛けます。

「ドクロちゃん……胸だけで、感じてるの?」
「ふあぁっ…ちが、そうじゃ、ないの…」
「へぇ…チクビがこぉんななってるのに、そんな事いうんだ……」

僕は今手のひらの中で小さいながらも自己主張をしているそれにクチビルを寄せると<ちゅぅっ>と、一吸いしました。
338最早:2007/10/27(土) 22:34:30 ID:C5tC10Be
「ひぁぁぁぁっ!!だめらよさくらくぅんっ!!そこは…んぁぅっ!!らめ、らめぇ…っっ!!」

ドクロちゃんの、びくびくと体を震わせながら言った、イミは否定のはずなのに、さらに行為をカソクさせる発言。
法定速度を80キロオーバーしてしまった僕のココロはブレーキをかける事も忘れて目の前の天然おしゃぶりにむしゃぶりつきます。

「ふぁっ!!はぁんっ!!…っぁああん!!らめ、らめぇ!らめなのぉ!!すっちゃ、や、やだよぉ…っ!!」

ドクロちゃんもすでにオーバーヒート状態。体は熱く火照り、声はセッパ詰まっているのか、鋭く、そしてカンダカくなっていました。
僕はトドメとばかりに一気に吸い付こうと頭を掴もうとして−−いつものドクロちゃんとは違う、その白い耳に触れました。

「はっ…あふぁぁぁあぁあっ!!!!」

そのセツナ、ドクロちゃんはひときわ大きく、そしてひときわ甘い声をあげて、手足を突っ張り、体を<びくんびくん>と震わせながら−−達してしまいました。

……まさかとは思いますが。
僕は、<はぁ…はぁ…>と感覚の余韻にヒタっているドクロちゃんに、恐る恐る訪ねてみます。

「もしかしてドクロちゃん……胸じゃなくて…『耳』で…イッちゃった…?」
「……っ!!」

その事をシテキした瞬間、ドクロちゃんの赤かった顔が<かぁぁっ>と限界値まで赤くなりました。

「そうなんだ……ドクロちゃん、耳でイッちゃったんだ…こんなところでイッちゃうなんて、ドクロちゃんはえっちな子だね……」

僕はそう言いながら、ドクロちゃんの<ぴいん>と立ったうさみみを<つうーっ>と指でなぞってみます。

「はうぁぁぁぁっ……!!」

それだけの事だというのに、ドクロちゃんのさっきみたいな声と体の震え。
最早うさみみがドクロちゃんのセイカンタイである事は一目瞭然です。
「ふふふ……こんな目一杯カンジちゃってるんだから、ココは凄い事になってるんじゃない?」

そう言って僕はドクロちゃんのパジャマの上から乙女の園に触れました。

「はぅっ!…やぁ…らめぇぇ……っ!」

ドクロちゃんのソコはパジャマの布にも十分なシメり気を帯びさせて、ドクロちゃんがもう準備万端でいるのが分かります。

339最早:2007/10/27(土) 22:35:18 ID:C5tC10Be
「もぅ…ドクロちゃんがそんな声出すから、僕も我慢の……ゲンカイなんだよ?」


そう言って僕はパジャマのズボンをずり降ろして、今にもゲンカイを突破してハレツしそうな大きさと硬さのそれを取り出しました。

「………!!さくらくん、それ……っ!」

ドクロちゃんはハジメて見るボルテージ全開のオトコの欲望のカタマリに、恐怖しているようにも見えます。

「ドクロちゃん……自分から誘っておいて、イマサラ怖じけづいて逃げようだなんて、虫が良すぎるよ…?」

僕はドクロちゃんのズボンと下着に手を掛けました。

「や…っ!誘って、なんかぁ…ないよぉっ…」
「ほぉら…また僕を誘ってる…誘ってないなら、どうしてそんな声がでるの?ドクロちゃん。」

僕はいつもの聖者チックな性格とは違う意地悪な感じで、ドクロちゃんの聖域をじわじわと解放しながらも、ドクロちゃんの心を追い詰めていきます。

「ぁ……ぃゃ…ゃめてぇ……」

もうドクロちゃんはか細い声でしか僕の言葉をキョヒできません。
少しづつ、しかし確実にアラわになっていくドクロちゃんの大事なトコロ。
僕はそれももどかしく、一気にドクロちゃんのズボンを<バッ!>と引き降ろしました。

「……ぃゃぁ……っ!!」

そこに広がっていたのは、甘美なミツをほとばしらせた、魅惑のトレビの泉。
僕が見ている今もそこからはこんこんとドクロちゃんのえっちな液がアフれて来ます。
よく見ると、ドクロちゃんのお尻の方になにやら白いふわふわが…

「………しっぽ…?」

僕はそれにゆっくりと手を伸ばし、さわって確認します。

「んあっ…ふぅっ、んっ…」

そのしっぽはドクロちゃんのお尻からしっかり生えていて、それをさわる度にドクロちゃんから悩ましげな声が漏れ、そして泉からはさらにミツがわきでていました。
僕は目の前に広がるコウケイに<ごくりっ>と喉をならします。
最早ドクロちゃんはリビドーシンクロ率400%の僕に倒されてしまう天界からの使徒。展開的に後はボウソウした僕がドクロちゃんを<がつがつむしゃむしゃ>と食べるだけです。(性的な意味でっ……!!)

「ドクロちゃん、僕もうガマン出来ないから……入れちゃうね。」
「ぁ……」

僕はそっけなくそう言うと股間の紳士でドクロちゃんの淑女を一気に<じゅぶっ!!>とツラヌきました。

340最早:2007/10/27(土) 22:36:17 ID:C5tC10Be
「ふあぅん!!」
「うああっ……!!」

突き入れたドクロちゃんのナカはまとわりつくようで、<きゅっきゅ>と締め付けるようで。
そのカンショクといったらまさにヘヴン……!!僕は思わずカンキのうめき声をあげてしまいます。
ドクロちゃんも入って来たショウゲキであられもない声をあげてしまっています。
僕はもうガマンのゲンカイといわんばかりに腰を振り、打ち付けました。

「はぁっ!!…あ、ふぁっ…!!さくらっ…くぅんっ!!そんな…激しっ…ぅんぁっ!!」
「はぁっ…はぁっ…ドクロ、ちゃんのナカ…すごく、キモチいいっ…!!」

僕はドクロちゃんをナカから<ぐいぐい>と押し上げ、突き上げます。それに合わせてドクロちゃんの胸は<たゆんったゆんっ>と揺れて、うさみみは<ゆぁんゆぁん>と振れます。
僕はその二つのネコジャラシに思わず…

「ひぁ、ふぁっ…んあぅあぁっ!!やっ!!すっちゃ、さわっちゃあぁっ!!」

チブサのイタダキに口を付けて<ちゅうちゅう>と吸い付き、うさみみの生えた頭の根元を<くりくり>とシゲキしました。
その僕の攻めにドクロちゃんは一気に声をうわずらせ、ナカの締め付けを<きゅぅっ>と強め、僕のシャセイカンを高めます。

「んくっ…ドフロひゃん、ふごいしめふけてるお……っ!!」

僕はシャセイカンを紛らわそうとミズカラも攻めを強めます。
ドクロちゃんの髪の毛をかき乱してうさみみをこねまわし、チクビに歯を立てたり舌でなめ回したり…

「はっ、ふぅん、ら、らめぇ!!へんに、ボクへんになる、へんになっひゃうよぉ!!」

ドクロちゃんは淫らなサケビを上げながら僕のナニを<ぎゅっ!!>と締め上げます!
キキカンを感じた僕は腰を最大限に抜き差しして、全力全開でドクロちゃんを責め上げますっ!!
<ぎちゅっにゅぶっ!!><パンッパンッ!!>と打ち付ければ打ち付けるほどソコは僕のマイサンを締め付けて……これを快楽といわず、何をカイラクというのでしょう。

「あっ!!やっ、らめぇ!!そんなしあらボクっ!!ひ、イっちゃうっ、イっちゃうよぉっ!!さくらくんっ!!さくらくぅんっ!!」
「はあっ!はあっ!ドクロっ、ちゃん!!これで……最後ダアッ!!」
「やぁあぁあぁあっ!!だみぇえ!!そんなっ!はあっ!!あっ、はっ、ふぁっ……んああぁあぁあぁあぁっ!!!!」

ドクロちゃんは、最後に大きく一啼きしてからソコを<ぎゅぅぅっ>とカンビに、そして力強く締め付けて……気が付いたら、ドクロちゃんのナカに<ごぶっごぶっ>と遺伝子のカタマリを吐き出していました。

「はぁっ、はあっ……うぁっ、はあっ……」
「んふうっ!…はぅっ、さくらくんの…でてるぅ…」

今までケイケンした事の無い、スガスガしいほどの大量のシャセイ。
僕がドクロちゃんの胸の谷間で息を切らしながらその心地よいヨインにひたっていると、

「……桜さん、と…お姉…さま?」

と、後ろからの声が……!?
ああ……僕ら二人はシツネンしていました。この家が、『二人きり』では、ないことを。
おそるおそる振り返ってみれば……

「ざ、ザクロちゃん!?」

そこにはボウゼンとこちらを見ているザクロちゃんの姿が!!

341最早:2007/10/27(土) 22:38:30 ID:C5tC10Be
「ええと……何やら声が聞こえたので…いえ決してノゾキをしていたわけでは…」

とおろおろと言い訳をするザクロちゃん。
それを見ていたドクロちゃんは改めて恥ずかしくなったのか、

「いやぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁっ!!」

と、エスカリボルグを僕に振り下ろし……

「まってドクロちゃん!!僕は照れ隠しの『照れ』として死ぬ気はモウトウなばっ!!」

一一ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
342最早:2007/10/27(土) 22:43:12 ID:C5tC10Be
以上。
変に余ってしまったが気にしない。
続きが書けたら……と思ってる
343名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:53:00 ID:IjR+8igc
乙!!
リアルタイムで読ませてもらった(;´Д`)ハァハァ
前菜なんてとんでもない! 
とても読み応えがあって楽しめましたよ。
3445-24:2007/10/28(日) 00:59:35 ID:RQQCHmz/
>>332-342
最早さんGJすぎる……
前菜?
僕的にはメインディッシュにデザートまで頂いて、フルコースを堪能した気分なんですが……
続き、ぜひ書いて下さい!
うさみみドクロちゃんと桜くんのその後が気になる……
345名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 01:34:34 ID:uRqq0uxb
GJ!前半部分も自分はけっこう笑えて好きだぜw
3465-24:2007/10/28(日) 19:46:35 ID:L/2ycLez
5-24です。
最早さんに触発され、日曜日ということで今日の早朝5時まで頑張ってみました。
いろいろと突っ込みどころ満載ですが・・・
冬編スタートです。
347ドクロafter〜season winter〜 1/20:2007/10/28(日) 19:50:27 ID:L/2ycLez
 見上げれば満点の星空。
 辺りには虫の音すら皆無で、ときおり木々を揺らす風音が聴こえるだけ。
「わあー、きれいだねっ! 桜くん」
「……うん」
僕は見晴らしのいい夜の草原に仰向けになって。
暖かいコートに身を包んだ、頭に輪っかを浮かべた少女を抱いて。
星空を見上げていました。
 〈ざあーっ〉と木々を揺らす北風が頬を切ります。
 僕は、僕の上で同じく仰向けで空を見上げるドクロちゃんを強く抱きよせました。
「あのね、みてみて桜くんっ」
 そう言って天使の少女は小さくて頼りない指で星空を指差し、
「あのきらきら光ってるお星さまが桜くんなのっ! それでねー、となりで小っちゃく光ってるのがボクっ! えへへっ!」
彼女のあまりに無邪気な言葉に思わず笑みがこぼれます。
後から優しく彼女の暗銀色の髪をなでてあげながら、
「あ、そういえば今頃はふたご座とかが見えるんじゃないかな。探してみようか」
「ほんと? 桜くんものしりー!」

ふたご座の話。
ゼウスの息子であるところのカストルとポルックスは兄弟でした。
弟のポルックスは神さまの血を受け継ぎ、不死身の身体を持っていましたが、一方、兄のカストルは神さまの血を受け継いでいませんでした。
二人は大変仲が良くて、互いに協力して数々の手柄を立てたそうです。
ところがある日、兄のカストルは戦争で矢に刺され、死んでしまいました。
弟のポルックスはこれを大変嘆き、神さまに慈悲を乞った結果、自らの血を兄に分け、一日の半分を天上ですごし、残りは地上で暮らすことを許されました。
血を分けたことで不死身でなくなった二人は、死んだあとも夜空の星となり、今も二人で楽しく暮らしているといいます。

 そんなことを考えつつ、
「人間の僕でも、ドクロちゃんとずっといっしょに暮らすことができるのかな……」
 そっと呟きます。
「桜くん、ボク、いやだよ……ボクとずっといっしょって約束して?」
「うん。ドクロちゃんといっしょにいられるなら、世界中を敵に回したって構わない。だから、ずっといっしょだよ」
 夜の風に震える少女にまわした腕にさらに力をこめます。
348ドクロafter〜season winter〜 2/20:2007/10/28(日) 19:51:33 ID:L/2ycLez

西田と田辺さんが僕たち二人を襲ったあの日から、僕とドクロちゃんは七日七晩、学校にも行かず、ひたすら狂ったようにお互いを求め続けました。
 二人の時間は、もしかしたら近いうちに終わりを告げるものなのかもしれない。その事実が二人の心に焦燥感を生み、たとえ一秒でもお互いを感じられることができなければ、気が狂いそうでした。
 そして八日目の朝が明けたとき、ドクロちゃんはそっと僕の耳元でこう囁いたのです。

「桜くんと思い出を作りたい」

 その一言で目が覚めました。
 僕は気付いたのです。

彼女との時間は何ものにも代えがたい大切なものであることに。

その時間を守るためなら、僕はどんな覚悟をもいとわない。その決心が、ついたのです。

だから僕は、彼女にこう言います。
「ありがとう。ドクロちゃん」
「……ううん。ボクの方こそ、桜くんからもらってばっかりで、何もできなくて、ごめんね?」
 そう口にする彼女が、ただひたすらに愛しくて。
「んっ……」
 そっと口づけを交わします。
 まるで宇宙に二人きりになったようでした。
 ここにあるのは木々を揺らす北風と、この気の遠くなるほど広大な、空を埋め尽くす星々だけで。
 そんな中で僕は愛する彼女の温もりを感じていました。

 2月9日。人間の少年を愛した天使が生まれた日。

 これは、人間と天使の世界の物語。

   ★

 ある冬の朝。
久しぶりに早く目が覚めた僕は、寝息を立てる天使の頬にそっとキスをして、朝の市場に出かけました。
冬の朝の冷たい風が寝起きの身体を引き締めます。
僕は冬が好きです。痛みを覚えるほどに、身を切る北風は、何より僕が生きているんだってことを感じさせます。
「はあーっ」
息を吐けば空気中に広がる白い靄。
僕は冬の朝の散歩が好きなのですが、ドクロちゃんはあまりこういうコトは好まないでしょう。
互いに生きる、というコトは、お互いを尊重するコトでもあります。
一人の時間だって、二人の幸せのための大切なプロセス。
「はあーっ」
349ドクロafter〜season winter〜 2/20:2007/10/28(日) 19:52:40 ID:L/2ycLez
 再び空気中に白い吐息を放ちます。
 冷たい風が頭を冴えさせ、数ヶ月前の出来事を思い出させます。
田辺さんが口にしていた『彼女』という単語の意味。
 西田も田辺さんも僕とは親しい間柄でした。
 もっと言えば、中学生来の親友。
「……南さん……もしくは静希ちゃん……」
 僕と中学時代より親しい女性となれば、自然に浮かび上がるのはその二人。
 まさか、天使が抹殺対象でもない僕を、ましてやドクロちゃんを襲ってくるとも思えません。
 ……西田も田辺さんも、僕とドクロちゃんの仲を快く思っていない様子でした。
 となれば、『田辺さんが』口にしたことからも、僕に好意を持っていた南さんの可能性が濃厚になってきます。
「なんで……どうして、あんな……」
 小声で呟きます。
 仮にも親友であった二人がどうして僕たちにあのような行動をとったのか。そして、『光』と口にした彼らが手にした魔法のアイテム。
 驚くよりも先に、全く理解が追いつきません。
「でも、何か対策はできるハズ」
 田辺さんの言葉は僕たちの心を大いにかき乱しましたが、同時にこれから起こるできごとを僕たちに教えてくれました。
 僕は市場に向かう足をいったん違う方向に向け、とある友人の家を訪ねました。

   ★

「ただいまー……」
 ドクロちゃんがまだ寝ているコトも考え、僕は買い物袋片手に、小声で帰宅を告げました。
後ろ手にそっと玄関のドアを閉め、ダイニングのテーブルに買い物袋を置き、ドクロちゃんの様子を確かめるため、僕たちの部屋に向かえば

「んっ……はっ……」

 静かな廊下を進む僕の耳に届くのは、くぐもった天使の声。
「ん……?」
 怪訝に思った僕は部屋のドアを少しだけ開け、中の様子をうかがいます。

「んっ……あっ……んっ……」

見ればドクロちゃんはこちらを背に、ベッドの上で身体を丸め、何やら下腹部をもぞもぞと動かしています。
……お腹でも痛いのでしょうか。心配になった僕はおもむろにドアを開け、
「ドクロちゃん? どうしたの? 大丈夫?」
「ひゃあっ!」
聞こえたのはドクロちゃんの悲鳴。
そこで僕の意識は途絶えました。
 何故なら某ミシシッピー系な殺人事件のゴトク、ドアを開けた僕の額にめり込んだのはナイフではなく乱杭歯がたくさん付いた鋼鉄バット。
350ドクロafter〜season winter〜 4/20:2007/10/28(日) 19:53:45 ID:L/2ycLez
 最近風当たりの強い暴力シーンはボート的な映像で隠ぺいされ、バックでは〈ぼぐしゃあああ〉と『骨と肉が砕け散る』効果音。
「きゃっ!? 桜くん?! ノ、ノックくらいしてくれないと、ボク、ボク……」
 涙目の少女は慌てて身なりを整え、魔法のバットを構え、

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

 エスカリボルグを空に掲げれば、少年の身体の大事な部分を隠しつつ、展開されるはピンク色のリボン。
 魔法的な効果音とともに〈しゃらあーん〉と僕頭部が再生。死亡推定時刻30秒前から一転、健康な身体になりました。

「ノックしなかったのは僕が悪かったけど、何も撲殺処理しなくてもいいでしょ?!」
「ごめんなさい桜くん……だって桜くんがボクの綺麗な顔を吹き飛ばそうと……」
「してないよそんなコトは! それよりドクロちゃん、何だか苦しそうだったけど、何してたの?」
僕がドクロちゃんに尋ねると
「ぇ……ぁ……ぅ……」
何故か真っ赤になってうつむいてしまうのです。
「ドクロちゃん?」
 僕はうつむいたままの天使の少女をのぞき込み、ぎょっとしました。
 ドクロちゃんは何故か下唇を〈ぎゅっ〉と噛んで、〈ぽろぽろ〉と涙をこぼしていてッ!?
「違うもん……桜くんが、最近あんまりしてくれないから……ボク……体がムズムズして……ボクがイケナイんじゃないもん……桜くんのえっちーッ!」
「……ッ?!」
 そこで僕の意識は途絶えました。
 何故ならお風呂を覗かれた女の子のようなセリフを吐いた少女が少年に投げたのは洗面器ならぬエスカリでボルグな凶器なれば。
「きゃっ?! 桜くん!? ボク、恥ずかしくて……つい……」

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

「ごめんね? ごめんね桜くん……」
僕は「ふうっ」とため息を吐き、天使の少女に微笑みかけ、頭を撫でてあげます。
「もう……ドクロちゃんは何かして欲しいことがあったら、僕に何でも言っていいんだよ? ドクロちゃんは、僕の彼女でしょ?」
「だ、だってぇ……」
ドクロちゃんは僕に頭を撫でられながらも、再びうつむき、涙目になってしまします。
「気持ち良くなりたくなるのは、別にイケナイことじゃないんだよ? だから、そういう気分になったら、僕に言ってくれれば、僕がドクロちゃんのこと、気持ち良くしてあげるから」
「う、うん……」
351ドクロafter〜season winter〜 5/20:2007/10/28(日) 19:55:18 ID:L/2ycLez
ドクロちゃんは少しばかり頬を染め、僕の胸の中で嬉しそうな表情をしています。
「もう、可愛いなあ……ドクロちゃんは。じゃあ、今から僕がドクロちゃんのコト、気持ち良くしてあげる。そこに横になって?」
「えへへっ……桜くん……ッ! 大好き……ッ!」
ドクロちゃんは恥ずかしさに頬を染め、照れ隠しなのか、僕の首に腕を回し、唇を重ねて来ます。
その体制のまま、彼女をベッドに押し倒し、下着ごしに彼女の秘裂をなぞってみます。
「ひゃあん!」
 彼女のソコはすでに湿っていました。
 彼女の身体の下に潜りこみ、顔を近づけ、下着ごしに匂いをかいでみます。
「あっ……桜くん……恥ずかしいよ……」
 甘い匂いが鼻腔をくすぐります。
 ドクロちゃんの、匂い。
「んっ……ふっ……」
 下着ごしにドクロちゃんの秘裂に、情熱的に口づけをします。
「あっ……やっ……桜くん…………切ないよ……」
 僕に下腹部をいじられながら、ドクロちゃんは身じろぎします。
「脱がすよ?」
彼女の下着に手をかけ、僕の下半身のほうにいる彼女に問いかけます。
「うん……お願い……」
 パンティの端を持って下ろせば、間にかかる粘り気のある糸。
 ドクロちゃんの甘い匂いをより強く、感じます。
 目の前に現れたのはドクロちゃんの小さくて可愛らしい花弁。
 丘に毛はうっすらとしか生えてなく、ヒダは閉じていますが、〈てらてら〉と愛液で光り、まるで僕を招いているかのようです。
「やあああん…………桜くんに見られてる……こんなの、初めて……」
 ドクロちゃんは恥ずかしそうに身じろぎしますが、僕が両腕で腰を固定しているので動くコトもできず、ひたすら下半身をもじもじさせてます。
「ドクロちゃん……可愛い……んっ……」
 秘裂に直接キス。ドクロちゃんの愛液の味が口内に広がります。
「やあっ! ……桜くん?! 何してるの?! き、汚いよう……」
 ドクロちゃんは自分の下半身に腕を伸ばし、僕の顔をどかしにかかりますが、
「んっ……んっ……ドクロちゃんのカラダで、汚いトコロなんてないよ……」
 僕は秘裂に口をつけたまま、彼女の膣内に舌を差し込みます。
「やあっ! ……あっ……あああっ!」
 驚いたドクロちゃんの腰が〈びくん〉と持ち上がります。
「やっ……ああん……桜くんの舌が……入ってる……ボクの、中に……」
 両手の指で彼女の秘裂を広げ、さらに舌で膣内をかき回すように舐め回すと、中から次々に愛液が溢れ出して、たちまち僕の顔をびしょ濡れにしてしまいました。
352ドクロafter〜season winter〜 6/20:2007/10/28(日) 19:57:23 ID:L/2ycLez
「ドクロちゃん……んっ……すごい……いっぱい出てる……んっ、ちゅっ……気持ちいいの?」
 愛撫を継続させながら、問います。
「気持ち、いいよ……桜くんが、ボクの舐めてるって……思っただけで……んあっ……ボク、もう、イっちゃいそうだよ……」
 そして僕の愛撫に身悶えながらも彼女が自分の目の前に発見するのは、
「あっ……桜くん……」
 彼女がそっと僕の下半身の突起物を布ごしに撫でました。
「桜くんだけズルイから、ボクもするっ!」
「え? ……ドクロちゃん?」
言うが早いか、ドクロちゃんは〈じー〉と僕のズボンの社会の窓を下し、すでにぱんぱんに張った僕の怒張を外気に晒します。
「ちょ……ドクロちゃん?! 何を……」
「桜くんだって苦しそうじゃん! ボクばっかりエッチな娘扱いしてー! はむっ」
「うおあっ!」
ここに来て超展開。
 ドクロちゃんは外気に晒された僕の息子さんを早速口に含みましたよ?!
「桜くんも……ちゅっ……いっしょに気持ち良くなるのー! んっ……ちゅっ」
 そうですよ。ぶっちゃけ僕なんかドクロちゃんの肌に触れただけでも発情しちゃいますよ。
 だってドクロちゃんったらいっつも何故だか僕を誘惑するかのような甘くていい匂いがするんだもの!
「そっちがそうするなら……こっちだって負けるもんかー!」
 僕は一時中断していた愛撫を再び開始します。
「きゃううううん! やっ……はっ……ボ、ボクだって負けないんだからーッ! 先にイったほうが負けだよっ! 桜くん! ……はむっ……んっ……」
 〈ちゅくちゅく〉とお互いの敏感なトコロを舐め合う水音が室内に響きます。
「んっ……ちゅむ……」
 気がつけば僕がベッドの上でドクロちゃんの下で仰向けになり、ドクロちゃんが僕の上に乗っかってお互いの性器を舐め合う格好に。
 ドクロちゃんは僕の怒張を咥えながら、口内の舌で僕の敏感なトコロを刺激して来ます。
 いつの間にこんな高等技術を習得したのでしょうか。しかしこうなっては僕も男の意地にかけて負けるワケにはいきません。
 絶対にドクロちゃんを先にイかせるんだからーっ!
「んっ……んっ……?!……やああっ! ソコ、だめっ! そこ、そんなにされたら……!」
 どうやら僕はドクロちゃんのGスポットを発見したようですよ?
 先手も僕がとっていますし、これは僕に勝機が……
「んんんっ?!」
 勝利を確信した僕の身体に電気が走りました。
 ドクロちゃんは僕の怒張を口にくわえながら、舌で僕の怒張の先端部分に舌を絡め、激しい上下運動を開始しました。
353ドクロafter〜season winter〜 7/20:2007/10/28(日) 19:58:32 ID:L/2ycLez
 それに加えて彼女の小っちゃい両手の指が根元部分をしごき、唇+舌+指のトライアタック?!
 あまりに突然の激しい動きに、これまで耐えていた射精感が、精嚢から一気に尿道口まで駆け上がってくるのを感じます。しかし
「あっ……ダメっ! ……もうイっちゃう……ッ!」
こちらも先ほど発見した箇所を舌先で激しくつつきます。さらに指でドクロちゃんの特に敏感な『突起』をイジると
「あっ……! あああああああああああーっ!」
 ドクロちゃんの身体が大きく痙攣し、膣内より愛液が勢いよく僕の顔目がけて噴射されました。いわゆる、潮というヤツです。
「くっ……!」
 と、ほぼ同時、ドクロちゃんの猛攻に耐えかねた僕は彼女の顔目がけて白濁した液を噴射しました。どう見ても精子です。
「はあっ、はあっ……」
 ドクロちゃんが力なく、僕に体重をあずけてきました。
 僕は下から〈もぞもぞ〉と這い出し、ゆっくりと身を起こし、彼女の顔を見るや否や
「「……ぷっ」」
吹き出したのは同時。
お互いの顔を見合わせれば、二人の顔は互いの愛液でべとべとになっていました。
「あはははははっ! 桜くんおっかしーっ! 何でそんなにビショビショなの?」
「これはキミの仕業でしょ?! そういうドクロちゃんだって、べとべとじゃん!」
 ドクロちゃんは
「もーっ! 桜くんったら!」
 そう言って僕に抱きついてきます。
「うわっ! べとべとなまま抱きついて来ないでー!」
「ねえ……桜くん?」
 ドクロちゃんは僕のシャツに顔をこすりつけながら呟きます。
「なあに? ドクロちゃん」
 苦笑しながらもドクロちゃんの頭を撫でながら応答すれば、
「気持ち良かったよっ!」
〈ちゅっ〉と僕のほっぺにキスをしました。

   ★

 長引いた講義からの帰り道。
 七時前とはいえ、すでに空にはお月さまが煌々と輝いてます。
「ふふっ……」
 今日は一段と冷えます。白い息を大気に放ちながらも、家でドクロちゃんが待っていてくれるという幸福感から、思わず笑いが漏れてしまいます。
 冷たい風が肌を冷えさせますが、対照的に胸はとても暖かくて。
 ドクロちゃんとこういう関係になってからもうすぐ一年が経とうとしていて、彼女と運命的な出会いをしてからは、早いもので七年が経過しようとしています。
354ドクロafter〜season winter〜 8/20:2007/10/28(日) 20:00:01 ID:L/2ycLez
「あの頃はまさかこんなことになるなんて思わなかったな……」
 よみがえる中学生のときの甘酸っぱい思い出。そして高校、大学にいたるまで。
 色々なことが、ありました。
 たくさんの季節が、彼女とともに過ぎ去り、しだいに彼女の存在は僕の中で大きくなって。

 ドクロちゃんが、季節で。

 ドクロちゃんが、世界で。

 ドクロちゃんが、全てで。

「ただいまー」
 とても長く感じられた帰路を経て、愛する我が家(借アパートの一室)の玄関扉を開けば、
「おかえりーっ!」
 〈がばーっ〉と僕の胸に突進してくる頭に輪っかを浮かべた女の子。
 嗚呼、なぜ彼女の声を聞くだけでこんなにも胸が満たされるのでしょう。
 僕は胸に頬ずりする少女を抱きしめ、
「ただいま、ドクロちゃん」
 愛する彼女に帰宅をもう一度告げるのです。
「じゃあ……桜くぅん……」
「ん? なに? ドクロちゃん……」
 ドクロちゃんは潤んだ瞳で僕を見つめて言いました。
「先にします?」
「……なにを?」
「それとも後にします? それとも……(頬を染め、視線をそらし)……ボク?」
「じゃあドクロちゃんをおいしく……ってド、ドクロちゃんその格好はッ……!」
 僕の胸から〈ぱっ〉と離れて、まるで新妻のように甲斐甲斐しいコトを言うドクロちゃんを見れば
「どうしたの? さ・く・ら・くんっ!」
 〈ぴょこん〉とハートマークでも出そうな、可愛らしくもいたすらな表情の少女の、白魚のように透き通った肌を隠すものは頼りない布一枚で……ッ?!
「ド、ドクロちゃん?! そそそ、それはアアアアア……ッ!!」
 耳から金色の粘液を流しながら僕が幼げな彼女に問えば、
「んー? 裸エプロンは桜くんのお気にめさなかったかなー? えへへっ!」
 「お気にめさなかったかな?」と問いながらも彼女の表情は確信犯であることを物語っています!
 く……これハ思ってイたよリもはカイりょクが……ッ!
 見えそうで見えないのがもどかしい……ッ!
 彼女の自己主張が過ぎる胸元はピンク色でフリルのついた小さいエプロンを重力に逆らい大きく膨らませ、脇からは健康的な白く、瑞々しい膨らみを拝むコトが出来ます。
 さらに彼女の引き締まったヒップのラインは未だ幼さを残しつつも、グラドルなみのプロポーションを保つという、矛盾が過ぎて最早理解不能な魅力を僕に放っています。
355ドクロafter〜season winter〜 9/20:2007/10/28(日) 20:01:13 ID:L/2ycLez
 嗚呼その活きのいいふとももに触りたい!
 大事な部分がかろうじて隠されていることで、逆に僕の豊富な妄想力は本来そうであるよりも、よりエッチに見えてしまうのです!
「ドクロちゃん?! いけないよこんなのーッ! だってこんなに寒いのにそんな薄着でえ……ッ! いや、それはともかく、いったい全体どうしてそんな格好を……ッ!!」
 落ち着け、落ち着くんだクサカベサクラあああ……ッ! 早くッ! 早く素数を数えるんだアッ!
 2 4 6 8 10 ……
 ああああこれ素数じゃねええええ……ッ!
「ねえ……桜くん? 今日って、なんの日か、知ってる?」
 両手を後ろに回した彼女は、ほっぺをすこしだけ上気させながら、そう尋ねてきます。
「今日? え……なんだろう? ドクロちゃんの誕生日じゃないし……」
 意外な方向からの質問に、僕は戸惑ってしまいます。
「もう、すっごく楽しみだったクセに『そんなの興味ないけどさー』みたいな態度とっちゃって。本当にうまいんだからっ!」
「いや、なに? なんでドクロちゃんそんなにはしゃいでるの!?」
 そして、天使の少女が僕の目の前に差し出してきたそれは、かわいく包装された、赤い箱なのです。
「え!? まさか、ドクロちゃん、これって……」
玄関にかけてあるカレンダーを見てみれば、今日は2月14日。そう、つまり、
「チョコレートにきまってるでしょ? ねえ、はやく開けてみて」
「う、うん」
 彼女は金色のわっかをキラキラさせて、「えへへっ」と頬を赤らめて僕を見つめています。
 何だかこんなシチュエーション、ずいぶん前にもあった気がします。
 愛する彼女からのチョコレート。期待に胸を膨らませつつ、ゆっくり包装を破けば、
「あ……」
 中から出てきたのは、ハート型のチョコレート。
 ホワイトチョコレートで、つたないドクロちゃんの字で

 だいすきな さくら くんへ❤

 って書いてありました。
「あのね、本当は桜くんのカタチにしようと思ったんだけどね、びんかんサラリーマンソーセージがなかったの。桜くんは、それでも大丈夫?」
 心配そうに僕に問いかける彼女に、僕は密かに胸を撫で下ろしながらも、彼女を再び強く抱きしめ、
「もう、こんな格好して……僕の大事なドクロちゃんが、風邪ひいたらどうするの?」
 彼女は僕の胸に顔を埋め、心底安心したような表情で、
「桜くんが喜んでくれると思って。えへへっ……それでね、もう一つのプレゼントはぁ……えへへ……ボク。ねえ桜くん、ボクを暖めて? やっぱり、冷えちゃったみたい」
356ドクロafter〜season winter〜 10/20:2007/10/28(日) 20:02:26 ID:L/2ycLez
「んっ……」
僕は彼女に熱い口づけをかわし、そのまま両腕でかかえあげて、お姫様だっこで寝室まで運んであげます。
「あ……桜くん……」
 そっと彼女をベッドに寝かし、僕もいっしょに彼女の隣に横たわり、掛け布団を二人の肩まで引っ張りあげます。
「……桜くん……しないの?」
 布団の中で、僕の腕に抱かれながら、彼女は不思議そうに尋ねてきます。
「うん……今は……こうしてたい」
「ん……そっか…………桜くん……大好きだよ」
「うん……僕も」
暖かい布団の中で、彼女の体温と、心臓の鼓動を感じながら、

僕はこの世界で最後の幸せを、噛みしめました。

「桜くん……来たみたい」
 ふいに泣きそうな顔になったドクロちゃんが、より強く僕に回した腕に力をこめました。
「ボク……怖いよ……桜くん……」
 彼女の声はすでに涙声で。
 でも、だから、僕は彼女を安心させてあげなきゃいけない。

 それが、僕にしかできない役目だから。

「大丈夫。僕が絶対に何とかする」

   ★

 動きやすい服に着替え、外に出て辺りを見回します。
 今のところ、それらしき人影は見当たりません。
「ドクロちゃん、ザクロちゃんに連絡は?」
 アパートの階段を降りてきたドクロちゃんに問います。
「うん……今した。30分くらいで来れるって」
 ドクロちゃんは僕に駆けより、両腕を僕の右腕にまわしました。
 今日はいちだんと冷え込みます。
 空には不気味なくらいに綺麗な月が出ています。
 冷たい風が頬を切ったそのとき、

〈びゅんびゅんびゅん〉

 不気味な音を立てて、僕らの横あいの、コンクリートの地面に突き刺さったのは『矢』というよりは、菜箸を大きくしたようなモノ。
「あっ……!」
 ドクロちゃんが声を発し、僕の腕に抱きつきます。

 それは『嚆矢』。終りの始まりを告げる、『嚆矢』。

「お久しぶりです、先輩」
357ドクロafter〜season winter〜 11/20:2007/10/28(日) 20:04:01 ID:L/2ycLez
 声が聞こえたほうを振り向けば、そこにいたのは、アパートの貯水タンクの上に立ち、月の光を背に浴びた、弓道着に身を包んだ少女。
「キミは……」
「私のコト、覚えてますか? 先輩」
 その手には細くしなった弓が握られていました。
 少女の背後にある大きな翼のようにも見えるソレは、『矢』を納める『矢倉』。
 彼女は……
「えっと……ダレ?」
「ひどいです! D巻登場キャラです! 弓島千佳です!」
「……弓……島?」
 僕は懐から『撲殺天使ドクロちゃんD』を取り出し、〈ぱらぱら〉とページをめくってみます。
「ああ……ッ! 本当だ?! 弓島さん出てるよ! しかも何だかいかにも次巻からヒロインに加わります的なポジションで! 何でこんな忘れてたんだろう……!
 ていうかこの『僕達の戦いは、まだ始まったばかりだよ! ドクロちゃん!』自体があまり印象に残らないお話で……」
見れば弓島さんはうつむき、肩を震わせ、
「ひどいですよ……私だってずっと先輩のこと……なのにそんな女とくっついて……」
 その言葉の旋律に、しだいに歪みがのって
「こんな世界、いらないです」
 弓島さんは背後のファンネルから『矢』を一本引き抜き、おもむろに弓に番えます。
「桜くんッ!」
 彼女が声を発したのと、僕の視界が反転したのは同時。
 弓島さんが矢を番えたと思った瞬間、『矢』は僕らのすぐ後ろのコンクリート塀に刺さってました。
「その矢、目で追うこと叶わず」
 見ればコンクリート塀が、まるで砂のようになって、刺さった箇所から少しずつ崩れています。
「当たれば異なる世へと誘わん」
 弓島さんの口が、三日月のように妖しく歪み、狂気の言葉を紡いでいきます。
「これぞ天使様の破魔の武具、『秘剣矢ヴァラズキュルブ』。内蔵された《もう一つの唇裂(アドグランド)》で先輩たちを分子レベルで異空間に葬ります」
 それは狂気の瞳。あの時の西田や田辺さん、いえ、それ以上に『濃く』歪んだ瞳。
 普段目にすることの叶わぬ想い人は、彼女の心の中で面積を広げていき、許容を超えた想いは密度を増します。

 甘く、甘く。それはひたすらに甘く。
 黒く、黒く。それはひたすらに黒く。

 ジャムのように濃く、甘く煮詰められた想いは、膿のように膨れ上がり、やがて想い人を目の前に破裂します。
 破裂した想いは、すなわち『独善』。
「私のために死んでくださいね。先輩」
 弓島さんは指に確認できただけでも十本の矢を持ち、その『一の矢』を番えようとしています。

 ザクロちゃんが来るまでの30分、何としても持ちこたえなくちゃいけない。
358ドクロafter〜season winter〜 12/20:2007/10/28(日) 20:05:07 ID:L/2ycLez
 そう思ったとき、遠くトラックの走行音が聞こえました。
 この日のために準備していたモノが、ようやく来たようです。
「佐々木いいいいいいッ!」
 僕の声が夜の街に木霊します。
「おうよっ! 待たせたな! 桜!」
 〈ずぎゃぎゃぎゃぎゃあああ〉とドリフトで僕たちのいる路地に突っ込んで来たのは白い軽トラック。
 即座にトラックの荷台が傾き、積まれていたものが路面にぶちまけられます。
「何……? あれは……」
 僕はドクロちゃんの腕を引っ張り、うず高く積まれた『ソレ』の近くに移動します。
「桜! これで良かったんだな?! 後でちゃんと金払えよ!」
「ああ! ありがとう佐々木!」
「佐々木……くん?」
 ドクロちゃんが彼の姿に驚いた表情を見せます。
「おうドクロちゃん! 桜とはよろしくヤってるか? 一段落ついたら、たまには顔見せてくれよな!」
 そう言いつつも佐々木は軽トラを発進させ、そそくさと帰ってしまいました。
「桜くん……これは……」
「何ですか? ソレは。先輩ふざけてるんですか? 私のココロをさんざん弄んだアゲク、そんな児戯で私をからかうんですね。……ユルセません……ッ!!」
 弓島さんが矢を番え、咆哮しました。
 〈ひゅっ〉と鋭い矢が空を切る音。
 今まさに、狂気の一閃が、僕を貫こうとしている。
「桜くんッ!」
ドクロちゃんが声をあげたそのとき、
「夜―ブレイン起動! 『布団隠れ零式』!」
 突如として僕の目の前に現れる数多の布団。
 『速さ』を極めた武器、弓矢は、速いがユエに破壊力はさしてありません。

 〈とととととととととと〉

 聞こえた音は、十。
 あの一瞬にして、十本もの矢を放った弓島さん。
 もはや、人間技ではない。
しかし、いかに天使のアイテムと言えど、この絶対防御、『布団隠れ零式』の前には効果はありません。
「なっ……! これは……ッ!」
「――気温十度」
 それは陰と陽、
「――湿度二十三%」
 過去と未来、
「――アルファー波、良好。そして――」
 意識(オド)と無意識(イド)、生と死、ならびにアルファとオメガが反転する限りのない大地。
 そう、崩壊した夢の向こうに現れた現実とは、

 夜。
359ドクロafter〜season winter〜 13/20:2007/10/28(日) 20:06:17 ID:L/2ycLez

「――深夜率、一五〇%観測。快適な、夜」
 彼の顔に装着されていたのは、『アイマスク』。

「――夜は時に温かく、ヒトビトの夢を包むものなり」

 路面にぶちまけられた『ソレ』は紛うことなき、白い『お布団』。

「布団の上なら常勝無敗――!! ――夜の帝王、“夜仮面”!」

「夜仮面さまー!」
 ドクロちゃんが叫びます。
「こんな高貴な夜にまだ寝ていないのは貴様だな! 弓島千佳! さあ来い! 僕が相手だ!」
 戦闘の構えを取りつつ、アイマスクを少し上にずらし、視界を確保。
 両手に枕を持ちます。
 弓島さんは、
「馬鹿に……」
 〈ずるり〉と浮き鞘(ファンネル)からヴァラズキュルブを引き抜き、それぞれの指の間に二本ずつ、合計十六本の矢を持ちます。
 その姿は、まさに修羅。
 戦場をねぐらとする修羅の姿。
「するなあああああああッ!!」
 弓島さんの右腕が勢いよく『離れ』ました。
「何度やっても同じだッ! 『布団隠れ……」
 裸足の指先で同時に幾枚の布団をめくり上げたその瞬間、
「フレイム・オン」
 〈ぱちぱちっ〉と火打石のような音と同時に、淡い光。
 〈ごうっ〉と炎の音とともに絶対防御、『布団隠れ零式』が焼け落ちます。
「なっ……!」
 思わず僕は一歩引き下がります。
「その程度ですか?」
 気づけばすでに第二射。再び炎をまとった十六本の矢が目の前に迫ります。
「くああああッ!」
 “夜神経超融合(ブレイク)”で必死の回避運動を取りながら、足の指で一枚の布団をめくり上げ、矢を防ぎます。
「らあッ!」
 横あいに倒れながらも、枕を思い切り投げます。
「ヌルいです」
 僕が投げた枕は、無残にも弓島さんの火矢に射落とされました。
「くっ……!」
 〈つー〉と冷や汗が額を伝います。やはり、僕には荷が重い。
「桜くん、大丈夫?!」
 ドクロちゃんが駆け寄って来ます。
「うん……まだまだ……負けるワケには……」
 ドクロちゃんの腕を借りて立ち上がります。
 弓島さんとドクロちゃんを戦わせるワケにはいかない。
 ドクロちゃんの『エスカリボルグ』は超近距離タイプの武器。攻撃のモーションも大きいです。
360ドクロafter〜season winter〜 14/20:2007/10/28(日) 20:07:29 ID:L/2ycLez
 ぶっちゃけ、僕でも避けようと思えば避けられるほどスキのある攻撃、弓島さんの『ヴァラスキュルブ』に射落とされてしまうのが関の山。
「桜くん、ボクも戦う! 桜くんだけじゃ……」
「でも……」
 そこで閃きました。考えようによっては、使えないワケではなさそうです。
「じゃあドクロちゃん、僕の指示通りに……」
「何を話し合っているんですか? 遺言を残してもしょうがないですよ?」
 見れば3×8、二十四本の矢が羽根のように広がり、
「二人とも死にますから」
 弓に番えられ、放たれます。
「ドクロちゃんッ!」
「うんっ!」
〈ひゅひゅっ〉と無数の矢が空を切る音。
その中、僕が枕をドクロちゃんに投げれば、
「えーいっ!」
ドクロちゃんがエスカリボルグで枕を引っぱたけば、〈ばらり〉と中身のそば殻が空中にブチまけられ、ニードルガンのように弓島さんを襲います。
そう、いつぞやの修学旅行の『脱衣まくら投げ』でドクロちゃんが使った技。
「なっ……!」
 驚愕した弓島さんが回避を試みますが、

〈びすびすびすびすびすびすびすびすびすびす〉

 避けることの出来なかったいくつかのそば殻が、左脚と左腕に突き刺さります。
「あぐううっ!」
 思わず喉から漏れた悲鳴。
 ドクロちゃんの情け容赦ない攻撃は骨まで砕いたようです。
 いっぽうこっちはと言えば、
「三秒間に千本ノックをこなすボクに、こんなの大したコトないよっ♪」
 大きく振りかぶったエスカリボルグの衝撃波によって二十四本の火矢は、蚊蜻蛉のゴトク墜ちました。
「…………」
 思わずコトバを失います。
 やっぱり、ドクロちゃんは大きな戦力になります。
 ていうか、僕いらない?
「桜くん? 何、路の端っこで体育座りしてるの? ここで一気に畳みかけるよっ!」
「……うん」
僕が面を上げたそのとき、
「……え?」
 弓島さんの腕に絡みつく、黄色いタオル。
「……エッケルザクス!」
「桜さんっ! おねえさま!」
「桜くん、助太刀に来たですよぉ!」
軍人のように張りがありながら、それでいて優しげな声、それに甘く、眠たげな声が聞こえました。
「ザクロちゃん……それにサバトちゃん! 来てくれたんだ! 良かった」
僕らが勝利を確信したそのときでした。
361ドクロafter〜season winter〜 15/20:2007/10/28(日) 20:08:34 ID:L/2ycLez

「   」

「え」
 後から誰かに声をかけられた、と思った瞬間、すでにソレは僕の身に起こってました。
 僕の腕に絡みつく、ラバライトのように蛍光色で彩られた不定形の流動体。そして僕の左腕を貫通する――――矢。
 それの意味するところは、つまり。
「あ……あ……あ……」
 現実とは砂上の楼閣――必死に築き上げてきた砂のお城は、第三者の悪意に虚しく崩れ――
「桜さんッ!」
 砂のように崩れ始めた僕の左腕。
 すでに肘辺りまでが失われた僕の左腕の傷口をザクロちゃんのエッケルザクスが包みました。
 そこで分子崩壊は食いとまりました。
「水上先輩……助かりました」
 弓島さんの声とともに、
「え……?」

 空間というキャンバスに色とりどりの絵具をブチまけたかのように、ゆっくりと目の前に現れた『ソレ』を目にした僕は、意識が遠くなる気がしました。だって、だってソレは……その人は……

「し……ず……き……ちゃ……」
「桜くん、『お久しぶり』」
 彼女の身体の表面を覆う、迷彩のようでありながら、その役割を全く果たしていない色とりどりの蛍光色は、まるで溶岩のように絶えずカタチを変えていて。
 それは『笑った』というより、顔に相当する箇所に三日月型に穴が開いた、といった感じで。
「『彩色ボディアーツ ユミルガルド』……」
ザクロちゃんが呟きます。
「はぁう……静希ちゃんなんですかぁ……? そ、それより桜くん、大丈夫ですかぁ?!」
 不思議と痛みは感じませんでした。
 神経ごと消し飛ばしたのですから当然と言えば当然です。
 ドクロちゃんはと言えば、
「いやああああっ……桜くん……桜くん……」
 立ち尽くす僕の腕にすがりつき、〈ぽろぽろ〉涙をこぼしていました。
 僕はすがりつくドクロちゃんを、ゆっくり右腕で抱きしめ、

「もう教えてくれてもいいんじゃないかな」

 僕は彼女、水上静希ちゃんの目をまっすぐに見ながら、僕は問いかけます。
「何のこと?」
 静希ちゃんがにっこりと笑った『ような』表情を作ります。
「どうしてこんなことするの?」
 僕の胸で今も泣きじゃくるドクロちゃん。
 もうドクロちゃんを抱くこともできない僕の左腕。
362ドクロafter〜season winter〜 16/20:2007/10/28(日) 20:09:39 ID:L/2ycLez
「どうして僕らから、奪おうとするの?」
 その問いに静希ちゃんは、少し悲しそうな顔を見せ、
「人間はね」
 静かに、ゆっくりと語り始めます。
「いつもどこかで、人の成功を妬んでる」
 彼女の眼差しは僕の向こうの、遠くを見つめているようで、
「生きている以上、自分が幸福でありたいわよね」
 諦観。それが彼女の表情を表現する最もふさわしい単語のような気がしました。
 人間という生き物の生き様に対する、諦め。
「私たちは、そんな『願い』」
 それは自我を持つゆえの宿命。『妬み』という感情。人よりよくありたいと思う、ささやかだけど、傲慢な『願い』。
「あのとき、ああすればよかったな、こうすればよかったな……みんなそう思うわよね」
 僕は拳を握りしめ、怒りに肩を震わせます。
「そんな理由で……僕の、ドクロちゃんの幸せを奪うの……?」

「そもそもここは作られた世界なんですよ」

 僕の問いかけをさえぎったのは弓道着の少女。
「そこにいる女の勝手なワガママで作られた世界」
 弓島さんは汚いモノを見るような眼差しでドクロちゃんを睨みます。
「だから、その迷惑極まりない『箱庭』を強制排除しにきただけですよ」
 その弓島さんの言葉に少し違和感を覚えました。
「誰かに命令されてやってることなの……? まさかルルティエに……」
「そうね。彼らも一枚噛んでる」
「そんなっ……! わたくしは一言もそんなコト……」
 ザクロちゃんが食いかかります。
「もちろん『あっち』の世界の話です」
 弓島さんが制します。
「さて、そんなことより、桜くん……」
 弓島さんから静希ちゃんに目を移せば、その綺麗であるハズのツインテールの先端が、ねっとりと溶けだし、路面にたれて、ヒトの腕を象ります。
「そろそろお別れの時間」
 僕はもはや、迷うことはありませんでした。
「ザクロちゃん、アルターボリアは持って来た?」
「…―不要,我自ら赴いた」
「うわっ!」
 気がつけば、僕の隣にビスクちゃんがいました。
 僕はこの日をただ待っていたワケではありません。
 やれるだけのコトはやったのです。
「じゃ、じゃあビスクちゃん、お願い」
「…―追補,我は戦えない。悪しからず」
「うん……気持ちだけでもありがたいよ」
 そして僕の言葉とともに、僕の身体が淡く光り、頭部に現るは天使の光輪。
 これが、『天使憑(エンジェル・レムナント)』。
 これで少しは役に立つようになったハズです。
「桜くん……それは……?」
363ドクロafter〜season winter〜 17/20:2007/10/28(日) 20:12:25 ID:L/2ycLez
 眼を赤く腫らした天使の少女が僕に問いかけます。

「ドクロちゃんを、守るための力」

「さようなら、先輩。また別の世界で逢いましょう」
別れの言葉を告げるは弓道着の少女。
 飛来する無数の矢。
 でも――
「え……?」
 驚きの声を発したのは、またしても弓道着の少女。
 何故なら――
「『摘出ユビサック スキドブラドニル』」
 僕が彼女の射った矢を、すべて『摘まんで』いたから。
「そ、そんな馬鹿な……」
 弓島さんが戦慄きます。
「絶対に守るんだ」
 それは固い意志。
「わたくしも」
「サバトも」
 見ればみんな、それぞれの得物を構え、
「ボクも」
「「「「絶対に守るッ!!」」」」

   ★

 それは紫電。

 〈ずばばばばばばばばばばばばっ〉

僕が知る『ドゥリンダルテ』の何倍も強い、電気の迸り。
「行くですよぅ!」
 サバトちゃんはこの6年間、さらに自分を磨くために、修行に修行を重ねたそうです。
「サバトさん! 協力します!」
 ザクロちゃんが叫び、エッケルザクスで屋上にいる弓島さんまでの階段を作ります。
「そう簡単にさせるかッ!」
 弓島さんが吠え、エッケルザクスを駆け上がるサバトちゃん目がけて、矢を放ちます。
 しかし、
「その程度で止まるサバトじゃないんですぅ!」
 エッケルザクスが上手く矢を防いでいき、サバトちゃんを上に導きます。
「死ぬんですぅ!」
 〈ばっ〉とエッケルザクスを踏み台に、大きく飛んだサバトちゃんがドゥリンダルテを構えます。
「馬鹿ですね……」
 弓島さんは目尻を歪ませ、そう呟きました。
「これほどいい的はありませんよ」
 弓島さんは矢を番え、
「雉も鳴かずば打たれまい……」
 その矢を大きく引き、離そうとしますが、
「…………?」
 腕が、動かない。
「引っかかったですねぇ!」
 その腕に絡まるは、鉄線。
 本来、空気は電気を通しません。
364ドクロafter〜season winter〜 18/20:2007/10/28(日) 20:13:44 ID:L/2ycLez
 見える紫電は、あまりの高電圧ゆえに起こる放電現象。
 鉄線に電気を流すことで、敵の動きを封じつつ、狙いを定めることができます。
「くっ……!」
 弓島さんは必死に鉄線をほどこうとしますが、
「もう遅いんですぅ! 食らいやがれですぅ! エレクトリック・ダンス!」
 しかしその鉄線に電気が流れることはなく、

 〈ぶちっぶちっぶちっ〉

 眼球が凄い勢いで押し出された、と感じた瞬間、彼女の鼓膜に響いたのは自分の両腕の筋繊維の引きちぎれる音。
「あっ……がっ……!」
 言葉にならないサバトちゃんの悲鳴を聞きました。
 見れば彼女の腕に絡まる静希ちゃんの『腕』、いえ、それはもう『触手』と呼んだほうがいいかもしれません。
「サバトさ……」
 ザクロちゃんの呼びかけが途絶えます。
 僕が振り向いたときには、すでに針鼠。
 体中から矢が生えてました。
「え……?」
 あっけなさすぎる。あまりにも。
 何をする暇もなく、サバトちゃんにも幾本の矢が刺さり、別れを惜しむ間もなく、二人とも風にかき消えました。
「…………」
 僕もドクロちゃんも、言葉を失っていました。

 きっと、だから。

 一瞬だけ、自分が一番守らなくちゃいけないものを忘れた。
 先ほどの静希ちゃんの言葉が蘇ります。

“あのとき、ああすればよかったな、こうすればよかったな……みんなそう思うわよね”

「あ……あ……」
 ドクロちゃんの胸が、赤くて。
「桜、くん……ごめんなさい……」
 彼女が力なく僕の胸に倒れこみました。
 いつの間にか、弓島さんと静希ちゃんはいなくなってました。
 『願い』が叶った、ということなのでしょう。

   ★

「ドクロちゃん! 駄目だ……駄目だ駄目だ駄目だ……こんなの……」
「……ねえ、桜、くん?」
 彼女の胸の辺りが、だんだん溶けていく。
「ボクと……初めて会った日のこと……覚えてる?」
 口端から血を流しながら、紡ぐ彼女の言葉。
「……うん」
365ドクロafter〜season winter〜 19/20:2007/10/28(日) 20:15:10 ID:L/2ycLez
 いつの間にか、僕は自然とドクロちゃんを膝枕し、涙を頬に伝わせながら、彼女の言葉に聞き入ってました。
「あれ……ボクの……初めて、の……任務だったの……」
「うん……」
 ドクロちゃんの声は喉に引っかかる血でかすれ、
「たくさん……修行してね……“さあがんばるぞ”って思って……たんだけど……桜くんの……顔見たら……そんな気……なくなっちゃったの」
「どうして?」
「だって……桜くん……すごく……優しそうだったから……」
 ドクロちゃんが、いつもの笑顔を、僕に向けます。
「それでね……桜くんと……いつも……いっしょに……いるうちにね……いっぱい……いっぱい楽しいこと……おぼえたの」
 ドクロちゃんの目はどこか遠い昔を懐かしんでいるようで。
「桜くんが……教えて……くれたんだよ? ……この世界には……たくさん……おもしろいコトが……あるって……」
「ドクロちゃんだって……」
「それでね……桜くんの……そばに……いると……安心するんだけど……何だかドキドキするように……なったの。……変だよね。安心……するのに……ドキドキって……」
 彼女は今でも、僕をうっとりした眼差しで見つめています。
「ドクロちゃんだって……!」

 僕が優しいなんてのは、嘘だ。
 僕はただ、見栄を張ってただけだ。
 まわりに気を使えば、ただそれだけでみんなが僕のことを好きになってくれる。

 でも僕が表面上しか優しくしないように、みんなも表面上しか僕のことを好きになってくれなかった。

 いつからだろう。僕が一人ぼっちなことに気付いたのは。
  僕は外面だけよくって、実際は心の中に引きこもってたんだ。
 そんなときだった。

 天使が、僕の心の壁を突き破ってやって来たんだ。

 最初は「何だよコイツ」って迷惑に思った。
 でも、ふと彼女が寝ているときとか、その寝顔を見るときに気がつくんだ。
 彼女がいなくちゃ、駄目になってる自分に。

「あ……雪……」
 ドクロちゃんが〈ぽつり〉と呟きました。
 僕もつられて夜空を見上げると、白い粒子が、ゆっくりと降って来ました。
「ねえ……桜くん……寒いよぅ……」
 僕は彼女を抱き起こし、そっと抱きしめ、口付けをします。
366ドクロafter〜season winter〜 20/20:2007/10/28(日) 20:15:57 ID:L/2ycLez
「んっ……」
 唇を離した彼女は、目を細めて僕に微笑みかけ、

「桜……く……ん……大……好き…………だい……き……」

 それが、僕がこの世界で最後に聞いた、天使の少女の言葉でした。

 ―to be continue―
367名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 20:17:18 ID:x+znXe+P
リアルタイム乙
3685-24:2007/10/28(日) 20:21:38 ID:L/2ycLez
以上です。
最後すげー余った上に途中番号間違えた・・・

何だか超展開ですが、まだ終わりではありません。
次回の春編でこの『ドクロafter』は一応完結する予定・・・です。
「ラバライト」の名前が分からなくて他の板で聞いたりしました・・・
あと、今回は原作からいろいろ抜き出してます。
全部分かった人はドクロマスター!
10巻を読むとさらに楽しめると思います。

弓島さんと静希ちゃんを汚しちゃいました・・・ごめんなさい・・・
369名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 20:58:07 ID:5mFFZEaK
西田くんと桜くんお願いだれか
くそみそみたいに

そっちの方が笑える
370名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 22:57:04 ID:EYDSE3UW
おもしろかったです。桜君のドクロちゃんLOVEっぷりが伝わってきた。
でもサバトちゃん消しちゃったら、>>273の解剖されたサバトちゃんが落ちてくるシーンに
つながらなくない?まあ、長編書くほどの方だから計算済みか…
371名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:09:13 ID:PxapgEP2
>>368
GJ!!
ラストスパートwktk!!
全裸でドクロちゃん読みながら待機してるぜ!
372名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 22:54:27 ID:DfLBjJA2
誰だよ、裏で桜君の写真が流通していてそれにハァハァする静希ちゃんたち、なんて電波を俺に送った奴は?


礼が言いたい
373名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 02:14:35 ID:r+VWCuFo
桜君って笑顔が眩しそうだよね
374名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 18:17:08 ID:d86rWsU+
よく見ろ>>373、眩しく見えるのは後頭部から噴き出てる金色の桜汁だぞ
375名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 19:15:02 ID:9slJPqEw
他の職人さんたち
どうしちゃったのかな………。
376名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 21:52:24 ID:r+VWCuFo
>>374
輝いて見えることには変わりないさ・・・
377名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 18:26:17 ID:0varcPBZ
ところで、突然 空気が嫁無い事訊くが…
「百合とBLってここではスレチ?どうなの桜くん?」
…駄文スマソ
378名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 23:11:39 ID:b6moY9c9
BLは西田がいる時点で非スレチ確定みたいなもんじゃなかろうか
百合はどうだろうな……俺はむしろ読みたいが
379名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 00:30:43 ID:d+a50n/5
ドクロちゃんとザクロちゃんなら読みたい。
ザクロちゃんがエッケルザクスで責めたてる的なやつ
380名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 00:06:48 ID:ySlIu7Ag
この前田辺さんもの投下した者だけど、保存した
メモ帳間違って消しちまった。
さて、これからどうしようかな
orz
381名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 00:28:34 ID:ZZfoTh0t
ごみ箱に急げ!!
382名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 01:49:09 ID:2d2pWQ9J
復元ガンガレ
383名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 21:05:58 ID:osh8pHR3
西田好きだー!!

ッアー!
384名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:45:05 ID:TkR/Mxp4
>>380
復元を超期待させていただきまする
385名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 15:47:20 ID:TNgO74Ew
桜くんと静希ちゃんが結ばれるように南さんが桜くんを後押しするという電波を受信した
386名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 17:51:50 ID:uWh877HM
誰か初代スレから前スレのdatをくれないか?
387名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 18:25:42 ID:uWh877HM
>>447
撲殺天使ドクロちゃんエロパロスレッド5(゚∀゚)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180925215/
388名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 18:34:17 ID:uWh877HM
誤爆ったスマン
389名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 00:23:26 ID:JKQHc2Wg
age
390名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 13:48:13 ID:Oayjt+1s
391名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:20:51 ID:/AeodWb2
過疎り過ぎww
だれかこの状況を打開する職人はいないのかil||li (つω-`;)il||li 

age
392名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:58:59 ID:ftGIAfqc
みんなでおっぱいおっぱい言ってれば来るかも

おっぱい!
393名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 02:10:57 ID:luXUOyqD
おっぱい!!!どくろちゃんとざくろちゃんのおっぱい!!!
394名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 12:38:18 ID:GZUKYbLz
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
395名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 12:27:05 ID:nulbYH4T
>>392-393はルルティエに潰されてしまいました。
396名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:08:29 ID:S6Ve/fiO
だがおっぱい
397名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:35:59 ID:qDgw3MEn
おっぱい
398名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:13:40 ID:0lRdBe4Y
なにこのおっぱいスレww

ドクロちゃんのおっぱい(;´Д`)ハァハァ
399名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:18:19 ID:indw4lAn
          おっぱい!
           おっぱい! おっぱい!
        おっぱい おっぱい! おっぱい!
      おっぱい! ∩   ∩ ノ)   おっぱい!
     おっぱい!  川 ∩ 川彡'三つ  おっぱい!
    おっぱい! ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃    おっぱい!
    おっぱい!⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ おっぱい!
    おっぱい! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃    おっぱい!
    おっぱい!⊂彡川∪⊃ U川彡⊃   おっぱい!
     おっぱい! (ノ ∪  川 ∪ミ)  おっぱい!
      おっぱい!      ∪     おっぱい!
        おっぱい! おっぱい! おっぱい!
            おっぱい! おっぱい!
                おっぱい!
400名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 22:06:16 ID:/r0WNFIx
おっぱい
401名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 22:30:32 ID:GUSHwwiS
パーンーツ ぱーんーつ 
402名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 22:33:36 ID:aFDpbT61
しーましまぱーんつ
403名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 13:50:21 ID:lK0Oqyjb
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1640485

びんかん〜〜〜〜さああん
404名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 15:21:09 ID:mHKlJQQx
貴様は糞か!!
405名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 17:08:12 ID:0BjgbTqW
そういえば最初主人公が作ったロリコンの天国みたいな未来を舞台にしたSSってなかったですか?
それも面白そうで・・・・・なんせ全世界の女性がみんなロリならエロ本とかAVなんてどうなるのかと?
406名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:33:22 ID:uTGzQYEf
田辺さんSSの続きマダー?
407名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:28:07 ID:mKFQUNNJ
マダーですwww
4085-24:2007/11/29(木) 01:28:16 ID:QqbQIYVn
春編出来たんだけど、エロがない上に短く(今までの半分くらい)にまとまっちゃったんだけど、そんなんで良ければ投下します。
それならイラネって声があるなら自重します。
409名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 13:49:15 ID:GQ4XWnym
投下お願いします
4105-24:2007/11/30(金) 03:36:30 ID:q1Azks0E
これはひどい過疎。
投下しますね。お目汚し失礼します。
411ドクロafter〜season spring〜 1/6:2007/11/30(金) 03:42:27 ID:q1Azks0E
繰り返し、波の砕ける音が聞こえる。

あの日から数日が経過していました。
僕ら二人のどちらかが消えれば、運命をともにするはずだったこの世界は、何故か未だここにあり続けていて。
まるで何事もなかったかのように、時間は穏やかに流れ続けています。
それは、まだ何か、起こるべきことが起きていない、そんなような予感を感じさせますが、もう、僕にとってはどうでもいいことです。
 ざく、ざくと、砂浜の砂を靴で踏みしめながら、打ち寄せる波に目をやります。
 ここはあの夏、僕が、僕たちが楽しい時間を過ごした、あの浜辺。
 脳裏に甦るのは、水平線へと沈みゆく夕日、そして、彼女と交わした――口づけ。
「…………っ」

 ――――痛い。

 胸の奥が、痛い。
それは、何もできなくて、大人に頼ることでしか、生きていくことのできなかった、あの頃感じた、痛み。
 自分の無力がただひたすらに悲しくて。
 あの頃から、何一つ変わっていない。……自分の愛する人の一人すら、守れない。……どうして、こうも、弱いのだろう。

 3月の海は、未だ人を拒むような冷たさを感じさせます。本当に春はやってくるのでしょうか。
 もしかしたら、このまま世界の終りまで、冬が続くのかもしれません。
 でも、それもいいかな、と思ってしまう自分が今、ここにいました。この胸の痛みと、彼女の残滓とともに、無意味な日々を、無意味に生きていくのも、悪くない。
 そもそも、どうして自分は、こんなところにいるのだろう。

「…………桜くん」

 浜辺の強い風に、かき消えてしまいそうなほどの、ごく小さい、けれど凛とした声が、僕の名を呼びました。
 それは僕の中にあった予感。この世界が未だあり続ける理由でした。それは、起こるべくして、未だ起こっていなかった、最後の一欠けら(ワンピース)。
「…………静希ちゃん」
 果たしてそこには、『彼女』がいました。
「私が来ること、分かってた?」
 『彼女』は、困ったような笑顔を僕に向けます。
「さあ、どうかな」
412ドクロafter〜season spring〜 2/6:2007/11/30(金) 03:43:50 ID:q1Azks0E
 別に意識したわけではありませんが、僕は静希ちゃんに冷たい返事を返しました。
「桜くん、驚かないの? アメリカに戻ったはずの私が、ここにいることに」
 少しの間を空けて、『彼女』は僕に問いました。
「何で、だろうね……凄く意外なことのはずなのに、何だか今は、驚くほどの余裕が、ないよ……」
 気持ちが沈んでいることで、僕は逆に、リラックスして彼女に受け答えができました。
「…………ごめんね」
 数秒の沈黙ののち、彼女は一言、そう呟きました。
「あんなことをするつもりはなかった――とは言わない。あれは、はっきりとした、私の意思で行ったから。後悔は、しているとも言えるし、してないとも言える。でも、その結果、桜くんを傷つけてしまったことに対して、私は謝りたいの」
 静希ちゃんはうつむき、申し訳なさそうに、再度「ごめんね」と呟きます。
 二人の間に、沈黙が降りました。
 未だ諦観と絶望の間を彷徨う僕は、そこで初めて『彼女』を認識しました。
 今、目の前に立っているのは、『僕のよく知る』静希ちゃんであることを、認識しました。
 何故だか僕は『彼女』に何かかけるべき言葉を持っているような気がしました。だから、今の僕の気持ちを、
「……何でこんなに、上手くいかないんだろうね」
 呟きました。
 その言葉を聞いた彼女は驚いた後、、耐えきれなくなったように、瞳を潤ませ、目もとを拭います。
「何で……」
 『彼女』はとめどなく溢れはじめる涙を拭いながら
「何で私の気持ちが、そんなにも、分かるのよ……」
 僕は、泣き崩れる『彼女』を抱きしめました。

 だって、僕はずっと、君のことばかり考えていたから。
 寝ても覚めても、君のことで頭がいっぱいだったから。
 君は僕の、憧れだったから。

   ★

 私がその『力』に気付いたのは、桜くんがイリオモテ島で出会った少女の話を聞いたとき。
 その少女は、あまりにも私に酷似していたから。
 アメリカへの留学を決めたのは、自分には『力』があると認めざるを得なくなり始めたときだった。
 それは、『想いの力』。
 ありふれていて、誰でも持っている力。
 だけど、私はその『力』が人の数倍強かった。
 彼のことを想えば、たちまちこの世を彷徨う幽鬼、『想いの姿』を顕現させることができた。
 そしてその『想いの姿』を介して、様々な別時空(パラレルワールド)があることを知った。恐ろしく、おぞましい世界もあった。平和で、幸せに満ち溢れた世界もあった。
 神を裏切った堕天使。天使の少女が、処刑される世界なんてものもあった。
 そして、その世界で、私は、見た。この世界が生まれる刻(とき)を。
413ドクロafter〜season spring〜 3/6:2007/11/30(金) 03:44:49 ID:q1Azks0E
 磔にされ、涙を流し、ひたすらに彼の名を呼び続ける彼女の最後の刻(とき)。

―桜くんといっしょに、ずっと――――

 呪詛にも近いその願いは、果たして、叶えられた。
 彼女は生まれ変わり、彼と幸せな時を過ごした。

 その刻(とき)、私はこの世界が許せなくなった。

 だから忘れるために、離れた。

 そして5年――

 何て長い月日だったのだろう。私は忘れることができなかった。
 きっと、あの空港で、彼と会ってしまったのがいけなかった。

―あのとき、ああすればよかったな、こうすればよかったな―

そんな感情が、一気に爆発した。
きっと私は、5年経っても変わらない、彼の優しさに甘えたくなったんだと思う。

桜くん…………

だから、

……好きです。

そんな貴方だから、

……大好きです。
……あなたと出会ったときから……ずっと。

……何でこんなに、上手くいかないんだろう。

   ★

「……じゃあね、桜くん。多分、もう……『私』とは、二度と会わないと思う」
 一しきり泣いて、いつもの笑顔を取り戻した静希ちゃんは、僕にそう告げました。そして、
「桜くんは、まだやることがあるよね?」
「え……」
 ふいに、彼女が僕に問います。
「だって、桜くんはまだ諦めてないじゃない」
「…………」
「桜くんは、まだドクロちゃんに言いたいことがあるんだよね?」
 しばしの沈黙の後、
「……うん」
 強い意志を持って、僕は頷きます。
「じゃあ、行ってあげなきゃ。きっと彼女も、桜くんを、必要としてるから」
 すっかり冷えてしまった身体に、再び熱い血が通ったようでした。
414ドクロafter〜season spring〜 4/6:2007/11/30(金) 03:45:53 ID:q1Azks0E
「静希ちゃんこそ」
「ん?」
 静希ちゃんは、満面の笑みで、僕に応じます。
 僕が好きだった静希ちゃんが、そこにはいました。
「僕のことを、何でそんなに知ってるのさ……」
「さーあねっ!」
 静希ちゃんは僕に背を向け、ゆっくりと去り始めます。だんだんと僕と距離の開く、僕の片思いだった女の子。
「静希ちゃん!」
 僕は遠ざかる背中に、叫びました。
「きっと、また逢える! またみんなで遊ぼう!」
 僕は、見えなくなりつつある彼女に、精一杯手を振りました。

「……馬鹿…………」
 彼女は、とても暖かい水滴を、頬に感じました。

 それが、この世界の終点。

 僕だけを残して、終えました。

   ★

 何もない空間で、

 ――届け。

 僕の脳裏に甦るのは、彼女と初めて愛し合ったあの日。

 ――彼女に届け。

 僕の愛した、たった一人の天使に。

 ――この想いよ、届け。

   ★

 目を開ければ、そこに――――いた。
「……ドクロちゃん」
 暗銀色の、綺麗な頭髪、深緑色の瞳、まるで穢れを知らない楽園の妖精のような、ふわふわの白い肌、豊かな胸、頭上の光輪。
 そこには、僕の愛した彼女が、いた。
 僕は溢れる涙を抑えきれず、でも、精一杯の笑顔を彼女に向けました。
 突然現れた僕に驚き、そして、その姿を認識した彼女は、
「……っ……桜くんの……馬鹿ッ……こんなとこまで来てッ……!」
  何も身にまとってないドクロちゃんは、まるで子供のように、泣きじゃくり、僕に抱きついてきました。
「……ドクロちゃんに……逢いたかったから……」
 僕もいっしょに涙を流しながら、愛しい彼女を強く抱きしめ、頭を優しく撫でます。
「ボクも……逢いたかった……桜くん……」
 瞳から涙をこぼし、嗚咽を漏らしながら、彼女が言いました。
415ドクロafter〜season spring〜 5/6:2007/11/30(金) 03:47:08 ID:q1Azks0E
「ドクロちゃん、いっしょに帰ろう。またいっしょに暮らそう。それから……」
 僕はそこで、言葉を切ります。僕の胸に抱きつく彼女の表情に、かげりを感じたから。
「もう……駄目なの……」
 苦しげに、呟く彼女。
「え……? ……ドクロ……ちゃん……?」
 彼女の表情は沈んでいて。
「『役目』が終わった天使は、『パンドラの言葉』の核にならなくちゃ、駄目なの。だから、ボクは……」
 見ればそこは、巨大な樹木の根が張り巡らされた、異質な空間。思わず、絶句します。
「っ……そんなッ……! ドクロちゃんは僕と……」
「好きッ!」
 僕の言葉をさえぎって、彼女が叫びます。
「桜くんのことが、大好き。ボク、桜くんと、ずっといっしょにいたい。……でも、駄目なの……ボクがいなくなったら……」
 ここまで来て、そんな……
「じゃあ、僕もドクロちゃんと『パンドラの言葉』に……」
「ダメッ!」
 再び、彼女が僕の言葉をさえぎります。
「駄目……だよ……桜くん……」
 彼女は沈痛な面持ちで、うつむきます。
 僕はしばらくの沈黙の後、
「……じゃあ、約束して」
 僕は強く、彼女に言い放ちます。
「いつかまた、僕と逢うって。そのときは、またいっしょに暮らすって。約束して、ドクロちゃん」
 僕が言い放ち、どれくらいの時間が流れたのでしょう。やがて、ゆっくりと彼女は口を開き、

「……約束する」

 彼女は涙でぐしゃぐしゃになった顔を僕に向けて、
「約束する……ッ! 絶対に桜くんに、もう一度逢うって……約束する……ッ!」
 叫びます。
「うん、約束」
 僕は優しく、応える。
「うっ……うわあああああああああああん……桜くんッ……!」
 今度こそ、火がついたみたいに泣き出した彼女を抱きしめ、僕は、ずっと言えなかった言葉を、耳元に囁きました。

「――――――――」

 僕の愛しいドクロちゃんは、一瞬驚いたように面を上げ、
「うんっ!」
 満面の笑みで、頷きました。

   ★

 彼女が守った、いや、今もきっと、守り続けてる、いくつかの世界の一つ。
416ドクロafter〜season spring〜 6/6:2007/11/30(金) 03:48:04 ID:q1Azks0E
 僕は、ふと空を見上げます。
 澄んだ青空。今日も快晴。雲は穏やかに流れて行きます。
 僕の休日の日課は、大学を意味もなくブラつき、最後にこの公園のベンチに腰掛け、パン屑をハトにやることです。若者らしくないですか?
 あれから、いくつもの季節が僕の目の前を通り過ぎました。
 大学を無事卒業した僕は、とある研究職につき、休日のたびに、短い間ですが、彼女と通った大学を散策します。
「……ん?」
 ふいに、手の甲に風にのせられた花びらが舞いおりました。
「桜だ……」
 それは薄桃色の花弁。桜の花びらでした。
「あ……」
 まるで初めて気付いたように、驚いてしまいます。
「春……なのか……」
 その美しい光景に思わず声を上げます。
 公園は桃色に染め上げられていました。
 ゆるやかに吹く春風が、公園に咲き乱れる桜の木を揺らし、視界を桃色に染め上げるほどの花びらを舞わせます。
 見渡せば、僕と同じようにベンチに腰掛け、花見を楽しんでいる老夫婦、同じく桜の木を見上げる仲睦まじい若い男女、舞い散る桜の花弁を、手に納めようと無邪気に飛び跳ねる幼い子供たち。

 ああ――何て無意味で、悲しくて、でも――美しい。

 ふいに水滴が頬を伝ったのと、僕の影に、少女の影が重なったのは、同時。
 そして、そのとき――

―桜くん―

 愛しい声が、聞こえました。

 僕の、愛しい――――

これは、僕たちが再び出会う、春の物語。

 ―fin―
4175-24:2007/11/30(金) 03:53:15 ID:q1Azks0E
以上です。
この「ドクロafter」シリーズはとりあえずこれで終わりです。
機会があれば外伝的なものを書くかも・・・

謝らなくてはいけないのは、今回の話は9巻、10巻読んでない人には全く意味不明になってしまったとこですね。
それから、エロがないこと。
ごめんなさい。
桜くんが最後にドクロちゃんに呟いた言葉はご想像にお任せします、と言いたいですけど、いちおうメル欄のつもりで書きました。

さて、次は何を書こう。
418名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:00:59 ID:RGYbQ1Ay
おお!いつのまにか投下が! GJです(゚∀゚)b
次もドクロちゃんと桜君の純愛ものが読みたいです。
419名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:43:04 ID:kyOD+w8e
シャナスレから来たが、なかなか勢いがあるスレだな。
職人乙
420名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:02:43 ID:GjCjz5B+
>>419
原作終わってから>>388-410みたいな過疎状態が続いてたので、決して勢いがあるとはいえないかも。

>>418
次回作に期待
421名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:04:04 ID:GjCjz5B+
すまん間違えた >>418>>417
422名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:05:01 ID:PU4VGU4f
昨日原作読み終わった
原作ではもっと12歳のクスリ関連とか南さんのお兄ちゃん関連とかやってほしかったな
南さんのお兄ちゃん=湊君かなーと思ったんだけど
そういう説はもう蔓延してたりする?
423お〜い西田!:2007/12/03(月) 20:57:08 ID:i8MHsG8C
学校帰り

家に帰ろうとは普通に思う
しかし、何かと急ぐ理由はない
からと言って、別に何もしないというわけでもない
ポケットの中には、500円玉
いつ入れたのかもわからない
思い出そうとしたが、やめた
めんどくさい
とりあえず、近くの公園に行く事にした
16時とはいえ、冬の時期だと流石に暗くなる
小さい子供の姿が一切見当たらない
子供は既に、自分の周りにたちはだかるマンションや家に帰ったに違いない
そんなイメージしか浮かばない
期待はずれでないが、物足りなさを感じた
いくら遊具がいくつもあるからと言って、
人が遊ばないと何も起こらない
いくらカラフルな色がついていたって
暗ければ、色は捕らえられない
さっきから、なにを考えているんだろうか
不安をまぎらわそうとしているのか
不安か
悩みという悩みは確かにある
受験
買いたい物
と、これしか浮かばない
こんな悩みはハナッから解決してもしなくてもどちらでもいい
受験では成功したら、良い
失敗したらまたやり直せる
買いたい物はお金をためれば何とかなる
ポッケにあった500円を使わなければ足しにもなる
そんなのはどうでもいい
気になるのは

桜君だ
自分は男、西田昭典
女を好きになるはずの自分(おとこ)が
同性とは・・・
始めて抱いた恋心はその少年(おとこ)によって生まれた
424お〜い西田!:2007/12/03(月) 20:57:52 ID:i8MHsG8C
同性趣味、ホモ、ゲイ
言い方はそれぞれあるが
全部自分に当てはまる
桜君は無論、異性愛だ
だから自分(おとこ)からの愛を伝えるのが難しい
難しいというか、無理だ
どうすれば、いい
僕はどう彼にこの事を上手く伝えられるか

「おい、おめぇ
大丈夫か?」
西田「・・・あ」

いつからそこにいたのか
いや、自分が考えことをしていたから上の空だったんだろう
だから気付かなかった
すぐにそう解釈した
そして、声をかけてくれたのは
チンピラっぽい人
やばい
そう思った

西田「うわうわうわ・・・す、すいません!!
見逃してください!!」
「ちげぇよ馬鹿
おらぁ、たこ焼き屋だよ」
西田「・・・
・・・ぅえ?
た・・・たこ・・・」
「たこ焼き屋」
西田「・・・あ、すいませんでした
あの・・・僕・・・」
「いいよ、んなの
よく間違われるよ」

この人は何度もチンピラに間違われている
だから、僕の言いたかったことも理解できたのだろう
そう僕は解釈した

「表側はな」
西田「え・・・」
「それより兄ちゃん
たこ、買ってくか?」
「・・・はぁ」

貯めると決めた500円を使う事はなんのためらいもない
この人とあった事で、僕は悩みが解決したのだ

2へ続く
425名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 07:34:16 ID:sYMj03zh
801だから表立ってGJを贈れないけど、この先の展開次第でGJを惜しみなく贈るよ
>>422
その発想はなかった、今考えると絵のこととか天使のこととか共通点が多そうだ
426名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:00:21 ID:BaV/IEBn
>>417
やべぇ…泣けたよ。アフターストーリー。

ドクロちゃん続編はこんな感じだったら驚きだな。
まぁ、原作は基本的にラブコメハッピーエンドだからそんな展開はないだろうけど、
>>417のような切ないストーリーもいいかもしれない。
427名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 22:46:13 ID:v/RFpr5c
>>426
ageんな
428名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 19:53:01 ID:e8YgCGSy
GJ!!
429名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 13:16:49 ID:ivwAhn86
そういえばクラナドのスレって無いんだっけ?




あ、pcで一本書きましたよ。いる?
430名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:41:01 ID:8tduFPfP
誤爆?
431名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 03:08:48 ID:B5fc678h
クラナドはどうでもいいが投下希望
432名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:23:48 ID:qhhH1/Yk
支援age
433名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 23:02:57 ID:KOpiT3d+
みんなドクロちゃんへの愛が薄れてきてきてるなww
まあアニメも原作もオワタからしょうがないけど…
434名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 23:33:30 ID:TmgV9Nwf
来年より、このスレは森口織人エロパロスレになります
435名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 21:49:22 ID:o19gKCFQ
新年までにレスがあってもなくても桜君は静希ちゃんの嫁
436名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 00:34:00 ID:fGJ7wKkS
あけおめついでに、ドクロちゃんは俺の嫁
4375-24:2008/01/01(火) 03:45:10 ID:vs/w1InK
>>433
今新作書いてますよ。しばしお待ちを。

>>436
いや、俺の嫁だ。
438名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 20:29:58 ID:hQ3WmilT
じゃあ南さんは俺が貰っていきますね
439名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 21:26:04 ID:UuoB0N0A
残念、>>438は間違えて梅沢を持って行ってしまったようだ
440名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 17:35:15 ID:z+fQQImk
じゃ西田は俺の嫁








とか言わないから田辺さんモノ投下してくれ・・・・・
441名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 15:59:26 ID:gKtM6kRC
壁|ω・)。oO(南さん調教モノが読みたいなぁ)
442名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 21:32:35 ID:WIeYpyLu
南さんが桜くんを調教するイメージしか浮かばないのですが
443名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 21:41:59 ID:0yKnHsZO
たまには田辺さんが受けのものもあっていいと思うんだ、うん
444名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 23:46:41 ID:880Su34N
>>442
俺もそうだ、だが443の言うように、
南さん&田辺さん受けの調教もあっていいと思うんだ
445名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 15:54:22 ID:FbpZ8A/b
田辺さんに散々焦らされてイカされた後、豹変して田辺さんを犯しまくる桜くんが見たい
446名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 18:39:52 ID:MEp52U1N
でも、俺は桜くんじゃ逆に奴がレイプされるイメージしか思い浮かばないなぁ。
レイプものなら、名無しのゴンベエの方がやりやすいんじゃね?
447445 :2008/01/05(土) 21:06:33 ID:FbpZ8A/b
>>446の言う通り、一度犯られはするが、その後に鬼畜になる・・・・・・ってのを考えてた
448名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 11:43:10 ID:fyOdqVdV
いや、>>446は犯られて終了という意味で書いたと思うぞ。
449名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 15:35:13 ID:Ki/ZI+wS
どうでもいいが>>443とか>>444みたいなの実現しないかな・・・・・・

450名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 21:38:42 ID:A7m9jUIr
ドクロちゃんはSキャラでとおってるのに、犯されてばっかだよな
451名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 11:59:20 ID:4YNetWPt
>>443.>>444.>>449
お前等そんなに田辺さん受け見たいかww




見たい、うま
4525-24:2008/01/07(月) 14:26:06 ID:5wQGxed/
>>450
ドクロちゃんはいつも常識はずれなSっぷりを発揮してるのに、たまにすごい恥ずかし
がったり、女の子っぽかったり、実は桜くんにデレデレなとこが萌えるんジャマイカ
だから弱々しいドクロちゃんは普段とのギャップがあっていい
俺は無類のドクロスキーだから犯されちゃうのはあんまし好きじゃないけど

今ドクロちゃんの高校生編書いてるんだけど、なかなかストーリーがまとまらない
何かいい案はないか
453451:2008/01/07(月) 14:36:10 ID:4YNetWPt
>>5-24
メビウス1を出してくれ




とは言わないけど、死にそうなこのスレへの投下感謝、
今のところは大体メインキャラ出してくれればいいけど、ストーリーか・・・・・・
454名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 23:58:54 ID:cr/bYlIO
このサイトどうにかならんのか
http://koizumiquality.blog78.fc2.com/
455名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 15:04:06 ID:v2pkLjuK
2年後だよなぁ……、天使は見た目は成長しないからますます身長差が広がるだろうし
ザクロちゃんも二年たってもまだランドセル状態か
 
高校生活も中学とあまり変わらないんじゃないか?宮本の三巻の発言とサバトちゃんの存在をどうするかは作者さん次第
 
正直に言うとストーリーあまり思い浮かばない、役に立てなくてゴメン
456名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 17:28:27 ID:d0sP8hOY
嫁って言うやつは須く馬鹿野郎だ
457名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 17:50:33 ID:Hi3XPtIQ
>>456
お前もだな
458名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 20:47:48 ID:d0sP8hOY
ばかっていうやつが馬鹿なんだぞ!
あっ馬鹿って言っちゃった
あっまた馬鹿って言っちゃった
あっまt(ry
4595-24:2008/01/09(水) 21:05:13 ID:YJcc+47o
>>455
考えてるのは、同じキャラで全く新しい話にする(オリジナルの延長ではない)っての
あと、ドクロちゃん含む天使達は普通の人間にしてみるとか、少し性格・設定変えてみるとか

>>456
ちょっと萌えただけですぐ嫁とか騒ぐのは確かに馬鹿かもしれない
二次元プレイボーイというか
俺は一日中ドクロちゃんのことが頭から離れないんだけど、病気かな?
460名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 21:08:37 ID:d0sP8hOY
>>459
正常じゃない?

おれこないだヤフオクで180円で始まったスティックポスター780円で落札したけど後悔してないよ
4615-24:2008/01/09(水) 23:18:46 ID:YJcc+47o
>>460
何という俺www
15年祭のやつだよな?俺は\800で落札したw
送料含めて\1000以上ww
全く後悔してないw
後悔してるのは15年祭でサイン本を入手できなかったことか……
どうも朝は弱くてな。まだまだドクロちゃんへの愛が足りないようだ。

暇さえあればドクロちゃんとの色んなシチュを妄想してニヤニヤしてしまう。
462名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:23:46 ID:d0sP8hOY
>>461
お前はおれかwwwwwwwww

というか前にどっかで抱き枕を見かけた気がするんだけど見当たらない・・・なぜだろう・・・
463名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:21:11 ID:ryPbHPH6
>>462
電撃hpの誌上限定通販のやつなら俺は光の速さで注文して、今抱きながら2chしてるわけだが……
買い逃したのなら、ヤフオクにときどき出てるみたいだから覗いてみるといいよ
抱き枕のせいでオタクから変態に進化した気がする
464名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:31:49 ID:h3j1Uhlb
>>463
なんだってーwwwあれ小さいよな。どうせなら等身大にして欲しかったw
でもなー抱き枕はもう柚原このみのをいっこ持ってるんだ・・・二個あっても困る気がしてな・・・

まあちぃちゃんの抱き枕が出たりしたらたぶん光の速さで買っちゃうんだけどね
465名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:53:55 ID:QlpCLoMF
冬休みが終わった途端に過疎るな・・・・・・
466名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:56:28 ID:2h8ok5iX
誰かが書き込んだらすぐ書き込むように心がける
467名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 23:39:55 ID:/OSRNsEp
もう完結して3ヶ月になるしな。燃料が無い状態なんだよ。
あとはおかゆスレ共々、帝王学の単行本化を待つしかない
468名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 01:20:07 ID:CFpLlDgT
燃料がないも何も、お前ら10巻発売されてからも特にその話題をしてないと思うがw
せっかく完結したんだから、「このあと桜くんとドクロちゃんは×××」とか「ダチュラちゃんとゼブルちゃんいいな」とか「やはり×××は俺の嫁」とか
語るべき話題はいくらでもあるだろw
469名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 02:00:29 ID:tynu4Ccf
嫁言うな
470名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 02:57:04 ID:CFpLlDgT
じゃあ伴侶か妻で
471名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 04:01:21 ID:0JNEQgxx
好きな子を定義づけてしまうと好きな子の可能性が失われてしまうんですよ
472名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 22:56:50 ID:Wtxqi+3H
ドクロちゃん押し倒したい
473名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 23:58:02 ID:L5osPYIu
押し倒して無理やりもいいけど、縛っておねだりするまで調教したい
474名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:06:14 ID:9mB4ot7X
見つめあう→キス→押し倒す
そして優しく受け入れてくれるドクロちゃん
475名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 17:04:10 ID:KR9EYP2o
全身にクリームを塗る→嘗め尽くす
切ない声をあげるドクロちゃん
476名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 17:10:15 ID:O5YFn383
それイイな!
477名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 23:15:13 ID:jssj5MG0
>>475
4-522
ただ嘗め尽くしてはいないが。
478名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 20:12:45 ID:2IUm9vQS
けど長年両想いだった幼馴染みを横からパッと出で現れた天使に奪われたら、静希ちゃんどう思うかな?
黒南さんシリーズみたいにキモ馴染み化する静希ちゃんは最高だと思う
479名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 22:14:50 ID:7BV5f4NQ
田辺さんを凌辱するSSみたいの無いのかな?
480名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 23:29:07 ID:u8FlKpZ+
やけに陵辱だ調教だ言うようになったな。
481名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 20:29:02 ID:aNlBsIoP
桜くんは攻めっていうより総受けの方が似合うと思う
482名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 22:08:29 ID:TtRzhxBH
むしろ桜くんの受け自体に興味がある人がいてもおかしくない
483名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 20:14:17 ID:EPe3Ol44
というかそれがデフォじゃない?
桜くんが攻めって想像できない
484名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 21:04:18 ID:a5ZoBBz8
ドクロちゃんのキャラの処女率を考える
485名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 22:15:54 ID:1gugQtVA
100
486名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 00:07:32 ID:ZDMbZKFU
年齢からしてバベルちゃんと最終巻の新キャラ以外は処女じゃないか?
487名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 22:00:58 ID:ZTzXzfIZ
田辺さんと南さんはそのうち絶対クラスで輪姦される
488名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 22:02:59 ID:isiw+DNL
おはつ
南さんイイ(´・ω・`)
489名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 23:02:25 ID:xMQP5BJx
>>487
それはないだろ
490名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 01:32:03 ID:tOygmvaF
確かにないな
あのクラスは団結力高いし(桜君除く)、むしろ輪姦されるとしたらさくr(ry
 
冗談はともかく、桜君って二年A組一同の玩具状態だよな
491名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 21:37:24 ID:8w+yKHgm
>>487みたいなのは>>490の考えを前提とした上での異常なシチュに興奮するタイプなんだろうな


噂によると、>>491もそういうタチらしい


492名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 22:59:56 ID:JwlH3u9P
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
493名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 22:54:59 ID:JFLAa9Ys
俺に才能があれば
桜くん×ザクロちゃんを書きたい
494名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 00:02:48 ID:Bo2VpFbi
>>493
どんなに才能がある人でも、経験を積まなければ、その才能に気づくことはない
やっぱり才能云々より、経験と自信を持つことが大事だと思う
というわけで書くんだ!
495名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 05:49:50 ID:NY//SN8O
>>492
最近は業者も賢くなったんだな。久しぶりに釣られたわ。
496名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 23:44:08 ID:ILnF0Psy
保守
497名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 16:32:25 ID:5Q2r+Tj5
ドクロちゃんとザクロちゃんの姉妹丼とか、田辺さんと南さんの丼は想像出来るけど
静希ちゃんの丼が想像出来ない、頭の中の静希ちゃんがどんどん嫉妬深くなっているような気がする
498名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 23:08:19 ID:nNt5GDEq
前に田辺さんと南さんの百合ものあったな
499名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 23:35:48 ID:dTw/VAYl
>>497
前に、桜君・静希ちゃん・べノムちゃん(ゲームオリキャラ)、
桜くん・静希ちゃん・南さんの2種類の3Pものならあったぞ。
500名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 22:22:50 ID:ZdPbEogf
27日にはりぴる2が出ると言うのに、なんと言う過疎・・・・・・

まぁドレミファソラシドクロちゃん収録されてないみたいだからあまり期待してないが
501名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 15:35:03 ID:2zCu31yJ
女性の身体を洗い、マッサージをする仕事になります。
射精の瞬間を見たいという要望も多数あります。
[email protected]
502名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 20:22:07 ID:zMDQ1Eqr
>>501を開こうとした桜君、しかし突如部屋に飛び込んできたドクロちゃんにパソコンと共にエスカリボルグで撲殺される
 復活した桜君は、撲殺されている間に自分の宝物が全て、ドクロちゃんの顔にアイコラされていることに気付き、ドクロちゃんの悪戯(嫉妬)に怒って家出してしまう
 ドクロちゃんから逃げ出し、暇を持て余した桜君は、公園に行くことにし、サバトちゃんに出会う
 バイト疲れのサバトちゃんを労うために、>>501の影響もあり、下心1親切心9でサバトちゃんをマッサージしてあげる桜君
 しかし、マッサージがそれほど気持ち良かったのか、それとも桜君に触られたことからか桜君の下でイッてしまうサバトちゃんとイッたことは理解していないが、予想外なサバトちゃんの艶やかな声により背中にまたがったまま固まる桜君
 そんな2人の前に、何故かヘッドホンをして桜君の家出を知っている静希ちゃんの姿が……
503名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 13:58:23 ID:z/uVA9X3
>>493
よし、是非頼もう
504名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00:31:31 ID:8b9DbJJh
保守
505名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 02:46:10 ID:rLfLG/G8
保守
506名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 02:11:43 ID:+PPPBYjg
保守
507名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 22:41:41 ID:ZPtBkFPl
おっぱい
508名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 20:26:26 ID:gKdgqhes
いっぱい
509名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 02:48:47 ID:LtkENM4J
おっぱい?
510名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 14:31:20 ID:6uf6w8hx
保障します。
511名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 15:37:38 ID:RfGHTw9O
>>502 kwsk
5123-102:2008/03/26(水) 01:56:16 ID:dSRx4U7k
「しゃくらしゃん…ここでしゅか?」
「ザクロちゃん、あぁぁ…すごいよぉ」
ザクロちゃんが僕の息子を咥え込んで、柔らかい舌で息子の先端を蹂躙していました。
「まらおおひくなってましゅよ…、しゃくらしゃん」
「だって、ザクロちゃんの口が気持ちよすぎるから…」
ときどき僕の目をじぃっと甘ったるい上目遣いで見つめてくるザクロちゃんが僕の性感を煽ってくるわけでして。
「しゃくらしゃんのおしる、ちゅぅっ、ちゅぅぅう…」
「ザクロちゃん、吸っちゃだめだってば」
まるでストローで飲み物を飲むかのように、先走りの汁を吸い上げられては僕もすぐにどうにかなってしまいそう。
「ここは、どうでしゅか・・・」
妹天使がたっぷりと唾液を絡ませた舌で裏筋まで舐め回してくると、快感が凄まじい速さで背筋を駆け上がってきちゃいます。
「あぁぁ待って…ザクロちゃん、ストップ!」
「んん…、いかがなさいましたか?」
ザクロちゃんが僕の息子から唾液に塗れた口を離したのか、ちゅぽんという音が聞こえてきました。

ザクロちゃんと僕が家で二人きりの時には二人でお風呂に入ったり、一緒の布団で寝たり、時にはハプニングが起きて、閨を共にするなんてこともありました。
でもそれは僕が「ロ」とか「ペ」だからではなく、ザクロちゃんが僕を求めてくるからで、決して僕が彼女をたぶらかしたワケではないですよ?
まあそんなことはおいといて、僕とザクロちゃんがひとつになるたびにザクロちゃんはどんどんえっちになっていってしまい、最近ではえっちの時のイニシアチブも妹天使に取られがちです。
だって、ザクロちゃんが僕の教えたことを並外れた学習能力であっという間にモノにしちゃうんですもん、てへ。
そんな彼女のご奉仕の技量は本気を出せば、9歳にも関わらず僕が一瞬で蒸発してしまうんじゃないかというレベルにまで達していました。
そして両親もドクロちゃんもいない今宵もまた僕の腕の中に入ってきたザクロちゃんから出るシャンプーやらセッケンやらの甘い匂いにテンションがハイになっていたところをザクロちゃんに見つかって、
どこからともなく飛んできた殺人濡れタオル・エッケルザクスで僕の両手を仰向けのままがっちりとホールドして今に至るというわけです、はい。

これは理性のタガが外れてるのかもしれない14歳の少年と9歳の少女が織り成す物語――。
5133-102:2008/03/26(水) 01:56:54 ID:dSRx4U7k
「ごめんね、ザクロちゃん。あまりに話の導入が唐突過ぎたからね」
「本当は…イキそうだったのではないのですか?」
「うん…よくわかるね」
「わたくしは、桜さんのことでしたら、何でも分かりますよ…。それでは…はむ」
「あぅぅ、ザクロちゃん!」
「んん…んふ……んくっ…んはぁ」
ザクロちゃんは再び僕の息子を咥えこむと、舌を息子に巻きつけていやらしい音を振りまきながら、僕の息子を容赦なく責めまくります。
長くて柔らかい指が息子に絡みついてきて、頭の前後運動に合わせて指が息子を上下に擦り上げると、快感がより一層強いものになってきちゃいます。
でも、僕をあと一押しというところまで追い詰めると、途端に攻勢を緩めてこちらの様子を伺ってきます。
そして、快楽の波が引いたところで畳み掛けるように激しい愛撫を繰り出してきて、僕が絶頂に達しそうになると焦らす様に弱い刺激を何度も息子に送り込んでを繰り返していました。
これが俗に言う「ヘビノナマゴロシ」とかいうヤツなのでしょうか……?
「あぅぅぅ、ザクロちゃん…」
「はい、わたくしどこか間違ってましたか…?」
「そうじゃないけど……、そろそろイカせてほしいなって…」
「はい…ですが、前に桜さんが『たくさん我慢した方が一杯気持ちよくなれる』と…。それに桜さんは焦らされるのがお好きなようですので…」
ザクロちゃんは「桜さんがこのような味付けがお好きだと桜さんのお母様からお聞きしましたので」とでも言う風な口調であっさりと答えてしまいました。
でも、ザクロちゃんに限って僕に嘘を付くとは思えなかったので、どうやら今の僕が苦しんでいるのはそんなことをザクロちゃんに教えてしまった昔の僕に原因があるようです。
「うぅぅ、そんなこといいから…そろそろイカせてぇ」
「は、はい、わかりました」
よっぽど僕の声が切羽詰っていたのかザクロちゃんは小気味好い返事を返してきました。
それから、布の擦れる音がしたかと思うと、僕の息子にさらなる衝撃が襲い掛かろうとしていました。
その衝撃の正体がザクロちゃんの柔らかい双丘であることに気づくのに要した時間は実にゼロコンマゼロイチビョウ。
「桜さんの、硬くて…それにすごく熱くて、溶けちゃいそうです」
僕だってザクロちゃんの発育のよい乳房で息子を挟まれて、溶けちゃいそうであったことは言うまでもありません。
「あ、桜さんの先っぽが出てきました…。はぁぁ、はぁぁぁ…桜さん、気持ちいいですか?」
サオを胸で挟まれて、亀頭にザクロちゃんの暖かい吐息が降り注いで、さっきまで大人しくしていたモノが再びこみ上げてきました。
「しゃくらしゃん、んんっ…んあ……ふぅ…んふぅぅ……」
妹天使は豊満な乳房で僕の息子を扱きつつ、先端を咥え込んでさっきまでやっていたような激しい愛撫で一気に畳み掛けてきます。
「あぁぁぁ、ザクロちゃん!すごいよぉ、ザクロちゃん」
両手の自由を奪われた僕にできることと言えば、ただひたすらにザクロちゃんの愛撫に酔いしれることでした。
「んんっ…ふぅぅん……ぢゅる…んんぁ…。しゃくらしゃん、んうっ…ぢゅるるぅぅぅ」
「あぁぁ、吸われちゃうぅ…。ザクロちゃん、出そう!…っていうか出るっ!」
「いいでひゅよ、しゃくらしゃん…いっぱいいってくだひゃい。んんんっ、んふぅぅふぅぅ…」
その瞬間、僕の背筋を凄まじい快楽の電撃が駆け上がっていくのがわかりました。
5143-102:2008/03/26(水) 01:57:27 ID:dSRx4U7k
「んんんっ…!」
ザクロちゃんの悲鳴にも似た声が聞こえると同時に僕の両手を縛っていたエッケルザクスがはらりとほどけました。
僕は自由になった両手を使って状態を持ち上げると、顔立ちの整った妹天使の顔や美しい銀色の髪にこれでもかと白濁液が降り注いでいるのが視認できました。
「うぅ…申し訳ありません…。全部、飲もうと思ったのですが……、できませんでした…」
白濁液まみれになって、許しを請うように僕の顔を見つめてくるザクロちゃんにまたドキリとしてしまうのはナイショです。
「いいって、すごく気持ちよかったから…。ほら、これで顔拭いて」
僕はそういって、こんなときのためだけに用意してあるウェットティッシュの入った円筒形の容器を差し出しました。
「大丈夫です…桜さん。んんっ、んちゅ…んくっ、桜さんの精液、いつもよりずっと…濃いです」
妹天使は僕を制して、顔に付いた精液を指ですくっては口へと入れていきます。
「髪についてるのは僕がとってあげるね」
僕はウェットティッシュを何枚かとって、ザクロちゃんの髪についた子孫繁栄の使者を掃討していきます。
「ありがとうございます、桜さん…。んちゅ、んん、ふぅ…あ、ここにもかかってる…んんっ、んちゅぅ…ふぅ」
僕とザクロちゃんの共同作業によって、妹天使にかかってしまった精液は粗方取れたようです。
「今度はぁ、桜さんのをきれいにして差し上げますね…。んんっ、ちゅぅぅ…」
「うっ、ザクロちゃん…そこは自分でやるから」
僕の制止を無視して、ザクロちゃんは尿道に取り残された同胞を吸い上げていきます。
絶頂に達したばかりで、敏感になっている息子が再起するには十分すぎるほどの刺激。
「あ、しゃくらしゃん…まらおおひふなっへひまひは」
妹天使が名残惜しそうに僕の分身から口を離すとトランス化した分身が姿を現しました。

「あの、桜さん…」
「どうしたの、ザクロちゃん?」
「ええと…あの、やっぱりなんでもないです…」
ザクロちゃんは頬を紅く染めて、瞳を潤ませながら僕に何かを言おうとして、口を噤みました。
パジャマのズボン越しに両の太ももを擦り合わせて、そんなに切なそうな顔をしているザクロちゃんが今考えていることがいろんな意味で百戦錬磨の僕には瞬発力で分かりました。
「わかってる…。いいよ、ザクロちゃん」
「え?わたくし、まだ何も…」
「僕のなめなめして、えっちな気分になっちゃったんでしょ?今度は僕が気持ちよくしてあげるから…ね、ザクロちゃん?」
「はい、桜さん…お願いします」
5153-102:2008/03/26(水) 01:57:55 ID:dSRx4U7k
僕は妹天使を立たせて、ザクロちゃんの前にかがみこむと、目ざとくも彼女のパジャマに染みができているのを発見してしまいました。
「パジャマにも染みがついてるね…僕の舐めながら、そんなに感じてたの?」
「だって、桜さんが…」
「これ、下ろしてもいいよね…?」
「はい…」
下のパジャマをゆっくりと下ろすと、白と青のしましまのパンツが現れます。
僕がザクロちゃんのパンツを指で軽くつつくと、タプタプという音でも聞こえてきそうな感触がして、また女の子の匂いが鼻腔をくすぐるように通り抜けていきました。
「んんっ、桜さん…わたくし、もう」
「あ、ごめんねザクロちゃん。そこの机に捕まって、お尻をこっちに突き出して…」
「こう…ですか」
妹天使はぷりぷりして(性的な意味で)実に美味しそうなお尻を僕の方に向けています。
「うぅぅ、恥ずかしいです…」
僕はさっきのザクロちゃんの愛撫で脱ぎかけになっていたパジャマとパンツを脱いで、立ち上がり、ザクロちゃんのパンツに手をかけます。
「ザクロちゃん、いい?」
「はい…」
ザクロちゃんのしましまのパンツを下ろして、いよいよ臨戦態勢となりました。
「いっぱい気持ちよくしてあげるからね、ザクロちゃん?」
「はい、桜さん…あぁぁぁ!…さくらさん」
僕の息子がザクロちゃんの中を掻き分けるように入っていくと、妹天使は背中を弓なりに反らして、艶っぽい声をあげました。
「うぅぅ、さくらさん…」
「もしかして、挿れただけでイッちゃったの…?」
「だって、桜さんが…さくらさんが…」
「動いてもいい…?」
「はい…もっと気持ちよくしてください……」
5163-102:2008/03/26(水) 01:58:31 ID:dSRx4U7k
僕はゆっくりと腰を前後に動かして、濡れそぼったザクロちゃんの中を味わいます。
それでもイッたばかりのザクロちゃんには十分なほどの刺激なのか、普段からは想像もつかないほどの喘ぎ声がそのことを僕に教えてくれます。
「あぁぁん…んんっ、桜さん…もっと、もっとください」
僕は両手でザクロちゃんの乳房を愛撫しつつ、徐々に腰の動きを速めてあげます。
僕の動きが速くなると、ザクロちゃんもそれを歓迎するかのように、人間業では不可能なほどに強い締め付けをさらに強くさせます。
「さくらさんが…あんっ!…おくまで、…はいってき…てます」
ザクロちゃんの痴態を見て、ふと僕に悪戯心が芽生えました。
さっきザクロちゃんは僕を存分に弄んだわけで、その仕返しをしたいなぁというモノでした。
「ふぁぁ…あぁあっ…あっっ、さくらさん…あぁぁ、さくらさん!」
感じまくっているザクロちゃんに気づかれないように机の上にあった1mモノサシを取り、そのモノサシを窓に引っ掛け、窓を左へと動かしました。
熱く湿って甘ったるい空気が支配していた部屋に涼しい風が入り込んできました。
「んあぁぁ!?さくらさん…?」
突然の出来事に戸惑っているザクロちゃんを尻目に、僕はさらにスピードを上げたピストンを送り込みます。
「んんっ…んぁぁ……んんんっ!」
予想通り、ザクロちゃんは歯を食いしばって、声を出すまいと必死になっています。
「ん〜、どうしたの、ザクロちゃん?ザクロちゃんのえっちな声、もっと聞かせてほしいなぁ…」
ちょっぴり意地悪なことを言いつつ、何度もザクロちゃんの最深部をノックします。
「んんんっ・・・だって、あぁん…きこえ…ちゃう、ひゃん…だれかに…あぁぁ、みられちゃいます」
「でも、窓開けてから、ザクロちゃんのここ…またぎゅって締めてくるよ…本当は誰かに見られたいんでしょ…」
「あぁぁ、そんなこと…やぁん、ないです…んんっ」
「いいじゃない…ザクロちゃんと僕が愛し合ってるところ、みんなに見てもらおうよ…」
「え…?わたくしとさくらさんが、あぁぁん…さくらさん、んんんっ、まって…」
ザクロちゃんがしおらしくなってしまったので、僕の中で少しやり過ぎたという感情が生まれてきました。
女性を夜伽で楽しませることができなかったとあっては、僕の中に流れる英国紳士の血が泣くというものです。

僕はさっきのモノサシを取って、窓を閉めました。
「さくらさん…」
「ザクロちゃんごめんね、ヘンなことして…。続き、しよっか?」
「はい、桜さん…」
ザクロちゃんを布団に寝かせて、再び息子を挿れるとザクロちゃんは嬉しそうに艶やかな声を上げました。
「あんっ…さくらさん…あぁぁ、さくらさん」
「くぅ…ザクロちゃん…、んっ」
ザクロちゃんに覆いかぶさって、彼女の唇を存分に貪ります。
「んんっ…んふぅぅっ・・・しゃくらひゃん…んんんんっ」
舌で妹天使の口内を味わいつつ、腰をトップスピードで動かすことも今の僕にとっては不可能なことではありません。
「んっ…あぁぁん……さくらさん、やぁん、わたくし…もう、もう」
息苦しくなったのか、口を離したザクロちゃんに絶頂が近づいていることを告げられると、僕も神経を一点に集中させて、ザクロちゃんの中を存分に擦り上げます。
「あぁぁぁ、ザクロちゃん…僕もイキそうだよ」
「はい、あぁぁ…さくらさんと、んんっ…いっしょに、あんっ、あぁぁあ」
「うん、いっしょに…いこう、ザクロちゃん…あぁぁぁ」
「さくらさん…んぁぁぁああ、だいすきです……さくらさん、あぁぁあああ!」
「ザクロちゃん、ザクロちゃん!」
5173-102:2008/03/26(水) 01:59:03 ID:dSRx4U7k
目の前が瞬間的に真っ白になり、さっき身体を突き抜けて行ったのと同じ類の電撃が身体を突き抜けていきました。
「あぁぁぁぁ…さくらさん…、さくらさんで…おなか…すごくあったかいです」
「うぅぅ…ザクロちゃん…はぁぁ、ザクロちゃん」

僕たちは簡単に事後処理をして、ひとつの布団に潜り込んでいました。
ザクロちゃんは既に指定席となってしまっている僕の腕の中に入ってきました。
「ねぇ、ザクロちゃん」
「なんですか、桜さん?」
「ザクロちゃんさ、あの…えっちしてるとき、何か言わなかった…?」
「え?わたくし、何か申しましたか…?」
ザクロちゃんはきょとんとした顔をしています。
「え、あ、いや・・・、ならいいんだ…。僕の空耳だね、きっと…。おやすみ、ザクロちゃん」
「はい、お休みなさいませ、桜さん…」
余っている方の手でザクロちゃんの頭を撫でてあげると、安心しきったようにザクロちゃんは眠りに落ちていきました。
そして、僕もまた眠りの世界にゆこうとしていました。
5183-102:2008/03/26(水) 01:59:35 ID:dSRx4U7k
半年振りに書きたい衝動に駆られて書いてしまいました。すいません。
519名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 02:11:25 ID:J3gtjBSK
久しぶりに乙
520名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 00:51:11 ID:aTPr5vaL
>>518
GJ!
その、とても……エロいです
521名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 10:33:12 ID:7vw6ViJE
>>518
なんという神!

天は我に、まだドクロを愛せというのか……
522名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 02:47:09 ID:hFoTB6YI
ドクロ以外みんな大好き
523名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 00:55:30 ID:ubPwhUgs
保守
524名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 16:23:49 ID:n/fbyxTF
>>522

         ⊂⊃
        , '"  ̄ ヽ
        ル)"ノノルλ   ピッ   。.∴・  < ドクロ以外みんな好k
 __    ルil ゚∀゚ノリ      ミ   ∵:・.
##三三三三三三三三三三三三三##.∴・∵’ パァン
  ゞ ミ     /_ 〉〈 ゝ     ̄/U /つ
           し'ノ      ( ノ ノ  

525名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 22:34:25 ID:mJDz+a6Q
>>518
ザクロちゃんが可愛すぎてGJです
526名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:23:14 ID:WHPbkNnd
ベノム切に希望
527名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 20:23:32 ID:9Ow/D/P8
3-102さん。また書いてください。
いつも楽しみにしてます。
528名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:03:54 ID:LNqEY0ra
田辺さんを希望する、え?少数派?知らんよそんn(rys
529名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:36:29 ID:HdZbBwhL
田辺さんを犯し
530名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:28:25 ID:pXwHd5eB
桜君ハーレムが読みたいな。
ただのハーレムじゃなくてみんな桜君が好きで辛抱たまらんになったら桜君から絞るとるという、外から見たら羨ましいけど本人は辛いハーレム
531名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 12:16:53 ID:EMsc1sLR
>>529たい
532名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:33:59 ID:T722LSl/
>>53Oその案いい!
533名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 15:10:38 ID:YFyqzeSv
ハーレムかぁ。
最近、ドクロ成分、田辺成分が足りないから
それで見たいかも。
534名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 22:38:46 ID:5mREZynV
出来れば3-102氏に田辺さんモノを書いていただきたいが、専門外なのかな・・・
535名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 13:07:41 ID:7L9DcD4E
3-102さんはザクロLOVEだからなぁw
あの愛しっぷりは見習いたいものだ。
536名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 19:24:14 ID:kjbX31jp
ザクロちゃんLOVEの俺から言わせてもらうと、ザクロちゃんと桜君の添寝を編み出した102氏は神
537Life with angel 第二話 予告 1/2:2008/04/17(木) 20:21:56 ID:cFGUBA3d
『恋する天使はせつなくて桜くんを想うとすぐ撲殺しちゃうの』

「桜くぅん、はやくはやくうっ! 遅刻しても知らないよ?」
 雲一つない、ある晴れた春の朝の空に、その少女の元気な声が響きました。
 その幼い声と容姿には不釣り合いな、ぶかぶかの中学生と思しき制服を身にまとい、少女は玄関口で朝食のシリアルを少年の喉に無理やり流し込みます。
「うごほおっ!? ちょ……ッ! ドクロちゃん、そんなに慌てなくても、まだ時間は大丈〈んぐんぐ〉」
 "ドクロちゃん"と呼ばれた少女の頭上に浮かぶ鋭い輪が朝日を照らして〈きらり〉と眩しく光ります。
「桜くーん! 先に行ってるね?」
 言うが早いか、彼女は駆け足で通学路を走り去るのです。
「あ、ちょっとまってよドクロちゃ……げほっ」
 気管に入った牛乳とシリアルにむせながらも、"僕"は彼女を追いかけます。
 そう、思春期真っ盛りな中学生、僕こと草壁桜は毎朝とっても元気がはじけた可愛い女の子といっしょに通学、あまつさえ同居までしているのです。
 人づてに聞けば、「それなんてエロゲ?」と思われるような日常を送っている僕なのです。
 僕に必要以上に懐きまくるドクロちゃんは、そう、客観的に見れば世のエロゲ脳な男子の妄想を具現化したような女の子なのです。たった一つの致命的欠陥を除きさえすれば……
「あれ? ドクロちゃんどこ……ッ!!」
 先に走って行ってしまったドクロちゃんを追いかけるため、通学路に視線を彷徨わせていた僕の声が、"強制的に"途絶えました。恐る恐る視線を自分の胸にやれば、
朝の爽やかな空気を体中に送っていたハズの器官があるべきところに大きな穴がぽっかり。そして一瞬後、前方のブロック塀に〈どごおおおん〉と"エスカリボルグ"がめり込みました。
「桜くんおそいっ!」
 あまりにもショッキングな出来事に顔を蒼白にさせている僕の背中に、発育のいい少女の双丘の感触。ドクロちゃんが背後から僕に腕を回し、飛びついてきたです。
 一日も始まったばかりなのに、持て余した感情を少年にぶつける少女でしたが、反応のない少年を怪訝に思い、
「ん? どうしたの、桜くん? ……きゃっ! 桜くんの胸が妙に風通しがよくなってる! ……えい!」
「ひっ?!」
 ドクロちゃんが手の平に〈ぐっ〉と力を込めると、先ほど塀にめり込んだエスカリボルグが再び僕の胸にぽっかり空いた穴を貫通し、ドクロちゃんの手に収まります。
538Life with angel 第二話 予告 2/2:2008/04/17(木) 20:22:47 ID:cFGUBA3d

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

 ドクロちゃんがエスカリボルグを手に〈くるくる〉と舞えば、聞こえてくるいつもの擬音。ヒトデが細胞を再生する様子を早送りで再生したように、僕の胸に空いていた穴が塞がります。
「もう、桜くんったら慌てん坊さん!」
「……たまには撲殺しない日があってもいいんじゃないかな……特に明確な動機のない殺人は極力止めていただけると毎日がもっと楽しくなると思うよ……?」
 僕は込み上げる怒りを抑え、努めて冷静に少女を諭します。
「僕は、桜くんと毎日学校行くの、楽しいよ? ほらぁ、早く学校行こうよ桜くん」
「…………もう」
 ドクロちゃんが僕の手を引いて、通学を促すときには、先ほどまでの怒りはどこかに行ってしまっていました。
 ドクロちゃんは、ずるいです。その愛くるしい笑顔と言動で、たびたび僕を翻弄してしまうのです。

 これは、そんな僕とドクロちゃんの何気ない日常の物語。
539学園ドクロ 〜Story of April〜 予告 1/2:2008/04/17(木) 20:25:09 ID:cFGUBA3d
 朝の澄んだ空気を、行き交う人たちの雑踏と、自動車の走行音がかき乱していく。
 バスの停車場までの短い歩道には、薄桃色の花弁を枝先にまとった桜の木が町並みを彩っていました。そんな優しさと、華やかさと、儚さを併せもった花の名を両親から授かった僕も、今年で高校二年生。大人への階段を着々と上りつつあるのです。
 今日は始業式。遠足を明日に控えた小学生の男のコみたいに、僕はこれから始まる一年に胸を膨らませすぎて、登校には少々早い時間に目を覚ましてしまったシダイでありまして。
「桜くんっ!」
 そんな新学期特有の少し新鮮な気分をタンノウしていたとき、春の優しく暖かな空間に響いた、まさに小川のせせらぎとでも表現したくなるような、澄んだ声が僕の名前を呼びました。
「静希ちゃん、おはよう」
 二列でバスを待つ列に並ぼうとしていた僕のそばに、駅から降りてきた彼女が駆けよります。
「ふぅ……どうしたの? 桜くん、今朝はずいぶん早いわね」
 少し息を切らして、彼女が僕に問いかけます。桜の木をバックにした彼女の出立ちはこれ以上ないほど絵になっていて、僕も思わず胸が高鳴りそうです。
「いや……何て言うかさ、新学期って気持ちが高揚してるから、つい早起きしちゃって。静希ちゃんは朝練?」
「うん、そうなの。何も始業式の日にまで走りこみしなくてもいいのにね。日々の積み重ねが大事とかで」
 そう答える静希ちゃんは、僕たちの通う高校の陸上部に所属しています。毎日の運動で培ったスレンダーな身体、お風呂が好きだと言ってはばからない彼女の肌は色白で艶やか。長いストレートの美しい黒髪はツインテールにまとめられています。
更には今年で十と七つになろうかという彼女の胸元も自己主張を始めた昨今でありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
「そうなんだ。大変だね。でも静希ちゃんのその日々の努力がキミの美しさを保っているんだと思うよ」
 もちろん最後の一節は口に出しては言いませんでしたが、僕の気持ちを頭脳明晰な彼女はきっと読み取ってくれたコトでしょう。ほら、だって僕に向かって彼女は天使のごとき微笑みを返してくれました。
これにはきっと埼玉湾よりも深い意味が込められているに違いありません。ああ、僕も愛してるよ静希ちゃん…………と、賢明な読者諸君はもう気付かれていることと思いますが、
僕、草壁桜と彼女、水上静希は深く――そう、深く愛し合っているのです。男女の交際関係には至っていませんが、如何せん愛し合っているのです。幼馴染の彼女は友達以上であり恋人未満ではありますが、が! 
……愛し合っているのです。……多分ですが。
540学園ドクロ 〜Story of April〜 予告 2/2:2008/04/17(木) 20:25:51 ID:cFGUBA3d
「桜くん? 何だか耳から桜色の液体が漏れ出してるケド……大丈夫?」
 バスが来て動き出した列の、僕の隣にいる彼女は何やら困惑したような表情で微笑みかけてくれていますが、きっとこれにはグランドキャニオンよりも深いいm
「何、朝から思考を暴走させてんだ桜。桜汁を止めやがれ」
 〈ごすぅ〉と鈍い音が響きました。それが宮本が通学鞄のカタイ部分を僕の側頭部にダイレクトヒットさせたものだと理解するのに2秒ほどのタイムラグがありました。更に新学期の朝に、
僕に凶行に及んだのが親友の宮本広志であると理解するのにたっぷりと1分半はかかったでしょうか。
「できれば永遠に理解してほしくなかったがな。少なくとも俺は」
 さらりと酷いことを言う親友もいたものです。
「何をするんだ宮本。僕がせっかく新学期の朝の幸せな時間を感受していたというのに」
「その新学期の朝に幼馴染の女のコの隣で耳汁を垂れ流していたので、お前のアタマに発生したエラーを物理的に排除してやったんだがな……感謝の一つくらいあったっていいくらいだぞ」
 奴は僕の脳構造を昭和クオリティの電化製品の電子回路か何かと勘違いしているのでしょうか。
「お、おはよう宮本くん。宮本くんも、朝練?」
 何かから立ち直った静希ちゃんが、やや遅れて宮本に挨拶します。ああ、もったいない。
「まあな。野球部は基本的に年中無給無休で己の身体機能を酷使する練習馬鹿の集団だから」
 奴にはもう少しオブラートに包んだモノの言いかたはできないのでしょうか。まあバカだから仕方ないか。
「何か言ったか?」
「めっそうもない」
 体育会系の思考の人はすぐ暴力に訴えるので、僕は穏便にコトをすまします。

 乗り込んだバスは、早い時間ということもあり、いつもより少し空いていました。慌ただしい空気に包まれた駅周辺から遠ざかり、町のはずれにある僕たちの高校へと、ややゆったりした速度で走って行きます。
5415-24:2008/04/17(木) 20:30:23 ID:cFGUBA3d
そんなわけで3-102氏が素晴らしくエロエロなものを投下したところ、空気を読まずに予告編投下。
遅筆ながら短編と新長編を同時進行で書いてます。完成は筆の乗りにもよるけど、多分もうしばらく先になりそうです。
学園ドクロは中学生までのキャラ位置はいったんリセット(性格などはそのまま)して高校生な桜くんとドクロちゃんのお話。
続きに期待するな。
542名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 03:16:01 ID:XMq/OC5u
ホントに空気読まないな
543名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 13:51:37 ID:cCtSmg6p
>>542
お前がな
544名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:12:41 ID:V+xklVry
空気よめよ…>>460
545名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 03:39:26 ID:aIrwPG6K
適当に、お尻をエス刈るボルグだなんだで
主人公の男をごりごりやって、ぴぴるぴるぽるぴぴるぽーで直せばおk

こういうのばっかりで飽きたよ
わんもあぷりーず
546名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 06:33:49 ID:b0wUkHLg
>>545
日本語でおk


5-24さん、期待してます。
547名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 00:38:59 ID:f1rI9+WO
ふたなりドクロちゃんが桜くんを犯す話とか需要ないだろうか
548名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 00:51:48 ID:yqPgmMzs
流石の俺でもそれは引くわ
549名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 01:41:53 ID:DvLqLhC7
保守
550名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:54:57 ID:DvSKOksW
加速
551名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 19:26:04 ID:rNbx6dVc
>>547
不覚にも何かを受信した
552名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 22:39:12 ID:mv4O63wV
田辺さんにはフェラが似合う
553名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 23:21:38 ID:DhB+qX5M
>>552
もらった
554名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 19:58:51 ID:QSwLBWJ9
田辺さんは被輪姦経験ありとかだと興奮する
555名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 18:26:42 ID:aldqvwaK
田辺さんは自分は経験があると装っといて

いざ本番となると怖くて泣いちゃう感じがいいな
556名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:21:27 ID:YiLbWITf
>>555
あれ?俺がいr(l
557名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 09:41:44 ID:4M+/SRP8
>>555
そんな南さんの電波を受信したことがある

確かお預けを食らった桜くんを南さんが代わりに手で慰めてあげる話だったな
558名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 23:20:01 ID:dEiYi+l6
>>555
そういうの見たい・・・田辺さんフリークな俺
559名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 22:32:38 ID:sTHIIa60
>>558
な俺
560名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 19:11:01 ID:wWIU7y16
ふと思ったのです。
なぜ僕は〇〇〇を◆◆◆にしなかったのかと。
〇〇〇のせいでドクロちゃんに撲殺(あれは撲殺の域をこしている)されますしならいっそ◆◆◆しましょう。
561名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 21:57:15 ID:J8vsCEe0
ドクロ
562名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 16:10:45 ID:xkk4bzc7
田辺さんの太股をじっくりと触る。
「あぁん!桜くん、くすぐったいよ〜w」
563名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 23:04:20 ID:whQ4qE3Y
田辺さんSSマダー?
564名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 20:06:31 ID:+2S+Iwkd
俺も田辺さんのSSキボンヌ
565名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 23:01:39 ID:EP5dxyMG
おっぱい
566名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 12:35:46 ID:KbDJlS1R
保守
567名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:07:12 ID:m7tanceX
保持
568名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 22:09:53 ID:nUtdL+so
8月にドクロちゃんじゃない新作出すらしいぞ。

メルマガより
>◆森口織人の陰陽道
>著/おかゆまさき イラスト/とりしも

569名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 23:09:36 ID:qiBBRGgv
「いやぁぁああ・・・っ!何するんですか桜さん!
 いやです・・・っ!いやですぅ・・・っ」

くらいの強姦ものサバトちゃん見たいです。
570名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 12:24:26 ID:H/PQ4At3
hosyu
571名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:23:18 ID:JrQUIPGF
保守
572名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 23:17:52 ID:5kg8MwM+
記憶喪失になった桜くんに、これ幸いにと自分が桜くんの恋人であると刷り込ませる(捏造する)静希ちゃんと南さん
修羅場る二人、意図せずして漁夫の利を得てしまったサバトちゃんという夢を先日見た
573名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 04:45:48 ID:XlovSlT5
>>572
ドクロちゃんどこ行ったw
574名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 14:44:32 ID:mMp/HsNl
保持
575名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 20:10:22 ID:qwR13Hjy
>>573
マヨネーズ王国


「桜君は昔から恋人だったんだよ。(注幼なじみ)」
「桜君は私といるとドキドキするでしょう?私と恋人だったの(虐めてた)」
576名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 22:41:32 ID:3mpguwUC
よし、決めた
>>572 さっさとそれで執筆開始しろや、お願いします
577名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 10:09:42 ID:FzgOHgn9
「わたしが先輩の彼女の弓島千佳です」
578名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 01:43:07 ID:OfA5OPrp
保守
579名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 23:08:30 ID:SvxTZk/B
「ねぇねぇ桜君」
「なんだい、ドクロちゃん」
「今木工ボンド部で彫刻を作ってるんだけどボンドがたりないの」
「だったら買ってくれば…てぇ!ドクロちゃん!何が色が似てるですか!僕の目を見てドクロちゃん!何でそんなに下を見るの!ばれるよ!絶対匂いとかでばれるってばドクロちゃんてば!」
580名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 23:27:45 ID:Z8AOm282
お前ら病気だね
581名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 00:03:43 ID:pj9/r9mo
恋という名のな・・・
582名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 22:00:37 ID:mzDY4M/l
オワタナ
583名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 12:04:20 ID:5l13CFoB
保守
584名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 08:46:05 ID:0VNpNnF4
>>580-581ワロタww
585名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 13:47:55 ID:YJFsrcFX
やあ
586名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 08:23:16 ID:c2+3K1st
よう
587名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 14:56:01 ID:dYdGNfEY
お前ら生きてるか・・・・・?
588名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 00:05:07 ID:96UpLkU/
なんとかな…
ノベルのおかゆスレ消えてたぜ…
589名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 00:04:15 ID:AXLD4w96
補習
590名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 01:17:53 ID:z9GecRe4
お粥のショックはデカい
591名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 12:08:08 ID:Kr9OliBq
桜君のあまりの鈍感ぶりに我慢出来なくなったヒロインたちがそれぞれ既成事実という名の逆レイプする話が読みたい
592名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 12:58:25 ID:zw11lhgM
光&影の桜くんにダブルで犯される田辺さん希望
593名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 01:44:57 ID:JXSnm8n9
591
それだったら南さんがいいな
594名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 01:18:08 ID:EW9pPpN+
保守
595名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 20:41:15 ID:0vY2NNE0
キングダムハーツとかスマブラとかとのクロスオーバーなんて
需要あるだろうか

エロないけど
そして俺には文才もないけど
596名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 08:57:46 ID:SnwYi7Um
厨というかガキ臭いから却下
597595:2008/08/06(水) 12:29:55 ID:YBYf6C+7
だろうな
5983-102:2008/08/11(月) 21:24:30 ID:Oeqae3lj
時は金曜日の夕刻、眉目秀麗にして品行方正、容姿端麗にして才色兼備で、心は五月晴れの青空のように澄み渡っていて、宇宙よりも大きい野心を持ち歩く漢こと草壁桜でございます。
そんな僕は机に向かって、週末の勉強を片付けている最中でした。
「ふぅぅ…また野望達成に一歩近づいたな」
数学の最後の問題の回答に正解の赤丸を付けたところで、僕は大きく伸びをしました。
そんなおりに、部屋の外から声が聞こえてきました。
「あの、桜さん…よろしいでしょうか?」
声の正体は他ならぬ、ドクロちゃんの妹にあたるザクロちゃんであります。
パラメータ表示すると、ほぼ全てのカテゴリではなまる、255若しくは9999、三ツ星、Sが表示されるパーフェクト才女で、
戦士、魔法使い、召喚士から賢者、忍者、バーサーカーなどの上級職まで全てマスターし、マスターマテリアを装着したユニーク武器・エッケルザクス(属性・修羅)を手に、
僅かな供回りを引き連れて町の外に繰り出しては、モンスターと戦闘を繰り返し、熟練度を上げているらしいです。
「ザクロちゃん、どうかしたの…?」
「はい、桜さん宛てにお手紙が届いておりますので、持ってまいりました」
妹天使が手に持っていたのは、手紙というにはあまりに分厚く、それはお届け物というレヴェルの物でした。
「うん、ありがとう」
「それではわたくしはこれで失礼します。あと、もう少しでお夕食ができますので…」
その「手紙」の差出人の名前には英語でお父上の名が書かれていた上に、宛て先も英語で書かれていました。
どうやらお父上はこの「手紙」を外国から出したようです。
「お父さん、何してんだよ…」
ザクロちゃんの階段を下りていく音を聞きながら、僕は手紙の封を切りました。
僕はその封筒から便箋を取り出し、読み始めます。
しかし、この少年、ノリノリである。だが、次の瞬間―。

(ここで1分CM)
5993-102:2008/08/11(月) 21:25:09 ID:Oeqae3lj
内容を要約すると、父上と母上はドクロちゃんの紹介で知り合った友達のご両親の天使と意気投合し、
実はその人たちがアラブの石油王も副業でやってて、原油の採掘権を(1巻で登場した天使の力で現れた札束の山を使って)購入したんだって。
その油田が大当たりでさらに最近の原油高も手伝って、今はドクロちゃんと3人で蒸留塔から出る炎を眺めながらリッチな生活してるんだって。
それで、少ないけど生活費を送るからこれで1ヶ月、ザクロちゃんと上手くやりくりして生活しなさいだって。

封筒の中には諭吉の札束がはち切れんばかりに入っていました。
「郵便でお金送っちゃいけないんぢゃ…、ていうか1ヶ月でどうやってこんな大金使うのさ、父上…」
僕は新たな悩みの火種を抱えつつ、階段を下りて、今を通り抜けてキッチンへと足を運びます。
「あ、桜さん。座ってお待ちになってください…」
ザクロちゃんは僕の存在に気が付くと、料理を盛り付けたらしい皿を持って、テーブルの方に向かって歩みを進めるので、僕も彼女の言われるままに、椅子に腰をかけました。
今日の料理はちきんらいすと呼ばれる、西洋のちゃーはんの様なものを、鉄板で熱した殻の無い状態の卵を薄く広げた物でくるんだ、おむらいすなる物でした。
ザクロちゃんとふたりだけでの生活になってから、ザクロちゃんが料理をする回数は当然ながら増えました。
最初の頃はご実家の都合で家事に不慣れだったのか、それともそれが天使の間では美味しいと思われているのか、はたまた現代の調味料の使い方が分からなかったからなのか、
5日に1回くらいの割合で見た目は美味しそうなのに、奇妙奇天烈な味をした料理が僕の前に現れたりすることもありました。
まぁ、身体を英国紳士の血が流れている僕は当然、美味しく食べる(フリをする)ことができたわけですが。
そんなザクロちゃんでしたが、日に日に料理の腕を上げ、今ではレシピさえあれば、何でも作れてしまうというレヴェルに達していました。
「初めて作ってみたので…美味しいかどうか、自信はないのですが…」という風なことを言われて、いざ口にすると、味覚の琴線に触れるような、
「絶対初めてじゃないでしょ!?」と僕が口にしてしまいたくなるような料理を普通に作ってしまい、そんな僕の反応を見て、無垢な笑顔を作るザクロちゃんに癒される日々の連続です。
妹天使も僕の向かい側の椅子に腰をかけたので、このタイミングで話を切り出すことにしました。

「ザクロちゃん、さっきの手紙のことなんだけど…かくかくじかじか」
僕が一通りのことを話し終わると、ザクロちゃんは目を丸くしたり、驚いたり、何かを思いついたような顔をしたりと、忙しなく表情を変えながら、何かブツブツと呟き始めました。
「…ということは、いつも桜さんとひとつ屋根の下で、いつも桜さんといっしょにご飯を食べて、毎日桜さんといっしょにお風呂に入って、毎日桜さんと寝起きを共にして、
…寝起きを共にするということは……桜さんとわたくしは吐息さえ届く距離にいて、目と目があって、気が付くと手と手が触れて、指と指が絡み合って、桜さんに耳元で甘い言葉を囁かれて、唇を重ねあって………キュウ…!」
―べちゃっ…
「あーっ!ザクロちゃん、しっかりしてー!」
ザクロちゃんは目の前にあった、オムライスの上に顔をダイブさせていました。

―これは、ルート? 平方根は中学の3年で習うんだから、2年の僕には関係…え、あるの? …っていう物語。
6003-102:2008/08/11(月) 21:25:45 ID:Oeqae3lj
―シャーッ
「はい、タオル」
「…ありがとうございます、桜さん」
ザクロちゃんをこちらの世界に連れ戻した後、僕は妹天使を洗面所に連行しました。
ザクロちゃんの綺麗な顔におむらいすのケチャップが付いて、鼻血を出した様にも見えたので、ひとまず顔に付いたケチャップを落として、この事件は終幕となりました。
その後、僕たちはキッチンに戻り、夕食を再開しました。ザクロちゃんが見事にダイブしてしまったおむらいすと僕のを替えてあげると言ったら、頑なに拒否されてしまいました。
ケチャップが付く前にザクロちゃんには一点の汚れも無かったから、大丈夫なのに。
そのおむらいすもまたほっぺが落ちそうな程、美味であったことはいうまでもありません。

夕食を食べた僕は机に向かい、宿題の続きをしていました。
ドクロちゃんに勉強の邪魔をされなくなってから、右肩下がりだった成績が同じ角度で右肩に上がり始めていました。
やはり僕には勉学の才があるのか、新しい分野でもすぐに要領を掴んで、正解を導き出していきます。
「う〜ん、やっぱり僕は天才だなぁ…」
軽く伸びをしたとき、人の気配を感じました。
もちろん、気配の主はザクロちゃんなわけで…。
「ザクロちゃん…いつからそこに?」
「ついさっきですが…」
「今の…聞いてた?」
「はい…ですが、動機はともかくとして、不老不死の薬を発明してしまう桜さんはやはり凄い方だと思いますよ?」
根が真面目なザクロちゃんにそう言われるとその気になってしまうなぁ、「動機は…」ってところが余分だけど…。
「あの…桜さん、そろそろ…お風呂の時間ですが…」
妹天使とふたりだけの生活が始まって、長い時間が流れましたが、未だにこのミッションに慣れることはできていませんでした。
それはザクロちゃんも同じようで、いつもは雪のように白い頬を紅く染めています。
「うん、わかった」
ノートを閉じて、ザクロちゃんと一緒に部屋を出て、階段を下ります。
僕が先に脱衣所に入って、服を脱いで、浴室に入るというのが、もう暗黙の了解になっていたりします。
6013-102:2008/08/11(月) 21:26:15 ID:Oeqae3lj
軽くかけ湯をして、湯船に身を沈めていると、程なくしてザクロちゃんが入ってきました。
バスタオルを持って入ってくるものの、何度見ても生唾を飲み込んでしまう程、美しい曲線やけしからん胸がばっちり見えちゃうわけで、バスタオルを持って入る意味すら無いんじゃないかと思ってしまいます。
いつまでもザクロちゃんの容姿に見とれているわけにもいかないので、話を進めます。
「じゃあ、髪、洗ってあげるね…」
「はい、お願いします」
ザクロちゃんの髪を洗ってあげるのは僕の仕事です。
シャンプーボトルの頭を何回か押してシャンプーを出し、心を無にしてザクロちゃんの髪を手櫛で梳くようにして、シャンプーを馴染ませていきます。
長い髪の洗い方の要領はまだ掴んでいませんが、ザクロちゃんの芸術品のような髪を傷つけないように、ただひたすらに丁寧に馴染ませます。
「ザクロちゃん、泡流しちゃうから、目つぶって…」
「はい、桜さん…」
ザクロちゃんの身体がぐっと強張るのを見て、思わずクスリとしてしまいます。
シャワーから出るお湯の温度を手に当てて、確かめてからザクロちゃんの頭に当てます。
「はい、綺麗になったよ…」
「ありがとうございます…。あの、桜さん、よろしいですか?」
妹天使は恥ずかしげにこちらに振り返りました。
「ん? どうしたの、ザクロちゃん」
「今日は…その、桜さんのお背中を、わたくしが…」


……
…………
………………

なんでこんなことになってるんだろう?
背中になんだかすごく柔らかいものが当たってる。
そうかそうかわかったわかった。これはザクロちゃんの乳房が当たってるんだな。
それにザクロちゃんの吐息が耳元にかかって、時々切なげな声が聞こえてくるのも、仕様に違いない。
6023-102:2008/08/11(月) 21:26:45 ID:Oeqae3lj
「ねえ、ザクロちゃん…」
「んしょっ…何ですか、桜さん?」
「さっきから、ザクロちゃんの胸が背中に当たってるんだけど、これはワザとなのかな…?」
「はい、ただお背中を流すだけでは桜さんが楽しくないと思いまして…、桜さんはこういうのお嫌いですか?」
「いやっ、全然嫌いじゃないしむしろ大好きな部類だけど…。なんでザクロちゃんはこんなことしようと思ったの?」
「それは…桜さんに喜んで頂けると思ったからに決まってるじゃないですか…」
「背中にコリコリしたのが当たってるけど、感じちゃってるの…?」
「はい、桜さんとくっついてるだけで、ドキドキが止まらないです…」
耳元でそんな言葉を切なげに囁かれてしまうと、セカンドへの牽制球のように身体をくるっと反転させて、妹天使を押し倒したくなる衝動に駆られるものの、僕の勝負勘がそれを抑えていました。
とはいえ、背後から絶えず供給される性欲が「体現」化されることが抑えられないものであることは言うまでもありません。
「ザクロちゃん、そろそろ離れてくれないかな…?」
「えっ…、それは…わたくしの、その…胸では、満足して頂けないという事でしょうか…?」
ザクロちゃんが今にも泣きそうな声で、僕に答えを求めてきました。
僕は慌てて切り過ぎた舵を切り直します。
「そ、そうじゃないよ!…ザクロちゃんの胸が気持ちよすぎて、したくなっちゃうから…」
「…そうでしたら、わたくしが…」
視野の端で僕の肩に乗っていた妹天使の右手が動いているのが、分かりました。
そしてそれは初めから決まりきっていたかのように、ある場所を目指して動いているのが分かるわけで…。
「う…ザクロちゃん」
「わたくしが…、その桜さんの…えっちな気分を鎮めて差し上げます…。いつも…わたくしが…えっちな気分になったとき、桜さんに…鎮めて頂きましたから…今日は、わたくしが…桜さんを」
妹天使が僅かにボディーソープが付いた手の親指と人差し指でリングを作って、こしこしと息子を摩り上げるとそれだけで身体中を電気が流れたような感覚に変わってしまいます。
僕の息子が強く反応した「ツボ」の部分を見つけると、嬉しそうにそこを何度も柔らかい指で集中的に責めてきます。
「あぅぅ、ザクロちゃん…」
「もっと…気持ちよく、なってください…。…ちゅっ、れろれろれろ…」
「ひぃぃ…!」
「桜さんも、耳たぶが感じるんですか…?わたくしも…耳たぶが弱いんですよ…。はむっ、んんっ…はふぅ」
もちろん知ってるよと言おうとしましたが、ザクロちゃんは僕の耳を責める間も、決して息子への愛撫を休んだりせず、手を上下に動かして、新しいツボを探し回っています。
「んちゅぅ…桜さん、もっともっと、一杯感じてくださいね…?」
その刹那、僕の視界は真っ暗になりました。
「わぁ!しかもこれ、外れない…ザクロちゃん、エッケルザクス外れないよ!?」
「桜さんが精液を出して下さったら、外しますから。今は、わたくしの手で一杯感じてください…」
人は視覚を奪われると、他の感覚に神経が集中するといいます。
僕も例外では無かったようで、妹天使の愛撫でますます昂ぶってしまいます。
「こっちのお耳も、なめなめして差し上げないと、不公平ですね…。んんっ、ぢゅるるぅ…」
6033-102:2008/08/11(月) 21:27:18 ID:Oeqae3lj
普段(?)は僕の腰のあたりでしか聞こえない音が、直接鼓膜を叩きにくる―。
ザクロちゃんは僕の息子をいつもこんな風になめなめしてくれてたのか―。
僕の脳内がみるみる僕の名前と同じ桜色に染まっていきます。
下半身に意識をやると、ザクロちゃんの手の動きが明らかに速くなって、間違いなくスパートをかけていることがわかりました。
「ねぇ、ザクロちゃん…そろそろ出そう…」
「はい、先っぽが膨らんで…すごく辛そうです…。いっぱい出してください…。わたくしが、全部手で受け止めて差し上げますから…」
耳元でそんなことを囁かれては、一溜まりもありません。
僕は三段飛ばしで快楽の急階段を一気に駆け上がります。
「ザクロちゃん…もうイキそう!」
「イッてください、桜さん、いっぱい気持ちよくなってください…」
「あぁぁ、ザクロちゃん、出るぅっ!」
「はい、桜さん…出してください、全部出してください」
暗闇の中を眩しすぎる光が一瞬だけ、目の前を横切っていきました。
そして、僕の目を覆っていたエッケルザクスが、僕の視界を解放してくれました。
「すごいです、桜さん…今日も濃くて熱いのがいっぱい…」
ザクロちゃんがうっとりしたような声を上げています。
「んん、れろ…んちゅ…、桜さんの精液、今日もゼリーみたいに…すごく濃いです」
妹天使は当たり前のように精液がべったりと付いた左手を口に当てて、精液の味を確認していました。
この子、もう絶対9歳じゃないよね?
そして、そんな妹天使に対して浮かんだ疑問―。
「ねぇ、ザクロちゃん…」
「んちゅぅ…、はい、何ですか、桜さん?」
「ザクロちゃんは、その…精液が好きなの…? 精液ってそんなに美味しくないどころか、むしろ不味いって聞いたことがあるけど…」
「そうですね…確かにあまり美味しくのですが…、桜さんから出たものだって思うと、なんだか愛おしくなってしまって…」
さりげなく、僕が喜ぶようなことを平然と言ってのけるあたり、彼女には天賦の才があることを確信してまいます。
6043-102:2008/08/11(月) 21:27:51 ID:Oeqae3lj
僕はシャワーでボディーソープを洗い流します。
ザクロちゃんのおかげで身体(の一部)がきれいになりました。
「ふぅぅ、きれいになった…」
「まだですよ、桜さん。風呂おけのへりに腰掛けてください」
嗚呼、私は愚かだな、この後の展開なんて見えていた筈なのに、なんでザクロちゃんの言葉にあっさり従ってしまったんだろう―。
「まだ『中』がきれいになってません…。ですからぁ、失礼します、桜さん(小さい☆)」
ザクロちゃんがちょっぴりノリノリな口調で強引に僕の足をグッと開けて、その間に入って、息子を掴んできました。
「んんっ、ちゅうぅぅ…まら、のほってまふぅ」
「くっ、ザクロちゃん」
掴んだ息子を咥え込んで、残存する僕の欲望の使徒を吸い上げます。
萎んでいた息子が脈を打つタイミングに合わせて、みるみる大きくなってしまいます。
「んうぅ、桜さん、まだ出し足りないんですか…?」
「いや、そうじゃなくて、ザクロちゃんが上手過ぎるからだよ」
「本当ですか、桜さんにそう言って頂けると、わたくし…」
さっきまで、「女の顔」をしていたのに、いきなり「9歳の女の子」に戻ってしまうんだから、あぁ、もう、かわいいなぁ、この天使は。
「でも、ザクロちゃんにいやらしくなめなめされたら、また出したくなっちゃうよ?」
「本当ですか、でしたら…はむっ」
「うくっ、しまった…」
「ふぅんん…、んぅん…しゃくりゃひゃん…まら、おおひふなっへ…」
僕の同胞を狩り尽くしたのか、ザクロちゃんは明らかに僕の新たな同胞を引き出そうとしています。
そして息子への愛撫に集中しながらも、ときどき上目遣いで僕の目を覗き込むあたり、やっぱりこの妹天使は分かっていると僕に確信させてしまいます。
「ザクロちゃん、咥えながらしゃべっちゃだめだって…」
「んんぅ…? なんでれふは…?」
「また、そうやって…。教えると、結果が見えるからザクロちゃんには教えてあげません…」
「どほは、まひはってまひはか…? しゃくらひゃん、おねはいでふから…おひえへくだひゃい」
ザクロちゃんがしゃべる度に、僕の息子は熱く潤んだ妹天使の口の中でもごもごと転がされてしまい、それだけでどうにかなっちゃいそうなことに聡明な妹天使は気付いてないようです。
「さひっぽから、えっひなよだれ…、しゃくらしゃん…」
いや、今気付いた、たった今気付きましたよ、この子。
「しゃくらしゃん、いひまふよ…、んんっ…ふぅぅん……ぢゅる…んんぁ」
ザクロちゃんはとうとう頭を前後に振り出してしまいました、僕の理性を守る兵を波状攻撃であっという間に掠め取っていきます。
「あぁぁ、ザクロちゃん、ストップ!」
兵長の特技「獅子の咆哮」で戦場が静寂に包まれました。
6053-102:2008/08/11(月) 21:28:31 ID:Oeqae3lj
「んふぁ…どうかしましたか、桜さん?」
ザクロちゃんが口から僕の息子を解放すると、おびただしい量の唾液がつられるように出てきました。
妹天使の口の周りも、唾液でいやらしく光っちゃってるし…。
「もうきれいになったから、ね? これ以上されたら、僕も止まらなくなっちゃうから…」
「桜さんは本当はお嫌いなのですか…? わたくし『ごとき』の奉仕では満足して頂けないのですか…?」
また、ザクロちゃんが今にも泣き出してしまいそうな声で僕に問いかけます。
しかも今度は瞳を涙で潤ませながら、僕を見つめてくるので、僕の心の核を思いっきり射抜きました。
「そうじゃないんだよ、ザクロちゃん。このままザクロちゃんの口で僕がイッてしまったら、せっかくきれいにしたザクロちゃんの顔とかまた汚れちゃうでしょ…?」
妹天使とふたりでの生活がこう長くも続くと、どういった言葉をかければいいのかというのは自然にわかるものです。
とはいえ、相手は機械なんかじゃないので、そう上手くいくものでもないということは後で分かるものです。
「…それでしたら、桜さんの精液を…全部、飲み込んでみせます…」
あ、今スイッチが入ってしまった―。
ザクロちゃんの目に強い意志が宿るのを僕の目は逃しませんでした。
「でも、ザクロちゃんのなめなめが気持ちよ過ぎるから、きっとまた凄い量出ちゃうよ…?」
「はい…わかってます。ですが、桜さんのためなら、きっとできるとわたくしは信じています…」

今、間違いなく心の臓に桜色の銃弾が命中しました。

「そこまで言うなら、お願いしちゃおうかな…。全部飲めたら、ザクロちゃんにごほうびをあげるよ」
「本当ですか…、本気にしちゃいますよ、桜さん?」

……

「んんっ、あふぅ…んんん……はぁ」
妹天使は僕の息子を咥えなおして、唾液を絡ませた舌でねっとりとした愛撫を再開しました。
裏筋を舌が滑ると、僕は背筋が震える程の快感を覚えます。
「しゃくりゃひゃん、んんっ…ぢゅるぢゅる……ふぅん…」
初めのときはぎこちなかった頭を前後に運動させながらの愛撫も、
「あぁぁ、ザクロちゃん…、もうイッちゃう!」
「はい、しゃくらひゃん…ぢゅるるぅ…んあ…んんっ、んんんっ」
息子が妹天使の口の中で膨張と伸縮を繰り返しては、ありったけの欲望の使者を放出していました。
最初は出てきた精液を少しずつ飲んでいたザクロちゃんでしたが、次第に供給量が多くなってきたのか、白い液体が口から溢れてきてしまいました。
ザクロちゃんは僕の同志が口から零れないように静かに僕の息子を口から出し、口内に残存する同志を喉に通していきました。
「申し訳ありません…、全部飲もうと思ったのですが…」
ザクロちゃんがとても申し訳無さそうな顔で僕に謝るので、僕も居た堪れない気持ちになってしまいます。
「謝ることないって、ザクロちゃん。たくさん出たのは、ザクロちゃんのなめなめがすごく気持ちよかったからだよ…。上手になったね、ザクロちゃん…」
「そんな、桜さん…ありがとうございます」
妹天使の頭をなでなでしてあげると、また9歳の女の子の笑顔に戻ってしまいました。

……
…………
………………
6063-102:2008/08/11(月) 21:29:04 ID:Oeqae3lj
「桜さん、お休みになる前に宜しいでしょうか?」
「ん、どうしたの?」
「明日のお夕食で何かお召し上がりになりたいものはありますか?」
「そうだなぁ…エビフライとかかな?」
「エビフライですか…?わかりました」
「それじゃぁ、おやすみ、ザクロちゃん…ちゅっ」
「ふぇぇ、桜さん、今のは…何ですか…!?」
「おやすみのキス。世界中で寝る前にみんなしてるんだよ」
「それでしたら、おでこではなくて…、くちびるにして頂かないと…」
「もう、甘えん坊さんだね、ザクロちゃんは…」
「だって、これから朝まで桜さんにお会いすることができないですから…」
「わかったよ…。ちゅぅっ……これでいい、ザクロちゃん?」
「はい…ありがとうございます、桜さん…。お休みなさいませ…」
「うん、おやすみ、ザクロちゃん」

蛍光灯から伸びるひもを何回か引っ張って、部屋を暗くすると、月明かりに照らされた妹天使のきれいな顔が僕の目に映りました。
そして、今日という日、僕は腕の中で眠る彼女に特別な感情を抱いていることが、はっきりと分かってしまいました。

つづく?
6073-102:2008/08/11(月) 21:30:21 ID:Oeqae3lj
むしゃくしゃしてやりました
今は反省しています

あ、あと上の方で何かリクエストっぽいのありましたが、今の私はザクロちゃんモノしか書く気力が無いので、すいませんね
608名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 22:36:19 ID:AlEVveZJ
何というラブエロ…。反省するなんてないぞ、もっとやれ
いや、やってください
609名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 02:33:28 ID:rWJ6UG54

ドクロ嫌いだからぜひザクロちゃんを書いてください
610名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 11:19:34 ID:e+EY0pGv
>>607
GJ!
久しぶりに来てみたら良作が
611名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 14:47:45 ID:R2T+8sTe
たまんねー!
GJ!!
612名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 17:29:57 ID:dKxWR746
サバト「サ、サバトの登場回数がすっっっっっごく少ないんですうぅ」
613名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 19:04:06 ID:SIBLIl65
>>612
ならば、自分で書き上げるんだ
頑張れば頑張るほど出番が増えていくぞ
614名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:37:16 ID:3q6oS0Vq
>>613
素人、しかも文才なしの自分が書いたら多分駄文になる……
それでも良いなら書いてみようかな……なんて。
615名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 22:28:55 ID:SIBLIl65
最初から上手い奴なんていないんだから、とりあえず書いてみればいいじゃない
それに上手い下手は実際投下されなきゃ判断できないし、是非確かめさせてほしいね
投下した後の反応が怖いという気持ちはわかるから、無理強いはしないけど
616名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:57:31 ID:/IKmwmn0
>>614
文才なんて関係ないさ
そのキャラへの愛を込めまくれば、ここの住人の方は喜んでくださるよ
617名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 05:29:24 ID:Zuw7b0GU
>>615-616
dクス

では、書いてみます!!
618名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 22:53:32 ID:muK33C7/
よし、では待ってる
619名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 20:04:23 ID:JINtE7IK
みんなー、全裸で待機だ!
620614:2008/08/21(木) 05:08:45 ID:69TlAm9Y
ストーリーは出来たが文章にし難い……

もうちょっと時間がかかるかもしれませぬ
621名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 06:05:03 ID:9qZeeHv9
このスレ、死んだかと思っていたら
エロパロ保管庫見たら新作が来ててワロタwww

このスレはまだまだ現役で嬉しいぞ。
かくいう俺も、保管庫はいまだにチェックしているヤシなんだが
622名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 03:10:33 ID:HbzBgIZd
>>612
俺もだぜ、兄弟
623名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 19:29:33 ID:7PNEY0JS
kzのピコピコVer.ドクロちゃんの歌を聞いて今更ハマったのだけど……
エロパロはもう下火かあ
624名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 02:56:08 ID:IiltrGY3
>>623
なんぞそれ
625名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 05:07:19 ID:B3U6IHYw
ニコ動で有名なkzって人がファミコン音源風にドクロちゃんの歌をアレンジしてんの
626名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 04:40:19 ID:mhX8hn6I
「あ、ああんっ!桜くん!おっきい……!」

ガラッ「ふゃ?!」「えっ!」

 僕は風呂場にて、ドクロちゃんの秘め事(オ■ニー)にエンカウントしてしまいました!
 僕は決して覗くつもりはなかったのだけど、ドクロちゃんの、ピンク色でツルツルした
下のお口が金棒の柄に絡み付いて居る様子は目を離し難い魅力に溢れかえって居て……あ
あっ!僕、ボクのデリンジャーも咥え込んでくだs

 びしゃ。

 という音と共にボクの上半身は風呂場のタイルに半液状となって飛び散ったのです。
アーメン。


「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴぴ〜」

「…はっ、死んだかと思った」
 ボクが意識を取り戻すと、何故か後ろでに縛られて居ました。全裸で。ドクロちゃんは
タオルで胸と下腹部を押さえてかくしています。マロイ。
「ド、ドクロちゃん、さっきのは不可抗力って奴だよ。悪い奴なんだ。それにほら、布団
の中がシェービングクリームじゃなくてカスタードクリームなら慌てて風呂場に駆けこま
なかったんだ。目に染みないし」
 ボクが必死に弁解している間じゅう、ドクロちゃんは真っ赤になりながらジト目で睨ん
できます。恥ずかしかったのかな。
「もう!すっごい恥ずかしかったんだから!」
 あたりでした。
「ご、ごめん」
 謝るしかできません。
「謝っても許してあげません!桜くんにも恥ずかしい思いさせてあげる!」
 え?とボクの頭上に現れたクエスチョンマークも消えぬうちに、ドクロちゃんは“すっく”
と立ち上がってボクのJr.を素足でむにむにとやり始めたのです!
 当然の帰結として“むにむに”に“ムクムク”と反応してしまい、“むにむに”は“ごしごし”
を経て“にちゃにちゃ”になり始めました。
「あ、うあっ……!」
 ごぽり。
「ど〜お、桜くん?見られたら恥ずかしいでしょう?」
「ああっ…」
 イッたのにドクロちゃんの足は“ごしごし”を止めてくれず、射精直後の敏感な亀頭を
精液を潤滑剤にしてヌルヌルごしごし。
 「……っ!」
 ボクは気を失いそうになり、ふらりと傾いで、

 がつん、

 と風呂の角に即頭部をぶつけました。
「あっ!ごめんね桜くん!大丈夫?」
「う、うん」
「……お詫びに、フェラ、してあげようか?」
「うん……え?」
 朦朧としながら答えちゃったけどフェラって?!もしかしてもしかして……?!
 ボクの期待に答えるようにドクロちゃんが体を屈めて、小さな口を開けて近付いて……!
 熱っ!熱いよドクロちゃん!ドクロちゃんの口の中熱いよ!
「は、はわわわ!ごめん桜くん!」
 ん?口塞がってるはずなんじゃ…
「ドクロちゃんどうしたの?…てっ、ぎゃーーー!!」
 ボクがJr.を見ると、血の海が広がっていました。近付いきすぎたドクロちゃんの天
使の丸鋸が、ボクの棒も玉も切り裂いていたのでした。
627名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 04:42:16 ID:mhX8hn6I
数ページチラ見しただけだからキャラの個性が全くわからんwww
628名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 02:33:53 ID:7WuSLHw+
構わん続けろ
629名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 08:06:24 ID:2B4FLCKS
>>628
職人に命令口調やめろ
630名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 16:37:15 ID:+ZOAQ44I
>>629
ネタをネタと(ry

それよりsageを忘れてるぞ
631名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 22:21:06 ID:G6eJGTKA
漫画版て2種類あんのな
632名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 01:57:53 ID:l5mlYDTq
 しょくにんはドクロちゃんを50ページまで読んだ…
 チャララララッチャッチャー!しょくにんはレベルがあがった!
 エンジェルハイロウ奪取による浣腸ネタをあみだした!
 1〜6巻まで積んだ!いや、ていうか詰んだ!何コレまじでラノベ?


 …はっ、一瞬ボクの思考が乗っとられた気がしなくもない不思議。X
やり過ぎたかな…でもビアンカがカワイ過ぎるから仕方ない。お城の暗
がりでヨウジョと二人とかもう萌え萌っすよ。とか言ってみてもボクのアソ
コはちょんぎれたまんまなのです。

 どっきん、どっきん
 ごぽり、どろり

 後ろ手に縛られたボクに傷口を抑える腕は存在せず、心臓の拍動とと
もに、マイ・サンの切り株からリズミカルに血が溢れます。
「うわぁ……痛そう……桜くんソレ、精神的ブラクラすぎるよぉ……う
っぷ」
「えづいてないで治してよ!自分の事ながら大事な部分がこんな状態と
か恐ろしすぎるよ!腸がはみ出てるとかのがまだましだよ!」
 正しく名状し難く筆舌に堪えないボクの陰嚢付近の惨状を説明しましょう。
 陰茎は根本からバッサリです。白っぽい海綿組織や尿管の管の断面が
顕になっています。先ほどの射精の残滓らしき粘液が詰まり、尿管はち
ょっと牛の骨髄みたいになってました。今はぼたぼたドロドロと血が出
まくっていてただただグロいです。
 陰嚢の袋は切り裂かれ、精輸管のみで繋がったピンク色の睾丸がプラ
プラと垂れています。こうなるとマジさくらんぼソックリかも。
 ひとしきり口からキラキラした何か(吐瀉物)を排水口に向けて放出し
たドクロちゃんが例の電波擬音を口走ります。
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜」
 ボクのマグナムはミランダのイノセンス発動時の如くきゅるきゅると
再生して行きます。えっ、ちょっ、精液まで戻ってく必要はないでしょ?!
止める間もなく精液がボクの中に納まり、またもボクのウインナーはギ
ンギラギンなのでした。
 ボクが人心地ついて安堵していると、ドクロちゃんが“の”の字をタ
イルにくりくり描いて恥ずかしそうにしています。
「桜くん、落ち着いた?」
「うん、ありがとうドクロちゃん。もう大丈夫だよ」
「……じゃあ、続ける、ね」
「えっ?」
 人の性器ちょんぎっといてまだやる気なの?!もうやだよ!もちろん
ボクは断固とした拒絶の意思を、
「お、おてやわらかに」
 伝えられませんでした。
 どうも理性と脊髄のシンクロ率が低いです。まぁ据膳喰わぬはなんと
やら。お残しは許しまへんで!
633名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 02:26:12 ID:l5mlYDTq
細切れスマンコ酢酸臭ヨーグルト風味オリモノ(ドクロちゃん謹製)
634名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 04:37:39 ID:+CLzfFlc
本編を静希ちゃん視点で見てみたいと思ったよ

もちろん黒幼馴染で。
635名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 12:32:06 ID:9jHMX8BJ
指輪の話とか、修学旅行にふすまの中で桜君と南さんが2人っきりになったこととか、沖縄から帰ってきたときニライカナイの鍵を南さんも持っていたこととか
他にも黒幼馴染みの静希ちゃん視点は想像が絶えないな
636名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 20:14:11 ID:21ClvnaL
いいね!是非読みたい


ところで>>607にある3ー102氏の最新作、保管庫になくね?
637名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 02:38:13 ID:0OvJE5DY
ドクロちゃんにびんかんソーセージを食べさせ縛っていろいろしたい
638名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 07:41:45 ID:XVmGb1WT
びんかん双生児を下の口で食べさせるわけだな
639名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 18:45:12 ID:DB+rQECA
飲み込んで僕のソーセージ
640名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 19:40:06 ID:Auj6wWHR
「(ガリ、ぶちぶちぶち、ぐっちゃぐっちゃくちゃくちゃ、むぐむぐ、ゴクン)ううう、まずいですぅぅぅ…」
641名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 17:37:41 ID:FLR8uMrg
ミーのバットがぁ〜
642名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 11:01:02 ID:Hb7m1Cln
「ぴぴるぴるぴるぴぴる…zzz」
「ドクロちゃん起きるザンス!
ミーのバットがヘリントンさんになっちゃってるザンス!」
643名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 03:53:26 ID:4JM/zZkO
ドクロちゃんを陵辱する話が読みたい
ドクロッポイみたいな
644名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 06:09:39 ID:OSoPbs5i
俺のドクロちゃんを泣かす奴は許さん
645名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 16:29:33 ID:ntf0qlZ9
じゃあ誰なら陵辱していいの?
桜くん?
646名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 21:00:00 ID:s7WZ8t61
静希ちゃんや南さんドクロちゃん、西田が攻めならともかくそれ以外だと>>645が消されるぞ
ここは無難にザンスでいいんじゃないだろうか?需要もないに等しいが
647名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 02:24:28 ID:JfIaT8O4
ゼブラちゃんとかダチュラちゃんとか
648名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 03:02:18 ID:GMqJuPIF
ここはおかゆ御大のお菊さんをだな
649名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 08:21:17 ID:xvaQr96a
千葉がおかゆを逆レイプする話でよくね?
650名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 08:40:53 ID:Cy4w9vdM
水島×おかゆだろ
651名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 09:05:19 ID:eT2JYBmB
ほしゅ
652名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 20:30:46 ID:CLTmgsk2
ぴぴるぴるぴるぴぴる
653名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 22:56:41 ID:xtHqz0/0
ザクロちゃんのエッケルザクスでTNTNしこしこされたい
654名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 20:54:52 ID:jhGPwR1n
トリニトロトルエンN
655名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 14:11:14 ID:DebumS7i
ドクロちゃんが俺の分身を殴ってくる夢みた
これははやく次の刊買えってことか
656名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 22:44:15 ID:eDZAgr5j
少し前まで両想いでいつか結ばれると信じて疑わなかったのに、桜くんを泥棒猫に寝取られる静希ちゃん
表面では笑顔で二人のことを祝福するけど、実は腸煮え繰り返っている静希ちゃん
泥棒猫に差し入れとして渡したケーキの中からなぜか裁縫針が
静希ちゃんが部屋に遊びに来た日から電話にノイズが走るなどの電波障害が
桜くんとの初体験後、背後に殺気を感じ始める泥棒猫
手段を選ばないキモ馴染みってかなり素敵だと思う
657名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 22:50:01 ID:ls+JZ5UB
それを早く形にしよう

待ってるぜ
658名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 23:04:38 ID:p+Uwq7yg
読みてー!
659名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 11:07:02 ID:uG8IgddC
それを形にするともっと素敵になるよ
660名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 22:01:16 ID:HYv7ZWLI
ドクロがびんかんになって
桜が強気になるss探してんだけど

ない?
661名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 18:53:32 ID:cPOoXScP
あるぇ?
新スレたったのか
とりあえず乙!
662名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 18:56:29 ID:cPOoXScP
あるぇ?
あ、しくった!!
みなさんスルーでお願いします
663名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 19:28:27 ID:LvhRK8Gr
するーするー
664名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 14:24:29 ID:sH/iSwfT
はぁ8巻買うべきか買わないべきか・・・

誰かこんな俺の背中を押してくれ
665名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 15:01:45 ID:ODo2MOGN
西田フラグ
サバトちゃんフラグ
浴衣姿の静希ちゃん
巫女装束の南さん田辺さん
静希ちゃんの本音
ちえりちゃん×宮本
666名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 16:27:48 ID:sH/iSwfT
い、い、いますぐ買ってきます!!
667名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 02:55:18 ID:/DDocG/Z
B地区チラ見せドクロちゃんと猫耳ドクロちゃんもあるぞよ
668名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 09:04:25 ID:DY5rRZwX
あげ
669名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 22:59:06 ID:3tSBwQxF
久しぶりに読んだら田辺さんフラグたっているように見えてきた
670名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 21:44:01 ID:e17tJg/V
超保守
671名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 06:24:54 ID:UVJj0+2a
ほし
672名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 04:33:49 ID:HP0w5dJc
ドクロちゃんに乳首噛み千切って貰いたい
673名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 21:27:52 ID:2EJ+45M0
ドクロちゃんに亀頭噛み千切って貰いたい
674名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 16:15:43 ID:jZretnQ9
過疎か
675名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 11:21:39 ID:vviOV2oQ
アゲ
676名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 13:44:30 ID:Uh2m9mve
677名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 08:42:15 ID:+yYP+pP/
静希ちゃん、桜くんと付き合いだしたら1巻でドクロちゃんが言っていた桜くんの宝を探して、にっこり笑って捨てることを強要するんだろうなぁ
678名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 10:00:37 ID:/aBxvhbe
なるほど黒静希ちゃんは公式だったか
679名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 08:48:55 ID:LRK+QYRx
桜君以外みんな黒ければいいのに
680名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 09:49:56 ID:2XxRDjEv
ええい、神のご降臨はまだか!?
681名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:31:16 ID:wHucGCty
私が神だ
6823-102:2008/12/24(水) 23:33:48 ID:Ms+VqNAd
―チュンチュン

世界の皆様、おはようございます。
今朝も小鳥のさえずりと窓から差し込む日光で目を覚ました草壁桜でございます。
僕は腕の中で眠っているはずのザクロちゃんの方を見ると、昨日の夜と同じように規則的な寝息を立てながら眠っていました。
ふと、僕は妹天使の枕になっている右腕を動かさないように身体を少し起こして、朝の日光で眩しく輝くザクロちゃんの銀色の髪に余った方の手の指をかけてしまいました。
妹天使のさらさらした髪の手触りはやはり心地よいもので、手櫛で髪を梳くように何度も触っちゃいます。
彼女の髪に触れるたびに甘美で危険な匂いが鼻孔をくすぐって、その度に(限りなく性的な意味で)身体がぞくぞくしちゃいます。
「ぅ……んぅ……、桜さん」
いきなり妹天使に名前を呼ばれて、ドキリとして手が止まってしまいます。
(……寝言かな?)
確かめるようにザクロちゃんの顔を見てみますが相変わらず、規則的な寝息を立てながら、眠っていました。
(……よかった、寝てるみたい)
僕が安堵のため息を心の中でついていると、彼女のきれいな手が伸びて僕の腕を掴んでいました。
「な……に……?」
突然の出来事に腕をなんとか動かそうとしますが、僕の左腕はザクロちゃんにがっちりホールドされているのか、ビクともしません。
僕の腕を握っている力は単に手を添えている程度にしか感じないのにです。
「んぅ…さくらさん」
僕の左腕をホールドしていない方の手も僕の左腕をホールドしにかかっていました。
こうなってしまうと、人間の僕が天使に力で勝つことは不可能となってしまいます。
ザクロちゃんの両手で完全に身動きが取れなくなった僕の左手は妹天使の口元へと誘導されつつありました。
(あ、朝からこれはまずいんじゃ……)
「桜さんの……何もしてないのに、こんなにもおっきくて……、すごくえっちぃ感じがします……」
(ザクロちゃんはいったいどんな夢を見ているというのだ……!?)
ま、まぁ実際問題ザクロちゃんの夢の中と同様に僕の波動砲は寝起きということも手伝って、制限時間一杯になっていたわけですが。
「わたくしの……お口で、その……いっぱい、気持ちよくなってくださいね?」
―はむっ……
「うっ……」

―これは人類の究極の夢を背負う(予定の)少年とそれを阻止するためにやってきた天使のお話。……って誰でもいいからこの状況をなんとかして―。
6833-102:2008/12/24(水) 23:34:28 ID:Ms+VqNAd
「んん……ちゅぅ、れろれろ……」
左手の先から感じる感触は紛れも無くザクロちゃんの舌が僕の指に絡み付いてくるもので、その騒ぎを聞きつけた僕の下半身に収まっている伝家の宝刀もいきり立ってきちゃいます。
「桜さんの……まだ、おっきくなるんですね……とっても素敵ですよ、桜さん」
寝言とはいえ、そんなことを言われてドキリとするのは若さゆえでしょうか、現実の世界でも僕の愛刀は更に大きくなってきましたけど。
「あふっ……んむっ、……あむっ、んちゅぅ……」
まずい、気持ちよすぎる―。
息子を愛撫されているわけでもないのに、快感で僕の背筋はゾクゾクと震えていました。
さらに快感を得ようと、辛うじて動く手首を動かして、ザクロちゃんが咥え込んでいる人差し指を上下に動かします。
「んん、ん…さくらさん、もっとうごかして……あふぅ、いいですよ……んっ」
僕が指を動かすと、ザクロちゃんの口の中に分泌された唾液が絡みついてきて、スムーズに指が動くようになります。
「ん、えっちなおしるがいっぱい……。んく、くちゅ……おいしいです、さくらさん……んんっ」
僕の指に付いてきた妹天使の唾液が彼女の口の周りに付着して、妖しく光っています。
「さくらさん……っん……今日も、んちゅ……ぢゅる……たくさん出してくださいね?」
ザクロちゃんの夢の中でいったいナニが起きているのか、できれば夢の中の僕と一時的に入れ替わりたいものです!
「んんっ、さくらさん……出してください。んちゅぅ、ぢゅぷ……せいえき、だしてください……」
「んふぅ、さくらさん、さくらさん…んんっ、ちゅぅ、ぢゅぅぅ……」

―びくっびくっ

(え……?ザクロちゃん!?)
思わず、出そうになった声を必死に押し殺しました。
身体を何回も痙攣させて、僕の腕を掴んでいた手にさっきまでの力は無く、腕をようやくひっぺがすことができました。
僕の指の先からザクロちゃんの唾液の糸が出てきて、途中でぷつりと切れてしまいました。
勿論、英国紳士である僕はその指を自分の口に咥えて、存分に「きれいにする」わけですがね!
僕が自分の指をきれいにし終わる頃、あることに気付きました。
さっきまでは、ザクロちゃんのなめなめに興奮して、気付きませんでしたが、隣で眠っている妹天使の身体が火照っているかのように熱くなっていたことでした。
それに加えて、妹天使の額には汗が滲んでいるのが確認できました。
6843-102:2008/12/24(水) 23:35:04 ID:Ms+VqNAd
「んん……」
「あ、ザクロちゃん、起こしちゃった……かな?」
「いいえ、そんなことは……。桜さん、おはようございます」
「んちゅ、おはようザクロちゃん……」
目を覚ましたばかりの妹天使の身体を抱き寄せて、そっと唇を重ねます。
予想通り、頬をカァッと紅く染めるザクロちゃんがやっぱり可愛いなぁと思ったしまったりするわけでして。
「人というのは、朝の挨拶でもキスをするのですか……?」
「うん、これも世界中でみんなやってることなんだよ」
「で、でしたら、わ、わたくしからも、その、き、キスを……」
「ザクロちゃんもやってみたいの? いいよ、ザクロちゃん、来て……」
「はい……んちゅぅ……」
妹天使のぷっくりした唇の感触に桃色の感情を煽られるのも、また当然であったりするわけでして。
「はい、よくできました……でもね、んんちゅぅ……」
「ふぇ……桜さん、今のは何ですか……」
「ザクロちゃんのキスの方が長かったから……、おかえしだよ」
「でも、桜さんはわたくしの唇を吸いました……ですから、おかえしです……」
妹天使が唇を重ねると、僕の指を弄んだ舌で僕の唇を舐め回してきました。
(ぐ……、ぬかった)
ザクロちゃんの舌によって「篭絡」された僕の唇はあっさりとザクロちゃんの侵入を許しちゃいます。
しかし、座して死を待つとあっては、かつて(←何時代だ)武家の名門と謳われた草壁家の恥さらしというものです。
僕も口内に入っていたザクロちゃんに「応戦」します。

僕の舌を伸ばして、ザクロちゃんの舌に絡ませます。
「しゃくらしゃん……あむっ!?……んんっ、ん」
(つかまえた)
(つかまってしまいました)
お互いに目で会話をしながら、何度も舌を行き来させます。
「はぁ、んっ……ちゅぅ、……れろれろ……」
舌を絡ませて湧き出てくる唾液を一滴のこらず、ザクロちゃんの口に流し込みます。
「ぢゅぅ……あむぅ、んんっ……んん、ぴちゅ、んっ……ぴちゅちゅ……」
妹天使は僕と彼女の唾液を口の中でまぜまぜして、僕に送り返してきました。
「んんっ……んくんく」
僕は戻ってきた唾液を少しずつ嚥下していきます。
まるで、度数の高い酒を飲んだかのように、喉の奥が熱く感じました。
そして、僕と妹天使は、キスを再開させました。

……
…………
………………

いつしか、「おはようのキス」は「激しいキスの応酬」へと発展している事は傍から見れば明らかな事である(王ムル談)。
6853-102:2008/12/24(水) 23:35:40 ID:Ms+VqNAd
一旦、ザクロちゃんと重ねていた唇を離して、距離をとります。
ザクロちゃんがすっかり「出来上がって」いることが、彼女の表情やしぐさから一目でわかりました。
「ねえ、ザクロちゃん、朝からだけど……しよっか……?」
「はい、桜さん……おねがいします」
僕が上体を起こして、妹天使の足元の方に移動して、彼女の下のパジャマに手をかけると、ほとんど抵抗もなくザクロちゃんの綺麗な脚が現れました。
そんな妹天使の綺麗な脚に見蕩れていると、上の方から声が飛んできました。
「さくらさん……、その……恥ずかしいですから」
「ごめんね、ザクロちゃん。ザクロちゃんの脚がすごくきれいだから、見とれちゃってた」
「……もうお上手なんですからぁ、桜さんは」
「ぱんつも下ろしちゃうよ……?」
「はい、桜さん……」
「今日もすごくきれいだよ、ザクロちゃん」
「桜さん、そんなに見ないでください……すごく、はずかしいですから」
「ザクロちゃんのここ、もう濡れちゃってるね……。そんなにキスで興奮しちゃったの?」
「はい、だって……桜さんがあんなことをされるから……」
「僕もザクロちゃんに『あんなこと』されて、もうこんなになってるよ?」
僕はここで、長きに渡って出番を待っていた伝家の宝刀を取り出しました。
「んっ……桜さん、わたくし、もうがまんが……」
「いいよザクロちゃん、今日は僕がザクロちゃんを天国に連れてってあげるからね……」

―グチュルッ……グチュッ……

「ああん……、さくらさん……」
僕の息子がザクロちゃんの中を少し進むたびに身体をぴくぴくと震わせて、声をわななかせるザクロちゃんが可愛らしく感じられて、ゆっくりゆっくりと息子を前へと移動させます。
妹天使のヒダヒダが僕の息子を奥へ奥へと引き込もうとしますが、それを僅かな理性で弾きながら、彼女の痴態を楽しんでいました。
「さくら、さん……、あぁぁ……もっとはやくぅ……」
「ザクロちゃん、もう少しで全部入るから……、じっとしててね……?」
ひとりの少年とひとりの天使はひとつになりました。
6863-102:2008/12/24(水) 23:36:16 ID:Ms+VqNAd

「んっ……、やっと桜さんの、奥まで入りました」
「全部入っちゃったよ、ザクロちゃん……。今日も凄く締め付けてくるね。そんなに我慢してた?」
「はい、だって桜さんが……じらすから、わたくしだって……がまんが」
「ちょっとずつ動くから、ザクロちゃんはちゃぁんと感じててね?」
「はい、桜さん……。いっぱい気持ちよくしてくださいね……?」

と、口にしてはみたものの、ザクロちゃんが僕の息子を根元からギリギリと凄まじい力で締め付けてくる上に、熱く十分に潤ったヒダヒダがいやらしく絡み付いてきちゃって、気を抜くとすぐに達してしまいそうです!
「あぁぁ、さくらさん……もっと、はやくぅ……」
「うぅ、ザクロちゃん……、締め付けすぎだよ……、これじゃすぐにイッちゃう」
僕は悪あがきにザクロちゃんと唇を重ねて、上の口を蹂躙しながら、腰をゆっくりと動かします。
「んんっ……しゃくらしゃん、もっろ……あむぅ……しゃくらしゃん」
(ごめんザクロちゃん……、これ以上速くしたら、僕だけ先にどうにかなっちゃう!)

―くいくい

急にパジャマの袖を引っ張られました。
震源を見ると、顔を真っ赤にした妹天使がパジャマの両袖を引っ張っていました。
「えっと、ザクロちゃん……もっと、激しくして欲しいってこと……?」
僕が尋ねると妹天使は恥ずかしそうにコクリとうなずきました。
「ごめんね、ザクロちゃん……。なんか格好悪いよね……、さっきあんなこと言ったのにね……」
「そんなことはありませんよ、桜さん……。桜さんはいつも優しくて、わたくしのために一生懸命で、ときどき凄くえっち……ですけど、
いつもわたくしの前を歩いてわたくしを導いて下さるとても大きな人です。わたくしはまだ子どもですから、よく分かりませんが、
こういうことはきっと、桜さんがお相手だから……できるのだと思っております。桜さんと初めて、えっちなことをした時だって、
凄く痛かったですけど……、本当はそれ以上に嬉しくて、それを隠すのに精一杯だったんですよ……?」
「ザクロちゃん……」
「今だって、こうしてわたくしの心配ばかりされて……、でも大丈夫ですよ……。天使の力を使えば、このくらいのことは……」
ザクロちゃんの頭に付いている天使のわっかが輝いて、その光が妹天使の身体に収束していきました。
「ザクロちゃん、今の何……?」
「企業秘密ですよ、桜さん☆ 桜さん、激しく動いても大丈夫ですよ……。一緒に気持ちよくなりましょうね……(小さい☆)」
「う、うん……」

僕は息子をギリギリまで引いて、ザクロちゃんにアイコンタクトを送ります。
(いくよ……)
(はい、桜さん)
僕は目一杯、息を吸い込んでスパートをかける決意を固めました。
6873-102:2008/12/24(水) 23:36:52 ID:Ms+VqNAd
「あぁぁぁぁ、……桜さん……んんあぁぁぁ……わたくしも……ぁぁんん」
ザクロちゃんも僕の動きに合わせて、腰を前後に振り出しました。
「んはぁ……すごい……です、さくら……さん……あぁぁぁん……もっとぉ」
その間も絶え間なく僕の息子は締め付けられて、気を抜けば果ててしまいそうになるものの、雑念を振り払い、一心に腰をぶつける少年。

「ねぇ、ザクロちゃん、もうダメ……かも」
「はい、さくらさん……あぁぁ、いっしょにぃ……んんんあぁぁ」

妹天使は僕の腰に両足を巻きつけて、中での射精を催促していました。
僕も最後の力を振り絞り、一番深いところを何度も突き刺します。
「あぁぁ……さくらさん、んんんっ……だいすきです……んあぁぁ、さくらさん」
「うぅぅ、ぼくもだよ……ザクロちゃん、好きだよザクロちゃん……」
「さくらさん、イッちゃう……ぁああぁんん、さくらさん、さくらさん、あぁあぁあああっ!」

息子が痙攣して、ザクロちゃんの中に子孫の種を何度も撒き散らしてしまいました。

「あぁぁぁ、さくらさん……今日も、あついの……たくさん」
「うぅぅ、ザクロちゃん、ザクロちゃん」

僕が腰を引こうとすると、それを制止する声が飛んできました。
「桜さん、待ってください……」
「どうしたの、ザクロちゃん?」
「今は、ちょっと……イッたばかりですから、もう少しの間だけ……」
「うん、ごめんねザクロちゃん……んちゅぅ、れろれろ……」
「しゃくらしゃん……んんっ、んちゅ……ふむぅ」



「ねぇ、ザクロちゃん、今日はどうしようか?」
「今は、ちょっとだけ桜さんの隣で眠っていたいです……」
「僕もザクロちゃんの隣で昼まで眠っていたいかな……」
「はい、それでは桜さん、おやすみなさい……ちゅぅ」
「な……」
「おやすみのキスですよ……」
「やったなぁ、ザクロちゃん。おかえし、んちゅ」
「それではお休みなさいませ、わたくしの大好きな桜さん」
「うん、おやすみ、僕の大好きなザクロちゃん……」

心地よい疲労感に包まれながら、2人は眠りの世界へと歩みを進めます。
そして2人ともこれが夢の世界での出来事でないことを祈りながら、まぶたを閉じるのでありました。

続く???
6883-102:2008/12/24(水) 23:38:00 ID:Ms+VqNAd
サンタクロースが銀髪or黒髪ロングで巨乳ロリな美少女を連れてきてくれると思った。今は反省している。
689名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 01:15:46 ID:9DfYobGG
サンタクロースがやって来たと息子が起きて元気になってしまったじゃないか

GJ
690名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 14:56:37 ID:30AKuYCS
キタ━━(゚∀゚)━━!!
なんというご褒美
ありがとうございます
691名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 19:09:48 ID:k7ib2a6K
新年明けました保守
692名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 00:33:26 ID:gmKOnVFb
アゲ
693名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 14:07:50 ID:pcpq9QFy
あげ
694名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 15:52:07 ID:EPkP2t29
俺しかいないっぽいな。





さみしい
695名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 16:00:06 ID:eMbx9tf0
俺がいるぜ兄弟!
696名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 16:39:01 ID:EPkP2t29
いた・・・




うれしい
697名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 23:52:22 ID:5mHCIJ4Z
なんという過疎・・・ (;-;)
698名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 20:06:49 ID:Ggua23Pa
サバトちゃんもの書いてる途中の俺
699名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 21:44:37 ID:TcaQN3yR
素直に期待したいけど、釣りなんじゃないかと思ってしまう自分が嫌だ
700名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 00:56:42 ID:wRTSW56z
神のご光臨はまだ?
701名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 01:43:11 ID:cc/Lz851
まだ3日しかたってないではないか
おいドンはいつまででも待てるぞ
702名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 22:59:34 ID:NOK2/7Lq
保守
703名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 20:23:00 ID:dLXGwtmw
>>698また騙された
704名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 01:42:59 ID:/f9EPYFh
俺は102様がご光臨されるまで死なねえ
705名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:28:10 ID:LQNIdLf4
何か書きたいんだけどエロじゃなきゃダメ?
706名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:42:03 ID:EisQ/RDY
>>705
いいえ
あなたのドクロちゃん作品への愛を私たちに分けて頂けたら幸いです
707名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:43:00 ID:LQNIdLf4
ありがとうございます
とりあえず何か書かせていただきます
708名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 12:29:53 ID:U7T/zmgp
おう!

できるだけ早くなw
709名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 20:49:42 ID:eHM0g5oK
>>707
無視してくれていいけど
俺は南さん大好きだぜ
710名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 22:58:13 ID:6XD342Oq
>>707
俺も無視してくれていいけど
俺はザクロちゃん大好きだぜ
711名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 03:09:36 ID:dxqPUDS5
僕は三塚井ドクロちゃん!
712名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 02:53:35 ID:0w0p+Thg
かく言う私は田辺さんが大好きでね
713名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 00:53:22 ID:eioSobGf
おいおいみんな職人様にプレッシャーかけるなよwwwwww




僕はハーレム展開が大好きです
714名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 02:46:14 ID:cShFcS6g
>>712
0w0
715名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 23:15:41 ID:4zce715B
バレンタインはやっぱり桜くんを巡って修羅場が
昨日休日だったからチョコを渡すためにヒロインたちが草壁家に集合して鉢合わせ&どさくさに紛れて一巻で言っていたAVを探して笑顔で踏み潰す静希ちゃんという電波を受信した
716名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:16:21 ID:mpQuTp8x
>>713
俺も好きだぜ!
717名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:25:41 ID:S76zR7aY
サバトちゃんが好きなんですぅ
718名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 10:30:44 ID:MTbuLFvB
>>715
まだかね?
腰が冷めてしまうぞ
719名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:51:45 ID:vUU9PoKM
698だが、
……ちょっと文章が停滞している。
そして自分の文章力に自信がない。

もうちょっと待ってく れ な い か
720名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 19:04:31 ID:UjGBEY+W
>>719

だめだ、早くしないと風邪引く
721名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 22:25:25 ID:wy6rvEE4
投下されるまで風呂に入らない!
722名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 21:13:29 ID:pnIvBmqP
ここにも赤ちゃんのお尻ふきで済ませる人がいたのか・・・。
723名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 16:57:36 ID:Re9q7wR0
>>722
オードリー乙wwwww

田辺さんがいいでs(ry
724名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 16:14:10 ID:njK8nTek
>>721はどうなってるのか
725名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 17:06:32 ID:dDS0cWTt
この世の汚れを受けているんだよ
726名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 18:25:48 ID:47EjR2gW
滝に打たれてます
727名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 20:25:53 ID:jzSB15lp
仕方ない、皆で妄想でも書き連ねよう
728名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 21:45:09 ID:dDS0cWTt
一向に未来が変わらないルルティエが桜君を病気にした
その病気とは
桜君に少しでも好意を持つ人は桜君を前にするとエロエロになってしまう病気だった
朝はザクロちゃんのフェラから学校での端希ちゃん南さん田辺さんのトリプルフェラ家ではエロエロ天使達の逆レイプ乱交が
729名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 22:03:23 ID:anwfYbB+
ていうか最近の一人の主人公を巡っての女バトルロワイヤルは正直飽きたな
やっぱりここはもじもじしながら桜くんに告白するドクロちゃんが見たい
普段とのギャップでご飯2万杯は下らない。
730名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 22:30:04 ID:jzSB15lp
そうだなぁ・・・端希ちゃんがドクロちゃんに嫉妬して、放課後にドクロ受百合レイプ的な。で、桜君が校門で待ち切れず教室に戻ったら・・・「桜君みないでぇ・・ッ!」
731名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 01:01:04 ID:9fdVADQY
そろそろ俺にズボンを穿かせろよ
732名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 10:38:51 ID:MOkh2VzG
おまいらの妄想が飛び抜けて優秀な件について
733名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 19:34:25 ID:TjnhzA1u
なぜか誰も水上嬢の名前について言及しない件
734名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 18:40:49 ID:pAJLOXIY
皆で神にならないか?

皆で小説を繋いでいって神作をつくろうじゃないか。
735名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 22:40:07 ID:rJ7B4gOl
言い出しっぺの法則
736名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 22:51:08 ID:pAJLOXIY
>>730
よ、よ、よしわかった。まずはアイデア?塚、始めのカプから決めようじゃないか。知ってると思うけど一応言っとく、>>722>>725>>729は俺ね。
桜×ドクロでどうだろう
737名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 23:09:05 ID:rJ7B4gOl
>>725は俺です
先輩やむてください
738名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 13:05:42 ID:9kQrdO6d
リレーは、純愛、陵辱、ヤンデレが入り混じることになりそうだから耐性がないのなら止めといた方がいいと思う
曲芸スレのリレーでも出発点は純愛(?)だったけど、今は陵辱になっている。このスレは純愛作品投下直後に陵辱の話題を出すような奴はいないから、曲芸スレと違って、ある程度空気読んでくれると思うけど
739名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 01:22:36 ID:E8vyHiU6
別に凌辱入れても綺麗に終わればいいんじゃないか?
処独厨がいるなら別だが
740名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 09:56:33 ID:jpRKKa3B
じゃあ最初にルールとか決めたらいいのかな。連投禁止とか、グロ禁止とか。
741名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 18:51:13 ID:xzlnNsua
アゲとくか
リレーは反対だな
リレーは地雷だよ
筆力の違う人達が集まるとどこに集中して読めばいいかわからないからね
山場が作りにくい
742名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 22:18:18 ID:2m6acd7u
さらにあげ。そうか・・・確かに筆力の違いもあるな。キャラ崩壊にも繋がりかねん。じゃ、やっぱリレーはやめとこうか。
743名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 12:47:41 ID:3LbUaVbc
>>719
まだかね
744名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 23:57:11 ID:d4QQ7hZ9
天使を引き裂き、血の雨が降る・・・神の悲鳴が、雷となる!!!
745名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 02:18:00 ID:mg5ZMv7Y
アフター
746名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 14:16:52 ID:N7phNPoL

ドクロちゃんにびんかんソーセージ食べさせて調教はまだ?(´・ω・`) 
747名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 21:21:37 ID:nUw/beMp
>>746 いいねそれ
748名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 01:08:18 ID:zXzdm+FJ
>>746
「ドクロ先生シンクロナイズドカキ密漁」ってエロ同人でやってる
749名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 18:48:39 ID:9erea5mE
kwsk教えてはくれないか 検索引っ掛からん
750名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:30:02 ID:dO/d86Zc
>>749
普通に検索かかるぞ
活動停止中のブドウ別館ってサークルの同人誌
751名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 23:16:39 ID:9erea5mE
>>750 ありがとう もいっかいやってみる
752名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 22:02:51 ID:LrFBhXWy
ほんと久しぶりに来てみたら、
102様がまだ精力的に執筆なさっていた!
すばらしい……
ザクロ愛最高です
753名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 16:36:11 ID:YRUnaNEO
南さんと田辺さんが輪姦されるヤツとか無いのかね
754名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 22:05:11 ID:uo+xDj4Z
俺はそれを求めている
755719:2009/03/23(月) 21:23:54 ID:UtXBxCoC
ストーリーは完成しているんだっ
後は文章を文体をあわせて書くだけなんだっ

簡単なストーリーだけでも書こうか?
756名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 21:57:52 ID:GhShxPqb
ってかこの2人が受けに回るものってないよな・・・
757756:2009/03/23(月) 21:58:51 ID:GhShxPqb
おっと今のは>>753に対してな
758719:2009/03/25(水) 21:07:33 ID:vbWuAJUt
僕の名前は草壁桜。
容姿端麗にして、そのココロは清廉潔白。純情無垢なる中学二年生です。
……あれ?この書き出し、どこかで見たような……?
ちょ、ちょっと作者!書き出しが思いつかなかったからってこんなことしない!
一部改変したからってダメなものはダメだから!
……そんなことはさておき。
天高く馬肥ゆる秋、月が東から出てきて間もないころ。
そろそろ夕飯時、たくさんの子供たちがお腹をすかせてそのときを待っています。
例によって僕の両親は家にいないので、夕飯の用意はザクロちゃんの担当。
そして僕はというと……。

 ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

いつものごとくドクロちゃんに撲殺されていました。
「ドクロちゃんっ!さすがに今日の宿題だけはさせてよ!」
ドクロちゃんがお風呂に入っている間に宿題を終わらせよう、と思ったのが間違いでした。
今日たくさん出された宿題に夢中になりすぎて、気配を消した(ここ重要)ドクロちゃんに即撲殺。
僕としたことがうかつだったか……。
「やだもんっ」
くりくりボイスによって一瞬で拒否するドクロちゃん。
「ねえ……、今日のは朝にごまかせる量じゃないんだからさ!」
いつもの量であれば、こんな風に邪魔されても朝にフォローできたのですが、
今日の宿題はそんなこと言っている暇はありません。
「だってー」
「だってじゃないでしょドクロちゃん!」
「ほら、ご飯いこっ?」
「誤魔化すなぁっ!」

このときに、僕は異変に気づくべきだったのです。
いつもなら、ザクロちゃんが呼びにきてくれるはずなのに。

――これは、ハプニングにまぎれて起こった、羊ツノの天使と中学二年生のちょっとした恋物語。

……こんな文体でいい?
759名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 23:08:55 ID:NAdfCMaH
>>758
まだかね?
風呂に入ってないのだよ
760719:2009/03/25(水) 23:37:09 ID:vbWuAJUt
いや、こんなもんでいいのかな……

良かったら書くけど
761名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 02:03:59 ID:qO8E7wkD
書かなきゃ何も始まらんさ
762719:2009/04/02(木) 22:17:30 ID:Ma1FuBIn
「ザクロちゃーん?」
さて、いつものように夕飯を支度してくれているザクロちゃん。
両親がたびたびいなくなる近頃、本当に助かっています。
9才だというのにドクロちゃんと比べてずっと大人。
天使というものは本来こうあるべきものではないでしょうか、といっても良いでしょう。

……。
返事がありません。
いつもなら「あ、桜さん、もう夕食の準備はできていますよ」なんていってくれるのに、です。

もしかして、今日は手の込んだ料理なのでしょうか?
完成するまで僕に見られたくなくて、それで呼びにこない、とか。
なかなかかわいい妹様じゃありませんか。
「ザクロちゃーん、おそいー」
とはいってもこのわがまま天使にはそんなこと関係ありませんよね。
一番の問題は自分の空腹。それがこのドクロちゃんなのですから。

確かにドクロちゃんのいう通りかもしれません。
それにしてもザクロちゃんは遅すぎます。
繰り返しますがいつもならあの9才ちゃんはすぐに仕事を終わらせるすばらしい天使です。
なのに今日は特別に遅いというのです。
やはり何か特別な料理を仕込んでいるに違いありません。

しかし、ドクロちゃんにこれ以上騒がれても厄介なので、リビングに入ることにしましょう。
僕の命とドクロちゃんの気持ちを優先させた結果です。
「ザクロちゃん、うまくいってる?」
そういいながらリビングに入ると、

「……」
無言で立ち尽くしたザクロちゃんがいました。

<以下719の言葉>
うん。頑張って書いてみる。

でも、文句があったらすぐに言ってほしい。やめるから。
763名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 23:49:22 ID:Jl4g+YFe
文句があります。
早く続きを書いて! …ください。
764719:2009/04/03(金) 07:38:44 ID:ZNti90TT
しばらく続く沈黙。
その沈黙を破ったのは、
「桜お兄様が降りてきたのだぁ♪」
……ザクロちゃん自身でした。

「ぇぇぇぇぇぇええええええええ!?」
なんか「え」がゲシュタルト崩壊!いやそんなことはどうでも良くて!
ザクロちゃんがまさかのキャラ崩壊ですか!?作者しっかりしろ!
原作にはこんなキャラでは描かれてないぞ!?

驚愕とツッコミで頭が回っている間に、ザクロちゃんがすごくにこやかな顔でこちらに走ってきます。
正直ちょっぴり怖いです。
そして、
「桜お兄様〜なのだぁ♪(がばっ!)」
思いっきり抱きつかれてしまいました。
声もいつもの落ち着いたザクロちゃんではありませんっ!
だ、大丈夫かザクロちゃん!?
「ザ、ザクロちゃん、いきなり何してっ」
僕に抱きついた後は、ぎゅうっと抱きしめられる僕。
(注:もちろんドクロちゃんに絞め殺されそうになったあの時よりは弱いです)
ちょうどその身長だと胸の部分が顔に当たって……じゃなくて!!
「ねえ、ど、どうしちゃったの、ザクロちゃんっ」
「ザクロはザクロでなんともないのだぁ♪」
絶対何かあります。まず一人称が「ザクロ」になってるところからおかしい。

この流れをポカーンとした顔で眺めていたドクロちゃん。
いまだ無言です。
このすばらし……いや、おかしい状況について何か……知ってるわけないですね。
大体頼りになる天使でもないし。
そして、何か言うと思ったら、
「キャハハハ、ザクロちゃんがすごいことになってる〜」
「人事みたいに言うなぁっ!!」
こんな風に笑われる始末。緊急事態ですよ緊急事態。わかってる?
「桜お兄様、夜に大声出しちゃぁダメなのだぁ♪」

<以下719>
>>763
うん。頑張る!
できるだけ一日1ページペースで。
765719:2009/04/03(金) 07:39:32 ID:ZNti90TT
すまん、訂正

降りて⇒下りて
766名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 21:38:59 ID:YWNmVw5N
誰か、書くペースを上げるための鞭を持ってきて!
767719:2009/04/04(土) 23:06:38 ID:XbQelGlp
その後、
「きゃー、桜くんザクロちゃんのどこ触ってるのー」

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪

「桜お兄様が復活したのだぁ♪」

とりあえず落ち着かせて着席←今ここ

「うななぁっ♪」
相変わらず意味不明なザクロちゃん。
唯一の常識的天使だったザクロちゃんがこうなってしまっては世界も終わりです。
あと常識を持ってそうなのはルルティエの議長(バベルちゃん)くらいでしょう。
でもあの人も結構……わからないところは多いですね。

「とにかく何とかしないと……」
そうです。今まじめに動けるのは僕しかいません!
この唯一無二、清明闊達、容姿端麗な僕しかいないのです!
「……といってもなぁ」
考えてみれば何も手がかりがありません。
ドクロちゃんの崩壊はありましたが、ザクロちゃんの崩壊は初めてです。

ん?
ドクロちゃんの……崩壊?

まさか……
あの病が、ザクロちゃんの身にも降りかかったというのでしょうか。
確認するべく、僕はザクロちゃんの額に触れてみます。
触る前に「うなっ♪桜お兄様に触られちゃうのだぁ♪」とか言われたのは気にしません。

ジュッ。
「おあちゃうぉああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」

<以下719>
>>766
ごめん。これが限界。
出来るだけ頑張るから!
768719:2009/04/05(日) 22:25:11 ID:n/jBYIkS
間違いありません!!
この症状は間違いなく「天使の憂鬱」ッ!!

説明しましょう!
「天使の憂鬱」とは!
本来概念的存在である天使にとっては、「個性」そのものが生命エネルギーです。
その「個性」が異常な状態になると、超高温の発熱(人がやけどする程度)、意味不明の言動などの症状が出ます。
これが「天使の憂鬱」というわけです。
最悪の場合天使を消滅に至らしめるという恐ろしい病気なのです。

ドクロちゃんもサバトちゃんも一度患ってしまったこの病気。
治療法はいろいろありますが、一番有効なのは「ルルティエ温泉に行く」事です。
「個性」を見つめなおすことが出来るんだとか何とか。

「ドクロちゃんっ!」
急いでドクロちゃんに伝えましょう。
「何?桜くん」
「ザクロちゃん、きっと天使の憂鬱になっちゃったんだよ」
「えええーっ!!」
えええーっ、じゃないでしょ。さっきまで他人事だったくせに。
いや、そんなことはこの際どうでも良くて。

「ど、どうするの?桜くん」
ここは仕方ありません。
ドクロちゃんにザクロちゃんを温泉に連れて行ってもらいましょう。
多分場所なら大丈夫です。きっと。
「ルルティエ温泉まで連れて行ってあげられる?」
「あ、うん!任せてよっ」

その後、二人でザクロちゃんを部屋に運び込み、挨拶の後ドクロちゃんとザクロちゃんは未来に帰っていきました。
769名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 03:08:02 ID:GpElGIqz
このスレ癒されるわ
770名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 06:50:20 ID:bYSiyIuo
アゲ
771 [―{}@{}@{}-] 名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 08:55:03 ID:2Eu/phce
>>1


自作自演しても 自分が気持ち悪くあり 池沼である事実からは逃れられないよ
どんなに裏で自作自演しようと 自分が池沼か 池沼に近い行動を平気でする いずれ人格の無い池沼になってしまう未来からは逃れられないよ・・・
772名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 17:07:36 ID:t29LjBxS
保守
773名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 15:20:46 ID:DEbNgKGD
774名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 20:41:57 ID:kXj01Kbj
hosyu
775719:2009/05/04(月) 22:50:24 ID:g/QWKDfx
ごめん
ひさしぶり
回線が逝ってた……

保管庫、「桜×ザクロ」ってなってるけど
これからサバトちゃんのターンですよ!!

まだ回線不安定なんで、もう少し待っててくれ……
776名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 23:33:48 ID:co4oBcMr
頑張れよ

あそこの保管庫はちょっとおかしいからな
102氏のSSなんかあっちゃこっちゃ入り組んでる仕様だしw
777名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 23:50:57 ID:riDvloOk
職人さんも投下する時に「〜〜の続き」って書いた方が親切かもね。
778名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 16:41:43 ID:8uw36U0q
森口織人はムリだわ・・・

原作がエロ妄想で文体がエロ小説って、エロパロにする必要あんのかよ
どう料理すりゃいいんだ・・・
779名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 22:46:50 ID:Mzj1dQ3Q
確かに難しいよな、ドクロちゃんもどちらかというと同類だけど
 
幼馴染みと同級生と天使が牽制しあっている間にノーマークだった他校の下級生に桜くんを奪われる話が読みたい
780名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 05:10:33 ID:MRAVD86y
サイレントホープオンザウォーターちゃんの悪堕ちと
撲殺娘とチェリー君の濃厚な純愛が読みたい
781名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 15:14:24 ID:CM1UIeYP
レベルたけぇwww
782名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 22:36:52 ID:wUdZi2PI
>>779
弓島千佳に期待
783名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 00:21:54 ID:7+yUezSC
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
784719:2009/05/23(土) 22:39:23 ID:n3Mx4YXp
>>768の続きっす
お待たせ!

天使というのは勝手なものですね。
「個性」をなくせば挙動不審かつ大迷惑な行動を起こす。
でも「個性」を見つめれば病が回復。
あ、そう考えればある意味楽かもしれません。
僕はひとつため息をつきました。

寂しいと思いますか?
僕は寂しいと思いますか?

否!否であります!

あの大迷惑凶悪天使からの束縛を解くことが出来たのです!
自由だあああっ!草壁桜 is freedom!(あ、よく考えればfreedomって「自由そのもの」を表すから不適切かもしれませんね)
僕はそのとき、束の間の自由を存分に謳歌してやる!と心に決めました。
そうと決まればさっさと食事など済ませてしまいましょう。

と、思ったのですが。
「やっぱ一人は寂しいかなぁ……」
なんて、独り言を言ってしまいました。
天使がいなくなったリビングは、やけに静かで。
自分までいなくなってしまいそうで。
なんだか、にぎやか過ぎた物が静かになるとこんなになるのか、という雰囲気でした。
寂しい。孤独。
そんな思いが僕の頭の中を駆け巡ります。

とにかく夕飯だけでも済ませよう。と、行動を起こそうとしたそのとき。

ぴんぽーん

こんな時間に来客ですか……ということは、ただの人ではなさそうです。
「はいはーい」
そして、玄関のドアを開けると、

「あ、桜くん、こっ、こんばんはなんですぅ」

あの極貧羊ツノ天使、サバトちゃんが立っていました。
785名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 01:09:08 ID:dTP3UtqO
保守
786名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 10:23:40 ID:4YYBK5ma
ほす
787名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 15:52:58 ID:6e+DDLEu
ああ、もう、待っちょったんだから!
788名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 20:03:44 ID:MGUlWpQZ
桜×サバト
やっと拝めるのか。
789名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 00:12:46 ID:p5lYRA6f
>>784
続き待ってます
790名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 20:38:28 ID:LREk4gtP
ほす
791名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 18:09:31 ID:UzMKR+2x
ほす
792719:2009/06/03(水) 20:05:15 ID:E8c/xbgD
>>784の続きっす
なかなか進まないんだぜ……orz

「サバトちゃん!?こんな時間にどうしたの?」
いつもはアバランチ公園にいるはずのこの天使。
家に来ることなんてとても久しぶりなのです。
「ドクロちゃんから、こんなものが届いたんですぅ」
と、サバトちゃんは僕にくしゃくしゃになった紙切れ1枚を見せてくれました。

「ざくろちゃんとおんせんにいくからさくらくんのかんしおねがいね」

これは……ドクロちゃんの字です!ひらがなばかりですし、間違いありません!
というかどれだけ用意周到なんだ!?情報伝達が速いです!
「ドクロちゃん、また天使の憂鬱になったんですかぁ?」
サバトちゃんが怪訝そうに聞いてきました。
「いや、今度はザクロちゃんなんだ」
「ええぇっ!?」
「ま、詳しくは中で説明するから、あがってよ」
外はもうかなりの暗さでした。もう帰るのは危険です。
幸い両親はいません。というかこれが日常化してきました。
「お、お邪魔しますですぅ……」
恐る恐るサバトちゃんが家に入ってきました。

「……とまあ、そんなワケなんだ」
「は、はうぅ」
サバトちゃんに今までの経緯を説明しました。若干僕を美化しましたが。
「姉妹そろって温泉旅行ですかぁ、うらやましい限りなんですぅ」
どうやら天使にとってそこは天国らしいのです(天使にとっての天国って何なんでしょう)。
まあ、活力である「個性」を取り戻せるのですから、考えてみればそうです。
「これで3人目だよね、僕の周りで天使の憂鬱になるの」
「サ、サバトの時はいろいろとご迷惑をおかけしたんですぅ」
そう。サバトちゃんが天使の憂鬱にかかった時は(サバトちゃんの母親に)ひどい目に遭わされましたよね。
おかげであの後また殺されそう、もとい存在を消されそうになるのですが……今となってはそれも思い出話。
「あはは、でもあのときのサバトちゃん面白かったなぁ」
あのときのサバトちゃんを思い出してふと笑います。
そう考えればドクロちゃんの時より面白かった気がします。
「笑わないでくださいですぅ、仕方ないんですよぅ!?」
「ごめんごめん」
天使にとっては仕方のないこと。本当に半定期的に訪れるらしいのです。
793名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 15:25:14 ID:wthKdysW
キターーーーー
794名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 16:03:33 ID:TDdtbUPP
ほす
795名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 15:32:24 ID:m3hVOMya
まだー?
796名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 14:22:30 ID:HMuk8DvQ
ほす
797719:2009/06/22(月) 21:15:08 ID:JCDlC7Yx
>>792の続き
皆お待たせ!ごめん!大学忙しいお!

なにはともあれ、これで僕も孤独世界から脱することが出来そうです。
サバトちゃんと2人なんて多分殺されそうになったとき以来です。
そんな感慨にふけっていると、

くるるるるるる……

「え?」
サバトちゃんのお腹がなるような音がしました。
「あ、あのさ、サバトちゃん、何日ご飯食べてないの?」
「……かれこれ16日ですぅ」
それはどんな断食ですか?一般人なら即栄養失調ですよ?
「た、大変だったんだ……」
「話せば12ページくらいとるんですぅ」
どれだけ長い苦労があったのでしょうか。極貧天使には涙を禁じえません。
何かしてあげなくちゃ……そうだ、いいこと思いつきました。
「よし!お弁当でも買いに行こう!」
「え、いいんですかぁ?サバト、お金ないんですぅ」
「いいよいいよ」
財政にはまだ余裕があります(ドクロちゃんの「びんかんサラリーマン」定期購読がなくなってからですが)。

……と思ったのが間違いでした。
いざ家に帰ってみればお弁当の山。軽く10はあるでしょう。これを食べきるというのです。
おかげで財布が小指と薬指でつまめるサイズになりました。
「はむっ、はうっ、むぐっ、……ゲホっ」
「そ、そんなむせるまで食べなくても……お弁当は逃げないよ」
サバトちゃんがきりっとした目でこっちを見返しました。
「逃 げ る ん で す ぅ」
「へ?何その全角スペース?」
「お弁当が逃げる経験をしたことがない人はそういうんですぅ」
お弁当にまで逃げられたんですかこの追○内洋一よりも不幸な天使さんは。
「あはは……」
もう笑うしかありませんでした。
そんなことをしている間にもサバトちゃんは3つめの弁当を食べ終わりました。
僕はまだ1割ほどしか手をつけていないというのに。
よほどお腹がすいていたのか……

……そんなサバトちゃんを、少しかわいいと思う自分がいます。
798名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 13:27:18 ID:rLLguFBs
とりあえず期待おつ
799名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 16:39:33 ID:w6pEnIBc
サバトたん……
800名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 15:25:41 ID:erQGnbI0
期待
801719:2009/06/25(木) 21:42:47 ID:LguwvlG+
>>797の続き
ちょっと適当になりすぎたOTL

今は静希ちゃん一筋じゃないと!
がんばらないと!
首をふるふる横にふって、雑念を取り除こうとします。
が。
「さっきから桜くん、なんか変なんですぅ」
ちょ!サバトちゃんその上目遣い反則です!
だ、だめだ!静希ちゃんのことだけ考えるんだ僕!

しかし、この空腹天使の食欲といったら。弁当なんて軽々なのでしょう。
サバトちゃんの気持ちよすぎる食べっぷりを見てつくづく思います。
そういえば、天使ってたくさん食べても太らないのでしょうか。
食べても食べてもその豊満な胸に……
って、おい雑念!振り払え!悪霊退散悪霊退散!妖怪あやかし困ったときは……!

とまあ、そんなすったもんだで(適当ですな)夕食も終わり。
後はサバトちゃんとお別れして、一人寝床に就くだけです。
「じゃ、サバトちゃん、僕は寝るからね」
「は、はいぃ、お休みなさいですぅ」
よし。上にあがるとしましょう。
階段を上れば僕の部屋です。あー今日も一日が終わった終わったと。

ぎしっ
少しきしむ音がします。夜、静かなのでよく聞こえます。

ぎしっ
そろそろこの家も築2桁年になるのでしょうか。

ぎしっぎしっ
……!?
あれ?1つしか足出してないのに2つ音がしましたよ?

ぎしっぎしっ
これは新手のポルターガイストですか?

ぎしっぎしっ
たまらず振り返るとそこには、

「な、なんで?サバトちゃん?」
802名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 08:29:39 ID:8NfN9rxc
さらに期待
803名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 14:01:48 ID:vAftwpV/
天使が太らない訳は3巻スポーツの秋だよ!ドクロちゃんにあり。
でも、ドクロちゃんが天使の憂鬱にかかったのも同じく3巻(しかも最後の話)だったような。
804719:2009/06/26(金) 18:11:35 ID:oH/L+ZvT
>>803
そうだよ!ミスった!

まあいっか、桜くんいい加減ってことでスマソ
805719:2009/06/28(日) 00:44:13 ID:bCF6uKw4
うーむ、いろいろ考えた結果、

そういえば、天使ってたくさん食べても太らないのでしょうか。
食べても食べてもその豊満な胸に……





でも、普段から食事もままならないサバトちゃんにとってはいとしいもの。
ずっと夢中で食べています。
やっぱりそんなサバトちゃんがかわいい……


に変更にしよう。うん。
806名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 16:01:36 ID:4L6L5mMG
変えましたか。
807089:2009/06/29(月) 16:02:28 ID:xHk91GfS
ルクソール
なんでも大丈夫!!
早くて便利!!
http://www.dvdluxor.com/0.html
808719:2009/06/30(火) 18:13:09 ID:6sXgVPaG
>>806
ごめん。
やっぱ整合性取れるほうがいいと思って。
809名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 15:28:59 ID:K43BqBzD
まだー
810名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 01:00:07 ID:BxRG8x85
ぴぴるぴるぴる
811名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:41:06 ID:8I0keHft
びびる
812名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:53:41 ID:oEKn29zY
妖精さん「ぴ―――――――っ♪」
813名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 18:48:12 ID:QyYfRqHv
南さんと静希ちゃんって気づいたらずっと桜くんと同じ大学、職場にいそうな気がする
814名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 20:11:28 ID:6TG1oHdI
その二人なら桜くんとドクロちゃんが結婚してもストーカーを続けそう
815名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 20:53:07 ID:A/dFM+7U
>>719氏に期待カキコ。
サバトちゃんは貧乏というイメージがありすぎて
あまりSSとしてはお世話にならなかった。
しかし、今回のは…とちょっと期待w
816719:2009/07/15(水) 22:50:39 ID:eM7JXfqU
あの極貧不幸天使(呼び名が変わっているのは気にしない)サバトちゃんが後をついてきていました。
「はうぅっ」
そしておどおどして。

しばらくの沈黙の後、口を開いたのはサバトちゃんで。
「こ、この手紙の続き……ですぅ」
といいながら渡された手紙。その手紙、よく見ると下に、

「(24じかんのてっていかんし!!)」

と書いてある!?
何ですか徹底監視って!
確かにルルティエの観察対象ではありますけれども!
少なくともドクロちゃんは味方だと信じてました!なのに!
見事に裏切ってくれましたよ!

「で、でも24時間ってどうすればいいんですかぁ?」
つまるところ自分が帰ってくるまで一緒にいろ、ということなのでしょう。
「参ったなぁ……」
24時間となると、寝床を共にしなければなりません。
まあ幸い両親は家にいませんし、泊まってもらって大丈夫でしょうけれども。
サバトちゃんもその方が暖かいところで眠りにつけるでしょうけれども。
何か嫌な予感がします。

しかし仕方ありません。
サバトちゃんは責任感の強い子です。多分こうなっては引かないでしょう。
「じゃあ、今日はドクロちゃんが寝てたところに泊まる?」
「よろこんでですぅ!!」
……0.03秒で返事が返ってきました。
多分6割が「今日は野宿しないでいい!」という喜びでしょうけれど。

そしてノリノリのサバトちゃんはあの制服そのままでドクロちゃんの寝床につき。
「ドクロちゃんがうらやましいんですぅ……」
「え、どうして?」
「毎日こんないいところで寝られて……」
多分それは日本の寝床の中では悪いほうなのですが。押入れですし。
でもサバトちゃんにとっては天国なのでしょう。
817719:2009/07/15(水) 22:53:40 ID:eM7JXfqU
ごめん、>>816>>801の続きね。
遅くなってもうしわけない。

>>815
ありがとう!頑張るぜ!
正直自分の文才に自信ないけどw
818719:2009/07/16(木) 22:03:41 ID:NydEgxjD
>>816の続きだZE
頑張ってる!
そろそろ本番だお!
皆、文句反論誹謗中傷がんがん頼む。



そして、僕の親切心からこんな言葉が出るのです。
「これからも時々ここにおいでよ」
ただし、親のいないときのほうが都合がいいですけれど。
「いいえ、そんなわけにはいかないんですぅ」
そうでした。
こんなこと言ってもサバトちゃんは遊びには来てくれませんね。
なにせプライドがありますから。

「じゃ、電気消すね?」
「おやすみなさいですぅ」
そして、僕は平和に眠りにつく……はずでした。

ここで問題です。(ででんっ!!)
ある日突然、知り合いのかわいい女の子と一緒に寝泊りすることになりました。
かわいい、いやかわいすぎるまるで天使のような女の子とひとつ屋根の下。
初日、男は安眠することができるでしょうか?

否!!否であります!!

サバトちゃんがすぐそこで寝ている。
いつもドクロちゃんで慣れているはずなのに、今日は訳が違います。
思いっきり目が冴えてしまいます。
鼓動のBPMは200を超えそうです。
何度寝返りを打っても寝付けそうにありません。
そして聞こえてくるはサバトちゃんの寝息。
その音は我が脳にマグニチュード8の衝撃を与えます。
人が違うとこんなに違うものなのですね。
落ち着け……素数を数えるんだ……
羊が2匹、3匹、5匹、7匹、11匹……!!
合計28匹!!でも全然落ち着きませんけど!?

そうして悶える事15分。
サバトちゃんの寝息もいつの間にか収まっていました。
そのとき聞こえた声は。

「……桜くぅん」

ちょ、ちょえええ!?
819名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 17:48:39 ID:VUaUz3bQ
>>818
なんてところできるんだ!
早く続きを
820名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 23:50:12 ID:OrBJ6aS8
ぐわ、そこでヒくのかちくしょう……!www


>719氏
ずっと待ってましたです、お疲れさまです、GJです!
821719:2009/07/21(火) 21:49:11 ID:OYMJfCTG
>>820
d
そういってもらえるとありがたい!
これからも頑張るお!

>>818の続き!
次でそろそろ本番に入る!
あー、うまくいかないっ


「……もう寝たですかぁ?」

あれ?あれ?
サバトちゃんはもう寝たはずなのでは?
と、とにかくこの場は黙っておくとしましょう。
とはいっても鼓動のBPMは250をユウに超えていますが。

「……もーうーねーたーでーすーかーぁ?」
サバトちゃん、そんなこと言ったら寝てても起きちゃいますよ。
つい心の中で突っ込んでしまいますが。
一方の僕は寝たフリをしてやり過ごします。
でも心臓は張り裂けそうです(今までに何回も張り裂けていますが)。

「……だったらぁ」
目を閉じているので見えませんが、押入れが開く音が聞こえます。

ここまで整理しましょう。
さっきまで寝たフリをして僕の寝るのを待っていたサバトちゃん。
でもその目的は?

1.お風呂に入りたい
2.まだ空腹が止まらない
3.やっぱり24時間は無理!脱走!

いやまず3はないですから。削除。
1も素直に言ってくれるはず。というか一人で使えないでしょ。削除。
一番あるのは2ですが……あれだけ食べておいてそれはないでしょう。
じゃあ何故……?
ちなみにここまで思考時間10秒程度です。意外と長いです。

そんなことを考えながらずっと寝たフリをしていましたら。
なぜか布団が軽くなりました。
そして布団が元の重さに戻ったかと思うと、

感じるのは暖かい感触ッ!?
え、え、なんで!?
822名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 14:27:13 ID:1oRpJulB
ぼへぁぁぁぁぁぁ
そこで「続きは次回」かい!!
わかったヨ!!
ぴぴるぴるして待ってるヨ!!
823名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 18:55:31 ID:WDTtQiAn
(゚Д゚;)「ナンテ策士ナンダ…」
824名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 08:28:44 ID:9RRmGEAs
桜汁ならぬ名無し汁だだ漏れ中
825名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 10:50:59 ID:kKqDvyo/
まだー?
826719:2009/08/01(土) 22:20:02 ID:cKtp6TgH
>>821の続きDA☆
待たせた!すまん!

【保管庫に転載してくれている人へ】
文の整合性をとるために一部変更しますた
>>805の変更よろしくお願いします〜

というわけで、本編GO

「桜くぅん……」
すぐそばで聞こえるサバトちゃんの声。
ドクロちゃんとはまた違う絶大な破壊力。
この声を聞いて病気になった人もいるとかいう噂もあるだけのことはありました。

そしてサバトちゃんは僕を後ろから、
「ずっと……こうしたかったですぅ……(そーっ)」
と、抱きしめたぁッ!?
「ひょあぁっ!」
あまりの柔らかさと温かさに思わず声が出てしまいましたッ!
ドクロちゃんに抱き締め、いや絞められた時とは比べ物になりません。
あの時はむしろ痛みが先行していましたし。

「へぇえっですぅ!?」
サバトちゃんもびっくりした様子で、(こんな時も「ですぅ」なのは流石)
(ゴキッ)
「うぼあぁっ!」
僕を思いっきり絞め上げました!
あの悪夢、再来――そう、まるで僕は歯磨きチューブのように。

しかし、それも一瞬の出来事でした。
サバトちゃんはまた温かく僕に抱きついてくれるのです。
「サ、サバトちゃん……?」
しばらくそのまま、静寂の時が流れていったのです。

口を開いたのはサバトちゃんでした。
「起きてるんだったら言ってくれればよかったですぅ」
少しすねているようです。でもまだ抱きついたままで。
「ご、ごめん」
そしてまた流れる静寂。
なんともいえない雰囲気。

今度口を開いたのは僕で。
「ねえ、何でこんな?」
827名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 10:48:58 ID:+zCD9sW4
じらすねぇ
828719:2009/08/02(日) 21:12:44 ID:lwLZVNzR
>>827
すまぬ
というか本番に進む勇気がないだけなのかもしれんがw

頑張るZE
829名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 14:01:01 ID:/vTw6K0Z
抱き絞められてってwww
830名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 08:36:43 ID:9nMNQc/X
保管庫がサバトちゃんじゃなくて
ザクロ×桜になってるな。

依頼出してくる。
831名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 09:31:07 ID:ikqSHZ7W
逝ってらっしゃーい
832名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 22:09:23 ID:BPd8KSMP
焦らすなぁ、もう!!なんというか………もう!!!
833名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 16:13:45 ID:p3t1GRKd
ここまで焦らすんだから良いの出してくれるんだろう。
期待
834名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 17:56:29 ID:VPI9Oo4N
結局南さんと田辺さんの関係は親友って事でいいのか?

7巻で一緒じゃなかったのはなぜだ?

835719:2009/08/13(木) 06:11:39 ID:LjyRQSwP
>>830
d
これで整合性が取れた……

>>832
>>833
ハードルあげないでくれえぇ
今絶賛停滞中なんだ……

そしてだんだん文章が稚拙になってくる……orz
836名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 10:11:20 ID:j7o7S6GH
おかゆ先生ラジオやるんだな。
楽しみだぜ
837名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 22:50:30 ID:QodzgjTB
なんという過疎。

>>834
田辺さんは南さんの引き立て役だからさ。
838719:2009/08/14(金) 00:37:29 ID:KZH+JloU
>>834
あの2人は一言でいえない複雑なカンケーが……!?

えーい、これでどーだっ!
>>826の続き!

再び流れた静寂を打ち破ったサバトちゃん。
「まだ……」
「まだ?」
泣き入りそうな声でサバトちゃんが言います。
「何もお礼してないんですぅ」
「へ?」
思わず素っ頓狂な声が出る僕。
僕、何かお礼されるようなことしたっけ……?
サバトちゃんは真剣に続けます。
「いろいろしてもらって、まだ何もお礼してないんですぅ」
そうか。
サバトちゃんは、まだそれを悔やんでいたのか。
「……」「……」
2人とも黙ってしまって。
しんみりした空気が流れます。

それからサバトちゃんは語り続けました。
サバトちゃんはずっとお礼がしたかったらしいのです。
僕が今までサバトちゃんに好意でし続けてきたことにお礼がしたくて、
でも自分が何も出来ないことをすごく悔やんでいたらしいのです。

「別にいいんだよ」
そうなのです。別に僕が勝手にやっているだけのこと。
お礼される義理などないのです。そこまでのことを僕はしていません。
「ただ僕が勝手にやってるだけなんだからさ、気にしない気にしない!」
「で、でもっ……、……!!」

ああ。
やってしまった。
僕はサバトちゃんの言葉を遮るために!
なんと!なんと!なんと!

くるりと振り向いてそのままキスをしてしまうとは!
なんて思い切った行動をしてしまったんだ!
眠気のバカ!眠気のバカ〜!
839719:2009/08/14(金) 01:18:47 ID:KZH+JloU
>>838の続きだー!
眠気に任せて一気に執筆だー!
眠気ってすばらしい!
なぜなら勇気を持たせてくれるから!
それは判断力が鈍ってるだけだって突っ込んだら負けだ!

慌てて口を離そうとすると、
「……くちゅ」(注 カスタードクリームではありません)
サバトちゃんは僕の頭を抱きかかえ固定し、
僕の口の中に舌を差し入れ、そして僕の舌と絡めはじめました!?
「……!?」
あ、ヤバイかもしれません……。
本気でサバトちゃんが愛しくて仕方なくなってきたかも……。

「ちゅ……くちゅ……んちゅっ……ぷはぁ」
それから僕とサバトちゃんは長い長いキスを繰り返していました。
2つの舌が互いの舌を求め合う長いキス。
とても情熱的な、とても甘い、とても素敵なキス。
「ずっと、ずっと……こうしたかったんですぅ」
サバトちゃんの激甘ボイスが僕を昇天させかけます。
サバトちゃんの声は日本中の人々を病気にさせてきた、とか聞いたことがあります。
ダメだ……可愛過ぎる……好きだサバトちゃんっ……!
「サバトちゃん……」
それ以上の声は、出ませんでした。

もう何度目でしょう。キスしすぎて覚えていません。
またキスしようかというときに、サバトちゃんが突然声を上げました。
「あっ……」
「何?」
「桜くんの……ここが……当たったですぅ」
あ。しまった。
もうすでに我が息子が反応してしまいました。
そしてサバトちゃんにそこを握られる事になろうとは!
「うぁっ……」
思わず声を上げてしまいます。
「あ、あったかいですぅ……」
少し恥らいながらサバトちゃんは言うのです。
何度もあんなキスしてたらしょうがないです。僕だって中学生の健康男子なのですから。

「……っ」
そして、サバトちゃんは硬直した僕の息子を握り、少しずつ動かしはじめましたっ……!
840名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 02:46:19 ID:p7lnBf6W
うおおおおおおおお超乙っっっ

構想と違ってるかもしれんけどちゅーは継続で進んでくれるとすごく嬉しい
841名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 20:21:22 ID:wxKh7tew
空気読まずに・・・

たまには桜くんが絡まないSS見たいのは俺だけかな?

いや、桜くん好きだけどな、むしろ一番萌え(ry
842名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 02:50:45 ID:7lm+yz9e
このまま加速し続けろっ
843名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 11:41:29 ID:uApZX+Uc
眠気に任せて書く……いいかもしれん
844名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 18:08:23 ID:oENhcGqV
>>841
俺がいる・・・
845名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 10:51:41 ID:NWGvaqVD
あげ
846名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 10:11:59 ID:btDJESP/
保守っとくか
847名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 10:15:46 ID:PHBsVw9i
ほす
848719:2009/08/25(火) 18:05:10 ID:xArd9rJ1
待たせてしまっているな……
非常に申し訳ない。
もう少し待ってくれ!

>>840
うむ、その構想のつもりだ!
なのでしばし待ってくれ!

>>841
これが終わったらドク×サバでも書くかな……(ぉ

>>842
すまぬ、絶賛停滞中……
サークル忙しいお

>>843
いいだろ!マジお勧め!

>>845-847
保守&上げトン
849名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 00:19:42 ID:VSuglh7s
ええい、全裸で待てるのも秋までだぞっ!?
850719:2009/08/30(日) 22:55:03 ID:3yd3EB06
やばい、眠い……おまたせ
>>839の続き。
夏サークル活動忙しすぎワロタ

「こうすると、気持ち良い……んですかぁ?」
「あっ、……うん、とっても……」
ゆっくり動かされることによるじれったい快感。
もっと触ってほしい、そんな風に思い始めてしまうのです。
ああ、なんだかだんだん暑くなってきたような。

……そして、抱きしめる腕に力が入って。
また僕たちは、長い口づけを交わすのです。
息継ぎなんて僕たちには必要ないのです。
ただただ触れ合っていたい、それだけなのです。
「やっと夢がかなったんですぅっ」
サバトちゃんの目に何か光るものが見えたような気がしました。

サバトちゃんはずっと硬直した我が息子を握って動かしています。
正直気持ちよさが半端ではないです。いやほんとに。
「さ、桜くんの……とっても熱いんですぅ」
そうでしょう。というか体全体が火照ってきたのですから。
「サバトちゃんのせいだよ」
ちょっと悪戯っぽく言ってみました。
「そ、そうなんですかぁ?」
ほえー、といった表情を見せます。
あんまり知識もないということなのでしょうか。でしょうね。きっとそうだ。
「それに、サバトちゃんもあったかい」
サバトちゃんも熱くなってくれているのでしょうか。ありがたいことです。
「はうぅ」
少し恥ずかしがるサバトちゃん。
そんな反応もとってもかわいいのです。

そんな調子でキスを続けていると、突然サバトちゃんが言いました。
「桜くんのここ、もっと見てみたいですぅ」
そして、
「ちょっ……!」
サバトちゃんが頭と足とを入れ替えて、丁度僕のナウい息子がサバトちゃんの顔の前に!
そしてサバトちゃんの……が僕の顔の前に!
851名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 23:21:10 ID:D83ezaa+
早く続きを!!
852名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 16:10:56 ID:foqGDr0h
お願い!!
853名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 06:54:03 ID:qZTov6uF
セニョリータ
854名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 17:33:37 ID:cgsPrmN/
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855hgfds:2009/09/02(水) 17:39:02 ID:TMRS+RX1
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858名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 23:18:41 ID:4bbekkTJ
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つまりドクロちゃんのDVD版ですね
桜君の…あんな姿やこんな姿…体の内側まで見えちゃうっ…!
859名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 01:49:22 ID:iKNz0xTv
やぁん…///
860名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 11:30:18 ID:fUxsohJ+
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861名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 12:29:50 ID:0WAKg0Lc
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862名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 17:05:05 ID:g0PNdWat
名無し汁(精液)発射よーい!!
863719:2009/09/12(土) 15:36:32 ID:ctvD5Hac
PC吹っ飛んだwww
ので携帯から。

すまぬ、PC復帰まで待ってくれないか……
864名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 17:04:48 ID:PirMGQIA
阻止
865名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 01:10:51 ID:DNdE4wTm
待つよ
866名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 18:22:43 ID:lkJcUZMA
867名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 12:48:30 ID:1h2qH2uc
待ってやる
868名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 23:51:13 ID:n5AjaHEV
(゚∀゚)
この顔怖いよ
869名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 00:26:57 ID:UFeXZDzp
そんなこと無い
可愛いよ
870名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 00:22:52 ID:06rMzHSK
保守
871名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 01:39:10 ID:wRd39B5/
保管庫では、タイトルが
「桜 × ザクロ」になってんだよね。

だから、管理人に「桜 × サバト」に直してくださいって頼んだのに、いっこうに直してくれない。二回言ったのに。

なんでだ?
872名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 16:30:34 ID:E1u4cbHj
ほす
873名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 16:11:53 ID:Q5vbee7h
続きをほっしゅる
874名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 18:04:44 ID:3guCZzN6
>871
忙しくてうっかり忘れているとか?
875名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 01:32:17 ID:Gxf1et95
>>874
他のドクロちゃんSSの新情報は更新してるから、それはない。

なんだ?
保管庫の主は、あくまでサバトちゃんをザクロにしたいのか?
876名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 22:55:14 ID:1n/ZaGkV
>916 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/08/05(水) 08:50:29 [ TjnZ7IS6 ]
>追加補完と、題名の修正をお願いします。
>撲殺天使ドクロちゃんエロパロスレッド5(゚∀゚)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180925215/l50
>5-719様:「追加」と「訂正」
>>805が訂正
>追加
>>826
>※あと、補完庫の方の題名が「ザクロ×桜」になっていますが、正しくは「サバト×桜」です。
>この訂正もお願いします。
>いろいろとありましてすみません。m(_ _)m

>926 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/08/16(日) 03:09:31 [ C/bmqa3Q ]
>撲殺天使ドクロちゃん
>5-719様の「桜×ザクロ」ですが、それは間違っています。
>正しくは「桜×サバト」です。
>どうか訂正をお願いします
>m(_ _)m



http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/lightnovel02.html
>5-719様: サバト×桜


間違ってる?
877名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 14:19:17 ID:vJob0m+q
>>876
うお!直ってる。
ごめん、俺のブックマークの方が古かったわ。

URLが「red.ribbon」から「green.ribbon」になってるわ。
スマン orz
878名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 00:48:38 ID:91gi9wVM
ぷっw
879名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 16:07:04 ID:4LpvaO23
880名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 19:10:40 ID:cuVuxw4o
サバトちゃんのwktkなんだが、
これも途中で終わりかな?
881名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 19:12:57 ID:cuVuxw4o
ああ、PC壊れたのか。
残念。

そしたら気長に待つかぁ
882名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 18:36:49 ID:YjxnhvhB
誰か一度でもいいから田辺さん物を最後まで書いてはくれないか・・・
883名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 16:02:01 ID:eeqzI4vn
ほす
884名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 21:50:47 ID:YKD/Z530
あぁ〜、はやくサバトちゃんで
ハァハァしてぇ〜(´Д`)
885名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 17:59:54 ID:FavW6NuM
886名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 18:47:29 ID:BRMmjWLy
さて、そろそろ森口織人の〜 のSSをだな……
887名無しさん@ピンキー:2009/10/30(金) 17:27:56 ID:J03gQ3GV
どぴゅぴゅどぴゅどぴゅどぴゅぴゅぴゅ〜♪

あぁぁぁ……桜くん…のが…いっぱい……来てる…ですぅ…


あげ
888名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 13:59:47 ID:oAkTwSjA
誰もいない…ただの過疎スレのようだ
889名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 01:38:58 ID:lGczxCQC
ホシュ
890名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 19:20:53 ID:n2vm23E/
ザクロちゃんって小一のころには
初潮むかえてそうな勢いだよね…(^_^;)

冷静に考えてみるとザクロちゃんってじつは可哀想なのかも
891名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 14:39:27 ID:ybXrx5bR
サバト×桜を書いてた勇者はどこ行ったああああああ!!!
892719:2009/12/20(日) 08:04:17 ID:EzYhFtho
>>891
ここですサーセン

まだPCが直らないのぜ……
直ったらすぐにうpする!
済まない!
893名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 02:17:58 ID:+eMulvb2
うほ、891じゃないけどwktkしてる
894名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 05:28:21 ID:uzFfDsna
最近、ドクロちゃんが終了してることに気付いた



新刊出ないな?と思ったら……
中途半端な最後だったな
895名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 21:03:22 ID:9J/KzAWV
>>894
作者自体がマンネリをどうしても拭えないようだったから、
ここらで一服したかったようだね。

作者は第一巻出した頃は「今までに無かったインパクトを与えてやるさ!」っていう意気込みがあったらしいが
さすがにここまで長くなるとね…

今は帝王学に着手してるが
まぁ、いずれ何かしら得るものを得て、再びドクロちゃんに着手してほしいよね。
896名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 13:53:30 ID:J86obyHS
>>892
けっこうPC壊れてるの長いね(´Д`)

まぁ、気長に待ってるよw
897719:2009/12/28(月) 22:42:20 ID:BIizX7kr
PCが死んで久しくなってしまったよ……

脳内で妄想だけが膨れ上がるという始末!
他のシチュもいろいろ浮かんで来てる。
ドク×サバとかベノ×サバとかバベ×サバとか。

待たせてしまって本当に申し訳ない。
直ればすぐにうpする!

もう携帯から投稿してやろうかな……
898名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 06:31:29 ID:C2uYvjP4
百合かww

まぁ、男キャラがいないもんな
いけるとしたら、西田×サバとか…w

つか、携帯って今規制中だから
携帯からは無理だな
(´Д`)
899名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 03:09:26 ID:NfK+oOOK
久々に来たら過疎ってるなぁ
900名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 17:26:59 ID:Pa9UTYjr
過疎
901名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 16:23:12 ID:uYuCJj/V
あげ
902名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 08:09:04 ID:Fiqtiosx
携帯の規制が長いな〜
一ヶ月なのかな?

まぁ、仕事とかで忙しい職人さん達が
このスレを読んで携帯で復活してくれる…と期待してみる。
903名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 10:04:41 ID:PVjz3vIH
携帯規制、解除あげ
904719:2010/02/05(金) 23:03:25 ID:9hj3h8Nf
長らく待たせてしまったが

サークルがない2/14に全編プラスアルファを投下する!ネカフェから!

という訳で、もう少しお待ちを…

……新PC欲しいなあ……
905名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 02:56:32 ID:PS2/LTAR
おぉっ!待ってたぜ

慌てなくてもいいから、確実にうpしていってくりゃれ
906719:2010/02/14(日) 08:22:14 ID:W8K6nq9Z
>>850の続きっ!
全編とか言いながら本番はまた今度なんだぜ……サーセン

こ、これは……いわゆるろくきゅうというやつにござりまするか!?
こういうときってどうすればいいんでしたっけ?
サバトちゃんの大胆な行動の前に、僕の頭は崩壊寸前。
心拍数も絶賛上昇中なんですケドっ!?

「桜くん、すごいですぅ……間近で見るとやっぱり……」
はい。僕の息子只今限界まで張り詰めております。
いやなんで急にこんな冷静な文体になったんでしょうね。
人間肝が据わるとこんな漢字になるようです。いや変換間違えたって事はまだ落ち着いてませんね。
「それは、サバトちゃんのせいだってば」
目の前に広がる絶景。サバトちゃんのその豊か過ぎるボディ。
そして制服のスカートの中に見える白い布。
そういえば初めて出会ったときも白かったような?
いやそれは思い出が美化されているだけのような?
なにはともあれ、もうそこはすでに若干の湿り気がありました。

「じゃあ、脱がせるね……」
「ああうっ」
サバトちゃんが我が息子を取り出すのと同時に、僕もその布をゆっくり降ろします。
そして現れるは……そのきれいな太股、爆弾のようなヒップに、ピッタリ閉じた割れ目が。
こういう時って、たしか舌を伸ばして……?
「あっ……そこ、汚いですよぅ」
「ぜーんぜん平気だよ」
そして、両手でその割れ目を開けてみますと、そこに現れるはピンク色。
「はうぅっ……そんなに広げちゃだめですぅっ」
可愛い反応を見せてくれるサバトちゃん。
「綺麗だから見たいんだ」
いやもう僕完全にスイッチ入ってしまったようですね。
……布団の上では常勝無敗!本領発揮してみせましょうぞ!
割れ目の一番上にある、いわゆる「豆」。たしかここが一番びんかんだったはず……
ぺろりとなめてみれば
「あうっ」
と可愛い声を上げてくれます。

「でも、サバトも負けてられないですよぅ」
負けず嫌いなサバトちゃんが、僕の竿を指でやさしくなで上げます。
そして息子にかかるサバトちゃんの吐息……っ!?
こ、これは!!
「桜くんには、気持ちよくなってもらわないとっ」
といって何度も口付けされる我が息子!
「うっ……」
この刺激、ちょっと危険度が高すぎますよ!?
思いっきり我が息子はビクン、と反応してしまいます。
「気持ちいいんですぅ?」
「う、うん、とても」
反則なくらいに。
907719:2010/02/14(日) 08:24:10 ID:W8K6nq9Z
「サバトちゃんにも気持ちよくなってもらわないと」
そういって再び豆への攻撃を再開。あ、おんなじこと二回言った。
「あっ……はあっ……ふうんんっ」
全体を転がしつつ、サバトちゃんの反応を伺います。
我が知識を総動員です。
さらに「豆の皮をむく」んでしたっけね?
「うああんっ」
その中にあるびんかんな部分。それを舌でそっとつついてあげれば!
「ふうああっ……それ……き、もちいいですっ」
もうサバトちゃんの割れ目はぐしょぐしょ。
ぬれている原因は僕の唾液だけではないはずです。
「サバトちゃんのここ、ぬれてきたよ」
「ふええっ?」
自分で気づいていないのでしょうか。サバトちゃんが手で確認します。
「うそっ……教わったときはこんなこと……聞いてなかったですぅ」
サバトちゃんが自分の手を見て言います。
「教わった?」
「いやあいやいやいやっ、誰にも教わってないですぅ」
……誰に教わったんでしょうね。そんな基本事項も教えてないなんて!
どんどん愛撫を続けていくと、愛液の量は増えていきます。
こういうときは、ワザと音を立ててなめてあげるんですよね!
くちゅ……ぴちゅ……
「はううんっ……音立てちゃだめですぅ」
「だってどんどん出て来るんだもん」
「はうう〜っ」

「お返しですよぅっ」
サバトちゃんが僕の息子をなめ始めますっ!?
そして指でもみもみっ!?
「うあっ」
快感の電流。まさにこの言葉がふさわしいでしょう。
ヤバイヤバイ!このままでは負けてしまうぞ!
僕も愛撫を続けます。
「ひああっ」
「うっ」
二人の嬌声が、互いに響きあいます。
サバトちゃんは、僕の亀頭を舐め。
僕は、サバトちゃんの肉芽を舐め。
「桜くぅん……はあっ……気持ちいいですかぁっ……?」
「うんっ……ああ、うっ……サバトちゃんは?」
「サバトもですううっ」
互いに続ける愛撫。恋人同士のそれに他なりませんでした。

そして……
「桜くん、行きますよっ」
言葉の意味を取り違えた僕は、
「うん、いつでもいいから」
と返答してしまうのです。
サバトちゃんは、僕の亀頭を丸ごと口で含みました。
「うわあっ」
口の温かさ、舌の柔らかさ、それらを感じてスパークする電流。
僕の息子を包む無知なる快感。
こ、これは……
桜くんピンチ!(どこかで見たフレーズ?気にしない!)
908719:2010/02/14(日) 08:25:46 ID:W8K6nq9Z
ぎこちないながらも舌を動かしてくれるサバトちゃん。
一生懸命僕を気持ちよくしようとしてくれているのでしょう。
「うあっ……サバトちゃ、ん……とってもいいよ」
とか言ってる場合じゃありません!
先にイカされては……ならぬのです!
僕も割れ目の左右を交互に舐めたりして反撃です。
あと……唇ではさんで引っ張る、舌を丸めて出し入れなど。
自分の思いつく限りのことをして対抗です。
「んふうっ、ちゅうっ、……ちゅぱあ、んひぁん」
指と舌を総動員しての愛撫。
でも、自分の下半身からこみ上げてくる快感に、集中が持ちません。
とにかく目の前の愛撫。
そうでなければ、我が息子は爆発してしまいます。
サバトちゃんも荒い呼吸で我が息子を舐め続け、咥え続け、吸い続け。
互いにべとべとになる性器。
何かの勝負かのような愛撫合戦。
もう、限界が迫ってきています。
「ひああぅっ、うああんっ……はあっ、ちゅぱっ、ちゅうっ」
「れろっ、うあっ、んんっ……」

先に限界を告げたのは、僕でした。
「サ、サバトちゃん、もうっ」
「は、ううっ、はばと、はばとも、はばともううっ」
僕が肉芽を思いっきり吸い上げ、サバトちゃんは僕のスジを舌でこすり上げて……
「「ひああああっ」」
完全にシンクロした絶頂。
僕の精液がサバトちゃんの顔に、サバトちゃんの愛液が僕の顔に注がれ。
互いの顔を互いの液体でどろどろにしてしまいました。
「はは……同時にイっちゃったね」
「とってもよかったですぅ」
心地よい疲労感が僕を包みました。

------------------------------------------------------

と、今回はここまで!
次は本番なんだぜ……というかどんどん表現が稚拙になっていくような。

ではまた!
今度はいつになるやら?
909名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 14:02:35 ID:ITYBhEfw
>>906-908
神乙!

早速、補完庫に登録しとかないとな。
今度の目安はまだ立てないのかぁ(´・ω・`)
楽しみにしてるからね
910名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 18:32:34 ID:CFGY7KhD
久しぶりに覗いてみたら
新作きてたwww
職人超乙です
911名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 00:18:25 ID:aDud7CBz
乙!
続きも楽しみにしてます!
912名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 22:58:15 ID:LPLKsgz9

GJ
やばい、良かった!
913名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 03:07:13 ID:kaiLcXpl
職人がいてくれることだけでもすごいのに
まだ、続きがあるのは楽しみで仕方がない。

本番、楽しみにしてます
(゚∀゚)
914名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 10:14:46 ID:BdT89ckD
やべ、おっきした 

待ってた甲斐があったお

超乙でした!
915名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 19:32:03 ID:lVjzXTln
次スレは作者総合スレに方向転換かな
916名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:39:05 ID:Q/kVgQvA
そうだね
917719:2010/03/07(日) 22:58:07 ID:8OUgg3Zt
みんなありがとう!
俄然やる気沸いて来るっす!
みんなが迷惑じゃなかったら、俺、次スレでもドクロちゃんパロを書き続けるよ!
今までサークルの動画編集してた人間だから、文章に不具合があればどんどんお願いするっす!

さて、「不幸の天使に舞い降りた夜」(タイトルは今付けた)続きは、
明日かあさってに投稿できるかもかなあ。
多分完結するので、乞うご期待?
それから、次回作の予告編も公開しようかと……

ではでは〜、今度はネカフェからカキコします!
918名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 01:08:03 ID:m5FfBomh
新参です。
良スレ臭がぷんぷんするので保守しにきますた
919名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 04:29:01 ID:p06vDsWq
すごいな。
原作はとうの昔に終わってるのに
職人出現で息を吹き返しつつあるって、どんだけだよww
920名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 04:40:10 ID:p06vDsWq
まぁ、アレだ。
ドクロちゃん好きに悪い奴はいない感じだな。
それはなんとなく思う。
921名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 14:57:13 ID:SLVZ+qlq
>>917
迷惑なわけがない。
楽しみにしてます!

どうかこれからも創作活動を行ってくださいませ。
922名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:11:17 ID:IuyWKLlz
職人がいるスレはまだまだ生きてるな。
楽しみにしてるので、どうかお願いします。
923名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 01:51:32 ID:GQoC+8ZI
職人が帰還するまで
全裸で待つか
924名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 00:20:28 ID:XHgM2ln5
保守
925名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 12:15:16 ID:S2cO4dG0
最近ようつべで見て感動し、CATVでアニメ第一話視聴した。
なんつーか、ドMの人にはたまらんやろねw

ようつべ
サバトちゃんの「このロリコン野郎!」が
Damn pedfilia!

に訳されてた。w
あのファンサブ日本人が訳したのか?少し不自然な訳があった。

つか、テーマソングの脳内再生が止まらないWぴびるぴるぴる♪
さえぽんあんな声できたんだ。w

漏れはドクロちゃんよりサバトちゃんがいいな。
拉致り殺されてもいいからオメコしたいw
ザッハタルテおめこに突っ込んだりしたい。

体育館裏逝こう…
926名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 21:03:53 ID:yq2jUOH+
保守
927名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 00:24:15 ID:JCs9Hwma
このスレも900行ったか
9283-102:2010/05/03(月) 22:57:38 ID:laCQk1yL
「ん……」
「あ、桜さん、おはようございます。起こして……しまいましたか?」
「いや、そんなことないよ。おはようザクロちゃん」
「はい、おはようございます、桜さん。もうお昼ですね……」
朝からお布団の中でチュッチュッしてたら、どうにも止まらなくなっちゃって、激しく愛し合ってしまって、
その反動から来る疲労で二度寝をしちゃった草壁桜とザクロちゃんです。
ザクロちゃんは僕の腕の中に収まってはいるものの、どこか落ち着きがなく、目線があっちにいってはこっちに戻ってきたりしてます。
密着してる状態で、そんないつもと違う態度を見せられたら、ドギマギしちゃうのが、男という生物です!

「……どうしたの?」
「……その、寝る前に桜さんがわたくしに言われたことを覚えてますか?」
「ちゃんと覚えてるよ? だから目つむって……」
「はい、桜さん……。ん……」

―ちゅ……

「これでいい、ザクロちゃん?」
「ふわぁ……桜さん……」
くちびるを離すと、ザクロちゃんがあまりにも名残惜しそうな顔をするので、もう一度くちびるを重ねてしまいます!

―ちゅ……

妹天使の柔らかいくちびるの甘美な味わいに思わずむさぼりたいという感情が芽生えてしまいますが、
二度寝をするまえに身体を重ねてしまった手前、理性で必死にガードします。
ザクロちゃんもそんなことを思っているのか、「深追い」はしてきませんでした。
その代わりに僕の背中に両の手を回して、ゼロに近い距離をさらに狭めにかかります。
2つの男の子の希望が詰まった膨らみが僕の胸板で自在に形を変えるときに発生する快感に心が折れそうになるものの、必死の我慢です!

「んん、はぁぁ……」
「起きよっか?」
「はぃ、さくらさぁん……」
「どうしたの、まだ眠たい?」
「うぅぅ……、そんな……ことはありませんよぅ」
9293-102:2010/05/03(月) 22:59:52 ID:laCQk1yL
いつもの凛々しさが影をひそめた、ボーっとしたザクロちゃんの顔もとんでもなく魅力的です!
しかし、ずっとこんな調子では一日中妹天使と布団の中で過ごすことになりそう(それはそれでいいか!)なので、妹天使の意識を現世に呼び戻します。
なんと、僕は30歳にはまだ半分以上の時間があるのに、誉れ高きチェリーボーイでもないのに、魔法が使えたりしちゃいます!
「さっきので汗かいちゃったからさ……、シャワーでも浴びない?」
「それはぁ……さくらさんと一緒にですかぁ?」
「もちろん、一緒のつもりだけど……、どうする?」
いまちょっとだけザクロちゃんの目に光が戻ったような気がするんだが…。
「洗いっこはするんですか……?」
「え……、いや、シャワーで汗を流すだけだから……、洗いっこはちょっと」
「んんう……、でしたらぁ、もう少しだけぇ……さくらさんとここで……」
この妹天使は新機能を搭載してしまったやうです。
「ごめん、やっぱり洗いっこしよっか……? うん! あと3秒で起きてくれたらそうs……」
@ようかって言い切る前に身体を起こす妹天使。上体を起こした時の衝撃で、机の上のプリントがあちこちに吹き飛んでしまいましたよっと。
そして、ザクロちゃんは僕を見て、いつもの凛とした顔で、
「桜さん、早くお風呂場に行きましょう……」
「え、あ、はい、ただいま」
言ったつもりなんだろうけど、頬が赤いし、片方の目は「何かを期待してる」のがはっきり分かってしまって……、それはそれで乙なものです!

「場所は脱衣所へと移る(王ムル談)」

「桜さんの服はわたくしが……」
「ん、ザクロちゃんの、脱がせてあげる」

お風呂プレイの醍醐味其の壱、脱がしっこ (英国屈指の変態紳士王ムルの著書より)
こういった場合、お互いに意図せず競争になるものだが、なぜか先に全てのボタンを外された方は、ボタンを外された衣類を完全に脱がなければならないというルールがある。
このルールは競技名こそ違うものの昔から世界各国で暗黙の了解として存在しており、後に「脱がしっこ」の名で世界に広める際、
協会がルールブックに載せるのを忘れたほどである(現在はお風呂プレイにおける脱がしっこの競技規則に関する国際協定第11条第1項に記載されている)。

相手の異性を半分だけ脱がす技術に勝る僕の方が素早くザクロちゃんのパジャマのボタンを外し切ってしまい、
「うぅ……負けてしまいましたぁ」
ちょっぴり恥ずかしそうにしながら、上のパジャマのパージにかかります! 布の擦れる音ってなんで、こんな魔力を持ってるの!?

「恥ずかしいです、桜さん……、あぁ、桜さんの頭から久しぶりに変な液体が出てます!!」
「ごめん、大丈夫だから……、1年半ぶりだから、いろいろフラッシュバックしちゃって……」
「1年、半ですか?」
「大丈夫、筆者にもきっと都合があったんだよ……、ほら早く脱がせて」
「はい、桜さん……あ、桜さんの胸板、前よりずっと厚くなってます……」
「え、本当に?」
「はい……、ぺたぺたぺた……、すごく硬くて、素敵ですよ? 桜さん」
人の息子を愛でるような言い方は是非に避けて頂きたいものです。
9303-102:2010/05/03(月) 23:02:50 ID:laCQk1yL
競技者どちらか一方のボタンまたはそれに付随する留め具の付いた衣服が競技者の身体から無くなった時点でゲームは終了する。
ゲームが終了した時点でそれらの衣服を着用している競技者が勝者となり、他方が敗者となる。
勝者は敗者の着用するすべての衣服を脱衣させる、もしくは敗者の一部または全部の衣服を脱衣させずに入浴させる権利を有する。(お風呂プレイにおける脱がしっこの競技規則に関する国際協定第11条第2項)

「ザクロちゃん、足上げて……」
「はい……うぅ、恥ずかしい……」
「ぱんつに染みがついてるね、えっちな匂いがする」
「はぅぅ、匂いをかいではだめですぅ……」
「このぱんつについてるの、もしかしなくても、僕の朝一番のせいe……」
「中を検めるのも禁止ですよぉ……」

ああまずい! なんか癖になっちゃう! ザクロちゃんの恥ずかしそうでたまらない顔が見たくてしょうがない!

「桜さんのぱんつを脱がせますからね……」
ずりずりずり―
ネズミ捕りの仕掛けが動くがごとくバチーンってなるな! きっと。
「はぅ……!」
僕の息子(80%くらい)が妹天使を見事にクリーンヒット!
「わたくしのえっちなおつゆの匂いがしますぅ……、ちょっとだけ精液の匂いもする……」
息子を鼻に近付けて、目を瞑って鼻をヒクヒクさせて匂いを吟味するザクロちゃん、……………………すごく………………エロいって!
妹天使は意識してか、無意識かはわかりませんが、赤い舌を出そうとする予兆が見えたので、ザクロちゃんが目を瞑っていることをいいことに、浴室に逃げ込みます。
「…………? あぁ、桜さん、わたくしも」
舌が空振りに終わったことに気付いたのか、数秒してから妹天使も入ってきました、タオル無しで。



お風呂プレイの醍醐味其の弐、洗いっこ
洗いっことは相手の身体を洗ってあげるという名目で、浴室の外で行えば即逮捕されるレベルのボディタッチを実施する行為である。
他の技への発展も期待でき、身体を清めるという本来の目的も達成できるため、多くの競技者は洗いっこを実施する。
9313-102:2010/05/03(月) 23:03:22 ID:laCQk1yL
桜さん……、すごく恥ずかしいです」
「朝えっちしたから、いっぱい汚れちゃってるでしょ? 全部舌で掻きださなきゃ……ね?」
「それに、そこ汚いですよぉ……」
「ザクロちゃんだって、いつも僕のなめなめしてるでしょ?」
「だって、それは……桜さんだから」
「僕だって、ザクロちゃんのだからなめなめするんだからね……」
「あんっ、わたくしだって……んんっ……ちゅっ」
「ザクロちゃんはじっとしてていいから……」
「んんっ、あぁん……、わたくしだって」
「あうっ、ザクロちゃん、手は反則だって……」
「桜さん……あんっ、んんっ、気持ちいいです……」
「透明なおつゆが出てきたね……、これは朝のかなぁ、それとも今出たやつかなぁ?」
「そ、それは……」
「ザクロちゃんは綺麗にしてるのに、汚しちゃうのかなぁ」
「だってぇ、あっあぁぁあ、桜さんの舌が……んんっ、気持ち、あぅぅ、いいから……」
「このままお掃除しても仕方ないから、1回イカせてあげるね」
「あぁんっ、さくらさん……あぁぁあ、わたくしだって、んんっ、すごいぃ……さくらさん……」
「いっぱいヒクヒクしてるよ……、イキたいんだよね?」
「んんんっ、はいぃ、さくらさぁん、あんあぁあ、そろそろイキそうですぅ」
「いいよ、いっぱいイッて……、ザクロちゃん」
「あぅぅ、イクぅ、桜さん、イッちゃうぅぅ……あん、あぁぁあ、あぁぁん!」

「あ、あぁぁ、さくらさん……、ん、ふぁあ……」
身体を支えていた力を失ってしまったかのようにぐったりしてしまった、ザクロちゃん。
「さくらさんが、まだぁ……まだイッてないのに、わたくしだけ感じてしまって……」
「そんなこと気にしなくていいよ、ザクロちゃん。感じてるザクロちゃんすごくかわいかったから……」
「でもぉ、わたくしは……桜さんにも気持ちよくなってほしいです……桜さんのためなら、ちょっとぐらいきついことだって……」

ザクロちゃんは僕の事が好きで、僕もザクロちゃんの事が好きって言ったから、これは正式に男と女のお付き合いを始めたも同然。
ならば! さらに上のレベルのプレイをやったって、問題無いはず!(シャキーン)

パラパラパラパラ―
昔空港の飛行機の便の表示に使っていた機械のように、脳内で回転する「エロプレート」
―パタン、よしこれだ!

「ザクロちゃん、もうちょっと、頑張れる?」
「はい……、桜さんのためなら」
9323-102:2010/05/03(月) 23:03:52 ID:laCQk1yL
「あぁ、指が入ってくるの分かります」
妹天使をもう一度、四つん這いにさせて「もう一方」の穴に中指を入れる僕がいました。
「指がどんどん入ってくよ、今どのくらい入ってるかわかる?」
「は、半分より入ってる感じがします……よ、4分の3くらいですかぁ……?」
「正解だよ、ザクロちゃんはおしりの感度もいいんだね……」
「はいぃ、桜さん……桜さんの指が気持ちよくて……」
「もうちょっとほぐすからね、ザクロちゃん」
「あぁ、すごいぃ……はじめてなのにぃ、んっんん、いっぱい桜さんを感じて……」
一度指を引き抜いて、再度挿入しても、何の違和感もなく受け入れられてしまいます。
本当にこの妹天使は天才的な適応能力にはいつも驚かされます。
「さくらさん……んっ、あぁ、さくらさん……」
声も甘く蕩けたものになってきちゃいました。し、辛抱たまらぬ!
ここで、もう一度指を引き抜きます。
「んん、桜さん……」
妹天使の鼻にかかった名残惜しそうな声がすさまじい興奮を与えてきます。
「これからが挿れるけどさ……その、無理だったらすぐに言ってね?」
「やっぱり桜さんはお優しい。大丈夫です、桜さんのためなら……」


「んんっ、くぅ……さくらさん、だいじょうぶです」
「すごい、思ったより入りそう……」
「あぁ……んっ、さくらさん、まだいけます……」
「今、いちばん太いところ入ったからね……」
「はい……さくらさん、わかります……おっきいところ、入ってくるの……」
「もうちょっとで全部入るから」
「桜さんが……入ってくる、すごいぃ……」
「ん……、全部入ったよ……、こっちも凄い締めつけてくるね……」
「はい、桜さん……動いても、いいですよ……」
「ちょっとずつ動くね、ザクロちゃん」
「はい、桜さん……んんっ、さくらさん……もっと、うごいても……あぁ」
「凄い、ねっとりしてて……、気持ちいいよ、ザクロちゃん」
「はいぃ……わたくしも……あぁぁ、いっぱい、んんんっ、感じて……もっと……」
「ザクロちゃん、腰が勝手に動いちゃうよ……」
「桜さん、桜さん……すごいぃ、さくらさんっ……」
「ザクロちゃん、そろそろスパートしていい……?」
「はい分かります、んんっ、さくらさんのすごく辛そうなの……」
「イクよ、ザクロちゃん?」
「はい、さくらさん……んんっ、あん、あっ」
「あぁ、すごいザクロちゃん……すぐにでもイキそう」
「ふあっ……はっ、あぁぁ、さくらさん……きもちいいです……あぁぁあ、さくらさん」
「ザクロちゃん、もうイッちゃう!」
「さくらさん、んんぅ、もっとあぁあ、はげしくしても……んんっ!」
「出すよ、ザクロちゃん……ザクロちゃんの中に!」
「はいぃ、あっあ、さくらさん……んん、あぁ……さくらさん!」
「ザクロちゃん、ザクロちゃん!」
9333-102:2010/05/03(月) 23:04:16 ID:laCQk1yL
「はっ……あついぃ……、んん、さくらさんが、いっぱいぃぃ……」
「ザクロちゃん……大丈夫?」
「んん、だいじょうぶですぅ、っ!……さくらさん、見ないで……」
「え?」
「あぁぁ、だめぇ……桜さん……あっあああ、桜さんが、みてるのにぃ……」
ザクロちゃんが身体をぴくんとさせると同時に、ザクロちゃんの足の付け根から勢いよく出てきた黄金色の飛沫―。
「さくらさん、みないでぇ……ください」
そんな妹天使の願いを受け入れられるはずもなく、バッチリ見ちゃいました、すいません。
「さくらさん……、申し訳ありません」
「いや、ザクロちゃんが謝ることなんかないよ、その……すごく可愛いと思う」
「桜さんは……見たんですか……?」
「いや! 見てない! 見てませんよ!?」
「だったら、どうして、おしりの中でさっきより、おっきくなってるんですか……!?」
「違います! あれは事故なんです! 不可抗力です! 待って、ザクロちゃん! まさか、括約筋で千切ろうとしてない!? タイムタイム!」

この後、膨れてしまったザクロちゃんをなだめるのに多大な労力を使うことになるのでありました。

「ザクロちゃん……大丈夫」
「おしりがジンジンして歩けそうにないです……桜さんに『愛してる』って言ってもらえたら治るかもしれないです」
「分かったよ、ザクロちゃん、愛してる」
「むぅ、気持ちがあまりこもってないです……」
「……んちゅぅ……愛してるよ、ザクロちゃん」
「はぅぅ……、桜さんはいつもそうやってわたくしを惑わせますね……」
「これでザクロちゃんが元気になるなら、何度でもしちゃうんだけどなぁ」
「そうですねぇ、あと50回くらいで元気になれそうです」
「50回くらいなら……ザクロちゃんは僕の彼女さんだからね」
「はい、桜さんはわたくしの彼氏さんですから」

―ちゅっ

お風呂場に口づけの音が何度も何度も響いたことは言うまでもありません。
こっそりカウントをしていましたが、80回を越えたあたりで数えるのをやめたので、何回くちびるを重ねたかもわからなくなってしまいました。

つづく???
9343-102:2010/05/03(月) 23:05:07 ID:laCQk1yL
気付いたら、1年半も空いてたとは……

あ、明日名古屋にみのりんのライヴ見に行くから
935名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 00:59:12 ID:2TAZMICO
投下乙
936名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 15:44:03 ID:ELiaIdH+
おおお、ザクロラブの人が久々に来てたか!!
すげえ、楽しみにしてましたよ。
937名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 18:35:18 ID:coTT/YPo
保守
938名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 22:46:39 ID:kOLf2hPW
保守
939名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 07:21:18 ID:ZOxHD+rU
保守
940719:2010/05/17(月) 21:45:39 ID:2TmQtpHQ
PC復活!やった!
お久しぶりの719です。

なので、これからまた執筆開始・・・
夏コミの準備が忙しいのでちょっと遅れ気味になるかも知れんけど
がんばるからよろしくっす!

>3-102氏
ザクロちゃんSS乙です!
うぅ、私にもそれだけの表現力があれば・・・っ
何か私の作品でご指摘いただければありがたいです!
941名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 17:47:07 ID:G88K5QO4
>>940
おぉ、PC復帰オメ!
ネカフェからの投稿は終わりですねw
サバトちゃんの続き、非常に楽しみにしているので
ヌルヌルと待ってます。
942名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 17:12:26 ID:8eDOyfHu
いまだ、職人がいてくれる
この奇跡。
大事にせねばならん。
943名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 16:14:05 ID:2Y8bHnLl
保守
944名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 11:22:21 ID:4LNmSUko
もう6月か。
早いもんだ。
945名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 16:56:59 ID:e9vQNwPV
はやくサバトちゃんとの本番を見たくて
全裸で待ち続けてるわけだが・・・・
946名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 17:06:08 ID:ccIR/eU1
もうすぐ夏だね!ドクロちゃん
947名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 22:50:58 ID:+zkXX3DG
948名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 12:52:57 ID:y84B1mb6
保守るぞ
949名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:52:18 ID:Xmq6RIaZ
保守
950名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 12:53:44 ID:Pz7AYeB6
暑いですな。
撲殺されて冷たくなったところを、ぴぴるぴーされたいもんだ
951名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 18:17:21 ID:4W3vmsYS
お前ら、生きてるか・・・?
952名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 05:46:19 ID:DlH9tJpt
もちろん
953名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 13:26:24 ID:WvMsAT07
「ちょっと、ドクロちゃん、なんて格好してるんだよ」
「だって、暑いんだもん」
「だからって、スカートをそんな、人前で」
「えー。じゃあ、人前じゃなかったらいいの?」
「い、いや、人前じゃなくても」
「だったらぁ、胸の方だったら風を入れてもいい? こんな風に」
「ちょ、ちょっとダメだよ、 ドクロちゃん。とにかくその手を」
「もう! なんなの一体。あれもダメこれもダメ。桜くんは
私なんか暑くて死んじゃえばいいと思ってるんだ。そーなんだ」
「あ。いや、そんなことはないけど・・・」

選択肢1 桜くんにエスカリボルグ
選択肢2 桜くんに迫る
954名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 17:50:48 ID:JiTxM3Y2
選択肢1

「桜くんのバカーっ」
「まってドクロちゃんぼくの話を・・・」
次の瞬間、桜の下半身から噴水のように血しぶきが上がった。
エスカリボルグに削り取られた上半身は既に跡形もなく吹き飛んでいた。

暑さで蒸発する血液がドクロちゃんの皮膚から気化熱を奪い、皮膚の表面温度を下げていく。
「あーっ。きもちいい」
シャワーのような鮮血を浴び、涼を楽しむドクロちゃん。

噴水も終わり、ドクロちゃんは我に返った。
「あ。いっけない。またやっちゃった。てへっ。
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜」

いつもの呪文と共に急速に再生される桜の身体。
何事もなかったかのように、桜はまたそこに立っている。
桜はいつにも増して納得いかない、という気持ちで一杯だった。

そんなことは一切気にせず、ドクロちゃんは
まだ自分の頬についている血を人差し指ですくって舐める。
「すごぉい。桜くん知ってた? 夏って鉄の味がするね!」
「ええ、そうですとも。エスカリボルグは鉄の味です」
桜は少しシニカルに笑った。
955名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 20:07:56 ID:VxY5ouiR
956名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 21:16:36 ID:Rta7yHx8
>>953
『私』じゃなくて『ボク』だろ?ドクロちゃんは
957名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 18:13:41 ID:u8LutFA4
     ⊂⊃
    ,.ィ  ̄`ヽ-、
  ,fレi !ルハトレい
  /'ヘ从!^ヮ^ノリ゙メ、
958名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 00:10:43 ID:cvMuiJ++
歩sy
959名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 23:26:53 ID:4jXE8f8z
保障
960名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 23:14:34 ID:xvN7QUBq
もうこのスレも終わりk・・・・・・・
961名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 01:12:58 ID:wzxrQ7kO
まだだぁ!
962名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 14:13:46 ID:mH2TjcIy
どうだろう……
963名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 01:05:13 ID:huBDE8TY
埋め
964名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 14:55:17.81 ID:kPUSomdx
もう少し続くんじゃ
965名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 22:55:59.59 ID:nQj0orVb
966名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 20:02:45.52 ID:lkHplBqA
ほr
967名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 21:21:36.71 ID:+JHb1Utd
ぜのん様!
968名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 02:01:50.82 ID:FWOdQ+7e
お前ら生きてるかー?
9693-102:2011/05/07(土) 20:53:26.48 ID:rqU0KdCL
「ザクロちゃん、好きだよ……」
「はい……わたくしだって」
「桜さん、もっと頭なでなでしてください……」
「ん、こう……かな?」
「はい、ありがとうございます……」
「ザクロちゃんの髪、サラサラだね、いい匂いもするし」
「匂いをかがれるのは……、すこし恥ずかしいです……」
「できればもうちょっとかいでたいなぁ……、くんかくんか」
「桜さん、恥ずかしいですよぉ……」
「ちゅ……、これでもまだ恥ずかしいかな?」
「桜さん、ずるいですよぉ……」

―ちゅぅ。
今までよりも少し長めに、唇をリリースする時に少しだけ妹天使のくちびるを舌先でなぞるのが最後の合図。

「ん……そろそろごはんの支度を……」
「そんなに急ぎじゃなくていいよ。僕以外いないんだしさ」
「そう……ですか? でしたら、もう少しだけ桜さんと……」
「いや、ちょっと待って。それじゃぁ、お話が進まないから」
「うぅ、わたくしは桜さんの彼女さんなのにぃ……」
ちょっぴり頬を膨らませて、いじけて見せる妹天使。
こんな表情が見られるのも、ザクロちゃんの彼氏さんたる特権なのかもしれません。
「ねぇ、桜さん」
いつもよりちょっとだけ甘えた声で、
「だめぇ……ですか?」
目が合った者全てを篭絡するであろう、『殺人上目遣い』で。
「わかった、もう少しだけこうしていよっか?」
「はい、桜さん」
こんな反応が見られるのだったら、あえてネガティヴな選択肢を選ぶのも有りだと思った草壁桜であった。(王ムル談)


……
………
970名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 20:55:54.84 ID:YY+S7eIt
どえらい9歳児だな
9713-102:2011/05/07(土) 20:56:20.56 ID:rqU0KdCL
「今日の予定ですか? 今日はお買い物くらいしかありませんが……」
「その買い物に僕もついて行っていいかな?」
「あ、そ、それは、で、でーとのお誘いですか!?」
「デートとはちょっと違うかなぁ……」
「桜さんとでーとかぁ……。えへへへぇ……」
「あの、ザクロちゃん? 今すごく緩みきった顔してるよ?」


『桜さん、あのきらびやかな建物は何ですか?』
 『あれかい? あれは恋人同士が休憩したり、宿泊するためにある建物だよ』
 『桜さんとわたくしは、恋人同士ですから……』
 『そうだね、少し休んでいこうか』
 『桜さん、昼間からえっちすぎますよぉ』
 『ザクロちゃんは嫌なのかい?』
 『桜さんのそういう聞き方はずるいですよぉ』
 『それじゃぁ、気が変わらないうちに入ろうか』
 『あぅぅ、おしりを撫で回さないでください』
 『もう期待しちゃってるのかなぁ、この娘は』

―プスプスプス……
「ザクロちゃん!出てる!頭から黒い煙出てるよ!」
9723-102:2011/05/07(土) 20:57:35.42 ID:rqU0KdCL

『桜さんが元気すぎて、足腰が立たなくなってしまいましたぁ……』
 『もう、だらしがないなぁ……そんなことで、僕の彼女さんが務まると思ってるのかい?』
 『うぅぅ、申し訳ありません……、わたくしが未熟でした……』
 『しょうがないなぁ、じゃぁ、僕のペースで愉しませてもらうとしようか』
 『あぅぅ、この格好、恥ずかしすぎますぅ』
 『何を言ってるんだい? 恥ずかしくなきゃ、罰にならないだろう?』
 『でもこんな、動物さんみたいな姿勢で……』
 『さぁ、自分の未熟さをたっぷりと悔いてもらおうか』


「―きゅぅっ。」
「ザクロちゃん、しっかりして!……っていうか、ザクロちゃんの妄想の中で僕はどんだけ変態なの!?」

これは1回表に飛び出した2番打者のソロホームランの1−0で試合が決するような、まったりゆるゆるな休日を過ごす少年と妹天使の物語である。(田ロトモロヲ風に)
9733-102:2011/05/07(土) 20:59:03.88 ID:rqU0KdCL
連休中に書けたらいいと思ってたのに、とうとう書ききらなかった。
ISに銀髪で眼帯を付けたキャラがいて、ザクロちゃんの再来かと思ったけど、まったく来なかったでござるの巻
974名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 16:48:16.80 ID:1pLtJ6dx
>>969-973
GJ!
まだまだドクロちゃん魂は燃えているぞ!
975名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 16:59:18.13 ID:1pLtJ6dx
>>969-972
補完依頼出しておきました。
続編を楽しみにしているものもいますので、どうかこれからもお願いいたしますw m(_ _)m
976名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 02:56:45.37 ID:jqQFo6P9
次スレのタイトルとテンプレを考えるか。

次は作者総合スレって路線でOK?
977名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 14:31:13.59 ID:wrA8ozyp
藤林丈司
978名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 21:50:56.16 ID:jbXVk4gm
>>976
OKですな。
一応、おかゆの代表作はドクロちゃんなので、スレタイに「ドクロちゃん」の文字は入れておいた方がいいかも。
979名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 08:40:28.40 ID:SlCvGlnP
ザクロちゃんhshs
980名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/23(木) 10:56:21.12 ID:lnWjaZdD
暑い季節になってきましたねage
981名無しさん@自治スレで設定変更議論中
hs